2006/11/01(Wed)
ACS(the American Chemical Society)のJournal of Medicinal Chemistry の11月2日号に発表を予定されているドイツのGmeiner氏のグループの研究で、BSEや vCJDに利く薬「キナクリン」(quinacrine)についての発表があるようだ。
詳細は、不明だが、このキナクリンという薬自体は、すでにマラリア治療薬としてなど、他の用途として、認可されているものらしい。(もっとも、この薬、女性の同意なしに、不妊化を招くとして、反対運動もあるらしいが。)
論文のアブストラクトによると、概要は、下記のとおりである。
vCJDの薬物療法として、かねてから、三環式へテロ環式化合物が注目され、その化合物のひとつとして、 キナクリンをつかって生体内実験がされてきたが、 これまでのところ、 効果は、はっきりしていなかった。
そこで、キナクリンとイミノジベンジル誘導体の持つ、アンチプリオンの特性をベースにして、キナクリンとイミプラミン類似体との両方の構造上のキメラを代表する薬物候補を使っての実験を した結果、従来の実験結果の15倍の薬効を 示した。
というものだ。
参考「A Potential Anti-prion Drug With ‘Unprecedented’ Potency」
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