2003年08月17日
日本の図書館でも、一部には、図書館内でのネット利用を試行錯誤しているところがある。
たとえば、富山県福野町図書館http://www.town.fukuno.toyama.jp/toshokan/ や、栃木県上三川町図書館 http://www.dango.ne.jp/kmnlib/ などだ。
アメリカでは、公共図書館の94.5パーセントがインターネット端末の解放を行っている。
サイト http://www.peoplesnetwork.gov.uk/content/glance.asp は、イギリスにおける『ピープルズ・ネットワーク』というプロジェクトで、国内の4000を超す公立図書館をすべてインターネットに接続し、ネットアクセスおよび学習のセンターにするというものだ。
http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20020805207.html も参照
各図書館には計3万台の端末が設置され、電子メール、ブラウザー、オフィス・アプリケーション、デジタル画像、ビデオ会議といった豊富なデジタル機能を提供する。
また、その大部分が2Mbpsの回線でインターネットに接続されるという。
しかし、問題もある。
アメリカで問題になっているのは、有害情報に対してフィルタリングをかけるかどうかの論争や訴訟が展開http://www.avcc.or.jp/library/sa01fil/003.html されていたり、http://www.avcc.or.jp/library/sa01fil/001.html にあるように、インターネット端末が図書館にもたらす光と影を指摘する声も、関係者にある。
いずれにしても、図書館は情報を探索する場であるとすれば、それがデジタルであろうとアナログであろうと、その機会を図書館が場として提供するのは、当然のことだ。
図書館のネットカフェ化が日本に来る体制を、国を挙げて組むべき時である。358