2005/06/14(Tue)
ここで、ちょっと整理のために、各地でのこれまで発見された、H5N1鳥インフルエンザの遺伝子型を比較してみますと。
中国広東省で2003年分離された遺伝子型 はgenotype Vでした。
タイやベトナムで2003年暮れから2004年初頭にかけて分離された遺伝子型 はgenotype Zでした。
2003年暮れから2004年初頭にかけて広東で分離された遺伝子型も、genotype Zのようです。
また、2004年の上海・汕頭・渾南でのH5N1には、高病原性株にあるリジン( lysine)が欠落(毒性が低下)していたのですが、広東のH5N1も、リジン( lysine)が欠落しているようです。
2004年の雲南・香港・日本、そして、2005年のタイ・北ヴェトナムでのH5N1にも、リジン( lysine)が欠落しているようです。
となりますと、 今回、中国での青海省と、新疆ウイグル自治区塔城市でのH5N1の遺伝子型が、
genotype Vなのか、genotype Zなのか、
また、リジン( lysine)が欠落しているのか、いないのか、
が、今後の鳥インフルエンザ対策を考える上で、非常に重要な焦点になるということです。
http://www.recombinomics.com/News/06130501/H5N1_Qinghai_SE_China.html
http://www.recombinomics.com/News/10070401/indonesia_h5n1.html
参照
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