Sasayama’s Weblog


2005/01/19 Wednesday

カナダのBSE牛と同居の6頭の牛は、アメリカに輸出されたのでは?との報道

Filed under: 未分類 — 管理人 @ 07:41:28

  
2005/01/19
日本への牛肉輸出再開を目指すアメリカにとっては、まことに都合の悪いニュースであるが、先ごろ発見されたカナダのBSE牛と同居していた6頭の牛は、アメリカに、既に出荷されていたのではないか、と、カナダのthe Canadian Food Inspection Agencyがトレース中、とのニュースがhttp://edmonton.cbc.ca/regionalnews/caches/ed-mad-cow20050118.htmlのように入ってきた。
こちらのサイトhttp://www.hpj.com/dtnnewstable.cfm?type=story&sid=13443もご参照。
今回発見のBSE牛は、1998年3月生まれの6歳10カ月ということで、1997年の飼料規制よりも後に生まれた牛であるということが、事態をややこしく、深刻化させている。
アメリカは、実態調査のための調査団をカナダに派遣するとのことである。
日本のマスコミは、ぜんぜん、「1997年の飼料規制よりも後に生まれた牛」であることの深刻さについては書かないが、まさに、アメリカ牛肉輸入の話どころではない事態になっているのである。
サイトhttp://www.communitypress-online.com/template.php?id=19399&RECORD_KEY(Ag)=id&id(Ag)=19399 では、2004年は、カナダの農業にとって、annus horribilus(ラテン語で「恐ろしい年」という意味)な年であったとしている。
この言葉は、1992年にイギリスのクイーンエリザベス二世が、その年のウィンザー城の火災や、ダイアナ妃とチャールズ皇太子の別居等、たてつづいたイギリスのロイヤルファミリーの不祥事を嘆いて使った言葉だが、この反対な言葉は、annus mirabilis「すばらしい年」というのだそうだ。
しかし、今の調子では、今年もカナダの農業にとって、annus mirabilis な年となるのは、難しいようだ。

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