2004/12/05
どうも、橋本さんの「事実だろう。」との表現は、なんかで見た表現だとは思っていたのだが、いまだに思い出せないままにいる。
このアニメサイトがわかりやすいのだが、ドイツのホロコーストで、これまでの見方を修正する動きがある。
ホロコースト修正主義というものだが、http://www.ety.com/tell/books/jglife/jgtoc.htm
に詳しい。
上記サイトのアニメでは、大量殺戮の割には、それに相当する皆殺しの死体が見つかっていない問題で、それは灰になったとしている。
それについて、「灰の存在はポーランド政府の調査で明らかになっている。
IHR(歴史見直し研究所)は「死体も灰もない」と言っているが、それは矛盾した発言だ。
反・ホロコースト否定を目的とする「ニツコー・プロジェクト」(The Nizkor Project)の英文サイトを日本語訳したサイトによれば、見直し論者であるマーク・ウェーバー&アンドリュー・アレン(Weber, Mark
and Andrew Allen)の論文「トレブリンカ」(Treblinka)は、1946年にポーランドの委員会がトレブリンカ絶滅収容所から、20フィート以上もの深さの人間を焼いた灰を発見した、とリポートしている」
というのだが、
「灰はあるのは事実なのだが、それが、何万人分のものが確認されているかといえば、そうではない。」
ということで、
「灰があるのは事実なのだろう?」
しかし、
「『灰があった → 殺人があった』という論理は成り立たない。」
と反論し、ここで、裁判は逆転するのである。
もしかして、橋本さんは、このホロコースト修正主義の動きをウォッチされているのでは? などと思ってしまう。
確かに、事実には、いろいろある。
隠れもない事実 obvious fact 可能性のある事実 potential facts 確証のない事実 unprovable fact 確認された事実 ascertained facts 確立した事実 established truth 証明できない事実facts not susceptible of proof
などなどである。
事実とは、かくも神秘なものである。