2004/10/16
http://www.sunherald.com/mld/sunherald/business/9931576.htmによれば、 「グリーンスパンは、次の11月の第四回目の金利引き上げをしたいのだが、原油高によって、グリーンスパ゜ンのいう「ソフトパッチ」(軽度の景気後退)が起こってしまっては、それができなくなる。
したがって、グリーンスパンは、原油高による景気後退の可能性をみとめたがらないのだ。」等の見方がある。
私の見方も、どうも、グリーンスパンには、低金利により、日本のように、非負制約の状態で、金融政策が無効化し、結果デフレの罠にはまるよりは、原油高によるインフレ増進のほうが、金融政策がしやすく、いいのではないかと、そのためには、この際、急いで、金利水準を何にも優先して上げてしまおうと、思っている節が見られる。
日本も原油高の脅威について、勤めて抑制的なのは、このグリーンスパンと同じ思惑があるような気がしてならない。
しかし、現実の原油高は、それらの政策当局者の思惑をこえて、50ドルラインを突き抜けて進むような様相だ。