2005/07/10(Sun)
「ノーガード経済論戦」http://blog.goo.ne.jp/hwj-tanaka/というブログに、「クールビズにみえる小泉改革の奇妙さ」http://blog.goo.ne.jp/
hwj-tanaka/e/f0df862aacaacc
08062b3b90049ff609というのがあって、興味を惹かれました。
このブログの持ち主である田中秀臣さんのいわれるに、クールビズ(「COOL BIZ」「ビズ」はビジネスの意)は、地球温暖化対策の「政府の失敗」を「市場の失敗」と「個人の自助努力」に置き換えてしまっているとの論説ですね。
なるほどな、と、思いました。
マクロとマクロとのトレードオフで対策を練るべきものを、マクロと「ミクロの積み重ね」とのトレードオフで、お茶を濁そうとする姑息さが、小泉改革の本質である、というお立場ですね。
それにしても、先日沖縄に参りましたら、紅型のかりゆしウェアで、三万五千円のものがありました。
で、そのかりゆしウェアを着ているのは、公務員などで、一般の方は、そんなの無頓着ってのも、かりゆしウエアが、「政府の失敗の免罪符」化している表れであるといったら、ひねくれすぎでしょうか。
また、ビルの中の人のネクタイをはずさせるというのが「規制緩和」であるとしても、ネクタイ産業にとっては、逆に、あぶり出し規制( Invisible regulation)がかけられるわけで、マクロ的には、民間財同士の規制緩和と規制強化のトレードオフに過ぎないことになりますね。
さらにあえて言えば、「政府の失敗」を「個人の受忍限度」のフォールト・トレランス【fault tolerance】幅を拡大することによって、このまましのいでいくとすれば、ビルの中の従業員たちは、そのうち、丸裸で仕事をしなければならない羽目になるはずです。
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