2004/11/25
東京の各区では、路上でのビデオカメラの設置や、警察のパトカーに酷似した、パトロールカーを走らせたりと、防犯に余念がない。
中でも、杉並区の杉並区安全パトロール隊は、山田区長ご自慢の区の傭兵とでもいうべき組織なのだが。
これは、地域自主団体ではなく、「官製」組織なのだが、警察OBの指導の下にあるとはいえ、パトロール隊構成員は、まさに、区の傭兵のようである。
そこで、よーく、このパトロール隊をパトロールし、観察してみると、どうかな−と思う方も見受けられる。
もっとも、仕事がないのが平和な証拠なのだから、彼らが暇なのは、致し方ない。
問題は、そのつれづれのなさのすごし方だ。
駅前に立っている安全パトロール隊は、本屋で、本を立ち読みしているのさえある。
また、本来は、分散して配置につかなければならないのだろうに、仲間と、世間話に興じているパトロール隊もある。
高円寺の駅前では、八百屋で買い物をしているパトロール隊もいたので、ドッキリ。
さらに、マニュアルどおりなのだろうが、不必要に、そして、たずね方を知らない口調で、人に行き先を執拗に尋ねるものもいる。
言葉は悪いが、失対事業のお付き合いを市民がさせられているみたいで、なんとなく、うさんくさく、彼らがいて町がすがすがしく感じられるという感じでは、けっしてないのだ。
また、必要以上に、自転車を動かし、整理するのも、結果的には、市民の自治の努力をつぶしている。
総じて、彼らをパトロールしてみると、まだまだ研修がたりない感じが、残念ながらしてしまうのだ。
いでよ、さわやかな安全パトロール隊。
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