2009/05/02(Sat)
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ウイルスの弱毒性・強毒性にかかわらず、WHOのフェーズ段階どおりに対応してしまっている日本だが、今回のように、「感染力はあるが弱毒性」の新型インフルエンザの場合は、かえって、おおげさな対応になってしまって、社会的な負荷のほうが大きくなってしまうし、社会的なコストがかかりすぎてしまう。
アメリカの場合の国内対応は、それに比べて、もっと現実的であるようだ。
この図を見ていただくと。
左がWHOのフェーズ段階、右が、アメリカ連邦政府の国内対応段階だ。
WHOのフェーズ1-2段階においては、アメリカの国内対応段階は、0段階で、国内において、発生者なり罹患宿主がいない場合。
WHOフェーズ3段階になって、ヒトの感染疑惑が外国において発生したばあいに、はじめて、1段階となる。それまでは、0段階。
WHOフェーズ4-5段階では、ヒトの感染が外国で確認された場合に、2段階となる。
WHO6フェーズにおいては、対応が4段階に分かれ、
外国で、ヒト感染が複数のクラスターで起こった場合は3段階、
アメリカ国内で、初めてヒト感染例が出た場合は、4段階、
国内でヒト感染が広まった場合は、、5段階、
それ以上の事態には、6段階
となっている。
まあ、今となってみれば、このアメリカの対応のほうが現実的な対応と思われるのだが。
参照
「Community Strategy for Pandemic Influenza Mitigation」http://www.pandemicflu.gov/plan/fede…nsestages.htmlFederal