笹山登生の掲示板-過去ログ集 その8-
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[4000] どんな「自己弁護」? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/24(Mon) 12:11  

金子先生のプログにある「自己弁護」の内容を知っている方はいませんか??

2006年4月23日 (日)
願い

意見交換会の席上、専門調査会メンバーが6人交代した件につき、自ら新聞記事を交えて自己弁護されたと聞いた。一般の方々はどう考えておられるのか、それを承るせっかくの貴重な機会を逸してしまったように感じるのは私だけであろうか。

かってプリオン専門調査会を代表して、いわゆる「中間とりまとめ」を親委員会に報告した際、20ヶ月齢という文言が、報告書の本文中に残ったいきさつを、わざわざ事務局自ら報告した件を思い出す。実は大変気にしています、気がかりです、と言っているようなものであって、これでははなはだ逆効果ではないか?

リスクコミュニケーションの基本を大切にしていただきたいと、切に願う。

http://kirakunihitorigoto.cocolog-nifty.com/blog/


[3999] 市民にとっての具体的な「改革の痛み」の中身とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/24(Mon) 09:02  

私が自分のサイトに「あえて改革至上主義に訣別し、新たなパラダイムを構築する時」http://www.sasayama.or.jp/policy/S_2_09.htm
との小文を掲載したのが、1999年 8月30日のことだったが、その後、小泉内閣が誕生し、改革という言葉が、いわば政治的裨益をもたらす用語として、もてはやされ、ここまで、続いてきた。
しかし、ようやく、そのレトリックの胡散臭さに、有権者たちは、気づいてきてくれたようである。
ところで、この、以来6年間での、市民が味わった「改革の痛み」の具体的な中身とはなんであろうか?
ごく卑近な例で言えば、市民の住まいする役所での税金の取立てや社会保険料の取立てがすさまじくなってきたことではなかろうか。
困った人に対してほど、遠慮会釈無く、ばったばったと、家屋の差し押さえをする、住民税の取立てに当たる方は、まるで、アイフルからヘッドハンティングしてきたような方が、目を吊り上げて、住民を脅しにかかる。
役所の税務担当の部署の黒板の日程表には、「○○作戦決行」などという、取立て強化キャンペーンの日程の文字が躍っている。
まあ、そのほうが、役所内の評価が上がりうることだったのだろう。
そんな苛斂誅求が強化されてきた経験なら、一般市民でも、いやほど感じた6年間ではなかったのではなかったのだろうか。
銀行にしてもそうである。
丁寧な、円滑な償還計画に応じる気配はさらさら無く、一挙に、法的執行へと、いたる。
法的執行後の残債の免除の要求にも、一切応じない。
これもそれも、小泉改革の、後ろ盾あってのことであった。
それに応じる住民も、改革非協力者のレッテルを貼られたのでは、抵抗の仕様は無かったはずだ。
その結果は、なんだったのだろう?
小泉改革を推進する方々は、それによる政治的裨益は得たが、具体的な改革の痛みを分かちあう姿勢は、さらさら無かったといえたのではなかったのだろうか。
そんなこんなことへの、市民のささやかながらの抵抗が、今始まってきたような気がする。

http://www.sasayama.or.jp/policy/S_2_09.htm


[3998] ベネズエラで、共同石油開発会社設立の動き 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/23(Sun) 16:47  

ベネズエラのOrinoco川流域 産油地帯にある32の個人経営の石油開発会社を統合し共同会社 Petroleos de Venezuela SAを設立し、その共同会社に対して、ベネズエラ政府が51パーセント出資をするという計画が浮上している。
その政府出資を可能にするための新法も、すでに、国会を通過しているという。
この産油地帯においては、国際資本のExxon Mobil Corp., Total SA, Chevron Corp., BP PLC, ConocoPhillips Norway's Statoil の各社が、トータルで、日産 600,000 バーレルの精製をすでにしている。
ベネズエラ国内の他の32の産油地帯においても、同様の方法での共同会社設立となれば、ベネズエラ政府への税収は、34パーセントから50パーセントへ、ロイヤリティは、16.7パーセントから30パーセントへ、上昇するといわれる。
このような方式の変化が、将来の外資の投資動向に対し、どのように影響するかは、わからないが、いまのところ、Exxon Mobil は、この方式参加を拒絶したか、テキサスを根拠地とするIrving Oil
http://www.irvingoil.com/
は、この方式参加に同意したという。
Rafael Ramirez 石油大臣は、Exxon Mobil社に対して、もし、この方式参加を拒む場合は、ベネズエラからの撤退を申し渡したという。

http://www.montereyherald.com/mld/montereyherald/business/14408137.htm


[3997] イランの石油相が、原油輸出先見直しの方針を表明 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/23(Sun) 11:17  

イランの石油相Kazem Vaziri氏が、ロイター紙に話したところによると、
「イランが経済制裁を受けるいわれはないが、それでも、原油の輸出をストップする気は無い。
ただ、今回の核問題についてイランに同情的な国に対しては、顧客先の振り替えを行うつもりではある。」
と述べた。
イランのEU向け原油輸出先は、フランス、イタリア、スペイン、ギリシャ、トルコであり、大半は、極東向けに輸出されている。
石油相の発言は、これらの日本を含む極東のイランの核問題に対する対応いかんによっては、これらの分をEUに向けなおすことを示唆したものと思われる。
中国は、ブッシュ会談において、イラン制裁問題について、あいまいな態度をとったため、この点では合格ということなのでしょうか。
その意味では、この石油相の発言は、日本に対するものなのかも知れない。

http://www.iranian.ws/iran_news/publish/article_15059.shtml


[3996] Re:[3995] 生ジャガイモの輸入 停止 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/23(Sun) 10:10  

この問題の前段については、この掲示板での昨年12月24日の2657に次のような記述をしていますね。
この時点では、 米国産ジャガイモ輸入解禁にむかって農水省が北海道で説明会をしたことについて触れており、サイトhttp://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/kouhyou/030916/12nousui.pdf
で、2003年9月の山芳製菓株式会社さんと日本ポテトチップ協会さんからの「加工用馬鈴薯の植物検疫上の取扱いの緩和」要求に対する農林水産省の回答を紹介しており、その中で、農林水産省は、次のように答えているのですね。
「輸入禁止対象病害虫(じゃがいもがんしゅ病、ジャガイモシロシストセンチュウなど)が発生していない地域からのばれいしょは輸入可能」として、「我が国未発生のポテト・スピンドル・チューバー・ウイロイド、、ポテト・イエロー・ドアフ・ウイルスなど」への対応としては、「輸入時の肉眼検査ではその発見が困難であることから、輸入の際、隔離検査を実施することが必要」としたのです。
また、農林水産省は、「植物防疫法とは、植物の生育に関する法律です。よって植物防疫法による病害虫の検査とは、植物の生育に影響を与える病害虫が対象であり、人体に影響のある病害虫の検査ではありません。 」と、答えていますね。
また、カルビーポテト株式会社の「植物防疫法およびシストセンチュウに関するQ&A」を、この時点では紹介しておきましたが、今見ますと、このサイトの内容、あの時点とちょっと変えてあるような気がします。
サイトのURLもあの時点と変わっているようですし、ひょっとして、書き直されたのでしょうか。。
かねてから、私のサイトでは、アメリカ・カナダの輪腐病について問題にしています(参照「カナダから輸出のポテトに輪腐病」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=54)が、このジャガイモの各種病気の問題は、単にアメリカだけでなく、種イモの輸入もとであるカナダの病気動向も、考慮に入れなければならないのですね。
牛とおんなじで、ジャガイモについても、アメリカ・カナダ一体として見なければならないようです。
今回の、農林水産省さんにとっては、輸入直後の「予想外」の事態も、こうして、過去のアメリカ・カナダでの経緯を見てみれば、それこそ「想定内」の出来事であるといえるでしょう。
海外の動向を考えずに安易に輸入を決めた農林水産省さんの態度の根本が問われる事態といえましょう。
アメリカのアイダホ農場における今回のシロシストセンチュウ(Globodera pallida、White cyst nematode, Potato cyst nematode)発見による輸入停止動向は、このサイト「SOME COUNTRIES BAN IDAHO POTATOS AFTER NEMATODE DISCOVERY」http://www.kpvi.com/index.cfm?page=nbcheadlines.cfm&ID=32850にあるとおり、日本、カナダ、メキシコですが、アメリカ各州は、今のところ、アイダホからの移入禁止措置はとっていないようですね。
アイダホは、アメリカのジャガイモ生産の三分の一を占めており、昨年実績は、125億ドル、農家手取り分は、7億ドル、州財政へのジャガイモ産業の寄与額は、20億ドルといわれています。
参照「Japan, Mexico, Canada block fresh potato imports because of pest 」
http://www.king5.com/business/stories/NW_042206BUBpotatoesEL.5eb9bf23.html
「Japan, Mexico, Canada block fresh potato imports because of pest」
http://seattlepi.nwsource.com/local/6420AP_ID_Potato_Pest.html

http://72.14.203.104/search?q=cache:xbDaTpZQp-UJ:www.calbee.co.jp/soudanshitsu/faq/boueki.php+%E6%A4%8D%E7%89%A9%E9%98%B2%E7%96%AB%E6%B3%95%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8BQ%26A&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=1


[3995] 生ジャガイモの輸入 停止 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/23(Sun) 08:23  

輸入を一時停止 米国で新害虫発生/加工用生鮮ジャガイモ
[2006年04月22日付日本農業新聞]


 農水省は21日、今年から条件付きで輸入を解禁した米国産ポテトチップ加工用生鮮ジャガイモの輸入を一時停止したと発表した。アイダホ州の2圃場(ほじょう)、計200ヘクタールの土壌サンプルから新たな重要病害虫の発生が確認されたとの情報を、米国政府当局から受けたため。
 
 この害虫はジャガイモシロシストセンチュウで、米国では未発生とされてきた。現在の対日輸出プログラムはジャガイモシストセンチュウの管理を対象としており、今後、あらためて新害虫のリスク評価をした上で、検疫条件などを検討することになる。
 
 農水省は、米国産ポテトチップ用ジャガイモを今年2月に、国産の端境期(2〜6月)に限って解禁。これまでアイダホ州産の431トンの輸入があった。
 
 これまで輸入したジャガイモからは、ジャガイモシロシストセンチュウを含む病害虫の発見はなく、指定工場内で全量が加工処理済みとなっている。また、この害虫の発生を確認した圃場は、日本向けではないという

ジャガイモシストセンチュウ
http://www.pps.go.jp/inspection/insect/insect_10.html
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/fukyu/kuh/teshikaga/25.html
ジャガイモシロシストセンチュウ
http://www.pps.go.jp/inspection/insect/insect_11.html



[3994] Re:[3993] 1バレル75ドルはまだ安い 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/23(Sun) 08:02  

深嶋さん。
おひさしぶりです。
1バレル75ドルをどう評価するかですね。
深嶋さんの「原油価格1バレル75ドルと言っても,1リットル45円強は,まだまだ安いと思うのですが。」ですが、私のブログに原油問題をまとめた「8ヶ月ぶりの原油高の要因」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=587にコメントいただいたあだちさんというかたのご意見に面白いものがありました。
3992であげた、1バーレル100ドルになるとの予測の根拠として、「1979年のイラン革命後、1981年2月時点での原油価格1バーレル39ドルを現在のドル値で換算しなおすと、86,88ドルになるからであるという。」という部分に対するご意見のようなのですが。
このご意見では、「原油価格高値の節目は、その時々の 「ドルの価値」 を表したもののような気がします。」とされて「アメリカは政策金利を法外に引き上げ、物価上昇 (インフレ) を3%前後にしてきました。つまり、「ドルの価値」 は平均すると毎年3%低下し、24年で 「ドルの価値」 は2分の一になったのです。 ( 「デフレ・モード」 に於いては、政策金利の利上げは物価を上昇させる )  従って、1980年に40ドルの原油が2006年80ドルになってもおかしくは無い。」とされています。
この、ご意見は、原油がドルペックである限り、原油価格が、実態価格を反映するには限界があるということをさしていると思うのですね。
もちろん代替エネルギーもドルペッグであれば、イコールフッティングの代替度となり、原油価格の高騰が、すなわち、ヘッジとしての代替エネルギー投資へのインセンティブになるはずなのですが、果たしてどうなのでしょう。
で、そのときの足立さんのご意見に対するコメントでもご紹介したのですが、Forbsの「Dollar’s Oil Role May Erode」
http://www.forbes.com/columnists/business/2005/11/15/oil-benchmark-dollar-cx_1116oxan_oilbenchmark.html
におもしろいことを書いてありますね。
つまり、現在は、ドルと原油とは三つの関係(@原油相場がドル建て(dollar peg)であること。A原油取引がドルで通常行われていること。B産油国の中央銀行は、準備通貨をドルで所有していること。)で強く結ばれていて、当面は崩れそうもないが、次の三つの要因が、原油とドルの関係が崩れるきっかけになるとしています。
一つ目は、2010年に、決済通貨の見直しが図られる見通しであること、二つ目は、ドバイに原油取引所ができる可能性があり、これができると、アラブ産油国の輸出先は、アメリカよりも、EUなのだから、決済通貨が、ドルからユーロに変わる可能性があること。三つ目に、アメリカの貿易赤字が極大化すると、原油の決済通貨としての威信が崩れていくこと。
この三つを上げており、このドルと原油との関係の希薄化が、ドルそのものの威信低下につながるといっています。
そのようなことからみますと、ドルを支えているのは、原油のドルペッグであり、さらにいえば、それを支えているのは、産油国の中でも、サウジアラビアということになってしまいます。
したがって、「原油価格高騰は長い目で見れば,日本経済の追い風になると見るべきではないでしょうか。」ということは、究極には、円とドルとのペッグの状態が、今後どうなるのか、ということに、かかってくる、言い方を変えれば、アジアでの円の地位が、今後とも保たれるのか、また、ドルの地位の低下ということになれば、日本保有の米国債のデフォルト化はあるのか、などという、大事の問題とも、かかわりあってくるような感じがします。



[3993] 1バレル75ドルはまだ安い 投稿者:深嶋 修 投稿日:2006/04/23(Sun) 00:04  

 笹山さん
 お久しぶりです。
 原油価格1バレル75ドルと言っても,1リットル45円強は,まだまだ安いと思うのですが。
 原油が続騰すれば,省エネルギー技術や,自給率の高いクリーンエネルギーの開発・普及に拍車がかかるのではないでしょうか。
 原油価格高騰は長い目で見れば,日本経済の追い風になると見るべきではないでしょうか。

http://www.geocities.jp/seikatushahoni/new060423.htm


[3992] 原油高は、さらに、1バーレル75.05ドルに記録更新 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/22(Sat) 06:04  

原油高は、さらに記録更新し、ニューヨーク商品取引所での相場は、1バーレル75.05ドルに達した。
これは、1983年の取引所開設以来の高値である。
また、前年同期比38パーセントの増加である。
要因としては、イランへの核問題を契機にしての経済制裁の高まり懸念と、ナイジェリアのRebelの20パーセント生産能力削減懸念の要因が大きい。
アメリカの石油ブローカー筋では、原油価格は100ドル台を突破すると、予測している。
その理由として、1979年のイラン革命後、1981年2月時点での原油価格1バーレル39ドルを現在のドル値で換算しなおすと、86,88ドルになるからであるという。

http://www.iranian.ws/iran_news/publish/article_15031.shtml


[3991] 上市の規定は、EU指令では、どのように規定されているか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/21(Fri) 22:30  

というような疑問が、PSE問題反対派から出ているようですので、ここで、EU指令の例を、ちょっと見ることにしましょう。

これはWEEE(廃 電気・電子機器リサイクル指令)(Waste electrical and electronic equipment)規定の例ですが、たとえば、以下のようです。

「民間家庭の電気電子機器のユーザーは、

このタイプの廃電気・電子機器を、未分別都市廃棄物に混ぜないようにとの要請、
分別収集、収集、テイクバックシステムを確実にするとの要請、
廃棄物のリカバリーの役割、
環境・健康についての廃棄物の影響、
そのような機器の包装に表示されるべき記号の意味、

などの必要情報にアクセスできるようにしなければならない。

製造者は、2005年8月13日以降に上市された電子・電気機器については、上記に記した記号を示さなければならない。

新型の電子・電気機器については、製造者は、上市後、一年以内に、そのリユースなり取り扱いについての情報を、提供しなければならない。

そのような情報は、リユースセンター、修理・リサイクル施設に伝えられなければならない。

2005年8月13日より上市された電子・電気機器の製造者は、それぞれの機器について、このマークで識別するであろう。」

原文

Information

Users of electrical and electronic equipment in private households must have access to the necessary information on the requirement not to mix this type of waste with unsorted municipal waste and to ensure separate collection, collection and take-back systems, their role in the recovery of waste, the effects of such waste on the environment and health, and the meaning of the symbol which must appear on the packaging of such equipment (a crossed-out wheeled bin).

Producers must mark electrical and electronic equipment placed on the market after 13 August 2005 with the above-mentioned symbol.

For each new type of electrical or electronic equipment, producers must provide, within one year after it is placed on the market, information on its reuse and treatment. Such information is to identify the components and materials present in the equipment and the location of dangerous substances and preparations. Such information must be communicated to reuse centres and treatment and recycling facilities. Producers of electrical and electronic equipment placed on the market as from 13 August 2005 will be identifiable by a mark on each appliance

参照「Waste electrical and electronic equipment」
http://europa.eu.int/scadplus/leg/en/lvb/l21210.htm#AMENDINGACT

追記 (2006/04/22(Sat))
なんて訳していたら、森 秀樹さんhttp://d.hatena.ne.jp/hmori/というかたが、JETROが2003年に訳していたサイトを紹介されていた。
このサイト
http://www.jetro.go.jp/biz/world/europe/reports/05000418
の120ページから136ページにかけてが、WEEE指令、それから137ページから141ページまでがRoHS指令。
pdfなので、直接、サイトから見ることはできませんが、紙が無駄になることをご承知でしたら、印刷で、お確かめください。
で、上で小生が訳した部分は、このサイトでは、130ページの第10条に訳されていますね。
大体あっているみたいかな?
それにしても、あくまでPSE法改正を目指されようとされている方々は、どのあたりを落としどころにされるおつもりなんでしょうかね。
どうも、これらの方々は、近年の環境省などでの環境規制などにしても、主流は、こまごましたことを法規制に盛り込むより、実質、規制効果のある、(プラスの方向に向かってという意味での)融通性のあるガイドラインに重きが置かれているという実態を知らない方が多いんではないでしょうかね。
それを引っ張り続けておられる方も、罪といえば罪ですね。

http://europa.eu.int/scadplus/leg/en/lvb/l21210.htm#AMENDINGACT


[3990] 「コンタクトレンズ使用者にフザリウム角膜炎拡大」問題は、集団訴訟に発展か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/21(Fri) 21:26  

この掲示板でも、また、私のブログ記事「コンタクトレンズ使用者にフザリウム角膜炎拡大」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=583
でも、問題にしたボシュロムのコンタクト保存液が原因と見られるフザリウム角膜炎感染問題は、これにより、盲目になる恐れのある109人による集団訴訟へと発展することとなった。
この訴訟を手がけるフロリダの弁護士によると、患者一人当たり七万五千ドルの賠償請求を考えているという。

当局では、引き続き、全米における他の例や原因を追求中であるが、まだ、決め手になるものは、ないようだ。

ユーザーには、当該保存液の使用を避けることと、コンタクトレンズの洗浄方式を、「こすり洗い不要方式」(No-Rub Method)ではなく、「こすり洗い・リンス方式」(Rub-and-Rinse Method)に変えることを勧めている。

http://www.wndu.com/news/042006/news_49381.php


[3989] イランの大統領が「原油価格は、貧困国は安く、富裕国は、より高く」と言明 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/21(Fri) 18:56  

イランの大統領マフムード・アフマディネジャード( Mahmoud AHMADINEJAD )氏は、今日、「貧困国が、最近の原油価格の高騰に耐えうるためのスキームを考える必要があるが、富裕国は、今の価格水準では、適切な「実質価格」水準に達しておらず、より高い原油価格を支払うようになるであろう」と言明した。
大統領は、どの程度の水準が富裕国にとっての実質価格水準なのかについては、明らかにしなかったが、イランの国会議員の一人は、一バーレル100ドルが、実質価格水準であるともらしている。
また、大統領が言う、貧困国のために安い原油価格で供給するスキームとしては、OPECファンドの活用を考えているという。
現在OPECの原油生産量は、イラクも含めて、日産二千七百八十一万バーレルであるが、このうち、イランは、三百八十五万バーレルを占めている。
日本のイランからの原油輸入量は約2億3000万バレル(04年)で、イラクの生産量の15パーセント強を日本が占めており、日本の輸入量全体に占める割合はアラブ首長国連邦、サウジアラビアについでイラクは第3位(15%)である。

http://za.today.reuters.com/news/NewsArticle.aspx?type=topNews&storyID=2006-04-21T093216Z_01_ALL134270_RTRIDST_0_OZATP-ENERGY-IRAN-AHMADINEJAD-20060421.XML


[3988] 更に続く、原油価格高騰−イランからの原油出荷停止の観測も- 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/21(Fri) 13:04  

連日高騰を続けている原油相場は、今日も、上がり、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油6月引渡し分は、一時1バーレル73.50ドルまで高騰した後、1バーレル72.93ドルと、73ドル直前に落ちついた。
要因としては、イランが、核問題沸騰の中で、原油の出荷を取りやめるのではないかという観測が浮上しているためといわれている。
更に、ガソリンの規格が、バカンスシーズンに、新たらしい環境汚染水準に到達しないのではないのかという懸念も浮上している。


参照「Crude Oil Trades Near $73 on U.S. Gasoline Disruption Concern 」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000087&sid=a4tDTJlyO1xk&refer=top_world_news

http://today.reuters.com/business/newsarticle.aspx?type=tnBusinessNews&storyID=nSP109714&imageid=top-news-view-2006-04-20-090822-eRPPISA%5B10%5D.jpg&cap=A%20station%20attendant%20changes%20fuel%20prices%20on%20a%20sign%20at%20a%20gas%20station%20in%20New%20York,%20April%2018,%202006.%20Brent%20crude%20oil%20jumped%20to%20a%20fresh%20record%20high%20above%20$74%20a%20barrel%20on%20Thursday%20after%20a%20steep%20drop%20in%20U.S.%20gasoline%20stocks%20fuelled%20fears%20of%20tight%20summer%20supplies%20at%20a%20time%20of%20growing%20anxiety%20over%20Iran's%20exports.%20REUTERS/Brendan%20McDermid


[3987] 「アメリカとカナダは敵か味方か?」という論説 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/21(Fri) 07:49  

この「Canada's Friends and Enemies in Washington」
http://www.embassymag.ca/html/index.php?display=story&full_path=/2006/april/19/jones/
は、アメリカの議会議員は、カナダの敵なのか、味方なのか、ということについて、BSE問題などと、絡めて、論評していて、おもしろい。
これによると、BSE問題についてみれば、獣医でもあるWayne Allard 上院議員は、BSE問題をレトリックとしてではなく、科学的根拠のもとで、論じるかたであるが、カナダの友人と称せられるJohn Kerry議員や Hillary Clinton議員は、2004年の選挙で断固として(foursquare )、輸入禁止を唱えたという。
このようなかたは、カナダとの利益よりも、自らの政治的利益を優先されるかただと皮肉っている。
そして、この論評の結論としては、アメリカ議会の議員たちにとっては、カナダは、「永遠の友人」でもなければ「永遠の敵」でもない、ということで、それを決めるのは、レトリック上のものではなく、実の利害にある、としている。
なんとも、肌寒くなるような、アメリカ・カナダの関係のようである。

http://www.embassymag.ca/html/index.php?display=story&full_path=/2006/april/19/jones/


[3986] Re:[3985] 米国 家畜追跡システムは骨抜き〜データに年齢が含まれず 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/20(Thu) 13:58  

米牛さん。
情報、ありがとうございました。
当局側の言い分によりますと、農家に余計な負担はかけたくない、というのが、トラッキング・システムから、年齢項目を除いた理由のようですね。
それと、このトラッキングシステムには、牛ばかりでなく、豚や鶏も対象になり、むしろ、瞬時の対応を要する口てい疫や、ニューカッスル病などの所在を24時間に以内に突き止めるのが主なシステムということで、省略されているようですね。
参照
「Livestock Tracking System Won't Require Birth Date」
http://www.technewsworld.com/story/6MSzjHcIWfjk0p/Livestock-Tracking-System-Wont-Require-Birth-Date.xhtml
http://www.rapidcityjournal.com/articles/2006/04/18/news/local/news02.txt
http://www.csmonitor.com/2006/0420/p02s01-woam.html

http://www.spokesmanreview.com/local/story.asp?ID=126697


[3985] 米国 家畜追跡システムは骨抜き〜データに年齢が含まれず 投稿者:米牛 投稿日:2006/04/20(Thu) 13:43  

家畜追跡システムは骨抜き〜データに年齢が含まれず
--------------------------------------------------------------------------------

 政府が主導する家畜追跡システムでは、牛海綿状脳症(BSE)の調査に重要とされる年齢が、家畜を識別するためのデータに含まれず、事実上骨抜きになる可能性が高いことが分かった。

 AP通信によると、農務省は、家畜の出生日はデータなしでも調べられ、これ以上の負担を家畜業者にかけないためと説明している。これに対し消費者同盟(CU)は、年齢を入れないなら追跡システムを作る意味がないと猛反対している。(略
http://www.usfl.com/Daily/News/06/04/0419_017.asp?id=48115




[3984] 胡錦濤さんが「Win-Winの関係」と述べたというのだが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/20(Thu) 13:40  

アメリカを訪問中の中国の胡錦濤国家主席が、ボーイング社での講演の中で、「アメリカと中国がお互いに利益をもたらすWin-Wink関係を築いてゆく上で良い手本になるものだ」と述べたというのだが、この「Win-Winの関係」を中国語で言うと、なんというのか?
ということで調べてみると、このサイトhttp://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-04/19/content_4447382.htmにあるように、「互利双赢的」というのだそうだ。
それにしても、先のインド・アメリカ首脳会談に続いての、中国・アメリカ会談ということで、アジアの巨大国は、すでに、日本の存在を無視して歩き始めているようだ。

http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-04/19/content_4447382.htm


[3983] 「IP放送の扱いを有線放送と同じに」と事業者が要望というのだが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/19(Wed) 22:55  

小野寺正KDDI社長や孫正義ソフトバンク社長ら、インターネット技術を使って光ファイバーなどで映像配信する「IP(インターネット・プロトコル)マルチキャスト放送」の提供事業者の代表が19日、著作権などの権利処理をしやすくするために、IP放送を著作権法上もケーブルテレビと同じ「有線放送」として扱うよう求める要望書を、竹中総務相に提出した。

というニュースだが、これについては、すでに、文化庁の文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(法制小委)で、IPマルチキャスト放送に関する審議が行われている。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/04/05/11526.html参照

ただ、以前私のブログ「ホリエモン氏の立候補は、「電気通信役務利用放送法」と「放送法」に違反の可能性あり。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=441でも述べたことなのだが、このIPマルチキャスト放送の問題は、単に著作権法にとどまらず、電気通信役務利用放送法との関係がある。
この電気通信役務利用放送法においては、第十五条に「放送法の準用」というのがあって、「放送法第三条、第三条の二(第二項を除く。)、第三条の三から第五条まで、第五十一条から第五十二条の三まで及び第五十二条の二十七の規定は、電気通信役務利用放送(他の電気通信役務利用放送事業者の電気通信役務利用放送又は放送事業者の放送を受信し、その内容に変更を加えないで同時にこれらを再送信するものを除く。)について準用する。」とある。
その放送法の第三条の2 第一項においては
「第三条の二
 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」とある。
つまり、著作権法で放送並の立場を与えられれば、同時に、そのマルチキャスト放送の公共性というものも、遵守しなければならないという、両刃の剣的オブリゲーションがあるということを、規制緩和を主張する民間側は、よく認識しなければならないだろう。
また、これまでは、「オンデマンドであれば、通信であり、それ以外は、放送である」という仕切りがあったが、今日では、オンデマンドの形態なりシステムがきわめて多様化さているため、このような仕切りは、今日的なものではなくなってしまっている。
この辺についての今日的再定義も必要なものと思われる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060419-00000214-yom-bus_all


[3982] 岡山のほうのBSE疑い牛は、クロ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/19(Wed) 20:37  

福島のBSE疑い牛は、シロだったが、岡山のBSE疑い牛は、クロと判明した。
岡山県奈義町で飼育されている5歳11カ月の雌のホルスタインで、感染牛は国内25頭目。
この牛は北海道宗谷支庁枝幸郡枝幸(えさし)町で生まれ、岡山県で育てられた。
北海道によると、この牛は二○○○年四月に生まれた後、飼育していた枝幸町内の酪農家の廃業に伴い、網走市内に移り、○二年から岡山県内の酪農家が飼っていたという。
枝幸町と、浜頓別町を挟んで、隣接する猿払村は、国内二例目のBSE発生地で、ここから岩手や福岡や愛知や宮崎や栃木や兵庫や福島や京都などに導入された導入牛の追跡で、話題になったことがあった。
このときは、過去六年間に出荷した牛、219頭を追跡調査し、このうち感染牛と同じえさを食べ、感染した可能性のある牛(疑似患畜)を特定した。
岡山へも、猿払村から、84頭の導入牛があったはず。
今回の枝幸町の場合は、このような追跡調査の逆の逆追跡調査が必要になるのでしょうか?
岡山県奈義町ですか。
懐かしいですね。
このあたりは、戦前は、旧陸軍演習地日本原があったところで、戦後、その払い下げで、大陸からの引き上げ開拓者が入植したところ。
いろいろ、農民運動もあったところですね。
私も、このあたりは、岡山時代に、何回か、いったことがありましたが、真っ黒な大地に大根畑というのが、印象的でしたね。
北海道とのつながりというのは、引揚げ戦災者仲間での開拓者同士のつながりということなんでしょうかね?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060419-00000208-kyodo-soci


[3981] 「水俣病国会決議」よりも、実のある「認定基準の見直し」を 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/19(Wed) 12:31  

与党は18日の衆院議院運営委員会理事会で、来月1日に水俣病公式確認50年を迎えることを踏まえ「水俣病の教訓を世界に発信していく重要性を確認し、悲惨な公害を決して繰り返さない決意を表明する」などとした国会決議案を野党側に提示した。民主党も大筋で了承する方向で、25日の衆院本会議で採択される見通し。

というのだが、このような形骸化した国会決議を繰り返しても、水俣病患者たちのためには、何の役にも立たない。

むしろ、今緊急に求められているのは、一昨年10月15日に、「水俣病関西訴訟」の最高裁上告審判決で、、「1960年1月以降、水質保全法などに基づく排水規制を怠ったのは違法」とする初判断を示してから、なお、認定基準の見直しがされていない事態の打開を図ることが、政治のつとめと考えるのだが、どうなのだろう?
敗訴したはずの環境省は、依然として、認定基準の見直しにかたくなな姿勢を崩していない。
何をもって、公式確認50年の謝罪の証にするのか?
水俣病裁判第5陣原告弁護団では5月1日の公式確認50年を前に「行政は水俣病被害者と対立する姿勢を直ちに改めるべき」とする声明を発表している。
いってみれば、水俣病についての司法の判断基準と、行政の判断基準とが、ダブルスタンダード化している間で、その間に立っておろおろばかりして、何もできない立法府が、公式確認50年に当たって、何かしなきゃということで、おためごかしの国会決議という通過儀礼で、やりすごそう、ということなのか?

参照
「やはり起こった水俣病ダブルスタンダード訴訟」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=467
「敗訴した環境省は、水俣病認定基準を、この際、改訂すべし」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=115

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060419-00000023-mai-pol


[3980] 福島のBSE疑い牛は、陰性 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/19(Wed) 11:37  

福島県は18日、BSE(牛海綿状脳症)の1次検査で陽性反応が出た県内産の肉用牛が2次検査の結果、陰性だったと発表した。
岡山のBSE疑い牛の確定検査の結果は、まだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060419-00000053-mailo-l07


[3979] 原油価格は、更に上昇 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/19(Wed) 09:19  

月曜日に、昨年のハリケーン時に漬けた高値を上回り、一バーレル69.98ドル となったニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油5月先物市場は、今日、更に高騰し、一バーレル71.60ドルという、史上最高の高値に達した。
これまでの最高高値は、2005年8月30日の一バーレル70.85ドルであった。
新たな高値の要因としては、OPECが、昨日発表の4月月報で、2006年の需要見通しを修正し、日産百四十二万バーレルとしたことが影響しているとされる。
これは、前回月報の見通しである日産百四十六万バーレルよりも、縮小している。
今年のOPEC原油需要予測については、3月月報から同10万バレル上方修正し、平均同2850万バレルとした。
その他、イランの核兵器開発疑惑問題、ナイジェリアのロイヤルダッチシェルの一部閉鎖問題、夏のバカンスでのガソリン事情問題がある。
ロンドンのBrent市場でも、一時一バーレル72.64ドルという市場最高値をつけ、最終72.51ドルとなった。
ガソリン先物は、一ガロン5.42セント、暖房用石油は、一ガロン2.79戦と、天然ガスも、43.1セント上昇し、千立方フィート当たり8.008ドルとなった。

http://www.newsday.com/business/nationworld/ats-ap_business11apr18,0,6483942.story?coll=sns-business-headlines


[3978] Re:[3977] 4/17、新潟のリスコミ報告A 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/18(Tue) 19:24  

虹屋さん。
毎日新聞でも、新潟の模様は紹介されていましたね。
で、アメリカから送られた認証MPF-455144 の中身は、

1 box Hotel Rack (7 Ribs) 60 pounds= 27.22 kg 
4 boxes Hotel Rack Chop Ready (7 Ribs) 104.7 pounds =47.49 kg
1 box Boneless Ribeye 17 pounds=  7.711 kg
1 box Trimmed Loin Boneless (1×1) 17 pounds =7.711 kg
2 boxes Trimmed Loin (4×4) 38.6 pounds= 17.51 kg
1 box Strip Loin 14.9 pounds= 6.759 kg
1 box Top Round 19.2 pounds = 8.709 kg
6 boxes Breast Boneless Finger Meat 298.6 pounds= 135.4 kg
2boxes Plates 54.6 pounds= 24.77 kg
1 box Full Tenders 15.3 pounds = 6.94 kg
1 box Loin Tenders 12.4 pounds = 5.625 kg
19 boxes Sweetbreads 202.3 pounds = 91.76 kg
1 box Tongues 10.4 pounds = 4.717 kg
合計41箱 392.322キログラム

で成田での発表が
41箱、約390s
うち、せき柱を含む子牛肉が確認された貨物:3箱(約55s)
ということですか。

この後者の分が次のものと違うというわけですね。

1月20日に成田空港で確認されたせき柱つきの子牛肉は、Hotel Rack(7ribs)1箱とTrimmed Loin(4x4)2箱の合計3箱

1 box Hotel Rack (7 Ribs) 60 pounds= 27.22 kg 
2 boxes Trimmed Loin (4×4) 38.6 pounds= 17.51 kg
合計44.73キログラム

両者の差=55kg-44.73kg=10.27 kg = 22.64pounds

これは、12月27日のNihon SiberHegnerのNobuo Shiraiwaからの注文にあった4 boxes Hotel Rack Chop - Ready (7 Ribs) 44 pounds  の二ボックス分に当たりますが。

さらに、

(4 boxes Hotel Rack Chop Ready (7 Ribs) 104.7 pounds )マイナス(4 boxes Hotel Rack Chop - Ready (7 Ribs) 44 pounds )=60.7pounds=1 box Veal Bones 60 pounds

となると、4 boxes Hotel Rack Chop Ready (7 Ribs) 104.7 poundsのなかに、除外したはずの 1 box Veal Bones 60 pounds がはいっていた?

あるいは、減らしたはずのSweetbreads 6箱分がはいっていた?

さらに、4 boxes Hotel Rack Chop - Ready (7 Ribs) 44 pounds  の2ボックス分は、1 box Hotel Rack (7 Ribs) 60 poundsまたは2 boxes Trimmed Loin (4×4) 38.6 poundsの中に混ぜていれたが、余桝(よます)分としてカウントしなかった?

まさか----。

何やらわからなくなってきましたが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000099-mailo-l15


[3977] 4/17、新潟のリスコミ報告A 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/18(Tue) 18:47  

 また、成田で見つかった背骨付き肉は約55kgで3箱に入っていて、各々の箱には別のロット番号が付いていた。ところが、米国の報告書では約45kgで3箱、ただし2箱のロット番号は同じ。この違いを質しましたら、お答えは「換算がちがうのでは」で、番号については回答がありませんでした。どうやら、米農務省の1ポンドは、普通の1ポンドより重いらしいですよ。事実よりも仮想現実の方が大切らしい、今回の交渉劇の本質が良く出ていました。
 それからAMSのARCのリーバー室長の「2005年夏の終わり、日本側はARCのホームページにUSDAが掲載した情報を発見した。USDAは、BSEのリスクを最小限に抑えることなどが盛り込まれた日本輸出向けEVプログラムの条件に基づき加工されるべき牛肉製品のリストから子牛肉を除外していた。日本政府はUSDAに対し、成牛肉の出荷と同様の条件が子牛肉にも適用されるよう望んでいると伝えた。それを受けてARCは、日本輸出向けEVプログラム条件の調整を行った。」という証言は嘘だそうです。
 農水省は、「輸入再開直前に、日本側から米国側に対し、子牛肉もEV プログラムの対象に追加する必要がある旨通報したかのような記述があるが、・・このような記述は事実誤認である」という3月6日の質問書を持ち出して否定しました。
 ただし、米国回答の1月20日まで子牛肉に関して交渉中という記述には、ノーコメント。FSISが7月に日本向けEVプログラムから子牛専業施設を除く決定をした経緯に行いてもノーコメント。
 この子牛肉の扱いについて、笹山さんは日本側が注意を払わなかった旨、言われていますが、今回の説明会でも、それは直っていませんでした。「両施設が日本以外のどの国に輸出しているのか」という質問がありました。どう答えるのか興味深々で見ていましたら、厚労省の方がARCの輸出施設リストを見て、施設の名前がないという回答をしたのです。思わず、少なくともカナダとメキシコ向けにはEVプログラムは不要だと野次を飛ばしましたら、厚労省の方は何のことやらわからぬ顔をしていましたが、隣の農水省の方がすかさず「カナダとメキシコ向けにはEVプログラムは不要だから(リストに)載っていないかもしれない。米国の輸出での子牛の扱いについて調べる」と引き取られました。日本側でも厚労省と農水省では、持っている情報量が違う。



[3976] 4/17、新潟のリスコミ報告@ 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/18(Tue) 18:46  

4月17日、米国産牛肉の再再開に関する説明会、農水省と厚労省の国民に対するリスクコミュニュケーションが新潟で行われました。主催者などを除くと80人くらいでしょうか?
 最初に、農水省が経過などを説明したのですが、一生懸命、米国側の主張をそのままに解説してるわけです。だんだんお尻の当りがモゾモゾした気分になってきました。何で、日本の役人が米国の代弁をしているのだ??農水省や厚労省のお役人さんたちは、日本国民を代理して米国と交渉している立場です。その人たちがグルリと国民の方に向くと、今度は米国側の代理人と化してしまう。米国の主張、報告書を米国大使館の方なりが説明するのなら、わかりますよ、なんで日本政府のお役人が説明するのだ??。
 米国側食肉業者が許可なく胸腺肉と舌を輸出したと米国報告書には書かれているので、成田で日本の検疫でなぜ摘発・発見できなかったのか問うたのです。農水省の回答は、「米国の輸出書類に書かれていた」からだそうです。日本でも施設や品目などは書類審査でチェックしていると説明していましたが、それは適切な書類が付いているかという形式的な点検なのですね。今回の場合、背骨つき肉が入っていなければ、発見されなければ、違反している胸腺肉、牛舌は検疫を通過して輸入されたことになる。日本政府の検疫がまったく機能していないのに、農水省の回答は危機感とか責任感を欠いています。
 許可を得た業者の、許可を得た品目であるかという実質は、書類にサインする米国のFSISのお役人に丸投げしていることになる。今回の報告書ではそのFSISのお役人は、その点は業者に丸投げしている。この丸投げの連鎖では、政府の責任はどこかへ消えてしまっている。
 今回の両施設が胸腺や牛舌などの内臓肉の輸出許可を得ていないことが日本政府に通知されていたのか、疑問が残りますが、検疫の際の書類審査のやり方を点検する必要がありますね。



[3975] 岡山でも乳牛にBSE疑い 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/18(Tue) 13:55  

岡山県は十八日、県北部の牧場から食肉用として同県食肉衛生検査所(津山市)に持ち込まれた生後七十二カ月の乳牛一頭について、牛海綿状脳症(BSE)の一次検査の結果、陽性の可能性があると発表した。
県は確認検査のため、検体を国立感染症研究所(東京都)に送った。検査結果は早ければ十九日にも判明する見通し。

というのだが、福島の確定検査結果は、まだでしょうかね?

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200604180087.html


[3974] Re:[3973] [3972] リバースエンジニアリングの日本における二値性という問題なのかな?  投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/18(Tue) 09:55  

謎工さん。
この問題は、日本におけるリバースエンジニアリングの二値性と絡んでいるような。
つまり、特許権においては、リバースエンジニアリングは、その侵害には、ならないが、著作権においては、グレーゾーンということの二値性とでもいうんですかね。
リバースエンジニアリングと上市との関係については、次のサイト「Re: Patents & Reverse-Engineering」http://ukcdr.org/lists/ukcdr/2001-October/000713.htmlには、次のように「いったん上市されたものは、リバースエンジニアリングの権利を有する」との意味が、書いてありますね。

「Furthermore (finally realising that I don't need to involve patents ;^) consider the consumer-advocacy organisation (anyone got a mirror ?) which suspects that a product placed on the market as conforming to some published standard is in breach of the trades description act.
That organisation must be allowed to reverse-engineer the product to determine whether it truly lives up to its producer's claims - otherwise, how is it to be able to determine whether the consumer's rights under the TDA have been abrogated ?
Whatever prevents us from determining this effectively obstructs our TDA rights.」

その点で言えば、PSE問題での中古電気機器についても、権利の消尽によって、リバースエンジニアリング可能ということになりますね。
こうなると、もっともらしい高価な値段をつけて売られている高級中古品は、蝙蝠的存在になってしまうのかな?
ハードオフなんかでの「部品取り用」表示なんてのは、ひょっとして、リバースエンジニアリング可能宣言なのかしら?
そういえば、私も、子供の時から、親戚から譲り受けたラジオを何台もぶっ壊しては、リバースエンジニアリングしてましたっけ。

http://ukcdr.org/lists/ukcdr/2001-October/000713.html


[3973] Re:[3972] 現在の法律に「上市」という言葉がない。 投稿者:謎工 投稿日:2006/04/18(Tue) 09:32  

> いずれにしても、議員立法で、内閣法の修正をすることは、ほとんど無理、ということを前提にして、かからなければならないのだが。

その言葉、独禁法第23条の「can」を「must」にするなどと言う狂気の沙汰としか思えない議員立法をやると血気盛んな方々にも聞かせて差し上げたらいかがでしょう、と言うのはさておき(よく考えてみればどちらも経済産業委員会の所管事項だから全くの無関係と言う訳でもないにせよ)現行法では以下の2例が存在する「権利の消尽」は「上市」を明文化するうえでどのような共通点ないし相違点があるのでしょう。

半導体集積回路の回路配置に関する法律
> (回路配置利用権の効力が及ばない範囲)
> 第十二条 回路配置利用権の効力は、他人が創作した回路配置の利用には、及ばない。
> 2 回路配置利用権の効力は、解析又は評価のために登録回路配置を用いて半導体集積回路を製造する行為には、及ばない。
> 3 回路配置利用権者、専用利用権者又は通常利用権者が登録回路配置を用いて製造した半導体集積回路(当該半導体集積回路を組み込んだ物品を含む。以下この項において同じ。)を譲渡したときは、回路配置利用権の効力は、その譲渡がされた半導体集積回路を譲渡し、貸し渡し、譲渡若しくは貸渡しのために展示し、又は輸入する行為には、及ばない。

著作権法
> 第二十六条の二(譲渡権)  著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。以下この条において同じ。)をその原作品又は複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。以下この条において同じ。)の譲渡により公衆に提供する権利を専有する。
> 2  前項の規定は、著作物の原作品又は複製物で次の各号のいずれかに該当するものの譲渡による場合には、適用しない。
> 一  前項に規定する権利を有する者又はその許諾を得た者により公衆に譲渡された著作物の原作品又は複製物
> 二  第六十七条第一項若しくは第六十九条の規定による裁定又は万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律 (昭和三十一年法律第八十六号)第五条第一項 の規定による許可を受けて公衆に譲渡された著作物の複製物
> 三  前項に規定する権利を有する者又はその承諾を得た者により特定かつ少数の者に譲渡された著作物の原作品又は複製物
> 四  国外において、前項に規定する権利に相当する権利を害することなく、又は同項に規定する権利に相当する権利を有する者若しくはその承諾を得た者により譲渡された著作物の原作品又は複製物


[3972] 現在の法律に「上市」という言葉がない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/18(Tue) 06:26  

例のPSE問題で「法改正」案をだした、衆議院議員川内博史さんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/
なのだが、皆さんの期待感があまりにも強すぎたのか、その「法改正案」なるものの評判が、すこぶる悪い。
ここは、EU指令に準拠して「ただし、○○年以後に上市したものを除く。」とすればいいようなものだが、どうも、日本の法令では、この「上市」という言葉が、これまでないようだ
法令検索をして、ひっかかってきたと思ったら、それは「北上市」や「郡上市」の一部が引っかかってきたものであった。
このあたりの概念規定ができれば、簡単な事なのだが、この点では、唯一、下記に掲げた「特定商取引に関する法律」における「再販売」の定義に、それらしきものがある。
また、「中古品」の規定も、下記規定例「使用された医療機器を他に販売し、授与し、又は賃貸しようとするときは」のほか、いくつか例があるようだ。
いずれにしても、議員立法で、内閣法の修正をすることは、ほとんど無理、ということを前提にして、かからなければならないのだが。

参考1. RoHS規制の除外規定
「Exemptions16. The RoHS Regulations do not apply; To the reuse of EEE placed on the market before 1 July 2006.」

参考2.特定商取引に関する法律における販売の定義
(定義)
第三十三条
 この章並びに第六十六条第一項及び第六十七条第一項において「連鎖販売業」とは、物品(施設を利用し又は役務の提供を受ける権利を含む。以下同じ。)の販売(そのあつせんを含む。)又は有償で行う役務の提供(そのあつせんを含む。)の事業であつて、販売の目的物たる物品(以下この章において「商品」という。)の再販売(販売の相手方が商品を買い受けて販売することをいう。以下同じ。)、受託販売(販売の委託を受けて商品を販売することをいう。以下同じ。)若しくは販売のあつせんをする者又は同種役務の提供(その役務と同一の種類の役務の提供をすることをいう。以下同じ。)若しくはその役務の提供のあつせんをする者を特定利益(その商品の再販売、受託販売若しくは販売のあつせんをする他の者又は同種役務の提供若しくはその役務の提供のあつせんをする他の者が提供する取引料その他の経済産業省令で定める要件に該当する利益の全部又は一部をいう。以下この章において同じ。)を収受し得ることをもつて誘引し、その者と特定負担(その商品の購入若しくはその役務の対価の支払又は取引料の提供をいう。以下この章において同じ。)を伴うその商品の販売若しくはそのあつせん又は同種役務の提供若しくはその役務の提供のあつせんに係る取引(その取引条件の変更を含む。以下「連鎖販売取引」という。)をするものをいう。

参考3.他の法令にみる「中古品」の概念規定例

(1)動物用医薬品、動物用医薬部外品及び動物用医療機器の品質管理の基準に関する省令
(中古品の販売又は賃貸に係る通知の処理)
第二十一条 
 医療機器の製造販売業者は、規則第百二十七条第一項(規則第百三十四条第三項及び第四項において準用する場合を含む。)の通知があった場合には、第二十三条第一項において準用する第四条第二項に規定する品質保証部門のあらかじめ指定した者に、品質管理業務手順書等に基づき、当該医療機器の品質、有効性及び安全性の保持のために必要な措置を文書により当該販売業者等に対して指示させなければならない。

第二十三条  医療機器の品質管理の基準については、第三条から第十五条まで(管理医療機器及び一般医療機器については、第四条第三項第二号を除く。)の規定を準用する。この場合において、第八条第四号中「薬局開設者」とあるのは「修理業者、賃貸業者」と読み替えるものとする。
2  前項において準用する第六条第一項に規定する品質管理業務手順書には、次に掲げる事項を記載しなければならない。
一  修理業者からの通知の処理に関する手順
二  販売業者等における品質の確保の方法に関する手順
三  中古品の販売業者等からの通知の処理に関する手順


(2)動物用医薬品等取締規則

(中古品の販売等に係る通知)
第百二十七条
 高度管理医療機器等の販売業者等は、使用された医療機器を他に販売し、授与し、又は賃貸しようとするときは、あらかじめ、当該医療機器の製造販売業者に通知しなければならない。
2 高度管理医療機器等の販売業者等は、使用された医療機器の品質の確保その他当該医療機器の販売、授与又は賃貸に係る注意事項について、当該医療機器の製造販売業者から指示を受けた場合は、それを遵守しなければならない。

(3)医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の品質管理の基準に関する省令

(中古品の販売又は賃貸に係る通知の処理)
第二十三条
 医療機器の製造販売業者は、薬事法施行規則第百七十条第一項(第百七十八条第二項及び第三項において準用する場合を含む。)の通知があった場合には、第二十五条において準用する第四条第二項に規定する品質保証部門のあらかじめ指定した者に、品質管理業務手順書等に基づき、当該販売業者等に対し、当該医療機器の品質、有効性及び安全性の保持のために必要な措置を文書により指示させなければならない。


(4)減価償却資産の耐用年数等に関する省令

(中古資産の耐用年数等)
第三条
 個人において使用され、又は法人において事業の用に供された所得税法施行令第六条各号又は法人税法施行令第十三条各号に掲げる資産の取得をしてこれを個人の業務又は法人の事業の用に供した場合における当該資産の耐用年数は、前二条の規定にかかわらず、次に掲げる年数によることができる。

(5)薬事法施行規則

(中古品の販売等に係る通知等)
第百七十条
 高度管理医療機器等の販売業者等は、使用された医療機器を他に販売し、授与し、又は賃貸しようとするときは、あらかじめ、当該医療機器の製造販売業者に通知しなければならない。
2 高度管理医療機器等の販売業者等は、使用された医療機器の品質の確保その他当該医療機器の販売、授与又は賃貸に係る注意事項について、当該医療機器の製造販売業者から指示を受けた場合は、それを遵守しなければならない。

(6)その他
関税定率法
関税暫定措置法施行規則
薬事法施行規則


[3971] Re:[3970] 日本にもBARB牛問題の可能性 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/18(Tue) 05:56  

今回カナダで発見されたBSE牛が、飼料規制以後に生まれたBARB牛(Born After the Reinforced Ban)ということで、問題になっていますが、今回の福島の例も、確定検査結果如何では、BARB牛の可能性があるということですね。
ただ、BARB牛の原因については、かならずしも、飼料規制のループホールのみの要因とは言えず、母子感染の可能性もあるというところあたりを、どう見ていくか、ということでしょうね。
このサイト「EPIDEMIOLOGICAL UPDATE ON BARB BSE CASES」http://www.seac.gov.uk/papers/seac80_4.pdfでは、いみじくも、こう書いてありますね。
「SEACは、(BARBの)感染源として、交差汚染がもっともらしい仮説としてあることは認める。
しかし、仮定されたものとは異なる形での、たとえば、母子感染、遺伝感受性、環境上の伝達などの仮説は、現在の証拠から言って、消去できないものであるだろう。」

「SEAC agreed that cross contamination of feed was a plausible hypothesis for the source of infection. However, other hypotheses such as the possibility of maternal transmission, albeit of a different form than had been postulated previously, genetic susceptibility and/or environmental transmission could not be eliminated on the basis of the current evidence.」

http://www.defra.gov.uk/animalh/bse/controls-eradication/feedban-bornafterban.html


[3970] 石原事務次官:BSE:20か月齢のものが見つかったということになりますれば、国内の対策がまず見直しをしなければならないと思います。また、アメリカそれからカナダの輸出条件にも、事柄の性格としては影響あるものと思っております。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/18(Tue) 00:47  

石原農林水産事務次官記者会見概要
( 平成18年4月17日(月) 14:00〜14:16 於:本省会見室 )
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/index.html
Q: 福島県が発表したと思うんですが、生後20か月の牛がBSEの一次検査で陽性になったと、国の方にも報告があったと思いますけれども、仮に二次検査で陽性が確認されると、国内体制の見直しとか米国産牛肉の輸入条件の前提が崩れてしまうのではないかと思うんですが、仮の質問で恐縮ですけれども、仮にその20ヶ月で陽性だった場合、どういった対応が考えられるのか、その辺を教えていただけませんでしょうか。
 
A: 今、まさにおっしゃいましたように仮定の質問ですので、なかなか答えづらいところでございますけれども。私が聞いている範囲では、今回のはあくまでエライザ法での判断でございますけれども、その数値は非常に低いということで、担当の方からは、それが最終的に、今おっしゃいましたような判断がされることはないものというふうに思っておりますけれども。
   仮にウェスタンブロットでやるのか知りませんけれども、それで20か月齢のものが見つかったということになりますれば、国内の対策がまず見直しをしなければならないと思います。また、アメリカそれからカナダの輸出条件にも、事柄の性格としては影響あるものと思っております。
   あくまで21か月齢、それから23か月齢について見つかったという、それが前提で国内対策を作り上げたわけでございますので、仮に20か月齢のものが見つかったとなりますれば、その時点で今の国内対策をどうするのかと、そこから検討しなければならないと。あくまで事柄の性格として、そうなるものと思っております。
 
Q: 仮定の話になりますけれども、今、質問があった20か月で、もし陽性であった場合、フィードバン(飼料規制)を実施してから誕生した牛のBSEの陽性となるわけですけれども、今までも2例ぐらいフィードバン実施後のやつはあったというふうに聞きましたけれども、それは肉骨粉の使用禁止の直後とか、微妙な時期に生まれた牛だと。
   今回、もし20か月だったら完全に肉骨粉の使用規制が全国に定着してから生まれた牛なわけです。これは、今までのBSEの原因説というか、根本まで揺るがすような大変なことだと思うんですけれども、その辺のところは、当然議論にはなると思うんですけれども。
 
A: 当然議論にはなると思いますが、先ほど言いましたように、あくまで仮定のあれ(話)でございますので、2次検査と言いますか、最終確定で陽性と判定されるまでに軽々にいろいろなことを議論するのは適切ではないと思っております。
   また、それが可能性が高いということであればあれ(別)でございますけれども、私が担当から聞いておりますのは、その可能性は低いだろうということでございますので。
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/060417jimujikan.htm

Japan awaits BSE test result on 20-month-old steer
http://go.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=politicsNews&storyID=11860836&src=rss/ElectionCoverage
海外はちゃんと報道するんですがねー。

まさかお役人から研究者に「国から研究費をもらってますよね」なんて電話はかかってこないでしょうね?(^^;




[3969] Re:[3967] [3966] 東奥日報の記事から 食品安全委員会について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/18(Tue) 00:22  

>政府の姿勢に異論を呈したある委員の研究室を厚生労働省の担当者が訪れ「(国から)研究費をもらってますよね」と露骨に“圧力”をかけたこともあったという。

>上部組織の食品安全委のメンバーから、調査会に提出する慎重意見を変更するよう電話で指図された委員もおり、不信感は増すばかりだった。

笹山さん、
寺田雅昭委員長が「議論は公開で政治的なものが入る余地はない。なぜ不信感をもつのか分からない」と反論されてるそうですが、この、圧力を加えた厚生労働省の役人の名前と、電話で指示、じゃない、「指図」した本会議委員の名前も公開いただきたいものですね。

http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2006/0412_1.html


[3968] 中国陝西省岐山県の高校で3月下旬から4月初旬にかけて学生ら200人以上が発熱&河南科学技術大学で400人以上の学生が発熱やせき 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/18(Tue) 00:16  

中国でなぞの病気?1人死亡 高校1週間閉鎖
http://www.sankei.co.jp/news/060417/kok086.htm

不穏ですね。何でしょうか?


[3967] Re:[3966] 東奥日報の記事から 食品安全委員会について 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/17(Mon) 21:02  

「審議の過程で「科学的根拠がない」と退けられ、吉川座長が記者会見で削除を明言した「生後二十カ月以下の感染牛を発見することは困難」との文言を、座長に無断で事務局が残したまま、結論として公表したという。吉川座長も「(文言が残ったことは)見せられなかったので、知らなかった」と話す。」
というのか、どうでしょうか?
このあたりが、平成16年9月9日の当日、座長であるにもかかわらずご欠席され、金子座長代理が、やむなく、座長の役割をいやおう無く任せられたことの理由なのでしょう。
きわめて悪質ですね。
私のブログは、当日の事実を正直に記録しています。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=76


[3966] 東奥日報の記事から 食品安全委員会について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/17(Mon) 20:11  

終わってますね。

プリオン調査会、半数の委員が辞任/揺らぐ食の番人の信頼性
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2006/0412_1.html
 米国産牛肉の輸入再開をめぐる安全性評価を担ってきた内閣府の食品安全委員会プリオン専門調査会で、十二人の委員のうち半数が四月の改選で一気に辞める異例の事態が起きた。消費者団体などから慎重派とみられていた六人の辞任で、食の番人である同委員会が掲げる「公正中立」の立場が大きく揺らいでいる。

 ▽誤った説明に

 「調査会に残ってほしい」「大学で研究に専念したい」―。一月、都内の喫茶店で、再任を求める専門調査会座長の吉川泰弘(よしかわ・やすひろ)東大教授(59)と、固辞する座長代理の金子清俊(かねこ・きよとし)東京医大教授(48)の間で押し問答が繰り返された。押し切ったのは金子教授だった。

 「全頭検査を緩和した国内対策の見直しが、本来関連しないはずの米国産の輸入再開につながってしまった」と審議の経緯を振り返る金子教授。「結果的に国民に誤った説明をしてしまった責任を取りたい」と、再任固辞の理由を明かす。

 食品安全委は、そもそも牛海綿状脳症(BSE)の発生を機に、食の安全に対する信頼性を確保しようと二〇〇三年七月に設立された。しかし、昨年一月の段階で辞表をたたきつけていた品川森一(しながわ・もりかず)前動物衛生研究所プリオン病研究センター長(65)は「行政に都合のいい結論ありき。こんな調査会に出られるか」と厳しく批判して去った。

 ▽露骨な圧力も

 委員の不信の始まりは、国内のBSE対策を検証した〇四年九月の報告書「中間取りまとめ」にさかのぼる。
>審議の過程で「科学的根拠がない」と退けられ、吉川座長が記者会見で削除を明言した「生後二十カ月以下の感染牛を発見することは困難」との文言を、座長に無断で事務局が残したまま、結論として公表したという。吉川座長も「(文言が残ったことは)見せられなかったので、知らなかった」と話す。

 その後、米国産牛輸入再開の審議に関し、
>政府の姿勢に異論を呈したある委員の研究室を厚生労働省の担当者が訪れ「(国から)研究費をもらってますよね」と露骨に“圧力”をかけたこともあったという。

>上部組織の食品安全委のメンバーから、調査会に提出する慎重意見を変更するよう電話で指図された委員もおり、不信感は増すばかりだった。

 ▽狙い打ち

 自ら辞任した委員ばかりではない。メディアで食品安全委へ批判的な発言を繰り返した山内一也(やまのうち・かずや)東大名誉教授(74)がその一人だ。

>「七十歳以上は原則選任しない」という安全委が昨年策定した方針が適用されたが、山内さんは就任時、既に七十歳を過ぎており「発言が嫌われた」(関係者)との見方も。山内さんは辞任直前まで「何も(事務局から)言われない。自分が辞めるのかどうかも分からない」とこぼしていた。

 諮問する側の厚労省や農水省の審議会などとの兼職を避ける方針も打ち出され、ある委員は「一部を狙い打ちにした」と受け止めた。その一方、農水省の検討会で座長を務めていた
>小野寺節(おのでら・たかし)東大教授については、本人の知らぬ間に安全委事務局が農水省に要請し、座長との兼務を避けさせた上で、再任を決めていた。小野寺教授は「兼職に引っ掛かるので退任と思っていたら、突然、再任手続きの書類が送られてきた」と打ち明ける。

 安全委の寺田雅昭(てらだ・まさあき)委員長は「議論は公開で政治的なものが入る余地はない。なぜ不信感をもつのか分からない」と反論するが、事態は吉川座長が「消費者寄りの意見を持った人がそろって辞めたことで、できる限り科学的にやろうと努力した評価までもが(政治的だと)否定されたようでショック。私も辞められるなら辞めたい」とぼやくまでに至り、失ったものの大きさをうかがわせた。
東奥日報 (2006年4月12日)

何をおっしゃっているのやら。税金からいくらお給料が支払われているのでしょうか?ご自身の意思があればすぐにも辞められるでしょう。消費者としてはすぐ辞めていただきたい。

http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2006/0412_1.html


[3965] 8ヶ月ぶりの原油高の要因 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/17(Mon) 12:37  

今日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油5月先物市場では、 66セント上がって、一バーレル69.98ドル となり、テキサス産軽質油(WTI)の5月渡し価格は、一時、1バレル=70・00ドルまで上昇した。
ロンドン市場では、83セント上がって、一バーレル71.40 ドルとなった。
これは、昨年8月の大型ハリケーンのメキシコ湾内石油施設破壊による原油高騰1バーレル70.85ドル以来の高値である。
高値の要因としては、イランの核問題による先行き不透明、ナイジェリアの2月以来とまっているRoyal Dutch Shellの洋上施設の再開見通し困難の予測、などによるものである。
ロンドン市場では、ニューヨークよりも、イラン問題に敏感に反応したものとされている。
各国の石油精製企業のやりくりも、困難となりつつあり、また、日本では、コスモ石油の昨日の市原市の千葉プラントの火災による閉鎖なども、懸念材料となっている。
これらの不安材料によって、ガソリン価格も、0.56パーセント上がって、一ガロン2.12ドルの高値を見せている。
参照
http://money.inq7.net/breakingnews/view_breakingnews.php?yyyy=2006&mon=04&dd=17&file=8
http://www.forbes.com/home/feeds/ap/2006/04/16/ap2673156.html
http://abcnews.go.com/Business/wireStory?id=1849223&business=true
http://www.kbzk.com/Global/story.asp?S=4775981

http://today.reuters.com/business/newsarticle.aspx?type=tnBusinessNews&storyID=nSP26259&imageid=2006-03-20T132154Z_01_PEK05D_RTRIDSP_2_ENERGY-CHINA-PETROCHINA.jpg&cap=A%20Chinese%20worker%20stands%20near%20a%20well%20head%20in%20PetroChina's%20Daqing%20oil%20field%20in%20China's%20northeastern%20Heilongjiang%20province,%20March%2018,%202006.REUTERS/Jason%20Lee


[3964] カナダのBSE疑い乳牛は、クロ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/17(Mon) 08:04  

3937でお伝えしたカナダのブリティッシュ・コロンビアで発見のBSE疑い牛は、クロと判明した。
カナダのChuck Strahl農務・農産食品大臣は、アメリカに対し、この件に関しての共同調査にアメリカも加わるように要請した。
これに応え、アメリカのジョハンズ農務長官は、今明日中にも、担当官をカナダに派遣するとの表明をしたが、当面、カナダとの貿易関係には変わりはないと、言明した。
なお、この牛は、1997年の飼料規制以後の2000年4月に生まれた、いわゆるBARB牛(Born After the Reinforced Ban)である。
アメリカのR-CALFが、ここ、数年にわたって、USDAを相手に行ってきたカナダからの生体牛輸入差し止め訴訟は、今月4月6日に、第九巡回区連邦控訴裁判所の決定で、却下されたが、R-CALFは、今月4月13日に、USDAに対し、なおも、カナダからの生体牛の輸入をしないようにとの要請をしている。

http://www.kbzk.com/Global/story.asp?S=4775981


[3963] 「情熱と善意(?)」の「最悪のシナリオ」? 投稿者:とき 投稿日:2006/04/16(Sun) 21:53  

◇3百項目の鳥インフル対策 米政府、近く承認か
>【ワシントン16日共同】16日付の米紙ワシントン・ポストは、鳥インフルエンザの大流行に備え、ブッシュ政権が300以上の項目からなる連邦政府の対策を近く承認すると報じた。
>米国で190万人が死亡する「最悪のシナリオ」に基づき、18カ月間に及ぶ危機を想定。通貨発行ができなくなる場合には財務省が他国に造幣を依頼する可能性を指摘したほか、国防総省が物資調達への懸念からゴム製手袋の備蓄を検討しているとした。
>ブッシュ政権は昨年のハリケーン「カトリーナ」襲来時に対応のまずさを批判され、その後の支持率低迷の一因となった。同紙は「大流行に伴う危機を管理できるということをホワイトハウスは示したがっている」としている。
(共同通信) - 4月16日17時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060416-00000071-kyodo-int

 「対策ぶり」のための「対策」。「メディア・イベント」としての「鳥インフルエンザ大流行」という情報の独り歩き(実際に起ころうが起こるまいが)。「フォト・オポチュニティ」としての「鳥インフルエンザ対策」。大衆煽動の騙し絵を見ているような気分になるほうが、どうかしているのでしょうか。なにがマトモなのか、不明瞭になりつつあります。
 これもまた、『モラルの低下した拝金主義の時代だから』でしょうか。(さんざんCM料もらって、広告をふりまき、イメージ戦略のお先棒を担いだメディアの側に、反省や後悔はあるのでしょうか。やはりヒトゴト?)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060415ig15.htm
『実は、国土交通省自身が姉歯元建築士による偽装物件の一覧表に掲載している物件に、川崎市のAマンションがある。』
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20060416
2006年04月14日【活字利権】「裏金と献金」に依存する新聞宅配
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/2006-04.html#20060414

◇微生物管理機構HP
http://www.microbes.jp/
◇暮らしと微生物‐曖昧模糊‐
http://www.microbes.jp/aimai/aimai.html
351. 鳥インフルエンザを考える
166.湿度に弱いインフルエンザ
72.トリのインフルエンザはなぜヒトに感染しにくいのか
65.ウイルスはどこから来たのですか

(ほかにも、有益なコラム盛りだくさんです。)

 ところで、インド・メーラトの見本市会場の火災は、「治安部隊も出動」したとのことですが、単なる事故だったのでしょうか?
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060411/060410142512.vmk2kxb5.html
(見本市で火災、100人超死亡=インド 2006年 4月11日 (火) 00:08 時事通信)

◇東南アのテロ組織が爆破計画、日本資本参加の発電所(読売新聞) - 4月16日8時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060416-00000301-yom-int
>治安筋の一人は、「現地の日本人は治安意識の向上が急務だ」と警告している。

◇インド毛派、勢力拡大 経済成長のきしみ…凶悪化(産経新聞) - 4月9日2時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060409-00000008-san-int
>これら極左組織はナクサライトとの総称で呼ばれているが、その中で最大グループが東部、中部、南部の農村を勢力基盤とする毛派だった。ネパールの毛派やスリランカの反政府組織、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)とも資金・武器協力関係があるとみられている。

◇ネパール
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%CD%A5%D1%A1%BC%A5%EB&st=n
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/nepal/


[3962] Re:[3961] [3950] mineral licksと、プリオン伝達 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/16(Sun) 18:38  

鹿が、ミネラルを補給する手段として、春から夏にかけて、mineral licks と呼ばれる土をなめる行為をすることは、よく知られていますが、これと、プリオン伝達との関係を考察しているというわけですね。

このmineral licksという行為がなぜ起きるのか、についても諸説あるようですが、一般的には、春から夏にかけての鹿の体内のミネラル変換をよくするために、ホルモンも関係して、鹿が本能的に土をなめているというのが定説のようです。
ただ、土にもいろいろあって、その土の成分の違いが、鹿の角の成長に差を及ぼしているという研究もあるようです。
http://www.deerhunters.net/qdm/mineral_lick.htm 参照
特に、リンを含んだ土の分布というのは、少ないようで、この差が鹿の角の成長の差となって現れるということのようです。
また、海岸から25マイル以上の土には、塩分が含まれることが少なくなるようで、このナトリウムの差も、鹿の成長の差となって現れているようです。

このmineral licks行為と、プリオン摂取との関係については、牛の同様のmineral licks行為で、摂取されたマンガンが、銅と変換され、TSEをもつ牛の脳内にある蛋白分解酵素に抵抗性のあるアイソフォームを作ることで、異常プリオンが形成されるというMark Purdey の研究もすでにあるようですね。
これは、例のホスメット(Phosmet)殺虫剤説と絡み合っているようで、何やらややこしい説のようです。
http://alkalizeforhealth.net/Lmadcowalternatives.htm 
http://www.mercola.com/2000/dec/17/bovine_spongiform_disease.htm
参照
今回のは、それらのハイブリッド仮説というか、もうひとつの説の登場といったところなのでしょう。
つまり、プリオンが直接摂取されるのか、脳内変換をおこし異常プリオンが生成されるのか、といったところの諸説という意味で。


[3961] Re:[3950] 土壌がTSEを伝達する可能性 土壌中金属に感染性異常プリオン蛋白質が固着の新発見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/16(Sun) 13:09  

農業情報研究所さんが、早速日本語紹介してくださいました。

土壌がTSEを伝達する可能性 土壌中金属に感染性異常プリオン蛋白質が固着の新発見
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06041501.htm

Prions Adhere to Soil Minerals and Remain Infectious
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/1000624.html
http://www.vegsource.com/talk/madcow/index.html


[3960] Re:[3959] BSE:エライザ:生後20カ月の去勢したホルスタイン1頭が疑陽性 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/16(Sun) 08:14  

福島は、8例目以外にも、以前、擬陽性騒ぎで、結果、陰性ということがあったような。
今度はどうなのでしょう。
ちょっと、経緯を見守りたいと思います。
[3959] BSE:エライザ:生後20カ月の去勢したホルスタイン1頭が疑陽性 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/16(Sun) 08:06  

福島で1頭BSE疑陽性 17日確認検査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060415-00000114-kyodo-soci
先だっても19ヶ月の牛がBSE疑陽性で、脳幹のWBなどで陰性になりましたけれども、こういう牛こそ、検体としても脳より先に蓄積する腸やら扁桃やらを検査すべきじゃないかと思うのですが。19ヶ月の疑いの牛はしなかったんでしょうか。

仮に陽性だとして、若牛こそ「焼却処分のため流通には出回らない」なんてことにならないように調査検体にしていただきたいですね。


[3958] Re:[3957] [3953] [3952] [3929] [3927] PSE法の改正について 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/16(Sun) 07:53  

高橋健太郎さん。
プロの方であれば、なおさら、これら電気機器の発熱量のすさまじさを熟知されておられることでしょう。
私も、安定化電源以外にも、アンプで、発熱のすごさを思い知らされたこともありました。
Musical Fidelityというイギリス製のA級作動アンプで、これは、トップカバー(天板)が、フィン( heat dissipation fins)になっていて、ヒートシンク(放熱器)の役割を果たしているらしく、ここが60−70度位の熱を持つものでした。
それを知らずに、ここに、レーザーディスクを載せたものですから、LDをフニャフニャにしてしまった失敗もあります。
スリムな姿にだまされて、これを狭いブックシェルフの間に入れられたかたのなかには、おそらく、火事寸前の経験をされた方も多いのではないでしょうか。

ひょうたんから駒の感じもありますが、今回のPSE論議が、今度は、ブーメランのごとく、中古業界の経済産業省の管轄下でのコントロールと、中古機器の安全問題に帰着してしまうということは、中古業界にとっては、やや、割り切れない感じももたれるでしょうが、消費者サイドにとっては、歓迎すべきことと、捉えられるのではないでしょうか。
そこでは、リユースという言葉の定義を再確認することが必要であると思います。
私は、これを、修復的再利用という言葉でとらえています。
となれば、再利用可能なスペック的要件というものも、必然的に、そこに入ってくるのではなかろうか、と思われるわけです。
その定義あたりから、合意を進める必要があるのではないでしょうか。


[3957] Re:[3953] [3952] [3929] [3927] PSE法の改正について 投稿者:高橋健太郎 投稿日:2006/04/16(Sun) 04:40  

奇遇ですが、私もCSEの交流安定化電源を使用しています。巨大で発熱料も大きいので、埃には注意するように致します。

中古電気製品の安全管理は、埃の問題や、前オーナーによる改造の問題などが、最も大きいかと思われます。
議員会館での反対集会の時には、私は中古電気製品の安全管理については、この機会に、あらためて考えるべき、という発言もしたのですが、まあ、中古販売規制への反対集会ですので、場にそぐわなかった感もありました。

が、古物商の団体なども作られる方向にあるようですから、そこで過去の経験から引き出された、本当に必要な安全管理のマニュアルを自主的に作っていくような形になると、消費者の理解も得られるでしょうし、無意味な(むしろ事故の危険を伴う)お仕着せの検査を撤廃することを経産省に迫ることも出来るのでは、とは思います。

http://blog.livedoor.jp/memorylab/


[3956] 共同通信のトンデモ記事 投稿者:とき 投稿日:2006/04/15(Sat) 22:02  

◇肉密輸で感染拡大か 鳥インフルエンザで米紙
>【ニューヨーク15日共同】15日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、高病原性の鳥インフルエンザ(H5N1型)が世界規模で感染拡大している一因として、関税を免れるため鳥肉が盛んに密輸されている実態があると伝えた。
>アジアから欧州、アフリカへと急拡大する鳥インフルエンザ感染については主に渡り鳥によるウイルス運搬説が指摘されてきたが、人為的な活動が感染拡大に拍車をかけている可能性が新たに浮上した。
>同紙によると、H5N1型のウイルスは加熱調理によって死滅するものの、生きた家禽(かきん)類や冷凍鳥肉、羽毛、骨、鳥かごに寄生、付着するなどして生き残る。
>米カンザス州立大の専門家ティモシー・ムーア氏によると、家禽など動物の密輸は麻薬に次いで盛んで「鳥インフルエンザの感染拡大に大きな役割を果たすことは疑いない」という。
(共同通信) - 4月15日17時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060415-00000095-kyodo-int

 NYTと共同による連携?
 明らかに、確実にウイルス・キャリアとなり得るのは、『生きた家禽類』のみ。あとは、ウイルス感染伝播の原因とするには、ほぼ考慮の必要はないと思われます。
 野鳥による感染伝播は、人為ではいかんともしがたいものでありますが、それから目をそらし、人為的な原因を敷衍して、なんらかの抑制対策に意味を持たせようとするのも、かなり強引な恣意性が感じられます。
 もちろん、生きたままの鳥の密輸が、感染を広げる可能性は大いにありますが、「冷凍鳥肉、羽毛、骨、鳥かご」から、「麻薬の密輸」につぐ「動物の密輸」などという飛躍には、「鳥インフルエンザ」を利用して、「防疫」問題を「貿易」問題にすりかえる手管にも見えてしまいます。

 「鳥H5N1」による感染症(?)の(ヒトの)「指定感染症」設定にも、非常に疑問を感じております。「ヒトAH5感染症」ではないのですね。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/infectious/?1101290639

 なにやら国内のあちこちで、いろんな動物が不審死しているわけだからというのではないでしょうけれど・・・。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/birds_death/
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/animal_issues/

◇秋田・大潟村でカラス89羽大量死[2006年4月15日7時41分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20060415-19186.html
>89羽のうち88羽は渡り鳥のミヤマガラスで、シベリアを目指す途中であった可能性が高いという。

 農薬(殺虫剤)を、食物にまぶして、カラス駆除をするようなことは、実際に聞いたことはありますが、ほんの数羽のレベルであって、数十羽のレベルで人為的に薬物を用いて駆除するとなれば、それはカラスだけでおさめられるようには思えません。まして、農地で殺鼠剤を用いたとしても、そこまで派手にカラスに影響を及ぼすだろうか? であれば、いままでにも当然起こっていてもなんら不思議はないのですが、殺鼠剤でカラスまで死んだとは聞いたことがありません。
 何らかの毒物による人為的な仕業とするには、どうにも辻褄があわないように思えてなりません。(何らかのウイルス感染症と思ったほうが、無理がないように思います。いまのところ。あの房総のゴンドウイルカもしかり。)

 長野の公園での犬の中毒?症状は、人為的なものかもしれませんが、千葉のうさぎは、続報がないのが少し気になっております。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060412-00000129-mai-soci

 日本国内でも、他地域からの移動によって、その地域それぞれの風土病的なウイルス感染が、各種ホストに応じたウイルスによってすでに起こっているようにも思います。
 人のインフルエンザも、この数ヶ月、地元を離れていた人々が帰ってきたとたんに、はなれていた間に流行していたものに罹り、再び流行するようなことがおこっています。
 鳥のウイルスも、地震や台風などと同じで、流行の周期があるとすれば、50年〜100年に一回程度の大きな流行は、起こらないとはいえないわけですし、今起こっていても何ら不思議なことではないと思います。「ウイルス感染(顕性のばあい「・・・症」や「・・・病」になりますが)」は、あくまでも地震や台風や津波と同じ「天災」で、はなから人間がどうこうできる問題ではありません。できることといえば、対症療法だけです。それが唯一の対処方法。(こういう場合は、免疫応答の強すぎる(いわゆる高感受性)個体が、淘汰されることになるだけです。仕方のないことです。リスク0はありえません。それが現実です。)
 おそらく、H5型を「指定感染症」にしたところで、たとえていえば、それは「赤痢」とおなじく、発覚しないまま対処されてしまい表面化することは、ほとんどないのではないかと思われます。ほとんどが、並のインフルエンザ扱いになってしまうでしょう。極めて重症化した患者以外は。そうやって、知らぬ間に共存共生してしまうのですから。とくにウイルスはその傾向が強いわけで。それはヒトばかりではなく、あらゆる種にもいえることです。

「NYT〜共同」
http://captsato.net/blog/archives/2006/02/14/
http://captsato.net/blog/archives/2006/02/27/
http://plaza.rakuten.co.jp/mcneill/diary/200410070000/
http://d.hatena.ne.jp/millennia/20051121
http://blackshadow.seesaa.net/article/1339561.html


[3955] Re:[3946] [3942] [3933] 食安委で日本のBSE対策を自主的に見直すことになったきっかけの会議 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/15(Sat) 09:14  

まりちゃんさん。
これは、以前、食品安全委員会の意見陳述会でも述べたことですが、このたたき台の「たたき台」となったのが、その前年のイギリスのOTMルール見直しスキームであることは明白ですね。
参照
「食品安全委員会での陳述内容」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=43
「食品安全委員会プリオン専門調査会は、本当に、たたき台でのvCJD試算の基となっている論文を読んでいたのか?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=58
ここで、興味あるのは、そのイギリスのOTMルール-生後30ヶ月以上の牛を食卓に回さないためのルール-見直しのThe Core Stakeholder Group のメンバーであるピータースミス博士が、日本の食品安全委員会で、講演したのが、その年の3月3日で、そのときに、プリオン専門調査会で、このようなスライドhttp://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai6/prion6-gijiroku.pdfをもとに、イギリスでのOTMルールの動向について、説明しているのですね。
ここで「潜伏期間100.3年として、vCJD発生数は、107人から5.000人との試算である」との発表がされたのです。
これが、その後のたたき台での『最も悲観的な数字5.000人』につながっているのですね。
いわば、このときのたたき台は、イギリスのOTMルール見直しの「Back calculation analysis」という手法なり前提をコピペして使ったといったほうがいいでしょう。
その意味では、このときのピータースミス氏の来日が、その後の日本の食品安全委員会での議論のベースを作ったといっても、過言ではないでしょう。
しかし、肝心のプリオン専門調査会のメンバーは、金子さんも含めて、このコピペのネタ元の論文を読んでいなかった気配なのです。
その論文とは、「Predictability of the UK Variant Creutzfeldt-Jakob Disease Epidemic 」http://www.sciencemag.org/cgi/content/short/1064748v1ですね。
読んでいたらしきなのは、当時の村上評価課長だけと、類推されますね。
となると、ピータースミスさんの来日をきっかけに、イギリスのOTM見直しのスキームを日本の評価につなげようとした仕掛け人は、このあたり、ということになりますね。
国会での質問も、このあたりまで掘り下げないと、時間の無駄でしょう。


[3954] Re:[3951] PSEマーク 検査機器貸し出し 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/15(Sat) 08:20  

山梨評論さん。
儲かっているかどうかは、わかりませんが、今、話題の検査機器メーカーの代表格が、このサイトhttp://www.kikusui.co.jp/special/info-psetest.htmlの菊水電子工業さんの耐電圧試験機でしょうね。
サイトも、以前に比べて充実してきているようで、思わぬ余波で、張り切っている様子がありありですね。
「安全関連試験Q&A」http://www.kikusui.co.jp/knowledgeplaza/safetytest/safetytest_j.html
もあるようで。
私は、菊水電子工業さんについては、以前は、BCL/SWLの高級短波受信機で有名な会社と記憶していますが、いまは、インターネット放送主流の時代ということで、ほそぼそやっているようですね。

なお、昨日の国会の質疑で、ハイポット・テスト(high-potential test)を一件一件やっていないなどの質問がありましたが、これは、普通、品質管理の点からも、ラインの中でやられているのではないでしょうかね。

http://www.kikusui.co.jp/special/info-psetest.html


[3953] Re:[3952] [3929] [3927] PSE法の改正について 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/15(Sat) 07:47  

長作さん。
たしかに、レコード輸入権のときとは、若干、構図が異なってはいましたね。
で、私個人としては、やや、中古業者さんたちに対して、厳しい評価をしています。
それも、私自身が、以前から、結構、オーディオ中古機器のヘビーユーザーだったせいもあるのでしょう。
いつのときでしたか、私が求めた、中古のCSEの交流安定化電源(アイソレーション・レギュレーター)が、突然、火を噴いたことがありました。
あわてて、水をかけるしかなかったのですが、そのまま、本体をメーカーに送って調べたところ、原因は、機器本体にあるのではなく、前のユーザーが使っていた場所がホコリの多い場所だったらしく、冷却用ファンが吸い込んだホコリが、加熱するトランスの周囲にびっしり、固まっていて、それに、火がついたということのようでした。
大事にいたらなかったので、これで済んだのですが、もしこれが、留守の間に火を噴いたとしたら、失火責任は、販売元に、追求できなかったでしょうね。
今では、買取り時に、すべて点検されているようですが、ちょっと前の中古機器というのは、引き取り後、点検せずにすぐ販売というのも、結構あったみたいですね。
そんな経験もあり、中古業者の安全責任については、私個人としては、やや、厳しい見方をしています。
また、このようなリユース機器の価格の設定についても、高めに過ぎるとの感じを持っています。
つまり引き取り価格に比してですね。
たとえば、先にあげたアイソレーション・レギュレーターなどについて例に挙げれば、アキュフェーズの35万円するアイソレーション・レギュレーター(Accuphase PS-500V)http://www.accuphase.co.jp/ps-500v.htm
を使用三年後、買取りに出した場合、12万円受け取れますが、それが、次の日あたりは、中古品の店頭で、23万円で売りに出されるという、ぼろい商売でもあるわけですね。
つまり、三分の一の減価で買い取られ、その次には、定価の三分の二の値段がつけられ、再販されているというわけです。
まあ、三方一両損方式といってしまえばそれまでですが。
たとえば、ハードオフでは、ジャンク品とリユース機器とでは、保証について、差を設け、ジャンク品については、無保証・返品不能、リユース品については、三ヶ月・返品可能との二段階を設けていますが、買い求めるユーザーにとっては、その差がわかりません。
完動品でも、ジャンクの時がありますし、実態、一物二値の状態であると思います。
中古業者は、それだけの主張をされるのであれば、もっと、リユース・ユーザーへの配慮が必要と思われます。
今回のPSE問題の経験で、ユーザーの視点に立つのであれば、ユーザーが、中古業者と組む必要なりメリットは、品揃えの確保という以外は、あまり無く、むしろ、この際、中古業者に対して、ものをいいたいことが、かえってあったのかも知れません。
ユーザーの視点から言えば、レンタルであるにせよ、PSEマークの再交付であるにせよ、ともかく、リーズナブルの値段で、PSEマークなしの機器が市場から確保できれば、ひとまず、不都合は回避、という程度のもので、じゃあ、いったい、「今後買えなくなってしまう」とあせらせられて、買いだめしてしまった、中古品、ハードオフさん、どうしてくれるんだ、という、恨み節だけが残っている、といった程度なのでしょう。

おっしゃる上市の概念の不整合性が、再度、問題になりうるのは、3768でChaosさんが指摘されていた日本版RoHS規定といわれるJ-Moss JIS規格が扱われる資源有効利用促進法改正案審議のときでしょうが、これについては経済産業省さんは、http://www.ednjapan.com/content/issue/2006/03/pulse/pulse01.html
での経済産業省の岩崎貴信氏の発言では、「(J-Moss JIS規格は)日本版RoHSと誤解している人が多いようだが、RoHS指令のように使用を規制するものではなく、あくまで表示を定めることで6物質を管理するもの」「製造日を起点としているので、上市というあいまいな概念から逃れられている。」というような発言をされているようですが、その雛形となっている、2003年1月27日発令の「DIRECTIVE 2002/95/EC 」http://europa.eu.int/eur-lex/pri/en/oj/dat/2003/l_037/l_03720030213en00190023.pdfというEU司令においては、「この司令は、2006年7月1日以前に、上市(put onthe market)された電気機器または電子装置の、修理のためや、リユースのためのスペアパーツには、適用されない。)」と規定されているので、世界標準のいいとこ取りとの批判は、受けるでしょうね。

http://72.14.203.104/search?q=cache:zQa1WmjWFBIJ:www.shimamusen.co.jp/html2/syouhin/poweracc.htm+%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=20


[3952] Re:[3929] [3927] PSE法の改正について 投稿者:長作 投稿日:2006/04/15(Sat) 04:27  

ごぶさたしてしまっております。

[3910] で笹山さん、[3927] で小倉さんがそれぞれが述べていらっしゃる点について

 たとえば、輸入権の時の比較で言うと、当時は音楽メディア関係者が中心となって文化庁と交渉の窓口となったわけですが、彼らは直接の利害関係者ではなく、また音楽ユーザやブロガの意見に配慮して発言・発信していたように記憶します。
 対して、PSEに関する反対運動は、中古販売事業者と音楽家が交渉の当事者となり、前者の動きはネットなどに公開されることはありませんでしたし、後者についてはアマチュア演奏家や音楽リスナーやオーディオ愛好家だけでなく幅広く署名を集め、一定の成果を挙げましたが反発にも合いました。そのような状況の中で、中古販売事業者や音楽家ほど直接の利害関係者ではなくガイドラインの交渉の場に声を届けられない個々の人々は、あるいは4月1日までの時間との闘いの中で、個人のゆるやかなネットワークによる反対運動としては、署名やデモやマスコミへの働きかけなど周知を図る試みのほかには、有権者として政治家への働きかけを行うしか回路が見つからなかったために法改正への期待に流れたと見ることが出来ると思います。ただし、中古販売業者や音楽家による交渉が成果を挙げた背景には、援護として川内議員らの国会での追及もあるでしょうから、結果としては分業体制のようなことになったのではないかと個人的には捉えています。運動のありようとしては、旧来の業界団体による交渉という運動と、輸入権以来のネットを利用した個人の集合体による運動が、必ずしも効率的な連動とは言えないけれど、並列的に動いた事例としては一つのステップだったのではないでしょうか。

「実質販売」が可能になりましたが、以前より笹山さんがご指摘の他の法律との整合性がとれていないことからくるリスクや、検査そのものへの安全性への不安は、依然として解消されておらず、かえって、レンタルという形を取ることによるリスクが増しているという状態になりました。各地の講習会も混乱しているようです。4月1日を迎えて、法改正という手段で手に入れるべき目的は、猶予期間延長ではなく、法そのものの再検討という方向を取らざるを得なくなりました。立法/法改正時に十分検討がなされていないと思われる中古販売/再流通について、整合性やリスクを犠牲にして実質販売を可能にする解釈・運用の道を経産省が選んでしまった後に、「消尽の問題とか、PL法との関係とか」の問題も含めて、考えなければいけませんから、検討はできるだけ早くはじめたほうがよいと思われます。「消尽の問題とか、PL法との関係とか」の問題については、「製造事業者登録をして自主検査をしてPSE表示」という形で対処することによって生じる問題であったために、猶予期間延長や中古販売の適用除外を求める方向が中心であった段階では、消費者側としては、PSE表示に拘る経産省が解決すべき問題としていたためにを求めるものであったため、議論の俎上に乗らなかったということだと思います。他の法律と関連してくる問題を解決しようとするよりも、「製造」と「販売に必要な表示」を切り離すなどして回避する方向ので考える方がよいような気もします。
もっとも、今国会で議員立法として提出するのがよいか、という点については様々な意見があるでしょう。

なお
川内議員のブログの呼びかけに応えた試案をここでエントリしています。
法改正に向けて
http://ameblo.jp/chosaku/entry-10010895655.html

エントリした時点では、
絶縁耐力検査の結果について
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/kensakekka.pdf
を見ていませんでしたが、この結果については、検査が余りにいいかげんです。
合格率98.4パーセントの試料を60個検査して不合格品が現れない確率は、0.984の60乗で約0.38ですから、この検査で使われた中古品から60個選んで検査しても3回に1回以上の割合で新品同様不合格品なしという結果になります。



[3951] PSEマーク 検査機器貸し出し 投稿者:山梨評論 投稿日:2006/04/15(Sat) 02:27  

前にここに投稿させていただいたので、続報というか、お知らせだけ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/
読売新聞山梨版の記事ですが、4月14日一日限りでリンク切れます。

>県工業技術センター(甲府市大津町)はPSEマークをはるために必要な絶縁性の自主検査を行うための検査機器を導入した。

>同センターによると、大手のリサイクル業者の間で検査機器を購入する動きが進んでいるが、15〜50万円程度という検査機器の購入は、中小業者にとっては負担となる上、「製造メーカーへの受注が集中し、GW過ぎまで予約でいっぱいと聞いている」(関係者)という。

>同センターによると、2、3月ごろからPSE法に関する問い合わせがあったことなどから、3月下旬に約30万円で検査機器を1台購入。4月にレンタルを始めた。

>関東経済産業局は今月下旬から、県内で中小業者などを対象に検査機器を6か月間無料で貸し出すほか、電気保安協会の協力などを得て、無料の出張検査サービスなどを始める方針だ。

レンタルの意味ですが、検査機器が山梨県県工業技術センター内の電子計測室に設置されていて1時間330円で利用するという方法のようです。
業者は自主検査をした上で基準に達すればPSEマークをはると報じられていますから、第三者検査では無いようです。

PSE問題に関しては検査機器製造メーカーさんが一番儲かった事件として一件落着。
しかし、その検査機器のPSEマークは何で検証して誰が貼るのかな?





[3950] プリオンが土壌に残留する件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/15(Sat) 01:38  

新しいニュースがあったようです。

Prions Adhere to Soil Minerals and Remain Infectious
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/1000624.html
http://www.vegsource.com/talk/madcow/index.html


[3949] 加工食品の表示についてパブコメ募集だとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/15(Sat) 01:22  

「加工食品の原料原産地表示のさらなる推進について 報告書」に対する意見・情報及び原料原産地表示の対象として追加すべき品目の要望の募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=550000366&OBJCD=&GROUP=

外食はどうなってるんですかね。
表示の厳密な徹底はぜひやっていただきたいですね。ピザの上のサラミやソーセージに中国産の牛タンが入っているかなんてわからないし、サーロインステーキの肉と脂身の部分の産地が違うわけですし(^^; 肉エキスも動物油脂の産地もさっぱりわかりません。こないだ、安全性がウリの商品を手にとって裏をみたら、動物油脂とかいてあったけれども、何の動物かの記載もないし。アイスなど乳製品の産地も粉ミルクの産地もぜんぜんわからないし。

しかし自己選択には公衆衛生の問題のほか、知識がない子供たちが何をどう選択しろというのか、という問題も。


[3948] 原発事故とコスト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/15(Sat) 00:00  

チェルノブイリ原発事故:今も国家予算5%が対策費
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060415k0000m040098000c.html
ベラルーシでは国土の23%が汚染されたまま、という報道もありました。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2006041201004746_World.html

話題が変わりますが、本日NHKスペシャルでアスベスト特集を放送していたそうですが、
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060414.html
防塵マスクをちゃんと装着できている人が少ないという報道もありました。

現場でマスクしても24%で粉じん侵入・岡山の病院など
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060410STXKB035210042006.html
尼崎のクボタ工場周辺では19万人?に健康調査を行うという報道もあったような。4km先の別工場にまで飛散していたそうです。


[3947] 食品安全委員会が委員を再任する基準とは? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/14(Fri) 23:33  

笹山さん、
唐木英明氏が食品安全委員会のリスクコミュニケーション専門調査会を再任していることは以前話題に出ましたが、(再任時のリスコミ委議事録↓)
http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/r-dai20/risk20-gijiroku.pdf

肥料・飼料等専門調査会では「座長として再任」されたようですよ。取り急ぎお知らせまで。
肥料・飼料等専門調査会 名簿
http://www.fsc.go.jp/senmon/hisiryou/h-meibo.html
平成18年2月28日 第16回会合結果
http://www.fsc.go.jp/senmon/hisiryou/index.html
専門委員の紹介、座長の選出、専門調査会の運営について、
動物用医薬品・肥料・飼料等合同専門調査会(薬剤耐性菌に関するWG)における審議状況について、
食品に残留する農薬等に関するポジティブリスト制度の導入等について

===============
再選されなかった理由については説明なし
食品安全委員会プリオン専門調査会専門委員の改選で (4/1) 農業協同組合新聞
http://www.jacom.or.jp/news06/nous101s06041001.html
既報のように内閣府食品安全委員会は、プリオン専門調査会の専門委員の改選を行い4月1日付けで発令したが、本紙の取材でその経過が次のようなことだったことが判明した。3月9日付で委員全員に食品安全委員会事務局長名で「3月31日で退任していただいたうえで、4月1日に改選を行なう予定です。改選にあたり辞任願いを提出していただくことが必要であり、3月15日までに返送してください」という主旨の手紙が着き、全員委員が「辞職願」を提出した。
しかし、再選されなかった委員にはなにも連絡がなく、4月初めに報告として配られたリストに自分の名前が記載されていなかったので「再選されなかった」ことが分かったという。山内名誉教授は「年齢制限で再選されなかったのだと思う」が、そのことについては「何も言ってこなかった」。「70歳以下という要件」については噂や新聞で知り、公式にはいっさい説明を受けていないという。お役所仕事としてはなんら問題がないということなのだろうが、新たなルールを設けたならば、少なくともそのことについては当事者である委員に説明すべきではなかったのか。頼むときには頭を下げるが、お役御免となるや知らん振りというのはいかがなものか。(2006.4.10)





[3946] Re:[3942] [3933] 食安委で日本のBSE対策を自主的に見直すことになったきっかけの会議 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/14(Fri) 22:57  

真名さん、お久しぶりです。

今日の衆議院の内閣委員会で、
>「食品安全委員会が日本のBSE対策の見直しを自主的に行う」
ことになる、一番最初のいいだしっぺになった食安委の本会議の発言について指摘が出ていました。

言い出したのは、プリオン専門調査会メンバーではなく、本会議の見上彪委員と中村靖彦委員と寺田雅昭委員長なんですね。
だけど、「BSEの国内見直しを”食品安全健康評価”であるということを寺田委員長が理解されたのは8月になってから」、と国会で寺田委員長が答弁されてるとか(^^;なんじゃそりゃ


食品安全委員会第41回
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai41/
会合議事録
1 . 日時 平成16 年4 月15 日( 木)
3 . 議事
( 1 ) 国際獣疫事務局( O I E ) とB S E 関連の国際基準について
( 小澤国際獣疫事務局( O I E ) 名誉顧問講演)
4 . 出席者
( 委員)
寺田委員長、小泉委員、寺尾委員、坂本委員、中村委員、本間委員、見上委員
( 講演者)
小澤国際獣疫事務局( O I E ) 名誉顧問
( 説明者)
厚生労働省 外口大臣官房参事官、中垣基準審査課長
農林水産省 境薬事・飼料安全室長
( 事務局)
梅津事務局長、一色事務局次長、岩渕総務課長、村上評価課長、藤本勧告広報課長、杉浦情報・緊急時対応課長、西郷リスクコミュニケーション官、宮嵜評価調整官

>○ 見上委員 そうしたら、小澤先生への質問でなくて、個人的な意見というか、提案ですけれども、よろしいでしょうか。アメリカのB S E 問題については引き続き情報収集に努めることが非常に重要なことだと思うんですけれども、これとは別に食品安全委員会としては日本のB S E 問題全般について論議することも大切でないかと、私は思うんです。それで、もう既に第1 回または第4 回のプリオン調査会でも論議があったと思いますけれども、プリオンについてはまだまだ今、小澤先生がおっしゃったようにわからない点も多いと思いますが、現時点で入手できる可能な限りのデータまたは事実に基づきまして、日本のB S E の状況について、是非プリオン調査会で論議していただいてはどうかなと考えております。意見です。

○ 寺田委員長 どうもありがとうございます。ほかにございますか。どうぞ。

>○ 中村委員 今の見上さんの御意見には、私も同感です。例えば、死亡牛の検査が始まっているんですけれども、今回4 月からは、かなり本格的にやっているわけですけれども、今まで1 頭しか該当例がない。一体それはどういうことだと。イギリスなどでは明らかに死亡牛からの発見の方が多いという事実もあるわけですし、そういう点でまだまだいろいろわからないことがありますから、やはりそれも併せて食品安全委員会として検討していくことは、私も賛成です。

○ 寺田委員長 いかがでしょうか。どうぞ。

>○ 小澤講師 これは余計なことですけれども、日米交渉の上でも問題が起こる可能性があります。それは日米間で病気に対するアプローチが全く違う。米国の考え方はB S E は疫学の問題である。そうするとリスク評価や診断方法も疫学調査のためということに尽きると考えるのです。そういうグループがいろんなことをやっているんで、プリオン学者はほとんど関与していないと思います。日本はプリオン学者が中心ですから、そこでかみ合わないことがこれからしばしば起こる可能性があります。そのことだけは頭に入れておいた方がいいのではないかと思います。

○ 寺田委員長 どうもありがとうございました。これはやはり、今、言われましたように、見上委員あるいは中村委員から日本のB S E問題全体につきまして、このプリオン専門調査会で現在手に入る知見だとか、そういうことを基にして議論をしていってもらうということでよろしゅうございましょうか。実はこれ、プリオン専門調査会の第1 回目がたしか8 月だったかな。そのときにそこの専門会議の中で要するに、このプリオン専門調査会の役割は日本全体の中のB S E について議論を進めましょうということでやっておりまして、2 月3 日からは特にキムさんとか、外国の専門家の方にも来ていただいて、いろんな情報の交換だとか、今日も先生にいろいろ教えていただいたりしておりますので、それの延長線ということでB S E に関しまして議論を深めていくということをしていきたいというふうに、この委員会として専門調査会にお伝えしてよろしゅうございましょうか。
( 「はい」と声あり)
○ 寺田委員長 では、そういうふうにさせていただきます。それでは、もう少し時間があればよかったんですけれども、今日は次がたくさんございますし、また機会がありましたら、先生、いろいろとお教えください。ありがとうございました。
( 小澤講師退室)

==================
>ところで、OIEとWHOのBSE・vCJDの公衆衛生の扱いってやはりこんな感じのままなんですね。

○ 小泉委員 2 ページのO I E の機構図の中で、F A O / W H O のコーデックスの安全グループと役割分担しながら対策を取られているということをお聞きしましたが、我々、食の安全の面から言いますと、やはりB S E の動物の病気よりも、むしろv C J D が発生するかしないかとか、そういった健康面での問題が非常に大きいと思うので、そのW H O がどの程度このB S E 対策とかそういうことに関与して、人の健康の問題として取り上げているのか教えていただきたいのが1 つです。
>○ 小澤講師 W H O は御存じのように、コーデックス・アリメンタリウスのメンバーです。W H O はコーデックスの会議には必ず出席していますし、そのオフィスは確かにF A O にあるんですが、W H O はF A O とイコールの立場で関与しているわけで、そこで人間に対する問題は議論されていると思います。O I E の方は人間に対することは今までは議論してこなかったんですけれども、これから何をやるかというと例えば、アニマル・プロダクションに関係した食品の安全性の問題及びいわゆる生産現場におけるいろんな規則や基準ということを考えているようです。例えば、抗生物質の使用をどうするかとか、実際のリミットはコーデックスの方で決めるけれども、それをフィールドではどういうふうにして守っていくか。あるいは、投与の仕方をどうするかという細かいことまでO I E がやらないと、基準だけ決めても実際に守らないことがあります。O I E はその辺のガイドラインも含めていろいろと将来は補っていくという立場になるものと思います。
○ 小泉委員 そうすると、W H O では人の健康面からどの程度、重要視して取り上げられているんでしょうか。
>○ 小澤講師 W H O で。
○ 小泉委員 はい、W H O 自体では。
>○ 小澤講師 私、ここでそんなこと言うと怒られるかもしれませんけれども、W H O の私の知る限りでは、B S E の重要度はかなり低いんですね。例えば、エイズの問題だとか、結核の問題だとか、そのほか、肝炎の問題、ポリオの問題、その方が毎日何百人と死んでいるわけですから、予算は当然そちらの方に行ってしまう。そうするとB S E 関係の予算というのはほとんどなくなってしまうというのが現状ではないかと思います。W H O に去年行ったときも、最後の1 人のB S E 関係の人がもうこれで終わりと言って帰られてしまって、そういったことを考えると、では、人間のことをだれがやったらいいのか。その辺を私は同じように疑問を持っております。今はB S E はW H O の獣医公衆征生課で扱っていますが、そこではB S E の他に狂犬病や抗生物質耐性菌の問題なども扱われています。


http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai41/dai41kai-gijiroku.pdf


[3945] 谷 みどり さんの日本語 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/14(Fri) 22:01  

衆議院の委員会での谷みどりさんのPSE問題の答弁の日本語を聞いて、よく、こんな、けばけばしい日本語使えるな、と、正直、おもった。
決して、美しい日本語ではないな。
よく、アナウンサー学院に通いすぎたかたが使うような、活舌の利きすぎた日本語のように思われた。
「です。」だけが、前の文脈から遊離したような言い方も、やや、嫌悪感を覚えるような。
日本の江青さんのような感じも。
広島の生まれとのご経歴だが、東京生まれなら、あのように取り澄ました感じの日本語は使えないはずだ、などと、答弁内容とは、まったく別のことを、つい、考えてしまった。

もっと、消費者対策に適した、消費者が共感を覚えうる日本語、使えないもんでしょうかね。

http://www.herb.or.jp/member_tani.php


[3944] 「なぜニートが問題なんですか?」 2ちゃんねる管理人が語るキャリア感 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/14(Fri) 20:21  

なかなか、面白い視点からの論評だ。
確かに、今の中央からの「ニート」問題!!「少子化」問題!!は、わざわざ「問題」と付けているのは、いったいだれなのか?
というあたりから、それこそ、「問題」にしていかなければならないのではなかろうか。
ちょっと大げさに言えば、「これまでの秩序だった日本の産業社会を亡ぼす敵」としての産業サイドからの見方が、そこには無いのだろうか。
いまや、日本にとっては、「ポスト産業社会の到来」がまじかなのであり、「ニート問題」「少子化問題」は、単にその先触れに過ぎないのである、といってしまったら、怒る人も、いるのだろうね。

http://career.gree.jp/interview/07/nishimura/03?ref=news


[3943] Re:[3940] エキノコックス:ドイツ製駆虫薬が有効 道立衛生研究所 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/14(Fri) 20:05  

まりちゃんさん。
バイエルのDroncit は、犬や猫の条虫にも有効なようですね。
参照http://www.animalhealth.bayer.ca/BayerAH/display.cfm?Object_ID=263&Article_ID=253&expandMenu_ID=353&prevSubItem=10_342

このサイト
http://www.animalhealth.bayerhealthcare.com/fileadmin/media/ah/droncit.pdf
には、ちょっと気味悪い写真がいっぱい。

http://www.animalhealth.bayerhealthcare.com/fileadmin/media/ah/droncit.pdf


[3942] Re:[3933] 真名さん。こちらの方でも、ご迷惑かけているようで、すみません。 投稿者:真名 投稿日:2006/04/14(Fri) 15:39  

笹山さま。 いえいえ、とんでもない。迷惑だなんて。

BSEは、もはや牛肉よりも血液の方が問題だと思うんですが、どうなってますかねえ。
血液はかなり専門性の高い世界みたいで、調べるのは難しそう。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[3941] 超高速インターネット加入世界ランク 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/14(Fri) 14:18  

経済協力開発機構(OECD)が最近発表した「2005年超高速インターネット統計」(OECD Broadband Statistics, December 2005)
http://www.oecd.org/document/39/0,2340,en_2649_201185_36459431_1_1_1_1,00.html
による人口100人中の超高速インターネット加入率の国別内訳では、

1位アイスランド(人口100人中、26.7人)
2位韓国(25.4人)
3位オランダ(25.3人)
4位デンマーク(25人)、
5位スイス(23.1人)、
6位フィンランド(22.5人)、
7位ノルウェー(21.9人)、
8位カナダ(21人)
9位スウェーデン(20人)
10位ベルギー(18人)
11位日本(17人)
12位米国(16.8人)

http://www.oecd.org/document/39/0,2340,en_2649_201185_36459431_1_1_1_1,00.html


[3940] エキノコックス:ドイツ製駆虫薬が有効 道立衛生研究所 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/14(Fri) 13:41  

エキノコックス:ドイツ製駆虫薬が有効 道立衛生研究所
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060412k0000m040180000c.html
>ドイツの製薬会社バイエル社が90年代に開発したキツネ用餌剤「ドロンシット」。駆虫成分の「プラジカンテル」を含んでおり、キツネが食べると、体内の寄生虫が便と一緒に排出される。
>キツネのエキノコックス感染率は90年代から増加傾向にあり、98年に全道平均で57・5%に達している。

笹山さん、情報ありがとうございました。
遺伝子組換えはいつのまにかパパイヤもそうだし、中国では遺伝子組み換えの不法な米が流通しているそうだし、「認可されているものだけ表示をつけてもよし」なんていってられなくなりそうですね。



[3939] Re:[3938] GM牛って何でしょう?(ブラジル、ニッケイ新聞から) 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/14(Fri) 13:18  

まりちゃんさん。
この記事
http://www.atribunamt.com.br/?f=ver_noticia&id=26751
がブラジルでの現地報道ですが、スペイン語なので、さっぱりわかりませんが。
Associacao Brasileira dos Criadores de Zebu (ABCZ)というのが、ブラジルの主体のようですが。
「Material genetico bovino 」(遺伝子牛のGM精子-semen-とGM受精卵-embriao-)というのが、スペイン語のキーワードのようですね。
このサイト
http://agnet.tamu.edu/stories/Material%20Genetico%20Bovino.html
に、その「Material genetico bovino 」のビデオがあります。
このサイトhttp://www.stackyard.com/pedigree/html/bracattle3.html
もご参照

http://www.atribunamt.com.br/?f=ver_noticia&id=26751


[3938] GM牛って何でしょう?(ブラジル、ニッケイ新聞から) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/14(Fri) 11:18  

遺伝子組替え(GM)牛のブラジル企業二十一社によるコンソーシアムが訪米し、米農務省(USDA)と牧牛のGM精子とGM受精卵の市場開放について協議した。米市場がGMに開放されると、中南米全体がGM開放へ向けて動き出すと関係者はみている。米政府はブラジルの口蹄疫を懸念していたが、精子は口蹄疫を媒介しないことが分かった。
http://www.nikkeyshimbun.com.br/060412-36brasil.html

まさかもう出回って我々の口に入っていたりして?(^^;



[3937] カナダで、飼料規制以後出生の乳牛にBSE疑い 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/14(Fri) 09:27  

今回のBSE疑いとなったのは、カナダのブリティッシュ・コロンビアのFraser Valley の6歳の乳牛で、最初の検査では、結論が出ず、二回目の検査で、擬陽性となったため、確定検査を、The Canadian Food Inspection Agency で、この週末までに終えるものという。
この牛は、ホルスタイン種で、1997年の飼料規制以後の2000年4月に、Fraser Valley の農場で生まれたという。
カナダでは、2003年5月のBSE発生以来、10万頭について、検査を行っている。
アメリカのR-CALFから、かねてから、モンタナ地裁に提訴の裁判が、先週、却下されたことで、カナダの牛肉関係産業は、喜んでいる最中であった。

http://www.cbc.ca/calgary/story/bse-new13042006.html


[3936] 産油国の原子力利用というテーマ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/14(Fri) 06:57  

現在の世界の産油国は、下記のとおりである。
で、このうち、原子力利用をも、ともに志向している国が、あるのか、そして、将来はどうなのか、
というのが、現下の「私のトンデモ課題」なのだが。
いえ、別にイラン問題とは、関係ありませんが。

現在の産油国
@Albania AAlgeria BAngola CAzerbaijanDBahrainEBeninFBruneiGCameroon HCanada IColombia JCongo, KDemocratic Republic of the Congo, LRepublic of the Cote d'Ivoire MEcuador NEgypt OEquatorial PGuinea QGabon RGuatemala SIndonesia 21.Iran 22.Iraq 23.Kazakhstan 24.Kuwait 25.Libya 26.Malaysia 27.Mexico 28.Nigeria 29.Norway 30.Oman 31.Papua New Guinea 32.Peru 33.Qatar 34.Russia 35.Saudi Arabia 36.Sudan 37.Suriname 38.Syria 39.Trinidad and Tobago 40.Turkmenistan 41.Ukraine 42.United Arab Emirates 43.United Kingdom 44.United States 45.Venezuela
46.Vietnam 47.Yemen


[3935] インドのシ ヤム・サラン外務大臣のアメリカ講演の日本語訳をブログに掲載しました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/13(Thu) 21:53  

インドのシ ヤム・サラン外務大臣は、先月、3月31日に、アメリカのヘリテージ財団で、「India cannot be a partner and a target at the same time」(インドは、同盟国と標的国との両方の立場には、同時にはなれない。)との貴重な講演をされました。
今後のインドの世界における立場を強化しうる非常に興味ある講演内容でしたので、拙訳ではありますが、ブログ記事「「インドは、同盟国と標的国との両方の立場には、同時にはなれない。」とのインドのシ ヤム・サラン外務大臣のアメリカ講演」http://www.sasayama.or.jp/india2/?p=21に訳文を掲載しました。
なお、長時間の講演でしたので、訳文は、まだ、途中です。

http://www.sasayama.or.jp/india2/?p=21


[3933] 真名さん。こちらの方でも、ご迷惑かけているようで、すみません。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/13(Thu) 21:18  

このサイト
http://tech.sub.jp/2006/02/post_393.html
でも、ご迷惑おかけしているようで、すみません、。
今日、気づきました。

http://tech.sub.jp/2006/02/post_393.html


[3932] Re:[3931] 外科手術用の器具のプリオン除去 MIDAS 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/12(Wed) 22:30  

まりちゃんさん。
情報ありがとうございました。
このエジンバラ以外にも、いろいろな試みが、このRadiofrequency gas plasma による物質表面の除去について、されているようですね。

写真が無いので、どの程度の大きさなのかがちょっと検討つきかねます。
まさか、大艦巨砲主義ではないんでしょうね。


[3931] 外科手術用の器具のプリオン除去 MIDAS 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/12(Wed) 22:05  

エジンバラ大学は完全に蛋白質の汚染を取除くprions - 人間でCreutzfeldt-Jakob の病気(CJD) を引き起こす病原を含む外科手術用の器具をきれいにする為の新しい方法を開発した。
MIDAS として一まとめに知られている方法は無線周波数(RF) ガス血しょう技術を使用

Decontamination of surgical instruments with MIDAS
http://pharmalicensing.com/licensing/displicopp/4198
http://www.research-innovation.ed.ac.uk/records/opportunities/MIDAS.asp


[3930] ハードオフの「買取再開」メッセージ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/12(Wed) 16:37  

久しぶりに、近くのハードオフに立ち寄ってみると、何やら張り紙が−−−。むむっ?
「ハードオフ買取り再開」のお知らせだと?

以下は、原文のまま。
「平成18年3月14日の経済産業省の発表を受けて、PSEマークが無い商品の買い付けを再開いたしました。
2月11日より、買取りを中止していた商品の買取りができるようになりました。
一部買取りができない商品もありますが、高級オーディオ、ギター関係のエフェクタなど、以前どおりの買取りができます。
ぜひ、ご不要になりましたオーディオ、ギターアンプなど、ございましたら、ハードオフをご利用ください。」

で、店員さんに聞いたら、検査機を導入しての自主検査は、6月から始まるそうだ。

このハードオフの見解を見る限り、すくなくとも、平成18年3月14日の経済産業省の見解が出た時点で、幕引きをしたということですね。

いったいなんだったんだ。
この二ヶ月間の騒ぎは。

当面不要なものを買い急がされた中古ユーザーが一番の被害者だったんじゃなかったのかな?

で、その店員さんに、買い急がされて買った商品が、また、買取りに戻ってくるのでは、と聞いたところ、「そういうことも大いにあるでしょうね。」ということだった。

まあ、私は、五千円のコピー機を買っただけだったから、余計な金は使わなかったが、値引きはされたものの、当面不要なものを買ってしまったユーザーは、いまごろ、得したのか損したのかわからない、なんとも複雑な思いを、していることだろう。


[3929] Re:[3927] PSE法の改正について 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/12(Wed) 02:07  

小倉秀夫さん。
確かに、今回のPSE問題は、消費者の持つ多様な利害のうちの一面のみが強調されすぎ、他の基本的な消費者にとっての利害ーすなわち、おっしゃる「修理か再生産か」の消尽の問題とか、PL法との関係とか、ーむしろ長期的には、この方が、消費者の利害に大きく影響する問題が、すっ飛んでしまった感じがしますね。
もちろん、廉価で多様な中古品の確保というのも、消費者にとっての大事な権利でありますが。
いずれ、おっかけて、電気製品の危険物質使用規制についての日本版RoHS規制問題もでてくるのですから、ここは、やはり、上市の概念などについて、EU指令と平仄を合わせるなどの、統一見解が望まれるところです。
すなわち、情緒的な反対ではなく、政策実施プロセスなり政策の背景についても、ワンセットで、世界標準の考えを逸脱しない考えの下での政策実施を、正攻法で、政府に迫るということですね。


[3928] Re:[3926] 人畜共通ウィルス 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/12(Wed) 01:55  

Chaosさん。
人畜共通ウィルスというものですね。
トガウイルス科アルファウイルス属に属するウイルスとしては、
1. 西部ウマ脳炎2. 東部ウマ脳炎 3. ベネズエラウマ脳炎 4. チクングンヤ病 5. マヤロ病
とあって、馬や鳥から蚊を媒介に人に感染するもののようですね。
日本では、すっかり、馬もいなくなってまいましたが、それでも、沖縄の与那国島などに行くと、放牧の馬がいますね。
あのあたりは、かつて、マラリアで、やられたところです。
石垣島や西表島などは、となりの波照間島などから軍の命令でマラリア感染地帯へ強制疎開させられた住民が、マラリアにかかり、たくさんの住民が死亡するなど、悲劇もあったところですね。
まだまだ、油断は、できません。

http://homepage2.nifty.com/munesuke/okinawa-war-malaria-survivors.htm


[3927] PSE法の改正について 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/04/12(Wed) 01:54  

 私は、議員立法によりPSE法の改正を目指すという方向性は否定しません。ただ、「4月1日までに間に合わせなければならない」というときに「PSE法の改正」という手法にこだわるのは危険な賭けだと思っただけのことです。
 もっとも「PSE法の改正」を提案する場合は、「中古電気用品の安全性は誰がどのように消費者に保証するのか」という問題抜きには本来語れないはずですし、電気用品のリサイクルをどう守るかという点についていえば、インクカートリッジ詰替訴訟に象徴される「予定された製品寿命を超えるリサイクルと特許権の消尽の時的限界」の問題を立法的に解決する必要があるのですが、その辺が実際には軽視されているのではないかという危惧感を持っています。


[3926] ProMed 投稿者:Chaos 投稿日:2006/04/12(Wed) 00:58  

笹山様

Chaosです。
ProMedは毎日チェックしているので
Fusariumの記事は気になっていました。

最近はAvian fluが多いのですが、最近増えている
報告で、Chikungunyaがフランス領レユニオン島から
インド洋周辺で広がっているのが不気味です。
死亡率は低いものの感染力は、蚊を媒介にしてかなり強いようです。
インド各地、マレーシアまで広がっているようで
西ナイルウィルスのような広がり方をするのではないかと
気になります。ドイツで当該地域からの帰国者から
感染者が見つかったようです。
ワクチンは研究中だそうです。
風土病が交通機関の進歩で、簡単にグローバル化するのは
便利さの代償なんでしょうね。


[3925] 『研究者が守るべき倫理規定』? 投稿者:とき 投稿日:2006/04/11(Tue) 22:03  

◇学術会議が研究者の倫理規定
>論文のねつ造など研究者の不正が相次いでいることを受けて、日本学術会議は、研究費の不正使用をしないことやデータのねつ造をしないことなど研究者が守るべき倫理規定をまとめ、11日に公表しました。
>研究者の不正をめぐっては、東京大学と大阪大学で科学論文のねつ造やその疑いが持たれている問題が起きているほか、研究費の不正流用も相次いでいます。このため、日本学術会議が研究者の倫理規定を検討していたもので、11日に開かれた総会でまとまり、公表されました。それによりますと、研究者は、正直・誠実に行動することを基本とし、データのねつ造や研究費の不正使用をしないこと、研究者どうしでお互いの研究内容をチェックすること、それに、みずからの研究の意義を社会に積極的に説明することなどを求めています。また、各研究機関に対しては、独自の倫理規定を作ることや内部告発の窓口を設置することなどを求めています。この倫理規定に強制力はありませんが、日本学術会議は、今後、全国およそ2000の研究機関にこの倫理規定を送って、研究者の不正防止に役立ててもらうことにしています。(04/11 18:04)
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/04/11/k20060411000134.html

◇研究不正防げ、日本学術会議が行動規範暫定版(読売新聞) - 4月11日20時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060411-00000512-yom-soci

◇日本学術会議
http://www.scj.go.jp/

 正直、この報道を目にしたとき、報道そのものが稚拙なのか、その中でいわれている「日本学術会議」や対象となっている「研究者」が稚拙なのか、区別がつきませんでした。
 こういうことが、ニュースになること自体、まるで違和感を覚えます。これでは、日本の研究者の世界は、まるで幼稚園児なみだということではないでしょうか。わざわざ、こんなオフレまで回覧しなければならないとは。

◇海外における高病原性鳥インフルエンザの発生状況[PDF](平成18年4月6日現在)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
◇報道発表資料 4月6日 ドイツからの家きん肉等の輸入一時停止措置について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060406press_4.html
>(参考)ドイツからの輸入実績
>2005年 家きん等 136,597(単位:羽)
>出典:財務省「貿易統計」

◇欧州で鳥インフルエンザ 鶏輸入止まり国内養鶏業に影(2006年 4月11日 (火) 03:03 朝日新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/keizai/20060411/K2006041002600.html

◆鳥インフルエンザ問題の今後(150)(2006.4.11)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza275.htm

>このところ情報が錯綜して来た。一種の危険信号である。生産者としてもここまでは消費者側への風評だけを気にして居れば済んだが、どうもそうは行かなくなって来たようだ。その一例が一部マスコミが報道した欧州からの原種鶏の輸入停止問題である。

>しかし国がコンパートメンタリならぬメンタリティを変えてくれねばどうにもなるまい。まあ一方でヒナは手に入らず、鶏肉も卵も貴重品になるならば、飽食、選び食い、食い散らかしの日本人もちったあ考えるようになるかも。

 農政の失策のツケが、ますます大きく波及するようになる?
 ことは、一国の食糧確保の問題にとどまらない「恐怖の極相」になっている? 
http://d.hatena.ne.jp/schazzie/20051110
 いつまでも「農業生産規模拡大」を金科玉条にしてもだめなのではないか、これからの農業政策は。
http://www.sankei.co.jp/news/060411/morning/column.htm

 国(農林水産)の行政施策は、もはや、国民の「食糧生産・安定確保」は副次的で、食糧に関わる「経済・産業」業界の利益利潤追求が主たる目的になっているのではないかと思わざるをえません。
 まあ、いざとなったら、食糧を自らの手でつくりだし、自活できる能力を持つものにしか心の平安はありませんが・・・。田舎暮らしの者には、その点でさしたる不安はありません。農産物は、ときになれば有り余るほどできてしまいますから。
 そのうち、日本の、決して大規模を夢見ない、地道にこつこつやってる農業従事者お百姓さんを軽く見たツケが、回ってくるのかもしれません。(皆が白洲次郎氏のような気概を持てるわけはありませんし。)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062129671
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20060405

◇飼料を食い尽くす中国   商品部・小山隆司(4月3日) nikkei net
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/column/20060330e1j3000c30.html

◇鳥インフルエンザ:養鶏場・検査妨害 届け出義務違反、元役員ら2人追起訴 /茨城(毎日新聞) - 4月11日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060411-00000022-mailo-l08
◇インドで養鶏業者7人自殺=鳥インフルエンザ危機で経営不振(2006年 4月11日 (火) 21:46 時事通信)
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060411/060411093650.ym1aqsed.html

◇H5N1型を指定感染症に 新型インフルエンザ対策(共同通信) - 4月11日12時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060411-00000079-kyodo-soci
◇中国・広州市、女性が「H5N1」型鳥インフルエンザ感染の可能性=検査中(2006年04月11日15時36分  AP/ライブドア・ニュース)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1841087/detail?rd
◇【中国】ベトナムで鳥インフル、中国から密輸の鳥から発見(サーチナ・中国情報局) - 4月7日19時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000008-scn-int


[3923] Re:[3918] [3916] 新しい理念を必要としている。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/11(Tue) 19:27  

桜の花さん。
しばらくです。
新しい理念・パラダイムを、時代が必要としている、私もそんな感じがしますね。
私、現在、インドの外務大臣が、アメリカのヘリテージ財団で、3月末に講演したスピーチを訳しておりまして、いずれ、私のブログ「Indiaーニュースと解説ー」http://www.sasayama.or.jp/india2/
に掲載する予定なのですが、この講演には、目を見開かせられる新しい理念がほとばしっています。
多元社会としての優位性が、日本にない、新しい理念を生み出しているようにも、見えます。



[3922] Re:[3921] シンガポールのフザリウム角膜炎患者も、同じ保存液を使用 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/11(Tue) 19:18  

Chaosさん。
今年2月シンガポールでも、同様の例が、このサイト「Singapore Ministry of Health Press Release 」http://list.mc.duke.edu/cgi-bin/wa?A2
=ind0602&L=occ-env-med-l&P=30629
に報告されていますね。

シンガポールの健康省2006年2月21日に発表した報告では、2005年から2006年2月20日現在まで、39例のフザリウム角膜炎の例があり、そのうちの34例は、今回のケースと同じく、ボシュロムのReNuを保存液に使用しており、4例は、ブランド名のわからない保存液を使用していたということですね。
性別には、男20例、女19例、年代別には、10代20代の若者が多くの比率を占めていたということです。
問題は、買いだめしてある保存液の処分の指導をどうやるかということのようです。


[3921] 医薬品等安全性関連情報 4/11 投稿者:Chaos 投稿日:2006/04/11(Tue) 17:16  

笹山様

厚労省もすばやく広報していました。
日本では売っていないようです。

「ソフトコンタクトレンズの使用やソフトコンタクトレンズ洗浄液に関連した眼の感染症についての米国FDAの公表について」

 4月10日(米国東部時間)、米国医薬品食品局(FDA)は、医療関係者及びソフトコンタクトレンズの使用者に対して、米国内において数は少ないものの重篤な眼の真菌感染の報告が増加していることに関し、注意を喚起しています。

 FDAの公表によると、使用者に対しては、ソフトコンタクトレンズを取り扱う前に、手を石鹸でよく洗い、乾かすことなど、使用に関する注意を喚起しています。また、30人の真菌感染者のうち、28人はソフトコンタクトレンズを使用しており、うち26人はボシュロム社のソフトコンタクトレンズ洗浄液を使用していたとしています。米国・ボシュロム社は、自主的にコンタクトレンズ洗浄液「レニューモイスチャーロック」の出荷を止めた旨公表しました。

 なお、米国で出荷を停止した「レニューモイスチャーロック(有効成分:アレキシジン)」については、我が国では薬事法上の承認はなく、国内で製造販売されていません。我が国で流通しているボ社のソフトコンタクトレンズ用洗浄液としては、米国でも市販されている「レニュー」及び「レニューマルチプラス」(有効成分はいずれもポリヘキサニド)があります。これらの製品は出荷前に無菌試験が実施されています。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/04/h0411-1.html



[3920] Re:[3919] [3849] [3848] コンタクトレンズ使用者のフザリウム角膜炎 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/11(Tue) 16:39  

Chaosさん。
情報ありがとうございました。
ご紹介のFDAの報告によりますと、4月9日現在、全米で、109の真菌感染例が確認され、そのうち、30例について見たところ、ソフトコンタクトレンズ着用者が、28例、残りの二人は、着用なしという結果のようですね。
また、ソフトコンタクトを漬けていた保存液について見ますと、28人が、Bausch & Lomb ReNuの保存液をつかっており、二人が、 ReNuのブランドの溶液に加えて、他のブランドのよう保存液を使っており、二人が、就寝中もコンタクトレンズを装用していたということですね。
FDAでは、このBausch & Lomb ReNu ブランドの保存液に、注目しているということです。
日本でも、このBausch & LombのReNu MutiPlusという保存液は、これ1本でコンタクトレンズの洗浄、 すすぎ、タンパク除去が済んでしまうということで、好評のようですので、もし、この保存液が、角膜炎の原因であるとするならば、日本でも、早急な対応が必要ということになりますね。




[3919] Re:[3849] [3848] コンタクトレンズ使用者のフザリウム角膜炎 投稿者:Chaos 投稿日:2006/04/11(Tue) 13:23  

笹山様

Chaosです。
フサリウム角膜炎についてFDAが警告を出しました。
http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2006/NEW01354.html
Investigation of Serious Eye Infections Associated With
Soft Contact Lens Use and Contact Lens Solution

> フサリウム角膜炎の症状としては、突然、目が曇り、見えにくくなり、目の周辺が痛み、充血し、光過敏性となるというもののようです。

新聞 via 2ch
http://www.asahi.com/international/update/0411/008.html
コンタクトレンズ洗浄液の使用方法を誤ると、危険なようです。



[3918] Re:[3916] 民主党にもサムライはいたようで。 投稿者:桜の花 投稿日:2006/04/11(Tue) 10:44  

迷走する日本・・と言う中の民主党政治家の風景だと
情けなく 私は感じています。

先般の郵政民営化問題の処理の誤りの時の総選挙大敗の
ままのようにも思います。

国民が感じ出した不安定な社会に対する 新しい時代の『理念』が何処にもありません。あるのは 古い時代の役立たない考え方だけです。答えが無いのと同じ事なのです。

自由・平等・平和の理念に元ずく『基本的人心権の尊重』の考え方に欠如した行動の結果なのでしょうね。

昔昔 欧米人は日本人の薄笑いを『気持ち悪い』と評していました。いじめらっれ子が薄笑いを浮かべていじめられつずけている一方 いじめっ子も薄笑いを浮かべて いじめをやめない風景とでも言いましょうか・・
ここには『問題解決の姿勢がありません』

日本だけでなくて世界が 新しい理念を必要としている・・
私は ネット社会がそのことを加速しているようにも感じています。

国会でのメール問題は まさに『基本的人心権の問題』にかかわっていました。理念もなく法律もないので ただ党首の交代で終わらせた民主党も 民主党議員達は 身勝手な利己的な自らの『不安感』をかき消す為に 非民主的な一番危険な政治家を選びました。この選択が民主党の末路かもしれません。
私は 笹山さんと同じくこのように民主党のこれからの姿を感じました。




[3917] Shareという新しいP2Pソフト 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/11(Tue) 08:59  

Winnyに変わる新しいP2Pソフトということで、注目を集めているらしい。
ファイルが細かく分断されて、最後に一体になるという考えのようで、これは、eDonkeyと同じ考え方のようですね。
これまでのシェアサイトは、移転しているみたいです。
http://f35.aaa.livedoor.jp/~exec/
その後は、下記サイトあたりから探せるようですね。

http://www.stereoz.net/modules/pukiwiki/index.php?cmd=read&page=Share&word=Share


[3916] 民主党にもサムライはいたようで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/11(Tue) 08:02  

民主党の新執行部人事で、小沢一郎代表が全員再任の意向を示していた前執行部のうち、玄葉光一郎幹事長代理だけは再任を固辞したことが10日、分かった。党役員人事は11日の両院議員総会で正式決定するため、鳩山由紀夫幹事長が後任の人選を進めている。
 玄葉氏は偽メール問題で党内検証チームの座長を務め、前原誠司前代表の責任などを指摘した。玄葉氏は毎日新聞の取材に対し「私自身が前原氏に辞任を迫った経緯があり、これ以上執行部にとどまるべきではないと考えた。

というのだが。
なるほど、これが正論である。
ましてや、前原さんと一体だったはずの鳩山さんが、執行部にとどまれる大義名分は、自己保身以外は、何もないように思える。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060411-00000015-mai-pol


[3915] Re:[3914] スズメの鳥インフルエンザ感染例 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/10(Mon) 20:47  

ときさん。
スズメの鳥インフルエンザとしては、2002年に香港で(A/tree sparrow/HK/864/2002)、そして、2004年に、中国の河南省平輿縣で(A/tree sparrow/Henan/2/2004 )、4羽に、H5N1型が発見されていますね。
しかし、他の野鳥に比べて、スズメの感染は、この二例のみのようですね。
参照http://www.recombinomics.com/News/03060601/H5N1_Recombination_Guangdong_PB2.html
日本のスズメは、留鳥または漂鳥なので、渡り鳥のように単純な感染経路の推定は難しいでしょうね。
この中国のスズメの鳥インフルエンザの遺伝子型は、genotype Zであったそうですから、日本での鳥インフルエンザの遺伝子型genotype Vとの違いの確認で、感染経路は推定できるかも知れません。
参考
Flu Wiki
http://www.fluwikie.com/index.php?n=Science.AnimalsShownToBeInfectedWithH5N1BirdFlu
によるスズメの鳥インフルエンザ感染例

Tree Sparrow (Passer montanus)

China (Hong Kong)
Sequences
(A/tree sparrow/HK/864/2002)

People’s Republic of China
Sequences
(A/tree sparrow/Henan/1/2004) · (A/tree sparrow/Henan/2/2004) · (A/tree sparrow/Henan/3/2004) · (A/tree sparrow/Henan/4/2004)

http://hk.news.yahoo.com/051126/12/1j1fh.html


[3914] ウイルスの分離同定は困難かも? 投稿者:とき 投稿日:2006/04/10(Mon) 20:26  

◇旭川でスズメが大量死 北海道が原因を調査
>北海道旭川市で昨年末から今月にかけ大量のスズメが死んでいるのが見つかり、北海道は10日までに調査を始めた。把握しているだけで約300羽に上るといい、死骸(しがい)を酪農学園大(江別市)に送り原因を調べている。同大学の浅川満彦助教授(寄生虫学)は「スズメの大量死は日本では聞いたことがない」としている。
>同市では鶏の大量死は発生しておらず、鳥インフルエンザの可能性はないという。
>北海道上川支庁によると、旭川市の住宅街で民家の庭などにそれぞれ数十羽から100羽程度のスズメが死んでいると4件の連絡があった。道が把握しただけで死骸は計300羽に上った。
>上川支庁は1月、北海道大学に病理検査を依頼したが、異常は確認できなかった。
(共同通信) - 4月10日19時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060410-00000171-kyodo-soci

 しかも、「清浄国論」推進側の北大微生物学…。


[3913] A級戦犯とは? 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/04/10(Mon) 17:37  

笹山さん、堀越区議が小沢さんの事書いてくれました。
http://www.tctv.ne.jp/members/horikko/
その中にもありましたが、「極東裁判におけるA級戦犯」と言うくくりではなく、「第二次世界大戦で多くの犠牲者を出した責任者」はきちっと検証しておくべきではないでしょうか。
特にアメリカから経済制裁を受ける要因を作った人、回避できなかった人、日本の歴史に反して中国奥地まで侵攻させた人などは、英霊として祀られる資格は無いと思います。
その上で中国側には、「日本では死者の罪は問わない風習がある」事をきっちり説明すべきだと思います。

小沢さんは、靖国問題ではブレは無いようですし、中国などとの外交も重視し、与党自民党などとの「違い」を鮮明にさせるために多少無理をされているような感触も受けます。

また、日本の「神社や神事」は「宗教」と切り離して考るべき事柄だと思います。
さらに日本では、神事は聖徳太子の頃でしょうか、仏教とは織田信長の手によって政治から切り離されています。
根本的にはここまで踏み込まねばならず、憲法問題も絡んできますから、現実問題としてはどこかで落とし所を探んなきゃいけないかとは思っています。

http://hytn.way-nifty.com/netdekansi/


[3912] 靖国参拝問題-風化か?、和解か?- 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/10(Mon) 16:47  

フジテレビの「報道2001」に出演した民主党の小沢代表は、靖国神社がA級戦犯をまつるのは、本来の趣旨に反するとの認識を示したうえで、「総理大臣も堂々と参拝できるようにすればいい」と語り「靖国参拝すること自体はいいと思います。靖国神社というのは戦争で 倒れた人をまつるところだ。そもそもそれ(A級戦犯)をまつるのは、本来の靖国神社の 趣旨に反する。天皇陛下も総理大臣も堂々と行ける靖国神社にすればいい」と述べたというのだが。
まあ、与党筋からの反論にもあるように、この見解は、「天皇も、総理も、靖国神社に参拝できるようにするには、どうしたらよいのか。」という、ハウツー的論理のようにも、見られるのだが。
要は、歴史的事実を風化させるのか、それとも、今日的な真実の元に、和解を試みるのか、という二つの選択に尽きると思うのだが。

極東軍事裁判の持つ意味のなかに、天皇制を守らんがための要素が、まったくなかったということは、いえないだろう。
この点での、率直な事実も直視しなければならないだろう。
さらに、昨年6月10日に、この掲示板1914で書いたように、この問題の根底には、そもそも、戦勝国による軍事裁判での戦犯は、本当に、未来永劫、価値評価を拒まれる、戦犯であったのかどうか、という、根本的な問いかけもありうるだろう。
いわば、日本版ホロコースト修正主義が問われる問題なのである。
ワイツゼッカーさんが「荒れ野の40年」でいった「過去に目を閉ざすものは、現在にも盲目である」「残虐行為を思いおこすことをこばむものは、すべて、それに影響された新たな危険にさらされがちである。」との言葉にしめされたような、和解を、どのように考えたらいいのか、
また、アルビン&ハイディ・トフラー夫妻の、「歴史にも、時効がある。」との考えを、この靖国問題に当てはめてみた場合、日本人は、Reconciliationの前提として、何をしなければならないのか、ということが重要になるものと思われる。
参考「アルビン&ハイディ・トフラー夫妻の「歴史にも時効を」には同感」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=105
「総理も天皇も、靖国参拝できて、めでたしめでたし」で済む問題であるとは、到底思えないのだが。
トフラー夫妻は、PETER SCHWARTZ氏との対話で、次のような主張をされている。
「私たちが、新しいアイデアを出さなければならないのは、摩擦論だ。戦争と平和に関しては、それが真実であることは事実だが、同時に、国内的にも、その摩擦論は必要だ。国内で最も弱いのは、訴訟方法や銃よりは、摩擦解消方法の欠如である。」



[3911] 「英国保健省の幹部」? 投稿者:とき 投稿日:2006/04/10(Mon) 16:25  

 何を意図して、このようなデンパを発信する? ロイターも。(情報流通、あとは、流れ作業?)

◇鳥インフルエンザで最大10万人の学童が死亡する恐れ=英保健省主任医務官【ロンドン 9日 ロイター】
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1836960/detail

 宿主域も、ホストの感受性の個体差も、外来抗原に対する生体の免疫作用も、正確に区別・認識しないままに。善意と熱意ある無自覚な「狼少年」は、どこにでもいるようですね。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(149)(2006.4.10)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza274.htm

>実態をまるで無視するのはマスコミも茨城県知事も同じで、不勉強の一字に尽きるが茨城株の見出しそのものも相変わらずの高病原性だ。これもコンプライアンスなのだろうか。さすが法治(放置)国家で一旦決めたらそのことに疑問を呈することすらしない。

>そもそもの間違いは江口さんら現場の意見を無視して、この明らかな無毒株を法律の条文に照らして無定見に陽性というだけで殺させた小委員会の判断である。前述したように無症状陽転ということはその株は全く馴致しているとみるべきで、それがウイルス対策の究極の目標である筈だ。ところが常々我々にそう教えて来た彼等が、なんとそれを殺させてしまった。そしてそれが当然の結果として拡がりをみせると、こともあろうに闇ワク疑惑を打ち出して殺しのライセンスを得ようとし、ついには一致して強毒変異説を打ち出して煙に巻こうと画策した訳である。

 それを導き寄せてしまったのも、当事者たる業界を代表する企業者ではなかったか。あくまでも、業界団体の意向に沿ったまでと言われてしまえば、それも全く否定できないようにも伺えます。
 意思決定を左右する当事者(この場合は養鶏産業に携わる国民)の大多数が、「ヒトゴト感覚」のうちは、法治国家日本の法に基づく施策は変えようがありません。せめて、(財)日本養鶏協会などの養鶏関連業界団体すべてが、意見・意思の一本化ができれば簡単に変わる話です。(これが困難なのでしょうけれど。)
 「国」は、けして個人の烏合の衆を相手しているのではなく、あくまでも「産業政策」として、業界「団体」を相手するのですから。

 結局、「現実・現場」がどうあれ、「法の現実」である「鳥インフルエンザ行政施策」の性格を読みきり、立ち居振舞う小賢しく要領のいい企業が生き残るようになって、「正直者がバカを見る」かたちになるのが、いつの時代も常で、それはソクラテスの時代からなにも変わっておらないようです。非常に情けなく嘆かわしい状況です。茨城県警の誤認逮捕も含めて。(その「ヒトゴト感覚の国民主権」が、最も大きく現れているのが、北朝鮮による拉致被害でもあります。)


[3910] 何事もなし「PSE施行後の中古オーディオ店」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/10(Mon) 05:45  

4月1日のPSE施行後の状況がどうなってんのかと、近所の中古オーディオ屋さんに行って、親父さんの話をきいてみた。
ここは、いち早く、先を見越して、レンタル方式にきりかえた店である。
すでに、レンタル方式での販売?実績も2-3件あったとのことである。
難点といえば、レンタル方式についての説明に時間がかかるとのこと、でも、総体としては、何の不便もないという。
また、今回の経験に懲りて、中古の業界団体を作る動きであるという。
経済産業省さんにとっては、ある意味「思う壺」で、一安心するであろうが、総じて「何事もなし、PSE施行後」の状況と、みうけられた。
このPSE問題についての私のスタンスは、いちはやく、「法改正は、無理なので、経済産業省と、ガイドラインの詰めを」との処方箋を出した。
この掲示板にこられる小倉秀夫弁護士も、ご同様な見解で、いち早く「ノーアクション・レター制度の活用」を提案された。
しかし、ネット上では、私どものこれらの動きは、経済産業省の立場を擁護・支援する「ガイドライン派」として、揶揄された。
一方、いまだに、法改正を主張されている川内ブログhttp://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/のような存在もある。
私は、このような政策要求に対しては、インフォームド・コンセント的対応が必要であると思っている。
つまり、「どこまでは、できますよ。しかし、はっきりいって、この程度までしか、治癒できません。」と、はっきり患者(政策要求者)に 伝えることである。
それは、がん告知とおなじ、伝える側には、心苦しさも、あるであろう。
そして、そこには、政策職人? 的な見通しと、勘と、技が求められるであろう。
しかし、そのことによって、政策要求者にとっては、オルタナティブを模索しうる時間的価値が生まれるはずである。
また、セカンド ・オピニオン的対応も、可能となるであろう。
いろいろ、考えさせられることの多かった、今回のPSE騒動であった。


[3909] この国を覆う邪な商魂? 投稿者:とき 投稿日:2006/04/09(Sun) 12:57  

■2006/04/08 (土) 自分は大丈夫と思っている人こそ…。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20060408

>いきなり原料原価が2倍以上にあがり、しかも供給されるかどうか分からない状態に陥ったのだから。そうすると、企業は何を考えるかお分かりだろう。
>1.利益を抑える。
>2.販売しない。
>3.価格を上げる。
>4.まがい物を使う。
>5.実際の含量を減らす。
>1,2なら良心的、3までは許せる。問題は4,5である。

>まあ、どこの業界にもいろいろな裏話があるだろう。
>そういうなかで一所懸命、真面目にやっていても叩かれるときは十把一絡げである。それでもやはり真面目にがんばることが一番だ。

◇卵輸入11倍増 国産神話崩壊 流通量の8% 鳥インフル余波(産経新聞) - 4月9日2時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060409-00000000-san-bus_all
 
 自国の産業を弱らせて、貿易業界を太らせる政策なのでしょうか、日本の政策。しかも、国内生産物に対する安全基準は、海外からのものに関しては、フリーパスのようなものです。

 話かわって、産経抄でいうところのユダのようにも思えてきますが、永田氏…。
http://www.sankei.co.jp/news/060409/morning/column.htm

 なお、がせメール問題から始まった民主党騒動を考えるヒントがありそうなサイトです。(相当眉唾かもしれませんが…。)
http://hobby.2log.net/zk1/archives/blog.html


[3908] Re:[3907] どうも不思議な「鳩山幹事長続投」 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/04/09(Sun) 10:10  

> これまで、優秀な側近が離れていったか、ということを、総括しておく必要が、小沢さんには、あるようですね。

そうですね。それと何故自民党を離れたのか、その原点も再認識しておく必要があると思います。
そして、それを他の有力者に理解してもらうことでしょうか。

小沢さんに心酔していた人たちは、民主との合同以来一定の距離をおいています。
しかし雑多な支持層を得なければ、健全な二大政党には育ちません。
与党の幹事長経験者である小沢さんには、その原理主義と、菅氏や横路氏らの支持者の融合をどう図るか、その手腕が問われていると思います。

引用許諾ありがとうございます。久々に硬めの記事を書く気になりました。

http://hytn.way-nifty.com/netdekansi/


[3907] Re:[3906] [3905] どうも不思議な「鳩山幹事長続投」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/09(Sun) 08:45  

聞きかじりさん。
なるほど、元同志たちは、一様に、複雑な思いで、小沢代表誕生を見ている、というわけですね。
まづ、「変わる」という前に、どうして、これまで、優秀な側近が離れていったか、ということを、総括しておく必要が、小沢さんには、あるようですね。
「京都の「信三郎帆布」を見習え」といったのは、小沢さんに対するメッセージでもあったわけです。
引用は、どうぞお構いなく、やられてください。
それにしても、「政治的裨益」というキーワードは、いろいろな視点で使えそうですね。
PSE問題で熱心な川内さんのブログhttp://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/
をウォッチしてきましたら、ブログが代表選挙のことについて触れてきたら、コメント欄に、いろいろなジャミングが入ってきて、それまでの訪問者の気持ちの乱れが見られたようで、興味深かったです。
やはり、政策論争は、もっと、ニュートラルに、各方面からじわじわと地道に詰め上げていくような方式のほうが、ネットには適しているようです。
玉を仕込まないで、発射ばっかりしていては、効果がありませんものね。
また「きっこの日記」http://www3.diary.ne.jp/user/338790/で、この2−3日、BSE問題を取り上げているのですが、このような視点での援軍は、果たして、援軍といえるのかどうか、かなりの疑問でした。


[3906] Re:[3905] どうも不思議な「鳩山幹事長続投」 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/04/09(Sun) 08:26  

> こうなると、「いったい、幹事長も含めて、火事場で、何をやってたんでしょうね」などと、疑いたくもなってきます。

評価は難しいですね。
もし、ここで小沢色を前面に打ち出すと、「挙党体制」ではなくなってしまうんではないかと思います。当然、民主分裂の序章になるような気がします。
また、下手に少しだけいじくるのも、妙な憶測を呼んでしまうのではないでしょうか。
全員再選というのは、ある意味で絶妙な判断だったと思います。

ところで、小沢党首誕生について地方議員のブログを紹介しました。
この後で笹山さんのコメントを紹介したいのですが、[3886]の全文をアーカイブの意味も含めて掲載させていただきたいのです。ご了承をお願いします。

http://hytn.way-nifty.com/netdekansi/


[3905] どうも不思議な「鳩山幹事長続投」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/08(Sat) 22:18  

よそ様の党の人事に疑問を投げかけるのは、不謹慎な事なのでしょうが、なんとも、この「鳩山幹事長続投」というのは、不思議なことですね。
「これじゃ、前原さんがかわいそうだ」なんて思うのは、私くらいのもんでしょうが。
こうなると、「いったい、幹事長も含めて、火事場で、何をやってたんでしょうね」などと、疑いたくもなってきます。
それとも、この幹事長は、そもそも、女房役でなく、お目付け役だったってことでしょうかね。
こういうのを、不動産業界では、「居抜き」、横文字で言えば「オーナー・チェンジ」っていうんでしたっけ?
たしか、「居抜き」の不動産物件は、安くしか売れないって話を聞いたことがありますね。
まあ、地方の市町村選挙でも、敗れた現職応援しないで、ちゃっかり、新町長の下で、再任を果たしている助役さんも、たまにいますけれどもね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000093-mai-pol


[3904] Re:[3900] 茨城県の検査 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/08(Sat) 22:12  

Chaosさん。
なるほど以下の知事さんの発言部分ですね。
かなり、知事さん、いらだっているようですね。
それにしても、この茨城県の知事記者会見、報道各社の実名入りというのが、なんとも、生々しいですね。
これがひとつの報道各社へのけん制効果を挙げているとも、見て取れます。
「知事:ただ,これが強毒性になるかもしれないということで殺処分したわけだから,それは薄いからといって放っておくわけにはいかないわけで,厚生労働省もああいう発表をしたのであれば,もっと徹底して追跡すべきだと私は思っておりまして,それを放り出しているのは,なぜかということがよくわからないです。」
「例えば,鳥と接触するのはその日が初めて,その日の朝に(血液サンプルを)とったにもかかわらず中和抗体の数値が大きい人がいたとか,なかなかうまく説明できないような現象がいくつもあるものですから,そこをもうちょっと調査してみないと,僕らは人間に云々ということについては何も言えないのだろうと思っておりますし,そっちをまずやっていきたいと思っております。」
「これは,この間,調査研究委員会の検討結果を踏まえて,今後の対応として,国立感染症研究所のほうではウエスタンブロット法による確認をする,あるいは,先ほどのタミフルの中和抗体法に及ぼす影響の検討,この2つについては向こうが分担するということで決まりましたので,これからやっていくと思います。」
「いつから国立感染症研究所のほうでやっていくかというところまでは聞いておりませんが,県で実施する分も,倫理指針の関係で,倫理委員会に諮って承認を得ていかなくてはいけないものですから,こちらもなるべく急がなくてはいけませんが,国の検査についてもできるだけ急いでもらえるようにお願いしたいと思います。」
「我々が要望するとか何とかいう前に,この状況が本当に大変だというのであれば,僕は厚生労働省がもっと騒がないとおかしいと思います。厚生労働省が,70人が抗体陽性ということをぼーんと発表しておいて,その後はさっぱり何もやっていないということについては非常に疑問を感じておりましたので,それでウイルス株をもらってきて県として検査をやろうということにしたわけです。それをやっておかないことは,これだけの発表をされた後にしては無責任ではないかということでやろうとしているのですけれども。あの段階で養鶏場従業員の2割が陽性と出ていたわけで,これはものすごく高い率ですよね。鶏の抗体陽性ということであれだけ騒いでいるのに,人間の抗体陽性についてなぜ厚生労働省は大問題としてもっと少し騒がないのか僕は基本的に疑問に思っています。」


[3903] Re:[3897] プリオン調査会:委員半数が辞任、利用された無力感も 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/08(Sat) 21:44  

>  寺田雅昭食品安全委員長も、6日の同委員会後、「初めに結論ありき、との批判は100%あたっていない。他の審議会とは違う真剣な議論があった。後から(審議方法への批判を)言われると『そりゃないよ』と思う」と不満を述べた。

下記の寺田委員長の”場外”発言は、まず「米国はそれほど汚染されていないので、EVプログラムにのっとればたとえば30ヵ月齢以下でもいい」という結論を寺田委員長は持っていた。プリオン専門部会の飼料規制とかサーベランス結果の審議は「米国はあまり汚染していない」という皮膚感覚を証明するための議論であったということになりませんかね。
 その皮膚感覚を逆撫でするタロー(牛脂)とかカナダから侵入したBSE感染牛、肉骨粉は視界の外に捨て去る。サーベランスも、サンプリング方法など科学的データとしての妥当性は検討せずに、結果を鵜呑みにする。科学者としては、最もやってはならないこと=自分の仮説に合わせてデータを選別する=をやっている。

寺田委員長の発言 (12月21日の日本食糧新聞とのインタビューより)

米国は一時期の英国に比べればそれほど汚染されていないので、EVプログラムにのっとればたとえば30ヵ月齢以下でもいいのではないかと思います。厚労省と農水省にどうして30ヵ月で諮問しなかったのかと質問したら、「国民感情に配慮」と言っていました。いずれ30ヵ月も諮問するのではないかと思っています。国内対策が先になるかわかりませんが。

逆にあれだけデータが乏しいなかで、バックグラウンドとなる米国全体の牛肉のBSEのリスク評価をする必要があったんだろうかなという極端な意見もあります。私は違うんだと思います。たとえば米国がかつての英国のような状況だったとすると、EVプログラムをつくったとしても科学的にリスクはあまり変わらないとは評価できないですね。

米国はあまり汚染していないだろうという皮膚感覚だけでなく、日本ほど飼料規制は厳しくないですが、サーベイランスの結果をあてはめれば日本とはそれほど変わらないという結論になります。

http://www.nissyoku.co.jp/bse/mail0501.htm

> 山本茂貴委員といえば。。

リスクコミュニケーション専門調査会の委員にも選任されていますよね。山本先生は以前からリスコミの委員でしたっけ??



[3902] ニューヨークタイムズが狂牛病の全頭検査をしなさいという社説 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/08(Sat) 21:38  

EDITORIAL; Stop: Don' t Test Those Cows!
http://www.nytimes.com/2006/04/06/opinion/06thu4.html?_r=1&oref=slogin
Published: April 6, 2006

日本語で一部紹介がありますね
ttp://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-08/2006040802_03_0.html


[3901] Re:[3898] [3897] 寺田委員長のコメント 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/08(Sat) 20:51  

<プリオン調査会>寺田委員長、半数辞任は「個々の事情」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060406-00000095-mai-soci

ふぇぇぇーーーって感じですが。。
このように感じられているんじゃ国民の情報、意見なんてさらに反映されっこないわけです。


[3900] 茨城県の検査 投稿者:Chaos 投稿日:2006/04/08(Sat) 19:17  

笹山様

Chaosです。
オリジナルの情報が見つかりました。
やぱり、元の情報までさかのぼらないとだめですね。

茨城県 知事定例記者会見における発言要旨

http://www.pref.ibaraki.jp/press/06press/p060323.htm#3
http://www.pref.ibaraki.jp/press/06press/p060404.htm#7

国に追跡調査を頼んだが、返事がないので自分たちで
検査することにした --- ということのようです。


[3898] Re:[3897] 金子さんのブログ「あまから独り言」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/08(Sat) 16:44  

金子清俊さんのブログhttp://kirakunihitorigoto.cocolog-nifty.com/blog/があったんですね。
この部分なんか、同感。
「リスクコミュニケーションは、職人安全委員会のみならず管理省庁の活動とも密接に関連する。すなわち、一機関、一省庁の枠組みを超えて、横断的にリスクコミュニケーションを担う組織が必要であると考えるがいかがであろう。」
「畢竟、組織は人である。公正中立な組織は公正中立な人選に大きく依存する。選挙、教授選、部長選、publicityが高くなればなるほど、重要な要素である。食品安全委員会もその例外ではない。人選の透明性を高める必要があろう。再任、改選の問題も同様である。例えば、公選制に近いものが構築できれば理想的であると考えるが如何であろうか。」
まさか、こんなところにも、側近政治がはびこったりしていて。
で、大宅さんの発言ですが、審議会委員マニアの大宅映子さんには、言われたくないな。
そんなこと。

http://kirakunihitorigoto.cocolog-nifty.com/blog/


[3897] プリオン調査会:委員半数が辞任、利用された無力感も 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/08(Sat) 16:23  

山本茂貴委員といえば。。。「現実と科学的論議に折り合いをつける」???「現実」さえちゃんと把握」せず、まともに検証していなかったじゃないですか(^^;寺田委員長も、国民の意見どころか情報さえ反映させるといいながら無視、結局放置、どういうことなんだろうか?何をいっておられるのだろうか?と、国民、傍聴者として感じますね。いやー、まじめに今後の委員会がますます心配です。

ところで、リスクコミュニケーション専門調査会の委員のほうは一度全員が辞表提出なんてことあったんですかね。唐木氏が再任されているようですが。
http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/index.html

プリオン調査会傍聴 トピックは山本茂貴委員作のトンデモ草案
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/52eb642094ee6ea33eb372d29fec155b
食安委の事務局が不透明に見える件で寺田委員長に伺ってみた
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/11e70e02b14f098e9f24b8189de16aae


プリオン調査会:委員半数が辞任、利用された無力感も
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060408k0000e040076000c.html
 BSE(牛海綿状脳症)問題や米国産牛肉の安全性を評価してきた内閣府の諮問機関、食品安全委員会プリオン専門調査会(12人)のメンバーの半数6人が先月末、辞任した。「残れば学者として信用を失う」「科学的思考さえ許されない」。辞めた委員は安全性に慎重な姿勢だったが、その言葉からは、学者としての危機感と同時に、政府に利用される諮問機関のあり方に対する批判も浮かび上がる。【藤原章生、本橋由紀、永山悦子】

 「安全対策の管理側(厚生労働省、農林水産省)は、彼らが求める答えを引き出す諮問しかせず、あり方自体がおかしい」

 調査会で座長代理を務め、今回辞任の道を選んだ金子清俊・東京医科大教授はこう批判する。年齢制限を理由に辞任を促された山内一也・日本生物化学研主任研究員(74)も「事実を基に論を進める科学的思考とは違う」と振り返る。

 プリオン専門調査会は、03年8月に発足。同年12月、米国でBSEが発覚し、調査会は昨年5月から「米国・カナダ産と日本産の牛肉を食べた場合の危険は同じかどうか」というテーマに取り組んだ。

 ただ、条件がつけられた。米国産は、危険性が低いとみなされる若い牛に限定され、さらに脳や脊髄(せきずい)など危険な部位を除いたものを評価するという内容だ。結論は「米国産と国内産牛肉のリスクの差は非常に小さい」とされ、輸入再開に結びついた。小泉純一郎首相は、施政方針演説で「科学的知見」を踏まえたと力説したが、直後に米国産牛肉から背骨が見つかり、輸入は再びストップした。

 「我々はあり得ない条件で机上の空論を重ね、政府は私たちの答えの一部を示し『科学的根拠』を発表したのです」。金子教授が辞めた理由の一つは、政府の方針にお墨付きを与えるため利用されたという無力感だった。山内氏も「政府は輸入にストップがかかると『先生方が安全と言った』と責任をなすりつけた」と不満を隠さない。

 「他の委員の辞任にはコメントできないが、調査会の諮問がおかしいということは多くの人が当初から気付いていたはずだ」。昨年1月から欠席を続けていた品川森一委員(前動物衛生研究所プリオン病研究センター長)は辛らつに批判する。

 慎重派でも会議に残った堀内基広委員(北大大学院教授)は「ブッシュ大統領が来日する昨年11月の前には2週連続で会議があり、負担が大きかった」と語る。

 もちろん、反論もある。留任した国立医薬品食品衛生研究所の山本茂貴委員は「一定の条件の中で、危険を評価するのは普通のこと」と、現実と科学的論議に折り合いをつける諮問自体に間違いはなかったとみている。

 寺田雅昭食品安全委員長も、6日の同委員会後、「初めに結論ありき、との批判は100%あたっていない。他の審議会とは違う真剣な議論があった。後から(審議方法への批判を)言われると『そりゃないよ』と思う」と不満を述べた。

 6人の辞任に伴い今月1日付で新たに6委員が選ばれた。正式に再任を求められなかった甲斐知恵子委員(東京大医科学研教授)は「今後、慎重派の声が小さくなるのでは」と懸念する。

 評論家の大宅映子さんは「最近では委員が主導権を握る場合も出てきたが、官僚の隠れみのになっているものもあれば、大臣の趣味でタレントを集めたと思う諮問委もあった。委員の率直な意見が吸い上げられないなら、なくてもいい」と話す。

毎日新聞 2006年4月8日 13時58分



[3896] 政権交代は結果であって目的ではない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/08(Sat) 10:45  

一夜あけての、小沢評だが、肝心の新聞のほうは、普天間問題がトップに上がってしまって、小さい記事に。
いろいろな評の中に、「政権交代は手段であって目的じゃない。」というようなものがあり、これには、同感。
さらにいうなら、「政権交代は結果であって目的ではない。」といいたいですね。
もうひとついうなら、「多くの失敗の原因は、過去の一回の成功体験の手法にこだわることから始まっている。」


[3895] Re:[3893] [3882] [3881] むしろ、赤潮・珪藻の問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/08(Sat) 10:29  

まりちゃんさん。
この問題にとらえかたですが、ご紹介の新聞では、単に、貝毒の問題と捉えていますね。
このような報道のされ方は、問題の本質を見間違わせるように思われます。
3882でも話しましたように、この問題は、有毒プランクトン・珪藻類異常発生の話なのですから、むしろ、赤潮問題・Alexandrium tamiyavanichiiなどの有害プランクトン発生問題(HAB-Harmful Algal Bloom-)として、その対策を国家的に講じる手立てをする必要があることと、とらえなければ、根本的な解決にはつながらないのではないかと思われます。

http://www.csc.noaa.gov/crs/habf/


[3894] ミートリックス2 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/08(Sat) 10:26  

神保哲生さんのブログに紹介されていましたが、
ミートリックス2が出来たようです。
http://www.jimbo.tv/commentary/000253.php
http://www.jimbo.tv/

代用乳などに許可されているのは、牛の血液だけじゃなく
レンダリングの加熱義務のない牛脂(日本で感染源として疑われている)も許可されてますけど、本当に笑えませんね。

ところでですが、ブログ、採血の院内感染対策の不備について更新しました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/812942aa7165bb964b29107e18713aab
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[3893] Re:[3882] [3881] 貝毒のニュース 20個以上で死亡の恐れですって。要注意 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/08(Sat) 10:04  

昨日のニュースです。海の汚染といえば、海草や貝類、魚粉を家畜の餌や栽培肥料にも活用しているわけですから、今後ますます注意が必要ですね。

<大阪>大阪湾のアサリ貝毒 毒化さらに進む
http://webnews.asahi.co.jp/abc_3_007_200604074801044.html
(4/7 19:18)

先月、大阪湾で取れたアサリから基準を超える麻痺性の毒が検出されましたが、その後の調査で、大阪湾一帯のアサリの毒の濃度が、さらに高くなっていることがわかりました。

兵庫県洲本市の由良海岸では、基準の15倍を超え、大阪府岬町の長松海岸でも10倍を超えていました。一度に20個以上食べると死亡する恐れもあるということで、大阪府などは、大阪湾でアサリを取らないよう呼びかけています。




[3892] マクロ的視点ゼロの「普天間移設合意」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/08(Sat) 07:25  

沖縄県頭越しの今回の防衛庁と名護市との合意だが、言っちゃ悪いが、交渉相手が名護市長じゃ、あのような、「滑走路の角度が 地元集落の上を通らないように」などのサル知恵的解決策しか浮かばなかったんだな、と、むしろ場違いな交渉の場に引っ張りだされた名護市長さんのお立場に、同情申し上げる。
でも、「町道が、集落を、かする,かすらないの調整]とは、違うんですからね。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/gif/200604081301.jpg 参照
ここは、沖縄県知事の憤懣やるかたないお気持ちに同情。

もともと、この普天間問題の発端は、沖縄米兵の少女暴行事件というものにたいしての、かなり、情動的なものがトリガーとなって、これに、当時の知事さんを支援する勢力の政治的プロパガンタが沖縄県民総決起大会と相乗しドライブとなり、翌年の日米合意につながり、以後、それが、ドミノ的に、沖縄県民を苦しめているように思える。
一度、リセットして考えてみたほうがいでいいんではないんでしょうかね。
こうなると「地元住民の意向」というものの「公共性」というものを疑いたくなってくる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000000-san-pol


[3891] 昨日発見された香港二番目の骨入り牛肉は、カーギル社のもの。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/08(Sat) 06:23  

昨日香港政府当局は、アメリカから輸入された1500ボンド60箱の牛肉のうち、New York strip
http://www.homegrocer.com/images/products/ny-strip-12-oz.gif
と呼ばれるストリップ・ロイン74ポンドの中に、2インチ×4インチの小さな骨が混ざっていたと発表し、その肉は、アメリカ・カンサス州Wichitaのカーギル・ミート・ソリューション社製のものであると、した。
カーギル・ミート・ソリューション社は、この骨は、特定危険部位のものではないとしている。

なお、カーギル・ミート・ソリューション社の日本向け製造施設は、カンザス州Dodge City、コロラド州Ft. Morgan、テキサス州Friona、テキサス州Plainview、ネブラスカ州Schuylerの五箇所である。
カンザス州の工場には、日本向け施設のDodge Cityを初めとしてMcPherson, , Hutchinson そして、今回のWichitaなどたくさんの施設がある。
サイトhttp://www.cargill.com/files/sf_kansas.pdfご参照。

ここまで書いてきて、ここで、カンザス州地元のニュースが入ってきた。
このサイト「Hong Kong suspends beef imports from Cargill plant in Kansas」http://www.kansas.com/mld/kansas/14291047.htm
によると、問題を起こした、カーギル社の工場は、先に書いたWichitaのカーギル・ミート・ソリューション社製でなくて、日本向け出荷施設でもあるDodge Cityの工場であるという。
なお、この工場は、2005年8月15日発表の「BSE Noncompliance Record (NRs)」該当とされた1,036件のうちには、入っていない。

http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=domesticNews&storyID=2006-04-07T153922Z_01_N07287392_RTRUKOC_0_US-FOOD-CARGILL-BEEF.xml&archived=False


[3890] これでは、まるで「愛鶏園」虐めではないか? 投稿者:とき 投稿日:2006/04/07(Fri) 23:01  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(148)(2006.4.7)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza273.htm

>研究予算獲得に血道を上げる学者達のまことしやかな宣伝を真に受けていたら業界は破滅しかねない。茨城県知事も県下の業者達の声を聞いて見たら良い。その独りよがりな考えで県警を指示する強権者としての人物像を鏡に写して見るべきだ。

◇愛鶏園
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&ie=UTF-8&q=%E6%84%9B%E9%B6%8F%E5%9C%92&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2
http://news.goo.ne.jp/news/search/search.php?MT=%B0%A6%B7%DC%B1%E0&kind=text&text.x=21&text.y=17&text=%B5%AD%BB%F6%B8%A1%BA%F7&day=30
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B0%A6%B7%DC%B1%E0&st=n

◇「鶏殺したくない」と指示=愛鶏園元会長を再逮捕−茨城県警(時事通信) (7日21時1分)
◇愛鶏園元会長を再逮捕 鳥インフル感染を届けず(共同通信) (7日20時3分)
◇<鳥インフルエンザ>感染を未届けの容疑者再逮捕 茨城県警(毎日新聞) (7日19時13分)
◇愛鶏園元会長を再逮捕 鳥インフル感染を届けず(共同通信) (7日18時6分)
◇愛鶏園元会長、再逮捕へ 鳥インフル感染を届けず(共同通信) (7日10時23分)
◇<鳥インフル>養鶏場元会長を再逮捕へ 陽性反応届け出ず(毎日新聞) (7日3時3分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 これで弱ると、だれかが笑うことになる?
 日本の「鳥インフルエンザH5N2型」問題で、誰かを悪者にしたからといって、解決するとでも思っているのでしょうか? 直接、関わっている行政サイドの人間、正気なのでしょうか? 「産・官・学」の当事者の方々も。『知らずに犯す罪は大きい』そのままの様相。

◇マイクル・クライトン『恐怖の存在』
http://d.hatena.ne.jp/schazzie/20051110

>こうした噂こそが新たな神話を生み、新たな疑似科学を支え、しかも真偽よりも「恐怖」のほうを撒き散らしかねないという、高度情報化社会の構図である。

>ほんとうに科学的に確証された真実なのか?それが真実としてまかりとおっている背後には、特定の人間の意図や権力が介在し、一部の人々だけが経済的恩恵に浴しているのではないか

>奇妙なタイトルは、後者の代表格である社会学者ホフマン教授が、現代において支配的な<政治・法曹・メディア>複合体が、たとえ根拠がなくとも何らかの恐怖を広め大衆を操作してしまう構図を「恐怖の極相(ステイトオブフィア)」と呼ぶところに起因する。

 鳥インフルエンザの場合は、「闇ワクチン(違法・無認可ワクチン)」、「陰謀ワクチン」とかという、マコトシヤカな噂によって。
http://www.jpa.or.jp/news/item/2006/03/08/besshi01.html
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2005/0511-2.html#tue

◇【中国】ベトナムで鳥インフル、中国から密輸の鳥から発見(サーチナ・中国情報局) - 4月7日19時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000008-scn-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
◇中国:鳥インフルエンザ等、新しい伝染病が相次いで発生【大紀元日本4月7日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/04/html/d26826.html

◇原田慎太郎
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B8%B6%C5%C4%BF%B5%C2%C0%CF%BA&st=n
◇宮嶋武広
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B5%DC%C5%E8%C9%F0%B9%AD&st=n


[3889] これが「善人ユダ」の証拠 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/07(Fri) 22:00  

約1700年前に書かれた初期キリスト教の外典「ユダの福音書」の写本が解読され、米ナショナル・ジオグラフィック協会で公開されたことが話題になっているが、このBBCのサイトでは、その現物を写真入で、紹介している。
これhttp://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/magazine/4887222.stmがその写真。

新約聖書には、イエス・キリストの弟子ユダがイエスを裏切り、刑吏に引き渡したと記載されているが、「ユダの福音書」では、イエスがユダに対し、自分を裏切るよう命じていたと書かれている。

新約聖書18章の1節〜27節に、ユダのことが書かれているが、今後、どうするのだろう。
気がかりなことではある。

なお、このサイト「レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」」http://www.pcs.ne.jp/~yu/ticket/supper/sup_data.html
では、最後の晩餐におけるユダの扱われ方の変化を観察されていて面白い。

参照
ヨハネの福音書18章ー19章
18:1 イエスはこれらのことを話し終えられると、弟子たちとともに、ケデロンの川
筋の向こう側に出て行かれた。そこに園があって、イエスは弟子たちといっしょに、
そこにはいられた。
18:2 ところで、イエスを裏切ろうとしていたユダもその場所を知っていた。イエス
がたびたび弟子たちとそこで会合されたからである。
18:3 そこで、ユダは一隊の兵士と、祭司長、パリサイ人たちから送られた役人たち
を引き連れて、ともしびとたいまつと武器を持って、そこに来た。
18:4 イエスは自分の身に起ころうとするすべてのことを知っておられたので、出て
来て、「だれを捜すのか。」と彼らに言われた。
18:5 彼らは、「ナザレ人イエスを。」と答えた。イエスは彼らに「それはわたしで
す。」と言われた。イエスを裏切ろうとしていたユダも彼らといっしょに立ってい
た。

http://city.hokkai.or.jp/~repent/JapanesePages/JohnCourse/BibleTexts/Verses11.html.html


[3888] Re:[3887] [3879] [3871] [3870] 感染伝播の主体は? 投稿者:Chaos 投稿日:2006/04/07(Fri) 19:40  

笹山様

Chaosです。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1817652/detail
時期的にも内容も、このニュースだと思います。

平成18年4月4日の方は、推測ですが、拡大検査も国にやって欲しかったんじゃないでしょうか? やってくれなかったので、県で独自に? やってみようとしたらかなり大変そう?
鶏を検査するのと比べると、人間の場合は格段に手順が大変だったとか

医療関連のデータの扱いに関しては、下記を参考にしてください。(遺伝子ではないのでここまでは面倒じゃないとは思いますが)
http://www.biobankjp.org/
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/seimei/genomeshishin/05062701.htm
情報セキュリティからインフォームドコンセントまである程度しっかりした手順を決めて、倫理委員会を作って了承を得るというスキームが必要なようです。


[3887] Re:[3879] [3871] [3870] 感染伝播の主体は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/07(Fri) 17:25  

Chaosさん。
情報ありがとうございました。
このサイトhttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1817652/detail
のニュースなのでしょうか。

「事前に鳥との接触がなかった人にも抗体陽性がみられたため、県は国に対し他の検査方法による再検査やウイルス株の分与を要望していた。」
「3月28日の専門家による研究委員会で、どの県民から血液のサンプルを採取するかなどの計画書を作成し、県倫理委員会に諮ることが決まった。」
じゃあ、進んでいるということなのでしょうかね。
でも、この茨城県知事゛さんの会見の日時は、平成18年4月4日だし。
どうなってんでしょう?


[3886] 民主党党首候補者の演説 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/07(Fri) 17:09  

毎度おなじみの党首選挙での対決候補同士の演説だったが、やはり、「自民党を決死の思いで離党して、なにもできなかったら、死ぬに死ねない。」といった調子の小沢演説に、感動した党員は、多かったのではないのかな? 
まあ、私も、その死ぬに死ねない口の一人なのだが、自民党を離党するときには、先祖の仏壇の前で、涙を流して、決意を表明したことも、そういえばあった。
でも、今では、そんな執念を燃やさずとも、時代も、あれから変わっているのだから、一度、リセットして考えたほうが、結果として、政権はとりやすいのではないのだろうか、とも、考えている。
執念を持つ小沢さんには、悪いのだが。
つまり、政権交代よりも、国民へのニーズ・オリエンテッドな政治ということかな?
国民の要望へのニーズ・オリエンテッドな政治であれば、国民は、政権交代があろうとなかろうと、そのこと自体は、ノー・プロブレムということになる。
むしろ政党が、政権交代というレトリックを、国民のニーズ不在で、政治的マーケットを増やさんがために、裨益のレトリックとして使いすぎた嫌いがありますね。
はっきりいえば、政権交代なぞ、国民にとっては、必要でもあり必要でもないのです。
それにしても、「チェンジ」「改革」「変化」「変わる」「変革」いずれの用語も、政治的裨益のために、使い果たされ、擦り切れ、異なるレトリックが、政治の世界で使われることを待っているような気がしている。
今日の「共生」のキーワードも、やや、くたびれてきたのかな? 
「民主党をぶっ潰す。」くらいのことを言ったほうがよかったのでしょうが、これほど少ないと、本当にぶっつぶれてしまいかねないので、なかなか、いえなかったのでしょうが、ここは、京都の「信三郎帆布」の超人気ぶりの秘密に学ぶべきでしよう。
つまり、いい職人がついてくれば、お家騒動などメジャないってことですかね。


[3885] Re:[3883] 鳥インフルエンザ 猫への感染でヒトの新型の出現がはやまる?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/07(Fri) 16:31  

虹屋さん。
この話題の論文は、「Feline friend or potential foe? 」という題名http://www.nature.com/uidfinder/10.1038/440741a
のようですね。
BBCのサイトhttp://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4878868.stm
によればオランダ・ロッテルダムのErasmus Medical CentreのAlbert Osterhaus博士らの研究では、猫が、鳥インフルエンザに感染した鶏を食べることで、容易に鳥インフルエンザに感染しえるが、猫が感染しうる最小量についてのデータは少ないが、H5N1が家禽の間で、風土病化しているという事実はあるとしています。
また、猫と同居している犬にも、同様の症状が見られることがあるとしていますね。

ロンドのインペリアルカレッジの Peter Openshaw教授によれば、猫は、腸や肺から感染するが、人への感染は見られないとしていますが、媒介のブリッジの役割は、果たしているとしていますね。http://newsimg.bbc.co.uk/media/images/41524000/jpg/_41524686_bird_flu_species416.jpg
このBBCのサイトのチャート図によれば、猫のルートだけが実証されていて、豚のルートも、実証はされていないように書かれています。




[3884] 『活字文化があぶない』 投稿者:とき 投稿日:2006/04/07(Fri) 15:21  

◇理性欠く「新聞特殊指定」報道【PJニュース 04月07日】
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1831060/detail

>こと「特殊指定」報道に関しては、新聞は理性を失っているとしか言いようがない。

>特殊指定を撤廃すると言論の自由が脅かされるという主張だ。これは議論のすり替えの何ものでもない。特殊指定は新聞経営のライフラインであるかもしれないが、文字活字文化のライフラインではない。メディアの責任を主張するならば、この点をはっきり示すべきだ。新聞業界は特殊指定という既得権益を主張する前に、コスト削減といった自助努力の形跡など自らの経営状況を公開するのが筋であろう。そもそも、経営が不透明な新聞社などに、権力の監視役を付託するわけにはいかない。

◇活字文化があぶない 2006-04-07
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/d/20060407

>このシンポジウムについて、中立的な立場から報じているメディアがライブドアしかないという事実が、日本の活字文化がいかに「あぶない」かを示している。

>新聞各社が世論調査などで示しているように、新聞の宅配制度が圧倒的多数の国民に支持されているなら、それを法的に補強する必要もないだろう。まして特殊指定の廃止が「活字文化の危機」をもたらすというのは問題のすりかえであり、この両者にはいかなる因果関係もない。このようなバランスを欠いた報道をすべての新聞で繰り返し、地方議会まで動員して「見直し反対決議」を出させる新聞社の異常な行動こそ、冷静で客観的な活字文化の危機である。

■2006/04/05 (水) 08:30:18 新聞の特殊指定 公明、堅持申し入れ
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20060405
■2006年3月25日 (土)「特殊指定」を巡る新聞社の倒錯
http://t2.txt-nifty.com/news/2006/03/post_497c.html
■2006年04月06日「新聞をヨム日」にNO!
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/2006-04.html#20060406

 もう、既得権のなかでの、従来どおりのぬるま湯につかりつづける時代ではなくなっているように思うのですが…。
 それでいながら(自分らは一定の法の枠で他者を排除しつづけながら)、国の最低限の基準をあてる「教科書検定」にはもの申すなんて、自分らのやってることと、人に言ってることが矛盾してるようでもあります。しかもテキストは教科書だけではないのに。それをいうなら、「再販制度・特殊指定もやめたら」というべきでは・・・。
http://www.asahi.com/paper/editorial20060407.html
(◇教科書検定 高校はもうやめたら)


[3883] 鳥インフルエンザ 猫への感染でヒトの新型の出現がはやまる?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/07(Fri) 15:19  

”人から人に感染しやすい型に変化するのに一役買う可能性”というのは、??

>鳥インフルエンザ 猫への感染に警戒/オランダ学者が指摘 日本農業新聞 4月6日

 高病原性鳥インフルエンザ(A型の一種H5N1型)が飼い猫に感染していることに関し、オランダ・エラスムス大のアルバート・オスターハウス教授らの研究チームが「感染拡大における猫の役割が軽視されすぎている」と警告、猫類の感染防御策や調査を強化すべきだと提言した。6日付の英科学誌ネイチャーに論文を発表した。
 猫はA型インフルエンザに感染しにくいとされるが、2004年、タイの動物園で死んだ鶏を餌に与えられたトラやヒョウがH5N1に感染。H5N1が鶏の間で広まっているインドネシア、イラクのほか、野鳥から検出されたばかりのドイツでも飼い猫に感染したが、世界保健機関(WHO)は「飼い猫が伝播(でんぱ)サイクルに関連している証拠は今のところない」としている。
 研究チームは呼吸器、腸管(餌)、感染猫との接触のいずれのルートでも猫がH5N1に感染することを実験で確認。呼吸器だけでなくさまざまな臓器でウイルスが増殖し、排出された。
 同教授らは、ウイルスが人から人に感染しやすい型に変化するのに一役買う可能性もあると指摘。猫への感染について、各国の対策の中でも考慮されるべきだとした。



[3882] Re:[3881] 貝毒のニュース 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/07(Fri) 15:01  

まりちゃんさん。
これは、おそらく、サキシトキシン(Paralytic Shellfish Poison(PSP))によるものでしょうね。
Alexandrium tamiyavanichiiという渦鞭毛藻の有害プランクトンの蓄積によるものでしょう。
このサイトに報告がありますね。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=11998312&dopt=Abstract
徳島県では、1999年に、そのほか、沖縄でも、報告されているようですね。
通常二枚貝のようですが、牡蠣にもあるのでしょうか。
牡蠣については、このほか、ブレベトキシン(Brevetoxin)という渦鞭毛藻Gymnodium breveも、原因となることが多いようですが、徳島で発生した赤潮では、あるのでしょうか? 
http://www.green.pref.tokushima.jp/suisan/backnum/suishi/chosa/chs_topic002.html



[3881] 貝毒のニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/07(Fri) 13:44  

情報を頂戴しましたので。。

カキ貝毒さらに悪化 和田島沿岸、100グラム摂取で死亡も
http://www.topics.or.jp/News/news2006040603.html
 徳島県は五日、小松島市和田島沿岸で採取された天然カキから、国の出荷自主規制値(一グラム当たり四マウスユニット=MU)を大幅に上回る三二・三MUの麻ひ性貝毒が検出されたと発表した。三月二十九日に検出された四・一MUの八倍に上り、県は引き続き、小松島市内と阿南市那賀川町内の漁協に二枚貝の出荷を自主規制するよう要請。県民には同沿岸域での潮干狩りを控えるよう呼び掛けている。

 県水産課によると、貝毒が検出されたのは、県立水産研究所が三月三十日に採取した天然カキ。三二・三MUは、体重六〇キロの人が百グラムを食べると死亡する可能性もあり、過去十五年間で最も高い数値という。

 麻ひ性貝毒は、カキのほかハマグリやアサリなどの二枚貝にも発生する。食後約三十分で発症し、舌や唇などがしびれ、重症の場合は体が動かなくなり、十二時間以内に呼吸困難などで死亡するケースがある。

Warning: Do Not Eat Local Sport-Harvested Seafood
http://cbs2.com/local/local_story_084010342.html
カリフォルニア州はドーモイ酸が猛威を振るい、警告がでたそうです。カリフォルニアから海産物が日本にきてませんでしたっけ?



[3880] AI専門学者の「食い扶持」にされている以上・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/04/07(Fri) 13:30  

Re:[3871] [3872]

笹山様

>つまり、茨城の鳥インフルエンザ問題は、「鳥⇔鳥」感染問題と同時に「鳥⇔ヒト」問題を考えていかないと、永遠に終息しないような気もしています。

 ウイルスの断片を用いているうちは、既存の検査システムでは、見分けをつけることは難しいのではないでしょうか。
 「鳥⇔ヒト」を掲げてしまったことで、『ト』の領域に踏み込んでしまったなと思っておりますが・・・。それぞれの領域の学者さんが、自分のテリトリーを不可侵のものとして後生大事に思っているうちは、いかんともしがたいのかもしれません。
 ヒトの感染症を対象にしている研究者にしてみれば、AIとHIは、もはや大きな研究対象になる段階はとうに過ぎたものでもありますので。本来、微生物学の中でも、マイナーな領域に過ぎなかったものが(微生物学そのものが、研究全般で、かなり斜陽化していましたが)、人間の病気に関連するという「仮説」によって、脚光を浴び、かつ国家の予算配分まで潤沢に受けれるとなって、舞い上がってしまって、「現実」を見失っているのかもしれません。つまり研究の目的が「科学的探求」ではなく、「予算獲得」にすりかわってしまっていることになっているかのようです。
 H5N2AIの茶番劇を見ている限り、そうとしか思えません。
 「鳥⇔ヒト」は、進化論的にいえることであって、今目の前で「直(ジカ)」に起こることではない、ということの正確な情報を発信するべきです。そこをあいまいにして、どうにでもとれるような、錯覚を起こしがちな情報を放置している学者たちと施策担当者たち、そして報道機関の記者たちは、とんでもない食わせ者ばかりです。
 茨城県知事さんも、ブレーンの方々(県農林水産行政マン)がおられるのですから、思い込みで判断して突っ走るワンマンにならずに、専門の方々の話を謙虚によく聞いて、その知識をよく咀嚼されたほうがよろしいのではないかと思っております。茨城県警も同様、専門知識を持つ方々に対するレスペクトが少し欠如しているのではないかと、危惧いたします。ある知識を理解するには、それを理解するに足るベースがない限りどうにもなりませんが。「疫病とウイルス感染」の「知」は、なかなか哲学的です。心理学・社会学・法学・生物学・医学など(果ては経済学まで。ゆえに文学や歴史のテーマになる所以か。)、人間の英知をフル動員しないと、全体像をつかみきれないようにも思います。(果たして、「疫病」と「戦争」を理解するに足る、教育システムとなっているでしょうか、今の日本?)

 スコットランドの白鳥の事例については、とにもかくにも、その発症へい死した白鳥は、あくまでも被感染側だということが基本認識にしておかなくてはなりません。どこで、何から被ったかということが問題です。
 感染、潜伏、発症、へい死の期間を逆算して、どの程度移動していたかで、おおよそ見当がつくかとは思いますが。おそらくウイルスの持続感染体(なんらかの鳥の可能性が高い)が、何食わぬ顔で周辺に存在しているということだと思いますが。

◇愛鶏園元会長、再逮捕へ 鳥インフル感染を届けず(共同通信) (7日10時23分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000054-kyodo-soci
◇<鳥インフル>養鶏場元会長を再逮捕へ 陽性反応届け出ず(毎日新聞) (7日3時3分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000016-mai-soci

◇日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 日本の警察は、もはやゲシュタポと化しているのでしょうか? いつまで、そんな茶番劇を続けるつもりでしょう。思い込みで、あらかじめ想定している結論が出るまでは、頑張ってしまうのでしょうか? 
 これは完全に「闇ワク」の取調べ以外の何物でもないのでは。NHKと新潮社は、悪質なデマでっち上げ報道をしてしまったものです。ウイルス感染学について、だれかきちんとレクチャーする必要があるのですが・・・。聞く耳をもたなければ、無駄な労ではありますが。
 とんでもないことが、目の前で起こってしまってます。

◇週刊新潮特集
「茨城だけ発生『鳥インフルエンザ』はばらまかれた
『陰謀ウイルス』が原因だった!」への抗議と謝罪・訂正の要求
社団法人 日本養鶏協会 会長 梅原 宏保
http://www.jpa.or.jp/news/item/2006/03/08/besshi01.html

◇ NHK クローズアップ現代
11月8日(火)放送 鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2005/0511-2.html#tue


[3879] Re:[3871] [3870] 感染伝播の主体は? 投稿者:Chaos 投稿日:2006/04/07(Fri) 13:24  

笹山様

Chaosです。

> 「厚生労働省が,70人が抗体陽性ということをぼーんと発表しておいて,その後はさっぱり何もやっていないということについては非常に疑問を感じておりましたので,それでウイルス株をもらってきて県として検査をやろうということにしたわけです。それをやっておかないことは,これだけの発表をされた後にしては無責任ではないかということでやろう(後略)

この件は、検査の実施について、県が計画書を作成していなかったため、国立感染症研究所からクレームがついて、計画書を作成してから実施ということになっているようです。
NHKのニュースで流れたのを見ましたが、ソースを確認できず。5月か6月に実施予定だったような。
医療データの取り扱いについては、かなり面倒な倫理規定があるので、準備に時間がかかると思います。


[3878] Re:[3873] 専門委員の辞任のゴタゴタ続く 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/07(Fri) 12:32  

やっとダイヤルアップから復帰しました(^^;

>  同日の会合では、「言いたいことは専門調査会で撤底的に言うべきだ。後になって言うのは失礼だ」との意見が出された。また同日午前に自民党の「動植物検疫及び消費安全に関する小委員会」でも、退任後の専門委員の発言に対し、「安全委の権威、信頼性にかかわる問題だ」などと不快感を表明する声が相次いだ。

いやー、「安全委の権威、信頼性」なんて、あると思っておられるんですかね? 食安委がナンと言おうと、食べないといっている国民が7割、8割いるというのに。この問題が血液や医療で感染するという公衆衛生に大きくかかわる問題になるってこともわかってるんだろうか?自民の委員会にレクチャーする人はいるんだろうか?

>「言いたいことは専門調査会で撤底的に言うべきだ。」
ですが、横山先生と甲斐(知)先生の指摘の文書は配布はされたものの、明らかに無視されましたねー。国民からの情報や国会での情報の指摘は壇上にさえ上げてもらえなかったし。

自国の対策不備の大穴を棚上げして、経済制裁とかいっているアメリカのジャイアンおじさんも、いずれ検査方法が進化して肉や血液でプリオン検査ができるようになったらどんな発言をするようになるのか、楽しみですよ。ドラえもん漫画でも謹呈したいところです。



[3876] 掌の上で踊りは続く 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/07(Fri) 11:37  

検査官にも調査の目を 4月7日 日本農業新聞
 「対日牛肉輸出施設を米国が再チェックする時には、施設という物的な問題だけではなく、人的要素も整っているか見極めねばならない」と指摘する自民党動植物検疫および消費安全に関する小委員会の宮路和明委員長。農務省の検査官が対日輸出条件を熟知していなかったという違反原因の一つに着目。米国産牛肉の安全を確保する観点から「こうした問題点を米国に質すべきだ」と農水、厚生労働両省の担当者に指示。


米国報告書には「2006 年1 月23日月曜日に、FSIS はすべてのEV(輸出) 認定施設の検査プログラム担当職員に対し、ウェブサイトを利用した双方向の研修を行った。」など検査官の研修対策は様々書いてあるのですがね、宮路和明委員長。


[3875] Re:[3874] [3873] 専門委員の辞任のゴタゴタ続く 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/07(Fri) 10:39  

笹山さん。
> いろいろ、もっともらしい理由がつけられていますが、やはり、最大のきっかけは、2004年9月9日の食品安全委員会の強引な結論付けが発端であると、私は、見ております。
> 参照「あくまで「月齢20ヶ月検出限界論」にこだわる食品安全委員会事務局の性懲りのなさ」
> http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=76

山内先生のご意見をご紹介します。4月7日 日本農業新聞より

>行政は説明責任 果たせ
> プリオン調査会を振り返って 山内一也東大名誉教授に聞く

 牛海綿状脳症(BSE)対策を審議する食品安全委員会プリオン専門調査会を3月いっぱいで退任した山内一也東京大学名誉教授に、2年半の活動を振り返ってもらった。米国産牛肉の輸入再開に向けた結論ありきの議論に誘導されたと反省する一方で、科学者に安全確保の責任を丸投げして、自らの説明責任を果たそうとしない行政への怒りをにじませた。
 プリオン専門調査会の最初の節目は、BSE全頭検査などを検証した国内対策の中間取りまとめだ。報告書の結論で「20カ月齢以下の感染牛を見つけるのは困難」との表現が問題になった。検査対象月齢は線引きできないとの結論で委員が合意し、この文書の修正を座長に一任した。しかし、最終報告書は「20カ月齢以下の午を見つけられなかったことは、今後のBSE対策を検討する上で十分考慮にすべきだ」との文言が加筆され、全頭検査から20力月齢以下を外す根拠になった。
 この文言修正の経緯は不透明で、官僚の意向が反映されたようだ。私たちは全頭検査緩和が諮問されるまでこの文言の重要性に気付かなかった。官僚の巧妙さに負けた。
 米国産牛肉の輸入再開審議では、20力月齢以下で特定部位を除くという条件の順守を前提として評価せざるを得ず、またも私たちは官僚が敷いた輸入再開へのレールから降りられなかった。
 特定部位除去の実態など不明な点が多いために「リスクを評価することは困難」としたのが私たちの科学的な結論だ。前提付きの諮問に対し「輸出条件が順守されると仮定すれば(国産との)リスクの差は非常に小さい」としたが、これは科学的ではない。
 2005年12月の米国産牛肉輸入再開は農水、厚労両省が政治的・経済的に判断。それを「科学的根拠に基づいて輸入再開した」と科学者に責任を押し付ける形で対外的に説明したことが消費者の混乱を招いた。両省は、判断理由を説明する責任を果たしていない。
 食品安全行政は、科学的合理性と現実の政治的、経済的合理性の3点総合的に判断して決まる。食品安全委員会が科学的に判断し、農水、厚労省は政治的・経済的な判断を下す責任がある。
 両省が米国産牛肉の輸入停止を解除する時は、今度こそ自らの言葉で安全と判断した理由を国民に明らかにしなければならない。


[3874] Re:[3873] 専門委員の辞任のゴタゴタ続く 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/07(Fri) 09:58  

虹屋さん。
いろいろ、もっともらしい理由がつけられていますが、やはり、最大のきっかけは、2004年9月9日の食品安全委員会の強引な結論付けが発端であると、私は、見ております。
参照「あくまで「月齢20ヶ月検出限界論」にこだわる食品安全委員会事務局の性懲りのなさ」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=76

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=76


[3873] 専門委員の辞任のゴタゴタ続く 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/07(Fri) 09:51  

退任の理由

 6/7 日本農業新聞
委員退任で食品安全委員長 研究専念が埋由

内閣府食品安全委長会の寺田雅昭委員長は6日の会合終了後、記者団に対し、米国産牛肉の安全性を審議したプリオン専門調査会の専門委員12人のうち6人が3月末で退任したことについて「皆、調査会に精を尽くし、ほとんど研究が出来ないといっていた」と述べ、一部委員は輸入再開に慎重意見を唱えたため退任に追い込まれたとの観測を否定した。
 寺田委貫長は、退任した専門委員について「熱心にやってくださったことは感謝している」としながらも一部委員が退任後に「始めに結論ありきだった」などと発言したことに関しては、「後で言われたらそれはないよとなる」ど不満を表明した。
 同日の会合では、「言いたいことは専門調査会で撤底的に言うべきだ。後になって言うのは失礼だ」との意見が出された。また同日午前に自民党の「動植物検疫及び消費安全に関する小委員会」でも、退任後の専門委員の発言に対し、「安全委の権威、信頼性にかかわる問題だ」などと不快感を表明する声が相次いだ。

報道されている辞任の理由

金子清俊氏、  「国民に食品安全委員会の審議について説明する場で、私自身が『米国などからの輸入再開については、国内規制の見直し同様、厳格に評価する』と説明していたのに、米国で特定危険部位の除去などが適正に行われるという前提付きの不十分な審議しかできなかった。吉川泰弘座長(東大教授)から再任を依頼されたが、責任を感じたので辞任した」と話している。 (読売新聞) - 4月4日
毎日新聞の取材に「米国産牛肉問題の検討は、仮に(脳などの)特定危険部位を完全に取り除いて輸入した場合、安全かという議論だった。国民には当初、仮定に基づく議論を行うとは説明しなかった。(説明と審議方法が)食い違い申し訳ない」などと辞任の理由を話す。(毎日新聞) - 4月4日

山内一也氏、 山内氏は74歳。年齢規定を超えていたため、再任されなかった。 日本農業新聞 06年3月31日

北本哲之氏、 北本氏は厚生労働省の審議会との兼務を避けたとみられる。 日本農業新聞 06年3月31日

品川森一氏、 品川前センター長は、専門調査会の運営を批判して、おととし12月から欠席を続けていました。品川前センター長は「政府に都合のよい結論を強引に決めようとしていると感じたので出席しなかったし、辞任することにした。今後は根本的に審議のあり方を見直してほしい」と話しています。 NHK 4月4日

甲斐知恵子氏、 委員会事務局は、各委員には再任を打診したとしているが、辞任した甲斐知恵子・東大医科学研究所教授は「正式に再任依頼の連絡はなかった」としたうえで「慎重論を言う人がすべていなくなって残念」としている。(毎日新聞) - 4月4日

横山隆氏 ??


[3872] イギリスの鳥インフルエンザ発生で、感染鳥が、国内からか、国外からかで、議論。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/07(Fri) 08:02  

スコットランドのCellardyke で、8日前に発見された白鳥にH5N1に感染していたことで、イギリス国内では、この白鳥が、国外から来たものなのか、国内のものかで、議論が沸いている。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/4882946.stm
http://news.bbc.co.uk/1/hi/sci/tech/4884932.stm
参照
ある学者は、この白鳥は、バルカン半島、黒海から来たもので、このところの黒海周辺での異常寒波を避難するために、飛来したものであるという。
また、他の学者は、この白鳥は、もともと、英国内の留鳥で、他のイギリス国内の鳥への感染も懸念されるという。



[3871] Re:[3870] 感染伝播の主体は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/07(Fri) 06:29  

ときさん。
この知事のご発言中、以下の点は、同感できる面も、私としては、あります。
「厚生労働省が,70人が抗体陽性ということをぼーんと発表しておいて,その後はさっぱり何もやっていないということについては非常に疑問を感じておりましたので,それでウイルス株をもらってきて県として検査をやろうということにしたわけです。それをやっておかないことは,これだけの発表をされた後にしては無責任ではないかということでやろうとしているのですけれども。あの段階で養鶏場従業員の2割が陽性と出ていたわけで,これはものすごく高い率ですよね。鶏の抗体陽性ということであれだけ騒いでいるのに,人間の抗体陽性についてなぜ厚生労働省は大問題としてもっと少し騒がないのか僕は基本的に疑問に思っています。」
つまり、茨城の鳥インフルエンザ問題は、「鳥⇔鳥」感染問題と同時に「鳥⇔ヒト」問題を考えていかないと、永遠に終息しないような気もしています。


[3870] 感染伝播の主体は? 投稿者:とき 投稿日:2006/04/06(Thu) 21:25  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(147)(2006.4.6)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza272.htm

>茨城県下の被害農場でも雛の搬入が始まったらしい。鶏に対しても人に対しても事AIウイルスに関しては、発症のないスクリーニング調査など無意味に近いことを茨城県知事に知らしめる必要があるだろうに。

◇知事定例記者会見における発言要旨平成18年4月4日(火曜日)
○高病原性鳥インフルエンザ(弱毒性)に関する対応について
http://www.pref.ibaraki.jp/press/06press/p060404.htm#7

 勘違いを続ける行政と、上っ面を撫ぜるだけの情報に終始するマスコミ。しかも、善悪でしか判断しようとしない。
 ウイルス感染は、あくまでも「善悪の彼岸」にあるものなのに・・・。

◇鳥インフルエンザ:養鶏業者ら「感染」、厚労省の姿勢批判−−橋本知事 /茨城(毎日新聞) (5日11時1分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000027-mailo-l08

◇鳥取大:鳥インフルエンザなど対象、ウイルス実験施設完成 /鳥取(毎日新聞) (5日14時0分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000219-mailo-l31

 解明や解決がなければないほど、設備は充実していくことになるのでしょう。

◇英でもH5N1型=鳥インフルエンザ(時事通信) (6日9時0分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060406-00000020-jij-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

◇ProMED-mail
http://www.promedmail.org
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

◇鳥インフルエンザに関する情報 
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
■報道発表資料

◇IDSC 鳥インフルエンザの分布図
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/toriinf-map.html

◇猫への感染、警戒必要=鳥インフルエンザ拡大−オランダの学者が指摘
>高病原性鳥インフルエンザ(A型の一種H5N1型)が飼い猫に感染していることに関し、オランダ・エラスムス大のアルバート・オスターハウス教授らの研究チームが「感染拡大における猫の役割が軽視されすぎている」と警告、猫類の感染防御策や調査を強化すべきだと提言した。6日付の英科学誌ネイチャーに論文を発表した。 
(時事通信) - 4月6日3時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060406-00000006-jij-int

 科学者(?)が、集団ヒステリーを助長させるようなフライング情報をふりまくとは・・・。よほど功をあせっているのか、このような見切り発車みたいな「(仮)説もどき」の発表になってしまうのでしょうね。
 まさに『彼等は云うことが当たらなくても想定外、万一当たれば大手柄になる結構なご身分』を精一杯、活用しているのでしょう。

 家禽で発生がみられる地域と、野鳥(白鳥など)で発生がみられる地域とがあるようですが・・・。
 スコットランドの白鳥の事例は、家禽並みにその場所で飼養されているものなのか、それとも野生のものなのかで、感染源・感染経路の見方が違ってきますが。すくなくとも、その白鳥は、あくまでもその地域で感染を被った方であるということは確かなことと思われます。それが、養鶏場などの家禽からなのか、それとも野生の渡り鳥からなのかは不明ですが。

◇油汚染海鳥、死骸5300羽に (2006年3月30日)
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/shiretoko/shiretoko_article/index.htm
◇オオワシ 油まみれの海鳥食べ死ぬ 北海道・斜里(毎日新聞) - 4月5日10時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000003-maip-soci
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C3%CE%BE%B2%A1%A1%B3%A4%C4%BB&st=n
◇環境問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/environment/


[3869] Re:[3868] [3865] アメリカのネルソン上院議員が、日本への牛肉輸出に圧力発言 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/06(Thu) 20:15  

真名さん。
昨年12月13日のこの掲示板で、次のように書きましたが、その後は、日本側の禁輸措置後も、このままで、変わっていないと思います。

神戸牛肉の輸入に関しては、このサイト
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/12/0546.xml
で、次のように言っている。
『2001年9月以来の日本からの牛肉の禁輸措置については、日本よりの修正要求があり、2005年8月18日に、一定の条件の下での、日本からの骨なし牛肉の輸入を可能とする輸入規制の修正を提案し、その後APHISによるリスクアナリシスをした結果、下記の条件での輸入を可能とすることにした。
すなわち、危険部位の除去と、空気スタンガンの禁止という条件である。
この条件が守られているかどうかは、日本政府の獣医の資格を持つ職員によって証明されなければならない。
このファイナルルールは、2005年12月14日より有効となる。」


[3868] Re:[3865] アメリカのネルソン上院議員が、日本への牛肉輸出に圧力発言 投稿者:真名 投稿日:2006/04/06(Thu) 19:24  

> 公平な貿易とは、本来、双方向であるべきです。

アメリカは、まだ日本産牛肉の輸入禁止を続けてませんでしたっけ? 私の勘違いですかね?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[3867] 今朝の朝日新聞での、「民主党党首選挙」都道府県予想をみて 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/06(Thu) 17:35  

早くも、小沢先行ということで、今朝の朝日新聞の都道府県民主党県連別支持を見て、おやおや、と思った。
東北は、ほとんど小沢だが、山形県と秋田県が無回答ではないか。
まあ、山形県は、鹿野さんがいるから仕方がないが、何で、秋田は、無回答なの?
どうも、寺田知事の息子さんが、菅さん支持なんで、このようなことらしい。
でも、寺田秋田県知事誕生の経緯を、裏舞台から、つぶさに知っている私どもなどから見れば、小沢さんには、足を向けて、寝られないんじゃないのかな。
寺田親子は。
まあ、誰を応援しようと、自由といえば自由だが。
当時の寺田知事選挙応援をした佐藤敬夫さんは、その息子さんに敗れてしまうし、なんとまあ、人情紙の如しの、秋田県の民主党なんでしょうね。



[3866] 食品安全委員会/委員長再任 野党が反対 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/06(Thu) 15:18  

食品安全委員会/委員長再任 野党が反対 日本農業新聞4月5日

民主、共産、社民の野党3党は4日の衆院本会議で、内閣府食品安全委員会の寺田雅昭委員長の同意人事に反対した。牛海綿状脳症(BSE)の国内対策や米国産牛肉の輸入再開問題などを審議したプリオン専門調査会の4月1日付人事で、慎重派委員の退任が相次いだため。3党は参院でも反対する方針だが、与党の賛成多数で再任される見通しだ。
 プリオン専門調査会は、米国産牛肉の輸入再開に慎重だった座長代理の金子清俊東京医科大学教授や山内一也東京大学名誉教授ら専門委員の半数に当たる6人が入れ替わった


[3865] アメリカのネルソン上院議員が、日本への牛肉輸出に圧力発言 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/06(Thu) 08:23  

アメリカのBen Nelson上院議員が、日本との牛肉輸出再開について、次のように語った。
参照http://www.theindependent.com/stories/040506/new_nelson05.shtml (サインインが必要です。)

ネルソン上院議員は、本日、日本の加藤駐米大使と会談し、次のようなメッセージを、日本側に伝えた。
ネルソン上院議員は、日本との牛肉輸出再開時期は、今年の6月1日であると予想している。
ネルソン議員は、
「私は、辛抱強い人間です。
この問題についても、これまで、辛抱強く対処してまいりました。
しかし、私の、この辛抱は、6月1日までです。
以後は放棄します。
公平な貿易とは、本来、双方向であるべきです。
そして、もし、一方が遅延をし続けるのであれば、われわれは、再び、ストップ信号を出す(putting up a stop sign)こと(注−日本への経済制裁のことだろう。)を考えなければなりません。」
といった。

http://www.theindependent.com/stories/040506/new_nelson05.shtml


[3864] 不落随意契約方式 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/05(Wed) 22:14  

環境省が発注する契約の93%が、特定の業者と結ぶ随意契約だったことがわかり、 中央省庁に原則として求められている競争入札が、ほとんど行われていない実態が明らかになった。
ということなのだが、この随意契約というもの、一応、複数業者との相見積もりは、とるのだが、実質は、単価など、業者の思うままというのが、実態のようである。
以前、私は、関係するある団体で、不落随意契約方式というのを採用してみた、
これは、予算決算及び会計令(予決令)第99条の2に定められているものである。
やや低いベースでの予定価格を決め、2-3回入札しても落札しない場合は、最低価格での応札者と、話し合いの上、最低価格で、了解してもらうといったものだ。
この場合、最低制限価格を設けるかどうか、ケースによって、これとは、異なる形式をとる場合もあるようだが。
これは、業者にとっては、暗闇の底を探るような、かなりきつい条件だが、いやだといった業者は、これまでいなかった。
ただ、1業者だけが、三回目の入札の時に参加しないで帰ったが、この業者については、次回には、入札参加資格を取り消した。
どうです。環境省さん。
この不落随意契約方式を踏襲されたら。
庁舎内の電気消すよりも、よっぽど、低コスト化に資するようですよ。
そのほか、このごろでは、入札希望価格を第二希望まで提示できる、新しい入札制度「一番札と二番札」システムというのもあるようだ。
これは、いわば、スプレッド方式とでもいうべきもので、ワイダーバンドで、落札価格を収斂させていくというやり方のようですね。
これなんかも、使えそうだ。
要するに、予定価格は、どうやっても、外部へかならず漏れているという性悪説にたてば、まず、身内をうらぎるようなシステムしか、機能しないということになりそうだ。


[3863] Re:[3855] [3854] [3853] [3852] [3851] 後二人は誰でしょう? プリオン専門部会、委員辞任 続報  投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/05(Wed) 07:12  

真名さん。
一度、このような方で、残留された委員の方が、ご本業の大学で、どの程度の委託調査研究費を国から受けているのか、調査されたらいかがでしょうか。
かならず、離れられないわけが、そこにはあると思うのですが。
プリオン研究者のプルジナー教授は、反面、国からの予算取りの名人ですが、ひょっとして、日本にも、すでに、和製プルジナー教授が生まれているのかも知れませんね。
国立大学も、独立行政法人化で、その辺での手腕が問われているようですから。


[3862] 米国産牛肉に関する意見交換会 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/04(Tue) 21:17  

米国産牛肉に関する意見交換会 全国各地で開催へ 11日から21日まで
 農水省と厚労省は3日、米国産牛肉問題に関する意見交換会の日程を公表した。3月28日、29日に行った日米専門家会合までの交渉結果で意見を求める。11日の那覇会場を皮切りに21日の東京会場まで10会場で行う。両省は意見交換会で消費者などの意見もふまえて米国と交渉する予定。 (日本食糧新聞4月3日18:15)

出席者の募集について 農水省
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060403press_7.html
(2)応募多数の場合は先着順といたします。ただし、多くの関係者に幅広く御 出席いただくため、同一と考えられる組織から多数の方の応募があった場合 には、勝手ながら当方において、人数を調整いたします。
(3)  (2)の理由により、主婦、無職の方以外は、所属する消費者団体名、企業名、 個人商店名、生産者団体名、行政組織名等を必ず御記入ください。



[3861] Who 山田 正仁 ? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/04(Tue) 21:09  

山田 正仁 やまだ まさひと 国立大学法人金沢大学大学院医学系研究科教授
厚生労働省クロイツフェルト・ヤコブ病サーベイランス委員会(委員長,2002〜),
神経系とアミロイドに関する研究
脳老化および痴呆性疾患に関する研究
プリオン病に関する研究
http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/fs0_knkysh_detail_j?KEY=%E5%B1%B1%E7%94%B0&KOU=RECORD&OP=AND&KEY=%E6%AD%A3%E4%BB%81&KOU=RECORD&CODE=1000014338&OP=DUMMY
http://www.ad.kanazawa-u.ac.jp/souran/kekka/shosai.asp?id=336



[3860] Who 毛利 資郎 ? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/04(Tue) 19:19  

毛利 資郎 もうり しろう 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所プリオン病研究センター長
プリオン病予防のためのバイオアッセイ法の研究
ヒトプリオンの感染性について
http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/fs0_knkysh_detail_j?KEY=%E6%AF%9B%E5%88%A9&KOU=RECORD&OP=AND&KEY=%E8%B3%87%E9%83%8E&KOU=RECORD&CODE=1000051241&OP=DUMMY
http://www.nibio.go.jp/shinko/kisoken/mf_22-14.html



[3859] Who 水澤 英洋 ? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/04(Tue) 19:14  

水澤 英洋 みずさわ ひでひろ 東京医科歯科大学大学院脳神経病態学教授
脊髄小脳変性症の研究
運動ニューロン疾患の研究

http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/fs0_knkysh_detail_j?KEY=%E6%B0%B4%E6%BE%A4&KOU=RECORD&OP=AND&KEY=%E8%8B%B1%E6%B4%8B&KOU=RECORD&CODE=1000240486&OP=DUMMY

http://www.tmd.ac.jp/med/nuro/staff.html

水澤英洋先生は神経内科が専門の医師である。神経内科とは、基本的に神経系の病気を扱う診療学科だが、この「神経系」の範囲が広い。脳や脊髄・末梢神経・筋肉、さらに自律神経までを対象とする。通常扱う病気の種類だけで約300種類以上だという。具体的には、脳の血管が詰まる脳梗塞や脳出血・パーキンソン病・アルツハイマー型認知症(痴呆症)などがある。

http://www.professor.jp/archives/2005/09/post_165.html



[3858] Who 永田 知里 ? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/04(Tue) 19:05  

永田 知里 ながた ちさと 国立大学法人岐阜大学大学院医学系研究科教授
癌の疫学
癌,疫学

http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/fs0_knkysh_detail_j?KEY=%E6%B0%B8%E7%94%B0&KOU=RECORD&OP=AND&KEY=%E7%9F%A5%E9%87%8C&KOU=RECORD&CODE=1000200828&OP=DUMMY

http://pub.jim.gifu-u.ac.jp/soumubu/TOPICS/ima/kiji/060314.jpg



[3857] Who 門平 睦代 ? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/04(Tue) 19:04  

門平 睦代 かどひら むつよ 帯広畜産大学畜産学部助教授

南部アフリカ3ヶ国における小規模農家レベルでの畜産振興を妨げる要因の研究
農民参加型研究、アフリカ、畜産開発
JST分類: FE02 . 動物病とその予防・治療
科研費分類: 6604 . 応用獣医学
(国際共同研究) 2003 - 2005  科学研究費補助金
http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/KNKY_24?code=1000287139
http://www.obihiro.ac.jp/~epi-africa/index.html

第13回牛海綿状脳症(BSE)に関する技術検討会(平成14年11月21日)
BSEの感染源・感染経路を究明していくため、BSE技術検討会の下に、疫学的な分析等を行う専門家によるワーキンググループ(「BSE疫学検討チーム」)を設置する。
チームは以下の専門家6名により構成する(50音順)。
門平睦代(名古屋大学農学国際教育協力研究センター助教授)

志村亀夫((独)農業技術研究機構動物衛生研究所予防疫学研究室長)
中西準子((独)産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センター長)
山内一也((財)日本生物科学研究所理事)
吉川泰弘(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
吉田泰治(農林水産政策研究所評価・食料政策部長)

BSE疫学検討チームによる疫学的分析結果の報告が行われ、内容について了承された。平成15年9月30日
報告書の概要は、別添のとおり。
なお、報告書については、別途、農林水産省ホームページ に掲載。
疫学検討チーム分担
座長      山内一也
仮説・検証方式 志村亀夫・筒井俊之
症例・対照研究 吉田泰治・門平睦代
リスク分析   吉川泰弘(座長代理)
(報告書の委員名簿に、中西準子、筒井俊之の名前なし。敬称略)


[3856] Who 石黒 直隆 ? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/04(Tue) 19:03  

石黒 直隆 いしぐろ なおたか 国立大学法人岐阜大学応用生物科学部教授
 1. プリオン病に関する基礎研究 プリオン、BSE、スクレイピー
JST分類: FE . 獣医学
科研費分類: 6603 . 基礎獣医学・基礎畜産学
(個人研究) 科学研究費補助金
http://read.jst.go.jp/ddbs/plsql/KNKY_24?code=1000002636
  http://www.appliedbiosystems.co.jp/website/jp/biobeat/contents.jsp?BIOCONTENTSCD=74995&TYPE=B&BIOCATEGORYCD=1



[3855] Re:[3854] [3853] [3852] [3851] 後二人は誰でしょう? プリオン専門部会、委員辞任 続報  投稿者:真名 投稿日:2006/04/04(Tue) 18:28  

あれあれ、有名どころというか、一線級はほぼ全滅ですか。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[3854] Re:[3853] [3852] [3851] 後二人は誰でしょう? プリオン専門部会、委員辞任 続報  投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/04(Tue) 13:57  

そうでしたか。
あとのお二方は、甲斐(女)横山の両氏でしたか。
予想としては半々といったところでしたね。


[3853] Re:[3852] [3851] 後二人は誰でしょう? プリオン専門部会、委員辞任 続報  投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/04(Tue) 12:56  

プリオン専門調査会の新しい名簿のようです。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_kaisen_meibo_180403.pdf

「にわかプリオン学者」は何名くらいいらっしゃるんですかね。
というか、半数が辞任、という前代未聞の世界で、また座長が留任するというのも理解不能。食品安全委員会、終わってますね。



[3852] Re:[3851] 後二人は誰でしょう? プリオン専門部会、委員辞任 続報  投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/04(Tue) 10:47  

虹屋さん。
おやおや、6人に増えましたが。
金子、山内、品川、北本、で、後のお二人は、日ごろのご言動から拝察すれば、両・甲斐さんあたりかな?
後は、堀内、横山さん。
それ以外は考えられませんね。
それにしても、品川さんの「やっていられない。」発言は、パンチがありましたね。


[3851] 後二人は誰でしょう? プリオン専門部会、委員辞任 続報  投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/04(Tue) 10:34  

NHK 04/04 05:18

食品安全委員会プリオン専門調査会の委員を辞任したのは、東京医科大学の金子清俊教授や、東京大学の山内一也名誉教授、動物衛生研究所プリオン病研究センターの品川森一前センター長ら、あわせて6人の専門家です。これを受けて、食品安全委員会は、今月1日付けで新たに別の専門家6人を専門委員として任命しました。プリオン専門調査会は、アメリカ産牛肉の安全性について審議し、去年10月、輸入再開を認める答申をまとめましたが、辞任した専門委員は、審議の中でアメリカのBSE対策に疑問を投げかけたり輸入再開に慎重な意見を表明したりしていました。また、品川前センター長は、専門調査会の運営を批判して、おととし12月から欠席を続けていました。品川前センター長は「政府に都合のよい結論を強引に決めようとしていると感じたので出席しなかったし、辞任することにした。今後は根本的に審議のあり方を見直してほしい」と話しています。



[3850] 環境省のオヴァカな対応-午後8時消灯 日曜出勤も禁止- 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/04(Tue) 08:40  

まあ、せっかくの環境省のパフォーマンスに水を差すつもりは、さらさらないのだが、ヨーク、考えなくても、日本が夜の時は、アメリカは昼なのじゃ。
で、日本の環境省が消灯しているときは、アメリカは、人間の社会活動が活発なときなのじゃ。
地球は、ネット上は、すでに、政府も民間も、24時間営業ってことに、なっている。
そこに、世界のどっかで、世界的規模での影響が懸念される環境上のクライシスがあったと仮定してみろ。
原発でも何でもいい。
日本の環境省だけが、「午後8時消灯 日曜出勤も禁止」で、どうやって、対応するってんだ? 
どうも、京都議定書環境マフィアが教唆する「地球温暖化恐れお化け」が、いろんなところに跋扈・徘徊するような時代に、日本は、なってきたような気がしますね。
そういえば、例の「2000年問題」のときもそうだった。
日本社会のどこかに、そのことで裨益する換金回路部分があるのでしょうね。

1999年9月の東海村JCO臨界事故のとき、私は、渡部恒三さんのミッション団に、今の上田清埼玉県知事と加わり、日本とは、地球のほぼ反対側に当たる、コスタリカにいたのだが、これについての現地でのテレビ報道は、すごかったですね。
このときは、まさに、環境問題は、24時間、地球規模で、めぐっているということを肌で感じましたね。

環境省には、「24時間、環境危機管理をする社会的責任がある」、という自覚は、ないのでしょうかね? 

「環境フェミニズム」の悪しき一面が出てしまっているというのは、ちょっと、大臣ご入院中だけに、酷かな?

http://www.asahi.com/national/update/0330/TKY200603290507.html


[3849] Re:[3848] コンタクトレンズ使用者のフザリウム角膜炎 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/04(Tue) 07:21  

ときさん。
この中国・広東省での子供のインフルエンザ問題は、現地の報道でも取り上げられているようですね。
参照http://hk.news.yahoo.com/060330/12/1mjne.html
なんか、鳥インフルエンザと、人間のインフルエンザとがごっちゃになって蔓延しているといった感じですね。


ご紹介のProMEDの記事の中に、気になる記事がありました。
コンタクト使用者のフザリウム角膜炎(Fusarium keratitis)が増えているというアメリカでの報告ですね。
従来は、ソフトコンタクトレンズ常用者に多いとされていたようですが、近年になって、使い捨てレンズの使用者にも、感染が増えてきているというのは、どうしたわけでしょう。
日本では、まだ、あんまり問題にされていないようですが、以下の記事では、香港、シンガポールなど、アジアでの流行がアメリカにも、といった書き方ですね。
進行すると、角膜の移植をするしかないとも、書いています。
フサリウム角膜炎の症状としては、突然、目が曇り、見えにくくなり、目の周辺が痛み、充血し、光過敏性となるというもののようです。
このサイトhttp://www.opticianonline.net/Articles/2006/03/21/15481/Fungal+keratitis+outbreak+-+first+Asia,+now+US+.html
に、にごった目の写真
http://www.opticianonline.net/assets/getAsset.aspx?ItemID=1191
がありますね。
これはひどいです。
もっとも、このフザリウムという真菌は、浴場など、どこでもいるカビの一種のようですから、防ぎようはないようですね。
参照http://www.bestsyndication.com/Articles/2006/dan_wilson/health/04/040106_contact_lens_fungus_outbreak_in_us.htm

http://www.opticianonline.net/Home/Default.aspx


[3848] 「ガセネタ」でしょうか? 投稿者:とき 投稿日:2006/04/03(Mon) 21:16  

◇広東省など:インフルエンザ流行、小学生の感染が多数、死亡例も【大紀元日本4月1日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/04/html/d44162.html

 本当にB型?であれば従来型からあるB型の新型? 
 それとも、もはや「鳥」インフルエンザウイルスでなくなった、人適応型の変異ウイルスによる、新型インフルエンザ? 

◇ProMED-mail
http://www.promedmail.org
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/avian_infl.html

◇外務省が提供する感染症(SARS・鳥インフルエンザ等)関連情報について
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars.asp
◇厚生労働省検疫所 海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/

【中国産ウナギから再び発がん性物質】
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20060402

>ポジティブリスト制についてごく簡単に説明する。
>現行では食品衛生法によって、トマトならトマト、ジャガイモならジャガイモと各産物ごとに使用可能な薬剤名とその残留基準が決められている。それをオーバーしていたらアウト。しかし基準が示されていない農薬については法的な規制ができないのである!これは性善説に立ったものだからだ。
>それに対してポジティブリスト制は「残留基準が示されていない農薬が検出(0.01ppm基準)された食品の流通を禁止する」というもの。その農薬の種類だが、実に700種以上。
>おかげで分析屋は大繁盛だ。本来、輸入農水産物をもっと厳しく取り締まればよいのだが、毎度の中国産ウナギがそうであるように、韓国がひとつの関所になっている感が否めない。つまり先に韓国で摘発され、その報道を受けてやおら、すでに輸入された中国産ウナギを検査しはじめる。結果が出た頃にはほとんど売りさばかれており、「すぐに人体に影響が出ることはない」というお決まりのコメントである。よほど中国が恐いのか。それとも例によって‘巨大な闇’があるのか。

 国内“制度”は、消費者のためというよりは、やはり、検査“機関”のため? どこかで、見たような構図。

◇食の安全〔コンビニ編〕‐食べたいあなたのための‐
http://www.mynewsjapan.com/kikaku.jsp?sn=13
 なにやら、不気味なタイトルの記事も。
>豚にコンビニ弁当与え奇形・死産続出「具体名公表するとパニックになる」
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=322

◇AERA2006年4月10日号
http://opendoors.asahi.com/data/detail/7311.shtml
■千葉大がダメ出しした教授の「人体実験」論文

 長谷川煕さんの記事ですが、なんとも判断のしがたい記事です。
「無人ヘリによる松くい虫防除」用の「スミパイン乳剤」に関する、千葉大園芸学部 本山直樹教授による「健康影響調査」についての記事ですが・・・。


[3847] Re:[3846] [3840] [3839] プリオン説に? 感染病原体というよりマーカーか=英国・ノルウェー研究チーム 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/03(Mon) 18:01  

真名さん。
今本屋で「「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」 光文社新書竹内 薫 (著)」なんて本がありますが、まさに、これまでのプリオン仮説ほか、もろもろのBSE関連仮説に刃を突きつけたような、今回の研究ですね。
今回の研究者の中には、私の以前のブログ「「羊がBSEに母子感染する」という、ショッキングなイギリスの実験結果」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=439
でも紹介した、L. Gonzalezさんも、入っていますね。

http://www.ita.doc.gov/media/Publications/pdf/epg_2006-ch9.pdf


[3846] Re:[3840] [3839] プリオン説に? 感染病原体というよりマーカーか=英国・ノルウェー研究チーム 投稿者:真名 投稿日:2006/04/03(Mon) 16:54  

笹山さん。 まりちゃんさん。

▲(パイエル板リンパ小節)からは、吸収されなかった。▲

▲羊の腸にあった消化物の混合物のなかにPrPが、どの程度残存しているかを調べたところ、ほとんど、残留していなかった▲

これは面白いですね。
プルシナー研の感染実験はまだ成功していないようですね。



[3845] Re:[3844] 輸入再々開の条件を考える 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/03(Mon) 14:36  

笹山さん。有難うございます。

輸入再々開条件には、
@全作業員の研修、訓練を必須にするとか
A現在は出荷段階で廃棄される肉についているEVタグをそのままつけておいて、一目でEVで処理したか否か判るようにするとか
B FSISの発行する証明書に、ロット番号を記載するとか

単に、検査員の研修とかでは不十分ではないでしょうかね。

「米国流の製品検査の強化で、BSE危険部位付きの牛肉は排除できるか?」をまとめました。ご意見をいただけるとありがたい。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_06/hatake_0614_BSE.htm


[3844] Re:[3841] ゴールデン社での脊髄除去は、誰が、何時、確認したのだろう? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/03(Mon) 11:02  

虹屋さん。
このAMSの肉質格付け官とFSISの検査担当職員との役割分担ですが。
下記のサイトでは、
The Food Safety and Inspection Service (FSIS)guarantees that meat and poultry products are properly labeled and U.S. inspected and approved.
Contact: Call the FSIS at (402) 221-7400; fax (402) 221-7479, or visit www.fsis.usda.gov.

The USDA’s Agricultural Marketing Service (AMS), in cooperation with state agencies, offers official grading, inspection, and certification services; production and processing verification services; and chemical and microbiological testing services for a variety of agricultural products, including organic products. Grading, inspection, and certification services can be based on U.S. grade standards developed by the USDA for these products, or they
can be based on applicant specifications and processes.
and source water protection technologies. A center for verifying pollution prevention,recycling, and waste treatment technologies is being planned.
Contact: To learn more, visit the ETV home page at www.epa.gov/etv.

ということで、FSISは、包括Garanteeということで、AMSの上位にあるという位置づけのようですね。

http://www.ita.doc.gov/media/Publications/pdf/epg_2006-ch9.pdf


[3843] Re:[3842] [3835] 母屋が焼け落ちるのを見届けてから、火事の現場に駆けつけた、民主党次期党首候補たち 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/03(Mon) 06:01  

小倉秀夫さん。
「民主党は混乱しているがペンギンは踊っている。 」論、拝見させてただきましした。
これは、まったくの私の感じですが、民主党の脆弱さは、いい意味でも、悪い意味でも、政権党にいた経験のある議員が少ない、ということなのではないでしょうか。
ということは、これも、いい意味、悪い意味ありますが、政策面では、議員になってから、官僚から、政策面での「英才教育」?を受けるチャンスがなかった、ということですね。
ひとつの政策問題解決にかかわる、落としどころがわからない、ということで、ロスが多いのではないのかと思います。
ひとつの政策をめぐる攻守のスウィングの振りの幅が、わからない。
結局は、「おもちゃ箱を散らかしたまま、帰ってしまう。」そんな感じもします。
問題解決に無用のバイアスと摩擦を与えうる野党が前面に出ないで、市民レベルの問題解決ができるスキームというのは、グランドワークの手法や、アドボケート・プラニングの手法などで、解決可能のような感じがします。
もっとも、私なんかは、落としどころを早く考えすぎる、と、批判されることはありますが。
小倉さんのもうひとつの記事「既得権者にとっては優秀な人々が匿名にとどまってくれた方が都合がよい」http://benli.typepad.com/annex_jp/2006/03/post_16.htmlは、面白い捉え方ですね。「実名で語ることのリスクを高いまま放置し、語る際に匿名を維持することを薦めておくことは、既にそれなりの知名度がある論客にとっては、若い論客に取って代わられるリスクを軽減できるという効果があるのかなあと思わなくはありません。潜在的な能力を持っている人々が粘着君として時間を浪費してくれれば、その分自分の地位は安泰ということになりますし。」
という点は、なるほどな、と、思います。
要は、ネット時代となり、換金回路と言論とが、分離しうる時代となった中で、依然として、言論を換金回路として、しがみついている言論人が、いる、ということが、問題のようですね。


[3842] Re:[3835] 母屋が焼け落ちるのを見届けてから、火事の現場に駆けつけた、民主党次期党首候補たち 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/04/03(Mon) 01:39  

 この点に関しての私の考えは、こんな感じです。
 http://benli.typepad.com/annex_jp/2006/04/post.html

 


[3841] ゴールデン社での脊髄除去は、誰が、何時、確認したのだろう? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/02(Sun) 22:39  

笹山さん、まりちゃんさん。プリオンで盛り上がっているところに、すみませんが、ゴールデン社でと畜された際に脊髄の除去は、誰が確認していたのでしょうか??ご存知ですか?

ゴールデン社に関わったUSDAの職員は、AMSの肉質格付け官とFSISの検査担当職員。格付け官は肉質の判定をするだけで、脊髄の除去、残存の検査は業務外。となるとFSIS職員が脊髄除去を点検することになる。

ところが、米国の報告書では
第1の調査結果:
両施設のFSIS 検査プログラム担当職員は、アトランティック社、またはその供給と
畜場のゴールデン社が、AMS の輸出証明プログラム(EV プログラム)に基づく日本向
け輸出の認定を、最近取得したことを認識していなかった。FSIS 検査プログラム担当
職員は、署名を得るため輸出証明書が申請された際に、アトランティック社が認定さ
れたEV プログラム施設であることを初めて認識した。

とあって、ゴールデン社にいたFSIS職員が何時、認識したかかかれていない。

この職員が、10日までにEVプログラム取得を認識していなければ、10日のと畜の際に、脊髄除去には注意を向けてないはずだし、残っていても注意しないはずですよね。

だれが、ゴールデン社での脊髄除去を確認しているのだろう?? 成田での背骨付き肉の写真を見ると、管に脊髄があるように見るのですが・・


[3840] Re:[3839] プリオン説に? 感染病原体というよりマーカーか=英国・ノルウェー研究チーム 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/02(Sun) 21:21  

まりちゃんさん。
下記がアブストラクトですが、概略、次の内容のようですね。
「Transportation of prion protein across the intestinal mucosa of scrapie-susceptible and scrapie-resistant sheep」
http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/abstract/112568745/ABSTRACT

「これまで、プリオンは、腸から吸収されると考えられていたが、実際は、そうではなかった。
さらに、腸は、たんぱく質を吸収して伝染力を増幅させるところではないことがわかった。
実験としては、スクレイピーに対して、抵抗力の違いのある50匹の羊に対して、腸から、PrP含有物質を注入したところ、腸からの吸収に対しては、スクレイピーに対して抵抗力のある羊も、抵抗力のない羊も、差はなかった。
第二の実験として、羊の腸に外科的修正を施し、羊の腸の中に、0.5グラムのスクレイピー感染羊の脳を含有した流動性の混合物を付加し、経過観察をしたところ、PrPは、急速に、指のような腸絨毛によって、取り上げられ、リンパへと、移動していった。
しかし、これまで、伝染物質の吸収に役割を果たしていると考えられていた、Peyer's nodules (パイエル板リンパ小節)からは、吸収されなかった。
このことから、PrPは、本当に感染性のあるものなのか、また、PrPは、スクレイピー物質の存在を示す、内部標識(secondary marker)なのではないのか、ということが、わかった。
さらに、この実験では、高感度のウエスタンブロット検査方法が使用され、羊の腸にあった消化物の混合物のなかにPrPが、どの程度残存しているかを調べたところ、ほとんど、残留していなかったという。
このような実験結果から、PrP以外の伝染物質があるということを予測してかからなければならない、と、今回の研究に当たったMartin Jeffrey博士は、いっている。
また、同じthe Journal of Pathology に、Nicole Sales博士が、「PrPは、腸からよりも、口から吸収される」との説を出しているが、これについては、Martin Jeffrey博士は、確証はもてないとした。」

http://www.innovations-report.com/html/reports/life_sciences/report-57280.html


[3839] プリオン説に? 感染病原体というよりマーカーか=英国・ノルウェー研究チーム 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/04/02(Sun) 19:15  

プリオン説に? 感染病原体というよりマーカーか=英国・ノルウェー研究チーム

 英国獣医研究所(VLA)やノルウェー獣医科学スクール(Norwegian School of Veterinary Science)を中心とする研究チームはこのほど、BSE(牛海綿状脳症)などTSE(伝達性スポンジ状脳症)の進行に関係している異常型プリオンタンパク質が、感染病原体というよりTSEの副次的なマーカーである可能性を示唆する研究をまとめた。論文が、英国・アイルランド病理学会の発行する医学雑誌「ジャーナル・オブ・パソロジカル(The Journal of Pathology)」(電子版)最新号に掲載された。米ペンシルベニア大学メディカルスクールなどの運営する医学ニュースサービス「メドページ・トゥデイ」(MedPage Today)が3月30日に伝えた。
http://www.jc-press.com/kaigai/200603/033102.htm



[3837] 2%の端数切り下げを大々的に取り上げるマスゴミの末期症状 投稿者:謎工 投稿日:2006/04/02(Sun) 17:40  

たった2%のおおよそ「努力」とも言えない端数切り下げを「一斉値下げ」なんて大仰な見出しを付けて
大々的に取り上げる日経の低能さ加減は実にアホらしいと評せざるを得ません。これが他業種だったら
ニュースにもならないのは確実ですから。公取委は、23条を廃止することが不可能だと考えているのなら
23条1項の「ただし、当該行為が一般消費者の利益を不当に害することとなる場合(中略)は、この限りでない。」に
則って音楽業界を不公正な取引方法で摘発すれば良いのです。国民的合意なんて今回のような
業界のプロパガンダしかマスゴミが取り上げない限りはいつまで待っていても成立する訳が無いのだし。

東芝EMI、新譜CDを4月から一斉値下げ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060331AT2Z3000A30032006.html


[3836] 少しは気に留めておきたい事柄 投稿者:とき 投稿日:2006/04/02(Sun) 11:31  

『中西準子のホームページ』
◇雑感335-2006.2.21「北海道が調査要請―アムール川汚染」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak331_335.html#zakkan335
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/

 『雑感337-2006.3.7「最初の報道の重み」』も重い問題を提起しております。


[3835] 母屋が焼け落ちるのを見届けてから、火事の現場に駆けつけた、民主党次期党首候補たち 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/02(Sun) 09:20  

民主党の偽メール問題も、執行部の総退陣で、決着を見たようですが、それにしても、「母屋が焼け落ちるのを見届けてから、火事の現場に駆けつけた、民主党次期党首候補たち」という感じがしますね。

朝の芸能番組からは、前幹事長の奥方なるものが、「牝鶏晨す 」的、阿鼻叫喚に似た、鉈切り発言が、流れ出る。
いったい、どうなってんじゃ。この党は。
幹部で駆けつけたのは、渡辺恒三さんくらいのもんじゃないですか。
よく、選挙でも、この手合いの方がいまして、選挙中は何にもしないのに、祝勝会の席では、壇上に上がりたい方が、いるもんです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060402-00000005-mai-pol


[3834] 景観利益を認めた国立マンション訴訟の最高裁判決の詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/02(Sun) 07:16  

最高裁は、3月30日、国立マンション訴訟について、「住民の景観利益を認める」画期的な判決を下した。
その詳細は、下記のとおりである。
参照http://www.kangaerukai.com/bunsho/060330hanketsu.pdf

2002年12月の東京地裁判決では、「大学通りの景観利益を認め東棟の高さ20メートルを超える部分の撤去を命じた。」が、2004年10月の東京高裁では、「景観は個別具体的な権利・利益とは認められない」として地裁判決を覆した。
今回の最高裁判決では、次のとおりとなっている。
「良好な景観に近接する地域内に居住し、その恵沢を日常的に享受しているものは、良好な景観が有する客観的な価値の侵害に対して、密接な利害関係を有するものであり、これらのものが有する良好な景観の恵沢を享受する利益(景観利益)は法律上保護に値する。」
「大学通り周辺の景観は、良好な風景として人々の歴史的または文化的環境を形作り、豊かな生活環境を構成するものであって、少なくともこの景観に近接する地域内の居住者は、上記景観の恵沢を日常的に享受しており、上記景観について景観利益を有すると言うべきである。」
「本件建物は,日影等による高さ制限に係る行政法規や東京都条例等には違反しておらず,違法な建築物であるということもできない。また,本件建物は,建築面積6401.98u を有する地上14階建てのマンション(高さは最高で43.65m。 総戸数353戸)であって,相当の容積と高さを有する建築物であるが,その点を除けば本件建物の外観に周囲の景観の調和を乱すような点があるとは認め難い。
以上の諸点に照らすと,本件建物の建築は,行為の態様その他の面において社会的に容認された行為としての相当性を欠くものとは認め難く,上告人らの景観利益を違法に侵害する行為に当たるということはできない。」

ということで、建物の撤去は認めなかったが、住民の持つ警官利益は、認めた。
これまでの最高裁判決で、景観利益については、あくまで、反射利益(その良好な景観を裨益にして、商売を行っている、たとえば、記念写真屋さんの商売上の利益)A限られてきたが、このような形で、住民の景観利益を認めたのは、画期的なことであり、歴史にのこる判決といえる。
おりしも、昨日4月1日は、1969年、アメリカ・ミシガン大学ロー・スクールのサックス教授(Joseph L.Sax)が、「天然資源保全および環境保護法」草案を起草し、それを元に、1970年4月1日、「ミシガン州環境保護法(MEPA)」が、下院に提出された日でもある。

http://www.kangaerukai.com/houdou/gougai060330.pdf


[3833] 楽しみな宮沢喜一さんの「私の履歴書」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/01(Sat) 20:20  

今日から、日本経済新聞の「私の履歴書」に、宮沢喜一さんが登場した。
「「慰問袋遥かに」−自由の空気、戦後知る−灰色の青年期と日本復興」というのが、「私の履歴書」初日の切り出しだ。

この中で、「私には、笈を負うて、人を押しのけてまでも頑張ろうという体験がない。」との一節があり、ここで、よく、宮沢さんが口癖にされていた言葉を思い出した。
「人間の一生なんてものは、満員電車で立っていた前の席が空いて、そこに座るようなもんですよ。」
こんなことをよく言われていた。
なるほど、今日の宮沢さんの一節から、その言葉の至った理由が、よくわかる。
戦争でなくなった同世代の人と、運命は紙一重であったはずだ。
とすれば、まさに、良寛和尚の「散る桜、残る桜も、散る桜」で、残躯の身としての、苦悩も、そこに感じられていたはずだ。

今後の展開が、楽しみである。
それにしても、宮沢さんに、ブログを書いてもらうことはできないものなのか。
貴重な証言がうずもれてしまうのは、国家的損失のような気もするのだが。
これからも、日本の針路を決めうる「澪標(みをつくし)」的存在として、ご活躍を願いたいものだ。


[3832] Re:[3831] [3830] 香港の骨付き肉 続報 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/01(Sat) 19:00  

笹山さん。有難うございます。

たしかに尾椎、胸椎横突起、腰椎横突起、仙骨翼は、日本でもSRMではないですが、米国の言い分はSRMを含んだ骨=背骨さえなければ骨が残っていても良いということですから、その言い分を飲むと、骨無し肉を輸入が背骨無し肉を輸入に変質してしまうと思うんですがね。

それと、「腰椎(ようつい)の横突起(おうとっき)に由来するものと思われる2つの骨片、長さが約2.5〜5センチ」残るような解体では、脊柱がきちんと除去されているのだろうか??

日本では、背骨と肉を分離するにはナイフを使うやり方がほとんどだそうですが、ナイフでは骨は切れないだろうと、電動ノコギリを使っているのではないかと思うんです。

電動ノコギリは、誤ってせき柱(背根神経節)を破壊して汚染する可能性が高い。

カナダ向けの米国のEVプログラムに次のような一節があります。私の極貧の読解力ですと、背割り以外にはノコギリは使うなとよみとれるんですが。

4.1.2
Knives, steels, and other tools, excluding carcass splitting saws, that are used to sever and
remove the spinal cord must be used exclusively on carcasses of animals younger than 30 months of age.


[3831] Re:[3830] 香港の骨付き肉 続報 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/01(Sat) 15:22  

虹屋さん。
確かに、USDAの[Docket No. 03-025IF]では、「脊柱のうち、横突起(transverse processes )は、SRMから除外する」と書かれていますね。

vertebral column (excluding the vertebrae of the tail, the transverse processes of the thoracic and lumbar vertebrae, and the wings of the sacrum),
「脊柱(尾椎、胸椎横突起、腰椎横突起、仙骨翼を除く。)」

このサイトhttp://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/bse/bse-sekityu.htmlもご参照

http://a257.g.akamaitech.net/7/257/2422/14mar20010800/edocket.access.gpo.gov/2004/04-625.htm


[3830] 香港の骨付き肉 続報 投稿者:虹屋 投稿日:2006/04/01(Sat) 13:40  

石原農林水産事務次官記者会見概要
 
( 平成18年3月30日(木) 14:00〜14:18 於:本省会見室 )

Q: 牛肉問題ですけれども、香港でも米国産牛肉から骨付き肉が見つかりましたけれども、この問題については、昨日までの専門家会合の中では、どういう対応ということですか。
 
A: これは、出席者から報告を受けておりますけれども、昨日、一昨日の専門家会合では、この香港の事案につきましては議論は行われていないということでございます。
   この件につきましては、先日も「情報が入っていないか」というお尋ねがございましたけれども、これにつきましては外交ルートを通じまして、米国に照会しております。また、香港にも照会しているわけでございますけれども、香港からは、香港政府からのプレスリリースしか入手しておりませんけれども、アメリカの方からは情報提供がありました。
   すなわち、「米国コロラド州のスイフト社から骨付き牛肉が輸入された」との事実関係については、89箱、これ約2トンということでございますけれども、89箱のうち1箱から、腰椎(ようつい)の横突起(おうとっき)に由来するものと思われる2つの骨片、長さが約2.5〜5センチというものが確認されたということです。
   アメリカとしては、香港へ輸出できるのは骨なし肉となっていますが、今回の骨片が輸出プログラムに違反するとは考えていないということでございます。
   それで、今、申し上げました腰椎の横突起に由来するもの、この骨片はいわゆる特定危険部位というものではありません。これは、そういうことをはっきり申し上げていいと思いますけれども、手元にこういう図があります。私は専門家ではありませんので、また、必要があれば専門家から聞いてもらえばいいんですけれども、切った時に、こういうところがあるらしいんですね。
   特定危険部位、我が国で1月20日に見つかりましたのは脊柱でございます。あれは、特定危険部位でございますけれども、横突起というものは、特定危険部位ではありません。特定危険部位ではありませんけれども、今申し上げましたように、アメリカと香港との輸入条件であるいは輸出条件で決まっております「骨なし肉」、「骨抜き肉」、それに該当するのかどうかにつきましては、今、申し上げましたようにアメリカの方は、これは輸出プログラムには違反するものではないと。「骨なし肉」ということで排除されている骨ではないということです。そういう評価をしているようでございます。
   ただ香港の方は、この前のプレスリリースを見ますと、あくまで「骨なし肉」を輸入条件として決めているので、これに違反するんじゃないかということで、プレスリリースにもその旨書いてあるわけですけれども、アメリカの主張を踏まえて香港が、今どういう検討をしているのか、これは分かりません。あくまでも第3国同士の問題でございますので、アメリカのこのような主張を受けて香港との間で、これから協議が行われるものと思っておりますし、我が方も関心のある事項でございますので、引き続き情報等の入手に努めていきたいと、このように思っています。
   先程、言いましたけれども、香港からは、我々プレスリリースの情報しか入っておりませんので、この問題について現時点でどのように考えているのか、それについては、この段階では申し上げられません.




[3829] Re:[3827] 『BSE23例目の疫学調査第1報』 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/04/01(Sat) 09:18  

ときさん。
これも、「ミルフードAスーパー」使用でしたか。
>>なんとなく、この「病気」も、コアとなる原因が必ずしも“外部”からやってきて起こっているとはいえないのではないかと、だんだんいぶかしく思っておるところです。>>
ですが、確かに、世界中が、「肉骨粉のイギリスよりの伝播説」と「プリオン仮説」の二つの仮説に踊らされているのかも知れませんね。
真実は、依然、藪の中のように、思えます。
特に、スクレイピー発生地で、どうして、こんなに偏って、BSEが発生しているのか、という、単純な疑問に対して、日本の専門家たちは、何も答えていないのですね。



[3828] 専門家会合−5 2施設が子牛を専門に扱う施設が特異性を生んだのか 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/31(Fri) 23:05  

「特異な事例」とする理由を整理すると報道では4つ挙げられている。
@施設があるニューヨーク州とオハイオ州では他に日本向け認定施設がなかった、2施設と同じ地域には他に輸出施設がなく、情報が伝わりにくかった
A米農務省の検査官が研修を受けていなかった、米農務省の検査官が輸出条件に無関心
B他の一般的な処理施設とは違って、牛の解体場所と加工場所も分かれている。
C2施設は、BSEへの感染リスクがないとされる子牛を専門に扱う施設

@ABからは特異的とはいえない。Cの子牛を専門に扱う施設というのは、確かに、この二つの施設だけである。

今回のアトランテック社、ゴールデン社、この二つの会社は、フィッリプ・ピアレス氏が共に所有し、社長プレジデントを勤める会社です。ピアレス氏は両社の絶対権力者です。米農務省のジェームズ・リヴァ氏はピアレス氏に付いて次のように証言しています。リヴァ氏は米農務省で施設認定・輸出許可を担当しているのはAMSのARCという部局のトップです。
 「日本が米国産牛肉に対する市場を再開する準備を進めている中、ピアレスは子牛肉を日本に出荷する際にEVプログラム証明(輸出適格の証明)は必要ないと考えていた。つまりほとんどの国が若齢の子牛肉はBSEの危険性が全く無いと見ているため、日本市場にも出荷が可能であると考えていた。」(証拠書類番号 27)

ピアレス氏が若齢の子牛肉はBSEの危険性が全く無いと考えているのは、氏の証言からも明らかです。
「せき柱付き子牛の枝肉を丸ごと出荷した問題について、すべての施設が通知を受け
たと供述した。彼の説明によれば、子牛業界全体で週当たり10,000頭の子
牛がとさつされ、そのすべてが枝肉丸ごと米国内で出荷されており、当該
動物の年齢からせき柱は問題にならない。」(証拠書類34 面談記録―社長フィリップ・ピアレス )

しかしこの点は、米農務省も同じです。米国で食用にされている牛肉は安全であるというのが米農務省の考えです。

「子牛肉を日本に出荷する際にEVプログラム証明(輸出適格の証明)は必要ないと考えていた。」というのは事実と合いません。
「(2005年)4 月のことですが、輸出再開を期待して私(フィリップ・ピアレス)は個人的に日本を訪問しました。」(フィリップ・ピアレス氏の発言、本文P18)
「2005年5月、(ピアレス氏の経営する)アトランティック社は、日本への販売の提案を記載した会社プログラムおよび手紙を提出した。
ARC室は、書類審査にプログラムを委ねた。
監査官の一人が、AMS 1030 Jプログラム(日本への牛肉の輸出手順)の条件を満たしているかどうか判断するために、提出された計画を審査した。
2005年5月、変更のために会社プログラムが2回アトランティック社に返却された。」
(デイビッド・ヒルドレス(David J. Hildreth)監査官 の証言・証拠書類11、)
5月の手紙とは、「業務要請書(Request for Service letter)」、ヒルドレス監査官の上司のARCの品質システム証明プログラム (QSVP)管理者のスタール氏は、受領したQSA作業マニュアルを登録し、大まかな審査を行い。承認されれば、今度はこのQSA作業マニュアルを監査官にゆだねます。
つまり、内心は、子牛肉はBSEの危険性が全く無いと考えていても、子牛肉を日本に出荷する際にEVプログラム証明(輸出適格の証明)は必要と5月時点ではピアレス氏は考え、申請しています。米農務省が、米国産牛肉はBSEの危険性が全く無いと考えていても、相手国との取り決めを守って貿易を管理しているのと同じです。

「私(フィリップ・ピアレス)は、6 ヶ月前(この発言は2005年12月13日、従って6月ごろ)に部下で品質管理責任者のエルヴィラ・クーニャに禁輸解除の際、私達が支障なく営業できることを確認するためFSIS とARC 室に電話させました。」(本文P18)
「デイビッド・ヒルドレス氏は上司であるプログラムマネージャー、デイナ・スタール(Dana Stahl)氏から、現行規則ではプログラムは不必要だと告げられた。」(デイビッド・ヒルドレス(David J. Hildreth)監査官 の証言)
「2005 年7 月12 日付けでデイヴィッド・ヒルドレス氏から、FSIS によれば子牛専門の施設については日本向けBEV プログラムは不要という旨の電子メールを受信しました。」(フィリップ・ピアレス氏の発言、本文P18)

「FSIS が子牛肉限定施設はEV プログラムを必要としないと決定したという通知と同時に審査を中止した。」(本文P20)

ピアレス氏が「子牛肉を日本に出荷する際にEVプログラム証明(輸出適格の証明)は必要ないと考え」はじめたのは、7月12日の電子メールを受信以降です。

ジェームズ・リヴァAMS、ARC室長の証言によれば「2005年夏の終わり、日本側はARCのホームページにUSDAが掲載した情報を発見した。USDAは、BSEのリスクを最小限に抑えることなどが盛り込まれた日本輸出向けEVプログラムの条件に基づき加工されるべき牛肉製品のリストから子牛肉を除外していた。日本政府はUSDAに対し、成牛肉の出荷と同様の条件が子牛肉にも適用されるよう望んでいると伝えた。それを受けてARCは、日本輸出向けEVプログラム条件の調整を行った。」(証拠書類番号 27)EVプログラム条件の調整とは、子牛肉をEVプログラム対象リストに入れる事を意味しています。
 そのような、7月の決定を覆したにもかかわらず、AMS、ARCは利害関係人であるアトランテック社、ピアレス氏には一切連絡をしていない。
「私(フィリップ・ピアレス)は品質管理責任者のエルヴィラ・クーニャにUSDA と輸出関係書類を確認するように指示しました。2 日待ちましたが(この発言は2005年12月13日、従ってクーニャ氏にUSDA と確認するように指示したのは10日ごろ)FSIS からは何の音沙汰も無く、私は自分で各方面に電話しました。遂にARC のQSVP プログラム管理者であるデイナ・スタールから本日午前に返信を受けたところ、子牛肉施設は日本向けEV QSA が必要で、日本向けのEVプログラムとQSAプログラムの認定の申請を送付しなければならないと伝えられました。彼女によれば、1 月中に申請書を受領し、それから監査予定が組まれるとのことでした。」(本文P18)

つまり今回の件が「特異な事例」とするならば、それを生じさせたのは次の2点になる。
@FSIS の子牛肉限定施設はEV プログラムを必要としないとの7月の誤った(早まった??)決定
 その背景は、 笹山さんの 「ポイントがずれている「牛肉問題の米回答書」報道」ご参照 http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=573

AAMS、ARCの不手際


[3827] 『BSE23例目の疫学調査第1報』 投稿者:とき 投稿日:2006/03/31(Fri) 22:09  

平成18年3月30日11時 
北海道BSE対策本部
国内23例目のBSE発生に係る疫学調査に関する情報
(BSE23例目の疫学調査第1報)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060330press_2b.html

 あまり、大きく取り上げられなくなってしまったようですね。

◇BSE(牛海綿状脳症)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bovine_spongiform_encephalopathy/
◇日本のBSE対策
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bse_measure_in_japan/

 なんとなく、この「病気」も、コアとなる原因が必ずしも“外部”からやってきて起こっているとはいえないのではないかと、だんだんいぶかしく思っておるところです。
 あくまでも「病」は「ホスト」側の問題なのですから、「異種タンパク質」を過度に認知・認識してしまうようになる、「体質」形成の時期とか暴露・摂取の「物質」とか、そのときの温度等の暴露・摂取条件の作用とかも考えていかなければならないのではないでしょうか。
 哺乳動物である以上、誕生後の授乳期間において、免疫態勢が確立するまでは、ある程度の時間がかかるようですから。(アレルギー体質もその期間が肝心らしいようで。)

西原 克成『「赤ちゃん」の進化学―子供を病気にしない育児の科学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453106352X

 一つの可能性として、BSEとvCDJは病理・病態は限りなく類似はしていても、それらは全く別物で、直接の因果関係はなく、「BSE」は牛の病気(牛で起こる病理・病態)、「vCDJ」は人の病気(人で起こる病理・病態)ということにもなりはしないかと思ってもおります。
 あくまでも牛も人間も、授乳期の育成環境条件に形成される「免疫」体質に、その原因があるのではないかと。ほんの思いつきに過ぎませんが・・・。(となれば、“プリオン”なる「感染因子」究明も徒労に終わることになりますが。これもまた、「研究」延命の「ため」の一分野になっているのかとも。永遠に不明なままのほうが、その研究分派の食い扶持は安泰なわけで・・・。現代の「研究」生活は、なるべく解明をしないことによって、生きながらえることができるともいえる? 一寸イジワルな見方かもしれませんが。)

◇報道陣が鳥インフルエンザ広める?=イスラエル(2006年 3月31日 (金) 21:36 時事通信)
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060331/060331114552.z7fsyhw9.html

 疑心暗鬼になり、思いつきや妄想がどんどん広がっていきます。ちょうど、日本の「陰謀ウイルス」や「闇ワクチン」のように。
 ウイルス感染から防御しようとして、厳重にすればするほど、生育し成鶏になりしだい、種々雑多なウイルスに対する免疫を順々に獲得することができず、弱体化してしまいます。そして、大きくなってからいきなり感染を受けるとそこで発症し、さらに感染を広げ、あっという間に大量の発症へい死につながります。
 それが、いまのイスラエルの状況の一端であろうと推測されます。衛生も行き過ぎると、脆弱な体質になることを招いてしまいます。
 『鳥インフルエンザウイルスが衣服や靴、自動車のタイヤ、カメラにも付着して移動する可能性がある』は、かなり妄想に近い「仮説の1つだ」と思います。(日本ではH5N1の感染伝播は起こらないのではないかとも推測いたします。おこるとすれば、過度な衛生体勢によって育成するような養鶏場ではないかと。)
 自然環境中の鳥はとっくの昔に(数年前に)、もはや馴致済みになっているのではないかと。今後の野鳥の大量死が起こるかどうかですが・・・。(もう終わっているのではないか?)


[3826] 専門家会合-4 今回の2施設の検査官だけが、輸出条件の研修を受けず無関心だたのか? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/31(Fri) 21:09  

「特異な事例」とする理由A米農務省の検査官が研修を受けていなかった、米農務省の検査官が輸出条件に無関心は本当か

本件について、FSIS の消費者安全検査担当職員(CSI)と管理公衆衛生獣医官(VMO)の
いずれも、日本向けBEV プログラムを熟知しておらず、また輸出文書の署名や証明に
関する役割や責任を理解していなかった。(本文・農水省和訳のP40)

その原因としては
第1の調査結果
両施設のFSIS 検査プログラム担当職員は、アトランティック社、またはその供給と
畜場のゴールデン社が、AMS の輸出証明プログラム(EV プログラム)に基づく日本向
け輸出の認定を、最近取得したことを認識していなかった。FSIS 検査プログラム担当
職員は、署名を得るため輸出証明書が申請された際に、アトランティック社が認定さ
れたEV プログラム施設であることを初めて認識した。(本文・農水省和訳のP52)

今回の件が特異的事例なら、FSISの検査担当職員(CSIとVMO)が「輸出の認定を、最近取得したことを認識していなかった」「署名を得るため輸出証明書が申請された際に、・・初めて認識した。」ということが極まれにしか起きない特異的なことのはずです。それならば、下記のような対策や勧告が出されるのでしょうか。

第1の調査結果に対する措置
AMS は、施設がEV プログラムに基づいて監査され、認定もしくはリストから削除され
る際には、FSIS に通知するものとする。この通知は下記の要領で実行される。
1. 施設がEV プログラムのためのAMS による認定を求めて、そのQS マニュアルを
提出すると、直ちにAMS はFSIS テクニカル・サービス・センター(TSC)に通
知する。FSIS は、認定施設の検査プログラム担当職員に対し、輸出証明書の条
件に応じた研修を行う。FSIS は、認定施設の担当職員の研修がAMS の通知から
5日(業務日)以内に修了することを保証する。FSIS は、該当検査プログラム
担当職員が研修を修了したとき、AMS に通知する。AMS はFSIS から研修が修了
したという通知を受け取るまでは施設に輸出の認定をしないものとする。
 (本文・農水省和訳のP52)

FSIS は、検査官が日本向けBEV 条件を理解し、輸出製品の適切な証明を確保するた
めの特定の管理方法を確立しておらず、また特定の監視体制をおいていなかった。FSIS
はFSIS 検査担当職員が当局の方針に従って輸出証明を実施していることを確認するた
めに、その施設内遂行システム(IPPS)の見直しを計画している。しかしながら実績方
式の検査システム(PBIS)は、輸出業務が予定外の検査業務となり、食品安全性の観点
からリスクが低いことを考慮している。したがって、IPPS には輸出業務における検査官
の実績評価について独自の作業手順が含まれていない。FSIS は輸出証明を行う検査担当
職員の能力を具体的に評価する作業手順を導入するように、IPPS の検討指針を改訂する
必要がある。(本文・農水省和訳のP43)

こうした対策、勧告は検査官が研修を受けていない、米農務省の検査官が輸出条件に無関心な状態が、構造的に生み出される常態化しているからこそ必要で有効ではないでしょうか??

米国産牛肉の輸入再開は12月8日に正式に決定、通知され米国の施設認定(輸出許可)は12日に出され、第一便が16日に成田についています。たったこれだけの期間に、検査官、FSIS の消費者安全検査担当職員(CSI)と管理公衆衛生獣医官(VMO)に輸出証明書の条件に応じた研修が行われたのでしょうか。
1月19日時点で認定施設は40。この2施設を除く38施設で、日本向けのと畜、食肉加工のが始まる前に研修が行われた証明がなければ、この二つの施設の検査官だけ特異的とはいえない。


[3825] 明日は、PSEマーク施行第一日目 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/31(Fri) 19:42  

ということで、どなたか、PSE施行記念「PSEなし中古音響機器初売り」記念セールでも、やらんのですかな?
デモなんかより、よっぽど、アピールできると思うんですけれどもね。
警官が来たら、エイプリルフールだって言えばいいんですから。
で、これ
http://www.meti.go.jp/press/20060330004/vintage-list-set.pdf
が、例の電子楽器関係のヴィンテージ物のリスト「特別承認に係る電気楽器等一覧」なんですけれども、OEMものがどのような扱いをされているのか、ちょっとわかりませんね。
そういえば、以前、dbx のDAコンバーター使ってたこと、ありましたっけ。
三種類のサンプルレート対応で、切り替えると、微妙に音が違ってくるのが、面白かったですね。
あれは、音響機器にはいるのかしら?
でも、ドルビーの場合には、ハードの機器がヴィンテージなのではなくて、まさに、「ドルビーノイズリダクションシステム」のソフトそのものが、ヴィンテージだと、私なんかは、思うんですけれどもね。
いわば、ソフトの産業遺産っていうわけです。


[3824] Re:[3820] 専門家会合-3 牛の解体場所と加工場所も分かれているのは特異的か 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/31(Fri) 15:48  

> このうち「B他の一般的な処理施設とは違って、牛の解体場所と加工場所も分かれている。」というのが、かねてから、この掲示板でも話題になった、「スローターとファブリケーター」との分離の事例というものですね。

発覚前日の1月19日時点では日本向け認定施設は40ヵ所、うちと畜・解体専業は3ヶ所、食肉加工専業は4ヶ所。両方やる施設が多数であるが、どちらか専業が特異的とはいえない。

と畜部門のみ
ゴールデン社(Est.1915)・オハイオ州
Tyson Fresh Meats (Est. 245G) ・アイダホ州
Tyson Fresh Meats (Est. 245B) ・ネブラスカ州

食肉処理のみ(と畜部門無し)
アトランテック社(施設番号Est.1509A )・ニューヨーク州
owa Pacific Processors (Est. 2327) ・インデイアナ州
New City Packing Company (Est. 788C) ・イリノイ州
Tyson Fresh Meats (Est. 245N) ・ネブラスカ州

と畜・解体専業の施設から出荷される段階では、背骨=脊柱が除去されていないから、厳密に言えば、日本向けの条件を満たしていない。韓国、香港なども脊髄と脊柱の除去を求めている。脊髄も脊柱も米国では30ヶ月齢以下では除去されないから、輸出向けの特別な処理になる。
脊髄は、と畜の際に背割り段階で除去されるが、脊髄は食肉加工段階で除去される。と畜専業施設からの出荷されるのは、厳密に言えば輸出条件を満たしていない未完成な”仕かけ品””半製品”である。これら仕かけ品を食肉加工施設は購入、入荷させることになるが、この間の半製品の流通段階で、枝肉・部分肉に、どのような表示をつけ、書類にどのように記載すべきであるかは、今回のゴールデン社とアトランテック社に限らない問題である。

1月6日の現地監査でこの点をどう処理すべきか尋ねられた時、ウィルソン監察官の返答は以下(農水省の証拠書類の和訳のP143、証拠書類7)
「フィッシャー(工場長)とクーニャ(品質管理責任者)が部屋にいる時、ウィルソンは彼らに合格品のみが出荷書類に申告を有することを要求されると言った。そのプログラム条件が出荷書類を特定するかどうかは、彼にはわからない。せき柱が枝肉にまだ付いた状態で施設から出荷される時、ゴールデン社の出荷書類で全製品が日本向けEVプログラム条件に適合しているとどのように言うことが出来るのかを聞いた時、ウィルソンは、それはいい指摘で、申告は削除されるかもっと明確にするべきだと言った。」
 申告を削除したら、日本向け(韓国向け、香港向け)に脊髄除去をした特別な枝肉として売れない(購入できない)のだから、問題外である。
 「申告は削除されるもっと明確にするべきだthe statements should either be removed or somehow clarified.」というウィルソン監査官の発言は、拠り所となる指針、方針がAMSからもFSISからも彼に示されていないからではないか。下記の今回の件を受けてのFSISの対策をみると、せき柱がまだ付いた状態の枝肉・部分肉にどのような表示、マークをつけ、書類にどう記載するかは、なんら解決されていない。
Iowa Pacific Processors (Est. 2327) ・インデイアナ州
New City Packing Company (Est. 788C) ・イリノイ州
Tyson Fresh Meats (Est. 245N) ・ネブラスカ州
から、出荷されるせき柱がまだ付いた状態の枝肉・部分肉は、どうなっていたのであろうか。

 実際には (本文、農水省和訳のP24-25)
AMS MGC ビドル氏はゴールデン社の従業員が21 頭の枝肉にゴールデン社の品質マニュ
アルに指定してあるように「J」とスタンプしているのを確認した。「J」のマーキングは
その枝肉が格付官によって認可され、日本向けであることを意味している。ゴールデン
社のプログラムの下では、この「J」スタンプは各EV 認定枝肉の四分体部にマークされ、
加工、包装、保管、出荷を通じて製品に残存する必要がある。このマークが捺印された
後、ビドル氏は「J」スタンプの上に「指定通りに認定」というスタンプを重ねて捺印し
た。両方のスタンプにより、枝肉が20 ヶ月齢以下であると認定され、日本向けの輸出に
関してEV 適格性を有することが認められたという意味である。

2006 年1 月11 日、ゴールデン社は21 体のEV 認定済み子牛枝肉及びその他14 の様々
な子牛肉製品を番号が5140 及び5141 の2 枚の積荷証券を用いてアトランティック社に
出荷した。
積荷証券5140 及び5141 に添付された出荷申告書には両積荷証券由来の全ての製品は
日本向けEV プログラム条件に合致していたと記されていた

アトランティック社は2006 年1 月12 日にゴールデン社から「J」のマークがついた21 頭の
枝肉を入荷し、その他には「J」のマークが記載されていないため、これがEV プログラ
ム受領記録に記入された唯一の製品であった。

農水省和訳のFSIS 調査結果及び行動のP53
第2の調査結果に対する措置:
と畜場と部分肉処理施設とが別々の施設である場合、AMS は部分肉処理施設に対し、
部分肉処理施設にとっての供給者であるEV 認定と畜場施設のリストを保持するよう
求める。
さらに、AMS は、部分肉処理施設に対し、各EV 認定と畜場がEV プログラムに基づき
認定される製品の現行リストを保持するよう求める。認定EV プログラムの一環とし
て、これら施設は、FSIS が施設の記録を閲覧できる状態であることを要求される。
* AMS は2006 年3 月1 日又はそれ以前に実行するものとする。


[3823] Re:[3821] プリオン調査会 慎重派委員が退任 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/31(Fri) 12:46  

おやおや、まさに「鳥なき里の、こうもり」ってところですね。
英語では、
In the country of the blind, the one-eyed is king.(Erasmus)
ってところですかね。
でも、これは、差別っぽい表現ですね。
まあ、今後、やりたい放題で、社会的批判を浴びるのは、残留組のほうですから、苦労されるのは、寺田委員長ってところですね。


[3822] 今月のブログ記事・月間アクセス・ベスト・セブン 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/31(Fri) 12:43  

@音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 月間アクセス数 4466
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=560
A体験的・掲示板自動書き込みスパム対策 月間アクセス数 2,422
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=533
Bイナバウワーのご本家探し 月間アクセス数 2,119
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=569
Cタミフルと、リレンザの副作用一覧 月間アクセス数 1,829
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=497
Dノロウィルスってなんだ? 月間アクセス数 1,664
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=190
E木質バイオマス発電の夢と現実 月間アクセス数 1,112
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462

今月の、Sasayama's Weblog
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/
への総合アクセス数は、90,430でした。
やや、「インド−ニュースと解説」http://www.sasayama.or.jp/india2/
のほうへ、流れていった、という感じですね。

やはり、 イナバウアー・パワーは、 すごかったですね。
ウイルス関連は、一段落ってとこでしょうか。
木質バイオマスは、依然、安定成長といったところです。
今月は、「インド−ニュースと解説」http://www.sasayama.or.jp/india2/
のブログがたちあがりましたが、こちらのほうは 知名度を徐々に上げつつあるといったところでしょうか。
まだ、 本家ブログには、およびません。
やはり、ある程度、記事量をためこんでから、といったところでしょう。


[3821] プリオン調査会 慎重派委員が退任 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/31(Fri) 12:16  

日本農業新聞 06年3月31日

プリオン調査会 慎重派委員が退任 背景に行政への不信感
 内閣府食品安全委員会は、4月1日付で、牛海綿状脳症(BSE)対策を審議するプリオン専門調査会の専門委員の一部を入れ替える全頭検査の緩和や米国産牛肉の輸入再開に慎重だった座長代理の金子清俊東京医科大学教授、山内一也東京大学名誉教授ら4人が退任するため、さまざまな憶測を呼びそうだ。
 研究活動に専念したいとの本人希望や年齢制限などが理由だが、一部の委員は、米国産牛肉の輸入再開に利用されたとの行政への不信感から辞意を表明していた。
 プリオン専門調査会は、BSEや人のプリオン病に詳しい12人の専門委員で構成する。退任するのは、金子氏と山内氏のほか、品川森一前動物衛生研究所プリオン病研究センター長、北本哲之東北大学医学部教授の4人。ほかの8人は再任される。
 品川氏と金子氏は、以前から辞任の意向を示していた。両氏は、「生後20カ月以下のBSE感染牛は見つかっていない」と検査実績を書いただけのBSE国内対策の中間取りまとめが、全頭検査の緩和や米国産牛肉の輸入再開条件につながったことに、強い不満を持っていた。
 同様に″慎重訳″だった山内氏は74歳。年齢規定を超えていたため、再任されなかった。北本氏は厚生労働省の審議会との兼務を避けたとみられる。
 入れ替わりに、家畜のプリオン病に詳しい石黒直隆岐阜大学応用生物科学部教授らが委員に選ばれる。慎重派の専門家が抜けた後、プリオン専門調査会が審議のバランスをどうとるのか、注目される。


[3820] Re:[3818] 米国産牛肉の28日、29日の日米専門家会合を振り返る-1 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/31(Fri) 09:37  

虹屋さん。
まとめ方、お疲れ様です。
このうち「B他の一般的な処理施設とは違って、牛の解体場所と加工場所も分かれている。」というのが、かねてから、この掲示板でも話題になった、「スローターとファブリケーター」との分離の事例というものですね。
まあ、でも、私どもも、日本の農林水産省さんの出口を見つけてやることに協力してやったほうがいいような気が、このごろ、してきましたね。
つまり、クリークストーン社方式を日本向け牛肉輸出の特区的扱いにするというような、落としどころをですね。
なんか、アメリカ牛肉輸入、賛成派も反対派も、このごろ、出口がみつからなくて、迷走しているような気がしています。



[3819] 専門家会合-2 同じ地域には他に輸出施設がないから特異的?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/31(Fri) 09:12  

発覚前日の1月19日時点では日本向け認定施設は全部で18州にある。州内に一つしかないのは9州。半分である。これで”特異的”?

1施設の州 9州
アイダホ州 (施設番号Est.245G)
アリゾナ州 (Est.267)
オレゴン州 (Est.6173)
ペンシルバニア州 (Est.1311)
ミシガン州 (Est.562M)
ミネソタ州 (Est.683)
ユタ州 (Est.628)
オハイオ州(Est.1915 ゴールデン社)
ニューヨーク州(Est.1509A アトランテック社)

2施設の州 6州
イリノイ州 (Est.788C、Est.245J)
インデイアナ州 (Est.2327、Est.245)
ウィスコン州 (Est.410、Est.562)
カリフォルニア州 (Est.21488、Est.783)
コロラド州 (Est.86R、Est.969)
ワシントン州 (Est.9268、Est.235)

テキサス州 4施設  (Est.86E、Est.86H、Est.3D、Est.245E)

カンザス州 6施設 (Est.86K、Est.27、Est.262、Est.208A、Est.245D、Est.278)

ネブラスカ州 9施設 (Est.86M、Est.960/960A、Est.19336、Est.27472、Est.969G、Est.245C、Est.245L、Est.245N、Est.245B)




[3818] 米国産牛肉の28日、29日の日米専門家会合を振り返る-1 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/31(Fri) 09:11  

報道をまとめると
専門家会合での焦点は《1》米国政府の対日輸出施設認定は適切だったか《2》危険部位混入は問題を起こした二つの食肉処理施設に限った「特異な問題」だったか−の二点。 (日経)

ずさんな施設に日本向けの輸出を認可した米政府の判断も「当時の認定手続きに問題はなかった」(道野英司・厚生労働省輸入食品安全対策室長)と理解を示した。 (朝日新聞)

米側は施設認定について、審査を受けた施設の作業マニュアルに背骨の除去義務などを具体的に記載していれば混入を避けられた可能性があることを初めて認めた。(毎日新聞)
会合では「各施設のマニュアルをより具体的なものにすれば混入を防げたかもしれない」と説明し、米政府の対応に一部、落ち度があったことを認めた。(朝日新聞)

「特異な事例」かについて、米側は現場の検査官に輸出条件がたまたま伝わらなかったと改めて説明。日本側も特殊事情があったことは認めた。(毎日新聞)
二つの施設はそれぞれの州で初めての輸出施設になり米農務省の検査官が輸出条件に無関心だったことなど特別な事情があることを確認した。(北海道新聞)
背骨混入牛肉を出荷した米国の2施設は、BSEへの感染リスクがないとされる子牛を専門に扱う施設。他の一般的な処理施設とは違って、牛の解体場所と加工場所も分かれている。このため、日本側も、他の施設とはかなり違った事情があったことを認めた。(日経)
日本側は(1)2施設と同じ地域には他に輸出施設がなく、情報が伝わりにくかった(2)米農務省の検査官が研修を受けていなかった、などの点を踏まえて「他の施設に比べてかなり違った背景があった」(釘田博文・農水省動物衛生課長)と認めた。(朝日新聞)
せき柱が混入した問題では、2施設と検査官が日本向けプログラムを理解していなかった点と、その背景には施設があるニューヨーク州とオハイオ州では他に日本向け認定施設がなかった点などを日本側は了解した。(日本食糧新聞)

脊柱(せきちゅう)混入の原因などをめぐり「一定の共通認識が得られた」(農水省)(共同通信)
農水省課長はBSE(牛海綿状脳症)感染の恐れがある背骨の混入が「なぜ起きたのか、かなり納得ができた」と説明。混入の原因で一定の共通認識が得られたことで、日米協議が前進したとの認識を示した。(日経)
ただ、釘田課長は「このことで(混入が)特異なケースと言えるのかは判断していない」とし、米側の認識と相違点があることも明らかにした。(北海道新聞)


「特異な事例」とする理由を整理すると
@施設があるニューヨーク州とオハイオ州では他に日本向け認定施設がなかった、2施設と同じ地域には他に輸出施設がなく、情報が伝わりにくかった
A米農務省の検査官が研修を受けていなかった、米農務省の検査官が輸出条件に無関心
B他の一般的な処理施設とは違って、牛の解体場所と加工場所も分かれている。
C2施設は、BSEへの感染リスクがないとされる子牛を専門に扱う施設



[3817] これは面白い「敬語/タメ口のジレンマ」論 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/31(Fri) 07:47  

以前、この掲示板で、PSE問題で、essaさんの「PSE法で経産省は誰に話を聞けばよかったのか?」
http://d.hatena.ne.jp/essa/20060326/p1
というのを紹介したことがあるのだが、そのessaさんが、またまたユニークな話題を提供してくださっている。
題して「敬語/タメ口のジレンマ」
http://d.hatena.ne.jp/essa/20060330/p1
というのだが、2chなどの匿名掲示板と、mixiなどのID公開掲示板とでは、参加者の使う用語が、前者は、タメ口であるのに対して、後者は、敬語なのだが、実は、この両者の参加者は、同一人物が多く、彼らは、そのサイトによって、言葉遣いを使い分けているのではないのか、という指摘である。
で、これからが、このサイトの面白い指摘なのだが、もし、タメ口と敬語が、論争したら、どちらが優勢になるのか、ということで、ここに、ゲームの理論である「囚人のジレンマ」論を出してきている。
「囚人のジレンマ」の場合には、二人の囚人に対して、「もし、相手の罪を告白したなら、あなたは無罪、相手は、五年の監獄行き」、「しかし、もし、お互い、二人が、相手の罪を告発した場合には、二人とも、4年の監獄行き」「二人とも黙秘した場合には、懲役1年」との条件を二人の囚人に突きつけると、
囚人は、お互い同士、不信感を持っているものだから、「相手は黙秘してくれないだろう、で、残りの選択でいくと、5年よりは、4年の監獄行きのほうがまし、あわよくば、相手が裏切らなければ、自分だけが助かる。」ということで、それぞれ、お互いの罪を告白してしまう。という理論である。
で、このessaさんのサイトでは、掲示板で、最初に、タメ口を使うか、敬語を使うか、参加者は迷うのだが、相手が、敬語を使うものとは思わない、不信感があるものだから、先手にタメ口を使ってしまい、結局、本来は、敬語ができる参加者なのに、その掲示板は、タメ口と、罵詈雑言で、占拠されてしまう、というのが、このessaさんの文のミソ。
そこで、IDのあるmixiで紳士ぶって、匿名の2chで、その人の品性から似つかわしくなく、暴れまわる、ということで、結局、いくら、mixiで、IDのもとで、紳士的な議論がされても、タメ口掲示板のほうが、メジャーになって、炎上ブログが続出ということになってしまう、という考察のようだ。
このessaさんのサイトには、「mixiが2ちゃんねるを駆逐できない理由」http://d.hatena.ne.jp/essa/20060330/p2
というのがあって、これも、面白い。
これでいくと、要は、2chでの暴理暴論をされている方々は、実は、かなり、まともな方々であるとの前提で、お付き合いしたほうがいいということになるのだが。
「匿名社会は、ID社会を駆逐する」、そんなことを考えさせられる一文でした。

http://d.hatena.ne.jp/essa/20060330/p1


[3816] 村岡兼造さんの無罪を喜ぶ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/30(Thu) 18:05  

この村岡兼造さんの裁判については、この掲示板でも、昨年10月11日の1719で、次のように書いた。

2005/10/11(Tue) 19:29
[1719] 村岡さんは、冤罪であると、私は思うのだが。
かつて、私も、二十年以上、同じ選挙区で戦ってきた村岡兼造さんの第19回公判が、今日開かれ、橋本龍太郎さんなどが出廷され、証言されたという。
村岡さんも、落選された上で、大変な目にあわれたものと、同情する。
それにしても、裁判中の事件に口を挟む意図は、毛頭ないのだが、どうも、村岡さんを「裏金化を主導した」として起訴するには、あまりに無理がありすぎるように思える。
私は、かつての選挙でのライバルという関係を超えて、村岡さんは、冤罪であると思っている。
以下略
参照http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm

そして、今日、無罪の判決が出た。
参照http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060330-00000052-mai-soci
やはり、司法は、健全な判断をした。
村岡さんには、「よかったです。そして、大変お疲れ様でした。今後とも、ご活躍を祈ります。」
と、心底から、祝いたい。

それにしても、政界とは恐ろしいところである。
特に、落選時には、要注意である
私自身も、落選時に、リクルート事件の巻き添えをくらいそうになったことがあった。
ある日、目を覚ましてみると、毎日新聞に、私と、大坪健一郎さんと、福岡の遠藤政夫さん、浜田卓二郎さんの顔写真が、一面にのっているではないか。
何のことはない。
浜田卓二郎さんの勉強会で、労働省から派遣法について話を聞いたことで、当時の労働省鹿野茂 課長が、法廷で、勉強会の出席者の名前を、自分のメモに基づき、公表した、というだけのことであった。
新聞を見て、心配した子供の同級生の親からまで、電話がかかってくる始末であった。

落選者に罪をなすりつけようとする力が、どこからか、働くものであるらしい。
このごろは、500時間くらい録音できるテープレコーダー
http://www.seagrand.co.jp/products/xone/index.shtml
があるようだから、そんなものでも、持ち歩いていない限り、誰もが、村岡さんのような冤罪にあわれてしまう可能性のあるのが、政界のようだ。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm


[3815] Re:[3809] 「知らずにおかす罪は大きい」 投稿者:とき 投稿日:2006/03/30(Thu) 16:08  

◇鳥インフル、仏養鶏農家に深刻な影響

>フランスで鳥インフルエンザウィルスに感染した家禽類が確認されてから1ヶ月余りが過ぎましたが、養鶏場を持つ農家に深刻な影を落としています。

>フランスきっての最高級鶏肉「ブレスの鳥」は、品質を保つため、飼育の方法が細かく決められています。エサは穀物9割に粉ミルク1割、放し飼いで、1羽あたり最低でも10平方メートルの面積を確保しなければなりません。

>1ヶ月程前までは、この広い敷地でニワトリは放し飼いにされていました。ところが今は1羽も見当たりません。小屋の中で24時間飼われています。

>生産地は、七面鳥の大量死が起きた飼育場から近いところで数十キロの距離にあります。この処理場には毎日およそ600羽が養鶏農家から到着します。

>「鶏には養鶏農家の連絡先が明記されていて、『ブレスの鳥』の出所が分かるのです」(オ・シャポン・ブレサン社、カロル・コレ社長)

>この社の最大のお得意様は日本で、全体の11パーセントが日本向けでした。しかし、その日本をはじめ、40ヶ国以上が禁輸措置を取り、国内の消費も落ち込んで、売り上げは33パーセントも減っています。

>「私たちが(日本に)望むのは、日本との仕事が再開できるように、できるだけ早く禁輸措置を解除して欲しいということです」(オ・シャポン・ブレサン社、カロル・コレ社長)

>最高級の地鶏が「地鶏」でなくなる危機。渡り鳥が運んできたウィルスは、フランス最高のニワトリの産地に大きな波紋を広げています。(30日07:04 TBS)
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3256968.html

 鳥ウイルスが人間の脅威になると、ことさら恐怖を煽った「狼少年」まがいの「学者」専門家たちが起こしてしまった、狂気を伴った悲劇あるいは喜劇。(それでいながら、大流行地のかの国からは加熱加工製品がどんどん入ってきている矛盾。)

 耐過馴致してしまえば、もうそれで終わりなものを。(局地的にはこれからも散発するのは当然のこと。養鶏家はこれまでもこれからも、幼鶏のうちに上手に死なさないように経験させる技術をみにつけ、家禽世界は感受性のフルイにかかり、やがてはほぼすべてが耐性系統になってしまうわけで。)

◇報道発表資料 家きん肉等の輸入一時停止措置について
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
◇日本養鶏協会
http://www.jpa.or.jp/news/kakin/press/index.asp

 AI学者の方々は、自然と「共生」していくことの意味が、おわかりにはならないかのようで・・・。「知識・知見」のミスリードが何をもたらしているのか、今後ますます見えるようになるでしょう。このままでやりとおせるとは到底思えませんが。
(たぶん、皆罹って済ましてしまえば終息するのが「ウイルス感染症」ですので、そうなったら、頬被りなのかもしれませんね。結局は変化しやすいAIごときに、ワクチン防御なんてのもムダなあがきに過ぎない、ということもバレバレになるでしょう。最悪、みなが口をつぐんでしまえば、あってもないがごときになってしまいますが・・・。いまは、ちょうど感染の川上の側が口をつぐんでる状況なのかもしれませんが。) 

 本気で調べ始めれば、あらゆる種から容易(とはいっても簡単ではありませんが)に見つかる類のウイルスになるでしょう。(現にいまや、かならずしも鳥類ばかりから見つかるものではなくなっていますし。)
 容易に変異し、飛沫核感染(空気感染のようなもの)という容易に感染するウイルスの性質からいえば、種を飛び越えるのも容易に行なっているはずですから。「感染しやすい」ということの意味は、そういうことを表しているのですから。

 AIという鳥にとってシンドイだけの天災を、わざわざ人間まで巻き込んでの「被災」にしてしまった「罪」の源泉を真剣に考えるべき時なのではないでしょうか。これはまさに、誤った知識・知見の流布による「人災」です。

>@検査によって、「抗体」も、「ウイルス」も、確認(陽性)されなければ、その存在は「ない」と判断する。
>A鳥のウイルスが、人間に感染し「病気」を起こす。それを抑止するためには、鳥から鳥の感染を制圧・根絶することによって回避できる。

 科学的な「仮説」となりうるのか、それともたんなる「信仰」なのか?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415
http://kaoru.to/hypothesis.htm

(くどくど、同じテーマの反復で大変申し訳ございません。AIに関して、WHOを先導している専門家の方々の良識をさえ疑わざるをえないことになろうと思われます。それとも、その方々もみな、特定の製薬シンジケートの走狗なのでしょうか?)


[3814] どっちがアメリカ側の真意なのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/30(Thu) 07:59  

日本との牛肉輸入問題について、ジョハンズ農務長官は、日本側からの最新の要望に対して、迅速に対応するとの見解を述べた。
一方で、日本側に対しても、迅速な対応を要望した。
また、日本側の要望にアメリカ側がこたえるためには、特別なトレーニングと規則の調整が必要であるとしている。
参照「US Vows To Meet Japan Demands On Beef Trade Quickly」
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=26220

一方で、Charles Lambert氏は、日本の対応を香港の対応と比較し、「香港では、問題があった一つの工場についてのみ、リストから削除したが、日本は、問題のあった一つの工場だけでなく、全部の工場を削除した。」と不満を漏らしている。
氏の言うに、「香港へ不法輸出をした工場については、調整措置をとった後、農務省は、その措置について査察をし、それらの行動について説明を受けた。香港側からの査察も受け入れる予定である。このように貿易上でのちょっとしたトラブルがあった場合には、少しの間、貿易を止め、その間に、われわれが対策を練り、しかる後に貿易を再開する。というのが筋だろう。
アメリカでは、今回の日本の対応に対して、相当のフラストレーションがたまっている。
ミートパッカーも、相当な経済的打撃を受けている。
私の感じでは、ペナルティは犯罪よりも重い、というのが率直な感想だ。
悪いことをしたという記録がない他の会社がペナルティを受けているという、今日の事態は、(日本側の)オーバー・リーチ(overreach、行き過ぎ)であると、アメリカの議員や産業関係者はみなしている。」とした。
また、先週のクリークストーン社の自主検査問題訴訟に対しては、「検査を受けた牛というのは、ただ、症状を見せていないということだけだ。
これは、誤った再保証であり、誤った情報だ。
アメリカのサーベイランスプログラムは、潜在的にリスクが高いと見られる、老牛などを対象にしている。
われわれのサーベイランスシステムは、アメリカ国内、そして、世界のアメリカ牛肉の消費者に対し、高い信頼性を与えているものと、信じている」
と、語った。

参照「US: Japan Beef Ban 'Excessive' Compared To Hong Kong」
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=26068

h


[3813] Re:[3804] Lancet Neurology(3.27)新論文、vCJDはすべての遺伝子型の人に伝達、潜在感染者は予想以上 投稿者:真名 投稿日:2006/03/30(Thu) 00:16  

> 隠れたvCJDがすべての遺伝子型の人に伝達、人→人感染根絶は困難ー新研究

お久しぶりです。 うんうん。 やっぱり。 コドン129欠損? 違う。 何か別の原因がある。 



[3812] レトリックの消えたバーナンキ氏初のFOMC声明 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/29(Wed) 09:51  

米連邦準備制度理事会(FRB)は28日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、短期金利の指標となるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を0・25%引き上げて年4・75%とすることを全会一致で決め、即日実施した。公定歩合も同率引き上げ、年5・75%とした。

FRBの利上げは2004年6月以来、15回連続。今回は2月に就任したベン・バーナンキFRB議長が初めて主宰したFOMCだった

グリーンスパン氏の後をうけ、 二月に米連邦準備制度理事会(FRB)議長に就任したベン・バーナンキさんが、どのようなコメントをするかで注目された連邦公開市場委員会(FOMC)のメッセージだが、概略下記のとおりである。
参照http://www.federalreserve.gov/boarddocs/press/monetary/2006/20060328/

連邦公開市場委員会は、本日、 フェデラル・ファンド金利の誘導目標を0・25%引き上げて年4・75%とすることを決定した。
2005年第4四半期の実質GDPの成長低下は、 一時的な、そして、特別な要素を反映してのものと見られる。
経済成長は、現在の四半期に入ってからは、著しく、反転しているが、よりなサステイナブルなペースに落ち着きそうな見通しである。
今までのところ、エネルギー価格や他の商品価格の急上昇は、コアインフレに対し、小幅な影響を与えているようにみえるが、生産性上昇の進行中であり、そのことが、単位労働コストの上昇を 抑えるのに寄与しており、また、インフレ期待は、いぜんとして、 内に秘められたものとなっている。
それでも、エネルギー価格や他の商品の価格上昇と合わさって、資源活用の確実な増加が、インフレ圧力を増大させる可能性はある。
委員会は、 さらなるpolicy firmingによって、 持続的経済成長と、物価安定とが、 おおむね、均衡を保ちうるよう、あえて、 達成する必要がある、と、判断した。
いかなることがあっても、委員会は、 これらの目的促進のために必要であれば、景気見通しの変更に応じるであろう。

http://www.federalreserve.gov/boarddocs/press/monetary/2006/20060328/


[3811] Re:[3809] 『散るぞ悲しき』AI禍 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/29(Wed) 07:50  

ときさん。
面白い発想ですね。
「人と、家畜との垣根の取っ払いが、既得権益を侵す」のであるから、「できるだけ、家畜の病気は、家畜の病気のテリトリーにとどめておきたい。」という考えなのでしょうかね。
また、万物の霊長たる人間は、種の壁によって守られているのであるから、人畜共通感染症なる考え方は、その万物の霊長の尊厳を損なうものである、との考え方にも、つながりますね。
しかし、現実、ウイルスは、日々、ミューテーションを繰り返し、適応進化を遂げているので、実質、垣根が取り崩された中で、狭い領域をよすがに、孤高を守る専門**と、そのためにわずかに残された換金回路の哀れな残骸が残る、ということになりえますね。
おじいちゃんの棺おけの中の年金手帳、ってなものですね。
そんなこんなな考え方が、「**先生のワクチンができるまで、待ったほうがいい」なんて主張につながるのでしょうか。
これじゃ3810のアメリカの「予算獲得のための単なるプレース・ホルダー(代替物)に過ぎない。」ってな話を笑うわけには、いかなくなってしまいますね。


[3810] 日米政府専門家会合では、検査基準の緩和が焦点 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/29(Wed) 07:35  

米国産牛肉輸入再開を巡る日米政府専門家会合派、今日で二日目を迎えるが、これについて、ジョハンズ農務長官は、日本側に対して、検査基準の緩和を求めていく方針を示した。
また、これについて、ジョハンズ農務長官は、このことについては、結論を急いでおらず、専門家の意見も聞いていきたいとしている。
この方針の背景には、先週のクリークストーン社に全頭自主検査についてのUSDAに対する訴訟問題があるものと見られる。
ジョハンズ農務長官は、検査は、必ずしも、牛肉の安全性を保障するものではなく、疾病の広がり具合を示すものである、としている。
また、特定の会社のみが抜け駆けすることは、決して公平なことではない、と、クリークストーン社をけん制している。
さらに、全頭検査は、民間会社に、時間的にも、コスト的にも、負担を強いるものである、としている。
「正直いって、いかなる指標も、たとえ、危険性があったとしても、消費者にとっては、ほんの少しの危険性しかないのに、これほど、注意が払われるとは、信じられない、」ともいった。
USDA当局者によれば、国家農業部門の予算の元で、現在、毎日、110の検査、年ベースで、40000の検査が行われているが、これは、予算獲得のための単なるプレース・ホルダー(代替物)に過ぎないという。

http://cbs2chicago.com/business/finance_story_087134451.html


[3809] 『散るぞ悲しき』AI禍 投稿者:とき 投稿日:2006/03/28(Tue) 21:48  

「誰の為多きいのちを果たし得ず思案尽き果て散るぞ悲しき」

>「触れたくないタブー」であり続けたというから驚きだ。
http://www.sankei.co.jp/news/060328/morning/column.htm

@検査によって、「抗体」も、「ウイルス」も、確認(陽性)されなければ、その存在は「ない」と判断する。

A鳥のウイルスが、人間に感染し「病気」を起こす。それを抑止するためには、鳥から鳥の感染を制圧・根絶することによって回避できる。

 以上のことを疑うことは、現在、タブーのようです。

 鳥ウイルス学者の方々は、まるで、天動説にもとづいて惑星の公転を説明する論理を構築しているのに等しい。わざとずれた論法をこねくりまわして、わざわざ結論がでないようにして、AIを故意に面倒っぽい研究対象にして、その研究期間を引き延ばし、徒にAI研究生活の延命を図っているようなものです。結論が出ない研究なら、半永久的にそれが続けられるものとなります。そのために、AIの解決・克服を心底からは望んではいないのではないかとも思えてきます。

 まるで、耐震偽装マンションを売りまくった人々や、株式分割をやって実質の株価を粉飾し続けた人々と、やってることは何も変わらないのではないかと思えてきます。(あくまでも当事者はウソをついたり、人を騙してるという自覚がなかったとするならば。自覚があったのであれば、ただの詐欺師です。)

「知らずにおかす罪は大きい」という意味をもたらす出来事は、いつの時代も、その当事者にはまったく自覚できずそれに思い至らぬ事象なのでしょうね。

◇京産大が鳥インフル研究拠点 今秋にも新設 第一人者迎え(京都新聞) - 3月28日11時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000009-kyt-l26
◇鳥インフル研究施設開設へ 京産大、専門家招き(共同通信) - 3月28日11時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000074-kyodo-soci

 ますます、「正直者が馬鹿をみる」ガイドラインとなって、ますます、疑わしい症例は闇から闇へと葬られがちになるでしょう。まじめに報告しても小規模零細養鶏場は一旦発生したとなれば、その後の風評被害で再起再開は不能になってしまうとしか考えられない状況です。しかも、もはやH5亜型は常在化しているフシはどうにも否定できない状況ですから。
 感染発症はほんのいっときのこと、時が過ぎれば、あってもないごとし、しかも「一回かかってしまえば二度なし」なわけですから。ウイルス感染の現象を熟知している現場にしてみれば、感染発症のほんの2〜3週間をしのげば、検査には引っかからないということも、おそらく暗黙の了解かもしれません。
 ないと思い込んでるのは、学者だけかもしれませんね。H5N1も。もはやカラスでさえ、キャリアになっていたのですから。未経験なのではなく、とっくに経験まん延してしまって起きなくなっていると考えても何ら不思議はありません。(しかも、幼雛育成段階で開放馴致飼養していればなおさら軽く済ましている可能性が大。かつ、高温期〜夏季であれば不顕性感染のままやりすごし馴致してしまっていることも。)
 日本が、H5N1の感染未経験地域であることがますます不自然に見えてきます。(早いサイクルによって、もはや馴致済みになっている可能性もありはしないだろうか。ちょうど、人のコレラ菌のように、おそらくあるだろうと思われていても、病気を起こさないがために、ないものとみなされているように。)

2006/3/27トリインフルエンザの分布図
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/map-ai/tori060327.gif
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/toriinf-map.html

首相動静(3月22日)
>午後2時5分から同25分まで、スイスの製薬会社ロシュ社のフーマー会長。永山治中外製薬社長が同席。同41分から同3時4分まで、麻生太郎外相、西田恒夫外務審議官。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000001-jij-pol

◇ASEAN統合を促進 75億円拠出し、基金設立(共同通信) - 3月27日11時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060327-00000078-kyodo-pol

◇MRSAの、ヒトからペットへ感染例も 米で国際会議
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060328/K2006032804480.html

◇日体大の競泳選手が死亡=中国での合宿中(時事通信) - 3月28日13時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000040-jij-spo
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B5%DC%C5%E8%C9%F0%B9%AD&st=n

 口呼吸をしがちな水泳競技選手は呼吸器のウイルス感染がしやすい傾向があります。成人になってからの経験のないウイルス感染によっては、ほんのわずかのウイルス量で激しい免疫応答がおこり、あっというまに亡くなることもあると思いますが・・・。高地の酸素濃度だけが原因であるのならば面倒はないのですが。どちらにせよ、亡くなられた方と関係者の方々は大変お気の毒です。


[3808] Re:[3805] [3777] 病院で採血時のホルダー使いまわしの件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/28(Tue) 12:28  

> >「すでに米国では、「採血ホルダーの50〜80%が1回の使用で血液汚染される可能性がある」との報告※1を受けて、OSHA(米国労働安全衛生局)が採血ホルダーのシングルユースを推奨しています。」
> ※1 Advance/Laboratory,P.70 Jan 2000
> http://www.bdj.co.jp/press/1f3pro0000012i2r.html

メーカーさんに教えてもらいました。
チューブ状の翼状針でも普通の針直結タイプでも汚染は構造上一緒だそうです。

ふつーの健康診断でも、ふつーに「真空管採血」ってやってますから、採血を受けられる方は、ホルダーを患者ごとに取り替えているかなど、よーく見張った方がいいと思います。当然、院内感染の感染源と成りうるそうなので、ご注意。
一回一回使い捨てにしても価格の変わらないタイプのものももう販売されてるみたいですよ。
=================

OSHA(Occupational Safety & Health Administration)の該当ページ(2002年6月
12日付)は下記の通りです。
http://www.osha.gov/pls/oshaweb/owadisp.show_document?p_table=INTERPRETATIONS&p_id=24040
後半に"Some clinical studies show that 50-80% of blood tube holders may be
contaminated after just one use (Advance/Laboratory, p. 70, January 2000)"
と記されております。
=================
しかし、アメリカ牛由来の医薬品やワクチンがいまだに使用されているわ、感染源とも成りうる、問題のある採血方法改善にしても、大きな総合病院でさえこんな感じだわで、「BSEから発生するvCJDの伝播リスクは低い」とか未だに言っている方々には本当に勘弁してほしいです。日経BP社とか、リスク学者さんとか。


[3807] これが、話題のネオコン批判論文 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/28(Tue) 09:12  

日本の政界にも、ネオコン派の巣窟ができ始めたので、このあたりの論文を読んで、ジャブを入れる練習をしておきましょうかね。
この論文「The Israel Lobby and U.S. Foreign Policy 」http://ksgnotes1.harvard.edu/Research/wpaper.nsf/rwp/RWP06-011
で、このサイトからダウンロードできます。
著者は、John J. Mearsheimer と Stephen Waltの両氏です。
ブッシュ政権の外交は、すべて、イスラエルの国益のためにあり、との論調のようです。

http://ksgnotes1.harvard.edu/Research/wpaper.nsf/rwp/RWP06-011


[3806] 民主党崩壊までのタイムカウント 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/27(Mon) 22:48  

先日、ある方と話していて、いよいよ、民主党崩壊のタイムカウントがはじまったね、なんて話しをしていた。
いつごろなのか?ということで、どうせ、政党助成金の関係で、秋から年末にかけてかな?なんて、話題になった。
それが現実だとすれば、なんといっても、野党第一党のマーケットが空くというわけだから、マーケット狙いの動きも、虎視眈々、新年度早々から、動き出すことだろう。
来年の参議院選挙がデビュー戦というわけでしょうかね?
それにしても、代償が大きかったメール騒動でしたね。


[3805] Re:[3777] 日本の感染対策について 採血時の問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/27(Mon) 15:19  

>> 真空採血管を用いた採血業務に関する
> 安全管理指針(Ver 2.05)
> http://www.jamt.or.jp/information/official/h16/02-1.html

の件ですが、ホルダーを患者ごとに取り換えてない病院ってまだまだあるんですかね?私は2つの総合病院を知ってますけど、

>「すでに米国では、「採血ホルダーの50〜80%が1回の使用で血液汚染される可能性がある」との報告※1を受けて、OSHA(米国労働安全衛生局)が採血ホルダーのシングルユースを推奨しています。」
※1 Advance/Laboratory,P.70 Jan 2000
http://www.bdj.co.jp/press/1f3pro0000012i2r.html
>「採血ホルダーは1回の使用で血液汚染される可能性が50-80%であるとの報告があります。」 
http://www.bdj.co.jp/pas/products/1f3pro0000018bhf.html

検索したら、うひゃー、マジですか?(^^; って感じなんですが。。。

関連
http://www.bdj.co.jp/pi/1f3pro000008irdn-att/1f3pro000008irf0.pdf
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/ian/shidou/saiketsu.pdf
↓2004年5月の報道ですかね?
採血ホルダーも使い捨てに 感染症防止へ採血法統一(共同)
http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/0405saiketsu.html



[3804] Lancet Neurology(3.27)新論文、vCJDはすべての遺伝子型の人に伝達、潜在感染者は予想以上 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/27(Mon) 13:04  

The Lancet Neurology(3.27)に、vCJDはすべての遺伝子型の人に伝達する、潜在感染者は予想以上という新研究が発表されたそうです。

隠れたvCJDがすべての遺伝子型の人に伝達、人→人感染根絶は困難ー新研究
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06032701.htm
日本の院内感染対策の不備とあわせて考えると、心配に思います。

海外の報道
http://www.altavista.com/news/results?q=CJD&nc=0&nr=0&nd=2&sort=date
http://www.altavista.com/news/results?q=CJD&nc=0&nr=0&nd=2
先日の、日本からのランセット論文、WHOの診断基準に適合しないvCJDの誤診の問題、診断基準の変更を促す論文ですけれどもあれはまだあまり紹介されてないようで?ProMEDでもまだ配信されてないようですが。。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06031002.htm


[3803] 「日本は再び、オージー・ビーフの時代へ」とのAPの記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/27(Mon) 09:44  

「In Japan, Aussie Beef Makes a Comeback」
http://www.examiner.com/Business-a58761~In_Japan__Aussie_Beef_Makes_a_Comeback.html
との記事だが、この中で、これまで、日本人の間では、オーストラリア・ビーフは、アメリカ牛肉に比して、硬くて、味ワイがない、との不評を得ていたが、ここにきて、飼料が草からグレーンに代えたりして、日本人の味覚にあわせようとする努力も実り、オージー・ビーフを見直す動きが急であり、さらに加えて、今回のアメリカの不始末が、アメリカ牛肉へのイメージを急速に低下させている。との趣旨が書かれている。
また、すき家の新メニュー「牛丼イタリアーノ」に、「安全なオーストラリアの牛肉を使っている」ことをうたっていることから、すき家の話として、「われわれが、アメリカ牛肉を完全に安全だと言い切れる状態には、ない」との言をのせている。
ちなみに、オーストラリアの検査体制は、以前にも、この掲示板にも取り上げたが、ここで下記に再掲しておく。
オーストラリアのBSE検査体制は、National Transmissible Spongiform Encephalopathies Surveillence Program(NTSESP)と、いわれるものだ。

このプログラムは、次の三つの意味をもつ。
第一は、開業獣医や、と畜場の獣医が、臨床学的に見て、神経症の兆候を見せ、TSE(transmissible spongiform encephalopathy)が疑われる牛について、政府の獣医がフィールド調査を行うこと。
第二は、そのうち、TSE(transmissible spongiform encephalopathy)でなく、単に、神経症症状を見せるものを摘出するため、過去の臨床学的履歴を提出させ、研究所の獣医によるスクリーニングを行う。
第三は、TSE診断について訓練された獣医の組織病理学者が、二才齢以上のすべての牛の脳について、神経症の履歴を持ったものかどうかについてスクリーニングをし、TSEの障害を持つものを検出し、それ以外の牛については、TSEでない診断を下す。
このスクリーニングの方法によって、たとえ、それが、オーストラリア全土の牛や羊の1パーセントに神経障害が生じたものであっても、90パーセントの確率で、BSEやスクレイピーへの罹患を検出することが出来るという。
このためには、少なくとも、オーストラリア全土で、牛については、400、羊については450の数についてのスクリーニングを行う必要があるとしている。
以上に見たように、オーストラリアのBSE検査体制は、確率論に基づくものであり、日本の検査体制とはまったく異なるものである。
ちなみに、オーストラリアの2003年における  検査数  464 と畜数 9,229,000  これまでのBSE牛総発見数 0である。

http://www.examiner.com/Business-a58761~In_Japan__Aussie_Beef_Makes_a_Comeback.html


[3802] 「PSE法で経産省は誰に話を聞けばよかったのか?」というessaさんのブログ記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/27(Mon) 07:52  

essaさんが、今回のPSE問題をケースに、官庁と業界団体との情報提供のWin-Win関係の齟齬が、ボタンのかけ違いを生み出しているという趣旨の興味深い考察をしている。
http://d.hatena.ne.jp/essa/20060326/p1
その中で、「つまり、ロビイング団体が行政に対して的確な情報を提供できなくなっているのだ。」とされ、本来、「ロビイングの中に情報提供の部分があれば、部分的にはWin-Winの解が存在する。」のだが、「たぶん今はあらゆる業界団体が、自分たちの敵を正しく認識できなくなっている。」うえに、ネット世界が、「(業界と官庁との癒着)を批判して「団体」と官僚を引きはがすことで、官僚は情報源を失なう。」結果「適切な情報源を失なったら、いかに優秀な官僚と言えどもタダの人でしかない」こととなり、迷走を繰り返した。
との論調ですね。
なかなか、面白い考察ですね。
また、 「ヤフー・インターネット・ガイド」に私のブログを推奨いただいたfinalventさんも、同様の考察をされている。
同じようなことは、官庁と議員との関係にも言えそうです。
やはり、官庁は、既成のルートにない、コミュニケーション・ルートを、この際、開発すべきときです。
その場合には、ぜひとも、専門家によるモデレーターの介在が必要ですね。(つまり、既成の業界団体ではない、フォーカス・グループの形成と介在ということでしょうか。)
今回のPSE問題で、いち早く「ノーアクションレター制度」(行政機関による法令適用事前確認手続き)の活用を提案された、小倉秀夫弁護士の存在のようなモデレーターの必要性ですね。
つまりは、ネット世界も、これによって、やや、層別対応、スキミング化されうるというわけです。
また、そのほうが、これまでの代議制に基づく、または、既成の業界団体経由によるルートよりも、早期で、効率的な意見集約が図れるはずです。
現に、旧来の代議制のほうは、野党というハンディはあるにせよ、すでに実質結論が出た今となっても、質問主意書や委員会質問は繰り返しても、現時点でも、なお具体的成果は、得ていませんよね。
そして、業界の私利私欲的な変節・抜け駆けに対しては、ネットが厳しくウォッチドッグし、適切な時期に、たたき、その方向修正を迫り、逆に、その変節をネタに、彼らに勢子を駆け、推進力とさせる--−これは、別に今回の坂本龍一署名問題のことを言っているのでは決してありませんが---というようなことがいえるような気がしています。
(このあたりのことで、3795のMr.Chombo さんへの、ご回答とさせていただきます。)
その意味では、今回のPSE騒動も、無駄ではなかったような気がしますが。
となると、例の炎上ブログの主の女性官僚は、ドツボにはまった経済産業省を結果的に救ったジャンヌダルクだったってわけでしょうか?
それと、いいにくいことなんですけれども、これまでは、PSE問題に関しては、中古業者と中古愛用消費者との利害は、一致していたようですけれども、果たして、現在の音響機器などの中古価格設定が、適切なものかどうかについては、中古消費者としては、大いに言い分があるのではなかろうか。

http://d.hatena.ne.jp/essa/20060326/p1


[3801] 自殺や軍隊出動の大量虐殺や 投稿者:とき 投稿日:2006/03/27(Mon) 00:53  

 「陰謀ウイルス・闇ワクチン」誤認逮捕などの、まるでフィクションがかったできごとの連続かと思っていたら、とうとう治安部隊の出動による共生ならぬ強制強行突破が起こりそうです。
 まさに、人間のウイルス感染に対する無知蒙昧による「一人相撲」の様相です。思い込みというのは恐ろしいものです。
 野生の鳥がどのように対処してきているかを、余計な知識を捨てて、素直に環境をみれば自ずとわかるというものだろうに・・・。
 「センス・オブ・ワンダー」が欠落して、人間が純粋「家畜化」され、自然からは隔てられ閉じられた環境をしか実感できなくなっているのですね。自然とつながっている感覚が大事なのですが・・・。「野生」を失った不健康不健全な思考ともいえます。

◇鳥インフル発生でも鶏の処分拒否=ガザの養鶏業者が補償要求
2006年 3月26日 (日) 21:37
>【ガザ市(パレスチナ自治区)26日】パレスチナのガザ地区で、鳥インフルエンザの発生した地域の養鶏場が、本来実行しなければならない鶏の処分について、経済的な補償を受けるまでは拒否していることが26日、分かった。(写真はガザの養鶏場)
>パレスチナ自治政府の農業省高官はAFP通信に対し、「これらの養鶏業者は鶏舎へのわれわれの立ち入りを許可していない。彼らは鶏を殺したくないと言っており、補償を要求している」と述べた。
>その上で、「(鶏を)始末する最後のチャンスを与えるが、従わなければ実力行使に出る。治安部隊を動員して彼らを養鶏場から排除し、鶏を処分する」と警告した。
>世界保健機関(WHO)は25日、国際社会に対し、ガザ地区での鳥インフルエンザ対策のため、パレスチナ自治政府へ緊急援助を供与するよう呼び掛けていた。
>国際的なガイドラインによれば、鳥インフルエンザ発生時に地元当局は、発生地点から半径3キロ以内にいる鳥の処分などの封じ込め策に着手しなければならない。〔AFP=時事〕
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060326/060326111157.cnulqzxg.html

 おそらく、補償費用云々が大きい問題なのではなく、この農家の方々が、この“ウイルス”感染症に関しての知識・認識が高いということがベースにあるのでしょう。日本のレベルだったら、H5N1の場合、即殺し始めるわけですし。(やはり殺すことが合理的であるとはとてもいえないし、あきらかに現実と齟齬のある「法」の手続きに従うだけであって、実際は、その法の主旨の実現はかなわず、ものの見事に現実のウイルスの動態はそれを裏切り続けるわけで。ホストが存在する限り、確実にウイルスも存在し続けるということを素直に認める必要があります。すなわち「在る」ということを。)

◆鳥インフルエンザ問題の今後(146)(2006.3.25)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza271.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 下手に検査技術や科学知識が充実してくると、これまであってもないものとしてやりくりできていたものが、いきなり目の前にたち現れたようになり、いちいち余計に構って、わずらわしい厄介ばかりが生じる。偏狭な知識による「科学」もどきは、むしろない方が害を及ぼさない、「百害あって一利なし」そのままの状況になっているようです。
 どうにも「法」は、とりあえずのいまの現実をさえ、カバーできないようです。鳥フルにとって家畜伝染病予防法は、ない方がまだマシです。
 鳥ウイルスが人に感染するという「仮説」がだんだん苦しくなってきたなと思っておりましたら、「肺の奥で感染する」などという「でっち上げ」に近いような説まで打ち上げたようですが・・・。それがなかなか人で起こらない理由?
 人で病気を起こしてるものと、鳥で起こってるものとの違いを精査したほうが手っ取り早いと思うのですが、なかなか方向転換がきかないようで。わざわざ、畑違いの感染症学者が、割り込んできて、それは違うのじゃないかとは言い出しかねますしね。
 とにもかくにも、鳥インフルエンザウイルス(専門)学者さんが、きちんと現実事実の実態を把握認識するしか、その誤りを訂正し方向転換することは叶わないのかもしれません。自説に都合のいいデータばかりを見ることから脱して。想像力や感性を働かすことを封じてしまってるのかもしれませんが。検査機器のデータは、人間の五感をさえ満足にカバーしきれないというのが常識のつもりだったのですが。データの外にもたくさんの把握しきれない未知の現実事実が溢れているという感覚はないのでしょうね。
 「病」を「法」でくくるのは、「自然」を「恣意」の枠の中に収めようとする無謀な企てであるということを、まずは謙虚に受け止めておく必要があるのではないでしょうか。

藤田 紘一郎『寄生虫博士のおさらい生物学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062128357


[3800] 英国の肉骨粉輸出先 再考 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/26(Sun) 14:15  

昔のBSE関連の本を読み直していて思ったんですが、
イスラエルって飼育頭数が少ない割には大量に英国から肉骨粉を輸入していたんですね。全部自国で使っていたのかな?

英国の肉骨粉の輸出 データ 
http://www.niah.affrc.go.jp/disease/bse/uk_mbm.html

牛の飼育頭数 〔2004年〕
http://www.teikokushoin.co.jp/11_toukei/toukei/world/30.html
豚の飼育頭数 〔2003年〕
http://www.teikokushoin.co.jp/11_toukei/toukei/world/31.html


[3799] 米国の牛肉・牛科の輸出許可施設リストから 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/26(Sun) 13:38  

米国の牛肉・牛科の輸出許可施設リスト USDA Bovine Export Verification Program: Specified Product Requirements http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/bevlisting.htm を見ると、メキシコとカナダの欄で、随分と品目別で許可が出されていることがわかります。
 例えば、American Foods Group, East River Facility Green Bay, WI (施設番号Est.18076)のメキシコ向けは、04/21/04 boneless beef 、07/13/04 offalです。メキシコ向けのEVプログラムを見ると 4.1Boneless beef, boneless beef products, prepared beef products, and offal, excluding liver, must meet the following requirements: 4.2 Bone-in beef and bone-in beef products must meet the following requirements: 4.3 Veal and veal products must be derived from animals 36 weeks of age or younger at the time of slaughter.などと細かく、品目別に規定がありますから、それを反映していると考えられます。

 カナダ向けでは、Swift & Company Hyrum, UT(施設番号Est.628)にだけ、01/05/05 incoming boneless boneless beef trim 、05/26/05 full program です。カナダ向けのEVプリグラムでは 4.1.1 Beef, beef products, and offal, excluding livers ですから、この施設だけ、何らかの理由で 2005年1月5日には boneless 骨無し肉に限る、骨有りと内臓肉はダメという制限がついて、 05年5月26日に full program と全部OKとなったわけですね。カナダ向けの輸出許可を得ている施設の欄には、日付しか記載がありません。日付だけのは full program という意味ですね。

さて、日本向けの許可リスト Official Listing of Eligible Suppliers to the EV Program for Japan http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/evjapanlisting.htm をみますと、どの施設にも、品目別などの制限条件などは記載がありません。許可が下ろされた日と施設が閉鎖になった日だけです。日付だけのは full program という意味ですから、これらの施設にはなんら制限がない。日本向けのEVプログラムでは、beef and beef offalが対象品目ですから、すべての施設がこの品目の輸出許可を得ている。
 1月6日のアトランテック社、ゴールデン社も、リストへの掲載は日付だけで、何の但し書きは付いていませんでしたから、beef and beef offal 肉と内臓肉で許可を得ていたことになります。

 米国の報告書では、「AMS プログラム管理者スタールはゴールデン社及びアトランティック社が内臓を輸出しようとしていた場合、どの内臓がどの枝肉に由来するか識別するための管理体制が必要になると述べた。ゴールデン社及びアトランティック社は当該体制を整備しておらず、いずれの施設でもそのような体制がしかれて無いために日本向け輸出に適さなかった。」、「AMS ARC 室長ジェームズ・リヴァ氏は・・2006 年1 月6 日、アトランティック社及びゴールデン社が双方とも各々日本への子牛部分肉の輸出に関する唯一の輸出業者及び供給業者として各々認定を受けたと述べた。 リヴァ氏は、アトランティック社は日本向け輸
出のためゴールデン社からアトランティック社へ出荷される子牛の内臓に関して、EV プログラム条件と合致するための認定書をゴールデン社から取得しなければならなかったとも述べた。リヴァ室長によれば、アトランティック社は製品が認定供給業者から出荷されない限り、子牛の内臓を日本へ輸出する許可を得ることはなかった。リヴァ室長は、アトランティック社が日本向けに内臓を出荷する許可が出なかったのは日本向けに輸出する適格性のある子牛内臓の供給元が無かったのが原因であるとの意見を述べた。」とあります。
 AMS プログラム管理者スタール氏が、許可リスト掲載をきめる直接の責任者で、ARC 室長ジェームズ・リヴァ氏はその上司なのですから、上記のような判断をしていたのなら、許可リストの記載には、例えば 子牛部分肉のみとか、内臓は除くといった但し書きをするべきであり、カナダやメキシコのリストではそうした記載をしています。
 つまり、1月6日の許可をおろした時点では、AMSのARCには内臓肉 offal はダメという認識はなかった事を示していると思います。


[3798] Re:[3786] いつになったら「その時機」は来るのか。まだ来ていないと言う証拠は有るのか。 投稿者:謎工 投稿日:2006/03/26(Sun) 08:15  

> とりあえず、現在CDに採用されている時限再販制の書籍への適用ということで、意見集約を図られたらいかがでしょう。

それが出来るのならとっくの昔にやっているはずなんですけど、逆に考えると「何故、半永久的に定価で売らせ続けなければならないのか」を
出版業界がおおよそ論理的に説明しないのでスキームの構築すら出来ない気がして仕方が有りません。出版業界が「再販制度の盟友」と
称して止まないドイツやフランスですら実は時限再販であることに触れられたくないからでしょうけれど。

> その後の課題としては、その時限の短期縮小化を、どこかで、チェックしうるスキームの用意ということですね。

それが極限まで来てしまっているのが音楽業界で、東大の中山先生が先日のコンテンツ専門調査会で

>  レコードの再販につきましては、恐らくそういう制度をとっているのは、世界で日本だけだと思いますし、また、一昨年の著作権法改正で、
> いわゆるレコードの管理防止措置、つまり安いレコードが日本国内に入ってこないような措置を取りました。国内的には再販で価格を維持し、
> 国際的な競争もしないという、世界でもまれに見る状態に置かれているわけであります。こういう状態が、果たして日本の文化を守るために必要なのかと、
> そんなに素晴らしい制度なら、なぜ世界がまねをしないのか。現在、本当に日本のレコード産業は、世界に冠たる産業になっているのか。世界一高いCDを
> 買わされている日本のユーザーは、本当に世界一ハッピーなのか。そういうところから、私は考え直さなければいけないと思います。
>  アメリカよりも産業規模が小さいわが国の音楽産業、それに対してレコード会社はアメリカの何倍もあるという、言わば過当競争の状態にあるわけです。
> この護送船団方式を維持していくためには、やはり再販制度は必要だろうと思うわけでありますけれども、しかし、再販制度を維持してやっているうちに、
> 実はもう大きく流れが変わってきている。
>  例えば、インターネットを通じた音楽の配信などのように、再販などには全く関係ない世界が出現しつつありますしたがって、再販制度で利益を得て、
> 企業は現在はいいかもしれませんけれども、これに溺れて合理化をしないと、そのうち大きな崩壊が始まるのではないかと私は考えています。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/contents/dai7/7gijiroku.html

と述べている至言に何を付け加える必要があろうかと思う訳ですが、系列にレコード会社を抱えている読売・産経を筆頭に(どこぞの自称「科学ライター」が
やってしまったように)「時代認識の欠けた法律学者」だの何だのと罵詈雑言を浴びせる準備を新聞メディアが進めているらしいと聞くに及び「言論・表現の
自由って一体、何なんだろう」と思わざるを得ません。

> 公取委も、最初から、完全無垢なものは、狙っていないでしょうが。
> 私も、竹島さんとは、長いお付き合いですが、纏め上げるスキルは、なかなかの方です。

そうは申されましても、せっかくの知財戦略本部のCD再販廃止勧告を「今はまだその時機ではない」と言い切ったうえに一昨日の「23条は廃止しない」明言で
1年半前と比較して135度ぐらいの大幅な方針転換が明白と言わざるを得ません。そもそも、ゲーム業界の市場破壊的蛮行を「実質無罪」にしてしまった
ボンクラ事務総長を筆頭におおよそ有能な人的リソースが揃っているとは思えない現体制で政・官・財の総攻撃をどうやって突破するつもりなのか全く
ビジョンが見えないのは「戦略ミス」以外の何だと言うのか。やや穿った見方をすれば「小泉チルドレン≒市場原理主義者」と考え、その大多数は
「再販制度なんてどうでもいい、むしろ無い方がいい」と考えているに違い無いと言う打算が働いていたのかと思うのですが所詮は一年生議員。
勝率が1%にも満たないことはわかり切っているのに、名を捨て実を取るとも思えない特殊指定廃止をこの時機に持ち出した戦略性の無さは
「如何ともし難い」としか思えない訳です。


[3797] Re:[3796] [3794] 2003年8月司令の骨付き子牛肉についてのダブルスタンダード解釈は、カナダでも、あったようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/26(Sun) 07:30  

虹屋さん。
このサイトは、カナダからの骨付き子牛肉が不法輸入されたときの記事ですが、ここでも、2003年8月の司令の二重解釈が見られますね。
「"We're looking into that. But we believe that allegation is based upon information that was allowable product under the August directive," Veneman told reporters. "We believe it was primarily veal." 」
(ヴェネマン農務長官が言うに、「8月司令では、骨付き子牛肉は、輸入可能な商品である」との情報に基づいて、この主張は、されている。

http://72.14.203.104/search?q=cache:HprRWuqMxm0J:ellinghuysen.com/news/articles/1466.shtml+USDA++veal++bone++R-CALF&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=5


[3796] Re:[3794] 28、29日の専門家会合で聞き質すのだろうか? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/26(Sun) 00:24  

笹山さん。有難うございます。

畜産の情報−トピックス−2003年10月 月報海外編.の記事は、この二つを混ぜたものなのですね。

ということは、2005年3月7日に正式に発効したファイナルルールでは、子牛肉でも骨無しOKで骨付きはダメといことなのですね?

「カナダ食品検査局(CFIA)は(2005年)3月29日、米国でBSE感染牛が確認された2003年12月以降停止されていた米国からの生体牛などの輸入解禁について発表した。カナダ政府では、北米3カ国による統一的な輸入基準確立の合意に基づき実施するものであるとしている。輸入解禁に係る新たな規則では、牛の特定危険部位(SRM)を除去した後に製造加工されたすべての月齢を対象とする食肉製品、30カ月齢未満の肥育牛、12カ月齢未満の肥育またはと畜場へ直行するヤギおよび羊、精液採取のための種雄牛、12カ月齢未満のヤギまたは羊からの骨付き肉などとなっている。なお、反すう動物由来の家畜飼料原料およびこれら原料が含まれる家畜飼料、反すう動物由来の肥料原料およびこれら原料が含まれる肥料、牛のSRMおよびこれらが含まれるあらゆる原料の輸入は今後も停止されるとし、これはOIEガイドラインに基づいたものであるとしている。」
(畜産の情報−トピックス−2005年6月 月報海外編.http://lin.lin.go.jp/alic/month/fore/2005/jun/top-us01.htm

 この決定を受けて、アトランテック社、ゴールデン社が2003年9月に申請していたカナダ向けのEVプログラムの審査が停止、不要となった。それが4月頃で、「4 月のことですが、輸出再開を期待して私(フィリップ・ピアレス)は個人的に日本を訪問しました。」(フィリップ・ピアレス氏の発言、本文P18)

 この日本訪問直後の5月に
「2005年5月、アトランティック社は、日本への販売の提案を記載した会社プログラムおよび手紙を提出した。
ARC室は、書類審査にプログラムを委ねた。
監査官の一人が、AMS 1030 Jプログラム(日本への牛肉の輸出手順)の条件を満たしているかどうか判断するために、提出された計画を審査した。
2005年5月、変更のために会社プログラムが2回アトランティック社に返却された。」
(デイビッド・ヒルドレス(David J. Hildreth)監査官 の証言、5月の手紙とは、「業務要請書(Request for Service letter)」、ARCの品質システム証明プログラム (QSVP)管理者のスタール氏は、受領したQSA作業マニュアルを登録し、大まかな審査を行い。承認されれば、今度はこのQSA作業マニュアルを監査官にゆだねる。)

QSAの審査を行っているのですから、5月段階では子牛専用施設にはEVプログラム不要のFSISの決定はでていない。

「私(フィリップ・ピアレス)は、6 ヶ月前(この発言は2005年12月13日、従って6月ごろ)に部下で品質管理責任者のエルヴィラ・クーニャに禁輸解除の際、私達が支障なく営業できることを確認するためFSIS とARC 室に電話させました。何回かのやり取りの後、2005 年7 月12 日付けでデイヴィッド・ヒルドレス氏から、FSIS によれば子牛専門の施設については日本向けBEV プログラムは不要という旨の電子メールを受信しました。」(フィリップ・ピアレス氏の発言、本文P18)

「プログラムが提出された時、デイビッド・ヒルドレス氏は上司であるプログラムマネージャー、デイナ・スタール(Dana Stahl)氏から、現行規則ではプログラムは不必要だと告げられた。」(デイビッド・ヒルドレス(David J. Hildreth)監査官 の証言)

つまりFSISの不要決定と通知が出たのは、6月下旬から7月上旬。この通知を受けたARCは、その不要の旨をホームページに掲載。

「2005年夏の終わり、日本側はARCのホームページにUSDAが掲載した情報を発見した。USDAは、BSEのリスクを最小限に抑えることなどが盛り込まれた日本輸出向けEVプログラムの条件に基づき加工されるべき牛肉製品のリストから子牛肉を除外していた。日本政府はUSDAに対し、成牛肉の出荷と同様の条件が子牛肉にも適用されるよう望んでいると伝えた。それを受けてARCは、日本輸出向けEVプログラム条件の調整を行った。」(ジェームズ・リヴァAMS、ARC室長の証言)

このジェームズ・リヴァAMS、ARC室長の証言によれば、”2005年夏の終わり”以降12月13日(査察チームの会合)までの間に、子牛肉もEVプログラム対象と日本政府は伝えていることになります。
何時、日本政府の誰が、米国政府の誰に、どのような文言で伝えたのか。それに対する米国政府の回答は?

さて「ARCは、日本輸出向けEVプログラム条件の調整を行った。」けれど「AMS は、2005 年12 月8 日に日本がAMSに対して子牛肉施設を含め全ての牛肉施設が日本向け輸出のためにはEVプログラムが必要であることを伝えるまで、アトランティック社及びゴールデン社のサービス又はマニュアル審査に関して新たな行動を起こさなかった。」(本文p20)というのは解せませんね。

閑話休題

2005年12月8日付、日本の子牛肉のEVプログラムの変更を説明する日本シイベルヘグナー社のMr. Nobuo ShiraiwaからのEメールをアトランテック社は受領(証拠書類番号4の目次表題)して
「私(フィリップ・ピアレス)は品質管理責任者のエルヴィラ・クーニャにUSDA と輸出関係書類を確認するように指示しました。2 日待ちましたが(この発言は2005年12月13日、従ってクーニャ氏にUSDA と確認するように指示したのは10日ごろ)FSIS からは何の音沙汰も無く、私は自分で各方面に電話しました。遂にARC のQSVP プログラム管理者であるデイナ・スタールから本日午前に返信を受けたところ、子牛肉施設は日本向けEV QSA が必要で、日本向けのEVプログラムとQSAプログラムの認定の申請を送付しなければならないと伝えられました。彼女によれば、1 月中に申請書を受領し、それから監査予定が組まれるとのことでした。」(本文P18)

ジェームズ・リヴァAMS、ARC室長は
「日本が米国産牛肉に対する市場を再開する準備を進めている中、ピアレスは子牛肉を日本に出荷する際にEVプログラム証明は必要ないと考えていた。つまりほとんどの国が若齢の子牛肉はBSEの危険性が全く無いと見ているため、日本市場にも出荷が可能であると考えていた。」と言っていますが、フィリップ・ピアレス氏は5月には日本向けEVプログラムの審査申請書を出して、6月ごろには進行状況を確認しているわけだから、最初から輸出にEV不要とはかんがえていない。あくまでも、合法的にEV認定取得を目指している。7月12日の電子メールでFSISの決定を知ってからですよね、変わったのは。

この罪作りなEV不要の決定と通知を出したのは誰でしょう??フィリップ・ピアレス氏はFSIS 職員に対して2005 年12 月13日に電子メールを送付。その電子メールのあて先は
Rick.Harris@usda.govと dana.stahl@usda.gov.で後者はQSVP プログラム管理者であるデイナ・スタール氏のメールアドレスですから、前者がFSIS 職員となりますが、Rick.Harris氏でしょうか?

また、FSISは、何を根拠に2006年1月20日段階でも日米協議中である子牛肉の特別扱いを勝手に決めたのでしょう??

28日29日に、専門家会合が東京であるそうですが、そこで聞きただすのでしょうか??



[3795] Re:[3788] PSE問題の後始末 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2006/03/26(Sun) 00:06  

坂本氏のグループの行動に一貫性が乏しかったことは事実であるにしろ笹山氏の見解は過度にシニカルな印象があります。日本人の悪癖が、権利の主張に対する嫌悪感にあるというのが私の持論ですが、PSE制度の不合理への反対運動があったからこそ、法解釈の実質的変更を(極めて卑怯未練な態度に思えますが)させられたと思うのです。決して、PSE問題は決して政治的な問題ではなく、考慮の不足からおきた失政と、無謬主義からの混乱であったと思えます。
こういったときに、「世間さんをみかたにつけな」とさまざまな行動があったからこそ国が譲歩したように感じます。
これを揶揄される笹山氏の論理も感情も理解しがたいのですが。


[3794] Re:[3793] 米国は2003年8月当初から、子牛は骨付きの肉(部分肉)も貿易を認めていたのでは?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/25(Sat) 22:46  

虹屋さん。
この「ベネマン米国農務長官は8月8日、カナダからの反すう動物由来の製品の一部について、公衆衛生上の影響は極めて低いとして輸入許可申請を受け付けると発表した。」
の部分ですよね。
この8月8日というのは、「ポイントがずれている「牛肉問題の米回答書」報道」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=573
の、「参考アメリカにおける子牛肉特別取り扱いの経緯」でのとおり、議会報告「CRS Issue Brief for Congress」では、「2003年8月8日、Vealについては、生後36週の骨なし子牛については、輸入を許可するとの仮の規則を発表。正式のものとして、2003年11月4日に、この方針を発表。」
とはあるのですが、
ベネマン米国農務長官は、後になって、「2003年8月3日以降に、APHISが拡大リストを作っていたことを知らなかったといった。」
といっているのですから、
ベネマン米国農務長官は「生後36週の骨なし子牛」の輸入許可については、知っていたが、2003年8月15日に、APHISが作った「骨付き子牛肉までも、リストに入れた拡大リスト」については、知らなかった、ということになりますね。
ですから、この畜産の情報については、8月15日の拡大リスト云々の話には、触れていないということになりますね。

http://ncseonline.org/NLE/CRSreports/05May/IB10127.pdf


[3793] 米国は2003年8月当初から、子牛は骨付きの肉(部分肉)も貿易を認めていたのでは?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/25(Sat) 21:58  

笹山さん。重箱の隅を突付くようですが、2003年8月の米国のファイナルルール案ですが、米国は当初から、子牛は骨付きの肉(部分肉)も認めていたのではないでしょうか??

以下 畜産の情報−トピックス−2003年10月 月報海外編.より http://lin.lin.go.jp/alic/month/fore/2003/oct/top-us03.htm

「米国は30カ月齢未満の牛由来の骨なし部分肉等を条件付きで解禁
 ベネマン米国農務長官は8月8日、カナダからの反すう動物由来の製品の一
部について、公衆衛生上の影響は極めて低いとして輸入許可申請を受け付ける
と発表した。

 米国は5月20日のカナダでのBSE発生以降同国からの反すう動物由来製品の輸
入を禁止していたが、@30カ月齢未満の牛由来の骨なし部分肉A12カ月齢未満
の羊・ヤギ由来の骨なし部分肉B36週齢未満の子牛由来の部分肉C牛の肝臓D
反すう動物以外に使用するワクチンE反すう動物以外由来の動物タンパクおよ
び獣脂を含むペットフードおよび飼料原料について、9月1日から事前の輸入許
可申請に基づく輸入を認めるとしている。」





[3792] クリークストーン社の自主検査論にR-CALFが、支持表明 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/25(Sat) 19:13  

R-CALFのCEOであるBill Bullard氏は、昨日USDAに対して訴訟を起こしたクリークストーン社の自主検査論に対して、全面的に支持を表明し、法廷闘争に対しても、支援を表明した。
Bill Bullard氏は、「自主検査は、アメリカの牛肉輸出市場の開放と、維持に貢献するであろう。アメリカ経済は、民間企業によって成り立っているのであるし、クリークストーン社は、ただ、顧客の要望にあわせようとしているだけなのだ。
そのことは、ビジネス成功のかぎでもある。
USDAは、革新的試みを阻止するのではなく、クリークストーンの企業家精神に対して、拍手喝さいを送るべきであり、また、その試みを容易にするように計らうべきだ。
クリークストーンは、その意味で、日本との輸出再開についての、妥当で、効果的で、時宜を得た方法を見つけ出した。
もし、このクリークストーン社の試みが、経営メリットのあるものとわかれば、他のミートパッカーも、同じような考えに立って、ついてくるであろう。
R-CALFは、牛肉の市場獲得に苦慮している。
もし、顧客が望むのであれば、パッカーは、その要求に従うであろう。
また、パッカーは、そのことを自由にして、いいはずだ。
畜産生産者たちは、そのようなオプションを有することで、利益を得るであろうし、市場は、消費者たちからの信頼を取り戻せうるであろう。」
と語った。


http://www.agriculture.com/ag/story.jhtml?storyid=/templatedata/ag/story/data/1143235336287.xml&catref=ag1001


[3790] Re:[3789] 『PSE騒動』 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/25(Sat) 18:48  

ときさん。
この池田信夫 blogのご見解は、やや、浮世絵的、トンでいるご見解のようですね。
激変緩和措置で、デッドラインを迎えたときの対処というのが、今回の教訓でしょう。
決して、電気安全法の趣旨は、その名のとおりなのですから、その趣旨を生かしつつ、周辺に環境変化によって生じた問題について、いかなるガイドラインを示すかで、本来は、政策調整は済むはずなのですが。
それぞれが、基調を見失って、右往左往しすぎた結果とも、見えなくもない、です。
下記のEUの見解が、この点、ポイントをついて、示しています。
「市場におかれたときには、コンプライアンスにかなっていたものであっても、究極、販売された後は、ノンコンプライアンスの状態に、おそらく、あるであろう。」
すなわち、コンプライアンスとは、うたかたの流れの如しなのです。
「よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。 コンプライアンスにあるものとノンコンプライアンスにあるものと、またかくにごとし。」


[3789] 『PSE騒動』 投稿者:とき 投稿日:2006/03/25(Sat) 18:03  

池田信夫 blog
PSE騒動 2006-03-25
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/d/20060325

>今回のような無茶な「解釈」が、所管官庁の見解だというだけでまかり通るなら、法律はいらない。経産省は電安法を改正して、中古品を除外するか、別の規制を明記すべきだ。

泥酔論説委員の日経の読み方
■2006/03/25 (土) 08:55:48 無事発進? 疑問残るPSE
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20060325

>確かに、経産省にも周知が不徹底だったという落ち度はあります。しかし問題となるのは中古品を扱う業者、つまり彼らはプロなんですから関連法令について常に情報を収集し、勉強しておくことは当然でしょ。

>誤解、曲解に基づくPSE反対論は反対のための反対でしかなく、これで法律がぐだぐだになってしまったのは経産省だけの責任ではないと考えます。結局BSEにしろPSEにしろ、消費者のリスクを総合的に勘案して、法の制定や運用は冷静に判断すべきではないでしょうか。

 法令に直接関わるところの当事者である、まがりなりにも「プロ」とみなされている方々は、やはり「業界」という「公」意識が希薄なのでしょうか。
 ここでも、鳥インフル関連業界と同様、自分に関わる「法令・制度」に関する「無知」が、パニックやヒステリーを惹起することになっているように見えますが。
 戦後のヤミ市じゃあるまいし、フリーマーケット感覚の素人商売から脱し、商売の規模が大きかろうと小さかろうと、最低限の「行政施策」と「法令」の中の「産業・経済」であるということが商売の「プロ」だと思うのですが。それとも、いざ「法令」の枠をはめられたときだけ、ワアワア騒ぐような「モグリ」の商売なのでしょうか? 
(けっして、なんでもかんでも「法令」で、とりかこんでしまえなどと思ってるわけではありませんが。)


[3788] PSE問題の後始末 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/25(Sat) 16:32  

PSE問題も、昨日の仮決着で、ほとんど、問題はなくなった。
気の毒なのは、当面必要もないのに、あわてて、ハードオフの特別処分品を大量に買ってしまった、あわてものの消費者たち。
中古品の仮需なんて聞いたことはないが、これらの消費者は、得したのか、損をしたのか。
「中古品のファンダメンタルズ」なんてものがあるとすれば、確実に、これまでの中古品の価格は、買い取り価格の安さに比して、高止まりしていたのではなかったのか。
だから、4月以降は、PSEマーク問題は片付いても、需要は、大幅下落するに違いない。
中古品消費者は、今回の問題で、ちょっとは、賢くなったのかもしれないのが、せめてもの慰めか。
実は、私も、3月末まで、取り置きしといてくれといった品を、引き取るべきか、引き取らざるべきか、迷っている。
反対派も、早くから、できそうもないことを言わないで、早期にガイドライン設定に、経済産業省と、渡り合ったほうが、中古品の消費者にとっては、混乱は少なかったはず。
坂本龍一さんたちの署名騒動も、今振り返ってみれば、とんだフェイクに終わったような。
今回も、「戦い済んで、日は暮れて」の、むなしさだけが残る。


[3787] 日本の牛トレサは機能しているのか??長崎の24例目の子牛の行方 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/25(Sat) 10:45  

3/20の発表では「なお、患畜と疫学的な関連性が高いと判断される牛のうち、長崎県外に移動した牛については現在調査を行っています。」
25日現在、この牛の行方が公表されていない。確保されている第10仔は3月9日生まれ、逆算すると第9仔は2004年出生で既に牛トレサは実施されているから、25日時点で行方がつかめていないのは解せない。



[3786] Re:[3785] [3721] [3716] [3714] 公取委の絶望的な戦略ミス 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/25(Sat) 09:32  

謎工さん。
レコード輸入権問題でも、今回のPSE問題でも、最初から落としどころのゾーンを狙うのは、私の悪い癖(でも、かなり勝率は高いです。)ですが、この法律娘
http://homepage3.nifty.com/machina/c/c0011.html
さんも言っているように、とりあえず、現在CDに採用されている時限再販制の書籍への適用ということで、意見集約を図られたらいかがでしょう。
その後の課題としては、その時限の短期縮小化を、どこかで、チェックしうるスキームの用意ということですね。
公取委も、最初から、完全無垢なものは、狙っていないでしょうが。
私も、竹島さんとは、長いお付き合いですが、纏め上げるスキルは、なかなかの方です。

http://homepage3.nifty.com/machina/c/c0011.html


[3785] Re:[3721] [3716] [3714] 公取委の絶望的な戦略ミス 投稿者:謎工 投稿日:2006/03/25(Sat) 04:28  

昨日の参議院予算委員会で竹島委員長はとうとう「23条を廃止するつもりは無い」と
明言してしまったそうで、予想通り「自分で掘った穴にはまり込んでしまった」と
言わざるを得ない状態に。

個人的には独禁法第23条よりも21条の方がよっぽど有害無益で1日も早く廃止すべきだと
考えているのですが、このまま放っといても誰も新聞を読まなくなるだけで一般国民の「知る権利」を
代替する方法は既に多数存在し、今後も次々に開発されるであろうことを考えると
単に再起不能に陥るほどの大惨劇が10年か20年先送りされただけと言う気がしないでも
ありません。今の内に身を切っておけば、そこまで酷いことにはならない可能性が高いとも。


[3784] 国際貿易市場内で日本は 投稿者:とき 投稿日:2006/03/24(Fri) 21:56  

 鶏肉において、中国の独占市場と化しつつあるのでは?

◇加熱不十分な鶏肉を輸出 中国の1業者の輸入停止
>農水省は24日、鳥インフルエンザ対策として輸出時に加熱処理が必要な中国産の加工鶏肉で、加熱の不十分な製品が見つかったため、この鶏肉を扱った中国・上海市の業者からの輸入を一時停止したと発表した。
>農水省は中国側に改善策の報告を求めた。鶏肉はすべて処分するなどし市場に流通しない。
>同省によると、23日に博多港の動物検疫所で、輸入された焼き鳥用などの鶏肉191箱(1528キロ)のうち2箱を抽出検査したところ、加熱処理の基準を満たしていない鶏肉が見つかったという。
>中国産の鶏肉は鳥インフルエンザの発生で2004年1月に輸入を一時停止。同年4月に加熱処理した鶏肉について輸入を再開している。
(共同通信) - 3月24日20時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060324-00000273-kyodo-soci

◇ オランダも停止 AIワクチンの使用で(鶏鳴新聞 2006年03月24日(金))
http://www.keimei.ne.jp/article/20060325t3.html

 ワクチンは中国でも用いているはずですが…。

◇農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
 ■報道発表資料 

 昨年11月以降の「家きん肉等の輸入一時停止措置」の数がハンパでなくなってきました。


[3783] PSE問題は実質解決 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/24(Fri) 21:48  

2006年3月24日午後4時15分から、PSE問題を考える会(小川浩一郎代表)が、経済産業省で記者会見を行い、下記のとおりで、経済産業省と、話し合いがまとまったと、報告した。
なお、この席には、経済産業省福田消費経済政策課長も同席した。
PSE問題を考える会は、次の5点を経済産業省に要望し、下記のとおりの回答を得た。
@ できるだけ早く検査しPSEマークを付する事ができるよう、可能なかぎり、検査機器の無償貸出しなどの支援策を広げるとともに、検査機器の使い方や届出書類などの作り方の講習会を日本全国でできるだけ早く開催していただきたい。と要望。
●経済産業省了解
A 販売後の検査やレンタルなどの工夫をすることによって、現実に在庫として抱えている中古品の販売が継続できることを要望。
●経済産業省了解。
B 事業者間での中古品の取引きについて、PSEマークを付さなくとも取引きできるようにしてほしい旨要望。
●経済産業省とは、国内に販売することが、明らかになっていない流通の途中の段階では、マークが不用であることを確認。
Cその他、手続などについてリサイクルショップの相談に経済産業省は、丁寧に応じる。さらなる制度の周知徹底。
●経済産業省了解。
D中古品のリユースという事業が社会的に重要であり、リサイクル社会を支える不可欠の産業であると認識していただき、4月1日の法施行後も電気用品安全法をどう扱うのかを、リサイクル事業者と連携しつつ、今後引き続き議論してほしい、と要望。
●経済産業省とは、今後ともと話し合いを継続していくということで意見一致。

この結果、実質、課題は、解決され、リサイクル業界は、PSEマークがなくても、買い取り及び販売を継続。
http://www.hatatomoko.org/pse-keisan-koment.html

http://www.hatatomoko.org/pse-komento.html


[3782] 「鳥インフルウイルス株の知的財産権問題」 投稿者:とき 投稿日:2006/03/24(Fri) 17:16  

 ということは、さほど危機的ではないということで・・・。(本当に人類にとっての危機的脅威であるのならば、そんな悠長なことは言ってられないわけで。)

◇中国、鳥インフルのウイルス株をWHOに提供
>中国はまもなく世界保健機関(WHO)に鳥インフルエンザの分離ウイルス株を提供する。サンプルの第一弾20本が、数週間以内にWHOの研究施設に送られる見込みだ。WHOの中国駐在職員が22日北京で明らかにした。
>WHO駐華代表処のホール・メディカルオフィサー(伝染病対策担当)は北京でマスコミの取材に応えた際、「中国からの分離ウイルス株は、鳥インフルエンザの大規模流行に備えたワクチンや医薬品の研究開発にとって極めて重要なもの」と述べた。
>ホール・メディカルオフィサーによると、WHOは鳥インフルウイルス株の知的財産権問題などについて、すでに中国側と合意しており、まもなく中国から提供される動物からの分離ウイルス株サンプルを利用して、ワクチン、医薬品の研究を進めていく。サンプル第一弾は日本、香港、オーストラリアまたは英国にあるWHO研究施設へ送られる。
(2006年03月23日 人民日報)
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200603230301.html

 鳥からの分離なのか、人からの分離なのか不明瞭な記事であります。しかも、鳥インフルとはあっても、H5の株かどうかは明示されておりません。『まもなく中国から提供される動物からの分離ウイルス株サンプルを利用して、ワクチン、医薬品の研究を進めていく』ということであれば、鳥のウイルスのようですが・・・。

 『サンプルの第一弾20本』っていうことは、@病原性ありのものがそのまま20種類なのか、A見極め切れなかったものをも含めて漫然と20サンプルなのか、B病原性ありのものを故意に粉飾して見極めにくくしての20サンプルなのか、Cそれとも核心のものが含まれずに20サンプルなのか、どうもわかりません。地域別というのもあるかもしれませんが。
 確実な品物であれば、株の種類は一種類でいくらもサンプルはいらないはず。しかもシーケンスさえわかれば、物もいらない。鳥インフルH5N1型なのであれば、もはやまん延しており、世界中どこからでも分離できる状況にもなっていますし。
 迅速なまん延防止と感染対策のためというには、あまりにものんびりとした手順を踏んでおるようです。いまごろになってもまだ提供してなかったのか、という感じです。
 具体的な事実ははぐらかしており、あまり確実信憑性のある情報とはいえないように思えてしまいます。そのブツは大して役に立たないのでは?

◇ProMED情報
http://www.promedmail.org/
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
>20060323-0060 ( 2006/03/22 ) PRO>Avian influenza - worldwide (64): Asia, Europe
>OIE当局は、中国製鳥インフルエンザワクチンの一部は無効と指摘。パリに本部のある国際獣疫事務局(OIE)の鳥インフルエンザタスクフォースの一員であるChristianne Bruschke氏は、中国のHarbin Veterinary Instituteで製造されたワクチンは国際基準に一致しており、完全な効力を持つが、ワクチンを製造している地方メーカーが複数存在し、それらの製品は十分な効力を有していないと指摘した。

◇愛鶏園に手当金支払いの凍結も 橋本知事
>橋本昌知事は二十三日の記者会見で、鳥インフルエンザ検査を妨害したとして元会長らが逮捕された養鶏会社「愛鶏園」(本社・横浜市)について「組織ぐるみならば、支給を保留している手当金の取り扱いに影響する」と述べ、殺処分に伴う手当金の支払いを凍結することもあり得るとの考えを示した。
>県畜産課によると、愛鶏園への手当金は、すでに殺処分が終了した分が約一億四千万円あるほか、処分中の密閉型鶏舎の早期処分促進費の名目で約三億円を支給することが決まっている。(佐久間 光紀)東京新聞 2006.03.24
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20060324/lcl_____ibg_____001.shtml

 もしこの仕打ちが本当であれば、経営的に非常に厳しいところに追い込まれてしまうのではないでしょうか。
 あきらかに現実認識を誤った行政施策で、“ウイルス感染に対する”健全なふるまいをする日本の企業体を一つ、その産業から失うこと(抹殺する)になるようなものです。(現状認識を正確にすれば、京都の浅田農産も、けっして廃業を迫られる必要はなかったのです。魔女狩りのように、そのときの“雰囲気”で潰してしまったようなものです。)
 本当に、この“マスコミ”の時代というものは、恐ろしいことを何食わぬ顔で平気にやってしまえることになっています。集団の暴力を、なんの罪悪感を抱くことなしにやれてしまうことに。しかもその主体を、われわれ一般大衆世論にして。
http://www8.ocn.ne.jp/~moonston/lynch.htm
(「彼らは憎むべき、呪わしい怪物どもと成り果てる。」)

 もはや小難しい専門の知識が必須のプロの理屈は通らず、素人によるほとんど無知な思い込みや妄想が、大手を振って「正論」然としてまかり通るようになっているように。「知らずに犯す罪は大きい」。たぶん、もはや現実の何かを隠喩として作られるドラマ(フィクション)の言葉も伝わりませんね。「いいかげんに、目覚めなさい」、茨城県といきたいところですが・・・。
http://www.ntv.co.jp/jyoou/main.html

 何度でも繰り返しますが、ウイルス感染というものは(とくに飛沫核感染〜空気感染〜するような感染力にすぐれたウイルスほど)、人間をだれか悪者にしたからといって、どうにかなるような事象ではありません。
 こと鳥インフルエンザウイルス感染については、もはやマスコミの良識もアテにはできないようですし・・・。

『人間と微生物は、微妙なバランスの上で暮らしている。微生物を怖がるのではなく、共存するという意識が大切だ。』(p.126『清潔はビョーキだ』第2章 日本人はなぜバイ菌に弱くなったか)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022613211

2006年03月23日
【活字利権】言論統制に加担する弁護士出身議員
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/50469532.html

 そういえば、昨年(一昨年もでしたか)、かの地では「脳脊髄膜炎」というのもだいぶ発生が見られていたようですが、ぞくに「はしか・おたふくかぜ・みずぼうそう」といわれる「子供のうちに罹っておいたほうがいい」というウイルス感染症は、大人になってから初めて感染をし発症すると、ある割合で、全くその病気の症状が起こります。たまたまそれらの従来型のウイルスを、地域によっては、はじめて感染したということであれば心配はいらないのですが、それらが新型に変異したものでの感染が起こっていたというのであれば、それもまたゆゆしき問題ではあります。(まさか、それらのサンプルを含めての『20本』ということでないことを祈りますが・・・。) しかし、起こっていてまん延拡大が起こっても、どのみちなるようにしかなりません。罹って経験して免疫は進化するということです。「一度経験すれば二度と罹らないという記憶ができる」ということが、もともとの狭義の免疫(immunity)の意味ですし。


[3781] 水道水のフッ素濃度、健康を守らず=全米科学アカデミー「骨折リスクも高い」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/24(Fri) 09:32  

水道水のフッ素濃度、健康を守らず=全米科学アカデミー「骨折リスクも高い」
http://www.jc-press.com/kaigai/200603/032301.htm
新しい発表があったみたいです。

笹山さん、米国の全頭検査訴訟ですが、5社以上が行うみたいですね。
5社以上が全頭検査要求・米食肉加工業者が会見
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060324STXKF001024032006.html



[3780] アメリカ・クリークストーン社の全頭検査訴訟 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/24(Fri) 08:02  

かねてから、自社独自で、全頭検査をすることをUSDAに要求し、拒絶されてきた、アメリカのクリークストーン社だが、ここにきて、水曜日に、ワシントン地裁に訴訟を起こした。
これは、クリークストーン社がBSE自主全頭検査を強行すると、全頭検査用機具の購入許可について、「the Virus Serum Toxin Act」(1913年制定)に抵触するため、その対抗措置としてUSDAを告訴するというものである。
(参考
この法律「the Virus Serum Toxin Act」はもともと、1913年制定当時の豚コレラ血清にまつわる問題に対応して制定されたもので、家畜内にある潜在的に健康を阻害しうるいかなるタイプのものに対しても、その管理について、USDAの絶対的な権威を認めたものであり、 下記のような規定がある。
「154a. Special licenses for special circumstances; expedited procedure; conditions; exemptions; criteria」に
「(3) solely for distribution within the State of production pursuant to a license granted by such State under a program determined by the Secretary to meet the criteria under which the State--
C) may review product test results to assure compliance with applicable standards for purity, safety, and potency prior to release to the market;」)
この訴訟について、クリークストーン社のJohn Stewart氏は、「今回の訴訟は、営利目的のマーケティング的仕掛け(marketing gimmick )のために行ったものではない。」という。
このクリークストーン社の訴訟についての各界の反応は、次のようだ。
まず、消費者団体のThe Consumers UnionのUrvashi Rangan氏は、「この問題は、われわれアメリカのフード・システムが、絶対に安全(foolproof)なものではないということの証左だ。アメリカのフードシステム安全のために、追加的にとりうるいくつもの余地があるということだ。国は、なぜ、この会社に、その権利をあたえないのか?」と、クリークストーン社の方向に同調している。
一方、米国食肉協会(The American Meat Institute)では、「今回のクリークストーン社のとった行動は、自らの財政的利益のために、国の食料安全規則をハイジャックするようなものだ。」と、批判する。
また、USDAのスポークスマンは、「公衆の健康は、BSE検査によって、守られうるものではない。」という。
アメリカと日本との牛肉問題についての技術的会談日程について、Chuck Lambert氏によれば、当初、来週の月曜日とされたが、火曜日と水曜日に、行われることになったとされている。
これについての日本側からの発表はない。

参照「Meatpacker sues US for right to do mad cow tests」
http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=domesticNews&storyID=2006-03-23T191733Z_01_N23301432_RTRUKOC_0_US-MADCOW-USA.xml&archived=False
「Japan-U.S. beef talks set for Tuesday, Wednesday, not Monday: USDA」
http://www.tmcnet.com/usubmit/2006/03/23/1483762.htm


[3779] FAO発表に関する共同の記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/24(Fri) 07:32  

家畜のBSE感染死が半減/FAO
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.NewsPack.npnews?newsid=2006032301006396&genre=economics
確かにヨーロッパなんかは飼料管理を徹底して減少したんでしょうけれど、危険とわかっていた肉骨粉を輸出されたアジア等の国々の、その後の追跡調査はしてるんでしょうかね。

また、共同の配信を読むと、検査がまともに行われていない国や、ずさんな飼料管理を続けながら、わざと発見されないように、検査をしないようにしている国々のことは、念頭においてない報告のように見えてしまいますね。


[3778] Re:[3776] [3770] 「ファイアブロガー」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/24(Fri) 07:21  

ときさん。
「ファイアブロガー」ですか。
炎上志願ブログということですね。
意外と、このようなブログは、計算づくなんではないでしょうかね。
だって、炎上阻止なんて、簡単な事なんですから、
コメント機能を切ればいいことなんですから。
むしろ、このような炎上志願ブログは、極端なウヨ・サヨ言動で、その思考的ストレッチを楽しんでいるのかもしれませんね。
意外と、常識的な人が運営しているのだと思います。
それにしても、いまだに、例の経済産業省の女性官僚のブログが、閉鎖された理由がわかりません。
コメント殺到・炎上が表面上の理由になっているようですが、あのブログの体裁からいえば、それは、理由にはなりません。
コメント阻止機能を働かせばいいのですから。
むしろ、ブログ閉鎖は、経済産業省内部のけん制力が働いたためと、思えますが。


[3777] 日本の感染対策について 採血時の問題 投稿者:ちょい匿名 投稿日:2006/03/24(Fri) 07:01  

先日、ある総合病院を受診して、採血室で、採血を行ったのですが、「真空採血管」という方法があり、それに使う「ホルダー」というものが、どうも使いまわしの様子でしたので確認したところ、やはり使いまわしでした。

目視で血がホルダーに付着していなければ、OKとしているんだそうです。採血する人は目が悪そうでしたが・・・かなり大きな総合病院です。

指針を読むとホルダーは患者ごとに取り替えるべきとあります。

真空採血管を用いた採血業務に関する
安全管理指針(Ver 2.05)
http://www.jamt.or.jp/information/official/h16/02-1.html

血が飛ぶんでしょう、採血の腕を置く枕は血で汚れていたのに採血者は気がつかないし、しかも手袋をしていなかった。

また、別の器具ですが、3月3日に厚生労働省から感染の危険に関する通知が出ています。FAXなどで送るのでしょうが、どれだけ現場で徹底されるのか、患者側も自分で注意しなければと思います。

採血用穿刺器具(針の周辺部分がディスポーザブルタイプでないもの)の取扱いについて
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0303-3.html



[3776] Re:[3770] 「西尾幹二のインターネット日録」に、私の名前が。 投稿者:とき 投稿日:2006/03/23(Thu) 20:23  

笹山様
> 今年1月の記事でしたね。
> 遅ればせながら、知りました。
> でも、ネット世界の「ウヨ・サヨ」騒動には、この掲示板にもこられる小倉秀夫さんも言われているように、できれば、巻き込まれたくはないものですね。

 かのコピペをふりまく人々は、とんでもない勘違いをしてしまっているのではないでしょうか。有識者会議のメンバーを人選した、霞ヶ関の担当窓口がどこかということを見極めればいいだけの話なのですが。表看板あるいは都合よく御輿にされて、ほとんどの委員のかたは迷惑を被っているだけではないかと思っております。(有識者会議以前に、秘密会議等々で方針〜シナリオ〜があらかじめ決まっていたのではないかとされているようですから。)

■ 皇室典範改定は「宮内庁発」――小泉内閣以前に始まっていた皇室典範改定の動き 2006-01-20 (Fri)
http://seisaku-center.net/archives/koushitsu/weeklynews/weeklynews20060120.htm
http://seisaku-center.net/sunbbs/

「ウヨ・サヨ」といっても、せいぜい、朝日新聞か産経新聞かという程度のもので、何かにこだわってしまう、そして現実的かどうかという次元では、目糞鼻糞失礼、五十歩百歩なのかもしれません。表層的・皮相的な見方では、現実の重層的かつ両義的な実相を見抜ききれないようにおもいます。「鳥インフルエンザ」ヒステリー現象のように。

 右にしろ左にしろ、振り切れた針の者のよすがは、もはや過去に崩れ去っているわけですから、地べたにしっかり足をついているとは到底いえるわけもございません。目の前の「事実」のみを見極めていくしかないと思うのですが。

 白黒をつけたがる、二極思考のコトバは、もはやネット界をただよう泡のような噂話の類で、ゴマンと湧いてくるものですから、あまり気にされる必要はないように思います。

 ただし、『ネット世界の「ウヨ・サヨ」騒動』に巻き込まれても仕方のない(好んで巻き込まれにいく)サイトも確かに存在するのも事実ですが・・・。

◇ファイアブロガー
http://yaplog.jp/yuichi_f/
http://yuichifkd.exblog.jp/
http://blog.livedoor.jp/karen1985/
◇無防備地域宣言運動
http://xdl.jp/hantaitouron/
http://peace.cside.to/
http://muboubi-net.com/manga/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%98%B2%E5%82%99%E9%83%BD%E5%B8%82%E5%AE%A3%E8%A8%80


[3775] 「知らずに犯す罪は大きい」 投稿者:とき 投稿日:2006/03/23(Thu) 19:28  

西原 克成『「赤ちゃん」の進化学―子供を病気にしない育児の科学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453106352X
(p.28  聖書のことばからとして)

◇鳥インフル、ニワトリに国産ワクチン…北大など開発
>アジアや欧州で猛威をふるう鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)について、北海道大などの研究グループが国内初となるニワトリ用ワクチンの開発に成功、今秋にも農林水産省に申請する。
>茨城県つくば市内で21日に開かれた日本獣医師会・日本獣医学会連携大会で、発表した。
>この国産ワクチンは、1回注射するだけで2週間後にはウイルスを撃退する抗体がニワトリの体内で増えるなど、従来ワクチンに比べて早い効果が期待できるのが特徴。政府が流行に備えて海外から輸入し、備蓄を進めるワクチンの代替品としての活用をめざす。
>研究グループは、モンゴルで見つかったH5N2型とH7N1型のウイルスの遺伝子を一部ずつ使って、毒性と感染性のないH5N1型の改造ウイルスを作成。この改造ウイルスがワクチンとして働くかどうか確かめるため、生後4週目のニワトリに注射したところ、インフルエンザ特有のたんぱく質を認識して、これを攻撃する抗体がニワトリの体内で作られていることが分かった。
>さらに、通常のニワトリと、新ワクチンを注射したニワトリの双方に、山口県で見つかったH5N1型を感染させた結果、通常のニワトリは2週間以内にすべて死んだのに対し、注射したニワトリはすべて元気なままだった。注射から半年後も症状を防ぐのに十分な抗体量を保つことも、確認したという。
(読売新聞) - 3月22日11時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000301-yom-soci

『毒性と感染性のないH5N1型の改造ウイルス』

 遺伝子組み換えウイルスということでしょうか?

◇第113回 生物兵器としての遺伝子組換えウイルス
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf113.htm
◇人獣共通感染症(第141回)3/3/2003
 新刊書「忍び寄るバイオテロ」(NHKブックス)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf141.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140019611
(p.160 〔遺伝子工学が生み出すスーパーウイルス〕意図せずに作り出された危険なウイルス)

 いつも、人間に都合のよい、意図したものばかりができるとは限らない、という危険と裏腹かもしれません。見方によっては、遺伝子組み換え農作物よりも危険になる可能性もあるかもしれません。存在が目にみえないだけに。わざわざ大金をかけて、そんな本来自然界に存在しないウイルスをもとにしたワクチンをつくってまで、対処するべきものではないのですが・・・。なんのための免疫機構(馴致・耐過)なのでしょうか。ワクチンを用いるという基本思想は、もはや根絶・清浄の対極なのですが。感染し罹っても死ななきゃいいじゃないかという根本の考えに向かうということです。

◇侵入の足場が肺の奥に=高病原性鳥インフル−東大
>アジアから欧州などに被害が広がっている高病原性のH5N1型鳥インフルエンザウイルスで、死者が100人を超えたものの、ヒト同士の感染に発展しにくいのは、ウイルスが侵入の手掛かりとする細胞表面のたんぱく質が肺の奥に多く、感染しにくいためと考えられることが分かった。東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームが23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。 
(時事通信) - 3月23日6時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000003-jij-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000008-kyodo-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000001-yom-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000006-mai-soci

 受容体らしきものが、たまたまそこにあるというだけで、感染“増殖”を確認したことにはなっていない。よく調べていったら、体のあちこちにも見つかってしまうことにもなりかねないし、よくよく検証すれば、鶏の受容体と異なっていることになるかもしれない。まだまだ仮説以前のような気がいたします。今後の多方面の検証作業が必要です。一つの仮説の提示という程度のものです。(鳥フルの国内感染経路のように、都合のいいデータしか見ていないのではないかとも思えますし。)

第99回
口蹄疫は人に感染するか
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf99.html

藤田 紘一郎『清潔はビョーキだ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022613211
藤田 紘一郎『「きれい好き」が免疫力を落とす』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062569108
藤田 紘一郎『寄生虫博士のおさらい生物学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062128357

 鳥ウイルスを研究している方々は、もう少し、「生物とウイルス(微生物)の共生」について理解したほうがよいのではないでしょうか。「排除・根絶」(する・できる)って、あきらかに偽善欺瞞です。


[3773] 肥育用子牛 輸入が加速/05年は2万3000頭& 衆・参 農水委員会でBSEの審議 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/23(Thu) 18:36  

肥育用子牛 輸入が加速/05年は2万3000頭
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/news/index1.html
>輸入先はオーストラリアが9割を占める。アンガス種と黒毛和種の交雑種が多く、現地で9〜11カ月程度育成して輸入する。

あとの一割はどこからなんでしょうか?
ブラジルなどはEUのリスク評価も下がりましたし、気になりますね。

あと、昨日22日の参議院の農水委員会と、今日23日、衆議院の農水委員会でBSEの審議があったみたいです。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/consider.php
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib2.cfm?u_day=20060323

米国産牛肉で中川農相 背骨混入は「異常」
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?5
>中川昭一農相は22日、参院農水委員会で、米国産の輸入牛肉から牛海綿状脳症(BSE)の特定部位のせき柱(背骨)が見つかった問題で、米国政府が「特異な事例」としていることについて「特異と言っているが、異常だ。あまりに単純なミス。業者も米農務省も、見逃した、知らなかった」と述べ、今回の問題が米国側の責任であることをあらためて強調した。民主党の小川敏夫氏の質問に答えた。




[3772] 坂本龍一さんら、中古電気製品すべてPSE規制から除外を 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/23(Thu) 15:43  

坂本龍一さんら、中古電気製品すべてPSE規制から除外を
 電気用品安全法に基づく安全基準適合を示すPSEマークのない電気製品が、4月から販売できなくなる問題で、作曲家の坂本龍一さんら音楽家グループが23日、東京都港区で記者会見し、すでに適用除外された希少価値の高い「ビンテージ」の電気楽器などだけではなく、すべての中古の電気製品を除外するよう訴えた。

 坂本さんは会見で「自分の使うものを役所に決められたくない。ビンテージ楽器だけ除外すれば、われわれミュージシャンは黙るという意図を感じる。リサイクル業者たちが運動をすれば応援したい」と話した。またビンテージ楽器についても「何がビンテージかは役所が決めることではない」と強調した。

というのだが、時すでに遅し。
毒饅頭を食ってしまったんだから。
JSPA(日本シンセサイザープログラマー協会)さんは。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060323STXKE019923032006.html


[3771] 本年度:OIE/BSEコード改正に関する専門家会合議事録 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/23(Thu) 14:36  

国際獣疫事務局(OIE)関係OIE/BSEコード改正案に関するコメントについて[PDF](18.2.22)

OIE/BSEコード改正に関する専門家会合議事録[PDF](18.2.7)
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/h180207gijiroku.pdf

http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/bse_j.htm#19

議事録が出ていましたが、もう紹介いただいてましたっけ?
再掲でしたらごめんなさい。



[3770] 「西尾幹二のインターネット日録」に、私の名前が。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/23(Thu) 08:07  

圧倒的なアクセス数を誇っているらしきブログ「西尾幹二のインターネット日録」http://nishiokanji.com/blog/2006/01/18.html
に、私の名前が----。
今年1月の記事でしたね。
遅ればせながら、知りました。
でも、ネット世界の「ウヨ・サヨ」騒動には、この掲示板にもこられる小倉秀夫さんも言われているように、できれば、巻き込まれたくはないものですね。

http://nishiokanji.com/blog/2006/01/18.html


[3769] Re:[3768] J-Moss もうひとつのPSE問題? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/23(Thu) 07:25  

Chaosさん。
ありがとうございました。
このサイト「「“日本版RoHS”という認識は誤解」、
J-Moss JIS規格の詳細が明らかに 」http://www.ednjapan.com/content/issue/2006/03/pulse/pulse01.html
での経済産業省の岩崎貴信氏の発言では、「(J-Moss JIS規格は)日本版RoHSと誤解している人が多いようだが、RoHS指令のように使用を規制するものではなく、あくまで表示を定めることで6物質を管理するもの」といってますが、果たしてどうなのでしょう。
「製造日を起点としているので、上市というあいまいな概念から逃れられている。」というような趣旨のこともいわれていますね。
また「対象製品が「日本標準商品分類」を基に規定されているために、この分類で別に規定されているものは自動的に対象外になるなど、本来の目的と照らし合わせると今後の見直しが必要と思われる点も目立った。」とも書いています。
今のところ、対象製品は @パーソナルコンピュータAユニット形エアコンディショナBテレビ受像機C電気冷蔵庫D電気洗濯機E電子レンジF衣類乾燥機の七品目のようですが、このうち、今回のPSE問題での対象製品とダブっているのは、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機、電子レンジ、と、ほとんどですが、このうち、救済されるのは、2006年6月以前に製造されたもの、ということになり、では、細かいことを言うようですが、2006年4月から2006年6月までに製造されたものについては、それが、中古で、2006年6月以前に出回ったものについては、PSEマークは必要だが、J-Mossマークは必要ないというダブルスタンダード状態が発生することになりますね。

http://www.ednjapan.com/content/issue/2006/03/pulse/pulse01.html


[3768] J-Moss もうひとつのPSE問題? 投稿者:Chaos 投稿日:2006/03/23(Thu) 00:32  

笹山様

Chaosです。

> 日本版を日本の経済産業省さんは、視野に入れているの   かどうかは、わからないが、

資源有効利用促進法改正
パブコメ公開
http://www.meti.go.jp/feedback/downloadfiles/i51220bj.pdf
J-MOSSというのが始まるようです。
JISを改定 7月に施行? JIS C 0950:2005
説明会は昨年に終了
これにもマークがいるようです。

http://www.ednjapan.com/content/l_news/2006/01/30_01.html

中古品の販売がどうなるかはよくわかりません。


[3767] もうひとつのPSE問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/22(Wed) 21:50  

なかなか、にぎやかなPSE問題だが、もうちょっと、視点を広げてみると、この問題は、廃製品のリサイクル指令(WEEE)と有害物質の使用規制(RoHS)とに、強く絡み合っていることがわかるのだが。
この WEEE Directive 問題というのは、このサイト「WEEE Directive. Directiveの概要 」http://www.jeol.co.jp/envi/regulation/weee-rohs/pdf/weerohs09.pdf
に見るとおりの、スキームなのだが、「廃電子電気司令 」といわれるものである。
すなわち、電気、電子機器には、多数の有害物資が含まれるところから、この司令には、76/769/EEC司令(危険な物質および調剤の上市 と使用の制限に関する理事会指令)と、67/548/EEC司令( 危険な物質の分類、包装、表示に関する理事会指令)とが絡み合ってくるという問題である。
この、廃製品のリサイクル指令(WEEE)と有害物質の使用規制(RoHS)の日本版を日本の経済産業省さんは、視野に入れているのかどうかは、わからないが、このPSE問題の時点で、上市の概念の整理をしておかないと、将来に禍根を残すのではないかと、懸念している。
ちなみに、RoHS規則においては、リユースについては、除外規定を設けている。
PSE反対派の皆さんも、単なる情緒的反対を繰り返しているばかりでなく、もっと、このようなEU規定との齟齬をつくような戦略の構築が望まれるのだが。
なんか、今の状態では、単なる厨房的反対論拠しか見られないような気もするのだが。
まあ、経済産業省さんの「ヴィンテージ例外承認扱い」というのも、たぶんに、情緒的産物なのだが。
インチキ署名でもって、例外承認制への抜け駆けを図った、JSPA(日本シンセサイザープログラマー協会)の罪は、もっと重いと思う。

http://www.jeol.co.jp/envi/regulation/weee-rohs/pdf/weerohs09.pdf


[3766] 関西電力大飯原発で火災 福井県警 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/03/22(Wed) 21:26  

相変わらず海外報道の方が早いみたいですね。

【社会】関西電力大飯原発で火災 福井県警[03/22] http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1143027080/


[3765] Re:[3764] [3762] ポイントがずれている「牛肉問題の米回答書」報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/22(Wed) 07:38  

Chaosさん。
情報、ありがとうございます。
これ「2005 FISMA Report to Congress」
http://www.whitehouse.gov/omb/inforeg/reports/2005_fisma_report_to_congress.pdf
は、Agency Inspector Generalsの議会報告ですね。
「Department of Agriculture」

6ページ
「Table 2: ITセキュリティ修正で効果的な措置なり計画を行っているか。」
で、
「No」
7ページ
「Table 3: 品質証明認可期間が、よい仕事をしているか」

「Poor」
8ページ
「Table 4: agency system inventory の開発程度について数値化して示すと」

「0-50%」
というもののようですね。
総括表は、「Department of Agriculture -- CIO Report」として23ページと24ページにあるようですね。

http://www.whitehouse.gov/omb/inforeg/reports/2005_fisma_report_to_congress.pdf


[3764] Re:[3762] ポイントがずれている「牛肉問題の米回答書」報道 投稿者:Chaos 投稿日:2006/03/22(Wed) 00:34  

笹山様

Chaosです。
別件で調べていたんですが

 2005 FISMA Report to Congress

これによると農務省は落第。
回答の内容以前に、組織として書類仕事や管理体制がダメダメかも。
米国政府の監査組織がそう言っているので、 (^_^)

チャチャ入れてすみません。



[3763] Re:[3762] ポイントがずれている「牛肉問題の米回答書」報道 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/21(Tue) 19:18  

> J2005年7月12日、日本向け輸出調査報告書でのフィリップ・ピアレス氏の証言「2005 年7 月12 日付けでデイヴィッド・ヒルドレス氏から、FSIS によれば子牛専門の施設については日本向けBEV プログラムは不要という旨の電子メールを受信しました。私はこの情報を日本における代理人に送信しました。」

この7月の電子メールを出したデイヴィッド・ヒルドレス(David Hildreth)氏は、アトランテック社の現地監査を行ったRCAの監査官、デイビッド・ヒルドレス(David J. Hildreth)ではないでしょうか??

和訳160ページ  デイビッド・ヒルドレス(David J. Hildreth) USDA-AMS、農業販売スペシャリスト(アトランテック社の現地監査の担当官)の証言

. 2005年5月、アトランティック社は、日本への販売の提案を記載した会社プログラムおよび手紙を提出した。

.. ARC室は、書類審査にプログラムを委ねた。

.. 監査官の一人が、AMS 1030 Jプログラム(日本への牛肉の輸出手順)の条件を満たしているかどうか判断するために、提出された計画を審査した。

.. 2005年5月、変更のために会社プログラムが2回アトランティック社に返却された。

.. 2005年12月、最終プログラムが提出され、監査のスケジュールが組まれた。

プログラムが提出された時、デイビッド・ヒルドレス氏は上司であるプログラムマネージャー、デイナ・スタール(Dana Stahl)氏から、現行規則ではプログラムは不必要だと告げられた。日本は、米国産牛肉製品の市場を開放した後、EVプログラムを履行するよう要求した。このプロセスの間、アトランティック社は、条件を満たすために、プログラムについてデイナ・スタール氏と話合いを行った。2006年1月4日、デイビッド・ヒルドレス氏は、EVプロセスの一環として必要な現地監査を行うためにアトランティック社に出向くようデイナ・スタール氏から告げられた。

フィッリプ氏の電子メールはRick.Harris と dana.stahl 宛に出されていますから、あの慌てた審査ぶりが納得がいきますね。

また、下記の証言を見ると事態はより複雑怪奇ですね。

以下和訳213ページ、ジェームズ・リヴァAMS、ARC室長の証言より

日本が米国産牛肉に対する市場を再開する準備を進めている中、ピアレスは子牛肉を日本に出荷する際にEVプログラム証明は必要ないと考えていた。つまりほとんどの国が若齢の子牛肉はBSEの危険性が全く無いと見ているため、日本市場にも出荷が可能であると考えていた。2005年夏の終わり、日本側はARCのホームページにUSDAが掲載した情報を発見した。USDAは、BSEのリスクを最小限に抑えることなどが盛り込まれた日本輸出向けEVプログラムの条件に基づき加工されるべき牛肉製品のリストから子牛肉を除外していた。日本政府はUSDAに対し、成牛肉の出荷と同様の条件が子牛肉にも適用されるよう望んでいると伝えた。それを受けてARCは、日本輸出向けEVプログラム条件の調整を行った。
ピアレスは2005年12月にこの情報を入手し、アトランティック社およびゴールデン社が子牛肉の出荷に向けたEVプログラム条件を遵守する手順をまとめた文書を提出しなければならなかった。ピアレスとその社員は、ARCが十分であると認めるまで、自社の品質システム評価(QSA)マニュアルを何度も見直した。2005年12月23日、ARCは両社のQSAマニュアルを承認した。2006年1月4日、ARCはアトランティック社およびゴールデン社に対し日本輸出向けEVプログラムとして書類審査を行った。1月6日には、両社の現地監査も終了した。この時点で、日本に向けた子牛肉の出荷が可能となった。



[3762] ポイントがずれている「牛肉問題の米回答書」報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/21(Tue) 05:27  

「牛肉問題の米回答書」問題についての日本の報道は、「米側は問題の牛肉を輸出した2施設は「特異的な例」という従来の主張を強調し、検査態勢に問題があるとの見方を改めて否定した。」との点を中心に報道しているが、問題は、べつのところにあるのではなかろうか。
つまり、「アメリカ側と、日本側とは、子牛肉の取り扱いを、通常の牛肉のBEVプログラムとは別の、もうひとつのBEVプログラムにのせるべく、討議していたのではないのか」という点である。
すなわち、12月8日の食品安全委員会の答申や、12月12日の両国の牛肉貿易再開までに、日本の食品安全委員会での議論とは別に、子牛肉特別扱いの議論が進行していたとすれば、これは、食品安全委員会やパブリックコメントを寄せた日本の消費者に対する背信行為になるのだが。
これまでも、私の掲示板では、2003年5月のカナダでのBSE発生以後、二転三転した、アメリカでの、子牛肉特別扱いの経緯を紹介してきた。
(この掲示板の3635をご参照)
これは、カナダとの子牛肉取引の特殊性にからむ面、R-CARFの訴訟対策にからむ面、アメリカのファイナルルール策定にからむ面、APHISの解除リストとのダブルスタンダード問題にからむ面、など、いろいろあったはずだ。
そのような中で、日本とのBEVプログラムが、子牛肉の位置づけがあいまいのまま、スタートし、また、日本の食品安全委員会でのアメリカ子牛肉のリスク評価についての位置づけがあいまいのまま、貿易再開が決定し、結果、今年1月の脊柱混入問題が発生してしまった。
つまり、起こるべくして起こった、構造問題だったわけである。
現に、昨日発表されたアメリカ側からの回答書では、アメリカ自身「米国は、子牛肉のための別のプログラムの作成を協議していたが、輸入が停止された2006年1月20日の時点では、日本政府と協議中であった。」(農林水産省の和訳による。)といっているではないか。
このアメリカ側の発言は、逆に言えば、日本の食品安全委員会が答申を出した、12月8日においても、また、牛肉貿易再開した12月12日時点でも、この議論は、日米間で進行中であったということを、アメリカ自身、認めているということになってしまう。
もちろん、アメリカ側は、日本側からの「12月8日説訂正の依頼」を受けて、あたかも、子牛肉特別扱いプログラム検討の話が、12月13日以降の日本からの査察団との話し合いで生まれたかのように、わざわざ、「輸入が停止された2006年1月20日の時点では」とのタイムスタンプを回答書の中にもぐりこませるという配慮を見せたということなのだろうが。
今度は、日本の農水・厚生リスク管理官庁両省が、日本の食品安全委員会や日本の消費者に対して、その「進行中だった子牛肉特別扱いの議論の経緯」についての、説明責任を果たす番である。

参考(再掲)
アメリカにおける子牛肉特別取り扱いの経緯
@2003年5月のカナダでのBSE発生に伴い、USDAは、ファイナルルール案を作成。
A2003年8月8日、Vealについては、生後36週の骨なし子牛については、輸入を許可するとの仮の規則を発表。
正式のものとして、2003年11月4日に、この方針を発表。
B2003年8月15日、APHISのほうでは、これとは別に、子牛肉については、骨なし子牛肉ばかりでなく、骨付き子牛肉までも、リストに入れた拡大リストを発表。
10月22日に発表された拡大リストでは、これにさらに、舌や心臓や腎臓をも、ローリスクに入れるリストを公表。
C2003年12月24日、アメリカで初のBSE発生
D2003年12月26日、日本がアメリカのファイナルルールに対してのコメント送付(在米日本大使館のTadashi SATO氏から、USDAに対し、「Docket No. 03-080-1」についての回答)
E2004年4月19日、モンタナ地裁へ、R-CALFから、カナダ牛輸入差し止め訴訟が出てきた関係から、正式なルール規則設定を迫られる。
F2004年4月26日、モンタナ地裁介在のもとに、USDAは、2003年8月8日にリストアップしたもの以上のものは、2003年11月4日に提出したファイナルルールには含めないとする協定を、R-CALFと締結。
そのとき、当時のヴェネマン農務長官は、2003年8月3日以降に、APHISが拡大リストを作っていたことを知らなかったといった。
G2004年10月23日、日米の高級事務レベル協議で、BEVプログラム固まる。
H2004年12月29日、ファイナルルールの最終案が確定。
その発表の直前に、カナダで、二例目のBSEが、発見。
I2005年1月4日に、ファイナルルールは公式発表され、2005年3月7日に、発効。
J2005年7月12日、日本向け輸出調査報告書でのフィリップ・ピアレス氏の証言「2005 年7 月12 日付けでデイヴィッド・ヒルドレス氏から、FSIS によれば子牛専門の施設については日本向けBEV プログラムは不要という旨の電子メールを受信しました。私はこの情報を日本における代理人に送信しました。」
この事実如何については、2006年3月6日時点では、日本側は、コメントせず。
K2005年12月8日、日本政府は、AMSに対してVealについても、the EV Program のためのQSA Program適用との通知を出した。日本側は、この事実を2006年3月6日時点で公式に否定。
L2005年12月13日、日本の査察チーム、アメリカ到着、デンバー入り、「日本の査察チーム訪米時に子牛肉の追加に関して話し合われ、牛肉製品と同様に日本は全ての子牛肉製品がUSDAのEVプログラムの下で認定されるべきことを要求した。」と、アメリカ側の報告書は記載、この事実については、日本側は、3月6日時点で否定はしていない。
M2006年3月18日、アメリカ側は、日本側からの質問状への回答の中で、「米国は、子牛肉のための別のプログラムの作成を協議していたが、輸入が停止された2006年1月20日の時点では、日本政府と協議中であった。」と、回答

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060320press_10b.pdf


[3761] Re:[3760] [3759] [3757] 米国から回答(英文) 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/20(Mon) 19:21  

虹屋さん。
遅ればせながら、日本語訳
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060320press_10b.pdf
、農林水産省から、夕刻、発表されたようですね。

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060320press_10b.pdf


[3760] Re:[3759] [3757] 米国から回答(英文) 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/20(Mon) 13:44  

笹山さん。有難うございます。

> まず9ページ
この点は、7月の子牛特別扱い通知を前段において考えないといけませんよね。

> 18ページ
> ここで、疑問なのは、なぜ、アメリカ側は、「2006年1月20日に、日本との貿易がとまった時点では」と、書いたのでしょうね。
> 当初の報告書で、アメリカ側が、日本側から通知があったと書いた2005年12月8日でもなく、貿易再開の12月12日でもなく、2006年1月20日と書いたのか、ということですね。
> いわば、USDA側は、子牛肉を別のEVプログラムにのせるかどうかについては、日本政府と協議中であった、ということを、わざと、匂わせているという回答内容でしたね。
> 日本側の弱みは、あくまで、つかんでいたいということでしょうか。


代用乳、人工乳で飼育されるVeal子牛へのプリオン伝達源として最も有力なのは、これらに使われるタロー飼料用牛脂の不純物のそれだと思います。プリオン専門部会でのタローに関する審議を思い起こすと、農水省らの書いたシナリオが大方見当がつくのではないでしょうか??
金子先生らの抵抗が、ご破算にしてしまったというとこではないでしょうか。


[3759] Re:[3757] 米国から回答(英文) 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/20(Mon) 13:22  

虹屋さん。
いろいろ、長々と、アメリカ側の回答が書いてありますが、ポイントは、次の二箇所でしょう。
まず9ページ
日本側質問
「3) It appears that the personnel at the establishments considered that veal was eligible under Japan EV program even if vertebral column was not removed and offal from calves was not segregated. If that was the case, why did they think so?」
(当事者が、子牛肉が、日本のEVプログラムの元では、脊柱が除去されていなくても、また、子牛の臓物が分離されていなくても、適格であると思っていた節が伺われる。
もし、そうだとしたなら、彼らは、どうして、そう考えたのか?)

アメリカ側答え
「As demonstrated by their QSA Quality Manual and their responses during the in-plant audit, company personnel and management were fully aware of the requirement to remove the vertebral column and segregate offal.」
(QSA品質マニュアルや、インプラント監査での彼らのやり取りに見るように、会社の人間や管理者は、脊柱を取り除かなければならないことや、臓物を分離しなければならないことについて、十分に承知をしていた。)

18ページ
日本側質問
「2) There is mention in the Report to the effect that Japan notified the United States shortly before trade resumption that veal was required to be added as part of the EV program. It is suggested that revision of this mention be considered as it is not factual. EV program targets cattle at or younger than 20 months from its conception, which has always included veal.」
(USDAからの報告書には、子牛肉についても、EVプログラムの一部として加える必要があると、日本側が、アメリカ側に通告したのが、貿易再開のちょっと前であったという趣旨の記述がある。
この記述は、事実に反するので、改訂を考慮していただくよう、提案する。
EVプログラムの対象は、その概念において、最初から、子牛を含む、月齢20ヶ月以下の牛を対象としている。)

アメリカ側答え
「Correct. The EV program was inclusive of all cattle 20 months of age and younger – which would include veal. The U.S. discussed the development of an alternative program for veal, but discussions with the Government of Japan were still underway when trade was suspended on January 20, 2006.」
(そのとおりである。
EVプログラムにおいては、子牛肉をも含む月齢20ヶ月以下のすべての牛を含むものである。
アメリカでは、子牛肉についての代替プログラムを作ろうと、議論してきた。
しかし、2006年1月20日に、日本との貿易がとまった時点では、日本政府との議論においては、この点については、まだ、進行中であった。)

ということですね。
ここで、疑問なのは、なぜ、アメリカ側は、「2006年1月20日に、日本との貿易がとまった時点では」と、書いたのでしょうね。
当初の報告書で、アメリカ側が、日本側から通知があったと書いた2005年12月8日でもなく、貿易再開の12月12日でもなく、2006年1月20日と書いたのか、ということですね。
いわば、USDA側は、子牛肉を別のEVプログラムにのせるかどうかについては、日本政府と協議中であった、ということを、わざと、匂わせているという回答内容でしたね。
日本側の弱みは、あくまで、つかんでいたいということでしょうか。

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060320press_2b.pdf


[3758] 背骨つき肉、番号違いの謎から妄想する 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/20(Mon) 12:27  

1月20日、成田空港の検疫で見つかった骨付き肉は、全41箱約390kg中の3箱、各々箱につけられた番号が違う三箱で約55kgです。米国の報告書では、ホテル・ラック1箱(60ポンド)とトリムド・ロイン2箱(38.6ポンド)です。3箱で98.6ポンド、約44.7kg。10kgも足りないのです。ホテル・ラック1箱とトリムド・ロイン2箱の番号が違うことがあっても、トリムド・ロイン2箱の番号は同じになります。ところが、成田では3箱とも違っているのです。
 この番号違いの謎を追ってみました。

 まず、利用できる資料が限定されている事をお断りしなければならなりません。
番号の付け方とその記録書類は、アトランテック社のQSM(Quality System Manual、品質システムマニュアル)に記載されています。QSMは、本文である品質マニュアルと「部分肉処理とトレーサビリティに関するSOP」などの付属文書からなります。アトランテック社のQSMは、少なくとも3版があります。最初は12月15日付で輸出許可をうる申請の際に出された物です。次は12月23日付のもので、ウイルソン監査官はこれを用いて書類審査を1月4日に行っています。ウイルソン監査官の指摘を受けて修正された1月5日に提出された最終版です。

 監査官の証言に拠れば、「アトランティック社が提出した品質マニュアルには、せき髄およびせき柱の衛生的な除去が記載されていたが、せき髄はゴールデン社の施設でとさつ解体工程中に除去しなければならないために変更が行われた。アトランティック社は品質マニュアルに陳述する内容の訂正を行って、これを変更した。」とありますから、1月12、13日にアトランテック社で用いられたQSMは1月5日版です。

 ところが、報告書の付属資料で出されている物はQM品質マニュアルは12月15日版です。SOPなどの付属文書は12月23日版です。つまり、問題の子牛肉が処理された1月12、13日に用いられた物とは違います。なぜこのような資料提出を米国がしたのか真意が図りかねますが、いわば目がふさがれた状態での論考となります。

 1月4日のウイルソン監査官の書類審査結果をみますと、番号の付け方とその記録書類にかんしては大きな変更指摘がありませんので、12月23日版の付属資料でこれを見ますと、
コード番号7460108
最初の1桁「7」…日本向けEV製品のみが、「7」から始まる。
次の3桁「460」…その品目の製品コード。この例の「460」は、「子牛トップラウンド キャップオフ肉」を表す。
最後の3桁「108」…ロット番号を表す。
製造日(日/月/年)は、ラベル上に明記する。
そして、製造日誌(EV)にコード番号、日付、製品名が記録されることになっています。

さて今回の製造日記は証拠19番、20番です。ともにコード番号記載欄には、最初の1桁「7」(日本向けEV製品のみが、「7」から始まる。)と次の3桁「460」…その品目の製品コードしか記載されていません。最後の3桁のロット番号は記載されていません。これは単なる記入漏れか、この両日は日本向けはこの製造ロットしかありませんから省いたのかもしれませんが、問題のホテルロッツは日付は13/01/06で「7110aaa」で一箱、トリムドロインは日付は13/01/06で「7321aaa」の2箱となります。aaaはロット番号ですが、付いていないかもしれません。いずれにしろ、2箱は同じですから、3箱とも違うことはありえません。少なくとも一箱のトリムドロインには、7で始まる数字ではなかったのです。つまり、アメリカ国内向けなどとすり替わっていたのです。

またコード番号の記録が、他の施設でも、日常的に、ロット番号が省かれたりしているのなら、トレサビリティーの役割を果せません。米国報告書は、この点の指摘はありません。

つぎに何故、すり替わっても輸出承認が下りたのでしょうか。
 アトランテック社で、包装が終り箱詰めにされた段階では、その箱には、日本向けを顕す何の表示、スタンプも施されていません。日本向けを示す「J」のスタンプが押されるのは輸出証明が出されてからです。

 その輸出証明には、必要記載事項は
1. 発行日
2. タイトル 例『輸出証明書第○○号の別紙』
3. 製品概要 製品名・箱数・重量(証明書表面に記載のとおりとする)
4. 証明担当職員の氏名と署名。その次に地域番号。

であり、箱に付けられたIDとなるのコード番号を記載する必要はありません。実際に今回の証明書、証拠21、22、23番には書かれていません。つまり、重量は測り直おなけばなりませんから、製品名と箱数さえ合っていれば、よほど重さが違わない限り、すり替わっていてもわからない。

つまり米農務省の輸出管理では、EVプログラム・貿易条件に適合していない品物が混じっても、わからない、排除できないと言うことになります。


[3757] 米国から回答(英文) 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/20(Mon) 12:25  

米国の報告書に関して3月6日に日本政府が行った照会事項に対し、18日午前に米国から回答(英文)がありましたので、別添[PDF]のとおり公表いたします。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060320press_2b.pdf


[3756] Re:[3755] 電気用品安全法:「上市」の概念を取り入れるべき? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/20(Mon) 08:06  

tami606さん。
このYAHOO掲示板の記事については、3746で、紹介しておきました。
かつての実務担当者らしき方の投稿で、非常に興味のあるものでした。
この「上市」という言葉は、英語で、「Put on the market」または「placing on the market」といいますが、EU司令やイギリスでは、修理とリユースについては、上市(Put on the market)とは別概念として、規制から除外していますね。
ちなみに、イギリスの「“The RoHS Regulations”」(The Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment Regulations 2004)
「電機機器ならびに電子機器における特定危険物質使用規制」
http://www.dti.gov.uk/sustainability/weee/RoHS_Regs_Draft_Guidance.pdf
では、
「Exemptions
16. The RoHS Regulations do not apply; To the reuse of EEE placed on the market before 1 July 2006.」
(RoHS規制の除外規定−2006年7月1日以前に上市された電気電子機器(EEE:Electrical and Electoronic Equipment)のリユース)
となっていますね。
しかし、このYAHOO掲示板の投稿者の方も触れられているようですが、肝心の1973年の低電圧司令(the European Low VoltageDirective (LVD)73/23EEC)
http://europa.eu.int/comm/enterprise/electr_equipment/lv/direct/text.htm
と1993年の低電圧修正司令(amending Directives of the European Low VoltageDirective (LVD)93/68EEC )
http://europa.eu.int/comm/enterprise/electr_equipment/lv/direct/93-68.pdf
では、その点、ちょっと明確ではないような。
詳しくは、3746をご参照ください。

また、日本のPSE問題と同じようなケースとしては、1993年に発令された、the Medical Devices Directive (MDD; 93/42/EEC)が、2004年11月1日に、デッドラインを迎えたときの例ですが、このときは、旧製品については、下記のとおりの規定となっています。
「A medical electronic device now on the market in the EU may not have been tested to all the updated requirements. Though compliant at the time of being introduced for sale, a device may very possibly be noncompliant when it is eventually sold. It is up to the manufacturer to determine whether the device should be tested to the new standard or withdrawn from the market. No grandfather clause covers these existing devices.」
(現在EU市場にある医療用電子機器のすべてが、最新の要件検査を受けたものでは、ないであろう。
市場におかれたときには、コンプライアンスにかなっていたものであっても、究極、販売された後は、ノンコンプライアンスの状態に、おそらく、あるであろう。
この機器が新基準での検査を受けるかどうか、それとも、市場から引き上げるかどうかは、製造業者次第である。
これらの現存する機器については、いかなる祖父条項(grandfather clause)も、カバーしない。)
参照
「New EMC Requirements with the Updated Medical Devices Directive」
http://www.devicelink.com/mem/archive/04/10/009.html

http://www.dti.gov.uk/sustainability/weee/RoHS_Regs_Draft_Guidance.pdf


[3755] 電気用品安全法:「上市」の概念を取り入れるべき? 投稿者:tami606 投稿日:2006/03/20(Mon) 07:30  

おはようございます。こちらではおひさしぶりです。
電気用品安全法に関してYAHOO!掲示板に興味深い投稿を見つけました。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=552018307&tid=a1zpseka1a1dbcf8eija347na4aba4igdgc6xbbdfa1z2heea1db&sid=552018307&mid=1019
”引継いだ後、条文通りに解釈しようとした為今回のような事態が起こったのでは?”というのは如何にもありそうな事という気がしますね。
法律用語はよく存じませんが、「上市」というのは”市場に出す””一旦市場に出る”という事なのでしょうか。だとしたら、この方の意見のように、『上市』の概念を取り入れていれば現状のような破たん、混乱は確かに無かったように思えますね。

http://resonance.s76.xrea.com/blog/


[3754] Re:[3752] BSE関連でこんな情報ありましたよ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/20(Mon) 06:09  

毎日ROMな読者です さん。
プリオン仮説以外の仮説につきましては、ブログ記事「プリオン仮説以外の仮説を検証する必要はないのか?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=280のほうに書いたことがあります。
現在までの仮説を整理しますと、このようになりますね。
@プリオン仮説
A「非常に小さい核酸をもつウイルスがプリオンに付着している」(1954年に Sigurdssonが提唱)との仮説
Bvirino仮説(virino hypothesis)(1959年に、Hadlowが提唱)
たんぱく質にコーティングされた非常に小さな遺伝子物質が感染因子となるという説
遺伝子が実質感染因子となっており、たんぱく質は、その伝達補助材となっているとの説。
CNemavirus hypothesis(線状ウィルス仮説)
DVirino and replication site hypothesis

しかし、こうしてみますと、@のプリオン仮説が、社会的に有力な仮説となっている以上、その他の仮説が、同等の優位性を発揮するためには、プリオン仮説を打ち負かす「仮説した因子の実証」を迫られるというハンディがありますね。
そのために全頭検査が必要だというのは、ちょっと、飛躍かな?とも思いますが。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=280


[3753] 『恐怖の極相』 投稿者:とき 投稿日:2006/03/20(Mon) 01:37  

◇社説:鳥インフルエンザ 世界的流行視野に具体策を(毎日新聞 2006年3月19日 0時19分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/shasetsu/news/20060319k0000m070119000c.html

>鳥感染の拡大にともない鳥から人への感染も増えている。
>感染拡大が心配なのは、人から人へと簡単に感染する「新型インフルエンザ」出現の危険性を高めるからだ。人類は新型に対する免疫がなく、大きな被害が予測される。現時点で新型出現の証拠はないが、人から検出されたウイルスにはいくつかの変異がみられる。
>新型の出現を抑えるには、感染を鳥で終わらせる対策が重要になる。
>感染している鳥との密接な接触を避けるよう、市民への十分な情報提供も欠かせない。
>そうした対策をとっても、新型の出現は避けられない可能性が高い。その際には、新型の早期封じ込めが重要になる。
>H5N1型の感染が収まっている日本
>新型が世界のどこかで出現し、早期封じ込めに失敗

 ざっと読んだだけでも、以上の論法には、首を傾げざるをえません。わざと書いてるのか、それとも『彼らの善意と熱意のなせるわざ』なのかはうかがい知れませんが・・・。もう、この文章じたいが“パニック”をおこしています。自覚されてはいないのかもしれませんが。それとも、このような報道によって政策が動いた場合、それによって何らかの恩恵を被る方々の援護射撃のようなものなのでしょうか? (先日の朝日社説よりは、巧妙に上手につづられているようですが。いちばんの『パニックを防ぐ』方法は、マスコミ・マスメディアが正確な知識・情報を広めることなのですが、それを果たしていないどころか、狼少年よろしく恐怖を煽ることばかり。そして感心にも「公」に要求することは怠りなく。)

>『民主主義の世の中で、支配的な「政治、法曹、メディア・複合体」がたとえ根拠がなくとも何らかの恐怖を広め大衆を操作する構図を社会学者ホフマンは「恐怖の極相」と呼んだが、ターゲットとなるのは、見えないもの=Aあるいはマイナーなもの≠ノ限られる。』(p.100)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300
(池田 清彦『環境問題のウソ』)
http://d.hatena.ne.jp/schazzie/20051110
(2005-11-10 マイクル・クライトン 『恐怖の存在』)

>◇恫喝を愉しむべきではない
>『鳥インフルエンザは、人にとってではなく、鳥にとって「しんどい」感染症です。人にとって「しんどい」のは、鳥インフルエンザではもちろんなく、ヒトインフルエンザであります。
>そのような基本中の基本を無視して、鳥インフルエンザで大量の死者が出る、と安易に恫喝してみせる困った専門家≠ェ後を絶ちません。』(p.35-36.)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
(日垣 隆『世間のウソ』 第一章〈リスク〉をめぐるウソ 第三話安全性のウソ)

◇新型インフルエンザは、どう怖いのか?
http://river-side.at.webry.info/200512/article_12.html

◇医療社会学からみたリスク第1回
鳥インフルエンザが恐れられるのはなぜか 作られた「恐怖」がパニックを招く
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/v/01/

◇詭弁のガイドライン(はてなダイアリー)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%EB%CC%CA%DB%A4%CE%A5%AC%A5%A4%A5%C9%A5%E9%A5%A4%A5%F3?kid=68366


[3752] BSE関連でこんな情報ありましたよ 投稿者:毎日ROMな読者です 投稿日:2006/03/19(Sun) 22:05  

>狂牛病の原因物質はプリオンではないかもしれない?!
http://www.jimbo.tv/videonews/000246.php

なかなか興味深い話です。ただ本編は有料登録しないと見られないシステムです。


[3751] 坂本三十次先生ご逝去 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/19(Sun) 19:42  

坂本先生との思い出といえば、なんと言っても、昭和60年の定数是正(6増6減案)問題で、共闘を組んだ思い出だ。
当時、過疎地の選挙区での衆議院定数に最高裁の違憲判決が出、その打開策として、過疎地の選挙区の定数を6減らし、過密の都市部の選挙区定数を6増やすという6増6減案が出て、関係選挙区の議員がすったもんだしたという時期であった。
当時の幹事長は、金丸信さんで、やりにくい相手であった。
兵庫5区の西山敬次郎さんは、この選挙で落選され、その後、ご逝去されるという悲劇もあった。
坂本先生は、この案に対しても、動じたそぶりは見せられなかったが、結局、小選挙区制が導入されてからは、大変な選挙をされられたようだ。
先生は、また、剣道七段の達人でもあリ、政界では、数少ない三木派直系を自認される硬骨漢であられた。
謹んで、ご冥福を祈ります。
このサイト
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/103/0530/10312110530004c.html
に、当時の坂本三十先生の公職選挙法改正に関する調査特別委員会での当時のご質問が掲載されています。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/103/0530/10312110530004c.html


[3750] Re:[3749] 米国農務省の「報告書」の添付資料の日本語訳(仮訳)の公表について 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/19(Sun) 18:51  

虹屋さん。
虹屋さんが以前に訳されたのは、このサイトhttp://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060317press_8i.pdf
の135ページあたりからですね。

この翻訳においても、GS11については、「ウィルソンは、2002年6月からUSDA、AMSのAMS専門家として働いていると話した。彼の現在のシリーズ/グレードはGS-11である。」とだけ、訳されていますね。

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060317press_8i.pdf


[3749] 米国農務省の「報告書」の添付資料の日本語訳(仮訳)の公表について 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/19(Sun) 18:19  

添付資料の日本語訳(仮訳)がでました。Appendices_A-Iは一部省略、また、1〜38番までの資料も一部省略された形です。

全体版
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/dl/h0317-7a.pdf

部分版の入手
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060317press_8b.html

また回答書も届いたそうですが、原本を探し出せません。

>脊柱混入で米国が回答書 牛肉問題で専門家派遣へ
米国産牛肉に牛海綿状脳症(BSE)対策で除去が義務付けられた脊柱(せきちゅう)が混入した問題で、農水省は19日、再発防止策の詳細内容などを問う日本の質問状に対する米側回答が18日に届いたことを明らかにした。
同省と厚生労働省は回答書の翻訳や分析に着手し、20日にも日本語訳を公表する。牛肉の早期輸入再開を求める米国は近く専門家を日本に派遣、日米専門家会合を開いて米側の対応に理解を求める方針。
ただ香港でも米国産牛肉の輸入条件違反が発覚、米国の安全管理態勢への不信が強まっており、輸入再開協議の難航は必至だ。
(共同通信) - 3月19日16時2分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060319-00000048-kyodo-bus_all



[3748] RE:[3746] PSEと罪刑法定主義 投稿者:山梨評論 投稿日:2006/03/19(Sun) 12:45  

笹山登生さん、貴重な情報感謝です。
この問題は積極的に調べる気がしなくて報道記事などを眺めているだけでした。
Yahoo!の当該記事を読みEU指令の解説を拝読して罪刑法定主義という言葉を思い出しました。

[3698]のレスから探していったら
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?m=20060219
音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 2006/02/19
を拝読できました。

法律制定からこれまでの5年間に限っても、該当する電気用品が絡んだ爆発事故などはどれくらいあったのでしょうか。
一件でもあったとしたら、施行まで5年の猶予なんてことがそもそもおかしい、車のリコールと同じじゃないですか。
そしてレンタルならかまわないというのもおかしい。

貿易障壁の問題なら国内法が厳し過ぎるから直せという事になるのが多かったとおもうので、厳しくなったというのも分からない。
どうも素人には判りにくくて困りますが、そんな時は大抵は裏に利権が絡んでいると憶測する事にしています(^_^;)


[3747] あらぬ嫌疑のおかげで・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/03/19(Sun) 12:27  

◇愛鶏園元会長逮捕 取引先『裏切られた』(2006.03.19 東京新聞 茨城)

>県内で起きた鳥インフルエンザによる検査妨害事件は十八日、養鶏会社「愛鶏園」元会長斎藤太洋容疑者(66)の逮捕に発展。同社の組織ぐるみの様相が一層強まった。検査妨害による逮捕者は五人目。相次ぐ逮捕者に、同社の製品を扱っていた取引業者からは「裏切られた」との声が上がった。

>「品質管理は最先端を行っていた。企業姿勢と養鶏業に対する誇り、心意気を信じていたのに」。一九八〇年ごろから愛鶏園と取引を続けてきた「コープとうきょう」(東京都練馬区)では、相次ぐ逮捕者に驚きを隠せないでいる。

>二十数年前、卵に対する基準づくりを進めていたコープとうきょうは、仕入れ担当者を通し愛鶏園を知った。見学に訪れた養鶏場は、卵にふんがつかない形で採卵するシステムが確立されるなど、衛生面や品質管理でほかの養鶏場とは比較にならないほど優れていたという。

>組合員と生産者の交流会でも真摯(しんし)な企業姿勢が好評で、組合員からの信頼も大きかった。獣医師が養鶏場に常駐していたのも、当時としては画期的だったという。

>それだけに逮捕のショックは隠しきれない。長い年月をかけて築いた信頼関係も、昨年県警の家宅捜索が入った後に崩れた。コープ側の問い合わせにも愛鶏園からは納得のいく説明が得られず、逮捕者が出る前の一月いっぱいで取引を停止した。「卵をつくる姿勢は良かったのに、インフルエンザに関しては、対応が不誠実だったのが残念」と振り返る。

>愛鶏園は全国でも十指に入る業界屈指の生産量を誇る。日本養鶏協会では、斎藤容疑者について「日本の養鶏業の一翼を担っていた方だけに、誠に残念としか言いようがない」と話した。(高橋 知子)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20060319/lcl_____ibg_____000.shtml

 妄想「清浄国論」と、気まぐれ「サーベイランス(もどき)」のおかげで。(それによる理不尽な殺戮から免れたいと思ったがため。)

◇高病原性鳥インフルエンザに関する全国一斉サーベイランスのお願い(平成17年7月)
http://www.maff.go.jp/tori/surveillance/zenkoku.html
◇全国一斉サーベイランス【Q&A】[PDF]
http://www.maff.go.jp/tori/surveillance/qanda.pdf
◇関係者の皆様へ(高病原性鳥インフルエンザの全国一斉サーベイランスについて)
http://www.maff.go.jp/tori/surveillance/kankeisya.html
◇特定家畜伝染病防疫指針
http://www.maff.go.jp/tori/bousi.htm
◇農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html

 茨城県警による「愛鶏園幹部逮捕」(過剰、不当といえるくらいの)という「パフォーマンス」もまた、その信用信頼を失墜させるための謀略に見えなくもありません。「学」の方々にとっても煙たかったのではないでしょうか? それとなんといっても、愛鶏園がもってるシェアを獲得しようとするライバル社にとっては、これほど都合のいいことはないでしょう。
 さらにいえば、鶏卵はスーパー業界にとっては撒き餌のようなものですから、それによるイメージ失墜にもつながるわけですし。
 「法」の対象になる「病」は、単なる「医」の対象としてのみにあらず、いたって「銭儲け」に密接にリンクしてしまうもののようです。

>『いま電波行政に必要なのは、「ビジョン」を描いて民間を先導することではなく、なるべくすみやかに規制から撤退し、電波を政治の世界から開放することだろう。』(p.186 文末)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101505
(池田 信夫『電波利権』新潮新書)

 にならえば、

『いま鳥フル行政に必要なのは、「清浄国論」を盲目的に信奉して民間を煽動することではなく、なるべくすみやかに鳥フル規制から撤退し、「鳥フルという病」を「経済・貿易」(銭儲け)の世界から開放することだろう。(エセ鳥フル「ウイルス学」者から、「獣医学」の世界へ)』

 みな(産も学も官も)目の前にぶら下がったニンジンを追うばかりで、まずは人間の営為をはなれ、生物全体を透徹する「科学的」な目で「病」をみることを、あえて放棄しているように見えてなりません。やはり拝金主義あるいはエゴに脳髄までおかされてしまっているのでしょうか。
 「疫病(今のはたんなる無病型ウイルス感染でしかないにもかかわらず)」と「戦争」は、基本的に不利益しかもたらしません。(それを積極的に利益につなげるということは、人倫の観点からみて如何? いま鳥フル行政はそれに加担しているようなものです。 本来、経済・貿易の理屈に入るのは、「戦争」以前の段階まで。)


[3746] EU司令に学ぶ、「危険電機製品の流通における中古品の扱い」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/19(Sun) 11:55  

Yahoo掲示板でも、一部の専門家が議論を提起している
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=552018307&tid=a1zpseka1a1dbcf8eija347na4aba4igdgc6xbbdfa1z2heea1db&sid=552018307&mid=1019
が、今回のPSE問題についての経済産業省の中古品についての安全基準の適応には、EU司令での中古品の扱いとは、ギャップがある。
まず、2006年3月1日の衆議院予算委員会8分科会における共産党の塩川鉄也議員の質問に対する経済産業省の迎(むかえ)商務流通審議官の答弁は、次のようなものであった。
「えー、再々、申し上げておりますようにですね。あの、先生の今ご指摘のその資料においてですね、流通前の規制というふうな部分と、ですね、流通後の規制というふうなことに分けて書いた説明資料というのが、まあ、あるわけでございますけれども、これは、その、中古品で、ですね、もう一度、販売の段階に戻れば、ですね、これは、その、資料の中の流通前の措置に該当するという風にかんがえられるわけでございまして、ですね、まあ、その、それを持って、その、中古品は対象外と考えていたというふうなことでは、あの、ございません。」
つまり、新製品でいったん市場に出回った(「上市した」、英語では「Put on the market」または、「placing on the market」という。)物が、中古になって、再び、販売の段階に戻ってきたときには、上市前の状況とセームになるという解釈である。
では、EU司令では、どうなっているのだろうか? 
ここに、2003年1月27日発令の「DIRECTIVE 2002/95/EC 」というEU司令がある。
この司令は、「on the restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment」(電気機器または電子装置に一定の危険物質を使用することの制限について)の司令ということである。
この中で、すでに、上市されている電気機器または電子装置の取り扱いについては、「Article 2」の「Scope 3」において、下記のとおりに定義されている。
「3.This Directive does not apply to spare parts for the repair,or to the reuse, of electrical and electronic equipment put onthe market before 1 July 2006」(この司令は、2006年7月1日以前に、上市(put onthe market)された電気機器または電子装置の、修理のためや、リユースのためのスペアパーツには、適用されない。)
参考
「DIRECTIVE 2002/95/EC OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 27 January 2003 on the restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment」
http://europa.eu.int/eur-lex/pri/en/oj/dat/2003/l_037/l_03720030213en00190023.pdf
つまり、ここでは、「修理」と「リユース」とは、同次元での取り扱いになっているということである。

また、イギリスの「“The RoHS Regulations”」(The Restriction of the Use of Certain Hazardous Substances in Electrical and Electronic Equipment Regulations 2004)
http://www.dti.gov.uk/sustainability/weee/RoHS_Regs_Draft_Guidance.pdf
においても、同様の扱いになっているようです。



その他の司令における扱いについては、下記サイトご参照

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rls=GGLG%2CGGLG%3A2005-34%2CGGLG%3Aja&q=Put+on+the+market%E3%80%80electronic+products%E3%80%80%E3%80%80%EF%BC%A5%EF%BC%B5%E3%80%80%E3%80%80DIRECTIVE&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=


[3745] Re:[3739] 本当にあった恐ろしい話 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/03/18(Sat) 23:26  

> 鶏パニックの真実
> もう一つのパニック「Q熱」騒動の構造
> 曖昧な不安から買い控えに走る消費者と、その不安を煽っているかのような業者たち。科学的根拠によらないパニックや空騒ぎを繰り返す、ニッポンの「食の構造」を読み解く。

上記報道も、結局の処、消費者を馬鹿にした話で、下記の情報を見ると、業界側も研究所側も行政も「どっちもどっち」という感じもしますね。北里でも過去の論文でも養鶏協会側の学者も「卵から菌は検出された」としていたわけですから。
http://food3.2ch.net/test/read.cgi/food/1055204437/


[3744] 「悪法も法なり」とはいうものの 投稿者:とき 投稿日:2006/03/18(Sat) 18:06  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(145)(2006.3.18)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza270.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>さて愛鶏園事件で、いよいよ家畜伝染病予防法が治安維持法にも似た悪法であることがはっきりしてきた。学究的にその実態を調べようとした行為が国の治安(清浄国論)を乱すものとして逮捕されるとなると、民間の獣医師はすべからく危険分子になりうる。そんな図式である。何故民間の獣医達は立ち上がり抗議しないのか。業界もどうしたんだろう。

>何度も云うとおり事実上のLPAI対応策が何も無い中で、発症もしないものを疾病として届けねば違法なのか。それ以前に有ったとされた取るに足らない症状は、鶏にとって総ての疾病に共通のもので当の管理獣医師達の判断で許される範囲のものである。

>この事件は家畜伝染病対策での官民間の永年の協力体制をズタズタに引き裂き、悪い癒着として印象付けてしまうなど、この裁判の結果次第では禍根を永久に残すことになるだろうと一鶏飼い百姓の立場でも憂えるのである。

 ここまでくると、「検体すり替え」と「検査妨害」も、どの程度なのか疑わざるをえません。無病型「H5N2」AIVごときに対して、あまりにも過剰な、警察権力の濫用にも思えるほどになっているのですから。当局の発表とその伝達を担う媒体情報も、どの程度信用に足るものなのか疑問に思うしかありません。

 まるで、松本サリンのときの、「河野さん」と同じだ。しかも、今回はありもしない「闇ワク」容疑による。警察まで巻き込んで判断ミスに引きずり込んでいる。
 このままいけば、「耐震偽装問題」の構図に限りなく近づいていくようにも見えます。思い違い・間違い(あるいは故意による企て)に、より大勢を巻き込む形にするように。最後は「赤信号みんなで渡れば大丈夫」式、「鳥フル誤認対策みんなでまちがえば大丈夫」のように。犠牲者に対する責任を主体ある人が負わないで、影形のない「公」に負わせられるように・・・。

 現実に適合しておらない「法律・規則」の弊害は、往々にして、まじめに法令順守しようとするものをもっとも苦しめ、最初から裏をかいて頬被りするもののみが、何食わぬ顔をして生き延びれることになりがちです。もはや、日本の家畜伝染病対策はそうなりつつあります。ことウイルスの「清浄国論」なんてね。これくらい偽善にみちたものは、そうそう滅多にあるものじゃない。大丈夫ですか? ウイルス学者さん。実験室の中の感覚のみで、現実・現場(自然環境・生態系)をみていませんか?

◇養鶏会社元会長を逮捕 鳥インフルエンザ 茨城県警、検査妨害の疑い(産経新聞) - 3月18日16時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060318-00000030-san-soci

 だれか業界を代表する人間が、茨城県警に実情を説明申し上げるべきではないでしょうか。本人たちの話は最初から疑って聞いているわけですし。マトモには相手してもらえないでしょう。たいへんなことが起こっています。理解のしづらさはおそらく、「河野さん」の件の比でない。ウイルスとは目に見えない自然の存在で、しかも「病」の「主体」でもなく、しかも「抗体」を相手にしているのですから。もし仮に隠蔽したというのなら、それは「ウイルス」ではなく、何かの実体のある「物・ブツ」でもなく、あくまでも「抗体があった」という「事・こと」の領域です。

■詭弁のガイドライン(はてなダイヤリー)
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%EB%CC%CA%DB%A4%CE%A5%AC%A5%A4%A5%C9%A5%E9%A5%A4%A5%F3?kid=68366

通りすがり様
>全世界的認識
>東大の河岡先生しかり、WHOなどの国際機関しかり
>このお方は、可能性を示唆されずに何でも断定される癖
>私の周辺の複数の養鶏場関係者が「闇ワクチン」の売り込みがあったことを認めている。

 その方を当局に通報すればよいではありませんか。そして、物的証拠のないものは、いかに灰色であっても、どうにもならないということも認識されては。

>また、ワクチンが原因でないとしたら、茨城県の養鶏場で流行したH5N2亜型ウイルスが遺伝学的に中南米で流行したウイルスと近縁である理由を、国を含めて誰も説明できない。

 またお出ましですね。わからないものはわからないとしておくことが、「科学」的といえましょう。知ったかぶりの学者ほどタチの悪いものはない。そりゃ、もはや「科学」ではなく、「信仰」ですよ。マルキストの科学者(もどき)ほど厄介なものはないとつくづく思っております。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415
http://kaoru.to/hypothesis.htm
(科学的思考方法のごくごく初歩的なことです。)

 ともかく、自説に都合の悪いデーターや情報を、できるだけ排除しない姿勢が肝要です。よけいなガセは信用して、ウイルスという存在を理解するのに必要な現場の生物学的な情報は、受け付けないようなおかしな姿勢ではありますまいか? ウイルス学のかたがたには、今ひとつ、病を「根治」し、人間以外の生き物と共生していこうとする「医」の精神が足らないように思えてなりません。

 鶏のいのちを最大限守ろうとした愛鶏園さんが、スケープゴートを超えて、まるで魔女か悪魔のような悪者になっているこの状況を招いた「清浄国論」妄想を心底憎みます。

 事ここに至れば、「清浄国論」 を闇雲にふりかざす獣医学者・ウイルス学者と、多くの鶏に直に接し、共に生きているもろ現場の獣医師(臨床現場の獣医学者)と、こと「鳥ウイルス」の見方に関して、どちらがより信用できるでしょうか? 
 ウイルスの感染を「鳥の段階で封じ込める」などと宣ふ方を信用できますか? 「生物・生命」の「現場・現実」に、より深く関わりながら、ものごとをよりよく考えているのは、はたしてどちらの方でしょうか?

>『地学は断じてうんちく学ではない。それらの知見のほとんどは、それこそ世界中の科学者たちが汗まみれになり、泥まみれになり、時には命をかけて集めてきたものである。地学は最もガテン系なサイエンスでもあるのだ。』
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50418664.html

 これにならえば、医学はさらに『最もガテン系なサイエンスでもあるのだ』。しかもより汗にも糞にもまみれて。そしてなによりも大きな違いは、たった一度のやり直しのきかない、いっこいっこの「いのち」をもつ生物が相手であること。その基本は、ヒトの医学であろうと獣医であろうと同じであるはず。それとも・・・。

◇取引禁止の亀、販売店主逮捕で殺す…新聞支局長を送検(読売新聞) - 3月18日14時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060318-00000004-yom-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/cruelty_to_animals/

 H5N2LPAI(LPですらない)経験ごときで、鶏を大量に死に追いやるような意思決定に関わりながら、なんら反省もせず方針変更も打ち出さず、平然とすましていられる神経・精神に、なんと酷似していることでしょう。

 あと言えることは、現在でも、普段、鶏と接触のない暮らしをしている人間でほとんどが構成されている国は、世界の中でも、日本を含めごくわずかではないでしょうか。世界のほとんどの国は、日本の30〜40年まえの暮らし方が、いまだに現在の日常ではないでしょうか。鶏がまわりにうろうろしていて当然の生活です。
 人のあいだのウイルス感染が、早とちりで、鳥(鶏)の所為にされてしまっているように思えてなりません。濡れ衣の可能性が非常に高いような。中世の魔女が、現代の「鳥」や「鶏」に、すりかえられているだけでは。ここに科学的な思考が是非とも必要なのですが・・・。


[3743] Re:[3741] [3739] 「本当にあった恐ろしい話」もガセネタ 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/03/18(Sat) 17:36  


> (人での鳥インフルエンザウイルス感染が、さもさもあるかのような思い込み(「恐怖感」だけあればいいのでしょう)に便乗して、なにかを売り込むための煽動でしょうか? であれば、相当、悪質ですが。といっても、もうすでに消費低迷による生産減少や禁輸や、果ては自殺者まで出てしまっているわけですから、事実上のパニック同然です。)

鳥インフルエンザウイルスが人から人へ移る型にいつ変異してもおかしくないというのが、全世界的認識であると思われます。東大の河岡先生しかり、WHOなどの国際機関しかり。
現実的に起こってもいないことにパニックを起こす必要はありませんが、起こった後で慌てふためくよりも、事前に準備だけはしておく方がよいのは当たり前でしょう。
このお方は、可能性を示唆されずに何でも断定される癖がおありのようで、「闇ワクチン」に関して一言。
私の周辺の複数の養鶏場関係者が「闇ワクチン」の売り込みがあったことを認めている。(それを買い、使ったかどうかまでは分からない。)
闇ワクチンを購入し、使った可能性はある訳で、「ありもしない」と100%断定できない。
また、ワクチンが原因でないとしたら、茨城県の養鶏場で流行したH5N2亜型ウイルスが遺伝学的に中南米で流行したウイルスと近縁である理由を、国を含めて誰も説明できない。
何でもかんでも簡単に100%「断定するな」ということです。




[3742] 高円寺PSE反対デモ・ウォッチ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/18(Sat) 16:03  

なんせ、私の東京の住所は、阿佐ヶ谷なもんで、高円寺発のデモなんて、前代未聞。
ということで、車を、勝手知ったる裏道を走らせ、デモ行進方向の逆の道に、先回りさせて、まずは、ウォッチ。
警官隊の数がすごい。
デモ隊の周りをがっちり固め、その数、50人以上かな?
何しろ、高円寺の駅前に、警官を乗せてきたらしきバスが3−4台。
それらのバスが止めてあったのが、普段は、ヤ*さんが出入りしているビルの前だけに、そこの主は、何事かと、ビビッたのではないのかな?
デモされる人の数は、120人から150人といったところ。
「貧乏人をいじめるな」などのプラカードも。
高円寺から、青梅街道を経て、中野へ。
本当にお疲れ様でした。
それにしても、この界隈にしては、史上まれな交通渋滞でありました。




[3741] Re:[3739] 「本当にあった恐ろしい話」もガセネタ 投稿者:とき 投稿日:2006/03/18(Sat) 15:36  

 Q熱(細菌〜リケッチア〜感染)とシゲタが何か?

 いまの鳥インフルエンザ騒動とは、何ら因果関係がございませんが。いつの時代どこにでも、不安につけこんだ便乗商法はあるわけで・・・。

 何のための情報攪乱的書き込みなのか? それほど、「清浄国論」下における「H5N2-AIV」対策の現実との齟齬に、大衆(こちらの掲示板のみかもしれませんが)の意識が向いては困るのですか?

 タンソ菌テロは、ブツがブツだけに現実性があると想定されているようですが、リケッチアというのは、しいていえば“ツツガムシ”みたいなもので、兵器としてはやけに効率がわるいもののようです。

 あきれますね、そのようなデンパ情報は。(先日のワクチンねたも。) そのような情報は『本当にあった恐ろしい話』にはならないのですよ。無知なものをマヤカシにかけるインチキ情報は控えたほうがよろしいのでは? 「闇ワク」ネタと同類の。ひょっとして、発信元は同じなのでしょうか?

◇(社)日本獣医学会 動物の病気 Index
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/byouki-index.html
◇Q 熱
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/infect/13-Q-netu.html
◇第169回 自然界でのウイルスの生態 (連続講座 人獣共通感染症)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf169.html
>これまで、我々はウイルスを単に感染症の原因としてとらえてきたが、地球上でもっとも長い歴史を持った生命体という視点にたって、ウイルスの存在意義をあらためて考えるべきであろう。

(人での鳥インフルエンザウイルス感染が、さもさもあるかのような思い込み(「恐怖感」だけあればいいのでしょう)に便乗して、なにかを売り込むための煽動でしょうか? であれば、相当、悪質ですが。といっても、もうすでに消費低迷による生産減少や禁輸や、果ては自殺者まで出てしまっているわけですから、事実上のパニック同然です。)


[3740] Re:[3737] AMS監査官 DARRELL B. WILSON の証言-1 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/18(Sat) 14:18  

虹屋さん。
大変でしたね。
ざっと拝見させていただいただけですが、

文中、「SOPs」は、「標準作業手順(SOPs)」

また、GS-11については、このサイト「Position Classification Standard for Food Inspection Series, GS-1863」http://www.opm.gov/fedclass/gs1863.pdfの19ページに詳しい説明があるようですね。

「GS-11 food inspectors are found only in the processed products specialization. Work assignments at this level differ from those at grade GS-10 only in terms of the characteristics and operations of the plants to which they are assigned.」と書いてあります。
後の詳細は、後ほど。


[3739] 本当にあった恐ろしい話 投稿者:哀鶏園 投稿日:2006/03/18(Sat) 13:56  

ついに愛鶏園の会長が逮捕された。鶏界トップを次々と襲う近年の事件から察するに、警察は捜査対象を誤っている?と感じる。感染症法がバイオテロを視野に入れて改正されるそうだが鶏界を震撼させている最近の事件と何か関連があるのだろうか。

ところで日本の養鶏を苦しめたシゲタのQ熱キャンペーンはとてもひどいものであった。その時も警察は何もしなかった。シゲタ商法については東洋経済に詳しく書かれているが鶏鳴新聞に問い合わせてもよいだろう。

東洋経済
http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2004/w0417.html

日本養鶏協会
http://www.jpa.or.jp/news/q_netu/i_tamago16_2.html

鶏界を苦しめたシゲタ商法を簡単に説明しよう。農家に「無料でQ熱検査を行います。この辺でQ熱という鶏の病気が流行しているので検査しましょう」といってQ熱菌検査を勧め、「これはひどい、たくさん菌がいました。食べると危険です。もっと検査しましょう。」と不安をあおりつつ検査契約を結びシゲタの鶏用Q熱ワクチンを宣伝するという事件があちこちで起きた。
あるいは「全国的にQ熱が発生していますので、お宅の鶏は大丈夫かどうか無料検査します。」と農家に検査をすすめ、「お願いします」と検査を依頼すると「やっぱり菌がいました」と人獣研の検査結果を見せたのだ。驚いた農家を前に「今、シゲタは鶏用Q熱ワクチンのキャンペーン中ですから」といって巧みにワクチンを宣伝した。
そしてシゲタの人獣共通感染症研究所(人獣研)は「卵やマヨネーズを食べて病気になった」という主旨の怪文書を生協や大手スーパー、小売店などに配布し鶏肉・鶏卵の流通を止め、養鶏農家を兵糧攻めにして検査を受託していった。
またシゲタは食の安全協会(食の安全を守る会)という消費者団体を作り「人獣研の検査で菌が出ています。シゲタの鶏用ワクチンをご利用下さい。」という主旨の怪文書を配布した。シゲタは週刊文春のフリージャーナリストにも怪情報を渡してQ熱キャンペーンを大々的に展開していた。
これだけでも鶏界は大きな損害を被ったが実は不可解な事件も起きていた。Q熱キャンペーンの開始とともに東京都ではヒトQ熱患者が発生し、とうとう国へ調査依頼が上申されたのだ。そしてバイオテロの可能性も視野に入れた調査が始まると、それだけでQ熱患者の発生は止まりQ熱キャンペーンは中止された。
ところで人獣共通感染症研究所(人獣研)が配布した怪文書であるが主に加納永一氏の名前で配布されていた。しかし加納永一氏に親しい者が確認したところ氏は「知らない」と答えたそうだ。つまり怪文書はシゲタが捏造したものと考えられる。これについて加納永一氏は「確認して回答する」と答えたらしいが、返事がないまま突然ご逝去された(享年67歳)。
なお国が発表したQ熱患者発生数はあまりにも不自然な推移であった。シゲタのQ熱ワクチンキャンペーン開始とともに患者が発生しQ熱ワクチンキャンペーン中止とともに流行が終わったのだ。「Q熱菌が散布されていた」(バイオテロ)とは誰も思わないだろうが実に恐ろしい話である。

Q熱患者数
H11 12人
H12 24人 ←シゲタのQ熱ワクチンキャンペーン開始
H13 42人
H14 47人
H15 9人  ←シゲタのQ熱ワクチンキャンペーン中止
H16 7人 

参考:国のファクトシート
http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets-qnetu.pdf
現在まで、鶏卵を原因としたQ熱の感染事例は報告されていない。


愛鶏園の会長を逮捕させるシナリオを描いて実行した人物がいるとは思えないが、東洋経済の記事は警鐘を発している。

鶏パニックの真実
もう一つのパニック「Q熱」騒動の構造
曖昧な不安から買い控えに走る消費者と、その不安を煽っているかのような業者たち。科学的根拠によらないパニックや空騒ぎを繰り返す、ニッポンの「食の構造」を読み解く。

http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2004/w0417.html


[3738] 「闇ワク」疑惑で踏み込んでいるのなら 投稿者:とき 投稿日:2006/03/18(Sat) 13:43  

 茨城県警は、冤罪をつくるようなことに突き進んでいるようなものです。おそらく、無病型H5N2の感染の意味も正確に理解していないのではないでしょうか。

>鳥インフル検査の妨害容疑、「愛鶏園」元会長を逮捕(読売新聞) (18日12時18分)
><鳥インフルエンザ>養鶏場の元会長逮捕 検査妨害容疑で(毎日新聞) (18日11時32分)
>愛鶏園の元会長を逮捕=会社ぐるみ検査妨害−鳥インフルエンザ・茨城県警(時事通信) (18日11時0分)
>愛鶏園の元会長を逮捕 鳥インフル問題で検体すり替え(共同通信) (18日10時56分)
><鳥インフルエンザ>獣医師3人、昨秋にも届けず 再逮捕へ(毎日新聞) (18日3時4分)
>愛鶏園の元会長を逮捕へ 検査妨害容疑で茨城県警(共同通信) (18日2時12分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 NHKのクローズアップ現代や週刊新潮の記事が、妄想をさらに焚き付けた格好になっていなければいいのですが・・・。


[3737] AMS監査官 DARRELL B. WILSON の証言-1 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/18(Sat) 13:39  

米国報告書のExhibit7、そのうち2006年1月30日に行われたAMS監査官 DARRELL B. WILSON の証言の覚書 (ケース番号 HY-2438-1)をテキスト化し、機械訳を手直しした拙訳をつけました。スペルミス、誤訳などご指摘いただければうれしいです。
http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_06/hatake_06Exb7%20Darrell%20Wilson.htm

この証言だけでも、米国のシステム的いい加減さが出てきます。
例えば、今回の件の背骨付き肉はと畜したGoldenn社からの出荷段階で日本向けEVを満たしていると認められています。しかし厳密に考えれば、脊柱が残っているのですから満たしていません。いわば未完成の半製品です。Golden社とAtlantic社だけが、と畜と食肉処理が分かれているのではありません。

WILSON did not have any concern with GOLDEN VEAL or ATLANTIC VEAL, It is not uncommon for the spinal cord to be taken out at one plant and vertebral column to be taken out at a second plant. As far as he knows,this is acceptable for the Japan program as long as the vertebral column is removed. Most facilities do slaughter through the boneless product,but a few companies prefer to get in carcasses. (ページ5-第2パラグラフ)

脊髄が最初の施設で取り出され、脊柱が2番目の施設で取り出される事は珍しくなかった。ウィルソンは、GOLDEN VEALでやるかATLANTIC VEALでやるかには少しの関心もありませんでした。 彼が知っている限り、脊柱が取り除かれる限り、日本プログラムにおいて、これは許容されます。 ほとんどの施設が骨無しの製品にまで、と畜処理をしますが、いくつかの会社は、屠体・枝肉を受け取るのを好みます。

1月20日での許可施設リストでは
Golden社のようにSlaughtererと畜だけ許可はは、Tyson Fresh Meats(施設番号Est.245G)、Tyson Fresh Meats(Est.245B)
Atlantic社のようなFabricator食肉処理は、Iowa Pacific Processors(Est.2327)、New City Packing Company(Est.788C)、Tyson Fresh Meats(Est.245N)

これらの施設では、出荷・入荷する枝肉、部分肉は脊柱が残っている半製品です。これらの出荷申告書Shipping Declarationsはどのような記載がなされるべきなのでしょうか。

When asked how the GOLDEN VEAL Shipping Declarations can say all product meets EV program requirements for Japan when vertebral columns are still in the carcasses when they leave the plant, WIKSON said that was a good point and the statements should either be removed or somehow clarified. (ページ10-第一パラグラフ)

全ての製品が、プラントを出る時に、脊柱がまだ枝肉にあって、日本のためのEVプログラム要求事項を満たす事をGOLDEN VEALの出荷申告書がどう記載すれば良いのか尋ねられた時、ウィルソンは、それは良いポイントだと言って、声明を取り除くか、または何とか意味をはっきり説明すべきですと言いました。

脊柱が残った半製品の取引は珍しくないのですから、the statements should be somehow clarified.(声明を意味をはっきり説明すべきです)とは余りに準備不足、投げやりではありませんか。上記5社の出荷・入荷する枝肉、部分肉にはどんなstatementsが付いているのでしょう??


[3736] Re:[3734] [3728] 九州で2例目のBSE 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/18(Sat) 11:16  

まりちゃんさん。
ご紹介のサイト
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0317-5.html
に、非定型BSEとするPrPScマーカーの写真がありますね。
面白いので、ちょっと比較してみましょう。
以前、私のブログ記事「非定型BSEの位置づけ方のむづかしさ」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=121
では、非定型BSEの定義を 次のようにしました。

「この写真
http://www.jarvm.com/articles/Vol2Iss1/figs/DEBOSSCHEREFig2web.jpg
は、ウェスタンブロット法(Western blot (Bio-Rad, France)による検査結果で、12F10 と SAF60の抗体を使ったものである。
写真の左から、 MMとは、マジックマーカー、 その次のAtyp. BSEというのが、非定型BSE、 その次のReference 1 が、在来型BSEの一例目、 その次のReference 2 が、在来型BSEの二例目 である。
そこで、この三つを比較してみると、 一番左にある、グリコシル化(糖化)していない非定型BSEのPrPscがあり、これは、他の2者(Reference 1と2 )に比べて、 泳動(migration)が早い。
このようなPrPscをもつものを、非定型BSEとしている。 」
としました。
この「 泳動(migration)が早い」というのが、非定型BSEとすれば、今回発表されたPrPScマーカーの写真ではどうなっているのでしょう。
この写真
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/images/h0317-5a1.gif
のうち、
1−3までが、「マウスPrPScマーカー」によるもの。
4-9までが、「ELISAの乳剤から調整したもの」 によるもの。
10-12が、「今回の長崎・佐世保の BSE感染牛の脳組織から調整したPrPScマーカー 」ということですね。

で、この写真
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/images/h0317-5a2.gif
が以前に、非定型BSEとされた1.和歌山(6例目)2.神奈川(5例目)3.神奈川(10例目)と、4.今回の佐世保の比較。
ですね。

「 泳動(migration)が早い」という点では、どうなのでしょう。

これでみますと、冒頭のAtypicalの写真
http://www.jarvm.com/articles/Vol2Iss1/figs/DEBOSSCHEREFig2web.jpg
の左側(写真の左側から二番目)に似ているように見えますね。

http://www.jarvm.com/articles/Vol2Iss1/figs/DEBOSSCHEREFig2web.jpg


[3735] ガイドライン派 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/18(Sat) 08:52  

川内さんのブログ「正々堂々」
http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/e/a33833775a231ebe3273e4f2edbdb9e9
のコメント欄
http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/cmt/a33833775a231ebe3273e4f2edbdb9e9
で、ガイドライン派について、次のような応酬が繰り広げられている。

Unknown氏が、このコメント欄で
「2006-03-18 00:41:25ガイドライン派の方々、黙っちゃいましたね。自分の主張が正しいと思うのであれば、主張し続ければいいはず。彼らの「背後」の動きに変化が生じたという証拠ですね。まったく、彼らの存在は茶番です。」
と書いたことに対して、

高橋健太郎さんが

「2006-03-18 01:46:55
誰かを批判したいなら、対象を・・・派などと曖昧にせず、きちんと特定して批判しなさい。
中略
「ガイドライン派」を自認されている笹山登生氏を批判されているならば、氏の掲示板も誰でも書きこめます。
批判したい相手に、まっすぐ向かい合えないなら、あなたの存在こそが茶番です。」

高橋さん。かえって、ご迷惑をおかけしてしまいましたね。
例の署名問題が、尾を引いているんでしょうか。
で、この掲示板で、PSE問題を取り上げることが、少なくなってしまったのは、「黙ってしまいましたね。」ということではなく、一応の山場は、越したのではないのか、という現実的感触なのですね。
後は、「[3709] Re:[3705] 無題 」で、長作さんへのレスで「まだ、明確になっていないのは、自主検査の中身と、レンタルの場合のガイドラインですね。」と言いましたように、この二点を、実務的ベースで、関係業者さんが、経済産業省さんと、細部を煮詰めていけば、大方の問題は、現実的には、クリヤーできるのではないかと思っているのですが。
もちろん、製造物責任法、意匠法、、商標法、不正競争防止法などとの整合性については、理論的には、整合性を欠いている点はあるとの認識ですが。

http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/cmt/a33833775a231ebe3273e4f2edbdb9e9


[3734] Re:[3728] 九州で2例目のBSE 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/18(Sat) 00:07  

確定診断の結果
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0317-5.html
>(注 )ウエスタンブロット法による検査結果については、検出された異常プリオン蛋白質のパターンが定型的なものでないため生物学的性状などについて調査する。

日本で一番古い?BSEが、「非定型」だそうです。

非定型といえば、いままで発見されたBSEも殆どが「中枢神経症状」などがなくて、見た目の、OIEなどが指摘する判断基準はクリアしてませんでしたっけ。



[3733] 加 牛肉輸出施設認定取り消し 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/18(Sat) 00:00  

加 牛肉輸出施設認定取り消し
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/03/17/k20060317000076.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/03/17/d20060317000076.html
日本向けに牛肉を輸出できる施設に認定されていたカナダの食肉処理施設が、認定を受ける際の手続きに問題があったことが日本政府の査察によって明らかになり、カナダ政府はこの施設の認定を取り消しました。
これは、中川農林水産大臣が17日の閣議のあとの記者会見で明らかにしたものです。それによりますと、問題が見つかったのは、カナダの食肉処理会社「XLフーズ社」のカルガリーの施設で、この施設は、日本向けの輸出施設として認定を受ける際に必要なカナダ政府の立ち入り調査を受けていない段階で、カナダ政府が今月9日、輸出施設に認定していたということです。この問題は、今週、農林水産省と厚生労働省が行った施設への現地査察で明らかになり、カナダ政府に問題を指摘したところ、手続きに誤りがあったことを認め、15日付けで認定を取り消しました。カナダ産の牛肉は、去年の12月、アメリカ産とともに輸入が再開され、アメリカ産の輸入が再び停止したあとも輸入が認められていますが、この施設から日本への輸出はまだ行われていませんでした。これについて、中川農林水産大臣は「認定作業という最初のいちばん大事な作業なので、きちっとやってほしかった。日本側の査察の結果わかったものであり、今後も日本として必要と思われるときに査察を行っていきたい」と述べました。



[3732] 長崎の和牛BSEで政府が「全頭検査をしているから安全」ですって。(WBSニュース) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/17(Fri) 23:57  

テレビを見ていたら、長崎のBSEのニュースが報道されてましたが、「政府は全頭検査をしているので安全としている」というような報道をしていましたよ。

全頭検査が不完全として廃止を決定、法律まで変えたのはどこの政府なんですかね。

消費者、国民は馬鹿にされっぱなしですね。

現在、日本の若牛については危険な飼料を(交差汚染対策も含め)与えられないようになっているので、感染の可能性が低い、くらい、報道も言ってほしいものです。


[3731] 知床の海鳥 大量不審死 投稿者:とき 投稿日:2006/03/17(Fri) 23:06  

◇油まみれ海鳥4000羽に 北海道・知床半島の海岸
>北海道・知床半島の海岸で大量に見つかった油まみれの海鳥の死骸(しがい)が計約4000羽に上ったことが17日までの北海道網走支庁などの調査で分かった。原因は依然として特定できていない。
>網走支庁によると、斜里町役場職員ら約50人が16日に再調査した結果、雪解けが進んだため約1600羽が見つかり、回収した。
>残った雪や氷の中にまだ埋もれている可能性があるため、調査を続ける。
(共同通信) - 3月17日12時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000112-kyodo-soci

■海鳥油被害、死骸4005羽
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/shiretoko/shiretoko_article/2006031701_article.htm
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/shiretoko/shiretoko_article/index.htm

■知床の油まみれ海鳥 被害、一月以上前か
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/shiretoko/shiretoko_article/20060301_article.htm

 なんらかのウイルス感染症であるならば、知床沿岸にやってきてから、その付近の野鳥にすでに常在共生のウイルスに、初めて感染したということもありえます。起こり方は、外房のカズハゴンドウの件にも類似しているような気もいたしますが・・・。

◇北方領土も鳥インフル警戒 ロシア極東サハリン州当局
>【モスクワ17日共同】インタファクス通信によると、ロシア極東サハリン州当局は17日、高病原性鳥インフルエンザの監視調査のため、北方領土を含む同州内で野鳥など約1500羽を捕獲して、感染の有無を検査することを決めた。
>対象となるのは、北方領土などを含む同州全域で、4月3日から2週間実施。野鳥のほか、カラスやハトも対象となる。
>ロシアでは南部地域やシベリアなどで鶏などの鳥インフルエンザ感染が確認されている。
(共同通信) - 3月17日19時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000213-kyodo-soci

 どこが、馴致共生地域なのか、それとも、いまだ未経験地域なのか不明瞭になりつつあるのでは・・・。


[3730] Re:[3729] 『現場はまだ苦しみの最中である。』 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/17(Fri) 21:17  

ときさん。
この篠原さんのサイトの268に、「そのシゲタということになると《喜田さんのワクチン》を待てという話にもなるかと久しぶりに不見識だが腹を抱えた。」とありますが、やはり、この掲示板でも、どこかで聞いた話だと私が思ったのは、あたっていたのですね。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza268.htm


[3729] 『現場はまだ苦しみの最中である。』 投稿者:とき 投稿日:2006/03/17(Fri) 20:44  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(144)(2006.3.17)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza269.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>我々現場はそのような歴史的事実を含めた考察を取るのか、彼等専門家と称する人達の国家予算のついた実験結果を待って事を運ぶのか決断しなければならない。黙って講義を聞く大学生とは立場が違い、少なく共それで食って居るのだから。今や彼等は、闇ワクチンだと喝破した手前、それを証明することと、茨城無毒株の強毒変異を煽った責任からは、それを実験的に強毒化せしむること、何よりもその判断の元に600万羽の事実上の健康鶏を殺処分した根拠を明確にする三重苦を背負ったことになる。

>なにが喜田教授らのお陰で一件落着なのだ。春とはいえ、現場はまだ苦しみの最中である。

 鳥インフルエンザウイルスの研究世界は、まだまだ確か“らしい”ことばかりのようです。より一層の検証作業が必要であり、安穏安直に、その仮説に基づいた理論を現実にあてはめるのには、まだまだ無理があるようです。

◇日本ウイルス学会 学会誌「ウイルス(VIRUS)」
http://www.medissue.co.jp/virus/publications.html

◇第54巻 第1号 2004年6月
http://www.medissue.co.jp/virus/journal/54_1_contens_jpdf.htm
■座談会(高病原性鳥インフルエンザをめぐって)
■鳥インフルエンザウイルス 喜田 宏

◇第55巻 第2号 2005年12月
http://www.medissue.co.jp/virus/journal/55_2_contens_jpdf.htm
■最近日本で分離された鳥インフルエンザウイルス 真瀬昌司,河岡義裕

 日本の「ウイルス学」が「科学」であるというのであれば、まず、鳥でおこっている「鳥インフルエンザウイルスH5N1」と、人でおこっているものとの分別をきっちり検証すべきではないでしょうか。ウイルス学が、「反証」できるものとしての「科学」であるとするならば。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415
http://kaoru.to/hypothesis.htm

 ごくごく常識的にみて、人での感染死がおこっているというのならば、人から人の感染を想定するというのが、これまでの感染学の流儀です。徹底的に不顕性感染の可能性を洗うべきではないでしょうか。
 上の座談会の記事も、あいまいな点ばかりで、それにもとづいた「鳥インフルエンザウイルス」感染の見方を下手に広げてもらっては、今後修正するのに難儀することが多々含まれているように思います。早急な検証作業が望まれます。
 まずは、本当に、鳥ウイルスが、じかに人に感染し、発症をひきおこしているかどうか、鳥のウイルスと人のそれが同一のものなのかの再検証を。
 かつ、「病気」という現象における、ウイルスと宿主(細胞組織の免疫システム)の関係性について、もう少し考えを深めたほうがよろしいのではないかとも、ついつい思ってしまいます。「ウイルス」はけっして「病気」の「主役(主体)」ではないのですから。「病気」は「ウイルス」を排除根絶したからといって解決する問題ではないということを、あえて強く意識する必要があるのではないでしょうか、「ウイルス学」の方々は。(それともそれは獣医学分野の「鳥ウイルス」の方々だけのことなのでしょうか? 臨床経験がない?)


[3728] 九州で2例目のBSE 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/17(Fri) 15:01  

[3704]の長崎の14歳の黒毛和牛(1992年2月10日生まれ)は国立感染症研究所の2次検査でも陽性。これで九州では12例目の熊本の62ヶ月齢、99年3月生まれに次いで2例目ですね。

長崎県佐世保市の食肉加工場に持ち込まれた肉牛1頭が、同市の牛海綿状脳症(BSE)の1次検査で陽性と判定され、国の2次検査でも陽性反応が出たことが16日、わかった。厚生労働省は17日、専門家会議を開き、確定診断を下す。確定すれば国内では24例目、肉牛としては初の感染となる。
http://www.asahi.com/life/update/0317/003.html


[3727] Re:[3726] [3725] [3724] 香港で見つかった骨は背骨?骨の小片? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/17(Fri) 14:57  

虹屋さん。
機械的除骨(Debone)ですか。
このサイト「Food Processing Applications Beef and Lamb」
http://www.bettcher.com/procwhizbeef.htm
のビデオでは、手作業の補助機械がいろいろあるようですね。

http://www.bettcher.com/procwhizbeef.htm


[3726] Re:[3725] [3724] 香港で見つかった骨は背骨?骨の小片? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/17(Fri) 14:44  

笹山さん。有難うございます。

> 香港側の発表はないですが、「the discovery of a piece of bone in a shipment from Swift & Company to Hong Kong 」ということのようですね。

日本の肉屋さんは部分肉を仕入れると、指先で残っている骨の小片を探って取り出す、筋を抜く作業(整形・トリム)をするそうですから、「食肉処理で骨の小片が紛れ込むことは、世界中どこのどんな処理でも見られるものだ」というのは正しいと思いますが、指先で探り出すような小片が、検疫検査で見つかるのかは甚だ疑問ですね。

もう一つ問題なのは、米国のスイフト・ビーフ社が機械除骨をしていて残ったのではないかという点です。
 米国1例目の時の国際調査団は「SRMによる枝肉の汚染が回避されねばならない。現在使用されているスタンニング方法および機械的除骨を含む屠畜及び食肉処理の方法が国際基準に沿うように勧告する。」
 
 厚生労働省は「背根神経節は、我が国で行われている通常の食肉処理ではせき柱を外す際に、せき柱とともに除去されています。厚生労働科学研究の中間報告によると、ナイフを用いた通常の食肉処理では問題ないが、「吊り除骨(つりじょこつ)」(機械を用いて枝肉を吊り下げた状態で、骨を外す(脱骨)食肉処理方法)及び仙骨部分の脱骨に際しては注意を要すると報告されています。」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/11/s1120-3.html



[3725] Re:[3724] 香港で見つかった骨は背骨?骨の小片? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/17(Fri) 13:20  

虹屋さん。
香港側の発表はないですが、「the discovery of a piece of bone in a shipment from Swift & Company to Hong Kong 」ということのようですね。

http://www.foodnavigator.com/news/ng.asp?n=66418-bse-japan-usda


[3724] 香港で見つかった骨は背骨?骨の小片? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/17(Fri) 13:01  

>牛肉骨混入「どこでも見られる」…米農務長官

【ワシントン=広瀬英治】マイク・ジョハンズ米農務長官は16日、ワシントンで記者会見し、香港に輸出された米国産牛肉から、BSE(牛海綿状脳症)対策で除去すべき骨が混入していた問題について「食肉処理で骨の小片が紛れ込むことは、世界中どこのどんな処理でも見られるものだ」と述べた。
 「問題の肉を輸出した処理施設は、混入した骨の小片が許容範囲だったと考えている」とも述べた。
 この問題が日本の牛肉輸入再開に与える影響については「問題になるとは思わない」と強調した。
 しかし、日本側が米国産牛肉の輸出検査や手続き のずさんさに不信を募らせるなかで、長官がわずかな混入は許容範囲としたことは、今後の輸入再開をめぐる日米交渉にも影響しそうだ。
 香港に牛肉を輸出した米食肉大手スイフト・ビーフ社の施設は、日本が昨年12月に米国産牛肉の輸入再開をいったん決めた際、日本政府が査察したうちの一つ。査察では、BSE対策のための特定危険部位の除去などは「適切に行われている」とされていた。
(読売新聞) - 3月17日11時14分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000002-yom-bus_all

>BSE拡大調査、終了近い=日本と事前協議も−米農務長官

【ワシントン16日時事】ジョハンズ米農務長官は16日、BSE(牛海綿状脳症)感染牛に関する拡大調査について、「極めて終わりに近い」と述べ、近く取りやめる考えを表明した。当地での会合後、記者団に語った。終了前には日本など貿易相手国と事前に協議する考えも示した。 
(時事通信) - 3月17日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000032-jij-int



[3723] Re:[3722] アラバマのBSE牛発見で、広がる新たな懸念 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/17(Fri) 10:46  

笹山さん。情報有難うございます。

> このような中で、微妙なのは韓国で、当初は、アメリカ牛肉の輸入再開の準備として、3月中旬にアメリカの牛肉生産施設20箇所以上を事前視察し、三月末までに輸入再開を決定する予定だったが、ここに来て、来週に予定されている査察の前に、今回のアラバマの状況を詳しく知りたいとの要求をアメリカに出したようだ。

これは「韓国は1月、国際獣疫事務局(OIE)のガイドラインに従い、30ヵ月以下の牛からの骨無し肉に限っての輸入再開を認めたが、その際の取り決めでは、韓国は1998年4月以後に生まれた牛が狂牛病になった場合には、自動的に輸入を停止する権利を持つとされているという。」(農業情報研究所http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/index.html)絡みですね。

こうなると、OIEコード改正案の3.Article 2.3.13.3.のNegligible BSE riskのAppendix 3.8.4,の3. EITHER:b) 「the last indigenous case of BSE was reported more than 7 years ago 」any indigenous case of BSE was born more than 8 years ago; というのは、BSE牛が飼料規制以前に生まれた牛に限るという条件を付け加えた方が良いような気がしますが・・


[3722] アラバマのBSE牛発見で、広がる新たな懸念 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/17(Fri) 08:51  

今日のTime紙では、『Mad Cow: Are We Still Unprepared?』http://www.time.com/time/health/article/0,8599,1174011,00.htmlと題して、今回の第三例目のBSE牛が、アラバマで発見されたことによって、アメリカ畜産関係者の間に困惑が広がっていることを伝えている。
その困惑とは、今回の牛の年齢も、生まれた地も育った地も、まったくわからなかったという点である。
発表された月齢は、地元獣医による歯による推定月齢である。
およそ10歳という推定月齢は、飼料規制後か前なのか、ぎりぎりのゾーンであるだけに、いったん埋めた死骸を、また、地中から引っ張り出して、鑑定しなおすというところまで来た。
また、強制的IDシステム整備の遅れも、改めて、指摘されている。
さらには、サーベイランス予算の縮小も懸念されている。

このような中で、微妙なのは韓国で、当初は、アメリカ牛肉の輸入再開の準備として、3月中旬にアメリカの牛肉生産施設20箇所以上を事前視察し、三月末までに輸入再開を決定する予定だったが、ここに来て、来週に予定されている査察の前に、今回のアラバマの状況を詳しく知りたいとの要求をアメリカに出したようだ。
参考「USDA Rushes To Calm South Korea's BSE Concerns」
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=23306
この記事によると、アメリカ側は、韓国側をなだめるのに必死とのことである。


[3721] Re:[3716] [3714] 公取委の絶望的な戦略ミス 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/17(Fri) 07:40  

謎工さん。
この再販制度廃止問題と、例のPSEマーク騒動のヴィンテージ特別承認制度とを重ね合わせるのは、ちょっと、無理はありますが、同じような問題も無きにしも非ず、てな感じはしますが。
で、書籍の再販制度廃止の反対の論拠としては、希少性があって、文化価値のある書籍が再販制度廃止によって成り立たなくなる、という反対論拠があるようですね。
これぞ、まさしく、書籍のヴィンテージ問題、ということなのでしょうかね。
そういえば、この前、霞ヶ関ビルの近くの書源という本屋(ちなみに、この本屋の本店は、阿佐ヶ谷にあるんですが。)にいったら、この世の中にこのような書籍があったのか、というような、普通は売れない本がゴマンとあって、びっくりしましたね。
やはり、土地柄なんでしょうか。
この問題もまた、静脈産業と動脈産業の間のハザマの領域の問題といえそうです。


[3720] 狂ったアシカが増加――海洋動物に広がる病気(上)(下) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/17(Fri) 07:18  

ホットワイアードの特集ですが、

狂ったアシカが増加――海洋動物に広がる病気(上)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/20060315301.html
狂ったアシカが増加――海洋動物に広がる病気(下)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20060316307.html

>藻類の異常発生で生じたドウモイ酸が海産物を汚染し、それを食べた人間が病気になるかもしれない。フロリダ州の研究者たちは先月、呼吸器官の疾患で緊急治療室へ送られる症例の増加を赤潮と結びつける報告を行なった。
http://earthobservatory.nasa.gov/Newsroom/MediaAlerts/2006/2006021821756.html
気になりますね。。


[3719] アスベストむき出し540校(NHK) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/17(Fri) 07:04  

アスベストむき出し540校
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/03/17/k20060316000093.html
校舎の天井や柱などからアスベストがむき出しで飛び散るおそれがある状態で見つかった公立学校は、すでに対策を終えたところも含め、全国で540校余りに上り、文部科学省は、適切な対策が取られているかどうか、今後、追跡調査を行うことにしています。
文部科学省は、アスベストによる健康被害が問題になったのを受けて、規制が厳しくなった平成8年以前に建てられた、全国の幼稚園から大学までの学校施設など、およそ15万か所を対象に、天井や柱などにアスベストが使われていないかどうか、去年夏から調査を進め、このうち、公立の学校と幼稚園についての最終的な結果を公表しました。それによりますと、アスベストがむき出しで空気中に飛び散るおそれのある状態で見つかったのは、全体の1.3%にあたる546校に上りました。これらのすべての学校では、部屋を立ち入り禁止にするなどの応急措置が取られ、23%に当たる128校は先月中旬までにアスベストを除去するなどの対策工事が終わっているということです。文部科学省では、残る施設について、適切に対策が取られたかどうか、今後、追跡調査を行うことにしています。03/16 12:12




[3718] イギリスのPSEマークは、こんなもの 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/17(Fri) 05:05  

日本のPSEマーク騒動を伝えるイギリスのTimesOnlineの記事『Steamed up over law that bans kettles and guitars』http://www.timesonline.co.uk/article/0,,25689-2072754,00.html
はこちらだが、この中で、日本のPSEマークのイギリス版は、「British Kitemark」というものなんだそうだ。
こんなマークhttp://www.georgebarnsdale.co.uk/images/kitemark+Licence.jpg
なんだうで、なんとなく、ハートブレイクって感じもしないでもない。
1902 年に創設されたもので、当初の目的は、ヨーロッパ圏内への輸出の信用度を高めるためにあったらしい。
いわば、世界初の基準・承認制度の嚆矢とも言うべき存在で、水戸黄門のご紋章にあたるほどの権威を持ったものらしい。
1979年以後は、BS EN ISO 9000 準拠ということらしい。
そのほか、CE Marking準拠、 CRAM準拠、UKAS/TQAB/QAS1準拠などがあるらしいが、この辺の詳細は。こちらのサイト「BSI (British Standards Institution) 」http://www.quality-register.co.uk/bodies/body15.htm
に詳しい。
まあ、今回の一件では、経済産業省さんにも、ドジはあったが、反面、世にPSEマークの存在を知らしめたという予想外の効果もあったといっては、皮肉だろうか。
さらには、PSEマークの始祖的存在のイギリスの「British Kitemark」の当初の設立意義は、輸出振興にありという原点に着目すれば、「陽はまた昇る」−かも知れない日本の輸出産業が、高付加価値型電機製品で、再び、ご活躍できる日が来るかもしれないと願うのは、わたくしだけであろうか?
オーディオマニアでもある私は、といえば、『もう、過去のビンテージものなんか見向きもしないから、それを上回る高性能の新製品を作ってくれ』って気持ちに、すでになっている。
以前、プログの記事のほうにも書いたことだが、この機会に経済産業省さんや環境省さんには、次の言葉を送りたい。
「動脈産業と静脈産業との間のグレーゾーンの領域の救済なり活用というところに、当時の関係者が考えおよばなかったところに、今日のPSEマーク問題の混乱があるとすれば、動脈産業でも静脈産業でもない、グレーゾーンの製造業者の概念を、このPSEマーク問題を契機に、拡大する必要がある。」


[3717] アメリカ 牛の特定危険部位除去処理で未確認の工場に日本向けも 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/16(Thu) 22:23  

アメリカ 牛の特定危険部位除去処理で未確認の工場に日本向けも(NNN)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1142379853/
アメリカ農務省監査局が先月、記録の不備により、牛の特定危険部位の除去が
適切に行われたか確認できないと指摘した9つの食肉処理工場のうち、
3つの工場が日本向けの輸出認定を得ていたことが日本政府からの
問い合わせで判明した。

アメリカ側は工場の名前を公表しておらず、日本側は今後、公表を求める方針。

=============
ソースがリンク切れしてしまったので。。


[3716] Re:[3714] 公取委の絶望的な戦略ミス 投稿者:謎工 投稿日:2006/03/16(Thu) 17:52  

もう、新聞・出版業界の5年前と全く変わらない「風桶論法」には怒る気力も無く、ただ呆れるばかりなのですけれど。
どうも現委員長は知財戦略本部が勧告した「CDだけ廃止」のような「段階的削減」でなく「一気呵成に廃止」を
考えている節が見受けられるものの、この状況で特殊指定廃止をパブコメに上げようものならまた5年前の惨劇を
繰り返すだけだと言う学習能力が無いんですかね。それ以上に、マスメディアが一致結束した時の全体主義的効果を
正面から糾弾する術が事実上、ネットしか存在せず「再販廃止論は言論の自由の対象外」的な横暴極まり無い態度を
マスメディア全体が共有し、一般国民の言論の自由を認めず言論の自由が自分たちの特権であるかのように振る舞う
現状には絶望しか感じられません。

とにかく、せめて国会内だけでも「再販廃止」を口にするだけでよってたかって「国賊」呼ばわりされるような状況が
打破されない限り、マスメディア自体がもっと深刻な状況に陥るのは論を待たないでしょう。


[3715] 先にご紹介しました「Indiaーニュースと解説ー」のURLが変わりました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/16(Thu) 17:36  

「Indiaーニュースと解説ー」
http://www.sasayama.or.jp/india2/
です。
理由は、数日前に、MovableTypeでのブログではじめたのですが、カテゴリー表示が思うようにいかないのと、個サイトの表示に難があったためです。
再び、なじみのWorldPressの新配布ソフトでのプログとなります。
よろしく。

http://www.sasayama.or.jp/india2/


[3714] 「学」説、その実在と実証 投稿者:とき 投稿日:2006/03/16(Thu) 16:04  

◇第6章 仮説をはずして考える
 『世の中を科学的にみるためにはどうすればいいのか?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415
http://kaoru.to/hypothesis.htm

◆鶏飼い時事(じじい)…『大分総括が進んできたようだ』(2006.3.16)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza268.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>江口さんが(茨城株なんか)殺すことはない的な事を云って居たことが紹介されてから急に理解が深まった。実際はカテゴリー10くらいの理解度が要求されるのに、カテゴリー1のH5,H7は高病原性だからとする薄っぺらな当局の形式論に止どまって居た我々のそれが、鶏病研究会専門委員としての彼の、云わば身を挺しての一言によって大きく蒙を啓かれた。最初から云ってるように責任のある立場の人が黙って居ては駄目だ。同じく、イセ会長の当局に要望したとする《鶏卵肉情報誌》最新号の寄稿文も分かり易い。何時迄も大槻教授に騙されているこたあない。

>かつて人獣研のQ熱コクシエラ騒ぎで鶏界は酷い目にあった。それに抗議した業界とお歴々が今回の茨城騒ぎでまた酷い目に遭った。そのシゲタということになると《喜田さんのワクチン》を待てという話にもなるかと久しぶりに不見識だが腹を抱えた。余りにも複雑怪奇なトリフル問題よりよほど分かりやすそうで(笑)。

◇ダイワボウが一時連続ストップ高 2006年03月16日10時04分更新 兜町ネット
>大和紡績(3107)が売買高活況のなか、一時連日のストップ高。
>前日に、鳥インフルエンザによる死者が世界中で100人を超えたとのニュースから、鳥インフルエンザウイルスを短時間で大幅に減少させる効果がある不織布を鳥取大学の大槻公一教授、用瀬電機と共同開発していることから買いを集め出している。
http://www.kabutocho.net/stock/livenews/sldl_26851.html

◇IDSC『鳥インフルエンザの分布図』
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/toriinf-map.html
◇ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
http://www.promedmail.org

 「学」の分野の方々や、「師」や「士」の付く職業の方々(「公」に生きる方々)は、最低限のマナーやモラルとして、専門分野とするところの中の世間知らずであってはならないし、自らの言説の影響が及ぶことで、そこの庶民に対し、迷惑のかからないようにとの配慮が常に必要であります。
 茨城無病H5N2亜型株に関しては、多大なる犠牲を払って学んだというべきで、物心両面において、あまりも「授業料」が高くつきすぎたといわなければなりません。

 本来であれば、「学」が、山口、大分、京都でのH5N1の確認のときに、気付いておかなければならなかった事象です。おそらく、H5N1の国内発見確認のときには、再び(阿呆らしい)騒動が起こるのかもしれませんが。正確な知識を普及させるのも、「公(金)」で禄を食む「学」の人間の務めのはずだと思うのですが・・・。伝える媒体に関わっている人々も。

新渡戸 稲造『武士道』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456966427X
畑村 洋太郎『失敗学のすすめ 』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062747596
藤田 紘一郎『清潔はビョーキだ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022613211

◇新聞「特殊指定」
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%BF%B7%CA%B9%A1%A1%C6%C3%BC%EC%BB%D8%C4%EA&st=n

■2006/03/16 (木) 07:11:10 新聞特殊指定の堅持求める
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=329372&log=20060316
>異論を一切報じないこの紙面構成が異様だと感じず、平然と載せてしまう彼らが北朝鮮とかかつての「大本営発表」とかを嗤う資格があるのでしょうかねえ。

2006年03月10日【活字利権】自民党新聞販売懇話会
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/50446091.html
2006年02月22日・23日 読売・朝日が特殊指定死守を叫べど、読者も広告も新聞離れ
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/50415852.html
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/50417672.html
池田 信夫『電波利権』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101505

 世の中を「科学的にみる」ということに関して、マスな言葉を操るところほど、「非」科学的な思考にとらわれているのではないかと、思わざるをえないことも往々にしてあるようです。
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50417924.html
>「事実はどうだったか」これに尽きる。


[3713] アメリカ・アラバマのBSE牛は、発掘し、調査 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/16(Thu) 08:46  

アメリカ・アラバマで発見の第三例目BSE牛は、いったん農場内に埋められていたが、掘り出して、年齢を中心に調査をすることになった。
埋める前に、一応、地元の獣医師が、歯による鑑定で、10歳前後としたが、これでは不正確と見たようである。
この牛は、Santa Gertrudisという赤牛の交配種で、登録種ではないため、そのトレースが難しいとされる。
そのため属していた群れや、その子供などについても、調査を進める予定であるという。

http://www.belleville.com/mld/belleville/news/politics/14098470.htm


[3712] Re:[3711] バランス感覚 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/15(Wed) 23:48  

通りすがりさん。
ご心配、ありがとうございます。
でも、大丈夫ですよ。
今後とも、ご遠慮なく、ご意見を。


[3711] バランス感覚 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/03/15(Wed) 23:31  

小生、人間にとって一番いけないことは、偏りとらわれることであると思っています。自分の考えを絶対視し、思いこみやこだわりにとらわれ、一方的に結論だけを「強制」する人や、誰かに聞いたとかいううわさ話を披露したり、個人を誹謗中傷するような書き込みをする人がいたり、2ちゃんねるのように下品な板になってしまうのではないかと心配です。この板は、笹山さんのバランス感覚で持っているようなもので、冷静な意見・情報交換の場にしてもらいたいものです。


[3710] Re:[3709] [3705] 無題 投稿者:長作 投稿日:2006/03/15(Wed) 22:42  

笹山さん
あわてての投稿で失礼しました。返信ありがとうございます。

見えにくい問題ですが、いわゆるジャンク品をどうするかというのが、古い製品だと部品取りなどとしてなければならないものとなります。音楽関係だけではなく、旧法非表示品など売る手だてのないものが残っているなど、細かい部分では、まだ問題があるにしても、また理論的な整合性や法の目的である安全性についての検証がどうなるかについては懸念もありますが、かなり「なんとかなる」筋道は見えてきたように感じております。ただし、経産省の発表・HP更改の手順の悪さなどから、反対運動はここにきて盛り上がっているので、ちょっと、どうなるかまだまだわかりませんが…。

JSPAも問題視していましたが、以前の文化庁のように当事者にヒアリングすることで解決は早まると思うのですが…。もちろん、その場合は音楽関係だけではなく、他の品目、様々な事業から意見を聞いて欲しいものです。




[3709] Re:[3705] 無題 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/15(Wed) 21:51  

長作さん。
ありがとうございました。
この経済産業省さんのQ&Aで、また、明確になっていないのは、自主検査の中身と、レンタルの場合のガイドラインですね。
自主検査の中身については、絶縁耐圧試験については、技術基準(たとえば、音響映像機器の場合の適用規格は、IEC-J60065)10.3 絶縁抵抗及び絶縁耐圧に準拠する。ということで、いいのかどうかですね。
レンタルの場合については、偽装レンタルがはびこった場合、後々、問題を起こしかねない要素もあるように見受けられますので、この点は、しっかりガイドしてもらいたいものです。
製造物責任法、意匠法、商標法、特許法については、理論的には、つじつまのあわない面もありますが、実態としては、製造物責任法の対象は、1997年から2000年製造のもののみであり、特許法や商標法の問題で、裁判沙汰になるケースは、このような消耗品の場合は、訴訟費用のほうが高くなってしまうので、よほどのことがない限り、裁判沙汰には、ならないであろうという、現実が、これまた、あるでしょう。
民主党は、議員立法をあきらめたようですし、これで、実態的には、終息しそうな気配となってまいりました。
ただ、音楽関係者内部では、しこりが残る結果となりそうですね。


[3708] Re:[3707] [3704] 米国3例目(アラバマ州)と長崎の黒毛和牛(15日現在、擬陽性)の比較 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/15(Wed) 21:44  

笹山さん。有難うございます。
10日に埋めていますから、かなり腐っているでしょうし、大変ですが、牧草地汚染を考えると掘り返して、焼却するしかないでしょうね。

この件で、200ドルもらっても割に合わないから農場死亡牛がBSE検査されることは無くなるのではないでしょうか。

下記のOIEでの専門家の議論を見ると、米国の場合、擬陽性と公表されるのは、2度の迅速検査で陽性の場合ですから、発表されれば、BSEと見てよいのではないでしょうかね。

OIEでは検査の見直しの議論が出ている。最初の迅速検査で陽性の場合、もう一度別の迅速検査をして陽性であれば「陽性が確認された」ということにする方向だ。2度目にマイナスだったら、IHCやWBなど別の方法で3回目の検査をして確認すれば良い。米国のケースもこうした仕組みになれば、スムーズに確認できただろう。
(検査の見直しは)1月に研究者で話し合った段階で、その後マニュアルの見直し、各国の意見を調整するため今年の5月(OIE総会)には無理だ。

(日本農業新聞2/12、ダニー・マシューズ博士とのインタビュー、英国獣医研究所(VLA)の研究調査部門のトップ。BSE研究の世界的権威。)




[3707] Re:[3704] 米国3例目(アラバマ州)と長崎の黒毛和牛(15日現在、擬陽性)の比較 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/15(Wed) 21:17  

虹屋さん。
このアメリカ三例目の農場内での処理については、記者会見で、記者さんから質問が出ていましたね。
焼却にすべきなのかどうかと。
この記者との一問一答については、テキスト化されていないのですが、
このサイト
mms://ocbmtcwmp.usda.gov/content/secy/aphis031306.wma
の 10:00-10:12に質問、10:13-10:55に答えがあるのですが、よく聞き取れませんが、農場内での牛の死骸処理には、状況によって、いろいろな方法があるが、州の見解やEPAのガイドラインに従うといっているようですね。
もっとも、このSanta Gertrudisという種は、この写真
http://www.ag.auburn.edu/~sschmidt/breed_id2/beef/javashow/14.htm
のようなものですので、普通の牛とは違って、焼却といっても厄介のようですね。

mms://ocbmtcwmp.usda.gov/content/secy/aphis031306.wma


[3706] BSE23頭目、北海道 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/15(Wed) 20:51  

雌のホルスタイン 乳牛
北海道中川町で飼育
5歳8カ月(68ヶ月齢、肉骨粉の飼料使用が禁止された2001年以前の2000年7月に生れた)
今月13日に北海道上川保健福祉事務所名寄地域保健部の1次検査で疑陽性とされ、北海道大と帯広畜産大の2次検査でも陽性、専門家会議は「典型的なBSE」

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0315-1.html



[3705] 無題 投稿者:長作 投稿日:2006/03/15(Wed) 19:10  

取り急ぎ
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/keikasochi/keikasochi_q&a_new.htm


[3704] 米国3例目(アラバマ州)と長崎の黒毛和牛(15日現在、擬陽性)の比較 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/15(Wed) 19:04  

米国は、病牛を埋めたままにしておくのだろうか??感染拡大を阻止する気がないのか?
長崎の黒毛和牛、米国なら食べられていたのではないか??

牛の種類
長崎    黒毛和牛(肉用種) 繁殖用の雌 
アラバマ  Santa Gertrudis種(肉用牛) 雌牛

年齢
長崎  1992年2月10日、長崎生まれ 14歳1カ月
アラバマ 獣医師は、歯列により、当該牛は老牛であり、10歳以上である可能性を示唆、この牛が最後にいたアラバマの農場にきてから1年経っていない

飼育
長崎   長崎県内で繁殖用に飼育
アラバマ  飼育目的は不明。肉用種の老齢雌牛であることから繁殖用に飼育されていたであろうが、この牛が最後にいたアラバマの農場での飼育目的は不明。
 そう考える理由 @ 外部から購入する繁殖用雌牛としては購入時に推定9歳以上と老齢過ぎる。 A 米国2例目は、運動性の症状が顕れる前に受胎しなくなる繁殖障害になり治療されていた。

顕れた症状
長崎   2日から立つことができなくなり、股関節脱臼と診断された。BSE特有の神経系の症状は出ていなかった。
 9日に出産後、13日に病畜として食肉処理場に搬入され、解体後の検査で大腿(だいたい)骨の骨折が判明した。
アラバマ ”non-ambulatory”の(自力では横臥位から起立できず、歩行が困難な)牛

サンプリング
長崎 14歳では、法的にBSE検査される
アラバマ 民間獣医が安楽死させて検体を採取。
 米国ではサンプルのホルマリン処理が昨年11月から禁止されたから、冷蔵の用意万端整えてから安楽死させたことになる。米国では検査の法的義務がないから、農場側のボランティアで採取されたことになる。
 「拡大サーベイランスプログラムの一部として、臨床的に正常な牛、老牛から、二万以上のサンプルを得ている」の中の一つなら、このサンプル採取計画の参加する生産者には1頭当たり200ドルの補償金が支払われるという。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05100401.htm

病牛の処理
長崎 市場にはでない、焼却処分。
アラバマ 農場で埋められた。これによる牧草地汚染の対策は不明

牛の出生コーホート(この牛の出生時の前後1年以内に出生農場で生まれた牛)とその子(いわゆる擬似患畜)
長崎 もしBSEと確認されれば生年月日が判っているから、生まれた農場などの情報はあると思われる。10産しているが9日に生まれた第10仔、第9仔、第8仔位までは容易に追跡、確認できるのでは?
アラバマ 米国には個体識別・トレーサビリティーシステムが完備されていないから、難航を極めるだろう。

感染時期の推定
長崎 もしBSEと確認されれば、94年生まれだから一切の飼料規制が行われていない時期。
アラバマ 仮に10歳とすれば、生まれたのは96年となるから1997年のフィードバン以前の汚染飼料である可能性が最も高い。


[3703] 妄想陰謀説によるところのガセネタ。 投稿者:とき 投稿日:2006/03/15(Wed) 12:30  

Re.[3699] 養鶏屋怪談
>しかし、不幸なことに「日本養鶏協会」のトップが経営する浅田農産で鳥インフルエンザが発生して浅田氏は首吊り自殺に追い込まれた。翌年、週刊○○の記者によると「イセ」では病気の鶏が鶏舎に放り込まれる事件があり、その後鳥インフルエンザが発生した。「愛鶏園」も同じく鳥インフルエンザが発生し逮捕者まで出した。
>まあなんというか…

 なんとまあ。

『翌年、週刊○○の記者によると「イセ」では病気の鶏が鶏舎に放り込まれる事件があり、その後鳥インフルエンザが発生した。』
http://www.jpa.or.jp/news/item/2006/03/08/
(「週刊新潮」への抗議文の提出について)

 ここだけみてもお分かりかと思います。壮大な「ワクチン利権」の世界みたいなものでもあるかのような描き方であります。そのように思わせておくことができることによって、何がカムフラージュできるのかですね。

 最初から、ワクチンもまた、ウイルス感染症にたいする“万能薬”ではないという認識を前提にしているときに、かくのような「ワクチンねた」報道は、まずはマユツバと思ってみていたのですが。にもかかわらず、それに輪をかけた情報を書き込んでいるわけですから、連動しているのかなと、勘繰らざるをえません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000110-mai-soci
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/science/20060315/20060314ik21-yol.html
(◇「渡り鳥、高病原性の鳥インフル・ウイルス発見されず」
 正確を期すためには、免疫抑制作用物質を投与ののち検査してみればいいのではないでしょうか?)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060314&j=0030&k=200603141536
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060314&j=0047&k=200603141484
(不安を煽れば、繊維屋が儲かる?)

 と言っても、狭いところで蠢いている“ワクチン利権”予備軍はあるでしょう。(「先回りワクチン」というアイデアをめぐるものとか。)
http://www.hokudai.ac.jp/czc/organization/
 現状は、鳥の世界のウイルス感染に関して、「産」は「思考停止」、「官」は「保身」(行政施策を一朝一夕に変更せざるをえない状況であるにもかかわらず、それをやってしまうと、じゃあいままでやったことはなんだったのかと非難を受け、なかなか誤りを認めて方針変更には向かえない)、「学」は「仮説の一貫性」とそれによる「成果の実現」ならびに「研究費の恒久的獲得」にこだわりつづけ、「鳥インフルエンザ」対策の根本のことがなおざりにされているようなものです。LPAIや無病型や常在型のことをいつまでも「ない」という建前にしておいて「清浄国論」を維持し続けるのか否かを。

◇ハイビジョンの教訓(p.66)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101505
(池田 信夫『電波利権』)

◇平成18年3月13日 家畜防疫互助基金造成等支援事業(組替新規)ついて
http://www.jpa.or.jp/news/item/2006/03/14/

 もはや、お金をあてがっておきさえすれば解決できるという問題ではないのですが・・・。ハンセン氏病対策と同じ轍を踏んでいます。しかも相手は、ごくごくありふれた(ありふれて共生してしまう)類のウイルスなのですが。

 たった百人突破したくらいで大騒ぎであるかのような記事まで出てしまうし。(しかも、何年にもわたる集計で。)
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060314/060314103245.stl559u1.html
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20060314/20060314a3130.html
 こちらの実数は、ほとんど報道されないにもかかわらず。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-rpd/index-rpd.html

 まるで、『白黒のつけられない(つけられなくさせられている)「大仮説」』にとりかこまれた『マトリックス』の世界をつくりあげられているようなものです。下手なウソによって。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415
http://kaoru.to/hypothesis.htm
 あまりにもオソマツな「仮説」で、ものの見事に、マヤカシにかかっているようなものです。それだけ、「智恵」のレベルの平均が低下しているのではないか、あるいは、知識で禄を食む者の「目利き」力が低下しているのではないかと疑わざるをえません。

 「闇ワク陰謀説」、あるいは特定企業を狙った「バイオ・テロ説」の妄想から出るものではありませんね。いわゆる“デンパ”です。私がこちらで、茨城H5N2に関して書き込みをいたして以来、何人かの方々(一人なのかもしれませんが)が、いれかわりたちかわり、「清浄国論」支持の論陣を張っておるようですが・・・。養鶏業界の方でしょうか? それとも「学」の方?


[3702] 14歳の雌の黒毛和牛でBSE疑い 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/15(Wed) 08:31  

長崎でBSE感染の疑い
 長崎県は14日、佐世保市食肉衛生検査所(同県佐世保市)で実施した牛海綿状脳症(BSE)のスクリーニング検査で、14歳の雌の黒毛和牛1頭が陽性になったと発表した。確認検査のため検体を国立感染症研究所(東京)に送った。

 県によるとこの牛は繁殖用で、県内の農家で飼育。今月2日に起立できなくなり、股(こ)関節脱臼と診断された。9日に出産後、13日に病畜として食肉処理場に搬入され、解体後の検査で大腿(だいたい)骨の骨折が判明した。

 県は、この牛と同時期に農家で生まれた牛や、この牛が出産した10頭の状況を調べる。(共同)
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/ts_1142319860.htm

農業新聞 1992年2月10日生まれ、10産、移動自粛要請


[3701] Re:[3700] [3698] [3697] PSEマーク問題、ガイドライン派 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/15(Wed) 07:01  

長作さん。
ここまで来たのですから、「法改正」などというトンデモなことは言わないで、後は、どの点でのデ・レギュレーションが必要か、という点に絞って、経済産業省を相手に、反対・修正交渉を展開されたほうがいいのではないかと思います。
一時は署名方針変更で物議をかもした、JSPA(日本シンセサイザープログラマー協会)も、昨日で見る限り、しおらしくなっているようですので、これらを味方につけて、修正方向での対応に精力を注ぎこんだほうがよろしいかと、思います。
JSPA(日本シンセサイザープログラマー協会)が「特定機器除外」との署名方針転換したときに、なぜ、私が、強力な異議を唱えたのか、昨日の対策が発表された今になって、その理由が、お分かりになった方も、多かったかと思いますが、あれがなかったら、昨日の対策のままで、チョンにおわったかと思います。
あれで、一定の牽制力が、働いたものとは、思っています。
もっとも、今でも、昨日の対策のままで、チョンに終わる可能性も強いかとは思いますが。
このサイト「サイデラレコード」http://www.saidera.co.jp/のように、「よかったですねえ。」なんて、まんまと、分断作戦に引っかかった方ののどかな声も掲載されてはいますが。
製造物責任法との関係でいけば、1997年から2000年の製造分に関してだけの問題になりますから、ほとんど、ネグりジブルの問題であるといえます。
せっかく、経済産業省さんが、昨日、特別承認分に限定して、「旧法(電気用品取締法)に基づく表示などがあるものであること。」という(経済産業省さんにとっての)傷口を広げていただいたのですから、この傷口をいかに広げうるかがひとつのポイントになるかと存じます。
それにしても、川内さんのブログのコメント欄を見ていましたら、「ガイドライン派が騒ぎ始めたようですが」なんて書いてありましたが、このような方は、では、どのような方向があると見ているのでしょうかね。
一度、お伺いしたいものです。


[3700] Re:[3698] [3697] PSEマーク問題、ガイドライン派 投稿者:長作 投稿日:2006/03/14(Tue) 20:33  

以前より笹山さんも懸念されていた商標・特許・PL法などとの調整が、1によるpse取得方向での対応で見えないとなんともいえないところではあると思います。

B「旧法(電気用品取締法)に基づく表示などがあるものであること。」を普遍化することになれば、かなりの部分で救われます。ゲームほか、限定的な品目で中古販売が成立している部分では、現状対応が困難だと思われること、楽器等についても時期によって指定品目が変わっていたり、輸入品などほんとのビンテージに表示がないものが多かったりして、実態としてどこまで適用除外の対象とないえるのか、という点に疑問が残ることなどが気になるところです。




[3699] 養鶏屋怪談 投稿者:むじな 投稿日:2006/03/14(Tue) 20:21  


シゲタ動物薬品工業(人獣研:人獣共通感染予防医学研究所)のワクチンについて知人の養鶏関係者に聞いてみた。人獣研(人獣共通感染予防医学研究所)というのはシゲタ動物薬品工業を支持母体とする研究所で養鶏業界ではよく知られていたよ。ちなみにシゲタ動物薬品工業は「食の安全協会」という消費者団体も運営しており、その証拠として下記の公文書名簿にある食の安全協会事務局 福○武○氏はシゲタ動物薬品工業の社員だそうだ。もちろん消費者団体を設置して情報をコントロールしようとしているなどとは言わん。

http://www.maff.go.jp/syoku_anzen/161015tori_iken_kokan/t-meibo.pdf

シゲタ動物薬品工業は人獣共通感染予防医学研究所(人獣研)と食の安全協会という組織を通じて怪文書を撒いており業界とトラブルを起こしていたそうだ。当時の騒動については「日本養鶏協会」のホームページに掲載されている。ちなみに「食の安全協会」の前身は「食の安全を守る会」といいシゲタ動物薬品工業の経営コンサルタントが会長を勤めていたそうだ。

http://www.jpa.or.jp/news/q_netu/i_tamago16_2.html

当然、これについて「イセ」、「愛鶏園」、「日本養鶏協会」は激しい抗議を行ったそうだ。

しかし、不幸なことに「日本養鶏協会」のトップが経営する浅田農産で鳥インフルエンザが発生して浅田氏は首吊り自殺に追い込まれた。翌年、週刊○○の記者によると「イセ」では病気の鶏が鶏舎に放り込まれる事件があり、その後鳥インフルエンザが発生した。「愛鶏園」も同じく鳥インフルエンザが発生し逮捕者まで出した。
まあなんというか…



[3698] Re:[3697] PSEマーク問題、ガイドライン派 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/14(Tue) 19:45  

山梨評論さん。
もともとは、市場開放問題苦情処理(OTO)推進会議において取り上げられたもので、1995(平成7)年11月27日の専門家会議ではじめて、「電気機器の防爆基準の相互認証」が取り上げられたのがそもそもの始まりですね。
これが「基準・認証・輸入等関係」として、「規制緩和推進計画 」に盛り込まれ、その後、産業構造審議会の基準認証部会で取り上げ、そのうえで、平成11年8月6日に「通商産業省関係の基準・認証制度の整理及び合理化に関する法律」が制定され、平成12年12月12日の行政改革推進本部規制改革委員会を経て、「電気用品安全法」の制定にいたるという流れですね。
あの当時の怒涛のごとき、規制緩和の嵐の中で、生まれたのが、今になってお騒がせの電気用品安全法というわけですね。


[3697] PSEマーク問題、ガイドライン派 投稿者:山梨評論 投稿日:2006/03/14(Tue) 18:55  

http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/
ここにある、三角形の旧法マークしか知らなかったのです(^_^;)
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/keikasochi/keikasochi_q&a.htm

新法と旧法で技術基準がどうかわったのかは知りませんが、
耐震構造建築基準の変更みたいなものなのでしょうか。
規程されている電気用品を見るとパーツもありそうで、
そのパーツが使われている建築物なども中古販売はできなくなるのかとも思います。
でもレンタルすなわち賃貸アパートなら築十※年でもかまわないんですよね。
電気用品業界の政治献金ってあったのかなと、いらざる憶測しか感じないのが哀しいです。そもそもパソコンリサイクルからしてモッタイナイ運動には背いているでしょう。

法が改訂されるか廃止されるまで、ガイドラインには賛成です。何事によらず民意が反映されずに決められたことは、当面これで市民の逃げ道を作ってもらうしか無い、
そして小泉的改革が終わった後は、法体系の全てを見直すことになって欲しいです。
住基ネットは真っ先に槍玉に挙がる事を願いつつ・・・


[3696] Re:[3695] [3692] PSEマーク問題の「ガイドライン派」だそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/14(Tue) 17:50  

長作さん。わざわざありがとうございました。
この、今日発表の経済産業省のガイドラインで、中古オーディオ屋さんのご感触を聞いたのですけれども、
1 については、2の『書式の徹底的な簡素化』に期待する旨があること。
2 については、このうちのB「旧法(電気用品取締法)に基づく表示などがあるものであること。」というのを、特別承認だけの条件にしないで、普遍化してくれれば、ほとんどが助かるということのようでした。

そうですね。
このB「旧法(電気用品取締法)に基づく表示などがあるものであること。」を普遍化して適用すれば、製造物責任法や、商標法、特許法との整合性もつくかとも思われるのですが。
後は、従としての『書式の徹底的な簡素化』が図られれば、ほとんど問題はなくなるのではないでしょうか。
もう一押しということでしょうかね。
まあ、こうして、対策を公表してしいまいましたので、追加条件は、ちょっと、難しいとは思いますが。


[3695] Re:[3692] PSEマーク問題の「ガイドライン派」だそうで。 投稿者:長作 投稿日:2006/03/14(Tue) 15:22  

既にご存じかと思いますがガイドラインその一 
http://www.meti.go.jp/press/20060314004/pse-set.pdf


[3694] 米感染牛「問題ない」と厚労相 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/14(Tue) 13:12  

米感染牛「問題ない」と厚労相
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20060314014.html
川崎二郎厚生労働相は医学的素養はないんでしたっけ。坂口さんならもっとまともなことを言うのではないでしょうか。

日本のBSE発見の時、Natureによって批判され、さらに世界中に報道されてしまった、日本の大臣2名が牛肉を頬張る有名な写真がありますが、川崎厚労相も、20ヶ月以下の感染牛の肉を報道機関の前で食べてみるくらいのことをしてみたらどうか、なんていいたくなりますね。意地悪な言い方をすれば。


[3693] 北海道で1頭BSE疑陽性 検査結果は2、3日後 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/14(Tue) 13:05  

北海道で1頭BSE疑陽性 検査結果は2、3日後
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2006031401001144_National.html


[3692] PSEマーク問題の「ガイドライン派」だそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/14(Tue) 09:09  

私や高橋健太郎さんなんかは、今回のPSEマーク問題については、「政令改正については、無理な要素があるので、早く、経済産業省は、届出業者の要件、自主検査の要件、レンタル方式の要件、などについてのガイドラインを示すべき』との主張をしてきたが、これが、一部のかたにお気に召さないらしく、われわれを『経済産業省支援型のガイドライン派』と、名づけている向きもあるようである。
でも、出来ないことに精力を費やすよりも、出来ることをいち早くはじめて、業界なりユーザーの混乱を沈めるのが、先決だと、思うんですけれども。
『ガイドライン派』の称号は、あえて、栄誉をもって受け止めておきますが。
わかんないかなぁ。そのへんのところ---。


[3691] アメリカのBSE疑い牛は、ウエスタンブロット検査で陽性と判明 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/14(Tue) 06:47  

アメリカUSDAのAPHISが発表したところ、アメリカのBSE疑い牛は、ウエスタンブロット検査で陽性と判明した。
なお、アイオワのNVSLの研究所で、追加の迅速検査とIHCによる更なる確定検査をしているが、その検査結果を待たず、ウエスタンブロットでの検査結果を元に、この牛をBSEと、判定した。
この牛は、およそ10歳以上の老牛であり、飼料規制以前に出生したものとされている。
現在、この牛と、一年以内に、同じ集団にいた、その子牛を含めたコホートを確定中であるという。
なお、この老牛は、当該農場に埋められたという。

参照
John Clifford博士の記者会見
「Statement by USDA Chief Veterinary Officer John Clifford (DVM) Regarding Positive BSE Test Results 」
http://www.aphis.usda.gov/newsroom/content/2006/03/bsestatement3-13-06_vs.shtml
記者会見の音声は、以下のサイトでどうぞ。こちらには、記者との一問一答があります。
「日本・韓国との輸出再開への影響は?」「死骸は、埋めただけで、焼却はしなかったのか?」「10歳という老牛なので、子牛の範囲の確定は出来るのか?」「拡張サーベイランス・プログラムの今後は?」「10歳牛のブリードの名前は、Senetegar-Tereis」などの質疑がされた。

mms://ocbmtcwmp.usda.gov/content/secy/aphis031306.wma


[3690] Re:[3688] また、スウィフト社ですか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/13(Mon) 21:58  

この工場は、例の日本航空の肉の出荷元ですね。
Swift Beef Company          SRA除去違反1件 月齢違反2件
800 North 8th Avenue
Greeley, CO 80631
これは、アメリカにとっては、致命的となってしまいました。
BSEどころではありませんね。
それにしても、この記事は、3月11日には、配信されていたはずですが、日本の農林水産大臣は、、今朝のアメリカBSE疑い牛発見のコメントで、日本への再輸入には、影響ないと、コメントしていましたね。
どうしたわけでしょう。
この記事「Beef imports from US plant suspended 」
http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/060311/html/060311en05003.htm
が、3月11日の香港発の第一信のようですね。
日本の報道が配信したのが、今日になってのことですから、二日遅れでしたね。

以下に、関連外電記事をいくつか。
「Hong Kong halts Swift Beef imports」
http://www.marketwatch.com/News/Story/Story.aspx?guid=%7BC5E432E0%2D453E%2D472A%2DB67B%2DC027FBFBB4BC%7D&dist=newsfinder&siteid=google&keyword=
「H.K. says seeking explanation for bones in U.S. beef shipment」
http://www.tmcnet.com/usubmit/-hk-says-seeking-explanation-bones-us-beef-shipment-/2006/03/13/1451144.htm
「Hong Kong suspends imports of beef from U.S. processing company」
http://thestar.com.my/news/story.asp?file=/2006/3/12/apworld/20060312143550&sec=apworld
「Hong Kong suspends Swift Beef imports 」
http://www.investors.com/breakingnews.asp?journalid=35203872&brk=1

参考
日本経済新聞の今日の記事
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060313AT3S1200E12032006.html
「世界貿易機関(WTO)の会合に出席するため訪英中の中川昭一農相は「11日、米国内でBSE(牛海綿状脳症)に感染した疑いがある牛1頭が見つかったこと」について「ジョハンズ米農務長官から逐一(状況は)聞いていた。(輸入再開問題への影響は)現時点では全くない」と述べた。」
上記のカッコは、私が挿入しました。
記者会見したのは、今日ということですよね。
なんと、紛らわしい、記事の書き方であることよ、です。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2006/03/0080.xml


[3689] 『喜田宏 ワクチン』でググってみると 投稿者:とき 投稿日:2006/03/13(Mon) 21:11  

 あまり、裏を勘繰るようなことはしたくないのですが・・・。(研究開発にあたって、ワクチンメーカーは、どことタイアップしているのかとおもいましたが、製法が異なるのか、共同研究開発にあたっての特定既存のメーカーはない?)

◇動物インフルエンザウイルスの生態解明と新型ウイルス対策(pdf)
http://www.jsps.go.jp/english/e-grants/gaiyo/bi08j.pdf

◇鳥とヒトのインフルエンザ(第5セッション インフルエンザ情報と対策)
http://idsc.nih.go.jp/training/11kanri/99kida.html

◇「鳥インフルエンザワクチン接種是非論争」<記事編>(3/25号)
◇「鳥インフルエンザワクチン接種是非論争」(3/15号)
・「ワクチン接種すべきでない」農水省家きん疾病省委員長 喜田 宏
・「不活化ワクチン接種は国の義務」日本バイオロジカルズ(株) 
http://nourin.vis.ne.jp/tokushu/tikusei.htm

◇【インフルエンザ】遺伝子変え 人から人へ(2006年1月10日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060110ik0e.htm

>現在、アジアで70人余の死者を出している鳥インフルエンザ(H5N1)は、鶏などに強い毒性を持つ。しかし喜田宏・北大教授は「重篤な状態になった患者は感染した鳥を抱いたり、解体したり、濃密な接触をしている。このウイルスのままでは人間に大流行を起こす恐れは低い」と話す。
>問題は、人から人に感染する能力をウイルスが獲得したときだ。河岡義裕・東大医科学研究所教授は「その変異の時期がいつ、どこで起こるかが、全く予測できない」という。

>抗体の配分など感染症対策を仕切るのは世界保健機関(WHO)。日本では北里研究所など5か所でワクチンを製造する予定だ。

◇[第403回] 11月6日 23:25〜23:55 放送
「シリーズ ミクロの生命体 Vol.1」〜新型インフルエンザを阻止せよ〜
http://www.tv-asahi.co.jp/earth/midokoro/2005/20051106/index.html

>北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターの喜田宏教授と高田礼人教授は、危機感を募らせ「先回りの対策」を行なっています。

>タイに行った一週間後、日本のインフルエンザウイルス研究の第一人者である喜田教授とともに、シベリアからアジアに来る渡り鳥が経由するモンゴルのウギヌール湖にへ向かいました。死んだ鳥がいないか遊牧民に聞いてまわり、そして新鮮なカモの糞を拾い集めます。実はすべてのインフルエンザウイルスは鴨の腸を棲家に生き続けているのです。今回、476個のサンプルを集め、日本に持ち帰って分析を行ないました。今のところまだH5N1型ウイルスは見つかっていません。

◇北海道大学 人獣共通感染症リサーチセンター
http://www.hokudai.ac.jp/czc/organization/

◇新型流感に“先回り作戦”/自然界からワクチンのもと 2002年10月25日(金) 東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/scramble/scramble2002/20021025.html

>作戦を展開しているのは喜田宏・北海道大教授(微生物学)を中心とする共同研究グループ。

>喜田教授らは、中国や米、英国の研究者と協力してアジア各地のカモや豚のウイルスを調査。毒性が低く鶏卵の中で安定して増殖するなど、ワクチンに適する性質を備えたウイルスを選んで保存することにした。
>現行のインフルエンザワクチンは前年にヒトで流行したウイルスからつくる「後追い型」だが、これはヒトに来る前にワクチンを用意する「先回り型」だ。

◇強毒型鳥インフルエンザ専門家会議の概要 平成14年4月1日 (社) 日本養鶏協会事務局
http://www.jpa.or.jp/news/item/2002/04/12/020412_infuru.html

>各ウイルス型の病性は実験室内とフィールドのものとは病原性が異なるのではないか。

 「病」の主体(ホスト側)を無視して「病」の程度を測れるわけがありません。もちろん「感受性」の問題もありますし。ウイルスが宿主となりうる生物に対して、一律に作用するようなことにはなりようがありません。

>'97年に香港で発生した18人感染、6人死亡の鳥インフルエンザ(H5N1)は、人獣共通伝染病として考えるのではなく、人間の医学におけるインフルエンザ対策として考えるべきである。

 このことを勘違いして、「鳥のウイルス対策」をも、人の対策に含めてしまったのではないでしょうか。本来、人で起こった場合は、もうすでに獣医学分野ではなく、医学分野になってしまってると判断する、というだけの話ではないでしょうか。 ウイルスは、厳密に、寄生虫や細菌の感染とは別の様態なのですが。免疫学的観点でも。

>国内に鳥インフルエンザが蔓延した時に初めてワクチンの使用を考えるべきである。

 蔓延したときは、すでに馴致してしまうということであり、ワクチンは実質ほぼ必要なくなるということでもある。しかも、ワクチンをもって根絶するという考え方は、まん延後、養鶏産業内の“鶏だけ”を、しかも、ある“特定のウイルス”だけをフリー(無ウイルス)の状態に維持しつづけるということで、まったく非現実的である。つまり、まん延する前にしかワクチンの用途はないということである。

>検査技術の向上とペンシルバニア州の事例で分るように関係者が熱心に検査を実施しているため、今まで不明だったものが発見され易くなっている

>'97年の香港のH5N1の事例では650万人の人口に対し18人感染、6人死亡した。しかし家族間でも人間から人間への感染の事例もなく、本来的には鳥インフルエンザウイルスの人間への感染力は非常に弱く(ウイルスが大量に入った場合等、はっきりとした原因は不明であるが)特殊な事例の感染と考えるべきものである。アメリカ、イタリアの発生事例においても人間への感染の事例はない。

 鳥ウイルスと、人ウイルスは、それぞれの宿主細胞においてのみ、増殖可能であることを、まずは基本知識としておさえておきたいものです。

 おそらく、その「先回りワクチン」というアイデアによる、疫学的感染症対策のデザイン(設計)を死守したいだけなのかなと思えてきます。インフルエンザごときは、まさに「馴致」する方法が、もっとも確実な対処であり、ほかの厄介な致死性の高いウイルス感染にくらべても、感染しやすい分、緩いということでもあるのですが・・・。
 「先回り」にこだわるあまりに、現実を見失っているのではないでしょうか。もうすでに、地球上ではトリH5N1はかなりまん延してしまっているのですから。「鶏」でさえ、まん延を食い止めるのは至難の技でしょう。鳩や銘鶏のマーケットも莫迦にできませんし。産業養鶏の養鶏場だけ、かろうじてフリーを保っているように見せかけているだけでしょう、実際は。

>『鳥のウイルスを鳥の間で止めることが鳥インフルエンザ対策の基本。』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060311-00000052-mai-soci

 その基本はもうとっくに破られていますが・・・。

◇インドの養鶏場経営者が自殺=鳥インフル騒ぎで破産の危機(2006年 3月13日 (月) 19:39 時事通信)
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060313/060313083306.763yvr4z.html

 日本でも茨城では、同じようなものです。しかも、もっとタチが悪く、無病型が摘発対象になってしまってるわけで。たかが「鶏」のAIVごときで。
 「先回りワクチン」と「ウイルス根絶」という、そのグランドデザインの根本が、現実には即していないということの証左です。もっと言えば、ウイルスと生物の世界観が現実に即していないということの表れでもあるということです。
 現実認識の誤りもしくは事実誤認によって、徒に犠牲者が出てしまっている酷い状況なのですが、当の犠牲業界自身もまだ気付くことができないのでしょうか? 声の大きい代表企業の方々。(それとも、大きい企業体ほど、中途半端な小さいところは消えてくれたほうが、自分たちの業績にとって都合いいとでも思っているのでしょうか。)


[3688] 香港が牛肉輸入再停止 骨混入で(swift社)、しかも日本が12月に査察済みでOKを出していた施設だとか。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/13(Mon) 19:40  

香港が牛肉輸入再停止 骨混入で米食肉大手製品
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2006031301001780
>【香港13日共同】香港特別行政区は13日までに、米食肉大手スイフト・ビーフ社から輸入した牛肉に、輸入を禁止している骨が混入していたため、同社の製品の輸入を再び停止した。
>食物環境衛生署の声明によると、10日夜、香港空港の食物検疫所で骨がついているのを発見したという。
>香港は昨年12月に約2年間に及んだ米国からの牛肉輸入停止措置を解除。牛海綿状脳症(BSE)の病原体のたまりやすい脳などの特定危険部位を除去した月齢30カ月以下の骨なしの牛肉に限って、輸入を再開していた。

骨混入出荷施設 日本査察済み
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/03/13/k20060313000140.html
>香港でアメリカからの輸入牛肉に本来は取り除かれるはずの骨が混入しているのが見つかった問題で、牛肉を出荷したアメリカの食肉処理施設は、日本政府が去年12月に査察を行った施設であることがわかり、政府は詳しい事実関係の確認を進めることになりました。
>この問題は今月10日、香港の空港の検査施設で、アメリカからの輸入牛肉に本来は取り除かれるはずの骨が混入しているのが見つかり、香港当局が、牛肉を出荷したアメリカのコロラド州の食肉処理施設からの輸入を停止する措置を取ったものです。農林水産省によりますと、この施設は、日本向けに牛肉を輸出できる施設として、アメリカ政府の認定を受けていたほか、日本政府が去年12月に査察を行った施設でした。農林水産省は、アメリカ大使館などを通じて詳しい事実関係について確認を進めたうえで、日本政府としての対応を検討することになりました。香港で、アメリカからの輸入牛肉に骨が混入していたことについて、農林水産省の石原事務次官は「たいへん残念だ。1つの施設の特別な問題か、アメリカの検査態勢にかかわる構造的な問題なのかがいちばん重要だ」と述べ、今週中にも日本政府の質問書に対するアメリカ側の回答が示されるのにあわせて、説明を求める考えを明らかにしました。

>問題の施設は、米食肉加工大手スイフト・ビーフ社のグリーリー工場(コロラド州)。米国産牛肉の輸入再開をめぐっては、同省と厚生労働省が昨年12月、米国内の認定施設に対して特定危険部位の除去など牛海綿状脳症(BSE)対策を調査。この工場は日本政府が査察した11施設の中の一つだった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060313-00000176-kyodo-bus_all


[3687] Re:[3682] 農水省のイニシアチブで鳥インフルエンザは終息か? 投稿者:事情通 投稿日:2006/03/13(Mon) 19:23  


笹山先生

鶏用鳥インフルエンザワクチンによる水銀毒性が問題になってきたようですが、日経新聞(3月8日)「食 安心と価格 鶏業界ワクチンで対立」にはワクチンの残留成分が低下するのには36週間かかるので10週間の飼育期間で出荷されるブロイラーには使用できないという記事が掲載されています。ご参考ください。

ところで我が国の農水省が家畜への使用を許可しなかったシゲタ動物薬品工業(人獣研:人獣共通感染予防医学研究所)の鶏用鳥インフルエンザワクチンの添加物はこちらのページで読めます。

http://www.shigeta.co.jp/IPB-SHIGETA/avian_influenza_inactivated_vaccine.htm

安定化剤: ゼラチン 1.0g
保存剤: チメロサール 50mg以下
不活化剤: ホルマリン 0.05vol%以下
アジュバント 油剤: 軽質流動パラフィン 320mL
乳化剤: ソルビタンモノオレエート 25mL
乳化剤: ポリソルベート80 5mL
溶剤: リン酸緩衝食塩液(PBS) 適 量

このうち有毒化学物質として主に問題になるのはチメロサール、ホルマリン、ソルビタンモノオレエートと思います。
チメロサールの害については下記のページに書かれていますが、鶏に蓄積された微量のチメロサール(有機水銀)を長期間にわたって摂取することを農水省やブロイラー業界は懸念しているようです。有機水銀は体内に広く蓄積されると言われており、皮や脂肪・内臓を取り除いても水銀摂取量を大きく減らすことは不可能です。

http://www.eiken.city.yokohama.jp/infection_inf/thimerosal1.htm
有機水銀は、食物として摂取した場合、消化管から90-100%吸収されます。有機水銀は、血液に乗って全身を巡り、胎盤を通過して胎児に到達できます。また、脳・血液関門(脳細胞を守るために血液中の物質が血管から脳細胞まで到達するのを阻止する構造)を通過して脳細胞まで到達できます。発育中の脳に対してメチル水銀は毒性があります。水俣病などの場合で、摂取した母親は無症状や弱い症状なのに、胎児の段階から影響を受け、生まれたこどもに強い症状が出た例が知られています。生まれたときには正常に見えても、発達の遅れや目の不自由、耳の不自由、痙攣などが明らかになっていくことがあります。

また、ホルマリンは明白な発がん物質です。ソルビタンモノオレエートにも変異原性があるとする報告があります。また、アジュバントという成分は免疫反応を強めるために添加する物質ですからアレルギー疾患を悪化させることが懸念されます。アレルギー疾患を悪化させるという点ではホルマリンも同様な作用があります。農水関係によればシゲタ動物薬品工業(人獣研:人獣共通感染予防医学研究所)のワクチンが認められて義務化されると我が国のブロイラーは全て出荷できなくなってしまい、鶏肉・鶏卵輸入国に転落することになるそうです。インドネシアなど開発途上国では水銀やホルマリンに関する意識が低いのだと思われます。我が国の農水省の規制は本当に世界一厳しいですよ。

> 日に日に暖かくなりつつがなく平穏な日々が続いている今日この頃でございます。我が国の鳥インフルエンザ騒動は農水省と北海道大学の喜田宏教授(微生物学)の適切な指導により無事終息したもようです。一時は海外からの鶏肉・鶏卵の輸入も検討されていたようですが、海外では家畜に対する動物医薬品や飼料へ規制が弱いため輸入鶏肉・鶏卵は有害化学物質による汚染が心配です。この掲示板ではシゲタ動物薬品工業(人獣研:人獣共通感染予防医学研究所)のワクチンが宣伝されているようですが多量のワクチン使用に対する害が無視されていると思われます。そもそもワクチンの防腐剤として一般に使用されるチオメサールは有機水銀であり家畜への多量使用を通じてヒトが経口摂取すれば水俣病級の神経障害を発生する可能性があります。もちろん、シゲタ動物薬品工業が販売しようとしているワクチンにもチオメサール(水銀)が含まれており鶏肉・鶏卵を通じて経口摂取することによる安全評価は十分なされていません。また、ホルマリンという化学防腐剤は発癌性が指摘されており、アジュバントという添加剤も人体への評価が確立しているとは言えません。食品や家畜に対する規制が厳しいという理由で安易に農水省を批判するのはいかがかと思います。ワクチンを使わないという今回の農水省の対応は結果的に食の安全を高めるものであり一理あるものだと思います。ただ一点、鶏の処分に協力した農家への補償は不十分ですね。この点は議論すべき余地があります。ちなみに今、北海道大学の喜田宏教授(微生物学)が安全な家畜用ワクチンを開発中ですから、少々時間を要すかも知れませんが安全性についてコンセンサスの得られたワクチンの開発を見守りたいと思います。できれば、水銀やホルマリンを含まないワクチンを開発して欲しいです。魚は既に水銀に汚染が懸念されていますので、鶏やタマゴまでもが水銀で汚染されたら食べ物に困窮します。ところでシゲタ動物薬品工業(人獣研:人獣共通感染予防医学研究所)の家畜用ワクチンは安全性が確立しておらず農水省は許可しなかったと聞いております。

http://www.shigeta.co.jp/IPB-SHIGETA/avian_influenza_inactivated_vaccine.htm


[3686] 一つの可能性の推測として 投稿者:とき 投稿日:2006/03/13(Mon) 14:34  

◇カズハゴンドウ
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%AB%A5%BA%A5%CF%A5%B4%A5%F3%A5%C9%A5%A6&st=n
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%8F%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

茨城県自然博物館 [PDF] カズハゴンドウの集団座礁
http://www.nat.pref.ibaraki.jp/publish/pdf/vol35.pdf

◇カズハゴンドウ:70頭打ち上げられる 千葉・九十九里(毎日新聞 2006年2月28日 20時08分)
http://72.14.203.104/search?q=cache:kBoomz_GevEJ:www.mainichi-msn.co.jp/photo/news/20060301k0000m040065000c.html+%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%8F%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=3
(キャッシュ)
>外房海岸では、1月23日にもカズハゴンドウ26頭が、旭市の飯岡海岸に打ち上げられたばかり。

 ウイルス感染症における「発症」とは、そのウイルスに対して宿主となりうる、あくまでも生まれて“初”めての“被感染”側個体(群)に見られる現象のことです。その意味で、感染源となるものは、通常、表面化・顕在化しないものとしてみておく必要があります。

『哺乳類』(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%BA%E4%B9%B3%E9%A1%9E
◇クジラ目
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%A9%E7%9B%AE

>一般的に、成体で体長約4m以下の小型のハクジラを通常イルカと呼ぶが、生物分類上、クジラとイルカの間に明確な境界はない。

>クジラ類は、始新世に陸上の偶蹄類から進化して海中生活に適応したもので、とりわけカバ類に近縁である。暁新世から始新世にかけて生息した肉食性の有蹄類であるメソニクス類が長らくクジラの祖先と考えられてきたが、DNA研究や、偶蹄類に近い特徴を備えた距骨をもつ原始的なクジラ類の化石の発見により、最近は、カバ類に近い偶蹄類から進化したとする説が優勢である。

◇ウシ目または偶蹄目(偶蹄類)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%B7%E7%9B%AE

 カバ類に近いとなれば、イノシシ亜目に近いということでもあります。沿岸の畜産地域に内在するウイルス(あるとしても馴致共生しているでしょうから)に、その集団として初めて感染した場合、いっとき大量に発症がみられても何ら不思議はありません。ある程度のし尿糞尿処理施設はあるとはいっても、いちいち用水・排水までを、すべて完全殺菌するようなことはないわけですし。ブタのウイルスくらいには、感染することはあるのではないかと思われます。

 これもまた、精密に検査・調査してしまうと、もし感染症であれば、農水行政における防疫・貿易上の「清浄国論」にほころびが出てしまう可能性が大となり得る、ということではないでしょうか。


[3685] アメリカBSE疑い例牛発見についてのUSDAのコメント 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/13(Mon) 09:34  

「昨晩、われわれは、拡大サーベイランスの一部として採取したサンプルから、簡易テストの結果、結論の出ない検査結果を受け取った。
われわれは、アイオワのNVSLの研究所で、IHCによる更なる検査をしている。
加えて、USDAの農業調査サービス部門では、ウエスタンブロットによる検査も、実施している。
検査結果は、四日から七日以内に出る予定である。
この結論の出ない検査結果ということは、新しいBSE発見という意味ではない。
結論の出ない検査結果というのは、非常にセンシティブなように設計されているスクリーニング試験での正常な構成要素であり、陽性の可能性のあるあらゆるサンプルをも検出しうるものである。
加えて、この動物は、人間の食チェーンにも、動物の食チェーンにも、入り込んでいない。
私どもが強調したいのは、アメリカにおける人間と動物の健康は、保護連動システムによって、インターロックされているということであり、われわれは、アメリカの牛肉の安全性について自信があるということである。
これらのセーフガードのうち、もっとも重要なことは、食供給ルートから危険部位を禁止していることであり、FDAが飼料禁止をしていることである。
これらのインターロッキング保護が、われわれへの食供給を保護し続ける一方で、あらゆる施策によって、アメリカのBSEリスクは、低いレベルになっているのである。
2004年6月以来、アメリカ国内の畜産産業のあらゆるセクターが、このプログラムに協力しており、高危険の牛の六十四万頭の牛からのサンプルを得ており、拡張サーベイランスプログラムの一部として、臨床的に正常な牛、老牛から、二万以上のサンプルを得ていることについて、非常に満足している。
今のところ、このサーベイランスプログラムで高リスク牛のうち、陽性となったのは、たった一頭である。」

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2006/03/0080.xml


[3684] Re:[3682] 農水省のイニシアチブで鳥インフルエンザは終息か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/13(Mon) 06:43  

驚木桃之木さん。
この掲示板では、ワクチン開発の先陣争いの領域に、足を踏み込むつもりは、毛頭ありません。
おっしゃる「ちなみに今、北海道大学の喜田宏教授(微生物学)が安全な家畜用ワクチンを開発中ですから、少々時間を要すかも知れませんが安全性についてコンセンサスの得られたワクチンの開発を見守りたいと思います。」については、以前どこかで聞いたことがあるような気がするのですが、その時間的なずれのために、日本国内でのワクチン論議を凍結するというのは、いかがなものとは思います。
本掲示板では、それ以前に、EU新司令に基づくスタンピングアウト一辺倒の方針からワクチネーションを含めた、日本型新政策の方向付けについて議論しているところです。
それと、すみませんが、おっしゃるチオメサールの英語のスペルを教えていただけませんでしょうか。
Thimerosalのことだとは思いますが、念のため、お聞きします。
もし、Thimerosalのことだとしますと、このサイト『Vaccine and Thimerosal』http://www.thimerosal-news.com/html/vaccine.html
のリストに掲げてありますように、この問題は、単に、鳥用ワクチンの問題だけでなく、人間用のインフルエンザワクチンや流行性脳脊髄膜炎用ワクチンの問題にまで派生している大きな問題ですね。
アメリカなどでは、チメロサールの接種が「自閉症」などの原因として、訴訟になっているケースもあるようですね。
その量をへらす試みもされているようです。
北里研究所では、ヒト用インフルエンザワクチンからチメロサールの含有ゼロを目指しているようです。
つまり、鶏さまどころの話ではない、ということになります。
私も驚木桃之木さんも、そして、当の喜田宏さんも、ひょっとして、てなことになりますね。

http://www.thimerosal-news.com/html/vaccine.html


[3683] Re:[3680] [3675]今年の知財推進計画改訂は「産業遺産」「再販・特殊指定」「著作権延長」が争点 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/13(Mon) 06:24  

謎工さん。
PSE問題と産業遺産のパブリックドメイン問題とを結びつけるのは、若干無理があるとしても、産業遺産のパブリックドメイン問題というものは、もっと、掘り下げて議論すべきものだと思いますね。
これは、広く、文化遺産のパブリックドメイン問題とも、かかわりあってきますね。
パブリックドメイン化というのは、広く、そのものが、コモンズ化し、公衆の帰属になるということですが、そこに、おのずとルールがなければ、まさに、そこに、『コモンズの悲劇』が発生するということですから。
先日、ある法律の話で、特定の地域に立ち入り規制をいったん、かけ、特定の法の趣旨に合致したものについてのみ、その立ち入り規制を解除するという、冷房と暖房とを同時にかけるようなインセンティブを用意する、というような話がありましたが、これなんかは、コモンズの精神を逆に悪利用したようなケースですね。
また、民間所有の産業遺産のパブリックドメイン化したものは、相続という過程において、帰趨が問われるものになりかねないのですから、これらについては、ある程度のインセンティブを許すとか、微妙な暖房のかけ方が問われる問題となりかねないものだと思います。
また、民間所有の文化財のお寺の拝観料なんてのも、議論の対象になりそうだし。
ディズニーキャラの問題もありましたですしね。
なかなか、議論としては面白そうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3


[3682] 農水省のイニシアチブで鳥インフルエンザは終息か? 投稿者:驚木桃之木 投稿日:2006/03/13(Mon) 00:40  

日に日に暖かくなりつつがなく平穏な日々が続いている今日この頃でございます。我が国の鳥インフルエンザ騒動は農水省と北海道大学の喜田宏教授(微生物学)の適切な指導により無事終息したもようです。一時は海外からの鶏肉・鶏卵の輸入も検討されていたようですが、海外では家畜に対する動物医薬品や飼料へ規制が弱いため輸入鶏肉・鶏卵は有害化学物質による汚染が心配です。この掲示板ではシゲタ動物薬品工業(人獣研:人獣共通感染予防医学研究所)のワクチンが宣伝されているようですが多量のワクチン使用に対する害が無視されていると思われます。そもそもワクチンの防腐剤として一般に使用されるチオメサールは有機水銀であり家畜への多量使用を通じてヒトが経口摂取すれば水俣病級の神経障害を発生する可能性があります。もちろん、シゲタ動物薬品工業が販売しようとしているワクチンにもチオメサール(水銀)が含まれており鶏肉・鶏卵を通じて経口摂取することによる安全評価は十分なされていません。また、ホルマリンという化学防腐剤は発癌性が指摘されており、アジュバントという添加剤も人体への評価が確立しているとは言えません。食品や家畜に対する規制が厳しいという理由で安易に農水省を批判するのはいかがかと思います。ワクチンを使わないという今回の農水省の対応は結果的に食の安全を高めるものであり一理あるものだと思います。ただ一点、鶏の処分に協力した農家への補償は不十分ですね。この点は議論すべき余地があります。ちなみに今、北海道大学の喜田宏教授(微生物学)が安全な家畜用ワクチンを開発中ですから、少々時間を要すかも知れませんが安全性についてコンセンサスの得られたワクチンの開発を見守りたいと思います。できれば、水銀やホルマリンを含まないワクチンを開発して欲しいです。魚は既に水銀に汚染が懸念されていますので、鶏やタマゴまでもが水銀で汚染されたら食べ物に困窮します。ところでシゲタ動物薬品工業(人獣研:人獣共通感染予防医学研究所)の家畜用ワクチンは安全性が確立しておらず農水省は許可しなかったと聞いております。


[3680] Re:[3675]今年の知財推進計画改訂は「産業遺産」「再販・特殊指定」「著作権延長」が争点 投稿者:謎工 投稿日:2006/03/12(Sun) 18:21  

> PSEマーク問題について、経済産業省は、ガイドライン策定の方向で、決着を図りたい意向のようだ。
>
> これは、私や、高橋健太郎さんや、小倉秀夫さんなどが、かねてから主張してきた方向と一致するもので、まずは、歓迎すべき動きだ。
>
> 届出業者についてや、自主検査、偽装レンタルについてなど、もろもろのグレーゾーンをガイドラインによって、明確にすることによって、4月1日以降の混乱収拾は、計れるだろう。

経産省による統一ガイドライン作成は「大前提」と言うべき代物ではあるものの、それを以て終わりと言うことには
成らないように感じています。閣法でしか改正の術が無いのであれば政府が全責任を負って秋の臨時国会に改正案を
出せと言う声は続くと思いますし、そうすべきだと思います。

折しも9日より本年度の知的財産推進計画改訂に伴うパブリックコメントが実施されていますが、本法から
全く欠如している「産業遺産の保全・継承」と言う観点は推進計画に明記すべき「知財戦略」そのものでは
ないでしょうか。そして、かねてからの懸念が現実に成ったと言うべき新聞・出版業界が音楽業界を「人質」に
取っての再販恒久化要求。もはや「CDだけ廃止」とか「さらなる弾力化」などと手ぬるい言葉遊びは止めにして
「新聞・出版の再販・特殊指定も直ちに廃止すべきだ。新聞・出版業界の反論は『再販廃止意見は表現の自由の
対象外』と言わんばかりの言論機関にあるまじき態度を反省させてから聞けば良い」とこの機会に述べるに越したことは
無いでしょう。当然ながら、日米年次改革要望書における米国政府の最優先要求事項の一つであり「青空文庫を
ハリウッドの生贄に捧げる」著作権延長に断固反対し続けることも必要だと考えています。

「知的財産推進計画2006」の策定に向けた意見募集
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/060308comment.html

3/29午後5時締め切り

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/comment2_f.html


[3679] 日本の知的階級(エリート)の「現実感覚」? 投稿者:とき 投稿日:2006/03/12(Sun) 16:47  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(143)(2006.3.12)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza267.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>民間人は研究一つ出来ない環境にしてしまって実際の防疫が出来る訳がない。そっと調べてひそかに納得しているものを持ち合わせていないと実際に事が起きた時に役に立たない。この前の福岡でのニューカッスル騒ぎの時も家保の指導でスプレー一つ出来なかったし、茨城株の場合も江口さんら現場の知恵が活かされなかった結果がこうなってしまった訳だ。
>日本の農業2000年を支えてきたのは、そういった篤農技術である。少しは現場を信用して貰いたいものである。

 学術研究分野も、ところによっては、偏狭なテリトリー意識に毒されてしまっているのかもしれません。「日本株式会社」護送船団方式の古い「談合体質」(井の中の蛙のまま)が、まだ濃く残っている場所なのかもしれません。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/d/20060311
(出版業界もそのようで。)
http://t2.txt-nifty.com/news/2006/02/post_c92c.html
(■本棚「電波利権」)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000238-kyodo-pol
http://www.shinbunroren.or.jp/hanbai/hanbai.htm
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/50415852.html
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/50417672.html
http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/50446091.html
(【活字利権】、新聞業の「特殊指定」)

◇行政改革推進法案
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B9%D4%C0%AF%B2%FE%B3%D7%BF%E4%BF%CA%CB%A1%B0%C6&st=n
 既得権益を守る側にすれば、あえて反対のしづらいことに対しては、マスコミの報道もやけにおとなしいように感じられてなりません。世論が逆風にならないように配慮でしょうか?

◇鳥インフルエンザ:湖媒介? 鶏糞肥料? 肉の貿易?毎日新聞 2006年3月11日 13時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060311k0000e040051000c.html

>北海道大学の喜田宏教授(微生物学)は「鳥インフルエンザウイルスはもともとカモ類が持っている。カモからニワトリには直接うつらないが、七面鳥やウズラ、ガチョウなどを経てニワトリにうつる。(弱毒型ウイルスでも)ニワトリの間で半年以上感染を繰り返すと、強毒型ウイルスが出現することがある」と話す。

>欧州にはどのようにして伝わったのだろうか。渡り鳥がウイルスを運ぶにしても、移動は南北のルートが基本で、感染した鳥がアジアから欧州に飛ぶことは考えられない。喜田教授は「中国青海省の青海湖で見つかったのと同じウイルスがモンゴルで水鳥の大量死を引き起こした。南方で感染したカモ類が北方の営巣地に帰る途中で立ち寄るなどして水辺が汚染され、そこに他の渡り鳥や水鳥が来て感染したと考えて無理はない。多くの湖沼の水を介して、飛来範囲の重なる鳥の間で感染が欧州に移っていったと見ることもできる」と語る。

>一方、日本野鳥の会の主任研究員、金井裕さんはこう主張する。「世界的なウイルスの拡大には養魚場や農業肥料への鶏糞(けいふん)利用が大きく関与している可能性が指摘されている。青海湖においても同様のことが起こった可能性がある」。つまり、水辺の汚染は人為的要因が濃いとの見方だ。
>さらに、渡り鳥が媒介するとの説にも懐疑的だ。「ロシアやカザフスタンの国境地域では渡り鳥の移動とは異なる時期に、交易路沿いに感染が広がったとの報告もある。中東やアフリカでもアジアとの間で家きん類や家きん肉などの商取引をしている」と指摘。感染した鳥などの貿易によってウイルスが伝播(でんぱ)したと推測する。

>世界的な鳥類保護団体「バードライフ・インターナショナル」の2月末の声明でも、渡り鳥の可能性を指摘しつつも、ウイルス伝播の主要ルートは交易としている。

 感染伝播を「人為」の範囲内で考えたいという願望でもあるのでしょうか? 「現実」を恣意的に、都合のいいようにしか見ていないのでは・・・。

>喜田教授は「鳥のウイルスを鳥の間で止めることが鳥インフルエンザ対策の基本。そのための援助などに力を入れる必要がある」と強調する。

 予算獲得のための方便にしか読み取れません。

 「野鳥」と「ウイルス」と「人」と「感染症」の知識・知見がまるでバラバラで、統合するための「知」も失われてしまったかのようです。

>『犯罪捜査は、清張文学を持ち出すまでもなく、一見無駄とも思える捜査員たちの努力と経験に支えられてきた。さまざまな難事件もその積み重ねで解決してきたのだ。急激なIT化はそんな「無駄な努力」を捨てさせはしないだろうか。杞憂に終わればいいのだが。』
http://www.sankei.co.jp/news/060312/morning/column.htm

 「鳥インフルエンザウイルス」事象に関しては、もはや、杞憂を通り越してしまっています。マスコミの記事も、先日の朝日の社説を筆頭に、まるで“デンパ”だらけの様相です。

 そしてさらには、過剰に怖れる(そう思うように煽動されて)あまりに、さらに次のような記事のネタを提供する事態も起こりますし。隠すほどのものなのだからなおさら怖いものなんだ、と勘違いする人も出てきます。

◇パリ:ディズニーランドで死んだ白鳥、鳥インフルエンザ感染か【大紀元日本3月12日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/03/html/d14676.html

 もはや意図的に仕掛ける印象操作をやる側からすれば、やりたい放題になっているのでは・・・。

2006.03.11
メディアを操作するPR会社「プラップジャパン」
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2006/03/__8a60.html
『論理で人をだます法』ロバート・A・グーラ著 山形浩生訳
http://opendoors.asahi.com/data/detail/7256.shtml

>「国民の安全」を守るという点では、国防よりも食料品や工業製品の安全性の方が喫緊です。

 なお、この認識だけはお改めになったほうが、あとあとご自身の処世のために、今後どこかで余計な足をひっぱられずに済むのではないかと、ご注進申し上げます。

平松 茂雄『中国は日本を併合する』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770040318
伊藤 貫『中国の「核」が世界を制す』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569648681
松村 劭『スイスと日本 国を守るということ −「永世中立」を支える「民間防衛」の知恵に学ぶ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396681062
軍事評論家=佐藤守のブログ日記
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/
◇北朝鮮 ミサイル
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%CB%CC%C4%AB%C1%AF%A1%A1%A5%DF%A5%B5%A5%A4%A5%EB&st=n
相次ぐ玄界灘海難事故と日本のマスコミ
http://www.geocities.jp/genkainada_h15/

 「公」で言論を用いる方々には、「知らなかった」ではすまされないことが、大きく報道されないだけで、いろいろと現実に起こっている、ということにはつねにアンテナを働かせていて欲しいと願っております。かつての「拉致被害」の事実に対する「無知」と同じにならないように。

>日本人がこれからの世界で向き合う問題は、通州事件の巨大化でもあり、いやそれどこか、昭和の歴史における日本人のヒステリックともいえる行動にはこうした恐怖に向き合うことができないことにもあった。
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20060304/1141429268


[3678] 新ブログ『Indiaーニュースと解説ー』を開設いたしました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/12(Sun) 12:46  

インド情報専門のブログ
『Indiaーニュースと解説ー』
http://www.sasayama.or.jp/india/
です。
今度は、人並みに、Movable Typeのソフトを使ってみました。
ちょっと、まだ操作がわからなくて、うろうろしています。
こちらのほうも、よろしく。

http://www.sasayama.or.jp/india/


[3676] 勤務中にゲーム、飲食=食肉検査官に「不適切行為」−米農務省調査 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/12(Sun) 10:12  

勤務中にゲーム、飲食=食肉検査官に「不適切行為」−米農務省調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060311-00000039-jij-int
>【ワシントン10日時事】米農務省の食肉検査官が勤務中にコンピューターゲームをしたり、検査対象の食肉処理会社から肉製品の提供を受けるなど、「不適切な行為」をしていたことが10日、同省監査局(OIG)の報告書で明らかになった。BSE(牛海綿状脳症)の危険部位が米国産牛肉に混入した問題に続き、米国の検査態勢のずさんさを示す例として注目される。 
(時事通信) - 3月11日13時0分更新

あらまぁ。。食安委の計算だと8秒だかに1頭チェックしなければまわらないんじゃなかったでしたっけ。。。休憩なし、トイレにもいかずの計算で。。。

3頭目疑いがひっかかったみたいです。

米国で新たに発見、BSEに感染の疑い
http://www.asahi.com/international/update/0312/001.html
>アイオワ州など2ヶ所の研究施設で追加の検査
http://news.tbs.co.jp/top_news/top_news3243888.html
アイオワのほかどこで検査されてるんでしょう。




[3675] PSEマーク問題は、ガイドライン策定の方向で、決着の見通し。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/12(Sun) 03:55  

PSEマーク問題について、経済産業省は、ガイドライン策定の方向で、決着を図りたい意向のようだ。

これは、私や、高橋健太郎さんや、小倉秀夫さんなどが、かねてから主張してきた方向と一致するもので、まずは、歓迎すべき動きだ。

届出業者についてや、自主検査、偽装レンタルについてなど、もろもろのグレーゾーンをガイドラインによって、明確にすることによって、4月1日以降の混乱収拾は、計れるだろう。

しかし、3674に書いたように、ガイドラインを明確にすればするほど、製造物責任法、特許法、商標法、不正競争防止法などで、用尽理論とからむ問題が発生する懸念が生じてくるので、これらとの整合性を踏まえた、ガイドラインの策定が望まれる。

また、レンタル問題については、「育苗ポットの分離治具及び分離方法」訴訟(2001年4月12日大阪地裁判決、2003年5月27日大阪高裁判決)にも見られるように、必ずしも、これによっても、用尽論との整合性がクリヤーされているとも、見えないので、この部分での整合性も、はっきりさせてもらいたいものだ。

産経新聞記事
「PSE 業者は反発、来月実施 中古家電に延命策 経産省、ガイドライン作成」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060312-00000000-san-pol
以下、引用
「五年以上前に製造され、安全基準適合を示すPSEマークがない家電製品の販売を禁ずる電気用品安全法(電安法)。
中古家電を抱えるリサイクル業者などが法律の見直しを求めているが、経済産業省は法律通り四月から実施する。
「すでに準備している業者に不公平になる」(同省幹部)と判断した。
販売できなくなる製品もレンタルや個人売買は認められるため、そうした流通を行う際の指針を盛り込んだガイドラインを作って理解を求める考えだ。
ただ、業者側の反発は必至だ。 
(中略)
経産省の杉山秀二事務次官は十日の記者会見で過去のPR不足を認めたが、「(販売禁止に備えてきた)正直者がバカを見ないことも大事」と指摘。
同省としても四月からの販売禁止方針は変えず、ガイドライン策定などによって混乱収拾を図ることにした。
中古品についても適用の対象とする。
(中略)
経産省は昨年末以降、業者からの個別の問い合わせにこうした対処法を説明してきたが、もっとわかりやすい形で示す必要があるとしてガイドラインを作成する。
特に業者が個人売買を偽装する取引が横行すれば、消費者の安全が確保されなくなるため、今年一月に公表した特定商取引法のガイドラインを参考に事業者と非事業者の区分を明確化する方針だ。
(中略)
また、レンタル方式が販売の隠れみのに悪用されても消費者が不利になる恐れがあり、同省は契約方法の枠組みを示す方向で検討している。
経産省では「消費者の安全を守ることが大前提。その上で、リサイクル品や中古品の流通に支障が生じないような方策を示したい」としている。」
以上引用終わり

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=560


[3674] Re:[3672] [3665] 少し厳しい意見かも知れませんが・・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/11(Sat) 18:27  

小倉秀夫さん。
私も、この議員立法の趣旨とか、その位置づけがどうもわからないのです。
立法を急ぐ前に、やるべきことが、もっとあるのではないのかということですね。
かねてからいっているように、権利の消尽の問題と、製造物責任法の起算点の関係から、どのように、整合性を図るのか、ということですね。
おっしゃるPL保険の対象となるかどうかという問題も含めてですね。
現実は、レンタルで走り出しているようです。


[3673] リンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/11(Sat) 18:22  

「oryza有機農業・環境問題を「しつこ」に考える」
http://agri.air-nifty.com/oryza/2006/02/index.html
という生まれたばかりのブログにリンクいただいております。
光栄です。
このブログは、携帯からも書き込まれているようですね。
このOryzaって言葉、知ってるようで、知らない、知らないようで、よく耳にする言葉ですね。
ラテン語のOryza(オリザ)はアラビア語の「eruz (米)」が語源と言われるようですね。
ちなみに、コメにはアジア原産種(オリザ・サティバ)(ジャワ型イネ)とアフリカ原産種(オリザ・グラベリマ)(Oryza glaberrima)(アフリカ米)との二種類しかないようです。
このうち、オリザ・サティバ(Oryza sativa)のオリザは、イネ属という意味で、サティバは、「栽培された,耕作した」という意味なんだそうです。
もう一方glaberrimaの意味は「毛のない、すべすべした」( glabrous )という意味のようですね。
http://www.winternet.com/~chuckg/dictionary/dictionary.94.html
ご参照
確かに、この写真
http://antiquity.ac.uk/ProjGall/murray/images/fig2.jpg
を見ますと、
これ
http://www.bi.ku.dk/tavler/thumbs/658,01.jpg
のようには、毛がない米ですね。

http://agri.air-nifty.com/oryza/2006/02/index.html


[3672] Re:[3665] 少し厳しい意見かも知れませんが・・・ 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/03/11(Sat) 12:31  

「国民の安全」を守るという点では、国防よりも食料品や工業製品の安全性の方が喫緊です。

 それはともかく、「議員立法で対処」なんて声が上がっているようですが、その場合、どのようにシステムを組み替えるのかを明示しなければならないわけで、その辺がどうも見えてきません(事故が起こったらそのときに考えるということでしょうか。その場合、メーカーと中古販売業者との責任分担並びに支払い能力の担保(保険加入義務を含む。)あたりのルールを明確にするということになるのかもしれませんが。)。

 ニュースを見ている限り中古品の販売業者の団体が表に出てきたようですから、ようやく落としどころを見つける作業ができるようになってきたということなのでしょう。

> 【経産省部長ブログ「炎上」 PSE法巡り書き込み殺到】
> http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY200603080273.html?ref=rss
>
> >「能なしの税金泥棒」…。これに対する答えが「谷さんは東大を出て79年に旧通産省入省。環境省初の女性課長などを経て、05年から現職」か(笑)。
> >最近の施策は、本当に中小零細企業を潰すためかと感じることが多々ある。それによって倒産、破産を強いられ、死に直面することになる者に対してオノレが ‘個人として’語りかければ、理解し合えるとでも思ったのかね。この部長は根が真面目なのだろうとは思うが、安全、安心、環境、人権等々…、そういう言葉を題目に持ってくれば、自分たちに正義があると考えるのは自惚れにすぎない。第一、‘国民の安全を守る’という観点からであれば、治安と国防がもっと重視されるべきだろう。
> http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20060308
>
>  農水行政でいえば、自国の「食糧の安定生産と自給」確保が。食を、工業製品とバーターにして、ないがしろにしていいわけはないと思いますが。
>
> ◇中国政府、食品汚染物・食物起因疾病について調査を実施(2006年03月10日 00時00分 nikkeibp)
> http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash_rss/424240
>
> ◇アジアの安全な食べ物 安全な食を、お茶の間から考えてみましょう
> http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/


[3671] 感度のよいBSE検査開発の最新報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/11(Sat) 09:50  

BSE検査開発の最新報道
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/67a9e5c3b69ba93f2599566ab659d94b
ここ最近出た報道をまとめてみました。


[3670] Re:[3669] [3668] [3667]空を飛ぶBSEリスク 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/10(Fri) 21:34  

あ、書いてありますね。
例の
Swift Beef Company(800 North 8th Avenue Greeley, CO 80631)SRA除去違反1件 月齢違反2件
ですか。
デンバーの日本領事館さんも、バックアップ支援しているようだし。


[3669] Re:[3668] [3667]空を飛ぶBSEリスク 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/10(Fri) 21:29  

> Swift社の牛肉かどうかは、確認が取れませんでしたけれども。

笹山さん、JALの言い訳サイトに書いてあります。
>当グループは、その後、当該機内食に使用された牛肉(挽肉)が生産された米国コロラド州デンバーにあるSWIFT社(米国第2位の精肉会社)に調査団を派遣し、
http://www.jal.co.jp/other/info2006_0310.html


[3668] Re:[3667]空を飛ぶBSEリスク 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/10(Fri) 21:19  

LSG Sky Chefs
http://www.lsg-skychefs.com/lsg/home/en/jsp/index.jsp
は、機内食の世界的大手ですね。
まさに、BSEリスク空を飛ぶ−−の感がありますね。
Swift社の牛肉かどうかは、確認が取れませんでしたけれども。


[3667] 米国産牛肉(挽肉):JALグアム線の乳幼児用機内食に使用 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/10(Fri) 20:38  

うわ〜。やること、信じられませんね。”挽肉”ですよ。しかも乳幼児に。まさか、中枢神経組織混入率が問題になっているARMじゃないでしょうね。そういえば、日本航空は米国産牛が輸入再開されたらすぐ使うとかいう方向性でしたね。

この「日航の依頼を受けて検査した日本政府の食品安全委員会の委員を務める大学教授ら」っていうのはK氏だったりして?何のどんな”検査”!をしたんですかね〜?
「肉骨粉は使っておらず」?はぁ。鶏糞は?牛脂は?牛血粉は?
==================
米国産牛肉:JALグアム線の乳幼児用機内食に使用
 日本航空(JAL)は10日、グループ会社JALウェイズの米国グアム発日本着路線の乳幼児用機内食に輸入が禁止されている米国産牛肉(ひき肉)を使っていたと発表した。乗客の問い合わせで発覚し、昨年4月〜今年1月に約5200食を提供していた。日航が依頼した専門家によると、製造工程に問題は見つからず、危険性はないという。日航は輸入が禁止された03年12月以降「米国産牛肉は使用していない」と説明していたが、米国の機内食製造会社が混入させていた。

 日航によると、この機内食は9カ月以上2歳未満の乳幼児を対象としたミートソーススパゲティ。グアムの「LSG社」が、米コロラド州デンバーの精肉会社のひき肉を使って調理した。精肉会社は肉骨粉を使っておらず、へたり牛についても検査官らが識別検査をし危険部位も除去。精肉工場周辺でも牛海綿状脳症(BSE)は発生していないという。

 日航の依頼を受けて検査した日本政府の食品安全委員会の委員を務める大学教授らは「発症の可能性は限りなくゼロに近い」と説明したという。

 日航は03年12月、契約している機内食製造約80社に米国産牛肉を使わないよう指示し、ホームページでも機内食に米国産牛肉を使用していないと表記していた。グアム線では豪州産牛肉に変える予定だったが、守られていなかった。

 1月末に成田に到着した乗客が「子供が食べた機内食の牛肉は米国産の可能性はないのか」とメールで問い合わせて発覚した。グアム線は成田、関西国際、中部国際空港に就航。このメニューは昨年4月に導入し、LSG社はグアム発のメニューのみを作っていた。

 日航は「深くおわびする。食事を注文した乗客には個別に謝罪する。他の機内食には問題はなかった」と話している。日航の問い合わせ窓口は0120・25・8600。【長谷川豊】

毎日新聞 2006年3月10日 19時24分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060311k0000m040048000c.html

JALのHP
http://www.jal.co.jp/other/info2006_0310.html
Swift社らしいですが。 詳細なんか全然書いてませんね〜
過去ログから

===========
[3361] 昨年8月にFSISがSRM除去やHACCPの規則違反を報告したうち、日本輸出許可施設に該当する工場

2月15日に行われたBSEの国会予算予算委員会の集中質疑で、FSISによる1036件のSRM除去違反などの報告のうち、日本に輸出する施設がどれだけ該当するかの報告部分がありましたので、そこだけ聞き取りしてみました。(岡本議員)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib2.cfm?u_day=20060215

>「(川崎国務大臣)多いのは、グレーター・オマハ・パッキング・カンパニー、それからスウィフト・ビーフカンパニー、これが12件」
>「(岡本議員)十二件というのは、こまかな話はあれですけれども、SRM除去違反が12件、それ以外にも実は年齢確認違反がまだある」

>「(岡本議員)日本が行ったところではUSDAの施設番号960の960A,名前は言いませんけれども、ここが月齢確認違反が2件、そしてSRM違反が12件、日本が行ったなかではここは多い方の1つです。」

>「(岡本議員)逆に違反記録がなかった施設は?」
>「(川崎国務大臣)全くないのは二件であろうと思います」

議事録出来てますね。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001816420060215012.htm#p_honbun

あんまり酷い話なのでブログの記事にしました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/474cc0c881f84c39c2e09951d3a0a252


[3666] Re:[3663] [3662] [3661] 猛反発のなか、食品安全「骨抜き」法案を審議=米国下院(日本消費者新聞) 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/10(Fri) 18:11  

まりちゃんさん。笹山さん。有難うございます。

39州の司法長官が下院議員に対し廃案を求める声明を送付しているのに、地方自治とか住民の自治権とかはどうでも良いといことか・・

「表示を見て、良く選んで買いましょう」という消費者主権とかも有名無実になりそうな・・

自由と正義の国、米国といわれますけど、BSEの件をみると特にOIEコードの改正案をみて、米国は正義(BSEの場合は、BSEの根絶)を語らなくなった、コストと利益の比較という経済の論理でしか物を語らなくなったと感じていましたが、今度の件は、自由でも”個人・人間の自由(商品選択など)”よりも”物を売る自由”が露骨に優先するようになったのですかね・・

food-disparagement actsまたは、Veggie libel lawsという食品中傷法はが日本でも成立したら、この掲示板のようにBSEとか鶏フルを論じ合うのも、訴えられるようになるのでしょうかね。


> まりちゃんさん。
> 虹屋さん。
> この法案は、法案番号 H. R. 4167 (109th CONGRESS) 「National Uniformity for Food Act of 2005 」
> http://thomas.loc.gov/cgi-bin/query/D?c109:3:./temp/~c1098cv3tu::
> であり、その内容は、
> 「Federal Food, Drug, and Cosmetic Act」
> http://www.fda.gov/opacom/laws/fdcact/fdcact4.htm
> の一部修正をするものです。
> 修正点は4点あり
> @403A(MISBRANDED FOOD)の修正
> A403B(DIETARY SUPPLEMENT LABELING EXEMPTIONS)の修正
> B403C(DISCLOSURE)の修正
> C403A の後に新しいセクションを追加
> です。
> アメリカ下院では、283対139で、可決されたようです。
> この法律の可決によって、現在ある200の州法は、無力化すると、環境団体や消費者団体は、反対していますが、長年の食品工業会のロビー活動の成果が上がったものとの評もあるようです。
> 今後、上院での可決と、ブッシュ大統領の署名という二つの関門があるようです。
> このサイトhttp://www.sierraclub.org/legislativetracker/109HR4167.asp
> は、シエラクラブの反対サイトです。


[3665] 少し厳しい意見かも知れませんが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/03/10(Fri) 17:15  

【経産省部長ブログ「炎上」 PSE法巡り書き込み殺到】
http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY200603080273.html?ref=rss

>「能なしの税金泥棒」…。これに対する答えが「谷さんは東大を出て79年に旧通産省入省。環境省初の女性課長などを経て、05年から現職」か(笑)。
>最近の施策は、本当に中小零細企業を潰すためかと感じることが多々ある。それによって倒産、破産を強いられ、死に直面することになる者に対してオノレが ‘個人として’語りかければ、理解し合えるとでも思ったのかね。この部長は根が真面目なのだろうとは思うが、安全、安心、環境、人権等々…、そういう言葉を題目に持ってくれば、自分たちに正義があると考えるのは自惚れにすぎない。第一、‘国民の安全を守る’という観点からであれば、治安と国防がもっと重視されるべきだろう。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20060308

 農水行政でいえば、自国の「食糧の安定生産と自給」確保が。食を、工業製品とバーターにして、ないがしろにしていいわけはないと思いますが。

◇中国政府、食品汚染物・食物起因疾病について調査を実施(2006年03月10日 00時00分 nikkeibp)
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash_rss/424240

◇アジアの安全な食べ物 安全な食を、お茶の間から考えてみましょう
http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/


[3664] Re:[3658] 日本研究者 WHOのvCJD診断基準見直しを提言 vCJD患者見逃しを防ぐため 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/10(Fri) 17:07  

日本研究者 WHOのvCJD診断基準見直しを提言 vCJD患者見逃しを防ぐため
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06031002.htm
農業情報研究所さんが早速ランセットの論文内容をご紹介くださっています。
論文中にある日本初vCJD患者さんに関する、下記の指摘は殆ど報道されませんでしたね。
>「フランス、その他のヨーロッパの国[複数]、日本での暴露は排除できない」

虹屋さん、笹山さん、食品安全骨抜き法案、下院で可決ですか?!びっくりですね。消費者よりも業界に有利なことに票を投じる議員さんが多いことにもびっくりですが、これほど食べものに気を使わなければならない時代になるとは(^^;


[3663] Re:[3662] [3661] 猛反発のなか、食品安全「骨抜き」法案を審議=米国下院(日本消費者新聞) 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/10(Fri) 16:48  

まりちゃんさん。
虹屋さん。
この法案は、法案番号 H. R. 4167 (109th CONGRESS) 「National Uniformity for Food Act of 2005 」
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/query/D?c109:3:./temp/~c1098cv3tu::
であり、その内容は、
「Federal Food, Drug, and Cosmetic Act」
http://www.fda.gov/opacom/laws/fdcact/fdcact4.htm
の一部修正をするものです。
修正点は4点あり
@403A(MISBRANDED FOOD)の修正
A403B(DIETARY SUPPLEMENT LABELING EXEMPTIONS)の修正
B403C(DISCLOSURE)の修正
C403A の後に新しいセクションを追加
です。
アメリカ下院では、283対139で、可決されたようです。
この法律の可決によって、現在ある200の州法は、無力化すると、環境団体や消費者団体は、反対していますが、長年の食品工業会のロビー活動の成果が上がったものとの評もあるようです。
今後、上院での可決と、ブッシュ大統領の署名という二つの関門があるようです。
このサイトhttp://www.sierraclub.org/legislativetracker/109HR4167.asp
は、シエラクラブの反対サイトです。


[3662] Re:[3661] 猛反発のなか、食品安全「骨抜き」法案を審議=米国下院(日本消費者新聞) 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/10(Fri) 15:35  

> 猛反発のなか、食品安全「骨抜き」法案を審議=米国下院
> http://www.jc-press.com/kaigai/200603/030802.htm
> 米国下院議会は3月9日、人の健康を脅かす食品の危険性ついて表示する州政府など自治体の権限を無効にする「食品全国統一法案」(National Uniformity for Food Act of 2005)を審議する。法案が可決されれば、連邦政府が(危険の発生した)地域で(適切な)行動を怠り、(危険な食品について)警告を見送っても、州政府は独自の政策を採用するのを禁じられる。
>

この法案、下記のH.R. 4167と呼ばれる「食品法令の国家統一」法と同じ??

>地方がGMO栽培禁止やGM食品表示を勝手に決めてしまわないように、これらを連邦政府レベルで統制してしまおうという究極の頂上作戦が、H.R. 4167と呼ばれる「食品法令の国家統一」法案である。連邦下院におけるこの法案審議は3月2日に予定されていたが、1週間延期された。下院は通っても上院は無理だという予想もあるが、先行きは不透明だ。

GMOワールド●米国の「ねじれ現象」〜連邦政府vs.州政府vs.地方自治体
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=579


[3661] 猛反発のなか、食品安全「骨抜き」法案を審議=米国下院(日本消費者新聞) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/10(Fri) 14:44  

ますますアメリカ産のものが心配に感じられてきましたが。。(^^;

猛反発のなか、食品安全「骨抜き」法案を審議=米国下院
http://www.jc-press.com/kaigai/200603/030802.htm
米国下院議会は3月9日、人の健康を脅かす食品の危険性ついて表示する州政府など自治体の権限を無効にする「食品全国統一法案」(National Uniformity for Food Act of 2005)を審議する。法案が可決されれば、連邦政府が(危険の発生した)地域で(適切な)行動を怠り、(危険な食品について)警告を見送っても、州政府は独自の政策を採用するのを禁じられる。

 魚介類中の水銀や飲料水中の砒素、缶含有の鉛といった消費者に対する州独自の警告表示が、「骨抜きになる」として、39州の司法長官が下院議員に対し廃案を求める声明を送付したほか、米国を代表する消費者団体、米消費者同盟(CU)や一般の人々の利益を守る科学センター(CSPI)、U.S. PIRG、環境団体のナショナル・エンバイロメンル・トラストなどが猛烈に反発している。


 詳細は3月10日発行予定の「地球発24時・海外からのくらしの安全速報」に掲載予定。

(2006年3月8日発信)




[3660] 十勝毎日新聞の記事から 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/10(Fri) 14:33  

以前、意見交換会で、脊柱の背根神経節処理がちゃんとなされていないという指摘がありましたが、この記事も気になりますね。現状をしっかり調査報告いただきたいものです。

単価据え置きへ 対象限度数量2万トン減
http://www.tokachi.co.jp/kachi/0603/03_09.htm
>食肉流通対策では、BSE(牛海綿状脳症)原因物質が蓄積しやすい特定危険部位に相当する牛せき柱に関し、食肉事業者の適正管理推進などを盛り込んだ。



[3659] Re:[3656] [3652] まさに「マス・コミュニケーション」の威力発揮。 投稿者:とき 投稿日:2006/03/10(Fri) 12:50  

笹山様
> 日本では、比較的、心理的要因による消費減退というのは、今のところは、諸外国に比べて少ないようには、思えるのですが。

 H5N1による、感染へい死の発生「報道」が、未だないからであると思います。養鶏現場のも、野鳥のも。おそらく、野鳥での不審死を“その気で”精密調査すれば、出ないことはないなと思っておりますが。(鳥H5N2AIVの自然感染が、茨城のみならず、かつ、野鳥でも鶏でも広くおこっていたとするならば、おそらく、交叉免疫によってH5N1に対しても、いくらかの免疫効果はあるものと思われ、一時的な大量死にはつながらないのではないかと思っております。抗体価の消長はほんの感染流行期のいっときのできごとで、普段は検出不能なもですから、感染経験があるかどうかの確認検査は、実際に感染実験をして、抗体価の増減推移を確認するほか術がありません。)

> ただ、「人ウイルスと鳥ウイルスとは、別物」と、言い切れるかどうかについては、微妙ですね。
> 現にミューテーションという現象はあるわけだし。

 たとえていえば、系統発生における、共通祖先の生物が存在しないのと同じことです。その意味での、連続はありません。

◇進化系統図
http://www1.plala.or.jp/yossie/ikimono/route/sinka.htm
◇系統樹(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E5%8C%96%E7%B3%BB%E7%B5%B1%E6%A8%B9
◇微生物学(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E5%BE%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6
◇ウイルス(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
◇インフルエンザ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6
◇感染症(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87
◇新興感染症(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%88%88%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87
>「かつては知られていなかった、この20年間に新しく認識された感染症で、局地的に、あるいは国際的に公衆衛生上の問題となる感染症」

 『新しく認識された』ということであって、「存在してなかった」(いきなり変異によって出現した)ということにはならないと思います。ある程度の発生数によって認識されることになるのにすぎないことと、たまたまある群が、生まれてはじめて暴露感染することが広範囲にいっときに起こってしまった場合、顕性・顕在化する(認識される)ように見えるだけのことでしょう。かりに「突然変異」(従来型とさほど大きな違いはないように思いますが。存在物として、まるっきり“新たなもの”が出現したわけではないのですが)によって存在を始めたとしても、初感染における発症(免疫獲得プロセス)が全てで起こるわけではありません。個体的にも、集団的的にも。ましてや、種間を飛び越えるようなことも。

 人(動物)は、「未知のことに対しては、ただひたすら恐怖心を抱くのみ」です。いまさら啓蒙主義か、と思うこともあるのですが、永遠にそうなのかもしれません。人もまた、「個体」にとっては、すべて「未知」のスタート地点から発し、不断の学習の積み重ねによって、その「恐怖」を薄めていくことを絶えずしているのではないかと思っております。それが「適応」ではないかと。

◇鳥インフルエンザ 210万人死亡説(2006年03月09日 掲載)
http://gendai.net/?m=view&c=010&no=17530
 そして、ときには現実逃避のために、あえてこのような恐怖の意識を欲することもあるのでしょうか? 「ノストラダムスの予言」のように。

◇ベルギー男性が感染の疑い 鳥インフルエンザ
>【ブリュッセル8日共同】ベルギー社会問題・保健省は8日、中国から5日に帰国したベルギー人男性が鳥インフルエンザに感染した疑いがあるとして、ブリュッセル市内の病院に隔離、感染の有無を確認していると発表した。
>男性は中国の地方を商用で旅行していたとみられ、北京経由でベルギーに帰国後、発熱や頭痛などを訴えた。
(共同通信) - 3月9日1時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060309-00000006-kyodo-int

 人人-間感染に思いますが・・・。かつ、感染場所が、中国だとも言い切れないのではとも。まるで、H5N1感染鶏がたまたま近くにいたところで、人のインフルエンザが起こっていて、それが鶏からだとの情報を鵜呑みにするようなものではないでしょうか。本来、鶏からと判断する前に、従来のインフル同様、人での感染の中の出来事ではないのかとの判断と検証が必須です。ヒトAH5(N1)も、検査確認をしていないだけで、もはや、かなり広くまん延していてもおかしくないなと、想定しておいたほうがよいように思います。もはや、どこにでもあると。ワクチンやウイルス増殖阻害剤が、特効薬や万能薬であるかのごときに印象をもたせる情報も、しいて言ってしまえばマユツバです。

◇アゼルバイジャンで11人がH5N1感染の疑い=WHO(2006年 3月10日 (金) 03:01 時事通信)
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060310/060309163427.cy5cdsb4.html

◆鳥インフルエンザ問題の今後(142)(2006.3.10)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza266.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>こういう云い方が許されるかどうか分からないが、国が清浄国論を奉じて居る限りは、今回のような手違い(ボタンの掛け違え)が無い限り茨城問題は二度と起きない筈だが、業界自体が国の建前を無視して茨城方式の強化を望む場合は、「可愛いウイルス」が偶然見つかればまた同じことは何度でも起こるだろう。

 自然環境中に「ある」ものを「ない」とする、「貿易」都合上の恣意的な制度(いわば偽善)が、いつまで通用すると思っているのでしょうか?
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060309press_3.html
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html
(平成18年3月9日 農林水産省 豚コレラ関係の定期報告関連情報について)

 検査技法・精度の向上にともない、残留農薬やダイオキシンのように、それまでなかったとされるレベルを超えて確認されてしまうことにもなるでしょう。そのつど0を目指すのでしょうか? それは狂気の沙汰です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300
http://www.hi-ho.ne.jp/inverse/kibennogaidorain.htm
(詭弁のガイドライン)


[3658] 現行診断基準では「変異型ヤコブ病を見逃す恐れある」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/10(Fri) 11:58  

現行診断基準では「変異型ヤコブ病を見逃す恐れある」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060310i102.htm
>厚生労働省CJDサーベイランス委員会の山田正仁委員長(金沢大教授)が「世界保健機関(WHO)の診断基準を見直すべきだ」と、11日付の英医学誌ランセットに報告

論文になったようです。
http://www.thelancet.com/
WHO'S vCJD case definition should be revised
The WHO definition of patients with variant Creutzfeldt-Jakob disease (vCJD) should be revised to prevent cases being missed, according to a Case Report. Masahito Yamada and colleagues detail the first Japanese case of definitive vCJD. 19 months after the onset of symptoms an electro-encephalogram (EEG) showed no periodic synchronous discharges (PSD). However, the brainwave pattern appeared after 30 months. There have been no previous reports of PSD on EEG in vCJD. >>

「見逃す」だけじゃなくて「見逃してきた」とも。。



[3657] Re:[3655] [3654] ドイツの鳥インフルエンザ 投稿者:松田 投稿日:2006/03/10(Fri) 08:34  

さっそくの返信ありがとうございます。
> 鳥インフルエンザで、ワールドカップの日程にも、影響が出るかも知れないという話もあるようなんですが、現地の体制はどうなんでしょう?
私の知る限り「鳥インフルエンザがワールドカップ日程に影響を与えそう」というニュースは特に流れていません。ただ、感染被害が大きく広がれば状況は変わるでしょうね。
鳥インフルエンザに感染した猫がドイツ国内で3匹発見されましたが、ネズミやイノシシにも感染するのでは?と疑われています。
例として「イノシシ」が登場するあたり、実にドイツらしいと思いました。ドイツは市街地とイノシシが棲めるような森が比較的近くにあります。そういえば、以前、ベルリンに行ったとき、市街地に隣接した森で「イノシシ注意!」の看板を見た覚えがあります。(突然出くわして襲われないように、ということでしょうか)


[3656] Re:[3652] まさに「マス・コミュニケーション」の威力発揮。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/10(Fri) 04:41  

ときさん。
>>人ウイルスと鳥ウイルスは、系統はあれども、別モノでもありますし。ヘンなところは「つながり」があるように妄想をみたり。>>
ですが、確かに、フランスでも、鳥インフルエンザ発生によって、国内鶏肉の消費量が減っているようですね。
科学的ではないが、心理的な要因が働くということは、事実なのでしょう。
その点、日本では、比較的、心理的要因による消費減退というのは、今のところは、諸外国に比べて少ないようには、思えるのですが。
ただ、「人ウイルスと鳥ウイルスとは、別物」と、言い切れるかどうかについては、微妙ですね。
現にミューテーションという現象はあるわけだし。
ウイルスがエコロジカルに棲み分けをしているというのであれば、別ですが。
清浄国的思考弊害論の次に来るパラダイムというものを考えないといけないのかも知れませんね。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm


[3655] Re:[3654] ドイツの鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/10(Fri) 04:32  

松田さん。
しばらくです。
日本でのドイツの話題といえば、なんと言っても、今年6月のワールドカップですね。
日本対オーストラリア戦は、6月12日に、カイザースラウテルン。
ということは、マンハイムの近くですね。
松田さんお住まいのカールスルーエ市とも、地図で見ると近いようですね。
鳥インフルエンザで、ワールドカップの日程にも、影響が出るかも知れないという話もあるようなんですが、現地の体制はどうなんでしょう?
FIFAは、3月中旬に、この問題について、話し合うと、聞いていますが。
日本からも、大勢、マンハイムへは行くと思いますが、心配ですね。
松田さんのサイトhttp://www.tiara.cc/~germany/index_about.html 、掲げておきます。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=566


[3654] ドイツの鳥インフルエンザ 投稿者:松田 投稿日:2006/03/10(Fri) 02:33  

こんにちは笹山様。「ドイツ環境情報のページ」の松田です。

ドイツの鳥インフルエンザ感染拡大の勢いは、弱まる気配を見せません。確か、北部で発見された白鳥の死体から検出されたのが始まりと記憶していますが、ついに南西部のマンハイム市でも死んだカモから検出されました。

防護服に身を包んだ作業員や、該当地域が封鎖される様子はニュースで全国に流れ、市民の不安感は高まるばかり。鶏肉の消費量はガタ落ちで、街頭で鳥を焼いて売る店は、売り上げが半分になったと嘆いていました。

そうは言っても、公園の池でカモに餌をやる市民の姿は以前と変わりありません。猫へ感染は確認されていますが、果たて、人はどの程度注意すればいいものか。社会的な悪影響は今後も広がりそうです。


[3653] Re:[3651] [3650] 鶏用ワクチン 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/03/09(Thu) 23:46  

>
> このウイルス株は、インドネシア生産の分は、A/Ck/Mexico/31381-3/94(H5N2)のようでしたが、同じものなのでしょうか。
> もっとも、遺伝子組換えワクチン(H5N1型)との相同性は、85パーセントということのようですから、実質、効力に差はないことなのでしょうが。

H5N1型に対応したワクチンということらしいです。リバースジェネティクスという技術を用いたとか。この技術は、人用の鳥インフルエンザワクチン開発にも使われていると聞いています。これまで、H5N1型に対応した動物用ワクチンは中国で開発されたと聞いたことはありますが、日本で開発されたとはちょっと以外ですね。インドネシアということで、緊急時以外鶏にワクチン接種を行わない日本で認可を取らなかったことはある意味正解かもしれませんね。


[3652] まさに「マス・コミュニケーション」の威力発揮。 投稿者:とき 投稿日:2006/03/09(Thu) 23:39  

 その真偽如何にかかわらず。

>「世間や消費者の漠然とした不安、つまり風評被害に対し、関係者のだれもが対応するすべがなく、打つ手がなくなった」
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20060309ddm004070125000c.html

 第4の権力マスコミ報道・情報・記事などを、チェック・検証する機能を果たせるものは?
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E7%AC%AC%EF%BC%94%E3%81%AE%E6%A8%A9%E5%8A%9B&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/9332/journal/

◆鳥インフルエンザ問題の今後(141)(2006.3.9)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza265.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>今回の茨城株問題も、その持論からたまたま何でもないものが表面化しただけであるとする江口説を、立場を越えれば支持している専門家のほうが多いだろう。
>しかし撲滅論の立場に立ち、それにマスキングされてサイレントエピデミックにより公衆衛生上の危険が増大するだろう、と恐怖を煽る御用学者の言い分を真に受けたマスコミが食品安全を盾に論調を張れば、国民大衆のみか業界までその気にさせられ、自分たちの動きの取れない方向へどんどん押しやられ鶏飼いどころではなくなってしまう。そして唯一それを押し戻そうと努力する現場の指導者の江口さん達を、業界自ら血祭りに挙げてどうしようと云うのだろう。

◇15歳の犯罪&「生命の在処」(所秀雄著)
http://aoiyama.way-nifty.com/ame/2005/06/15_2117.html

>目次を開いてすぐに目に飛び込んできたのは、<農地改革は社会革命だった>という文字。

>この農地改革が、一方的な司令部の押しつけでなされたものでないという、また、GHQの「自作農主義」という思想と、それに対して「耕作者主義」を主張し、受け入れられなかったという、それらの指摘は、農業や農地のことについての門外漢の私にとって、一つのヒント、この問題をこれから考えていく、キーワードになる。

>『今、私が一番大きな問題だと思うのは、「つながり」が切れてしまっていることです。人と人とのつながり、土地や自然と人とのつながり、という現在のヨコのつながりもそうですし、文化の継承や歴史から学ぶというタテの時間軸でのつながりでもそうですね。』

 それは、いまの日本の学術・科学の分野でも、同じ病を抱えております。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770024282
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E9%B4%8E%E5%A4%96#.E8.BB.8D.E5.8C.BB.E3.81.A8.E3.81.97.E3.81.A6
 ありとあらゆる分野で、歴史の継承をないがしろにしている感が否めません。人間の意識あるいは文化の「つながり」そのものを。この百年内の日本の歴史認識さえゆがめられてしまっているような・・・。

◇仏の「フォアグラ祭り」延期 鳥インフルエンザの影響 2006年 3月 9日 (木) 16:47 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060309/K2006030902390.html
◇1年以内に北米上陸か 国連、鳥インフル拡大警戒 2006年 3月 9日 (木) 16:31 共同通信
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20060309/20060309a3040.html

 最初から、人間のコントロールができるわけがないのですが・・・。人ウイルスと鳥ウイルスは、系統はあれども、別モノでもありますし。ヘンなところは「つながり」があるように妄想をみたり。

◇意外に危険!ミドリガメ=サルモネラ菌で2女児重症−学校に緊急指示・文科省
>昨年3月と10月、千葉県内でミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)のサルモネラ菌によって女児が重症となる感染症例が報告されたとして、文部科学省は 9日までに、飼育に当たる児童・生徒に注意を徹底するよう都道府県教育委員会などに緊急の指示を出した。幼稚園と小学校については、「飼育を控えるべきだ」としている。
>手軽で飼いやすいミドリガメを育てている学校は多いとみられるためで、「取り扱いQ&A」も送付し、学校から同種症例が拡大しないよう警戒を強める。 
(時事通信) - 3月9日16時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060309-00000065-jij-soci

 みながそのような体質ではないのですが。これも過剰反応。二重の意味で。清潔や排除意識による過剰反応と、ホスト側の生物としての免疫応答がきちんと身についていない体質による、いわば特異的な個体にのみ見られる、過剰反応。ピーナッツなどとおなじアレルギー反応のようなもの。(食物アレルギーは、暴露させる時期の問題。微生物は暴露しなさすぎる問題。)

藤田 紘一郎『清潔はビョーキだ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022613211
藤田 紘一郎『ゼロ歳からの免疫力 』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086500760
西原 克成『「赤ちゃん」の進化学―子供を病気にしない育児の科学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453106352X
(三つ子の魂百まで。生き物をそだてるには、やり直しのきかないことの連続です。しかも、爆発的な成長をとげる初期がもっとも重要な時期です。)

 なんでもかんでも、遠ざければよいというものではないだろうに。これもまた「リスク0」の危険思想のなせるわざ。
 これでは、かつてあった「馴致」思想なぞ復権するわけもないでしょうか。ましてや「鶏」をや。
 質的にはもはや、「民族浄化政策」の思想そのものなのですが・・・・。目の前で起こっていても、その怖ろしさにも気付けないようになっているのでしょうか。気に食わないもの臭いものには蓋、根絶やしにしてしまえという発想そのものなのですが。上手に折り合いをつけながら、多少のリスクも背負っていく覚悟が必要だと思うのですが・・・・。昔はそれがあたりまえ、今ももちろん同じ、そしてこれからも。なくせるものと、それがかなわないものがある、ということの見極めもできなくなっているのでしょうか?

「苛酷な政治は、人食う虎よりも恐ろしい」
http://www.sankei.co.jp/news/060309/morning/column.htm
 徐々に踏み込んでいても、ある閾値を越えないうちは気付かないのかもしれません。農水行政の「ウイルス感染症」に対する考え方は(これも、決めているのは、あくまでもお役所「農水省」ではなく、それぞれの分野の国民のみなさまの意識なのでしょうか?)、もうすでに全くの「苛政」であるのですが・・・。


[3651] Re:[3650] 鶏用ワクチン 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/09(Thu) 22:36  

通りすがりさん。
このシゲタ動物薬品工業株式会社のインドネシアでのワクチン製造体制については、昨年9月10日の1109など、何度か、この掲示板でも取り上げてきましたが、いよいよ、日本へ逆輸入ということですね。
ご゛紹介の記事では、何か、地元で、ワクチンについての妙なアレルギーがあるようなのが心配です。
このウイルス株は、インドネシア生産の分は、A/Ck/Mexico/31381-3/94(H5N2)のようでしたが、同じものなのでしょうか。
もっとも、遺伝子組換えワクチン(H5N1型)との相同性は、85パーセントということのようですから、実質、効力に差はないことなのでしょうが。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm


[3650] 鶏用ワクチン 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/03/09(Thu) 22:18  

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/index2.html

の国内情報のGoogle情報に以下の情報が。


これ、見ました?

http://www2.knb.ne.jp/news/20060309_6389.htm

http://www.fbc.jp/news/20060309_05.htm


[3649] 外務省の谷内正太郎事務次官が、牛肉問題などで、訪米 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/09(Thu) 22:16  

外務省の谷内正太郎事務次官が、3月14日から18日にかけて、訪米し、Robert Zoellick氏などと会う予定だが、このなかには、牛肉問題も含まれるとの見通しである

http://www.tmcnet.com/usubmit/-japans-top-foreign-ministry-bureaucrat-visit-us-march-/2006/03/09/1442924.htm


[3648] Re:[3647] [3643] PSEマーク逃れの擬似レンタル問題は、いつか来た道 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/09(Thu) 21:11  

謎工さん。
これは、謎工さん、お得意のテリトリーなんでしょうけれども、だんだん、PSE問題も、擬似レンタル問題に発展しそうな気配となってきましたね。
例のエニックス事件の判決の一部は、まさに、このPSE問題の一部を言い表しているとしか言いようがありませんね。
「ゲームソフトに限り中古品の流通が妨げられるならユーザーは利用を終えた複製物を処分しにくくなるのは必然である。また高いソフトを買うしか選択の余地がなくなってしまうのである。 」
この「ゲームソフト」という言葉を、そのまま、『オーディオ機器」という言葉に置き換えれば、擬似レンタルに走る中古オーディオ屋さんを将来待ち構えるトラブルが、目に見えてくるようです。

http://www.arts.or.jp/judge/judge_tokyo/t_2.html


[3647] Re:[3643] レンタルにすら確たる公式見解は得られず、時間だけが過ぎて行く 投稿者:謎工 投稿日:2006/03/09(Thu) 18:54  

> 現実は、そんな、できそうもないことには、待っていられないようで、すでに、中古オーディオ屋さんなどは、レンタル方式で走り出してしまっているようだ。
> これなら、レンタル期間についての解釈は、ともかく、法的には、なんら問題はなさそうだ。
> http://yoppa.blog2.fc2.com/blog-entry-236.html参照
> まづ、必要なのは、唯一、セーフティーゾーンとなりそうな、この部分を固めるために、このレンタル方式での経済産業省からの、公式見解を、引き出しておくことだ。

そのレンタルにすら経産省は難癖を付け始めたようです。
1か月単位で更新とかにするか、不動産のような「仲介業」に徹するしか
無いってことですかね。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060308i314.htm


[3646] Re:[3645] [3640] 質問書に関する農業新聞の記事、ご紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/09(Thu) 16:56  

虹屋さん。
誤訳のある『アメリカ報告書』をかかえて、官邸に入っていく農林水産大臣の姿が、イタかったですが。
今は、国内も、畜産価格の値決めのシーズンなので、国内向けには、ことさら、厳しいことを言わなければならない季節なんでしょうね。
ところで、誤訳を直す気には、農林水産省は、なっていないようですね。


[3645] Re:[3640] 質問書に関する農業新聞の記事、ご紹介 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/09(Thu) 16:49  

笹山さん。有難うございます。

この件は、AuditorのDarrell Wiison さんの証言や監査報告書とつき合わせて見たいと思います。

3月8日付の日本農業新聞に下記の記事がありました。[3634]の私の下司の勘繰りが質問書を米国サイドからみたらどう見えるかなのに対し、記事は国内から見たらどう見えるかですが、今回の件の「収拾の方向は決まっている」、「質問書はかたちだけの、いわば、アリバイ作り」という点は同じだろ思います。

3/8 日本農業新聞

牛肉問題で米国に質問書 農政経済部、一杉克彦

・・ただ、日本政府は、今回の問題を基本的には「輸入再開条件は崩れていない」(農水省幹部)として、輸出プログラムが守られない構造的な問題だとは受け止めていない。構造問題となれば、米国産牛肉のリスク(危険性)再評価が必要となり、輸入再開のめどが立たなくなるからだ。
 とはいえ、質問書で輸出プログラムの構造的な問題の可能性もただしたのは、国内消費者の不安を払拭する狙いを持つ。
 「特異的との位置付けは避けなければいけない。」(中川昭一農相)と、あらゆる可能性を否定しない姿勢が信頼回復に不可欠との判断だ。・・


[3644] 毎日新聞記者の目 投稿者:若隠居K 投稿日:2006/03/09(Thu) 16:42  

毎日新聞の小島記者が切々としたコラムを書いてくれました。茨城県内の採卵鶏の約半分に当る役580万羽を殺すことになった。焼却処分にするなら、ワクチンの効果を試すよい機会だったと思う、と書かれている。本当にそう思う。ヨーロッパなら動物愛護団体が発言しているだろうに、日本にはそんな団体も存在しないのですね。いやはや。朝日の社説はひどかった。朝日でましなのは「論座」ですね。

http://http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/


[3643] 閣法の経過措置を議員立法で、延長することなんてできるのか?  投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/09(Thu) 09:22  

例のPSE問題で、電気用品安全法の経過措置を延長することのための議員立法をするというのだが。

これについては、[3567] PSE問題-再び、「やれることと、やれないことの区別だけはしておかないと」
でも、述べたのだが、この経過措置というのは、

@電気用品安全法の(経過措置)第55条 で、「所要の経過措置を定めることができる。」とあり、
A電気用品安全法施行令  附則(平成一二年三月二九日政令第一三五号) (電気用品取締法施行令の一部改正に伴う経過措置)第二条で「旧電気用品取締法第の規定による表示を付することができる。」「(その)表示は、整理合理化法第十条の規定の施行の日から起算して附則別表に掲げる移行電気用品ごとのに期間を経過する日までの間は、電気用品安全法第十条第一項の規定により付された表示とみなす。」とあり、
B通商産業省関係の基準・認証制度等の整理及び合理化に関する法律(平成11年法律第121号。「整理合理化法」)で「電気用品安全法施行令附則別表記載の期間の起算点」となる、
整理合理化法第十条の規定の施行の日が定められている

というややこしい規定なのだ。

もちろんできないことはないのだが、議員立法の経過措置を議員立法の改正で、経過措置を見直す例は、過疎法などに例があるが、果たして、閣法(内閣提出の法律案)の経過措置を議員立法で見直した例はあるのだろうか。
ちょっと、渡れないはしごを、無理してわたっているように思える。

小倉秀夫さんも、『電気用品安全法とノーアクションレター制度』http://benli.typepad.com/annex_jp/2006/02/post_16.htmlで、その困難性を指摘している。

むしろ、今やるべきことは、高橋健太郎さんもブログ「個別の対応よりも明確なガイドラインを(PSE法)」http://blog.livedoor.jp/memorylab/で言っているように、「どこまでがオーケーでどこまでがアウトなのか」を、経済産業省さんに、ガイドラインで示してもらうこと、そして、ちょっと時期が遅くなってしまったが、ノーアクションレター制度(法令適用事前確認手続」)の活用で、グレーゾーンについてのセーフゾーンを、ひとまづ、確定すること、なのではないのかな?

PSE反対運動が、どうして、そのような出来ないことの方向に向かって、精力を注いでいるのかわからないが、出来ない場合の挫折感も、考えての運動でなければならないのではないのだろうか。
そうでなければ、たんなるパフォーマンスに終わってしまう。

現実は、そんな、できそうもないことには、待っていられないようで、すでに、中古オーディオ屋さんなどは、レンタル方式で走り出してしまっているようだ。
これなら、レンタル期間についての解釈は、ともかく、法的には、なんら問題はなさそうだ。
http://yoppa.blog2.fc2.com/blog-entry-236.html参照
まづ、必要なのは、唯一、セーフティーゾーンとなりそうな、この部分を固めるために、このレンタル方式での経済産業省からの、公式見解を、引き出しておくことだ。


[3642] ジョハンズ農務長官は『So far, so good.』だそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/09(Thu) 08:50  

日本からの質問状を受け取ったジョハンズ農務長官は、記者会見で、
「これらの質問で、非常に驚くような質問は、なかった。
これらの質問に対する回答は、早ければ来週にも、出せるだろう。
(牛肉輸出再開への)プロセスは、いい調子で進んでいる。
日本が出した、いくつかの検査についての技術的な点での要求についてだが、これらについては、技術部門の人と一緒になって、最後の解決すべき課題として、対処したいというのが、私の希望だ。
そうすれば、アメリカ牛肉輸出再開にむけて、大きく動き出すだろう。」
と述べ、最後に
『So far, so good』(今のところは、順調だ。)といった。

http://today.reuters.co.uk/news/newsArticle.aspx?type=healthNews&storyID=2006-03-08T232158Z_01_N08526925_RTRIDST_0_HEALTH-MADCOW-USA-JAPAN-DC.XML&archived=False


[3641] 「きっこの日記」の正体探し 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/09(Thu) 06:10  

このサイト
http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2006/02/27_051142.html
とか、このサイト
http://sky.ap.teacup.com/takitaro/217.html
でにぎやかですね。
ためしに、きっこの日記で、
『豆乳』で検索してみると、このとおり。
http://www3.diary.ne.jp/search.cgi?user=338790&cmd=search&word=%93%A4%93%FB
「女子十二楽坊」では、
http://www3.diary.ne.jp/search.cgi?user=338790&cmd=search&word=%8F%97%8Eq%8F%5C%93%F1%8Ay%96V
「土佐日記」では
http://www3.diary.ne.jp/search.cgi?user=338790&cmd=search&word=%93y%8D%B2%93%FA%8BL
大分濃厚のようですけれども、さて、どうでしょう?
でも、うわさのご本人が、このサイトhttp://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/tokusyuu/news/20060301-125543.htmlでは、「きっこは実在している』といってるし。


[3640] Re:[3639] ゴールデン社、プラント・マネジャーのジェームス・フィッシャーの証言 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/09(Thu) 05:45  

虹屋さん。
かなりきわどい証言ですね。
以下のような内容でしょうか。

「 James Fisher氏の証言

@USDA-AMS AuditorのDarrell Wiison 氏は、2006年1月6日に、ゴールデン社で
「Vealの内蔵は、EVプログラムの元で、日本へ輸出することはできない。」とは、決して、いわなかった。
AJames Fisher氏は、SOP-BEEF SLAUGHTER
SOP 1(the standard operating procedures )
http://www.animal.ufl.edu/facilities/meat/content/documents/CattleSSOP.pdf
は、BEVプログラムに準拠しているものと認識していたし、SOPは、子牛の舌の衛生的除去について、言及していた。
BUSDA-AMS AuditorのDarrell Wiison 氏は、James Fisher氏に対して、「ゴールデン社においては、EVプログラムの一部のスローターについては、制限がないが、ファブリケーションについては、制約がある。」と話していた。
C「ゴールデン社が、日本へVealの内臓を輸出しようとしてはいない」ということを、Darrell Wiison 氏に伝えたかどうかという会話については、思い出せない。
D日本向けEVプログラムが、舌の衛生的な除去について、言及しているということについては、合点のいかないことではあるが、ゴールデン社が、Vealの内臓物を日本へ輸出することは、認められえないことであった。」


[3639] ゴールデン社、プラント・マネジャーのジェームス・フィッシャーの証言 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/08(Wed) 23:37  

ゴールデン社、プラント・マネジャーのジェームス・フィッシャーさんは、今回の子牛がと畜された1月10日には病院にいたそうです。したがって、1月10日の状況に関する彼の証言は、全て、伝聞に基づくもので信用性はかなり低くなります。

彼に代わって、1月10日にプラント・マネジャー役をつとめゴールデン社の仕事を取り仕切ったのは、Duane Ayers(Slaughter Supervisor) ドウェイン・エアーズさん。エアーズさんこそが、1月10日にゴールデン社では、Phillip会長の全頭でEV認定をとる計画が実行されずに21頭だけなのか、なぜ胸腺肉、舌がEV認定をとった物と取らなかった物が混ぜられたのか、区別して保管されなかったのかなどの疑問を解く鍵となる人物ですが、エアーズさんの証言は報告書にはありません。

笹山さん。
02/02/2006の証言の中に次のような下りがあります。笹山さんならこれをどう訳されますか??

In relation to the USDA-AMS Audit of the EV Program by USDA-AMS Auditor Darrell Wiison at USDA Est. #1915 on 01/06/2006. James Fisher stated that Darrell Wilson never stated that USDA Est. # 1915 was not approved to ship veal offal to Japan under the EV Program. James Fisher stated that he recognized the SOP SLaughter page from the EV Program and it's reference to the hygienic removal of veal tongues. James Fisher stated that USDA-AMS Auditor Wilson told him that there were "no restrictions" for the slaughter part of the EV Program at USDA Est. #1915, but that they were not approved for fabrication. James Fisher stated that he does not recall a conversation he had with USDA-AMS Auditor Darrell Wilson that in which he had informed Mr.Wilson that USDA Est.#1915 was not going to be shipped veal offal to Japan. James Fisher stated that it does not make sense that the EV Program for Japan for USDA Est.1915 references the hygienic removal of tongues, but the firm could not be approved to ship veal offal products to Japan.

(Est. # 1915はゴールデン社のUSDA登録での番号)

MOI Golden Plant Manager James Fisher dated 2/2/06
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit31.pdf




[3638] 10例目の中国の人感染鳥インフルエンザによる死亡者 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/08(Wed) 22:40  

今回、死亡したのは、浙江省安吉縣の9歳の女の子で、2月10日に発病したもの。
これで、3月2日に死亡した広州の32歳の男性を含め、中国での人感染鳥インフルエンザによる死亡者は、累計10名におよんだ。

http://hk.news.yahoo.com/060308/12/1luxu.html


[3637] 『仮説と真理は切ない関係』 投稿者:とき 投稿日:2006/03/08(Wed) 21:54  

◇イルカから高濃度の水銀 千葉のカズハゴンドウ(共同通信) - 3月7日7時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060307-00000020-kyodo-soci

 寿命の長い生物は、蓄積する期間も長いため、より多く体内に蓄積することになるようです。イワシやアジよりもマグロはもちろん多いということですし。
 で、結局、弱ってる原因を感染症であるとは明確にできないようで。未知のウイルスの場合は、ウイルス分離以外、検査しようがないということもありますが。

◇海鳥死骸 体内から油を確認 (2006年3月8日)
◇海鳥の死骸1888羽に (2006年3月7日)
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/shiretoko/shiretoko_article/index.htm

 今ひとつ、原因がはっきりしません。感染症も疑わしいですが・・・。

(社)日本養鶏協会
「週刊新潮」への抗議文の提出について(2006年03月08日)
http://www.jpa.or.jp/news/item/2006/03/08/
http://www.jpa.or.jp/news/kakin/index.asp

◇鳥インフルエンザ:県が防疫体制を強化 検査の検体数増など /茨城
>県は7日、06年度以降の鳥インフルエンザ対策として、抗体・ウイルス検査を実施する養鶏場の鶏の検体数を増やすなど、防疫体制を強化することを明らかにした。
>県は05年度まで、鶏を1000羽以上飼育する養鶏場を対象に各養鶏場から鶏10羽を取り出して抗体・ウイルス検査を行っていたが、06年度からは各鶏舎ごとに10羽を検査する。さらに、ウイルス感染の有無を毎月1回調べる養鶏場(モニタリング)の数を12から40に増やし、まん延に備える。【藤田裕伸】3月8日朝刊
(毎日新聞) - 3月8日12時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060308-00000109-mailo-l08

 感染の「無」を前提にしてしまったら、茨城県では「鶏」は生きていけないことになりますね。養鶏業界を代表する「産」の現場の意見が最大限に尊重されるという原則は変わっていないと思いますので、おそらく、「産」の側の大きい声の人が、「根絶」思想を固持し続けているのでしょう。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(140)(2006.3.7)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza264.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>清浄国論ほど現場にとって怖いものは無い。何故なら普段有るものを無いとされているから、見つかれば忽ち固有の犯人となり、感染経路と勿体ぶられて芋づる式に犯人にされてしまう。そしてどういうわけか、そこ以外あっちにもこっちにもは、たとえ有っても見つからないことにされる。不自然であるがそれが清浄国論の扱いだったと思う。

>清浄国論の旗の下では微生物については常識の通らない世界なのだ。浅田事件では老夫婦を自殺に追いやる非難の先頭に立った識者達も、流石に今回の江口獣医師達の件ではたたらを踏んで居るのか誰もなにも云わない。それでもマスコミはカイワレ事件を教訓ともせず、清浄国論について考える事もなく、食の安全さえ口にすれば権力の側に立っても一向に批判を受けないのをいいことに涼しい顔で魔女狩りの先頭に立つのだろうか。

 いつの時代も、大衆に迎合して、先頭をきってプロパガンダを流布し煽動するのもマスコミの普遍的な性格・性質のように思います。けっして、「愚鈍なソクラテス」の身になってまで、大衆批判をすることはないでしょう。体制批判をするようには。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198618844
http://ugaya.com/column/051028asahi.html

池田 信夫『電波利権』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101505
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/d/20060306
>地上デジタル放送も、今からでも遅くないから、計画を見直したほうがよい。特に、これから工事の始まるローカル民放の中継局は、青函トンネルのような無用の長物になるおそれが強い。おまけに放送の中継局は、使われなくても電波を占有するから、これも二重の迷惑である。

竹内 薫『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415
http://www.kaoru.to/hypothesis.htm
(第4章 仮説と真理は切ない関係)

畑村 洋太郎『失敗学のすすめ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062747596

 ある意味、「鳥フル対策」にも、いいかげん『サンクコスト』が生じてしまいましたが、早く転換したほうが、今後のコストは生じなくてすむのですが・・・。業界の方々の意識にかかっているはずです。目先の利を追うばかりに、貿易障壁死守のため、全体を見失う愚をおかしてしまっています。つまらない無病型H5N2亜型のために。
[3636] Re:[3635] [3634] [3626] 農林水産省の「「日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果・対策報告書」に関する米国政府への照会について」が発表 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/08(Wed) 08:11  

笹山さん。有難うございます。
> となりますと、日本側かこの問題にかかわりあうためには、『では、上記のいつの時点で、アメリカ側と、Veal問題を話し合ったのか?」を立証しなけれはならなくなりますね。
>
> まあ、アメリカ側の『ツリ』に、まんまと、引っかかってしまったような感じはするのですけれどもね。

ツリですか・・、この辺の経過を開示、説明しないと私のような”痛くない腹”を探る輩が現れるわけで、農水省には日本版の報告書など説明責任を果して欲しいものですね。


[3635] Re:[3634] [3626] 農林水産省の「「日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果・対策報告書」に関する米国政府への照会について」が発表 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/08(Wed) 07:35  

虹屋さん。
2月20日に3399で掲載した「Vealのアメリカでの特別扱いの経緯』をもう一度、下記に、記し、当時のアメリカの動向をレビューして見ましょう。


@2003年5月のカナダでのBSE発生に伴い、USDAは、ファイナルルール案を作成。
A2003年8月8日、Vealについては、生後36週の骨なし子牛については、輸入を許可するとの仮の規則を発表。
正式のものとして、2003年11月4日に、この方針を発表。
B2003年8月15日、APHISのほうでは、これとは別に、子牛肉については、骨なし子牛肉ばかりでなく、骨付き子牛肉までも、リストに入れた拡大リストを発表。
10月22日に発表された拡大リストでは、これにさらに、舌や心臓や腎臓をも、ローリスクに入れるリストを公表。
C2004年4月19日、モンタナ地裁へ、R-CALFから、カナダ牛輸入差し止め訴訟が出てきた関係から、正式なルール規則設定を迫られる。
D2004年4月26日、モンタナ地裁介在のもとに、USDAは、2003年8月8日にリストアップしたもの以上のものは、2003年11月4日に提出したファイナルルールには含めないとする協定を、R-CALFと締結。
そのとき、当時のヴェネマン農務長官は、2003年8月3日以降に、APHISが拡大リストを作っていたことを知らなかったといった。
E2003年12月24日、アメリカで初のBSE発生
F2003年12月26日、日本がアメリカのファイナルルールに対してのコメント送付(在米日本大使館のTadashi SATO氏から、USDAに対し、「Docket No. 03-080-1」についての回答)
G2004年10月23日、日米の高級事務レベル協議で、BEVプログラム固まる。
H2004年12月29日、ファイナルルールの最終案が確定。
その発表の直前に、カナダで、二例目のBSEが、発見。
I2005年1月4日に、ファイナルルールは公式発表され、2005年3月7日に、発効。
J2005年7月12日、日本向け輸出調査報告書でのフィリップ・ピアレス氏の証言「2005 年7 月12 日付けでデイヴィッド・ヒルドレス氏から、FSIS によれば子牛専門の施設については日本向けBEV プログラムは不要という旨の電子メールを受信しました。私はこの情報を日本における代理人に送信しました。」
この事実如何については、2006年3月6日時点では、日本側は、コメントせず。
K2005年12月8日、日本政府は、AMSに対してVealについても、the EV Program のためのQSA Program適用との通知を出した。日本側は、この事実を2006年3月6日時点で公式に否定。
L2005年12月13日、日本の査察チーム、アメリカ到着、デンバー入り、「日本の査察チーム訪米時に子牛肉の追加に関して話し合われ、牛肉製品と同様に日本は全ての子牛肉製品がUSDAのEVプログラムの下で認定されるべきことを要求した。」と、アメリカ側の報告書は記載、この事実については、日本側は、3月6日時点で否定はしていない。

以上から、日本との高級事務協議のあった2004年10月時点では、R-CALFとの協定からいえば、カナダからの骨なし子牛肉は、セーフだが、骨付き子牛肉については、アウトという状態で、アメリカ側は、日本側との協議に臨んでいた。

となりますと、日本側が、この問題にかかわりあうためには、『では、上記のいつの時点で、アメリカ側と、Veal問題を話し合ったのか?」を立証しなけれはならなくなりますね。

まあ、アメリカ側の『ツリ』に、まんまと、引っかかってしまったような感じはするのですけれどもね。

http://ncseonline.org/NLE/CRSreports/05May/IB10127.pdf


[3634] Re:[3626] 農林水産省の「「日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果・対策報告書」に関する米国政府への照会について」が発表 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/07(Tue) 22:56  

笹山さん。

USDA requested that veal be an eligible product to ship to Japan. On December 8, 2005,
USDA Foreign Agricultural Services was informed by Japan that veal must conform to
the requirements of the export verification program for Japan. A Japanese audit team
visited the U.S. in mid-December, at which time the addition of veal was discussed. As it
had done with beef products, Japan required all veal products to be approved under the
USDA Export Verification (EV) Program for Japan.

USDAは子牛肉は適格性を有するよう求めていた。2005年12月8日、USDA海外農業局は
日本向けの子牛肉がEVプログラムの条件を満たさなければならない旨の連絡を日本から
受け取った。日本の査察チームは12月半ばに米国を訪問し、その時に子牛肉の追加に関
して話し合われた。牛肉製品と同様に日本は全ての子牛肉製品がUSDAのEVプログラムの
下で認定されるべきことを要求した。

今回の質問では「USDAは子牛肉は適格性を有するよう求めていた。」ことには農水・厚労省は言及し修正を求めていないから、こうした要求があったのは確かですね。この文のまえには交渉の経過が時系列で述べてありますが、それを見ても位置の時点でこれをUSDAが持ち出したのかわかりませんが。

 問題なのは日本側の対応、回答。USDAの要求をきっぱりと断っていれば、その旨記して削除を求めればよい。今表ざたになると困る言質を米国に与えてしまっている。その内容はプリオン専門部会の審議の流れを想起すると概ね見当がつきますが、その言質が7月のFSISの「子牛はEVプログラムの対象外」見解を導き出し、今回の違反を導き出している。今回の違反の端緒でこれが明らかのなると、日本政府、農水・厚労両省、小泉内閣の責任まで追及されますよね。

 その言質は米国側も明らかにしないで、日本政府牽制に使っている。「問題の言質を表沙汰にしないから、検査官、施設の個人的、個別的なミスが原因ということで、再研修で収めよう。」

 それに対する日本側の回答が、「修正を検討されたい。」表現を和らげて頂けませんかとお願いしているわけですね。

「他の対日輸出施設の認定及び検査は適切に行われ」たか米国に問うているが、それを担当する部署AMSに対する2 AMSに関する事項の項目の質問は、この報告書の中に既にある程度の資料が出ている。それを踏まえないで、抽象的な質問をしても、米国はこの報告書以上の内容のある返答をする必要が無い。4 FSISに関する事項や3 施設に関する事項でも同様。
特に問題なのは、「今回の事案がなぜ生じたのか、各段階における問題点を総括的に整理、検証すべきではないか。」といいながら成田では55kg見つかっている背骨付き肉が、報告書では45kgとなり明らかに調査が不十分なのに追求していない。これでは「今回の事案がなぜ生じたの」分かるはずが無い。
つまりこの質問の立て方は「原因究明はこの報告書で十分」というメッセージになっている。

総括すると、この質問は 米国政府の「問題の言質を表沙汰にしないから、検査官、施設の個人的、個別的なミスが原因ということで、再研修で収めよう。」提案を受け入れるというメッセージになっている。昨日の国会審議では民主党も追及をやめたことだし・・

(1)の「書面審査・現地査察において、どのような確認を実施しその実効性を含め妥当と判断したのか。G社、A社の評価結果を示されたい。」は下記がその評価結果。
Golden’s AMS Quality System Assessment Desk Audit Atlantic’s AMS Quality System Assessment Desk Audit
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit6.pdf
Golden’s AMS Notification of Audit Results Golden’s AMS Quality System Assessment Initial On-Site Audit
Atlantic’s AMS Notification of Audit Results Atlantic’s AMS Quality System Assessment Initial On-Site Audit
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit8.pdf

(2)の 「査察を実施したAMSの監査官は、QSAプログラムの認定に関し、どの程度経験や理解があったのか。子牛肉に関するQSAプログラムやと畜場と部分肉処理施設が別の企業である場合のQSAプログラムの満たすべき内容について、十分な理解があったのか。」については下記に記述がある。

MOI AMS Auditor Darrell Wilson
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit7.pdf
MOI AMS Auditor David Hildreth
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit11.pdf


(3) の「A 社及びG 社は、12月15日に正式に申請し、1月4日に書面審査、1月6日に現地査察が行われ、即日認定されている。これは、非常に短期間での認定と思われるが、書面審査・現地査察において手順に即して適切な評価が行われなかったのではないか。」については

MOI AMS Audit Branch Chief James Riva
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit27.pdf
MOI AMS Branch Chief James Riva
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit36.pdf


[3633] トリプルスタンダードになりかねない自民党主導による国の水俣病認定審査会設置構想 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/07(Tue) 22:10  

熊本、鹿児島両県の水俣病認定審査会が機能停止している問題で、自民党水俣問題小委員会は7日までに、国に患者認定のため独自の審査会を設置するよう求める方針を固めた。同小委の松岡利勝委員長が同日、毎日新聞の取材に「国に任せていてもらちが明かない。与党主導で政治決着させるしかない」と明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060307-00000121-mai-pol
というニュースだが、埒があかない熊本、鹿児島両県の水俣病認定審査会の機能停止状態に対応して、今度は、自民党主導型で、国の認定審査会を設置しようというものなのだが。
混乱に輪をかけなけれはいいのだが、と懸念する。
私のこのブログ記事『やはり起こった水俣病ダブルスタンダード訴訟』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=467にも書いたことなのだが、これまで、環境省は、、「最高裁の判断は、個別の患者に対して行ったのであり、公害健康被害補償法(公健法)による制度としての認定基準とは別のものである。」との解釈を示し、認定基準の見直しを否定してきたのだが、この、自民党主導型による国の認定審査会は、公害健康被害補償法(公健法)による制度としての認定基準とは、別の基準による判断を下す可能性もあるということなのだろうか。
これでは、ダブルスタンダードどころか、トリプルスタンダードの事態になりかねない。
ここは、混乱をさける意味で、公害健康被害補償法(公健法)による制度としての認定基準を司法判断に一致させることが先決だろう。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=467


[3632] Re:[3631] [3628] [3627] [3624] PSEマーク「例外承認申請書記載例」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/07(Tue) 21:54  

長作さん。
そうですね。
このあたりについての経済産業省さんのご見解を明確にするだけで、多くの疑問なり、中古業者を中心として、今後の方向性が決まるわけですから、ぜひとも、この点の明確化だけは、急いでいただきたいものと思います。
とにかく、日本の産業を守るのが経済産業省さんのお役目なのですから。
中古オーディオ屋さんだって、いつまでも、あいまいの方針のまま、店を続けるわけにはいかないのですから。
私の知っている中古オーディオ屋さんにいったら、PSE対象外商品には、「レ」マークが、表示されてありました。
「これ何?」と聞いたら、レンタルのことだそうです。


[3631] Re:[3628] [3627] [3624] PSEマーク「例外承認申請書記載例」 投稿者:長作 投稿日:2006/03/07(Tue) 21:33  

> の91に次のような、「経済産業省製品安全課のキシモト氏」との一問一答が乗っていましたので、検証の意味で、掲載しておきます。

現時点では、不正競争防止法第二条以前に、電気用品安全法に則っていないと思うのです。「登録と自主検査で大丈夫だ」というのが経済産業省の見解なのか勘違いなのか誤魔化しなのかが公式に示されないと迂闊には動けないと思います(それともぼくの間違いか)。

電気用品安全法 手続の流れ
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/tetsuduki_annai/index.htm

「登録と自主検査で大丈夫だ」と答えていることは、ある程度確かでしょう。

正々堂々blog : 衆議院議員川内博史の日記。
には、「電気用品安全法に関して、担当の課長さんからレクチャーを受けました。」とあります。
http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/e/0c82237106da6992e825f439390c0866

小寺信良:電気用品安全法は「新たなる敵」か (Side B) (3/4) でも「経産省に取材した中では、この製造業の届け出に関する手続きは、それほど煩雑ではないということであった。実際にこの手段は、経済産業省のFAQにも載っており、ある意味公認の方法とも言えるだろう」と書かれています。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0602/27/news009_3.html

「経済産業省のFAQにも載っており」の「FAQ」には、以下へリンクが張ってありますが、違うこと書いてあります。
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/keikasochi/keikasochi_q&a.htm
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/keikasochi/keikasochi_q&a.htm#Q9

登録は簡単でも、製造事業者であれば、A9にある

2)製造する電気用品の技術基準に適合していることを確認する
3)特定電気用品については、登録検査機関の適合性検査を受検し、適合性証明書を入手し、保存する

をクリアしなければPSE表示はできない、と。


[3630] 高橋健太郎さんから坂本龍一さんへの手紙 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/07(Tue) 14:09  

高橋健太郎さんのブログ「owner's log」http://blog.livedoor.jp/memorylab/
の今日付け(2006年3月7日)に「坂本龍一氏への手紙」と題した一文が載っています。
高橋さんの方から「JSPAが集めた署名の効力を失わないためにも、JSPAのサイトに、署名活動開始後のJSPAの「方針」の発表に関して、署名者が納得しうるフォローを掲載していただけないでしょうか?」
とのご提案が、坂本さんサイドに対してあり、
それに対して、坂本さんサイドから、「一両日中にJSPAのサイトに、坂本さんからの提案をふまえた、JSPAからの声明的なものがアップされるということです。」というような、よい方向での展開があるようですね。

http://blog.livedoor.jp/memorylab/


[3629] 「マグロ寿司は、健康に悪い」とのカリフォルニアの研究グループの報告 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/07(Tue) 08:14  

アメリカ・カリフォルニアのSea Turtle Restoration Project
http://www.seaturtles.org/index.cfm
のグループが、ロサンジェルスの6つの寿司料理店でのマグロ寿司のマグロの水銀含有量を調べたところ、 0.721ppmであり、これは、FDAの基準量である0.383 ppm と比較して、88パーセントも高いことがわかったという。
この報告者は、『この実態は、寿司の客にとっては、ロシア・ルーレットのようなものだ。』と、その危険性を指摘している。
これ『Toxic Tuna:An Undercover Investigation of Mercury-Contaminated Sushi in Popular Los Angeles Japanese Restaurants』http://www.gotmercury.org/pdf/lasushi.pdfが報告書の現物

http://ca.today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=topNews&storyID=2006-03-06T224334Z_01_N06298889_RTRIDST_0_NEWS-SUSHI-COL.XML&archived=False


[3628] Re:[3627] [3624] PSEマーク「例外承認申請書記載例」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/07(Tue) 07:07  

小倉秀夫さん。
なるほど、これで前例ができれば、今後、同種の例にもなるかもしれません。
前例とならなかった場合でも、この種の問題解決の場合、政治家頼みではなく、市民サイドでやれる手段の構築方法を学びなおす、きっかけにはなるでしょう。
同時に、中古業者対策としては、届出業者と自主検査内容についてのガイドラインの明確化も、迫れればいいかと思います。
これについては、現時点では、経済産業省の見解は、あいまいのようです。
理屈でいえば、やはり、特許法と商標法、PL法がネックになってくるのでしょう。
公式のグレーゾーン・ガイドライン見解を提示しにくい状況というものが、経済産業省側にあるのでしょう。

以下、真偽のほどは確かでありませんが、巨大掲示板
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/radio/1138260650/
の91に次のような、「経済産業省製品安全課のキシモト氏」との一問一答が乗っていましたので、検証の意味で、掲載しておきます。

「場面設定は、自分で作った電気スタンドをフリーマーケットで売っている個人。 中古品ではなく、自作品についての問い合わせにしてみました。』とのことです。
Q.私の場合、製造業者としての届出が必要か。
A.必要。
Q.すでに仕入れてある部品は、PSE対応のものだが、それでも必要か。
A.必要。
Q.届出はどういう時にすればいいのか。
A.最初に届け出てほしい。
Q.一度、届け出ておけばあとは不要なのか。
A.製品の変更があった場合には再度届出が必要になる。
Q.変更とは、具体的にはどういうことか。
A.例えば、蛍光灯か、電球か。調光装置(明暗、点滅など)を追加したか否か。
スイッチを省いたか否か。電源コードを取り外し式にしたか、固定式か。など。
Q.それはその都度届け出なければならないのか。
A.最初に、あらかじめ製造予定のものをまとめて届け出ておいてもよい。
Q.例えば、最初に予定も含めて100品目ほど書いておいても良いのか。
A.良い。
Q.検査とは、どこかの機関にて実施するのか。
A.自主検査になる。その記録を一定期間保存しておけば良い。
Q.PSEマークは、どこかから購入して貼り付けるのか。
A.自主検査を実施して、問題がなければ自分で貼れば良い。
Q.その場合、シールはパソコンで作っても、手彫りでも良いのか。
A.良い。

以上とのことですが、本当でしょうかね。この、「経済産業省製品安全課のキシモト氏」のご見解なるもの?
まあ、これでいいとすれば、例のハイファイ堂http://www.hifido.co.jp/merumaga/2f/060224/index.htmlの方式でいいということになるのですがね。
しかし、これは、不正競争防止法第二条に抵触する恐れはないでしょうか? 



[3627] Re:[3624] PSEマーク「例外承認申請書記載例」 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/03/07(Tue) 00:43  

 現在の経済産業省内の内規がそのままであれば、例外承認が難しいというのはその通りです。でも、内規は、法律や政令よりは変更しやすいということです。


> このサイトhttp://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/tetsuduki_annai/kisaiyouryou/reigai_youryou_rei_onkyo.pdf
> にPSEマーク「例外承認申請書記載例」が書いてあるが、この記載例の場合は、例外承認申請をする理由が、「本申請に係る電気用品は、外国旅行者、外国人観光客のみやげ用モデル( ツーリスト・モデル) として、外国の規格に適合させた上で、外国で使用されることを前提に製造( 輸入) し、国内販売するものです。
> 従いまして、電気用品安全法第8 条第1 項で定める技術基準への適合義務について、同項第1 号で定める「特定の用途に使用される電気用品を製造し、又は輸入する場合」に該当するものとして、例外承認申請を行います。」
> ということで、「例外承認の申請」制度http://www.meti.go.jp/application/ONESTOP/3360234/113360234000500/113360234000500.htm
> の「審査基準」のうちの「ア 外国旅行者、外国人観光客のみやげ用モデル(ツーリスト・モデル)であって、外国の規格に適合しており、外国で使用されることを前提に国内で販売される場合」該当を狙ったものですが、今回のケースのような場合には、多くの場合「カ アからオに掲げるもののほか、特定用途に併せられるものと特に認められる場合」該当を狙うでしょうが、なかなか、その理由付けによって、例外承認されることは、難しいものと思われます。


[3626] 農林水産省の「「日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果・対策報告書」に関する米国政府への照会について」が発表 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/06(Mon) 22:16  

このサイトhttp://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060306press_5b.pdf
ですね。

まあ、研修制度とか、体制問題の指摘が多かったようですね。
ポイントをついた(というか、アメリカ側からポイントをつかれた?)指摘は、下記の点くらいかしら?
「輸入再開直前に、日本側から米国側に対し、子牛肉もEV プログラムの対象に追加する必要がある旨通報したかのような記述があるが、当初から日米協議の対象は子牛を含む20ヶ月齢以下の牛であり、このような記述は事実誤認であることから、修正を検討されたい。」
この問題については、この掲示板でも、いろいろ、議論された点ですが、むしろ、日本側からも、この点については、説明責任を果たされたほうがいいのではないでしょうか。
何しろ、2004年10月23日の日米高級事務レベル合意においては、「当初から日米協議の対象は子牛を含む20ヶ月齢以下の牛であり」との合意はされていないのですから。

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060306press_5b.pdf


[3625] 今日の石原農林水産事務次官の記者会見から 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/06(Mon) 21:55  

「それでその経緯でございますけれども、農林水産省では、BSEのステータス評価を、平成13年の3月からやっておりました。評価手法の開発及び米国を含むBSE未発生の主要輸入先国の評価作業を行ってきたということでございます。主要輸入先国というのは、66カ国に対しまして質問状を送付いたしまして、回答のあった47カ国について実施したということでございます。
   アメリカに対しましては、13年の4月にステータス評価に必要な情報収集作業の質問票を送付いたしまして、同年の7月に回答を得たということでございます。その後、追加の質問票を送付いたしまして、平成14年11月の第13回BSE技術検討会で米国のBSEステータス暫定評価に関する報告書案が承認されまして、報告書の英訳を進めて、米国側の了解を得た上で公表するということとして準備を進めておったということでございます。
   しかしがなら、平成15年の5月にカナダがBSE発生国となったと。要するにそれまでカナダはBSE未発生国という前提で作業をしていたわけですね。そのカナダから発生が見られたということで、平成15年9月の第18回BSE技術検討会におきまして、カナダからのBSE侵入リスクも評価に加える必要があるとのコメントを受けたということでございます。そういうタイミングで、更にOIEの方で基準を変更するような動きもあったということ、そういうことでBSEステータス評価そのものの作業を中止したということでございます。 」

ということだが、肝心の「第18回BSE技術検討会」http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20030930press_3.htm
には、その「カナダからのBSE侵入リスクも評価に加える必要があるとのコメントを受けたということでございます。」の旨は記載されていませんね。

http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/060306jimujikan.htm


[3624] PSEマーク「例外承認申請書記載例」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/06(Mon) 21:12  

このサイトhttp://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/tetsuduki_annai/kisaiyouryou/reigai_youryou_rei_onkyo.pdf
にPSEマーク「例外承認申請書記載例」が書いてあるが、この記載例の場合は、例外承認申請をする理由が、「本申請に係る電気用品は、外国旅行者、外国人観光客のみやげ用モデル( ツーリスト・モデル) として、外国の規格に適合させた上で、外国で使用されることを前提に製造( 輸入) し、国内販売するものです。
従いまして、電気用品安全法第8 条第1 項で定める技術基準への適合義務について、同項第1 号で定める「特定の用途に使用される電気用品を製造し、又は輸入する場合」に該当するものとして、例外承認申請を行います。」
ということで、「例外承認の申請」制度http://www.meti.go.jp/application/ONESTOP/3360234/113360234000500/113360234000500.htm
の「審査基準」のうちの「ア 外国旅行者、外国人観光客のみやげ用モデル(ツーリスト・モデル)であって、外国の規格に適合しており、外国で使用されることを前提に国内で販売される場合」該当を狙ったものですが、今回のケースのような場合には、多くの場合「カ アからオに掲げるもののほか、特定用途に併せられるものと特に認められる場合」該当を狙うでしょうが、なかなか、その理由付けによって、例外承認されることは、難しいものと思われます。

http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/tetsuduki_annai/kisaiyouryou/reigai_youryou_rei_onkyo.pdf


[3623] 簡易検査では無理っぽい 投稿者:とき 投稿日:2006/03/06(Mon) 18:36  

■海鳥死骸回収始まる
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/shiretoko/shiretoko_article/2006030603_article.htm
http://hokkaido.yomiuri.co.jp/shiretoko/shiretoko_article/index.htm

 油の付着は、死後では? もしくは、大量死の原因と「油」付着とは直接の因果関係がないのではないか?

◇海鳥大量死、死骸回収に着手 安全に配慮し、行政中心で 斜里 2006/03/06 13:57 北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060306&j=0047&k=200603069470

 飛来のコースは、アムール川河口域と重なってはいないでしょうか?

◇中国松花江の汚染
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/harbin_toxic_leak/
◇アムール川
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%A2%A5%E0%A1%BC%A5%EB%C0%EE&st=n
◇「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
http://www.melma.com/backnumber_45206_2479103/
http://www.melma.com/backnumber_45206_3093546/

 何らかの感染症が考えられる場合、渡ってきてから、そこで衰弱へい死にいたっているというのであれば、その周辺の野鳥(馴致群)から感染を受けたという見方になりますが・・・。

◇イルカ:岸乗り上げはなぜ? 磁場、海流、砂浜――GPS影響との指摘も /千葉(毎日新聞) - 3月4日13時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060304-00000108-mailo-l12

 体調を崩しておれば、溺れ死ぬことにもなりますから、浅瀬に寄ることもあると思います。とても「磁場」説や、「自ら個体数を調節している」などというトンデモではないように思いますが・・・。まさにこんなときこそ、「獣医学者」の腕の発揮のしどころでは。(罹病患畜はただちに殺処分根絶を奨励する獣医学者に、ウイルス感染症の解明は無理なのかもしれませんが。)


[3622] 「御用学者」さまは、やはり「嘘の多さ」と語る? 投稿者:とき 投稿日:2006/03/06(Mon) 13:29  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(139)(2006.3.6)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza263.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>その《清浄国論》が建前であるうちは特異ワクチンが許されないことが問題な位だが、実際の清浄化論や撲滅論に変化した場合、御用学者の手に掛かると環境中に沢山いるとされる無害なものまで悉く強毒変異の恐れがあるとされて排除されかねない。それが現実の恐怖になったのが茨城株問題である。現場の恐怖はウイルスの被害ではなく、御用学者のそんな無責任さにあったのである。

>鶏病研究会の専門委員ですら個人的に、それも内緒で動衛研の技師に余禄での試験を依頼しなければならなかった環境こそが問題である。

「ここまでの対策をとれば普通ならば収まるはずです。評価が困難な理由は2つ。一つはBSEの潜伏期間が牛で5年以上、ヒトで15年といわれるほど非常に長いこと。もう1つが加工・流通・小売・輸入などにまつわる嘘の多さです」
http://nikkeibp.jp/sj2005/special/114/

 お上の方々の、下々の者への不信感は、いまに始まったことではないのかもしれませんが。民間人は、ちょっと目をはなした隙にズルをするというのが常識で、かつてそれはあたりまえのことで、さして話題にならず、「公」の方の場合は、メディアによって、その不正を散々あげつられ、徹底的にさらし者になったりしてきました。あるいは、悪徳お代官さまと越後屋・越前屋などの構図がお話になったりするわけです。

 本来、「疫病」には、だれもどこにも「悪者」はいないはずのものなのですが・・・・。(強いていうならば、その弱り目にまでつけこんで、私利をむさぼろうとするものが、そういえるのかもしれませんが、それはあくまでも「モラル」の問題であり「ルール」の範疇ではありません。いかんともしがたいものです。)

 「ルール」策定に携わる方々は、そのような「モラル」を範疇にすべきではなく、あくまでも、「科学」的思考にもとづいて論をすすめてほしいと願っております。
 つまりは、寄って立つところの「根拠」を常に、「反証の可能性(カール・ポパー)」
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1059.html
に対して開かれたものにしておき、それに晒す覚悟を持ち続けることの不断の努力が必要だということです。その点で、「鳥インフルエンザウイルス」をめぐる「学」は、非常に閉鎖的に見えてしょうがありません。いまだに、「鳥ウイルス」の野鳥における感染をすら認知せず、「ない」とみなしているのですから。
http://kaoru.to/hypothesis.htm

■ 新型インフルエンザは、どう怖いのか?
http://river-side.at.webry.info/200512/article_12.html

>メディアではしばしば、この「鳥」インフルエンザとヒトの「新型」インフルエンザとが混同されています。わざとやってるのか??と思うくらい。それは日本だけではなくて、どうもアメリカの新聞などでもavian flu(鳥インフルエンザ)という単語で「新型」を示していたりします。

>う〜ん、やっぱりアメリカでも日本でもわざと不正確な情報を流して煽っているのかもしれないな・・・

>ここではきちんと「鳥」と「ヒトの新型」とは区別されています。その上で、「ヒト」に関して、「社会経済活動に多くの被害」ということを述べています。実際、新型インフルエンザが大流行したときの経済への影響、という話は最近しばしば出てきています。

>何か、話がヘンなんですよね。

>タミフルは、結局、何に効くのでしょうか?ロッシュ社、ギリアド社、中外製薬の株価をあげることにいちばん効くのでしょうか?

>どうしてタミフルなのか,リレンザは名前さえ出ませんが。

 いまや、どうやらヒトの「感染大被害」は起こりそうもないと言うことが見えてきましたら、メディアの矛先は、「経済的損失」のほうに向けて、それをわざわざ煽りはじめてるようにも見受けられます。結局それも、大したことなく終わるように思いますが。

◇鳥インフルエンザ 業界救え! 仏で「鶏食運動」 2006年 3月 6日 (月) 09:34 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060306/K2006030600690.html
◇鳥肉の欧州最大手が操業短縮へ 鳥インフルエンザで影響 2006年 3月 3日 (金) 10:18 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060303/K2006030300950.html
◇鳥インフルエンザでW杯中止なら「従う」(日刊スポーツ) - 3月3日9時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000037-nks-spo

 「ウイルス」のことをよくしらない、一部マスコミ関係者が、それを過剰に怖れて、おかしな記事をだしまくっているようにしか見えませんが・・・。「無知・非知」の連鎖がリアクターのようになっているようで。それとも、故意なのでしょうか?
 鳥ウイルスをめぐる「ヘン」の根本は、ウイルス学・感染学関連の「科学」者の、「知」のネットワークとコミュニケーションに何らかの問題があると思っております。


[3621] 農林水産省に、誤訳箇所伝えました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/06(Mon) 09:57  

この掲示板で、wattana さんや虹屋さんから、ご指摘のあった、「米国農務省の『日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果・対策報告書』の日本語訳(仮訳)」の誤訳箇所について、農林水産省に伝えました。
しかし、訂正http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060303press_1c.pdf
は、まだのようですね。

誤訳指摘点は、以下のとおりです。
以下引用

3月3日に発表されました米国農務省 日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果・対策報告書(仮訳) について、下記の点について誤訳があるとの指摘が、私の掲示板http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
で、訪問者からなされましたので、ご指摘申し上げます。

             記

●1月20日に成田空港で確認されたせき柱つきの子牛肉は、Hotel Rack(7ribs)1箱とTrimmed Loin(4x4)2箱の合計3箱です。

●この3箱、そして同類に分類されるアイテムの日本語訳(仮訳)を見ると次のようになっています。
@Hotel Rack(7ribs)>>ホテルラック(7片)
AHotel Rack Chop-Ready(7ribs)>>ホテルラックチョップ-準備済み(7片)
BTrimmed Loin Boneless(1x1)>>トリムドロイン骨無し
CTrimmed Loin(4x4)>>トリムドロイン

●トリムドロイン(整形ロイン)の日本語訳はいいとして、ホテルラックの日本語訳は、ちょっといただけません。
米国農務省認定のIMPS Series300 for Fresh Veal and Calfをぜひ参照して、当該規格を正しく日本語訳して欲しいと思います。
★IMPS Series300を見ると、Hotel Rackには7ribs=肋骨7本付き(5番目から11番目の肋骨)と6ribs=肋骨6本付き(6番目〜11番目)の2規格があります。したがい、7ribsは「ホテルラック(肋骨7本付き)」、または「ホテルラック(7本リブ)」と訳すべきです。7片と訳すと、1箱の中にHotel Rack(7ribs)が7片入っていたと勘違いします。

★Chop-Readyを「準備済み」と訳したのには驚きました!!子牛肉の部位についての知識の無い方が訳されたのでしょうか?
Chop-Readyは、規格の名前です。
「準備済み」と訳されては、農林水産省としては、恥でしょう。
「米国農務省認定のIMPS Series300 for Fresh Veal and Calf」
http://www.ams.usda.gov/lsg/imps/imps300.pdf
によりますとChop-Readyには、
@Item No.306B Hotel Rack, Chop-Ready,7 Ribs
AItem No.306C Hotel Rack, Chop-Ready,6 Rib
BItem No.306D Hotel Rack, Chop-Ready,7 Ribs,Frenched
CItem No.306E Hotel Rack, Chop-Ready,6 Ribs, Frenched
の四規格があって、そのうち、@の規格をさしているようですね。
そして、説明としては、16ページに、下記のようになっていますね。
「Item No. 306B - Hotel Rack, Chop-Ready, 7 Ribs - This item is as described in Item No.306 except that it is a single rack. Refer to the Material Requirements for the description ofChop-ready.」
とあり、 Item No.306と、single rackという点以外では同じと書いてありますね。
そして、Item No.306では、
「Item No. 306 - Hotel Rack, 7 Ribs - This item is prepared from Item No. 304 and shall have 7 ribs (ribs 5 - 11). The chucks and breasts are removed by 2 straight cuts. The chucks are removed by a straight cut between the 4th and 5th ribs. The breasts are removed by a straight cut across the ribs, that is not more than 4.0 inches (10.0 cm) from the outer tip of the longissimus dorsi (ribeye muscle). The ribeye muscle shall be approximately equal to or larger than the complexus muscle on the cut surface of the chuck end.」
と書いてありますね。

●「carcasses」が一律「枝肉」と訳されていますが、グレーディングの場合のcarcassesは、『枝肉」でいいとして、セパレートする前や、内臓肉を取り出す前のcarcassesは、『屠体』と訳したほうが誤解がないと思います。
原文のP36とP20での胸腺取り出しや内臓肉取り出しをするcarcassesは、『屠体』と訳すべきなのではないでしょうか。





[3620] JSPA(日本シンセサイザープログラマー協会)の署名依頼文の当初と、現在との変更・改ざん点 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/06(Mon) 09:42  

三箇所あるようですね。
変更前(2006/2/23 時点、この時点での途中集計署名数は、35,020名)
http://www.sasayama.or.jp/jouhou/shomei3.htm
変更後
http://www.sasayama.or.jp/jouhou/shomei.htm

第一点
発起人から『音楽家 高中正義』が削除
また、署名フォームの下の文中からも、『坂本龍一氏や高中正義氏などの賛同を得て、』から「高中正義氏」が削除

第二点
「ビンテージと言われている、現在もそのほとんどが現役で使用されている機器類(1950年代から1990年代に生産された機器類すべて)が対象製品として該当するので、検査機関の基準値を満たすことは到底不可能。」
から、「検査機関の基準値を満たすことは到底不可能」の部分が削除

第三点
署名ホームの横に、新たに、[電気用品安全法に関する活動方針]https://www.jspa.gr.jp/pse/policy.html
がリンクされ、そのリンク先に、「『請願内容』 音楽家の制作業務に関係する機器機材の適用記載より『適用除外』を請願する。」との文言がある。

上記の点から、JSPA(日本シンセサイザープログラマー協会)は、「検査機関の基準値を満たす』ことができることを条件として、「例外承認」
http://www.meti.go.jp/application/ONESTOP/3360234/113360234000500/113360234000500.htm
の方向をとったものと、推察されます。

当初の署名依頼文が、途中から、文中の一定部分が削除されるということは、変更前の署名者(35,020名以上)に対する冒涜と考えますが。

JSPA(日本シンセサイザープログラマー協会)さんの説明責任を問います。


[3619] Re:[3618] [3615] [3613] [3611] フィリップ・ピアレス氏は逮捕されないのか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/06(Mon) 08:57  

笹山さん。
> 私の思うに、これらの会社は、インプラントまたは、相互に、バイプラント的存在だったのではなかったのかと思います。
QSVP ProgremマネージャのDANA K. STAHLさんは証言の中で
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit5.pdf
「PHILIP PEERLESS (PEERLESS). President and Owner of ATLANTIC also owns GOLDEN」です。EVプログラムでの彼の働き方をみると、実務も取り仕切るワンマンなオーナー社長という像が浮かび上がってきます。
 犯意というか故意性の有無は、ATLANTIC社 とGOLDEN社のやり取り、例えば1月10日には全頭でEV認定を取得して出荷せよといったやり取りがあったか、その点だと思いますが、米国当局は資料は押収していると思いますが、公開していませんね。

AMSのARCウェブサイトのリストの件ですが、「アトランティック社が日本向けに内臓を出荷する許可が出なかった」事が本当なら、そのような制限は日本側に伝達されないとことになります。現在リストにある37社の中に同様の制限がついている施設があっても分からないことになります。これは、これで、制度的な大問題ではないでしょうか。



[3618] Re:[3615] [3613] [3611] フィリップ・ピアレス氏は逮捕されないのか?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/06(Mon) 07:53  

虹屋さん。
1月21日の2961から2967にかけて、スローターとファブリケーターとの違いについて議論したときですね。
確かに、「下記サイトのサプライヤーリストを見ますと、Fabricator だけ、というのは、この1社だけで、後は、Slaughterer, Fabricator, Processor, Further Processorのいずれか二つを兼任している」
ということでしたし、

また、虹屋さんのほうから、2967で
「日本は枝肉取引が主ですから、Slaughterer とFabricator, Processor が分離。米国は枝肉取引は少ないからS/Fが主なのですね。ほ育子牛は生産農家が約900軒、子牛肉の処理・加工を行うパッカーが20社(月報「畜産の情報」(海外編)2003年3月)。このなかでSlaughtererだけ、Fabricatorだけというのは、本当に数社しかないでしょうに。」
という疑問点も提示されましたね。
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog8.htm参照
私の思うに、これらの会社は、インプラントまたは、相互に、バイプラント的存在だったのではなかったのかと思います。


[3617] Re:[3614] [3603] [3602] [3592] 例外承認 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/06(Mon) 07:17  

小倉秀夫さん、風邪っぴきさん。
例外承認は、かなり細い蜘蛛の糸のように思えます。
「カ アからオに掲げるもののほか、特定用途に併せられるものと特に認められる場合」該当ということですから。
経済産業省は、そのような火に油を注ぐような例外承認は、しないと思います。
カンダタにならないことを祈るばかりです。
むしろ、ガイドライン提示で、グレーゾーンをはっきりさせる試みをしたほうが、関連業界も、リスナーも、消費者も、ハッピーだったと思います。
「旧来型の「市民団体」の劣化コピー」を善導するモデレーターの必要性は認めますが、今回の場合は、炎上問題が、しょっぱなにあったので、ちょっと、寄り付きがたかったのではないでしょうか。
しかし、クライアントとしてしか見ないモデレーターも失格ですね。
風邪っぴき さんご指摘の「不快二言葉」については、訂正し、**表示とさせていただきます。



[3616] Re:[3614] [3603] [3602] [3592] JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会 投稿者:風邪っぴき 投稿日:2006/03/06(Mon) 00:54  

ぼくも小倉さんの意見、そう思います。

先ほどは急ぎで出かける用があり、中途半端な書き込みですいません
最後に付け加えたかったのは、実名でしかも立場のある方が書き込んだ文章だけに、その影響力や破壊力は大きいです。
意見するのは、全然ありだと思うし、指摘の部分は決して筋違いとは思いませんが、「インチキ」や「詐欺的」は訂正していただきたく思います。

ちなみに用というのは、僕はミュージシャンですのでスタジオに練習しにいっていた訳です。(風邪にもかかわらず・笑)スタジオにある電気製品を見渡すと9割が電源を内蔵しているPSE規制対象品でした。対象外なのは、ACアダプタ式のミニエフェクター2コだけです。


[3615] Re:[3613] [3611] フィリップ・ピアレス氏は逮捕されないのか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/06(Mon) 00:40  

笹山さん。
シーファー駐日米大使と日本経済新聞と1月26日の単独会見での「日米合意に基づく規制を逃れようとする意図があったのかどうかを捜査当局は調べている。・・・単に規制を無視しただけなのか、あるいは意図的なものなのか。もし、意図的ならそれは犯罪となる。」という発言からの単純に連想なんですけどね。

1月6日に「アトランティック社が日本向けに内臓を出荷する許可が出なかった」としたら、胸腺肉という内臓を輸出した(少なくともニューヨークからは出ていますから)のは、単なる無視とはいえないのではないだろうかと、無免許運転ですからね。

逆に、米農務省の弱点は、一つは”アトランティック社が日本向けに出荷できるのは肉だけ、内臓はダメ”を裏打ちする証拠書類が出されていない。先日のARC1000での話で出た、AMSのARCの該当プログラムのウェブサイトのリスト。これに掲載することが日本への通知になりますから、公式文書です。
 ここのリストでのアトランティック社、ゴールデン社の記載には、肉に限るとか内蔵は除くといった注釈はついていませんでしたよね。確か、笹山さんが、他はSFの区分けなのにアトランティック社だけがFだけだと指摘された記憶があります。
 内蔵は除くという制限がついていたのなら、日本への正式な通知であるARCのウェブサイトのリストに記載しないのは、おかしいですよ。
 物的には、必須書類の3アイテム「監査報告書、付加する書類、カバー・レター」のうちのカバー・レターです。このBアイテムでは1月6日許可なのに9日に作成された監査報告書が公開されているだけです。カバー・レターに「認定された牛由来の内臓を、未認定の牛由来の内臓から区別するためのQMS 手続き」を実施していなので内臓はダメといった制限条件が書かれているはずです。

 もう一つの弱点と思われるのは、例えば、今回EVプログラムで認定された21頭の牛の胸腺肉だけを出荷していたら、明確に違反といえたでしょうか??先ほどのQMS 手続きは実施されていないけれども、その目的である未認定の牛由来の物は入っていないという状態は、達成されている。
 フィリップ・ピアレス氏は、その証言でゴールデン社ではすべての子牛でEV認定をとる計画であったといっています。子牛ですから、ほぼ確実にA40以下です。全頭がEV認定を取れば、未認定の牛由来の物が入ることは無いからQMS 手続きは不要という発想です。手続きは不備でも、違反とか違法とはいえないのではないでしょうか。

 でもQMS手続きが不備なのは確かで、それはフィリップ・ピアレス氏も承知の上で胸腺肉を輸出したわけですから、いよいよとなれば、逮捕劇が演出されるのではないかなと思うわけです。



[3614] Re:[3603] [3602] [3592] JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会の****商法的署名集め 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/03/05(Sun) 23:44  

 「例外承認の要件」云々と経済産業省が言っているのは所詮内規にすぎませんから、手続き的にも面子的にも、ここが一番変更しやすいのではないかというのがポイントです。
 
 音楽関係者以外の反対者の方々は、どのようにして、どういうところに落とし込もうとしているのかというところがさっぱり見えてきません。そもそも、落としどころを探る気があるのかどうかもわからないのですが(何だか、「右傾化したネットワーカー」さんたちが普段忌み嫌っている旧来型の「市民団体」の劣化コピーにすぎなそうな気すらしてきます。)。

> 小倉秀夫さん。
> 「電気用品安全法に関して、陳情ないし交渉のポイント」拝見しました。
> この掲示板で、小倉様から「ノーアクション・レター制度の活用」のご提案を頂、その後、いろいろな場面で、私も、その有用性を提案してまいりましたが、どうしても、従来型の政党の国会質疑での場や質問主意書という手法に依存してしまっているのを残念に思っていました。
> 「民が、自らの取れる手段を行使せずに、うろうろしている。』といった感じを深くしていました。
> 環境省の皆様とも話したことがあるのですが、環境規制も、従来型の法の上で、ポジティブリストを持って、厳格規定をするよりも、ガイドラインを設けて、機敏に対応するようなケースがふえてまいりました。
> そのような意味でも、小倉さんの言われる「法律改正どころか、政令の改正もいらない」手法としての、民自らが、経済産業省に対して、ガイドラインの提示と、コンプライアンスのゾーンを示すことを要求することは、ぜひとも、必要なことであると思います。
> JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会の要望事項については、それが普遍化しうる要望に拡大解釈しうる余地を残したものとしていただければと、思ったしだいです。
>
> ただ、この例外承認に当たる条件は、下記のように限られているのが、ちょっと、難のようですね。
>
> (1)基準適合義務等(法第8条第1項第1号)の例外承認
> ア 外国旅行者、外国人観光客のみやげ用モデル(ツーリスト・モデル)であって、外国の規格に適合しており、外国で使用されることを前提に国内で販売される場合
> イ 特定の工作機械に若干の特殊な設計を施したモーターを使用する場合(特殊な保護装置を設ける場合) 
> ウ フロアダクトを天井吊りとして施設するため、特殊な設計とする場合(防水装置を省略する場合)
> エ スタジオ照明用制御盤のタンブラースイッチの使用に適した設計を施す場合(極間を小さくし、3極式とする場合)
> オ 特定の場所に使用するため、電線管を特殊な設計とする場合(厚さを特にうすくする場合)
> カ アからオに掲げるもののほか、特定用途に併せられるものと特に認められる場合
>
> (2)販売の制限(法第27条第2項第1号)の例外承認
>
> 法第8条第1項第1号の規定による特定用途の例外承認の審査基準とする。
>
> ということですから、「カ アからオに掲げるもののほか、特定用途に併せられるものと特に認められる場合」についてのコンプライアンス・ゾーンを経済産業省に問えばよいということになりますね。
> これですと「日本シンセサイザー・プログラマー協会要望の音楽家の制作業務に関係する機器機材」はセーフになるかもしれませんが、その他の汎用機器は、どうか、ということになりそうですね。


[3613] Re:[3611] フィリップ・ピアレス氏は逮捕されないのか?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/05(Sun) 23:15  

虹屋さん。
こういう場合はどうなのでしょうね。
ノン・コンプライアンス扱いということで、すむのではないでしょうか。
よくわかりませんが。


[3612] Re:[3610] [3609] [3607] [3592] 外部電源のシンセサイザー 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/05(Sun) 21:51  

風邪っぴきさん。
そうですか。
外部電源のシンセサイザーは、そんなに多くないのですね。
そうですね。エフェクターも対象になるのですね。
厳密に言えば増幅器があれば、電源が必要なわけでして、どんなに小さなミニアンプでも、小さな電源は必要ということになりますね。
今回のPSE問題についてみれば、最初の段階で、ハブ的機能を持つものがなかったということで、混乱があったようですね。
日本シンセサイザー・プログラマー協会さんが、歩いて、署名集めをされていたというご努力の程は、私も、知っていました。


[3611] フィリップ・ピアレス氏は逮捕されないのか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/05(Sun) 20:34  

米国報告書の農水省の和訳、下記の部分を読むと、250ポンドのSweetbreadは故意のEVプログラム破りになります。Golden Veal Corp.及びAtlantic Veal and Lamb, Inc.の会長であり、所有者のフィリップ・ピアレス氏が逮捕されないのが不思議になります。また、日本シイベルヘグナー社も知りながら輸入を図ったとなれば同罪ですね。もし、仮にそうなれば、どれ位の刑になるのでしょうか??

私は、彼らが故意にEVプログラム破りを企てたとは考えていません。彼らの逮捕劇が、輸入再開のために日本国民に安心感を与えるためのビッグ・サプライズ用に用意されているのではないかと疑っていますが・・

農水 P54
第2の調査結果:
ゴールデン社は、アトランティック社に対して日本向け輸出用の内臓を供給する資格
を持っていなかった。今回の事件では、ゴールデン社はアトランティック社に内臓を
出荷し、それを日本向け輸出の資格があるとして証明した。アトランティック社は、
日本向けに供給することを認定されていない施設に由来する内臓であるにも関わら
ず、日本向け輸出の資格があるものと証明し、内臓を日本に輸出した。

農水P24
。リヴァ室長は、
アトランティック社が日本向けに内臓を出荷する許可が出なかったのは日本向けに輸出
する適格性のある子牛内臓の供給元が無かったのが原因であるとの意見を述べた。
農水P23
ウィルソン監査官はフィッシャー氏に内臓の出荷についても質問し
た。フィッシャー氏はAMS ウィルソン監査官に対して、ゴールデン社は20ヶ月齢以下
と認定された牛由来の内臓を、未認定の牛由来の内臓から区別するためのQMS 手続きを
実施していないため、日本へ内臓を出荷する計画は無いと述べた。
農水P21
2005 年12 月15 日、品質管理責任者であるエルヴィラ・クーニャはゴールデン社のた
めの子牛枝肉を得るためのとさつのみのEV 認定、そしてアトランティック社の子牛肉製
品の解体及び流通に関するEV 認定を取得することについてAMS に正式に要請した。




[3610] Re:[3609] [3607] [3592] JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会の****商法的署名集め 投稿者:風邪っぴき 投稿日:2006/03/05(Sun) 19:46  

少し横になってよくなりました。
>シンセサイザーの半分は、外部電源なんだそうですね。
そんな事はないですよ。むしろ外部電源のもののほうが少ないです
それにギターアンプ・ベースアンプなどももちろん、本体に電源がくみこまれているものが殆どです。
普通に販売してるCDを制作するのに、「ミキシング」という作業がありますが、その際に使うエフェクターなども規制の対象になります。巷で耳にするような流行曲で、最新の機材をつかって演奏しているような曲でも、ミキシングの際は殆どといっていいほど、そういうエフェクターが使用されています。
と、こんな感じで説明し始めたら枚挙に暇がないほどになります。

僕は、この問題に対してそこかしこで議論がなされているけど、みんながみんな、てんでばらばらの意見だったり、あるいは同じ事をいってるのに言い方が違うだけとか、そんな議論の繰り返しでまとまってなにかをするっていう状況にはならなそうな感じがします。
そういう意味で音楽家ならではの見地で、音楽家として必要な権利を自分達の責任の範囲で主張する事は意義があるのではないかと思う訳です。
こうして掲示板に打ち込まれた文字をみて、きっとこれはこうだろ、とか違うだろとかそうだそうだとか、いろんな意見を見てる方々はもつでしょうし、、自分も意見は言いたいけど、自分の意見は叩かれたくないから、できる限り分かりやすくかどがたたないように、とか考え始まってさらに具合が悪くなってしまうんですが(笑)
でも、そうこうしているうちに意見が「物わかりのいい方」へ流れてしまうんじゃないかなーとも思う訳です。
なので「****」と匿名でなく実名で言い切る姿勢は別な意味で尊敬してしまうんですけどね!(嫌みじゃありませんよ)


[3609] Re:[3607] [3592] JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会の****商法的署名集め 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/05(Sun) 17:38  

風邪っぴき さん。
どうも、気分を害するような言動で、申し訳ありません。
ただ、ちょっと、と、思ったもんですから。
決してあおりではありません。
私自身、その署名をしたもんですから。
一言、言わせていただく権利はあると思います。
で、ある、かつて、その筋の業界におられた方のお話を聞きましたら、シンセサイザーの半分は、外部電源なんだそうですね。
果たして、そんなに、シリアスな問題だったんでしょうか。


[3608] 「防疫」と「貿易」のご都合主義は通用しない 投稿者:とき 投稿日:2006/03/05(Sun) 17:12  

 それが、人間の恣意を受け付けない「自然」の存在であるウイルス(感染)。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(138)(2006.3.5)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza262.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 もはや、鳥フル関連の「法令」(法と規則)の存在意義は、検査機器・部材業界のためにあるようなものなのかもしれません。それが対象としている自国の産業を、保護育成・維持継続させるためにあるとは、到底いえないものになっています。
 霞ヶ関におられる方々も、その矛盾にはとっくにお気づきになっているのではないでしょうか。法や規則の「現場」の最先端におられるわけですから。こういう場合は「悪法も法なり」と、頬被りダンマリを決め込むのでしょうか?(立場が悪くなると“入院”という手も、未だに有効なようらしいですが。)

 近年の検査方法の開発とその発達によって、「病」の原因であるところの「感染」(そのすべてが「病」を起こしているとは限らない)をも見分けがつけられるようになったということで、「病」を含む広く「感染」全体を、今後どう捉え判断し、行政施策に反映させていくのかがつきつけられているのですが。

 国内「防疫」のルールと、対外的な「貿易」のルールとを、峻別したほうがうまくいくのではないかと思います。たとえそれが、一見、ダブル・スタンダードに見えがちであろうとも。(重なるところはあるにしても、本来は、まったく別個の領域のことではないかと。) 
 それを地続きにしようとして、おかしなことになっているのではないでしょうか。

 まずは、@「鳥ウイルス」と「人ウイルス」を峻別すること A「病」と「感染」を区別し、「感染」がすなわち、すべて「病」ではないということを理解すること Bウイルス感染における「抗体」獲得の意味(狭義の意味の「免疫」)を理解すること C目に見えない単離困難な「ウイルス」の存在を、はじめから「ない」ということを前提にするのではなく、「宿主」が存在する限り「ある」のだ、という前提に立つこと ということなどが、今後「ウイルス感染症」対策に関しての、家畜伝染病予防法にもとづく各種ガイドライン作成にあたって、つよく意識される必要があると思います。
 「ない」ことを前提にしてしまうことによって、「現実」と齟齬をきたしているのですから。

◇30万羽の渡り鳥が上海崇明島東灘に飛来見込み 〔2006年3月5日掲載〕
>上海崇明島は、中国でも有数の渡り鳥の経由地で、その中でも東灘は自然保護地区にも指定されているが、崇明島では、これら野鳥の動きに神経を使っている。
>本格的に飛来が始まるのは、3月下旬ごろで、その数は30万羽と見込まれており、自然保護地区の管理者たちは毎日観測にあたっており、鳥インフルエンザ対策を強化している。
>崇明島にやってくる鳥の多くはオーストラリアからで、一般に数時間から数日間東灘で休息する。ピーク時は4月中旬ごろと見られており、関係者は市民に野鳥との接触を極力避けるように訴えている。
http://www.explore.ne.jp/news/article.php3?n=2363&r=sh

>関係者は市民に野鳥との接触を極力避けるように訴えている。

 見方としては、発症が目に見える方が、被感染側としてみる必要があるということです。飛来したものの衰弱へい死が見られたとなれば、それは、もともとから居る野鳥から感染を受けたということですし、飛来したものが平気で、もともと居たものがへい死した場合は、飛来した感染馴致個体がウイルスを運んだということになりますが・・・。目に見える方ばかりを見ていては、感染実態を見誤ることにもなります。

 欧州の鳥フル発生報道は、ドイツの猫での感染以降、やけにおとなしくなった感があります。

 人での感染も、今回の広州の事例の報道の仕方しだいでは、サーズ騒動のようになるのか、それともウヤムヤ収束へ向かうのか微妙なところです。
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20060304/20060304i312-yol.html
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200603050083.html
 今後は煽っても、経済的にはマイナス面ばかりではないでしょうか。北京オリンピックもありますし。(本当に開催できるのでしょうか?)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484062062

【社説】03月05日(日曜日)付
◇鳥インフルエンザ 感染の広がりが心配だ
http://www.asahi.com/paper/editorial20060305.html

 いまどきこれでは、頭を抱えてしまいますが・・・。
 もはや、こういう一つの世界が、出来上がってしまっているのかと。どこまでが現実で、どこから空想なのか、まるで区別がつきにくいようにして、上手にメルティングし、見た目のきれいなカクテルのような世界が。

>重要なのは、ウイルスの広がりを抑えるための国際的な支援と、日本で新型が広がったときの備えである。
>国際社会が支援しなければならない。
>早くウイルスを発見して素早く対応するための態勢づくりに、日本が手を差しのべる必要がある。

 このあたりが、要諦かと。経済・産業界の意向を汲んだ、代弁ではないかと勘繰ってしまいますが・・・。

>茨城県で鶏の感染を届け出なかったとして獣医師らが逮捕された。隠さず正確な情報をいち早く伝える。それが対策の基本であることも改めて確認したい。

 「情報の透明性」を際立たせるために、わざわざ、この誤認逮捕的な事件まで持ち出すとは、よくぞここまでと思うほど、手がこんでいるものです。ますます、養鶏業界のイメージを毀損していることに、書かれたかたは自覚はないでしょう。
 この文脈で、この事件を末尾にもってくるとは、まったく酷いはなしです。人をもふくめてのウイルスのまん延がすべて、養鶏業関係者の不始末が原因になっているようではありませんか。
 これは厳重に抗議し、謝罪・訂正を要求すべきではないかと思います。このような間違った情報の積み重ねで、おかしな方向へ印象操作・世論誘導されているわけですから。


[3607] Re:[3592] JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会の****商法的署名集め 投稿者:風邪っぴき 投稿日:2006/03/05(Sun) 17:08  

ご指摘はわからなくもないけど
「****」「**的」は全く持って言い過ぎです
理由を書きたいけど、風邪で頭が痛いので文章をまとめられません。
なら、書くなといわれても仕方ないですが、どうしても書かずには
おれませんでした。


[3606] Re:[3605] [3604] 農水省が米国BSEの危険隠す 感染確認1年前の報告書を非公開に、という記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/05(Sun) 11:50  

> まあ、日本としては、出すタイミングがなかったというのが実情だと思います。

笹山さん、海外に向けてはそうかも知れませんけれども、北米のリスク評価を行うのに食品安全委員会にそれを提出しなかった、つまりリスク評価の資料にさえされなかった、というのは重大なミス(もしくは恣意的な事態)ではないかと思います。


[3605] Re:[3604] 農水省が米国BSEの危険隠す 感染確認1年前の報告書を非公開に、という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/05(Sun) 10:43  

第13回牛海綿状脳症(BSE)に関する技術検討会の概要について(平成14年11月21日)
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/kaho/kushiro/bse/bse_press_nousui/kentoukai/bse_kentoukai_3.htm#3
ではたしかに、
『我が国独自の手法による第三国のステータス評価の報告書案について
今回取りまとめられた報告書案については、一部修正の上、事務局より関係国へ送付し、内容について意見を求めることとして差し支えないこととされた。』となっていますね。
第17回牛海綿状脳症(BSE)に関する
技術検討会の概要について(平成15年6月13日)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20030613press_7.htm
でも、「我が国独自の手法による第三国のステータス評価の報告書案について
今回取りまとめられた報告書案については、最終報告書案として事務局より関係国へ送付して差し支えないこととされた。」とあります。
もっとも、農林水産省がいうように、この13回と17回の間には、平成15年5月には、カナダでBSEが発生し、その直後から、アメリカは、カナダを初のthe minimal-risk regionとする『Final rule』の策定に奔走しだし、この年の秋口から、各国に対して、コメントを求めだし、日本は、アメリカのBSEが発生した直下の2003年12月26日に、在米日本大使館のTadashi SATO氏から、USDAに対し、「Docket No. 03-080-1」についてのコメントを出したという経緯がありますね。
まあ、日本としては、出すタイミングがなかったというのが実情だと思います。
アメリカの『Final rule』策定までの行動については、私のブログ記事『OIEを巻き込んでSPS協定の政治的利用をしているのは、むしろ、アメリカ側なのではないのか?』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=239をご参照


[3604] 農水省が米国BSEの危険隠す 感染確認1年前の報告書を非公開に、という記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/05(Sun) 10:20  

「農水省が米国BSEの危険隠す 感染確認1年前の報告書を非公開に」という記事がありましたのでご紹介まで。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/26c3f690816803d66a71bb3d1b7d94dc
食品安全委員会の審議にももちろん反映されてないそうです。


[3603] Re:[3602] [3592] JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会の****商法的署名集め 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/05(Sun) 09:56  

小倉秀夫さん。
「電気用品安全法に関して、陳情ないし交渉のポイント」拝見しました。
この掲示板で、小倉様から「ノーアクション・レター制度の活用」のご提案を頂、その後、いろいろな場面で、私も、その有用性を提案してまいりましたが、どうしても、従来型の政党の国会質疑での場や質問主意書という手法に依存してしまっているのを残念に思っていました。
「民が、自らの取れる手段を行使せずに、うろうろしている。』といった感じを深くしていました。
環境省の皆様とも話したことがあるのですが、環境規制も、従来型の法の上で、ポジティブリストを持って、厳格規定をするよりも、ガイドラインを設けて、機敏に対応するようなケースがふえてまいりました。
そのような意味でも、小倉さんの言われる「法律改正どころか、政令の改正もいらない」手法としての、民自らが、経済産業省に対して、ガイドラインの提示と、コンプライアンスのゾーンを示すことを要求することは、ぜひとも、必要なことであると思います。
JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会の要望事項については、それが普遍化しうる要望に拡大解釈しうる余地を残したものとしていただければと、思ったしだいです。

ただ、この例外承認に当たる条件は、下記のように限られているのが、ちょっと、難のようですね。

(1)基準適合義務等(法第8条第1項第1号)の例外承認
ア 外国旅行者、外国人観光客のみやげ用モデル(ツーリスト・モデル)であって、外国の規格に適合しており、外国で使用されることを前提に国内で販売される場合
イ 特定の工作機械に若干の特殊な設計を施したモーターを使用する場合(特殊な保護装置を設ける場合) 
ウ フロアダクトを天井吊りとして施設するため、特殊な設計とする場合(防水装置を省略する場合)
エ スタジオ照明用制御盤のタンブラースイッチの使用に適した設計を施す場合(極間を小さくし、3極式とする場合)
オ 特定の場所に使用するため、電線管を特殊な設計とする場合(厚さを特にうすくする場合)
カ アからオに掲げるもののほか、特定用途に併せられるものと特に認められる場合

(2)販売の制限(法第27条第2項第1号)の例外承認

法第8条第1項第1号の規定による特定用途の例外承認の審査基準とする。

ということですから、「カ アからオに掲げるもののほか、特定用途に併せられるものと特に認められる場合」についてのコンプライアンス・ゾーンを経済産業省に問えばよいということになりますね。
これですと「日本シンセサイザー・プログラマー協会要望の音楽家の制作業務に関係する機器機材」はセーフになるかもしれませんが、その他の汎用機器は、どうか、ということになりそうですね。


[3602] Re:[3592] JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会の****商法的署名集め 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/03/05(Sun) 09:45  

この問題について、エントリーを立ち上げてみました。

http://benli.typepad.com/annex_jp/2006/03/post_2.html

> 2月28日付けで、それまで電気用品安全法のPSEマーク猶予期限適用問題で、署名を集めていたJSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会が、「電気用品安全法に関する活動方針」https://www.jspa.gr.jp/pse/policy.html
> なるものを発表したのはいいのだが、なんと、そこには、意外な一言が。
> 「『請願内容』
> 音楽家の制作業務に関係する機器機材の適用記載より『適用除外』を請願する。」
> つまり、自分たちの関係する電気機器だけ、ポジティブリストからはずしてくれという、イジマシイ要請なのである。
> 何じゃ、これは、**的署名集めだな、
> 最初の署名集めでは、そんなこと、一言も書いていなかったじゃないか。
> おそらく署名した2006/3/4/13:05 までの署名累計数 68761 名 の中には、非音楽関係者もいたに違いないし、そのような矮小化した要望のために、署名したわけではなかろうが。


[3601] Re:[3599] [3598] [3597] Oprah Winfrey事件の例 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/05(Sun) 07:05  

虹屋さん。
このVeggie libel lawsで訴訟問題になった例として、Oprah Winfrey事件というものがありますね。
これは、1996年4月に、Oprah Winfreyさんが視聴者を集めてのトークショーの中で、アメリカ牛肉の狂牛病の可能性問題に触れたため、テキサス州の畜産農家が、これによって、一千二百万ドルも、牛の値段が下がったということで、Veggie libel lawsにもとずき、訴訟に持ち込んだということですね。
このトークショーの中で、ゲストのHoward Lymanさんが、アメリカの飼料のやり方に問題があると批判したことが、原因とされています。

http://www.cnn.com/US/9801/21/oprah.beef/


[3600] 無知なる「正義」の「善意と熱意」 投稿者:とき 投稿日:2006/03/05(Sun) 01:14  

◇江口容疑者一問一答「あれが感染か?」2006年02月28日
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000602280004
>今でもあれが本当に鳥インフルエンザだったのかなと思う時がある。
>「違法ワクチン」の使用は?
>絶対ありません。私は世界中から鳥インフルエンザをなくしたいと思っている。

◇蔓延の闇(上)鳥インフルエンザ問題 2006年02月28日
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000602280005
>弱毒性の鳥インフルエンザで鶏を殺処分する必要はない――逮捕された江口郁夫容疑者(58)が関係者に語っていた持論だった。

◇蔓延の闇(下)鳥インフルエンザ問題 2006年03月01日
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000603010001
>高病原性鳥インフルエンザの対応は、農林水産省が定めた防疫指針に従って進められる。
>家畜伝染病予防法は「患畜または疑似患畜となったことを発見したときは、当該家畜を診断し、または死体を検案した獣医師(または所有者)は遅滞なく知事に届けでなければならない」としている。

 「法」の対象はあくまでも「病」であり、「病」なしの「感染(しかもウイルス分離なしで、血液の抗体のみ)の可能性」だけの場合を含めての届出までは、カバーしていないように思います。

 届出をしないことの非を問えるのか、この「法」の「ウイルス感染症」に対する不明確さからいえば、疑問に思っております。

 ウイルス感染症という、比較的あたらしい事象に対する法の不備による「被害者」ともいえるように思います。ましてや、血液の検査のみで、届け出るか否かを問われるとは。「病」とは、けっして「検査結果」で判断すべきものではないと思います。

>防疫対策に当たった県職員からは「不確定でも情報を提供してほしかった。インフルエンザに対する危機意識が足りなかったのではないか」と批判する声も上がる。

 おそらく、このウイルス感染に対する知識のレベルが、けっしてプロといえるほどに足るものではないところから発する批判非難と思います。なんとも、不幸な組み合わせで起こってしまっています。

 ウイルス感染における「免疫学」の基礎知識は、高校の生物Uで、ほんのさわりを習得することになっていますが、ほとんどの人には、意識して学ばない限り、一生縁がないようです。
 「抗体」をつくる、このこと(液性免疫によって対処する)を認識するだけで、かなりウイルス感染に対する見方がかわるのですが、どうも一般に、細菌感染との違いを明確に認識しておらないようです。「排除」して済む問題ではけっしてないのですが・・・。

 しょっぴいた警察の方々は、ウイルス学・免疫学の知識をきちんと把握して取調べをなさっているのでしょうか? あまり期待できないのでは? 話が通じておらないのではないかと危惧いたします。知識の格差が明らかにあり、わかる人が、わからない人に向かって説明しても、受け取る素地がないという状況が生じているなと強く感じます。ひと言でいってしまえば「バカの壁」ということになってしまいますが。
 専門知識を理解するということは、人におしえられたからといって腑落ちすることばかりだとは、けっしていえないように思います。わかろうとするものだけに啓かれた境地・領域というものがあると。
 どうも最近、「免疫学」の知識というものが、なかなかまだ常識にはなりにくいのではないかとも思えてきています。もともとの東洋医学的な志向に、非常になじみやすい知識だとおもっていたのですが・・・。
 生体(細胞組織体)における「外来抗原処理」というのは免疫システムの知識・知見のなかでは、何ら特殊なことではなくありきたりのことだと思っていたのですが。(本来、免疫とは、細胞分裂などによって生じる異物などの「内部監視」のシステムのほうがより重要な役割があるようです。)

 インフルエンザウイルスが変異して、さもさも大異変でも起こるかのごとき報道のされ方は、それこそまさに異常なことなのですが、おそらく、未(無)知で目に見えないものに対して過剰に抱く「恐怖」がそれを見させてしまうのでしょう。まことに幼稚なふるまいでしかありませんが、その自覚もないのでは。
 知識もまた、まさに「求めよさらば与えられん」です。知識以前に、古来から経験によって蓄積され伝えられてきた、生きのびるための「智恵」の水準も低下してしまってるのかもしれませんが。(それだけ、生きのびるのにラクになった証でもあるのでしょう。)

 あちらこちらで、「排除・根絶」あるいは、「臭いものに蓋」で事足れりとの、“ナチズム”が溢れ出しているようで、なにやら薄ら寒いものを感じることも多くなってきたようです。(その意味で、茨城事例は、とっくに常軌を逸しているのですが。)

 それにしても、『蔓延の闇』とは。そのようにしか認識できない「精神の闇」、あるいは「無知蒙昧」のほうが数段怖いことなのですが・・・。


[3599] Re:[3598] [3597] あるある大辞典、ミノモンタ規正法はないでしょうか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/05(Sun) 00:01  

笹山さん。情報有難うございます。

ミノモンタのお昼の番組とか、あるある大辞典のような針小棒大的食物・健康情報を対象にする法律はないのでしょうかね。


[3598] Re:[3597] 食品中傷法?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/04(Sat) 23:31  

虹屋さん。
こういう場合、筆者は、これを英語でどういうのかを書いておく必要がありますね。
無理に、日本語に訳さないほうがいいと思うんですけれども。
この食品中傷法は、food-disparagement actsまたは、Veggie libel lawsというもので、テキサス、コロラド、オクラハマ、ノースダコダ、など13州にあるものですね。
州によって、その名前は、異なりますが、たとえばテキサスの場合は、The False Disparagement of Perishable Food Products Actというもののようです。
この法律ができるきっかけになったのが、1989年のリンゴ栽培に使われている農薬アラー(alar)問題のようですね。
このころは、アメリカでは、ホルモン牛肉問題と、このアラー問題とが重なって、大変な時期でしたね。
昭和天皇ご崩御の直前ということで、よく覚えております。
それ以来、テレビのトークショーの当事者が、食品由来の健康問題などの発言によって、訴訟問題に発展するケースも多くあったようです。
ご参考
「"Push Grows for Law on 'Veggie Libel'"」
http://www.madcowboy.com/02_MC_VLibel.000.html
「ABCPsychic.com: Mad Cow -」
http://abcpsychic.com/madcow.html


[3597] 食品中傷法?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/04(Sat) 22:47  

神保哲生氏(ビデオジャーナリスト)
 「今回の日米合意には、そもそも初めから無理があった。最大の責任は、政府が国民に対して、正確な状況判断のための情報を十分に提供してこなかったことにある。すなわち、政府は『全頭検査をすれば安全』一辺倒だった。しかし、実際には、飼料規制と危険部位の除去が重要なのだ。政府は全頭検査の安全神話に便乗してきた。米国の13州には、食品中傷法という特殊な法律がある。日本ほど自由にBSEに関する報道ができない。批判的な報道をすると、名誉棄損が簡単に成立してしまうからだ。そのためもあって、米国人のBSEに対する意識は低い。輸入再開には、政府の責任で、飼料規制と危険部位除去を担保することが必要不可欠」。
http://www.cspinet.org/foodspeak/laws/existlaw.htm


[3596] Re:[3595] [3594] [3593] 厚労省、ご意見、ご質問募集?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/04(Sat) 22:15  

虹屋さん。
そうですね。
以前何回も、パブリックコメントで申し上げたことをやっていただけれは、それで、何も申すことなどない、ということですね。


[3595] Re:[3594] [3593] 厚労省、ご意見、ご質問募集?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/04(Sat) 20:56  

笹山さん。
> いまさら、ご質問といわれましてもね。
> 「なにしろ、おっしゃる「リスク管理」にわたる部分でございまして。」

”厚労省、農水省のもたらすリスク”の管理ですか??
変な突っ込みですすみません。


[3594] Re:[3593] 厚労省、ご意見、ご質問募集?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/04(Sat) 20:39  

虹屋さん。
いまさら、ご質問といわれましてもね。
「なにしろ、おっしゃる「リスク管理」にわたる部分でございまして。」
とでも、いっておきましょうか。



[3593] 厚労省、ご意見、ご質問募集?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/04(Sat) 20:13  

New(平成18年3月3日)
 米国、カナダ産牛肉等への対応についてご意見のある方は、氏名(匿名可)、在住都道府県名、表題、内容につきご記入の上、以下に掲げるいずれかの方法でお寄せ下さい。皆さまから頂いた「ご意見」につきましては、原則として回答はいたしかねますが、今後の食品安全行政の参考とさせていただきます。
 ご記入いただきました個人情報は他の用途には使用いたしません。
電子メールによる場合:evprogram@mhlw.go.jp まで
郵送による場合:〒100−8916 東京都千代田区霞が関1−2−2 厚生労働省食品安全部企画情報課 米国、カナダ産牛肉等への対応担当まで
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse/yunyu/051209-1.html

農水省
米国・カナダ産牛肉等への対応についてご意見のある方は、以下に掲げるいずれかの方法でお寄せください。
・電子メールによる場合: goiken@nm.maff.go.jp
・郵送による場合:〒100-8950 東京都千代田区霞が関1-2-1農林水産省消費・安全局
動物衛生課 米国・カナダ産牛肉等への対応担当まで
http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/beef-taiou.html


[3592] JSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会の****商法的署名集め 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/04(Sat) 17:21  

2月28日付けで、それまで電気用品安全法のPSEマーク猶予期限適用問題で、署名を集めていたJSPA日本シンセサイザー・プログラマー協会が、「電気用品安全法に関する活動方針」https://www.jspa.gr.jp/pse/policy.html
なるものを発表したのはいいのだが、なんと、そこには、意外な一言が。
「『請願内容』
音楽家の制作業務に関係する機器機材の適用記載より『適用除外』を請願する。」
つまり、自分たちの関係する電気機器だけ、ポジティブリストからはずしてくれという、イジマシイ要請なのである。
何じゃ、これは、**的署名集めだな、
最初の署名集めでは、そんなこと、一言も書いていなかったじゃないか。
おそらく署名した2006/3/4/13:05 までの署名累計数 68761 名 の中には、非音楽関係者もいたに違いないし、そのような矮小化した要望のために、署名したわけではなかろうが。

https://www.jspa.gr.jp/pse/policy.html


[3591] Re:[3590] [3588][3587 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/04(Sat) 16:42  

虹屋さん。
問題点がよくわかりました。
carcassから内臓(Specified Bovine Offal (SBO)と、その他の内臓)を除去する前も、後も、同じcarcassでは、対内臓肉の処理の時系列を見るうえでは、見分けがつかなくなるのではないのか、という、問題点があるのですね。
確かに、SBO除去前も、carcassesではありますね。




[3590] Re:[3588][3587 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/04(Sat) 15:24  

笹山さん。wattana さん。有難うございます。

ここでの用語を次のように整理して使ってみます。
○ 丸枝肉 セパレートする前の家畜を屠殺(とさつ)後、放血して皮をはぎ、頭部・内臓と四肢の先端を取り除いた骨付きの肉
○ 半枝肉 脊骨に添って左右に二分したもの、半丸。大辞林 第二版 (三省堂)によれば普通は枝肉はこれを刺す。
○ 屠体 内臓肉をとられていない屠殺(とさつ)され頭部、皮がはがれた状態、新英和中辞典 第6版 (研究社)によればcarcass の第一義は(獣の)死体; (特に内臓をとった食用獣の)胴体

米農務省本文でもこれらが混同されていることと農水省版では枝肉と訳してあるので混乱・誤訳・不適切な和訳が起きているのではないでしょうか。

農水P25
AMS QSA プログラムの下で、ゴールデン社が認証済みの枝肉から内臓を輸出しようとした場合、全生産過程を通じて、適切な方法によって製品を識別(原料及び/又は完成製品)し、識別された全製品の記録並びにそれらの加工履歴に関する記録を保存するための文書化された手続きが必要とされる。
本文P22
Under the AMS QSA Program, if Golden had intended toexport offal from the certified carcasses, they would have been required to havedocumented procedures to identify product (raw materials and/or finished product) bysuitable means throughout production and to maintain records of all products identifiedand records of all changes of identities.

枝肉、丸であれ半であれ内臓肉はとれません。
offal from the certified carcasses の carcasses も 丸枝肉というIMPS Series300の定義どおり(複数形)ならoffal内臓肉はとれません。
上記の場合は、屠体が適切ではないでしょうか。

農水P10 またはP9
2005 年2 月18 日: 日本大使館はペン次官に日本政府がUSDA に対して、輸入米国産牛肉が20ヶ月齢以下であることを保証するA40の生理学的成熟度手法の論拠を補強するため、20ヶ月齢以上の牛に関して更に200 頭の枝肉について試験結果を提供し
本文P10
February 18, 2005: Japanese Embassy officials informed Under Secretary Penn that theGovernment of Japan would like USDA to provide test results for another 200 carcasses for cattle older than 20 MOA in order to strengthen their defense of A40 physiologicalmaturity to serve to ensure that the age of imported U.S. beef is 20 MOA or younger,

A40の判定が背骨の断面を見て成熟度、色合いから判定するので、200 carcasses は 丸枝肉か半枝肉の複数形

問題なのは
農水 P21
2005 年12 月15 日、品質管理責任者であるエルヴィラ・クーニャはゴールデン社のための子牛枝肉を得るためのとさつのみのEV 認定、そしてアトランティック社の子牛肉製品の解体及び流通に関するEV 認定を取得することについてAMS に正式に要請した。
本文P18
On December 15, 2005, Elvira Cunha, Quality Assurance Manager, formally requested the services of AMS in an effort to obtain EV certification for slaughter only, of veal carcasses for Golden Veal Corporation and fabrication and distribution of veal products by Atlantic Veal and Lamb Incorporated.

veal carcassesを農水のように子牛の枝肉と訳すと、アトランティック社、日本シ社は資格・許可も取らずに、違法に内臓肉などを輸出入しようとしていたことになります。
 これを屠体と訳せば、全く意味合いが違ってきませんか??


[3589] Re:[3586] 『評価が困難な理由は2つ。』? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/04(Sat) 15:13  

> ◇国によって異なるBSE対策、日本での経緯と現状を再考する
> 2006年03月03日 23時04分 nikkeibp
> http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/423928
> http://nikkeibp.jp/sj2005/special/114/
>
なんじゃこりゃっていう日経ビジネスの記事ですねぇ。。。

そもそも獣医学者が座長になって公衆衛生のヒトに感染するリスクを無理やり計算するのが間違ってませんかね。引用している内容も抜け穴だらけのものだし。
WHOの、感染牛をすべての食物連鎖から排除すべきという勧告もどこかにぶっとんじゃったし、
そもそも、2,001年9月の発見時、BSEの学者として吉川先生のお名前は話題になってなかったと思いますが、それ以前から、品川先生のように、吉川先生はBSEに警鐘を鳴らしておられたのだろうか?

日経ビジネス系は、結構いい加減な、テキトーな記事出しますね。今回も、いい加減な、世界に恥ずべき、問題だらけの「中間とりまとめ」から始まる、一連のトンデモマジック計算をこうやって取り上げて、一人歩きさせて吹聴してしまうんですね。エースラッシュ(増田千穂)記者さんですか。いままでBSE関連で聞いたことない記者の方です。BSE−vCJDのこともちゃんと勉強してなさそうだし、議事録なども読んだことないんじゃないでしょうか。発病ギリギリの感染潜伏牛、記者さんよ、食べてみろって思わせる記事。「見守っていきたい」なんて松田食品安全大臣みたいなこと書かれてるし(笑)マスコミもいい加減に適当な記事を書かせるのはやめていただきたいです。
このお方、農業情報研究所さんのサイトなどで勉強してから出直してほしい。

>一つはBSEの潜伏期間が牛で5年以上、ヒトで15年といわれるほど非常に長いこと。もう1つが加工・流通・小売・輸入などにまつわる嘘の多さです。

ところでこれ、記者さんの発言じゃなくて、吉川先生のご発言なんですか。「嘘の多さを認識」しておられながら、食品安全委員会メンバーとして「消費者の選択にまかせる」といったご発言をされたわけですね。

あと、ヒトにヒト由来のものを直接埋め込む薬害ヤコブ病の潜伏期間でも、20年を超すものがあります。クールーは50年という例もあるし。
英国 一層の死後vCJD検査の審査へ
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06030101.htm


[3588] Re:[3585] carcassesの訳は枝肉?? 投稿者:wattana 投稿日:2006/03/04(Sat) 13:13  

虹屋さん。
Carcass(複数形がCarcasses)は通常、枝肉と訳されていると思います。枝肉の状態で格付(グレーディング)を行います。
●ここでもIMPS Series300 for Fresh Veal and Calfを参照してみたいと思います。15ページです。
@#300 Carcass>>訳すと、枝肉、または丸
A#303 Side >>>訳すと、半丸枝肉、または半丸
●子牛のと畜のことについては、詳しく知りませんので、自信がありませんが、生体>>と体>>#300枝肉>>#303半丸枝肉の順に処理されていると思います。処理の内容については、IMPS Series300をご参照下さい。


[3587] Re:[3585] carcassesの訳は枝肉?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/04(Sat) 12:51  

虹屋さん。
グレーディングをする時点でのものを、Carcassesということなのではないでしょうか。
このサイト「United States Standards for Grades of Carcass Beef」http://www.ams.usda.gov/LSG/stand/standards/beef-car.pdfの18ページにcarcassとcarcassesとの違いについて、下記のとおりにかかれていますね。
このサイトhttp://www.ams.usda.gov/Lsg/stand/standards/indx-car.pdfもご参照
「§54.102 Scope.
These standards for grades of beef are written primarily in terms of carcasses. However, they also are applicable to the grading of sides.
To simplify phrasing of the standards, the words “carcass” and “carcasses” are used to also mean“side” or “sides.”」
また、both sides of a carcassとも書かれています。
セパレート前と後とを明確に定義してのことなのでしょう。

下記のサイトもご参照
http://www.publish.csiro.au/paper/AR9771133.htm
http://animalrange.montana.edu/courses/meat/beefgrading.pdf
http://www.ams.usda.gov/lsg/mgc/instructions/500docs/MGC500-XC.htm
http://www.meatscience.org/judging/Eastern98/8_Lamb.htm
http://gpvec.unl.edu/pictures/top_5_view.asp?name=404.jpg&dir=C:%5Cwebpages%5Cpictures%5C
http://meat.tamu.edu/beefgrading.html


[3586] 『評価が困難な理由は2つ。』? 投稿者:とき 投稿日:2006/03/04(Sat) 12:47  

◇国によって異なるBSE対策、日本での経緯と現状を再考する
2006年03月03日 23時04分 nikkeibp
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/423928
http://nikkeibp.jp/sj2005/special/114/

>一つはBSEの潜伏期間が牛で5年以上、ヒトで15年といわれるほど非常に長いこと。もう1つが加工・流通・小売・輸入などにまつわる嘘の多さです。

 それと、「現実」ばなれした、「嘘」を嘘とも思わない「偽善」のシステム。「清浄国論」のような。あるいは、「プリオン病の病理・病態」の不明瞭さ。けっして「根治療法(根本対策)」を目指さない、現代“御用”「科学」界の似非度。
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20060221/20060221a4250.html
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060304/K2006030303890.html?C=S
 嘘が多いのは、「民間」ばかりではないでしょう。うまくいかないことの理由に、わざわざそれをあげることの拙さに愕然といたします。科学者として考えるべきはもっとちがう次元のことではないのか・・・。
 「嘘」や「間違い」がないことを前提にしてしまったら、「現実対処」を誤るということの表れでしょう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062747596
(畑村 洋太郎『失敗学のすすめ 』)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415
(竹内 薫『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』 )

第20回
問題の根本を「感性」で考えるべき時代が来た
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/p/20/

>人間の体の中の統制は神経系とホルモン系の2つによって成り立っている。西洋医学は神経系のほうしか見てこなかった。ホルモン系というのは「何だかわからん」といっていた。そのホルモン系を重視したのは漢方であり、日本の医者なのだ。


[3585] carcassesの訳は枝肉?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/04(Sat) 12:15  

笹山さん。wattana さん。
”carcasses”が枝肉と訳されていますが、
えだにく 【枝肉】<家畜を屠殺(とさつ)後、放血して皮をはぎ、頭部・内臓と四肢の先端を取り除いた骨付きの肉。普通、脊柱に添って左右に二分したものをいう。 大辞林 第二版 (三省堂)
だから、適切な訳語でしょうか、誤訳とはいえませんが。
普通、脊柱に添って左右に二分したものの枝肉はARC1030Jでは”initial separation of carcasses”

原文のP36では
Atlantic exported 202.3 pounds of sweetbread. With the approximate yield per
veal carcass being one pound, and only 21 veal carcasses having been EV
approved, the largest total poundage which could have resulted would be
approximately 21 pounds of sweetbread. Approximately 181.3 pounds of
unapproved sweetbread could not be attributed to the 21 EV approved carcasses.
アトランティック社は、202.3 ポンドの胸腺を輸出した。1 頭の子牛当たりで取
れる胸腺は約1 ポンドで、21 頭の子牛の枝肉のみがEV 認定されたことからすれ
ば最大でも胸腺の重量は約21 ポンドのはずである。無認定の胸腺約181.3 ポン
ドは、21 頭のEV 認定済み枝肉から生産されることはない。

脊柱に添って左右に二分したところからどうやって胸腺肉が取れるのだろう??この場合は、屠体の方が適切ではないか?
 胸腺の位置は参照→http://www.hi-net.ne.jp/~ma/kyousen.html

本文のP20
During Golden’s audit, they slaughtered 14 head of calves. When AMS Auditor Wilson
arrived on the floor, the calves were already hanging as carcasses. These 14 calves were
not eligible to be marked as EV certified because the calves were slaughtered for the
AMS auditor as a demonstration of Golden's QSA program prior to it being approved.
AMS Auditor Wilson observed the removal of the spinal cord, as required by Japan.
During this audit, Auditor Wilson also discussed the need for the removal of the vertebral
column with Mr. James Fisher, Golden Plant Manager, and Ms. Cunha, Quality Manager.
Mr. Fisher said the vertebral column would not be removed at Golden, but would later be
removed, as required by Japan, during fabrication at Atlantic.
ゴールデン社の監査中、14 頭の子牛がとさつされていた。AMS ウィルソン監査官が現
場に到着したときには、子牛たちは既に枝肉として吊るされていた。これら14 頭の子牛
は、ゴールデン社のQSA プログラム取得のためにAMS 監査官へのデモンストレーション
として認定前にとさつされていたものであるため、EV 認定マークを貼付するには不適格
であった。AMS ウィルソン監査官は日本が要請した通りにせき髄が除去されているのを
確認した。この監査の間、ウィルソン監査官はゴールデン社の工場長であるジェームズ・
フィッシャー氏や品質管理責任者のクーニャ女史とせき柱除去の必要性についても話し
合った。フィッシャー氏によればゴールデン社ではせき柱は除去していないが、日本か
らの要請通りアトランティック社での解体作業中に除去されることになるとのことだっ
た。
枝肉、脊骨に添って左右に二分した形態を思い浮かべると、精髄の除去は簡単に思えますが、AMS ウィルソン監査官の証言のP9の4段目のパラグラフを見ると吊るされていたのは、分かれていない状態。この場合も屠体の方が適切。http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit7.pdf





[3584] Re:[3583] 個体識別、適切な個体情報? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/04(Sat) 11:21  

虹屋さん。
ここの部分ですね。

Chief Riva further stated Golden did not have a system in place to ensure identification and traceability of offal products and this was the reason Golden could not produce veal offal products that were in compliance with EV Program requirements.
更にリヴァ室長は、ゴールデン社は内臓製品の個体識別とトレーサビリティを保証するためのシステムを整備しておらず、これがゴールデン社がEV プログラム条件に準拠した子牛内臓製品を生産できなかった理由であると述べた。

英文16ページ、
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf
邦訳22−23ページ
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060303press_1c.pdf


[3583] 個体識別、適切な個体情報? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/04(Sat) 10:38  

農水省版和訳のP24の
「リヴァ室長は、ゴールデン社は内臓製品の個体識別とトレーサビリティを保証するためのシステムを整備しておらず・・日本向けに子牛内臓を輸出できる適切な個体情報及びトレーサビリティ手続き」
個体識別、適切な個体情報というと”どの牛の”内臓かとなると思いますが、そこまでは要求されていない。20ヶ月齢以下、A40か否かの識別ですよね。

ARC1030Jの5.3 Identification Requirements 参照


[3582] Re:[3581] 『農林水産省さん。決定的な誤訳がありますよ。』 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/04(Sat) 08:58  

wattana さん。
>>Chop-Readyを「準備済み」>>
ですか。
アリャリャですね。
4箇所もありますね。
wattana さんご紹介の「米国農務省認定のIMPS Series300 for Fresh Veal and Calf」
http://www.ams.usda.gov/lsg/imps/imps300.pdf
は、この掲示板でも、再三、活用させていただいておりましたので、農林水産省さんにも、ぜひ、ご活用いただきたかったですね。

これによりますと、
@Item No.306B Hotel Rack, Chop-Ready,7 Ribs
AItem No.306C Hotel Rack, Chop-Ready,6 Rib
BItem No.306D Hotel Rack, Chop-Ready,7 Ribs,Frenched
CItem No.306E Hotel Rack, Chop-Ready,6 Ribs, Frenched
の四規格があって、そのうち、@の規格をさしているようですね。
そして、説明としては、16ページに、下記のようになっていますね。
「Item No. 306B - Hotel Rack, Chop-Ready, 7 Ribs - This item is as described in Item No.306 except that it is a single rack. Refer to the Material Requirements for the description ofChop-ready.」
とあり、 Item No.306と、single rackという点以外では同じと書いてありますね。
そして、Item No.306では、
「Item No. 306 - Hotel Rack, 7 Ribs - This item is prepared from Item No. 304 and shall have 7 ribs (ribs 5 - 11). The chucks and breasts are removed by 2 straight cuts. The chucks are removed by a straight cut between the 4th and 5th ribs. The breasts are removed by a straight cut across the ribs, that is not more than 4.0 inches (10.0 cm) from the outer tip of the longissimus dorsi (ribeye muscle). The ribeye muscle shall be approximately equal to or larger than the complexus muscle on the cut surface of the chuck end.」
と書いてありますね。

この掲示板には、農林水産省さんもおいでになっておられるようですので、
『農林水産省さん。決定的な誤訳がありますよ。」と、忠告しておきましょう。

この分だと、ほかにもボロボロ誤訳がありそうですね。

肉なり商品知識のあるかたの検証を得ないで、民間の翻訳屋さんに丸投げしてできた代物のような気配もみえます。
ほかにも、このように決定的な誤訳がみつかったら、今後とも、お知らせください。



[3581] ホテルラック、規格の訳が不正確です 投稿者:wattana 投稿日:2006/03/04(Sat) 08:10  

3月3日に厚生労働省と農林水産省から公表された「米国農務省の『日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果・対策報告書』の日本語訳(仮訳)」を見ました。
●1月20日に成田空港で確認されたせき柱つきの子牛肉は、Hotel Rack(7ribs)1箱とTrimmed Loin(4x4)2箱の合計3箱です。
●この3箱、そして同類に分類されるアイテムの日本語訳(仮訳)を見ると次のようになっています。
@Hotel Rack(7ribs)>>ホテルラック(7片)
AHotel Rack Chop-Ready(7ribs)>>ホテルラックチョップ-準備済み(7片)
BTrimmed Loin Boneless(1x1)>>トリムドロイン骨無し
CTrimmed Loin(4x4)>>トリムドロイン
●トリムドロイン(整形ロイン)の日本語訳はいいとして、ホテルラックの日本語訳は、ちょっといただけません。以前にご紹介した米国農務省認定のIMPS Series300 for Fresh Veal and Calfをぜひ参照して、当該規格を正しく日本語訳して欲しいと思います。
★IMPS Series300を見ると、Hotel Rackには7ribs=肋骨7本付き(5番目から11番目の肋骨)と6ribs=肋骨6本付き(6番目〜11番目)の2規格があります。したがい、7ribsは「ホテルラック(肋骨7本付き)」、または「ホテルラック(7本リブ)」と訳すべきです。7片と訳すと、1箱の中にHotel Rack(7ribs)が7片入っていたと勘違いします。
★Chop-Readyを「準備済み」と訳したのには驚きました!!子牛肉の部位についての知識の無い方が訳されたのでしょうか?
@chopとは厚切り肉のことで、Hotel Rackは、rib(肋骨)ribの間でChop(切る)して、骨付き厚切り肉になります。フランス料理店などの「骨付き子牛肉の・・・」といった料理に使われます。
AIMPS Series300の14ページにChop-Readyについての説明があります。簡単に訳すと「チョップレディとは、背骨が除去され、ナイフを使って簡単にチョップに加工ができる規格(カット)のこと」となります。
※(背骨が付いているとナイフで簡単に切ることができません)
Bしたがい、Chop-Readyを日本語に訳したいなら「チョップ(厚切り肉)用」となると思います。
●せき柱が付いていることが確認された子牛肉の規格です。今回の問題を検証するに当たり最も重要な単語の一つにもかかわらず、日本語訳がいいかげんでは困ります。それとも、(仮訳)とした理由は、日本語訳に自信が無かったからなのでしょうか・・・

http://www.ams.usda.gov/lsg/imps/imps300.pdf


[3580] イナバウワーのご本家探し 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/04(Sat) 00:26  

イナバウワーのスタイルを開発したのが、1941年に西ドイツで生まれたIna Bauer さんだというのだが、その写真が見たくて、検索したのだが。
この写真
http://www.jacksonskates.com/html/dj_fot2c.html
は、1965年にペアでスケーティングするイナバウアーさん。
当時、24歳のころでしょうか。
そして、そのほかにも、
21歳のときの、こんな写真
http://jacksonskates.com/photos/pics/T-38.jpg
や、こんな写真
http://www.jacksonskates.com/photos/pics1/InaBauer-Don.jpg
もある。
この写真
http://www.filmportal.de/df/93/Uebersicht,,,,,,,,C9932A2C2FAF4174B23E7A0C51F0B44C,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.html
は、イナ・バウァーさんが、トニー・ザイラーさんと一緒に、1960年、イナバウワーさんが19歳か20歳の時に、『Kauf Dir einen bunten Luftballon』(「虹色の風船』とでもいうのでしょうか。あ、ありました。日本語の題名は、「白銀に踊る (1961)」でした。http://www.walkerplus.jp/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=13122参照 )という映画に出たときの写真。
この映画の紹介では、「出演者は「ザイラーと12人の娘 白銀は招くよ!」のトニー・ザイラー、フィギュア・スケートの選手権保持者だったイナ・バウァーのほか、オスカー・ジマ、ギュンター・フィリップなど。」とありますね。
これ「Wir machen Musik,」http://www.buecherstube.com/Music/Schlager/Schlager_VA_A-D/werner_wir.raが、この映画の中の音楽。
「SCHLAGER Various Artists A-D」
http://www.buecherstube.com/Music/Schlager/Schlager_VA_A-D/schlager_va_a-d.html参照
そういえば、この映画、オーストリアのインスブルックの店で、ビデオになって、売っていたような気がします。
規格が違いそうなので、買いませんでしたが。
いまでは、DVDになってAmazonで買えるようですね。
http://www.amazon.de/exec/obidos/ASIN/B0001IZX62/303-7276742-5529864
この後、1962年には、同じ、トニーザイラーさんとのコンビで、「EIN STERN FALLT VOM HIMMEL」(日本題名「空から星が降ってくる」)という映画にも出演されているようですね。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=13281
イナバウワーさんのヨーロッパチャンピオン大会での成績が、このサイト
http://www.eskatefans.com/skatabase/euroladies1950.html
にあり、1956, Paris, France では、13位、1957, Vienna, Austriaでは、10位、1959, Davos, Switzerlandでは、4位、とのことだ。
しかし、肝心の本家のイナバウワーさんが、イナバウワーをやっている写真は、ついぞ見当たらなかった。


[3579] Re:[3578] 監査報告書、見つけました。 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/04(Sat) 00:21  

監査報告書、
Exhibit8のP27-29がアトランテック社でフッターから作成日は2006年1月9日。
同じくP2-4がゴールデン社でフッターから作成日は2006年1月9日。

http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit8.pdf



[3578] Re:[3574] [3573] 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/03(Fri) 23:01  

虹屋さん。
ここの部分は、
「意思決定にもとずいて、プログラム・マネージャーは、サプライヤーに、監査報告書や付加する書類をつけて、カバー・レターを送る。
このカバーレターには、承認の状態や、必要に応じて、売買条件などについて、詳述される。
これが適切なときには、プロダクトマネージャー、または、被指名人は、サプライヤーのプログラムを、個々のプログラムでの手続きに従って、The Audit, Review, and Compliance (ARC) Branchサイトhttp://www.ams.usda.gov/lsg/lsarc.htm
でのリスティングに加えるであろう。」
ということですから、このリスティングにいたる過程での必須書類としては、「監査報告書、付加する書類、カバー・レター」ということですから、監査報告書がおくられたということは、カバーレターがあったということになりますね。
サプライヤーのプログラムについては、すでに、プロダクトマネージャー、または、被指名人が、持っているということになるのでしょう。
となると、カバーレターには、秘匿する名前があったのかもしれませんし、わかりませんね。



[3577] Re:[3575] ようやく、USDA報告の日本語訳、出たようですね。 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/03(Fri) 22:11  

笹山さん。情報有難うございます。
日本シイベルヘグナー社の■■■■と名前を隠しても、英語版を見ればすぐわかるのに、なんで隠すのでしょうかね。
 Exhibit4を見れば、他の4人の名前も出ている。日本シ社の方は、これからマスコミ攻勢で大変でしょうね。
 農水省は、日本シ社から事情聴取した資料を早く公開すべきですよ。

> 肝心の証言などが入っている、VI. APPENDICES(VI. 別添)は、訳されていないようです。

VI. 別添のA〜Hに後1週間、IのGolden Veal Corp.及びAtlantic Veal and Lamb, Inc.の調査 に関する1 番から39 番までの文書はさらに3週間、全部揃うのは桜の咲く頃。??


[3576] PET検診、がんの85%見落とし…がんセンター調査 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/03(Fri) 21:27  

PET検診、がんの85%見落とし…がんセンター調査
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060303it05.htm

この検査は確か十万〜数十万するんですよね。
先日、(犬の)嗅覚で発見でき、その原因の匂いを特定してキット化を目指したいという報道をしていましたが、期待したいですね。


[3575] ようやく、USDA報告の日本語訳、出たようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/03(Fri) 21:01  

米国農務省 日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果・対策報告書(仮訳)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060303press_1b.html
肝心の証言などが入っている、VI. APPENDICES(VI. 別添)
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Appendices_A-I.pdf
は、訳されていないようです。

で、かねてから、虹屋さんなどと問題にしていた部分がどう訳されているかというと、下記のとおりですね。

「彼は2006 年1 月18 日にピアレス氏に電子メールを送り、「ここで討議した結果、全てを台無しにするかもしれない骨1 箱は積まない方が良いと思いました。日本で円滑に税関を通れるよう、骨1 箱についてはよろしければ出荷を止めてください。そうすれば当方の輸送業者(三井商船)が緊急空輸を手配できます」と述べた。」

「何回かのやり取りの後、2005 年7 月12 日付けでデイヴィッド・ヒルドレス氏から、FSIS によれば子牛専門の施設については日本向けBEV プログラムは不要という旨の電子メールを受信しました。私はこの情報を日本における代理人に送信しました」

「以後AMS は、2005 年12 月8 日に日本がAMSに対して子牛肉施設を含め全ての牛肉施設が日本向け輸出のためにはEVプログラムが必要であることを伝えるまで、アトランティック社及びゴールデン社のサービス又はマニュアル審査に関して新たな行動を起こさなかった。」

「輸出証明書MPF-455141 は公衆衛生獣医務官(PHV)ウィルス氏によって署名されていた。この証明書は合計で48 箱、928.4ポンドの製品に関するものであった。クーニャ女史は、後に幾つかの箱が除かれたため、当該証明書を無効にしてもらいたいと依頼した。MPF-455142 はFSIS 職員によって無効となた。」

「クーニャ女史は後にこの証明書は重量に関して問題があり、第3 の申請書を出すよう要請を行った。MPF-455142 とMPF-455143 の違いは 25箱だった胸腺が19 箱に変わったことだが、重量には変化が無かった。この証明書は合計で928.4 ポンド/42 箱の製品に関するものであった。MPF-455143 はアトランティック社の要請でFSIS 職員が無効とした。」

故意の訳し落としはないようです。
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf
http://www.sasayama.or.jp/jouhou/veal.htm
参照

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060303press_1b.html


[3574] Re:[3573] 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/03(Fri) 20:55  

笹山さん。お手を煩わせてすみません。

 9 Approval Statusの
Upon reaching a decision, the Program Manager sends the supplier a cover letter, along with the audit report and any additional documentation. The cover letter details the approval status and any terms and conditions as appropriate. When appropriate, the Program Manager or designee will add the supplier’s program to the
listing on the applicable ARC Branch Program website in accordance with the individual program procedure.

から考え始めますと、1月6日の不明時にゴールデン社、アトランテック社はlisting on されていますから、その時にまでには cover letterが作成され、両社に送付されているはずです。
cover letterにはthe audit reportが添付されなければなりませんが、ゴールデン社の現地監査をおこなったWilsonさんは9日(月曜)か10日(火曜)にAMSに送付していますから、6日の時点ではAMSにはありません。つまり6日時点ではゴールデン社宛てのcover letterは作成し得ない。

cover letterが存在しないという推測は、
@ cover letterが公開されていない。
A cover letterがあるのなら、容易に分かるcover letterの作成者(サインをした人)やaudit reportを完成させた人の名前が不明である。
B 両社の終了(finaled)されていないaudit reportにはマイナーな問題が指摘され、記述されている。従って、承認は条件付き承認Approval with Conditionsになる。両社のオーナー社長のPhilip Peerlessさんや品質管理マネジャーのElvira Cunhaさんの証言からは、条件の存在が伺えない。(この点は現在まとめていますので、3572では挙げてません)


[3573] Re:[3572] ゴールデン社の輸出許可は、ARC1000の品質システム証明プログラム手順を逸脱して出された疑い 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/03(Fri) 19:14  

虹屋さん。
ちょっと、ややこしいのですが、後で、下記段階ごとに、証言とを照らし合わせ、ゆっくり見てみますが。
ざっと読んだ限りで、とりあえず整理しますと、

USDA輸出証明(EV)プログラムによれば、
「米国企業は、本手順書、ARC1000 手順書(手続及び品質システム証明プログラムの一般的な方針及び手続き)及びARC1002 手順書(手続及び品質システム評価(QSA)プログラム)に記載された全ての方針及び手続に適合する必要がある。」
ということで、
ゴールデン社が、ARC1000 手順書(手続及び品質システム証明プログラムの一般的な方針及び手続き)どおりやったかどうかを検証するということですね。

そして、ARC1000 手順書に準拠している「Quality Systems Verification Programs General Policies and Procedures」
http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/ARC1000.pdf
のなかの、「6 Requirements (Clauses 1 to 17)」
の手順の各段階についてみると

1 Application for Service
様式LS Form 313は、e-mailまたは、Faxとあるが、電話で済ませたのではないか?

2 Receiving Applications for Service
the Program Managerが、許諾したのでしょうが、そのカバーレターが明らかにされていない。

3 Initial Desk Audit
the program documentationは、十分だったのでしょうが、 on-site auditに移る経緯が明らかでない。

4 Pre On-site Audit Activities
On-site Auditsのためのthe audit teamの概要や予定表が明らかでない。

5 On-site Audits
the audit criteriaに合致したのかどうかの経緯が明らかでない。

6 Post On-site Audit Activities
これはなかったようですね。

7 Audit Findings
non-conformanceの指摘事項がなんだったのか?

次に『8 Correcting Identified Non-conformances』の手順の段階についてみると、
これも、明らかでない。

次に「9 Approval Status」の手順の段階についてみると、
これも、明らかでない。

というようなことでしょうか。

参考
「USDA Quality System Assessment Program」http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/ARC1002.pdf
「The USDA Quality System Assessment Program」http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/qsap.htm
「ARC 1000 Procedure, Quality Systems Verification Program General Polices and Procedures」http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/ARC1000.pdf
「ARC 1002 Procedure, USDA Quality System Assessment (QSA) Program」http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/ARC1002.pdf
「和訳-USDA輸出証明(EV)プログラム:牛肉に関する特定された製品の条件」http://www.maff-aqs.go.jp/topix/h17.12.12usa.pdf



[3572] ゴールデン社の輸出許可は、ARC1000の品質システム証明プログラム手順を逸脱して出された疑い 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/03(Fri) 16:41  

笹山さん。英語に堪能な笹山さんのお力を借りたいのですが、・・
ゴールデン社の現地監査 on-site audit をおこなったAMS Auditor のDarrell Wilsonさんの証言のP7-9から、 現地監査から承認が出るまでの流れを追うとARC1000の品質システム証明プログラム手順が守られていないようなのです。ゴールデン社の輸出許可が適法に発行されものではないようにおもえてきました。

AMS Auditor のDarrell Wilsonさんの証言
Exhibit7 MOI AMS Auditor Darrell Wilson
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit7.pdf

現地監査から許可施設リストに掲載される=許可が出るまでの事務手続き、手順ARC1000のながれは、食品安全委員会への諮問書のP19-21に和文があります。http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-uke-bunsyo-170516-usabeef.pdf
またWilsonさんの証言のP7にもあります。
これをまとめると、
現地監査報告書をAMS mailboxに e-mailする。
それを誰かが目を通し、以下の処理を行う(finalized report)
A 何も問題が無い場合 承認  AMSのプロジェクトマネジャーは、監査報告及び追過文書を添付してカーバーレターを送付し、AMSのリストに掲載する=許可を与える。
B マイナーな(軽微な)問題があった場合 30日以内の改善を求める。
 プロジェクトマネジャーは条件付承認をだす。指定日以内に是正・修正措置をおこない、追加的な書面審査(disk audits)および/または現地監査が行われる。
C メジャーな(重大な)問題があった場合 10-15日以内に改善を求める。
 承認の否定、取り消し、または延期をおこなう

ゴールデン社の現地監査は1月6日に行われ、その現地監査報告書は下記で、P25に二つのマイナーな問題が書かれています。(判読不能)
Exhibit8 Golden’s AMS Notification of Audit Results Golden’s AMS Quality System Assessment Initial On-Site Audit
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit8.pdf

これをWilsonさんは9日(月曜)か10日(火曜)にAMSにAMS mailboxに e-mailしています。(証言のP8)
となれば、監査報告書が届いていないのですから、ARC1000の手順では、6日に承認はできません。

証言では、P8で
When he left the piant on 01/06/06, he called the ARC Office and GOLDEN VEAL was approved that day for Japan list.
彼は01/06/06のプラントから去る時に、ARC(Audit,Review and Compliance)オフィスを電話し、そして、GOLDEN VEALは当日、日本リストのために承認されました。
とあり、ARC1000の手順を逸脱したかたちで、承認手続きが執行された事をうかがわせます。

Wilsonさんは現地監査手続きを終了(finaled)していません。終了し、許可施設リストに載せる手続きを実質的に執行した人物が不明。STAHL と SIMON さんのお二方が候補にに上がっているのですが、どちらか特定されていない。

ARC1000の手順に従えば、マイナーな問題が少なくとも二つ指摘されていますから、この問題の30日以内の改善を求める条件書類と完成した監査報告を添付したカーバーレターを送付されているはずです。この承認を通知する手紙にサインした人物も不明。STAHL may sign the letter.

はたして、このカーバーレターは実在するのでしょうか。
概要Japan_Export_Investigation_Reportには承認を「口頭で通知」とあります。
After the AMS audit, both Atlantic and Golden were verbally notified by Dana Stahl, AMS Program Manager, of the two plants’ eligibility and listing on the AMS approved website as of January 6, 2006.(P21)

カーバーレターが6日に出来ていれば、e-mailすれば済むことです。なぜ口頭なのでしょうか。

カーバーレターが作成されていなかったり、9日(月曜)以降に作成されていれば、ARC1000の手順が守られていません。
また、現地監査で指摘されたゴールデン社の少なくとも2つ、アトランテック社の1つの「マイナーな問題」がありますが、その改善期限は何時までと指定されていたのか、そのマイナーな問題と今回の件の関連も知りたいものです。


[3571] 「武士道」なき「公」の時代 投稿者:とき 投稿日:2006/03/03(Fri) 14:25  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(137)(2006.3.3)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza261.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>臨床経験のない小委員会の面々は、その判断を誤った。

 それこそまさに、「官」と「癒着」している特定の「産」の方々の意向に引きずられてしまった格好になったのではないでしょうか。事大主義に陥っていることも否めないでしょうし。
 「無謬性」の呪縛にからめとられて、失策に失策を重ねていくだけのようです。動研をまきこんだということは、「闇ワク」あるいは「バイオ・テロ」説改め、「生ウイルス」がそこから、ミスによって漏れたというシナリオでも描いているのかもしれません。あくまでも想像にすぎませんが。

 いわゆる「鶏飼いのプロ」とはいえない「商(そろばん勘定)」に長けたものが、「鶏飼い」に参入し牛耳ってしまったことによる「業界」のひずみが表沙汰になっているということなのかもしれません。
 それは、かの骨抜きマンションでも同じ構図だったと見えなくもありません。それぞれのポジションで、それぞれの「プロの知識あるいは意識」を欠落させて、いわゆる「素人」ばかりで、ぐるりと成り立ってしまったことの弊害の顕在化が起こっていると。個々のポジションでは責任転嫁できるような「システム」が出来上がっていたように。となれば、その「システム(制度)」自体が誤りであったと認めざるをえないのですが・・・。(「公」の無謬性の呪縛、意思決定主体〜「国民」という実体〜の不在。)

 目の前の「現実」に対処するというのは、つねに「戦略」(思考)が必要だと思いますが、いまや、日本の「公」というものは、おそらく、前例に基づいたルーチンワークにしか対応できず、それを維持するためだけのシステムに成り下がっているように思います。前例のないことに対する、目の前の事象に、臨機応変に的確な意思決定をしていくことができなくなっているように。そして、「公」の主権者たる「民」は、ますます他人事感覚でなおかつ衆愚に。あまりになさけなくて泣けてきそうにもなります。
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/
http://page.freett.com/dencyugumi/

>私自身は業界をはなれて40年、無論若い江口さん達とは面識もない。でも雲の上と百姓との違いはあっても志は 所秀雄先生と一緒である。ひそかにでも業界の発展を思わない日はない。

 かくの気概を抱かれる方々は、いまやまことに「絶滅危惧生物」、レッドデータブックものになってしまってるように思えてなりません。(わたくしも常々痛感させられておりますが。)(さては、北京コミンテルンの日本人へタレ化工作がまんまと大成功をおさめてしまったのかとも。)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/S47/4708/470801china.html
http://web-will.jp/backnum/index.html
(2006年3月号■秘密文書「対日政治工作」全文公開!)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770040318
(平松 茂雄『中国は日本を併合する』
http://ryutukenkyukai.hp.infoseek.co.jp/masscomi3.html
http://arakawasizuka.seesaa.net/
http://blog.livedoor.jp/gozonji/archives/50471259.html
(2・26事件ですね。)
http://blog.livedoor.jp/asapykadan/archives/50011485.html
http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/nhk/1141217078/l50

−マスコミの煽る政治不信に騙されないために−
http://nokan2000.nobody.jp/kaji/
−日本が敵国から武力以外による攻撃を受け、破滅へと導かれないように−
http://nokan2000.nobody.jp/switz/

 このような、徒な「恐怖煽動」情報は、垂れ流し。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060303/K2006030301370.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060303-00000037-nks-spo
 「流す阿呆に受ける阿呆」が、成立してしまってるようです。その様子は、滑稽としか言いようのないものなのですが、本人たちは、いたってマジメ(『善意と熱意』が溢れてる)なのかもしれません。

 つくづく今の過剰な「鳥インフルエンザ」煽動情報報道は、何なのかを考えてしまいます。昔々から、ごくごくあたりまえに繰り返し繰り返し起こってきたものであるにもかかわらず、よくぞここまで煽り立てるものだと。
 なにかそれによって得をするとか有利になるとかの意図をもって故意にやられているようにしか見えません。(“人にうつるかもしれない”という情報操作誘導だけで、業績を莫大にアップさせている企業群は確実に存在するわけで。WHOも資金が集めやすくなる?)

 もう、『集団ヒステリー』は確実に起こっています。誤った情報流布によって。(「サーズ」も一時期大騒ぎになりましたが、どうやら、従来の「コロナウイルス」(風邪症候群原因ウイルス)に紛れて存在するようになっているようです。インフルエンザも同じことです。どちらも「香港」で発覚していますが・・・。)

◇パブメド
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?DB=pubmed
 取り下げ科学論文(Retracted Publication)も増加の様相。


[3569] Re:[3568] アメリカ畜産業界に、自主的トレーサビリティーシステム先行導入の動き 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/03(Fri) 11:10  

販売のためにいろいろ導入されるのは結構なことですが、
鶏糞や血粉、牛脂、肉骨粉が完全に混入しないような飼料システムを開発するほうがどう考えても先だと思いますね。北米はCWD(狂鹿病)の問題もありますし。

イギリスのガーディアンの記事だそうですが。

BSEは汚れた飼料容器の中に今でも潜んでいる
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/bsestilllurking.htm

成長ホルモン使用の有無もぜひ知りたいですし。
感染の可能性のある飼料を食べた肉なんてどうにも手がでません。



[3568] アメリカ畜産業界に、自主的トレーサビリティーシステム先行導入の動き 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/03(Fri) 09:36  

アメリカの牛の月齢、出生地などを把握しうる強制加入型のトレーサビリティーシステム(トラッキング・システム)の施行は、2009年からとされているが、これに先立ち、非営利共同体(コンソーシアム)で、自発的に、トラッキング・システムを先行導入しようとする動きが急である。
これは、日本への輸出プログラムの条件を先行確保したいための動きと考えられる。
具体的な動きとしては、 The U.S. Animal Identification Organization (USAIO)や、ViaTrace LLC やMicrosoft Corpが共同して、2006年の第三四半期に、オンラインシステムを導入しようとする動きがある。
このうち、ViaTrace LLC社は、各種業界のロジスティクス・システムでの追跡システムを開発としている会社で、このサイトhttp://www.viatrace.com/site/page.asp?p=11のように、「ViaHerd」「ViaTrack」「ViaLock」「e-Mergency」「FoodSecure」などのシステムを持つ。
このシステム完成時には、ここの畜産農家が、それぞれの個体のデータを入力することができるようになる。
データベースの運営は、USAIOが担当する。
『High-Tech Animal Database Launched to Help Ensure U.S. Livestock Producers Maintain Competitive Edge in the Global Marketplace』http://www.webwire.com/ViewPressRel.asp?SESSIONID=&aId=10285
参照
USDAでは、これと同じシステムを、2005年1月から、17の州で、試験中であり、また、バイソンについては、10の州について、the National Bison Associationが試行中である。
システムの第二段階では、畜産生産者が、農場で、HP iPAQ Pocket PCなどのハンドヘルドコンピュータで、現地で入力できるようになるという。
『U.S. launches voluntary program to track cattle』
http://www.tmcnet.com/usubmit/-us-launches-voluntary-program-track-cattle-/2006/03/02/1422573.htm
も、ご参照

http://www.tmcnet.com/usubmit/-us-launches-voluntary-program-track-cattle-/2006/03/02/1422573.htm


[3567] PSE問題-再び、「やれることと、やれないことの区別だけはしておかないと」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/03(Fri) 07:00  

[3489]に「 PSEマーク規制問題で、盛り上がるのは、いいのだが、やれることと、やれないことの区別だけはしておかないと。」
と書いて、一部に反発を食らっているのだが、しかし、政治家の一部ブログに、このような、政令改正に期待を持たせるような記事があったので、『これは、ちょっと、酷だな』と思って、再度、あえて書くのだが。
この記事では、経済産業大臣に対して、「電気用品安全法の本格施行を急がず政令改正により猶予期間を設け充分な議論をすべきではないか。』との質問に対して、大臣が、「今、一生懸命やっている。しかしあと1ヶ月しかないが、とにかく全力でやる。しかし、最後の最後どうにもならなくなったらその時はご相談する」と答えたことで、一部に、政令改正ができるような妄想がわいてしまっているようなのだが。
しかし、この電気用品安全法において、PSEマークの表示を一定期間猶予する規定は、下記のように、非常にややこしいのである。
政令改正なんか、そう簡単にできる代物ではないのである。
「付表の中の数字を5から6に」なんてことは、整合性からいって、できない。
だから、今、できることは、この掲示板で何度も言っているように、また、小倉秀夫弁護士からも、この掲示板で、ご提言があったように、
@経済産業省に対して法令適用事前確認手続をとり、コンプライアンスのセーフティゾーンを明確にすること、
A販売業者が、届出業者になれるためのガイドラインを、経済産業省に示してもらうこと、
この二つしか、残された期間ではできないのである。
やはり、ここでも、できることと、できないことは、明確にしないと、ユーザーなり中古業者に、無用の期待感を持たせ、ひいては、自らやるべきことを、政治家任せにしてしまうことになり、悔いを残させることになると思うのだが。
こんなことをいって、また、反発を買うのかな?

参考
PSEマークの表示を一定期間猶予する根拠規定

1.電気用品安全法
(経過措置)第55条 「所要の経過措置を定めることができる。」

2.電気用品安全法施行令  附則(平成一二年三月二九日政令第一三五号)
(電気用品取締法施行令の一部改正に伴う経過措置)
第二条  通商産業省関係の基準・認証制度等の整理及び合理化に関する法律(「整理合理化法」)第十条の規定による改正後の電気用品安全法第三条の規定の適用については、同条中「事業開始の日」とあるのは、「電気用品取締法施行令の一部を改正する政令(平成十二年政令第百三十五号)の規定の施行の日」とする。 

(整理合理化法附則第四十九条の政令で定める移行電気用品及び期間)
旧電気用品取締法に係る移行電気用品については、電気用品安全法第十条第二項の規定にかかわらず、整理合理化法第十条の規定の施行の日から起算して一年間を経過する日までの間は、旧電気用品取締法第の規定による表示を付することができる。

前項の規定による表示は、整理合理化法第十条の規定の施行の日から起算して附則別表に掲げる移行電気用品ごとのに期間を経過する日までの間は、電気用品安全法第十条第一項の規定により付された表示とみなす。

3.電気用品安全法第十条第一項
(表示)
届出事業者は、その届出に係る型式の電気用品の技術基準に対する適合性について、第八条第二項の規定による義務を履行したときは、当該電気用品に表示を付することができる。

4.通商産業省関係の基準・認証制度等の整理及び合理化に関する法律(平成11年法律第121号。「整理合理化法」)
整理合理化法第十条の規定の施行の日


[3566] 実は、ブッシュ大統領は、ニューオーリンズを襲ったハリケーンのもつ破壊力を認識していたことを示す更新記録をAP通信が暴露 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/02(Thu) 22:25  

このサイトhttp://wid.ap.org/documents/katrina/katrinatranscript0828.pdf
が、2005年8月25日、早朝での、ブッシュ大統領との交信記録の現物だが、そのほかに、この現場のビデオもあるようだ。
この交信記録の14ページに、ブッシュ大統領が、ハリケーン・カトリーナの持つ破壊力を十分認識しうる説明をFEMAのブラウン氏から受けていたことを表したやりとりが続いている。
しかし、ブッシュ大統領は、これに対して、ひとつの質問もせずに、『われわれはすべて準備ができている。」とのみいったという。

ブラウン氏は、『あの時、ブッシュ大統領が、説明を聞いて、どの程度、ひどい状況であることを理解していたかどうかは、わからない。』といっている。
その後のコメントでも、堤防が破壊されそうな状況であることについては、一言も言わなかったそうだ。
「Video: Bush got Katrina warning」
http://www.philly.com/mld/philly/news/breaking_news/13994655.htm もご参照

http://www.benningtonbanner.com/headlines/ci_3560998


[3565] 韓国が、アメリカの牛肉製造施設を3月に事前査察の予定 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/02(Thu) 21:56  

日本のどたばたに見習ったわけではなかろうが、韓国が、アメリカ牛肉の輸入再開の準備として、3月中旬にアメリカの牛肉生産施設20箇所以上を事前視察する予定であるという。
韓国査察団の一行は、3月6日に、アメリカに到着するという。
ジョハンズ農務長官は、韓国との牛肉貿易再開のめどとして、3月末を期待しているという。
当面、月齢30ヶ月以下の骨なし牛肉のみの輸出入となり、内臓肉は、対象にしないという。
貿易停止前の2003年の韓国への輸出実績では、輸出額八億一千五百万ドルのうち、骨なし牛肉は、四百四十九万ドルであったという。
何やら、日本とのトラブルの教訓が生かされているようですね。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=19948


[3564] 『ジャガイモをよく食べる女性は、糖尿病になりやすい』というアメリカの研究 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/02(Thu) 21:27  

the American Journal of Clinical Nutritionという雑誌に発表されたハーバード大学の研究者たちの研究によると、85,000人のアメリカの女性について、ジャガイモをよく食べる女性と、あまり食べない女性の糖尿病にかかる比率を比較してみたところ、ジャガイモをよく食べる女性は、あまり食べない女性に比べて、14パーセントも高い比率で、タイプ2型の糖尿病(インシュリンは作られるが、それが十分でなく、または、適切に作られないタイプの糖尿病)にかかることがわかった。
また、フレンチフライについてみても、よく食べる女性は、あまり食べない女性に比べて、21パーセントも高い比率で、糖尿病になりやすいことも、わかった。

参考論文名「Potato and french fry consumption and risk of type 2 diabetes in women1」
アブストラクトは、
http://www.ajcn.org/cgi/content/abstract/83/2/284?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&fulltext=potatos&andorexactfulltext=and&searchid=1141303020526_3686&FIRSTINDEX=0&sortspec=relevance&resourcetype=1&journalcode=ajcn

http://www.999today.com/foodanddrink/news/story/2802.html


[3563] Re:[3558] [3557] [3554] ドイツの鳥インフルエンザ猫感染で、ワールドカップの開催日程にも影響か? 投稿者:レギュラー 投稿日:2006/03/02(Thu) 19:00  

笹山さん、いつもながら情報ありがとうございます。
ドイツで死んだ猫が鳥インフルエンザにかかっていたとのニュースが流れた後、フランスではペットオーナーがパニック状態に陥っているといいます。飼い猫を手放す人も出てきているとか。冷静なる対応が望まれますね。

http://www.wboc.com/Global/story.asp?S=4570136&nav=MXEFM7m7


[3562] 「医」のパラダイム転換 投稿者:とき 投稿日:2006/03/02(Thu) 17:08  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(136)(2006.3.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza260.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>国の基本姿勢の《清浄国論、撲滅論》は、国の段階では建前に過ぎないが、末端での実行部隊は常に暴いて撲滅を期すのか、見て見ぬ振りをして清浄国論を守るのか苦しむ事になる。そこで何よりも大切なのは実際の危険性を見抜くことであり、臨床でのプロの目と叡知が何よりも大切な所以である。動衛研は云わずもがな、江口さんは鶏病研究会の専門委員でプロ中のプロである。業界紙の皆さんも何故こうなる前にご本人の意見を聞こうとしなかったのだろうか。伝染病対策で一番大切な官、学と業界の協力態勢を癒着と捉えられては為す術もない。
(けっして、癒着がすべて悪いもの、不正だとは思っておりません。特定の組織・企業・人間に恣意的に手心を加える、えこひいきするものを、特に「癒着」と称して非難するのだと理解いたしております。)

>発症もせず、当面の危険性もない無毒株など放って置くのが<清浄国論>の実態だったのではないのか、いやさそれこそが清浄国論の扱いそのものだろうに。本当に日本に鳥インフルエンザウイルスが存在しないと考えて居るものなど、だまされて居る素人の国民以外いるものか。

>業界の叡知と良識の摘発というとんでもない方向に向かった。それを黙って見て居る養鶏家と養鶏団体は一体何なんだと思う。

 本音(実態)と乖離してしまった、建前であるところの「制度」が、(最初から)コントロール不能のウイルスを前に、人間の思惑の通りにはいかず欺かれ、その矛盾が見事に(ウイルスは真っ正直ですから)暴かれ、それでいながらその制度の主体たる人間は、この期に及んでも、その破綻しかかっている「制度」にしがみ続けようと悪あがきしていることの現れに思います。良かれと思って積み上げた「制度」とは所詮その程度のものだったということを。
 しかしながら、「公」はその「無謬性」の妄執によって、それを認めず、なおかつ、「国民」であるところの「養鶏業界」に属する大多数の人は、その「無謬性」であるという建前から脱することができないことに加えて、常日頃の感覚〜「制度」(「公」)は遠い「ヒトゴト」感覚〜のまま目の前でなんとか動けていれば、他所のことなんか知ったこっちゃない、という心象のあらわれではないでしょうか。
 民主主義制法治国家における「主権」者であるところの一人一人の人間が、「業界(全体)」という、いわゆる「公」(その分野のいわば「国家」)の意識が欠落・欠如している様のあらわれです。これが、いまの「日本」であり、「日本人」です。業界のことは、業界の人間が「当事者」であるにもかかわらず。(この精神的な心象は、こと「養鶏業界」に限ったことではないでしょう。日本人全体を覆っている何らかの「病理」かもしれません。)

>『明治の初め、西洋医学が正統のものとして時の政府からお墨付きをもらったのも、あの天然痘に対処する種痘所の苦心の設立と、そして無慮数十万の生命を奪ったコレラの防疫対策の成果だったと聞く。そこでは「細菌感染と発病」そして「細菌撲滅と治療」という、万人の認めずにはいられない因果≠フ図式が否応なしに錦の御旗と化して、伝統の東洋医学はしだいしだいに民間の片すみに押しやられてしまったのであろう。いうなれば、問題の黒船が新型バイキンを専用の疫学と抱き合わせにこの国に持ち込んだのであろう。歴史の必然に裏打ちされた、これが西洋医学渡来の経緯と思われる。
>それでは、東洋医学とはいったい何か。それは一言でいえば、細菌と共存する世界のようだ。そこでは、だから、つねにそれが可能な体質が問題となる。しかしこの場合にも、たとえば「抵抗力」といったことばは出てこない。それは「予防」とか「殲滅」などともいうように、あくまでも細菌を敵性国家≠ニ見なす人間の精神から出たもので、こうした意志的発想は、本来の東洋医学の世界では育たない。この平和を愛する国柄は、いってみれば、純白のシーツによって撤去されようとしている、あの農村の土間の奥に藁を敷いた万年床≠フ世界に、ものの見事に象徴される。「衛生」とは似て非なる、それは真の「養生」の世界というものか……。』(p.50-51)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121006917
(三木成夫『胎児の世界〜人類の生命記憶』)

>『人類が出現する以前から地球上に存在していたウイルスは、単に病毒としてではなく、シンシティンのように、寄生する宿主に役立っている側面をもっているのではなかろうか。』(p.116)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400007444X
(山内 一也『ウイルスと人間』)

畑中 正一『ウイルスは生物をどう変えたか―進化の演出者・ウイルスの世界を探る』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061329499
畑中 正一『ウイルスとどうつきあうか―闘いから共存への戦略』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/414084003X
畑中 正一『ウイルスは人間の敵か味方か―最小の生物の正体に迫る』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309612024
畑中 正一『キラーウイルスの逆襲―SARSとの闘い、そして共存へ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822203840

多田 富雄『免疫・「自己」と「非自己」の科学 』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140019123
(「免疫」を外来抗原認識システムとして理解するためとしてのみ。「スーパーシステム」は、科学の領域ではなく、想像・主観-文学-の世界と思いますが。)

西原 克成『生物は重力が進化させた―実験で検証された新しい進化の法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062571978

安保 徹『絵でわかる免疫』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061538500
安保 徹『免疫学入門』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796644547

藤田 紘一郎『清潔はビョーキだ 』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022613211

 ウイルスを「排除・根絶」できる、あるいは、そうしなければならない、という思想は、もはや、到底「科学的思考」といえるものではなく、ひとつの「信仰」あるいは「妄執・妄念」の領域に踏み込んでいると思っております。
 一般の専門知識のない素人ならまだそう思うことも許されましょうが、ウイルス(細菌)学・免疫学、(あるいは、それを含めた広義の生物学)に携わるプロの方々が、そのような幻想や信仰にとらわれていたり、あるいはそのような発言を支持するのであるならば、その学識を強く疑わざるをえません。
 いわんや、ウイルスの「毒性・病原性」の高低が、客観的に存在し、数値的に絶対評価できるものとして存在すると認識するなどというのは、笑止の沙汰です。つまり、ウイルス感染「現象」(これがすなわち、「医」が対象とする、いわゆる「病」)の「主体」側の都合を、まったく無視することを平気でやらかしているということです。もはや、それは、「学者」という者の作法とはいえないでしょう。それは、「学者」のフリをした、まったく別の何者かであるということでしょう。

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 猫のH5N1の件は、猫エイズやコロナウイルスと全く同じく、同じH5N1ファミリーとしても、ウイルスの宿主域が異なる、全く別のウイルスと見ておいたほうがよいと思います。(たまたま、意識的に検査することになって発覚されたものにすぎないと思います。常識的には、大量にへい死が見られるとなれば、同型亜型の新たな変異によるものと思います。潜在的には従来から気付かれずに存在していたと考えるべきと思います。)
 マスコミの、真偽をろくに確認もしない、垂れ流しぱなしの情報を、うかつに鵜呑みにはしないほうが賢明でしょう。


[3561] Re:[3560] [3559] [3558] [3557] [3554] ドイツの鳥インフルエンザ猫感染で、ワールドカップの開催日程にも影響か? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/02(Thu) 16:36  

中世欧州で行われた「魔女狩り」で、猫は魔女の手先だとされ、生きたまま火の中に投げ込まれるなど、猫の大量虐殺が行われ、その結果ネズミが増え、ペスト大流行につながったという話はご存知かと思いますが、今度は「トリフル狩り」で猫だけでなく白鳥などの野鳥も対象に同じ轍を踏むのでしょうか・・

家の猫は出産祝いに、捕らえたネズミを愚妻の枕元に持ってきてくれたことがありますが、野鳥を捕らえ意気洋々と帰ってきた猫でパニックなる姿が目に浮かびます。


[3560] Re:[3559] [3558] [3557] [3554] ドイツの鳥インフルエンザ猫感染で、ワールドカップの開催日程にも影響か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/02(Thu) 15:54  

虹屋さん。
このドイツのRuegen の鳥インフルエンザは、白鳥の感染死ということですが、猫の感染源は、推測の域を出ませんね。
鳥肉と書くべきなのでしょうが、さりとて、それが、真の感染源かどうかは、神のみぞ知るということなのでしょう。
それにしても、家から200メート離れた猫は、射殺とは、愛猫家も、おちおちしていられませんね。


[3559] Re:[3558] [3557] [3554] ドイツの鳥インフルエンザ猫感染で、ワールドカップの開催日程にも影響か? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/02(Thu) 14:41  

笹山さん。
> では、ペット愛好家のためのQ&Aとして、「感染は、死んだ感染鶏肉を、猫がたべたことによる」

これ鶏肉ですか?? ご紹介のサイトですと、病気の鳥を猫が狩猟した場合に感染する可能性を指摘していると読めるのですが・・
鶏肉ですと、感染鶏肉を食べた触って人も感染する可能性を示唆するので、影響が大きいと思うのですが

野良猫撲滅ですかね、今回はペストは流行らないか??


[3558] Re:[3557] [3554] ドイツの鳥インフルエンザ猫感染で、ワールドカップの開催日程にも影響か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/02(Thu) 12:35  

レギュラーさん。
今回の猫感染問題は、ペット愛好家にも波紋を呼んでいるらしく、ここのドイツのペット・サイト「catmom.de」http://www.catmom.de/engl/birdflu.html
では、ペット愛好家のためのQ&Aとして、「感染は、死んだ感染鶏肉を、猫がたべたことによる」として、『靴からの感染の可能性もないことはないが、可能性は低い。」とし、「猫は、室内にとどめることが必要」とし、また、「ドイツの狩猟法の改正が検討されていてそれによると、人間の住処から200メートル以上先をうろついている猫については、銃撃が可能となる見通しである。」としていますね。

http://www.catmom.de/engl/birdflu.html


[3557] Re:[3554] ドイツの鳥インフルエンザ猫感染で、ワールドカップの開催日程にも影響か? 投稿者:レギュラー 投稿日:2006/03/02(Thu) 12:10  

今回のドイツでの鳥インフルエンザ猫感染の事態について、 Recombinomicsでは、過去の例から見て、決して驚くべきことではないとしている。

猫が鳥インフルエンザに感染しても不思議ではないということは分かるのですが、飼い猫が多い日本で、(他の国の事情は分かりませんが)ペット猫が鳥インフルエンザに感染した場合、どうするか、という問題も考えておく必要があると思います。鶏から人へ移るのですから、猫から人への感染も考えられませんか?鶏は、殺処分されていますが、飼い猫も殺処分ということなのでしょうか。(法律的なことは調べて見ないと分かりません。)
問題提起しておきます。


[3556] 理屈の世界に情の世界を持ち込んでも、無駄 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/02(Thu) 09:59  

PSE法についての官僚と政治家とのやり取りを聞いていて、これでは攻めきれないな、と、率直感じた。
つまり、官僚の世界は、理屈の世界なのに対して、『もっと、猶予期限の延長を』という情の世界のお願いをしているのである。
官僚の理屈の世界を切り崩すのは、過去の判例と、関連法との矛盾点を突きつけることからしか、始まらない。
すなわち、[3553] で書いたような、電気用品安全法と、製造物責任法、特許法、商標法などの関連法規との矛盾点と、それをフォローしうる過去の最高裁判例(地裁、高裁レベルでもいい。)の提示である。
そんなことをいっては、顰蹙を買うかもしれないが、三権分立とはいっても、日本の立法府は、『優れた政治判断』というものが働きうる環境にない場合には、行政府依存型立法府との要素も強いのだから、対峙する司法の判断と、他の法律との非整合性をついた同士討ちで攻めなければならないのである。
もし、それが不可能な場合には、ガイドライン解釈提示による糊代の拡大を狙うしかないのだが。
電車男の政治版というのは、なかなか、モデレーターの介在がないと、難しいのでしょうかね?


[3555] 「BLOG馬場毎日 sawayaka」に私のブログ記事がリンク 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/02(Thu) 08:59  

このサイトhttp://kunimotokanei.blog8.fc2.com/blog-entry-380.htmlの中の『みんなアコギに持ち替えればいいだけの話じゃあないか 』にリンクです。
光栄です。

http://kunimotokanei.blog8.fc2.com/blog-entry-380.html


[3554] ドイツの鳥インフルエンザ猫感染で、ワールドカップの開催日程にも影響か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/02(Thu) 08:26  

ドイツの猫が鳥インフルエンザ感染したということで、今年の6月9日からドイツで開催されるワールドカップの日程にも、影響が出るかも知れないという話になってきた。
FIFA会長の Sepp Blatter 氏は、「鳥インフルエンザがワールドカップに影響するというドイツ政府の判断が出れば、われわれは、その決定を尊重する。」とし、また、選手団の squad selection (チームメンバー選定)の締め切り期限についても、延長可能の含みも見せた。
この問題については、今月デュッセルドルフで開かれるFIFAのワークショップで議論される予定である。
Blatter会長は、「もし、この問題について、正式に表明があったら、3月半ばに開かれるthe FIFA organisation committeeで、論議されるであろう。」と、この問題を排除しないむねを表明した。

なお、猫の鳥インフルエンザ感染疑い例は、今回のドイツが初めてのケースではなく、中国遼寧省で、昨年30匹の猫が死に、これが鳥インフルエンザによるものではないかと、疑われた例や、一昨年2月にタイのバンコックの動物園で、数匹の猫にH5N1が検出された例や、これと同じ時期に、マレーシアやスリランカで野生の猫に、同じ遺伝子配列を持つウイルスが検出されたという例がある。
また、このサイト「Cats may carry the bird flu virus」http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/3620532.stm
は、オランダのロッテルダムのErasmus Medical Centerがリサーチしthe journal Scienceに発表した研究結果だが、猫が、鳥から人間への鳥インフルエンザウイルス伝染の媒介をしうるとしている。
今回のドイツでの鳥インフルエンザ猫感染の事態について、 Recombinomicsでは、過去の例から見て、決して驚くべきことではないとしている。
http://www.recombinomics.com/News/02280602/H5N1_Germany_Cat.html

http://www.ireland.com/sports/soccer/2006/0301/1140626827501_1141240805605.html


[3553] 「中古品の製造前・製造後というのは、マークをつけなおした時点」という意味の審議官の答弁 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/01(Wed) 19:27  

電気用品安全法(PSEマーク問題)の衆議院予算委員会8分科会における共産党の塩川鉄也議員の質問に対して、経済産業省の迎(むかえ)商務流通審議官が、「中古品の製造前・製造後というのは、マークをつけなおした時点」という意味の答弁をされていたが、となると、製造物責任法の賠償責任で第5条「期間の制限」10年間の起算点は、製造からではなく、PSEマークを付け直したときから始まるということになりますね。
となると、1997年から2000年にかけて製造された特定電気用品以外の電気用品287品目については、PSEマーク付け直し業者が製造物責任法の法的責任を負うということになってしまいますね。
また、特許法上許容されない「再生産」に当たることにもなりますね。
さらには、商標法違反のおそれのある「意図しない改造行為」にあたる可能性もありますね。
これらは、すべからく「権利の消尽論」にかかわる大問題となってくるものです。

前にも、謎工さんが、3469 でこの問題のトリック性を指摘されていましたが、これは、大問題です。

ご参考
迎商務流通審議官発言の詳細
「再々、申し上げておりますようにですね。先生の今ご指摘の資料においてですね、流通前の規制というような部分と、流通後の規制とに分けてかかれた説明資料があるわけでありますが、これは、その、中古品で、もう一度、販売段階に戻れば、これは、その、流通前の措置に該当するという風にかんがえられるわけですが、それを持って、中古品を対象外と考えているわけではございません。」

で、上記のご指摘の資料というのは、これ「電気用品安全法の概要」http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/outline/hou_outline.htm

ちなみに、このあたりの問題については、実務家筋と見られるこの方のホームページ「電気用品の安全」http://www.biwa.ne.jp/~tnakayan/d0_01.htmが参考になりますね。


[3552] 牛肉問題で米国政府 輸入早期再開に固執 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/01(Wed) 18:16  

日本農業新聞[2006年03月01日付]
牛海綿状脳症(BSE)対策の不手際で米国産牛肉の輸入が停止されている問題で、米国政府は28日、6項目にわたる日本農業新聞の質問状に回答した。日本向け牛肉にせき柱(背骨)が混入した責任を認めながらも、「こうした誤りの再発を防ぐための数々の対策をとってきた」と、あくまで輸入の早期再開に固執する姿勢を変えていない。また、日本政府が求めていた4項目の質問に対し、早急に農水省に回答する方針を明らかにした。日本側の事前査察には「前向きに検討する」とした。
 米国政府は大使館を通じ「誤りが繰り返される可能性を最小限に抑えるために問題点を特定したが、私たちの(対策)システムは全体とすれば健全なものだ」と主張。今回の事件が例外的だとして早期再開を求めた。
 日本の消費者が貿易再開に不安を持っている点に対し、「(消費者が)感情ではなく、事実に基づいて判断することを望む」「多くの日本人が米国産牛肉を食べたいと考えている」などと述べ、米国の主張の“正当性”を強調。「近い将来に(米国産牛肉の輸入が)再開されるべきだ」と断言した。
 日本が行っている全頭検査を、「若い牛に対するテストは信頼性に欠け、事実上何の意味もない」と強く批判した。
■甲斐諭九州大学大学院教授の話
 米国政府は輸出市場である日本の消費者の不安をもっと深刻に受け止めてほしい。もう一度牛肉貿易を再開するためには日本政府のきちんとした査察が欠かせない。輸出できる施設を設備の整った大手に限るなどの条件が必要だ。日本政府は米国が飼料規制を強めることを要求するべきだ。

米国政府の回答要旨 A4版位の画像です
http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_06/0301BSE_news_v2.bmp


[3551] 英国 潜在患者を調べるために一層の死後vCJD検査の審査へ & スウェーデンで狂牛病疑い 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/01(Wed) 16:43  

英国 一層の死後vCJD検査の審査へー公衆衛生リスクは検査拒否権を無視できるほどに高いか
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06030101.htm

スウェーデン 初の狂牛病発生の疑い
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06030102.htm

北米は肥料や飼料、医薬品を世界中に輸出しているんでしょうが・・・・


[3550] [3549] Re:[3547] 疾病のお巡りさんは、だれ? 投稿者:milkman 投稿日:2006/03/01(Wed) 16:39  

笹山さん。前から思っていましたが、これだけ物の流通が広域化し、日本国内はもちろんのこと世界規模での迅速な対応が求められる時代にあって、消費者・国民の食品の安全と健康を守る政策の折々の統一性が重要で、これを判断できるシステムが必要だということを痛切に感じます。
 その意味では今回の茨城鳥フルの問題点を一つ一つ整理していけばおのずと、「お巡りさんは誰で、現時点の最新情報からどう判断すればいいか」が見えてくるような感じがします。この判断する人がいないから責任逃れで、モグラたたきで終わるのでしょうね。DEFRAの事例は大変参考になります。


[3549] Re:[3547] 疾病のお巡りさんは、だれ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/01(Wed) 15:15  

milkmanさん。ときさん。
>>茨城一国の<お鳥つぶし>>>
とは、よく言ったものですね。
初期のサイバー・ネット犯罪で、トンでも誤認の警察の介入があったと同じような現象が、疾病・感染の分野でも、起こってきているような感じがしていますね。
いったい、疾病のお巡りさんは、誰なんでしょう。
鳥インフルエンザに関しては、人畜共通感染症としての観点からのノン・コンプライアンス検証の能力のある方が、その任に当たるのでしょうが、なかなか、無理のようです。
やはり、ここらは、地域の『かかりつけ医者』的存在の医師と、農家なり業界のかかりつけ的獣医さん、そして、保健所と家畜保健所・共済などとの連携ワークが必要となるのでしょう。
今回の事件は、その意味では、やや、お粗末なもぐらたたきに終わってしまいそうな感じで、もう少し、高い次元での地域安全システム構築の教訓の材料になればと、残念に思うのですが。
イギリスのDEFRAが、昨年末に作成した、飼育鶏の地域的アロケーションのリスク管理との連携データ・ベース・システムは、かなり参考になりそうな事例とも、いえます。
Defraの「the Poultry Register(a central database of information on poultry premises)」については、こちらのサイト「Veterinary surveillance: Great Britain Poultry Register」
http://www.defra.gov.uk/animalh/diseases/vetsurveillance/poultry/index.htm
をご参照
また、ついでに、こちらのサイト
http://www.defra.gov.uk/animalh/diseases/notifiable/disease/ai/pdf/separating.pdf
もご参照


[3548] 『責任および真実という文字を死語とする極楽』 投稿者:とき 投稿日:2006/03/01(Wed) 14:56  

 ますます「ガセネタ」に踊らされた誰かと同じ構図に見えてきます。なんでそんなものに飛びついてしまったのやら、「闇ワク」ネタ。それもやはり、それぞれのポジションの「利」や「欲」優先の結果でしょうか?
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200602281832.html
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20060301
http://hobby.2log.net/zk1/archives/blog20060301.html

>『いまの世に最も欠けているものは「利を休む」心であるのかも知れない』
>『身の回りは「利」に転んだ人であふれている』
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060227ig15.htm

 真実は、利を休むことによって、見えるようになるのかもしれませんが・・・。

>『センセーショナルなニュースを求めるのはメディアの宿命だから、まあ仕方がないが、科学的な真偽を確かめる責任もメディアにはあるはずだ。しかし、ひとたび世間の流行になってしまえば、真偽を確かめる責任はメディアにはないらしい。なんとなれば、みんながそう言っていたから。たとえ間違っていてもそれはみんなの責任であって自分の責任ではないのだ。それで流行の尻馬に乗っただけの無責任なお話が次々とメディアをにぎわすようになるというわけだ。正義という錦の御旗の下で他人を恫喝することに楽しみを感じる人や、この風潮を利用して金儲けをしたい人には天国だな。』(P76-77.)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300
( 池田 清彦『環境問題のウソ』)

>『金(ギャラ)で雇われている広告言辞(コマーシャル)の内容に誇張と欺瞞があっても、饒舌(コマーシャル)を担当する代弁人(タレント)に、発言の責任を問う者は見当たらない。その常識が肥大化の方向で浸透し、今や一般の発言者に社会責任を問わない習慣が定着した。凶悪な大量殺人魔が事件当時は精神障害であったゆえ無罪であると、決まり文句を繰り返す弁護士を世間が異様だと思わぬように、景気不景気の先見力を誇る経済評論家(エコノミスト)の出任せが当たらなくても糾弾されない。新聞の誤報も頬被りで通す。どんな嘘を吐いても、よほどの場合でないかぎり咎め立てされない世の平安無風は、責任および真実という文字を死語とする極楽になった。』(一部抜粋)
http://web-will.jp/latest/index.html
(WiLL2006年4月号 巻頭コラム「転地無用」『発言』P17.)

◆鳥インフルエンザ問題の今後(135)(2006.3.1)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza259.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>さて本論であるが、茨城問題の発端がアウトブレークでないことだけは、その現場の獣医さん達とも意見が一致していた筈だ。ならば何故問題になり殺処分に発展したのかが実は最大の疑問である。繰り返すように清浄国論を奉じLPAIの存在懸念をガセネタとして一顧だにしなかったそれまでの農水の態度とも違う。最終的ゴーサインこそ出したが、普段発症を含めた3点セットを主張しウイルスと仲良くせよと説く喜田委員長率いる小委員会が予めイニシアティブを取った形跡もない。ただ、あれを殺し始めたらキリがなくなる。とても茨城一国の<お鳥つぶし>では済まないとの懸念は現場のプロなら一様に持って居た筈で、それがなければドシロウトである。

 「公」の分野に、経済・産業(目先の算盤勘定)や組織運営(システム維持)のプロはいても、それとは別の、それぞれの具体現場に必要な「百姓的精神」の(食糧を確保するための生き物を相手する)プロが不在だということでしょう。全くもって「素人」の時代です。生き延びていくのに「プロ」の知識がなくても回ってしまう「システム」ができあがっていて、それに安住してしまい、いわゆる不測の事態に対処する能力を錆付かせてしまったことの証左です。
 「危機管理」能力のない、素人集団に堕してしまっているということです。公も民も。「国民がバカだから」ということだと言うしかありません。自らを含めて。

>こう考えて来ると茨城県のやり方が一番疑問だ。次が業界団体だ。すべてを勘案し叡知を結集しよって来るべき結果をも見通す。これもまたプロの目である。

 いえいえ、茨城県はあくまでも、ガイドラインに従うほかありません。国が考える“アタマ”であり、地方自治体はあくまでも“手・足”にすぎません。「行政」がどう動くかは、「法律・規則」によってがんじがらめです。人間の判断によって、やり方が変わるような「ルール」にはなっていません。
 民主主義(主権在民)の「ルール」からいえば、一番の当事者は「養鶏業界」です。おそらく、そこを代表する方々の意見に沿う形で、これまでも進められてきたのだと思っております。「闇ワク説」もそこらあたりでの、「産・官・学」のコンセンサスではないでしょうか。より大きいものを守るという姿勢、政策は、おそらく一貫しているのではないでしょうか。
 今回、貶められた大手養鶏業者さんが沈めば、当然、喜ぶ業者も確実におるわけですから・・・。みな、“養鶏業界”なんてのはどうでもよく、ただひたすら自分の企業の生き残りのみを優先して考えているのかもしれません。(そうじゃなかったら、いまの状況はまったく理解できません。どうやったって、今後、鶏を継続して飼養するのには、不利になるばかりの「ルール」なのですから。)

 猫のH5N1も、たまたま調べ始めたら、どこからでも発見・確認できたというだけに過ぎないと思いますが。ありふれたウイルスだということが、しだいに明らかになるでしょう。
 「鳥も猫も人間も、H5N1は地続きである」というデマから、脱することができるようになるのは、いつになるのやら。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060301-00000202-yom-int
(◇猫が鳥インフルエンザに感染…ドイツ(読売新聞) - 3月1日11時27分更新)

 もうすでに、世界中のあちらこちらで、ヒトで起こってるってことを重視する必要があるのですが・・・。「封じ込め・制圧・根絶」妄想にとらわれている方々には、まだよく見えておらないようです。(昨日のNHKの番組のWHOの方々も。)
http://www3.nhk.or.jp/omoban/main0228.html#20060228000

 イルカも、何らかのウイルス感染を疑ったほうがいいのですが・・・。海洋のど真ん中では、溺れ死ぬ心配があるから、岸に寄ってきてるように見受けられますが。
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%A4%A5%EB%A5%AB%A1%A1%B6%E5%BD%BD%B6%E5%CE%A4%C9%CD&st=n
 今一回経験して、そして抗体を獲得し、大丈夫になる。それの繰り返しです。もしそれがウイルス感染で、集団全体で見られるというならば、これまで経験のなかった新型の流行だということです。
 本当に助けたいのであるならば、温度の安定した、幾分温かい屋内に収容すべきでしょう。麻疹・おたふく風邪と同じで、じっと悪化させないようにして時が過ぎるのを待つ、それが「ウイルス感染症」の対処方法です。生体の免疫システムの能力に素直に従えば良いだけなのですが。しかも、若年齢ほど症状が軽く済むはず。(そうやって、ぐるぐる感染しつつ共存しているのが、ウイルスの生態なのですが・・・。過剰反応する体質の個体は、大きくなる前に淘汰されつつ。)


[3547] 「KOBAN(交番)」は地域住民の生活安全の守り手として重要な役割を担っています。 投稿者:milkman 投稿日:2006/03/01(Wed) 14:55  

町内で何か問題があったらすぐに交番のおまわりさんに相談する。おまわりさんも小さなことでいちいち相談にこられても大変だが、よくよくのことがない限り相談に乗って一つ一つ解決していっている。自転車の盗難と放置の問題、新住民とのコミュニケーション、酔った人の介抱、毎日の丁寧な巡回など、目に見えないところで地域の防犯が生きている例が私の町であります。
 今回の茨城の鳥フルH5N2の感染問題で600万羽もの鶏を殺さざるを得なかった(あえて言わせてもらえれば)、地域の家畜保健所の家畜防疫員(家畜保健所の獣医師職員)の方々は、日ごろから養鶏農場における鶏病の予防・診断、指導にどんな役割を、どんな関わり方をしておられたのでしょうか。おそらくほとんどの防疫員の方があまり関与されてこなかったのではなかったのかと思われます。前にもこの掲示板(何号か忘れましたが)に意見を述べられていたかと思いますが、豚や牛の病気の診断予防ができる、地域の家畜の防疫にかかわれる、指導できる保健所職員の数が少なすぎると。豚や牛ですらそうですから、ましてや鶏の病気がわかる保健所の獣医師の数といったら、日本ではほんのわずかです。両手の数以下といっても過言ではありません。鶏の病気をやっていては昇進どころか評価さえも去れない環境にあると考えます。そういった中で、企業や団体やわずかな開業臨床獣医師が厳しい経営の中で苦労しながら、養鶏農家と一緒になって、鶏の生産性と鶏病の予防に、食肉と鶏卵の安全と衛生対策に奔走しているのです。
 新しい家畜伝染病予防法では、「法定伝染病」はもちろんのこと、「届け出伝染病」さえも「監視伝染病」として、診断・検査すれば、1回/月地域の県や家畜保健所に届けるように義務付けしていますが、検査結果や診断結果を、丁寧に毎月連絡している、実態を調査してまとめている、いわんや把握している保健所は、家畜防疫員はおられないと思いますが。「監視伝染病」を制定した目的は、野外の病気の発生の実態や疾病の浸潤実態をより正確に把握し、これを家畜の病気予防の政策に生かすためであったはずですが、対象が鳥インフルエンザとはいえ、連絡しなかったから法令違反で逮捕では、なにおか況やではないでしょうか。
 もっと鳥フルの防疫のためにやるべきことがたくさんあるのではないですか。
 @全国に飛来する渡り鳥や生息野鳥の死体や直腸糞、クロアカスワブのサンプリングによる鳥フル浸潤実態調査、一部の県では実施していますが、
 A鳥フル茨城株H5N2の病原性確認や、継代による病原性増強の有無の確認
 B600万羽(??鶏群ロット)の疫学データの解析と、鶏卵の生産性への影響評価
 などなど、稚拙な頭で考えることといったらこんなものでしかありませんが。
 数少ない労力と知恵を、人や家畜の健康と安全に費やして、鳥の病気でさえも国境がなくなっている今、世界の鳥フルの防疫に、日本がきちんと役割を果たすことが、現場獣医師にとっても、大学の研究者にも、行政の担当者にも問われているのです。
600万羽もの鶏の犠牲を払った結果の教訓のまとめをきちっとしてほしいものです。
獣医師の責任を問うことにあくせくしていないで。悲しい現実ですが。

 
 


[3546] 頼っていられない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/01(Wed) 10:36  

昨日の中川農林水産大臣の記者会見
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/060228daijin.htm
で、ちょっと笑ってしまったのですが、例のアメリカからの報告書の日本語訳が遅れている件について

「国民の皆さんにも読んでいただけるようにするために努力をしている最中で。
とは言っても、17日からもう10日以上経っているわけですから。決して必要以上に時間をかけているわけではございませんけれども、できるだけ早い時期にまず報告書の内容、少なくとも本体だけでもお出しをして、そしてまた改めて、もちろん英語の分かる人たちの間でも読み込んでいる人は読み込んでいるわけですけれども、公表した上で、どういう問い合わせがあるか、あるいはこの文章の意味はどういう意味なのかということを、きちっと精査をして、その上でアメリカ側に問い合わせがあれば、問い合わせは当然していかなければいけないと。
470何ページという大部とはいえ、プロが訳すのですから、正直言って、こんなに時間がかかっているのかなと。さっきも言ったのですけれども、それは正確を期すと。万が一間違えたら、ごめんなさいで済むかもしれませんけれども、非常に大事な時期であり、デリケートな問題ですから、正確を期したい。と同時に、実は今もハッパをかけていたところなんですけれども、「早くやるように」という気持ちで。
これはさっき申し上げたように、いつという時期は申し上げられません。また遅れると怒られますから。だけれども本当に早くやらなければいけないと。これは我々のある意味じゃ国民に対する私自身の責務だとすら個人的には思っていますので、できるだけ早くやりたいと思っています。 」

当方の掲示板では、虹屋さんなどのご協力で、すでに、読み込み済みなので、いまさら、待っていられるっか、ってのが正直な気持ち。

この辺のUSDAの発表と日本側の発表のディレイは、例の2004年10月の日米高級事務レベル会議のBEVプログラム発表でも感じられた点だ。
私が、サイトに発表したのが、午前8時すぎ。
その後、あの時は、確か、アメリカ大使館のサイトの日本語訳のほうが早かったような気がする。
当時のこのサイト
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=419
で見ると、
「日本側の発表が遅い(アメリカ側USDAは、協議終了の当日、ウェブサイトで、下記の通り、内容を発表しているのに対して、日本側の農林水産省は、現時点−2004年10月25日午前9時-にいたるまで、サイト上に何の掲載もない。)ので、とりあえず、アメリカ側の発表内容を、私自身の仮訳で掲載します。」と書いてありますね。


[3545] 「what's my scene?」というブログで、ご紹介いただきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/01(Wed) 10:18  

「what's my scene?」http://blog.livedoor.jp/whats_my_scene/
というブログで、私のブログ記事「音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=560をご紹介いただきました。
光栄です。
そういえば、この「what's my scene?」というブログ、例のレコード輸入権のときも、ご活躍あったような記憶がありますが。

http://blog.livedoor.jp/whats_my_scene/


[3544] Re:[3541] [3538] 米国内向けをそのまま日本に輸出するつもりだった?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/03/01(Wed) 10:00  

まりちゃんさん。再開、うれしいです。
笹山さん。
> このbrisketsというのは、胸肉、牛肩バラ肉をさしているのでしょうか。
下の部位別を見ると、胸肉ですね。ここさえ分ければOKというのは、EVプログラムはと畜段階では、名目さえ守れば良いとしか考えてないと言わざるを得ないのでは。

http://www.bbqguide.com/diagram.htm

本日の日本農業新聞に、農業新聞の質問に米農務省が答えたものが載っています。時間ができたらご紹介を


[3543] Re:[3542] 「食の安全」「自己責任」だけでは対応できないBSE・・医療による感染 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/01(Wed) 09:32  

ブログの再開、まずは、おめでとうございます。
12月の一端の牛肉輸入再開で、おおくのBSE関連ブログが閉じられてしまった中、孤立感を感じていたところでした。
ネバーギブアップが必要な感じもしています。
今後とも、よろしく。


[3542] 「食の安全」「自己責任」だけでは対応できないBSE・・医療による感染 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/03/01(Wed) 08:56  

「食の安全」「自己責任」だけでは対応できないBSE・・医療による感染
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/c8f51b5f491341c7c757830feda6fa4e

久しぶりに最近のBSE→vCJD→公衆衛生の問題のニュースをブログにまとめてみました。

余談ですが、羊の炎症乳腺にプリオンの話やら成長ホルモン剤の話があったものですから、気になって、幼児用の「粉ミルク」がどうなっているのか、ちょっと調べてみたんですが、大体は世界調達、ブレンドものなんですね。大人の食品にはいろいろ、たとえば産直・産地限定とか、オーガニックとか、選択肢がありますけれども、たぶん、もっと気を使っていいであろう子供対象のミルクはあまり選択肢はないようですね。

■赤ちゃんに飲ませる粉ミルクの産地や原材料ってどうなってるの?
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/cd3b9603a55e80712a86e1f7aa4b2e37


[3541] Re:[3538] 米国内向けをそのまま日本に輸出するつもりだった?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/01(Wed) 07:59  

虹屋さん。
うーん。これだけではなんともいえないような気がしますが。
このbrisketsというのは、胸肉、牛肩バラ肉をさしているのでしょうか。
これは、シ社の注文書には、はいっていましたっけ?


[3540] Re:[3539] フル−ウィキをご存知ですか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/03/01(Wed) 07:26  

通りすがりさん。
情報ありがとうございます。
フルーウィキ「Flu Wiki」については、昨年、外岡さんの情報交換室の掲示板にaha from 2chさんという方が紹介されていましたので、この掲示板でも、2005/10/17の[1801] で紹介させていただいたことがあります。

下記のように、5つの『ノット』原則があるというのがおもしろく思えました。
使わせていただきます。
ありがとうございました。

It is not:
a news filter (情報フィルターなし)
a discussion board (討議の場ではない。)
a place to promote commercial products (商業製品宣伝の場所ではない。)
a soap box (通俗情報の場ではない。)
a place to advance pet theories (持論展開の場ではない。)

http://www.fluwikie.com/


[3539] フル−ウィキをご存知ですか? 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/02/28(Tue) 23:39  

笹山様 いつも興味深く拝見させて頂いております。
表題の様なサイトがあるのですが、ご存知でしたか?
http://www.fluwikie.com/
投稿型のインフルエンザ関連情報サイトだそうです。
もし、ご存知でしたら、失礼致しました。

サイトに関するニュースはこちらです。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20060228304.html

http://www.fluwikie.com/


[3538] 米国内向けをそのまま日本に輸出するつもりだった?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/28(Tue) 22:11  

Exhibit28 E-mail from Mr. Nobuo Shiraiwa (Japan) dated 12/27/05 の3ページに、日本シベルヘグナー社からの発注書があります。
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit28.pdf

この発注書、注文数だけ書き込むようになっていますから、アトランテック社が米国内向けに使っているものさおのままではないでしょうか。

アトランテック社とゴールデン社、両社のオーナー社長のPeerlessさんは、brisketsをきる機械の歯の具合がわるくなければ、1月10日にゴールデン社でと畜された202頭全部に”J”の日本向けとスタンプされていたといっていますから、米国内向けと日本向けと分ける気は最初からないようですね。
34 MOI President Phillip Peerless
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit34.pdf





[3537] イギリスの環境大臣が、「必要とあらば、ワクチネーションも排除せず」と言明 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/28(Tue) 21:20  

これまで、EUの会合などで、フランスやオランダの鳥インフルエンザワクチン接種について、疑義を示してきたイギリスだが、この段になって、必要とあらば、ワクチン接種も辞さず、との姿勢の変化を見せてきた。

本日、Margaret Beckett 環境大臣は、ファーマーズ・ユニオンのカンファランズの席で、次のように述べた。

「ワクチネーションの効果については、それが、鳥インフルエンザの発症をマスキングするのではないか、鳥インフルエンザウイルスを防ぐというよりも、広げることにつながるのではないかという点について、懸念はしている。

しかし、われわれは、ワクチネーション自体を排除するものではなく、その手法についても、検討中である。

家禽を屋外からおきないに移すという手段については、絶対的に感染を防ぐ方法とはいえないが、ウイルスを持った野鳥から家禽を守るためには、有効な手段であると考えている。

ワクチネーションが適切に行われるかどうかについては、いくつかの条件がある。

それは、三週間の間隔をおいて、二度、ワクチン接種がなされるという条件である。」
といった。

現在、イギリスでは、50羽以上の鶏を飼うものは、2月28日までに、政府に登録することになっている。

NFU会長のTim Bennett 氏は、

「イギリスの農民は、フランスのワクチネーション開始という現実を見ており、もし、これ以上のとるべき手段がなければ、バイオセキュリティの観点から、ワクチネーションに踏み切ってもいい、とわれわれに語っている。

もし、科学者がワクチネーションを勧めるのであれば、ワクチネーションの方向に従う。

もっとも、養鶏業にとって心配なのは、消費者からの信頼についてだ。

もし、ここで起きていることについて消費者からの信用を失うことがあるとすれば、それは、鳥インフルエンザの終焉ではなく、養鶏業そのものの終焉につながるであろう。

今回12月に、 Defraが養鶏業についてのデータベースを作成したことは、賞賛に値する。

どこに鶏がいるかということを知ることは、非常に重要なことである。

リスクのある地域がどこであり、そのリスクのある地域のどこに、鶏がいるかを知ることは、非常に重要なことであり、これによって、バイオセキュリティプランを適宜に得ることが、容易になる。」

という。

一方、イギリス政府の主任科学アドバイザーであるSir David King 氏は、フランスでHN1が検出されたことで、イギリスの鳥インフルエンザ感染の可能性が、非常に高まったと、警告する。

しかし、彼は、2001年の口てい疫蔓延に比べれば、鳥インフルエンザは、まだ、ましなのではないかと、楽観的である。

なぜなら、口てい疫と、鳥インフルエンザとでは、感染携帯が異なるので、口てい疫のように、家禽の持ち主が、将棋倒しに崩れていくということには、ならないであろう、としている。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/4755954.stm


[3535] 「日本ブログ協会」とは、何をするところなのだろう? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/28(Tue) 19:51  

総務省の外郭団体、マルチメディア振興センター(白井太理事長)は28日、インターネット上で簡単に開設できる日記風ホームページ「ブログ」の普及を目的に「日本ブログ協会」を同日設立したと発表した。講演会を開いたり、市場動向の調査を行ったりするほか、サービスに関する相談も受け付ける。入会は無料で、個人も加入できる。(入会手続きのアドレスはhttp://www.fmmc.or.jp/japan−blog)。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060228-00000117-jij-pol
という記事なのだが、たかがブログというツールのことで協会を設立するとは、なにごとなのだろう?
ちょっと、首をひねってしまった。
まあ、当面、ブログ界の最大の課題は、ライブドアの帰趨によっては、現在、ライブドアブログを使われている皆様のコンテンツがどうなるのか、ということなのだろう。
おそらく、このコンテンツは、自分のサーバーーにダウンロードはできない仕組みになっているんじゃないかとも、思う。
となると、現在のブログのコンテンツをいちいち、マニュアルで、コピーして、自分のファイルに蓄えて、別のブログに乗り換えるということになるんでしょうか?
ちなみに、このサイト
http://voodoocyclelegba.blog15.fc2.com/blog-entry-189.html
では、「個人的な意見としては、ライブドアブログを使用しているブロガーはとりあえずエントリーのログをエクスポートして、保存しておくことをお勧めします。 」といっている。
そうか、どういう仕組みかわからないが、コンテンツのエクスポートは、できるんだ。
MySQLみたいに、圧縮ファイルでダウンロードできるんでしょうか? 
あ、このサイト
http://blog.info-rich.jp/archives/2005/06/livedoor_blog.html
にダウンロード方法が書いてありますね。
「GetHTMLW」
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se077067.html
なんて、専用ソフトもあるらしいので、一安心。
また、このサイト
http://blog.goo.ne.jp/staffblog/tb/9cb4369b5c7f846f2b1ef0ea03187900
では、
「加入者数1位はライブドアブログで49万人。2-30歳代が多いらしいです。以下、楽天広場(38万人・主婦)、 page4よろしくエキサイトブログ(22万人・35-49歳の男女)、われらがgooブログ(20万人」と書いてある。
となると、もしもの場合は、日ごろ書き溜めたコンテンツもろとも失ったブログ難民が49万人も発生してしまうということになるのだろうか?
新設なった日本ブログ協会さんの初仕事は、こんな影の問題から着手されたほうがよろしいような。
Speak Easyの真名さん
http://blog.livedoor.jp/manasan/
のほうは、どんな状況ですか? 

[3534] ゲーデル「不完全性定理」 投稿者:とき 投稿日:2006/02/28(Tue) 15:31  

◆鶏飼い時事(じじい) …『断固争うべき -続々-』(2006.2.28)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza258.htm

>茨城株が問題になる以前に、繰り返すように1996年岩手、鹿児島のLPAI発症前後から、産卵ピークが出ないとか、変な呼吸器症状が出るとかの軽い症例は各地で散見された。そして実際1997年の調査では東北以西にH3,H1の浸潤が認められた。しかしどうも家衛試の記録としては残って居ても、国としては未だにはっきり認めて居ないようである。それらを悉くガセネタ扱いして来たのはむしろ国のほうだったとの印象が強い。

>小委員会の決定とそれを受けた茨城県の対応は、それまでの国と現場の在り方を一変させてしまい、永年培われて来たプロフェッショナルな信頼関係はマスコミを通じて危険な癒着と捕らえられてしまった。以後は知っての通り、我々から見ても尊敬に値する人達ほど魔女狩りに会い、不正の烙印を押されてしまったのだ。これまでの経験から、茨城株如きを大騒ぎして臨床面それに財政面でも、まるで素人集団の小委員会の手に掛かったら飛んでもないことになるとの危惧を持たないとしたらそれこそ全くのドシロウトである。事実、健康鶏600万羽の虐殺と有能なプロ達の逮捕にまで発展してしまったではないか。

>況んや頼りの動衛研を引っ張り込んでどうするのか。私の頃ならお世話になった先生達はみんな居なくなってしまいかねない。恐ろしい世の中だ。

 真の「エリート(の気概をもった人間)」が、この分野のしかるべきポジションに不在だということを、如実に示しているのだと言えるのではないでしょうか。

 人間が良かれと思って組み立てた(いたって恣意的な)「法」の体系(あるいは制度)が、自然現象を前にして、もろくも破綻してしまうの図です。(それは「ジュラシックパーク」のテーマでもありましたが。人間が「自然」や「生命」をコントロールできるかどうかの。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF#.E3.80.8E.E3.82.B8.E3.83.A5.E3.83.A9.E3.82.B7.E3.83.83.E3.82.AF.E3.83.BB.E3.83.91.E3.83.BC.E3.82.AF.E3.80.8F.EF.BC.88.E5.B0.8F.E8.AA.AC.E3.83.BB1990.E5.B9.B4.EF.BC.89(ジュラシック・パーク『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1058.html
(松岡正剛の千夜千冊『ゲーデル再考』ハオ・ワン)
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0833.html
(松岡正剛の千夜千冊『論理哲学論考』ルードヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン)
(ウイルス現象“全体”を考えることは、もはや「行政施策」にとっては、まったく余計なことにさえ、されているように思えてきます。)

 しかも、その(恣意的な)「法」(あるいは制度)が、役に立たない無害なだけならまだしも、そういうものほど人間に牙を向ける格好になっていることの現れにもなっています。

 さらにいえば、耐震偽装問題やBSE問題と同じく、「意思決定」の責任を不在あるいは限りなく不明瞭にする「構造」(責任転嫁のシステム)でもあるということの。その意味で「恣意的な制度」以外のものはありえない、ということでもありますが。しかも、その枠組みにとって、都合のいいことだけしか見ないようにする恣意性をも兼ね備えているものとして。

 ウイルス感染という自然現象を前にして、一部の人間の勝手な思惑から一つ距離をおいて(もちろん損得勘定からも)、自分の都合を考慮に入れず、確実に現実を直視する姿勢に心していただきたいものです。とくに「公」の方々は。(いまや何もなくても、「政・官・業」あるいは「産・官・学」の癒着とみなされがちなのですから。)

『アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニ ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ 』
http://www.okakogi.go.jp/People/miwa/document/miyazawa/amenimo.html
 今や サウイフモノニ 公人ハ ナレナイ?

 いつまでも無謬性にしがみつこうとするのも、「失敗」の経験が少ない、いわゆる「偏差値優等生」の習性なのかもしれませんが。その弊害がいたるところに噴出している、いまの日本なのかもしれません。

烏賀陽 弘道『「朝日」ともあろうものが。』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198618844
http://ugaya.com/column/051028asahi.html
『メールのネタモトか?』
http://hobby.2log.net/zk1/archives/blog20060224.html


[3533] Re:[3532] 貿易上の家畜衛生条件を再考しなおす必要があるような。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/28(Tue) 13:20  

ときさん。
今回の個別問題はさておき、かねてから、この掲示板やブログでも、実質、貿易障壁を果たしている家畜衛生条件(Animal Health Requirements)というものの、もたらす、内外の社会的功罪について、この際、もっと考えるべき時に来ているようですね。
OIEコードが、SPS協定の僕と成り下がり、貿易上の家畜衛生条件厳守の間接的な被害者が、国内の生産者という、玉突き衝突現象というものについても、ですね。
「他国のワクチネーション→貿易上の家畜衛生条件厳格化→自国のワクチネーション・アレルギー」
という結ぼれを解きほぐす努力とでもいうのでしょうか。


[3532] ウイルス感染学からみて、この「ルール」は? 投稿者:とき 投稿日:2006/02/28(Tue) 13:12  

◆鶏飼い時事(じじい) …『断固争うべき -続-』(2006.2.28)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza257.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>いくら清浄国論を奉ずる国でも、かくも大量の事実上の健康鶏を処分し続けるのは無理がある。法的にも何らかの補完が必要になる。そこで疑似患畜として摘発可能な不認可ワクチン条項を利用し、責任を業者側に被せたのである。

>獣医というのは畜産界では学識良識の存在であり、その道のプロである。私達のような古来型<阿呆の鶏飼い>から脱するために養鶏場や養豚場の師弟に教育を施そうとする時、先ず視野に入れ勧めるのが獣医としての道である。その存在は金銭的な癒着などではなく官民の知識、技術、情報の伝達啓蒙に欠くべからざるものであった。それを今回の事件で、事実上その頂点に立つ一握りの北大閥の獣医達が粉々に打ち砕いた。
>皆が立ち上がらないと産業関係の獣医は駄目になりプロとしての誇りも業界の良識も消えてしまう。

>実際、この問題が起きてから民間のラボラトリーなども立ち往生している。うっかり相談にも乗れないのだ。清浄国論に則り、さながら官憲と化した小委員会の面々がトップでは、一切のプロとしての良識が通用しないのだ。ひとり報道された江口、前田氏だけの問題ではないのだが、自ら闇ワクのガセネタに躍らされる養鶏業界は頼むに足らず<天 勾践(コウセン)を空しゅうする勿れ>とさながら児島高徳の心境で嘆くばかりである。ほんとに范蠡が現れてくれないか。

◇鳥インフルエンザ:獣医師ら逮捕 感染発覚を恐れて、別の養鶏場の検体を提出 /茨城(毎日新聞) - 2月28日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060228-00000057-mailo-l08

 この調子でいくならば、なるべく「検査をしない」こと、できるかぎり「すっとぼける」ことが、『「現実」に即した「善」』になってしまうということですが・・・。

>それまでの「あたりまえ」が、告発や異議申し立てによって、新しい基準や法やルールにとってかわられる。それがまた行きすぎである場合も多々あるのだが、民主主義社会では言論と選挙を通じて説得や批判をしあってゆくほかない。

>マスコミなき時代から、この問題――悪法も法なのか――は、すこぶる重要な社会的テーマであり続けてきた。古代ギリシアの哲人ソクラテスも、それまで逮捕など思いもよらなかった「民衆を惑わせた罪」により死刑判決を受け、友人に脱獄を勧められながら、毒杯をあおいで命を絶った。ソクラテスは、悪法も法なり、との思想を自ら実践したことになっている。悪法は法ではない、と決めつけるとテロ行為や暴力革命が許されることになってしまう。

>しかし、ソクラテスは扇動者や権力に従順だったわけでは断じてない。悪法も法として遵守しながらも、悪法であることを明言し続けた。私も愚鈍なソクラテスでありたい。(「社会時評」=三社連合2006年2月17日配信)
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/
(日垣隆「ガッキィファイター」2006年2月28日号より『ルールはルールか』から一部抜粋)

 「清浄国論」は、ぶっちゃけて言ってしまえば、日本の最大手養鶏業者を、中国などの養鶏産物・製品から死守するための(安直な)防波堤の役割を負わせられているのでしょう。(かの国は、実利のためなら、不都合な情報は簡単に隠蔽隠匿できるお国柄のようですし。)
 あくまでもそれは、国内「防疫」を隠れ蓑にした、「貿易」障壁が主目的でしかないのですが。まったく、「ボウエキ」をはき違えているようなものです。結局、この歪められた制度によって、具体的にだれが助かり、だれが苦しむことになっているのでしょうか?

 情報・報道のあり方ということでいえば、日本の現状も・・・。
http://ryutukenkyukai.hp.infoseek.co.jp/masscomi3.html
(NHKの偏向事例 何かに連動しているのでしょうか?)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060223-00000165-kyodo-soci
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20060227
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50390353.html
http://web-will.jp/latest/index.html
(■諏訪澄「『従軍慰安婦』に入れ揚げたNHK」」)

 本論から逸れてしまいましたが・・・。「情報」のリテラシーはますます重要になっています。「ナチス」状況を招かないために。(「シナチズム」とか「(ジャーナリスト宣言改め)シナリスト宣言」と揶揄する言葉が飛びかっておるようですが・・・)

2004年02月29日 農林水産省「高病原性鳥インフルエンザ防疫マニュアル」の問題点
http://www.sasayama.or.jp/jouhou/jouhou040229.htm
http://www.sasayama.or.jp/jouhou/jouhou000000.htm

鳥インフルエンザ互助基金 国に不足額の支援を要請 日鶏協が各県会長会議で決議 2006.02.15 発行 鶏鳴新聞
http://www.keimei.ne.jp/article/20060215t1.html

(財)日本養鶏教会
◇鳥インフルエンザ互助金に係る要請書の提出について(2006年02月24日)
◇「週刊新潮」記事に係る照会文に係る回答について(2006年02月17日)
◇「週刊新潮」記事に係る照会文の発出について(2006年02月10日)
http://www.jpa.or.jp/news/kakin/index.asp

 ウイルスもまた、ラジカルな「外来種問題」そのものです。存在をやめさせることなぞできるわけがありません。しかも“イン・フルー・エンザ”です。(「小鳥の名前はエンザ、窓を開けたら飛び込んできた」スペイン風邪流行当時の米国のわらべ歌)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4005004911
(岡田 晴恵『人類vs感染症』P163.)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300
(池田 清彦『環境問題のウソ』第3章 外来種問題のウソとホント)


[3531] 今月のブログ記事・月間アクセス・ベスト・セブン 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/28(Tue) 10:37  

タミフルと、リレンザの副作用一覧 月間アクセス数9,000
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=497
体験的・掲示板自動書き込みスパム対策 月間アクセス数3,525
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=533
ノロウィルスってなんだ? 月間アクセス数2,282
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=190
イラク人虐待映像写真リンク集 月間アクセス数1,996
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=410
音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 月間アクセス数1,676
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=560
インフルエンザA型H5N1感染治療中のタミフル耐性について 月間アクセス数1,540
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=525
木質バイオマス発電の夢と現実 月間アクセス数1,110
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462

今月の、Sasayama's Weblog
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/
への総合アクセス数は、120,246でした。
今月は、日数が少ない月でしたので、一日あたりのアクセス数にしてみると、1月が、3,883であったのに対して、今月2月は、4,294と、前月をうわまわっています。

タミフル・ノロウィルス関連記事が、季節柄、堅調でした。
また、昔の記事「イラク人虐待映像写真リンク集」がおおかたのは、最近アップした「英国兵によるイラク少年虐待映像」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=553と間違えて、検索でアクセスされてきた方が多かったためと、推測されます。
「木質バイオマス発電」記事は、安定して、アクセスが続いています。
電気用品安全法(PSE法)記事は、アップしてから間もないにしては、アクセス数を伸ばしています。
来月も、よろしくお願いします。

http://www.iol.co.za/index.php?set_id=1&click_id=68&art_id=qw1141074541648B216


[3530] 広がりを見せるアフリカの鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/28(Tue) 09:18  

今のところ感染が確認さているのは、ナイジェリア、ニジェール、そして、アフリカ大陸としては、エジプトも入るが、そのほかにも、ケニアで、400羽の死んだ鳥の検査をしているとも、伝えられている。
『Third African country struck by bird flu』
http://www.iol.co.za/index.php?set_id=1&click_id=68&art_id=qw1141074541648B216
また、昨日になって、エチオピアのEndibirで、鳥インフルエンザ疑いのケースが発生したとされている。
『"Bird flu-like" disease reported in Ethiopia』
http://www.sudantribune.com/article.php3?id_article=14286参照

http://www.iol.co.za/index.php?set_id=1&click_id=68&art_id=qw1141074541648B216


[3529] 「音楽リスナーとPCユーザのための著作権パブコメ準備号」に、ご紹介いただきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/27(Mon) 22:32  

「音楽リスナーとPCユーザのための著作権パブコメ準備号」
http://ameblo.jp/chosaku/entry-10009532586.html
さんに、私のブログ記事『音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 』
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=560
をご紹介いただきました。
光栄です。
ブログ記事のほうにも書きましたが、この問題のそもそもの論議の発端は、市場開放問題及び輸入の円滑化に関して、外国(USTRが主)から具体的苦情をうけつける市場開放問題苦情処理推進会議(OTO推進会議)での議論から始まっているのですね。
1996(平成8)年2月16日のOTO推進会議専門家会議における議論
http://www5.cao.go.jp/giji/o-giji5-j-j.html
を読まれると、なぜ、電気用品安全法が制定されたのかが、よくわかりますよ。

防爆基準(explosion protection)−爆発を防ぐための基準−というのが、国際規格(IEC規格)にあって、これが、1996年に改正されたのですね。

経済産業省さんが、一説によると、『販売業者が、ただ、届ければ、届出業者になれて、簡単な検査で、PSEマークをはれる。」なんて、言ったとかいわないとか、聞こえてきますけれども、これでは、防爆どころか、爆発してしまいますね。

それと、「IEC規格に基づき製造された外国製品がスムーズに輸入できるように」という要望が、あったのですね。

そんな時点にまでたちかえってみてみれば、当時は、中古品の流通問題にまで、考えが及ばなかったことは当然でしょう。

そういえば、少年のころ、トランスを作ったことがありましたっけ。
鉄板を何枚も重ねて、これに、エナメル線を一次側には、何回、二次側には、何回、というふうに巻いていく、
それを搭載するシャシーの穴あけも、自作でした。
穴を開けるシャシー・リーマ-とか、センターポンチなんてのがあって、結構楽しかったですね。
実は、私も、ラジオ少年だったのです。
秋葉原には、よく、通いました。聞きかじりさんも、よく通われたようで。
われわれ、前世代アキバ系といったところですね。
でも、5級スーパー・ヘテロダインと、アンプを作ったころには、真空管はトランジスターになってしまって、それまでの楽しみは、なくなってしまいましたっけ。
古い機械が消えていくことに残念な皆様方のお気持ち、よくわかります。
おやおや、こんなサイト「情熱の真空管」http://home.highway.ne.jp/teddy/tubes/tubes.htm
にも、「電気用品安全法に対する署名のお願い」なんて、書いていますね。


[3528] Re:[3518] 米国報告書Exhibits4と5のなぞ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/27(Mon) 21:40  

虹屋さん。
FSISのExhibitsの隠しページは、下記サイトを見る限り、ないようです。
3と4が合同ということですね。
どうも、このごろ、疑い深くなって、だめですね。

http://www.fsis.usda.gov/Search/Search_Results/Index.asp?restrict=FSIS&ie=UTF-8&q=Japan+Export+investigation+Exhibit&num=10&as_sitesearch=www.fsis.usda.gov%2FPDF&mode=simple&as_occt=any&oe=UTF-8&navid=SEARCH&start=0


[3527] フランスでワクチン接種始まる 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/27(Mon) 21:01  

EUからワクチン接種の許可をもらったフランスでは、三十万羽のアヒル・野がもなどに対して、ワクチン接種を始めた。
EUからは、Landesと Loire Atlantique とVendeeについての許可をもらったが、Loire Atlantique とVendeeは、ワクチン接種を選択しなかった。
ワクチン接種は、三十万羽から五十万羽にまで及ぶという。


一方、アフリカのニジェールとアメリカのジョージア州と、南ロシアのStavropolで、鳥インフルエンザが確認された。
http://www.phillyburbs.com/pb-dyn/news/94-02272006-618843.html
http://eng.primenewsonline.com/?c=123&a=6418
http://en.chinabroadcast.cn/706/2006/02/27/48@55836.htm

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L27307771.htm


[3526] 鳥インフルエンザ危機の根源は工業養鶏、野鳥や庭先養鶏ではないーカナダNGOの新研究 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/27(Mon) 20:11  

鳥インフルエンザ危機の根源は工業養鶏、野鳥や庭先養鶏ではないーカナダNGOの新研究
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/06022702.htm
フランス、密閉鶏舎七面鳥のH5N1ウィルス感染を確認
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/06022501.htm

農業情報研究所さんのご紹介です。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/

フランスも密閉型だったのですね。
BSE問題でも養鶏場の鶏糞や鶏舎のゴミが原料の飼料が問題になりますが、死骸なども含むとして、プリオン以前にカビなどの発生はどうなんでしょうか?死んだ鶏などの払い出しとかどうなっているんだろう。


[3525] 鳥フル煽動情報で・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/02/27(Mon) 19:55  

 こんなことも。

2006年02月27日(月) ハメこまれた人たち・5
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20060227

>鳥インフルエンザと繊維株、一見何の関連もなさそうなこの二つの事象が結びつく理由となったのは、大和紡績が開発中の不織布がウイルスを99%除去できるという情報が流れたからである。それをマスクにするだけで鳥インフルエンザ感染を99%防御できるということになる。

◇鳥インフルエンザ ウイルス死滅させる布…鳥取大など開発(2005年12月22日 読売新聞)
http://64.233.179.104/search?q=cache:VocNE2hoLtEJ:osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/ec51222e.htm+%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%80%80%E9%B3%A5%E5%8F%96%E5%A4%A7&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=1
◇鳥ウイルス減らす布開発 鳥取大、H5型に有効(2005年12月21日)
http://www.tokyo-np.co.jp/influenza/051221T172524.shtml
◇鳥ウイルス減らす布開発 鳥取大、H5型に有効(共同通信) - 12月21日17時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051221-00000159-kyodo-soci

 「ウイルスの現実」とはまったく関係のない、ただひたすらヒトの脳内でできあがる相場の世界にとってみれば、その繊維が使い物になろうがなるまいが、そんなことはお構いなしで、そのときどきに都合のよい“使い捨ての”情報だけがあればよいのかもしれません。そういう情報に加担する方が、実際の現場の鳥フル対策を左右するポジションにいるわけで、いわゆるインサイダーなのですが・・・。
 そのような素材で何がしかの業績をあげようとすれば、ウイルス問題は(あるいはそれによる病気、もしくはそれによる「脅威の可能性」は)、なくなっては困るものとして存在しているのかもしれません。あくまでも、なくなると困るメシのタネとして。もちろん、タミフル・リレンザ等の関連産業もですが。

■東証システム破綻:まず証券会社の自己売買を規制せよ 2006/1/19(木)
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1310354
■ジェイコム誤発注で露呈したヤクザ「自己売買」の不正システム 2006/1/20(金)
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1311218


[3524] フランスの羊に通常と異なるスクレイピー株ー正体最終確認は1年後 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/27(Mon) 19:47  

フランスの羊に通常と異なるスクレイピー株ー正体最終確認は1年後
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06022701.htm
農業情報研究所さんのサイトから


[3523] がん、BSEの早期診断に 微量の細胞からタンパク質検出 北大など新システム開発 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/27(Mon) 19:23  

がん、BSEの早期診断に 微量の細胞からタンパク質検出 北大など新システム開発  2006/02/26 06:53
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060226&j=0047&k=200602267500
 北大創成科学共同研究機構と札幌、東京のバイオ関連などの企業は二十五日までに、人間や動物の細胞中にあるタンパク質を微量でも検出できるシステムを開発した。細胞の特性を決めるタンパク質は現在、一億個以上の分子量がないと検出できないが、一万分の一の一万個単位で検出できるようになる。これによりわずかな量の細胞や血液、尿で病気の診断が可能になるほか、牛海綿状脳症(BSE)の検査や再生医療への応用も期待できるという。

 開発したのは、同機構の伊藤悦朗助教授と同大大学院薬学研究科、同理学研究科、北海道科学技術総合振興センター(札幌)、イムノバイオン(同)、ノバスジーン(東京)、成茂科学器械研究所(同)、日立計測器サービス(同)。

 伊藤助教授は、ヒトゲノムなど遺伝子解析がここ数年で大きく進歩する一方で、細胞の特性を決めるタンパク質の分子を検出する技術が高まっていないことに着目。二○○四年から分子の数が少なくても検出できるシステムの研究に着手した。

 タンパク質の検出はこれまで、測定対象の細胞に酵素を加え、タンパク質の分子を特定するための化学反応を観察していたが、反応で得られるシグナル(発色)が小さいため、一億個以上の分子量が必要だった。

 伊藤助教授らは反応のシグナルを増幅させるため、四種類の酵素の試薬セットを加えることを考案。これによりシグナルを加速度的に増やすことに成功し、検出に必要な分子量を一万個単位にまで下げた。一月に特許を申請し、数年内の試薬キット販売を目指している。

 細胞内のわずかなタンパク質を検出し、その特性を調べることができれば、理論的には、がんなどの病気やBSEなどの感染症の診断のほか、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を利用した再生医療にも応用できるという。

 今回の研究は、○五年度に経済産業省の地域新生コンソーシアム研究開発事業に選ばれ、八千万円の助成を受けた。伊藤助教授は「北海道発の技術を活用し関連分野の産業振興につなげたい」と話している。



[3522] 「OIG報告書に係る米国への照会事項の概要」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/27(Mon) 18:44  

こんなもの
http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/beef/syoukai2.html
のようです。
アメリカからの調査報告書の日本語版は、まだのようですね。
確か、先週、大臣は、「(土日を含む)今週中」といっていたはずですが。
USDAのほうで先に付属書類を公開してしまって、予定が狂ったのでしょうかね?

http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/beef/syoukai2.html


[3521] Re:[3517] 独立行政法人「動物衛生研究所」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/27(Mon) 18:31  

ときさん。milkmanさん。
今朝ほどから、この掲示板に、注目が集まっているようで、なんとも、書きづらいんですが、動物衛生研究所さんが絡まっているということになりますと、もう少し、事態の推移を見守る必要があるように思いますね。

関係ないでしょうが、2005/10/06に、この掲示板1656で「茨城県の検査で使った検査抗原と、全国サーベイランスでつかった検査抗原とは、違うの?」
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm
なんて、書いたことがありましたっけ。

自作自演でないことを祈るばかりです。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm


[3520] Re:[3518] 米国報告書Exhibits4と5のなぞ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/27(Mon) 18:03  

虹屋さん。
>>米国報告書のExhibits4を覗きましたら、これ標題と中身が別物ですね。>>
ですが、
3 Golden’s Quality System Manual Atlantic’s Quality System Manual
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit3_&_4.pdf

4 E-mail from Mr. Nobuo Shiraiwa (Japan) explaining Japan’s change to EV Program for veal dated 12/8/05
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit3_&_4.pdf#page=39
は、同じ内容のようですね。
ざっと見た限りですが。
もしかして。


[3519] ただ「行政(官)」の「無謬性」のためだけに 投稿者:とき 投稿日:2006/02/27(Mon) 16:14  

 今行なわれていることは、問題解決(「清浄国論」からの脱却)にとって何の足しにもならない、まったくもって愚かで無為な行政手続の遂行です。
 しかも、どこまでも行政の施策の失敗(失政・失策)を認めたくはないが“ため”だけの。本来の「法」の趣旨・目的からは、かけ離れています。
 ただただ、担当行政側の面子を保つためのみに突き動かされているのではないだろうかと勘繰らざるをえません。ゲシュタポのようなものです。まことに恐ろしいことがおこっています。いつからかような全体主義国家まがいになってしまったのでしょうか? 鳥ウイルス行政はまったく気違いじみています。最初から、警察権力を動員したからといって、解決できる類の問題ではないではありませんか。
 農水省さんがどのように関連しているかは定かではありませんが、このような事態を招くべきではなかったと思います。KHVにしても、AIVにしても、BSEにしても、失策・失政ばかりではないでしょうか。権力の用い方を完全に誤っているとしか見えません。

◆鶏飼い時事(じじい) …『断固争うべき』(2006.2.27)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

>その経緯からして明らかなガセネタである闇ワク問題か何故かくもまことしやかに語られ信じられてしまったのか。この問題を取り上げたNHKクローズアップ現代(11、8、2005)での証言者の風体はまさにガセネタそのものと映った。否、番組全体がガセネタで構成された観のある異常なものだったことは皆の記憶に新しい。総ては殺処分の拡大に歯止めが効かなくなった小委員会が起死回生の手段として打ち出したグヮテマラ株の人為的感染理由が元である。この時の消去法くらいいい加減なものはなかった。既に香港、それに中国大陸全般に中米株のワクチンが使われ、周辺で闇ワク偽ワク情報は溢れていたにも拘わらず、一番疑わしいものを勘定に入れないインチキ消去だったのである。

>はっきり云えることは一応きちんとした業者ならそんなものに手を出すものは居ないということである。

 確たる「プロ」という存在・立場、あるいはそれがもつ良識に対する「レスペクト(敬意)」を見失った社会というものの恐ろしさが、今まさに目の前に現出しているということです。これが今の日本の姿です。と同時に、国に関わっている「有識者」というもののレベルをも表しています。ただただ愕然とするほかありません。

 だれも、ナガタ議員をわらうことはできないはずなのですが、他人の過ちは見えても、いざ自分の立場のことになると全く見えていないのかもしれません。耐震偽装と同じで、ぐるりとチェックが利かなくなってしまってるようです。皆が、自分が正しいと思い込んでる「ナガタ・シンドローム」に罹っているともいえます。

>『「正義」と言うのはあなたの頭を破壊する麻薬である。麻薬中毒になる前に、たとえごくわずかでもよい、抵抗せよ。』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300


[3518] 米国報告書Exhibits4と5のなぞ 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/27(Mon) 15:42  

下記に、米国報告書への疑問をまとめました。ご意見をいただけるとありがたいです。
疑問点@ 骨付き肉が10kgもちがう。 疑問点A 250ポンドのSweetbread 疑問点B60ポンドの子牛の骨 疑問点C 米農務省の「子牛は日米合意の対日輸出条件の適用対象にならない」という嘘
http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_06/hatake_0609_BSE.htm

これをまとめるのに、米国報告書のExhibits4を覗きましたら、これ標題と中身が別物ですね。
Exhibits4は、これを証拠としてあげている箇所がない。
「USDA Findings and Actions Report Table of Contents」
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf

Exhibitsの標題は E-mail from Mr. Nobuo Shiraiwa (Japan) explaining Japan’s change to EV Program for veal dated 12/8/05 です。
 標題からは、12月8日にシライワさんからEVプログラムが適用になるという連絡を受けたことになる。14-15ページのイチイさんのメールから受ける印象がぜんぜん違いちがいますよね。連絡して5日も経っても梨のつぶてだから、Senior Sales Executiveが督促した。さらに1日経っても何も無いから、再度督促。それでようやくアトランテック社は、7月の適用除外のメールを持ち出して、FSISの尻に火をつけたという構図になりますね。

多分Exhibits4を使った文章が、イチイさんのメールの前についていたのでしょう。それを発表、日本側に渡す前に削った。まだまだ隠されたことがいっぱいありますね。


[3517] 独立行政法人「動物衛生研究所」 投稿者:とき 投稿日:2006/02/27(Mon) 13:32  

◇獣医師2人を立件へ 茨城の鳥インフルエンザ
>鳥インフルエンザ問題で、茨城県警は27日、鶏の抗体陽性反応を県に届け出なかったなどとして、家畜伝染病予防法違反(届け出義務違反、検査妨害)容疑で、独立行政法人「動物衛生研究所」(同県つくば市)職員の獣医師と養鶏会社愛鶏園(横浜市)の獣医師の2人を近く立件する方針を固めた。
>県警の調べや茨城県によると、愛鶏園の獣医師は昨年、知人の動衛研職員の獣医師に非公式に鳥インフルエンザの検査を依頼し、抗体陽性反応が出たが県に届けなかった疑いが持たれている。
>さらに、愛鶏園の獣医師は昨年8月下旬、運営する茨城県内の3養鶏場の検査で、別の養鶏場の鶏から採った検体を3養鶏場の検体と偽って提出し、県の検査を妨害した疑い。
(2006年 2月27日 (月) 10:40 共同通信)
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20060227/20060227a4900.html

◇養鶏業者の獣医師を逮捕へ 鳥インフルエンザ感染隠し?(2006年02月27日(月)12時59分 朝日新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060227/K2006022701510.html
◇茨城の鳥インフルエンザ感染、養鶏場の獣医師ら逮捕へ(2006年 2月27日 (月) 12:43 読売新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20060227/20060227i304-yol.html

 「感染事実を隠蔽した」ということが「不正」だとなれば、「動研」も同罪となりますが・・・。闇ワク使用の物的証拠をどうしても挙げられないための、自供引き出し捜査でしょうか? もしそうであれば、かなり無茶なことに踏み込みすぎているように思いますが。


[3516] 養鶏獣医師としての生業がたたなくなってしまうのでは??? 投稿者:milkman 投稿日:2006/02/27(Mon) 12:29  

<[3515]法令や指針の対象は?>の『とき』様のご意見にまったく賛成です。対象が「鳥インフルエンザ」であっても、発症をしていない鶏群の検査において、鶏病予防の現場を預かる管理獣医師が自らの診療行為として、検査をした結果連絡しなかったからといって、いちいち法令違反が問われるのであれば、伝染病予防法における「監視伝染病」の感染を知りながら届出をしなかった場合でも、また豚のインフルエンザの感染の有無の血液検査をしても、法令違反を問われるのであれば予防行為を中心とする産業動物獣医師の生業が成り立たなくなります。茨城県の鳥フルの結末の落としどころが、こんな理不尽な結果には終わらせたくないものです。養鶏の管理獣医師の方はもちろんのこと、養豚も含めた産業動物の管理獣医師の皆さんもこのことの正当性を大いに訴えて行こうではないですか。もちろん日本獣医師会としての見解も聞きたいですがね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=452


[3515] 法令や指針の対象は? 投稿者:とき 投稿日:2006/02/27(Mon) 10:08  

◇鳥インフルエンザ感染 届け出怠る 獣医師2人立件へ 茨城県警
>茨城県の養鶏場を中心に昨年、鳥インフルエンザに感染した鶏が見つかった問題で、獣医師が感染を知りながら届け出をしていなかった疑いが強まったとして、茨城県警は二十六日、家畜伝染病予防法違反(届け出義務、検査妨害)の疑いで、獣医師二人を立件する方針を固めた。
>これまでの調べでは、獣医師は昨夏、養鶏業者が茨城県内に持つ養鶏場の鶏が鳥インフルエンザに感染していることを知りながら、獣医師に定められた県への届け出を怠った疑い。また、県が昨年八月に立ち入り検査した際、非感染の鶏の検体だけを提出した疑いも持たれている。
>関係者によると、獣医師は非公式に独立行政法人「動物衛生研究所」(同県つくば市)の知人に検査を依頼し、鶏の感染を知っていたという。県は同法違反(検査妨害)の疑いで業者を告発し、県警は昨年十二月二日に家宅捜索していた。
>茨城県を中心とした鳥インフルエンザ問題では、農水省の家きん疾病小委員会が、「違法ワクチンが使用された可能性がある」と指摘している。県警は犯行の動機や経緯を慎重に調べる方針。
>茨城県を中心とする鳥インフルエンザ禍は昨年六月、同県水海道市(現常総市)の養鶏場で初めて発覚。これまでに同県と埼玉県の計四十一養鶏場で感染を確認し、約三百三十万羽の鶏を殺処分した。
2006年 2月27日 (月) 02:43 産経新聞
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20060227/m20060227013.html

 「感染」と「病」を混同してしまうことによる解釈の違いともいえます。

 通常、臨床現場にいるものは、「発症」をもって「病気」と判断します。
 家畜伝染病予防「法」でも厳密にいえば「病」が対象であって、「感染」を対称にしているとは言いがたいとおもいます。おそらく「指針(ガイドライン)」でもそうでしょう。
 ところが、現場をしらないものが、検査結果の「感染」そのものを「病」と解釈してしまっていて、そのあたりの解釈の違いが、このような恣意性を生み出すもととなっています。

 現場にいる者にとっては、「感染すること」を「排除」できるわけがないというのが「常識」です。しかしながら、そのことを知らないものが、まったくもって古くさい知識によって組み立てられて、不備だらけの「法令・指針」を杓子定規にあてがってしまうことがおこっています。「法」を運用するにあたって、その分野についてだれもプロがいない、素人集団によってなされているというのが現実ではないでしょうか。とても危険なことが起こっているのですが・・・。これも皆が皆一様に他人事の感覚なのでしょう。

 だれかを悪者にしたからといって、けっして解決する問題ではないのですが・・・。

 「病」の捉え方が、「ウイルス」ばかりを見てしまうことによって、非常にゆがめられた格好になっている「制度」ともいえます。

 法令は何を対象にするのかを明確にしなければならないでしょう。検査精度がいたずらに上がれば上がるほど、このような問題は、ますます次々と生じます。

 「ウイルス」の「ある・なし」を前提にするのではなく、「病気」が「起こる・起こらない」を対象にして、制度を組み替える必要があります。
 まったく「公」の「無謬性」を担保するだけのために、なんという下らない状況に堕ちこんでいくのでしょうか。とても「良識」からは程遠い所業です。

◇英政府、遺体袋20万枚発注=鳥インフルに備え−日曜紙
>【ロンドン26日時事】26日付の英日曜紙サンデー・ミラーは、英政府が鳥インフルエンザ発生に備え、20万の遺体袋を発注したと報じた。隣国フランスでは先に家禽(かきん)から高病原性のH5N1型ウイルスが発見されているが、同紙では「犠牲者発生の可能性に対する政府の懸念を反映した措置」と伝えている。 
(時事通信) - 2月26日23時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060226-00000114-jij-int

 これもまた、なんともいやはや。とてつもない喜劇になっています。ハレー彗星のときのタイヤチューブのように。
 実際すでに、インフルエンザ関連死は毎年かなりの数で起こっているのですが・・・・。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-rpd/index-rpd.html
(インフルエンザ関連死亡迅速把握システム このなかに新型が紛れ込んでいても何ら不思議はないのですが・・・。余計に踏み込むことを避け、精密に検査がなされていないだけです。)

 いまやまさに「恐怖という伝染病」の様相を呈してしまってるようです。心理だけではなく、現実をも変えてしまうくらいの。(すでに、人為的に、膨大ないのちさえ犠牲になってしまってますが。)

 「医」の世界での、「排除・根絶」という「西洋の思想」の限界がおそらく、たまたま鳥と人で地続きにされてしまった、この「AIV」によって、大きく転換を強いられることになるのかもしれません。
 現実の事象に、大多数の人間の知識が追いついていないだけなのですが。まったく「魔女狩り」の時代の「大衆」と同じことになっています。いまもまた、何を言ったとしても、それを聞いても理解できないのでしょう。
 情報流通技術がいかに発展しても、人間の中身はこの数千年、ほとんど何も変わってはいないかのようです。ギリシャ哲学の時代からみても。

 行政のどのポジションにいる方々がそうしたいのかはわかりませんが、この期に及んでも、日本の「鳥H5N2」感染は、自然環境中にいる野鳥からではなく、『養鶏場内の「鶏」から「鶏」だけで感染』が起こっているだけだということにしてしまいたいのでしょう。関わった獣医師が「感染」の報告を怠ったことによってまん延拡大したとして。
 そのための、一番最初の感染原因が「闇ワク」なのでしょう。「現場」の感覚では、野鳥からもらうという不可抗力的なことが最大原因としか思えないのですが。
 闇ワクなどの人為的感染だと思わせておくには、もうかなり無理があると思います。辻褄合わせのとってつけたような恣意的な理由では。(いったん環境中に存在を始めたら、あらゆるウイルス株もまた、もはや自然の存在でもありますし。)


[3514] スイスで鳥インフルエンザ発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/27(Mon) 07:42  

発見されたのは、ジュネーブとスイス北西部の Stein-am-Rhein で、野がもなどに発見された。
H5N1かどうかについては検査中。

『 Bird flu reported in Geneva』
http://www.theaustralian.news.com.au/common/story_page/0,5744,18285635%255E23109,00.html
もご参照

http://www.theadvertiser.news.com.au/common/story_page/0,5936,18285491%255E401,00.html


[3513] Re:[3508] 清浄国ドミノ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/26(Sun) 20:17  

ときさん。
フランスのファグラ用の鳥は、ワクチン接種を始めるようですね。
フランス南西部で、ファグラ用の鳥三十五万羽について、来週からワクチン接種を始めるようです。
http://news.scotsman.com/international.cfm?id=292412006
香港も、
日本に追随して、フランスからの鶏肉輸入を禁止したようです。
http://www.nctimes.com/articles/2006/02/26/news/nation/20_14_122_25_06.txt
なんとなく、日本発の清浄国ドミノが広がってきているようです。

http://www.polity.org.za/pdf/AgriculturalTrade.pdf


[3512] Re:[3511] [3507] [3506] [3505] [3503] [3500] [3497] [3494] [3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/26(Sun) 19:26  

口てい疫についても、同じようなことが言えますね。
OIEの調査によりますと、ワクチンなしで、完全に口てい疫のない国は、57カ国しかなくて、そのうちの26カ国は、発展途上国であり、それらのうちの、3カ国が、低所得国であったという報告がありますね。
この数字は、いろいろな意味を持っているものと思われます。
http://www.polity.org.za/pdf/AgriculturalTrade.pdf
の112ページ参照

http://www.polity.org.za/pdf/AgriculturalTrade.pdf


[3511] Re:[3507] [3506] [3505] [3503] [3500] [3497] [3494] [3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/02/26(Sun) 18:24  

> 通りすがりさん。
> ご賛同ありがとうございました。
> もちろん、ワクチネーション政策を否定したスタンスのもとでの光と影ということなので、闇という言葉は、ある意味、適切ではないかとも思いますが、「ノン・コンプライアンス」という意味では、かわらないでしょう。
> その影を作ったのは、日本の硬直的な鳥インフルエンザ対策ということなのでしょう。
> そして、さらにいえば、ワクチネーション政策を否定したスタンスが、今度は貿易上の衛生条件というパラメーターを通して、海を超え、オランダの鶏肉貿易制限と、スイスなどの国の貿易制限追随誘発という、国際的ドミノ現象を引き起こしている、といっては、いいすぎでしょうか。

参考までに。ヨーロッパにH5N1ウイルスが出現する前に、国連機関が、経済力が乏しい国は、鳥インフルエンザ対策でワクチン使用に頼るかもしれない。しかし、ワクチン接種をしたとしても貿易上問題が起こらないようにその国連機関が保証するとかいた声明を出していました。


[3510] 「清浄国論」を掲げ続ける愚鈍ニッポン 投稿者:とき 投稿日:2006/02/26(Sun) 16:48  

◆鶏飼い時事(じじい) …『茨城株事件の総括を』(2006.2.26)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza255.htm

>一部に、ワクチン欲しさの業界が茨城株事件を、ワクチンを許可させるために意識的に利用しているとの<下種の勘ぐり>さえ有るという。全く冗談ではない。われわれ現場は所謂ガセネタの真っ只中にいる。ただそれだけ選別能力も自然と身につけて居る。今回も毎度の事の闇ワク情報に無定見に飛びついたのは、世事に疎い学者達ではなかったのか。そしてそのことへのこだわりが600万羽の人為的虐殺に繋がったのだ。

>公式発表ではさすが清浄国、自然はきれいのままだが反面養鶏場ときたら闇ワク偽ワクの世界に向けての公式報道で、国もろとも世界中の顰蹙を買った形である。ところが国内では誰もそれを不思議とも思わず、特定区域から抜け出さないウイルスのことも含めて闇ワクで納得してしまう。600万羽の健康鶏の処分には何も云わず、自分の鶏に対してだけ鶏霊碑を立て鶏供養をする業界人。全く不自然でおかしな国でありおかしな国民性だと自嘲したくもなる。

 永らく、普段の日常、生命(いのち)の危険を感じなくてもいい世間に暮らし、平和呆けしたようになると、目の前で起こっている異常にすら、いざ自分自身に危害が及ばない限り、気付くことができなくなっているのでしょう。まったく狂牛病以前に、もうすでに「ヘタレ人間」になってしまってるようです。

>「残念ながら根拠のないパニックが広がっている。家禽(かきん)の肉や卵は安全だ」
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060226/K2006022600740.html
EU、鳥インフルエンザに過剰反応しないよう貿易相手国に要請 2006年 2月26日 (日) 15:27 ロイター
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/kokusai/20060226/JAPAN-204570.html

 すくなくとも、ウイルスの排除根絶思想を広く流布し、それを印象操作、洗脳もしくは刷り込みしてしまっていては、そのパニックを収めることはできないでしょう。
 実際は「ある」のにもかかわらず、「ない」ことにしてしまわないうちは、収拾のつかない状況かもしれません。(あるものをないものにするような無茶な恣意は、いつまでも続けられるわけがありませんが。)

>さんざん『ゆとり教育』などと手抜きをしておいて、今さら「成績下位層が増えたが、それは経済格差のせいだ」とはよく言ったものである。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20060226

 教育の“川上”すらが、もうすでに妄想主観の“井の中”を漂っておるようです。
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C6%FC%B6%B5%C1%C8&st=n

◇「真のエリート」どう育成 中高一貫「海陽学校」完成 4月開校(2006年2月11日 読売新聞)
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060211_1.htm
◇愛知に海陽中等教育学校開校へ 「エリート育成」に賛否(2006年02月20日11時11分 朝日新聞)
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200602200122.html

>われわれ一人一人が経験で知っているとおり、人間というものは、生まれながらにして不平等なものだ。生まれついての能力にしても、育った環境にしても、みんなそれぞれ違う。それなのに、民主主義の制度は、人間はみなそれぞれ、自由な意志で決断し、自律的にふるまう能力を持っている、ということを前提にして、つくられている。現実には、大多数の人間は、自分がしていることも自分でわかるだけの頭もなく、自分の生きかたを自分で決めるだけの強さもない。つまり民主主義には向かない。(P179.)
(岡田英弘『歴史とはなにか』 国民国家とはなにか)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166601555

 そういう「経験で知っている」はずのことですら、自覚できる機会をもてず、これもまた妄想の、「平等」という意識を肥大させ、それをベースに、いわゆる『格差社会』という認識を膨らませるよう、いわゆる“煽動”に乗せようと画策しているようにも見えなくもありません。
 まさに優劣のつけられることに免疫がついてない、いわゆる「偏差値優等生」が、『格差社会』を強く(過剰に)意識し、それを煽るようなことを考え出しているのではないかと、つよく疑っています。
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/p/
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/13686721.html
http://ugaya.com/column/051028asahi.html


[3509] 例のPSE問題で、私のブログ記事がいくつか紹介されています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/26(Sun) 15:40  

私のブログ記事「音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=560
について、「ご紹介をいただいたブログですが

「モータースポーツ雑談ブログ」
http://autozatudan.seesaa.net/article/13808786.html
「三河屋の開店休業中」
http://i-field.at.webry.info/200602/article_10.html
「AQ's」
http://aq.webtech.co.jp/#diary
「しろネコとたわむる」
http://minasakana.paslog.jp/article/246050.html
さんなどです。
光栄です。
それにしても、日本の経済産業省さんには、産業遺産という概念が欠如しているのかも知れませんね。
ドイツ・ミュンヘンのドイツ博物館(Deutsches Museum)http://www.deutsches-museum.de/
を見学したことがありましたが、まさに、機械美は、芸術品であることを思い知らされたことがあります。
このサイト
http://www.deutsches-museum.de/mum/video/e_video.htm#musik
で、博物館所蔵のオルゴールの音色などをビデオで見たり聞いたりすることができます。
それを、廃棄物扱いするなんて、なんと乱暴なことなのでしょう。
おや?今日のドイツ博物館のライブカメラ
http://www.deutsches-museum.de/mum/live/e_kamera.htm
では、今日のミュンヘンは、雪のようですね。

http://www.deutsches-museum.de/


[3508] 「闇ワク」デンパは 投稿者:とき 投稿日:2006/02/26(Sun) 12:16  

 肝心なことから目を逸らさせることにしかならないように思います。問題解決克服は、現実を無視した脳内妄想である「清浄国論」から、いかに脱却を果たすかにかかっているのですから。

 デムパつながりで、いきなり話題が飛びますが、これもなにやら胡散臭いようですが・・・。

電波利権 新潮新書 池田 信夫 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101505
週刊新潮3月2日特大号
http://book.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
(P189.◇局地的ベストセラー「電波利権」の読ませ所)
文藝春秋3月特別号
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/index.htm
(日本の常識 44 P308〜【地上デジタル】上杉隆)

 ウイルスは、在ることに気付かれないまま、広く存在しているのだということに、早く“コモンセンス”を至らせて欲しいものです。(検査に用いた茨城抗原は“特殊”なものであることも。それを全国で用いたら、いたるところで“陽性”判定が出てしまうだろうということにも。)

ウイルスはどこにでもいる 日沼 頼夫 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4585050736

 フランス産フォアグラ消費大国日本の「清浄国論」が、いよいよ仏国にも影響を及ぼし始めたようで。さてどうなることやら・・・。
http://www.sankei.co.jp/news/060226/sha016.htm
(フォアグラ消える? 鳥インフルエンザ広がる波紋 仏から鳥肉類輸入を一時停止 Sankei Web)

 AIVが人にうつるとの恫喝“風説”が、結果的に効果を最大限に発揮しているということです。あのダイオキシン騒動や、地球温暖化ネタや、遺伝子汚染ファシズムのように。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300
(池田 清彦『環境問題のウソ』)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415
(竹内 薫『99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575043
(福岡 伸一『プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー』)

 なお先日、羽越線(秋田〜鶴岡間)を利用いたしました。
 やはり、秋田市から象潟までの海岸の風景は、それはそれは悲惨な状況です。延々と森林が崩壊して枯れてしまった木々の残骸ばかりです。確実に砂漠化が進行しているように見受けられます。
 何かが確実に起こっているのですが、具体的に何が起こっているのか・・・。ただひたすら不気味です。
 植物(これまで長らく生きてきた木々)が、突然生きていけない環境になってしまっているということは、人間を含めた動物にも何がしかの影響が始まっているのではないかと危惧いたします。自殺率やうつ病認知症の増加と関連がないと願いたいのですが・・・。

<日本海漂着ゴミ>政府が対策会議 離島悲鳴に腰上げる(毎日新聞) - 2月18日3時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060218-00000010-mai-soci
韓国、汚水を海にポイ捨て
http://kuyou.exblog.jp/3202087/

 たどり着いてるのは、目に見えるものだけではないのかもしれません。大気や土壌に何かが起こっているのかどうか。


[3507] Re:[3506] [3505] [3503] [3500] [3497] [3494] [3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/26(Sun) 12:08  

通りすがりさん。
ご賛同ありがとうございました。
もちろん、ワクチネーション政策を否定したスタンスのもとでの光と影ということなので、闇という言葉は、ある意味、適切ではないかとも思いますが、「ノン・コンプライアンス」という意味では、かわらないでしょう。
その影を作ったのは、日本の硬直的な鳥インフルエンザ対策ということなのでしょう。
そして、さらにいえば、ワクチネーション政策を否定したスタンスが、今度は貿易上の衛生条件というパラメーターを通して、海を超え、オランダの鶏肉貿易制限と、スイスなどの国の貿易制限追随誘発という、国際的ドミノ現象を引き起こしている、といっては、いいすぎでしょうか。



[3506] Re:[3505] [3503] [3500] [3497] [3494] [3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/02/26(Sun) 11:51  

闇ワクチン」という言葉は、ワクチネーション政策を否定したスタンスの元での「ノン・コンプライアンス」という意味での「闇」なのですから、そちらの、大本のワクチネーション抱き合わせ政策の日本型適用の是非について、論議を深めたほうが、私としては、生産的のような感じがしています。

上記、ワクチネーション政策を否定したスタンスの元での「ノン・コンプライアンス」という意味での「闇」という表現がひっかかりました。闇を使った(としたらですよ)養鶏場の人たちは、鳥インフルエンザが発生すると死活問題になるから闇ワクチンに手を出したのでしょう。彼らは国にワクチン使用を求めていましたが、国が緊急時以外使用しないとの政策を変えなかったので、(現在も基本的に変えていません。ワクチン使用に関して業界との合意は成立しましたが。)使ってしまったのでしょう。ですから、殺処分にあたっては、国から補助を出すとか、鳥インフルエンザが発生しても養鶏家の生活が守られるような政策をとっていれば、こういうことにならなかったと思います。(使ったとすればですよ。)
確かに、笹山さんのご指摘のように、使ったか使わなかったという議論をここでやってもあまり意味がありませんね。どちらも証明できないわけですし。H5N2ウイルスが検出されたという事実以外は。
ワクチネーション抱き合わせ政策の日本型適用の是非との観点で論議を進めることに私も賛成です。

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[3505] Re:[3503] [3500] [3497] [3494] [3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/26(Sun) 10:47  

レギュラーさん、ときさん、通りすがりさん。
ちょっと、議論の整理のために、口出しして、申し訳ありません。
茨城問題は、さておき、お三方とも「これまでのスタンピング・アウト政策一辺倒から、ワクチネーション政策を加味した、総合的鳥インフルエンザ対策の必要性」ということでは、一致しているようにも、見受けられます。
で、「闇ワクチン」という言葉は、ワクチネーション政策を否定したスタンスの元での「ノン・コンプライアンス」という意味での「闇」なのですから、そちらの、大本のワクチネーション抱き合わせ政策の日本型適用の是非について、論議を深めたほうが、私としては、生産的のような感じがしています。
もちろん「ノン・コンプライアンス」の行為そのものについては、検証しなければならないでは、ありましょうが。


[3504] 中国の浙江省と安徽省で、新たに二人のヒト感染鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/26(Sun) 09:36  

一人は、浙江省安吉縣の9歳の女性で、2月10日に発病。
もう一人は、安徽省潁上縣の26歳の女性で、2月11日に発病。
とのことである。
それぞれもH5N1が検出された。
http://news.xinhuanet.com/english/2006-02/26/content_4227898.htm

http://hk.news.yahoo.com/060225/12/1ljki.html


[3503] Re:[3500] [3497] [3494] [3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/02/25(Sat) 23:17  

> > なぜ、あなたに「ありもしない事実」ということが分かるのですか。自分の主張を正当化する為に有利なる情報をリンクし、自己の主張だけが正しいと思っておられるようですが。
>
>  闇ワクチン原因説(ならびにバイオテロ説)は、イセ養鶏さんのHPに掲げられてあったものですが、どうも根拠が希薄のようで、最近サイト上からは取り下げたと聞いておりましたが・・・。
>
>  今、なおさらそれを主張したいのであれば、はっきりとこれこれこういうものを使っていた可能性があるとの“現物”を示していただきたいものです。
>  国のほうの報告書でもそういったものは何一つ提示できていませんですし・・・。他に確たる根拠を求めることのできない主観情報はなるべく慎みたいものです。
>
参戦します。私のコメントが原因のようで。私は主観を述べただけで誰かを非難するつもりはありません。あなたは、イセの関係者のニオイがします。週間新潮にバイオテロがどうのこうのというイセべったりのちょうちん記事が書かれていましたが。私はあの記事を見てかえって疑いを強くしました。「現物」を示せとおっしゃいますが、使った人間以外提示できないじゃないですか。国の報告書に事実が全て書かれると思いますか?国に不利な内容は公表しないでしょう。地域限定で茨城だけにH5N2ウイルスが発生するはずがないでしょう。ここまで騒ぎが大きくなって私がやりました、とは言えますまい。とにかく、これは私の主観です。私はどこの業界とも利害関係がありません。

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[3502] ワクチネーションのために、日本が、オランダから鶏肉輸入禁止との外電 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/25(Sat) 21:44  

レギュラーさん、ときさんの論争の最中ですが、気になるニュースが入ってきました。
オランダが、養鶏にワクチネーションをすることを決定したとの報道を受け、日本が、オランダがワクチン接種を始めたら、オランダからの鶏肉輸入を禁止するであろうという報道です。
オランダは、ヨーロッパでは、フランスについでの鶏肉輸出国であり、オランダ農業省のスポークスマンであるBenno Briggink氏は、スイスも、日本に追随する可能性があるとしています。
そこで、オランダの農家は、もし、鶏肉が輸出できないのなら、ワクチン接種をしないことにするといっているようです。
予定では、EUから認可(green light )を受ければ、今週から、百万羽から三百万羽いるといわれるバックヤード養鶏や五百万羽のフリーレンジ家禽に対して、ワクチン接種をする予定であったとされています。

まさに、日本が国内で、ワクチン接種に難色を示している最大の理由が、貿易上の二国間(bilateral )での家畜衛生条件(Animal Health Requirements)にありということは、この掲示板やブログでも指摘してきたところですが、このように、EUのワクチネーション方針までをも左右することになると、これが、EU圏内でのH5N1感染拡大の要因となった場合、日本は、世界的な指弾を受けかねないことになり、非常に微妙な問題になるともいえますね。
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L25683300.htm
http://www.portfolio.nl/nlnews/archives/2006/02/post_533.html

その後、ヨーロッパでは、フランスで、Ainの農家の七面鳥にH5N1が発見され、数百羽が死に、シラク大統領は、全国の農家にパニックにならないように声明を出したとされています。
http://icwales.icnetwork.co.uk/0100news/0700world/tm_objectid=16747312&method=full&siteid=50082&headline=-don-t-panic--says-chirac-as-bird-flu-spreads-name_page.html
また、ドイツでは、南西部のBaden-Wuerttemberg 州で、野がもにH5N1が検出されたとのことです。
この地方は、Constance湖をまたいで、オーストリアとスイスに接しており、その対岸のオーストリアでは、すでに、H5N1感染が報告されています。
http://www.canada.com/topics/news/agriculture/story.html?id=bbfd546e-3ff0-4cfb-8287-39988a499dd9&k=48793



[3501] 米国報告書の Exhibits のリスト 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/25(Sat) 19:11  

List of Exhibits

1 Golden Veal’s AMS Application for Service Atlantic’s AMS Application for Service
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit1.pdf

2 USDA-AMS EV Program Requirements for Japan
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit2.pdf

3 Golden’s Quality System Manual Atlantic’s Quality System Manual
4 E-mail from Mr. Nobuo Shiraiwa (Japan) explaining Japan’s change to EV Program for veal dated 12/8/05
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit3_&_4.pdf

5 MOI AMS Program Manager Dana Stahl
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit5.pdf

6 Golden’s AMS Quality System Assessment Desk Audit Atlantic’s AMS Quality System Assessment Desk Audit
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit6.pdf

7 MOI AMS Auditor Darrell Wilson
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit7.pdf

8 Golden’s AMS Notification of Audit Results
Golden’s AMS Quality System Assessment Initial On-Site Audit
Atlantic’s AMS Notification of Audit Results Atlantic’s AMS Quality System Assessment Initial On-Site Audit
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit8.pdf

9 E-mail from AMS Wilson concerning Fisher Audit Question
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit9.pdf

10 MOI Golden and Atlantic President Phillip Peerless
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit10.pdf

11 MOI AMS Auditor David Hildreth
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit11.pdf

12 Physiological Maturity Evaluation
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit12.pdf

13 MOI AMS Grader Lane Biddle
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit13.pdf

14 Shipping Declaration BOL # G-5140 dated 1/11/06
Bill of Lading #5140 dated 1/11/06
Shipping Declaration BOL # G-5141 dated 1/11/06
Bill of Lading# 5141 dated 1/11/06
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit14.pdf

15 MOI Golden Plant Manager James Fisher
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit15.pdf

16 Golden’s Fire Report
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit16.pdf

17 Atlantic’s Receiving Record 3959 dated 1/12/06
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit17.pdf

18 Atlantic’s Meat Receiving Log for EV Program dated 1/12/06
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit18.pdf

19 Atlantic’s Daily Production Log (EV) dated 1/12/06
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit19.pdf

20 Atlantic’s Daily Production Log (EV) dated 1/13/06
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit20.pdf

21 Voided Package for Export MPF-455142
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit21.pdf


22 Voided Package for Export MPF-455143
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit22.pdf

23 Package for Export MPF-455144
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit23.pdf


24 Sworn Statement IISDA-OFO-CSI Wai A. Or
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit24.pdf


25 Signed Statement LJSDA-OFO-PFIV Keith Wills
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit25.pdf


26 MOI AMS Supervisor Malcolm Wright
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit26.pdf


27 MOI AMS Audit Branch Chief James Riva
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit27.pdf

28 E-mail from Mr. Nobuo Shiraiwa (Japan) dated 12/27/05
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit28.pdf

29 Shipping Documents from Broker (MOL Logistics)
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit29.pdf

30 Delisting of Golden and Atlantic e-mail
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit30.pdf

31 MOI Golden Plant Manager James Fisher dated 2/2/06
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit31.pdf

32 MOI Atlantic General/Plant Manager Eliseo (Eddie) Cruz
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit32.pdf

33 MOI Quality Assurance Manager Elvira Cunha
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit33.pdf

34 MOI President Phillip Peerless
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit34.pdf

35 MOI Golden’s Administrative Assistant/Auditor Lisa Meese
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit35.pdf

36 MOI AMS Branch Chief James Riva
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit36.pdf

37 MOI Atlantic’s Shipping and Receiving Manager Wesley Martinez
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit37.pdf

38 MOI Atlantic’s Production Supervisor/Fabrication Manager Hector Lopez
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit38.pdf

39 E-mails between President Phillip Peerless and AMS, FSIS, and U.S. Senators Clinton and Schumer concerning expediting EV Program Approval
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit39.pdf



[3500] Re:[3497] [3494] [3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:とき 投稿日:2006/02/25(Sat) 17:50  

> なぜ、あなたに「ありもしない事実」ということが分かるのですか。自分の主張を正当化する為に有利なる情報をリンクし、自己の主張だけが正しいと思っておられるようですが。

 闇ワクチン原因説(ならびにバイオテロ説)は、イセ養鶏さんのHPに掲げられてあったものですが、どうも根拠が希薄のようで、最近サイト上からは取り下げたと聞いておりましたが・・・。

 今、なおさらそれを主張したいのであれば、はっきりとこれこれこういうものを使っていた可能性があるとの“現物”を示していただきたいものです。
 国のほうの報告書でもそういったものは何一つ提示できていませんですし・・・。他に確たる根拠を求めることのできない主観情報はなるべく慎みたいものです。

ProMED-mail
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1000


[3499] Re:[3496] 検査官スケープゴート探し、再燃 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/25(Sat) 17:00  

虹屋さん。
>>NHKは全文公表とありますが、何処に有るかご存知ですか?>>
ですが、説明が後先になって、申し訳ありません。
すでに、虹屋さんがお使いになっているサイトです。
2月17日にUSDAが発表したのが、
「Japan Export Investigation Report」
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf
で、66ページのものでしたね。
それで、 これをあらたに「USDA Findings and Actions Report Table of Contents」
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf
として、

I. Executive Summary 
II. Food Safety and Inspection Service: Japan Export Investigation Report; Golden Veal Corp. and Atlantic Veal and Lamb, Inc.
III. Office of the Inspector General Report on the Assessment of USDA’s Controls for the Beef Export Verification Program for Japan
IV. USDA Findings and Action Plan
V. Conclusion  

と、ここまでは、先に発表の 「Japan Export Investigation Report」と同じ66ページの範囲内ですね。

これに新たに、
VI. Appendices
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Appendices_A-I.pdf
として、69ページのものを加えたというわけですね。

このVI. Appendicesは、私や虹屋さんやwattanaさんの間で、すでに議論の材料に使っている、メールや認証の現物や検査官の証言がはいっているサイトそのものですね。

最初の2月17日時点では、Appendicesは、ウエブサイトにこの部分はのせておらず、下記のように、USDA’s Office of Communicationsに連絡してもらえた部分ですね。

でも、ご紹介の報道の中に、Appendices部分を、日本政府が後でもらったようにも受け取られる記述があるのですが、そんなこと、ありうるのでしょうかね。

The report is available on the web at: www.fsis.usda.gov. Additional appendices to the report, which are not posted on the web, are available by contacting USDA’s Office of Communications at (202) 720-4623 or FSIS at (202) 720-9113.

http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Appendices_A-I.pdf


[3498] ヒトAH5(N1)でも馴致か? 投稿者:とき 投稿日:2006/02/25(Sat) 16:33  

◇2年前に4人が鳥インフルエンザに感染=韓国 2006年 2月24日 (金) 23:20 時事通信
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060224/060224103638.s5jtkami.html

>【ソウル24日】韓国保健省は24日、2年前に同国で鳥インフルエンザが流行した際、高病原性のH5N1型ウイルスに4人が感染していたことを明らかにした。身元は明らかにされていないが、感染拡大の防止対策に従事していたという。(写真は、渡り鳥を観察する韓国保健省職員ら)
>韓国では2003年末から04年初めにかけて鳥インフルエンザが流行し、家禽(かきん)約530万羽が処分された。
>保健省当局者によれば、4人は発症しておらず、今回、感染の事実が判明したのは、感染対策に従事した2000人から採取した血液サンプルの検査からという。うち感染の疑いが持たれた11サンプルを米国に送って精密な検査を行い、23日に結果が判明した。血液の採取がいつ行われたかなどは明らかにされていない。
>保健省当局者は、4人は発症していないため、世界保健機関(WHO)のガイドラインでも患者とは認定されないと指摘。韓国は昨年12月、鳥インフルエンザが解消されたと宣言しており、同当局者は人への感染が判明したものの、韓国は安全だと強調している。〔AFP=時事〕

『4人は発症しておらず』
『感染の疑いが持たれた11サンプルを米国に送って精密な検査を行い』
『血液の採取がいつ行われたかなどは明らかにされていない。』
『4人は発症していないため、世界保健機関(WHO)のガイドラインでも患者とは認定されない』
『人への感染が判明したものの、韓国は安全だと強調している。』

 低病原性もしくは不顕性のため、感染は認識されないまま、すでに広くまん延している可能性があるということも想定できるかと思います。

 夏の高温多湿期にさえ流行していたということは、おそらく“新型”の感染(初度感染)であったのではないかとも考えることができるわけで・・・。なかなか、前例のないことには踏み出さないのもまた“行政”です。確認検査作業には踏み出す理由(法令)もないわけで。
 人的な移動交流を考えたら、とっくに侵入していてもおかしくありませんが・・・。


[3497] Re:[3494] [3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:レギュラー 投稿日:2006/02/25(Sat) 16:32  

> 笹山様
>
> > 私は、茨城のケースは鳥インフルエンザをおそれた養鶏業者が不良品(完全に不活化していなかった)を買い、それを使ったのが原因であると思っています。
>
>  まったく、「永田怪文書メール問題」と同じ構造ではないでしょうか? ありもしない事実をでっちあげて。(あちら〜政治〜の方はなんとも言えませんが。) その怪情報を愚かにも真に受けてるようで。

なぜ、あなたに「ありもしない事実」ということが分かるのですか。自分の主張を正当化する為に有利なる情報をリンクし、自己の主張だけが正しいと思っておられるようですが。

一方的に自分の主張だけが正しいとする考え方は改めた方がよいと思いますよ。レスをした人は、断言はしていませんね。「思っています」と。この板は、一方的に自分の考え方が正しいと主張する板ではないと思います。情報交換や意見を交換する場ですから。それぞれ、情報源があり、立場があると思いますが、自己の主張の正当性だけを強調されると、誰かとの利害関係があるものと誤解されますよ。


[3496] 検査官スケープゴート探し、再燃 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/25(Sat) 14:48  

12月15日から許可を出すための手続きが開始されます。米国は24日から29日までクリスマス休暇です。それらの休暇をはさんで、22日後の1月6日に許可が出ています。
 この超特急の手続き進行を背景に理解しなければ、単なる検査官の怠慢になってしまいます。
笹山さん。NHKは全文公表とありますが、何処に有るかご存知ですか?

> 米産牛肉の対日輸出許可、検査官は輸出条件さえ知らず
【ワシントン=広瀬英治】BSE(牛海綿状脳症)対策で除去が義務付けられている脊柱(せきちゅう=背骨)が米国産牛肉に混入していた問題で、問題の牛肉の対日輸出を許可した米農務省の検査担当者2人が、一度も食肉輸出に関する研修を受けず、輸出条件を何も知らなかったことが分かった。
米農務省が行った事情聴取に対し、検査官らが証言した。
今回の混入問題では米側の検査体制の不備が明らかになっているが、改めて米食肉管理行政のずさんな実態を示す内容として注目されそうだ。
米農務省は17日、今回の混入問題の経緯や再発防止策をまとめた報告書を日本政府に提出した。今回の証言は、報告書の付属文書として同省が追加公表した検査官らの供述調書で明らかになった。
それによると、米ニューヨーク州の食肉業者「アトランティック・ビール・アンド・ラム」に対して問題の牛肉の輸出許可を与えたワイ・オア検査官は9か月前に採用されたばかり。これまで輸出手続きの研修や指導を受けたことが全くなかった。日本に対する輸出条件も全く知らなかったが、貿易相手国の条件をチェックするのは「自分を監督する農務省獣医師の仕事と思っていた」としている。
一方で、オア検査官とともに輸出許可に署名したキース・ウィリス獣医師は証言で「日本の輸入条件を調べたことはなかった」としており、検査は事実上まったく行われないまま、許可が出されていた。
問題の牛肉をアトランティック社に卸したオハイオ州のグループ企業「ゴールデン・ビール」の出荷検査担当員も証言で、農務省が相手国別に輸出条件を定めた「輸出証明プログラム」の内容を知らず、検査に必要な知識がほとんどなかったことを認めている。
(読売新聞) - 2月25日12時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060225-00000003-yom-bus_all

>米牛肉 検査官“研修受けず”
アメリカ農務省は今月20日、調査結果などをまとめた報告書を日本政府に提出し、その後、一部の個人情報を消去したうえで、担当の検査官の証言を含めた400ページ以上の全文を公表しました。それによりますと、問題の牛肉を日本に輸出したニューヨークの食肉処理施設を担当していた農務省の検査官は「日本向け輸出の条件について、いっさい研修は受けなかった」と証言しています。この検査官は、問題がおきる9か月前に農務省に採用されたばかりで、「輸出の条件を知ろうとして、農務省のホームページなどを調べたが、見つけることができなかった」とも述べています。そして、出荷にあたって輸出の条件が守られているかどうかを確認する作業については、「自分を監督する別の検査官の役割と思っていた」と述べていますが、監督する立場の検査官も「日本向け輸出の条件を示す情報を見たことがなかった」としており、必要な情報が現場に徹底されていなかった実態が浮かび上がっています。これについて、農務省は、再発防止に向けて検査官の研修の強化を既に打ち出しているとしています。
NHK 02/25 05:04
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/25/d20060225000017.html



[3495] Re:[3493] [3492] 製品ロット番号の記載 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/25(Sat) 13:09  

笹山さん。

> 確かに、USDAが、2005年7月12日に、そのようなメールを出したのだとすれば、責任は免れえませんね。

12月15日からの慌しい輸出許可手続きの進行を見ると、このメールにはお役人の尻に火をつける効果がありますから、実在するとおもいます。ただし、笹山さんに探していただいても見つからない。これも隠蔽された情報ですね。

> (これは、MPF-455141のことをさしているのでしょうか。Elvra Cunha氏署名と書いてあったようですが、Elvra Cunha氏は、Quality Manager for both Atlantic and Golden であって、Inspectorではなかったように思えましたが。)といっていることですね。

シーファー駐日米国大使の発言では Atlantic社とGolden社のオーナー同じ。同一人物だそうです。この両社は、取引関係のある別会社というより、一体の経営の部門別の法人と考えた方が的確ですね。Quality Managerが同一なのも肯けます。Quality Managerは、会社の役職であって、FSISの職員でしたっけ。署名する資格があるのでしょうか??
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-j20060217-51.html


[3494] Re:[3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:とき 投稿日:2006/02/25(Sat) 12:22  

笹山様

> 私は、茨城のケースは鳥インフルエンザをおそれた養鶏業者が不良品(完全に不活化していなかった)を買い、それを使ったのが原因であると思っています。

 まったく、「永田怪文書メール問題」と同じ構造ではないでしょうか? ありもしない事実をでっちあげて。(あちら〜政治〜の方はなんとも言えませんが。) その怪情報を愚かにも真に受けてるようで。

 これは、まさに風説の流布にあたるものではないでしょうか? まったく酷い話です。なんら、物的証拠を提示できていないのですから。何のためにメキシコあたりまで調査しにいったのでしょうか?全くちんぷんかんぷんです。

 このリンクでご紹介いただきました方も、どちらかといえば、免疫システムをよく理解されていない、「鳥ウイルス脅威煽動」派に属する方のようです。(笑)
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/288955

 ごくごく初歩の知識で考えても、ウイルスが細胞に感染するにあたって、『干渉』という作用も無視されるようなことでは先学の師の方々に笑われてしまいます。西成甫先生や浦良治先生の知識・知恵を継承することなく過ごされてしまったのでしょうか? 新潟大学の安保教授あたりと同世代と思っておりましたが。
 もちろん、いろいろな医療関連産業との経済的な絡みもあるのでしょう。しかし、ウイルス感染もまた、自然現象です。人間が恣意的にコントロールできると思うことは最初から間違いであり、破綻するのは目に見えています。
 現に、鳥H5N1・AIVの伝播はなんともいかんともしがたいほどに拡がってしまいましたし。

 この「鳥インフルエンザ」騒動は、世界的な「情報煽動でっちあげ問題」になってしまっています。まるで、日本(だけ)で近年あった「ダイオキシン問題」と同じように。(さて、今回はどういった方々に好都合なことになっているのでしょう?)
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%BF%A0%E5%AD%9D&hl=ja&lr=&start=0&sa=N
《第2章 ダイオキシン問題のウソとホント(ダイオキシンは危険なのか ゴミ焼却とダイオキシン ほか)》
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300
P77.『正義という錦の御旗の下で他人を恫喝することに楽しみを感じる人や、この風潮を利用して金儲けをしたい人には天国だな。』

 おそらく、鳥でおこっていることばかり注視していたら、人で起こっていることを見逃してしまうでしょう。
 とはいっても、気付いたからといって、これもまた、感染を抑制したり制圧根絶などは、鳥と同じように不可能ですが。なるようにしかなりません。ウイルス感染症とはそういうものです。そういってしまえば、この機に乗じてうまく金儲けしようと画策するひとには都合が悪いのでしょうけれど・・・。

 ウイルス感染(とそれに連関する免疫系)とは、けっして一過性の「病気だけ」(もちろん顕性、不顕性ということもありますが)ということではなく、確実に後戻りのできない「経験」だといえます。ひとつ「経験」するごとに確実にその「免疫系」は次のフェーズに移行して、それ以前とは全く違うものに「成長」あるいは「進化」していると考えたほうがよろしいかと思います。それは明らかに「細菌感染」とは異なるものです。「液性免疫系」が関わるわけですから。

 日本で、人でのH5N1の感染が起こっているかいないかの「事実」は、ほとんど検査(サーベイランス)を開始していない以上、いまだに不明であります。けっして「起こっていない」と断定できる段階にはありません。(「わからない」としか言いようがありません。積極的に調査することには、まだ踏み出さないようですが。これもまた、「公」の「無謬性」を揺るがす「データ」がなるべく出ないようにするためでしょうか?
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060221i116.htm?from=main1
(◇花粉症粉飾、ずさんなデータ処理明らかに…林野庁釈明)
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%CE%D3%CC%EE%C4%A3&st=n

 「ウイルス」(感染)問題は、全く「環境問題」そのもの(『外来種問題』、『自然保護』に通底するもの)です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300


[3493] Re:[3492] 製品ロット番号の記載 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/25(Sat) 12:22  

虹屋さん。
確かに、USDAが、2005年7月12日に、そのようなメールを出したのだとすれば、責任は免れえませんね。
そして、確かに、この現物では、製品ロット番号は、記載されていませんね。
一番気になるのは、Inspectorが、MPF-455143
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit22.pdf
のときだけ、つまり、箱数が減って、重量そのままのときの署名が、Keith Wills氏でなく、Dr. Chaudhry M. Saleem 氏署名になっていること、その当のDr. Chaudhry M. Saleem 氏の証言がないこと、そして、MPF-455141 の現物は、掲載されていないこと、さらに、署名者Public Health VeterinarianのKeith Wills氏の証言
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit25.pdf
で、「I don't know why the originals are voided」
(これは、MPF-455141のことをさしているのでしょうか。Elvra Cunha氏署名と書いてあったようですが、Elvra Cunha氏は、Quality Manager for both Atlantic and Golden であって、Inspectorではなかったように思えましたが。)といっていることですね。
奇奇怪怪です。


[3492] 製品ロット番号の記載 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/25(Sat) 11:53  

笹山さん。wattanaさん。まりちゃんさん。日本シイベルヘグナー社さん。

MPF-455144などの米国の認証書類には、製品ロット番号の記載がないですよね。箱に日本向けのマークは、報告書を読む限り18日 にCSI Orがスタンプを押すまでは無いようです。13日からそれまでの間に、箱ごと入れ替わっても分からないですよね。成田では3箱に、各々別の番号が付いていた。その番号を手がかりに、アトランテック社が13日に食肉加工した製品か否か分かるはずですが、その情報は公開されている資料には無いようですね。アトランテック社、日本シイベルヘグナー社さんは、インボイスには記載されているでしょうからお持ちでしょうが・・

 よく街中で、交通規制の速度制限の標識が木の枝や看板に隠されて見えないことがあります。それでも、違反すればつかまりますし、標識が隠されていて見えなかったといっても注意が不足だからだといわれて御終いです。
 今回の件も、当事者のアトランテック社、日本シイベルヘグナー社さんからみればそれに良く似ています。EVプログラムに違反したという点に弁明の余地はありません。しかしEVプログラムは不適用と7月に目隠しをした米農務省には、何の責任もないといえるでしょうか。




[3491] Re:[3490] [3488] 日本シイベルヘグナー社、FOODEX出展アイテムを変更しました 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/25(Sat) 11:26  

ここの場は、決して、日本シイベルヘグナー社を非難する場ではありません。
ただ、この前に出されたアメリカの報告書からでは、どうしても、わからないことがある、そのわからない点が、何なのか、ということを、虹屋さんや、wattanaさんなどと、話しあっているところなのです。
そして、Vealという肉商品について、アメリカでは、カナダとの輸入再開に当たって、2003年8月に、若齢牛ということで、特別扱いしてきたという経緯もあります。
(注-APHISが、2003年8月15日に、子牛肉-Veal-については、骨なし子牛肉ばかりでなく、骨付き子牛肉までも、「リスクなしの部位リスト」に入れた拡大リストを発表)
むしろ、私が問題にしているのは、日本の牛肉交渉担当者が、このVealというものの特殊性についての、日米認識の違いを十分認識することなくして、2004年10月の日米高級レベル会議に臨み、おそらく、その日米の認識の差が、牛肉再開の直前である12月8日ごろにまで続き、日本政府が、あわてて、通知を出したのではないかと、疑っているわけです。
もし、そうだとすると、3482で虹屋さんが引用されているように、「ジョハンズ農務長官は「子牛肉が輸出条件の適用対象に最近加えられたことが問題の一因となった」In addition, veal had only recently been added to the U.S. export agreement with Japan. と17日に発言』というのは、日本政府に対する、強力な牽制発言とも、うけとめられますね。
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2006/01/0022.xml
「Producer says Japan's  action 'disheartening' 」
http://www.txfb.org/TexasAgriculture/2006/020306/020306BSE.htmご参照
日本シイベルヘグナー社さんご自身も、毎日、何回も、この私のサイトにご訪問いいただいているようですので、私どもの考えは、お分かりいただけるものと、思っております。
その意味では、日本シイベルヘグナー社さんは、Veal問題についての日米認識の差の被害者とも、言えるかも知れません。



[3490] Re:[3488] 日本シイベルヘグナー社、FOODEX出展アイテムを変更しました 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/25(Sat) 10:56  

> ●日本シイベルヘグナー社と米国More Than Gourmet社が共同で出展するFOODEX JAPAN 2006の出展アイテムが、「仔牛、フォンドボー」から「クラシックフレンチソース」に変更されています。ブース番号8-514。

いやー、やっぱりアメリカ産子牛骨付きはフォンドボーに化ける予定だったですか。昨日宴会があって、出た料理は当然表示も、産地もわかりませんでした。

★南瓜のスープ(スープストックに何が入ってるかわからないが牛エキス入ってなかったかな?)
★肉団子(何肉?エキスや動物油脂は?)
★ミニ肉まんorショーロンポー(何肉?エキスや動物油脂は?ゼラチンは?)
★ピザ:挽肉のハンバーグのせ(何肉?エキス、油脂は?チーズの産地は?)

こんなんで、いまだに自己責任の自己選択!とか叫んでるサイトがありますけど、鼻で笑っちゃいますね。特に食品関係の人間やリスク論の学者、BSEのリスクを考える学者や委員会が「自己責任」なんていっているのを見ると、
「こんな現実をわかっていないヒトが食品の安全を担当してたり、食品やら科学と称した雑誌を作ったり、リスクを騙・・・語ったりしてるんだなぁ」と、めまいにも似た感動に襲われます。


[3489] PSEマーク規制問題で、盛り上がるのは、いいのだが、やれることと、やれないことの区別だけはしておかないと。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/25(Sat) 10:52  

PSEマーク規制問題で、一部、ブログで、盛り上がっていのは、いいのだが、やれることと、やれないことがゴッチャになって、論議されているのが気になっている。
特に、政治家ブログでは、そのことをきちんと、説明する責任がないと、マッチポンプになってしまいかねない。
で、3月31日までにやれないことから、リストアップしていくと、

無理なこと
1.法案改正・修正
2.特定電気用品を対象とした菱形のPSEマーク問題

無理ではないが、実効性に乏しいこと
国会の場での委員会質疑や質問主意書などによる経済産業省からの対策方針引き出し-「内閣は、質問主意書を受け取った日から7日以内に答弁」ということだが、昨日の経済産業委員会での経済産業省の見解http://antipse.org/con.html以上のものを引き出すことは、むずかしい。

有効なこと
「ノーアクションレター制度」(行政機関による法令適用事前確認手続き)の活用による行政見解提示

ということで、行政機関による法令適用事前確認手続きを早急に採ることが、唯一の残された道のようである。

しかし、この制度とても、「各省庁は原則として照会を受けてから30日以内に回答するとともに回答後30日以内に省庁のホームページにおいて、事後的に照会内容および回答内容を公開しなければならない。」ということだから、見切り発車の可能性も、現時点では、多分にあるということだ。

要は、経済産業省が、中古機器に対してのPSEマーク規制についてのガイドラインを公式に出していただくしか、現状では、手はないようだ。

また、この問題には、特定電気用品を対象とした菱形のPSEマーク問題と、特定電気用品以外の電気用品を対象とした丸型のPSEマーク問題とがあるのだが、前者については、無理としても、後者について、再認証についての経済産業省の公式なガイドラインがほしいわけだ。

このハイファイ堂のサイトhttp://www.hifido.co.jp/merumaga/2f/060224/index.htmlのように、「ハイファイ堂のPSEマーク」http://www.hifido.co.jp/merumaga/2f/060224/photo/P1010002.JPGとかいって、独自のPSEマークをつけ「これで、クリヤーOK」といっているところもあるのだが、しかし、この掲示板で前に述べたように、製造物責任法や、特許法との関係の観点から、厳密に見て、これでもってクリアーされているとは、どう見ても、思えないのである。

民間が勝手につけた自称検査マークで、事足りるのであれば苦労はしない。

後日のトラブルや消費者保護の立場から言えば、これについても、厳密に法的なクリアーができる、経済産業省の見解がほしいところである。

やはり、ポイントは、「PSEマーク再認証は、特許法上許容される「修理」なのか、特許法上許容されない「再生産」なのか」、ということになるのだろう。



[3488] 日本シイベルヘグナー社、FOODEX出展アイテムを変更しました 投稿者:wattana 投稿日:2006/02/25(Sat) 10:03  

●日本シイベルヘグナー社と米国More Than Gourmet社が共同で出展するFOODEX JAPAN 2006の出展アイテムが、「仔牛、フォンドボー」から「クラシックフレンチソース」に変更されています。ブース番号8-514。
●今年のFOODEXは3月14日(火)〜17日(金)に開催されます。



http://www.digi-k.com/foodex/list/2006/list_disp.php#na


[3487] Re:[3486] 日本シイベルヘグナー社の発注明細を見ると・・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/25(Sat) 09:22  

wattana さん。
>>米国政府が発表した報告書に記載されていない日本シイベルヘグナー社とアトランティック社間のメール交信などのコレポン文書が存在しているかもしれません>>
ですが、文書で公開されているメール現物なり、認証記録現物は、下記のものだけです。
しかし、日本シイベルヘグナー社からAtlantic社へのメールが、12月19日から1月11日の間にまったくなかったということになっていたり、12月27日の日本シイベルヘグナー社からのオーダーメールの現物公開がなかったり、Elvra Cunha氏署名の認証記録MPF-455141 の現物が掲載されていなかったり、署名者Dr. Chaudhry M. Saleem 氏の証言が掲載されていなかったり、いろいろ、肝心なところが抜けているのが気になりますね。
下記ご参照
日本シイベルヘグナー社からAtlantic社へのメール
12月19日 http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit3_&_4.pdf#page=39
12月27日の日本シイベルヘグナー社からのオーダーメール
現物公開なし。
1月11日 18日 http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit28.pdf

認証現物
MPF-455141 Elvra Cunha氏署名の現物は、掲載されていない。
MPF-455142 http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit21.pdf Public Health VeterinarianのKeith Wills氏署名
MPF-455143 http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit22.pdf Dr. Chaudhry M. Saleem 氏署名
MPF-455144 http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit23.pdf Public Health VeterinarianのKeith Wills氏署名

署名者Public Health VeterinarianのKeith Wills氏の証言
「I don't know why the originals are voided」
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Exhibit25.pdf

署名者Dr. Chaudhry M. Saleem 氏の証言
掲載なし。

「List of Exhibits 」
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Appendices_A-I.pdf 参照



[3486] 日本シイベルヘグナー社の発注明細を見ると・・・ 投稿者:wattana 投稿日:2006/02/25(Sat) 08:41  

●米国政府が発表した報告書によると、1月20日に成田空港に着荷した日本シイベルヘグナー社が発注した商品は、下記の13アイテム、合計41箱でした。ここでは発注された規格を正しく見るために、話がややこしくなる重量表示は省きました。
 @ 1box Hotel Rack (7 Ribs)
 A 4boxes Hotel Rack Chop Ready (7 Ribs)
 B 1box Boneless Ribeye
 C 1box Trimmed Loin Boneless (1x1)
 D 2boxes Trimmed Loin (4x4)
 E 1box Strip Loin
 F 1box Top Round
 G 6boxes Breast Boneless Finger Meat
 H 2boxes Plates
 I 1box Full Tenders
 J 1box Loin Tenders
 K 19boxes Sweetbreads
 L 1box Tongues
●この41箱の中から、Hotel Rack (7 Ribs)1箱とTrimmed Loin (4x4)2箱の合計3箱からせき柱付きの肉が確認されたということですから、上記の船積明細の@とDが該当することになると思います。
●日本シイベルヘグナー株式会社が同社ホームページで公表した2月20日付け「米国産牛肉輸入に関する事情について(日本シイベルヘグナー株式会社の見解)」と題する文書に「EVプログラムに対する認識がなかった、又、不正な注文を出したという様な諸説に対し、強く否定するものであります。」という部分があります。
★この文書から判断すると、「@とDの規格にSRMであるせき柱が付いているとは思っていなかった」、または、「アトランティック社が当然SRMであるせき柱は除去して船積すると思っていた」ということになります。
●しかし、どうしても納得がいきません。下記に示した発注された規格の比較をご覧下さい。
 @ 1box Hotel Rack (7 Ribs)
 A 4boxes Hotel Rack Chop Ready (7 Ribs)

 C 1box Trimmed Loin Boneless (1x1)
 D 2boxes Trimmed Loin (4x4)
お分かりになるように、@とA、そしてCとDは同類部位です。そうです、違いはせき柱があるかないかです。
★Hotel Rackは、米国ではせき柱付きの場合とせき柱除去の場合があり紛らわしい部位名称だと言われる方がいますが、ではなぜ、せき柱付きのHotel Rackとせき柱のないHotel Rack Chop Readyの両規格を発注したのでしょうか?
★また、どうしてTrimmed Loin(4x4)を2箱注文したのでしょうか?Trimmed Loin Boneless(1x1)を1箱注文しているということは、「Bonelessではない」Trimmed Loinと「Boneless」Trimmed Loinの2つの部位が欲しかったということになるのではないでしょうか?
★Chop ReadyとBonelessが示す規格、または英語の意味が、牛肉の輸入におけるプロの方なら分からないということはないと思います。しかし、米国政府が発表した報告書に記載されていない日本シイベルヘグナー社とアトランティック社間のメール交信などのコレポン文書が存在しているかもしれませんので、以上は、あくまで私の推察に過ぎませんが・・・



[3485] Re:[3484] [3447] EUの鳥インフルエンザ・ワクチン容認動向について、ブログ記事にまとめました。 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/02/25(Sat) 01:38  

> > 「EUが、フランスとオランダの鳥インフルエンザ・ワクチネーション・プランを容認」
> > http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=562
> > です。
> >
> > しかし、奇妙なことに、日本の報道では、このEUでのワクチネーション問題は、完全に無視されていますね。
>
> こんなにきちんとまとめてあるところは他にありません。ワクチンの種類まで調べてくださり、小生にとっては、非常にありがたいです。ありがとうございます。


[3484] Re:[3447] EUの鳥インフルエンザ・ワクチン容認動向について、ブログ記事にまとめました。 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/02/25(Sat) 01:37  

> 「EUが、フランスとオランダの鳥インフルエンザ・ワクチネーション・プランを容認」
> http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=562
> です。
>
> しかし、奇妙なことに、日本の報道では、このEUでのワクチネーション問題は、完全に無視されていますね。

こんなにきちんとまとめてあるところは他にありません。ワクチンの種類まで調べてください、小生にとっては、非常にありがたいです。ありがとうございます。


[3483] アルツハイマーにワクチン マウス実験で効果(北海道新聞) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/25(Sat) 01:14  

アルツハイマーにワクチン マウス実験で効果
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060224&j=0045&k=200602247200
2006/02/24 20:02
 アルツハイマー病の原因タンパク質の一部を含んだワクチンを作り、マウスへの投与実験で、タンパク質を壊す抗体が大量にできることを確認したと林原生物化学研究所(岡山市)などが24日、発表した。

 同社は「効果を高めるための添加物が必要なく、高い安全性が期待できる」としている。

 同社によると、アミノ酸を組み合わせたペプチドに原因タンパク質ベータアミロイドの一部を含むワクチンを作った。タンパク質全部を使う場合と異なり、過剰な免疫反応が起きないという。抗体生産を活性化させるため、破傷風など人が既に予防接種で体内に持っている抗原の一部も入れた。

 事前に破傷風などの予防接種をしたマウスの鼻の粘膜にワクチンを吹きかけると、接種せずに投与したマウスの約100倍の抗体ができた。

という記事なんですが。


[3482] Re:[3480] [3479] [3478]アトランテック社がFSISから7月12日に受けとった手紙は公開されていないだろうか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/24(Fri) 22:28  

笹山さん、有難うございます。

ジョハンズ農務長官は「子牛肉が輸出条件の適用対象に最近加えられたことが問題の一因となった」In addition, veal had only recently been added to the U.S. export agreement with Japan. と17日に発言していますが、これ、全くの無根拠の発言だろうか疑いを持っているのです。表に表れている事実経過を見れば、これウソと言われても反論のしようがないですよね。農務長官が、そんな事を言うのだろうか??政治家が嘘つき呼ばわりされる発言をするだろうか、民◎糖のNさんじゃあるまいに。

最終的には責任をかぶらないように仕事をするというお役人根性も日米共通でしょう。USDA FSISのRick.Harris氏も「日米合意では子牛は対象から除外されている」と後で責任を取らされる表現はしていないと思うんですよね。「日米合意文書では子牛は対象であるが、しかし、日本政府からは◎◎という返答を得ている云々なので、実際には適用にならない」といった最終的には自分に責任の来ない、表に出ている文書とちがうことをいう何らかの根拠をしめしていると妄想してしまいます。


[3481] PSEマーク規制くぐりの、こんな裏の手伝授まで、横行しているようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/24(Fri) 22:24  

「PSE法を乗り切る知恵」
http://pse.seesaa.net/
というのですが、さて、どんな奥の手なのでしょうか。
このサイトを見た限りでは、「古物商許可」のみでOKとの手法のようですね。
この古物商許可というのは、意外と簡単で、近所の警察に届けて、また、近所の古物商組合に加盟すればいいらしい。
古物営業法は、このサイトhttp://www.houko.com/00/01/S24/108.HTM
ご参照
想像されるのは、ユーザーが、簡単な手続きで、古物営業許可申請手数料 19,000円 を納付し、古物商そのものになってしまい、同時に、販売店のほうは、古物商であると同時に、質屋営業許可申請手数料 25,000円 で、質屋許可も取ってしまおうなんてことではないのでしょうかね。
わかりませんけれども。
http://www.pref.aichi.jp/police/tetsuzuki/hoan/shichiya.html
ただ、このスキームだと、流質を前提としての擬似質入れで、仕入れの流れのほうはいいが、販売のほうは、どうするのだろう。
質屋営業法
http://www.houko.com/00/01/S25/158.HTM
第19条(流質物の取得及び処分)に
「質屋は、古物営業法(昭和24年法律第108号)第14条第2項の規定(古物市場においては、古物商間でなければ古物を売買し、交換し、又は売却若しくは交換の委託を受けてはならない。)にかかわらず、同法第2条第2項第2号(2.古物市場(古物商間の古物の売買又は交換のための市場をいう。以下同じ。)を経営する営業)の古物市場において、流質物の売却をすることができる。」
とあるあたりが、ミソなのかも知れませんね。
つまり、買い手であるユーザーは、古物商の資格で、古物市場での取引との名の下に、質屋の資格を持つ売り手から、質流れとの名目を持つ、PSEマークのない電気製品を、古物として、購入する。



[3480] Re:[3479] [3478]アトランテック社がFSISから7月12日に受けとった手紙は公開されていないだろうか?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/24(Fri) 21:31  

虹屋さん。
こちらのサイトhttp://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Appendices_A-I.pdf
で、各種メールの現物が見られますが、7月12日の分はないようですね。

http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Appendices_A-I.pdf


[3479] Re:[3478]アトランテック社がFSISから7月12日に受けとった手紙は公開されていないだろうか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/24(Fri) 20:41  

笹山さん。
>その意味でも、成田側でのディスクロージャーが必要なのではないかとも、思いますが。

米国側が日本シイベルヘグナー社の件を牽制の隠し玉にしてように、農水省もこの情報を米国側牽制の隠し玉にしている気がしているんです。箱に書かれていたであろう部位と全く別な背骨付き肉・肉付き背骨が入っていたとなれば、米国の輸出管理のデタラメ振りが明々白々ですもの。外交交渉のテーブルの下での足の蹴り合い用にとってあるのではないでしょうか。

それはさておき、アトランテック社がFSISから7月12日に受けとった手紙というのは、この掲示板で取り上げられているノーアクションレターではないでしょうか??手紙の原本は公開されていないでしょうか、私のゼロ英語力では探し出せそうもありません。




[3478] Re:[3477] 60ポンドのVeal Bonesは肉付き背骨? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/24(Fri) 18:52  

虹屋さん。
なるほど。まさに、肉付き骨ですね。
私は、箱数が減らされたときに、内容物のシャッフルが行われたのではないかと、推測しています。
どう見ても、箱数を減らす大義名分が乏しいのです。
その意味でも、成田側でのディスクロージャーが必要なのではないかとも、思いますが。


[3477] 60ポンドのVeal Bonesは肉付き背骨? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/24(Fri) 15:38  

笹山さん。
Veal Bonesは何か、探していましたら以下のサイトに画像がありました。
http://www.animal-fare.com/bravoproducts.html
http://www.robert-c-rore.com/seiten/010so012760.htm

これを見ると、日本シイベルヘグナーが発注し、発送当日に取り消した骨60ポンドが、骨付き肉ならぬ肉付き骨に思えてきました。

日本シイベルヘグナーは、フォンドボーを第31回国際食品・飲料展に出品する予定でしたから、これを注文するのも不自然ではないし・・

子牛のと畜・解体は、背割りよりも、前部と後部に切り分けるのだそうです。それならば、肉付き背骨・丸ごとが取れるのではないでしょうか。それをコトコト煮込んで、フォンドボーをつくる。
After slaughter, the calf carcass can be split down the backbone into two bilateral halves or, more typically, cut along the natural curvature between the 11th and 12th ribs into a foresaddle (front portion) and a hindsaddle (rear portion). http://www.victoriapacking.com/vealinfo.html

1箱60ポンドの骨が Breast Boneless Finger Meatの1箱と 入れ違って成田に届いたとすると、違反の重量になります、箱数が合いませんけど。




[3476] 米検査官労組の委員長「問題は氷山の一角」「検査する人手が足りていない」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/24(Fri) 15:07  

現場検査官の労働組合からの重要な発言なんですが、NHK以外報道する様子がないので、ご紹介しておきますね。

>アメリカからの輸入牛肉に特定危険部位が見つかった問題で、全米の農務省の検査官で作る労働組合のペインター委員長は22日、「今回の問題は氷山の一角だ。すべての牛の肉を確認するだけの人手がなく、違反はたまたま見つかったにすぎない」という見方を示しました。

>アメリカ農務省は先週、日本に輸出された牛肉に特定危険部位の背骨が混入したことについて、「特定の食肉処理施設の検査官らによる特殊な事例だ」とする報告書をまとめ、日本政府に提出しました。これについて、農務省の検査官で作る労働組合「全米食品検査官合同評議会」のペインター委員長は22日、NHKの取材に対し「今回の問題は氷山の一角だ。違反はたまたま見つかったにすぎない」と述べました。その理由として、ペインター委員長は、「検査官の数が足りず、すべての牛の肉について、特定危険部位が取り除かれているか確認するだけの人手がない。全米の食肉処理施設で検査官が不足している」と述べて、今の検査体制で特定危険部位が適切に除去されているかを完全に確認することは難しいという考えを示しました。

>農務省は去年、ペインター委員長の警告をきっかけに、特定危険部位の除去が行われていない事例が1年余りの間に1000件以上あったことを公表しています。

ソース(NHKニュース)※ソース元に動画ありましたがリンク切れ
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/23/k20060223000097.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/23/d20060223000097.html
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1140670659/


[3475] Re:[3474] 23日の食品安全委で、米国報告書が審議 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/24(Fri) 11:17  

虹屋さん。
認証番号別にいえば、サインした人は、下記のとおりになりますね。

MPF-455141 Elvra Cunha氏, Quality Assurance Manager, Quality Manager for both Atlantic and Golden
MPF-455142 Keith Wills氏、Public Health Veterinarian
MPF-455143 Dr. Chaudhry M. Saleem 氏
MPF-455144 Export Certificate

http://www.sasayama.or.jp/jouhou/veal.htm
http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf


[3474] 23日の食品安全委で、米国報告書が審議 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/24(Fri) 10:45  

2/23日本農業新聞 
>米国産牛肉問題、「報告書」受け食品安全委員会、分析結果を注目
食品安全委員会は23日の定例会合で、農水・厚生両省から、米国が出した報告書の概要説明を受けた。
委員は、問題の牛肉を合格させた検査官の所属や責任部局を質問した。両省担当者は、報告書の精査が終わっていないと対応できず、分析を終えた時点で再度説明するとした。
寺田正明委員長は会合終了後、「委員会は、輸入条件の遵守事項について報告を受けて監視する役目がある」として、両省の分析結果を注視する考えを示した。米国産牛肉の輸入条件を再評価する必要性については、「今のところ再評価する必要性はないと思う」との考えを変えていない。
両省は、翻訳が終わり次第、公表する方針だ。(以上農業新聞)

委員会に提出された資料 http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai132/dai132kai-siryou4.pdf 
米国大使館のWEBにある概要の仮翻訳とFSISのWEBで公開されている65ページの英文
検査官の所属すら答えられないと言うのは、読んでいないのではないでしょうかね。
報告書は427ページあるとされているが、65ページしか公開されていない。農水・厚生両省は現在未公開の約370ページ分(恐らく、検査官の発行した書類や、宣誓証言書)も翻訳して公開するのだろうか??
笹山さん、これまでの訳された文と合わせて、順次、プログにUPしてはいかがですか。

日本側も、日本シイベルヘグナー社からの農水省の聞き取り結果や成田検疫所で41箱390kgの内訳を公表してもらいたいものです。笹山さんも様々論じていらっしゃますが疑問があります。

1月20日、成田空港の検疫で見つかった骨付き肉は、全41箱約390kg中の3箱、各々ロット番号が違う三箱で約55kgです。
米国の報告書では、ホテル・ラック1箱(60ポンド)とトリムド・ロイン2箱(38.6ポンド)です。3箱で98.6ポンド、約44.7kg。10kgも足りないのです。
そして、輸入肉はオハイオ州のゴールデン・ヴィール(子牛)社が1月10日にと畜・解体し部分固まり肉にしたものをニューヨーク州のアトランティック・ヴィール(子牛)&ラム社が13日に切り分けなどし部分肉にしたものを18日に航空便で輸出したと米国の報告書ではなっています。ホテル・ラック1箱とトリムド・ロイン2箱のロット番号が違うことがあっても、トリムド・ロイン2箱のロット番号は同じになります。ところが、成田では3箱とも違っているのです。


[3473] Re:[3471] [3447] EUの鳥インフルエンザ・ワクチン容認動向について、ブログ記事にまとめました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/24(Fri) 10:23  

レギュラー さん。
>>政府が備蓄しているワクチンが効くことを祈るばかりです。>>
ですが、日本が国家備蓄しているのは、NOBILIS IA INAC 
http://www.intervet.com.mx/productos/nobilis__ia_inac/010_informaci_n_del_producto.asp
のようですね。
このワクチン株は、H5N2亜型で、A/Chicken/Mexico/26654-1374/94(M5/94)が本製造用株のようです。
ちょっと気になるところですね。



[3472] オーストラリアとニュージーランドの鳥インフルエンザ対応 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/24(Fri) 10:07  

まず、ニュージーランドでは、その対応の遅れが指摘されている。
「Govt bird flu plans panned」
http://tvnz.co.nz/view/page/411749/665561
「NZ action on bird flu slated as inadequate」
http://www.stuff.co.nz/stuff/0,2106,3582491a7144,00.html
によれば、このたび発表された議会レポートで、ニュージーランドの潜在的鳥インフルエンザ対策には重大なギャップがあると指摘しているのだという。
そのギャップとは、議会の健康特別委員会が指摘するに、いくつかの地域においては、人々が自宅における、メディカル・サポートの配分や、職場において、安全な労働条件を確保するための非常スタッフの用意について、問題があるということである。
また、国のサーベイランス計画に沿ったコミュニティのネットワークも不十分であるとしている。
これらの対策がそろうのは、今年の6月であるとされているが、チモール海を挟んで隣接するインドネシアからの鳥の来往に季節的に対応できるのかどうかについて、懸念する声もあるようだ。

また、オーストラリアでは、一部の学者の中には、すでに、鳥インフルエンザは、渡り鳥を通じて、オーストラリア北部に到達していると指摘する科学者もいる。
これをとなえているのは、Mark Von Itzstein教授やPeter Curson教授であるが、オーストラリア監視当局では、その証拠はないと否定している。
「Scientists say bird flu already in Australia」
http://www.abc.net.au/am/content/2006/s1576436.htm参照
「Australia increases bird flu research」
http://news.monstersandcritics.com/health/article_1131855.php/Australia_increases_bird_flu_research
オーストラリアのクイーンズランド大学教授のAnton Middelberg氏やthe Australian Institute for Bioengineering and NanotechnologyのVivienne Tippett氏は、National Health and Medical Research Councilからのファンドの支援を受け、鳥インフルエンザ対策についての33のプロジェクトを立ち上げようとしている。

パプアニューギニアでは、もし、本格的な感染が迫った場合には、感染システムと、予備診断システムなどについての、オーストラリアからの支援は欠かせないとしている。
「 Avian flu 'to come in from PNG'」
http://www.theaustralian.news.com.au/common/story_page/0,5744,18247398%255E23109,00.html


[3471] Re:[3447] EUの鳥インフルエンザ・ワクチン容認動向について、ブログ記事にまとめました。 投稿者:レギュラー 投稿日:2006/02/24(Fri) 09:55  

> 「EUが、フランスとオランダの鳥インフルエンザ・ワクチネーション・プランを容認」
> http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=562
> です。
>
> しかし、奇妙なことに、日本の報道では、このEUでのワクチネーション問題は、完全に無視されていますね。

 そうですね。もっと、ヨーロッパの動きを報道してもいいんですけどね。ヨーロッパでのワクチン接種は、注目すべき政策変更なのですが、それほどせっぱ詰まった状況だと思います。アメリカでも鶏用のワクチンを備蓄していると聞いていますし、日本も使わざるを得ない状況になるのではないでしょうか。政府が備蓄しているワクチンが効くことを祈るばかりです。




[3470] Re:[3468] [3467] 再生修理と、製造物責任法・特許法との関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/24(Fri) 06:13  

長作さん。謎工さん。
ことを荒立てようとしたわけではないのですが、この権利の消尽論からみますと、この朝日新聞の記事「中古家電、知恵絞る電安法、4月から本格実施」http://www.asahi.com/business/topics/TKY200602200084.htmlのように「レンタルによって、PSE問題をきりぬけよう。」というのも、ちょっとグレーゾーンに入ってきてしまうような感じですね。
「育苗ポットの分離治具及び分離方法」
http://news.braina.com/2003/0603/judge_20030603_003____.html
訴訟(2001年4月12日大阪地裁判決、2003年5月27日大阪高裁判決)では、退けられたようでしたが。
また、謎工さんおっしゃるような、PL法がらみのグレーゾーン問題では、PL法は、「その製造業者等が当該製造物を引き渡した時から10年を経過したときに損害賠償請求権が消滅」ということですから、おっしゃる「リサイクル事業者が適合検査をした時点で製造事業者とみなす」というのが、経済産業省さんのご見解であるとするなら、中古流通時点で、製造業者が入れ替われば、PL法の起算点が、その時点に成り代わるのどうか、という点も、たしかめなければなりませんね。
いずれにしても、1996年3月31日から2000年3月31日の間に製造されたり製造物を引き渡された中古品に関しては、損害賠償請求の相手先が、二人いるような、それとも、二人ともいないような、微妙な立場をせまられるというわけですね。
ご参考「用尽理論と方法特許への適用可能性について」
http://www.ncipi.go.jp/jinzai/study/pdf/39_ronbun1.pdf


[3469] Re:[3467] 権利の消尽は絶対悪だと叫ぶ亡霊たちの行進 投稿者:謎工 投稿日:2006/02/24(Fri) 02:41  

ご指摘の写ルンです事件、さらには(次期日本経団連主幹事企業である)キヤノンのインクカートリッジ事件と来て、
またぞろ「そら見たことか、権利の消尽は絶対悪だ」と叫ぶ「亡霊」が現れるような気がしてなりません。そうやって考えると
経産省が言うような「リサイクル事業者が適合検査をした時点で製造事業者とみなす」と言うのはソニーやキヤノンと
言った中古市場を敵視している企業に格好の攻撃材料を与えることになってしまいかねませんし、何より(松下電器の
ストーブ事故を見てもわかるように)2000年以前の製品に欠陥が有った場合でも“本来の”製造事業者たるメーカーが
その責任を負わなくてもいいと言う支離滅裂な状態を招きかねません。

まずは政令ないし省令で、リサイクル事業者の立場を(自主検査導入は避けられないにしても)確立させるべきではないかと
言う気がしますし、経産省も説明を二転三転させるぐらいならここまで騒動が拡大した責任を認めてそのぐらいのことは
当然すべきでしょう。


[3468] Re:[3467] 再生修理と、製造物責任法・特許法との関係 投稿者:長作 投稿日:2006/02/24(Fri) 02:08  

PSE関係での修理・再製造と特許法との兼ね合いについて疑問を抱いたのはインクカートリッジ訴訟があったからですが、PL法もとなると手に負えないので深くは考えないことにしていたのですが、[3467] を手がかりにちょっと勉強してみます。
これも修理の目的や法律以外の部分(部品の入手など)が組み合わさってややこしくなりそうですが。

インクカートリッジ訴訟、キヤノンが逆転勝訴
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/31/news087.html
知財高裁 平成17(ネ)10021 特許権 民事訴訟事件
http://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/d36216086504bdc349256fce00275162/3f833955b41d23f64925710700290024?OpenDocument


[3467] 再生修理と、製造物責任法・特許法との関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/24(Fri) 00:29  

電気用品安全法の第三条で規定される製造事業者が、技術基準にもとずく検査をし、これに、届出事業者が第十条にもとずいてPSEマークの表示した場合、マーク表示後の製造物責任はどこにあるのか?
という点であるが、製造物責任法では、やや、グレーゾーンのようである。
このサイト「PL法について 」http://www.e-somu.com/faq.asp?lv=co&CI=923
によれば、
製造物責任法における、損害賠償の対象となる『製造物』とは、「製造又は加工された動産」と定義されている。
「修理」「修繕」「整備」は、、「製造又は加工」には当たらず、製造物責任法は適用されない。
一方、、「再生品」とは、「劣化、破損等により修理等では使用困難な状態となった製造物」であり、これは、当該製造物の一部を利用して形成されたものであるので、基本的には「製造又は加工」に当たると評価される。
ということだ。
ここまで書いてきて、そういえば、思い出した判例があった。
以前、私のブログ記事「工程や、工程とソフトウエアの組み合わせ、または、ソフトウエアについての特許の考え方について」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=417
に書いたことなのだが、修理と再生産の問題である。
いったん特許権者により適法に販売され,流通過程におかれた特許製品が,譲受人等の使用により破損又は消耗した場合に,当該特許製品の譲受人等が破損又は消耗した特許製品の一部を交換して,再度,当該特許製品を使用できる状態にする行為は,特許製品の「生産」(特許法2条3項1号)にあたり,特許法上許容されない特許権の実施行為として特許侵害にあたるという論がある。
参照「消尽論と修理/再生産理論に関する日米の判例の状況」http://www.jpaa.or.jp/publication/patent/patent-lib/200506/jpaapatent200506_059-070.pdf
ここで、特許法上許容される「修理」と特許法上許容されない「再生産」があるということである。
部品を交換する行為が「修理」にとどまるのか,特許法上許容されない「再生産」に当たるのかという枠組みのもとで司法判断がされている。
代表的な判例としては、「使い捨てカメラ事件」(東京地裁平成12年8月31日判決)がある。
たとえば、今回の電源部をPSEマークの表示を目的として、修理をしたり、絶縁部などを補強をしたりする場合、それが、修理に当たるのか、再生産に当たるのか、微妙になってくる。
同時に、この解釈は、製造物責任法の「製造又は加工」にあたるのかどうかの解釈にも、関係してくるのではなかろうか。

http://www.jpaa.or.jp/publication/patent/patent-lib/200506/jpaapatent200506_059-070.pdf


[3465] フランスで、二番目の鳥インフルエンザ感染発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 23:03  

2月19日に感染したduckが発見されたのは、フランスの南東部で、最初に感染鳥が発見されたJoyeuxから35キロメートル離れたBouventというところのようである。

http://english.pravda.ru/news/world/23-02-2006/76406-France-0


[3464] Re:[3462] [3458] [3456] [3455] [3453] 電気用品安全法の問題の原点は、改訂版規制緩和アクション・プログラムにあり。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 20:03  

長作さん。小倉さん。
そうですね。
まず、情報・連絡ハブを作る必要があるようですね。
ただ、この問題は、いろいろな関係ブログのコメントを見ても、関係者が多岐にわたり、また、利害も、多岐にわたるようで、たとえば、音楽関係者であったら、シンセサイザー・プログラマー協会さんあたりが、主軸になって、やられたらいいのではないでしょうか。
もっとも、この協会も、ヤマ*などの専属プログラマーさんのようですから、表面きった活動は、難しいようにも、見えますが。
あのヤマ*さんでも、シンセサイザーに及ぼす被害を感じたのは、最近になってとのことのようですから、びっくりですね。


[3463] Re:[3462] [3458] [3456] [3455] [3453] 電気用品安全法の問題の原点は、改訂版規制緩和アクション・プログラムにあり。 投稿者:長作 投稿日:2006/02/23(Thu) 19:46  

> 長作さんがブログなり掲示板なりを開設するとか、有志でMLを作ったりして、そういう作業を行うのが現実的ですね。

ブログは[3410]で示しております。


[3462] Re:[3458] [3456] [3455] [3453] 電気用品安全法の問題の原点は、改訂版規制緩和アクション・プログラムにあり。 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/02/23(Thu) 19:37  

長作さんがブログなり掲示板なりを開設するとか、有志でMLを作ったりして、そういう作業を行うのが現実的ですね。

> 長作さん。小倉さん。
> ちょっと。ちょっと。
> 私は、民主党とは、何の関係もありませんので、ちょっと、その点、ご配慮ねがいますね。
> 私が下書きをお手伝いする対象に、政党は、ありませんので。
> 政党さんは、もっと、ご自分の力でスキームを考えればいい話で、スキミングは、困ります。
> どこか、別の場所、ないんでしょうか。
> BSE問題でも、そのような使われ方をされた嫌いも、あるようで、はなはだ困ります。
> あくまで、市民レベルのみなさまがスキームを考える上での下書きがお手伝いできればとの立場でおりますので。
> それに、この掲示板には、官庁関係・海外関係などいろいろな方がこられるので、その辺のエコー効果も、あってのことです。
> その点、くれぐれも、誤解のないように願います。
> 私は、プロ市民ではありません。


[3461] Re:[3458] [3456] [3455] [3453] 電気用品安全法の問題の原点は、改訂版規制緩和アクション・プログラムにあり。 投稿者:長作 投稿日:2006/02/23(Thu) 19:35  

失礼しました→笹山さん小倉さん

「川内さんには今晩でもメールします。」が小倉さんのコメントも呼び込んでしまったようで。

川内さん宛のメールは、とりあえずは現在の反対派?の認識とブログの内容とのズレみたいなことのつもりです。
川内さんへのメールに書くことを前提に、政策的なあるいは協力をお願いするにあたっての方法をここで話題にするつもりはありませんし、特定の政党に働きかけるつもりもありません。

誤解を生む表現・および混乱を招く表現だったことをお詫びします。

[3455] のその他の部分は、[3453] へのレスです。



[3460] Re:[3459] プロ市民とは 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 19:21  

私、以前、「そもそもの定義が変わってきてしまった「プロ市民」という言葉」というのを書いた記憶があるんですけど。
http://kk.rs2.on.tiki.ne.jp/Audio/cccd/cccdadd2004Jun.htm
もともとは、佐賀県・鹿島市長 桑原允彦さんの言葉ですね。
私のサイト「あえて改革至上主義に決別し、新たなパラダイムを構築するとき」http://www.sasayama.or.jp/policy/S_2_09.htm
にかきましたように、市場と公民・NPOの間 または、政府と公民・NPOの間 に位置するセクターとなりうるものです。
イギリスのグランドワーク
http://www.groundwork.org.uk/
には、そのような、相互の部門の間にたった緩衝部門をこのような立場の人が果たし、相互の摩擦を防ぎ、実りある政策決定につなげうるというものですね。
アドボケート・プランナーも、そのひとつといえますね。
http://www7.ocn.ne.jp/~cda/usa/AdvocacyPlanning.html 参照
近年の代議制の形骸化を補償・補填・代替しうるものと思います。
2chなどを見ますと、そのような風には、とらえていないようですね。
もっと、自信を持つことですね。




[3459] プロ市民とは 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/23(Thu) 19:04  

Wikiにありましたけど、悪口ですね(笑
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E5%B8%82%E6%B0%91


[3458] Re:[3456] [3455] [3453] 電気用品安全法の問題の原点は、改訂版規制緩和アクション・プログラムにあり。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 18:19  

長作さん。小倉さん。
ちょっと。ちょっと。
私は、民主党とは、何の関係もありませんので、ちょっと、その点、ご配慮ねがいますね。
私が下書きをお手伝いする対象に、政党は、ありませんので。
政党さんは、もっと、ご自分の力でスキームを考えればいい話で、スキミングは、困ります。
どこか、別の場所、ないんでしょうか。
BSE問題でも、そのような使われ方をされた嫌いも、あるようで、はなはだ困ります。
あくまで、市民レベルのみなさまがスキームを考える上での下書きがお手伝いできればとの立場でおりますので。
それに、この掲示板には、官庁関係・海外関係などいろいろな方がこられるので、その辺のエコー効果も、あってのことです。
その点、くれぐれも、誤解のないように願います。
私は、プロ市民ではありません。


[3457] 「日本は「成熟した債権国」とのブログ記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 18:14  

今日になって、以前に書いたブログ記事「米国債保有は、日本の財政再建の最後の足かせとなるのか?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=33
に異常なアクセス増があると思ったら、このブログ「依存症の独り言」-「日本は「成熟した債権国」http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2006/02/post_b73a.html
に私のブログ記事が引用されていた。
なるほど、この記事の中の『発展段階別の経常収支のイメージ』というのは、面白い。
「未成熟な債務国」→「成熟した債務国」→「債務返済国」→「未成熟な債権国」→「債権取り崩し国」
との発展段階説で、このうち、中国は、債務返済国の段階、日本は、未成熟な債権国と成熟した債権国の間の段階、アメリカは、債権取り崩し国の段階にあるのだという。
若いころ、ロストーの経済発展段階説というのがあって、テイクオフ(離陸)という概念の元に、経済発展段階説が説明された時代があった。
近時、英国エコノミスト誌のビル・エモット(BillEmmott)編集長が退任されるというので、日本に講演にやってきたらしい。
考えてみれば、私ども日本人は、いつのころからか、この英国エコノミスト誌での、日本経済の評判を、ひどく、気にし続けてきた。
まず、エコノミスト誌が、日本経済を取り上げたのが、1962年の「驚くべき日本 : 日本経済調査報告 エコノミスト特集」(Consider Japan)(The Economist, 1-8 Sept. 1962)
次に、1965年の「それでも日本は進む : 驚くべき日本その後 ロンドン・エコノミスト特集」
そして、1967年の「日本は昇った」
であった。
この「日本は昇った」を書いたのは、英エコノミスト副編集長ノーマン・マクレー(Norman Macrae )(1949年エコノミスト誌入社)さんだった。
http://www.normanmacrae.com/参照
このころは、私も、船便でエコノミスト誌を取り寄せるほどの熱中振りだったが、ほとんど積読であったことを覚えている。
このノーマン・マクレーさんが考案したレトリックをそのまま、このビル・エモットさんが引き継いで、今度は、バブル後の日本経済を評して、
The Sun Also Sets: The Limits to Japan’s Economic Power」(日はまた沈む:日本経済力の限界)
と、書き下ろし、そして、今度は
2005年には、「陽はまた昇る」「"Does Japan’s Sun Also Rise?"
との著書を書いている。
まあ、『いったい、いつまで、日本経済をコケにしてるんだよ。』ともいいたくなるが、このブログ「依存症の独り言」さんの「日本は「成熟した債権国」との文章を見て、まあ、こんな考え方も、あるのか、とも、感心したしだいである。
まあ、これからは、日本経済も、海外の評判を気にせずに、独立独歩というところかもしれない。


[3456] Re:[3455] [3453] 電気用品安全法の問題の原点は、改訂版規制緩和アクション・プログラムにあり。 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/02/23(Thu) 17:45  

経産省の担当者に質問して欲しいことをA4で三枚程度にまとめる(経産省の担当者の従前の説明に誤りがあるというのであれば、それが誤りであるとする根拠を冷静に記載する。)という作業を誰かがして上げないとどうしようもない(川内先生とせいぜいその政策秘書さんくらいしかこの問題の準備に充てられないし、川内先生はこの問題だけに関わり合っているわけにいられないのですから、経産省の担当者の「嘘を見抜ける」ようにゼロベースで勉強せよとかいってみても始まりません。)ので、頑張って下さい。
(川内先生は野党議員ですから、質問したり、経産省の担当者と利害関係者の間をつなぐことはできるとしても、法律を改廃したり施行を遅らせたりする力はないので、できる範囲のことをお願いするのが筋というものです。

> 川内さんには今晩でもメールします。
>
> PSEリンク集 http://ameblo.jp/chosaku/entry-10009028444.html  
>
> では
>
> 規制緩和推進3か年計画/行政改革推進本部 平成10年3月31日閣議決定
> http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/kisei010.htm
> (別紙)分野別措置事項
> http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/kisei020.htm
> →6 基準・規格・認証・輸入関係/(1) 基準・規格・認証/ii) 電気、ガス、消費
>
> からはじめていますが、その根っこが改訂版規制緩和アクションプログラムということですね。
>
> PSE表示に必要な検査などについてはここでまとめてあります。
> 中古店が製造者事業届け出をして(PSE)を表示する試み (ちょっと自信ないが)
> http://ameblo.jp/chosaku/entry-10009038736.html  
>
>


[3455] Re:[3453] 電気用品安全法の問題の原点は、改訂版規制緩和アクション・プログラムにあり。 投稿者:長作 投稿日:2006/02/23(Thu) 17:32  

川内さんには今晩でもメールします。

PSEリンク集 http://ameblo.jp/chosaku/entry-10009028444.html  

では

規制緩和推進3か年計画/行政改革推進本部 平成10年3月31日閣議決定
http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/kisei010.htm
(別紙)分野別措置事項
http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/kisei020.htm
→6 基準・規格・認証・輸入関係/(1) 基準・規格・認証/ii) 電気、ガス、消費

からはじめていますが、その根っこが改訂版規制緩和アクションプログラムということですね。

PSE表示に必要な検査などについてはここでまとめてあります。
中古店が製造者事業届け出をして(PSE)を表示する試み (ちょっと自信ないが)
http://ameblo.jp/chosaku/entry-10009038736.html  




[3454] Re:[3449] 日本シイベルヘグナー社の説明責任 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 15:33  

虹屋さん。
日本側が、今回の脊柱混入事件をアメリカ側だけの責任としているうちは、日本の輸入者は、その庇護の恩恵にあずかれるわけですが、下手をすれば、国内輸入業者から、今回の損害分について、損害賠償訴訟を提訴されかねない、グレーな部分はありますね。


[3453] 電気用品安全法の問題の原点は、改訂版規制緩和アクション・プログラムにあり。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 15:01  

改訂版規制緩和アクションプログラムができたのは、1996年4月のことですが、この中で、電気用品安全法について、国際基準とのハーモナイゼーションとして次のように書かれています。
参考「Revision of Japan's Deregulation Action Program (April 1996)」
http://www.mofa.go.jp/policy/economy/summit/1996/recent/relate.html
「5.標準に関するエネルギー設備
電気設備産業に使われている発電機、変圧器、その他の設備については、the Electricity Utilities Industry Law.の元での通産省条例をペースにした技術規格に適合することを求められている。
1996年財政年度末までに、技術規格の改正が進行中である。
パフォーマンスをベースにした技術基準の統合と、IEC国際規格とのハーモナイゼーションにもとずいて、他の諸国との基準との調和を考慮してのものとなる。」
つまり、これも、郵貯と同じような、外圧に迫られての急ごしらえの『改革』だったってわけですね。

「5. Energy Utilities Related Standards
Generators, transformers, and other electrical equipment used by electricity utilities industry are required to meet standards stipulated in the Technical Standards (MITI ordinance based) on the Electricity Utilities Industry Law. Work is under way to revise the Technical Standards by the end of fiscal 1996. Incorporation of performance-based standards in being studied, and harmonization of standards with those of other countries in considered on the basis of harmonization with the International Electrotechnical Commission (IEC) standards」

http://www.mofa.go.jp/region/n-america/us/q&a/dere/2.html


[3452] Re:[3450] [3448] [3434] [3433] [3428] [3427] [3404] [3394] ノーアクションレター制度 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/02/23(Thu) 14:01  

すみません。うっかりリターンキーを押してしまいました。
この種の問題はイデオロギー闘争には本来なじまないので政治的にはなりにくいはずですね。

ただ、この場合、反対派は川内議員をパイプ役として活用すべきなのに、自分で勉強せよとか質問に答えよとかそういうコメントを残していますから、上手に活用することはできなさそうな状況です。


> 小倉さん。
> まあ、今日のような政治状況ですし、ここは、政治抜きにやったほうが、成果が上がるような気がしています。
> それと、意外に障害なのは、International Electrotechnical Commission規格 (IEC規格)遵守といういう点ですね。
> オーディオの場合は、「オーディオ、ビデオ及び類似の電子機器−安全要求事項」
> http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/gijutsukijun/2koukijun/140318-j60065.pdf
> 白物家電のうち、家庭用電気機器については、「家庭用及びこれに類する電気機器の安全
> パート2:電気レンジ、テーブル及びオーブンの個別要求事項」
> http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/gijutsukijun/2koukijun/140318-j60335-2-6.pdf
> その他の製品の技術基準については、こちらhttp://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/gijutsukijun/2koukijun/140318.pdf
> 参照
> ですが、見ているだけで、頭がクラクラしてきます。


[3450] Re:[3448] [3434] [3433] [3428] [3427] [3404] [3394] ノーアクションレター制度 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 13:27  

小倉さん。
まあ、今日のような政治状況ですし、ここは、政治抜きにやったほうが、成果が上がるような気がしています。
それと、意外に障害なのは、International Electrotechnical Commission規格 (IEC規格)遵守といういう点ですね。
オーディオの場合は、「オーディオ、ビデオ及び類似の電子機器−安全要求事項」
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/gijutsukijun/2koukijun/140318-j60065.pdf
白物家電のうち、家庭用電気機器については、「家庭用及びこれに類する電気機器の安全 パート2:電気レンジ、テーブル及びオーブンの個別要求事項」
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/gijutsukijun/2koukijun/140318-j60335-2-6.pdf
その他の製品の技術基準については、こちらhttp://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/gijutsukijun/2koukijun/140318.pdf
参照
ですが、見ているだけで、頭がクラクラしてきます。
ご紹介のブログに『自主検査を行い、「自分で作った」PSEマークを貼る。』なんて書いていましたが、とんでもない話です。
こんなこと、経済産業省の役人が本当にいったんでしょうか。
私は、優れて、この問題は、IEC規格との整合性をどうやって図っていくかという問題であると思っております。
つまり、裏を返せば、海外からのイエローマーケットがらみの規格外製品の日本市場からの締め出しという問題が、根底にあるような感じがしています。

http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/gijutsukijun/2koukijun/140318-j60065.pdf


[3449] 日本シイベルヘグナー社の説明責任 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/23(Thu) 12:23  

日本シイベルヘグナー社は、説明責任を果してください。
2/23日経
>米産牛肉1300トン行き場失う  輸入禁止、空港、港に足止め
 日本食肉輸入協会によると(動物検疫を通れず)港や空港の倉庫に保管されている米国産牛肉は約1366トン。金額にして約14億円。既に契約を済ましてあるため日本の業者に代金を支払う義務があり・・業者はチルド(冷蔵)を冷凍保存に切り替えたり・・「牛肉の保存費用がかさむばかり・・消費期限の問題もある・・二束三文にしかならない・・再開を待つよりも返品したい」・・日本食肉輸入協会は米国食肉輸出連合会に、通関できない米国産牛肉の買い戻しと保管費用の支払いを請求したが、返事はない。「米国のミスが原因なのに(米国側)に保証してもらえないのは心外。次回再開しても輸入に二の足を踏む業者が出てくるのではないか」


[3448] Re:[3434] [3433] [3428] [3427] [3404] [3394] ノーアクションレター制度 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/02/23(Thu) 12:15  

川内議員がチャンスをくれているのですが

http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/e/0c82237106da6992e825f439390c0866

反対派の方々がこのチャンスを活かし切れるのか、それとも単なるストレスの発散で終わるのかが見物です。

> 小倉秀夫様のご提案を、私のブログ記事のほうにも、紹介させていただきました。
> 何らかの、アクションなり反応があるかと思います。
> その節は、「時間単価2〜3万円で動く弁護士」情報などもふくめ、よろしく、ご指導願います。
> もっとも、この問題、「業界全体の存亡の危機」テリトリーでの営業者利害の問題と、「アンチーク機械存亡の危機」テリトリーでの消費者利害の問題が、錯綜している面もありますので、ちょっと、その境界線が微妙ですね。
>


[3447] EUの鳥インフルエンザ・ワクチン容認動向について、ブログ記事にまとめました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 11:12  

「EUが、フランスとオランダの鳥インフルエンザ・ワクチネーション・プランを容認」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=562
です。

しかし、奇妙なことに、日本の報道では、このEUでのワクチネーション問題は、完全に無視されていますね。


[3446] Re:[3444] [3443] OIE陸棲動物衛生規約改正案に対する我が国のコメント(仮訳) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/23(Thu) 07:59  

OIEのコード改正会議について

笹山さんおはようございます。

昨年も山内一也先生が指摘されていましたけれども、OIEがBSE問題を扱う以前の、そもそもの問題は、公衆衛生や院内感染の観点から問題を指摘するような、ヒトの医学者が含まれていないということのようで、今回もどうなることやら、と私は心配しております。

昨年のOIE意見交換会では、獣医学の小澤義博氏が、「WHOが我々にBSE問題を押し付けたのだ、やりたくなかった」というようなニュアンスを発言されてましたが、確かに今のOIEのコードには、WHOの「感染牛の全ての組織を食物連鎖から排除しろ」という勧告内容は一切含まれてないですね。

もはや公衆衛生の問題に発展しているのですから、WHOとOIEが合同で対応していただかないと、と消費者として憂慮しております。

WHOは鳥の病気である鳥インフルエンザは対応しているのですが(^^;ぜひBSEのプリオン病問題も扱っていただきたいです。。

追伸:OIE自体は肉の輸出入のことよりも、肥料、飼料の流通による世界への病原体伝播対策の問題にもっと触れていただきたいですね。
クロアチアでもBSE疑いだそうです。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06022001.htm
(WHO的にはヒトと食品、医薬品などの流通や院内感染による世界への病原体伝播対策でしょーか)


[3445] Re:[3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 06:17  

通りすがりさん。
ご評価いただいているようで、恐縮です。
フランスの鳥インフルエンザ対応の鳥用ワクチンについてですが、Intervet社のNobilisワクチンのようです。
Nobilis IB 4-91とNobilis IB MA5との混合のようです。
「Intervet Supplying Avian Influenza Vaccine to French Government」
http://www.pharmalive.com/News/index.cfm?articleid=316137&categoryid=10ご参照
これも、元株は、H5N2のようですね。
前にも、ブログ記事「日本と中南米とのH5N2鳥インフルエンザウイルスの接点」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=455
でもご紹介したようですが、David E. Swayne博士によって、メキシコのウイルス株によって作られたもののようです。
Intervet では、 H5N2, H5N6, H7N1, H7N7 、H9N2を元株にしたワクチンを作っておるようで、 H5, H7、 H9 に効果があるとしていますね。
イギリスも、これと同じものを使う予定のようです。
このほか、ワクチン導入を計画しているのは、ベルギー、イタリア、オランダのようですが、いずれも、このIntervet社のNobilisワクチンのようですね。
「Vets split amid doubts over vaccination 」
http://www.guardian.co.uk/birdflu/story/0,,1714310,00.html 参照


[3444] Re:[3443] OIE陸棲動物衛生規約改正案に対する我が国のコメント(仮訳) 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/23(Thu) 05:50  

日本側の異議の根拠は、次の文言に集約されていますね。

「第1に、我々は、「月齢」及び「臨床症状」という2つの決定的な要素が現行のBSEサーベイランス基準に採用されているということをリマインドしたい。我々は、感染牛におけるBSEの病原体の蓄積と月齢あるいは臨床症状との間に重大な相関があるという科学的根拠に基づきこういった採用がなされていると理解している。」
しがって、「「30か月齢以下」という条件の削除に強く反対」し、
「「と殺前/と殺後検査によりそのような牛は自動的に排除される。」との見解を支持することはできない」
という論理につながるのでしょう。

しかし、「我々は、BSEに感染している牛からのものであっても、月齢を問わず骨なし骨格筋肉はBSE病原体を含まないということに疑念を持っている。」
という点ですが、

OIEの提案は、日本側の反対意見文書にある
「BSEに感染している牛からのものであっても、月齢を問わず骨なし骨格筋肉はBSE病原体を含まない。」
という点については、そうではなくて、
「BSEに感染している牛からのものであっても、月齢を問わず骨なし骨格筋肉はBSE病原体を含むか、含まないかについては、断定しうるものがない。」
という、ニュートラルな見解なのではないでしょうか。

この掲示板でも、3321で虹屋さん、3323で私が言及していたように、
OIE Ad hoc Groupでは、「30ヶ月齢以上については、層別対応することとし、月齢にこだわることなく対応することが、サーベイランスシステムの実効を高めることである。」と、問題提起し、
Standards Commission では、「月齢制限については、科学的根拠がない。」としているのですね。

まあ、皮肉にいえば、日本がこれまで唱えてきた『全頭検査論』の論理をそのまま、逆というか、裏返しに、反論に有効活用してきたというわけですね。

ですから、日本側が、あまりこの点を突っ込みすぎると、トートロジーに陥ってしまって、自爆という可能性もありえますね。

また、末梢神経問題については、立証にたる論拠としては、まだ、乏しいように思われます。

つまり、OIEという場における論議を、どの程度の閥値で行うか、というコンセンサスにおいて、トランジェニック・マウス実験段階での論議は、やや、微細すぎるとでもいうんでしょうか。

また、「我が国では、生前にBSE様の臨床症状が確認されなかったにもかかわらず、異常プリオン蛋白質がいくつかの末梢神経組織から検出された例が2例(95ヵ月及び94ヵ月齢)あるということをリマインドしたい。」
とおっしゃるなら、『どうして、日本は、それでも、全頭検査を廃止したのですか?」という反論も、出るでしょうね。

どっか、このOIE反論は、農林水産省の別のところが、いいこぶって、作っているという印象を受けますね。

すなわち、OIEの場に臨む日本側の態度が、あまりに、非政治的に過ぎるということへの、頼りなさとでも、いうんでしょうか。

次なる門番のSPS協定で、どの程度の戸締りができるのか、その点とのからみで、落としどころを考えなければならない、すぐれて、政治的問題となっていますね。


[3443] OIE陸棲動物衛生規約改正案に対する我が国のコメント(仮訳) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/23(Thu) 01:50  

農水省のHPにUPされました。

OIE陸棲動物衛生規約改正案に対する我が国のコメント(仮訳)
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/oiecomment.pdf

OIE/BSEコード改正に関する専門家会合 配付資料一覧
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/oie/itiran.html

http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/bse_j.htm#19



[3442] BSE:検査時間を10分の1に エライザ法、手順短縮  感度も向上(岡山大学) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/23(Thu) 01:44  

検査時間を10分の1に エライザ法、手順短縮
http://www4.oita-press.co.jp/news.cgi?D=CN20060221&ID=CN2006022101003917.1.N.20060221T222817&J=Science/Environment&UP=20060221T222817

免疫測定法で新技術=「BSE検査簡略化も期待」−岡山大
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060221-00000184-jij-soci

BSE:全頭検査の分析時間、10分の1に−−岡山大教授らが開発
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/disease/

==============
中国が検査設備を1つ作ったようですが、どんな検査をするんでしょう。

狂牛病:検査体制が中国で初整備、100%特定に
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0222&f=national_0222_003.shtml

記事を見た感じでは、中国内産の牛の検査というわけではないようですが、


[3441] Re:[3440] [3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/02/23(Thu) 01:21  

> > この掲示板でも、注目していた鳥インフルエンザ対応のEUのワクチネーション方針だが、二日間の討議の後、今日になって、EUは、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認するとの結論をだした。
> > オランダは、愛玩鳥や放し飼いの鳥についてのワクチネーションを行うことになる。
> > また、ワクチネーションは、自発的なものとなり、これは、屋外から屋内へ鳥を移動させることのオルターナティブとなる。
> > 一方、フランスは、ガチョウやアヒルについて、もっとも危険の多い地域について、ワクチネーションをすることになる。
> > なお、このサイト「Questions and Answers: Vaccinating poultry and other birds against Avian Influenza 」
> > http://europa.eu.int/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/06/92&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
> > は、EUのワクチネーションについての一問一答集である。
> > 今後、他の国がワクチネーションを行いたい場合、EUは、それぞれ個別の国に対して、認可を与えることになる。
> > これに対して、これまで、ドイツ・オーストリア・デンマーク・ポルトガルは、ワクチネーションプランに対して、強硬な反対を唱えてきた。
> > イギリスも、ワクチネーションプランに対して、その達成効果についての懸念を示してきた。
> > しかし、このEUの流れを大きく変え、フランス・オランダのワクチネーション容認に向かわせたのは、スロバキアが、EU圏第八の鳥インフルエンザ感染国になったことであるという。
> > http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/worldnews.html?in_article_id=377937&in_page_id=1811
>
> ワクチン接種に関する記事は、ここが一番早く詳しいですね。「鳥インフルエンザ直近情報」も見ているのですが、ここは質のよい情報が多いと思います。私は、茨城のケースは鳥インフルエンザをおそれた養鶏業者が不良品(完全に不活化していなかった)を買い、それを使ったのが原因であると思っています。(この板では少数意見かもしれませんが。)現在、世界的に流行しているのはH5N1ウイルス株ですが、既存のワクチンはH5N2ウイルス株をワクチンの元株にしているので、効果のほどはどうかと思います。合わないワクチンを鶏に接種すると、かえって状況を悪化させるだけとの指摘もあり(以下リンクの「ワクチンについて」を参照)、ヨーロッパで使われるワクチンの質が気になります。また、その情報(使う種類やメーカー)があればよろしくお願いします。
>

「ワクチンについて」ではなく「防御体制」を参照してください。

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/288955


[3440] Re:[3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/02/23(Thu) 01:17  

> この掲示板でも、注目していた鳥インフルエンザ対応のEUのワクチネーション方針だが、二日間の討議の後、今日になって、EUは、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認するとの結論をだした。
> オランダは、愛玩鳥や放し飼いの鳥についてのワクチネーションを行うことになる。
> また、ワクチネーションは、自発的なものとなり、これは、屋外から屋内へ鳥を移動させることのオルターナティブとなる。
> 一方、フランスは、ガチョウやアヒルについて、もっとも危険の多い地域について、ワクチネーションをすることになる。
> なお、このサイト「Questions and Answers: Vaccinating poultry and other birds against Avian Influenza 」
> http://europa.eu.int/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/06/92&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
> は、EUのワクチネーションについての一問一答集である。
> 今後、他の国がワクチネーションを行いたい場合、EUは、それぞれ個別の国に対して、認可を与えることになる。
> これに対して、これまで、ドイツ・オーストリア・デンマーク・ポルトガルは、ワクチネーションプランに対して、強硬な反対を唱えてきた。
> イギリスも、ワクチネーションプランに対して、その達成効果についての懸念を示してきた。
> しかし、このEUの流れを大きく変え、フランス・オランダのワクチネーション容認に向かわせたのは、スロバキアが、EU圏第八の鳥インフルエンザ感染国になったことであるという。
> http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/worldnews.html?in_article_id=377937&in_page_id=1811

ワクチン接種に関する記事は、ここが一番早く詳しいですね。「鳥インフルエンザ直近情報」も見ているのですが、ここは質のよい情報が多いと思います。私は、茨城のケースは鳥インフルエンザをおそれた養鶏業者が不良品(完全に不活化していなかった)を買い、それを使ったのが原因であると思っています。(この板では少数意見かもしれませんが。)現在、世界的に流行しているのはH5N1ウイルス株ですが、既存のワクチンはH5N2ウイルス株をワクチンの元株にしているので、効果のほどはどうかと思います。合わないワクチンを鶏に接種すると、かえって状況を悪化させるだけとの指摘もあり(以下リンクの「ワクチンについて」を参照)、ヨーロッパで使われるワクチンの質が気になります。また、その情報(使う種類やメーカー)があればよろしくお願いします。

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/288955

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/288955


[3439] 「 Not made in China」がトレンドになりそうな気配 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/22(Wed) 22:41  

Sara BongiorniというLouisianaのライターが、一年間、中国製品を一切使わないで生活する実験を試みたことで、話題になっている。
もっとも、苦労したのは、子供が、中国製のおもちゃで遊ばせないようにさせた点にあったという。
http://csmonitor.com/2005/1220/p09s01-coop.html
http://marketplace.publicradio.org/shows/2005/12/22/AM200512222.html
そうして、一年暮らしてみて、いかに中国製品を使わないで、毎日を過ごすことが、困難かを実感したという。
一方、ジブラルタルのAlvito社が、。「NOT MADE IN CHINA」の文字が入った図形2種類と文字の合計3件の出願を05年12月から06年2月にかけて行ったという。
これに対して、中国は、「中国製品のイメージにマイナスの影響を与える。中国の製造業を差別する言葉だ」と、強く、反発しているという。
http://www.managingip.com/?Page=9&PUBID=198&ISS=21167&SID=608801




[3438] EUが、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/22(Wed) 21:36  

この掲示板でも、注目していた鳥インフルエンザ対応のEUのワクチネーション方針だが、二日間の討議の後、今日になって、EUは、フランスとオランダのワクチネーション・プランを容認するとの結論をだした。
オランダは、愛玩鳥や放し飼いの鳥についてのワクチネーションを行うことになる。
また、ワクチネーションは、自発的なものとなり、これは、屋外から屋内へ鳥を移動させることのオルターナティブとなる。
一方、フランスは、ガチョウやアヒルについて、もっとも危険の多い地域について、ワクチネーションをすることになる。
なお、このサイト「Questions and Answers: Vaccinating poultry and other birds against Avian Influenza 」
http://europa.eu.int/rapid/pressReleasesAction.do?reference=MEMO/06/92&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
は、EUのワクチネーションについての一問一答集である。
今後、他の国がワクチネーションを行いたい場合、EUは、それぞれ個別の国に対して、認可を与えることになる。
これに対して、これまで、ドイツ・オーストリア・デンマーク・ポルトガルは、ワクチネーションプランに対して、強硬な反対を唱えてきた。
イギリスも、ワクチネーションプランに対して、その達成効果についての懸念を示してきた。
しかし、このEUの流れを大きく変え、フランス・オランダのワクチネーション容認に向かわせたのは、スロバキアが、EU圏第八の鳥インフルエンザ感染国になったことであるという。
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/worldnews.html?in_article_id=377937&in_page_id=1811

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/BRU004380.htm


[3437] 世界各地で、人感染鳥インフルエンザ疑い多発 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/22(Wed) 18:14  

まず、マレーシアでは、7人が、人感染鳥インフルエンザ疑い。
うち、5人が2歳から12歳までの子供のようだ。
また、インドでは、Maharashtra州で、12人が感染疑いで、検査結果まちという。
インドネシアでは、27歳の女性が、鳥インフルエンザ感染死し、WHOが確認すれば、インドネシアでは20番目の死者となる。

一方鳥感染鳥インフルエンザでは、新たに、ハンガリーとクロアチアで、鳥のH5N1感染死が見られた。
EU圏では、スロバキアが新たに感染国となり、これで、EU圏での鳥インフルエンザ感染国は、ギリシャ、フランス、スロベニア、イタリア、オーストリア、ハンガリー、ドイツ、などとなっている。
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/worldnews.html?in_article_id=377937&in_page_id=1811

http://www.abs-cbnnews.com/storypage.aspx?StoryId=30630


[3436] 改めて、『二階堂ドットコム』の2月1日号を見てみる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/22(Wed) 16:29  

この掲示板の3114で、ときさんから「怪しげな米産牛肉関連ネタ。」とあった2006年2月1日の『二階堂ドットコム』の記事「農水省の大失態」http://www.nikaidou.com/column01.html
だが、アメリカ側からの報告書が開示された今になってみれば、これは、認証番号MPF-455141とMPF-455142とMPF-455143のことだったのだろうか?。
http://www.sasayama.or.jp/jouhou/veal.htm参照
MPF-455144認証段階で、日本側の輸入者からの取り消しがあるまでは、Veal bones1ケース60ポンドは、掲載されていた、
そして、最終認証MPF-455144には、Hotel Rack(7ribs)1ケースとTrimmed Loin(4x4)2ケースが、依然、記載されていた。
これらのどの段階でのことをいっているのだろう?
しかし、インボイスにも、このように
http://www.tokyo-cci.or.jp/shomei/certificate_of_shipping_documents.htm
多数の種類があるのだから、はたして、認証がMPF-455144で最終確定する前に、出したものがあるのかどうなのか、ちょっと疑わしい。
また、このVeal bonesがSRMであったかどうかは、わからない。
「インボイスが農水省にきた。」という表現も、『インボイスの写しが農水省にまわされてきた。」というのならともかくも、ちょっと、という感じがする。
さらに、「当然ながら背骨付の肉が送られてきたわけだが」という表現は違っていて、その肉は、認証記載のVeal bonesのことではなくて、Hotel Rack(7ribs)1ケースとTrimmed Loin(4x4)2ケースだった。
各部位の概念は、こちら「INSTITUTIONAL MEAT PURCHASE SPECIFICATIONS」http://www.ams.usda.gov/lsg/imps/imps300.pdf
参照

当時の二階堂ドットコムでの記事
「今回の輸入再開にあたり、事前にアメリカからのインボイス(どの部位を送りますよ、という事前の確認書と思ってください)が農水省にきた。実はそのインボイスには、ショートプレートなどの部位のほかに、「背骨付の肉」を送りますと書いてあったのだという。しかし、肉の部位というのは100種類以上あり、かなり専門の人間で無いとわからない。それに加えて英語で書かれていたものだから、農水省の下っ端はもう全然わからない。結局、ろくに確認せずOKという返事を出した。まさか、背骨付肉を送りますと書いてあるとは夢にも思わなかったのだろう。そして、当然ながら背骨付の肉が送られてきたわけだが、日本の検疫官は肉のプロ。箱を見ただけで「なんだこりゃ!」とすぐわかった」


[3435] 「頭を破壊する麻薬」 投稿者:とき 投稿日:2006/02/22(Wed) 13:33  

『環境問題のウソ』池田 清彦 あとがき から
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300

『現代社会には様々な情報が飛び交っている。それらの中にはウソやインチキもいっぱいあるのだけれど、多くの人はテレビや大新聞はウソをつかないと信じているようだ。
 確かにテレビや大新聞は小さなウソはつかない。たまに所属の記者がデッチ上げの記事を書いたりすると大騒ぎをして処分したりするものだから、本当のことしか書いてないと信じる人が多いのも無理はない。
 しかし、小さなウソでこれだけ騒ぐってことは大きなウソはつき放題ってことじゃなかろうか、と私ならば思う。
 (中略)
 私が若い人たちに言いたいのは、世間で流通している正義の物語を信じるのは、墓に入ってからでも遅くはないってことだな。「正義」というのはあなたの頭を破壊する麻薬である。麻薬中毒になる前に、たとえごくわずかでもよい、抵抗せよ。』

>因果関係が誰の目にもはっきり分かるものではない問題については、普通に生活している人が真実を知るというのは簡単なことではないと思う。
>小規模でやれば犯罪だが、大規模にやればより騙しやすいし、発覚しても誰も責任を取らなくて済む。
http://lightson.dip.jp/blog/seko/660

 『鳥インフルエンザ・ウイルス』情報は、まさにその大きなウソです。鳥ウイルスと人ウイルスを混同してはいけないのですが、とてもとても理解しきれていないようで。「無知」による「脅威・不安」妄想が、限りなく増幅されてしまっています。ほんの軽い加熱あるいは乾燥で死滅(不活化)させられるウイルスであるにもかかわらず。しかも、鳥で起こることと、人で起こることとはまったく異なる次元の話であるにもかかわらず。

◇「W杯中止も」と独委員長 鳥インフル拡大で(共同通信)2006年 2月22日 (水) 00:50
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/sports/soccer/wsoccer/20060222/20060222_h692.html
◇「W杯中止要求ではない」 鳥インフル発言で独議員(共同通信)2006年 2月22日 (水) 09:05
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20060222/20060222a3070.html

◇<鳥インフルエンザ>アフリカのウイルスは中国と同一(毎日新聞) - 2月21日22時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060221-00000137-mai-int

◇家禽への予防接種も検討=鳥インフルエンザでEU(時事通信) 2006年 2月21日 (火) 22:33
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060221/060221115012.6zyxwy28.html

◇養鶏場への拡大は必至の状況=ドイツの鳥インフルエンザ(時事通信)2006年 2月21日 (火) 22:07
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060221/060221113216.g3l5ep3b.html

◆鳥インフルエンザ問題の今後(134)(2006.2.22)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 あくまでも、経済・貿易上の非関税障壁的ご都合ルールを維持しようとしているだけではないでしょうか?(「清浄国論」を貫くということは、海外に進出した日本企業において、鶏肉・鶏卵加熱加工業界と商社にとっては追い風になっているのでは・・・。)
 「公」の研究開発費に与る「学」の方々は、「官」と「産」の意向に反することは、なかなか言えない立場になってしまってるのかもしれません。

>細胞のからだのなかには、かつての独立生物と見られる各種の微生物がさまざまのかたちでとりこまれている。糸粒体、葉緑体、中心小体など。一方、動物のからだを見ても、そこには無数の微生物が共存共栄のかたちで寄生している。さらに動物界全体をとっても、そこでは微生物である菌類の仲介なしに植物との交流は実現しえない。
(三木 成夫『胎児の世界―人類の生命記憶 』P51.)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121006917
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0217.html

 広く一般常識を具えた生物学者が、このことを知らないはずがないと思うのですが・・・。


[3434] Re:[3433] [3428] [3427] [3404] [3394] ノーアクションレター制度 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/22(Wed) 11:28  

小倉秀夫様のご提案を、私のブログ記事のほうにも、紹介させていただきました。
何らかの、アクションなり反応があるかと思います。
その節は、「時間単価2〜3万円で動く弁護士」情報などもふくめ、よろしく、ご指導願います。
もっとも、この問題、「業界全体の存亡の危機」テリトリーでの営業者利害の問題と、「アンチーク機械存亡の危機」テリトリーでの消費者利害の問題が、錯綜している面もありますので、ちょっと、その境界線が微妙ですね。



[3433] Re:[3428] [3427] [3404] [3394] ノーアクションレター制度 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/02/22(Wed) 10:50  

 正直言うと、そういうことも含めて弁護士に相談すればいいではないかと思います。時間単価2〜3万円で動く弁護士なんてそこら中にいるのですから、「業界全体の存亡の危機」への対処するために、その程度のコストは負担すべきなのではないかと思ってしまいます。

> この「ノーアクションレター制度」http://www.hanbaishi.com/useful/keyword/h14/0525noaction.html
> 活用は、有効のようですね。
> 民間事業者等が自ら行おうとする「具体的な行為」について、法令(条項)に基づく(1)不利益処分適用の可能性(2)許認可等の必要性と罰則の有無(3)届け出・登録・確認等の必要性と罰則の有無――といった点について、あらかじめ行政機関に見解を求めることができるというものですね。
> 国会議員からの質問主意書では、どうしても、政党間の思惑に翻弄されて、市民サイドでは、得るものが少ないし、それに加えて、今回の場合は、かつての当該立法の当事者が、トートロジー的役割を果たしてしまうという矛盾がありますね。
> 現在、署名活動に実際動いていらっしゃる日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)http://www.jspa.gr.jp/さんあたりで、このノーアクションレター制度を活用することなどが、ベストのような感じがしています。

[3432] 「digitalboo」ブログでも、ご紹介いただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/22(Wed) 10:31  

このサイト「digitalboo」http://homepage.mac.com/hosoh/digitalboo/です。
光栄です。
ここでも「BSEの鋭い記事が豊富なSayama's Weblog で紹介されてたんですが、BSEとかPSEとかPSPとかPTAとかもうわけがわかりませんですね。」などと、書かれていますね。

http://homepage.mac.com/hosoh/digitalboo


[3431] 「電気用品安全法@2chまとめ 掲示板 」でも、ご紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/22(Wed) 09:19  

「電気用品安全法@2chまとめ 掲示板」
http://www8.atwiki.jp/denkianzen/pages/10.html
でも、私のブログ記事をご紹介いただいております。
ありがとうございました。

http://www8.atwiki.jp/denkianzen/pages/10.html


[3430] 米国BSE発見後2年以上経った現在でも、日本で使用されている米国ウシ由来医薬品リスト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/22(Wed) 09:08  

厚労省承認の医薬品、19品目で米国産牛が原材料に
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060201AT1E0100901022006.html
で報道、
第164回国会 参議院 予算委員会 
第2号 平成18年2月1日 議事録(家西議員指摘)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0114/main.html
>平成十三年、厚生労働省からいただいた資料なんですが、牛や、牛の内臓や骨などを原料とする医薬品、医薬部外品・化粧品並びに医療器具の一覧表です。厚生労働省は最近このような表は作っていないそうですが、これを使わせていただきます。
>ごらんのとおり、この中には、ドリンク剤などにも使われる肝臓エキス、五黄、それからインスリン、コラーゲン、カプセルなどに使われるゼラチンといった国民の方々が日常使用しているかなりメジャーな医薬品が含まれています。これらは実は牛の内臓や骨から作られているもの、臓器を含めて作られているものがあります。
>今、世間では、米国、アメリカ産牛肉に禁止された骨が入っていたということで大問題になっているわけですけれども、大々的に取り上げられているわけです、マスコミを含めて。BSEの危険性があるのは生肉だけではありません。この場で、牛から作られた医薬品などの危険性と、業界任せの厚生労働省の生ぬるい対応について問題提起させていただきたいと思います。

で、指摘されたほんの一部で、医薬品だけでしょうが、

米国でのBSE発見後2年以上経った現在でも、日本で使用されている米国ウシ由来の医薬品のリストを入手しましたのでご報告まで。
=================
販売名 : 成分名 : 販売名検索で出てきた企業
=================
◆「オーガンマ100」:インターフェロン ガンマ−n1:大塚製薬(株)とか?
◆「オーアイエフ250万IU、同500万、1000万IU」:インターフェロン アルファ(BALL−1):大塚製薬(株)とか?
◆「乾燥ガスえそ抗毒素”化血研”」:乾燥ガスえそ抗毒素:財団法人化学及血清療法研究所
◆「乾燥ボツリヌス抗毒素”化血研”」:乾燥ボツリヌス抗毒素:財団法人化学及血清療法研究所
◆「注射用アナクトC2500単位」:乾燥濃縮人活性化プロテインC:帝人ファーマ株式会社
◆「乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン「化血研」」:乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン:財団法人化学及血清療法研究所
◆「クロスエイトM250 同500、1000」:乾燥濃縮人血液凝固第[因子:日本赤十字社
http://www.pfc.jrc.or.jp/01/04_01.html
◆「レミケード点滴静注用100」:インフリキシマブ:田辺製薬株式会社?
◆「オルソクローンOKT3注」:ムロモナブ−CD3:ヤンセン協和株式会社?
◆「ニューモバックス」: 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド:万有製薬?
◆「コージネイトFS250IU注射用、同500,1000IU注射用」:オクトコグアルファ:バイエル薬品株式会社?
◆「リコネイト250、同500、1000」:ルリオクトコグアルファ:バクスター?
◆「セレザイム注200U」 イミグルセラーゼ
◆「ボトックス注100」:A型ボツリヌス毒素:アラガン社
◆「フォートベイスカプセル」:サキナビル:中外製薬
◆「ハーセプチン注射用60、同150」:トラスツズマブ:日本ロシュとか中外とか?(米国ジェネンテック社)
◆「リツキサン注10mg/mL(100mg/10mL)(500mg/50mL)」:リツキシマブ 中外とか?
=============
◆「エンブレル皮下注用25mg」 エタネルセプト:ワイス株式会社&武田薬品
◆「マイロターグ注射用5mg」 ゲムツズマブオゾガマイシン:ワイス株式会社?

=============
リスクとベネフィットの兼ね合いももちろんあると思いますが、こんな使用方法もあるそうで。

「ボトックス注100」:A型ボツリヌス毒素:アラガン社

「プチ整形」でボトックスを推奨してる形成外科のページから
http://www.yamamoto-clinic.jp/biyou/biyou18.html
>ボトックスとは、ボツリヌス菌由来の神経毒素複合体のうちから、A型という血清型毒素だけを精製して取り出した製剤です。ボツリヌス菌と聞くと食中毒を連想してしまいますが、あくまでも調整した毒素を使うので全く問題ありません。
>欧米では1970年代よりボトックスによるシワ、多汗症、眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頚、斜視、顔面チック、片頭痛などの多く疾患の治療に用いられており、その安全性はすでに確立されています。日本でも眼瞼痙攣の治療薬として、1997年4月からアラガン社ボトックス注100 (A型ボツリヌス毒素)という商品名で厚生労働省から認可されていますが、残念ながらシワや多汗症の治療薬とはまだ認可が得られていません。ただこの場合の認可とは、日本国内ではこの薬が購入できないという意味で、医師が直接製造会社から輸入して治療することは全く問題はありません

ですって。




[3429] 「趣味の問題2」というブログで、私のブログでのPSE問題を、ご紹介いただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/22(Wed) 09:00  

このサイト「趣味の問題2−娯楽の危機」
http://park5.wakwak.com/~rung/mt/archives/000591.html
です。
私のブログ記事「音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=560を取り上げてくださっていました。
光栄です。
文中、「この(笹山の)ブログでは、PSEとBSEがゴッチャになると言うシャレにならない事態になったりする。」と書いてあり、なるほど、おっしゃるとおりだと、苦笑してしまいました。
ありがとうございました。

http://park5.wakwak.com/~rung/mt/archives/000591.html


[3428] Re:[3427] [3404] [3394] ノーアクションレター制度 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/22(Wed) 08:35  

小倉秀夫さん。
ご教授、ありがとうございました。
この「ノーアクションレター制度」http://www.hanbaishi.com/useful/keyword/h14/0525noaction.html
活用は、有効のようですね。
民間事業者等が自ら行おうとする「具体的な行為」について、法令(条項)に基づく(1)不利益処分適用の可能性(2)許認可等の必要性と罰則の有無(3)届け出・登録・確認等の必要性と罰則の有無――といった点について、あらかじめ行政機関に見解を求めることができるというものですね。
国会議員からの質問主意書では、どうしても、政党間の思惑に翻弄されて、市民サイドでは、得るものが少ないし、それに加えて、今回の場合は、かつての当該立法の当事者が、トートロジー的役割を果たしてしまうという矛盾がありますね。
現在、署名活動に実際動いていらっしゃる日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)http://www.jspa.gr.jp/さんあたりで、このノーアクションレター制度を活用することなどが、ベストのような感じがしています。

http://www.hanbaishi.com/useful/keyword/h14/0525noaction.html


[3427] Re: [3404] [3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/02/22(Wed) 00:56  

やる気があれば、利害関係者の側で集まって(別に物理的にでなくてもいいけれども)代表を決めて所管官庁の担当者と協議を重ねて妥協線について根回しをした上で、「ノーアクションレター」制度を活用して警察、検察が所管官庁の意向を無視して摘発に走らないように釘を刺すという方法だってあったとは思うのですが、「匿名で嫌がらせをしてとりあえず気を紛らわせる」ところから誰かが一歩踏み出さないとどうにもなりません。自分が出ることに出ないということで自分の「セキュリティ」を大事にする方々ばかりではなるものもなりにくいでしょうね。


> 今となっては、法律は変えることができないのですから、現実的な方法としては、ガイドラインの設定しかないように思われます。
> その意味では、レコード輸入権のときとは、まったく異なる視点からのユーザーの要望を受け止めうる受け皿が必要に思います。
> 小倉さんおっしゃるように、せっかくの受け皿を、コメント・スクラムがつぶしてしまった嫌いは、大いにありますね。
> 前回のレコード輸入権の時も、森口審議官が出てくるという場面に、かつがつ、救われた感じがあったのですが、あのときの教訓は、今回は、今のところ、いかされていないようです。
> 小倉さんには、ガイドラインで、どこまで可能なのかをご教唆いただければ、皆さんの気持ちも落ち着くのではないでしょうか。
> まず、テーブルを作る、今回も、このことは必要な気がしています。


[3426] Re:[3409]Sweetbreadsが気に掛かります。 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/21(Tue) 23:44  

笹山さん。遅レスですみません。
ゴールデン社からの出荷量から見ると、Sweetbreadsやタンのが気になります。
下記サイトによると、veal hotel rack, is a very tender, relatively small cut accounting for approximately 9% of the carcass weight
http://www.victoriapacking.com/vealinfo.html

ゴールデン社からの出荷のBOL #5141 の031 Rack/Loinsの9%は約290ポンド、ですからこれで注文量に応じれますし、むしろ多いのです。

Sweetbreadsのゴ社からはBOL #5140のSweetbread で 477ポンド。このなかにはタンも混じっていたそうですが、それでも十分に注文量には応じられますし、むしろ大目です。だだし、米農務省の発表では、21頭からは最大で21ポンドですから、2006年1月10日にゴ社でと畜された全てを(21+181)頭分でも200ポンド前後。

私の憶測ですが、
商売ですから、顧客の注文よりも大幅に納入量が変わるのなら、予め顧客の了承を取リ付けるのが商いの常識です。Hotel Rack Chop は注文量の倍以上です。了解も取らずに納品したら、送ったらトラブルになります。注文以上の分は、代金を支払わないとか、安くしろだとか・・
公表されていませんが、アト社と日本シ社の間で、何らかのやり取りが合ったはずです。その結果、ゴ社から入荷の半分を日本シ社が買い取ることになったのだとおもいます。MPF-455141〜4でほとんど変わらないってません。

Sweetbread、これは多分、1月10日にゴ社でと畜された全てがこの約203ポンドだと思います。日本シ社、ア社も商売ですから1頭から、どれ位、平均1ポンドしかないことは知らないはずがありません。つまり発注側も、受注側も最初からEVプログラム以外の子牛のSweetbreadを取引するつもりだったと考えざるを得ません。

ところが、Sweetbreadは内蔵肉で痛みやすい。それでいったん作ってみたものの痛んでいた、または冷蔵保管では日本に着くまでは痛んでしまうと思える品質だったので他の手持ちで取り替えた、または、発送日直前に鮮度の良い物と取り替えるつもりで通常にア社が扱うSweetbreadの形態(多分1箱12個詰め、重さ11ポンドぐらい)に取り替えたというのが25箱から19箱に変わった理由ではないでしょうか??



[3425] メールは偽者? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 22:23  

この記事では、このように
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060221&j=0023&k=200602216179
書いてありますね。
で、昨日あたりから2chなどで、公開されているのが、消しこみなしのこのメール
http://up.vip2ch.com/vipper2307.jpg
ネタをネタと見抜く感度が、これからは必要なようで。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060221-00000101-yom-soci


[3424] 新築住宅に欠陥保険、売り主に加入義務…国交省方針 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 21:49  

耐震強度偽装事件を受け建築・住宅制度の見直しを進めている国土交通省は、すべての新築マンションや新築戸建て住宅の売り主に対し、構造的欠陥に備える賠償保険の加入を義務付ける方針を固めた。
現行制度でも売り主は、瑕疵(かし)担保責任に基づく補償義務を負うが、売り主の経営が破たんした場合には補償が行われないという制度不備が露呈していた。国交省は今通常国会での法改正を目指し、近く宅地建物取引業法、建設業法の改正案を提出する
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060221-00000101-yom-soci

とのニュースだが、これについては、
私のブログ記事
「役に立たなかった「住宅品質確保促進法」」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=506

「耐震強度偽装事件の法的問題」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=530
で、そのデザインを示しておいた。
わかりやすくいえば、自動車の自賠責制度の住宅への応用だ。
建築確認や公庫融資と、この強制保険を連動させるかどうかについては、今回の方針ではわからないが、連動させたほうが、政策効果は上がりうる。
ただ、自賠責と異なるのは、保険料が高く、これが、売主の負担になる点だ。
それが売値に転嫁されれば、購買者の負担が多くなるという点も、問題である。
そこで難航するようだったら、任意保険との併用でも、いいわけだ。
これも、自賠責の考えと同じだ。
今後、どこまでをミニマムの保障金額とするかが、業界との折衝点になるものと思われる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060221-00000101-yom-soci


[3423] Re:[3421] [3410] [3407] [3405] [3404] [3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 20:45  

小倉さん。
今となっては、法律は変えることができないのですから、現実的な方法としては、ガイドラインの設定しかないように思われます。
その意味では、レコード輸入権のときとは、まったく異なる視点からのユーザーの要望を受け止めうる受け皿が必要に思います。
小倉さんおっしゃるように、せっかくの受け皿を、コメント・スクラムがつぶしてしまった嫌いは、大いにありますね。
前回のレコード輸入権の時も、森口審議官が出てくるという場面に、かつがつ、救われた感じがあったのですが、あのときの教訓は、今回は、今のところ、いかされていないようです。
小倉さんには、ガイドラインで、どこまで可能なのかをご教唆いただければ、皆さんの気持ちも落ち着くのではないでしょうか。
まず、テーブルを作る、今回も、このことは必要な気がしています。


[3422] Re:[3420] [3417] 日本シイベルヘグナー社の見解 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 20:40  

虹屋さん。
「> 1.12月8日になって、はじめて、日本側は、Vealについても、EVプログラム準拠であると、言ったこと。
笹山さん、この点は、EVプログラムの諮問案を字義通りに読めば、5月の時点で分かっていたことでは??」
ですが、確かに、12月12日時点でのUSDAの「Questions and Answers」http://www.ams.usda.gov/LSG/arc/arcQA.htm
http://www.fsis.usda.gov/Regulations_&_Policies/Japan_Requirements/index.asp
においても、
『Q13: Does veal have to be produced under a EV Program for Japan?
A: Yes, veal must meet the requirements of the EV Program for Japan. Veal facilities, including dedicated facilities, must have an approved EV Program for Japan. 』となっておりますし、何の落ち度もないと思われます。
しかし、実際、今回のアトランティック社でも、前回のカナダとのVeal輸出再開に当たっても、3392に書きましたように、実際の業者の感覚では、「これら両社は、以前、2003年9月22日に、カナダ向けの輸出を意図して、LS-313 (Application for Service) 規格
http://eforms.ams.usda.gov/emanager/new.htm
を取得していたが、FSISが、カナダ向けVeal輸出については、EV Program準拠を必要としないとの決定をしたため、不要となっていた。」という程度のものであったものと思います。
その点は、日本側監督官庁も、Vealが、一般の牛肉とは、異なる感触で、アメリカでは取り扱われていたという認識においては、落ち度があったものと思われます。
このレポート「CRS Report for Congress」http://www.cnie.org/NLE/CRSreports/05apr/RS22115.pdfでも、わざわざ脚注に『In this report, “beef” refers to beef, veal, and beef variety meats (e.g., liver, intestine, tripe,tongue)』と書いてありますね。

なお、アトランティック社での認証経緯をこのサイトhttp://www.sasayama.or.jp/jouhou/veal.htmにまとめてみました。


[3421] Re:[3410] [3407] [3405] [3404] [3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/02/21(Tue) 19:58  

 谷さんは、匿名でブログのコメント欄にわっと押しかけて罵詈雑言吐いて法律の撤回を迫るとかではなく、きちんと礼をもって陳情にいけば誠実に対応してくれそうだったのに、反対派の人達は貴重なチャンネルを自分たちで潰してしまった感があります。レコード輸入権のときは、私にせよ、高橋健太郎さんにせよ、藤川さんにせよ、前面に出て反対の意思表示をする人がいましたし(こういう人がいないとマスコミ対応が十分にできません)、川内議員を初めとしてちゃんと反対の意思を汲み入れてくれる議員もおられた(もちろん、藤川さんのおかげでもあるのですが。)のですが、今回、そういう人材が出てくるのかということが最大の問題ではないかと思います。

> 谷さんのブログには関わっていませんが、あれが閉鎖されて終わりではないでしょう。輸入盤規制の同志(当時の名を名乗っていないので同志かどうかはわからない状態ではありますがご容赦ください)としては、ささやかながら動いてはおります。
>
> あのときは法案提出後・通過前でした。最終的には法案通過・付帯決議という結果に終わりました。その教訓で、いわゆるipod税のときは小委員会から動くことができて、こちらは先送りとなりました。今回は、既に法は施行されてしまっているために、ナニをすれば有効なのかが見えてこない状態ではあります。
> こちらもご笑覧ください。
> http://ameblo.jp/chosaku/entry-10009038784.html


[3420] Re:[3417] 日本シイベルヘグナー社の見解 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/21(Tue) 18:18  

笹山さん。情報有難うございます。
なんで今頃になって、木で鼻をくくったような見解を出してきたのか・・

日本シイベルヘグナー社は「弊社としまして掛かる不測の出来事に対して、まことに遺憾に感ずるところ」と言うのなら
1月27日の日本経済新聞に、シーファー駐日大使の発言として、「日本の輸入側が「(背骨付きの子牛肉や羊肉を意味する)ホテル・ラック(Hotel Rack)」と呼ばれる注文書で発注し、米国側がそれを「ビール・チョップ(骨付きの子牛肉)」と理解したこと」とある。
何故、この時点でなんらかの弁明なり見解を出さなかったのか。同業者は1000トンの米国産牛肉の始末に追われているというのに。

日本シイベルヘグナー社、1月21日(土曜)23日と農水省に事情説明してそうだが、その内容は石原事務次官の2月20日の記者会見では、「日本シイベルヘグナー社から我が方は事情聴取しております。 その結果では、同社は輸入前に米国政府検査官がEVプログラムを満たしていると署名した証明書が送付されたということで、脊柱は除かれているものとして輸入手続を進めたという説明がありました。 今回の事案のそのコアになっていますホテル・ラックですね、骨付きの場合と骨付きでないものがあるわけです。アメリカでは通常その骨付きというふうに思われているようでございますけれども、このシイベルヘグナー社、この言によりますと、当然骨は除かれているものと、そういう理解をしていたということでございます。」

骨付きでないホテル・ラック??
問題の脊柱ナシのホテル・ラックはある??
[3370]のwattanaさんの投稿参照
それを何故、発注したのか??

> 1.12月8日になって、はじめて、日本側は、Vealについても、EVプログラム準拠であると、言ったこと。

笹山さん、この点は、EVプログラムの諮問案を字義通りに読めば、5月の時点で分かっていたことでは??

> 2.そして、アトランテック側は、これに対応して、ファスト・トラックで、EVプログラム準拠施設の登録を進めたこと。

日本シイベルヘグナー社ののYoshimitsu lchiiさん。同社のDKSH - Market IntelligenceでSenior Sales Executiveの方の果した役割は??

日本シイベルヘグナー社は「EVプログラムに対する認識がなかった、又、不正な注文をしたという諸説に対し、強くする否定するものであります」とあるが
> 3.12月27日の発注では、Veal Boneを入れていたが、2006年1月16日に、日本シイベルヘグナー社のMr. Shiraiwa氏から「“After having discussion here, I found it much better not to load bones one case, which might make a mess of everything. Please unload one case of bone for our smooth custom clearance here so that my forwarder [Mitsui O.S.K. Lines, Ltd.] can urgently coordinate the air freight shipment.” 」とのメールをアトランティック社にだした意味についての説明。
> 4.Sweetbreadについて、重量そのままで、それまでの25箱から19箱に減らした理由。

以下の2品を残した理由も
Hotel Rack (7 Ribs) 60 pounds total
Trimmed Loin (4x4) 38.6 pounds total

「この出来事が弊社の管理、影響の及ぶ範囲外で起こったもの」といっているが、
> 5.the More Than Gourmet社を媒介にしての、日本シーベルへグナー社とアトランティック社との関係。



[3419] EU農相会議で、ワクチネーションについて論議 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 17:39  

3416で書いたように、鳥インフルエンザのヨーロッパへの本格的到来で、EUでは、ワクチンの使用をめぐって、論議が沸騰している。
フランスとオランダは、EUに対して、ワクチン措置の開始許可をEUに対して求めている。
また、ドイツとフランスとオランダは、屋外の鶏を屋内に入れるように、国内指導している。
昨日、ブリュッセルでEU農相会議が開かれたが、その会議の後、イギリス代表のMargaret Beckett氏は、「農相会議では、ワクチンの使用については、功罪半ばする点があるとの認識で一致した。」と語った。
現在、ワクネーションに反対しているのは、ドイツ・オーストリア・デンマーク・ポルトガルである。
感染鶏の殺処分についての考え方でも、各国相違があるようだ。

http://www.turkishweekly.net/news.php?id=26280


[3418] Re:[3411] [3410] [3407] [3405] [3404] [3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:長作 投稿日:2006/02/21(Tue) 16:51  

ご示唆ありがとうございます。
その手法では安全性の保持に難があるような気もしています。
あれこれ検討してみます。


[3417] 日本シイベルヘグナー社の見解 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 10:13  

このサイトhttp://www.nshkk.co.jp/japan/FI/NSH_PRESS_060220_JP.pdfにあります。
そうですね。
もうちょっと、書いていただきたがったのは、

1.12月8日になって、はじめて、日本側は、Vealについても、EVプログラム準拠であると、言ったこと。
2.そして、アトランテック側は、これに対応して、ファスト・トラックで、EVプログラム準拠施設の登録を進めたこと。
3.12月27日の発注では、Veal Boneを入れていたが、2006年1月16日に、日本シイベルヘグナー社のMr. Shiraiwa氏から「“After having discussion here, I found it much better not to load bones one case, which might make a mess of everything. Please unload one case of bone for our smooth custom clearance here so that my forwarder [Mitsui O.S.K. Lines, Ltd.] can urgently coordinate the air freight shipment.” 」とのメールをアトランティック社にだした意味についての説明。
4.Sweetbreadについて、重量そのままで、それまでの25箱から19箱に減らした理由。
参考http://www.sasayama.or.jp/jouhou/veal.htm
5.the More Than Gourmet社を媒介にしての、日本シーベルへグナー社とアトランティック社との関係。
などですね。
ちょっと、説明責任が足りないように一読して思えました。

http://www.nshkk.co.jp/japan/FI/NSH_PRESS_060220_JP.pdf


[3416] ヨーロッパ各国で、鳥インフルエンザ・ワクチン接種の動き加速 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 08:55  

昨年のEU新司令で、これまでの殺処分政策(スタンピング・アウト政策)からの転換を図ったEU圏だが、本格的なヨーロッパ各地への鳥インフルエンザ感染拡大で、鳥へのワクチン接種に向けた動きが急である。

イギリスでは、感染拡大が懸念されるこの夏前に、ワクチンプログラムが用意されることができるよう、模索している。
このプログラムは、有機農業問題で有名なthe Soil Associationやthe Elm Farm Research Centreと、共同で行われる。
さらに、このプログラムには、the Prince of Walesからの支援も受けている。
しかし、ブレア政権は、「ワクチン接種は、本来のウイルスの撲滅につながらず、疾病をマスキングしてしまう。」として、やや、乗り気でないようだ。
一方、フランスでは、この夏のアフリカからの感染鳥の襲来に備え、野外の鳥についてのワクチン接種を検討している。

DEFRAは、野外の鳥を屋内に移すという、ドイツなどの動きに対して、否定的である。
DEFRAは、Intervet UK Ltd 社と、Nobilis ワクチンについて、ライセンス提携をするとのことである。
DEFRAは、ワクチン・バンクを設置することで、3日以内にワクチン使用が可能となるとのことである。
しかし、一千万服のワクチンバンク設置のためには、二ヶ月必要とのことである。
以下は、笑い話に近いものになってしまうが、イギリスのロンドン塔には、保護のために、6羽のワタリガラスを鳥小屋で飼っている。
そのワタリガラスを屋内に入れるのか、というような議論があるようである。

http://www.timesonline.co.uk/article/0,,3-2049998,00.html


[3415] 耐震偽装と、東京都の対応ぶり 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/21(Tue) 08:04  

耐震偽装業者告発で問われる江東区(東京都)の対応ぶり
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/

興味深い指摘がございましたので、ご紹介まで。。


[3414] Re:[3412] 『米最大手の食肉加工業者が民主党に怒る理由』との記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/21(Tue) 07:58  

> 日経BPのこの記事
> http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/422452

タイソン社に限らず、業界は普段から自国の消費者や日本の消費者、メディアに危険部位除去の現場などをもっとオープンに公開すべきだと思います。怒るとかなんとか言われても、そうでなきゃ消費者は信用できませんね。これだけ、告発や問題を指摘する報告書があるのですから。

しかし危険部位除去など訓練されたプロフェッショナルが行わなければなかなかに難しいと思うのですが、タイソンさんの現場の従業員さんの離職率などはどうなっておられるのでしょう。


[3413] 石原事務次官の昨日の記者会見の模様 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 07:45  

Q: 今回の混入の中で、日本の業者が受け取るという形で発注して、それが、いわゆる骨付き牛肉という意味で発注したのが、今回の一つの原因になっているのではないかという見方もあるようなんですけれども、これに対してはどのようにお考えでしょうか。
A: この日本の輸入業者、シイベルヘグナーという外資系の商社だと承知しておりますけれども、この日本シイベルヘグナー社から我が方は事情聴取しております。 その結果では、同社は輸入前に米国政府検査官がEVプログラムを満たしていると署名した証明書が送付されたということで、脊柱は除かれているものとして輸入手続を進めたという説明がありました。 今回の事案のそのコアになっていますホテル・ラックですね、骨付きの場合と骨付きでないものがあるわけです。アメリカでは通常その骨付きというふうに思われているようでございますけれども、このシイベルヘグナー社、この言によりますと、当然骨は除かれているものと、そういう理解をしていたということでございます。この辺につきましてもよく調べてみないと分からないと思っております。
Q: あえてちゃんと確認するために「骨なし」というのを、普通表記するという業者もあるんですが、そこら辺、業者側の認識が足りなかったというか、そういうことはなかったんでしょうか。
A: それはどちらなのかですね、先ほど申し上げましたようにアメリカでは両方あるわけでございますけれども、骨付きというのが通常のものだということでございますので、そういうことからしますと、このシイベルヘグナー社のこの対応がどうだったのかというのはありますが、いずれにしても、これはよく調べてみないと分かりません。
Q: 日本政府としてその業者への指導が足りなかったんじゃないかというような見方もありますが、それについては。
A: いや、そういうような論調もありますけれども、我々は輸入業者に対しまして十分に説明してきたと思っておりますので、反省すべき点があるのか、それは我々の方も見直さなければなりませんが、我々としましては十分な説明を行ってきたと思っております。

http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/060220jimujikan.htm


[3412] 『米最大手の食肉加工業者が民主党に怒る理由』との記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 07:36  

日経BPのこの記事
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/422452
です。
これは、The National Cattlemen’s Beef Association(全米肉牛生産者協会)の年次総会で、ジョハンズ農務長官がスピーチで『この二年間の間、私どもは、日本側の要求するあらゆる情報を提供し、技術的なディスカッションをしてまいりました。そして、日本の食品安全委員会は、結論を出したのです。その時間の比較をすれば、明確です。こちらは、2年間、日本の視察団は、3時間ということです。』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=547
といった部分ですね。


[3411] Re:[3410] [3407] [3405] [3404] [3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/21(Tue) 07:09  

長作さん。
情報、ありがとうございました。
よく、まとまったブログ、大変参考になりました。
今回の問題で、音楽関係者の方々からの危機意識が強いのは、よくわかります。
で、レコード輸入権のときの状況との比較ですが、おっしゃるように、すでに法律があり、猶予期限が迫っているという状況ですから、かなりの違いがあるでしょうが、関係者が圧倒的に多いという意味では、かなりの同憂の士が多いという力付けにもなりえます。
ポイントは、「製造事業者」の概念拡張が可能かどうか、ということなのかとも思えます。
つまり、「PSEマーク適用外」の方法を考えるのではなく、いかに簡単に、再認証のかたちで「PSEマークを付すことができるか。」を主体に考えたほうが効率的であると思います。
電気用品安全法上では、製造事業者は、第三条で規定があり、その届出事業者が第十条で、PSEマークの表示をすることができるとなっています。
そこで、製造業者の範囲を拡大しうるガイドラインを経済産業省に示すように、働きかければ、多くの問題は解決しうるのではないかとも、思えます。
問題は、すでに製造業者が存在しないものを、どこで再認証するのか、自力で再認証の体制がとれない個人オークションや零細中古店の場合は、どうするのか、などあるかと、思います。
もともと、この法律の背景には、背中合わせに、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)があり、再生部品の活用という思想がある、とのことからすれば、動脈産業と静脈産業との間のグレーゾーンの領域の救済なり活用というところに、当時の関係者が考えおよばなかったところに今日の混乱があるとすれば、動脈産業でも静脈産業でもない、グレーゾーンの製造業者の概念を、この問題を契機に、拡大する必要があるものと思います。



[3410] Re:[3407] [3405] [3404] [3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:長作 投稿日:2006/02/21(Tue) 04:51  

谷さんのブログには関わっていませんが、あれが閉鎖されて終わりではないでしょう。輸入盤規制の同志(当時の名を名乗っていないので同志かどうかはわからない状態ではありますがご容赦ください)としては、ささやかながら動いてはおります。

あのときは法案提出後・通過前でした。最終的には法案通過・付帯決議という結果に終わりました。その教訓で、いわゆるipod税のときは小委員会から動くことができて、こちらは先送りとなりました。今回は、既に法は施行されてしまっているために、ナニをすれば有効なのかが見えてこない状態ではあります。
こちらもご笑覧ください。
http://ameblo.jp/chosaku/entry-10009038784.html


[3409] Re:[3395] [3393] [3392] [3390] [3389] 泣く子と監督官庁には勝てない 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/20(Mon) 23:42  

虹屋さん。
どうも、このあたりが気になってしょうがないのですが。

当初の2005年12月27日のNihon Siber Hegner K.K. of Japanからの注文重量合計846ポンドと、MPF-455144認証分出荷最終重量合計865ポンドが、ほぼ一致しているので、両者の重量増減比較をして見ますと。
第一グループ
Hotel Rack (7 Ribs)+15
Breast Boneless Finger Meat +34.6
Sweetbreads  -47.7
第二グループ
Hotel Rack Chop +60.7
Veal Bones-60

と、見事な対比を見せていました。
これは、何を意味しているのでしょうか。

http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf


[3408] 「米牛肉報告書、農水相と農水次官が異なる見解 省内混乱」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/20(Mon) 22:30  

中川農水相
米報告書についての評価
「(報告書の内容は)日本側にとって不十分であると報告した」
事前査察問題
「昨年10月時点では事前査察をすべきかどうか決まっていなかった、」

石原事務次官
米報告書についての評価
「精査中だから十分なものかどうか分からないが、幅広い調査が行われている印象だ。」
事前査察問題
「再開前に日本側が米国の牛肉処理施設を査察しても意味がない」

例のFT問題が、尾をひいているような感じですがね。
私は、総じて、石原さんの意見のほうが、まっとうな感じがしています。

http://www.asahi.com/international/update/0220/010.html


[3407] Re:[3405] [3404] [3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/02/20(Mon) 21:57  

質問状を出すにしても、誰か素性を明らかにしている人が代表して質問してくれれば答えやすかったのだろうと思いますけど、あの状態では、どんなに誠実に答えてもいつまでも粘着されることは予想できますから、答えないのはやむを得ないと思います。

なんだかんだ言って、弁護士は他人の悪意に対する抵抗が強すぎるようです。

> 小倉秀夫さん。
> このブログ
> http://blogs.dion.ne.jp/tanimidori/archives/2846299.html
> が、コメント・スパムにかかったというわけですね。
> で、この「谷みどり」さんという方は、環境省水環境部企画課長、内閣官房副長官補付参事官、旧通商産業省 地球環境対策室長などの多彩なご経歴をお持ちのかたで、現在は、昨年の9月から経済産業省の消費経済部におられ、消費経済部長として、全国の消費生活アドバイザー のかたなどから、頼りにされていた方のようですね。
> これが、今回の「 電気用品安全法のPSEマーク」問題で、1000ボルト通電で、炎上されてしまったというわけですね。
> 当該ブログ記事をみますと、最初から厳しいコメントが続いていましたので、やむをえなかったのでしょうが、ブログ主は、それらに答えていませんでしたね。
> これも、炎上の理由であったかと思います。
> 「覚悟が足りない。小倉さんを見習え。」と、厳しいようですが、谷さんには、言いたいですね。
> それにしても、この電気用品安全法のPSEマーク問題、ますます、波紋を呼んでいます。
> 先日も、知り合いのオーディオ屋さんに行ったら、シンセサイザー協会の方が、署名集めに見えられたとか、言っていました。
> 私は、経済産業省の方針に反対ですが、ちょうど、そのころ、議席にいたものとしては、同罪と、みなされてしまいますかね。
> 「電気用品安全法」(「電気用品取締法」より題名改正)と、
> 特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)とは、施行が同時であったがために、業界対策のギブ・アンド・テイクとの消費者サイドでの反感を呼んでいるのかも知れません。
>


[3406] Re:[3337] [3336] [3335] [3334] [3332] 現在行われている血液製剤への対策  投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/20(Mon) 21:07  

笹山さん、みなさんこんばんは、

現在行われている現実的な血液製剤への対策では、(どの製品にどれが対応しているかはわかりませんが)以下の方法をしているものがあるようです。

取り急ぎお知らせまで。

1 エタノール分画
2 PEG分画
3 グリシン分画
4 イオンクロマト処理
5 ナノフィルトレーション
6 アフィニティークロマト

上記、vCJD対策としてどれだけ効果があるのかは調べてませんが、ポールコーポレーションのやつは今春発売ですからまだ使用されていないのでしょうね。

なお、タミフルもちょっと前の製造製品は米国牛のゼラチンを使っているようですね。米国が飼料管理からして対策の抜本的な改革を行っていただくようにお願いしたいですね。



[3405] Re:[3404] [3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/20(Mon) 20:39  

小倉秀夫さん。
このブログ
http://blogs.dion.ne.jp/tanimidori/archives/2846299.html
が、コメント・スパムにかかったというわけですね。
で、この「谷みどり」
http://www.herb.or.jp/member_tani.php
さんという方は、環境省水環境部企画課長、内閣官房副長官補付参事官、旧通商産業省 地球環境対策室長などの多彩なご経歴をお持ちのかたで、現在は、昨年の9月から経済産業省の消費経済部におられ、消費経済部長として、全国の消費生活アドバイザー のかたなどから、頼りにされていた方のようですね。
これが、今回の「 電気用品安全法のPSEマーク」問題で、1000ボルト通電で、炎上されてしまったというわけですね。
当該ブログ記事をみますと、最初から厳しいコメントが続いていましたので、やむをえなかったのでしょうが、ブログ主は、それらに答えていませんでしたね。
これも、炎上の理由であったかと思います。
「覚悟が足りない。小倉さんを見習え。」と、厳しいようですが、谷さんには、言いたいですね。
それにしても、この電気用品安全法のPSEマーク問題、ますます、波紋を呼んでいます。
先日も、知り合いのオーディオ屋さんに行ったら、シンセサイザー協会の方が、署名集めに見えられたとか、言っていました。
私は、経済産業省の方針に反対ですが、ちょうど、そのころ、議席にいたものとしては、同罪と、みなされてしまいますかね。
「電気用品安全法」(「電気用品取締法」より題名改正)と、
特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)とは、施行が同時であったがために、業界対策のギブ・アンド・テイクとの消費者サイドでの反感を呼んでいるのかも知れません。



[3404] Re:[3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/02/20(Mon) 19:30  

結局、役人さんのブログをコメントスクラムで閉鎖に追い込んで終わりではないですか?

http://blogs.dion.ne.jp/tanimidori/

匿名の陰に隠れて関係者に嫌がらせをすることこそが反対運動だと勘違いしている人達が多そうですから。


[3403] ホタルの酵素でBSE迅速検査 道立畜産試験場が開発  投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/20(Mon) 17:53  

ホタルの酵素でBSE迅速検査 道立畜産試験場が開発  2006/02/20 07:11
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060220&j=0047&k=200602205934
手間も早くなり、感度もよくなるとのことですが、どのくらいよくなるのか知りたいですね。
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1140413035/


[3402] 胃癌にならないために、健常な胃を切除するに等し 投稿者:とき 投稿日:2006/02/20(Mon) 16:26  

◇エジプトで動物園閉鎖 アヒルなどが感染死(共同通信) - 2月20日8時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060220-00000036-kyodo-int
>ロイター通信が伝えた。
>カイロ動物園は563羽の鳥を処分。すべての池の排水や、おりの消毒を行った。

◇鳥インフルエンザ、動物園で感染 全園閉鎖 エジプト 2006年 2月20日 (月) 10:52 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060220/K2006022000900.html
>ロイター通信によると、19日までにエジプト国内8カ所の動物園で83羽の死体が見つかり、うち6羽でウイルスが確認された。各園で鳥類計563羽を殺処分し、すべての池の水を抜いたという。
>一方、17日の最初の報道以降、農村部では、鶏やアヒル、ガチョウを飼う農家などが、自発的に殺処分を進めている。ただ、中には、殺しきれずに数百羽の鶏などを勝手に放してしまう例があるほか、市場では鶏肉の価格高騰や品薄を警戒した客が買いだめに走るなど、騒ぎになっている。

 鳥ウイルスは、あくまでも鳥のみの問題。
 人の問題は、あくまでも人ウイルスの方、ということを強くアピールするべきであります、ウイルス感染学に関わるプロの方々。「集団ヒステリー」が世界規模になりつつあります。(それとも、これらの記事そのものが「針小棒大」報道?)

極東ブログ
2006.02.18
[書評]隠すマスコミ、騙されるマスコミ(小林雅一)
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2006/02/post_5995.html
>「新聞記者に取材されたら口からでまかせ嘘八百を並べ立ててやればよい。なぜなら彼らは裏をとるのが仕事だからである。それに彼らは言ってもいないことを書くからである」

『信じる者は足すくわれる?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102900608

 情報(メディア)のリテラシーが一番必要とされるのは誰・・・。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(133)(2006.2.20)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza253.htm
>何れにせよこれだけの大きな犠牲を伴った茨城無毒AI株事件である。すべての処理が終わり4月には安全宣言を出して終わりだなどとノーテンキなことをいう茨城県知事はどうかしている。まず総括をすべきである。それでなくては犠牲になった鶏達も浮かばれまい。実際何が本当だったのか、何が良かったのか、はたまた悪かったのか。小委員会の密室協議ではなく業界当事者を中心に公開の議論をして、この歴史に残るであろう愚挙暴挙の責任の所在を明らかにし、その反省を今後実際の防疫に役立てるべきである。

■環境問題のウソ ちくまプリマー新書 池田 清彦
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480687300

 環境問題(地球温暖化)の科学的検証不十分の稚拙さは、目に余ります。プロパガンダかデマゴーグですらないような。「仮説」の域にも達していない、まさに「妄想」かもしれないのではないかと。地球(大気)は、クローズドシステムであるかのような前提に立っているのでは・・・。
 個別の地域で起こる大災害や環境異変を、地球レベルで考えることの危うさが常につきまとっているように思います。

>自然災害は、人間が立ち向かえる相手ではなく、日本人のように「自然を愛で、自然と共生する」という発想はありません。中国人もロシア人もアメリカ人も「自然は敵」として教わってきたのですから。
http://www.melma.com/backnumber_45206_2477633/
(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」2月20日)

 「科学的営為」は、人間の経済・産業活動を阻害するかもしれないような学術的究明行動に、なかなか踏み込めないようで・・・。(水俣病問題を奇貨として。)
 身近なところでは、冷たいものを摂取することの弊害とか・・・。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4816337172
(体温免疫力―安保徹の新理論! 安保 徹)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770024282
(究極の免疫力 西原 克成)


[3401] 日経新聞の記事「米産牛肉、発注側の管理も課題に」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/20(Mon) 15:09  

今日の日経新聞の記事だが、下記のとおりかかれている。
「米国産牛肉の輸入再開をめぐり、今後、日本側の発注管理体制の強化が課題に浮上してくる可能性が出てきた。日本の輸入業者の発注の仕方が米国側の誤解を招き、日米合意で禁じていた背骨付き肉の対日輸出につながった懸念があるためだ。米政府は「責任は米側にある」との姿勢だが、日本側でも誤解を生まないような発注の徹底を求める声が強まりそうだ。」
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060220AT1F1900219022006.html

この視点は、かねてから、私のこの掲示板で指摘してきたポイントだ。
特に、子牛肉の特殊性に、日本の農林水産省も、厚生労働省も、日米交渉担当者も、よく、わからないまま、交渉なり、安全審議を進めてきた嫌いが、濃厚のようだ。

http://ncseonline.org/NLE/CRSreports/05May/IB10127.pdf


[3400] Re:[3399] [3398] [3395]米農務長官の発言の根拠は?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/20(Mon) 12:06  

笹山さん。有難うございます。

2004年10月時点では、米国側は国内事情から子牛肉のSRM除去については、扁桃、回腸遠位部だけにすると交渉できなかった。
2004年末から2005年1月には、その国内事情が解消。

その頃か、何時の時点からは不明だが18日の共同通信の報道では「米政府は若齢のためBSEなどの危険性は極めて低い事を前提に、子牛肉を輸出条件適用の対象外にするよう」要求

5月の食品安全委員会への諮問書にあるEVプログラム(案)では、子牛肉のSRM除去の特別扱いはない。したがって、これ以降、米国政府の要求を入れEVプログラムを修正するには、諮問を撤回しての再提出とか諮問案の修正といった手続きが必要となる。

6月末には、米国BSE2例目が発覚。日本国内では、米国がEVプログラムを遵守できるのかといった議論まで出る状況になる。EVプログラムの修正などはとても言い出せない状況。プリオン専門部会の審議でも、「諮問案は一言一句も変えない」という姿勢。

「FSISとしては、vealについてのブラントは、BEV Japan programを必要としない」という7月12日のメールは、このような日本国内の状況にもかかわらず7月時点でも、米国当局内に「子牛肉を輸出条件適用の対象外にする」要求を日本政府が受け入れるという見通しがあったこと、または日本政府の内諾を得ていたとか、もしくは最初からEVプログラムは子牛には適用されないと誤解していたことを示唆する。

2月17日の米農務長官の「子牛肉が対象に最近加えられた」という発言は、事実と反している。「been added to 加えられた」という表現は、@最初からEVプログラムに含まれていなかった、またはA日本政府が子牛肉を輸出条件適用の対象外にする内諾を与えていた場合にでてくる、なり立つ表現である。

いずれにしろ、米国政府の自分勝手な思い込み、日本の状況に対する無理解があった。
> まあ、その意味では、今回の事件には、子牛肉の特殊性に考えが、直前まで及ばなかった、日本側の交渉当局の落ち度も、たぶんに関係していたものと、思われますね。

笹山さんの言われることも含め、日米両当局に日本シイベルヘグナーもAtlantic社も振り回されたというところでしょうか。


[3399] Re:[3398] [3395]米農務長官の発言の根拠は?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/20(Mon) 09:56  

虹屋さん。
当時のアメリカの動向をレビューして見ましょう。

2003年5月のカナダでのBSE発生に伴い、USDAは、ファイナルルール案を作成し、2003年8月8日に、Vealについては、生後36週の骨なし子牛については、輸入を許可するとの仮の規則を発表したのですが、正式のものではなかったため、2003年11月4日に、この方針を発表したのです。
しかし、APHISのほうでは、これとは別に、2003年8月15日に、子牛肉については、骨なし子牛肉ばかりでなく、骨付き子牛肉までも、リストに入れた拡大リストを発表していて、10月22日に発表された拡大リストでは、これにさらに、舌や心臓や腎臓をも、ローリスクに入れるリストを公表していたのです。
このあと、2004年4月にはいって、R-CALFから、カナダ牛輸入差し止め訴訟が出てきた関係から、正式なルール規則設定を迫られ、2003年8月8日にリストアップしたもの以上のものは、2003年11月4日に提出したファイナルルールには含めないとする協定を、R-CALFと締結したということです。
そのとき、当時のヴェネマン農務長官は、2003年8月3日以降に、APHISが拡大リストを作っていたことを知らなかったといっています。
その後、2004年12月29日に、ファイナルルールの最終案が確定しました。
その発表の直前に、カナダで、二例目のBSEが、発見されました。
2005年1月4日に、ファイナルルールは公式発表され、2005年3月7日に、発効されました。

となりますと、日本との高級事務協議のあった2004年10月時点では、R-CALFとの協定からいえば、カナダからの骨なし子牛肉は、セーフだが、骨付き子牛肉については、アウトという状態で、アメリカ側は、日本側との協議に臨んでいたということになります。
ですから、子牛肉については、話し合える状態には、なかったはずです。
そして、そのままの状態で、子牛肉については、わかったようなわからないような状態で、2005年12月8日に、日本政府は、AMSに対してVealについても、the EV Program のためのQSA Program適用との通知を出すまでの動きは、なかったのではないかと、考えられます。

まあ、その意味では、今回の事件には、子牛肉の特殊性に考えが、直前まで及ばなかった、日本側の交渉当局の落ち度も、たぶんに関係していたものと、思われますね。

http://ncseonline.org/NLE/CRSreports/05May/IB10127.pdf


[3398] Re:[3395]米農務長官の発言の根拠は?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/20(Mon) 09:03  

笹山さん。いつも、いつも、情報有難うございます。

振り出しにもどすようですが、2月17日の米農務長官の会見での次の発言の根拠はあるのだろうか??
>In addition, veal had only recently been added to the U.S. export agreement with Japan. 「子牛肉が対象に最近加えられたことが問題の一因となった」

2004年の10月の日米合意や食品安全委員会への諮問書にあるEVプログラム(案)をみても、子牛は除外する、20ヶ月齢以下は満たしていますから、SRM除去を免除とは書かれていませんよね。最初から子牛も対象に含まれている。「最近加えられた」という根拠は??

それと、日本シベルヘグナーの発注にに関して、日本シイベルヘグナーのMr. Shiraiwa氏の、Hotel Rackについての規格の認識が足りなかったこと云々ですが、
米農務省の善後策に、「輸出証明プログラム参加国向けの輸出品目を食品安全検査局担当官に周知徹底させるため、農業マーケティング局は、食品安全検査局の研修を受けた担当官がアクセスできる内部用ウェブサイトに、各国別に認可された個別の品目リストを掲載する」とあります。日本シイベルヘグナーのMr. Shiraiwa氏の認識不足と一方的に責められない気がするんですが。
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-j20060217-50.html




[3397] 今朝ほどから、アメリカのNIHから、この掲示板にアクセスがあるのですけれども。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/20(Mon) 07:15  

検索経由からではない、ダイレクト・アクセスだし。
National Institutes of Health (NIH)(米国国立衛生研究所)からとは、なにごとでしょう?
NIHといえば、今度、Councilに、ビルゲーツ財団
http://www.gatesfoundation.org/default.htm
ディレクターの山田忠孝博士が入られたようで。
http://www.nih.gov/

http://www.nih.gov/


[3396] メール問題の奇妙 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/20(Mon) 07:07  

民主党は、振込み口座番号を把握しているといっているのだが、だったら、この問題を公開する前に、そして、振込み口座が閉鎖される前に、町のキャッシュディスペンサーにいって、この口座に五千円でも、振り込んでおいて、その送金控えを手にかざしてから、公開追及すればよかったものを。ね。
少なくとも、口座の存在だけは、証明できただろうに。
後は、入金の有無だけの情報開示を迫れば、何のことはなかったのに。
時すでに遅し、ですか。

http://up.vip2ch.com/vipper2307.jpg

3395] Re:[3393] [3392] [3390] [3389] 泣く子と監督官庁には勝てない 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/19(Sun) 18:52  

虹屋さん。
ここを整理しますと、次のようになりますね。

2005年12月27日 日本シイベルヘグナー社のNobuo Shiraiwa氏のオーダーでは、問題部位としては、1 box Hotel Rack (7 ribs) 45 poundsHotel Rackと1 box bones 60 pounds の注文があった。
2006年1月11日のFealのと畜業者のGolden社からファブリケーターのAtlantic社への発送では、130 boxes 031Rack/Loins 3,263.5 pounds と1 barrel Bones 300 pounds とがあった。
2006年1月13日に、Atlantic社は、「Title 9 of the Code of Federal Regulations, Section 322.2」(9 CFR 322.2 )
http://www.washingtonwatchdog.org/documents/cfr/title9/part322.html#322.2
のもとでの、FSISからの認証(番号MPF455142)を求めた。
これは、2005年12月27日の日本シイベルヘグナー社のMr. Shiraiwa氏のオーダーと同じであったが、この中には、1 box Hotel Rack (7 Ribs) 60.15 と1 box Veal Bones 60 pounds が含まれていた。
2006年1月13日に、Atlantic社からFSISからの認証(番号MPF455143)が求められた。
認証番号MPF455142と認証番号MPF455143との違いは、総重量は変わらないが、sweetbreadsの箱数が、25箱から19箱に減らされていた。
このMPF-455143認証は、FSISによって、なされた。
このときにも、1 box Hotel Rack (7 Ribs) 60.15 pounds と 1 box Veal Bones 60 pounds は、含まれていた。
2006年1月16日に、日本シイベルヘグナー社のMr. Shiraiwa氏から次のような、メールがあった。
「“After having discussion here, I found it much better not to load bones one case, which might make a mess of everything. Please unload one case of bone for our smooth custom clearance here so that my forwarder [Mitsui O.S.K. Lines, Ltd.] can urgently coordinate the air freight shipment.” 」
そこで、再度、Atlantic社からFSISの認証(番号MPF455144)が求められた。
この認証番号MPF455144の時点では、1 box Veal Bones 60 poundsが取り除かれ、1 box Hotel Rack (7 Ribs) 60.15 pounds は、依然、含まれていた。

ということになりますね。
やはり、日本シイベルヘグナー社のMr. Shiraiwa氏は、1 box Veal Bones 60 poundsのみ、危険部位とみなし、1 box Hotel Rack (7 Ribs) 60.15 poundsについては、危険部位とはみなしていなかったようです。

そして、成田に着いたときの状態がどうであったかといいますと、下記のとおりですね。
(1) 品名:米国産冷蔵牛肉(41箱、約390s)
(2) せき柱を含む子牛肉が確認された貨物:3箱(約55s)
(3) 食肉処理施設:Atlantic Veal & Lamb, inc. (1509A)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060120press_10.html 参照

出荷時点での認証番号MPF455144では、41箱、865ポンド(392.364キログラム)でしたから、一致していますね。
しかし、せき柱を含む子牛肉が確認された貨物:3箱55キログラム(121ポンド)は、該当分がありませんね。
1 box Hotel Rack (7 Ribs) ; 60 pounds だし。
もしかして、MPF-455143認証で減らされたsweetbreadsの箱に、除外したbone(300ポンド)の一部(60ポンド)を含めて、分散して入っていたのでしょうかね?
ちょっと、不思議です。
参考
認証MPF-455144 の中身
1 box Hotel Rack (7 Ribs) 60 pounds total
4 boxes Hotel Rack Chop Ready (7 Ribs) 104.7 pounds total
1 box Boneless Ribeye 17 pounds total
1 box Trimmed Loin Boneless (1x1) 17 pounds total
2 boxes Trimmed Loin (4x4) 38.6 pounds total
1 box Strip Loin 14.9 pounds total
1 box Top Round 19.2 pounds total
6 boxes Breast Boneless Finger Meat 298.6 pounds total
2 boxes Plates 54.6 pounds total
1 box Full Tenders 15.3 pounds total
1 box Loin Tenders 12.4 pounds total
19 boxes Sweetbreads 202.3 pounds total and
1 box Tongues 10.4 pounds total.

http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf


[3394] 音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名開始 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/19(Sun) 17:13  

2006年4月1日から、PSEマークがついていない2000年以前に製造の電機製品が中古販売できないということで、ハードオフなどの中古販売店では、先々週末から、特別価格で、これら対象製品の投売りを始めたようである。
一方、PSEマーク
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/pictures/maru_PSE_small.gif
の再認証で切り抜けようとしているところも、あるらしい。
ジャンク品でも、電気系統が、使えなくなるくらいに壊れてなければ、違法とみなされるようで、中古関連業界は、お手上げのようである。
対象製品は、こんなにhttp://homepage3.nifty.com/tsato/terms/denan.htmlある。
そんな業界の混乱に見かねて、音楽家・坂本龍一さんらが電気用品安全法(PSE法)に対する反対ネット署名を開始したとのことである。
これhttp://www.jspa.gr.jp/pse/が、そのサイトである。
周知期間が5年間もあったため、期限切れ寸前で、この法律の問題性が急に表面化したようだ。
私としては、坂本龍一さんの考えに賛成だ。
特に、音楽再生のアンプやヴィンテージもののギターアンプなどには、芸術品に近いものもあるので、これらをただの廃棄物にしてしまうには、あまりにも、もったいない感じがしている。
レコード輸入権反対の時の同志よ、立ちあがれ!ーーなんてね。


[3393] Re:[3392] [3390] [3389] 泣く子と監督官庁には勝てない 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/19(Sun) 14:34  

笹山さん。
> となると、日本シイベルヘグナーのMr. Shiraiwa氏の、Hotel Rackについての規格の認識が足りなかったことが、大本の原因ということになりそうですね。

この背景には、以前のカナダの輸入再開でUSDAがVealを特別扱いしたことがあり、「FSISとしては、vealについてのブラントは、BEV Japan programを必要としない」という7月のメールがあった。この点を踏まえないと12月の動きが理解しにくいですよね。

Atlantic 社に対して、2005年12月12日と13日にEVプログラムの件でメールを出したのは、日本シイベルヘグナーのYoshimitsu lchiiさん。同社のDKSH - Market IntelligenceでSenior Sales Executiveの方。発注したNobuo Shiraiwaさんとは、別人。Shiraiwaさんの上司の方ではないでしょうか。

日本シイベルヘグナーの動きで、注目するのは2006年1月18日の変更。After having discussion here, I found it much better not to load bones one case, which might make a mess of everything.のデスカッションの中身、Yoshimitsu lchiiさん、Nobuo Shiraiwaさんら日本シイベルヘグナーの担当部局内でEVプログラムの件がどのように話し合われたのか。Hotel Rackの発注を何故取り消さなかったのでしょうかね。全部チップスにしてしまえば問題は発覚しなかったのでは??



[3392] Re:[3390] [3389] 泣く子と監督官庁には勝てない 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/19(Sun) 13:28  

虹屋さん。
3362で書いたように、日本シイベルヘグナーのMr. Shiraiwaさんは、Vealにも、 the EV Program のためのQSA Programが適用されるとのことを、USMFF の日本オフィスから聞いたようですね。
2005年12月8日に、日本政府は、AMSに対してVealについても、the EV Program のためのQSA Program適用との通知を出している。
それで、Atlantic 社に対して、2005年12月12日午後7:56 に、その情報と、何とかしてくれ、とのメールを出したというわけですね。
それを受けて、今度は、2005年12月13日に、Atlantic社のPeerless氏が、USDA FSISのRick.Harris氏に対して、何とかしてくれとのメールを出した。
それから、事態は、とんとん拍子に進みだした。
2005年12月15日には、Quality Assurance ManagerであるElvira Cunha氏は、AMSに対して、公式に、Golden Veal CorporationとAtlantic Veal and Lamb Incorporatedについて、veal専門のと畜と、ファブリケーターとしてのEV Program適合の用件を備えるべくの手順などを進めるように要請した。
これら両社は、以前、2003年9月22日に、カナダ向けの輸出を意図して、LS-313 (Application for Service) 規格を取得していたが、FSISが、カナダ向けVeal輸出については、EV Program準拠を必要としないとの決定をしたため、不要となっていた。
Cunha氏は、また、desk auditの後の、on-site auditsも、AMSに対して要請した。
2005年12月19日に、AMS Quality Systems Verification Program ManagerであるDana Stahl氏が、Golden Veal CorporationとAtlantic Veal and Lamb Incorporatedの両社に電話をして、その節、the USDA EV Program for Specified Products for Beef-Japan processでは、脊柱は、除去しなければならず、そのためには、コントロール・メカニズムが必要だということを話した。
両社は、その時点では、コントロール・メカニズムを有しておらず、日本への輸出のためには、不適格であった。
この間に日本では、これならいけると思ったか知れない日本シイベルヘグナーのMr. Shiraiwaが、2005年12月27日に、注文のメールをAtlantic社にだした。
年が変わって、2006年1月4日には、AMSのAuditorであるDarrell Wilson氏が、両社について、desk auditsを行い、両社がUSDA AMS EV programに適合しているとの判断をした。
2006年1月6日には、今度は、両社について、on-site auditsを行い、これも的確であるとの判断を下した。
このGolden 社のon-site auditsの最中に、すでに、14頭の子牛の頭が、吊り下げられていたが、これは、on-site auditsのためのデモンストレーションのためのものであるとされた。

以上が、2005年12月から、2006年1月6日までの経緯ですね。

となると、日本シイベルヘグナーのMr. Shiraiwa氏の、Hotel Rackについての規格の認識が足りなかったことが、大本の原因ということになりそうですね。



[3391] 是非はともかく、生かした者勝ち、隠した者勝ちになる? 投稿者:とき 投稿日:2006/02/19(Sun) 13:19  

◇印でも感染確認 鶏大量処分に
>アジアやヨーロッパで広がっている鳥インフルエンザの感染が、インドでも初めて確認され、インド政府は数十万羽の鶏を処分することなどを指示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/19/k20060219000029.html
>インド西部のマハラシュトラ州政府によりますと、この数日間に北部のナワプル県の養鶏場でおよそ5万羽の鶏が一度に死んだという報告があり、調べたところ鳥インフルエンザに感染していたことが確認されたということです。検出されたウイルスは、毒性が強いH5N1型の可能性が高いということです。これを受けてインド政府は、この養鶏場で飼育されているほかの鶏など近隣の30万羽から50万羽を処分するよう指示するとともに、養鶏場の近くの人への感染がないかどうかについても調査を始めました。インドはこれまで鳥インフルエンザが確認されたケースはなく、感染がひろがった中国や東南アジアにかわって、日本への鶏肉の輸出を増やそうという期待が地元業者の間にも高まっていただけに、今回、鳥インフルエンザの感染がわかったことで、こうした取り組みに与える影響が懸念されています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/19/d20060219000029.html
(02/19 08:24 NHK)

 自然であれ人為であれ、死なせて資源を減少させるなどということは、「食糧・貿易」戦略上は、負けではないでしょうか。いかに、大事な資源を減らさず確保するかを考えるのが国家戦略なのではないでしょうか。断じて殺すべきではありません。生かす努力をすべきです。情報統制をして、隠すほうがますます有利になっていきます。「伝染病情報は国家機密の国」にとって。(「骨付き米牛肉誤輸入問題」にも、なにやら胡散臭さがつきまとっております。)

◇外務省 「日中経済室」発足へ
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/19/k20060219000014.html
 食の安全・安心は「情報の透明性」からだと思うのですが・・・。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(131)(2006.2.18)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza251.htm
◆鳥インフルエンザ問題の今後(132)(2006.2.19)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza252.htm

 自然株に罹って直るのが、最大最強のワクチンだと思いますが・・・。そして、感受性の高すぎる不適応個体は淘汰される。生き残れる系統で繁殖していく。これが一番大事なことです。(その方策を遮断してしまうやり方くらい、「現実」無視の姿勢もないということです。)
 恣意的な(後付のヘンな)理屈で、「現実」をコントロールしようとしても、所詮、無駄なあがきであることが、H5N1ウイルスのまん延によって証明されつつあります。(本来、「疫病」とはいかんともしがたいものです。)
 動物の細胞は、卵のなかの細胞とは違うのだということを、はっきり認識しておく必要があります。はしょって言ってしまえば、「主要組織適合抗原(MHC)」の役割が非常に大きいということです。そのことを、ウイルスだけしか見ていない学者の方々は、非常に軽視されているのではないでしょうか。
 結果、「ウイルス」ばかりを見て、ごく一部の目に見える現象だけの「病気」を見て、「病気」全体(主体)を何も見ていないことにもなっています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796644547
(図解安保徹の免疫学入門)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061538500
(絵でわかる免疫 安保 徹)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062571978
(生物は重力が進化させた―実験で検証された新しい進化の法則  西原 克成)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4525000414
(重力対応進化学―新しい医学・生命科学の黎明 西原 克成)

◇交流フォーラム:鳥取市と韓国・清州の記念講演 民間・自治体協力で問題解決 /鳥取(毎日新聞) - 2月18日16時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060218-00000242-mailo-l31
>▽鳥インフルエンザやSARS(重症急性呼吸器症候群)感染の予防マスクの開発

 怪しい素材開発にうつつを抜かしている時間があったら、「病気」本態の認識を深める方を優先してもらいたいものです。そして、早急に「鳥インフルエンザ対策指針」の見直しに着手するべきでしょう。
 このままでは、食糧生産確保の国家間戦略の敗者の側にまわってしまいます。そのような危機感すらないのでしょうか?


[3390] Re:[3389] 泣く子と監督官庁には勝てない 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/19(Sun) 12:33  

笹山さん。有難うございます。
2005年12月13日に、Atlantic社のPeerless氏が、USDA FSISのRick.Harris氏に当てたメールのなかで、「2005年7月12日に、David Hildreth 氏から、メールを受け取り、その中で、FSISとしては、vealについてのブラントは、BEV Japan programを必要としないと、述べていた。」Peerless氏は「この情報を日本のエージェントに転送しました。」つまり日本シイベルヘグナーのMr. Shiraiwaさんなどは、子牛肉は自由にどんな部位も輸入できる理解したわけですね。 

そして12月12日に日本シイベルヘグナーのMr lchiiから、EVプログラムどの許可、リストにのらないと輸出できないから、取得するようにというメールを受け取る。Mr lchiiはずいぶんセッカチな人らしいですね。翌13日には、「今日、許可リストに載る事を望む」と催促してますもの。
 この催促メールを受けて、8分後の午後4時49分ににAtlantic社のPeerless氏が、USDA FSISのRick.Harris氏に「fast track(超特急)で処理してくれ。日本の顧客に対しては、もう少し待ってもらいたいと、伝えてある。」というメールを出すわけですね。このメールのCcでニューヨーク選出の上院議員にも出しているとご丁重にもついていますね。
 それで15日から手続きが開始、以前の査察結果、既存のQAVPなどを利用して19日までにマニュアル作成などまで終わらせている。そして処理施設のデスクアダィトdesk auditsが2006年の1月4日。on-site auditsは6日で、同日にリストに掲載。確かに超特急で処理されていますね。

問題なのは、発注側の日本シイベルヘグナーのMr lchiiらや受注側のAtlantic社のPeerless氏、ゴールデン社がEVプログラムの中身を理解・認識していたかですね。

日本シイベルヘグナーは12日午前7時56分に許可取得をするよう連絡して、翌日の午後4時41分に「I hope your company will be on the list in the below web today!」。多分、書類1枚書けば済む位にしか理解してませんね。中身まで見ていないのでは?EVプログラムに従えば、背骨付きのHotel Rackが輸入できないのは明白ですからね。12月27日の発注では、7月の時点の「子牛肉は自由にどんな部位も輸入できる」のままの認識ですね、悪意がないとすれば。


米国農務省もfast track(超特急)。ただ手続きだけ済ましてしまおうですね。
During Atlantic’s audit, AMS Auditor David Hildreth stated that there was no demonstration of fabrication of any veal carcasses or cuts. However, Hildreth stated there had been discussions with Atlantic officials that the vertebral column and other parts needed to be removed during fabrication.
実際にSEM除去をするか、できるか目視確認していない。議論しているだけだ。
日本が事前査察で、このon-site auditsに立会いを求めたら米国側から拒否されたと国会審議ででていませんでしたっけ??

受注側も同じ。米農務省を非難しないのは、どの国でも、泣く子と監督官庁には勝てない!!からでしょうか。


[3389] 2005年12月13日に、Atlantic社のPeerless氏が、USDA FSISのRick.Harris氏に当てたメールが、すべてを物語っている。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/19(Sun) 10:06  

虹屋さん。
そうですね。
2005年12月13日に、Atlantic社のPeerless氏が、USDA FSISのRick.Harris氏に当てたメールが、すべてを物語っていますね。
こうしてみてみますと、以前のカナダの場合でのVealの特別扱いが、USDAの判断を、二転三転させたように、見えますね。

以下は、メールの内容

2005年12月13日に、Atlantic社のPeerless氏は、USDA FSISのRick.Harris氏にメールを出し、その中で、Peerless氏は次のように陳情している。

「2005年7月12日に、David Hildreth 氏から、メールを受け取り、その中で、FSISとしては、vealについてのブラントは、BEV Japan programを必要としないと、述べていた。
一方、 ARCのQSVP Program ManagerであるDana Stahl氏は、vealについてのブラントは、BEV Japan programを必要とするといった。
カナダで、最初のBSEが発生した時は、vealに関しての特別扱いをしてもらい、vealが若齢牛であることや、ミルクで育っていることを配慮して、たとえSRMの入ったvealでも、カナダからアメリカへの輸出が可能となった。
ARCのウェブサイトでは、BEV Japan programへのリスティングが始まることが書かれていたが、6ヶ月前に、vealについては、BEV Japan programを要しないとの誤った情報を与えられているところから、fast track(超特急)で、Veal plantのリスティングをしてもらうための措置をとってもらいたい。
われわれの日本の顧客に対しては、6ヶ月前の誤った情報があったので、もう少し待ってもらいたいと、伝えてある。」

http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf


[3388] 米農務省が子牛肉はSRMを除去しなくてもよいと連絡 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/19(Sun) 09:22  

日本農業新聞2/19
>業者の認識、子牛は安全
(17日発表の米農務省報告書によると、)今回問題となったのは生後4ヶ月齢未満の子牛肉。米政府は若齢のためBSEなどの危険性は極めて低い事を前提に、子牛肉を輸出条件適用の対象外にするよう直前まで日本政府に要求、拒否されていた。
 脊柱付の子牛肉を輸出したニューヨーク州の業者が昨年7月、農務省から「子牛肉の専門工場は対日輸出条件の適用対象にならない」との連絡を受けていたことも判明。ジョハンズ農務長官は17日、「子牛肉が対象に最近加えられたことが問題の一因となった」と強調した。(ワシントン18日共同)

子牛肉の除外は最初の案では決まっていて、途中で日本がひっくり返して適用対象にしたのか。最初から適用であって、米国農務省が除外を要求したのか。後者なら、まだ日本側の合意・了解を得ないうちに、米国農務省が勝手にアトランテック社に「貴社は輸出条件は適用されない」=脊柱などのSRMを除去しなくても連絡した事になる。今回の件は、ゴールデン社、アトランテック社、そこに駐在する農務省の検査官の間違いとだけとは言えなくなる。



[3387] 「日本シイベルヘグナー」問題、ようやく、新聞が書きましたね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/19(Sun) 07:41  

朝日新聞さんです。
http://www.asahi.com/national/update/0219/TKY200602180357.html
「この問題では米国側の検査体制のずさんさが浮き彫りになっているが、日本側の認識不足も明らかになった。
報告書によると、発注したのは日本シイベルヘグナー。日本が米国産牛肉の輸入再開を決めた直後の12月27日、背骨付き肉や舌などを含む子牛肉を発注した。その後、当初発注していた子牛の骨については「通関時の混乱を避けるため」として注文を取り消した。 」
と書いてあります。
読売新聞さんも、書いていますね。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060218it14.htm
「日本シイベルヘグナーは、アトランティック社の日本向け出荷当日の1月18日、電子メールで「こちらで検討した結果、通関時の混乱を避けるため、骨1箱の輸入は取りやめる」と通知した。」
と書いてあります。

私のこの掲示板での記事も、参考になったでしょうか? 
新聞記者さん。

私のこの掲示板では、先月1月20日以降、「そもそも、脊柱入り牛肉は、日本の発注者が注文に入れていたもので、受注者であるアメリカの業者は、その注文に対して、単純に応じたために起こっているのではないか。」との問題意識でいろいろな角度から、調べてみましたところ、以下の点が明らかになってきたというわけですね。

1.発注者である日本シイベルヘグナー社は、アメリカのthe More Than Gourmet社のジャパンオフィスをかねていて、そのthe More Than Gourmet社は、受注者であるAtlantic Veal社と、専門シェフのためのFresh/Frozen製品を作るための製品ラインを、the More Than Gourmet とPlume de Veau との共同ブランドで作ることを、2004年8月13日、発表しているという関係にあるということ。
そして、今回の日本シイベルヘグナー社のAtlantic Veal社への発注は、3月14〜17日に開催されるFOODEX JAPAN 2006において、More Than Gourmet社と共同で仔牛肉とフォンドボーを出展するための、材料集めの意義があるらしいということ。

2.2005年12月27日、Nihon SiberHegnerのNobuo Shiraiwa,から、注文のメールを出したときに、Hotel Rack (7 ribsとHotel Rack Chop - Ready (7 Ribs)とを注文しているが、発注者は、この「Hotel Rack,7ribsとHotel Rack,chop-ready,7ribsとの2つの規格の違いを十分には、理解していなかったのではないのか?

3.2006年1月18日に、日本シイベルヘグナー社のMr. Shiraiwaから、注文訂正のメールが入った際に、「すべてが台無しになる恐れがある。(which might make a mess of everything」との意味の言葉が入っているのは、ある程度の違法性を、発注者が認識していたのではないのか。

などの点を、虹屋さんやwattana さんなどと、議論してまいりました。
世の中のすべての論調が、「今回の一件は、アメリカ側にのみ非がある。」との中での、上記のやや異色の問題提起でしたが、やはり、物事は、公平に見ていかないと、真実は、つかめないとも、思ったしだいです。



[3386] Re:[3385] [3384] [3383] 青海特急 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/19(Sun) 07:11  

Chaosさん。
先にあげたhttp://www.kolkatabirds.com/birdfluind.htm
でも、中国の青海湖とインドとの渡り鳥の往来についての懸念がされています。
フライウェイとしては、http://www.kolkatabirds.com/barheadedmigration1_small.jpg
のようなのですが、このことは、昨年の中国の青海湖での鳥インフルエンザ発生疑惑の際にも、取りざたされていましたね。
鳥の種類としては、チャガシラカモメ(Brown-headed Gull), オオズグロカモメ(Pallas's gull)アカツクシガモ(Ruddy Shelduck) カワウ(Great Cormorant)のようですが、はっきりした確証はないとしていますね。
アフリカ行きは、いまのところは「青海発、新疆 塔城地區 経由、西ロシア・カザフスタン・経由、ウラル山脈越え、バルカン半島経由、アフリカ着」という『大回り迂回コース」ですね。
フランス感染で、イギリスが、いよいよ、緊急事態に備え始めたようです。
http://icscotland.icnetwork.co.uk/news/uk/tm_objectid=16719787&method=full&siteid=50141&headline=deadly-bird-flu-is-step-nearer-uk-name_page.html
によれば、フランスのリヨンからイギリスへの直接的なフライウエイは、ないが、今年のヨーロッパの寒気で、ホシハジロ (Pochard)やカモが the East Atlantic flyway に乗って、イギリスに飛来する可能性もある、としています。



[3385] Re:[3384] [3383] インドでもH5N1 投稿者:Chaos 投稿日:2006/02/19(Sun) 00:43  

笹山様

インドは緊急対応プランを公開していました。
http://mohfw.nic.in/avian.html
WHOの雛型をベースにしているようです。

海外のblogで「青海特急」という表現をしていました
青海発、インド経由アフリカ行きと青海発、ロシア経由、倫敦行きだったようです。

ナイジェリアは北部武装勢力が攻撃をはじめたようです。

今のところ南北アメリカと豪州がまだ無事ですが
渡り鳥の動き次第では、豪州も危ないわけですね。

最近はGoogleは記事が多すぎるので、
ロイターを見ています。
http://www.alertnet.org/thefacts/reliefresources/sections/BIRDFLU.htm



[3384] Re:[3383] インドでもH5N1 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 23:27  

Chaosさん。
情報ありがとうございました。
続々ですね。
インドのフライウェイは、Central Asian Indian Flyway とEast Asian Australasian Flywayとの両方のようですから、今度は、オーストラリアが、ひとつの焦点になりそうです。
http://www.kolkatabirds.com/birdfluind.htm
http://www.tasweb.com.au/awsg/eafw.htm参照
このオーストラリアを中心として、今度は、東アジアオーストラリア地域フライウェイを通じて、シギ・チドリなどでの日本への影響も懸念されてくるということなのでしょうか。

アフリカでは、ニジェール共和国(Niger)でも、4百羽の家禽や七面鳥が感染、
モーリタニア(Mauritania)でも、感染疑いということで、East Atlantic Flywayの沿線が要警戒のようです。
http://www.recombinomics.com/News/02170603/H5N1_Niger_Suspected.html
http://www.recombinomics.com/News/02170604/H5N1_Mauritania_Suspected.html
http://www.unep-aewa.org/meetings/en/mop/mop3_docs/word-docs/mop3_12_guidance_biographical_population_waterbird.doc
のFigure2ご参照

インドネシアでは、26歳の男性が、19番目の人感染鳥インフルエンザによる死亡者となったようです。
http://www.thejakartapost.com/detaillatestnews.asp?fileid=20060218155138&irec=0


[3383] インドでもH5N1 投稿者:Chaos 投稿日:2006/02/18(Sat) 23:07  

笹山様

ついにインドでも
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/4727312.stm

Maharashtra州で数日間に50,000羽の鳥が死亡

中印国境で原因不明の死というのが出たので
気になっていたのですが...




[3382] Re:[3380] [3379] 内臓肉が冷蔵で10日ももつのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 20:31  

虹屋さん。
2990で『1月12日のGolden Veal Corporationさんの火事で、仕入先がなくなり、急遽、一部の商品について、1月12日付けでサプライヤーズ・リストに入ったIowa Pacific Processorsさんから、当該商品を仕入れたところから、今回の事件が始まっている。』との推測をしたのですが、この可能性も、まだ、消えていないかも知れませんね。
昨日のUSDAの報告では、Golden Veal Corporationの火事で、「ドキュメントは、助かった。」とだけ、書かれてありましたものね。

On the morning of January 12, 2006, a fire engulfed the Golden plant causing severe
damage. All remaining veal carcasses and offal products were destroyed. However, no
damage was done to the office area of the plant, and therefore, all records (plant and
FSIS) remained safe. Exhibit 16

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2006/02/0048.xml


[3381] H5N1型鳥インフルエンザウイルスの集団ヒステリー 投稿者:とき 投稿日:2006/02/18(Sat) 20:18  

「恐怖という流行病」
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/v/01/02.html

◇イタリア、鳥インフルで鶏肉消費7割減 2006年 2月18日 (土) 19:05 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060218/K2006021802840.html

◇鶏運送の運転手、妻娘殺し自殺 伊で鳥インフル確認直後 2006年 2月15日 (水) 22:28 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060215/K2006021503130.html

 この調子ですと、日本でH5N1型の確認(鳥・鶏であれ、人であれ)、発表がなされても、同じような過剰・過敏反応になってしまうのでしょうか?(まずはマスコミ自身の過剰反応でしょうけれど。)
 京都の養鶏場夫婦も、マスコミが晒し者にして、殺したようなものですし。
 日本の「鳥ウイルス」学者さんは、鳥ウイルスがじかに人には感染しないのだということを、明確に表明しておく必要があるのですが・・・。

◇インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912
◇インフルエンザ流行レベルマップ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html
◇インフルエンザパンデミック WHOによる情報
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/pandemic-who.html
◇高病原性鳥インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html


[3380] Re:[3379] 内臓肉が冷蔵で10日ももつのか? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/18(Sat) 20:16  

笹山さん。有難うございます。
今回の輸入肉は、チルド・冷蔵でしたよね。商売柄、食肉も扱うのですが、すい臓、牛タン、胸腺といった内臓肉がチルド・冷蔵で10日にと畜されて10日後の20日に日本到着で、品質が持つのかな??不思議です。
 ホテルロッツ、トリムドの枝肉なら「チルドビーフは枝肉から分割し、除骨した部分肉を凍結ぎりぎりの温度(マイナス1〜マイナス2度)で保存すると、熟成速度が遅くなり、約一ヶ月は肉質を保持します。」から、何の不思議もないんですが・・

下記に禁止前の内臓肉の輸入の量と温度帯があるのですが、ほとんどがフローズン・冷凍です。
http://www.tsukishiro.com/html/035/1.html

一番納得がいくのは、内蔵肉全てがゴールデン社でEVプログラムに従ってと畜された物ではない。すべて発送前日ぐらいにと畜された子牛の物。そうするとチルド・冷蔵で輸出可能だと思うんですがね。



[3379] Re:[3378] [3377] [3376] Sweetbread 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 19:19  

虹屋さん。
該当の部分は、ジョハンズ長官の記者会見の中に、下記のとおりありました。
ここですね。
「We know some of the offal had to have come from animals slaughtered before the plant was certified to ship the product into Japan」
ですから、この発言のことだとしますと、NHKの報道は正確を欠くことになりますね。
先にも書きましたように、「1月18日以降に出荷したSweetbreadと舌は、1月10日にと畜した頭数分より多いことから、その残りの部分は、1月6日に承認された以前のものが混入していることが推測される。」という意味ですね。
決して、1月6日以前に輸出しているという意味ではないのですから。
しかも、Viel肉の輸出認証施設は、ここしかなかったのですから、21頭分以外は、輸出承認外分と断定できたということなのでしょうね。
したがって、このNHKの報道部分「それ以前に牛のすい臓にあたる部分82キロ程度を未承認のまま日本に出荷していました。」は、次のとおりの表現に改められる必要があるようです。
「未承認の状態にまだあった、指定施設承認日の1月6日以前にと畜した牛のすい臓にあたる部分82キロ(180.8ポンド)程度が、1月10日にと畜した分(21頭分のものとして21ポンドから23ポンド程度)に混ぜられて、1月18日以降に日本に203.7ポンドとして、出荷されていた疑いがあります。」
新聞記者さんも、原典に当たってから、記事を書いてほしいものですね。


「Here's another fact. The shipment also contained veal offal. And while Atlantic was authorized to ship veal offal to Japan, Golden Veal was not authorized to supply it to Japan. Not only was veal offal from this source not approved to be shipped to Japan, we studied the quantity. The quantity of offal in the shipment could not have come from the 21 calves slaughtered after the plant was certified to ship to Japan. We know some of the offal had to have come from animals slaughtered before the plant was certified to ship the product into Japan. 」
「Transcript of Agriculture Secretary Mike Johanns Tele-News Conference To Discuss Results of the USDA Investigation of Ineligible Shipment to Japan Washington D.C. - February 17, 2006」
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2006/02/0048.xml
参照

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2006/02/0048.xml


[3378] Re:[3377] [3376] Sweetbread 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 18:36  

虹屋さん。
NHKの報道の部分は、25ページのここのことをいっているんでしょうかね?
でも「それ以前に牛のすい臓にあたる部分82キロ程度を未承認のまま日本に出荷していました。」という意味の部分は、ないのですが。

&#8226; Atlantic exported 202.3 pounds of sweetbread. With the approximate yield per
veal carcass being one pound, and only 21 veal carcasses having been EV
approved, the largest total poundage which could have resulted would be
approximately 21 pounds of sweetbread. Approximately 181.3 pounds of
unapproved sweetbread could not be attributed to the 21 EV approved carcasses.
&#8226; Golden’s records document that products supplied under the EV Program did not
meet requirements to export to Japan.
&#8226; Atlantic’s records document that the exported veal cuts and offal to Japan did not
meet EV Program requirements in order to export to Japan.

http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf


[3377] Re:[3376] すい臓だそうです。 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/18(Sat) 17:28  

笹山さん。情報有難うございます。
今見ましたら、NHKのオンラインに配信されていました。
>米 認定前に未承認で内臓出荷
アメリカ農務省の報告書によりますと、背骨が混入した牛肉を日本に出荷したニューヨークの食肉処理施設は、先月6日に日本向けに輸出する条件を満たしているとして認定を受けましたが、それ以前に牛のすい臓にあたる部分82キロ程度を未承認のまま日本に出荷していました。また、このニューヨークの施設のために牛を処理していた中西部オハイオの施設でも、農務省から認定を受けないまま牛の内蔵を日本向けに処理していたということです。アメリカ農務省は、これら2つの施設の検査官が、日本向けに牛肉を輸出する際の条件を正しく認識していなかったことを認め、再発防止に向けて検査官の研修の強化などを行うとしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/18/d20060218000087.html

> それで、子牛1頭につき、1ポンドしか取れないので、1月10日に、と畜されたのは、21頭だった(その日は、202頭と畜したが、EV証明分は、21頭で、181頭は、EV承認分ではないとしている。)ので、最大21ポンドしか、ゴールデン社は取れないはずなので、残りは、どこかからかき集めたと見ていますね。
> また、舌と胸腺は、co-mingled (混ぜられて)されて送られたとしています。

これでは、米国の輸出元は採算をとって良心的にやるのなら「一頭買い」取引を望むはずですよね。余っちゃ困るし、受注した後に不足でもこまる。逆に、輸入する日本側は、使わない売れない部位の始末に困る。
吉◎家さんのように、特定の部位・部分肉だけ欲しいというのは、どうやって調達するのだろう??


[3376] Re:[3375] [3368] 臓物も無認可で日本へ輸出 米農務省 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 16:23  

虹屋さん。
これらの臓物は、1月10日に、と畜されたもののようですね。
それで、3363で書いたように、1月18日のオーダー変更(Sweetbreadsの箱の数は、6個減ったが、重量は同じという摩訶不思議)以後、MPF455144で、下記のように輸出しているようですね。
この中に、19 boxes Sweetbreads ; 203.7 pounds と1 box Tongues ; 10.4 pounds
が入っていることなのではないでしょうか。
それで、子牛1頭につき、1ポンドしか取れないので、1月10日に、と畜されたのは、21頭だった(その日は、202頭と畜したが、EV証明分は、21頭で、181頭は、EV承認分ではないとしている。)ので、最大21ポンドしか、ゴールデン社は取れないはずなので、残りは、どこかからかき集めたと見ていますね。
また、舌と胸腺は、co-mingled (混ぜられて)されて送られたとしています。

Ms. Elvira Cunha, Quality Assurance Manager for both plants, stated on February 2, 2006, the veal sweetbreads and tongues were from the slaughter of EV Program approved veal calves and non EV Approved veal calves on January 10, 2006, at Golden. Ms. Cunha also stated the veal sweetbreads and tongues were co-mingled together and then shipped to Atlantic under Bill of Lading (BOL) G-5140 with a Shipping Declaration that stated, “Product Meets EV Program Requirements for Japan”. Ms. Cunha stated it was a “mistake” to co-mingle the EV Program approved veal sweetbreads and tongues with non EV Program approved veal sweetbreads and tongues. Exhibit 33

Golden’s Plant Manager James Fisher stated on February 2, 2006, the veal sweetbreads and tongues from the EV Program approved 21 carcasses slaughtered on January 10, 2006, were co-mingled with the veal sweetbreads and tongues from the 202 veal calves that were also slaughtered at Golden on January 10, 2006. (clarification note: Total slaughter for the day was 202 veal calves, thus 21 were EV certified and 181 were not EV certified). Mr. Fisher stated veal sweetbreads and tongues were considered “veal offal” and were not specifically listed on the BOL but were in the two barrels of offal listed on BOL G-5140. Ms. Lisa Meese, Administrative Assistant/Auditor for Golden, stated on February 2, 2006, the Shipping Declaration that accompanied BOL G-5140 contained comingled EV Program veal sweetbreads and tongues with non-EV Approved veal sweetbreads and tongues but “did not know why.” She stated the Shipping Declaration and BOL G-5140 accompanied the shipment because that was how she was trained by Ms. Elvira Cunha. Exhibits 31 and 35

February 2, 2006, the veal sweetbreads and tongues from January 10, 2006, were comingled with offal from non EV certified carcasses from the rest of the 202 veal calves slaughtered at Golden on the same day. Mr. Peerless stated looking back on the program now and the Shipping Declarations and BOLs he sees there were mistakes and he would indeed make changes and would have the offal boxes/barrels marked with a “J” if they were derived from “J” certified carcasses. Golden only receives live calves and slaughters these animals and all the veal products are derived from those calves. Exhibits 32 and 34

Atlantic’s daily EV production logs for January 12th and 13th listed various veal products that were assembled and fabricated which included uncertified veal sweetbreads and veal tongues. Both EV production logs identified each product with a code that began with a “7” to denote EV products for Japan. This documentation identifies the uncertified veal sweetbreads and veal tongues as meeting EV program requirements for Japan. Exhibits 19 and 20

On January 13, 2006, Atlantic requested, as required under Title 9 of the Code of Federal Regulations, Section 322.2, from FSIS, an Application for Export Certificate MPF455142. The completed application had all the same products listed as Nobuo Shiraiwa had ordered to Phillip Peerless on December 27, 2005. The difference in Mr. Shiraiwa’s order and the actual Application and Export Certificate’s (Number MPF-455142) products listed were the 25 boxes of sweetbreads, totaling 250 pounds. MPF-455142 stated 25 boxes at a total weight of 203.7 pounds. Consumer Safety Inspector (CSI) or provided the Application for Export Certificate MPF-455141 to Ms. Cunha, Quality Manager. The Application was signed by Mr. Robert Buxbaum, Export Coordinator at Atlantic and CSI Or. The Export Certificate MPF-455142 was signed by Public Health Veterinarian (PHV) Wills. This certificate reflected a total of 928.4 pounds/48 boxes of products. Ms. Cunha later asked that the certificate be voided because there were some boxes being removed. MPF-455142 was voided by FSIS personnel. Exhibit 21 This is the 1st order.

Subsequently on January 13, 2006, a second Application, Export Certificate MPF455143, was requested by Atlantic. The Application was signed by Mr. Robert Buxbaum, Export Coordinator at Atlantic and CSI Or. The Certificate package was completed by Atlantic. MPF-455143 was signed by Dr. Chaudhry M. Saleem. Ms. Cunha later explained there was a problem with this certificate concerning weights, and indicated a request for a third certificate would be forthcoming. The difference between MPF-455142 and MPF-455143 was the 25 box count of sweetbreads was changed to 19 boxes of sweetbreads but no change to the weight on the sweetbreads. This certificate reflected a total of 928.4 pounds/42 boxes of products. MPF-455143 was voided by FSIS personnel upon the request of Atlantic. Exhibit 22 This is the revised 2nd order.

&#8226; The “Sweetbreads” and the “Tongues” were not eligible because these offal products did not meet the EV program requirements for export to Japan. Note: even if Golden had procedures in place to segregate and identify veal sweetbreads for EV certification, the maximum amount that could have been harvested from the 21 EV approved calves would have been about 21 pounds (approximately 1-pound per veal carcass). Exhibit 26

The shipment also included veal sweetbreads and veal tongues which did not meet EV Program requirements for Japan. Exhibit 30

1 box Hotel Rack (7 Ribs) ; 60.15 pounds total
4 boxes Hotel Rack Chop - Ready (7 Ribs) ;105.1 pounds total
1 box Boneless Ribeye ; 16.9 pounds total
1 box Trimmed Loin Boneless (1x1) ; 17 pounds total
2 boxes Trimmed Loin (4x4) ; 38.8 pounds total
1 box Strip Loin ; 14.8 pounds total
1 box Top Round ;19.5 pounds total
6 boxes Breast Boneless Finger Meat ; 299.3 pounds total
2 boxes Plates ; 54.85 pounds total
1 box Full Tenders ; 15.4 pounds total
1 box Loin Tenders ; 12.5 pounds total
19 boxes Sweetbreads ; 203.7 pounds total
1 box Tongues ; 10.4 pounds total and
1 box Veal Bones ; 60 pounds total



[3375] Re:[3368] 臓物も無認可で日本へ輸出 米農務省 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/18(Sat) 16:07  

笹山さん。まりちゃん。
4時のNHKニュース・ラジオで、1/6の輸出許可を受ける前に輸出したと言っていましたが、輸入の際に輸出業者は点検しないのかしら??

> 臓物も無認可で日本へ輸出 米農務省
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060218-00000013-kyodo-bus_all
> >【ワシントン17日共同】特定危険部位の脊柱(せきちゅう)が混入した牛肉を日本に輸出していた米国の食肉業者は、米農務省から必要な認可を受けていないのに、膵臓(すいぞう)などの臓物類も日本に出荷していた。
> >17日発表の同省の報告書によると、出荷されていたのは子牛の膵臓と舌で、これら臓物も処理施設としての認可を受ければ日本向けの出荷が認められる。
> >しかし問題の業者は、これらの臓物の取り扱いに必要な設備が工場内にないとして、承認を受けていなかった。
> (共同通信) - 2月18日1時24分更新



[3374] Re:[3373] [3372] フランスでの鳥インフルエンザ発見について 投稿者:とき 投稿日:2006/02/18(Sat) 13:32  

笹山様

◇渡り鳥「北上」を警戒 欧州で鳥インフル拡大
>【ベルリン17日共同】ドイツやイタリアなど欧州各国で高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の鳥への感染が相次いで確認された。今後は、アフリカなど暖かい地域での越冬を終えた多数の渡り鳥が「北上」し、欧州に舞い戻る時期を迎えることから、専門家は一層の感染拡大を警戒している。
>「極めて深刻な事態だ」。ドイツのゼーホーファー農相は16日の連邦議会で、険しい表情で説明した。農相は「最大の危険は渡り鳥だ」と指摘。「どんな手段を講じても容易に解決できる問題ではない」と述べ、渡り鳥対策に妙案がないことを示唆した。
(共同通信) - 2月17日18時53分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060217-00000202-kyodo-int

◇鳥インフルエンザ拡大、EUが対策を強化・統一 2006年 2月17日 (金) 22:42 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060217/K2006021703440.html

 このまま、ウイルスに関するあやまった恫喝情報が流布(日本だけ?)され続ければ、とんでもないことをしでかす国や地域がでてきそうです。(とはいえ、茨城県はそのトンデモへ踏み込んでしまってるわけですが。あらゆる方面の“当事者”すらがまだ気付いていない?)

 鳥のウイルスは、じかには人に影響しないことと、人のインフルエンザは鳥(鶏)からではなく、人から人へと感染している(しかも、それは死なないように十分に対処できるものである。重症化するのは、一部は従来型と同じく高感受性の体質の人のみ)ということをきちんと認識させる情報を出すべきです。(ここまでくると、かの国の感染源・感染経路情報隠蔽工作ではないかと疑わざるをえません。とはいっても、それに便乗してしまう産業界や公的機関もありますが。)

◆鳥インフルエンザ問題の今後(130)(2006.2.18)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza250.htm
>今回の茨城AI事件では、そんな人達ほど悪者扱いされてしまった。良い意味で大人の考えが出来る人達は壊滅した観がある。

 業界内の足の引っ張り合いということはないと思いたいのですが・・・・。『闇ワク疑惑』なんてのも、そんなところから出た被害妄想ではないかと。(業界の誰かが官と学を引きずり込んでいるのでは・・・。)


[3373] Re:[3372] フランスでの鳥インフルエンザ発見について 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 12:26  

ときさん。
フランスでの鳥インフルエンザ発見についてですが、フランスのリヨンの近くのAinでの、ワイルド・ダックに発見されたとしていますね。

また、エジプトのカイロ周辺のGizaでも、20羽近くの鳥に鳥インフルエンザが発見されたとしていますね。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000087&sid=aUhKSELW1Z8Q&refer=top_world_news
http://www.kentucky.com/mld/kentucky/news/13891158.htm

http://news.scotsman.com/international.cfm?id=254422006


[3372] 対策担当当事者の妄想と、想像力の欠落ゆえ 投稿者:とき 投稿日:2006/02/18(Sat) 10:41  

◇鳥インフルエンザ 命『処分場』 500枚の記録 東京新聞 2/18
http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20060218/mng_____thatu___000.shtml

>「人間のエゴによる虐殺です」。

>取材で小貫さんが受けた衝撃は、県や国など行政側の対応についての報道に終始した報道機関にも向かう。報道は、役目を果たしているのか? “冷めた鶏肉弁当を出す側”と同化していないか?

 それ以上にタチが悪いかも。

◇<鳥インフルエンザ>仏で初確認か 欧州、アフリカに拡大(毎日新聞) - 2月18日9時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060218-00000014-mai-int

 鳥H5N1の感染拡大まん延を、さも抑制・制圧・根絶できるかのように発言していた者たちの「ウソ」が、証明されることになっているということです。ウイルスに関してごくごくまっとうな知識・認識があれば、至極当然のことなのですが・・・。
 それを認識できなかったとすれば「無知」であったというほかないですし、わかっていながら発言していたというのであれば「虚偽」の発言であったということです。鳥フル対策のプロとしては、どちらも恥ずかしいことです。情報(報道)に関わる人も。


[3371] the Golden plantの火事の影響はなかったようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 10:27  

wattanaさん。
だんだん、見えてきましたね。
それと、2964の掲示板で、虹屋さんなどと、1月12日のGolden Veal Corporationさんの火事のことを問題視していたのですが、昨日のUSDAの報告では、オフィス部門のほうは、火災をまぬかれたので、関係書類の焼失は、免れたと書いてありますね。

On the morning of January 12, 2006, a fire engulfed the Golden plant causing severe damage. All remaining veal carcasses and offal products were destroyed. However, no damage was done to the office area of the plant, and therefore, all records (plant and FSIS) remained safe. Exhibit 16

http://www.ams.usda.gov/lsg/imps/imps300.pdf


[3370] 日本シイベルヘグナー社の説明を聞きたいですね 投稿者:wattana 投稿日:2006/02/18(Sat) 09:57  

笹山さんの情報にある通り、米国側の調査によりAtlantic社が受信した日本シイベルヘグナー社の発注・船積に関するメール内容が明らかになりました。

●1月18日の日本シイベルヘグナー社のMr.ShirakawaからAtlantic社へのメールを意訳すると、
★「当地で相談した結果、船積品すべての通関ができなくなるおそれがあるので、仔牛の骨1ケースは積まないほうがいいということが判明した。仔牛の骨1ケースを船積品から外して下さい。」となります。
>>「仔牛の骨」は成田空港での通関時に問題になると通関業者から言われたために、船積直前に「骨は積むな」と指示したものと思われます。

●もし、日本シイベルヘグナー社が「骨さえ積まなければ問題ない」と理解していたとしたら、今回の事件の原点はそこにあると思われます。
★Hotel Rack(7ribs)1ケースとTrimmed Loin(4x4)2ケースに付いているvertebral columnがSRMであることを知らなかったのでしょうか?
★それとも、この3ケースに「vertebral columnが付いている」という規格の基本的なことを全く知らなかったのでしょうか?





[3369] Re:[3368] 臓物も無認可で日本へ輸出 米農務省 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 08:27  

Sweetbread(膵臓)Thymuses(胸腺)は、グレーゾーン的存在ではありますが、SRMではないとされていますね。
特に、子牛のSweetbreadは、グルメとされているようです。
http://pied.a.terre.co.uk/veal.htm参照
おいしそうですね。


[3368] 臓物も無認可で日本へ輸出 米農務省 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/18(Sat) 08:11  

臓物も無認可で日本へ輸出 米農務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060218-00000013-kyodo-bus_all
>【ワシントン17日共同】特定危険部位の脊柱(せきちゅう)が混入した牛肉を日本に輸出していた米国の食肉業者は、米農務省から必要な認可を受けていないのに、膵臓(すいぞう)などの臓物類も日本に出荷していた。
>17日発表の同省の報告書によると、出荷されていたのは子牛の膵臓と舌で、これら臓物も処理施設としての認可を受ければ日本向けの出荷が認められる。
>しかし問題の業者は、これらの臓物の取り扱いに必要な設備が工場内にないとして、承認を受けていなかった。
(共同通信) - 2月18日1時24分更新

こんな知見もありましたね。
炎症で特定危険部位以外臓器に異常プリオンが蓄積ーBSE対策見直しを迫る新研究
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05012101.htm
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05110401.htm
>腎臓、膵臓、肝臓の五つの炎症を持つマウスに異常プリオンを投与し、すべてのケースで、これら異常プリオン蛋白質が蓄積されるはずのない器官にそれが蓄積することを発見


[3367] Re:[3366] 日本シイベルヘグナー社の説明を聞きたいですね 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 08:11  

wattanaさん。
輸出元のAtlantic Veal社と、輸入社の日本シイベルヘグナー株式会社とは、the More Than Gourmet社を通じてつながっていた(the More Than Gourmet社は、輸出元のAtlantic Veal社と、専門シェフのためのFresh/Frozen製品を作るための製品ラインを、the More Than Gourmet とPlume de Veau との共同ブランドで作ることに、2004年8月13日、発表)わけですから、これらのメールのやり取りは、いわば身内の間でのものであったことでしょう。
なんとしても、気になるのが、1月18日の日本シイベルヘグナー社のMr. Shiraiwaからの「which might make a mess of everything)」というメールですね。

http://www.ams.usda.gov/lsg/imps/imps300.pdf


[3366] 日本シイベルヘグナー社の説明を聞きたいですね 投稿者:wattana 投稿日:2006/02/18(Sat) 08:02  

日本シイベルヘグナー社がMore Than Gourmet社と共同で仔牛肉とフォンドボーを出展する予定の(予定だった?)3月14〜17日に開催されるFOODEX JAPAN 2006の出展の申込締切日は昨年の10月14日でした。米加産牛肉禁輸が解除される約2ヶ月前です。
米加産牛肉の輸入再開を大きなビジネスチャンスととらえ、そして、販促の舞台としてFOODEXを活用することは理解できますが、日本の「食の安全・安心」が基本になければなりません。
今回の事件は、事件の当事者である発注側も受注側も、日本の「食の安全・安心」には全く無頓着で(だからルールをよく知らない・勉強していない)、FOODEX出展に間に合わすことだけしか頭になかったのではないでしょうか?もしそうだとしたら、ルール以前の問題だと思います。



[3365] Re:[3364] 日本シイベルヘグナー社の説明を聞きたいですね 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/18(Sat) 07:04  

wattanaさん。
情報ありがとうございました。
なるほど、ご紹介の「INSTITUTIONAL MEAT PURCHASE SPECIFICATIONS」http://www.ams.usda.gov/lsg/imps/imps300.pdf
をみますと、Hotel Rack,7ribs と、Hotel Rack,chop-ready,7ribs とでは、大違いですね。
Hotel Rack,7ribsは
「Item No. 306 - Hotel Rack, 7 Ribs - This item is prepared from Item No. 304 and shall have 7 ribs (ribs 5 - 11). The chucks and breasts are removed by 2 straight cuts. The chucks are removed by a straight cut between the 4th and 5th ribs.
The breasts are removed by a straight cut across the ribs, that is not more than 4.0 inches (10.0 cm) from the outer tip of the longissimus dorsi (ribeye muscle).
The ribeye muscle shall be approximately equal to or larger than the complexus muscle on the cut surface of the chuck end.」

Hotel Rack,chop-ready,7ribsは、
「Item No. 306B - Hotel Rack, Chop-Ready, 7 Ribs - This item is as described in Item No. 306 except that it is a single rack.
Refer to the Material Requirements for the description of Chop-ready.」

ということになっていますね。
USDAが、あえて、このようなメールの顛末(which might make a mess of everything)を詳細に報告したということは、ある意味、日本側に対する有効なけん制効果を意図してのものとも、かんぐられますね。

http://www.ams.usda.gov/lsg/imps/imps300.pdf


[3364] 日本シイベルヘグナー社の説明を聞きたいですね 投稿者:wattana 投稿日:2006/02/18(Sat) 06:25  

笹山さんの3360、3362&3363から推察すると、日本シイベルヘグナー社は、牛肉輸入に関して規格・輸入ルールなどを十分理解していなかった、または意図的にせき柱入りの子牛肉を発注したことになると思います。

●Hotel Rack,7ribsを1ケース、そしてHotel Rack,chop-ready,7ribsを4ケース発注していますが、この2つの規格の違いを理解していたのでしょうか?
●USDA認定のVeal & Calfに関する規格書IMPSシリーズ300を見れば明らかです。>>>16ページの#306のHotel Rack,7Ribと#306BのHotel Rack,chop ready,7Rib、そして14ページのCHOP or BLOCK-READYの説明<<<

日本側の当事者、すなわち、せき柱入り牛肉の発注者の説明を聞きたいと思うのは私だけでしょうか?

http://www.ams.usda.gov/lsg/imps/imps300.pdf


[3363] 新たな事実-日本シイベルヘグナー社側の注文変更- 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 23:58  

2006年1月18日に、日本シイベルヘグナー社のMr. Shiraiwaから、次のようなメールがあった。
「議論の末、骨付きをひとつのケースにするのは、すべてが台無しになる(which might make a mess of everything)かも知れないので、やめるということになった。
どうぞ、そういうことなので、骨の箱をひとつ、除いてください。」
このメールに従ったので、60ポンド入りの一箱を除いたので、それまでのMPF-455143は、MPF455144に代わった。
“After having discussion here, I found it much better not to load bones one case, which might make a mess of everything. Please unload one case of bone for our smooth custom clearance here so that my forwarder [Mitsui O.S.K. Lines, Ltd.] can urgently coordinate the air freight shipment.”

で、最初のMPF-455143の中身は、

1 box Hotel Rack (7 Ribs); 60.15 pounds total

4 boxes Hotel Rack Chop - Ready (7 Ribs);105.1 pounds total

1 box Boneless Ribeye ; 16.9 pounds total

1 box Trimmed Loin Boneless (1x1) ; 17 pounds total

2 boxes Trimmed Loin (4x4) ; 38.8 pounds total

1 box Strip Loin ; 14.8 pounds total

1 box Top Round ;19.5 pounds total

6 boxes Breast Boneless Finger Meat ; 299.3 pounds total

2 boxes Plates ; 54.85 pounds total

1 box Full Tenders ; 15.4 pounds total

1 box Loin Tenders ; 12.5 pounds total

25 boxes Sweetbreads ; 203.7 pounds total

1 box Tongues ; 10.4 pounds total and

1 box Veal Bones ; 60 pounds total

変更後の、MPF455144の中身は、

1 box Hotel Rack (7 Ribs) ; 60.15 pounds total

4 boxes Hotel Rack Chop - Ready (7 Ribs) ;105.1 pounds total

1 box Boneless Ribeye ; 16.9 pounds total

1 box Trimmed Loin Boneless (1x1) ; 17 pounds total

2 boxes Trimmed Loin (4x4) ; 38.8 pounds total

1 box Strip Loin ; 14.8 pounds total

1 box Top Round ;19.5 pounds total

6 boxes Breast Boneless Finger Meat ; 299.3 pounds total

2 boxes Plates ; 54.85 pounds total

1 box Full Tenders ; 15.4 pounds total

1 box Loin Tenders ; 12.5 pounds total

19 boxes Sweetbreads ; 203.7 pounds total

1 box Tongues ; 10.4 pounds total and

1 box Veal Bones ; 60 pounds total

注「25 boxes Sweetbreads ; 203.7 pounds total」から「19 boxes Sweetbreads ; 203.7 pounds total」へ変更

まあ、この報告書を見ますと、むしろ、日本側の注文者のほうに、確信犯的においが感じられますね。
哀れなのは、誠意を持って、法違反をしでかしてしまったAtlantic 社のようにも、見えてきます。


[3362] 違法子牛肉の日本到着までの時間的経緯 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 23:25  

「Japan Export Investigation Report」http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf
によれば、日本からの子牛肉の注文から到着までの時間的経緯は、次のとおりです。

2005年12月12日午後7:56 Nihon SiberHegnerのMr. Yoshimitsu Ichiiより、Atlantic 社のPhilip Peerless 氏へEメールがあり、
USMFF の日本オフィスによれば、 the EV Program のためのQSA Programは、Vielにも適用されるとの見解であるが、これによれば、御社の持つストックは、輸出できないことになるのか。
との問い合わせがあった。

そして、Mr. Yoshimitsu Ichiiは、2005年12月13日に、Atlantic 社のPhilip Peerless 氏に再度メールを送り、『御社が日本輸出向けリストに掲載されることを望む。』との依頼をした。

2005年12月27日、Nihon SiberHegnerのNobuo Shiraiwa,から、次の注文のメールが来た。
1 box Hotel Rack (7 ribs) ; 45 pounds total
4 boxes Hotel Rack Chop - Ready (7 Ribs); 44 pounds total
1 box Boneless Ribeye ; 16 pounds total
1 box Trimmed Loin Boneless (1x1) ; 16 pounds total

そして、2006年1月19日、上記の品が、日本についた。

http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf


[3361] 昨年8月にFSISがSRM除去やHACCPの規則違反を報告したうち、日本輸出許可施設に該当する工場 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/17(Fri) 23:01  

2月15日に行われたBSEの国会予算予算委員会の集中質疑で、FSISによる1036件のSRM除去違反などの報告のうち、日本に輸出する施設がどれだけ該当するかの報告部分がありましたので、そこだけ聞き取りしてみました。(岡本議員)
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib2.cfm?u_day=20060215

>「(川崎国務大臣)多いのは、グレーター・オマハ・パッキング・カンパニー、それからスウィフト・ビーフカンパニー、これが12件」
>「(岡本議員)十二件というのは、こまかな話はあれですけれども、SRM除去違反が12件、それ以外にも実は年齢確認違反がまだある」

>「(岡本議員)日本が行ったところではUSDAの施設番号960の960A,名前は言いませんけれども、ここが月齢確認違反が2件、そしてSRM違反が12件、日本が行ったなかではここは多い方の1つです。」

>「(岡本議員)逆に違反記録がなかった施設は?」
>「(川崎国務大臣)全くないのは二件であろうと思います」





[3360] 日本の日本シイベルヘグナー社からの子牛肉注文書について 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 23:00  

3359での「Japan Export Investigation Report」http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdfでは、日本の日本シイベルヘグナー社からの注文書として、下記のメールがあったことが書かれています。

On December 13, 2005, Mr. Yoshimitsu Ichii, Nihon SiberHegner, again e-mailed Mr. Peerless pertaining to EV approval.
December 13, 2005 4:31pm Email
To: Philip Peerless
From: Yoshimitsu lchii
“Dear Philip san
I hope your company will be on the list in the below web today!
http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/evjapanlisting.htm.
Please keep in touch.
Yoshimitsu”
DKSH &#8211; Market Intelligence
Yoshimitsu Ichii
Senior Sales Executive IFP Dept.
Nihon SiberHegner. K.K
http://www.dksh.com
These e-mails are the first indication that the company Nihon SiberHegner wanted to place an order with Atlantic.
On December 27, 2005, Nobuo Shiraiwa, Nihon Siber Hegner K.K. of Japan, e-mailed Mr. Peerless with an order, listing various veal cuts, as follows:

1 box Hotel Rack (7 ribs) ; 45 pounds total

4 boxes Hotel Rack Chop - Ready (7 Ribs) ; 44 pounds total

1 box Boneless Ribeye ; 16 pounds total

1 box Trimmed Loin Boneless (1x1) ; 16 pounds total

http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf


[3359] USDAの、日本向け違法子牛肉輸出に関する調査報告書の概要 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 21:48  

ただいま、アメリカUSDAから発表された、表記報告書に関するUSDAのコメントの概要を、概訳し、とりあえず。ご報告申し上げます。
なお、この報告書の現物は、下記「Japan Export Investigation Report」http://www.fsis.usda.gov/PDF/Japan_Export_Investigation_Report.pdf
より求められます。

以下、『Johanns Announces Results Of Investigation Into Ineligble Veal Shipment To Japan』による。

ジョハンズ農務長官は、本日、先月、日本に向けての違法な子牛肉出荷に関する調査結果について発表した。

この報告書は、この事件に関して、以下に重大性を認識し、対処しているかということ、そして、われわれアメリカのシステムが、世界でベストであるということを、貿易取引相手国に対して保障するということを、論証するものである。

ジョハンズ農務長官が言うに、われわれの行動は、今回の事件に対し、フルに対処し、将来、同種の事件が起こらないための、広義の措置を講じるものとなりうるものとしている。

今回の報告書は、475ページに及ぶものであり、今回の違法な出荷についてのいくつかの事実について、言及しており、今回の事件が、人間の健康に対しては、いかなるリスクをも引き起こさないことについて、注視している。

この報告書は、今回の日本向け子牛肉出荷が、貿易再開後、最初の出荷であるという環境にあったということ、そして、わずか、2プラントが、日本向け出荷として、証明されたということ、そして、それらの二例とも、他の日本向け輸出がされる前に、リストから削除されたということである。

加えて、子牛肉の日本向け輸出については、日本との貿易合意において、ごく最近、付け加えられた合意事項であったということである。

日本へ伝えられたドキュメントにおいては、二つの明白なレポートがあった。

すなわち、ひとつは、FSISによる調査と、USDA監査局によるAUDITレポートであった。

合計して、11件のノン・コンプライアンスに関する発見であり、そのうちの5つは、FSISの発見にもとずくものであり、6件は、監査局の発見にもとずくものであった。

しかも、これらの二つのサイトからの指摘なり発見は、相互にミラーリングするものであった。

この報告書は、今回の事件について、過ちは、出荷にあたったプラントの過誤によるものであり、また、USDA検査員の過誤によるものであるとしている。

これらの過誤は、日本向け出荷製品の的確性についての理解の欠如によるものである。

これらの不適格な製品には、脊柱現物と、子牛肉廃物を含む子牛肉が入っていた。

さらに加えて、この報告書では、 現行のFSISの検査プログラム検査員は、AMS輸出認証プログラムについて、十分に注意していなかったこと、また、日本向けに不適格な製品が出荷されたことについて、証明なり、許諾をしていなかったという結論を出している。

USDAとしては、今回のこの報告書の発見事項に対して、USDAが、違法出荷を知った先月1月20日に発表した対応策に加えて、いくつかの対応策をとっている。

これらの対応策は、単なる今回の事件の状況対応を超え、アメリカの輸出システムの更なる効率化と、保護を組み込んだものである。

これらの対応策は、下記に要約しうる。

日本向け輸出認証施設のすべてのFSIS検査員は、日米輸出合意を十分に理解しうるための追加的強制研修を受けるということ。

USDAは、包括的輸出認証に代わって、いかなる国へ輸出証明する特定製品のリストを保持する必要があるということ。

そして、そのリストは、USDA検査官が直ちに利用できるような状態に保持するということ。

プラントにおけるUSDA検査員は、証明プロセスにおける、次の三つの個別の時に、そのプラントが輸出の的確性についての変更を通告するであろうということ。

すなわち、その三つの時というのは、
1.いつ、プラントが、証明を申し出るか。
2.いつ、プラントが監査されるか。
3.いつ、プラントが、証明され、または、リストから削除されるか 
の三つの時についてである。

最終の輸出認証は、プラント内の検査員が、AMSとFSISとの間の調和を保障しうる追加研修を受けるまでは、完成に至らない。

日本への輸出再開を開始するには、USDAは、アメリカが相手国に輸出するに、、貿易相手国が、第二のサインを示さない限り、牛肉輸出のいかなる出荷について、第二のサインを必要とするであろう。

以上

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/1/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2006%2F02%2F0047.xml&PC_7_2_5JM_navtype=RT&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM


[3358] ただいま、アメリカUSDAの日本向け違法牛肉問題に関する報告書が発表されました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 21:17  

該当サイトは、ここ「Johanns Announces Results Of Investigation Into Ineligble Veal Shipment To Japan」
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/3/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2006%2F02%2F0047.xml&PC_7_2_5JM_navtype=RT&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM
です。
内容については、精査の上、追って報告いたします。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/3/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2006%2F02%2F0047.xml&PC_7_2_5JM_navtype=RT&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM


[3357] 豚便所 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 20:52  

朝日新聞の今日の夕刊で、沖縄の大城立裕さんが、本土の人に、沖縄のフールという豚便所が理解されなかったことが書かれている。
今でも、沖縄の離島に行くと、昔の豚便所の後が、見られる。
人間の排泄物を豚が食い、その豚を人間が食うという、究極の循環型システムなのだが、それを本土の人が、見抜けなかったということなのだろう。
ゼロエミッションの観点からは、優れたモデルなのだが、本土の人は、それを汚いものとしてみてしまったということなのだろう。
ちなみに私が見たのは、渡名喜島のものだが、離島ならではのきわめてクローズド・システムの下での、ものであった。
実際の写真は、このようなものhttp://www.noguni-400.com/book/3/98p1.jpgである。


[3356] ゲーデルの不完全性定理 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 19:48  

あるブログを見ていたら、「ゲーデルの不完全性定理」というのを紹介してあった。
ふんふん。これって、食品安全委員会も、逆応用して、使った定理じゃない? 
このサイト
http://toudaibenronbu.web.infoseek.co.jp/book/fukanzenteiri.html
を見ると、証明方法は、背理法によるとしていますね。

こんなことらしい。

以下引用
1)第1不完全性原理
「ある矛盾の無い理論体系のなかに、肯定も否定もできない証明不可能な命題が、必ず存在する」

2)第2不完全性原理
「ある理論体系に矛盾が無いとしても、その理論体系は自分自身に矛盾が無いことを、その理論体系の中で証明できない」

よって、

「ある理論体系に矛盾が無いとしても、その理論体系は自分自身に矛盾が無いことを、その理論体系の中で証明できない」

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20060217


[3355] インドネシアで、さらに人感染鳥インフルエンザ拡大の兆し 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 18:40  

昨日、入院中の二人が死んだが、これが、H5N1によるものかを検査中。
また、今日になって、40歳の主婦が、H5N1感染疑いで、he Sulianti Saroso hospital に入院。
この病院には、さらに、4人の感染疑い患者がすでに入院しており、結果まちのようである。
http://www.forbes.com/home/feeds/afx/2006/02/17/afx2534486.html



[3354] Re:[3353] Lowyのレポート 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 18:22  

Chaosさん。
情報ありがとうございました。
この「the Lowy Institute 」のレポートは、大部なものですね。
鳥インフルエンザのパンデミックに伴うショックを、大まかに、1.疫病の蔓延そのもののショックを地理的観点からと、健康政策の観点から捉える。、2.労働に与えるショック 3.生産に与えるショック、4.コアのリスクに上乗せされうるリスク・プレミアムを、ガバナンスの観点からと、健康政策の観点からと、財政政策の観点からと、生産コストの観点からと、需要の観点からと、リスク・ショックの観点から、とらえる。

これらを基にして、コアのシナリオをつくり、これに感受性分析(分析上設定した仮定を変えると分析の結論がどのような影響を受けるかを評価する分析方法)を加える。
という構成のようですね。

そして、シナリオとして、マイルド、モデレート、シビア、ウルトラの4つのシナリオをつくり、軽微なパンデミックであっても、世界経済にとっては、重大な影響を与えるであろうとしていますね。

また、次のCDCのチェックリスト「BUSINESS PANDEMIC INFLUENZA PLANNING CHECKLIST」
http://www.pandemicflu.gov/plan/pdf/businesschecklist.pdf
は、『Plan for the impact of a pandemic on your business』『Plan for the impact of a pandemic on your employees and customers』について、「完成したか」「進行中か」「まだスタートしていないか」をチェックし、自己点検できるようになっている、具体的なものですね。
このようなものを日本でもできないものでしょうか。


[3353] Lowyのレポート 投稿者:Chaos 投稿日:2006/02/17(Fri) 16:49  

Chaosです。
ご無沙汰しています

オーストラリアのシンクタンクのレポート
Global macroeconomic consequences of pandemic influenza
http://www.lowyinstitute.org/
79ページの被害推定
色々なグラフで分析してあって、興味深いです。

ネットでは、死者の予測値ばかりが注目されていましたが
その他の影響も分析されています。

http://www.avianinfluenza.com.au/
Corp Pandemic Planning

http://www.pandemicflu.gov/plan/businesschecklist.html
Business Pandemic Influenza Planning Checklist (PDF) (282KB)

海外のプランは、具体的ですね。

日本では
「海外派遣企業での新型インフルエンザ対策ガイドライン」
http://www.johac.rofuku.go.jp/news/060130.html

欧州は、ここが更新され始めました。
http://www.ecdc.eu.int/

ニュースが多すぎてフォローできなくなってきました。



[3352] 臭いものに蓋を望んでいるのは 投稿者:とき 投稿日:2006/02/17(Fri) 12:38  

 官や学の皆様ばかりではなく、業界大手の方々と業界団体役員の方々もではないでしょうか。

◆鶏飼い時事(じじい) …『茨城株は良寛のハナクソだ』(2006.2.17)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza249.htm
>そしてハナクソが強毒化しないと殺させた手前都合の悪い狼少年団は、見つかった陽性鶏はこれで全部片がつき、尚且つ人々の恐怖を募ることで、やはり鶏を殺したのは正解だったとの世論は永久に残り、批判をかわし我が意を得たりと声を潜めて笑っている気がしてならないのだ。

 ウイルスは人間の思惑などお構いなしに、宿主がこの世に存在する限り、沈着冷静・確実にまん延します。学者先生方や業界大手の方々の恣意的な、まさに消しゴムで拭ったとしても後が確実に残るペンのインクのようなものです。ましてや、ハナクソですから、痕跡(あと)が消えてなくなるわけがありません。
 かならずや、虚偽や錯誤はあぶり出されることになるでしょう。それまで必死にそれを糊塗しつづけることになるかと思いますが。

 先にリンクいたしました、記事を書かれた方も、
http://www.janjan.jp/book_review/0602/0602149261/1.php
(『インフルエンザ危機(クライシス)』を読んで〜強敵′、究の第1人者が分かり易く解説、大流行へ警鐘も〜 2006/02/16 janjan)

>おお、私のどうしようもないJANJAN書評ですね(苦笑
>「はっきり言って、トンデモ本」ですか、そうなんだあ、知りませんでした。
>あの本は編集部が選択した本の中から私が応募したものですが・・・
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20060215

というような、ほんの軽い気持ちで書かれているようで、その悪意のない無知がまた、とんでもない勘違いをますます増殖させていくことへの自覚が足らないように思います。まったく「恐怖という流行病」そのものです。
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/v/01/

 『知らないということは、怖いことです。』
http://www.yuichiro-itakura.com/archives/2006/02/15-1712.html

 鳥インフルエンザ(ウイルス)をめぐって、大多数の人々はそのことに、まだ何も気付いていないのではないでしょうか。もうすでに、恐ろしいことが目の前で起こってしまっているのにもかかわらず。

茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html


[3351] 米国牛肉、輸出認定施設が37に 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/17(Fri) 09:56  

日本食料新聞 (2月16日19:25)
http://www.nissyoku.co.jp/
>米国の認定施設、1施設がリストからはずれる
 農水省は16日、米国政府から対日食肉処理施設の認定リストのうち1施設を除外した連絡を受けたと公表した。はずされたのはネブラスカ州のグランドアイランドにあるスイフト・ビーフ・カンパニー社の1施設。米国からの報告によると、同施設は生産記録により月齢を確認できる牛を出荷する農場を独自に追加指定していた。USDAに提出されていた施設の品質管理プログラムでは、出荷する農場の指定は本社が行うこととなっていて、独自の農場指定は違反。この施設から日本が輸入していた牛肉は30.7t。USDAが農場まで遡って調査したところ、全て20ヵ月齢以下だったという。日本政府はさらに詳細な情報を照会中。(2月16日19:25)



[3350] デンマークなどで鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 06:43  

デンマークでは、35羽の鳥が死亡し、検査中。
http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&c=Article&cid=1140087489176&call_pageid=968332188854&col=968350060724
オーストリアの南部グラーツ近郊で、2羽の白鳥がH5N1型ウイルスに感染していた。
そのほか、チェコ・スロベニア・ハンガリーでも、鳥インフルエンザが発見され、検査結果まちのようである。
また、イラクでは、先月死亡した少女のいとこが死亡し、二人目の死亡となった。
http://www.dose.ca/toronto/news/story.html?s_id=LphPWkf2EQsqajTWmdIZ8KkCW8g7e2xjHuHfymkVFjzH4q8POJ2PQA%3D%3D
http://www.newsfactor.com/news/Second-Bird-Flu-Case-Found-in-Iraq/story.xhtml?story_id=100004BIZYS0
参照



[3349] Re:[3348] “善意と熱意”のデマゴギー? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/17(Fri) 05:56  

ときさん。
この
>>南中国の老人からはしきい値さえ下げれば、あらゆる型の抗体が検出されると紹介された。>>
ですが、興味深い見解ですね。
Recombinomicsでの記事でしたか、もともと、風土病(endemic )的にあるH9N2などとH5亜型とがミュートするというようなことが、イスラエルなどではあるというような話が、載っていたことがあったようです。
http://www.recombinomics.com/News/10220501/H5N1_H9N2_Recombination.html参照
茨城株も、そのような観点から捉えると、新たな進展があるようにも思えますね。


[3348] “善意と熱意”のデマゴギー? 投稿者:とき 投稿日:2006/02/17(Fri) 02:22  

 こちらがそう見えているのかもしれませんが。(笑)

◇鳥インフルエンザ死者、1億人超える恐れと 豪シンクタンク 2006.02.16 CNN
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200602160011.html
>欧州でも野生の鳥から、高病原性H5N1型ウイルスが検出されており、感染被害は世界各地に広がりつつあり、人間への感染が懸念されている。

 いまだに、鳥からうつると思い込んでいるようで・・・。そして、まだ、ヒトでは起こっていないと思い込んでいるようで。

◇鳥インフルエンザの対処は基礎予防が重要、業界向けセミナーで[掲載日:2006/02/13]
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=23049
>中国、東南アジアを中心に拡がる鳥インフルエンザの予防策
>トリから人への感染の防御策
>WHOが発表した勧告を基に
>鶏肉は70度以上で加熱し、鳥インフルエンザの感染の可能性を低くする対処

 鶏(鳥ですらなく)ばかりが感染源なのでしょうか?
 というより、人間のインフルエンザは、まず先に、人間から感染するのだということが、そっくり蚊帳の外におかれているようで・・・。

『インフルエンザ危機(クライシス)』を読んで〜強敵′、究の第1人者が分かり易く解説、大流行へ警鐘も〜 2006/02/16 janjan
http://www.janjan.jp/book_review/0602/0602149261/1.php

 狼少年が増殖する源泉になっている?

◆鳥インフルエンザ問題の今後(129)(2006.2.16)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza248.htm

>しかし茨城の現実は深刻らしい。陽転を恐れて、養鶏場や処理場の従業員が辞めていく。

 もう人心の荒廃が起こっている。産業の瀕死状態がさらに進行しているような・・・。

>本当は無害な株の抗体を持つことは、非特異的あるいは広い意味での免疫交差で、特に今回は抗原的違いはあっても当面の敵H5N1と同じH亜型であり、その防御には下手なタミフルよりずっとましであるとするのが考え方とすれば本筋である。

 広い意味で天然の生ワクチンと同等であるともいえましょう。そこそこにキタナいものに触れておくということが大事だということは、免疫のことを考えれば常識です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086500760
(ゼロ歳からの免疫力 藤田 紘一郎)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492041516
(お母さんは名医 西原 克成)
 その免疫を獲得しているはずの鶏が、わざわざゴミ扱いされてしまうのですから、人間の思い込みとは恐ろしいものです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060216-00000066-mailo-l08
(鳥インフルエンザ:8養鶏場密閉鶏舎の253万羽、来週からすべて焼却 /茨城(毎日新聞) - 2月16日12時1分更新)

>実際有りもしなかった茨城株の強毒変異を未だに主張する大槻教授らの言動こそが、この恐るべき風評の元にあることを知ってほしい。したがってその超一流のお仲間達で構成される小委員会の面々も誰ひとり、この風評を止めようとしない。そのことが又、その風評被害を無限に拡げ、とどのつまりその云うことをひたすら聞いて方針を立てて来た茨城県自体も窮地に立たされているが、このことは同時に、法定受託事務を司る地方自治の有り方自体を問われ兼ねない問題であるとも思うのだ。

◇鳥インフルエンザ:県へのウイルス株分与、動物衛生研が承認 /茨城(毎日新聞) - 2月16日12時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060216-00000067-mailo-l08

 ここまでくれば、御用学者のいうことをアテにせず、地方自治体の中で自ら考えることを進めなければならないようです。従来のように、国が頭で、都道府県が手足だということを脱して。(本来は日本のような地理的に小さい国では非効率的なことなのですが。)

◇<茨城県>コイヘルペスに負けない 養殖再開プロジェクト(毎日新聞) - 2月15日3時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000011-mai-soci
>再開の前提として国が求めるKHV根絶は困難と判断、感染しても発病しない耐性コイ開発、安全な出荷・流通確立などウイルスと「共存」して約3年後の再開を目指す。
>県は「コイ養殖の長い歴史がKHVのために途絶えてしまうのは避けたい。KHVとうまく付き合う『茨城方式』を確立したい」と意気込む。農水省水産安全室は「県の具体的な方針を聞いて対応を考える」と話している。

 鶏も全く同じことにならざるを得ないと思います。ただし、「鶏(鳥)のウイルスが、直接、人間に感染するのだから、それらは根絶し「清浄」に保たなければいけないのだ」という妄想論を唱え続ける者がいて、その説を認めているうちは駄目でしょうけれど。


[3347] スイスで鳥インフルエンザ疑いの白鳥発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/16(Thu) 21:33  

死んだ白鳥が発見されたのはスイス中央部のAargau, Solothurn 、Schwyzである。
しかし、例年でも、冬季には、600羽の白鳥の死が確認されているというので、検査結果を待たなければならない状態のようだ。
スイス政府は、屋外での家禽飼育を禁止する命令を再び出した。
http://www.swissinfo.org/sen/swissinfo.html?siteSect=107&sid=6470914&cKey=1140074612000 参照

http://www.irishexaminer.com/breaking/story.asp?j=211387535&p=zyy388398&n=211388478&x=


[3346] Re:[3344]細胞死 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/16(Thu) 18:50  

笹山さん。
「神経変性疾患の大部分を占めるポリグルタミン病は、核内部に異常蛋白質が凝集すること」うーむ。なにやらBSEやvCJDを連想させますね。
 プリオンを摂取しても、発症しない牛、人間は、プリオン蓄積による細胞死("トリアド"TRIAD)が起きないタイプ??、妄想ですね。


[3345] 今度は、米兵によるアブグレイブ刑務所におけるイラク人虐待映像 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/16(Thu) 18:41  

オーストラリアのテレビ局『Special Broadcasting Service』が放映したもので、こちらのサイトhttp://www20.sbs.com.au/sbs_front/index.html
のなかの、「Word News Australia」の中の『 Outrage over new abuse images』http://www9.sbs.com.au/theworldnews/region.php?id=127332&region=6をクリックすると見られる。
ただし、かなり重い。
写真は、こちらのサイトhttp://www.ogrish.com/archives/more_abu_ghraib_images_released_Feb_15_2006.html
から。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20060214/


[3344] Re:[3343] [3342] [3338] 細胞死を抑えるたんぱく質発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/16(Thu) 17:24  

虹屋さん。
日本語訳ありましたよ。
これhttp://www.jst.go.jp/pr/announce/20060214/ですね。
でも、アブストラクトの訳はないようですね。
ちょっと、訳して損したかな? 

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20060214/


[3343] Re:[3342] [3338] 細胞死を抑えるたんぱく質発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/16(Thu) 17:15  

虹屋さん。
ちょっと難しかったのですが、「細胞死を抑えるたんぱく質の発見について」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=558
に、論文のアブストラクトを概訳をしてみました。
意味が通じているかどうかは、わかりませんが。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=558


[3342] Re:[3338] 細胞死を抑えるたんぱく質発見 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/16(Thu) 17:07  

笹山さん。
細胞死アポトーシスは、がん化した細胞が癌に成長する事を防ぐ重要な仕組みですから、この蛋白質をもとにした薬剤を長期に摂取すると癌になりやすくなるような気がしますが・・

がん化した細胞がアポトーシスに失敗する仕組みの解明につながるかも



[3341] Re:[3340] OIEコード改正の安全委の議論 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/16(Thu) 17:03  

虹屋さん。
>>「(加盟国が)国際基準より高いレベルの措置を(自国で)とることは可能であるが、科学的に正当な理由があることを立証することなどが必要となる」と説明。>>
との記事ですが、これは、ちょっと不勉強な書き方で、ここでは、「OIE基準と国内安全基準との乖離の幅が「適切な保護の水準」(ALOP(Appropriate Level of Protection))の範囲内にあるかどうか」についての正当な理由の説明が必要−−ということをいいたかったのでしょうね。
参照「「適切な保護の水準」と「OIE基準」との乖離の幅」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=279
まあ、これはこれで、そのような意味であるのならば、そのとおりでしょうね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=279


[3340] OIEコード改正の安全委の議論 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/16(Thu) 16:09  

OIEコード改正案への2月9日の食品安全委員会の論議、14日のリスコミの詳細が、全国焼肉協会のサイトに食肉通信社の記事でありました。
http://www.yakiniku.or.jp/sei/meet_data2.html

>農水省では、OIEコードは国際基準に適合する措置として、WTO協定に適合しているものと推定され、「(加盟国が)国際基準より高いレベルの措置を(自国で)とることは可能であるが、科学的に正当な理由があることを立証することなどが必要となる」と・・説明。

これでは、米国産カナダ産牛肉の審議で、OIEコードを無視した内臓肉などの扱いに疑問がでないわけですね。農水省などの米国への「査察」のやり方への関心の薄さと考え合わせると、食品安全委員会の先生方は自分たちの論議、結論がどう使われるのか、どういう制度的意味合いをもつのかきちんと認識しておられないようです。


[3339] こんなところにも 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/16(Thu) 14:57  

恥ずかしいほど低レベルの議論 February 15, 2006
http://blog.livedoor.jp/tnakadat/
>(酪農県の)熊本出身の議員がアメリカの食肉処理場を視察し,生半可な知識で太鼓判を押す.これはとても不思議な光景です.何か日本の肉牛生産業者と裏取引があるのか,それとも日本のBSE対策についても触れて欲しくない部分があるのか,マスコミは殆ど取り上げようともせず,出席していた小泉首相もほとんど眠っていたようですが,こんな低レベルの議論で良いのだろうか,これでは諮問機関の数年に亘った議論は何だったのか,もしも日本でBSE患者が発生した場合この委員会に出席した議員は責任を取る覚悟があるのか,多くの疑問と憤りを感じる国会中継でした.


[3338] 細胞死を抑えるたんぱく質発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/16(Thu) 12:04  

病気などで異常になった細胞は「自殺」する仕組みになっているが、この細胞死を遅らせるたんぱく質を、東京医科歯科大と科学技術振興機構のチームが見つけた。
このたんぱく質を使えば、長い年月をかけて病状が悪化していくアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患の進行を遅らせる可能性があるという。専門誌「ジャーナル・オブ・セルバイオロジー」電子版に掲載された。
動物には、異常になった細胞を取り除くため、細胞が自殺する機構が備わっている。だが、アルツハイマー病など、2〜20年かけて緩慢に進む神経の病気の場合、この細胞死がほとんど働かないことが知られている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060216-00000305-yom-soci

この論文の現物は、『Transcriptional repression induces a slowly progressive atypical neuronal death associated with changes of YAP isoforms and p73 』
http://www.jcb.org/cgi/content/abstract/172/4/589
で見ることができる。

http://www.jcb.org/cgi/content/abstract/172/4/589


[3337] Re:[3336] [3335] [3334] [3332] 対日輸出(38施設中)36施設、BSE対策で過去に違反  投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/16(Thu) 11:37  

> 世の中進んでいるようで。
> アメリカ血液バンク協会(AABB)も、熱心に取り組んでいるようです。

情報をありがとうございます。
米国は蔓延中の狂鹿病もありますから、余計対策を取っていただかないと、と思います。というより、実際、深刻なんでしょうね。
日本は海外で既に使われなくなっていた薬害HIVや薬害ヤコブ病を引き起こした血液製剤や乾燥硬膜を使い・・使わせ続けていた前歴があるのですから、もっともっと敏感になってもらわないと、と思います。


ところで先日、国会でようやく問題になった、未だに輸入されている19品目の米国牛由来医薬品、原材料はどこでとちく、処理されているんでしょうねー。患者に使うときには原産地まで触れないでしょうし、知れば知るほど。。。

対日輸出(38施設中)36施設、BSE対策で過去に違反 厚労相
http://www.asahi.com/politics/update/0215/006.html


[3336] Re:[3335] [3334] [3332] 昨日のBSE質疑での川崎厚生労働大臣の答弁 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/16(Thu) 11:02  

類人猿については、バクテリオファージを使った除去効果検証をおこなっているようですね。
「Application of Bacteriophages as Surrogates for Mammalian Viruses: A Case for Use in Filter Validation Based on Precedents and Current Practices in Medical and Environmental Virology」http://www.pall.com/34445_3624.asp#3663ご参照

世の中進んでいるようで。
アメリカ血液バンク協会(AABB)も、熱心に取り組んでいるようです。

http://www.pall.com/34445_3624.asp#3663


[3335] Re:[3334] [3332] 昨日のBSE質疑での川崎厚生労働大臣の答弁 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/16(Thu) 10:30  

そうなのでしょうか?今春発売だそうですが、現在流通している、輸入ものを含めての血液製剤などがそのフィルターを使用しているのでしょうか?厚労省に伺ってみますね。

300日のマウスによる発症実験とありますが、類人猿などでの長期実験も行っているのでしょうか。


[3334] Re:[3332] 昨日のBSE質疑での川崎厚生労働大臣の答弁 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/16(Thu) 07:33  

これは、私のブログ記事「ポールコーポレーションが、画期的な、プリオン除去フィルターを開発、今春よりヨーロッパで発売」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=214
でも紹介したポールコーポレーション(Pall Corporation)
の、vCJDの血液感染対策などに有効な悪玉プリオン除去フィルターであるThe Leukotrap&reg; Affinity Prion Reduction Filterのことをいわれているのではないでしょうか。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=214


[3333] 注目されたバーナンキの初議会証言 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/16(Thu) 07:23  

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は15日、下院金融サービス委員会に出席し、1日の議長就任後、初の議会証言を行った。
この中で、バーナンキ議長は、経済発展が軌道に載りかけているさなかなので、「もう少しの利上げは、しなくてはならない。」( raise interest rates a bit further)との証言をした。
同時に、高金利によって、経済減速となる可能性と、エネルギー価格の高騰によって、インフレのトリガーとなる可能性との秤量比較が必要だとし、今後の金利の動向については、融通無碍であるとの見解も同時に示した。
また、長短金利のイールドのフラット化については、「それが、経済減速のシグナルであるとは思えない。」として、その懸念を打ち消した。
今年のアメリカ経済の成長見通しについては、3パーセントから3.5パーセントであるとし、特に、住宅市場については、昨年、バーナンキ氏が、「frothy」(泡のよう−バブルっぽい。)との表現を用いての警戒感を一転し、今年は、住宅市場は、減速化するとの見通しを示し、そのことが、結果的には、個人が、自らの資産形成を、住宅のequity(市場価格から担保などを引いた価格)に頼ることが少なくなり、個人の 貯蓄性向が高まることによって、経済に対しては、よい影響を与えるとしている。

それにしても、バーナンキさんは、なんとか、グリーンスパンの長い歴史から、無事引継ぎを終えた感じだ。
2−3日前の読売新聞のコラムで、「なぜ、市場は、グリーンスパンの一挙手一投足に、関心を引き寄せられてしまったのか」、というような意味のことが書かれ、興味が惹かれたが、私から言わせれば、グリーンスパンさんは、市場に対しての、精神医的役割を、巧みに演じてきたといえる。
イギリスの精神科医であるRDレインの『結ぼれ』"Knots"は、「相手がこう思うだろうから、私はこう行動するだろうと思うから、相手は、こう行動する。」という、相手の行動と心理を何回もフィードバックするという、屈折した心理と行動を分析したものだが、まさに、グリーンスパンは、警戒と期待を持つ市場の屈折した心理を、利上げという魔法の杖によって、見事に操縦してきたといえる。
今度のバーナンキさんは、なまじ、インフレターゲット論者というレッテルがあるがために、市場心理の操縦には、やや、苦心するのではないかとも、思えたのだが。
今日の議会証言では、何とか、その懸念は、取り払われたようだ。
参考サイト
2006年2月15日の米下院におけるバーナンキ議長の議会証言
「Testimony of Chairman Ben S. Bernanke Semiannual Monetary Policy Report to the Congress」
http://www.federalreserve.gov/boarddocs/hh/2006/february/testimony.htm
「New Fed chief warns of potential rate rise 」
http://www.iht.com/articles/2006/02/15/business/fed.php

http://www.federalreserve.gov/boarddocs/hh/2006/february/testimony.htm


[3332] 昨日のBSE質疑での川崎厚生労働大臣の答弁 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/16(Thu) 06:50  

おはようございます。

昨日、BSEと公衆衛生の問題(米国から血液製剤を輸入していることなど)について、川崎厚生労働大臣が、
>「プリオンを除去するシステムで血液製剤を作っている」
なんてことを回答していましたが、今現在で、プリオンを完全に除去できるシステムがないから問題なわけで、

答弁を聞いていて担当厚労省の認識に大変不安になってきました。


[3331] Re:[3328] 病気の主体は「宿主」のほう 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 22:42  

ときさん。
「「病気」とは「外部」のものではなく、あくまでも「内部」あるいは「ホスト側」の問題です。」
には、哲学的格言が潜んでいますね。
それこそ、野村監督の『敵はわれにあり』のウイルス版といったところでしょうか。


[3330] Re:[3322] [3319] [3316] [3314] 1043件のSRM除去違反の工場のリスト 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 22:39  

さあ、よそのことですから、わかりません。


[3329] Re:[3327] OIEコード改正案の資料を農水省がアップしました 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 22:37  

虹屋さん。
昨年の9月か10月に、当にわかっていた原案を今頃になって、公開するなんて、それこそ、消費者無視ですね。
この点に関しては、まだ、USDAのほうが、良心的です。
これで、今度は、OIEを悪者に仕立て上げて、国内対策完了という筋書きなんでしょうかね。
私の持論から言えば、本来、OIEコードは、リスコミするになじまないものと思います。
まあ、日本には、比較的、テロリストがいないから、こんなのどかなこと、やってんでしょうがね。
ちょっと、変なたとえですが、『この次、どんな性能の戦車買おうか』などと、公衆の前で相談する国家は、あまりないと思うんですが。


[3328] 病気の主体は「宿主」のほう 投稿者:とき 投稿日:2006/02/15(Wed) 22:23  

◇鳥インフルエンザ監視強化 茨城県
>茨城県内の養鶏場で鳥インフルエンザ感染が相次いだことを受け、同県は14日までに、2006年度に独自に養鶏場検査態勢を整備し監視を強化することを決めた。
>県によると、1000羽以上を飼育する約240の養鶏場では年に1回、各鶏舎10羽ずつ検体を採り、抗体検査を実施する。
>国が05年度に実施した全国一斉検査は、茨城県周辺の5県では1000羽以上飼育する養鶏場の6割以上を、そのほかの都道府県では3割以上を抽出し、養鶏場ごとに10羽ずつを調べた。
>この際、茨城県は独自に全養鶏場を検査しており、06年度も検体数を増やして継続することにした。
(共同通信) - 2月14日21時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060214-00000242-kyodo-soci

◇茨城県、4月にも安全宣言=鳥インフル、残り250万羽焼却へ
>茨城県は15日、過去の鳥インフルエンザ感染歴が確認されたため監視状態にあった密閉型鶏舎の8養鶏場の鶏計250万羽について、焼却を原則に早期処理することを決め、養鶏業者に協力を要請した。これにより、県内で感染が確認された養鶏場の鶏すべての処理が確定。県は250万羽の焼却完了が見込まれる4 月半ばにも、安全宣言をする方針。
>処理費用は総額8億2000万円の見込みで、国と県が折半して負担する。 
(時事通信) - 2月15日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000186-jij-pol

ProMED-mail
12-FEB-2006 PRO/AH/EDR> Avian influenza, human - worldwide (03)
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:2128970438056802110::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:10001,31989
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20060213%2D0030
>中国南部にある生きた鳥類市場の外見上健康なニワトリの一部でのH5N1型ウイルス感染確認

 やがては、すべてウイルスレジスタントあるいは、馴致個体(免疫獲得個体)でやっていくことになるわけですから、至極当然のことです。抗体を獲得することができてへっちゃらになればそれで終わることです。それが、インフルエンザ・ウイルス感染症。

 それこそ『検査態勢を整備し監視を強化』とか、『抗体検査を実施する』とかやっていたら、「病気」はなくとも「感染」はあるわけですから、永遠にこの修羅場は終わることがありません。「病気」とは「外部」のものではなく、あくまでも「内部」あるいは「ホスト側」の問題です。その「外部」としての「ウイルス」ばかり見ていては、「病気」を理解できるわけがありません。
 あくまでも「病気」を理解するにあたって注視するべきは、客体(ウイルス)ではなく、その主体たる「宿主」のほうなのですから。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50372068.html

 動物のウイルス学者は、まるで「現実」ばなれした世界の住人のようです。臨床現場にいない医学の方々も。

 鳥ウイルス同様、ヒトウイルスもまったく同じ様相になっているとみなさなければならないと思います。


[3327] OIEコード改正案の資料を農水省がアップしました 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/15(Wed) 22:16  

OIEコード改正案の資料
食品に関するリスクコミュニケーション(OIEにおけるBSEルールの改正に関する意見交換会(第3回))の配布資料
http://www.maff.go.jp/syoku_anzen/20060214/gijisidai.html


[3326] Re:[3325] American Beef アメリカ産牛肉 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 21:07  

Patrick Halliwellさん。
おやおや、わざわざ、ご本人からのアクセス恐れ入ります。
wabさんから、ご紹介があって、あまりに、ユニークなAmerican Beefでしたので、私のブログ記事『「American Beef 」というパロディ曲』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=554
のほうにも取り上げさせていただきました。
まさに、satiricalなMusicは、パワーになりうることを実感させてくれました。

今後とも、よろしく。
ところで、Groupism and Individualism in Japanese Traditional Musicの現物は、どこかで見ることができるのでしょうか?
こちらのサイト
http://web.uni-bamberg.de/ppp/ethnomusikologie/wom04-2
では、流派・家元が、日本のグループイズムの典型的なもので、習い事が、個人主義の代表的なもので、地唄・筝曲が、秘伝・伝承的なものとの見方をされているようですね。
となると、これらの個人主義的なものが、日本版インディーズなり、プロテスト・ソングになりうるということになるのでしょうか。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=554


[3325] American Beef アメリカ産牛肉 投稿者:Patrick Halliwell 投稿日:2006/02/15(Wed) 19:56  

Thank you for looking at my site and listening to my demo!
私は歌手でもオーディオのプロでもありませんが、American Beefを作曲してから録音やってくれるアーチストやレコード会社は見つけなかったので、何とか頑張って全部自分でやりました。面白くて楽しい曲です。牛たちは私より歌がうまいと思います。残念ながら、日本国内の販売はまだできません。皆、頑張ってアメリカから購入して下さい!現在、日本で「アメリカ産牛肉」が購入できるのは、このmp3ダウンロードだけです。
ところで、日本古典音楽について論文(Groupism and Individualism in Japanese Traditional Music等)を書いているPatrick Halliwellは私ですが、アメリカで同じ名前のジャズ音楽家がいるようですね。ジャズ弾けたらいいなと思いますけど、結局これは違う人です。私の音楽は現在musicfreedomのみにて販売されています。
今日の夕食は。。。。

http://www.musicfreedom.com/patrickh


[3324] イラク南部の湿地帯に鳥インフルエンザ拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 19:27  

バグダッドの東南180マイルにあるMaysanやAmarahに鳥インフルエンザが拡大している模様である。
特に、湿地帯での鳥インフルエンザ拡大が懸念されている。

http://www.contracostatimes.com/mld/cctimes/news/13876819.htm


[3323] Re:[3321] [3320] OIEコード改正を時間的に整理すると 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 18:55  

虹屋さん。
OIE Ad hoc Groupの会議(9/12-14)での、30ヶ月仕切りはずしの予兆としての議論は、
http://www.oie.int/TAHSC/eng/Reports/A_TAHSC_SEP2005_B.pdf
の324ページの以下の項に見ることができますね。
This subpopulation,
以下
「particularly cattle over 30 months of age, is the one exhibiting the highest prevalence. The recognition greatly depends on the owner’s awareness and observation of suspect animals. The reporting of these suspect animals when at the farm will depend on the owner’s motivation based on cost and socio-economic repercussions. 」
を削除して、
「The accurate recognition, reporting and classification of such animals will depend on the ongoing owner/veterinarian awareness programme. This and the quality of the investigation and laboratory examination systems (Article 2.3.13.2), implemented by the Veterinary Services, are essential for the credibility of the surveillance system.」
を加える。
そして、「Cattle over 30 months of age」
を下記によって、層別対応する。
a) cattle over 30 months of age displaying behavioural or clinical signs consistent with BSE;
b) cattle over 30 months of age that are non-ambulatory, recumbent, unable to rise or to walk without assistance; cattle over 30 months of age sent for emergency slaughter or condemned at ante-mortem inspection (casualty, emergency slaughter or downer cattle);
c) cattle over 30 months of age which are found dead on farm, during transport or at an abattoir (fallen stock);
d) cattle over 36 months of age at routine slaughter.




[3322] Re:[3319] [3316] [3314] 1043件のSRM除去違反の工場のリスト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/15(Wed) 17:28  

> これは、例のアメリカの市民団体が、民主党のアメリカ視察の際に、渡したという資料でしょ。

CUでしょうか?検査官の団体が調査したデータでしたっけ。
調査元が公表してくださったらいいですね。


[3321] Re:[3320] OIEコード改正を時間的に整理すると 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/15(Wed) 17:19  

笹山さん。情報有難うございます。確かに、作成時刻は、1時間も開いていませんから、ご指摘の通りですが
> OIEが、サイトにアップしたのは、2005年10月27日です。
加盟国、日本や米国への通知、連絡も同じころでしょう。そして米国は約2週間後には公開。日本は2ヶ月たっても未公開。

さて、小野寺先生も一員のOIE Ad hoc Groupの会議(9/12-14)とStandards Commission の会議(9/19-30)の内容の違いを探してみました。重箱の隅をつつくようで、まだ一部しかみてませんが・・

1.30ヶ月月齢の仕切りをなくす。
OIE Ad hoc Groupの会議(9/12-14)      修正ナシ
Standards Commission の会議 (9/19-30)    削除

2.TSEは、BSEと切り離し、対象としない。
OIE Ad hoc Groupの会議(9/12-14)        対象としない
Standards Commission の会議 (9/19-30)    対象としない

3.骨なし牛肉については、BSEが確認されたかどうかの仕切りをはずす。
また、生前生体検査・死後検査については、「条件とする」の項をはずす。
OIE Ad hoc Groupの会議(9/12-14)      修正ナシ
Standards Commission の会議 (9/19-30)    削除

4.BSEが確認されたかどうかは、サーベイランスの結果にはよらない。
OIE Ad hoc Groupの会議(9/12-14)        結果にはよらない。
Standards Commission の会議 (9/19-30)    結果にはよらない。

5.従来の生体のAnimalの制限から限定し、生体の反すう類 (ruminants )に限り制限。
OIE Ad hoc Groupの会議(9/12-14)        制限。
Standards Commission の会議 (9/19-30)    制限。


30ヶ月齢以下の除外、BSE確認の除外の骨なし肉条項の重大な変更は、わずか10日あまりの間に加えられたのですね。

Standards Commissionはその理由を以下のように記しています。(5ページ)
It also considered the issue of the specifications in point g) of Article 2.3.13.1 and “…30 months of age or less…” was removed because there is no scientific basis for this age restriction. The reference to “…and were not suspect or confirmed BSE cases…” was also deleted as the ante-mortem and post-mortem inspection specified in the same sentence would automatically exclude such animals. Likewise, in Article 2.3.13.11, point 1)a) was deleted, as point 1)c) precludes any suspect or confirmed BSE cases.

30ヶ月齢以下を削除するのも、no scientific basis。
米国のante-mortem and post-mortem inspection の実態、OIG報告書で明らかになった実態を踏まえれば、 Standards Commissionの言い分は、言葉遊びにしか見えませんが・・


[3320] Re:[3315] OIEコード改正を時間的に整理すると 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 14:10  

> 時間的に整理すると>
虹屋さん。
このAファイルとBファイルとの差は、単に、ファイルが大きすぎて、分割してあるだけです。
1ページから304ページが、Aファイル
http://www.oie.int/TAHSC/eng/Reports/A_TAHSC_SEP2005_A.pdf
で、304ページから496ページが、Bファイル
http://www.oie.int/TAHSC/eng/Reports/A_TAHSC_SEP2005_B.pdf
というだけです。
OIEが、サイトにアップしたのは、2005年10月27日です。


[3319] Re:[3316] [3314] 1043件のSRM除去違反の工場のリスト 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 14:05  

これは、例のアメリカの市民団体が、民主党のアメリカ視察の際に、渡したという資料でしょ。


[3318] まっとうな知識を広めることを怠ったばかりに? 投稿者:とき 投稿日:2006/02/15(Wed) 13:42  

◇鶏肉運搬業者が無理心中 鳥インフル検出のイタリア
>【ローマ14日共同】イタリア各紙によると、死んだハクチョウから高病原性インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたとの発表が11日にあったイタリアで13日朝、鶏肉の運搬業者が妻子を殺害した後、自殺する事件があった。
>警察は動機についてコメントしていないが、同国では発表以来、鶏肉の消費が半分近くまで落ち込んでおり、14日付各紙は「鳥インフルエンザが家庭を破壊」などと伝えた。
>各紙によると、北部ベローナ近郊の鶏肉運搬業者(48)は、妻(44)と長女(10)の頭をハンマーで殴り殺害、自らも刃物で首を切って死亡した。長男(16)と二男(14)もハンマーで殴られ重体という。
(共同通信) - 2月14日23時19分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060214-00000290-kyodo-int

 まるで、ギリシャ悲劇とおなじことがおこってしまった?
 人間の一方的な思い込みに端を発した不条理によって。メタレベルの思考による「現実」の評価ができないまま、その「現実」が100%の「現実」であると思い込んでしまったがゆえの悲劇です。こと、「個人」を超えた「社会」(世間)の「思い込み」が招いてしまったともいえます。
 「鶏肉」には何の問題もありませんし(加熱調理したらなおさらのこと)、ましてや、鶏肉・鶏卵からじかに人にうつることもありません。
 鳥ウイルス界の「狼少年」たちの「罪」は非常に大きいといわねばなりません。WHOも。


[3317] 単なる公金タカリ団体に堕してしまう愚 投稿者:とき 投稿日:2006/02/15(Wed) 13:10  

◇鳥インフルエンザ互助基金 国に不足額の支援を要請 日鶏協が各県会長会議で決議 鶏鳴新聞 2006年02月15日(水)
http://www.keimei.ne.jp/article/20060215t1.html

 まず先に、お金のことではなく、「病気」のことにまっすぐ向き合わねばならないと思いますが。「病気」と「ウイルス感染」を混同してしまってはいけないのではないでしょうか。そのことに関しては、相変わらず「他人任せ」の姿勢ということなのでしょうか。
 ゼニ勘定は後回しですよ、養鶏業界団体さん。(制度が恣意的である限りにおいて、それも必要なのは認めますが。)

◇鳥インフルエンザ、独・オーストリアでも確認
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060215AT2M1500S15022006.html

 全部あまねく経験して終息するというのが、自然の摂理。疫病天災とはそういうもの。鳥のものは鳥で、人のものは人で。

 罹病のときに、重症化したり死なないことが「体力」(生得の面と、そのときの体調の面と、両方ありますが)。

◇新型インフルエンザ:野鳥のウイルス保有、都が調査 専用電話で情報収集 /東京(毎日新聞) - 2月15日12時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000069-mailo-l13

 一年前に開始していれば、もうすこし実態を把握しやすかったのではないかと思っております。昨年は春以降、渡り鳥の大量死を含め、あちらこちらで、カラスや鳩やカモなどの、野鳥の不審死が起こっておったようです。実際、ちらほら身近にも見られましたし。
 今となっては、感染耐過(馴致)してしまった個体が多いのではないでしょうか。(通常はそのような個体は、至極、ウイルス感染検査〜抗体法もふくめ〜にはひっかかりにくいはずです。副腎皮質ホルモン系の免疫抑制剤を投与した後に検査することが必要ではないでしょうか。)


[3316] Re:[3314] Greater Omaha Packing Companyは、加藤大使の視察場所であった。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/15(Wed) 12:56  

笹山さん、唖然とするような情報がいくつか出てましたね。
ほかにも、1043件のSRM除去違反の工場のリストがあるという発言がありましたが、ぜひ公表いただきたく思いました。


[3315] OIEコード改正を時間的に整理すると 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/15(Wed) 12:49  

笹山さん。時間的に整理すると

>昨年の9月12日から14日に、OIEのBSEのOIEコードの改正の担当者OIE Ad hoc Groupの会議
その結果は10月26日に作成された次の文書で見ることができる。http://www.oie.int/TAHSC/eng/Reports/A_TAHSC_SEP2005_B.pdf

30ヶ月齢削除などは、していない。

>昨年の9月19日から9月30日にかけて、 OIEの Terrestrial Animal Health Standards Commission の会議。
その結果は10月27日に作成された次の文書で見ることができる。http://www.oie.int/TAHSC/eng/Reports/A_TAHSC_SEP2005_A.pdf
30ヶ月齢削除などの条項修正を加える。

>米国農務省のAPHSは11/15作成の文書でその内容を公開。http://www.aphis.usda.gov/vs/ncie/oie/pdf_files/gs74_bse.pdf
2006年1月15日に、コメントを送付。

>日本の農水省、厚労省は2月になって、専門家会議などを開催。内容は未公開。OIEへのコメントは2/17に送付??



[3314] Greater Omaha Packing Companyは、加藤大使の視察場所であった。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 11:45  

今日の予算委員会で問題になった、コンプライアンス違反の一番おおかったというGreater Omaha Packing Companyへは、昨年10月31日のこの掲示板2020で書いたように、加藤駐米日本大使が、Chuck Hagel上院議員と、Dave Heinemanネブラスカ知事にかこまれて、盛大な歓待の元に視察した場所であった。
http://www.journalstar.com/articles/2005/10/28/local/doc43628bb6534b5703441341.txt


[3313] 松田大臣、やっちゃった--- 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 11:04  

午前11時2分「食品安全委員会の評価は、成立していない。」といってしまいましたね。
そもそも、背理法に元ずく、この前の食品安全委員会の評価であり、答申であったわけですから、ここで、そういってしまいますと、どうなってしまうんでしょうかね。
評価が成立しないということは、答申も成立しない、ということになってしまいますね。


[3312] 鳥インフルエンザが、ドイツ・オーストリア・イランへ拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 10:25  

ドイツでは、バルト海沿岸のRuegenで、白鳥に、H5N1が発見された。
また、オーストリアでは、南東部のStyriaで、これも、白鳥に、H5N1が発見された。
http://www.bangkokpost.com/breaking_news/breakingnews.php?id=79526 参照
イランでは、昨日、カスピ海沿岸の135羽の白鳥にH5N1が発見された。
http://www.channeloklahoma.com/health/7040535/detail.html参照


[3311] ダウナー牛の不適切処理施設は、ノースカロライナなんだから。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 09:33  

なにか、ダウナー牛の不適切処理が、日本への輸出向け処理施設かどうか、などの思わせぶりの指摘なり報道があるが、OIG監査報告書では、この二つの処理施設は、North Carolinaにあると、はっきり書いてある。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=544参照
Official Listing of Eligible Suppliers to the EV Program for Japan
http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/evjapanlisting.htm
には、ノースカロライナの施設はないのだから、もともと、対象外であることは、わかっているのに。
なんとなく、思わせぶりに書いておいて、後で、やっぱり安心だった、などと思わせるストーリーが透けて見えてくる。

参考 時事通信
「中川農水相は米国の牛肉処理のずさんさを指摘した米農務省監査局(OIG)の報告をめぐり、日本側の疑問に答えるよう求めていた。これに対し、ジョハンズ長官は「(歩行困難な)へたり牛の処理だろうと何だろうと、いかなる質問にも明快に答えるつもりだ」と強調。ただ同報告で適切に処理されたかどうか確認できないと指摘された食肉処理施設が輸出向けだったかどうかについては「情報がない」としてコメントを避けた。」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060215-00000032-jij-int


[3310] Re:[3306] [3299] 本日のOIEコード改正のリスコミは?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 07:56  

虹屋さん。
ごめんなさい。
ご紹介したほうは、Bファイルのほうでした。
こちら「REPORT OF THE MEETING OF THE OIE TERRESTRIAL ANIMAL HEALTH STANDARDS COMMISSION」http://www.oie.int/tahsc/eng/Reports/A_TAHSC_SEP2005_A.pdf
の方が、「30ヶ月齢の仕切りをなくす」について書いてある、Aファイルでしたね。
125ページご参照
失礼しました。



[3309] Re:[3307] 米国産牛肉輸入停止 長期化は必至、国会で激しい論戦 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/15(Wed) 07:05  

アメリカからの調査報告書が出ていない段階での国会論戦は、あまり意味がないように思えますね。
「しぶきが飛び散る」といった感じの表現での工場見学の報告でしたら、もう、たくさん、といった感じですが。


[3308] Re:[3305] [3304] [3296] [3295] [3294] 風刺の力に、もっと目覚める必要があるかも知れませんね。 投稿者:wab 投稿日:2006/02/15(Wed) 01:37  

> 日本人は、もっと、この風刺の力の効用に目覚めなければならないような気がしています。

最近のJ-POPのヒット曲に諷刺性はあまり期待できそうにありません。インディーズにはそういう作品があるのかもしれないですが、探すのが至難です。american beefはたまたま知人に教えてもらったのです。
いずれにせよ、おもしろい諷刺作品を作るには、社会を冷静に見る目と、想像力の両方がなければならないので、なかなか出てこないのかもしれません。
まだお笑いタレントさんのほうが、たまに諷刺のきいた話をすることがありますね。

http://www.parkcity.ne.jp/~patrick1


[3307] 米国産牛肉輸入停止 長期化は必至、国会で激しい論戦 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/15(Wed) 00:20  

米国産牛肉輸入停止 長期化は必至、国会で激しい論戦
http://www.nissyoku.co.jp/

明日衆議院の予算委員会は朝から夕方まで米国牛輸入再開質疑、午後からはNHKテレビ中継が入るそうです。自民党の調査団報告もきけますかね。。

インターネット中継はこちら
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm


[3306] Re:[3299] 本日のOIEコード改正のリスコミは?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/14(Tue) 23:28  

笹山さん。
>OIEコードの改正の担当者は、OIE Ad hoc Groupなんですね。昨年の9月19日から9月30日にかけて、 OIE Meeting of the Terrestrial Animal Health Standards Commission が開かれ、その成果として、まとまったのが、「REPORT OF THE SECOND MEETING OF THE OIE AD HOC GROUP ON BSE SURVEILLANCE」
http://www.oie.int/TAHSC/eng/Reports/A_TAHSC_SEP2005_B.pdf

この文書ではOIE Ad hoc Groupは10人。

Dr Takashi Onodera
Department of Molecular Immunology, Graduate School of Agriculture and Life Science, The University of Tokyo
は、プリオン専門調査会の小野寺 節先生( 東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻教授 )ですよね。

Dr Tomoko Ishibashi
Charg&eacute;e de mission International Trade Department OIE
もお名前から推測すると日本人ですよね。

この文書の作成日はプロパティから10月26日。11月には、農水省とか食品安全委などの関係者は、今回の改正案の骨子は知っていた??

それから
>その逐条版が、このサイト
「TAHC September 2005 Report」(the OIE Terrestrial Animal Health Standards Commission 2005 Report) Meetings」)http://www.aphis.usda.gov/vs/ncie/oie/pdf_files/gs74_bse.pdf
ということになります。
が開かないので、よく分からないのですが、OIEの公式サイトのTAHSC_SEP2005_Bでは、骨なし肉の条項Article 2.3.13.1.g)には、何の変更も加えられていません。別のグループが検討した、担当したということなのでしょうか?
>その後、今年の1月25日から27日にかけて、OIE Ad hoc Group to review the Terrestrial Code Chapter on BSE が開かれ、成案を見たということでしょう。
この会議で変更されたということなのでしょうか。


[3305] Re:[3304] [3296] [3295] [3294] 風刺の力に、もっと目覚める必要があるかも知れませんね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/14(Tue) 23:04  

wab さん。
こちらこそ、ありがとうございました。
大変人気で、ヒットしています。
ブログ記事のほうに書いたのですが、この作曲者の言を詳しく見ていきましたら、作曲者のPatrick Halliwellさんは、この曲を書いた理由として、「日本のミュージシャンたちが、satirical(風刺的)な音楽にまったく興味を示さなかったから」としています。
昨年暮れ12月17日に、この掲示板の2597でご紹介したJib Jabの「'2-0-5' George Bush's Year in Review」http://www.jibjab.com/Home.aspx
も、風刺の力がすごかったですね。
日本人は、もっと、この風刺の力の効用に目覚めなければならないような気がしています。
どうです?
レコード輸入権の時に、この掲示板に来ていただいたミュージシャンのかたがた、プロテストでない、風刺音楽の力を、もっと活用していただきたいものですね。



[3304] Re:[3296] [3295] [3294] american beef 投稿者:wab 投稿日:2006/02/14(Tue) 22:50  

笹山さん

ご多忙のところ時間を割いていただき、ありがとうございました。楽しんでいただけたとのこと、なによりです。
いろんな事象に対するこの掲示板でのていねいな書き込みには、教えられることが多いです。

http://www.parkcity.ne.jp/~patrick1


[3303] バレンタインデーからV-Dayへ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/14(Tue) 22:48  

小泉チルドレンの女性議員たちが、チョコレートをあげまくったが、小泉さんは、受け取らなかった、という類のニュースが横行するのが、日本の政界なのだが、世界的には、 「バレンタインデーからV-Dayへ」の流れが強くなりつつある。
V-Dayというのは、バレンタインデーを女性にとっての「Victory(勝利)の日であり、 バレンタイン(Valentine)の日であり、Vaginaの日でもあり、そして、女性への暴力(violence)をなくす日である。」という意味づけがなされている。
2006年のV-Dayの目標は、女性慰安婦の問題を取り上げるのだという。
発展途上国の女性のザ・ヴァジャイナ・モノローグス(The Vagina Monologues) (女性の性や出産にまつわる体験の独白)などが、ここに、入ってくる。
となると、チョコレート配りに専念した、日本の女性議員の中に、このような問題意識に目覚めて、この日を迎えた議員が何人いたことなのだろう?
参照「What is V-Day? 」http://www.ncsu.edu/womens_center/programs/v-day.html
http://www.vday.org/contents/vday/aboutvday


[3301] 『集団ヒステリーの源泉』 投稿者:とき 投稿日:2006/02/14(Tue) 17:50  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(128)(2006.2.13)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza247.htm

>残り250万羽の処理を急ぐことで事が解決するというのが業界の一致した意向であるとするなら、余りにも人為的でウイルスの本質をわきまえない人間本位の考えに片寄り過ぎているとしか思えない。その底流に、この茨城株問題はもともと人為的なものだとする植え付けられた情報に業界が汚染されたまま動かされて居ることがあるのではないかと憂慮もするのである。そして実際に、人為的だと決めつけられたまま無害な鶏達はこれまた人為的に殺され続けた。その感染源が人為的でないと証明されれば、後の虐殺はなかったのだろうか、それでも殺し続けたのだろうか、とまで疑ってしまう。

>無毒の茨城株に限れば、また人為的に追求しない限り、今後自分から姿を現すことはないだろうし追求してもなんら得る所はない筈だ。(でもこの国のすることはどうも分からない。)しかしだからといって茨城250万羽の処理が終われば安全宣言で一件落着とは、余りに恣意的であるとしか云いようがない。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
文藝春秋3月号 
◇日本の常識 44 今、何が問題なのか? どう考えればよいのか?
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/index.htm
【鳥インフルエンザ】 日垣 隆(作家・ジャーナリスト)p289〜290.
(一部抜粋引用)

>不安や恐怖をとりあえず煽る、という思考回路が専門家やマスコミの間で頻繁に出現してしまうのは、主観的にはもちろん、彼らの善意と熱意のなせるわざである。新型インフルエンザ・ウイルスの感染爆発は、「来年こそは!」と毎年喧伝されてきた。

>やたら警鐘を鳴らしておくことに、ほとんどリスクはない。なぜなら、事態が回避されれば警鐘の成果≠ナあり、そのような事態が起きてしまったら的中≠オたことになるからだ。

>インフルエンザ感染爆発の話題で必ず参照される例に、1918年から世界で2500万人(この数も最近の文献ではどんどん膨張し続けている!)が死亡したとされるスペイン風邪がある。しかし当時は「インフルエンザ」という概念も発見されておらず、予防も治療も絶望的であり、衛生的でもなくマスコミも発達していなかったので、いったい何がどのような範囲で起きているのか、人々はほとんど理解できずに絶命していった。ウイルスの遺伝子組成も解明でき、瞬時に地球の反対側のニュースが伝えられる21世紀とは、まったく様相が異なっている。
>その恩恵の反面、マスコミの発達は集団ヒステリーの源泉にもなってしまう。

>冷静さを失い扇動の度合いが高まるにつれ、マスコミを通じて常態と化してしまうのは「トピック(一過性の話題)」としての扱いだ。

>同様の構造は、例えば狂牛病(BSE)がらみで変異型クロイツフェルト・ヤコブ病が一大トピックになっても、毎年100人前後が日本でなくなり続ける従来のクロイツフェルト・ヤコブ病はトピックとならない、という事態などにも見られる。

>推薦図書 
>○『動物の感染症』(清水悠紀臣ほか編/近代出版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4874020992
>○『インフルエンザの世紀』(加地正郎/平凡社新書)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582852602
>○『ウィキペディア』(インターネット百科事典)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6
----------------------------------------------------------------------------------------------

◇伊、鳥インフルに過敏反応 問い合わせ殺到、野鳥受難(共同通信) - 2月14日8時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060214-00000039-kyodo-int
>各地で野鳥が処分され、鶏肉や卵の消費が激減するなど国中が神経過敏になっている。
>飼っていた白鳥4羽を用心のために処分して保健所に持ち込んだ例もあり、北部パルマ市の鳥類保護連盟は野鳥の「無意味な殺りく」をやめるようホームページで訴えた。

◇農家支援基金が危機、鳥インフルエンザ拡大余波(2006年2月14日14時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060214i506.htm?from=main5

 まったくの、鳥やウイルスの現実〜自然の実態とかけはなれた、人間の無知・誤謬に端を発する一人相撲のような悪循環。
 業界のみなさん(とくに業界を代表される方々)の“脳力”の問題です。いつになれば気付くことができるのやら。

◇伝染病死亡率中国82%上昇 昨年 エイズ・肝炎拡大影響?(西日本新聞) - 2月14日2時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060214-00000013-nnp-int
>衛生省は死亡率が急上昇した原因については明らかにしていない。
 
 原因はわかっているのでしょうけれど・・・。
 ヒトの新型インフルエンザ(H5N1?)であってもおかしくないのですが・・・。インフルエンザもいろいろな型が複合して起こっているわけでしょうし。


[3300] Re:[3299] [3298] 本日のOIEコード改正のリスコミは?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/14(Tue) 16:42  

笹山さん。有難うございます。&よく読まなくてすみません。



[3299] Re:[3298] 本日のOIEコード改正のリスコミは?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/14(Tue) 16:38  

虹屋さん。
>>原文を見てみたいですね。>>
ですが、説明不足で申し訳ありません。
私のブログ記事「OIEコード改正のポイント」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=549のほうには書いてあったつもりなんですが、ご承知のとおり、このOIEコードの改正の担当者は、OIE Ad hoc Groupなんですね。
そして、このOIEのサイトhttp://www.oie.int/tahsc/eng/en_meetings.htm
にありますように、昨年の9月19日から9月30日にかけて、 OIE Meeting of the Terrestrial Animal Health Standards Commission が開かれ、その成果として、まとまったのが、「REPORT OF THE SECOND MEETING OF THE OIE AD HOC GROUP ON BSE SURVEILLANCE」
http://www.oie.int/TAHSC/eng/Reports/A_TAHSC_SEP2005_B.pdf
なんですね。
その逐条版が、このサイト
「TAHC September 2005 Report」(the OIE Terrestrial Animal Health Standards Commission 2005 Report) Meetings」)http://www.aphis.usda.gov/vs/ncie/oie/pdf_files/gs74_bse.pdf
ということになります。
その後、今年の1月25日から27日にかけて、OIE Ad hoc Group to review the Terrestrial Code Chapter on BSE が開かれ、成案を見たということでしょう。
ですから、この1月25日から27日にかけて、たとえ、何点かの修正があったとしても、体制に影響のある変更ではないものと思われます。
そうそう、「comments due by January 15, 2006」とありますから、2006年1月15日までの、コメントということになりますね。
私の新旧対照表は、この、「REPORT OF THE SECOND MEETING OF THE OIE AD HOC GROUP ON BSE SURVEILLANCE」と「TAHC September 2005 Report」にもとずいて、作られています。


[3298] 本日のOIEコード改正のリスコミは?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/14(Tue) 16:17  

>業界と消費者の意見かみあわず OIEコード改正意見交換会
 日本食糧新聞のWEB(2月14日14:35)http://www.nissyoku.co.jp/
 農水省と厚労省は14日、「OIEにおけるBSEルールの改正に関する意見交換会」を開いた。その国のBSEの蔓延状況に関わらずに輸入を承認すべき無条件物品として現行のルールにある「30ヵ月齢以下、BSE感染の疑いがない」の条件を削除する改正に対し、消費者団体などが反発、外食の関係者などは「疑問はあるが、ルールが決まったら守るべき」などの意見を出した。またプリオン専門調査会の吉川泰弘座長が最後に「今回の改正案は説明不足、疑問が残る」と感想を述べた。

>外食の関係者などは「疑問はあるが、ルールが決まったら守るべき」
人の健康に直結する食品販売を生業とする点はご同業だが、余りに無責任。安全性に疑問を持っているのなら疑問を質して、安全性に納得できるものをお客さんに提供するながプロの務めではないのかな。簡単な記事なので、真意が良く分からないけど、この文ならプロとしての自覚が足りないのでは??

◎ もとになるOIEが各国に提案した原案が、探し出せないのですが・・、笹山さんのまとめも、様々な記事をもとにしたもので助かりますが、原文を見てみたいですね。
 OIG報告書は報道と原文でずいぶん中身が違いましたから、原文、その農水省・厚労省による要約で何処が省かれているか

9日に食品安全委員会で論議していますが、議事録はまだでていませんし・・

2006年02月10日付日本農業新聞
> 牛肉貿易のOIE案 「変更の根拠ない」/食品安全委
  内閣府食品安全委員会は9日、定例会合を開き、国際獣疫事務局(OIE)が示した牛海綿状脳症(BSE)国際基準の改正案について農水省から報告を受けた。牛肉の貿易条件から生後30カ月以下の月齢制限をはずすなどの変更点の根拠が明示されていないことに、委員から疑問が相次いだ。寺田雅昭委員長は会合後に「(基準案作りの過程が)透明性に欠ける気がする」との印象を述べた。
 農水省は、OIE事務局に根拠の明示を強く求めていく方針だ。
 OIEは改正案で、牛肉の貿易条件にと畜前後の検査で合格するとの項目を加えている。委員からは、BSEに関する検査の内容が各国で異なることを問題視し、統一を求める意見も出た。農水省は、BSEの診断基準や定義の統一が、改正案の採択を決める5月のOIE総会で焦 点の一つになると の考えを示した。





[3297] マグドナルドのフライに、潜在的アレルゲンがあることを認める。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/14(Tue) 10:20  

このところ、マグドナルドは、フレンチポテトに、トランス脂肪酸があったことを認めたばっかりだったが、今度は、フライに潜在的アレルゲンがあることを昨日認めた。
これまでは、フライには、グルテン由来やミルク由来、小麦由来のアレルゲンはないと言明してきたのだが、FDAのアレルゲン表示規定の発動により、潜在的アレルゲンはあると表示したものだ。
これについて、マグドナルドのCathy Kapica氏は、「ポテトサプライヤーのほうでは、そのようなアレルゲンは排除していたが、フレーバー部門のほうで、クッキングオイルに、そのような潜在的アレルゲンがあった。」としている。

http://www.theconservativevoice.com/ap/article.html?mi=D8FOH8302&apc=9020


[3296] Re:[3295] [3294] american beef 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/14(Tue) 07:45  

wabさん。
面白かったので、私のブログ記事のほうにも、紹介させていただきました。
「「American Beef 」というパロディ曲」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=554
です。
よろしく。


[3295] Re:[3294] american beef 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/13(Mon) 22:47  

wabさん。
ありがとうございました。
なによりの息ぬきですね。
それにしても、牛たちが「おれたち---」といっているのは、わかりましたが、その後の言葉が、ちょっとわかりませんでした。
やや、恨み節にも聞こえたりして。
注釈によりますと、「日本に対して、経済制裁を課すと脅している牛たちと、すでにBSEを持っていて、何も気にしない日本人との歌で、牛たちは、よく歌っているが、幾分か、その声は、きちがいじみた音を出している。」とのことのようですね。
そして「警告:この「AMERICAN BEEF」というのは、肉ではありません。曲です。音楽です。冗談です。肉らしいものではありません!!!」とありました。
で、この歌詞のサイトhttp://www.parkcity.ne.jp/~patrick1/ambeef-lyrics-e.htmlを見ますと、牛が歌っているパートと、人間(日本のサラリーマンと、大学教授と、若い少年・少女)が歌っているパートがあるようですね。
牛たちのパートでは。「われわれは、美味いんだ。安全なんだ。安いんだ。とにかく、食べてみなされ。」「もし、日本人が食わんのなら、俺たちは車も買ってやらんぞ。電気製品もいらんぞ。」「もし、日本人が食べないんなら、俺たちは、日本酒も飲んでやらんぞ。梅干も食ってやらんぞ」「われわれは、強いんだ。われわれは、勝ったんだ。調べるんじゃねえぞ。」などと歌っているようです。
一方日本人のほうは、「会社のミーティングや、万年変わらない講義やゲーム脳や、携帯張り付き症候群で、俺たち、日本人の脳は、すでにスポンジ」「経済制裁が避けられるなら、ビザもパスポートも、健康診断も、必要なし。アメリカ牛よ、日本に来てくれ。」などと歌っているようです。



[3294] american beef 投稿者:wab 投稿日:2006/02/13(Mon) 22:37  

シリアスな議論、いつも拝読しております。
アメリカ牛について、こんな曲をみつけました。
MP3で購入可能ですが、アーティスト本人のサイトでサンプルを聞くことができます。
息抜きタイムに聞いてみていただけると幸いです。

http://www.parkcity.ne.jp/~patrick1


[3293] 環境権についてのメーリングリスト 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/13(Mon) 22:28  

今日にして知ったのですが、長野県環境保全研究所の須賀丈さんという方が、私の「憲法論議に環境権を明確に位置づけるために」
http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_21.htm
について、青空MLトップへという名のメルマガいろいろな考察を加えていただいていました。
昨年の5月ころの話です。
これhttp://www.bluesky-ml.org/archives/6397.html
が、その記事です。
「次の記事」をクリックしていくと、論争の展開がわかります。
これに対して、この掲示板でもおなじみの群馬大学の中澤港ん衙、コメントを加えていらっしゃいます。
須賀さん。中澤さん。遅ればせながら、ありがとうございました。
それにしても、自民党圧勝後、一時にぎわった日本の憲法改正論議も、すっかり下火になってしまったようですね。
ところで、このメルマガでも話題になっているフランスの憲法改正での環境権の取得については、このサイト「French constitution gets a dash of green 」
http://www.grist.org/news/maindish/2005/07/14/case-france/
に、いろいろ、書いてありますね。
また、「Charte de l'environnement」については、こちら
http://www.elysee.fr/elysee/elysee.fr/francais/les_institutions/les_textes_fondateurs/la_charte_de_l_environnement/la_charte_de_l_environnement.39258.html
かな?

http://www.bluesky-ml.org/archives/6397.html


[3292] ギリシャで、二人に、H5N1感染疑い。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/13(Mon) 21:46  

ギリシャで、二人に、H5N1感染疑いが出た。
一人は、9日前に、白鳥に触った若い人で、もう一人は、一週間前に、三羽の野がもを撃ったハンターである。
二人とも、現在は、イタリア北部のThessalonikiの病院に隔離されている。

http://www.adnki.com/index_2Level_English.php?cat=Security&loid=8.0.263774086&par=


[3291] 「きっこの日記」の正体がばれそうなんだって? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/13(Mon) 20:04  

耐震偽造問題で“スクープ”を連発し、一気に人気ブログになった「きっこの日記」が、思わぬ波紋を広げている。
「はじめてのおつかい」と題した2月2日付の日記で、沖縄で 死亡したエイチ・エス証券の野口英昭副社長について言及。そこで沖縄の地元企業の 実名をあげたことで訴訟沙汰になりそうなのだ。

というニュース。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1703547/detail?rd
この掲示板でも、例の「狂牛くん」で、ちょっと、あれれ、と思って、話題にしたことがあったが。
それにしても、このニュース、ライブドア・ニュース発信というのが、なんとも、あれですね。

http://www.newsoftheworld.co.uk/armyvideo.shtml


[3290] 英国兵によるイラク少年虐待映像 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/13(Mon) 16:18  

News of the Worldが今日配信し、話題になっているイギリス兵による、イラク少年虐待映像は、こちらのサイト「Exclusive: Brutal & British caught on video 」
http://www.newsoftheworld.co.uk/armyvideo.shtml
から見ることができます。

http://www.newsoftheworld.co.uk/armyvideo.shtml


[3289] Re:[3282] 食品安全委員会、寺田委員長は30ヶ月齢以下の米国産牛肉の輸入を容認 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/13(Mon) 08:24  

寺田委員長のお考えの如何にかかわらず、THE OIE AD HOC GROUPでのOIEコードのArticle 2.3.13.1改正案が、現実のものになりかけいるのですから、30ヶ月月齢のしきりが骨なし牛肉について、なくなることは、ある程度、見通しておいたほうがいいでしょうね。
問題は、OIEコードのバリアが低くなるにつれて、二国間の衛生基準が、ダブルスタンダードとして、残るかどうか、SPS協定での歯止めが利くかどうか、に集約されてくるのではないでしょうか。
つまり、この件に関しては、日本の食品安全委員会の手は、離れているということです。
ご参照「OIEコード改正のポイント」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=549


[3288] アメリカ上院議員John Thune氏の奇妙な主張 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/13(Mon) 08:09  

アメリカ上院議員John Thune氏は、1月下旬に、日本で、22例目のBSE牛が発見され、同時に、43頭の成牛と、二頭の子牛が、疑似患畜となったことについて、コメントし、「今こそ、日本は、アメリカ牛肉の安全性に目覚め、輸入を再開するべきときである。そして、(月齢20ヶ月という)ダブルスタンダードを廃すべきときである。」との、他国の弱みに付け込んだとも見られる、奇妙な主張をしている。
「Senator wants beef trade to resume」
http://www.rapidcityjournal.com/articles/2006/02/11/news/local/news04.txt




[3287] ナイジェリアの鳥インフルエンザ防止対策に懸念の声がひろがる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/13(Mon) 07:42  

アフリカ初の鳥インフルエンザのナイジェリアだが、鳥インフルエンザ発生農場のちかくで、二人の子供が、鳥インフルエンザ疑いの症状を見せ、検査中であり、また、これら子供の家族も検査中とのことである。
しかし、そのような事態にもかかわらず、ナイジェリア政府は、家禽マーケットの閉鎖を命じず、また、人の移動制限も行っていないことから、感染拡大が懸念されている。
ナイジェリアで、最初に鳥インフルエンザのサンプルが採取されたのが、1月16日で、その後、感染は、広がっているものと思われている。
「Nigeria Ignores Bird Flu Precautions 」
http://www.cbsnews.com/stories/2006/02/12/ap/health/mainD8FNQME00.shtml
参照
また、隣接などする他のアフリカ諸国の対応だが、モーリタニア・ガボンでは、ナイジェリアからの家禽の輸入をストップした。
しかし、エチオピアやウガンダでは、H5N1検出の機器や防護服すらないという状態のようである。
ウガンダでは、住民に鳥インフルエンザの危険性を告知しようにも、ラジオなどの手段がない状態のようである。
また、家禽の大量殺処分に要する補償の手立てもない状況では、十分なコントロール手段は果たせないとしている。
「Bird Flu Discovery Stokes Fears in Africa」
http://www.casperstartribune.net/articles/2006/02/12/ap/health/d8fmtd480.txt参照


[3286] 面白い雲 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/13(Mon) 00:51  

笹山さん、千葉で面白い雲が出ていたみたいですね。
http://2ch.skr.jp/imgboard_aozora/index.cgi
http://www3.ezbbs.net/10/0011798/

これとか。。
http://2ch.skr.jp/imgboard_aozora/img-box/img20060212184357.jpg


[3285] BSE感染予防へ新装置:電気刺激による「牛体不動化装置」&異常プリオン検出最新装置導入 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/13(Mon) 00:41  

飛騨牛、安全性も「特上」に BSE感染予防へ新装置
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20060208/lcl_____gif_____002.shtml
>全国で初めて電気刺激による「牛体不動化装置」を完全導入した。
>この装置は、気絶させた牛が、と畜するときに再び暴れないよう、電気ショックを与えて動きを止めておく装置。鼻や口などの粘膜に電極トングをつけて電流を流す。
>従来は、牛の頭部からグラスファイバーを通して脊髄(せきずい)を破壊する「ピッシング」処理で動きを止めていたが、脊髄はBSEの病原体がたまりやすい特定危険部位のため、作業による食肉や施設、人体への汚染の危険性が指摘されていた。

最高水準の検査機器導入
府中丹家畜保健衛生所 4月オープンへ
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006021100052&genre=O1&area=K50
>遺伝子レベルでウイルスを検出する検査機器を導入し、鳥インフルエンザの検査期間を従来の半分以下に短縮する。府によると、国と同レベルの検査能力を持つ施設は、自治体では初めてという。

>BSE対策として、原因物質となる異常プリオンを検出する最新の装置も導入する。府畜産課は「国の判定を待たなくても府で正確な判断ができる。早期の初動防疫態勢がとれることで、被害の拡大防止に期待できる」としている。

感度のいい新検査方法ということでしょうか?どこのでしょう?


[3284] 米BSE対策 危険部の除去確認できず 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/13(Mon) 00:37  

米BSE対策 危険部の除去確認できず
http://www.chunichi.co.jp/00/kei/20060203/eve_____kei_____001.shtml


[3283] Re:[3282] 食品安全委員会、寺田委員長は30ヶ月齢以下の米国産牛肉の輸入を容認 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/13(Mon) 00:14  

防疫の基本である飼料管理の(輸出入によって世界中に影響する)ことさえ考えられない、リスク管理状況の現実さえ把握できない、しかも、その後の院内感染、二次感染のことまで思いの至らないような、専門家じゃない人間はすっこんでいていただきたいと私は思います。



[3282] 食品安全委員会、寺田委員長は30ヶ月齢以下の米国産牛肉の輸入を容認 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/12(Sun) 14:43  

>寺田委員長の12月21日の日本食糧新聞とのインタビューより
(米国の汚染状況をまず把握して、その上でEVプログラムで入ってくる物をリスク評価した)答申は二階建てになっている点が難しいんだと思います。わかりにくいという理由ですね。ほとんどが米国やカナダの牛肉のリスク評価及び汚染度の評価です。米国は日本と異なりサーベイランスとしてやっていますから、全頭検査をやってきた日本に較べてデータの質が日本に比べてよくありません。答申の結論部分は「米国の厳密な意味での汚染度の科学的評価は困難である。しかしながらEVプログラムを加えるとリスクの差はあまり大きくない」という結論になります。
 例えば米国がかつての英国のような状況だったとすると、EVプログラムを作ったとしても科学的にリスクがあまり変わらないとは評価できないですね。米国はあまり汚染していないだろうと言う皮膚感覚だけでなく、日本ほど飼料規制は厳しくないですが、サーベイランスの結果を当てはめれば日本とそれほど変わらないという結論になります。米国は一時期の英国に較べればそれほど汚染されていないので、EVプログラムにのっとれば例えば30ヶ月齢以下でもいいのではないかと思います。厚労省と農水省にどうして30ヶ月で諮問しなかったのかと質問したら「国民感情に配慮」と言っていました。いずれ30ヶ月も諮問するのではないかと思っています。国内対策が先になるか分かりませんが。

日本食糧新聞 BSE対策の科学、技術−寺田雅昭食品安全委員会委員長に聞く−
http://www.nissyoku.co.jp/bse/mail0501.htm


[3281] BSE迅速検査で陽性となった場合、最終的に陰性となるケースは少ない。 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/12(Sun) 12:07  

日本農業新聞2/12
>ダニー・マシューズ博士とのインタビュー
英国獣医研究所(VLA)の研究調査部門のトップ。BSE研究の世界的権威。

Q(農業新聞) OIG米農務省監察局は報告書のなかで04年11月にいったん陰性と結論付けた牛について「新たなBSE検査を農務省に行わせる前に海外の専門家に意見を求めた」としている

A(マシューズ博士) それは私だと思う。・・迅速検査で陽性となった場合、最終的に陰性となるケースは少ない。・・

Q それは農務省の検査が劣っていたからか

A 多くの国では英国ほどBSEのサンプルは多くない。IHC(免疫組織化学的検査)の場合、(検査の過程で)様々な手順が必要だが、感度の設定などで戸惑うこともある。(経験が浅いところで)感染を見逃す可能性があるものだ。検査の習熟度を上げるために、欧州では年に2回の研修会を開いている。・・IHCがWB(ウエスタン・ブロット法)より劣ることはない。米国から送られたサンプルから、我々は明らかな陽性反応を得た。問題は習熟度だ。・・最近終えた研究では人工的に感染させた牛からサンプルを取り出し数ヶ月ごとに検査法の違いを調べた。早い段階ではIHCの方が優れている。

Q 農務省の姿勢に問題があるのか

A 私の立場で余所の国のことを「良い」とか「悪い」とか言えない。OIEでは検査の見直しの議論が出ている。最初の迅速検査で陽性の場合、もう一度別の迅速検査をして陽性であれば「陽性が確認された」ということにする方向だ。2度目にマイナスだったら、IHCやWBなど別の方法で3回目の検査をして確認すれば良い。米国のケースもこうした仕組みになれば、スムーズに確認できただろう。
(検査の見直しは)1月に研究者で話し合った段階で、その後マニュアルの見直し、各国の意見を調整するため今年の5月(OIE総会)には無理だ。

Q 米国の飼料規制は抜け穴が多いと言う批判が多い。

A (家畜全体への肉骨粉の飼料を禁じている)欧州や日本と異なる部分的な規制では「抜け穴がある」と言えるかも知れない。完全にBSEを根絶するのであれば完全な飼料規制が必要だ。
だが、BSEの汚染度が低い国では、部分規制で事態をコントロールしながらリスクを下げると言う考え方もある。米国政府はそういう方法を選択したのだろう。私は、それが必ずしも悪い考えだと思わない。食品安全対策はコストが掛かる。BSEのリスクに応じてどの部分に予算を策というのは各国が判断すべきだ。


[3280] Re:[3279] [3277] アメリカUSDA監査局報告書のダウナー牛に関する部分のみ、訳してみました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/12(Sun) 11:03  

虹屋さん。
そうですね。
ここに、単なる2と畜場における29頭のダウナー牛の問題ということではなく、 CFR 309.2(b)(Code of Federal Regulations)での解釈とは異なった解釈を、現場の検査員は、FSIS Notice 5-04 (INTERIM GUIDANCE FOR NON-AMBULATORY DISABLED CATTLE AND AGE DETERMINATION)に求めていたという、構造的な齟齬の問題があるということが、わかったということですね。
この点が大事なポイントなのに、どうも、日本の報道も政党も、局部的な問題として捉えているところに、そもそもの誤りがあるように思えますね。



[3279] Re:[3277] アメリカUSDA監査局報告書のダウナー牛に関する部分のみ、訳してみました。 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/12(Sun) 09:24  

笹山さん。翻訳、有難うございます。
> FSISは、生前検査の後に、 傷を負ったりして歩行困難になった牛についての方針を定めているが、この方針は、公表された規則や公に発表された方針と相反しており、さらには、FSIS検査員による解釈や適用とも、一致していない。
> FSIS当局者は、これらの方針が、ダウナー牛が食ルートに入ることを禁止する規則に反しているとは、 思っていない。
> なぜなら、 専門家であるVMOの意見が、生前検査をへて、 それらの牛たちが、健康で、と畜されるのに適しているとのことであったからだ。
> ここに、ダウナー牛・歩行困難牛についてのUSDAの方針に、不一致性が、見られる。
> プラント検査員は、 すべての歩行困難牛は、と畜産禁止としている、と、述べている。
> 検査員は、歩行困難牛であっても、激しい傷が確認された場合には、と畜場にいれることができると、述べている。
> プラント検査員は、個人としては、FSIS Notice 5-04
> http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/rdad/FSISNotices/5-04.pdf
> では、もし、その牛が、生前検査を受けたあと、傷ついたために、倒れてしまった場合、その歩行困難牛は、と畜許可されるものと、信じている。

こういう制度上の問題点があった。

05年4月からの「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策」との関連で注目されるのはFSISのコメント

> FSIS は、これに対して、その状況を調べ、下記のようなコメントを提出してきた。
> 「これらの26頭については、公衆衛生獣医の専門的な判断の元に、傷を受けたあとのそれぞれの牛の状況を再評価し、と畜に適するものとの判断をしたものである。すべての証拠をみても、FSIS Notice 5-04.
> http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/rdad/FSISNotices/5-04.pdf
> にしたがって再評価されていた。OIG によって、監査された9ヶ月の間、傷を負ったがために、生前検査後に、歩行困難牛となった26頭は、一ヶ月に一万三千頭をと畜する、そして、(年に何頭もの)不良品の家畜をうけいれる、と畜場では、注目に値する(数の)ものではない。この地区の獣医は、2005年3月29日に、この当該と畜場を訪問した後、次のような意見を述べている。すなわち、「この26頭の傷は、それぞれの牛の基礎症状にもとずくものであり、その牛を不当に扱ったものによってできたものではない。」との報告であった。」
> もうひとつのLプラントは、Kプラントと同じ地区にあったが、生前検査後に歩行困難となった1頭についてのドキュメンテーションを見ると、後ろの両足に、腐蹄症からくる蜂巣織炎傷 があった。
> 診断では、局部的腐蹄症とあった。
> この診断は、この牛は、生前検査以後に傷を受けたものかどうかについて、疑義を生じさせるものであった。

生前検査前の「それぞれの牛の基礎症状にもとずく」傷による歩行困難牛をと畜したこと、41頭中29頭を食肉としたことをFSISは是認している。統一BSE対策の規定「老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛-たとえば、「と蓄場」への輸送の途中で傷ついたような場合には、獣医は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」などは、これをこのような解釈・運用を明文化し、法的正当性を与えた物といえるのですね。



[3278] イタリア・シシリー島で鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/12(Sun) 08:36  

冬季オリンピックで賑わいのイタリアだが、シシリー島で、鳥インフルエンザが発生したことが昨日わかった。
発生したのは、シシリー島,Calabria地方、Apulia地方で、17羽の白鳥が、死んでいたという。
これら白鳥のすべてに、H5感染が確認されたが、それがH5N1であるかどうかは、確定検査中であるという。
感染地域には、次の地域が含まれる。
Taranto, Vibo Valentia, Ragusa, Catania, Messina and Syracuse
である。
「BIRD FLU: STORACE, 17 DEAD SWANS IN APULIA,CALABRIA, SICILY」
http://www.agi.it/english/news.pl?doc=200602111448-1095-RT1-CRO-0-NF82&page=0&id=agionline-eng.italyonline
参照

http://www.agi.it/english/news.pl?doc=200602111448-1095-RT1-CRO-0-NF82&page=0&id=agionline-eng.italyonline


[3277] アメリカUSDA監査局報告書のダウナー牛に関する部分のみ、訳してみました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/12(Sun) 00:09  

虹屋さん。
問題のアメリカUSDA監査局報告書のダウナー牛に関する部分のみ、下記のとおり、訳してみました。
以下、監査報告書
http://www.usda.gov/oig/webdocs/50601-10-KC.pdf
の67ページから69ページの部分で、表は、のぞきました>
以下、概訳

Finding 9 「歩行困難牛(ダウナー牛)のと畜手続きの不一致性」について

FSISは、生前検査の後に、 傷を負ったりして歩行困難になった牛についての方針を定めているが、この方針は、公表された規則や公に発表された方針と相反しており、さらには、FSIS検査員による解釈や適用とも、一致していない。

12のと畜場のうち、2と畜場において、2004年6月17日から、20054年4月12日までの間、29頭の歩行困難牛がと畜され、そのうちの20頭がダウナー牛と確認されたが、園障害についての何の書類も見当たらなかった。
FSIS当局者は、これらの方針が、ダウナー牛が食ルートに入ることを禁止する規則に反しているとは、 思っていない。
なぜなら、 専門家であるVMOの意見が、生前検査をへて、 それらの牛たちが、健康で、と畜されるのに適しているとのことであったからだ。
われわれは、 これに関しては、毎日のプラントでの処理記録以外には、いかなる記録も、発見することはできなかった。
表明された公共方針は、明確であり、透明性を持ったものであることが必要だ。
CFR 309.2(b)
http://www.washingtonwatchdog.org/documents/cfr/title9/part309.html#309.2
において、FSISは、歩行困難牛について、その歩行困難の状態や、 歩行困難になった時期にかかわらせず、いかなる歩行困難牛について、人間の食ルートから排除するように、表明している。
もし、牛が、と畜場へのルートにおいて、急に傷を おい、歩行困難になった場合には、動物愛を持って、トラックから降ろし、動物愛を持って、安楽死させ、 適切に、死体の処理を行うべきものである。
同様に、と畜場の建物の中で、トラックから下ろされるときなどに足を折ったりして、歩行困難になった場合も、同様の処置を行うべきである。
しかし、FSIS Notice 5-04,
http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/rdad/FSISNotices/5-04.pdf
においては、もし、牛が、生前検査の時に、 歩行可能であって、と畜の前に、 歩行困難となった場合には、VMOが、 牛が傷をおったことを確認すれば、と畜を可能とし、死後検査をすることができるとしている。
FSIS は、そのようなケースは、非常にまれなことであると、予測しているだろう。
なぜなら、牛が、動物愛をもって適切な扱いをされていたならば、家畜檻の中で、動いて傷つくことは、ないと、考えられているからだ。
生前検査の後に、 歩行困難になった牛について、VMOが、その歩行困難の原因傷害が何であるかを確定できなかった場合、この牛は、と畜禁止とされ、と畜場には、入れないことになる。
ここに、ダウナー牛・歩行困難牛についてのUSDAの方針に、不一致性が、見られる。
と畜される牛についてみれば、 ダウナー牛は、と畜されてはならないことは、はっきりしている。
実際、ある報告書は、次のようにいっている。
「アメリカの方針では、と畜場にあらわれた歩行困難牛や障害牛については、すべて、 と畜禁止とする。」
USDA自身、BSEの拡大を防ぐファイア・ウォールのひとつは、ダウナー牛を食ルートに入れないことにあるとして、広く宣伝している。
われわれが訪れた12のと畜場での歩行困難牛のと畜禁止と許可との多様な適用状況は、下記の表に示されている。
プラント検査員は、 すべての歩行困難牛は、と畜産禁止としている、と、述べている。
検査員は、歩行困難牛であっても、激しい傷が確認された場合には、と畜場にいれることができると、述べている。

以下は「2004財政年度での歩行困難牛のと畜禁止数」と「2004財政年度での歩行困難牛のと畜通貨数」の表である。

プラントKと、プラントLでの2004年6月17日から、2005年4月12日までの毎日の処理シートと、試験成績表では、次の牛が、と畜許可されていたことを示している。

ダウナー牛など-20頭  乳腺炎疾患−1頭  がに股-5頭 傷害−3頭

唯一、これが、これらのプラントで見ることのできた、牛に関するドキュメンテーションのすべてであった。

プラント検査員は、個人としては、FSIS Notice 5-04
http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/rdad/FSISNotices/5-04.pdf
では、もし、その牛が、生前検査を受けたあと、傷ついたために、倒れてしまった場合、その歩行困難牛は、と畜許可されるものと、信じている。

それゆえに、検査員は、これらの牛を人間の食ルートに入れることを許してきたのだ。

われわれは、と畜場で、それらの歩行困難牛をフォークリフトや建物の上に敷かれたレールをつかって運ぶ現場を見ている。

プラントKにおいては、かなりの数のダウナー牛がと畜されていたということを、FSIS に忠告しておいた。
FSIS は、これに対して、その状況を調べ、下記のようなコメントを提出してきた。
「これらの26頭については、公衆衛生獣医の専門的な判断の元に、傷を受けたあとのそれぞれの牛の状況を再評価し、と畜に適するものとの判断をしたものである。すべての証拠をみても、FSIS Notice 5-04.
http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/rdad/FSISNotices/5-04.pdf
にしたがって再評価されていた。OIG によって、監査された9ヶ月の間、傷を負ったがために、生前検査後に、歩行困難牛となった26頭は、一ヶ月に一万三千頭をと畜する、そして、(年に何頭もの)不良品の家畜をうけいれる、と畜場では、注目に値する(数の)ものではない。この地区の獣医は、2005年3月29日に、この当該と畜場を訪問した後、次のような意見を述べている。すなわち、「この26頭の傷は、それぞれの牛の基礎症状にもとずくものであり、その牛を不当に扱ったものによってできたものではない。」との報告であった。」

われわれは、次のような質問をした。
すなわち、「牛の状態に関する資料としては、そのプラントでの毎日の処理記録しかない中で、FSIS は、いかなる証拠を持って、このプラントの決定状況を再調査することができるのか?」ということについてである。
もうひとつのLプラントは、Kプラントと同じ地区にあったが、生前検査後に歩行困難となった1頭についてのドキュメンテーションを見ると、後ろの両足に、腐蹄症からくる蜂巣織炎傷 があった。
診断では、局部的腐蹄症とあった。
この診断は、この牛は、生前検査以後に傷を受けたものかどうかについて、疑義を生じさせるものであった。

勧告16
USDAは、歩行困難牛に関すると畜方針を、明確にすべきである。
そのような牛をと畜許可したいかなる決定をサポートしうる書類は、保管されなければならない。
FSISは、USDAの方針が一貫して守られることを保障しうるコントロール体制を確立しなければならない。

Agencyのレスポンス
FSISは、FSIS Notice 5-05「“Interim Guidance for Non-Ambulatory Disabled Cattle and Age Determination.” 」に関し、詳細な指図ができる検査プログラム人員の配備を持って、歩行困難牛のと畜方針を明確にするであろう。
このガイダンスでは、そのような状況についての説明責任をより果たしうる、タグつき牛や、観察記録を備えるための指図書が用意されるであろう。

OIGのポジション
われわれは、これらの経営上の決定を受け入れる。



[3276] Yahoo!掲示板「熱く語ろう!」に、ダウナー牛の話題が 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/11(Sat) 12:27  

このサイト
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=l&board=1000003&tid=gaea4af8la4ma4a6a1aa&sid=1000003&mid=26263
のなかの「うおおおおおおおおおおおおおおっつ!」ですが、私のこの掲示板なんかも、引き合いに出されていますね。

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=l&board=1000003&tid=gaea4af8la4ma4a6a1aa&sid=1000003&mid=26263


[3275] 中国・湖南省で、H5N1感染者死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/11(Sat) 11:21  

中国・湖南省綏寧縣で、20歳の女性が、昨日、H5N1鳥インフルエンザ感染で死亡した。
これで、中国でのH5N1鳥インフルエンザ感染者は、12人であり、そのうちの8人が死亡した。
http://hk.news.yahoo.com/060210/12/1l4fc.html 参照

また、アゼルバイジャン(Azerbaijan)のカスピ海沿岸で、野生の鳥を中心にして鳥インフルエンザが発生したが、ちょっと、気になるのが、この掲示板の1796と1797で述べたように、ちょうど、昨年の10月16日に、イランのアゼルバイジャンに国境を接しているPoldashtというところで、大量の野生の鳥の死亡があったのだが、イラン政府は、これは、鳥インフルエンザによるものではないと、強硬に主張したことがあった。
今回のアゼルバイジャンでの鳥インフルエンザの発生で、当時のイラン政府の隠蔽の可能性も出てきたようだ。
「Azerbaijan confirms bird flu in wild birds on Caspian Sea coast」
http://english.people.com.cn/200602/10/eng20060210_241618.html参照
発生したのは、Absheron半島で、ここには、首都Bakuもあり、イラン国境に近いMassalyの先にあるという。
「Bird flu kills two more, hits Azerbaijan」
http://www.theage.com.au/news/World/Bird-flu-kills-two-more-hits-Azerbaijan/2006/02/11/1139542428321.html参照
これらの国の隠蔽疑惑について、トルコ政府は、隣接するイラン、アルメニア、アゼルバイジャン、シリアなどに対して、隠蔽をやめるように声明を出している。
「Turkey claims neighbors cover up bird flu」
http://www.hurriyet.com.tr/english/3823765.asp?gid=74参照


[3274] Re:[3271] 検査が手抜き状態になってはいないか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/11(Sat) 11:20  

笹山さん。情報有難うございます。私の読解力ですと”猫に小判”状態です。
ただ、これだけ細かい規定があって、牛一頭あたり1分でよく判別できるなと感じますが、

>報告書は目視検査について、全頭を対象にすべきなのに、33の食肉処理施設が5〜10%の「抽出検査」にとどめていたことも指摘。ただ、農務省が05年7月に抽出検査中止を指示したため、改善勧告は見送った。
(毎日新聞) - 2月9日1時21分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060209-00000003-mai-bus_all

さもありなんですね。

全頭検査にしたら、単純に考えれば仕事量が20倍から10倍増えるわけだから人員増員しない限り、他の仕事が、食肉の格付けとかSRM除去確認とかがお留守・手抜き状態にならないでしょうかね。


[3273] Re:[3272] 米国産牛肉、自主検査終了 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/11(Sat) 08:55  

虹屋さん。
そもそも、この指令、官房長官という素人の思い付きによって、官僚が動いたという、おためごかしのものだったのですから、著しく、日本の食品安全の観点からは、異例であり、ループホールの可能性の前例を作ってしまったというわけで、この通達に名前の挙がっているお二方にとっては、屈辱の報告となりうるかもしれませんね。、


[3272] 米国産牛肉、自主検査終了 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/11(Sat) 08:48  

輸入業者さん、約250トンを全て開封して目視点検したそうですが、背骨の有無はわかっても脊柱・背根神経節の残存や汚染は分からないでしょうに。
93トンはすでに加工されたり、消費されて追跡不能。
厚労省 米国から輸入された牛肉の自主調査結果について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/h0210-2.html


[3271] Re:[3270] [3268] [3266] [3265] 米国のヘタリ牛は2004年からずーと食べられていた??-追加- 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/11(Sat) 08:48  

虹屋さん。
追加です。
3270で述べた、アメリカでの初のBSE発生直後に、当時のヴェネマン農務長官が出したのは、次のもので、これによって、USDA/FSIS Notice 5-04
http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/rdad/FSISNotices/5-04.pdf
に修正が加えられた形になっています。
2004年1月12日発効 失効日2007年2月1日
5-04, Interim Guidance For Non-Ambulatory Disabled Cattle And Age Determination
http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/rdad/FSISNotices/5-04.htm

この中で、歩行困難牛については、下記のとおり、記されています。
Non-ambulatory disabled livestock include livestock that cannot rise from a recumbent po-sition (downer) or that cannot walk, including but not limited to, those with broken append-ages, severed tendons or ligament, nerve paralysis, fractured vertebral column or meta-bolic conditions.

加齢による足の骨折、アキレス腱や靭帯の切断、神経麻痺、脊柱の破損、代謝系の異常などによるものについては、これに含まれるが、限定はされない。

参照「STANDARD OPERATING PROCEDURES FOR BSE」
http://www.aamp.com/documents/BSESOPs_000.pdf

で、ご指摘の「Code of Federal Regulations
Title 9 Animals and Animal Products PART 309&#8212;ANTE-MORTEM INSPECTION」
では、次のようになっています。
§309.2 Livestock suspected of being diseased or affected with certain conditions; identifying suspects; disposition on post-mortem inspection or otherwise.

(b) All seriously crippled animals and animals commonly termed “downers,” shall be identified as U.S. Suspects and disposed of as provided in §311.1 of this subchapter unless they are required to be classed as condemned under §309.3.
一般に、ダウナーと称せられる、著しく損傷された牛については、U.S. Suspects によって識別され、§309.3のもとでの分類が必要でない限り、§311.1のもとでの処理となる。

それで、§309.3のもとでの分類というのが、「§309.3 Dead, dying, disabled, or diseased and similar livestock.」です。

参照「Code of Federal Regulations
Title 9 Animals and Animal Products PART 309&#8212;ANTE-MORTEM INSPECTION」
http://www.washingtonwatchdog.org/documents/cfr/title9/part309.html

§311.1のもとでの処理というのが、「311.1 Disposal of diseased or otherwise adulterated carcasses and parts; general. 」での処理ということになります。
参照「Code of Federal Regulations Title 9 Animals and Animal Products PART 311&#8212;DISPOSAL OF DISEASED OR OTHERWISE ADULTERATED CARCASSES AND PARTS」
http://www.washingtonwatchdog.org/documents/cfr/title9/part311.html



[3270] Re:[3268] [3266] [3265] 米国のヘタリ牛は2004年からずーと食べられていた?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 23:08  

虹屋さん。
私も、この辺が突っ込みどころと思っています。
そもそも、2003年12月発見のアメリカ最初のBSE牛は、歩行困難牛であったところから、当時のヴェネマン農務長官は、直後の記者会見で、ダウナー牛の食用ルートからの排除を言明したのですが、その具体策がまとまったのは、2004年7月9日でした。
そのときには、歩行困難牛の全ての部位の禁止をうたったのですが、このころ、ほぼ同時に出された監査報告書でも、「これまでのアメリカ側が行った拡大サーベイランスプログラムのサンプルのほとんどが、農場内で死んだ、歩行困難でない牛のサンプルがほとんどだった。」との指摘がされていました。
つまり、最初から、なんでもありの、抜け穴だらけの措置であったように、思えます。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=30参照


[3269] 「日本人は、鯨を食わなくなったのに、鯨を捕獲している。」とのAPの記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 22:50  

どういうわけか、今日のAPの「Whale Meat Glut a Problem for Japan」http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/02/09/AR2006020901253.html
という記事が、こんな写真
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/photo/2006/02/09/PH2006020901256.html
を添えて、ワシントンポストを始め、流れている。
内容はたいしたものではなく、鯨をとってきても、余っている状況に、ついに、パンフレットを作って、学校給食のハンバーグ用に鯨肉を使わせる作戦に出たというような内容だ。
若者が鯨肉を食わなくなった現状を紹介しながら、「それでも、なぜ、日本政府は鯨捕獲にこだわるのか?」と、疑問を突きつけている。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/02/09/AR2006020901253.html


[3268] Re:[3266] [3265] 米国のヘタリ牛は2004年からずーと食べられていた?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/10(Fri) 22:33  

笹山さん。12月のパブコミの回答では笹山さんの意見に76番
、今年4月に「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策」が発表されたが、その中で、『歩行困難牛等』について、次のように定められている。
「老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛-たとえば、「と蓄場」への輸送の途中で傷ついたような場合には、獣医は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」
つまり、獣医の裁量によって、「BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」ことは、大きな抜け穴を作る可能性がある。
この辺の検証はされたのか。

安全委の回答 と畜前検査において獣医師の裁量により高リスク牛を見逃すのではないかとの懸念についてですが、米国の現在の規制では、歩行困難牛はその原因によらず、高リスク牛として全て食用から排除されることになっております。
 なお、御指摘のありました今年4月の発表(その後、米国では規制の改定は未実施)は、歩行困難牛であっても、その原因が輸送途中の転倒や脱臼など、BSEとは関係ないことが明らかな場合に限って食用として処理することを認めるもので、獣医師の裁量により判断が左右されるとは考えにくいものです。

「米国では規制の改定は未実施」とありますが、「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策」でダウナー牛は一頭も食肉にしないという声明9 CFR 309.2(b)の撤回を、VMO (Veterinary Medical Officer )現場の検査官に告げれば、FSIS Notice 5-04のみが有効となりますから、規則の改定はしなくても良いのではないでしょうかね。

 先日の国会審議で、EVプログラムが守られればダウナー牛は日本に輸出される可能性は非常に低いと農水大臣は答弁していましたが、VMOの裁量によってBSEの症状とは一致しないものとの判断されたダウナー牛が20ヶ月齢以下やA40だったら、日本向けに輸出可能ですよね。




[3267] インドネシアで、さらにH5N1による死者 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 20:53  

今回死亡したのは、Kiki Mariaという名の22歳の女性で、Sulianto Saroso Hospitalで死亡した。
もう一人の感染者であるDewi Sartikaという名の27歳の女性は、危篤状態にあるという。

http://www.bangkokpost.com/breaking_news/breakingnews.php?id=78787


[3266] Re:[3265] 米国のヘタリ牛は2004年からずーと食べられていた?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 20:07  

虹屋さん。
なるほど、このFSIS notice 105 の文章で見る限り、VMO (Veterinary Medical Officer )の裁量権限は、大きいといえますね。
そして、その結果が、今回の監査報告での、きわめてまれなケースであるはずの、「と畜場へ行く途中での歩行困難牛の増加」につながった、と、いえそうですね。


[3265] 米国のヘタリ牛は2004年からずーと食べられていた?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/10(Fri) 19:22  

笹山さん。[3132]でご紹介いただいたOIG報告書の文書。2段あとにに続いて、
However, an FSIS notice 105 states that if cattle are ambulatory at ante mortem inspection and become nonambulatory disabled prior to slaughter, the VMO should verify that the animal suffered an acute injury and allow the animal to proceed to slaughter and post mortem inspection.

FSIS notice 105 はFSIS Notice 5-04で2004年1月12日発効です。
http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/rdad/FSISNotices/5-04.htm

その5-04には次のような箇所があり
D What do VMOs do if cattle are ambulatory at ante-mortem inspection and become non-ambulatory disabled prior to slaughter? What is the disposition of the animal?
If an otherwise normal healthy animal that has passed ante-mortem inspection and is on its way to the knock box and suffers an acute injury (e.g., if the animal falls or if an animal has a leg that gets trapped and broken), the VMO should verify that the animal suffered such an acute injury and allow the animal to proceed to slaughter and post-mortem inspection. FSIS would expect such situations to be extremely rare because cattle, when handled and moved under proper humane handling conditions, should not be injured while being moved in the pens. For cattle that become non-ambulatory disabled after ante-mortem inspection, if the VMO cannot determine that a specific, acute injury occurred that caused the animal to become non-ambulatory disabled, the animal is to be condemned and cannot enter the slaughter establishment.

この条項を、二つの施設の検査官が
if the VMO can determine that a specific, acute injury occurred that caused the animal to become non-ambulatory disabled, the animal is to be condemned and can enter the slaughter establishment.

検査官が、ヘタリや歩行困難が特定の、そして、急性の負傷によって起こったのを決定することができるなら、続く、と畜・解体に入ることができます。

と理解していた。それで29頭がと畜されたが、うち9頭には原因が記録されていたが、20頭にはなかった。

以前、拡大サーベランスでの死亡牛のサンプル採取の基準を調べたとき、細則で「死亡した牛なら原因を問わずサンプルの採取を除外しない」というがありましたが、このFSIS Notice 5-04はダウナー牛などの扱いのそれですね。OIGもThere appears to be inconsistent USDA policies related to slaughtering downers/nonambulatory cattle.です。

2005年4月の北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策で、ダウナー牛の一部が食肉に回されるようになったと理解していました。しかし実際には2004年1月以来、一部の処理場・パッカーで行われていたことを追認、公然化し全米に適用した物であったと言う事なのでしょうかね。

この調査された12施設が全米を代表するとすれば、全ダウナー牛992頭中29頭、約3%が食肉にされていたということですよね。


[3264] 朝日新聞英語版から。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 18:45  

この朝日新聞の英語版の記事「U.S. slaughterhouses processed cattle unable to walk」
http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200602100189.html
は、一生懸命、アメリカの歩行困難牛に対する日本人の恐れを伝えようとしているのだが、cattle unable to walkとかdifficulty walkingとか、書いてあるのは、ちょっといただけない。
歩行困難牛は、普通、Non-ambulatory Cattle といっていますので、次回からは、そのように書いてくださいね。
きっと、新聞社では、日本語で書く人と、それを英語に直す人とが分業化しているので、このようなことになるのかもしれません。

http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200602100189.html


[3263] 「鳥ウイルス」が「人に感染する」との捏造恫喝情報 投稿者:とき 投稿日:2006/02/10(Fri) 15:35  

 いつまで、その間違ったことを放置させておくつもりでしょうか?
 そのおかげで、とんでもないことがまさに茨城県で起こっているわけです。もう、ほんとに情けないとしかいいようがありません。
 いっぱしの権威として先導している学者さんがた、その自身の無知にはいつお気づきになるのでしょうか? 
 
 アフリカの鳥インフルエンザの報道も味噌も糞も一緒のようです。おそらく、渡り鳥ルート以外での発生の原因の一番の可能性は、人間による食用鳥の移入が考えられます。チャイナタウンのようなところが感染源・感染経路の可能性があるのでは・・・。(人でも同じように起こるでしょう。激しく起こるのは春節後でしょうか。)

 何度も繰り返しますが、鳥のウイルス感染は鳥から感染し、人のウイルス感染は人から感染するが大原則です。そのことをまずはよく見極め、ごっちゃにしないことが肝要かと思います。

◇鳥インフルエンザ:非公式の抗体検査で「陽性」 愛鶏園、県に届けず /茨城(毎日新聞) - 2月10日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060210-00000055-mailo-l08

 さもさも、届け出ないことが「悪」であるかのような印象操作こそが、この感染症の実態に関しての無知に発するとはいえども、「悪質」であります。何ら害のないウイルスの感染歴があるということにすぎないのですから。この世から、ウイルスによる鶏への感染を駆逐してしまおうとする、妄念あるいは気違いじみた思想に引きずられすぎです。

◇文藝春秋3月号(2月10日発売)
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/index.htm
>現代人必携 71頁大特集 推薦図書リスト付
>日本の常識 44 今、何が問題なのか? どう考えればよいのか?
>18 鳥インフルエンザ 日垣隆

 わけのわからないことを装っていたほうが、研究開発費が注がれ続けるということを狙っているとしか見えません。まさに「プリオン病」と同じように。
 さんざん恐怖を煽り恫喝しておくことによって、原因不明であり続ける限りお金が注がれ続け、それに関わる学者研究者は食いはぐれがないでいられるということなのですね。本気では解明・解決をする気がないのだとも。多分に意地悪な見方ですが。

◇250万羽焼却処分へ 鳥インフルエンザ ウイルス感染の鶏一掃 東京新聞 2006.02.10
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20060210/lcl_____ibg_____000.shtml
◇茨城の鳥インフルエンザ、新たに250万羽焼却へ 2006年 2月10日 (金) 03:05 読売新聞
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20060210/20060210ic01-yol.html

 結局は、費用をかけて捨てるゴミ同然の扱いにされるということになるようで・・・。(涙)

◇資金横領で農業省幹部ら解任、鳥インフルエンザ対策 2006.02.09 CNN
>ハノイ――ベトナム政府は8日、鳥インフルエンザ対策資金から5000ドル(約59万円)相当を横領していたとして、南部の省の農業省責任者と会計士の2人を解任した、と述べた。地元警察は、訴追を検討している。
>2人は共産党員で、党籍を先月、はく奪された。横領した金額は本来、感染対策の器具などに使われるはずだった。
>ベトナムは、鳥インフルエンザ感染の最大の被害国で、世界保健機関(WHO)によると、2003年以降、これまで42人の死亡者を出している。
>ベトナムでは先月、家禽類の飼育者と共謀、処分した家禽類の数字を故意に膨らませたとして地方行政当局者4人を逮捕している。政府は、処分した家禽類に財政補助を与えている。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200602090018.html

 鳥インフルエンザ対策にいくら予算をかけようとも、実際は、(鳥のも人のも)H5N1ウイルスのまん延を阻止することは端から不可能であるようにしか思えません。費やしても費やさなくても、結果はほとんど同じことになるわけですから、果たしてその莫大な予算は、どこにどのようにして消費されていくのか。上のようなことは、ほんのささやかな氷山の先っぽに過ぎないのではないかと思います。(とは言え、ほとんどは適正-無為に費やされることだとは思いますが。)

 原因不明(としておく)の病気に群がる、いわゆる“武器証人”のような方々がたくさんいるのだなということが、非常によくわかるような事例です。「鳥インフルエンザ」現象は。

『第二次世界大戦後に誕生した国際連合は、ユナイテッド・ネイションズというその名のとおり、国民国家のクラブだ。その加盟国はいまや、189ヶ国にものぼるが、そのうち、自前でちゃんとやっていける国民国家は、半数以下だ。ことに、最近になって国連に加盟した新しい国民国家は、そのほとんどが経済的に自立できていない。大国からの経済援助で、ようやく国家らしい外見を保っているにすぎない。』(p.215)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166601555
(歴史とはなにか 岡田 英弘 )
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1011.html


[3262] Re:[3259] [3244] 鳥フルの巨大な野外試験の結果ではなかったか 投稿者:milkman 投稿日:2006/02/10(Fri) 15:26  

笹山先生のコメント大変ありがとうございます。
 養鶏の臨床に携わるものにとって、現場はまさに悲惨な事態です。ただ悲嘆にくれてばかりもいられませんから、この莫大な損害を決して無駄にしないための政策や、現場養鶏業への強い支援が必要という意味で揶揄した次第です。現場におられる養鶏業者の方や臨床獣医師の苦労に報いるためにもぜひとも「EU新指令」も含めた政策の転換が緊急に必要でしょう。
 茨城県知事の2/3の記者会見のコメントを見ても対応のスピードが遅すぎますね。地方経済が疲弊するとともに、政治への不信がますます増進しています。
 一方家畜伝染病の予防においても、情報開示が進むどころか疾病情報の地下への潜行が進んでいくような気がしてならないのですが。
 そんな状態には決してしてはならないと強く願いながら、現場で苦労している養鶏臨床獣医師もたくさんいることを訴えたいからです。
 ご指導いただければ幸いです。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=452


[3261] 急速に拡大する世界各地の鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 11:50  

ナイジェリアでは、さらに3地区での鳥インフルエンザ感染が確認され、感染拡大が懸念されている。
ガーナでは、ナイジェリアからの家禽の輸入をストップした。
また、ブルガリアとギリシャでも、新たに、白鳥などにH5N1感染拡大が認められた。
中国の山西省陽泉市では、15000羽の家禽が死亡し、187,745 羽が殺処分された。
なお、35人の家禽従事者について、人感染の疑いからか、自宅での監視体制の下に置かれ、1日2回のメディカルチェックを受けているという。
「China Places 35 Under Observation Due To Bird Flu」http://www.allheadlinenews.com/articles/7002336448参照


[3260] Re:[3245] ドイツの牛の末梢神経からも感染性検出」の論文 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 11:23  

こちらも、遅レスで申し訳ありません。
ご紹介の論文「Highly bovine spongiform encephalopathy-sensitive transgenic mice confirm the essential restriction of infectivity to the nervous system in clinically diseased cattle.」
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=16088845&query_hl=1&itool=pubmed_docsum
の内容は次のようですね。
この実験では、 遺伝子導入マウスであるTgbov XVと、従来の非遺伝子導入マウスであるRIIIとを使って、ホモジェネートした感染牛のSRMを接種したところ、遺伝子導入マウスが、従来型マウスの一万倍のsensitivityをしめし、また、部位別には、リンパ組織には、sensitivityを示さなかったが、中央・末梢神経には、sensitivityを示したということですね。
ただし、感染のいり口と見られている回腸遠位部のバイエル板については、sensitivityを示したということです。
このようなことから、腸から、中央神経系統への神経細胞内の危険物質の伝達について、牛と「羊やマウス」とでは、感染経路の違いがあるという説については、確証が深まったとのことです。

このところ、感染実験の言葉が、出回っていますが、私としては、もう少し、セグメントして考える必要があるのではないかと思っています。

すなわち、マウス実験においても、遺伝子導入マウス (transgenic mouse)なのか非遺伝子導入マウスなのか、その実験は、何のためにおこななわれたのかということなどについてのセグメントですね。

上記の実験にしても、これは、感染経路を検証するために、sensitivityの違いを検証したということなのですね。

そこを部分取りしてしまうと、中枢神経にも、リスクということが、必要以上に強調されてしまうことになりかねません。

そこをまちがわないようにしないと、閥値の違う概念で、同じ恐怖を呼び起こすということになりかねませんので。
その意味では、研究者の目的をよく、理解してあげなければなりません。

研究者が、閥値のセンシビリティを高めると、それに対する社会的インフラの劣後が起こり、それに社会資本がキャッチアップしようとすると、膨大な社会資本の増強が必要になるということで、そこに、社会的閥値というのが、必然的に存在してしまう。
その両極端の間に、閥値の最適値があるような感じがしています。
まあ、それが、ミチゲーションの考え方なのですが。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=16088845&query_hl=1&itool=pubmed_docsum


[3259] Re:[3244] 鳥フルの巨大な野外試験の結果ではなかったか 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 11:16  

milkmanさん。
レスが送れ、恐縮です。
今回の茨城の件を、壮大な野外実験というには、あまりに悲惨すぎる事態であり対応であったような気がしますね。
ウインドウレスへの特別対応を含め、鳥インフルエンザに対するコントロール体制についての、ゼロベースにたった、再構築に、つなげうるー失敗であればと、願うばかりです。
特に、参考にすべきは、EU新指令における「Stamping Out政策の見直し」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=452
であろうかと存じます。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4696522.stm


[3258] Re:[3257] 輸血で英3例目のヤコブ病 8年後に発症 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 11:00  

虹屋さん。
このニュースのポイントは、輸血によるvCJD感染に、どのくらいの潜伏期間があるかということですね。
このBBCのニュース「Third vCJD 'blood case' diagnosed 」
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4696522.stm
によると、英国保健相が、2003年12月に、輸血による最初のvCJD患者の存在を発表したが、輸血により感染してから発症するまでに、かなりの潜伏期間があるのではないかということが、明らかになりつつあるということですね。
2004年に英国政府は、汚染された血液製剤を使っていると思われる血友病患者を中心に、数千の警告書簡をおくり、そのうちの30人については、感染したドナーからの献血を受けたことが確認され、今回の患者は、そのうちの一人であったようです。
当初は、血友病患者が使っているプラズマ製品が疑われたのですが、今のところは、これによるvCJD患者はいないようですね。
NHS Blood and TransplantのAngela Robinson博士は、「われわれの今の関心は、この患者と家族に向かっている。」といっています。
つまり、博士がいいたいのは、潜伏期間の長期化によって、潜在的なクラスターの拡大が懸念されるということでしょうか。
英国では、1995年のvCJD患者第一号死亡から、すでに154名の死亡者を出しています。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4696522.stm


[3257] 輸血で英3例目のヤコブ病 8年後に発症 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/10(Fri) 10:02  

BSE対策が食品の安全性だけでない、輸血、現代の医療全体の安全性に関わる問題ということを改めて感じます。気を引き締めて、取り組んでいかなくては・・

輸血で英3例目のヤコブ病 8年後に発症

 【ロンドン9日共同】英保健当局は9日、牛海綿状脳症(BSE)が感染して起こるとされる変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病の感染者から輸血を受けた患者が、同病に感染している可能性が高いと診断されたと発表した。輸血を通じた感染は英国で3例目という。
 この患者は輸血から8年後に発症し、専門病院で治療を受けているという。血液を提供した感染者は献血の1年8カ月後に発症した。
 ヤコブ病は、進行性の認知症や運動失調の症状が出て、全身衰弱などで死に至る。英国ではこれまでに、変異型ヤコブ病と確認されたり、可能性が高いとされた症例が約160報告されており、うち死亡は154例に上っている。
(共同通信) - 2月10日6時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060210-00000021-kyodo-int


[3256] 与野党の視察にみまわれて「"It's the same drill” 」と嘆くクリークストーン 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 08:52  

自民党が、アメリカへ「米国産牛肉輸入手続停止調査団」を派遣したのだが、受け入れ先は、この前、民主党の調査団が視察したクリークストーン社と、タイソン社ということで、クリークストーン社の副社長のKevin Pentz氏は、「"It's the same drill tomorrow, only different officials," 」(来る相手が違っただけで、やることは一緒)とぼやいている。
また、先の民主党の視察の時間が、クリークストーン社の場合、三時間だったことを捉え、ジョハンズ農務長官が、The National Cattlemen’s Beef Association(全米肉牛生産者協会)の年次総会で、聴衆からの質問に答え、「彼らの牛肉プラントでの視察時間は、3時間、われわれが日本の輸入再開まで待った時間は、2年間、その時間の比較をすれば、明確です。」といったことで、では、今度の日本の視察団の視察時間は、何時間なのか、に、興味が移っている気配もある。
一方、タイソン社のほうは、汚い工程とけなされたということで、怒り心頭だが、クリークストーンのほうは、「われわれは、いいポジションにある。」と、涼しい顔をしているようだ。
それにしても、まとまって時間をかけていけばいいものを、国内政局のとばっちりで、視察ラッシュにみまわれる二社の方には、同情申し上げます。
果たして、これは、Auditなのか、Inspectionなのか、なんて、余計なことも思ったりして。

http://www.arkcity.net/stories/020906/com_0002.shtml


[3255] Re:[3254] [3251] どうして、今頃、米農務省監察局報告での「へたり牛」問題が新聞にとりあげられるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/10(Fri) 08:17  

あかべこさん。
情報ありがとうございました。
なるほど、この松阪食肉衛生検査所http://www.pref.mie.jp/MSHOKU/hp/gaiyou/27-1.htm
の例を見ても、病畜77頭のうち、不合格数は、約一割の8頭ということで、かなりの合格率ということになっていますね。

http://www.pref.mie.jp/MSHOKU/hp/gaiyou/27-1.htm


[3254] Re:[3251] どうして、今頃、米農務省監察局報告での「へたり牛」問題が新聞にとりあげられるのか? 投稿者:あかべこ 投稿日:2006/02/09(Thu) 23:55  

国内でも「へたり牛」には業界では触れられたくありません。
ある県では毎日「へたり牛」が、5頭前後もと畜されています。
通称「病畜(疾病を持っているが食用可能)」と呼ばれ、全国で見ればかなりの数になります。もちろん、BSE検査は合格になって流通していますが・・。


[3253] アフリカに鳥インフルエンザが上陸した深刻さ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/09(Thu) 23:19  

今朝ほどのアフリカ・ナイジェリアに鳥インフルエンザウイルスが上陸したことについて、憂慮する声が広まっている。
これは、アフリカには、HIV患者が多いことと、関係している。
メンフィスにあるSt Jude Children's Research HospitalのRobert Webster 博士は、HIV/AIDS患者が鳥インフルエンザに感染した場合、HIV/AIDS患者の免疫系は、鳥インフルエンザウイルスと戦う力がないために、健康な人間よりも、より長期間、鳥インフルエンザウイルスをキャリアとして、持ち歩くことになるという。
そして、ウイルス自体も、容易に変異するという。
そして、他の地域よりも、容易にパンデミックの状態になりうるという。
そこには、健康人におけるサイトカイン・ストームと同じ現象が発生するのだという。

参照
http://www.natap.org/2005/newsUpdates/112905_04.htm
http://www.thebody.com/cdc/news_updates_archive/2005/nov18_05/bird_flu_hiv.html?m125o
http://www.aegis.com/news/wsj/2005/WJ051103.html
http://steelturman.typepad.com/thesteeldeal/2005/11/h5n1_hiv_aids_.html
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4444940.stm
http://www.aidsmap.com/en/news/0E3F97D6-42F5-4D15-9E4A-84D32A8F400E.asp




[3252] OIEコード改正のポイント 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/09(Thu) 22:16  

私のブログ記事のほうに「OIEコード改正のポイント」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=549
として、変更箇所が赤字と黒字でわかるように、まとめて見ました。
改めてみてみますと、TSEの概念が消去されてしまったこと、生体輸入規制は、反芻動物に限ることにしたこと、生前検査・死後検査が必須条件とならなくなったこと、サーベイランスの結果が反映されないこと、などなど、いろいろ、問題点が多くあるようですね。
そして、何よりも、アメリカの修正案が、ほとんどそのまま、OIEの修正案になってしまうということは、どういうことなのでしょうか?
まさに、本来は、デジュール基準であるものが、デファクト基準の横車に押されてしまっている構図とも見て取れますね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=549


[3251] どうして、今頃、米農務省監察局報告での「へたり牛」問題が新聞にとりあげられるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/09(Thu) 19:21  

私のブログ記事「アメリカUSDAの監査局が、「ダウナー牛の食ルート混入」を認める」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=544
を書いたのが、今月の2月3日なのですから、それから、5日もたって騒ぎ出しているのですからね。
監査報告についての記事は出しているのですから、報道各社が、意識的に、この「へたり牛問題」がクローズアップされるのを避けたとしか考えられませんね。
それにしても、不思議なことです。


[3250] Re:[3249] [3248] CPサプリメントの原材料 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/09(Thu) 19:11  

虹屋さん。
「飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令」
http://www.ffis.go.jp/sub8/obj/kikakusyourei.pdf
にもとずくということでしょうか。

「3 確認済血粉等若しくは確認済チキンミール等又はこれらを原料とする飼料に係る表示については、平成15年12月31日までは、この省令による改正後の飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第1の1の(5)のイの(サ)の規定にかかわらず、なお従前の例によることができる。」


[3249] Re:[3248] CPサプリメントの原材料 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/09(Thu) 18:53  

農水省の資料では

CPサプリメント
原材料・・魚粉末、血粉、ミートボーンミール、コーングルテンミール

由来等
魚粉末は魚由来で規制対象外
ミートボーンミール(肉骨粉)は家きん・豚・牛由来で規制対象外
血粉は牛・豚由来で規制対象外

この規制対象外という記述が解せませんね。製造当時にはというイミなら、2000年当時は課長通達で自粛が求められいた。自粛は自粛で、違法ではないというホリエモン的解釈でしょうか。

ミルフードAス−パ−も飲んでいますよ。

国内22例目のBSE発生に係る疫学調査に関する情報(BSE22例目の疫学調査第1報)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060209press_2b.html




[3248] Re:[3247] 北海道内では計1581頭に肉骨粉入り飼料が与えられた 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/09(Thu) 18:34  

虹屋さん。
このサプリメントの中身なんですが、クレアチン(creatine)は、入っているのでしょうかね。
http://www.agriorganics.com/horsecare/horserace.html
http://www.creatinemonohydrate.net/creatineinformation.html
参照
クレアチンは、通常馬に使って、馬力を高めるためのサプリメントのようですが、原料が肉だけに、やや、グレーンゾーンかもしれませんね。
それとも、肉骨粉だけの話なんでしょうか?


[3247] 北海道内では計1581頭に肉骨粉入り飼料が与えられた 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/09(Thu) 16:56  

疑問点
@北海道が1581頭に与えられた肉骨粉入り飼料のリストの「CPサプリメント」はあったのか、つまりリストアップされていた1581頭のうちの1頭なのか?
A陰性となっている1145頭で「CPサプリメント」を食べた牛はどれ位の数なのか

>道BSE対策本部によると、感染牛が1歳までに与えられた飼料31品目の一つ「CPサプリメント」に、牛や豚などの肉骨粉や血粉が含まれていることが分かった。ただ、この飼料が感染元かは不明という。道内では計1581頭に肉骨粉入り飼料が与えられたことが分かっているが、これまで検査した1145頭にBSEに感染していなかった。
【丸山博】
(毎日新聞) - 2月9日14時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060209-00000060-mai-soci


[3246] 感染経路が初めて特定か? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/09(Thu) 12:34  

22頭目のBSE牛に肉骨粉 国内感染牛で初

 北海道は9日、国内22頭目の牛海綿状脳症(BSE)と診断された別海町の死亡牛が1歳になるまでに与えられた飼料の中に肉骨粉が含まれていたと発表した。国内の感染牛で肉骨粉の使用が判明したのは初。
 肉骨粉が含まれていたのは補助飼料の「CPサプリメント」という混合飼料。鳥や豚、牛から作ったミートボーンミール(肉骨粉)などが原料になっていた。
 与えられたのは2001年9月までで、同年10月に飼料安全法で肉骨粉の使用が規制される前だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060209-00000104-kyodo-soci


品 種  :ホルスタイン種
性 別  :雌
生年月日 :平成12年9月1日
月 齢  :64か月齢
飼養地  :北海道野付郡別海町
エライザ検査実施日  :平成18年1月21日

国内22例目のBSE発生に係る疫学調査に関する情報(BSE22例目の疫学調査第1報)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060209press_2b.html



[3245] ドイツの牛の末梢神経からも感染性検出」の論文 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/09(Thu) 11:20  

農水省に問い合わせて論文をお教えいただきましたので、取り急ぎ。。

雑誌 
The Journal of Infectious Diseases 2005;192:934-42

タイトル
Highly Bovine Spongiform Encephalopathy-Sensitive Transgenic Mice
Confirm the Essential Restriction of Infectivity to the Nervous System
in Clinically Diseased Cattle
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=16088845&query_hl=1&itool=pubmed_docsum




[3244] 鳥フルの巨大な野外試験の結果ではなかったか 投稿者:milkman 投稿日:2006/02/09(Thu) 11:03  

今回の10ヶ月にわたる茨城の鳥フルH5亜型の感染退化のドラマは、500万羽にもおよぶ5亜型・茨城株の巨大な野外試験の結果ではなかったか。野外で変異もせず、EDSや臨床症状もないところからも(これまでの情報では初発例のEDSはありましたが)。結構不穏な発言ですがね。
こう考えているヒトもいるでしょうから、鳥フル対策にこの先望みをもつには、この壮大な野外の現象を検証し次のステップに進んではいかがでしょうか。ふと考えましたので。
そして[「茨城株は初発から7カ月を経て実際は安全でした。大変ご迷惑を掛けました。安全を確認したところで、今後はこの株に関しては陽性鶏だけの摘発はしません」と声明しさえすれば、あんな茨城株など誰も恐れはしないのだが、・・・・・]、「篠原さん」のこのコメントは大変重要ですね。なぜこんな単純なことが誰もいえないんでしょうかね。家禽疾病小委員会の鳥フルの大学者さんや、行政の技術職のリーダーの方たちは猛反省して委員をやめるべきですね。あまり期待もしませんが、現場の状況をよく調査して分析してみれば案外簡単な結論になることが多いのではないでしょうか。頭のいい人たちは難しくこね回しすぎます。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza246.htm


[3243] Re:[3240] 2004年暮れに米国BSE2例目ガ発覚していたら、輸入再開条件は変わっていただろうか?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/09(Thu) 07:48  

虹屋さん。
もし、この時期にということでしたら、日本への輸出はともかく、カナダとの国境再開には、大きな影響を与えていたでしょうね。
ちょうど、カナダに適用しようとしてUSDAが2004年12月29日に「ファイナル・ルール」を発表し、「最小リスク規則(the minimal-risk rule)」ならびに「最小リスク地域(minimal-risk regions)」の概念を出してきたのですから。
その後のストーリーは、アメリカ議会を含めて、相当変わってきたものと思われます。
今から思えば、この「ファイナル・ルール」と言うものが、日本への輸出再開に大きな意義を持っていたというわけですね。
いわば、カナダを援護し、日本を攻略するというドミノ的力を有していたというわけです。

以下は、当時のこの掲示板での記事です。

0059 アメリカで二頭目のBSE発生の疑い 笹山登生 2004/11/19(Fri) 08:51:01
URL: http://www.columbiabasinherald.com/articles/2004/11/18/ap/headlines/d86ei9d80.txt
木曜日にUSDAが発表したところによると、BSEの疑いのある牛が発見され、現在、USDAのNational Veterinary Services Laboratory (NVSL)で、精査中であるとしている。
また、USDAでは、その牛の生地などの詳細については明らかにしていない。
また、カンサス州の当局では、その牛が、カンサス州の牛ではないことを表明ししている。

一方、
http://www.cbc.ca/cp/world/041118/w111858.html 
に見るように、二頭目の発見となれば、今週月曜日のブェネマン農務長官の辞任とあわせて、今後のアメリカ牛肉輸出解禁問題にも大きな影響を与えるとの懸念も、アメリカ・カナダ両国の関係者の間に広がりつつある。



[3242] 中国・福建省で、人感染鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/09(Thu) 07:33  

福建省譚浦縣で、26歳の農家の女性が、H5N1鳥インフルエンザに感染していたことが、2月8日わかった。
この女性は、1月10日に発症していたものである。

http://hk.news.yahoo.com/060208/12/1l20u.html


[3241] ヤコブ病患者の手術器具、46例で適切処理せず再使用 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/08(Wed) 23:21  

ヤコブ病患者の手術器具、46例で適切処理せず再使用
http://www.asahi.com/health/news/TKY200602080489.html
2006年02月08日21時02分

 厚生労働省は8日、難病のクロイツフェルト・ヤコブ病患者の脳外科手術で使用された手術器具が、国のガイドライン通りの滅菌処理がされないまま他の患者に再使用された事例が04〜05年に46例あったことを明らかにした。同省は、手術器具による二次感染の可能性は極めて低いとしているが、感染の疑いが否定し切れない33人に事情説明や定期的な診察をするよう病院側を指導。他の13人についても10年間のカルテの保存を求めた。

 厚労省は03年、ヤコブ病の感染予防のためのガイドラインを作成。手術時点ではヤコブ病と分からないケースもあるため、すべての脳外科手術に使った手術器具は100度の特殊液で5分間煮沸するなど特別な滅菌処理をして再使用するよう求めていた。

 ところが04年6月〜昨年7月に脳外科手術を受けた患者3人が、手術後10日〜4カ月後にヤコブ病と分かった。判明するまでの間、46人の脳外科手術で、通常の滅菌はしたもののガイドラインに沿った処理がされていない手術器具が再使用されていた。

 ガイドラインが徹底されない背景には、現場の実態とあっていないなどの指摘もあるため、同省は近く検討会を設置し、ガイドラインの見直しなどを議論するとしている。



[3240] 2004年暮れに米国BSE2例目ガ発覚していたら、輸入再開条件は変わっていただろうか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/08(Wed) 23:11  

笹山さん。歴史にIFはないですし、まして政治家の笹山さんに仮定の問題をお尋ねするのもなんなですが、OIG報告書が明らかにしたように、米国がサーベイランス、検査に真剣に取り組んでいたら2004年暮れ11月か12月には米国BSE2例目ガ発覚していた。

農水省、厚労省の食品安全委員会への諮問が翌2005年5月ですから、諮問の内容=再開条件は変わっていたでしょうか??
2003年10月の日米局長会合で実質的には合意していましたし、7月に発覚後の農水事務次官は「諮問内容は変わらない」といっていますから、同じのような気がしますし、幾らなんでも骨なし肉・脱骨肉だけ再開対象ぐらいの変化はあったような気がするんですが・・
変な質問ですみません。


[3239] アフリカのナイジェリアで、初の鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/08(Wed) 23:02  

アフリカ・ナイジェリアのPaduaで、初のH5N1感染が確認され、数千羽が死亡した模様。
かねてから、アフリカへの鳥インフルエンザ感染は、渡り鳥の南下によって懸念されたが、ついに、アフリカ大陸初めての感染例が確認され、今後のアフリカ大陸での感染拡大が、懸念されている。
しかし、フライウェイに沿って、徐々に南下するのかとも思っていたが、ボビー・オロゴンさんの郷里ナイジェリアで初感染とは、一挙に王手をかけられたような感じですね。

http://abcnews.go.com/US/wireStory?id=1593381


[3238] Re:[3224] [3210] [3209] 鳥フル対策各界代表者見解 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/08(Wed) 21:59  

レギュラー さん。
いつも、おいでいただいているようで、恐縮です。
お役に立てれば幸いです。
ついでですが、このサイト「L'influenza aviaria, istruzioni per l'uso"」
http://www.palazzochigi.it/GovernoInforma/Campagne/campagna_allevamento_polli_italiani/Influenza_Istruzioni.pdf
は、イタリアの健康省(Ministero della Salute)の鳥インフルエンザについてのサイトです。


[3237] 中国・山西省で、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/08(Wed) 21:55  

中国の山西省陽泉市で、2月3日から家禽が死に始め、2月3日には、一万五千羽が死亡、2月7日に、H5N1が、確認された。
これによって、187,745羽が、殺処分された。

http://hk.news.yahoo.com/060208/12/1l1rf.html


[3236] 「歩行困難の牛計20頭が食肉処理されていたことが7日、分かった。」という共同通信の記事なのだが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/08(Wed) 19:37  

「歩行困難の牛計20頭が食肉処理されていたことが7日、分かった。」という共同通信の記事なのだが、ちょっと遅すぎませんかね。
共同通信さん。
私の掲示板では、2月3日に、
[3132] アメリカUSDAの監査庁が、「ダウナー牛の食ルート混入」を認める
として、お知らせしてあったんですが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060208-00000207-kyodo-int


[3235] Re:[3233] [3229] [3227] OIEコード改正のポイント 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/08(Wed) 19:06  

笹山さん、いつも情報有難うございます。
精読していないのですが、
サーベイランスや飼料規制は「正直者が馬シカを見る」
骨なし肉は「BSE牛でも危険部位さえ除けば安全」ベネマン前米農務長官ですね



[3234] 井の頭公園のストリート・ミュージシャン 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/08(Wed) 18:58  

例のバラバラ事件があって以来、なんとなく素通りしてきた吉祥寺の井の頭公園だが、なんとなく、春めいた風に誘われて、何十年ぶりかで、入園してみた。
近くに従兄弟が住んでいるので、秋田にいたときには、春休みで東京に出たときには、必ず、ここによった記憶がある。
で、目に付いたのが、ストリート・ミュージシャンのレベルの高いこと。
周りの人からも、合いの手が入るという熱の入りよう。
思わず、つられて、大きな拍手をしてしまった。
このかた
http://blog.so-net.ne.jp/_images/blog/ziziblog/2414557.jpg
なのだが、なんというお名前なんでしょうね。
と思って調べたら、「Broom Duster KAN」というお名前なんだそうで。
ご本名は、「神林治満」さん。
しっかり、ご自身のウェブサイトもこのようにhttp://www.shark-pro.com/kan.html
ありました。

http://www.shark-pro.com/kan.html


[3233] Re:[3229] [3227] OIEコード改正のポイント 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/08(Wed) 18:04  

OIEでの次期の主な改正点は、次の点であるとおもわれます。

要約すれば、

1.30ヶ月月齢の仕切りをなくす。
2.TSEは、BSEと切り離し、対象としない。
3.骨なし牛肉については、BSEが確認されたかどうかの仕切りをはずす。
また、生前検査・死後検査については、「条件とする」の項をはずす。
4.BSEが確認されたかどうかは、サーベイランスの結果にはよらない。
5.生体の反すう類 はだめだが、ruminants animalsは除外
(この辺の差がちょっとわかりかねますが。ruminants としては、USDAは、breeding cattle, musk ox, bison, buffalo, breeding sheep, breeding goats などをさしているようなんですが。http://www.aphis.usda.gov/NCIE/iregs/animals/ca.htmlhttp://www.sheep101.info/cud.html参照)
6.BSE発生から7年以上セーフを、 BSEの牛が生まれてから8年以上をセーフに。
7.発症してから2年以内に生まれたメスについては、死滅させても、コントロール成果にカウントとしない。

次の中の括弧部分が削除され、他の語句に変わる見込みです。

Terrestrial Animal Health Code - 2005

CHAPTER 2.3.13.
BOVINE SPONGIFORM ENCEPHALOPATHY
http://www.oie.int/eng/normes/Mcode/en_chapitre_2.3.13.htm

1.Article 2.3.13.1.の次の部分
g) deboned skeletal muscle meat (excluding mechanically separated meat) from cattle
「30 months of age or less,」 which were not subjected to a stunning process prior to
slaughter, with a device injecting compressed air or gas into the cranial cavity or to a
pithing process, and which 「were subject to passed」 ante-mortem and post-mortem
inspections 「and were not suspect or confirmed BSE cases;」 and which has been prepared in a
manner to avoid contamination with tissues listed in Article 2.3.13.13.;

2.Article 2.3.13.2.の次の部分
1. the outcome of a risk assessment (which is reviewed annually), based on Section 1.3., identifying
all potential factors for BSE occurrence and their historic perspective:
a) Release assessment
Release assessment consists of assessing the likelihood that「 the BSE a transmissible
spongiform encephalopathy (TSE)」 agent has been introduced into the cattle population
from a pre-existing 「agent TSE 」in the indigenous ruminant population or via commodities
potentially contaminated with the BSE「 a TSE」 agent, through a consideration of the
following:
i) the presence or absence of 「animal TSE agents 」the BSE agent in the country, zone or
compartment and, if present, 「evidence regarding  their」 its prevalence 「based on the
outcomes of surveillance」;

iv) imported live ruminants 「animals;」

The results of any 「surveillance and other 」epidemiological investigation into the disposition
of the commodities identified above「 (especially surveillance for BSE conducted on the cattle
population) relevant to the above」 should be taken into account in carrying out the
assessment.

When the risk assessment 「(which takes into account the surveillance referred to in the release and exposure assessments above)」 demonstrates non-negligible」 risk, the country should conduct Type A surveillance in accordance with Appendix 3.8.4.

When the risk assessment「 (which takes into account the surveillance referred to in the release and exposure assessments above) demonstrates negligible」 risk, the country should conduct Type B surveillance in accordance with Appendix 3.8.4.

3.Article 2.3.13.3.の次の部分

Negligible BSE risk
Commodities from the cattle population of a country, zone or compartment pose a negligible risk of
transmitting the BSE agent, should the following conditions be met:
1. a risk assessment, as described in point 1) of Article 2.3.13.2., has been conducted in order to
identify the historical and existing risk factors, and the country has demonstrated that
appropriate 「generic」 specific measures have been taken for the relevant period of time defined
below to manage 「all risks」 each risk identified;

b) 「the last indigenous case of BSE was reported more than 7 years ago 」any indigenous case of
BSE was born more than 8 years ago; and

iii) all BSE cases, as well as:
- 「all the progeny of female cases, born within 2 years prior to or after clinical onset
of the disease, and」

4.Article 2.3.13.4.の次の部分

Controlled BSE risk
Commodities from the cattle population of a country, zone or compartment pose a controlled risk of
transmitting the BSE agent, should the following conditions be met:
1. a risk assessment, as described in point 1) of Article 2.3.13.2., has been conducted in order to
identify the historical and existing risk factors, and the country has demonstrated that
appropriate measures are being taken, but have not been taken for the relevant period of time to
manage all risks identified 「the country has not demonstrated that appropriate generic measures
have been taken for the relevant period of time defined below to manage all risks identified;」

iii) all BSE cases, as well as:
-「 all the progeny of female cases, born within 2 years prior to or after clinical onset
of the disease, and」

5.Article 2.3.13.9.の次の部分

2.「ante-mortem and post-mortem inspections were carried out on all cattle from which the fresh meat or meat products originate.」

6.Article 2.3.13.10.の次の部分

2.「ante-mortem and post-mortem inspections were carried out on all cattle from which the fresh meat or meat products originate.」

7.その他
(1)Article 2.3.13.14.に「for gelatin and collagen prepared from bones and intended for food or feed, cosmetics,pharmaceuticals including biologicals, or medical devices」を列挙
(2)Article 2.3.13.15.に、「for tallow and dicalcium phosphate (other than protein-free tallow as defined in Article 2.3.13.1.)
intended for food, feed, fertilisers, cosmetics, pharmaceuticals including biologicals, or medical
devices」を列挙
(3)Article 2.3.13.16.に「for tallow derivatives (other than those made from protein-free tallow as defined in Article 2.3.13.1.)
intended for food, feed, fertilisers, cosmetics, pharmaceuticals including biologicals, or medical
devices」を列挙
など


[3232] 米国BSE検査の信じられない実態 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/08(Wed) 17:43  

農業情報研究所
米国産牛肉の安全性 米国のBSEサーベイランスのあり方が目下の焦点
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06020801.htm

日本農業新聞 [2006年02月08日付]
>米国のBSEいったん「シロ」 再検査の声退ける
1回目の検査ではクロ。手順の異なる2回目の検査では灰色。再検査を求める研究者たちの要望を「検査態勢の信頼性にかかわるから」と握りつぶし、米国農務省は強引に「シロ」と発表していた。2004年11月に始まった米国の2頭目の牛海綿状脳症(BSE)患畜発見をめぐるドラマの裏側が、先週公表された同省のお目付け機関である監査局(OIG)の報告書で明らかになった。
「科学者としての経験からすると、(2回の迅速テストで陽性の)あれは99%クロだね」
農務省は04年11月18日、2回の迅速テストを経て疑陽性の牛を発見したと発表した。その直後にニューヨーク郊外でインタビューした米国消費者連盟の食品専門家のマイケル・ハンセン博士は、記者の質問にこう言い切った。03年12月にワシントン州で1頭目の患畜が発見され、2頭目の発見かと、米国のメディアも大きく報道していた。
 ところが23日には、農務省は「国際的な標準と認められている手法で最終確認したところ、陰性だった」と発表。米国政府も1頭目も「カナダ産」という理由で、「米国のBSE患畜は発見されていない」と主張。いったん締め出された海外市場に対する貿易再開の攻勢を強めた。

米農務省監査局(OIG)の報告書は、本来科学的であるべきBSE検査の根幹、陽性の判定作業を、自分たちの都合によって大きく捻じ曲げようとした農務省幹部のごり押しを明るみに出した。
 「なんとしてもくろは発見したくない」。手順に反してサンプルを冷凍し、日本や英国で利用する感度の高い検査方法は使わない。検査の都合の良いところだけを取り出して公表する。これでは米国の検査体制そのものの信頼性が問われる。先月は食肉施設と検査官の見逃しで特定部位の背骨が日本に輸出されて大きな問題となったが、今回のOIG報告書は根本的な部分のずさんさを示したものだ。
▽迅速テストで6回クロ
 2004年11月、歩行困難な牛から採取した脳を、州の施設が感度の高い迅速検査で調べたところ、3度にわたって強い陽性と判定された。農務省の定める手続きに従って、サンプルを国立獣医研究所(NVSL)に送った。NVSLでも迅速検査は3度にわたってクロの判定だった。
 陽性であることが強く疑われたが、免疫組織化学検査(IHC)と、顕微鏡による検査では陰性だったとして、米国農務省は「当該の牛は陰性だった」と公式発表していた。
▽NVSLでも灰色
しかし、実際にはNVSLの検査が必ずしもシロとは言えなかったことが、報告書で分かった。
 NVSLは脳から二つのサンプルを採取。一つは通常のIHCに回されて陰性と判定されたが、もう一つは実験用として検査され、その結果は「判断できず」だった。いわば灰色の結果が出ていたことになる。当惑した研究者たちは別のIHCと顕微鏡による判定を試みたところ、今度はシロ。
▽研究者の要請を無視
 相次ぐちぐはぐな結論に、研究者たちは「再度の検査が必要だ」と主張。複数のIHC、日本などが採用し感度が高いといわれるウエスタン・ブロック(WB)などによる検査なども提案したものの、NVSLを統括する農務省の本部が「必要なし」と判断し、無理やり「シロだった」と発表したのが内幕だった。
 「検査の信頼性を保つ」というのが農務省本部の言い分だが、理由になっていない。
▽サンプルを「凍結」
さらに、NVSLはサンプルを「凍結」していることも判明した。国際的には検査前の凍結はIHCの感度が落ちるとされ、農務省の手順でも冷凍しないはず。報告書は、英国や日本でも一般的に使われている感度の高いWBなどを使わずIHCだけに固執した点を問題視している。
▽英国研究所も確認
OIGの警告に押されるかたちでNVSLは05年6月にWBによる検査を行ったところ、3つのサンプルの一つが陽性と判明。念のため、英国の研究所に再確認を求めたが、ここでも陽性と判定された。半年以上の曲折を経て、米国で2頭目の患畜が最終的に判明した。


[3231] 東南海地震の想定震源域、広範囲で地殻変動 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/08(Wed) 17:01  

200キロに渡って変動って想像がつきませんねー。

東南海地震の想定震源域、広範囲で地殻変動
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060207i207.htm



[3230] vCJD発生率の正確な定量評価は現状では不可能ー英国海綿状脳症委員会小委員会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/08(Wed) 16:55  

vCJD発生率の正確な定量評価は現状では不可能ー英国海綿状脳症委員会小委員会
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06020701.htm
農業情報研究所さんがご紹介くださってます。

虹屋さん、ご案内ありがとうございました。


[3229] Re:[3227] OIEコード改正会議、専門家会議の件 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/08(Wed) 16:20  

> OIEのコード改正会議 専門家会議の傍聴ですが、残念ながらいけませんでした。

5月下旬に開催される国際獣疫事務局(OIE)の総会において、BSEに関する国際衛生上のルールの一部改正が予定されています。
 我が国として、これらの改正への対処方針を検討するにあたり、消費者及び関連事業者等の意向を反映することを目的として意見交換会を開催します。

(1)日時 平成18年2月14日(火)10:00〜12:30
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060201press_10.html


[3228] 民主党、脱落?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/08(Wed) 16:18  

民主党は、4点セットから3点セットに??
NHKニュース 15時
民主党は、アメリカ産輸入牛肉の問題について8日、対策本部を開き、先週行ったアメリカの食肉処理施設への現地視察の結果、特定危険部位の除去にあたって、ずさんな作業も見られたとして、政府に対し、輸入停止を解除する条件として、日本側の現地調査を大幅に強化することなどを求めていく方針を決めました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/02/08/k20060208000123.html


[3227] OIEコード改正会議、専門家会議の件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/08(Wed) 16:15  

OIEのコード改正会議 専門家会議の傍聴ですが、残念ながらいけませんでした。

傍聴された方からの伝聞なので申し訳ないのですが、ドイツの牛の末梢神経から感染性が検出されたとかいうというような話も出ていたと聞きますが、どうなんでしょうか。本当だったら、重要な情報ですよね。詳細情報を知りたいところです。


[3226] 米産牛肉「安全性証明済み」 駐日大使が札幌で会見  投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/08(Wed) 16:09  

米産牛肉「安全性証明済み」 駐日大使が札幌で会見 
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060208&j=0023&k=200602083150

>大使は危険部位の混入について陳謝。「輸入対象は生後二十カ月以下の若い牛で、牛海綿状脳症(BSE)にかかることはない」と述べた。

シーファー大使は、微生物学の素養がないのでしょうか?それとも北海道新聞が翻訳を間違えたのでしょうか?主に若いころに感染するといわれていて、その潜伏期間中において、今現在の検査精度では検査部位の脳幹に検出できるだけの異常プリオン蛋白質が蓄積されない限り、検出できないだけで、20ヶ月以下でも当然感染牛はいる、というのが科学なのですが、側近のブレーンは何をされているのでしょう。

お気の毒です。


[3225] OIE新基準案の報道A 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/08(Wed) 15:19  

内容の詳細がまだ分からないのですが、私が発見できたのは下記

日本農業新聞[2006年02月08日付]
OIEのBSE国際基準緩和案のポイント
牛肉の貿易条件から
 生後30ヶ月齢以下の月齢制限と感染牛や感染疑い牛の排除の項目を削除
BSE汚染度の国別ランク付け方法を変更
 全感染牛が8歳以上の高齢牛であれば「無視できるリスク」として特定危険部位の除去なしで牛肉輸出が可能
サーベイランス(汚染状況を監視するための検査)基準を変更
 段階的な縮小の方針を盛り込む
殺処分する擬似患畜の範囲を縮小
 感染雌牛の発症前2年以内または発症後に生まれた産子を範囲から削除


[3224] Re:[3210] [3209] 鳥フル対策各界代表者見解 投稿者:レギュラー 投稿日:2006/02/08(Wed) 15:02  

当方、こういう情報が為になります。今後ともよろしくおねがいします。


[3223] OIE新基準案の報道@ 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/08(Wed) 14:57  

日本農業新聞[2006年02月08日付]
BSE国際基準緩和案 月齢撤廃に反発/農水・厚労省専門家会合
農水・厚労の両省は7日、専門家会合を都内で開き、家畜衛生の国際基準を決める国際獣疫事務局(OIE)が示した牛海綿状脳症(BSE)対策の基準改正案について意見を聞いた。骨なし牛肉であればBSE発生国産でも全月齢で輸出入を認めるなど基準緩和案を出したことに大半の専門家が「科学的根拠が示されていない」「基準の決め方が不透明」と猛反発した。
 農水省は、生産者や食品事業者らとの意見交換会を経て政府の対応方針を決め、17日までにOIE事務局に意見を提出する。基準採択を決める5月のOIE総会では国内外の科学データを基に反論するとみられる。
 OIEの改正案は、牛肉の貿易条件や検査基準などBSE対策に必要な規制を全体的に緩和する。骨なし牛肉の貿易条件では、生後30ヶ月齢以下の月齢制限と、感染牛や感染牛疑い牛の排除の2項目を削除する。会合では、月齢制限の削除に対して、日本やドイツで高齢牛の末梢(まっしょう)神経からBSE病原体が見つかっていることから複数の委員が制限の必要性を指摘。「(危険があるとして)検査の重点を生後30ヶ月齢超に置くOIE自身の基準と矛盾している」との意見もあった。汚染状況を監視する検査基準は、検出感度を従来より下げた上、一定の頭数を検査すれば、段階的に対象数を減らす考えが示された。
 食品安全委員会プリオン専門調査会の吉川泰弘座長は、この基準を適用すると米国が牛肉貿易に制限を受けない「リスクが無視できる国」になり、全頭検査をする日本が厳しい制限を受ける「リスクが不明な国」に該当する問題点を指摘。「これでBSEを制圧できるのか。どんな戦略でBSEに立ち向かうのかみえない」と厳しく批判した。


[3222] イラクで三人目のH5N1感染死亡者 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/08(Wed) 10:11  

イラク・バグダードの東南180マイルにあるAmarahで、この日曜日、14歳の少年 Muhannad Radhi Zaouri君が、H5N1鳥インフルエンザ感染で死亡した。
この少年は、鳩売りをしていたという。
イラクでは、今年1月17日に、H5N1鳥インフルエンザ感染死亡者第一例目として、15歳の少女が死亡し、この少女のいとこが、1月27日に死亡している。
今回のケースで三例目となる。

http://www.tuscaloosanews.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20060207/API/602070690&cachetime=3&template=dateline


[3221] 「今回のアメリカUSDA監察局報告書は、アメリカ畜産業の地歩を固めるものだ。」と、R-CALFが、論評 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/08(Wed) 08:20  

「R-CALF: OIG Report Solidifies Position Of U.S. Cattle Industry」
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=18124
によれば、R-CALFのBill Bullard氏は、今回発表されたOIG報告書について、次のようにコメントしている。

「今回の監査報告書の指摘は、これまでR-CALFがUSDAにたいして、カナダからの生体牛輸入に反対した根拠や、USDAが提起したファイナルルールの問題性について、R-CALFが指摘した問題点の真実性を裏付けるものだ。

R-CALFは、その訴訟の過程において、USDAは、USDA自身に所属している科学者の意見すら無視していると指摘してきた。

特に、National Veterinary Services Laboratories の科学者の意見をも無視してきた。

同時に、今回の監査報告書の発表で、これら科学者の真実性が立証されたと同時に、アメリカの畜産業者の間に、大きな懸念を引き起こした。

今回のこの報告書は、最近のアメリカ政府の早急な輸入緩和措置に付いて、システマティックな問題があることを示したし、カナダをはじめとするリスクある動物の輸入についても、アメリカの畜産業は、守る必要性があることを示した。

USDAがとってきた行動は、アメリカ畜産業が営々として築き上げてきたものを傷つけるものであった。

また、アメリカからの輸入国は、今回の報告書によって、国内基準より厳しい基準での輸出を求めるであろう一方、アメリカは、輸入品については、それより弱い基準での輸入を迫られる。

これは、科学にもとづいた政策ではない。

今回、OIG報告書が指摘した各種コンプライアンス問題で、アメリカは、ますます、失った輸出市場の回復が難しい状況になる。

USDAは、自らの政策に、抜本的な改革をする必要に迫られている。

そのためには、まず、強制原産国表示制度(M-COOL)の実施が必要である。

この制度によって、消費者は、外国産と国内産との見分けが容易にできるようになり、民間パッカーが自発的にBSE検査をし、輸出市場に参入できるようになり、BSE発生例のある国に対して、アメリカが輸入規制を緩和するまえに、それらの国に対して、BSEをコントロールしうるリスクミチゲーションの履行を迫ることができるようになる。」

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=18124


[3220] Re:[3219] 農水省、厚労省の責任 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/08(Wed) 07:24  

虹屋さん。
寺田委員長のご性格からして、決して、この期に及んで、言い訳をされているとは思いませんが、そもそも、2004年10月23日の日米高級事務レベル協議で、日本の食品安全委員会に、リスク管理にわたる面までも丸投げした合意内容であったことからすれば、食品安全委員会は、諮問を受けた段階で、答申不能を、リスク管理官庁に告げればよかったのです。
「私の方で(「法令順守を前提とすべき」)と発言しました。」といわれたのは、ある意味、重大な責任が寺田委員長自身に及んでいると思います。
それと、国会の場で、野党が、寺田委員長を、食品安全委員会の一部メンバーについての、スキャンダラスまがいの視点で追求したことも、今となってみれば、何の役にも立っていなかったことが、わかります。


[3219] 農水省、厚労省の責任 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/07(Tue) 23:40  

下の寺田委員長の発言からすれば、1/6に輸出許可をえ、20日には違反の背骨付き子牛肉を輸出する業者・施設に輸出許可を与えるような米農務省を、きちんと管理・監視できなかった日本のリスク機関、農水省・厚労省に一半の責任があるのではないだろうか。全てが米国の責任とは言えないのではないか??
 寺田委員長の12月21日の日本食糧新聞とのインタビューより
管理まで含めて両国はこういっているが、「本当にやるのかな」まで言及したら、評価なんかできません。「これはこういうことですよ」という前提で評価しなければばらないのですが、その前提は管理側が何らかの責任をもって管理側がきちんとやりますよといっていました。
8月頃になって農水省、厚労省にきちんと監視するのでしょうねと確認を求めたら、「米国、カナダ政府がやります」と言い出しました。これで少し調査会が混乱しました。
専門調査会で(米国や農水省の言っている事は)信用できないなどと言った発言が繰り返しでて、収拾がつかなくなったので私の方で(「法令順守を前提とすべき」)と発言しました。・・リスク管理側がきちんとやるんだと言っているのだから、評価側はそれに沿うしかないですね。
EVプログラムそのものがまもられているかどうか評価機関(の食品安全委員会)ではできません。

第35回食品安全委員会プリオン専門部会(2006/1/19)での発言より議事録P40
(食品の輸出入の二国間での手続では輸入国の必要な要件を満たしているものを輸出するということに関して、輸出国政府が関与する場合には基本的に輸出国政府が一義的な責任を持って相手国のリクワイアメントに適合するものを輸出するための仕組みをつくる。)
アメリカの政府はプライマリーに責任を持っていると。だけれども専門調査会で厚生労働省、農林水産省の方も来ている場で管理側が責任を持ちますと言っておられたんです、
 議事録を見ればわかります。終わりの2 回ぐらいになって、これはアメリカの政府だと、事実はそうだと思うんですけれども、アメリカ政府が持つんだけれども、アメリカ政府がそういうふうに管理をやるように、きちんとやるのが私どもの責任だという立場で、何か起きたときに、逃げるわけではなくて、ジャッジメントは向こうです。アメリカだと思います。私らは見ているわけではないんだからわからない。
 それで、明らかにアセッサーの方から見て、これはおかしいと思ったら、管理側に勧告ということがあるわけです。だけれども、私ども直接初めからああだ、こうだと、これは私個人が決めたわけではないんだけれども、私はそういうふうに思っています。



[3218] Re:[3212] 米国サーベイランス、これでいいの食品安全委!補い 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/07(Tue) 22:31  

寺田委員長、委員会の方からアクティブに管理側農水省、厚労省に働きかけ下さいね。今度こそ。

1/19 プリオン専門部会にて(議事録P42)
○ 寺田委員長 管理側もそうなんですけれども、私は委員会の委員長として、私も反省す
るところがあって、管理側がどういう行動をやるかというのをこっち側から働きかける、
何となく受け身で管理側もやってくれるという感じがあって、それはまずかったなと反省
しているんですけれども、こういうふうに答申を出したと、しかも附帯事項を付けている
と。附帯事項の中でリスクコミュニケーションをやってくださいと言っているんです。2
つあって、リスクコミュニケーションをやってくださいということと、もう一つは何だっ
たか、サーベイランスは向こうのお願いですね。そういうことをちょっとフォローすべき
だったなと反省していますので、これは管理側だけの問題ではなくて、委員会の方がアク
ティブに管理側に働きかけなかったことがいけなかったかなと。



[3217] Re:[3216] [3215] [3213] 米農務省のオンサイトオーディットに日本の立会いは不可能だったの?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/07(Tue) 22:03  

笹山さん。情報有難うございます。
> このスライド
> http://www.ams.usda.gov/LSG/arc/BEVJapan.pps
> http://www.usmef.org/TradeLibrary/files/04_1103_BeefExportVerificationProgram_Japan2004.ppt
> にオンサイトオーディットについての説明があるはずです

15枚目でしょうか?なにやら枝肉を検査している写真があるのですが、現物を点検しているようなのですが。


[3216] Re:[3215] [3213] 米農務省のオンサイトオーディットに日本の立会いは不可能だったの?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/07(Tue) 19:59  

虹屋さん。
このスライド
http://www.ams.usda.gov/LSG/arc/BEVJapan.pps
http://www.usmef.org/TradeLibrary/files/04_1103_BeefExportVerificationProgram_Japan2004.ppt
にオンサイトオーディットについての説明があるはずですが、開けるかどうか。
PowerPoint で開けますが。
このサイト「USMEF セミナー米国牛肉産業における識別、トレーサビリティー、証明レアンサウンダーズ」http://www.americanmeat.jp/japanactivity/pdf/sem002.pdf
の23ページによれば、 SUPPLIER EVALUATION. PROCEDURE (AUD500) とSUPPLIER EVALUATION. CHECKLIST (AUD600) に基づくもののようです。



[3215] Re:[3213] 米農務省のオンサイトオーディットに日本の立会いは不可能だったの?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/07(Tue) 19:48  

笹山さん。
> ただし、施行した日以降に勿論その施設に農務省の担当官が出向いていって、実際に施設を確認し、オンサイトオーディットと向こうの方は言っていましたけれども、その上で認証するということをやっております。

12/12付けで13箇所、12/13で10箇所、12/14で6箇所、12/15で4箇所。数チームでやったんでしょうが、駆け足ですね。
日本の査察ではなかった、オーディットのやり方と同じなのでしょうかね。作業ラインは稼動していないはずだから、何を実地に見たのでしょう。まさか施設事務所で会議だけ??
なぜ日本がこのオンサイトオーディットに立会いを求めなかったのでしょう??

食肉施設に入るのに、米農務省でも、インスペクション査察ではなくてオーディット見学なんですね。


[3214] Re:[3212] 米国サーベイランス、これでいいの食品安全委! 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/07(Tue) 19:46  

虹屋さん。
http://www.usda.gov/documents/07BudgetPrintPdf.pdf?class=
に見るように、鳥インフルエンザ関連予算が、ひときわ大きく伸びていますね。
また、対ペストなどを含む全体的な拡大サーベイランスとモニター活動予算は、六千二百万ドル増えていますね。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/1/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2006%2F02%2F0037.xml&PC_7_2_5JM_navtype=RT&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM


[3213] Re:[3211] 背骨付き肉が空を飛んでいる頃、日本では 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/07(Tue) 19:25  

虹屋さん。
このときは、まさに、時すでに遅しだったわけですね。
それにしても、以下のご発言は、あまりにも、皮肉な結果となったようでして。

○ 道野輸入食品安全対策室長 私どもの方から一般の方に説明したときにも質問が出された内容でもあります。
要するにまさに査察の意義というのはどういう意義があるのかということだと思います。
食品の輸出入の二国間での手続ということで言いますと、要するに輸入国の必要な要件を満たしているものを輸出するということに関して、輸出国政府が関与する場合には基本的に輸出国政府が一義的な責任を持って相手国のリクワイアメントに適合するものを輸出するための仕組みをつくる。
今回、対日輸出に関して言えば、アメリカ農務省がその仕組みをつくって、それを運営し、パッカーが遵守をする。そういうふうな仕組みになるわけです。
私どもが査察と日本語で言っているのは、これは英文でアメリカ側と交換した文章には、インスペクションではなくてオーディットという意味でして、その遵守状況について確認をする。
もっと言えば、そのプログラムが機能していることについて、今度は輸入国側が輸出国側に行って確認をするというプロセスなわけです。決して日本国の役人がアメリカに行って、そのアメリカの施設の輸出を許可したりとか、取り消したりとか、そういうことを直接的にやるという仕組みではございません。
こういった仕組みは日本がアメリカに牛肉を輸出するプログラムでも全く同じでございまして、我々厚生労働省が責任を持って対米輸出施設を認定しています。認定技術も私どもがつくっている。
アメリカの基準に適合しているものについて、日本の政府なり担当都道府県が検査をして、適合するものについて証明を出すという仕組みになっております。
それを年1 回、アメリカの査察団がやってきて、今回我々がやったような、いわゆる普通のオーディットをやるというような仕組みでありまして、したがって個別の施設が輸出するというものについての承認について、日本側が許可しなければいかぬということはないわけです。
今回の場合、日本時間で1 2 月1 2 日で輸入を再開しますよということをアメリカ側に連絡をしたわけです。アメリカ側としては、直ちにその日をもって今度は輸出プログラムを施行したということになります。
では、なぜそんなに早く日本にその週の間に到着という現象が起きたかということでございますけれども、これに関しては勿論、日本でいわゆる対日E V プログラムの案について、私どもが諮問する段階ではもう既にアメリカでも公表され、U S D A のインターネットにも掲載をされております。
そのドラフトの段階で、勿論審議の内容によっては、そのドラフトの変更はあり得べしということの上で各パッカーは輸出プログラムを準備し、U S D A サイドもデスクオーディットと向こうでは言っていますけれども、恐らく書類の仮の事前審査ということをやっていたようです。
ただし、施行した日以降に勿論その施設に農務省の担当官が出向いていって、実際に施設を確認し、オンサイトオーディットと向こうの方は言っていましたけれども、その上で認証するということをやっております。
U S D A のホームページの方を御覧いただきますと、その承認日が各施設ごとに明記されておりまして、したがって、週内にやってきた第1 便については勿論ルール違反ということではなかったわけでございます。
長くなりまして、済みません。以上のような状況でございます。


[3212] 米国サーベイランス、これでいいの食品安全委! 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/07(Tue) 18:09  

BSE調査、10分の1に縮小も=07年度米農務省予算
 【ワシントン6日時事】米農務省当局者は6日、ブッシュ大統領が議会に提出した2007会計年度(06年10月〜07年9月)予算教書で、BSE(牛海綿状脳症)の拡大調査継続費用の要求を見送ったことを明らかにした。同省は拡大調査の見直しを検討中で、このまま補正予算も計上されなければ米のBSE調査は現在の1割強の年間4万頭レベルに縮小することになる。 
(時事通信) - 2月7日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060207-00000047-jij-int

食品安全委の答申の6 結論への付帯事項
A 米国及びカナダにおけるBSE の汚染状況を正確に把握し、適切な管理対応を行うため
には、健康な牛を含む十分なサーベイランスの拡大や継続が必要である。管理対応があ
る程度効果を示し、流行が不連続で地域的な偏りや散発的な状況になった場合には、最
低限、高リスク牛の全てを対象とした継続的なサーベイランスが必要であると考えられ
る。

1/19 プリオン専門部会にて
吉川座長 (議事録P41)
あと、今回の直接の査察の目的ではないですけれども、委員会として、先ほ
ど飼料規制の問題が出ました。サーベイランスの問題に関しても直接輸出プログラム云々
の問題ではないんですけれども、輸出対象となるものの背景リスクとして米国としてどう
いう対応を考えていくのか、その辺も査察ではないですけれども、リスクマネージメント
として米国側がサーベイランス規模を元に戻してしまうのか、あるいは拡大サーベイラン
スの格好で今後も情報を発信していくつもりなのか分かりますか。

農水省の国国際衛生対策室長 の説明(議事録P44)
申し訳ございません。1 点だけ御報告なんですけれども、先ほ
どサーベイランスの話が出ましたが、アメリカは1 2 月で本来はやめるつもりだった拡大サ
ーベイランスは、現在、続けております。ただ、それはいつまでとは決めてはいません。
今、当面続けるということで、現状同じ規模で続けております。

本日の国会審議を聞いていても、この付帯事項Aは取り上げられていませんでしたよね??



[3211] 背骨付き肉が空を飛んでいる頃、日本では 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/07(Tue) 17:54  

第35回食品安全委員会プリオン専門調査会 1月19日午後3時半から5時半まで
議事録
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai35/180119_dai35kai_prion_gijiroku.pdf

寺田雅昭食品安全委員会委員長の12月の発言
日本食料新聞のインタビュー
http://www.nissyoku.co.jp/


[3210] Re:[3209] 鳥フル対策各界代表者見解 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/07(Tue) 16:04  

ときさん。
当面、イタリアのDIVA(differentiating infected from vaccinated animals)システムを踏襲しての限定的、ワクチン政策を採用とのことですね。
これについては、
「VACCINATION AS A TOOL TO SUPPLEMENT CONTROL MEASURES
FOR THE ERADICATION OF AVIAN INFLUENZA IN ITALY」
http://crev.regione.veneto.it/poster/POSTER_AMES.pdf
「Vaccination Strategies for Avian Influenza」
http://www.ciwf.org.uk/publications/media_briefs/flu_vaccination.pdf
などに、コンパクトにかかれていますね。




[3209] 鳥フル対策各界代表者見解 投稿者:とき 投稿日:2006/02/07(Tue) 13:16  

◇知事定例記者会見における発言要旨 平成18年2月3日(金曜日)
○高病原性鳥インフルエンザ(弱毒性)に関する対応について
http://www.pref.ibaraki.jp/press/06press/p060203.htm#2

>農水省のほうで,ウインドレス鶏舎の場合にはうつる危険性が比較的少ないというわけですから,これは専門家の皆さん方の意見を聞いて判断されていることなので,我々はそれに従ってやっているということであります。これは法定受託事務ということでありますから,我々としては,極めておかしいことであれば,当然,こうやったらどうですかということは申し上げますが,基本的には日本の第一級の専門家が集まっている家きん小委員会での結論ということを尊重していくということが本来であろうと思っています。

>県のほうでは,いつまでにといったはっきりした検討はしておりません。

>我々としては,そういったことが仮にあるのだとすれば,昨日の朝日新聞の夕刊には,農水省さんが大変丁寧に説明してあるような感じの書き方をしてありましたが,そういった点を含めて,農林水産省と厚生労働省のほうで,食の安全,その他について,感染も含めて,国民に対していろいろ積極的なアナウンスをしていただければありがたいと思っております。

>今,77万羽を殺処分している最中でもありますが,今度はまだ250万羽いるわけでありますから,大変な作業が出てくるといった問題もありまして,それぞれに一長一短といいますか,これが絶対だと言い切れないような面があるわけですので,我々としては,それを先ほど申し上げたように,どうやれば比較的早く,経費の面でも効率的にできるかということを頭に置きながらやっておりまして,それについて国のほうの協力を今求めているところです。

 行政施策の不始末の後片付けは、民間や地方行政ばかりに押し付けるのではなく、国の「行政」が責任をもってやるしかないのでは・・・。これは、耐震偽装などの民の暴走とは明らかに様相を異にするのですから。(とはいっても、やはり業界をふくめた「民」にも責任の一端はあるのですが・・・。)
 結局は、レンダリング業者のゴネ得になるのではないでしょうか。(ひとの弱り目につけこむような嫌な雰囲気も感じないことはないですが・・・。)

◇ 鳥インフルエンザと人感染問題 (社)日本養鶏協会専務理事・島田英幸 2006年02月07日(火)
http://www.keimei.ne.jp/article/20060205s1.html

◇AIワクチンの使用基準で合意 1か月以内での淘汰困難時に イタリアの基準を参考 2006年02月07日(火)
http://www.keimei.ne.jp/article/20060205t1.html

>「ウイルスが確認された鶏群の一か月以内での淘汰が困難、または困難になると判断される場合」に、(1)ウイルス確認農場数の多寡(2)ウイルスの伝播力が強弱(3)発生地域の飼養密度の高低――などを考慮して決める
>ワクチンの使用を決定するまでの手順は、農水省が鶏卵・食鳥関係の生産者団体から意見を聴取したうえで、現場経験を有する民間獣医師を新たに加えた家きん疾病小委員会で検討し、最終的に農水省が使用の是非を決める。
>ワクチンを使用する場合でも、感染鶏の早期淘汰を併行し、ワクチンを接種した鶏群には、厳格な衛生管理やおとり鶏によるモニタリングの実施など、十分な管理措置を行なう。
>また、農水省と生産者団体は、ワクチンの使用基準に沿って、具体的な発生状況を想定したケーススタディについて早急に協議することにしている。

 なんとまあ、ずいぶんのんびりとした対策のよう。あれこれ“検討”しているうちに、「茨城事例(この場合はH5N2無病型でしたが)」のように、ただやられてしまうのを眺めているしかしょうがない状況になりそうです。(H5N1型では、具体的にバタバタ死んでいくことが起こるかどうか。これだけは、起こってみなければわかりません。)

 結局は、発生が確認された後に育成されるものが対象ということで、いま育成中、あるいはこれから育成されるものは、摘発淘汰虐殺の道は免れることができないということです。すぐ隣で起こっている目と鼻の先の火事に、何も気付かないで家のなかにいて安心しきっているかのようです。
 今生きている、あるいは、これからどんどん育っていく“生身の”鶏の生命はないがしろにされているということです。全く、人間は何をやっているのやら。まさに“臨床感覚”とか“フィールドワークの知”からかけ離れてしまっているようです。まるで“現実”に“即応”することができず、妄想空想の波間を漂っているかのようです。

臨床の知とは何か 中村 雄二郎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400430203X

追加)
茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html
●野鳥の鳥インフルエンザウイルス保有状況調査の結果について(最終報告)(平成18年2月6日):(PDF:19KB)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h18020602.pdf

 どのような検査をやったのか明記されておりません。PCRそれとも蛍光抗体法? 
 どのみち、“陰性”がすなわち、“感染がない”“ウイルスがいない”ということの証明にはならないのは、素人は思い違いをすることはあるかもしれませんが、プロは常識のはずですが・・・。


[3208] 「あとは野となれ山となれ」 投稿者:とき 投稿日:2006/02/07(Tue) 12:12  

 「すでに野となり山となっている」ですが・・・。

◇中国南部の各地に定着 H5N1型の鳥インフル
>中国南部では高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の種類が、家禽(かきん)市場や渡り鳥の越冬地によって微妙に異なり、それぞれ定着しているとする研究結果を、香港大と米セントジュード小児研究病院のチームが6日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
>東南アジアの鳥で流行しているH5N1型が中国由来であることも判明、渡り鳥が中国から感染を広げたとする従来の説を裏付けた。人への感染力が強い新型インフルエンザに変異する恐れもあり、同病院のロバート・ウェブスター博士は「中国政府は家禽市場の監視を強化すべきだ」と指摘している。
(共同通信) - 2月7日8時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060207-00000032-kyodo-soci

 非常に断片的な“事実もどき”の記事に思えますが・・・。
>人への感染力が強い新型インフルエンザに変異する恐れ
 まだ起こっていないかのように装っている? もうすでに、起こっているわけで・・・。

 威力を発揮してくれるでしょうか・・・。
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:17864653511863303046::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31888
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20060206%2D0030
 日本の“科学”は、もうすでに、フロンティアに分け入る意欲も力も失っているのでしょうか。相手とするのは「想定範囲内」のことだけ? “前例”のないことにはなるべく踏み込まない姿勢のよう。

◇ProMED情報
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1000
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

◇インフルエンザ流行レベルマップ 2006年2月7日現在
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html
(まだ、AH5検査体制構築は足踏みしているようで。茨城県のことは、まだ特殊なこととしておくつもりでしょうか。日本の行政官庁さん。)

[3207] Re:[3206] [3203] おおなつかしや!長谷川煕さん。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/06(Mon) 22:26  

ときさん。
私も、ブログ記事「「子供や青年の抗うつ剤服用が、自殺への引き金に」と、FDAが警告」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=118
で、パキシル(Paxil)等の選択的セロトニン再取り込み阻害剤(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor:SSRI)を子供や青年が服用することで、自殺願望や自殺行動に走る恐れがあるとの記事を書いたことがありますが、航空防除が、秋田の自殺率日本一の原因というのは、ちょっとロジック・ジャンプがあるようには、思えますね。
なぜなら、航空防除は、何も、秋田県だけやっているものではないからです。
曝露量で、他県と異なる、確実な証拠があるのでしょうかね。
自殺の要因としては、いろいろ、県のほうでも、原因を探求していますが、今ひとつわからないようですね。
人の目を気にするとか、「かまけし」という、言葉に代表されるように、敗者復活を認めない風土とか、社会学的要素も、たぶんにあるでしょう。
ご紹介のサイトの「冷たいもの中毒と口呼吸と睡眠不足」というのも、興味ある分析ですね。
人工甘味料のアスパルテーム(Aspertame)も、セロトニン阻害の力(つまり、自殺願望に走らせる力ですね。)があるようです。
それにしても、自殺させない元気の元であるセロトニンという物質、面白そうですね。
このサイト
http://homepage2.nifty.com/uoh/kiso/z_5ht.htm
によれば、自然界では、青藍色染料のインジゴ(indigo)に多く含まれているそうな。
5-HTP (5-ハイドロキシ・トリプトファン5-Hydroxytryptophan)の摂取が、脳内にセロトニンを生成させるという説もあるようです。
このトリプトファンは、自然界では、バナナに多く含まれているようです。
また、アフリカのマメ科植物であるGriffonia simplicifoliaにも、多く含まれているようです。
しかし、1989年にFDAは、これが、好酸球増加・筋痛症候群(eosinophilia-myalgia syndrome)を引き起こすとしてリコールしたことがあります。
http://www.depressionremedy.com/5-htp/depression/herbalremedy/article.php参照
となると、秋田県人は、もっとバナナを食うべしということになるんでしょうか。
もっとも、トリプトファン公害事件というのもあったし、何やらわかりませんね。


[3206] Re:[3203] おおなつかしや!長谷川煕さん。 投稿者:とき 投稿日:2006/02/06(Mon) 22:12  

笹山様
> そうそう、この長谷川煕さんというかた、確か、佐藤隆農林水産大臣のとき、農林水産省の記者クラブからボイコットされたことのあったかただ。

2006年2月13日号
http://opendoors.asahi.com/data/detail/7213.shtml
◇謎 10年連続「自殺率日本一」秋田とは何か

 今週号では、この記事が長谷川さんのものでした。
 鬱と自殺に、航空防除等に使用される有機リン系農薬の関連があるのではないかとの内容です。
 具体的な有意差のデータはともかく、皮膚感覚として多いというのは認めても、果たしてその原因を、有機リン系農薬にもっていくには大いに無理を感じます。
 セロトニン系に作用する化学物質は、有機リンだけではありませんし。ほかに、風土特有の多食される食物の調査も必要ではないかと思います。うつや自殺は、有機リンとあまり関係なく起こっているのもまた事実ですから。
 考えるキッカケにはなる記事ですが、「事実」報道となれば、まだまだツメが甘いように感じるのもまた事実です。いろんな可能性のなかで、それもあるかもしれないという程度の記事だと捉えておく必要があります。もうすこし有無をいわせないデータに基づいた記事であれば、信頼性が高まるのですが・・・。「妄想」まではいきませんが、あくまでも想像や空想の域を出ないように思います。当たる場合はいいのですが、ハズれた場合は悲惨です。

◇統合失調症 早期発見で重症化を防ぐ 2006.1.23 サンスポ
http://www.sanspo.com/shakai/genki/20060123.html

 「うつ」が、紛れ込む可能性も大かなと思っています。アルツハイマーもヤコブ病も、最初は些細な「うつ」から始まるようですし。
 先天的な体質(脳神経系統の)による場合もあるでしょうが、後天的なことが原因で起こっているならば、それを徹底究明するのもまた「科学・学問」に携わる人間の社会的責務・使命であると思っておりますが・・・。経済の動機が強すぎて、それを阻害することも往々にしてあるようで。

◇痴呆をおこす冷たいもの中毒(p.105〜)
(『究極の免疫力』 西原 克成)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770024282

 体を冷やす、あるいは「冷たい」食べ物を好むとかの生活習慣があるかどうか・・・。


[3205] Re:[3204] ハードオフ愛用者としては---。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/06(Mon) 21:52  

毎日ROMな読者ですさん。
情報ありがとうございました。
電気用品安全法のこの部分ですね。
ハードオフ愛用者としては、なんともなことです。
ただし、経済産業大臣承認というのが、鍵のようですね。
いくらでも、抜け道は、ありそうな感じもします。

第四章 販売等の制限
(販売の制限)
第二十七条  電気用品の製造、輸入又は販売の事業を行う者は、第十条第一項の表示が付されているものでなければ、電気用品を販売し、又は販売の目的で陳列してはならない。
2  前項の規定は、同項に規定する者が次に掲げる場合に該当するときは、適用しない。
一  特定の用途に使用される電気用品を販売し、又は販売の目的で陳列する場合において、経済産業大臣の承認を受けたとき。
二  第八条第一項第一号の承認に係る電気用品を販売し、又は販売の目的で陳列するとき。

(使用の制限)
第二十八条  電気事業法第二条第一項第十号 に規定する電気事業者、同法第三十八条第四項 に規定する自家用電気工作物を設置する者、電気工事士法 (昭和三十五年法律第百三十九号)第二条第四項 に規定する電気工事士、同法第三条第三項 に規定する特種電気工事資格者又は同条第四項 に規定する認定電気工事従事者は、第十条第一項の表示が付されているものでなければ、電気用品を電気事業法第二条第一項第十六号 に規定する電気工作物の設置又は変更の工事に使用してはならない。
2  電気用品を部品又は附属品として使用して製造する物品であつて、政令で定めるものの製造の事業を行う者は、第十条第一項の表示が付されているものでなければ、電気用品をその製造に使用してはならない。
3  前条第二項の規定は、前二項の場合に準用する。



[3204] 電気用品安全法 投稿者:毎日ROMな読者です 投稿日:2006/02/06(Mon) 21:37  

にわかにネットの一部で話題になっていますが、この法律、家電メーカーと役所の思惑が一致したところで、家電界の「車検制度」みたいなものになるのでしょうか? かなり謎な動きです。

「電気用品安全法@2chまとめ」が比較的わかりやすく情報が網羅されているので参考になります。
http://www8.atwiki.jp/denkianzen/pages/1.html


[3203] おおなつかしや!長谷川煕さん。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/06(Mon) 21:16  

コミック誌の「スピリッツ」http://spi-net.jp/にBSEに関する漫画(美味んぼ)があって、かなり詳細の、アメリカ牛肉輸入再再開問題についてのことが書かれていた。
その中に、長谷川煕さんの書かれたBSE問題についての文の紹介があった。
そうそう、この長谷川煕さんというかた、確か、佐藤隆農林水産大臣のとき、農林水産省の記者クラブからボイコットされたことのあったかただ。
その後、AERAに移られたとは聞いていたが、まさか、BSE問題で、ご活躍とは、ついぞ知らなかった。
http://homepage2.nifty.com/oryza/kyougyu/kyougyu2001.html#kyougyu-aerai2001-1112 参照
AERAには、そのほかにも、水俣対策で、大変な誤報を一面にされたあと、AERAにご出向になられた女性記者も、存じ上げている。
AERAは、いろいろな意味で、面白い人材の溜まり場のようで。


[3201] インドネシアのH5N1死者はさらに増え、17名に。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/06(Mon) 18:39  

3199で、インドネシアのH5N1による犠牲者が16名と述べたが、今日さらに死者が増え、17名となった。
今回死亡したのは、38歳の女性で、土曜日に死亡したという。

また、ドイツ政府は、3月1日より、渡り鳥からの鳥インフルエンザ感染を防止する意味で、家禽を屋内に入れるよう、命令を出した。
http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/34878/story.htm

http://news.xinhuanet.com/english/2006-02/06/content_4143213.htm


[3200] Re:[3193] [3192] [3191] [3190] [3189] 「現地事前査察の条件化」を結果的に誘導してしまった野党の質問主意書攻勢 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/06(Mon) 10:10  

>>「野党さんには、質問主意書の他の部分の指摘」>>
かねてから感じているのですが、この質問主意書には、ゴーストライターがいたそうな感じがしています。
質問主意書も、プロ市民頼みでは困りますね。


[3199] インドネシアでのH5N1による死亡者数は、16名へ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/06(Mon) 09:54  

3156で、「インドネシアでのH5N1による死亡者数は、15名」としたが、昨日WHOと、インドネシア当局が公式発表したところでは、さらに、1名増えて、16名となった。
現在、感染が確認されているのは、新たに4名増えて、23名となっている。
そのうち、2名が死亡したという。
参考「Toll From Bird Flu Increases to 16」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000080&sid=acWzzqcXMBTA&refer=asia

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000080&sid=acWzzqcXMBTA&refer=asia


[3198] アメリカの報道は、早速、中川示唆に飛びついてきている 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/06(Mon) 08:13  

「Japan's Agricultural Minister hints at on-sight beef inspections in U-S」http://www.kfvs12.com/Global/story.asp?S=4457536&nav=8H3x
「Japan May Send Beef Inspectors To U.S.」
http://www.keloland.com/News/NewsDetail5440.cfm?Id=0,45761
に見るように、アメリカ報道は、昨日の中川農林水産大臣の「輸入再再開前、事前査察」示唆に飛びついてきてしまっていますね。
まあ、アメリカ側にとっては、再開のためには、これほど簡単な事はないのでしょうから。


[3197] テルモ:感染症のおそれのない人工血液を開発との報道 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/02/06(Mon) 06:34  

テルモ:感染症のおそれのない人工血液を開発との報道
http://today.reuters.co.jp/news/newsArticle.aspx?type=hotStocksNews&storyID=URI:urn:newsml:reuters.com:20060202:MTFH79241_2006-02-02_22-35-40_NTK2720801:1

新聞には、古くなった輸血血液の赤血球からヘモグロビンだけを取り出し、ウイルス対策が出来るとありましたが、ヤコブ病対策にもなるのでしょうか。

血液関連として
薬害エイズ:治療発達でも200人死亡 目立つ肝疾患
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20060206k0000m040108000c.html
>最近の死因で目立つのはエイズではなく、HCV感染による肝疾患


[3196] 【米国産牛肉】米牛肉 輸出再開にトリック 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/02/06(Mon) 06:23  

【米国産牛肉】米牛肉 輸出再開にトリック
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1139159548/

ずさん極まりないですね。


[3194] Re:[3185] [3184] 牛肉貿易でOIE 月齢制限の削除提案 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/06(Mon) 00:50  

ヒトーヒト感染の心配が拡大している中、そしてリスク不明国が少なくない中で、OIEだけに任せていられませんね。というか、なんでOIEは米国の恐るべき飼料管理ぶりを放置しているんだろう。。肥料、飼料の世界への輸出はもちろん、米国牛を使った医薬品だって日本に19品目もまだ輸入されているような状態ですし、

WHOはどうしたんでしょうか。公衆衛生の側面から主張できる学者さんはOIEには入ったんでしょうか。ものすごく心配ですね。


[3193] Re:[3192] [3191] [3190] [3189] 「現地事前査察の条件化」を結果的に誘導してしまった野党の質問主意書攻勢 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/06(Mon) 00:37  

野党さんには、質問主意書の他の部分の指摘、もっとも重要な飼料問題などのデータをなぜ食品安全委員会がリスク評価で無視したかとか、評価にいれてやりなおすべきとか、虹屋さん、笹山さんが指摘する再答申の必要性について、ぜひ主張いただきたいと思いました。

SRM除去しようと、感染する可能性のある飼料で育った牛をそもそも輸入してOKなんて答申、本当に理解に苦しみますわ。

そんな答申を出す学者は、北海道の実験施設にいる感染牛を一族で食べてから言えって感じです(^^;

どうせ再開前の査察とかいったって、しょうもない、どこを査察したかも記載されてない報告書を2度も提出した査察団がまた行かれるんでしょうし、何か意味があるんでしょうか。

ちなみに、畜産関係にお詳しい方がいわれてましたが、日本でさえ20ヶ月のライン区分けをされた場合、食肉加工の現場の作業は大混乱となるだろうとのこと。米国で果たしてそんな、日本向けと米国向けを区分けするなんてことができるんでしょうか?

ところでプリオン専門調査会はずいぶん引退される先生が出てくるみたいです。でも座長は変わらないのかな?他の委員会は座長交代とかやっているみたいなのになんでですかね?また、変わったとして、同じような主張の方が座長になったら、それこそ消費者はますます離れていくでしょうけれども。


[3192] Re:[3191] [3190] [3189] 「現地事前査察の条件化」を結果的に誘導してしまった野党の質問主意書攻勢 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/05(Sun) 22:34  

笹山さん、 Mr.Chomboさん。
>最小限の条件の一つとしては当然では?もちろんそれ以前に、原因追求も必要であるし、USDA のOIGの報告書が出された以上食品安全委員会の前提が崩れているわけですから、委員会の議論をやり直すのが筋というう物ですが。

> 食品安全委員会での再答申というのは、譲れない一線でしょうね。
> しかも、委員差し替えも必要な気がしています。

まったく同感です。

気になるのは、中川大臣の発言や報道を見ていると、SRM除去が日本だけが米国に要求している特殊な条件のような発言や解説がなされていることです。

OIEの提案といい、米国内での「我々が食べている(SRMが除去されていない)”安全”な肉を何故日本人は食べないのか?}という論調といい、上記の発言などは米国流のSRM除去に条件を変更するために、野党の質問趣意書攻勢と同じ役割を果すのではないかと懸念しております。


[3191] Re:[3190] [3189] 「現地事前査察の条件化」を結果的に誘導してしまった野党の質問主意書攻勢 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/05(Sun) 22:04  

Mr.Chomboさん。
食品安全委員会での再答申というのは、譲れない一線でしょうね。
しかも、委員差し替えも必要な気がしています。


[3190] Re:[3189] 「現地事前査察の条件化」を結果的に誘導してしまった野党の質問主意書攻勢 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2006/02/05(Sun) 21:37  

とはいうものの、日本がアメリカに農産物を輸出する際にアメリカからの事前視察がいかに厳重なものであるかを念頭に置けば、最小限の条件の一つとしては当然では?もちろんそれ以前に、原因追求も必要であるし、USDA のOIGの報告書が出された以上食品安全委員会の前提が崩れているわけですから、委員会の議論をやり直すのが筋というう物ですが。


[3189] 「現地事前査察の条件化」を結果的に誘導してしまった野党の質問主意書攻勢 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/05(Sun) 18:14  

かねてから危惧してきたことだが、野党が、質問主意書問題をあげつらえばあげつらうほど、問題の落着点として、現地施設の事前査察でお茶を濁すことになり、今回の危険部位混入の本質的問題に迫れないと思っていたが、案の定、そのような展開になってきてしまった。
これでは、現在のスキームと、実質的に何のかわりもないということになってしまう。

中川昭一農相は5日、NHKなどのテレビ番組に相次いで出演し、米国産牛肉の輸入再停止問題について「(消費者の)信頼回復のために、例えば、指定された(米国の)施設を見に行くことを含め、日本として独自の作業が必要になる可能性もある」と述べ、今後、輸入を再開する際には、日本側による米食肉処理施設の査察が条件になる可能性を示唆した。
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/01029195kd200602121200.shtml
ということなのだが。

なんとも、情けない野党だ。


[3187] マジメに対策する立場の方には申し訳ありませんが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/02/05(Sun) 17:08  

◇新型インフルエンザ対応指針
>新型インフルエンザが発生した場合、航空機の運航が制限される事態も想定し、社員や家族の帰国をできるだけ早く判断するなど、海外に社員を派遣している企業が取るべき対応を示したガイドラインがまとまりました。
>このガイドラインは独立行政法人の「海外勤務健康管理センター」が作成しました。ガイドラインでは、新型インフルエンザが発生した場合は治療薬が足りなくなるおそれがあるため、まず、その国の地方都市に住んでいる社員や家族を、治療薬を備蓄している日本の在外公館がある都市まで移動させることが必要だとしています。また、航空機の運航が制限される事態も想定されるとして、社員や家族を帰国させる場合は、できるだけ早く判断して帰国を終えるよう求めています。企業からの派遣などで海外で暮らす日本人はおよそ100万人にのぼるということです。海外勤務健康管理センターの濱田篤郎センター長は、「新型インフルエンザはいつ発生してもおかしくない状況で、海外に社員を派遣している各企業はガイドラインを参考に独自のマニュアルを整備してほしい」と話しています。
02/05 12:08 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news

◇「海外派遣企業での新型インフルエンザ対策ガイドライン」(2006年1月31日)
http://www.johac.rofuku.go.jp/news/060130.html

◇ハレー彗星 『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%BD%97%E6%98%9F
>1910年(明治43年)、ハレー彗星が大接近した際、その尾に猛毒のシアン化水素が含まれていることが判明した。尾が地球を通過するコースを取ったため、地球の破滅と一部で騒がれた。しかし、彗星の尾の成分は、地球の大気に比べあまりにも薄かったため、実際には何の影響もなかった。日本ではシアン毒説の他に、地球上の空気が一時的に(5分間ほど)無くなるという噂も一部で広まった。(当時の新聞記事を見る限り、市民の間に大規模な動揺が広がるような事態にはならなかったことが分かる。)裕福な者が自転車のチューブを買い占め、チューブ内の空気を吸うことにより一時的な酸素枯渇の危機に備えようとしたり、世界滅亡を憂えて自殺する人や、彗星が接近する前までに全財産を遊びにつぎ込む人が出たという伝説もある。実際には当然、空気が無くなるということは起こらなかった。

 臨床現場の医師は、結局のところ、目の前で“起こったこと”に臨機応変に対処するだけのことで、それ以外に採ることはありません。ましてや、ことインフルエンザ感染症に関して、罹らないようにするだの防御するだのと、そんな非現実的でお題目のような空理空論など、最初から考えるわけもないですし。
 感染の拡がりを抑えるといっても、患者を完全隔離しているというわけでもないようですし、なおかつ、人間の接触を遮断している風もなさそうですから、発生したら即、拡がっているとしか見えないのですが・・・。
 「発症者」だけしか見ず、実際の「感染者」は相当数見逃されているのではないでしょうか。ということは、その程度の疾病疾患だと言うことです。けっして、サーズのようにはならないでしょう。茨城県(だけではないと思いますが)のH5型抗体保有の人も交叉免疫が成立しそうな感がありますし。
 通常のインフルエンザに紛れてしまえば、H5だろうが1だろうが3だろうが、もうすでに大差なく起こっていても何ら不思議はありません。強く反応する体質(高感受性)・体調の人にとっては、従来型でも充分に重症化していますし。

◇インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912
◇感染症情報センター インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html
◇インフルエンザ流行レベルマップ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html


[3186] Re:[3183] 【米牛肉】カナダには「施設の立ち入り検査」なのに米国には甘い「査察」で合意 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/05(Sun) 12:44  

まりちゃんさん。
カナダとの牛肉貿易再開にあたっては、2004年8月にThe Canada-Japan working group on BSE が結成され、その二回目の会合で、「アメリカと日本との牛肉貿易再開がなった場合、カナダとも、アメリカと同じ条件が適用される。」との合意がされていますね。

参考
「More important, Japan again confirmed that, when a final decision is made on the resumption of the beef trade with the United States, the same conditions will apply to Canada. Technical consultations between Japan and Canada are ongoing. Canada offered to host the third meeting of the BSE working group.」
http://www.parl.gc.ca/38/1/parlbus/chambus/house/debates/037_2004-12-02/han037_1255-E.htm

このサイト「Animal Health Program~ 2004 in Review ~」http://www.inspection.gc.ca/english/anima/heasan/cancom/2004/ahpddsae1e.shtmlもご参照



[3185] Re:[3184] 牛肉貿易でOIE 月齢制限の削除提案 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/05(Sun) 11:56  

虹屋さん。
昨年5月22日−27日の第73回OIEゼネラル・セッションでの改定点のポイントは、下記のとおりでした。

1.BSEリスクカテゴリーの簡素化
これまでの5カテゴリーから3カテゴリー(1) negligible risk 2) controlled risk  3) undetermined risk.)へ
2.BSEリスクの低い製品リストの拡張
3.BSE検査のための更なるガイダンス
参考「OIE CHANGES TO BSE GUIDANCE」
http://hill.beef.org/newview.asp?DocumentID=16046

今回の改正は、「Article 2.3.13.3. Negligible BSE risk」
http://www.oie.int/downld/SC/2005/bse_2005.pdf
の改正が中心になるようですね。

これらの一貫したデ・レギュレーションの動きは、「OIEのコンサルテーション機能の拡大」という一連の方向の中でのもののようです。
「Widening consultation mechanisms in the development of OIE standards 」http://www.oie.int/eng/press/en_051003.htm参照

それにしても、今朝のテレビ朝日のサンデープロジェクトは、招いたほうも、招かれたほうも、ちょっといただけない内容のものでしたね。



[3184] 牛肉貿易でOIE 月齢制限の削除提案 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/05(Sun) 10:34  

日本農業新聞2/5の記事より
>牛肉貿易でOIE 月齢制限の削除提案

国際獣疫事務局(OIE)が、牛肉の貿易条件を緩和し「30ヶ月齢以下」の制限をなくして全月齢の牛肉輸出を認める基準案改正案を加盟国に示したことが4日、分かった。BSEの感染牛や感染疑いの牛を除外する条件もなくなる見込み。改正案は、5月のOIE総会で論議される。

プリオン専門部会のある専門委員は「日本の高齢死亡牛では末梢神経でも病源体が検出された。科学的な論議に逆行するもので受け入れられない」と批判している。

BSEの感染牛や感染疑いの牛を除外する条件は、05年のOIE総会で日本が主張して追加したもので、農水省は、この改正案を問題視している。専門家や消費者らの意見を聞いて日本政府の対応を決める。

後略。

>虹屋の妄想
2005年の事務局提案の改正案では
gdeboned skeletal muscle meat (excluding mechanically separated meat) from cattle which were not subjected to a stunning process, prior to slaughter, with a device injecting compressed air or gas into the cranial cavity, or to a pithing process;
と殺に先立って、器具を用いて頭蓋腔への圧縮空気又はガスを注入する方法を用いたスタンニング行程又は脊髄の破壊法(ピッシング行程)が行われていない牛に由来する脱骨された骨格筋肉(機械的除去肉を除く。)

2005年総会で採択された規定
deboned skeletal muscle meat (excluding mechanically separated meat) from cattle 30 months of age or less, which were not subjected to a stunning process, prior to slaughter, with a device injecting compressed air or gas into the cranial cavity, or to a pithing process, and which were subject to ante-mortem and post-mortem inspections and were not suspect or confirmed BSE cases; and which has been prepared in a manner to avoid contamination with tissues listed in Article 2.3.13.13.;(SRMの規定)

交渉の経過では
30ヶ月齢以下、SRM除去の条件は、EUの提案で追加
と畜前と後で検分、BSE感染疑いの牛を除外する条件は、日本が提案。

農業新聞の記事では、日本提案で追加された条件は削除。EU提案の条件では30ヶ月齢以下の部分だけ削除となる。SRM除去まで削除されるなら2005年の事務局案を再提出したわけだ。

5月の総会で論議とあるが、それまで行われる米国産牛肉の再々開をめぐる日米交渉の中で、米国側は議員の発言等をみると月例制限とSRM除去の撤廃を言い出してくるだろう。米国側の要求する30ヶ月齢までの引き上げは夏まで待てば、ほぼ自動的に達成されるから、力点はSRM除去の撤廃(もしくは米国流のSRM除外)に置かれる。ときさんご紹介のサイトなどをみると、すでに米国のこの主張・利害の受け皿・代理人となる世論の醸成が行われている。OIEが今年提案した改正案の詳細な公表が待たれる。


[3183] 【米牛肉】カナダには「施設の立ち入り検査」なのに米国には甘い「査察」で合意 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/05(Sun) 09:47  

【米牛肉】カナダには「施設の立ち入り検査」なのに米国には甘い「査察」で合意
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1139098978/

カナダが飼料管理、SRM除去などもっとまともにしてくれたらいいですね。米国は改善する気がないようで。


[3182] 外食産業の言い分「国が安全性を保証している」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/05(Sun) 08:13  

吉野家牛丼、1月末にも 輸入再開へ動き出す外食業界
2005年12月12日21時40分
http://www.asahi.com/life/update/1212/008.html
>外食企業が使用再開に向けて動き出した。慎重姿勢の企業も少なくない中、「国が安全性を保証している」などと説明している。

あら、上記リンク消されてしまいましたね。こちらを。
http://www.asahi.com/special/bse/TKY200512120208.html
再開決定のときの企業姿勢ですけどね、あれまぁ。。。
[3159] Re:[3157] 食品安全委員会の評価自体が揺らぐ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/04(Sat) 20:45  

虹屋さん。

「ダウナー牛が食ルートに入っている問題」以外の監査報告の指摘事項は、口語体で、ありていに言えば、次のようなものでしょうか。

1.拡大検査プログラムは、アメリカのBSEの危険度を決定するに足りるものか疑問である。
なぜなら、 ほとんどのサンプルが、 自発的に提出されたものであるからである。

2.死亡牛や病気の牛を扱ったペット用飼料プラントを、USDAは、 把握していない。

3.12のと畜場のうち、9については、SRMを見つけたかどうかについての書類が見当たらない。

4.SRMは、見当たらないが、と畜場が、 規則を遵守したかどうかを確認しえない。

5.2004年から、1日あたり千頭の検査をし、トータル605,252頭の検査をしたが、米国にいる九千六百万頭に対し、地域別、症候別、牛の種類別に見て、そのサンプル割合が十分かどうかについては、なんともいえない。

6。と畜場や処理加工施設で、 2004年から2005年にかけて、1,000回以上の規則違反があった。

7.テキサスで発見の2頭目のBSEの検査方法について、IHC検査と対立する結果が出た場合のプロトコルが確立されていなかった。

8、30ヶ月月齢かどうかを 確認しうる根拠を、書類と歯のみに頼っている。

それで、農業情報研究所さんがいっている
Audit PhaseTは、このサイト「Audit Report Animal and Plant Health Inspection Service and Food Safety and Inspection Service Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) Surveillance Program - Phase I」
http://www.usda.gov/oig/webdocs/50601-9-final.pdf
で、
Audit PhaseUとAudit PhaseVが、今回の「Audit Report Animal and Plant Health Inspection Service Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) Surveillance Program &#8211; Phase II and Food Safety and Inspection Service Controls Over BSE Sampling, Specified Risk Materials, and Advanced Meat Recovery Products - Phase III」
http://www.usda.gov/oig/webdocs/50601-10-KC.pdf
というわけですね。


[3158] 「病気」でないものを「病気」に見立てたヤブの眼? 投稿者:とき 投稿日:2006/02/04(Sat) 20:23  

◆鶏飼い時事(じじい) …『安全でないものを県外で処理させるのか』(2006.2.4)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza246.htm

>こうしてみると全ての元凶は強毒変異への恐れを未だに吹聴する先導(扇動)学者だということが分かりそうなものだ。「茨城株は初発から7カ月を経て実際は安全でした。大変ご迷惑を掛けました。安全を確認したところで、今後はこの株に関しては陽性鶏だけの摘発はしません」と声明しさえすれば、あんな茨城株など誰も恐れはしないのだが、摘発されるのなら怖さは強毒株と同じである。持ち込み絶対お断りは当然である。

◇鳥インフルエンザ:「おとり鶏」陰性の253万羽、処理めど立たず /茨城(毎日新聞) - 2月4日14時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060204-00000089-mailo-l08

>出荷が可能になった8養鶏場の鶏約253万羽の処理について、橋本昌知事は3日の記者会見で、「処理業者を探すのにかなり苦労している」と述べ、処理方法や時期のめどが立っていない窮状を明らかにした。
>県は食肉用、肉骨粉化、焼却の3通りの処理方法を念頭に、県内外の業者と交渉を進めている。橋本知事は「業者はいろいろな面で風評被害が出たら、というようなことを心配されているようだ。それぞれの方法に一長一短があり、どうすれば比較的早く、経費の面でも効率的に出来るかということを頭に置きながらやっている」と話し、国に協力を求めながら、業者の同意を得られるよう努力する考えを示した。

茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html
茨城県知事記者会見
http://www.pref.ibaraki.jp/press/

平成16年2月29日
鳥インフルエンザ騒動を見て考える、お役所のバカさ加減
http://www.kt.rim.or.jp/~nagata/040229.htm
平成15年10月4日
正義感気取りのマスコミ、結局泣くのは国民なのにねぇ。
まぁいいけど。の巻
http://www.kt.rim.or.jp/~nagata/031004.htm
http://www.kt.rim.or.jp/~nagata/hitorigotomenu.html

 最初によーく見立てをして、大したことがないと判断し、ほっとけばよかった「鳥H5N2」を、狼少年の如くにことさら大げさに恐怖を煽り、誤った考えにもとづき「排除・根絶」すべきものとしたツケが回ってきているのですが、その「狼少年」たちは、これっぽちも実質的な痛みを被りません。あくまでも他人事です。
 具体的に直接痛みを被り犠牲になるのはいつも末端の現場の人間です。(その意味では、大東亜戦争のときも同じだったのでしょう。当時も、けっして、軍事独裁国家でも全体主義国家でもなかったのですし、大正デモクラシー運動後の、正真正銘の民主主義国家だったのですから。しいていえば、実質的な権限をもたない専制君主制政体ではありましたが。)

 意思決定をする人間は、昔も今も、全く無責任な場所にいます。判断の誤りを認めることもなく、それを糊塗し続けるのでしょう。これはまた、業界を代表する大手業者の、「ウイルス感染」に対する考え方の現れでもあるのでしょう。まったく業界を無視した形で、その対策が構築されるはずはないわけですから。
 闇ワクやバイオ・テロだという思い込みよりはむしろ、自然感染によって病気にならずに抗体を獲得しているほうを幸いとみなすべきだったのですが・・・。「知」を先導するべき人々があまりにもお粗末です。まだ、自覚されてはいないのでしょうか?

 「医学」の見立ては「生かす」ことが一義ですが、「獣医学」の見立ては、未だに「殺す」ことが一義なのでしょうか。それであれば、曲がりなりにも「医」を謳う者の進歩はなく、余計なもの邪魔なものは「排除・根絶」して事足れりという、野蛮かつ未開な似非学問科学に堕していると言わなければなりません。
 有限な資源の中で、いかによく生きていくかということの大局にあるように思えてなりません。これまで、殺した無病型H5N2抗体保有鶏は、全くの無駄死にであるということです。
 昔の人だったら、今やっている所業をみれば、ごくごく当然のように、生き物を粗末にする、食べ物を粗末にするということに対しては、「罰(ばち)が当たる」と言うでしょう。われわれが、そういう「罰当たりな」人間であるということを自覚する感性も失ってしまったのでしょうか。

 顕微鏡をのぞく人間が、一番最初に圧倒させられるのは、肉眼では見えないとはいえ、ごくごく身近な身の回りに生息する微生物・バクテリアの膨大な存在です。それが外界だけではなく、生物体の中にもです。腸管(消化管)内壁は、いわば皮膚と同じ外部です。多種多様な微生物の巣ではありませんか。その存在なしでは、動物は生きていけません。どうすれば、そのような微生物を「排除・根絶」できると思い込んでしまえるのでしょうか? それが、実に素朴な疑問です。そのように考えてしまえる人々は、どこに智恵をつけてきたのか、まったく理解不能です。まるで、見たいものしか見えない、それ以外の存在を認めない人種もいるのかなと思えてしまいます。

 おそらく、鶏の次は、豚ですね。これも宿主は、養豚舎内の畜産育種「豚」だけではないのですから。偏った知識による恣意的な施策は必ずや、「鶏」をとりまく状況と全く同じことをもたらすと思っておいたほうがよいでしょう。自然界に存在するウイルスをどうして「排除・根絶」できると考えてしまえるのでしょうか?
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/cholera/top.htm
(豚コレラに関する情報)
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20051130kekka_3.html
(豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針案についての意見・情報の募集結果について)
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/swine_fever/hcholera.html
(動物衛生研究所 豚コレラ関連情報)

 国家の食糧自給確保の観点からいえば、農林水産業下の「ウイルス清浄国論」そのものがまさに、バイオ・テロ、あるいはアグリ・テロそのものに見えてきます。

 「病は口より入り禍は口より出ず」(「病原」細菌・ウイルスは口から入り、それに対する「禍」は、誤った認識から発せられた言葉によって生じる)、あまりにも字面通りにピッタリの意味で、笑うに笑えないトホホで哀しい状況です。
 また、「病」は「(自然)科学」ですが、「禍」は「社会学・心理学」だともいえましょうか。


[3157] 食品安全委員会の評価自体が揺らぐ 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/04(Sat) 19:12  

笹山さんが取り上げて下さったUSDA のOIGの報告書について農業情報研究所さんが取り上げています。
米農務省BSE対策監査報告 米国のサーベイランスによるBSE発生率推計は信頼できない
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/06020401.htm

食品安全委員会プリオン専門部会の議論で、米国の拡大サーベランスについて、検査方法は2例目もあり問題となり論議されましたが、サーベランス計画の妥当性や実施状況による結果の信頼性は議論されませんでした。

農業情報研究所さん、ざっと読ましてもらいましたが、その点をOIGが評価し信頼性がないと言うことです。

拡大サーベランスのデータを用いて、吉川座長らが米国のBSE発生を外挿で求めた結果を、佐多委員でしたけ?、参考程度にしかならないから使わないようにしようと言っていたのに、使ってだしたのが「米国はサーベイランスデータでは100 万頭当たり約1 頭、侵入リスクでは100 万頭当たり約2〜 3 頭」という答申の結論。

リスク評価が、信頼性のない拡大サーベランスのデータを使っているのですから、リスク評価をやり直すべきですね。


[3156] ブルガリアで、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/04(Sat) 17:39  

ブルガリアのVidin近くのダニューブ川で死んだ白鳥に、H5ウイルス鳥インフルエンザが見つかった。
しかし、H5N1ではないとされている。
これで、トルコ、イラク、キプロス、ルーマニア。クロアチア、ウクライナ、ブルガリア、ボルガ河デルタ地帯、と、この一帯に鳥インフルエンザが拡大してきたことが現れている。
これについて、Recombinomics
http://www.recombinomics.com/News/02040601/H5N1_Iraq_OIE.html
では、この一帯に風土的にあるH9N2と、外来からのH5N1とが、ミュートして、再結合による遺伝子情報交換で、人間に感染しやすいHA S227N(遺伝子配列のポジション223におけるセリンからアスパラギンへの変異)
http://www.recombinomics.com/News/10220501/H5N1_H9N2_Recombination.html
http://vir.sgmjournals.org/content/vol85/issue4/images/medium/VIR36637-3.gif
http://vir.sgmjournals.org/cgi/content/full/85/4/1001
という多型を形成しているのではないかとしている。
また、この地域特有の大家族制度によって、大きなクラスターを形成している可能性もあるとしている。

一方、インドネシアのBandung市で、15歳の少年がH5N1で、死亡した。
これで、インドネシアでのH5N1による死亡者数は、15名となった。
http://www.zaman.com/?bl=hotnews&alt=&trh=20060203&hn=29356

http://www.newkerala.com/news2.php?action=fullnews&id=2115


[3155] Re:[3154] 昨日のNCBA年次総会に出席しての、日本についてのジョハンズ農務長官の発言 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/04(Sat) 15:56  

> 2−3日の滞在で、牛肉プラントでの視察時間は、2−3時間のものでした。
> われわれが日本の輸入再開まで待った時間は、2年間なのに、彼らのプラント視察の時間は、たったの3時間でした。
> この二年間の間、私どもは、日本側の要求するあらゆる情報を提供し、技術的なディスカッションをしてまいりました。
> そして、日本の食品安全委員会は、結論を出したのです。
> その時間の比較をすれば、明確です。
> こちらは、2年間、日本の視察団は、3時間ということです。-以下省略-」

米国、カナダの評価をしながら、食品安全委員会のメンバーは、机上の空論を練るだけで、食安委として、米国の食肉加工の「現場」をチェックしに行かなかったような。。いや何人か行ったのかな?、でも米国政府が前もって用意したコースをご覧になっただけで、現場で直接肉を切る労働者の話を集めるわけでもなく、わざわざ日本にまで告発にきた食肉加工場の労組の声も聞いておられませんよね。

日本の牛のにかわかすの肥料化について討論をしていたときも、「原骨ってどういうものですか?」とか、現場を一度も見たことない方々が議論され、結論を出してました。諮問を出した農水省の方も「私も見たことがないのですが」とか言っていたと思います。

「現場の声を聞く」「現場を見る」「現場主義」に立ち戻っていただきたいですね。。


[3154] 昨日のNCBA年次総会に出席しての、日本についてのジョハンズ農務長官の発言 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/04(Sat) 15:18  

昨日行われた The National Cattlemen's Beef Associationの年次総会でのジョハンズ農務長官のスピーチの全容は、このサイト「Transcript of Secretary Mike Johanns remarks to The National Cattlemen's Beef Association Annual Meeting - Denver, Colorado」
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2006/02/0036.xml
にあるが、この中で、特に注目すべきなのは、スピーチ後に、ジョハンズ農務長官が二人の質問者に答えた部分である。

下記の部分である。

質問者・Andrew Murphyさん−カンサスの生産者
「メディアの伝えるところによると、日本から、過日、役人と、技術者でない人が、牛肉プラントを訪れ、SRM除去に問題があるといっていたといいます。
ジョハンズ農務長官、それらのかたがたの主張を詳しく伝えてくださいませんか?」

ジョハンズ農務長官
「訪れたのは、日本の有力な野党の議員のかたがたでした。
2−3日の滞在で、牛肉プラントでの視察時間は、2−3時間のものでした。
われわれが日本の輸入再開まで待った時間は、2年間なのに、彼らのプラント視察の時間は、たったの3時間でした。
この二年間の間、私どもは、日本側の要求するあらゆる情報を提供し、技術的なディスカッションをしてまいりました。
そして、日本の食品安全委員会は、結論を出したのです。
その時間の比較をすれば、明確です。
こちらは、2年間、日本の視察団は、3時間ということです。-以下省略-」

質問者
「ジョハンズ農務長官は、われわれが、いかに日本の状況に不満を募らせているかは、お分かりでしょう。
昨年、われわれは、議会で、日本への経済制裁法案を通しました。
そして、必要ならば、再度、この経済制裁法案を提出する必要があります。
ジョハンズ農務長官は、現在の日本の状態を改善するためには、再度、日本に対する経済制裁法案を提出する必要があるとお考えですか?」

ジョハンズ農務長官
「今朝ほどの新聞で、グッドラッテ農業委員会委員長が、問題解決の必要性を強調され、そして、日本に対する経済制裁という言葉を使われたことを知りました。
今回の日本の輸入停止は、一時的な措置であり、われわれが日本へ報告を提出すれば、解決するものであると思っております。
しかし、足元に草が生えるのをそのままにしておくわけにはいきません。
この問題に余分な日時を費やす必要はないのです。
しかし、そのタイムラインがいつかを、われわれサイドで示すことはできません。
それを示しうるのは、日本側であるからです。
われわれは、このことで、日本側に対して、経済制裁を課すことには、ためらっております。
なぜなら、経済制裁には、いつも、報復が伴うからです。
そして、その報復に対して、更なる報復が繰り返される。そのようなことは、起こってはいけないことです。
もし、われわれが時計を逆転させることができたなら、そして、今回問題を起こしたプラントも、時計を逆転できるのなら、事態は異なる方向にむかったでありましょう。
われわれは、何が起こったのか、そして、その再発を防ぐにはどうしたらよいのかを、認識し、事態の正常化に向かうべきです。−以下省略-」

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2006/02/0036.xml


[3153] 今回のUSDA のOIGの報告書は、アメリカにとって、予想以上に痛手になるはず 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/04(Sat) 13:34  

まりちゃんさん。
まあ、お怒りは、別にぶつけていただくとして、今回のUSDA / Office of the Inspector General (OIG)の報告書は、アメリカ政府にとっても、日本のリスク管理官庁にとっても、そして、日本の食品安全委員会にとっても、想像以上の痛手になりうるものですね。
日本の報道は、故意にか、その点を重大視していないように、今のところは、見受けられますが。
質問主意書問題のような、ワンポイント・ゲッター的位置づけとは違う、そもそもの矛盾を内包しているように、私には思えます。
虹屋さん。
私は、その農業新聞の記事を見ていないのですが、やはり、私も、そのあたりに、今日の矛盾の出発点が隠されているように思えます。


[3152] Re:[3147] [3146] リスク0(という狂気)から解脱するために 投稿者:とき 投稿日:2006/02/04(Sat) 12:46  

笹山様
> 糊代の幅というか、懐の深さというか、アローワンスというか、そのようなものが極めて少ない風土の元で、ことは、きわめて、困難であることが予想されます。

 「環境保全」という観点では、経済的な計量・計数の対象になっていない側面(水、土、光、空気、生物、など)がありすぎて、どのへんが「100%」の保全なのか不明なるがゆえに、100%を目指しても決して、100%にはならないこともあると想定してかかる必要があるのではと思います。

 私が申し上げました「どこかで緩やかに諦める必要がある100%の安心・安全」とは、主に「食」とそれに連なる「生命」(そこから生存するという意味での「自然環境」にもつながるのでしょうけれど)の「個」の部分です。

 人間が頭の中で思い描く(尽きることのない)「有れかし」・理想像と、「現実世界」の溝は永遠に埋まることはないとは思いますが、それを希求するのもまた人間です。

 が、やはり、人知・人為ではどうにもならないことが起こってきましたし、これからも起こります。「戦争」も「疫病」も「自然災害」もなくなることはありません。今後も必ず起こります。そう思って付き合っていくのが、「リスク」を考えることの第一歩だと思っております。

 それが、「起こらないこと」(あるいは、人知人為で起こさないことが可能であるという思い込み)を前提にしてしまうと、まずその一歩が踏み出せないままに、思考が開始されてしまうということの危うさを感じます。
 現実を前にしたとき、「リスクが必ずある」という前提に立つことと、「リスクはない」という前提に立つことは、自ずとその後の論理が全く違う方向にならざるを得ません。(それが、日本の鳥インフルエンザの対策にも露見したように思いますが。)

 「どこかで緩やかに諦める」一つの方法として、「リスク評価」法というのが、選択肢としてあるのだと思います。(ほかにもあるのかもしれませんが。)
 「現実」世界は、人間の頭で思い描く「理想」にすっぽりはまる事はほとんどありません。ましてや、自然環境を相手した場合はなおさらです。それと、市場経済のグローバル化にともなう、物資の移動・流通をみても。
 いまや、たった一つの制度や規則の中で成り立つ(あるいは成り立たせようとする)世界は存在しないという前提に立たなければ、“世界”と折り合いをつけてやっていくことは至極困難なのではないかと思います。それが、多様性を受け入れてやっていくということにもつながるのだと認識いたします。(『鎖国』という気持ちもわからなくはないですが・・・。それは、多様性を拒絶したいという願望の現れでもあるような。)

サイエンス・サイトーク いのちを守る安全学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102900802
環境リスク学―不安の海の羅針盤
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4535584095
水の環境戦略
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004303249

銃・病原菌・鉄 ―1万3000年にわたる人類史の謎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794210051
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479421006X
(なお未読ですが、同一著者の下記も面白いようです。)
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794214642
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794214650
(日垣氏のメルマガでの評は、『アカデミズムとジャーナリズムが、見事に統合されています。「現場取材」の価値が大暴落しきった現代にあって、実際に訪れて詳しく検証することを怠らず、多様な学際と人類の知見を動員した明快な文体は、読み手を飽きさせません。(一部抜粋)』とのこと。)
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/


[3151] 葬られた事前調査 日本農業新聞 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/04(Sat) 12:05  

2/4 日本農業新聞より
>葬られた事前調査

事前調査棚上げの始まりは2004年10月23日に合意された日米政府の局長レベル協議

査察システム「日米各々の関連する食品安全システムの同等性の検証のための査察および牛肉貿易再開の後、両国は、相手国施設の定期的な査察に協力する」相手国の監査(査察)システムについては日時を定めず協力するものの、施設への具体的な検査は「再開後」と断言しているのが特徴だ。

昨年11月、日本農業新聞のインタビューに応じた米農務省の幹部は、記者の質問をさえぎるようにして「日本が行うのは検査(インスペクション)ではない。観察(オブザベーション)だ」と言明した。

>EUは徹底調査、日本のホタテガイ輸出再開で
輸出国だけが検査に責任を持つという原則がいつも貫かれるわけではない。02年6月、欧州連合(EU)が日本産ホタテ貝の輸入を7年ぶりに再開した経過からは、別の姿もみえてくる。
 EUは1995年4月に、現地調査の結果を受け「衛生管理体制が十分ではない。」との理由で、日本産水産物の全面輸入禁止を決めた。12月にはほとんどが解禁されたものの、解読の恐れがあるとしてホタテガイの輸入禁止が残った。
 日本政府は翌96年、欧州の法令に基づく「対EU輸出ホタテガイの取り扱い要綱」を定め、貿易再開に向けた努力を開始。「わが国の食品衛生基準をはるかに上回る厳しい規制をクリアするため、輸出するホタテガイ業者は多額の設備投資を行った。」(水産庁加工流通課)。併せてEU側に早期貿易再開を求めた。
 再開の決め手になったのは、2001年9月のEUのてによる現地調査だった。最終的に日本産ホタテガイの輸入を認めたのは、その9ヵ月の手続きを経過してからだった。日本の水産物輸入禁止、再開の双方の場面で、決定的な役割を果したのはEU自らの手による現地調査だった。

>南米に厳しい米国
安全衛生の分野に詳しい農水省OBの一人は「輸出国が食品の安全性に責任を持つという原則は当然だが、実際には先進国は開発途上国の食品安全制度を信頼せず、できるだけ自分たちで調べる。米国も南米では徹底的に現地調査をする。米国は、先進国である自国の安全性に不信を持たれることに不快感を抱いたのではないか」と日本の事前調査を受け入れなかった背景を説明する。
 日本の事前調査を不必要と考える米国。あえて踏み込んで求めなかった日本。輸入再開前の現地事前調査は、葬り去られた。



[3150] 100%の安全を求めるとか、科学・科学・・ってあほらしい 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/04(Sat) 12:02  

蓋を開けてみれば、米国のムチャクチャな飼料管理や、国内でさえヤバいと声のあがる危険部位除去、ピックアップした検査さえいい加減、胡散臭い、隠蔽モード全開、しかも日本の食品業界は偽装の嵐。国はアメリカ様のためなら、閣議決定、つまり国民、消費者を誤魔化すことさえ厭わない。

何を信用しろと?

”科学”以前の問題でしょう。

”全頭検査”という言葉が出てくるのも、非科学だろうがなんだろうが、「言っていることが信用できない」それを肌で感じているから。抜け道を少しでも減らすような検査をしたら隠していたものがボロボロ出てくるからに違いないという疑念があるからでしょう。

消費者はもう、「科学」という言葉に誤魔化されず、はっきり「信用できないから」と主張すべきだと思います。

食品安全委員会のメンバーも、評価と管理は違うとか、「我々は与えられたデータの中で科学者として科学的に判断した、あとはリスク管理の問題だ」とか、言い訳に忙しいようですが、そもそもの、食品安全委員会が設立された理由をなんだと思ってるんでしょう?

食の安全に最終的に寄与しないような”詭弁的な科学論”、”都合のいい部分だけをピックアップした誘導的な科学論”はもう沢山。この偽装、インチキの世で、「結論がどのように利用、悪用されるかを見越して対策した上での結論」が出せないような、専門馬鹿科学者(失礼)を中心に構成していることがそもそもの間違いなのでは?

出した結論を、どのように利用されるかを見抜ける目を持った人間がいない、しかもいいなりの御用学者が跋扈する中では、日本の食の安全など、風前の灯でしょう。

国会、参院、予算委員会の中継を眺めてみましたが、わが国の食品の安全を考える委員会代表、このような状態に利用されるのがわかりきっていながら、

評価を出して、”引導を渡した”寺田委員長は「我々はリスク管理の行方を見守っている」と責任転嫁を何度も何度も繰り返し、
そこを統括される、えらい大臣の松田さんの仰ってることは支離滅裂、この国に食の安全を真剣に考えている人はいるのか、税金の無駄遣いもいい加減にしていただきたい、と思う今日この頃です。


[3149] 恵方巻の仕掛け人は誰? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/04(Sat) 10:56  

すっかり、節分の行事は、豆まきから恵方巻に変わってしまったようです。
ところで、この節分の恵方巻の仕掛け人は誰なのでしょう?
どうも、コンビニの宣伝が、恵方巻普及の原動力のように見えるのですが。

下記サイトのWikipediaによりますと、セブンイレブンが先駆けであり、1989年に広島県の加盟店オーナーの発案により販売を開始したところヒット。中国、関西、九州地方での販売を経て、1998年にコンビニ初の恵方巻全国販売を開始。このヒットを受けてローソンが2001年より、ファミリーマートが2003年より全国販売を開始し、03〜04年を境にして主要コンビニで全国販売が行われることとなった。
とあります。

関西での行事というが、私も、大阪・岡山と、それぞれ三年づついましたが、トンと、この風習のあることは知りませんでしたね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%B5%E6%96%B9%E5%B7%BB


[3148] アメリカで、新しいウイルスの迅速検査方法開発 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/04(Sat) 08:37  

この迅速検査法は、アメリカの Centers for Disease Control and Prevention によって開発されたもので、この二週間以内にFDAによって認可される予定のものであるという。
この迅速検査方法は、the Influenza A/H5 (Asian lineage) Virus Real-time RT-PCR Primer and Probe Setと呼ばれる。
ウイルス感染疑いの患者の呼吸器から分泌液を採取し、実験室に送り、二時間から四時間で、遺伝子情報を含めた結果がわかるという。
従来は、同じ結果を得るのに、2-3日かかったという。
全米50州に、140の、このための実験室を設けると、1時間以内に、全米人口の87パーセントのウイルスの確定検査が可能であるという。
ただし、この検査で、従来より、"presumptive"な陽性(推定陽性)が多くなると見られ、更なる確定検査の必要はある。
しかし、単なるスクリーニングの手法として、この検査方法があるのではなく、一定の症状を見せている患者に対して適用するものであるという。
こちらのサイトhttp://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm55e203a1.htmもご参照

http://www.forbes.com/lifestyle/health/feeds/hscout/2006/02/03/hscout530787.html


[3147] Re:[3146] 『鳥類の間で「風土病になった」』は、すでに地球規模。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/04(Sat) 08:10  

ときさん。
「100%の安全・安心を確保することは、どこかで緩やかに諦める必要がありそうです。」
は、リスク・ミチゲーションの考え方ですが、環境容量の多い場合と少ない場合とでは、その糊代の幅が安心度を決めてしまいがちになります。
昨年は、ミシシッピーの氾濫があったわけですが、ミシシッピーは、日本の減災の考え方のお手本とされてきました。
しかし、あれほど、巨大な環境容量をもつところでさえ、減災のシステムが通用しなかったというわけです。
日本の場合はどうでしょう。
糊代の幅というか、懐の深さというか、アローワンスというか、そのようなものが極めて少ない風土の元で、「どこかで緩やかに諦める」ことは、きわめて、困難であることが予想されます。

http://www.eurus.dti.ne.jp/~hisatake/a/a2.html


[3146] 『鳥類の間で「風土病になった」』は、すでに地球規模。 投稿者:とき 投稿日:2006/02/04(Sat) 01:02  

◇「中国南部の風土病に」 鳥インフルで香港当局者
>【香港3日共同】香港政府衛生福利・食物局の周一嶽局長は3日、香港や広東省など中国南部の鳥類の間で高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)は「風土病になった」と述べ、一般家庭での養鶏を禁じる条例制定など人への感染防止策を強める方針を示した。
>今年に入り、広東省との境界近くで鶏や野鳥からH5N1型ウイルスが検出される例が相次いだのを受けた発言。香港の当局者が中国の感染状況について「風土病」と規定したのは初めてで、感染拡大防止に全力で取り組む姿勢を示した。
>香港の当局者が広東省など中国本土でのウイルスの広がりに言及するのも異例。
(共同通信) - 2月3日23時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060203-00000256-kyodo-int

 それをわざわざ言うなら、人間のA型ウイルスの方ではないでしょうか。そちらの方は、いまだに機密情報でしょうか?

◇中国上空を覆う煙霧が悪化:日射量が減少(WIRED) - 1月31日17時52分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060131-00000002-wir-sci
(日本海側に降る雪も、昔のように真っ白ではなくなった気がします。ときには、少し煤けたようにうっすらと黒い場合もあるような。それから黄ばんでいるときも。成分分析してみれば面白いのかもしれませんが・・・。)

◇中国、海洋汚染深刻 赤潮5年で453回 汚水たれ流し8割(産経新聞) - 2月3日3時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060203-00000000-san-int
>海洋汚染により、湾や河口の生態系破壊も進んでおり、十八の観測地点のうち、遼寧省錦州湾、長江河口、黄河河口、山東省莱州湾、杭州湾、珠江河口の六カ所の生態系が短期内に回復不能という「不健康」レベルにまで破壊されている。
>中国の海洋汚染は近隣国にも及ぶことが懸念され、日本近海で問題になっているエチゼンクラゲの大量発生とも関連性が指摘されている。魚介類の汚染を通じた人の健康への影響も心配されており、昨年中ごろから中国科学院海洋研究所の魚類専門家が中国紙上で「近海魚は毎日食べてはいけない」と警告するなど、切実な問題としてクローズアップされている。

農林水産省 魚食と健康について
http://www.maff.go.jp/fisheat/fish-top.htm
厚生労働省 食品安全情報 食品中の化学物質
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/kagaku/index.html
食品安全委員会 汚染物質専門調査会
http://www.fsc.go.jp/senmon/osen/index.html

 食の安全・安心に対する庶民のストレスは、ますます高まることはあっても、鎮まる見込みはないように思えます。
 経済を安定して成り立たせようとして、供給側の論理に立ち続けるのも、ますます困難になるのではないかと思います。100%の安全・安心を確保することは、どこかで緩やかに諦める必要がありそうです。そのためには、リスクや危険の可能性をも含めた情報の透明性がまさに必須になるのかもしれません。危ないこともあるのだという覚悟をもって向かう必要があるのではないかと。
 まずは100%の安全・安心は現実にはありえず、机上の空論だと思っておかねばならないのではないでしょうか。それを確実に確保したかったら、自分で作るか、もしくは、顔のわかる人に見える場所で生産してもらうほかありません。(安全は、けっして、“ただ”ではないという考え方も、今後ますます重要性を帯びてくるでしょうし。)
 「行政」施策に、「リスク0」を確保することを強いるような過剰な要求も、今後ますます酷になるのではないかと思っております。あくまでも「民主主義」は、国民が、何から何までお上に面倒を見てもらうという政体ではないはずですし。


[3145] Re:[3144] [3139] [3138] あてのないままの監視では、生殺し 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/03(Fri) 21:42  

12月16日にHarris Ranch Beef Companyから日本に到着した分は、2005年12月12日にリスティングしたということのようですから、査察は、時間的には、できたのでしょうが、そのときには、全部の施設を査察してからシップメントということにはなっていなかったのではないでしょうか。
何度もいいますが、2004年10月23日の日米高級事務レベル合意での査察の意味は、そこまで、リジッドなものではなかったはずです。
おっしゃるように、「輸入再開」→「 the Export Verification (EV) Program for Japanのためのリスティング開始」→「リスティングされた施設についての日本側の査察完了」→「査察完了施設からのシップメント開始」→「日本へのアメリカ牛肉の到着」というスキームなら、文句は出なかったのでしょうが、しかし、さりとて、そのようなスキームでなくてはならないということでも、なかったようですね。
すべては、2004年10月23日合意のずさんさにあったといえるのではないでしょうか。


[3144] Re:[3139] [3138] あてのないままの監視では、生殺し 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/03(Fri) 21:30  

> また、このなかに「よく考えてみれば分かることですが、解禁前に対日輸出の処理ラインをいくら調査しようが、対象となる日本向けの食肉がまだラインに乗ってないのですから、「一体、何を調べるの?」という全く無意味な出張になるわけです。」という点も、かねてから、私が指摘していた点ですね。

笹山さん、それでは解禁直後にきた肉はどうなるのでしょうか?あれは日本向けのラインに乗っていたということですよね。

>
> 「USDAが処理施設をリスティングしていないのに、日本側が、どうして、査察できるのか。」というわけですね。
> 石原事務次官のほうが正論で、農林水産大臣が、勘違いしたという構図なんですかね。

リスティングして、査察→出荷認可→出荷というのが普通のやり方ですよねー。見てもいないものをよく輸入できるかと。
てか、そんなもの買えない(^^;


[3143] Re:[3140] 日下公人さん 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/03(Fri) 21:26  

ときさん。
日下公人さんですか。
懐かしい名前ですね。
大分以前に、私の勉強会にも来ていただいたことがあります。
ご紹介の文の中で「アメリカに友達を持っていれば、ノーベル賞なんて、すぐ取れる。」という話が面白かったです。
「学問の勧め」の時代から、「非学問の勧め」の時代に入ったというわけですね。



[3142] Re:[3141] [3139] 与野党合作の田舎芝居?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/03(Fri) 21:14  

虹屋さん。
昨年11月14日に札幌での食品安全委員会主催のリスコミで、「特定危険部位の除去など輸入条件の順守を米国で「最終確認する」と、再開前の現地調査実施を明言していたことが3日分かった。当時の内閣府幹部も、農水省側から事前調査を行うとの説明を受けたと明かした。」との共同配信の記事http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20060203010026842.asp
が出ていますが、当日の議事録で当たってみますと、こんなようなのですね。
http://www.fsc.go.jp/koukan/zenkoku_risk17bse/sapporo171114/sapporo171114_gijiroku.pdf参照
何箇所か、質疑応答の中で、これに関する答えがあるのですが、この中で、高橋直人農林水産省大臣官房審議官が「食品安全委員会からの答申が出れば、個別にアメリカの施設を私どもとしても見に行くことになります。」の発言をさしてのことなのでしょう。
この発言自体では、それが、輸入再開前か後かは、定かではないのですが。

パネリスト発言・高橋直人農林水産省大臣官房審議官
「今、プログラムの内容を具体的に申し上げましたが、それを私ども、今度アメリカに行ってもう一回最終確認しますけれども、それがきちっとプログラムでの約束どおりで動いているかどうか確認をしてくるということになります。」

質問者・内藤
「アメリカの農務省の検査官がSRMの除去については検査しているということは、先ほどおっしゃったかと思うのですけれども、これを守るという前提の上でという、本当に大きな約束事を、だれがそれを監視して、そしてみんなに知らせてくれるかという仕組みが、日本の中でどこまで準備されているのかということとかを含めてお伺いしたいと思いました。」

答え・蟹江誠厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課
BSE対策専門官
「その施設には農務省の検査官も常駐をしておりますので、そういった方々がチェックをしていく、検証等をしていく。そのシステムが適切に動いているかどうかというのを、日本の方から担当官が現地に出向いて確認をする、そういうことを考えております。」

質問・前濱喜代美生活協同組合コープさっぽろ理事
「その確認をして、もし遵守されていないという場合には、立ち入りに入った方が判断されるわけですか。そういう場合には輸入停止ということにすぐさまなるのでしょうか。
それから、付帯事項にあります「国民に十分な説明を行い」ということで、今これは食品安全委員会のリスクコミュニケーションの場だと思うのですけれども、そういうことを、今答えていただいたようなことをします、書類審査をしました、現地視察もしました、ここを日本向けの処理場と認定しますというようなことを、国民に十分説明をしていただいて、ここは安全ですので輸入をしますというふうに、段階を踏んでいただきたいと思います。」

答え・高橋直人農林水産省大臣官房審議官
「それから、この輸入の条件、どういった手順で、どういう内容でやるかということについては、これはいずれ、先の話になりますけれども、食品安全委員会からの答申が出れば、個別にアメリカの施設を私どもとしても見に行くことになります。輸入条件について、詳しい内容について、十分国民向けに説明をやる、また査察に行ったときには、その状況についてもそういった場で情報を提供していきたいと考えています。」

質問・谷本(コープさっぽろ)
「現地査察ということについて、どのように考えておられるのか。報道されているところでは、来年度予算で海外査察が、農水省の予算では4000万しか請求されていない。ないしは、厚生労働省の方で、今回新たにそういうことを査察する方が2名導入されそうだということも報道されていますが、その辺の具体的な体制はどうなっているか、ちょっとお聞きしたいと思います。」

答え・高橋直人農林水産省大臣官房審議官
「今回のBSEの件に関しましても、先ほど申し上げましたように、輸入条件がきちっと日本向けに輸出をする施設で守られているかどうかについて、私どもとしても見に行きます。これは査察に行きます。それから、アメリカ政府も定期監査をやっていますけれども、その後も随時きちっと見ていきたいと考えています。」


[3141] Re:[3139] 与野党合作の田舎芝居?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/03(Fri) 19:34  

> 要は、今回の問題は、質問主意書・閣議決定と違っている、いや、そうでない、とかの論争に過ぎず、今後、どう恒久的なスキームを確立するかについての寄与は、まったくといってない論争であったといえます。

全く同感です。野党の現地調査報告を覘いてきたのですが、どの食肉加工場を見てきたか書いてありませんね。

まー、「ご覧になったのは米国内向けの処理であって、日本向けの処理ではきちんとやります。やってます。やることを米国政府が保証してます。」という答弁で、幕が下りますね。4泊5日の日程で行って、ご苦労様ですが・・

相変わらず、全頭検査を持ち出していますが、米国が飲むわけがない条件を持ち出すのは、最初から実のあるスキームを作るつもりがないのでしょう。米国で検討、パブコミまで行っている飼料規制の早期実施や内容強化を何故いわないのでしょう??こちらの方が、実効性もあるし・・

田中角栄さんの秘書だった早坂さんが、国対政治で野党の見せ場になる場面をわざわざ作ることもあったと書かれていたと記憶していますが、質問主意書・閣議決定の騒ぎはそれを思い起こさせますね。



[3140] そういう愚かな人ばかりが集まっている?(笑) 投稿者:とき 投稿日:2006/02/03(Fri) 19:27  

 なかなか、耳のイタいことを言われているようで・・・。

第16回
行き過ぎた個人主義が揺り戻す共同体精神
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/p/index.html
◇退屈な理想主義者たち
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/p/16/index.html

>やっていることはまた別なのだが、言うこととやることが違うから、まあまあのバランスがとれて、実際にはそんなにひどくはならない。このように理想と現実の間に、適当なあたりを見つけるのを「按配」という。「按配」は非常に便利な日本語だ。

>そういう現実を見ると、理論家や理想家は、いまいましいことにいつも現実の欠点ばかりを指摘する。「外国のほうが立派だ、日本はまだダメだ」と必ず教訓をたれるのだ。そういう愚かな人ばかりが集まっているのが学界とマスコミ界だ。

◇日本経済の内容はノーベル賞以上だ
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/p/16/02.html

>今や、日本経済が切り拓いている新天地に、経済学はまったく取り残された学問なのだ。ノーベル賞以上のことを日本人は考えているし、実行している。僕も友達もそう思っているのだが、やはり賞をとらないと一般の日本人は信じてくれない……、というのが2人で話した中身だ。そこにはノーベル賞的な経済学は理論倒れ、数学倒れであり、なぜあんなものを人々はありがたがるのか不思議だ、という意味も含まれている。そのように理論や理想がはびこっている原因は、高学歴者が増えすぎたことにある、と僕は思っている。

◇個人主義が生んだ少子化の弊害
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/p/16/03.html

>女性だけでなく、男性も結婚しない。つまり、子どもを持とうと思わない。「子どもはやっかいだ、1人で暮らしているのが一番いい」。これが個人主義だ。個人主義を徹底すると、妻も夫もわずらわしい。

>なぜ日本人がこんなに個人主義になってしまったか。それがこの問題の根本で、やはり学問の弊害だと思う。「学問公害」とでもいえばいいのか。大学で教える学問には“個人主義”という毒が潜んでいるのだ。

 個人主義という“概念”が、少子化を招いているという論理は、大気中の二酸化炭素濃度が上昇しているから、地球が温暖化しているという理屈に似たところを感じます。

 生物の摂理から見れば、淘汰圧(死ぬ心配)がなくなれば、繁殖力も緩慢になるということは、当然のこととしてあるわけで・・・。
 人口が減少するということを、ネガティブに捉えることをやめるべきではないかと思います。豊かさを享受しながら、資源の浪費を避けることができるのではないかと考えれば、まだまだ夢いっぱいですが。数字が減っていくのを見るのが我慢ならない人々がいるのでしょうね。


[3139] Re:[3138] あてのないままの監視では、生殺し 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/03(Fri) 18:12  

ときさん。
そうですね。
これでは、見通しの立たないまま、生かされたままの、生殺しですね。
中途半端のスキームが生み出した悲劇といえます。

極東ブログさんの「このあたり日本の報道に疑問を持つのだが、Vealについての解説がなされていないように思われる。」には、同感します。

また、このなかに「よく考えてみれば分かることですが、解禁前に対日輸出の処理ラインをいくら調査しようが、対象となる日本向けの食肉がまだラインに乗ってないのですから、「一体、何を調べるの?」という全く無意味な出張になるわけです。」という点も、かねてから、私が指摘していた点ですね。

「USDAが処理施設をリスティングしていないのに、日本側が、どうして、査察できるのか。」というわけですね。
石原事務次官のほうが正論で、農林水産大臣が、勘違いしたという構図なんですかね。

要は、今回の問題は、質問主意書・閣議決定と違っている、いや、そうでない、とかの論争に過ぎず、今後、どう恒久的なスキームを確立するかについての寄与は、まったくといってない論争であったといえます。
つまり、勝者も敗者もなかったということですね。
一生懸命だった方には、悪いんですが。

参考
2005年10月31日の石原事務次官の記者会見から
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/051031jimujikan.htm
「Q: 輸入再開、実際、その前に査察するということもあり得るんでしょうか。
 
A: 査察を前にやるということは、やっても意味がないわけですね。ですから、もちろん、担当者が前に行って査察の手順とか、そういうことは当然アメリカ側と協議しながら決めていくわけでございますけれども、それは、あくまで査察というのは輸入が行われてからの問題でございますので、その輸入が実際に開始される前に、必要な検証といいますか、そういうことをやることは必要だと思っておりますけれども、査察自身はあくまで輸入が決定されてからと思っています。 」


[3138] 不確かな情報誘導(風説の流布、偽計?)のお蔭様 投稿者:とき 投稿日:2006/02/03(Fri) 15:57  

◇移動禁止区域すべて解除 茨城の鳥インフルエンザ
>鳥インフルエンザ問題で、茨城県は3日午前零時、昨年12月に抗体陽性反応が出た愛鶏園若宮農場(茨城町)を中心とする半径約5キロの移動禁止区域を解除する。
>これで、昨年6月の発生以降、県内に設けられた計12の移動禁止区域は、すべて解除。県によると、移動禁止の対象は計119養鶏場の計約790万羽に上った。
>県内ではこれまでに40養鶏場で感染が確認され、計約330万羽が処分対象になった。感染原因は分かっていない。
>一方、抗体陽性反応だけが出て監視していた密閉型鶏舎の8養鶏場では、既に所定の検査を経て鶏の移動が可能になったが処理方法が決まらず、計約250万羽が事実上、移動不可能な状態が続いている。
(共同通信) - 2月2日19時43分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000209-kyodo-soci

◇鳥インフル確認、宙に浮く250万羽 茨城の養鶏場 2006年 2月 2日 (木) 17:42 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060202/K2006020203180.html

 新潮の記事も酷いです。仮に“高病原性”に変異したとして、それが半永久的に“高病原性”でありつづけるとでも思いこんでおられるのでしょうか、鳥ウイルスの権威といわれているお方。初歩の感染症学の知識が足らなすぎるのでは。「免疫」の知識がない? 獣医学分野の、ウイルス学者さん、本当に大丈夫ですか?

ウイルスとどうつきあうか―闘いから共存への戦略 畑中 正一
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/414084003X
ウイルスは生物をどう変えたか―進化の演出者・ウイルスの世界を探る 畑中 正一
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061329499

 なお、極東ブログさんにも、今回の米産牛騒動の件、まとめてあるようです。

2006.02.03
骨付き牛肉のこと
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2006/02/post_da00.html


[3137] Re:[3135] [3134] 続-アメリカUSDAの監査庁が、「ダウナー牛の食ルート混入」を認める 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/03(Fri) 15:17  

ahyahyaさん。
どうもありがとうございました。
そうですね。
これまでの一連の日本の報道では、「ダウナー牛の肉が食用ルートに入っていた。」という視点からの記事はないですね。
ここが、ポイントなのにですね。


[3136] 食品安全委のリスク評価は偽装データに基づいていた?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/03(Fri) 12:21  

まりちゃんさんが[3111]でご紹介の
処理中の牛の脊髄(せきずい)が周囲の肉に飛び散り、洗浄も不十分
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060201AT2M0100501022006.html

「出荷前の枝肉にも脊髄が付いていたのを確認した」この野党が視察した、カンザス州の大手パッカー、タイソン・フーズの処理場、対日輸出許可リストにある工場なのでしょうか??
[3113]で笹山さんご紹介の
「 Omaha company in line for Japanese beef trade 」
http://www.starherald.com/site/news.cfm?newsid=16023923&BRD=484&PAG=461&dept_id=553251&rfi=6
には「The Japanese have inspected Greater Omaha and 10 other U.S. plants in four other states: Colorado, Kansas, Texas and California. 」とありますから、農水省らが査察した11箇所のうちの一つなのでしょうか??

まず確認しておきたいのは、30ヶ月齢以下の牛なら脊髄が付着、残存していても米国の法令には違反しない。検査官は出荷をとめることは出来ないし、例の1000件余りの違反事例には含まれないケースですね。

これが対日輸出許可がある大手パッカーの工場だとすると、食品安全委員会のリスク評価が実態と合わないデータをもとに議論されていた評価したことになります。下記の30回専門部会の議事録の抜粋をお読みいただくと、大手パッカーでは全頭からSRMは完全に除去しているというデータで日本が輸入する牛肉は典型的には大手パッカーが処理した肉ということで議論評価している。
リスク管理だけでなくリスク評価も危ういのでは??


○ 厚労省輸入食品安全対策室長 日米間の協議の中では、勿論想定しているのは、まさに大
手パッカーが処理したと、さかのぼればフィードロットで肥育したという典型的なものを
想定して、それが大部分だということで議論はしています。 P42

○ 甲斐( 諭) 専門委員  S R M の除去は2 段階になっている。でも大手パッカーは全頭から除去していると。
まず、2 段階というのは、全頭から扁桃腺と小腸は取る。それが一応義務化されている
わけですが、次は3 0 か月以上の牛から頭蓋とか、脊髄だとか、脊柱だとか、背根神経節を
除去するというのが義務化されているんです。
しかし、現実には、これが3 0 か月以下、30 か月以上と分けてやると非常に面倒だとい
うこともありますので、全頭から大手パッカーの場合は、3 0 か月以下であっても、全頭か
ら頭蓋だとか、脊髄だとか、脊柱を除くというやり方をしている。
( P P )
それから、脊髄がどうなっているかということですが、アメリカの場合は、背割り後に
脊髄を除去する。この場合は手で取って、それから洗浄するということになっているんで
すけれども、3 人で担当していて、まず、1 人が手で剥ぐ。2 番目の方が枝肉の脊髄の部
分をこの機械で吸い込むんです。カットしながら吸い込む。かなり管も大きいです。カッ
トしながら吸引していく。1 人の人が手で取る。2 番目の人が上部の脊髄をよく取る、こ
の人が下の方の脊髄を吸い取るというふうになって、非常にきれいに取れているんです。
この中で、どんどん流れ作業でやっていますので、この人が取らなくてすっと行くとい
うことは考えられないんです。必ず取るように、正確な流れ作業なのです。2 , 0 0 0 人ぐら
いの従業員がいて、そこでずっと流れ作業をやっているわけで、1 頭来たときに、これを
飛び抜かして行くということは考えられないです。

その後、枝肉洗浄は(日本は)2 回ぐらい、アメリカの場合は5 〜 6 回洗っていると。 P9


[3135] Re:[3134] 続-アメリカUSDAの監査庁が、「ダウナー牛の食ルート混入」を認める 投稿者:ahyahya 投稿日:2006/02/03(Fri) 11:56  

>日本での報道は、まだのようですね。
四国新聞に掲載された記事を見つけました。

★安全管理のずさんさ指摘/米監査機関、BSE対策で

 【ワシントン2日共同】米農務省内の行政監視機関である監察官事務所は2日、
牛海綿状脳症(BSE)対策で義務付けられている特定危険部位の除去が、
食肉処理施設で適切に行われているか確認できないとする報告書を公表した。
第三者的立場で行政をチェックしている監察官事務所がずさんさを指摘したことで、
農務省は安全管理態勢の抜本的な見直しを迫られる。

 報告書は、事態を放置してきた行政上の不備も事実上指摘、全施設での
対策徹底などを求めている。特定危険部位の混入問題で再停止した対日輸出の
再開時期が遠のく可能性もありそうだ。

 米国では、BSEの原因物質が蓄積するとされる特定危険部位の除去は
生後30カ月以上の牛で義務付けられている。

http://www.shikoku-np.co.jp/news/kyodonews.aspx?id=20060203000112


[3134] 続-アメリカUSDAの監査庁が、「ダウナー牛の食ルート混入」を認める 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/03(Fri) 10:08  

3132の続報です。
ダウナー牛の肉が人間の食用ルートに入っていたというニュースは、その後も波紋を呼んでいるようです。
Tom Harkin上院議員は、「検査のシステム手順自体に欠陥があるのだから、即刻、改めるべきである。」といっています。
また、すべてのサンプルが自由意志で集められていることについて懸念する声も強くなってきました。
ジョハンズ農務長官は、火消しに躍起のようですが、どうやら、日米の牛肉再開問題も、単なる輸出施設の事前査察だけでは、すまない状況になってきたようです。
以下は、その後のニュースですが、日本での報道は、まだのようですね。

「USDA chief calls US beef safe but report sees gaps」
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/02/02/AR2006020202024.html
「Auditors can't say whether U.S. meat plants followed rules to stop mad cow 」
http://www.cbc.ca/cp/world/060202/w020282.html
「Feds unsure if mad cow safeguards followed」
http://www.kentucky.com/mld/kentucky/news/politics/13776831.htm
「Letter: USDA not doing its job」
http://www2.townonline.com/sudbury/opinion/view.bg?articleid=420355


[3133] 輸入再開スケジュール 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/03(Fri) 09:29  

笹山さん、このときの輸入スケジュール、サイトごと削除されてしまいましたね。。業界関係者さんのサイトだったわけですが。
http://www.google.com/search?q=cache:D5V059augZAJ:blog.livedoor.jp/vehicle4085/+&hl=ja&ct=clnk&cd=1



[2053] Re:[2049] 大手商社 現地業者と交渉へ 早期供給狙う 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/02(Wed) 06:48

> このサイトの輸入スケジュールが目に付きましたが裏では決まってるということでしょうか
> http://blog.livedoor.jp/vehicle4085/archives/50132479.html

そうですね。
「牛肉輸入再開問題と基地問題とがブッシュ大統領とのトレードオフ」という見方はうがちすぎとして、結構、この日程、あたっていますね。
ただ、この日程で抜けているのは、12月15日ですね。
対日経済制裁のタイムリミットとして、「アメリカ通商代表は、2005年12月15日までに、アメリカ議会に対して、「日本は、もはや、アメリカからの牛肉輸入を禁止していない。」との認証について、諮問をすること。」というのが、アメリカ議会の対日経済制裁法案
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/query/z?c109:S.1922:
の条件の中に入っています。
もし、これが、「2005年12月31日までに、米議会に対して、なされない場合には、日本から輸入される製品に対して、追加関税を課すること。]となっていますね
つまり、これ以後は、サドンデスということになります。



[3132] アメリカUSDAの監査庁が、「ダウナー牛の食ルート混入」を認める 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/03(Fri) 07:58  

昨日、アメリカUSDAの監査庁(Inspector General)が、「ダウナー牛の食ルート混入」を認める報告書を出した。

これによると、12のと畜場のうちの二つについて調べたところ、10ヶ月間にわたって、29頭の歩行困難牛が、と畜され、そのうちの20については、特に傷のないダウナー牛であることがわかったという。

この報告書は、118ページにわたるものである。

原文は、このサイト「Audit Report Animal and Plant Health Inspection Service Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) Surveillance Program &#8211; Phase II and
Food Safety and Inspection Service Controls Over BSE Sampling, Specified Risk Materials, and Advanced Meat Recovery Products - Phase III」
http://www.usda.gov/oig/webdocs/50601-10-KC.pdf
からどうぞ。

ダウなー牛に関する記述は、この報告書のPage22などに、また、歩行困難牛については、Page67などにある。

なお、アメリカでは、老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛-たとえば、「と蓄場」への輸送の途中で傷ついたような場合には、獣医は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来ることになっている。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255参照

このことが抜け穴と化しているのではないかという疑念については、この掲示板でも、虹屋さんなどと、話し合ったことがある。

また、11月末の食品安全委員会へのパブリックコメントでも、この懸念について、意見を述べておいた。
「「アメリカ牛肉輸入」に関し、私が食品安全委員会に対し提出した、パブリックコメントの内容」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=508参照

今回のこの報告書は、日米の牛肉輸入再開問題をさらに、こじらせる火種になりうるものだ。


「`Downer Cows' Entering Meat Supply, USDA Inspector General Says」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000103&sid=ah00ElDBTLj4&refer=us
参照

私が食品安全委員会のパブリックコメントで述べた歩行困難牛に関する意見
「(4)歩行困難牛について
今年4月に「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策」が発表されたが、その中で、『歩行困難牛』について、次のように定められている。
「老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛-たとえば、「と蓄場」への輸送の途中で傷ついたような場合には、獣医は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」
つまり、獣医の裁量によって、「BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」ことは、大きな抜け穴を作る可能性がある。
この辺の検証はされたのか。」

参考
USDA 監査庁報告書の問題の箇所
FSIS issued a policy that allows cattle that become nonambulatory due to an acute102 injury after it passes ante mortem policy to proceed to slaughter. This policy is inconsistent with both published regulations and public policy announcements, and is not consistently interpreted and applied by FSIS inspectors. At 2 of the 12 slaughter establishments reviewed, plant records/auditor observations found that for the period June 17, 2004, to April 12, 2005, 29 nonambulatory animals were slaughtered; 20 of them were identified as downers with no documentation of any acute injury. FSIS officials do not believe its policy is contrary to published regulations prohibiting downers from entering the food supply because, in the opinion of the professional VMOs, these animals were healthy and suitable for slaughter after they passed ante mortem inspection.103 We could find no records, other than the plant daily disposition records, documenting the condition of the animals. Stated public policy must be clear and transparent.



[3131] NHKでの吉川ブリオン調査会座長のインタビュー 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/03(Fri) 07:44  

今朝7時過ぎのニュースでのインタビューだが、同調できるところと、できないところが半々。
同調できるところとしては、「そもそも、BEVプログラムのスキームが、ずさんだった。」という点。
これは、この掲示板でも指摘しておいた点と同じ。
同調できない点は、アメリカと日本のリスク管理のずさんさを一刀両断するのはいいのだが、では、食品安全委員会ご自身の責任は、どうなのか、触れておられなかった点。
現在の、そもそもの混乱の元は、2004年9月での、プリオン調査会での、強引な結論から端を発していることについての責任を反省する言は、ついに聞かれなかった。
食品安全委員会は、こうもりか。




[3130] 拡大するデンマークの風刺漫画騒動 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/02(Thu) 22:43  

デンマークの有力紙ユランズ・ポステン(Jyllands-Posten)が、イスラム教の預言者ムハンマド(Muhammad)を批判的に描いた風刺漫画を掲載したことに中東諸国が反発し、デンマーク製品の不買運動や大使館閉鎖などの外交問題に発展している。

発端はデンマーク紙、Jyllands-Posten が昨年9月30日、表現の自由に関する記事とともに掲載した漫画で、爆弾のついたターバンを巻いた預言者ムハンマドの姿などが描かれていた。

偶像崇拝を禁止するイスラム教では預言者の姿を描くこと自体が許されておらず、まして戯画化することは「イスラム教への冒涜(ぼうとく)」にあたる。

このため、直後から中東・イスラム世界では反発の声が巻き起こり、1月10日になってノルウェーのキリスト教系雑誌Magazinetがこの漫画を転載したことから騒ぎはさらに拡大した。

さらに、ドイツのDie Welt紙とフランスの France Soir紙、それにイタリア、スペイン、スイス、ベルギーの新聞がこれを転載し、騒動が拡大し、このうち、フランスの夕刊紙フランス・ソワールの社主ラカ氏は2月1日、編集局長を解任したことを明らかにした。

この漫画の概要は、このWikipediaのサイトhttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/thumb/b/b0/Jyllands-Posten_Muhammad_drawings.jpg/250px-Jyllands-Posten_Muhammad_drawings.jpg
で見ることができる。

http://en.wikipedia.org/wiki/Jyllands-Posten_Muhammad_cartoons


[3129] 必死のリーク工作? 投稿者:とき 投稿日:2006/02/02(Thu) 19:28  

週刊新潮2月9日号
http://book.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
>茨城だけ発生
>「鳥インフルエンザ」はバラまかれた「陰謀ウイルス」が原因だった!

 そこまでして、「正常国論」にしがみつかねばならない理由は何なのでしょうか? この期に及んでも《大人の解釈》に限界を感じないのでしょうか。自然の営為に対する畏敬・畏怖の観念を全く感じることができなくなった人間でなければ、思い描けない“妄想”です、「闇ワクチン・バイオテロ説」は。
 バイオ・テロは、相手構わずコントロール不能な、ただただ騒乱を目的にするものになってしまうだけで、ピンポイントな攻撃によって目標を攻撃するには、もっとも不適なテロの形態で、ほとんど、仕掛ける側にもメリットが生じません。
 鳥ウイルスをばら撒いて、何のメリットがあるのでしょうか。“制度としての「疫病」(実質、H5N2ではへい死はないのですから)”を被って、経済的に不利益を生じた者が、その被害を何としても取り返すために、自然災害ではないものとして扱いたいという願いが生み出した「被害者妄想」に都合のよい話にすぎません。これも、ヒューザーマンションと同じで、なんとしても国の補償にもっていきたいと思っているのでしょうか。大手の養鶏業者さん。だれもが、誰かを悪さをした「魔女」にしたてて、それを探し出そうとする心理状態になっているかのようです。
 週刊誌ネタというには、あまりにもお粗末な話です。


◆鶏飼い時事(じじい) …『沐猴にして冠するのみ』(2006.2.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza245.htm

>鶏飼いは武士ではないから、食わねど高楊枝というつもりは無い。しかしせめて一寸の虫にも五分の魂くらいの気概は持ちたいものである。

 獣医学界は、「(鳥)インフルエンザウイルス」で、研究予算を含めたイニシアチブをとり続けたがっているのでしょうか? 人の医学の領域にまで踏み込んで。

 なお、米産牛肉輸入再開問題について、日本の食肉利権ならびに、「肉」の商売の方々がどういう人たちであるかを前提として考えなければ、日のあたるところで起こっていることも生半可な理解でおわることになるかもしれません。

牛肉と政治 不安の構図 文春新書 中村 靖彦 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166604376
プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー ブルーバックス 福岡 伸一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575043
(これは、見方によっては、「狂牛病の原因の本体が不明である」ことに引導し、米牛肉が安全とはいえないが、かならずしも危険だともいえないということにもつながるように感じます。つまり、まだ「安全であるとも危険であるとも断定できない」説になってしまいます。)

 安全とはいえないから、危険だという論理も、キケンに感じます。私も、かなり疑わしいのではないかとは思っておりますが、そのキケンであるという科学的な証拠を提示できなければ、安全論者には勝てないなと観念しておる段階です。さらには、オモテの情報だけに踊らされてはいけないと自戒しております。現場は、役所の文書どおりにはなっていないことを承知しておかなくてはならないでしょうから。
 牛肉は確実に「政争の具」になっております。

■「大同門」、再生法を申請 BSE問題で業績悪化(共同通信) - 1月26日17時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000174-kyodo-bus_all


[3128] 「パブリックコメントができる状態になかった。」というのが真相 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/02(Thu) 19:01  

平成16年9月での食品安全委員会で、パフリックコメントがなされなかったとの参議院予算委員会での質問だが、この当時は、私のブログ「あくまで「月齢20ヶ月検出限界論」にこだわる食品安全委員会事務局の性懲りのなさ」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=76
に書いてあるように、「パブリックコメントができる状態になかった。」というのが真相でしたね。
それにしても、松田大臣とは、私も長いお付き合いだが、日ごろの松田さんらしからぬ、しどろもどろ振りでしたね。
これまでの事務方の勝手な振る舞いの犠牲者と言ったほうがいいような。

下記の当時の私のブログ記事もご参照
「横車を押したのは、どっち?畜産議員?それとも、食品安全委員会」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=120

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060202-00000028-san-pol


[3127] 農林水産省プレスリリースから 投稿者:とき 投稿日:2006/02/02(Thu) 17:14  

報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

2月1日
「OIE/BSEコード改正に関する専門家会合」の開催について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060201press_9.html
「食品に関するリスクコミュニケーション(OIEにおけるBSEルールの改正に関する意見交換会(第3回))」の開催及び出席者の募集について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060201press_10.html

 結局は、形式的手続きにすぎないのでしょうか・・・。


[3126] Re:[3125] メキシコが米牛肉輸入対象を拡大 骨付き肉も認める 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/02(Thu) 17:08  

まりちゃんさん。
ちょっと、このサンケイさんの記事は不勉強ですね。
「直接的な言及は避けつつも、国際基準より厳しい条件を課しながら輸入を再停止している日本へ貿易再開を促した格好だ。」というのは、読みすぎではないでしょうか。
この骨付き輸入の根拠は、昨年4月の北米三国のハーモナイゼーションに基づくものです。
したがって、今回、メキシコは、アメリカだけでなく、カナダとの骨付き牛肉貿易再開を決定しました。
NAFTA圏における共通BSE戦略については、昨年4月に「「BSE戦略の統一化に関する、北米首席獣医担当官(CVO)による報告書」(Report of the North American Chief Veterinary Officers on Harmonization of a BSE Strategy)」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255
として発表されました。
OIE基準をベースにしたリスク管理です。
危険部位は、次のとおりとなっています。

危険部位

輸出目的の牛肉については、次のものは、食用ルートに入ることを許されない、危険部位となる。
月齢30ヶ月以上の牛の脳、頭蓋、眼、三叉神経節、脊髄、脊柱、そして、後根神経節。
月齢にかかわらず、扁桃、回腸遠位部(distal ileum)。
危険部位除去の方法は、交差汚染が最小になるような方法でなされなければならない。

その後の北米三国の動きについては、今月になって「The Growing Integration of North American Agriculture」http://www.ers.usda.gov/Publications/WRS0502/wrs0502.pdf
として、最近の動きが発表されていますので、ご参照ください。

日本との関係については、それへの上乗せ基準をアメリカ以外のNAFTA諸国とする場合は、日米間同様、二国間(バイ)で考えるべきものと考えます。

日本もいずれは、多国間での共通基準に元ずく農産物の輸出戦略の構築が迫られるものと思われますので、これら北米三国の安全基準の面での今後の動向は、大いに参考になるものと思われます。

なお、この件に関するUSDAの発表は下記のとおりです。
この中でも、昨年4月の北米三国のハーモナイゼーションに基づくものとのコメントが下記のようにあります。
「In April 2005, to help normalize trade in ruminants and ruminant products within North America, Mexico, the United States and Canada agreed to harmonize their BSE risk mitigation measures to more effectively address any BSE risk in the region. 」
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2006/02/0033.xml



[3125] メキシコが米牛肉輸入対象を拡大 骨付き肉も認める 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/02(Thu) 15:35  

メキシコが米牛肉輸入対象を拡大 骨付き肉も認める
http://www.sankei.co.jp/news/060202/kei042.htm

話題の質問主意書と、その、全然回答になっていない、いい加減な答弁からですが、さて、この骨付き肉、どうなんでしょうね。

(7) 米国牛がメキシコを経由して日本に輸出されているという指摘がなされているが、そのような違反があるとすれば、輸入再開の規制管理遵守について、根底からその信頼が覆されると考える。政府に対し、事実確認の上、対策と答弁を求める。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a163043.htm

九の(7)について
米国でBSEの発生が確認された日以降については、メキシコからの牛の輸入の実績はない。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b163043.htm


[3124] Re:[3123] 食品安全委員会 リスクコミュニケーション専門部会議事録 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/02(Thu) 13:17  

まあ、この種の学者は、「ジャンク学者」と、命名したほうがいいかも知れませんね。
実態は、座長代理としては、不適格な行動をして、その座にいられなくなったのに、あくまで、忙しくなったことを口実にしているというのは、どうもですね。


[3123] 食品安全委員会 リスクコミュニケーション専門部会議事録 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/02(Thu) 12:14  

唐木氏がご出席のリスクコミュニケーション専門調査会議事録がUPされてました。
http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/r-dai21/index.html
http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/r-dai21/risk21-gijiroku.pdf
>○唐木専門委員 御指名いただいて、大変光栄に思いますが、ちょっと私事情がございまして、といいますのは、去年の10月から私が所属する日本学術会議が、大きな組織変更がありまして、新しい体制が発足いたしまして、7つあった部が3つに再編されて、私はその1つの部の副部長ということで、新しい体制を動かす、これから構築していくという非常に大きな仕事を任されておりまして、そんなことで、前回の第1回もここに出られなかったんですが、この1年間は非常に忙しくて、座長代理に指名していただきますと、私はあまり無責任なことをしたくないので、今回は、外していただいて、一委員として協力をさせていただければと思うんですが、是非、御理解をいただきたいと思います。

>○唐木専門委員 いつも言っていることと同じですが、こういうリスクコミュニケーションをやるときに2つのことをきっちりやらなければいけないと思うんです。
>1番目は、山本さんが言われたことで、リスク評価とリスク管理をきちんと分けて、時間的にも分けて議論をすることが大事だと思うんです。それをやらないと、質問する方はそれがわかっていないので両方ぐちゃぐちゃになってしまうと。だから、リスク評価と管理というのは、こういうものなのだということを簡単に解説した上で、まず評価の方について議論をしましょう。それから次に管理について議論をしましょうというだけで随分議論が整理できると思います。ですから、是非そういった方向で考えていただきたいというのが第1点。
>第2点は、中村さんのお話とも関係するのですが、いろんな意見がたくさん出てきますが、その中には必ずしも科学的に正しくない意見あり、あるいは根拠がはっきりしない、いわゆるジャンク情報に基づいたものもある。
>そういうものに対しては、きちんとその根拠は何ですかとか、あるいはそれはこういう理由から否定されていますよというような毅然とした議論も必要だろうと。今までのところはどうも発言者に非常に遠慮して、そうですかと聞いて終わってしまうというようなところがある。その辺のところは、やはり議論をきちんとするという態度も一つ必要ではないかと。あまりそれをやってしまうと、そればかりでぐちゃぐちゃになってしまいますから、ある程度の節度が必要ですけれども、あまりにおかしな議論をそのまま聞き逃さないということも一つ大事だろうと。その2つのことをやるだけで随分コミュニケーションの管理の整理ができるのではないかと思っております。

感染、潜伏、体内で増幅し、公衆衛生にまで重大な影響を与える病原体を、フグ毒扱いするのをやめましょうとか、毒虫、寄生虫がご専門の方が、専門外のBSEにおいて21ヶ月、23ヶ月の牛が根拠なくBSEではないとか、感染牛が出ているにも関わらず、いまだに牛再生飼料が流通しまくり、SRM除去さえずさんな米国牛のリスクが低いとか、そういうことを言うのをやめましょう、ということですかね。


[3122] ダブルスタンダードで混乱しているアメリカの畜産・牛肉生産の現場 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/02(Thu) 08:32  

このサイト「Reality Hits Hard For Beef Producers」
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=17791
は、日本とアメリカとのダブルスタンダードで混乱している畜産現場の模様を伝えている。

「昔は、多くの畜産生産者たちは、牛を管理しながらも、方針変更の際には、研修の現場で学び、また、生産者たちがお互い、情報を交換しあっていた。
現在では、方針変更の際は、簡単なノートに要点が書かれ、その詳細については、後から来るといった具合のようだ。
今回の日本への牛肉輸出違反について、過去のこの種の注意書きを引っ張り出してみると、次のようなことが書いてあるだけであった。
「QSAプログラムにもとずき、日本へ牛肉を輸出する場合は、1030J手続き
http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/ARC1030J.pdf
に従うべし。パッカーの承認が、牛の月齢、IDなどについて必要である。この識別のタイプについては、プログラムで指定されている。牛のトレースレコードが必要である。カーブについては、A40であるかどうかについての証明が必要である。などなど」
こんなことで、不十分な説明でのミーティングなので、当然質問も出ないで解散。」

まあ、現場がこんなことなので、方針変更に伴う混乱が、現場では続いているというお話である。

水戸黄門ではないが「追って沙汰いたす」の調子で、
「すべては、1030J手続き
http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/ARC1030J.pdf
に書いてあるのだから、それを見なさい。」では、危険部位の日米の差など、生産者はわかることができませんよね。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=17791


[3121] Re:[3120] [3118] 「再び泥沼の米国産牛肉問題、急遽返却で輸送料負担に泣く輸入業者」との記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/02(Thu) 08:02  

たしかに。
でも、この場合は、どうも、貿易保険の対象にもならなさそうだし、困ったものですね。
米国牛肉輸入に対して、抑制力が、日本の輸入関連会社に働くしか、決め手がないような。



[3120] Re:[3118] 「再び泥沼の米国産牛肉問題、急遽返却で輸送料負担に泣く輸入業者」との記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/02(Thu) 07:35  

笹山さんの仰る通りだと思いますが、そもそも、リスクは見えてましたからね。。営利企業としてはそれこそ、「リスク管理」をすべきことだと私は感じておりましたが。

自己責任、ってこういうときに使うんじゃないかとちょと思ったりして。。


[3119] Re:[3116] [3102] [3100] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/02(Thu) 07:33  

なるほど、このような方でしたか。
いまや拉致問題でおなじみのお顔も見えられる。
牛肉問題では、拉致されちまったということでしたか。
つい先日「クロイツフェルト・ヤコブ病のほうが、交通事故より安全」との失言をものされた方もおられる。
そして、皆様、おなじみのお髭の方も。
こういうときの緊急対応では困ります。

第4回日米BSE協議
平成16年10月19日 

日本側:
佐々江賢一郎外務省経済局長
中川坦農林水産省消費・安全局長
外口崇厚生労働省食品安全部長
(オブザーバー)
杉浦勝明食品安全委員会事務局情報・緊急時対応課長


米側:
ペン農務次官(農業・海外農業担当)
ランバート農務副次官(マーケティング・規制担当)
ピアソン農務副次官(食品安全担当)
サンドロフ保健福祉省食品医薬品局獣医学センター所長

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20041019press_9b.htm


[3118] 「再び泥沼の米国産牛肉問題、急遽返却で輸送料負担に泣く輸入業者」との記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/02(Thu) 07:22  

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash/420599
ですが、「崩れた「日米牛に差はなし」」なんて、見出しも。

まったく罪作りの「背理法にもとづく、食品安全委員会の安全答申」でしたね。


[3117] 派遣・パートの問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/02(Thu) 06:48  

労働:人を大事にしない国は滅びる 「働くことの意味」、鎌田慧さんに聞く /福岡
ピンハネ社会、何かおかしい
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20060131ddlk40040660000c.html

先日、第三セクターの介護関係で、仕事をしている50代後半の女性が、リストラの憂き目に合いました。その部門を失くして外注に出すというのが理由です。そして、最初に雇用側が提示したのは、外注先に再就職しろということ。外注先の雇用条件は「パート」形態です。
結局、同じ仕事を同じ職場で続けるとしても、いままで正社員だったのに、今度は「パート」になれということです。

彼女は「介護の法律が変わったことが影響してるのよ」とか言ってましたが、生き馬の目を抜くような社会だ、と思いました。(幸い、彼女は無事就職できました)

アメリカの精肉加工工場も、日夜危険部位と戦う、過酷な現場で働いている人は200万円程度の年収、かたや社長は20億を超える年収という告発がありましたけれども、理解できない世界です。


[3116] Re:[3102] [3100] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/02(Thu) 06:29  

> 私は、これらの問題のすべての諸悪の根源は、2004年10月23日の日米高級事務レベル協議
> http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=125
> で、BEVプログラムについての安易なスキームで合意を見たことにあるものと思っております。
> このときの当事者こそ、最大級の戦犯なのではないでしょうか。

笹山さん、みなさんおはようございます。

安全審査前に米国牛肉の輸入条件を約束したメンバー表
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22413450.html

真名さんが記録してくれてましたけれども、ライブドアや耐震偽造のように、この裏にはどちらの政治家さんとか官僚さん、企業がおられるんでしょうかね。

ところでですが、先日2月1日の参議院、予算委員会で、ご自身も薬害に苦しんでこられてきている家西議員が、発生国の牛由来の医薬品・化粧品・健康食品などの厚労省の放置の問題を指摘してくださいましたが、
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
それ以外にも、他国と比較しても大量であるといわれている、ヒト由来の製剤の濫用、および、特にHIVの審議会などで専門家からも「HIV対策以前の問題、付属病院としてもおちおち歯科を紹介できない」とかなんとか、指摘されている、歯科の院内感染対策のずさんさ、こういう問題もいつになったら解決されるのか、とても心配に思います。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/a0209d89782edb34131184136abc37e0

今は健康でも、いつなんどき、病院のお世話になるかわかりませんものね。


[3115] Re:[3113] [3112] 大臣の首を取れば、牛肉が安全になるのか? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/01(Wed) 23:37  

笹山さん。ご覧いただき有難うございます。
> 背根神経節の詳細な写真を見て、これの除去は、大変なことだな、と、思いました。
> やはり、カナダ除去方式で、歩留まりが悪くなる方式しかないのでしょうね。

イギリスで30ヶ月齢以上の牛を食肉にしない理由の一つが、30ヶ月齢以上だと発症が多い=プリオンの蓄積が進んでいると脊柱・背根神経節の除去に不安が多いというのですね。

日本の脊柱除去の注意書きは下記
「牛せき柱を含む食品等の管理方法」に関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/11/s1120-3.html

[3059][3114]のガセネタ。投稿したときさん。何処がガセなのかわかってられるのかな??その指摘がないと、ときさんがトリフルでご紹介の意見までガセネタに見えてくるのは、不思議ですね。



[3114] 怪しげな米産牛肉関連ネタ。 投稿者:とき 投稿日:2006/02/01(Wed) 21:59  

農水省の大失態【2/1(水)13:30】
http://www.nikaidou.com/column01.html
>「今回の輸入再開にあたり、事前にアメリカからのインボイス(どの部位を送りますよ、という事前の確認書と思ってください)が農水省にきた。実はそのインボイスには、ショートプレートなどの部位のほかに、「背骨付の肉」を送りますと書いてあったのだという。しかし、肉の部位というのは100種類以上あり、かなり専門の人間で無いとわからない。それに加えて英語で書かれていたものだから、農水省の下っ端はもう全然わからない。結局、ろくに確認せずOKという返事を出した。まさか、背骨付肉を送りますと書いてあるとは夢にも思わなかったのだろう。そして、当然ながら背骨付の肉が送られてきたわけだが、日本の検疫官は肉のプロ。箱を見ただけで「なんだこりゃ!」とすぐわかった」

2006年1月31日
BSE問題・専門家からの反論(BSEシリーズ前編)
http://www.policejapan.com/contents/syakai/20060131/index.html
2006年2月1日
BSE問題とアメリカの対応(BSEシリーズ中編)
http://www.policejapan.com/contents/syakai/20060201/index2.html
 こちらは、とくに目新しい情報はないようですが。

◇ヤコブ病解剖費に公的補助 BSE感染の変異型対策(共同通信) - 1月28日6時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060128-00000030-kyodo-soci
◇統合失調症 早期発見で重症化を防ぐ サンスポ 2006.1.23
http://www.sanspo.com/shakai/genki/20060123.html

 病理病態も未だ定かでなく、ましてや原因が解明されていないだけに・・・。

『科学とは「原因と結果」である。』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062723123
 そして、その人間の営みを阻害するものがいろいろあるようで・・・。
http://skondo-life.cocolog-nifty.com/dairy/2006/02/00_00f3.html
共通感覚論 中村 雄二郎
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0792.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4006000014
臨床の知とは何か 中村 雄二郎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400430203X

February 01, 2006
中川農相問題の本質は
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200602010038.html

 お粗末なご紹介、お許しを。


[3113] Re:[3112] 大臣の首を取れば、牛肉が安全になるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 21:58  

虹屋さん。
サイト拝見しました。
背根神経節の詳細な写真を見て、これの除去は、大変なことだな、と、思いました。
やはり、カナダ除去方式で、歩留まりが悪くなる方式しかないのでしょうね。
なお、その後の話で、日経新聞では、単にホテル・ラックとなっていましたが、このサイト「 Omaha company in line for Japanese beef trade 」
http://www.starherald.com/site/news.cfm?newsid=16023923&BRD=484&PAG=461&dept_id=553251&rfi=6
では、「veal hotel rack」を出荷したようです。
http://www.greatwesternmeats.com/Custom%20Cut%20Meat/Veal/veal_hotel_rack_primal.htm参照
まあ、同じことでしょうげれども。


[3112] 大臣の首を取れば、牛肉が安全になるのか? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/01(Wed) 21:18  

野党が合同で発表した昨年10月に提出した2法案をみれば、仮に野党が政権を獲っていたとしても、輸出条件は現在とほとんど変わらない。今回の事件は防げなかった。野党の対策もSRM除去などを守らせる方策の強化、「今後は日本の査察を受けた施設に限って輸入を再開する」という24日の自民党の動植物検疫・消費安全小委員会と同じ方向での対策しかでてこないでしょう。政局的にはどうなるかは知りませんが、このままでは野党の追求はお釈迦様(自民党)の掌のなかの孫悟空、牛肉の安全性を確保するという点では竜頭蛇尾に終わる。

[3056] 米国産牛肉、輸入再開を推進された中西、安井両氏の反応 で、ご紹介したお二人と私と「米国にSRM除去を完全に守らせるのは無理」という点は同じ。何処が違うかといえば「米国産牛肉は、もともとリスクがほとんどゼロだ」という点です。ほとんどゼロとはとんでもない。つまり農業情報研究所さんのいう「輸出プログラムの遵守を前提としないリスクの再評価」、遵守を前提としないリスク低減策の実施が必要と思います。

それは「SRM除去が不完全でも牛が健康であれば何の問題もありません。」に尽きると思っていますが・・

よろしければ、「米国産牛肉、検査・査察強化だけでなく、条件全体の見直しを」をご覧下さい。
http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_06/hatake_0605_BSE.htm



[3111] 書類審査だけというのは、医薬品も一緒のようです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/01(Wed) 20:26  

<医薬品>19品目の原材料が米国産牛 厚労省が切替え指導
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20060201k0000e010071000c.html
記事にはなっていませんけれども、危険部位が除去されているかとか、そういうことは、提出書類の確認だけで査察などは一切行っていないとか。

ボツリヌスなんとか、なんてのも認可されていたようですが、美容目的で使うボトックスのことかしら?

でもって、つい最近も、危険部位除去の視察ではこんなだったそうですが、医薬品、化粧品、健康食品用の牛の扱いって飼料など、どうなってるんでしょうか。

処理中の牛の脊髄(せきずい)が周囲の肉に飛び散り、洗浄も不十分
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060201AT2M0100501022006.html


[3110] Re:[3109] [3108] [3107] [3106] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/01(Wed) 20:19  

米国産牛肉問題 検査・監査の不手際を政争の具とするな 真の問題は食肉産業の構造改変
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/highlight/06020101.htm

農業情報研究所さんがまとめておられますね。

どんな取り決めがなされたにしろ、一般の、工場の事情、畜産の実態を知った消費者にはとても手がでない製品ということだと思います。


[3109] Re:[3108] [3107] [3106] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 19:21  

虹屋さん。
3087のまりちゃんさんへのレスと、同じになりますが、2004年10月23日の日米高級レベル事務協議では、下記のとおりとなっています。
まあ、このあたりが、そもそものボタンの掛け違いなんでしょうが。
「Joint Press Statement for the Resumption of Trade in Beef and Beef Products」http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20041023-61.html
「日米両国は、それぞれの国での食品安全システムと貿易の前提の下で、お互いの国の施設を、一定のベースで、AUDITしあえるように、協力しあう。」

G. AUDIT SYSTEM

Following equivalency audits of each country’s relevant food safety system and resumption of trade, both countries will cooperate to audit each side’s facilities on a regular basis.

そういえば、12月8日の食品安全委員会で、中村委員が、次のようなことを言っていましたっけ。
「しかし、そこで何を言いたいかというのは、厳しいのは日本だけではなくて、アメリカも厳しいんですよということをやはり知らないと、アメリカがやたらに早くやらないと貿易摩擦だとか何とかということが伝わるだけでは、私はちょっと不十分だと思っています。
例えば、アメリカはものすごく縦割りでありまして、アメリカ自身は、例えば日本から温州ミカンを輸出したい。
これはアメリカにないかんきつ類ですから、輸出すれば売れる可能性がある。
ただし、アメリカは州によってはなかなか輸入を認めなかった。
仮に輸入するとしても、きちんとミカン畑に来て、普通のアメリカ式の管理をしているところから何百メートルか離した畑でなければ、そこで収穫したミカンでなければ入れないとか、そういう厳しさというのは、やはりお互いの国民の食の安全・安心ということを守る以上、それは当然のことなのであって、それを今回、恐らく「プリオン専門調査会」の方々の議論というのは、ある程度そういう点についてきちんと納得できる議論をされたのではないかというような感想を持ちます。」
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai123/dai123kai-gijiroku.pdf
このときは、時すでに遅しでしたのですね。

追記−改めて、査察報告を見ますと、どこを視察したかについては、書いていないようですね。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai35/index.html


[3108] Re:[3107] [3106] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/01(Wed) 18:47  

和牛肉の輸出について、東京新聞に
「同じく同委員で九州大学大学院の甲斐諭教授は『日本から米国への牛肉輸出は、米国の検査官が来て、認証した工場で行われている。日本も、検査官が米国に行って認証した工場から輸入するシステムを構築すべきだ』と提案する。」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060201/mng_____tokuho__000.shtml

甲斐諭先生は、プリオン専門部会の委員の中で一番米国の畜産食肉業界に詳しい先生ですよ、それが、あの答申を出した後でこの発言とは。

19日の専門部会のやり取りなどをみても、先生方も、笹山さんが[3106]でいわれたスキーム、「米国の検査官が来て、認証した工場で行われている。」ように日本の検査官が認証した米国施設から日本に輸出されると考えていたのは明白ですね。

BSE発生前の、日本からの輸出の取り決めでは、米国の検査官が来て、施設を認証しなければならないという明文の規定はないですよね。認証はあくまでも、日本の厚労省の権限、運用上、実質的に甲斐先生でさえ「米国の検査官が来て、認証した工場」と思うのが実態であったと。

今回のみは、その米国検査官の「認証」行為を米国が省いたため、日本も相互平等で輸出前の日本の検査官に査察を言い出せなかった、できなかったというところでしょうか??

米農務省が輸出許可、適合リストにのせる際には、作業実態は調査、検証はしていない。作業の検証をやっているのなら、その時に、日本に立会い、見学、査察をさせれば済む話です物ね。書類審査で済ませているのですから、日本に事前に調べに「見学」でもこられたら大変な騒ぎになりますよね。

「米国という国である新しいシステムをきちんと機能させることがいかに難しいか(安井至先生)」をよくご存知の米農務省は、米国検査官による事前の認証という「慣行」を捨てる先手をうって恥部を隠したわけだ。

米国の作戦勝ちですね。結局、米農務省も日本政府も、輸出プログラムに合ったと畜、解体、食肉処理作業が行われるかは、わからない。業者任せということですね。
 おーっと、農務省の検査官が常駐していましたね。彼らが最後の砦。しかし、農務長官が再研修を言い出していますから、農務省も、この砦は当てにならないと告白されいますね。

のこり38カッ所の施設も、作業の実態は検査せずに輸出許可が出されている。これらか輸出された肉、大丈夫なんでしょうか。脊柱は除いてあるか??11ヶ所は日本が「査察済み」ですけれど・・



[3107] Re:[3105] [3102] [3100] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 17:31  

虹屋さん。
これについては、「Internal Audit」にゆだねられているようですね。
すなわち、QMSプログラムに沿った手続きになっているか。監査計画、監査役の選任、報告、フォローアップ活動、記録保持、などが適切に行われているかどうかについて、ですね。
まあ、いってみれば、HACCPの牛肉版的な位置づけなのかも知れませんね。


[3106] Re:[3104] [3102] [3100] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 17:21  

ですから、「輸入再開」→「 the Export Verification (EV) Program for Japanのためのリスティング開始」→「リスティングされた施設についての日本側の査察完了」→「査察完了施設からのシップメント開始」→「日本へのアメリカ牛肉の到着」
というスキームにすればよかったわけです。
ただ、同時に、神戸肉などの日本からアメリカへの和牛肉の輸出についても、同様のスキームにする必要があるでしょう。
今回は、日本からの和牛肉輸出について、アメリカ側は、柑橘などと異なり、きわめて、先手を取って、甘い態度をとったため、日本側としては、やりにくかった面もあったのではないでしょうか。


[3105] Re:[3102] [3100] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/01(Wed) 17:17  

笹山さん。情報有難うございます。
私の読解力ですと、The Audit, Review, and Compliance Branch が適格な輸出業者であるかどうかを認証する際には、その業者が作文したマニュアルなり、計画書が基準に適合した内容かどうかはチェックするようですが、きちんと実行できるのか、その点のチェックはないように、見えるのですが???

いくら立派な条件に合った内容のマニュアルでも、作業員が「そんな話、上役から聞いたことない、マニュアルは見たことがない」ではどうしようもない。その点はどうなのでしょう。



[3104] Re:[3102] [3100] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/02/01(Wed) 16:17  

「輸入が再開されなければ査察はできない」という理解不能な、まともな商取引上、非常識発言について。。

どっちにしろ、民間で取引する際には、まともな、良識ある企業間取引の場合、絶対に考えられない事態ですね。
ふつーの顧客なら、こんなことを言われたら、その会社との取引自体をまず考え直すか、取引をやめるでしょう。

安全の確保が確認されていないものを、顧客に出荷するなんてことは、どう考えてもまともな商売なら出来ませんから。。

海外で育てられた野菜やら縫製品を輸入するときに、たとえば農薬やら検針などの規制があるわけじゃないですか。その規制通りに作っているかは、海外にある「日本向けに作られた在庫」や「テスト品」「工場」「畑」を、顧客に出荷する前、輸入前に、まずチェックするでしょう。顧客に買わせたいのであれば。、。

牛だって、すぐ日本に輸出できるだけの「日本向けに処理された在庫」があったわけですが。


[3103] グッドラッテ米下院農業委員長が対日経済制裁を示唆 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 15:38  

1月26日のこの掲示板[3014]で「 グッドラッテ米下院農業委員長が日本のアメリカ牛肉輸入禁止を非難」との記事を載せたが、そのグッドラッテ議員(Bob Goodlatte)が、昨日、今度は、対日経済制裁を示唆する発言をした。
この中で、氏は「アメリカは、日本からの自動車を、部品に欠陥があったからというだけで、輸入禁止措置には、しない。
しかし、日本がそのようなことをするのであれば、われわれは、自動車のブレーキなどに欠陥を見つけて、すべての日本からの輸入をストップさせる。
もし、東京が、直ちに牛肉輸入の再開をしなければ、日本は、アメリカ議会から、劇的なレスポンスを受けることになるだろう。」などといった。
また、グッドラッテ氏は、「今回の脊柱入り牛肉は、ヒューマンエラーに元ずく輸出であった。」とし、「月齢20ヶ月以下の牛については、これらの脊柱も、アメリカの基準に沿って、輸出可能なものとすべきである。」ともいった。
さらに、「アメリカのトータルなシステムを信頼しないで、このように、一度のことで、完全に市場を閉ざすことは、腹立たしい。われわれ議会の連中は、もう、堪忍袋の緒が切れている。もう、たくさんだ。」とも語った。
「U.S. lawmaker hints at sanctions against Japan over beef issue」http://www.tmcnet.com/usubmit/2006/01/31/1330638.htm参照


[3102] Re:[3100] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 15:00  

虹屋さん。
どうも、農林水産大臣発言で、世間は、惑わされているのですが、ここで、どのように、日本へ輸出する企業なりが決められていくかという手順について、もっと見てみる必要がありそうですね。
この手順は、「ARC 1002 Procedure,Section 7, Program Requirements」にもとづいて決められていくというものですね。
これについては、「USDA Export Verification (EV) Program Specified Product Requirements for Beef - Japan」http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/ARC1030J.pdf
に詳しく書かれています。
また、「ARC 1002, Draft ARC 1030 Procedures and Quality Manual ARC 1002 」そのものについては、こちらのサイトhttp://www.docquality.info/en_path-en\quality\z1#quality+manual~id-15547~action-download~url-http://www.tcfa.org/GroupQSA.pdf~title-Quality+Manual
からダウンロードできるようになっていましたが、今は、もう、見当たらないようですね。
こちら「Quality Manual For Age and/or Source Verification Of Cattle」http://www.tcfa.org/QSACtlSup.pdfや、こちら「TCFA Member Services 」http://www.tcfa.org/MemServ.htmlもご参照
それで、諸般の条件がかなって「the Official Listing of Eligible Companies for the Export Verification (EV) Program for Japan.」に載ったのが、12月12日13件、12月13日10件、12月14日6件、12月15日4件12月19日3件、12月20日1件、1月6日(2件、登録後2件とも削除)、1月12日1件 ということなのですね。
すなわち、日本への再輸入が決定する前には、「the Official Listing of Eligible Companies for the Export Verification (EV) Program for Japan.」に、登録されている企業はなかったのですから、日本側としては、査察のしようがないということになります。
「USDA Export Verification Program for Japan (Beef) - Questions & Answers 」http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=15910
もご参照
別に農林水産省側を弁護するわけではありませんが、最初の答弁で、なぜ、大臣があのようなことを言ったのか、理論的にも、おかしいということになります。
当然、「ARC 1002, Draft ARC 1030 Procedures and Quality Manual ARC 1002 」のシステム上、できなかったと突っぱねれば、それで済む話だったと、私は思います。
私は、これらの問題のすべての諸悪の根源は、2004年10月23日の日米高級事務レベル協議
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=125
で、BEVプログラムについての安易なスキームで合意を見たことにあるものと思っております。
このときの当事者こそ、最大級の戦犯なのではないでしょうか。


[3101] マスコミの情報品質に疑問あり。 投稿者:とき 投稿日:2006/02/01(Wed) 12:22  

 まずは記者自身が、「H5N1・トリインフルエンザウイルス」と(ヒト)インフルエンザウイルスAH(H5N1)の区別がついていないような記事が垂れ流されています。要注意です。
 鳥ウイルス関係で(ミス)リードされている学者・研究者(獣医学)の方々の罪は重いです。間違った方向へ誘導しています。

>人間関係を気遣うあまり、仲間の間違いを指摘することさえ敬遠しがちだ。科学の世界は、研究者の良心や信頼の上に成り立っている。不正は研究費を負担する国民への裏切りであるばかりか、研究の進歩も妨げかねない。
http://www.asahi.com/paper/editorial20060201.html#syasetu2

 不正以前の、『人間関係を気遣うあまり、仲間の間違いを指摘することさえ敬遠』による「無知」によってもたらされているのではないかと思います。

 マスコミの記者や編集者も、「ウイルス」と「免疫」と「疫病」に関して、あまりにも「無知」なまま、受け売りの伝聞情報を流通させるばかりです。
 その結果が、タミフル備蓄騒動にもなっています。(そんなの、いざとなりゃ、何にも役に立ちゃしない。)
 まさに、『病は口より入り禍は口より出ず』そのままの様相です(本来の意味とはズレますが)。ちなみに、いまの「鳥ウイルス」学者は、『鹿を追う者山を見ず』ともいえます。「ウイルスを追う者、生物‐生体(細胞組織体)を含めた生態系‐を見ず」とか。
 さらに言えば、今日の朝日新聞番組欄で、NHKの番組「その時歴史が動いた」http://www.nhk.or.jp/sonotoki/
についての紹介の中に、石川好氏の言葉『自己批判する力が今のジャーナリズムに問われている』もありました。もう現状は、マスコミは「ジャーナリズム」とは無縁の、(伝聞)情報流通産業に成り下がっているのかもしれません。

■堀江氏を叩きまくるマスコミへ!? PJニュース 2006年02月01日09時54分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1678650/detail?rd

January 27, 2006
復活 京大アメフト部 ホリエモン
http://skondo-life.cocolog-nifty.com/dairy/2006/01/post_78dd.html
>マスコミの役目は、検察の発表やリークを垂れ流すことではなくて、きちんとこういう問題を指摘して、それでもなおかつ、明らかに犯罪が成立するのかどうかについて検証し、被疑者側の見解も報道していき、事件をいろいろな角度から見せることだと思います。しかし、ほとんどすべてのマスコミはこの役目を完全に放棄しています。

2006.01.31 [木村 剛のコラム] 日本は罪刑法定主義ではない?
http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/__6e9c.html#more
>日本では、近代の智恵である「罪を憎んで人を憎まず」とか「疑わしきは罰せず」という法理が通用しないのだろうか。「人を憎んで罪を問わず」「疑わしきは叩きまくる」という現実を見ていると、中世の魔女狩りが思い起こされる。

 茨城県の養鶏業者と鶏は、まさに「魔女狩り」に遭ってしまったようなものです。それすらも、ほとんどの「日本国民」は自覚がないようにしか見えません。この「システム」はぞっとするくらい恐ろしいものです。なぜならば、理不尽不条理極まりない大虐殺(ジェノサイド)が、まったくそれをやっているとの自覚がないままに進行しているのですから。
 まさに、ドイツ・ホロコースト時代の精神と全く同じ構造になっています。あるいは、戦時中の日本の情報環境と。だれもどこにも、責任の主体がない構造です。(その過ちに気付いたとき、民衆あるいは勝者によって、「スケープゴート」をつくりだすのも常でありますが。)
 強いて言えば、これが「民主主義」システムの欠陥なのかもしれません。自分で引き受けることなく他へ責任転嫁をするという構造も。

 上記のことを考えながら、新聞を眺めておりましたら、今日の朝日新聞朝刊の社会面の4コママンガは、傑作だと思いました。

>(藤原先生)このごろのテレビのニュース知ってる?
>勝ち組とか負け組みとか。あれは強いから勝ったわけでも、勝ったから強いわけでもないのよ。
>でも、たしかなのは悪いやつがつかまるのではなくて、『つかまったやつが悪い。』の。あきらめなさい。(と言って、掃除用具を差し出している絵)
>(生徒たち)強引だと思います。
(いしいひさいち 「ののちゃん」3131)

 あらゆる分野で組織の「硬直化」が進行し、サイバネティックス的な柔軟思考(あるいはシステム)を恢復させる必要が出てきているようです。その意味で、『自己批判力』もまた一つの側面とも言えます。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0867.html
(松岡正剛の千夜千冊『サイバネティックス第二版』ノーバート・ウィーナー)


[3100] 米農務省の輸出許可は書類審査だけ?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/02/01(Wed) 10:17  

日本が事前に査察をしていない理由の一つに、作業を行っていないから実際に牛肉がどのように処理されているか分からないというのがありますが、米農務省はその点をどのように確認したのでしょうか。

輸出再開前には条件に従った処理をしていないというのなら、米農務省は輸出許可を交付する際に条件を守った処理作業が行われることをどうやって確認したのでしょう??

書類審査だけということ??


[3099] 内戦と鳥インフルエンザとが同時進行するイラク 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 08:50  

WHOは、昨日、世界の鳥インフルエンザ感染者の数が、160人に達し、85人が死亡していると、発表した。
http://www.lex18.com/Global/story.asp?S=4436800&nav=EQls
特に、注目は、トルコとイラクで、トルコでは、なお、21人が感染しているものと見られ、うち12人については、感染が確認され、のこり9人については、サンプルを検査中とのことである。
また、WHOの発表が二転三転したイラクでの初の感染による死亡者の発生で、イラクでは、厳戒体制がしかれ、この2日間で、五十万羽の家禽が、殺処分された。
しかし、内戦下の中で、家禽に頼る国民も多く、政府は、殺処分した家禽の補償をするとは言明しているものの、なかなか、ウイルスのコントロールには、苦慮している模様だ。
http://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/20060131/iraq_bird_flu_060131/20060131?hub=World参照
このトルコとイラクとは、国境を接しているだけに、今後の感染拡大が、懸念されている。


http://www.tass.ru/eng/level2.html?NewsID=2898867&PageNum=0


[3098] クリミア半島で広範囲での鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 08:27  

ウクライナ緊急事態省が発表したところ、クリミア半島の各地で、昨年12月から鳥インフルエンザが発生しているとのことである。
場所は、Simferopol近くのTsvetochnoye という村、Sevastopol近くのLaspi湾、Bolshaya Alushta近くなどで、いずれも、大量の野鳥が死んでいる模様。
Feodosiya近くのPrimorskoye では、家禽も感染死しているとのことである。
人間の感染についても、4つの医療団が、Tsvetochnoyeの住民について、調べているとのことである。

http://www.tass.ru/eng/level2.html?NewsID=2898867&PageNum=0


[3097] 「<米産牛肉問題>食品安全委に松田担当相が対応を要請」というのだが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 08:10  

輸入が再開された米国産牛肉に「特定危険部位」の脊柱が混入していた問題で、松田岩夫・食品安全担当相は31日、食品安全委員会に「農水省と厚労省に原因究明と再発防止への対応を求め、その状況を把握してほしい」と要請した。寺田雅昭委員長は「食品のリスクに対する国民の不安に応える取り組みも進めたい」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060201-00000008-mai-soci

という記事なのだが、そもそも、食品安全委員会は、リスク管理には、口をだすなということになっているのに、このようにBSE問題がもつれてくると、リスク管理官庁のお目付け役まで言い渡されるなんて。
使い捨てされる食品安全委員会にご同情申し上げます。


[3096] Re:[3093] 知財戦略本部、CD再販制度廃止を勧告か 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 07:52  

謎工さん。
いよいよですか。
私は、非常に楽観的で、音楽CDの再販禁止制度撤廃は、すんなり通るものと予想しています。
業界ごり押しは、さすがに、現在のご時世では無理でしょう。


[3095] Re:[3094] Sun Land Beef Company 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/02/01(Wed) 07:46  

wattanaさん。
ご指摘ありがとうございました。
3つあるSmithfield Beef Groupの会社のなかにあったのですね。
つい、見過ごしてしまいました。

Smithfield Beef Group
Sunland Beef Company
651 South 91st Avenue
Tolleson, AZ 85353
Phone: (623) 476-4150
Email: Gary.Horn@sunlandbeef.com
Email: Kirby.Childs@sunlandbeef.com
Contacts: Gary Horn & Kirby Childs 267 S/F December 12, 2005

http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/evjapanlisting.htm


[3094] Sun Land Beef Company 投稿者:wattana 投稿日:2006/02/01(Wed) 05:46  

Sun Land Beef CompanyはSmithfield Beef Groupの会社で、
USDAの対日輸出認可業者リストに掲載されています。昨年12月12日に認可されており、EST.No.は267です。お忙しいので、認可リストを熟覧されていない結果だと思いますが、誤報はまずいと思います。間違った情報をインプットすると、間違った判断しかできないと思います。

http://www.sfbeef.com/Home.html


[3093] 知財戦略本部、CD再販制度廃止を勧告か 投稿者:謎工 投稿日:2006/02/01(Wed) 01:24  

ようやく来るべき時が来たと言いましょうか。ただ、これを以て輸入権が正当化されるとも思えないし
政治の世界で必死の抵抗が展開されることは想像に難くないので、引き続き注視したいと思います。

それに、今や新聞・出版業界の方が「再販制度廃止」やら「見直し」と口にするだけでよってたかって
国賊呼ばわりすることを始め音楽業界よりも遥かに深刻な病理を抱えていることは明白であり、
音楽業界をスケープゴートに新聞・出版業界の前時代的構造をスクラップ&ビルドする機会を
失ってしまうことに対する危機感を持ち続ける必要があると感じます。

http://cottonwoodhill.blog21.fc2.com/blog-entry-558.html


[3092] いよいよ「グリーンスパンさん、さようなら」の日が来た 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/31(Tue) 21:38  

今日、火曜日で、18年半、米連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めたグリーンスパンさんが、退任する。
と、同時に、14回目の金利引き上げをし、さらに0.25パーセントの金利引き上げをし、4・5%とする予定だ。
エコノミストたちが考えている中立的金利水準とは、4.25パーセントから5パーセントの間だとされている。
そして、明日から、新たに、バーナンキさんが、FED議長の座に着くわけだが、当面の興味の焦点は、次のFOMCの会合は、3月28日に行われるわけだが、このときも、0.25パーセントの利上げはするであろうが、その次からは、しないであろうと言う見方が支配的である。
しかし、この3月28日の利上げすら疑問視する人はいるようだ。
特に、住宅部門の不振が、この金利引き上げの大義名分を失わせているという考え方だ。
昨年の10月から12月間の成長率は、1.1パーセントと、この三年間の同期対比では、もっとも低い成長率となった。
これらのことから、バーナンキ新議長が、次の3月28日に、Measured Paceでの金利引き上げを断行するかが、はやくも、注目されている。

http://www.columbian.com/news/APStories/AP01312006news132049.cfm


[3091] 何か、大分、この掲示板の記事が「きっこの日記」に引用されていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/31(Tue) 20:48  

耐震偽装で話題になった「きっこの日記」http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060131なのですが、大分、私の掲示板の記事が、引用されていますね。。
まあ、光栄です、とでも、いいたいところなのですが、ここばっかりは、どうも複雑ですね。
それに3071に書いた日本の査察団の日程は、大分、モディファイされて転記されていますしね。
どこかに、パラメーター氏が、いるんかしら?
まあ、いっか。
私の掲示板は、今後も、アジなしで、事実を公平に、特定政党に肩入れすることなく、朴訥に行きます。

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060131


[3090] Re:[3077] [3073] GMOの最新情報です(笑) 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/01/31(Tue) 20:33  

> GMOも病気のワクチンなどを作る上では必要な技術ですが、


もしかしてワクチンを組み込んだGMOのこと?
(でもそれだと「必要な『技術』」というのは変だし)
それとも単なる遺伝子組換え技術ってこと?
(それだとGMOとは普通は言わないと思うけれど)

> 問題はそれを作っている企業が信用できるか否か、という点が、消費者のGMO受け入れにおいて、大きく影響するってことじゃないですかね。

信用できるかどうかに影響を与えるのは情報を媒介するもの、
日本では主にマスコミ(特にテレビメディア)でしょう。
要するに、GMOを受け入れるも受け入れないもメディアのさじ加減一つということ。

>
> 都合のいいデータだけ公開、悪いデータは隠蔽なんてのはデュポンなんかもやってますが。

例えば
http://www.yasudasetsuko.com/gmo/column/051213.htm
の下の方
>カナダの農家パーシー・シュマイザーさんに「特許侵害の賠償金を支払え」という文書が突然モンサント社から届いたのは1998年のこと。自分のナタネ畑で知らぬ間にGMナタネとの交雑が引き起こされていたことが、その理由でした。最高裁まで争った末、特許侵害の判決を受けました。

しかし実態は
http://hotwired.goo.ne.jp/news/print/20040524105.html
> しかし、下級裁判所の法廷は、特許作物の種を植えたことをシュマイザー氏が、「知っていたか、あるいは知っておくべきだった」という判断を下している。シュマイザー氏は、特許作物が存在するということを当時は知らなかったと主張したが、最高裁は下級裁判所の判決を支持した。

つまり、裁判においてはシュマイザー氏は自分からGMOを蒔いていた(可能性がある)と判断されており、
しかも3回の裁判全てで同様な判決だった。
しかしGMOを批判している上記のサイトはそのことが自分達の主張に都合が悪いので隠蔽しているわけです。

要するに、
>都合のいいデータだけ公開、悪いデータは隠蔽なんてのは
「みんなのためにGMOを批判してるんだ」ってなポーズをとっている側だって負けてはいない。


[3089] Re:[3088] 電解水とウイルス除去 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/31(Tue) 18:39  

電解水(Electrolyzed acid water (EAW))が、ウイルス除去にどの程度の効果を有するかについては、いくつか、研究成果があるようですね。
このサイト「Inactivation of a hepadnavirus by EAW」http://www.chugai.de/cbc-med/cic/Inactivation_of_a_hepadnavirus_by%20EAW_1.htm
では、ガチョウB型肝炎ウイルス Duck hepatitis B virus(DHBV)の不活化に効果があったとしていますね。
日本での研究が中心のようです。


[3088] カルト商法??・・α電解水除菌システム 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/31(Tue) 17:23  

先日の日経の三洋電機の全面広告で、α電解水除菌システム「virus washer(ウイルスウォッシャー)」機能を搭載し、広い空間に浮遊するウイルスを除去できる「業務用空間清浄システム」というのがありました。

http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0601news-j/0120-1.html

これ原理的には、塩素殺菌ですね。α電解水というネーミングでさも新しげな感じがしますが、塩素殺菌。次亜塩素酸による酸化反応。カルトぽい包み紙に変えただけですね。

売上を上げるためには、なんでもします。というのが三洋電機の現状を表しているような寂しい新商品と感じますが・・

それにしても、ウイルスと細菌を皆殺しにしたいという欲望は根強いですね。


[3087] Re:[3085] 本日の朝日新聞朝刊から爆弾情報 「政府内資料」とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/31(Tue) 16:51  

まりちゃんさん。
2004年10月23日の日米高級レベル合意「Joint Press Statement for the Resumption of Trade in Beef and Beef Products」では、次のように書いてあります。
http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20041023-61.html参照

F,貿易の混乱の防止
日米両国は、今後、幾例かのBSEが発生しても、マーケットが閉鎖されたり、科学的根拠に基づかずに牛肉貿易に混乱が生じることのないように、それに耐えうる、強い、食品安全システムを、整備する。

G、査察システム
日米それぞれの国において、適切な食品安全システムがなされているかどうか、貿易の再開がされるかどうかについての平等の監査をすることを受けて、両国は、定期的に、お互いの国の施設を査察することについて、協力する。

ということで、必ずしも、貿易再開の前に査察をしなければ貿易再開はできないとの協定は、日米間には、なかったことだけ、申し添えます。

農林水産大臣が、この点について、当初、ちょっと、誤解をし、勇み足発言をしたというだけのことなのでしょう。

ちなみに、日本の牛肉のアメリカへの輸出再開に当たっては、アメリカ側から、日本の施設に対しての、そのような査察は、省略されたはずです。
http://www.usda.gov/wps/portal/usdahome?contentidonly=true&contentid=2005/12/0546.xml参照

http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20041023-61.html


[3086] 農水省大臣記者会見 議事録 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/31(Tue) 14:47  

農水省大臣記者会見 議事録
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/index.html

支離滅裂というかムチャクチャというか、こじつけというか、お話をされているほうも冷や汗をかいているんじゃないかというイメージ。。


[3085] 本日の朝日新聞朝刊から爆弾情報 「政府内資料」とは? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/31(Tue) 14:33  

2面の記事からなんですが、

>同年(2005年)11月16日、京都で開かれた日米首相会談。朝日新聞社が入手した、政府内資料で、査察団派遣は輸入再開後と記されていた。資料が作られたのは食品安全委が米国産牛肉の安全性について国民から意見募集をしているさなかだった。12月12日の輸入再開決定や、その後の査察団派遣と国民への説明会開催など実際にとられた解禁への段取りが書き込まれている。 こうした事実から浮かび上がるのは、答弁書決定後に方針を変更したのではなく、むしろ答弁書が当時の方針と、そもそも食い違っていたのではないかという疑いだ。(抜粋)

朝日はサラサラと書いていますが、こんな政府内資料があったとしたらそれこそ大問題なんではないですか。米国産牛の輸入再開は食品安全委員会の決定およびパブコメなどの国民の意見、情報を得てそれを反映する手続きを経てこそ決定されるものであり、こんなのが出来てたとしたら、食品安全委員会も国民も、閣議決定もコケにされまくりということだと思いますが。

ちなみに食安委が答申案を出したのは12月8日です。

(公的に書いちゃった)爆弾記事のように思えますが。


[3084] 『清浄国論』〜「ない」ことを前提にする妄想主観の世界 投稿者:とき 投稿日:2006/01/31(Tue) 11:42  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(127)(2006.1.31)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza244.htm
>我が国の行政のことだから、実際そうなってからでも、数年のブランクは当たり前だろう。そして鶏界は壊滅しかねない。

 まずは、食料貿易「経済」の事情より、日本国における食料「生産」持続的確保の観点に立脚して考えていただきたいものです、農水省さん、学者さん。「金儲け」産・財界に引きずられすぎでは。(国家の運営に関して、民の経済活動とは別の志向を持って考えておくことも必要なはずですが。)
 日本は「生産」をあきらめて、中国あたりに依存するようになることを目指しているのでしょうか? それが、工業界とのバーターでしょうか? 食料を他国に握られてしまう位、恐ろしいものはないのですが・・・。(いまの国民も、平和ボケで、それでもいいと思っている人が相当あるようで。挙句の果てには、この島国に住めなくなったら、別のところに移住すればいいと思い込んでいる人までいるようで。そのへんが、ユダヤ人の「国」に対する強い想いとは相当の隔たりがあるようで・・・。今のおおかたの日本人の「国」に対する意識は、明治維新以前に逆戻りしてしまっているかもしれません。失ってからわかる、水や空気のような感覚になっているのかも。)
http://www.asahi.com/paper/editorial20060131.html#syasetu1
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/mass/1138548980/28-
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50350507.html
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%CB%E3%C0%B8%C2%C0%CF%BA&st=n
 左系マスコミの異常な盛り上がり?

WiLL3月号 総力特集「これが中国の『現実的脅威』だ!」
http://web-will.jp/latest/index.html

 もはや中国問題はタブーにしておく段階はとうに過ぎているのではないでしょうか。(「靖国」と「天皇」に関することは、あくまでも“内政”に関わる「日本国民」の問題であることに、日本の政治家は毅然と対応すべきでしょう。いまや逆に相手の言い分を代弁する方々は、“ハニートラップ”に攻略されて、何か弱みでも握られているのかと看做されかねません。)

2006年01月29日(日) 釣りきち麻生(゜凵K)太郎
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20060129
2006年01月28日(土) 君 国 売 り た も う こ と な か れ
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20060128
>何せ、奴らは色々なところに潜んで工作活動をしているそうですからね・・・。

◇ヤマハ発動機
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%E4%A5%DE%A5%CF%C8%AF%C6%B0%B5%A1&st=n
◇不正輸出
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/improper_export/

 鳥フル「清浄国論」下の「日本」を見るにつけても、現実離れした理想空想の“平和”「日本国憲法」の弊害がいたるところに堰をきったように噴出している様のごくごく一端であるように思われ、先日の菅氏の言説にも(決して氏に賛同するものではありませんが)一理はあるかと思わざるを得ない面を痛感いたしております。(ある意味で、自分を高みにおいているという風にみなされかねない言説ではありますが。)
http://d.hatena.ne.jp/utushi/20060128
(菅直人 民主党元代表、「テレビは一億総白痴化装置」「国民を期待するのは無理」)

 菅氏の言説には正直、立腹いたしました。愚であろうと秀であろうと、いまの「日本(人)」が、ささやかながらも十分に豊かで平凡平穏な日常を送れることに関して、国際水準から見てどれほどのレベルにあるのかを無視したかのような言葉ではないかと。「一億優秀化」して、どのような「日本」を目指しているのかと。ちょっと立ち位置が違うのではないかと思わざるをえません。
 なにごとも他人事(ひとごと)感覚ではだめだということではないでしょうか。皆、自分を含めての「世間」なのですから。
http://hajime1940.blog.ocn.ne.jp/hajime/


[3083] 「副作用が疑われる症例報告に関する情報」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/31(Tue) 11:07  

独立行政法人医薬品医療機器総合機構は31日、製薬企業から副作用報告があったすべての症例について、ホームページ(HP)での情報提供を開始した。厚生労働省医薬食品局安全対策課は「情報が医療関係者や患者側に広く伝わることで安全対策の充実につながる」としている。
 製薬会社は副作用が疑われる症例が起きた場合、同機構への報告を義務付けられている。同機構はこれまで、添付文書にない新たな副作用などをHPで公表していたが、対象を全報告に広げることにした。

ということで、このサイト「副作用が疑われる症例報告に関する情報」
http://www.info.pmda.go.jp/fukusayou/menu_fukusayou_attention.html
にアクセスし、薬の名前などを検索欄に入力すると副作用一覧が出てくる。

それにしても、反応の遅い検索サイトで、結果が出てくるまで、いらいらしてくる。

http://www.info.pmda.go.jp/fsearchnew/jsp/menu_fukusayou_base.jsp


[3082] 今月のブログ記事・月間アクセス・ベスト・エイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/31(Tue) 10:34  

タミフルと、リレンザの副作用一覧 月間アクセス数11,093
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=497
体験的・掲示板自動書き込みスパム対策 月間アクセス数4,460
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=533
インフルエンザA型H5N1感染治療中のタミフル耐性について 月間アクセス数3,972
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=525
ノロウィルスってなんだ? 月間アクセス数3,071
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=190
MP3で聴くクリスマス・ソング集-保存版-(Christmas MP3 Free Songs) 月間アクセス数1,725
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=510
耐震強度偽装事件の法的問題 月間アクセス数1,183
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=530
狂牛病殺人事件??? 月間アクセス数1,095
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=275
木質バイオマス発電の夢と現実 月間アクセス数1,065
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462

ということで、やはり、インフルエンザのシーズンに入って、タミフル関係のブログ記事へのアクセスが目立ちました。
また、耐震強度偽装事件についてのアクセスも、意外と、堅調でした。
スパム対策記事へのアクセスは、実用的対策を求めて、アクセスされてきた方が多かったようでした。

今月の、Sasayama's Weblog
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/
への総合アクセス数は、120,392と、過去最高でした。

YAHOO!JAPANのYahoo! Internet Guide
http://www.sbcr.jp/yig/
に「超私的ベストサイト」として紹介されたのが、影響しているものと思われます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。



[3081] Re:[3080] [3071] [3070] 輸入再開、査察、米国肉到着の時系列 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/31(Tue) 08:10  

「Official Listing of Eligible Suppliers to the EV Program for Japan」
http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/evjapanlisting.htm
では、
Harris Ranch Beef Company
http://www.harrisranchbeef.com/index_hrbc_noflash.html
は、載っています(2005年12月12日シップメント認可)

Harris Ranch Beef Company
16277 S. McCall Avenue
Selma, California 93662
Phone: (559) 896-3081
Email: pmies@harrisranch.com
Contact: Pat Mies 783 S/F December 12, 2005

Sun Land Beef Co.
Tolleson, Ariz.; Gering, Neb.; and Green Bay, Wis.
Annual sales: $1.1 billion
Principal products: Beef
Principal brands: Showcase, Sun Land Beef and Packerland Packing
Markets: Custom, export, H.R.I.-foodservice, retail and wholesale

http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/evjapanlisting.htm


[3080] Re:[3071] [3070] 輸入再開、査察、米国肉到着の時系列 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/31(Tue) 07:45  

> 私の掲示板の2599に当時の査察団の日程がありますので、再掲してみましょう。

笹山さん、いつも情報とまとめをありがとうございます。

16日到着、丸大食品の輸入、加工者は
HARRIS RANCH BEEF CO.

17日(土)申請、19日到着、住友商事の輸入、 加工者は
SUN LAND BEEF CO.
のようです。その他も沢山あるけど輸入者、加工者ともに
国は公表してくれてません。

>また日本ハムは同日、18日にサンプル輸入し、年内に外食・スーパー向け商品の輸入を再開する方針を明らかにした。」

つまり、18日(日)に申請、18日(日)に到着の、10トンほどの肉や内臓が届いてる非公開の業者の中には日本ハムもあるということですかね?

>(***購入者名の公表について同意が得られなかったものについて空欄としている)
とかいてあります。




[3079] Re:[3075] 二転三転するイラクの少女の鳥インフルエンザ疑い 投稿者:とき 投稿日:2006/01/31(Tue) 00:44  

笹山様

 検査陰性だからといって、「ない」といえないのが検査です。あくまでも、「陽性」のときが確からしいのであって、あとは「わからない」とか「不明」というのが確からしいことです。最初「陰性」であったものが、「陽性」になる可能性はままあるだろうと思います。(ただし、よほどでなければ、通常は「陰性」結果をみて、さらに検査を行なうということは稀ですが。) ウイルスの検査は非常に微妙なところがあります。「ない」ものが出ることはありませんが、「ある」ものが出ないことはよくあります。ですから、「陰性」は「ない」のではなく、「わからない」といったほうが正確かと思います。

 イラクの事例は陽性になったそうですが、となれば、「ある」ということが確かになったということでしょう。

◇初の鳥インフル死者=スレイマニヤで死亡の少女−イラク
>【カイロ30日時事】イラクからの報道によると、アリ保健相は30日、北部のスレイマニヤで17日に死亡した少女(14)がH5N1型の鳥インフルエンザ・ウイルスに感染していたことが分かったと発表した。イラクで鳥インフルエンザの死者が出たのは初めてで、中東では既に5人の死者が出たトルコに次ぐ。
>この少女についてはヨルダンのアンマンでの世界保健機関(WHO)による検査では、鳥インフルエンザではないとの結果が出ていたが、さらに徹底した検査の結果、陽性反応が出たという。 
(時事通信) - 1月30日23時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060130-00000209-jij-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/

 もう周辺地域には、(鳥がキャリアではなく)広範囲にウイルスキャリアが進入しているとみておいたほうが良いのではないかと思います。感受性の高低で発症の軽重の差が出ているだけではないかと思います。あくまでも、ヒトからヒトへの感染として見る必要があります。

◇インフルエンザ関連死亡迅速把握システム
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-rpd/16abst.html
◇インフルエンザ流行レベルマップ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html

 よほど重症患者が目につかない限り、従来どおりの検査以上のことはしないのではないでしょうか。となれば、巷に流布されている「鳥インフルエンザ」の「恐怖」的既成概念に、あてはまらない程度のものであったとすれば、おそらく「H5N1」とは看做されず、検査も行なわれずに、見過ごされているという状況になっている可能性もあるということです。
 ちょうど、高温期に通常のインフルエンザウイルス感染が起こっても、軽い症状で、あるいは発症も見られずに気付かないまま、発生していないようにみなされるように。あるいは、人でもH5N2に感染がおこっていても、何も気付かなかったように。(どうも、アジアの発生症例が少ないのは、目に見える発症例しかカウントされていないからではないかと思われてなりません。不顕性を含め実際の感染者はもっといるのではないかと。)
 今、日本も流行の最盛期ですが、紛れて発生しているのではないかと強く疑っております。(まだ特にH5N1の検査は行なわれていません。インフルエンザ様症状で死者が出ないうちは気付かれないのでしょうか。)
 H5N1は、そんなに特殊なものではないような気がしております。もう、それほど新しい疾病でもないわけですし。

◇WHO 感染確定症例数
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/case060125.html
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html


[3078] 微弱地震、愛知東部で頻発…東海地震の想定震源域近辺 投稿者:掲示版から 投稿日:2006/01/31(Tue) 00:33  

微弱地震、愛知東部で頻発…東海地震の想定震源域近辺
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060130i314.htm


[3077] Re:[3073] GMOの最新情報です(笑) 投稿者:GMOについて 投稿日:2006/01/31(Tue) 00:22  

GMOも病気のワクチンなどを作る上では必要な技術ですが、問題はそれを作っている企業が信用できるか否か、という点が、消費者のGMO受け入れにおいて、大きく影響するってことじゃないですかね。

都合のいいデータだけ公開、悪いデータは隠蔽なんてのはデュポンなんかもやってますが。


[3076] 国会審議生中継 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/01/30(Mon) 23:18  

食安委の寺田委員長も現在ライブで出てますよ
http://www.shugiintv.jp/jp/index.cfm


[3075] 二転三転するイラクの少女の鳥インフルエンザ疑い 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/30(Mon) 22:16  

今朝ほど、3064で、イラクの鳥インフルエンザ感染疑い少女の死は、シロと伝えたが、その後、二転三転し、今度は、イギリスでの検査の結果、この少女は、H5N1感染による死と、発表された模様。
WHOは、すでに、シロと発表していただけに、どうなっているの?
この情報の錯綜ぶりは?

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/COL043199.htm


[3074] Re:[3073] 科学的データに元ずくマヌーバー合戦の時代 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/30(Mon) 22:04  

通りすがりさん。
そうですね。
いろいろ、難しい時代になりましたね。
いろいろなスタンスに立つマヌーバー(maneuver)のハザマで、おろおろしないように、各方面に目を配らなければなりませんね。


[3073] GMOの最新情報です(笑) 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/01/30(Mon) 21:40  

http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=554

誰かさんはなぜかこういった情報は目に入らないみたいだけれど、
こういった情報まで目を通してこそ現実が(少しは)見えるというもの。


[3072] Re:[3069] [3066] 御教示有難う御座います。 投稿者:とき 投稿日:2006/01/30(Mon) 21:34  

笹山様
> 今回の問題点は、ハートビル法http://www.pref.okayama.jp/doboku/kensido/hahto/hb-1a.htm
> における誘導的基準である@容積率の特例A税制上の特例B低利融資(人にやさしい建築物整備促進事業)などを利用した上で、建築確認後、それらの施設を撤去したことにあるのですね。
> ですから、そのような施設を当初から設ける意図がないのなら、ハートビル法における優遇措置を利用しなければよかったのです。
> 日本においては、ハードの側面のみ切り取られ、インセンティブが与えられているところに、諸悪の根源があったように思えます。

 不明を恥じます。たいへん有難うございました。

◇東横イン不正改造問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/toyokoinn/

 それにしても、法令順守からみていかに不正であるといえども、人の生命・財産に関わる犯罪でないものを、ここまで過剰に晒し上げて、騒ぎ立てるような問題なのか疑問です。行政的な手続きにのっとって、粛々と改善(とはいっても、建物そのものには実質的に欠陥があるわけでもないわけで)指導・罰則の手続きを進めればよいだけだと思えますが・・・。
 報道情報の洪水が結果的に、耐震偽装問題を古い話題にし、それを流し去るように働いてしまうように感じられてなりません。件の問題が表面化した当初出た、気になるコトバがあります。それは、「地震が来たときに公表してくれればいい」と言ったとか。ゾッとするものを感じます。
 マンションのみならず、「耐震偽装ビジネスホテル」が愛知県半田市の物件などだけではないはずで・・・。(マンションと同じくらいの数があるのではなかったか? かつ、アネハ物件だけ?)
 宿泊ホテルも、牛肉と同じで、自己責任で選択せよということなのかもしれませんね。

◇不法改造ホテルと大新聞、奇妙なかかわり? PJニュース 2006年01月30日09時18分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1673411/detail

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◇【香港】野鳥の鳥インフルエンザウイルス感染を確認
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1673589/detail
 いまさらながら、なんとなく白々しく感じるのは私だけでしょうか。

ProMED-mail
29-JAN-2006 PRO/AH/EDR> Avian influenza - Eurasia (35): Cyprus, Hong Kong, conf.
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:8522159569672414090::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31797


[3071] Re:[3070] 輸入再開、査察、米国肉到着の時系列 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/30(Mon) 19:58  

私の掲示板の2599に当時の査察団の日程がありますので、再掲してみましょう。

「Japanese group to visit Kansas meatpacking facilities 」
the Hutchinson News(12/15/2005; 02:32:15 AM 発信)
http://www.hutchnews.com/news/regional/stories/meat121505.html

「Japanese audit team tours Swift plant」
http://72.14.207.104/search?q=cache:QRIS_lUodV4J:www.greeleytrib.com/article/20051216/BUSINESS/112160072+Cargill+Meat+Solutions++Lynn+Heinze++japan++++the+U.S.+Meat+Export+Federation&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=4
によると、
「これら査察団は、デンバーのLynn Heinzeとthe U.S. Meat Export Federation の日程アレンジの元に、今週火曜日にデンバー入りをした。
今週水曜日には、Cargill Meat Solutions (Fort Morgan, コロラド州)
今週木曜日には、Swift & Co. plant (Greeley, コロラド州)を視察。
日曜日からカンサス州にはいり、
来週月曜日National Beef(Liberal) (National Beef Packing Company, LLC ・Liberal)
来週火曜日National Beef(Dodge City) (National Beef Packing Company, LLC 、Dodge City)
来週水曜日Tyson Fresh Meats (Holcomb)
を視察する予定という。
その後、Nebraska 、Texasの両州を視察し、その後、アメリカ当局者と、ディスカッションをする予定であるという。」
ということでしたね。

となると、丸大食品さんと日本ハムさん輸入の肉は、どこの施設からシッピングになったものなのでしょう。
ご紹介の当時の記事では、
「農水省と厚生労働省は16日、北米産牛肉の輸入解禁後の第1便が米国から成田空港に同日朝、到着したと発表した。丸大食品が輸入元で、米国産の冷蔵牛肉4・3トンと横隔膜、舌などの内臓0・3トンの計4・6トン。米国産牛肉が輸入されるのは、2003年12月に牛海綿状脳症(BSE)の発生で禁輸されて以来2年ぶり。政府は12日に輸入再開を決めたばかりで、わずか4日後のスピード輸入となった。
また日本ハムは同日、18日にサンプル輸入し、年内に外食・スーパー向け商品の輸入を再開する方針を明らかにした。」とありますね。

整理しますと、
12月12日(月)-日本時間-日本側輸入再開決定、
12月13日(火)-アメリカ時間-日本の査察団、デンバー入り
12月14日(水)-アメリカ時間-日本の査察団、Cargill Meat Solutions 査察
12月15日(木)-アメリカ時間-日本の査察団、Swift & Co. plant査察
12月16日(金)-日本時間-丸大食品向け牛肉4.6トン、 成田到着
12月16日(金)-アメリカ時間-日本の査察団、オフ
12月17日(土)-アメリカ時間-日本の査察団、オフ
12月18日(日)-アメリカ時間-カンサス州へ移動
12月19日(月)-アメリカ時間-National Beef(Liberal) (National Beef Packing Company, LLC ・Liberal)査察
12月20日(火)-アメリカ時間-National Beef(Dodge City) (National Beef Packing Company, LLC、Dodge City)査察
12月21日(水)-アメリカ時間-Tyson Fresh Meats (Holcomb)
以下、 この後、Nebraska 、Texasの両州施設査察

ということですから、 丸大食品が輸入した牛肉が、Cargill Meat Solutionsでの処理のものであるのなら、日米の時差を考慮しても、ぎりぎりセーフ(成田着の時間が共同通信の発信時間前として、12月16日14時10分以前に成田到着とすると、Swift & Co. plant)処理分は、間に合わないだろう。)ということになりますが、そのほかの処理施設であると、時間的に無理ということになります。

改めて、この農林水産省と厚生労働省の査察報告書を見ますと、日にち別の訪問先は、書いていなかったのですね。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/12/dl/h1226-2a.pdf
まあ、こんなときは、外電のウォッチングも、いくらかは、役立ちますね。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog8.htm


[3070] 輸入再開、査察、米国肉到着の時系列 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/01/30(Mon) 19:21  

農水省は「輸入解禁以降でなければ履行状況の調査ができない」としているようですが、日本に12月に到着した分はどう考えても決定前に日本向け仕様で食肉加工処理しなければ間に合わない在庫のはずですから、解禁前に査察はいくらでも出来たように思いますが。さて、大変なことになってきましたね。

【米牛肉】 "中川農相,、罷免要求も" 現地調査、実際には再開決定後に実施→農相、陳謝
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1138596509/

835 :名無しさん@6周年:2006/01/30(月) 18:50:44 ID:SJ2UDDW+0
オイオイ、査察前に処理された肉が輸入されてますよw
こりゃ農水やばいだろ。

米国産牛肉 輸入再開を正式決定 →12月12日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000002-san-bus_all

牛肉処理の現状を査察 BSEで農水省が派遣 →12月15日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051216-00000102-kyodo-bus_all
※注:日本出発は13日

米産牛肉の第1便到着 丸大がサンプル輸入 →12月16日到着
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051216-00000130-kyodo-bus_all
米国産の冷蔵牛肉4・3トンと横隔膜、舌などの内臓0・3トンの計4・6トン

この肉はいつ処理したんだ


[3069] Re:[3066] なにやら胡散臭い「東横イン」報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/30(Mon) 19:11  

ときさん。
ご紹介の「江草 乗の言いたい放題」http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20060130
は、ちょっと、今回の問題の本質を誤解されているように思えますね。
今回の問題点は、ハートビル法http://www.pref.okayama.jp/doboku/kensido/hahto/hb-1a.htm
における誘導的基準である@容積率の特例A税制上の特例B低利融資(人にやさしい建築物整備促進事業)などを利用した上で、建築確認後、それらの施設を撤去したことにあるのですね。
ですから、そのような施設を当初から設ける意図がないのなら、ハートビル法における優遇措置を利用しなければよかったのです。
アメリカでは、身体にハンディキャップを持つ方々については、ADA法に基づく、総合的な措置が図られていますが、日本においては、ハードの側面のみ切り取られ、インセンティブが与えられているところに、諸悪の根源があったように思えます。
ちなみに、このサイト「Common ADA Problems at Newly Constructed Lodging Facilities」http://www.usdoj.gov/crt/ada/comhotel.pdf
では、ADA法基準(hotel facilities Standards 4.1.3, 9.)によっても解決できない、いくつかの問題点を、図示入りで、指摘しています。


[3068] Re:[3067] 閣議決定守らず輸入再開、責任の取り方考える=米牛肉問題で中川農相 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/30(Mon) 18:48  

掲示板さん。
ここの部分ですね。
「九の(1)について 
厚生労働省及び農林水産省においては、米国産牛肉等の輸入を再開することとなった場合には、輸入再開以前に、また、輸入再開後も定期的に、担当官を派遣して米国における我が国向け牛肉等に係る食肉処理施設(以下「対日輸出施設」という。)に対する現地調査を実施することが必要と考えている。具体的には、米国政府による対日輸出施設の監督状況、日本向け輸出証明プログラムに規定する品質管理プログラムの文書化の状況、SRMの除去の実施状況、月齢二十月以下の月齢証明についての遵守状況等について現地において確認したいと考えている。
お尋ねの抜き打ち検査の実施については、対象が外国にある施設であることから困難と考えている。

九の(2)について
なお、米国産牛肉等の輸入を再開することとなった場合においては、九の(1)についてで述べたとおり、対日輸出施設に対するこれらの対策の実施状況について我が国の担当官が現地調査を実施する必要があると考えている。

九の(3)について
なお、米国産牛肉等の輸入を再開することとなった場合においては、対日輸出施設に関しては、日本向け輸出証明プログラムにSRMとして除去すべき具体的な部位を記載することとしており、当該部位について適切に除去がなされているか否かについては、我が国の担当官による現地調査において確認したいと考えている。」

なるほど鬼の首を取るには、適当な材料なのでしょうが、深追いして、果たしてメリットのあることなのでしょうか。
逆に、今後の輸入再開の条件が矮小化されて、対日輸出施設での監査体制のみが、クローズアップされてしまう懸念がありますね。
まあ、こういうのを、アメリカ式にいえばtit-for-tat というのだそうですが。


[3067] 閣議決定守らず輸入再開、責任の取り方考える=米牛肉問題で中川農相 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/01/30(Mon) 15:08  

閣議決定守らず輸入再開、責任の取り方考える=米牛肉問題で中川農相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060130-00000516-reu-bus_all
>[東京 30日 ロイター] 中川農相は衆院予算委員会で、昨年12月に輸入再開を決定した米国産牛肉から危険部位が見つかった問題に関連し、輸入再開にあたって閣議決定内容を守っていなかったことを認めた。
 閣議決定では、輸入再開決定前に担当官を派遣して現地の食肉処理施設などを視察することになっていたが、実際には決定後に視察していた。
>中川農相は「閣議決定どおりにしなかった」と語った上で、「自らどう責任を取ったらよいのか、これから考えたいと思う」と述べ、責任問題も含めて予算委員会に報告すると述べた。
>[松野頼久委員(民主)の質問に答えた。
(ロイター) - 1月30日13時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060130-00000516-reu-bus_all


質問主意書と答弁書は下記にUPされてます。

衆議院から政府に対し、BSE問題に関する質問主意書提出・答弁UPされる
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/09b82d4401483af5af6534e566c2e6fe
今、質問と回答を見ると、食安委で議論をしていないのに、「議論中」としている内容が結構ありますね。




[3066] なにやら胡散臭い「東横イン」報道 投稿者:とき 投稿日:2006/01/30(Mon) 14:17  

2006年01月30日(月) 東横インのどこが悪いのか?
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20060130

>東横インの序列はせいぜい木賃宿なのである。

>その木賃宿に大名用の客室を用意することは無駄以外の何ものでもない。逆にそういう客室を設置すれば「木賃宿ふぜいがなんということを」と批判されてしかるべきだ。安ホテルには安ホテルの存在価値があり、経営方針があるのだ。安ホテルに無駄なコストを支払わせて、その分が宿泊料金に跳ね返るのならば困るのは一般の利用客である。

>身体障害者の方が不自由なく生活できる街造りは確かに必要だ。しかし、そのために過剰なまでのコストを支払って施設を整備するのはどうかと思う。
>そんなところまで平等にしなくてもいいじゃないか。

>この際日本のホテルも序列をはっきりさせ、星の数でランク付けするという毛唐の物まねではなく、日本式に本陣から木賃宿までのランク付けを行えばいいのである。

>東横インに対する当局の行政指導はある意味弱い者いじめにしかオレには思えないのだ。この際東横インの社長には謝罪ではなく「安宿が安宿として当然のことの行っただけのことだ」と開き直ってもらいたい。低料金で利用できる安宿こそが庶民の味方である。マスコミの東横イン叩きの報道を一般大衆は決して支持してはならない。

◇東横イン不正改造問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/toyokoinn/

 総研BH物件への世間の耳目をそらしつつ、追求をかわすための情報操作とみるのは考えすぎでしょうか・・・。

◇震度6強で崩壊の恐れ 大阪府庁、基準値下回る(共同通信) - 1月30日11時52分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060130-00000086-kyodo-soci


[3064] Re:[3063] 白鳥は危うからずや? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/30(Mon) 07:14  

ときさん。
「白鳥は悲しからずや 空の青 海の青にも 染まず ただよう」
ということですが、世界各地で、白鳥の鳥インフルエンザ感染が確認されていますね。
ちょっと見ただけでも、クロアチア、スロベニア、ハンガリー、ルーマニア、モンゴルなどですね。
日本へ飛来の白鳥の危うからぬことを祈るばかりです。
ところで、トルコ帰りのフランス女性の鳥インフルエンザ感染疑いについては、日本での報道はありませんでしたが、各種検査の結果、シロと判明したようです。
「French woman free from bird flu - health ministry」
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L22725637.htm
参照
また、トルコの国境付近のイラクでの鳥インフルエンザ疑いの二人についてですが、一人は、10日前に呼吸器疾患で死んだ14歳の少女で、もう一人は、この少女のいとこの40歳の男性で、先週金曜日に死んだものですが、ヨルダンで検査したところ、H5N1は、なかったとされています。
「Iraqi man dies with bird flu symptoms」
http://www.turkishpress.com/news.asp?id=105659参照
日本の報道も、以前より鳥インフルエンザ関連報道が増えたのはいいのですが、ちゃんと、顛末を明らかにしてもらいたいものですね。
養鶏基金の不足は、かねてから懸念されていたところですが、当座は、補填でしのげても、基金のスキームを作り直さないことには、抜本的解決にはならないのではないでしょうか。
この種のスキームは、過剰米のとも補償スキームと同じように、必ず、不平不満の出るものでしょうから。


[3063] 本当の被害が出る前にすっからかん? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/29(Sun) 23:35  

◇養鶏再開基金 2億円余不足に

>茨城県を中心に去年から7か月間も発生が続いている鳥インフルエンザで、養鶏業者の事業再開などを支援する基金が、2億4000万円の資金不足に陥る見通しになったことがわかりました。

>この基金は全国の養鶏業者と国が半額ずつ出資しておととし設けたもので、出資した養鶏場で鳥インフルエンザが発生した場合、ニワトリの処分や新たなニワトリの購入などの費用を援助して事業再開を支援します。基金には今年度までの分として、およそ12億5000万円が集まっていましたが、茨城県を中心に去年6月から続いている鳥インフルエンザで、今月、新たにウイルスが見つかり、処分されるニワトリの数があわせて330万羽に達したため、今の規定額で支援した場合2億4000万円の資金不足に陥る見通しになったということです。農林水産省は日本養鶏協会などを通じて、全国の養鶏業者に追加の出資を呼びかけることにしていますが、新たな負担に対しては養鶏業者の反発も予想されます。日本養鶏協会は「卵の安値などのために、どの養鶏業者も経営は苦しく、不足分の負担に理解を得るのは大変だが、なんとかお願いしていくしかない」と話しています。01/29 12:02 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/01/29/k20060129000068.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/01/29/d20060129000068.html

 “想定外”ということでしょうか。
 「インフルエンザウイルス」に対する、「恐怖」を「過剰」に(実態を無視するほど必要以上に)煽りすぎた結果もたらされた愚挙のあらわれです。
 なぜにそこまで、たかが鳥ウイルスに、過剰に反応させておかなければならないのか非常に疑問に感じます。
 いつまで、(H5N1を含めて)インフルエンザウイルスが「ない」ことが「当為」とする意識(妄念)にさせておくのでしょうか。ウイルス学の知識ある方々は、それを解かなければならないはずなのですが・・・。むしろ、「恐怖」を煽る側に回ってはいないでしょうか。

 「インフルエンザ(感染症」の「サーベイランス」とは本来、あくまでも“発生動向監視と情報公開”であって、決してそれによる“封じ込め”や“根絶”を目的としたものではありません。

IDSCインフルエンザ流行レベルマップ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html

 実態を反映しない「鳥インフルエンザ対策」は、山口・大分・京都の「H5N1」から始まっています。
 もう、ぼちぼち、鳥ウイルスとヒトウイルスは分離して考えられるようになっているのではないでしょうか。
 アジアの状況も鳥(鶏)→ヒトではなかったと認識いたしておりますが、トルコの発生事例は、それがはっきりしているのではないでしょうか。(しかも、感染発症者のなかでの重症化ないし死亡者の低率なことも。不顕性感染の事実も。)

◇鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
 いまだに、ロイターはイラク人の事例の報道は「鳥ウイルス」からのように報じていますが、WHO発表?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060129-00000453-reu-int
(そういえば、先日のトルコからの渡航帰りのフランスの患者の続報がありませんが・・・。)

>仏女性に感染疑い トルコ旅行後、鳥インフルエンザ
>USFL.COM - 2006年1月22日
>... 同国保健省は22日、トルコ旅行から帰国した後、インフルエンザのような症状を示してフランス南部モンペリエで入院した女性(32)が、鳥インフルエンザに感染している疑いがあると ...

◇インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912
 日本でも、本当にH5型が紛れていないといえるのでしょうか? H5N2型の抗体が確認されていたようですが・・・。(どうやら人の場合も、自覚症状はないようで。)

 いつまでも、鳥ウイルスと人ウイルスをつなげたままにしておくと問題がこじれて、ますます、養鶏界は隠蔽してやりぬくほかなくなるのではないでしょうか? 人も鳥も結局は「馴致」(じかに感染経験をして「免疫」を獲得)して終息するのですから。(おそらく通常のインフルエンザのように、感染初期に体温を下げないようにすれば、軽くかかって済むのかもしれません。)

平成16年2月29日
鳥インフルエンザ騒動を見て考える、お役所のバカさ加減
http://www.kt.rim.or.jp/~nagata/040229.htm
(いまはもう、早期に報告したからといって解決するような“地域限定”の特殊な問題でもなくなっていますが。)


[3062] 日本の牛の背割り、ピッシングの状況 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/29(Sun) 21:43  

第35回食品安全委員会プリオン専門部会(2006/1/19)に提出された資料より
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
厚生労働省による調査の結果
平成17年9月末現在で牛のと畜を行っている施設・・・・・・・・・161
 背割りを行っていない施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  6
 背割りを正中線からずらしている(脊髄管をはずしている)・・ 21
 背割前に脊髄吸引機などで除去を行っている・・・・・・・・・・・121

 背割りを行っている155施設では
 鋸の歯を洗浄しながら切断し、脊髄破片などを回収している・・153
 背割り鋸は1頭ごとに十分洗浄している・・・・・・・・・・・・・・・・・・154
 背割り後、脊柱の中の脊髄を器具で除去している・・・・・・・・・・154
 除去後、高圧水により洗浄している・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・153
 と畜検査員が枝肉への付着がないことを確認・・・・・・・・・・・・・155

ピッシング
 平成17年9月末現在で牛のと畜を行っている161施設中
 ピッシングを中止している・・・63(39%)
 行っている・・・・・・・・・・・・・・98(61%)

ピッシング中止予定 計画では平成20年度末までには全て中止
                      
平成17年度末までに中止・・・4  ピッシングされている牛の推計割合 72%
 〃  18 〃  までに中止・・・16    〃   62%
 〃  19 〃  までに中止・・・73    〃   4%
 〃  20 〃  までに中止・・・5     〃   0%

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html


[3060] ダボス会議で、製薬会社が、今後4年間で三倍のインフルエンザワクチンの増産を確約。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/29(Sun) 20:35  

インフルエンザワクチンの増産を確約したのはGlaxoSmithKline社の社長David Stout氏で、この会社は、抗ウイルス薬Relenzaとインフルエンザワクチンをともに生産している。
最初にパンデミックが警告されてから、ワクチンが配布されるまでに、数ヶ月かかるものと見込まれるところから、初期感染の防止のためには、今の三倍の増産が必要との考えのようである。

http://news.ft.com/cms/s/75c67380-9018-11da-9e7e-0000779e2340.html


[3059] こういうガセネタも・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/01/29(Sun) 19:34  

2006年1月26日
狂牛病、普通に輸入されます
http://www.policejapan.com/contents/syakai/20060126/index.html

>「そんなことだろうと思ってまして。我々もやりたくないんですがやはり無言の圧力というのがあって、やはり保身がありまして・・・。背割りの件はご指摘があるまで、わかりませんでした。たぶん審議委員の誰もがそんなこと知りません。そもそも、肉のプロは誰もいないのです」

 ということもあろうかとは存じますが・・・。



[3058] Re:[3056] 米国産牛肉、輸入再開を推進された中西、安井両氏の反応 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/29(Sun) 19:06  

虹屋さん。
かなたのサイドの定例の論客は、このかたがたに集約されつつありますね。
「極楽はとても良い所らしい。誰も帰ってこないから。」的論法とは、よく言ったもので。
こうなれば、もう一人のキリスト(alter Christus)を彼らに見せつけなければなりませんね。


[3057] 二つの賢人会議 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/29(Sun) 18:33  

BBCでは、ダボスで開かれている世界経済フォーラム(World Economic Forum, WEFの出席者を招いて、ディベートをやっていたが、何やら、お決まりの「先進国と発展途上国」との経済風土の違い論という、埒のあかない問題で、議論がかみ合っていないようだった。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/4641548.stm 参照
ビデオjavascript:launchAVConsoleStory('4657396','news','ukfs')もあるが、イギリスからのアクセスだけに制限されているようだ。
英語でのディベートにもかかわらず、インドやエジプトなどの出席者たちが、議論を交わしていたが、日本人の姿はなかった。
よく、自慢げに、賢人会議に出席してきたと吹聴する日本人は多いのだが、いったい彼らは、ダボス会議で何をしているのだろう?
もっとも、この「賢人会議」という名前そのものが、何やら、スノビズムプンプンの語感なのだが。
面白いといえば、移民労働者の話で、労働者が動いているのか、働く場所が動いているのか、などという論議もあったようだ。
ところで、このダボス会議が、グローバリズム志向の会議とすれば、反グローバリズムの視点からの、もうひとつの賢人会議といわれているのが、世界社会フォーラム(World Social Forum, WSF)である。
このWikipediaの解説http://en.wikipedia.org/wiki/World_Social_Forum
によると、こちらのほうは、毎年、数都市で開かれるらしい。
今年の開催地は、 VenezuelaのCaracasと、MaliのBamakoと、PakistanのKarachiでひらかれるらしい。
各国の文化の多様性と、分散化をキーワードとしての会議テーマのようで、あくまでも、ダボス会議の対極を行こうとする気構えのようである。
http://homepage3.nifty.com/katote/ecoforum.htmlも、ご参照

http://en.wikipedia.org/wiki/World_Social_Forum


[3056] 米国産牛肉、輸入再開を推進された中西、安井両氏の反応 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/29(Sun) 16:00  

米国産牛肉は安全とし、輸入再開を推進した人の中で、当掲示板では中西準子、安井至両氏が度々登場しました。両氏の今回の背骨付き肉輸入の件へのご意見が、両氏のHPに出ていたので要約してみました。

お二方に共通しているのは、@30ヶ月齢以下の米国産牛肉はSRM除去をしない米国のやり方で十分に安全ASRM除去は日本の特殊な要求である。また、安井氏は、「米国にSRM除去を完全に守らせるのは無理」and「米国産牛肉は、もともとリスクがほとんどゼロだ」というのだから、今度のようなことが起きても大騒ぎしない方がよいというご意見と推察される。中西氏は「除去が不完全でもリスクは極めて小さい」and「日本が(SRM除去の)特別の要求をしている。これを守らないと(日本が買わないから)米国人の生活が成り立たないということを徹底させる」and「日本が、買うという立場の強さを利用して、安全性の向上に役立たないような安全策(SRM除去)を要求するというのは、決していいことではない。」というのだから、安井氏と同様のご意見をお持ちと推察される。

@については、ここで改めて言わない。「極楽はとても良い所らしい。誰も帰ってこないから。」的論法で安全を主張される中西さんは、新作落語を書いていただきたい。
Aは他のも松永和紀氏も書いている。これは完全な誤解である。国際基準のOIE規約では、骨なし肉も、それ以外もSRM除去が牛肉貿易には不可欠である。「OIEの安全基準を遵守する事がBSE対策の最大の方策」という小澤義博氏(OIE顧問)の意見を是非伺いたいものである。「特定危険部位SRMさえ食べなければよい」という唐木英明先生も忘れてはなるまい。

安井至さん 米国輸入牛肉に危険部位 1.22.2006
http://www.yasuienv.net/BeefSpine.htm

「12月12日に輸入再開が決まった。それからたった1ヶ月でこんな事件。米国という国である新しいシステムをきちんと機能させることがいかに難しいか、を証明したようなものです。」「アメリカという国は、先端技術を支えるごく少人数からなるシステムなら、かなり優れたものを作ることができる。ただし、リスクゼロは求めないし、もしも求めると機能しないシステムだ。」
「米国からの牛肉輸入問題は、もともとリスクがほとんどゼロだから、安全性、すなわち、被害が出る出ないという視点から議論しても何の意味もない。最初から、健康問題ではない。・・どちらかと言えば、アメリカ的な対応で十分」「リスクの観点から見れば、なんということもない。それに、大体米国国民は平然と食べている。」
「一方、安心できるかどうか、という議論になると、日本人の安心に対する考え方は、世界的に見ても異常だから、」「牛肉脊柱事件を見ていると、米国側は、日本という国の特殊性を理解しているとは思えない。」
「米国という国が日本よりも優れているところはどこか、それは、合意とか契約と言うことに対して、より感度が高いところだろう。」「特に、米国政府が約束をしたとしても、実際に、それを社会システムとして定着させることが不可能な国である米国とどうやって付き合うのか、という問題なんです。」「合意をしたのに、それを守れないような国である米国と、どのように付き合うべきか、それが最大の問題」

中西準子さん 米国産牛肉の輸入停止について考える
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak331_335.html#zakkan331

「これは、安全問題ではなく、約束違反問題として考えるのがいいと思う。そうでないと、また解決に異常な時間がかかることになってしまう畏れがある。」

「米国での危険部位除去率を95%として計算していた。今回、除去されていなかったという脊柱の危険部位に対する寄与率は3.8%となっているから、これがすべて残っていても除去率96.2%である。こういうことが、こんなに早く問題になるとは想像していなかったが、率としてこの程度の危険部位除去を想定したリスク計算を行っている。」「リスクはどのくらいか? それを簡単に実感できる事実がある。30ヶ月齢以下については、日本への輸入肉のような危険部位除去を行わず、・・米国の状況を見ることである。米国からの輸入牛肉で、日本に100年に1人の変異型クロイツフェルトヤコブ病の患者が出るリスクがあったとしよう。とすれば、牛肉の消費が日本よりはるかに多い米国では小さく見ても、2000年代初頭から始まる100年間に1000人強の患者が出るはずである。もちろん、こんなこと起きてはいない」

「今回の問題は約束違反だから、米国がそれを守るのは当然だが、日本が、買うという立場の強さを利用して、安全性の向上に役立たないような安全策(SRM除去)を要求するというのは、決していいことではない。BSEはそういう問題になっていると思う。」「米国との約束問題は、そのこととして解決を図るとして、BSEの安全問題については、世界が納得できるような理屈を主張し、それに従った政策を提出すべきだと思う。いつまでも、日本は特殊デスでは、他で損をすることになるに違いない。それほど大きな国でもないし、大きな市場でもない。日本が依拠できるのは、誰もが納得できる理屈と、進んだ技術、ユーザー思いの技術だと思う。」

「米国ではHACCP(標準衛生作業基準)で管理しているとしているから、その意味で、今回問題となった食肉処理場は、多分衛生管理の点で問題がなかったのだろう。」「日本向けには、特殊なこと(SRM除去)をしなければならないということが徹底していなかった。多分、なぜそういうことをするのかということが理解できないから、言い換えれば、通常やっていることが安全だと信じているから、上の方の人は「日本に対して特別のことをしなければならない」と分かっていても、現場には徹底しないのである。」

「日本との約束を守らせるためには、衛生管理をきちんとするとか、安全を守るというスキームではダメだと思う。今の米国のやり方で安全だと思っているのだから。「日本が特別の要求をしている。これを守らないと米国人の生活が成り立たない」ということを徹底させるしかないと思う。そういう問題なのである。」

松永和紀のアグリ話●「と畜場ブルース」に見える米国産牛肉の真実
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=552



[3055] ペン米農務次官の「BSE罹患は、交通事故より確率低し」発言には、原典がある。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/29(Sun) 10:29  

1月24日に来日したペン米農務省次官(J.B. Penn )が、「車を運転してスーパーに行き事故に遭う確率の方が、牛肉を食べて病気にかかるよりも高い」といったというので、話題になっているが、この発言は、何も、ペン米農務省次官独自の発言ではない。
原典がある。
この原典とは、カナダのthe Vancouver General Hospital of the University での研究である。
これについて、Internal MedicineのRobert Reynolds博士は、次のように述べている。
ステーキを食べて、人間がBSE(vCJD)にかかる確率は、三千二百万分の一ということで、交通事故で死ぬ確率は、ステーキを食べて、人間がBSE(vCJD)にかかる確率の四十二万倍であるという。
http://www.nethealthbook.com/creutzfeldjacobdisease.html参照
しかし、別の観点もあるようで、たとえば、このサイト「What you fear, what you should fear: obsessing about shark attacks, plane crashes and mad cow disease? Stop. Here's what you really ought to worry about」http://www.findarticles.com/p/articles/mi_m0846/is_10_23/ai_n6092137/pg_2
他の死亡確率と比較して、もっと高いのではないか、という記事もあるようだ。

ちなみに、今回の失言のペン米農務省次官は、以前から、日本のアメリカ牛肉貿易再開の見通しについて、楽観的過ぎる見通しをして、それがいつも外れ、アメリカ国内から顰蹙をかってきたかたである。

下記に記者会見でのペン農務次官の失言を記載。
http://tokyo.usembassy.gov/e/p/tp-20060124-76.html参照
(上記のアメリカ大使館のサイトは、失言までをも、忠実に載せている。)

As I said, no more than about 150 people have ever contracted the human variant of this disease and died. If you look at all of the other possibilities of having something bad happen to you, the probabilities are much higher.

「In fact, probably, getting out of your automobile and walking into the store to buy beef has a higher probability that you will be hit by an automobile than it does from the probability of any harm coming to you from eating the beef.」
(実際のところ、あなたが、車から出て、牛肉を買いに、歩いてスーパーにいく場合、あなたが、車にはねられる可能性のほうが、スーパーで買った牛肉を食べてきずつく可能性のほうよりも、高い可能性を、おそらく、持つでしょう。)

So again, I think we have to keep all of this in context. I would note that there are 285 million Americans who are consuming large per capita amounts of beef, and there are no reported problems to any of that population.

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000101&sid=aKo9C.scpwvo&refer=japan


[3054] 中国はまだ鳥ウイルスも人ウイルスも 投稿者:とき 投稿日:2006/01/28(Sat) 19:33  

 WHOへの、サンプルの提供を果たしていないのではないでしょうか。それぞれの、ウイルス遺伝子配列が公表されれば、非常に明快にわかることになるのですが・・・・。
 鳥インフルエンザ・「疫病」疾病情報について、新華社を含む中国公式情報も、ロイターも、共同も朝日も、どうにもこうにもすんなり受け入れるわけにはいきません。かといって、その他の社も似たり寄ったりですが。

 アジアのヒトでの感染実態に関する科学的事実がウヤムヤにされたまま、トルコがどうのこうのいっても、人の移動がある以上、鳥ウイルスの伝播が「渡り鳥」によってもたらされている様相が見えているときに、ヒトのウイルスがいわば「渡り人」(普通、「渡航者」といいますが)によってもたらされていると考えてもなにも不都合がありません。至極当然のことです。そういう風に考えさせないように仕向け、「印象操作」するような記事にしか見えません。これも、旅行・観光・航空輸送産業を慮ってのことでしょうか?
 「経済・産業」のマイナス影響、あるいは、「人種・国籍」差別などへの過剰な配慮によって、「科学」的事実が隠蔽されようとするのであれば、「科学(的思考)」にとって非常に情けないことでもあります。それがまた、いわゆる《大人の解釈》とでもいえるものなのかもしれませんが。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza241.htm

◇人感染に適応の兆しか トルコの鳥インフルエンザ
>【ワシントン28日共同】東アジア以外で初めて高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の感染者を出したトルコ。感染者は短期間で増えた一方で死亡率はアジアの3分の1程度にとどまるなど流行の様相が違い、ウイルス遺伝子にも変異が見つかった。ウイルスが人への感染に適応し広がっていく前兆なのかどうか、世界保健機関(WHO)が分析を急いでいる。
>トルコで家禽(かきん)の鳥インフルエンザが初めて見つかったのは昨年10月。北西部で始まった流行は、年末までにほぼ全域に拡大した。人への感染を当局が確認したのは今年1月初め。17日までに患者は計21人(うち死者4人)に増えたが、その後は止まっている。
(共同通信) - 1月28日17時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060128-00000114-kyodo-int

 ここまでくると、やはり、『「真実は報道してはいけない」というのが、中国の鉄則である。』のようにみなされてしまいます。
http://www.melma.com/backnumber_45206_2449656/

グーグル社、中国政府の検閲に同意(WIRED) - 1月26日18時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000007-wir-sci
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%B0%A1%BC%A5%B0%A5%EB%A1%A1%B8%A1%B1%DC&st=n

産経抄1/28
http://www.sankei.co.jp/news/060128/morning/column.htm
>インターネット検索大手のグーグルが、ついにネット人口一億人の大市場の魅力に抗し切れなかった。すでにヤフー、マイクロソフトは検閲の協力と引き換えに中国で商売している。ひとり当局に抵抗していたはずが、「グーグルよお前もか」なのだ。〜


[3053] 北海道で鹿のしゃふしゃぶ肉をうりだしたとか 投稿者:E型肝炎 投稿日:2006/01/28(Sat) 15:43  

あれは生肉をじかばしでたべることにも気を付けなくてはならないそうですが、いま北海道はずいぶん無責任なピーアールをしているような気が


[3052] 日本の食品安全委員会の一員が出したメールは、なんのため? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/28(Sat) 09:42  

日本の食品安全委員会の寺田委員長は、「(危険性が)国産牛肉と同一かどうかという評価は尽くしている」と述べたというのだから、その食品安全委員会のスタッフであるHikaru Fukuda氏が、何も、下記のようなメールを出す必要はないはずなのにね。

「Inspectors get busy after veal deal」
http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=67&SubSectionID=618&ArticleID=22536&TM=32500.01
より
Hikaru Fukuda of Japan Food Safety Commission sent a widely read email Jan. 24 pointing out that since BSE was confirmed in his country, the government has insisted that all material at risk of spreading the BSE agent be removed, regardless of the age of the cattle.

http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=67&SubSectionID=618&ArticleID=22536&TM=32500.01


[3051] このサイト、便利そうですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/28(Sat) 08:06  

この「Going My Way」http://kengo.preston-net.com/archives/cat_internet.shtmlというサイト、iPODやポッドキャスティング、Googleなどの新機能がテンコ盛りになっていて、便利そう。
忘れないうちにリンクしておきますね。

http://kengo.preston-net.com/archives/cat_internet.shtml


[3050] Re:[3032] [3027] [3026] E−annoy 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 21:59  

小倉秀夫さん。
この点については、私も、少し勉強しなければなりません。
おっしゃる「intent to annoy」は、「UNITED STATES CODE ANNOTATED TITLE 47. TELEGRAPHS, TELEPHONES, AND RADIOTELEGRAPHS CHAPTER 5--WIRE OR RADIO COMMUNICATION SUBCHAPTER II--COMMON CARRIERS PART I--COMMON CARRIER REGULATION」
http://www.usdoj.gov/criminal/cybercrime/47usc223NEW.htm
では、次のように二箇所にわたって書かれていますね。

1.各州間または、外国との間で通信をする人で、下記に該当する人は、タイトル18の元で、罰金を科せられるか、2年以下の拘留、もしくは、その双方の罰に処せられる。
すなわち、身元を明かさずに、会話や通信をしたり、電話で呼び出した人または、通信を送りつけた人に対して、迷惑行為や、誹謗、脅し、嫌がらせをしようとした人。

2.各州間または、外国との間の通信で、
(1)故意に通信を作ったり、創作したり、懇請したりすること。
(2)みだらで、好色的で、不潔で、下品なメッセージを、コメントや要請や、提案やイメージの形で、通信を開始し、他人を困らしたり、誹謗したり、脅したり、嫌がらせをしたりすること。
これらについては、タイトル18の元に、罰金を課したり、二年以内の拘留または、その双方の罰に処せられる。

1.Whoever--
(1) in interstate or foreign communications--
(C) makes a telephone call or utilizes a telecommunications device, whether or not conversation or communication ensues, without disclosing his identity and with intent to annoy, abuse, threaten, or harass any person at the called number or who receives the communications;

shall be fined under Title 18, or imprisoned not more than two years, or both

2.Whoever--
(1) in interstate or foreign communications--
(A) by means of a telecommunications device knowingly--
(i) makes, creates, or solicits, and
(ii) initiates the transmission of,any comment, request, suggestion, proposal, image, or other communication which is obscene, lewd, lascivious, filthy, or indecent, with intent to annoy, abuse, threaten, or harass another person;

shall be fined under Title 18, or imprisoned not more than two years, or both


http://www.greatwesternmeats.com/Custom%20Cut%20Meat/Veal/veal_hotel_rack_primal.htm


[3049] Re:[3046] 仔牛のホテル・ラックの説明と画像 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 21:30  

虹屋さん。
情報ありがとうございました。
写真の説明概要は、次のようですね。
「仔牛のホテルラックは、ラックサドルの半分のそれぞれに7本の肋骨を含んでいます。
仔牛のホテルラックは、骨のある状態でも、骨のない状態でも、さまざまな使い方ができます。
仔牛のホテルラックには、ラックのチャックサイドにある肩甲骨の一部が含まれます。
この薄い骨と肉の組織は、ラックが仔牛肉のラック・リブ・チョップに切断される前に、取り除いておく必要があります。
ラック・リブ・チョップは、顧客のニーズに応じて、特定の重さや厚さで切り分けられます。
ブレード・ボーン(翼骨)の除去に加えて、背骨とフェザー・ボーンが取り除かれます。
これらの骨は、動物の脊柱を作り上げているものです。
これらの除去で、リブ・ミートだけが残されます。
これらの肉片をビール・ラックと呼びます。以下略」

http://www.greatwesternmeats.com/Custom%20Cut%20Meat/Veal/veal_hotel_rack_primal.htm


[3048] Re:[3042] [3035] どうやって責任とるんですかね。責任の取り方が書いてませんね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 21:02  

掲示板さん。
この掲示板の過去ログをあたっていましたら、次のような記事が出てきました。
今にして思えば、と、かんがえさせられるリスク管理官庁さんのご発言でしたね。

2005/06/22
2244
[2244] Re:[2238] 危険部位の「ダブルスタンダード×2」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:13



平成17年5月31日 食品安全委員会プリオン専門調査会 議事録をざっと拝見しましたが。
いくつか、気になる点がありました。

一つは、厚生労働省の食品安全部監視安全課の道野課長補佐 さんの、のんびりしたご発言。
「リスクの同等性ということの考え方についてですが、リスク管理サイドからしますと、端的に申しますと、輸入牛肉を摂取した場合と、国産牛肉を摂取した場合のリスクの違いというか、非常に抽象的な物の言い方で申し訳ないんですけれども、その程度について答申がいただければなというふうに考えております。」
ここでの「輸入牛肉を摂取した場合と、国産牛肉を摂取した場合のリスクの違い」というのは、何で判断できるのでしょうね。
前から言っていますように、vCJDのhuman oral ID50 での安全性の検証が不可能なんですから、わかってて、不可能なことを聞くもんではないですよね。
それにしても、『その程度について』とは、何か食品安全委員会委員を小馬鹿にしたようなものの言い様ですね。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm


[3047] Re:[3033] [3026] 副スレあぼ〜んに帰らず 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 20:49  

ときさん。
なるほど、ネットの世界は、消しゴムがあるようでない世界なのですね。
誤報が誤報でまかり通る、それは、やむを得ざるの場合もあるでしょう。
また、敗者復活の可能性もない世界ともいえます。
この掲示板の記事でもWayBackに過去記事とも、しっかり保存されているのですから。
ある意味、恐ろしい世界ともいえますね。



[3046] 仔牛のホテル・ラックの説明と画像 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/27(Fri) 20:18  

英文の説明はよく分からないのですが
画像が出ているのは下記、

Veal Hotel Rack

http://www.greatwesternmeats.com/Custom%20Cut%20Meat/Veal/veal_hotel_rack_primal.htm

http://www.victoriapacking.com/vealinfo.html


[3045] Re:[3044] [3034] 日本シイベルヘグナー社は背骨付き肉を発注 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/27(Fri) 19:45  

>「日本シイベルヘグナー」社で、ア社に対して骨付き肉を注文していたようだが、SRMを故意に輸入しようとしていたわけではないという。
http://www.janjan.jp/living/0601/0601208004/1.php

シーファー駐日米大使が無根拠で「背骨付きの子牛肉や羊肉を意味するホテル・ラックを日本シイベルヘグナー社が発注した」と発言するとは大使という立場上思えません。SRMの背根神経節は、せき髄から分枝した神経が背骨から出る前につくる膨らみですから、背骨がついているホテル・ラックには当然残っています。つまり、日本シイベルヘグナーは「SRMを輸入しようとした、故意によるものか不注意・無知によるものか現時点では不明だが」と米国大使に日本経済新聞紙上で言われたのです。
日本の輸入元が顛末を明らかにしない限り、この汚名は雪げないですよね。


[3044] Re:[3034] 日本シイベルヘグナー社は背骨付き肉を発注 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 19:06  

虹屋さん。
牛の例がないので、ラム肉の例で写真を見ますと、ホテルラックは、こんなhttp://www.victoriapacking.com/images/lamb/frenched_rack.gif
形、
ビール・チョップは、こんな
http://images.google.co.jp/images?q=tbn:DT5ft9QGTg3LoM:www.sweetbasilcafe.com/peek/Im000472.jpg
形ですね。
日本の輸入元が顛末を明らかにしない限り、ホテルラックをヴィールチョップと間違えて送ったかどうかは、闇の中でしょう。


[3043] Re:[3040] [2996] 日本シイベルヘグナー社について、びっくり事実が判明しました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 18:43  

tanukurさん。
今回は、きっかけとなる情報をいただきまして。ありがとうございました。
私は、今回の一件は、国境を越えたリコールに該当するものだと思っております。
できるだけ穏便にとどめたいと、政府サイドが努力すればするほど、消費者のアメリカ牛肉に対する拒絶反応は強くなるものと思われます。
今後とも、情報提供、よろしくお願い申し上げます。


[3042] Re:[3035] どうやって責任とるんですかね。責任の取り方が書いてませんね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 18:38  

掲示板さん。
なるほど、食品安全委員会は、「これらの前提の確認はリスク管理機関の責任であり、前提が守られなければ、評価結果は異なったものになる。」 といっていらっしゃるのですね。
では、前段の責任は、リスク管理機関が取るとしても、後段の責任は、食品安全委員会が取らなければ、誰が取るんでしょうかね。


[3040] Re:[2996] 日本シイベルヘグナー社について、びっくり事実が判明しました。 投稿者:tanukur 投稿日:2006/01/27(Fri) 17:23  

 はじめまして。野良里蔵狸 -norakura-の管理人、tanukurと申します。

 日本シイベルヘグナー社について、微力ながら貢献できて嬉しい限りです。うちでは FOODEX JAPAN 2006止まりでしたが、More Than Gourmet社まで追究されるとはさすがです。恐れ入りました。

 ここまで明らかになると、まるで「加工品が輸入できないなら(危険部位に関係なく)材料を持ち込んで日本で作ってしまえばいい」という発想から、どさくさまぎれな感じがしてしまいます。
 食品安全委員会の話も見ましたが、これでは輸入再開も時間の問題でしょうねぇ(´・ω・`)

# 25日午後、ブログの方にコメントをしましたが、投稿できないようなので
# こちらの方に書かせて頂きました。失礼をお詫び申し上げます。

http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-409.html


[3039] 含蓄のある言葉? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/27(Fri) 17:20  

>「嘘を嘘と見抜くことより、まるで嘘のような真実を見抜くことの方がはるかに難しい・・・。」
http://hobby.2log.net/zk1/archives/blog20060125.html

>「真実は報道してはいけない」というのが、中国の鉄則である。
http://www.melma.com/backnumber_45206_2449656/

■中国産キャベツに基準値超す農薬、大阪府が回収命令(2006年01月27日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20060127p301.htm

 氷山の一角?

輸入食品監視業務ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html
(平成18年1月〜)new1月20日
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0601.html
輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産キャベツ)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/01/h0127-5.html
http://www.mhlw.go.jp/new-info/index.html

2006年01月25日
低俗メディアが隠す、日本の危機。スパイ防止法の早期成立を!
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/12286922.html

 立て続けに起こっている、プラスチック爆弾輸入摘発、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060127-00000105-kyodo-soci
三菱電気ミサイルデータ機密漏洩発覚、ヤマハ無人ヘリ不正輸出摘発、中国組織「地下銀行」摘発などや、「首相靖国神社参拝批難」や「女系天皇」、「耐震偽装」、「ライブドア」、「米国産牛肉」など、ぜんぶ「政治」がからんでいるところからみて、底流ではつながっているのかもしれませんね。

◇「大同門」、再生法を申請 BSE問題で業績悪化 (共同通信) - 1月26日17時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000174-kyodo-bus_all
◇焼き肉の「大同門」が民事再生法 負債130億円 2006年 1月27日 (金) 01:26
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/keizai/20060127/K2006012600541.html

 牛肉は米国産ばかりではないだろうに。(じゃ、いままでは・・・) そして、パチンコ業界も・・・。

◆2006-01-20 この国の闇を示す「小さな記事」
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20060120/1137717821


[3038] 注文どおりで検疫で見つかった?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/27(Fri) 14:41  

食肉速報の1/24によれば
当該商品は子牛のホテルラック7本リブとロイントリムド4×4
http://www.shokuniku.co.jp/PAPER_INDEX/Day.html

日本シイベルヘグナー社の注文どおりに送った品物が検疫でみつかった3箱。(背骨、背根神経節付き)
米国のAtlantic社がそれを「ビール・チョップ(骨付きの子牛肉)」と誤解して送ってきた物が38箱??(背根神経節の除去はしていない)



[3037] 現実は未だに「マトリックス」あるいは「1984」の中 投稿者:とき 投稿日:2006/01/27(Fri) 14:10  

  「他人に不快感」 といえば、私の拙い“匿名”投稿文でさえも、おそらく不快に感じている人が確実におられることでしょう。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(126)(2006.1.27)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza243.htm

>私が分からないのは実際野外で起こる事実を一向に確かめようとしない彼らの態度である。その陽性鶏が実際はどう変化するのか、まるで興味を示さない、何時も云う予算の付かないことに対してである。まるで一つ覚えのように「強毒に変異してからでは遅い。今のうちに殺せ」と云う。変な学者達だといつも思ってしまう。

 日本の田舎暮らしの中で、畜産家以外で、犬猫は言うに及ばず、豚や鶏やヤギや七面鳥など、ごく普通に自分の庭先で飼って動物に囲まれて育った経験のある最後の世代ではないかとの自覚があります。その意味でいえば、そういう経験をもって、「動物との付き合い方がわかる」人間は、この日本では“マイノリティ”になってしまったようです。
 せめて、医学を含め広く生物学(動物学)の科学的学究にたずさわる人間は、コンラートローレンツ博士のように、あるいは南方熊楠先生のように、はたまたファーブル先生のように、動物生き物と人間の関わり方に造詣を深くしてから、研究に励んでいただきたいものです。

◇茨城で捕獲ウミウ 岐阜県 無料検査 鳥インフルエンザ禍 鶏対策に忙殺(2006年1月26日 読売新聞)
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060126_2.htm

 渡りという自発的な移動ばかりではなく、このような人為的な移動もあるわけです。
 このようなとき、ウイルス保有の有無に関して、「検査」が有効であるかどうかは、はなはだ疑問に感じます。というよりも、ウイルスの「ある・なし」を検査で見分けること自体が無謀といわねばなりません。
 ウイルスの検査は本来そのような目的のためではなく、あくまでも、発症がみられたときの原因を区別するためのものです。ちょうどそのとき、ウイルス増殖排出条件になければ(感染して耐過してしまった個体に関しても)、見分けをつけることはほぼ不可能です。いくらでも、ウイルス保有個体は、検査をすり抜けてしまいます。現行の「検査」とは、そのレベルでしかないものです。
 あらゆる題材の記事にいえるのかもしえませんが、マスコミ情報は非常に舌足らずであります。「事実」に関して、容易に「空想や妄想で補完」させるような余地を残す隙だらけでもあります。そのために、意図する・しないにかかわらず、「印象操作」が至極容易にもなっています。ある意味、非常にキケンでもあります。それが、ライブドア株価問題の根っこにもあったわけで・・・。


[3036] 脳症シカ肉に異常プリオン 米チーム「食べると危険」 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/01/27(Fri) 14:08  

脳症シカ肉に異常プリオン 米チーム「食べると危険」
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1138317738/
>(米ケンタッキー大などの)チームは米コロラド州の感染シカ5頭から採取した脚の筋肉の細胞を含む溶液を、 CWDに感染するよう遺伝子操作したマウス36匹の脳に注射。平均1年2カ月後に すべてのマウスが神経症状を起こした上、脳からも異常プリオンが検出された。  米国では1967年に初めてCWDが報告された後、10州以上で見つかっており、 CWDのシカから人間が感染することに懸念が強まっている。


[3035] どうやって責任とるんですかね。責任の取り方が書いてませんね。 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/01/27(Fri) 14:05  

【米牛肉】 「責められるべきは米国。なぜ日本が責められるのか」 小泉首相★2
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1138270505/l50
から抜粋

食品安全委員会の報告書に、米国の違反は日本の責任だと、はっきり書いてあるな。
http://www.fsc.go.jp/sonota/bse_hyouka_kekka_171208.pdf の32ページの結論のところ。

「また、輸出プログラムの遵守についても守られることを前提に評価しなければならなかった。」

「これらの前提の確認はリスク管理機関の責任であり、前提が守られなければ、評価結果は異なったものになる。」

「リスク管理機関」ってのは「厚生労働省及び農林水産」のことな。

まとめると「輸出プログラムの遵守の確認は厚生労働省及び農林水産の責任」となる。

内閣府下にある食品安全委員会の報告書を、小泉は知らなかったのか?



[3034] 日本シイベルヘグナー社は背骨付き肉を発注 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/27(Fri) 13:46  

大使は、ホテル・ラックとビール・チョップを区別して、ホテル・ラックなら問題がなかったかのように日経は要約している。しかしどちらでもSRM(背根神経節)付きは同じではないか。

>1/27日経 シーファー駐日米大使と日本経済新聞との単独会見での大使の発言
日米合意に基づく規制を逃れようとする意図があったのかどうかを捜査当局は調べている。初期の捜査でわかっているのは、日本の輸入側が「(背骨付きの子牛肉や羊肉を意味する)ホテル・ラック(Hotel Rack)」と呼ばれる注文書で発注し、米国側がそれを「ビール・チョップ(骨付きの子牛肉)」と理解したことだ。実際、その発注書は米国では一般的に「ビール・チョップ」と解されている。現時点で輸入側と輸出側に何らかの認識の差があったのか、あるいはいずれかに(手続き上の)間違いがあったのかはわかっていない。

ビールチョップには(危険部位とされる)骨が含まれているからだ。単に規制を無視しただけなのか、あるいは意図的なものなのか。もし、意図的ならそれは犯罪となる。


[3033] Re:[3026] 「他人に不快感」 投稿者:とき 投稿日:2006/01/27(Fri) 12:16  

 これの定義が難しいですね。
 たとえば、今回の耐震偽装問題についていえば、オジャマモンさんとかウチカワさんとかイトウさんとかにとっては、ネットのなかに「不快感」を感じる情報はゴマンとあるわけです。それを取り締まるようにしたほうがよろしいでしょうか?

 そこまでいかなくても、ほんのすこし匿名の噂話の言説を統制しようとするだけで、りっぱに「シナLAN」のごときものが構築されるのは間違いがないでしょう。まずは現行の法体系のなかで「名誉毀損」を問う形で対処することを考えるべきではないでしょうか?

2006年01月21日 23:27 副スレあぼ〜んに帰らず
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50332135.html
2006年01月27日 02:17 民の過ちは主の過ち
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50343278.html

 「法」は、オモテの意味・意義だけでなく、ヤヌスのごとき裏の顔も必ずあるということに思いを至らせたいものです。
 規制緩和という理念のもとに「検査機関民営化」のオモテの意義とウラの目的があったように。(この制度の推進を先導した「上野公成」さんと「日本ERI・鈴木崇英」さんにもいくばくかの道義的責任はありそうですが?)


[3032] Re:[3027] [3026] E−annoy 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/01/27(Fri) 11:55  

笹山先生へ

 この件については某雑誌の連載コラムの中で書こうと思って米国での議論を見ています。

 anonymousであることがイコールannoyingであるならば法律は片方の要件だけを規定すればたりるわけですが、実際には、anonymousであるか否かとannoyingであるか否かということは必ずしも一致しない(ある程度は相関関係があるにせよ)なので、この改正法は、anonymousであって、かつ、intent to annoyがある場合のみを処罰の対象としているように読めます。

 あと、この改正法は、「intent to annoy」のあることを構成要件とするいわゆる目的犯なので、他人を不快にさせる意図はなかったのに結果的に不快にさせてしまったような場合はそもそも規制の対象外です。したがって、トリッキーな反論は大抵的はずれです。
(そもそも「intent to annoy」という要件自体は、改正前の米国通信法でも用いられていたのであり、特に非常識な解釈運用がなされていたわけではないようです。)。
 


[3031] Re:[3028] 紙幣流通と疫病拡散の相関性 投稿者:とき 投稿日:2006/01/27(Fri) 11:28  

>渡り鳥も考慮に入れて相関性を見てみるとより傾向が把握できるのではないでしょうか。それと「紛争」「戦争」「テロ」も考慮されるべきでしょうか。

 これこそまさに、「トンデモ科学」に踏み込んでしまうでしょう。(机上の空論どころか妄想。)
 ヒト版「闇ワク原因説(もしくはバイオテロ説)」を立てるようなものです。

 まずは、インフルエンザウイルスの感染伝播の様式について、最低限、ヒトのウイルス感染と鳥のウイルス感染は切り離して考慮する必要が大です。ウイルス感染症は、ごくごく自然(生態系)の当たり前の出来事です。ヒトの移動があるところに、かならず起こることです。なぜにそのようなシンプルなことにさえ“盲目”になってしまったのか、現在の(鳥)インフルエンザをとりまく「科学」の智恵・知識を担う人々にたいして、非常に愕然とした思いをいたしております。

 今後、なぜにこのような、味噌も糞もいっしょ式の論法・講釈が「公式」のものになってしまったのかの根本が、何から派生したのかの疑問は避けて通れないでしょう。獣医学分野の方々は世界的に、間違い・思い違いに間違い・思い違いを重ね塗りしていっているようなものです。(おそらく、インフルエンザ情報を現実にソフトランディングするように誘導していくのでしょうけれど。)

 これと同じ構図は、「プリオン病」に関しても全く同じことが言えます。まだ「事実」とはいえない「仮説」段階のものが、さもさも事実のように一人歩きしてしまっているように。(「プリオン」仮説に関しては、ノーベル賞の権威も地に堕ちているようなものです。)


[3030] Re:[3028] 紙幣流通と疫病拡散の相関性 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 08:27  

匿名さん。
なるほど「紙幣流通と疫病拡散の相関性」ですか。
この理論が正しいとすると、インフレ国ほど、取引単位あたりの紙幣枚数が多いということで、感染媒体量も、増えるということになりますね。
逆に、電子化が進んでいる先進国ほど、感染媒体量が少なくなる。

貧困国→インフレ→紙幣量増大→感染媒体増加→感染拡大

という構図ですか。

たしかに、渡り鳥に罪をかぶせすぎているということは、反省しなければならない点かも知れませんね。


[3029] 食品安全委員会は、職務放棄 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 08:18  

米国産牛肉の輸入再禁止問題で、内閣府食品安全委員会の寺田雅昭委員長(国立がんセンター名誉総長)は26日、米国産牛肉の安全性について、「(危険性が)国産牛肉と同一かどうかという評価は尽くしている」と述べ、同委による再評価作業は必要ないとの考えを示した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060126i415.htm

というのだが、そもそも、アメリカでのリスク管理が万全だという前提で、リスク評価をしたこと自体について、食品安全委員会の社会的責任が問われているというのに、これでは、火の粉をかぶらないがための、ていのいい、職務放棄ですね。
寺田委員長さん。


[3028] 紙幣流通と疫病拡散の相関性 投稿者:匿名 投稿日:2006/01/27(Fri) 08:13  

紙幣流通と疫病拡散の相関性
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081138266558.html
本当に感染症の世界流行が数学的にモデリングできるのでしょうか?
アジアから欧州への拡大は渡り鳥の役割があると
今年1月のWHOのファクトシート
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/avianinfluenza_factsheetJan2006/en/index.html
に記載されていますが、
トルコでの最初のH5N1感染者2例(死亡)もQinghai Lakeのウイルスとほとんど同一で、渡り鳥のルートに沿って発生しているような記載のされかたがなされていますが。
渡り鳥も考慮に入れて相関性を見てみるとより傾向が把握できるのではないでしょうか。それと「紛争」「戦争」「テロ」も考慮されるべきでしょうか。

(参考)WHOの2006bird flu Fact sheetはH5N1感染患者の症状、潜伏期間が詳しく記載されています。



[3027] Re:[3026] E−annoy 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/27(Fri) 07:46  

小倉さん。
しばらくです。
3024で書きましたように、私は、まだ、この法律をよく読みこんでいませんが、何か、二面性があるように感じております。
つまり、anonymous(匿名性)という問題と、annoying(迷惑行為)との、二つの面がリンクする面としない面とがあるのではないかということですね。
匿名性が迷惑行為になる場合と、匿名性が、必ずしも迷惑行為にならない場合とがあるのではないか、ということですね。
このサイト「 Annoy, Annoy, Annoy」http://www.alternet.org/columnists/story/30682/
では、後者の例として、暴行被害を受けた被害女性からの告発の際の匿名性の社会的利点というものを例に出しています。
このためには、総合的な措置が必要な感じがしています。
すなわち、匿名でなくとも、サイト上での「ホイッスル・ブロー」が可能な社会的状況というものが、前提にないと、ちょっと片手落ちのような気もするのですが。
また、不快の基準が明らかでないという意見もあるようですね。
「E-annoy someone, go to jail」http://octobermist.net/blog/?p=51では、ブログコメントに、こう「They Always Type I Like This」と、書き込むべきところを、こう「tHeY aLwAyS tYpE lIkE tHiS.」と、書き込んでくるのも、不快なのだが、これも監獄行きなのか?などというトリッキーな意見もあるようです。
まだ、私自身、ポイントがよくわからないので、もう少し、調べてみなければなりませんが。


[3026] E−annoy 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2006/01/26(Thu) 23:16  

 これまでも、他人に不快感を与えるために、identityを明らかにせずに電話をかけることは処罰の対象とされていたのに対し、禁止の対象を、他人に不快感を与えるためにidentityを明らかにせずに行う遠隔地間通信一般に拡張しただけで、個人間の通信手段が電話からネットに移行しつつある現代においてそんなに不当な法改正かというとそうでもないし、「だまし討ち」かというと、それを窺わせる資料はないように思います。
 私には、ネットを活用するのであれば、匿名の陰に隠れて殊更他人に不快感を与えるようなことをしても良いことにすべきだという考えの方が理解できません。



[3025] インドネシアで、15人目、中国で7人目の、鳥インフルエンザによる死者発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/26(Thu) 21:56  

インドネシア・ジャカルタ病院の当局者が、今日発表したところ、22歳の男性で、鳥売りを商いとしている人がH5N1感染で死亡した。
これで、インドネシアでのヒト感染鳥インフルエンザによる死亡者は、15人目となった。

一方、中国の四川省成都市で、29歳の女性がヒト感染鳥インフルエンザH5N1で死亡した。
中国では、10例目の感染者で、7例目の死亡者となる。
これまでの死亡者の地域別では、
安徽省2例、廣西壯族自治區1例、江西省1例、福建省1例,四川省2例となる。

また、湖南省桂陽縣で、新たに6歳の子供が、H5N1感染者と確認された。
昨年12月25日に発病したもので、1月25日に、H5N1感染と確認された。
http://news.sina.com/102-000-101-101/2006-01-25/2254200315.html


[3024] Re:[3023] 「闇討ち」で成立した「米国版人権擁護法」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/26(Thu) 20:46  

謎工さん。
ご紹介のサイトだけでは、具体的な法律名がわからなかったのですが、「Violence Against Women and Department of Justice Reauthorization Act of 2005」という法律のようですね。
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/bdquery/z?d109:HR03402:@@@T参照
で、これまであった法律が、これ。
http://www.acadv.org/VAWAbillsummary.html
で、インターネット規制については、「TELEGRAPHS, TELEPHONES, AND RADIOTELEGRAPHS CHAPTER 5--WIRE OR RADIO COMMUNICATION SUBCHAPTER II--COMMON CARRIERS PART I--COMMON CARRIER REGULATION」
http://www.usdoj.gov/criminal/cybercrime/47usc223NEW.htm
のほうでカバーされていたということらしい。
日本語のサイトでは、こちらのほう「「Violence Against Women and Department of Justice Reauthorization Act」の衝撃」http://benli.typepad.com/annex_jp/2006/01/violence_agains.htmlがわかりやすいでしょうかね。
その他、参考になりそうなサイトとしては、
「Politech posts 」
http://www.politechbot.com/
「FAQ: The new 'annoy' law explained」
http://news.com.com/2100-1028_3-6025396.html
「Create an e-annoyance, go to jail」
http://news.com.com/Create+an+e-annoyance%2C+go+to+jail/2010-1028_3-6022491.html?tag=nl

通称「The new 'annoy' law」(新不快法)というらしいのですが、まだ、よく、読み込んでいないので、正直、ポイントがよくわかりません。
これについての最新ニュースは、下記サイトご参照

http://news.google.com/news?hl=en&ned=us&ie=UTF-8&q=annoy++law&btnG=Search+News


[3023] 「闇討ち」で成立した「米国版人権擁護法」 投稿者:謎工 投稿日:2006/01/26(Thu) 20:03  

なんか、ほとんどの議員すら気付かないままに滅茶苦茶な法律が
出来てしまったようです。

「不快感を与えただけで犯罪に」--米国新ネット関連法の危うさ
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000050150,20095138-2,00.htm


[3022] Re:[3020] [3014]シカゴ、サンフランシスコ?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/26(Thu) 19:53  

虹屋さん。あ、ごめんなさい。
シカゴでなくて、カナダと書いてありました。

「The shipment &#8212; boxes of veal with the backbone in &#8212; was sent to Canada, then to Japan by mistake, Goodlatte told the town hall meeting of 50 residents.」


[3021] Re:[3008] [3007] 鳥(鶏)は鳥(鶏)、人は人。 投稿者:とき 投稿日:2006/01/26(Thu) 19:47  

笹山様
> すでに、茨城では、人への感染が進んでいたわけですから、その辺のことも、心配ですね。

 「インフルエンザ」は、恐れてもどうにもなりません。しいていえば、雪国の「雪」のようなものです。
 ウイルスというものは、存在していても気付かれないものがほとんどのはずです。ほとんどが、病気を出さないうちにまん延しています。それぞれの好む宿主群において。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(125)(2006.1.26)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza242.htm

 ここまでくると、日本の「獣医学者」たちのアタマの中に描かれている世界が、とても薄気味の悪いものに感じられてしまいます。これはもはや「科学」といえるようなものではなく、「信仰」や「カルト」の領域です。

■日本でも耐性ウイルス急増 原因不明、インフルエンザ(共同通信) - 1月26日9時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000033-kyodo-int

 近隣の国で養鶏やほかの畜産において、恒常的に投与していたのであれば、潜在的に常在するウイルスすべてが耐性を獲得する可能性があるわけですから、たとえば、無病型あるいは低病原性の家畜のインフルエンザウイルスがやがて、人に宿主を変えてくるというのは容易に想像がつきます。
 ただし、実際に用いている情報を得ていないのであれば不明としておくほかありません。「科学的(実証・経験的)」には現場での確認の仕様がありませんので、「わからない」というのが正式な回答でしょう。

◇遺伝子の取り込み方解明=A型インフルエンザ、新薬期待−東大・北大
>人間や鳥、豚などが感染するA型インフルエンザウイルスが細胞内で増殖する際、遺伝子を取り込む仕組みを東京大や北海道大などの国際研究チームが解明し、英科学誌ネイチャーの電子版に26日発表した。この仕組みを邪魔する物質を見つければ、ウイルスの増殖を防ぐ新薬になるという。 
(時事通信) - 1月26日7時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000009-jij-soci

 ウイルス感染症の根本の防御は、けっして「増殖阻止」や「根絶」などではなく、生体(ホスト)側の免疫学的な抗体産生能の獲得であるということを前提にすれば、感染経験に勝るものがないというのが要諦であります。
 そのような、根治対策の前提を無視したかのような、「新薬」の開発や「防御」材料の開発は、研究の結果によってなんらかの経済的な成果をだすことのみが動機になっているか、もしくは、研究費獲得のためにわかりやすい目に見える研究実績として提示するネタにしか見えません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000011-kyodo-soci

 ウイルス感染症「疫病」に関する「科学」は、いたって思想哲学的(あるいは社会心理学的)な内容をもっております。断片断章的な知識では克服解決がかなわない問題ともいえます。

 専門家の方々は、自然界に広く存在するのは細菌ばかりではなく、ウイルスもまた同じであり(生態は異なっていますが)、それらのうち既知のものはほんのごく一部であるとの前提にたっていただきたいものです。

◇インフルエンザ流行レベルマップ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html
 いよいよ、本格的なシーズン到来です。


[3020] Re:[3014]シカゴ、サンフランシスコ?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/26(Thu) 18:41  

笹山さん。情報有難うございます。
デミグラスソースなど手作りする方に聞いたら、フォンドボーは背骨が入った方が美味しいのだそうですよ。

> また、シカゴに送った脊柱付き子牛肉が、あやまって、シカゴを経て、日本へ向かったのだとして、ジョン・ミラーthe Virginia Dairymen’s Association前事務総長

シカゴ云々は根拠があるのでしょうか??
サンフランシスコならAtlantic社の声明にある。Were this product shipped to San Francisco, there would be no question about its safety.のくだりが「シスコに送っていたら、安全上問題にはならなかった」が「安全上の疑問が抱かれないシスコに発送されるはずの物」でhonest mistake で日本に送られたということになりますね。

そうであるなら、日本シイベルヘグナー社の発注外の品物ですから、確信犯的とまで言えませんよね。

日本シイベルヘグナー社さんの法律遵守が問われているのですから、ご自身でハッキリさせていただきたいものです。




[3019] 鳥インフルエンザワクチンの使用判断基準 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/26(Thu) 18:08  

「総合的に判断」ではこれまでと変わったのだろうか??
使用、不使用の決定過程の情報開示が不可欠。
特に茨城県で不使用とした過程の情報開示は、どうなった??

>鳥インフルエンザワクチン 使用判断基準を明示/農水省
[2006年01月26日付] 日本農業新聞


農水省は25日、今後の高病原性鳥インフルエンザに対するワクチン使用の考え方を決めた。
 
使用の前提として「迅速な淘汰(とうた)が困難かどうか」を見定める判断基準の「迅速」の定義を、「ウイルス確認鶏群の1カ月以内の淘汰が困難かどうか」と明確化。それ以上発生が続く場合には、1.ウイルス確認農場数の多少 2.伝播(でんぱ)力の強弱 3.発生地域の飼養密度の高低――などを総合的に判断し、決定するとした。同日開かれた自民党の鳥インフルエンザ対策本部に報告した。
 
鳥インフルエンザのワクチン使用をめぐっては政府の防疫指針で「迅速な淘汰が困難と判断される場合には使用を検討」とあるだけだった。このため、生産者団体からは明確化を求める声が強まっていた。農水省は早急に生産者団体と具体的な発生状況を想定した対応を協議する。ただ、農水省は茨城県の発生ケースについてはすでに不使用を決定済みとの立場だ。・・・
今後の使用決定はこの考え方に基づき、農水省が鶏卵・食鳥関係の生産者団体から意見を聴取し、家きん疾病小委員会で検討、最終的には農水省で判断する。小委員会の委員には新しく、生産者団体からの要望を入れて、現場経験の豊富な民間獣医師を加えることを決めた。



[3018] 東家嘉幸さんを悼む 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/26(Thu) 17:43  

木材産業などでの幅広い活躍をされながら、衆議院議員を長らく勤められた、東家嘉幸さんがお亡くなられになったという。
東家先生は、私の一期先輩であられながら、政界に入られるときには、すでに、多くの多彩な人生経験をもたれていた方で、いろいろ、林業のことなど、親身に教えていただいた。
型破りの方で、企業が立地されていた南米での公私にわたる武勇伝などを聞かされると、なんとも面白く、腹をよじって、笑ったものだ。
九州男児そのもののようで、愉快だった。
私の父が、戦前、熊本営林局にいた関係やら、農林省出身の親戚のかたが、短期間ではあったが、参議院におられたという関係などもあり、特に、親しくしていただいた。
平成十一年六月十五日、在職中に、議員辞職をされて、後進に道を譲るという潔さもあった。
晩年は、会社のことなどご苦労が多かったと、聞いている。
謹んで、ご冥福をお祈りします。



[3015] Re:[3013] 台東区BSEを考える会 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/26(Thu) 17:18  

聞きかじりさん。
西郷さんでしたか。
なるほど、le fond de veau(フォン・ド・ヴォー )といえば、日本シイベルヘグナー株式会社さんが「More Than Gourmet」さんのジャパン・オフィスとして、More Than GourmetとAtlantic Veal & Lambとが提携して、取り組むメインの商品にも載っていますね。

これでは、輸入先は、確信犯ということになってしまいます。

http://www.dnronline.com/news_details.php?AID=2625&CHID=2


[3014] グッドラッテ米下院農業委員長が日本のアメリカ牛肉輸入禁止を非難 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/26(Thu) 17:12  

グッドラッテ(Bob Goodlatte)米下院農業委員長葉、先週土曜日に、市役所での集会で、次のような激しい日本非難をした。
「日本の農業者たちは、日本の政府に対して、金曜日、アメリカの牛肉を輸入禁止にするように、圧力をかけた。
これは、国際貿易での行動としては、とんでもないことである。
日本は、現在、アメリカとの貿易で、700億ドルの貿易黒字を得ている。
おそらく、われわれは、日本がアメリカへに送ってくる自動車には、ブレーキに欠陥がある、と、日本人にいわなけばならないだろう。
それと同じことだ。
日本人が、われわれのアメリカの牛肉を扱うやり方は、そのようなものと同じだ。」
また、カナダに送った脊柱付き子牛肉が、あやまって、カナダを経て、日本へ向かったのだとして、ジョン・ミラーthe Virginia Dairymen’s Association前事務総長は、「これは、子牛肉であって、1歳未満のこれに、BSEが見つかったことは、かつて、ないのだ。」といっている。

http://www.dnronline.com/news_details.php?AID=2625&CHID=2


[3013] 台東区BSEを考える会 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/01/26(Thu) 17:00  

行ってきました。
見つかった骨付き肉は、だし用(フォンドボー?)なのでアメリカでは骨付きが常識だったものだそうです。

さて、内容ですが、たいしたことはありませんでした。
http://www.fsc.go.jp/sonota/kikansi.html
ここの7号に準拠した内容です。
基調講演は梅田さんに代わり、西郷正道さんでした。
感染牛のリスクを大雑把に検討して、この条件ならば国内牛のリスクと大差ないことを丁寧に説明してくれました。
これがマスコミに刷り込まれている一般消費者には新鮮で安心感を与えたようです。

また、医薬食品局食品安全部企画情報課情報管理専門官の森田剛史さんもパネラーとして参加され、一生懸命解りやすく質問に答えておられました。
何故肉骨粉を食わせたのかとか、科学的な話がほとんで無いのか、等の質問に対しては、畜産の知識が無かったりで遠まわしの答えしかできていませんでした。

もっと情報を開示して一人一人が賢く消費する、というスローガンにはずるさも感じましたが、総じていい方向だと思いました。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[3012] 日本人にもアマンタジン耐性との報告 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/26(Thu) 16:50  

抗ウイルス薬アマンタジンが効きにくい耐性のA香港型インフルエンザウイルス(H3N2型)が、日本国内で急増の兆しがあることが、鈴木宏新潟大教授(公衆衛生学)の調査で分かった。米テキサス州ガルベストンで25日まで開かれた日米医学協力計画専門家会合で、同教授が明らかにした。
耐性ができるのは薬剤の使いすぎが一因とされるが、日米ともアマンタジンは治療の主流ではなく拡大の原因は不明。国立感染症研究所(東京)も調査を検討している。
鈴木教授らが昨年9−12月に長崎県の患者8人から分離されたH3N2型ウイルスを調べたところ、すべてアマンタジン耐性だった。数は少ないが「通常では考えられない高発生率。他県にも広がっている可能性が高い」と同教授は話す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000033-kyodo-int

とのニュースだが、アマンタジン耐性については、これまで、私のブログのいくつかで言及した。
「中国のアマンタジン飼料混入疑惑と、人体のアマンタジン耐性化への影響」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=297
「タミフルは、われわれを、鳥インフルエンザから救えるのか?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=285
ご参照

この2006年1月16日付けの記事「Flu Now Resists Two Key Drugs」http://www.newsfactor.com/story.xhtml?story_id=101000F3NNQO
では、アメリカのthe Centers for Disease Control が発表したところによると、すでに、H3N2型ウイルスに対して効かなくなっている薬は、塩酸アマンタジン製剤Amantadine(商品名シンメトリルSymmetrel)と、リマンタジンrimantadine ( 商品名 Flumadine)であり、これら二つの薬を総称して、adamantanesというが、これが効かなくなった仮説として、これらの薬がアジアの薬屋の店頭で安易に売られているためとしている。

http://www.newsfactor.com/story.xhtml?story_id=101000F3NNQO


[3011] これは脊髄では?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/26(Thu) 16:22  

下記の骨付き牛肉の画像、上部のブロック肉の脊柱の椎間板の下、脊柱管の部位に見える白いひも状のもの、これは脊髄ではないでしょうかね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060126-00000104-reu-bus_all.view-000


[3010] Re:[3009] ジョハンズ農務長官が背根神経節を無視した、適当なことをいってますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/26(Thu) 10:23  

掲示板さん。
2976にもご紹介したように、背根神経節(DRG(dorsal root ganglia))の除去については、カナダ政府のサイト「REMOVAL OF SPECIFIED RISK MATERIALS (SRM) FROM CATTLE SLAUGHTERED IN ESTABLISHMENTS INSPECTED UNDER THE MEAT」
http://www.inspection.gc.ca/english/anima/meavia/mmopmmhv/chap4/annexne.shtml
が詳しいですね。
ここでは、脊柱(vertebral column)の除去自体が、必ずしも、背根神経節(DRG(dorsal root ganglia))の除去には、つながらないとしています。
その辺の危機管理意識が、アメリカでは、薄いように、おもえます。
アメリカにおいても、背根神経節は、月齢30ヶ月以上については、危険部位なのですから、日本側としては、目に見えた脊柱のみに惑わされては、危険なことになりますね。
今回の脊柱入り輸入牛肉の他の箱の部分についての懸念は、ここにあります。
ましてや、業者任せでは、脊柱の有り無しは確認できても、背根神経節の確認までは、できないでしょう。

http://www.inspection.gc.ca/english/anima/meavia/mmopmmhv/chap4/annexne.shtml


[3009] ジョハンズ農務長官が背根神経節を無視した、適当なことをいってますね。 投稿者:掲示板から 投稿日:2006/01/26(Thu) 10:16  

マスコミは指摘せずに垂れ流しのようですが。

「背骨は、国際基準でも米国基準でも特定危険部位ではありません」(ジョハンズ農務長官)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1138236978/

人獣共通感染症連続講座(山内一也)(第165回) 2005.6.24
BSEのリスクとわが国における安全対策
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf165.html
(抜粋) 一方、もうひとつの対策であるSRM除去は、当初は不十分なもので した。私たちプリオン専門家は脊柱の中にある背根神経節もSRMに加えるべきと、考えていました。しかし厚生労働省は、OIEの基準がBSE低発生国の場合には脊柱をSRMに加えていなかったことを参考にして、脊柱は取り上げなかったのです。OIEが低発生国についても脊柱をSRMに指定したことで、二〇〇四年二月にやっと脊柱の除去は実施されました。



[3008] Re:[3007] ジェノサイド 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/26(Thu) 08:09  

ときさん。
このサイトの処分の写真を見ますと、防護服は、これでいいのでしょうか?
ずいぶん、簡単そうですけれども。
大量の処分だけに、投入される人員も、相当の数なのでしょう。
すでに、茨城では、人への感染が進んでいたわけですから、その辺のことも、心配ですね。


[3007] ジェノサイド 投稿者:とき 投稿日:2006/01/26(Thu) 01:07  

■茨城 77万羽のニワトリ処分

>茨城県で広がっている鳥インフルエンザの問題で、新たにニワトリからウイルスが見つかった小川町の養鶏場で、1つの養鶏場としてはこれまでで最も多い77万羽のニワトリを処分する作業が始まりました。

>処分作業が始まったのは、茨城県小川町にある「森屋農場」です。この養鶏場では、去年11月、ニワトリが過去に鳥インフルエンザウイルスに感染していたことがわかりましたが、窓がない密閉式と呼ばれる鶏舎だったため、ほかに感染が広がるおそれは低いとしてニワトリは処分されませんでした。ところが、検査のためこの鶏舎に感染していないニワトリを入れたところ、今月になって新たにウイルスに感染したことがわかりました。このため、茨城県は、ほかの鶏舎でも新たにウイルスに感染するおそれがあるとして、25日からこの養鶏場のすべての鶏舎のニワトリおよそ77万羽を処分する作業を始めました。茨城県で広がっている鳥インフルエンザの問題で、77万羽の処分は1つの養鶏場としては最も多く、作業はおよそ1か月かかる見込みです。01/25 12:35
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/01/26/k20060125000070.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/01/26/d20060125000070.html

 妄想「清浄国論」による、暴挙。世の中の誤った知識による“偏見”を解く“識者”は、誰もいない?
 失政というだけのレベルのものではない。

 「らい予防法」の施策の過ちから、学び反省し悔い改めることには、まったくなっていないようです。

 少し昔の人だったら、「罰(ばち)が当たる」と言うような所業です。なんというシステムになっているのでしょうか。戦争に突っ走って歯止めのきかない状況になっているのと何ら変わりがありません。これではまもなく、「清浄国論」の大義名分のもと、総“玉砕”になってしまいます。(哀れ)


[3006] Re:[2982] 子牛のと畜場での選別 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/25(Wed) 22:23  

> 別件:
> 笹山さん、虹屋さん、ちょっと小耳にはさんだことで、私も疑問なんですが、Vealの、代用乳だけで育てるお肉って、ヨーロッパなどだと「高級」というイメージになってますが、発育不良とかの病気チックな貧血子牛などが、そうやって処分される可能性ってないんですかね。


米国の拡大サーベランスの元としたいう2002年度の米国でのと畜場での選別結果では(もちろんこの当時ですから食用にされたいわゆるへたり牛)

Bob Veal 生後2週間程度のヌレ仔 4.76% (16524頭/全と畜数347145頭)

Formula Fed Veal(今話題の) 0.39%(2469/626868)
Heavy Calves(9ヶ月齢ぐらい) 0.87% (307/35280)

ちなみに成牛では、去勢牛0.08%、未経産牛0.09%、Cows 2.77%

原因の部類は現在は元ページが出てきませんので 下記参照
http://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.fsis.usda.gov/ophs/adrsdata/2002/amctfy02.htm&prev=/search%3Fq%3DFOOD%2BSAFETY%2BAND%2BINSPECTION%2BSERVICE%2BANIMAL%2BDISPOSITION%2BREPORTING%2BSYSTEM%2B%2BCATTLE%2BCONDEMNED%2BANTEMORTEM%2BIN%2BUSDA%2BINSPECTED%2BESTABLISHMENTS%2BPERIOD:%2BFISCAL%2BYEAR%2B2002%2B%2BCalves%2B%26hl%3Dja%26lr%3D%26sa%3DG


日本の子牛肉の利用実態については、平成8年とふるいのですが「外食産業における子牛肉利用に関する研究 (概要) 」

http://lin.lin.go.jp/alic/month/dome/1997/aug/chousa.htm

平成7年現在、 国内に供給されている子牛肉は2,749トンと推計され、このうち
82.6%が海外からの輸入と見込まれる。

 アメリカ、 カナダ、 オランダから輸入される子牛肉は、 専用の脱脂粉乳を主成
分とする代用乳により生後4〜7カ月飼育 (ミルクフェッド) された 「ホワイト
ヴィール」 が主体であり、 輸入量は、 アメリカ (200トン/年)、 カナダ (30トン
/年)、 オランダ (110トン/年) の計340トン、 ニュージーランドからは、生後2
〜4週程度の 「ヌレ子」 が1,032トン/年、 オーストラリアからは、生後7カ月間
放牧飼養された 「グラスフェッド」 が900トン/年輸入されている。 (数値は、 い
ずれも推計値)

 一方、 国内で生産される子牛肉は、 供給量の17.4%を占めるに過ぎず、 そのうちの13.1%が、 乳雄の 「肥育子牛」 と呼ばれるもので、 その他は、 乳雄肥育素牛の事故・淘汰牛として供給されるのが3.2%、 残りの1.1%が和牛等の事故・淘汰牛と推計される。

[3005] USDAは、今度は、馬の問題で、頭を悩ましている。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/25(Wed) 21:51  

日本への特定危険部位付牛肉輸出問題で頭を悩ましているアメリカのUSDAだが、。今度は、馬の問題で、頭を悩ましている模様。
ことの起こりは、昨年11月に超党派で、提出された「人間の食向け馬のと畜禁止」法案。
上院下院とも、この法案は通過した。
これによって、影響を受けるのは、アメリカの馬肉を輸入しているベルギー・フランス、そして日本。
この法律の狙いは、the Federal Meat Inspection Actのもとに、と畜場に対するファンド打ち切りをねらいにしている模様。
そこで、民間の検査によって、出来高払い(fee-for-service)で、馬肉の輸出可能なスキームが検討されている。

http://www.zwire.com/site/news.cfm?newsid=15991429&BRD=248&PAG=461&dept_id=462341&rfi=6


[3004] 枝肉からの除骨、SRM除去 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/25(Wed) 19:25  

牛がと畜、解体されて、枝肉(内臓を取り除き、背骨から2つに切り分けた状態)されてから以後の日本の処理は以下のようです。これを見ると、適切に除骨・骨抜きされていれば、日本では脊柱はブロック肉段階では無いことになります。
(いわゆる特定部位(脳、眼、など舌及び頬肉を除く頭部、脊髄、回腸遠位部)はと畜場で除去されますが、脊柱は枝肉を支える役割があり、と畜場では除去できません。背根神経節をと畜場で除去する方法も検討されましたが、背根神経節は1頭あたり32対、64個もあり、注意深く除去しても6〜8割程度しか除去できないということです。 したがって、食肉加工場など、脊柱から食肉を分離する場所で、脊柱を除去するしかありません。)

時事、読売新聞の記事の内容ですと、オハイオ州の食肉加工業者「ゴールデン・ビール・コーポレーション」は、日本の食肉処理場の分野の工程もやっていたことになります。ニューヨークのアトランティック社は、日本で言えば小売店・食肉販売業の工程をしていた。

そしてゴールデン社は@通常は除骨・骨抜きをしないで出荷しているが、日本向けにはする必要があったのにしなかった。A通常の除骨・骨抜きとは違うSRM除去のための方法でやらなくてはならないところを、通常のやり方でやった。

子牛肉は骨付きが一番うまいということなら@の可能性が高いような気がしますけど、全てが骨付き肉で売られるわけではないでしょうにね。

火事になったことを良い事にうやむやにしそうな気がしますが。


全農 http://www.zennoh.or.jp/bse/BSE8.htm
20.冷却・保管 0℃前後の枝肉冷蔵庫に搬入し、冷却します。48時間後に中心温度が5℃まで下げます。
21.計量・格付け
  冷却された枝肉を計量し、記録します。また、日本格付協会により部分肉歩留り、脂肪交雑、肉の色沢、しまり、きめ、脂肪の色・質によりA−5〜C−1まで格付けされます。
22.大割り  枝肉冷蔵庫から食肉加工室に搬入し、まえ、ロイン、まえばら、ももに大分割します。
23.小割り 大分割した肉はさらに分割・除骨され部分肉になります。
24.包装 部分肉は真空包装された後、ダンボールに詰められます。ダンボールには、畜種、部分肉名、枝肉番号、品質保持期限、加工者が記載されます。

21と22の間にセリが行われ、売買される。

平成15年4月17日(木) 薬事・食品衛生審議会 食品衛生分科会 伝達性海綿状脳症対策部会 議事録
○山内委員 先ほどのお話と今の説明とでわかったんですが、と畜場と食肉処理場というのが違うというのは、実は私は今まで理解していなくて、と畜場と言うとイメージが悪いといったような意見もあるので、食肉処理場と同義語に使っていたんですが、これはどういうふうに違っているのか、少しその状況を説明していただけないかと思います。

○事務局
 では、説明をさせていただきます。
 と畜場というのは、生きた牛を持ち込んで、と畜・解体処理をいたしまして、牛の生体から枝肉の状態までにする施設です。枝肉というのは、牛体を半分にして、最近余り肉屋さんでは見掛けなくなりましたけれども、半身でぶら下がっているものを枝肉と申すわけでございますけれども、そこまですると。その過程で皮をはいだり、内臓をとったりというような作業をしていくわけでございまして、そこまでがと畜場。法律で言うと、と畜場法というのはそこまでの規制をしておりまして、疾病検査であるとかと畜場内の施設設備、衛生管理についての規制というものをやってございます。検査としましては、そういった疾病検査、衛生管理のチェック等々もあって、都道府県のと畜検査員が常駐して検査をやっているという施設でございます。食品の安全確保の全体をカバーしての食品衛生法ですが、衛生上非常に重要ということもあって、と畜検査員を常駐させ、と畜場法という別の法律で立てているというような状況になっています。
 食肉処理場といいますのは、枝肉を順次、大割りと言って3つくらいに割って、その後はいわゆるブロック肉という状態、小売の状態まではいかないということですね。割と大き目のもも肉ならもも肉とか、そういう塊まで処理するというのが通常の形態でございまして、その食肉処理場の中でそういう肉を外していって、骨が廃棄物としてもしくは副産物として出てくるというような状態になります。
 通常、一般の消費者の方が肉の小売店というふうに見ておられるのは食肉販売業という形態でございまして。食肉処理業、それから、食肉販売業という業態に関しては、食品衛生法という法律の中で規制がされておりまして、開設する場合には営業の許可ということで一定の施設要件、それから、営業する場合には管理運営基準、これは都道府県知事が基準を決めるわけですけれども、ソフトの方の衛生管理の規制というものがされてございます。
 以上でございます。

○山内委員
 と畜場と食肉処理場は同じところにあるのでしょうか。それとも、別々にあるのでしょうか。

○南監視安全課長
 併設している場合と別なところにあるものがあります。いずれにしても、食品衛生法の規制体系の中では営業の許可を取らないといけないというところで、そこは食肉処理業の許可ということになっておりまして、販売店の方は食肉販売業という許可が要る。食肉処理業の方は、そういった分割・解体のほかに、例えば、イノシシとかそういうと畜場法の規制体系の中で規制がなされていないものの処理といったものを、その業の許可を得たところで解体することになっております。


見浦牧場 http://www5d.biglobe.ne.jp/~kp-room/koita/report/020303seiniku.htm
まず、枝肉。
体を縦に半分に切って、皮とかツメとか頭とかを取り除いた状態)、つまり、と殺場で処理されたままの状態です。


この枝肉から骨をはずして行く、骨抜きという作業が行われます。


骨抜きには短めのナイフを駆使します。
枝肉を吊るしたまま、ナイフを骨と肉の間に入れて外します(見ただけなので、やり方は不明?)。
枝肉重量は300kgぐらいあって、骨も大きいので、作業は重労働です。


次にロースとかバラとかの部位毎に切り分けます。
部位の切りかたは、骨の何番〜何番の間を切るという風に細かく切り方が決まっています。


部位に切った後は、真空パックにして箱詰めされて流通(雪印で問題になりましたが…)します。
精肉屋さん(スーパーを含めて)、ブロック肉を買って、整形(筋とか余分な脂を取ること)し、加工するのが普通になっているようです。


昔の肉屋は、枝肉を仕入れて、骨抜きから整形、加工までしていました。
ブロック肉のデメリットは、蒸れること。肉の日保ちは良くなりますが、ビニールから出した時、ドリップ(肉汁)もたくさん流出してしまいます。味がおちてしまうのです。
肉は枝肉のまま、低温で保存し、じっくりと熟成させたほうが美味しいといわれています。
しかし、ブロックで買えば簡単だし、欲しい部位だけを購入することができるので、今ではブロック肉の流通が一般的となっています。


お肉屋さんでは、ブロックで買った肉を整形します。
これも重労働です。


肉には分厚い皮下脂肪がついていて、これが結構固いんです。
この脂を、刺身包丁のような長い包丁を使って適当な量まで削り取ります。
(脂には、旨みもあるので、全部取っては美味しくなくなります。部位毎に適当な脂の量があります)


骨肌をきれいにします。
骨抜きをしたときに、骨が残っていることがあるので、骨がついていた所を指で触りながら、固いものがあれば取り除きます。


次に筋を引きます。
肉は、もちろん筋肉のことですから、筋肉を動かすための筋が、肉の間に複雑に入りこんでいます。
この筋を取らないと、料理した時に固くて歯に当ったりして、美味しくなくなります。

筋は、部位毎につき方が違うので、筋引きには熟練の技が必要です。
筋を引きながら、もっと細かな部位に分割していくこともあります

例えばランイチ(お尻の部分)など、タタキ、刺身で食べられる美味しい部分と固くて焼かないと食べられない部分が一緒になっているので、こうした部位を細かく分けて、加工します。

しかし、スライスにする場合は、大きな筋だけを取ってスライサーにかけてしまいます。
(でも肩ロースなどは50kgぐらいはあるので、スライサーに乗せるだけで大変)


[3003] Re:[3002] まことに無責任な「民間自主検査」依存論 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/25(Wed) 18:27  

虹屋さん。
私も、この、残りの部分の牛肉流通についての「民間自主検査」依存論には、異論があります。
いわば、今回のケースは、「国境を越えたリコール問題」ともいうべきものに匹敵するものと思われます。
このことについては、しっかりと、国の責任において、残りの牛肉流通についても、トレースし、回収を目指すへべきものと思われます。
同時に、当該脊柱入り牛肉を輸入した業者は、その顛末について、ディスクロージャーする責任があるものと思われます。

まりちゃんさん。
脊柱付以外の肉については、背根神経節は、除去されていないと見るのが妥当のように思われます。

虹屋さん。この日本農業新聞の記事「アトランティック・ビール・アンド・ラムのグループ会社のゴールデン・ビール・コーポレーション」というのは、どうなのでしょう。
スローター(Slaughterer)とファブリケーター(Fabricator)の機能分担というのなら、わかるのですが。
「多分Tボーンステーキを取るための固まり肉ですよ。」これは、輸入先の思惑を類推すれば、「さもありなん」という感じがしています。


[3002] 自主検査で見つけられる?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/25(Wed) 18:11  

これまでに輸入された米国産牛肉、厚労省が業者さんの自主検査を要請しましたが、プロの検疫官が目視検査で分からなかったものを、どうやって検査するのでしょう??


1/25日本農業新聞

1月20日までに1496トンが日本に入った。
検疫所で輸入手続きが終了したのは730トン、766トンが終了せず政府の管理下にある。
国内に流通した730トンのうち脊柱などSRMが混入する可能性がある部分肉は575トン。
厚生労働省は24日、輸入業者に自主点検を要請。

検疫所
まず農水省の動物検疫所でSRMの有無を目視検査をし、その後、厚労省の検疫所で同様の検査。

農水省の動物検疫所では検査対象となる箱は全体の0.5%が目安。

厚労省の検疫所では、50箱以下なら12箱、51〜150箱では20箱、151〜500箱は32箱、3201箱では80箱を抽出検査。

今回は
1/24日本農業新聞
ニューヨークの食肉会社の牛肉41箱を乗せた日本航空便が成田空港に到着したのは午前8時25分。動物検疫所の検査官が開封を始めたのは午前11時30分。通常は1人で作業するが、監視を強めている米国産については複数の検査官が同時にチェックする。手馴れた手順で段ボールを開封した係官は目を疑う。輸入禁止の牛の背骨の塊が、目に飛び込んできたからだ。霞ヶ関の農水省に「背骨発見」の第一報が伝わったのは正午前。

1月20日23:36 日本食糧新聞
20日午前に成田空港に到着していた牛肉のなかに問題の製品が含まれていた。両省はロットごとに箱を空けて調べていたが、問題の製品はロット番号が異なるため全て調べていた。USDAのFSIS(米国食品安全検査局)が日本向けとして認めた製品だが、せき柱のついた肉で「誰が見ても日本向けとして違反」(農水省担当者)だった。


38箱の骨付き肉も、脊柱を意識して除いていないのだから、残っているでしょう。それは目視検査では発見できなかった。プロの検疫官が目視検査で分からなかったものを、どうやって業者さんは自主検査するのでしょう??


[3001] 脊髄も取り除いていないはず?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/25(Wed) 12:20  

下の記事によるとゴールデン社は日本のと畜場だけでなく食肉処理場の仕事もしていたことになります。

と殺、と畜の際に除かれる脊髄は、とられていたのでしょうか??米国では除去対象SRMではありませんから、恐らく除去されていません。O157など細菌対策で背割り後3回洗浄されますから、それで流出したと見るべきでしょう。肉の上を脊髄が流れたわけですから、残留・付着はしているのでは??

まりちゃんさん。確か検疫では検出キットは使っていませんよね。付着していても分からないのでは??

>1/25日本農業新聞
アトランティック・ビール・アンド・ラムのグループ会社のゴールデン・ビール・コーポレーション

ゴールデン社が牛を部位ごとの枝肉に解体し、それをアトランティック社が最終製品に加工していた。





[3000] インフルエンザ(人も鳥も)情報は、特定アジアが制御? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/25(Wed) 12:02  

◇WHO、鳥インフルエンザが突然猛威の可能性があると指摘 2006-01-24 13:45:17 cri
>WHO・世界保健機関のイ・ジョンウク(李鐘郁)事務局長は、23日ジュネーブで、「このほど、トルコで発生した疫病によると、鳥インフルエンザがなんの兆しのないままに、突然に起きる可能性がある。しかし、人類が十分に準備し、それに対応する時間が少ない」と述べました。
>これは、イ・ジョンウク事務局長がWHO執行委員会会議で述べたものです。イ・ジョンウク事務局長はその際、「現在、トルコで、数多くの人が鳥インフルエンザウィルスに感染した。これは、効果的な鳥インフルエンザ検査と予報メカニズムを作ることが重要だと証明している」と語りました。
ttp://jp.chinabroadcast.cn/151/2006/01/24/1@56042.htm

◇平壌で昨年12月、鳥インフルエンザ流行 人感染も(産経新聞) - 1月25日2時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060125-00000010-san-int&kz=int

◇ウイルス変異の可能性警告=鳥インフル対策強化を−来日中の米局長補(時事通信) - 1月24日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060124-00000158-jij-pol

 あいかわらず、ウイルスの素人の方が発言する情報ばかり。ヒトのウイルス感染症の専門家の方々は、押し黙ったままのようです。
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/v/01/
(これを、皆、言わないだけで常識としてもっていますが。)

 かのWHOのお方の発信する情報は、実際に起こっていることへ向かって軟着陸するかように、徐々に誘導しているように感じられてなりません。そうせざるを得ない(どこかの国が隠蔽・隠匿している)何らかの事実・情報があるのでしょう。
 いまだにWHOは、正式に人人-間での感染を認めないわけですし。鳥インフルエンザに関連した「インフルエンザ・ウイルス」情報は、(中国の)情報統制下にあるかように感じられてなりません。鳥インフルエンザの初発は、公式には“香港”ですし。ここに科学的知見に関する何らかの誤謬が始まっているように思われてなりません。
 ちなみに、韓国のES細胞データ捏造に関する(国民的英雄扱いだった)リーダーの方は、北海道大学に留学されたことのある獣医学者だそうで・・・。誤謬やモラル破綻に導かれる何らかの思想・精神的な誘因があるのでしょうか?(鳥ウイルスに関しても、見当違いを誘発しすぎている向きもなきにしもあらずですので。)
 広く「分子生物学」が今や、「遺伝子工学」として装いを改め、単なる科学的学問研究分野のみに納まらず、産業・経済的な(いわゆるカネ儲け)分野として捉えられがちになっていることも影響しているのでしょうか? そのために予算配分もかなり傾斜があるようで、うまくやれば潤沢な研究予算にあずかれることになっているようです。
 やはりここにも、「武士道」や「騎士道」の精神が必要なのかもしれませんね。「科学探求」にも「拝金主義」が侵入して、歪められる格好になっているところもあるのでしょうか。(哀しいかな、「インフルエンザウイルス」や「プリオン」を見ていると、そう思えてきてしまいます。)


[2999] Re:[2997] 枝肉には脊柱が付いているはず 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/25(Wed) 01:23  

>読売新聞の記事「本来は除去すべき脊柱を付けたままの枝肉」といのはどうも合点がいきません。下のは農水省の説明資料、15ページの米国・カナダ産牛肉処理施設の処理フロー例Gに脊柱の除去作業の画像があるのですが、脊柱を取ったら枝肉でなくなりますよ。

虹屋さん、いつも情報をありがとうございます。
ということは、米国からは枝肉という形のままでは輸入できないということですかね?

日本の枝肉は脊柱を除去してるはずですよね、どう処理しているんでしょう? 脊髄と同一リスクである背根神経節は流通で取り除くしかなく、昨年だったか、しかも流通がそれを知らないという新聞記事があって、今でもたいへん心配に思っておりますが。。


[2998] Re:[2996] 日本シイベルヘグナー社について、びっくり事実が判明しました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/25(Wed) 00:56  

> これらの2ブランドでの新製品は、 Demi-Glace de Veau, classic veal demi-glace, Glace de Veau, classic reduced veal stockなどである。

le demi-glace →(デミグラス) ドミグラスソース
le fond de veau →(フォン・ド・ヴォー )
仔牛肉や骨、香味野菜などを丁寧に炒め、じっくり煮込みました。本格的なフランス料理には欠かせない仔牛のストック(だし汁)です
www.heinz.jp/products/product.php?id=p00016

アメリカ産の骨付き牛がソースやだし汁に化けてしまうんですか。これじゃ「消費者の選択」なんて絶対できませんよね。しかも本格的・高級となると、チェーン店以外も考えなければならないし。これは相当、大変な問題だと私は思います。シェフが有名なイタリアンとか、フレンチとか、それから、ハンバーグやシチュー、オムライスのソースなんか、今後どう表示していくつもりだろう?

外食が本当に困難になってくる気がします。




[2997] 枝肉には脊柱が付いているはず 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/24(Tue) 22:54  

笹山さん。情報、有難うございます。

第31回国際食品・飲料展に「仔牛肉、フォンドヴォー」出展の事前のサンプル輸入というわけですか、となると38箱も骨付き肉ですね。

読売新聞の記事「本来は除去すべき脊柱を付けたままの枝肉」といのはどうも合点がいきません。下のは農水省の説明資料、15ページの米国・カナダ産牛肉処理施設の処理フロー例Gに脊柱の除去作業の画像があるのですが、脊柱を取ったら枝肉でなくなりますよ。

http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/beef/siryou.pdf

20日には許可リストからは消されている23日に許可取り消しというのもね、笹山さんが言われるように解せませんよね。
米農務省の正式な発表なのかな??

農水省が公表した脊柱つきの肉の写真ですが、脊椎の細く白い部分は椎間板ですよね。脊髄はとってあるのでしょうかね??
多分Tボーンステーキを取るための固まり肉ですよ。Tボーンステーキは脊柱が付いているは当然ですから、米農務長官の「書類を見ただけで脊柱がついているの分かったはず」というのも肯けますね。

下の資料は、アイルランドで行われた骨付き肉の背根神経節(DRG)調査資料。「背根神経節(DRG)は末梢神経系の一部であり、脊柱の中に位置している。背根神経節は脊髄につながっているが、屠殺においてせき髄が特定部位として除去される際、脊髄とともに除去されるわけではない。Tボーンステーキやリブ肉などの牛肉の切り身が、脊柱がついたままで消費者に販売されている場合もある。したがって、消費者は感染物質に曝露されている可能性がある。」

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/05/s0530-12i2.html


[2996] 日本シイベルヘグナー社について、びっくり事実が判明しました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/24(Tue) 21:06  

野良里蔵狸 -norakura-さんのブログhttp://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-409.html
を見ていましたら、 第31回国際食品・飲料展(FOODEX JAPAN 2006)(2006年3月14〜17日)の出展リストに日本シイベルヘグナー株式会社さんがエントリーされており、会場が「フードサービス向け」、出展製品に「仔牛肉、フォンドヴォー」と明記されているとのことです。
このサイトですね。
http://www.digi-k.com/foodex/list/FX2006-jp.html#sa
で、これ見ますと「More Than Gourmet」http://www.morethangourmet.com/
さんと、共同出品ということなのでしょうかね?

そこで、私、ちょっと、この「More Than Gourmet」さんのことが気になりましたので調べてみますと。
以下のようなことで、びっくりした次第です。

で、この「More Than Gourmet」さんの日本の出先は、下記のとおりのようです。
Japanese Office
DKSH - Market Intelligence
Institutional Food Products
SiberHegner Isogo Service Bldg.,
6-1, Shin Isogo-cho,
Isogo-ku, Yokohama-shi, 235-0017
Japan
Tel: +81-45-754-9072
Fax: +81-45-758-7565
Web: www.nshkk.co.jp

で、これは、日本シイベルヘグナー株式会社さんと同じ電話番号ということですから、日本シイベルヘグナー株式会社さんは、「More Than Gourmet」さんのジャパン・オフィスということになりますね。

そこで、More Than GourmetさんとAtlantic Veal & Lambさんとの関係を調べてみたら、意外なことがわかってきました。

このサイト「More Than Gourmet and Atlantic Veal & Lamb to Co-Market Veal Products to Gourmet Industry 」http://www.morethangourmet.com/news/more/news10.htm
にその関係が詳しく書かれています。
このサイトによりますと、この二社は、
「専門シェフのためのFresh/Frozen製品を作るための製品ラインを、the More Than Gourmet とPlume de Veau との共同ブランドで作ることに、2004年8月13日、発表した。
これらの2ブランドでの新製品は、 Demi-Glace de Veau, classic veal demi-glace, Glace de Veau, classic reduced veal stockなどである。
これらの新製品は、USDA の検査(Est. 27446 M & P) とFDA の認可のもとに、オハイオ州のthe More Than Gourmetの工場で作られる。
これらのサンプルは、 Atlantic Veal で得られる。」

というのが真相のようです。
となると、輸出元のAtlantic Veal社と、輸入社の日本シイベルヘグナー株式会社とは、the More Than Gourmet社を通じてつながっていたというわけですね。

これは、なんとも、奇奇怪怪の話でしたね。


[2995] カナダでの4頭目BSE発生についてのアメリカの各界の反応 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/24(Tue) 19:10  

the Wyoming Stock Growers AssociationのJim Magagnaさん。
「かねてから私は懸念していたことなのだが、カナダは、アメリカ以上にBSEで深刻な問題を抱えているようだ。」

R-CALFのChuck Kikerさん。
「カナダの牛肉産業を救うことで、何も、アメリカの牛肉産業を危機にさらす必要は何もないのだ。」

the Montana Stockgrowers AssociationのBill Donaldさん
「アメリカ政府は、カナダでの孤発的BSE発生に対しての、十分なセーフガードを持つべきである。」

the National Cattlemen's Beef AssociationのTerry Stokesさん。
「(今回のことは)アメリカとカナダの消費者と生産者集団を守りうるファイアウォールか゜機能しているということの証拠だ。」

「Canadian mad cow case draws mixed response」
http://www.jacksonholestartrib.com/articles/2006/01/23/news/5b884322c85191ec872570ff0067acde.txt
参照



[2994] Re:[2991] Re.[2989]日本シイベルヘグナー社 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/24(Tue) 18:38  

ときさん。
虹屋さん。
当該会社の方も、このサイトをご訪問いただいておられるようですので、あまり、けいけいなことも言えません。
できれば、自ら真相を明らかにしていただきたいものです。
それにしても、不可解なのは、日本と、Atlantic Veal & Lamb, inc社さんと、かねてからおちかしいのは、Tボーンの輸入実績もあるトップ・トレーディング(株)さんのはずなのに、なぜ?という感じは、私にも、あります。
それと、1月12日の搬入もとゴールデン・ビール・コーポレーションの火災ですね。
なんか、奇奇怪怪の感じもしないでもない、ひょっとして、1月20日の発覚前に、USDAさんは、この事実を知っていたのではなかったのか、とも、思えます。
そうでなければ、なぜ、1月12日付けで、FabricatorでありProcessorであり、Slaughtering部門を持つ、Iowa Pacific Processorsさんが、サプライヤーズ・リスト(EV Japan Eligible Supplier List -)に加わってきたのか、説明できません。




[2993] 米国産の骨付き牛肉は禁止されていません。 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/24(Tue) 18:22  

農水省の発表では、
「今回の輸出プログラムにおいては、ビーフジャーキー、ソーセージ等の牛肉加工品やひき肉は輸入再開の対象となっておりません。」

骨付き肉は禁止されていません。

本当に明らかにして欲しいのは、
38箱の肉の種類、骨付きのロースとか・・
そのSRM除去の状況です。

日本シイベルヘグナー社 には、今回の輸入のイニシアチッブは誰が取ったのか、日本シイベルヘグナー社が米国側2社に働きかけて輸出許可を取らせて輸入したのか、米国側2社のうちいずれかからか話しが持ち込まれたのか、他の第三者が食肉部門を持たない日本シイベルヘグナーに話を持ち込んだのか??


[2992] Re:[2986] カナダの飼料規制の実効性に疑問符 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/24(Tue) 16:19  

笹山さん。有難うございます。
6歳ですから1999〜2000年の生まれ、カナダの現行の飼料規制(肉骨粉などの牛への禁止)は1997年8月からですから、飼料規制後の感染となりますね。弧発性云々は、この規制の無効性を隠すための、煙幕に思えます。




[2991] Re.[2989]日本シイベルヘグナー社 投稿者:とき 投稿日:2006/01/24(Tue) 14:36  

 日本シイベルヘグナー社に、件の規格品を、あえて注文をした日本国内の顧客がいたのではないかという可能性はいかがでしょうか。誰かが意図して、あとはウッカリの連鎖という形なのでしょうか。(食肉利権は、どうにもキナ臭く感じられて、近寄りがたい感じがしております。)

米国産牛肉BSE危険部位混入の真相は(平成18年01月23日)
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0601/060123-5.html

 デンパっぽくなってしまいますね。申し訳ございません。
>米国当局が犯人の背後を突き止めれば面白い。
とはいっても、昨年起きて、日本でも被害がだいぶあった、米クレジット会社カード情報流出事件のように、ウヤムヤではないでしょうか。


[2990] 虹屋さん。推測ズバリ当たりました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/24(Tue) 11:50  

虹屋さん。
[2963] [2964] [2965][2966]で、私たちは、Atlantic Veal & Lamb, Inc社さんは、単なるFabricatorなので、同じヴィール専門業者でSlaughtererのGolden Veal Corporationさんから、それまで仕入れていたのが、今月1月12日のGolden Veal Corporationさんの火事で、仕入先がなくなり、急遽、一部の商品について、1月12日付けでサプライヤーズ・リストに入ったIowa Pacific Processorsさんから、当該商品を仕入れたところから、今回の事件が始まっている。との推測をしたのですが、ズバリ、この推測は、当たっていたようです。
やはり、ここでも、「Viel」という特殊な牛肉製品であるということ、SlaughtererからFabricatorへの製品の流れがあるということ、この二点に注目したので、この推測は、あたったということなのでしょう。
しかし、この記事の中でちょっと解せないのは
「1月10日に問題の牛肉を日本向けに解体した際、本来は除去すべき脊柱を付けたままの枝肉をニューヨークの「アトランティック・ビール・アンド・ラム」に供給した」
の点ですね。
1月10日の時点で出荷したところが、翌々日の1月12日には、火事になっているという、この奇妙さですね。
発覚した1月20日時点では、確か、Golden Veal Corporationさんは、リストにすでになかったんではなかったんでしょうか。
キャッシュを見てみないとわからないのですが。
そして、すでに1月12日の時点で、Iowa Pacific Processorsさんが、リスト入りしています。
この読売さんのニュースも、外電が報じていないのに、単独で、報じているのも、疑問です。
もしかして。

次のニュース「混入問題、牛肉納入業者も輸出許可取り消し…米農務省」http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060124i403.htmでは、次のように報じています。

「米農務省は23日、この肉を日本に出荷したニューヨークの業者に加え、この業者に加工途中の肉を納入したオハイオ州の業者の対日輸出許可も取り消したことを明らかにした。
納入業者にも日本向け牛肉からは脊柱を取り除く義務があったためだ。米農務省の検査官が、2か所で相次いで基本的な違反を見逃していたことになり、改めて検査体制のずさんさに批判が強まりそうだ。
新たに処分が明らかになったのは、オハイオ州の食肉加工業者「ゴールデン・ビール・コーポレーション」。1月10日に問題の牛肉を日本向けに解体した際、本来は除去すべき脊柱を付けたままの枝肉をニューヨークの「アトランティック・ビール・アンド・ラム」に供給した。
米農務省は、ゴールデン社に対してもアトランティック社と同じ1月6日に対日輸出許可を出したばかりだ。同省は、すべての食肉加工施設に検査官を派遣しており、日本向け牛肉の加工手順も監視する。」

なお、「ゴールデン・ビール・コーポレーション火事のニュースは、下記に保存しておきます。
Posted on Fri, Jan. 13, 2006
In the RegionMassive fire hits Creston meat plant
CRESTON: It took firefighters from 12 departments more than three hours to contain a Thursday morning blaze that caused significant damage to the Golden Veal Corp. on West Salem Road in Creston.
The four-alarm fire began around 1 a.m., Creston Fire Chief Chad Flickinger said. The fire's cause, origin and specific damage estimates were not available Thursday evening.
The meat packing plant was empty at the time of the fire and there were no injuries.
The plant is closed until repairs can be made.
http://www.ohio.com/mld/ohio/news/13616780.htm

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060124i403.htm


[2989] 日本の日本シイベルヘグナー社さんに明らかにしていただきたいこと。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/24(Tue) 11:21  

今回の脊柱入り牛肉箱詰め問題ですが、どこも、いっていないことなのですが、ニューヨークタイムズさんなどでのAtlantic Veal & Lamb, Inc社さんの言い分なんかでは、日本の注文者さんが、骨付きVielを注文してきたから、発送したといっているんですが、私は、そのとおりなのだと思います。
注文するほうも、発送するほうも、麗しき誤解で、日本向けの骨付きVielが、30月齢以下でも、輸出禁止なんてことは、思っていなかったということが、真実なのだと思います。
そこで、注文者である日本の日本シイベルヘグナー社さんが、その注文の事実を明らかにしていただくことによって、主たる責任の所在が、実は、Atlantic Veal & Lamb, Inc社さんだけなのではなく、アメリカの政府の検査官の責任が大きいのだということが、明確になるのだと思います。
(ちょっと、耐震偽装マンション問題と、やや、似た構図になってしまいますが。)
知らないで、骨付きVielを注文することは、別に、コンプライアンスに触れることでも何でもありません。
どうか、その点を、勇気を持って、明確にしていただきたいものです。
いかがでしょうか?
このままでは、Atlantic Veal & Lamb, Inc社さんのみが、悪い子になってしまう構図に向かいつつあるように思えますが。
どうも、日本の報道を見ていますと、「Vielは、若い牛の肉である。」という前提と、「Vielは、骨付きで味わうのが最高」という、通の顧客側の欲求を置き去りにした報道ぶりが目立ちますので、あえて、こんなことを言うわけです。
各新聞社も、ほとんどが、アメリカ牛肉マンセイの全面広告を出したことは、おくびにも出さないでですね。


[2988] 輸入牛:検品率の面白い計算 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/24(Tue) 08:23  

掲示板で面白い計算を見つけました。輸入牛について、0.5%の検品率とか報道されているようですが、母数がいい加減な計算でいわれているようで、当然、輸入が増えた場合や量が多い場合など、0.5%なんてとても検品でき(て)ないみたいですよ。

1月20日までに輸入した牛肉は約1500トン。

>輸入された米牛約1,500d ÷ 180c(ステーキ1枚) ≒ 833万3千人

>833万3千人分の、何人分を抜き取って、全品合格になるのでしょうか?

外食産業は、「政府が安全性を保証しているから大丈夫」とか言ってませんでしたっけ。そんな企業で外食なぞ、したくはありませんね。

追伸:
平川先生のブログ
【やっぱり言ったよ―「脊柱入りでも安全です」】
http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200601/210411.php
アメリカ政府の発言だけに触れてますけれども、でもね、日本フードサービス協会の横川会長も、いままでの「危険部位を完全に除去すれば安全」という発言を翻してこういわれたそうですよ。

>横川会長は「輸入再開まで2年も耐えてきた人たちには大変な打撃だ。危険部位が混入していたからといって、すぐに危険というわけではない。政府は、大人の判断で問題に対処してほしい」と話した。
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060121_1.htm


[2987] Re:[2982] 北海道の乳牛、国内22頭目のBSEと確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/24(Tue) 08:22  

まりちゃんさん。
「北海道の乳牛、国内22頭目のBSE、2000年9月1日生まれ、北海道別海町で飼育」ですか。

例の20頭目の鹿追町などの一連のBSE牛の出生時期と、また、重なってしまいましたね。
距離的には、ちょっと遠いですけれども。

14頭目が平成12年10月、17頭目が平成12年9月、20頭目が平成12年8月、22頭目が平成12年9月、ということになります。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=288




[2986] カナダのBSE疑いは、クロと判明 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/24(Tue) 07:17  

2978.2979.2980でのカナダでのBSE疑いは、クロと判明した。
Canadian Food Inspection Agency が発表したところ、この牛は、アルバータ州の6歳のホルスタイン・ヘレフォード種とのことである。
Canadian Food Inspection AgencyのBrian Evansさんの話によると、この牛は、この農場で、生まれ、育てられた交雑種であるという。
Brian Evansさんは、この発見によって、直ちに、カナダ産の牛肉の禁輸措置がとられるかどうかについて話すのは、時期尚早であるといい、30ヶ月齢以下の牛を禁輸する科学的根拠はないとしている。

また、カナダでの発生例は、今回で4例目であるが、孤発的にBSEが発生している状況はノーマルな状況であるとも話している。

http://www.stuff.co.nz/stuff/0,2106,3549944a12,00.html


[2985] Re:[2984] [2969] アメリカ上院・下院両議員たちの日本のアメリカ牛肉輸入再停止措置に対する発言集 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/24(Tue) 06:54  

小林さん
はるばる、海のかなたから、ご指摘ありがとうございました。
「Politicians say the Japanese overreacted」の原文は、すでに登録しないと見られないようになっていますが、下記のとおりですね。
Sen. Kent Conrad, D-N.D., said USDA mishandled “a very fragile trade agreement.” He applauded Agriculture Secretary Mike Johanns’ move to order more USDA inspectors into the field, but said, “The time for stricter inspections was before we started shipping beef &#8211; not after.”

上記の「&#8211;」の部分が、「-」て゜なく、「?」に変換してしまいますので、そんな訳をしてしまいました。(これUNICODEの文字なんでしょうかね?)
保存原文確認しましたら、ご指摘のとおりでした。

ところで、Ken Salazar さんなんかのご反応、どうなんでしょう?


[2984] Re:[2969] アメリカ上院・下院両議員たちの日本のアメリカ牛肉輸入再停止措置に対する発言集 投稿者:小林 投稿日:2006/01/24(Tue) 05:36  

> Kent Conrad上院議員
> 「USDAは、(日本との)非常にもろい貿易協定を、誤って取り扱ってしまった。ジョハンズ農務長官が、もっと多くの数の検査員を処理工場に送ることを命令したことは、歓迎すべきことではあるが、厳しい検査というものは、われわれが、牛肉をシッピングし始める前におこなうものであろうか? そうではない。その後である。」(笹山注-この意味は、日本とのシッピングを開始させることが先決課題だといいたいのだろう。)

The time for stricter inspections was before we started shipping beef &#8211; not after

原文は上記の通り。掲示板の訳は全く逆です。「検査を強化すべき時期は牛肉出荷を始める前であるべきであった−出荷開始後ではなく…」
が正しい訳です。


[2983] 危険部位除去調査は民間第三者検査どころか”当事者の自主検査報告” &再開には食安委開く予定なし(安倍官房長官) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/24(Tue) 04:52  

>しかし、問題の背骨付着肉は、せっかくの背根神経節とか、危険部位が付着している検体となり得るのに、BSE検査をしないで焼却処分するんですかね。

国内流入の米産牛肉、業者に自主検査要請…官房長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123-00000004-yom-pol
 安倍官房長官は23日午前の記者会見で、米国産の輸入牛肉からBSE(牛海綿状脳症)対策で除去が義務付けられている脊柱(せきちゅう)(背骨)が見つかり、輸入を再び全面禁止した問題で、すでに国内に出回っている米国産牛肉についても、食肉輸入業者に自主的検査と報告を要請したことを明らかにした。

 農水省は、これまで脊柱などの危険部位がついた肉が検査をすり抜けた可能性はほとんどないとしていたが、消費者に不安が広がっていることから、政府から関係業者に自主的検査を要請することにした。

 安倍長官は輸入禁止の解除について、「原因究明や再発防止策の報告を米政府に求めている。その中身に私たちが納得しなければならない。我々がそれを見て判断する」と述べた。

 また、昨年末の輸入再開については、「1年半にわたる日米協議の後、科学的な判断について、十分に議論して、食品安全委員会の決定が下された。(輸出再開の)条件が順守されることを前提に考えており、その時の判断は間違っていない」と述べた。

 その上で、「あらためて米国産牛肉のリスクについて食品安全委員会の評価が必要だとは考えていない」として、今回の輸入禁止の解除について、再度、同委に諮ることはないとの考えを示した。
(読売新聞) - 1月23日13時57分更新



[2982] 北海道の乳牛、国内22頭目のBSEと確認 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/24(Tue) 04:31  

カナダでもBSE疑いですが、

北海道の乳牛、国内22頭目のBSEと確認
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060123ic21.htm
>雌のホルスタインで、肉骨粉が餌として禁止される前の2000年9月1日に生まれ、北海道別海町で飼育

北海道、続きますね。この時代の廃用牛は政府買い上げで非食とすることは出来ないものか。。

日本だって感染源不明など問題はまだまだ山積みなのに、なんでわざわざ、直接間接を問わず、肉骨粉、血液、牛脂、鶏糞などで「ともぐい」させている、高リスク牛を輸入しなければならないのか、全くもって理解不能です。

別件:
笹山さん、虹屋さん、ちょっと小耳にはさんだことで、私も疑問なんですが、Vealの、代用乳だけで育てるお肉って、ヨーロッパなどだと「高級」というイメージになってますが、発育不良とかの病気チックな貧血子牛などが、そうやって処分される可能性ってないんですかね。

今回は、相場的にいくらで輸入されたんだろう。



[2981] アメリカの加工現場からも危険部位除去のずさんさに声があがる 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/24(Tue) 04:25  

全米食肉検査官の労組、農務省に反発

 日本向けのアメリカ産牛肉に特定危険部位が混入した原因についてアメリカ農務省は「検査官が輸出基準をよく知らなかった」としていますが、全米の食肉検査官でつくる労働組合は「責任を個人の検査官に押しつけている」と反発しています。

 スタンリー・ペインターさん。全米に5万人いる食品検査官労働組合のトップを務めています。今回の特定部位混入をめぐってアメリカ農務省は、派遣された検査官が日本向け牛肉から背骨を取り除くことを知らなかったことが原因としていますが、ペインターさんは責任を個人の検査官に押し付けていると反論しました。

 「農務省はスケープゴートを探したいんです。だから、食肉業界を責めるのではなく、検査官の責任にしたわけです」(全米食品検査官合同評議会 ペインター議長)

 ペインターさんが疑念を抱いたのには訳があります。検査官の労働組合はおととし12月、農務省に対して警告書を提出し、食肉工場で牛の脳や脊髄などの特定危険部位を取り除く処理が徹底されていないと告発していたからです。

 「私たちの警告書を受け入れていれば、この問題は防ぐことが出来たはずです」(全米食品検査官合同評議会 ペインター議長)

 派遣される検査官は農務省や食肉業界の圧力で権限が制限され、各国から課せられている義務についても満足にチェックできないと現場の危機感を訴えています。

 「アメリカは安全対策を変えるつもりはありません。同じような問題は他の場所でも起こる可能性があります」(全米食品検査官合同評議会 ペインター議長)

 検査官の認識不足かチェック体制の不備なのか、いづれにしてもアメリカの安全対策のずさんさに変わりはなく、アメリカ産牛肉の信頼性に不安がつきまとっています。(23日08:59)
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3209612.html
(動画あり)


[2980] 発表は、確定してからの方がいいのでは? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/24(Tue) 01:04  

 グーグル検索にヒットしたものの、フライング記事で削除したのか、見当たらないようですが・・・。

■仏女性に感染疑い トルコ旅行後、鳥インフルエンザ
USFL.COM - 20時間前
... 同国保健省は22日、トルコ旅行から帰国した後、インフルエンザのような症状を示してフランス南部モンペリエで入院した女性(32)が、鳥インフルエンザに感染している疑いがあると ...
http://www.usfl.com/Daily/News/06/01/0122_005.asp?id=46818

 不確かな情報でも、最初でてしまったことが事実のように広がり、あとで正確なことがわかっても、最初の情報を訂正することはなかなか困難になりがちです。結局、風評が事実であるかのようなことになってしまいます。「疑い」段階では、発表を慎んだほうが賢明でしょう。
 上記のようなことが起こっているのではないかということは、想定範囲内ですが。

■鳥インフルエンザに通報義務=国際保健規則の適用前倒し−WHO
>【ジュネーブ23日時事】世界保健機関(WHO)の執行理事会が23日、当地で28日までの日程で始まった。鳥インフルエンザ対策として、昨年改正が決まった国際保健規則の前倒し適用を決める予定。これにより、人への感染が疑われる事例が発生した場合にWHOへの通報義務が発生、拡大防止策を迅速に講じることができるようになる。 
(時事通信) - 1月23日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123-00000168-jij-int

 『拡大防止策を迅速に講じることができるようになる』とは、到底思えませんが。WHOの識見に疑問がつのります。
 まだ、ヒト→ヒト感染の「AH5型」と認定できないのでしょうか?


[2979] Re:[2978] カナダも禁輸に? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/23(Mon) 22:20  

ときさん。
このカナダのアルバータ州でのBSE疑い例は、まだ、確定検査がされていないようですね。
Winnipeg研究所にサンプルは送られていて、48時間以内に結果がわかるもののようです。

http://www.canada.com/nationalpost/news/story.html?id=d67db70c-f0ab-439b-8c2f-4533cb8615af&k=72853


[2978] カナダも禁輸に? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/23(Mon) 22:10  

◇カナダでBSE感染の疑い、24時間以内に結果判明へ 2006年 1月23日 (月) 14:31 ロイター

 [オタワ 22日 ロイター] カナダ食品検査局の関係者は22日、BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)の一次検査で感染の疑い例が見つかり、現在検査を進めていることを明らかにした。

 現地時間23日午前、もしくは、少なくとも24時間以内に、より正確な結果が判明する見込みという。
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/kokusai/20060123/JAPAN-200557.html

 ロイターというところが、なんとも怪しげではありますが・・・。
 あるところでは、今回の骨付き混入事件も、どこかの陰謀による工作(日米の離反を企てているとか・・・)だとのデムパを飛ばしておりましたが。


[2977] Google Localの威力 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/23(Mon) 20:11  

下記サイトは、アメリカ大陸にあわせてあるが、これを引いて、日本列島に位置を合わせて、最初にMapをクリックして、大体の自分の住所の地図を出しておいて、それからSateliteのほうをクリックすると、衛星から見た、自分の家の付近の姿が、おぼろげながらではあるが、映し出される。
お試しあれ。

http://local.google.ca/local?hl=en&q=google.com.hk&btnG=Search&sa=N&tab=wl


[2976] Re:[2975] [2948] のこり38箱のSRMは除去されていたのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/23(Mon) 14:12  

虹屋さん。
FSIS(The Food Safety and Inspection Service)のテクニカルサービスセンターでは、危険部位についての写真つきのわかりやすい解説サイトを設けております。
このサイト
http://www.fsis.usda.gov/About_FSIS/Technical_Service_Center/index.asp
の中の「SRM Guidance Material」
の中に、わかりやすい危険部位の解説が写真つきでされています。
写真1
http://www.fsis.usda.gov/PDF/TSC_SRM_Cecum_Ileum.pdf
写真2
http://www.fsis.usda.gov/PDF/TSC_SRM_Ileocecal_Junction.pdf
写真3
http://www.fsis.usda.gov/PDF/TSC_SRM_Trimmed_Uncoiled_Ileum.pdf
写真4
http://www.fsis.usda.gov/Frame/FrameRedirect.asp?main=http://www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/removal_of_tonsils.htm

ただし、背根神経節(DRG(dorsal root ganglia))についての処理の解説は、ないようですが。
こちらのサイト
http://disc.server.com/discussion.cgi?disc=7498;article=2825;title=CJD%20Voice%20Discussion%20Group
もご参照

で、背根神経節(DRG(dorsal root ganglia))の除去については、こちらのカナダ政府のサイト「REMOVAL OF SPECIFIED RISK MATERIALS (SRM) FROM CATTLE SLAUGHTERED IN ESTABLISHMENTS INSPECTED UNDER THE MEAT」
http://www.inspection.gc.ca/english/anima/meavia/mmopmmhv/chap4/annexne.shtml
に詳しく書かれていますね。
虹屋さんおっしゃるように、この過程はカッティング/ボーニング以降のプロセスで行われ、脊柱(vertebral column)の除去自体が、必ずしも、背根神経節(DRG(dorsal root ganglia))の除去には、つながらないので、もっともよい方法は、脊柱から、食べられる筋肉をはがす場合に、椎弓から1インチ離してカットすることで、背根神経節が食用肉部分に混じらないベストの方法であるとしていますね。

これからいきますと、ビール(VEAL 若齢子牛肉)ですから、おそらくすべてが30ヶ月齢以前であるとしますと、アメリカ国内向けについては、骨付き肉は、OKですから、この過程をそのままスルー。
日本向けについては、骨付き肉は、通るはずはないということですね。
しかし、日本向けの一連の箱に、一部に骨付き肉が混ざっていたということは、そのほかの箱の骨なし肉は、どこの段階で、どのような方法(椎弓から1インチ離してカットしたかどうか。)で、ボーニングしたかによって、おっしゃるように、背根神経節が残っているという可能性も、捨てきれないということになりますね。

http://www.fsis.usda.gov/About_FSIS/Technical_Service_Center/index.asp


[2975] Re:[2948] のこり38箱のSRMは除去されていたのか? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/23(Mon) 13:37  

38箱の骨付き肉、背根神経節は除去されていたのだろうか??


> 以前、意見交換会で、関係者の方からこんな告発ありましたでしょう。これも「脊柱」の話ですよ!
>
>◆参考4−2 東京 平成17年1月17日 P=75 21
>○SRM除去について、と畜場において除去されているものについては、専門的な場所での除去ということで信頼しています。しかしながら、食肉販売業者などでせき柱を分別している業者について、背根神経節が完全に分別されているのか、甚だ疑問である。ある肉店店主に聞くと「せき柱(せきずい)はと畜場で除去しているから、うちの肉は大丈夫。背根神経節は知らない。保健所からの指導もないよ。」と聞いた。この話は決して作り話ではない。しかも複数店で確認しています。BSE検査を20ヶ月齢にしてもSRM除去が完全だからリスクは増えないというが、信じられない。現場での「背根神経節の除去」の実態調査を是非行っていただきたい。いづれ公開されることもあると思うから、その前に是非調査を!
> http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/3d3b6cf53841634add25ca31f08cfccd

ジェネティックID
>混入が確認されたのは、「脊柱」です。しかし、正確には、「骨付き牛肉が出荷されていた」というもので、混入ではなく、そもそも出荷してはならないものが出荷されていました。 米国では、4ヶ月未満の仔牛肉は、骨付きでも出荷できます。 特定危険部位とは扱われません。 しかし、日米合意では、当然、この肉は出荷不可です。・・・骨付き肉ではなく、通常の肉の場合、脊柱の除去は、小分け作業(fablication)過程で行われます。そして、脊柱の除去は、箱詰めラインにて最終確認の必要があります

http://www.pure-foods.co.jp/Certification/QAanswer/TBCinfo18.html



[2974] カナダは引き続き日本へ牛肉を輸出し続けるというのですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/23(Mon) 07:57  

何か、複雑骨折みたいになってきましたね。
なるほど、理論的にいえば、今回の危険部位牛肉は、アメリカのものであって、カナダからのものではないのですから、カナダからの牛肉輸入を妨げるものは、ないのですが。
しかし、ここにも、日本のアメリカ・カナダ一体としての、リスク評価をし、一体としての再開を認めたほころびが見えてきてしまいましたね。
日本の食品安全委員会は、昨年12月8日付けで、米国及びカナダ産牛肉等に係る食品健康影響評価の結果の通知をし、それに基づいて、農林水産省は、アメリカ・カナダ一体としての牛肉輸入再開を認めたのですね。
とすれば、そもそも、アメリカとカナダ一体としてのリスク評価をしたのであるのなら、当然、アメリカ一国のみ、輸入再開禁止とするのではなく、カナダからの牛肉輸入も、一体のものとして、禁止するべきものなのでしょうね。
なかなか、それは、できないですけれども、考え方としては、そうでなければ、理屈に合わない。

カナダ側の考えでは「Canada exports beef to Japan despite US ban: agency」
http://www.dose.ca/toronto/news/story.html?s_id=ymHAeXTUE10xofqcX7i5S8lOo7YLwdkHe7c%2F69SG7CDHHKyqYX2B%2BA%3D%3D
に見るとおり、the Canadian Food Inspection AgencyのMarc Richardさんは、アメリカの問題にかかわらず、日本へ牛肉を輸出し続けるといっていますね。
また、カナダのthe Canadian Beef Export FederationのArno Doerksenさんは、「これはアメリカの問題であって、カナダとは関係のない問題だ。カナダでも同様のことが起こらないように、the Canadian Food Inspection Agencyによる厳格な検査を続けていきたい。」と、アメリカとの友連れにならないように、必死の防衛線を張っていますね。
「Japan renews beef with U.S.」http://lfpress.ca/newsstand/Business/2006/01/21/1404153-sun.html
参照
となると、今度は、アメリカからカナダ経由の抜け穴-ループホール-なんてのも、警戒しなければならなくなるのかも知れません。
特にカナダの特定危険部位の国内基準についてみると、アメリカとの違いは、扁桃について、アメリカでは、全月齢の牛について、危険部位なのに対して、カナダでは、30ヶ月以上月齢についてのみ、危険部位としていますね。
日本向け輸出プログラムのアメリカ(USDA Beef Export Verification Program(BEV) for Japan)とカナダ(Export Program (Bovine))との差については、この食品安全委員会のこのサイト
http://www.fsc.go.jp/hyouka/bse/hy_bse_hyouka_point.pdf
をご参照。
昨年、米連邦地裁判事Richard F. Cebull 氏は、特に、カナダでの飼料管理の不徹底さが、アメリカ牛肉の危険性にまで及んでいるといいましたが、今度は、立場が逆転して、「アメリカでの危険部位管理の不徹底さが、カナダ牛肉の危険性にまで及んでいる。」という事態になりそうです。
それにしても、日本のマスコミで、この点について指摘した記事は、今のところは見当たりませんね。

http://www.dose.ca/toronto/news/story.html?s_id=ymHAeXTUE10xofqcX7i5S8lOo7YLwdkHe7c%2F69SG7CDHHKyqYX2B%2BA%3D%3D


[2973] 新しいブラウザ「Flock」をダウンロード 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/23(Mon) 07:25  

ダウンロードはこちら
http://www.flock.com/developer/
から。
Mozilla Firefoxに、新機能が付加したって感じのものだ。
オンライン写真共有サービスってのが使えそうですけれども。
日本語での解説は、下記のサイトでどうぞ。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/21/news079.html


[2972] 春節で人の移動が激しいようで・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/01/22(Sun) 23:01  

◇春節直行便 中台で運航 上海へ第1便出発(西日本新聞) - 1月20日14時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000070-nnp-kyu
◇20億人大移動 中国 「春節」の混雑28日ピーク(西日本新聞) - 1月20日2時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000014-nnp-int
>一人が移動すれば、出発と到着で二回の移動と計算されるため、平均すると人口十三億人のうち約十億人が移動する計算となる。

 疫学的見方からいえば、潜在的な「キャリア」の移動ともいえますが・・・。
 そして、人とは別に、鳥も。

◇ナベヅルの四国越冬を 保護団体がねぐら確保へ
>ナベヅルの越冬定着を目指す四国の野鳥の会や鳥類保護団体が、飛来情報を共有し、ねぐらや餌場の確保を目指す「四国ツル保護ネットワーク」の設立準備を進めている。
>全世界のナベヅル約1万羽のうち、8―9割は鹿児島県出水地方で冬を越しているとみられるが、感染症の流行による大量死や農業被害が懸念されるため、四国での越冬を定着させて飛来地を分散させるのが狙いだ。
>これまで四国は、ツルが一時的に通過する土地と思われていた。しかし昨年11月に高知県土佐市の仁淀川付近にいたツル15羽が、徳島県の吉野川流域で年を越すなど、冬の間に四国を行き来していることが分かってきた。
(共同通信) - 1月21日6時17分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060121-00000022-kyodo-soci

 いくら『感染症の流行による大量死や農業被害が懸念されるため、四国での越冬を定着させて飛来地を分散させる』目的を見込んでも、他の野鳥・鳥類との接点がいくらでもあるわけですから、「ナベヅル」の移動を止めたからといって、その目的が達成されることには決してなりません。日本列島に入ってくれば、やがてはどこにいても全く同じことです。


[2971] Re:[2970] 相変わらずの七転八倒 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/22(Sun) 21:44  

謎工さん。
ご難続きのソニーさんのようですね。
このサイトを見ますと、「希望者は、ICプレーヤー等を試験終了後持ち帰ることができる」となっていますね。
そんなに安いレコーダーなのでしょうか。
何やら、可児市の電子投票のトラブルを思い出しました。
私も、ICレコーダーなどを使っていますが、ボタンを長く押す場合と、短く押す場合とでは、意味が違ってきますので、慣れるまでは、操作性は、決していいものではないようです。

http://www.izuyobi.com/ips/5555_01/


[2970] 相変わらずの七転八倒 投稿者:謎工 投稿日:2006/01/22(Sun) 20:20  

例のスパイウェア騒動が一部和解し、複数の州法違反に対する罰金が焦点に移っている中、
日本でも取り返しの付かないことをやってしまいました。

「ブーブーと機械音」 不安的中、初のリスニングテスト(asahi.com)
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200601210311.html

リスニング、トラブルで436人再テスト センター試験(同)
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200601210309.html

リスニング再テスト、453人に 「受けられず」の申し出も(同)
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200601220090.html

しかし、どのニュースソースも問題のICプレーヤーがソニー製であることには口を閉ざしたままの怪。
奇しくも、金曜日から始まった国会では文部科学委員会に昨年9月に初当選した2人目のソニーOBが入った訳ですが
どうなることやら。


[2969] アメリカ上院・下院両議員たちの日本のアメリカ牛肉輸入再停止措置に対する発言集 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/22(Sun) 17:07  

Byron Dorgan上院議員
「Atlantic Veal & Lamb, Inc社なり国の検査員が侵したのは、ミスはミスだが、それに対する日本の措置は、過剰反応なのではないのか。」

Earl Pomeroy下院議員
「アメリカ政府は、同様の過ちが起こらないように万全の措置をとるとともに、日本政府に対して、一日も早い輸入再開を求めるべきである。」

Kent Conrad上院議員
「USDAは、(日本との)非常にもろい貿易協定を、誤って取り扱ってしまった。ジョハンズ農務長官が、もっと多くの数の検査員を処理工場に送ることを命令したことは、歓迎すべきことではあるが、厳しい検査というものは、われわれが、牛肉をシッピングし始める前におこなうものであり、後に行うものではない。」

http://www.in-forum.com/articles/index.cfm?id=115185&section=News


[2968] 米国の食肉生産流通管理の杜撰さ 投稿者:とき 投稿日:2006/01/22(Sun) 16:16  

は、最初から織り込み済みでしたので、こうなることは想定範囲内≠セったのかもしれません。いわば、してやったりの感も無きにしも非ずです。いわゆる《大人の解釈》で、誘導されていたかのようです。(あまりにも日本政府のBSE政策に好意的過ぎる見方かもしれませんが。)
 多少(というよりも大いにですが)、輸入解禁にあたって、国内ではもめた格好にはなりましたが、いまとなっては、規格外混入が事実上発覚して禁輸措置になり、その結果、八方納得しておさまった形になっているわけです。農水省検疫所はよくやったといいたいぐらいです。さもさも待ち構えていたかのようなタイミングです。(ただし、同じように「特定アジア」方面も監視して欲しいものです。寄生虫卵入りキムチの監視はどうにも緩かったのではないかとの感がいなめません。)

◇筆洗(2006/1/22)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20060122/col_____hissen__000.shtml
『キムチは最近、寄生虫卵騒ぎで不評だが、なあに、かえって免疫力がつく。』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20051124/col_____hissen__000.shtml

 こういう二枚舌にはなんともトホホです。これだと単なる野次馬の罵声や下馬評に等しいのではないでしょうか。
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1137883519/
(【お笑い】「なあに、かえって免疫力がつく」の東京新聞・筆洗、米国産牛肉問題では痛烈批判[1/22])

 今回の製品は単純な混載ミスなのでしょうか? 
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/us_beef_import/
 ミスでなく、基準の違いを認識しないまま、あきらかに正規の発注形態によるものであったのならば、やはり、「需要あるところに供給する」という経済の論理が行き過ぎた、いわばモラルハザードやコンプライアンスの問題であるのかもしれません。たとえそれが無知によるものだとしても。
 そういうことが発生したとき、往々にして、それはそういうことができるようになっている、あるいは、それを阻止することができない「制度」の問題だ、との論理へ誘導されがちですが、やはりそれ以前に、それをやってしまう主体・当事者のモラルとコンプライアンスに関する認識の問題が一義であることを念頭において問いたいものです。
 米国の食肉業界は、『顧客主義』に徹するなら、まずはどこの国の顧客であれ、相手(顧客)の(国の)要望に応じた商売をするべきでしょう。今回もギリギリのところで摺り合わせをした結果の基準にもとづく制度だったわけですし。
 あくまでも「産・業」の実利現場の商業倫理の問題です。ツケやリスクを他所へ回すというような姿勢も含めて。

>これらの制度に共通するものは、その先へ進むために必要な“覚悟”を取り払おうとしていることだ。覚悟を決めるためにはそれなりの超えるべき敷居もまた必要なのである。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20060121
>「インチキ撲滅のためには」
http://www.yuichiro-itakura.com/archives/2006/01/21-1049.html
>「Death Spiral」
http://www.yuichiro-itakura.com/archives/2006/01/20-1031.html

 (さんざん欲しがるように演出し仕向けておいて)「欲しがる人がいるから売る」という論理を、どこまで正当に通用させることができるのかの問題です。分業システムが重層化すればするほど、詐欺やペテンもまた巧妙になります。それを見抜く目が、いわゆるリテラシー(目利き)の能力でもありましょう。いまや、「情報」の目利きの能力がもっとも必要とされているのではないでしょうか。

◇悪徳商法情報一覧
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/ref/all.html
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/

◇BSE危険部位混入 牛肉輸入停止 米、信頼回復に腐心(産経新聞) - 1月22日2時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060122-00000004-san-pol

◇中国、水問題が深刻に・河川汚染や水不足[2005年1月17日/日本経済新聞]
http://www.nikkei.co.jp/china/news/20060116d2m1201616.html

◇味の素、中国・アモイにスープ原料の製造会社
http://www.nikkei.co.jp/china/news/20060116ep12032716.html
◇味の素、中国に乾燥野菜の製造会社・現地企業と合弁
http://www.nikkei.co.jp/china/news/20060116d1d1602m16.html
◇味の素、中国でスープ具材用乾燥野菜を生産(日刊工業新聞) - 1月17日8時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000032-nkn-ind

 食の安全・安心は、国内監視ばかりでは、もう、どうにもならないところに来ているのではないでしょうか。(肉や野菜や魚介類のように原料そのままの形をとるものは、ごくごく一部になり、今後ますます、そのほとんどが加工された食品として輸入されるようになるのでしょう。もうかなりなっていますが。)
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0601.html
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html
 
 件の企業は、チャイニーズフードシンドロームばかりではなく(こちらはウヤムヤになってしまいましたが)、「アスパルテーム」の件もあるようで・・・。(真偽は未だ定かではありませんが。)

■味の素のアスパルテーム(1)【1/10(火)12:30】
http://www.nikaidou.com/column04.html

 「資源とエネルギー、そして環境保全」の問題認識が、国際水準で「共通感覚」として、指導層と地方官僚の間で共有できるようになれるのでしょうか、かの国は。「法」以前のモラルの問題のような気もいたします。(そしてそのモラルは、あまり期待できない?)

「正論別冊」創刊号『軍拡中国との対決』
http://seiron.air-nifty.com/seiron/2006/01/post_9d49.html
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/ex-pub/ex01.html
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/seiron.html
 (こんな、出版をするから、なおさら「産経は言論暴力団」といわれてしまうのかもしれません。)
http://www.sankei.co.jp/news/060117/kok030.htm
 ともあれ、言論では大いに丁々発止やっていただきたいものです。中国だろうが米国だろうが、どこの国であっても。「正論」路線を煙たがったり薄めようとする勢力は確実にあるのでしょうけれど。
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/8230a369bc5074033f6bfbbd2204909f
(日々是チナヲチ。今度は電波記事なんですけど……いまさら? 2006-01-17 )


[2967] Re:[2966] [2965] [2964] [2963] Slaughterer, Fabricator, Processor, Further Processorの違いは? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/22(Sun) 14:15  

笹山さん。いつもいつも有難うございます。

Further Processorは全く見当違いですが、あとは当たらずとも遠からずでしょうか。

日本は枝肉取引が主ですから、Slaughterer とFabricator, Processor が分離。米国は枝肉取引は少ないからS/Fが主なのですね。

ほ育子牛は生産農家が約900軒、子牛肉の処理・加工を行うパッカーが20社(月報「畜産の情報」(海外編)2003年3月)。このなかでSlaughtererだけ、Fabricatorだけというのは、本当に数社しかないでしょうに。

そのなかで日本輸出向けにEVプログラム認定を取りSRM除去を厭わずにおこなうSlaughtererを見つけ、それだけをEVプログラム認定を取り別にシッピングするFabricatorをみつけ、日本市場(今回は日本シイベルヘグナー)とつなぐ絵図は誰が書いたのでしょうね。

火事云々は脇に置いても、上記の垂直統合インテグレートでシッピングするFabricatorのAtlantic Veal and Lamb 社で、誤りというか、起きて当然の手違えが生じたということなのでしょうか??



[2966] Re:[2965] [2964] [2963] Slaughterer, Fabricator, Processor, Further Processorの違いは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/22(Sun) 11:40  

虹屋さん。
これについては、USDAのCOOL制度を説明したこのサイト「Seed Stock /Cow Calf」http://www.ams.usda.gov/cool/coolbeef.pdfに、作業の流れが詳しいですね。

すなわち、

Slaughter/ Fabricatorの段階
仕向け先国別に、動物を分離する。
このシステムの中で、動物の死骸を、仕分けし、仕向先国に応じて、適切に、製品にラベリングする。
これが、ドキュメントの原点となる。

Fabricator/ Processorの段階
処理を終えたすべての製品についてのトランスファー・ラベル実施と、その確認。ラベリング・システムの下での管理。これを基にしての在庫管理。

Distributorの段階
ラベリングした製品の完全性メンテナンス。再パッケージした場合は、原識別コードの移行。

以上ですが、なるほど、同じヴィール専門業者で、FabricatorでAtlantic Veal & Lamb, Inc.のニューヨーク州と、SlaughtererでGolden Veal Corporationのオハイオ州とは、ペンシルバニア州を挟んで、つながっていますから、Golden Veal Corporationの火事で仕入先がなくなったAtlantic Veal & Lamb, Incが、急遽、一部について仕入先を変えたという推測もありうるでしょうね。

http://www.ams.usda.gov/cool/coolbeef.pdf


[2965] Re:[2964] [2963] Slaughterer, Fabricator, Processor, Further Processorの違いは? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/22(Sun) 08:50  

笹山さん。有難うございます。
ところでSlaughterer, Fabricator, Processor, Further Processorの違いは??

語感からすると、
Slaughtererは、と畜、解体を行い枝肉までの処理
Fabricatorは、枝肉をさらに分けてモモとかヒレとかの部位別に分けるまで
Processorは、部位肉を顧客に応じてパッキング、店頭に並ぶ形にまで小分け包装するまで
Further Processorは、肉に塩・コショーをかけるとか、味噌漬けとかタレに漬け込むといった惣菜までいかないが下拵え的な加工をおこなうまで
という気がするんですが・・

要するにFabricator だけのAtlantic Veal and Lamb 社は、枝肉を仕入れるだけで、と畜、解体は行わないからSRM除去の工程は行っていないのではないかと??

さらに、妄想を膨らませると、SRM除去がされた子牛枝肉の供給元がSlaughtererのGolden Veal Corporation。そこが火事になって供給量が不足し、注文量に達しない物だから直ぐ手近にあった米国内向けの子牛骨付き肉を加えてしまった。Atlantic Veal and Lamb 社は部位肉にするだけだから、解体に関わるSRM除去には意識、注意がいかない。

[2964] Re:[2963] 1/20現在では、Golden Veal Corporationも認証施設リストから消えている 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/22(Sun) 07:37  

虹屋さん。
この記事「Massive fire hits Creston meat plant」http://www.ohio.com/mld/ohio/news/13616780.htm
によりますと、このGolden Veal Corporationは、今月1月12日木曜日の朝に、火事を起こし、復旧まで、休業中ということのようですね。
なんか、ちょっと奇奇怪怪めいた気もしますが。

で、1月12日付けで、Iowa Pacific Processorsが、加わっていますね。
これで、削除された2社を含めて、40社ということになります。


[2963] 1/20現在では、Golden Veal Corporationも認証施設リストから消えている 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/21(Sat) 22:58  

1/20現在の施設リストでは、Golden Veal Corporationもきえています。
http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/evjapanlisting.htm


[2962] Re:[2961] [2960] [2958] あと二つか三つ 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/21(Sat) 22:25  

笹山さん。1/6認可は後ひとつあるのですがGolden Veal Corporationはどんな会社なんでしょう。

米国農務省が発表した日本向け米国産牛肉輸出プログラム(BEVプログラム)の認証施設リストによると、1月6日付で新たに2施設が認証された。これで10日現在の米国の対日牛肉輸出認証施設は39施設となった。食肉通信社
http://www.yakiniku.or.jp/sei/meet_data2.html

記事が手元にないので記憶モードでなんですが、今年度中4月までにあと1、2施設でて40施設になるということですが・・




[2961] Re:[2960] [2958] Atlantic Veal and Lamb 社の声明 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/21(Sat) 21:09  

虹屋さん。
私は、ごく単純に、顧客である日本シイベルヘグナー社さんが、骨付きヴィールを注文したのだと、思っております。
注文する側もされる側も、そのクリティカルなことに気がつかなかった、という、のどかな話なのではないのかと。
その前提としては、ヴィールというものについての安心感があったのではないかと。
それとも、意図的にもぐりこませたのではないかと。
で、ひとつ疑問なのは、この会社Atlantic Veal & Lamb, Inc.がthe EV Program for Japanのサプライヤーリストに載ったのが、今年に入っての1月6日なのですよね。
下記サイトご参照
そして、初めてのシッピングが、あまり牛肉とはご縁の深くなさそうな日本のこの顧客だったというわけですね。
あまりに、展開が速すぎるように思われるのですが。
リスト入りしてから、たった12日か13日ですよ。
しかも、サイトhttp://www.atlanticveal.com/も、長いこと工事中という会社ですよ。(WayBackで過去にさかのぼって調べてみました。)
労働争議で、過去にコンプライアンスに問題があった会社ですよ。
http://www.nlrb.gov/nlrb/shared_files/decisions/alj/JD(NY)-46-03.pdf参照
で、ここは、やはり、以前、Tボーンステーキで取引のあったトップ・トレーディング(株)さんあたりが、介在していたのではないのかと。
両者の接点は、フランスということになるのでしょうか。
あるいは、トップ・トレーディング(株)さんの出資会社日本センスティック(株) と日本シイベルヘグナー(株)とは、同業のよしみなんかで関係があったのかどうか。

下記サイトのサプライヤーリストを見ますと、Fabricator だけ、というのは、この1社だけで、後は、Slaughterer, Fabricator, Processor, Further Processorのいずれか二つを兼任しているのですね。

http://66.102.7.104/search?q=cache:WkK01dcd4eMJ:www.ams.usda.gov/lsg/arc/evjapanlisting.htm+Atlantic+Veal+%26+Lamb%E3%80%80EV+Program+for+Japan%E3%80%8D%E3%80%80&hl=ja


[2960] Re:[2958] Atlantic Veal and Lamb 社の声明 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/21(Sat) 20:44  

笹山さん。情報有難うございます。

出荷段階ではなく、と畜、解体段階でのミスということでしょうか。それなら41箱中の3箱だけ、残り38箱で除去されている、検査官が合格としているのが不思議ですね。この会社の検査官は1人ではないのかしら??

今回の問題の背景には、米国では30ヶ月齢以下ではSRMは安全、除去しなくてもOKという考え、基準がありますが、農務長官の会見では当然ながらこの点は変更はない。この施設、会社に輸出許可を与えたという農務省の責任には、一切触れていませんね。現在輸出許可を出している約40の施設は、大丈夫なのでしょうかね。

日本が米国に輸出する牛肉の施設は、去年のうちに米国の役人が来て米国の基準を満たすか査察してますよね。日本政府も同じ事はできないのでしょうかね。


[2959] 養鶏世界はマトリックス≠ゥら目覚めるか? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/21(Sat) 19:29  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(124-2)(2006.1.21)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza241.htm

 養鶏業の世界のことは、養鶏業にたずさわる人々の問題。そして、鳥ウイルスと人ウイルスは別の次元の話。
 鶏を育て生かし売って生計採算をたてる人々が、自分らをとりまく事情が国の言う通りにしていればうまくいくと思い込まされてしまっているのだとしたら、あまりにも愚かであります。まるで、「マトリックス」の世界に生かされているようなものです。もしくは、「1984年」のような。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150400083
 もはや「目覚めよ」といっても、通じないのかもしれませんが。実際の修羅場をほとんどの人が「経験」してしまわないうちは。(それこそ愚かというものです。)
http://whatisthematrix.warnerbros.com/japan/rl_cmp/new_phil_category.html
http://whatisthematrix.warnerbros.com/japan/
 いまはまだ「無知の至福」のなかにいるほうが居心地がよいのでしょう。
http://whatisthematrix.warnerbros.com/japan/rl_cmp/new_phil_experience.html
『「彼らは、私について、実に変な奴だ。あいつのすることはといえば、ただ人間を困惑させるだけのことなんだ、と言っている」ソクラテス』
http://whatisthematrix.warnerbros.com/japan/rl_cmp/new_phil_partridge.html
 素の現実から目をそらし、一見《大人の解釈》でやりぬけようとしたところで、現実・現場にいる人には壁がそびえることになるばかり。
 なんら懐も傷まず生活にも困ることがないペテン師たちが、ただ只管、詭弁を弄するためだけに維持される「清浄国論」や妄想「闇ワク原因説」で、どうして、この状況を切り抜けることができましょうか。

 鶏や鳥のインフルエンザが起ころうが起こるまいが、人間のインフルエンザ発生とは、一切関わりがありません。鳥インフルエンザとは関係なく、人間のインフルエンザは確実に起こりますし、もう実際起こっています。最初から、直接には関わりのないことです。ウイルスの系統も、遺伝子レベルでは「生物の系統発生」と全く同じ理屈です。変異の現場はだれも見れないものです。鳥の細胞で増殖するウイルスは、人間の細胞で増殖することはありません。そのまた逆も同じです。その生態は、病原細菌≠ニは明らかに異なっております。
 それすら、きちんと認識しておらない方々が、あらぬ妄想による思いつき・思いこみで、どうにもこうにも過剰な恐怖心にかられてしまっています。それを煽るような発言をしつづける「学者」先生方は、とても正気とは思えません。良識を疑います。
 重箱の隅をほじくるようなことしかできないカタワの人間の言うことを鵜呑みに聞かないで、是非とも養鶏業界の方々は、自分自身の頭できちんとものを考えていただきたいものです。とくに、大手企業養鶏の方々は。自分自身でウイルス学と免疫学の学術書(一般テキスト)を紐解いておくべきです。免疫学の中では、ウイルス感染症は、ごくごく初歩の「外来抗原」についての「自己・非自己」の免疫学ですし。何も特殊なことが起こっているのではありません。当事者が知識がなくて、だれがそれを用いて考えるのでしょうか。

 それこそ今のままではいつまでも半永久的に、『「業界筋から流れてくる情報は闇ワクチン問題一色に染まり、耳を疑いたくなるような情報が飛び込んでくる。また、特定の養鶏場名をあげてくる業界関係者がいる」。全く私の所へも、どこそこの大養鶏場を取材したら場主が真っ赤になって闇ワクについて怒って居たと云うような報告が寄せられる。困ったものである。これでは何も解決しない。』のままです。早く気付いて目覚めて欲しいものです。
 ともかく「清浄国論」を早期にぶっ壊さないと、集団ヒステリー的妄想「鳥インフルエンザ」恐怖症によって、養鶏だけでなく、愛玩鶏もペットバードも飼養できない日本になってしまいます。

 なぜに、「ウイルス感染症」ごときで、プラトンの「国家」やソクラテスの言説、いわゆる「哲学」までに考え至らせられてしまうのか、正直、困惑ものです。「制度」とは「国家」そのものに連関するのでしょうけれど。「疫病」がただ単純に「科学」の対象だとばかり思っていたのですが。
 これでは、現代にいたっても、人間の頭の中身は「中世の魔女狩り」の時代から何も進歩しておらず、まったく同じだということになってしまいます。なんのための「科学」なのかわけがわかりません。「科学」を先導する日本の獣医学の学者先生方は、いまだに教会の司教様同然ではないですか。
 まるで「清浄国論」と「闇ワク説」は、「科学」の偽装をした、信じるか信じないの「教義」同然で、つい最近、世をにぎわしたカルトの「定説」とおなじです。

◇標的酵素の構造を予測、公開=新型インフル薬の早期開発期待−理研(時事通信) - 1月20日19時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000101-jij-soci
◇表面タンパクのデータ公開 インフルエンザで理研(共同通信) - 1月20日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060120-00000221-kyodo-soci


[2958] Atlantic Veal and Lamb 社の声明 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/21(Sat) 18:14  

虹屋さん。
この Atlantic Veal and Lamb 社の声明「Statement of Atlantic Veal and Lamb on Suspension of Ability to Export 」
http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=104&STORY=/www/story/01-20-2006/0004264434&EDATE=
を見ますと、「もし、この牛肉がサンフランシスコ行きであったら、その安全性になんら問題もなかった。」(Were this product shipped to San Francisco, there would be no question about its safety. )との、ダブルスタンダード揶揄とも見られる記述がありますので、必ずしも、この牛肉が、サンフランシスコ行きだったというわけではなさそうですね。

なお、ジョハンズ農務長官の今朝ほどの会見は、疑いもない「mea culpas 自己の過失の肯定」−謝罪会見−であったとの評がありますね。
また、昨日の小泉総理の施政方針演説の中でのアメリカ牛肉問題については、「昨年12月、科学的知見を踏まえ、アメリカ産牛肉の輸入を再開しました。消費者の視点に立って、食の安全と安心を確保してまいります。 」と書かれていました。
今となっては、なんか、ちょっと恥ずかしい文面ですね。
AMIの声明などは、こちらのサイトhttp://www.meatami.com/をご参照


[2957] Re:[2955] [2952] どっちだろう?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/21(Sat) 16:52  

笹山さん、有難うございます。
のこり39箱も出荷元は同じ、アトランティック・ヴィール&ラム社。それには脊柱(背骨)の残存は肉眼検査的には認められない。少なくとも残存は公表されていない。ジョハンズ米農務長官の出荷元、担当の検査官らが「日本向け牛肉から脊柱を除去する必要があることを認識していなかった」が当たっていれば、この39箱分も除去されていないはずです。しかし除去してあるし「両省はロットごとに箱を空けて調べていたが、問題の製品はロット番号が異なるため全て調べていた。(日本食糧新聞)」ので、3箱は箱毎に別ロット番号ですから、出荷元の社長が言うように「米国内向けの除去していない骨付き肉3箱が、うっかりミスで日本向けに輸出分に混じった」が多分真相ですね。

 プリオン専門部会での議論を顧みると米国では国内向けの30ヵ月齢以下の牛のSRMの除去をしなくても良いが、肥育肉用牛を扱う大手パッカーはカナダ、メキシコへの輸出には除去しなければならないので、輸出分と米国内向けで分ける手間を惜しんで「既に全頭でSRM除去している(甲斐諭委員)」で、中小パッカーはSRM除去はしていないが米国内向けと対日輸出分をわけて、日本向けは輸出プログラムでSRM除去を担保するという内容でした。

今回のアトランティック・ヴィール&ラム社は従業員180人程度(NHKニュース)の小パッカーです。と畜、解体の工程では輸出プログラムは守られ日本向けはSRM除去している。出荷段階で、本来サンフランシスコ向け3箱が混じってしまった。このパッカーに限らず、どの会社でもいつでも起こりそうな単純ミスですね。

 読売新聞は社説で「ただ、米国では、食肉処理に当たる作業員の技術が一定せず、危険部位の除去が完全に行われるかなどについて、疑問視する声が根強かった。今回、その懸念が当たった形だ。」と指摘していますが、見当はずれですね。特定のパッカー、技量の劣った従業員の問題ではない。どの会社でもいつでも起こりそうな取り違え単純ミスだから根絶は難しい。読売は続けて「危険部位が確実に除去されていれば、何の問題もない。」としていますが、米国も30ヵ月齢以下の牛もSRM除去義務、牛全頭でSRM除去を義務にすれば、今回の再発は防げるのでは??


[2956] 骨付き肉!! 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/21(Sat) 14:42  

OIE(国際獣疫事務局)規約なら無条件貿易品目は骨なし肉です。日本がOIE規約より緩い条件で輸入再開しまっため、今回、骨付き肉の輸入がされたのですね。
下は韓国の輸入再開条件です。骨付き肉は禁止品目。米国のBSE発生で輸入を禁止する前、韓国が輸入していた米国産牛肉の57%が骨付き肉のリブで、米国はこの輸入を許すように主張して譲らなかったそうですが、結局はOIE規約どおりで決着ですね。隣国は北も南も外交はシタタカというべきか・・

日本農業新聞 1月20日記事

韓国の米国産牛肉輸入解禁/30カ月齢未満で部位限定

------------------------------------------------------ 米国・韓国両政府は、生後30カ月齢未満の危険部位を取り除いた米国産牛肉に限り輸入を再開することで合意した。4月にも貿易が始まる見通しだ。
 米国は、2003年まで最大の輸出先だった日本市場の解禁を受けて、各国へ牛肉貿易再開の働きかけを強めている。米国は03年には生産量の10%を輸出に回していたが、同年12月23日の牛海綿状脳症(BSE)患畜の発見で、04年には同2%まで激減した。高級部位、米国では人気のない舌などを高値で買う日本、韓国は、お得意様。両国との貿易再開は米国農務省にとって優先課題だった。
 日韓でほぼ同じ時期に輸入再開となるが、具体的な条件は異なる。韓国政府は当初、日本並みの月齢「20カ月齢以下」を要求していたが、
>米国の強い圧力で「30カ月齢未満」で決着。ただし、輸入するのは、骨なしの食肉に限定した。米国が強く求めた骨付き肉や舌、内臓、ひき肉、加工品などは輸入されない。これらの部位は、1993年まで韓国の牛肉類輸入の半分以上を占めていた。日本は、ひき肉や加工品の輸入を禁じているものの、骨付き肉、舌や内臓の輸入を認めている。
 米国は、日本を含め、まず貿易再開に持ち込み、その後、条件の緩和をあらためて迫る戦略。韓国に対しては「日本並み」まで部位を拡大することを、日本に対しては「韓国並み」の月齢まで引き上げることを求めるものとみられる。


[2955] Re:[2952] どっちだろう?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/21(Sat) 14:39  

虹屋さん。
USDAからの発表によれば、41箱、すべて、 Atlantic Vealからのもののようです。
「U.S. to probe beef shipment to Japan」
http://www.kansascity.com/mld/kansascity/news/politics/13675117.htm参照

「Three boxes containing veal with backbones, shipped by Atlantic Veal, arrived at the Narita International Airport Friday morning, part of an overall shipment from the company of 41 boxes, USDA officials said.」


[2954] Re:[2953] 日本シイベルヘグナー社 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/21(Sat) 13:48  

日本食料新聞のサイト記事です。
http://www.nissyoku.co.jp/

子牛肉の用途はヨーロッパの料理だそうで、この会社はスイスのチョコの輸入も手がけていますから、フランス料理店とかへの高級食材としての輸入ではないでしょうか?
 近所のイタリア料理の店の人に聞いたら、日本の子牛肉は高くて使えないといいていましたもの、

「子牛肉の「上品」で「高級」な「特別」の料理というイメージ・・子牛肉を食材として用いる習慣は、もともと、北欧、東
欧、イタリアンなどの欧州料理に多いこともあって、米国における子牛肉の消費者層は、極めて限定されており、その実態にも明確な傾向が表れている。・・子牛肉を好むのは、「北東部」の「都市近郊」に住む、「高学歴」「高収入」の「年配」の「白人」「男性」という消費者像が浮かび上がってくる。・・子牛肉の特徴は、白っぽい肉色や軟らかさに加えて、脂肪が少ないため低カロリーで、コレステロール含有量も少ない、という点」
月報「畜産の情報」(海外編)2003年3月



[2953] Re:[2952] 日本シイベルヘグナー社 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/21(Sat) 13:13  

虹屋さん。
この固有名詞はどちらのほうから?
日本シイベルヘグナー社の前身は、シイベル・ブレンバルド協会で、この協会は、1866年にヘルマン・シイベルと、キャスパー・ブレンバルドとが共同設立した、主に、絹の取引をする会社としてスタートした会社のようですね。
その後、今では、このサイトhttp://www.nshkk.co.jp/japan/indexj.htmのように、いろいろの商品も輸入販売しているようですが、なんとも、牛肉というのは、奇妙ですね。
http://www.nshkk.co.jp/japan/FI/FrmFI.htm
世の中には、Tボーンステーキマニアまたは、vealマニアがいると聞きますが、「ひょっとして」、なんて、失礼なことも、思ってしまいます。


[2952] どっちだろう?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/21(Sat) 12:36  

>ジョハンズ米農務長官は20日会見し、担当の検査官らが「日本向け牛肉から脊柱を除去する必要があることを認識していなかった」と述べ、検査に重大な不備があったことを認めた。同長官は「書類を見れば、脊柱が混入していると分かるのに、(だれも)除去が必要という事実を認識していなかった」ことを明らかにした。輸出した「アトランティック・ビール・アンド・ラム」社も同日、「輸出条件を誤解した」と釈明の声明を出した。(毎日新聞) - 1月21日10時51分更新

>まず、出荷元のAtlantic Veal & Lamb, inc社の言い分ですが、
「この子牛肉は、本来サンフランシスコ向けに出荷されたものであったが、途中、misinterpretation of export requirements(輸出要件についての誤解)によって、日本向けとなってしまった。
これは、honest mistake(うっかりミス)によるものであって、決して意図的なものではない。
輸出された子牛は、いずれも、月齢4ヵ月半の若い牛のもので、安全性には、自信を持っている。」
といっています。

ジョハンズ米農務長官は、出荷元のパッカー、検査官を生贄にして収拾を図っています。仮にそうだとすれば、輸出プログラムの遵守の再誓約位で日米政府の手打ちの、輸入再開のシナリオが描けそうです。

出荷元の言い分どおりなら、「米国では30カ月未満ならSRMを除去する義務はない」ことが背景のうっかりミスによるものとなります。つまり、いつでも、どのパッカーでも起こりうることになります。

この点を明らかにするヒントの一つは、同時に輸入された38箱の残りの出荷元は、どこかでしょう。日本シイベルヘグナー社が骨付き牛肉としてニューヨーク州にあるアトランティック・ヴィール(子牛)&ラム(子羊)社に依頼、サンプルとして輸入した41箱ですから、残りの39箱もヴィール(子牛)でしょう?この39箱もAtlantic Veal & Lamb, inc社のものなら、うっかりミスで起きたことと見られます。その点をご存知の方は教えてください。


[2951] Re:[2949] [2948] [2946] [2944] [2943] アメリカから輸入の牛肉に、危険部位混入 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/21(Sat) 09:04  

先日の、食安委のプリオン専門調査会も、再開を自ら認め、決定した経緯から考えて唖然とするような意見が出ていたようですが。。

食品安全委員会で、代用乳を飲んだ牛は危険では?という話も出ていたのに、いつのまにかナイナイになってしまって、商社は商社で、それら憂慮を知らないわけでもあるまいに、代用乳で育てる乳牛オスをターゲットにしてるなんて話で動いてるのに、さらにミルク、代用乳だけで育てるVealの肉が輸入されてくるんですか。本当に、開いた口が(^^;



[2950] クールーと、村全体の全滅 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/21(Sat) 08:35  

笹山さん、いつも貴重な海外情報をありがとうございます。

「浅ましさ」「恥とは?」「我利」「正義とは?」
そういった言葉について考えてしまうきょうこのごろです。

話は変わりますが、米国の研究者の、人のともぐいによるヤコブ病である、クールー研究の報告である、下記の本に、クールーによって1つ(あるいは2つ)の村が全滅した、という記載があったと記憶していますが、

「危険部位を中心に食べていた女性がメインに発症した」ということがよくいわれてますけれども、

「村が全滅」するならば、危険部位を食べていた女性だけの問題じゃないと思うんですが、その辺りどうなんでしょう?どうも納得できないんですよね。

震える山:クールー,食人,狂牛病http://cse.niaes.affrc.go.jp/minaka/files/Kuru.html
http://passnavi.evidus.com/univ_topics/040514.html


[2949] Re:[2948] [2946] [2944] [2943] アメリカから輸入の牛肉に、危険部位混入 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/21(Sat) 08:21  

まりちゃんさん。
その後、アメリカからの情報も、いろいろ入ってきているようですね。
まず、出荷元のAtlantic Veal & Lamb, inc社の言い分ですが、
「この子牛肉は、本来サンフランシスコ向けに出荷されたものであったが、途中、misinterpretation of export requirements(輸出要件についての誤解)によって、日本向けとなってしまった。
これは、honest mistake(うっかりミス)によるものであって、決して意図的なものではない。
輸出された子牛は、いずれも、月齢4ヵ月半の若い牛のもので、安全性には、自信を持っている。」
といっています。
「Brooklyn company says it 'regrets' shipment of bone-in meat to Japan 」
http://www.cbc.ca/cp/world/060120/w012082.html参照

ところで、このAtlantic Veal & Lamb, inc社は、「Official Listing of Eligible Suppliers to the EV Program for Japan」http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/evjapanlisting.htm
の、リストには、載っていないようなんですが、どういうことなんでしょうね?

また、アメリカ下院議員のMarilyn Musgrave議員は、次のように、やや、八つ当たり的発言をしています。

「日本政府は、もし、アメリカ牛肉輸入に反対する日本の一部マイノリティーの消費者の要求に自動的に反応するのであるのならば、日本政府は、アメリカの牛肉を、世界で一番安全なものとしている国際的に認知されている科学的標準を受け入れる用意があるかどうかの決断をする必要がある。
もし、日本政府が、更なるアメリカ牛肉輸入禁止措置を続けるのであれば、経済制裁に向けての下働きをする用意がある。」としています。

「Musgrave threatens Japan over beef ban」
http://www.rockymountainnews.com/drmn/local/article/0,1299,DRMN_15_4403352,00.html参照

なかなか、懲りないメンバーのようで。


[2948] Re:[2946] [2944] [2943] アメリカから輸入の牛肉に、危険部位混入 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/21(Sat) 06:29  

>昨年12月に再開され、これまで見本を中心に約1500トンが輸入されていた。
http://www.sankei.co.jp/news/060120/kei104.htm

産経の記事によると、1月に相当輸入量が増加したってことみたいですね。
輸入商社も公表されないんですから、「消費者の選択」もあったものではありませんね。

しかし本当に、骨付き肉の廃棄部分の行方、気になります。
廃棄→その後の行方ももちろんですが、スープ出汁の原料にもなりうるんじゃないかとも思いましたので。

以前、意見交換会で、関係者の方からこんな告発ありましたでしょう。これも「脊柱」の話ですよ!

>◆参考4−2 東京 平成17年1月17日 P=75 21
>○SRM除去について、と畜場において除去されているものについては、専門的な場所での除去ということで信頼しています。しかしながら、食肉販売業者などでせき柱を分別している業者について、背根神経節が完全に分別されているのか、甚だ疑問である。ある肉店店主に聞くと「せき柱(せきずい)はと畜場で除去しているから、うちの肉は大丈夫。背根神経節は知らない。保健所からの指導もないよ。」と聞いた。この話は決して作り話ではない。しかも複数店で確認しています。BSE検査を20ヶ月齢にしてもSRM除去が完全だからリスクは増えないというが、信じられない。現場での「背根神経節の除去」の実態調査を是非行っていただきたい。いづれ公開されることもあると思うから、その前に是非調査を!
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/3d3b6cf53841634add25ca31f08cfccd


[2947] ナノ粒子の入った化粧品は?女性にとってゆゆしき問題では。。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/21(Sat) 00:03  

ナノファンデーション、ナノパウダー系って、かなり、相当に商品が出てるようですが、女性にとって大きな問題では??
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E3%83%8A%E3%83%8E%E3%80%80%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3&lr=

ナノ粒子:気管→肝臓・腎臓へ マウスで確認 国立環境研
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060120k0000m040149000c.html
>気管から入ったナノメートル単位(ナノは10億分の1)の超微粒子が、肝臓や腎臓などに移行することを、国立環境研究所がマウスの実験で確認した。19日に開かれたナノテクノロジーの環境影響に関する作業部会で発表した。ナノテクノロジーで製造されるナノ材料は分解しにくい特性があり、研究グループは「体内にとどまる時間が長いと、影響が懸念される」と指摘する。(抜粋)




[2946] Re:[2944] [2943] アメリカから輸入の牛肉に、危険部位混入 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/20(Fri) 22:50  

笹山さん、みなさんこんばんは、
> 中川昭一農相は1月20日、米国から輸入された牛肉41箱約390kg中、三箱約55kgの危険部位の脊柱が混入していた疑いがあると発表したということですね。

中枢神経組織の検査で検出、というレベルだと思ったら、まるまる脊柱が入ってたんですか!お話にならないレベルで唖然としてしまいますね。

全部検品するわけはないし、他の輸入された牛は大丈夫なんでしょうか。ちょっとリストを頂戴しましたので、12月分だけですけど輸入量を簡単に紹介させていただきますね。

計算機でパチパチ打ったので、若干間違いがあるかも知れません。

牛肉 47566キロ
牛内臓 5044キロ

1月に入ってからは、もっともっと大量に輸入されているんでしょうが、在庫どうなるんでしょうね。というか12月分はもう誰かが食べてしまったのかしら。

リストのほうは、12月中26回輸入業者が輸入して、そのうち11業者しか記載がありません。
>「輸入者名の公表について同意が得られなかったものについて空欄としている」
として、輸入者も輸出先企業も公表されてないのがかなりあるんですが、これらの輸入分は誰が食べたんでしょーか。

こんなことでは、米国も、輸入したことを「公表」しない日本企業も、とても信用なんてできませんね。

さて、骨付き肉の廃棄物などはどうなってることやら。。
(廃棄物の行方も気になりますが、スープの出汁などになってたりは?)

>また、アメリカ最大のveal(幼齢牛肉)加工メーカーのようです。

ところでvealの幼齢牛のお肉を作ってるということは、代用乳で最初から最後まで育てる育て方をしているということじゃなかったでしたっけ。代用乳の成分はどうなってるんですかね。


[2945] こういうのは率先してやるんですね 投稿者:とき 投稿日:2006/01/20(Fri) 20:45  

平成18年1月20日
農林水産省
農林水産省職員食堂における原産地表示の実施について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060120press_3.html

◆鳥インフルエンザ問題の今後(124)(2006.1.20)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza240.htm

 出口はおそらく、「業界の皆様」の決心なのだと思うのですが・・・。
 「声の大きい」意見や物申す方が、率先して妄想「闇ワク説」を思い込み吹聴してるうちは、まさに「風説の流布」で業界全体が「印象操作」にかかっているような状況から抜け出れないでしょう。困ったものです。


[2944] Re:[2943] アメリカから輸入の牛肉に、危険部位混入 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/20(Fri) 18:32  

虹屋さん。
今朝ほどのUSDAからのアクセスの謎がこれで解けそうです。
中川昭一農相は1月20日、米国から輸入された牛肉41箱約390kg中、三箱約55kgの危険部位の脊柱が混入していた疑いがあると発表したということですね。
食肉処理施設は、Atlantic Veal & Lamb, inc
http://www.prestigefood.com/principal_profile.cfm?id=2260&catid=all
とのことです。
以前、ここからトップ・トレーディング(株)が輸入したTボーンステーキに危険部位混入の恐れありと指摘されたところですね。
また、アメリカ最大のveal(幼齢牛肉)加工メーカーのようです。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/06/h0604-1.html
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060120press_10.html
または、
「Japan finds BSE risk parts in U.S. beef imports」
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/TKU002499.htm参照

この脊柱の混入は、今回に始まったことではなく、昨年8月、カナダから輸入された月齢30ヶ月以上の牛が、と畜後、8月4日に、ウィスコンシンのミートパッキング工場で処理され、これに、SRMである脊柱が入っていたため、処理工場であるGreen Bay Dressed Beefが自主回収(voluntarily recall)をし、強制回収(order recall)を開始したという経緯がありますね。
このことについては、私も、先のパブリックコメントの中で指摘しておきました。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=508
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=513 参照

改めて、アメリカのずさんなSRMの管理体制が浮き彫りになってきましたね。
日本の食品安全委員会は、自らの、これまたずさんな危機管理意識を思い知るべきときです。

すでに、「日本は、再び、アメリカ牛肉の輸入をストップするであろう。」との観測記事が流れていますね。
「Japan may reimpose ban on US beef imports - report」
http://www.forextelevision.com/FT/AFX/ShowStory.jsp?seq=64378 参照

日本のリスク管理官庁である、農林水産省と厚生労働省の大失態が、今こそ、問われるべき時でもあります。

その他関連ニュース
「Japan Threatens to Halt US Beef Imports」
http://www.columbian.com/news/APStories/AP01202006news115928.cfm
「Japan to ban US beef again」
http://www.heraldsun.news.com.au/common/story_page/0,5478,17887286%5E1702,00.html
「Japan may halt US beef imports again」
http://www.wboc.com/Global/story.asp?S=4387513&nav=MXEFM7m7
「Japan to impose new ban on US beef - Koizumi」
http://www.forbes.com/home/feeds/afx/2006/01/20/afx2463861.html
「Japan agriculture minister recommends halting U.S. beef imports 」
http://www.cbc.ca/cp/business/060120/b012002.html



[2943] 「査察」には食品安全委員会も騙された?? 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/20(Fri) 17:29  

食品安全委員会の先生方は、安宅関の富樫のような人たちらしいですね

日本農業新聞 1月20日
食品安全委員会プリオン専門調査会は19日、会合を開き、厚労・農水両省から、牛肉輸入を再開した米国・カナダでの査察結果の報告を受けた。両国からの牛肉輸入再開の早さや、査察前に日本側に牛肉が届いたことに対し、専門調査会の吉川泰弘座長(東京大学大学院教授)ら委員が相次いで「納得できない」と不満を表明。寺田雅昭委員長は、拙速な輸入再開が国民にマイナス効果を招いたとして「リスクコミュニケーションの誤りだ」と厚労・農水側の対応を批判した。
 輸入再開について、専門調査会の委員の多くは、日本が査察した施設から順次再開すると想定していた。輸入再開の決定の数日後に初荷が届いたことに吉川座長は「BSE国内対策の見直しに相当の時間を要したが、海外対応とのかなりのズレを感じた」と述べた。
 委員会からの指摘に対し、両省は、日本の査察は輸出許可を与えるものではなく確認に過ぎないと説明。条件順守の責任を持つのは輸出国で、輸出入の一般ルール上日本が直接米国の許認可は出来ないとした。
 寺田委員長は、査察団の持つ権限や輸入再開手続きについて委員や国民に伝わっていなかったことと問題視、「(両省が)輸入再開を急いだためにマイナス効果になってしまった」との考えを示した。また、輸入再開手続きで委員会と両省に理解のズレがあったことも明らかにした。
 生後20カ月齢以下で特定部位を除く輸出条件や飼料規制の順守について違反は認められなかったとする両省に対し、委員からは、飼料の成分分析や対日輸出の対象となる牛の頭数の実態把握を求める意見が出た。
 北本哲之委員は、農場での飼料規制調査で農水省がサンプル採取や分析をしていないことに「農家から植物油脂と聞いただけで安心できるのか」と科学的な成分分析の必要性を指摘した。


[2942] Re:[2941] 虹屋さん。ニュースです。 投稿者:虹屋 投稿日:2006/01/20(Fri) 08:59  

笹山さん。有難うございます。

農水省の米国の食肉場の「査察」。「査察」と書かれると核施設の査察とか何か強制力が伴っていそうですが、日本の役人が不十分と指摘して改善を求める権限、強制力を米国の施設に持っているのでしょうか??
 去年の日本農業新聞で、確か、オブザバーとして米国当局の検査への「立会」が実態と書かれていましたが・・


[2941] 虹屋さん。ニュースです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/20(Fri) 08:36  

虹屋さん。
2379、2382、2388で、虹屋さんと問題にした「USDA BSE Surveillance submission Form」
http://www.agriculture.state.ia.us/pdfs/BSESurveillanceSubmissionForm.pdf
について、USDAから、私の掲示板のこの記事に対してアクセスがありました。
そういえば、USDAの犯した三つの過ちのうちのひとつに、検査官の文書紛失があって、この文書が、上記のものと見られていましたね。


[2940] かげりを見せたアメリカの住宅バブルと、今後の連邦準備金利に与える影響 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/20(Fri) 07:55  

今日、発表されたアメリカの12月の住宅着工数と建築許可数は、大きく下落し、昨年5月以来の低水準となった。
その下落の理由としては、寒気による気候変動を主にあげているが、そのほか、このところ、0.25パーセントペースでの連邦準備金利に遅れる形で、モーゲージ・レートが、徐々に利上げされていることが背景にあるものと思われる。
昨年のハリケーン復興需要のある南部での、住宅需要は堅調の用である。
そこで、このかげりを見せたアメリカの住宅バブルがはじけを見せたことで、俄然注目されるのが、今後の連邦準備金利の動向である。
今月末に、グリーンスパンの退任とともに、0.25パーセントの利上げを、アナリストたちは、折込済みであるが、果たして、そうなるかどうか、意見の分かれるところのようである。
住宅バブルの懸念がインフレ懸念のひとつであったとすれば、その懸念の理由の根拠がなくなりつつあるということになる。
とすれば、Measured Paceでの利上げの理由の根拠もうすれてしまうということになる。
今月末のFOMCの動向が注目される。

「Pace of New Home Construction Fell Sharply in December 」
http://www.nytimes.com/2006/01/19/business/19cnd-econ.html?hp&ex=1137733200&en=f9b5ba8ad49ae123&ei=5094&partner=homepage
「US housing market could hold key for the Fed」
http://today.reuters.com/business/newsarticle.aspx?type=reutersEdge&storyID=2006-01-17T195818Z_01_N17350489_RTRUKOC_0_US-ECONOMY-HOUSING.xml

追記
日本の共同通信は、このアメリカの住宅着工について、12月期の落ち込みをまったく記事にせずに、2005年全体の伸びを捉え、「米住宅着工33年ぶり高水準」と褒め称えている。
この感度の違いは、どうしたものだろう?
共同通信の記事はこちら
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060119-00000330-kyodo-bus_all



[2939] ライブドア問題には、海外メディアも注目 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/19(Thu) 07:07  

今朝のBBCでは、かなりの時間、ライブドア問題に、時間をさいていた。
「ひとつの企業問題が、東京株式市場をロックさせた。」として、この問題を取り上げ、「ライブドア問題発生で、投資家が、「スタンピード」に、売りに走った。」としている。
また、「Livedoor's fall rattles beyond Japan」
http://www.upi.com/Hi-Tech/view.php?StoryID=20060118-031438-3273r
では、ライブドア問題が、日本を越えて、ヨーロッパ取引所までも混乱させたとしている。
こんなニュースも。
「エイチ・エス証券副社長?沖縄で男性の遺体発見」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060119-00000501-yom-soci
だんだん、奇奇怪怪になってきました。
ところで、今日の東京市場はどうなるのでしょう?
1987年10月19日のブラックマンデーの時には、東京市場でも、株価が3836.48円(14.9%)下がりましたが、翌日には2037.32円(13.24%)上昇し、その後、半年ほどで元の水準となりました。
ちょうど、この日は、総裁選で、中曽根さんが、後継者を指名するということで、みんな集まって固唾を呑んでいたところに、このニューヨーク市場の混乱振りが、伝わってきましたっけ。
結局、総裁指名のほうは、中曽根さんの裁定で、日が変わって、10月20日の午前0時半に、竹下幹事長に決まったんでしたっけ。
ブラックマンデーというと、この総裁選のことばかりを思い出してしまいます。
今回の株式市場の混乱は、このときよりは、ちょっとたちが悪いかもしれませんね。
つまり、ネットレのかたがたが、利益確定売りに急ぐという現象は、ブラックマンデーの時には、なかったことでしたからね。

http://www.upi.com/Hi-Tech/view.php?StoryID=20060118-031438-3273r


[2938] こんな中にも、「ライブドア社長日記」は、更新中 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/18(Wed) 21:11  

確かに、この「livedoor社長日記」のコメント
http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/archives/50042513.html#comments
に書かれているように、こんな中にも、ブログが更新されているというのは、脅威だ。
平成の岩窟王は、鉄格子の中でも、タイプをたたき続ける、そんな迫力が感じられる。
コメントの中に、このようなのがあった。
「 堀江社長!!がんばれ!!
この事態でもBLOGを続けて、情報を開示し続けることも、今までの経営者になかったスタイルです。
オジャ○モンと違って、どんどんディスクローズし続けてください。
私は株主ですが、株価の復活を信じていますよ!!
がんばって!!」
私も、この点(非常時においても、ブログによって、説明責任を果たそうとする意思)にのみ関して言えば、そう感じますね。

http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/archives/50042513.html#comments


[2937] 地球「温暖化」と「豪雪」? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/18(Wed) 19:27  

■豪雪被害 「温暖化」の虚をつかれた
http://www.asahi.com/paper/editorial20060115.html#syasetu2

 まったく結びつくことのない概念を地続きにする摩訶不思議な主観よりは、大紀元の記事のほうが、はるかにマシかもしれませんが・・・。

中国大陸の公害、海外にまで飛び火【大紀元日本1月18日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/01/html/d12826.html

米シンクタンク:深刻な環境破滅を招く中国経済発展方式【大紀元日本1月12日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/01/html/d89800.html

中国:寧夏自治区と江蘇省、牛の口蹄疫発生【大紀元日本1月18日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/01/html/d27186.html
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C3%E6%B9%F1%A1%A1%B8%FD%C4%FD%B1%D6&st=n
(時事と共同では配信されたというものの。)

 やはり、日中記者交換協定によるのか、中国関連記事は「新華社」公式報道がされないうちは、日本の報道は動けないようです。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C6%FC%C3%E6%B5%AD%BC%D4%B8%F2%B4%B9%B6%A8%C4%EA?kid=57292
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E4%B8%AD%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E5%8D%94%E5%AE%9A
http://freett.com/iu/memo/Chapter-011216.html
http://touarenmeilv.ld.infoseek.co.jp/sankei.htm

軍事評論家=佐藤守のブログ日記
2006-01-17 平成の「朝敵」になってはならない!
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20060117
>ところで、皇室典範改正問題で、友人のジャーナリスト達と話し合っていたとき、一人が「これは将来の皇室廃止を狙っているもので、革命ですな」と言い「帝政が滅びると必ず独裁者が出現し、国民は塗炭の苦しみを味わう事は歴史が示している」と付け加えた。
>多分「有識者会議のメンバー」は、それに気づいていなかった方々と、それを狙っている方々とに分かれるのではないか?どうも今年は日本国内に住む「日本人の顔」をした異邦人との戦いが始まるような気がしてならないが、友人は「いや既に始まっている」と言った。確かに友人が言うとおり、皇帝が退位し「共和国」が生まれると、その後恐るべき「独裁者」が誕生している事を歴史は示している。

 一般庶民(平民、百姓、人民)にとって、今ほど「蒙を啓く」ということが必要とされている時代もないのかもしれません。身分制・階層社会のほうが、確実なるエリート層が存在していて、「公」は堅固であるのかも。
 現代日本は遅れてやってきた「啓蒙主義」の時代なのかもしれません。ネットの時代であったことを、幸いと思うべきでしょうか。

■2006/01/17 (火) オジャマモンの証人喚問
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060117
■2006/01/18 (水) 公金で被害住民救済のフリして実は小嶋を救う卑劣。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20060118
>「あなたが何を言ってももう罪に墜ちる人はいない」「思わせぶりな発言はむしろいろいろな人に迷惑をかける」
>「生かしておいていただければ」

 「政官業ヤクザ」の癒着と言ってしまえばそれまでですが。その中身をよく見極める目も必要なのかもしれません。


[2936] 「清浄国論」と「茨城方式」 投稿者:とき 投稿日:2006/01/18(Wed) 13:50  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(123)(2006.1.18)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza238.htm
◆鳥インフルエンザ問題の今後(123_2)(2006.1.18)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza239.htm

 ここまでくれば、石の上にもなんとやら、「巌となりて苔のむすまで」言い続ける以外に、何ができましょう。

>全国の養鶏家は茨城方式を全国的に拡げられたら大変と、強毒株の侵入以上に戦々恐々としている。何しろ決定権を持つ面々は自分たちの研究予算が付けば鶏などいないほうが都合が良いと感じられる連中ばかりのようだし、日本の鶏飼いにとって無毒の茨城株は強毒H5N1よりも恐ろしい。苛政は虎よりも猛なりというが、恐ろしいのは本当は茨城株ではなくて茨城方式である。

 「日本国憲法」下のこの日本において、「主権」者たる「国民」が、もはや「不在」であるということの証左でもあるでしょう。現実・現場に合わせて、「制度」を融通無碍・臨機応変に変えていくという機能を全く失っています。
 「官」も「学」も「産」も、それぞれが確実に「国民」であるはずなのです。それとも、日本国憲法が定める「国民主権」は、最初から建前だけで形骸化していたのでしょうか。(どうやらそのようですが。)
 いまや、それぞれの立場にあるものがみな、主権者たる「国民」の自覚がない。他所のこと、他人事感覚です。「産」業界の代表者たる「肩書き」をぶら下げた大手事業体代表者は何をしているのでしょう。あるいは、官から民へ天下りした元農水OBの業界団体代表者は何をしているのでしょう。皆、“傍観者”を決め込んでいるのでしょうか? 皆、当事者感覚が消えうせているのでしょうか。
 今後さらに、徒に犠牲者が増えるばかりです。もしくは、発生しても、あるいは感染していても、ほっかむりを決め込んでやり続けるしかありません、養鶏現場は。もしくは、廃業するか。(すでに、「KHV病対策」では、そのようになっているようです。放置されたままのようです。これも「茨城方式」でしたね。)
http://www.maff.go.jp/koi/index.html
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050809kekka_1b.html
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050809kekka_2b.html

>業界も殺した鶏の数の割りには風評での消費者離れがないと喜んでいるが、人々の興味が鶏殺しよりホリエモンやフューザーの小嶋社長のほうへ行ってしまって居るだけで見捨てられかけて居るのが本当のところかも知れない。

 常識的に考えて、日本国内では今後、現行の『特定家畜伝染病防疫指針』制度下においては、
http://www.maff.go.jp/tori/bousi.htm
適正な「養鶏業」の存立は限りなく不可能です。全く非現実的な「鳥インフルエンザウイルス・フリー≠ナやりましょう」と言っているのと同じなのですから。
 ウイルスの制圧根絶や、ウイルスフリーを目指すことぐらい、気違いじみていることはありません。これが、曲がりなりにも「ウイルス学」者・研究者の、もっといえば、彼らのみならず、一般常識と教養ある人間の弁でありましょうか。
 哀しいかな、関わる人間の大多数が「蒙」であるということの証でもあります。

◇モンゴルのクロハゲワシ、大挙韓半島に飛来(2006年01月17日18時50分 朝鮮日報 )
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1640384/detail

 象牙の塔の中では、人間もまた自然環境の一部であることを、忘れさせてしまうのでしょうか?

◇鳥インフルエンザ支援国会議が開会、費用分担が焦点(読売新聞) - 1月17日20時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000011-yom-bus_all
 
 これもまた「疫病対策」という皮をかぶった「経済活動」にすぎません。実際の「疫病」に対してどれくらいの“抑止・抑制”効果が期待できるものなのか?
 まず、ほとんど効果はないでしょう。検査・報告体制をいくら整えたところで、それは実際の「抑制」には何ら効果ないわけですから。統計学的な実態把握のみに終始するだけ。ウイルス学的な実質的な効果が期待できる対策は、ホスト側の「免疫能獲得」のみ。つまり本物であれ、擬似的であれ、経験に勝るものはなしということです。それが、太古より生物が引き受けてきた試練でもあり、智恵でもあるということなのですが。
 「疫病」は被らないことを目指すのではなく(それはもちろんどんどん罹ってしまえと言っているのではありません、なるべく罹らないに越したことはありませんが)、いざとなったら上手にやり過ごす(罹り過ごす)ことが大事だということです。
 『「抵抗力」とは、「病気」に罹らない力ではなく、「病気」が重症化したり、それで死んだりしない力のことである』とは、臨床医の方々にはごくごく常識でしょうが、なかなかそれが実感できないのが、「健常者」の常です。

>サイトカインの猛烈な増加が返って全身の臓器を破壊し重篤な症状となる全く新しい病気

 これは、あらゆる感染症において、平均より「感受性の高い」個体において、ごくごく普通に見られることです。決して特殊なことではありません。まさに「針小棒大」にものごとをみている結果です。「ウイルス感染症」は、見えていることばかりがすべてではないということです。
 「医学」分野でも往々にしてありがちですが、どうにもこうにも、獣医分野の方々は詰めが甘いように感じられてなりません。どうしても「生命」が「対象」になっているのでしょう。“身内”感覚が欠落しているのではないでしょうか? (その辺が「企業」養鶏と、「生業」養鶏との感覚の違いでもありましょう。今後ますます「農」の感覚が必要とされるのではないかと密かに期待しておりますが・・・。「スローフード」や「ロハス」なんていうへんちくりんな運動?も、多分にそういうものへの回帰運動に見えています。)


[2935] 子供を中心に拡大するトルコのヒト感染鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/18(Wed) 07:36  

トルコでは、子供を中心にヒト感染鳥インフルエンザが拡大している。
感染者は、21人となり、4人が死亡した。
死亡した4人の内訳は、
1月5日に死亡したのが、16歳の少女Fatma Ozcanさんで、二週間前に、兄弟と鶏を処理していたという。
また、この妹である11歳の女の子Hulya Kocyigitさんも、1月6日に死亡した。
その兄の14歳のMehmet Ali Kocyigitさんも、1月15日に死亡している。
もう一人の6歳の男の子Ali Hasanさんは、生き残っているが、厳しい状況のようである。

このように、11歳から16歳の間に犠牲者が集中している理由として、トルコ衛生当局は、いわゆるバックヤード養鶏の環境の中で、子供が鶏と遊ぶケースが多いためとしている。
http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&c=Article&cid=1137279034954&call_pageid=968332188492&col=968793972154&t=TS_Home

http://www.todayonline.com/articles/95358.asp


[2934] Re:[2933] [2932] [2931] 行政が犯すヒューマンエラー 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/17(Tue) 21:52  

匿名さん。
労働災害の世界で、ヒューマンエラーというのは、不安全行動や安全意識の欠如によるエラーで、「認知・確認」「記憶・判断」「動作・操作」の3つのミスをいうようですね。
これを、行政の世界におきなおして考えてみると、どういうことになるのでしょうか。
起こりうるリスクのデータベースの中での対応でのヒューマンエラーもあるでしょうし、これまでのリスクのデータベースにないリスクへの対応でのヒューマンエラーもあることでしょう。
茨城県の対応は、全容は明らかにはなっていませんが、「行政するほうも、行政されるほうも」という言い方は妙なのですが、養鶏業界も、それを管轄する行政も、共に、リスクの共有ができていなかったということだけは、いえるでしょう。
また、安全確保そのものへのリスクというよりは、業界維持のリスクなり、行政から指弾されるリスクなり、県民から行政不作為を指弾されるリスクなりを、回避しようとするそれぞれの立場での思惑が、乱れ交差し、ひとつの混乱したリスク・コンプレックスが創出されてしまったということなのだと思います。
それにしても、これは、のんびりした茨城県知事の新春談話ですね。


[2933] Re:[2932] [2931] 医療社会学からみたリスクの記事 投稿者:匿名 投稿日:2006/01/17(Tue) 21:30  

笹山 様
Resありがとうございます。
人の言葉のあげあしをとる行為は良くないのでしょうが
あえて書かせていただきます。ごめんなさい。
茨城県さんのホームページから県知事さんの年頭挨拶を拝見させていただきました。
これなのですが
http://www.pref.ibaraki.jp/tiji/hatugen/060104.htm
鳥インフルエンザについては
「前文略・・・・昨年を振り返ってみますと,鳥インフルエンザの問題など,様々な課題はありましたものの,全国植樹祭の大成功,あるいはつくばエクスプレスの開業,さらには企業誘致が大きく進んだことなど,わが県にとりまして大変県のイメージを上げることができた年ではなかったかなと考えております。今年はさらにより良い年にして参りたいと存じます。・・・後文略」
の「鳥インフルエンザの問題など,様々な課題はありましたものの」だけのみ触れられているのですが。
養鶏業は茨城県さんではどのような産業的ポジションなのでしょうか?
全国でAIニュースが注目されていて、人獣共通感染症対策のポリシーはどうなっているのでしょうか?と疑問を抱きます。

> 潜在するリスクをリスクと認めないときに、そのような結合の状況は、生まれるように思えますが。

の状況に一致するのでしょうか。


[2932] Re:[2931] 医療社会学からみたリスクの記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/17(Tue) 20:48  

匿名さん。
なるほど、「恐怖を売り歩く者には富と権力が約束される」ですか。
一面では、その嫌いも、なきにしもあらずですが、もう一面では、タミフル耐性
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=525
というような、大きな問題がありますね。
社会的リスクについてのフェイル・セーフ機能というものも、必要な感じがしますが。
そのシステムを考えるのが、これらの医療社会学の立場でもあると思うのですが。
このごろは、職場の事故でも、ヒューマンエラーによる事故というものが増えているようです。
そのヒューマンエラーを誘発するのは、単なる人間のミスと他の要因とが結合したときに起こるもののようです。
潜在するリスクをリスクと認めないときに、そのような結合の状況は、生まれるように思えますが。
この美馬さんの考え方というものの根底には、バロック的(兵器)技術(The Baroque Arsenal)
http://le081.let.kumamoto-u.ac.jp/tep005.html
への懐疑というものがあるようですね。
違うサイトで、美馬さんは、次のように言っています。
「『バロック的技術』とは、軍事の領域で使われ、兵器システム全体を考えず、システムの一部分の技術的改良のみを自己目的化する結果、兵器は大型・複雑化し、高価になり、同時に信頼性は低下し、有用性は失われつつあるという事態を指している言葉である。」
つまり、ミクロに拘泥し、精緻化した技術は、社会の方向を誤せる、というような考え方なんでしょうね。
アメリカにおけるCIAの無力化なんてのも、この部類に入るのかもしれません。
鳥フルの撲滅にこだわる結果、針小棒大な恐怖感のみ、跋扈する、というご意見なのでしょう。
しかし、このような『バロック的技術』の優勢をチェックする対抗力なり拮抗力があれば、自動的に、それらの跋扈による社会的恐怖は、スタビライズできるものと思われます。
その拮抗システムを用意できていないところに、この『バロック的技術』批判の弱点があるように思えますね。

http://www.h6.dion.ne.jp/~kazu-t/articles/2003/LIC-strategy2.html


[2931] 医療社会学からみたリスクの記事 投稿者:匿名 投稿日:2006/01/17(Tue) 20:24  

医療社会学の立場で「新型インフルエンザのリスクを再考」している記事が以下のサイトにありました。(「第1回鳥インフルエンザが恐れられるのはなぜか作られた「恐怖」がパニックを招く」)
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/v/01/02.html
「常識」を少し疑えば、違う事実が見えてくる
(1)鳥インフルエンザによる健康被害は今のところはごくわずか
(2)鳥インフルエンザは、最近になって新しく出現した病気ではない
(3)あるタイプの鳥インフルエンザが感染力や毒性が強かったとしても、それに由来するウイルスが人間にとって感染力や毒性が強いとは限らない
以上をあげて「病気はもちろんだが事故や犯罪、天災などに(・・中略・・) 危険を過大視したり、見当違いの対策を練ったりすることにつながりかねない。」と考察。


[2930] 秋田木工に宮内庁からの受注内定/折り畳みいす 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/17(Tue) 19:47  

シンプルで美しい曲線が魅力の曲げ木家具を製造している湯沢市の秋田木工に、宮内庁から折り畳みいすの注文を打診する連絡が入り、受注が内定した。宮内庁からの注文は平成14年以来4年ぶり。同社では「年明け早々のビッグニュース。丁寧に仕上げたい」と準備作業を進めている。
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060117i

というニュースだが、新年早々秋田の地元としては、めでたいニュースなのだろう。

ところで、折りたたみ椅子といえば、思い出すことがある。
靖国神社の春秋の例大祭で、議員が参列する会があるのだが、あるとき、式も半ば、やや、うつらうつらしているときにバリッと、いう音に驚いた。
目を開けて見ると、なんと、私の目の前に座られていた、森嘉朗さんの巨体が大きく傾いているではないか。
何ごとかと思ったら、森さんの座られているズック製の折りたたみ椅子(胡床という。こんな形http://www.kyoto-shioya.co.jp/kosyo.jpg)
のズックが破れてしまっていたのである。
おそらく、経年変化していた上に、森さんの巨体が、その上に乗っかったものだから、ついに耐えられず、いってしまったようなのである。
靖国神社の例大祭というと、まずもって、この椿事を、不謹慎ながら思い出してしまうのである。

くれぐれも、宮内庁向けの折りたたみ椅子は、このような過去の経緯もかんがみ、頑丈に作っていただきたいものである。

http://www.kyoto-shioya.co.jp/kosyo.jpg


[2929] Re:[2928] [2927] 「風説を流布し、偽計を用い」(証券取引法158条) 投稿者:とき 投稿日:2006/01/17(Tue) 18:51  

笹山様
> 、今朝ほどは、30程度だったのが、今見ましたら、500以上に膨れ上がっていますね。
> 内容も、今朝ほどの好意的なものから、厳しいものが増えてきているようにも、思えます。

 マスコミの印象操作・世論誘導がまだまだ有効なようです。
 現段階の「証券取引法158条」程度でどれほどの罪が問えるというのでしょうか。まだまだ、捜査の入り口程度にしては騒ぎすぎです、マスコミの皆さん。情けない程です。談合御用マスコミの習性がもろに出てしまっています。
 そういうマスコミの演出にごまかされてはいけないのではないでしょうか。

■2006/01/17 (火) 証人喚問予定表
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060117
■2006/01/17 (火) 話題作りによる真の疑惑塗りつぶしにもう騙されるな!
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20060117
2006年01月17日 Deep KISS臨時号「に関する補足」
http://www.yuichiro-itakura.com/archives/2006/01/17-0724.html
2006年01月16日 23:18  風説の流布
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50323317.html
《テレビ各社は容疑も十分にわからないまま早くも堀江社長を「犯人」扱いの勢いですね。特捜部が強制捜査をしたところで、原則は推定無罪です。》
『老婆心より申し上げる次第である。』


[2928] Re:[2927] 「風説を流布し、偽計を用い」(証券取引法158条) 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/17(Tue) 18:21  

ときさん。
今朝ほど紹介しました「ライブドア社長日記」のコメント欄
http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/archives/50042446.html#comments
、今朝ほどは、30程度だったのが、今見ましたら、500以上に膨れ上がっていますね。
内容も、今朝ほどの好意的なものから、厳しいものが増えてきているようにも、思えます。

http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/archives/50042446.html#comments


[2927] 「風説を流布し、偽計を用い」(証券取引法158条) 投稿者:とき 投稿日:2006/01/17(Tue) 13:23  

 ライブドアの家宅捜査関連報道は、まことに異常です。
 むしろ、「風説の流布」の悪質さから言ったら、「鳥インフルエンザ」や「BSE」をめぐる情報流通のほうが程度が数段悪辣に思えます。しかもマスコミ報道そのものが、ときにはもっとも大きな「風説の流布」でもありますし。

 何か、このソースで大騒ぎし埋め尽くすことによって、ほかのソースバリューを矮小化できると踏んでいるかのように見えてしまいます。

 まずは、「耐震偽装問題」ですが。「NHK番組制作費詐取事件」も気になっております。なにやら組織ぐるみのようですし。

■「プール金は上司の命令」 NHK番組制作費詐取事件
>番組制作費詐取事件で、詐欺罪に問われた元NHKチーフプロデューサー磯野克巳被告(49)は26日、東京地裁(村瀬均裁判長)で行われた被告人質問で「(正規には認められない支出に充てる)プール金づくりを大きな仕事の一つとして上司から命じられた」などと述べた。
>磯野被告はその際、上司から「いくらつくるかは能力の一つ。年間最低2500万円で、目標は3000万円。おれは1500万円つくった」と言われたと話した。
>また「昨年12月の逮捕前に、NHKの人からタイなどに半年ぐらい逃げろと言われた」「(捜査機関に)NHKのことは話すな、金はすべて私的に使ったことにしろなどと言われた」とし「(マスコミを避けるため)逮捕前の約3週間は複数のホテルに宿泊し、費用はNHKが負担した」と述べた。
(共同通信) - 12月26日20時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051226-00000191-kyodo-soci

■製作費詐取、元会社役員に有罪=「NHKの信頼損なった」−東京地裁
>NHKの番組制作費詐取事件で、元チーフプロデューサー磯野克巳被告(49)=分離公判中=の共犯として詐欺罪に問われた元企画会社役員久保田芳文被告(53)に対し、東京地裁の村瀬均裁判長は16日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。
>同裁判長は「巧妙で悪質な犯行であり、NHKの信頼を著しく損なった」と非難した。
>判決によると、久保田被告は磯野被告と共謀。2000年3月から01年5月にかけ、久保田被告が放送作家だったように装い、NHKから番組構成委嘱料計約2331万円を、同被告が実質経営した会社の口座に振り込ませ、だまし取った。 
(時事通信) - 1月16日13時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060116-00000046-jij-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/nhk/

 年末のテレビ番組で、武見氏が、「もしかしたら、1月17日の証人喚問で、日本の政治は大きく変わるかもしれない。」という意味の発言をされていましたが・・・。(なんとなくうっすらと、過剰な「ライブドア家宅捜査」報道は、先の衆院選のときの“演出”を連想してしまうのは私だけでしょうか?)


[2926] サーズのときは、「国際会議」等は控えたのですが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/01/17(Tue) 11:39  

大流行阻止へ資金拠出 北京で鳥インフル国際会議(共同通信) - 1月17日10時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000042-kyodo-int

エルサレムでも鳥インフルエンザ患者?=首相と同じ病院に入院(2006年01月17日09時27分 時事通信社 )
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1638568/detail

新型インフル封じ込めの課題(2006年01月16日12時01分 ライブドア )
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1636130/detail

>提言では、検査体制の強化などが盛られた。尾身事務局長は「これは、みんなが勝つか、みんなが負けるかの戦いだ」と力を込め、日本、米国などの先進国の資金面などの協力に期待感を示した。

 結局これが、今回の「鳥フル」ネタのキモだなと思っております。おねだり・タカリねたにされることになるはずです。人道支援の仮面を被った。

 ろくすっぽヒトH5N1検査確認の体制もないうちから、ということは世界的な実態調査も確認もしないうちから、まだ存在・発生してないものとして(あるいは、まだまん延していないものとして)、あたかもこれから発生するかの如くに対策体制を構築しようとすることくらい愚かなことはありません。
 無知・未知をいいことに、もうすでに、まったく効果・効力を果たさないことに資金を投入することになるかもしれないことは、貴重な資源をドブに捨てるか、ごく限られた一部の人間の経済事情にとって都合のいいことになるだけに過ぎないでしょう。
 まったく莫迦げています。「鳥フル」恫喝作戦がまんまと成功することになるだけです。

 はっきりいって、中国はもう、人間においても、ヒトH5N1型のまん延耐過(馴致)地域と想定しておかなくてはならないでしょう。これまで「脳脊髄膜炎」の大流行をはじめとして、怪しい症例が数限りなくあったわけですから。しかも、中国国内との人の移動交流がある地域の周辺諸国でのヒトインフルエンザの発生があるわけですから。トルコも中国との人の移動交流があるはずだなと思っております。
 いまや、二次三次感染伝播は、どこでも起こりうるし、すでにおこっていて、通常のH1やH3に紛れて発生している可能性が非常に高いのではないかと思っております。現に、茨城県では人でのH5N2感染さえ確認されているわけですから。
 いまや「新型」インフルエンザを、徒にさもさも「脅威」であるかのように発言する“専門家”は、どうしても胡散臭く見えてしまいます。あまりに大袈裟すぎます。
 
 イスラエルでの発生が本当であれば、かの国の研究機関の科学的究明にはいくらか期待していいと思います。H5N1の本態が解明できるでしょう。それもまた、すぐには明らかにされないで、いろいろの駆け引きに利用されるかもしれませんが・・・。といっても「インフルエンザウイルス」ごときが国家間の駆け引きの材料にはなりにくいとは思いますが。(タミフル騒動は、それをやろうとしたのかもしれませんが。)

 「BSE」や(日本の)「鳥インフルエンザ」とおなじで、“実態”をウヤムヤにしたまま、ことを運ぼうとしています。


[2925] 今日の「ライブドア社長日記」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/17(Tue) 08:40  

「いろいろご心配&お騒がせしております。
2006年01月17日
今後の業務は通常通り行います。地検の調査に関しては全面的に協力していこうとおもいます。今後ともよろしくおねがいします。」
とかかれている。
http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/参照
コメント欄
http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/archives/50042446.html#comments
には、比較的好意的な意見が多く寄せられている。
なかには「がんばれ。正直にしてればいいことあるサ」なんてのも。
そうですね。株が下がると困るかたも、この中には、多いようにも見受けられますが。
また、中には、
「堀江さん、あなた何処かの藪を突付いた?昨年の九月? 暮から特捜部の捜査が始まったとか?う〜ん? 何故? 」
なんて、きわどい意見もある。
「昨年の九月」ってのが、ちょっと微妙ですね。

注-今日の東京証券取引所マザーズ市場で、ライブドア株は、東京地検による証券取引法違反容疑での強制捜査を嫌気した大量の売り注文が殺到、売り気配のまま値段が付いていない。

とのことである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000032-kyodo-bus_all参照

http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/


[2924] Re:[2923] ウインドウレス鶏舎特別扱いスキームの完全破綻 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/16(Mon) 22:35  

通りすがりさん。
これて゜、ウインドレス鶏舎特別扱いスキームは、完全破綻しましたね。
でも、行政は、まだ、スキーム保持にこだわっているように見えます。
こうなれば、当初の方針を撤回して、特別監視体制も、やめにしたほうが、費用対効果的には、プラスなんですがね。
困ったもんです。


[2923] 監視中の養鶏場でウイルス 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/01/16(Mon) 21:15  

監視の養鶏場でウイルス 茨城県、77万羽を処分

 鳥インフルエンザ問題で茨城県は16日、小川町にある森屋農場の密閉型鶏舎の鶏からH5型のウイルスが検出されたと発表した。県は同農場全体の約77万羽を処分する。
 県によると、森屋農場では昨年11月の検査でウイルスが検出され、2鶏舎の約17万羽を処分。抗体陽性の鶏も確認され、残る9鶏舎に感染歴のない「おとり鶏」を入れ、新たな感染があるか監視していた。今回は1鶏舎のおとり鶏でウイルスが検出された。
 県は「鶏の間で感染が続き、ウイルスが生き残っていた可能性が高い」としている。おとり鶏を導入した県内9養鶏場での感染確認は、森屋農場が初めて。
(共同通信) - 1月16日20時53分更新


[2922] Re:[2920] [2919] [2916] (以下略) 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/01/16(Mon) 16:56  

> (前略)全体のなかの極々一部の内容だけを拾い読み、揚げ足取り、ケチ、因縁をつけ、半端な概念論を要求される方にお付き合いする時間はありませんのであしからず。

>[2882] リスク論学者が「安全安心」についてよく引き合いに出す遺伝子組換と電磁波に関する2つの新情報 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/12(Thu) 10:03

> 新研究、GM食品の胎児への悪影響を示唆 GM大豆を食べたラットの子の半数が3週間で死亡 
>(中略)
> 安井至さんなど、よくTVで「遺伝子組換えは安全」なんていわれてましたがどうなるんでしょうね。
>(後略)

一体誰のコメントに対するコメントかと思ってしまった(笑)。


[2921] 「知」を先導するべき学者・科学者が 投稿者:とき 投稿日:2006/01/16(Mon) 14:08  

 だれよりも人一倍「経験知」あるいは「体験知」が豊かでなければならないはずが、今やもっとも貧困になっているようです。
 産・官・学の連携の「知」の水準が、今ほど、地に堕ちている状況もないのかもしれません。
 しかも、おそらく一番の当事者である「産」の大手企業が、自らが「産」の代表然とした姿勢で、茨城問題は、全体の中のごくごくローカルの問題に過ぎない些細なことに捉えているのでしょう。大企業にすれば、あちらこちらにリスクを分散して、鶏舎は一箇所、一地域ではないのでしょうから。小規模零細の、一箇所一地域で100%の事業体を切り捨てる格好になっています。
 大企業偏重の姿勢はまた、農水行政のこれまでの推移でもあります。
 せめて、願わくは、産業を代表する企業(業界)代表者は、本当に「業界」を背負っている自負があるならば、小さきものも生きていけるよう、目をかけ慮る姿勢を持っていて欲しいものです。自らの企業を優先して考えるだけではなく。
 それが、「国」(行政)に対する「業界」としての「錦の御旗」でもあります。「方針」は「業界の統一見解」が握っています。「業界」が、学者と対等にあるいはそれ以上に「ウイルス学・免疫学の知識」に明るくなくてはいけません。「考えること」まで、「分業」し、「経済」のことだけを考えていればよしとするわけにいかないのが、「疫病」対策です。
 これは、本来「業界」自身の問題です。「行政」や「学術」は、あくまでも従属的な役割でしかありません。なるべく仕事をしない「行政」がいい行政、学者はいわゆる重箱の隅をほじくるような「専門バカ」、そんな存在を、もともと現実・現場の人間は重視していなかったではありませんか。戦後、変な権威・権力パラダイム(分業システムの重層化もあいまって)によって、それぞれの分野で「全人性」が欠落欠損してきたようです。(それがゆえ、他者に対する基本的なリスペクトも)
 まずは、「行・政」と深く連携(これを癒着というのかもしれませんが)している業界大手企業群の、「ウイルス感染」に関する認識を改める(あるいは深化させる)ことが、最も必須なのかもしれません。(いわゆる“エコノミック・アニマル”が“全人”であるならば、絶望的ですが。やはり、「公」(いまは「行政」)の方々は、いつの時代も、問題が起こったときいちばんつらい立場におかれていることでしょう。「異動」がなければやってられない。)

◆鳥インフルエンザ問題の今後(122)(2006.1.16)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza237.htm

 学者・研究者の方々も、韓国だけではなく、いろいろありそうです。

◇東大教授論文、裏付け再実験「不十分」 調査委結論 2006年 1月15日 (日) 05:59 朝日新聞
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060115/K2006011402780.html
◇追試結果「不十分」…論文データ改ざん疑惑で調査委(読売新聞) - 1月15日13時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060115-00000202-yom-soci
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C2%BF%C8%E6%CE%C9%CF%C2%C0%BF&st=n
タイラーズ4〜兵どもが夢のあと〜
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/life/1137030681/l50

 分子生物学(遺伝子工学)は、新時代の「売テク」と看做されて久しいようですし。その警鐘は、クライトンの「ジュラシック・パーク」でも鳴らされておりました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150406960

 主導する科学者には、人一倍強い倫理観が必要とされているのかもしれません(それは、行や政も全く同じですが)。いまこそ(これからこそ)“全人性”が強く意識されなければならないのかもしれません。それぞれの人が、「アネハ」氏のようにならないために。そのように追い込むことにならないために(むしろ権力の側の倫理がより重要)。
 どの分野でも、似たようなポジションに追い込まれることがあるなと思っております。
http://www.policejapan.com/contents/katsuya/20060110/index.html
(「特殊患者」様は、病院と保険会社の連携で思いのままですが・・・。一般契約者はいいカモにされている? まあ、それが世の中でしょう。)


[2920] Re:[2919] [2916] (以下略) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/16(Mon) 11:31  

申し訳ありませんが、ご主張の内容の趣旨が理解できません。例えばこの問題について、ご自身の全ご主張、全情報をを集めたHPなどを作成されて、それら情報の上で問題点を指摘されるならともかくも、自分では情報提供をしないで、全体のなかの極々一部の内容だけを拾い読み、揚げ足取り、ケチ、因縁をつけ、半端な概念論を要求される方にお付き合いする時間はありませんのであしからず。


[2919] Re:[2916] (以下略) 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/01/16(Mon) 08:29  

こういった、まりちゃんさんの論の問題点に関する投稿に関われば
またも痛い目にあうといったことがまだ学習できないの?

「『まりちゃんさんの食に対する安心感』とは違う、
まりちゃんさんの考える『第一に優先するべき食の安全』の
具体的条件は?」

どのような集団が「食の安全」を優先して行動しても、
<まりちゃんさんの基準に合わなければ>
まりちゃんさんにとって「食の安全」を優先していないことになる。
じゃあ「まりちゃんさんの基準」は?
何より
「その基準は『食の安全』として妥当なのか?」
が大問題。

それに、その基準で同じと判断されながら
「まりちゃんさんの気に入らない食品」は「ダメな物」
「そうでないない食品」は「ダメじゃない物」
あるいは
「まりちゃんさんの気に入る・気に入らない食品」で
「基準の内容が変更される」
のでは基準の意味をなさない。
それは「まりちゃんさんの食に対する安心感」の問題で
「食の安全」なんて言葉を使うべきではない。

「その基準は『食の安全』として妥当なのか?」
「気に入る・気に入らないで基準の内容が変更されるのか?」
を明らかにするためには具体的な条件を記述によって確定させておく必要がある。

で、「具体的な条件」は?


[2918] さすが見方が違う、雪国のひとの「新潟豪雪テレビ報道」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/16(Mon) 08:25  

私どもの秋田も、新潟に劣らない豪雪地帯だが、秋田の人もびっくりなのが、連日テレビ報道の新潟の豪雪の模様らしい。
で、話していて、興味深かったのが、雪除けに使う「スノーダンプ」の、秋田と新潟の形の違い。
秋田で主に使っているのは、こんな
http://www.yoroduya.co.jp/shop/picts/snow/dump-pl.gif
または、こんな
http://www.d-mall.org/kodama/chihara/img/DSC00960-2.jpg
形。
一方、新潟の豪雪テレビ報道で見るスノーダンプは、こんな
http://www.yoroduya.co.jp/shop/picts/snow/alumi-dump.gif
形。
底がフラットで、三角形に支えが入っている。
秋田の人に言わせると、この新潟の形のほうが、ダンプに足をかけて、雪を起こす場合、力が入りやすくて、いいのだそうだ。
やはり、雪国の雪のプロたちは、同じテレビの豪雪報道を見ても、見る視点が違うものだと、感心した。

と思っていたら、やはり、北海道の人も、同じような感想を持っていたらしく、こんなブログ記事
http://love.mania.daa.jp/?eid=395294
があった。

そうか、雪おろし用には、この新潟型の三角形支えありのダンプを使って、家周りの除排雪用には、秋田型のフラットな形のダンプをつかっているということなのでしょうかね?


[2917] 松下電器の「全世帯はがき通知」のもうひとつの側面 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/16(Mon) 07:40  

まりちゃんさん。
例の松下電器の「全世帯はがき通知」については、ブログでも、このブログ「ここまでやるのが大企業の‘事故’責任〜松下が国内全世帯にはがきで危険周知を徹底」
http://plaza.rakuten.co.jp/naripon/diary/200601120000/
のように、いろいろな評価がありますが、「製造物責任法」の観点からの言及したものは、ないようですね。

製造物責任法
http://www.houko.com/00/01/H06/085.HTM
は、たった、6条しかなく、賠償責任についいては、民法の規定にゆだねている法律ですが、この第5条に「期間の制限」として、次のような条項があります。

「(期間の制限)第5条 第3条に規定する損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び賠償義務者を知った時から3年間行わないときは、時効によって消滅する。その製造業者等が当該製造物を引き渡した時から10年を経過したときも、同様とする。」

つまり、「全世帯はがき通知」によって、「知った時」がスタートし、「被害者が損害及び賠償義務者を知った時から3年間」または「製造業者等が当該製造物を引き渡した時から10年」(もっとも、当該製品は、1985〜92年製造ですから、流通在庫が3年くらい滞留していれば、該当ということになるのでしょうが。)ということで、時効に向かっての三年間と十年間がスタートするというわけですね。(もっとも、正確には、全世帯へ配達証明郵便でださなければ、対抗要件は成立しないんでしょうけれども。)

免責要件・対抗要件を満たすためには、4900万世帯×50円=24億5千万円は、安いといえば安いといえましょう。


[2916] Re:[2908] [2901] [2900] 「きっこの日記」の「狂牛くん」のネタ元 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/15(Sun) 23:34  

> 「どういう場合に何人以上死んだら危険で、何人以下なら安全」
> といった、具体的な条件が判らないんだけれど。

BSE問題は、先ほどの投稿だけの表層の問題ではありません。人獣共通感染症として、まず牛など反芻動物その他の感染しやすい死病であるという問題、長期間汚染が環境中に残存する病原体、さらに輸出入で世界に簡単に拡大する汚染病原体という問題があります。さらに、現時点で世界でvCJDのサーベイランスが出来ているかというと出来ていない現状があります。診断基準や新しい症状のvCJDがある可能性があります。潜伏期間も閾値もまだ不明です。今後、院内感染で拡大するという公衆衛生の問題もあります。まだ他にもあるかもしれませんが、それらを全て総合的に考えた上で判断しなければならない問題です。

といえば、今現在、よく言われているリスク論とは、限られたコスト(予算)をどう振り分けるかという経済面から発生している考えなんでしょうが、それであれば、松下電器が欠陥暖房機について日本全国の全6000万世帯に通知を出すという出来事がありましたけれども、あれは必要のない家庭への通知を「分別し省く」ためには、さらにコストと人件と時間がかかる、ということを考えたこと、および全世帯への通知という宣伝効果、イメージアップのための費用対効果なども考えたんじゃないかと、私は理解していますが、BSEの検査も同じで、BSEの一連の問題の場合、リスク論=コスト(検査)、カネを論ずる方々が、なぜ「必要がないといわれる少数の検査をやめて分別するが故にさらに発生するコスト、カネと人件」についてまで計算した上で、コスト問題に触れるならともかく、それらになぜ一切触れないのか、いまだにちょっと不思議に思いますね。
[2915] Re:[2914] モノは試しに、H5抗原使ってみれば・・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/15(Sun) 16:57  

ときさん。
この週末にかけて、「インフルエンザA型」「インフルエンザA型治療法」「インフルエンザA型症状」などのキーワードでのアクセスが爆発的に増えています。
どうしたことでしょう。
まさか、アクセスの当事者がお医者さんではないことを祈るばかりです。
「日本人のタミフル耐性」というのも、気がかりのひとつのように見受けられます。


[2914] モノは試しに、H5抗原使ってみれば・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/01/15(Sun) 14:50  

IDSC インフルエンザ流行レベルマップ  最新のマップ
2005年第52週 (12月26日〜1月1日)  2006年 1月11日現在
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/YR05/flu52/jmap52.html

 このマップになるまでの時差があるわけですから、実際はもっと進んでいるはずですね。
 かかったときの対処を的確に、甘くみてはいけないでしょう。とにかく、流行時期は、体を冷やしたり、体力を消耗させたりすることや、睡眠不足(骨休め不十分)をなるべく避けるしかありません。
 人的な交流・移動は避けられませんから、「感染を防ぐ」ということは不可能です。


[2913] Re:[2911] [2910] 「インフルエンザ」ウイルスの場合は 投稿者:とき 投稿日:2006/01/15(Sun) 12:27  

 鳥(鶏)のものであっても、人のものであっても、とりあえずの心構えとして、「いかにゆるく(軽く)やんわりと罹る(経験する)か」(すなわち「馴致」)にかかっています。
 そういう認識に立たなければ、このインフルエンザ「疫病」には対処できません。(実際は、世界的にみれば、鳥も人も、もう経験し始めているし、一見、顕在化していないと思われている地域でも、進行しているのではないかと、どうしても思われてなりません。本腰を入れて調査確認をやっていないわけですから。)
 業界の多数が、篠原氏のような観点を“常識(コモンセンス)”にできるかどうかにかかっています。(人間の思い込みを変えることぐらい困難なこともありませんが。通常は、いくら言葉で「他山の石」といっても、実際に「体験・経験」しないうちは、「体感・体得・認識」に至れないようですから。「話せばわかる」という問題ではないようです。)

 たぶん、押谷氏も,、もどかしい思いをされているのではないでしょうか。どうすることもできなく、やれやれと思うばかりでしょう。見えている$lにとっては、鶏の世界も人の世界もおそらく同じ思いをされていることになっているはずです。(座して、ただやってくるのを静かに待つのみ。仕方のないことです。個人の力ではどうにもなりません。その意味では“マス・コミ”はまったく機能しておりません。一方的に情報が流通してるだけ。コミュニケーションになっておらず。)

■鳥インフルエンザまん延に警鐘 東北大サイエンスカフェ
>鳥インフルエンザ対策と、新型インフルエンザへの変異の可能性を考える東北大の「サイエンスカフェ・スペシャル」が13日夜、仙台市青葉区の東北大医学部であり、押谷仁・医学部教授(感染症対策)が国内対応の重要性を訴えた。
>世界保健機関(WHO)によると、鳥インフルエンザ感染者数はベトナム、インドネシアなどで146人に上り、半数以上の76人が死亡した(8日現在)。トルコでは感染が拡大し、死者はさらに増える見通し。
>2003年に新型肺炎(SARS)がまん延した際、WHOの専門家としてアジア地域の対策に取り組んだ押谷教授は「現時点では鳥から人への感染がほとんどだが、ウイルスが変異して人から人への感染が増えたとき、新型インフルエンザのパンデミック(世界的流行)につながる可能性がある」と指摘した。
>新型インフルエンザが流行した場合、死者は数百万人と予測される。押谷教授は「ウイルスの変異スピードが速く、ワクチン開発が追いつかない。世界レベルで人の往来がある今、『日本だけは安全』という考えは機能しない」と警告した。
(2006年01月14日土曜日  河北新報)
ttp://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2006/01/20060115t15022.htm

(この記事が、どれくらい正確に押谷氏の講演内容を反映しているか不明です。おそらく氏の認識では、「まだ人の新型ウイルスが発生していない」という前提ではないはずです。そうでなければ、一般的な上っ面をなぞっただけの講演内容に終始しただけでしょう。現実・現場を知る方々は、けっして恫喝まがいの不安を煽るような発言は控えるはずですし。)

 いちばん困るのは、他人事感覚で、ろくに知識を吸収することも自ら考えることもなく(それは人任せにして)、対策と称して、もっぱら予算配分のために、薬剤・施設・人員確保に汲々とするだけにおわる人々が担当者になることです。(これが、いまの「鳥フル」対策の姿なのかもしれませんが。)


[2912] 「重複事業統合」というキーワード 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/15(Sun) 11:01  

大阪府の太田房江知事と大阪市の関淳一市長が上水道事業や信用保証協会など重複する事業の統合や連携に向け、近くトップ会談を行うことが15日、分かった。
 財政難打開のため、同一地域で同様の公共施設を建設したり福祉サービスをする「二重行政」の解消が狙いで、実現すれば約4年半ぶりのトップ会談となる。
 府と市は、浄水場をそれぞれ3カ所所有、大阪府中小企業信用保証協会と大阪市信用保証協会は同様の業務を行っており、こうした事業の効率性向上のほか、消費生活センターの再編、文化事業の共同実施を話し合う。
 会談は2月上旬までに行う予定で、日程を調整している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060115-00000018-kyodo-soci

というニュースだが、この「重複事業統合」というキーワード、これから、重要になるそうなキーワードのように思われる。
特に、平成の合併で、これまで、各市町村長さんが、自らの選挙対策を含めて、しのぎを削って建設してきた、町村ごとの体育館や公会堂、運動施設、文化施設、それに温泉施設など、行政区域が広域化すれば、これらは、すべて、「重複事業」となってしまう。
いかに、機能分担化した都市群を、新合併市町村内に配置するかが、大きく問われるものと思われる。


[2911] Re:[2910] 護送船団としての業界団体は、このような場合は、何か出来るのでしょうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/15(Sun) 10:50  

ときさん。
◆鶏飼い時事(じじい)…『生き証人は殺せ』(2006.1.15)
は、非常に激しい題名ですが、曲がり角にある養鶏業界の悲痛をそのまま示しているとも見て取れますね。
行政がグレーゾーンに対応できないことが、業界の苦痛につながっていると見て取れますが。
[2896][2897]で問題にされた Flu-like Illness というグレーゾーン
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=537
は、鶏の世界にもあるはずですが、二値的な対応では、なんとも、対処できませんね。
この Flu-like Illnessは、鳥インフルエンザそのものなのだという認識に立てば、より、費用対効果の優れた対策が取れると思うのですが。

ところで、ベルギーの感染疑いは、シロとなったようです。


[2910] こういう時こその「公」的肩書きなのですが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/01/15(Sun) 10:17  

◆鶏飼い時事(じじい)…『生き証人は殺せ』(2006.1.15)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza236.htm

>しかし矢張り最大の責任は我々にある。前回も触れたように自ら助ける努力が足りなかったと思う。自ら助けることの第一歩は自ら考える事である。昨日も《とき》様に《笹山様のページ》で「自らの頭で考えることなく、いまだに意志決定を他人任せにしている」と叱責されたが誠に汗顔の至りである。

 まったく『叱責』というつもりではなかったのですが、そういう風にとられてしまったようです。要は、業界の意見を代表する立場にある、「肩書き」を背負っておられる方々が、自分だけの意見ではなく、いかに業界全体の意見を集約しようとする姿勢があるかにかかっているはずです。
 民主主義制度化における「統治」の意思決定がどこにあるかということでもあります。すくなくとも、農林水産行政における「鳥インフルエンザ対策」の意思決定は、「産・官・学」それぞれの意思・意見の集約によって成り立つはずで、なおかつ、生計に直結する「産」の方々が、いちばんの当事者であるはずです。
 その当事者(けっして「個人」ではなく、産の「団体」として)の「声」が、意思の表明であります。
 養鶏(鶏肉、鶏卵)、加工、流通、販売の各諸団体が、現実をふまえた現場・実際の意見を集約し、統一した要請・要望を表明しない限り転換できないでしょう。逆に言えば、それで容易に転換できるはずです。だれも妨げることができません。
 業界の「錦の御旗」の色を鮮明にすることがもっとも重要です。本来そのための「肩書き」なのですが・・・。
 この危機管理必須の状況下で、そのポジションにある方々に、その責務の自覚はおありでしょうか。自らの私(企業)的な目先の経済事情(金儲け)ばかりを考えているのであれば、それはかなわぬことです。業界を代表する大手企業の姿勢が問われているのです。いかがわしい「闇ワク」でっち上げや、病的な被害妄想に発する「バイオ・テロ」説を垂れ流すようであれば、その良識を疑わざるを得ません。
 ウイルス学と免疫学を、一からしっかり学習しなおしていただきたいものです。もちろん、畜産業にたずさわる獣医の方々も。

◇ベルギー人が鳥インフルエンザの疑い 2006年 1月15日 (日) 00:00 〔AFP=時事〕
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20060115/060114123310.4zep6c5a.html

 容易に飛沫核感染し、なおかつ不顕性感染が高率のウイルス感染症にたいして、人為的に「防御」できると考えてしまうことは、あまりにも幼稚な思慮であると思わざるをえません。
 そのことだけに基づいた対策は、なにか対策をやったつもりになっているだけのことで、実質はなにもやっていないに等しい。実際の対策は、感染したときにどうするかです。けっして、「防御」や「制圧」や、まして「根絶」ではありません。
 地震や津波や台風の対策と同じで、「起こらないこと(できるわけがない)」ではなく、起こったあとどうするかが、実際の対策であり、真の危機管理です。人為的な戦争やテロとは全く様相が異なっているのだとはっきり区別して認識することが必要です。

 鳥ウイルスと人ウイルスは、その好む種の細胞も違えば、同じ宿主内で異なったウイルスであっても、好む組織細胞まで違っているというのが基本です。そうそう単純に味噌も糞も一緒のようなふるまいをしません。未知あるいは不可視のものに対して、無知が過剰な「不安」心理を煽動しています。まさに、寺田寅彦のいうとおりです。

>物理学者で随筆家の寺田寅彦の言葉に次のような一説がある。
>「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」
(アエラ'06.1.16号「インフルエンザ 正しい対策」P29.)
http://opendoors.asahi.com/data/detail/7144.shtml


[2909] Re:[2907] 飲料水からテフロン助剤&車のシックハウスについて 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/15(Sun) 09:26  

まりちゃんさん。

もともと、デュポンのPFOA(ペルフルオロオクタン酸)問題は、このサイト「PFOA CALLED LIKELY HUMAN CARCINOGEN 」http://pubs.acs.org/cen/news/83/i27/8327notw1.htmlの中の写真にありますように、この工場の地下水から検出されて、問題になったものですね。

この問題については、この掲示板でも、昨年11月24日の2368.2369でも、あつかったことがあります。

今回の問題は、この記事「DuPont Teflon chemical C8 found in Ohio stream, bottled water」
http://www.foodconsumer.org/777/8/DuPont_Teflon_chemical_C8_found_in_Ohio_stream_bottled_water.shtml
によりますと、オハイオ州環境庁の発表では、C8(ペルフルオロオクタン酸perfluorooctanoic acid 、化学式が、 「F-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2-CF2-C(=O)-X」 とのように、Cが8つ並んでいるところから、こう呼ばれているらしい。)が、1月12日に、Williamstownの川で見つかり、これが、Williamstownの町から18マイル離れたデュポンの工場からの汚染ではないかとされているものですね。
それにくわえて、Mariettaを本拠地とするCrystal Springという飲料ボトルからも、C8が検出されたというものですね。
それで、この飲料ボトルの水は、この汚染された川の水から採取したのではないかとされているもののようです。

http://www.foodconsumer.org/777/8/DuPont_Teflon_chemical_C8_found_in_Ohio_stream_bottled_water.shtml


[2908] Re:[2901] [2900] 「きっこの日記」の「狂牛くん」のネタ元 投稿者:通りすがり 投稿日:2006/01/15(Sun) 09:16  

> できれば、食の安全を第一に優先する団体が新たに出来てくれたらなぁと思う次第です。

つーかさ、まりちゃんの考える「食の安全」て、
「どういう場合に何人以上死んだら危険で、何人以下なら安全」
といった、具体的な条件が判らないんだけれど。


[2907] 飲料水からテフロン助剤&車のシックハウスについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/15(Sun) 08:47  

おはようございます。2つほど気になるニュースがありましたので。。

◆日本は大丈夫? ボトル入り飲料水からも「テフロン」助剤PFOA検出=オハイオ州
http://www.jc-press.com/kaigai/200601/011302.htm
>淀川水系安威川の一部や大阪市の水道水からも高濃度で検出されているPFOAについて、米環境保護局(EPA)の科学諮問委員会は昨年、「ヒトにとって恐らく(likely)発がん性物質」とのリスク評価案を示している。(抜粋)
>デュポンがウェストバージニア州パーカーズバーグの工場にこの化学物質を除去するフィルターを取り付けるまで、デュポンから飲料水供給の委託を受けたクリスタル・スプリング・ウォーターが被害住民約1000人にボトル入り飲料水を提供(抜粋)

↑浄水機で除去できるフィルターって家庭用でも市販されていればいいんですがどうなんでしょう。ブリタとか使ってますが除去できるものか聞いてみようかな。

◆あなたの車は大丈夫?=車内から高濃度の有害物質検出、米環境グループ
http://www.jc-press.com/kaigai/200601/011201.htm


[2906] Re:[2905] [2902] [2901] [2900] 「きっこの日記」の「狂牛くん」のネタ元 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/15(Sun) 08:45  

「米国産肉を再開した企業だけに絞ってリストアップができたら、たしかに一番ありがたいですね。商社も含めて。」
そうですね。
そのようなリスト作りが消費者運動の有力な支えになるとは思うんですが。
ウォッチドッグ機能の充実ということですね。

http://www.consumerwatchdog.org/


[2905] Re:[2902] [2901] [2900] 「きっこの日記」の「狂牛くん」のネタ元 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/15(Sun) 02:32  

> まりちゃんさん。
> この中には、肉と関係のない、おむすび屋さんや魚屋さんや鮨屋さんや、餃子屋さんも、はいっていますし、アメリカ牛肉を使っていない企業を社団法人日本フードサービス協会さんのリストからはじいた形跡も見られません。

笹山さん、いまこのご時世で、牛と関係のない外食産業はそうそうありません。おむすび屋さんだってご飯につやを出すためにゼラチンを使うところもありますし、肉味噌むすび、牛肉の時雨煮むすびなんてメニューもありますし、魚屋も魚が嫌いな人のための肉メニュー、出汁に肉エキス、ゼラチン、冷食満載お子様ランチ、すし屋だって例のハリセンボン注射加工肉を使ってあぶり寿司を出す店もあれば、箸休めに牛肉関連の突き出しを出す店もあります。餃子屋だって合い挽肉や動物油脂を使う店もあり、揚げ物屋の油は動物油脂ではないかとか、もう細かいところを見れば避けようがないくらいで、完璧に牛を避けようと思ったらハラールリストの店を選ぶしかないくらいじゃないかという感じです。チェーンの蕎麦屋に入れば、日本蕎麦やうどんの店なのに、出汁に肉エキス使ってる店だってあります。肉そばだってあります。

日本フードサービス協会の方針は飼料無視ですから、米国産を使わないから、という問題ではなく、米国が世界中に飼料や肥料を輸出していることを考えたら、世界から畜産関連の原料や加工品を調達する外食産業に携わる以上、そしてさらに、偽装の多い世である以上、他山の石ではいられません。

上記、考えると、そのような方針の協会に平気、無関心で他人事のように加盟していられる企業は、自社メニューの安全性に間接的に、ぐるぐる回って関係してくることを考えても、牛だけの問題ではなく、食、そのものの安全性に対して、意識の低い企業と見られてもしょうがないんじゃないかと思います。

私見ですけれども、私が経営者だったら、顧客を優先するのであれば、傍観せず、「食を顧客に提供する企業」として声明を出すとか、また、おつきあい程度の加入でしたら、脱会するほどの問題に捉えます。私の考え方は厳格すぎますでしょうか(^^;

しかし、笹山さんの仰るように、米国産肉を再開した企業だけに絞ってリストアップができたら、たしかに一番ありがたいですね。商社も含めて。。

ところでココいちさんは、オーストラリア、ニュージーランドというリスクの低いといわれている肉を選択して使ってくださっているとのこと、ありがたいことです。さらに今後は、動物油脂、肉エキスなどの産地や由来の公開もいただきたいところですね。


[2903] トルコのヒト感染鳥インフルエンザが、ベルギーへ飛び火 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/14(Sat) 23:47  

ベルギー政府の健康省の女性スポークスマンが今日発表したところ、トルコから帰ってきた一人(性別・国籍などは、明らかにされていない。)が、鳥インフルエンザ感染疑いで、ブリュッセルの病院に入院したという。
一方トルコでのヒト感染鳥インフルエンザ患者数は、増え続けており、本日、新たに二人のH5感染者が出ており、トータルでは、18人の感染者になった模様。
また、本日、インドネシア・ジャカルタで新たに1人の女性(29)の鳥インフルエンザによる死亡を確認した。
これで昨年7月に同国で初めて感染死者が確認されてから半年間での感染者は17人、死者は12人となった。

http://edition.cnn.com/2006/HEALTH/01/14/birdflu.wrap/


[2902] Re:[2901] [2900] 「きっこの日記」の「狂牛くん」のネタ元 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/14(Sat) 23:09  

まりちゃんさん。
この「狂牛くん簡易版/新型」のリストと、社団法人日本フードサービス協会の会員企業一覧を対比してみた場合、少なくとも、最初の「あ行」に見る限りは、同じですね。
この中には、肉と関係のない、おむすび屋さんや魚屋さんや鮨屋さんや、餃子屋さんも、はいっていますし、アメリカ牛肉を使っていない企業を社団法人日本フードサービス協会さんのリストからはじいた形跡も見られません。
「きっこの日記」の1月5日号http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060105
をみますと、「たとえば、カレーショップの「CoCo壱番館」、通称「ココイチ」なんかは、以前からオーストラリア産とニュージーランド産の牛肉を使用していて、これからもその形は変えないつもりだそうだ。」と書かれながらも、このリストには、株式会社壱番屋さんは、入っていますね。
で、社団法人日本フードサービス協会さんと、会員企業との関係ですが、その多くは、お付き合い加入ということなのでしょう。
ですから、社団法人日本フードサービス協会さんの方針が間違っているからといって、その会員企業の固有名詞を、一種の不買運動の槍玉に挙げるということは、いかがなものでしょう。
ましてや、牛肉とは関係のないそば屋さんや鮨屋さんまで、ポジティブリスト(といえるのかな? 「原則、アメリカ牛肉は、食べられない」とするのか、「原則、アメリカ牛肉は、たべられる」とするかによって、この意味合いは違ってきますね。)としてあげるのは、行き過ぎといえます。
というよりは、もし、不買運動が目的でのリストの提示であるとするのなら、十分な調査の上、対応すべきものと考えます。
そのことが、反対の意思の姿勢の立場を有利にするものと思います。
このような調査不十分のポジティブリストの提示では、逆に足元をすくわれかねないものになると思いますが、いかがなものでしょうか。
私は、消費者運動の原点をいっているつもりなのですが。



[2901] Re:[2900] 「きっこの日記」の「狂牛くん」のネタ元 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/14(Sat) 22:48  

笹山さん、日本フードサービス協会は、「協会として」輸入再開を強硬に要望していましたよ。

ですから、私としてはそんなに問題を感じておりませんが。
できれば、食の安全を第一に優先する団体が新たに出来てくれたらなぁと思う次第です。


[2900] 「きっこの日記」の「狂牛くん」のネタ元 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/14(Sat) 19:10  

「きっこの日記」
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060107
で紹介され、アクセスでパンクしたという「狂牛くん」のネタ元は、何のことはない、社団法人日本フードサービス協会の会員企業一覧http://www.jfnet.or.jp/kigyo/seikaiin/all/about_cr_kigyo_all.htm
でした。
なんかなあ−−という感じですね。
これだと、「社団法人日本フードサービス協会の会員」は、すべて、アメリカ牛肉を使っているという論理になってしまいますね。
耐震偽装問題だけに絞っていたなら、尊敬していたままだったのに。
これについては、私も、2841で、こんなことをいっていましたね。
「この「きっこの日記」にある「狂牛くん簡易版/新型」→http://page.freett.com/banc/index.htm
というのは、アメリカ牛肉を使っているなり、販売している企業なりレストランへのリンク集なのでしょうかね。
リンク先が、その対象の企業のサイトということで、あまり意味がないようにも思えるのですが。」
悪い予感が当たったようで。


[2899] 鳥フル問題はWHOのおねだりネタに見えてくる? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/14(Sat) 16:42  

◇<鳥インフルエンザ>ウイルス変異 トルコ死亡患者から採取(毎日新聞) - 1月14日14時17分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060114-00000047-mai-soci

『ウイルスは、鳥や人間の細胞の「レセプター」という部分に結合して体内に入り込むが、変異したウイルスは、鳥よりも人間のレセプターに結合しやすくなっていた。』

『「人から人に広がるにはさらに他の変異も必要で、すぐ大流行につながるものではない」』

 人から人の感染で、容易に拡がって、もうすでにまん延しているとはいうものの、重症化し顕性化しているのはごく一部であるとの見方は否定されるべきではないと思いますが、公式にはあまり踏み込んだ発言ができないようです。
 しかしながら、なぜに、人のウイルス感染症が、「人-人」間感染の可能性が後回しにされるのか、とにかく不可解でなりません。迅速な対策からは程遠い、まさにまん延を助長させているだけになっているようです。
 検査結果のみを見て、患者の体を見ない医者の見立てとまったく同じことになっています。

◇死亡者から変異ウイルス トルコ、感染力に影響か(共同通信) - 1月14日10時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060114-00000056-kyodo-soci
>通常のH5N1型ウイルスより、人の細胞に付着しやすいと考えられる変異も含まれていた。
>WHOは、トルコでの患者急増とウイルス変異との間に関係があるのかどうか他の患者のウイルスについても調べるが、現時点では「人から人への感染が起きた証拠はない」としている。
>今回の変異を持つウイルスは、鳥よりも人の細胞の受容体に付着しやすい性質があるとみられるという。

 鳥ウイルスが変異したからではなく、最初からそのタイプが、人から人へと伝達・感染・伝播していると考えたほうが自然であります。感染拡大を考えるときは、それが常識のはずなのですが・・・。(ウイルス感染学の知識のある方々は、どうなってしまったんだろうか?)

◇鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
◇インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912

◆鳥インフルエンザ問題の今後(121)(2006.1.13)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza235.htm

 養鶏業界の意見を代表する、大手業者の人々の頭が変わらないうちは、行政を変えることはできないものです。あくまでも、(国民)主権者たる当事者の意見・意思の集約にかかっているはずですから。役所も、学者も、行政施策を転換する権限はないはずです。主体はあくまでも、養鶏業界です。
 その意味で、衆愚に陥った“民主主義”ほど手に負えないものはありません。そして、政治力です。おそらく、業界大手の方々は、自らの頭で考えることなく、いまだに意思決定を他人任せにする姿勢でいるのではないでしょうか。その方々は、まだ修羅場が見えていないのでしょう。どうにもなりません。
 この国を覆っている経済性優先(損得勘定のみ)志向、そのほかに関しては思考放棄の病は深刻です。「病気」克服は、経済とは別の次元の問題ですから。本来それが「公」の役割なのですが、いまや、その「公」すらが、予算配分機能がメインとなってしまっていますから。意思決定の主体者が誰もいないということになっています。それがすなわち「危機管理」主体の不在ということにもつながっています。
 「きっと誰かがやってくれる」と、皆が一様に思い込んでいることになっています。一般国民は「政治」や「行政」が、「政治」や「行政」は、「国民」が「主権」者なのだから、という具合に。(もう、直に経験することで“わかる”という次元に堕してしまっているようです。智恵だの叡智だのありゃしないようです。)


[2898] 早速アメリカから、反応見らしきアクセスが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/14(Sat) 08:54  

訪米中の中川昭一農相が、昨日、ジョハンズ米農務長官と会談した節、ジョハンズ米農務長官が「国際基準に従い、「生後20カ月以下」の牛肉に加え、「30カ月以下」まで輸入対象を広げるように」と要請したというのだが、早速、この掲示板へは、例のアメリカから、反応見らしきアクセスがありました。
もっとも、日本の農林水産省も、表面、困ったような顔して対応していますが、大枠は、20004年10月24日の日米高級事務レベル会合合意に入ってしまっている話なんですがね。


[2897] Re:[2896] Flu-like Illness 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/14(Sat) 08:07  

匿名さん。
「Is Exposure to Sick or Dead Poultry Associated With Flulike Illness? 」の情報ありがとうございました。
ときさん。
WHOの「農村部での情報入手の必要性」言及は、遅きに失した感もありますが。
表面では問題視されなかったFlulike Illnessというのが、特に農村部では、かなりの数あったということですね。
このサイト「Flu risks may be distorted 」http://www.billingsgazette.com/index.php?id=1&display=rednews/2006/01/10/build/nation/50-flu.inc
では、この研究についての反響を伝えています。
まず、ヴァージニア大学のFrederick Hayden博士は、「この研究は、ひとつの 仮説の創出(hypothesis generation)をするには、非常に有益な研究と思われる。しかし、そのためには、アジアにおける真の鳥インフルエンザ発生率を検証するための、アジア地域における幅広い範囲での血液の検査が必要と思われる。血液検査なしでのこの仮説の実証を結論付けることは、むづかしい。」としています。
また、Mayo Clinic のGregory Poland博士は「この研究は、決定的な使用粉になりうる。われわれがこれまでつかんでいたデータは、氷山の一角をつかんでいただけだった。病院でつかんでいたのは、実際、Flulike Illnessのうち、もっとも重症な例のみであった。田舎では、このような症状の軽度のものは、普通にあったはずだ。なると、H5N1ウイルスは、われわれの想像以上に蔓延していたということになる。この研究成果は、鳥インフルエンザ研究にとっては、悲観と楽観との諸刃の刃となりうる。すなわち、悲観論に立てば、想像以上のH54N1ウイルスの蔓延は、恐るべき脅威となりうるとの見方になるし、また、楽観論に立てば、それほどのH5N1の蔓延によっても、大奥の感染者は、軽いFlulike Illnessの症状で収まっている。との見方になりうる。」としています。
この点については匿名さんも、ときさんも、私も、共通の認識に達していることだと思いますが、日本の茨城県においても、同様な現象が発生していたのではないかと、思われるのですが。
これは、なにも、今回のH5N2に限らず、養鶏関係者の間では、軽い咳や微熱は、日常、よくあることだという話は、以前から聞いているところです。
このFlulike Illnessというものを、軽いヒト感染鳥インフルエンザ症状であるとするなら、単に、鶏→ヒト感染を問題にするだけでなく、ヒト→鶏感染も疑わなければならないのではないでしょうか。


[2896] 「H5N1型トリインフルエンザ、軽いヒト感染は高頻度の可能性」の記事 投稿者:匿名 投稿日:2006/01/13(Fri) 21:23  

チョッと古いニュースですが。
「H5N1型トリインフルエンザ、軽いヒト感染は高頻度の可能性」(日経BP 1月10日)
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/medi/419121
「ベトナムでは、H5N1型のトリインフルエンザウイルス感染が増加している。が、これまでに報告された感染者数は、主に、大都市の病院に入院した重症例を数えたもので、地域住民の感染や発症の実態を調べた研究はなかった。

スウェーデン・カロリンスカ研究所のAnna Thorson氏らは、ベトナム北部の地域住民を対象に、咳と発熱を特徴とするインフルエンザ様疾患と、病気、または、死んだ家禽への暴露の関係を分析し、それらの家禽に直接接触した人々にインフルエンザ様疾患が有意に多いこと、発症者の1割弱は、家禽との接触が原因と考えられることを示した。

血清学的検査は行われていないが、消去法ではインフルエンザ様疾患はH5N1型ウイルスの軽度感染による可能性が高いと考えられた。詳細は、Archives of Internal Medicine誌2006年1月9日号に報告された。」

Archives of Internal MedicineのAbstractは↓
http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/abstract/166/1/119?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&fulltext=avian+influenza&searchid=1137153350447_738&FIRSTINDEX=0&journalcode=archinte
拙い英語力でみると以下のようです。
無作為抽出の45,478人中、8,149人(17.9%)が流感様疾患。
38,373人(84.4%)は鶏を飼う世帯。
11,755(25.9%)は病気か死んでいる鶏がいた世帯。
鶏の接触および流感様疾患の関係が示された。(以下)
鶏飼育世帯 オッズ比 1.04 : 95%信頼区間、0.96-1.12(有意ではない)
病気か死んでいる鶏に直接接触なし世帯 オッズ比 1.14 :95%信頼区間、1.06-1.23(有意)
病気か死んでいる鶏に直接接触有り世帯 オッズ比、1.73 :95%信頼区間、1.58-1.89(有意)。
この研究は疫学的なデータであり、さらなる微生物学的研究が必要と結論しています。

ベトナム2004年当時のインタビューによる調査なので現在の状況とか不明であろうし、AIによるインフルエンザ様疾患なのかは、やはり抗体・抗原調査を含む微生物学的手法を使う必要があるのでしょうね。



[2895] 『幽霊の正体見たり枯れ尾花 』 投稿者:とき 投稿日:2006/01/13(Fri) 20:50  

◆鳥インフルエンザ感染の男児をネット中継へ 中国の病院
>中国湖南省児童病院は12日までに、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染し同病院の隔離病棟に入院している男児(6)の様子を、インターネットで生中継する方針を明らかにした。中国紙、北京青年報が同日報じた。
>ネット中継を決めた理由について、同病院は「鳥インフルエンザに対する社会的関心が高まっているため」と説明。住民に病気の正しい知識を持たせることに狙いがあるようだが、異例の中継に対し、男児のプライバシー侵害を懸念する声も出ている。
>同紙によると、同病院は男児の病室にカメラを設置し、医師の治療や男児の生活ぶりなどを中継する方向で調整中。近日中に中継を始めるとしている。(共同)
(01/12 22:03)産経Web
http://www.sankei.co.jp/news/060112/kok107.htm

 ごく普通のインフルエンザと変わらない、というデモンストレーションでしょうか?
 ほとんど可能性のないトリ→ヒト感染のイメージを過剰に演出してしまったことのツケが回ってきたようです。
 いよいよ、ヒト→ヒト感染が否定しづらくなってきたのではないでしょうか。(それほどあたりまえに、H5N1のヒト感染が起こっているのではないでしょうか。最初から、ヒトでの発症ならびに抗体確認がみられるということは、そういうことです。まだまだ、強情を張る“権威”の方々がいるうちは、一般医師や医学者は発言を控えつづけるでしょう。)

◆農村部の情報入手が課題 WHO報告に2週間以上(共同通信) - 1月12日21時17分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060112-00000252-kyodo-soci

 もちろん、情報伝達の遅れや隠蔽もあるのでしょうが、ウイルス感染の実態を鑑みるに、おそらく感染の事実のほとんどは(少なく見ても不顕性の約半数は、なおかつ逐一感染検査確認をするわけでもありませんし、個体により病状の軽重がありますし)、確認と把握は実質不可能なのですから、報告遅れを改善したところで、焼け石に水のようなものです。それに隠蔽が重なるわけですから、実態の把握は至極困難ですし、ましてやまん延防止やウイルスの制圧なぞ、最初から不可能です。
 できることは、それぞれの「国において」の、発生したとき以降の対策のみです。的確な“サーベイランス”と、その迅速な情報公開がなにより必要です。検査体制と同時に。
 おそらく、日本ですら、ヒトH5N1型の検査体制は整備されていないでしょう。簡易検査では、A型かB型しかわからないわけですし。さらに踏み込んだ検査を、ほとんどの医療機関ではするわけもありませんので、かなり、そのA型に紛れ込んでいるのではないかと思われます。
 京都の養鶏場とまったくおなじことが、ヒトの場合も起こります。報告の遅れなんてものじゃなく、知らないうちにまん延してしまう事態が。(もうすでにまん延しているのではないかと思っています。本気で抗体保有調査をやってみればいいだけですが、想定外や、前例のないことに踏み出さないのが「公」の美徳ですし。)


[2894] Re:[2893] 終わりの始まりでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/13(Fri) 17:26  

Milkmanさん。
「鳥フルの終息(?)会議」ですか?
むしろ、H5N2のヒト感染例としては、世界始めての例となるのですから、むしろ、終息ではなく、新たなスタートということになるのではないでしょうか。
獣医師さんの領域では、終息かも知れませんけれども。
もっとも、こう事態がぐちゃぐちゃになってしまっては、行政が「終息」としたいお気持ちも、わからないではないですが。



[2893] 茨城鳥インフルエンザの結末は? 投稿者:milkman 投稿日:2006/01/13(Fri) 09:00  

今日1/13に茨城県で発生した鳥フルの終息(?)会議が開かれるという。どんな内容なのか、どのように政治的に収めるのか興味津々である。現場の実態を反映しない対応には、本当にもういい加減にしてほしいと養鶏関係者の一人として心を痛めている。


[2892] ハード倒れの地域IT化施策 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/13(Fri) 07:50  

国の補助事業で市町村などが整備したケーブルテレビの加入世帯が10%以下だったり、公立学校に整備したテレビ会議システムが利用されなかったなど、国の地域情報技術(IT)化推進施策で事業効果の低い事例が多いことが、12日、総務省の行政評価で分かった。
 総務省は13日、経済産業省や文部科学省、農水省など4省に対し、利用見込みなど事業採択の審査強化や、事業効果を十分検証するよう勧告する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060113-00000008-kyodo-pol

ハード業者が暗躍して、埃をかぶったままの地域IT化施策の実態をよくあらわしたニュースだ。
テレビ会議システムなんてのは、高圧縮技術の進歩で、パソコンベースでも、やれないことはないのに、そこに大艦巨砲主義を持ち込ませたのは、ひとえに、導入業者の口車に乗せられた関係者の罪である。
http://www.avcc.or.jp/e-learning/tech/tv_sys/tv_sys.html参照

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060113-00000008-kyodo-pol


[2891] アジア共通通貨「ACU」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/13(Fri) 07:45  

アジア開発銀行は12日、アジア通貨の加重平均値を算出して、3月にも「アジア通貨単位(ACU=アキュ)」として公表を始める方針を明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060113-00000301-yom-bus_all

という記事なのだが、アジア版共通通貨に向けての準備としての意義はあるものの、実際、実現性はどうなのか、疑問は残る。

アジア経済圏統合の枠組みについてのデザインが明確でないからだ。

かねてから、日本の財務省のある部分では、アジアでの通貨バスケット方式による共通通貨への動きを模索してきたが、それは、中国の元のウェイトが、これほど強くなる前であった。

その後、日本はバブル崩壊でそれどころで亡くなっている間に、元の台頭がおこり、今後、どのような枠組みでのアジア共通通貨への動きが模索されるのか、いたって不透明な中での「ACU」の発足である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060113-00000301-yom-bus_all


[2890] 「野良里蔵狸 -norakura-」さんに私のブログ記事の紹介が。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/13(Fri) 07:35  

このサイト「野良里蔵狸 -norakura-」「米国産牛肉はBSEの他にホルモン剤の危険性も?」http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-369.html
です。
光栄です。

http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-369.html


[2889] せっかくの民主党の耐震偽装問題徹底究明サイトなのだが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/12(Thu) 21:07  

このサイトhttp://idpj.net/xoops/index.phpが、民主党の耐震偽装問題徹底究明サイトなのだが、新規ユーザー登録をして、メールを公開しなければならないのが、かなりの障害になるのでは?
どうして、このような回りくどいことをしたんでしょうかね?
やはり、リナックス型にしませんと、アクセス数は稼げません。


[2888] ようやく表面化したようで 投稿者:とき 投稿日:2006/01/12(Thu) 20:42  

◇イタイイタイ病も発生か=湖南省のカドミウム汚染−中国紙
>【北京11日時事】中国湖南省を流れる湘江が有害物質カドミウムに汚染された問題で、イタイイタイ病と酷似した症状の死者が流域住民から出ていることが明らかになった。中国紙・中国青年報(10日付)が報じた。中国では河川などの汚染事故発生は逐一伝えられるようになったが、汚染による健康被害まで踏み込んだ報道は異例。 
(時事通信) - 1月11日19時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060111-00000135-jij-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china/

◇チベット「虐殺」審理へ 人道の罪、スペインで(共同通信) - 1月11日9時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060111-00000045-kyodo-int

2006年01月11日(水) スペインでチベット「虐殺」審理へ 当時の中国首脳らを告発
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20060111
>朝日に言わせれば、こういう報道も中国攻撃なのでしょうか。本当なら人権大好きな朝日が取り上げそうな記事なんだけど。この裁判には、拘束力はないでしょうが、他にもEU加盟諸国の人権団体が次々に同じような裁判をやるのであれば、かなりのアピールと中国への圧力になるのですが。ところで、「人権」「女性」「子供」「平和」を掲げてる日本の市民グループも、チベットの人権問題にも目を向けてくれれば少しはマシなのですが、日本の平和団体のほとんどは反日・反米で動いているだけなので無理な話でしょうか(笑)

 まだまだ、不当な「日中記者交換協定」の見直しの表面化は無理でしょうか。
 それにしても、海洋汚染と大気汚染は、どの程度になっているのか?

植林:長江上流域の生態環境改善へ、四川省研修団が県庁訪問 /広島(毎日新聞) - 1月12日17時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060112-00000306-mailo-l34
【中国】「土壌流出防げ」中韓協力して森林荒廃にストップ(サーチナ・中国情報局) - 11月27日9時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051127-00000000-scn-int


[2887] お坊さんが詐欺(建築士の次は僧侶!!) 投稿者:読者の声 投稿日:2006/01/12(Thu) 20:13  

僧侶の詐欺・・・・うーむ
TVでみてビックリ。社会的に信頼のある方々の不祥事がつづく。
建築士の次はお坊さんですか!!!!
新年はじまってまもないのにこのニュース
日本人の心はどうなってしまうのでしょうか!

「詐欺:墓の購入名目、金をだまし取る 容疑の僧侶逮捕・・福岡」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060111-00000280-mailo-l40
「墓のあっせん装い現金を詐取した疑いで僧侶逮捕…福岡県警」
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06011028.htm
「ボウズがジョウズに墓の代金詐欺…100万騙し取る 」
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_01/t2006011029.html

長崎のお寺が焼失したのは同情いたしますが・・・トほほですよね


[2886] 廃材不足という珍現象 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/12(Thu) 19:05  

私のブログ記事「木質バイオマス発電の夢と現実」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462は、おかげさまで好評を得ているが、この記事にトラックバックをいただいた「においの事件簿」http://blog.smatch.jp/nioinojikenbo/archive/54さんの記事によると、燃料の木くず確保にめど立たず木質バイオマス発電にブレーキ とのことである。
あまるはずの建築廃材が足りなくなって『売り手市場』になってしまい、輸送費用を購入者負担にする産廃業者も出てきたそうで。
また、建築廃材がバイオマス発電用チップへと流れてマテリアルリサイクルが阻害されているとの声もあるようだ。


2007年までに、日本製紙が、いわき市の自社工場に廃木材を燃料とする発電施設を建設する。
流動床ボイラーと15千kWのタービンを導入。年間約9万トンの廃木材を使用見込み。コジェネレーションシステムにより工場内で使用する蒸気も供給。

現在、関東地区の廃材チップ発生量は年間200万トン、2007年には約60万トンの新規需要が見込まれ「廃材チップが足りない」事態になるのだという。

今頃、過大な設備投資しなくてよかった、なんて胸をなでおろしている方もいるかもしれませんね。


[2885] Google Earthの威力 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/12(Thu) 18:11  

イランの核兵器開発につながる恐れのあるウラン濃縮を含む核の研究開発が明らかになって、その場所が、直ちに、Google Earthの衛星写真で示されたが、このGoogle Earth、われわれでも、ダウンロードできる。
おためし版は、こちら
http://earth.google.com/download-earth.html
からダウンロードをどうぞ。

http://earth.google.com/download-earth.html


[2884] おや?こんなところにリンクが---。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/12(Thu) 17:24  

このサイト
http://www31.tok2.com/home2/slicer21/0-jm-space-5281.html
です。


[2883] 駐車監視員対応策 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/12(Thu) 10:06  

道路交通法の改正によって、新年早々から、民間の駐車監視員が巡回、駐車違反の確認業務を行う事になるが、私としては、あまり好ましい制度とは思えない。
民間監視委員が、成績を上げたいために、無理な監視をするのではないのかという懸念である。
そこで、監視されるほうとしても、ある程度の自衛の策をとらざるを得ないのではなかろうか。
たとえば、対抗要件を備えるためには、駐車したら、自分で、白墨で、自分の車両をマークし、時間を書いておき、さらに、時間表示つきのデジカメで、それを写しておくとかの対抗措置などである。
私も以前、成績を上げたい移動車両業者から警察に通報され、わずか、5分の駐車で、切符を切られたことがありましたっけ。
これから、こんなこと、しょっちゅうあるのではないんでしょうかね。



[2882] リスク論学者が「安全安心」についてよく引き合いに出す遺伝子組換と電磁波に関する2つの新情報 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/12(Thu) 10:03  

新研究、GM食品の胎児への悪影響を示唆 GM大豆を食べたラットの子の半数が3週間で死亡 
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/gmo/news/06011001.htm

健康被害予防、電磁波対策でWHOが初の国際基準案
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060112it01.htm?from=top

安井至さんなど、よくTVで「遺伝子組換えは安全」なんていわれてましたがどうなるんでしょうね。

料理好きな私の友人がオール電化にしてしまいましたが、今妊婦をしていますが大丈夫なんだろうか?

私もノートはやめてデスクトップにしようかな。。。
検索したら、昨年末のニュースでこんなの出てきましたよ。

松下、パソコンの電磁波測定施設を神戸工場内に新設
http://it.nikkei.co.jp/pc/news/notepc.aspx?i=2005121506437dc



[2881] Re:[2878] とうとう奇妙奇天烈なトンデモ論が堂々と・・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/12(Thu) 08:20  

ときさん。
日本において、パンデミックの際、自宅療養を勧めることの困難さは、外岡さんの掲示板でも、論じられていたことですね。
自宅待機を薦めると、「俺たちを見殺しにする気か」と、苦情がくる。
そして、患者が病院に押し寄せ、まるで、MRSAや黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus )のように、新たな病院経由の感染(hospital-borne infections または、hospital-associated infections または、Hospital Acquired Infections または、"HAI")が始まる−−このような流れになるのではないでしょうか。
これは、かかりつけ医者的存在を希薄にしてきてしまった、日本の医療風土が大きく関係しているように思えます。
町医者の存在が、このようなパンデミックのときには、分散型医療のメリットとして発揮されるように思えますが。


[2880] Re:講師は誰か? 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/01/12(Thu) 06:38  

> 聞きかじりさん、笹山さん、リンク切れですけど、東京都や目黒区でもこういうイベント、去年やってたみたいですよ。今度の台東区では誰が講師にくるんですかね。

まりちゃんさん、情報をありがとうございます。
BSEに対する自分のスタンスが決まっていない私ですが、区民を巻き込んで変な誘導をされることだけは危惧しています。
折角歩いて5分の場所で開かれるので、出席してきます。
その前にもっと勉強しなくちゃいけないのですが、、、

http://www.hytn.net/netdekansi/


[2879] 中国で新たに二人のヒト感染鳥インフルエンザによる死亡確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/12(Thu) 01:21  

一人は、廣西・資源縣の10歳の唐という名の女性で、昨年の11月23日に発病し、昨年12月16日に死亡したもの。
もう一人は、江西省遂川縣の35歳の郭という名の男性で、昨年12月4日に発病し、12月30日に死亡した。
中国での鳥インフルエンザによる8例の発症者中、死者の数は合わせて5人となり、なお、9日にも湖南省桂陽縣の6歳の少年が鳥インフルエンザに感染したと発表されている。
また、貴州省貴陽市烏當區では、今年1月1日から6日にかけて、1600羽の「うずら」がH5N1で死んでおり、また、四川省大竹縣でも、去年12月22日に、2000羽の家禽が死んでいる。
これで、昨年1月から今年1月にかけて、中国で鳥インフルエンザが発生した地域は、
新疆、西藏、内蒙、安徽、遼寧、湖北、山西、雲南、寧夏、湖南、廣西、江西、四川、貴州
に及んでいる。
http://www.worldjournal.com/wj-inst-news.php?nt_seq_id=1295425参照

http://www.epochtimes.com/b5/6/1/11/n1186411.htm


[2878] とうとう奇妙奇天烈なトンデモ論が堂々と・・・ 投稿者:とき 投稿日:2006/01/11(Wed) 22:07  

◇奇策!?新型インフルエンザ、電車止めれば感染減
2006年 1月11日 (水) 21:05
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/science/20060111/20060111it14-yol.html?C=S

『東大生産技術研究所と国立感染症研究所による予測計算』

 in vitro あるいは机上のみで、感染症臨床現場(一般医院・病院の現実)の感染症の現実を知らないことに発する、トホホな図上演算。

◇インフルエンザ流行で社員半分欠勤!? 英系銀行困惑
2006年 1月11日 (水) 16:45
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20060111/e20060111004.html

 これも、歪んだ煽動情報に対する過剰反応。もう、パニック寸前の心理に追いやられているのでしょうか?
 それにしても、人間の医療現場に直接たずさわる人からの発言はほとんどないように感じます。
 積極的に発言しているのは、それ以外の人々。現実に触れている人たちは皆、この胡散臭い状況に薄々気付いているようです。
 もともとから、町の耳鼻科・内科レベルでさえ、ウイルスの症状が見られたときは、ウイルスに効く薬はないですから、温かい部屋で、冷たいものはなるべく控えて、体を冷やさないように気をつけて、じっとお祈り=i笑)でもしててください、といっておりましたから。「抵抗力」とは、病気に罹らない体力ではなく、罹っても重症化したり死なない体力のことだとも。


[2876] 「インフルエンザ鶏の処理 監視下の330万羽に苦慮 /茨城」という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/11(Wed) 16:58  

この記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060111-00000106-mailo-l08
なのだが、
結局は、密閉型鶏舎が特別扱いされても、当事者に取ってみれば、何の益もなかったという話に終わりそうである。
まさか、国が買い上げなんていう馬鹿な話にならないでしょうね。
行政の失態をそのままあらわしている例だ。


[2875] Re:[2874] [2870] [2862] 台東区でBSEを考える会 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/11(Wed) 16:51  

ありゃありゃ。
唐木オンパレードでは、困り者ですね。
台東区では、違う人なんでしょうけれども。


[2874] Re:[2870] [2862] 台東区でBSEを考える会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/11(Wed) 07:49  

聞きかじりさん、笹山さん、リンク切れですけど、東京都や目黒区でもこういうイベント、去年やってたみたいですよ。今度の台東区では誰が講師にくるんですかね。

●食品衛生消費者懇談会考えよう『食の安全』、取り戻そう『食の安心』 とき 11月9日(水曜) 午後2時〜4時
ところ 麻布区民センター
テーマ 安心な食卓、健やかな暮らし
講師 内閣府食品安全委員会専門委員 唐木 英明
対象 どなたでも参加できます。当日直接会場へ 定員 250人(先着順)
問い合わせ 生活衛生課食品営業指導係(生活衛生センター)
電話:5114-3005
http://www.city.minato.tokyo.jp/koho/2005/km051101/1599hoken.html

第4回食の安全と安心を考えるシンポジウム
日時:平成17年11月10日(木曜日)午後1時30分から午後4時まで
http://www.city.meguro.tokyo.jp/eisei/shoku/shinpo/sinpo.htm
場所:めぐろパーシモンホール小ホール
定員:200名(先着順)(直接会場にお越しください)
テーマ:「情報を正しく読み取るために」
1部
「「安全」でも「安心」できない食品?」
〜食の安全の考え方、安全と安心の違い〜
唐木英明氏 (東京大学名誉教授・食品安全委員会専門委員)
目黒区・目黒区食品衛生協会共催
問い合せ先  
目黒区保健所生活衛生課食品衛生係 03−5722−9506

>なお、食品安全委員会でリスクコミュニケーション専門調査会が13日に開催されるそうです。

食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会(第21回)の開催について
http://www.fsc.go.jp/osirase/risk_annai21.html
http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/index.html





[2873] Re:[2871] 米国牛肉加工施設査察結果説明会、1/16、先着順 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/10(Tue) 23:19  

Donさん。
査察報告は、新飼料規制の検証を済ませてからにしてもらいたいものです。
ハンペラの査察報告なんて、聞きたくもありませんね。
あれは、Auditとは名ばかりのものです。


[2872] 茨城県のヒト感染鳥インフルエンザは、77人へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/10(Tue) 23:13  

茨城県などで感染が続発している鳥インフルエンザ(H5N2型)について、厚生労働省と国立感染症研究所は10日、該当する養鶏場の従業員ら77人が過去にウイルスに感染していた可能性があると発表した。いずれも症状は出ておらず感染が広がることはないが、新型インフルエンザに変異する可能性があることから、同省などは注意を呼びかけている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060110-00000127-mai-soci

というニュースだが、なんとも、さりげなく書かれているのが、逆に、ことを荒立てまいとする行政の肩身の狭さを表しているような気がするのは、ちょっと、意地悪い見方だろうか。

ちなみに、H5N2が、強毒性に変化した例として有名なのは、ヒト感染例としては、1983年から1984年にかけて、6ヶ月以内に強毒性に変わったアメリカ・ペンシルベニアの例が有名だ。
http://securite.epfl.ch/aviaire/WHO_avian_influenza_E.pdfhttp://66.102.7.104/search?q=cache:Yiv3qBK0X_gJ:www.minnesotaturkeys.com/documents/QABirdFlu.pdf+human+infection+with++H5N2&hl=ja参照
さらに、2004年2月に、これもアメリカ・テキサスのGonzales County の七千羽の家禽から発見されたのも、強毒性であった。
http://66.102.7.104/search?q=cache:kAkpSawi33kJ:www.maphtc.iupui.edu/html/CD_Training/Avian_Influenza_and_other_pandemic_influenza/outbreaknorthamerica.html+H5N2++human+infection&hl=ja
さらに、1992年にメキシコで発見されたH5N2も、強毒性に変わり、これは、1995年までコントロール不能であった。
http://www.bird-flu-tamiflu.org/en/avian_flu_facts_1_en.php参照
H5N2が、ヒト感染になった例としては、これまで、見当たらないのだが、むしろ、顕在化してこなかったというのが、正解なのかも知れない。
その意味では、今回の茨城のH5N2のヒト感染は、貴重な世界的例になるに違いない。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/01/h0110-4.html


[2871] 米国牛肉加工施設査察結果説明会、1/16、先着順 投稿者:Don 投稿日:2006/01/10(Tue) 22:41  


  農水省、厚労省は10日、先月実施した米国の対日輸出向け牛肉加工施設の査察結果の説明会を、1月16日に開くと発表。

 ・日時 平成18年1月16日(月)14:00〜16:00
 ・場所 三田共用会議所講堂(地図は下記URLから)
 ・主催 厚生労働省、農林水産省
 ・内容 米国及びカナダにおける
       日本向け牛肉認定施設の査察結果について
 ・申込 1月13日までにFAX、メール等で申込。250名。先着順。
 
  詳しくは下記まで。
   http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060110press_6.html

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060110press_6.html


[2870] Re:[2862] 台東区でBSEを考える会 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/10(Tue) 22:29  

聞きかじりさん。
どうも、遅レスですみません。
このような台東保健所生活衛生課食品衛生担当主催のBSEを考える会というのがあるのですね。
主催者から見ると、どのような観点からの考えをされるのでしょうか。
ちょっと、気になりました。
HACCPの考え方からすると、O-157、E-coli と同列の観点からBSE問題を考えるということなのでしょうか。
ちょっと、この点、アメリカ的かな、とも、思いました。
現在の時点で、BSE問題を考えるというのは、なかなか、難しいものと思えます。
なぜなら、結論は、現状是認というスタンスを、保険所も取らざるをえない、ということは、たとえ、中立を守っていても、マンセイの立場とみなされがちだからです。


[2869] Re:[2867] [2861] 中国の米国債売却憶測問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/10(Tue) 20:53  

ときさん。
橋本発言の時と、今回の中國國家外匯管理局(SAFE)の「米国債匂わせ発言」との違いは、今回の市場の反応の鈍さでしよう。
むしろ、ドルは、値上がりを見せている。
中国側としては、狙い通りの市場の反応なのか、それとも、あてが外れた市場の反応なのか、知る由もありませんが。

中国側関係サイト
「中國外匯儲備投資將趨多元化」
http://www5.chinesenewsnet.com/MainNews/SocDigest/Economy/2006_1_6_12_34_50_221.html
「外銀:中國外匯準備多樣化影響美元有限」
http://news.chinatimes.com/Chinatimes/newslist/newslist-content/0,3546,120507+122006010700434,00.html
「中國今年將著力外匯風險監測 外匯管理有六要點」
http://www5.chinesenewsnet.com/MainNews/SocDigest/Economy/zxs_2006-01-06_674561.shtml
「中國公&#20296;今年外匯管理六大要點」
http://www.epochtimes.com/b5/6/1/5/n1179562.htm



[2868] Re:[2865] がん検知犬の記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/10(Tue) 20:38  

匿名さん。
情報ありがとうございます。
このサイト「Dr Dog, the cancer specialist」http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2092-1859073,00.html
に詳細が書かれていますね。
がん患者の呼気のサンプルをかぐという、たった三週間のトレーニングで、高価なCatや PetやMRIなどのスキャナーよりも、高度の確率で、患者の呼気や尿のにおいで、まだ症状の出ていないがん患者まで、かぎ分けるという「ドクター犬」のようですね。
55人の肺がん患者と、31人の乳がん患者と、コントロール・サンプルとして、83人の健康な人の酸ぶるについて、5匹の探知犬がかぎわけたところ、88パーセントから97パーセントの正確さで、がん患者を探知したということのようです。
その中には、無症状の第一段階にある肺がん患者も、含まれていたということです。

http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2092-1859073,00.html


[2867] Re:[2861] 米国債に関する私のブログ記事に未明からアクセス殺到 投稿者:とき 投稿日:2006/01/10(Tue) 20:10  

笹山様
> 私が一昨年に書いたブログ記事「米国債保有は、日本の財政再建の最後の足かせとなるのか?」 http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=33
> 今回の中国の「米国債売り匂わせ発言」は、むしろ、アメリカに対する中国側の「脅し」と見るべきで、これは、橋本全総理の「Hashimoto's Threat」と同じ効果を持つものと見るべきである。

 『アメリカに対する中国側の「脅し」と見るべき』あたりが、なにか「中国様コード」に引っかかったのでしょうか?

日本の「中国脅威論」に懸念表明 局長級協議で中国側
(朝日新聞) 1月10日(火) 1:28
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060110/K2006010901890.html

中国様、日本に報道規制を要求 2006年 01月 10日
http://kuyou.exblog.jp/2994265/
January 10, 2006
中国政府がコントロールしようとする日本の中国報道
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200601101559.html
2006年01月09日(月) 他国に報道規制を要求する。武勇伝、武勇伝、武勇伝デンデデンデン♪
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20060109
日本に報道規制を要求 中国「対中批判多すぎ」【2006/01/09 Mon】
http://nokan2000.blog37.fc2.com/blog-entry-252.html
2006年01月10日
佐々江局長はいつも苦笑しろ
http://ameblo.jp/worldwalker2/entry-10007865005.html
2006年01月10日
( `ハ´)「日本政府はもっとマスコミを指導すべき」
http://adon-k.seesaa.net/article/11516685.html
January 09, 2006
日本政府はマスコミを規制して、中国の悪口を黙らせろ
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50314822.html
■2006/01/10 (火) 支那は「脅威」より存在自体が国際常識の「驚異」。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20060110

 ネットでは、かのような記事への反応がやたらに早いようです。(“為政者”にとっては、やりにくい世の中になったものです。いいんだか悪いんだか。)


[2866] ますます、鳥(鶏)が先か人が先か? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/10(Tue) 19:24  

 まずは、復旧なによりです。

◇77人に感染歴示す陽性反応=茨城の鳥インフルエンザ
>茨城県などの鳥インフルエンザ問題で、国立感染症研究所(感染研)は10日、養鶏場従業員ら77人について、感染歴を示す陽性反応があったと発表した。
>同県内の養鶏場などでは、鶏が比較的毒性の低いH5N2型に感染していたことが判明している。 
(時事通信) - 1月10日18時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060110-00000101-jij-soci

◇鳥インフル感染は77人 茨城、埼玉の養鶏従業員ら
>高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N2型)の感染状況を調べていた厚生労働省と国立感染症研究所は10日、感染した可能性がある人は最終的に、茨城、埼玉両県の養鶏場従業員ら計77人とする調査結果をまとめた。
>感染時期は大部分が鶏の感染が確認される前で、適切な感染防御措置を取らずに鶏やふんなどと長期間接触したのが原因と考えられるという。
>同省は、鶏などに異常がない場合でもマスクを着用して作業するなどの対策を取るよう農水省と都道府県に通知。
>77人は、いずれも臨床的な顕著な症状はなくウイルスも見つかっていない。今後も発症の恐れや他の人に感染させる可能性もない。
>厚労省と感染研は、養鶏場従業員や家族、防疫作業従事者ら約350人を対象に、過去の感染の有無を調べる血液中の抗体検査を実施。うち約40人で感染の可能性が強まったことから、判定基準値を設定して詳細に検討してきた。
(共同通信) - 1月10日17時15分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060110-00000148-kyodo-soci

厚生労働省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1f.html
茨城県及び埼玉県の鳥インフルエンザの抗体検査の結果についてnew1月10日
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1f.html

 ↓このときのヒトの感染も、正確には鶏からとは断定できないのかもしれません。

平成16年12月18日
京都の鳥インフルエンザの抗体検査の結果について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1f-5.html
平成16年12月22日
京都府における高病原性鳥インフルエンザの抗体価調査の結果について
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/tori/041222/index.html

国立感染症研究所 感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html

 気になるのは、ここ近年、インフルエンザワクチンが効果のない症例が多々みられたことや、シーズンに関係なく流行していたものがあったことです。これに対して、未知のウイルス株を分離同定する(できる)機関は、臨床現場ではほとんどありません。
 H5型は、実は、かなりまん延しているのではないかと想定しておいたほうがいいのかもしれません。
 解熱剤によって、インフルエンザ脳症による死亡が、数年前に、頻繁にニュースになっておりましたが、解熱剤が本当の原因ではないような気もいたします。タミフルの副作用もそうでしたが、まだまだ、症例数によっては公表されていないデータや情報がありそうです。ウイルスの遺伝子配列もそうですが。


[2865] がん検知犬の記事 投稿者:匿名 投稿日:2006/01/10(Tue) 19:23  

笹山様
遅まきながらあけましておめでとうございます。
以前放射線被曝についてポータブルな検出器の紹介ありがとうございました。
戌年ということで以下の記事
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/medi/419122
呼気で嗅ぎわけの「がん探知犬」がつくられ、しかも普通の犬で実施されたとは。しかも特異性(度)、感度とも良好。医療被曝低減に貢献するかもしれませんね。期待。
孔子に悟道かもしれませんが(といって自分がいつも混同してしまう用語なのですが)感度、特異性(度)は以下参照願います。
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/pcr/pcr5.html


[2864] 「Sasayama's Weblog」は、無事復旧しました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/10(Tue) 19:01  

今朝の9時半から、レンタル・サーバのデータベース異常により、閲覧できなくなっていた、私のブログ「Sasayama's Weblog」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/
は、午後6時50分、無事、復旧いたしました。
皆様には、ご迷惑やら、ご心配をおかけしました。
原因はなお、不明ですが、レンタルサーバ先のデータベースのテーブルが破損していたために、エラーが発生したためと、レンタルサーバー先の技術部門は、いっております。
これが、何ゆえのものかは、なお、調査中とのことです。

なお、レンタルサーバ元で、緊急メンテナンスを行うとのことで、下記日程により、ハードディスク交換のため、01月11日04:00-05:00の間、ブログを含む本ホームページの閲覧ができなくなりますので、ご了解願います。

緊急メンテナンスのご案内

●日  時:01月11日04:00-05:00 の間で30分程度
●理  由:ハードディスク交換
●影響内容:作業時間中、サーバへの接続および閲覧ができない状態

以上のような次第で、一時は、これまでのデータベースの破壊も予想されましたが、無事復旧できて、ほっとしているところです。
これからも、「Sasayama's Weblog」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/
をよろしくお願い申し上げます。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/


[2863] データベース異常で、午前9時半から、Sasayama's Weblogが使えない状態にあります。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/10(Tue) 10:26  

現在、データベースを点検中です。
サイバーの可能性もありそうです。
復旧には、長期化も予想されますが、あしからず、御了承ください。


[2862] 台東区でBSEを考える会 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/01/10(Tue) 10:24  

1月26日に開催されます。
http://www.city.taito.tokyo.jp/index/000017/023449.html
少なくとも資料と結果だけは教えてもらうつもりですが、出来るだけ都合をつけて出席してみます。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[2861] 米国債に関する私のブログ記事に未明からアクセス殺到 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/10(Tue) 08:00  

私が一昨年に書いたブログ記事「米国債保有は、日本の財政再建の最後の足かせとなるのか?」 http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=33
に、今日の未明からアクセスが殺到している。
原因は、おそらく、昨日流れた「中国が米国債を売却か」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060109-00000010-scn-int
というニュースのためであろう。
米国債の売却については、昨年ベネズェラが、保有米国債を売却した。
問題は、これら中国の動きが、今後の米国債の債券相場にどのような影響を与えるかだ。
問題の中国の報道は、東方早報などが、1月9日に「中国の外貨管理局が、「国有資産をより効率的に運用できる方法を、積極的に模索していく」などと伝えたもの。
これによって、ドル売りへの影響が出始めて入るが、その影響の程度は限定的のようである。
このサイト「China`s forex strategy sets off alarm bells」
http://www.business-standard.com/common/storypage.php?chklogin=N&autono=211026&lselect=1&leftnm=lmnu9&leftindx=9
によれば、アメリカのエコノミストは、中国の外貨保有高の75パーセントはドルであると見ている。
今回の中国の「米国債売り匂わせ発言」は、むしろ、アメリカに対する中国側の「脅し」と見るべきで、これは、橋本全総理の「Hashimoto's Threat」と同じ効果を持つものと見るべきである。
日本ではぜんぜん注目されなかったが、すでに2003年9月4日の「 The Hashimoto Factor」http://www.gold-eagle.com/editorials_03/willettalway090503.html
では、「中国サイドから、第二の橋本発言が出るのではないか」との記事が流れていた。



[2860] Re:[2859] 鮭消費の便益・リスク分析 スコットランド・ノルウェー・カナダ東部養殖鮭は年に3回まで 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/10(Tue) 07:17  

まりちゃんさん。
そうですか。
私も、ノルウェーの養殖鮭の現場を視察したことがありますが、ちょうど、フィヨルドの波静かなところに洋上いかだを浮かべ、そこに、養殖生簀を設置しているものでした。
えさは、ペレット状のものを、一定の時間ごとにぱらぱらと海中に投棄するというシステムでした。
時々、洋上いかだは、動かすのですが、フイヨルド特有の波静かさだけに、飼料の汚染は、海中に滞留しますし、海中の汚染物は、逆に鮭に蓄積しやすいのでしょう。
ちょうど、訪問したときは、アザラシの大量死があったころで、りっばな国立海洋研究所では、その原因究明に没頭されていました。
これら養殖鮭の多くが日本に輸入されているということですから、今回の警告は、むしろ、日本の消費者に向けたメッセージととらえるべきでしょう。



[2859] 鮭消費の便益・リスク分析 スコットランド・ノルウェー・カナダ東部養殖鮭は年に3回まで 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/10(Tue) 06:02  

鮭消費の便益・リスク分析 スコットランド・ノルウェー・カナダ東部養殖鮭は年に3回まで
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/foodsafe/news/06010901.htm
米国農務省監査局 GM作物屋外実験規制監査報告 当局は実験サイトの位置さえ知らない
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/gmo/news/06010401.htm

生きることにおいて、何よりも大切なことが一番ないがしろにされている気がします。
中国の汚染も本当に恐ろしいことになっているようで、今後世界にどう影響が出るでしょうか。
といって、日本の産廃もどうなっていることやら、ですけれども。


[2858] どうも 投稿者:若隠居K 投稿日:2006/01/09(Mon) 22:58  

笹山さま
反応ありがとうございます。
ところで、この若隠居さんは、かつて、団藤ブログと対決された若隠居さんとは、違いますよね。
何しろ、論座の発行元があれなんで。
念のためお伺いしたしだいです。
この件、違います、ま、若隠居Kと改名です。日本の鳥インフルエンザ問題への最大の問題点は、学者・獣医師を含めて完黙していることです。日本の獣医師の世界、疫学の分野にはまるで科学者がいないのか、と思っていまいた。
もうひとつ、鳥インフルエンザ問題に関与する人間は、自分は「歴史上のチリインフルエンザ問題」にどうかかわったのかという自覚をもってほしい。この問題には、輸入輸出という関係によるいわば南北問題的視点があると思う。日本がワクチンを容認することで救われる国、ひいては救われる地球人民がある、と思うのですがいかがでしょうか。


[2857] 政治家の掲示板も荒れていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/09(Mon) 22:49  

例の「開け!電網政治の時代」の掲示板リンク集で、47あるリンク掲示板のうち、つながるのは17で、そのつながる掲示板でも、多くは、例のスパムによって、相当、荒らされているようだ。

http://www.hirake.org/politic/evaluate/frame_bbs_area.htm


[2856] Re:[2850] 雑誌「論座」に快哉 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/09(Mon) 22:21  

若隠居さん。
情報ありがとうございました。
その「論座」は、読んでいないのですが、そのうちのいくつかの問題については、この掲示板でも取り上げたことがあります。
インドネシアのワクチン計画ですが、昨年12月にインドネシア政府が発表したのは、ヒト用ワクチン計画で、これは、インドネシアの会社 BiofarmaとアメリカのBaxter inc.会社とが協力して、今月から作るもののようですが、市場に出るのは、今年の12月ということのようです。
http://english.people.com.cn/200512/16/eng20051216_228352.html参照
また、アフリカへの鳥インフルエンザ蔓延の危険性については、渡り鳥のフライウェイトの関係で懸念されており、すでに、黒海とカスピ海に、鳥インフルエンザ・ウイルスが到達しており、2014に書きましたように、FAOのJoseph Domenech博士が、10月29日、「衛生条件も完備していなく、また、タミフルの備蓄の資金もないアフリカに鳥インフルエンザが到達すれば、パニックになるであろう」と、警告しています。
特に、東アフリカ、サハラ以南の熱帯アフリカ (sub saharan africa )が、その到達地域であるとしています。
なぜエイズ蔓延地域に鳥インフルエンザウイルスが危険なのかについてですが、エイズ患者は、免疫システムが弱っており、鳥インフルエンザが容易に変異しやすい環境にあるからだといわれています。
また、すでに、マラリアとエイズと結核が蔓延している東アフリカでは、鳥インフルエンザの症候だけを患者から見分けることがむづかしいことも、パンデミックの要因になるとしています。
さらに、サイトカイン・ストーム(Cytokine Storms、免疫システムの暴走現象)の要素が働きやすい環境にもあるとしています。
これによって、鳥インフルエンザの東アフリカへの来襲によって、現在のエイズ患者のほとんどが犠牲になる可能性もあると、専門家は、警告しているようです。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4444940.stm参照

ところで、この若隠居さんは、かつて、団藤ブログと対決された若隠居さんとは、違いますよね。
何しろ、論座の発行元があれなんで。
念のためお伺いしたしだいです。

下記の図が、ヨーロッパからアフリカにかけての渡り鳥のフライウェイです。

http://images.google.co.jp/images?q=tbn:UFZbs9fokk8J:www.wetlands.org/GFC/assets/whsrn-maplg.gif


[2855] Re:[2854] [2849] [2848] [2845] [2844] 「ニセ科学」どう向き合う? 投稿者:桜の花 投稿日:2006/01/09(Mon) 14:57  

とき様はじめまして 宜しくご指導お願い申し上げます。

人間の身体についての解明が進んでいる事に驚いております。
内臓は第二の脳と言われて久しく ホルモンの分泌の六割が内臓の役割だそうですね。それはそれとして『心の本質』を単に頭脳とは考えておりません。

稚拙では ありますが・・・
以前この掲示板にも書きましたが・・
例えば・・
人間の精神的成長は その人が生きる気力がなくなるまでつづくのではないかと考えております。

人間は 思春期を迎えて肉体的には ほぼ成長が止まります。
しかし 精神的成長=心の成長は続くとかんがえています。
ですから 人間の社会的教育の本当の成果は 成人教育に求めても良いと考えております。肉体と反比例しても『心の花』を社会に残すことができる 人の一生が簡単に埋没しない文化を考えております。
・・その様な社会が 人間社会を充実するのではないかとさえかんがえております。そして その様な大人の背中を見せることによって若い子供達に人生の希望を持ってもらえるのではないでしょうか。文化の継承があるのではないでしょうか。

私が『心の本質』と言う意味には 申したように人間の肉体的変遷の関係もそこに含んでおります。心の本質は『安心感と不安感』の二元論が全ての始まりと考えております。
心=精神の成長とは 身体(ホルモンのバランス)とも関係があると考えています。

中国では 気功集団が迫害されています。
気功とは 生命力・心の働きを意識して、その心と身体の自己鍛錬が目的です。

大変に感覚的に言いますと・・人間の成長過程で 心と身体の融合を顕すものが『気』ではないかと考えています。これを 人間が生きる苦難に立ち向かう勇気にも変化する物だとも想像しています。

この心の成長こそ 民主主義の理念である自由・平等・平和へと昇華・止揚していく可能性があるのではないでしょうか。
中国共産党が 弾圧するその理由がここに内在していると考えます。

漠然と書きました 何かのテーマを具体的にいただければ稚拙ではありますが その問題の考え方を何でも具体的に議論できるものとかんがえています。








[2854] Re:[2849] [2848] [2845] [2844] 「ニセ科学」どう向き合う? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/09(Mon) 13:31  

桜の花 様
> 何故ならば 人間の『心の本質』を どの哲学も宗教も確信に触れていないからです。私達の認識にもなっていないからです。

 少し、唯脳論的な思考にかたよっているのではないかと、お見受けいたします。
 今の(神経細胞の)科学は、考える器管は必ずしも「脳」だけではないということを明らかにしつつあります。

腸は考える 岩波新書 藤田 恒夫 (著) 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004301912
内臓が生みだす心 NHKブックス 西原 克成 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140019484
胎児の世界―人類の生命記憶 中公新書 (691) 三木 成夫 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121006917
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0217.html
性のお話をしましょう―死の危機に瀕して、それは始まった 魂の本性 団 まりな (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4886791514

 細胞の世界は、まだまだ未知のフロンティアです。


[2853] Re:[2852] [2843] まさか人→鳥(鶏)? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/09(Mon) 12:57  

笹山様
> 別に不安をあおるわけではないのですが、この「ヒト→鶏感染」(さらには、「ヒト→ヒト」感染も)の可能性、無きにしも非ずですね。
> それこそ、人間についての拡大サーベイランスが必要なのかもしれませんね。

 人で、すでにH5N2型がまん延しているとすれば、H5型の交叉免疫が期待できるかもしれず、考え方によっては非常にラッキーなことになっているかもしれません。


[2852] Re:[2843] まさか人→鳥(鶏)? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/09(Mon) 11:28  

ときさん。
別に不安をあおるわけではないのですが、この「ヒト→鶏感染」(さらには、「ヒト→ヒト」感染も)の可能性、無きにしも非ずですね。
これを前提にすると、いつまでも終わらない茨城の鳥インフルエンザ拡大の大きな原因の究明につながると思います。
それこそ、人間についての拡大サーベイランスが必要なのかもしれませんね。

http://www.asahi.com/national/update/0108/TKY200601080156.html


[2851] Re:[2848] [2845] [2844] 「ニセ科学」どう向き合う? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/09(Mon) 09:49  

謎工さん、本年もよろしく。
桜の花さん、
謎工さん、ご紹介のサイトに、こんな部分がありました。
「さっきの「科学的」の定義でも触れたが,他の人が同じデータを確かめて納得できるということも,「科学的」立証では大事なことのはずなのに,殊更そうしたデータを伏せているとなると,わざと隠しているんじゃないかということさえ懸念される。
つまり,他の人に確かめられてしまったら,著者の「立証」とは矛盾する結果が出てしまいかねないから隠している,ということでしょうか。
なんてヤツだ。そんなヤツのどこが「科学者」だ。イカサマ師じゃないか。
いやまあ,そういうつもりで隠しているのだと決まったわけではない。
しかし,そうした「データ隠し」は「科学的」立証としては大きな欠陥ということにはなるんじゃないか。」
なんか、アメリカBSE問題を想像してしまいました。
科学を倫理的側面をも含めて、鳥瞰的に俯瞰する「科学のゼネラリスト」が不在しているとでも言うんでしょうか。
桜の花さんのいわれる『安心感と不安感』の二元論の間に、「不安であっても、安心感のほうに導きうる軽減策」「安心であっても、不安に備えた防御策」というミチゲーション対策が求められているのかもしれません。
「まだ知らない何かがある」としての科学までも、「ニセ科学」として排斥されてしまうと、異端なるものの排斥に終わってしまうので、不幸なことだと思います。
どこの農場でしたっけ。
ハウス栽培の農作物にモーツアルトを聞かせていて、成果が上がっているところがあるって話。
ああ、このサイトhttp://www.ne.jp/asahi/sound/therapy/html/healing_kaisetu_soud.htm
にありましたね。
これを否定することも肯定することもできないはずです。


[2850] 雑誌「論座」に快哉 投稿者:若隠居 投稿日:2006/01/09(Mon) 09:44  

はじめまして。鳥インフルエンザについて関心をもっていますが、日本のジャーナリズムがまともな報道をしないことに絶望していましたが、朝日も雑誌という辺境ではいい仕事をしてくれたと喜んでいます。「論座」2月号は刺激的でした。「鳥インフルエンザ パンデミックの恐怖」は、アメリカのジャーナリストが司会する座談会の記録だが、そこでは日本で報道されないいくつものことが述べられていた。インドネシアで鶏へのワクチン接種計画が始まったこと、アジアでは室のよいワクチンとそうでないワクチンがともに利用されていること、質のよいワクチンは有効であること、公衆衛生上の最善のアプローチはウイルスをその感染源である鶏の段階で封じ込めること、人用のワクチンはわれわれが期待するレベルに達していないが家禽用のワクチンは質的に高いレベルにあること、アフリカでの蔓延を恐れる理由は免疫の弱っているHIVウイルス感染者にとりつくこと、あるいは鳥インフルエンザの脅威とは世界全体の危機としての認識を持つべきだとか、日本の新聞が伝えないことが報じられていました。「論座」に拍手を送りたいと思い投稿いたしました。


[2849] Re:[2848] [2845] [2844] 「ニセ科学」どう向き合う? 投稿者:桜の花 投稿日:2006/01/09(Mon) 09:07  

謎工さん ご提示のHPを見ました。多くの人がこの問題の洞察を
加えて注目している事が素晴らしいと思いました。

やはり その中で洞察力を持ってしても欠けている処はあると強くおもっています。
これらに問題があって その警鐘をしているだけだからです。
鋭く洞察しているようですが これらの問題が 完全に否定できるものかどうかの問いには 答えが分かれるのではないでしょうか。

これは日本の風潮に限らず 一般的には世界に通じていると考えられると思っています。

何故ならば 人間の『心の本質』を どの哲学も宗教も確信に触れていないからです。私達の認識にもなっていないからです。
現代の民主主義の思想の中にも欠落している大問題点だと考えてもおります。

『心の本質』とは・・『安心感と不安感』の二元論
故に自然に以下の事柄が生まれたのです・・
『言葉の起こり』・・最大の発明
『文化・文明の起こり』・・
『国のおこり』・・
『宗教の起こり』・・
 等々

全てが 人間の心の『安心感と不安感』から生まれていると考えてよいと考えています。その『安心感の為』に、その『不安感からの解放の為』に 人間の強い意志と動機が 文明の進化・発展につながっていくのだと考えています。

全ては『心の安心感と不安感』の二元論から 何世代にも渡る人類の歴史の中で 生まれているのだと考えています。

多分 私の考え方ですが キリスト教の『アダムとイブの話』も仏陀の『天上天下唯我独尊』と言う言葉も 心の二元論から発生しているようにさえ感じる思いを持っています。

現代に翻って BSE問題にしても、政治、外交、社会問題にしても
二元論に立ち返って考える事こそ 解決の糸口ではないでしょうか。
更にここの点が『基本的人心権の尊重』なのです。
決して『基本的人権の尊重』が正しいとは限らないことがそのうち認識できる時代がくると考えています。

現代の民主主義の欠落部分は『心を通じ合う努力』なのです。
この社会では『イーブンな利他主義』の考え方が欠けているのです。これらを含んで 私は『常在民主主義』と考えています。

大変 とっぴな内容になりましたが 今後この様な自説をもつて
皆さんとご意見の交換が出来ましたらと考えています。
勝手ながら宜しくお願い申し上げます。


 


[2848] Re:[2845] [2844] 「ニセ科学」どう向き合う? 投稿者:謎工 投稿日:2006/01/09(Mon) 04:41  

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

最近で一番ヒットした「ニセ科学」と言えば、やっぱり「ゲーム脳」ではないでしょうか。

http://www5a.biglobe.ne.jp/~gjoitch/scoop/mailtoamori.htm


[2847] 「宮澤氏のBlog日記!」に、私のブログが紹介されています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/08(Sun) 19:46  

「宮澤氏のBlog日記!」
http://blog.tiny.jp/miyap/
に、私のブログ「体験的・掲示板自動書き込みスパム対策」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=533
の紹介をいただいております。
光栄です。

それにしても、掲示板へのスパム、昨晩あたりから、また、激しくなってきているようです。
中には、800以上の数のURLを書き連ねられたものをぶち込まれているようで、たまったものではありません。


[2846] 「水からの伝言」と「ニセ科学」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/08(Sun) 18:42  

ときさん、桜の花さん。
ここで槍玉に挙げられているのは、「水からの伝言」(江本勝著,波動教育社)という教材ですね。
水に,英語で「Thank you」という言葉をかけた写真がこれ
http://n-blieve.hp.infoseek.co.jp/arigato2.gif
で、
英語でばかやろう「You are fool」と言った時の水の結晶の写真がこれ
http://n-blieve.hp.infoseek.co.jp/baka2.gif
で、
水に「むかつく,殺す」という言葉をかけた時の水の結晶の写真がこれ
http://n-blieve.hp.infoseek.co.jp/baka3.gif
で、
水に愛と感謝の言葉を書けたときの水の結晶がこれ
http://n-blieve.hp.infoseek.co.jp/kansya.gif
で、
といった具合にですね。
なんとなく、そう見えてくるから、不思議なものです。
ホームページも、このように
http://www.hado.com/
あるようですね。
日本の環境教育が、やや、稚拙なレベルから、熊さん鹿さん的の情緒的レベルに発展し、このような形で融合したともいえますね。
万物の生と死に向き合う教育というものがなされれば、このような情緒科学は、すっ飛んでしまうものなのでしょうか。




[2845] Re:[2844] 「ニセ科学」どう向き合う? 投稿者:桜の花 投稿日:2006/01/08(Sun) 16:25  

笹山さん 皆さん 本年も宜しくお願い申し上げます。
私流に 自説をもて笹山さんの掲示板に時々参加させていただいて
おります。

この『ニセ科学』とどう向き合うか?
私は 人間の『不安感』を その科学が解消できなければ『ニセ科学』と断定してよいと考えます。
この様なところから 考えをめぐらすべきだと考えます。

私は 科学に限らず 社会の制度 社会のあらゆる仕組みは・・
その原因と切っ掛けは 人の心に生まれる『不安感』から、その『不安感を解消したい 強い人の意思や動機』が根本になって出来上がっていると考えています。

更に 話を飛ばしますと 人の心を常識では『善悪の二元論』で語りますが、これさえも大間違えなのです。人の心は『安心感と不安感の二元論』が 全ての始まりだと考えています。

最初に戻りますが・・
もし このことが正しければ 最近話題になっている『ニセ科学』の真贋も 人の心の『不安感』を解消してくれるものであるかどうかの判断基準をもってすると言う事も成り立つのではないでしょうか。これに関してはあくまで科学的根拠を持ってですが。
正統な科学であれば そのものを持ってして 人の心の不安感を解消するのに役立つ働きをもつと考えます。
社会に広められる判断基準だと考えます。


[2844] 「ニセ科学」どう向き合う? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/08(Sun) 14:40  

■茨城でも人に感染か=鳥インフルエンザ、発症はなし
>茨城県の鳥インフルエンザ問題で、養鶏場従業員らが感染していた可能性の高いことが8日、分かった。比較的毒性の低いH5N2型で、症状の出た人はおらず、2次感染の恐れはない。厚生労働省と国立感染症研究所(感染研)が検査結果を慎重に分析しており、近く中間報告をとりまとめる。
>人への感染が確認されれば、京都府の養鶏場で2004年2月、毒性の高いH5N1型が発生した時以来となる。 
(時事通信) - 1月8日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060108-00000013-jij-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/?1136693947

 やはり、可能性としては、逆もあり、では?

■「ニセ科学」どう向き合う 物理学会、3月にシンポ 2006年01月05日

> 日本物理学会(約1万8千人)が3月に松山市の愛媛大で開く学会で、「ニセ科学」について議論する。これまでは「相手にしない」姿勢だったが、「社会的な影響は無視できない」として、シンポジウムを開いてどう対応すべきか考える。研究者が集まる学会の場でニセ科学がとりあげられるのは珍しい。

>シンポを企画した田崎晴明・学習院大教授(統計物理学)によると、最近のニセ科学は「科学らしさ」を装っている場合が多く、オカルトや心霊現象にはだまされない人でも、「科学」として信じてしまう場合が少なくない。ニセ科学に詳しい菊池誠・大阪大教授(同)によると、「水に優しい言葉をかけると美しい結晶ができる」などとする珍説が、小学校の授業で紹介されている。

>シンポは学会最終日の3月30日に開催。「『ニセ科学』とどう向き合っていくか?」をテーマに、根拠がはっきりしない「健康にいい水」などの実例を紹介し、それらを生み出した社会的要因を考える。

>日本物理学会の佐藤勝彦会長(東京大教授)は「ニセ科学を批判し、社会に科学的な考え方を広めるのは学会の重要な任務の一つだ」と話す。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200601050043.html

 BSE問題や鳥インフルエンザ問題を見ておりますと、何が「正統(正当)」科学で、何が「エセ」科学なのか不明瞭なことばかりですが・・・。エセでないものとされているものでも、かなり疑ってかからなければならない現状です。韓国のES細胞データ捏造もありましたし。(ネーチャー、サイエンス掲載の関連する科学論文もかなり見直しが必要になってしまいました。)


[2843] まさか人→鳥(鶏)? 投稿者:とき 投稿日:2006/01/08(Sun) 12:19  

 可能性0ではありませんが・・・。(それもまた、変異の結果であって、同じファミリーといえども同一のウイルスではないと思われます。基本はあくまでも、鳥のウイルスと、ヒトのウイルスは別ということです。)
 最初から、鶏がH5N2で発症へい死しているわけでもなかったですし。(鳥から分離されたウイルスと、人から分離されたウイルスの遺伝子配列を比較検討しない限り、何ともいえませんが。)
 おそらく、まだまだ、ウイルスが「ない」ということを前提に、思考のパラダイムが組み立てられているのでしょうが。それを転換するのは、いまの状況ではとても困難に思われます。なんということのない問題なのですが・・・・。(しかも、人で抗体が獲得している、できる、ということは、牛痘と同じで、自然にワクチン接種しているようなものとも言えるのですが。)

>物理学者で随筆家の寺田寅彦の言葉に次のような一説がある。
>「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」
(アエラ'06.1.16号「インフルエンザ 正しい対策」P29.)
http://opendoors.asahi.com/data/detail/7144.shtml

◆約40人がウイルス感染か H5N2型の鳥インフル
>茨城県内の養鶏場関係者ら約40人が、H5N2型の高病原性鳥インフルエンザに過去に感染していた可能性が強まり、厚生労働省と国立感染症研究所が、体内にできた抗体などの詳細な検査を進めていることが7日分かった。
>いずれも症状はなく、2次感染の恐れもない。同県内の養鶏場では、昨年6月から鶏への感染が相次いで判明したが、抗体検査の結果から関係者が感染した時期はそれより前の可能性があるという。
>茨城県内で流行したH5N2型は、アジアを中心に人への感染が広がり新型インフルエンザへの変異が懸念されるH5N1型より、毒性は弱い。しかし感染が確認されれば、鳥から人への感染報告がほとんどないH5N2型が、人へも予想以上に広がることを示す結果で、対策が課題となる。
(共同通信) - 1月8日2時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060108-00000009-kyodo-soci

◆茨城で40人感染か 鳥インフルエンザ 養鶏場関係者 発症の症状なし(東京新聞 1/8)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060108/mng_____sya_____006.shtml

 完全に共生状態になっている野鳥からのウイルス分離はほぼ不可能でしょうし、まだまだわからないことだらけで、予断を許さない状況です。どのような自然環境になっているのかさえ、その実態は正確に把握できていません。(「フィールドワークの知」がないがしろにされているように思えてなりません。それとも「清浄国論」を覆すような調査結果が出ると困る?)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400430203X
(科学探求心が経済に巻き込まれることの弊害に対する批判は、「ジュラシック・パーク」にも分子生物学を一例としたテーマとして取り上げられていますが。)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150406960

厚生労働省 新型インフルエンザ対策関連情報
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
鳥インフルエンザに関する情報
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1f.html

 「ウイルスはどこにでも在る」という可能性を含んだ前提に立たなければ、ものの見方を誤る可能性が非常に大きくなっています。「疫病」は「個」の問題ではなく、あくまでも「自然″ミ害」なのですから。ちょうど、静かに降り積もる大雪≠フ災害と同じで、じわじわと確実にやってくるものです。
 それがやってくることに抗うのは、まったく不可能です。やってこなくすることはできません。やってきたときに具体的にどうするかを考えておかなければならない。その「不安」を軽減させるのは、予算や物資の配分ではけっしてなく、あくまでも「知識」や「情報」の普及です。
 その点に関して、いわゆる専門家の“有識者”の方々は義務を果たしているといえるでしょうか?(科学的事実や根拠に基づく正確な知識が出ておらず、いたずらに怪しげな不安を煽るような情報が多いような気がするのは私だけでしょうか。)

(「狂牛くん簡易版/新型」は、どうやらアジビラのようなもので、外食を利用するにあたって、米国産牛を使用するところと使用しないところを見分けるためのものであるようですが・・・。)


[2842] 正月旅行中に大事故が立て続けに起こってしまった秋田県知事の危機管理の認識程度 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/08(Sun) 09:47  

この秋田県知事の記者会見録を見ると「ベトナムとカンボジアに27日午後から2日の昼まで行っておりました。」とあり、羽越線事故で、県庁職員の臼井和弘さん(厚生労働省から秋田県庁に出向中)が犠牲になったのが12月25日午後7時。
12月26日現在で、秋田県民では、にかほ市の畠山学さんと、秋田市の畠山祐紀さんの死亡も確認されていた。
そのほか、県民の負傷者としては、田沢友泰さん、高橋徹さん、高井行則さん、大滝久司さんの負傷が、26日時点で確認されていた。
そして、その後、秋田市の実家から勤め先に戻る途中犠牲にあった山形地検鶴岡支部の検察事務官江本陽子さんの死亡がわかったのが、12月27日夜。
泥湯温泉で、親子4人が死亡したのが29日午後5時。
となると、旅行前には、羽越線事故での県庁職員の死亡がわかっていたということ。
この間にも、あったかいカンボジアにいけない秋田県民は、降りかかる未曾有の豪雪の処理に汗だくになっていたはず。

その旅行中「毎日のごとく今回のJR羽越線の脱線事故とか、それから泥湯温泉の硫化水素ガス事故の問題とかそういう情報が入ってきてました。」とあり、「泥湯温泉の事故については、ファックスがすぐ入りました。それからBS放送ですぐ知りました。」とあり、その意味で「残念ながら携帯電話の通じるところしか行けなかったということが事実ですね。」とある。
何が「残念ながら」なのか、よくわからないのだが、旅行の目的としては「自分がある程度休暇を取りたいというのは、毎日、県のことだけ考えるとリセットできなくなってきて、非常に頭が硬直化するもんですから、もう少し頭をリセットするためにも少し休暇を取るというのが自分の生き方なんですけれども。」とある。
記者会見の全文は、こちらのサイトhttp://www.pref.akita.jp/tiji/17year/060104.htmlにある。
海外旅行に出掛けた寺田典城知事に対し、県庁に批判の声が寄せられており、1月6日午後3時現在、106件の意見が寄せられているという。
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000601070001 参照
どうも、間が悪かったといえばそれまでなのだが、公人としては、どうなのかな?というような発言が続いている。
「公人は、日々、戦戦恐恐 (せんせんきょうきょう)としてすごすべし」というのは、私の政治の師、伊東正義先生の言葉でした。

http://www.pref.akita.jp/tiji/17year/060104.html


[2841] Re:[2839] [2832] 一期は夢よ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/08(Sun) 06:37  

ときさん。
この「きっこの日記」にある「狂牛くん簡易版/新型」→http://page.freett.com/banc/index.htm
というのは、アメリカ牛肉を使っているなり、販売している企業なりレストランへのリンク集なのでしょうかね。
リンク先が、その対象の企業のサイトということで、あまり意味がないようにも思えるのですが。

http://www.recombinomics.com/News/01070601/H5N1_Turkey_Suspect_50.html


[2840] ますます拡大の様相を見せるトルコのヒト感染鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/08(Sun) 06:27  

死者3人を出したトルコのヒト感染鳥インフルエンザだが、感染疑いの入院者は、50名に、膨れ上がっているようだ。
これら感染者の中心は、Ozkan家族であり、このクラスターは、10人に及ぶ。
かつて、ヒト感染鳥インフルエンザで、10人のクラスターが出現したのは、初めてだといい、今後の拡大が懸念されているようだ。

http://www.recombinomics.com/News/01070601/H5N1_Turkey_Suspect_50.html


[2839] Re:[2832] 一期は夢よ 投稿者:とき 投稿日:2006/01/07(Sat) 22:48  

笹山様
> 「ものひとつ我が世は軽き瓢哉」

『何せうぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂へ』
http://www.nextftp.com/y_misa/kangin/kangin04.html

 日本の風土が生む無常観は、明らかに「砂漠」の民が持っている一神教的世界観とは違う豊穣さがあるように感じられてなりません。それを象徴する王権によって成立しつづけてきた社会システム(の歴史とその豊穣さ)を、よく知り考えるということが「教養」なのではないかと思います。それが戦後教育は、GHQ政策なのか、ややないがしろにされているような気がいたします。

2006.01.05
これでも本当に牛肉輸入再開!?  2つの米国文書
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2006/01/koredemo.html
■2006/01/07 (土) 「狂牛くん簡易版/新型」
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060107

 わけのわからないプリオン仮説を脱することができるよう、とにもかくにも、一日でも早く、変異型ヤコブ病の病理病態解明を図って欲しいものです。あくまでも原因と結果がはっきりしないうちは埒が明きません。

トルコで2人死亡―アジア以外で初の鳥インフルエンザ犠牲者〔AFP=時事〕2006年01月06日10時17分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1609431/detail

 「鳥インフルエンザ」って、たんにAH型のことを混同してしまっているのではないでしょうか。
 ヒトH5N1型でも、人から分離されたものは、基本的には「鳥H5N1」と異なっているのですから。
 どうもまだ、情報を扱う人々が、鳥ウイルスが直接人に感染していると思い込んでいるような記事だらけです。非常に紛らわしい、見切り発車の誤謬だらけの記事がまかり通っているようです。
 問題は、劇症になるほどの免疫応答を生じさせているだけ(あくまでも感受性に個体差がある)なのか、さらに増殖し感染可能になっているのかの見極めが大事なのですが。どうしても、鶏から感染を受けたとは思えないのですが・・・。不顕性感染者が周りにいないのでしょうか? 鶏ですら抗体検査をしなければ感染を確認できないことが、現に茨城県では起こっているわけで。人でも、かならず不顕性感染がありえます。しかも、持続感染状態でウイルスを排出しつづける個体も。


[2838] 山崎拓さんは、自民党内のラスプーチン化現象に歯止めをかけられそうな。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/07(Sat) 18:14  

山崎拓さんが、正月以来、ひときわ目だった存在感を見せているような感じがする。
昨年の自民党圧勝以後の自民党は、「物言えば口びる寒し」の中で、チルドレンたちが、帝政下の宮廷お抱えの聖歌隊のごとく「そうだそうだ」の大合唱をし、一方、見えざるラスプーチンが、発言力を増す、という、帝政ロシア・ロマノフ朝末期に似たおぞましい雰囲気を感じていたのだが、今回の山崎拓さんのアジア外交復権に向けての意欲ある発言は、それらの昨年末までの流れを一気に変えうる迫力を持つ。
ワンマン化が進むと、その影で、ワンマンを宿主とするラスプーチン的存在が、影の発言力を増すという構図は、会社でも政党でも、同じことだ。
適度のカウンター・バランスの存在こそが、組織の健全化を保つということなのだろう。
がんばれ、山崎拓さん。そして、福田康夫さん。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060107-00000004-san-pol


[2837] Re:[2836] JALは国際線機内食に北米産牛肉を使用可とする方向で検討中、現在調達の可否を確認中。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/07(Sat) 16:57  

variant CJDさん。
日本航空さんは、一見、親切なお答えで、好きになってしまいそうですが、しっかり、責任回避の答えの仕掛けは、作っていらっしゃいますね。
「日本政府見解の範囲で入手可能な牛肉をご提供申し上げるべく、努めて参ります。」
「ただし(条件付での)輸入が再開された現在は「日本政府見解と同じ、月齢20ヶ月未満の米州産の牛肉である事が確認された牛肉なら使用可」とする方向で検討しておりますが、現在調達の可否を確認中です。」
「公的書類の添付に関しましては、今後例えば一般市場で産地偽装が横行し、流通経路が甚だしく不安視されパニック状態などが予想される場合などには、改めて検討させていただきたいと考えております。」
これでは、何でもありですね。
話は別ですが、BSE発生前の話ですが、いつか、ロサンジェルスからANAにのって、機内ANAショップでアメリカ牛肉を注文したのですが、後で送られてきた牛肉の、まずかったこと、今でも思い出します。
ANAさんのご回答はどんなものなんでしょう。
気になりますね。


[2836] JALは国際線機内食に北米産牛肉を使用可とする方向で検討中、現在調達の可否を確認中。 投稿者:variant CJD 投稿日:2006/01/07(Sat) 15:09  

日本航空に国際線の機内食への北米産牛肉の使用について問い合わせたところ、以下のような回答がありましたので御紹介します。

 ○○ ○○様
                  株式会社日本航空インターナショナル
                  CS推進部サービス推進センター
                  課長 ○○○○

平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
このほど、当社***便ご利用の折に、北米産牛肉の機内食への使用に関してお問い合わせをいただきましてありがとうございました。当CS推進部よりお返事申し上げます。現在、当社機内食では米国産牛肉、また米国産牛肉を原料とした食材の使用を控えております。今後もお客様においしい機内食を安心してお楽しみいただくために、現在もこの方針に変更はございません。

「機内食の牛肉の産地の問題、特に北米産牛肉を機内食に使用するかどうかについて貴社の意見を伺いたい」とのご質問につきましては、上記でご案内いたしましたとおり、機内食では米国産牛肉・米国産牛肉を原料とした食材の使用を控えております。ただし(条件付での)輸入が再開された現在は「日本政府見解と同じ、月齢20ヶ月未満の米州産の牛肉である事が確認された牛肉なら使用可」とする方向で検討しておりますが、現在調達の可否を確認中です。

「もし牛肉を使用する場合は生産履歴が確実で、肉骨粉を飼料にすることが全面的に禁止されている日本か豪州の牛肉に限定し、かつそれを保証する公的書類をメニューに添付して欲しい」とのご要望につきましては、牛肉に対する需要が多いことを踏まえ、日本政府見解の範囲で入手可能な牛肉をご提供申し上げるべく、努めて参ります。公的書類の添付に関しましては、今後例えば一般市場で産地偽装が横行し、流通経路が甚だしく不安視されパニック状態などが予想される場合などには、改めて検討させていただきたいと考えております。

牛肉を使用しないメニューを複数準備して欲しいとのご要望につきましても、機内食担当部門に伝え検討を依頼いたしたいと存じます。お時間をさいてご意見をお寄せいただきましたことに感謝申し上げます。これからもお客様から頂戴いたしましたご意見をサービス向上に生かしてまいりますので、今後ともご支援のほどお願い申し上げます。


[2835] おめでとうございます 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/01/07(Sat) 07:51  

こういう対処法があるとはびっくりしました。
野中さんの携帯掲示板でも、対処を始めました。

吉田さんではないですが、情報発信してくれる政治家にこんなことで神経を使わせるなんて無駄もいいところです。
そのようなことは周囲がやればいいことなので、お手伝いが出来ればうれしいです。
これからも掲示板をしっかり読ませていただきます。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[2834] Re:[2828] スパム対策 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/07(Sat) 07:41  

聞きかじりさん。
対策を講じて、一晩たちましたが、おかげさまで、例の「してノゥ`たり」のスパムは、ぱったりやみました。
マニュアルのスパムは、これからもあるかも知れませんが、自動書き込みは、何とか、防げているようです。
いろいろ、情報ありがとうございました。
感謝申し上げます。


[2833] 除雪ボランティア募集 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/06(Fri) 21:22  

未曾有の豪雪に見舞われている新潟県で、仮設住宅や高齢者世帯等の除雪活動を行う「雪ほりボランティアスコップ2006」のメンバーを募集しています。
ご応募の方は、こちらのサイトhttp://www.pref.niigata.jp/yuki/volunteer/からどうぞ。
「雪ほりボランティア スコップ2006」の活動状況については、こちらのサイトhttp://www.pref.niigata.jp/yuki/volunteer/sukoppu2006/index.htmlからぞうぞ。

http://www.pref.niigata.jp/yuki/volunteer/


[2832] 李登輝さんに影響を与えたという「衣装哲学」とは、どんな本なのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/06(Fri) 20:57  

ときさん。
李登輝さんが、1943年に京都帝国大学に入学したのは、台北高校時代に図書館で新渡戸稲造によるトマス・カーライルの『衣装哲学(原題 Sartor Resartus サーター・リサータス)』の「講義録」にであって、それをきっかけにして、新渡戸さんが専攻していた農学部農林経済学科に進学したということらしいのですが、そうなると、李登輝さんが出会った、この「衣装哲学」という本が気になりますね。
「宇宙の万物は永遠の精神がまとう衣装にすぎない」というのが、衣装哲学の真髄なんだそうです。
http://www.gakushikai.or.jp/mailmag/no009.html参照
このカーライル(Thomas Carlyle, 1795-1881)の「衣装哲学」(1834)について、李登輝さんは、「日本李登輝友の会」設立大会の記念講演で、サイトhttp://www.melma.com/backnumber_45206_1459082/
の中で、こう語っています。
「死生観について、当時の私は懸命に考え続けていました。
そうした中で出会い、そして多大な影響を受けたのが新渡戸稲造先生の哲理、理論でした。そして、中でも雷に打たれたかのような強い衝撃を受けたのが、その著書である『武士道』だったのです。
実はそれ以前に非常に感動した書物として、十九世紀のイギリスの大思想家であるトーマス・カーライルの『衣装哲学』がありました。これは人生哲学を含んだ大変な名著ですが、私はそこで「永遠の肯定」という観念に触れ、人生の真の意義とは実践躬行にこそあると考えるに至りました。「躬行」とは簡単に言えば、良いと思ったら行うこと、つまり言行一致です。そしてそうした思想遍歴の中でたまたま手にしたのが新渡戸先生の『衣装哲学』の講義録だったのです。私はそれの持つ深みを知って感激しました。それ以来私は新渡戸先生に心から私淑するようになり、そしてめぐり合ったのが『武士道』の一書でした。 」

この衣装哲学、仏教で言う「人間本来無一物、無一物中無尽蔵 喝」
とあい通じるものがあるようですね。
そういえば、李登輝さんがお好きな芭蕉の俳句のなかにこんなのがありました。
「ものひとつ我が世は軽き瓢哉」
(自分の草庵にあるものといえば、瓢くらいで他には何もないようなもの。自分の身の上もこの瓢のように軽い)


[2831] 『迷妄を生み出す根本的な思考』 投稿者:とき 投稿日:2006/01/06(Fri) 20:04  

甦れ美しい日本
http://www.melma.com/backnumber_133212_2425811/

◇松永太郎 無明ということ

>たとえば「無常」ということは、すでに日本人は、別に「平家物語」を引き合いに出さなくても、十分に知っていた。しかし明治以降、この「近代人」のパターンが入ってくると、次第に忘れ去られるようになったのである。日本は江戸期において、すでに成熟した近代に到達していたが、その発達の形態は西欧とは異なったものであった。しかし「文明開化」とともに、余分なもの、すなわち「個我」(近代的なエゴ)という概念を導入してしまったのである。
>「無常」ということを十分に覚らないということ、それは直ちに「無明」に通じる。いわゆる近代(西洋)文明というのは、「文明」という訳語で呼ばれているものの、その実、「無明」というのは、自己の本源を十分に理解していない、という意味である。月も星もない夜の闇のなかを、ただメクラメッポウに歩いているようなものである。あるいは夢がついていないのである。

>「個我」をもっとも大事なものとみなす、という点で、このイデオロギーは、仏陀や老子などから言わせれば、途方もない迷妄である。煩悩と火宅の四苦八苦の人生に誘い込むものである。

>社会的に見れば、実は、こうした「個我」は、非常に操作しやすい。イデオロギーの対象になりやすい。「イデオロギー」とは、もともと複雑系であるこの社会(制度や経済、慣習、思考、伝統など)を操作可能な対象であるとみなす思想システムであり、典型的な近代の産物である。自然(身体や生命を含む)、社会、自己を操作可能な対象とみなすこと、コントロールしえると考えること、未来は計測と予測が可能であると考えること、これが近代の思考の典型である。

>個人の人生や社会が操作可能であると考えること、したがって未来は予測し得ると考えること、こうすればこうなるから、こうすべきであると考えること、これが「無明」である。マルクシズムもそうである。ナチズムもそうである。あるいは今のアメリカン・デモクラシーもそうである。すべての個人の頭の中が半分以上、そうしたイデオロギーで染め上げられた結果、あたかも、自分たちが主体的にそうしたものを選んでいるかのような錯覚に陥っているのが、近代の社会の特徴である。ちょうどコマーシャルを見て、ある商品がほしくなるが、その欲望が、自分独自のものと考えるのと同じである。

>こうしたあいまいな標語が約束しているは、すべて、こうすれば未来はよくなる、すなわち、あなたの人生も、私の人生も今より良くなる、したがって今、こう行動せよ、あるいは考えよ、という物語である。「不渡り」が決定している約束手形そのものである。イデオロギーとは、大衆に与えられたアヘンであるが、その根本となっているのは、「個我のリアリティ」という近代が生み出した、これもイデオロギーである。

>日本の文化の伝統の中には「無我」というすばらしいものがある。「無我」を「個我」よりもはるかに高くおく。「私」よりもすばらしいのは「無私」である。日本文化は「無=イデオロギー」であり、「無=宗教」である。明治以降の西欧かぶれの知識人の中には、それらをもって何か日本人が劣っているような言い方をするものが多かった。しかし、これらはすべて西欧的な宗教、西欧的な思想システムが卓越しているという無意識的な前提に基づいたものである。西欧人は「無」というと、ニヒリズムしか思いつかない。それは「有」を「無」よりも存在論的に高い位置においているからである。これがすべての迷妄を生み出す根本的な思考である。

>日本の文化のパターンのなかに、ポスト・ポストモダンを開きえる伝統がある。嬉しいことであり、次第に多くの人が気がつきつつあるということは、伝統が途絶えていない証拠であろう。

 いまや「イデオロギー」は、この国のあらゆる分野を覆っている思考様式のようにも感じます。鳥インフルエンザをめぐる思考にしても、「天皇制」という文化的王権システムを破壊しようとする意思にしても。(天皇制とは、ほんらい、歌舞伎や能の様式美‐型‐に通じる、「日本人の型」というものを体現するものなのではないか。けっして“支配”するシステムではなく。)
 人間という動物の社会は、必ずや「規範(あるいは制度)」の型を「体現」するものがなければ、混乱の極みに陥るような気がします。あくまでも私個人の“直感”に過ぎないのかもしれませんが。太平天下の安寧秩序のために、この列島のなかで、長い年月をかけて編み出した絶妙なシステムに思えてなりません。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000016431
(日本中世の非農業民と天皇 網野 善彦 (著))
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062689006
(日本とは何か 日本の歴史〈00〉網野 善彦)
 (網野氏の結論とは逆の読み方をしてしまっているかもしれませんが。)

《マスコミは、女系天皇と女性天皇の違いさえも解説しない。このままでいくと日本は間違いなく滅びると思いました。
 これは決して大げさなことではありません。
 本当の危機であり、国難です。
 JHQ占領軍でさえなしえなかったことを有識者会議は、しようとしているのです。
 私は、政治的に右も左もありませんが、『万世一系が終わる』ということの意味をよく考えていただきたいと思います。》
http://koutou.seesaa.net/article/9671873.html
http://koutou.seesaa.net/

皇統断絶―女性天皇は、皇室の終焉 中川 八洋 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4828411909
「経済人」の終わり―全体主義はなぜ生まれたか P.F. ドラッカー (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447837211X

■ 変見自在 高山正之 
 「中国人化」
( 1月5・12日新年特大号)
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
『かつては設計や構造などにインチキする者はいなかった。だから無能な官の検査でもよかった。それが民営化されたが、検査官は無能な官がそのまま天下っただけで実態は変わっていない。
 要は官とか民ではなくインチキをしなかった日本人が中国人なみになってきたことが問題なのだ。
 新しい年、李登輝氏の言う日本人がどんなだったか思い出す年にしたい。』

日本人が知らない日本人の遺産 黄 文雄 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413035380
◆「奥の細道」探訪を望む李登輝の夢 P342.〜
『「奥の細道」は、日本人の歴史への美と心だけでなく、太古以来の日本民族の魂をも、自然の中に秘めている。
 中国が何よりも恐れているのは、日本人の精神と魂の覚醒なのである。』(P345.)

 別段(ヒステリックに)、『国家の品格』とまでも言う必要は感じませんが。
http://www.sankei.co.jp/news/060104/morning/column.htm
http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/610141-6/index.html
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/610141-6.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101416
 ごくごく素直に、この島ぐにの歴史と文化と自然を、稀有なものとして感じられるかどうかだと思います。(もちろん他の国には他の国の稀有な良さがあるはずです。それぞれの良さは本来、一個一個別々のもので、比較することができないものと思います。)


[2830] Re:[2828] スパム対策 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/06(Fri) 19:00  

聞きかじりさん。
いえいえ、どういたしまして。
今のところは、静かなようですね。


[2829] トルコのヒト感染鳥インフルエンザ死亡者は、3人に 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/06(Fri) 18:57  

1月1日の[2759] で、トルコで男女児童4人が、鳥インフルエンザ感染疑いで、検査を受けていると書いたが、その後、このうちの、三人が死亡した。
まず、日曜日にMehmet Ali Kocyigit(14歳、男)が死亡し、木曜日にFatma Kocyigit(15歳、女)が死亡し、今日、金曜日にHulya Kocyigit(11歳、女)が死亡した。
なお、25人が治療中であるという。
この亡くなったKocyigit一家は、トルコ東部のDogubayazitという町に住んでいた。
このトルコ東部では、鶏感染の鶏インフルエンザも発生しており、すでに七千羽を殺処分したという。

http://newsfromrussia.com/world/2006/01/06/70849.html


[2828] Re:スパム対策 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/01/06(Fri) 18:48  

> これを逆に利用するというわけですね。
> さて、効果は、どうなんでしょう?

どこまでお役に立てたのか、大見得を切った手前、なんか面目ない気持ちです。
また、明日の朝を楽しみにしています。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[2827] Re:[2825] MS06-001 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/06(Fri) 17:33  

Chaosさん。
ありがとうございました。
メールでも、下記のサイトでの更新を勧めるように、回ってきていました。
スパムといい、ウイルスといい、今年は、元旦から騒がしいですね。

http://security.biglobe.ne.jp/info.html


[2826] Re:[2823] スパム対策 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/06(Fri) 17:28  

聞きかじりさん。
改造スクリプトは、どうも相性が悪かったらしく、結局、一番簡単な、上記赤字のような対策で、様子を見ることになりました。
なるほど、これまでにきた自動スパムは、必ず、Eメール記載があるということに、今まで、気がつきませんでした。
これを逆に利用するというわけですね。
さて、効果は、どうなんでしょう?

http://swanbay-web.hp.infoseek.co.jp/modify.html


[2825] MS06-001 投稿者:Chaos 投稿日:2006/01/06(Fri) 15:52  

MSの公式なパッチがMS06-001として
発行されました。
当初は10日発行予定だったのですが
前倒しで公開されたようです。

回避策や非公式パッチを適用している場合は
いったん、元の状態に戻してから、対応する
OS用のパッチを適用してください。

1月10日の月例パッチは、予定通り発行されるようです。




[2824] Re:[2823] スパム対策 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/06(Fri) 11:15  

聞きかじりさん。
いろいろ、ご指導ありがとううございました。
ちょっと、cgiをいじりすぎまして、どれがいつのやら、混乱してしまいましたので、ちょっと、冷却期間をおいて、ケントさんの対策を講じてみたいと思います。
ありがとうございました。



[2823] スパム対策 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/01/06(Fri) 08:40  

おはようございます。
安直な対策ではだめだった様ですね。
ケントさんのサイトをよく見てみたら、対策サイトがありました。
http://swanbay-web.hp.infoseek.co.jp/index.html

http://www.hytn.net/netdekansi/


[2822] 05年の乳量日本一は2万9527キロ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/05(Thu) 21:14  

乳量よりも、飼料に何を与えているのか、どんな育て方をしているのか、そういう時代だと思いますが。。。

>05年の乳量日本一は2万9527キロ
[2006年01月05日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/
2005年の年間乳量日本一の乳牛は、北海道帯広市の杉浦尚さん(41)所有の「ワイケーテイー テツチエ グルーブ」であることが、日本ホルスタイン登録協会北海道支局のまとめで分かった。年間乳量(365日)は2万9527キロと3万キロ目前。同協会が集計を始めた1984年以降の最高記録だった。
 
同協会が検定成績証明書を発行した全国の乳牛の中で、05年1〜12月の間に乳量が2万キロを超えたことが証明された牛は27頭。昨年より9頭多く、すべて北海道で飼育されている。
 
日本一となったグルーブの母牛「ワイケーテイー テツチエ アマンダ」は、6回にわたって年間乳量が2万キロを超えた名牛。グルーブ以外にも娘牛2頭が、05年に2万キロ以上を記録している。
 
 杉浦さんは「できる限りストレスを与えずに飼育するよう努めてきた。今後も改良を進めていきたい」と話す。



[2821] Re:[2820] 気がかりなニュース 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/05(Thu) 17:01  

ahyahya さん。
情報ありがとうございました。
このニュースは、FDAは、昨年10月に発表した、新飼料規制についてのパブリックコメントを求めていたが、このパブリックコメントに、マグドナルドやSerologicals Corpなどの7人の科学者が新飼料規制の持つループホールについて危惧する意見を寄せていたということですね。

その意見のポイントは、二つあり、

@特に新飼料規制のループホールとして、レストラン残菜、ポートリーリター、血についての規制がなされていないこと、

Aもうひとつは、死亡牛の組織が、飼料ルートに紛れ込むループホールがあるにもかかわらず、新飼料規制は、これを無視していること、

の二つをあげていますね。

これらの科学者たちは、今回のFDAの新飼料規制を「ひどく不足している。」(’Woefully Short’)といっており、これらの警告は、決して「危機を大げさに言っているのではない。」(can not overstate the dangers)としています。

私も、先の日本の食品安全委員会のパブリックコメントで、アメリカの新飼料規制について検証すべき、との意見を出しておきましたが、帰ってきた答えは、下記のようなものでありました。

この点については、日本のリスク管理官庁−農林水産省と、厚生労働省-は、厳しく対処すべきものと思っています。

参考

私が、2005年11月29日に食品安全委員会に提出したアメリカの新飼料規制についての意見と、それに対する食品安全委員会の答え

私の意見

先月、発表されたアメリカFDAの新飼料規則については、いくつかの問題点がある。
すなわち、牛由来の飼料は、牛以外の動物飼料(鶏、豚、ペット関係飼料)についても、新飼料規則制限対象としたが、次の三点が問題であると、批判されている。

@牛の血液の禁止がない。
Aレストラン残菜の飼料使用禁止がない。
Bチキン・リターの禁止がない。
Cさらに、SRMとされる、眼、小腸の一部の回腸遠位部、も、除外されていない。

今回の新飼料規制について、アメリカの消費者団体は、「脳と脊髄の禁止だけでは、これまでのループホールは、閉じられていない。」として、反発の声を上げている。

ある獣医は、『90パーセントの危険部位の除去では意味がない。100パーセントの危険部位除去があって、初めて意義がある。』と批判している。

この新飼料規則の安全性についての日本側としての検証はなされたのか?

食品安全委員会の答え

今回の審議結果案では、米国食品医薬品庁(FDA)が今年10月に発表した飼料規制改正案について公表した事実と改正案の内容について記載していますが、現在のところ、この規制はまだ実施されていないことからそれ以上の検証は行っておりません。

なお、結論の付帯事項において、米国及びカナダでのBSEの増幅を止めるためには、SRMの利用の禁止が必須であり、牛飼料への禁止のみならず、交差汚染の可能性のある、他の動物の飼料への利用も禁止する必要がある旨記載しているところです。

http://news.yahoo.com/s/ap/mad_cow;_ylt=Ao8IOIIrH69JnaoRdxqCc8Al2y8C;_ylu=X3oDMTBiMW04NW9mBHNlYwMlJVRPUCUl


[2820] 気がかりなニュース 投稿者:ahyahya 投稿日:2006/01/05(Thu) 16:28  

Group: U.S. Not Protected Against Mad Cow
http://news.yahoo.com/s/ap/mad_cow;_ylt=Ao8IOIIrH69JnaoRdxqCc8Al2y8C;_ylu=X3oDMTBiMW04NW9mBHNlYwMlJVRPUCUl

通信社のAPが報じていますが、マクドナルド社と米国の研究者が米国政府のBSE対策が不充分だと異議を申し立てているそうです。


[2819] 詐欺と謀略、騙しの手口 投稿者:とき 投稿日:2006/01/05(Thu) 13:36  

◇鳥インフルエンザの偽薬
米国西海岸時間2006年1月3日
スティーブ・ジョンソン記者:マーキュリー・ニュース
> インターネット上に、インフルエンザ治療薬タミフルの偽造品などを含む偽の鳥インフルエンザ薬が出回っている。この一ヶ月間に、アジアのオンライン業者が米国の消費者に販売していたタミフルの偽造品がサンフランシスコ南部で大量に押収された。米国で押収された偽造品の鳥インフルエンザ薬としては初のケースである。先週、米食品医薬品局(FDA)は、他の偽薬を販売している9つのインターネット業者に対して警告を発した。その大部分がダイエット用の薬だが、中には鳥インフルエンザのウイルスを殺す等の宣伝をしているものもあるという。
>「このような人たちは、鳥インフルエンザに対する人々の不安に付け込んで儲けようとしている」とFDAのある職員は言う。連邦議会も懸念しており、11月に公聴会を開いている。消費者は、それらを偽薬とは知らずに鳥インフルエンザが流行したときのために備えて購入していると考えられ、実際に流行した場合、無防備になってしまう恐れがある。「偽薬は、流行時に死者数を押し上げる原因になる」と公聴会の議長を務めたマーク・サウダー議員は述べる。特にタミフルの偽薬は大きな問題である。カイロン社その他の会社がワクチン開発に取り組んでいるが、鳥インフルエンザに感染した場合、タミフルが症状を抑えるための治療の切り札となる。国際的に需要が高まっているが、供給が追いつかず、偽薬が出回る事態となっている。
>タミフルの偽薬がどの程度流通しているかは不明である。今のところ、米国以外ではオランダで見つかったケースがあるだけだとタミフルを製造している医薬品大手のロシュは述べるが、当局は偽薬が特に米国で増えるのではないかと懸念している。すでに他の偽薬を販売している犯罪組織が、タミフルの偽造に乗り出すことも考えられ、油断のならない事態となっている。01/04/2006
ttp://www.asahi.com/english/svn/TKY200601040149.html

『中国の兵法書「六韜(りくとう)」の一節をご紹介します。』
>【第十五 文伐篇】
>文王が呂尚にたずねた。
>文王「武力を使わないで目的を達するには、どうすればよいか」
>呂尚
>第二は、敵国の寵臣を手なずけて、君主と権力を二分させるのです。
>第三は、側近の者に賄賂を贈って、しっかりとかれらの心をとらえるのです。
>第五は、相手国の忠臣を厚遇し、君主への贈物は減らして、相手の結束に楔を打ち込むのです。
>第六は、相手国の内臣を懐柔し、外臣を離間するのです。
>第七は、相手国の野心を封じこめるために、厚く賄賂を贈って寵臣を買収し、利益で釣って職責を怠るように仕向けるのです。
>第八は、相手国の君主に重宝を贈って、わが方を信頼するようにさせ、わが方に協力させるように仕向けるのです。
>第十一は、相手国の有能な臣下に、内密に高い地位を約束し、重宝を贈って手なずけ、わが方に肩入れする人間を増やすのです。
>第十二は、相手国の乱臣を手なずけて君主の心を惑わし、美女や歌舞団を送って関心をそちらに向けさせるのです。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051227
六韜
http://www.h3.dion.ne.jp/~china/book11.html
中国陰謀学入門―戦慄!それでも日本人は騙される
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4892247901

 いつの時代も、最初から人を騙そうと向かってくる相手には、誰しも無防備なものです。
 しかしその無知は、立場によっては罪にもなりますし、ひとをも巻き込んでしまいます。

 トルコのAHインフルエンザ、情報が錯綜してる? 報道は、見切り発車? 
 人でのH5型の感染が事実であれば、アジア以外でのヒトヒト間感染がおこっていると想定しておく必要がありそうです。鳥や鶏とは、最初からまったく関係のない事象なのですが・・・。

04-JAN-2006
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human - Turkey (03): diagnosis reversed
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:14426592400989762136::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31530

トルコで初の死者と報道 鳥インフルエンザ(共同通信) - 1月5日10時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060105-00000039-kyodo-int

◇鳥インフルエンザ
http://news.goo.ne.jp/topics/kokusai/disease_health/bird_influenza_overseas/
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
http://news.livedoor.com/webapp/keyword/detail?id=350


[2817] Re:[2816] [2801] [2800] [2793] [2791] 住民税非課税基準 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 22:49  

固定資産税ならわかりますね。
移民も、足はしっかり、日本においての移民というわけですねる


[2816] Re:[2801] [2800] [2793] [2791] 住民税非課税基準 投稿者:キミヒ 投稿日:2006/01/04(Wed) 22:42  

多分、日本に古い不動産でもお持ちで固定資産税の間違いでしょう。
 月13万円の年金で国民健康加入はどう考えても、住民税はせいぜい均等割りでしょう。



[2815] 中国・四川省で、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 22:35  

昨年の12月22日に、中国・四川省の四川大竹縣の1農場で、1,800羽の家禽がH5N1で死亡し、12,900羽の家禽を殺処分したという。
ヒト感染は、まだ発生していないが、家禽に接触した16名を、隔離しているという。

http://news8.thdo.bbc.co.uk/chinese/trad/hi/newsid_4570000/newsid_4579600/4579658.stm


[2813] Re:[2812] パスワード制 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 20:04  

とおりすがりさん。
ご心配ありがとうございます。
まあ、つぶしていけばいいのですから、何とか、この正月を乗り切れば、後は、減っていくものとも思っています。
小泉さんが、アジアに対して刺激的発言をすれば、その日は、スパムが増えるということでしょうか?


[2812] パスワード制 投稿者:とおりすがり 投稿日:2006/01/04(Wed) 18:54  

ID、パスワード制を導入なさってはいかがでしょうか。
スパム業者は、自動で投稿していることが多いので、
ID・パスワードを明記してくださっても、スパムは
減少すると思います。


[2808] Re:[2807] 農林水産省 報道発表資料から 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 17:23  

ときさん。
改行がスムーズに行かなくてご迷惑をおかけしました。
直りました。
薬事法第12条(製造販売業の許可)では、大臣の許可を受けた者でなければ、それぞれ、業として、医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器の製造販売をしてはならない。とあるだけで、斡旋手数料があったかどうかは、問うては、いませんね。
農協の場合は指導料というものも、あるようですので、実態はなんともですね。
『獣医師の指示等がなければ販売できない抗菌性物質製剤やワクチンなどの要指示医薬品の販売事例』は、獣医師が使う場合は、家畜伝染病予防法施行規則第57条( 日本薬局方に収められておらず、かつ、薬事法第14条第1項(同法第23条において準用する場合を含む。)又は同法第19条の2第1項の承認を受けていないもの)などの領域のものでしょうが、獣医師以外のものが使う場合は、薬事法第83条の3(使用の禁止)で制限されていますが、その間のグレーゾーンである「獣医師の指示」ある薬剤は、どちらのほうでカバーされるのかというご指摘ですね。
ちょっとややこしくてわかりませんが。


[2807] 農林水産省 報道発表資料から 投稿者:とき 投稿日:2006/01/04(Wed) 16:24  

農林水産省 報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

平成17年12月29日農林水産省BSE患畜(21例目)に関する情報
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051229press_1.html
《なお、21例目のBSE患畜とされた牛は、平成13年10月の肉骨粉等の飼料原料の法的な給与規制が開始された以前に生まれた牛です。》

平成17年12月29日北海道BSE対策本部国内21例目のBSE発生に係る疫学調査結果についてBSE21例目の疫学調査第2報)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051229press_1b.html


12月28日動物用医薬品の流通に関する実態調査の結果の概要について(第2報)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051228press_2.html
別添 動物用医薬品の流通に関する実態調査の結果の概要について(第2報)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051228press_2b.html

『単に農家と販売業者との間にあって動物用医薬品売買のあっせんを行っている農協等』

 単なる代価を伴わないあっせん≠フみでしょうか? にわかに信用できませんが。
 なおかつ、『獣医師の指示等がなければ販売できない抗菌性物質製剤やワクチンなどの要指示医薬品の販売事例』が、薬事法上問題ないもの≠ニして、そのあっせん≠フなかに含まれているのではないかと疑心暗鬼を生ずです。
 内容・内訳が公表されなければ、疑わしく見られてもしようがありません。

ProMED情報 口蹄疫 マレーシア&中国
2006/01/02 Foot & mouth disease - Malaysia (Peninsular)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20060103%2D0070
2006/01/02 Foot & mouth disease - China
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20060103%2D0050 

 日本訳のほう、内容省略しすぎでは。

02-JAN-06
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - Malaysia (Peninsular)
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:14442366481858446292::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,31516
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - China
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:3726916256902304898::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,31515

03-JAN-2006PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, bovine - China: (OIE)
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:14442366481858446292::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,31522


[2806] 「日銀の量的金融緩和政策解除で木が枯れる。」のかなあ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 12:21  

竹中平蔵総務・郵政民営化担当相は4日午前、総務省職員への年頭あいさつで「改革の芽が出て木になりつつある。順調にいけば花を咲かせることができるが、木を枯れさせてしまうような動きが一方である」と述べ、日銀の量的金融緩和政策解除に向けた動きをけん制した。
「マネーが不足しているからデフレが続いている。少し木が育ち始めたので枝を刈っても良いのではないかという動きや、経済に負担をかけることを避けないといけない」とも指摘した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060104-00000073-kyodo-pol

というのだが、この辺が、金利引き上げに関してのグリーンスパンさんとの、大きな違いですね。
むしろ、一定のテンポでの金利引き上げが、市場のインフレ期待を誘い、デフレ脱却への大きな糸口になる。というのが、グリーンスパンさんの考え方。

この竹中さんの考え方は、改革のためというよりは、日米金利差放置という「慇懃な無視」によるドル高要因温存、アメリカ経済の双子の赤字表面化回避、に資する、といったところでしょう。

ところで、新年早々、アメリカと中国の経済失速が懸念されてきましたね。木が枯れないのはいいのですが、それこそ、枯れなかった木が冬に花咲かせることになってしまいそうな、新年早々の日中米経済環境の変化です。


[2805] 掲示板の文中の改行について 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 11:46  

ちょっと、設定をいじりましたら、改行のほうがうまくいっていないみたいです。しばらくご辛抱願います。

[2804] 「情実融資」でなくて「アームズ・レングス・ルール」であるという木村ブログさんの朝日新聞記事への反論 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 10:27  

1月1日の朝日新聞記事「木村剛氏が会長 日本振興銀行融資 親族会社に1億7000万円」に対する「情実融資」でなくて「アームズ・レングス・ルール」であるという木村ブログさんの朝日新聞記事への反論が、「週刊!木村剛」のこのサイト「[ゴーログ]あけましておめでとうございます:1件の貸し出しで20人の生活に貢献する!」http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2006/01/post_604b.html#moreに掲載されています。「情実融資」(preferential rules)でなくて「アームズ・レングス・ルール」(arm's length rule、関連者優遇禁止規則)の範囲であるといわれているのですが。「アームズ・レングス・ルール」というのは「当該銀行と政令で定める特殊の関係にある者ということで、その中身としては「「特定関係者」の範囲として、 @ 支配力基準による銀行の子会社A 影響力基準による銀行の関連会社B 支配力基準による銀行にとっての親会社C 上記Bの親会社が連結ベースのディスクロージャーで対象とする子会社及び関連会社を規定する。」ということのようです。もっとも、この「情実融資」(preferential rules)と「アームズ・レングス・ルール」(arm's length rule)との違い、微妙なテリトリーですね。Quasi(うわべだけの)なルールという批判もあるようです。当分、木村対朝日の論争、続くかもしれませんね。


[2803] 痛し痒しの環境省「小笠原島世界遺産推薦」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 07:45  

環境省は、小笠原諸島(東京都小笠原村)を世界遺産(自然遺産)として「国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)」に推薦する方針を決めた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060104-00000001-yom-soci

というのだが、それはそれで結構なことなのだが、これが先行してしまうと、小笠原空路開設問題http://www.ogpress.com/2p/kukou/kuukou%20.htmlは、どうなってしまうんだろうか、という危惧がある。

エコファシズム的、または、環境マフィア的発想でのさきがけは、果たして、この地域を総合的に守ることにつながるんだろうか、という、大人の発想の観点からの懸念である。


[2802] Re:[2797] 日経新聞18年1月1日版 39ページ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 07:34  

まりちゃんさん。
本年もよろしく。
日経さんからもアクセスあったんで書きにくいのですが、「BSEに感染しにくい生後二十ヶ月以下で・・・」は「BSEに感染しているかどうか、わかりにくい生後二十ヶ月以下で・・・」と、直すべきでしょうね。

新年らしい話題といえば、アメリカ農業にも新しい波、ということでしょうか。
このサイト「Local experts list improvements to 'Green Payments' program」http://www.americanfarm.com/TopStory1.03.06c.htmlでは、メリーランド州の環境農業に意欲のある農家が'Green Payments' programを改善実施しようとしているという話題です。
ここにも、日本と同じ農業予算の切込みによる環境変化への危機感が現れているようですね。

http://www.farmfoundation.org/2002_farm_bill/batie.pdf


[2801] Re:[2800] [2793] [2791] 住民税非課税基準 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/04(Wed) 07:18  

キミヒさん。こんなに控除が多いんですか。65歳未満としても 年収約160万円では、「収入金額×75%−375,000円」ですから、85万5千円、これから基礎控除のみとして、52万5千円、ということですね。となると、毎日新聞の書き方は、なにを意味しているんでしょうか。


[2800] Re:[2793] [2791] 住民税非課税基準 投稿者:キミヒ 投稿日:2006/01/04(Wed) 00:14  

http://www.city.hikone.shiga.jp/somubu/zeimu/shiminzei/juminzei_koujyo_mi.html 年金は1,400,000円の控除があり 基礎控除330,000円 配偶者控除380,000円も有りますヨ? 


[2797] 日経新聞18年1月1日版 39ページ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2006/01/03(Tue) 21:22  

笹山さん、虹屋さん、みなさんあけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。

日経新聞の正月元旦版、39面に、牛肉、「安心」の味は?
という記事が掲載されてたんですが、基本的な、微生物学や生物学をやり直された方がいいのではないか、と思うような記事の書き方だったのでご紹介まで。。

>「BSEに感染しにくい生後二十ヶ月以下で・・・」

全国紙でありながら、勉強不足の記者さんが記事を書いているんですから、世の中に、正しい情報が伝わらないわけです。。




[2796] 今話題の「住まいサーフィン」というサイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/03(Tue) 18:35  

住宅の安全性についての不安が高まる中で、この「住まいサーフィン」
http://www.sumai-surfin.com/
というサイトが、購入者の不安に対して、きめ細かく答えているということで、評判になっている。
会員登録すると「疑問解消サービス(有料)」や掲示板などで、相談にのってもらえる。

その中で、気になる次のような記事があった。
うーん。「ブルータス、お前もか」(Et tu, Brute?)との心境になってしまいますね。
以下、そのまま、転載させていただきます。

「役所や民間検査機関の建築確認申請の審査
投稿者: staff_usui - 2005/12/27 13:18

役所の確認申請の審査で「ズサン」な所が「ボロボロ」出てきました。もう民間の検査会社だけを責める訳にはいきません。

では何故この様になったかを簡単に申し上げますと,役所の中で確認申請を審査する建築審査課や民間検査会社に建築構造のエキスパートがほとんど居ないと言う事です。

更にびっくりいたしますのは,役所で建築確認申請図を実際にチェックしている人の中には「一級建築士」の資格を持っていない人が居る事です。法的には確認申請を審査し,審査が通った時に「審査済」の押印をする人が「建築主事」の資格を持っていれば良いのです。

ですから「姉歯」,「塩見」や第二の「姉歯」の不正が見抜けなかったのではないかと思います。

しかし,今回は構造だけが問題になっていますが,私の経験で申し上げれば意匠図のチェックも役所によっては「ズサン」な所があります。

マンションの意匠図で良く有る「不正」は南北の方位を5〜15度位都合の良い方向に向けて確認申請を提出する事です。確認申請には測量事務所が測定した真北測定図と真北計算表を添付するのですが,役所では測量事務所が悪い事するはずないという「性善説」を取り「住宅地図」の縦線に整合しているかを簡単にチェックしている様です。

それが判ったのは昔,私が設計したマンションが近隣住民の反対が強くて売主がその土地を転売してしまった時の事です。その後,その土地を買った超大手三流の売主が建てたマンションは私が設計したマンションより高く大きかったのです。私の所に近隣住民が不思議に思い私に図面をチェックして欲しいと来訪され,早速そのマンションの図面をチェック致しました。図面内の方位を見て驚きました。北側斜線制限の図面の方位と日影図の方位が15度位都合の良い方向を向いていたのです。

私は近隣住民の方に「もう工事をしているという事は確認申請が通っているのですから打つ手は有りません。やるとするなら確認申請を通した役所を“行政不服”で訴えるしか有りません。」と言いました。

この超大手三流ディベロッパーはこの様な違法に近い事を平気で行う会社です。名前を言えば知らない人は居ない位有名な会社です。

これからマンション購入を検討されている方はこの手の「騙し」に合わない様に注意してください。

騙されない方法は建築現場に行き,接している道路の上に「販売図面集」の中の1階平面図の道路の線を合わせて置きます。そして方位を示す磁石を置き1階平面図内に書かれている方位とほぼ合致しているかを確認するのです。

ここで「ほぼ」と申し上げたのは建築基準法の北は「真北」(しんぼく)で表示し,東京では磁石の北(磁北)より時計回りの方向に約6度20分の位置が「真北」だからです。

高額の買い物をするのですから,最低この程度のチェックはして下さい。販売図面の方位が実際と違っているという事ででもディベロッパーの良し悪しは判断できます。 」

http://www.sumai-surfin.com/


[2795] 今度は「病気になって患者に「なれる」「なれない」の格差」だそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/03(Tue) 18:11  

この<縦並び社会・格差の現場から>シリーズは、新聞に発表される前に、サイトに公開されているんですね。
この前の「年金移民」は、今朝の毎日新聞のトップを飾っていました。
明日の朝刊に掲載されるのは、「病気になって患者に「なれる」「なれない」の格差」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060103-00000022-mai-soci
なんだそうで。
してみれば、予防医療措置が可能なうちが患者で、それ以外の末期は、患者の資格はないということなんでしょうね。
国民健康保険証の取り上げは、憲法違反に当たるのかどうなのか、なんて訴訟はないんでしょうかね。
オーバーステイの外国人を国民健康保険から締め出した判決
http://homepage3.nifty.com/jiro02/doc/Doc971000.html
は、あるようですが。
京都社保協の主張は、このサイト
http://www.labor.or.jp/iroren/syahokyo6_25.html
にあるようです。
なかなか、この毎日新聞さんの特集、さえていますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060103-00000022-mai-soci


[2794] 「チャンネル桜」なるチャンネルの「陸上自衛隊・ 富士総合火力演習」という番組 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/03(Tue) 16:08  

夜中に寝付かれずに見るともなしに見たのが、スカパー・チャンネルの中の上記の番組。
このチャンネル、右的発言一色の番組なのだが、この「陸上自衛隊・ 富士総合火力演習」という番組は、妙に面白く、深夜の一時間、あっという間に見てしまった。
率直な感想は、誘導弾以外、実戦で役に立つんだろうか、という感じと、「撃てー!!」という号令と、「見よ、落下傘」の音楽だけが、なんとも、近代戦備のマシーンとは、似つかわしくなく、妙に、復古的であったのが、印象的であった。
でも、このような番組は、知る人ぞ知るような、チャンネルで放映されるのではなく、ちゃんと、地上波放送で、隠すことなく放映したほうがいいような気がした。
日本列島のどこかで日夜行われている、知られざる儀式を、国民に知らしめるためにも。

http://www.ch-sakura.jp/asx/karyokuensyu.asx


[2793] Re:[2791] 住民税非課税基準 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/03(Tue) 15:54  

キミヒさん。
住民税非課税基準は、合計所得金額が125万円以下程度の人でありますので、このサイトhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060102-00000035-mai-soci
の人の例の場合は、年金額が月13万円とありますから、年収約160万円なり、これをオーバーしていますね。
まあ、たいした額ではないんでしょうが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060102-00000035-mai-soci


[2792] お隣の鳥取県では 投稿者:倉塚かおり 投稿日:2006/01/03(Tue) 14:22  

鳥取では、20基ぐらい風力発電があるらしいですけどが電力の買い主である中国電力が既存電力の質に対する影響を懸念し本年度の購入は八月で中断し、来年度からは購入を大幅に制限して影響を調査する方針を打ち出したと。

12月9日、日本海新聞

http://www.nnn.co.jp/news/051209/20051209006.html
   


[2791] 笹山先生へ 投稿者:キミヒ 投稿日:2006/01/03(Tue) 13:31  

 本当ですか?

------------------
> 年金移民の方は、国外転出後の日本国内住居地での住民税は、払い続け
-----------------

 年金額からして、住民税非課税世帯では?



[2790] Re:[2771] 風力発電のハイブリッド化について 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/03(Tue) 11:10  

倉塚さん。
かなり大規模の風力発電の計画ですね。
地元、中国電力との系統連携の話は、うまくいっているのでしょうか。
この場合のポイントは、売電単価がいくらぐらいなのかということと、夜間は、系統解列を条件としているのかどうか、ということなどですね。
これらについては、自然エネルギー発電共通の課題ですので、ちょっと異質ですが、私のブログ記事「木質バイオマス発電の夢と現実」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462
での諸課題を、風力発電に置き換えて見ていただければと思います。
とくに、「電気二重層キャパシタ蓄電システムの自然エネルギー利用への応用」http://www.powersystems.co.jp/newsrelease/wellgeo.pdf
が課題になるようです。
世界の風力発電の現在の課題は、風力発電の、他のエネルギー発電とのハイブリッド化のようです。
このサイト「WTIC - manufacturer of the Jacobs wind systems since 1986.」http://www.windturbine.net/site%20map.htmのなかの「Hybrid Power Plant」に、英語ですが、図示http://www.windturbine.net/images/hyb-block.jpghttp://www.windturbine.net/images/interte_config_big.jpgがありますので、ご参考にしていただけたらと存じます。

http://www.windturbine.net/site%20map.htm


[2789] Re:[2787] [2786] 年金移民は、タックス・ヘイブンの消費版 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/03(Tue) 08:45  

キミヒさん。
本年もよろしくお願い申し上げます。
例の中国からの書き込み、私も、はじめはそう思ったのですが、下記のように検索してみますと、私のところばかりではないようですので、ひたすら、虫つぶしに専念と、割り切っています。
ただ、不思議なことに、ここは、無限のIPを持っているところらしく、IP規制がうまくいかないようですね。
管理の悪い掲示板のところは、もう、埋め尽くされているようです。

「年金移民は亡国論」確かに、年金資金が消費に回らないことによる経済的国力疲弊効果は、あるでしょうね。
年金移民は、ある意味「負のタックス・ヘイブン(租税回避)=消費回避」ともいえそうです。
年金移民の方は、国外転出後の日本国内住居地での住民税は、払い続けられているようですが、消費税の比重が高くなれば、ますます、租税回避と消費回避とは、近似してき、有効需要減と歳入減との、ダブルの国力削減効果を持ってきますね。
逆に見れば、多少のインフラ投資をしてでも、日本国内で「月10万円で暮らせる街づくり」をする好機ともいえます。

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&q=%E3%81%97%E3%81%A6%E3%83%8E%EF%BD%A9%60%E3%81%9F%E3%82%8A


[2788] Re:[2770] 「年金移民」というキーワード 投稿者:キミヒ 投稿日:2006/01/03(Tue) 04:24  

 年金移民は亡国論

 お久しぶりです!
 稚論を披露いたします。

 年金移民は亡国論です。
 賦課方式の日本年金ですから、日本国内の内需資金に成らないと、外国への資金援助でしょう。
 日本人口が減少して、年金掛け金が外国で消費されて、どうやって国内の雇用が維持出来るのか?
 
 


[2787] Re:[2786] 何か言論弾圧ですか? 投稿者:キミヒ 投稿日:2006/01/03(Tue) 04:16  

 キミヒです。

>  笹山先生へ
>
>  あけましておめでとうございます。
>
>  連日、真夜中の意味不明な書き込み、言論弾圧ですか?
>


[2786] 何か言論弾圧ですか? 投稿者:キムヒ 投稿日:2006/01/03(Tue) 04:16  

 笹山先生へ

 あけましておめでとうございます。

 連日、真夜中の意味不明な書き込み、言論弾圧ですか?



[2771] 風力発電 投稿者:倉塚かおり 投稿日:2006/01/02(Mon) 21:40  

笹山さん、早速、情報ありがとうございます。

出雲市にできる予定の風力発電所は、2006年着工、2008年運転開始を目指し、出雲市十六島町から三津町までの約7キロの尾根に沿って羽の直径が90m、最大で120mの高さになる風車が27基設置され、1基あたりの3000kw総出力は8万1000kwの国内最大級の事業になる予定です。
ここは、全国でも有名な宍道湖の入日の場所で、松江市では景観の観点から反対の声があがっています。
出雲市民の私としては、渡り鳥のルートになっていること
からのバードストライキング、6メートル幅の管理道路が
できることからの環境破壊についてきちんと議論して
欲しいと思っています。




[2770] 「年金移民」というキーワード 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/02(Mon) 20:38  

今日のこのサイト「<縦並び社会・格差の現場から>年金移民」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060102-00000035-mai-sociによれば、「年金不安が海外移住に拍車をかけている。」ということのようだ。
「夫婦2人で国民年金に40年間加入した場合、年金は月約13万2000円」とのことだから、これから日本の住民税や保険料を差し引いた月10万円内外で暮らせる物価水準の国が、「年金移民」の落ち着き先ということになる。
「世界各国の物価(食料品)比較」http://www.jcif.or.jp/pdf/bukka2003.pdf
「住友商事(世界の物価レポート) 」
等を参考にすると、良いかもしれない。
以下は、まことに不謹慎な話なのだが、私が以前関係していたある団体の海外視察旅行で、日本円に換算して100円程度の現地通貨をストリートチルドレンに撒いていた方がおられた。
まあ、この「年金移民」も、所詮は、そのような発想に基づくものなのかもしれない。


[2769] Re:[2766] 島根県出雲市から 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/02(Mon) 10:47  

倉塚さん。
こちらこそ、よろしく。
倉塚さんのブログのなかで、風力発電についての記事がありましたが、当初は、環境にやさしいとの風力発電でしたが、世界でも、反対運動が起こる例が増えているようですね。
その反対の理由として、
1.景観の破壊
2.風切り音の弊害
3.野生の鳥がプロペラにぶつかり死ぬ例が多いこと。
4.補助金がないと、コストがペイしないこと。
5.オフショア(海上)での発電プラントのほうが、弊害が少なくていいのだが、コストがかかりすぎること。
http://www.energybulletin.net/2267.html
等ですね。
日本でも、冷静な意見が、このところ聞かれるようになってきました。

http://www.energybulletin.net/2267.html


[2768] 品川森一先生について 投稿者:EMANON 投稿日:2006/01/01(Sun) 22:35  

皆様、あけましておめでとうございます。
皆様にとって、今年がいい年でありますように。

笹山先生、まりちゃんさん、品川先生について教えていただいてありがとうごさいます。

品川森一先生について多少ググってみましたところ、動物衛生衛星研究所というところのプリオン病センター長に就任されていたようです。

が、昨年の12月で退官されていたとか。
http://niah.naro.affrc.go.jp/event/kai/suiyoukai/634.html

真実を語ってくださる方は、例え米国産牛肉の輸入が解禁されても、その矛盾が明らかになったときに必ず必要とされるでしょう。
浅学菲才な私ですが、これからも、品川先生、笹山先生や皆さんに学ばせていただきたいと思います。


[2766] 島根県出雲市から 投稿者:倉塚かおり 投稿日:2006/01/01(Sun) 21:30  

笹山さん、みなさん、あけましておめでとうございます
毎日、見させてはいただいていたのですがなかなか書き込むことができませんでした。
新しい情報や会議を傍聴された方々の生々しい報告などは
毎日の生活に追われている上、遠く離れたところに
住む私には貴重でした。
どうか、これからもよろしくお願いいたします。

また、早速、私のブログ、ご紹介いただきありがとう
ございます。


[2765] Re:[2761] 中国に 又、口蹄疫が発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/01(Sun) 21:03  

kisoさん。ときさん。
おっしゃるように、このサイトhttp://news.sina.com/sinchewdaily/302-000-000-103/2005-12-31/0514506745.html
によると、去年の11月12日に、すでに、口蹄疫が発生していたとおありますね。
今後の拡大が心配です。

http://news.sina.com/sinchewdaily/302-000-000-103/2005-12-31/0514506745.html


[2764] Re:[2761] 中国に 又、口蹄疫が発生 投稿者:とき 投稿日:2006/01/01(Sun) 20:23  

 プロメドには、出ております。大紀元も拾っておりましたが。
 日本のマスコミは、関連業界で経済的に不利益になる中国ニュースはどうしても遅れがちになるのは、いつものことです。しかも、基本的には、ウイルスの病気はその宿主だけ(畜産業内)の対処の問題ですし。過剰反応する必要はないのですが、情報供給側からみて、マスコミ報道によって日本国民はまだまだ過剰に反応してしまうと思われているようです。

山東省済南市にアジアI型口蹄疫のウシが発症 「チャイナネット」2005/12/31
http://www.china.com.cn/japanese/214202.htm

中国山東省、口蹄疫が発生【大紀元日本12月31日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/12/html/d72981.html

31-DEC-2005
PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease - China (15)
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:13940578011512314907::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31496
20051231-0040 ( 0005/12/31 ) PRO>Foot & mouth disease - China (14)
中国 - 口蹄疫
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051231%2D0040
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi


[2761] 中国に 又、口蹄疫が発生 投稿者:kiso 投稿日:2006/01/01(Sun) 19:15  

中国遼寧省の新民の大民屯に2005年の12月の頭ごろ又、口蹄疫が発生しましたが中国政府はこっそりしています。これをわが日本政府が知らなければ被害されるのは日本国民だけです。中国政府は日本に肉など輸出するためにこっそりしています。


[2760] 倉塚かおりさんのブログ「日記・・・・身近な暮らしの中で」 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/01(Sun) 18:25  

この掲示板でも以前から、給食問題や、松くい虫問題などで、話題を下さった倉塚かおりさんのブログ「日記・・・・身近な暮らしの中で」http://kao326.jugem.cc/?eid=92
に、私のサイトなどをご紹介いただきました。
倉塚かおりさんのサイトも、ちょっと見ない間に、きれいなブログになっていたんですね。
今年もよろしくご指導願います。

http://kao326.jugem.cc/?eid=92


[2759] Re:[2756] 今年もよろしく。 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/01(Sun) 18:03  

ときさん。
今年も、よろしくお願いします。
そうですか。
この袁国勇・香港大教授のおっしゃっている事
http://www.wenweipo.com/news.phtml?news_id=HK0601010036&cat=003HK
は、当たり前のことなのでしょうね。
福建省三明市での41歳の女性のヒト感染鳥インフルエンザによる死亡についてのことなのですが、彼女の死後、230羽の家禽を調べても、ウイルスは発見されなかったし、彼女は、鶏を食べなかったし、彼女の身の回りに病人もいなかったし、ということで、謎が深まっていた中で、袁国勇・香港大教授の発言が飛び出したという事のようです。
http://news.monstersandcritics.com/health/article_1072587.php/Source_of_China_bird_flu_death_unknown
福建省でのヒト感染鳥インフルエンザ死亡者発生で、一段と緊張の度を増しているのが馬祖島のようですね。
新たな、台湾との感染症による緊張関係発生という事でしょうか。
http://www.etaiwannews.com/showPage.php?setupFile=showcontent.xml&menu_item_id=MI-1123667366&did=d_1136087299_25976_52080F31ADBA6F5D537AE3E22A2C8F28874B89D0_27&area=taiwan&area_code=00000参照

一方、トルコでは、4人の児童が、ヒト感染疑い鳥インフルエンザで検査を受けているようです。
http://www.chinadaily.com.cn/english/doc/2006-01/01/content_508553.htm
今年も、何かと、鳥インフルエンザ関連は、目が離せない状況のようですね。

http://tenant.depart.livedoor.com/t/tenjinbest/item_detail&id=2399174.html


[2757] ヘッドホンをつけて瞑想にふけっているかに見えるかたにご注意? 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/01(Sun) 17:45  

このサイト
http://tenant.depart.livedoor.com/t/tenjinbest/item_detail&id=2399174.html
のソニーの「コ−ドレスヘツドホン MDR-M20TV SMR」は、一見ただのヘッドホンだが、中身は、実は、盗聴器かな?
「単一指向性マイクを内蔵(左右各1)。向いた方向の音を集音、最大約30dB(2.5kHz)までズームアップし再生」というのだから、街中の喫茶店で、瞑想にふけって音楽を楽しんでいるようで、実は、会話を聞かれている可能性だって、あるわけだ。
ご用心。

http://tenant.depart.livedoor.com/t/tenjinbest/item_detail&id=2399174.html


[2756] 本年も宜しくお願い致します。 投稿者:とき 投稿日:2006/01/01(Sun) 17:44  

■鳥に感染しても死なないウイルス? 香港の教授が指摘
(2005年12月31日 (土) 21:21 朝日新聞)

>中国福建省の女性が29日、鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染して死亡したことに絡み、香港での微生物学の第一人者として知られる袁国勇・香港大教授は31日「ウイルスが変異し、鳥に感染しても鳥が死亡しない状態になっている可能性がある」と指摘した。鳥の大量死が認められない地域でウイルスが広がり、人に感染する可能性を示したものだ。

>袁教授は香港メディアの取材に「これまで感染地域で見られた鳥の大量死を人の感染の有無の指標にするのはもはや危険だ」との見解を示した。

>福建省のケースでは、女性の生活圏内で鳥の大量死は報告されておらず、感染ルートが特定できていない。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20051231/K2005123101760.html

『鳥の大量死が認められない地域でウイルスが広がり、人に感染する可能性を示したものだ。』

 最初から、別物であるかもしれないという認識に到れないようで。
 ウイルス感染伝播の基本中の基本は、宿主が限定されていることです。(しかも、好む増殖細胞まで。)

『「これまで感染地域で見られた鳥の大量死を人の感染の有無の指標にするのはもはや危険だ」』

 いまごろになってから、こんなタワケタことを真顔で発表するなんて、と思ってしまわざるをえません。最初からその認識でいなきゃいけないし、臨床現場でも、勉強(情報収集)熱心な開業医や勤務医の方々ですら、ずいぶん怪しげな情報が流布されていたなというのは常識でした。国のお役所の情報ですら、話半分の姿勢です。

平成16年2月29日 鳥インフルエンザ騒動を見て考える、お役所のバカさ加減
http://www.kt.rim.or.jp/~nagata/040229.htm
平成15年10月4日:正義感気取りのマスコミ、結局泣くのは国民なのにねぇ、まぁいいけどの巻
http://www.kt.rim.or.jp/~nagata/031004.htm
http://www.kt.rim.or.jp/~nagata/hitorigotomenu.html

 「世間知」のレベルを推し量るのが非常に困難な現代であります。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/11/post_347d.html


[2755] Re:[2754] [2749] [2748] 商店ブログ 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/01(Sun) 17:33  

聞きかじりさん。
『商店ブログ』のキーワードで一発目に引っかかってきたのが、この「タロショーBlog」http://blog.livedoor.jp/tarosho_blog/
グッズ制作の会社のようですね。
これが、ホームページ。http://zariganiworks.co.jp/taroshooten/main.html
遊び心のある業種なんで面白いんでしょうかね。



[2754] Re:[2749] [2748] 本年もよろしくお願いします 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/01/01(Sun) 15:56  

> 議会事務局の振り付けにのみしたがっていると、とんでもない事になるという見本ですね。
> この問題は、突き詰めていくと、いろいろ、面白い研究課題となりそうです。

励ましのお言葉、ありがとうございます。
本当はじっくり腰を据えて取り組みたい問題が多いのですが、店番をしているので、ひとつのことに集中できる時間がありません。
また、BSEや鳥インフルエンザに至っては、本来は専門なので、いろいろと文献などをあさればそれなりの情報を提供できるはずですが、皆さんのお役に立てず、歯がゆい思いもしています。

懸案となっている「ブログ講習会」も適任の講師が見つからず、あせり始めているところでもあります。
つまり「商店ブログ・零細企業ブログ」を熟知していて、なおかつそれで商売をしていない人を探していますが、至難の業に思えてきているのです。
それでも浅草でブログを始められた方がいて、区商連事務局がブログを始めました。
宝飾組合でも興味を持たれていますし、少しずつですが輪が広がってきている感触を得られています。

現実社会に理解してもらうことの難しさとともに、やりがいも感じています。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[2753] Re:[2751] [2750] WMFファイルを偽装の新種 投稿者:Chaos 投稿日:2006/01/01(Sun) 15:51  

Chaosです。

> gdi32.dllは、削除できませんね。
これを削除したり名前を変えたりすると
立ち上がらないアプリが出てきます。
変更しないほうがいいと思います。
(過去に問題を起こしたときに、名前を変えたら
 ワクチンソフトが立ち上がらなくなりました)

初詣 意外に混んでいて、寒空の下1時間
家に帰って、やっとあったまってきました




[2751] Re:[2750] WMFファイルを偽装の新種 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/01(Sun) 14:33  

Chaosさん。
なるほど深刻のようですね。
ご紹介のサイトのパッチもインストールしましたが、効き目はどうなんでしょう。
サイトの記事を走り読みしますと、shimgvw.dllを削除しても、WindowsXPのセキュリティが効いて、自動再成してしまうので、WindowsXPのセキュリティをいったんはずして、shimgvw.dllを除去するしか手はないようにも読み取れますが。
gdi32.dllは、削除できませんね。


[2750] WMFファイルを偽装の新種 投稿者:Chaos 投稿日:2006/01/01(Sun) 12:34  

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。

新年早々ですが、悪いニュースです。
大晦日の深夜にWMF偽装の新種が出ました。
http://isc.sans.org/index.php (英語)
ここの警報が「黄色」になるときはかなり深刻です。

新種に対して、ワクチンはまだ出ていません
ファイルはWMFだけではなくjpg等も偽装可能で、サイズは
ランダムに変化。読み込むと警告なしに発動

非公式なパッチが出ていますが、リスキーかもしれません。
gdi32.dllに対してメモリ上で変更を加えるそうです。




[2749] Re:[2748] 本年もよろしくお願いします 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/01(Sun) 10:27  

聞きかじりさん。
本年もよろしくお願い申し上げます。
「ネットde監視、地方議会」の聞きかじりさんにとっては、昨年の秋田県議会の「可否同数でありながら、議長が「賛成多数による可決」と宣告」の例は、いい材料を提供してしまったのではないでしょうか。
この掲示板でも、2634などで取り上げましたが、結局、県議会議長の辞職にまで、いたってしまいました。
議会事務局の振り付けにのみしたがっていると、とんでもない事になるという見本ですね。
また、「現状維持の原則」は、日進市でも、問題になったのではなかったでしょうか。
この問題は、突き詰めていくと、いろいろ、面白い研究課題となりそうです。


[2748] 本年もよろしくお願いします 投稿者:聞きかじり 投稿日:2006/01/01(Sun) 10:02  

> みなさん。新年明けましておめでとうございます。

いつも拝見しているのですが、なかなか投稿できなくてすみません。
今年は父の喪に服しておりますので、慶賀は控えさせていただきます。
とんでもないパソコンを買って、ドラマにはまってしまうなど、私にとって昨年はいろいろなことがありました。
皆様にとっても、今年もよい年であるよう願っています。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[2747] 耐震強度偽装事件の法的問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/01(Sun) 08:25  

耐震強度偽装事件で、警視庁などの合同捜査本部は早ければ1月中旬にも、一斉に関係者の参考人聴取に乗り出す方針を固めた。

法的には、当面は、建築基準法、宅地建物取引業法、建設業法、住宅品質確保促進法などの違反摘発ということらしい。

さらに、詐欺罪の適用も考慮に入れているという。

また、偽装物件についての国の立替費用については、国が居住者と損害賠償請求権の譲渡契約を締結し、居住者が、国にかわって、建築主に賠償請求する事になるという。

住民のヒューザー物件に関わる金融機関に対する債務を、国が代位弁済のかたちで、とることが出来ないので、このような形になったというのだが。

となると、住民対金融機関との間の債権債務関係は、依然として残り、住民対ヒューザーとの関係は、損害賠償請求権があり、住民と国との関係は、住民の持つヒューザーに対する損害賠償請求権を、国に譲渡する、という関係にあるということになる。

しかし、再分譲の価格については、明らかにされていないため、住民が、再分譲の物件を取得するには、新たな債務の追加が生じてくる。

再分譲する主体は、国ということになるのか、そこらあたりが、まだ不透明だ。

いずれにしても、これまでのスキームが今回の場合には、何の役にも立たなかったわけだから、建築基準法、宅地建物取引業法、建設業法、住宅品質確保促進法などの総合的な見直しが必要なのだろう。

また、この上記のスキームですっかり抜け落ちているのは、金融債権の瑕疵担保責任だろう。

民法の瑕疵担保責任とは、物の売買を想定したもので、 金融債権を想定した ものではない。

物の売買であれば、瑕疵担保責任の対象にしようとして、買った当事者が、物を破損すれば、す ぐにわかってしまうが、金融債権の場合は、企業内外の経済環境によって相対価値は、どうにで も変わりうる。

例の新生銀行系列の企業の破産の理由になったのは、瑕疵担保特約条項の適用による債権譲渡であった。

瑕疵担保特約条項には、次のように書かれている。

「譲渡から3年以内に、当初の正常債権の判定に瑕疵が生じ、簿価より2割以上目減りした債権は預金保険機構に買い取らせることができる」

旧長銀、旧日債銀をそれぞれ引き継いだ新生銀行、あおぞら銀行はこの特約を活用し、貸出債権の回収・債権放棄の拒否・債権者として会社更生法、民事再生法の適用申請などで、不良債権の相手方である多くの会社の破綻処理を行った。

実際のローン条項がどのようになっているのかわからないのでなんともいえないのだが、おそらく、このようなことは、住宅ローン債権については、適用はしないものとは思う。

今の住民ならびにヒューザーに対する融資金融機関は、ほぼ、同一で、これらの金融機関は、ひたすら、静観を決め込んでいるのだが、まさか、双方の融資先の、死ぬのを待って、債権譲渡可能の環境を作り、預金保険機構を当てにしているんじゃないでしょうね。

もし、金融機関が、この問題について、社会的責任を果たすには、ローン条項について、何らかの配慮が求められるのではなかろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060101-00000102-yom-soci


[2746] Re:[2745] [2744] WMFファイルを偽装した0-day exploit 投稿者:笹山登生 投稿日:2006/01/01(Sun) 07:36  

みなさん。新年明けましておめでとうございます。
Chaosさんのご指摘のウイルス、蔓延しているようですね。
私も、念のため、WindowsのなかのWindows32等に入っているshimgvw.dll(画像縮小表示のためのものらしい。) を削除しておきました。
もっとも、Windows32のなかのshimgvw.dllは、削除しても、自動的に生成されてきますね。
これらは、削除しても、差し支えないようなもののようですが。
画像表示がおかしくなったり、画面が普段よりも、縮小したり、または、拡大したりして見えたりしたら、要注意なのでしょうかね?
よくわかりませんが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051228-00000014-imp-sci


[2745] Re:[2744] WMFファイルを偽装した0-day exploit 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/31(Sat) 22:44  

Chaosさん。
今年一年お世話になりました。
鳥インフルエンザも一段落とおもったら、今度は新手のコンピュータウイルスですか。
正月は、ウイルスの季節ですね。
用心して過ごしましょう。
来年もよろしく。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/12/28/10385.html


[2744] WMFファイルを偽装した0-day exploit 投稿者:Chaos 投稿日:2005/12/31(Sat) 22:36  

Chaosです。

今年もいつのまにか終わってしまいました。
皆様からの色々な情報、大変勉強になります
ありがとうございました。

12月28日以来、WMFファイルを偽装した0-day exploitが公開されて,あちこちで警報が出ています。
パッチはまだありません。
IEの場合は読み込んだだけで発動するようです。
あちこちに広がっているようなので要注意です。

マイクロソフト社製品の画像処理エンジンの脆弱性について(12/29)
http://www.cyberpolice.go.jp/important/2005/20051229_180145.html

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (912840)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/advisory/912840.mspx

回避方法は、上記を参照の上
shimgvw.dll をレジストリから削除
できれば、ファイル名も念のため別のものに変更する。
パッチが出たら正式な名称に戻してレジストリに登録後
パッチを適用。

主要なワクチンソフトは対応したようです。

では、皆様、良いお年を。


[2743] Re:[2742] 功利拝金優先の成れの果て? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/31(Sat) 22:09  

ときさん。
この一年、いろいろ、ありがとうございました。
現代の世相を総括するいろいろなご紹介のサイトの中で、ひとつだけ選ぶとすると、次のサイトでした。
「「ますらお」ぶりは見かけ倒し? 日米安保から逃げ回る小泉首相
〜基地地元の反対運動に振り回され、日米協議は先送り〜 」
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/i/10/
狂王フリードリッヒ2世ほどの狂気でないのは、日本にとって救いなのでしょうかね?
いいお年を、来年もよろしく。


[2742] 功利拝金優先の成れの果て? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/31(Sat) 20:38  

>▼確かに美しいと思える日本人には滅多にお目にかからなくなった。不正をしても儲(もう)けたい、自分さえ良ければ他人はどうでもいいというような人間が増殖し続けている。部下の領事館員が中国の公安当局によって自殺に追い込まれても事実を隠し、抗議ひとつしなかった腰抜け大臣が反省もせず、参院議員として今も高禄をはんでいる政治の現状はなんとも醜い。
>▼失われた美しい日本を取り戻すにはどうすればよいのか。まずは騒々しいテレビのスイッチを切り、死者たちの声にいっとき耳を傾け、わたしたちとこの国の行方について立ち止まって考えてみることが必要かもしれない。
http://www.sankei.co.jp/news/051230/morning/column.htm

>過ぎ行く年を表す漢字が「愛」だなんて誰が信じよう。思い浮かぶのは「惨」や「壊」ばかりだ。
>来年は輝く「燦(さん)」がめぐりくる年でありたい。
http://www.sankei.co.jp/news/051231/morning/column.htm

 ネットでは、『「無償の行為」の情熱』だらけですが。

■2005/12/30 (金) 大和証券システム障害にこの国の劣化を体感の記
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20051230

 あらゆる分野で、それぞれのプロとしては、あってほしくない綻びが一気に顕在化した一年でもありました。

■朝日新聞社説 企業不祥事 「職業人」の倫理を磨こう
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50299170.html
>本田雅和とNHKの極左、朝鮮総連がタッグを組んだ「従軍慰安婦番組改変問題」こそが一番問題。

◇SAFETY JAPAN 2005
http://nikkeibp.jp/sj2005/index.html
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/
古森 義久氏 コラム
“外交弱小国”日本の安全保障を考える”〜ワシントンからの報告〜
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/i/
日下公人氏 コラム
現実主義に目覚めよ、日本!〜グローバル・スタンダードの罠に陥るな!〜
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/p/

 どうも、ありがとうございました。


[2740] あきれ返った泥湯温泉の奥山旅館の危機意識のなさ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/31(Sat) 18:23  

東京の家族4人が温泉からの硫化水素ガスを吸って死んだ秋田県泥湯温泉の奥山旅館では、事故にも関わらず、12月30日、26人ほどの予約に対し午前中に9人のキャンセルがあった一方、予定通り足を運ぶ客もいて、旅館は通常通り営業したという。
驚くべき危機意識のなさであり、この分では、この奥山旅館は、三度目の事故を起こすに違いない。
第一、宿泊客に硫化水素の危険さを伝えなかった責任をどう感じているのだろう。
湯沢市は30日、泥湯温泉の旅館に、周辺の安全が確認されるまで宿泊の予約を自粛するよう要請する考えを示したというが、強制的なものではなさそうだ。
このような、危機意識のなさが、第二第三の同種の事故を呼び起こす原因になっているに違いない。
原因究明までの旅館の営業停止を、県・市の行政当局は、強制勧告すべきである。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000512310001


[2738] Re:[2737] 日本への米国産牛肉輸出量 06年は10万トン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/31(Sat) 15:22  

虹屋さん。
「量が少ないことの対応として部位単位ではなくセット販売を強化していく。」ですか。
となると、今度は国内流通で、『セットばらし販売』となって、トレーサビりティーは困難になってきますね。


[2737] 日本への米国産牛肉輸出量 06年は10万トン 投稿者:虹屋 投稿日:2005/12/31(Sat) 14:32  

日本獣医学会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/ では、問題の8月号は要約も記載されていないし、本当にどんな風に書かれているのでしょうか??
小澤義博顧問は学会誌の招待編集委員なんですね。

12/28 日本農業新聞より要約
>日本への牛肉輸出量 06年は10万トン
米国食肉輸出連合会(USMEF)フィリップ・セング会長は27日都内で記者会見を開き、2006年の対日輸出量は10万トンとし、停止前の4割程度になるため、「早い段階で輸出停止前の量に回復することを期待する」と語った。
 米国で飼育されている肉用牛2700万頭のうち日本の基準を満たすことができるのは15〜20%。量が少ないことの対応として部位単位ではなくセット販売を強化していく。(牛1頭丸ごとでの取引)

部位単位の取引が米国産牛肉の利点だったのに、豪州産に優っていた点なのにこの点はは同じになる。日本産のこの月齢の未去勢雄牛ヤング・ブル・ビーフは固いと評判がイマイチ。日本人の嗜好にあうのか??豪州産を追い払って、シェア回復できるか??


笹山さん、まりちゃんさん、皆さん。良い新年をお迎えください。


[2734] Re:[2733] [2731] BSE誌上論争再び 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/31(Sat) 12:47  

>
> 小野寺さんは、いつの食品安全委員会でしたか、会議途中で、これから退席するというので、特に発言を求め、「日本の20ヶ月齢から30ヶ月齢までのBSEについては、特に調査を要する。」と、発言されたのが、印象的であり、その発言の意味するものがわかりかねたことがありました。

私も小野寺氏の発言にはハテナと思ったことがあります。
確かこの判定会議のとき小野寺氏はご都合で欠席してるんではなかったでしたっけ。日本食糧新聞のインタビューではこんなことも発言されてるんですがね。

【もう絶句】行政による「科学」のねじまげ始まる。米国牛輸入問題:意見交換会に参加
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/2364c0b9046c5e63aed236944b9a9e33

>そのことで、日本食糧新聞の小野寺節教授インタビュー記事に、面白い件があったのでご紹介まで。

>「スイスでOIEのメンバーと議論していたときに、向こうは21ヵ月齢、23ヶ月齢はBSEではないと言い張るので、「では、その肉を持ってきて焼肉パーティーでも開こうか」と言ったら、「それは困る」と言っていました。(笑)」
http://www.nissyoku.co.jp/bse/

過去にも掲示板で書かせていただきましたが、とにかく、肉骨粉が管理されてない時代には「20ヶ月齢の発症牛」および、20ヶ月代の感染牛、発症牛は何頭も確認されているという現実、事実を、なんで小澤氏が無視するのか私にはさっぱり理解できません。米国の飼料管理はムチャクチャなのに。



[2733] Re:[2731] BSE誌上論争再び 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/31(Sat) 12:22  

虹屋さん。
今年はお世話になりました。
ところで「OIEはこの牛をデータの不足からBSEと認めていないとした」というのは、根拠のあることなのでしょうか。
このOIEサイト「Number of reported cases of bovine spongiform encephalopathy (BSE) in farmed cattle worldwide*(excluding the United Kingdom)」http://www.oie.int/eng/info/en_esbmonde.htmでは、日本の21ヶ月齢もカウントに入れているようですし。
小野寺さんは、いつの食品安全委員会でしたか、会議途中で、これから退席するというので、特に発言を求め、「日本の20ヶ月齢から30ヶ月齢までのBSEについては、特に調査を要する。」と、発言されたのが、印象的であり、その発言の意味するものがわかりかねたことがありました。


[2732] Re:[2728] [2716] きっこの日記で 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/31(Sat) 11:29  

余談になりますが、

品川先生についてですけど、2001年、日本でBSEが発生したときに、エライザを第一に選択する日本の検査方法について、大きな疑念がネット上で沸いて、問題になったことがあります。これは専門家に直接聞くしかない、と、(品川先生は覚えていらっしゃらないでしょうけど)電話で30分以上、あれやこれや直接伺って、その情報をネットで流したことがあるんですが、「消費者のまじめな質問には私はきちんと回答するんだ」と仰って、わかりやすいように懇切丁寧に解説くださったことを思い出します。

そのときに、品川先生は、話すことをマスコミが正しく報道せず、場合によっては事実と正反対のこと、切り張りして、意図していない、違う嘘の話に仕立て上げられてしまうことなど、報道のあり方について、ものすごく怒ってられて、その当時、マスコミの取材はしばらく受けないのだ、と言われてました。

そんなことがありました。

=========
笹山さん、みなさん、今年もたくさんお世話になりありがとうございました。来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
みなさまにとりまして来年が素晴らしい一年となりますよう。。





[2731] BSE誌上論争再び 投稿者:虹屋 投稿日:2005/12/31(Sat) 10:57  

小澤氏のように、科学・事実認識と国際貿易・経済を絡めて議論すると科学・事実認識が歪めれてしまうのではないか?
 またOIE事務局が、科学的正しさを決定することになる。誰が、どんな条約でそんな権限を与えたのか?

日本農業新聞12/31
>BSE誌上論争再び
>21ヶ月齢牛診断是非めぐり 国際問題の可能性も

日本で見つかった生後21ヶ月の若い牛海綿状脳症(BSE)感染牛の診断の是非をめぐって、日本獣医学会誌上で専門家の論争が続いている。
 この問題は、同誌8月号で国際獣疫事務局(OIE)の小澤義博顧問が、この牛の感染診断の科学的根拠を疑問視したことから始まった。11月号では食品安全委員会プリオン専門部会のメンバーら8人が、病原体の異常プリオンの検出の事実を突きつけて、「(小澤氏の論文は)不当な記述だ」と反論していた。
 小澤氏は今月出版された12月号で、OIEはこの牛をデータの不足からBSEと認めていないとした上で、「OIEの確認なしに(21ヶ月齢未満に限り輸入を認める)日本の基準を外国に押し付けると国際問題になりかねない」と指摘している。「発表されたデータだけではBSEといえないので、動物実験の結果を見た上で最終決定する」と扱いを保留していると説明。各国で異なる診断基準の統一に向けた努力も求めた。
 東京大学大学院の小野寺節教授も12月号で、動物実験の重要性を強調する論文を投稿した。



[2730] 今月のブログ記事・月間アクセス・ベストファイブ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/31(Sat) 09:17  

いよいよ、今年も残り僅かな時間となりました。
今月は、やはり季節柄、クリスマスソング集が、圧倒的なアクセス数でした。
12月24日に近づくにつれて、アクセス数が上がり、12月25日になると、ぱったりやんでしまうという典型的な季節動向でした。
そのほか、タミフル関係も堅調でしたが、今週になって、また『ノロウイルス』キーワードのアクセスが、俄然、増えてきました。
この記事は、今年1月9日にアップしたものですが、季節とともに、再度、復活といったところですね。
「狂牛病殺人事件???」は、今年の5月に掲載したものですが、今月、2chやYAHOO掲示板に紹介されたことによるアクセス増のようです。
「木質バイオマス発電の夢と現実」も、根強いご支持を得ています。

MP3で聴くクリスマス・ソング集 12,150
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=510
タミフルと、リレンザの副作用一覧 4,037
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=497
ノロウィルスってなんだ? 2,003
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190
狂牛病殺人事件??? 1,408
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=275
木質バイオマス発電の夢と現実 846
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462

今月のブログ「Sasayama's Weblog」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/
の記事へのトータルアクセス数は、今現在で、104,275 のようです。
来年も、よろしく、ご支持お願い申し上げます。



[2729] Re:[2726] 食品安全情報から、最近のBSE関連の論文など紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/31(Sat) 08:52  

まりちゃんさん。
この一年、お疲れ様でした。
5についてですが、このProMEDの記事の元の論文は、「Ultra-sensitive detection of prion protein fibrils by flow cytometry in blood from cattle affected with bovine spongiform encephalopathy」http://www.biomedcentral.com/content/pdf/1472-6750-5-26.pdf
で、これによると、BSEの牛の血清から採取した種のあるプリオンの凝集体と、健康な牛の血清から採取した種のないプリオンの凝集体とを、フローサイトメトリー法(予め、蛍光染色された細胞などの粒子にレーザ光を照射し、そこから発せられる散乱光と蛍光を検出・分析することにより、その粒子の性状を解析する技術。)でアトモルのレベルでの検出をし、その違いの動体分析で、牛を生体のままで、異常プリオンのあるなしを、高感度検査するというもののようですね。
Figure2の図の左側が、健全な牛、右側が、BSEの牛のようです。

http://www.biomedcentral.com/content/pdf/1472-6750-5-26.pdf


[2728] Re:[2716] きっこの日記で 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/31(Sat) 08:14  

EMAMONさん。
帯広畜産大学の品川森一先生は、羊のスクレイピーの研究での権威ですね。
このあたりが、BSEを牛の問題としてのみにとどめたいと願っている方にとっては、けむったい存在なのかもしれません。
この品川先生の考え方は、BSEは、実は、種を超えて牛、人間、羊、ヤギ、鹿、猫、その他300種類の動物にあるTSE(Transmissible Spongiform Encephalopathies)のうちの一部の問題であって、BSEとTSEとは、つながっているのではないかという考え方につながるものです。
この考えは、BSEの原因を、イギリス由来の肉骨粉のみに求める考え方とは、真っ向に対立する問題なのですね。
すなわち、日本にも、イギリス由来のBSE汚染原因物質以外に、本来、土着的に、スクレイピー由来のBSE汚染物質があったという考え方につながってしまうわけで、これは、行政当局にとって、かなり都合の悪い事になってしまうというわけですね。
しかし、これまでの日本のBSEが発生した地点をトレースしますと、かつてスクレイピーが発生した地点と、かなり相似しているということがいえるのが、なんとも、といったところです。
品川先生の考え方は、下記のサイトで見る事が出来ます。
http://pro.lin.go.jp/grand_prix/1998/k50/40-98-1s.html

http://www.nouminren.ne.jp/dat/200302/2003021704.htm


[2726] 食品安全情報から、最近のBSE関連の論文など紹介 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/31(Sat) 03:46  

5.フローサイトメトリー法利用によるBSEに感染したウシ血液中のプリオンタンパク繊維の超高感度検出
Ultra-sensitive detection of prion protein fibrils by flow cytometry in blood from cattle affected with bovine spongiform encephalopathy.
Trieschmann L, Navarrete Santos A, Kaschig K, Torkler S, Maas E, Schatzl H, Bohm G.
BMC Biotechnol. 2005 Oct 4;5:26.

>上記、「血液からの検出」と書いてありますが、実際どういう内容なのか気になりますね。

6.食用ゼラチンにおけるウシ由来原料含有の分子生物学的検出と定量化に向けてのPCRおよびReal-Time PCR によるアプローチ
Conventional and Real-Time PCR-Based Approaches for Molecular Detection and Quantitation of Bovine Species Material in Edible Gelatin Taurai Tasara, Sandra Schumacher, Roger Stephan Journal of Food Protection, Vol. 68, No. 11, 2005, Pages 2420-2426

ヨーロッパにおける主な食用ゼラチンの原料はブタ皮膚由来であるが、ウシの組織由来のものも多く含まれている。EU は消費者を安心させるために1999/724/EC 通達でゼラチン生産におけるガイドラインを示した。その中で、非加熱原料はヒトの摂食に問題がない動物由来のものである証明が必要であるとしている。一方、ゼラチンや最終産物における非加熱原料動物の由来確認のための分析法が不足している。ゼラチン生産に利用される非加熱原料の由来を確認するために、今まで報告されている動物種別のPCR システムを評価した。ゼラチン中のウシ由来原料を検出する際には、ウシのミトコンドリアDNA 内のATPase 8 サブユニット遺伝子を標的としたPCR プライマーセットが適していた。このプライマーセットは通常PCR 法、Real-time PCR 法において最適化されている。ブタ及び魚から生産されたゼラチン中へのウシ由来ゼラチンの混入は0.1&#12316;0.001%の感度で検出可能であった。これらの検出法は他の原料から生産されたゼラチンへのウシ由来原料の混入を日常的に検出するための分子学的手法として利用できる可能性がある。
[The Journal of Food Protection のご厚意により、要約翻訳を掲載します。]

7.ゼラチン製造中の加熱、加圧処理によるBSE 因子の不活化
Inactivation of the BSE agent by the heat and pressure process for manufacturing gelatine.
Grobben AH, Steele PJ, Somerville RA, Taylor DM, Schreuder BE.
Vet Rec. 2005 Sep 3;157(10):277-81.
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2005/foodinfo-23_2005.pdf

1.死後のBSE 迅速検査の評価について、EFSA の研究報告
EFSA Scientific Report on the Evaluation of two Rapid post mortem BSE Tests Adopted on 2 September 2005, Question No.Q-2003-084 29 September 2005
現在、死後のBSE 迅速検査として5 種類の検査キットがEC に認可されているが、2005年4月にEFSA は新しい2 種類の検査の実地試験報告を受け取った。TSE 検査に関するEFSA の専門家ワーキンググループは、申請書類の全体的評価、ラボの第一相の評価、実地試験の結果及び添付文書に基づき、Fujirebio FRELISA 検査が基準を満たしていると結論した。しかしPriontype 検査は実地試験で成功しなかったため、全体的な評価は否定的なものであった。このため、専門家ワーキンググループは、ECが認可する検査としてFujirebio FRELISA検査(日本のFujirebio 社製)を推奨し、Priontype 検査(ドイツのLabor
Diagnostik社製)を推奨しなかった。
http://www.efsa.eu.int/science/tse_assessments/bse_tse/1158_it.html


9.RT-PCR 法とELISA 法を用いたレバーソーセージへのウシ中枢組織混入の検出
Detection of Bovine Central Nervous System Tissue in Liver Sausages Using a Reverse Transcriptase PCR Technique and a Commercial Enzyme-Linked Immunosorbent
Assay

Nowak, B; Mueffling, T.v; Kuefen, A; Ganseforth, K; Seyboldt, C.
Journal of Food Protection, Volume 68, Number 10, October 2005, pp. 2178-2183(6)
レバーソーセージに対するウシ中枢組織(CNS)混入検出におけるRT-PCR 法の妥当性を評価した。標準的な検体ではRT-PCR 法により28 日間保存されたレバーソーセージ中の0.25%のウシCNSを安定的に検出した。258種類のレバーソーセージを小売り店で購入し、RT-PCR 法とELISA 法でそれぞれを検査したところ、ELISA 法では9 検体(3.5%)がCNS陽性であったが、RT-PCR 法では検出されなかった。ELISA 陽性検体は0.23%&#12316;0.30%のCNS 混入を示していた。最近の報告によるとRT-PCR 法はブタCNS 組織に対してはウシCNS 組織ほど感度が高くないとされている。また、ELISA 法は種特異的な検査法ではないが、このELISA で検出されたCNS 組織はウシ以外の動物由来の脳幹組織と考えられた。

ELISA 法によるスクリーニング検査と種特異的なRT&#8722;PCR 法によるウシCNS 組織アッセイを組み合わせることで、食肉製品がヨーロッパにおける食品規制に合致しているかをモニタリングするのが現実的なアプローチと考えられる。
[The Journal of Food Protection のご厚意により、要約翻訳を掲載します。




[2716] きっこの日記で 投稿者:EMANON 投稿日:2005/12/30(Fri) 22:31  

帯広畜産大学の品川森一先生という方が、全頭検査の必要性を強く主張されるプリオン研究の第一人者として上がっていましたが、我々素人にも判るような著書とかは出版しておられるでしょうか?
当方田舎在住なもので、先生の謦咳に接することが難しゅうございますので。


[2714] Re:[2705] [2697] [2696] [2688] 唐木恵子って? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/30(Fri) 21:58  

謎工さん。
そういえば、そんな番組でしたね。
ところで、ソニーBMGの「rootkit」問題のその後は、どうなりましたでしょうか。


[2713] 「ヤフー・インターネット・ガイド」に「Sasayama's Weblog」が、ベストサイトのひとつに推薦 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/30(Fri) 20:41  

「ヤフー・インターネット・ガイド」(YAHOO!JAPAN)
http://www.sbcr.jp/yig/
の2006年2月号の中の「発表!あの人が選ぶ"超私的"2005年のベストサイト」143ページの中で、『極東Blog』運営のfinalventさんが、私のブログ「Sasayama's Weblog」を、推薦1位のブログとして、ご推薦いただきました。
ありがとうございました。

以下は、finalventさんの『選んだ理由』です。

環境・医療・農業問題等を詳しく扱う「Sasayama's Weblog」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/
を愛読していたが、筆者が元衆議院議員・笹山登生さんだというのは後に知った。
「ぺきん日記」
http://beijing.exblog.jp
の筆者は北京駐在8年目の日本人とのことだが、政治的な偏りがなくクリアに中国のいまを教えてもらった。
「私の日本語ブログ」
http://inyi.jugem.jp
は、台湾人inyiさんが達者な日本語で書いている。ケロロ軍曹が台湾でも人気になりつつあるのも、このブログで知った。
この3サイトは、私の貴重な情報源である。


[2710] Re:[2708] 中国・福建省でのヒト感染鳥インフルエンザ感染死亡者について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/30(Fri) 20:26  

ときさん。
このサイト
http://www.cbs.org.tw/big5/CbsRealNews/Detail.aspx?news_id=58444
では、福建省三明市の41歳の女性が12月6日に発病・入院し、12月21日に死亡したとしていますね。
感染経路はわからないとし、また、ヒト感染に咲きたでっての鳥感染もないとしています。
そのようなところから、台湾経由などの憶測が流れているようです。

http://www.cbs.org.tw/big5/CbsRealNews/Detail.aspx?news_id=58444


[2709] AH1でもAH3でもないA型は? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/30(Fri) 18:19  

 深く調べていないのではないでしょうか?

IDSC インフルエンザ流行レベルマップ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/YR05/flu50/jmap50.html

 これが、すべてではないことが、まず大前提です。実態のほんの一部でしかないということを、常識としておかなければなりません。


[2708] わざわざワクチン接種せずとも 投稿者:とき 投稿日:2005/12/30(Fri) 17:46  

鳥インフルエンザ問題の今後(120)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza234.htm

 昔の人は偉かった。ワクチンのなかった時代、麻疹(はしか)は、もらいにいったとか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/414084003X
(ウイルスとどうつきあうか―闘いから共存への戦略 P100.参照)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061329499
(それと同じ内容は、じいちゃんばあちゃんと一緒に暮らした経験のある人は、普通に聞かされて育っていましたが。)
 鳥インフルエンザも、それと全く同じ理屈で対処できるのですが。早期に一度、同居感染によって、経験させてしまえばいいだけです。
 過剰な「感染なしがいいこと」の安全・安心の固定観念によって、生物が生き延びていく力、すなわち抵抗力とはどういうことを意味するのかが、忘却の彼方に追いやられてしまったかのようです。

 この時節の社交辞令とはいえ、とても言う気分になれそうもないのが、『皆様 どうか良いお年を。』です。
 悪夢からいまだ醒めることはなく、無間に続き、いまだまったく見通しが立たないことになっています。
 一寸先は闇ならぬ、五里霧中どころか、『56億7000万年後の未来の世』(「弥勒」)
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0879.html
までも、人間は愚かでありつづけるのかというくらいの気分でもあります。
 「疫病」そのものは、自然現象であるが故、諦めがつきますが、今の問題は、純粋、人間の智恵に関わっている、まさに人智における「レセプター」の品位・性能の問題ともいえます。
 この鳥ウイルスにおいて、科学的コモンセンスがどこにあるのか、その道のプロでさえ、まったく見極めがつかなくなっているようです。
 そして、なにが言ってはいけない「世間知」なのか、なにが罪になる「無知」なのか? かつ、「罪になる世間知」の範疇は? 鳥インフルエンザウイルスの問題は、まったく混乱の極みの状況に感じます。

2005.11.30
世間知というのはということ「それは言っちゃだめよ」
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/11/post_347d.html
「無知が罪」
http://www.melma.com/backnumber_45206_2420578/

◇鳥インフルで女性死亡 中国で3人目、福建省で初(共同通信) - 12月30日0時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051230-00000000-kyodo-int
 初?

◇中国、鳥インフルエンザのウイルスサンプル依然提出せず=WHO(ロイター) - 12月30日17時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051230-00000393-reu-int

 鳥ウイルスはもちろんのこと、ヒトウイルスもまん延しているのではないでしょうか?
 致死数は、従来から流行するタイプと比較しても、同じくらいには重症化して死亡者が出ますし。(最低、同じくらいの病原性であるとするならば、とっくにまん延しているくらいの死者数ではあります。)

 ここ数年、なかなか、こころ穏やかな年越しとはいかないようです。昨年は、中越地震、スマトラ沖地震・インド洋津波がありましたし。(気分は無間地獄に、すっぽりはまっているようです。)
 ともあれ、来年も、これまで同様、よろしくお願い申し上げます。謝。


[2707] 日本牛肉市場をめぐる米豪戦争勃発という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/30(Fri) 16:25  

「Live! Battle of the beefsteaks」
http://seattletimes.nwsource.com/html/editorialsopinion/2002709151_beefed29.html
は、日本のアメリカ牛肉解禁によって、アメリカとオーストラリアとの日本市場をめぐっての牛肉戦争が勃発したとの記事である。
アメリカがBSE問題発生で、日本市場での身動きが出来ない間に、オーストラリアが、その分のマーケットを我が物に出来たのは、料理研究家・栗原はるみ さんの貢献によるものであるとしている。
一方、シカゴ・ホワイトソックスで活躍中の野球選手井口資仁さんは、アメリカ牛肉の宣伝に登場したという。
日本市場のドアは開いたが、新たなきつい課題が始まった、と、この記事は結んでいる。


http://seattletimes.nwsource.com/html/editorialsopinion/2002709151_beefed29.html


[2706] 篠原さんから感謝のお言葉、光栄です。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/30(Fri) 15:47  

篠原さんのサイト「鳥インフルエンザ問題の今後(120)」http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza234.htm
では、年の瀬にあたり、次のような言葉で、一年を総括されています。
「あと2日で今年も終わりです。養鶏現場からのささやかな発信を、情報面、貴重なご意見を通してご支援ご教授戴き、またネットでは笹山様のページで一年間、《とき》様を中心とされて鳥フル問題をとりあげて下さり本当に有り難うございました。
もともと我々百姓の立場では、昔から「物知らぬこそ活計なれ、物知りの家の田は荒れる」など付け焼き刃の知識を振り回すことを戒めて参りました。せめて「すべての道は良い卵作りに通ずる」ことと捉えて上滑りにならぬよう心掛けては参りましたが、お見苦しい点は幾重にもお詫び申し上げます。」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza234.htm
恐れ入ります。
そして、鳥インフルエンザ問題について、この掲示板でご議論いただきました皆さん、この一年、ありがとうございました。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza234.htm


[2705] Re:[2697] [2696] [2688] 唐木恵子って? 投稿者:謎工 投稿日:2005/12/30(Fri) 14:57  

> 「日本テレビの「進ぬ!電波少年」の中の企画で、オカマの坂本ちゃんの家庭教師をやってたケイコ先生」といわれても、ピンとこないのですが。

「坂本ちゃん」と言う芸人に受験勉強をさせて東大合格を目指すと言う企画でした。
結局、模試の判定で東大の合格圏内には届かず複数の私立校を受験し、
日本大学に入学。その時の家庭教師役がケイコ先生。

http://www.ntv.co.jp/denpa/todai/03_2.html


[2702] 「牛の扁桃」写真をお探しのかたへ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/30(Fri) 10:50  

『牛の扁桃』写真をお探しのかたが多いようですが、次のサイト「Additional Information & Diagrams Regarding the Removal of Tonsils in Cattle」http://www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/removal_of_tonsils.htmにありますので、ご参照ください。
なお、このUSDAのサイトは、一時、写真をサイトから引き上げていましたが、最近になって、どういうわけか、再び掲載しています。

http://www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/removal_of_tonsils.htm


[2701] 「外為情報サイト / 外国為替証拠金取引関係リンク集」にリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/30(Fri) 10:46  

「外為情報サイト / 外国為替証拠金取引関係リンク集」http://fx.atbizin.com/
に、私のブログ記事『今回のオイルショックは形を変えた景気刺激になりうる』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=57がリンクされています。
光栄です。


[2700] 泥湯温泉での硫化水素ガス中毒で、ついに死者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/30(Fri) 08:07  

2695の秋田県泥湯温泉での親子4人硫化水素中毒事故では、ついに、三人の死者が出てしまった。
私も、この泥湯温泉には、夏場ではあるが、何度も行っているので、人ごととは思えない。
重態の父親・松井安泰さんは、東京大学 大学院理学系研究科・理学部 の助手をされている方のようで、ご専門は、「 出芽酵母の形態形成のメカニズムの解析 」
「ミトコンドリアは芽へどのようにして入るのか−出芽酵母のミトコ ンドリア相続機構− 」http://yeast.ac.affrc.go.jp/Matsui.html
という論文も書かれている。
「温泉施設での硫化水素中毒」http://www.eat-p.com/kusatsu/info/kazangas_1.htm
というサイトを見ると、このように多くの中毒事故があることがわかる。
環境省や厚生労働省は、かけ流しなんて問題よりも、このような中毒事故のほうを重んじなければならないんではないのかな?
ちなみに、温泉に関する規制としては、公衆浴場法、旅館業法、温泉法の三つがあって、公衆浴場法及び旅館業法が、厚生労働省管轄で、温泉法が、環境省の管轄となっている。
温泉法は、温泉の掘削等の規制をしており、浴場施設についての、衛生管理については、厚生労働省管轄となっている。
となると、今回のように、野外での硫化水素噴出事故の場合は、どこの担当なのでしょうね。

参考
「秋田県によると、泥湯温泉一帯は栗駒国定公園で県が管理。現場近くの駐車場は、県が国から借り受けた上で湯沢市が管理している。しかし、くぼ地のある場所の管理者は、はっきりしていない。秋田県は「直ちに県の管理責任が問われるか、規定が明確でないため難しい」としている。」

http://www.eat-p.com/kusatsu/info/kazangas_1.htm


[2699] 三洋電機製の給湯システムに不具合 浴槽の水が水道給水管を逆流(^^; 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/29(Thu) 21:49  

三洋電機製の給湯システムに不具合 お湯が止まらず
http://www.asahi.com/national/update/1229/TKY200512280434.html
>三洋電機が製造し、東京ガスなどが売り出した超高層マンション用の暖房給湯システム

>問題の熱交換器ユニットのうち約3000台は、湯水の逆流を防ぐ弁のパッキンが摩耗するなどして、浴槽の水が水道給水管を逆流し、飲料用の蛇口から出る水と混ざる恐れがあるという。
↑↑↑
(^^;

>対象となるのは東京ガスと大阪ガス、東邦ガスを通して販売した「ガス住棟セントラル暖冷房給湯システム(HEATS:ヒーツ)用熱交換器ユニット」で、1万2511台。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051229AT3K2900C29122005.html

あ、真名さんご無沙汰してます(^^ 今年は牛で始まり牛で終わり。。。来年もよろしくお願いいたします。



[2697] Re:[2696] [2688] 唐木恵子って? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/29(Thu) 21:33  

「きっこの日記」にBSE問題ってのは、どうも似つかわしくないと思ったら、唐木さんのうちの唐木恵子さんってのが、焦点だったのですね。
「日本テレビの「進ぬ!電波少年」の中の企画で、オカマの坂本ちゃんの家庭教師をやってたケイコ先生」といわれても、ピンとこないのですが。
たしか、「進ぬ!電波少年」ってのは、年末になると、外国のどっかにたどりつく、って企画でしたね。

http://images.google.co.jp/images?svnum=10&hl=ja&lr=&rls=GGLG%2CGGLG%3A2005-34%2CGGLG%3Aja&q=%E5%94%90%E6%9C%A8%E6%81%B5%E5%AD%90&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2


[2696] Re:[2688] 「finalventの日記」さんに、私のブログや真名さんのブログが引用されています。 投稿者:真名 投稿日:2005/12/29(Thu) 20:52  

笹山先生、ときさん。 ご無沙汰しております。

ありゃー。 「きっこの日記」さんに「極東ブログ」さんですか。 どちらも有名なブログのようですね(あまり読んでないですが)。
「きっこの日記」さんは、確かにネタモトはうちとこことまりちゃんのブログのようですが、ちょっと書きすぎのように思います。
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/ さんもちょっと飛ばすすぎのような・・・。きっこさんがキツいから、しかたないか? 突然アクセス数が増えたのでびっくりしました。
いずれにせよ、この件は当面は科学的決着はつかないでしょう。 プルシナーの異常型プリオン経口感染実験は、未だに成功しないみたいですね。


[2695] 温泉の硫化水素ガスで中毒 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/29(Thu) 19:53  

29日午後5時ごろ、秋田県湯沢市高松の泥湯温泉の屋外駐車場で、人が倒れていると119番通報があった。救急隊が駆けつけたところ、4人が倒れており、いずれも意識不明という。

 湯沢署の調べによると、4人は夫婦と子ども2人で、都内から来ていた宿泊客とみられる。同署は、一帯で噴出している硫化水素ガスが原因とみて調べている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051229-00000012-yom-soci

という記事なのだが、別の報道では、意識不明となった4人のうち、男性と男の子1人は心肺停止の状態という。
この泥湯温泉、辺鄙な場所ゆえ、冬は、奥山旅館以外は冬期休業していたのだが、今は、立派なアクセス道路も出来て、このような都会の家族連れも、冬場に訪れているらしい。
硫化水素のつよい温泉は、このほかにも、岩手県と秋田県の県境に、須川温泉というのもあって、ここは、金属製の物を持っていくと、変色してしまうほどの強さだ。
また、岩手県の松川温泉なども、かなり硫化水素の強い温泉だ。
この温泉の底には、白濁のどろどろした沈殿物がたまっている。
こうなると、温泉療養も、命がけですね。



[2694] 食品安全委員会のプライバシーポリシーに抜けている点 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/29(Thu) 18:13  

食品安全委員会のプライバシーポリシーの中で、
「4. 利用及び提供の制限
食品安全委員会では、法令に基づく開示要請があった場合、不正アクセス、脅迫等の違法行為があった場合その他特別の理由がある場合を除き、収集した情報を3の利用目的以外の目的のために自ら利用、又は第三者に提供いたしません。ただし、統計的に処理された当サイトのアクセス情報、利用者属性等の情報については公表することがあります。 」
とあるのだが、抜けているのは、「委託先の厳格な管理」の条項であろう。
次の条項が必要である。

「委託先の厳格な管理
個人データの取扱いを委託する場合には、個人データ保護の観点からその選定基準を明確にし、個人データの安全管理のための措置を委託先に対しても確保できるよう十分な監督をいたします。 」


[2693] Re:[2690] 生態系を既知内限定にすることの愚? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/29(Thu) 18:12  

笹山様
> Wetlands Internationalのエコロジスト、Ward Hagemeijerさんの説によると、渡り鳥が鳥インフルエンザを拡大させる要因は限定されており、むしろ、鳥や鶏肉の輸出など、人為的な飛行機によるウイルスの移動が、鳥インフルエンザウイルスを拡散させているのではないか、という。

 人間の知識知見ではいまだわからない、未知のこともあるということを前提にしない、あくまでも既知の範囲内で論理を組み立てていくと、そのような論述も可能です。旧式の上部構造下部構造的唯物論的科学もどきではないかと考えざるをえません。
 どうしても、人間のコントロールのおよぶ範囲内で考えたいという、ある意味、偏執狂的観念の持ち主ではないかと疑わざるをえません。もはや、それは自然科学的思考ではなく、歪んだ社会学・政治学の領域でしょう。まさに、トンデモの類ではないかと。
 いまや、鳥H5N1の世界的流行伝播の原因が、人為的なことによって拡がったとみなすひとが、そうそう沢山いるとは思いませんが。ほとんどが、渡り鳥による感染伝播というのが常識的な判断のはずです。あくまでも、生きた鳥から鳥への感染というのが、通常のウイルス感染伝播の様式ですから。
 いっちゃあなんですが、大紀元情報以下のトンデモです。(大紀元さん申し訳ございません。)

> また、このサイト『Pond fertilizer may help spread bird flu』http://news.monstersandcritics.com/health/article_1072021.php/Pond_fertilizer_may_help_spread_bird_flu
>では、養殖魚用に使う鶏糞が、鳥インフルエンザの拡大に寄与しているとの説もある。

 まったく、ないとはいえませんが、より遠くへ運ぶとなれば、渡り鳥にまさるものはありません。宿主外のウイルスの生存条件の観点からいって、さほど持続できないのですから。
 もっとも感染拡大伝播の原因の可能性の高いものから、目をそらさせるための情報を、あえて出しているのではないかと勘繰らなければいけないような情報であるともいえます。

◇未公表の福建省でも発生か 中国の鳥インフルエンザ(共同通信) - 12月24日21時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051224-00000150-kyodo-int

 これを受けてか?

◇福建省における高病原性鳥インフルエンザ発生に関する一部報道について 2005年12月27日 在広州総領事館
http://www.explore.ne.jp/shenzhen/chamber2/news/article.php3?n=61

 ウイルスがある(感染している)ことと、「病気」が発生していることとは、必ずしも一致しない。
 病気が発生していないからといって、ウイルスに感染していない、あるいは、ウイルスが存在していないとは、断定できないのである。そのへんのところが、このウイルス感染症の厄介なところでもあります。


[2692] Re:[2691] [2683] 「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局が、個人の屋敷内にあることについて、内閣府食品安全委員会から、次のような回答がありました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/29(Thu) 12:51  

まりちゃんさん。
FAX 02-3591-2237
についてですが、食品安全委員会のほうから、これは、「FAX 03-3591-2237」の間違いであるとの通知をいただきました。
でも、少なくとも、まりちゃんさんの投稿のあった9月30日から、FAX 02-3591-2237  の番号であったということですね。
一体、いつから違っていたのかは、教えていただけませんでした。



[2691] Re:[2683] 「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局が、個人の屋敷内にあることについて、内閣府食品安全委員会から、次のような回答がありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/29(Thu) 09:48  

> FAX 02-3591-2237
> とあった。

笹山さん、おはようございます。上記の番号ですけど、私もそのファクス番号で返事もらいましたけど、記載間違いみたいですね。ヤフーで検索したら以下でてきました。このファクスがどこに繋がっているかはわかりませんけれど。。

内閣府食品安全委員会事務局勧告広報課
FAX:03-3591-2237
http://search.yahoo.co.jp/search?p=02-3591-2237+&fr=top&src=top&search.x=20&search.y=11

ところできっこの日記のきっこさん、BSE問題取り上げてくださってましたね。間違いはともかく(といっても最近はvCJDとCJDを区別することがよろしくないのではないかという論文まで出てきてますし、CJD報告義務のない州が半数もある米国で、アルツハイマーとの誤診もどれだけあるのかますます調査が必要になってきているように思えますが)、それ以外の、メディアの触れない(触れにくい?)一般の人が知らない問題について提起くださったことに感謝ですね。内河健のその上の税理士さんのこととか、さらにその上のことも、来年は明らかになるでしょうか。


[2690] 渡り鳥は、思うほど、鳥インフルエンザの拡大に寄与していないという説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/29(Thu) 08:25  

Wetlands Internationalのエコロジスト、Ward Hagemeijerさんの説によると、渡り鳥が鳥インフルエンザを拡大させる要因は限定されており、むしろ、鳥や鶏肉の輸出など、人為的な飛行機によるウイルスの移動が、鳥インフルエンザウイルスを拡散させているのではないか、という。
Wingよりも、Planeのほうが、鳥インフルエンザウイルス拡散の主役というわけですね。
また、このサイト『Pond fertilizer may help spread bird flu』http://news.monstersandcritics.com/health/article_1072021.php/Pond_fertilizer_may_help_spread_bird_fluでは、養殖魚用に使う鶏糞が、鳥インフルエンザの拡大に寄与しているとの説もある。

http://abcnews.go.com/Politics/wireStory?id=1447793


[2689] 「<不正論文>国内で疑惑相次いで発覚」なんだそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/29(Thu) 08:03  

「著名な科学誌に掲載された論文について、国内で不正疑惑が相次いで発覚したことを受け、文部科学省は28日、07年度から「競争的研究資金」の応募資格停止など、罰則を科す方針を決めた。このため年明けに開催される科学技術・学術審議会で、不正論文に関する各大学・研究機関の内部調査を監督する特別委員会を設置する。 」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051229-00000009-mai-soci
という記事なのだが。
これって、国立大学の独立法人化と、関係がありそうな。
象牙の塔の民営化の弊害とみるべきかな?
まあ、われわれトーシロが普通にLANCETを閲覧できる時代ですからね。
ウォッチング機能も、以前の紙の時代よりは、格段に発達しているので、専門家のみなさん、安易なコピペは、ずくバレますよ。
そういえば、超有名某国立大学の前学長さんが、若かりし時代、剽窃問題で、三面記事に載ったことがありましたっけ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051229-00000009-mai-soci


[2688] 「finalventの日記」さんに、私のブログや真名さんのブログが引用されています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/29(Thu) 07:35  

このサイトhttp://d.hatena.ne.jp/finalvent/です。
2685でときさん、ご紹介の「きっこの日記」http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20051227
のネタ元が、真名さんのブログ記事や、私のブログ記事らしいという想定で、書いていらっしゃる。
でも、私も、真名さんも、CJDとvCJDを混同している、なんてことは、絶対、ないんですけどね。
引用していただきました事については、感謝申し上げます。
なんていっていましたら、このfinalventさん、「極東Blog」運営 のかただったんですね。
で、「“超私的”今年のベストサイト」http://www.sbcr.jp/yig/url/art.asp?newsid=302
で、finalventさん、私のブログをベストサイトに推奨していただいておりました。
今度は、本当に、光栄でした。感謝申し上げます。

http://www.sbcr.jp/yig/url/art.asp?newsid=302


[2687] 「突風」が原因? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/28(Wed) 22:22  

◇脱線現場の安全性、現役・OB運転士で異なる見方(読売新聞) - 12月28日15時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051228-00000206-yom-soci

>「あの付近は見通しのよい直線。運行上何ら不安はない」。羽越線などの運転士歴26年以上という工藤義晴さん(56)はこう話す。

>羽越線と同じ線路を使う陸羽西線の男性運転士(59)も、「風が強いといっても、あの場所に恐怖や不安を感じる運転士などいない」と言い切る。「何十年も走っているが、危険な目に遭った経験もないし話を聞いたこともない」とする。

 現場の路線はよく利用しておりましたし、すぐ隣をそって通っている広域農道も、ちょくちょく利用しておりましたので、まったく、上記の認識に同意できるものであります。下記の、記事の内容にはなにやら、怪しさを感じております。

>一方、1987年まで約30年間、羽越線の運転士を務め、特急「いなほ」も10年間運転していたという佐藤豊一さん(72)は、同橋梁について「強い風が吹く怖い区間だった」と振り返る。「陸橋と違い、下から来る風もあって怖かった」とも話す。運転士仲間の間でも「風で飛ばされるところだった」という会話もあったという。

 87年といえば、国鉄分割民営化の年でもありますし。なんとしても「風」の所為にしてしまいたい動機が働いているのではないかと、またまた勘繰りすぎかもしれませんが。
 あまりにも、JR福知山線のときと同じ、転覆脱線の様相なものですから。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/jr_fukuchiyama_accident/?1114403700
偶然にしてはあまりにもそっくりな、車両の折り重なりかたです。(さすがに今回は、「置き石」等の発表はしませんでしたが。) 
 あそこで、風による転覆脱線がおこるのならば、もうすでに何回もおこっていなければならないような気がします。それだけ、あの周辺は普段から風の名所です。今回特別凄まじい風がおこったとは聞いておりませんし。竜巻がおこっていたのなら、周辺の集落にも被害がおこっているはずです。今回だけ、あそこだけでピンポイントで、前代未聞の突風がおこったとはどうしても考えにくい場所です。しかも、鉄橋からは、かなり離れた場所ですし(180mほど)。車両自体は、風速35mくらいまでは転覆することはないだろうと、コメントをだされた工学の先生もおられましたが。そのへんは、世の「鉄ヲタ」さんの得意の領域のようですが・・・。
 
◇国鉄の分割民営化について
http://noz.hp.infoseek.co.jp/column/Kokutetsu2JR.html
 87年まで運転士の方、どういう素性の方でしょうか。もしかして労組の関係者?

 海外では、鉄道事故があると、まずは、テロではないかと看做されますが、日本では、いつまでもテロは想定外で、「安全神話」でしょうか?

◇goo ニュース鉄道事故
http://news.goo.ne.jp/topics/shakai/transport/railroad_accident/kanren.html
◇JR羽越線特急脱線事故
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/jr_uetsu_train_accident/?1135552358

◇鉄道事故
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/train_accindents/
◇航空機事故
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/air_crash/?1115108950

◇テロリズム
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/terrorism/
◇日本のテロ対策
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/terror_in_japan/

スイス政府「民間防衛」に学ぶ
http://nokan2000.nobody.jp/switz/
滅亡への道……… / 法と秩序が保たれれば -
http://nokan2000.nobody.jp/switz/page20.html

 非常にキナ臭い状況ではないかと思っておりますが。


[2685] 狂牛病「唐木英明」ネタです。 投稿者:とき 投稿日:2005/12/28(Wed) 21:13  

きっこの日記
■2005/12/27 (火) 狂牛病界の内河健
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20051227


[2684] 食品安全委員会と、事務委託先のプライバシーポリシー 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/28(Wed) 18:36  

食品安全委員会のプライバシーポリシーは、このサイトhttp://www.fsc.go.jp/sonota/privacy.htmlにあります。
そして、食品安全委員会が、リスクコミュニケーションの事務の委託先としている株式会社アプテックのプライバシーポリシーは、このサイトhttp://www.aptech.co.jp/privacy.pdfにあります。
で、問題は、食品安全委員会が、リスクコミュニケーションの事務の委託先の名前である株式会社アプテックの名前を、リスクコミュニケーション応募の皆様に明らかにしない限り、この株式会社アプテックのプライバシーポリシーは、リスクコミュニケーションの応募者には、わかり得ないことになります。
事務委託先株式会社アプテックのプライバシーポリシーは、何も、事務を委託する食品安全委員会にだけ、宣言するものではありません。
リスクコミュニケーションに応募する市民の皆様に対して、「プライバシーポリシーを株式会社アプテックは、守ります。」とする宣言でもあるはずです。
そのような意味からすれば、これまで、「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局の場所を、「住所〒344-0112 埼玉県春日部市西金野井1745 「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局」と書かれていたものは、「住所〒344-0112 埼玉県春日部市西金野井1745 株式会社アプテック(事務委託先)気付「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局」』と修正されなければ、ならないものと思われます。




[2683] 「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局が、個人の屋敷内にあることについて、内閣府食品安全委員会から、次のような回答がありました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/28(Wed) 12:24  

「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局は、個人の屋敷地内にあった!!」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=519
にも書きましたように、
「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局の場所が、住所〒344-0112 埼玉県春日部市(市町村合併前は、埼玉県北葛飾郡庄和町)西金野井1745 「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局とある事について、プライバシーポリシーの観点から、どのように考えられているかを、聴きましたところ、下記のような回答が帰ってまいりました。

しかし、事務委託先を明示しないまま、委託先を、「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局とすることに対しての問題意識についての回答はありませんでした。
以下が回答の内容です。

お寄せいただいた「食品に関するリスクコミュニケーション」に関しまして以下のように考えておりますのでご理解ください。   
「食品に関するリスクコミュニケーション」の件について 
食品安全委員会が主催するリスクコミュニケーションの一環としての意見交換会は、事務効率改善の観点から、一般競争入札制度のシステムにより決定された民間企業に、会場の確保、参加者受付など一部業務について、その業務の管理を委託して実施しているところです。

また、意見交換会の開催案内においては、「なお、氏名・住所等は、当方から必要に応じてご連絡させていただく場合や会場での参加確認のため、また、どのような立場の方々がご参加されているのかを把握するためにお尋ねしております。」と明記しており、その範囲内で対処しているところです。
   
なお、食品安全委員会から意見交換会の実施事務に関して業務委託を受ける民間企業に対しては、今後とも食品安全委員会として適切な指導・監督を行い、個人情報の保護及びその管理に努めてまいります。

とあり、
FAX 02-3591-2237
とあった。
まさか、この回答も、委託先?


[2682] GBRのダブルスタンダードは困ります。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/28(Wed) 12:01  

GBRは、EFSAのもので、十分です。
GBRのダブルスタンダードやトリプルスタンダードが出来たとしても、それは、日本国内の消費者向けのためのもので、新たな説得材料の足しにするに過ぎなくなります。
消費者としては、何を基準にしたら良いのか、かえって、わからなくなりますね。


[2681] 日本食糧新聞のBSEニュースから 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/28(Wed) 11:56  

日本でGBR評価をするとかいってますけど、また吉川座長ですかね?あんないい加減な評価をするんですから、座長を変えなければ税金の無駄遣いしか思えませんが。
http://www.nissyoku.co.jp/
輸入再開決定に反対 日本消費者連盟など

SRM除去のマニュアル化を要望  厚労省・農水省査察

日本版GBR 食安委・事務局が情報収集を進める
>食品安全委員会の事務局は22日、中国、チリ、メキシコなどの地理的BSEリスク 評価(GBR)について、調査に必要な時間・費用、欧州食品安全機関(EFSA) のGBRの仕組み・運営方法などを情報収集中であることを明らかにした。11月に行われた同委員会の企画専門調査会が食安委で自ら行うべきリスク評価の候補として挙げ ていた。日本版GBRを行う場合は農水省、厚労省とも連動して進めなければならず、水面下では調整しているという。06年早々にもGBRをやるかどうかを決める。
>GBRは各国のBSEの汚染度、管理手法などをもとに策定する。EFSAは肉骨粉の輸出量、と畜方法などから算定して各国をランクづけしている。11月の企画専門調査会は委員会で評価するならばという前提条件をつけて厚労省や農水省と連動する必要性を指摘している。
>プリオン専門調査会は03年8月の発足当初から各国のGBRを進めるべきと考えていたが国内の検証を優先、それに続く見直しの諮問・答申、米国産・カナダ産のリスク評価と課題が山積していて手つかずだった。食安委はこの問題に神経質になっていて、国名を特定して検証することで風評被害が出ることを危惧している。3国ともBSE発生の報告はない。 >(12月22日19:03)



[2680] 食品安全委員会への不信、委員への不信の中で 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/28(Wed) 11:05  

いろいろ新しいことがどんどん決まっているようですね。

遺伝子組換え食品等6品目について安全性を確認
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=536
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai124/index.html


[2677] 総務省は、どうしても、少子化論にもちこみたかったのかな? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/28(Wed) 08:03  

このサイトhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051228-00000101-yom-sociによると、「総務省が27日に官報に公示した国勢調査速報値で、東京都内の人口が都がまとめた集計値より90人少なくなっていたことがわかった。同省の“集計ミス”が原因とみられるが、同省は官報の訂正はしない方針。」
というのだが。
どうも、一連の少子化論には、一定の政治的利得があるらしい。
私のブログ「『少子化大変だ』の大合唱なのだが、視点をかえてみると?。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=524でも、指摘したことなのだが。



[2676] 朝日ニューススターで金子清俊先生が、米国産牛肉輸入問題で、述懐 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/28(Wed) 07:21  

CS放送または、CATVの朝日ニューススターの『ニュースの深層』で、昨日から今日にかけて、放映されています。
ごらんになれる機器環境の方は、ぜひご覧ください。
見ていて思ったんですけれども、アメリカ・カナダの牛肉のリスク評価では、弱かったですね。
やはり、NAFTA全体のリスク評価をしなければならなかったと、今になって思います。

http://www.asahi-newstar.com/


[2675] Re:[2674] 勘繰り過ぎかもしれませんが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/27(Tue) 19:57  

そういえば、以前、関東地方でも、タイミングのよすぎる出火があったような気がしますね。
李下に冠を正さず、の構えが必要なのでしよう。


[2674] 勘繰り過ぎかもしれませんが。 投稿者:とき 投稿日:2005/12/27(Tue) 19:06  

◇鶏3万5000羽焼死か=北海道
>26日夜、北海道千歳市の鶏舎で火事が発生した。鶏約3万5000羽が焼け死んだとみられる。鶏舎では数日前から清掃作業が行われ、出火当時はヒーターを使って乾燥作業をしていた。道警千歳署は火事との関連について調べている。 
(時事通信) - 12月27日2時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051227-00000003-jij-soci

 シベリア方面からの渡り鳥のコースになっていることですし。

◇<タンチョウ>北海道で681羽確認 過去2番目の数(毎日新聞) - 12月27日1時15分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051227-00000003-mai-soci

 もう、どこで、いつ出てもおかしくない状況ですが・・・。
 不景気のときの会社・事業所の火事とおなじで、いまや怪しまれる出火は出さないよう、よほど気をつけたほうがよいようです。なんでもなくても(かどうかは、わかりませんが)疑われがちな状況ですから。たとえば以下のような。

津山市で男性焼死 12/07  15:50
http://www.ksb.co.jp/newsweb/indexnews.asp?id=15484
>書類棚やパソコンなどが焼けました
(【耐震強度偽造】岡山県の一級建築士、草苅逸男氏死亡【爆弾?】 05/12/08 07:29)
http://hobby.2log.net/zk1/archives/blog20051208.html


[2673] とかくこの世は「作為」の害、「無作為」の害だらけ? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/27(Tue) 17:08  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(119)(2005.12.26)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza233.htm

>改めて云うまでもないが茨城の養鶏にとって今年はほんとに受難の年だった。全くの人災としか思えない。200万羽以上を犠牲にしてまで守ったのは《清浄国論》であり、所秀雄先生の批判される清浄化論、ウイルス撲滅論である。そのための財政支出を最小限に押さえたのが外ならぬウインドウレスの《閉鎖鶏舎論》であり《安全鶏舎論》であった。もとよりこれらは全て何の根拠もない空論に過ぎない。こんなことに幾ら反論してもラチはあく訳がない。空論であることはとっくに承知の上での夫れ夫れの《論》だからである。委員会と事務局も都合が悪いことは互いに相手のせいにして擦り抜けたと我々が感じたことが多々あった。が、しかし結果的には業界側はスキャンダルにまみれて敗北した形である。報道では、いわゆる検査妨害なるものの摘発対象もどんどんエスカレートして、すべての日齢別グループからの検体提出がなされることまで要求されるらしい。つまりこれまで陰性だったものが陽転したのはすべて養鶏場側の悪意によるものだと印象付けるやりかたというか報道になってしまっている。もはや末期症状である。

>密室談義のうえ黒塗りの議事録

>国や委員会の意向としては茨城の汚染鶏群を早く根絶して清浄化したい魂胆が見え見えだが、そんなことが果たして可能かどうかさえ議論しないで、そう決めつけてしまっているようである。

 そういえば、韓国ES細胞データ捏造論文も、獣医学者でしたか。まさに、日本の鳥インフルエンザウイルス問題は、in vitro と in vivo の間の、人間が勝手に思い込んで設定した壁にぶち当たっているかのようです。その壁を崩すのは、それがあくまでも妄想・幻想であると気付きさえすればいいだけなのですが。
 鳥ウイルスは、自然環境中の鳥のなかでまん延し、やがて共生するものであります。人間の作為ではいかんともしがたい存在であるということを、素直に受け入れる必要があります。
 そうすることに思い至ることができないほど、「感受性」が欠落してしまっているのでしょうか? 鳥フル対策担当当局の方々は。人間の側の一方的な過剰反応です。まさに、「知識」による「精神」の免疫がついていないといえるのかもしれません。非常に限定された「枠」の中の「知識」なのではないでしょうか。
 そのようなことを本来、「井の中の蛙 大海を知らず」といったのではなかったか。

 ウイルス感染症における「サーベイランス」の意味も、なにやら履き違えているのではないかと思われますし。
http://idsc.nih.go.jp/disease/sars/sars03w/16geneva.html
(国家単位の感染症サーベイランス、コントロール、対策の強化に関する世界協議 ――要旨と提言――)

 かつ、「疫病(ウイルス感染症)」に便乗して、金儲けの企みに加担しているふしもありますし。「病気」克服は、はっきりいって、経済にはつながらないものです。まったくの「不経済」の事象です。まっすぐに、向き合わなくては解決が速やかにできるものではありません。

 さらには、いちばん懐具合に直結している養鶏業にたずさわる方々(専門の獣医さんを含め)が、何も行動を起こしていないのでしょうか? 対策に関する意思決定の主体であるはずの。やはり、当事者感覚からすこし離れ、他人事になってるのでしょうか。そのようなことは誰かがやってくれるとでも考えているのでしょうか? 人任せの感覚? 
 それであれば、今後も、いまの間違った対策方針が是正されることは期待できないように思われます。

 やはり、相当多数の犠牲者が出ないうちは、見直されることがないのかもしれません。まだまだ、茨城県のだけでは犠牲者が足りないのでしょう。哀しいことです。


[2672] Re:[2671] これは、本当にAudit Reportなんですかね? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/27(Tue) 15:29  

これなら、アメリカのAudit Report
http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/qsap.htm
を見たほうがよくわかるかもしれません。



[2671] 米国及びカナダにおける日本向けの牛肉認定施設の査察について(結果報告) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/27(Tue) 10:39  

厚生労働省

米国及びカナダにおける日本向けの牛肉認定施設の査察について(結果報告)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/12/h1226-2.html

税金を使って訪問した割には、民間では考えられないようなお粗末な報告書ですね。報告書の態をなしてません。

ちなみに以前の国の報告書についての平川先生のコメント。。

米加BSE対策調査団は子どもの使いか?
http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200505/210150.php


[2670] ロシェが、インドのHetero Drugs Ltdに、タミフルのライセンス生産を許可 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/27(Tue) 07:21  

ロシェが、インドのHetero Drugs Ltd
http://www.heterodrugs.com/web/htmls/home.htm
に対し、タミフルのライセンス生産の許可を、先週木曜日に与えた。
インド政府の認可は、12月21日にされ、2006年1月からHyderabadにある工場で、インド政府向けに百万カプセルのタミフル生産に入るという。
その他の国際的オーダーに対しては二週間以内に、準備を整えるという。

http://www.iht.com/getina/files/298322.html


[2669] 遅きに失してる? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/26(Mon) 23:03  

◇水生成器の効能表示、「根拠なし」と排除命令…公取委

>水の生成器を販売する際、合理的な根拠なく「健康維持に効果がある」などと表示していたのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、公正取引委員会は26日、東証1部上場の家庭用機器製造会社「シルバー精工」(東京都新宿区)、「日本ホームクリエイト」(港区)、「エッチアールディ」(横浜市)の3社に、こうした表示をしないよう排除命令を出した。

>生成器は、家庭の水道の蛇口につなぐなどして使用。1台約10万〜37万円で、昨年度は、3社で計約50億円を売り上げたという。

>公取委によると、シルバー精工と日本ホームクリエイトは昨年6月以降、パンフレットなどで「この装置で生成した水を飲むと、体内の活性酸素を消去できる」、エッチアールディも同1月以降、「トイレのにおいを解消できる」などと、表示していた。公取委は3社に根拠を示すよう求めたが、合理的な説明はなく、同法違反と判断。3社は今月、こうした表示をやめた。

>シルバー精工は「誤解を招く表現を反省している」、日本ホームクリエイトは「カタログ表示をチェックする社内体制を構築する」、エッチアールディは「厳粛に受け止め、速やかに改善を図る」としている。
(読売新聞) - 12月26日22時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051226-00000114-yom-soci

◇水商売ウォッチング
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/intro.html
◇悪徳商法?マニアックス
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/


[2668] Re:[2667] ES細胞データ捏造に似て 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/26(Mon) 21:48  

なるほど、
このマトリックスを見ますと、城田部長対山田コーチの対決構造とも見て取れますね。
しかも、山田コーチは、病気療養中ということも、悲劇性を増していますね。
闇は深いようです。


[2667] ES細胞データ捏造に似て 投稿者:とき 投稿日:2005/12/26(Mon) 21:34  

 フィギュアスケート・オリンピック代表選考も、何かしら興ざめする感がいなめません。ここまで、恣意的な選考がなされると、スポーツではなく、美術・絵画の品評会や展覧会に見えてしまいます。スポンサーによって、ゆがめられないのが、スポーツの結果だったのですが・・・。

>村主1位 城田部長  エイベックス、ロッテ  トリノ確定
>浅田2位 山田コーチ スポンサーなし
>荒川3位 城田部長  デサント、ロッテ     トリノ確定
>恩田4位 山田コーチ スポンサーなし
>中野5位 山田コーチ スポンサーなし
>安藤6位 城田部長  トヨタ、松下、任天堂、ロッテ、コカコーラ、デサント  トリノ確定
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051225

おかしいぞ! 日本スケート連盟(平成17年12月20日)
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0512/051220-5.html
フィギュアスケート ・・・ 大丈夫かな?(平成17年12月22日)
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0512/051222-6.html

 いろいろな見方・考え方が、あるとはいうものの。


[2666] ここまでくると、感染は自然にまん延してる? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/26(Mon) 12:31  

人為感染ではなく、周辺の野鳥とつながっていると判断せざるをえません。

◇新たに2養鶏場で抗体陽性 茨城、鳥インフルエンザ
>鳥インフルエンザ問題で、茨城県は25日、小川町のヨザワファームの本場と百里農場で、H5型の抗体陽性反応が出たと発表した。ウイルスは分離されなかったが、開放型鶏舎のため、鶏計約4万4000羽の処分を命じた。
>県によると、両農場とも8月下旬から11月中旬に検査を3回したが、いずれも陰性だった。しかし農場側は3回とも、成育日数で分けた鶏のグループ数を実際より少なく県に伝え、すべてのグループから検体を採っていなかった。
>今回、全グループから検体を採った結果、比較的古い鶏から陽性反応が出た。県は家畜伝染病予防法違反(検査妨害)に当たるかどうか、さらに調査する。
(共同通信) - 12月25日22時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051225-00000093-kyodo-soci

◇2養鶏場から抗体陽性=鳥インフルエンザ問題−茨城
>鳥インフルエンザ問題で、茨城県は25日、同県小川町の2つの採卵養鶏場で、過去の感染を示す抗体陽性反応を示したと発表した。県は鶏約4万4000羽の処分を命じた。 
(時事通信) - 12月26日2時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051226-00000005-jij-soci

 もしくは、もうすでに鶏と共生していて、ほんのいっとき、体調が不安定になる時期とかに、発症せずとも(抗体をつくれるわけですから当然のことですが)、ウイルス増殖排出状態になることもあるのではないかと思います。
 H5N2は、「清浄国論」的排除根絶制圧思想では、もはや克服は不可能です。H5N2を、あくまでもいまの防疫対策の中に入れてるうちは、この混乱を収束させることは不可能でしょう。養鶏業の安定経営は成り立ちません。

茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html


[2665] 廃棄されるクリスマスツリーからタミフルを作る、カナダの製薬会社のお話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/26(Mon) 07:54  

クリスマスが終わって、廃棄されるクリスマスツリーを有効に活用して、それから、タミフルを作るというカナダの会社がある。
カナダのオンタリオ州にあるBiolyse Pharma Corpという製薬会社で、毎年、クリスマスが終わると、50万本ものクリスマスツリーが廃棄されるが、これらの松、トウヒ、モミの木に含まれるシキミ酸 (shikimic acid)を抽出し、タミフルを作ろうというものだ。
ロッシュのタミフルの原料は、中国の八角(star anise )だが、成長に8年も要するということなので、コスト的にも、十分、これに対抗できるという事だ。
来年1月に、トロントのGro-Bark Ltdという樹木回収会社が、クリスマスツリーを集め、1ヶ月2トンの生産をし、さらに、他の木材会社からも、これらの樹種の木を集め、タミフルを作る予定であるとしている。

http://www.financialexpress.com/fe_full_story.php?content_id=112590


[2664] Re:[2663] 情報隠蔽の一例? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/25(Sun) 17:01  

ときさん。
例の台湾から英国に輸出された鳥インフルエンザ感染のペットバードは、中国の福建省の港である福州港を出港したパナマ船籍「大佶号」から見つかったものですね。
ですから、あの時点で、かなりあやしかったわけです。
そのほか、公表されていない省で怪しいのは、江蘇、四川の両省が怪しいといわれていますね。


[2663] 情報隠蔽の一例? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/25(Sun) 16:21  

◇未公表の福建省でも発生か 中国の鳥インフルエンザ
>【香港24日共同】中国疾病予防コントロールセンターが英医学誌ランセットにこのほど発表した論文で、中国当局がこれまで公表していない福建省での鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルス検出を明らかにした。24日付香港紙、香港経済日報が報じた。
>中国当局はこれまで、12の省と自治区で家禽(かきん)などの感染が確認されたと公表しているが、福建省は含まれていない。香港の専門家は同紙に「家禽の死骸(しがい)やふんからの検出なら公表しない可能性もある」としているが、同紙は中国本土の通報制度は「混乱状況」にあると批判的に伝えた。
(共同通信) - 12月24日21時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051224-00000150-kyodo-int

『中国当局がこれまで公表していない福建省での鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルス検出』

 鳥ばかりではなく、人もある?

◇ 鳥インフルエンザで数百人死亡はデマ 中国衛生部が指摘  2005/11/26
>このほどインターネットに掲載された「日本のウイルス学者が、中国では数百人が鳥インフルエンザに感染し、死亡したと語った」との報道について、中国衛生部報道官の毛群安氏は25日、デマだとして否定した。
>毛報道官は次のように説明した。
>▽衛生部と世界保健機関(WHO)は、湖南省の鳥インフルエンザの感染状況を調査するためWHOが現地に派遣した専門家のなかに日本のウイルス専門家がいなかったことを確認している。この専門家が、中国では数百人が鳥インフルエンザに感染し、死亡したと語ったとの報道は真実ではない。
>▽これまでに中国で高病原性鳥インフルエンザに感染した患者は3人だ。鳥インフルエンザが発生した地方では、衛生部門が病死した家禽(かきん)に接触した濃厚接触者に対して厳しい医学監察を行い、発熱病例や呼吸道病例に対する監視と報告を強化している。発熱病例や呼吸道病例についての検診・治療制度を厳格に実施しており、異常が発見された場合、速やかに処理できる体制が整っている。
>▽中国で鳥インフルエンザ感染者が発見されてから、衛生部はその都度、WHO、香港・マカオ・台湾地区と一部の国に速やかに報告しており、社会にも適時に公表している。
>(北京11月25日発新華社)
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/xwdt/t223414.htm

 その信憑性はいかに。


[2661] インドネシアで、さらに二人のヒト感染鳥インフルエンザによる死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/25(Sun) 09:48  

一人は、ジャカルタ中央部の8歳の少年、もう一人は、ジャカルタ北部の39歳の男性。

これで、各国別のヒト感染鳥インフルエンザの死亡者数と、感染者数は、下記の通りとなった。

カンボジア  死亡04人、感染者04人
中国     死亡02人、感染者04人
インドネシア 死亡11人、感染者16人
タイ     死亡14人、感染者22人
ヴェトナム  死亡42人、感染者92人
合計     死亡73人、感染者141人

http://today.reuters.co.uk/news/newsArticle.aspx?type=globalNews&storyID=2005-12-23T152215Z_01_ROB341716_RTRUKOC_0_US-BIRDFLU-CASES.xml&archived=False


[2660] ビール酵母の農薬をアサヒビールが開発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/25(Sun) 09:35  

ビール醸造後のビール酵母の成分に、農作物の病害を防いだり収穫量を増やす効果のあることが分かったため、商品化して来年1月から発売する。
ビール酵母から取り出した成分から作った液体で、トマトなどの根を植える前に浸したり、葉に散布するなどして使う。
商品名は「豊作物語」。健康食品などを販売する100%子会社アサヒフードアンドヘルスケアが製造・販売する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051225-00000501-yom-bus_all

[2658] Re:[2655] [2649] すでにまん延拡大か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/24(Sat) 13:26  

ときさん。
お手を煩わせ、恐縮です。
今回の中国側がWHOに渡す、鳥インフルエンザウイルスのサンプルは、安徽省での人感染ウイルスの二例分のようですね。
http://www.wenweipo.com/news.phtml?news_id=IN0512240010&cat=000IN&PHPSESSID=80bffbe1aff3a137dd5a419d5038afed
参照
また、これまで中国側がWHOに渡したのは、昨年の家禽5サンプルと、今年の青海省の野鳥からとった5サンプルのようです。
これらよって世界貢献しているといっていますね。
30サンプルは、家禽のもののようですね。

http://www.wenweipo.com/news.phtml?news_id=IN0512240010&cat=000IN&PHPSESSID=80bffbe1aff3a137dd5a419d5038afed


[2657] Re:[2652] 米国産ジャガイモ輸入解禁へ/農水省が北海道で説明会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/24(Sat) 13:14  

このサイトhttp://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/kouhyou/030916/12nousui.pdf
は、2003年9月の山芳製菓株式会社さんと日本ポテトチップ協会さんからの「加工用馬鈴薯の植物検疫上の取扱いの緩和」要求に対する農林水産省の回答です。
これによりますと、「、輸入禁止対象病害虫(じゃがいもがんしゅ病、ジャガイモシロシストセンチュウなど)が発生していない地域からのばれいしょは輸入可能」として、「我が国未発生のポテト・スピンドル・チューバー・ウイロイド、、ポテト・イエロー・ドアフ・ウイルスなど」への対応としては、「輸入時の肉眼検査ではその発見が困難であることから、輸入の際、隔離検査を実施することが必要」としています。
かねてから、私のサイトで問題にしている輪腐病については、後者の対応になるものと思われますね。
カルビーポテト株式会社の「植物防疫法およびシストセンチュウに関するQ&A」は、どういうわけか、キャッシュでしか見る事が出来ませんね。
つぎの点「植物防疫法とは、植物の生育に関する法律です。よって植物防疫法による病害虫の検査とは、植物の生育に影響を与える病害虫が対象であり、人体に影響のある病害虫の検査ではありません。 」は、ちょっとはてなですが。

http://66.102.7.104/search?q=cache:JE7rdTGJAZUJ:www.calbee-potato.co.jp/2005_03_18qa.html+%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%8C%E3%81%84%E3%82%82%E3%80%80%E8%BC%B8%E5%85%A5%E7%A6%81%E6%AD%A2%E3%80%80%E5%AF%BE%E8%B1%A1%E3%80%80%E7%97%85%E5%AE%B3%E8%99%AB&hl=ja


[2656] 12/22付朝日新聞紙面広告 投稿者:とき 投稿日:2005/12/24(Sat) 12:00  

 明治製菓株式会社 
http://www.meiji.co.jp/home.html
http://net.meiji.co.jp/drug/isodine/
のポピドンヨード製剤(おもにうがい薬)にからめての、新型インフルエンザ予防策について大谷明氏(聞き手 山岡三子氏)のインタビュー記事を模した、紙面2/3ほどの広告がでておりました。
 そのなかに、「鳥インフルエンザウイルスがヒト型になる主な仕組み」(監修:大谷明)という図が出ておりまして、全く的をはずさない適正なものであると認識した次第。
 インタビューの内容も的確。
『そのA型を世界中に拡散させていく張本人が、おそらく渡り鳥だと考えられています。・・・・けれども、鳥のインフルエンザが直接、人のインフルエンザにはなりません。』

 この図とはだいぶ様相が違うのですが・・・。(同じ新聞紙面であるにもかかわらず。)
http://www.asahi.com/special/051102/window/051023b.html
http://www.asahi.com/special/051102/


[2655] Re:[2649] すでにまん延拡大か? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/24(Sat) 11:33  

笹山様 お気遣いなく。
> 2649を、誤って削除してしまいました。

◇中国で今後感染拡大も 鳥インフルエンザでWHO
>【北京22日共同】新華社電によると、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(マニラ)の尾身茂事務局長は22日、中国の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の人への感染について「拡大を抑えたというにはまだ早い」と述べ、今後も拡大する可能性があるとの見方を示した。感染者が出た湖南省を視察した際に語った。
>中国ではこれまで6人の感染を確認、うち2人が死亡。今月15日以降、新たな感染確認はないが、尾身氏は「他国では感染数の低下後に再び増加する例が多い」と指摘した。
(共同通信) - 12月23日1時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051223-00000010-kyodo-soci

◇鳥インフルエンザ感染見逃しも=中国に対策強化要請−WHO事務局長
>【北京23日時事】中国訪問中の世界保健機関(WHO)の尾身茂・西太平洋地域事務局長は23日、北京で記者会見し、中国の鳥インフルエンザ対策に関し、「農村の医療体制が不十分で、感染例が見逃されてきた可能性がある」と述べ、中国政府に対策の早急な強化を求めた。 
(時事通信) - 12月23日23時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051223-00000076-jij-int

 『感染例が見逃されてきた可能性がある』は仕方のないことです。すべて顕性感染ではないのですから。そのための「サーベイランス」という手法なのですが、それは全国的な検査確認体制が構築されてのことです。
 さらには、どんなに高度な医療体制が整備されようとも、感染例は見逃されますし、まん延拡大を食い止めることもまた不可能です。それを認識しておく必要があります。

◇鳥インフルのサンプル要求 中国にWHO地域事務局長
>【北京23日共同】世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(マニラ)の尾身茂事務局長は23日、北京市内で記者会見し、中国政府に対し、ことし発生した30件の家禽(かきん)の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)について、WHOに早急にサンプルを提出するよう求めた。
>事務局長は「ウイルスのサンプルが公表されていない」と不満を表明、感染拡大に迅速に対応するためにもサンプル提出が必要とした。世界規模の感染拡大が懸念される鳥インフルエンザの情報公開に消極的な中国の姿勢は批判を呼びそうだ。
>事務局長は、感染した人からのサンプル提供など中国政府は鳥インフルエンザ問題で全般的には協力的と強調したが、「情報共有はタイムリーかつ定期的、全世界的なものでなくてはならない」と指摘した。
(共同通信) - 12月23日21時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051223-00000133-kyodo-soci

 『中国政府に対し、ことし発生した30件の家禽(かきん)の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)について、WHOに早急にサンプルを提出するよう求めた。』は、鳥ウイルスのほうでしょうか? 
 ヒトウイルスの方でなければならないと思いますが。まだ、混同されているのでしょうか?


[2654] 姉歯の松 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/24(Sat) 10:09  

宮城県栗原郡の金成町に、『姉歯の松 』というのがあるそうだ。
古来、歌にも歌われ、
在原業平は、「栗原やあねはの松の人ならば 都のつとにいさといまわしを」
http://www7.plala.or.jp/t-aterui/miyagi/m-anehanomatu.htm
とうたい
松尾芭蕉は、「十二日、平泉と志し、姉歯の松、緒絶えの橋など聞き伝へて、人跡まれに、雉兎蒭蕘の行き交ふ道そことも分かず、つひに道踏みたがへて石の巻といふ港に出づ。
」と、書いたそうな。

http://www.kannari.miyagi-fsci.or.jp/kanko/aneha/aneha.html


[2653] 自民お抱え広告代理店曰くの:”主婦や子供、老人のIQの低いB層”への世論対策を継続するってことですかね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/24(Sat) 09:27  

さて、ますますマスコミが報道しない情報を注視する必要が出てきそうです。

自民の「コミ戦」が常設化  選挙でのメディア戦略重視

 自民党が圧勝した衆院選のメディア対策を担った同党の「コミュニケーション戦略チーム」(略称「コミ戦」、チーフ・世耕弘成幹事長補佐)が武部勤幹事長の直属として選挙期間以外も常設されることが23日までに固まった。

 民主党も機構改革で選挙時のメディア対策を担った「選対企画」を、常設の「広報戦略本部」に発展させている。テレビのワイドショー番組を中心とした選挙報道が自民党圧勝の要因となったのを受けた動きで、2大政党がメディア戦略を活動の中軸に据えることになった。

 コミ戦は広報やPR担当の党職員と外部のPR会社社員による混成部隊で、率いる世耕氏は元NTT報道担当課長。衆院選ではポスター、テレビCMなど従来の宣伝から幹部の失言対策など危機管理まで担った。(共同通信)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005122300103



[2652] 米国産ジャガイモ輸入解禁へ/農水省が北海道で説明会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/24(Sat) 09:22  

米国産ジャガイモ輸入解禁へ/農水省が北海道で説明会
[2005年12月23日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?1
農水省は22日までに、ポテトチップス加工用に限り、米国産生鮮バレイショの輸入を解禁する方針を固めた。主産地の北海道などに配慮し、輸入期間は国産の端境期である来年2月1日〜6月30日に限定。輸入数量は3000トン程度になる見通しだ。ただ、米国産生鮮バレイショの輸入価格は国産(1トン当たり約5万円)とほぼ同程度で、価格的なメリットはない。農水省は同日、札幌市内でJA関係者ら50人を集めて説明会を開いた。
 
 日本は、植物防疫法でシストセンチュウなどの病害虫が発生している国からの輸入を禁止している。しかし、米国が輸入解禁を要求。農水省は、日米協議や現地確認調査などを通じ1.シストセンチュウが発生していない州からの輸入に限定する 2.土壌を除去して、密封したコンテナで輸送する 3.加工工場に隣接する港に搬入し、残りかすは焼却する――などの条件を守れば、防疫上の問題はないと判断した。
 
 農水省では、解禁に対する意見募集や来年1月13日の公聴会で技術的な新たな課題が出ない限り、来年2月にも輸入を解禁する予定だ。・・・



[2650] こちらにリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/24(Sat) 07:40  

こちらのサイト『とりあえずガスパーチョ』
http://www.mypress.jp/v2_writers/gazpacho/?all=yes&year=2005&mon=11
に、私のブログ「世界の共有自転車構想の動向」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=365
http://www.sasayama.or.jp/jouhou/jouhou030928.htm
をリンクいただいております。
光栄です。

http://www.mypress.jp/v2_writers/gazpacho/?all=yes&year=2005&mon=11


[2649] ときさん。申し訳ありません。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/24(Sat) 07:23  

2649を、誤って削除してしまいました。
申し訳ありません。
もし、再投稿願いますれば幸いです。
このサイトhttp://blogwatcher.pi.titech.ac.jp/nandemorss/index.cgi?url=http://www.sasayama.or.jp%2Fsaboard%2Fb_board.cgi
に出れば復活できるのですが。


[2648] 『少子化大変だ』の大合唱なのだが、視点をかえてみると---。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/23(Fri) 09:54  

昨日の厚生労働省の平成十七年人口動態統計・年間推計発表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051222-00000024-san-pol
で、今年一年間に生まれた赤ちゃん百六万七千人、死亡数百七万七千人と推計し出生数が死亡数を下回る「自然減」になるのがほぼ確実になったことで、いずれの識者も大臣も、大変だ、との一点張りのコメントなのだが、あまりにも、芸のなさ過ぎるコメントの乱発のような気がする。
女性大臣のコメントなど、ちょっと、悲惨でさえある。
人口爆発と少子化とは、裏表の関係にあるのだが、要は、それをマクロで考えるのか、それとも、パーキャピタ(per capita一人当たり)の指標で考えるのかによって、まるっきり視点が違ってくる問題なのである。
前にも、この掲示板で、ハーベイ・ライベンスタインという経済学者の学説を紹介した事があったが、その著「経済的後進性と経済成長」では、
子供の効用を、
労働力の担い手という「生産効用」、
老後の面倒をみてもらう「年金効用」、
かわいらしさの対象である「消費効用」の三つに分け、
開発途上国では所得効用や年金効用が大きいから子供の数が多いが、先進国では消費効用だけであるからその数が減ると説明している。
ライベンスタインは、人口爆発の経済成長に与える影響を考察した。
今度は、その裏返しを考察する番である。
で、少子化をパーキャピタの視点で見ると、一人当たりの社会資本は、増加するし、一人一人の社会機会(就労機会、能力発揮機会など)は、非グローバルの視点からだけ云うなら、増大しうる。
要は、少子化であっても、それに見合った社会設計をしていけば、パーキャピタでみると、高付加価値型の人生設計の元で、快適な未来社会が築けるという展望に立てる。
コンパクトシティの国家版のビジョンとでもいおうか。
後の、人口増加世代の残す負の遺産についての処理をどうするかだけを考えていけばいいのである。



[2647] 米牛販促広報予算のお零れに与ってない? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/22(Thu) 18:57  

◇牛肉輸入再開:不安? 吉野家「復活」 すき家「現状で」
毎日新聞 2005年12月21日 11時39分 (最終更新時間 12月21日 13時42分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051221k0000e040052000c.html
>消費者団体などから「米国の規制は甘く、輸入再開は再考すべきだ」(15日、東京・霞が関)▽「もしBSE(牛海綿状脳症)に感染した牛肉が消費者の口に入ってしまったら、誰が責任を取るのか」(16日、仙台市)−−など厳しい意見が相次いでいる。
>輸入再開について女性経営者(46)は「安ければ米国産に戻したいが、自分の家では米国産は食べない」と言い切る。
>「政府が米国産牛肉の安全性を認めても、原産地表示の義務のない加工食品や学校給食では消費者は選択の余地がない。これでは安心できない」
>中国産100%の松屋フーズ(676店)は「輸入再開は大歓迎」(総務部)
>「すき家」(654店)を運営するゼンショーは小川賢太郎社長自ら米国で現地調査を行い、「日本の消費者に安心して提供できる状況ではない」と判断、豪州産100%の今の体制を続ける。
>時価総額でゼンショーが吉野家を初めて逆転
>スーパー業界も「客に安心して提供できる基準を作ることが先決」(イオン)、「(安全面で)客が納得できないと販売できない」(イトーヨーカ堂)、「販売再開は慎重に考えてから」(ダイエー)などの姿勢を崩しておらず、しばらくは模様眺めが続きそうだ。

2005年12月22日
飲食店主「自分の家では米国産は食べない」と言い切る。
http://ameblo.jp/worldwalker2/entry-10007305728.html
(農水省が隠したいBSEの感染源)

 混迷の模様?


[2645] タミフル耐性について警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/22(Thu) 15:48  

今日 New England Journal of Medicine 誌に発表のWeill medical collegeのAnne Moscona氏ら研究グループの論文「Oseltamivir Resistance during Treatment of Influenza A (H5N1) Infection」
http://content.nejm.org/cgi/content/full/353/25/2667
では、ベトナムでH5N1感染の患者8人が、感染発覚後にタミフルの投与を受けたにもかかわらず4人が死亡したが、そのうちの13歳少女と18歳少女の2人から、タミフル耐性ウィルスが検出されたとして、H5N1治療をタミフルのみに頼るのは危険であり、タミフル使用の場合には、その患者のタミフル耐性があるかどうかを検討すべきとしている。
この指摘は、タミフル備蓄でパンデミックに備えている現在の世界の鳥インフルエンザ対策に対して,警鐘を鳴らしたものと思われる。

http://www.guardian.co.uk/frontpage/story/0,16518,1672432,00.html


[2644] 作為的? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/22(Thu) 15:24  

◇ProMED情報(詳細)
鳥インフルエンザ−ユーラシア(104):韓国、野鳥、サーベイランス
>情報源:Digital Chosun Ilbo、Arirang News
>農業省は国内の20の渡り鳥飛行ルートにおいて約3000の鳥の糞を調べ、50検体から低病原性鳥インフルエンザを発見したが、高病原性のものではなかった。
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051220%2D0080

ProMED-mail
19-DEC-2005
PRO/AH/EDR> Avian influenza - Eurasia (104): S. Korea, wild birds, surveillance
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:12055599359084206297::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31412

 同じ内容であるはずのものでは? で、日本はあいかわらず「清浄国」。

渡り鳥はシロ 環境省(共同通信) - 12月20日22時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051220-00000274-kyodo-soci

 朝鮮半島から海を越えてくる間に、「清浄化」するようですね。日本の検査の信憑性は。(逆に韓国のものにも。しかし、検査とは、存在しても検出できないことはあっても、ないものが出るということはないはずですが。)
 で、日本の鳥H5N2の遺伝子配列は? 周辺地域との相同は?


[2643] 『今となっては種々の不審が浮かぶ。』 投稿者:とき 投稿日:2005/12/22(Thu) 13:39  

◇塚本三郎 技術大国が亡びる心配
http://www.melma.com/backnumber_133212_2411409/

>幸い、それと対比して士魂工才、即ち「物造り日本」の名は今日でも全世界に、賞賛と期待を維持しつつある。日本経済が物造り大国として、特に製造業があらゆる部門に、その精緻と強靭を誇っている。

>その只中において、「SG」グループによる、耐震データ偽造建築士などによって、設計、工事、監督、販売の各段階において、偽造が発覚し、その責任のなすり合いが続いていることは、驚きを越えて悲憤に堪えない。

>耐震データ偽造建築士に対する、警察当局の強制捜査が行われ、国会でも、連日、審査が行われている。震度五で倒壊の恐れ在りと伝えている。震度5、日本列島ではいつでも起こりうる可能性がある、設計、工事、監督、販売の各段階において、格段に安い価格ならば、建築の専門家なら、常識として不審と危険を抱くはずである。知っていても、知らぬふりをする。知ってそれを指摘すれば仕事がさせてもらえない。相手の言い分が不当であっても、すぐにはバレない。震度5以上の地震が起きて倒壊するまでは、判らないだろう。こんな恐るべき考え方では、物造り大国日本を亡ぼす、それは亡国の集団と叫ぼう。

◇鳥インフルエンザ、治療薬タミフルに耐性 研究報告 2005.12.22- CNN
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200512220004.html

 ウイルスの増殖プロセスのどの段階に作用する薬剤であるのかを考えれば、効果がみられなかったからといって、一概に「耐性がある」とは断定できないのではないかと思います。
 どうも、最近のウイルス学者は胡散臭くてしようがない。やはり、ウイルス学者は「病気」(臨床)を対象にするのは無理なのではないかと思えてしまいます。マスコミの“学識”のクオリティを見分ける目(リテラシー)にも疑問符がつく? どうも「お目が高い」とはいえないようで・・・・。「情報」を扱うプロなのですが。ここにも「物造りの精神」の劣化が表れてる?

鳥インフルエンザ ウイルス死滅させる布…鳥取大など開発(2005年12月22日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/ec51222e.htm

 商売優先? やはりその学究は、病気克服が第一義ではないようで。ウイルス「清浄化」思想による、ウイルス排除拒絶にしか頭が回らないのでしょうか。その「物造りの精神」はまったくの似非に思えます。(遠赤やマイナスイオンや磁化水などとおなじように。)
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/intro.html
http://www.try-net.or.jp/~tajima/life/mizusyobai.htm
http://homepage3.nifty.com/sasakitoshinao/cyzo_jinginaki.html


[2641] 『円は、来年も、キャリー・トレードの中心となる。』とのアナリストの見方 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/22(Thu) 09:48  

日本の金融機関から低利の円を借りて、高金利の米社債などに投資することを『円キャリー・トレード』(yen-carry trade)というが、このロイターの記事『ANALYSIS-Yen still viewed as "carry trade" funding currency』
http://today.reuters.com/business/newsarticle.aspx?type=tnBusinessNews&storyID=nN20362723
では、来年も、円は、キャリー・トレードの主役を演じるであろうとしている。
ロイターが、17人の外国為替銀行のアナリストに対して、この点について聞いたところ、17人中10人が、『円は、来年も、キャリー・トレードの中心となる。』とこたえたという。
そして、第二の主役としては、スイスフランを上げたという。
その理由として、次の要因を挙げている。
第一に、日銀は、来年も、少なくとも、上半期までは、融資コストを上げるようなことはしないであろう(ゼロ金利脱出はしないであろう。)ということ。
アナリストの予測としては、必ず反対の予測をするものがあるものなのだが、この点に関しては、アナリストの見方は、ほぼ、一致しているという事。

第二は、今年のドルのパフォーマンスを見ると、如何に市場心理が、来年の円の行方に影響を及ぼしているかがわかるという事。
今年の年初は、ドルは、円に対しても、ユーロに対しても、弱いと見られていたが、ドルは、相次いでの連邦準備金利の引き上げに支えられて、結果、強いドルとなってしまった。
つまり、日米金利格差が厳然と存在する限り、円安ドル高の基調は続き、円は、キャリー・トレードの主役にとどまるであろうということ。
第三は、日銀は、ゼロ金利脱出は図りたいのだろうが、実際は、デフレがインフレに確実にターンするまでは、ゼロ金利脱出は困難なのではなかろうかという事。
一方、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、スイス、ニュージーランドは、今年、金利引き上げをし、来年も、利上げを続けるであろうという事で、アメリカ対日本を除く他の諸国との金利格差は、縮まるであろうということ。
以上の見方のようである。

なんか、日本としては、ほめられたのか、けなされたのか、わからないような世界のアナリストたちの見方ですね。

http://today.reuters.com/business/newsarticle.aspx?type=tnBusinessNews&storyID=nN20362723


[2640] 今度は、ダイワボウが、鳥インフルエンザに強い新素材開発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/21(Wed) 20:39  

つい先だってに、日清紡が、ゼオライトをつかった鳥インフルエンザウイルスにつよい新素材「GAIACOT」を発表したとおもったら(この掲示板の2566参照)
今度は、ダイワボウが「ドロマイト』をつかった鳥インフルエンザウイルスにつよい新素材を発表したという。 
詳細は、このサイトhttp://www.daiwabo.co.jp/ir/pdf/2005_1221.pdf
ご参照

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051221-00000126-mai-soci


[2639] Re:[2635] 「コスト減信者」ですか。 投稿者:とき 投稿日:2005/12/21(Wed) 15:17  

笹山様
> 『木を見て森を見ずの"コスト減信者"』は、自らの保身のために、やたらと、『コスト減』を口にする。
> 誰しも、それには、否を唱えられないのを承知で。
> それを口にする事で、自らのステータスが上がるかのように、錯覚されている。
> いえいえ、家庭内の大蔵省さんのことを言っているのではありませんよ。
> 「改革信者」ってのも、同じような屈折した思惑が、心底にあるのでしょうかね?

 『木を見て森を見ずの"コスト減信者"』を、『ウイルスを見て、カラダ(生物体・細胞組織体)を見ずの“清浄国論”信者』ともいえますね。

 「銘酒屋」と「経済設計」のたとえも秀逸です。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051220ig15.htm
 そして、『肉はともかく、箸(はし)をもつ人の胸の中まで不安と疑念の入り交じる霜降りにしないよう、心してもらいたい。』も。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051219ig15.htm
 「牛肉」をネタに、よくぞここまでこの短い文の中に、かくもさまざまの思いをこめたものだと、久々に凄いコラムだと感心いたしました。


[2636] 遅々たる歩み 投稿者:とき 投稿日:2005/12/21(Wed) 11:18  

◇WHOにウイルス初提供=鳥インフルで国際協力強化−中国
>【北京20日時事】新華社電によると中国疾病予防センターは20日、世界保健機関(WHO)に対し国内の鳥インフルエンザ感染者2人から採取したウイルスのサンプルと遺伝子に関するデータを提供した。中国が感染者のウイルスをWHOに提供するのは初めて。
>(時事通信) - 12月20日23時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051220-00000189-jij-int

 それさえ、本物であるかどうかを、まず疑っておくことも必要でしょう。いまや、別に中国でなくても、サンプル入手は可能ですが。(インドネシア、タイ、ベトナム・・・)
 ごく普通のウイルス学の知識があれば、インフルエンザウイルス(ヒト)の感染伝播は、すでにヒトで起こっている以上、とっくに始まっていると考えておく必要があります。
 公式発表に携わっている人たちや、マスコミの方々はそれぞれの思惑でもあるかのように、ずいぶん慎重すぎる対応です。それもまた、理解できないこともないですが。(つまり、起こっている国の人がキャリアにみなされてしまったり、その地域が“汚染地帯”にみられてしまったり、過剰な反応を惹起させることにもつながるわけですから。それによって、旅行観光・航空・貿易など、あらゆる経済活動が、情報・報道だけで混乱してしまうことが目に見えています。産業経済面で、都合のいい情報しか出ていない現状です。)

◇渡り鳥はシロ 環境省
>環境省は20日、千葉県と茨城県で9−11月にシベリア方面からの渡り鳥200羽を調べたが、いずれも高病原性鳥インフルエンザウイルスを保有していなかったと関係省庁対策会議で報告した。
>千葉県の木更津市と習志野市の河口などで9月3−20日、水鳥66羽の血液などを調査。11月上旬には、茨城県の水海道市と坂東市でも陸鳥134羽を調べたが、ウイルスは見つからなかった。
>11−12月に長崎県対馬市と新潟市で採取した渡り鳥計約200羽の検体は分析中。
>(共同通信) - 12月20日22時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051220-00000274-kyodo-soci

 どのような検査方法をとったのか不明ですが、検査とは、その検体に対して、その検査方法の範囲内での結果であって、事実全体(つまりここでは環境全体)がその検査の示した結果になるわけではないということを知っておく必要があります。しかも渡り鳥の「ウイルス感染の実態の全体像」がどうであるかを、いま、相手にしているわけです。
 未知のウイルス分離ほど困難なものはありません。もし、あったとしても、見逃す可能性のほうが大きい。人の感染履歴を探るための検査でも、たとえば、EBVやサイトメガロの感染検査がはっきり陽性が出るのはほんの一時です。ましてや、インフルエンザウイルスをや。
 本気で、感染してるかどうかの事実を確認するためには、抗体産生能をすでに獲得しているかどうか、つまりは、すでに感染経験がある(キャリア)かどうかを、実際のウイルス接種によって攻撃試験をするしかありません。
 いいかげんな検査で、自然環境中の野鳥がシロだとか黒だとか、判定できると思わせるような報道は、それこそ“ナンセンス”です。何も知らない人を騙しにかかるようなものではないでしょうか。まるで、手抜き工事の基準不適合マンションを売りつけるのと全く同じ手口です。


[2635] 「コスト減信者」ですか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/21(Wed) 10:57  

この読売新聞の見出し「【強制捜査(上)】“コスト減信者”が連携」http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20051221hg05.htm?from=os1
の記事のなかで、「姉歯偽装物件はその大半に、「総研」か「木村建設」の名が浮かぶ。事件の背景には、総研、木村建設、ヒューザーら、コストダウン神話に魅せられた人々が連なっている。「コストダウンは永遠のテーマ。それを追求する中で、姉歯の『経済設計』に皆が飛びついた。その結果が、今回の問題につながった」。木村建設関係者はそう振り返っている。」とある。
そういえば、このような「コスト減信者」、結構身の回りにもいるようですね。
『木を見て森を見ずの"コスト減信者"」は、自らの保身のために、やたらと、『コスト減』を口にする。
誰しも、それには、否を唱えられないのを承知で。
それを口にする事で、自らのステータスが上がるかのように、錯覚されている。
いえいえ、家庭内の大蔵省さんのことを言っているのではありませんよ。
「改革信者」ってのも、同じような屈折した思惑が、心底にあるのでしょうかね?

http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20051221hg05.htm?from=os1


[2634] 現状維持の原則(Speaker Denison's rule) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/21(Wed) 09:02  

12月16日の秋田県議会の本会議採決で、22対22の可否同数でありながら、議長が「賛成多数による可決」と宣告してしまい、その後も、余波が続いている。
可否同数の場合には、地方自治法第116条の「この法律に特別の定がある場合を除く外、普通地方公共団体の議会の議事は、出席議員の過半数でこれを決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。
2  前項の場合においては、議長は、議員として議決に加わる権利を有しない。 」
として、議長の裁決権が、ここに来て浮上する事になるのだが、もともと、この議長の裁決権というものは、西欧の法精神から由来する「現状維持の原則」(ステイタス・クォー (Status Quo)http://en.wikipedia.org/wiki/Status_quo
または、Speaker Denison's rule 
http://en.wikipedia.org/wiki/Speaker_Denison's_rule )に基づくものとされている。
(国会の場合は、憲法56条二項「2 両議院の議事は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、出席議員の過半数でこれを決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。」による。)
会議原則には、法令に規定されているものと、されていないものとがあり、「議長の公正指導の原則 議員平等の原則 現状維持の原則 委員会審査独立の原則 」などは、法令に規定されていないものと見るべきのようである。
議長の裁決権だけを考えれば、議長は、賛成・反対いずれの判断をも、下せうるのだが、『現状維持の精神』の由来から議長が判断を下せば、『現状維持』すなわち『否決』という判断となる。
この秋田県議会の問題は、議長が、可否同数であるにも関わらず、「賛成多数による可決」と、宣言してしまっていることの有効性の問題なのだろう。
となると、この議長さん、二重の過ちを犯してしまったということになりそうだ。

http://www.ngy.1st.ne.jp/~naoko-g/special6.html


[2633] Re:[2632] 猫の目行政? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/20(Tue) 23:15  

ときさん。
なにか、わかりにくい方針転換ですね。
これまでのウインドウレス鶏舎での監視下での感染拡大の事実をなぞっただけの方針転換のようにも見えます。
やはり、ここは、原点に立ち返って、ウインドウレス特別扱い方針転換としたほうが、わかりやすいでしょう。
言い方は悪いですが、「検査用に差し出された、おとり鶏」に、行政が振り回された形ですね。
日本型DIVAシステムとでも云うのでしょうか。
しかし、世界的には、指標鳥(sentinel bird)使用の「DIVAシステム」は、見直しを迫られているという状況なのに、ですね。




[2632] 猫の目行政? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/20(Tue) 22:18  

◇ウイルス検出で全体を処分 感染歴確認された養鶏場
>鳥インフルエンザ問題で農水省の家きん疾病小委員会は20日、衛生管理の行き届いた鶏舎で過去のウイルス感染歴だけが確認され、鶏を処分しないで監視対象とするケースについて、その後の検査でウイルスが検出されれば養鶏場全体の鶏を処分することを決めた。
>同様のケースではこれまで、ウイルスが検出された鶏舎だけが処分の対象だった。委員長の喜田宏北海道大教授は「ウイルスが養鶏場全体に広まっている危険性もあり、淘汰(とうた)が必要だ」と説明している。
>監視対象の鶏舎には、ウイルスの有無を監視するため感染歴のないモニター用の鶏を導入。2週間ごとに感染していないかどうか確認する。
>茨城県の鳥インフルエンザでは、感染歴が確認されて監視対象となった養鶏場で、約4カ月後に初めてウイルスが検出されたケースもある。
>(共同通信) - 12月20日19時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051220-00000242-kyodo-soci

平成17年12月20日
農林水産省
食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会 第19回家きん疾病小委員会の概要について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051220press_9.html

内閣府 食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/
2005.12.15
鶏肉・鶏卵の安全性に関する食品安全委員会の考え方[PDF](平成17年12月15日更新) -NEW-
http://www.fsc.go.jp/osirase/tori/tori_161215_iinkai.pdf

 食品安全委員会の資料では、鶏肉・鶏卵から人への感染はない、安全であるといっておきながら、片方では、必死に殺処分を推し進める矛盾。「受容体」が違うということまで公表されているのにもかかわらず。しかも、H5N2にいたっては、そのウイルスによって、養鶏の実質的な被害は何も出ていないにもかかわらず。(すべて、行き過ぎた制度運用による過度の検査から生じた人災そのもの。)
 鳥(鶏)ウイルスの突然変異による宿主の変更は、人為の及ぶ領域ではないということには思い至らないのでしょうか、鳥ウイルスの権威の方々は。生命(生物)史の認識も歪んでいる? 
 スペイン風邪とかを例に出して、人類史上、未だかつてないほどの“感染の脅威”が目前に迫っている、なんていう学者もどきの方々が、最近やけに増えているような気もします。
 非常に狭い、それこそインフルエンザウイルスの領域だけしか見ないで、ウイルス感染症全般のような判断をしてしまっているのではないでしょうか。敷衍しすぎです。すくなくとも、鳥は鳥の領域にとどめておくべきです。人のウイルスは人のものということを、きちんと研究すべきでしょう。
 人の病原ウイルスをやっている人たちは、ウイルス学の中で、インフルエンザウイルスは今後も研究に値する未知の領域がたくさんあるとは、さほど思っていません。HIVや新興感染症などとちがって、人類が昔からつきあってきた、あまりにもありふれたもので、ほかのものにくらべてかなり研究がすすんでいますから。しかも、サーズのような劇症型はごくごく一部で、ほとんどが不顕性で済んでしまいますし。感染して経験してしまえば終わりです。
 ヒトH5N1型発生地域は、おそらく、感染耐過(風土病化)地域です。ヒトがキャリア(career 経験済み)であると同時にキャリア(carrier 運び屋)にもなっています。そう思って見ておかなくてはなりません。もはや、鳥(鶏)は関係のない話です。中国を含め、東南アジアの発生国はなかなかそのことの認識もなければ、それを認めることもないようです。
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/case051216.html
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
 本気で徹底的に調べたら、日本国内にもヒトH5N1が全く存在しないとはいえない状況になっていると思います。おそらく、ほとんどの人が従来のA型インフルエンザとほとんど変わらない症状で治まってしまうでしょう。そうでない(かなりの高率で劇症型が発症する)というのであれば、備蓄タミフルもまた、ほとんど効果がないということにもなるのですが・・・。


[2630] 予算と利権を握るものは強し。 投稿者:とき 投稿日:2005/12/20(Tue) 14:12  

新型インフル対策に92億 厚労省、農水も予防費(共同通信) - 12月20日9時50分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051220-00000047-kyodo-bus_all

◆鳥インフルエンザ問題の今後(118)(2005.12.19)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza232.htm

『もともと最大の被害者である茨城県の養鶏場が、すっかり悪者にされてしまった。行政面での対策指針はあっても、本来、鳥インフルエンザというウイルス病に対する考え方の基準が何一つ無い。』

『一つの養鶏場内のそれぞれの鶏舎なりヒナのロットが別々に扱われて検体の出し方で非難されている。これではワクモやトリサシダニなどの外部寄生虫並の扱いである。人間のパンデミックの場合なら数日で全世界を駆け巡るとされるウイルスを相手にしているとはとても思えない。もっと不思議なのは、これだけ識者がそろって居るのに誰もそのことに言及しないことである。』

『ある養鶏場が陰性と分かって居るものに検体を差し替えたとして告発されたというが、そんな確信が養鶏場側にあるのだろうか。若い鶏と老鶏で発症の差はあるかも知れない。しかし感染そのものに差がある訳ではない。』

『この鳥フル問題で、例の世界的に報道された闇ワク疑惑以来今日に至るまで、日本の養鶏場の性悪説(しょうわるせつ)は抜き難いものとなった。何を云っても信用されないのは困ったことである。トレサビリティなんかに血道をあげているのが空しくなってしまいかねない。』

『兎にも角にも茨城県では既に200万羽以上の鶏を人為的に殺した。最近の傾向を見れば、この感染が収まるとはとても思えない。』

『環境中に幾らでもいるインフルエンザウイルスの内、たまたま引っ掛かった茨城株だけにうつつを抜かしているのは、鶏の犠牲と財政面の負担それに労力と、文字通り労して効なしと思わざるを得ない。そして誰もそれを止められないでエスカレートして行く、本当はとても怖いことである。』

 中世の魔女狩りと全く同じ愚かなふるまいを繰り返しているのですが、いま目の前でおこっていることでさえ他人事の感覚になってしまってるのでしょう。それは、養鶏業界内にいる人間でさえ。まったく莫迦げたことです。

鳥インフルエンザ検査妨害
愛鶏園の対応に矛盾 (中日新聞 2005.12.20) 
http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20051220/lcl_____ibg_____001.shtml
>県職員は鶏舎外から血液採取は確認したが、愛鶏園が拒んだため鶏舎には入らなかった。

 曲解・誤解を生むような、あきらかに悪意ある意図的な書き方にみえますが。
 衛生管理にシビアになれば、人の出入りにも非常に厳重になるのは当然のことです。ましてや、担当県職員ともなれば、あちこち回ってくるわけですから。
 現場ではお互いに了解済みの事項を、何故にマスコミさんはこんな記事にしてしまうのでしょうか。NHKの番組を作る方々と、基本姿勢にいささかも変わりがないようです。つくづく、浅田農産のときの行き過ぎた報道姿勢の反省がいまだに全くないのだと思わざるをえません。たまたま報告が2〜3日遅れただけの、何も悪意のなかった人を二人死に追いやったマスコミさんです。あれは、全く、マスコミ集団によるリンチのようなものでした。まさに『本当はとても怖いことである』です。

米税関、偽タミフルを初めて押収=個人がインターネットで発注(2005年12月19日17時58分 AP/ライブドア・ニュース)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1565391/detail

 おそらく、そのうち公的資金で海賊版をつかまされることにもなるでしょう。偽札よりはるかに簡単なことですから。見た目も区別できませんし。
 いい加減、鳥フル騒動には辟易いたします。まずは、鳥と人をきちんと区別するべきです。けっして、ボーダレスではありません。
 それと、ほかのウイルスによるものはまだしも、「インフルエンザウイルス」感染による、家畜の殺処分はまったく何の効果もありません。即刻やめるべきです。H5N1の発症防御は、ワクチン接種ほかにとる道はありません。さもなくば、自然耐過です。
 疫病は「受容」せざるをえない局面が必ずあります。インフルエンザウイルスは、ほかのものに比べたら、大したことのないウイルスなのですが・・・。なぜにそればかり重大だと思わせるような流れになってしまってるのでしょうか? やはり、金儲けがらみなのでしょうか? まるで、人々の“不安”が、“財”を生み出すようなものです。これではまるで、人間は「不安(妄想)」によって「財」を生み出す家畜のようなものといえるのではないでしょうか。

三木成夫『胎児の世界』
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0217.html
>「脳は内蔵を反映する鏡にすぎない」
>この面影を含まない科学は生きた生物学にはなりえない。


[2629] 日本の領土が脅かされてる? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/20(Tue) 12:07  

◇「独立すべきだ」4人に1人=沖縄県民意識調査−1000人対象・琉球大チーム
>沖縄県民の4人に1人が日本から独立すべきだと考えていることが、琉球大学の林泉忠助教授(国際政治学)の調査チームが行った県民意識調査で19日、分かった。自分を「沖縄人と思う」も4割で、「沖縄人で日本人」や「日本人」より多かった。
>林助教授は「終戦までの沖縄文化抑圧策や、復帰後の基地問題などに対する日本政府の対応が、多くの住民に受け入れがたいと思われているのではないか」と分析している。
>調査は11月、電話帳から無作為抽出して電話をかける方法で18歳以上の県民を対象に実施。1029人から有効回答を得た。
>(時事通信) - 12月19日18時1分更新

【沖縄県民意識調査】独立すべきだ 4人に1人=−1000人対象・琉球大
http://live14.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1134988370/

>去年より、多少、水増ししているようですw
http://bbs1.otd.co.jp/19250/bbs_tree?base=718&range=1

林 泉忠
(John Chuan-Tiong Lim)
リム チュアン ティオン (通称:リン センチュウ)
本籍: 香港
中国で初等教育、香港で中等教育、そして日本で高等教育を受け、
2002年3月に東京大学より法学博士号を取得。
また、ハーバード大学フェアバンク東アジア研究センター客員研究員、
日本学術振興会特別研究員、沖縄大学地域研究所特別研究員などを歴任。
現在、琉球大学法文学部国際関係論講座助教授。
http://ps.ll.u-ryukyu.ac.jp/~lim/

 沖縄が、日本の制度から離れたらどうなる?
【フラッシュ】http://www.geocities.jp/japanguardian/

 日本国民をバラバラにして、少しずつあちこち虫食いのように分断し、東アジア共同体≠ノ取り込む流れがあるのでしょうか?
 かつて、竹島を韓国にくれてやればいいと提案していた新聞社もありましたが・・・。

東アジア共同体構想の欺瞞性と危険性
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H16/1607/1607009asia.html
中国共産党「日本解放第二期工作要綱」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/S47/4708/470801china.html
マオ―誰も知らなかった毛沢東
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406206846X

東アジア「反日」トライアングル 古田 博司 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166604678
松永太郎   東アジア「反日」トライアングル
http://www.melma.com/backnumber_133212_2403476/

民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562036672
スイス政府「民間防衛」に学ぶ
http://nokan2000.nobody.jp/switz/

「無防備地域宣言運動」!?
http://peace.cside.to/
 “虚構”の世界で遊んでいるのでしょうか?(それとも新手の宗教運動?)

 歴史から学ぶ人間社会の現実には、そんな「お花畑理念」をもて遊んでいては、対応できないのではないでしょうか。「現実」に対する「思考停止」に等しいと思います。


[2627] Re:[2626] [2619] [2618] [2614] 小澤義博氏の論文:21カ月齢でBSE感染 診断巡り誌上論争 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/20(Tue) 08:47  

> 三つの条件とは、
> @アメリカが、次なる解禁の目標としている30ヶ月以下のBSE牛であること。
> ABARB(Born After Real Ban,1996/8/1以降に生まれた牛)のBSE牛であること。
> B非定型のBSE牛でないこと。
> この三つの条件で絞っていくと、どうにも邪魔な存在が、この日本の21ヶ月齢のBSE牛というわけになるということですね。

笹山さん、おはようございます。
このA番目の、BARB(Born After Real Ban,1996/8/1以降に生まれた牛)のBSE牛であること、ですが、米国は完全飼料規制、Real Banを自国で一切やっておらず、SRMを飼料にしまくり、肉骨粉入り鶏糞を与えまくり続けているのですから、消費者にしてみればこれら学者が、過去の英国、仏国の20ヶ月台のBSE牛をまったく無視して、”米国の牛に日本の21ヶ月云々の話を当てはめて安全だとする”ことは、家畜の安全を守る獣医学を専攻する人間の考え方としては破綻しているとしか思えません。



[2626] Re:[2619] [2618] [2614] 小澤義博氏の論文:21カ月齢でBSE感染 診断巡り誌上論争 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/20(Tue) 08:23  

まりちゃんさん。
なぜ、日本の21ヶ月齢が、問題にされるかという事ですが、もっとも若いBSEを次の三つの条件で絞っていくと、必然的に、この日本の21ヶ月齢のBSE牛が注目されてくるというわけですね。
三つの条件とは、
@アメリカが、次なる解禁の目標としている30ヶ月以下のBSE牛であること。
ABARB(Born After Real Ban,1996/8/1以降に生まれた牛)のBSE牛であること。
B非定型のBSE牛でないこと。
この三つの条件で絞っていくと、どうにも邪魔な存在が、この日本の21ヶ月齢のBSE牛というわけになるということですね。
つまり、この21ヶ月齢牛が、BSE牛でなければ、後の23ヶ月齢牛は、非定型BSE牛という事で、例外的なものとして、捨象できるということになります。
そうなれば、月齢30ヶ月未満の牛で、BARBで、BSEになった定型BSEの牛は、世界にいないという事になってしまいますね。

http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/eikokunobsejyakureigyu.htm
http://www.defra.gov.uk/animalh/bse/statistics/bse/yng-old.html


[2625] ニセモノといえば・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/12/19(Mon) 21:38  

◇偽タミフルを初押収=アジアから個人輸入か−米税関
>【ロサンゼルス18日時事】米税関当局は18日までに、抗インフルエンザ薬タミフルの偽造品51箱をサンフランシスコ国際空港近くの航空便関連施設で押収したことを明らかにした。米メディアによると、偽タミフル押収は米国で初めて。
>各箱には10〜50カプセルが入っており、テストの結果、カプセルにはタミフルでなくビタミンCが含まれていた。
>箱には中国語が書かれていたが、発送国は不明で、米国内の個人がインターネットで発注、アジア地域の業者が発送したとみられている。 
>(時事通信) - 12月19日15時0分更新
 
 ひょっとして、相当出回ってる? しかもパッケージまで同じものもあるかも。偽札に比べたら、数段、簡単。
 確かに、見た目は似ていますが。中身の値段は大いに違いますが、効果のほどはいかに? 本物とはいえども・・・。


[2624] もはや、ヒト型も相当まん延しているだろうに。 投稿者:とき 投稿日:2005/12/19(Mon) 21:29  

◇鳥インフル、ウイルスに変異か=人のみ発病の可能性も−中国専門家
>【北京19日時事】18日付の中国広東省の夕刊紙・羊城晩報などによると、中華医学会の鐘南山会長は、中国で鳥インフルエンザの家禽(かきん)への感染が確認されていない地域で人への感染が起きたと指摘し、「ウイルスが変異し、渡り鳥や家禽が感染しても発病せず、人に感染すると発病するようになった可能性がある」と警告した。
>中国ではこれまで5省、自治区で6人の感染・発病者が確認されているが、広西チワン族自治区資源県など、家禽への感染が確認されていない地域で感染・発病者が出たことが報告されている。
>鐘会長は、この6人がいずれも家禽との接触歴があったことを明らかにし、「家禽と接触した人が原因不明の肺炎の症状を示したら、直ちに鳥インフルエンザのチェックを進めるべきだ」と述べた。 
>(時事通信) - 12月19日19時0分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051219-00000109-jij-int

 人で起こっていたということは、最初からそういうこととして想定しておかなければならないのですが。いままで、隠蔽しているに等しい行為です。
 風土病化してしまっている地域がかなりあるのではないか。
 インドネシアが比較的、情報が透明には思われますが。(調査能力は別として。)

IDSC 高病原性鳥インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
WHO 感染確定症例数
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/case051216.html
 
 ベトナムの状況を鑑みて、カンボジアも中国も、実態を反映しているとは到底みなすことができません。
 最初から、鳥(鶏)の所為にしたってダメなことだと思います。鶏を含め、鳥がヒトへの感染源というには、鳥の存在があまりにも日常的です。


[2621] 米国産牛肉輸入再開しても「米国産カルビはダメ」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/19(Mon) 17:37  

米国産牛肉輸入再開しても「米国産カルビはダメ」
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
>農林部の関係者は15日、「米国産牛肉の輸入を再開するとしても、骨付きの部位は輸入しない方針を検討している」と明らかにした。韓国政府のこのような方針が受け入れられる場合、LAカルビの輸入は引き続き禁止となる。

笹山さん、韓国では上記を検討しているようです。日本で骨付きが輸入された場合、その廃棄物はさて、どうなるんですかねー。残飯飼料なんかでその他家畜に回るんでしょうか。感染牛だったら、また問題だと思いますが。



[2620] Re:[2613] なんとしても茨城養鶏業界を 投稿者:とき 投稿日:2005/12/19(Mon) 17:20  

 悪徳業者の集まりだと、印象操作をしたいようで。
 マスコミの記事も、悪質極まりないようなイメージを持っております。一般の方々は、思い通りに誘導されているようですが・・・。(検体のとり方が不適切といわれれば、それは言い訳できないことでしょうが。基本的には、「鳥ウイルス感染」は、皆、被害(災)者です。それをさらに虐めるようなことをしているのに、当事者でない方々は自覚がないようです。しかも今の場合は、まったく無害なウイルスにたまたま感染しているだけの話です。闇ワクを使ったのではないかとの世論誘導にまんまと乗せられてしまっているのでしょう。) 
 H5亜型は、もっと厳密に区分けする必要があるのではないでしょうか。

 タミフル備蓄世論誘導も、それとまったく同じ雰囲気を感じております。それから、鳥ウイルスが、今すぐにでも、人に感染するという“トンデモ”科学仮説も。ウイルス感染の基本は、同宿主(ホスト)からの感染可能性がもっとも高いという認識が第一義であるにもかかわらず。
「厳密な科学的根拠」の希薄な、安易な情報が垂れ流しになっています。

>TV朝日 素敵な宇宙船地球号
>[第409回] 12月18日 23:00〜23:30 放送
>「シリーズ ミクロの生命体 Vol.2」
>〜あなたもすでに感染している!人体に潜むウイルスの脅威〜
http://www.tv-asahi.co.jp/earth/midokoro/2005/20051218/index.html

 ウイルスの増殖条件(環境)について、非常に紛らわしい不確かな推測・憶測に過ぎないような仮定をそのまま放送していたようで。さもさも事実かのように報道するのは、ある意味、悪質ともいえます。そのまま受け取らないで、仮説のオンパレードだと思って、まず疑って見る必要のある番組でした。もうすこし、「ヘルペスウイルス」について、正確な番組を期待したのですが。EBとかサイトメガロ(人とうまく共生しているウイルス、ときには悪さをいたしますが)を取り上げたほうがよかったのではないでしょうか。
 
>2005.12.18
>さらに深刻な基礎くい疑惑が浮上
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/12/post_0832.html

 さてこれは?


[2619] Re:[2618] [2614] 小澤義博氏の論文:21カ月齢でBSE感染 診断巡り誌上論争 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/19(Mon) 16:25  

この辺りの食安委の議事録にも残ってますね。

>○山内専門委員 もともとBSE検査、これは法律というか、規則で決められたものであって、そしてウエスタン・ブロットによる異常プリオンたん白の検出、もしくは免疫組織化学での陽性、そのいずれが出てもBSEと判定するという規則になっているわけです。我々が行っていたのは、あそこで見られたバンドは異常プリオンたん白であるという、結論はそこまでなんです。ですから、検査という場合にはそこが限界なわけです。研究的にいろんな議論をするものとは違う側面があるわけです。あのバンドそのものに関してウエスタン・ブロットというのは、厚生労働省のBSE専門家会議が認めたわけです。小野寺専門委員も認めたんですが、彼は欠席していたから知らなかったと言っている。
○見上委員 それはあくまで日本国政府が認めた。日本国政府の法律ですね。
>○山内専門委員 日本だけではありません。ウエスタン・ブロット、もしくは免疫組織化学、いずれかが陽性になればBSEと判定するというのはEUも同じ、アメリカも同じです。アメリカはただし、免疫組織化学にかなり力を入れていますが、アメリカの場合に、免疫組織化学ができないような、とけてしまった脳の場合、ウエスタン・ブロットで陽性になれば、それは陽性と判定することになっています。
○見上委員 もしくはというのは、EUもそうなんですか。確認します。
>○山内専門委員 同じです。
○見上委員 EUがウエスタン・ブロッティング、もしくは免疫組織どっちかが陽性だったら陽性だと言っているんですか。
>○山内専門委員 はい。
○見上委員 わかりました。
>○山内専門委員 日本の場合には、BSE検査を始めるに当たって、その問題は議論したわけです。実際に北本専門委員始め、品川専門委員も20年とか30年近い経験の中から、必ずしも免疫組織科学とウエスタン・ブロットは一致しないというのは、経験されている。これは専門家であれば皆さん御存じのとおりで、どちらかでもって判定するとなっていたわけです。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai18/161222_dai18kai_prion_gijiroku.pdf


[2618] Re:[2614] 小澤義博氏の論文:21カ月齢でBSE感染 診断巡り誌上論争 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/19(Mon) 15:42  

このケースは、ウエスタンブロットで、陽性で、IHC検査では、PrPSc陽性ではなかったのですが、そのデータが示されなかった、という事ですね。
論争があることは確かです。
このケースについての論争は、その前の8例目の23ヶ月のBSEが、非定型BSEであったのに対して、この9例目の21ヶ月のものは、その23ヶ月の非定型のものとは、明らかに異なっていた、という点なのでしょう。
これについては、このサイト「Docket No. 03-025IF - Prohibition of the Use of Specified Risk Materials for Human Food and Requirements for the Disposition of Non-Ambulatory Disabled Cattle」
http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/rdad/FRPubs/03-025IF.pdf
をご参照。
要するに、23ヶ月の非定型先にありきの論理で、21ヶ月の分は、非定型でないから、おかしいという論理なのです。
しかも、非定型か否かは、ウエスタンブロット(グリコシル化(糖化)していない非定型BSEのPrPscがあり、泳動(migration)が早い。このようなPrPscをもつものを、非定型BSEとしている。 )の判定に元ずくものなのですから、ちょっと、論理が逆転していますね。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=121参照

http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/1000054.html


[2617] Re:[2616] 21カ月齢でBSE感染 診断巡り誌上論争 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/19(Mon) 15:34  

>さらに、小沢氏の最初の論文が載った当時の編集長が(件の)唐木英明先生。論文掲載に「科学に政治を持ち込む動きがあるのではないか」と疑う研究者もいる。

日本の獣医学界は本当に大丈夫なんですかね?

衆議院から政府への質問
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a163043.htm
>五 食品安全委員会の中立公正について
 (1) 食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会座長代理および動物医薬品・肥料・飼料等合同専門調査会座長唐木英明氏に対し、消費者団体:食の安全・市民監視委員会より罷免請求が提出された。唐木英明氏はリスクコミュニケーション専門調査会委員でありながら、直接利害にかかわる米国食肉輸出連合会の米国牛の安全パンフレットの監修を食品安全委員会専門委員の肩書を使用して行い、過去、米国食肉輸出連合会のポーク販売のPR事務局で使用されていたFAX番号と同一の番号を持つ事務局(電通PR社の住所)にて、「食の安全・安心を考える会」という団体の設立発起人として、米国食肉輸出連合会のほか、日本フードサービス協会加盟企業など多くの外食・輸入・米国牛関連企業が協賛したシンポジウムの開催を行っている。中立公正を求められる食品安全委員会の評価に係る専門委員でありながら、一方で米国産牛肉の輸入再開のPR活動の先頭に立つことは、国民に食品安全委員会の中立公正さに疑念を生じさせることになると思うが、政府の見解を求める。

 (2) 米国食肉輸出連合会や日本フードサービス協会加盟企業などの米国産牛肉輸入に利害関係をもつ企業・団体から報酬を受けていた場合、また「食の安全・安心を考える会」という団体で設立発起人という役職をもつ唐木氏は、平成十五年十月に食品安全委員会で決定された「食品安全委員会における調査審議方法等について」の中の第三項の「利害関係を有する委員又は専門委員」に該当するのではないか。政府の見解を求める。

 (3) 本年十月十九日の衆議院内閣委員会の答弁で、寺田委員長は唐木氏について「リスクコミュニケーションの中にいろいろなステークホルダーの方がいらっしゃるわけですね。・・・多分どこかでセミナーをしても報酬を伴っておると思います。そういうことまで全部ブロックしちゃうと、結局、国民全体をあらわす人は集まってこれなくなっちゃいますので、そういうことで、僕はぎりぎりだけどもお許し願いたいと前に申し上げましたし、その旨、唐木先生にも、きちっと誤解を招かないようにやってくださいよと、そこが精いっぱいでございます」と述べられて、唐木氏がステークホルダー(利害関係者)であることを認めている。しかし唐木氏は、リスクコミュニケーション専門調査会にステークホルダーではなく、中立公正を求められる評価に係る専門委員として参加している。食品安全委員会は、唐木専門委員について適切な措置をとるべきであると思うが、政府の見解を求める。

>政府の回答
五の(1)及び(3)について
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b163043.htm
 御指摘の唐木専門委員は、食品安全委員会及びプリオン専門調査会における米国産牛肉等に関する食品健康影響評価に係る調査審議には加わっていない。このため、唐木専門委員の御指摘の活動によって食品安全委員会における当該調査審議の中立性及び公正性が損なわれたことはないと考えている。
 平成十七年十月十二日に、寺田食品安全委員会委員長から唐木専門委員に対し、食品安全委員会としての活動ではない個人的な活動であっても、食品安全委員会の中立性及び公正性について国民から誤解を受けないよう留意されたい旨、注意喚起を行っている。

五の(2)について
唐木専門委員が「食品安全委員会における調査審議方法等について」(平成十五年十月二日食品安全委員会決定)の三に規定する特別の利害関係を有する専門委員に該当するか否かについては、唐木専門委員が所属するリスクコミュニケーション専門調査会及び肥料・飼料等専門調査会における審議の公平さに疑念を生じさせるか否かによって判断されるものであり、御指摘は当たらないものと考える。




[2616] 21カ月齢でBSE感染 診断巡り誌上論争 投稿者:虹屋 投稿日:2005/12/19(Mon) 15:23  

21カ月齢でBSE感染 診断巡り誌上論争
日本農業新聞 [2005年12月18日付]

日本の生後21カ月の牛海綿状脳症(BSE)感染牛は、国際的に承認されていない――。日本獣医学会誌8月号に国際獣疫事務局(OIE)の小澤義博名誉顧問が寄せた論文をめぐり、誌上論争が起きている。11月号で食品安全委員会プリオン専門調査会の委員を含む専門家8人が「科学的根拠がなく不当な記述だ」と猛反論。続く12月号では小澤氏が再び切り返すため論争は続きそうだ。
「生後21カ月の牛」とは、2003年11月にBSEと判定された広島の牛のこと。
 発端は、小澤氏が、生後20カ月以下に限る米国産牛肉の輸入条件を「日本の21カ月齢の牛をBSEとする科学的根拠を国際的に承認してもらわない限り、OIEや世界貿易機関(WTO)に受け入れられるとは思えない」と批判したことだ。…

これ以下の要約
品川先生「小澤氏の記述は、日本が根拠のない検査をしていると誤解を与える」と怒りを隠さない。
小野寺先生「通常のBSEとは違う可能性がある」
小澤氏「OIEは正式には認めていない。感染実験では今のところ陰性で、BSEか疑わしい」
さらに、小沢氏の最初の論文が載った当時の編集長が(件の)唐木英明先生。論文掲載に「科学に政治を持ち込む動きがあるのではないか」と疑う研究者もいる。



[2615] 本当かいな?例の「きっこの日記」へ「イーホームズ社長からのメール 」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/19(Mon) 15:04  

このサイト
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
ですが、うーん、なかなか、リアルですね。

http://www3.diary.ne.jp/user/338790/


[2614] 小澤義博氏の論文:21カ月齢でBSE感染 診断巡り誌上論争 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/19(Mon) 15:02  

21カ月齢でBSE感染 診断巡り誌上論争
[2005年12月18日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/news/index3.html
>日本の生後21カ月の牛海綿状脳症(BSE)感染牛は、国際的に承認されていない――。日本獣医学会誌8月号に国際獣疫事務局(OIE)の小澤義博名誉顧問が寄せた論文をめぐり、誌上論争が起きている。11月号で食品安全委員会プリオン専門調査会の委員を含む専門家8人が「科学的根拠がなく不当な記述だ」と猛反論。続く12月号では小澤氏が再び切り返すため論争は続きそうだ。
>「生後21カ月の牛」とは、2003年11月にBSEと判定された広島の牛のこと。
>発端は、小澤氏が、生後20カ月以下に限る米国産牛肉の輸入条件を「日本の21カ月齢の牛をBSEとする科学的根拠を国際的に承認してもらわない限り、OIEや世界貿易機関(WTO)に受け入れられるとは思えない」と批判したことだ。…

だから世界には、飼料管理が酷い時代、20ヶ月の発症牛ほか、複数の20ヶ月代の感染牛がいるんですが、そして米国の飼料管理はムチャクチャなんですが、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/c35a71a82981c6c137518f281eb161c0
小澤氏ほか、唐木氏、日本フードサービス協会の方々など、この方々達は何をいっているんでしょうか?世論を撹乱したいんだろうか?

BSE: Statistics - Youngest and oldest cases by year of onset - GB (Passive surveillance only)
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/eikokunobsejyakureigyu.htm
http://www.defra.gov.uk/animalh/bse/statistics/bse/yng-old.html
1988年 もっとも若い症例 24ヶ月   2番目に若い症例 27ヶ月
1989年 もっとも若い症例 21ヶ月   2番目に若い症例 24ヶ月(4)
1990年 もっとも若い症例 24ヶ月(2)  2番目に若い症例 26ヶ月
1991年 もっとも若い症例 24ヶ月   2番目に若い症例 26ヶ月(3)
1992年 もっとも若い症例 20ヶ月  2番目に若い症例 26ヶ月
1993年 もっとも若い症例 29ヶ月  2番目に若い症例 30ヶ月(3)
1994年 もっとも若い症例 30ヶ月(2)  2番目に若い症例 31ヶ月(2)
1995年 もっとも若い症例 24ヶ月  2番目に若い症例 32ヶ月(2)
1996年 もっとも若い症例 29ヶ月  2番目に若い症例 30ヶ月(2)

>[“日本で発見された8頭目の狂牛病感染牛は世界で最も若いウシの発症例と思われる”とした投稿が]誤りである。イギリスで複数のウシで生後30ヵ月以前の発症報告があり、そのため30ヵ月未満のウシにはBSEの危険が無いと考えることできない。
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20031009-0050
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/c35a71a82981c6c137518f281eb161c0

88年から検出感度はどの程度進歩していったのでしょう。
イギリスは何年から何歳以上を検査、何歳以下を無検査、何歳以上の何頭を無検査処分するようになったのか、再度まとめる必要がありそうですねー。

追伸:昨年9月の議事録を読むとフランスでも30ヶ月以下のBSE牛は検出されてますね


[2613] 「松永和紀のアグリ話」を現時点で読んでみると。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/19(Mon) 14:46  

このコラムhttp://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=469
今年9月7日のコラムなのだが。
いまとなっては、なんともいいようが、ありませんね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000081-kyodo-soci


[2612] やっぱり、出ないようで? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/19(Mon) 12:35  

 感受性がある(初めての感染で発症する)生体でないかぎり、たとえ感染していたとしても、抗体産生せずとも共生(潜伏)状態のままになってしまうようです。そもそもが、野生の鳥と共生するウイルスですから。

■8市町の野鳥、いずれも陰性 鳥インフルエンザ(中日新聞 2005.12.18)
>県畜産課は、野鳥を対象にした高病原性鳥インフルエンザ調査の中間報告を発表した。小川町、茨城町などウイルスや抗体が見つかった養鶏場がある地域を中心とした八市町でカラスやスズメ、カモなど計七十七羽を十月中旬から今月十二日まで検査したが、いずれも陰性だった。検査は野鳥の狩猟期間が終了する来年二月中旬ごろまで行う予定。 (佐久間 光紀)
http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20051218/lcl_____ibg_____002.shtml

茨城県 野鳥の鳥インフルエンザウイルス保有状況調査の結果について(中間報告)(平成17年12月15日)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h17121502.pdf
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html
(検査方法が明記されていないのが少し気にかかります。ウイルス分離やPCR検査では、なかなか検出は困難ですが・・・ ウイルス検査は、ウイルス排出状態(感染増殖中)にあるときだけ検出されるもので、潜伏状態あるいは「病」後ではなかなか難しいものというのが通例です。検査で陰性だからといって、感染経験がないとは断定できないものです。)

■抗体でインフルエンザ治療 マウスで効果を確認(共同通信) - 12月18日17時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000081-kyodo-soci
■A型インフルへの効果確認=世界初の完全ヒト抗体作製−動物実験に成功・キリン(時事通信) - 12月18日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000061-jij-biz

 「病気」は「外部」からやってくるから、それを遮断すればいいとか、「病気の原因」は「外部からやってくる異物(抗原)」だからそれをやっつけてしまえばいいとか、という認識では「ウイルス感染症」の克服にならないということに、早く思い至って欲しいものです。
 行き当たりばったりの目の前のものを消し去れば事たれりというような「対症療法」では克服できません。「抗体治療」などというものも、所詮は付け焼刃的な、そのときだけのマヤカシ療法にすぎないものです。
 「根治療法」を目指すのであれば、ウイルス感染症の病理病態をよく理解してとりかかったほうがよいのではないかと思っております。あくまでも、ウイルス感染症の「病気」とは、ホスト側の抗体産生能の獲得「過程」のことなのですから。
 それと、「ウイルス」は、人が好む好まざるにかかわらずやってくるものであり、拒絶することは不可能な存在で、いわば台風や地震のようなものであると同時に、やがては、いたとしてもいないもののごとくにふるまうのですから。そういうウイルスのふるまいを、よく理解してつきあう必要があります。けっして、排除・根絶・制圧・制御などという思想になじむ相手ではありません。存在を把握したら、ないものとしてでなく、あるものとして付き合っていくことが肝要です。
 それが、「疫病」というものに対する「病気」の思想・哲学であると思っています。そのことは、あらゆる動物もっといえば、生物全般に共通することだと思っております。

キラーウイルスの逆襲―SARSとの闘い、そして共存へ 畑中 正一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822203840
ウイルスは人間の敵か味方か―最小の生物の正体に迫る 畑中 正一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309612024
ウイルスは生物をどう変えたか―進化の演出者・ウイルスの世界を探る 畑中 正一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061329499
ウイルスとどうつきあうか―闘いから共存への戦略 畑中 正一 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/414084003X
ウイルスはどこにでもいる 日沼 頼夫 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4585050736


[2611] Gemini Science Inc開発の鳥インフルエンザ抗体とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/19(Mon) 11:04  

日本のキリンビールの傘下にあるGemini Science Inc社http://www.kirings.com/が、 H5N1抗体を開発したという事で、麒麟麦酒の株が上がっているようだが、このニュース、不思議な事に、英語圏では、「JapanToday」一紙が、このようにhttp://www.japantoday.com/e/?content=news&cat=1&id=358903伝えるだけで、さっぱり、外電では、報じられていない。
で、共同研究したというラホヤ免疫アレルギー研究所(La Jolla Institute for Allergy and Immunology )のサイトhttp://www.liai.org/news/news_releases/index.cfmでも、この件に関しては報じられていない。
一体どうなってるの?
ということで、いろいろあたってみると、このような事らしい。
これが発表されたのは、キリンのサイトhttp://www.kirin.co.jp/company/news/12/051218_1.htmlによれば、「米国ワシントンDCで開催された「第45回抗菌薬および化学療法に関する学術会議」(ICAAC)で、日本時間の12月18日に発表」
という事なので、
ICAAC(Interscience Conference on Antimicrobial Agents and Chemotherapy)のサイトhttp://www.icaac.org/から検索したところ、次のような名前の論文だった。
「Therapeutic Potential of a Fully Human Monoclonal Antibody against Influenza A Virus M2 Protein. 」
http://www.abstractsonline.com/viewer/viewAbstractPrintFriendly.asp?CKey={0DE5A253-6B95-431C-8AE4-D1CEB589B565}&SKey={BB564944-A277-41A2-84A9-5762A7DB55CB}&MKey={932BDC66-9511-42FD-A9D5-B222E1D5236B}&AKey={32093528-52DC-4EBE-9D80-29DAD84C92CE}

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000081-kyodo-soci


[2610] Re:[2608] 特別講演会『中国、インフルエンザ爆心地の可能性』開催のご案内 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/19(Mon) 09:43  

shinly さん。
これは、例の『大紀元』さん主催の講演会ですね。
こんな活動も、日本でやっているのですか。
純粋・科学的講演会である事を祈ります。


[2609] 茨城県茨城町で、鳥インフルエンザ感染確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/19(Mon) 09:39  

茨城県は18日、同県茨城町の養鶏場「愛鶏園若宮農場」と「愛鶏園宮ケ崎農場」の鶏から、鳥インフルエンザウイルスの感染歴を示すH5型の抗体が確認されたと発表した。

というのだが、この愛鶏園が、8月22日にサイトで公開している「鶏群健康診断書」http://ikn.co.jp/influenza/keigun%20printing.htmでは、今回の宮ヶ崎農場、若宮農場とも、『下記農場において定期的な鶏群の健康調査を実施いたしております。
2005年8月22日現在のところ、高度病原性トリインフルエンザを疑わせる臨床症状及び死亡数の急増を示している鶏群はありません。また病性鑑定の一貫として必要があればインフルエンザ簡易検査キットを使用した診断も行います。』となっている。
その他参考サイト
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h171218.pdf

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051218-00000065-mai-soci


[2608] 特別講演会『中国、インフルエンザ爆心地の可能性』開催のご案内 投稿者:shinly 投稿日:2005/12/19(Mon) 03:25  

謹啓

 ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
世界のメディアに先駆けてこのほど汕尾市虐殺事件をスクープした大紀元時報は、昨年のSARS(重症急性呼吸器症候群)報道に続き、本年は鳥インフルエンザについても中国の情報封鎖を突き破り、追跡報道を行っています(詳細は当社のニュースサイトhttp://www.epochtimes.jp/をご覧ください)。

 さて、弊社は「希望の声ラジオ局」と共催し、米国から専門家を招き、特別講演会「中国、インフルエンザ爆心地の可能性 =その実情と対応処置=」を下記の要領で開催します。世界レベルの蔓延で人への影響も未曾有の被害をもたらすことが予想されている「インフルエンザ」について、中国政府の体質を知り尽くした専門家が核心に触れる情報で、日本の関係者にも資するところの大きい、実りある講演をお約束します。入場は無料ですが、お席に限りがございます(先着80人)ので、事前にお申し込みくださると幸いです。ご出席の程何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

●日時: 12月21日(水曜日) 
●時間: 午後1時〜4時
●場所: 日本外国記者クラブ(FCCJ) 有楽町1−7−1電気館北館20F

講演内容:
 1、中国、インフルエンザ爆心地の可能性
 (China, The Ground Zero of the Next Flu Pandemic ?) 
 --免疫学者、米テキサス州ベーラー医学院助教授、医学博士リーリー・フォン氏

 2、鳥インフルエンザ大流行、その現状と予防
 --伝染病研究専門家、米国立衛生研究所元研究員、医学博士ユービン・パン氏

 H5N1型鳥ウイルスは最も致死的なものでありながら、その詳細はまだ我々に知られていない。一旦世界的にまん延する事態となると、米9・11同時多発テロ事件、20世紀に勃発した全ての戦争、昨年末のスマトラ沖大地震など、今までの全ての大災難よりも被害ははるかに深刻なものになると予測されている。その恐ろしい疫病と闘うとすれば、その最前線はウイルスに対抗できるのか、誰が立ち向かうことができるのかを知る必要がある。

 中国は1997年、H5N1型が初めて発見されてから鳥インフルエンザとの闘いの最前線に立たされている。世界最多の人口を有する中国は、同時に世界最大の家禽生産国でもある。人が日常的に家禽と身近に接触している中国南部は、常に世界の流行病の発生地となっている。2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)、1967年と1968年の香港インフルエンザなど、何れも中国南部の農村で発生、短い期間で香港を経由して世界にまん延した。こういう状況の中、中共当局の情報閉鎖と隠ぺいの政策は、流行病のまん延に拍車をかけている。鳥インフルエンザの世界的な大流行に歯止めをかけるために、まずその実情を把握する必要があるだろう。免疫専門家のフォン教授とパン博士が、中国の生態環境の破壊から流行病の発生原因、その影響と予防措置について詳細に紹介する。

交通: 日比谷駅(地下鉄日比谷線、千代田線、三田線と有楽町線のA3とA2出口)
     有楽町駅(JR山手線、京浜東北線)
地図:

 (http://www.fccj.or.jp/static/aboutus/map.php
参加費: 無料(先着80名)
主 催: 大紀元時報、希望の声ラジオ局
お問い合せとお申し込み:大紀元時報
電 話: 03-5256-7601 ファックス: 03-5256-7603
以上。

http://www.epochtimes.jp/jp/2005/12/html/d74442.html


[2607] WTOの農業関係合意事項 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/18(Sun) 20:04  

香港で開かれているWTOでは、農業関係(Annex A)では、次の事項について、合意が得られる模様。

最終のドラフト(細目合意)は、2006年4月30日までに完成の予定。

以下は、最終合意に至る前の曽俊華議長・ラミーWTO事務局長が12月18日に作成した、私的メモ「たたき台」(Draft Ministerial Text (18 December version) )によるものである。

国内農業保護カット(Overall Cut)

全体では、先進国において、国内農業保護総額をベースに「限界値」(Thresholds)を次の三つの帯域に分割し、それぞれのバンドごとに、国内農業保護のカット率を決める。(国内農業保護総額の大きい国ほど、カット率が大きいという仕組み、階層方式適用)

第一バンド-「限界値」0から100億ドル カット率31%-70%
第二バンド-「限界値」100億ドルから600億ドル カット率53%-75%
第三バンド-「限界値」600億ドル超 カット率70%-80%

この帯域では、EUは、第一バンドに該当、アメリカと日本は、第二バンド、その他の国は、第三バンドに該当。

最低限(de minimis)ルール例外(デミニミス)

(助成額が特定産品総生産額の一定の%以下の場合に除外することができる。)

先進国 50% と80% のゾーンの間
発展途上国 カットなし

ブルーボックス(Blue box 、青の政策)

( 余剰生産を回避するため農産物の生産量制限措置、ブルーボックス支払いは、農業保護相当額(AMS)の対象とはならない。)

これについては、現在のシーリングである5パーセントを2.5パーセントに縮小する提案があったが、他方、これまでのブルーボックスに代わるシステムを、との提案や、旧ブルーボックスと、新ブルーボックスとのミックスを提案するものもあった。

農業保護相当額(AMS)

三段階の「限界値」を設ける事には、異論がなかったが、そのバンド幅については、特に、「0-12/15」(カット率37-60%)「12/15-25」(カット率60-70%)「>25」(カット率70-83%)の案も検討された。

グリーンボックス(Green Box)
(貿易に最小限の影響しか与えない国産農作物に対する支持政策)

賛否両論に分かれ、収束できなかった。
しかし、『開発調和型』のあたらしい『グリーン・ボックス』の概念を探る動きも合ったが、大勢とはなっていない。

輸出補助金撤廃

撤廃時期

具体的な最終期日(2013年)は提示されたが、現時点で、結論には至っていない。

輸出信用

信用期間について、180日以下との提案があったが、多くの問題が残っている。

国営企業の輸出について

この国営企業の定義と透明性について、更なる詰めが必要

食糧援助

WTOが、真の食糧援助の妨げにならないようにとの提案と議論があった。

特別・差別的措置

発展途上国における国営企業への差別的措置について、提案がされたが、議論は残っている。

特別・例外的状況

発展途上国への特殊事情による例外的輸出についての基準を設けるべきとの議論があった。

市場アクセスについて

高関税ほど削減率を大きくするという階層方式(Tiered Formula)について

関税引き下げについて、4つの帯域(バンド)を設ける事を検討。

そのバンドの「限界値」については一定の収束が見られた。

最高関税税率(上限関税)の概念適用については、根強い反対があった一方で、75−100パーセント適用の提案もあった。

センシティブ品目(重要品目)について

条件付きではあるが、センシティブ品目(重要品目)の数について具体的な提案を準備したが、その提案が、1パーセントから15パーセントの関税ラインにあることから、それ以上の前進は見られなかった。

センシティブ品目(重要品目)についての基本的な取り扱いについての基本的な乖離については、今後、埋めていかなければならない。

それ以上に、これらのセンシブル品目(重要品目)をどの程度まで自由化していくかについての収束がなされる必要がある。

特別・差別的措置について

発展途上国のための4バンドの設定については、異論はなかった。

また、カット率については、先進国の三分の二との意見があった。

しかし、「限界値」の高い国の異論があった。

発展途上国に最高関税税率(上限関税)の概念を適用することには、異論があった。

また、他のメンバーには、最高関税税率(上限関税)150パーセント適用との意見もあった。

センシティブ品目については、異論はなかったが、その概念について、精緻化すべしとの意見があった。

特別生産物

発展途上国の農業関税ラインのすくなくとも20%は、特別生産物扱いにすべきとの意見があった。
また、その特別生産物の概念規定や対処方針については、おおよそ、三つの方向が示された。

特別セーフガードメカニズム

この概念については、異論がなく、また、これに量的トリガーを設ける事についても異論はなかった。

しかし、価格ベースでのトリガーについては、異論があった。

またセーフガード適用の条件となる「急上昇」(surge)の概念についても、議論があった。

最後発開発途上国(least developed countries)対応

先進国や発展途上国が、最後発開発途上国に対して、関税フリーや量的割り当てフリー(無税・無枠)を適用する事について、現時点では、WTOメンバー国のすべてには、浸透していない。

しかし、2008年までに、先進国は、最後発開発途上国に対して、輸出品の97パーセントについて、無税・無枠を適用する事で、合意が出来る見通し。

綿の補助金について

富裕国は、2006年までに、綿への輸出補助金を全廃

以上

用語については『ドーハ開発アジェンダ用語集』http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j20030908d6.htmlご参照

http://www.wto.org/english/thewto_e/minist_e/min05_e/draft_text4_e.doc


[2606] チェチェンの工場で放射能漏れ・当局が捜査 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/18(Sun) 18:48  

チェチェンの工場で放射能漏れ・当局が捜査
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051217AT2M1602F16122005.html
>【モスクワ=栢俊彦】ロシア南部チェチェン共和国の検察当局は16日までに化学工場での放射能漏れに関する捜査を開始した。検察当局は「許容限度の5万8000倍で破局的な状況」だとしている。ロシアのテレビ局は放射能のレベルを1986年に発生したチェルノブイリ原発事故時の半分に相当すると報じた。外部への被害などは伝えられていない。問題の場所は国営企業「チェチェン石油化学」系のグロズヌイ化学コンビナートの敷地内。27から29種類の放射性元素が確認され、ある作業場にはきちんと管理されないまま放置されている。テロリストの盗難に遭う可能性を指摘する声もある。 (01:40)



放射性物質が放置 被害は不明 露南部チェチェン
http://www.sankei.co.jp/news/051217/kok032.htm
>インタファクス通信によると、ロシア南部チェチェン共和国にある石油化学コンビナートの敷地内にコバルト60などの放射性物質が放置されていることが分かり、地元検察当局は16日までに捜査を開始した。従業員らへの被害や外部への流出については不明。 放射性物質がどのような状態で放置されているかは明らかでないが、検察当局によると、敷地内のある作業所では多数の放射性元素が確認され、放射能レベルは許容限度の5万8000倍という。(共同)(12/17 11:20)




[2605] Re:[2604] 建築構造偽造問題  鉄筋だけでなくコンクリの強度にも 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/18(Sun) 09:55  

これは、2480で紹介したカナダのAAB工法(the Blue Maxx Wall System)http://oikos.com/esb/40/AAB-icf.htmlのことでしょうね。
ドイツとは書いていますが。
正式には、Blue Maxxというもののようですが。
ここhttp://www.fabrika.ripo.lv/en/aab_risinajumi.htmに詳しい仕様があります。
このサイトhttp://www.bercher.com/arxx.html
の写真http://stlucie.ifas.ufl.edu/Hurricane%20House/blue%20maxx2.jpgのように、型枠なしに、このような発泡型材にコンクリートを流し込んでしまうという低コスト工法のようですが、2−3階建てに用いられるもののようです。
次の写真もご参照
http://stlucie.ifas.ufl.edu/Hurricane%20House/bluemaxx.jpg
http://stlucie.ifas.ufl.edu/Hurricane%20House/pumping%20concrete.jpg
http://www.ripoplast.ee/aab.html
http://www.concretehomesmagazine.com/issues/2000/winter/bluemaxx.shtml

もうひとつのHQ工法(ハイ・クォリティ工法)というのは、よくわかりませんが。
http://web.archive.org/web/20030415133028/www.gmc-sg.co.jp/hotel.htm
http://web.archive.org/web/20040520160302/http://www.gmc-sg.co.jp/
http://web.archive.org/web/20030709184008/www.gmc-sg.co.jp/staff.htm
http://web.archive.org/web/20030709183941/www.gmc-sg.co.jp/consul.htm
http://web.archive.org/web/20040402023752/www.gmc-sg.co.jp/hotel.htm
も、ご参照

http://web.archive.org/web/*/http://www.gmc-sg.co.jp/


[2604] 建築構造偽造問題  鉄筋だけでなくコンクリの強度にも 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/18(Sun) 08:20  

「ホテル工期半分でお得」木村建設セールス 不審…ルートイン断る
http://www.sankei.co.jp/news/morning/18na1002.htm
>木村の工法について、永山社長は「鉄筋コンクリートで工期が半分なんて、とんでもない話」と批判。「大手ゼネコンにもある工法だが、工期は半分になどならない。コンクリートは打ってから強度が出るまで一定の時間がかかる。養生期間が必要だが、木村は強度が出る前に次の上の階を積み上げている」と語った。このため木村物件は鉄筋だけでなく、コンクリート強度にも問題があると指摘した。

コンクリートの質はどうしていたのでしょう。海砂など色々問題はありますが。


[2601] 、認知症と診断された患者は中国が500万人、西ヨーロッパが480万人、北米が340万人 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/18(Sun) 01:15  

◇途上国中心に認知症患者急増

この報告書は、世界各国で認知症の患者の研究や介護の支援にあたっている、イギリスに本部を置く「国際アルツハイマー病協会」が発表したものです。 それによりますと、認知症と診断された患者は世界全体で2430万人にのぼり、このうち、中国が500万人、西ヨーロッパが480万人、北米が340万人となっています。

また、患者は7秒に1人の割合で増えており、2040年には今の3倍以上の8100万人余りになる見通しだとしています。特に、中国をはじめとする発展途上国で患者が増える割合が高く、2040年には患者の70%以上が途上国に集中し、その多くが医療支援を受けられない状態になると懸念しています。

報告書は、途上国では認知症に対する認識が不足していると指摘し、患者を支援する早急な対策が必要だと訴えています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/12/17/d20051217000127.html


[2599] 日本の農水省と厚生労働省が派遣した査察団が訪問のアメリカの施設 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/17(Sat) 22:29  

農水省と厚生労働省が派遣した査察団は、Colorado, Kansas, Nebraska 、Texasの4州の10施設を視察する予定であるという。

これら査察団は、デンバーのLynn Heinzeとthe U.S. Meat Export Federation の日程アレンジの元に、今週火曜日にデンバー入りをした。
今週水曜日には、Cargill Meat Solutions (Fort Morgan, コロラド州)
今週木曜日には、Swift & Co. plant (Greeley, コロラド州)を視察。
the Hutchinson News
http://www.hutchnews.com/news/regional/stories/meat121505.html
によると、日曜日からカンサス州にはいり、
来週月曜日National Beef(Liberal) (National Beef Packing Company, LLC ・Liberal)
来週火曜日National Beef(Dodge City) (National Beef Packing Company, LLC &#8211; Dodge City)
来週水曜日Tyson Fresh Meats (Holcomb)
を視察する予定という。
その後、Nebraska 、Texasの両州を視察し、その後、アメリカ当局者と、ディスカッションをする予定であるという。

なお、『USDA Export Verification (EV) Program Specified Product Requirements for Beef - Japan』については、こちらのサイトhttp://www.ams.usda.gov/lsg/arc/ARC1030J.pdfご参照

http://www.greeleytrib.com/article/20051216/BUSINESS/112160072もご参照

http://www.hutchnews.com/news/regional/stories/meat121505.html


[2598] 「焼肉でん』が、アメリカ産牛肉を緊急空輸というが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/17(Sat) 20:15  

このサイトhttp://www.sumibiyakiniku.com/のように、大々的に宣伝している。
もっとも、ここは、アメリカ禁輸中は、このサイトhttp://zensyoku.co.jp/html/syouhin.htmlのように、オーストラリア「オコーナ社」のパスチャービーフ・グレンフェッドビーフ、メキシコ グランサ社のチルドビーフの取り扱もしてきた。

http://www.jibjab.com/Home.aspx


[2597] これが話題のブッシュ大統領の『2005年総括・蛍の光』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/17(Sat) 16:53  

今話題のJib Jabの「'2-0-5' George Bush's Year in Review」というのが、このビデオ。
このサイトhttp://www.jibjab.com/Home.aspxのブッシュの顔写真の右斜め下の「CLICK TO WATCH」をクリックすると見られます。
また、このサイトhttp://easylink.playstream.com/katu/051216jib_jab_gma.wvxは、これを伝えるテレビ放送のビデオ。

http://www.jibjab.com/Home.aspx


[2596] たんなる思い込みですが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/12/17(Sat) 12:40  

 年収3億の方のご紹介がありましたが。

株誤発注問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/trading_blunder/

誤発注で利益、「美しくない」=ジェイコム株取得の証券会社批判−与謝野金融相(時事通信) (13日13時1分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000054-jij-pol

27歳男性が20億円超もうけ ジェイコム株で

 みずほ証券によるジェイコム株の大量発注ミスで、今度は千葉県市川市在住の無職男性(27)が問題の株を7100株売買し、少なくとも20億3500万円を超える利益を得ていたことが16日、関東財務局に提出された大量保有報告書で分かった。
 前日には、東京都港区の会社役員が約5億6000万円の利益を得たことが判明しており、今回のトラブルに乗じてデイトレーダーなど個人投資家の一部も“荒稼ぎ”していたことが裏付けられた。
 報告書によると、無職男性は発注ミスのあった8日に34億3661万6000円の自己資金を投入して7100株を取得し、同日中に1100株を市場で売却した。
(共同通信) - 12月16日22時31分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051216-00000283-kyodo-soci

 軍資金はどこから? 
 いい加減な報道は、射幸心を煽り、下手に一攫千金を狙うものの溜まり場と化すでしょう。ますます貸し金業のいいカモにされる人が増加か?

 最初から、東証のセキュリティホールを狙い撃ちしたのではないかと勘繰ってしまいますが? 一株売ったのはだれ? ミスしたのは? そして、買った個人は? とても、偶発的な事件とは思えません。


[2595] 円高も円安も、ひとえに、アメリカの利上げの今後見通しで動いているという現実 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/17(Sat) 08:28  

日銀の福井総裁は、「景気回復のすそ野の広がりが確認された。」として、あたかも、近時の円高が、日本のゼロ金利脱出の見通しで動いているかのようなコメントを出したが、実際のところは、先日のFOMCの声明文で、連邦準備金利のこれ以上の利上げはない、したがって、日米金利差は、これ以上広がらない、との市場の思惑で、円高に転じているというのが、真実のようだ。
日米の金利差が、ドル高を支えているという事実には、変わりないようで、今回の円高は、一時的なものと見るほうが正解のようだ。
本来、日米の金利差を縮小するのは、アメリカ側の利上げストップが要因となるのではなく、ひとえに、日本側のゼロ金利脱出のコメントが大きく左右するはずなのに、せっかくの日銀総裁のゼロ金利脱出の意欲をにじませたコメントも、市場では、無視されがちなのは、日銀と、政府との、量的金融緩和政策の早期解除についての、意見の違いに、戸惑っているためなのだろう。
参照
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051216-00000168-jij-pol
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000101&sid=a_5Q8DcZJUEE&refer=japan


[2594] 重要事項説明書に、耐震診断やアスベスト検査を実施済みかどうかが購入前に分かる新たな項目の記載を義務付ける方針 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/17(Sat) 08:01  

重要事項説明書に、耐震診断やアスベスト(石綿)検査を実施済みかどうかが購入前に分かる新たな項目の記載を義務付ける方針を固めた。

という記事。

宅地建物取引業法35条(重要事項の説明等)の改正が焦点となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051217-00000101-yom-bus_all


[2593] Re:[2587] インフルエンザ流行レベルマップ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/17(Sat) 07:38  

ときさん。
ご紹介のサイトの中で、このインフルエンザ流行レベルマップを見ますと、次の各県が『先行』しているようですね。
山形、山梨、熊本、岡山、長野、岩手、福島、大阪。
インフルエンザウイルスの検出はAH1(Aソ連)型9件、AH3(A香港)型59件の計68件が報告とのことですね。

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/YR05/flu48/jmap48.html


[2592] Re:[2591] 構造偽造事件のその後 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/17(Sat) 07:24  

なるほど、いよいよ、本当の黒幕登場ってとこですか。
下記のように幅広いご活動をされているようですね。
以前、リゾート関連問題を追っていたときに、『月刊レジャー産業資料』を発行している会社の資料にお世話になった事がありますが、その値段のバカ高さにびっくりしたものでした。
今回の登場人物も、結構、それらの資料の書き手だったようですね。

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&q=%E9%A3%AF%E5%A1%9A%E5%AD%9D%E6%96%87


[2591] 構造偽造事件のその後 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/17(Sat) 06:47  

今後、別会社の、ますます多数の物件が出てきて、酷いことになりそうですね。ところで証人喚問は本当に酷かったですが、国会中にテトリスやっていた議員は6年間に献金21億とか。
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
http://www4.diary.ne.jp/user/429793


[2590] 吉野家、丸大食品、ゼンショク、に引き続き・・ 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/17(Sat) 06:34  

米国産牛肉販売を検討 イオン、安全基準策定へ
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=econ&NWID=2005121601003046
あらあら。富裕層が買うというオーガニック牛でも輸入する気ですかね?経営者の兄弟が党首をしている党は反対をしてましたがねぇ。儲かりゃいいってスタンスですかね?



[2587] ヒトのウイルス伝播は、ヒトの移動によって 投稿者:とき 投稿日:2005/12/16(Fri) 23:37  

IDSC 
インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html
インフルエンザ流行レベルマップ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html
 なかなか慎重なレスポンスのようですが。

Yahoo!ニュース‐インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912

 例年より早く、もうだいぶ学級閉鎖とか出始めているようで。

IDSC 高病原性鳥インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
感染確定症例数(05/12/14 WHO)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/case051214.html

鳥インフルエンザ 拡大の恐れ、中国が表明
2005年12月15日07時44分
http://www.asahi.com/international/update/1215/004.html

『特に来年1月末の春節に向けて、地方から消費地への鶏などの移送が活発になることから、感染拡大につながる恐れがあるとの見方を示した。』

 もうすでに、人で起こっているわけですから、鶏の移送ではなく、人の移動で感染拡大する可能性が大と思っておく必要があるのではないでしょうか。いよいよ、アジア圏からその外側へ。もちろん、アジア圏外から、その中へも人の移動はありますが。
 日本では、病気もでず、死んでもいない鶏の抗体保有検査をやっているようですが、H5N1型による発生地域では、家禽や野鳥はもちろんのこと人でも、周辺の抗体保有調査をやるべきでしょう。実際の感染経験実態を把握するのであれば。
 目に見える“「病気」発生”だけに注視するのではなく、「感染」実態(顕性・不顕性にかかわらず)を把握せずして、「防疫対策」などできるわけがないのですが。
 発生地域では、もうすでにかなりまん延し、常在共生化しているのではないかと想定できるのですが。いわゆる風土病のレベル。その地域に居住している人は、すでに、ほぼ感染経験済みで抗体産生能獲得済み。外部から未経験の人が移入したとき感染。発症は個体の感受性の差がでる。

■ハエが6500億匹も異常発生 メルボルンの美観台無し(2005年12月15日00時05分 ベリタ通信)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1553567/detail

 生態系のバランスが微妙に揺らいでいるのでしょうか? ほんの僅かの歪みから生じていることを、よく気をつけていれば、ほかにも気付くことがあるかもしれません。日本でも、この秋、テントウムシが異常発生した(越冬のために集まりだして)地域があったようですし。

■鼻腔スプレー型ワクチン「フルミスト」、鳥インフル対策の救世主か?=米国(2005年12月16日13時57分 AP/ライブドア・ニュース )
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1558063/detail

『「ハイリスク・ハイリターンな研究だが、もし成功すれば、(新型ウイルスの)感染を数十万件予防できる可能性がある」』

 まだまだ、ウイルスによって惹き起こされる病気の“病原性”に関する知識の理解が普及されていないようです。ウイルス感染による「病気」の強い弱いは、あくまでも、生体の側の外来抗原に対する異物認識の反応の度合いの強さによるものなのですが。

 “生”にこだわるかぎり、副反応の危険性からは逃れられないのでは。人によっては、人間の細胞で殖えることのない“花粉”にさえ過剰反応する感受性をもった体質になってしまっている人までいるのですから。それこそ、用いる側も「ハイリスク・ハイリターン」になってしまう人も必ず生じます。
 むしろインフルエンザではなく、従来から生ワクで対処できているもののほうが可能性があるかもしれません。


[2586] インドネシアで、10人目のヒト感染鳥インフルエンザ死亡者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/16(Fri) 19:45  

今回なくなったのは、36才の男性で、二日前に死亡した。
ウイルス検査の結果、H5N1と判明した。
インドネシアでは、10人目のヒト感染鳥インフルエンザ死亡者である。

http://www.bangkokpost.com/breaking_news/breakingnews.php?id=68107


[2585] Re:[2584] the Leningrad Nuclear Power Plantでの爆発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/16(Fri) 16:50  

St. Petersburg市郊外のthe Leningrad Nuclear Power Plantでの爆発のようで、三人が火傷をおったとされていますね。
そのうち2人は、90パーセント火傷のようです。
溶融炉部分での事故のようですが、本質的な事故ではないようですね。

http://news.google.com/news?hl=en&ned=us&q=the+Leningrad+Nuclear+Power+Plant&btnG=Search+News


[2584] ロシアの原発で事故があったようですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/16(Fri) 16:39  

原発中枢での爆発でない ロシア非常事態省当局者
【16:13】 【モスクワ16日共同】インタファクス通信によると、ロシア非常事態省当局者は16日、15日のサンクトペテルブルク郊外での爆発は、原子力発電所の中枢部分で起きたものではないことを明らかにした。

原発周辺の放射能値は正常 ロシア通信伝える
【15:42】 【モスクワ16日共同】ロシア通信によると、15日に爆発があったロシア・サンクトペテルブルク郊外にある原子力発電所周辺の放射能値は正常という。

ロシアの原発溶解炉で爆発 AP通信報道
【15:36】 【モスクワ16日共同】16日のAP通信によると、ロシアのサンクトペテルブルク郊外にある原子力発電所の溶解炉で15日爆発があったとロシア通信が報じた。




[2583] Re:[2581] 骨なし肉の定義 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/16(Fri) 16:19  

これについては、624で書いた事なのですが、アメリカが、日本からの骨なし肉を輸入する条件とは、下記の通りですね。
http://www.aphis.usda.gov/lpa/news/2005/08/japanbeef_vs.html参照

日本は、OIE基準Chapter 2.3.13でのcontrolled risk regionsに該当するということ。
negligible risk regionには、7年以内ということで、該当しないこと。
という前提で、
しかも、和牛の骨なし肉輸入量は、fresh/chilledとfrozenを含めてネグリジブルであること、などの前提にたっている。

日本から輸入される和牛肉が、骨なし肉であり、危険部位除去されており、空気スタンニング、ピッシングの適用がないもの、機械的な剥ぎ落とし肉ではないこと、危険部位とのコンタミネーション防止がされているもの、を条件としています。

これは、今年の4月の骨なし肉のOIE基準緩和に基づくものです。

「30ヵ月以下の牛に由来」条件と、「生前・死後の検分」条件については、「We believe this is appropriate」の文意の中に含まれていると見られます。

むしろ、この部分は、OIE基準によるというよりは、「輸入国の適切な保護の水準(ALOP(Appropriate Level of Protection))がOKとされるならば、ほとんど何でも輸出可能」というSPS協定によったと見るべきでしょう。




[2582] 上田埼玉県知事が、『女優餌付け』発言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/16(Fri) 16:12  

県産米の新品種「彩のかがやき」の販売促進策を巡り、14日の県議会一般質問で、上田清司知事が「(女優の)菊川怜さんに『彩のかがやき』を贈って餌付けしてあります」などと答弁。質疑が一通り終了した後、登壇して「不適切な発言があった」と撤回する場面があった。

という記事。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1554989/detail
上田知事さんとは、国会議員時代に、一緒にコスタリカにいった思い出があるが、そんなに、冗談のうまいかたではない。
なかなか、ユーモアというものは、難しいものですね。

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1554989/detail


[2581] 骨つき肉の輸入 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/16(Fri) 14:18  

笹山さん、昨日の米国牛輸入の意見交換会にいってきたんですが、「骨なし肉」の定義って、脊柱を除いてあるということだけであばら肉とか平気で入ってくるんですね。

あと、表示の問題では、”主要原料”の原産国表示の義務化は18年7月からを予定しているそうです。
消費者の選択なんかまずできそうになさそうですね。
”主要原料表示”ですから、55%国産、45%米国産だったら国産表示でしょうか。

今もサラミやソーセージに中国産のタンが使われているものがあるそうですが、そんな表示を見たことはないし、
仮に表示がなされるようになったとしても、それらをカットしてピザに載せて出したとしたら、表示義務はまたないんでしょうし、

消費者軽視もここまでくると唖然としますね。

きのうの説明会の似非科学には、本当に唖然としました。日本の未来の暗澹たる様を感じました。

ブッシュさんもどうも最近食べないなんてきいている肉を、輸入再開したら、スーパーで探して買ってみる、なんていう行政のTOPの方もおられましたよ。生肉のことしか想定していなそうな感じでしたね。

日本の国を動かす方々の危機管理感覚がこんななのですから、自己防衛するしかないわけですが。。


[2579] これは老牛整理もあるということでしょうか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/16(Fri) 13:21  

低能力牛整理促す/北海道
[2005年12月16日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?1
>JAグループ北海道は、2005年度の生乳出荷目標数量を守るよう具体的な対策に踏みだした。7月以降、前年を上回って推移し、11月は前年対比4.5%も伸びている。このまま推移すると、目標数量を6000トン上回る見通しだ。目標を上回るJAには、1.低能力牛の整理 2.早期乾乳>3.増頭計画の凍結――などを求めた。
 
>今年度の道内の生乳出荷目標数量は、前年比2%増の約377万5000トン。天候に恵まれ良質な粗飼料を収穫できたこと、分娩(ぶんべん)頭数が増えたことなどで、7月以降は前年を上回って推移している。今後の4カ月間(12〜3月)、11月の伸び率(4.5%)のまま推移すると、目標数量を6000トンも超過する見込みだ。
 
>超過見込みは約60JA。当該JA管内で、個人の配分枠を超えそうな酪農家に対し、体細胞数が多い乳牛などの整理、10日ほど早く搾乳を切り上げて乾乳期を長くして、生乳生産を抑制。さらに12〜3月の増頭計画を凍結するよう求めている。整理する乳牛の基準などは各JAで決める。

先日の21例目の北海道のBSEについて農業情報研究所さんがまとめてくださってます。

国内21例目の狂牛病 2000年生まれが4例に 新たな感染源発生の疑いが濃厚
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05121601.htm


[2578] どうも、パブリックコメントとリスクコミュニケーションとのあり方が、有機的につながっていない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/16(Fri) 10:04  

食品安全委員会の答申以後、リスク管理各省主催でのリスクコミュニケーションが相次いで開催されているが、どうも、日本では、パブリックコメントとリスクコミュニケーションとが、有機的につながっていないように思われる。
これは、日本でのコミュニケーション型行政のあり方が、パブリック・インボルブメントの一定の流れの中に、有機的に組み込まれていない事に原因があるように思える。

通常、海外でのパブリックインボルブメント方式は、次の流れの中で醸成されていく形になっている。

第一段階 情報の開陳 第二段階 双方向のコミュニケーション 第三段階 住民の望む情報ニーズを探るためのインタビュー 第四段階 住民への助言機能発揮 第五段階 住民への相談機能発揮 第六段階 パートナーシップの発揮 第七段階 代替案の検討 第八段階 住民・行政共同での計画決定と決定責任のわかちあい

PI方式(パブリックインボルブメント方式)は、公衆にたいする情報のインプットから始まり、その後のいろいろな形でのフィードバック過程を経て、行政と住民とが共同責任のもとに計画実施を決断するにいたる、誠に多様で息の長い過程からなる。

そのうち、パブリック・コメントの段階は、フィードバックをよびおこす過程の一つに過ぎないものである。

このパブリック・コメントの段階が有効に働くには、(1)その過程以前で、コメントする人々へ、十分な情報インプットをする段階があったこと、(2)その過程以後で、コメントした人々へ、十分なフィードバックをはかる段階の用意があること、が条件となる。

したがって、順序としては、リスクコミュニケーションを、市民への情報インプットとの機会ととららえるのか、それとも、市民からのフィードバックの機会としてとららえるのかによって、リスクコミュニケーションの位置づけは、大きくことなって来る事になる。

しかし、日本の場合は、一種の消化試合での単なるイベントと考えている節も見られる。

これは、先月この掲示板でも書いたことなのだが、食品安全委員会の、「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局の場所が、「住所〒344-0112 埼玉県春日部市(市町村合併前は、埼玉県北葛飾郡庄和町)西金野井1745 「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局」と書いてあるのだが、ブログhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=519
のほうでも書いたように、ここは、実は、 株式会社アプテック というイベント屋さんの個人屋敷の中にある、などという、リスクコミュニケーションを軽視した対応がとられているというわけである。



http://66.102.7.104/search?q=cache:y7I5UcmiZ3AJ:www.fsc.go.jp/koukan/zenkoku_risk171102.html+%E6%98%A5%E6%97%A5%E9%83%A8%E5%B8%82%E8%A5%BF%E9%87%91%E9%87%8E%E4%BA%951745&hl=ja


[2577] クリスマスの環境に与える影響 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/15(Thu) 21:25  

オーストラリアの the Australian Conservation Foundation (ACF) ガ、このほど、クリスマスが環境に与える影響を試算した。
これによると、お菓子やアルコール、家庭用具、本、衣服、さ雑誌等、クリスマスに関係ある商品だけで、二百八十六万一千トンの温室効果ガスと、十万メガリットルの水を消費するとしている。
それらの商品の多くは、クリスマスの末期には、使い物にならずに、クリスマスが終われば、環境にとっては、廃棄物と化してしまうものである。
これらのクリスマス商品は、年々増大しており、オーストラリアでは、今年は、300億ドルに間まで、上昇しているという。
原文は、こちらのサイトhttp://www.acfonline.org.au/uploads/res_Xmascost.pdf
ご参照

http://www.theage.com.au/news/National/Have-an-environmental-Christmas-ACF/2005/12/14/1134500898300.html


[2576] Re:[2575] アメリカからのジャガイモ輸入 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/15(Thu) 18:28  

ときんさん。
カナダからアメリカへのジャガイモに輪腐病(Bacterial Ring Rot) (BRR) がみつかったのは、昨年のことでしたが、その後、この問題はどうなったんでしょうね。
ちょっと気になります。


[2575] 農水省報道発表資料から 投稿者:とき 投稿日:2005/12/15(Thu) 17:04  

報道発表資料 平成17年12月分
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

12月14日 米国産ジュースの輸入コンテナに牛肉加工品が混載されていた事例について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051214press_3.html
『箱入り米国産牛肉加工品(タコス)1箱(約2kg)』
『輸出者が牛肉加工品が輸入停止品に当たるものとは知らずに、米国で市販されているものを輸入者への贈答品として』のもよう。

12月15日 植物防疫法施行規則の一部改正等(アメリカ合衆国産ポテトチップ加工用ばれいしょ生塊茎の輸入解禁)についての意見・情報の募集について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051215press_1.html

 だいぶ以前の遺伝子組み換え野菜の出始めの頃の、食べたら頭痛するものは、品種改良で改善されたのでしょうか?

 納豆・味噌・しょうゆなどの日本を代表する食材も、いまや遺伝子組み換え輸入大豆なしでは安定確保できなくなっていますが、「遺伝子組み換え大豆は使用していません」表示は、どこまで信用できるものやら。


[2574] Re:[2572] [2571] 読売と社説と、朝日の科学面&sCJD&vCJD区別に関する新論文 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/15(Thu) 11:32  

> 「1988年最も若いウシ症例は生後24ヵ月」の根拠ソースはあるのでしょうか?

笹山さん、遺伝子組み換え教室さんが邦訳してくださった英国の資料に、若牛の症例の月齢一覧が掲載されてます。
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/eikokunobsejyakureigyu.htm

英国の元の資料
http://www.defra.gov.uk/animalh/bse/statistics/bse/yng-old.html


[2572] Re:[2571] 読売と社説と、朝日の科学面&sCJD&vCJD区別に関する新論文 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/15(Thu) 09:41  

このProMEDのなかでいわれているTerry S. Singeltaryさんは、いろいろなことで発言されているようですね。
参照http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/93667.html
「1988年最も若いウシ症例は生後24ヵ月」の根拠ソースはあるのでしょうか?
また、ご紹介のAdriano Aguzziさんグループの研究は、10月31日にだされたもののようですね。
「Coexistence of multiple PrPSc types in individuals with CJD」http://www.prwatch.org/node/4243
に簡潔なまとめがあります。
内容は、次のようなもののようですね。
『孤発性クロイツフェルトヤコブ病を分子タイピングしてみると、PrPSc(異常プリオンタンパク)の型と、糖鎖構造の濃度分布によって違い、そして、PRNP(プリオン蛋白遺伝子)の対立遺伝子の組み合わせ(ハプロタイプ)によって、分けられうるとされている。
また、プロテイナーゼ Kという酵素の消化状況を二つのタイプのPrPSc(異常プリオンタンパク)の状況についてみると、開裂部位周辺(82番と97番)では、グリコシル化 されない(糖供与体と糖受容体との縮合がない。)ものがある。そこで、Aguzzi研究グループでは、PrPSc(異常プリオン蛋白質)に反応するタイプ1の抗体POM2 と、PrPSc(異常プリオン蛋白質)に反応しないタイプ2の抗体POM12を作り、孤発性患者70人と、vCJD患者3人から採取した114の脳組織について反応を見てみたところ、孤発性もvCJDも、同様の反応を示した。
その事から、孤発性患者には、PrPSc(異常プリオンタンパク)も、同時に有しているという事がいえると、結論付けており、現在の孤発性とvCJDとを分ける事に対して、疑問を投げかけている。』

http://www.prwatch.org/node/4243


[2571] 読売と社説と、朝日の科学面&sCJD&vCJD区別に関する新論文 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/15(Thu) 08:28  

12月13日付・読売社説(1)
 [米牛肉輸入再開]「検査対象を国際基準に合わせよ」http://www.asyura2.com/0505/gm11/msg/650.html

12月13日付の朝日新聞夕刊の科学面
”唐木英明氏の狂牛病リスク推計を鵜呑みにしてこれを記載”
と伺いました。なんか恐るべき、ひどい記事だったようですね。見たかったです。

最近の輸入再開の動きに私はほんと、唖然としていますけれども、日本の科学、微生物学と、その報道のあり方についての危機をも感じてます。(^^;

飼料管理を一切無視して、20ヶ月以下とか30ヶ月以下はOK、という考え方は、HIVの疑いがありながらHIV検査をしてないから、陽性認定されてないからOK!という発想とどう違うんでしょうか?

ちなみに30ヶ月以下を入れろという読売の主張ですが、30ヶ月以下の”発症牛”の件、および、肉骨粉入り鶏糞ごみなど与えまくりの米国の状況を、なんで無視するんですかね。すごい論説と”科学部記者”さんの存在に感動してしまいます。
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20031009-0050
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/c35a71a82981c6c137518f281eb161c0

ところでこの、弧発性ヤコブ病と変異型ヤコブ病を区別することに疑問を投げかけるLansetの新論文、たいへん気になりますね。

Coexistence of multiple PrPSc types in individuals with
Creutzfeldt-Jakob disease
Magdalini Polymenidou, Katharina Stoeck, Markus Glatzel, Martin Vey, Anne
Bellon, and Adriano Aguzzi
Fri Nov 18, 2005 10:05 70.110.89.13 Lancet Neurology 2005; 4:805-814
DOI:10.1016/S1474-4422(05)70225-8
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/1000271.html
http://www.vegsource.com/talk/madcow/index.html



[2570] そもそも、児童手当は、特定財源的措置でまかなうべきものなのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/15(Thu) 08:04  

児童手当の拡充について、サラリーマンの標準世帯(夫と専業主婦、児童二人)の所得制限を現行の年収「七百八十万円未満」から「八百六十万円未満」に緩和することとなり、そのための財源として、たばこ税を一本八十五銭引き上げることになったというのだが、ちょっと、トリッキーなスキームで、税理論的には、ちょっと無理があるようにも思えるのだが。
そもそも、児童手当というのは、児童を養育する人に児童手当を支給することによって「家庭における生活の安定」と「次代の社会をになう児童の健全な育成と資質の向上」を図ることを目的とするものとされている。
この児童手当を借金でまかなうと、児童手当の恩恵を受けた世代が、収入世代に入ってから、自らの児童手当の負担をこうむるということになる。
http://www.sasayama.or.jp/diary/2002dec12.htm参照
したがって、当世代間のトレードオフ(喫煙する大人と喫煙しない児童とのトレードオフ)に持ち込んで、というのが、今回の児童手当とタバコ税とのバーターという考え方なのだろう。
しかし、ひとつの歳出項目と、ひとつの税源とが、ダイレクトに結びつけられるということは、道路特定財源の議論にも見られるように、決して、好ましい事ではない。
どうも、与党税調は、かたっぽで、特定財源の弊害を議論しながら、かたっぽで、新たな特定財源化に実質結びつきかねないスキームを用意しているという、論理破綻を見せているようだ。
さらに、かねてから指摘されている「児童手当の支給が現金給付であるという点が、長期的な政策目的のためのインセンティブとしての性格を弱めている。」とのばら撒き批判に対しては、依然として、何も答えていない。(つまり、家計内では、児童手当は、特別なインセンティブ効果を持ちえず、したがって、特定の政策目的のための支出とはなりえず、単なる家計の穴埋めに、薄められて雲散霧消してしまうということだ。ナンやら、活と手の地域振興券と同じインセンティブ効果しか持ち得ない。また、少子化対策としてのインセンティブ効果もない。)
今の児童世代に、将来、国の借金負担を課さないようにすることが、何よりの、長期的児童手当であると思うのは、私だけであろうか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051215-00000002-san-pol


[2569] 山内一也先生から50mgで感染の件についてご連絡をいただきました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/12/15(Thu) 07:02  

50mgの感染について以前、経口か脳内かでフランス(現在米国)のコリーヌ・ラスメザス博士に質問した件、山内先生からご連絡を頂戴しました。
50mgは脳内接種であり、また、現在5mgでの感染実験が進行中とのことです。
山内先生から頂戴した情報をブログ末段にUPいたしましたのでごらんください。

BSE意見交換で仏学者「米国状況は非常に劇的かも・あまりよくないかも」
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/232173555f4f3768bc4a077b307e042e

なお、岩波の「科学」12月号に山内先生がプリオン専門調査会の議論の経緯について書かれているそうです。(左記の記事の訂正について、ブログの方に連絡があります)ぜひごらんください。

岩波書店:科学 12月号(11月25日発売)
http://www.iwanami.co.jp/kagaku/

PC不調および体調不良によりUPが遅れ申し訳ございませんでした。


[2568] 放射性元素廃棄の可能性も 久留米大医学部 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/15(Thu) 02:34  

放射性元素廃棄の可能性も 久留米大医学部
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/12/2005121401001293.htm
>担当者が放射性物質を含まない別の装置と勘違いして業者に引き渡し、一般廃棄物として捨てられた可能性もあると発表した

これが熔かされてリサイクルされることを考えるとぞっとしますね。劣化ウランが一般廃棄物処理場に行ったりしている事態も考えると、金属の安全性は大丈夫なのか考えることがあります。



[2567] 台湾で、渡り鳥の糞から鳥インフルエンザ発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/14(Wed) 21:24  

発見されたのは、台湾・台北の郊外で、周囲3キロメートル以内には、家禽農場はないという。
ウイルスは、H7N3 とH5N2 であるという。
台湾で鳥インフルエンザウイルスが発見されたのは、今年になって、4月、11月に続いて、三度目である。
4月と11月は、H7N3 のみであった。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/TP266888.htm


[2566] Re:[2565] 鶏ウィルスインフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/14(Wed) 20:56  

井戸さん。
そうですね。
ご希望にあうとすれば、「八角茴香」くらいのものでしょうかね。
このごろは、結構偽物も出回っているようですね。
今日のニュースにある『鳥インフルエンザウイルスを壊す繊維』(GAIACOT)http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20051214&j=0047&k=200512140676というのは、どんなものなのでしょう?

http://images.google.com.hk/images?hl=zh-TW&ned=hk&ie=UTF-8&q=%E5%85%AB%E8%A7%92%E8%8C%B4%E9%A6%99&sa=N&tab=ni


[2565] 鶏ウィルスインフルエンザ 投稿者:井戸 良 投稿日:2005/12/14(Wed) 20:21  

鶏ウィルスインフルエンザの情報が飛び交っている。但し、情報は全て、感染セオリーを開示しているものばかりである。何処に行った「予防医学」である。歴史の中では感染病パニックは幾多ある。しかし、それを「予防」する事で生き残ってきた経緯もある。ウィルスは単体では強いものでは無く。乾燥期に活性化する事を我々は体験してきた。今、私は
「予防」の為の殺菌剤をさがしている。条件は「化学薬品では無い事」「鼻、口など呼吸器官系の粘膜に使用出来る事」
「手にも靴にも使用出来、1液で消毒出来る事」「使用後、改めて洗いおとさなくとも良いモノ」の条件を満たす殺菌剤
である。誰か知っていたら教えて欲しい」

http://www.safety-hedge.co.jp


[2563] Re:[2562] [2560] [2559] [2558] 「つくばファーム」で鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/14(Wed) 08:02  

現場保存の上での徹底検証、ですか。
それも良いでしょう。
ただし、あらぬ犠牲者も出る予感が-------。


[2562] Re:[2560] [2559] [2558] 「つくばファーム」で鳥インフルエンザ 投稿者:匿名 投稿日:2005/12/14(Wed) 07:55  

笹山様 通りすがり様
> もし、そうであれば、国は、原点に立ち返って『ウインドウレス鶏舎特別扱い』は、即刻中止すべきでしょうね。

『ウインドウレス鶏舎特別扱い』を逆に利用し、その構造の密閉性と安全性を謳うならば、安易に殺処分命令を下さず、この際徹底的にウイルスの動態、抗体の消長、変異などを追跡してはどうなのでしょうか?(費用もかかるのでしょうが)
あくまでも我見です!


[2561] Re:[2555] グリーンスパンの最後のご託宣の言葉はなに? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/14(Wed) 07:36  

2555で述べたとおり、FOMCは、日本時間14日未明に、13回目の金利引き上げを行い、連邦準備金利を0.25パーセント上げ、4.25パーセントとした。
市場の関心は、今後もMeasured Paceでの利上げが、バーナンキ交代以後も続くのか、の一点にしぼられた。
そこで今回の、声明文では、「accommodative」の一字が削られた事で、いろいろな見方が広がっている。
ちなみに、これまでのFOMCの声明文では、次のようになっていた。
「Policy accommodation can be removed at a pace that is likely to be measured.」
(一定幅の利上げをする事によって、政策的調整は、除去できる。)
すなわち、「accommodation」という言葉が入っているうちは、金利水準が、まだ、中立的な水準に達していないという意味であるから、金利水準はまだ上がるという事を意味し、FOMC声明から、この、「accommodation」という言葉が削除されたということは、今回の利上げで4.25パーセントに達した金利水準は、やや、中立的金利水準に達しつつあり、今後は大幅な利上げはない、と、市場は、見たのだろう。
ちなみに、今日の声明文では、次のようになっている。
「Some further measured policy firming is likely to be needed to keep the risks to the attainment of both sustainable economic growth and price stability roughly in balance. 」
(持続的成長と、物価安定とが、おおよその均衡を達成しない場合に備えて、これからも、「Measured」な政策(一定幅での利上げ)は必要と思われる。)
しかし、その他の部分では、声明は、玉虫色である。
すなわち、コア・インフレ(エネルギー・食料を除いたインフレ)の恐れはないが、エネルギー価格の高騰などにより、長期インフレの恐れはある、としている。
となると、バーナンキ交代以後の金利引き上げは、1−2回はあるかも知れない、との見方もある。
来年1月末に、グリーンスパンは、金利水準を4.5パーセントにして引き継ぎ、以後、バーナンキ新議長は、2回の「Measured Pace」での利上げを二回して、5.0パーセントを中立的金利水準とする、というのが、妥当な見方だろう。
こうして、日米の金利格差は、一段と広がったわけだが、円相場は、それほどの影響は受けていない。
日銀にとって見れば、ゼロ金利脱出の時期を、いつにするか、頭を悩ませることになるだろう。
財務省側にたって見ると、日銀がゼロ金利脱出で、公定歩合を引き上げれば、日米金利格差縮小思惑で、市場では、国債価格は、下がり、国債金利負担は、上昇する、円高になっても、為替介入できる状況にない(米国債と両建てとはいえ、これ以上の政府短期証券(外国為替資金証券)発行は、健全ではないだろう。)、株価にも影響がでてくる。という副作用を懸念するのだろう。
しかし、こうして、アメリカFOMCの金利引き上げの市場心理に与えるトリックを見ると、金利引き上げ自体が、市場にインフレ期待を生みだすという、心理トリックを使っているようにも、見える。
この心理トリックを日本経済にも、応用するとすれば、まず、ゼロ金利脱出の一歩を踏み出し、それこそ、日本においても、「Measured Pace」での利上げをしていけば、下手な、インフレターゲット政策よりは、ずっとましな、デフレ脱出効果を生み出すとおもうのは、わたくしだけであろうか?。

今日のFOMCの声明文は、こちらのサイト
http://www.federalreserve.gov/boarddocs/press/monetary/2005/20051213/
でどうぞ。

http://www.marketwatch.com/news/story.asp?guid=%7B9ABCDC7F-6574-4F20-BFD7-C1052E5A672D%7D&siteid=google


[2560] Re:[2559] [2558] 「つくばファーム」で鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/14(Wed) 06:52  

通りすがりさん。
どうも「不適切な方法で検体を採取していた可能性」というのを理由にしているようですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000183-mai-soci参照
もし、そうであれば、国は、原点に立ち返って『ウインドウレス鶏舎特別扱い』は、即刻中止すべきでしょうね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000183-mai-soci


[2559] Re:[2558] 「つくばファーム」で鳥インフルエンザ 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/12/13(Tue) 21:40  

いつも貴重な情報をありがとうございます。
笹山様のおっしゃる通り、本当にどうなっているのでしょうか?
この農場では、8月22日に1鶏舎からウイルスが検出されて殺処分され、残りの抗体陽性鶏群は監視下に置かれていたと思います。確か、この事例が契機となって農水省の防疫指針が一部改定されたと記憶しています。
それにしても不思議なのは、これまでの監視期間中の7回の検査ではウイルスが出なかったのに、何故8回目の検査で出てくるのでしょうか?
ウイルス検査法の精度が低いことによるのか?あるいは、気温低下と空気乾燥でウイルスの増殖が活発化しているのか?
全く不思議です。


[2558] 「つくばファーム」で鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/13(Tue) 20:44  

茨城県は13日、同県石岡市の養鶏場「つくばファーム」の1鶏舎の鶏から、H5型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。県は、この鶏舎の鶏約9万羽の殺処分命令を出した。同養鶏場は2週間に1回の割合でウイルス検査をしており、今回が8回目。県内で同ウイルスまたは抗体が見つかった養鶏場は36カ所。

毎日新聞より転載

ということですが、ここは、たしか、ウインドウレスで、監視中のはずだったが、どうなっているんでしょうね。
またしても、ウインドウレス特別扱いの理由が説明しにくくなってしまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051213-00000162-mai-soci


[2557] インドネシアで9人目のヒト感染鳥インフルエンザ死者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/13(Tue) 20:35  

先月死んだ35歳の男性のウイルスを調べたところ、H5N1であることが、今日確認された。
この男性は、西ジャカルタの人で、彼の家の周りには、多くの家禽が走り回っているという。
入院して、措置もしないうちに死亡したという。

http://thestar.com.my/news/story.asp?file=/2005/12/13/worldupdates/2005-12-13T151818Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_-227721-2&sec=Worldupdates


[2556] 「中国の政府機関で公衆衛生を担当するHさん」 投稿者:とき 投稿日:2005/12/13(Tue) 20:10  

憂楽帳:運命共同体

 「こちらでも、ついに鳥インフルエンザで死者がでました。今、関係する論文をまとめています」

 中国の政府機関で公衆衛生を担当するHさんは、来日のあいさつもそこそこに話し始めた。相変わらず忙しそうだ。

 日本の大学で医学と政治学を学び博士号を取得。医師でありながら役人となり、エイズの専門家として広大な中国国内を歩き回り感染の実態を調査し続けている。

 SARS(重症急性呼吸器症候群)の教訓は特に強烈のようだ。中国では被害の情報隠しが問題となり責任者が失脚した。「情報公開の必要性を認識した。まだ不十分だが中国も変わりつつあることは分かってほしい」と訴える。

 会えば話題は公衆衛生に限らず小泉純一郎首相の靖国参拝、昨年のサッカーアジア杯で顕著になった反日感情の問題などに広がる。私と意見が対立することも多い。

 だが、鳥インフルエンザの話題に戻ると、Hさんは「渡り鳥がウイルスを運ぶというのが有力な説だ。その意味で中国と日本は運命共同体」と言った。それには全く異存はない。【宮澤勲】
毎日新聞 2005年12月12日 12時50分
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051212k0000e070075000c.html

 鳥が、鳥ウイルスを運ぶというのが、前々からの常識。けっして、人や、人の長靴からなんかではありません。日本の学者さん、大丈夫? 感染源・感染経路は、(野)鳥からということを、なんとしても認められないのでしょうね。かといって、闇ワクチンの使用痕跡・物証はなかなか出てきませんが。
 H5N2型の自然界常在確認に関するほうに、労力を傾注したほうが結論が早いのではないでしょうか。


[2555] グリーンスパンの最後のご託宣の言葉はなに? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/13(Tue) 15:47  

FOMCは、今日(日本時間14日未明)、13回目の金利引き上げを行い、連邦準備金利を0.25パーセント上げ、4.25パーセントにする事は、確定しているのだが、市場の興味の中心は、来年1月31日に任期を終えるグリーンスパンさんの最後の言葉は、どのような表現が使われるかにあるという。
これまで、「Accommodate」(適切に対応)という言葉が2003年1月以来、毎回使われていたが、近時は、それに加え、2004年5月以来「Measured Pace」(一定幅での利上げ)が使われてきた。
しかし、多くの人は、今回は、この言葉は使われないのではないかと、予測している。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000103&sid=aVDERMnQb2rU&refer=us


[2554] 「日本以外の国の牛肉輸入再開は、OIE基準でねがいます。」とのジョハンズ農務長官 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/13(Tue) 07:46  

喜びに満ち溢れたジョハンズ農務長官のメッセージだが、次の部分だけ、ゴチック体になっている。
「"Japan's action today provides sets an excellent example for other countries in Asia whose markets remain closed. Now is the time for Taiwan, South Korea, Hong Kong, China, Singapore and others to open their markets to U.S. beef. I urge all countries to take a science-based approach and adopt OIE standards for allowing beef trade.」
(本日の日本のアメリカ牛肉輸入再開決定は、未だ輸入再開となっていないアジアの他の諸国にとって、すばらしい前例となる。台湾・韓国・香港・中国・シンガポール等も、輸入再開のときである。私は、すべての国に対して、科学的なアプローチによる、そして、OIE基準に基づいた輸入再開を熱望する。)

という事だ。
また、神戸牛肉の輸入に関しては、このサイト
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/12/0546.xml
で、次のように言っている。
『2001年9月以来の日本からの牛肉の禁輸措置については、日本よりの修正要求があり、2005年8月18日に、一定の条件の下での、日本からの骨なし牛肉の輸入を可能とする輸入規制の修正を提案し、その後APHISによるリスクアナリシスをした結果、下記の条件での輸入を可能とすることにした。
すなわち、危険部位の除去と、空気スタンガンの禁止という条件である。
この条件が守られているかどうかは、日本政府の獣医の資格を持つ職員によって証明されなければならない。
このファイナルルールは、2005年12月14日より有効となる。」

さらに、NCBA(National Cattlemen's Beef Association )は、次のようなステートメントを出している。
http://www.beefusa.org/NEWSCattlemenWelcomeJapansDecisiontoLiftBeefEmbargo24378.aspx参照
すなわち、今回の日本の決定に対して、拍手喝さいを送るものであり、特に、アメリカの当局者ならびに、加藤駐米日本大使、そして日本の外務省の粘り強い努力を評価するものであるとしながらも、今回の月齢20ヶ月の制限の条件をクリアーするためには、USDA QSA Program( http://www.ams.usda.gov/lsg/arc/qsap.htm ) を通過しなければならないため、全米の牛の35パーセントしか対象にならない事への不満を早くも募らせている。

という事で、NCBAから殊勲功を与えられた加藤駐米日本大使に対しては、まづは、ご同慶のいたり、かな?
これからは、加藤『駐米アメリカ大使』でいっそうのご活躍のほどを。

ちなみに、現在、上記のUSDA QSA Programを通過した会社は、次の通り21社である。
Beef Marketing Group.
Boise Valley Feeders (Agri Beef).
Brookover Cattle Company.
Coulee Cattle Feeders (Agri Beef).
Crist Feedyards Inc..
El Oro Cattle Feeders (Agri Beef).
Fairleigh Feed Yard.
Harris Feeding Company.
HRC Feed Yards, Inc..
KC Feeders.
Merial SureHealth.
Meyer Natural Angus, L.L.C..
Midwest Feeders, Inc. .
Missouri Department of Agriculture .
Par 4 Feeders (Agri Beef).
Poky Feeders, Inc..
Samson, LLC.
Smithfield Beef Group ・Cattle Feeding Operations.
Snake River Cattle Feeders (Agri Beef).
Sublette Feeders.Supreme Cattle Feeders (Agri Beef)
Supreme Cattle Feeders (Agri Beef)

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/12/0544.xml


[2553] アメリカ・ジョハンズ農務長官のオーディオ会見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/12(Mon) 23:28  

このサイト
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/1/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2005%2F12%2F0545.xml&PC_7_2_5JM_navtype=RT&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM
からはいって、
USDA_1 MP3 「日本の消費者は、もうじき、米国産牛肉を味わえる。」http://www.usda.gov/documents/USDA_1.mp3
USDA_2 MP3 「日本からは、神戸牛肉の輸入が始まる。」http://www.usda.gov/documents/USDA_2.mp3
USDA_3 MP3 「アメリカは、日本へ、アメリカ牛肉を輸出し始める。」http://www.usda.gov/documents/USDA_3.mp3
USDA_4 MP3 「アメリカは、実際、神戸牛肉を受け入れ始める。」http://www.usda.gov/documents/USDA_4.mp3
のそれぞれで分けて聴けます。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/1/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2005%2F12%2F0545.xml&PC_7_2_5JM_navtype=RT&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM


[2552] 小泉在首相官邸再次向前原“暗送秋波” 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/12(Mon) 21:54  

この前原訪中を伝える記事http://big5.chinabroadcast.cn/gate/big5/gb.chinabroadcast.cn/8606/2005/12/12/1425@816809.htm
の中にあるこの「暗送秋波」なる言葉は、ウインクをする、または、文字通り、こっそり秋波を送るというような意味なのだろう。

http://big5.chinabroadcast.cn/gate/big5/gb.chinabroadcast.cn/8606/2005/12/12/1425@816809.htm


[2551] 石油暖房機リコールCM30秒バージョン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/12(Mon) 21:28  

このナショナルのコマーシャルhttp://unlimi.net/up/national.wmvに、不気味なBGMをつけるのがはやっているんだそうな。
それにしても、製造物責任法というのは、このような場合には、威力を発揮する法律だとわかりますね。
もちろん、ナショナルは、PL保険(生産物賠償責任保険)、つけているんでしょうけどね。
でも、この約款http://www.jees.or.jp/gakkensai/pdf/yakkan/seisanbutsu.pdf見ると、結構、免責事項は、多いみたいで。

http://unlimi.net/up/national.wmv


[2550] 「自己防衛するしかない」 投稿者:とき 投稿日:2005/12/12(Mon) 21:15  

小泉“食の安全”よりブッシュ、米国産牛肉輸入解禁
山田衆院議員が衝撃本で警鐘!
(ZAKZAK 2005/12/12)
ttp://www.zakzak.co.jp/top/2005_12/t2005121202.html

2005年12月12日
政治的判断で危険な牛肉輸入解禁
http://ameblo.jp/worldwalker2/entry-10007014622.html
http://ameblo.jp/worldwalker2/entry-10006958829.html

 これから、生まれてくる子供たちだけでも、注意して育てる必要があるでしょう。“プリオン(狂牛病因子)”にもまた、感受性と、その時々の取り込む環境条件(体調)があるようですから。(外来抗原として異物認識ができる、つまり抗体ができるというのであれば、摂取したからといって、かならずしも“病気”になるわけではないという気もしておりますが。)

「赤ちゃん」の進化学―子供を病気にしない育児の科学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/453106352X


[2549] Rocheが、タミフルのライセンス生産先を拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/12(Mon) 20:55  

Rocheは、タミフルのライセンス生産先として、このたび12社を可能性のあるライセンス生産先として指定し。
この12社の名前は、まだ、公表されていない。
サブライセンス生産先として、中国・上海のShanghai Pharmaceutical Group(上海醫藥集團)http://www.pharm-sh.com.cn/eng/default.aspを指定した。
さらに、各国の備蓄への協力方針として、次の方針を定めた。
台湾に対しては、2006年中に必要量供給
ヴェトナムに対しては、サードパーティーへの委託の方針
韓国・マレーシアに対しては、タミフル供給
インドに対しては、十万服のタミフル供給と同時に、インドの企業に対して、サプライセンス供与を検討中
なお、タイ・フィリピン・インドネシアの三国では、タミフルのパテントをとっていないので、それぞれの国内でタミフルの生産をしてもいい事とした。

http://www.roche.com/med-cor-2005-12-12


[2548] Re:[2543] [2541] 「すぐにはバレない」 投稿者:とき 投稿日:2005/12/12(Mon) 14:45  

 いまこそ、判断の分かれ目。

「使いたいが使えない」 牛丼のすき家が見解発表(共同通信) - 12月12日12時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000086-kyodo-bus_all

 ポーズなのかもしれませんが。

<BSE>牛肉輸入の禁止解除 農水省と厚労省(毎日新聞) - 12月12日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051212-00000031-mai-bus_all
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/food_service_industry/?1134359555

 アスベスト禍の再来になるか否か? 責任のつけまわしをするのか、それとも法人なりの自主判断をするのか。とはいっても、事が起こったら、なんでも人の所為にする一群の方々で回っていくのも確かですが・・・。これもまた、将来の補償問題にならなければよいですが。それともそれを覚悟で、いまの利得を優先させるということなのかもしれませんが。


[2545] 地方交付税改革を、町内会からのお祭り補助にたとえてみると。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/12(Mon) 10:59  

地方交付税改革をめぐって、財務省と総務省との見解が対立してきている。
もともと、地方交付税として税金を取っているわけではなく、国は、国税である所得税、法人税、消費税、酒税、たばこ税(法定五税という)の25―35・8%を地方交付税として地方に配分しているのである。
ところが、その配分の根拠となる地方財政計画での地方交付税の需要額が、それだけでは不足するので、国は、この額の半分を国債で借金して地方交付税に回して穴埋めし、残りは赤字地方債を発行してしのいでいるというのが現状だ。
いわば、町内会費のうちの一定額を、町内のお祭りイベントの寄付に回してきていたものが、お祭りイベントの計画での資金の必要額が増えてきてしまったので、その分、町内会が、借金して補填したり、それでも足りなければ、イベントの主催者と連帯保証で借金(「臨時財政対策債」発行)し、あとで、折半で返済したり、それでも足りなければ、後で町内会で、返済の面倒をみる約束で、イベントの主催者で借金(「地域総合整備事業債」や「合併特例債」や「赤字地方債」)してもらったりしていたということである。
ところが、2004年8月31日に開かれた財政諮問会議で、どうも、このお祭りイベントの計画自体が、おかしいのではないのか、おみこしを作るといって計画を出しているにも関わらず、おみこしの担ぎ手の日当に当てているんではないのか(投資的経費の過大計上)、というような指摘がされてきたというのですね。
これを『使い回し』という言葉でいっています。
そこで、ここにきて、財務省のほうは、お祭りイベント経費そのものをへらし、使いまわしのような流用はさせない、と言っているのに対して、総務省のほうは、お祭りイベントへの補助は、中間的支出であって、最終的な支出ではないのだから、最終的な支出である、町内会費の全支出(国・地方あわせた歳出全体)を見直したほうが良い、という事で、対立しているというわけ。
で、一方では、総務省サイドでは、お祭り・イベントの経費を浮かせたところには、ポイントカード制のように、より、多く、補助が配分できるにように、などという意見もあるようだ。
これとは、別に、集落に旦那衆がいて、そんな、町内会からの補助がなくても、みこしのひとつや二つは、自力でできるという集落もあるというのが、『東京都集落』などの不交付団体のだが、このようなところでは、本来は、もっとも発言力があるはずなのに、せっかく「地方分権改革に関する東京都の基本的見解」http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2004/05/20e5e401.htm
などという大論文を発表しているのに、なぜか、この論戦の渦中からは、故意にか、はずされている。
それこそ、このようなところは、上記のポイントカードの発想から言えば、もっと、発言力を与えていいはずなのだが。



[2544] Re:[2542] お知恵を拝借 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/11(Sun) 20:59  

外岡さん
メールでお知らせしておきました。
私のトップページのメニューの一番下の「ご意見・ご感想」から、フォームメールhttp://www.sasayama.or.jp/index.htmlも出来ますので、どうぞ。


[2543] Re:[2541] 「すぐにはバレない」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/11(Sun) 20:56  

ときさん。
プリオン仮説が本当にただしいのか? については、以前、この掲示板でも、真名さんから、問題提起があり、これについてはブログ記事『プリオン仮説以外の仮説を検証する必要はないのか?』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=280に一応まとめさせていただいております。
プリオン仮説に対する真偽については、「The Prion Hypothesis: fantasy or fact?」http://www.portfolio.mvm.ed.ac.uk/studentwebs/session1/group42/prion_hypothesis.htmに総括的にまとめられています。
これhttp://bunseiri.hp.infoseek.co.jp/aminopro.htmもご参照

http://www.portfolio.mvm.ed.ac.uk/studentwebs/session1/group42/prion_hypothesis.htm


[2542] お知恵を拝借 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/12/11(Sun) 20:03  

笹山さん、こんばんは

 今日は当市の行動計画でちょっとお知恵を拝借したく顔を出しました。

 少々プライベートな内容も含みますので、メールで相談したいのですが、メールアドレスが分かりません。
 メールをいただけたら幸いです。



[2541] 「すぐにはバレない」 投稿者:とき 投稿日:2005/12/11(Sun) 20:02  

《狂牛病も同じ。発症までの時間が長いことが詐欺師どもを跋扈させているのである。以上のことはすべて狂牛病が異常型プリオンタンパク質が原因として感染するという前提をも元にしている。しかしここへ来て日本の碩学から驚天動地の異論が提出された。以前『SPA!』で対談もしたわが畏友福岡伸一さんによる『プリオン説はほんとうか?』である。》

《実はアカデミズムの世界に籍を置く福岡さんがこうした形でまだ実証はしていない疑義を提示するはその世界では邪道と呼ばれる。それでも敢えてこうした本を出してくれた勇気に私は感謝したい。コトは人の命にかかわる問題なのだ。万に一つの仮説でもそれは検討されるものであり更に本書を読むと万にひとつどころではないことがわかる。例えプリオン説が正しいとしても危険部位の除去で安全とする論がいかに脆弱化ということを福岡さんは指摘する。おまけにその上に狂牛病の原因が実はウィルスであったら…。》
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20051211

 ご紹介まで。(鳥ウイルスで恫喝まがいの不確かな論の新書を出すことに比べれば、こちらのほうが、たとえ後にまちがいということにもなるやも知れぬ論だとしても、科学者の良識として、数段、志が高いように感じます。)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575043


[2539] Re:[2534] ますますわからなくなってしまった『新型インフルエンザ』なる言葉。 投稿者:とき 投稿日:2005/12/11(Sun) 19:23  

笹山様
> で、日本の厚生労働省が使っている「新型インルエンザ」という言葉は、ヒト段階でのフルのことだから、上記でのフェーズ1と2は、ヒトのウイルスではないのだから、『新型インフルエンザ』ではなくて、『鳥インフルエンザ』という事になる。
> フェーズ3では、ヒトのウイルスと鳥のウイルスとが共存する段階なので、同じH5亜型ウイルスであっても、「鳥インフルエンザ」と『新型インフルエンザ』とが、共存することになる。
> フェーズ4.5.6では、パンデミックの主流は、ヒトのウイルスとなるのだから、H5亜型は「新型インフルエンザ」と呼ばれる事になる。
> なんか、こうしてみると、ウイルスの管轄省庁によって、いわば、ウイルス名の一物ニ価の状態が、生じるというわけだ。
> それにしても、現場での混乱を助長させうる、妙な名称のつけ方をしたものだ。

 けっして、「一物」ではありません。異なるものをごっちゃにしてしまっています。
 件のパンデミック段階論は、現実と理念が乖離した挙句の、お粗末なレトリックでしかなくなっています。まったく「現実」に沿うものではなく、まやかしの様な物です。「生物学的」な素養(生物体を全体として捉える感覚)のないものがプラン作成にあたっているとしか思えません。もしくは、本来の目的のほかに、秘められたる意図を含ませたいがために、わざわざ、本来くっつかないものをむりやり接木をしたような感が否めません。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101035210
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061329499
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062571978
 それとも、その恣意性は、対象にしているものが、「ウイルス」ではなくて、「病気」だからできるのでしょうか? 「法」は「ウイルス」が対象になっているのではなく、あくまでも「病」なのですから。

 「病気」が一種類でしかも鳥・ヒト共通だというようにして、このウイルスの宿主が、ボーダーレスであって欲しいと願う人々の妄想によって(もしくはその類の人々に先導され、それを鵜呑みにしてしまった人々によって)つくられた、いわば「清浄国論」と全く同等の、現実を反映していない机上の空論がもとになっているようなものです。

 鳥は鳥、人は人とは考えずに、口悪く言えば、味噌も糞もいっしょにして捉えてしまったところに間違いの始まりがあります。

 鳥の世界で今流行している病気は、「(鳥)H5N1型」ウイルスによる「鳥インフルエンザ(ウイルス感染症」」です。 そして、人で起こっているものは、「(ヒト)H5N1型」ウイルスによる「(ヒト)A型インフルエンザ」で、しかも、従来にないタイプということで「新型」インフルエンザウイルスです。「新A型インフルエンザ」とでもいえましょうか。(この点でもまた、非常に紛らわしい「仮説」論争になってしまいがちです。)

 あくまでも、同じ名前がついてしまっている「H5N1型」ウイルスといえども、鳥とヒトでは、全く異なるものです。それを巧妙に混ぜ込んで紛らわしくしています。意図的にやっているのではないかとさえ思えてきます。
http://www.asahi.com/special/051102/window/051023b.html
http://www.asahi.com/special/051102/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203131

 以前にも申しましたが、ウイルスが異なる以上、鳥で流行することと、ヒトで流行することは全く意味が違うのですが、それを直列に考えてしまうことは、いまや完全なる間違いであるということを誰も訂正できなくなっているようです。
 最初に間違ったプランを描いてしまったところに端を発しているのですが、それなりの権威の方々ですから、おいそれとは即座に誤りを認めるわけにはいかないのでしょう。と同時に、国の予算どりを左右するような学者の考えについて、疑念を発したり意見をさしはさんだりして、わざわざ波風を立てるようなことを言う人がいないのかもしれません。取り巻きもまた、「追随型」の人ばかりなのでしょう。

 ウイルスの病気なんてのは、太古から「疫病」として、陰に陽に、繰り返し繰り返しあたりまえに起こってきたものであり、種として初めて出会ったものに感染したときに、いっとき流行してほぼみな一通り感染を経験してしまえば、やがて終息する、と同時に、ホストである宿主種が、バージョンアップしていくというだけの話です。
 疫病の歴史を知れば、大したことではないですが、それを知らないと、「いきなり“今までなかったもの”が突如として起こるという不安や恐怖」に駆られパニックを起こすようです。
 新型だからといってすべてが病気を起こすわけではありません。病気をおこすのはほんのごく一部です。新型ウイルス感染による致死率は、その時々の天候と栄養状態に左右されます。
 かつて流行したときのように広域戦争状態のときは、栄養状態がいいわけがありません。集団単位のキャリアの移動も頻繁です。
 そして翻ってみれば、ウイルスという究極の寄生体もまた、種の保存の戦略の中でいきている以上、ホストを根絶やしにすることはなく、ウイルス感染にたいして過剰に反応してしまう(すなわち疾病になる)一部の個体が、淘汰されることになるだけの話です。こればかりは避けようがありません。「疫病は天災」たる所以です。
 
 さらには、新興感染症を過剰に恐れる方々は、ついつい30年ほど前の日本の風景さえ忘れてしまったかのようです。家畜と暮らすなんてのは日常の風景であったのですが。いまの公衆衛生環境と食糧栄養摂取の確保が可能になったのは、ほんのここ20〜30年以内の新しいことに過ぎません。
 ヒトを含め動物・生物が、ウイルスとつきあってきたのは、種のはじまりからです。ウイルスなぞに比べたら、ヒトのほうが生物としていちばんのペーペーの新米です。それを排除根絶できるなどという思い込みは、人間の側の一方的な驕りあるいは無知以外の何ものでもありません。

 人が病気になったからといって、周りの動物に原因をなすりつけるなんて、どうみても、ご都合主義的な早とちりでしょう。人の病気は人からで、まずそれを厳密に検証しなければならないはずです。もちろん、鳥の病気は鳥からということも。
 誰よりもいちばんウイルスのことを知っていなければならないはずのウイルス学者が、「清浄国論」を語り始めたところから、胡散臭さは始まっています。

『「信念」は「おもいこみ」、「観念」は「おもいつき」』
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0199.html

 さては、獣医学の世界って「鳥無き里の蝙蝠」?


[2538] 今回のBSE牛は、平成12年2月生まれ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/11(Sun) 19:13  

昨日、北海道・千歳で発見された21例目のBSE牛は、平成12年2月生まれ。
同じ平成12年生まれのBSE牛としては、14例目(10月8日)の鹿追町、17例目(9月11日)の音更町、20例目(8月12日)の鹿追町がある。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20051210&j=0044&k=200512109862


[2537] Re:[2535] [2534] ますますわからなくなってしまった『新型インフルエンザ』なる言葉。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/11(Sun) 18:54  

Mr.Chomboさん。
なるほど、「保津川が下れば桂川になるようなもんでしょうか?」ですか。

もっとも、こっちのほうは、行政上の名称は桂川に統一されているようですね。

要は、獣医の領域と医師の領域、農林水産省と厚生労働省との領域が、シームレスにつながるような体制をくめれば、それにこした事はないという意味です。

特に、フェーズ3の段階では、このバトンタッチがスムーズに行くことが必要な感じがしています。


[2536] Re:[2534] ますますわからなくなってしまった『新型インフルエンザ』なる言葉。 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/12/11(Sun) 16:57  

それから、フェーズ3(これが現在です)では新型は生まれていません。比較的まれな鳥インフルエンザウイルスの人感染があるという状態です。
フェーズ4が、新型の発生過程となります。鳥型から人型への大変身はこの段階です。
フェーズ5が新型が誕生し、大流行に備えている段階。フェーズ6は大流行の開始。喜田先生の意見ではフェーズ3では慌てずに備えてゆけばよいとのことでした。


[2535] Re:[2534] ますますわからなくなってしまった『新型インフルエンザ』なる言葉。 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/12/11(Sun) 16:15  

> なんか、こうしてみると、ウイルスの管轄省庁によって、いわば、ウイルス名の一物ニ価の状態が、生じるというわけだ。それにしても、現場での混乱を助長させうる、妙な名称のつけ方をしたものだ
御意見ごもっともですが、対策に根本的な差が出て来てしまうことを考えれば、やむをえないことかと思います。
保津川が下れば桂川になるようなもんでしょうか?


[2534] ますますわからなくなってしまった『新型インフルエンザ』なる言葉。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/11(Sun) 14:11  

以前、この掲示板の1384と1853で、WHOの定義するパンデミックの5段階について、述べたのだが、ここで、改めて再掲しよう。

1.大流行の狭間の段階
フェーズ1-人間に新しいウイルスが、まだ、検出されていない段階ではあるが、動物には、ウイルスが存在するであろう段階。
フェーズ2-まだ、人間には、新しいウイルスは検出されてはいないが、動物のウイルスが、人間に重要な危機をあたえるであろう段階
2.パンデミック警告段階
フェーズ3-人間に新しいウイルスが検出されているが、ヒト→ヒト感染は、始まっていないか、または、家族間など、限られた接触範囲で感染が始まっている段階。
フェーズ4-限られた範囲でのヒト→ヒト感染によるクラスターが出現している段階であるが、感染の範囲が、ひとつの地域に限られていて、ウイルスがまだ人間に適合していないことを示しているような段階。
フェーズ5-多くのクラスターが出現しているが、一定の地域にそのクラスター出現が限られている段階。
この段階では、ウイルスが、ますます、人間に適合しようとしているが、まだ、完全なヒト→ヒト感染にいたる伝達可能の段階にまではいたっていない段階。
3.全地域感染段階
フェーズ6-特定地域に限らず、全般的に、ヒト→ヒト感染が、蔓延している段階。
「Information About Influenza Pandemics」http://www.cdc.gov/flu/avian/gen-info/pandemics.htm
より

で、日本の厚生労働省が使っている「新型インルエンザ」という言葉は、ヒト段階でのフルのことだから、上記でのフェーズ1と2は、ヒトのウイルスではないのだから、『新型インフルエンザ』ではなくて、『鳥インフルエンザ』という事になる。
フェーズ3では、ヒトのウイルスと鳥のウイルスとが共存する段階なので、同じH5亜型ウイルスであっても、「鳥インフルエンザ」と『新型インフルエンザ』とが、共存することになる。
フェーズ4.5.6では、パンデミックの主流は、ヒトのウイルスとなるのだから、H5亜型は「新型インフルエンザ」と呼ばれる事になる。
なんか、こうしてみると、ウイルスの管轄省庁によって、いわば、ウイルス名の一物ニ価の状態が、生じるというわけだ。
それにしても、現場での混乱を助長させうる、妙な名称のつけ方をしたものだ。


[2532] アメリカUSTRが、日本に対する改革要望書を発表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/11(Sun) 09:38  

12月7日に発表された、アメリカから日本に対する改革要望書は、USTRのWendy Cutler 氏から、日本の外務省の石川薫経済局長に届けられた。
この現物は、このサイト
http://www.ustr.gov/assets/World_Regions/North_Asia/Japan/Regulatory_Reform_Initiative/asset_upload_file168_8516.pdf
http://search.crownpeak.com/cpt_redirect/682?account=1003&qid=5415にある。
内容は、このサイト「United States Presents Japan with Trade Reform Recommendations」http://www.harolddoan.com/modules.php?name=News&file=article&sid=7326に簡潔にまとめられてある。
すなわち、2005年の改革要望書の焦点は、「医療器具と製薬関係の問題」「情報技術」「知的所有権」「テレコミュニケーション」「農業分野」等が焦点になっている。
なお、当日、このニュースを取り上げた日本の新聞は、読売新聞など、一部に過ぎなかった。

http://search.crownpeak.com/cpt_search/result_1?account=1003&q=reform+recommendations&submit.x=6&submit.y=12


[2531] プラトンの嘆き? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/11(Sun) 08:03  

民主党のシンクタンク「公共政策プラットフォーム(プラトン)」の設立記念で、「日本最大のシンクタンクは『霞が関』。現場や生活とかけ離れた机上の空論(を示す機関)になっている」という話があったというのだが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051211-00000008-san-pol参照
ちなみに、名前を拝借されたプラトンは、こうもいっている。
「人類の幸福のためには、哲学者が政治的支配者となるか政治的支配者が哲学するようになるかが必要である。」
要は、政策レシピを作る人も、そのレシピに基づいて料理を作る人も、混在しているところに、政策の混乱がある。
官僚というせっかくの名料理人がいるのに、それを使いこなせないで、本来のレシピ作りをほっぽりだして、料理人の領域にまで、口を出しているところに政策の混乱があるように思えるのだが。
もっとも、日本では、レシピ作りも料理も、官僚が請け負い、立法府たる議員の役割は、飯盛りと、箸ぞろえと、食えないものを小分けにしたり、半分にちょん切ったり、いったん引っ込めて、後で味付けしなおして、なにげに同じものを、結果、食わせてしまう、政治的特技を発揮する事に終わってしまっている。
議運畑の大臣が重宝されている所以である。

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1493346/detail参照


[2530] Re:[2529] [2527] 「政党の右より競争化」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/11(Sun) 07:16  

謎工さん。
なるほど、『日本人がやるとやたらとリベラル左派に判定されてしまいます。』とありますね。
人種問題やゲイ問題など、社会的な相違に基づく設問が多く用意されている点も影響しているのでしょうね。
二次元のポートフォリオでなく、多次元のポートフォリオで判定したほうがいいかもしれませんね。
フェアユース是か非かなんてのは、軸からすれば、単に、この二軸では、計り知れないものでしょうし。
また、コモンズ是か非か、なんて設問も、用意されれば、その人のよって立つ考えを知ることが出来るでしょうしね。
防衛省問題は、大連立乗り遅れ警戒もあるかもしれませんね。

http://www.politicalcompass.org/


[2529] Re:[2527] 「政党の右より競争化」 投稿者:謎工 投稿日:2005/12/11(Sun) 04:51  

このPolitical Compass、だいぶ前に一部で話題になり日本版も作られています。

しかし公明党が防衛昇格上げや教育基本法の「国を愛する心」を容認し始めたのは
姉歯事件の関係で強く出られないから、と言う見方も出ているようで何とも。

http://sakidatsumono.ifdef.jp/political-compass.html


[2528] なにやら不穏なご様子で 投稿者:とき 投稿日:2005/12/10(Sat) 23:44  

■暴動鎮圧で住民多数死亡か=30人の情報も−中国広東省

 【北京10日時事】中国広東省汕尾市の東洲村で発電所建設に抗議する農民が警官隊と衝突する事件があり、10日のAFP通信は目撃者の証言として、警察側の発砲で30人が死亡したと伝えた。事実ならば、中国当局による武力鎮圧としては、1989年の天安門事件以来最悪の事態になる恐れがあるとしている。中国の公式メディアはこの事件について一切報じていない。 
(時事通信) - 12月10日23時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051210-00000087-jij-int

日々是チナヲチ。
官民衝突で武警が実弾射撃、農民に多数の死傷者。 2005-12-08
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/874a073fa6ebe33c5b21c59b343813fa
「調和社会」が揺れている。 2005-12-09
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/897493b87c1f819bab6f5f7f011e61b3


■親日派財産没収法が成立=韓国

 【ソウル8日時事】韓国国会は8日、日本の植民地時代などに「親日派」が対日協力の代価として取得した財産について、国に帰属させることを可能とした「親日反民族行為者財産帰属特別法」を可決した。韓国では「親日派」とされる人物の子孫が、没収されるなどした先祖の土地の返還を求め国などを相手に訴訟を起こすケースが相次いでおり、同法は国民感情に配慮し、こうした動きを食い止めようとする狙いがある。 
(時事通信) - 12月8日23時0分更新

2005年12月09日(金) 日韓友情年のフィナーレを飾るに相応しい法案が成立。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051209


■仁なれば即ち栄え 2005年12月08日
『日本がいやらしい金持ち国になっていくのが気掛かりだ。』
http://www.asahi.com/business/column/TKY200512080245.html
『常任理事国のイスはいらないから国連負担金をさげることと理不尽な反日国家へはODAを出さないことを私は望んでいる。
 裏を返して「カネをばらまくこと=世界の尊敬」と主張しているのは朝日のほうだろう。
「仁なればすなわち栄え」。これは『孟子』にある一節だ。そして「不仁なればすなわち辱めらる」と続く。朝日こそ、よく噛みしめるべき言葉である。』
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20051210

2005年12月09日
朝日新聞を読んでいる人、いいかげんに、おかしいと気付けよ
http://ameblo.jp/worldwalker2/entry-10006921108.html

 (コピペとリンクだらけで、申し訳ございません。)


[2527] 「政党の右より競争化」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/10(Sat) 22:58  

民主党の前原さんがワシントンでドッキリ外交ビジョンを発表したとおもったら、公明党さんが、防衛省格上げ論にご執心。
どうも、グリーンをフェードで攻めるほうが攻めやすいのかな?
で、自らの政治的スタンスがわからなくなったら、このサイトの「The Political Compass」http://www.politicalcompass.org/
で確認されたらいかがでしょう。
このサイト、近く和訳して、ブログにあげる予定ですが、このサイトの質問に全部答えると、結果が、横軸に「右か左か」縦軸に、「権威主義的か、リベラルか」のポートフォリオが現れ、「権威主義的右」(サッチャー、ヒトラー)「権威主義的左」(スターリン)「リベラル的右」(フリードマン)「リベラル的左」(ガンジー)の四象限に分かれて、結果が出てくる。
ちなみに、私の自己診断では、ガンジーになってしまいました。トホホ。

http://www.politicalcompass.org/


[2526] 何が本当で何が嘘かは不明? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/10(Sat) 21:01  

■感染情報隠ぺいと批判 香港大助教授

 【香港10日共同】中国の鳥インフルエンザ(H5N1型)研究で知られる香港大の管軼助教授は、鳥インフルエンザ感染は既に中国全土に拡散しているが、当局は情報を隠していると批判した。9日付カナダ紙グローブ・アンド・メール(電子版)が伝えた。
 同紙によると、助教授は「中国指導部は(感染制御に)努力していると言うが、国際社会と(情報を)共有していない」と批判、「私の研究を阻もうとしているが(感染拡大の)証拠は示すことができる」と述べた。
 助教授は7月、英科学誌で中国南部から感染が拡大する可能性を指摘する論文を発表した後、中国当局から「国家機密漏えい」に当たると警告を受け、さらに中国で集めたサンプル破棄を命じられた。
 また助教授は10日、香港メディアに対し、広西チワン族自治区で確認された人への感染を例に挙げ「家禽(かきん)が感染していない場所でなぜ人が感染するのか。隠ぺいの疑いはぬぐえない」と指摘した。
(共同通信) - 12月10日19時57分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051210-00000131-kyodo-soci

■通報者を拘束と香港紙 中国、鳥インフル感染で

 【香港10日共同】中国安徽省天長市で10月に発生した鳥インフルエンザ感染について、農業省に通報した隣接の江蘇省高郵市に住む男性が11月下旬、地元当局に恐喝容疑で拘束されたことが分かった。10日付中国系香港紙、大公報などが伝えた。
 男性は農業省に対し、安徽省の事例とともに江蘇省の事例も通報していたが、江蘇省の事例はその後、鳥インフルエンザでなかったことが判明したため、地元当局は「地元が甚大な損害を受けた」と批判しているという。一方、地元当局は具体的な容疑について男性の弁護士に説明していないといい、嫌がらせの可能性もありそうだ。
 安徽省の事例については、通報が当局の迅速な対応につながったとして中国メディアからたたえる声が出ていた。
(共同通信) - 12月10日20時7分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051210-00000132-kyodo-int


[2525] 「草書体のショパン弾き」とでもいうのかな?-サンソン・フランソワ- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/10(Sat) 18:47  

昨日、ドライブしながらFM を聴いていると、サンソン・フランソワ(Samson Francois)特集をやっているのに惹かれた。
名前は知っているが、これほど、型にはまらない演奏をしているとは、ついぞ知らなかった。
で、遅ればせながら、CDを買い求めたのだが。
経歴を見ると、天才の孤独と悲劇を兼ね備えた人物のようで。
両親はフランス人で、本人は、ドイツのフランクフルト生まれ。
6歳で、最初のコンサート。7歳で、ベオグラード音楽院入学。10歳で、ニース音楽院入学。14歳で、パリ音楽院入学。19歳で、ロンティボー国際コンクールで大賞受賞。23歳でアメリカデビュー。そして、46歳で死亡。
確かに、彼は、ドイツ生まれだが、演奏は、フランス的だ。
いわば、草書体のショパン弾きとでもいうのだろうか。
日本人や中国・韓国人の演奏家が海外で活躍する時代だが、彼らには、楷書はかけても、草書は、DNA故に、書けないような感じがする。
演奏は、下記の音楽クリップでどうぞ。

http://www.content.loudeye.com/scripts/hurlPNM.exe?/~a-010001/0658926_0112_07_0002.ra


[2524] 12月9日付・編集手帳 投稿者:とき 投稿日:2005/12/10(Sat) 14:15  

 泉鏡花は衛生に異様なくらい神経を使った。刺し身は食べない。酒はくちびるの焼けそうな熱燗(あつかん)を飲んだ。大根おろしは煮て食べたという ◆鍋を囲む時は困ったらしい。生煮えの肉を仲間が片っ端から食べ、鏡花の口に入らない。「谷崎君、これは僕が食べるからそのつもりで」。鍋の中に仕切りを置いたと、谷崎潤一郎の「文壇昔ばなし」にある◆いまの世にあれば難儀な時代を嘆くだろう。BSE(牛海綿状脳症)を引き起こす病原体の異常プリオンは、加熱に頼る鏡花流では退治できない。安心して食べるためには、脳や脊髄(せきずい)などの危険な部位を取り除く必要がある◆内閣府の食品安全委員会が米国産牛肉の輸入再開を認める答申を出した。政府は週明けの12日にも輸入解禁を正式に決定する運びである。米国産の牛肉は早ければ年末にも、2年ぶりに店頭に並ぶことになる◆米国政府は危険部位の適切な除去を約束している。鍋の恋しい季節、輸入再開を食卓の朗報にするためには、誠実に履行してもらうしかない。疑いが生じれば、消費者は買うのをためらうだろう◆手垢(てあか)がつくりだす器物のくすんだ光を「手沢(しゅたく)」と呼んで珍重した谷崎のような人もいて、衛生観は各人各様だが、こと牛肉、ことBSEでは消費者の誰もが「鏡花の目」をしている。米国は忘れてはなるまい。
(2005年12月9日1時44分 読売新聞)
ttp://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051208ig15.htm

(以上コピペで)

 なにごとも「現実」には、リスク覚悟で向かうことが当為ではあるというものの、『もともと米国からBSEに関するデータが提供されていないのだから、日本の学者は評価などできないはずだ』(カリフォルニア大学セーファー助教授)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796649875
という状況では言わずもがなでしょうか。
 米国に向かうときは、やはり、「経済」が第一義になってしまうようです。

明日を支配するもの P.F. ドラッカー (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478372632
(付章 日本の官僚制を理解するならば)

(サイト情報)
(1)米国通商代表部(USTR)は12月8日、日本政府に対する規制改革要望書(2005年)を提出。「日本政府に対する規制改革要望書 2005年」。全文56ページ。
Annual Reform Recommendations from the Government of the United States to the Government of Japan under the U.S.-Japan Regulatory Reform and Competition Policy Initiative
http://japan.usembassy.gov/pdfs/wwwf-regref20051207.pdf
同上USTRのプレスリリース
http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20051208-01.html
(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」12月9日(金曜日)から)
http://www.melma.com/backnumber_45206_2393993/


[2522] 「日本市場への牛肉輸出回復には、時間と努力が必要」とのアメリカの論説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/10(Sat) 11:37  

「Restoring beef exports to Japan will take time and effort」http://www.aberdeennews.com/mld/aberdeennews/news/13369745.htmでは、日本への牛肉輸出再開がなった場合でも、禁輸前の水準を回復するまでには、時間と努力を要するであろうと述べている。
これによると、禁輸以前の水準を確保するためには、今後、数年かかるであろうとしている。
エコノミスト誌では、日本への輸出再開によって、牛肉価格は、100ポンド当たり1−2ドルの価格上乗せが図られるであろうとしている。
しかし、ネブラスカ-リンカーン大学の農業経済学者であるDarrell Mark氏によれば、「確かに、日本への輸出再開は、心理的には、プラスのインパクトはあるが、それは、限定的なものであろう。」としている。
また、ネブラスカ牧畜業協会のPete McClymont氏は、日本市場の回復には、時間がかかることは認めながらも、再開された事に意義があるとしている。
Pete McClymont氏は、日本市場回復に時間がかかる三つの理由を挙げている。ひとつは、月齢20ヶ月以下を証明できるフィードロットは、全米で、たった80であり、ミーとパッカーにいたっては、ひとつか二つであるに過ぎないからだという。
第二は、日本の消費者は、もはや、アメリカ牛肉を購入するのには、気が進まないであろう、としている。
第三は、禁輸期間の間に、日本市場には、オーストラリア・ニュージーランドが、新たな競争相手になってしまっている事であるとしている。
この点では、むしろ、カナダのほうがIDシステムが完備されているので、有利なのではないかという。
アメリカ農務省は、2009年までに、全米の90億の牛・豚・鶏についてのトラッキングシステムを完成させる意向であるが、メーカーサイドでは、それより先に、トラッキングシステムを完成させたい意向であるという。
しかし、IDシステムについては、完成にいたっていないという。
Darrell Mark氏のいうに、まだ完璧な月齢証明システムは、完成していないのだという。
生体牛マーケット情報センターのJim Robb氏によれば、2006年末までには、2003年の禁輸以前の日本への輸出水準の半分までは、回復できるとの予測はしているものの、2003年の水準にまで回復させるには、相当の努力が必要であると、している。

http://www.aberdeennews.com/mld/aberdeennews/news/13369745.htm


[2521] 北朝鮮から輸入したアサリを日本の砂浜に埋めて「日本産」を思わせる「稲沢産モデル」 投稿者:謎工 投稿日:2005/12/10(Sat) 09:39  

 別に好き好んでこの企業の話題ばかり取り上げるつもりは無いのですが、
スパイウェア騒動のみに留まらず本業も相変わらず迷走中であることを
象徴するエピソードかと。

日経ビジネス・12月12日号より

> 再編促す年末テレビ商戦
> 焦るソニー、シャープと松下が大画面で激突

> ソニーの「稲沢産」とは何?
>  ブラビアの売り場からはソニーの焦りも透けて見える。その象徴が、値札の横に張られた
> 「愛知県稲沢産モデル」と書かれたビラだ。薄型テレビの"産地"をブランド化する取り組みは、
> シャープの「亀山産」が元祖である。液晶パネルからテレビまでを一貫生産している三重県の
> 亀山工場をブランド化し、「国産だから高品質」というイメージを打ち出した。
>  一方、ソニーはパネルを韓国サムスン電子との合弁工場から調達し、稲沢工場でテレビに
> 組み立てている。一貫生産ではないにもかかわらず、「シャープの物真似」とも思われかねない
> 産地表示作戦に打って出たのは、なんとしてでも"韓国製"との印象を払拭したいという、ソニーの
> 崖っぷちの状況を示している。


[2520] 非負制約+日米金利格差=円安+株高+債券安=量的緩和解除をめぐる日銀・政府の主導権争い 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/10(Sat) 08:21  

どうも、わかりにくい、量的緩和をめぐる日銀と政府との思惑の食い違いなのだが、こんな公式「非負制約+日米金利格差=円安+株高+債券安=量的緩和解除をめぐる日銀・政府の主導権争い」を作ってみると、その両者の真意が仄見えてくる。
この記事「06年度の政府経済見通し、「デフレ脱却」明示へ」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051210-00000301-yom-bus_all
に書いてあるように、日銀も政府も、デフレ脱却という最終目標については、両者一致しているのだろう。
しかし、以前、ブログの方で「日米金利差放置を求めるグレン・ハバードさんの意図は、ドル暴落阻止メリットにあり。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=251
に、今年の3月に「現在では、双子の赤字問題よりも、目先の「日米金利差」((the US-Japan interest rate spread)という問題のほうが、ドル・円を動かす、強い要因」との見方もある。」と書いたのだが、こうして、今のドル高・円安の流れを見ると、正に、日米金利格差が、ドルを救っているとも、見られる構図である。
しかし、円安によって、日本は、日本版のビナイン・ネグレクト政策(The Benign Neglect of The Yen)をとっているおかげで、円安のかわりに株高という、当面のご馳走を味わっているという構図だ。
しかし、長期的にはどうなのだろう。
この結果としての、債券安・長期金利高は、財政再建途中の日本にとっては、ソプリン債である国債のデフォルト懸念を増幅させる事にも、つながりかねないという、両刃の刃でもある。
日銀としては、ゼロ金利以後、実質、非負制約の元で、日銀主導の金利政策は、封じ込まれているので、いち早く、その制約から脱出し、復権を果たしたいという思惑があるのだろうし、政府としては、巨大な国債発行の切込みをはかっている最中なのだし、株高も、国民の意気を高揚させているのだから、もうちょっと待て、ということなのだろう。

それにしても、コントロールされたインフレかデフレ化については、世代間の思惑も分かれてくるようだ。
つまり、年金世代は、デフレ志向、現役世代は、インフレ志向という具合に。


[2519] 話題の「きっこの日記」に米国産牛肉問題? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/10(Sat) 07:38  

このところ、構造設計偽装疑惑問題でご盛況の「きっこの日記」http://www3.diary.ne.jp/user/338790/だが、昨日今日は、そのネタではなく、電気毛布問題等の話題に切り替えている。
その中で、米国産牛肉問題なんかがとりあげたりしていて『つまり、まず初めに「狂牛肉の輸入再開ありき」で、コ***の息のかかったプリオン専門調査会がデタラメな捏造データを公表するのと同じで、まず初めに「タクマありき」でスタートしたF1チームの話だってことは、どんなイイワケをしたって見え見えってことだ。』などと書いている。
それにしても、このサイトニュースhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051209-00000000-jsn-indのように、姉ハッパ問題、「横浜市のマンション(50戸)に対し、建築基準法レベルの耐震性が満たされているとする「設計住宅性能評価書」が、建築主に交付されていた。」ということで、建築確認制度だけでなく、「住宅性能表示制度」の信頼性まで揺るがす事態に発展してきた。

http://www3.diary.ne.jp/user/338790/


[2518] 「中国の鳥インフルエンザ隠蔽疑惑」を香港の学者が指摘するが、WHOは、否定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/10(Sat) 07:21  

香港大学の微生物學系副教授管軼(Guan Yi)氏は、ロイター記者に対して、「中国では、公開されている以上に、多くの地区で鳥インフルエンザが発生しているが、その事実を中国政府は、隠している。たとえば、11月17日に鳥インフルエンザの発生が公式発表された雲南省では、その数ヶ月前から、雲南省東南地区で、鳥インフルエンザの発生があった。」と指摘している。
これに対して、WHOの Maria Cheng さんは、「そのような証拠を我々は、把握していない。今回の10歳の少女の例のように、その村で鳥インフルエンザが発生していない場合には、発生の確認が遅れる事もある。」と、Guan Yi教授の中国鳥インフルエンザ隠蔽説を否定している。

http://today.reuters.co.uk/news/newsArticle.aspx?type=globalNews&storyID=2005-12-09T165303Z_01_DIT960753_RTRUKOC_0_US-BIRDFLU-SCIENTIST.xml


[2517] 茨城県で新たに抗体陽性 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/12/09(Fri) 23:09  

茨城でまた抗体陽性 鳥インフルエンザ

 茨城県は9日、同県小川町の石川養鶏上吉影農場で、H5型の鳥インフルエンザの抗体陽性反応が出たと発表した。県は同日、同農場の約1万9000羽の処分を命じた。
 開放型1鶏舎に2グループの鶏がおり、古い鶏だけがすべて陽性となった。
 この養鶏場では、7月29日から11月9日にかけて計4回検体を採取し、いずれも陰性だった。しかし少なくとも3回の検査では、養鶏場側が若い鶏だけを提出。うち2回は、養鶏場側が既に鶏舎から出した鶏を検査しており、県はこの鶏舎の鶏か確認していなかった。
 11月9日の検体採取後まで、この養鶏場は県に鶏が2グループあると報告していなかったという。
 県畜産課は「過去の検査は不適切だったが、陰性になるように若い鶏だけを出したのかは分からない」としており、今後調査する。
(共同通信) - 12月9日22時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051209-00000290-kyodo-soci


以上の報道がありました。
茨城県では、12月8日に以下の発表をしたばかりだったのですが・・・。
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h171208.pdf


[2516] タイで、少年が、ヒト感染鳥インフルエンザで死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/09(Fri) 22:32  

タイ中央部Nakhon Nayok郡で、五歳の少年が水曜日に死に、木曜日に検査の結果、ヒト感染H5N1鳥インフルエンザによる死亡と判明した。
この少年は、バンコクから45マイル北部のNakhon Nayok郡のOngkarak地区から来たもので、9日前に発病したとされる。
彼の家で、鳥を飼育している事を、彼の両親は、医師に話さなかったという。
そのために、入院も措置も遅れた事が、死亡の原因であるという。
その飼っている鳥の10羽が、最近死んだという。
この少年は、タイでは、22番目の発病者であり、14番目の死亡者であるという。

http://kyw.com/health/health_story_343073122.html


[2515] 火のないところに煙はたたない。 投稿者:とき 投稿日:2005/12/09(Fri) 17:15  

農林水産省 報道発表資料 平成17年12月分
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

12月8日「米国・カナダ産牛肉等への対応についての説明会」の開催及び出席者の募集について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051208press_2.html

『説明会の開催について
 一昨年、米国及びカナダで牛海綿状脳症(BSE)が発生して以来、我が国は、これらの国からの牛肉等の輸入を停止しています。
 一方、本年5月24日の厚生労働省及び農林水産省からの諮問に対し、本日、食品安全委員会において、「米国及びカナダの輸出プログラムにより管理された牛肉・内臓を摂取する場合と、我が国の牛に由来する牛肉・内臓を摂取する場合のリスクの同等性」に係る食品健康影響評価についての答申がまとめられたところです。
 つきましては、厚生労働省及び農林水産省の米国・カナダ産牛肉等への対応についての理解を深めていただくため、消費者、事業者など関係者の方々への説明の機会を設けることとしましたのでお知らせするとともに、出席者を募集いたします。』

 最悪を想定すると、将来、アスベスト禍や耐震偽装建築問題のようになることも覚悟で向かっていく必要があるようです。 禍を転じて利得と為す方へ、問題がおこらないところに利権も生じない?
 プリオン病の病理病態を解明できていないのが、なんといっても不利です。(そう仕向けられているのかもしれませんが。)

12月9日 動物検疫所における検疫探知犬の導入について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051209press_8.html

■成田空港に畜産物探知犬=鳥インフルなど侵入防止−農水省(時事通信) - 12月9日16時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051209-00000104-jij-soci
『探知犬は現在同空港で麻薬の密輸摘発に活用されているが、検疫目的での国内導入は初めて。鳥インフルエンザが世界的に拡大している上、BSE(牛海綿状脳症)発生国からの牛肉輸入も禁止しているため、探知犬で不法な畜産物の持ち込みを阻止。家畜伝染病の国内への侵入を防ぐ。』

 具体的に何を摘発して、「防疫・検疫」目的とするのでしょうか?

アメリカに潰される!日本の食―自給率を上げるのはたやすい! 山田 正彦 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796649875
同和利権の真相 (4)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796649883
泥棒国家日本と闇の権力構造
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198620717

 耐震偽装建築問題の渦中なだけになおさら・・・。


[2512] Re:[2511] 「日本が知りたいのは、『この牛は何才?』ということ」というアメリカの論説 投稿者:虹屋 投稿日:2005/12/09(Fri) 12:28  

笹山さん。笹山さんのコメントも、意見として全部取り上げられていますね。
 読むと、千葉の姉◎さんのご指南を受けたような安全委員会のコメント・回答ですね。

笹山さんの2-(4)歩行困難牛
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=508
についての回答では、
「なお、御指摘のありました今年4月の発表(その後、米国では規制の改定は未実施)は、歩行困難牛であっても、その原因が輸送途中の転倒や脱臼など、BSEとは関係ないことが明らかな場合に限って食用として処理することを認めるもので、獣医師の裁量により判断が左右されるとは考えにくいものです。」

この「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策」は、一切審議会には登場していませんから、審議会の意見としては誰かの創作、偽造ですね。


> 例のボーカスさんのコメントらしきものは、見当たりませんでしたが。> ぜひ、特別寄稿として、公開してほしいものですね。

米国政府の意見も特別公開ですね。
> テキサスの農場経営者Stan Isaacsonさん。
> 「月齢確定のための帳簿・記録をそろえるのは、かなり面倒であり、困難だ。」

米国での牛トレサ、ID制度は、何時になったらできるのやら・

> NCBAのエコノミストGreg Doudさん。
> 「輸出禁止前の価格は、100 lbsで15ドルであった。そのうちの5ドルをメキシコ・カナダにあて、我々は、10ドルを得た。今回は、日本へは、100 lbsで10ドルと見ており、そのうちの5ドルを、我々が得ると見ている。NCBAとしては、全米で、50から60のフィードロットが、日本への輸出適格農場と見ている。」

どんなフィードロットでしょうか。乳用雄牛(人工乳、代用乳、配合飼料飼育)でしょうか?


> the Livestock Marketing Information CenterのJim Robb氏
> 「年内は、『写真撮影用の輸出』は、あるだろうが、経済的にペイできる輸出にいたるのは、2006年内になるだろう。」
>
> 再び、アイオワ州立大学の農業経済学者John Lawrenceさん。
> 「日本への牛肉輸出が本格化すると、アメリカ国内への供給量が不足し、結果、アメリカの消費者は、高い牛肉を購入する事になるであろう。」
> Allendale Inc社のアナリストRich Nelson氏
> 「ここニ-三週間、アメリカの生体牛相場は、値上がりを続けており、その値上がり要因の25パーセントは、日本への輸出解禁思惑要因によるものである。月曜日の先物価格では、1bあたり92850セントであり、二週間前の90325セントに対して、2.8パーセントの値上がりをしている。」

カナダ産牛肉や生体牛輸入で、米国内向けの牛肉はまかなってきていましたから、「あの日本でさえ、安全と評価したのだから」カナダ産牛(肉)の貿易全面再開と運ぶのでしょうかね。



[2511] 「日本が知りたいのは、『この牛は何才?』ということ」というアメリカの論説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/09(Fri) 10:24  

虹屋さん。虹屋さんがお書きになったらしいコメントもありましたね。
例のボーカスさんのコメントらしきものは、見当たりませんでしたが。
ぜひ、特別寄稿として、公開してほしいものですね。


この「How old is that US beef? Japan wants to know」
http://www.boston.com/news/world/asia/articles/2005/12/05/how_old_is_that_us_beef_japan_wants_to_know/
では、アメリカの業界の反応を伝えています。

以下は、概要です。

テキサスの農場経営者Stan Isaacsonさん。
「月齢確定のための帳簿・記録をそろえるのは、かなり面倒であり、困難だ。」

アイオワ州立大学の農業経済学者John Lawrenceさん。
「生産者たちに、輸出プログラムに従うこととが、付加価値をあげることになる、と説得しているが、この輸出プログラムの存在は、かなり、取引の妨げになっている。IDシステム整備への動きが加速するのではなかろうか。また、今回の日本がアメリカ側につけた条件が、韓国等にも、同様の条件にする動きに波及する可能性も出てきた。」

NCBAのエコノミストGreg Doudさん。
「輸出禁止前の価格は、100 lbsで15ドルであった。そのうちの5ドルをメキシコ・カナダにあて、我々は、10ドルを得た。今回は、日本へは、100 lbsで10ドルと見ており、そのうちの5ドルを、我々が得ると見ている。NCBAとしては、全米で、50から60のフィードロットが、日本への輸出適格農場と見ている。」

the Livestock Marketing Information CenterのJim Robb氏
「年内は、『写真撮影用の輸出』は、あるだろうが、経済的にペイできる輸出にいたるのは、2006年内になるだろう。」

再び、アイオワ州立大学の農業経済学者John Lawrenceさん。
「日本への牛肉輸出が本格化すると、アメリカ国内への供給量が不足し、結果、アメリカの消費者は、高い牛肉を購入する事になるであろう。」

the U.S. Meat Export FederationのLynn Heinze氏
「我々としては、アメリカ牛肉が、日本で市場を回復するには、4年かかると見ている。」

Allendale Inc社のアナリストRich Nelson氏
「ここニ-三週間、アメリカの生体牛相場は、値上がりを続けており、その値上がり要因の25パーセントは、日本への輸出解禁思惑要因によるものである。月曜日の先物価格では、1bあたり92850セントであり、二週間前の90325セントに対して、2.8パーセントの値上がりをしている。」

以上です。
なお、ジャパンタイムズのほうには、『金子さんの激白』が『Beef-safety report being misused: panelist』http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/getarticle.pl5?nb20051209a1.htmという題で、のっています。
『"Answering only the questions the government gave us would mislead the public,That's not science."』とも云われていますね。

http://www.boston.com/news/world/asia/articles/2005/12/05/how_old_is_that_us_beef_japan_wants_to_know/


[2510] Re:[2507] 今日の食品安全委員会の模様 投稿者:虹屋 投稿日:2005/12/09(Fri) 08:02  

笹山さん。情報有難うございます。

評価の結果の通知
http://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-tuuchi-usabeef17.pdf
評価結果
http://www.fsc.go.jp/sonota/bse_hyouka_kekka_171208.pdf
意見募集の結果
http://www.fsc.go.jp/sonota/bse_ikenjyouhou_171208.pdf
意見交換会
http://www.fsc.go.jp/koukan/zenkoku_risk17bse/zenkoku_risk17bse.html


[2509] 中国で5人目のヒト感染鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/09(Fri) 07:51  

感染したのは、中国・遼寧省K山縣の31歳の女性で、10月30日に発症し、鳥インフルエンザ疑いだったが、12月5日に、H5N1と判明した。
一時は、回復し、11月29日には、退院していたところだった。
この女性は、死んだ鳥に触ったことがあるという。
詳しい検査結果は、こちらhttp://www.qoos.com/news/show.php?a=68412参照

http://news8.thdo.bbc.co.uk/chinese/trad/hi/newsid_4510000/newsid_4511800/4511880.stm


[2508] Re:[2507] 今日の食品安全委員会の模様 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/09(Fri) 06:54  

こんな事を書いていたら、アメリカからも早速アクセスがあったみたいで。


[2507] 今日の食品安全委員会の模様 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/08(Thu) 17:06  

今日は、ちょっと、プリオン調査会の「お葬式」に出るつもりで、いってきました。
食品安全委員会の入ってるプルデンシャル・タワービルの前には、クリスタル状のクリスマスツリーが飾ってあって、とても、ハイソな雰囲気。
それに、ビルの前にズラーっと並んだ黒塗りのハイヤーは、ひょっとして、食品安全委員を送るためのもの?
なんか、日本の食を守る雰囲気とは、ちょっと場ちがいのような????

で、委員会では、冒頭、吉川プリオン調査会座長の愚痴ともボヤキともつかぬ話から始まりました。

吉川座長
「諮問の条件について、どこまで踏み込むかが難しかった。」
「諮問の背景をもっと、事前に討議すべきであった。」
「どこまでを仮定に入れて、評価するかが、今後の課題。」
「諮問に答えられないという回答もありうる。」
「北米一体としてのリスク評価のほうがわかりやすかったのではないかと、今になって思っている。」
「結果として、質問が二つに答えが二つというような答申案になってしまった。」
「結論への付帯事項には、特にアメリカのサーベイランスの拡大・強化について、もっと強く書くべきだった。」
「上流からの暴露汚染検証が中心となってしまい、交差汚染・CWD問題などについては、完全には、言い尽くせなかった。」

その後、委員の方からは、まず、
坂本委員
「今回の答申では、アメリカの輸出プログラム遵守が条件という事を、深く認識しなければならない。」

小泉委員
「日本のリスク管理が完全で、アメリカのリスク管理が不十分というように、果たしていえるのか。日本の検査実態も、アメリカ並みにディスクロージャーすべき。」
「OIEの小澤氏が、紹介しているように、アメリカの検査の研修プログラムに学ぶ点もあるのではないのか。検査予算も使っているのだから、国際共同研究の成果も、途中経過でいいから、公表すべきであるし、ネガティブデータも公表すべきである。」
「米国の科学的評価方法についても、日本は学ぶべき点があるのではないのか。」
「今度は、アメリカが、日本の安全性について検証する番なのだから、その点は、どのような手法を使うのか、日本側としても、研究しておくべきである。」

寺尾委員
「今回のパブリックコメントで寄せられた国民の意見は、リスク管理官庁に、十分伝える必要がある。」
「アメリカに輸出プログラム遵守させる義務が、日本のリスク管理官庁にはあるし、その検証結果を食品安全委員会に報告する義務がある。食品安全委員会は、そのことを今度は、国民に開示する必要がある。」
「リスク管理についての国際規格のようなものは、ないのか。」

中村委員
「今回の答申案の最大の欠点は、わかりにくいということである。改めて、諮問案を読んでみると、不思議な構成になっている。」
「吉川座長が先ほど「いつも、このような形になるとは限らない。」といわれたが、この言葉は大切にしなければならない。」
「BEVプログラムについてだが、これは、日本人が想像する以上に厳格なものである。このことを、日本の国民も理解しておく必要がある。」
「日本から今後輸出されるであろう神戸牛などについても、これまでは、アメリカが現地に来て、厳密な調査をしていった。温州みかんの輸出の場合も、そうであった。」
「アメリカの輸出プログラムの根底にある条件を、日本は理解すべき。」

見上委員
「これからは、国際的決め事にしたがってやっていくことが必要。日本のBSE牛の、21.23ヶ月月齢の接種実験のデータも公開しながら。米国産牛肉の安全性を検討してほしかった。」

以上ご報告まで。


[2506] BSE:石川県教育委員会の山岸勇 教育長の発言 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/08(Thu) 14:42  

>(石川)県教育委員会の山岸勇教育長は「輸入再開し、安全性が確認されたものについては、食材として活用するのは当然」だと答え

米産牛肉輸入再開を懸念 (07日)
>アメリカ産牛肉を学校給食に使用するのは是なのか非なのか。7日の石川県議会では、子どもの食、そして安全に関する質問が相次ぎました。民主クラブの広岡立美議員は、「アメリカ産牛肉の輸入が再開されても、学校給食には使ってほしくない」と、述べ県側の対応を質しました。BSEいわゆる狂牛病問題が表面化して以来、安全性に不安の声があがっています。これに対し県教育委員会の山岸勇教育長は「輸入再開し、安全性が確認されたものについては、食材として活用するのは当然」だと答え、論議は深まることなく質疑は終了しました。このほか、広岡議員は、最近、小学校低学年の児童をねらった事件が多発していることを踏まえ、放課後の児童を一般家庭で預かる「生活塾」の導入について質問しました。生活塾は、今年度から関東地区で始まった国のモデル事業で県では、内容や結果を見て導入の是非を検討したいとしました。(17:54)
http://www.hab.co.jp/headline/news0000050814.html




[2505] Re:[2494] [2493] [2480] [2479] [2445] [2442] 構造計算偽造建築 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/08(Thu) 13:52  

総研絡みで、今度はまた、自民党の政治家の名前があがってきましたよ。

http://money4.2ch.net/test/read.cgi/build/1133827610/267-


[2503] 「原告適格」拡大最高裁判決の意義 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/08(Thu) 09:12  

今日の新聞では、昨日の最高裁『小田急線高架化工事』訴訟判決で、原告適格の範囲の拡大が認められた事を報じている。

今回の最高裁の判断では、東京都の環境影響評価条例に基づく環境アセスメント区域内に居住する住民三十七人の原告適格を認め、区域外の三人に関しては上告を棄却した。

いわば、原告適格の基準を、「環境影響評価条例」に、判断の基準を置いたという事になる。

さて、原告適格の範囲を「環境影響評価条例」にもとめたのは、前進なのだが、司法は、肝心の利益衡量比較の判断基準についても、最高裁独自の利益衡量比較におかずに、アセスメントに求めるのであろうか。

日本においては、クラスアクション(集団訴訟)がみとめられていないために、環境侵害者と、侵害をこうむる個人との利益衡量比較でもって、これまで来たが、これは、市民にとっては、著しく不利な状況であった。

これまでの、私権としての環境権による民事訴訟では、原告個人への環境破壊による加害行為が、具体的に立証されなければ、原告の請求は認容されなかった。

したがって、私権にもとづく環境権のみによっては、緩慢で広範囲にわたる複合化した暴露による環境被害を、司法は救済できないという欠陥があった。

今後の展開が注目される。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051208-00000020-san-soci


[2502] Re:[2500] 食品安全委員会がどんなコメントをつけて説明責任を果しているのか、『今日』が楽しみです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/08(Thu) 07:35  

今日の食品安全委員会、楽しみですね。
私も、パブリックコメントには、食品安全委員会の検証の内容以前に、「背理法」にもとづく、レトリックに満ちた答申のあり方自体に問題あり、との指摘をしておきました。
「アメリカの牛肉検査偽装」があるとすれば、『姉ハッパ』ならぬ「妹ハッパ」問題になりかねませんものね。
まあ、「あはれなるリスク管理官庁の子羊、食品安全委員会よ。」ということでしょうか。
今日の答申次第では、中西準子さんの『食品安全委員会解散論』に賛成です。
だって、仮説にもとづく安全の検証ならば、科学者でなくたって出来ますものね。
皇*有識者会議みたいなものでですね。
共同通信の調査によれば、「プリオン専門調査会の12人の専門委員のうち、半数近くが諮問の仕方や米国での輸入条件順守の実効性について、疑問や不安を抱いたまま、輸入再開を容認する結論を出していたことが分かった。」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051207-00000326-kyodo-bus_all
だそうです。
政治に翻弄されたが、科学者としての良心は残っているという事です。
これらのかたを攻めることは、出来ません。
ましてや、国会の場で参考人としてつるし上げるなんて、もってのほかです。
今日12月8日は、太平洋戦争開戦日であり、「戦争は終わった」(Happy Xmas-War Is Over-」のジョンレノンの命日でもあります。
アメリカの生産者と日本の消費者との日米牛肉戦争にとっては、どちらの日になるのでしょうかね。
ちなみに、対日経済制裁のタイムリミットとして、「アメリカ通商代表は、2005年12月15日までに、アメリカ議会に対して、「日本は、もはや、アメリカからの牛肉輸入を禁止していない。」との認証について、諮問をすること。」というのが、アメリカ議会の対日経済制裁法案
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/query/z?c109:S.1922:
の条件の中に入っています。
もし、これが、「2005年12月31日までに、米議会に対して、なされない場合には、日本から輸入される製品に対して、追加関税を課すること。]となっていますね
まあ、これにおびえての、政府のとばっちりが、食品安全委員会をせきたてる事につながってしまっているという、哀れなる構図ですね。
おっしゃる「同じ牛があと半年経つと安全でなくなるのでしょうかね」ですが、昨年10月の日米高級レベル協議の際に、アメリカ側が「2005年7月までに、BEVプログラム見直しをする』(The BEV Program (as described in B above) will be reviewed for modification as may be appropriate in July 2005.)という事にこだわったのは、まさに、虹屋さんがおっしゃる『2004年1月生まれの牛』が、2005年8月に20ヶ月月齢に達するのだから、その一ヶ月前に、月齢を30ヶ月に引き上げる事になれば、このBEVプログラム見直しによって、そのまま、2004年1月生まれの牛が、シームレスに2006年6月まで、安全という事になるはずだったのですが、その点の見通しが、狂ってしまっているというのが現状なのですね。
ですから、現時点で云えば、20ヶ月で区切ってしまっている事によるアメリカ牛の輸出不適格『不良在庫積み残し』分が、2005年9月から2005年12月分まで、ある、という事になりますね。
しかし、これも、アメリカ側としては、2006年6月までに、月齢30ヶ月にまで引き上げる事に、日本側を説得できれば、不良在庫としては残らずに、そのままいけるという事になりますね。


[2501] 「立体的汚染」!? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/07(Wed) 23:24  

■中国の農作物、水−土壌−生物−大気による全面汚染に瀕する
2005年12月06日 00時00分

中国の農作物が水−土壌−生物−大気による立体的汚染を受けていることを専門家が指摘した。人的破壊に加えて地球の気候変化による影響を受け、田畑の被害面積が増加の傾向をたどっており、災害による食糧減産量は毎年約400億キログラムにも達するという。

田畑の復元力の減退と退化現象も深刻であり、生産性の低い田畑が全国の40%前後を占めるという。汚染された田畑も耕地総面積の6分の1を占め、農薬残留量は50−60%にも達する。

全国的にみて、珠江水系、長江主流及び主な一級河川の水質と第二類河川以外では水資源の汚染が目立っており、全国で約650−700万ヘクタールの田畑が汚水による灌漑を行っているという。(日中グローバル経済通信)
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/china/416954

■米・加産牛、12日にも解禁=輸入再開、8日答申−食品安全委
 内閣府の食品安全委員会は8日の会合で、BSE(牛海綿状脳症)発生に伴い輸入禁止となっている米国・カナダ産牛肉について、輸入再開を容認する答申を了承し、農水省と厚生労働省に提出する。これを受け、両省は米・加両政府と輸入再開に向けた具体的協議を開始し、12日にも輸入解禁を決定する見通し。 
(時事通信) - 12月7日1時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051207-00000006-jij-pol
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bovine_spongiform_encephalopathy/

■鳥トリインフルエンザ死 ロシアで白鳥15羽
 インタファクス通信は5日、カスピ海西岸アストラハニ地方のボルガ川河口地域で、鳥インフルエンザで死亡したと見られる白鳥が15羽見つかったと伝えた。非常事態省によると、ボルガ川デルタでは先月17日以降、508羽の野生の鳥が落ちているのが見つかり、H5型のウイルスが検出されている。(モスクワ)
(朝日新聞 12/7)

■「中国の水質汚染対策に日本は協力を」・日中有識者がシンポ
 民間研究団体のアジア太平洋フォーラム(田中健二理事長)は7日、「日中水環境再生と啓蒙(けいもう)活動」をテーマに都内でシンポジウムを開催した。日中の行政、学術、メディアの有識者が参加。中国では、吉林省の化学工場爆発事故による松花江汚染など水資源を巡る環境破壊が深刻化しており、対策には先進的な環境技術を持つ日本の協力が求められるなどの意見が相次いだ。 (20:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051207AT2M0701N07122005.html

 中国の水質汚染対策、日本がやれということ?
 (いろいろ、スクラップしているようですみません。)


[2500] 食品安全委員会がどんなコメントをつけて説明責任を果しているのか、明日が楽しみです。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/12/07(Wed) 22:40  

米国産牛肉の安全性審査に対する意見募集には数千件の意見が集まったそうですが、7日の日本農業新聞では「食品安全委員会は安全性評価案について一般からの意見募集や、11月に全国7カ所で意見交換会を行ったが、修正点はないとして、評価案を8日の委員会に諮り、同日に農水・厚労両省に答申すること6日に決めた。」そうです。たった6日間で、目を通し、コメントを付けるのはさぞ大変だったでしょうに、どんなコメントがつけられているのか、楽しみですが・・
同じ紙面に、時事通信との吉川座長のインタビューがのっています。
Q(時事通信) 審議を振り返って
A(吉川座長)日本の前月齢の牛と米国の20ヶ月齢以下の牛の比較を問われた上、データも十分でないまま科学的評価を行わなければならず、大変だった。諮問に問題があった。
Q消費者には不安が残っている
A (輸入条件遵守という)仮説に基づいているので遵守されるのか、不安に感じるのは当然だ。
Q米国政府は生後30ヶ月齢以下の牛に輸入対象を広げるように求めている。
A 米国はまず完全な飼料規制を実施すべきだ。今の規制だと米国におけるBSEリスクは減らない。飼料規制を強化しないで、30ヶ月にするのは科学的に誤った判断だ。
Q 輸入再開後の対応は
A 仮説に基づいて評価しているため、(再開後に)遵守状況の報告を政府に義務付けている。データが集まったら専門調査会として再評価したい。

「飼料規制を強化しないで、20ヶ月にするのは科学的に誤った判断だ。」と突っ込みを入れたくなります。今回の答申は04年1月以降に生まれた牛が対象ですが、この1月生まれの牛は、来年6月には30ヶ月齢に達します。来年の7月以降に、と畜される米国産の30ヶ月齢未満の牛はすべて” 科学的に安全”な牛になります。20ヶ月齢で科学的に安全と評価できるのに、同じ牛があと半年経つと安全でなくなるのでしょうかね、吉川先生。米国政府も日本国民も理解不能ではないでしょうか??

共同通信社が3、4の両日に行った全国電話世論調査では、輸入再開で行政に望むこと(複数回答)では、「全頭検査を行うよう米国に申し入れる」が56・5%と最多。「米国が輸入条件を守っているかどうかの監視を強める」が35・1%、「問題あるエサの規制強化」も26・1%で、「レストランや外食産業にも産地表示」も31・6%に達したそうです。「輸入条件の緩和」は3・3%にとどまったそうです。

食品安全委員会の評価を国民、消費者が全く信用していないから、「全頭検査を行うよう米国に申し入れる」が56・5%と最多になったのではないでしょうか?国民から寄せられた数千件の意見に、吉川先生ら食品安全委員会がどんなコメントをつけて説明責任を果しているのか、明日が楽しみです。


[2499] 中国で四人目のヒト感染鳥インフルエンザ感染者発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/07(Wed) 19:02  

発生したのは、廣西壮族(チワン)自治区の資源縣で、感染したのは、10歳の女子である。
家禽に接触した100人について、検査を続けているという。

http://big5.chinabroadcast.cn/gate/big5/gb.chinabroadcast.cn/8606/2005/12/07/1385@811770.htm


[2498] ひょっとして、HIV感染防止グッズ? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/07(Wed) 16:26  

【ファンキー通信】アソコにシューッ! カンタン家族計画?(2005年12月07日00時07分)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1530638/detail?rd

 マユツバのおふざけB級ネタを装っていますが・・・。(確かに従来タイプのほうが確実な防止策ではありますが。こりゃまた、失礼いたしました。)


[2495] こんな無料のOCRソフトは、いかが? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/07(Wed) 08:00  

OCRソフトっていうのは、買うまでもないって感じで、なかなかなんですけれども、こんなフリーのソフト「SmartOCR Lite Edition」があったんで、ご紹介しておきます。
ダウンロードhttp://www.smartread.biz/はこちらから。
年賀状の整理なんかに使えるかも知れませんね。

http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/11/29/smartocrlite.html


[2494] Re:[2493] [2480] [2479] [2445] [2442] 構造計算偽造建築 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/07(Wed) 07:39  

なるほど。
中国でもご活躍のようですね。
「三普、康和、新聯陽代銷公司、裕隆、明台産險公司」なんて名前が出てきます。
中国の緑色建材GRC(Glass Fiber Reinforced Cement )(中国語では「玻璃&#32420;&#32500;&#24378;水泥」)(耐アルカリガラス繊維強化セメント)http://www.gete.com.cn/china/about_grc/about_grc.jsp
生産元『南京倍立&#36798;欧&#38470;装飾公司』http://www.beilida.com/を訪問と書いていますね。
以下ご参照
http://66.102.7.104/search?q=cache:w4loQ1oC8uIJ:www.glass.com.cn/displaymeeting.asp%3Fid%3D116+%E5%86%85%E6%B2%B3%E3%80%80%E3%80%80GRC&hl=zh-CN
http://www.expoinchina.com/html/expo_html/2005-3/200518174396.html
http://www.wz110.com/wenxian/news.php?ID=2392
http://www.sxjsfdc.com.cn/page/create_fin.asp?id=5009
http://www.clsj.com/ZHANHUI/zhview.asp?ID=23
http://66.102.7.104/search?q=cache:x9reLZFCawUJ:140.127.150.2/rich/data/1988-03/00722520.txt+%E5%86%85%E6%B2%B3%E5%81%A5&hl=zh-CN&lr=lang_zh-CN|lang_zh-TW



[2493] Re:[2480] [2479] [2445] [2442] 構造計算偽造建築 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/07(Wed) 06:49  

総合経営研究所の筆頭株主「朝倉育英会」
中国における欠陥ビルの林立http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/build/1133827610/

ぼろぼろ出てきました。国際問題に発展のようです。
政治を揺るがす事態になるかも知れませんね。


[2490] Re:[2489] [2485] [2484] 学校給食の衛生管理と HACCP 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/07(Wed) 00:12  

Mr.Chomboさん。
そうだったんですが。
読み違えました。
そこで、キーワードをあたってみますと、このようなサイト「学校給食の衛生管理と HACCP」http://www1.jca.apc.org/kyusyoku/tyudoku/data07.htmに、その経緯が詳しく出ていました。
「施設衛生管理マニュアル」の野菜等の保管では、中性洗剤による洗浄と次亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸ナトリウムが規定されており、残留化学物質の問題など、食中毒以外の心配が出てきます。成長過程にある子どもに供する学校給食だけに、これら化学物質残留の問題は無視できません。」ともあります。
「大量調理施設衛生管理マニュアル」
http://www.mhw.go.jp/search/docj/houdou/0903/h0317-3.html
が、そもそもの原点だったのですね。
勉強になりました。


http://www1.jca.apc.org/kyusyoku/tyudoku/data07.htm


[2489] Re:[2485] [2484] リスクセンスと思考停止 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/12/06(Tue) 23:43  

> 問題は、残留農薬が皮にどの程度付いているかという事なのでしょう。
笹山さん。善意あるいは意図的な誤読とは思いますが、あくまで、O157対策でした。保健所の担当者も教育委員会のかなり的外れで過剰な対策にあきれておりましたが、未だに見直されてないのですね。現場は指摘を受けるのがいやさに過大に理解するということもあるでしょうね。


[2488] 制度の形骸化? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/06(Tue) 22:49  

■数億脱税で1月にも告発 豚肉不正輸入事件、横浜

 輸入豚肉の差額関税数億円を脱税した疑いが強まったとして、横浜税関は6日までに、関税法違反容疑で、東京の仲買業者や食肉輸入業者など数人を来月にも横浜地検に告発する方針を固めた。地検は立件に向け詰めの捜査を進めている。
 地検と税関は既に関係先を家宅捜索したとみられ、一部の業者は任意の事情聴取に脱税を認めているという。
 関係者によると、業者らはデンマーク産の安価な豚肉を輸入した際、実際より高い単価を税関に申告するなどして、輸入豚肉に課せられる差額関税計数億円を免れた疑いが持たれている。
 地検などは、東京の仲買業者が中心的な役割を担ったとみている。業者らは転売を繰り返して取引を複雑化し発覚を防ごうとしていたという。
 輸入豚肉には基準価格が定められ、輸入価格が基準を一定以上、下回った場合は差額分が関税となる。輸入単価が安いほど関税は高率になる。国産の値崩れ防止を目的に1971年に設けられた。
(共同通信) - 12月6日22時39分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051206-00000263-kyodo-soci

 かつての米の管理制度とかと同じで、実質、あってもなくても同じということになってしまってるのでしょうか。


[2487] インドネシア保健相『鳥フル(人)感染、実態把握「困難」』 投稿者:とき 投稿日:2005/12/06(Tue) 19:51  

農林水産省 報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

12月6日 ウクライナからの家きん肉等の輸入一時停止措置について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051206press_5.html
《なお、同国からの家きん、家きん肉等の輸入は、過去5年間においてほとんど実績はない(動物検疫所調べ)。》

12月5日 ジンバブエからの家きん肉等の輸入一時停止措置について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051205press_5.html
《なお、同国からの家きん、家きん肉等の輸入は、過去5年間において実績はない(動物検疫所調べ)。》

『○ 発生国から家きん、家きん肉等の輸入を停止するのは、家きん等がウイルスに感染することを防止するためであり、食品衛生のためではありません。』

 まだ、アップされていないようですが、本日の国際面に、下記記事。
http://www.asahi.com/home.html

■鳥インフル感染 実態把握「困難」 インドネシア保健相
【ジャカルタ=藤谷健】インドネシアのスパリ保健相は5日、朝日新聞とのインタビューで、感染者が相次いでいる鳥インフルエンザについて、「地方など遠隔地では、監視体制が十分でなく、医者にかからない人も多い」と述べ、感染の実態を把握するのは極めて困難だとの見方を示した。(以下省略)

 おそらく、発生国はどこも同じでしょう。

04-DEC-2005
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human - East Asia (190): Indonesia
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:8100532335018445598::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31263
 不顕性感染者がどのくらい潜在しているのか?してないのか?

鳥インフルエンザは大流行するか――バイオ企業の動向(WIRED) - 12月6日17時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051206-00000002-wir-sci

《「知りようがない条件がたくさんあり、過剰に煽り立てられている部分も多い。鳥インフルエンザが流行するかどうかは、われわれの理解の範囲を超えたことだ。伝染病が流行するかどうか――あるいは流行する時期――は、誰にもわからないからだ」》

《そのうえ、インフルエンザの流行が一定の間隔で起こり、また新たなインフルエンザが世界的に流行する時期に来ているとする説は、今や主導的な立場の科学者たちから支持されていない。
 科学者たちは、鳥インフルエンザがさらに多くの種類の鳥に広がったのはよくないことだという見方で一致しているわけですらない。一部の科学者は、このウイルスが人間よりも鳥を好んでいる証拠だと述べている。》

《「これが本格的な市場なのかどうかを判断するのは難しい。可能性はあるが、現時点では宝くじの券を持っているようなものだ」》

 無病型H5N2ウイルスの「闇ワク」でっち上げや、妄想「鶏⇒人」感染パンデミックを煽動するような国ですから、もはや、「科学」先進国とはいえませんね。
 科学のみならず経済でも、政治でも、欧米にはかなわないのでしょう。


[2486] MixFeed は、便利そうですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/06(Tue) 18:40  

この記事「アイオイクス、複数の RSS フィードを1本にまとめて購読できる「MixFeed」を無償提」http://japan.internet.com/busnews/20051205/2.htmlによると、MixFeed はBlog やニュースサイトで配信されている複数の RSS フィードを1本の RSS フィードに集約、受信できる RSS の購読管理サービス。キーワードによるフィルタリング機能により、特定のキーワードを含んだ記事だけを受け取ったり、特定のキーワードを含んだ記事を除外することも可能。

という事のようだ。
これまでは、たとえば、新聞記事を閲覧する場合、それぞれの新聞社のRSSをコピーして、集めなければならなかったが、この記事だと、特定のキーワードを絞れば、そのキーワードでのRSS発信記事を受ける事ができるというもののようだ。
ちょっと、便利かもしれませんね。

http://japan.internet.com/busnews/20051205/2.html


[2485] Re:[2484] リスクセンスと思考停止 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/06(Tue) 07:54  

匿名さん。
この「学校給食衛生管理基準 調理過程 」http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/03/05033102/001/008.htm
では、果物については特記されていませんが、これを『生野菜等の使用』とみなして、このようなことをやっているのでしょうね。
バナナの皮も洗うようですね。
問題は、残留農薬が皮にどの程度付いているかという事なのでしょう。
外国のオレンジでは、殺虫剤につかわれている、カルバリル ( CARBARYL )(1-naphthyl methylcarbamate,carbarl,NAC)が、精子に異常をもたらすなどとして、チリ産のオレンジなどで問題になっているようです。
あとは、マラチオンですね。
三回洗うという事がどのような事を意味しているかは、わかりません。
文部科学省のご指示で、一挙に解決する事なのでしょう。
生卵については、どうなのでしょう。
これには、アレルゲンとの関係もありえますね。。
食育の観点からは、すでに、このような主婦が生まれつつあるようで、現実の家庭で、混乱を引き起こしつつあるようですね。
つまり、食育というものが、生産者側にたったものなのか、消費者側にたったものなのか、で、微妙なバランスを迫られるわけなのですが、結局は、消費者側にたったほうが、双方、ウィン-ウィンゲームになりうるという事なのでしょう。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/03/05033102/001/008.htm


[2484] リスクセンスと思考停止 投稿者:匿名 投稿日:2005/12/06(Tue) 07:35  

リスクセンスを養う意味で、下記の記事が参考になるような気が致します。
http://210.173.172.30/shakai/edu/bunken/
リスクの許容限度を如何にすべきか、個々人、自治体を含め養っていかなければと考えさせられます。



[2483] カナダ家きん肉等輸入一時停止措置、ブリティッシュ・コロンビア州のみへ 投稿者:とき 投稿日:2005/12/05(Mon) 15:52  

農林水産省 報道発表資料 
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html
12月2日 カナダからの家きん肉等の輸入一時停止措置の一部解除について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051202press_6.pdf
(血清亜型H5N2型)

『米国 - 鳥インフルエンザ
 鳥インフルエンザ-米国:家禽、ノースカロライナ州# 情報源:The Brownfield Network。 ノースカロライナ州Sampson郡にあるシチメンチョウ飼育場1カ所で、低病原性株の鳥インフルエンザウイルス感染が確認された。』
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051203%2D0070
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:15214228829452899918::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:10001,31240
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:10001:15214228829452899918

04-DEC-2005 PRO/AH/EDR> Foot & mouth disease, bovine - Brazil (MS, PR)(02): OIE
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:15214228829452899918::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31265
 ブラジルの口蹄疫やまず。

04-DEC-2005 PRO/AH/EDR> Rabies, animal, human - USA (VA)
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:15214228829452899918::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31260
 狂犬病が、じわじわと発生のもよう。日本では、まだ個別発生の段階で(確認されただけ?)、犬のエキノコックスの感染事例(埼玉)が見られているようですが・・・。

04-DEC-2005 PRO/EDR> Water contamination, benzene - China
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:15214228829452899918::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,31267
 アムール川水系のベンゼン?禍。

【中国】人民日報:「善意の嘘」省長を擁護「庶民が愛する省長」(サーチナ・中国情報局) - 12月2日18時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051202-00000012-scn-int

松花江汚染情報隠しは「善意のうそ」 黒竜江省長が釈明
2005年11月30日09時26分
http://www.asahi.com/international/update/1130/002.html

環境保護局長を更迭=河川汚染で対応批判−中国(時事通信) - 12月3日1時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051202-00000209-jij-int

 (石油施設の爆発の原因は何だったのでしょうか。ずいぶんと、とりとめもなく話題があちこちにながれてすみません。)


[2482] WayBackに見る木村建設の過去 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/05(Mon) 15:22  

早々と、サイトは閉じられてしまったが、WayBackは、今となればいろいろな事を語ってくれている。

http://web.archive.org/web/*/%20http://www.kimurakensetsu.co.jp


[2481] Re:[2480] [2479] [2445] [2442] 構造計算偽造建築 投稿者:とき 投稿日:2005/12/05(Mon) 14:18  

>低コスト工法のようですね。

 「低コスト」といえば、このような記事も。

『中小企業診断員(現・中小企業診断士)の商業部門ならびに鉱工業部門の研修及びインターンを修了(両部門とも第一期生)。56年内河経営コンサルタント事務所を開業。 71年に株式会社総合経営研究所に組織変更し、ビジネスホテル開業におけるコンサルティング業務を手がける。69年、宮崎に第一号ビジネスホテルをオープンして以来、33年間に210施設のホテルのオープン実績を持ち、わが国におけるビジネスホテルの開業指導実績では群を抜いている。常に初期投資額を抑えることを第一に、建築資材から設備機器、FFEに至るまで一貫してコストダウンを図り、同時にハイクオリティを維持するためには決して妥協を許さないというローコストの実現手法で、毎年約15施設のホテルをオープンさせており、オーナーから高い評価を受けている。」

そうして下記のようなことをおっしゃっています。
 
・工期短縮が生み出す付加価値は計り知れない。

・素人の作業員でも出来る型枠 A工法

・従来コストを1/3にする型枠 P工法

・11階建ての躯体を2ヶ月で打ち上げる P工法

・RCのテラスハウスを僅か26日で完成する O工法

”建 設 市 場 が 変 わ り、 新 た な 需 要 を 生 ん で い る ” (いい加減な工事で産み出す需要?)

3.アセットマネジメント(維持管理)への挑戦によって生き残る

(1) 国土交通省が社会資本の維持を目的としたアセットマネジメントの方針

(2) 既存の90億m3のコンクリート構造物の維持補修が待っている

(3) 三大維持補修、舗装・管路・コンクリートは常時適切な補修・補強・維持メンテが必要  【nikaidou.com】』
ttp://www.nikaidou.com/clm1/0512/051201.html

関係者の方々の「命の危険」というのも、どうやらマジのようで・・・。

総合経営研究所
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C1%ED%B9%E7%B7%D0%B1%C4%B8%A6%B5%E6%BD%EA&st=n
耐震強度の偽装問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/false_quakeproof_data/

泥棒国家日本と闇の権力構造
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198620717
ヤクザ・リセッション さらに失われる10年
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334933238
 半分マユツバのトンデモ本の類かもしれませんが・・・。

[2480] Re:[2479] [2445] [2442] 構造計算偽造建築 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/05(Mon) 07:50  

「きっこの日記」http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
、相変わらず、ご検討ですね。
それにしても、この『きっ子』というかた、なにものなのか?
このhttp://money4.2ch.net/test/read.cgi/build/1133499322/
のなかで云われているカナダのAAB工法というのは、正式には、Blue Maxxというもののようで、このサイトhttp://www.bercher.com/arxx.html
の写真http://stlucie.ifas.ufl.edu/Hurricane%20House/blue%20maxx2.jpgのように、型枠なしに、このような発泡型材にコンクリートを流し込んでしまうという低コスト工法のようですね。
次の写真もご参照
http://stlucie.ifas.ufl.edu/Hurricane%20House/bluemaxx.jpg
http://stlucie.ifas.ufl.edu/Hurricane%20House/pumping%20concrete.jpg
http://www.ripoplast.ee/aab.html
http://www.concretehomesmagazine.com/issues/2000/winter/bluemaxx.shtml

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&q=%EF%BC%A1%EF%BC%A1%EF%BC%A2%E5%B7%A5%E6%B3%95


[2479] Re:[2445] [2442] 構造計算偽造建築 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/05(Mon) 05:18  

底なしの泥沼になってきましたね。宗教団体が絡んでるという話のようですが
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/build/1133499322/


[2478] 無題 投稿者:stephen moore 投稿日:2005/12/04(Sun) 23:35  

i really liked your comments here. i hope you're going to update your site soon. soldier can expect corner: http://www.skypub.com/ , when Chips Rape Opponents Make <a href="http://www.newsgator.com/home.aspx">when player is chips it will create game</a> , White is feature of Tremendous Corner <a href="http://news.yahoo.com/" rel="itsok">to hedge chair you should be very astonishing</a>

http://www.startribune.com/


[2477] Re:[2475] [2473] 米政府、月齢規制緩和要求・食品安全委に意見 投稿者:虹屋 投稿日:2005/12/04(Sun) 21:57  

笹山さん。
30ヶ月齢適用は、笹山さんが以前に大臣発言等で指摘していた通りでBEVプログラム合意にある合意で、(日本のマスコミがとりあげないから半ば密約めいていますが)、今回の答申案は、30ヶ月齢適用の科学的安全性を暗黙に認める内容になっていますから、私の疑問は
@何故こんなにも”性懲りもなく”というか強引な、下の記事を見ても分かるように消費者には反感をもたれるような商売上は下手な発言をするのか。
A日経や日本のマスコミは、米国の考え=世界の潮流という提灯記事がお得意ですから、記事には『米政府は「30カ月以下の牛は安全というのが国際的に基準となる考え方だ」と強調。』とありますが、本当に書いてあるのか。



[2476] いつも怪しい大紀元の記事ですが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/12/04(Sun) 21:26  

■中国の鳥インフルエンザ感染ルート、求められる情報の透明化(05/12/04 18:46)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/12/html/d50405.html

『米国ワシントン州防疫センター専門家ファーチ氏は、ウイルスの変異は予想していたとし、中国が提供したウイルスはベトナムで収集したものと比較した際、毒性は大差なかったと述べた。中共衛生部部長・高強氏は先日、鳥インフルエンザのウイルス変異発生および情報隠蔽を否定したが、ファーチ氏は、中国側が鳥インフルエンザ感染例をすべて発表したのかについては懐疑的であるとした。』

インドネシア:鳥インフルエンザ、人から人への感染か【大紀元日本12月3日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/12/html/d60695.html

 もうすでに、鳥⇒人ではなく、通常のA型インフルエンザウイルス感染と同じ様相になっているように思えますが。亡くなっているのは、感染者のごくごく一部ではないか?

『この2年間、インドネシア全国33の地区で少なくとも23の地区で鳥インフルエンザの発生が確認され、1千万羽以上の家禽類が感染し、死亡したという。』

 これが事実ならば、もっと鳥⇒人で起こっていてもおかしくないはずで。

ProMED-mail
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1000

鳥インフルエンザで家禽大量死=ウクライナ〔AFP=時事〕
2005年12月03日22時12分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1522695/detail

<鳥インフルエンザ>ウクライナの6村で感染した鳥を確認(毎日新聞) - 12月4日19時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051204-00000039-mai-int


[2475] Re:[2473] 米政府、月齢規制緩和要求・食品安全委に意見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/04(Sun) 19:10  

虹屋さん。
正に、性懲りもなくといった感じではありますが、昨年10月23日の日米のBEVプログラム合意http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20041023-61.html
の中には、はっきり、30ヶ月月齢適用への見直しの文言が入っている(The BEV Program (as described in B above) will be reviewed for modification as may be appropriate in July 2005.)わけですから、アメリカが悪いというわけには行かないのでしょうね。
むしろ、このような合意をした日本側が悪いのです。


[2473] 米政府、月齢規制緩和要求・食品安全委に意見 投稿者:虹屋 投稿日:2005/12/04(Sun) 17:09  

これも、上院議員のと同じに原文が読みたいですね。『米政府は「30カ月以下の牛は安全というのが国際的に基準となる考え方だ」と強調。』事実と異なることを言われてもね・・

>米政府、牛肉輸入再開で月齢規制緩和要求・食品安全委に意見
 日経【ワシントン=吉田透】米国産牛肉の輸入再開について日本の内閣府・食品安全委員会が実施した意見公募(パブリックコメント)に、米政府が月齢規制の大幅な緩和を求める意見を提出したことが明らかになった。日本政府は月齢20カ月以下と証明できる牛の肉に限って輸入を認める見通しだが、米側は30カ月以下に緩和するのが適切だと強調している。
  食品安全委は11月29日に公募を締め切ったが、米政府はその直前にコメントを出した。日本政府は月齢20カ月超―30カ月以下の牛についてはBSE(牛海綿状脳症)のリスクがあるという立場だが、米政府は「30カ月以下の牛は安全というのが国際的に基準となる考え方だ」と強調。輸入再開手続きを早急に進めると同時に、月齢規制も速やかに見直すべきだと指摘した。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051204AT1F0300303122005.html


>4割が審議「短い」と回答 北米産牛肉でアンケート

内閣府食品安全委員会が、北米産牛肉の輸入再開問題を取り上げた意見交換会の参加者に行ったアンケートで、同委員会のプリオン専門調査会が約5カ月で答申案をまとめたことについて、約4割が「審議期間が短すぎた」と答えたことが1日、分かった。
同調査会は10月末、米国産とカナダ産牛肉の輸入再開を容認する内容の答申案をまとめた。早期再開を求める米国では「審議に時間がかかりすぎる」との批判が高まっていたが、アンケート結果は、消費者の間で、輸入牛肉の安全性についての審議が不十分との見方が根強いことを示した。
 専門調査会での審議期間について、交換会参加後の考えを聞くと、「短すぎた」は41.4%だった。「適当」は39.5%で、「長すぎた」は9.9%にとどまった。
意見交換会は、同委員会が11月に全国7都市で実施し、消費者や食品関連事業者ら約900人が参加した。アンケートはこのうち534人が回答した。(共同) (12/01 22:03)
http://www.sankei.co.jp/news/051201/kei092.htm




[2471] 「豆腐摩天楼」と「机上の空論」 投稿者:とき 投稿日:2005/12/03(Sat) 21:24  

「感染したら、ラッキーかもしれない。」
「なあに、かえって免疫力がつく。」
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051202

 なにやら、H5N2LPAIの正攻法の対処法そのままのようで。鳥フル担当行政も、キムチと同じ扱いにすればいいのかも。(しかし、消費減の影響は確実にあるようで。)

December 02, 2005
日本へのキムチ輸出が半減 →訴訟&物理的集団行動へ
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50248280.html

 ちなみに「耐震強度偽造問題」のよもやま話あれこれ。

『S研究所のU氏がこの国のバッタホテルのかなりに関与していたことがわかりホテル関係者はパニックのようだが支那専門家の私としては(笑)支那語のサイトでちょっと彼の名前を入れてみると…ありましたね。オッサン何度か訪中団を率いて訪れていて日本におけるバッタ建築法のカリスマのように紹介されている。いま支那では手抜き工事の建物が社会問題化しているが嘘が通れば法がひっこむあの国でオッサンが何をしていたのか極めて興味深い。コトによると事件は国際問題化してよりによって最も弱みを握られては困る相手に付け入るスキをまたひとつ与えることになるだろう。早めにそちらへも目配りをしておいた方がいい。』
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20051202

『マンション業界の要求は間違いなくこうだ。つまり、「マンション建て直しの費用も購入者への補償もすべて国で行うべきだ。このような問題は国の検査制度の杜撰さから発生したものであり、国に責任がある。」という主張である。もしも国がすべて責任を持つのなら、「欠陥マンションを買っても国が救ってくれる」という安心感が広がって、業界のダメージは最小限に抑えられる。おそらく今回の事件の決着はそのあたりを落としどころにするのじゃないかと思うのだ。』
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20051203

『▼名言と迷言は紙一重だ。耐震偽造では「悪者探しに終始すると業界がつぶれる」と大迷言だった。入居者はやりきれない気持ちで幹事長の「流行語」受賞を見ていたに違いない。言葉の弛緩(しかん)は精神の緩みにつながるから発言には気をつけたい。▼この耐震偽造に中国の新聞が、「日本の信頼揺るがす」と含み笑いをしている。手抜き工事を「おから工事」といい、できたマンションを「豆腐摩天楼」だと表現した。もとは、九九年の台湾大地震の際にビルが倒れて「おから」の名が一気に広まった。これが大陸に渡って流行語に化けたそうだ。』
http://www.sankei.co.jp/news/051203/morning/column.htm

『◆啄木の手から紡がれた数々の歌が万人の心をつかんだように、小さな道具が途方もなく大きなものを握ることもある。耐震強度を偽装した建築士の手がわしづかみにしたものは、最悪の場合には何百にものぼろうかという人命だった◆建築士から検査機関へ、建設会社、さらには建築主の販売会社へ、人命は偽装を見逃した面々の手でリレー渡しされ、マンションは建ち、人々が入居した。「よごれたる手」は建築士ばかりではない◆そのいずれもが私は被害者という顔をして責任のなすり合いをしている。「ふざけるな」と怒声を発したいのは建築主の社長ではなく、リレー渡しの果てに生命を地震の神様の運否天賦(うんぷてんぷ)に握られた入居者のはずである』
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051201ig15.htm

構造計算書他の偽造(1.2.3.4)
http://www.rondan.co.jp/html/mail/index.html
耐震偽造問題ーーK電鉄グループとS研との間に癒着はなかったのか?
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/12/1.html
 
耐震強度の偽装問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/false_quakeproof_data/

 闇が深そうです? これも、『構造改革』の一環でしょうか?

◆鳥インフルエンザ問題の今後(117)(2005.12.3)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 まだ、闇ワクの尻尾でも捕まえようと、あらぬ疑いをかけ続けているのでしょうか? 徒に現場の混乱を招いているばかりです。失政を糊塗するようなものになってはいないでしょうか。

『とすれば1918年のスペイン風邪の時と実際は何ら変わりは無く、むしろ20億の人口が64億に増えた分だけ危険度は増したようなもの。せめて鶏の段階でくい止めなければと云っても、日本だけLPAI如きを懸命に殺し続けてもどうにもならぬことは、ベトナムの現状を見てもはっきり感じます。(略) むしろ透明度が高そうなベトナムで世界の3/4の発症事例が集中していることなどから、周辺国での隠れた事例が想像できて、我が国の厚生労働省の新型インフルエンザに備えた行動計画など机上の空論も良いところだと本当に考えさせられてしまいます。』

鳥インフルエンザ:揺らぐ県検査の信頼性−−業者の虚偽報告相次ぎ /茨城(毎日新聞) - 12月3日16時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051203-00000173-mailo-l08

 「(空想)清浄国論」堅持のためだけから発した、ありもしない「闇ワク」妄想によって、無病型H5N2野生株感染がすりかわって、不当に養鶏業者を辱め貶めることになってしまっています。どこで収拾させるつもりなのでしょうか? 

 それこそ、「感染したら、ラッキーかもしれない。」「なあに、かえって免疫力がつく。」だけなのにです。(おそらくそれは、H5N1でもそうなるように思います。鳥(鶏)であれ、人であれ。)

 直接人にキケンな寄生虫卵はそのように考えて(いるわけではないと存じますが、なぜかしら)放置し、一方では、人には直接関係なく、鶏にすら無害なウイルスをムリヤリな半強制検査までやって、鶏もろとも摘発虐殺しようとしているようで、何やらとても不条理であると思います。科学的根拠に基づく原理原則は何処へいったのでしょうか? 非常に恣意的かつ偏った施策になっているように思います。もしくは、限りなく無為無策に。(現実に対する効力のないものは、いくら実行実働があったとしてもそういうことではないでしょうか。)


[2470] ウクライナで、鳥インフルエンザ。タイで二人感染疑い。インドネシアで死亡の女性はH5N1と判明。ヴェトナム感染拡大。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/03(Sat) 20:12  

ウクライナのクリミア半島で、H5亜型鳥インフルエンザ発生。1,500羽以上が死亡。
http://www.arabtimesonline.com/arabtimes/breakingnews/view.asp?msgID=10660参照
インドネシアで、4日前に死亡した25歳の女性が、H5N1鳥インフルエンザ感染と判明。
http://abcasiapacific.com/news/stories/asiapacific_stories_1522938.htm参照
タイのバンコクで、二人が、ヒト感染鳥インフルエンザの疑い。
http://www.chinapress.com.my/content.asp?dt=2005-12-04&sec=world&art=1204wf20.txt参照
ヴェトナム北部で、鳥インフルエンザ感染拡大。
http://www.epochtimes.com/b5/5/12/3/n1141489.htm参照


[2469] ごく普通のA型インフルエンザみたいなもの? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/02(Fri) 22:18  

■疑われる人から人への感染

 保健省医療局のチャルン専門官は1日、最近鳥インフルエンザ感染が確認された人のうち少なくとも2人、バンコクの男児とノンタブリ県の少年は鶏などとの接触の形跡がなく、また、症状も軽く、人から感染した疑いがあると明らかにした。これまでのH5N1型ウイルス感染者は重い症状を呈していたが、2人は症状が軽く、また、鳥から感染した形跡もないため、ウイルスの変異が疑われるという。

2005年12月02日19時11分 バンコク週報
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1520052/detail?rd

 あくまでも、ホスト側の“感受性”の高低の問題ですから、たまたま、重症のものだけが目について気付かれているだけかもしれません。もう、かなりまん延してそうな気がするのですが。

IDSC 高病原性鳥インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
WHO 感染確定症例数 2005年11月29日
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/case051129.html

エチオピアで鳥インフルエンザか 渡り鳥で到達の疑いも(共同通信) - 12月2日20時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051202-00000225-kyodo-soci


[2468] 鳥インフルエンザ検査の採取血液偽装、愛鶏園など捜索 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/02(Fri) 21:35  

読売新聞記事をそのまま引用
以下引用記事
「茨城県内の養鶏場から鳥インフルエンザH5型の感染歴を示す抗体が見つかった「愛鶏園」(本社・横浜市)が、感染の有無を調べる検査で県に虚偽の報告をしていたとして、同県警は2日、家畜伝染病予防法違反(検査妨害)の疑いで同社本社や、茨城、埼玉県内の養鶏場など25か所を捜索した。

 県が石岡署に告発していた。検査妨害の疑いでの捜索は、11月中旬の「キミシマファーム」(本社・茨城県小川町)に続き2例目。
茨城県や県警によると、愛鶏園は、今年8月23日の緊急立ち入り検査の際、茨城町の「木部農場」、小川町の「小川農場」、水戸市の「水戸農場」の3か所で、自主的に粘膜や血液の検体を採取することを申し出た。しかし、血液は、県内の系列養鶏場の若鶏から採取していたにもかかわらず、検査対象の3か所で採取したように偽った疑い。
木部農場では、農林水産省から「不適切検査」と指摘された後の11月1日の再検査で、全8鶏舎から抽出された80羽すべてが抗体陽性反応を示した。
小川農場では、8月の検査で抗体が検出され、2週間ごとに抗体検査やウイルス分離検査が義務付けられた。水戸農場では、8月の検査、9月の2回の清浄性確認検査でいずれも陰性だった。」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051202-00000506-yom-soci


[2467] 円安をどうみるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/02(Fri) 21:28  

例の『中国問題』でお悩みの財務大臣も、作り笑顔で、先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)へと、旅立っていったのだが、それにしても、急激な円安である。
『日本のファンダメンタルズの表れ』とは、財務大臣のコメントだが、はたして、どうなのだろう。
いろいろな要因が考えられる。
ひとつは、日米の金利差が、今後も開くのではないのか、という予測である。
昨日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)がニュートラルより上を目指す可能性は大いにあるとの見方が強まり、当初は、バーナンキ就任後は、計られたペース(0.25パーセント刻み)での金利引き上げはストップすると見られていたものが、そうでなく、来年前半も、計られたペースでの金利引き上げが続くのではないのかという見方にかわったことも、円安加速の要因となっているのかもしれない。
もちろんの今日の日銀の武藤敏郎副総裁の、量的緩和政策解除発言は、その思惑の打消し材料にはなってはいるだろうが。
もうひとつは、今日のダウジョーンズ紙が、来年の日本国債の発行額は、カットされるのではないかという観測記事を流したことである。
日本国債のデフォルト懸念が、このニュースによって、拡大しなければと、願っているのだが。
いずれにしても、株価の好調とは、裏腹に、世界の評価の中における日本経済は、綱渡りが当分続きそうである。


[2466] Re:[2465] 『有識』と『独断専行』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/02(Fri) 20:32  

いえいえ、お構いなしに、どうぞ。
ただ、一字違いの兄弟というものは、やりにくいものですね。


[2465] 『有識』と『独断専行』 投稿者:とき 投稿日:2005/12/02(Fri) 19:35  

『現代日本の有識者とは、学究として公認された業績の有る無しを問わず、政府と名乗る一部官僚から信用され傀儡として操り人形として、指示される通りに動く忠実で敬虔な茶坊主を指す。有識者会議に指名された人選の可否が、その道の専門家や世論に諮られた例はない。情報公開への流れと個人情報守秘の両原則が触れ合う狭間を縫うかの如く、議事録を秘匿する通例にしがみつき、官僚が例によって独断専行をもくろんでいる。』

(以上、月刊WiLL1月号 巻頭コラム「天地無用」有識 より引用)
http://web-will.jp/latest/index.html

2005年11月30日
皇室典範改正より憲法改正が先。
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/10094267.html

 この仕組みが、すべてを覆っているかのようで・・・・。
(笹山様、申し訳ございません。差しさわりがございましたらこの投稿を削除ください。)

 なお、皇統(天皇制)に関しては、「日本(国家)の歴史と文化・伝統の価値」を認めるのであるのならば、いまここで、下手に手を加えることなく、「歴史と文化・伝統」に則ったやりかたに従っておれば、何ら齟齬なくいくはずと思っております。
 「今」の考え方はそれに従うものでしょうか? 
 もっと、いえば、一神教的世界(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)とは、また違った意味で、「人間の存在」を認めうるもう一方の世界観を担保・保持している可能性にも注視してよいのではないかと思っています。
 世俗的に言えば、ヘレニズム・ヘブライズムに対抗できる、他のオルタナティブとして、それとはまた違ったもう一つの世界観の軸として存在価値が充分にあるのではないかと思っています。
 唯物史観や、唯物論じゃ、あまりにも潤いがないじゃありませんか。「歴史」という物語を、「生きた全体」として捉えられなくするような流れになるのではないかと危惧いたします。
 なんといっても、人類の進歩(変化)は、ヘブライズムの人間を抜きにしては語れないところがあるのもまた事実ですし、それに対抗しうるものがあるというのは、すばらしい価値のあることではないかと。
 一方の砂漠から出でた宗教に対して、日本のいわゆる「山川草木悉皆成仏」という、外来宗教である仏教をも変化させてしまう、この日本の豊かな自然風土から生み出された土着信仰の象徴としての皇統を、伝統に則った形として後代に引き継いでいくというのも、日本人の「まごころ」を引き継いでいく証なのではないかと思っています。

日本人が知らない日本人の遺産―教科書が教えないもうひとつの歴史 黄 文雄 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413035380

(なんとなく、「とき(ニッポニア・ニッポン)」になっていくような気分です。最初から、そういう意味で名のっていたとはいうものの・・・。)

皇室典範
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B9%C4%BC%BC%C5%B5%C8%CF&st=n

「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このままいったら『日本』はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、ある経済大国が極東の一角に残るであろう。
 それでもいいと思っている人達と、わたしは口をきく気にもなれなくなっているのである」(産経新聞 昭和四十五年七月七日)
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/9735508.html

 (センチな気分にならざるをえません。)


[2464] 新型インフルエンザとはなんぞや? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/02(Fri) 18:45  

おそらく、日本で現在使われている『新型インフルエンザ』の意味を、世界で理解させる事は困難であろう。
日本の新聞の英語圏向け発信では、これをそのまま『a new strain of influenza』として発信している。
どうして、このような名前をつけたのか?
政策当局の見識を疑いたくなる。
当面のヒトインフルエンザの脅威は、H5N1である。
しかし、ただ、H5N1といっただけでは、そのH5N1が、鳥感染のものなのか。ヒト感染のものなのかわからない。
で、日本でいうような『新型インフルエンザ』では、そのウイルスが、何を指しているのか、さっぱりわからない。
では、英語圏ではどういっているのか?
いろいろな表現があるが、中でも、『human H5N1 bird flu infections』または、、『human H5N1 avian flu infections』というのが、一番正確に言いえているものとおもう。
これを日本語で言えば、「ヒト感染H5N1鳥インフルエンザ」とでも言おうか。
この場合、『人』ではなく、科としての『ヒト』でなくてはならない。または、Mammalである。
この辺は、回りくどくとも、正確な名称をつけたほうがいいのではなかろうか?


[2462] 環境(野鳥)調査で、H5N1は広く定着している? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/02(Fri) 16:32  

ProMED情報(詳細)
2005/11/28
PROAVIAN INFLUENZA - EURASIA (84): INDONESIA, ROMANIA
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051129%2D0040
『[1]インドネシアで鳥インフルエンザ広がる
情報源:DPA via Monsters and Critics.com
H5N1株に感染した水鳥が全国33州のうち23州に分布していることを専門家が確認し、別の専門家はそれ以上に拡がっている可能性がある、と述べた。現在獣医学生が水鳥の血液等のサンプルを集めており、12月15日に結果が公表される予定である。』
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:8260767435249709048::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:10001,31208

2005/11/27
PROAVIAN INFLUENZA - EURASIA (83): WILD BIRDS (SPARROW)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051129%2D0010
『MelvilleとShortridgeは中国南部におけるスズメ(Eurasian Tree Sparrows)や他の陸生鳥が鳥インフルエンザの発生に果たす役割について述べた(in press)。Kouらは、H5N1型ウイルスはTree Sparrowsの間に広まっていると指摘した。これまで鳥インフルエンザの感染に関しては主として水鳥や渡り鳥が注目されてきたが、"渡り鳥でない"陸生鳥の重要性も見逃してはならない。』
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:8260767435249709048::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:10001,31204

01-DEC-05 / PRO/AH/EDR> Avian influenza - Eurasia (88): China, vaccines
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:8260767435249709048::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:10001,31229

 人の不安につけこむ、(まったく効きもしない?)ニセワクチンも相当数出回っているようで。(ということは、人でも、それらしい症状が身の回りで、頻繁におこっているということでしょうか? (人で)もうかなりまん延していて、免疫〜抗体産生能〜獲得者(いわゆるキャリアcareer)が随所にいるのではないでしょうか。

中国瀋陽:病死の鶏、食用として出荷【大紀元日本12月2日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/12/html/d10030.html

『中国の市場に病死の鶏が加工され出回っている事実が確認された。中国の網易新聞ウェブサイト(ワン・イ新聞)の写真報道で、瀋陽のある村で病死の鶏を色よい食用鳥肉に加工する過程を暴露した。同報道メディアの記者は事実を確認するために、今年8月11日、提供された情報を頼りに、その加工場へ自ら作業員として潜入した。そこは瀋陽市新城子区財落堡鎮大辛村のある農家の裏庭で、毎朝5時より加工作業するため、病死の鶏も集める必要がある。多いときは1000 羽以上になるという。』

 加熱すれば大丈夫とはいうものの・・・。


[2461] 近藤康男さん106歳=農文協図書館理事長 ご逝去 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/02(Fri) 16:09  

近藤康男さん106歳(農文協図書館理事長、東大名誉教授、農業経済学専攻)11月25日、ご逝去。愛知県岡崎市出身。マルクス経済学の視点で農業問題を研究し、東京大や武蔵大で教べんを執った。

という事だが、実は、近藤先生は、昭和23年6月に、農林省の統計調査局長にご就任されている。(昭和25年4月までご就任)
当時、GHQでは、内閣統計委員会の美濃部亮吉事務局長の案に沿って、農林統計業務の内閣移管案が出ていたのを、その動きを制し、新たに、農林省に統計調査局の設置を画策したのが、私の父であった。
そこで、その新局にふさわしい人材という事で、当時の南原繁東大総長に掛け合って、近藤康男先生を、象牙の塔から、引っ張り出して、初代の統計調査局長に就任していただいたというわけである。
この東大からの学者の農林省への派遣というのは前代未聞であったが、その後も、開拓研究所に、農業経営学の磯部秀俊博士を招聘する道をつけた。
近藤先生のご冥福を祈ります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051202-00000046-mai-peo


[2460] 予想以上に酷そう? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/02(Fri) 15:41  

中国:魚介類から基準値超える重金属類

 香港と中国広東省の研究グループは、広東省を流れる珠江の河口付近で取れた魚介類から中国の基準値を超える重金属類が検出されたことを明らかにした。30日付の香港各紙によると、研究グループは「直ちに人体に影響を与える数値ではないが、水質改善が進まなければ数年後には食用として適さなくなる」と警告している。

 調査を行ったのは、香港理工大学と中国科学院広州地球化学研究所の研究グループ。珠江の河口付近7カ所で取った魚介類58点を調べたところ、エビ類からカドミウムが平均で1キロ当たり0.835ミリグラム、最高で同2.1ミリグラム検出された。中国ではカドミウムの基準値を同0.05ミリグラムとしており、最高で42倍を記録したことになる。【香港支局】

毎日新聞 2005年11月30日 19時46分
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051201k0000m030065000c.html

 検査というのは、通常、“狙った”ものしか検出できないわけで・・・。


[2459] Re:[2458] 島村前農相 2例目をきっかけに米国の世論がいい意味で高まりを見せてくれないかと期待しました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/02(Fri) 14:37  

虹屋さん。
この場面は、この過去ログサイトの2005/02/25の528に書かれていますね。
ビデオも、まだ生きているみたいです。
再現しますと、下記の通りです。
「綸言(りんげん)汗の如し」というのは、このような場合のことを云うのでしょうかね?
以下、2005/02/25の528の記述を再掲

「赤羽 一嘉衆議院議員に対する島村農林水産大臣の答弁であるが。
このビデオテープの18分39秒くらいから、意味不明の脱線と迷走が始まる。
18 分39秒では「いつまで、(BSEに)臆病なのかという声がある。」との紹介をした上で、19分6秒では、ヨーロッパに行って、牛肉を食ってきた話、19分38秒では、こうして、30ヶ月以上の牛をヨーロッパで食ってきたあとに、日本に帰ってみれば、21月以上の論議をしている情けなさをのべ、20分13秒からは、食品安全委員会に対する恫喝とも思える言葉が続き、20分48秒には、アメリカの経済制裁の気持ちもわかるとの意味ともとれる言葉が続き、21分43秒には、ベーカー退任大使の気持ちを配慮との言葉があり、22分09秒には、吉野家現象の評価をしたうえで、22分25秒には、マスコミ報道への苦情が続いた後、、22分38秒の時点で、「日本人はおびえているが」「前頭検査は、世界の非常識」という、決定的な失言がとびだす。
この方は、いったい、日本の農林水産大臣なんだろうか?」

http://www.shugiintv.go.jp/rm.ram?deli_id=25795&media_type=rn&time=01:08:27.9

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htm


[2458] 島村前農相 2例目をきっかけに米国の世論がいい意味で高まりを見せてくれないかと期待しました。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/12/02(Fri) 12:53  

日本農業新聞2005/12/1、12/2に「ざっくばらん農相回顧 島村宣伸」という連載がありましたので、お知らせ。

笹山さん、国会審議の質問が概略は事前に分かるのですよね、島村さんの発言も、前日の中川消費・安全局長の「飼料規制は牛から牛へのBSEの伝播を防止する上で重要だが、牛肉の安全性を確保する措置ではない」と国会答弁とあわせて見るのが良いのでしょうね。

BSE対策の基本から見ると
@飼料規制による発生抑制 ⇔ 2/24の中川局長答弁、「飼料規制は牛肉の安全性を確保する措置ではない」
ABSE検査による感染牛の摘発淘汰⇔島村農相の「全頭検査は世界の(常識にあらず、すなわち)非常識」発言
BSRM除去⇔日本向け輸出プログラム


過去形であるのが、悲しい発言ですね。「2例目をきっかけに米国の世論がいい意味で高まりを見せてくれないかと期待しました。」

12/1分
武部さんが農相のときに、BSE対策を思い切ってやって、消費者の信頼を回復した。全頭検査は当時、政策としてぜひ必要な物だった思います。その見直し問題は前大臣からの引継ぎ事項でしたが・・
(20ヶ月齢以下検査除外の)諮問から答申まで実に7ヶ月かかりました。常識的に考えて、当初2ヶ月くらいかなと予想していましたが、3ヶ月、5ヶ月と過ぎていく。これでは日本が恣意的に結論を遅らせていると勘違いされかねない。これでは米国側が黙っていないだろうと思いました。かといって、こちらは口を出せない。我慢に徹して、審議の成り行きを見守ったわけです。
 公明党の赤羽議員から、日本の安全確認は諸外国に較べて少し行き過ぎではないかという趣旨の質問がありました。それで、この機会を捉えて、マスコミが書きたてるようなことをあえて言ったほうがいいのではないかと考えて、全頭検査は”世界の(常識にあらず、すなわち)非常識”と発言したんです。
 その頃、米国政府や議会筋から、日本の対応に対してものすごい不満、批判が続出していました。私としては、米国に言われるまでも泣く、日本の大臣が本気でこの問題に取り組んでいる。その姿勢を米国側に知らしめることも重要だと思ったわけです。これは言い訳でも何でもありません。
 そうしたら民主党が、予算委員会で攻めあぐねていることもあったんでしょうか、直ぐに飛びついてきた。こちらとしては、個人のメンツよりも予算成立が最優先。訂正要求に応じたわけです。流れを読んだ上の発言でしたよ。

12/2分
 私は、米国はBSE汚染国との前提で検討していたので、(2例目は)やっぱりでたのか、が率直な印象でした。同時に2例目をきっかけに米国の世論がいい意味で高まりを見せてくれないかと期待しました。米国政府はそれまで1例目はカナダ生まれで、被害者みたいに装っていた。しかし、真摯にこの問題に向かい合うことが重要です。そのことが米国産牛肉の信頼回復の鍵だと思います。


[2457] Re:[2454] 新型インフルエンザ 中国の人感染、情報錯綜? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/02(Fri) 00:00  

ときさん。ここでSさんが取り上げられているのは、以前にも、この掲示板で取り上げた、次の論文のことなのでしょうね。
「Effect of Vaccine Use in the Evolution of Mexican Lineage H5N2 Avian Influenza Virus
Chang-Won Lee,Dennis A. Senne, and David L. Suarez1」
http://jvi.asm.org/cgi/content/abstract/78/15/8372?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&author1=Suarez,D&fulltext=bird+flu&searchid=1122253626785_1614&stored_search=&FIRSTINDEX=0&fdate=1/1/1995&journalcode=jvi
この論文の内容は、次のようなものですね。

「メキシコでは、1995年1月から、鳥インフルエンザ・ワクチネーション・プログラムが実施され、130億服の不活化ワクチンと、八億五千万服の鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え・鶏痘ワクチン(recombinant fowlpox vaccine containing an avian influenza virus gene または、Recombinant fowlpox virus-vector vaccine、Trovac Aih5)が、使用された。

これによって、1995年6月までに、高病原性のH5N2は、根絶されたが、低病原性のH5N2は、根絶されえず、中央メキシコに、今も、循環しているという。」

http://jvi.asm.org/cgi/content/abstract/78/15/8372?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&author1=Suarez,D&fulltext=bird+flu&searchid=1122253626785_1614&stored_search=&FIRSTINDEX=0&fdate=1/1/1995&journalcode=jvi


[2455] DDT、まだ製造使用している? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/01(Thu) 23:39  

上海ガニから殺虫剤を検出

【大紀元日本12月1日】台湾衛生署は今年9月、スーパーマーケットで販売されている上海ガニの抜き取り検査を実施したところ、中国から輸入した上海ガニから殺虫剤として使われているDDTが検出された。自由時報が報道した。
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/12/html/d58240.html

【中国】松花江汚染:水産庁「情報収集」道庁「サンプル提出」(サーチナ・中国情報局) - 12月1日11時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051201-00000006-scn-int

 どういった化学物質が流出しているのかも定かではありませんが? ウヤムヤのままにしておく?


[2454] 新型インフルエンザ 中国の人感染、情報錯綜? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/01(Thu) 21:50  

鳥インフル:衛生部が人への感染否定、情報確認済み(2005年11月30日18時14分 サーチナ )
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1514685/detail

鳥インフルエンザ、人同士の感染は未確認 衛生部 「人民網日本語版」2005年12月1日
http://www.people.ne.jp/2005/12/01/jp20051201_55557.html

《中国衛生部の高強・部長は30日、海外メディアが、「日本のウイルス学者が、中国は、鳥インフルエンザの情報(の一部)を隠している。発表されていない人への感染がある」と報道したことについて見解を発表。「この報道を受けて、我々はすぐにWHO(世界保健機関)と連絡を取った。WHOは記者会見で、この学者がWHOが派遣した専門家ではなかった。湖南省にも行ったことがなかったことを発表した」と説明した。》

 国際機関の調査を入れているのでしょうか? でなければ、ないということの証明にはなりませんが。
 疫病情報も、環境汚染情報も、ことごとく隠蔽でしょうか?

◆鳥インフルエンザ問題の今後(116)(2005.12.1)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza230.htm

『H5N2といえばメキシコのワクチンを想定する位で、早くからのワクチン接種で過去10年以上HPAIの発症を押さえて居ること知られていて、むしろ永く同じワクチンを使い続けていることでUSDAのD.L.スアレスチームのVirology誌の論文などで叩かれていたが、そのアメリカは2004年、テキサスで20年振りのH5N2HPAIの発症があったという。なかなか、もう過去の型とは言えぬらしい。
 アメリカの研究記事で奇異に思うのは、いわゆる内蔵型ニューカッスル病を必要以上とも思えるくらい恐れて居る点で、日本のように昭和40年初頭、いきなりそれにやられた国と感覚的にも違うのだろう。最近の論文など鶏の疾病としてはことごとく同列に扱って居る。ワクチンまでもRecombinantParamyxovirusType1−Avian Influenza−H7−Virusを両者をプロテクトするために研究しているという。H7もヴァージニアのターキーなどでH7N2が多発して捨て置けぬらしいし、一方でインフルエンザパンデミックに対しては当面H5N1とともにH9N2も再集合ワクチンの候補として考えているらしい。』

 ウイルス学者は、生体の側の、免疫学的な「感受性」の意味をないがしろにしているとしか思えない、病理病態論に誘導しているのではないでしょうか。
 ウイルスが、HになったりLになったりしているのではなく、あくまでも、個体(群)の側の「感受性」「耐性」の系統的強弱なのではないでしょうか。
 それを理解すれば、ウイルスをコントロールしようとするのではなく、ホスト側の体の「都合」をコントロールすることこそ、「病気」克服の正攻法であると気付くように思います。
 まだまだ、ウイルス学者ですら、ごくごく普段から、数限りない無病型のウイルスに暴露していることには思い至ってないのかもしれません。目に見えないものですから、「ない」と思いがちになるのは、わからなくもないですが、それは、普通の生活者の目であって、すくなくとも「微生物」学者の目がそうであっては「盲」同然です。
 ウイルスは、外部あるいは外来かもしれませんが(本来は共生状態の内在のものですが)、「病気」は外からやってくるものではなく、「反応(応答)」の“状態”であることに、「ウイルス」学者の方々は気付いて欲しいものです。全く同じウイルスによってしても、個体によっては、その発症の仕方にかなりの差異があることをよく考慮し、「病気」あるいは「医療」についてもう少し思い至らせる必要があるのではないでしょうか。
 ましてや、自然界のウイルスの存在に関して、「清浄」国(地域)などというのは、あまりにもお粗末です。生態系をひとつながりに見ることをやめ、ぶつ切りにしたような“観念”の世界です。とてもとても、生物学の常識では理解できません。現実世界を「実験室」の延長で考えているのでしょうか? もはや、マッドサイエンス、トンデモ科学の世界かも。


[2453] 香港に、中国・深せん製造の闇ワクチンが大量に流入 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 20:51  

この報道http://www.cbs.org.tw/big5/CbsRealNews/Detail.aspx?news_id=55769によると、
中国の深せんで製造された、無認可ワクチン2,700が、香港のイ個人医者などに、香港のブローカーを通じて売られ、これまでに、香港の住民1,600人が接種を受けた見られている。
当局は、残っていた1,109人分のワクチンを回収したとのことである。

http://www.cbs.org.tw/big5/CbsRealNews/Detail.aspx?news_id=55769


[2452] ピーナッツアレルギーを防ぐいくつかの方法 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 19:49  

いろいろ、研究も進んでいるようですね。
ひとつの方法は、木酢液を飲む事のようです。
もうひとつは、ピーナッツバターのふたを空けて、空気にさらしていく事のようです。
さらに、幼児の場合は、免疫系が備わる3歳までは、ピーナッツを食べさせない事のようです。
そのほかにも、いくつかの、ピーナツアレルギーを防ぐ方法があるようですね。

http://www.cnn.com/2003/HEALTH/07/10/peanut.allergies/


[2451] Re:[2434] ピーナッツバターが悪者になってしまう? 投稿者:とき 投稿日:2005/12/01(Thu) 18:43  

笹山様

15歳少女がキス後に急死=犯人はピーナツ−カナダ(時事通信) - 11月30日15時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051130-00000067-jij-int

 ピーナッツには、全くなんらの害毒はないのですが。(ウイルスと同じで、悪者にされてしまうのでしょうか? 非常に紛らわしい、おかしなニュースが流れています。)
 これも、免疫応答に関わることですが、劇症型アレルギーを起こすものは、ピーナッツだけではありません。そういう体質になってしまえば、卵でも、そばでも何でもおこりえます。あくまでも、個体の側の過剰反応です。
 なぜ、そういう体質になるのかは、先天的な場合もあるでしょうが、大概は、乳児期の免疫機構がしっかり確立されていない時期に、取り入れてはいけないものを摂取したことにより、そういう体質がつくられて、おこるようです。つまり、離乳食が早すぎるというのが結論のようです。
 ニュースの取り上げられ方は、外部から悪いものがやってくるようにとらえられがちですが、決してそうではなく、あくまでも過剰反応してしまう個体の側の体質の問題です。
 この病理病態は、ウイルス感染の場合も、ほぼ同じようにあてはめて考えることもできます。外来抗原にたいする生体(細胞組織体)の側の免疫応答としての、ウイルスに対する「感受性」には、かなり大きな幅を持った個体差があるということです。ただし、ウイルスは寄生細胞中で増殖する抗原ですが。

財団法人日本アレルギー協会
http://www.jaanet.org/topics2004anaphylaxis/

「赤ちゃん」の進化学―子供を病気にしない育児の科学 西原 克成 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453106352X


[2450] 補償金上乗せ見送り決定 iPodなどプレーヤー 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 18:05  

MDなどの販売価格に著作権者への補償金を上乗せする制度の対象にiPodなどのデジタル携帯プレーヤーを加えるかどうかを検討していた文化審議会の著作権分科会法制問題小委員会は1日、追加指定見送りを盛り込んだ報告書を決定した。
 報告書は見送りと併せ「制度の廃止やほかの措置の導入も視野に入れ、抜本的な検討を行うべきだ」と提言。現行制度についても消費者への理解に努めることなど運用面の改善を求めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051201-00000061-kyodo-pol


[2449] 役に立たなかった「住宅品質確保促進法」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 14:02  

私も間接的にかかわった法律なので、言いたくはないのだが、2000年4月以降の住宅10年保障の義務化をうたった住宅品質確保促進法や、それにともなう「住宅の品質表示制度」は、今回の「構造計算偽造建築 」のような場合、何の役にも立たなかったというわけだ。
10年保証には、このサイト
http://www.ads-network.co.jp/houritu/ho-03/ho-03.htm
にもあるように、「法律上の10年保証」「 品質表示制度を受けた10年保証」「(財)住宅保証機構による10年保証」の 三つのテリトリーがあって、今回の場合のようなときには、このうちの、「法律上の10年保証」と「(財)住宅保証機構による10年保証」とが合わさって、効力を発揮することになるのだが。
このうち、「瑕疵について、業者とトラブルがある」場合は、法律にもとづく「建設工事紛争審査会あるいは調停や裁判 」と(財)住宅保証機構による「保証事故審査会あるいは調停や裁判 」によって、カバー。
「業者が倒産した」場合は、法律上では、「保証はない」が、(財)住宅保証機構のほうでの「損害保険によって、必要な修補費用の80%まで支払われる。」でカバーされる。ということになる。
で「10年保証をしない」場合でも、法律上は、「法律上義務化されているが、罰則規定無し」であり、(財)住宅保証機構のほうも「任意制度のため、罰則規定無し 」なのである。
さらに、「瑕疵の部分の修理代金は誰が負担する」かであるが、法律上は、「全額、住宅会社負担」であり、(財)住宅保証機構のほうは「全額、住宅会社負担しかし 損害保険により、80%が住宅会社に支払われる」ということである。
今回の場合は、施工業者が住宅保証機構に加入していなかったというのだから、話にならない。
もっとも、たとえ、施工業者が加入していたとしても、次のような微妙な免責条項がある。
「(6) 被保証者から提供された材料の性質又は与えられた指図(保証者がその材料又は指図が不適当であることを指摘していなかった場合のものを除く。)
(7) 保証者(保証者の下請負人を含む。)以外の第三者の行為 」
http://www.ohw.or.jp/seinou/hoshou/kyoudou1y.html参照
一方、建築士の設計ミスについては、「日事連((社)日本建築士事務所連合会)・建築士事務所賠償責任保険」というのがあるのだが、こちらのほうも、しっかり免責条項があって、「被保険者が、事故の発生することを予見し得た設計業務に起因する賠償責任はない。」としている。
また、製造物責任法(PL法)においては、建物は対象外であり、これにかわるものとして、ISOの認定があるのだが、今回の事業者は、ISOの認定を受けていたというのだから、始末が悪い。
ISOの認定自体は、お題目に過ぎないから、実質的な保証効果はない。
PL法立法のプロセスで、不動産についてPL法の適用が除外された理由として、民法717条の土地工作物責任による救済がなされるので、除外されたというのだが、この点も、改正の必要があるだろう。(成田さん、どうですか?)
http://www.law.co.jp/okamura/PL_Law/ 参照
このように、今回の事件に伴い、多くの法改正なり制度改正が必要なのに、どうも、政治のほうは、違った方向で騒いでいますね。


[2447] 「WTO交渉難航の理由は、農業問題にあらず」とのマンデルソンさんの論説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 13:20  

今日の読売新聞の13面の論点欄にある通商担当欧州委員のピーター・マンデルソンさんの「WTO交渉難航・農・工業で均衡図る」との論説は、十分、説得力のあるものであった。
すなわち、マンデルソンさんは、今回のWTO交渉難航の原因を、誰しも、農業交渉が原因であると捉えているが、実際はそうではないと、言い切っている。
その原因として次の三つの要因を挙げ、その中でも、第三の要因が、WTO交渉難航の最大の理由であるとしている。

@決裂したカンクン会議を修復しラウンドを再開したものの、農業輸出補助金撤廃までに、アメリカをはじめとして、時間がかかりすぎ、残った時間がなくなってしまった。

A交渉が、ほとんど、農業のみに集中してきたが、ブラジルなどが、農産物の市場アクセスへの期待値を上げすぎてしまい、現実的な提案から程遠いものになってしまった。

B先進国は、農産物の市場アクセスを拡大する一方で、工業製品やサービスの貿易の分野で、新たな市場機会を増やすことができるのに対して、
発展途上国は、すでに、貿易品目の四分の三が工業製品であり、発展途上国が支払う関税のほとんどが、工業製品の輸出にかかわるものであるにもかかわらず、これらの関税は、引き下げられていない。



[2446] 中国で、新たに、鳥インフルエンザ、インドネシアで、新たにヒト感染死亡者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 10:33  

中国の新疆新源縣別斯托別郷で、11月24日、家禽300羽が死亡し、H5N1と確認。
http://www.worldjournal.com/wj-inst-news.php?nt_seq_id=1274412
また、インドネシアでは、25歳の女性がヒト感染鳥インフルエンザで死亡。
http://www.signonsandiego.com/news/world/20051130-0931-birdflu.html


[2445] Re:[2442] 構造計算偽造建築 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 09:34  

初めて拝見しました。
この「きっこのブログ」
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/
というブログ。
人気ナンバーワンのようですね。
どのようなかたなのでしょう。この「きっこ」というかた?
まさか、松岡きっこさんではないようで。
女性ではないことは、たしかのようだ。
この一連の問題、このあたり
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/11/54_6428.html
がカギなのかな?
下記検索で、いろいろ、見えてきました。
まだ、こんなページ「「ぎりぎりの広さで快適な客室を造れないものか」」を残しているサイトもありますね。
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%B9%B3%E6%88%90%E8%A8%AD%E8%A8%88&hl=ja&lr=&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&start=10&sa=N

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&q=%E5%86%85%E6%B2%B3%E5%81%A5


[2444] Re:[2443] 「 Animal Rights Television」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 09:25  

掲示板から さん。
これは、たまたま、Ise America
http://www.iseamerica.com/
のウインドウレス鶏舎の中での残酷物語ですが、ポートリー・リターの中に、鳥の死骸が含まれてしまうというのは、先に、私のブログ記事『Poultry Litterのバイオマス資源としての利用動向』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=473でも紹介して通りですね。
この「 Animal Rights Television」
http://www.petatv.com/
というサイトはこのほかにも、いろいろ、興味深い画像を配信していますね。
ただし、食事前に見る事は、避けたほうがよろしいかも。

http://www.petatv.com/


[2443] 米国の鶏卵大量生産工場現場の一つ? 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/01(Thu) 09:03  

イセ・アメリカの工場のビデオとありますが、牛への鶏糞ゴミ飼料もこのような工場から出ているのでしょうか。

http://www.petatv.com/tvpopup/Prefs.asp?video=inside_egg


[2442] 構造計算偽造建築 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/12/01(Thu) 08:40  

膨大な件数、日本を揺るがす大問題に発展しそうですね。
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/build/1133337941/
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/build/1132652353/


[2441] Re:[2429] 中国・中山大学の黄文林教授開発の鳥インフルエンザウイルスなど防ぐスプレー薬の詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 08:13  

ときさん。
ご紹介の中国・中山大学の黄文林教授開発の鳥インフルエンザウイルスなど防ぐスプレー薬の詳細が、このサイトhttp://big5.ce.cn/kjwh/kxjy/kx/200511/24/t20051124_5301765.shtml
にのっていますね。
黄文林教授が、これまで3年間かけて開発してきたもののようで、現在は動物実験の段階で、来年から、人体実験に取り掛かるようです。
これまで、30匹の猿について、三週間テストしてみたところでは、鳥インフルエンザばかりでなく、アデノウィルス、口てい疫、HPV脂肪肉腫等にも、効果があるとのことのようです。

http://big5.ce.cn/kjwh/kxjy/kx/200511/24/t20051124_5301765.shtml


[2440] Re:[2436] 松花江問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 07:26  

ときさん。
鳥インフルエンザ問題報道で、今年の5-6月、さんざん、同じような目にあってきた目からすると、またかというようなさめた見方をしてしまいがちですが、この問題に関しては、日本のメディアも真剣なのは、ちょっと、問題別での落差を感じてしまいますね。
どうやら、この問題も、報道規制がかかってしまったようです。
環境アセスに取り掛かったという報道はなされてきていますが。

http://news.google.com.hk/news?hl=zh-TW&ned=hk&q=%E6%9D%BE%E8%8A%B1%E6%B1%9F&ie=UTF-8&scoring=d


[2439] Re:[2435] [2433] 御提出いただく御意見・情報は、日本語に限らせていただきます。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/12/01(Thu) 07:05  

虹屋さん。
アレー。そうなんですか。
確か、レコード輸入権の時の文化庁のパブコメには、アメリカのRIAA等、数箇所から、バンバン、英語でコメントしてきたようでしたが。
いずれにしても、これからは、パブコメも、国際横断の時代のようですね。
こちらサイドからもFDAにバンバン出さなければならない時代ですね。


[2438] やがては、豚も鶏と同じになる 投稿者:とき 投稿日:2005/12/01(Thu) 01:51  

 ここにもまた、自然界におけるウイルス感染症の病理病態をよく理解せぬまま、家畜界を自然界から切り離し、まったく、現場現実離れをした「防疫」対策へと進もうとしている事象があります。

動衛研 豚コレラ関連情報
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/swine_fever/hcholera.html

 「清浄国」なんて、机上の空論、絵に描いた餅の世界であるのに。妄想・空想の理想世界を、現実にあてはめるようなことをやろうとしています。

 獣医世界は、なかなか、古い「病気観(思想・哲学)」を脱することができないようです。ウイルスを人間の力で、根絶制圧できると思い込んでしまっているようです。それは、いっときの、ペニシリン等での細菌感染症を制圧した、コッホ・パスツール的病原微生物観に基づくものでしょう。しかし、結局はそれもまた、耐性菌の出現によって、勝利をおさめたのはほんのわずか一時のことでした。いまや、薬剤と耐性菌のいたちごっこです。家畜界では、コスト面から薬剤による治療治癒を最初からあきらめて、看畜の全群処分淘汰もまた選択肢でありましたし、それが、もともとからの主たる病気対策でした。
 その細菌性の感染症駆逐と、相変わらず同じ対処対策をとろうとするがゆえの、全群淘汰根絶です。細菌感染では理解できないことはないのですが。それでも、現場では助けたいと思って努力することもあります。(けっして、経済上の理由だけでなく。)
 ウイルスの場合は、これまで、ほとんどの感染源が精密に解明できていないはずです。感染源・感染経路がわからない以上、「清浄国論」などという、ないことや、起こらないことを前提にしてしまうことくらい危険なことはありません。
 ウイルス感染症は、つねに、いつかはおこることを想定しておかなければならないからです。けっして、なくなることはありません。生き物(宿主となりうる生物)がこの世に存在するかぎり、確実に存在しています。日本の自然界から、宿主となり得る獣がいなくならない以上、かならずや起こります。それとも、そのつど、闇ワクのせいにするのでしょうか? なにやら、豚のときもその手を使ったようですね。「公」が関与しすぎると、どうも、現実がねじまがる気がしないでもありませんが。
 これまで、何十年もワクチンを用いることによって、病気から免れてきた事実があるものを、病気がでなくなったからといて、それをいったんやめてしまって、今後実際発生したときには、そうだからといってかつてのように、すぐワクチンが使用できる体制には、なかなか戻せないことになるようです。これでは確実に、鳥のインフルエンザと全く同じ運命になります。
 パブコメを読んだところ、現場の痛切な声に比して、ずいぶんと現実離れした、長らく経験したことなく病気の怖さを忘れたような、ゆるい平和ボケした意見も多いものだと痛感いたします。どこの世界も、疫病の歴史を軽んずる人が蔓延してしまっているのだと思います。こちらの「伝染」もまた怖いものです。

プレスリリース
平成17年11月30日
農林水産省消費・安全局
豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針案についての意見・情報の募集について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051130press_5.html
 募集期間において、当該案に対する74件の御意見が寄せられました。お寄せいただいた御意見の概要及び当方の考え方について、別紙のとおり取りまとめましたので、お知らせします。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051130press_5b.pdf


[2436] 予想どうりとはいえ、嫌な気分です 投稿者:とき 投稿日:2005/11/30(Wed) 23:09  

中国の河川汚染物質、日本に影響の危険…露の研究者

 【モスクワ=五十嵐弘一】中国東北部の石油化学工場爆発による河川汚染問題で、ロシア科学アカデミー極東支部のリュボビ・コンドラチェワ教授は30日、ロシア通信に対し、アムール川に今後流入する氷に含まれた有害物質が、春には溶けだし、オホーツク海や日本海に注ぎ込み、「ロシアや中国だけでなく、日本にも影響が及ぶ危険性がある」と指摘した。

 同支部の水質環境問題研究所に所属する同教授によると、春になると氷が溶け、川の流量も増えるため、有毒物質は下流に向かって流れ出すという。アムール川は露本土とサハリンに挟まれた間宮海峡に注いでいる。教授の発言はオホーツク海や日本海も潜在的に汚染される危険があることに言及したものだ。
(読売新聞) - 11月30日22時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051130-00000114-yom-int

中国松花江の汚染
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/harbin_toxic_leak/

松花江の被害を隠蔽、メディアは外部をミスリード【大紀元日本11月30日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/11/html/d68247.html
中国、新たに二箇所で河川汚染【大紀元日本11月29日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/11/html/d97453.html

 ガセネタであることを大いに祈ります。


[2435] Re:[2433] ボーカス上院議員も、日本の食品安全委員会のパブコメにご参加とのこと。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/30(Wed) 21:50  

一度原文を読んでみたいですね、どんな日本語になっているのやら・・
内閣府食品安全委員会事務局評価課【提出上の注意】
○御提出いただく御意見・情報は、日本語に限らせていただきます。



[2434] ピーナッツアレルギーで死亡という話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/30(Wed) 20:54  

これは、今朝のCNNテレビでもやっていたニュースだが、カナダの15歳の少女Christina Desforgesさんが、16歳のボーイフレンドとキスをした後、具合が悪くなり、病院に運ばれ死亡したというニュースだ。
彼女のボーイフレンドは、その9時間前に、朝食で、トーストにピーナッツバターを塗って食べたという。
死んだ彼女は、極度のピーナッツ・アレルギーの持ち主であったためという。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/4481546.stm


[2433] ボーカス上院議員も、日本の食品安全委員会のパブコメにご参加とのこと。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/30(Wed) 19:56  

いや、光栄です。
Max Baucus (モンタナ選出)上院議員さんも、日本の食品安全委員会のパブリックコメントにご参加されたそうで。
これでは、食品安全委員会も、前回のように、パブコメを粗末に扱う事は出来ませんね。

http://today.reuters.co.jp/news/newsArticle.aspx?type=businessNews&storyID=2005-11-30T110240Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-195513-1.xml


[2432] これも、氷山の一角? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/30(Wed) 18:56  

プレスリリース
平成17年11月30日
農林水産省
米国産鶏肉の輸入コンテナに同国産牛肉の箱が混載されていた事例について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051130press_7.html

 そういえば、寄生虫卵キムチ問題、ほうぼうでネタになっているようです。「なあに、かえって免疫力がつく。」が、流行語になっているようで。

2005年11月29日(火) 「感染したらラッキーかもしれない。」 んなこたぁない。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051129
韓国キムチの寄生虫を異常なまでに擁護する東京新聞、毎日新聞
http://nokan2000.blog37.fc2.com/blog-entry-216.html

 「キムチで感染したら、ラッキーかもしれない」っていうのも、あんまりですね。ずいぶんお粗末な記事を書いてしまうようになったものです。

【中国】衛生部:鳥インフル、人から人への感染を「全力阻止」(サーチナ・中国情報局) - 11月30日15時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051130-00000015-scn-int

『「現在行うべきことは、ウイルスの突然変異による人から人への感染を防ぐことだ」と語った。新華社が伝えた。』

 なんだか今頃にしては、白々しいような。もう人で、流行しているのでは?

『問題点としては、全国各地の医療スタッフの技術水準の低さを指摘。「農業部と連携して専門医療スタッフの診断および治療レベルを向上させる努力を行う」と語った。』

 全国各地ばかりでしょうか? 感染症流行情報を隠蔽するくらいなら、技術水準に関しては中央も地方も同じでしょう。「病気(感染症)」対策は、「サーベイランス」(監視)の意味のとおり、正確な「発生情報の公開度」が対策の大部分を占めます。それが、的確にできないのであれば、感染症対策技術は無きに等しいものです。(もはや、そんなことは最初から期待できないのですが。)
 いまや、被る側(国)が、後手後手の対処対策を強いられることから逃れることができません。それは、鳥インフルエンザの流行伝播で証明されたようなものです。口蹄疫も。そして、人もでしょう。


[2430] AIDS(HIV)ですら、最初は、バイオ兵器説があった 投稿者:とき 投稿日:2005/11/30(Wed) 16:07  

 いまだに、そう思い込んでしまう人が、ひっきりなしのようですが。(やはり、太古より、無知あるいは未知は、人に妄想を見させるようです。)

松岡正剛の千夜千冊
第千七十八夜【1078】2005年11月16日
畑中正一『エイズ』1999 共立出版
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1078.html

 科学的知識知見のクオリティと、科学者たる“慎重さ”の、この違いは、人間の品性・品格の、しいては、修身(躾)の違いが顕れたものではないでしょうか。
 「知」で生きる者が、最低は身につけておくべきものではないかと。

 世界が、インフルエンザ“ウイルス”で、浮かれたような騒ぎをしているのはとんだ茶番劇に見えてきます。(それもまた、何らかの戦略? 陰謀説にたてばそう見えなくもありませんが。)

 真の科学者は、的をはずさないで、着実に人類に貢献する仕事を選択しているようです。(そして、知識の普及も怠りません。不安を煽るようなことをしないで。)
 しかし、新型インフルエンザに比べれば、血液と「性」に関わる分、いろいろ、同じ「疫病」とはいえ、厄介で深刻で、克服困難な問題であることは確かです。最終的には、これもまた共存共生、馴致を目指さざるをえなくなるのですが・・・・。


[2429] というわけで(2420)、これもアヤしいわけです。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/30(Wed) 14:47  

中国・中山大、鳥インフルエンザウイルスなど防ぐスプレー薬開発
2005年11月30日 00時00分

広東省の中山大学は23日、同大学の黄文林教授がこのほど病原遺伝子をキャリヤーとするウイルス阻害遺伝子の開発に成功したことを発表した。

同遺伝子は、H7型鳥インフルエンザウイルス、従来型インフルエンザウイルス、アデノウイルス、ヒトパピローマウイルス(HPV)および口蹄疫ウイルスなど多種類のウイルスへの感染を有効的に予防することが可能といわれる。

既に動物を使った臨床試験は終了し、今年末にも政府関連機関の承認が下り次第、近々ヒトへの臨床試験が行われる予定。

同遺伝子は口腔スプレー薬として開発される予定で、口腔内にスプレーするだけで、上呼吸道内において一種の抗ウイルス蛋白を即時に形成し、粘膜の表面に保護層をつくることで、鳥インフルエンザなどのウイルスの複製を阻害し、ウイルスの発生を防ぐことができるという。通常は一度に2−3回スプレーするだけで、保護効果が3カ月持続するという。(日中グローバル経済通信)
ttp://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/china/415992

 チャイナビジネスの提灯持ちnikkeiですから、いたし方のない記事ですが。マスコミは、いまや、自社で内容を吟味検証することなく、取材先の言い分を垂れ流す、いわば、特定の意図を持った勢力のPR情報流通屋(業者)であって、「報道機関」ではなくなっているようです。ほとんどの記事が、胡散臭いと思ってあたらなければならなくなっています。(まあ、それがわかりやすくなったのも、ネットのおかげですが。)


[2426] 今月のブログ記事・月間アクセス・ベストファイブ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/30(Wed) 11:43  

@「タミフルと、リレンザの副作用一覧」 アクセス数 9,698
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=497
A「河岡義裕氏などのタミフル耐性論についての論議が盛んになる。」 アクセス数1,645
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=474
B「韓国と中国が、それぞれ、寄生虫卵入りキムチの生産企業名を公表-公表企業名一覧」アクセス数 1,625
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=490
C「タミフルは、われわれを、鳥インフルエンザから救えるのか?」 アクセス数1,468
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=285
D「木質バイオマス発電の夢と現実」 アクセス数1,164
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462

という事で、時節柄、「タミフル」のキーワードを持つ記事が、いずれも、ベスト・ファイブ入りしてしまいました。
「タミフル」のキーワード検索で、各種検索エンジンの1ページ目に記載された事が大きかったようです。
ブログ記事への月間総アクセス数は、現時点で、109,427(先月10月は、88,649)でした。



[2425] FAOが、むやみな野鳥狩りを警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/30(Wed) 10:21  

FAOは、昨日、鳥インフルエンザ対策として、むやみな野鳥狩りを、各国がすることに対して、警告を発した。
野鳥狩りは、本来は家禽の中での鳥インフルエンザウイルス撲滅に向けられる集中力を分散させ、結果として、鳥インフルエンザ・ウイルスのコントロールの実効が上がらなくなることを懸念しての警告のようである。

http://www.fao.org/newsroom/en/news/2005/1000166/index.html


[2424] Re:[2423] 12/1までの命かな?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/29(Tue) 20:15  

虹屋さん。力作拝見しました。
それぞれ、ダブっていなくて、よかったです。
私の場合は、具体的なアメリカのコンプライアンスの欠如例を指摘しただけでした。
新飼料規制の問題、MBMのコンタミネーション問題、カナダよりの脊柱入り牛肉のリコール問題、歩行困難牛の問題、そして、舌扁桃の問題などですね。
あんまり、今度も、パブリックコメントを粗末に扱うなら、パブリックコメント・ボイコット運動でも、やらかしましょうか。


[2423] 12/1までの命かな?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/29(Tue) 19:36  

お久しぶりです。
BSEのパブコメ、ごまめの歯軋りでしょうが、出してみました。
食品安全委員会の本委員会が12/1開催ですから、それまでに誰かさんが速読なさるのでしょうね。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0549_BSE-30pab.htm


[2422] 「イセファーム美野里農場」で、二度目の鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/29(Tue) 19:31  

茨城県は29日、美野里町の採卵養鶏場「イセファーム美野里農場」(9鶏舎)の鶏からウイルスが検出されたと発表した。「イセファーム美野里農場」は、ウインドウレス鶏舎。
 
この農場では、8月22日に抗体が確認されたが、ウインドウレスのため監視対象となったものの、今月14日に、一鶏舎からウイルスが見つかり、同日付で同鶏舎内の約八万羽の処分を命令したところだつた。
ウインドレス特別扱い措置の無意味さを、証明したような結果となった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000116-jij-soci


[2421] イセファーム美野里農場(美野里町)で、H5型ウイルス分離 投稿者:とき 投稿日:2005/11/29(Tue) 19:30  

■茨城県の別の鶏舎でもウイルス分離、8万羽処分へ

 茨城県は29日、イセファーム美野里農場(美野里町)で、新たに密閉型鶏舎の鶏からH5型の鳥インフルエンザウイルスが検出され、抗体陽性反応も出たと発表した。この鶏舎の約8万羽を処分する。

 同農場はすべて密閉型鶏舎。別の1鶏舎で10日に採取した検体からウイルスを検出し、約8万羽の処分を決めるとともに、ほかの鶏舎を監視していた。

 県畜産課によると、今回の鶏舎で8月18日に採取した検体は、ウイルス分離検査も抗体検査も陰性だった。同日から監視を始め、約2週間ごとにウイルス分離検査を実施。7回目で検出した。

 同課は「監視開始後にウイルスが侵入した可能性は低い」としている。〔共同〕 (18:48)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20051129STXKC052129112005.html

日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 「LPAI」認定は、いつになる?

プレスリリース
平成17年11月29日 農林水産省
茨城県のH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場におけるウイルスの分離について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051129press_5.html

茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
監視下にあったイセファーム美野里農場における2度目のウイルス分離について(平成17年11月29日)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html


[2420] Re:[2409]ウイルス≠「細胞性」免疫でブロック? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/29(Tue) 19:02  

平和屋様
> もともとインフルエンザを生体側でブロックするのは、液性免疫より、局所免疫(細胞免疫)の方が優れていると言われています。(この件は、H大のK田先生も以前述べられていました)

 本当に言われたのなら、やはり、脊索動物以上の高等生物の「免疫システム」に関する知識が足らないといわなければなりません。
 ウイルス(微生物)学者は、あくまでも外来抗原としての病原微生物を「対象物」とした研究知識知見に偏っていて、「病気」そのものの何たるかに関しては、知識が足らないのではないかと思わざるをえません。「病気」は外からやってくるのではなく、「内」から発するものです。

 さらに、「ブロック」という考えそのものが、「排除・根絶」思想から脱したものではありません。(狭義の)「免疫」とは、けっして排除ではありません。暴露して経験して飲み込まれ(飲み込んで)、関連した(関わった)細胞組織体が分子レベルで確実に記憶することです。

>つまり、今のように筋肉内注射でなくて、不活化した抗原(不活化ワクチン)を点鼻か、うがい薬として、粘膜に付着させれば、かなり、インフルエンザの感染を防ぐことが出来るはずです。

 インフルエンザウイルスも飛沫核感染が経路であることからいえば、理論的にはそれも可能ですが・・・。(けっして「細胞性免疫」獲得ではなく、あくまでも、「液性免疫」=「B細胞によるところの、特異的免疫グロブリン産生能」 獲得ですが。)

 以下、簡単に概略だけ。(「図解 安保徹の免疫学入門」参照しました。免疫学の概略はこれで充分でしょう。この程度のことが、いまだに、高校の「生物U」の領域だそうです。高校で「生物U」を選択しなかったら、学ぶことがない知識だそうで、なんとも由々しきことです。)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101035210

 生体(細胞組織体)における外来抗原(異物)との戦い方は、大まかに言って、大きいものは「顆粒球」、小さいものは「リンパ球」です。ほとんどの細菌(バクテリア)は顆粒球で処理され、比較的それより小さい、結核、サルモネラ菌、リケッチア、ウイルス、異種タンパクなどはリンパ球で処理されます。

 ここで、血液の概略も(ご存知かもしれませんが)。
 血液は、血球(約45%)、血漿(約55%)からなり、その血球がさらに、@赤血球(93.7% 酸素の運搬)、A白血球(0.1% 細菌の処理・免疫)、B血小板(6.2% 止血-血液凝固反応)からなっています。
 免疫に関わるものは、白血球ですが、それもまた、@マクロファージ(5%)、A顆粒球(60%)、Bリンパ球(35%)から構成され、細菌などの比較的大きい抗原の場合は、顆粒球内に取り込んで消化・分解し、ウイルスなどの小さい抗原の場合はリンパ球が担当します。が、その抗原は、あまりに小さいため取り込む作用が働かず、膜表面の接着分子つまり「抗体」(Ig、免疫グロブリン)で抗原をとらえ処理しています。
 つまり、「ウイルスそのもの」に対する生体防御は、ナチュラルキラー(NK)細胞や細胞傷害性T細胞(CTL)ではなく(あくまでもそれらは、感染細胞の破壊のみ)、必ずやB細胞(「B」の由来は鳥類のファブリキウス嚢 bursa of Fabricius から)が関与し、それが産生するところの抗体(Ig)によって処理されるというのが、「ウイルス感染症」における生体防御・免疫応答の知識知見の、基本中の基本です。
 よって、特異的な「液性」免疫以外に、非特異的な「細胞性」免疫によって、ウイルス感染の生体対処がなされるとは、どうしてもすんなりと飲み込めないのですが・・・。

宝島社文庫「がんも自分で治せる! 図解 安保徹の免疫学入門」 宝島社文庫 安保 徹
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絵でわかる免疫 KS生命科学専門書 安保 徹 (著)
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標準免疫学 STANDARD TEXTBOOK
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イラストレイテッド微生物学
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[2419] 『全頭検査』でなく、今度は、『全棟検査』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/29(Tue) 17:35  

マンションなどの耐震強度の計算書偽造問題で、自民党の武部勤幹事長は二十八日、名古屋市内で講演し、「今あるマンションは全部検査するようにしたらいい。お金がかかるだろうが国が予算化する」と述べ、住民の希望に応じて国が耐震強度検査費用を助成する制度を創設する考えを示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000006-san-pol


[2418] 最初のこじ付けがネックになってきた? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/29(Tue) 17:01  

■ 中国の人への鳥インフルエンザウイルスが変異

 中国衛生省は28日「このほど中国の人への鳥インフルエンザ感染サンプルから分離したH5N1鳥インフルエンザウイルスは、ベトナムのH5N1と比べて、ウイルスの遺伝子に変異起こったが、これは人から人への感染能力を持っていない」と発表しました。

 これは、中国衛生省の責任者が北京で記者の質問に答えた際述べたものです。この責任者はさらに「研究結果から見れば、鳥インフルエンザに感染した鳥類及びその分泌物と排泄物に直接接触したり、鳥類の分泌物や排泄物の中にあるウイルスの粒を吸入したりすることが、人間が鳥インフルエンザに感染する主なルートである」と述べました。
(2005-11-28 21:55:50 cri)
http://jp.chinabroadcast.cn/151/2005/11/28/1@53037.htm

【中国】鳥インフルエンザ拡大、農業部「遺伝子変異している」(サーチナ・中国情報局) - 11月29日10時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000003-scn-int

『農業部はまた、中国各地で感染が確認された高病原性鳥インフルエンザウイルスの遺伝子が、ある程度の変異を起こしたものであると発表。ただし、「人から人に感染する能力は持っていない」と説明した。衛生部も28日、「鳥インフルエンザは、ウイルスに感染した家禽とその分泌物、排泄物に接触しなければ感染することはない」と発表。中国当局は感染拡大による社会不安を打ち消すための対策に懸命だ。』

 事実は鳥からうつったものではないにもかかわらず、「人から人の感染」も否定したい。どうやっても、人での流行も隠蔽しつづけるつもりなのでしょう。ウシやブタやトリの病気のように。

文部科学省における新型インフルエンザ対策について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/11/05112500.htm

 「疫病」に対する、対策のための資源資材の集中が行なわれず、いたずらに分散されているように感じられてなりません。それぞれ細切れにされた「予算」に群がる「何者か」が消化するだけの仕組みでしょうか? ちとイジワルな見方かもしれませんが。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(115)(2005.11.29)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza229.htm

 科学的思考の下僕あるいは使徒として、それなりのポジションで禄を食む者の社会的使命を裏切るような行為に、ただ単純に義憤を覚えるだけに過ぎないのですが・・・。
 「知」でもって職業を為すものは、「無知」は他者を巻き込むことになる、いわば犯罪に等しいものとみなせるのではないでしょうか。
 「ファクト」と「プリンシプル」を捻じ曲げるような思考は、とうてい科学とはいえないし、それをやる者は似非であり、ときとして、偽善欺瞞でもあるということを、さらにはそれをやり続けられないように、白日のもとに晒すこともまた、「マスコミ・マスメディア」あるいは、「ネット」の役割ではないかと思っています。それを限りなく不可能にしている国があるのもまた事実ですが。

武士道 PHP文庫 新渡戸 稲造 (著), 岬 龍一郎 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456966427X
キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』 講談社+α新書
フリードリッヒ・ニーチェ (著), 適菜 収 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062723123
マオ―誰も知らなかった毛沢東
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406206846X

耐震強度の偽装問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/false_quakeproof_data/

 これもまた、「現場」(現実)ばなれした検査機関(民間といえども実質は官の天下り)の形骸化した制度構造による不始末の結果。何のための「法」と「建築確認制度」だったのでしょうか? 仕事をやっているようでいて、まったくやっていなかったことの証左。そうやって禄を食むものたちが数限りなくこの国を蝕んでいるのでしょう。もうとっくの昔に、「性善説」に立脚することは不可能になっているのにもかかわらず。
 で、結局は、いつの時代も統治される側の、個々の零細な者が犠牲になっている(だけな)のでしょう。いまや、建前の民主主義のなかでの、「もやかされた特権階級」がいかに責任を負わなくて済むかの制度に成り下がってしまっているようです。


[2417] 中国で新たに二箇所で鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/29(Tue) 15:22  

新たに発生したのは、11月22日に、新疆ウイグル自治区&#37167;善縣で、家禽288羽死亡と、11月18日に、湖南省永州市零陵區で、家禽402羽死亡。
いずれも、H5N1ウイルス感染。

http://202.108.249.200/news/china/20051129/101075.shtml


[2416] アスベスト対策手つかず、自治体関連6617か所 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/29(Tue) 13:11  

アスベスト対策手つかず、自治体関連6617か所
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051129-00000003-yom-soci
>アスベストが見つかった主な施設は、病院や老人ホーム、保育所など医療・社会福祉施設が586施設(厚生労働省調べ)、幼稚園、小中高校、大学などの教育機関が4923施設(文部科学省調べ)、公民館353施設(総務省調べ)、市町村庁舎327施設(同)など。総務省によると、自治体関連施設では、アスベストの除去や飛散防止措置が取られていない施設が6617か所に上り、早急な対策が求められる。
>調査対象は、文科省が15万1439か所、厚労省が10万3549か所、総務省が41万8268か所に上った(抜粋)


[2415] プリオン蛋白質異型遺伝子、原発性進行性失語症に関与=米研究チーム 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/29(Tue) 13:02  

プリオン蛋白質異型遺伝子、原発性進行性失語症に関与=米研究チーム
http://www.jc-press.com/kaigai/200511/112901.htm
>シカゴ大学のジェームスA・マストリアーニ(James A. Mastrianni)医学博士の率いる研究チームは、原発性進行性失語症(PPA)と呼ばれる極めてまれな認知症に罹った人々の多くがプリオン蛋白質(PrP)異型遺伝子(コドン129の変種)の特定の組み合わせを持っていることを突き止めた。研究資金の一部を提供した米国保健社会福祉省の米国国立衛生研究所(NIH)が11月28日、発表した。 NIHの発表によると、今回の研究はPPAとプリオン蛋白質遺伝子の関係を明らかにした初めての論文。医学雑誌「Annals of Neurology」最新号に掲載された。 研究チームは論文の概要で「PPAとPrP異型遺伝子の強いつながりは、その他の神経変性疾患でのプリオン蛋白質(発生の)原因と働きについて新しい問題点を提供する」と指摘した。細は12月1日発行予定の「地球発24時・海外からのくらしの安全速報」に掲載予定。

原発性進行性失語症
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E5%8E%9F%E7%99%BA%E6%80%A7%E9%80%B2%E8%A1%8C%E6%80%A7%E5%A4%B1%E8%AA%9E%E7%97%87&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
[2414] Re:[2413] 被ばく放射線量:手帳で個人で管理? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/29(Tue) 08:33  

匿名さん。
個人の被爆放射線量抑制対策(Personnel Radiation Dosimetry Policy )は、世界的課題になってきているようですね。
日本人は、医療被ばく(MEDICAL RADIATION DOSIMETRY)が大きいという事ですか。
手帳による管理というのが、いかにも、被爆国日本的ですが、やれるところから、やるという発想なのでしょう。
このサイトhttp://www.berkeleynucleonics.com/radiation-dosimetry.htm
の写真のように、携帯型の測定器持参という時代に入ってきたという事でしょうか。
こんなにhttp://www.berkeleynucleonics.com/resources/907_datasheet.pdf
小さいもののようですね。


[2413] 被ばく放射線量:手帳で個人で管理? 投稿者:匿名 投稿日:2005/11/29(Tue) 08:14  


http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051128k0000e040068000c.html
「発がんリスクは、被ばくの累積量に比例して増えるとされる。英オックスフォード大のグループが04年に発表した研究では、日本でがんにかかる人の3.2%は医療被ばくが原因と推計されており、英米など15カ国で最も高かった。」
個人で「被ばく放射線量:手帳で管理」といことになっていくのでしょうか?


[2412] Re:[2410] 食安委の米国牛パブリックコメント締め切りは明日(29日)17時 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/29(Tue) 08:12  

まりちゃんさん。
今日が、パブリックコメントの締め切りですね。
皆さん、がんばって出されたのでしょうか。
私も、あっさり書いて、昨晩、出しておきました。
それにしても、まさに、パブリックコメントの処理に関しては、「食安委」でなくて、「食安易」ですね。


[2411] Re:[2409] インフルエンザを細胞性免疫でブロックしませんか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/29(Tue) 07:38  

平和屋さん。
しばらくです。
おっしゃるような考えのものに、以前にも、この掲示板で取り上げた事がありますが、MedImmune Vaccines社の FluMistがありますね。
http://www.flumist.com/参照
このサイト「FluMist properties」http://www.flumist.com/professional/aboutflumist/properties.asp
の図のように、鼻から噴霧するというもののようです。
「注射針への代替」(Alternatives to the Needle)というのが、合言葉のようです。
ただし、完全な不活化ワクチン(inactivated vaccine )ということではないようで、「Live Attenuated Influenza Vaccine -LAIV」(弱毒生ワクチン)ということのようですね。
このサイト「A Vaccine Solution? 」http://www.usnews.com/usnews/health/articles/050404/4bird.b.htmによると、NIAID(National Institute of Allergy and Infectious Disease )
http://www3.niaid.nih.gov/
も、FluMistに似たH5N1用スプレーを開発したとあります。
Richard Gillespie, B.Sが開発した『auto-injector,” 』というもので、このサイト「Do-it-Yourself Flu Vaccine Might Protect in a Pandemic」
http://www3.niaid.nih.gov/news/focuson/flu/research/prevention/gillespie_selffluvaccine.htm
に写真がありますね。
ワクチン接種のDo-it-Yourself化が、何より、パンデミックを防ぐ決め手という考え方のようですね。
NIAIDの H5N1用Nasal Spray Flu Vaccine の開発状況などについては、一番下の検索サイトをご参照ください。
実際噴霧している写真が、このサイト「Myths about FluMist outrunning the facts」http://www.mc.vanderbilt.edu/reporter/?ID=3689
にあります。
また、年代別効力一覧は、『PDR Drug information for
Flumist Vaccine 』http://www.drugs.com/PDR/Flumist_Vaccine.html
にあります。
5歳から49歳まで有効と書いていますが、49歳以上の有効のサンプルが得られないために、そうなっているようで、49歳以上でも実際は有効のようです。
詳しくは、このQ&Aサイト「Questions and Answers on FluMist (Influenza Virus Vaccine Live, Intranasal)」
http://www.fda.gov/cber/flu/flumistqa.htm
をご参照。
集団接種に適していて、近時は、このニュースサイト「County offers FluMist to schools」http://www.vvdailypress.com/2005/113266637653573.html
のように、学校での集団接種にFluMistをというところも増えてきているようです。
このようにいいことづくめのFluMistのはずですが、なぜか、これまで、経営的には、苦戦されてきたようです。
また、弱毒生ワクチンということで、使用是非論があったという事も、影響しているのでしょう。
このサイト「New Live Attenuated Influenza Vaccine (FluMist) Not Recommended for People with HIV or their Close Contacts」
http://aidsetc.org/aidsetc?page=et-02-00-03
のように、HIV 患者には、使ってはいけないという論争もあるようです。
近時、ようやく、ハイライトが浴びるようになって、息を吹き返しつつあるというのが現状のようですね。

http://www3.niaid.nih.gov/NIAID/Scripts/Search/SearchResult.aspx?q=Nasal%20Spray%20Flu%20Vaccine%20%20H5N1&getfields=OriginalLocation&getfields=OriginalTopic&getfields=DateOfOriginalPublishing&getfields=Keywords&site=my_collection&client=my_collection&output=xml_no_dtd&restrict=&oe=UTF-8&stylesheet=/niaid/styles/search/Main.xsl&access=p


[2410] 食安易の米国牛パブリックコメント締め切りは明日(29日)17時 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/28(Mon) 23:46  

「米国・カナダの輸出プログラムにより管理された牛肉・内臓を摂取する場合と、我が国の牛に由来する牛肉・内臓を摂取する場合のリスクの同等性」に係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての御意見・情報の募集について
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_bse_usacanadian171102.html

Webでの提出
http://www.iijnet.or.jp/cao/shokuhin/opinion-prion.html

さて、今回は何日で処理されますでしょーか。

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[2409] インフルエンザを細胞性免疫でブロックしませんか? 投稿者:平和屋 投稿日:2005/11/28(Mon) 23:12  

笹山様、とき様&皆様

毎回鳥インフルエンザの貴重な情報ありがとうございます。
さて、人の新型インフルエンザの防御についてですが、
一案あります。
もともとインフルエンザを生体側でブロックするのは、
液性免疫より、局所免疫(細胞免疫)の方が優れていると言われています。(この件は、北大の喜田先生も以前述べられていました)つまり、今のように筋肉内注射でなくて、不活化した抗原(不活化ワクチン)を点鼻か、うがい薬として、粘膜に付着させれば、かなり、インフルエンザの感染を防ぐことが出来るはずです。一方、現時点では注射を行うので、アナフィラキシーや毒性を心配しなければならなくて、結果として、かなり純度の高いワクチンを時間をかけて作る必要があります。これが、点鼻薬なら、かなりワイルドな作り方でも副作用は出ないはずです。人か鳥から採材した、新型ウイルスを有精卵で培養して、ウイルス量を増やし、そのウイルス液をメンブランフィルターで濾過後、メチレンブルーなどで不活化すれば、立派な点鼻ワクチンとなるのではないでしょうか?一応安全性確認として、このワクチンをもう一度有精卵で培養して、72時間以内に死滅しなければ、体表に付着させてるためのワクチンとしては安全と言うことで、点鼻やうがい薬としては使用可能となるはずです。
つまり、高校の生物の実験程度(実際はウイルス抗原を使用するので、バイオハザードに気をつける必要がありますが)で、非常に効果があり、副作用が殆どない安価なワクチンが作れるはずです。
繰り返しになりますが、液性免疫を期待する注射によるワクチン投与方法しか念頭にないので、新型ウイルスに効果があるワクチンの実用までに莫大な時間と費用が必要となるのではないでしょうか?
このような細胞免疫性ワクチンを作らないのは、逆に言えば、出来てしまうと、(一般人が気軽にワクチンを使うことで困る)製薬会社や一部の医者が妨害しているのではと「裏読み」したくなります。



[2408] Re:[2405] 『恥ずかしい記事』ならぬ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/28(Mon) 21:25  

河岡さんのタミフル耐性論は、至極シンプルで、「オセルタミフルに対する高度の耐性は、N1ノイラミニダーゼ(NA)であるHis274Tyrのなかの、ひとつのアミノ酸の置換によって起こる。」というもののようですね。
確かに、日本の鳥インフルエンザ対策が具体的に動きを見せ始め、マスコミも、取り上げるようになったのが、ブッシュの来日声明以後という点は、否めないですね。
Masato Tashiro 問題は、中国は、うわさに過ぎないと、一蹴していますが、果たしてどうなのでしょう。
肝心のWHOが、Masato Tashiro 氏は、WHOの派遣調査員としては、中国にいっていないと、否定しているようなのですが。
そのへんも、奇奇怪怪です。

http://www.iom.edu/Object.File/Master/26/446/0.pdf


[2407] 公明党さん、かつての純粋さを忘れないようにしてくださいね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/28(Mon) 21:07  

この新聞記事「公明議員も国交省担当者にヒューザー仲介…偽装公表前 」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051128-00000307-yom-soci&kz=soci
を見ますと、非常に残念な気がしますね。
政権にいるための、口利きという麻薬。恐ろしいですね。
かつての政権に入る前の新進党時代の純粋さを、忘れないようにしてくださいね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051128-00000307-yom-soci&kz=soci


[2406] Re:[2404] [2401] ウィルス 萌え〜 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/28(Mon) 21:03  

Chaosさん。
そうだったのですか。
TBS、影響力大なのですね。
ところで、前にもふれた今朝の日経の「忍び寄る感染症」の記事なんですが、しょっぱなが、第一三共の新薬候補「CS-8958」 (Biota/Sankyo)
http://www.sciam.com/article.cfm?articleID=000F2B70-1C4C-1350-993483414B7FFE9F
の話なんですね。
何か、株価誘導の気配すら感じられました。
幸か不幸か、当の第一三共の今日の株価は、下記の通り、さして、変動はなかったようですが。
先月の河岡氏のネイチャー記事発表(Natureの2005年10月20日号発表の論文名は「Avian flu: Isolation of drug-resistant H5N1 virus」)も、そのタイミングの微妙さについて、いろいろ、憶測されましたしね。
純粋学者さんの純粋理論的タミフル見解も、ネタにされてしまう時代のようです。

http://quote.yahoo.co.jp/q?s=%C2%E8%B0%EC%BB%B0%B6%A6&d=c&k=c3&h=on&z=m


[2405] 『恥ずかしい記事』ならぬ 投稿者:とき 投稿日:2005/11/28(Mon) 20:27  

 「恥ずかしい論文を書いてしまった学者さん」にならなければいいのですが・・・。

特集 インフルエンザの脅威
パンデミックは再来する
鳥インフルエンザに隠された殺人鬼の影
H本泰介/K岡義裕
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0503/sp_2.html

 どうも以前から、ホスト側(生物・細胞組織体全体)の免疫機構に関しての知識に疑問を感じているのですが。(人間のウイルス感染症を相手にするのは、荷が重いのでは。)

2005.11.22
タミフルの国家備蓄も米ブッシュの意向!?
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/11/post_1655.html

 マスコミの危機煽りに比して、実際の薬の効きがどうかといえば、いままでのインフルエンザでも、果たして、劇的に高い効果を示しているとは到底思えないのですが。(私自身の服用経験から。タミフルもリレンザも。大概は気付いたときは服用期間からいえば手遅れ。)
 おそらく、増殖ウイルス量によっては、過剰反応をして免疫抑制剤が必要になるような体質の人には、多少効果が認められるのかもしれませんが、そのような人は、いままでの通常のインフルエンザであっても、重症化していた人で割合からいえばごくごく限られた人でしょう。ほとんどの人にとっては、おそらく、タミフルやリレンザは、使っても使わなくても、ほとんど同じ予後経過をたどるものと思われます。
 そう思って、いまのなにかに取り付かれたような備蓄狂騒劇は、まったく昔のハレー彗星接近や、最近だと、2001年問題騒ぎに限りなく近いものです。

 おそらく(ほとんど確信に近いものですが)、タミフルをいくら備蓄しようが、ワクチン開発しようが、もしパンデミックが実際に起こった場合は、そんなのは焼け石に水、あるいは、雀の涙のごとく、ほとんど役にたつことはないでしょう。ワクチンはまるっきりの“新型”を予測してつくるなんてのは不可能ですし。とにかく、流行がはじまったら、あるいは、発症したようなら、こじらせたり重症化させないように、無理をしないということしかないようです。(熱はできるだけ、解熱剤など人為的に下げるようなことはしない、です。冷たいものを飲んで体を冷やさないということも。)

鳥インフルエンザで数百人死亡はデマ 中国衛生部が指摘
(2005/11/26)中華人民共和国大使館
http://www.china-embassy.or.jp/jpn/xwdt/t223414.htm

 と言い切ってしまっていいのでしょうか?

 Masato Tashiro (国立感染症研究所、WHOインフルエンザ委託サーベイランス協力センター)さんの ProMED-mail記事がいろいろ物議を醸しているようですが。
http://effectmeasure.blogspot.com/2005/11/dr-toshiro-clarifies-or-does-he.html

 最初の香港のH5N1鳥⇒人感染そのものから、なにやら胡散臭い気がしてなりません。そのときもうすでに人⇒人ではないのかという疑念が晴れません。今アジアで、人でおこっているのも。鳥⇒人というのが、それが可能なウイルスが存在して起こるのであれば、もっと普通に起こっていてもおかしくないような気がしています。今のところまだ、真相は藪の中といったところですが。最終的には、結局のところ、鳥から人へというのは、まず、おこらないのではないかと。人でおこっているのは、ほぼすべて、人から人の感染でおこっているのではないかと、そう思っています。一番最初の思い込みを、いままで修正されることなく、引きずってきてしまったのではないかと。


[2404] Re:[2401] 今朝から、なぜか、「河岡義裕」さんのキーワードで、ブログ記事へのアクセスが続いています。 投稿者:Chaos 投稿日:2005/11/28(Mon) 20:18  

笹山様

Chaosです。
日曜日の23時 TBSで河岡氏を取材した番組が
放映されたからではないでしょうか。

ウィルス 萌え〜 って感じの人に描かれていたので
引いた人もいたのでは (苦笑)




[2403] 「ヒューザー社の100m2超マンションはいかがですか?」という掲示板 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/28(Mon) 19:05  

「ヒューザー社の100m2超マンションはいかがですか?」
http://www.e-mansion.co.jp/cgi-local/mibbs.cgi?mode=point&fol=shintikutyuuko&tn=0809
という掲示板がある。
発覚する前と後とがつながっており、その時間的経緯がわかる。
客に買わせまいとする『良心的』営業マンの一問一答など、がある。

また、今となっては、恥ずかしい記事
http://www.dai3.co.jp/rbayakyu/html/news015.htm
を書いてしまった記者さんも、このようにいる。
もっとも、この記者さん。国立マンション問題記事で、解雇された方のようで、マンション問題は、鬼門のようですね。

以下、掲示板掲載のヒ社の営業マンの、身を張っての消費者保護らしきやり取りを引用
「先日本社モデルルームに行って来ました。以下、モデルルームを見た後のやり取り。
営業員:「お二人には広すぎませんか?」
客:「二人には十分すぎますね。けどいま小さいマンションを買って子供ができて買い換えるというのは無駄ですし、子供をもうけることを考えると、広ければ広いだけ良いと思ってます。」
営業員:「若すぎませんか。うちの物件は20代の方は買われないんですよ。」
客:「おっしゃっていることがよく理解できないのですが、売れないってことですか?」
営業員:「いえ、けど今は自己資金をためて借り入れ金額を減らした方がいいんじゃないですか?」
客:「注文住宅を建築予定だったので資金はありますよ。何がおっしゃりたいんですか?売りたくないの?」
営業員:「買ってくれなくても良いんです。うちはそういう営業してないので。どうしても欲しいという方に買っていただければ。」
客:「随分失礼ですね、年齢制限があるんですか?」
営業員:「いや、ただお二人には広すぎますし。」
客:「私たちはいろいろ見てこの広さが必要だと思ったんです。」
営業員:「いろいろ見たって三月からですよねぇ?」
客:「情報を見て良いと思ったからわざわざ足を運んでいるんじゃないですか。それなのに最初からそういった閉ざした態度は失礼じゃないですか。」
営業員:「そうですかねぇ。」
客:「そうです」
営業員:「はぁ、では物件の説明をさせていただきます。」
客:「いえ、もう結構です。」」

http://www.e-mansion.co.jp/cgi-local/mibbs.cgi?mode=point&fol=shintikutyuuko&tn=0809


[2401] 今朝から、なぜか、「河岡義裕」さんのキーワードで、ブログ記事へのアクセスが続いています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/28(Mon) 18:07  

今朝から、このキーワードで「河岡義裕氏などのタミフル耐性論についての論議が盛んになる。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=474
へのアクセスが、爆発的に増加していますが、どうしたのでしょう?
先月の半ばに書いた記事なのに、今頃になって、どうしてなのか、わかりませんが。
特定のサイトからのリンクでなく、それぞれ、検索でのアクセスなのです。
今朝の日経の科学技術版での記事で、河岡義裕さんの見解がちょっと出ていたのですが、こればかりが要因でもなさそうな。
不思議な事です。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=474


[2400] Re:[2398] まもなく、食糧安定確保困難? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/28(Mon) 07:56  

ときさん。
インドでも、鳥インフルエンザは、危機一髪というような状態のようですね。
このサイト「Bird flu: India not to follow China」http://timesofindia.indiatimes.com/articleshow/1307665.cms
によりますと、インドでは、ブロイラーが16億羽、採卵鶏が一億六千八百羽ということのようですね。
ここでも、ワクチン問題が浮上しているようですが、中国の二の舞はしたくないとしながらも、体制強化を図りつつある、というのが現状のようですね.

http://timesofindia.indiatimes.com/articleshow/1307665.cms


[2399] 「<アルツハイマー>根本治療に光 原因たんぱく質の生成抑止」という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/28(Mon) 07:35  

以前にも、この掲示板に書いた事だが、アルツハイマーの原因として「アミロイド仮説」というのがあって、アルツハイマー病の原因遺伝子の一つであるアミロイド前駆体タンパク(APP)から、セクレターゼ(分解酵素)によって、アミロイドベータ(Aβ)という「線維状に結合して毒性を持つ物質」が切り出され、アミロイドベータ(Aβ)が、細胞外に放出されるが、本来は分解酵素によって分解除去されるものが、加齢による分解酵素活性の低下や、脳からアミロイドベータ(Aβ)を排出する機構の低下によって、脳内のアミロイドベータ(Aβ)の濃度が増大して、神経細胞に作用することで、老人斑や、神経細胞死と神経原線維変化を引き起こすという仮説がある。

この新聞記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051128-00000018-mai-soci
の京都薬大の木曽良明教授の研究では、分解酵素に入り込んでアミロイド前駆体タンパク(APP)を切れなくする化合物KMI-429を合成したというもの。
これをβ-secretase (BACE1)阻害剤(BACE1 inhibitors)というらしく、β-secretase (BACE1)阻害剤としては、このKMI-429のほかに、KMI-420というのもあるらしい。
このPubMedに発表された、この研究チームの論文「Design and synthesis of highly active Alzheimer's beta-secretase (BACE1) inhibitors, KMI-420 and KMI-429, with enhanced chemical stability.」http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=15582441&dopt=Citation
によると、このつなぎの役割を果たしているのが、テトラゾール環 (tetrazole ring )http://www.xray.cz/ecm/abstract/c/2/385-2.gif
というものらしい。
難病解決に道を拓きうる画期的研究になる事を期待したい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051128-00000018-mai-soci


[2398] まもなく、食糧安定確保困難? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/27(Sun) 22:35  

■大手商社 鶏肉の調達先を拡大

 鳥インフルエンザの感染の世界的な拡大を受けて、鶏肉を輸入している大手商社の間では、インドからの本格的な輸入の検討を始めるなど、鶏肉の調達先を拡大して、将来に備える動きが相次いでいます。
 大手商社は、以前は主に中国やタイから鶏肉を輸入していましたが、いずれの国でも鳥インフルエンザの感染が見つかったことから、現在はブラジルからの輸入に大部分を依存しています。しかし、鳥インフルエンザの感染が世界的に拡大していることを受けて、今のうちに新たな鶏肉の調達先を開拓しておこうと、「丸紅」が日本の商社としては初めて、インドからの輸入に向け本格的に検討を始めました。具体的には、インドでブロイラーの生産農家と契約し、品質と安全を保つための設備投資をしてもらったうえで、年明けにも試験的に輸入を始めたいとしています。また「伊藤忠商事」も、チリやアルゼンチンからの輸入を本格的に始めており、大手商社の間では、鳥インフルエンザの感染が広がっている中で輸入先を多様化し、将来に備える動きが相次いでいます。
(NHKニュース 11/27 11:17)
http://www3.nhk.or.jp/news/

カナダからの家きん肉等の輸入一時停止措置について(11月21日)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051121press_8.html
トルコ及びルーマニアからの家きん肉等の輸入一時停止措置について(10月11日)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051011press_8.html

 ブラジルは口蹄疫の発生で影響が出ているもよう。

■ブラジルで口蹄疫 世界最大の牛肉輸出国

 【リオデジャネイロ10日共同】ブラジル農務省は10日、牛肉の生産が盛んな南西部マトグロソドスル州エルドラドで口蹄(こうてい)疫が発生したと発表した。同国の牧畜業は近年急成長し、昨年の牛肉輸出量は世界最大。主産地での口蹄疫発生で、輸入を中止する国が出るなどの影響が広がりそうだ。
 発表によると、同日までに約140頭への感染が確認され、計582頭の処分が決まった。
 農水省によると、日本はブラジルから口蹄疫感染の恐れがない加熱処理済みの肉だけを輸入している。
(共同通信) - 10月11日11時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051011-00000067-kyodo-bus_all

 口蹄疫も、もちろん世界的にまん延流行中。
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/FMD/index_2005.html
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
(記事検索 感染症名:口蹄疫、これもまた某国の隠蔽隠匿が疑われますが。)

食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第18回家きん疾病小委員会及び第5回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の概要について(11月24日)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051124press_4.html

◆鳥インフルエンザ問題の今後(114)(2005.11.27)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza228.htm

『それにしても、ここへ来て分からぬのは各地方の対策協議会の在り方である。茨城での混乱振りを他山の石とするでもなく一口にサーベイランスの強化などと簡単に云うが、これを全国に拡げたら強毒型の侵入を待つまでもなく、現状のままでも間違いなく養鶏業界は壊滅する。もう風評被害だけを恐れて居る段階ではない。マスコミにも正しい認識を持って貰う努力をしたうえで協力してもらう以外ない。正しい情報を積極的に伝えるべきだ。
 茨城の苦境を誰も理解しておらず声が通らない点では霞ケ浦の鯉の場合よりもひどいと思うくらいだ。』

 HPAIとLPAIの定義について、再考するべきときではないでしょうか? それと、さっさと清浄国論を脱して、ワクチン体制に移行すべきでは? (どうもいまの「家畜伝染病予防法」にしがみついてる限り不可能か。個別の「病」については、省令レベルの規程に過ぎないのですが。)

 KHV病(コイヘルペス)では、「清浄国(地域)」復帰ができないかぎり、現状ではもはや、国内(地域)の生産出荷活動が永遠にできず、再開は不可能になりつつあるようです。もはや、自然水系にまで、まん延してしまっているのですから。
 いわば、「清浄国論」が前提となっている法令対象の病気の原因であるウイルスが、鳥でいえば、自然環境の野鳥にまで蔓延していることが確認されてしまっているようなものですから。
 コイの「特定疾病KHV病」にかぎってみれば、日本では、一つの産業としてあったものが、現実にそぐわない恣意的な「法令」指針によって、まもなく消えてしまうことになるようです。実際は自然水系では、罹ってもほとんど生き延びているのですが。
 人間がとり決めた法令によって、人間の生産活動が持続できなくなるなどという、まるで馬鹿げたことがおこっています。

 ウイルス感染症という「疫病」自然災害・天災(もしくは、単なるウイルスという存在との永遠の「折り合い」)を、恣意的な「法」制度で囲い込むという、人間の独りよがりな「愚挙暴挙」で、自らの活動を拘束し苦しむことになっています。ギリシャ悲劇の物語構造と全く同じです。人間の社会は、そのころに比べても、大して進歩していないということの証左です。

 「ウイルス感染症」を、「細菌感染症」と同じように、現在の「家畜伝染病予防法」の基本思想で括ろうとしても、あまりにも相手が違いすぎるのですが、なかなかそれをすんなり理解できるようになるまでには、まだまだ時間がかかるのでしょうか。
 病気が起こるかどうかについて、細菌は数が少なければ、あったとしても病気を起こしませんし、病気を起こしてもその数を減らせば病気が治まります。
 しかし、ウイルスはあくまでも0か1かです。変異して新たな1となる、つまりこの世に「存在」を始めた時点で、ホスト側は、どうにもこうにも抗することはできません。それゆえに「自然災害」(天災)といえるのです。その存在に対しては、あらゆる生き物が、感染経験をすることによって、馴致・耐過・適応していく以外に道はありません。それはまた、ウイルス感染症に対する被感染個体の免疫機能の更新(バージョンアップ)ともいえるものです。生物体(細胞組織体)は、「経験」に勝るものがないということです。(そこにまたワクチンの意義があります。)
 ウイルスの「排除・根絶」は不可能であり、それを目指すことが馬鹿げているのも、そのウイルスという存在に対する無駄な足掻きをすることに等しいからです。
 それができると思い込んでいる人々はおそらく、ウイルスや細菌の生きていけない世界では人を含めた生き物もまた生存できないということに、思い到っていないのではないかと思います。

 「リスク0」を確保しようとする行き過ぎた公衆衛生思想が、新たな「ファシズム」を生み出していることに、民主主義の建前はどうあれ、この国の統治意思決定担当セクションの立場にいる方々は、少しは(最大限に)気付いて欲しいものです。病気や食糧生産は、「経済」の視点のみでは「政策」できないものであります。なんといっても、予測不能の「生き物」(あるいは広く自然〜人間の思うようにならないもの)を相手しているのですから。


[2397] ルーマニアで、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/27(Sun) 09:37  

発生したのは、黒海の近くにあるダニューブ・デルタ地帯からドナウ・デルタから約100キロの距離にあるBrailaカウンティのScarlatesti という僻村で、七面鳥の感染が、先月確認され、H5N1と、判明したという。
このダニューブ・デルタは、このサイト
http://www.world-ventures.com/LC_River_Cruise_The_Beautiful_Blue_Danube_MS_Deltastar_MS%20Donaustar.htm
の写真にあるように、水鳥の集結基地のようなところで、バルカン半島への感染拡大が懸念される。

また、このサイト
http://www.recombinomics.com/News/11250503/H5N1_Volga_Delta.html
によると、ロシアのボルガ川デルタのAstrakhan でも、10月17日から21日にかけて、221羽の白鳥の死が確認されたとしている。
今月に入っての世界の感染状況マップは、この地図http://www.recombinomics.com/H5N1_Map_2005_QinghaiL.htmlの空色のスポットをご参照。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L26648058.htm


[2396] Re:[2393] 松花江&アムール川、深刻な汚染 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/27(Sun) 09:22  

ときさん。
これらのサイトによると、中国全体での水不足は年間360億立方メートルという事のようですね。
例の三峡ダムの洪水防止貯水量が、221.5億立方メートルということですから、三峡ダムクラスのダムが、後、二つは、必要という計算になりますね。


[2395] やがて漁業資源にも影響? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/27(Sun) 00:03  

中国松花江の汚染
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/harbin_toxic_leak/

松花江(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E8%8A%B1%E6%B1%9F
アムール川(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%B7%9D

海流(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%96%E6%B5%81
親潮(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%AA%E6%BD%AE

 大気汚染だけでなく、海洋汚染もでしょうか?


[2394] インドネシアで、16歳の少年がH5N1感染 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/26(Sat) 20:39  

インドネシアで、16歳の少年のH5N1感染が確認された。
これで、インドネシアでは、12番目の鳥インフルエンザのヒト感染。
うち、7人が、これまで死んでいる。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/JAK69226.htm


[2393] 松花江&アムール川、深刻な汚染 投稿者:とき 投稿日:2005/11/26(Sat) 20:22  

【中国】ハルピン:4日間断水、吉林爆発事故で汚染の恐れ(サーチナ・中国情報局) - 11月22日22時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051122-00000016-scn-int

【中国】吉林爆発事故で松花江のニトロベンゼン濃度28倍
(サーチナ・中国情報局) - 11月24日11時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051124-00000004-scn-int

■中国吉林省の猛毒ベンゼン、松花江へ流れだしハルピンを恐怖のどん底へ
 流れはアムール川からハバロフスクへ注ぎ込み、ロシアも警戒にはいった
(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
 平成17年(2005年)11月25日(金)通巻第1312号)
http://www.melma.com/backnumber_45206_2374560/

 かつての日本の公害問題とはまた、比較にならないほどの環境汚染を招くことになっている?


[2392] 中国・内蒙古自治区の扎蘭屯市で、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/26(Sat) 18:38  

中国のうち蒙古自治区の扎蘭屯市で、11月20日に、246羽の家禽が死んでいるのが発見され、11月25日に、H5N1と確定した。

http://202.101.38.42/www_jfdaily_com:80/gb/node2/node142/node151/userobject1ai1143465.html.big5


[2391] ギリアード社のサイトにみるギリアード社と、ラムズフェルドとの親密な関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/26(Sat) 17:39  

タミフルの特許を有しているギリアード社と、ラムズフェルドとの親密な関係か取りざたされているが、この当のギリアード社のサイト「Donald H. Rumsfeld Named Chairman of Gilead Sciences」http://www.gilead.com/wt/sec/pr_933190157/に、その関係の歴史が克明に記されている。
それによると、1987年に、Michael L. Riordan氏がGilead社を設立したが、ラムズフェルド氏は、1993年から、Gilead社の議長を務め、創業期のGilead社の発展に貢献してきた。
特に、「VISTIDE」http://www.uochb.cas.cz/~nk/holy/Vistide.jpg
という商品の開発に当たっては、大きく貢献した。
ラムズフェルド氏は、1988年にGilead社に、ディレクターとして迎えられる前には、1977年から1985年にいたるまで、G.D. Searleという名の世界的な製薬会社(現在は、Pfizer-Pharmaciaの支配下)の最高経営責任者を務めていた。
1980年と1981年には、製薬業界の最高の経営責任者としての賞を受けている。
等など、延々と、ラムズフェルド礼賛の言葉が続いている。
切っても切れない関係というのが、ギリアード社と、ラムズフェルドとの関係のようだ。

http://www.gilead.com/wt/sec/pr_933190157/


[2390] Re:[2328] 反日記事の作り方 投稿者:とき 投稿日:2005/11/26(Sat) 16:04  

> ニューヨークタイムズの記事「Ugly Images of Asian Rivals Become Best Sellers in Japan 」に、日本の嫌アジア漫画ブームが、漫画入りで紹介された。
> 漫画だけのURLを紹介すると、
> これhttp://graphics8.nytimes.com/images/2005/11/19/international/19comics184.4.jpg
> と、これ。
http://www.nytimes.com/imagepages/2005/11/18/international/19comics.1.ready.html
> 山野車輪著「マンガ嫌韓流」(晋遊舎)「マンガ中国入門」(飛鳥新社)等を取り上げている。
> 韓国・中国を警戒する心理と西洋に対する日本人の劣等感を示すもの、と指摘している。

(ご無沙汰しておりました。ようやくまた、ネットの世界に舞い戻って参りました。よろしくお願いいたします。)

2005年11月25日
反日記事の作り方
http://adon-k.seesaa.net/article/9776135.html

>これが反日記事の永久機関正体だ!w

中韓 ← NYT
↓     ↑
朝日 → 大西

【日韓】『マンガ嫌韓流』に関するNYタイムズの記事を韓国メディアが一斉に報道 [11/20]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1132502827/l50

【NY発】ニューヨークタイムズ大西哲光【反日記事】
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/mass/1113235294/l50

 こういう記事では、もう、ネットで記事を見ている人は誘導・印象操作は難しいのではないでしょうか。NYT築地オオニシ支局員発の記事を、さらに朝日がとりあげて、『海外の提携紙から』と称して記事にする。最初から、築地で段取りが決まっているとしか思えないわけで。今回もまた、やらせといえばやらせ、まったくの、ニューヨーク本社は最初からほとんど関知関与しているとは言えない、“いつも”のオオニシ記事のようです。
 それを知ってみていると、まあ、そこはかとなく楽しい世界かもしれません。(こんな茶番劇で、品位・品質を落としているのだということの自覚もないのでしょうね。)

 こちらも、読めないでいるうちに、たまっていました。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(113)(2005.11.26)
◆鶏飼い時事(じじい)…『茨城32例目以降についての考察』(2005.11.25)
◆鶏飼い時事(じじい)…『ウイルスが改めて動き出したか』(2005.11.23)
◆鳥インフルエンザ問題の今後(112)(2005.11.22)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 プリオンの吸収のされ方について、下記の書に一つの仮説が出ておりましたので、ご紹介まで。

究極の免疫力 西原 克成 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770024282
『プリオンというのは大きなタンパク質ですから、本来は消化されないと腸の粘膜を通過できません。ところが、ヤコブ病の場合は、それが腸の粘膜を通過して感染しているというのですから、その場合、腸の吸収機構のほうになんらかの問題がおきていることを考えなければなりません。ところが残念なことに、日本の医者、医学者はそういった点に目を向けません。どうしてプリオンが吸収されてしまうのだろう、と考える医者がいないのです。しかし腸のしくみを知っていれば、パイエル板から入ること、そして、腸が冷やされて吸収機構がおかしくなったときにとくに入るということは、すぐに想定できます。 腸の性質は冷えると本来吸収されないはずの細菌がどんどん吸収されてしまいますが、その入り口になるのはM細胞といわれる腸扁桃にある細胞です。じつは、この事実を教えてくださったのは、『腸は考える』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004301912
を書かれた新潟大学名誉教授の藤田恒夫先生です。それまで私は、細菌や異種タンパク質などは、遺伝子の誤作動で吸収されてしまうのではないかと考えていましたので研究室を訪ねた折にそのことを伺いますと、藤田先生が「腸扁桃のM細胞から入るんです。これは日本人が大正時代に発見して、ドイツの学者がそれを電子顕微鏡で観察して再評価したのです」と先生の出版された『細胞紳士録』の中の図を示して「ここからプリオンも吸収されます」と教えてくださいました。』(P104-105.)


[2388] Re:[2382] 測定値改ざんおよび過小評価 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/26(Sat) 11:38  

まりちゃんさん。
なるほど、建築士、弁護士に続いて、今度は、計量士ですか。
「士」のつく商売のご難続きですね。
おっと、二つの「士」をかねる方もいた。



[2387] 早速、リフレ派らしきかたから、お小言頂戴。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/26(Sat) 11:20  

「[2307] 今回の食品安全委員会の答申は、背理法に逃げ込んだ苦しいもの。」
で、バーナンキの背理法について触れたが、その中で「多くの場合、この、背理法は、まやかし論理の正当化に使われるものなんですがね。」
と書いてしまった事で、早速、このサイト「Apple100% blog」http://d.hatena.ne.jp/fhvbwx/20051125/p1のかたから、二度にわたって、お小言を頂戴してしまいました。
http://d.hatena.ne.jp/fhvbwx/20051124参照
もっとも、こちらのサイトhttp://www.ngm.edhs.ynu.ac.jp/negami/dai3nori/hosoku/hosoku22.html
では、「本当の背理法とは何か」、についてかかれてありますし、どちらのほうが正しいのか、迷ってしまいますね。
そこで、改めて、バーナンキさんの、背理法にもとづく日本建て直し論(「Japanese Monetary Policy: A Case of Self-Induced Paralysis?」http://www.princeton.edu/~svensson/und/522/Readings/Bernanke.pdfより)をあたってみますと、次のように書いてありますね。

「この見解(「日銀が如何に介入しても、円の価値を押し下げる事にはならないだろう」という見解)に反論するためには、私の先の「貨幣発行が、無限の購買力を生まない限りにおいては、貨幣発行は、価格に、必然的に影響を及ぼす。」という見解を、背理法の適用をもって、反論する事が出来る。
仮定として、日本銀行が、円の貨幣発行をし、在外資産を得ると仮定したとする。
その結果、もし円が価値減とならず、日本の商品や資産に対する相互需要が起こらなかったとすると、日本銀行が、無限の在外資産の取得したり、円を得た外国人が、円を持っているだけの状態にあることを、妨げるものは、原則的には、なになのか?
明らかに、この状態においては、均衡状態は生まれ得ない。
均衡状態が生まれ得ない理由のひとつとして、ポートフォリオ均衡の原則がある。
円バランスは、他の不動産や金融資産など、他の資産の完全な代替品ではないので、外国人は、円が減価し、円資産の予測配当が、増加しない限り、円の保有高を増やそうとはしないであろう。
この事は、必要な介入が大きなものになるであろうことと、反する事となる。
そうなる事を私は、疑ってはいるが、これは、経験則である。
しかし、必要とされる介入が、大きくなればなるほど、日銀の外貨準備高は、おおきくなるが、その事自体は、悪い結果ではない。
つまり、市場予測に影響を与える適切なアナウンスとともに、日本銀行による活発な介入を行うと、円の価値を著しく下げる方向に動く、という事である。
さらに、この戦略を推し進めない理由は、ほとんどないように思える。
この戦略によって起こりうる最悪の結果とは、日本銀行の準備資産保有高が、著しく、増加するという事だけである。」

グリーンスパン後のバーナンキさんのスタンスについては、いろいろ、取りざたされていますが、当分は、インフレターゲット論の持論が活用される場面はないようですね。

とにかく、インフレターゲット論を持ち出す場合、現在の一国の経済状態が、デフレ懸念なのか、インフレ懸念なのか、これによって、異なってくるのではないのでしょうかね。
インフレを火にたとえれば、燃え盛っている状態で、水をかけるのか、燃えない状態で、油を注ぐのか、では、まるっきり意味が違うというわけです。
つまり、バーナンキさんのインフレターゲット論は、現在、一国にインフレ懸念がある状況でのもので、現在デフレ状態にある日本のような場合には、かなりの検証が必要な感じがしますね。
こんな事をいわれた方がいますね。
「背理法(reductio ad absurdum)というものは、政治的には、無益のものである。なぜならば、政治は、不合理なものをも、自由に受け入れてしまうからである。」Radley Balko
http://www.cato.org/people/balko.html
つまり、金丸式であれば、背理法自体が、無反発体にさえぎられてしまうというわけですかね。
食品安全委員会という聖なるものが、こうでは困るんですがね。

http://www.princeton.edu/~svensson/und/522/Readings/Bernanke.pdf


[2386] 狭義のトリアージと広義のトリアージの必要性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/26(Sat) 08:19  

あるメールサイトを見ていたら、次のような提案がされているので興味をひかれた。
すなわち、鳥インフルエンザが、パンデミック状態になって、人々が、病院に押しかけ、カオス状態になったときに対処して、病院を、事前に「インフルエンザ対応病院(診療所)レッドフラッグ」と「非インフルエンザ対応病院(診療所)ブルーフラッグ」を決めておく、という考えである。
まあ、たとえはおかしいが、自動車の日産のブルー・ステージ店とレッド・ステージ店とレッド/ブルー・ステージ店とにわけるような考えを、パンデミックの際の病院にも適用する、と考えたほうがわかりやすいかもしれない。(ブルーステージが日産店と日産モーター店。レッドステージがプリンス店とサティオ店。)
この考え方と同じような考えが、このサイト「AIDS may help spread of bird flu」
http://crofsblogs.typepad.com/h5n1/2005/11/aids_may_help_s.html
に示されている。
すなわち、今年の尼崎鉄道事故の場合にも活躍した、病人を重症・軽症別に、即時にタグをつけ、層別し対応する「トリアージ」(triage)の考え方を、もっと広義のシステムとして、パンデミックの際に、つかっていこう、という考え方である。
ここであげられているのは、パンデミックの際に、優先安全確保が要求されるのは、安全の社会的インフラが機能するための人材、すなわち、医療・技術関係者や、食料生産・供給者とする、というような考え方である。
また、住民自身ガ、どこで、ケアするかの事前選択も、必要なのかもしれない。
日本とアメリカの違いは、自宅療養できるかどうかの体制の違いだという。
ウサギ小屋での自宅療養が出来ない日本では、いっせいに、病院になだれ込んでしまう可能性がつよいといわれている。
ここらで、広義の意味での「トリアージ」(triage)体制を、新型インフルエンザ対策に加えておく必要があるのかもしれない。
ちなみに、この掲示板にご登場いただく、外岡さんのご地元の小樽市の行動計画http://www5.ocn.ne.jp/~otaruhc/では、自宅療養を、明確に盛り込んであるそうだ。

http://crofsblogs.typepad.com/h5n1/2005/11/aids_may_help_s.html


[2385] Re:[2384] 茨城県内のカモからH4N6ウイルス検出 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/26(Sat) 07:28  

通りすがりさん。
情報ありがとうございます。
昨年5月に、茨城県の神栖町の海岸で、渡り鳥のハシボソミズナギドリが大量に死んでいるのが確認されたとの報道
http://homepage.mac.com/idyukino/iblog/B665980284/C1928778577/E934430751/
があったのですが、この死んだ渡り鳥について、ウイルス検査をしたとの報道はありませんでした。
しかし、危機管理の点から言えば、当然、ウイルス検査をするべきでした。
今回のかもから発見のH4N6型は、1999年10月にカナダで、豚から発見された鳥インフルエンザウイルスと同じ型のようで、その点からの追求も必要でしょう。
茨城県の総合的な危機管理体制が必要な気がしています。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=10982381&dopt=Citation


[2384] 茨城県内のカモからH4N6ウイルス検出 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/26(Sat) 00:47  

初めまして。掲示板をいつも興味深く拝見しております。
茨城県かすみがうら市からのニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051125-00000259-kyodo-soci

茨城県は25日、同県かすみがうら市の農場で飼育している食用のカモから、H4N6型の鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。
 高病原性ではないため、カモの処分や移動禁止区域の設定はしない。
 この農場では、開放型の3鶏舎でカモとシャモ計約3450羽を飼育。うち1鶏舎のカモからウイルスが分離された。抗体検査はいずれも陰性だった。
 この農場は、別の養鶏場で感染が確認されて移動禁止区域に入った直後の8月下旬から9月中旬に計3回検査したが、いずれも陰性だった。9月下旬に移動禁止が解除され、今回、農林水産省の指針に基づき解除後の検査を実施した。
(共同通信) - 11月25日21時0分更新


[2382] 測定値改ざんおよび過小評価 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/26(Sat) 00:28  

マンションだけじゃなさそうで、蓋を開けたら日本の危機管理はどうなるんでしょう(^^;

ダイオキシン:測定値改ざんで、日本検査の認定取り消し 
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20051126k0000m020145000c.html

女川原発:宮城県沖地震で想定外の大揺れに 東北電力発表
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20051126k0000m040106000c.html
設計時の想定が過小評価だったという。

笹山さん、デュポンの詳細な情報をありがとうございました。
マクドナルドの包み紙について質問状および共闘呼びかけが出されたようです。

デュポンの有害化学物質問題で、マクドナルドに質問状=EWG
http://www.jc-press.com/kaigai/200511/112403.htm


[2381] 皇室典範改悪阻止デモ 投稿者:日本男子 投稿日:2005/11/25(Fri) 22:49  

<国難突破! 『皇室典範改悪阻止!「草莽崛起」緊急抗議国民デモ』>


世界最古の国である我が国に、歴史上かつてない国難が迫っています。小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東大学長)は、女性・女系天皇を容認したうえでの皇位継承順位について、直系優先のうえで出生順に定める「長子優先」とすることを全会一致で確認しました。
 二千年以上続いた日本の国体・国柄が、今、深刻な危機に陥っています。
 日本を日本たらしめてこられた皇室と皇統を消滅させようとする勢力が跋扈しています。祖国日本とその中心たる御皇室と皇統の危機を、私たち日本国民の手で、何としても守り抜きましょう。

 ■日時:平成17年11月26日(土)午後1時集合
 ■集合場所:三河台公園
  (住所:東京都港区六本木4-2-27)
 ■交通:
 ・東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅徒歩3分
 ・都バス都01渋谷駅〜新橋駅六本木4丁目)
 公園地図:
http://www2.wagamachi-guide.com/minatoku/map.asp?GPOS=139.737159133333%2C35.6613020689058&GSCL=4000&SSIZ=500%2C500&sid=5015&ID=197&F=FL1&GALAY=0000000000000000&Map.x=263&Map.y=230
主催:皇室典範の拙速な改悪に反対する全国地方議員の会
共催:チャンネル桜草莽会、全国地方議員1000名日本大勉強会実行委員会、神奈川草莽議員の会、人権擁護法案に反対する地方議員の会、靖国神社へ参拝する全国地方議員の会、英霊にこたえる会、日本世論の会、新日本協議会、自由日本の会、皇室典範改悪に反対する草莽崛起の会他報道:衛星放送「日本文化チャンネル桜」/インターネット「チャンネル桜オンラインTV」
問合せ:全国地方議員1000名日本大勉強会事務局
電話03-6419-3825FAX03-6419-3826
E-Mail:soumou@ch-sakura.jp
   ●



[2380] 今週のキーワードランキング(集計期間:2005年11月15日〜11月21日) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/25(Fri) 20:58  

http://www.infoseek.co.jp/Keyword?pg=ranking_news_if.html&svx=100404&sv=KW
による。
時事
1位 耐震強度偽装 2位 ボージョレ・ヌーボー 3位 高橋尚子 4位 黒田清子 5位 タミフル 6位 紅白歌合戦 7位 ドラフト会議 8位 東京国際女子マラソン 9位 スヌーピー 10位 ワールドグランドチャンピオンズカップ
スポーツ
1位 ↑ サッカー 2位 ↓ 東北楽天ゴールデンイーグルス 3位 ↑ 高橋尚子 4位 ↓ ゴルフ 5位 ↑ FIFA 6位 ↑ W杯 7位 ↑ アビスパ福岡 8位 ↑ バレーボール 9位 ↓ 競馬 10位 ↓ スキー
エンタメタイトル
1位 ↑ ハウルの動く城 2位 ↑ 花より男子 3位 ↑ ラストクリスマス 4位 → チャーリーとチョコレート工場 5位 ↑ SAYURI 6位 → 野ブタ。をプロデュース 7位 ↓ 1リットルの涙 8位 ↓ 嬢王 9位 ↑ 紅白歌合戦 10位 ↑ ハリー・ポッター
男性有名人
1位 ↑ 赤西仁 2位 ↑ ペ・ヨンジュン 3位 ↑ 野尻佳孝 4位 ↓ 住谷正樹 5位 ↑ B'z 6位 ↑ 修二と彰 7位 ↑ 亀梨和也 8位 ↑ SMAP 9位 ↑ 黒田慶樹 10位 ↑ NEWS
女性有名人
1位 ↑ 山田玲奈 2位 ↑ 高橋尚子 3位 ↑ 黒田清子 4位 ↓ 中川翔子 5位 ↑ ほしのあき 6位 ↓ 安田美沙子 7位 ↓ 大塚愛 8位 ↓ 平井理央 9位 ↓ 本田美奈子 10位 ↓ 蛯原友里
注目ランキング
1位 クリスマス 2位 年賀状 3位 ボージョレ・ヌーボー 4位 インフルエンザ 5位 宝くじ 6位 スキー 7位 年末調整 8位 紅白歌合戦 9位 忘年会 10位 マフラー

という事で、一躍、「耐震強度偽装」が、トップになりました。

http://www.infoseek.co.jp/Keyword?pg=ranking_news_if.html&svx=100404&sv=KW


[2379] 中国のタミフル「八角茴香」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/25(Fri) 19:11  

このサイトhttp://tw.news.yahoo.com/051125/14/2knmo.htmlで、おばあさんが干しているのが、タミフルの原料といわれる「八角茴香」という薬草。

http://images.google.com.hk/images?svnum=10&hl=zh-TW&lr=&q=%E5%85%AB%E8%A7%92%E8%8C%B4%E9%A6%99&btnG=%E6%90%9C%E5%B0%8B


[2378] Re:[2377] 中国での鳥インフルエンザ発生市町村名一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/25(Fri) 10:22  

ちょっと、図が見づらいので、別途、ブログ記事のほうに、『中国・鳥インフルエンザの発生時期と発生市町村名一覧』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=503
としてまとめてあります。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=503


[2377] 中国での鳥インフルエンザ発生市町村名一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/25(Fri) 09:20  

このサイトhttp://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/politics/2005-11/23/content_3820419.htm
のなかの『我国近期発生禽流感疫情的地区』http://news.xinhuanet.com/politics/2005-11/23/xinsrc_1721102212127437978012.jpg
という一覧表です。
ご参考になれば幸いです。

http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/politics/2005-11/23/content_3820419.htm


[2376] 中国・新疆・ウイグル自治区で、鳥インフルエンザ拡大。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/25(Fri) 08:58  

これまで発生していたのは、中国・新疆・ウイグル自治区のウルムチ市(烏魯木斉市)であったが、このウルムチ市の東南210キロメートルにある吐魯番市(トルファン)(シルクロードで、お馴染みの地名ですね。)で、今度は鳥インフルエンザが発生した。
11月17日に、家禽11羽が死に、11月24日に、H5N1と確定した。

http://www.wenweipo.com/news.phtml?news_id=CH0511250021&cat=002CH


[2375] Re:[2374] [2372] [2370] 弱毒型鳥インフルエンザ防疫指針策定 投稿者:匿名 投稿日:2005/11/24(Thu) 20:34  

> ウインドウレスについても、ついでに、生産者のお考えを聞いたらどうでしょうかね。
先生に同意見です。

できれば地鶏、銘柄鶏↓(日本食鳥協会マップ:参照)
http://jca.lin.go.jp/map/map.html
飼育者の皆様のご意見もうかがって欲しいです。
コマーシャルブロイラーよりも飼育期間も長く、より自然環境にさらされて飼育され、ウインドレスの対極にあるものですから。




[2374] Re:[2372] [2370] 弱毒型鳥インフルエンザ防疫指針策定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/24(Thu) 19:36  

匿名さん。情報ありがとうございました。
「弱毒タイプの特性を踏まえた防疫指針について検討が行われ、今後、生産者団体の意見も聞いた上で、家畜衛生部会(食料・農業・農村政策審議会)に諮ることとされた。」という事ですね。
ウインドウレスについても、ついでに、生産者のお考えを聞いたらどうでしょうかね。


[2373] Re:[2371] イギリスのヤコブ病 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/24(Thu) 19:32  

さかポンさん。
お探しのイギリスでの孤発性CJD(Sporadic CJD)の年齢別内訳ですが、死亡率に関しては、2004年発表の「THIRTEENTH ANNUAL REPORT 2004 CREUTZFELDT-JAKOB DISEASE SURVEILLANCE IN THE UK」http://www.cjd.ed.ac.uk/report13.pdf
の9ページから10ページにかけて、「Figure3a.Figure3b.Figure3c」にのっています。
高齢者の死亡率が高くなっているという傾向が見られますね。
また、発生者の年代別一覧については、11ページに『Ta Cases of sporadic CJD in England and Wales (fro 9 985) by two year period』があり、2年毎のCJD発生人数の実数の表があります。
これは、毎年、報告されているようですね。
2005年版は、今月発表のようです。
http://www.cjd.ed.ac.uk/report14.pdfで発表なのでしょうが、まだのようですね。
こちらのサイトhttp://www.cjd.ed.ac.uk/も、ご参照

http://www.cjd.ed.ac.uk/report13.pdf


[2372] Re:[2370] 弱毒型鳥インフルエンザ防疫指針策定 投稿者:匿名 投稿日:2005/11/24(Thu) 19:22  

笹山先生
農林水産省のホームページよりはやく
日本養鶏協会にプレスリリースが!
http://www.jpa.or.jp/news/item/2005/11/24_2/besshi01.html


[2371] イギリスのヤコブ病 投稿者:さかポン 投稿日:2005/11/24(Thu) 19:09  

イギリスではヤコブ病が終息してきたと言われていますが、孤発性ヤコブ病はいまだに大勢の患者数がいますよね。
孤発性ヤコブ病はBSEとは無関係と言われていますが、増加傾向を見ると無関係とは言えないのじゃないかと思うのです。
孤発性のヤコブ病は主に高齢者がなるそうですが、最近のイギリスの孤発性ヤコブ病患者の年齢の内訳がわかる資料をお持ちの方はいませんか?

参照:http://home.att.ne.jp/star/publichealth/cjd.GIF


[2370] 弱毒型鳥インフルエンザ防疫指針策定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/24(Thu) 17:09  

農水省の「家きん疾病小委員会」(委員長・喜田宏北大大学院教授)は24日会合を開き、感染した鶏の致死率が低い弱毒タイプの防疫指針を来年初めにも策定する方針を決めた。指針では、過去の感染を示す抗体が確認されても、養鶏場の衛生状態が良い場合は、殺処分せず3カ月間監視し、問題がなければ食肉処理することを認める見通しだ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051124-00000086-jij-pol


[2369] Re:[2368] 人工有機フッ素化合物について米国の環境団体が告発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/24(Thu) 14:26  

Environmental Working Groupが内部告発者から手に入れたのは、この資料http://www.ewg.org/issues/pfcs/20051116/documents.phpですね。
元の記事は、こちらのサイトhttp://www.ewg.org/issues/pfcs/20051116/index.php
ですね。
問題の物質は、ゾニ-ル(Zonyl)(ペルフルオロヘキサンエチルスルホン酸)というもののようですね。
Zonyl9464 Zonyl8868 ZonylNF ZonylRP Foraperle321 & 325  などの種類があるようですガ、今回問題となったのは、このうちの、Zonyl RPのようです。
これについては、このデュポンのサイトhttp://www.paperprotect.dupont.com/pdffiles/ZonylRP.pdfをご参照。
FDAからは、21CFR176.170 (多水分系食品及び油性食品と接触する紙及び板紙の成分)として、承認を得ているもののようです。
このデュポンのサイトhttp://www.dupont.com/zonyl/flash.htmを見ますと、ゾニ-ル(Zonyl)は、多用途にわたって使われているもののようです。
この日本デュポンのサイトhttp://jp.dupont.com/jpcorp/productname/Zonyl.html
によりますと、ゾニ-ル(Zonyl)(フッ素系界面活性剤)は、撥水撥油剤とされています。
また、下記サイトによりますと、撥水、撥油剤、起泡剤、レべリング剤、乳化/分散剤、湿潤剤、その他 の用途があり、具体的には、フッ素中間体、フロロポリマーエマルジョン、硝子コート、インク、金属用途(腐食防止、メッキなど)、石油添加用途、レジン添加用途、等のようですね。
デュポンは、これまで、ペルフルオロオクタン酸(PFOA (perfluorooctanoic acid))問題で、訴訟に挙げられています。
例のテフロン加工の鍋などが、高熱に熱せられると、大気中に放出されるとして、以前から問題になっている物質ですね。
今回のZonyl問題も、波紋は大きくなるようですね。

http://64.233.167.104/search?q=cache:6q3uYMpgJ7cJ:www.maruwabussan.co.jp/products/zonyl.html+Zonyl&hl=ja&lr=lang_ja


[2368] 人工有機フッ素化合物について米国の環境団体が告発 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/24(Thu) 12:01  

デュポン、有害化学物質の人体蓄積を隠蔽=ファーストフード、ピザなどを汚染か
http://www.jc-press.com/kaigai/200511/111802.htm
>22年間デュポンに勤務していた科学者から内部文書を入手したEWGは、 同日、米食品医薬品局(FDA)、保健福祉省(HHS)、および米環境保護局(EPA)に対し、 事実関係の確認などを求める書簡を送付した。

内部告発のようですが、どうなりますでしょう。


[2367] SAPIO11月23日号にプリオン専門委員インタビュー 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/24(Thu) 09:01  

Sapio 11/23号
http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solrenew_magcode?sha=1&neoc=2300411105&keitai=0
FOCUS 食料戦争最前線報告
[1][短期集中新連載]食料植民地・ニッポン↓米国産牛肉輸入再開“強要”で「プリオンのロシアン・ルーレット」が始まる/青沼陽一郎

という記事に、3人?の専門委員の、20ヶ月区切りや、委員会のあり方に対する苦情が書かれているようです。


[2366] 中皮腫死亡率、平均の11倍 兵庫・尼崎の工場周辺 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/24(Thu) 08:42  

中皮腫死亡率、平均の11倍 兵庫・尼崎の工場周辺
http://arch.asahi.com/life/update/1123/005.html
>兵庫県尼崎市にあった「クボタ」旧神崎工場の半径500メートル以内に居住歴のある人で、アスベスト(石綿)が原因とみられる中皮腫(ちゅうひしゅ)による死亡率が、女性で全国平均の18.1倍、男性で9.8倍、男女合わせると11.7倍に達していたことが奈良県立医科大学の車谷典男教授(産業疫学)と大阪府立公衆衛生研究所の熊谷信二生活衛生課長の疫学調査でわかった。今年8月の中間報告では男女合わせて9.5倍だったが、その後に調査対象者が増えたことで上がった。工場周辺の危険な実態がより浮き彫りになった。(抜粋)

”問題”にされないと判明しないことは他のことにも当てはまりますが、恐ろしいことですね。


[2365] 中国・安徽省で、また、一人、ヒト感染鳥インフルエンザで死亡。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/24(Thu) 08:18  

今回死亡したのは、安徽省休寧縣の許という名の35歳の女性で、11月11日に発病し、11月22日に、容態急変し、死亡したもの。
死亡前の11月21日に、患者の気管支分泌物から、H5N1が検出された。
安徽省においては、11月10日にも、24歳の女性が、H5N1で死亡している。
二人とも、発病前に、鳥に触っているとのことである。
中国の公式発表では、中国三人目のヒト感染鳥インフルエンザ症例、中国ニ人目のヒト感染鳥インフルエンザH5N1死亡例となる。

なお、新疆ウイグル自治区米泉市で、11月15日に、新たに、家禽2064羽が死亡し、11月23日に、H5N1である事が確定した。
http://www.zibosky.com/guonei/2005-11-23/NA208865.htm参照

http://news8.thdo.bbc.co.uk/chinese/trad/hi/newsid_4460000/newsid_4464900/4464910.stm


[2364] 前原さんが持論を展開すればするほど、民主党の行く手がわからなくなる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/23(Wed) 22:39  

まあ、党首が持論を展開をするのはいいのだけれども、どうも、就任以来の前原さんの持論にこだわる言動を見ていると、一体、民主党は、これから、どこに行こうとしているのか、その方向性が見えてこない。
前原氏が20日に韓国大統領盧氏の対日姿勢を批判(「竹島は向こう(韓国)が実効支配しているのに解決しろと言う盧氏はどうかしている。教科書問題でも日本の検定制度への理解が浅いのではないか」と発言)したとおもったら、今度は、訪韓でアジア重視の姿勢を打ちだそうとしても、韓国側から、この発言がたたって、訪韓を断られる始末。
かとおもったら、23日には、京都市内での講演で、小泉純一郎首相の米国重視の外交姿勢について「米国一辺倒の姿勢には危ぐを覚える」と改めて批判したという、ちぐはぐ振り。
人間、あまり、得意とする分野では、張り切らないほうが、ミスが少なくてすむのかな?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051123-00000053-kyt-l26


[2363] アメリカの「計られたペース」での利上げに、見直しの機運 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/23(Wed) 19:13  

今日のブルームバークの記事では、今月11月1日に開かれたFOMC(Federal Open Market Committee )で、これまでの、グリーンスパンさんが行ってきた、2004年5月以来、12回にわたる0.25パーセント刻みの「計られたペース」(measured pace)での利上げについて、一部の委員から、その見直しを求めるような見解が示されたという。
すなわち、金融引き締めのプロセスが過度に働きすぎることへのリスクについての懸念が示されたというものだ。
「適切な通貨政策の下で、持続的成長達成の上下のブレと、物価安定の上下のブレとは、等しくならねばならない。」というのが、FEDの「リスクのバランス」という意味のようだ。
今後の利上げの見通しであるが、来月に、0.25パーセント上げ、来年1月に、さらに、0.25パーセント上げるところまで上げ、来年6月までに4.75パーセントにしたところで、その後は、この台を、来年いっぱいキープする、という見方が強い。


http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000006&sid=aoq0k1uXGopg&refer=home


[2360] カナダで、第二の地で、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/23(Wed) 17:05  

先週11月19日に、カナダのブリティッシユコロンビアで、H5N1鳥インフルエンザが発見されたが、今回発見されたのも、同じ、ブリティッシュコロンビアで、前回発生の農場と、今回発生の農場とは、人の行き来があるという。
低病原性のH5亜型であると見られている。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/N22413478.htm


[2359] 中国で、新たに、三省で、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/23(Wed) 16:56  

新たに発生したのは、新疆省ウイグル自治区ウルムチ(烏魯木齊)市達城区と、寧夏省銀川市と、雲南省楚雄市である。
ウルムチ(烏魯木齊)市達城区では、11月16日に、家禽38羽死亡となり、11月19日に検査し、鳥インフルエンザの疑いとなった。
寧夏省銀川市では、11月17日に、家禽230羽死亡し、11月18日に、鳥インフルエンザの疑いとなった。
雲南省楚雄市では、11月17日に、家禽2500羽死亡となり、11月19日に、鳥インフルエンザ疑いとなった。
これで、公式発表による中国での発生省は、湖南、安徽、青海、内蒙、西藏、遼寧、新疆、山西、寧夏、雲南の10省となり、そのほか、湖北、江蘇、四川、福建の発生が、疑われている。

http://220.168.28.52:828/xxcb.rednet.com.cn/Articles/05/11/23/744816.HTM


[2358] タミフルのネット輸入“過熱”価格10倍、入荷待ちも 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/23(Wed) 11:39  

タミフルのネット輸入“過熱”価格10倍、入荷待ちも
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051123it01.htm?from=top

SARSの時のマスクみたい。あのときも10倍の価格で楽天で販売されてましたね。耐性ウイルスが頭をよぎりますが。
ラムズフェルドさんはこれで大もうけみたいです。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/11/post_38a5.html


[2357] Re:[2356] [2354] [2347] [2340害虫抵抗性GMエンドウがマウスにアレルギー反応ーオーストラリア研究機関が発見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/23(Wed) 11:24  

> とあり、(一応は)異なる気象条件での花粉量の測定をしている。
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/JASI/65-0388.pdf
私のイメージしたのは、竜巻とかハリケーン、台風など、最近の異常気象などのこともありますが、

> 「それで一体どんな『安全性に関しての』問題が起きたんだ?」と思った。

GMOは安全性だけの問題ではなく、さまざまな背景があることを指摘している[2320]などを、もう一度、読み返していただきたいのですが、非GMOを求めて、わざわざ国産のものなどをプレミアム価格で求める客に、GMOが交雑したものを販売したら、それは意図しない偽装ということになってしまいますね。農家にとっては大問題です。

また情報ではなく議論になってしまうとご迷惑がかかりますので、なにかございましたらこちらへ。。http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/4ac06c179942ecb2e8e7de5314db13b0

エンドウのほうですがより詳細な記事がありました。

害虫抵抗性GMエンドウがマウスにアレルギー反応ーオーストラリア研究機関が発見
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/gmo/news/05112201.htm


[2356] Re:[2354] [2347] [2340](以下省略) 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/23(Wed) 10:50  

> これも気象条件が変わるにつれてどうなんでしょうね。

リンク先の中身はたくさん書いてあるから読みたくない、というきもちはよ〜く分かる。が、

>1998年、(中略)1999年には、(以下略)

とあり、(一応は)異なる気象条件での花粉量の測定をしている。
また、農業環境技術研究所の実験(アドレスを見ると元農水なのかな?厚生省の実験だと勘違いしていた)が

http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/JASI/65-0388.pdf

>本研究で作成した堆積花粉密度の最大ポテンシャルを求める式4は、花粉飛散に好適な気象条件の下で、これ以上は花粉が堆積することがないという限界値の算定方式を示す。

(念のため先に書いておくと、もし算定方式が信用できないとするなら
リンク先のpdfにあるデータや算定式の出し方のどこに問題があるか、
ただ「国がやったから」だけで「信用できない」なんて幼稚なことは無しの方向で)

> 日本のGMOイネの栽培地は海の岬の上にあって猛烈な突風が吹く土地ということを加味してなかったようですよ。
>

こういう「花粉がどこまで届くか」しか話題にしないのを見ると、
[2322]
>例えば「それを食べた昆虫が死んだ」など、そうした情報が、同じく黒米と白米の交雑品やササニシキとコシヒカリの交雑であったというのであれば、

というのと全く同じ感想になる。
例えばメキシコだったかでトウモロコシにGMOの遺伝子が見つかった話があったとき、
「それで一体どんな『安全性に関しての』問題が起きたんだ?」
と思った。


[2355] 中西準子氏の雑感(BSE問題) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/23(Wed) 10:48  

A. BSE問題―そして、専門家がいなくなった
討議の広場(毎日新聞)
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak321_325.html#zakkan325

中西準子氏は、vCJD、それからCJDの診断が難しく誤診も少なくないこと、医原での感染が拡大しやすい状況があることなど、あまりご存じではないみたいですね。
牛の問題を言えば、米国がまともなBSE管理もせず、検査のあり方も発表が半年後とか、隠蔽路線指摘がなされていることもご存じではなさそうな。

誤診問題と医療の問題点をいくつかまとめてみました。

アルツハイマーとヤコブ病の誤診・集団発生など、情報リンク
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/c094e704f8b3b1260ca616eb4c1dcb97

特定生物由来品・ヒト胎盤注射を美容目的で推奨:マガジンハウス 小学館 講談社
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/8ac48c83006bbb44bad337d38c24ffa7


[2354] Re:[2347] [2340](以下省略) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/23(Wed) 09:29  

> 「これくらいの距離を離しておけば深刻な影響はないと考えられる」
> という、上記リンクと同じような結論になったはず。

これも、気象条件が変わるにつれてどうなんでしょうね。
日本のGMOイネの栽培地は海の岬の上にあって猛烈な突風が吹く土地ということを加味してなかったような。



[2353] 世界のメディカルツーリズムは、大盛況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/23(Wed) 07:32  

先日、ある方から、イタリアの温泉療養の旅の話を聞いた。
日本の玉川温泉などと違って、治療そのものずばりのカリキュラムの組まれ方のようである。
そこで、注目されるのが、メディカルツーリズムの動向。
インド、タイ、ギリシャ、パナマ、アラブ諸国、中国、フィリピン、バングラディッシュ、アルゼンチン、などなど。
特にインドが盛んなのは、ヨガなどのセラピーもかねてのものなのだろうか。
ここにインドのメディカルセラピーの予定表http://www.longfieldmanagement.com/process_flow.htmlがあるのだが、
まず、出発前に診断書をインドに送って、リスクアセスメントを受ける。
それで、オーケーとなれば、治療の方針と手術の方針が送られ来る。
そこで、いよいよ、インドに出発。
インドで、医者のコンサルタントを受ける。
入院、手術。
術後の措置を受け、休養の後、帰国。
というようなもののようだ。
日本人でも、東南アジアにメディカルツーリズムの旅に出る人が、結構多いようだ。
日本でも、妙高高原等、メディカルツーリズムを標榜する市町村があるようだが、いやし中心で、これら外国のそのものずばりの手術をともなう人間改造というような、ドラマチックなものとは、似て非なるもののようだ。
このメディカルリズムを日本国内で応用するとなると、特区が必要になるのだが。
それにしても、メディカルリズムは、その魅力的なスキームが受けているのだろう。
この盛況ぶりだと、まじめな、エコツーリズムは、負けてしまいそうだ。
インドのメディカルツーリズムについては、下記のサイトをご参照。

http://www.swagatam.com/medical-tourism.html


[2351] Re:[2350] [2347] [2340](以下省略) 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/23(Wed) 00:20  

> この理屈だと、我々は全て伝統育種とのおなじく交配、遺伝子組換えではなく交配で誕生しているから、フランケンシュタインそのものになるのではないかな??
>

よく言うでしょ?
「○○の部分は父親似、△△の部分は母親似」



[2350] Re:[2347] [2340](以下省略) 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/22(Tue) 23:51  

>どうも今回起きたことに対する原因(予想外の遺伝子の変化?)の詳細については研究しなさそうだけれど、
> もしそうならもったいない話だと思う)

全く、その通り。失敗例の方が、科学的には重要でしょう。何故、予期しない変化が遺伝子、または形質に起きたかを探る方が、遺伝子がどのような仕組みで、ネットワークで働くか知るには情報量が多いのでは?
 今朝のNHKラジオで体細胞クローン家畜の話題を取り上げていましたが、確か20例に1例も成功したら大成功の世界ですよね、体細胞クローンは。減数分裂時と受精時の遺伝子の脱メチル化と再メチル化による刷り込みが絡んでいて、現在の技術水準ではそれくらいの成功率。
 こういう情報は、NHKラジオではとりあげていなかったけれど、”情報隠蔽”ともとれる体質が遺伝子組換えとかバイオテクノロジーの社会的受容を妨げているのが分からないのかね。

> http://web-mcb.agr.ehime-u.ac.jp/gmo1/translates/YS2k1012-01.htm
> http://web-mcb.agr.ehime-u.ac.jp/gmo1/translates/YS2k1010.htm
> をどうぞ。

ご紹介の愛媛大学のサイト、面白いですね。
「現在の伝統育種こそ遺伝子単位ではなく臓器単位で人間を組み立てた100年前のフランケンシュタインそのものである」

この理屈だと、我々は全て伝統育種とのおなじく交配、遺伝子組換えではなく交配で誕生しているから、フランケンシュタインそのものになるのではないかな??



[2349] ソニーBMG、炎上 投稿者:謎工 投稿日:2005/11/22(Tue) 23:29  

 国内一般メディアでも遅まきながら報じられていますが、
テキサス州政府から同州のスパイウェア禁止法違反で訴えられました。
CNNによると損害賠償額は最大で29兆円(!)にのぼる可能性が
出ているとのことです。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0511/22/news006.html


[2348] 本日の最終BSEリスコミの報道 毎日とNNN 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/22(Tue) 23:02  

BSE:プリオン座長、消費者に「リスク小さい」と説明
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/disease/

米国産牛肉の安全性に関し意見交換会 輸入再開に対し不安の声も<11/22 22:08>
http://www.nnn24.com/47335.html
 食品安全委員会は都内で22日、アメリカ産牛肉の安全性に関し、消費者との意見交換会を行った。消費者からは、輸入再開に対する不安の声や、表示の徹底を求める声などが上がった。
 先週から全国各地で行われていた意見交換会は、22日が最終日となった。22日は、食品安全委員会が先月に出したアメリカ産牛肉の安全性の評価案について、「わかりにくい」との声や「輸入再開をするのであれば、消費者が選択できるよう、表示の徹底をしてほしい」などの意見が出た。

 食品安全委員会はアメリカ産牛肉の評価案について、今月29日までメールやファクスなどで一般からの意見募集を行い、最終審議を経て、来月上旬には政府に最終評価を提出する予定。

//


[2347] Re:[2340](以下省略) 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/22(Tue) 22:49  

> こちらのほうが最新情報ですのでご紹介まで。

「GMO」の情報としてはね。
元々(というか以前は)GMOの安全性評価において金と時間がかかる動物実験をしないで済ませられないか、
という部分があり、動物実験は任意だったときがあったはずだが
(モンサントは「任意だから」と自主的に動物実験を行って申請したはず)、
その後申請の際には必ず動物実験のデータをつけなければならなくなったはず。
そして今回の結果から、まだまだ動物実験を外すわけには行かないなぁ、というのが明らかになった。
(どうも今回起きたことに対する原因(予想外の遺伝子の変化?)の詳細については研究しなさそうだけれど、
もしそうならもったいない話だと思う)

さて、

> こういう内容でしたね。古い情報、および正確を期さないで失礼いたしました。

トウモロコシの花粉によって蝶が死んだ件に関するより新しい情報なら(といってもこれも古いですが)
http://web-mcb.agr.ehime-u.ac.jp/gmo1/translates/YS2k1012-01.htm
http://web-mcb.agr.ehime-u.ac.jp/gmo1/translates/YS2k1010.htm
をどうぞ。

以前厚生省の時代だったかに、この話を受けてトウモロコシの花粉の飛散距離と密度を求めた実験が行われたはず。
で、どの程度の花粉の密度で幼虫がどうなるかという別の実験と合わせて
「これくらいの距離を離しておけば深刻な影響はないと考えられる」
という、上記リンクと同じような結論になったはず。


[2346] 今日現在のヒト感染鳥インフルエンザの死者と、感染者数一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/22(Tue) 22:25  

カンボジア 死者4 感染者を含む合計4
中国 死者1 感染者を含む合計2
インドネシア 死者7 感染者を含む合計11
タイ 死者13 感染者を含む合計21
ヴェトナム 死者42感染者を含む合計 92
合計 死者 67 感染者を含む合計130

現在、確認中の死者と感染者 9人の内訳
中国 確認の死者0 疑いの死者 1 確認の感染者0 疑いの感染者0
インドネシア 確認の死者1 疑いの死者 0 確認の感染者0 疑いの感染者0
タイ 確認の死者0疑いの死者0 確認の感染者 0 疑いの感染者0
ヴェトナム 確認の死者0 疑いの死者 3 確認の感染者1 疑いの感染者3
確認と疑いの死者合計 5 確認と疑いの感染者合計4

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/SP15451.htm


[2345] 食品に関するリスクコミュニケーション(輸入食品の安全確保に関する意見交換会)の開催(埼玉県さいたま市)について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/22(Tue) 21:54  

1  開催日時   日時 : 平成18年1月13日(金) 13時〜16時00分(予定)

場所 : さいたま新都心合同庁舎1号館2階講堂
埼玉県さいたま市中央区新都心1−1
主催 : 厚生労働省・関東信越厚生局、農林水産省・関東農政局
参加者 : 300名程度
2  会議内容(予定)
(1) 輸入食品の施策に関する説明(行政説明)  (1) 輸入食品監視の現状
 (2) 平成17年度中間報告及び平成18年度輸入食品監視指導計画(案)等
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/051121-2.html
メキシコ経由の米国牛肉などの輸入がいわれてたり、
リスク不明国の中国からの牛輸入などもありますし、
寄生虫やらその他の問題もありますけどそんな話も出るんですかね。


[2344] 本日の最終BSEリスコミの報道 共同通信 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/22(Tue) 21:47  

安全や条件順守に不安続出 牛肉輸入で意見交換会終了
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051122-00000215-kyodo-soci

意見を反映しないのに「意見交換会」とは本当に看板に偽りありと思いますが。今日も一人2分でチーン、反論の時間もなく、コメンテーターのフードサービス協会会長がどうどうと21ヶ月、23ヶ月の牛はBSEじゃないとかなんとか、間違いを述べてるのに、壇上の誰もが否定をせず、あきれてしまいました。吉川座長が答申案の解説してました。

パブコメは現段階で800通集まってるようですね。前回は1250通で、一人10枚だとすると12500枚で2500枚入りコピー用紙のダンボール5箱分、5枚だとすると2.5箱、その半分だとしても1〜2箱分の意見を委員全員が、ゴールデンウイークの連休+平日2日で全部目を通して判断したとか、言ってましたから神技ですね。今回も神技は出ますかね。
http://homepage2.nifty.com/safety-food-forum/7p.html#5/7


[2343] 今度は、本当に「イセファーム小川農場」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/22(Tue) 21:32  

11月18日に、「イセファーム与沢農場」で過去の抗体が発見されたニュースで、当初、「イセファーム小川農場」で発生と伝えられたが、今日は、本当に今度は、「イセファーム小川農場」でも、過去の抗体が発見されたらしい。
今度も、ウインドウレスのようで、これで、ウインドウレスでの抗体発見は、11月14日発見の「イセファーム美野里農場」に続き、二度目となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051122-00000110-mai-soci


[2342] 本日の最終BSEリスコミの報道 TBS・日本食糧新聞 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/22(Tue) 21:19  

米産牛肉、輸入再開に批判の声相次ぐ(TBS)
http://news.tbs.co.jp/
 輸入再開が事実上決定したアメリカ産牛肉についての意見交換会が22日、東京で開かれましたが、会場からは輸入再開に批判的な声が相次ぎました。
 この意見交換会は、アメリカ産牛肉の輸入を事実上容認する答申案をまとめた食品安全委員会が、消費者などの理解を得るために開いたものです。
 食品安全委員会は、脳などの危険な部分を取り除いた20か月以下の牛に限って輸入を認める方針を説明しましたが、会場からは輸入再開に批判的な意見が相次ぎました。
 「非常に消費者にとっては分かりにくい」(消費者)
 「SRM(特定危険部位)を除けば、食の安全が確保されると、これまでの国内でとられてきた政策と大きく食い違うのではないか」(消費者)
 ただ、この意見交換会で輸入再開の方針が覆る可能性は低く、食品安全委員会は、来月上旬には農林水産省などに輸入を事実上容認する答申を行う見通しです。(22日17:36)

賛成、反対の意見対立、依然埋まらず  食安委のリスコミ
http://www.nissyoku.co.jp/ (日本食糧新聞)
 食品安全委員会は22日午後2時から5時まで、東京・日本青年館で米国産とカナダ産の牛肉などのリスク評価の案で意見交換会を開いた。外食産業を中心とした賛成論者は「今までの議論が長すぎる、国際基準と同様の30ヵ月齢以上検査にすべき」としたが、「答申案のなかで“日本向け輸出プログラムが遵守されたという仮定の段階で科学的同等性を評価するのは困難”なのに“遵守されたと仮定した場合、日本産と米国・カナダ産のリスクの差は小さい”と結んだのはおかしい」と強い反対が出ている。賛成論者はさらにゆるやかに求めたのに対し、反対論者は時期尚早との考えで、対立は依然埋まっていない。
 リスク評価案は厚労省や農水省に対して輸出プログラムの実効性や順守状況を検証するよう求めているが、消費者団体などから「リスク管理機関と評価機関で責任の押し付け合い」と批判が出ている。寺田雅昭食安委委員長が「管理機関を監視するのも評価機関の仕事」「管理機関と評価機関が一緒にすべきではない」と答えている。反対論者や一部の賛成論者からは「牛肉を使った食品は原産地を表示すべき」という意見が出ている。だが、リスク管理機関の業務であるため、議論は発展しなかった。
 食安委は全国で8回の意見交換会を開いてきたが、今回が最後の会合。全国でも同様の反応だったという。11月29日までパブリックコメントを募集しているがすでに800件程度、集まっている。12月8日の食安委の会合で答申となるか微妙だ。(11月22日18:21)

//


[2341] プリオン病の発症遅れる 異種動物の正常型接種で 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/22(Tue) 21:04  

プリオン病の発症遅れる 異種動物の正常型接種で
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/01011864kd200511291500.shtml
クロイツフェルト・ヤコブ病や牛海綿状脳症(BSE)などのプリオン病の発症を、種の異なる動物の正常プリオンタンパク質を接種して遅らせる実験に、坂口末廣長崎大助教授と科学技術振興機構の石橋大輔研究員らがマウスで成功した。

 安全面などで課題はあるが、ワクチン開発に役立つ成果。横浜市で開かれている日本ウイルス学会で22日発表した。

 プリオン病は、異常プリオンタンパク質が、動物の体内にある正常型を自らと同じ形に変えるため起きる。感染、発症予防としてワクチンで異常型に対する免疫をつけておく方法が研究されているが、異常型は正常型の形が変わっただけなので、免疫を担う抗体ができにくいのが難点だった。

WS92 筆頭演者:石橋大輔(JSTさきがけ)
「異種プリオン蛋白によるプリオン感染抑制効果」
http://virus53.umin.jp/work.html

//


[2340] Re:[2339] [2329] 血友病に肝炎治療薬が効果 名大病院のグループが発見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/22(Tue) 20:56  

研究チームは、米国のトウモロコシ畑周辺に生息するオオカバマダラというチョウを対象に選んだ。実験室内で、このチョウが幼虫の時に食べるガガイモ科の植物トウワタの葉にBtコーンの花粉を振りかけ、成長を観察した。
その結果、4日間で幼虫の44%が死に、生き残った幼虫も体が小さく、不活発だった。一方、普通のトウモロコシの花粉を振りかけたグループの幼虫はすべて元気に育った。
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/franken_food1.html
こういう内容でしたね。古い情報、および正確を期さないで失礼いたしました。

こちらのほうが最新情報ですのでご紹介まで。

GMOワールド●GMエンドウマメでマウスに免疫反応〜CSIRO の挫折
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=516


[2339] Re:[2329] 血友病に肝炎治療薬が効果 名大病院のグループが発見 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/22(Tue) 20:42  

> 虫さんの話はここを参照。
> http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/btdoku.htm

(リンク先より)
>花粉摂食試験結果

おいおいおい〜〜!
それって

>「GMOの花粉を通常ありえないくらい振りかけた葉っぱを食べさせたら死んだりした」

じゃねえか。
やっぱりこの人ちゃんと読んでねぇ〜〜。
ついでに書いておくと、害虫が茎とかを食べると死ぬように遺伝子組換えしたわけで、
つまり植物組織を食べて虫が死んでもらわなくては困る。
花粉が問題となったのは、遠くに飛散した花粉を食べて「畑を荒らす害虫とは無関係な虫」が死ぬんじゃないか?
ってことが心配されたから。
で、「そういった虫」が死亡するほど高密度な花粉量になるような条件は、
あったとしても畑の近傍で距離が離れれば当然のことながら花粉量の密度は高くならないから問題はそれほど大きくない、
という結論になったのを知らないの?
「問題」ばかり追いかけてると、「(一応の)答え」が出ていたことに気づかないのか?

> http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/franken_food1.html

(リンク先より)
>同研究所の責任者は「実験はデータを比較し結果を出せるほど完全ではなかった」と批判し、

確か「同研究所の責任者」だけでなく、この研究者の論文を掲載した雑誌の査読者達も同様の結論だったと
「わざわざ掲載誌に注意書きを載せていた」はずなんだけどなぁ。
(こんなこと通常ありえない。普通は実験のやり直し・論文の作り直しをして、それなりの内容になってから科学雑誌に載るものだから。)


[2338] アメリカで、二人目のvCJD患者確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/22(Tue) 18:32  

この患者は、英国生まれで、1980年から1990年にかけて、イギリスに住んでいたという。その後、4年間、テキサス州ヒューストンに住んでいる30歳の男性である。
アメリカのCenters for Disease Control が、月曜日、vCJDと診断した。
今年始め、このヒトは、イギリスに帰り、そのときに、病気が進行したという。
アメリカ最初のvCJDの例は、昨年なくなったフロリダの女性で、イギリスから来た人であるという。

http://www.dentonrc.com/sharedcontent/APStories/stories/D8E175VO0.html


[2337] ヴェトナム・ハイホンで、15歳の少年がH5N1感染 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/22(Tue) 18:19  

今日、ヴェトナム当局が発表したところ、ヴェトナムの北、ハイホンに住む15歳の少年が、、H5N1ウイルスに感染したという。
少年とともに、鳥に触った他の4人は、獣医も含み、陰性であったという。
これまで、ヴェトナムでは、42人が死んでいる。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/HAN19059.htm


[2336] 高橋尚子さんの名文句の出自は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/22(Tue) 11:22  

高橋尚子さんの今回のマラソンのご活躍は、感動させられるものがありましたが、その優勝インタビューの中で、披露された次の文句は、なんでも、駅伝界に、昔から伝わる名文句のようですね。
でも 相田みつを の、「時」が原点だとする説もある。
「花の咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ、やがて大きな花が咲く。」



[2335] ワイオミング州の野生の狂鹿病の状況とfeedgroundsのかかわり 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/22(Tue) 07:12  

訂正
>Scientists predict that when chronic wasting disease reaches the Greater Yellowstone area, it will spread rapidly among Wyoming's densely clustered feedground elk, likely infecting 50 percent or more of the population (see attached summary of scientific expert reports).

Conservationists Call for Wyoming Elk Feeding Reforms; Action Requested to Prevent Chronic Wasting Disease Epidemic
http://news.yahoo.com/s/usnw/20051121/pl_usnw/conservationists_call_for_wyoming_elk_feeding_reforms__action_requested_to_prevent_chronic_wasting_disease_epidemic302_xml
feedgrounds(餌場?)の存在でCWDが蔓延するので、なくそう、餌をやってくれるな、という話のようですが、feedgroundsの存在によってブルセラ病も蔓延するみたいですね。

ELK SPECIAL MANAGEMENT PERMIT INFORMATION
http://gf.state.wy.us/services/education/feedground.asp
>The elk feedgrounds are on private, federal, and state land in the Jackson-Pinedale region. Approximately 30,000 elk live in the Jackson-Pinedale region now; about 22,000 of them use feedgrounds during the winter. In 2000, the bill for running the feedgrounds was $1.2 million, plus several hundred thousand dollars more for associated expenses.
>Elk feedgrounds are a way to reduce the damage problems while maintaining the number of elk the public prefers. Elk hunters benefiting from the higher numbers of elk, due to the elk feedground program, are helping to defray the costs of the program through the purchase of the elk management permit.

Brucellosis Revives Feedground Debate
http://vetextension.psu.edu/Newsletters/Disease%20Outbreaks/VN070403.htm
ペンシルバニアですが、牛とシカが餌を一緒に食べちゃう問題なども起こっているようで、CWDは唾液で感染するはずですが、牛へは?(またはその逆)ピンチですね。

食安委の答申案を見ると
「CWD は捕獲されたヘラジカでは1%未満から71%までの罹患率が報告されている」とありますが、本当に大変なことになっていますね。北米はどうなっちゃってるんでしょうか?
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_bse_usacanadian171102.pdf



[2334] 不安の声が続出/内閣府食品安全委員会が広島で意見交換会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/22(Tue) 06:29  

不安の声が続出/内閣府食品安全委員会が広島で意見交換会
[2005年11月19日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/
 内閣府の食品安全委員会は18日、輸入再開に向けた米国・カナダ産牛肉などの安全性評価案について、意見交換会を広島市で開いた。不確かなデータに基づいた評価案では、安心できないとの意見が大半を占め、生産者や消費者からは輸入再開に反対する意見が続出した。
 
 広島県消費者団体連絡協議会の岡村信秀事務局長は評価案に対し、「不確かなデータに基づいたもので、安全宣言ではないと感じた」と指摘。
 
 JA全農ひろしまの山崎逸郎畜産部長も「不確かなデータを基にした推測では、消費者は安心できないだろう」と強調。国内での牛海綿状脳症(BSE)発生後、信頼回復に努めた生産者や食肉流通業者らの努力を紹介しながら訴えた。
 
 会場からは、「米国の肉の格付けによる月齢判定には不安がある」「消費者が選択できるように、外食産業でも食品表示を、義務化してほしい」などの意見が上がった。

//


[2332] インドネシアで、更なる鳥インフルエンザ死亡者発生か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/21(Mon) 22:23  

先週の土曜日に死亡した35歳の男性が、鳥インフルエンザに夜脂肪と見られ、ウイルス検査中とのことである。これが確定すると、インドネシアでは、8番目の鳥インフルエンザによる死亡者となる。

http://www.forbes.com/work/feeds/afx/2005/11/20/afx2347208.html


[2331] 企業の支配から食品と水を守る市民団体発足、代表はハウターさん=パブリック・シチズン 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/21(Mon) 21:11  

企業の支配から食品と水を守る市民団体発足、代表はハウターさん=パブリック・シチズン
http://www.jc-press.com/kaigai/200511/112102.htm
http://www.jc-press.com/

Public Citizen
http://www.citizen.org/
Food and Water Watch
http://www.foodandwaterwatch.org/

//


[2330] Re:[2329] 血友病に肝炎治療薬が効果 名大病院のグループが発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/21(Mon) 21:05  

PubMedでは、今年、五月に「Ribavirin and use of clotting factors in patients with hemophilia and chronic hepatitis C.」として、発表されているようですね。
凝固作用に注目ということでしょうか。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=15755940&dopt=Citation


[2329] 血友病に肝炎治療薬が効果 名大病院のグループが発見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/21(Mon) 20:53  

血友病に肝炎治療薬が効果 名大病院のグループが発見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051121-00000153-kyodo-soci
リバビリンだそうです。

余談ですがGMOではこんなニュースがあったようです。
GMOワールド●GMエンドウマメでマウスに免疫反応〜CSIRO の挫折
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=516
虫さんの話はここを参照。
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/btdoku.htm
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/franken_food1.html


[2328] ニューヨークタイムズに、日本の嫌アジア漫画が紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/21(Mon) 19:53  

ニューヨークタイムズの記事「Ugly Images of Asian Rivals Become Best Sellers in Japan 」に、日本の嫌アジア漫画ブームが、漫画入りで紹介された。
漫画だけのURLを紹介すると、
これhttp://graphics8.nytimes.com/images/2005/11/19/international/19comics184.4.jpg
と、これ。
http://www.nytimes.com/imagepages/2005/11/18/international/19comics.1.ready.html
山野車輪著「マンガ嫌韓流」(晋遊舎)「マンガ中国入門」(飛鳥新社)等を取り上げている。
韓国・中国を警戒する心理と西洋に対する日本人の劣等感を示すもの、と指摘している。

http://www.nytimes.com/2005/11/19/international/asia/19comics.html?pagewanted=2&ei=5094&en=9089215d5cdce1cd&hp&ex=1132462800&partner=homepage


[2327] Re:[2325] [2324] [2323] [2322] 通りすがりさんへ 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/21(Mon) 14:03  

> > GMOでないものの品種改良の仕方や既存であるものに問題があると主張されるならば、

あぁ、[2319]の後半のことか。
「出せ」といわれて無理やり出したからすっかり忘れていた。
申し訳ない。
でも「情報を出せ」とだけで、信憑性・実現性も影響の大きさ・深刻さも特に訊かれなかったし。

だって、「GMOの情報は『疑わしい』」でOKなんでしょ?
「間違っている」でなくて。

>GMOトウモロコシの葉っぱを虫が食べて死んだという情報は知っていますが、

これちょっと記憶に無いけれど、
「GMOの花粉を通常ありえないくらい振りかけた葉っぱを食べさせたら死んだりした」
ってやつとは別なんですよね?


[2326] Re:[2325] [2324] [2323] [2322] 通りすがりさんへ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/21(Mon) 13:53  

> じゃあ「GMOでないものに信用できる(安全だという)情報はあるの?」

だから、GMOだろうが非GMOだろうが、”完全に安全と言い切れる食品は世の中に存在しない”ので、問題の判明した部分から自身の納得のいくようにCheckして、しかもそこにはいろいろ情報操作とか癒着の構造とか、政治まで進出した企業戦略とか、胡散臭く興味深い事態もあるので、そういう匂いも嗅ぎ取りましょうね、その他、昔の人の知恵にあるように「ひとつのものに偏ることなく多種のものを食べましょうね」というのが生活の知恵ですね、と先ほどから申し上げているわけですが。
つづきはこちらのコメント欄(一番下)でどうぞ。情報でない問答が続くとご迷惑になるので、この掲示板ではこれ以上私はこの問題について書き込みません。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/4ac06c179942ecb2e8e7de5314db13b0


[2325] Re:[2324] [2323] [2322] 通りすがりさんへ 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/21(Mon) 13:41  

> GMOでないものの品種改良の仕方や既存であるものに問題があると主張されるならば、

はぁ?何でそうなるんだ?
誰が「問題があると主張」したんだ?
僕じゃないよね?まりちゃんでもないよね?
(あったら指摘してください)

[2322] でも「GMOの負の情報」とか書いているけれど、そんな情報に誰が限定したの?

>「GMOには一応情報はある、でもそれは信用できない」

と読めるような情報を笹山登生さんなんかが出しているけれど、
じゃあ「GMOでないものに信用できる(安全だという)情報はあるの?」
ってことなのに。

>なお、ここは私の掲示板ではありませんので、続きがございましたら、長引くとご迷惑ですから、私のブログでどうぞ。Unknownさん。

そうはいってもブログのどこにつければいいっての?
今やってるとこ?


[2324] Re:[2323] [2322] 通りすがりさんへ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/21(Mon) 13:12  

通りすがりさん、

GMOでないものの品種改良の仕方や既存であるものに問題があると主張されるならば、その論文や情報を出していただきたいということですね。ヒジキだってコンフリーだって今まで体にいいということで食べられてきたわけですが、問題が発覚したわけです。最近は大豆のイソフラボンの取りすぎも言われていますね。当然、「GMOでないから問題がない、完全に安全だ」、なんて考え方はこの掲示板をご覧になる方にはいないと思いますが。

私は例えば、GMOトウモロコシの葉っぱを虫が食べて死んだという情報は知っていますが、その他の新品種の葉っぱを食べて虫が死んだという情報があればぜひ教えていただきたいということです。

「リスクの知識やその背景情報を持ち得たものから、自分でそのリスクの大きさを判断して避ける」「ササニシキとコシヒカリの交雑が危険だなどと仰るような、知らない情報はぜひ具体的な論文や情報を持ってお教えください。」これが私のスタンスですが。

なお、ここは私の掲示板ではありませんので、続きがございましたら、長引くとご迷惑ですから、私のブログでどうぞ。Unknownさん。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/4ac06c179942ecb2e8e7de5314db13b0




[2323] Re:[2322] 通りすがりさんへ 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/21(Mon) 13:01  

> 通りすがりさんへ
> GMOの負の情報、例えば「それを食べた昆虫が死んだ」など、そうした情報が、同じく黒米と白米の交雑品やササニシキとコシヒカリの交雑であったというのであれば、それは食の安全上、大変な問題でございますから、ぜひその論文や情報をお寄せくださいませ。ぜひ検討させていただきたいと存じます。
>

何を考えとるんだ?
>「僕の議論の本筋をそらそうとする」(ととれるような)書き込みでなく、できれば

>「GMOでないものについての情報はどうなっているの?」
>(GMO以上に情報があるなんて見た記憶が無いんだけれど)
>「その情報は『自衛』と言えるものになりうるの?」

>という「僕の議論の本筋」について書き込んでほしい。

に対する答え?
そんなわけないし。

こっちが「『GMOでないもの』の情報」を訊いていることなんだから、知らないなら
「『GMOでないもの』をGMO以上に調べたという情報は私も知りません」
とかになるんじゃないか?

ところで、もしそうだとして、そんな状態で「自衛」なんてできるの?


[2322] 通りすがりさんへ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/21(Mon) 12:12  

通りすがりさんへ
GMOの負の情報、例えば「それを食べた昆虫が死んだ」など、そうした情報が、同じく黒米と白米の交雑品やササニシキとコシヒカリの交雑であったというのであれば、それは食の安全上、大変な問題でございますから、ぜひその論文や情報をお寄せくださいませ。ぜひ検討させていただきたいと存じます。

GMOであろうがなかろうが問題は問題ですから。
ちなみに鳥インフルエンザが猛威を振るえば、遺伝子組み換えのワクチンしか対応はないと思いますが。


[2321] Re:[2320](以下割愛) 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/21(Mon) 12:02  

> > GMOという観点からいえば「GMOか」「GMOでないか」しかないんだから、
> > <だったら「GMOでないもの」はどうなの?>
>
> 消費者としてひとつ言えば、食べ物の「安全」と「安心」、消費者が食品を選択する条件は、科学だけの問題にとどまらないわけですよ。
(中略)
> そういう状態の中で、その「科学」の信憑性にまで問題が出てきたら、さて、どうなりますでしょうか。

つまり、「GMOでないもの」に対する情報の信憑性まで問題にしたら何も食べられなくなるから
「GMOでないもの」に対する情報は(あったとしても)信憑性は問題にしない
ってこと?

なんか、「僕の議論の本筋をそらそうとする」ことを書き込まれてる気がするんですけれど?
「僕の議論の本筋」に戻すため手間がかかるんで、書き込むなら
「僕の議論の本筋をそらそうとする」(ととれるような)書き込みでなく、できれば

「GMOでないものについての情報はどうなっているの?」
(GMO以上に情報があるなんて見た記憶が無いんだけれど)
「その情報は『自衛』と言えるものになりうるの?」

という「僕の議論の本筋」について書き込んでほしい。
<「僕の議論の本筋をそらそうとする」(ととれるような)書き込みでなく>


[2320] Re:[2319] [2318] [2317] [2315] [2311] [2310] [2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/21(Mon) 11:32  

> GMOという観点からいえば「GMOか」「GMOでないか」しかないんだから、
> <だったら「GMOでないもの」はどうなの?>

消費者としてひとつ言えば、食べ物の「安全」と「安心」、消費者が食品を選択する条件は、科学だけの問題にとどまらないわけですよ。例えば、GMO問題はその背景にも、いろいろ挙げてきたように、さまざまな問題がございますよね。GMOを導入することで儲かる人は誰か、認可させ、販売を拡大するために彼らがどのようなことをしているか、利害関係の背景や、そこに問題はないのか、アグリビジネスが巨大化することで、ますます小作化する農家のあり方はどうなのかとか、大半の消費者が望んでいる非GMOを栽培し続ける権利はどうなのか、とかね。

例えば、ししとうが唐辛子と交雑すると辛くなってしまいますが、大半の消費者が交雑しないことを望んでいるという状態で、ししとう農家の中で唐辛子を栽培する農家が出てきたら農家も消費者も怒るのは当然では(笑
しかも、たとえば、今までは種を自家採取して毎年作付けできたものが、唐辛子と交雑させられた上に、「勝手にうちの辛いししとうを栽培した」などと訴えられたり、仕方なくその人気のない「辛いししとう」を作るのであれば、その都度、人気のない「辛いししとう」の種をその特定企業から毎年、しかるべき金額を払い購入して、育てなくてはならない羽目に陥るわけです。

しかも非GMOは多くの消費者がプレミアム料金を払ってまで購入しているわけです。

そういう状態の中で、その「科学」の信憑性にまで問題が出てきたら、さて、どうなりますでしょうか。


[2319] Re:[2318] [2317] [2315] [2311] [2310] [2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/21(Mon) 10:53  

>通りすがりさん、だからこそ世の医者たちは、「偏るな、ひとつのものを食べ続けるな、多種のものを食べろ」と言っているのではないですか?(笑

だから、そんな情報を得ることが

>本当に「自衛」と言えるものになりうるの?



>不毛な禅問答ではなく、

「不毛な禅問答」って・・・。
[2317] で笹山登生さんも

>やや、トリッキーなご質問

とか書いているけれど、
GMOという観点からいえば「GMOか」「GMOでないか」しかないんだから、
どちらを選ぶのか?ってときの「自衛のために情報収集」に
「GMOでない」ものの情報がなければどうしようもないんじゃないの?
「GMOには一応情報はある、でもそれは信用できない」
<だったら「GMOでないもの」はどうなの?>
っていうのは「不毛」でも「トリッキー」でもない自然なことでしょう?


>世の問題をどしどし「情報提供」くださいますと幸いです。よろしくお願いいたします。

それじゃあ

http://www.yasudasetsuko.com/gmo/column/031226.htm

>米の場合、開花時期に台風の来る日本では、強風による花粉の遠距離飛散の可能性もあります。以前、集会で米農家の人が、収穫したうるち米に黒米が少しだが混じる、かなり離れたところの田んぼでも花粉の交雑が起きることは生産者なら知っている、といっていました。

このように、「GMOでない」黒米は遺伝子汚染をしています。
<もし遺伝子汚染が問題だというのなら>「GMOでない」黒米の栽培を一時中止させ、
さまざまな影響を評価すべきでしょう。
<何かあってからでは遅すぎるでしょう?>

さらにいえば、このケースは黒米だから比較的判明しやすかったけれど、
もしかしたらササニシキとコシヒカリとかで頻繁に起きているのに気づいていないのかもしれない。
もっといえば、日本はイネ科の雑草が多いと聞くので、それらへの遺伝子汚染が深刻に起きているかもしれない。
<もし遺伝子汚染が問題だというのなら>これら「GMOでない」農産物の栽培を、
遺伝子汚染の影響などが確認できるまで栽培を中止させる必要があることになる。
<何かあってからでは遅すぎるでしょう?>


[2318] Re:[2317] [2315] [2311] [2310] [2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/21(Mon) 08:47  

通りすがりさん、だからこそ世の医者たちは、「偏るな、ひとつのものを食べ続けるな、多種のものを食べろ」と言っているのではないですか?(笑

世に完全に安全なものなんてないわけですよ。突き詰めれば水だって大量に馬鹿飲みすれば胃が破裂して死にますしね。

だからといって個々の問題を放置していいということにはならないわけです。例えばコンフリー、アクリルアミド、トランス脂肪、水銀、鉛、毒茸などの多々の問題だって研究する方がいてくれたからこそ、リスクとして認識できてきたわけでしょう。

また、水俣病の問題などは、その御用学者の跋扈といい、象徴的なケースですね。

ここでは時事問題のBSEや鳥インフルエンザが話題になってますけど、確かに、世の中には多数の問題提起がなされているわけです。しかし、問題はね、一個ずつ詳しく掘り下げて、片付けていくしかないんですよね。皆が聖徳太子や千手観音ではないわけです。当然、全部まとめて個人個人がいっぺんに深く掘り下げて取り上げることは不可能です。

ということですから、通りすがりさんも、不毛な禅問答ではなく、世の問題をどしどし「情報提供」くださいますと幸いです。よろしくお願いいたします。

笹山さん、放射線の情報ありがとうございました。
>鶏肉の中のサルモネラ菌を殺すためには、この胸部レントゲンの放射量の七百万倍の4.5キロGrayを照射
知らぬまにいろいろなことが行われているようですが、
米国でも学校給食の使用問題はこんな感じのようですね。
http://www.sih.jp/news/syousya/no21.htm
パブコメが無視される点などおんなじですね。


[2317] Re:[2315] [2311] [2310] [2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/21(Mon) 08:15  

通りすがりさん。
やや、トリッキーなご質問ですが、こちらも、トリッキーにお答えしますと、Modifyする前の食材が、安全でなかったら、そもそも、Modifyする動機がおこらないのではないでしょうか?
もちろん、有毒の非食材をModifyする社会的動機が、ないとはいえませんがね。(「毒キノコを食べられるようにする」なんて壮大な?社会的動機が)
さらに、理屈っぽくなりますが、そもそも、Modifyという社会的行為が、生産者のためのModifyなのか、消費者のためのModifyなのか、という議論に発展しえますよね。


[2316] Re:[2314] [2312] [2311] [2310] [2298] [2296]照射食品について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/21(Mon) 08:04  

このQ&A「Food Irradiation」http://www.cdc.gov/ncidod/dbmd/diseaseinfo/foodirradiation.htmがわかりやすいですね。
ただし、賛成の立場で書いていますが。
食品の照射には、@ガンマ線照射A電子ビーム照射Bエックス線照射 の、三つの方法があるということですね。
新技術として、Bのエックス線照射が、有力なものとして、あるということです。

このサイトによると、食品照射の照射量測定の原単位としては、Gray(Gy)という単位と、D-valueという単位があって、人間の胸部レントゲンの照射は、1ミリGray(1Grayの千分の一)の約半分ということのようです。

鶏肉の中のサルモネラ菌を殺すためには、この胸部レントゲンの放射量の七百万倍の4.5キロGrayを照射するようです。
照射の対象が、DNAをたくさん持っているほうが、照射量は、少なくてすむが、バクテリアのように、DNAの数が少ないほど、照射量は、多くなるということのようですね。

D-valueというのは、照射の効果を表す原単位のようで、食品中の細菌の何パーセントを殺しうるかで、決まるもののようです。
90パーセントを殺しうる放射量を1D-valueとし、99パーセントを殺しうるものを2D-valueとし、99.9パーセントを殺しうるものを3D-valueとしているようです。

食品の全部が全部、照射の対象となるわけではないらしく、たとえば、牡蠣は、殻の内部の身を殺すことになって、不適合だし、生卵は、内部が、ミルク状になって、不適合のようです。

照射食品のメリットを生かすには、出来るだけ、産地の近い段階で照射した後、即パックという流れのほうが、望ましいようで、この考え方は低温殺菌牛乳の考え方と、同じとしています。

http://www.cdc.gov/ncidod/dbmd/diseaseinfo/foodirradiation.htm


[2315] Re:[2311] [2310] [2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/21(Mon) 08:03  

> このサイトでは、1994年から市場に出されているGM食品が、果たして、安全だったのか、非常に疑問だとしていますね。

いや、だから「GMOでない食品が安全なのか」どうやって調べるの?

[2312] のまりちゃんさんも

>自衛する方法は、人のいうことをうのみにせず、できうる範囲、知りうる範囲から勉強するということでしょうか。

と書いているけれど、「GMOでない食品に関して」どういう勉強をするというの?

それらが本当に「自衛」と言えるものになりうるの?



[2314] Re:[2312] [2311] [2310] [2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/21(Mon) 06:40  

こんな情報をここでUPさせていただくのも今更という感じですが、ちょと検索するとこんな情報がすぐいろいろ出てきますよ。

>米国政府はGMO 表示制度を導入した国・地域に対して制度の撤廃を要求しつづけているが,GMO 表示不要論を確立したのはM ・テイラー氏であった。氏は1991 年〜 94 年までFDA 政策次長の要職にあり,GMO 由来製品(食品,動物用医薬品)の表示に関する政策決定の最高責任者であった。問題は,テイラー氏がモンサント社の利益代弁者であったという事実である。同氏はFDA 政策次長に抜擢される直前までの7年間(1984 年〜 91 年),法律顧問としてモンサント社のために働いていた。またFDA 退職後はUSDA 食糧安全調査局長(1994 年〜 96年)を経て古巣の法律事務所に戻り,1996 年から98 年まで再びモンサント社の法律顧問を務めた。さらに1998 年から2000 年まで,同氏は渉外(public policy)担当副社長としてモンサント社に迎えられ,同社のためにその手腕を発揮した。テイラー氏のこのような経歴が物語るのは,米国の市民団体(例えば,ピュア・フード・キャンペーン(PFC),反GMO 市民連合(ABI)など)によって告発された,FDAとモンサント社との不透明な関係(産官人事癒着構造)の存在である。同氏は1992 年5月のFDA 通達によってGMO 表示不要論の端緒を開き,1994 年2 月の「遺伝子組換え牛成長ホルモン(rBST またはrBGH :商品名ポジラック(モンサント社))使用表示は不要」とするFDA 通達によってGMO 表示不要論を確たるものにした。市民団体がインターネットを通じて世界に配信している“癒着者リスト”には多数の氏名が示されているが,このように「Who」に着目することにより,米国政府が主張するGMO 表示不要論のルーツが明瞭になる。
http://www.primaff.affrc.go.jp/seika/kankou/primaffreview/11/primaffreview2004-11-6.pdf

ベネマンさんのことですが、
アメリカ農務省報道官は全米肉牛協会出身(暗いニュースリンク)
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2004/01/post_7.html

ところでですが、食品安全委員会では肉などの食品の殺菌目的の放射線照射の検討はまだしてないですよね?
http://www.sih.jp/news/syousya/no21.htm
http://www.sih.jp/news/syousya/no16.htm
こないだちょっと話題になった、さるお方はその道の関係もなさっているようで、気になってるんですが。



[2312] Re:[2311] [2310] [2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/20(Sun) 23:30  

> 泥棒に合鍵を作らせているような光景が浮かびます。
> 日本は大丈夫なんでしょうか。

ですね。
自衛する方法は、人のいうことをうのみにせず、できうる範囲、知りうる範囲から勉強するということでしょうか。学者にもいろいろおりますし、現場知らないで机上の、目前の情報だけでものをいう学者もおりますし、企業となりますと利害も絡みますしね。それが政治と結びつくとなると。。

あとは、この世知辛い、生き馬の目を抜く世の中、なんでも自分が納得するまで闇雲に信用しないことが必要な時代かと。科学、より、科学を扱うその人間がまずは信用できるか否かですね。まことに残念なことですが。

私はBSE問題においては、シェイクスピアのベニスの商人を読み直してみようかなー、という気になりましたが。

安井先生のご発言においては、ぜひつくばのプリオンセンターの感染牛解剖の暁に、感染牛のバーベキューを一族皆様で行っていただきたいなぁというのが感想です。リスクゼロと仰るなら、まず隗より、およびご一族を納得させることから始めていただきたいなぁと。


[2311] Re:[2310] [2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/20(Sun) 22:36  

まりちゃんさん。通りすがりさん。
このニュースの元記事は、「New Study Shows Industry Funded Biotech Safety Tests Are Bogus」http://www.organicconsumers.org/ge/freese111804.cfm
ですね。
このサイトでは、1994年から市場に出されているGM食品が、果たして、安全だったのか、非常に疑問だとしていますね。
泥棒に合鍵を作らせているような光景が浮かびます。
日本は大丈夫なんでしょうか。
もともとの、David Schubert 博士(California ’s Salk Institute)の論文は、「“Safety Testing and Regulation of Genetically Engineered Foods” 」で、Biotechnology and Genetic Engineering Reviews のVolume 21で紹介されたものですが、有料非公開のようです。
このサイトhttp://lists.ibiblio.org/pipermail/livingontheland/2004-November/000416.htmlでは、この論文をめぐっての議論がされていますね。

http://www.organicconsumers.org/ge/freese111804.cfm


[2310] Re:[2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/20(Sun) 21:29  

> でもこんな話もあるようで。
> http://www.yasudasetsuko.com/gmo/column/041118.htm
> >世界の環境ホットニュース[GEN] (444号 04年11月18日)が「お粗末な遺伝子組み換え食品の審査」という記事を配信しています。
> >米国の遺伝子組み換え食品の審査について、研究者が詳細に調べた結果、「驚いたことに政府の規制部門は、バイオテク穀物の開発企業が出す情報にほとんどすべて頼っていました。しかもそのデータは雑誌にも発表されず、ピアレビューも受けていませんでした」と驚いています。
> >私たちが反対をいう根拠のひとつがまともな安全審査でないことでした。メイワン・ホー博士(英国)は、企業に乗っ取られた科学と批判をしています。(続きは上記サイト)
>
> なにせ、あれだけSRMが飼料に流通して鶏糞飼料もがんがん使われている牛を「リスクは低い」と評価する学者たちが国に雇われているわけですから、消費者としては自衛あるのみって気になりますね。

自衛するって、どうするんだろう?
GMOでない食品は審査も、審査のための情報もないはずなのに。
(あるとしても、GMOを審査するための基準としての情報、
すなわちGMOの情報と同程度のもののはずなのに)


[2309] Re:[2308] 刊行物「高病原性鳥インフルエンザ」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/20(Sun) 20:42  

ときさん。
同様の問題意識は、この「Should We Change the Definition of Avian Influenza for Eradication Purposes?
D. J. AlexanderA」http://www.col.ops-oms.org/prevencion/influenza/docsgenerales/Avian_Diseases.docにも載せられていますね。

10年以上前に定義されたHPAIの定義が、古いものとなったにも関わらず、法制度上なりコントロール措置には、残っているという矛盾ですね。
日本に限らず、抱えている矛盾といえます。
この論文では、定義の今日的な再定義が必要であると、しています。
それには、3つのオプションが考えられるとされています。
@現在の定義を維持し、H5亜型、H7亜型のLPAIの広がりを制限する。
A法定の鳥インフルエンザの定義を、H5亜型、H7亜型の鳥/家禽に感染したものとする。
B法定の鳥インフルエンザの定義を、H5亜型、H7亜型のあらゆる感染とするが、ウイルスの異なったタイプ、または、宿主の異なったタイプのものについては、コントロール措置を修正する。
という主張のようです。

http://www.col.ops-oms.org/prevencion/influenza/docsgenerales/Avian_Diseases.doc


[2308] 刊行物「高病原性鳥インフルエンザ」 投稿者:とき 投稿日:2005/11/20(Sun) 20:12  

発行 平成16年3月 社団法人全国家畜畜産物衛生指導協会(動物衛生研究所協力)
http://eishikyo.lin.go.jp/news.files/influenza.pdf

 HPAIの定義についての誤謬がここに始まっている。
 被感染生体の側の、遺伝子系統的耐性や個体の免疫機構が加味されたものになっていず、かつ、高病原性とされたものの亜型の分類が精密でなく、おおざっぱなくくりになって、いまやひろく生態系において、LPAIになってしまったものでも、HPAIに括られている。ウイルスと生体の相互関係による病原の高低が、あくまでも、一方的なウイルスの側のみ意識されている。
 本来ウイルス感染症の「病気」とは、病原体の“毒性”が問われるものではなく、被感染体の側(ホスト側)の外来抗原に対する“反応”の高低が問題なのであります。その観点がそっくり抜けています。
 ウイルスの病気を考えるには片手落ちといったものではなく、肝心要のウイルス感染症の本態の側の考察が抜けているようなものです。ウイルスを見ているだけで、「病気」(患者)を見ていないとはこのことです。これが、「免疫学」的観点の意味です。それが、動物医学からは欠如欠落しています。動物微生物学ウイルス学の方々の必須の教養のはずなのですが・・・。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(111)(2005.11.20)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza223.htm

『ならば陽性の野鳥も見つかりそうなものだが、従来もなかなか成功しなかった。抗原的に合わせるのが難しかったのだろうが、其の点今回の野鳥調査では引っ掛かりが期待出来た。しかし色々都合があるのか今度は何時迄で経っても発表されない。』

『このように実際単独では症状を出さない今回の茨城型のようなLPAIの存在自体はこれまでも有ったものと認識してきたが、その鶏での検出の難しさは度々聞かされそして存在は証明されて来なかった。』

『ここへ来て実際のLPAI感染が起きて居るからに外ならない。このことは実験室での結果を待たずとも、少ないウイルス量で換気装置に乗って空気感染的に拡がるウインドウレス若しくはそれに準じた大型鶏舎内の臨床的事実を目の当たりにしたことになり、国のこれまでの方針を直ちに転換させる緊急動議がなされるべきである。』

 現場での感覚では「H5N2」は、「LPAI」であるのにもかかわらず、“日本のマニュアル”ではいまだに「HPAI」の規定のようです。

 H5亜型の分類をもう少し細分化する必要があるのではないのか? 結果的には、人間と同じようにサーベイランス=i今回のように、発症へい死が起こってもないのに検査するなどという、もどきではなく)監視のみで、馴致とワクチンと耐性系統確立以外の方策はありえないのですが。殺処分ほど愚かな所業はありません。

 ウイルスが低病原性から高病原性に変異するという説は、上に記したように、ホスト側の生体機構を考慮しないことに発する、妄想観念に近いものです。ウイルス自体に高いとか低いとかという病原があるわけではないのですから。ウイルスにしてみれば、ただ単純に、複製エラーによる遺伝子レベルのささいな変化にすぎないものです。病原性とか毒性が変化することではありません。それは、あくまでもホスト側の都合によって生じているものです。


[2307] 今回の食品安全委員会の答申は、背理法に逃げ込んだ苦しいもの。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/20(Sun) 19:04  

虹屋さん。
アメリカ牛肉輸入是非のパブリックコメントを仕上げ中のことと思いますが、ここで、ちょっと、息抜き。
まあ、これは、虹屋さんが、[2302] 「2007年のBSEの新規感染数は、日本が米国よりも多い 答申案の暴露・増幅リスクの比較、飼料規制の効果の評価 」で、問題提起されていることとも、絡む話なんですが。

今回の食品安全委員会の答申は、まさに、背理法をつかった、苦しいもののようですね。
この背理法、有名なのは、来年からグリーンスパンさんに代わって、FRBの議長になるバーナンキさんの、インフレターゲット論の背理法ですね。

以下に、この背理法に当てはめて、今回の食品安全委員会の結論を分析してみますと。

背理法とは、次のような論理です。
「Pならば、Qである。」の真偽と、「QでなければPでない」の真偽とは、一致する
したがって、「PならばQ」を証明するには、「QでなければPでない」を証明すればいい。
そこで、背理法を使うと、
1.Qでないと仮定する
2.すると、Pでないことが導かれる。
3.これは、Pであることと矛盾する。
4.したがって、Qである。

ここで、
Pを「アメリカでのリスク管理が完璧」
Qを「輸入されるアメリカ牛肉は、安全である。」
とし、「「アメリカでのリスク管理が完璧」ならば、「輸入されるアメリカ牛肉は、安全である。」との真偽を問うとすると。
1.まず、「輸入されるアメリカ牛肉は、安全でない。」と、仮定する。
2.すると、「アメリカでのリスク管理が完璧である」ことはない、ということになる。
3.これは、アメリカ側が云う「アメリカでのリスク管理が完璧」であるということと、矛盾する。
4.したがって、「輸入されるアメリカ牛肉は、安全である。」

こうしてみると、なんやら、強引な結論付けですね。
多くの場合、この、背理法は、まやかし論理の正当化に使われるものなんですがね。
この背理法を打ち破るためには、「アメリカでのリスク管理が完璧」というようにニ値的に対比させるのでなくて、「アメリカでのリスク管理が何パーセント有効の場合」というように対比させると、背理法に逃げ込めなくなるんですが。
イギリスのOTMルール-生後30ヶ月以上の牛を食卓に回さないためのルール-を見直しの際、The Core Stakeholder Group からの報告では、そのような前提条件になっていたはずですね。

ご参考 バーナンキ氏が、「インフレターゲット」論で使った背理法
Pを「中央銀行が無限に国債を買う」
Qを「インフレが起きる。」
とし、「中央銀行が無限に国債を買う」ならば、「インフレが起きる。」との真偽を問うとすると。
1.まず、「インフレが起きる。」ことはないと、仮定する。
2.すると、「中央銀行が無限に国債を買う」ことで、全ての政府支出を中央銀行による国債購入代金で賄う事ができるので、国民から税金を全く徴収しなくても、国家運営が可能になる、ということになるのだが、そのようなことは現実不可能なので、、「中央銀行が無限に国債を買う」ことは出来ない。
3.これは、「中央銀行が無限に国債を買う」ことが出来ることと、矛盾する。
4.したがって、「インフレが起きる。」である。




[2306] Re:[2299] いたるところにH5型 投稿者:とき 投稿日:2005/11/20(Sun) 14:25  

> この地帯では、野生の鳥の約23パーセントに抗体陽性反応が見られているとのことで、おどろくべことではないとしている。

■カナダでもH5N1型のウイルス=鳥インフルエンザ

  【オタワ19日】カナダ食品検査局のブライアン・エバンズ博士(写真)は19日、同国中部のマニトバ州で、野生の渡り鳥から、鳥インフルエンザのH5N1型ウイルスが検出されたと発表した。

 ただしエバンズ博士によれば、このウイルスはアジア諸国で2003年以来60人以上の死者を出し、何百万羽もの鳥の処分につながったウイルスとは同種のものではないという。

 発表によれば、マニトバ州でH5N1型ウイルスが検出された渡り鳥は2羽。カナダではこのほか、西部のブリティッシュコロンビア州内で2羽の鳥から低高原性のH5N9型ウイルスが検出され、同州の別の5羽からH5N2型ウイルスも見つかった。

 さらに東部のケベック州でも、2羽からH5N3型の鳥インフルエンザのウイルスが検出されている。〔AFP=時事〕

2005年11月20日10時35分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1499391/detail

 野鳥を本気で調べれば、世界中いたるところにあるウイルス。日本でも、もちろんのこと。それを妨げているのは、法令による建前、机上の空論「清浄国論」とそれを補完するウイルス学仮説(そろそろメッキが剥がれかかってる)。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203131
(インフルエンザ危機)

キラーウイルスの逆襲―SARSとの闘い、そして共存へ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822203840
 こちらの学識がより現実に即しているように思うのですが・・・。


[2305] Re:[2300] [2297] 『日中記者交換協定』、暗黙の緊縛 投稿者:とき 投稿日:2005/11/20(Sun) 13:28  

笹山様
> これまで、もっと、普段に、伝えてもらいたかったんですがね。

日中記者交換協定(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E4%B8%AD%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E5%8D%94%E5%AE%9A

>1. 中国を敵視しない
>2. 二つの中国を造る陰謀に加わらない
>3. 日中国交正常化を妨げない

 これがある限り、中国に関する報道の自由はなく、基本的には、日本国内向けの報道であっても、中国の情報統制下にあるといわなければなりません。
 中国関連の報道に関して、日本のマスコミは、中国の公式発表(新華社通信など)以前には報道できない制約があるようです。
 そのなかで、明らかに、御用提灯的な共同通信(朝日、毎日も)に比して、時事通信や産経新聞(ほとんどは共同配信記事ですが)は、よくやってるなという印象です。
 それにしても、米国産牛肉は騒ぎ立てるマスコミも、「キムチ」はどうしたのでしょうか? いろいろな(広告出稿をめぐるなどの)駆け引きがあるのでしょうけれど。


[2304] Re:[2301] [2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/20(Sun) 09:53  

> > BSEについては微妙な時期だからか触れてなかったようです?
>
>  安井氏の個人サイトには、昨日(11/19)の番組の収録(10/22)の「雰囲気の再現を試みてみたい。」として、「かなり記述を追加してあるので、もちろん、本当に放送されるのは、以下の内容の本当にごく一部だけである。まあ、電波に乗らない部分までのフォロー記事である。」と2回にわたって書かれています。

情報をほとんどお持ちでない部分まで言及、リスク分析をなさってるんですね。調査会でさう「リスクゼロ」とはしていないものを、一人歩きさせてしまうんですから。驚きですね。

//


[2303] 毎日新聞調査の各県のタミフル備蓄量 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/20(Sun) 09:25  

◇「タミフル」備蓄量
   (18日現在)
北海道ゼロ 青森県300人分 岩手県100人分 宮城県500人分 秋田県25人分 山形県180人分 福島県ゼロ 茨城県1000人分 栃木県回答保留 群馬県1200人分 埼玉県300人分 千葉県ゼロ 東京都400人分 神奈川県ゼロ 新潟県300人分 富山県6000人分 石川県55人分 福井県ゼロ 山梨県ゼロ 長野県390人分 岐阜県ゼロ 静岡県ゼロ 愛知県ゼロ 三重県200人分 滋賀県ゼロ 京都府520人分 大阪府600人分 兵庫県ゼロ 奈良県100人分 和歌山県ゼロ 鳥取県60人分 島根県ゼロ 岡山県ゼロ 広島県1550人分 山口県500人分 徳島県ゼロ 香川県300人分 愛媛県100人分 高知県300人分 福岡県ゼロ 佐賀県ゼロ 長崎県60人分 熊本県300人分 大分県200人分 宮崎県ゼロ 鹿児島県100人分 沖縄県160人分

計  1万5800人分

ということで、わが秋田県のタミフル備蓄量は、25人分ということで、ゼロよりはましとは云うが、これでは、ゼロと同じ。
栃木県の回答保留というのは、どういう意味なんでしょう?
富山県6000人分を除いては、あまり意味のある備蓄ではないように思える。
富山県では健康危機管理対策会議での検討を経て、昨年の段階で「タミフル」を一万人分確保することを決め、今年度予算に計上したのだという。
また富山県では、毎月一回、「健康危機管理対策会議」を開き、新型インフルエンザなどの感染症の情報分析を行っているという。
富山空港に大連便と上海便、小松空港に上海便が就航していることも、対策強化の理由なのだろう。
「各県の鳥インフルエンザ対策は、富山県に見習え」ということなのでしょう。
「富山県感染症対策計画」http://www.pref.toyama.jp/cms_cat/104020/kj00001244.html
「高病原性鳥インフルエンザに関する対応について」http://www.pref.toyama.jp/sections/1002/riskmanage/TORI-taisaku.htm
「平成16年2月16日 高病原性鳥インフルエンザに関する対応について」http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1002/kj00000119-012-01.html
もご参照

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051120-00000005-mai-soci


[2302] 2007年のBSEの新規感染数は、日本が米国よりも多い 答申案の暴露・増幅リスクの比較、飼料規制の効果の評価 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/20(Sun) 08:28  

暴露・増幅リスクの比較、飼料規制の効果
>背景事実、これが何故問題なのか
牛由来のの肉骨粉を牛の飼料へ使用禁止の飼料規制は日本が1996 年4 月に通達を出し、米国・カナダは1997年8 月に法律を施行した。日本は2001 年10 月交差汚染を防止する肉骨粉の完全使用禁止の完全飼料規制を法律化した。米国・カナダは現在も完全飼料規制にはなっていない。米国・カナダはSRM特定危険部位を、現在でも、肉骨粉原料、レンダリング原料にしている。
 暴露・増幅リスクの比較、飼料規制の効果を評価することは、米国・カナダでの交差汚染による発生状況と日本の完全禁止後に生まれた牛でのBSE感染牛BARB(born after real ban)の発生状況を評価することである。

>答申案
A(飼料規制の項)-国内規制見直しのときに用いた欧州モデルの場合、交差汚染防止を含まない飼料規制でのリスク低減効果は、3 年間でBSE 汚染率が0.29〜 0.6 に減少すると考えられる。従って、米国・カナダ・日本ともに国内での暴露は1990 年代から増加し、規制前に生まれた牛群で最大となり、その後に生まれた牛群では緩やかに減少したと考えられる( 欧州のデータをもとにすれば、2004 年生まれの牛群では最盛期の約1/4{ 0.1〜 0.36=( 0.29〜 0.6)×( 0.29〜 0.6)}位に減少していると予想される)。しかし、完全飼料規制を法制化した日本では2002 年以後に生まれた牛での汚染率が急速に低下したと予想されるが、米国・カナダでは減少ペースは現在も変わらない。

B-(飼料規制の項) 現時点で20 ヶ月齢以下と考えられる2004 年以後の生まれの牛の汚染は米国、カナダの方が日本より数倍(1.5 倍) 高いと予想される。

C-(遵守状況と交差汚染の可能性の項)飼料完全規制が遵守される以前に生まれた、我が国の牛群( 2002 年以前に生まれた群)では、交差汚染の可能性は否定できないが、2004 年1 月の時点での飼料のリスクはほとんどないと考えられる。
米国では、2005 年9 月現在で、20 ヶ月齢以下の牛が生まれた2004 年1 月時点において、一定の割合で交差汚染がおこった可能性が否定できない。

D-(4 結論のためにの表4 生体牛リスクレベル)米国、カナダの20ヶ月齢以下(2004年1月生まれ)の感染量 ・・検出限界〜 検出限界以下

>問題点
一番問題なのは、Bの「現時点で20 ヶ月齢以下と考えられる2004 年以後の生まれの牛の汚染は米国、カナダの方が日本より数倍(1.5 倍) 高いと予想される。」の文言である。またこれは、「汚染率」ではない。
イ) 10/24の3次案まで数倍で10/314次案、答申案では1.5倍になる理由が皆目分からない。10/24の33回審議では吉川座長 は次のように発言している。「 1 1 ページの下線部分(Bの文言)は、前に数倍高いという議論があって、数倍とは何倍だと言われて、3 年で2 分の1 にもっていくルールで、アメリカはそのまま延長していかざるを得ないし、日本は2 0 0 1 年から後、規則を厳しくしたので、3 年で2 倍以下に下がって、その差が3 になっているという説明しかできないということでした。(議事録34ページ)」これでは3倍である。

ロ) 数倍(1.5 倍)の分母は、日本の2004 年以後の生まれの牛のBSE汚染つまりBARBであり分子は米国、カナダの2004 年以後の生まれの牛の交差汚染での感染数である。日本の完全飼料規制の効果、つまりBARBについては「時期尚早なのでと言って、あのとき計算しなかったんです。(32回審議・吉川座長)」、つまりこれまで推計も評価もされていない。分母が不明なのに、なぜ1.5倍と出せるのか??

ハ) 分子に当たる米国、カナダの2004 年以後の生まれの牛の交差汚染での感染はどうか。飼料規制の項では、米国・カナダの飼料規制の効果を3年で曝露リスクが半減「国内規制見直しのときに用いた欧州モデル」と同じと看做している。「従って、米国・カナダ・日本ともに国内での暴露は1990 年代から増加し、規制前に生まれた牛群で最大となり、その後に生まれた牛群では緩やかに減少したと考えられる( 欧州のデータをもとにすれば、2004 年生まれの牛群では最盛期の約1/4{ 0.1〜 0.36=( 0.29〜 0.6)×( 0.29〜 0.6)}位に減少していると予想される)。」
 米国、カナダの飼料規制は交差汚染を完全にとめていない。「BSE の暴露・増幅リスクシナリオ( モデル)」で述べられているように、その交差汚染での汚染量・汚染頻度により感染規模が定常状態になる場合もあれば、緩やかな増加に向かう場合、緩やかに減少する場合がある。米国、カナダでは、どうのなのか、定常、増加、減少のいずれなのか。減少だとしても3年で半分のテンポなのか。
 吉川座長は34回審議会で「もしアメリカとカナダが、そのルール(3年で半分)にはまらないというならその科学的根拠を出さなきゃいけない。日本もそれに基づいてリスク評価をしてきたわけです。だから、もしアメリカ、カナダがヨーロッパ、日本と全く違う。2001 年前の日本と全く違うというなら、その科学的根拠を出して、現在非常に増幅カーブに入っているとか、そういう分析をした上で、違うというならそれは正しいと思うんです。」といっている。それでは、3年で半分が当てはまる科学的根拠はあるのだろうか。それは、サーベランス結果などのデータで実証的に検討されているのだろうか。欧州のデータをもとに試算、シュミレーションを行ない、2004 年生まれの牛群では最盛期の約1/4と推測をだしているが、この妥当性は実証的に検討されているのだろうか。
 科学的、実証的検討に使えるデータは「米国・カナダに関するデータの質・量ともに不明な点が多い」ためなく、検討ができない。検討されていない。吉川座長の主張は、交渉上の話の駆け引きであって科学的妥当性を保証していない。数倍(1.5 倍)の分子にあたる米国、カナダの2004 年以後の生まれの牛の交差汚染での感染の発生状況は実証的根拠を持たない推測である。

ニ)米国、カナダの2004 年以後の生まれの牛の交差汚染での感染数をBacとし日本の2004 年以後の生まれの牛のBARBをBjとすると、1.5×Bj=Bac。Bj=0.66×Bac。
 日本の牛のBARB、Bjが2004年以降で2004年に較べて増加(減少)するかはロ)でのべたように推計・評価されたことがないから不明であるが、その性質上、2004年であろうと2007年2010年であろうと余り変わらないだろう。米国、カナダ牛の交差汚染での感染数は3年で半減という答申案の考えに従うなら、2007年は0.5×Bac、2010年には0.25×Bacとなる。つまり、2007年以降にはその年に生まれた牛でのBSE汚染が米国、カナダよりも日本が酷い事になる。つまり、交差汚染を防止する肉骨粉の完全使用禁止の完全飼料規制をしなくても、交差汚染が起きていても、10年間ほど規制をすれば、完全飼料規制をした場合よりも暴露リスク、新規の感染が減少してしまう。
 32回審議の「片や(SRMを)利用しないで全部焼いているところと、飼料に戻ってくるリスクのあるところは同じ減少カーブで行くとはとても思えない。(吉川座長)」「今の時点とこれから将来の時点を見越したときに、日本はどんどんクリーンナップが進んでいくと。だけど、クリーンナップされる可能性の低いところを残している国と随分違ってくると思うんです。(北本専門委員)」「やはり(日米)両国間の差というのがこれからもっと開いていく可能性もあるわけです。(山内専門委員)」という審議と全く違う。
 甲斐知恵子委員は、「全体の汚染度が高い国から、一部規制を行なうことによる特例的輸入を依頼してきた場合に、学問的にも安全であるとは言えないと思います。規制によっては交差汚染などを十分防げないことは多くの事例から示されています。もしこのような一部規制を許すのであれば、どのような汚染国であっても、部分的規制を行なえば輸出入は可能になるという例をつくってしまうことになります。それは科学的に評価をする場合でも、本当にリスクは十分に低減されると言えるのでしょうか。」と31回審議会に意見書を出しているが、Bの文言を入れることで、1.5倍と入れることで、その危惧が現実のものとなっている。

ホ)4 結論のためにの表4 生体牛リスクレベルにある「米国、カナダの20ヶ月齢以下(2004年1月生まれ)の感染量 ・・検出限界〜 検出限界以下」も、実証的根拠を持たない。その牛が、生育の何時に、どれ位の量を摂取したかによるが、米国・カナダでの交差汚染の実態、汚染量・汚染頻度を推測できるデータがない。
 日本では20ヶ月齢以下でも検査されデータがあり1頭も検出されていないが、米国・カナダでは検査が行われていない。米国の拡大サーベランスは発表された計画では前月齢の病牛を検査対象にしているが、実際には30ヶ月齢以下は検査されていない。20ヶ月齢以下の感染量が検出限界〜 検出限界以下というデータは、英国で1992年に1頭だけ20 か月の牛が見つかっているというデータと日本のデータしかない。それが、そのまま米国とカナダに当てはめて本当に成り経つのかどうかという検討は全くされていない。
 また、検出限界とはどの検査技術によるのか。日本の検査技術の日本のウエスタンブロックWB法の検出限界なのか。米国のIHC法か新たに導入されたWB法か、カナダのWB法なのか??意味不明である。
 この文言は、11月2日の食品安全委員会の本委員会で話題になったと報道されているが、19日現在、議事録が公開されていないため詳細は不明である。


[2301] Re:[2298] [2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:Don 投稿日:2005/11/20(Sun) 08:12  

> BSEについては微妙な時期だからか触れてなかったようです?

 安井氏の個人サイトには、昨日(11/19)の番組の収録(10/22)の「雰囲気の再現を試みてみたい。」として、「かなり記述を追加してあるので、もちろん、本当に放送されるのは、以下の内容の本当にごく一部だけである。まあ、電波に乗らない部分までのフォロー記事である。」と2回にわたって書かれています。
 BSEについては、編集でカットされたのかどうかは分かりませんが、2回目の最後に出てきます。

   http://www.yasuienv.net/MisunderstandNo1-1.htm
   http://www.yasuienv.net/MisunderstandNo.1-2.htm

 この記事のBSEの項では、某タレントとC先生(安井氏)との問答の中で、次のようになっている。

 某タレント、「米国の牛は危険なのか」。
 C先生、「危険部位を食べなければ、大丈夫でしょう。(中略) 骨無し、しかも、今の状況ですと、危険部位を取り除いた20ヶ月未満の牛のみを輸入するようですから、危険性はゼロと言えるでしょう」。





[2300] Re:[2297] 公衆衛生対策は不可能? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/19(Sat) 21:43  

ときさん、
このニュースは、私の掲示板の11月9日に紹介した、「金宇寶臨内蒙古生物藥品廠 」(金宇集團内蒙古生物制藥廠)による、闇ワクチン製造摘発のニュースですね。
日本の報道も、鳥フル関連のネタ探しに、過去のものまで掘り起こして、躍起ということなのでしょうかね。
これまで、もっと、普段に、伝えてもらいたかったんですがね。
「違法闇ワクチン生産」のことを、中国語では、『違規生産假疫苗』というようです。
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/www.nmg.xinhuanet.com/xwzx/2005-11/10/content_5566475.htm参照



[2299] カナダのバンクーバーで、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/19(Sat) 21:38  

発生したのは、カナダのバンクーバーから東の、フレイザー渓谷のAbbotsfordにある農場で、屋外で飼養していたあひるから検出された。
通じよう、この地帯では、野生の鳥の約23パーセントに抗体陽性反応が見られているとのことで、おどろくべことではないとしている。

http://www.dose.ca/toronto/news/story.html?s_id=KEFLC6eWRjMVbrtlDTiy37zUL0lqk7QA6eBZUBrHNw3QhJIIpbojew%3D%3D


[2298] Re:[2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/19(Sat) 21:31  

> 世界一受けたい授業!!
> http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=38691303&area=tokyo
> 安井至さんがリスク論を語るようです。
>
これを見ましたが、「遺伝子組み換え食品は安全審査を経ているから安全」といわれてました。

でもこんな話もあるようで。
http://www.yasudasetsuko.com/gmo/column/041118.htm
>世界の環境ホットニュース[GEN] (444号 04年11月18日)が「お粗末な遺伝子組み換え食品の審査」という記事を配信しています。
>米国の遺伝子組み換え食品の審査について、研究者が詳細に調べた結果、「驚いたことに政府の規制部門は、バイオテク穀物の開発企業が出す情報にほとんどすべて頼っていました。しかもそのデータは雑誌にも発表されず、ピアレビューも受けていませんでした」と驚いています。
>私たちが反対をいう根拠のひとつがまともな安全審査でないことでした。メイワン・ホー博士(英国)は、企業に乗っ取られた科学と批判をしています。(続きは上記サイト)

なにせ、あれだけSRMが飼料に流通して鶏糞飼料もがんがん使われている牛を「リスクは低い」と評価する学者たちが国に雇われているわけですから、消費者としては自衛あるのみって気になりますね。

BSEについては微妙な時期だからか触れてなかったようです?


[2297] 公衆衛生対策は不可能? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/19(Sat) 21:28  

■偽ワクチン摘発=鳥インフルエンザめぐり不正も−中国

 【北京19日時事】鳥インフルエンザ感染が拡大している中国で、偽の家禽(かきん)用ワクチンを製造したとして製薬会社の幹部6人が警察当局に拘束された。19日の中国各紙が伝えた。中国政府は感染防止に向け全国約140億羽の家禽全体に無料でワクチンを接種する方針。投じられる巨額の資金を狙った不正行為も目立ち始めた。
 摘発されたのは同国内モンゴル自治区の内モンゴル生物薬品工場の工場長、販売責任者ら。製造規模などは明らかにされていないが、感染発生が相次いでいる遼寧省で売りさばいていた。中国農業省は偽ワクチンに注意するよう呼び掛けており、こうした不正行為は各地で多発しているとみられる。 
(時事通信) - 11月19日19時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000059-jij-int

『「中国で嘘でないのは詐欺師だけ」と朱ヨウ基は嘆く』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898310788
(華禍―こんなに中華主義が怖いわけ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898315038
(この厄介な国、中国)

 モラルが、どうこうという以前の問題では・・・。公衆衛生学的コントロールは最初から不可能なのではないでしょうか。


[2296] 日本テレビでリスク論放送(本日今から) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/19(Sat) 20:25  

世界一受けたい授業!!
http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=38691303&area=tokyo
安井至さんがリスク論を語るようです。

vCJD warning for blood patients
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4447240.stm
英国でまた輸血とvCJD問題が起こったようです。





[2295] 中国で、新たに二箇所で、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/19(Sat) 19:11  

山西省孝義市と、新疆ウルムチ(烏魯木齊)市天山區市の二箇所である。
山西省孝義市では、11月10日に、家禽が8,107羽死に、11月14日に、鳥インフルエンザと判定、11月17日に、H5N1ウイルスによるものと判明したとのことである。
新疆ウルムチ(烏魯木齊)市では、11月12日に、家禽が数羽死亡し、11月16日に、H5N1によるものと判明した。
このうち、新疆は、11月9日の発生地に近い場所での発生であり、これらのことから、中国での鳥インフルエンザ発生阻止がうまくいっていないものと見られている。
これで、公式発表による中国での発生省は、湖南、安徽、青海、内蒙、西藏、遼寧、新疆、山西、の8省となり、そのほか、湖北、江蘇、四川、福建の発生が、疑われている。
WHOによると、現在、中国では、3種類のワクチンが使われているようだが、このワクチンが効果を挙げていないとの指摘もあるようだ。
参照
http://www.recombinomics.com/News/11180501/H5N1_Shanxi_Xinjiang.html

http://www5.chinesenewsnet.com/MainNews/SinoNews/Mainland/zxs_2005-11-18_653726.shtml


[2294] H5N2は、『高病原性(HPAI)』か? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/19(Sat) 12:48  

小川の養鶏場で鳥インフルエンザ
11万羽処分命令

 県は十八日、小川町与沢の「イセファーム与沢農場」の鶏が高病原性鳥インフルエンザの感染歴を示す抗体検査で陽性反応を示したとして、同養鶏場に約十一万羽の処分を命令した。

 県内でウイルスか抗体が確認されたのは三十四カ所目。

 県畜産課によると、イセファーム与沢農場は八月二十七日に抗体が見つかった養鶏場の半径五キロ以内。

 八月下旬と十月下旬に行った検査では陰性だったが、十七日に採取した検体を調べたところ、六鶏舎の三鶏舎で抗体が見つかった。

 処分は、他の農場で処分が行われていることもあり、来月上旬になる見通し。
(東京新聞 茨城 2005.11.19)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20051119/lcl_____ibg_____005.shtml

『高病原性鳥インフルエンザの感染歴を示す抗体検査で陽性反応』

 1983年ペンシルベニアの事例ではそうかもしれませんが。
 公式発表の中によくあるのですが、『最初、低毒型であったものが高毒型に変異し』云々かんぬん、この論理も、逆なのではないかと思います。
 ウイルス感染は、流行して皆経験することによって、病気が出なくなる、ただそれだけの話ではないかと。そして、一時に大量死が起こらなくなっているだけだと。
 その意味では、H5N2は、比較的古い一昔前の型であって、いまや新型でも高病原性でもなくなりつつあるのではないかと思っています。
 生態系では、とっくに馴致してしまっているのではないでしょうか。

『七、国際社会から意見を求める
WHOが発表した「鳥インフルエンザに関するよくある質問」(Avian influenza frequently askd questions)およびOIEの動物検疫資料によれば、低病原性鳥インフルエンザは世界各国に分布している。これらの機関では、わが国で発生したH5N2ウイルスは高病原性に属しておらず、またヒトに感染した事例はなく、わが国は依然、高病原性鳥インフルエンザの非感染地域であることを明確に指摘している。』
『(四)宣伝指導教育の強化
2.わが国で分離されたH5N2ウイルスは、ヒトに対する病原性がないウイルス株であり、消費者の食用鶏肉などは安全であることを社会に知らしめる。』
【 行政院農業委員会 2004年2月19日 】
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/weeknews318.htm

 周辺諸国では、環境中(野鳥)に常在するLPAI? (おそらく、そう思っても間違いのでは。)


[2293] 「有害事象」と「副作用」との混同が目立つ、日本のタミフル報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/19(Sat) 12:26  

たとえば、この毎日新聞の記事「同諮問委(食品医薬品局(FDA)の小児科諮問委員会)は若年者に適応範囲が拡大された医薬品の定期的な再検討の一環で、タミフルの副作用例についてFDAから報告を受けた。」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000029-mai-intとあるのだが、今回、アメリカの小児科諮問委員会がFDAから報告を受けたのは、タミフルほか7種類の薬についての「有害事象(Adverse Events)」について、報告を受けたのであって、「副作用(Side Effect)」について、報告を受けたのではない。
この「有害事象」(Adverse Events)は、「副作用(Side Effect)」よりも、広い概念を意味し、「薬物(医薬品を含む)を投与された被験者に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごとのことで、必ずしも当該薬物の投与との因果関係があるものに限らない。」を意味する。
FDAのサイトの原文に当たれば、すぐわかることなのだが、タミフル報道についての新聞記者諸君の不勉強ぶりが、このごろ、ひどく目に付く。
ちなみに、昨日から今日にかけてのFDAタミフル報道で、正確に『有害事象』と書いたのは、日本経済新聞(ただし、見出しは、『副作用』と書いてある。)と、共同通信、そして、皮肉なことに、一部のスポーツ紙であった。
『有害事象』の定義については、このサイトhttp://en.wikipedia.org/wiki/Adverse_effect_(medicine)をご参照


[2292] 中国・北京が、鳥インフルエンザ大流行時の応急病院を指定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/19(Sat) 12:00  

中国・北京では、北京で鳥インフルエンザ大流行の際の、指定応急病院を次のとおり決めた。
地壇医院と佑安医院の二つの医院である。
すでに感染死の場合には、地壇医院へ、搬送としている。
また、ウイルス確定検査の協力病院として、北京協和医院、中日友好医院等12の医院とのネットワークを組むとしている。
http://big5.ce.cn/xwzx/gnsz/gdxw/200511/19/t20051119_5258479.shtml参照
また、先週、11月13日に、定点観測・診断コンサルティング病院として、北京地壇医院、佑安医院、胸科医院、小湯山医院を決めていた。
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/politics/2005-11/13/content_3773788.htm参照


[2291] 徒に増殖する「不安」 投稿者:とき 投稿日:2005/11/19(Sat) 11:09  

鳥インフルエンザ 中国社会は過敏反応 消える鶏料理 当局への不信感(産経新聞) - 11月19日3時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051119-00000002-san-int

《東方早報(十一日付)によれば「ビール療法」「緑豆スープ療法」など、怪しげな鳥インフルエンザ予防法が巷(ちまた)に登場しているという。》

 ウイルス感染症に対する生体の側の免疫機構に関する知識の未熟さから発する、妄想健康食品・民間療法真っ盛り。
 サーズ騒動の時と同じになってきたようです。かつ、医療の専門家の方々も、不用意な発言が見られてきているようで。(新型ウイルスは、いままでのウイルスより強烈であるだとか・・・、タミフルは効くとか効かないとか、ワクチンは無意味だとか。)

 もう、不正確な伝聞情報が、堂々と公式情報然として駆け巡っています。一番ダメなのは、やはり、「鳥ウイルスが変異して人間の脅威になる」という、半ば恫喝に近い言説です。これは、ともかくやめて欲しいものですが・・・。

アメリカに潰される!日本の食
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796649875
新著『アメリカに潰される! 日本の食』
http://www.yamabiko2000.com/modules/smartsection/item.php?itemid=44
 売名宣伝行為(けっしてそれを悪といっているわけではありません)といってしまえばそれまでですが、幾分かの評価には値するでしょうか。ぜひ、この勢いで、中国の食品もやって欲しいものです。


[2290] Re:[2283] 鶏約11万羽の殺処分命令 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/19(Sat) 10:21  

ときさん。
これは、「イセファーム小川農場」でなくて、「イセファーム与沢農場」だったようですね。
新聞記事も、訂正が入ったみたいです。
でも、こんなに、ぞろぞろ出てくると、どれが何だか、正直、一覧表を見ないと、わからなくなってきています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051118-00000148-mai-soci


[2289] Re:[2288] [2284] [2192] Re:[2189] リウマチ治療薬エンブレルと米国産子牛の血清とCJDの問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/19(Sat) 08:18  

抗リウマチ薬「エンブレル」追跡ブログ
http://blog.goo.ne.jp/enbureru2005/e/9df6971539dc47e1d12242d30035ea94
http://blog.goo.ne.jp/enbureru2005
>米国産ウシ血清を使用しながら、唯一、日本での使用が認められている医薬品「エンブレル」。

武田薬品とワイル社の患者への説明書
http://www2.takedamed.com/content/search/doc1/126/fukuyaku/fuky126a.html
http://www.enbrel.jp/enbrel/enbrel_d.html
米国産牛の血清を使ってるなんてことぜんぜん書いてませんね。と思ったら、下のほうは左端をクリックすると、BSE問題に触れてますね。

患者さんは本当に、それら問題を把握した上でベネフィットを選んで使っておられるんでしょうか。
発生国の牛の血清を使い続ける企業姿勢もどうかなぁと思いますが、こういうのって報道されませんね。

>「この薬の製造に用いている仔ウシの血清は、健康な米国産の仔ウシから得られており、伝達性海綿状脳症(でんたつせいかいめんじょうのうしょう/TSE)**を回避するための欧州連合(EU)の基準に適合しています。ただし、仔ウシの血清は最終的にはこの薬に含まれません。」
って書いてありますけど、EUは米国産の子牛の血清を医薬品に使ってるんでしょうか?日本は他の医薬品について米国産は禁止したみたいですが(在庫は?)

>「*仔ウシは成熟したウシから完全に隔離され、ウシ由来の食物を一切含まない厳重な餌の管理下で飼育されています。」
医薬品向けの特別な農場があるんでしょうか?

追伸
>この冬、抗インフルエンザ薬のカプセル剤が飛ぶように処方されたが、本剤については、今月末までに、カプセル原料の原産国を米国から他の国に切り替えるよう指導されている。
ありゃ、タミフルも米国産のカプセル原料を使ってたんですかね。



[2288] Re:[2284] [2192] Re:[2189] 特定生物由来製品とインフォームドコンセントの問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/19(Sat) 07:49  

特定生物由来製品が必要最小限以外に濫用される背景にはインフォームド・コンセントの問題がありそうですね。

以下はアルブミンでなくグロブリンの例ですけど、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などでもグロブリンが処方される例があるみたいですね。患者にちゃんと製薬会社からの通知まで説明してるんだろうか?というか処方する医師も把握してるんでしょうか?

>その1 厚労省の説明
特定生物由来製品の特性について情報提供する際の具体例
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/03/dl/s0319-4c.pdf
・本剤は、主成分(/成分/添加物)としてヒト血液(/ヒト胎盤)由来成分を含有していること
・原料となった血液(/組織)を採取する際には、問診、感染症関連の検査を実施するとともに、製造工程における一定の不活化処理などを実施し、感染症に対する安全対策を講じているが、ヒト血液(/ヒト胎盤)を原料としていることによる感染症伝播の危険性を完全に排除することはできないこと
・他への製剤への代替性がないなど疾病の治療上の必要性を十分に検討の上、必要最小限の使用にとどめること
・製品を使用し発熱、発疹・・・等何らかの異常があらわれた場合には速やかに医師・薬剤師等へ相談すること
・何らかの異常発生は、製品の使用直後に限らず、長期間経過した後にあらわれる可能性もあるので注意すること 等

伝達することに係るリスク/ベネフィットを考慮し、医師・薬剤師等の裁量の下で、 適切な手段(主に書面)で伝達するものとする。

>その2 製薬会社の説明書
http://mid.cc.kumamoto-u.ac.jp/data.php?record=5564600
重要な基本的注意
[患者への説明]:本剤の使用にあたっては,疾病の治療における本剤の必要性とともに,本剤の製造に際し感染症の伝播を防止するための安全対策が講じられているものの,ヒトの血液を原材料としていることに由来する感染症伝播のリスクを完全に排除することができないことを患者に対して説明し,その理解を得るよう努めること。
1.本剤の成分である人免疫グロブリンの原材料となる国内献血者の血液については,HBs抗原,抗HCV抗体,抗HIV−1抗体,抗HIV−2抗体及び抗HTLV−I抗体陰性で,かつALT(GPT)値でスクリーニングを実施している。さらに,プールした試験血漿については,HIV,HBV及びHCVについて核酸増幅検査(NAT)を実施し,適合した血漿を本剤の製造に使用しているが,当該NATの検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在する。
その後の製造工程であるCohnの低温エタノール分画及びウイルス除去膜によるろ過工程は各種ウイルスに対して不活化・除去作用を有することが確認されているが,投与に際しては以下の点に注意すること。
(1).血漿分画製剤の現在の製造工程では,ヒトパルボウイルスB19等のウイルスを完全に不活化・除去することが困難であるため,本剤の投与によりその感染の可能性を否定できないので,投与後の経過を十分に観察すること。
(2).肝炎ウイルス等のウイルス感染症のリスクについては完全に否定出来ないので,観察を十分に行い,症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
(3).現在までに本剤の投与により変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等が伝播したとの報告はない。しかしながら,製造工程において異常プリオンを低減し得るとの報告があるものの,理論的なvCJD等の伝播のリスクを完全には排除できないので,投与の際には患者への説明を十分行い,治療上の必要性を十分検討の上投与すること。

>その3 患者に渡される「おくすりのしおり」(旭川医科大学の場合
http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/pharmacy/collection/pdf/020_HISTAGLOBIN.pdf
このくすりの名前:ヒスタグロビン
このくすりの中に含まれる血液由来成分:人免疫グロブリン
このくすりの働き:気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などといったアレルギー体質の症状を改善します。
このくすりの副作用:以下の症状に気づいたときは、医師・薬剤師に申し出てください。
・顔が赤くなる、皮膚がかゆい、唇や舌・手足がしびれる、くしゃみ・咳がでる、息が苦しい、目の前が暗くなる等

感染症伝播のリスクの部分がすっぽり抜けてますが、最近はこのほかに同意書でもとるのかしらん?まさかこれだけの説明ってことはないですよね?!


[2287] Re:[2285] 大臣批判で?農水省の総括審議官交代 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/19(Sat) 07:49  

まりちゃんさん。
これの原因となったであろう記事原文は、[2277] 「Japan 'Not Ready To Open Food Market' 」という論説
に掲げております。
微妙な問題なので、原文だけを掲げて、訳したくはなかったのですが、あえて、下記のように概訳しておきます。
なお、今日のBBCニュースなどで、早速、この更迭人事を伝えています。(Japan's Agriculture Ministry replaces WTO official over remarks )

以下、「Japan 'Not Ready To Open Food Market' 」http://www.thebusinessonline.com/DJStory.aspx?DJStoryID=20051114DN018859
の問題箇所の概訳

Kenichi Ito氏(伊藤健一総括審議官)は、「日本の経済産業省は、自由貿易について、非現実的な見解を示し続けることになるであろう」といった。
Kenichi Ito氏は、フィナンシャルタイムズの記者に対して、「中川大臣が、経済産業大臣から農林水産大臣へ移動したことは、貿易自由化にむけての経済産業省の政策を、より、保守的な農林水産省にもぐりこませていこうとするトロイの木馬計略の到来を先触れすることにはならなかった。」
「中川農林水産大臣は、日本列島の北、北海道の農業中心の選挙区選出であり、この点について、うまく立ち回れる余裕は、ほとんどない。」
「もし、中川農林水産大臣が、来月(12月13日)、香港で開かれる閣僚会議で、大きな譲歩をするとすれば、中川農林水産大臣は、いったん、日本へ帰国し、(譲歩の)決断をしようとしていることを、(コメなど重要品目への上限関税導入で)追い詰められた農業者たちに説明しなければならないであろう。」
「中川農林水産大臣でさえ、我々の立場を、これ以上、変えることは出来ない。中川農林水産大臣の出来ることは、限られているのだ。」
といった。
以上
フィナンシャルタイムズの原文は、下記

http://66.102.7.104/search?q=cache:fPzJ6FxWCecJ:firstnews.com.ua/en/food/food.html%3Fid%3D124960+Japan+%27Not+Ready+To+Open+Food+Market%27&hl=ja


[2286] タミフル12人子供死亡問題についての続報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/19(Sat) 07:10  

[2275] アメリカFDAが日本におけるタミフルの有害事象について言及
の続報です。
2275で述べた報告書について、昨日、小児医科学諮問委員会(the Pediatric Advisory Committee (PAC) )が開かれ、日本の子供12人のタミフル服用後死亡問題について、審議をした結果、タミフル服用と、日本の子供12人の死亡との直接的な因果関係はないとし、また、精神的な副作用についても、警告する必要はないとしたが、タミフル服用による皮膚の異常反応については、警告の勧告をした。
FDAは、かならずしも、この小児医科学諮問委員会(the Pediatric Advisory Committee (PAC) )の勧告にとらわれる必要はないが、今後、2年間、タミフルの子供に与える影響について、その安全性をモニターすることになるであろうとしている。

http://www.investors.com/breakingnews.asp?journalid=33011211&brk=1


[2285] 大臣批判で?農水省の総括審議官交代 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/19(Sat) 06:59  

大臣批判で?農水省の総括審議官交代
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20051118i418.htm

なんだかよくわかりませんが、感染牛の可能性があってもおかしくない育ち方の肉を平気で輸入再開させようとしている元締の人たちは誰なんですかね。

週刊エコノミストではBSE特集があって、下記記事もあったようですが。
http://www.asyura2.com/0505/gm11/msg/593.html


[2284] Re:[2192] Re:[2189] 「アルブミン」は、かつて世界の消費量の3分の1を日本が使っていた。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/19(Sat) 00:58  

朝日新聞2005年7月17日社説から

>血漿(けっしょう)に含まれるたんぱく質「アルブミン」は、かつて世界の消費量の3分の1を日本が使っていた。本来はやけど治療などに使われるのに、栄養剤としても使われてきたからだ。 使うほど病院などの収入が増えることから、必要以上に消費する傾向も指摘されている。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%8B%E3%81%A4%E3%81%A6%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%87%8F%E3%81%AE%EF%BC%93%E5%88%86%E3%81%AE%EF%BC%91%E3%82%92&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
http://www.asahi.com/paper/editorial20050717.html
全文保存されている方のブログ↓
http://bigmasa.jugem.jp/?eid=316

ヒトプラセンタ(胎盤)も日本ではむちゃくちゃ濫用されてますが、医療機関でのアルブミンの「栄養剤」使用とは・・・知りませんでした。。今現在もそういう感覚の医師は存在するのでしょうか。。病院は選ばないと。

追記:先日病院に行ったときに「個人情報保護のしおり」は頂戴したんですが「院内感染対策のしおり」もできるといいなぁ。


[2283] 鶏約11万羽の殺処分命令 投稿者:とき 投稿日:2005/11/18(Fri) 22:51  

<鳥インフルエンザ>茨城の養鶏場で抗体検出 34カ所目

 茨城県は18日、同県小川町の養鶏場「イセファーム小川農場」で、鳥インフルエンザへの感染歴を示す抗体が検出されたと発表した。県内でウイルスや抗体が検出された養鶏場は34カ所目になる。同養鶏場は過去2回検査を受けているが、ウイルス、抗体ともに検出されていなかった。県は鶏約11万羽の殺処分命令を出した。
(毎日新聞) - 11月18日21時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051118-00000148-mai-soci

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
茨城県の高病原性鳥インフルエンザに関する情報(茨城県ホームページ)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html
 まだ、アップなしのよう。

 もうただひたすら、鶏を殺すばかり。もう、途中でやめるわけにはいかなくなってしまいましたね。
 これは、おそらく、まもなく他県にも伝播することになるでしょう。H5N1で病死するまえに、法令指針によって、やられてしまうことになります。まったく、愚かしいことです。
 こういうときに、地方自治権をフルに発揮すべきなのですが・・・。


[2282] Re:[2280] [2275] タミフルはインフルエンザ予防に無効?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 22:35  

虹屋さん。
私も医者ではないので、その辺は、ちょっと怪しいのですが。
タミフルは、ノイラミニダーゼ阻害剤との名のとおり、ノイラミニダーゼという酵素の働きを邪魔するための薬ですよね。
で、この『感染症情報センター』の解説
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/QAdoc-2.html
によれば、

ウイルスの経路としては、

@鼻などの上皮細胞にあるシアル酸に吸着→Aエンドサイトーシスにより細胞に取り込まれる。→B膜融合によってリボヌクレオプロテイン(RNP)が細胞内に放出→CRNPは細胞核へ輸送され、その中で増殖→Dウイルス粒子の形でノイラミニダーゼの働きにより細胞から切り離され、細胞外へ放出

ということですから、ノイラミニダーゼという酵素が働くのは、上記のDの段階ということになりますね。

このDの段階で、タミフルという名の、ノイラミニダーゼ阻害剤が、ウイルス粒子の形で細胞から切り離され、細胞外へ放出するのを阻止する、ということになりますね。

ですから、その意味では、発売元の言い分は、正しいということになるようです。
専門家の聞きかじりさん、それでいいのですよね。

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/QAdoc-2.html


[2281] BML、輸入牛の履歴を遺伝子で識別・ICタグより正確 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/18(Fri) 22:20  

BML、輸入牛の履歴を遺伝子で識別・ICタグより正確
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20051118AT1D1707K17112005.html
内臓と枝肉の照合検査にも使えそうな気もしますが


[2280] Re:[2275] タミフルはインフルエンザ予防に無効?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/18(Fri) 22:12  

インフルエンザ(様)患者・・1)37.5度以上の発熱、2)呼吸器症状(咳、咽頭痛、鼻症状)、3)全身症状(関節痛や筋肉痛などの痛み、脱力感、頭痛など)の症状のうち少なくとも1つの症状を認めたものと規定されています。(タミフルとプラシーボをそれぞれ服用する二重盲験試験でのタミフル服用群とプラシーボ服用群では)36人と34人はほぼ同数です。服用群153人でウイルス感染が証明されたインフルエンザ患者数は5人、一方155人のプラシーボ服用群では21人が確認「予防薬を飲んでいればインフルエンザに罹らない」のではなくて、「症状があってもインフルエンザが検出できなくなった」と考えるのが妥当です。

発売元の言い分(「タミフルを使ってもインフルエンザにはかかるが、ウイルスが見つからなくなるだけ」とは結論できない)が正しいなら、「タミフルを予防的に内服するとインフルエンザ以外の感冒に羅患しやすくなる」ことを意味することになってしまいます。いずれにしても、タミフルは検査上検出できるインフルエンザ感染の証拠を得られなくはしますが、臨床的に意味のあるインフルエンザ感染の防止はしていないと考えざるをえません。

http://www2.incl.ne.jp/~horikosi/No224.htm


[2279] Re:[2278] [2273] 『「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局は、個人の屋敷地内にあった!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 22:11  

まりちゃんさん。
あ、なるほど、この共通項として、たとえば、「株式会社コンベンションリンケージ」というような会社が浮かび上がってくるというわけですね。
この「催事関係業務 」http://www.city.setagaya.tokyo.jp/topics/keiyakunohiroba/meibo_butu/b120.html
の下請けが、その心霊スポットの主というわけですか。
それにしても、個人情報の横流しが気になりますね。
一度、「あるある探検隊」をくまれて、現地ツアーをされてはいかがでしょう。
私は、ちょっと、心霊に弱いモンですから、遠慮しますが。

http://www.city.setagaya.tokyo.jp/topics/keiyakunohiroba/meibo_butu/b120.html


[2278] Re:[2273] 『「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局は、個人の屋敷地内にあった!! 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/18(Fri) 21:43  

> [2270] 狐の出そうな場所に『「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局』があるのは、どういうわけ?
> で書いた、「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局の住所「〒344-0112 埼玉県春日部市(市町村合併前は、埼玉県北葛飾郡庄和町)西金野井1745」
> 肝心の1745番地には、「関*」という名の表札がかかっており、その地帯としては、大きな屋敷であり、400坪くらいの屋敷地の中に、手前が、住居、駐車場の奥に、鉄骨作りか、鉄筋作りかの、比較的新しい、レンガ色の、表から見ると2階建て、裏から見ると3階建ての事務所がたっているんだそうだ。

笹山さん、個人のお宅の「関*」様は外務省や国土交通省の事務局も引き受けていらっしゃるようですが。どういう関係なんですかね。

外務省タウンミーティング受付事務局
FAX受付番号:048-718-1151
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/event/tm_050716.html
日経BP社 FPD International 2005 フォーラム事務局
TEL: 03-3263-8694 FAX: 048-718-1151 E-mail:fpd@secretariat.ne.jp
https://secure.shanon.co.jp/fpd2005fm/
国土交通省 第4回燃料電池自動車国際シンポジウム受付窓口
TEL:03-5770-5792 / FAX:048-718-1151
E-mail :fcv-sympo@at-seminar.com
http://www.levo.or.jp/fcv4/
Intel&reg; Solutions Day 2004 事務局
[(月)〜(金) 9:30〜17:00 (祝日を除く)]
担当: 三井/村田
TEL: 03-5770-5792
FAX: 048-718-1151
e-mail: isd2004@at-conference.jp
http://www.intel.co.jp/jp/business/japan/event/notice/solution/
主催:株式会社エスアールエル「第3回遺伝子診断フォーラム登録受付係」
株式会社コンベンション リンケージ
〒107-0052 東京都港区赤坂9-5-27 乃木坂ミツワビル4階
TEL:03-5770-5792 FAX:048-718-1151
http://www.lifestudies.org/jp/sympo05.htm
ACCESS DAY 2005 事務局
TEL: 03-3263-8694 FAX: 048-718-1151 
Email: access_d@at-conference.jp
https://regist.at-conference.jp/ad2005jpn/

http://www.google.com/search?hl=ja&q=03-5770-5792&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
http://www.google.com/search?hl=ja&q=03-3263-8694&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
問い合わせ先:農水省 総合食料局 消費流通課
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20040114press_4.htm
運営事務局((株)コンベンションリンケージ内)
    電話:03-5770-5792(※平日9:30〜17:30)
   FAX:03-5770-0818(24時間)

公的機関の出資を受けた優良成長企業です
http://www.c-linkage.co.jp/
と書いてありますが






[2277] 「Japan 'Not Ready To Open Food Market' 」という論説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 21:41  

「Japan 'Not Ready To Open Food Market' 」http://www.thebusinessonline.com/DJStory.aspx?DJStoryID=20051114DN018859
での一農林官僚の発言が、今日の人事となったという説がある。
誤訳してはいけないので、サイトのご案内のみします。
なんやら、政界も官界も、「物言えば、唇寒し秋の風」の季節のようで。
以下、上記サイトより抜粋
Kenichi Ito, director general for international affairs at the agriculture ministry, said the trade ministry continued to take an "unrealistic" position on free trade.

Nakagawa's move to agriculture did not herald any Trojan horse policy by which trade ministry policies on trade liberalization were being smuggled into the more conservative agriculture ministry, he said, according to the FT.

Ito said that Nakagawa, who represents an agricultural constituency on the northern island of Hokkaido, had very little room to maneuver.

If he made substantial concessions in next month's ministerial meeting in Hong Kong, he would need to come back to Japan and explain what he had done to the country's hard-pressed farmers, he said.

"Even Nakagawa can't change our position further," he said. "There are not many things he can do."

http://www.thebusinessonline.com/DJStory.aspx?DJStoryID=20051114DN018859


[2276] さっそく、タミフルの海賊版のよう 投稿者:とき 投稿日:2005/11/18(Fri) 20:38  

ぺきん日記-中国/北京より
November 16, 2005
中国で鳥インフルエンザが大流行して、帰国拒否されたときのために.....
http://blog.livedoor.jp/gucci_bj/archives/50252005.html

 らしいといえば、それまでですが。


[2275] アメリカFDAが日本におけるタミフルの有害事象について言及 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 20:11  

アメリカFDAは、今日、タミフルの有害事象(Adverse Events)について言及した、「Tamiflu Pediatric Adverse Events: Questions and Answers」http://www.fda.gov/cder/drug/infopage/tamiflu/QA20051117.htmを発表した。
この中で、FDAは、2005年11月18日に小児医科学諮問委員会(the Pediatric Advisory Committee (PAC) )が提出した報告書について述べ、諮問委員会は、次の8種類の薬についての有害事象(Adverse Events)について、見当されるとした。
8種類の薬とは、Anagrelide (Agrylin) Carboplatin (Paraplatin)Fluconazole (Diflucan)Irinotecan (Camptosar)Oseltamivir (Tamiflu).Rofecoxib (Vioxx) Sodium ferric gluconate complex (Ferrlecit)Sumatriptan (Imitrex)(注−括弧外は、成分名、括弧内は、商品名)である。
このうち、Oseltamivir (Tamiflu)については、特に、詳細なプレゼンテーションがなされた。
その中で、日本の子供についての報告に見られる重大な皮膚反応や、神経精神病学上の有害事象問題等に付いて、論じられるとした。
これらの日本での子供に対するタミフル処方のガイドラインは、アメリカのものと、よく似てはいるが、異なるところがあるとした。
これまで、小児患者の12人がタミフル処方後に死亡しているが、その12人はすべて日本の子供であるとしている。
しかし、他の薬物との関係も考えられ、それらの日本の12人の子供の死すべてがタミフル処方によるものとは、断定できないとしている。
また、過剰な皮膚反応については、日本の場合、そのすべてが子供というわけではなく、大人にもあったとしている。
これらのタミフルの神経精神病学上の副作用に関する報告が、なぜ、すべて日本からの報告なのかについては、その理由はわからないとしているが、明らかに異常な事態であるので、更なる調査が必要な事項であるとしている。
この点、FDAとしては、更なる情報を、タミフル生産元のロッシュや日本の厚生労働省に求めていくとしている。
日本人のタミフルについての薬物代謝が、欧米人のそれと、異なるのではないかという点については、処方については欧米と日本とではさして変わらないので、この点についての科学的証拠は、つかめないとしている。
インフルエンザに伴う神経精神病学上の副作用については、まだ、タミフルのない1990年代の半ばから、脳炎・脳症という形で、日本より、報告されているとしている。
症状としては、発熱・痙攣・意識混濁などであるとしている。
この報告書では、日本では、タミフルが認可される前から、これらのシンドロジウムについて、サーベイランスされているとしている。
日本でのみ、このように有害事象が多いのは、タミフルの多用によるものなのではないのかという点については、日本では、インフルエンザ関連脳症に対する認識度が強いために、早期の診断の元に、タミフルを子供に処方するようであるとしている。
日本では、季節インフルエンザのために、世界の主要なタミフルの消費国となっているとしている。
アメリカにおいても日本と同じようなタミフルの使われ方がされてくれば、日本と同様の有害事象が出てくるものと考えられるとしている。
FDAとしては、今後、子小児を含むあらゆる年齢層について、今後、タミフルの副作用についてのモニターをつづけるとしている。

http://www.fda.gov/cder/drug/infopage/tamiflu/QA20051117.htm


[2274] ソニーBMGの「rootkit」 投稿者:とき 投稿日:2005/11/18(Fri) 17:21  

■ソニーBMG、CD回収へ 侵入ウイルスの潜伏手助け

 【ニューヨーク16日共同】レコード世界2位の米ソニーBMGミュージックエンタテインメントは16日、今春以降発売したコピー防止機能付き音楽CDをパソコンで再生した場合、侵入したコンピューターウイルスをそのまま潜伏させる恐れがあるとして、問題のCDを店頭在庫から回収すると表明した。
 対象は50タイトルのCDで、日本では輸入盤が販売された可能性がある。利用者のパソコンを感染の危険にさらしたとの批判の声が上がり、CDは製造中止に追い込まれていた。
 問題となったのは、パソコンを使ったコピー回数を制限する技術。
(共同通信) - 11月17日10時18分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000063-kyodo-bus_all

■ソニーBMGの「rootkit」CD修正用プログラム、さっそく攻撃の的に(CNET Japan) - 11月17日11時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000004-cnet-sci

ソニーBMG社CD:感染は50万以上のネットワークに?(下)(WIRED) - 11月17日17時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000004-wir-sci

米ソニーBMG社の音楽CD、新たなリスクが発覚(WIRED) - 11月17日17時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000003-wir-sci

 双方のセキュリティー対策がもつれてしまうようで・・・。さらに、上には上がいて。


[2273] 『「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局は、個人の屋敷地内にあった!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 16:54  

[2270] 狐の出そうな場所に『「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局』があるのは、どういうわけ?
で書いた、「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局の住所「〒344-0112 埼玉県春日部市(市町村合併前は、埼玉県北葛飾郡庄和町)西金野井1745」なのだが、友人が、比較的近い場所にいるので、確認してもらったら、どうも、奇奇怪怪なのである。
この番地に該当する場所は、正に、予想通り、狐の出没しかねない場所のようで、車がすれ違うのも困難というような地なのだそうなのだ。
で、肝心の1745番地には、「関*」という名の表札がかかっており、その地帯としては、大きな屋敷であり、400坪くらいの屋敷地の中に、手前が、住居、駐車場の奥に、鉄骨作りか、鉄筋作りかの、比較的新しい、レンガ色の、表から見ると2階建て、裏から見ると3階建ての事務所がたっているんだそうだ。
つまり、よく、地方の土建屋さんにある、自宅と事務所が、同じ敷地内に立っている、というタイプなんでしょう。
その中には、煌々と明かりが付いていて、人がいる気配のようなのだそうだ。
裏は土手なので、土手に立てば、屋敷内を一望できるということだ。
しかし、表札には、「関*」と書いてあるだけで、「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局なる表札は、ないんだそうだ。
まさか、バイオテロ対策で、そのようなカモフラージュをしているとは、思えないが。
たとえ、そうだとしても、このようなばればれの住所を表に出すことは、しないだろうに。
となると、個人の屋敷の中に「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局があって、そこに、皆さんのリスコミ参加のはがきが送られてきているということになる。
その個人情報管理を、この、個人の「関*」さんがやっているってことなんだろうか。
なんだか、背筋が寒くなってきましたね。
現地の写真も送られてきましたが、それこそ、個人情報で差しさわりがありそうなので、いずれの機会にか。
興味のある方は、お出かけ遊ばされ。
ただし、東京から40キロ、江戸川を渡れば、野田市、かなり遠いところだそうですよ。
そういえば、この金野井という地名、なんか聞いたことがあったと思ったら、知る人ぞ知る、心霊スポットだったんですね。
ますます、背筋が-------。
http://www.roji-ura.com/reports/kananoi1.html
http://www.roji-ura.com/reports/kananoi2.html

http://maps.yahoo.co.jp/pl?nl=35.58.59.161&el=139.49.21.742


[2272] 家禽(愛玩・観賞用も含めて)のジェノサイド 投稿者:とき 投稿日:2005/11/18(Fri) 16:13  

 それでも、ウイルス“感染”は終わるわけはありません。
 ウイルスという存在に関して、「感染」と「発病」を分けて認識できなければ、「発病」が見られなければ、「感染」もないと考えてしまうのでしょうか? その流れで、「ワクチン」を接種し、「発病」なければ「感染」なしとしてしまう? あまりにもお粗末なウイルス感染症の学識だといわねばなりません。
 ベトナムと中国は、「病気」の発生がなければ、感染もなくウイルスもないという論理で押し切ろうとしているのでしょうか?

【インドシナ】鳥流感でペットも処分へ、ベトナム2都(NNA) - 11月18日10時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051118-00000043-nna-int

■鳥インフルエンザの中国製ワクチン、ベトナム到着

中国で生産された鳥インフルエンザのワクチン43トンが17日午後、ベトナムのホーチミン市に到着した。現地で鳥インフルエンザが急速に拡大する中、これらワクチンは、ベトナム政府が効果的な対応を進める上で役立てられる。中国の梁金勇・駐ホーチミン領事によると、ワクチンは特別機で3回に分けて輸送された。
 ベトナム政府関係者は、同じように鳥インフルエンザに悩む中国が、大量のワクチンをベトナムに提供したことに謝意を表した。
 ベトナム農業農村開発省・獣医局によると、ベトナムは抗H5N1型用のワクチン1億2500万本、抗H5N2型用9500万本の計2億2千万本を、中国から輸入する計画だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2005年11月18日
ttp://www.people.ne.jp/2005/11/18/jp20051118_55226.html


◆鳥インフルエンザ問題の今後(110)(2005.11.18)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza222.htm

 ウイルスの生存戦略もまた、自らの種保存と持続のために、この地球上で最も強く広く繁栄しているものに向かって、それに取り付こうと(終宿主にしようと)、系統発生の階段を登りつづけるのではないかと思います。となれば、可能性として、人間を宿主とせんがために不断のチャレンジをしているのもまた、ウイルスなのではないかと思います。(あくまでも仮定の話ですが。)
 家畜から、人間に乗り換えてくるウイルスを避けようとしたとて、それは、無駄なあがきではないかと思います。それよりはむしろ、“それなりの対処”で「経験」をする、そのことでこなしていけるのが細胞組織体である生物個体だと思うのですが、なかなか、そのウイルスに対する「排除・根絶」の偏見が、なくなりそうもありません。
 そうやって、数限りないウイルスの洗礼を受けているのもまた生物体です。ゲノム解析の結果によれば、人間のゲノムにも、数限りないレトロウイルスの遺伝子が潜んでいるそうです。
 人間がどうあがこうと、新型ウイルスの出現は食い止めることができません。その意味で、ゆっくりとじわじわ静かに押し寄せてくる地震や津波のごとく、まさに自然災害(天災)の類だと思わなくてはならないのですが・・・。
 被るのは善人も悪人もないのと同様、だれの所為でもないのですが、往々にして、だれか悪者をつくりたがるような“妄想”を見てしまうのも人間です。
 「疫病」もまた「戦争」と同じく、古今東西の「人間の物語」の重要なテーマであり続けているくらい、永遠に克服しがたいものなのかもしれませんね。

 そろそろ、マスコミさんも、「鳥ウイルスが変異して直接人間にうつる」(それは、進化論の系統発生に等しいロングターム問題で、「進化」が目の前で起こるといっているに等しい)という恫喝まがいのことをいいかげんやめて、鳥ウイルスと人ウイルスは全く別々の脅威であることを啓発するべきではないかと思っています。
 これでは、ハレー彗星が地球に衝突し、有毒ガスが舞い降りるというデマに踊らされて、ゴムチューブを買いに走った時代と何も変わりがないではありませんか。ゴムチューブが、タミフルやリレンザなどウイルス増殖阻害剤になっただけです。
 マスコミには、科学の専門知識に強い記者はすくないのでしょうか? いま、いちばんメディア・リテラシーが必要なのは彼らではないでしょうか。


[2271] Re:[2266] [2265] [2247] [2243] がん細胞の『自殺』という考え方 投稿者:プロジェクトメンバー田中(岐阜県) 投稿日:2005/11/18(Fri) 14:14  

貴重なお言葉ありがとうございます!
単純な私ではレベルの高いお話でもったいないです。
行政への働きかけは難しいところがあり、現職議員さんにもお願いの呼びかけをしておりますものの今のところ目立った進展はありません。
残念です。

プロジェクトでは近くエムズサイエンス社に対して質問状を送るという案が出ておりますが
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/6329/1128256179/l50
笹山様の視点からの押さえておくべき要点などいただければ有り難く存じます。

http://www2.atwiki.jp/hf10/


[2270] 狐の出そうな場所に『「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局』があるのは、どういうわけ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 10:29  

どうも、前から腑に落ちないのは、「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局の場所なのだ。
この食品安全委員会のサイトhttp://www.fsc.go.jp/koukan/zenkoku_risk171102.htmlに書いてある住所
〒344-0112 埼玉県春日部市西金野井1745 「食品に関するリスクコミュニケーション」事務局.
とあるのだが、現地を地図であたってみると、下記のサイトのように、どうみても、ドテッパタの辺鄙な場所のようなのである。
まさか、動物たちが、人間様のリスクコミュニケーションの受付をしているわけでもあるまいに。
個人情報が、これでは漏れていってしまうんではないかと、ちょっと不気味なんだな。
個人情報が、外注でされているとしたなら、その点は、明確に、記しておくべきですね。
個人情報保護法の建前からすると、外注先には原則として、個人情報を主に取り扱う仕事は発注しないのが、原則だからです。
食品安全委員会さん、その点、ちょっと、説明してくださいね。
その辺は、お身内の内閣府国民生活局企画課個人情報保護推進室に聞けばわかるはずですが。

http://maps.yahoo.co.jp/pl?nl=35.58.59.161&el=139.49.21.742


[2269] マッカーサーは、どのような状況で「日本は東洋のスイスたれ」といったのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 09:55  

先に、私は、この掲示板(2005/08/27の757)で、石橋湛山の小日本主義とマッカーサーの『日本は東洋のスイスたれ』との比較をしたことがありました。
最近になって、このマッカーサーの言葉は、どのような状況の下で、発言されたのか、というような質問がありました。
ところが、日本では有名なこのマッカーサーの『日本は東洋のスイスたれ』という言葉は、英語圏では、あまり有名な発言ではないらしいようです。
唯一、といっていいか、このサイト「THE FORGOTTEN FORCE
The Australian Military Contribution to the Occupation of Japan 1945-1952」
http://www.defence.gov.au/army/ahu/books_articles/The%20Forgotten%20Force/Contents.htm
のなかの『8. From Occupying Power to Protective Power』
http://www.defence.gov.au/army/ahu/books_articles/The%20Forgotten%20Force/Chapter%208.htm
に、この発言についての経緯らしきものがかかれています。
これによると、このマッカーサーの『日本は東洋のスイスたれ』(‘the Switzerland of the Far East’)発言は、1949年5月11日に、その考えを示したようです。
その前後の経緯を見ると、日本に再軍備をさせるか否かで、アメリカ本国では、大きな論争が繰り広げられていたようです。
通説では、マッカーサーは、日本の再軍備では反対であったのが、1948年の朝鮮半島での南北朝鮮の誕生等で、再軍備論に傾き始めてきたとされています。
そして、マッカーサーは、1950年1月1日「日本国憲法は自衛権は否定していない」と年頭の声明で述べたといいます。
となると、マッカーサーの『日本は東洋のスイスたれ』発言は、必ずしも、再軍備否定論とは言えず、むしろ、スイスの「軍備を持った永世中立国」の特性を強調したものとも解釈されます。
マッカーサーの揺れ動くアジアの中の日本の位置づけへの思い入れと、対立が深まるアメリカ大統領との軋轢との、微妙な状況の中で、このマッカーサーの「日本は、東洋のスイスたれ」発言は生まれてきたものと、解釈するほうがいいのではないでしょうか。

http://www.ffortune.net/social/history/nihon-today/macarthur.htm


[2268] 茨城県知事のウインドウレス鶏舎に付いての認識は、この程度 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 08:14  

この朝日新聞の記事によると、再選なったばかりの茨城県知事は、このように、発言している。
「知事は「鶏舎が密閉型なのになぜうつるか分からない。解明に向け農林水産省と協議していきたい」としている。」
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=9800
どうもこの知事さんは、ウインドウレス鶏舎と、「P4実験施設」とが、同じようなものと、勘違いされているようだ。
それこそ、NHKのクローズアップ現代さんが意味ありげに写していた長靴だって、「可能性としては」あるんですよ。

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=9800


[2267] Re:[2220] 台湾でH7N3発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 08:07  

> 昨日、台湾の台南・四草(Sicao)で、野鳥の糞からH7N3が発見された。
>
このH7N3は、低病原性であることがわかりました。
参照
http://www.bcc.com.tw/news/newsview.asp?cde=104489


[2266] Re:[2265] [2247] [2243] がん細胞の『自殺』という考え方 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/18(Fri) 07:32  

プロジェクトメンバー田中さん。
このようなネットの場で、各界の理解を深めていくことに限りましては、いくらかでも、お役に立ちたいとぞんじます。
近々、ブログのほうにも、世界の動向・日本の動向という観点から、「Oncolytic viral therapy」に関する記事をまとめてみたいと思います。
新療法の持つ眉唾的偏見を世間から取り除き、『丸山ワクチン」がたどった紆余曲折の二の舞を避けるためには、むしろ、この「Oncolytic viral therapy」は、日本独自のものではない、世界的に取り組まれている『がん細胞の自殺』(commit suicide of cancer cells)という考え方にもとづくものであることを、世間に理解してもらうことが必要であると思います。
もちろん、厚生労働省・医療関係に対しても。
先にご紹介したサイト「Technique to induce cancer cells to 'commit suicide' developed by Hebrew University scientists」http://www.eurekalert.org/pub_releases/2002-08/huoj-tti082002.php
では、イェルサルムのHebrew 大学の研究が紹介されています。
これに限らず、世界各地で、この『がん細胞の自殺』の研究が取り組まれているようです。
このBBCのサイト「Cancer cell 'suicide' breakthrough 」http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/291139.stmでは、マンチェスター大学での研究が紹介されています。
世界のガン克服医療技術に負けないように、日本政府なり行政を競わせる方向に持っていくことが、有効な戦略のように思えますが。
以下の検索で、ウイルスを使った『がん細胞の自殺』医療技術の、このほかの世界の研究の状況がわかります。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&q=Oncolytic+viral+therapy++virus

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rls=GGLG%2CGGLG%3A2005-34%2CGGLG%3Aja&q=%27commit+suicide+cancer+cell+virus&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=


[2265] Re:[2247] [2243] Oncolytic viral therapy 投稿者:プロジェクトメンバー田中(岐阜県) 投稿日:2005/11/18(Fri) 00:03  

突然の訪問メッセージなどのご無礼重ね重ねお許し下さい。
今回は件についてお調べいただいたようで、本当にありがとうございます。
私たちの背景はホームページを見ていただければ幸いですが、なんの後ろ盾もない素人の集まりです。
故に想いはあれど、HF10の早期実用化に向けての働きかけを暗中模索の状態で日々活動しています。

もしよろしければ政治家としての経緯を踏まえた上でのご助言や、この活動についての質問などに応えていただければ嬉しく存じます。

1メンバーからの勝手な書き込みです。以上失礼します。

http://www2.atwiki.jp/hf10/


[2264] 肉を新鮮に見せる一酸化炭素の使用禁止をKalsecがFDAに要請 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/17(Thu) 22:04  

スパイス会社の大手Kalsec
http://www.kalsec.com/
が、FDAに対して、肉のパッケージに充填する一酸化炭素の使用禁止をFDAに対して要請した。
肉のパッケージに一酸化炭素を充填する方法は、肉の発色をよくし、見栄えをよくするためにやられているものだが、一方で、消費者が、その発色にだまされ、サルモネラ菌や、O-157やクロストリジウム、ボツリヌス菌などにのバクテリア変化による変色に気づかず、食中毒の危険をもたらすというデメリットがあるという。
この肉の発色は、一酸化炭素が、肉の色素であるミオグリビンと反応して、カルボキシミオグロビンを作ることにより、起こるものであるという。
FDAは、2004年7月に、一酸化炭素の充填を許すという方針を出しており、今回のKalsecからFDAに対する要請は、この決定を覆させるためのものである。

なお、日本では、マグロの発色をよくするために、この一酸化炭素がつかわれ問題となり、平成6年9月22日衛乳第141号・衛化第89号通知によって限度が規定されているが、アメリカからのパック肉についても、同様の注意が必要だろう。

http://www.just-food.com/news_detail.asp?art=62416


[2263] Re:[2262] 真偽はいかに? そして人から人も 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/17(Thu) 17:12  

例の博迅・大紀元情報ですので、なんともいえませんが、この大紀元のサイト
http://www.epochtimes.com/b5/5/11/17/n1122720.htm
では、中国側は、湖南、安徽、青海、内蒙、西藏、遼寧、新疆の7省の発生しか報告していないが、すでに、次の11省で、鳥インフルエンザの蔓延が広がっているとしていますね。
湖南、湖北、安徽、江蘇、青海、内蒙、四川、西藏、福建、遼寧、新疆の各省

http://news.google.com.hk/news?hl=zh-TW&ned=hk&ie=UTF-8&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F%E3%80%80%E3%80%80%E5%A4%A7%E7%B4%80%E5%85%83&sa=N&start=10


[2262] 真偽はいかに? そして人から人も 投稿者:とき 投稿日:2005/11/17(Thu) 16:29  

■中国、鳥インフルエンザ感染死者数の内部資料、ネットでリーク

【大紀元日本11月17日】中国各地に拡大している鳥インフルエンザ感染者と死亡者数データと称する資料が14日、海外の中国情報サイト「博訊ネット」でリークされた。同資料によると、今年に入ってから11月12日まで感染による死亡は13省で発生し、死亡人数は合計310人、隔離人数は5554人。当該データの数値は、国務院の「許可」を得た数値であるため、実際の人数より低く抑えられているという。資料提供者は中国衛生部高官から当資料を入手したというが、現段のところ入手経路は確認されていない。(以下略)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/11/html/d75432.html

■中国での鳥インフルエンザ感染者死亡を憂慮=官房長官(ロイター) - 11月17日12時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000238-reu-int

 表情報と、裏情報があるのかもしれませんね。渡り鳥とおなじで、人の場合も、感染伝播は人がキャリアですから、もう大分国境を越えて拡がっていることでしょう。最大限の恐怖を煽っておけば、いざ実際はさほどでもないということにもなりましょう。
 日本のサーベイランスも意外とアテにはならないでしょう。逐一、簡易検査からウイルス分離同定検査をやっているわけではありませんので。各自治体のほんの数箇所で定点観測しているだけですので、実勢を反映したものではありません。

国立感染症研究所 感染症情報センター
高病原性鳥インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
インフルエンザ流行レベルマップ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html


[2261] それは最初から広く環境中に存在している。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/17(Thu) 16:14  

■鳥インフルエンザウイルスの変異型「H3」と「H4」を発見=感染力弱い−ベトナム

【ライブドア・ニュース 11月17日】−ロイター通信によると、ベトナムの保健衛生当局は16日、同国の科学者が複数の鳥インフルエンザウイルスの変異型を家禽から発見したと発表した。それによると、発見されたのは「H3」型と「H4」型で、鳥を死に至らしめることもあるものの、病原性はそれほど強くなく、ヒトからヒトへの大流行が懸念されている「H5」型と比べ、感染力も弱いとしている。H5型の「H5N1」ウイルスは、ベトナムの42人をはじめ、アジア各国で64人の死者を出しており、ヒト−ヒト間の感染力を持つことが懸念されている。

 インフルエンザA型ウイルスはHとNの構成要素を持ち、H型には16、N型には9のバリエーション(変異型)がある。人間のインフルエンザウイルスは通常「H1N1」、「H2N2」、「H3N2」だが、H5型とH7型の鳥インフルエンザウイルスは、人間に対する感染力を持つ。 【了】
(2005年11月17日10時52分 ロイター/ライブドア・ニュース )
ttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1494258/detail

 大阪にあったのもH4でしたね。

◆鶏飼い時事(じじい)…『厚労省の机上ワクチン計画』(2005.11.17)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza221.htm

『其の中で唯一、現実にはおかまいなしで、省令の定めに依って居る国の立場だけは明快だった。「ワクチンは駄目ですよ。清浄国(論)の日本で、もし抗体を持って居ることが分かったら、(みなし)疑似患畜で摘発しますよ」と予めふれを回して置いたのである。つまりはワクチンであろうとなかろうと陽性ならば駄目なのである。このよりどころが《清浄国論》である。故にこれが全ての元凶だと言い続けてきたのである。』

 隣国(渡り鳥ルート)の鳥フル(H5N1)対策が、ワクチン政策(つまりは、常在馴致対策)へと転換してしまう今後に、わが国だけが(妄想空想の)「清浄国論」堅持とはいかがなものでしょうか。良識を疑われるというレベルの話ではありません。それとも、それこそ養鶏舎内だけは「密閉」にして、その中だけの「清浄」をなんとしてでも維持持続しようとするのでしょうか。それはもはや漫画の世界のお話になってしまいますね。それが「現実」的だとでも考えているのでしょうか。


[2260] 中国各省の疾病コントロールセンターへのリンク集 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/17(Thu) 14:34  

これまた、Chaosさんが、外岡さんの『情報交換室』で紹介されていた『上海疾病予防コントロールセンター』のサイトの「中国各省の疾病コントロールセンターへのリンク集」http://www.scdc.sh.cn/otherLinks.aspです。
クリックすると、各省の疾病コントロールセンターのサイトにつながって、現在の現地の情報がわかるようになっていますが、肝心の『内蒙古、遼寧、西蔵、新疆ウイグル自治区』などにつながっていないのは、残念ですね。
Chaosさん。拝借しました。ありがとうございました。

http://www.scdc.sh.cn/otherLinks.asp


[2259] インターナショナルSOSのサイトを再掲 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/17(Thu) 13:19  

今年の1月23日にChaosさんから、この掲示板192でご紹介のありました、インターナショナルSOS(International SOS)のサイト
http://www.internationalsos.com/en/index.htm?CFID=2727901&CFTOKEN=78003304
ですが、近時、お問い合わせが多いので、その鳥インフルエンザ版を、改めて、下記に紹介しておきます。
http://www.internationalsos.com/members_home/pandemicpreparedness/?CFID=2727255&CFTOKEN=48407126
もっとも、このうちの『Latest News』
http://www.internationalsos.com/members_home/pandemicpreparedness/index.cfm?content_id=77&language_id=ENG
のほうが使いやすいですね。
おっと、これでみると、早速、インドネシアで、男女二人のH5N1の犠牲者発生だそうです。
これは、あらたに、ということではなしに、先週死亡した分の検査確定の報道ですね。
また、SARS版、Tsunami版は、下記のとおりです。
SARS版
http://www.internationalsos.com/members_home/SARS/index.cfm
Tsunami版
http://www.internationalsos.com/members_home/Tsunami/

http://www.internationalsos.com/members_home/pandemicpreparedness/?CFID=2727255&CFTOKEN=48407126


[2258] Re:[2257] 手動発電で動く格安パソコン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/17(Thu) 11:05  

まりちゃんさん。
これは、『世界中のすべての子供に、コンピュータを」(One Laptop Per Child (OLPC))という運動のひとつですね。
今年の1月にスイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムで、Nicholas Negroponteさん
http://web.media.mit.edu/~nicholas/
が、言い出されたのが最初のようです。
すでにいろいろなコンピュータが出ているようですね。
このサイト
http://laptop.media.mit.edu/
の写真のようなもののようです。
そのほか、ぜんまい仕掛けの発電にソーラー発電を組み合わせたものなどが、開発されているようです。
もっとも、100ドルというのは、日本の感覚では、ちょっと高いですね。
私は、ハードオフで、五千円のソニーのVAIOを買って、雑誌の付録についているLINUXのタダのOSで楽しんでいるぐらいですから。

http://www.pcmag.com/article2/0,1895,1868092,00.asp


[2257] 手動発電で動く格安パソコン 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/17(Thu) 10:31  

日本でも被災用に開発してほしいですね。地震がくるといわれてますので。。

発展途上国で、電気が通じていない地域に住む子どもたちにもインターネットに触れてもらおうと、レバーを手で回して発電する仕組みの1台100ドルという格安のパソコンが、16日、公開されました。これは、アメリカの大学の研究チームが開発したもので、16日、チュニジアで開かれている国連の「世界情報社会サミット」で、研究チームの代表が国連のアナン事務総長とともに試作機を公開しました。このパソコンは、レバーを手で回して発電する仕組みで、発展途上国で電気が通じていない地域でも使えることを目指しています。また、無線LANの機能も備わっており、サーバーが近くになくても、このパソコンどうしがデータを中継する役割を果たし、インターネットにも接続できるようになっています。さらに、無料の基本ソフトを採用し、安いタイプの液晶画面を取り付けるなど、製造コストを引き下げるためのさまざまなくふうが施されています。研究チームでは、1台100ドル、日本円にしておよそ1万2000円で途上国の政府に販売することにしており、まずはタイやブラジルなど6か国に販売します。アナン事務総長は「世界のすべての子どもが自分のパソコンを持つことも夢でなくなる」と述べ、途上国でのITの普及にあたり、この100ドルパソコンに期待を示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/11/17/k20051117000022.html


[2256] ブッシュ大統領がSegwaysで、こけた瞬間の写真 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/17(Thu) 10:11  

昨日のブッシュ・小泉会談で、ブッシュさんは、小泉さんに、日本の公道では走れない米国製の立ち乗り型電動二輪車『セグウェイ』(Segways)http://www.mumbaimirror.com/nmirror/Mirror/2005/11/17/5/1116200521484892111162005214758531/images/imgm1wrld_04.jpg
をプレゼントしたというのだが、このサイト「I can't ride, but you might fare better」
http://www.mumbaimirror.com/nmirror/mmpaper.asp?sectid=5&articleid=1116200521484892111162005214758531#
では、その「Segways」に乗って、ブッシュさんが、こけた瞬間の写真http://www.mumbaimirror.com/nmirror/Mirror/2005/11/17/5/1116200521484892111162005214758531/images/imgn3wrld_06.jpgも載っている。
ブッシュさんは、『小泉さんなら、うまくのれるよ』といったというのだが、当のブッシュさんは、アメリカ国内の世論調査で、名実ともに完全にコケつつあるのを意味しての発言だったのかどうなのか。
コケ病が、このプレゼントで、小泉さんに伝染しないようにと、祈るばかりである。

http://www.mumbaimirror.com/nmirror/mmpaper.asp?sectid=5&articleid=1116200521484892111162005214758531#


[2255] イセ食品さんのサイトは、まだ直っていないようで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/17(Thu) 08:58  

例の問題の『バイオテロの可能性』記載のイセ食品さんのサイトですが、まだ直っていないようですね。
自前で、サイト更新をやらないで、業者任せにしているのか。
それとも、この画像http://www.ise-egg.co.jp/influenza/img/case03.gif修正にてまどっているのか。
削除に手間取れば、天下に恥をさらす時間がそれだけ長くなってしまうのに。
こんなところも、企業のセキュリティの一分野なのかもしれませんね。

下記サイトの『●2005.10.17 「鳥インフルエンザ対策への取組み安全委員会を設立しました」を掲載しました。 』http://www.ise-egg.co.jp/company/info/info051017.htmlの『詳しくはこちら」http://www.ise-egg.co.jp/influenza/index.htmlから、まだ、入れます。

http://66.102.7.104/search?q=cache:lX6J_ODw1aoJ:www.ise-egg.co.jp/+%E3%82%A4%E3%82%BB%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%80%80&hl=ja


[2254] Re:[2252] [2250] [2248] [2246] すでにインフルエンザ様流行が始まっているようで 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/17(Thu) 08:50  

アメリカでは、ハンターと協力して、死んだ野性の鳥から、鳥インフルエンザウイルスの検出に当たるという動きもあるようですね。
このサイト『Why the bird flu's so dangerous
Close watch on strain that could mutate into deadly human virus』http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/c/a/2005/10/17/MNGRHF9FID1.DTLは、オハイオ州の例のようです。

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/c/a/2005/10/17/MNGRHF9FID1.DTL


[2253] 中国政府発表ヒト感染鳥インフルエンザH5N1感染者の詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/17(Thu) 07:39  

中国当局が1月16日22時に発表したヒト感染鳥インフルエンザH5N1感染者の詳細は、下記のとおり。

患者1.賀という男子9歳。湖南省湘潭市在住。10月10日、肺炎症状を見せる。このときの検査では、H5N1は陰性。その後、患者は回復したが、4回以上の抗体検査で、陽性と判断された。患者は、11月12日に退院。

患者2.周という女性24歳。安微省安慶市の農家の人。11月1日に発症。11月10日に容態悪化し死亡。H5N1検出。アヒルを触ったことあり。

患者3.12歳の少女。湖南省湘潭市。患者1の周さんの姉。10月8日発病。発熱、肺炎症状を見せ、10月17日に死亡。血清検査で、H5N1陰性。死亡後は火葬のため、検出不能。

中国衛生当局は、上記三例の家族、関係者、接触者について、診断しているが、今のところ、感染を示す情報はない。
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/health/2005-11/16/content_3791029.htm

http://news.huash.com/gb/news/2005-11/17/content_2371613.htm


[2252] Re:[2250] [2248] [2246] すでにインフルエンザ様流行が始まっているようで 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/16(Wed) 23:45  

>  白鳥を含め、直接、野鳥から人間への感染は起こらないと思います。(あくまでも人から人へです。)

私はこの狩猟のシーズン、野鳥のハンターが心配なのですが。調理も本人、生で食べちゃう人もおりますし。


[2251] 中国の鳥インフルエンザのその後 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/16(Wed) 22:20  

今朝、中国湖南省のヒト感染鳥インフルエンザについては、2235でお伝えしましたが、その後の中国でのヒト感染鳥インフルエンザの動向につきましては、下記のサイトでお確かめください。
http://news.google.com.hk/news?hl=zh-TW&ned=hk&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F%E3%80%80%E3%80%80%E4%BA%BA%E6%84%9F%E6%9F%93&ie=UTF-8&scoring=d

http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F%E3%80%80%E3%80%80%E4%BA%BA%E6%84%9F%E6%9F%93&sa=N&start=0


[2250] Re:[2248] [2246] すでにインフルエンザ様流行が始まっているようで 投稿者:とき 投稿日:2005/11/16(Wed) 22:16  

笹山様
> いずれも、白鳥の飛来地ですね。

 白鳥を含め、直接、野鳥から人間への感染は起こらないと思います。(あくまでも人から人へです。)

 それよりも、因果関係として重視しなければならないのは、海外との渡航あるいは交流実績のある、あくまでも感染を経験している人間との接触・接近です。
 あくまでも、人間のなかにあるウイルスです。沖縄県あたりは、夏でも流行していたようですから、そちらとの関わりでも因果関係が生じるでしょう。集団のなかで、不顕性のまま、ぐるぐる感染しているうちに、変異する場合もあるでしょう。どこで生じるかは、まったく解明されておりません。在るから在る、それだけのことです。一神教の信仰がある人がいえば、「神のみぞ知る」ということでしょうか。

■中国で3人の感染確認 鳥インフルエンザ

 【北京16日共同】新華社電によると、中国衛生省は16日夜、湖南省で2人と安徽省で1人の計3人に鳥インフルエンザが感染していたことを確認したと発表した。人への感染が確認されたのは中国で初めて。
 同日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、湖南省湘潭県の少年(9つ)から高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の抗体が検出されたと報じていた。
 少年は発熱などを訴えて10月に入院、その後回復しているが、少年の姉は同様の症状で死亡しており、中国政府が疑い例として再調査していた。
(共同通信) - 11月16日22時4分更新
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051116-00000257-kyodo-int

 とうとう隠しきれなくなって、ようやっと発表でしょうか?
 ということは、家禽のほうの流行と同じで、お手上げになるのも近い?


[2248] Re:[2246] すでにインフルエンザ様流行が始まっているようで 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/16(Wed) 21:15  

ときさん。
やばいですね。
野田川町
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/otsuki/hop/birdnews.html
も、
雫石町
http://www.nnet.ne.jp/~sizunet/home0302.htm
も、いずれも、白鳥の飛来地ですね。



[2247] Re:[2243] Oncolytic viral therapy 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/16(Wed) 21:10  

有望ガン治療法HF10早期実用化要望プロジェクト一同さん。
まだ、不勉強で、完全には、わかっていませんが、この療法の根底にあるのは、Oncolytic viral therapy (腫瘍崩壊ウイルス療法)というもののようですね。
この名古屋大学のサイト「単純ヘルペスウイルス療法について」http://www.med.nagoya-u.ac.jp/hospital/html/topics/page1.html
または、
「ヘルペスウイルスの医学的利用」
http://www.medissue.co.jp/virus/journal/v53-2pdf/virus53-2_155-162.pdf
のほうがわかりやすいかもしれません。
ウイルスとしては、単独で増殖できない自然のチミジンキナーゼ(TK)(thymidine kinase)欠損ウイルスを使うようですが、将来は、サイトカインの力も加えるというもののようですね。
当初は、自然の単純ヘルペスウイルス(HSV)だけを使うというのであれば、容認されるのではないでしょうか。
遺伝子組み換えウイルス
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2002-08/huoj-tti082002.php
となると、いろいろな意見が出てくるかもしれませんね。
いずれにしても、興味ある研究です。


http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&q=Oncolytic+viral+therapy


[2246] すでにインフルエンザ様流行が始まっているようで 投稿者:とき 投稿日:2005/11/16(Wed) 20:38  

 学級・学校閉鎖が始まっているようです。

インフルエンザ:雫石町の小学校閉鎖−−今季初 /岩手(毎日新聞) (16日16時5分)
風邪など症状で学年閉鎖 野田川町・三河内小(京都新聞) (16日18時42分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912

 簡易検査だけでなく、ウイルス分離同定をやってみれば、面白い結果が出るようにも思うのですが・・・。

インフルエンザ流行レベルマップ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html
2005年第44週 (10月31日〜11月6日) 11月15日現在
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/YR05/flu44/jmap44.html

 巷の感覚からみれば、少しレスポンスがゆるいような・・・。


[2245] 見直される鼻スプレイ式のワクチン「Flumist」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/16(Wed) 20:20  

この掲示板の9月9日の1105で、メッドイミューン社が開発した鼻スプレー型のワクチン投与「Flumist』に付いて触れ、私から、「FluMistの鳥インフルエンザ・ワクチン版なんてあるのでしょうか?」といったのだが、どうやら、ここにきて、この方式のワクチンが見直される状況に来ているようだ。
FluMistの値段は、25ドルといわれている。
関係記事としては、次のものがある。
『Avian Flu Threat Sparks Innovation』http://www.courant.com/business/hc-ymwatch1113.artnov13,0,5301624.story?coll=hc-headlines-business
「Local health department to hold public flu clinic 」
http://www.columbiatribune.com/2005/Nov/20051114News004.asp
「Flu season draws near」
http://www.sonomanews.com/articles/2005/11/15/news/news04.txt
「CDC Director Provides Update on Influenza Vaccine Supply and Distribution」
http://www.infectioncontroltoday.com/hotnews/5bh149255930373.html
「Flu season arrives, but vaccines are delayed」
http://www.fortwayne.com/mld/fortwayne/news/local/13172659.htm
「FluMist」
http://www.drugs.com/MTM/F/FluMist.html


[2243] がん医療に関する要望 投稿者:有望ガン治療法HF10早期実用化要望プロジェクト一同 投稿日:2005/11/16(Wed) 19:46  

お邪魔して申し訳ありません。
少しだけお時間を下さい。

私たちは、ありとあらゆる方面に対してメッセージを送り続けます。

ガンと闘う私たちに力を下さい。
http://hf10.fc2web.com/index.html
「単純ヘルペスウィルスHF10」

名古屋大学が研究、開発したウィルスを使った極めて効果の高いガンの有望治療法。
神戸エムズサイエンスにより製薬、販売の権利取得済み。
国内実用化は未定。
少しでも早く国内での治療実現を我々は望んでいます。
厚生省の手続きのために、実用化までのプロセスは効果を立証するための臨床も困難で、国内早期実用化は絶望的ですらあります。

力をください。
私たちの声をどうか聞いてください。
その第一歩はこの治療法の存在を広く認知してもらう事なのです。
巨大な利権に絡む圧力により、握り潰されないために。

単純ヘルペスウィルスHF10早期実用化要望プロジェクト
http://www2.atwiki.jp/hf10/

横入りご無礼お許し下さい。

http://www2.atwiki.jp/hf10


[2242] Re:[2241] トホホです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/16(Wed) 18:00  

ときさん。
このサイトですね。
以下引用

1.今回の鳥インフルエンザ(弱毒性)の感染経路について
現在、国の感染経路究明チームが鳥インフルエンザ感染ルートに関して調査をしておりますが、今回のウイルスは海外から侵入したと思われ、その経路に関して下記の3つが考えられています。
Case1.渡り鳥が介した侵入の可能性 
Case2.輸入鳥類又は輸入家きん肉を介した侵入の可能性
Case3.ワクチンやウイルスそのものが不法に持ち込まれたことによるバイオテロの可能性
※家きん:家畜として飼育される鳥のことで、肉や卵を利用するためのものが多いですが愛玩用・観賞用もあります。ニワトリ・アヒルなど。

これまでの調査結果から今回のウイルス(H5N2型)は中米のグアテマラ株であることが判明しており、中米から渡り鳥が飛来する可能性が低いことから、ワクチンやウイルスのバイオテロの可能性も考えられます。
引用終わり

うーん。このイセ食品さんの論理で行くと、闇ワクチンも、バイオテロの仕業ということになりますね。

http://www.ise-egg.co.jp/influenza/index.html


[2241] トホホです。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/16(Wed) 17:42  

「バイオテロの可能性大」 業者HPに不適切記載

 茨城県や埼玉県の4養鶏場で鳥インフルエンザのウイルスや抗体陽性反応が出た鶏卵生産最大手の「イセ食品」(東京)のホームページ(HP)に、ウイルスの感染経路について「バイオテロの可能性が高いと考えられる」との不適切な記述があることが16日、分かった。
 農水省の感染経路究明チームは先月末、「バイオテロの可能性は低い」との中間報告をまとめており、茨城県畜産課の鹿志村均課長は「原因が分かっていない段階で、第三者がかかわっているような言い回しに強い違和感を感じる。不適切な表現だ」としている。
 イセ食品は取材に対し「バイオテロの可能性があるというだけで、高いと表現したことは誤りだった。17日中にも訂正したい」としている。
(共同通信) - 11月16日17時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051116-00000158-kyodo-soci

 こちらに、書き込まれていた方(鶏ビア様とか)も、同じ関係者でしょうか?


[2240] 140億羽へのワクチン投与方針? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/16(Wed) 17:27  

中国、140億羽にワクチンへ 鳥インフルエンザ対策
2005.11.16 Web posted at: 12:27 JST- CNN/AP

北京――中国農業省は15日、鳥インフルエンザ大流行の予防のため、国内140億羽の家禽(かきん)全てにワクチンを投与することにしたと明らかにした。中国政府は同日、新疆ウイグル自治区の2カ所でニワトリ計6500羽以上の感染が確認されたと確認した。

中国農業省の賈幼陵(ジア・ヨウリン)獣医局長は鳥インフルエンザに関するインターネット上の質疑で、「中国は国内全ての家禽にワクチン投与を進めているところだ」と述べ、140億羽へのワクチン投与を方針として示した。費用は全て政府が負担するという。具体的な方法は示さなかった。

世界保健機関(WHO)は同日、中国農業省からの報告データとして、11月9日に新疆ウイグル自治区のウルムチなど2カ所で、ニワトリ計6547羽の鳥インフルエンザ感染が確認されたと発表した。このうち2747羽が死亡。感染拡大防止のため、計32万羽が処分されたという。

中国では10月19日以来、国内ほぼ全域で次々と鳥インフルエンザ感染が報告されている。
ttp://www.cnn.co.jp/science/CNN200511160003.html

 野生株にさらすことも、実質的にはワクチン投与と同じ意味になりますから。殺処分を諦めて、生き残るものでやっていくという決断をしただけでしょう。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(109)(2005.11.16)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza220.htm

『放って置けば確実に強毒に変異したとして、河岡教授のように明かにうそをついてまで恐怖心をあおり、H5と名が付くからと症状も出さない弱毒株を淘汰し続ける方向を更に強化しようなどとは正気の沙汰でない。』

『しかしそれが同時に国内産業を危機的な状況に追い込み、国民にとっても過大な経済負担と食糧危機を招き兼ねないとすれば行き過ぎも甚だしい。』

『去年の浅田農産の時と全く変わらない。これは日本の恥ずべき国民性と思いたくなる。』

『それが自然界にあることは一切認めようとしない。今回の混乱のもとはそこにある。要するに学者の不勉強を現場に押し付け、瑕疵を見つけては悪者に仕立て上げ、マスコミに垂れ流しているだけなのだ。不勉強と云う点ではそのマスコミも同様である。』

 産官学民、総衆愚化しているのかもしれませんね。民主主義法治国家下で、明らかにおかしいこの行政施策を転換できないのであれば、そう思うしかありません。


[2239] クローズドシステムの評価? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/16(Wed) 15:03  

農林水産省 報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

11月11日
平成17年度農林水産省政策評価(実績評価)に関する意見・情報の募集について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051111press_3.html
公表資料[PDF]
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20051111seisaku_1b.pdf

 「机上のデザイン」評価? BSEや、鳥フルのように現実と乖離してはいないでしょうか? それぞれのあらゆる分野の方々の、いちいちの異議申し立てが必要なのかもしれません。


[2238] 『昔、この病気の原因は星の影響とされた。』 投稿者:とき 投稿日:2005/11/16(Wed) 12:17  

11月15日付・よみうり寸評

 人類は数々の疫病を制圧したが、インフルエンザだけは世界的流行を繰り返す。流行の最初の記述は紀元前のヒポクラテスにあるといわれるほど古くから◆新劇女優・松井須磨子の死は1919年(大正8年)のこと。愛人で演出家の島村抱月の後追い自殺だった。抱月の急逝は前年から世界的に猛威を振るっていたスペインかぜのためだといわれる◆世界的大流行というと、いつもスペインかぜが引き合いに出される。世界で2500万人もの死者が出たこの規模並みの危険性が今、心配されている◆昔、この病気の原因は星の影響とされた。で、影響、インフルエンスという意味の言葉がイタリアで病名に使われた。それがインフルエンザの名の起こりといわれる◆今、影響が怖いのは星ならぬトリ。東南アジアでは鶏から人に感染、60人以上の死者が出た。ウイルスが人から人へ感染する新型に変身する危険もかつてないほど高いという。厚生労働省が危険に対する行動計画を公表した◆治療薬の備蓄確保は来年度中という。いささか心もとない〈転ばぬ先の杖(つえ)〉だ。
(2005年11月15日14時3分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051115ig05.htm

 大して進歩してないようで。ウイルス感染症分野の「天動説」から「地動説」の転換はいつになることやら。
 ウイルスという自然の(善でも悪でもない)存在に対する、あくまでも、「免疫システムを有する生体」の側の「反応現象」が「病気」なのですが。


[2237] いたるところにいるはず。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/16(Wed) 11:53  

湖南の少年、鳥インフルに感染か=「抗体検査陽性」と中国当局者−香港紙

 【香港16日時事】16日付の香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、死んだ鶏を食べ鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染した疑いがあった湖南省の少年に、抗体検査で陽性反応が出たことを中国衛生当局幹部が15日、北京での会合で明らかにしたと報じた。
 同紙によると、これは中国当局が国内での人への感染を正式に認めた最初のケースになるが、最終的には世界保健機関(WHO)との共同調査の結果を待つ必要があると同幹部は指摘。「初期段階では抗体が確認されなかったが、現在陽性反応が出ている」と語った。 
(時事通信) - 11月16日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051116-00000036-jij-int

 これも、「いまごろになって発表」でしょう。相当早い時期から確認されていてもおかしくないでしょう。

15-NOV-2005
PRO/AH/EDR> Avian influenza, human (172): China, seroconv doc.
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:2378467042010912788::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,31101

ProMED情報(詳細)
2005/11/04 鳥インフルエンザ、ヒト - 東アジア(159):中国,H5 抗体
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051105%2D0050

 もうぼちぼち、鳥のウイルスと人のウイルス、きちんと分けて考え、対処対策したほうがいいのではないでしょうか。非常に紛らわしく、徒に混乱を煽る形にしかなっていません。学者先生方も罪作りなことをしているようなものです。正確な知識の伝達をする「公」の立場の方が、義務を果たしていませんね。「公」の立場に立ったなら、「滅私奉公」でしょ。それすら矜持が失せてしまったのでしょうか?

 鳥のウイルスが、即、人の脅威になるというようなことを煽るように言う学者は、「富士山が近いうちに噴火する」ということと同じ類のことを言っているのと、全く同じであることを自覚されたほうがよいと思います。


[2236] Re:[2233] 遅々たる歩み 投稿者:とき 投稿日:2005/11/16(Wed) 10:58  

笹山様
> 高野助教授らは、このアミロイドベータ(Aβ)という「線維状に結合して毒性を持つ物質」の解析をした結果、この主要構造を捉えることが出来、この変化を防ぐ化合物を見つければ、治療薬につながるとしているものだ。
> つまり、これまであったアミロイド仮説を、構造解析によって、実証したということなんでしょうかね。

 発症プロセスとしての『アミロイド仮説』は、検証されたのかもしれませんが、「原因」が解明されたとはとてもいえないのではないでしょうか。
 根本の原因の解明は『この変化』が何によってもたらされるかであると思うのですが。
 それは、全く「プリオン仮説」についてもいえることです。

 原因をウヤムヤにしたまま、あれこれ付け焼刃的な対策だけを進めても(そうせざるをえないことは、現実においては患者が目の前にいる以上、もちろんわかりますが)、それは根本的な解決にもなりませんし、往々にして誤った対策になっている場合もありえます。
 法令によって進められる以上、一度設定した法令はなかなか改められないことを考えれば、法令の枠組みを設定することには、かなり慎重でなければならないと思います。
 ここ近年、何でもかでも、現状をよくふまえないまま(ろくに調査もされずに、あるいは、胡乱な調査で)、安易に法令(法律規則)が設定されがちになっているように思えてなりません。


[2235] 中国・湖南省で、ヒト感染鳥インフルエンザ抗体発見との情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/16(Wed) 10:17  

香港・台湾メディアが伝える情報だが、中国・湖南省の湘潭で、9歳の男子が、ヒト感染鳥インフルエンザの疑いで検査したところ、H5N1抗体が発見されたとのことである。
また、この男子の姉12歳も、弟と同じように、鶏を食べ、一時、症候を見せたが、その後、死亡、弟のほうは、回復したという。
中国でのヒト感染H5N1の抗体発見の公式発表は、今回が初めてとなる。
参照
http://www.epochtimes.com/gb/5/11/16/n1121488.htm
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/SP213660.htm

一方、イギリスでは、台湾から送られた小鳥53羽が、検疫所で死亡したとのニュースも入ってきている。

http://www.todayonline.com/articles/84465.asp


[2234] 「二階経済産業大臣が、アメリカ側の牛肉輸入再開についての高圧的態度を叱責」との記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/16(Wed) 07:42  

これは、シンガポールの「Japan's new trade minister raps US over beef」(日本の新貿易担当大臣は、牛肉輸入問題で、アメリカ側を叱責した。)http://www.todayonline.com/articles/84465.aspという記事だが、このように書いてある。
二階経済産業大臣が、先月、アメリカ通商代表部のRob Portman氏とAPECフォーラムのついでに、会談したときに、「日本がアメリカの牛肉を輸入しないというだけで、アメリカ側は、大騒ぎをするんではない。」といったという。
特に、二階大臣は、「我々も、牛肉輸入再開に向けて努力しているんだから、どうか、アメリカ側も、せかさないでください。」といったという。
さらに、「日本の消費者が、自ら進んで、米国産牛肉を買い食べるという条件の下で、日本側は、アメリカの牛肉輸入を受け入れるのだろう。」
「アメリカ側が、攻撃的な交渉で、自らの考えを日本側に吹き付けるというやり方は、間違っている。」ともいったという。

なお、韓国のアメリカ牛肉輸入再開の動きであるが、このサイト「South Korea to lift ban on U.S. beef」
http://www.sciencedaily.com/upi/?feed=TopNews&article=UPI-1-20051114-04415100-bc-skorea-usbeef.xml
によると、今月11月29日に、地方獣医・健康問題専門家・消費者など関係者会議を開き、輸入再開をするかどうかを決定する見通しであるという。
韓国政府関係者によると、「政府には、アメリカ牛肉再開強行の権限は何もないが、さりとて、そのためのガイドラインもない。」といったという。

http://www.todayonline.com/articles/84465.asp


[2233] アルツハイマー病の原因物質を高野和文・大阪大工学研究科助教授らのグループが解明とのニュース 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/16(Wed) 07:19  

アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質「ベータ・アミロイド」の主要構造が変化すると、ベータ・アミロイドが次々と線維状に固まっていき、病気を引き起こす」と高野和文・大阪大工学研究科助教授らは、推測。この変化を防ぐ化合物を見つければ、治療薬につながるとしている。
ちなみに、これまでの、アミロイド仮説とは、このサイトhttp://www.shiyaku-daiichi.jp/special/lec/alz/alz_2.htmに書かれているように、本来は、アルツハイマー病の原因遺伝子の一つであるアミロイド前駆体タンパク(APP)から、セクレターゼ(分解酵素)によって、アミロイドベータ(Aβ)という「線維状に結合して毒性を持つ物質」が切り出され、アミロイドベータ(Aβ)が、細胞外に放出され、分解酵素によって分解除去されるものが、加齢による分解酵素活性の低下や、脳からアミロイドベータ(Aβ)を排出する機構の低下によって、脳内のアミロイドベータ(Aβ)の濃度が増大して、神経細胞に作用することで、神経細胞死と神経原線維変化を引き起こすというものだ。
高野助教授らは、このアミロイドベータ(Aβ)という「線維状に結合して毒性を持つ物質」の解析をした結果、この主要構造を捉えることが出来、この変化を防ぐ化合物を見つければ、治療薬につながるとしているものだ。
つまり、これまであったアミロイド仮説を、構造解析によって、実証したということなんでしょうかね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051116-00000301-yom-soci


[2232] 小泉首相の靖国参拝で中国外相、「ナチス」持ち出し非難 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 21:20  

中国の李肇星外相は15日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議が開かれている当地のホテルで記者団に対し、「ドイツの指導者がヒトラーやナチス(ゆかりの場所)を参拝したら、欧州の人々はどう思うか」と述べた上で、「小泉純一郎首相は多くの中国人民を傷つけたA級戦犯が祭られた靖国神社に参拝している」と強く非難した。 

というのだが、中国語で、ヒットラーは、「希特勒」、ナチスは「納粹」

中国サイトでは、このようhttp://hk.news.yahoo.com/051115/12/1ipjt.htmlに伝えられている。

このよう発言は、日本でも、今年の5月25日に同様の発言が、民主党の参議院議員からあった際、この掲示板でも紹介したのだが、ヒットラーの墓は、下記のように、丁寧に祭られている。
このサイト「Adolf Hitler Visits His Homeland」
http://www.thirdreichruins.com/austria.htm
に、ヒトラー家の墓がきれいに花で飾られている現在の写真
http://www.thirdreichruins.com/Leondinggrab2n1a.jpg
があり、その左には、ヒトラーが生前、この墓をお参りした写真
http://www.thirdreichruins.com/Leondinggrab2.jpg
がこのように載っている。
ヒトラーの生地は、オーストリアのBraunauというところで、1889年4月20日にこの家
http://www.thirdreichruins.com/Braunauhaus.jpg
で生まれた。

http://dic.yahoo.co.jp/tribute/2005/06/04/1.html


[2231] Re:[2230] [2229] 人工霜降り肉 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/15(Tue) 20:58  

> 牛脂は、和牛のもの、
> 肉は、搾乳を終えたオーストラリア産乳牛の赤身肉だそうですね。

笹山さん、ありがとうございます。
レストランの表示は「豪州産」ですかね?牛脂は骨油でしょうか?それともファンシータロー? 

要するに、外食は信用し難いですね。フォルクスも豪州産といいながら国産牛脂を入れていたみたいですし。

http://www.volks-steak.co.jp/news/0511/Newsrelease.htm


[2230] Re:[2229] 人工霜降り肉 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 20:46  

牛脂は、和牛のもの、
肉は、搾乳を終えたオーストラリア産乳牛の赤身肉だそうですね。
赤みマグロをトロに変身させるには、マグロの赤身400グラムに対して小さじ3杯のサラダ油を混ぜるだけだそうですね。
http://www.bigsize.com/mid/magazine/34.html#b
フォルクスの成型肉に対しては、排除命令が出たようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051115-00000412-yom-soci

http://dic.yahoo.co.jp/tribute/2005/06/04/1.html


[2229] 人工霜降り肉 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/15(Tue) 20:36  

フォルクスの結着肉ステーキが問題になっていますが、こんなのもあるそうです。

マーガリンの域にまで育てたい」「第4の牛肉」ブランド化http://www.nikkei.co.jp/hokkaido/series/ser1_008.html
>ベルトコンベヤーの上を赤身の牛肉が流れていく。打ち込み機と呼ばれる装置をくぐると、約100本の細い針が肉の内部に食い込み、瞬時に脂肪を注入する。時間にして1分程度。硬い赤身肉はピンクがかった色になり、霜降り肉のように軟らかくなる――。
>食肉加工会社ホクビー(石狩市)の「人工霜降り肉」の生産量は年間約3000トン。

>98年、乳化剤の改良に成功し、自然な風味を出せるようになるとようやく経営は軌道に乗り始めた。03年、牛海綿状脳症(BSE)で安価な米国産牛肉の輸入が停止すると、需要は一気に拡大した。
>今やステーキ換算で年間2000万食分の肉を販売する(抜粋略)

どこの産地のどんな牛脂を使ってるんでしょう。
知りませんでした。
まぐろは??(^^;

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[2228] Re:[2227] これが本当ならお粗末な認識 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 19:53  

ときさん。
農林水産省家禽疾病小委員会の「闇ワクチン使用疑惑暗示」北風作戦が、原因究明にとっては、完全に裏目に出ている感じですね。
もう、誰も、本当のことを言わなくなってしまった。
養鶏業と関係のない、地域社会にとっては、この上もなく、迷惑な話ですね。
鶏飼い時事さんの論評を心待ちにしているのですが、今日のところは、やや、出足が遅いようですね。


[2227] これが本当ならお粗末な認識 投稿者:とき 投稿日:2005/11/15(Tue) 18:55  

『抗体が陰性なのにウイルスが陽性という異例な結果』
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/ibaraki/news/20051115ddlk08040194000c.html
(ニュースプリズム:出口見えぬ、鳥インフルエンザ 信頼損なう、ずさん検査 /茨城 毎日新聞 2005年11月15日)

 なんで、この程度のことが「異例」なのでしょうか? 当然ではないですか。認識が疑われます。抗体陽性よりウイルス分離(あるいはPCR陽性)が先になるのは当たり前のことではありませんか。
 抗体がどういう過程で獲得されるようになるのかなどの、感染症と免疫の基礎知識すらもたないで対策を担当しているのでしょうか? これでは、現場の獣医にまで軽く見られてもいたしかたない。いかに県の職員とはいえ、プロがプロとしての知識を充分にもっていないのであれば、勉強不足というより前に、人員の適材適所の観点からの疑問が生じます。
 「命懸け」の問題に、平和ボケしてるというには、あまりにもお粗末で酷ではないでしょうか。みな、「前例」通りのことにしか対応できないロボットなのでしょうか。やはり「危機管理」不在といわねばなりませんね。

 三島由紀夫が危惧したことそのままになっているかのようです。

『このまま行つたら「日本」はなくなつてしまふのではないかといふ感を日ましに深くする。日本はなくなつて、その代わりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。』
http://genyosya.blog16.fc2.com/blog-category-0.html

 回虫卵入りキムチの件は、どうなるのでしょうか? 米国産牛肉問題よりも、さらに報道は静かですね。米国は非難できても、中国や韓国は非難できないのでしょうか? 市販品から検出されたということは、かなり重大な問題なのですが。


[2226] GAOが、FDAの飼料検査プログラムを批判 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 17:07  

アメリカのGAO( The Government Accountability Office)が、FDAの飼料検査プログラムを批判する報告書を、11月11日に、公表した。
これによると、
FDAは、サンプルの分析にあまりに長い時間をかけており、さらに、2003年以来、なんらの実証結果を出していないとしている。
アメリカ上院の農業委員会のTom Harkin議員は、『このプログラムは、BSEの進入を防ぐために、本来、あるものなのだが、実際は、このプログラムは、タイムリーに、BSEの侵害を捕らえるようには、設計されていない。だから、我々は、危ない状況にあるのだ。」と批判している。
GAO報告の現物「Mad Cow Disease: An Evaluation of a Small Feed Testing Program FDA Implemented in 2003 With Recommendations for Making the Program a Better Oversight Tool,」は、下記のサイトでどうぞ。
http://www.gao.gov/docsearch/abstract.php?rptno=GAO-06-157R
http://www.gao.gov/htext/d06157r.html

http://www.abc.net.au/rural/content/2005/s1506112.htm


[2225] Re:[2223] 「ウインドウレス鶏舎」を、わざわざ「監視対象の鶏舎」と読み替え報道する滑稽さ 投稿者:とき 投稿日:2005/11/15(Tue) 16:37  

 NHKにいたっては、全く報道がありません。すっとぼけているに等しいものです。
 クローズアップ現代で、あれほどの取り上げ方をしながら。不作為の作為です。だれか特定の者に都合のいいことは過剰なくらいの報道をし、都合の悪いことは全く報道しないという、まるで、プロパガンダ放送局になりさがってしまったのでしょうか。
http://www3.nhk.or.jp/news

 しかも、報道姿勢に関するモラルの低下も。

<紀宮さま結婚>NHKの上空ヘリ取材に抗議 宮内庁 (毎日新聞) (15日13時27分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051115-00000052-mai-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/nhk/

 これも内部に巣食う勢力が、大衆のNHKに対するイメージを貶めるために、ワザとやったのでしょうか?

November 15, 2005
NHKが宮内庁の要請を無視してヘリを飛ばす → 記者会見への出席を拒否される
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50216259.html
November 14, 2005
皆様のNHKが皆様の視聴料で韓国の反日プロパガンダ番組を放映します
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50214826.html

韓国で見てむかついた閔妃暗殺ドキュメンタリーがNHKで放送されるらしい。
2005年 11月 14日
http://kuyou.exblog.jp/2597663/

東アジア「反日」トライアングル 文春新書 古田 博司 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166604678
2005年10月19日
拉致の闇----総連関連施設捜索とオウム真理教
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/8363672.html
2005年10月14日
本日、朝鮮総連関連施設に家宅捜索
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/8125242.html
 これも、NHKは、見事にスルーでした。解体してしまうか、完全に国営にするか、選択する時期は早いほうがいいのかもしれません。


[2224] 歯科:骨増生(GBR)には欠かせない骨補填剤 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/15(Tue) 15:41  

歯科:骨増生(GBR)には欠かせない骨補填剤
http://otukidc.sakura.ne.jp/implant/archives/3/index.html
スイスからはウシの骨、アメリカからはヒトの骨が輸入されてるんですね。知りませんでした。

//


[2223] 「ウインドウレス鶏舎」を、わざわざ「監視対象の鶏舎」と読み替え報道する滑稽さ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 14:03  

昨日、鳥インフルエンザ発生の「イセファーム美野里農場」は、行政が、この8月に特別扱いしたウインドウレス鶏舎であったか、この東京新聞
http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20051115/lcl_____ibg_____004.shtml
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20051115/lcl_____ibg_____004.shtml
の報道では、ウインドウレス傾斜という言葉をわざわざ使わないで、わざわざ「監視対象の鶏舎」と読み替えて報道するというわかりにくさだ。
また、この日経の記事
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051114AT1G1403414112005.html
では、一応ウインドウレス鶏舎とは言っているが、8月に行政が特別扱いした矛盾がここに来て、出ていることについては、一言も触れていない。
骨なし肉は、牛肉でたくさん。
記者の骨なし肉は、公害と心得るべし。


[2222] 中国・新疆で、新たに鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 11:11  

中国・新疆で、新たに、鳥インフルエンザが発生した模様。
発生したのは、新疆のウルムチ自治区(烏魯木齊)で、先週金曜日に、1400羽以上が死に、二十数万羽の鶏を殺処分したという。
H5N1ウイルスによるものかどうかは、検査中であるという。

http://www.bcc.com.tw/news/newsview.asp?cde=102694


[2221] 各国の新型インフルエンザ対策行動計画比較 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 10:47  

日本でも、ようやく、「新型インフルエンザ対策行動計画」が、昨日、まとまったようです。
先に10月22日に、1908で、各国の「インフルエンザ・パンデミック・対応プラン」を紹介しましたが、この機会に、比較対照のために、再度、下記に掲げておきます。

日本
厚生労働省「新型インフルエンザ対策関連情報」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

アメリカ
「Draft Pandemic Influenza Response and Preparedness Plan」
http://www.hhs.gov/nvpo/pandemicplan/
「HHS Pandemic Influenza Plan 」
http://www.hhs.gov/pandemicflu/plan/pdf/HHSPandemicInfluenzaPlan.pdf

香港
「Preparedness Plan for Influenza Pandemic」
http://www.chp.gov.hk/files/pdf/flu_plan_framework_en_20050202.pdf

イギリス
「Influenza pandemic contingency plan: October 2005 edition」
http://www.dh.gov.uk/PublicationsAndStatistics/Publications/PublicationsPolicyAndGuidance/PublicationsPolicyAndGuidanceArticle/fs/en?CONTENT_ID=4121735&chk=Z6kjQY

WHO
「WHO global influenza preparedness plan」
http://www.who.int/csr/resources/publications/influenza/WHO_CDS_CSR_GIP_2005_5/en/index.html


[2220] 台湾でH7N3発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 07:29  

昨日、台湾の台南・四草(Sicao)で、野鳥の糞からH7N3が発見された。
しかし、鳥の死骸は見つからなかったとのことである。
台湾で、H7N3が発見されたのは、4月の台北につづき、二度目とのことである。
なお、台湾は、ロッシュが、台湾にタミフルのライセンス生産を今日までに許可しない場合は、TRIPS協定の強制許諾の権利(compulsory licensing)に基づき、今月末から、台湾の二つの会社が、タミフルの自主生産に踏み切るという。

http://news.monstersandcritics.com/asiapacific/article_1062108.php/Taiwan_finds_non-lethal_bird_flu_subtype_in_wild_bird_droppings


[2219] Re:[2217] 専門家ほどオカルトに陥りやすい? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 07:13  

ときさん。いまとなっては、この「(解放型の)殺処分がなければ強毒化は間違いなかった」のご発言は、やや、こっけいに見えますね。
今後とも、ウインドレスに対する特別扱いをするのかどうなのか、行政の対応が、注目されます。



[2218] Re:[2211] “燃料いらず”画期的エンジン 86歳の研究者、実用化へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/15(Tue) 07:08  

この種の永久・無限動力の発明というのは、発明出願の多くを占めているため、どうしても、日本では、眉唾扱いをされてしまう悲劇があるようですね。
しかし、この、Murakami EMロータリーエンジンは、2005 東京国際自転車展にも出品され、認知されたということなのでしょう。
そういえば、昨年10月に、7941で、オーストラリアの圧縮空気で動くエンジンで走る自動車
http://www.poe-news.com/stories.php?poeurlid=39289
を紹介しましたっけ。
あっちのほうは、その後どうなったんでしょうね。
これを開発したAngelo Di Pietroさんも、村上さんと同じようなロータリーピストンエンジンを開発していましたっけ。
そのビデオはこちら。
http://www.abc.net.au/newinventors/broadband/20040324_2000/engine.ram
ルクセンブルグのMDIという会社でも、このようにhttp://www.theaircar.com/開発されているようですが。
太陽電池での冷蔵庫は、このサイトhttp://www.solarquest.com/products/refrigerators/のように、すでに実用化されているようですね。
ただし、一日4時間だけ動く、ハイブリッドのようです。


[2217] 専門家ほどオカルトに陥りやすい? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/15(Tue) 01:26  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(108)(2005.11.14)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza219.htm

『河岡教授のクローズアップ現代での発言にはがっかりした。それも茨城のウインドウレス内の実態も見ずに「(解放型の)殺処分がなければ強毒化は間違いなかった」と言い切って見せたのである。確かに撲滅したわけではないが、今、1983年のペンシルバニアでのH5N2の突発を茨城にあてはめるのは、ナチスの復活を宣言したようなものではないか。』

 専門家ほど、下手に人一倍専門知識で武装し、なおかつ、同レベルの知的水準にあるライバルからのアドバイスがほとんど期待できないがゆえに、タコツボ的あるいは蟹の穴的トンデモ科学に陥りやすいのかもしれません。
 こうなると、歴史や他所の経験から学ぶということは期待できず、もうじかに経験することからしか学ぶことができないのでしょうか。
 ウイルス感染を実際に経験し、免疫記憶を獲得する生体のごとく、愚直な道を歩むしかないのでしょう。なんのための学問・科学なのかわからなくなります。ここまでくれば、もうどうにもなりません。
 もはや今となっては、ワクチン株だろうが野生株だろうがそんなことはどうでもよく、H5N2のウイルスが、この日本に存在することは厳然とした事実であり、その存在を否定することはできなくなっています。在るということを、なんとしても否定し、「清浄国」を堅持し続けたいと思っているのでしょうが、もはや不可能です。
 よくわからないのですが、ノンワクチンの「清浄国」でなければ、何か具体的実際に、国内の鶏製品が輸出(ノンワクチン国への)に差し支えるようなことでもあるのでしょうか?

中国在留邦人に注意呼び掛け 鳥インフルで日本大使館(共同通信) - 11月15日0時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051115-00000007-kyodo-int
鳥インフルエンザで注意喚起=北京の日本大使館(時事通信) - 11月15日1時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051115-00000005-jij-int

 人が感染する危険は、鶏じゃなくて、人で発生している地域からの人の出入り移動だとはっきりいわなければならないのに。ボタンのかけ違いが、人にまで及び始めている。人からの感染を最重要視する必要があるのに・・・。

在中国日本国大使館
http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/01top.htm
外務省が提供する感染症(SARS・鳥インフルエンザ等)関連情報について
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html


[2216] 『密閉型』で、印象操作? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/15(Tue) 00:51  

監視下の密閉型鶏舎でウイルス検出 鳥インフルエンザ
2005年11月14日19時50分 asahi.com

 茨城県内の高病原性鳥インフルエンザ問題で、同県美野里町の1養鶏場の密閉型鶏舎の鶏から14日、ウイルスが検出された。この養鶏場は8月に感染歴が確認され、鶏舎が密閉型だったため、3カ月間の監視下にあった。監視下の養鶏場からウイルスが検出されたのは国内では初めて。県は同日、この鶏舎の8万羽に殺処分命令を出した。

 同県畜産課によると、この養鶏場では8月22日、9鶏舎中8鶏舎の138検体で感染歴が確認され、9月2日以降2週間ごとにウイルス検査を実施。11月10日に採取した6回目の検査で、H5亜型のウイルスが検出された。この養鶏場には密閉型の鶏舎が九つあり、77万羽を飼育している。
ttp://www.asahi.com/life/update/1114/007.html

 ウインドウレス鶏舎は、けして『密閉』ではないのですが?


[2214] 市販品から出て、検疫所では出ない? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/14(Mon) 23:47  

厚生労働省 報道発表
05/11/14 韓国産及び中国産のキムチに関する調査状況についてnew11月14日
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/h1114-1.html
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/index.html

食品安全情報
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/index.html
輸入食品監視
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html

■<キムチ>韓国・中国産から寄生虫、確認できず 厚労省(毎日新聞) - 11月14日19時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000086-mai-soci

■寄生虫の卵は検出されず 輸入キムチで厚労省(共同通信) - 11月14日21時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000200-kyodo-soci


[2213] やっぱり出てしまいましたか。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/14(Mon) 23:24  

国内で市販の韓国産キムチから回虫の卵…厚労省発表

 厚生労働省は14日、「国内で市販されていた韓国産キムチから回虫の卵2個が見つかった」との報告が東京医科歯科大の研究チームからあったと発表した。

 同省輸入食品安全対策室によると、10月中旬ごろ輸入された400グラム入りパック1個を研究チームが購入して調べたところ、卵が見つかった。ブタ回虫かヒト回虫の卵とみられるが、食べても人体に影響はないという。

 韓国と中国でキムチから寄生虫卵が検出されたことから、同省は10月下旬以降、検疫所で輸入時に抜き取り検査などを行っているが、この検査では寄生虫卵は見つかっていない。
(読売新聞) - 11月14日21時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000315-yom-soci


[2212] 今回は外務省も反応? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/14(Mon) 23:23  

中国:在広州米国総領事館によるテロに関する注意喚起 (2005/11/14)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=009#header
◆ 2005/11/14
中国:在広州米国総領事館によるテロに関する注意喚起
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2005C465
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

<テロ攻撃>中国・広州の米関連施設を 米総領事館が警告(毎日新聞) (14日22時14分)
【香港】広州でテロの可能性、米領事館が警告(NNA) (14日19時54分)
中国南部でテロ情報=米総領事館が注意喚起(時事通信) (14日15時1分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/terrorism/

米国、中国・広州在住の米国民にテロの可能性を警告(ロイター) (14日13時8分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000811-reu-int

■ シナが16日頃にミサイル発射予定か? 2005/11/13(Sun) 20:15:27
『在沖縄の個人的に信頼できるSUCANKU氏(仮名)の目撃したところによれば、13日の19時に那覇軍港に米軍の『オブザベイション・アイランド』が入港していたそうです。
 また海保によれば11日の18時ごろ、久米島の領海をシナ軍艦『望遠2号』が航行し、海保によって追い出されている、と。海保はひきつづいて追尾中のはずですが、同軍艦の現在位置は公表されていません。……って、マスコミは何やってんのよ!?』
http://sorceress.raindrop.jp/memo/dnmemo.cgi

 なにやら、いろいろ、不穏ではありますが・・・。

<米大統領>日本などアジア4カ国訪問へ(毎日新聞) - 11月14日20時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000113-mai-int

祝いの日、規制最小限に=1700人態勢で警備−警視庁(時事通信) - 11月13日15時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051113-00000028-jij-soci
 おだやかに良き日ですまされるように。


[2211] “燃料いらず”画期的エンジン 86歳の研究者、実用化へ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/14(Mon) 23:04  

“燃料いらず”画期的エンジン 86歳の研究者、実用化へ
http://www.sankei.co.jp/news/051114/morning/14kei002.htm
>エンジンには、左右隣り合った二つのピストンがあり、片方のピストンが伸びると、片方のピストンが縮む仕組みになっている。ピストン内には圧縮空気が充填(じゅうてん)され、モーターなどで起動させると、縮んだほうのピストンに反発力が生じる。その力を回転運動に変えて駆動する仕組みだ。シリンダー同士をつなぐ軸棒の支点の位置を移動するところが大きなポイントで、小さな電力でも永続的に大きな力が出せるという。(抜粋)

昔海外の高校生が開発した6000円でできる太陽電池冷蔵庫のニュースがありましたが、どうなったのでしょう。


[2210] Re:[2208] 周辺野鳥の感染可能性はやっぱり捨象? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/14(Mon) 22:08  

ときさん。
これは、いろいろな見方があるんでしょうが、私は、検体の出し方が正常化したために出たのではないかと、推測しています。
ということは、物騒な言い方になってしまいますが、そもそも、あった????
ちなみに、別のニュースでは、「抗体確認時にはウイルスが広がっていたとみられ、約3カ月間検査をすり抜けた形となった。」とありますね。
こんなタイムテーブルを見ると、なんとなく、わかるような気がします。
「キミシマファーム」-10月31日、H5型の抗体確認。→「イセファーム美野里農場」-11月10日に検体採材。→「キミシマファーム」-11月11日、県が告発。→「キミシマファーム」-11月12日、茨城県警家宅捜査。→「イセファーム美野里農場」-11月14日、ウイルス検出



[2209] 「ペットフード用及び肥料用の肉骨粉等の当面の取扱いについて」の一部改正について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/14(Mon) 21:30  

「ペットフード用及び肥料用の肉骨粉等の当面の取扱いについて」の一部改正について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051107press_4.html
灰と炭化物をペットフードにって、ミネラル成分ってことなんでしょうか?


[2208] 周辺野鳥の感染可能性はやっぱり捨象? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/14(Mon) 21:23  

■監視状態の養鶏場で鳥インフルエンザウイルス検出

 茨城県は14日、同県美野里町の養鶏場「イセファーム美野里農場」で、H5型の鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。
 県は、美野里農場の全9鶏舎約77万羽のうち、ウイルスが検出された1鶏舎の約8万羽を処分する。県内でのウイルス陽性は、今月8日の小川町の養鶏場以来9例目。
 美野里農場では今年8月、ウイルス感染歴を示す抗体陽性反応が出たが、農林水産省はこの養鶏場は密閉型鶏舎だとして鶏を処分せず、卵を出荷しながら2週間に1回ウイルス検査を行う監視状態とした。10日の検査でウイルスが検出された。県内の同種の監視養鶏場8か所(約334万羽)で、ウイルスが見つかったのは初めて。
 県畜産課は「鶏の移動は制限されており、ウイルスが新たに外部から侵入したとは考えにくい。鶏舎内に存在し、これまでたまたま検出されなかったのではないか」とみている。
(読売新聞) - 11月14日20時28分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000314-yom-soci

茨城県のH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場におけるウイルスの分離について(平成17年11月14日)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051114press_7.html
http://www.maff.go.jp/tori/index.html

茨城県の高病原性鳥インフルエンザに関する情報(茨城県ホームページ)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html

 開放鶏舎とウインドウレス鶏舎とを差別したところに、すでに、科学的思考放棄と「清浄国論」下の思考停止による誤謬がある。

■台湾、渡り鳥から鳥インフルエンザ「H7N3」型ウイルスを検出

 [台北 14日 ロイター] 台湾当局は14日、渡り鳥の糞から鳥インフルエンザで病原性の高い「H7N3」型ウイルスを検出し、付近の家禽飼育場でウイルスの感染があるかどうか、検査を実施していることを明らかにした。
 台湾農業委員会の高官は、すでにアジアで60人以上の死者をだしている「H5N1」型と同様、「H7N3」型もヒトに感染する可能性がある、としている。
(ロイター) - 11月14日20時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000890-reu-int

 いよいよ、どれがやってきてもおかしくない状況であります。
 ウイルスの「排除根絶思想」がいつまでもつことになるのやら。近年になって、検査技術の発展によって見えるようになっただけで、いままで存在してないと思うほうが間違っているとおもうのですが・・・。ウイルスなんてのは、つい最近まで、未知のものばかりでしたのに。
 H5N1のヒト感染増殖型も、もうすでに発生していると思っておいたほうがよいでしょう。
 しかし、今日の厚生労働省の発表もやけに仰々しい発表に感じますが。(これもNHKの演出だけの話なのでしょうか?)
 ヒトインフルエンザで、ウイルス分離検査を厳密にやったら、日本国内でも、いつ出てもおかしくない状況ではないでしょうか。(それでもいざ発表の段になると、センセーショナルな扱いになるのでしょうね。いままでのインフルエンザの流行と基本的には何も変わらないのですが。)


[2207] やっぱり出た『ウインドウレス鶏舎』での鳥インフルエンザウイルス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/14(Mon) 21:17  

茨城県は14日、同県美野里町の養鶏場「イセファーム美野里農場」で、H5型の鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。
美野里農場では今年8月、ウイルス感染歴を示す抗体陽性反応が出たが、農林水産省はこの養鶏場は密閉型鶏舎だとして鶏を処分せず、卵を出荷しながら2週間に1回ウイルス検査を行う監視状態とした。10日の検査でウイルスが検出された。県内の同種の監視養鶏場8か所(約334万羽)で、ウイルスが見つかったのは初めて。

というのだが、私の掲示板やブログでは、これまで、ウインドウレス鶏舎のみを特別扱いする、国・県の方針に反対してきた。
その懸念が、今回、的中したということだ。
H17.08.28のブログ記事「ウインドウレス鶏舎に対する防疫上の特別扱いは、やめるべし。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=443ご参照

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000314-yom-soci


[2206] 「rootkit」をMicrosoftが駆除決定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/14(Mon) 20:35  

マルウェアの手法の1つである「rootkit」を組み込み、さらにこれを悪用したトロイの木馬が登場したSONY BMG採用のCDコピー防止技術「XCP」だが、Microsoftが各種マルウェア対策ソフトウェアで駆除を予定していることが明らかになった。
MicrosoftのMicrosoft AntiSpiwareを担当するエンジニアリングチームのブログであるAnti-Malware Engineering Teamでは、「SONY BMGのDRM rootkitへの対応」を求める利用者の声への回答として、既に同社ではこの技術の分析を終えており、XCPソフトウェアのrootkitコンポーネントを検出して削除するMicrosoft AntiSpyware(現在はβ版)用シグネチャをリリースする計画であると述べている。

という記事なのだが、かねてから、この掲示板でも、謎工さんから、問題提起があったものだ。
次いでに、VAIOに巣食っているi.LINK(IEEE 1394) も消してくれ。
これも、ロックインの一種ではないのでしょうかね。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/13/news003.html


[2205] 『お試し期間 』に私のブログ記事紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/14(Mon) 19:18  

「お試し期間 」http://holly80.exblog.jp/3771362というらしきブログの記事「風邪をひいているのは患者か、医療か。 」に、私のブログ記事「「日本人には、タミフルが効かなくなる」と、香港の薬理学者が警告」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=466が紹介されていました。
光栄です。




[2204] 今日でした 投稿者:とき 投稿日:2005/11/14(Mon) 17:24  

平成17年11月11日
農林水産省
高病原性鳥インフルエンザ対策本部の開催について

1 日時:平成17年11月14日(月)11時00分〜 
2 場所:農林水産省(千代田区霞が関1−2−1)(会議場:「第1特別会議室」(3階))
3 議事:高病原性鳥インフルエンザへの今後の対応について会議は非公開ですが、会議冒頭のカメラ撮りは可能です。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051111press_8.html



[2203] 今週の週刊現代「怒りの告発 米国産の牛肉の安全性に責任は持てない」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/14(Mon) 14:47  

今週の週刊現代「怒りの告発 米国産の牛肉の安全性に責任は持てない」(と食品安全委員会メンバー)

という記事があるそうです。
ぜひ次回の調査会で壇上でご発言、最後まで主張いただきたいですね。


[2202] 中国の鳥インフルエンザ発生警戒地域 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/14(Mon) 12:38  

中国では、すでに、青海、新疆、西藏、内蒙、安徽、湖南、遼寧、湖北で、鳥インフルエンザが発生。
今後の警戒地区は、北京、天津、河北、上海、浙江、江西、河南、廣東、廣西、等の9省のようである。


[2201] 米産牛肉、外食や小売りの6割「解禁後使う」・日経調査 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/14(Mon) 11:51  

米産牛肉、外食や小売りの6割「解禁後使う」・日経調査
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051114AT2F1301113112005.html

リスク不明国?の中国産の牛タンなども、牛タン焼という形ではなくサラミやソーセージに加工され表示なく売られている現実があるようですが。メキシコ経由米国産牛の問題指摘はどうなっちゃってるんでしょうね。。

そして給食はどうなるのでしょうか。あるブログでこう書かれていましたが。。。

>水際で止めなくて、どうして全国の市町村教委が止められるのか。予算切り詰めのために、多くの自治体では食材購入を外郭団体に丸投げしている。外郭はどこまで行っても役所じゃない。情報公開制度の網にかからないところなのだ。制度を運用しているように見えても、形だけ、異議申し立てもできないようになっている。
http://blog.goo.ne.jp/hanashinotane2005/e/924c52149a30690592ff4d95c884ffe7


[2200] Re:[2193] [2190] 米国BSE  毎日新聞の11月5日の記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/14(Mon) 11:26  

> 中西準子さんは、これまでにも、いろいろ、問題発言をされていたので、今回は、どうかなと思って、ご紹介のご発言を見たのですが、今回に限っていえば、『共感』出来る部分が、いくつかありましたね。

雑感323-2005.11.8「米国輸入牛肉のリスク:プリオン専門調査会は解散した方がいい」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak321_325.html#zakkan323

笹山さん、虹屋さん、中西準子さんの、新聞記事の雑感補足がございますので、ご紹介まで。

>こうなると、日本は、「1000倍以上検出力試験」の分店

笹山さん、不謹慎ですが笑ってしまいました。危機分析を担当される方として各界に影響するような解析をなされる方の、「ブラックユーモア」だったらどんなによいことか。
しかし若年性認知症などの調査もこれから、アルツハイマーなどとの誤診問題やら、米国はCJDの報告義務もない州がまだ半数もあるっていうのに、ですよまったく。


[2199] Re:[2197] 米国、拡大サーベランス継続 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/14(Mon) 11:24  

虹屋さん。
この中西準子さんの『米国人が食べていることは、1000倍以上の検出力で試験してもらっているようなものなのである。』
という表現は、アイロニーとして、または、ブラックユーモアとして使うには、正に適宜な表現なのですが、あまり真顔で言われると、おっしゃるような、vCJDの発生率とリンクしていないじゃないか、ということになり、逆に、アメリカの隠蔽体質が、浮き彫りになりかねない表現となってしまいますね。
こうなると、日本は、「1000倍以上検出力試験」の分店ということになるのでしょうかね。
11月11日のロイターの記事『Bush could talk U.S. beef, but not eat it, in Japan』http://today.reuters.co.uk/news/newsArticle.aspx?type=oddlyEnoughNews&storyID=2005-11-11T091638Z_01_YUE133345_RTRIDST_0_OUKOE-UK-JAPAN-BUSH-BEEF.XML
では、ブッシュさんは、今回の訪日の期間中は、牛肉問題については話すが、食べるほうは、京都の精進料理や懐石料理ばかりで、牛肉は、食べられないと、皮肉っていますね。
ところで、日経さんの記事の中で言っている「集中サーベイランス」というのは、APHIS’Enhanced. Surveillance Program. for Bovine Spongiformのことなのですね。
「拡大」と訳さずに「集中」というと、なんとなく、熱心にやっているような錯覚を与えますね。
今までの対象をしぼってきた検査対象を拡大したというのとは、えらい違いのようで。


[2198] ブログ記事『タミフルと、リレンザの副作用一覧』へのアクセス急増 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/14(Mon) 10:54  

このブログ記事「タミフルと、リレンザの副作用一覧」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=497
は、先週土曜日の、この掲示板の記事に、他の抗インフルエンザ・ウイルス薬4薬の副作用も書き加えてアップしたものですが、土曜日の深夜アップ後30時間ちょっとで、たちまち、1,000を越すアクセスとなってしまいました。
それにしても、昨年のインフルエンザ時期には、特効薬・高貴薬扱いされ、過多用された、このタミフル、今年は、医院の窓口でも、拒絶されかねない状況で、混乱が生じないかと、心配です。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=497


[2197] 米国、拡大サーベランス継続 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/14(Mon) 10:02  

プリオン専門部会の先生方、現在の拡大サーベランスの問題点、検査方法を変更するだけでよいのか、検査牛の選択基準の変更が必要なのか、問題点、改善点をきちんと指摘しないと、またクズ(??)のような評価に使えないデータが出てきますよ。

そんなデータでも「どんなにデータが少なくとも、リスク評価はある結論を出さねばならないのである。したがって、もし、調査会としてリスクについて判断できないという見解ならば、一刻も早く解散し、新しい調査会を組織すべきではないだろうか。(中西)」といわれて、科学的評価の判子をつかなくてはならなくなりますよ。


日本経済新聞11/13(07:01)
米農務長官、BSEの集中検査継続を表明・AP報道
 【ワシントン=吉田透】ジョハンズ米農務長官はAP通信とのインタビューで、昨年6月から始めたBSE(牛海綿状脳症)の集中サーベイランス検査を来年以降も継続する方針を表明した。

 長官は集中検査の継続方針と日本の米国産牛肉の年内輸入再開との直接の関連を否定したが、背景では米国産牛肉への安全性を懸念する日本の世論への配慮も働いているものとみられる。

 集中サーベイランス検査は農務省がBSE対策の一環として進めているもので、歩行困難牛などBSEの感染の疑いがあるハイリスクの牛を対象に実施している。開始以来、毎週六千数百頭を検査。今月6日時点で検査総数は約51万6500頭に達し、この中から感染牛が1頭、テキサス州で見つかった。
日本経済新聞11/13(07:01)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051113AT2M1200R12112005.html


[2196] タミフルの原料「大茴香」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/14(Mon) 09:46  

下記サイトに、『大茴香』の写真などがあります。
「八角粉」などとの名称で売られているようですね。

http://images.google.com.hk/images?hl=zh-TW&ned=hk&q=%E5%A4%A7%E8%8C%B4%E9%A6%99&ie=UTF-8&sa=N&tab=ni


[2195] Re:[2190] 米国BSE  毎日新聞の11月5日の記事 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/14(Mon) 09:12  

まりちゃん、さん。笹山さん。おはようございます。

毎日の記事、お二方とも異型クロフツヤコブ病vCJDのヒト→ヒト感染、輸血などを介しての拡大に触れられていませんね。ヒト硬膜移植よりも輸血を受ける可能性、頻度が高いのに。吉川座長が記者会見で「後は消費者の選択」と言っていたのと、余り、問題意識、危機感が変わらないような・・

中西先生、アイダホ州の7人(8人?)CJD発症の件はご存知の上での発言でしょうか。「今後100年間に1000人強の患者が出るはず」つまり1年間に10人位。アイダホ州は人口やこれまでの発症件数から、年間1〜2人発症が普通で、現在のところ5人ほど過剰発症している。
 それに近頃、弧発性のCJD、原因不明のCJDが増えているのは良く知られた事実です。「申し訳ないような気もするが、米国人が食べていることは、1000倍以上の検出力で試験してもらっているようなもの」なら、中西先生はこの事実をどう評価されているのでしょう??


[2194] Re:[2190] 米国BSE  毎日新聞の11月5日の記事 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/14(Mon) 09:08  

なんじゃこりゃ?

> 主張 提言 討論の広場
> 国の食品安全委員会が答申原案を了承した。安全性に問題はないのか
> ===========
> 福島雅典 京都大教授(薬剤疫学) ふくしま・まさのり 1973年名古屋大医学部卒。京大大学院、愛知県がんセンター病院医長を経て00年京大教授。01年から京大病院探索医療センター検証部教授。
> ===========
> ヤコブ病は人類にとって最も悲惨な病 病原体への暴露止め薬害の教訓生かす
>
> プリオン検査義務化を
(中略)
>  医学的には、検出できない微量プリオンを時々、長年摂取し続けたとして、何らかの疾患が起きないか?という問題が重要だが、答えは当分、出ない。
(後略)

こんなもの100年経とうが1000年経とうが答えが出るわけが無い。
「検出限界以下のプリオンに汚染された牛肉(=一見汚染されていないように見える)」を食べたのにプリオン病が発病せず、かつまた
「本当に汚染されていない牛肉」を食べてプリオン病が発病したケースがあれば、
「プリオンによる汚染とプリオン病との関係(およびその対策)」の方を考え直さ無くてはならないのに、
<プリオン病とプリオンによる汚染にとらわれすぎていれば>
「発病したから(プリオンに汚染されていない牛肉は)プリオンに汚染されていたんだ」
「発病しないから(プリオンに汚染されていた牛肉は)プリオンに汚染されていないんだ」
ということになる。
(検出限界以下の状況については「プリオンに汚染されているかどうか」は
<プリオン病とプリオンによる汚染にとらわれすぎていれば>
「発病するかどうか」で判断されてしまうから)


[2193] Re:[2190] 米国BSE  毎日新聞の11月5日の記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/14(Mon) 07:21  

まりちゃんさん。
中西準子さんは、これまでにも、いろいろ、問題発言をされていたので、今回は、どうかなと思って、ご紹介のご発言を見たのですが、今回に限っていえば、『共感』出来る部分が、いくつかありましたね。
『プリオン専門調査会は、米国産牛肉のリスクに関する国からの諮問を、事実上はぐらかすような答申原案をまとめた。』
『最終的なリスク′昇定の基礎に使うデータが、よりずさんな英国のものであることを考えると、この差はあまり意味がない。』
『米国人が食べていることは、1000倍以上の検出力で試験してもらっているようなものなのである。』
『リスク評価の世界には中立もモラトリアムもない。評価できないと言ったら、それは、あるリスク評価の結果を意味る。』
『もし、調査会としてリスクについて判断できないという見解ならば、一刻も早く解散し、新しい調査会を組織すべきではないだろうか。』
の部分などです。
つまり、今回の答申では、食品安全委員会は、『いい子』になりすぎてしまったということですね。


[2192] Re:[2189] 女性誌とヒトプラセンタ注射 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/14(Mon) 02:35  

久しぶりにヒトプラセンタ(胎盤)問題ですが、最近もすごい広告ですね。マガジンハウス、小学館、講談社が若い女性に注射を推奨しているようです。そして注射されている方の献血規制がないのはかわらないようですね。

http://www.wakabamc.com/review.html
Domani ドマーニ 10月号 小学館
モデルさんの3ケ月コーディネート日誌のある1日。「本誌ライターやモデルの駆け込み寺となっているクリニックでプラセンタ点滴を受ける」と当院が紹介されています。

GLAMOROUS グラマラス 8月号 講談社
「最強夏肌緊急レスキューブック」でおすすめクリニックとして紹介されています。 (プラセンタ点滴)

BOAO ボアオ 8月号 マガジンハウス
「私流、美容術」のコーナーに当クリニックとプラセンタ療法が紹介されています。

GINZA ギンザ 6月号 マガジンハウス
(株)ビギ広報チーフ 笠井友理さんの行きつけで、プラセンタ療法の高い技術で知られるクリニックとして紹介されています。

BOAO ボアオ 3月 マガジンハウス
美容通が駆け込むゴッドハンドのマッサージ処として、当院のプラセンタ注射が肩こりに効果的と掲載されています。

Hanako 2004年11月24日号 マガジンハウス
自分への「ごほうび」決定版に当クリニックと、プラセンタ療法が紹介されています。

一発逆転!美肌獲得31日間集中プログラム(プラセンタ-にんにくエキススペシャル点滴) Precious 2004.12月号 小学館
http://www.ao-clinic.com/main/magazine.htm
【紙面記事内容】
■一発逆転!美肌獲得31日間集中プログラムという特集のページにクリニックが紹介されました。
「プラセンタ+にんにくエキスのスペシャル点滴」で疲れを一掃。疲れが抜けない、だるいという症状には、体の機能を回復させるプラセンタ点滴が効果的。ここでは、プラセンタににんにくを加えたスペシャルバージョンがあり、全身をマッサージするよりも元気になり、その即効性には驚くほど!顔色が冴え、うるおいとツヤがアップします。

講談社 -美人画報ハイパー
http://butsuyoku.info/asin/4062108992
http://www.google.com/search?q=cache:aHMOS61XPZgJ:butsuyoku.info/asin/4062108992+%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%80%80%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%80%80%E6%B3%A8%E5%B0%84&hl=ja
すっごーーーーい、楽しかったぁ〜〜〜何よりも、お薦め商品の商品名、店名、時には電話番号までも書かれてて、即、実践できるようになっていた。かねてより私が躊躇していたプラセンタ注射や、レーザーケミカル、大腸洗浄等、最新の美容情報は役に立ったよぅ〜〜〜行きつけの医院名まで載っていて、あれこれ調べる手間が省けた。・・・

健康食品大手ファンケルもプラセンタ注射をHPで推奨。
http://www.fancl.co.jp/fh/shopinfo/topics/200505.html
ファンケル スクエアクリニック 
http://www.ginzastreet.com/gstclub1.htm
ファンケルの6階にあるスクエアクリニックで美容治療を行ってるのですが
前の日から寝違いで辛い1日を過ごしていた事を先生に相談。
今話題のプラセンタ注射が良いと・・・?不安でしたがトライ!!
なんと、10分ほどでぽかぽかしてきて
首が回るようになり肩こりも楽になりました




[2191] Re:[2188] [2187] 認知症なんでもサイト 若年期認知症 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/14(Mon) 01:41  

認知症なんでもサイト
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/hyoushi.htm
若年期認知症
http://www2f.biglobe.ne.jp/~boke/pre.htm#調査
患者数については、家族の会が1991年10月に行った全国の実態調査だと40才から64才までの年齢の認知症の人が全国で8.3万人のいると推計、その後1998年に厚生省の研究班による若年期認知症の実態調査では18才から64才までで全国で少なくとも2.6万人の認知症の人がいると報告、サイトを作られた方は実数はその中間ではないか、というようなことが書いてあります。(作成日?)

2003年のニュースの森だったかな?では10万人と推計されると報道していたような。


[2190] 米国BSE  毎日新聞の11月5日の記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/14(Mon) 01:05  

毎日新聞の11月5日の記事に対比的な内容がありましたのでご紹介させていただきます。

主張 提言 討論の広場
国の食品安全委員会が答申原案を了承した。安全性に問題はないのか
===========
福島雅典 京都大教授(薬剤疫学) ふくしま・まさのり 1973年名古屋大医学部卒。京大大学院、愛知県がんセンター病院医長を経て00年京大教授。01年から京大病院探索医療センター検証部教授。
===========
ヤコブ病は人類にとって最も悲惨な病 病原体への暴露止め薬害の教訓生かす

プリオン検査義務化を
食品安全委員会プリオン専門調査会が「米国産牛肉と国産牛肉とのリスク差は非常に小さい」との結論をまとめた。生後20ヵ月以下で、脳や脊髄、眼球などの危険部位を除去した牛からの輸入が再開されるだろう。これで相当に感染リスクは減少するはずだ。しかし、容易には解決できない疑問、問題は山ほど残る。
 牛肉を食べる、食べないは消費者の自由だ。産地表示が正しい限り、プリオンの汚染リスクを我々の責任で回避できるはずだが、外食や加工食品は何ともならない。食肉に供されるすべての牛について20ヵ月以下という保証を得ることができるのか? 危険部位を除いても、肉が汚染されていないという証拠を得ることは不可能だ。現在のプリオン検出法の感度以下ということでしかない。そして、プリオンは調理によって死滅できない病原体なのだ。
 医学的には、検出できない微量プリオンを時々、長年摂取し続けたとして、何らかの疾患が起きないか?という問題が重要だが、答えは当分、出ない。市場の国際化に伴う新興感染症の地球規模の拡大は重大問題である。科学の基盤が脆弱な国は、その国の存立さえ脅かされる。薬害エイズでは、米で使われなくなったHIV汚染非加熱血液製剤がわが国に流れ込み、多くの人がHIVに感染した。
 BSEで問題となるヤコブ病は、人類にとって最も悲惨な病気である。働き盛りの人や青年が突然記憶障害に見舞われ、急速に痴呆が進んで、人生を振り返る猶予も与えられないまま死に至る。誰もがヤコブ病の催患率は低いと思っているが危険な認識だ。100万人に1人の割合で発生してきたが、約20年前にヒト硬膜移植後に発病する医原性ヤコブ病が加わった。
 厚生労働省によると薬害ヤコブ病の国内被害患者は4月末で116人に上る。薬害ヤコブ病の頻度はヒト硬膜移植数を分母とすれば1000人に1人と極めて高い。薬害ヤコブ病から学ぶことは計り知れない。輸入した硬膜移植でプリオンを暴露された人の数や期間はほぼわかっており、追跡できる。発病を確実にとらえれば病気の実像がわかる。我々は00年、発病した76人のデータを解析し、20年以内に21〜84人の患者が新たに発生すると報告したが、その後個別データの公表が止まり、予測を続けられなくなった。
 薬害ヤコブ病の患者数は、予測を大幅に上回る。潜伏期間は20年以上のものもあり、まだ終息していない。米国ではアルツハイマー病患者が過去20年間で倍増し、500万人に達しようとしている。うち13%がヤコブ病という指摘もある。きわめて不吉である。わが国はヤコブ病サーベイランスをさらに徹底し、データは公表すべきだ。若年性痴呆症例は全例登録し、診断精度を高め、プリオン検出検査を義務化すべきである。牛の全頭検査は今後も徹底、続行すべきだ。病原体への暴露をここで止めれば、人類は薬害ヤコブの教訓を生かせる。これは日本でしかできない。わが国の科学が今問われる。

===========
中西準子 技術総合研究所・物質リスク管理研ンター長(環境工学) なかにし・じゅんこ 1938年生まれ。東京大学大学院工学系博士課程修了。東京大学環境安全研究センター教授などを経て現職。著書に「環境リスク学」など。
===========
今回の答申原案は事実上のはぐらかし 判断できないなら新しい調査会が必要

リスク低いと言える
食安全委員会プリオン専門調査会(以下調査会)は、米国産牛肉のリスクに関する国からの諮問を、事実上はぐらかすような答申原案をまとめた。その結論は分かりにくいが、敢えて言い換えれば、米国政府の提示する安全策が、安全を保証するものであれば、リスクは小さいと言っているにすぎず、一体専門調査会は、これまで何を議論してきたのか首をかしげざるを得ない。
 調査会は米国政府の提示する方法に対して@特定危険部位の除去の保証がない(食肉処理場での獣医師の立ち会いがないなど)ABSEの検出感度が低いB月齢の確認方法に限界、などを指摘する。
 特定部位除去の管理方法については、両国の文化の違いが大きく反映している。欧州の学者に日米比較を依頼してみるのも面白いと思う。私の立場は中立だが、もし心配ならば、米国の方法がかなり悪いと仮定して、計算できる。
 米国のBSE検出感度が日本より低いのは事実であるので、この違いを定量化してリスク評価に組み込むことはいい。しかし、最終的なリスク′昇定の基礎に使うデータが、よりずさんな英国のものであることを考えると、この差はあまり意味がない。
 さらに、月齢特定についての米国の方法が100%確実でないことは事実だと思うが、仮に21ヵ月以上の24ヵ月齢が1%いたとしても、そのリスク増加は計算してみれば分かるが、実に小さい。
 では、リスクはどのくらいか? それを簡単に実感できる事実がある。30ヵ月齢以下は、日本への輸出肉のような危険部位の除去を行わず、また20ヵ月齢以下という条件のない牛肉を食べている米国の状況を見ることである。
 米国からの輸入牛肉で、仮に日本に100年に1人の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の患者が出るリスクがあったとしよう。とすれば、牛肉の消費が日本よりはるかに多い米国では小さく見ても、今後100年間に1000人強の患者が出るはずである。もちろん、こんなことは起きてはいない。申し訳ないような気もするが、米国人が食べていることは、1000倍以上の検出力で試験してもらっているようなものなのである。
 このような状況であるが、調査会が独自の見解でリスクが大きいと考えるとすれば、それはそれで耳を傾けたい。しかし、調査会の今回の結論が、もし「評価できない」というのであれば(実はここがはっきりしないのだが)、それは、重大な問題だと思う。
 リスク評価の世界には中立もモラトリアムもない。評価できないと言ったら、それは、あるリスク評価の結果を意味する。この場合には、米国牛のリスクが高いことを意味してしまうからである。厳しいことだが、どんなにデータが少なくとも、リスク評価はある結論を出さねばならないのである。したがって、もし、調査会としてリスクについて判断できないという見解ならば、一刻も早く解散し、新しい調査会を組織すべきではないだろうか。

==以下、主婦連合会の和田様のご意見もありましたが、上記二つが対照的でしたので、抜粋させていただきます。

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[2189] なんか面白いブログがあったので 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/14(Mon) 00:40  

環境問題と公害問題の違い
http://blog.livedoor.jp/yuji5327/archives/50266773.html
>中西氏はそれらの項目を4つに整理している。@一つのリスクをゼロにすると他のリスクが発生する、A環境の破壊要因は人間の活動に付随している、Bリスクの裏側にはその代償としてのベネフィット(恩恵)がある、C人間へのリスクと生態系へのリスクは同じではなく、どちらかを犠牲にする考え方が必要。それらの事例について本ブログでも取り上げていくが、当面、米国の牛肉に輸入問題に係わるBSEの問題など、学者、評論家、メディア、消費者団体役員たちはそのことを十分に勉強して発言してもらいたい。少なくとも自己保身ではない勇気ある発言を期待したい。

と書いてあるんですが、リスク学者さんに対して勇気ある発言をさせていただければ、いやー、中西準子先生のほうこそ、もっと勉強していただきたいですね。米国のえさ管理(その状況をご存じなのだろうか?)を放置してたら世界中に病原体が拡散、増加して(BSE対策どころでない国など多数では?)そこから更に日本人を含むヒトへの影響が出てくるわけですが、これはヒトへの影響じゃないんですかね?
発信源の英国が世界に肉骨粉を輸出したことで今の甚大な経済的被害(リスク論=コストの振り分けで考えるならば)があることはお忘れになってしまったのでしょうか。もちろんかかるコストはどこの国でも「科学的対策以外」の部分で相当な費用が発生していると思いますが。
また、米国から血液製剤などを輸入していることも一切考えておられませんよね。
危険部位を除去する労働者の労働安全も一切無視ということですよね。
米国でたとえば、SRMや反芻動物由来の肉骨粉のリサイクルを禁止することで生まれるリスクとは何でしょうか?牛のメタンや糞尿の環境汚染とヒトへの影響(呼吸器に影響があるなどという話がありましたが)の問題は?

私が厚労省の方とお話をしたときは、中西準子さんや安井至さんのBSEリスク分析が行政関係者に影響してヒトプラセンタと献血対策なども遅れているような話をされてましたから、実に心配に感じているのですが。

安井至さんの方は、11月19日に日テレで下記のようなリスク論が報道されるようです。
http://www.yasuienv.net/MisunderstandNo.1-2.htm

笹山さん成長ホルモンの情報をありがとうございました。



[2188] Re:[2187] vCJDの「現実」が反映されるだろうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/13(Sun) 16:35  

ときさん。
この若年認知症(痴呆症)の問題は、世界共通の課題のようですね。
いろいろな定義があるようですが、Young onset dementia(Early-onset dementia、rapid-onset dementia などともいう)は、Late-onset dementia(Slow-onset dementiaともいう。)に対するもののようですね。
この分野は、多くのグレーゾーンの病気とオーバーラップしている領域のようで、Atypical(亜型)なものが、これに含まれていくようですね。
CJDの領域でも、亜型に入るものが、これらの領域に入ってくるようです。
興味ある分野ですが、妙な政治的思惑も入ってきかねない、微妙なゾーンのようですね。
分類不可能で、便宜的になげこまれてしまうゴミ溜め領域にならないことを祈るばかりです。


[2187] vCJDの「現実」が反映されるだろうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/13(Sun) 14:48  

若年認知症の実態把握へ 10年ぶり、厚労省

 64歳以下で発症、受け皿となる施設の不足など公的支援が遅れている若年認知症(痴呆症)の患者の実態を把握するため、厚生労働省は12日、約10年ぶりに調査に乗り出す方針を固めた。
 社会の中核として働く40−50代の発症率が高いことから若年認知症への関心が高まっており、患者数の把握や介護の状況を調査、今後の施策に反映させる。
 調査を担当するのは、筑波大大学院の朝田隆教授(老年精神医学)と田辺敬貴愛媛大医学部教授、群馬県こころの健康センター所長宮永和夫医師ら。近く同省に申請、来年度の科学研究費補助金の対象として正式決定する。
(共同通信) - 11月12日18時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051112-00000123-kyodo-soci

 まだまだ、原因がしっかり解明されておらず、確定診断も困難な疾病を、「若年認知症」として確実に把握することは難しいでしょう。
 プリオン(仮)由来の疾病が、この調査に捕捉される事はなかなか難しいのではないかと思います。
 結果、対人口割合から判断するに、ヤコブ病はほとんど起こっていないことにされてしまうのが関の山といったところでしょうか。
 根本原因を解明し明確にすることを怠り、おこっている症状・現象をなぞるようなことをしても、それは正確な実態調査にはなりません。見落とされたり見過ごされたりすることが多すぎることになるでしょう。
 やはり「ため」の調査といわねばなりませんね。その結果をまた、まことしやかに流布するのでしょうね。公式発表はますます信用するには足らないものになってしまうでしょう。


[2186] Re:[2185] [2183] この分では、日本人は、すでに、一億総タミフル耐性化しているんじゃなかろうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/13(Sun) 14:25  

虹屋さん。
そうですね。
現在の日本人に、どれほどのタミフル耐性が出来ているのかを、調べておいたほうがいいかもしれませんね。
河岡義裕さんなんかは、日本人にとっては、タミフルよりも、むしろリレンザのほうが効くのではないかとしていますね。
抗ウイルス薬のオルタナティブ対策が必要な感じがしています。


[2185] Re:[2183] この分では、日本人は、すでに、一億総タミフル耐性化しているんじゃなかろうか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/13(Sun) 10:50  

笹山さん。皆さん。タミフルの備蓄は、新型インフルエンザの大流行阻止に本当に効果があるのでしょうか?
タミフルがウイルスの増殖を抑制する効果があるのは確かです。例えば、ある地域、私の住んでいる新潟市で新型インフルエンザ患者が発生した。それで新潟市民全員にタミフルを予防的に投与したとします。それで新たな感染、流行が出なければ万々歳ですが、もし新たな感染が治まらない、流行が始まるとなったら、それはタミフル耐性の新型インフルエンザ・ウイルスですよね。

 笹山さんが以前紹介されていたいましたが、タミフル耐性ではこれまでのところ感染力が非常に弱いウイルスが出現していますが、新型インフルエンザではどうでしょうか??

 タミフル耐性の新型インフルエンザ・ウイルスが、これまでのヒト・インフルエンザ・ウイルスと同じくらいの感染力を持つものが出現したら、タミフル備蓄は大流行阻止に役立つのでしょうか??



[2184] 発症しなければ「感染はない」とみなす? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/13(Sun) 10:49  

ベトナム、鳥インフルエンザ封じ込め作戦 “流行源”回避へ(産経新聞) - 11月13日2時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051113-00000008-san-int

 「封じ込め」の意味や如何。

『ベトナム政府が、ウイルスの流行が予想される四十八の省と市でワクチン接種を始めたのは今年七月下旬。一羽につき二回の接種が必要であるため、計五億二千万回の注射が必要という気の遠くなるような作業だ。
 いったんニワトリに感染が確認されれば、村周辺のすべてのニワトリが処分されることになる。』

 ワクチン接種体制下では、感染はすれども、発症を確認することは困難になります。ウイルスの潜在的な存在を認めつつ、発症を防御しているだけにすぎません。ウイルス根絶とは全く正反対の対処となっています。(ウイルス感染症には、結局、これしか人間ができる積極的な対抗策はないということですが。根絶・制圧という思想がいかに莫迦げているのか、いつまでも誤魔化しまやかしの言葉を発していては、公式の方々の良識が疑われることにもなります。)


◆鶏飼い時事(じじい)…『 茨城県はひどすぎないか』(2005.11.13)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza218.htm

『先日のNHKクローズアップ現代に戻るが、偽ワク疑惑があるのなら、なぜその渦中の大養鶏場主の意見を聞かないで、我々クラスの怪しげなところの画ばかりを写し出したのか。確かに生活の為なら何でもしかねない(と学者先生が云われる)鶏飼いのイメージにはピッタリだった気もするが(苦笑)長靴のクローズアップと共に何やらやらせ臭い。いやあの商店での長靴の養鶏場従業員数名はやらせに違いない。』

 民放でよくある演出手法をNHKも真似し始めたのかと思いました。まず始めに、シナリオありきでしょう。それに都合のいい材料をあつめて、編集。ごくごく簡単な「モンタージュ手法」ですね。事実報道に徹しなきゃいけない人々が、映画やドラマ感覚で番組を作り始めたのでしょう。
http://web-will.jp/latest/index.html
(■水島総「陰険かつ巧妙 NHKの情報操作」)

『森屋農場(34例目)で県の検査で陰性だった10月26日を起点に、わずか5、6日で陰性からウイルス検出、更に5、6日で全検体陽性と激変し、民間獣医の介在もなく、もし検査の精度の問題ならそれこそ訴訟の山になりかねないところをいともあっさり「10月26日より前に感染した可能性がある」とアッケラカン。学者と地頭には勝てぬですね。』

 科学者としての「事実に対する慎重さ」に欠けているとしか思えません。現実がその言説をことごとく裏切り続けています。科学者として恥ずかしくないのでしょうか? H5N2の闇ワク感染源説も、日本なのか周辺アジア諸国なのかを明言しなければ、最後は日本で用いられたものではないが渡り鳥で持ち込まれたと考えられる、と逃げれますしね。そこまで時間稼ぎをしてまでも、「清浄国論」にしがみついていなければならない強情には、何かしらのそうせざるをえない意図があるのでしょうか? まったく見当違いなメキシコに調査に行くくらいなら、周辺アジア諸国のワクチン使用実態を調査したほうが、確実に成果があるはずではなかったでしょうか?


[2183] この様子では、日本人は、すでに、一億総タミフル耐性化しているんじゃなかろうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/13(Sun) 08:37  

タミフルをキーワードにあたって見ると、昨年から今年にかけてのインフルエンザ時期に、多くの方が、手軽にタミフルを処方されて、その効果に感謝感激というかたが、結構ブログに多くおられて、ちょっと、不気味な感じがした。
一応、迅速検査というのを10分程度やって、それから、陽性の方にのみ処方というもののようなのだが、しかし、あまりに、お手軽なタミフル処方の乱用のような気がする。
その陽性判定も、70−80パーセントの場合は、文句ないにしても、20−30パーセントの場合にも、エイヤッと、処方してしまうようなのである。
『タミフル出しときますね。』こんな具合なのである。
で、処方されない方は、恨み節をブログに書き連ね、処方されたかたは、タミフルさまさまのご様子なのである。
中には、『タミフルを箱買いしたい。』などとのたまわれる方も、いるほどである。
特に、子供へのタミフル処方乱用も、ひどいようだ。
昨年の河岡義裕氏の研究では、タミフル服用をした子供たちの18パーセントにタミフル耐性が見られたとの報告もある。
こんな調子では、おそらく、今の日本人のほとんどは、大人も子供も、タミフル耐性が出来ているんじゃなかろうか。
新型インフルエンザ到来前の日本にとっては、タミフル備蓄以上に、ただ事ならぬ事態である。


[2182] タミフルの副作用一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/12(Sat) 21:42  

今朝の新聞記事「インフルエンザ薬:タミフル問題、学会でも論議」http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051113k0000m040067000c.htmlや、「インフルエンザ治療薬 タミフルで異常行動死 」http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051112/eve_____sya_____000.shtmlで、タミフルの副作用についての懸念が広まっていますが、下記に、タミフルの副作用一覧を掲げましたので、ご参照ください。

「Tamiflu&reg; Medicine Guide 」より

タミフルの副作用一覧

●うずきと痛み (Aches and pains )
●アレルギー反応によるショック(Allergic reactions sometimes leading to shock)
●喘息−既往症として喘息がある方の悪化(Asthma - aggravation of pre-existing asthma )
●気管支炎(Bronchitis )
●肺感染症(Chest infection )
●結膜炎(Conjunctivitis )
●皮膚炎(Dermatitis )
●下痢(Diarrhoea )
●不眠(Difficulty sleeping )
●めまい(Dizziness )
●耳感染(Ear infection )
●耳の異常(Ear problems )
●多形性紅斑(Erythema multiforme)
●頭痛(Headache )
●肝炎(Hepatitis)
●消化不良(Indigestion )
●肝異常(Liver problems )
●リンパ節症(Lymphadenopathy )
●吐き気(Nausea )
●鼻血(Nose bleed )
●発疹・吹き出物(Rash or rashes)
●鼻水(Runny nose )
●静脈洞炎(Sinusitis )
●スティーブンス・ジョンソン症候群、または、皮膚粘膜眼症候群(Stevens Johnson syndrome )
●風邪症候(Symptoms of a cold )
●疲労感(Tiredness)
●腹痛(Tummy pain )
●蕁麻疹(Urticaria )
●嘔吐(Vomiting )

以上

http://66.102.7.104/search?q=cache:6bagqBqFccEJ:medguides.medicines.org.uk/displaypage.aspx%3Ft%3Dmedicine%26i%3D61+side+effect%E3%80%80tamiflu&hl=ja


[2181] 中国での、その後の鳥インフルエンザの状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/12(Sat) 20:57  

2175でお知らせした、中国の遼寧省と、湖北省での鳥インフルエンザ状況であるが、その後、遼寧省・黒山では、風邪症状で隔離の121人のうち、女性一人が重傷の肺炎で、検査を受けている。
http://news.sohu.com/20051112/n227474669.shtml
なお、遼寧省当局は、今日から、『中華人民共和国出千秒防治法第38条』の規定により、毎日の状況を発表することになった。
今日の発表では、遼寧省では、ヒト感染あるいは、ヒト擬似感染の患者はいないとのことである。
http://estate.chinanews.com.cn/news/2005/2005-11-12/8/650646.shtml
また、湖南省で、肺炎疑いで、児童病院に入院していた9歳の患者は、退院したとのことである。
http://news.nen.com.cn/72340194296070144/20051112/1791504.shtml
湖北省の状況は、下記の写真サイトをご参照。
http://www.jmnews.com.cn/c/2005/11/12/19/c_769050.shtml
http://www.jmnews.com.cn/c/2005/11/12/19/c_769051.shtml
http://www.jmnews.com.cn/c/2005/11/12/19/c_769052.shtml

なお、最新情報は、下記のサイトでどうぞ。

http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F&ie=UTF-8&scoring=d


[2180] Re:[2168] 米国へのカナダからのBSE侵入リスク 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/12(Sat) 19:08  

虹屋さん。
確かに、カナダからアメリカへの汚染リスクゼロというのは、極端ですね。
R-CALFは、正に、この点を問題にしているのですが。
すなわち、第一には、二頭めのBSEが、カナダでの飼料禁止措置以後に生まれたものであるところから、カナダでの飼料禁止措置の有効性を問題にしているわけです。
そのことから、カナダからの生体牛取引の中止を求めていたということです。
第二は、カナダの検査体制についての疑念です。
カナダは、BSE発見に至るまでの十分な検査をしなかったにもかかわらず、BSEが発見されたということですね。
この点については、米連邦地裁判事Richard F. Cebull 氏も、指摘しているところです。
第三は、アメリカで最初のBSE牛のカナダでの飼料についての疑念です。
これについては、カナダのEdmonton rendering plant( West Coast Reduction Ltd 所有)の肉骨粉が、飼料として使われていたとみられています。
以上のように、カナダからアメリカへのリスクをゼロとみなすには、あまりに多くの疑惑があることがわかりますね。


[2179] 『ナチスは筋金入りの実用科学集団』 投稿者:とき 投稿日:2005/11/12(Sat) 17:45  

松岡正剛の千夜千冊
第千五十八夜【1058】2005年9月5日
ハオ・ワン『ゲーデル再考』1995 産業図書
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1058.html

『つまりゲーデルたちは問題を検証することによって新たな思想を打ち立てるのではなく、問題の消滅をこそおもしろがったのだ、というふうに。
 そうなのだ、ウィーン学団や分析哲学派の連中と同様に、ゲーデルは、思想や哲学そのものではなくて、問題を解消していく「方法」だけを残したかったということなのである。さきほどのべたゲーデルの一つの確信とは、この「方法」のことである。「方法」だけにかかわる思考をして、方法以外の主張から自由になりたかったということなのである。』

『当時のナチスを甘く見てはいけない。ナチスは筋金入りの実用科学集団でもあった。このことはウィーン学団との決定的対立をあらわしている。ウィーン学団が統一科学の論理十字軍であるのなら、ナチスもまたアーリア民族のための世界科学十字軍だったのだ。その劇的な対決が1936年にモーリッツ・シュリックがウィーン大学の階段で射殺されるという事件にあらわれる。シュリックは、そのころ日の出の勢いをもっていたアインシュタインらとともに「ユダヤ的である」と判断されたのだ。』

 まさに、今の日本の鳥フル対策の家畜伝染病思想は、『清浄国論』のための『世界科学十字軍』である。そして、まさに茨城県の鶏は、『ユダヤ人』のごとしである。キチガイじみた、全体主義国家の所業を先導しているのが、農水省鳥フル対策当局である。

 『問題の消滅』のための、『問題を解消していく「方法」』によって、鳥フル問題が解消・消滅することは、この調子でいくと、人間の側の思惟によっては無理なのかもしれませんが、そうせずとも早晩、自然の力によって思い知らされることになるものと認識しております。キャリアとしての野鳥からの影響をあまりにも頬被りしすぎています。それは、結果的に、『唐土の鳥』あるいは、そこ経由の渡り鳥の影響をですが。周辺のスズメの調査をさえ満足に行なうつもりはないのでしょう。

 下記、不正確な煽り記事。

鳥インフルエンザ ブタ介さず人型変異 米で確認、危機感募る(産経新聞) - 11月12日3時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051112-00000000-san-soci
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1129982185/281-282

 「変異する可能性」を怖がらせる記事になっていますが、すでに中国をはじめとしてアジアではヒトの発病が現出しているわけですので、もうすでに、ヒト感染増殖が可能になった変異を遂げているわけです。今頃になって何を言ってるか、の記事です。もうすでに、ヒトヒト感染が始まっていると言わなければならなく、もはや、鶏だろうが豚だろうが、介在がどうのこうのいってもどうしようもない時期です。そんなのは、ウイルスオタク学者の萌えネタにすぎません。勝手に重箱の隅をほじくってればいいだけの話です。現実現場の対応体制には、本来、何ら影響するものではありません。いまさら、解明されたとて。
 臨床現場では、ほかのウイルス感染症と同じく、毎日を淡々と、注意深く観察をし、来るのを待つばかりです。人間の移動を厳しく規制できない現代ですから、まん延は防ぎようがありません。感染し発症したら重症化を避ける、これしかありません。複合感染のおそれは多分にありますので、せめて、ワクチン接種はやっておいたほうがいいとは思うのですが・・・。
 鳥ウイルス対策の方々は、ヒトの「A型インフルエンザ」に便乗して何をたくらんでいるのでしょうか? ここまでくると全く訳がわからないことをやっています。製薬関連企業の御先棒担ぎでしょうか?


[2178] Re:[2177] 「闇ワク」の疑いもかけてるのでしょうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/12(Sat) 14:02  

ときさん。
なんともですが。
今朝から、このキーワードで、報道各社から、アクセス来ていますが。
9月6日の1002の記事中記事と関連している予感。


[2177] 「闇ワク」の疑いもかけてるのでしょうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/12(Sat) 13:15  

養鶏場を家宅捜索=検体採取で虚偽の疑い−鳥インフルエンザ問題・茨城県警

 茨城県の鳥インフルエンザ問題で、虚偽の報告で検査を妨害した疑いがあるとして、茨城県警生活環境課と石岡署は12日、家畜伝染病予防法違反容疑で同県小川町の採卵養鶏場「キミシマファーム」の事務所を家宅捜索した。県が11日、同容疑で告発していた。 
(時事通信) - 11月12日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051112-00000042-jij-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 指針の規定は、基本的には知事の裁量に委ねられているものですが、どうも茨城県行政は独裁的傾向があるように感じます。
 通常、行政は、右を見て左をみて(他県の事情をも比較検討勘案しながら)、あまり突出したことには踏み出さないものですが・・・。この低病原性H5N2鳥フルの対策あるいは、家畜伝染病予防法に基づいた、鳥フル全体の政策が、現実世界を反映してない歪んだものでありますので、今後もおかしな、ゲシュタポ的ふるまいが起こるのでしょう。やれやれです。
 いまさら、悪者探しをしたところで、問題の解決には全く何の効用もないのですから。まったく莫迦げたことです。対策の現実を前進させなければならない大事なときに。


[2176] 次世代のマネジメントのデザインを描けるものは? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/12(Sat) 12:57  

ピーター・ドラッカー氏死去=「近代経営論の父」

 【シリコンバレー11日時事】「近代経営論の父」とも呼ばれる世界的な経営学者、ピーター・ドラッカー氏が11日、カリフォルニア州南部クレアモントの自宅で死去した。95歳だった。2003年まで教授を務めた同州のクレアモント大学大学院が発表した。 
(時事通信) - 11月12日11時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051112-00000045-jij-int

 一時代前の人とはいえ、少々ショックではあります。


[2175] 中国での第三次鳥インフルエンザは、湖北省にまで拡大。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/12(Sat) 10:43  

この三週間での中国での鳥インフルエンザの感染拡大は、遼寧省黒山県の阜新と錦州市に続いて、湖北省京山縣にまで、拡大した。
このサイトhttp://www.bandao.cn/news_html/200511/20051112/news_20051112_137353.htmlによると、2町村で、二千五百羽の鳥が感染し、H5N1が検出、31,313羽の家禽が殺処分された。
また、日本の一部報道(フジ・サンケイニュースが報道http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200511120003a.nwc)した『湖北省で、鳥インフルエンザ豚感染」について、当局は、科学的根拠は何もない、単なるうわさである、と、退けた。
http://www.njnews.cn/s/ca688643.htm参照


[2174] Re:[2172] [2161] 「日本の消費者のアメリカ牛肉ボイコット運動は、ホルモン入り牛肉のボイコットにまで拡大するであろう。」との論評 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/12(Sat) 08:30  

まりちゃんさん。
ご紹介のサイトhttp://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20030918205.html
の中で問題にされていた、遺伝子組換え牛成長ホルモン(The recombinant Bovine Growth Hormone、 rBGH)あるいは、遺伝子組換え牛ソマトトロピン(Recombinant Bovine Somatotropin (rBST) )のひとつである、モンサントの「Posilac」の場合ですが、このサイト『 BGH Major Western Dairy Moves BGH free』http://lists.iatp.org/listarchive/archive.cfm?id=102965によりますと、14日間、毎日、「Posilac」を注射した場合、乳量は、5パーセント向上するようです。
しかし、消費者の反対運動も激化していて、現在の22の消費者団体が、この「Posilac」の使用に反対しているようです。
現在、「Posilac」の使用を禁止している国は、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、
日本、EU25カ国などのようです。
この「Posilac」の弊害としては、牛乳の中に、IGF-1(insulin-like growth factor-l )を生み出すことで、これが、人間のガンに関係してくるということのようです。
また、rBGHの使用は、牛の乳房炎を併発させ、これによって、牛乳の中に、膿や、死んだバクテリアや、白血球が混じったりすることになるとしています。
FDAは、この「Posilac」の使用を1994年に認めましたが、これによって、五万三千頭以上の牛が、病気となり、そのうちの376頭が死んだという報告があるようです。
「KGW's Vince Patton reports」のビデオ
http://www.kgw.com/perl/common/video/wmPlayer.pl?title=www.kgw.com/021704milk.wmv
もあるようですが、つながっていないようですね。
こちらのビデオ「THE MYSTERY IN YOUR MILK」http://www.foxbghsuit.com/exhibit%20r.htmのほうは、つながっているみたいです。あ、だめですね。
会話の内容は、テキストで出ているみたいですが。

http://images.google.co.jp/imgres?imgurl=http://www.nwcn.com/topstories/stories/L_IMAGE.101688cd0b5.93.88.fa.7c.bb2c3153.jpg&imgrefurl=http://www.nwcn.com/topstories/stories/NW_021805IDNtillamookcreameryLJ.bdd5e7a5.html&h=226&w=300&sz=7&tbnid=5MszcFGhAO8J:&tbnh=83&tbnw=111&hl=ja&start=5&prev=/images%3Fq%3DPosilac%26svnum%3D10%26hl%3Dja%26lr%3D%26rls%3DGGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja%26sa%3DN


[2173] Re:[2167] [2166] ウイルス感染によるごく通常の免疫応答 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/12(Sat) 07:34  

ときさん。
この香港大学の研究では、『普通のヒト・インフルエンザウイルスに比して、H5N1ウイルスが、過剰反応(Over-React)する』というような意味に書かれていますね。
ここでは、細胞間情報伝達分子である「サイトカイン」(cytokines)の、過剰な反応を、問題にしているようですね。
このサイトカインの異常な反応を『the Cytokine storm』と呼んでいるようですね。
「Cytokine Storms」http://www.medhunters.com/articles/trivia102505.html
または、このサイトhttp://content.nejm.org/cgi/content/full/352/18/1839/F3の図示参照
サイトカインの過剰反応については、今年の9月20日に、1402で、無明さんが、スペイン風邪の際のサイトカイン過剰反応説(the Illinois Department of Public HealthのCraig Conover博士の説
または、ミネソタ大学のOsterholm,博士の説「Preparing for the Next Pandemic」http://content.nejm.org/cgi/content/full/352/18/1839参照)を紹介されていましたね。
昨日紹介の香港大学の研究については、今日、原文がアップされたようですので、URLを以下に記載しておきます。
「Proinflammatory cytokine responses induced by influenza A (H5N1) viruses in primary human alveolar and bronchial epithelial cells 」
http://respiratory-research.com/content/6/1/135

このところ、2121では、エコナ問題の時にも、メッセンジャーの過剰発現(Over-Expression)の問題を取り上げましたが、いろいろ、共通する課題があるようですね。
この点、私としては、非常に興味深い問題です。

http://respiratory-research.com/content/6/1/135


[2172] Re:[2161] 「日本の消費者のアメリカ牛肉ボイコット運動は、ホルモン入り牛肉のボイコットにまで拡大するであろう。」との論評 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/12(Sat) 00:56  

笹山さん、いつも貴重な情報をありがとうございます。

成長ホルモンrBHTを投与すると25%乳腺炎が増える問題と含めて笹山さんのブログをご紹介させていただきました。

羊の炎症乳腺に異常プリオン ”牛の炎症部位”は大丈夫?http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/

成長ホルモンのミルクのほうの残留はどうでしたかね、大昔調べた気もするけれど忘れてしまいました(^^; また調べてみます。


[2171] Re:[2168] 米国へのカナダからのBSE侵入リスク 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/12(Sat) 00:35  

虹屋さん、いつも貴重な情報をありがとうございます。
食品安全委員会の議論では、代用乳を飲んだ乳牛オス牛の安全性についても皆多くの委員がこだわっていたのに、結局最後は全部それも無視されてしまったみたいですね。

金子さんがこのひと月についてのコメントをHPに出されていますが、
http://www.asahi-net.or.jp/~zd8k-knk/Director/Director.htm
正直私はがっかりです。結局利用され・・させてるんだもの。



[2169] ウイルスに病原性があるのではなく 投稿者:とき 投稿日:2005/11/11(Fri) 23:29  

 病原性の高低は、あくまでも、被感染体の側の「感受性」によって決まります。

ProMED情報(詳細)
2005/11/10 Avian influenza - Eurasia (58): wild birds, Italy, China
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051111%2D0040

『検出された株は致死性ではない「低病原性」株だったと加えた。保健省は、H5N1型株に感染した野生カモが、イタリアPaduaの検査センターで確認されたとしている。問題のウイルスは、ヨーロッパ地域の水鳥に認められるウイルス株に遺伝子的に非常に類似しており、公衆衛生上の脅威ではない。』

『「亜型はアジアで流行しているウイルス株と同一であるが、当地のウイルス株はそれと(病原性などが)全く異なる。」』

 ウイルスの「病原が異なる」のではなく、あくまでも、鳥の遺伝子形質による感受性に左右されています。鳥種により、あるいは遺伝子形質個体群により、病原性の高低は決まります。
 同じウイルスが、鳥の種類が違えば、病気になったりならなかったり、同じ種類でも遺伝子系統が違えば、なったりならなかったりが当然おこります。
 ウイルス感染症は、ウイルスと宿主の「関係の病」です。ウイルス自体が「害毒」や「害悪」なのではありません。あらたにモデルチェンジしたときに、なじむまでのあいだの微調整が、「病気」になって目に見えるだけにすぎません。そのほとんどは、なんら病気をださず、共存共生しているものです。


[2168] 米国へのカナダからのBSE侵入リスク 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/11(Fri) 23:12  

米国へのカナダからのBSE侵入リスク
>これが何故問題なのか
答申案では、日本の全月例での感染牛の割合を現在100万頭当たり5〜6頭、カナダは20ヶ月齢以下(2004年2月以降生まれ)で5〜6頭、米国の20ヶ月齢以下で2〜3頭としています。日本のは全頭検査の結果で、実数です。米国・カナダは日本5 〜 6 頭×侵入リスク÷飼育規模で概算した数字です。

 米国とカナダは移入してきたBSE感染牛などの「侵入リスクによる汚染規模を輸入生体牛のリスクを重くみれば、米国が日本の約1.5〜7 倍以下と考えられ、カナダは約4 〜 6 倍以下」「米国、カナダの汚染は、楽観的には我が国と同等、悲観的には10 倍( 7×1.5) 程度高い可能性が考えられる」と評価し、飼育規模差、カナダが日本の約3倍で米国が約20倍で補正した推測値です。「米国は・・侵入リスクでは100 万頭当たり約2〜 3 頭( 日本5 〜 6 頭×約10 倍÷20:飼育規模)」。

飼育規模差は実数からのデータですから動きませんが、侵入リスクは評価の仕方で変動します。評価が不適切なら、過小(過大)になります。米国の20ヶ月齢以下で2〜3頭の妥当性は、答申案の枠組みでは、侵入リスクは評価の仕方でほぼ決まります。上のの数字だけ見れば、「リスクの差は極めて小さいと考えられる」といえなくもありません。

>背景事実
米国のBSE1例目はカナダ生まれの乳牛とされている。これを含め、カナダ産牛からは4頭のBSE牛が摘発されている。
米国は、カナダから80 年代( 1986〜 1989 年) が年間約16〜 60 万頭、90 年代は年間約100 万頭を、2002年には169万頭、2003年5月のカナダでのBSE牛発生時点まで約1300万頭輸入。
また、米国は、カナダから肉骨粉を227,572〜 405,863t 輸入、牛脂など動物性油脂を355,643t輸入している。EUの地理的BSE リスク評価(GBR)によると牛1 頭から採取する平均肉骨粉重量は65kg 、総動物性油脂量は1頭当たり59kg。したがって、肉骨粉で約350万頭〜約620万頭分、動物性油脂で約560万頭分になる。

>プリオン専門部会の審議

答申案は、たたき台(30回審議会9/12提出)、1次修正(31回、9/26)、2次(32回、10/4)、3次たたき台(33回、10/24)、4次(34回審議会、10/31)、最終案(11/2パブコメ)と6案ある。その記述と審議内容(議事録)を追跡。

肉骨粉、動物性油脂
案では一貫して、「カナダからの動物性油脂が、米国の侵入リスクに大きく影響したとは考えにくいので、現時点では考慮しない。」肉骨粉も、リスクの計算からは除外されている。

審議・・取り上げられていない??


生体牛と侵入リスクの評価

たたき台(30回審議会9/12提出)
当時のカナダの汚染率がかなり低いと考えると、米国のリスクは317〜335頭
 
侵入リスクによる汚染規模は、米国が日本の1.5〜10倍以下と考えられる。

★牛の数は英国からの輸入と欧州からの輸入牛(感染率が英国の1/100で換算)の総和であり、事実上カナダからの侵入は排除

30回審議会・・議論されず

1次修正(31回審議、9/26)、2次(32回、10/4)、3次たたき台(33回、10/24)、4次(34回審議会、10/31)
カナダからの侵入リスクは、カナダの汚染率を踏まえ判断することとし、現時点では考慮しないとすると、米国のリスクは約211〜 227 頭{ ( 206+5) 〜 ( 210+17) } となり、悲観的シナリオでは日本の約6〜 7 倍{( 211/33)〜( 227/33)}の汚染と考えられる。

侵入リスクによる汚染規模を輸入生体牛のリスクを重くみれば、米国が日本の約1.5〜7 倍以下と考えられ、カナダは約4 〜 6 倍以下と考えられる。
米国の汚染は、楽観的には我が国と同等、悲観的には10 倍くらい高い可能性が考えられる。

 ★英国からの輸入のうち、生体牛117 頭は、BSE 検査で全頭陰性で、廃棄されており、その数を引いたため小さくなっている。

 ◎3次たたき台(33回、10/24)で初めて、カナダの2004 年2 月の時点の汚染レベル、BSE 感染牛の含まれる割合は 100 万頭当たりで5 〜 6 頭(日本の現時点でのと畜牛全体と同じ)と示される。

33回審議・・議論されず
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai33/171024_dai33kai_prion_gijiroku.pdf


34回審議・・議事録40ページ
○ 小野寺専門委員 1 つ、私が理解できない文章で、2 0 ページに戻ってよろしいですか。
この前数字が入ってなかったんですけれども、今度急にぽんと入ってきたので。下から6 行目で「悲観的には1 0 倍( 7 ×1 . 5 )」という数字が、今回ぽんと入ってきたんです。
○ 吉川座長 これは、この前、アメリカが3 年で2 分の1 ずつに下がっていくとして、日本は2 0 0 1 年からもっと徹底的に下がったんだけれども、その差をどういうふうに、数倍高い、あるいは7 倍以上、いろいろな意見が出て、どう書くかというところで、最初1 0 倍と書いて計算をしていたので、その1 0 倍何だというと、7 倍の1 . 5 倍だという、単にそれだけの説明を加えたんですけれども、先ほど言ったように実際にこういうデータを日本のときもそうですけれども、まだ読み切れないので、かなりヨーロッパのデータをもらってきたり、外挿したりして数字をある程度の幅を持って評価しているので、悲観的に考えれば7 倍であるわけがないので、それよりは差が開いていることは事実ですけれども、かといって規制はそれなりに有効に措置をしているわけですから、爆発的に増えるわけではないので、その辺の書きぶりをどうするかということで、約七倍の、上乗せ1 . 5 倍で1 0 倍という数字を入れたということです。
○ 小野寺専門委員 わかりました。
○ 吉川座長 不明な点は多いかと思いますけれども、私ももうこれ以上、これが1 . 8 倍がいいのか、二. 何倍がいいのかと言われてもちょっとわからないので、一応そういう数字を得て評価したという格好になっております。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai34/171031_dai34kai_prion_gijiroku.pdf

答申案
カナダ、日本からの侵入リスクは、米国の汚染に影響を与えたとは考えにくいので、現時点では考慮しないとする

侵入リスクによる汚染規模は、飼料規制の不十分さを考慮し、輸入生体牛のリスクを重くみれば、米国が日本の約1.5〜 7倍以下と考えられ、カナダは約4 〜 6 倍以下と考えられる。

米国、カナダの汚染は、楽観的には我が国と同等、悲観的には10 倍( 7×1.5) 程度高い可能性が考えられる

>問題点

米国のBSE1例目はカナダ生まれの乳牛とされている。答申案では約1300万頭輸入しているのに、この1頭以外のカナダからの感染牛の輸入、侵入がないことになる。これは、どう考えてもおかしい。米国は日本から1990 年〜2003 年の間に0〜242 頭( 2 つの統計数値の違いを幅で表した)しか輸入していないから、日本の汚染率を考えれば、”米国に影響を与えたとは考えにくい”という結論は肯ける。しかし、カナダからは約1300万頭輸入しているのである。肉骨粉で約350万頭〜約620万頭分、動物性油脂で約560万頭分である。

 答申案ではカナダの汚染レベル、BSE 感染牛の含まれる割合は 100 万頭当たりで5 〜 6 頭(2004 年2 月の時点)、答申案の、”米国・カナダともに国内での暴露は1990 年代から増加し、(97年8月)規制前に生まれた牛群で最大となり、その後に生まれた牛群では緩やかに減少したと考えられる。欧州のデータをもとにすれば、2004 年生まれの牛群では最盛期の約1/4”という考え方に従えば、97年の時点では 100万頭当たりで20 〜 24 頭、2000年で100万頭当たり10 〜 14 頭。

EUの地理的BSE リスク評価(GBR)2004年版では、米国へのBSEの侵入は、1980-90年「中位、Moderate」、90-95年「非常に高い、Very high」、96-2003年「極度に高い、Extremely high」であり、『カナダの輸入データが評価から除外されると、全体的レベルは「低」から「高」までの変異がある。When Canadian import data are excluded from the assessment, the overall level varies from low to high.』というコメントが付いている。つまりEUは、カナダからの侵入リスクを考慮に入れたら、中位から極度に高いと評価しているのである。
 プリオン専門部会が、カナダからの侵入リスクを考慮から除外した理由は明示されていない。最終の34回の議事録を読んでも、カナダの汚染率と輸入量を考慮して米国の汚染に影響を与えたとは考えにくいと答申案で評価した理由は不明である。



[2167] Re:[2166] ウイルス感染によるごく通常の免疫応答 投稿者:とき 投稿日:2005/11/11(Fri) 23:02  

笹山様

> すなわち、ウイルスに感染した肺細胞は、通常のウイルスに感染した細胞以上に、多くの『化学的メッセンジャー』を作り出し、これらの『化学的メッセンジャー』は、免疫系に対して、これらのウイルスを攻撃するために、多くの白血球を送るように、警告を出すのだという。

 ごくごく当然の免疫機構が働いているに過ぎないと思います。
 ウイルス感染・増殖による、免疫応答によって、B細胞による液性免疫が働くまえに、細胞性免疫が働き、白血球値が上がるのは当たり前のことです。
 ナチュラルキラー細胞やCTL(細胞障害性T細胞)や、活性マクロファージなど。その活性は、あくまでも、外来抗原であるウイルス量に左右されます。

 ウイルスの研究者の方々は、ウイルス感染による、免疫システムの働きについて、あまり知識がないのかなと思っています。免疫学の立場からすれば、何も奇異なことは起こっていないのですが・・・。はしかやおたふく風邪などの「病気」と、基本的には同じことです。「病気」とは、生体が、何かと戦って治るプロセスの現われです。
 香港の感染症研究チームには、「免疫学」のプロの方は参画していないのでしょうか?(それをいえば、日本のチームも、微生物学と免疫学が協力しているようにはとても見えませんが。免疫学からみたウイルス感染症の病理病態は、ほんの初級の知識で事足りますが。)

標準免疫学 STANDARD TEXTBOOK
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4260104527


[2166] 『鳥インフルエンザウイルスの侵入によって、人間の免疫系そのものが、人間を直撃する。』との研究 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/11(Fri) 22:31  

このサイト『Bird flu makes human immune system 'attack itself'』http://www.scidev.net/news/index.cfm?fuseaction=readnews&itemid=2470&language=1によると、この研究は、今日の「Respiratory Research」http://respiratory-research.com/のオンライン版に発表されたもので、香港大学の Malik Peiris 氏らの研究によるものである。

これによると、鳥インフルエンザが、激しい症状を人間にもたらすのは、人間の免疫系が、『過剰反応』(overreact)をすることによるものなのだという。

すなわち、ウイルスに感染した肺細胞は、通常のウイルスに感染した細胞以上に、多くの『化学的メッセンジャー』を作り出し、これらの『化学的メッセンジャー』は、免疫系に対して、これらのウイルスを攻撃するために、多くの白血球を送るように、警告を出すのだという。

これは、H5N1ウイルスに感染した人の肺が、なぜ、マクロファージと呼ばれる白血球で一杯であるのかを説明する理由となるという。

この研究チームによれば、過剰な白血球は、肺組織を損傷しうる化学物質を排出するのだという。

もし、H5N1ウイルスによる死が、このような免疫系の変換によるものだとするなら、感染細胞によって作られたこれらの化学メッセンジャーをターゲットにして、治療することが出来るのではないかといっている。

たとえば、化学メッセンジャーの働きを阻害したりする薬の投与で、患者自身の免疫系によって、自らを損傷することが、避けられるのではないかということである。

しかし、この研究の完成までには、ここ数年かかる見通しとのことである。

http://www.scidev.net/news/index.cfm?fuseaction=readnews&itemid=2470&language=1


[2165] 中国での第三の鳥インフルエンザ拡大の裏に、闇ワクチン存在か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/11(Fri) 22:05  

中国では、この三週間内に、第三の鳥インフルエンザ感染拡大に見舞われている。
中国北東部の遼寧省では、121人が、鳥インフルエンザ疑いで、隔離されているという。
この台湾情報『PRC confirms three new outbreaks of bird flu in northeast』http://www.taipeitimes.com/News/world/archives/2005/11/11/2003279699では、この感染拡大の裏には、闇ワクチン問題があると指摘している。
遼寧省で密売が発覚したほか、この掲示板でもお伝えした内蒙古地区では、闇ワクチンの製造元
http://news.sohu.com/20051110/n227446173.shtml
が摘発された。

一方、中東のクエイトで、2羽のフラミンゴに、H5N1鳥インフルエンザウイルスが確認された。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/11/11/AR2005111100503.html参照

http://www.world-wire.com/news/1107050001.html


[2164] プリオン専門部会の議事録がUP 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/11(Fri) 21:32  

33回、10/24の議事録
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai33/171024_dai33kai_prion_gijiroku.pdf

34回、10/31
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai34/171031_dai34kai_prion_gijiroku.pdf

http://www.maff.go.jp/tori/kentoukai/h17_interim_report.pdf


[2163] 『運び役は何?』 投稿者:とき 投稿日:2005/11/11(Fri) 20:36  

『基礎からわかる鳥インフルエンザ』

流行状況は?(2005年11月11日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20051111ik0b.htm

『だが04年末にベトナムに端を発したH5N1の流行は、やや趣が異なる。流行が終息する気配がなく、カンボジアやインドネシアにも被害が広がり始めた。』

 これこそまさに、「人から人へ」の感染では? 本来の感染源・感染経路が隠蔽されてはいなかっただろうか? つまり、人での発生が秘匿された国はなかったか?

運び役は何?(2005年11月11日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/feature/20051111ik08.htm

 日本国内の鳥ウイルスの感染拡大の原因は、「鳥から鳥へ」じゃなく、あくまでも人為的な原因でしょうか?
 日本だけ特殊な事情でもおありでしょうか?

 運び役は、鳥ウイルスは鳥、人ウイルスは人。これが原則。


[2162] Re:[2158] [2156] 次の不安煽りネタはこれのようです。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/11(Fri) 12:29  

笹山様

> 「人と共通のウィルスとしては、豚はH1N1 H1N2 H3N2があり、馬は、H3N8 H7N7 があり、そして、今回、犬もH3N8 という共通項を有していることになる」と、このときは書いたのですが、今はやっているのも、H3亜型なんでしょうかね。

> 「人には、心配ない」と書いてありますが、煽りネタになって恐縮ですが、このサイト「Human infection associated with outbreak of fowl plague (avian influenza) in the Netherlands 」http://www.eurosurveillance.org/ew/2003/030327.aspのように、2003年3月のオランダの例では、一人の人間が、H7N7とH3との両方のウイルスに感染したという例があるようですね。

 最低限の認識として、犬やそのほかの、たとえば、H1であろうがH3であろうが、人のそれとは違うものであるということです。感受性がちがう、つまり、生体の側のレセプターが違うことによって、ウイルスの宿主域が局限されているということは認識しておいたほうがいいと思います。そのため、まず、人から人への感染が成立することにはならないということです。ここのところが、非常に混乱したとらえ方がなされ(プロの方々でさえも)、徒に不安を煽る元になっています。直接、伝達されても、感染増殖し、さらに人から人へということは、悪い映画の見すぎです。現実世界の生態系は、そんなに緩くはできていません。ある意味、ガチガチです。人間の考えるアタマのほうが、大雑把です。

 あくまでも、気をつけておかなければならないのは、人から人へ感染し始めたかどうかしかありません。どうにもこうにも、ウイルスのふるまいを人間が制御できると考えるのも、人間の側のまるで一人相撲のような無駄なあがきでもあるし、まさに、自然に対する人間の驕りでもあります。

 人間と家畜、あるいは動物との付き合いは長く、しかも、人間が一番の新参者です。他の動物を殺したところで、どうして、その新参者のみが生き延びることができましょうか? 人間は、あらゆる生命の営みの上に浮かんで生きているようなものです。他の生命体が生きられない環境では、人間もまた生きられるはずがありません。いまの家畜伝染病の思想は、ほかの生命を犠牲にして、人間だけが生き延びられるとでも思い込んでいるようですが。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(107)(2005.11.11)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza217.htm

『50ページにおよぶ鳥インフルエンザ感染経路究明チームの中間報告書が出たが、内容は皆が指摘するように打ち出すだけ紙の無駄というようなものだった。』

『彼らは最早科学者とは呼べない代物である。自らの体験だけで目の前の厳正な事実をねじ曲げようとし、最後には想定外として投げ出す。一から出直すべきだ。』

 ここまで、ウソの壁を厚く築きあげてしまったら、壊すときはベルリンの壁のごとしでしょうか。

 なんだか、日本国内の「人間」の状況がまさに、学者先生方の頭の中に思い描いているウインドウレス鶏舎の中と同じ環境に、いるようなものではないでしょうか。もはや「清浄」だと思いこめてるのは、養鶏舎のなかの鶏だけではないでしょうか? それも、さまざまのウイルスにさらされ経験し続けているのですがね。

鳥インフルエンザ、中東に拡大=クウェートで感染を確認(2005年11月11日10時49分 AP/ライブドア・ニュース)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1484972/detail

 備蓄タミフルのほとんどは、処方されぬまま、期限切れで廃棄処分になるでしょう。鉄道やバス輸送をやめて、個々のマイカーを保有するような、資源の面からいえば、壮大な浪費を選択するようなものです。その意味で、「国際機関」というのは有名無実であるともいえましょう。


[2161] 「日本の消費者のアメリカ牛肉ボイコット運動は、ホルモン入り牛肉のボイコットにまで拡大するであろう。」との論評 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/11(Fri) 10:57  

この11月7日付けサイト「MORE THAN ONE REASON FOR THE THREATENED BEEF BOYCOTT 」http://www.world-wire.com/news/1107050001.html
では、日本の消費者のアメリカ牛肉ボイコット運動は、現在のアメリカのホルモン入り牛肉へのボイコット運動にまで、拡大するであろうとして、それが新たな脅威であるとしている。
すなわち、このサイトでは、アメリカの牛肉は、すでに、過剰な性ホルモンによって汚染されているとして、その実態を伝えている。
アメリカでは、牛がフィードロットに入ると、耳朶に性ホルモンの小粒を埋め込まれる。
これを、と畜される100日前まで、繰り返すことによって、牛の体重を増やすこととなり、一頭につき、80ドルの利益が上がるという。
ホルモンの中身としては、自然のエストラジオール、黄体ホルモン、テストステロン、合成のゼラノール、トレンボロン、メレンゲステロール等が使われる。
FDAやUSDAは、依然として、これらのホルモンが、アメリカ牛肉に含まれるレベルは、正常レベルとして、それ以上の検査をすることを放棄しているという。
しかし、ヨーロッパでは、このアメリカの主張に対して、懐疑的である。
今回の情報公開法に基づき得られたFDAの報告では、アメリカ牛肉の中には、過剰なホルモンが残留していることがわかった。
Synovex-Sという耳朶埋め込み式ホルモン注入においては、エストラジ二オールと黄体ホルモンとの組み合わせがされているが、これを使った場合には、正常値の20倍が、牛肉に残留していることがわかった。
これでいくと、8歳の子供が、一日、二個のハンバーカーを食べることによって、エストラジオールの総量は、この子供の総ホルモンの量を約10パーセント、上昇させることになるという。
特に、自然のホルモンレベルがまだ低い幼児ほど、この上昇率は高いという。
性ホルモンの上昇は、生殖器系がん発生率を高めることになり、アメリカでは、1975年以来、閉経後乳がんの37パーセント、睾丸か゜んの46パーセント、前立腺がんの88パーセントが、これにリンクしているという。
エストロゲン入り殺虫剤や食物に含まれるフタル酸汚染物質、化粧品に含まれるフタル酸やパラベンなどの内分泌系破壊作用については、認識されてきているが、牛肉に残留するホルモン汚染は、これらよりも、強力であるにもかかわらず、認識は薄いのが現状である。
近年、オハイオ州立大学の研究によると、牛にゼラノールを埋め込んだ実験では、その牛の肉や血液に、料理するに耐えられないほどの重大なホルモン効果を生み出したとしている。
実験室でのテストでは、人間の乳腺細胞に対して、正常細胞・がん細胞ともに、重大な影響を及ぼしたという。
さらに、これまで、アメリカ人は、日本人に比して、乳がんのリスクが、5倍高いとされていたが、最近のロスアンジェルスのがん罹患比率に関する研究では、日本からアメリカへの移住者が、二代経るうちに、がん罹患率が上昇してきたとの研究がある。
これは、食生活の西欧化が、乳がんの原因となっていることを示したものであるという。

http://www.world-wire.com/news/1107050001.html


[2160] 農林水産大臣は、「対日輸出の条件の生後30カ月以下へ拡大」問題に関しては、二枚舌的 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/11(Fri) 08:22  

中川昭一農相は4日の閣議後の記者会見http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/051104daijin.htm
で、米国側が牛肉の対日輸出の条件を「生後30カ月以下」に緩和するよう日本に求める方針を表明したことについて「正式な要請はないが、仮に受けたとしても、分かりましたとか検討しますと言える状況にはない」と述べた(正式には、「今、おっしゃったように、日本としては20か月以下、それから危険部位の除去という大前提で、パブリックコメントを始めたばかりでありますので、アメリカの、まだ私も報道でしか知りませんけれども、農務長官、あるいはUSTR代表が、その先のご議論をしているということについては、私としては正式にそういう要請も受けておりませんし、現段階では仮に受けたとしても「分かりました」とか「検討します」とかいうことは、とても言える状況にないということでありますが、いずれにしても報道でしか知りませんので、それ以上のコメントは控えたいと思います。 」)といったというのだが、これは、完全に二枚舌的だ。
なぜなら、昨年10月25日の「米国産牛肉の日米高級事務レベル会合合意の内容」( http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=125参照)
では、次のように合意しているからだ。
つまり、昨年10月25日の「Joint Press Statement for the Resumption of Trade in Beef and Beef Products」http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20041023-61.html
で、

「E. BEV PROGRAM REVIEW」の中で、
「The BEV Program (as described in B above) will be reviewed for modification as may be appropriate in July 2005. The joint review by officials of the Governments of the United States and Japan will take into account a scientific review to be conducted by OIE and WHO experts. The conclusion of the review, including the action to be taken, will be made by the consensus judgment of both Governments. In Japan’s case, it will be subject to deliberation by the Food Safety Commission.

- Scientific Review. Experts from the OIE and the WHO will be asked to review existing and new information to be compiled during operation of the BEV Program and to provide guidance as to modifications that might be appropriately made and assure consumer safety in U.S.- Japan beef trade. The information to be reviewed will include:
中略
-Cut-off age for BSE testing; 」

日本語概訳

「2で述べたBEVプログラムは、2005年7月に、適用可能なように、修正が検討されるであろう。
日米両国の当局者による共同の再検討では、OIEやWHOの専門家により行われる、科学的見地からの検討を考慮に入れることになるであろう。
この再検討の結果については、なさるべき行動を含め、日米両国政府の合意・判断によりなされるであろう。
日本の場合、これは、食品安全委員会の検討にゆだねられる。
OIEやWHOの専門家には、BEVプログラム実施中において蓄積しうる情報を再検討してもらい、適切におこなわれ、日米両国の牛肉貿易において、消費者に安全を保証しうる修正を行うためのガイダンスを用意してもらう。
再検討されるべき情報には、次のものが含まれる。
中略
-BSE検査のカットオフ月齢 」

以上のとおり、昨年10月25日の日米高級事務レベル合意の中では、すでに、「BSE検査のカットオフ月齢の見直し」として、本来は、『今年7月』までに見直すことで、農林水産省もかんで、合意しているのである。
上記日米高級レベル合意の内容からすれば、今回、ジョハンズ農務長官が『30ヶ月以下』への見直しに言及したのは、当然といえる。
上記の中川農林水産大臣のご発言は、その意味では、完全な国内向けの二枚御舌といえる。

http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20041023-61.html


[2159] 厚生労働省は、タミフル備蓄を5日投与相当分に拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/11(Fri) 07:46  

厚労省の新型インフルエンザ対策検討小委員会が提言した内容によると、

これまでのタミフル備蓄計画は、
政府三百六十万カプセル、都道府県二千六百四十万カプセル、市場流通分一億二千万カプセル−合計一億五千万カプセルの備蓄(一人三日投与(六カプセル)で二千五百万人分)

見直し後のタミフル備蓄計画は、
政府・都道府県分と合わせて二億一千万カプセル、市場流通四千万カプセル−合計ニ億五千万カプセルの備蓄(一人五日投与(十カプセル)で二千五百万人分)

ということなのだが、
これまでの市場流通分のうち八千万プセルを、政府・都道府県備蓄のほうにシフトさせ、さらに、新たに、国・都道府県備蓄に一億カプセルを上積みするというもの。

ところで、この3日投与を5日投与というのは、わかるのだが、二千五百万人という基数の見直しは、しなかったのでしょうかね?
懐勘定の中での、やったりとったりの、タミフルの数合わせでは、困ります。

ちなみに、10月に東京都が出した対策指針では、
都内流行期までの予測は、
外来受診者数 約380万人
入院患者数 約29万人
死亡者数 約1万4千人

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051111-00000002-san-pol


[2158] Re:[2156] 次の不安煽りネタはこれのようです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/11(Fri) 07:15  

ときさん、
アメリカの馬・犬のインフルエンザについては、この掲示板でも、今年の5月26日にも、[1532] で「アメリカ・フロリダで、犬が H3N8 感染死 」http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htmという題で取り上げたことがあるのですが、これが、広がっているということですね。

「人と共通のウィルスとしては、豚はH1N1 H1N2 H3N2があり、馬は、H3N8 H7N7 があり、そして、今回、犬もH3N8 という共通項を有していることになる」と、このときは書いたのですが、今はやっているのも、H3亜型なんでしょうかね。
このサイト「Squelching the Doggy Flu Panic 」
http://www.hvjournal.com/articles.php?id=2261&art_title=Squelching_the_Doggy_Flu_Panic
では、マイアミのH3/N8 と書いてありますね。
「人には、心配ない」と書いてありますが、煽りネタになって恐縮ですが、このサイト「Human infection associated with outbreak of fowl plague (avian influenza) in the Netherlands 」http://www.eurosurveillance.org/ew/2003/030327.aspのように、2003年3月のオランダの例では、一人の人間が、H7N7とH3との両方のウイルスに感染したという例があるようですね。
愛犬家、ご用心といったところでしょう。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htm


[2157] 世界クロイツフェルト・ヤコブデー 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/10(Thu) 23:07  

Creutzfeldt-Jakob Disease International Day
12 November 2005
http://www.countmeincalendar.info/countme/CMICampaigns.nsf/UNIDs/FF0575BC119EC3A185256F0B0054C095

11月12日はこの不治の病の注意の喚起の日とのことです。


[2156] 次の不安煽りネタはこれのようです。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/10(Thu) 22:27  

米で犬インフルエンザ 馬から新型、人は心配なし

 【ワシントン27日共同】アジアで鳥インフルエンザが猛威を振るっているが、米国では馬のウイルスが変異した「新型犬インフルエンザ」が複数の州でレース犬や飼い犬に広まり、問題になっている。米疾病対策センター(CDC)やフロリダ大の研究者が26日、明らかにした。
 感染犬の8割は軽い症状で済み、症状が全く出ない犬もいる。致死率は推定5−8%。馬で40年以上前から検出されていたが人への感染例の報告はない。CDCは「過度な心配は必要ない」としているが、危険性はゼロとはいえないため慎重に監視を続けるという。
 新型犬インフルエンザの発見は昨年1月、フロリダ州のドッグレース場でグレーハウンド22頭に発熱やせきなどの症状が出て、8頭が肺炎などで死んだのがきっかけ。
(共同通信) - 9月27日17時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050927-00000149-kyodo-soci

ProMED情報
2005/09/23 Influenza, canine - USA (multistate)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050924%2D0020
2005/09/25 Influenza, canine - USA (multistate)(02)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050926%2D0050
2005/10/02 Influenza, canine - USA (multistate)(03)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051003%2D0030

 H5N1型が、(中国のように)ブレイクするまで、次から次へと手をかえ品をかえ、不安をつなぎ続ける? 鳥ウイルスの脅威がどうもやってきそうにありませんからね。動物・家畜の微生物学者が、突然スポットライトを浴びて、さぞや誇らしいことでしょう。本来は地道な日陰の稼業でしたが。人の感染症までは、あまり踏み込まないほうが、今後の身のためではないかと思うのですが・・・・。(いままでの事例で、ヒトの感染症研究者が手がけると、あっというまに、不明だったものが解明されたり、誤り、思い込みが訂正されてきた経緯がありますので。鳥は少し踏み込みすぎているかも。でっち上げが、もうすぐ、まもなくばれることになるかと。最近はあまり鳥から人間に直接感染するとは言われなくなってきたようですが、どういった風のふきまわしでしょうか?)

ProMED情報
2005/11/09 PROHemorrhagic fever w/renal synd. - Russia(Orenburg)(02)
腎症候性出血熱
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051110%2D0040

 症状のみで、HFRSと判断してはいないだろうか? ウイルスは分離あるいは検定できているのか? そのほかの可能性はないだろうか? 鼠から蚊が媒介するというが・・・。それほど鼠と蚊が生息するところなのか?


[2155] 毎日新聞の記事は壮大な「伝言ゲーム」みたいですね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/10(Thu) 21:42  

<米国産牛>ブッシュ大統領が年内の輸入再開に期待表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000031-mai-bus_all
>日本の食品安全委員会が米国産牛を安全と判定したこと

ワシントンの木村旬記者の記事だそうです。
科学部の記者に内容を検証してもらうとか、そういうシステムはないみたいですね。誤報を平気で垂れ流すのは新聞社としてどうかと思いますが。



[2154] Re:[2151] [2139] [2138] アルツハイマーとCJDの誤診について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/10(Thu) 21:13  

まりちゃんさん。
現在、アルツハイマーの研究側から見た場合、次の二つの分野が考えられているようですね。
ひとつの分野は、Chi Ming Yang(楊棋明)さんに代表されるアルツハイマーとvCJDとの関係。
もうひとつの分野は、「家族性アルツハイマー病」'Familial Alzheimer's disease' (FAD)http://www.med.harvard.edu/publications/On_The_Brain/Volume5/Number2/Genes.html
の関係
ということのようですね。

http://alzheimers-disease.iqnaut.net/


[2153] 劣化ウラン発見・届け出、業者に文科省が23万円請求 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/10(Thu) 20:02  

劣化ウラン発見・届け出、業者に文科省が23万円請求
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051109i406.htm
善意で届け出、23万円請求  劣化ウラン発見の会社に
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack.cgi?science+CN2005110901003133_1

台湾では放射性金属が建材に入って、多数の方が甲状腺ガンになる事件があったそうですが、輸入金属ばかりに目がいきがちですが他国ごとではないですね。
http://www.ntv.co.jp/FERC/research/20001210/f1463.html



[2152] Re:[2148] 茨城県、鳥フル、感染経路の中間報告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/10(Thu) 19:56  

虹屋さん。
なんとも、このような大量のページのばあいには、pdfというのは、ユーザーにとっては、膨大な紙の無駄になってしまいますね。
もっとも、それが狙いなのでしょうけれども。
で、この報告書の中で、ちょっとわからないのは、虹屋さんが書かれているこの部分なんですね。
「具体的な感染拡大ルートが浮かび上がったのは県南西部の水海道市周辺の1〜7例目が中心で、8月から発生が確認され始めた県中部の小川町周辺の感染経路は依然として不透明なままだ。」
これに沿って、固有名詞をいえば、
@感染経路がわかった農場の所在地
1-6.水海道、 7.坂東
(1-6から7への伝播は、人、車両などにより伝播したと推定)
A感染経路がわからない農場の所在地
8.水海道、9.茨城、10.美野里、11.水戸、12.石岡、13-25.小川町、26-28.行方、29.小川、30.石岡、31.小川、32.茨城.33.小川、
ということは、闇ワクチン使用の可能性を、農水省が疑っているのは、この記事の字面からのみ言えば、前者のグループではなくて、小川町を中心にした、後者のグループということになってしまいますよね。
しかも、後者グループの中には、前者グループに入っている農場もある。ということですよね。
このような、語らずして、意図がわかってしまうような書き方は、報告書としては、あまりしないほうがいいと思うんですけれどもね。

 

http://www.maff.go.jp/tori/kentoukai/h17_interim_report.pdf


[2151] Re:[2139] [2138] アルツハイマーとCJDの誤診について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/10(Thu) 19:46  

> ここでは、1996年の論文が最新のようですが、2000年代のものでは、別にあるのでしょうか。

笹山さん、最近のまとめサイトがあるか、どなたかまとめておられるかも知れません。探してみますね。
PubMEDで、Alzheimer CJDで検索すると80個くらい出てきますが、
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi
↑全然見てないですけれど、松沢病院の以下の論文がありました。

CJDとアルツハイマー病の共存:CJDの典型的な臨床の特徴を示す検死のケース。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15068172&query_hl=1



[2150] Re:[2147] [2141] [2140] [2102] [2101] ソニーBMGのコピーコントロールCD問題、刑事事件に発展か 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/10(Thu) 17:54  

謎工さん。
このサイト「わが国における刑事的対応についての示唆」http://www.ipa.go.jp/security/fy11/report/contents/virus/report10.pdfに詳しいようですね。
ここでは、三つの視点からの法適用を示唆していますね。
@コンピューターウイルスを無権限改変といった方向からとらえる
刑法 161 条の 2)および電磁的記録の毀棄罪(刑法 258 条・259 条)
A無権限アクセスの方向から考える
不正アクセス禁止法
Bコンピューターに対して与えた損害という視点から考える。
刑法第234条の2 電子計算機損壊等業務妨害罪

また、この場合は、CD-Rという固体にフィックスされたウイルスということなら、形あるものということで、製造物責任法で責任を問えないこともないのでしょうが。
でも、このサイトhttp://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20060611,00.htmを見ると、ちょっと無理でしょうかね。

あとは、小倉弁護士と、ご相談あれ。

http://www.ipa.go.jp/security/fy11/report/contents/virus/report10.pdf


[2149] インフルエンザ対策で航空乗客の体調検査、ハワイ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/10(Thu) 17:53  

インフルエンザ対策で航空乗客の体調検査、ハワイ
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200511100011.html
ホノルル――ハワイ州の保健衛生当局は9日、インフルエンザの州内の感染拡大を阻止するためホノルル国際空港に到着した乗客の健康状態のチェックを開始した、と述べた。ハワイから比較的近く、鳥インフルエンザが多発するアジアからの訪問客が多いことなども考慮した措置。 (略




[2148] 茨城県、鳥フル、感染経路の中間報告 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/10(Thu) 17:49  

日本農業新聞 2005年11月10日
 茨城県を中心とした高病原性鳥インフルエンザ発生問題で、ウイルスの感染経路などをまとめた農水省の中間報告の概要が明らかになった。農場間の感染拡大について、水海道市周辺の事例を中心に、鶏ふんの移動や鶏卵直売所への養鶏場従業員の出入り、報道関係者の養鶏場間の移動が原因になった可能性を新たに指摘した。このほか、鶏の移動や2養鶏場の従業員が共通の商店に出入りしていたことなどが以前から指摘されている。10日に公開する。
http://www.maff.go.jp/tori/kentoukai/h17_interim_report.pdf
 具体的な感染拡大ルートが浮かび上がったのは県南西部の水海道市周辺の1〜7例目が中心で、8月から発生が確認され始めた県中部の小川町周辺の感染経路は依然として不透明なままだ。

 これまでに見つかったウイルスはH5N2型の弱毒タイプでグアテマラなど中米で発生したウイルスに近いことが分かっている。
 中間報告は、感染源について、中米のウイルスから作った違法ワクチンが持ち込まれた可能性を指摘した。
 違法ワクチンは、中南米以外に東南アジアを経由して持ち込まれた可能性も指摘されている。
 同省によると、ワクチンを使っている中国や東南アジアのうち、ベトナムやインドネシアではメキシコ由来のワクチンを使っているが、日本で見つかったウイルスに近いものは確認されていない。

http://www.maff.go.jp/tori/kentoukai/h17_interim_report.pdf
中間報告書より

P42
発生地域に抗体陽性率100%の鶏舎が存在すること、また、その抗体価のばらつきが少ない点について
自然感染では通常ゆっくりと鶏舎内に感染が広がるため、陽性率が100%になることはない。1997 年から98 年にかけてペンシルバニア州で発生したH7N2 亜型のLPAI の流行時の追跡調査においても100%になった鶏舎は一つもない(Henzler etal.、 Avian Disease、 47:1022-1036、 2003)。その点で日本の発生例は興味深い

4.3鶏の移動以外での農場間伝播の可能性
水海道市坂手地区における伝播は、狭い地域に養鶏場が密集して存在していることから、侵入したウイルスが、鶏の移動以外の方法で伝播したと推定できる。
小川地区における農場間の伝播については、発生農場間を明確に結びつける伝播経路は明らかになっていない。
発生農場の鶏舎構造、立地条件等を比較してみても、発生農場の飼養衛生環境はまちまちであり、同じ地域内の同じ飼養環境でも感染していない農場も多数存在することから、現時点では農場間伝播の要因を明確化することは難しい面がある。

P23
発生農場と同一の経営者が所有する陰性農場について、3 農場から聞き取り調査を行った。このうち2 経営体は発生農場がウインドウレス鶏舎で、陰性農場は開放型鶏舎の農場であった。ともにウインドウレス鶏舎(発生農場)と開放型鶏舎(陰性農場)の間に飼養衛生管理での相違点は認められなかった。また、発生農場と陰性農場の農場間の人の交流もなく、場長が定期的な打合せ会議等で顔を合わせる程度であった。もう一つの経営体は発生農場、陰性農場ともに開放型鶏舎で、飼養衛生管理についても農場間に差異は無かった。この経営体では、陰性農場に陽性農場と共有する堆肥施設があるため、発生が確認されるまでの間は、定期的に自社の専用車両で、陰性農場の鶏舎脇にある側道を通って陽性農場から堆肥施設へ鶏糞が搬入されていた。

4.4 農場内の鶏舎間伝播について
ウイルス侵入直後に検査を行うことができた8 例目農場では、発生鶏舎から隣接する鶏舎へ感染が広がっていったことが確認されている。従業員等による作業を介して伝播した可能性が高いと推定される。ウインドウレス鶏舎においては、採卵ベルト、除糞ベルトによる伝播のほかに、複数の鶏舎を出入するメンテナンス要員等による伝播が考えられ、さらに、農場によっては、導入後一定期間供用された鶏を鶏舎間で移動させることもあり、このような鶏の移動による伝播の可能性も考えられる。また、排気を介した隣接鶏舎への伝播も排除することはできない。

http://www.maff.go.jp/tori/kentoukai/h17_interim_report.pdf


[2147] Re:[2141] [2140] [2102] [2101] ソニーBMGのコピーコントロールCD問題、刑事事件に発展か 投稿者:謎工 投稿日:2005/11/10(Thu) 17:01  

イタリアで遂に刑事告発されました。
http://www.techworld.com/security/news/index.cfm?RSS&NewsID=4745

米国でも民事で集団訴訟
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/10/news022.html

仮定の話になってしまいますが日本で問題のCCCDを輸入盤で購入して
PCで再生した場合、刑法第234条の2(電子計算機損壊等業務妨害罪)が適用される
可能性はあるのでしょうか?

最近では、オンラインゲームでサーバダウンを誘発したケースに
電子計算機損壊等業務妨害罪が適用された事例があるようですが。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0507/20/news050.html


[2146] 部分を集合しても全体にはならない 投稿者:とき 投稿日:2005/11/10(Thu) 16:57  

 感染源と感染経路。その両方ともが、故意にか無作為にかは知らないけれども、的違いをしている。
 それによって、維持される、現行の「清浄国論」と、「感染人為説」。
 さらにこの人災の被害者にとってメリットはなにもなく、あるのはただ害悪のみ。この施策によってメリットのあるものは?
 感染源かくしと、一部の既得権益にぶら下がる産業内企業と、公的研究予算に依存する者たちの面子のみか?
 今のままでは、伝染病(ウイルス感染症)に対する「危機管理」体制がマトモに構築されるのは見込みがありません。 

 科学的思考は、数学と生物学の素養・ベースによって、醸成されますが、生物学は、「在る」ものを「在る」ものとして素直に観察し受け入れる姿勢を養うものであるし、数学は、全体像を緻密に論理的に考えとらえるための技法を獲得する能力を養うものであります。鳥フル「疫病危機管理」体制には、その両方ともが欠けているか、とても不十分だといわざるをえません。この国の「科学的思考」能力はどうなっちゃったんでしょうか? どんどんオカシな方向へ向かっています。

 朝日新聞の記事も、NHKの番組と連動しているのでしょうか?
http://www.asahi.com/life/update/1109/005.html

 どんどん、鳥フルへの恐怖を煽って、タミフル依存へと仕向けているマスコミは、製薬関連会社の走狗です。タミフルが特効薬かのように思わせていますが、ウイルス感染に対する、増殖阻害剤は、重症化を避ける手段とはなりえても、抗体獲得をも阻害するということをも考えれば、決して根本の対処方法ではありませんし、実際、ほとんどの人にとってみれば、使っても使わなくても、生体の免疫力・抵抗力で対処できるものです。過剰な備蓄は「公資金」の無駄遣いにもつながります。使用期限のあるものですから、ほとんど使用することなく廃棄となる運命になるでしょう。まったく莫迦げたことです。いいように煽られてしまっています。なぜに、人間の疾病に関するウイルス学免疫学の正確な知識を啓発しないのか不思議でしょうがありません。現場の臨床の方々(良識ある開業医)は、非常に冷ややかに見ております。人間の病気を相手すると、臨床現場では普段から訳のわからないウイルス感染様の症状との格闘であります。インフルエンザだけが別格ではないのです。いろいろある中のひとつにしか過ぎません。いま世界が過剰反応です。フランスの暴動と同じで、何か熱病に浮かされているような状態です。まったくおかしな(まさに情報の)パニックが起こっています。

 日本の鳥ウイルス対策担当当局一派も、そのパニックを煽るのに加担しているに等しいと思います。自分たちの今の立場に自覚があるのでしょうか? まるで、狼少年のようであるとともに、裸の王様でもあるといえましょう。まるで、無様な挙動不審者です。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(105)(2005.11.10)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza216.htm

『差し当たってこの冬に向かって、最も警戒すべきはH5N1そのものである。それがまさに渡って来ようとして居るときに、我が国だけ、もはや世界で相手にしていないLPAIで大騒ぎをしているなど平和ボケがひどすぎないか。当局の云い方をなぞれば、H5N2で死んだ人はいない、河岡教授のペンシルバニアの事例も過去の話である。一方のH5N1HPAIは目下世界中の脅威でついにはアメリカの大統領まで引っ張り出した。パンデミックにならなくたって、現在、単純に鶏の病気としても怖いのはH5N1に決まって居る。その怖いH5N1を防ぐのに、今やって居るH5N2陽性鶏の虐殺が貢献しているかと云えば寧ろ逆である。目下のところ急激な発症を防ぐことが急務であり、サイレントエピデミックの問題はいまや二次的な懸念でしかない。こんな単純なことが分かって居ない国でありマスコミであり国民なのだ。
 世界中が目下そのH5N1に焦点を合わせ臨戦態勢をとろうとしている時、無毒のLPAIがいつの日か強毒に変異することばかりを説いて偽ワクと養鶏場の瑕疵探しにうつつを抜かすこの国の指導者と、その言い分を無定見に垂れ流す《国営放送》。何度でも云うが困ったものである。』

 鳥のウイルスが、いかに変異しようとも、ヒトの脅威になるといっている時点で、それは、生態系のつながりを無視したトンデモ科学であることに気付かなくてはなりません。必要なのは、人間の頭のなかの「免疫力」です。
 賢者は「歴史」から学び、愚者は「経験」から学ぶといいますが、もはや、いまの日本の科学者は、目の前で起こっている「経験」からすら学ぶことができなくなっています。愚者以前のようです。たんなるサルか? こうなれば、犬・猫のほうが生き延びる力から言ったら賢いかもしれません。無残に「殺され」ていく家畜の姿が、人間の姿にも重なってみえるようです。これは、かつての全体主義国家あるいは共産主義国家の姿です。ウイルスであろうが、自然の存在を人間がコントロールできるとの思想に基づいた法をたてている時点でそれは、「唯物論」に立脚しています。もはや、還元論や単子論の時代ではなく、地動説はおろか、量子力学や分子生物学(中立説)、動的平衡論やAI・量子チップの時代に、まだまだ、「天動説」のなかにいるようなものです。

 くどいようですが、たかが鶏ごときの感冒が、人間の脅威になるとの妄想的な恫喝に屈してはならないと思います。
 それは、国際的観点からの感染源(人間のウイルスのほう)を秘匿するための法螺話に等しいものです。(日本の鳥フルも同じですが。)

豚からもH5N1型検出か 中国湖南省(共同通信) - 11月10日12時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051110-00000082-kyodo-int
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6&st=n

 人で起こっているとなれば、相当以前からすでにあったと見なければなりません。いままで、まともに調査されてこなかったか、わかってはいても公表されなかっただけの話でしょう。

 駆け巡っているニュースは、結局、鳥→人を煽って、途上国への資金援助という公的なオネダリを促進し、それに便乗する製薬関連の業績を天文学的に伸ばすだけにしかならず、実際の疫病にはさして効果なく、淡々と流行しそして終息するだけになるでしょう。経済の活性化には寄与するのでしょうか? 戦争がおこれば、軍需産業が繁栄するのと結局は何ら変わりがないようですが、コチラのほうは、まるっきしの便乗こじつけ商法ですから、戦争の時よりもタチが悪いかもしれません。

 中国がいま、情報発信が盛んにできるようになったのも、世界的な鳥フルへの脅威(=人間の脅威でもあると)を充分に煽って不安にかられるように仕向ける仕込が終わったと判断したからとも見えます。国際的な援助支援資金を引き出しやすくなったり、製薬のライセンスを得やすくなったりしているわけですから。駆け引き上手な国は、自国の疫病対策も、自腹は切らないとも見えると言うのは言いすぎでしょうか?


[2144] ファーストフードや菓子企業が小学校へ「食育」出張授業 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/10(Thu) 15:23  

日本もトンデモな時代になってきましたね。子供を対象にするとは。。。
まず、正しい情報も流されない時代ですし。
自分で勉強しなければだまされる時代になってしまいました。
http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200508060001/
カルビーやマックはトランス脂肪やアクリルアミドの授業はするんですかねー。肉エキスや動物油脂の製造方法とか工場見学とか。

しかし最近の「先生」方は大丈夫なんだろうか?(^^;


[2143] 激化する世界のタミフル需要に対して、ロシュが、今後の生産計画などを発表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/10(Thu) 10:01  

昨日、ロシュのWilliam Burns氏が発表したところによると、今後のロシュのタミフル生産は、次のとおりであるという。
これまでのタミフルの生産実績は、2002年5,500,000服.2003年18,000,000服.2004年27,000,000服.2005年55,000,000服.であった。
これを、2006年には、150,000,000服.2007年には、300,000,000服にする予定であるという。
また、ライセンス生産先の候補予定リスト(shortlist)150社を、今月末までに公表する予定であるという。
さらに、低開発国など貧困国に対しては、タミフルの錠剤ならびにバルクパウダーともに、一定のディスカウントをする予定であるという。
また、TRIPS協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する 協定)に関して、製薬会社の特許が優先 するのか、公衆衛生が優先するのか、の問題についてロシュとしては、社会的責任を優先するとして、世界の国の中で、「強制ライセンス」(compulsory licensing.)にふみきル場合は、それにこだわらないとし、「むしろ、われわれが恐れているのは、ライセンスにこだわった結果、偽者のタミフルが横行することを懸念している」ともいった。
最後に、William Burns氏は、「当面の需要に量的にこたえることも、我々の課題であるが、同時に、この需要が急速に衰えた場合の財政的リスクも、考えなければならない。」とした。

http://www.cbc.ca/cp/world/051109/w1109112.html


[2142] その後の茨城県における鳥インフルエンザ感染状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/10(Thu) 09:23  

茨城県から、このサイト
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h17110802.pdf
のような総括表が出ています。
今年の6月27日から、11月8日にいたるまでに、殺処分29戸百九十一万五千羽、殺処分せず監視8戸三百三十四万一千羽。
なお、茨城県小川町の養鶏場「森屋農場」で鳥インフルエンザが確認された問題で、 同農場では抗体だけでなく、ウイルスも見つかっていたことが8日、分かりました。
県畜産課によると、ウイルスの確認検査は今月1日に実施し、4日に11鶏舎 のうち2鶏舎からウイルスが検出されました。

http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h17110802.pdf


[2141] Re:[2140] [2102] [2101] ソニーBMGのコピーコントロールCDにマルウェア 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/10(Thu) 08:00  

この続報、大いに興味ありますね。
何でも、First 4の「blue screen of death 」(BSOD)というのが出るんだそうで。
こんな具合http://en.wikipedia.org/wiki/Blue_screen_of_death
になるんでしょうか。


[2140] Re:[2102] [2101] ソニーBMGのコピーコントロールCDにマルウェア 投稿者:謎工 投稿日:2005/11/10(Thu) 07:51  

rootkit騒動を受けてソニーBMGが配布を開始したパッチにもスパイウェアが
仕込まれていると第一発見者が指摘。こんな状況下で「受領は倒るる所に
土を掴め」でもないでしょうに。

それにしても 「ほとんどの人はrootkitとは何かを知らないのだから、
気に掛けたりしないのではないか」と言う幹部発言はこの騒動が
今後どうなるかを決定づけたと言っても過言では無い大失言ではないでしょうか?

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/09/news061.html


[2139] Re:[2138] アルツハイマーとCJDの誤診について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/10(Thu) 07:45  

まりちゃんさん。
アルツハイマーとCJDの誤診に関係する論文情報ありがとうございました。
読ませていただきます。
ここでは、1996年の論文が最新のようですが、2000年代のものでは、別にあるのでしょうか。
ここでは、2000年のChi Ming Yang(楊棋明)氏の研究が、最新のものとなってはいるようですが。
ご紹介の論文の著者から検索すれば、最新の活動が出てくるかもしれませんね。
例のTsunao Saitoh氏の論文は、これには、入っていなかったようでした。


[2138] アルツハイマーとCJDの誤診について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/10(Thu) 06:59  

アルツハイマーとCJDの誤診に関係する論文などをまとめたサイトを見つけました.
Alzheimer's and CJD
http://www.cyber-dyne.com/~tom/Alzheimer_cjd.html
More Evidence Mad Cow Same
As CJD And Alzheimer's
http://www.rense.com/general34/cjmd.htm
CJD buried in Alzheimer
http://www.mad-cow.org/~tom/alz_cjd.html

http://www.alzheimer.ca/english/disease/dementias-creutzfeldt.htm
Alzheimer's And CJD Scientifically Linked
http://www.rense.com/general46/alz.html
Alzheimer's and CJD 'similar'
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/892819.stm


[2137] 中国・内蒙古で、鳥インフルエンザ闇ワクチン摘発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/09(Wed) 21:53  

この闇ワクチンは、今年の5月から6月にかけて作られていたものだが、H9N2、H5N28用ということで、実際の効力はなかったという。
遼寧省、河南省、甘粛省などで売られたという。
http://news.xinhuanet.com/politics/2005-11/09/content_3756532.htm 参照
生産者は「金宇寶臨内蒙古生物藥品廠 」(金宇集團内蒙古生物制藥廠)で、そのほかの概要は、このサイト
http://61.129.65.8:82/gate/big5/china.eastday.com/eastday/node81741/node81762/node98163/userobject1ai1624823.html
に書いてある。
今年に入っての中国全土での摘発は、13であるという。

中国での鳥インフルエンザ用闇ワクチン情報は、下記をご参照
http://www.google.com/search?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F%E3%80%80%E3%80%80%E5%81%87%E7%96%AB%E8%8B%97&sa=N&tab=iw
または
http://news.google.com.hk/news?hl=zh-TW&ned=hk&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E5%81%87%E7%96%AB%E8%8B%97+%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F&btnG=%E6%90%9C%E5%B0%8B%E6%96%B0%E8%81%9E
または

http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F%E3%80%80%E3%80%80%E5%81%87%E7%96%AB%E8%8B%97&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2%E6%96%B0%E9%97%BB


[2136] 「海外からの可能性もある」 投稿者:とき 投稿日:2005/11/09(Wed) 17:57  

中国で家禽9千羽死ぬ 鳥インフルエンザ

 【北京4日共同】中国農業省は4日までに、中国遼寧省黒山県の農村で家禽(かきん)類8940羽がH5N1型の鳥インフルエンザに感染して死んだと発表した。中国での鳥インフルエンザ発生は今年秋以降、4例目。
 住民らへの感染は確認されていない。衛生省は関連施設の封鎖、検疫に乗り出し、周辺3キロ以内で飼われている家禽約37万羽を処分した。
 現地が渡り鳥の飛来地として知られることから、専門家は感染ルートについて「海外からの可能性もある」とみている。
(共同通信) - 11月4日13時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051104-00000122-kyodo-int

 どうしても、ウイルスの発信源国であるとは看做されたくないようで。『専門家は感染ルートについて「海外からの可能性もある」とみている。』、この表現の記事は、共同通信だけのよう。中国当局の大本営発表をやっているようなものでは。やはり、隠蔽体質は、サーズの頃と何も変わっていないのでしょうか。

日々是チナヲチ。
お待ちかねの禽流感、中国で人間への感染例出現か?
2005-11-07 19:18:18
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/ff6e6c13925fa6e78dc8559105c77b97
《ところが、その女児の父親への電話インタビューが『明報』(2005/10/30)に掲載されたのです。》
 ●『明報』(2005/10/30)
http://hk.news.yahoo.com/051029/12/1i6c1.html

<香港>新聞社で宅配物が爆発(毎日新聞) - 11月8日17時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000120-mai-int

 関連は不明ですが・・・。


[2135] オーソンウェールズ「火星人来襲」並み 投稿者:とき 投稿日:2005/11/09(Wed) 14:27  

『古の善く道を為す者は、以て民を明にするに非ず、将に以て此を愚にせんとす。民の治め難きは、其の智多きを以てなり。』(老子道徳経 第65章)
http://www.netwave.or.jp/~m-kenji/page/rousi/rousi065.htm

 専制君主制の時代と何も変わらず。現代で言うならば、インテリ・テクノクラート(官僚)独裁制とでもいえるか。けっして民主主義とはいえまい。

「今の悪しく政を為す者は、以て民の明なるを嫌い、将に以て此をまやかしにかけんとす。官の許し難きは、其の奸知多きを以てなり。民は由らしむべし、知らしむべからずは古の戯言。」

◆鶏飼い時事(じじい)…『NHKクローズアップ現代 謎の感染・鳥インフルエンザ』(2005.11.9)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza215.htm

『今回のジュネーブ会議でもウイルスの根絶というような妄想を捨てて動物の段階でいかにコントロールするかが議論されている時に、我が国のやり方は異常である。繰り返すように国はこの議論を避け、虐殺行為を正当化するためにあえて偽ワクチン論を展開し、弱毒株の強毒への変異を殊更強調して国民を欺いて来た。』

『とまれ、あんな怪しげなワクチン話を積み上げて検証ひとつせず、また無責任な学者達の事実と異なる一方的な話だけで誘導して、本当に必要な議論を避けようとする、ここまでの国のやりかたと無定見に見え透いたプロパガンダを繰り返す国営放送は全く許せないと思う。この問題を真剣に考えて居る者達にとって、検証一つする事なく、全く事実に反する御用学者達の言葉を並べただけのこの番組は、人を小馬鹿にしているだけでなく、国民の誤解を更に深める恐ろしい効果をもつ番組と言える。国を危うくする番組である。』

 NHKは、国営放送ではなく、「公共放送」(?)なんだそうで、いまや、今年に入ってからの番組改編でっち上げ報道以降、
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/cat5/index.html
外部からも、内部からも、とある勢力に不断の攻略工作を仕掛けられ、さらには、さまざまの不祥事によって、国民からも見放され、息も絶え絶えの状況になって確実に疲弊しておるようです。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/nhk/
 もうまもなく、新華社通信日本支局みたいなものになってしまうのかもしれません(もうすでになっているのも同然か?)。おおかた、中国経由の渡り鳥由来の感染症も多いのでしょう。その事実を隠蔽するのに加担しているのかもしれませんね。それだけ、異常に感じる番組ではありました。

 こちらの、掲示板にも、なにやら怪しげな工作員モドキの方々が、時折、登場されるようですね。あくまでも、政策側の論理が危うくなるときに書き込まれるように思いますが、霞ヶ関の方々も、匿名掲示板にカキコミするようなことはあるのでしょうか? まさかですよね。そんなことしてる暇はないはずですからね。民が何と言おうと、淡々粛々と現実に即した適切妥当なことをやっている自負と自信があるのなら、何も後ろめたいことはないのですから。人に何を言われようが、気にも留めないはずです。
 とまれ、「清浄国論」を諦めるまでの時間稼ぎをしているようにしか見えませんが。現実は着々と進行し、それが妄想空想の世界であることが明らかになりつつあるといえます。それにしても、H4は、陽性でも放置するんですね。


[2134] Re:[2133] ほとんどの米産牛は春に生まれ、これらの子牛はいま現在21か月齢以上? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/09(Wed) 10:39  

まりちゃさん。
これについては、この掲示板でも、以前、虹屋さんが、1805.1820.1822などで、詳細な分析をされていましたね。
参照http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm
つまり、アメリカ初のBSE発生後、ヴェネマン前アメリカ農務長官が発表した当初の厳しい飼料規制後に生まれた牛が、今年の7月に月齢20ヶ月。
本来ならば、今年の7月にBEVプログラムが改定となって、月齢30ヶ月に延びていれば、BSE発生前の2003年2月から2003年12月に生まれた牛は、厳しい飼料規制ではない元で、育ったにもかかわらず、セーフとなってしまったはず。
しかし、BEVプログラムの月齢30ヶ月への改定時期が遅れたために、BSE発生直後に生まれた牛は、現在、月齢22ヶ月であり、これらの牛は、来年の6月に月齢30ヶ月。
となると、BEVプログラムの月齢30ヶ月への改定時期は、来年6月以降でなければならない。

こう見ていきますと、なぜ、ジョハンズ農務長官が、このところ、30ヶ月延長問題を口にするかが、わかってきますね。




[2133] ほとんどの米産牛は春に生まれ、これらの子牛はいま現在21か月齢以上? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/09(Wed) 10:27  

水面下で輸入再開企業がいろいろ動いているようですが、本当に消費者不在ですね。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/33998/2034789#2034789


[2132] Re:[2130] 最近の鳥インフルエンザワクチン論議 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/09(Wed) 09:35  

匿名さん。
情報のご紹介、ありがとうございました。
ご紹介の中にありました、「鳥インフルエンザ検査を「高速化するチップ」米研究者が開発中」、外電でも、話題になっていますね。
『フル・チップ』("the flu chip.")というものなんだそうで、次のビデオ
http://www.wltx.com/video/vdoplayer.aspx?aid=17135
で、詳細を見ることが出来るようです。
ただ、
http://www.wltx.com/news/news19.aspx?storyid=32123
http://www.colorado.edu/news/releases/2003/434.html
によりますと、まだ、開発中の点もあるようですので、実用化までには、時間がかかるかもしれませんね。
ご紹介の生産者のご見解の中にもあるようですが、ラピッドテストのより迅速化を計ることは、急務かと存じます。
現在のゲル沈の所要時間は、判定までの結果が24時間以上というのが、実態のようですね。
また、弱毒型と、強毒型との対応の差をなくすという点は賛成ですが、ここでも、スタンピングアウト一辺倒の対応とされているのは、ちょっと、合点がいきません。
やはり、ここは、新EU司令の日本型を模索する時期ではないでしょうか。
リングワクチンについては、その有効性についての議論があるようですから、まだ、結論は、尚早のようにも思えます。
また、指標鳥(sentinel bird)使用の「DIVAシステム」については、弱毒型の世界的蔓延の今日、その有効性についての見直しが必要かもしれません。
現在は、OIE基準の変更に応じた対応の変更は、最低すべきであり、その他の二国間貿易での「家畜衛生条件」については、別の貿易戦略上の視点から対応すべきものと思います。
なお、OIE基準の変更点を、参考までに以下に掲げておきます。

今回のOIEの鳥インフルエンザに関するコードの主な変更点

1.低高病原性鳥インフルエンザの所在の通知報告
2.家禽の概念には、商業的家禽も含むこと。
3.野生の鳥の鳥インフルエンザの所在の報告も含むこと。
4.区画化(compartmentalization)によって、家禽の分集団の安全性を確保するための概念の導入。
5.ワクチネーションについては、コントロールのための追加的ツールとしてワクチネーションが導入された貿易商品についての新しい基準を組み込む。
また、ワクチネーションは、OIEマニュアルのプロトコルに従った、認可ワクチンでの、実行がされるものとする。
以上


その他、参考までに、過去に私のブログでの関係サイトを記しておきます。
「日本と中南米とのH5N2鳥インフルエンザウイルスの接点」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=455
「低病原性鳥インフルエンザ対応のEU新司令のもつ意味について-Stamping Out政策からの転換 -」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=452
「低毒性時代の日本の鳥インフルエンザ対策についての、ひとつの提案」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=429

http://www.wltx.com/video/vdoplayer.aspx?aid=17135


[2131] Re:[2128] [2126] [2116] [2111] [2110] 『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/11/09(Wed) 09:21  

>  挙句の果てには、フィリピンの幽霊会社まで登場させ、結局は、現物もなく雲をつかむような話にもかかわらず、あるように思わせるために、東南アジアのワクチン使用現場の映像。

やりかねない企業はあります。また、世界に闇ワク市場はNHKのいう通りあるのでしょう。


[2130] 最近の鳥インフルエンザワクチン論議 投稿者:匿名 投稿日:2005/11/09(Wed) 08:26  


(社)日本養鶏協会、日本鶏卵生産者協会→自民党本部(11月8日)
生産者団体としての要望及び見解等を表明
http://www.jpa.or.jp/news/item/2005/11/08%5F2/data/besshi01.swf
http://www.jpa.or.jp/news/item/2005/11/08%5F2/

(社)日本養鶏協会ワクチンの使用承認に向けての署名(18,943人分)を提出(10月27日)
http://www.jpa.or.jp/news/item/2005/10/27/

(社)日本養鶏協会VS喜田教授(家きん疾病小委員会座長)毎日新聞10月30日
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/archive/news/2005/10/31/20051031ddm003070009000c.html


参考1:
鳥用ワクチン接種の是非を議論 バンコク週報(11月8日)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1480141/detail

参考2:
期待?研究
鳥インフルエンザ検査を「高速化するチップ」米研究者が開発中
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/08/news030.html
「DNAワクチン」はインフルエンザ予防を変えるか
http://news.fs.biglobe.ne.jp/it/wd051107-20051107304.html



[2129] ちょっと身勝手な、中国の鳥インフルエンザ感染図 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/09(Wed) 07:43  

このサイト
http://www.hxdsb.com/news/allnews/2005/11/09/n20051109030614.asp
の図なんですが、肝心の中国の青海湖が、ロシア・ヨーロッパへの鳥インフルエンザ拡大の最大の拠点になったというようには、書かれていませんね。


[2128] Re:[2126] [2116] [2111] [2110] 『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』 投稿者:とき 投稿日:2005/11/08(Tue) 22:57  

笹山様
> 今日の「NHK クローズアップ現代」 『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』先ほど見ましたが、やや、番組構成に無理が見られましたね。

 茨城H5N2と遺伝子配列がもっとも類似しているのはグアテマラ株というところから、野鳥(渡り鳥)からの感染をいきなり可能性薄いとし、中古鶏はまだしも人間の接触により感染拡大へつながったたと無理やりな話。弱毒型はH5N2のほかにもたくさんあるのに、それだけが変異して強毒化するかのように吹聴。なにか映像を見てると、周辺の野鳥でなくて、養鶏業者の長靴が感染するのかと、笑えてしまうような筋。長靴で運ぶくらいなら、野鳥の可能性のほうが何十倍何百倍も可能性が高いのにそのことには触れずじまい。

 で、全編、闇ワクチンへ誘導。怪しげな養鶏業者ばかりの言い分を取り上げ、まっとうな遵法精神を持って発言してたのは、茨城県養鶏協会の方のみ。まともな養鶏業者の言い分も取り上げるわけでなし。わざわざ、法をおかしてまで未承認ワクチンに手を出すわけがないじゃないですか。使ってもいない養鶏業者を出してきて、使ったものがあるんじゃないかと勝手な妄想発言で印象操作。
 挙句の果てには、フィリピンの幽霊会社まで登場させ、結局は、現物もなく雲をつかむような話にもかかわらず、あるように思わせるために、東南アジアのワクチン使用現場の映像。

 見るものが見れば、なんだ、近隣のアジア諸国からの渡り鳥から感染しててもおかしくないなと見えるのですが、番組の流れではそれを感じさせないように、最初から野鳥からの感染を消し去っていましたので、何も知識なく見るものには、それを思い至らせない構成。
 駄目押しで、ところどころに登場させる学者専門家の先生方の発言の断片ちりばめ、OIE名誉顧問の方の、「早期発見」「根絶・淘汰」で、ウイルスの存在をなくすれば病気は防げるですと。

 ウイルスの変異が怖いのだとすれば、それはトリウイルスだけではあるまいし、ましてや、H5だけではなく、H4だろうがH3・H1でも同じことです。
 よくもまあ、ここまで、でっちあげられたものです。

 結局は、「ワクチンは使ってはいけません」だけの、大して根拠のない、科学的な裏づけもない、プロパガンダ番組でした。なぜにここまで、過剰にも「ウイルスは存在してない」状況にこだわらなければならないのか、今後ますます理解しづらい状況になるものと思われます。それでいながら、大阪のH4は存在しててもいいのですね。全くチンプンカンプンです。

 ここまでくると、どうしたって、人為的なワクチン株ではなく、周辺野鳥からの被感染と見るほうが自然なのですが、それを最後まで念頭からは消し去っていくのでしょうか。すごいことです。「こころここにあらざれば、見れども見えず・・・」を恣意的・意識的にやれることは、私には至ることができない境地にいる方々なのでしょう。
 目の前にあること、起こっていることを、こころをまっさらにして素直にながめれば、ウイルスが存在してないとか、人間がなくすることができるとか、ある特定の地域で30箇所以上まん延してるのが、人為的に拡がったとか、とてもとても思いつくわけのないお話をでっちあげられる方々って何者なのでしょう。そちらの存在の方が、ウイルスよりも数段、得体が知れなく不気味で脅威に思います。やっぱり、人間が一番コワい存在ですね。


[2127] すでに韓国では「早晩、日本は、韓国キムチの輸入再開の意向」との報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/08(Tue) 21:28  

当初、寄生虫入りキムチ問題で、日本は、7社の完全検査を通告していたが、今日になって、そのうちの一社である「斗山」鰍フ幹部の話として、「日本側は、現在隔離中のキムチの検査が終わり、何もなければ、輸出を再開する意向である。当初の全量検査の方針は、キャンセルされる見通しである。」との情報を伝えた。
http://www.atimes.com/atimes/Korea/GK09Dg02.html
http://inews.mk.co.kr/CMS/economy/all/eco/7049399_2822.php
参照


[2126] Re:[2116] [2111] [2110] 『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/08(Tue) 20:45  

ときさん。まりちゃんさん。
今日の「NHK クローズアップ現代」 『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』先ほど見ましたが、やや、番組構成に無理が見られましたね。
ヤミワクチン問題を、無理にネタにしようとしたためでしょう。
ロジックにジャンプが見られました。
民放的な、「声がえ」なんか、おどろおどろしくあったりして、ちょっと、NHKとしては、スキのある構成でしたね。
小澤 義博さんのコメントにも、物足りなさを感じました。
やはり、ここでは、スタンピングアウト政策からの転換というEU新司令
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=452
にみる、世界的なコントロール手法の変化というものを、取り上げられてほしかったですね。
正直、キワモノ的な観点しか、この鳥インフルエンザ問題を扱っていないような気がしました。
そろそろ「クローズアップ現代」も、『プロジェクトX』同様、制度疲労を起こしてきているのでしょうかね。


[2125] 何も知らない人を騙せたら 投稿者:とき 投稿日:2005/11/08(Tue) 19:01  

 これぐらい、笑いの止まらないボロい商売はありません。なんたって、半分は不顕性感染なのですから。しかも、重症化はすれども死亡者はどう見たって、感染者の中の1%以下でしょう。
 不安を煽れば煽るほど、売れてしまうことになりますね。それにしても、死亡保険金にしては、命の値段も安いこと(それでもあちらでは大金でしょうけれど)。

■鳥インフルエンザに保険 中国、死亡時140万円

 【北京8日共同】鳥インフルエンザがアジアなどで猛威を振るう中で、中国の保険会社が鳥インフルエンザ感染保険を近く発売することになり、話題を呼んでいる。
 8日付の中国各紙によると、発売を計画しているのは民間の保険会社、民生人寿(北京)。所得水準が高い北京、上海など4大都市の住民向け商品では、掛け金200元(約2800円)で加入者が感染して死亡した場合最高10万元(約140万円)を支払う。その他の都市や地方では、掛け金100元で保険金は最高5万元。期間は1年となっている。
 保険会社はすでに中国保険監督管理委員会の認可を得たとしており、政府機関や企業などの集団加入を目指しているという。
(共同通信) - 11月8日17時51分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051108-00000161-kyodo-soci

 常識的に考えたら、マスの観点からは、買うほうがどうみたって不利ですが、それでも、ワクチン接種くらいの掛け金で、もしインフルエンザで亡くなったら見舞金程度のものでも降りてくるとなれば、飛びつく人は結構いるのでしょうね。なかなか、商売上手といえばそうなのかもしれませんが・・・。


[2124] ハンタウイルス、感染源は鼠の尿というが? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/08(Tue) 17:34  

IDWR 感染症の話
腎症候性出血熱(HFRS)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_51/k04_51.html

ProMED情報
2005/11/08
Hemorrhagic fever w/renal synd. - Russia (Primorskiy Krai)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051108%2D0070
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

プリモルスキー(沿海州)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%BF%E6%B5%B7%E5%B7%9E

 あらゆる動物のウイルスが、一斉に活動期にはいっているのかもしれません。そうであれば、「清浄国論」などという、ウイルスの排除根絶思想は、まもなく破綻することになるでしょう。
 結局は、いつも自然が、人間の誤りを証明し、正すことになっているのでしょう。自然はウソをつくことがないですから。


[2123] 意図してやってる? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/08(Tue) 16:23  

 事実誤認の増幅連鎖記事に思えてなりません。

■鳥インフルエンザの影響で鶏卵の安全性に懸念の声
2005年 11月 8日 火曜日

[香港 7日 ロイター] 鳥インフルエンザに感染していながら感染の兆候を見せないニワトリが見つかったことで、鶏卵の安全性に懸念が生じている。
 感染したニワトリが産んだ卵にウイルスが含まれるかどうかについて、科学者の意見は分かれるものの、卵の殻がウイルスを含むふんで汚染される可能性があるためある程度のリスクはある、という点は指摘されている。
 H5N1型インフルエンザに感染した鳥のふんや気道分泌物には多量のウイルスが含まれ、これがウイルス蔓延を助長する。
 医師らはこれまで、鶏肉は十分に火を通していれば安全だとしてきた。だが卵の安全性については、感染したニワトリが通常24時間以内に死に卵を産むに至らないため、注目されてこなかった。
 しかし、インドネシアで最近、ウイルスに感染しているのに元気でいるニワトリが発見され、卵の安全性についての確認が急務となった。
 医療専門家らは、感染している鳥に症状が出ないことで、ウイルスの発見や制御が著しく困難になるとして大きな懸念を表明している。一部では、日本などアジアの一部の地域で好まれる生卵や半熟卵について警告する声も出ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000190-reu-int

 いつまで、トリのウイルスが、ヒトにも脅威だと言い続けるのでしょうか? そんなバカな話を信じ込ませるなんて、程度の低いプロパガンダにしか思えませんが、何か見事に引っかかっているようで。どうなっちゃてるんでしょうか?
 どこかで、だれかがこのトリ→ヒト感染捏造情報を終息させる必要があるでしょう。この話、そもそもは中国(香港)からはじまっているんですが。(おそらく、それ以前に、中国国内で発生があったのではないでしょうか?)


[2122] しだいに日常化し、関心も薄れていく? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/08(Tue) 13:24  

<鳥インフルエンザ>新たに抗体陽性 茨城・小川町の養鶏場(毎日新聞) (7日23時57分)
最終検査で抗体陽性 茨城の鳥インフルエンザ(共同通信) (7日23時19分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

茨城県の移動制限区域内におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について(平成17年11月7日)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051107press_6.html

茨城県の高病原性鳥インフルエンザに関する情報(茨城県ホームページ)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html

 もはや、周辺の自然環境に存在する鳥からの感染としか想定できない。自然界に存在するウイルスを、半永久的に、排除しようとやりつづけなければいけないのでしょうか、農水省さん? 茨城県は養鶏業ができない地域になってしまいますね。そのうちに、他県も同じことになるでしょう。それとも、検査したフリをして、検出しないようにしますか?

 レギュラーな(想定内の)ことばかり相手し続け、イレギュラーな(想定外の、突発的な)ことは、なるべく即座に「臭いものには蓋」的対応の「家畜伝染病」対策です。実質は、機械的作業(ルーチンワーク)はあれこれ考えて仕事はすれども、突発的想定外の事は熱心にやらないという姿勢と考えが表れているようなものです。「自然災害(天災)」を想定することはもともとから不得手ですけれど。「危機管理」のない国、日本です。

 こうなればもはや、どうせなら「家畜伝染病」そのものを、国の「法令」対策から切り離して、それこそ「民の力」にまかせたほうが、現場の対策はスッキリうまくいきます。生きることができないものが死んで、生き延びれるものだけで繁殖しやっていくという、いたってシンプルなやり方を。法令制度は、現実のありようをゆがめるものでしかなく、まさに「人災」そのものを惹き起こしているのが、いまのトリフル対策でもあり、KHV対策でもあります。BSEも怪しいですし。過保護過干渉制度のゆがみでしょうか。
http://www.maff.go.jp/syohi.html


[2121] もうひとつのエコナ問題-ジアシルグリセロール アシルトランスフェラーゼの過剰発現- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/08(Tue) 10:26  

エコナの問題を追及していくと、ひとつのキーワードにぶち当たる。
過剰発現(Overexpression)という言葉である。
次のサイトは、専門的で、なかなか、理解するのが、難しいのだが、おぼろげながら解釈すると次のようなことらしい。

すなわち、
肥満の原因は、トリアシルグリセロール(TAG)が脂肪組織に蓄積することとなるとされている。
そこで、トリアシルグリセロールが合成される最終の過程で働く、ジアシルグリセロール アシルトランスフェラーゼ(DGAT)が、脂肪合成に関与する遺伝子の発現を制御することによって、肥満を未然に防ぐことが出来るのではないのか、という考え方がある。
参照サイトhttp://www.nih.go.jp/eiken/chosa/kiban_yamazaki.html

ところが、このジアシルグリセロール アシルトランスフェラーゼ(DGAT(Diacylglycerol Acyltransferase))が、過剰発現(Overexpression )することで、リン脂質合成の形成を減少させ、これによって、細胞や細胞膜の形成に影響を与える。ということのようなのである。

このジアシルグリセロール アシルトランスフェラーゼの活動如何のシグナルを送るのが、DAG(ジアシルグリセロルdiacylglycerol、エコナの80パーセント主成分)であるとの仮説がある。

つまり、ジアシルグリセロル(diacylglycerol、DAG)は、トリアシルグリセロール (triacylglycerol、肥満に関係)の形成に関係すると同時に、 リン脂質合成(phospholipid synthesis、細胞膜の形成・アポトーシス(細胞死)やカスパーゼ活性に関係)の形成にも関係しているという、二面性の機序があるということのようだ。

別の論文では、「DAGは、リン脂質形成(phospholipid synthesis)の前駆体(precursor)」との表現も見られる。

とかく、エコナの問題というと、「発がん性があるのか?、ないのか?」とか、「中性脂肪が減少するのか?しないのか?」とか、「健康にいいのは、TAGかDAGか?」などの、表面に現れた現象面にこだわってしまうのだが、上記のDAGのもつ機序の二面性−両刃の刃的捉え方-という視点(もっと下世話に言えば、リン脂質形成をめぐってのTAGとDAGとDGATとの四角関係とでもいうのかな?)から捉えると、これは、もっとシリアスな問題であることが、うすうすながらわかるのだが。

上記引用の論文は、下記サイトで見ることが出来ます。
「”Overexpression of Diacylglycerol Acyltransferase-1 Reduces Phospholipid Synthesis, Proliferation, and Invasiveness in Simian Virus 40-transformed Human Lung Fibroblasts”  Carolina Bagnato and R. Ariel Igal, Member of the Carrera del Investigador Cient&iacute;fico、June 2, 2003」
http://www.jbc.org/cgi/content/full/278/52/52203


[2119] 中国のヒト感染鳥インフルエンザの続報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/08(Tue) 09:28  

[2099] [2103] でお伝えした、中国湖南省でのヒト感染疑い鳥インフルエンザだが、依然として、疑い3人が、鳥インフルエンザ感染であったかどうかについては、まだ明らかにされていない。
このサイト
http://news.tfol.com/10026/10032/10033/2005/11/8/10067448.shtml
によると、すでに、100人以上の人が、隔離中とのことである。
また、遼寧省では、このサイト
http://www.huaxia.com/xw/dl/2005/00384147.html
によれば、3,624 人が、接触疑いとされている。
もうひとつの主要感染地である安微省では、このサイト
http://www.ah.xinhuanet.com/news2005/2005-11/07/content_5520240.htm
によれば、全省的な監視・コントロール体制を敷いたようだ。



[2118] Re:[2115] 米国の骨付きカルビ販売 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/08(Tue) 09:12  

この会社の所在地から、大体、ルートはわかりますね。


[2117] キムチ輸入大国日本 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/08(Tue) 08:03  

この韓国サイト
http://www.jed.co.kr/SITE/data/html_dir/2005/11/07/200511070061.asp
を見ると、昨年の韓国のキムチ輸出総額は、三万四千八百二十七トンで、そのうち、日本へ輸出されたのが、その93パーセントにあたる三万二千四百二十八トンであったという。
それにしても、昨日朝のフジテレビのキャスター小倉智昭さんのキムチ報道は、ひどいものでしたね。

http://www.jed.co.kr/SITE/data/html_dir/2005/11/07/200511070061.asp


[2116] Re:[2111] [2110] 『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/08(Tue) 07:56  

今日の「NHK クローズアップ現代」 『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』がどのような内容のものか、わかりませんが、少なくとも、中南米ウイルスの遺伝子配列と類似しているというのなら、その遺伝子配列を公開してから、このような番組を組ませるべきでしょうね。
すくなくとも、今では、遺伝子配列を秘匿する必要はないのですから。


[2115] 米国の骨付きカルビ販売 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/11/08(Tue) 07:16  

当店の骨付きカルビ肉は米国産を使用しております。

★本セットのカルビ肉は米国産です。BSE問題が出ておりますが、当然「特定危険部位」は含んでおりませんので安心してお召し上がり下さい。
http://www.rakuten.co.jp/rabbit/111870/127302/#124612
在庫?


[2114] 7割超えましたね。 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/11/08(Tue) 06:55  

米産牛肉「まだ購入を控える」73%
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3155049.html  北アメリカ産牛肉の輸入再開問題で、7割以上の人が「今輸入しても購入を控える」と考えていることがJNNの世論調査で明らかになりました。

 この中で、今、北アメリカ産牛肉の輸入が再開された場合の対応をたずねたところ、前回4月の調査より5ポイント多い73%の人が「まだ購入を控える」と回答しました。

 また、輸入の再開に向けては「日本と同じレベルの検査体制が保証されなければ再開するべきではない」と回答した人が69%で、「日本と同じレベルでなくとも、ある程度の安全が確保されれば再開してもよい」の30%を大きく上回りました。

 北アメリカ産牛肉の輸入再開をめぐっては政府の専門家委員会が事実上、年内の再開を容認する答申案をまとめていて、来月中には再開を決める見通しです。(07日19:56)



[2112] これも、茨城県 投稿者:とき 投稿日:2005/11/07(Mon) 21:30  

 鯉も鶏も、そしてやがて豚も。
http://www.maff.go.jp/syohi.html
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

平成17年11月7日
農林水産省
豚コレラ関係の定期報告関連情報について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051107press_3.html

豚コレラに関するQ&A
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/cholera/top.htm

 ワクチンをやめて、今後は、罹ったら殺処分という方向へもっていくのでしょう。ワクチンを用いてないということでの非関税障壁を堅持していくことを図ろうとしているともいえるのでしょう。
 「清浄国論」は、経済・貿易問題を優先して、自国の食糧確保を危うくすることになる、全くの失政です。本末転倒です。疫病の危機管理が0になってしまいます。
 経済貿易は計算ずくでいけるルーチンワークの世界でしょう。しかし「疫病」はイレギュラーな世界です。ひょっとして、そのことも加味して、政策を進めているのでしょうか? それであるなら、ますます危機管理は0ですね。最初からやる気はないともいえますね。家畜伝染病は、行政からすれば、総じて傍らの事象なのでしょう。出たときは、さっさと抹殺根絶してしまえばいいと考えているとしか思えません。
 もう、想定外(イレギュラー)のことは、最初からやらないということを表明しているのに等しいことになっています。やっぱりルーチンワークでないものは捨象されてしまうのでしょうか? 
 生き物を相手する感覚ではないですね。農水省にとって、家畜は、机上で数量を計算する対象でしかないのでしょう。まあ、人間もまた医療経済のカモにされてるようなものですから、同じかもしれませんが。
 やはり、お上は、現場の人間に対するレスペクトは微塵もないのでしょう。(そのまた、逆も高まるだけですが。「日本」はバラバラになりつつあり、あるいは、されつつあるのでしょうか。)

民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562036672
スイス政府「民間防衛」に学ぶ
http://nokan2000.nobody.jp/switz/
反日活動から日本を守るBlog
http://blog.livedoor.jp/nokan2000/


[2111] Re:[2110] 『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/07(Mon) 21:24  

> NHK クローズアップ現代 11月8日(火)放送予定
> 『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』
> http://www.nhk.or.jp/gendai/
>

スタジオゲスト : 小澤 義博さん
(国際獣疫事務局・名誉顧問)

小澤氏は米国食肉輸出連合会のBSEの全面広告のほうは訂正しないんですかね。

農水省からの回答:新聞の小澤義博氏のコメントは事実ではない
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/1e5d80abffdda8a01939e2ab7e9e8d02



[2110] ここまでプロパガンダをやっていいのだろうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/07(Mon) 20:33  

NHK クローズアップ現代 11月8日(火)放送予定
『鳥インフルエンザ  闇ワクチンを追う』
http://www.nhk.or.jp/gendai/

 あんまりです。養鶏業に携わる「日本国民」を愚弄するもの以外の何ものでもありません。そこまでして、ワクチン希望勢力を押さえ込みたいのでしょうか? 
 国民の目からみて、養鶏業界を白眼視させるように仕向け、そのような印象へと誘導したいのでしょうか?
 日本国内の国民同士の内部分裂へともっていく工作に等しいのではないのか? 
 なんら、証拠も物証も提示できていないにもかかわらず報道してしまっていいのだろうか? NHKは、どうも今年に入ってから、舵がどこかに振り切れてしまったかのように感じます。
 農水省が、このように誘導しているのなら、誰のために存在しているのか甚だ疑問に感じるほかありません。下々の市井の人間の幸福のために仕事をしているのではないのですか? 
 生産現場の感覚では、H5N2は、まったくわざわざ殺さねばならないものではありません。H4と同じものです。なおかつ、無症状で抗体をもっているならば、たとえそれが自然に感染し拡がるのならば、これほど好都合なものはないはずです。自然のなかで、脅威となるH5N1本隊の襲来にも耐える可能性があるからです。
 H5N1とて、いっとき流行してしまえば、あとは、やがて耐性系統でやるしかないのです。周辺野鳥からのさまざまのウイルス感染を完璧にシャットアウトできるはずがないのですし。
 むしろ、繰り返し繰り返し、経験させておくことによって、抗体価を維持できるところのウイルス感染を、たとえ野生株であろうとワクチン株であろうと、経験させないことを正しいとする今の家畜伝染病の「ウイルスに対する思想」は根本的に間違っています。
 中世の魔女狩りを肯定するような、キチガイじみた思想に基づいた「法令」「対策」です。生き物が生き延びていくことができなくなってしまいます。

『わが国の政府の施策は一度決められるとこれを自らの力で改める術を明治開国以来、輸入することを忘れてきています。』(P51.)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770024282
(究極の免疫力 西原 克成 (著))

 とにかく酷すぎる。紙の記事と違って、影響力が大きすぎます。事実報道をきちんとやらないで、大本営発表そのままの印象操作によって、現実がゆがめられてしまうのでしょう。(野鳥からの感染の可能性とかは、当局発表に従って捨象されてしまうのでしょうから。)
 この国のエリート層は、どうなってしまったんでしょうか? この国の安寧と秩序を維持する気概はもうすでに失せてしまったのでしょうか。

白洲次郎 占領を背負った男 北 康利 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062129671


[2109] 中国人はH5の感染経験があるようで。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/07(Mon) 19:33  

ProMED情報(詳細)
2005/11/04 PROAvian influenza, human - East Asia (159): China, H5 antibody
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051105%2D0050
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:9176839217200464947::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,30941

『[1] 中国人のインフルエンザH5抗体陽性率は、下記の報告によると、2-7%である。
Influenza: old and new threats, Nature Medicine Supplement, Vol 10, No 12, pp 582-587. Dec 2004, (<http://www.nature.com/naturemedicine>)
[2] 中国の関係者からのコメント。陽性率は、わずか2.9%である。』

 なぜ、H5抗体、持ってる?(もうキャリアになってるということですね。それとも、H5ワクチン?!由来でしょうか? 全部が全部、もしあったとしても、ワクチンとは考えられないので、おそらくは、ヒト型の野生株の感染によるのではないかと、考えておいたほうがよいでしょう。)


[2108] クラスノヤルスク「原因不明の呼吸器疾患」 投稿者:とき 投稿日:2005/11/07(Mon) 19:17  

ProMED情報(詳細)
2005/11/05 PROUndiagnosed respiratory illness - Russia (Krasnoyarsk): RFI
原因不明の呼吸器疾患-ロシア
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051106%2D0030
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:9176839217200464947::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,30934

『患者の約半数が、最高40℃までの発熱』
『「今回のウイルス性感染症は、主にaerial[飛沫?空気?]感染で伝播される」としていると明らかにした。同氏は、以前発病した患者の同級生や成人を含む親類が、現在発病して治療を受けていると語った。』
 感染伝播が起こってるもよう。ウイルスの分離同定がされることを願う。

クラスノヤルスク地方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%9C%B0%E6%96%B9

クラスノヤルスク地方(地理概況と人口データ)
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/nizhniy-kobe/subekt.krasnoyarsk.htm

鳥インフルエンザ対策、米ロ協力 生物兵器研究所を活用(asahi.com 2005年11月06日23時40分)
http://www.asahi.com/international/update/1106/012.html

中国、遼寧省で家禽600万羽を処分=新華社
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000156-reu-int
『発生地点から半径3キロ以内の家禽600万羽すべてが処分された』

 日本とはまた違い、ずいぶんと密集してるようで? 俄かには信じがたい。ロイターによる新華社伝聞情報でもありますし。


[2107] Re:[2106] [2105] 全農さんが、何か、あわてています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/07(Mon) 19:07  

なお、上記(3薬事法第24条第1項に抵触する可能性があるもの)及び(4薬事法第36条に抵触する可能性があるもの)の事例で取り扱われていた動物用医薬品は主に無機塩類・ビタミン製剤、消毒剤等であり、獣医師の指示等がなければ販売できない抗菌性物質製剤やワクチンなどの要指示医薬品の販売事例は報告されていない。

ですか。
ヤミは深いようですね。


[2106] Re:[2105] 全農さんが、何か、あわてています。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/07(Mon) 17:55  

 これでしょうか?

平成17年11月4日
農林水産省
動物用医薬品の流通に関する実態調査の結果の概要について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051104press_7.html


[2105] 全農さんが、何か、あわてています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/07(Mon) 16:06  

何があったんでしょう?


[2104] Re:[2087] [2086] [2085] [2082]11月4日 BSEリスコミでのコリーヌ先生の回答 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/07(Mon) 12:34  

笹山さん、ありがとうございます。

> ただし、ここでは、はっきり「BSEに感染した牛から採ったホモジェネートした脳を50mgマカクザルに摂種』とかいてありますよ。
> 最後の所に『コリーヌ・サスメザス博士の協力に感謝』とも書いてありますね。

そうですよね(^^; 通訳さんを通した回答で、あれはBSEじゃなくてCJDかスクレイピーだとかいう回答だったんですが?かなりしつこく伺ったんですが?(^^;? 

その他、11月4日のリスコミで、
http://www.fsc.go.jp/koukan/dantai_jisseki.html

>「腸からプリオンが検出された後、扁桃や脳などに発現するまで異常プリオンたんぱく質が消えるが、これは(本日の講演のマウス実験にあったように)血流を通じて移動していると考えていいのか?」
という質問もしましたが、「研究中」ということで、的を得た回答はいただけませんでした。

米国の飼料管理の無茶苦茶さを、具体的にトン数などで申し上げたら、コリーヌ先生はこういわれてました。

>「ご存知のように、歴史を見て参りますと、たとえばリスク評価はできる、つまりこの肉骨粉がどの国に輸出されたかと、そのへんに不確実性があります。というのは貿易というものは非常にフォローができないんです。ですからとてもいい地理的な絵があって、肉骨粉がこっちにいった、世界中にいった、ということは示すことができます。これは標準としてとりますと、状況は非常に劇的かも知れません。これはあまりいい状況ではないんですけれども。」

>「国の国内慣行があります。やり方です。最初のリスク評価が米国で行われました。それも議論を呼びました。今第二の(米国の)リスク評価をやり直しています。えさのやり方の慣行、どう肉骨粉が処理されているか、輸入された肉骨粉がどうなっているか、近いうちに公表できるでしょう。」

>「積極的に状況を検査しないとわからない。テストをしてみないとわからない。真の米国のBSEの発症がどうなっていたか、真実はわかりません。」

>「状況はわからないけれど、保護はあります。たとえばテストをする、あるいはすべての個体を○○するとか、適切な形でSRM除去をやっていくことが重要です。」

こんな肉ますます食べられない〜と思った意見交換会でございました。が、今までの傾向と対策から、これらリスコミの内容が反映されることはないんでしょう。

他に、弧発性に似た病状のBASE
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04021701.htm
と、CWDについての最新知見についての質問と、米国でミンク脳症や狂鹿病が発生してるので、英国型でないBSEの発生を心配しているという質問?もしましたが、コリーヌ先生は「BASEは要注意」とのこと。
そして北米のCWDは研究者は、皆憂慮されてますね。
なお、牛脂の危険性についてはコリーヌ先生も触れてました。

話はかわりますが、
血液からプリオンを除去する技術についてのニュースがありました。

Pall Prion Removal Technology Presented to FDA Advisory Committee on Transmissible Spongiform Encephalopathies
Monday October 31, 4:13 pm ET
Protecting the Blood Supply from Variant CJD
http://biz.yahoo.com/bw/051031/316001.html?.v=1


[2103] Re:[2099] 中国・湖南省でのヒト感染鳥インフルエンザの詳報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/07(Mon) 07:40  

ときさん。
まったくですね。この掲示板での感覚からすれば、いまさら、といった感じなのですが、中国・湖南省でのヒト感染死亡鳥インフルエンザの詳報は、次のようなものです。
3例発症とのことで、そのうちの一人が死亡という状況です。
1例目と2例目は、姉弟の関係のようで、
1例目の女性は、12歳で、10月16日に、重症肺炎症状をみせ、当日、午前に、湘潭市小児保健院に入院し、当日、午後に、湖南省児童病院に転院し、18日午前に、急性呼吸促進症候群 (ARDS)で死亡。
しかし、H5N1もSARSも陰性であった。
2例目は、1例目の女性の弟で、10月17日に、姉と同じ湘潭市小児保健院に入院し、10月18日に、湖南省児童病院に転院し、10月22日に、回復した。
検査では、H5感染疑いは、あったもの、H5N1やSARSとも、陰性であった。
3例目は、36歳のハン族の男性で、中学校の教師である。10月24日に、湘潭市内の医院で、肺炎と診断され、同日、午後、湘潭市中央病院に入院し、その後、回復したが、検査結果では、H5N1もSARも、陰性であった。

ということのようです。

http://news.sohu.com/20051107/n227411225.shtml


[2102] Re:[2101] ソニーBMGのコピーコントロールCDにマルウェア 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/07(Mon) 05:55  

謎工さん。
なるほど、ソニーさんも、うまいことを考えたもんですね。
CCCDが単なるCDではないことを逆利用し、コピーする場合は、パソコンのCD-ROMにかけるであろうことを想定して、CCCDに、パソコンが読み込んでしまうトロイの木馬を仕込んだというわけですか。
いわば、リスナーは、常駐スパイ付CDを買わされたというわけですね。
なんやら、先日のネット銀行暗証番号読み取り送信コード付CD-ROM送りつけ事件
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051104/223992/
と、そっくりですね。
サイトhttp://wadaino.jp/detail/6575537によりますと、「rootkit作成には, シマンテック が協力している とのこと」と書いてありますが、真相はどうなんでしょう。
こうなると、MacAfeeに、乗り換えたほうがいいかも、ですね。
なるほど、下記サイトのように、海外では、訴訟合戦、にぎやかなようです。
海外では「 "DRM Rootkit"」問題といっているようですね。
しかし、デジタル権利管理(DRM)が、このような形で、パソコンシステムに入り込むということは、常軌を逸しているものと、判断されますね。
「CCCDは、レッドブックのCDにあらず。」を、ソニーさん、自ら立証されたことになってしまいました。
このサイト「Removing Sony's CD 'rootkit' kills Windows」http://www.theregister.co.uk/2005/11/01/sony_rootkit_drm/
をザットみますと、このRootkitを削除すると、ウインドウズOSを動かなくしてしまう、とも、書いてあるようですね。
Rootkitがパソコンのシステムに侵入すると、自動書き換えしてしまうということなんでしょうかね。

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=BMG++Symantec+rootkit++suit&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=


[2101] ソニーBMGのコピーコントロールCDにマルウェア 投稿者:謎工 投稿日:2005/11/07(Mon) 04:46  

 日本ではCCCDのリリース自体が下火になりつつある中、欧米ではソニーBMGが
5月から投入している新型CCCDがPCにrootkitを組み込んでしまううえ、通常の方法では
アンインストール不可能と言うことで大問題に発展しています。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/02/news022.html
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20090087,00.htm
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051104302.html

英国の一部報道ではソニーBMG側がSymantecにこrootkitを
セキュリティ問題として
取り上げないよう働きかけていたと言う新たな疑惑も浮上しており、日本国内では
該当タイトルの輸入盤が少量入って来ている程度なので被害が有っても限定的なものに
留まりそうですが、欧米ではこの問題が連日センセーショナルに報道されており
近く集団訴訟が起こされかねない状況だとか。


[2100] ゆうーらしあ、の民とはなにものぞ!! 投稿者:Sato 投稿日:2005/11/06(Sun) 23:33  

ををいなる、けいあいを、うけ
それを、たましい、と、なって、
うけつぐもであるぞよ。



[2099] 白々しい発表? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/06(Sun) 22:24  

人へ初感染の可能性=鳥インフルエンザ地域で肺炎−中国衛生省

 【北京6日時事】新華社電によると、中国衛生省スポークスマンは6日、鳥インフルエンザ(H5N1型)が発生した湖南省湘潭県で肺炎になった男女3人(うち1人死亡)について「鳥インフルエンザに感染した可能性を排除しない」とする見解を明らかにした。
 中国国内ではこれまで、鳥インフルエンザの人への感染事例は報告されていない。 
(時事通信) - 11月6日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051106-00000062-jij-int

中国で初めて人へ感染か 鳥インフルエンザ

 【北京6日共同】新華社電によると、中国衛生省の報道官は6日、湖南省で3人が原因不明の肺炎にかかり、1人が死亡したと発表した。政府が同省に派遣した専門家は高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)感染の可能性を排除できないとしている。人への感染が確認されれば中国で初のケース。
 報道官によると、中国疾病予防コントロールセンターがさらに検査を続けている。衛生省は、世界保健機関(WHO)に3人の症例を詳しく報告。病因の早期特定は困難として、WHOの専門家を中国に招き、中国の専門家とともに原因究明に当たると発表した。
(共同通信) - 11月6日21時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051106-00000111-kyodo-int

 ヒトのなかでのパンデミック、いつまでも隠しきれなくなってきた? 
 これは、もはや“鳥”インフルエンザではなく、新型のA型インフルエンザウイルス感染症とでもいえるものでしょう。俗にいえば、「新型香港(中国)風邪」でしょう。
 はやく、第三者機関が、遺伝子解析をやって、東南アジアで流行しているものとの照合、検証をしたほうがよいと思います。ワクチンなしでも、何とか体力を温存し、適切な対処をし悪化(肺炎など)させなければ、ほとんど助かるでしょう。(どうしても、助からない人が出るのは仕方ありません。そういう体質の人は、ワクチンでも副反応で亡くなります。)


[2098] Re:[2097] 鶏フルや新型インフルエンザでは有効性は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/06(Sun) 21:34  

虹屋さん。
今年も、インフルエンザワクチン接種時期を、11月から迎えましたので、私も、11月2日に、近くの医院にいって接種してまいりました。
2005−2006年のワクチンは、次のとおりなんだそうです。
A/ニューカレドニア/20/99(H1N1)Aソ連型
A/ニューヨーク/55/2004(H3N2)A香港型
B/上海/361/2002
『あたりそうですか?』と、お医者さんに聞きますと、『それは、なんとも』と、おっしゃっていました。
看護婦さんに聞きますと、ワクチンが入荷したのが、10月にはいってからということで、『あまり、一度に多くもらっても、保管場所がなくて』と、言っておられました。
ちょっと古いサイトですが、この『新型インフルエンザ対策検討会 新型インフルエンザ対策報告書』http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s1024-3.html
を見ますと、ワクチンの決定から製造、配布にいたるまでの工程がよくわかりますね。
この工程を、いかに短縮するかが、有効性を高めるひとつの要因になるようですね。
もっとも、日本は、国民のワクチン接種率0.3%と、海外諸国にくらべ、著しく低い国ですので、パンデミック状態の時に、これらの歴史的、低接種率が、どのように作用するのか、ちょっと不安です。
上記の提言では、「 WHOから新型インフルエンザワクチン製造用候補株等が配布された後に新型インフルエンザワクチン開発を行うことは、必要な開発期間、製造期間を考慮すると現実的ではない。従って、欧州医薬品庁の取扱いのように、新型インフルエンザウイルスを想定したモックアップワクチンを用いた開発を行い、薬事法に基づく承認審査を行うことが望ましい。」と、書かれていますが、現在では、どのような状況なのでしょう。
また、リバース・ジェネティクス遺伝子操作技術による、生産過程の短縮化、検定期間の短縮化も、総工程の短縮化に寄与する要素のようです。
しかし、なんといっても、これを製造する側にとっては、大きなリスクを背負うわけですから、先に、ブログの「「鳥インフルエンザ・ワクチン皆接種構想」の再浮上 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=199に書いたような、国民ワクチン皆接種構想の方が、いろいろな意味で、社会的リスクが少なく、費用対効果が大きい方法だと思うんですが。

あ、上記報告書の平成16年8月版もありました。
たいして変わっていないようですね。
このサイトhttp://park5.wakwak.com/~hacsw/siryou/influ_040902-02.htmlです。

http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s1024-3.html


[2097] 鶏フルや新型インフルエンザでは有効性は? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/06(Sun) 20:37  

鶏フルのワクチンの有効率は??
新型インフルエンザ・ワクチンは、どうやって有効性を確保するのだろう??

><インフルエンザワクチン>昨冬の効果 有効率27%

昨冬はインフルエンザが大流行したが、予防接種のワクチンの効果は今一つだったことが、日本臨床内科医会(事務局・東京都千代田区)の調査で分かった。効果(有効率)は年によって変動しており、同内科医会インフルエンザ研究班の河合直樹班長は「昨冬は、流行を予測して作ったワクチンの型と、実際に流行したウイルスの型がずれた可能性がある」としつつ「こうしたデータを、予防接種を受けるかどうかの判断材料にしてほしい」と訴えている。
 日本臨床内科医会は会員医師のいる全国43医療施設で、自ら希望してインフルエンザワクチンの予防接種を受けた人1万4364人と、受けなかった人3101人を登録。その後、今年4月30日までにインフルエンザにかかったかどうかを調べた。
 その結果、接種を受けながら発症したのは696人(発症率4.8%)。逆に受けない人のうち発症したのは206人(同6.6%)だった。接種でインフルエンザにかかる率がどの程度低下するかを見る「有効率」は約27%となった。
同内科医会はワクチンの効果を検証するため、01年から02年にかけての冬から調査を始め、今回で4回目になる。これまでの発症率はワクチンを接種したグループでは、4年前の冬から0.3%▽1.9%▽1.7%▽4.8%と推移。一方、接種しないグループでは、それが1.2%▽5.9%▽2.4%▽6.6%だった。
「有効率」は最初の2冬で比較的高く、75%と68%を記録したが、昨冬と一昨冬は3割を切った。
河合班長は「昨シーズンは有効率は低めだった。インフルエンザウイルスは変異が早く、ワクチンの型と流行する型とのずれはある程度避けられない」と話している。【高木昭午】
(毎日新聞) - 11月6日9時50分更新

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20051106ddm041100077000c.html


[2096] 閑散とした韓国・ソウルの百貨店のキムチ売り場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/06(Sun) 20:16  

下記サイトの写真は、韓国・ソウルのデパートの中の、閑散としたキムチ売り場の様子。
いつもは、ごった返す日本人観光客が、そっぽを向いてしまったためだ。
それにしても、「松茸白キムチ」とは、泣かせますね。

http://news.hankooki.com/lpage/economy/200511/h2005110618010621540.htm


[2095] 『急性骨髄性白血病』? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/06(Sun) 20:00  

■歌手の本田美奈子さん死去=急性骨髄性白血病、闘病10カ月

 「1986年のマリリン」などのヒット曲で知られ、ミュージカル女優としても活躍した本田美奈子(ほんだ・みなこ、本名工藤美奈子=くどう・みなこ)さんが6日午前4時38分、東京都内の病院で急性骨髄性白血病のため死去した。38歳だった。東京都出身。告別式は9日午前10時から埼玉県朝霞市溝沼 1259の1の朝霞市斎場で行われる。喪主は母工藤美枝子(くどう・みえこ)さん。 
(時事通信) - 11月6日16時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051106-00000023-jij-soci
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%CB%DC%C5%C4%C8%FE%C6%E0%BB%D2&st=n

国立がんセンター
急性骨髄性白血病(成人)
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pro/cancer/020305.html

究極の免疫力 西原 克成 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770024282

『実のところ、激しい過労で風邪症状から白血球が増えすぎることはよくあることです。つまりウイルスか何かのはっきりしない感染は過労時にはしばしば起こるものなのです。これは、ウイルス感染症の白血球増多症で、白血球の症状がなければ単なる骨髄異形成症という病気です。〜
〜微熱があっても、白血球が三万でも五万でも、元気で肺も感染がなくてリンパ節にるいるいとした腫れもなく平気で歩ける人は単なる白血球増多症か骨髄異形成症です。このような場合には、とにかくしっかり骨休めをして、身体を温めてウイルスを身体内で同化して、造血機能を正常に戻していけばいいだけの話です。しかし、東大病院の医者たちは、過労によるウイルス性の白血球増多症をともかくも白血病に仕立ててしまいます。あっさりと白血病として抗がん剤投与を始めてしまうのです。』(P26〜27.)

骨とエネルギー
口呼吸は万病の元 (7)
http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/1999.2.1.html
『小児を歩かせすぎたり、大人でもスポーツをしすぎると免疫病になるのは、関節頭の白血球造血巣が力学刺激でくたびれて造血障害を起こすためです。このときは無害であっても腸内細菌が多量に体内を巡ると白血病や悪性リンパ腫を発症します。』

おしゃぶりは鼻呼吸と発達を促す  3、4歳までおしゃぶりを
(西原克成・西原口腔科診療所院長に聞く)
http://www.tokyo-sk.com/new/04_09_oshaburi2/04_09_oshaburi2.html

『咽喉部の扁桃には多くの免疫機能がありますが、早期の離乳食などによって口呼吸になれば、直接、空気からの毒物やバイ菌が体内に入り、「免疫病」のきっかけとなります。』

『腸管扁桃域で、普通なら無害の常在菌の慢性的な感染症が引き起こされ、白血球が細菌やウィルスを抱え込み、さらに白血球の慢性的感染が各種器官に拡散していくとこのような疾患が発症すると私は考えています。最近では小児喘息も「単なる雑菌による気管支の炎症ではないか」との説も出ており、「口呼吸」が原因とも。』

 「食べ物はよく噛んでたべること」、「口を開けたままにしないこと(口は閉じるもの)」、昔の人が当たり前にいっていた“躾”は、生体防御の観点からも理由のあることなのだと、いまさらながらに感じます。


[2094] Re:[2093] ハンタ・ウイルス感染症 投稿者:とき 投稿日:2005/11/06(Sun) 19:16  

IDWR
感染症の話 2000 年第25 週(6 月19日〜6 月25日), 第26週(6 月26日〜7月2日)掲載
ハンタウイルス肺症候群 (Hantavirus Pulmonary Syndrome, HPS)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k00-g30/k00_256/k00_256.html

腎症候性出血熱(HFRS)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_51/k04_51.html

『現在でもHFRSは、中国では毎年10万人規模、韓国では数百人、欧州全域では数千人程度の患者発生があるものと考えられており、全世界における本症による年間入院患者数は6〜15万人ほどであろうと推測されている。
 血清学的陽性を含めると、ハンタウイルス感染はユーラシア・東南アジア・アフリカなどに広く分布しており、新ウイルスであるSin Nombre virusを含めるとアメリカ大陸一帯に広く存在する。』

『潜伏期は10〜20日であり、ヒトからヒトへの感染例はない。』

『ELISA、IFA、IAHAなどにより、血清中の抗体測定が行われる。PCRによる遺伝子診断、ウイルス分離なども可能であるが、特殊検査であり、一部大学研究機関、一部地方衛生研究所、および国立感染症研究所などで検査室診断が行われる。』

 ウイルスが分離同定されたのでしょうか? 血液検査と外見所見からの判断であれば、HFRSと、にわかに受け入れるわけにはいきませんが。

『野ネズミとの接触を避けることが最大の防御である。積極的な予防方法として、韓国および中国では不活化ワクチンが開発されているが、いずれも国内の一部で使用されているにすぎない。』

『感染症法における取り扱い (2003年11月施行の感染症法改正に伴い更新)
 腎症候性出血熱は4類感染症に定められており、診断した医師は直ちに最寄の保健所に届け出る。報告のための基準は以下の通りとなっている。』

 起こっていても、かなりの集団感染が認められない限り、見逃されてしまってる場合が多いでしょう。まずは、きちんとウイルスが分離同定されるかですが。


[2093] ハンタ・ウイルス感染症 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/06(Sun) 17:27  

このサイトhttp://www3.johac.rofuku.go.jp/infection/virus/hantaan.htmlを見ますと、日本も、その例外ではないようですね。
ウイルスの種類が、次の6種類あるようで。
1) Hantaan virus (疾患:HFRS、分布:中国、韓国、極東ロシア)2) Dobrava virus (疾患:HFRS、分布:東欧)3) Seoul virus (疾患:HFRS、分布:中国、韓国、日本、米国、欧州)4) Puumala virus (疾患:HFRS [NE]、分布:欧州)5) Prospect Hill (ヒトでの疾病無し、分布:米国東部)6) Sin Nombre virus (疾患:HPS、分布:米大陸)

上記のサイトでは、ワクチンがないと書かれていますが、ワクチンは、あるようですね。
しかし、ウイルスのタイプごとにあるのかは、不明ですが。
その点、ちょっと、気になりますね。

http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k99-g52/k99_48/k99_48.html


[2092] もしや、中国で流行してたもの? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/06(Sun) 16:30  

ProMED情報(詳細)
2005/11/02 腎症候を伴う出血熱
PROHemorrhagic fever w/renal synd. - Russia (Orenburg)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051104%2D0090
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:18071580679510246860::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,30912

『この地域でこの規模の流行は、ここ4年間見られなかった。流行が拡大した理由としては、乾燥した夏と秋が繁殖に適したために、野ネズミが急激に増加したことがあげられるかもしれない。』

オレンブルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF

カザフスタン共和国
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kazakhstan/data.html

外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=187#header
地図
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/blank_map.asp?id=187
外務省が提供する感染症(SARS・鳥インフルエンザ等)関連情報について
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html
いまのところ、音沙汰なし。


<インフルエンザワクチン>昨冬の効果 有効率27%(毎日新聞) - 11月6日9時50分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051106-00000005-mai-soci

 ワクチン効果あるなしにかかわらず、感染しても発症しない群が、データに反映されているとは思えず・・・。出てくる数値の信憑性、信頼に足るものとは言えず。
 効果が期待できるのは、流行したウイルスの型がワクチン株にマッチしたときと、交叉免疫が有効な場合だけ。それは、流行したウイルス株の分離同定を解析すれば、わざわざ、あいまいな聞き取り調査をするまでもないことだと思うのですが。
 ワクチンに対する正確な知識を報道することなくして、徒にワクチンの効果が薄いような情報にすり替えすることは、一種、反ワクチン勢力のプロパガンダに近いのではないでしょうか。この情報が、また、増幅していくかたちになるのでしょうか?

 正確なデータとするのであれば、一例として、最低限、@ワクチン接種で「感染した人」2000人 Aワクチン接種せずで「感染した人」2000人 のサンプルを比較検討しない限り、正確に出せるわけがありません。問題は、“感染した人”の中の比較をやらなければならないのです。科学的データとして、数値が信頼に足るということはそういうことです。

 こんないいかげんな記事が、まかりとおるのであれば、よほど読者はなめられているか、記者の技量が問われるかどちらかです。それぞれの専門分野に関する、マスコミの記者と編集能力の向上が切に望まれます。


[2091] 韓国KBSテレビニュースで、寄生虫キムチ問題の日本の反応を放送。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/05(Sat) 22:25  

このサイトhttp://news.kbs.co.kr/article/news9/200511/20051105/794964.html
にある写真の右斜め下の300Kまたは58Kをクリックするとビデオニュースが見られます。

http://news.kbs.co.kr/article/news9/200511/20051105/794964.html


[2090] 『これではもう目茶苦茶である。』 投稿者:とき 投稿日:2005/11/05(Sat) 20:58  

◆鶏飼い時事(じじい)…『民間獣医の協力は不可欠』(2005.11.5)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza214.htm

『また情けない、現場からすると泣きたくなるような報道である。李下に冠を正さずと云うとおり、やはり疑いを持たれぬ為には公的な検査には自場の獣医が手を出すべきではない。しかし一部報道に見るように、予め陽性になる検体を隠して陰性のものだけを提出するというような確信犯的行動は技術的にとれる筈がない。いや闇ワクチンならそれが可能ではないかとするところがやりきれないのである。ここまで来ると、何が何でも闇ワクチンのせいにしようとする農水省の陰謀臭くなる。困ったことにこの報道で民間の獣医は尻込みしてしまった。これでは今後必要な協力も得られないことになる。これからの実際のAI対応は事実上家保の獣医さんだけということだ。人数も足りなければ現場の経験もない人達ばかりで、それでどうしようというのだろう。こうしてみると闇ワクチンでっちあげの弊害は計り知れない。』

『それにしても「陽性鶏を放置すればウイルスが変異して強毒化する」「ワクチンは危険だ」という清浄国論に都合の良い、片寄った情報だけを教え込まれて居る日本人も、われわれの鶏もこれからどうなっていくのか。今朝の日経新聞コラム《春秋》に「メディアが最も排すべきは粗雑な思い込みではないか」と書かれて居る。しかしもっと怖いのは国による思い込ませを頭から信じてしまうことだ。』

『家禽産業としてもその疾病対策がますます重要になって来る時、最も身近かなアドバイザーである民間のラボや獣医師が、うっかり農家の相談にも乗れない状況を作ってしまったことは今後取り返しのつかない、返す返すも残念なことである。どうしてこんなにまずく行くのだろう。これではもう目茶苦茶である』

■鳥インフルエンザ:桜井の2検体からウイルスを検出−−大阪・松原の出荷元 /奈良

 大阪府松原市の飼育業者のアイガモがA型鳥インフルエンザに感染した問題で、県は4日、出荷元の桜井市内の農場のアイガモ34羽から採取した12検体を正式検査した結果、2検体からA型鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。感染力の強い高病原性かどうかを確認するため、独立行政法人・動物衛生研究所(茨城県つくば市)に検体を送った。結果は一両日中にも判明する見通し。県は同農場に、アイガモの移動の自粛を引き続き要請した。【大森顕浩】
11月5日朝刊
(毎日新聞) - 11月5日17時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051105-00000302-mailo-l29

 宿主であり、共生体である以上、出ても当たり前の話だと思うのですが。放し飼い養鶏をやっていたら、抗体を持っているのも、時として、ウイルスが分離されることも、ごくごく当然のことで、いちいち分離あるいは、PCR検査に引っかかったことを気にしていたらキリがない話です。
 ウイルスは、自然界に当たり前に無数に存在している前提の認識には、なかなかなれないのでしょうか?
 ウイルス感染症は、感染しても死ななければそれでよし、というよりも、感染経験があって生きているからこそ、生きていく資格があるのだという認識に、早く立脚できるようになって欲しいものです。

大阪府HP 農林水産業
http://www.pref.osaka.jp/cat/sangyo/020.html
報道発表資料
http://www.pref.osaka.jp/fumin/new/new_fumin.html


[2089] 大原一三先生を悼む 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/05(Sat) 19:13  

一昨日、元衆議院議員の大原一三先生がご逝去されたという。
私も、大原先生も、大蔵委員会が長く、よく、ご指導いただいた。
いつの時たったか、私が、浪人生活を経て、国会にカムバックしてきたとき、「笹山君が浪人してたなんて、思わなかったな。いつも、国会にいたような気がしてて。」といってくれて、なんとなく、うれしかった。
飄々とされた方で、晩年は、時の政権へのご意見番として、矢継ぎ早に、政策ビジョンを発表されていた。
2003年10月には、早々と引退表明され、その後は、研究所を開設され、「日本人の忘れ物」(2003年) 時事通信社「官庁大改造」(2004)扶桑社 などの出版で、引き続き、大原ビジョンを発表されていた。
私は、よく思うのだが、ご活躍の時代に、ブログを持たせてあげたかった政治家が幾人かいる。
一人は、石橋湛山先生である。
石橋湛山先生は、東洋経済を主体として、言論活動をされ、60歳を過ぎられて、政界に入られた方であるが、もし、今のブログ時代に、言論活動をされたら、どのような活躍をされたであろうか、と、時々、思う。
もうお一方は、宮沢喜一先生である。
先生は、国会で待ち時間が出来ると、国会前に止めてある車の中で、外国紙を読み漁っていた、という伝説の持ち主でもある。
もし、宮沢喜一先生が、政界引退後、ブログと、ネットを駆使し、バイリンガルでの情報発信をされたら、どのような、興味深いサイトが出来るのだろう、と、つくづく、思うことがある。
ご引退後は、「聞書」という形でのご出版や、テレビ出演などしかされていないようなのだが、その点、実に残念である。
そして、もうお一方が、この大原一三先生である。
大原先生のサイトは、このようにhttp://www.ohara13.com/profile.htmlあることはあるのだが、残念ながら、お自らはタイピングをなされなかったらしく、コンテンツは、先生の迸る御言説からすれば、やや、不足気味である。
先生も、初当選が、新自由クラブだったせいか、その後、いろいろな意味で、ご苦労されたことと思う。
これからが、大原ビジョンの開花するときであろうことを思うと、昨日の大原先生のご逝去は、まことに残念のきわみである。
謹んで、ご冥福を祈りたい。

下記に「大原一三氏-敬愛すべき政治家−」という、生方史郎
さんのサイトがありましたので、ご紹介しておきます。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~ubukata/20040725.html


[2088] インドネシアで、五人目のヒト感染鳥インフルエンザ死者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/05(Sat) 17:39  

10月に鳥インフルエンザで女性が死に、インドネシアでは、5人目の死者となったが、この女性の甥も、ジャカルタ病院で手当てをうけており、検査を香港に依頼している。
他の二人のフル症状のある子供は、陰性であった。




[2087] Re:[2086] [2085] [2082] フランスのvCJD患者、15人に 今年だけで7人 急増の兆し? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/05(Sat) 08:39  

まりちゃんさん。
Corinne Ida Lasm&eacute;zasも参加したフランス原子力庁BSE研究チームの論文「Risk of oral infection with bovine spongiform encephalopathy agent in primates」の中で言及されている、この部分で、引用された論文のことですね。
「The accuracy of estimates of the oral ID50 for man will not be improved until completion, several years from now, of a large dose-response European study (QLK1-2002-01096) in macaques, in which the minimum dose is 50 mg. However, because similar inocula were used in both the cattle and macaque studies,6 a tentative comparison can be made between the efficiency of oral infection in cattle and that in primates. On this basis, a factor of 720 could be considered as the range of magnitude of a bovine-to-primate species barrier for oral BSE infection (70 primates infected compared with 490 or 1400 cows,
with a similar dose).」

これ「"Transmission of BSE to non-human primates". MOTZKUS D, SCHULZ-SCHAEFFER W, STUKE A, HUNSMANN G. The First International Conference of the European Network of Excellence NeuroPrion, Paris, France, May 24-28.」
http://www.dpz.gwdg.de/virol/web-viro/poster/Paris_2004_Motzkus.pdf
が、当の論文のようです。

ただし、ここでは、はっきり「BSEに感染した牛から採ったホモジェネートした脳を50mgマカクザルに摂種』とかいてありますよ。
最後の所に『コリーヌ・サスメザス博士の協力に感謝』とも書いてありますね。

通訳さんの間違いでしょうかね。
専門のかたの通訳でないと、この種の講演会で、デムパが飛ぶこともあるようで。

http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/93984.html


[2086] Re:[2085] [2082] フランスのvCJD患者、15人に 今年だけで7人 急増の兆し? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/05(Sat) 08:04  

笹山さん、おはようございます。

> この実験の話は、「近頃気になるBSE研究 二つの話題」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=201
> で紹介した、コリーヌ・サスメザス博士も参加されたフランス原子力庁BSE研究チーム(The Commissariat &agrave; l’Energie Atomique scientists)の研究ですよね。

> これが、「50mgの脳でサルが経口感染した云々の件では、BSEの牛の脳の話ではない」といわれたのですか。

5gの件とは別件の話で、今年2月19日の毎日新聞に50mgで感染の記事が掲載されたので、確認したところ、山内先生からの情報とお教えいただいたので、山内先生に伺ったところ、2082にご紹介した論文の方に、50mgの脳を食べさせて感染した話が出ていて、「フランスの軍の研究でデータの詳細は機密で公開してもらえないのだが、数値だけが公開されている」、とのことである数字について伺ったのですが、「そんな実験はない」といわれてしまいました。論文には50mgの数字は出てるのですが?(^^;?

しかし、5gの脳をバナナに入れて?食べさせて、2頭中1頭が感染発病したという現実があるのに、なんで1.5kgの脳を食べないと感染しないという話になるのか、数字って難しいですね。種の壁の話が出たので「インドのヒトの遺体から感染したという説もあるがその場合は種の壁もないのではないかと思う、クールーの潜伏期間は50年にのぼる例もあるし11000人の感染者?のその後を見守らないと。その間はとても飼料管理の無茶苦茶な牛なんて食べられません。」などと発言してしまいました。

コリーヌさんのデータ予測?によると、死者は500人?、不顕性の(症状のない)感染者が11000人?いるのではないか、という数字が出ていました。


[2085] Re:[2082] フランスのvCJD患者、15人に 今年だけで7人 急増の兆し? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/05(Sat) 07:55  

まりちゃんさん。
この実験の話は、「近頃気になるBSE研究 二つの話題」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=201
で紹介した、コリーヌ・サスメザス博士も参加されたフランス原子力庁BSE研究チーム(The Commissariat &agrave; l’Energie Atomique scientists)の研究ですよね。
これが、「50mgの脳でサルが経口感染した云々の件では、BSEの牛の脳の話ではない」といわれたのですか。
この研究結果は、『Risk of oral infection with bovine spongiform encephalopathy agent in primates.』http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=15733719&dopt=Citationで発表されていますが、ここでは、確かに、『We gave two macaques a 5 g oral dose of brain homogenate from a BSE-infected cow.』とかかれていますね。
50mgの件の詳細は、ちょっと調べなければわかりませんが、少なくとも、このアブストラクトではわかりませんが、確か、この50mgの件は、この論文に引用されていた、他の論文での話だったと思うんですが。。


[2084] 戦闘士の気のモチヨウ 投稿者:Sato 投稿日:2005/11/05(Sat) 04:22  

笹山先生、ふたたび、かきこ^^;
またまた、政治ねたでは、ないのですが。
私は社会人時代はレーシングカートにずっぽり、はまっておりまして^^;
競争をオコナウ場所を今で言う、サーキットといっておったわけですが、なんといをうか、日本語では、周回といっておりましたが、50ラップくらい、競争していると、だんだんに
哲学に、いきついたりすもんですよ^^;
それでわ、しつれいしました。


[2083] スクレイピーの羊の炎症をもつ乳腺に異常プリオン 牛乳もvCJD伝達の恐れ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/05(Sat) 00:56  

農業情報研究所(WAPIC)05.11.4
 スイス・チューリッヒ大学病院の病理学者・Adriano Aguzziが率いる研究チームが炎症を起こした羊の乳腺にスクレイピー(狂牛病=BSE類似の伝達性海綿状脳症)を引き起こす異常プリオン蛋白質を発見した。Nature Medicine誌の最新号に発表されたこの研究について、ネイチャー・ニュースが次のように伝えている。
Prions suspected in milk,news@nature,11.3;
http://www.nature.com/news/2005/051031/full/051031-7.html
以下略 農業情報研究所さんのサイトを直接どうぞ。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05110401.htm

2001年9月、日本で見つかったとき、乳腺炎(乳房炎?)の牛は大丈夫なのか、成長ホルモンなどを与えていると、炎症を起こしやすい云々、という質問をした記憶が。筋肉や関節の炎症などはどうなのでしょうね。あと「緑色の膿瘍」とか。
http://nyoze.seesaa.net/article/8294815.html
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview050816.html



[2082] フランスのvCJD患者、15人に 今年だけで7人 急増の兆し? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/05(Sat) 00:47  

フランスのvCJD患者、15人に 今年だけで7人 急増の兆し?
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05110402.htm

といえば、本日東京で食品安全委員会のリスコミがあり、いってきました。
http://www.fsc.go.jp/koukan/dantai_jisseki.html
BSEと牛肉の安全性についてですが、講演者がDr.Corrine Lasmezas(eの上にノがつきます)
コリーヌ・サスメザス博士(米国フロリダのスクリプス研究所)
フランスの方で、先般笹山さんにお教えいただいた原子力委員会でBSEの研究をされていた方です。

質問の時間があったので伺ってきたのですが、明日ご報告いたします。5gでサルが感染、の話も出てきましたが、50mgの脳でサルが経口感染した云々の件では、BSEの牛の脳の話ではない、と山内先生の指摘と違うことを言われていて、確認せねばと思いました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15733719
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/93984.html


[2081] Re:[2080] [2078] 現場の殺伐、無駄殺され(虐殺)、無間地獄 投稿者:とき 投稿日:2005/11/05(Sat) 00:19  

笹山様

> >>農水省は茨城県以外の7自治体でも獣医師や民間の家畜防疫員が検体を取っていたとして、再検査を命じた。>>
> というんですが、なんか、アメリカのBSE検査のサンプルのとり方を思い出させるような話で、まいってしまいますね。
> 悪くかんぐれば、パスできる検体しかまわさないということも、ラピッドテストの今日、可能ということになってしまいますが。

 そもそもの最初から、病気が起こっているわけでもないのに、「サーベイランス」(?)と称して、血液検査をやるわけですから、現場にしてみれば、本気じゃないわけです。現場の感覚からいって、実態を無視したようなことを勝手に決めて、重篤な伝染病が発生しているわけでもないのに、法律規則・指針によって、ルーチンワーク外のことを、押し付けてくるわけですから。もちろん人手も足りませんし、やれる者でなんとか切り盛りしていたはずです。けっして、ごまかすつもりではやっていません。それぞれ皆プロの方々ですから。たまたま規定以外のものであっただけの話です。実質に何の齟齬もありません。(規則は規則ですが。) 
 それと、指針(ガイドライン)の規定に関しては、規則ではありませんので、最終的には知事の判断にゆだねられているはずです。各県のやり方に対して、法令規則ならいざしらず、指針の規定どおりでないからといって、違反しているとは強くいえないはずなのですが、少し農水あるいは報道の出し方なのか、行き過ぎた報道になっているように感じます。ここまでは、不正をやっているようには強く言えない筈なのですが。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 それをあえてとりあげて、抗体陽性、移動制限と並立させるような発表をするとは、何かから目をそらさせるような悪意をさえ感じます。現場は不正をやっていると印象づけする格好になっています。非常に悪質ではないでしょうか。(トリフル失政から目をそらさせることになっているし、あえてそう仕向けてるのでしょう。)

 まったく、お役所とマスコミは共謀して、このトリと人のインフルエンザという感染症に対して、正しい知識を理解し持てるように、真っ直ぐに目を向けさせるようには、持って行かないようにしているとしか思えません。「違法ワクチン」の件も、人のインフルエンザと鳥のインフルエンザと異なる事に関しても、ウイルスの正しい知識に関しても。

 中国とベトナムでは、人のも鳥のも、いままで、実態を相当隠蔽してきたのではないでしょうか。

中国、2017年に世界最大の観光国に=新華社(ロイター) - 11月4日16時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051104-00000950-reu-int

 ロイターと新華社も結託して、プロパガンダを流すようです。とてもじゃないですが、公衆衛生の問題はクリアーできそうには思えません。たまに、旅行者が現地の奇病(風土病)でなくなることも、あとをたたないようですし。なおかつ、キャリアとなって帰ってくることの可能性もあるのですから。疫病情報が国家機密のうちは、まったく安心はできません。
 現実は、思い描くバラ色のことばかりじゃなく、必ずリスクもあるということを知っておかなければならないと思います。


[2080] Re:[2078] 現場の殺伐、無駄死に、無間地獄 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/04(Fri) 22:30  

>>農水省は茨城県以外の7自治体でも獣医師や民間の家畜防疫員が検体を取っていたとして、再検査を命じた。>>
というんですが、なんか、アメリカのBSE検査のサンプルのとり方を思い出させるような話で、まいってしまいますね。
悪くかんぐれば、パスできる検体しかまわさないということも、ラピッドテストの今日、可能ということになってしまいますが。

中国・遼寧省の鳥インフルエンザの続報は、下記のサイトでどうぞ。
まったく、日本のマスコミは、今になって、遼寧省の鳥インフルエンザのことばかり書き出すのは、どうした風の吹き回しでしょう。

http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&q=%E8%BE%BD%E5%AE%81++%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F&ie=UTF-8&scoring=d&sa=N&start=0


[2079] 加藤駐米大使のコメント 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/04(Fri) 21:21  

加藤駐米大使 来月中旬までに米国産牛肉輸入再開決定の見方示す<11/4 16:22>
http://www.nnn24.com/46225.html
話題の加藤駐米大使のお顔が掲載されてます。


[2078] 現場の殺伐、無駄死に、無間地獄 投稿者:とき 投稿日:2005/11/04(Fri) 18:41  

農水省 茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について(平成17年11月4日)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051104press_5.html
http://www.maff.go.jp/tori/index.html

茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html

 現場の対策の無力感は推して知るべし。殺処分を避けるための「防疫対策」ではないのですから。


茨城県でまた抗体陽性 農水省の指針に違反

 鳥インフルエンザ問題で、茨城県が8月から9月に実施した検査で、農林水産省の指針に規定した県の家畜防疫員ではなく、民間の獣医師らが血液などの検査材料を採取していたことが4日、分かった。県は対象の12農場で再検査を行い、茨城町の「愛鶏園木部農場」で新たに抗体陽性反応が出たと発表した。
 農水省は茨城県以外の7自治体でも獣医師や民間の家畜防疫員が検体を取っていたとして、再検査を命じた。
 茨城県は、愛鶏園木部農場の鶏約30万羽のうち開放型鶏舎の約18万羽に殺処分命令を出すとともに、新たに半径約5キロを移動禁止区域に設定した。
(共同通信) - 11月4日18時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051104-00000187-kyodo-soci

 おかしな、紛らわしい見出し。不審な記事。


[2077] 愛知万博出展店に、寄生虫卵入りキムチ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/04(Fri) 16:11  

この韓国サイトhttp://www.kjtimes.co.kr/read.php3?no=162991&read_temp=20051104&section=2
によると、日本への寄生虫卵入りキムチの日本への輸出がうわさされている韓国・光州・光山区の「ネゴヒャン食品・営農組合法人」は、年商40億ウォンで、愛知万博に向けて、韓国を代表して日本へのキムチ輸出をしていたと読めるのだが、本当なんだろうか?
そういえば、愛知万博には、「韓国食文化の店 韓流」なんてのがあって、盛況を博してしましたっけ。
私の誤訳であることを祈りたいのだが。

http://www.kjtimes.co.kr/read.php3?no=162991&read_temp=20051104&section=2


[2076] 遅ればせながら発表いたします(後のフリ?) 投稿者:とき 投稿日:2005/11/04(Fri) 13:09  

中国東北部で鳥インフルエンザ、37万羽処分

 【北京=竹腰雅彦】中国農業省によると、東北部の遼寧省錦州市で3日、鳥インフルエンザ(H5N1型)の発生が確認された。

 六つの集落で家きん8940羽が死に、当局は周辺地域の37万羽を処分した。発生場所は渡り鳥の飛来ルートになっており、渡り鳥から感染した可能性が高いという。

 中国では10月から鳥インフルエンザの発生が相次ぎ、中国政府は今月2日、対策強化のため20億元(約280億円)の予算拠出を決めている。
(読売新聞) - 11月4日12時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051104-00000505-yom-int

中国遼寧省、鳥インフルエンザで鶏8940羽が死ぬ=3週間で同国4件目の発生

【ライブドア・ニュース 11月04日】− AP通信によると、中国農業省は3日、遼寧省で先月26日に鶏8940羽がH5N1型の鳥インフルエンザで死んだと発表した。中国で鳥インフルエンザの発生が報告されたのは、この3週間で4件目。

  農業省がパリに本部があるOIE(国際獣疫事務局)に提出した報告書によると、遼寧省では36万9900羽の家禽の処分命令が出された。また、中国政府は2日、衛生、防疫などの責任者から成る鳥インフルエンザ対策本部を設置した。中国では、先月、内モンゴル自治区で鳥インフルエンザが発生したのに続き、安徽省、湖南省でも発生が報告されていた。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1472755/detail?rd

『発生場所は渡り鳥の飛来ルートになっており、渡り鳥から感染した可能性が高いという。』

 あくまでも、よそから感染を被ったと見せたいようで。


◆鶏飼い時事(じじい)…『11/3毎日新聞《記者の目》を読んで』(2005.11.3)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza213.htm

『そして今日11月3日の小島記者による再反論。
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20051103ddm004070043000c.html
今後のこの問題の展開を予想するとき、せめてこの位の風穴を開けて置かないと新聞自体が困ることに成りかねない。と云うのはこの問題、国の立場と業界の利害との対立というより、このままではこれから必要になってくる国民のワクチンへの理解に蓋をしたまま最大の難敵を迎え撃つことになるからに外ならないからである。』

『ひるがえって我々現場は渡り鳥シーズンも真っ只中、最高の臨戦態勢である。各自せめて自場への侵入を各自があらゆる手段で防がなくてはならない。ワクチンが無くても、野鳥の異常など周囲の環境調査から飼育鶏の監視、更に有効と思われるあらゆる防御手段を講じて行かねばならない。また案外その中に発見が有るかもしれない。』

 ウイルス感染症は、人であれ鳥であれ、感染しても「死なないこと」が、唯一の対処であります。経験に勝るものはないのです。これが、ワカンナイようになって、感染(経験)しないこと、被らないことがよいこと、になってしまったのです。そして、根絶・封じ込め・制圧などというキチガイじみた妄想を抱くようになってしまいました。
 コンピューターのウイルスは「駆除」という発想でしょうが、生態系のウイルスは「馴致」なのです。存在する(出現する)ことによって、環境が変わったと看做さなければなりません。その環境に「適応」することが「馴致」です。生体(宿主)の側がバージョンアップしていかなければならないのです。それを、スーと飲み込めるだけの教養、あるいは背景の知識に乏しくなっています。

 「教育」とは何ぞや。


[2075] 韓国KBSのキムチ報道ビデオ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/04(Fri) 07:56  

このサイトhttp://news.kbs.co.kr/article/science/200511/20051103/794296.html
でどうぞ

http://news.kbs.co.kr/article/science/200511/20051103/794296.html


[2074] 肉骨粉で大儲け? 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/11/04(Fri) 05:09  

肉骨粉で大儲け?http://plaza.rakuten.co.jp/otsuge/diary/200510150000/
肉骨粉による儲け話に注意
http://www.jlba.or.jp/youjin.html

どこかで高齢牛を大量処分なんて話題が出ていた気がしますが、関係するんですかね?

既出かも知れませんが。


[2073] 疑わしい症例はあった? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/04(Fri) 00:04  

韓国「自国産キムチからも寄生虫の卵」、日本にも輸出(読売新聞) - 11月3日23時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051103-00000414-yom-int

『厚生労働省輸入食品安全対策室によると、過去に海外から輸入された野菜や野菜の加工食品から寄生虫卵が検出されたケースはほとんどない。このため韓国製のキムチについて、これまで寄生虫卵の有無の検査をしてこなかった。』


『神奈川県在住、21歳女性。焼き肉が好きでよく食べるが、生肉は食べない。キムチが好きで、韓国産のキムチ漬けを購入し常食していた。1ヶ月前から感冒様症状があり、左上肢のしびれと右上肢の筋力低下を感じ来院。頭部CTスキャンでは脳内に計1〜2cmの腫瘤陰影が、血液検査では好酸球の増多が認められた。このため、寄生虫症を疑って抗体検査を行ったところ有鉤条虫に対する反応が陽性であった。』
http://jomf.health.co.jp/report/kaigai/19/worm/b/b2/b2-2.htm

キムチの寄生虫、有鉤条虫に巣食われた脳
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/cb/3d0e9f9813131e195a67c1cc7179c8dd.jpg

回虫
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec17/ch196/ch196c.html
有鉤条虫
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec17/ch196/ch196k.html

 魚の寄生虫もそうですが、よく噛んで食べれば、大概は大丈夫なんだそうで。柔らかいものを食べることになれて、よく噛むことを忘れているのかもしれません。昔の人が言っていたことは理にかなってたようで。

 基本的に、微生物のレベルでは、農薬・化学肥料栽培のほうがクリーンで、自然農法有機栽培のほうが、雑菌まみれです。よく洗って、なるべくであればサラダではなく、加熱して食すべきでしょう。何のものでも、「生」というのは、リスクがあると認識しておいたほうがよいのかもしれません。


[2072] ブログ記事のほうに、キムチ関係、まとめました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/03(Thu) 23:11  

「韓国と中国が、それぞれ、寄生虫卵入りキムチの生産企業名を公表」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=490
です。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=490


[2071] やっぱり、やることが逆では? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/03(Thu) 21:51  

中国が入国検査を厳格化 鳥インフルエンザで

 【北京3日共同】新華社電によると、中国衛生省は3日、日本やベトナムなど鳥インフルエンザの発生国からの入国者に対する検査を厳しくするよう定めた公告を出し、全国の関係部門に厳守するよう伝えた。
 公告は発生国からの入国者で発熱、せき、頭痛などの症状がある人に対し、検疫部門への申請を義務付け、入国時の体温測定などを強化するとしている。また、発生国への渡航は必要最小限にするよう求めている。
(共同通信) - 11月3日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051103-00000129-kyodo-int

 より以上に、出国検査を厳重にやるべきでは???


[2070] 微妙にくすぐったいような記事 投稿者:とき 投稿日:2005/11/03(Thu) 18:24  

【中国】鳥インフルエンザ発生国からの家禽類の輸入を一時停止

 中国商務部、農業部、税関総署、国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ、質検総局)は、鳥インフルエンザの発生が確認された国からの家禽類の輸入を一時的に停止することを発表した。3日付で香港・経済通が伝えた。

 輸入停止の対象国は、タイ、ベトナム、インドネシア、カンボジア、日本、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)、ルーマニア、クロアチア、カザフスタン、南アフリカ共和国、モンゴル、トルコ、ロシア、スウェーデンなどで、鳥インフルエンザの発生が確認された国・地域。(編集担当:伊藤亜美・如月隼人)
(サーチナ・中国情報局) - 11月3日16時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051103-00000008-scn-int

日本など鳥インフルエンザ発生国の家きん類輸入禁止(2005年11月03日 asahi.com)
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200511030178.html

キムチと同じ?
(かの国のことわざでしたっけ、「泥棒だあと叫びながら追いかける振りして逃げる泥棒」。)
発生源であることにはほっかむり?


[2069] 韓国が、寄生虫卵入りキムチのメーカー名と商品名とを公表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/03(Thu) 17:55  

本日、韓国から、寄生虫入りキムチのメーカー・商品名一覧が公表されました。
下記サイトです。

http://www.pressian.com/scripts/section/article.asp?article_num=30051103112926&s_menu=%EC%82%AC%ED%9A%8C

なお、上記のサイトの一覧表は、ハングルをコピペ出来ませんので、次のサイトhttp://www.cbs.co.kr/Nocut/Show.asp?IDX=96315の中段にある黒い矢印のところが、企業名・商品名ですので、ここからコピペしてください。
また、このサイトhttp://news.hankooki.com/lpage/society/200511/h2005110318341422040.htm
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/11/03/20051103000068.html
もご参照

http://www.pressian.com/scripts/section/article.asp?article_num=30051103112926&s_menu=%EC%82%AC%ED%9A%8C


[2068] 日本へ輸出された韓国の寄生虫卵入りキムチの続報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/03(Thu) 14:05  

何しろ、韓国語サイトなので、不正確を承知で、書きますが。
韓国の寄生虫卵入りキムチが発見された企業の一つが、これを、昨年、10万ドル分、日本へ輸出していた。
この企業は、今回発見された16企業のうち、三番目に大きい企業。
韓国が、今年の8月末までに日本へ輸出したキムチの量は、輸出総量23,327t の93パーセントに当たる 21,620t であった。
参照http://www.ohmynews.com/articleview/article_view.asp?at_code=290477

続報は、下記サイトご参照

http://news.google.com.hk/news?hl=ko&ned=kr&ie=UTF-8&scoring=d&q=%EA%B9%80%EC%B9%98%E3%80%80%E3%80%80%EC%9D%BC%EB%B3%B8%E3%80%80%E3%80%80%EA%B8%B0%EC%83%9D%EC%B6%A9+%EC%95%8C%EC%9D%B4&btnG=%EB%89%B4%EC%8A%A4+%EA%B2%80%EC%83%89


[2067] Re:[2066] 西目海岸の砂防林 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/03(Thu) 12:57  

ときさん。
>>最近、国道7号を走りました。10年前に比べて、それはそれは、風景が一変してしまった感があります。延々と続いていた海岸沿いの松林が、見事に崩壊(枯れ死)してしまっています。>>
ですが、西目海岸の砂防林の松くい虫被害のことかと思います。
地元でも、ラジコンヘリコプターなどを飛ばして、薬を散布し、民間・公共一体となって防止しているのですが、もはや、お手上げの状態ですね。
松くい虫以外の要因−大陸からの酸性雨-もあるのかもしれません。
毎年3月になれば、大陸からわたってくる黄砂で、残雪が、黄色に染まるほど、大陸には近いところです。
この西目海岸の砂防林は、先人の努力によって、作られたものです。
1778年から1846年まで植林をした人が、石川善兵衛さん。
1912年から1925年にかけて植林した当時の村長さんが、佐々木孝一郎さん。
これも、砂地改良の意図から生まれた、その、必要やむをえないところから、予期せず生まれた景観だったのですが。



[2066] 何事も根治・根本対策を避けて通るのも人の世 投稿者:とき 投稿日:2005/11/03(Thu) 12:33  

 根本原因をウヤムヤにしたまま、進めようとするから(進んでしまうから)、後になってからこじれたり、取り繕ったりしなければならなくなっている、そのことの繰り返しです。

『食べるべきか食べざるべきか。』(徳島新聞11月2日)
http://www.topics.or.jp/Old_news/m051102.html

 あらかた、目の前の欲求を満たすことに身をゆだね、イザ事が起こったら、売ったほう食わせたほうが悪いと言い出すのがオチだと思います。自分で選択することの責任は負うつもりはさらさらないのが、人の世の常でありましょう。

 まあ、それも、大人(おそらく離乳食以降の子供でも)では、人体に対する重要な影響は軽微なのではないかと思っていますが。

 おそらく、あらゆる食による“害悪”の摂取が最も危険なのは、胎児期でしょう(それは牛も同じでしょう)。母体が摂取したものによって、影響が顕在化するのは、20年後30年後あるいは40年後かもしれません(牛の場合は肥育の仕方による。人よりは早く出るでしょうが)。
 そうであればあるこそ、因果関係の解明究明は困難です。よほど、犠牲者が多数になって人口からみた割合が大きくなり、社会的な弊害がはっきり目に見えるようにならない限りは、原因解明のための研究に向かうことにはならないでしょう。
 その前に、まずは“確からしい”防止対策が先です。そのための胎生期の母体の摂取について注意を向けさせることが大事です。そのための「食育」の意味もあるといえるのだと思います。それと、抵抗感をなくするための「痴呆症」改め「認知症」。

 見かけ上の、食の物質・物量的な豊かさとは裏腹に、食べ物の安全は、しだいに危険になることはあれども、安全になっていくというのは当分望めないものと認識しておいたほうがいいように思っております。どこにいても、土壌と水と空気の汚染は、年毎に、確実に増していると考えざるを得ないのですから。

 (ところで、笹山様、秋田ご出身とのことですが、最近、国道7号を走りました。10年前に比べて、それはそれは、風景が一変してしまった感があります。延々と続いていた海岸沿いの松林が、見事に崩壊(枯れ死)してしまっています。よほど、風・雨・土壌などの自然環境が、激変したのではないでしょうか? 不気味です。)


[2065] カナダで発見の鳥インフルエンザは、アジアからのものなのか?韓国でも、鳥インフルエンザ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/03(Thu) 09:51  

カナダのブリティッシュコロンビアで、704羽の野鳥から、サンプルをとったところ、その24パーセントにH5亜型の鳥インフルエンザが見られたという。
これが、H5N1であるかどうかについては、検査中であるという。
そこで、このrecombinomicsのサイトでは、この鳥が、アジアから来たものなのかどうかに、注目している。
すなわち、アジアからの鳥インフルエンザウイルスであれば、開裂部位の遺伝子配列が、「RRRKKR 」配列となっているので、この点が、非常に関心があるとしている。
参照「H5 Wild Bird Flu In 24 Percent of Wild Ducks in British Columbia」http://www.recombinomics.com/News/11010502/H5N1_WBF_BC.html

一方、韓国では、10月19日に、アヒル飼育場のアヒル1200羽のうち、130羽が死に、昨日11月2日になって、800羽が死亡し、残った200羽は、殺処分したとのことである。
参照「Dead Ducks in South Korea Raise H5H1 Wild Bird Flu Concerns」
http://www.recombinomics.com/News/11020501/H5N1_WBF_South_Korea.html

なお、韓国語での鳥インフルエンザ情報は、下記のサイトご参照

http://news.google.com.hk/news?hl=ko&ned=kr&ie=UTF-8&scoring=d&q=%EC%A1%B0%EB%A5%98%EB%8F%85%EA%B0%90%EC%9D%B4+&btnG=%EB%89%B4%EC%8A%A4+%EA%B2%80%EC%83%89


[2064] Re:[2061] タイ、インフルエンザ患者、鳥に接点なし 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/03(Thu) 08:13  

ときさん。
たしかに不顕化したヒト→ヒト感染は進んでいるということなのでしょう。
かねてから、recombinomics.comなどが、すでにパンデミックは、フェイズ5の段階にあるといっているのは、このことなのでしょう。
それにしても、昨日の、ブッシュ大統領の71億ドルの鳥インフルエンザ対策は、アメリカ追随ながらも遅れている日本の鳥インフルエンザ対策担当者に対しては、ショックを与えたようですね。
ブッシュ大統領の鳥インフルエンザ対策は、次の三つの究極のゴールを設定したもののようですね。
第一のゴールは、世界のあらゆる鳥インフルエンザ発生状況を探知する。
第二のゴールは、ワクチンと、抵ウイルス薬の備蓄をするとともに、自国でのワクチン生産体制を確立する。
第三のゴールは、アメリカに鳥インフルエンザが到達したときの政府レベル、州レベル、地方レベルでの、準備を確立する。
そして、2010年までに、パンデミックが始まった場合には、すべての国民が6ヶ月以内に予防接種が出来る体制を整えるということです。
これに呼応して、Relenzasという吸入型抗ウイルス薬の生産メーカーであり、ワクチンメーカーでもあるGlaxoSmithKline社
http://www.gsk.com/index.htm
は、来年早々にも、この2007年までに体制を整えるためのH5N1ワクチンのテストを開始するとしました。
また、アメリカは、すでに、フランスの Sanofi-Aventis社
http://en.sanofi-aventis.com/index.asp
と、実験的なワクチン製造のために、97百万ドル支払いを決定していますし、タミフルのライセンス生産についても、FDAは、この12ヶ月以内に実現に向かうようにしたいとしており、また、アメリカ国内の製薬会社や、大学の研究者、国の研究諸機関と連携して、抗ウイルス薬の実験と実用化を推進する意向のようです。
http://money.cnn.com/2005/10/25/news/fortune500/birdflu/参照
もっとも、ブッシュさんのことですから、これが、いつの日か、バイオテロ対策に摩り替わっているかも知れませんが。

それにしても、日本のノー天気ぶりですが、今朝のTBS『みのもんた』さんの「みのもんたの朝ズバッ!!」で、みのもんたさんが「タミフルってナンですか?」といってみたり、タミフルをワクチンと混同して、「タミフルって、うてないんですか?」といってみたりで、ビックラこいたんですが、それに答えて、河野太郎代議士が、「タミフルは抗ウイルス薬で、ワクチンではないんです。」と、訂正したまではよかったんですが、「鳥インフルエンザにかかってから、飲むと、きくのです。」といわれたのには、またまた、びっくりしてしまいました。
「パンデミックになっても、タミフルが効く」と思っているところあたりから、認識を直していただかないと、とんでもないことになるのですが。
どうにかならんでしょうかね。この日本のお粗末なオピニオンリーダーなるものは。

http://www.theaustralian.news.com.au/common/story_page/0,5744,17122942%255E2703,00.html


[2063] Re:[2062] ウィングバックスの気持ち 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/03(Thu) 07:45  

Satoさん。
しばらくです。
そうですね。
政治ネタではないとされていますが、やはり、激突予想の両者を与野党に、ホイッスルを国民の与党圧勝加担審判と考えますと、お気持ちも、わかるような気がしましたが。


[2062] ウィングバックスの気持ち 投稿者:Sato 投稿日:2005/11/02(Wed) 23:21  

笹山先生、ご無沙汰しておりました^^;
政治ネタでは、ないのですが。
僕は、学生時代、ラグビーフットボールのウィングバックス
を、担っていたわけなんですが。
ある試合で、WB同士(敵、味方)が真正面で向き合うシチュエーションがあったんです。
その時、僕はディフェンス側だったんですけど・・・
対する距離、約50mで突進しはじめたわけなんですよ^^:
敵のWBもストレートライン、僕ももちろん、ストレートライン。
その時の気持ち、としてはどきどき、わくわく、が半分
恐怖がはんぶんで・・・
声をあげてしまったんですが、それが、レフェリーコール、
ストップ、ホイッスルがふかれ、コンタクトはなかったんですけどね・・・まっこんなお話です。



[2061] タイ、インフルエンザ患者、鳥に接点なし 投稿者:とき 投稿日:2005/11/02(Wed) 22:06  

女性感染者、間接感染の可能性

 保健省疾病予防局のタワット局長は1日、先に鳥インフルエンザ感染が確認された女性(50)は間接的に感染した可能性が高いと指摘した。この女性は、夫が鶏を飼っていたノンタブリ県で感染したと考えられるが、死んだ鳥には触っておらず、間接的に感染したものと予想される。夫は、シャモなど約30羽を飼育していたが、鳥が死に始めたことから、鳥インフルエンザを疑い、すべての鳥を殺して埋めた。しかし、当局には通報していなかった。夫は今のところ異状が見られないが、予防措置としてタミフルが処方された。タイでは今回のケースを含め計20人の鳥インフルエンザ感染が確認されているが、そのうち8人は鳥に直接接触した形跡がないという。
2005年11月02日18時07分 バンコク週報
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1470116/detail

 どうも、鳥から直接感染と見たがる報道が多かったのには、辟易しています。最初から、ヒトとヒトの間の感染を想定し、よく観察すればいいのにと思っています。よほど多数の不顕性感染が起こっているなと思っているのですが。

 鳥のせいにしていたら、対策を誤ってしまう事が危惧されます。


[2060] Re:[2059] 中国で疑惑のキムチは全量日本に輸出? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/02(Wed) 21:19  

ときさん。
一応韓国語で、「キムチ」「日本」「寄生虫卵」で、ググって見たのが、下記サイトの結果です。
翻訳サイトは、こちら。http://www.excite.co.jp/world/korean/web/
韓国語なんで、ナンやら、よくわかりませんが、中国語のサイトでは、このサイト「中國究竟爲何禁止進口韓國泡菜?」http://china.donga.com/big/srv/service.php3?bicode=060000&biid=2005110224908
のように、東遠集團は、中国に加工工場を持っているが、それは、全量、日本へ輸出されているとしていますね。
中国の検査当局が、故意にかどうか、該当商品名を間違って記載していたために、混乱があったようです。
該当商品名は、東遠集団(東遠F&B公司)の“Yangban泡菜”とのことのようですが、情報が錯綜しているようです。。
これを、当初「”東源”の“士大夫泡菜”」と、間違って報告されていたようなんですが、確かなことは、まだ、確定情報はないようです。
こちらのサイトhttp://chinese.chosun.com/cgi-bin/c_printNews?id=20051023000018もご参照
その他の中国関係寄生虫入りキムチ情報につきましては、
次のサイト
http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&q=%EF%BC%B0%EF%BD%95%EF%BD%8C%EF%BD%8D%EF%BD%95%EF%BD%8F%EF%BD%8E%EF%BD%85%E3%80%80%E3%80%80%E6%B3%A1%E8%8F%9C&ie=UTF-8&scoring=d
をご参照。
もし、日本に輸出されていたのが、東遠集団のものであるとすると、その東遠両班(ヤンパン)キムチについては、ご親切にも、このサイトhttp://www.k-uriba.com/kimuchi/yangban02.htmに日本語版がありました。
日本では、秋*食品が「秋*東遠両班白菜キムチ」として扱っているようですね。
ニッ*イは、(株)東遠F&Bとの合弁は解消していますが、有力株主のままのようですね。
秋*食品さんの国内取引先は、サイトでは、
「大手スーパーストア生協コンビニエンスストア)一般小売店」となっているようですね。
F&Bのキムチ画像は、こちら。
http://images.google.com.hk/images?q=%EA%B9%80%EC%B9%98%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80F%26B&svnum=10&hl=ko&lr=&start=0&sa=N
その他の日本での提携・販売関係は、
このサイト
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&q=%E3%82%AD%E3%83%A0%E3%83%81%E3%80%80%E3%80%80%EF%BC%88%E6%A0%AA%EF%BC%89%E6%9D%B1%E9%81%A0%EF%BC%A6%EF%BC%86%EF%BC%A2
で、ご判断ください。
なお、中国当局が、10月31日付で発表した、寄生虫卵入りキムチのメーカーならびに商品名は、次のとおりです。
このうち、上記のような修正があったらしいということですね。
http://www.wzdsb.com.cn/gb/content/2005-11/02/content_299067.htm参照
東源食品2005年10月24日生産200克装“士大夫”切段泡菜;
東源食品
2005年10月1日生産1000克装“士大夫”&#26869;状泡菜;
斗山株式会社
2005年10月22日生産80克装“中加吉”切段泡菜;
斗山株式会社
2005年10月21日生産500克装“中加吉”儿童泡菜;得特賽
2005年10月20日生産80克装“得特&#36187;&#38376;”切段泡菜;
CJ株式会社
2005年10月20日生産1000克装“海味泡菜”&#26869;状泡菜;
Pulmuone
有效期至2005年11月19日1000克装&#26869;状泡菜;
大尚食品(株)
有效期至2005年12月23日500克装“清浄&#22253;”&#28900;肉醤;
大尚食品(株)
有效期至2005年12月23日的500克装“清浄&#22253;”辣椒醤;
海餐得(株)
有效期至2007年1月30日的500克装“太&#38451;草”辣椒醤。


http://news.google.com.hk/news?hl=ko&ned=kr&ie=UTF-8&scoring=d&q=%EA%B9%80%EC%B9%98%E3%80%80%E3%80%80%EC%9D%BC%EB%B3%B8%E3%80%80%E3%80%80%EA%B8%B0%EC%83%9D%EC%B6%A9+%EC%95%8C%EC%9D%B4&btnG=%EB%89%B4%EC%8A%A4+%EA%B2%80%EC%83%89


[2059] 中国で疑惑のキムチは全量日本に輸出? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/02(Wed) 20:19  

食薬庁「問題提起されたキムチ、中国に輸出されず」

 食品医薬品安全庁は1日、韓国産キムチなど食品から寄生虫卵が検出されたという中国国家質量検査総局の発表に対し、「取り上げられた国産キムチ製品の場合、正式に輸出された実績がない」と明らかにした。
 食品医薬品安全庁によれば、中国現地で販売されているキムチのうち、斗山(トゥサン)の製品だけ現地工場で生産しており、東遠(トンウォン)F&Bの場合、中国内にキムチ工場を運営しているものの、生産された製品は全量日本に輸出されている。
 このほか、CJなどその他のメーカーは今年、中国に公式輸出した実績がないと把握された。
(朝鮮日報 2005/11/01 )
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/11/01/20051101000039.html

 どの話が本当なのか、わけがわかりませんね。


[2058] 食品安全委員会 意見募集開始 11月29日まで 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/11/02(Wed) 20:05  

食品安全委員会が意見募集 最終案も掲載される
http://www.fsc.go.jp/

 食品安全委員会は2日の会合でプリオン専門調査会が示した米国産とカナダ産の牛肉のリスク評価の報告書を了承、パブリックコメントを11月29日まで求める。小泉直子委員が報告書について国産のように20ヵ月齢以下を検査しなくてもヒトに対するリスクは高まらないといった表現がないことを指摘。吉川泰弘・調査会座長は「自明の理」として書かなかったと答えた。寺田雅昭委員長は「意見交換会などではわかりやすい説明資料を作成する」よう指示している。(11月2日18:12)

小泉直子委員が食品安全委員会に存在することに疑問を感じます。

http://www.nissyoku.co.jp/


[2057] 胎児に影響があるのは「メチル水銀」だけか? 投稿者:とき 投稿日:2005/11/02(Wed) 19:23  

妊婦は魚介類食べ過ぎ注意 メチル水銀、胎児に悪影響

 魚介類に微量に含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を与える恐れがあるとして、薬事・食品衛生審議会の専門部会(部会長・熊谷進東京大教授)は2日、妊娠中の女性はマグロなどを極端に食べ過ぎないようにとする注意事項を正式に決めた。
 15種類を対象に食べる目安を示しており、厚生労働省は自治体や団体に通知、妊婦向けのパンフレットで周知を図る。
 食べてもよい量の目安は、1回約80グラム(刺し身一人前または切り身一切れ)として、キンメダイやメバチマグロは週1回まで、ミナミマグロは週2回までなど。ツナ缶やキハダマグロなどは、通常の摂食で差し支えないとしている。
 8月の部会では16種類を対象にしていたが、クロムツはメチル水銀含有量が低いとして除外した。
(共同通信) - 11月2日18時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000171-kyodo-soci

 具体的に過剰摂取によって何が起こるのかは、報道されないようで・・・。

妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて
Q&A(平成17年11月2日)(PDF 310KB)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/051102-1-03.pdf

妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて
(平成17年11月2日)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/051102-1.html
魚介類等に含まれる水銀について
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/index.html
妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/h1102-1.html
厚生労働省 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/index.html
http://www.mhlw.go.jp/houdou/index.html

 徐々に、馴らしていくための布石のような。

05/10/31 平成17年度乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間new11月1日
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/10/h1031-2.html
(いまだ、原因不明にされているようですが、脳機能疾患ではないだろうか?)

食品安全情報
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/index.html
輸入食品監視
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html
 今話題の中国産韓国産キムチ、日本に輸入されてないわけはないのですが・・・。

キムチ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/search?word=%A5%AD%A5%E0%A5%C1

【中国】マラカイトグリーン防げ、中国・韓国が水産品を検査へ(サーチナ・中国情報局) - 11月2日9時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000003-scn-int
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%DE%A5%E9%A5%AB%A5%A4%A5%C8%A5%B0%A5%EA%A1%BC%A5%F3&st=n

 日本では、薬品流通の段階から、かなり厳しく規制制限されていますが、まだまだ、かの国は野放し状態なのでしょう。監視が厳しいのは、おそらく、貿易輸出用産品だけではないでしょうか。それもまた、あまりアテにならないのでは。


[2056] アメリカのボーカス上院議員が、新スーパー 301 条的貿易実施法制度の提案 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/02(Wed) 17:44  

アメリカの牛肉議員で知られるボーカス上院議員が、新スーパー 301 条ともいうべき、貿易促進法制定を提案した。
ボーカス議員の提案によると、近時のアメリカの日本との牛肉貿易再開までのもたつきや、韓国のアメリカの自動車に対する差別的な待遇、中国の知的財産保護に対する対応など、アメリカの貿易拡大に対する障害が増えていることを指摘し、貿易拡大にアメリカ上院議会が、積極的にコミットし、貿易品目に優先順位をつけ、定期的なコンサルテーションの元に、アメリカ議会が、この動向を定期的に監視・モニターし、障害がなくなるように、上院議会が協力するとともに、上院議会が指名するアメリカ通商部の役人と、上院議会とが、緊密に連携して、上院議会が、仲介者として、貿易促進に当たるというもののようである。
ボーカス議員は、この構想を、ジョージタウン大学で開催されたフォーラムの席上で披露し、この法律を数週間以内に、議会に提出する意向だとした。
『Baucus seeks bill to boost trade enforceme』http://www.upi.com/InternationalIntelligence/view.php?StoryID=20051101-044637-1968r参照

http://www.upi.com/InternationalIntelligence/view.php?StoryID=20051101-044637-1968r


[2055] 11/2の食品安全委員会(第118回)で、BSEのパブコミへ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/11/02(Wed) 17:24  

11/1に発表された「食品安全委員会(第118回)の開催について」では、11/2、本日の食品安全委員会(第118回)で、
「米国・カナダの輸出プログラムにより管理された牛肉・内臓を摂取する場合と、我が国の牛に由来する牛肉・内臓を摂取する場合のリスクの同等性」に係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての意見・情報の募集 を審議するとありますが、17時18分現在、発表ナシ。

明日11/3は休日

11/4には東京で「BSEと牛肉の安全性」でリスコミの集会と、バタバタと手続きだけが進行するのでしょうね。



[2054] メトロノームのようにくりかえされるFOMCの利上げに、もはや、市場は反応せず。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/02(Wed) 10:23  

アメリカFOMCは、昨日、12回目の利上げに踏み切り、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準を0.25%ポイント引き上げ年4.0%としたが、市場の反応は鈍いようだ。
もともと、この0.25パーセント刻みの『計られたようなペース」(measured pace)の利上げには、もはや、市場には、チックタックと音を刻むメトロノームのようにしか聞こえないのかもしれない。
今回の利上げの大義名分は、ハリケーンの後始末の保険金支払いによる特需が、景気を刺激することへのインフレ懸念対応の利上げということなのだが。
次の会合は、12月13日のようである。
問題は、むしろ、グリーンスパンの来年1月までの在任中は、この調子の利上げが続くとしても、来年2月以降、新しいバーナンキ議長が、どのような政策展開を図るかに、興味は移ってきているようだ。
このサイト『FOMC Set to Play the Dozens 』
http://www.thestreet.com/_googlen/comment/nickgodt/10250517.html?cm_ven=GOOGLEN&cm_cat=FREE&cm_ite=NA
では、バーナンキ議長になっても、変化は少ないとする見方が強いとしている。
その理由として、ハリケーンの被害が一過性のものに終わり、エネルギー価格も、低下を見せているし、個人消費支出も、9月には、0.9パーセントと、月間では、1981年以来の増加率を示したこと、などをあげている。
では、現在のアメリカFOMCの計られたペースでの利上げが、いつの時点で終わるのかということについては、おそらく、グリーンスパンがバーナンキにバトンタッチした来年1月31日の時点で、一挙にレートを二段階上げの4.5パーセントにして、静かな状態で、バーナンキに引き継ぎ、この時点で、計られた利上げの過程は終わるのではないか、という見方のようである。
この1月31日の次のFOMCの会合は、来年3月28日であるが、この時点で、バーナンキが、グリーンスパンの図られたペースでの利上げ路線を継続するかどうかは、疑問とされている。
なぜなら、バーナンキは、強硬なインフレターゲット論者であり、彼の持論からすれば、インフレ抑制路線を継承することは、なかなか、想像できないからであるとされている。
しかし、この憶測に対しては、議会の制約もあり、ここ、数年は、バーナンキ色は出せないのではないかとの見方もある。

これまで、すっかりグリーンスパンに翻弄された感じなのだが、どうも、私は、これは、グリーンスパンさんのマジックだったのではないのかとも、見ている。
すなわち、FOMCの利上げをすること自体が、市場のインフレ期待を生む、という形での、市場誘導のマジックということですね。
ふりかえってみれば、グリーンスパン神話は、先見性への神話ではなく、うまく、直前の状況を先取りした神話の後作りだったということですね。
インフレ傾向が見られるから、利上げをするのではなくて、FOMCが利上げをすること自体が、市場のインフレ期待を生み、さらに、それに対して、計られたペースでの利上げをするという、マジックのように見えます。

さて、このアメリカの金利動向を受けての日本のゼロ金利脱出のタイミングですが、上記のことからすれば、来年の1月31日と、3月28日の前後が、その踏ん切りをつけるタイミングとも、見て取れますね。
すなわち、もし、バーナンキになって、これまでの計られたペースでの利上げがストップすれば、その段階で、日本は、ゼロ金利脱出の好機ともいえますが、バーナンキが、グリーンスパンの計られた金利引き上げ路線を継続すれば、その好機が生まれないことになり、日米の金利格差は、ますます、広がり、それが、円安誘導の大きな要因になっていくということですね。
つまり、バーナンキさんのインフレターゲットの持論は、アメリカで生かされるのかどうかではなく、日本で生かされるかどうかが、来年1月か3月のバーナンキさんの動向によって決まってくるという、皮肉な結果となりかねないものです。

http://www.thestreet.com/_googlen/comment/nickgodt/10250517.html?cm_ven=GOOGLEN&cm_cat=FREE&cm_ite=NA


[2053] Re:[2049] 大手商社 現地業者と交渉へ 早期供給狙う 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/02(Wed) 06:48  

> このサイトの輸入スケジュールが目に付きましたが裏では決まってるということでしょうか
> http://blog.livedoor.jp/vehicle4085/archives/50132479.html

そうですね。
「牛肉輸入再開問題と基地問題とがブッシュ大統領とのトレードオフ」という見方はうがちすぎとして、結構、この日程、あたっていますね。
ただ、この日程で抜けているのは、12月15日ですね。
対日経済制裁のタイムリミットとして、「アメリカ通商代表は、2005年12月15日までに、アメリカ議会に対して、「日本は、もはや、アメリカからの牛肉輸入を禁止していない。」との認証について、諮問をすること。」というのが、アメリカ議会の対日経済制裁法案
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/query/z?c109:S.1922:
の条件の中に入っています。
もし、これが、「2005年12月31日までに、米議会に対して、なされない場合には、日本から輸入される製品に対して、追加関税を課すること。]となっていますね
つまり、これ以後は、サドンデスということになります。


[2052] 鳥ウイルス情報でウイルスに感染。 投稿者:とき 投稿日:2005/11/01(Tue) 20:44  

鳥インフルエンザへの警告装うコンピュータウィルスが出現

 [シドニー 1日 ロイター] スペインのソフトウェア会社、パンダ・ソフトウェアは、鳥インフルエンザの広がりに対する人びとの不安につけこむコンピュータウィルスを発見したとし、自社のウェブサイト上(www.pandasoftware.com)で警告を呼びかけている。
 同社によると、「北米で感染」や「鳥インフルエンザって何?」というタイトルの電子メールにワード形式のファイルが添付されており、添付ファイルを開くとウィルスに感染する。
 ウィルスソフトはまず、ファイルの変更・作成・削除などを勝手に行い、さらに、コンピュータを外部から遠隔操作出来る状態に変えるという。
 感染経路はメール送信やインターネット上でのダウンロード、ファイル転送などで、ウィルスソフトが自己増殖することはないとしている。
(ロイター) - 11月1日19時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000674-reu-bus_all

 人の不安につけこむ輩は、いつの時代も、人々の混乱に乗じてウマイことをやろうとするのですね。


[2051] Re:[2048] 昨日の吉川座長の記者会見ビデオニュース 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/01(Tue) 17:49  

吉川座長の結論についてのご説明では、アメリカ・カナダと日本とのBSEリスクの同等性評価においては、「科学的同等性を証明することは困難である」との結論であって、
「科学的評価ができなかったということではない。前提条件を置けば、科学的評価はした。」という、判じ物めいた結論だったということですね。
もうちょっと意地悪くいってしまうと、「前提条件を置けば、科学的評価はした。」→「前提条件を置けば、科学的同等性を証明することができた。」→「前提条件が遵守されれば、科学的同等性を保ちうるが、前提条件が遵守されなければ、科学的同等性を保ちえない。」→「前提条件が遵守されるか、されないかは、食品安全委員会の職責にはなく、日本のリスク管理省庁の職責にもなく、アメリカのUSDAにある。」→「したがって、今回の諮問に対しては、前提条件が遵守されうる担保は、日本国内にはなく、日本側で、科学的同等性を証明することは困難である。」
ということになるのではないでしょうかね。

http://www.videonews.com/


[2050] Re:[2047] H4といえば。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/01(Tue) 17:39  

ときさん。
H4といえば、1999年10月にカナダのオンタリオの豚農場の肺炎の豚から検出されたH4N6である、A/Swine/Ontario/01911-1/99 が有名ですね。
http://jvi.asm.org/cgi/content/full/74/19/9322参照
カナダで、初めて、豚から鳥インフルエンザが検出された例として有名のようです。
このときには、2600頭の豚のうち、5パーセントが、咳の症状を見せていたということです。
このオンタリオの場合は、野鳥からの感染とのことだったようですね。
松原市の鳥インフルエンザは、さらにひろがって、新たに奈良県産のアイガモと和歌山県産のアヒルから簡易検査でA型インフルエンザウイルスを検出したようですね。
この農家のアイガモやアヒルは計約七百八十羽おり、兵庫県産以外も検査したところ、判明したとのことです。

http://flu.lanl.gov/search/index.html?action=search&form_page=zilch&seg=any&hspecies=Any&text=H4N6&field=ALL&viewas=slist&orderby=datedes&num=100


[2049] 大手商社 現地業者と交渉へ 早期供給狙う 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/11/01(Tue) 17:26  

豪州産普及、値崩れ懸念
 北米産牛肉の年内輸入再開のめどが立ったことで、大手商社が早くも輸入事業再開の準備に入ることが三十一日明らかになった。牛丼チェーンの吉野家との取引量が多かった三井物産が、今月中旬にも現地の食肉加工企業との本格交渉を始めるほか、伊藤忠商事も近く、乳牛・肉牛の調達で現地業者との交渉再開に入る構えだ。輸入禁止措置中に豪州産牛肉の活用が進み、過度の輸入は値崩れを起こす懸念もあり、各商社とも消費者の動向を見ながら慎重に対応するが、輸入再開に向けたビジネスが熱を帯びてきた。
 輸入再開に当たって各社は、トレーサビリティー(生産履歴管理)が明確な肉牛か食肉用の乳牛(ホルスタイン種)に限定する方針。
 三井物産は、米国産牛肉の使用が多かった吉野家ディー・アンド・シーを中心とする取引先への供給再開のため、トレーサビリティーの確実な肉牛の調達を検討している。
 米国での市場調査を経て、今月中旬から現地業者との交渉に入る方針。同じく吉野家と取引していた伊藤忠商事も、乳牛・肉牛の両にらみで現地業者との交渉再開を検討している。
 吉野家は輸入禁止前、「ショートプレート」と呼ばれる牛バラ肉を年間で約三万トン、月平均で二千五百トン使用していた。だが豪州産の牛肉は一頭ごとの購入が通例で、バラ肉やタン(舌)といった部位ごとの輸入がしにくく、対応できる量も少なかったため、本格的な牛丼販売が再開できなかった。
 三井物産、伊藤忠は、現地企業といち早く連携することで、吉野家や牛タン料理専門店への供給再開を早期に始めたい構え。
 一方、住友商事はすでに米食肉加工大手のスミスフィールドビーフグループと組んで、月齢十六−十七カ月のオスの乳牛(ホルスタイン)を月千トン、外食産業用に確保した。
 米国産乳牛はこれまで、ほとんど国内に流通していなかったが、放牧飼育する肉牛に比べて牛舎で成長が管理され、生年月日や親牛を特定できることから安全性が高いとされている。
 住商は穀物飼料を与え、日本人向けの肉質にした上で、来年一月下旬以降には輸入を始める見通し。また、丸紅も二十カ月以下で肥育させた乳牛の供給を米国の加工業者と交渉しており、ハム・ソーセージ業などへの供給を見込む。
 ただ、十五年末に輸入が禁止されて以降、国内では豪州産が普及。米国産を輸入し過ぎれば、「値崩れして来春には価格が下落しかねない」(大手商社系シンクタンク)という懸念もある。また、安全確保の観点から、消費者に北米産牛が受け入れられるかどうかの動向は見極めにくい。
 このため、輸入禁止前に生後二十四カ月以上の米国産肉牛を輸入していた双日は、「消費者の嗜(し)好(こう)にあうかどうか、慎重に見極めたい」と話すなど、本格的な輸入事業再開に慎重な姿勢を崩さない商社もある。

このサイトの輸入スケジュールが目に付きましたが裏では決まってるということでしょうか
http://blog.livedoor.jp/vehicle4085/archives/50132479.html

http://www.sankei.co.jp/news/051101/morning/01kei002.htm


[2048] 昨日の吉川座長の記者会見ビデオニュース 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/11/01(Tue) 17:08  

食品安全委員会プリオン専門調査会 吉川泰弘座長記者会見(2005年10月31日・食品安全委員会)

http://www.videonews.com/


[2047] ヒアゼアアンドエブリホエア 投稿者:とき 投稿日:2005/11/01(Tue) 16:54  

7検体に陽性反応 松原の農家、鳥インフル

遺伝子検査 アイガモとアヒル
 大阪府松原市の農家が飼育していたアイガモからA型インフルエンザウイルスの陽性反応が出た問題で、大阪府は一日、この農家が飼育していたアイガモ(奈良県産)アヒル(和歌山県産)の遺伝子検査を行ったところ、二十検体中七検体で陽性反応が出たことを明らかにした。
 府と、松原市の農家にアイガモを出荷していた農場がある兵庫県は同日午前から、周辺の養鶏農家を含めて立ち入り調査に入った。
 定期検査で陽性反応が出たことを受け、府南部家畜保健衛生所では、遺伝子を短期間に増幅させて塩基パターンを調べる精度の高い検査(PCR法)を行った。その結果、アヒル八検体のうち六検体、アイガモ十二検体(ヒナも含む)のうち一検体からA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た。
 ウイルスが高病原性かどうかは判明していない。府では「大量死など臨床的に異常を示している鳥はいない」としており、確定検査の結果を受けて感染防止措置などを行う。
(産経新聞) - 11月1日15時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000035-san-soci
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6&st=n

 PCR検査ということは、ウイルスの断片があるということですので、確実にウイルスに感染しているということにもなります。H4とのことですが、H5が検出された場合、周辺環境にいる鳥(野鳥)に、広く存在していることにもなってしまいます。すくなくとも、H4に関してはそうなります。

 変異して、高病原性になるというのであれば、どの型であっても同じことです。しかも、ヒトに感染するようになるという理屈も同じです。いつまで、その論法がもつのやら。


[2046] 専門バカ〜見たいものだけしか見えなくなる病気〜 投稿者:とき 投稿日:2005/11/01(Tue) 14:53  

しょうゆ・みそ作る好塩菌、黄砂に乗って飛来

 しょうゆやみそなどを作るときに活躍する「好塩菌」の仲間が、黄砂に乗って中国奥地から日本に飛来している可能性の高いことが、東洋大工学部の宇佐美論教授(応用微生物学)らの調査でわかった。

 「好塩菌」は、ふつう塩分3〜15%の土などに生息する微生物。東京周辺の畑や道ばたなど360か所から土を採取したところ、ほとんど塩分がないにもかかわらず、132か所で好塩菌が見つかった。

 好塩菌は、菌20万個に1個程度の割合で含まれており、硬い殻で覆われた胞子状になっていた。本来は日本におらず、中国内陸の塩湖周辺など海水より塩分濃度の高い場所で生息している種類で、黄砂に乗って飛来したとみられる。

 中国は生物資源の国外持ち出しを厳しく制限しており、近ごろは菌であっても入手困難になっている。同大大学院生の越後輝敦さんは「中国奥地に行かなくても、好塩菌を採取して研究できるのは素晴らしいこと」と話している。
(読売新聞) - 10月31日15時52分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000408-yom-soci

『好塩菌が黄砂に乗って飛来したものかどうかは分からん。
しかし「中国奥地に行かなくても、好塩菌を採取して研究できるのは素晴らしいこと」と無邪気に喜んでいる大学院生クンが専門バカになりかけていることは分かる。もしそうだとすれば、やってくるのはキミが望んでいる好塩菌だけかね?』
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20051031


[2045] Re:[2043] プリオン専門調査会の報告書案を了解  自民党・小委員会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/01(Tue) 14:20  

「消費者が選択できるような表示のルールはできているのか」
についてなのですが、これは、以前「雪印食品問題を一私企業の問題に矮小化してはならない。」http://www.sasayama.or.jp/diary/2002jan29.htmでも申し上げたことがあるのですが、輸入肉の場合、トレーサビリティーが、牛肉が国内に入ってきた時点で、いったん、途切れてしまうという問題点があるのですね。
これに対しては、各国の牛・豚の出生管理システムを、国際的な標準であるEAN協会の標準バーコードラベルのシステムに連結しうる、日本側のシステム構築が必要となります。
個体識別システムとバーコードEANシステムとの連結ですね。
http://www.ean-health.net/images/beeftraceability.jpgの図参照
アメリカのCOOL制度も、いよいよ実施となりますが、日本においても、国際的なトレーサビリティに対応したシステムの構築が必要です。
ただ、これも、前に、お話しましたが、日本特有の、「セットばらし」や、「不定貫商品」(部分肉の製造段階で必ず商品を計量しなければならない。)という商習慣によって、この段階で、トレーサビリティーが途切れてしまうという、日本の問題もあるようです。
まず、部分肉段階で、国際標準に合わせた規格標準にし、それを基準にして、国産肉については、それからさかのぼり、枝肉段階、と体段階・生体段階での情報化につなげることによって、BSE情報も含めた牛肉流通全段階にわたる国際標準による情報化を図ることが必要です。
なお、ドイツでは、牛の生体管理にRFID技術を応用している例があります。
先月、東京ビッグサイトでの認識展で、アワビの個体管理にRFID(Radio Frequency Identification)(非接触ラベルによる商品管理)技術を応用している例がありましたが、いずれ、この技術を牛のトレーサビリティーに応用できる日も、近いと思います。
しかし、これとても、流通過程でバラした段階で、トレーサビリティーは、途切れてしまうようです。

http://www.sasayama.or.jp/diary/2002jan29.htm


[2044] Re:[2042] 「疫病」の社会心理 投稿者:とき 投稿日:2005/11/01(Tue) 13:09  

笹山様
> 渡り鳥の基地となるオーストラリアは、集結する渡り鳥によるオーストラリア国内のウイルス蔓延について、非常な危機感を持っている模様である。

 じわじわと確実にやってくる「自然災害(天災)」としてのウイルス感染症(疫病)に、直面したとき、人間はすなおにまっすぐそれを受け入れることができず、だれかを悪者にしたくなる心理が働くようです。いつの時代も。(疫病は文学や宗教の永遠のテーマでもありますし。)
 疫病は、金持ちも貧者も、善人も悪人も選ぶことなく、ただ単純に、被る側の生得の感受性できまるだけです。
 人為によって、どうにかなるものではなりません。まったく、地震や津波や、洪水や台風ハリケーンと同じものです。人間が抗することは如何ともしがたいものです。
 しかしながら、「公」ですら、まだそれに気付いていないようなふるまいには、愕然といたします。誰か(たとえ国対国であっても)を悪者にしてもしょうがない話です。隠蔽しているのではないかと、お互いに疑心暗鬼になったりすることも同様です。
 現代のヒト・モノの移動状況では、根絶や封じ込めは最初から不可能です。その認識にもとづいて、つねに、自国の監視(サーベイランス)につとめることが一番重要です。調査が必要なら、他国の調査をアテにせず、自ら赴いてやらなければならないでしょう。それが国防(自国防衛)であり、危機管理です。疫病の危機管理は(それを含めてあらゆる危機管理も)、ひと(他国)の所為にしてもなにも解決にはなりません。最初から、「国際的な協力関係」などという「緩い(平和ボケした)観念」では、太刀打ちできるものではないと思います。損得勘定の入る隙もなく。

新型ワクチン短期間で インフルエンザに新技術(共同通信) - 11月1日8時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000015-kyodo-soci
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6&st=n

 トリとヒトをリンクさせて、不安を煽っておいたほうが、より有利に商売にはつながりますね。ひょっとして、これが実利につながるまで、日本ではワクチンは解禁しないのでしょうか?


[2043] プリオン専門調査会の報告書案を了解  自民党・小委員会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/01(Tue) 12:15  

中間とりまとめのときと同じパターンですね。

プリオン専門調査会の報告書案を了解  自民党・小委員会
http://www.nissyoku.co.jp/
 自民党の動植物検疫及び消費安全に関する小委員会(委員長=宮路和明衆院議員)は1日、食安委プリオン専門調査会の報告書案について説明を受けた。「20ヵ月齢以下と断定できるのか」「消費者が選択できるような表示のルールはできているのか」などの質問が相次いだ。農水省や厚労省の担当者が「原産地表示などで対応」など今までの取り組みで対応できる考えを示した。また「“科学的にリスク評価は困難”なのに“リスクの差は小さい”という表現はおかしい」という指摘もあったが、食安委の担当者が「総合的に判断した」と述べた。厚労省と農水省は「まだ正式に米国と調整していない」と実際に輸入が始まる時期について述べなかった。食安委の正式な答申後に小委員会は再度、牛肉の輸入問題を検討する予定。(11月1日10:45)



[2042] オーストラリアの鳥インフルエンザ会議で、アジア諸国の隠蔽禁止を呼びかけ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/01(Tue) 10:33  

オーストラリアで、この種の会議が開催されたのは、初めてだといい、オーストラリアの外務大臣Alexander Downer 氏は、東南アジア諸国が鳥インフルエンザについての情報開示の透明性が図られるように呼びかけた。
また、オーストラリアは、他のAPEC諸国と協力し、鳥インフルエンザの撲滅に当たることを誓った。

渡り鳥の基地となるオーストラリアは、集結する渡り鳥によるオーストラリア国内のウイルス蔓延について、非常な危機感を持っている模様である。

http://www.abc.net.au/lateline/content/2005/s1494854.htm


[2041] Re:[2040] 牛肉輸入、来月にも調査団派遣 米・カナダへ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/11/01(Tue) 10:02  

掲示板から さん。
情報ありがとうございました。
早稲田の肯定側立論には、かなり不勉強なものが感じられますね。
医学系の学生さんの肯定側立論なら、ちょっとは意義があるのでしょうが。
また、アメリカへの緊急査察というのは、どれほど意味があるのか、わかりません。
むしろ、アメリカのウチォッチャーなり消費者団体と組むというのなら、『緊急査察』の意味があるのでしょうが。
選挙監視団的なものとかですね。
逆に、アメリカから、日本が監視される立場だったら、そのごまかし具合の智恵は、いくらでも、思い付くはずです。




[2040] 牛肉輸入、来月にも調査団派遣 米・カナダへ 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/11/01(Tue) 08:54  

牛肉輸入、来月にも調査団派遣 米・カナダへ
http://www.asahi.com/life/update/1101/004.html
>調査チームは1チームあたり数人程度になる見通しで、複数のチームを同時に派遣する方向で検討している。両省は今年5月にも両国に職員を派遣しており、その際のメンバーや過去に北米での査察経験がある専門職員を中心に人選を進める。


平川研究室のブログから。

米加BSE対策調査団は子どもの使いか? 2005年05月21日
http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200505/210150.php


[2039] 早稲田で面白いBSEディベートがあるようです。 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/11/01(Tue) 02:23  

早稲田祭ディベート
「日本の米国産牛肉の輸入再開は日本にとって有益である」肯定側立論
http://blog.goo.ne.jp/balthasar_magi/e/5fa9c414f4194d814a36797802191d02




[2038] プリオン専門調査会の事務局のご担当 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/11/01(Tue) 00:03  

本日頂戴した座席長によると、
國枝評価課長、福田調整官、梅田課長補佐というお三方が出席されてますが、國枝さんという方はいつもラウンドテーブルにはいらっしゃらなかったように思います。

きょうはプリオン専門調査会の資料のUPが早いですね。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai34/index.html


[2037] Re:[2034] 「あとは消費者が決めればいい」−プリオン調査会吉川座長 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/31(Mon) 23:22  

時事が配信してました。

科学的回答難しい=「あとは消費者が決めればいい」−プリオン調査会座長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000162-jij-pol


[2036] いよいよ、始まりでしょうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/31(Mon) 22:25  

アイガモに感染の疑い=鳥インフルエンザ−大阪府

 大阪府は31日、松原市内のアヒルふ化飼育・食鳥処理場で採取したアイガモの検体から鳥インフルエンザの感染が疑われるウイルスを検出したと発表した。府は、検体を動物衛生研究所(茨城県)に送り、高病原性かどうかについて確定検査を依頼。検査結果は11月1日午後以降に判明する予定。 
(時事通信) - 10月31日22時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000170-jij-pol


[2035] NHKニュース ほか 投稿者:とき 投稿日:2005/10/31(Mon) 22:16  

■違法ワクチン使用の中間報告

茨城県を中心に発生している鳥インフルエンザの原因について、農林水産省の専門家の委員会は、未承認のワクチンが違法に使用された可能性を指摘する中間報告をまとめました。

この問題は、茨城県の養鶏場を中心に鳥インフルエンザの感染が確認されているもので、31日、新たに1か所で報告され、あわせて32か所で感染が確認されました。農林水産省の専門家の委員会が31日にまとめた中間報告では、今回見つかったウイルスについて、グアテマラやメキシコで過去に流行したウイルスと遺伝子が高い割合で一致しているとしています。そして、日本にウイルスが侵入した経路については、中米から直接日本に来る渡り鳥はいないことや、アジアでよく似たウイルスが確認されていないこと、それに感染が茨城県南部の狭い地域に集中していることなどから、「ウイルスが十分死んでいない未承認のワクチンが、海外から持ち込まれて不法に使用された可能性が否定できない」としています。また、感染の始まった時期については、保存されていたニワトリの血液の調査から、5月中旬かそれ以前としましたが、最初に発生した養鶏場がどこなのかは特定できず、さらに調査を進めることにしています。委員会の寺門誠致座長は「裏付けとなる直接的な証拠は得られていないが、感染状況の不自然さを考えるとワクチンによる感染が否定できない。今後さらに調査したい」と話しています。
(10/31 19:49)
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/31/k20051031000159.html

■ワクチン説あらためて指摘 鳥インフルエンザ中間報告

 茨城県の鳥インフルエンザ問題で、専門家で構成する農水省の感染経路究明チームは31日、感染原因について中間報告をまとめた。中米のウイルスから作られた未承認ワクチンが使われた可能性をあらためて指摘したが「使用を裏付ける具体的な証拠は得られていない」としている。
 最初に感染した農場や周囲に広まった経緯なども中間報告は「推定が困難」とし、寺門誠致座長は「症状の出ない弱毒型ということもあり、感染経路ははっきりしない」と説明した。
 農水省は既にメキシコから数種類のウイルスを入手しており、遺伝子の型を調べるなどして、本年度中に最終的な報告をまとめたい考え。
(共同通信) - 10月31日20時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000173-kyodo-soci

■<鳥インフルエンザ>農水省が中間報告書 今後も調査

 茨城県などで感染が多発している鳥インフルエンザについて、農林水産省の感染経路究明チームは31日、中間報告書をまとめた。ウイルスの感染源について(1)鳥インフルエンザ発生国に旅行してきた人から移った(2)不法なワクチンが使われた――などの可能性を挙げた。しかし具体的な証拠はなく、今後も調査を続ける。
(毎日新聞) - 10月31日20時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000098-mai-soci

農林水産省 報道発表資料
第4回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の概要について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051031press_7.html

 ワクチン株(?)によるものだとしても、これほどの広がりをもって、感染の痕跡があるとなれば(しかも、抗体保有確認がつづいている。)、もはや、野生株同然です。

 茨城「抗原」で、全国の抗体保有検査をやるべきではないのか? 茨城県だけ、独自の抗原で検査して発覚するのはおかしいのではないか。他県でもちいられている「抗原」による検査だと、茨城県のも「陽性」にはならないのではないでしょうか。

 茨城県のH5N2感染は、「現在進行形」のように見えてしようがない。感染源感染経路が何によってなされているかは、いままさに、精密調査すればわかるはずです。周辺野鳥の調査で。ついでに、日本各地のも。

 「未承認ワクチン」といって、思考停止しています。「制度」による、「被害」(まさに人災)もまた「現在進行形」です。救済と被害防止をなぜに迅速に図ろうとしないのか、“専門”委員の方々は。


[2034] 吉川座長の談話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/31(Mon) 22:12  

NHKテレビだかテレビ朝日?どこだか忘れてしまったのですが、吉川座長が審議終了後に、「消費者の選択にゆだねるべき」とかなんとか発言してました。

外食・加工品に表示義務がないこと、給食はどうするのか、偽装はどうするのか、一番感染しやすい子供が判断できるわけがないこと、多くの人が病気に関する情報を持たないこと。。。公衆衛生の問題は?
先のこと、何にも考えてないんですね。



[2033] 日本食糧新聞:厚労省、農水省に厳しい措置を求める 食安委プリオン専門調査会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/31(Mon) 21:22  

厚労省、農水省に厳しい措置を求める 食安委プリオン専門調査会(日本食糧新聞)
http://www.nissyoku.co.jp/
 食品安全委員会プリオン専門調査会は31日の会合で、米国産とカナダ産の牛肉に対するリスク評価報告書の文言調整を行った。「(輸出認証プログラムに則していれば国産と)リスクの差は非常に小さい」とした、今までのたたき台から大幅な変更はなかった。厚労省や農水省などに対し、食肉処理施設でのせき髄除去などの管理措置を確保するためにの定期的に査察するよう求めた。。SRM除去が不十分な場合などヒトへのリスクを否定することができない場合、いったん輸入を停止することも必要とした。
 前回の会合で金子清俊座長代理が要求していた「科学的に評価することは困難」という文言はそのまま使われ、SRM除去、20ヵ月齢未満の輸出認証プログラムの前提ならば「リスクの差は小さい」という結論になった。
 調査会はEメールを使ってさらに細部の文言を調整を行ったうえで、食品安全委員会に報告する。食安委はパブリックコメントの募集、意見交換会を開く予定。(10月31日14:19)


[2032] Re:[2030] 食安委傍聴報告 口蓋扁桃に感染性の件など 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/31(Mon) 21:20  

この舌扁桃( lingual tonsil)と、口蓋扁桃( palatine tonsil)のBSE感染実験は、G. A. H. Wells, J. Spiropoulos, S. A. C. Hawkins, S. J. Ryderの研究によるものですね。
詳しくは、「PATHOGENESIS OF EXPERIMENTAL BSE: PRECLINICAL INFECTIVITY TONSIL AND OBSERVATIONS DISTRIBUTION OFO LINGUAL TONSIL IN SLAUGHTERED CATTLE」
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/94393.html
または、
「Annex to the opinion of the Scientific Panel on Biological Hazards on the assessment of the age limit in cattle for the removal of certain Specified Risk Materials (SRM).」
http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/opinion_annexes/933/biohaz_report_ej220_srmremove_en1.pdf
または、
「WELLS, G.A.H., SPIROPOULOS, J., HAWKINS, S.A.C., & RYDER S.J. (2005) Pathogenesis of experimental bovine spongiform encephalopathy (BSE): pre-clinical infectivity in tonsil and observations on the distribution of lingual tonsil in slaughtered cattle. The Veterinary Record, 156, 401-407」
http://veterinaryrecord.bvapublications.com/content/vol156/issue13/index.dtl
ご参照
前に、USDAさんのサイトに、写真でわかりやすい舌扁桃、口蓋扁桃などの位置についての写真が載っていたのですが、いつの間にか、消えてしまっています。
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htm
の259と1316に書いてあります。
再説明しますと、
「舌扁桃から舌の食べられる部分を切り離す場合は、有郭乳頭(vallate papilla)のちょうど後ろにあるところを、横にカットすることで、果たすことができる。
(有郭乳頭-vallate papilla-というのは、舌にある味覚や知覚の関する神経のひとつで、赤い小さなぽちぽちが茸状乳頭、その奥にV字上溝の前に並ぶ少し大きな二重丸様のものが、有郭乳頭、舌の側縁の奥にあるのが葉状乳頭という。)」

http://www.nikaidou.com/nashimoto.html


[2030] 食安委傍聴報告 口蓋扁桃に感染性の件など 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/31(Mon) 20:26  

本日傍聴に行ってまいりました。論理の破綻。。まさに破綻ですね。。これがはやく翻訳されて世界中の科学者が閲覧されることを望みます。「これが日本の科学」 これを、ぜひご覧いただきたいと。。(^^;

今週の水曜か来週の水曜に食品安全委員会本会議があるので、そこで結論の最終文面が提示されて、結論が出るんじゃないでしょうか。

議事録がはやくUPされることを願いますが、山内委員が、最後になって指摘した点なのですが、アレ?山内先生、そんなに管理側に都合のいいように文章や単語を変更しちゃっていいの?と思う点がいくつかございました。

各紙が報道しないであろう英国からの新情報?じゃないかも知れませんが、経口投与後10ヵ月後の口蓋扁桃に感染性があったことなどについてが、たたき台にありましたので、先にご報告を。。文章構成は確か北本委員が指摘してたので変わると思いますが。。

>3.3 食肉等のリスクの比較
BSEプリオンの体内分布
>食肉等のBSEリスクを評価する上で、BSE感染牛におけるBSEプリオンの体内分布を考慮する必要がある。英国のVeterinary Laboratories Agencyでは実験感染牛の組織から牛を用いたバイオアッセイによりBSEプリオンの体内分布を調べている。1,2)経口投与後、6、18、26、および32ヵ月後に殺処分した牛の筋肉乳剤を脳内接種させた牛は、それぞれ接種後71、99、71、および98ヶ月の時点までBSE様の症状を呈していない。一方、経口投与後、6、10、18ヶ月に殺処分した牛の回腸遠位部の乳剤を脳内接種された牛では、それぞれ平均27、22、および24ヶ月の潜伏期で発病している。また、経口投与後10ヶ月後に殺処分した牛の口蓋扁桃の乳剤を脳内接種された牛では5頭中1頭が45ヶ月の潜伏期間の後に発症している。1,2)
これ以外にも、英国で大規模なサンプリング実験が継続されている。
>BSE発症牛(月齢を入れる)や高リスク牛から摘発されるBSE感染牛(月齢を入れる)では特定危険部位以外からもBSEプリオンが検出されており、3,4)筋肉中(神経枝を含む)のBSEプリオンの存在は否定できない。一方実験は継続しており成績は限られているが、これまでのところ、牛を用いたバイオアッセイでは、潜伏期にある実験感染牛の筋肉からBSEプリオンは検出されていない。しかし正確な情報を得るためには、日本で実施されている感染実験を含めて、今後も結果を注視し精査する必要がある。
>また、英国はBSEの発生がピークであった1992年ではもっとも若い例で20ヶ月齢のBSE発症牛が確認されている。しかし汚染程度の低下にともない、発症までの期間は延長し、もっとも若いBSE発症牛は、2004年では49ヶ月齢、2005年では38ヶ月齢である。したがって、BSE感染牛における月齢とプリオンの体内分布を考える場合、その地域におけるBSEの汚染程度もあわせて考慮する必要がある。(抜粋)



[2029] 今日の梨本放送協会は、ちょっと面白い。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/31(Mon) 19:41  

話半分でしょうが、こちらのサイトhttp://www.nikaidou.com/nashimoto.html
でどうぞ。

http://www.nikaidou.com/nashimoto.html


[2028] 「結論の独り歩きは困る」 BSE問題で調査会座長 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/31(Mon) 19:10  

内閣府食品安全委員会のプリオン専門調査会の吉川泰弘座長(東大教授)は31日、北米産牛肉の安全性に関する答申案の審議後の記者会見で「結論の独り歩きは困る」と述べ、答申案の結論はあくまで条件付きであることを強調した。
内閣府食品安全委員会のプリオン専門調査会の吉川泰弘座長(東大教授)は31日、北米産牛肉の安全性に関する答申案の審議後の記者会見で「結論の独り歩きは困る」と述べ、答申案の結論はあくまで条件付きであることを強調した。


との記事ですが、時すでに遅しですが、吉川さんも、大分、しっかりしてきているようですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000151-kyodo-bus_all


[2027] Re:[2025] [2022] [2021] 失礼ですが、お笑いネタですか「判断困難」なのに「非常に小さい」とは! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/31(Mon) 18:20  

虹屋さん。
過去のこの掲示板での私の発言を遡っていきましたら、9月27日に、私は、こんなことを言っていました。

「これらについては、昨年の日米合意で、「日本の場合、これは、食品安全委員会の検討にゆだねられる。」としてしまった、つじつまあわせと矛盾が、今に及んでしまったというわけですね。
アメリカ国内のリスク管理については、食品安全委員会の領分ではなく、「アメリカの飼料規制』などについては、昨年の日米合意で、本来、日本の食品安全委員会の領域に含ませるべき問題ではなかったのです。
『くさいものにフタ』の役割を、危うく、食品安全委員会が担なわれそうになったことが、寺田発言(「寺田雅昭委員長は、両国が出している日本向けの上乗せ基準の遵守について、調査会で全て対応するのではなく、リスク管理機関である厚労省と農水省が監視すべきと述べた。調査会が両国の法令遵守の状況までリスク評価の手を広げるとなかなか集約できないと判断したもよう。」)によって、回避されたというわけですね。」

今日も、同じような感想です。
つまり、勝者もなければ敗者もない。



[2026] 会議は踊るよ 投稿者:とき 投稿日:2005/10/31(Mon) 14:31  

平成17年10月28日
農林水産省
第4回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の開催について

1 日  時:平成17年10月31日(月)13時30分から

2 場  所:農林水産省第2特別会議室(農林水産省本館ドアNo.467)
住所 東京都千代田区霞が関1−2−1

3 予定議題:(1)高病原性鳥インフルエンザの感染経路究明について
(2)その他
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html




[2025] Re:[2022] [2021] 失礼ですが、お笑いネタですか「判断困難」なのに「非常に小さい」とは! 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/31(Mon) 13:59  

笹山さん。
「リスクの同等性の評価は科学的に困難だ」というところで止めておけば、食品安全委員会の権威が著しく失墜することもなかったのでは?
 また、審議の中で取り上げられたようにチキンリッターなどを介して肉骨粉を摂取した可能性のある牛群やイエロータロー牛脂を摂取した可能性にある牛群を除けば「脳などの特定危険部位を除いて輸入する」との条件が守られれば「リスクの差は非常に小さい」というやり方、リスク管理者の条件に更に条件をつけて評価するといったやり方もあったのではないでしょうか。OIE規約を盾に、牛タンなどの内臓肉の評価は先送りするということも可能だったのではないでしょうか。

 米国が1例目の直後に発表した飼料規制やトレサ制度の設立、拡大サーベランスの触れ込みの内容での実施などが行われていれば、現時点では20ヶ月齢以下は2004年2月以降生まれですから、大きな相違点はなく、比較的簡単に判断できたでしょう。だから米国政府の不誠実、不実な対応が問題にされるべきです。
 また、農水省・厚労省も日本のBSE対策に鑑みて米国の対策の問題点、日本が輸入する際に問題となる点は分かっていたであろうに、その点は交渉してこなかった、例えば上の2つの牛群は除くといった交渉をしなかった点や2例目の発生で米国のBSEステータスが変わったのに、諮問案を変えなかった点など、安全委員会の影に隠れていますが彼らが主犯なのは明確です。
 
 笹山さんが懸念されるように、先日の国会審議や消費者団体の動きを見ると、敵を間違えた行動が起こりそうですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000038-mai-soci


[2024] 無間地獄、“移動制限解除”ならず。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/31(Mon) 13:28  

小川町で新たに抗体陽性反応=茨城の鳥インフルエンザ

 茨城県の鳥インフルエンザ問題で、県は31日、新たに小川町の採卵養鶏場(約8万2000羽)で、過去の感染を示す抗体が見つかり、鶏の殺処分を命じたと発表した。県内で発覚した抗体、ウイルス検査での陽性反応は31カ所目。11月中の移動制限区域解除は困難となった。
 県によると、この養鶏場は、これまでに抗体が確認された別の養鶏場の近くにあり、鶏や卵の移動が制限される区域内。13鶏舎のうち5鶏舎で反応が見つかったが、現在の感染の疑いはないという。 
(時事通信) - 10月31日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000021-jij-soci
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6&st=n

 ウイルス感染症の病理病態の現実に、法律規則制度が合致していないということに、いつになったら気付くのでしょうか? 産官学、それぞれのポジションの方々、すべてが“当事者”のはずですが、「対策指針」の“意思決定”から、皆が他人事のものとして、逃げているか思考停止していることの結果でしょう。まったく、「らい予防法」の誤謬放置と同じことになっています。
 人の一方的な「決め事」の被害犠牲者がどんどん出てくるだけで、実質、伝染病の被害ではまったくないのですが。本来、伝染病から、家畜と人間を守るための法律が、守るのではなしに、苦しめることにしかならないという、「制度」(あくまでも恣意的なもの)とは何ぞや。これを、不条理といわずしてなんという。
 「悪法も法なり」とはいうものの、誤りを認め、常に移ろい行く“現実”に適合させる努力もまた、人間の英知ではないのでしょうか。「三人寄れば文殊の知恵」を今こそ発揮してもらいたいものです。(なにはともあれ、“当事者意識”が必要です。前例のないことについて、考えることを放棄せずに。)


[2023] 茨城県小川町「キミシマファーム』で、鳥インフルエンザウイルス抗体 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/31(Mon) 13:20  

茨城県内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが相次いで確認された問題で、県は31日、同県小川町の養鶏場「キミシマファーム」(茨城県東茨城郡小川町与沢259)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kimishima/
の鶏から過去の感染歴を示すH5型の抗体を確認したと発表した。

ようやく、収まっていたと思っていたら、またですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000044-mai-soci


[2022] Re:[2021] 失礼ですが、お笑いネタですか「判断困難」なのに「非常に小さい」とは! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/31(Mon) 13:02  

虹屋さん。
まあ、仮定のもとでの答申は、本来は、答申不能とすべきものなのでしょう。
昨年の日米高級レベル合意http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?m=20041025
で、日本の食品安全委員会に、リスク管理にわたる面まで、丸投げしたことが、結果的には、日本の食品安全委員会の権威を著しく失墜させた、今日の答申内容となったということでしょう。
リスク管理官庁の戦略勝ちといったところですね。
心ならずも、走狗の役割を担わされた日本の食品安全委員会は、かわいそうです。
野党の皆さんも、敵を間違えてはいけません。
「蜚鳥尽きて良弓蔵せられ、狡兎死して走狗煮らる」

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?m=20041025


[2021] 失礼ですが、お笑いネタですか「判断困難」なのに「非常に小さい」とは! 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/31(Mon) 12:55  

<米牛肉輸入>厚生労働、農林水産省が再開手続き開始へ

 米国とカナダからの輸入牛肉の安全性を審議している、食品安全委員会のプリオン専門調査会(吉川泰弘座長)は31日、米国・カナダからの輸入牛肉と、国産牛肉とのリスク(危険性)について「リスクの同等性の評価は科学的に困難だ」としつつ一方で「月齢20カ月以下の牛を、脳などの特定危険部位を除いて輸入する」との条件が守られれば「リスクの差は非常に小さい」との結論で基本的に合意した。
 厚生労働、農林水産の両省はこれを受けて、輸入再開に向けた手続きを進めると見られる。
 安全委は今後、両省への答申案の細部を完成させ、その後1カ月間、国民の意見を公募した後、両省に正式答申する。輸入再開の決定はその後になる。
 「科学的に同等性の評価が困難」とした理由について、吉川座長は(1)米国のBSE(牛海綿状脳症)についてのデータが質量ともに不十分(2)輸入条件が守られるという仮定付きの諮問をされた――を挙げた。さらに、「本来なら輸出条件を守るための計画を調査会に示して評価を受けるべきだった」との見解も示した。【高木昭午】
(毎日新聞) - 10月31日12時19分更

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000038-mai-soci


[2020] 加藤駐米日本大使は、スプリング・フィールドのフィードロット視察 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/31(Mon) 12:47  

このサイト
http://www.journalstar.com/articles/2005/10/28/local/doc43628bb6534b5703441341.txt
の写真のように、先週金曜日のChuck Hagel上院議員と、Dave Heinemanネブラスカ知事にかこまれての、スプリング・フィールドでのフィードロットthe Greater Omaha Packing Company
http://www.greateromaha.com/
視察であったようだ。

http://www.journalstar.com/articles/2005/10/28/local/doc43628bb6534b5703441341.txt


[2019] 中国・雲南省に鳥インフルエンザの危機 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/31(Mon) 11:17  

これまで、中国で、鳥インフルエンザ感染とされる省は、内蒙古、湖南、安徽、福建、江蘇、青海、新疆、西藏の8省であったが、ここに来て、雲南省にも、鳥インフルエンザの危機があることが、報道された。
雲南省の7つの病院と二つの研究所が、モニターを開始している。
モニターの対象は、不衛生な状態で、家禽を扱ったり、売ったり、あるいは、すでに病院で治療を受けている人々である。
特に、雲南省は、ヴェトナムと国境を接しており、また、ヴェトナムでは、今週になって、新たに二人が、ヒト感染鳥インフルエンザ感染死亡の疑い(14歳の少女が、10月23日死亡、26歳の男性が、10月26日死亡)が出ているためである。
http://news.xinhuanet.com/english/2005-10/30/content_3702991.htm
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/SP305503.htm参照


[2018] 「猫とMacの日々 」というサイトにリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/31(Mon) 07:50  

光栄です。
このサイトhttp://www.doblog.com/weblog/myblog/14235ですが、私の掲示板[1989] 「アメリカ上院議会提出の対日制裁法案の賛同議員は?」の中身をご紹介いただき、この賛同議員を、「21人の大馬鹿者の名前」と、紹介されています。
「各人の名前でググると満面の笑顔の写真が拝見出来ます。思わず一発殴りたくなるのは私だけでしょうか?」とも。

ところで、この対日経済法案の現物が、このサイトhttp://frwebgate.access.gpo.gov/cgi-bin/getdoc.cgi?dbname=109_cong_bills&docid=f:s1922is.txt.pdfでごらんいただけますので、興味あるかたは、下記のサイトhttp://thomas.loc.gov/cgi-bin/query/z?c109:S.1922:で原文をどうぞ。
内容的には、前段は、以前の対日経済制裁法案(法案番号は、上院がS.RES.87−3月17日提出、下院がH.RES.137-3月3日提出)と同じですが、今回の上院での対日経済制裁法案(法案番号S1922、10月26日提出)は、結論部分に、「2005年12月31日までに」と、日にちを区切っている点が、これまでになかったことですね。
ここの部分は、概略、こう、書いてます。

「あらゆる他の法にかかわらず、アメリカ通商代表は、2005年12月15日までに、アメリカ議会に対して、「日本は、もはや、アメリカからの牛肉輸入を禁止していない。」との認証について、諮問をすること。
もし、この認証が、2005年12月31日までに、米議会に対して、なされない場合には、日本から輸入される製品に対して、追加関税を課すること。
この追加関税については、毎年31億4千万ドル相当額、輸入商品に対して課せられること。
上記認証が米議会に提出されたときをもって、この追加関税の税務執行は、終了すること。
この法律の施行に当たっては、農務長官は、米通商代表と、協議しつつ、日本との交渉に当たること。」

などですね。


[2017] Re:[2015] カナダから米国への侵入リスクの再評価 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/30(Sun) 20:32  

虹屋さん。
おっしゃる「カナダから米国への侵入リスクの再評価」は、そのまま、R-CALFの論理であり、また、米連邦地裁判事Richard F. Cebull 氏の見解でもあります。
私が、今年の4月に食品安全委員会に提出したパブリックコメントにおいても、この点を触れたことがあります。
「食品安全委員会に対して提出したパブリックコメントの内容」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=268参照
ちなみに、Richard F. Cebull 氏の見解は、下記のとおりです。
a.もし、カナダが、BSEが発見された2002年以前のように、一年間にアメリカに百七十万頭の牛を出荷したなら、BSEに感染したカナダの牛が、アメリカに輸入されるであろうということは、仮想的には、確実なことであるということは、検査で示されている。
b.これらの事実は、アメリカの人々の健康と福祉を護るという法定の負託を無視しているUSDAが、カナダからの生体牛の輸入のために国境を再開するという最終ゴールを設定し、それ以降に、このゴールを補強し、正当化しようとしたということを、強く示している。
c.この証拠は、次のことによって、示されている。すなわち、カナダが、カナダでのBSE感染率を正確に評価しうるための十分なBSE検査を行わなかったということによって示されている。
一年半の間に、アルバータ州で、BSEに罹患した4頭の牛が発見されたが、このことは、「カナダでは、BSE発生率が、非常に少ないか、最小である。」とするUSDAの主張とは、一致しない。
d.「カナダの飼料禁止措置が、有効であり、更なるBSE発生のリスクは、重要でないとされるに十分、長い期間実施されてきた。」とのUSDAの主張は、事実と食い違っており、それゆえ、恣意的であり、気まぐれである。
e.カナダ牛由来の、または、カナダから輸入されてきた、食べられる牛の製品について、消費者がこれらの製品を買わないよう選択できるように、ラベルを貼るとの要求を、零細企業が、かなえることによって、ファイナル・ルールの反対効果を緩和できるようには、USDAは、考えていない。





[2016] 10月のブログ記事アクセス・ベスト5 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/30(Sun) 18:14  

1位.アスベスト混入疑惑商品一覧 アクセス数2,064
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=316
2位.木質バイオマス発電の夢と現実 アクセス数1,391
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462
3位.ロックウールは、本当に安全なのか? アクセス数1,167
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=424
4位.東京での無意味な挑発−小泉靖国参拝についてのニューヨークタイムズの社説- アクセス数999
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=475
5位.ブッチャケ市民派国会議員による「マジ民主主義」 アクセス数903
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=461

今月も、相変わらず、アスベスト関連記事へのアクセスが多かったようです。
この記事を掲載したのが、1位7月16日と3位7月23日ですから、息が長いですね。
国民の不安が増しているということでしょうか。
2位の木質バイオマス関連へのアクセスが多かったのは、おそらく、原油高で、バイオマス発電を考えられているところが多いためでしょう。
今月は、やはり、小泉・靖国参拝の記事へのアクセスが目立ちました。
この記事を掲載したのは、10月18日ですから、掲載日数の割には、堅調といえます。
杉村議員関連も、依然多いようですね。
この記事の初掲載は、9月22日でしたが、掲載後トータルのアクセス数は、4077に達しました。
一日あたり101のアクセスということになりますね。

なお、ブログ記事への今月の総合アクセス数は、今日現在で、88,649(先月9月は、79,554)でした。
掲示板のほうへのアクセスも、がんばらないと。


[2015] 米国へのカナダからのBSE感染牛の侵入リスクを考える 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/30(Sun) 14:48  

ごまめの歯軋りにもなりませんが、食品安全委員会にメールをおくりました。

たたき台は3次修正案でも、生体牛によるBSE侵入リスクの評価で、米国への「カナダからの侵入リスクは、カナダの汚染率を踏まえ判断することとし、現時点では考慮しない」としています。しかし3次修正案では、4 結論のためにA項でカナダの汚染率(BSE 感染牛の含まれる割合)を100万頭当たり5〜6頭と判定(評価)しています。この汚染率を踏まえ、カナダから米国への侵入リスクの再評価をしてください。

 試みに、カナダからの生体牛によるBSE侵入リスクを試算すると、97年飼料規制以降に生まれた感染牛だけで日本の40倍〜50倍の侵入リスクを受けています。この侵入リスク加えると、3次たたき台での米国の汚染率算出方法(日本5 〜 6 頭× 約10 倍:侵入リスク÷20:飼育規模)では、日本の現在の2〜3倍の感染率となります。(下記参照)
 これが正しいというのではありません。横山隆委員の意見書には「修正案のとおりの結論付けるのであれば、個々の点で認められた日米の差をどのように判定(評価)し、「リスクの差は極めて小さいと考えられる」との結論が得られたのかを説明する必要がある。」とありますが、カナダからの侵入リスクを評価しないのでは、十分に科学的、論理的な説明がなされていないのです。
 たたき台の1次案、2次案ではカナダの汚染率は判定(評価)されていませんでしたから、「現時点では考慮しない」のもうなずけますが、3次案では汚染率が出されていますから、米国へのカナダからの侵入リスクを再評価してください。


 米国は、カナダから80 年代( 1986〜 1989 年) が年間約16〜 60 万頭、90 年代は年間約100 万頭を、2002年には169万頭、2003年5月(カナダでのBSE牛発生時)まで輸入しています。その中に米国の1例目BSE牛がいましたが、たたき台1次案、2次案では「カナダからの侵入リスクは、カナダの汚染率を踏まえ判断することとし、現時点では考慮しない」としています。

 この3次案では、カナダの2004年時点での汚染率=感染率を100万頭当たり5〜6頭と判定(評価しています。「米国・カナダともに国内での暴露は1990 年代から増加し、(97年8月)規制前に生まれた牛群で最大となり、その後に生まれた牛群では緩やかに減少したと考えられる。欧州のデータ(3年で半減)をもとにすれば、2004 年生まれの牛群では最盛期の約1/4」と答申案はしていますから、それで計算するとカナダの規制97年の時点では 100万頭当たり20 〜 24 頭、2000年で100万頭当たり10 〜 14 頭となります。先ほどの輸入量から2003年5月の輸入禁止までに、97年以降に生まれた感染牛が50〜60頭はカナダから米国に侵入したと考えられます。

 日本のBSE感染の大本のBSE感染牛は英国・欧州から輸入した33頭の乳牛ですが、そのなかの感染牛は0.85頭から1.45頭、最もありうる数が1.14頭と吉川座長は試算しています。(平成15年9月発行、農水省の牛海綿状脳症(BSE)に関する技術検討会 BSE疫学検討チームの「 牛海綿状脳症(BSE)の感染源及び感染経路の調査について」)
つまり、米国はカナダからの輸入した感染牛、97年以降に生まれた感染牛だけで日本の40倍〜50倍の侵入リスクを受けています。

 これを先ほどの式に入れると 日本5 〜 6 頭× 約(10+40〜50) 倍÷20:飼育規模となり、日本の現在の2〜3倍以上の感染率となります。97年以前に生まれ、輸入された感染牛は、計算に入っていませんから、これを考慮するともっと大きな倍率になります。

農業情報研究所の「米国産牛肉の安全性評価 問題の焦点は米国のBSE汚染度だ」を参照ください

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/highlight/05102701.htm


[2014] 「ここ数週間以内に、鳥インフルエンザは、アフリカに到達」と、FAOが警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/30(Sun) 09:33  

FAOのJoseph Domenech博士は、10月29日、ヨーロッパへの鳥インフルエンザ到来は、社会的衛生条件の完備からして、さして、問題はないが、衛生条件も完備していなく、また、タミフルの備蓄の資金もないアフリカに鳥インフルエンザが到達すれば、パニックになるであろうと、警告している。
氏によると、ここ数週間以内にアメリカに鳥インフルエンザが到達することは、確実の情勢で、特に、東アフリカ、サハラ以南の熱帯アフリカ (sub saharan africa )が、その到達地域であるとしている。

http://www.abc.net.au/am/content/2005/s1493642.htm


[2013] 英国の科学者が歯科によって変異型ヤコブ病の感染が拡大しないか調査をするというニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/29(Sat) 20:44  

Prions In Blood - vCJD Spread Via Dentistry?
UK To Study Dental Procedures For vCJD Spread Risk
From Dr. Patricia Doyle, PhD BBC News online 10-17-5
http://www.rense.com/general68/soon.htm
http://www.rense.com/health/CJD-CWD-BSE.htm

日本の歯科の院内感染対策は、プリオン病以前に大問題があるのですが。。。

検証:普通の生活で、vCJD=人型BSE(狂牛病)が感染しないとは本当か?その1 歯科編
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/57316d5ea76dd6092e7c843c2e7d6403
米国牛輸入に関する調査会傍聴と歯科・内視鏡の感染対策
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/7258e2b1bb9c44d331a0a62b2616a83f


[2012] Re:[2011] ウイルス感染において、「経験」なしは、「発症」予備群ということ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/29(Sat) 20:37  

ときさん。
確かに、違法ワクチン問題はさておき、日本の検疫なしのペットバードの輸入の実態、ならびに、第三国経由のペットバードの鳥インフルエンザウイルス汚染の実態は、しっかり、把握しないといけない問題ですね。
この問題を、果たして、農林水産省の家きん疾病小委員会のみに任せていいものかどうか、再検証の時が来ていると思いますね。


[2011] ウイルス感染において、「経験」なしは、「発症」予備群ということ。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/29(Sat) 19:58  

 ワクチンであれ、野生株であれ、経験しておくことが最も重要なことです。そして、なにはともあれ、ウイルス感染症の「二度なし」によって、発症を「予防」しておくことが、最も大事なこと。この意味がなかなか理解されない。ウイルスに感染しない・させないことではないのです。
 感染はするけれど、発症させないことを積極的にやるのが「ワクチン」による、擬似感染「経験」なのです。

■10月29日付・よみうり寸評

 日本は「ワクチン後進国」だ。先進国で一般的なワクチンでさえ接種率が低い。接種できないワクチンも多い◆なんとかしたい。そう願う医師グループが一風変わった広告を出した。場所は、31年ぶりに日本一となった千葉ロッテの本拠地、千葉マリンスタジアム。両ベンチのひさしに、「はしか撲滅 ワクチン打って麻疹を完封!」と掲示した◆はしか=麻疹(ましん)=の国内接種率は8割。一見高そうだが、根絶には遠い。流行が2、3年ごとに起き、毎年、数十人が死亡する。海外では「日本は麻疹輸出国」という批判もある。免疫のない日本人旅行者が麻疹を広げるためだ◆「麻疹をきっかけにワクチンの必要性に関心が高まれば、と思った」。広告の発案者で、千葉市内で小児科を開業する太田文夫医師はそう話す◆意気込みが効いたのか、6月に広告を出してから千葉ロッテは大躍進。テレビにベンチ風景が流れる機会も多く広告も全国へ。ただ、接種率も大躍進、とはいかないのが悩みの種◆冬はインフルエンザなど感染症が多い季節。予防接種も活用して、ご用心。
(2005年10月29日13時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051029ig05.htm

 家畜動物も基本的には全く同じこと。宿主域が限定されている「ウイルス」という存在が、直接、宿主を飛び越えるなどという「風説」を流布することは慎まなければならないと思います。それが、科学者であるのならばなおさらです。まだまだ、検証確定された「事実」ではないのですから。
 不安・脅威を煽動するような、可能性としての「仮説」を強調しても、何も社会的な益はありません。その点で、マスコミ報道は異常です。

業者巡回で交差汚染、茨城鳥インフルエンザで可能性(読売新聞) - 10月29日15時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051029-00000205-yom-soci

 まだ、「違法(闇)ワクチン」にこだわってる。中米産ペットバードで持ち込まれ、野鳥に拡がって、常在化している可能性もあるのに、その可能性には目をつぶっているよう。

 ヒトの感染の危険性は、もはや、鳥からのレベルよりも、ヒトからのほうが、数段確実性が高くなっている。

鳥インフルエンザ、ベトナムで新たに2人死亡の疑い(ロイター) - 10月29日17時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051029-00000408-reu-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

WHO 感染確定症例数 2005年10月24日
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/case051024.html
(中国のデータがないことは、かなり気になる。)

 ヒトで、確かに起こっているのだから。これは、トリからではなく、ほぼ、ヒトからの感染であると想定しておかなければならない。


[2010] 自民党の憲法草案に見る環境権の規定を検証してみる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/29(Sat) 11:12  

自民党は28日、新憲法起草委員会(森喜朗委員長)などを開き、結党50年に向け策定を進めていた新憲法草案を決定した。
かねてから、私のサイトでは、新憲法における環境権のあり方について、『憲法論議に環境権を明確に位置づけるために』http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_21.htmなどで論じてきたが、この観点から、今回の新憲法草案を検証してみると次のようになる。
今回の自民党の『新憲法草案』における『環境権』についての記載は、次の二箇所である。
まず、前文において、「日本国民は、自然との共生を信条に、自国のみならず、かけがえのない地域の環境を守るため、力を尽くす。』とあり、
第25条の2において「(国の環境保全の義務)国は、良好な環境の恵沢を享受することが出来るように、その保全に努めなければならない。」
とある。
この前文の意味するところは、『国家の環境保護義務を、国家目標規定として盛り込む環境権の宣言』であり、
第25条の2の意味するところは、「特定の国家活動に対する個人の請求権を認めるもの」である。
問題点T 良好な環境の「次世代への公共信託」は、どの条文でカバーするのか? 
ここで、問題となるのは、現行憲法の前文、第11条、第97条に「将来の国民より信託された権利」の規定があるが、これまでは、環境権の援用としては、この条文は、使われなかったが、これをどこでカバーするかである。
敬愛する愛知和男先生の『愛知私案』においては、第34条に「かつ、われわれに続く世代に、権利を引き継ぐ義務を有する」との規定がある。
愛知和男先生は、私案の解説において、環境権について、「良好な環境は一代で失われる危うさを持ったものであるから、環境権に関しては、現在の世代が未来の世代にそれを引き継ぐ義務があることを、とくに明記した。」としている。
グルジアの憲法や、アメリカ・ぺンシルバニア州憲法、イリノイ州憲法などでは、後世代への保護義務について触れている。
今回の自民党の新憲法草案における前文の規定では、『国を超えた、範囲としての環境権の外延性』については触れているが、「現在を越えた、時系列としての環境権の外延性」については、触れられていない。
つまり、「環境権の外延性が、時間的、空間的にどこまで及ぶか」と言うことについては、空間的には、地球公共財としての環境権は、救済されているが、「次世代への公共信託」という時間的な意味での環境権は、救済されていないということになる。
問題点U 前文に「自然享有権」の精神をうたう必要はないのか?
自然享有権の意味するところは、「人が、生まれながらにして等しく有する、自然の恩沢を享有する権利」「自然の一員として、自然の生態系のバランスを維持する権利」「自然自身および将来の国民から信託された、自然を保護・保全する権利」であるといわれている。
自然享有権については、環境権の外延にあるものとみなされており、それは、地域的に限定されない権利であり、権利主体にも、制約のない権利であり、さらに、個人の権利のみでなく、自然自身や将来の世代をも代表する権利であるとの見解が有力である。
さらに、その自然生態系なり景観に接することのできない人々の「非使用価値」に基づく権利を含むとされる。
これらの権利は、防御権としての環境権とは異なり、妨害排除を請求できる権利であるとされる。
すなわち、環境被害の事前の差し止め請求権とともに、事後の現状回復請求権、そして、行政への措置請求権をも有すとみられている。
この権利は、憲法条文に規定するには、いくつかの検討すべき課題が生じるので、憲法前文において、その精神を記載するべきであるとされている。
そして、第25条の2に書かれるべきは、、「特定の国家活動に対する個人の請求権を認める」ことを意図した、環境権そのものについて記すべきであり、韓国での環境権の規定と同じく、ここでは、「環境権の内容および行使に関しては、法律でこれを定める。」と、簡潔に記したほうが、今後の環境権をめぐる憲法違反訴訟を考えた場合、解釈にブレが生じないためにも、よろしいかと、思われる。
以下は、私のブログ記事『自民党の新憲法草案に見る環境権の規定を検証する。』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=487をご参照

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20051029/mng_____sei_____005.shtml


[2009] イラクのクルド地方政府で、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/29(Sat) 10:44  

イラクのトルコとの国境近くのクルド地方政府のErbilデ、鳥インフルエンザが発生した。
3600羽の野鳥が死んだという。
これで、鳥インフルエンザは、中東にまで達したことになる。

http://www.recombinomics.com/News/10280502/H5N1_Iraq.html


[2008] Re:[2007] [2006] [2005] [1959] 昨日のプリオン専門調査会報道追加です。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/29(Sat) 04:18  

山内さんがエリザベート・ウイリアムス(Elizabeth Williams)からもらったCWDに罹った鹿の写真というのは、おそらく、2006で紹介したサイトhttp://www.cwd-info.org/index.php/fuseaction/resources.photos
のなかの4つある写真の中の右上のやせ細った鹿の写真のことてしょう。
エリザベート・ウイリアムス(Elizabeth Williams)さんがうつしたと、文中に書いてありますね。
このサイトhttp://uwadmnweb.uwyo.edu/newsletter/legacy.htmをみますと、2004年12月29日に、ご夫妻(夫はTom Thorneさん)で、なくなっているようですね。
このサイトhttp://mailman.intermedia.net/pipermail/tws-l/2005-January/000050.htmlによれば、カリブ海でのクリスマス休暇の後、デンバー空港から自宅に向かう途中、雪交じりの天候の中で交通事故にあったそうです。
享年53歳とのことです。
まさか、これも狂牛病殺人事件http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=275のひとつなのでしょうか?
まあ、このサイトhttp://www.coloradoan.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20041231/NEWS01/412310301/1002を見ますと、高速道路上で、氷でスリップした先行のトレーラーが、ジャックナイフのように折れ曲がったところに、激突したとしていますから、そうでもなさそうではありますが。
このサイトhttp://www.aawv.net/は、生前のご夫妻の姿です。
下記サイトでは、エリザベートさんがCWD鹿を発見してからの話が、物語風にかかれています。

http://www.sciencenews.org/articles/20021130/bob9.asp


[2007] Re:[2006] [2005] [1959] 昨日のプリオン専門調査会報道追加です。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/28(Fri) 22:36  

> 山内さんが、下記のサイトで紹介しているエリザベート・ウイリアムス(Elizabeth Williams)さんのことですね。
> http://www.cwd-info.org/index.php/fuseaction/resources.photos参照

78年大学院生じゃまだお若い気がしますが、近年お亡くなりになってしまったそうです。ご冥福をお祈りいたします。


[2006] Re:[2005] [1959] 昨日のプリオン専門調査会報道追加です。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/28(Fri) 21:33  

山内さんが、下記のサイトで紹介しているエリザベート・ウイリアムス(Elizabeth Williams)さんのことですね。
http://www.cwd-info.org/index.php/fuseaction/resources.photos参照

http://www.shiga-med.ac.jp/~hqanimal/zoonosis/zoonosis140.html


[2005] Re:[1959] 昨日のプリオン専門調査会報道追加です。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/28(Fri) 21:22  

笹山さん、
> エリアスさんでなく、やっぱりエリザベスさん
Elizabeth Williamsでした。
失礼いたしました。。


[2004] 「アスベスト新法」による救済は、早すぎる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/28(Fri) 21:22  

アスベスト(石綿)による健康被害問題で自民・公明両党の対策プロジェクトチーム(PT)は28日、「アスベスト新法」により遺族に対して一律の一時金を支払うことや、療養中の患者に対し医療費の自己負担分を支給するなどの救済方針を決めた。
 支給対象は、労災補償の対象とならない周辺住民や従業員の家族など。PTは、一時金260万円▽療養中の患者への療養手当て月額約10万円▽死亡時の葬祭料約20万円――などを盛り込むことをまとめた。しかし両党内には「支給額は政府の責任で決めるべきだ」などの異論があり、最終的な金額の決定は政府に委ねることにした。
 政府は次期通常国会に新法を提案するが、今年度中に数百億円の補正予算を組み、早期の救済費用に充てる。

と言うのだが、早々と、認定条件の疫学的確定も、おろそかのままで、救済法案を提出するのは、まだ、早すぎるのではなかろうか。
本来、このアスベスト問題は、私のブログ記事「アスベスト問題で国家賠償責任を問われた場合を逆に考えてみると。」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=423
にも書いたように、本来は、国家賠償法の対象となりうるものである。
その国家賠償法の訴訟が提訴される前に、早々と、認定条件を決めてしまうこと、今後、水俣問題と同じ、ダブルスタンダードを排出しかねない問題となりうる。
認定条件の細部についての、コンセンサスを得るのが、先決だろう。
抜け駆けは、禁物だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051028-00000121-mai-pol


[2003] 中國農業部獸醫局局長が、中国での鳥インフルエンザ制圧は困難と言明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/28(Fri) 20:50  

中國農業部獸醫局局長の賈幼陵氏は、中国での鳥インルエンザ制圧は、次の二つの理由で、制圧困難であると、言明した。
第一は、渡り鳥が、中国の多くの省を飛ぶことにより、鳥インフルエンザウイルスの接触範囲が限りなく広いものとなること。
第二は、中国経済に占める養鶏産業の位置が、飼養羽数142億羽、世界の総飼養羽に占めるシェア20.83パーセント、そのうち、アヒルについては、世界飼養量の76パーセントと、巨大であり、鳥インフルエンザの発生と蔓延の程度は、比較的に、高い状態にあること、
をあげている。

http://news.yam.com/cna/healthy/200510/20051028480064.html


[2002] 寄生虫の原因は糞尿かけ育成野菜? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/28(Fri) 18:40  

農林水産省 消費
http://www.maff.go.jp/syohi.html
報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

厚生労働省 輸入食品監視業務ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html
報道発表資料 2005年10月
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/10/index.html

『西部戦線異状なし』です。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=12451


[2001] 中国産キムチから寄生虫卵 投稿者:とき 投稿日:2005/10/28(Fri) 18:22  

国産キムチ人気で白菜急騰 韓国、中国産から寄生虫卵

 【ソウル26日共同】安価な中国産輸入キムチが国産を圧迫している韓国で最近、中国産から寄生虫卵が検出されたことから消費者が国産に急回帰、これから本格的なキムチ漬けシーズンを迎える前に白菜の価格が急騰、主婦らは頭を痛めている。
 保健福祉省は21日、中国産キムチ16製品のうち9製品から回虫など4種類の寄生虫の卵が検出されたと発表した。韓国産からは検出されなかった。中国産から寄生虫卵が検出された理由は不明だが、白菜の栽培に人のふん尿を使っているためではないかとの見方が出ている。
 韓国では9月に、中国産キムチから高い量の鉛が検出され問題化したばかりで「寄生虫卵」騒ぎで消費者の怒りは高まっている。
(共同通信) - 10月26日17時52分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051026-00000153-kyodo-soci

さらに15種の中国産キムチから寄生虫卵(朝鮮日報 2005年10月28日07時24分)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1461572/detail
http://news.livedoor.com/webapp/journal/search?word=%C3%E6%B9%F1%BB%BA%A1%A1%A5%AD%A5%E0%A5%C1

 インフルエンザ・パニック。

インフルエンザ予防接種の列 2005年 10月 26日
http://kuyou.exblog.jp/2405437/
『インフルエンザ予防接種で鳥インフルエンザが防げるんですか?』

 防げません。