笹山登生の掲示板-過去ログ集 その6-
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[2000] Re:[1999]「 安全の費用」の議論はデタラメだと思う 投稿者:真名  投稿日:2005/06/14(Tue) 16:16  

「全頭検査廃止」については、あちこちのブログでも混乱が見られますので、ここで片づけておきます。 面倒くさいし、当たり前のことを書く作業はつらいです(笑)。
唐木英明氏ですね。
リスク僅少という計算を行った論文「安全の費用」
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23679100.html
こういう論文は、「都合の悪い情報」を無視すれば、誰でも書けます。
私は、「都合の悪い情報」を集めています。

唐木氏の言うように、「検査は安全のためというよりサーベイランスのために行うべき」という考え方も、これはリスク管理の考え方ですから、試行してみる価値はあります。
この観点から見た、唐木氏の議論は、要するに以下のとおりです。
(a)検査はサーベイランスと研究のためにやるべき。 全部やるなんて、お金がもったいないだろ? 検査で陰性でも安全とはかぎらないんだよ。
(b)現在の感度では20月齢以下の牛からの異常プリオン検出は困難だから、やってもムダ。

(a)のリスクについては、これ、唐木氏が無視した医学的情報を見ていただくしかありません。私は、このリスクを読めるという人を信用しません。 「分からない」と正直に言いましょう。

(a) のお金については、どの程度止めるかということがあります。日本で20月齢以下での屠殺比率は12%だそうです。そしてこの牛を検査しないとしたら、分別 管理が必要になるので、それだけ余分な費用がかかるそうです。 このため、正味での費用削減比率は、ごく僅かなものにとどまります。

(a) の損害については、全頭検査をやめるというアナウンス効果によって、唐木氏の言うところの、私たちゼロリスクを求める愚民が消費を減らすでしょうから、畜 産農家が倒産したり、それを税金で別のところで助けたり? (唐木氏の言うリスクコミュニケーションは、真理を所有する者による、知識のない民衆の教導で す。 こういう意味なんですか 平川先生?)。

(b)は、私も同意します。 誰もこれに反対していません。 その次が間違っているんです。
 全頭検査を止めるとして、なぜ「30カ月以上だけ検査」すれば良いという考え方になるのか?  21、23カ月齢での異常プリオン検出を無視する理由がありません。
    唐木氏は、プリオン専門家でも研究者でもないんだから、プリオン専門家が強硬に反対している事実を勝手に無視してはいけません。 長年プリオン一筋の研究者と、突然出てきたリスク専門家とどっちが信用できるのか? 私は危険を警告する研究者を信用します。

(b) 唐木氏の議論からは、「検査方法を改善」するという選択肢が無視されています。
これは意図的な無視といわれても反論はできないはずです。 なぜなら、プリオン専門調査会の諮問事項1において、「検査月齢の見直し」と「検査方法の改善」は、同一項目内にあるからです。
    検査方法を改善すれば、20月齢以下でも異常プリオン検出が可能となるであろう、というのは、プリオン専門家たちのコンセンサスに近いことは、議事録を見れば明らかです。
    20月齢以下の牛から陽性が発見されれば、感染経路や病気の動態などの研究が進み、その結果、牛肉の安全性が将来的に高まることは明らかです。
    
    もし全頭検査を止めて、サーベイランス、研究に徹するならば、そして検査頭数を例えば10分の1とかに減らすなら、次の選択肢をとるべきです。
     ○ 検査方法の改善と効率化に注力する。
     ○ バイオチップの利用、世界標準の確立(量産)によって、検査費用の低減を図る。
     ○ 全月齢で検査を行う必要があります。 月齢で足切りしては絶対にいけません。 
     ○ 体の(脳以外)の複数部位で検査を行う必要があります。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1999] 全頭検査反対・米国牛安全論の学者さんの動向 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/14(Tue) 14:18  

初めて見る雑誌ですが、こちらと
http://www.worldtimes.co.jp/book/vp/view.htm
↑雑誌社についての説明がWikipediaにありましたのでUPします
http://dic-ja.we-love.to/%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%97%A5%E5%A0%B1_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)

「BSE全頭検査は非常識」 対策済みの牛肉を再検査する無駄を世界は許さない http://www.fujisan.co.jp/Product/5761/

下 段の方はちょっと読んでみましたが、数々の現実の問題点をここまで無視できるのもすごすぎです。問題点は氏の中で「見なかったこと」とか、「なかったこ と」になっているのかな???氏は輸入再開にどのような影響をお持ちなのかは知りませんが、日本の食や危機管理を考える上で本当に心配になってきました。


[1998] 行いが正しくとも悪しくとも、病は遠ざかっていく 投稿者:とき 投稿日:2005/06/14(Tue) 12:46  

行いが正しければ、病は遠ざかっていく【大紀元日本6月14日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d50793.html

「天下の万事、運命を逃がれることは出来ず、命には長さがあり、薬で救うことができるわけではない」

 全く、「馴致」の考え方そのもの。仏教では、「諦観」。

 「行いが正しければ、病は遠ざかっていく」のような人類普遍の心象を見るにつけ、疫病が(世界)宗教のきっかけになっているのではないかと思うほどです。

 現在の公衆衛生学、疫学やウイルス学の知識知見が、従来の偏見や思い込みを超えていけるか、これから試されることになるのだと予期いたします。

  「疫病」は、起こることを制御するのは不可能。人間がやれるのは、「大流行」をいかに小さくするかそれだけ。「サーベイランス」とは、そのための手法であ るはずなのですが、それを「政治」体制が阻みます。覇権主義とウイルス、絶妙にマッチしてしまうことが、16世紀以降の南北アメリカ大陸で起こっているの ですが・・・。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794210051
人類vs感染症
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4005004911
疫病は警告する―人間の歴史を動かす感染症の魔力
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489691841X


[1997] 前回のアメリカ初BSE牛の年齢について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 10:53  

今回のBSE疑惑牛が、飼料規制前の牛であるとのUSDAの発表であるが、そうとなると、今度は、カナダ生まれか、アメリカ生まれかが焦点になってくる。
ここで、前回のアメリカ初のBSE牛の年齢確定の推移を改めて、見てみると、次のようになる。

「当 初は4歳半とされた牛が、12月27日になって、カナダ側の記録では、1997年4月生まれの6歳半とわかったことで、理論的には1997年8月4日施行 の反芻動物関係飼料混入規制規則施行(the 1997 Animal Feed Rule)以前に、汚染飼料に曝露されていたことにはなる。しかし、当局は、この当初発表の年齢との食い違いを重視し、DNA鑑定の上、当該牛であるかど うかの確認を、これまで急いでいた。2004年1月6日、アメリカ・カナダ両当局は、アメリカのBSE牛は,カナダ産のものであるとのDNA鑑定結果を発 表した。」

ということですから、今回の牛が前回の牛と同じコホート群にいた可能性も、出生地しだいでは、出てきうる。


[1996] 鳥インフルエンザの遺伝子型とリジンの欠落について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 10:42  

ここで、ちょっと整理のために、各地でのこれまで発見された、H5N1鳥インフルエンザの遺伝子型を比較してみますと。

中国広東省で2003年分離された遺伝子型 はgenotype Vでした。

タイやベトナムで2003年暮れから2004年初頭にかけて分離された遺伝子型 はgenotype Zでした。

2003年暮れから2004年初頭にかけて広東で分離された遺伝子型も、genotype Zのようです。

また、2004年の上海・汕頭・渾南でのH5N1には、高病原性株にあるリジン( lysine)が欠落(毒性が低下)していたのですが、広東のH5N1も、リジン( lysine)が欠落しているようです。

2004年の雲南・香港・日本、そして、2005年のタイ・北ヴェトナムでのH5N1にも、リジン( lysine)が欠落しているようです。

となりますと、 今回、中国での青海省と、新疆ウイグル自治区塔城市でのH5N1の遺伝子型が、
genotype Vなのか、genotype Zなのか、
また、リジン( lysine)が欠落しているのか、いないのか、
が、今後の鳥インフルエンザ対策を考える上で、非常に重要な焦点になるということです。
http://www.recombinomics.com/News/06130501/H5N1_Qinghai_SE_China.html
http://www.recombinomics.com/News/10070401/indonesia_h5n1.html
参照


[1995] Re:[1992] 米国2頭目の出生日について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 08:01  

まりちゃんさん。
今日のロイターhttp://www.reuters.com/newsArticle.jhtml;jsessionid=ESN2EGMRPDYPWCRBAEKSFFA?type=domesticNews&storyID=8777307&pageNumber=0は、まったく同じような指摘をしていますね。
すなわち、USDAのリスク管理の欠点として、ヨーロッパと比較して、次の点を上げています。
1.ヨーロッパは、牛以外の動物についても、リサイクルを禁止する方向できたのに対して、アメリカの1997年の規制では、牛に関してのリサイクル禁止にとどまったこと。
2.ヨーロッパは、死亡牛や病気の牛、ダウナー牛など、ハイリスクの牛に対して、強制検査をしたのに対して、アメリカは、昨年になってBSE検査の対象拡大をしたものの、病気牛やダウナー牛にまで、対象の拡大をしなかったこと。
3.ヨーロッパは、月齢12ヶ月以上の牛の危険部位を取り除いたのに対して、アメリカは、月齢30ヶ月以上の牛の危険部位除去にとどまたこと。

以上の指摘をしています。
また、このサイトhttp://www.webpronews.com/business/topbusiness/wpでは、この牛の耳タグが、一年前の拡大サーベイランスプログラムの実施でつけられたものとしています。
となると、この耳タグの信憑性も問題になってくるでしょうね。
( The cow was tagged under the enhanced surveillance program which was established a year ago. )
さらに、このサイトhttp://www.newscientist.com/article.ns?id=dn7513では、なぜカナダの牛のBSE発見数が多いかについて、アメリカの迅速検査がELISA法を採用しているのに対して、カナダでは、WB法を採用しているからだとしています。

http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml;jsessionid=ESN2EGMRPDYPWCRBAEKSFFA?type=domesticNews&storyID=8777307&pageNumber=0


[1994] 「ともぐい」の安全性についての疑問 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/14(Tue) 06:29  

6月11日に行われたBSEと代用乳の問題についてのシンポに参加したんですが、そのときに会場から出た意見で印象深いものがありましたので、ご報告まで。

獣医学の先生からの、
>「マスコミがともぐい、ともぐい、と、おどろおどろしく報道してしまうから覚えが悪くなった。しかし肉骨粉は飼料として貴重なリサイクル資源なんです。」
というような内容の熱いご意見だったんですけれども、私は「飼料」として使う場合に、上記に3つの疑問を持ちました。

1. 同じ種のものを食べさせることについて→種の壁がないので、病気が感染しやすいのでは?
2. 大量の個体を混ぜるので、ひとたび汚染されたら病気が伝播しやすいのでは?(例・雪印牛乳食中毒事件・牛乳テロ論文不掲載事件)
3. 汚染物質の生体濃縮は?
 ※その他、家畜の糞の飼料もあるわけですが、糞はそもそも毒素を排泄する行為でもあり。。。



[1993] 国産牛の全頭検査見直し、反対が9割…厚労省への意見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/14(Tue) 06:16  

国産牛の全頭検査見直し、反対が9割…厚労省への意見(読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000201-yom-soci
百件が集まったという報道ありませんでしたっけ?450件だそうです。

しかし、農場や、今後行われる休耕田放牧などの土壌汚染リスクにも触れておらず、舌扁桃の除去が出来ていないことほか、高感度検査の開発状況の現実にも一切触れない、いろいろ、「中途半端な科学による計算」なわけですが、

>「同省食品安全部は「見直しは、食品安全委員会の科学的な評価に基づくもの。意見交換会などを通して国民の理解を得たい」としている。」

厚生労働省「食品安全部」のメンバー表ってないんですかね。役所の各部を構成しているのも「個人」なわけで。


[1992] 米国2頭目の出生日について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/14(Tue) 06:07  

疑惑の牛は97年8月以前の誕生=BSE検査確定に2週間−米農務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000454-jij-bus_all
>「この牛が飼料規制の実施される1997年8月以前に生まれたことを明らかにした。同省による飼料規制は世界的なBSEの発生に対応して行われており」
時事通信もよくもまぁ、注釈もなく「そのまま垂れ流し」ますね。牛の肉骨粉を食べた鶏の鶏糞を与えることは今も禁止されてないし、血液を飲ませることやレストランの残渣も禁止していないわけでしょう?

時事は米国会計検査院の飼料管理報告のニュースは報道してなかったでしょうか?


[1991] 「ワクチンの躊躇」というコラム 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 21:18  

今日のワシントンタイムズ紙にGilbert Rossさんが書いた「ワクチンの躊躇」(Vaccine vacillation)という題のコラム
http://washingtontimes.com/commentary/20050612-100444-6844r.htm
は、現代のワクチン生産事情を的確に示している。
Gilbert Rossさんがいうに、現代は、いろいろな病気に効くワクチンがたくさん開発されているのに、なぜか、生産されない状況にあるという。
効 くワクチンの例として、水痘・帯状疱疹ウィルスに効くワクチン、ヒト乳頭腫ウィルスに効くワクチン、百日咳に効くワクチン、エボラウィルス・マーブルグ ウィルスに効くワクチン、マラリアに効くワクチンが、すでに開発されていて、これが、生産され、使用されるようになれば、世界中の多くの人々を救うことに なるという。
鳥インフルエンザのワクチンにしてもそうである。
しかし、これらのワクチンは、さまざまな理由で生産されえないと、Gilbert Rossさんは、いう。
その理由は、政治的・経済的・規制的要素が、メーカーをして、ワクチン生産をすることを、ますます困難にさせているのだという。
一言で言えば、ワクチン開発生産には、膨大な金がかかるのに対して、ワクチンのユーザーはあまりに少ないからだという。
ポリオワクチンを例に取ってみれば、かつては、26社のワクチンメーカーがあったのに、現在では、5つのメーカーがワクチンを作っているに過ぎない。
小児用に適した12のワクチンの種類のうち、7種類については、一つのメーカーがそれぞれ作っているに過ぎない。
1998年には、小児向けワクチンの12種類のうち、9種類に供給不足の状態が発生した。
大人向けのワクチン市場はと見ると、ワクチン接種が任意であるがために、生産予測がつかないという問題がある。
2004年のインフルエンザ危機の場合には、それにもかかわらず、何百万個もの未使用のワクチンが残ってしまった。
しかし、もっとも、問題なのは、ワクチンの買い手が、政府という単一の買い手であるということだ。
したがって、単一の買い手による価格支配が、ワクチンの生産市場では、続いているということだ。
そして、メーカーは、収益をあげ得ない価格設定に甘んじている。
もう一つは、ワクチンの副作用による訴訟の増加だ。
ワクチンの価格設定は自ら出来ず、おまけに、ワクチンの副作用による訴訟費用は、メーカー側が持つということであれば、ワクチン生産が慈善事業でない限り、メーカーは、ワクチン製造から手を引くということになる。
そして、一つの種類のワクチンの生産会社が結果一つになり、やむを得ざる寡占状況の下で、政府からの強い価格支配を受けるという、硬直的な状況が、ウィルスの発生如何にかかわらず続くという異常な事態となるのだという。

http://washingtontimes.com/commentary/20050612-100444-6844r.htm


[1990] ヒト用鳥インフルエンザ・ワクチン開発ではダークホースのヴェトナムだが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 18:38  

世界的なH5N1ヒト用鳥インフルエンザワクチン開発競争の中で、ダークホース的な存在なのが、ヴェトナムで、この八月には、H5N1用プロトタイプワクチンの人体試験をアメリカについで行うという。
しかし、ここにきて、WHOが懸念を示しているのが、このワクチン製造が、オーソドックスでない方法のために、ワクチン接種によってガンを併発しかねないという点である。
サイトhttp://www.vov.org.vn/2005_06_13/english/xahoi.htm によれば、これまでマウスと鶏へのワクチン接種実験を済ませ、今度は、8月から12月にかけて、第一段階では、ボランタリーの10人から20人の小グループに人体実験を開始し、第二段階では、感染地域での200人から300人の人々への接種実験を始めるという。
こうなると、感染地域というのが、弱みなのか強みなのか、わからないですね。
「鉄格子なきアウシュビッツ」にならなければいいのだが。

http://www.time.com/time/asia/magazine/article/0,13673,501050620-1071330,00.html


[1989] オーストラリアで、ヒト感染鳥インフルエンザ迅速検査開発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 18:25  

開発したのは、オーストラリアのVictorian Department of Primary Industries (DPI)社http://www.dpi.vic.gov.au/dpi/で、これまで、3週間かかっていたものを一日で検査できるリアルタイムPCR検査だという。
15種類のヒト感染鳥インフルエンザの検出が可能という。

http://www.news.com.au/story/0,10117,15600249-2,00.html


[1988] Re:[1987] [1986] [1982] [1979] 垂直感染について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/13(Mon) 17:26  

食品安全情報 No. 4 / 2005 (2005. 02.16)
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部

11ページより、垂直感染とミルクについての英国海綿状脳症専門委員会(SEAC)の今年2月のコメントが日本語で紹介されてます。
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2005/foodinfo-4_2005.pdf
● Spongiform Encephalopathy Advisory Committee (SEAC) UK
http://www.seac.gov.uk/
This position statement on SEAC's consideration of the potential for transmission of vCJD from mother to child.



[1987] Re:[1986] [1982] [1979] 垂直感染について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 17:07  

親牛から子牛への垂直感染(vertical transmission from cow-to-calf)または、母子感染(maternal transmission)については、かねてから論議がありますが、http://www.mad-cow.org/~tom/vertical.html などによれば、「軽微な垂直感染」は、オックスフォード大学の研究チームのコンピュータ・モデルによって確認されたが、感染の圧倒的な部分は、汚染物質への暴露によるものであるということのようだったですね。
しかし、飼料規制後のBSE(BARB)問題の一つの考えられる原因として、この垂直感染問題が想定されているようです。
BSEの母子感染についてのSSCの見解は、ちょっと古いですが、このサイトhttp://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out43_en.htmlに書いてありますね。
ここでは、垂直感染と母子感染との定義を分けて考えているようですね。
http://bse.airtime.co.uk/seac.htmもご参照


[1986] Re:[1982] [1979] 繁殖雌肉用牛ではないか? 投稿者:真名  投稿日:2005/06/13(Mon) 16:56  

陽性牛が種雌牛かどうかはまだ不明なんですが。
種雌牛の感染がなぜ気になるか?
この記事があったからなんですが。
クロイツフェルト・ヤコブ病患者の初乳は感染性
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24296681.html
▲ 第2 世代では発症までの期間も短くなり、発症頻度も上がりました。患者の初乳による第1 世代マウスは、異常プリオンが検出されなかったとしても、感染性を維持していたことは明らかであり、母乳(真名注: ここのは初乳です)に感染リスクがあ ると考えるのが科学的です。▼

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1985] Re:[1974] [1973] 全国食健連によるBSE米国視察団が緊急報告会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/13(Mon) 16:33  

> ちょっと政党色の強い団体
>http://www.shokkenren.jp/shokkenrentoha.html
> のようですので、私としては関知しません。

笹山さんすみません、政治的なことにはうとくて(^^;


[1984] Re:[1983] 農水省は米国のBSE発生を織り込み済で食安委に諮問しているんだとか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 16:32  

1944で紹介したR-CALFの指摘がポイントをついていますね。
「USDAは、検査手続きについて、方向転換(flip-flopping)をしたように見える。」
ここが、日米でも、問題になる焦点です。
つまり、検査のプロトコルが変わったという点ですね。
ですから、石原事務次官の言われるようなことにはならないと思われます。


[1983] 農水省は米国のBSE発生を織り込み済で食安委に諮問しているんだとか。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/13(Mon) 16:16  

農水次官「米で2例目でも驚かない」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye1209085.html
 アメリカでBSE感染の疑いがある2例目の牛が見つかったことについて、農林水産省の石原事務次官は「牛肉の輸入再開交渉には影響しない」という見方を示しました。
 石原葵次官は、記者会見で先週見つかったBSE感染の疑いがある牛についてアメリカ農務省に情報を提供するよう要請したことを明らかにしました。 
 感染が確認されればアメリカでは2例目になりますが、石原次官は「アメリカにはBSEリスクがあるという前提でこれまで協議しており、2例目の陽性が見つかっても驚かない」と述べました。 
 さらに、アメリカとの交渉では「そういうことを織り込んだ上で輸入再開条件を協議し食品安全委員会に諮問している」として、今後の交渉には影響しないという見方を示しています。(13日 15:44)
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/index.html



[1982] Re:[1979] 繁殖雌肉用牛ではないか? 投稿者:真名  投稿日:2005/06/13(Mon) 15:40  

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai11/160618_dai11kai_prion_gijiroku.pdf
これ、豚肉骨粉解禁時のプリオン専門調査会議事録です。
9頁ですが、山内委員、金子委員が、種豚については肉骨粉に回さないなどの配慮が必要と述べています。普通の豚はかりに感染しても早期に屠殺されますが、種豚は長生きします。 種豚に病気が発症すると危険なので、気をつけないといけないということなんですね。
今回の牛のお話も もし種雌牛だったら問題が大きいでしょうから、公表するべきでしょうね。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1981] 6月10日号のVoiceという雑誌に 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/13(Mon) 14:49  

唐木氏がなにやら書いておられるようですよ。立ち読みしましょう(笑)


[1980] Re:[1978] 本当に正しいサンプルがイギリスにつくのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 14:27  

真名さん。虹屋さん。
USDAがいうに、
「older Texas cow」であって、「輸入されたものかどうかについてはわからない。」としていますね。

"USDA says the possible second US case of mad cow disease was in an older Texas cow that couldn't walk, but they don't know if it was imported, as was a cow of Canadian origin in Washington state confirmed positive for mad cow disease in 2003.
http://www.abc.net.au/rural/content/2005/s1390719.htm

で、別のサイトで、
「 beef cow」であって、「それ以上の詳細について示すことは断った。」(declined to give any more specifics)としていますね。

He said the Texas animal was a beef cow and was older but declined to give any more specifics.
http://www.contracostatimes.com/mld/cctimes/news/nation/11871659.htm

また、おっしゃるロイターの一報(午前8時39分発信、
Charles Abbott and Sophie Walker記者による)の記事のほうでは、「牛の出生地やと畜地などについて明らかにすることを拒否した。」(The government refused to disclose any information about the suspect animal's origin or where it was slaughtered.)と書いていますね。
http://today.reuters.co.uk/news/newsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-06-11T073915Z_01_HO109496_RTRUKOC_0_MADCOW-USA.xml

も う一つのロイターの記事(同じ記者による午前10時7分の二報)のほうでは、この牛は「肉用種  beef breed」であって、「それ以上の詳細については、提供しなかった。」(He offered no other details about location or age.)としていますね。
http://www.reuters.com/financeNewsArticle.jhtml?type=businessNews&storyID=8761414


[1979] 繁殖雌肉用牛ではないか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/13(Mon) 14:06  

笹山さん、真名さん。
外れてほしい、私の予想。
the Texas animal was a beef cattle ですから、肉用牛。
老齢牛ということは、肥育牛のほとんどが30ヶ月齢以下でと殺されるから多分、繁殖牛。
繁殖用にはオスは極少数でよいから、メス。
繁殖雌牛の飼養では,テキサス州が圧倒的に多い。(1998年全米の16%、550万頭)

カナダからの生体牛の輸入は、ほとんどが、肥育用の子牛、または乳牛の子牛ではなかったでしょうか。その辺、裁判や何かでデータはありましたっけ? それで多分アメリカ生まれ。

それで、繁殖用では子牛は200日位まで母牛と一緒に育てられます。現在は、牛の母子感染は無いとされていますが、真名さんのところを見るとどうもそれは怪しい。また親子とも同じ餌を食べているだろう。この牛が産んだ子が感染している可能性がある。

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するパブコミの結果発表が、新聞では13日とありましたが、14時現在ありません。これも影響されているのかしら?


[1978] 本当に正しいサンプルがイギリスにつくのか? 投稿者:真名  投稿日:2005/06/13(Mon) 13:20  

ってところまで疑いたくなります。
検査関係でサンプルの処理のごまかしとか、おかしな取り扱いとか、本当に多いんですね。
これじゃ英国で陰性の結果が出ても信じて良いものかどうか(笑)。
NPDPSC、米国2件目のヒト変異性CJD疑惑の解明を故意に遅延?
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24949525.html
米国には脳神経障害の牛はたくさんいる
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21467917.html
米国には脳神経障害の牛はたくさんいる PART2
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21470925.html
民主党BSE視察団団長「米国の検査方法、あまりにもずさん」
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17601569.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1977] Re1975、1976  投稿者:真名  投稿日:2005/06/13(Mon) 13:09  

笹山さん、虹屋さん。
それから長官は「老齢牛」という点も強調していましたね。
また、ロイター記事原文では「USDA refuse」という強い表現でした。つまり、産地履歴情報を開示することを「拒否」したという報道でした。 もちろん産地、履歴を把握していると思います。 今はどうやってごまかすかに全知全能を傾けているはずです(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/

[1976] Re:[1975] [1972] ケース3 どこの生まれかわからない 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 13:05  

虹屋さん。
ありえるでしょうね。
ただ、すでにUSDAは、この牛の由来を把握しているはずですから、これまでのUSDAの口ぶりからすれば、ないとも、思われますが。
そういえば、アメリカ第一頭目の場合には、耳タグが付け替えられたなどのうわさも飛びましたね。
R-CALFつぶしだけを狙ったものではないことを祈るばかりです。


[1975] Re:[1972] ケース3 どこの生まれかわからない 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/13(Mon) 12:59  

笹山さん。
もう一つ、カナダかアメリカ生まれかわからない場合もあるのでは?アメリカには、牛のID制度が完備されていません し、7ヶ月前に死んだ牛ですし、農業情報研究所の北林さんの、「こんな牛がタグを付けているはずがない。何時、どこで生まれ、どこで育てられた牛なのか、 皆目分からないだろう。「データの分析」と言うが、これで何が分かるのだろうか。」という事態もありうるのでは?

米国のBSE検査、飼料管理などもろもろへの疑念噴出。
米国は、SRM完全除去=絶対安全神話で強行突破をはかるのでは?


[1974] Re:[1973] 全国食健連によるBSE米国視察団が緊急報告会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 12:22  

ちょっと政党色の強い団体
http://www.shokkenren.jp/shokkenrentoha.html
のようですので、私としては関知しません。


[1973] 全国食健連によるBSE米国視察団が緊急報告会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/13(Mon) 12:15  

タイムリーに視察団報告会が行われるそうです。取り急ぎお知らせまで。なお、今週号?のエコノミストにも、BSEの記事が出ているようです。要チェックですね。

BSEアメリカ視察団 緊急報告会のお知らせ
===============
  BSE検査を緩和し、アメリカ産牛肉の輸入再開を迫る動きが強まる中、全国食健連は5月21日「大丈夫なの?BSE検査緩和・アメリカ産牛肉の輸入再開」 (緊急フォーラム)を開催するとともに、5月30日〜6月6日まで、アメリカに視察団を派遣し、精力的な調査活動を展開しました。
 アメリカの検査体制は? 生産者、消費者はどうとらえているのか? 政府の対応は?… 興味深い内容がはじめて語られます。 
 緊急の報告会ですが、ぜひ多くの皆さんの参加をお待ちしています。 
― 記 ―
日 時  6月17日(金) 15時〜17時 
場 所  衆議院 第二議員会館 第四会議室 
報告者  佐々木健三(農民連会長・酪農家)
     坂口正明(全国食健連事務局長)
     石黒昌孝(農民連食品分析センター所長)
主 催  全国食健連(電話 03-3372-6112) 
     * ロビーで入場券を受け取ってください。
http://www.shokkenren.jp/



[1972] アメリカのBSE疑惑牛問題−ちょっと整理してみましょうか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 12:11  

イギリスの研究所の結果がわかるのが、二週間後ということですので、それまで、ちょっと、問題点を整理してみましょうか。

ケース1-アメリカ生まれのBSE牛であった場合

すでに、カナダの一部から意見が出ているように、R-CALFの「カナダからのBSE牛のアメリカ牛汚染論」が通用しなくなってきます。
ということは、せっかくアメリカが苦労して作ってきた「ファイナルルール」なりOIE基準の改正努力も、価値半減ということになりますね。
その一方で、アメリカの検査体制についての疑惑が、より増してきます。
す なわち、これまで「IHC検査は、最初の検査が陰性であった場合の確認検査に用いられるゴールドスタンダードの検査である。」といってきたUSDAの主張 が、果たして正しかったのか、これまで、IHC検査を確定検査としてシロとしてきたケースは、果たして、本当にシロだったのか、などなどについての疑念で すね。
また、IHC陰性で、ウェスタンブロットでのみ陽性となった日本の二つのケース(8例目(23 ヶ月齢)及び9例目(21 ヶ月齢)を日本側が陽性と発表したことに対して、アメリカが批判してきたことも、無になりますね。

ケース2-カナダ生まれのBSEであった場合

3月7日のアメリカ・カナダの生体牛輸入再開について差し止め命令を出した、米連邦地裁判事Richard F. Cebull 氏が述べた、カナダにおける飼料管理の危険性について、実証されることになりますね。
また、この場合、このカナダ生まれのBSE牛が、例のアルバータ州のレンダリング工場と同じ飼料を給与されていたかどうかが、問題となりますね。
すなわち、同種の牛がアメリカ内にいる危険性がより高まるというわけです。
またR-CALFの主張の正当性がより強まるというわけです。

いずれのケースとなっても、すでに台湾も韓国も、BSE確定の場合は、輸入再開を見直すと言明しておりますし、日本のアメリカ牛輸入再開問題も、振り出しに戻る公算が強いですね。
また、日本の食品安全委員会も、アメリカのリスク管理に及び得ない諮問であれば、答申不能と、早期の段階で、農林水産省・厚生労働省に諮問をつき返すことも出来るはずです。


[1971] Re:[1968] [1966] [1955]BSEとマフィア問題 投稿者:真名  投稿日:2005/06/13(Mon) 10:12  

> 笹山さん。
ああ、こういうサイトもあるんですねえ。
私には無理のようです。
私は、業界に詳しいわけではないし、もともとそっちにたいした興味も持っていませんし、情報ルートもありません。
しかし物騒なお話ですね。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1970] 読売に掲載された米国牛の広告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/13(Mon) 08:50  

10日か11日あたりの読売新聞に、米国牛輸出関連の協会が広告を出したそうです。「牛には肉骨粉を食べさせていない」などというような記載があったとか。

日本の今までのBSE牛も、「肉骨粉は食べていない」ということになっておりませんでしたっけ?
感染源は何なのでしょうね。

しかし「肉骨粉は食べていないけれど、肉骨粉を食べたニワトリの糞は?」とか、「交差汚染は?」「血液は?」「油脂は?」「レストラン残飯は?」なんていわれないように、飼料の製造過程や、その内容の全公開を行っていただきたいものですね。


[1969] 韓国も、アメリカとの牛肉貿易再開方針を見直しの予定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 08:38  

http://english.chosun.com/w21data/html/news/200506/200506120017.html
によれば、韓国は、現在、6月6日から10日まで、ワシントンで、アメリカ側と第三回の牛肉貿易再開についての協議に入っているが、もし、今回の牛がBSEと診断されれば、アメリカとの牛肉再開方針を見直すことになるとしている。

http://english.chosun.com/w21data/html/news/200506/200506120017.html


[1968] Re:[1966] [1955]BSEとマフィア問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/13(Mon) 08:18  

真名さん。ときさん。
話がおどろおどろしくなってきましたが、確かに、アメリカではこのサイトhttp://uuhome.de/global/english/resistance.htmlなどのように、ミート・マフィアとの関係を取りざたする向きもありますね。
ビーフ・ゲート事件に発展する要素はあるというわけです。
下記で検索すると、いろいろ出てきますね。
BSE問題を問題視するということは、社会の浄化にも役立つというわけでしょうかね。
このサイトhttp://www.cieh.org/news/press/cpr2003/cpr2003025.htmは、イギリスのミート・マフィアに対抗する組織「 the Chartered Institute of Environmental Health (CIEH)」のサイトです。
真名さん。
これの日本版でも作られたらいかがですか?

(ご紹介の中にあったこのサイトhttp://www.cieh.org/news/press/cpr2003/cpr2003025.htm、まとまって使いやすいですね。)

http://www.google.co.jp/search?le=en&ie=UTF-8&oe=utf-8&q=meat+mafia%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80BSE&btnG=Google+Search&num=20&sourceid=Mozilla-search&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official


[1967] 食肉利権は生易しくないです。 投稿者:とき 投稿日:2005/06/13(Mon) 01:45  

牛肉と政治不安の構図  中村 靖彦 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166604376

ハンナン浅田満「食肉利権」の闇―同和利権の真相スペシャル!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479664394X

同和利権の真相 2
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796640282
 (肉骨粉の焼却処分もうやむやのよう。)

 無闇矢鱈な殺生をする業界で生きていますので、ゼニのためなら一寸のことはためらいません。ブルブルブル。
 昔から、博労衆といっております。肉食(主食)の人間は、いざとなったら躊躇なく人も食うと思っています。偏見かもしれませんが。
 日本人は極限状態になっても、人肉食はかなり躊躇し良心の呵責があるようです。(南方戦線の体験者から聞いたことがあります。)
 アメリカの食肉処理場では、どうやら、完全に絶命していない生きたウシも、ラインで処理することもあるそうですが。

「だから、アメリカの牛肉は危ない! 北米精肉産業恐怖の実態」
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf158.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309251838

  BSE問題は本当に、米国のあるいは世界の農林水産業の雄である牛畜産業牛肉関連産業の死活問題です。あらゆる手をつくして、無理やりでも道を通そうとす るでしょう。下手すると政治・行政も命がけになるでしょう。当事者であればあるほど、差しさわりなく、やり過ごしてしまいたいと思っているはずだと思いま す。そうやってみれば、先日の農水省職員処分もなにやら、やらせ臭いような。あの情報でなにやら他のニュースがうやむやにされた気がします。マグロの産地 表示ニュースとセットで。
 国内BSE確認もニュースにならなくなってきたような。


[1966] Re:[1955]狂牛病問題で謀殺か 投稿者:真名 投稿日:2005/06/13(Mon) 00:15  

笹山さん。 こんばんは。 これはスターゲイサーさんの投稿で私もいま始めてみました。 ギョッとしますね。
【「BSE(狂牛病=牛海綿状脳症)問題で謀殺か」−アメリカで発生した一つの殺人事件が不穏な噂を呼んでいる。】
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24930697.html
http://www.asyura2.com/0505/gm11/msg/159.html

そろそろ止めた方がいいかなあ(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1965] 言論報道の自由も、思想信条宗教の自由も 投稿者:とき 投稿日:2005/06/12(Sun) 23:12  

吉林省、キリスト教信者多数逮捕【大紀元日本6月12日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d24041.html

中国各地で突発大事故が相次いで発生【大紀元日本6月12日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d36015.html
 反体制テロ?

黒龍江省で大洪水、児童多数死亡【大紀元日本6月11日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d68624.html

【中国】広東:雷州半島が深刻な旱魃、農業に大被害(サーチナ・中国情報局) (12日18時11分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050612-00000002-scn-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china/

 家畜の伝染病と、鶏のインフルエンザ、洪水旱魃などの天災。食糧確保もおぼつかなくなるのでは?

 それと、

中国バブルが崩壊する!?
2005年 06月 10日
http://kuyou.exblog.jp/2009971/

新政策初日 上海の住宅価格が大幅に下落【大紀元日本6月7日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d11464.html
8年以来の最安値  市場価値60%下落【大紀元日本6月6日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d98525.html

  いっきに軍政下にならなければいいですが・・・。なんか危なっかしい雰囲気が。あの鳥インフルエンザ騒ぎの時の、青海省の120人ほどの死者の、本当の原 因は何だったのでしょうか? 人民のフラストレーションは、どこへ向かうのでしょう。各地でどのくらい農民暴動がおこっているのか、一切情報は『国家機 密』。情報開示ができる言論報道の自由と民主化は、かの地では、かなわない夢なのでしょうか。

『私の家は山の向こう テレサ・テン十年目の真実』
http://www.web-arita.com/index.html

 あまり気持ちのいい話題ではありませんが・・・。

2005年06月11日
日本軍残虐の嘘。胎児を食べるのは支那人。
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/4290183.html

 あまりにも、日本経済はいま、中国に依存していますが、平時平常をいつまで持続できるのか正直、疑問です。

台副総統が呼びかけ 民主太平洋連盟準備会議東京で開催【大紀元日本6月12日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d14025.html
台湾副総統、民主太平洋連盟を呼び掛け・都内で準備会議〔共同 6/10〕日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050610STXKF058010062005.html
isa訳『福澤諭吉の「脱亜論」』
http://plaza.rakuten.co.jp/isanotiratira/diary/200506100000/
■【正論】評論家 屋山太郎 日本外交を「海洋国家連合」に転換せよ (05/23 )
http://ez.st37.arena.ne.jp/cgi-bin/search/namazu.cgi?query=%90%B3%98_&whence=0&max=20&sort=date%3Alate&idxname=seiron

 日本の未来は、どちらにあるのでしょうか。


[1964] なるほど、こんなカナダの言い分も、あるんですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 21:34  

「もし、アメリカにカナダから輸入された牛でない牛にBSEが確認できたなら、現在、アメリカが、安全上の意味で、カナダからの生体牛 輸入を禁止していることについては、論争を引き起こすであろう」といっているのは、カナダのthe Alberta Cattle Feeders Associationの Ron Axelson氏だ。
つまり、R-CALFの「カナダのBSE汚染牛輸入危険論」を基にした訴訟の前提が崩れてしまうからだという。
「アメリカの検査体制が怪しい」とは、カナダの牛肉産業の誰しも、以前から疑っていたことなのだという。
カナダの獣医主任のGerald Ollis氏は、「もはや、この問題は、科学の問題なのではなく、法律の問題なのだ。これによって、カナダの若い牛は、何の障害もなく、アメリカに入れるのだ。」という。
まあ、わかりやすくいえば、今回、もし、カナダから来た牛でない牛が、BSEになれば、これまでのカナダ牛によるアメリカでのBSE発生論が成り立たなくなり、アメリカもカナダも、「目くそ、鼻くそを笑う。」状態になるからだ。
しかし、こうなると、目くそも鼻くそも買わされる立場になってしまう日本は、どうなるの?っていいたいのだが。

http://www.edmontonsun.com/News/Canada/2005/06/12/1083387-sun.html


[1963] ヒト用鳥インフルエンザワクチン獲得に必死のタイの事情 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 21:11  

タイが、ヒト用鳥インフルエンザワクチン確保のために、必死の模様である。
その理由の一つとして、アメリカでのヒト用鳥インフルエンザワクチンの人体実験が、うまくいかなかったというニュースが漏れ伝えられているからだ。
その最初の人体試験結果報告では、そのワクチンにより作られる免疫体の力が弱かったということである。
そこで、タイは、自国内に、ジョイントベンチャーでワクチン工場を建設しようと、フランス・日本・中国のワクチンメーカーと交渉しているという。
先月は、フランスのSanofi Pasteurとの交渉に代表団を派遣したが、Sanofi Pasteur社は、タイ国内でのジョイントベンチャー工場の建設には、難色を示し、包装済みのバルク・ワクチンの販売提供を提案したという。
日本のメーカーにも、ジョイントベンチャーでの工場建設を持ちかけているというが、その相手の名前は明かしていない。
Siriraj 病院のPrasert Thongcharoen博士によれば、タイの自国内でのワクチン製造計画には、経験が不足しているため、WHOの厳しい規制を乗り越えるには無理があるという。
同様に、ヴェトナムでのワクチン工場建設計画にも、疑問を投げかけている。

http://mathaba.net/x.htm?http://mathaba.net/0_index.shtml?x=240074


[1962] アメリカからの牛肉輸入再開を決定したばかりの台湾は、当惑気味 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 19:35  

台湾当局は、月齢30カ月以下の牛を対象に、米国産牛肉の輸入再開を4月16日から開始し、4月24日に第1陣として約2トン分の牛肉が台湾へ到着したのを皮切りに、本格輸入再開となった矢先に、今回のアメリカのBSE発生で当惑しているようだ。
当面、イギリスでの検査結果を待って、もし、BSEとなれば、いったん再開したアメリカ牛肉の輸入をストップする考えのようだ。
なお、台湾の輸入再開のリストには、ひき肉は、入っていないようだ。
台湾の吉野家全45店は、この6月1日から、1年4カ月ぶりに牛丼販売を再開したが、今後の事態の推移が気になるところだろう。
http://www.etaiwannews.com/Taiwan/Society/2005/06/13/1118626136.htmもご参照

http://english.www.gov.tw/index.jsp?action=cna&cnaid=10591


[1961] Re:[1960] [1954]サンプルは、金を出して集めているのが実情 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 18:09  

虹屋さん
アメリカのサンプル集め事情については、かつて、この掲示板http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog3.htmで「ガバメント・アカウンタビリティ・プロジェクト」の調査結果として、昨年2月18日あたりに紹介したのですが、再掲しますと、次のように、金次第というのが実情のようですね。

再掲 5820 -5824

内 部告発者を支援するワシントンの団体「ガバメント・アカウンタビリティ・プロジェクト」は、米国初のBSE感染牛が見つかった経緯について、工場従業員の 証言や他の文書を引用し、感染牛は工場到着当時、歩行が可能で、当初、歩行困難牛とは考えられていなかった、と、農務省とは異なる主張をしている。
中略
感染牛は、ダウナー・カウとして、検査されたものではなかった。
USDAは、当初、感染牛を出したと畜場に対して、2003年6月のサーベイランス・プログラムに参加してくれるよう、要請した。
そのときは、総計千サンプルをあつめ、一サンプルあたり、十ドルの提供を申し出た。
と畜場では、この申出を「これは、ダウナーカウの検査のためのものであり、歩行可能な牛には、適用されないものだ」として、このと畜場では、ダウナー・カウを扱わない方針であったことから、この申出を断った。
その後、USDAは、予定した脳由来サンプルが集まらないということで、これまでの方針をチェンジし、ダウナーカウに限定しない、サンプル購入オーダーを出した。
それには、「BSEサーベイランスのサンプルについて、十ドルを支払う」との、オーダーを出した。
2003年10月から12月にかけて、と畜場では、250以上のサンプルをBSE検査のためUSDAに提出した。
と畜場では、どのサンプルをUSDAに提出するかを選び、その中には、運ぶ途中に損傷を受けた牛とか、特に健康上問題のない牛などが、まじっていた。
以上のことから、このUSDAがおこなったBSEサーベイランス検査は、サンプル収集時の趣旨からいって、ダウナー・カウに限定した検査ではないといえる。
http://www.house.gov/reform/min/pdfs_108_2/pdfs_inves/pdf_health_usda_mad_cow_feb_12_let.pdf参照

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog3.htm


[1960] Re:[1954]投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/12(Sun) 17:58  

笹山さん、有難うございました。
農業情報研究所の040715「米国農務省監査局、省のBSE検査を批判 省専門家は過去のことと一蹴」にOIGの調査報告書草案が紹介されています。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04071501.htm
その中に、ディヘイブン獣医主任の発言として、「6月に収集されたサンプルの70%が死亡牛からのものもので、大部分はレンダリング工場、廃品回収所から収集されたという。死亡牛の大部分は農場外から集められたもの。」とあります。
  農業情報研究所の北林さんは、「死亡牛の大部分が農場外から集められたということ自体が大問題だ。レンダリング工場に出てくるのを待ち構え、あるいはゴミ 棄てをあさる以外に収集の方法がないということだ。・・こんな牛がタグを付けているはずがない。何時、どこで生まれ、どこで育てられた牛なのか、皆目分か らないだろう。「データの分析」と言うが、これで何が分かるのだろうか。」とコメントされています。

5ヵ月後の今回の11月の牛は、どこでサンプルがとられたのでしょう。
> USDA chief veterinarian John Clifford said last night that the agency had "no information" that the possible second case was "an imported animal." He said the Texas animal was a beef cattle and was older but declined to give any more specifics.
 の記事の調子からは、タグも何もついていなくて、現在出ている比較的高齢のダウナー牛以外の情報は"no information"??


[1959] Re:[1950] 『人の命がかかってるんやでえ』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 17:36  

ときさん。
朝日新聞の今日の天声人語は、間が悪いというか、運が悪いとしかいいようがありませんね。
原稿がまとまったところで、急に、アメリカBSEのニュースが飛び込んできて、予定していた24字を削って、急遽、おしまいのほうに、「米国でBSEの疑いのある2頭目の牛が見つかった。」を付け足したのでしょう。
それにしても、人のことは言えませんが、このところの天声人語は、引用が多いようですね。
しかも、リンクできない紙媒体での引用なのですから、余計、始末が悪いといえます。
昔は、天声人語から引用だったのに、このごろは、天声人語へ引用ですからね。
しかも「盗用疑惑裁判」があってからは、著作権切れのものからの引用が多いようで、どうしても、古めかしく訓詁学的なものからの引用になっている嫌いがありますね。
だいぶ、字数を埋めるのに苦吟されているというか、ご同情申し上げます。
その点インターネットは、字数制限なしで、引用・リンクのしたい放題ですから、天国ですね。

http://www.google.co.jp/search?le=en&ie=UTF-8&oe=utf-8&q=%E5%A4%A9%E5%A3%B0%E4%BA%BA%E8%AA%9E%E3%80%80%E3%80%80%E5%BC%95%E7%94%A8&btnG=Google+Search&num=20&sourceid=Mozilla-search&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official


[1958] Re:[1952] ポルトガルとフランスで、vCJDですか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 17:15  

まりちゃんさん。
このうち、ポルトガルhttp://actualidad.terra.es/nacional/articulo/caso_vacas_locas_no_peligro_347432.htmは、若い男性で、ポルトガルでは、vCJD((MCJ))は、初めてだそうですね。
フランスhttp://www.tsr.ch/tsr/index.html?siteSect=370909&fid=050610193607.kdfxmkxn.xml&typeNews=medecineは、 vCJD(nvMCJ)13人目ということですね。



[1957] 倉塚かおりさんが毎日新聞に登場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 15:25  

この掲示板でも、学校給食の問題や、農薬の空中散布の問題などで、ご登場いただいたことのある倉塚かおりさん
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/4672/index.html
が、今日の毎日新聞で紹介されていますね。

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shimane/news/20050612ddlk32040281000c.html


[1956] 改めて、昨年11月のアメリカ・テキサス州のBSE検査関連記事を追ってみると。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 15:21  

以下のサイトですが、この最初のIHC検査にごまかしがあったのではないかと、疑っていますね。
すなわち、IHC検査の結果が陰性になるまで、何回も、検査を繰り返したのではないのかということについての疑念です。

http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/93989.html


[1955] Re:[1943] Re1942新たなBSE殺人事件? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 15:05  

真名さん。
真名さんのサイトを見て、ギョッとしましたよ。
ご紹介のRobert Lull博士の殺人事件http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2005/05/20/SFSLAY.TMPですが、Robert Lull氏は、このサイトhttp://sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/chronicle/archive/2004/05/14/EDG8Q6L1OH1.DTLのように、昨年の今頃、全頭検査をこのように主張されていたのですね。
なんとも、奇奇怪怪ですね。

http://www.google.com/search?hl=en&lr=&q=Robert+Lull%E3%80%80+%E3%80%80%E3%80%80BSE&btnG=Search


[1954] Re:[1953] [1949] テキサス産?ワシントンポスト、11日電子版 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 14:43  

虹屋さん。
ここの部分ですね。
それをいうには、耳タグはつけていたのか確認してのことなのか、何歳なのか、この前のカナダ生まれとおなじ集団なのか、明らかにされていませんので、なんともいえませんね。
カナダ産であっても、アメリカにとってマイナス、自国産であると、なお、マイナス、という構図でしょうか。

USDA chief veterinarian John Clifford said last night that the agency had "no information" that the possible second case was "an imported animal." He said the Texas animal was a beef cattle and was older but declined to give any more specifics.

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/06/10/AR2005061002303.html


[1953] Re:[1949] テキサス産?ワシントンポスト、11日電子版 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/12(Sun) 14:09  

笹山さん。
12日の日本農業新聞に以下の記事がありました。このサイトでは日曜日の記事はアップされませんから、要約しておきます。
米国ワシントンポスト紙11日電子版によると、昨年11月に死んだテキサス州の牛で「輸入されたという情報はない」と農務省の責任者が説明している。1997年の飼料規制前に生まれた牛なのかどうかは同省は明らかにしていない。



[1952] Two European countries report two more human cases of mad-cow diseases 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/12(Sun) 13:58  

http://news.yahoo.com/s/afp/20050610/hl_afp/europehealthmadcow_050610171711;_ylt=ArnmB0HaoRKOTpdoKPf9rNcl2y8C;_ylu=X3oDMTBiMW04NW9mBHNlYwMlJVRPUCUl

米国の報道の影に隠れてしまっていましたが。


[1951] Re:[1871] 厚労省のBSE月齢改正に関するパブコメ締め切りは6月9日まで 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/12(Sun) 13:45  

> 厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集について
日本農業新聞6月11日(ここのサイトは、日付が変わると過去の記事がたどれませんので、以下に要約)
 意見募集は9日まで4週間行い、約100件寄せられた。4月に食品安全委員会が行った国内対策見直し答申案への意見募集でも、反対論が7割を占めた。同省は今回も「ほぼ同様の結果」とし、検査緩和への不信が、収まっていない結果になった。同省は13日に詳細を発表する。


[1950] 『人の命がかかってるんやでえ』 投稿者:とき 投稿日:2005/06/12(Sun) 13:21  

 例のJR福知山線列車転覆脱線事故のとき、『人が死んでんねんで!』
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200504261446.html
と声を荒げ顰蹙をかっていた某Y紙の若手記者さんがおられましたが、なんかそれもわかるような気分にさせられました、今朝の、看板コラム。やれやれです。
http://www.asahi.com/paper/column20050612.html
 実感としては『アメリカではBSEは「蔓延している」』
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050612
は、 本当だと思いますし、さらには、人間でもすでに蔓延していると思います。各種精神疾患とそれの軽度のときに発生させてしまうだろう、事件・事故が頻発して います。もちろん、生まれつき犯罪者傾向の人間も、確実にいるかもしれませんが。(高速道路などの車線逆送や、オートマチック車の操作ミスによる暴走もそ れに含まれる場合があると見ています。)

 日本では、うつなどの原因による自殺も確実に増加しています。40代50代のなくなった人(特 に男性)がいれば、その原因として、まず一番最初に自殺が頭をよぎりますし、実際その場合が多いです。事故や病気はほとんど少数です。しかも、本当に経済 的に追い詰められた結果というのも多くはありません。非常に漠然と、生きていく意欲がなくなっての結果です。通常それを「うつ」というようですが。不思議 です。さまざまな職場や家族関係のストレスが原因といっても、ストレスのない社会なんてありません。人類史を見渡しても、古代から生き延びるためのストレ スはつきものです。ストレスだけに「うつ」の原因をもっていこうとするのは、学者研究者や、医師であっても、否、それだからこそなおさら、その学識を疑い ます。かつてのピロリ菌性胃潰瘍の例もありますしね。

 原因因子に対する感受性には確実に個体差があると思いますが、どう考えても、明ら かに脳機能に障害が生じているとして見なければ理解できない場合が多いように感じます。その原因は? それが、何らかの「化学合成物質」ではないかと、に らんでおります。当たってるか外れてるかは今のところなんともいえませんが。まあ、ギリシャ悲劇の時代から、大概、悲劇といわれるものは、人間が決めたも のや行なったことが元で、人間が苦しむという構図になっているようです。おそらく、いまのBSEの場合も全く同じでないかと疑っていますが、結局、個人個 人の思いや力では、この人間社会(組織)はなかなかすぐには動き出せませんし変わっていきません。個人の無力感を感じることも多いです。やはり、いけにえ としての犠牲者が、あるまとまった人数でないうちは、社会システム(統合体)としては、つぎのフェーズへ移行していかないようです。

 精 神疾患がらみの研究者には、その原因物質解明に、全力を注いでいただくよう願っています。しかしながら、なかなか当事者意識がなく(他人事)、身内に実 際、病人を抱えないうちは、ぐっと自分に引き寄せて考えることがなく、あまり大きな期待もいだけないようです。みんな稼ぐことや日々のルーチンワークや、 快楽安逸を求めることに追われすぎて、事実を探求する、とくに人間自らが惹き起こしている「負の部分」を明らかにすることからは逃避する傾向があるようで す。自分らの醜さを曝すということは見たくない暴きたくもないし、やったら、人に嫌われるという怖れが強いのでしょう。いままで良くてやってきた経済活動 を持続することにも支障がでますしね。

 いつまでたっても、同じ繰り返しです。なかなか、科学的思考や知識が、人そのものを変えるというのは、難しいようです。まさに、それが、哲学の問題です。

現代語訳『アンチクリスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062723123
 あまり、過激急進的になる必要もありませんが、科学的思考の障害が何かということについて、考えさせられます。日本の場合は、「キリスト教」を「マルキシズム」に言い換えて読んでもいいかもしれません。


[1949] Re:[1947] [1946]肉骨粉? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 12:52  

虹屋さん。
> テキサス生まれですか?>>
まだ、そうとは断定できませんでしょうね。
テキサスから来たとしても、カナダからのケースも大いにありうるからです。



[1948] 中国の遼陽市で、ヒト感染鳥インフルエンザ疑い発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 12:48  

http://newsls.lnd.com.cn/bgw/lsnews/200506/41928020050612.htm
によると、時代商報
http://www.btimesnet.com/newssystem/ReadNews.asp?NewsID=92974
の 伝えるところでは、中国の遼寧省遼陽県藍地区の食品会社で、6月9日、鳥の解体・冷凍に当たっていた、工員7人が発熱し、地元の病院で診察を受け、そのう ちの4人は、症状が軽くなって帰宅したが、3人が、鳥インフルエンザのヒト感染疑いで、遼陽市の病院に入院したという。
3人の症状は、熱が上がり続けていたという。
その後、昨日午後の回診では、三人のエックス線診断では、異常がなく、また、白血球の数も正常の範囲内にあり、体温も、正常に向かっているところから、鳥インフルエンザ感染疑いは、晴れつつあるという。

http://newsls.lnd.com.cn/bgw/lsnews/200506/41928020050612.htm


[1947] Re:[1946]肉骨粉? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/12(Sun) 12:38  

笹山さん、有難うございます。
テキサス生まれですか?地理的に見て一頭目のようなカナダ生まれの可能性は低いのでしょうか?詳しいことが判らないから、なんとも判りませんね。
 ところで、このダウナー牛は、動物飼料への利用(肉骨粉製造)はまだ禁止されていませんよね。2004年7月9日にFADが禁止を提案したまま、それっきり。以前話題になった、血漿タンパクとおなじですよね?
 農務長官は、人の食用にはなっていないと言っているだけだから、病原プリオン入りの肉骨粉に化けてしまった、飼料に使われていると考えた方が妥当ですね。病原プリオンの「巡る因果の糸車」が廻っている!?



[1946] Re:[1945] [1944] [1943] 擬似患畜は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 11:44  

虹屋さん。
Cattle Buyers Weeklyによれば、この牛は、テキサスから来た牛であるとしていますね。
たしかに、昨年11月の牛は、テキサスの牛でしたからね。
この記事http://washingtontimes.com/business/20041123-095128-7581r.htmは、私の掲示板にリンクしてあった当時のワシントンタイムズの記事ですが、ここでは、三頭とは書いていませんね。
ただ、昨年6月の牛も
http://www.calcattlemen.org/pdf/LegBulletin/2004/November_19.pdf
にみるとおり、‘inconclusive’でしたから、この分も、三頭の中に入っているのかどうか、わかりませんね。


[1945] Re:[1944] [1943] 擬似患畜は? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/12(Sun) 11:22  

笹山さん、真名さん。有難うございます。

この3頭は、昨年6月25日の一頭、29日の一頭、11月18日の一頭の合わせて3頭なんでしょうか。それとも11月に3頭見つかっていたのか?
6月の例
農業情報研究所の
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04070101.htm
11月
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04112001.htm
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04112401.htm

米消費者同盟(CU)の再検査の要求を、「農務省は再検査は無用とはねつけている。」

今回、WB法で陽性とでたのは、どの牛なんでしょう。?
同じ農場で同じ餌を食べた牛など「擬似患畜」は、全て、お肉に変わっているのでしょうね。





[1944] Re:[1942] [1938] R-CALFがまったく同じ指摘をしていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/12(Sun) 10:13  

虹屋さん。
> A、米国が散々文句をつけてくる、日本の8例目(23 ヶ月齢)及び9例目(21 ヶ月齢)は、WB のみが陽性であり、IHC は陰性。>>
ですが、R-CALFが昨日のコメントで、まったく同じ指摘を下記サイトで、していますね。
R-CALFの昨日のBSE疑牛発生についてのコメントは次の通りです。

USDAの昨日の発表は、昨年11月の検査結果が、「弱陽性」であったことを示している。
再検査がOIGの要請で実施されたとのことであるが、OIGのもうひとつの要請として、ウェスタンブロット検査をすべしとの要請もしていた。
アメリカはBSEに対して、二つのファイアウォールを築く必要がある。
昨年、三頭の牛が「結論でず(inconclusives)」との報道で、生体牛の価格は、著しく下がってしまった。
どうして、USDAは、7ヶ月前に、再検査をしなかったのか?
皮肉にも、昨日のBSE発表の前日、ジョハンズ農務長官は、ミネソタ大学でのラウンドテーブルで、BSEの科学について話をしたが、出席したどの科学者たちも、再検査の必要性なりプロトコルについて、討論をしたものはいなかった。
われわれから見れば、USDAは、検査手続きについて、方向転換(flip-flopping)をしたように見える。
以前、USDAは、われわれに対して、IHC検査は、最初の検査が陰性であった場合の確認検査に用いられるゴールドスタンダードの検査であると、いってきた。
そ して、IHC陰性で、ウェスタンブロットでのみ陽性となった日本の二つのケース(8例目(23 ヶ月齢)及び9例目(21 ヶ月齢)を日本側が陽性と発表したことに対して、アメリカは批判したが、今回アメリカが「弱陽性」としたケースは、アメリカが批判した日本のケースとまっ たく同じであり、いまとなっては、むしろ、アメリカサイドの方が、BSEを支える、より完全な科学的分析が必要である。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=5244


[1943] Re1942 投稿者:真名 投稿日:2005/06/11(Sat) 22:36  

笹山さん「まず、迅速検査では、3頭とも、陽性であったこと。次のIHC検査では、3頭とも、陰性であったこと。そこで、inconclusivesと結論付けたこと。」
ということになりますね。 結果的に。 コメントの不要点は適当に修正します。

やっぱり読売新聞記事の表現は事実報道としてはヘンすぎます。
▼2回の検査で疑いが晴れなかったため、3回目の追加検査と、イギリスの専門機関へも検査を依頼するとしており▼
これを読んで、もとがロイター記事やUSDA声明のことだと分かる方はおられませんよね(笑)。
毎日新聞記事には、笹山さんのおっしゃる欠点がありますが、読売記事を読んだあとだったものですから(笑)。 それに私にはこれほどの記事は書けませんです。

検査について日本のレベルが高いらしいんですが。 この方面のトップ北本先生のご発言です。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22464488.html
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/gijiroku.htm
北 本委員   ▲人の場合WHOではポジティブリファレンスを作ってる。私もCJDのサンプルを送った。M1の典型を送ってくれといわれ。マウスの感受性、 タイピングなど、全て人の場合は作っている。日本はものすごい労力をかけている。日本はこれこそ世界貢献すべき。いかに immunohistchemistryの感度がWBより低かったのかということが2例でわかった。repidテストの感度というものが低く、ちょっとで も引っかかるとWB競合する。我々のサンプルを世界貢献のために使わないといけない。OIEのゴールデンスタンダードを変えていくデータがある。▲
これは日本バージョンのウエスタンブロット法なので、英国バージョンのとどの程度違うのか?私にはわかりませんです。
日本での検査例は、異常型プリオンの存在は疑義はないのでは? それだけで私には十分(笑)。
一応、いま品川先生がその感染確認試験をやっているはずなんですが。 この結果はでていないと思います。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1942] Re:[1938] 免疫組織化学法 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/11(Sat) 22:18  

A、米国が散々文句をつけてくる、日本の8例目(23 ヶ月齢)及び9例目(21 ヶ月齢)は、WB のみが陽性であり、IHC は陰性。
B、2004 年7月22 日付けのBSE に関する専門家及び実務担当者会合(WG)報告書
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bse/pdfs/3_hokoku_j.pdf
の4ページには
「日本は、日米両国はBSE の発生頻度が低く、発生頻度の高い国で用いられている検査方法よりもより感度の高い検査方法(WB をIHC と並行して用いること)が用いられる必要があると主張している。」

今回の牛をBSEと判定すると、Aのような主張は難しくなるし、Bの日本の言い分を認めることになりますよね。



[1940] 米国は検査能力が無いのか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/11(Sat) 21:40  

2004 年7月22 日付けのBSE に関する専門家及び実務担当者会合(WG)報告書
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bse/pdfs/3_hokoku_j.pdf
の3ページには
「米国はBSE の検査診断手順について説明した。それによると、BSE の定義は、次の基準のいずれかが満たされた場合である。
A. ラピッドテスト(迅速検査)及びIHC で陽性
B. ラピッドテスト及びWB(英国バージョン)で陽性(サンプルがIHC に適さない、又は脳幹部が外観上特定できない場合)
又は
C. IHC のみ陽性(ラピッドテスト又はWB に使用できる新鮮な脳の組織がない場合)」とあります。
 報道やここでのやりとりを見ると、Bのケースに当たるのではないでしょうか。
 なぜ、英国まで検査に出して確定診断を求めるのでしょう??


[1939] Re:[1937] RE1933: 念のため確認を 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/11(Sat) 19:35  

真名さんの掲示板は、修正が効かないので、そのままになっていますが。
USDAの記者会見−下記サイト−の下の方まで読んでいくと、いろいろ、書いていますね。
まず、迅速検査では、3頭とも、陽性であったこと。次のIHC検査では、3頭とも、陰性であったこと。
そこで、inconclusivesと結論付けたこと。
今週になって、Inspector General(OIG)の要請で、WB検査をして、3頭のうち1頭が陽性であったこと。
IHC検査のメリットとしては、ホモジェネートしていないために、汚染部が明確にわかること。
ということですね。
で、おっしゃるように、「しばしば、ウエスタンブロット法といわれている(often referred to as )SAFイムノブロット法」でした。
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0206.xml

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0207.xmlUSDA


[1938] Re:[1936] [1935] 免疫組織化学法 投稿者:真名  投稿日:2005/06/11(Sat) 17:47  

どうもありがとうございます。
免疫組織化学法単独ではBSEを見逃すおそれがあるということは、以前から欧州側では言っていたそうです。いずれにせよ単独ではダメなんじゃないかということは動かないのでは?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1937] RE1933: 念のため確認を 投稿者:真名  投稿日:2005/06/11(Sat) 17:39  

▲「三頭が、簡易検査とIHCで 結論の出ない検査結果となった。Inspector General(OIG) が再検査を要求し、ウエスタンブロット検査(SAFイムノブロットであるウエスタンブロット)で 、それらのサンプルの中の2頭については、陰性、 1頭が陽性であった。」▲
ということですが、
▲Three of these animals tested inconclusive and were subsequently subjected to immunohistochemistry, or IHC, testing. The IHC is an internationally recognized confirmatory test for BSE. All three inconclusive samples tested negative using IHC. ▲
従って、3頭は、「迅速検査で不明」「免疫組織化学法で陰性」です。
▲ all three of these samples be subjected to a second internationally recognized confirmatory test, the OIE-recognized SAF immunoblot test, often referred to as the Western blot test. We received final results a short time ago. Of the three samples, two were negative, but the third came back reactive. ▲
ですから、「3頭をウエスタンブロット法で試験し、2頭は陰性、1頭が陽性」です。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1936] Re:[1935] 免疫組織化学法 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/11(Sat) 17:24  

星の数ほどというのは大げさですが、いろいろな検査方法があるわけですからね。
なんとも、いえないのでは?
こういう話がありますね。
EUでのスクレイピーの簡易検査としては、
indirect ELISA (cELISA)
colorimetric sandwich ELISA(sELISA I)
chemiluminescent sandwich ELISA (sELISA II)
Western blot (WB)
などがあるのですが、サンプルのスクリーン検査としては
ドイツでは、 sELISA I が優勢で、フランスでは、 WBが優勢ということなので、ドイツとフランスのスクレイピーの簡易検査と確定検査とでは、いつも、数の不一致が大きいというのですね。
48のドイツの羊と、209のフランスの羊と、19のフランスのヤギのTSE検査を、確定検査はSAFイムノブロットかimmunohistochemistry検査でしたところ、フランスでは、29、ドイツでは、24のスクレイピーの見落としがあったということですね。
http://www.agobservatory.org/library.cfm?refID=30422 参照
まあ、こうしてみると、いずれの検査方法の裏には、各検査メーカーさんの熱い商戦が隠されているわけですから、不本意にも広告塔とならないためには、「どの検査方法でも、完全なるものはない。」といっておいたほうがいいのではないでしょうか。

http://www.agobservatory.org/library.cfm?refID=30422


[1935] 免疫組織化学法 投稿者:真名  投稿日:2005/06/11(Sat) 16:46  

米国では免疫組織化学法で確定診断なんだそうですが。 以前から問題になっていたとか。実際のところどうなんでしょうか?
http://www.jc-press.com/kaigai/200502/022501.htm
▲  2004年11月に米国で見つかった牛海綿状脳症(BSE、狂牛病)に感染の疑いのある牛をめぐって、米国の消費者団体、米消費者同盟(CU)は2月 24日、米農務省(USDA)が国際的に認められている重要なBSE確定検査「ウエスタンブロット」を怠ったと非難し、USDAに対し再検査の実施を要請 した。感染の疑いが持ち上がった後、USDAは別の検査方法に基づき、陰性と発表していた。
 日本や欧州の検査当局は、高感度で異常プリオンを検 出する「ウエスタンブロット」を用いて、一次検査で陽性の疑われた牛のBSE感染を最終的に確認しているが、USDAはそれを怠った。日本が米国産牛肉の 輸入を停止するきっかけとなった米国初のBSE感染牛発生時、USDAは「ウエスタンブロット」を用いていた。▲
昔は米国もウエスタンブロット法だったんですね。

http://www.americanmeat.jp/safety_trd/bse_04.html
▲ アメリカで行われるBSEサーベイランスでの検査はエライザ法を使った迅速テストと免疫組織化学検査を利用している。▲

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1934] Re:[1933] [1932] 読売新聞の記事は事実報道とはいえない 投稿者:真名  投稿日:2005/06/11(Sat) 15:57  

確かに毎日新聞もそこには触れておられません。
まあ不足分については続報があるかもしれませんので、とりあえず静観したいと思います。
読売新聞は、「疑いが晴れなかった」で済ましているのは偏向的ではないかと思います。間違いとは言いませんけどね。


http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1933] Re:[1932] 読売新聞の記事は事実報道とはいえない 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/11(Sat) 15:32  

USDAの報道のみ正解ということですね。
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0206.xml
真名さんが正解といわれる毎日新聞さんの記事でも、このUSDAの発表の中の「Three of these animals tested inconclusive 」の部分は、触れていませんね。
で、これに触れているのは、朝日新聞さんなんですけれども、http://www.asahi.com/international/update/0611/008.htmlでは、「米農務省によると、簡易検査で3頭の陽性牛が見つかった。確認のための別の検査では3頭とも陰性となったが、今週行ったウエスタンブロット法による検査で1頭が陽性となった。」と解釈していますね。
し かし、正確にいえば、「(2004年6月から始まったアグレッシブ・サーベイランスプログラムで対象となった375,360 のサンプルの中で、)三頭が、簡易検査とIHCで 結論の出ない検査結果となった。Inspector General(OIG) が再検査を要求し、ウエスタンブロット検査(SAFイムノブロットであるウエスタンブロット)で 、それらのサンプルの中の2頭については、陰性、 1頭が陽性であった。」ということなのでしょう。
参照
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0207.xml
During that surveillance process we have had three inconclusives on rapid tests. It's a rapid test that is done, and there were three inconclusives.

"Each was then followed up with an IHC test. Each confirmatory IHC test was negative. The Inspector General, in reviewing our surveillance system that we have in place, decided to retest with a second confirmatory test which is called the Western Blot. We have received test results showing a positive on one animal for the Western Blot.

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0206.xml


[1932] 読売新聞の記事は事実報道とはいえない 投稿者:真名  投稿日:2005/06/11(Sat) 13:53  

笹山さん。 こんにちは。
私モロイター等のモト記事を見てみたんですが、まだ確定診断待ではあるようですね。
ついでにマスコミ報道も見てみたのですが、モトは同じ米国政府発表なのに、なんでこんなにも違うのか?
特に読売新聞。 他の分野でもこんなことをやっていないか心配。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24886142.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1931] アメリカでBSE発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/11(Sat) 12:14  

アメリカでBSEが発生した。
老齢の牛で、と畜場まで歩いてこられなかったダウナー牛であるとしている。
昨年11月にいったん簡易検査をした時に陽性となり、他の検査( IHC)では陰性となった。
今週になって、USDAのInspector General(OIG) が再検査を要求し、違う種類の検査(SAFイムノブロット法であるウエスタンブロット)をしたが、ウエスタンブロットで陽性と判明した。
なお、イギリスのウェイブリッジ研究所で、詳細検査のため、検体は送られた。
今後の日米牛肉交渉に与える影響について、USDAは「老齢の牛でもあり、影響はないであろう。」としている。
し かし、USDAは、この牛の出生地などをまだ明らかにしていないため、来月7月27日に迫ったモンタナ地裁とのカナダ生体牛貿易再開差し止めに関する最終 ヒアリングに対しては、今回のBSEがもし、カナダ産であった場合には、大きな影響を与えることになるものと思われ、また、そのことは、日本との牛肉貿易 再開に対しても大きな影響を与えることになる。
参照http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0206.xml

http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?storyID=8761418&type=worldNews


[1930] Re:[1928] ベトナムの顕性感染は何割なのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/11(Sat) 08:32  

ときさん。
おっしゃるヴェトナムでのH5N1の顕性感染と
不顕性感染( inapparent infection または  asymptomatic infection または latent infection または  subclinical infection )との割合は、しらべましたが、今のところわかっていませんが、重要な指摘だと思います。


[1929] この際、髄膜炎発症患者にもH5N1ウィルスがなかったかを検証すべしとのRecombinomicsの主張 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/11(Sat) 07:30  

Recombinomicsでは、昨日のWHOの尾身茂氏のコメントについて触れ、WHOとFAOは、中国から発生した鳥インフルエン ザのウィルスのサンプルを共有し、そのウィルスが人感染の変異をしていないかを、早急に確かめるとともに、それにとどまらず、北インドでの西ナイルウィル スによるものとも思われるカラスの死や、髄膜炎と思われる感染例についても、ウィルスのサンプルの収集を急ぎ、これらも、H5N1の変異によるものである のかないのかを確かめる必要があるとしている。
そして、「WHOは、いまや、電話により現地の状況を把握することをやめ、感染現地に立って、中国とインドでの真のデータ把握に努めるべきときである。」としている。

http://www.recombinomics.com/News/06100502/H5N1_Genes_China_India.html


[1928] ベトナムの顕性感染は何割なのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/10(Fri) 23:47  

 発生地域は、ヒトヒト間感染が成立しているわけですので、問題は、全住民の抗体保有調査をして、正確な感染数と、発症数、死亡数を出 して、そのウイルスに感染したときの、不顕性感染と顕性感染と死亡数(致死数)の概算のデータを出して欲しいと思います。意外と、発症数ならびに致死数 は、感染者全体から見たら小さいのかもしれません。ただし、初度の感染で死者が出るのは確かですので、それに対しては充分配慮する必要があります。

  それから、もうひとつ気をつけたいのは、発症する人(顕性感染者)は、目に見え、移動をとどめておけるので、感染を拡げることでは制御できますが、もっと も注意しなければならないのは、不顕性感染で、さしたる発症もせず、すこし体調を崩す程度で、ほぼ元気に動き回れる人が必ずいるはずだということです。実 はこれが、もっとも感染源であり感染経路の最たるものです。発生地の移動を制限するということの一番大きな目的は、そのような人の移動を制限することだと 思います。これが一番厄介。見るからに具合の悪い人は移動の制限ができても、感染してても平気で動き回れる人に限って、回りで奇病がおこると逃げ出そうと するわけですから。

 おそらく、中国の奇病大流行地において、暴動がおこったりしているのも、このような逃げ出したい不顕性感染者の移動を制限したためでおこっても不思議はないなと思っています。中国のばあいは、こうしたばあい、軍の出動と戒厳令発令でしょうから。

  日本に、新型強毒性ウイルスが入ってくるのも、おそらくそのようなキャリアで入ってくるものと思われます。発症者が目に付いたときは、もう、なるがままこ れといって、まん延を防ぐ手はないと思われます。疫病は、かなり、大きい被害は出ますが全部は死にません。しかし、死に至るほどの感受性であるかそうでな いかは、罹ってみないうちはわかりません。もはやヒトで発生し、ということはヒトヒト間感染が成立しているのですから、できるだけ早く、それに適合したワ クチンを処方できるよう、今秋まで間に合うようにつくって確保したいものです。(H5N1型は強毒タイプで、孵化鶏卵での製造も充分なウイルス量に達する 前に、鶏胎児を殺してしまうと聞いたことがあります。実際は人用のワクチン、製法が確立されていないのでは?)

 100年に一度あるかな いかの、巨大津波や巨大地震、巨大台風(ハリケーン)、大洪水などに、ぼちぼち、「疫病」も現実化する覚悟が必要なようです。中国が『伝染病は国家機密』 であるという姿勢をやめて、いちはやく事実を公表することにならなければ、不安のベールを薄くすることはかなわない。あらゆる「疫病の病原の巣」であるこ とは間違いないのだから。

 何事も感染源・感染経路を隠蔽したら、なかなか、それから被るものの克服と対処は困難になる。予測予想予期して向かうことができないのだから。

 他国に疫病を撒き散らすことも、国家戦略にしようとするための「国家機密事項」であるならば、それは未必のテロ国家ともいわねばなるまい。とにかく、伝染病の情報の透明性を願うばかりだ。


[1927] 世界保健機関(WHO)の尾身茂・西太平洋地域事務局長の警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/10(Fri) 22:39  

ときさん。
いよいよ、中国は、赤信号のようですね。
WHOも、動き出しました。

今日の尾身さんの記者会見の概要は次のとおりです。

中国での二つの感染例から見る限り、今回のウィルスは、より多くの種に対して、高い病原性を持ったものになっている。
このウィルスは、不安定であり、予測不能であり、神出鬼没であり続けている。
中国とヴェトナムとでは、H5N1は、それぞれ異なった働きをしており、中国では、ヒト感染が報告されていないのに対して、ヴェトナムでは、アジア全体のH5N1の死者54人のうち、38人を占めている。
しかし、ヴェトナムでのウィルスは、それほど致命的毒性を持たなくなっているようにみえる。
ちなみに、死亡率は、昨年の60パーセントから70パーセントであったのに対して、今年は、10パーセントから20パーセントにダウンしている。
ヴェトナムでは、H5N1に感染するヒトは増えてはいるが、症状の進行は見られない。
今の状態は、何でもありの状態と見て取れる。
ウィルスの活動状態の様子から見ると、新らしい不愉快な状態があるかもしれない。
これ以上の感染から身をまもるためには、ウィルスがヒト感染に適した変異をしているかどうかを見届けなければならいし、そのために警戒を高めなければならない。
WHOにとっては、緊急状態が依然続く。
そのためには、各国が情報や研究や、ウィルスのサンプルを共有し、国際的にこの病気と闘うことが必要である。
同時に各国は、ワクチンの開発と、利用可能な抗ウィルス薬の製造を含む、備えをしなければならない。
北京は過去において、自国において発生した鳥インフルエンザの情報開示に乗り気でなかった。
WHOとしては、サンプルの共有が非常に重要であるとの観点から、中国からウィルスのサンプルを取り寄せることができるように期待している。
また、WHO当局としては、WHOが中国の衛生当局者とともに、多数の野鳥が死んだ青海地区に行くことを、中国当局が許可してくれるのを待っている。

これに対して、中国の保健相は、WHOチームが、感染地域にいくことができるようになるであろうと、報道に語ったという。

http://www.usatoday.com/news/health/2005-06-10-who-birdflu_x.htm


[1926] ここにきて 投稿者:とき 投稿日:2005/06/10(Fri) 21:41  

 いよいよ、日本のウインドウレス鶏舎養鶏体制が、威力を発揮しているかのようです。(冗談)

 とはいっても、本当に 日本の自然界(の野鳥)に入れば、いかにウインドウレス鶏舎といえども、完全密閉は不可能(ネズミ、ハエなどで侵入、ヒトも感染源になりうる)ですから、 おそらくひとたまりもありません。迅速的確な対応をとれば、養鶏舎からの急激な感染拡大を防止することはさほど困難ではないでしょう。(本当の問題は、実 は、ウイルスがあることではなく、ウイルスに対する免疫を有していないことのほうにあるのですが。人間はまだ、ウイルスに対する認識のファシズムから脱す ることができないでいます。)
 
 しかし、ウイルスも自然界のものですから、その地域の野鳥が生き残って抗体をもっているということは、 もはやそのウイルスは常在化したものとみなし、通常のワクチネーションの体制に組み入れることが常識です。そうなったときは、感染を受けない発症させない は、もはや非現実的です。

 もうそろそろ、日本の野鳥の抗体保有検査の定期的な調査が必要な頃でしょう。どこか、大量に被害を受けてか ら、対策を進めるのではなく、被害が出る前に、対策をつくっておいたほうが、被害額(あるいはコスト)は最小で済みます。清浄国を堅持などという、キチガ イ理念は、もうそろそろ止めにして欲しいものです。侵入が認められたら、即、ワクチンの体制を整備する必要があるでしょう。

 それは、人 間の場合も全く同じです。このままでは、ワクチン未整備の時のサーズパニックとまず同等のことがおこるものと思われます。今年は(特に夏以降は)、ヒトの 疫病も大流行してしまうことは、充分予想の範囲内になってきました。地震疫病戦争、ひょっとして、全部いっしょになるのか? (第一次世界大戦のころのよ うだ。)

 正直、家畜の疫病は、中国の経済に相当の打撃を与えているのではないだろうか? おまけに、食糧問題にもなっているので は・・・。しかも、農民暴動も激しいようで。食糧問題の点で北朝鮮はもうすでに破綻しているようですね。政治体制は維持したいし、経済支援・援助は欲しい し、なかなか難しいところにいるようです。とりとめもなくてすみません。

WHO、鳥インフルエンザウイルスへの警戒を呼びかけ(ロイター) (10日20時3分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050610-00000241-reu-int
ヤフーニュース 鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
[1925] ジョハンズ農務長官自ら、ダブルスタンダードを認めたくだり 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/10(Fri) 19:43  

昨日のミネソタ大学での牛肉に関するラウンドテーブル・ディスカッションの模様は、1916で概略紹介したが、中でも、特筆すべきは、ジョハンズ農務長官自ら、日本や韓国などの輸出国と、カナダとのダブルスタンダードぶりを認めたくだりだ。
このことについては、日本のマスコミは、まったく取り上げていない。
USDA長官自らダブルスタンダードを恥じているのに、なぜ、日本の食品安全委員会は、この点を無視するのだろうか、わからない。
つまり、アメリカ・カナダの牛肉輸入問題が解決しない限りは、アメリカの牛肉輸入問題自体を、日本は論じることはできないはずなのだが。

以下に概略する。

「もし、われわれが、カナダでの取り扱いと同様の標準を日本に適用しない限り、日本に対して、科学にもとずいて意思決定したと主張することは、むづかしい。
われわれは、日本に対して、アメリカの牛肉は、安全であるといっており、日本が輸入再開をしようとしないことに、いらだっている。
しかし、われわれは、まだ、カナダとの生体牛の輸入再開をしていないのである。
このダブルスタンダードが、われわれを傷つけ、それ以上に、日本と韓国の牛肉市場を失わせているのである。」

It is difficult to insist that Japan make decisions based on science when we are not applying the same standards to our treatment of Canada.

We tell Japan our beef is safe, which it is, and we become impatient when they won't open their borders.

Yet, we have not opened our borders to Canadian beef.

The double standard is hurting us and in more than the lost Japanese and Korean markets.

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0201.xml


[1924] ブルネイで鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/10(Fri) 19:08  

これまで、鳥インフルエンザが発生していなかったブルネイで、100羽の鶏が、H5N1に感染した。
ブルネイでは、年間15,000メトリックトンの鶏肉と、 5,000 メトリックトンの卵を生産している。

http://www.abc.net.au/ra/news/stories/s1389287.htm


[1923] 日本で高3が爆弾、53人怪我 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/10(Fri) 17:52  

爆発物:教室に投げ込む、53人けが 高3男子逮捕 山口
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050610k0000e040059000c.html
どこの話かと思ったら日本でした!
連続して起こった線路の置石事件もそうだけれど、今後は模倣犯が出ないような報道が求められるような。。。


[1921] 何事も米国はこの調子! 投稿者:とき 投稿日:2005/06/10(Fri) 15:27  

米厚生省、バイオテロ関連論文の出版停止求める
2005.06.07
Web posted at: 19:38 JST
- CNN
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200506070019.html

 つくづく日本(人)なんて、のんきなものだ。

 水と空気と安全はタダみたいなものだと思ってるところから、そろそろ(もうとっくにか)脱皮しないといけないようです。
 いざ、西方で有事になれば、日本国内は、かなり危ないのですがね。(工作員わんさかいます。) オーストラリアどころじゃない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050608-00000046-reu-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/australia/



[1920] 口蹄疫により中国産稲わら禁輸 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/10(Fri) 14:37  

中国産稲わら禁輸波紋 代替飼料活用促す/農水省
[2005年06月10日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/
(略) 主に肥育牛の飼料に使われてきた同国産稲わらの代替飼料として、米国産などの粗飼料利用を呼び掛け、稲わら不足の影響を最小限にとどめたい考えだ。飼料流 通業者は代替原料の確保に躍起になっている。既に輸入粗飼料の相場も20%近く上がっており、肥育牛産地に影響が出てきそうだ。
 口蹄疫の国内へ の侵入防止へ、同省は5月28日から中国産稲わらの輸入をストップ。稲わらは、牛肉のさし(脂肪交雑)を入れるのに使われ、同国産も利用されてきた。国内 の飼料用稲わらの年間需要量120万トンのうち、中国産は15%を占め、重さ20キロほどの梱包(こんぽう)状態(農家着1キロ40円前後)で輸入されて きた。…

===========
話はかわりますが、牛タンに関する毎日新聞の記事がありました。値段が上がっているのは禁輸だけの問題ではなく「誰か」が買い占めて高く売れる日を狙っているということもあるみたいですね。といえば米国産牛肉もないない、といわれてから後も、出てきましたね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050609dde001040035000c.html


[1919] こっちの方はすばやいですが 投稿者:とき 投稿日:2005/06/10(Fri) 12:29  

<農水省>鳥インフルエンザで米NY州産の鶏肉など輸入停止

 農林水産省は9日、米ニューヨーク州で弱毒性の鳥インフ ルエンザが発生したとして、同日付で同州産の鶏肉など家きん肉の輸入を停止したと発表した。農水省によると、同州からの輸入実績は「ほとんどない」(食肉 鶏卵課)という。米国での輸入停止は、コネティカット、ニュージャージーに次いで3州目。米国、カナダ、メキシコの北米3カ国で弱毒性の鳥インフルエンザ が発生した場合、日本は州単位で輸入を止めている。【望月靖祥】
(毎日新聞) - 6月9日22時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050609-00000136-mai-pol


[1918] 「現役雑誌記者による、ブログ調査分析報道!」というブログ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/10(Fri) 11:09  

このブログには、以前私のサイトなども紹介され、今度は、この掲示板でもおなじみの真名さんのブログも、紹介されているのだが、ここの部分「ボスは「おれは、今、役人と近い立場にいるが、こと、この問題だけは、かえることができるかもしれない」といっています。」http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24736624.html#commentsは、ちょっと、権威主義的なものを、正直感じましたね。
だったら、本業で、ちゃんとやってくださいっつうの。
これは、ホロニックな世界にピラミッドやエンクロージャーを持ち込もうという魂胆の記者ブログ論に立ち返ることなんですけれども。

http://officematsunaga.livedoor.biz/


[1917] トラックバック魔? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/10(Fri) 10:31  

確かに、このサイトhttp://koni.tea-nifty.com/koni/2005/02/post_3.htmlやこのサイトhttp://blog.goo.ne.jp/simauma_dx/e/515e73096f151a376f1bda34b5672b2cが言われるように、こちらの記事に関連性や言及がないにもかかわらず、トラックバックを送ってくるブログが、結構ある。
こういうのは、トラバ・スパム(あるいは、スパム・トラックバック)とでもいうのかな?
アクセスランキングかなんかあるからなのだろうが、アクセスを増やしたいお気持ちは十分わかるのだが、こちらとしては、なんか、自分の記事に言及しているブログなのかな?と、のぞきにいくと空振りというケースだと、なんとも、腹立たしくなってしまう。
トラバ・スパムに精力を費やすより、ご自分のブログの中身を更新・充実されるほうが先決かとも、思われてくる。
ということで、私自身としては、私の記事に言及している場合に限り、感謝の意味を込めて、コメントを添えて、トラバするということで、自重している。

http://koni.tea-nifty.com/koni/2005/02/post_3.html


[1916] 昨日、ミネソタ大学で行われた牛肉に関するラウンドテーブル・ディスカッションの模様 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/10(Fri) 08:57  

昨日、ミネソタ大学で行われた牛肉に関する公開のラウンドテーブル・ディスカッションの模様は次のとおりであった。
ジョハンズUSDA農務長官は、「カナダからの生体牛の輸入がなければ、アメリカの消費者たちは、他の蛋白資源に移行してしまう。」と、危機感を持ってうったえた。
ジョハンズ農務長官の基調スピーチ全文は、このサイト
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0201.xml
に掲載。
なお、パネリストには、カナダ関係者はいなかった。
また、R-CALFの Bill Bullard氏は、「アメリカの牛肉に関するリスク・ミチゲーションには、欠陥があり、不適当である。」とした。
ラウンドテーブル・ディスカッションへの出席者は、下記のとおり
1.American Farm Bureau Federation, 2.American Meat Institute,3. National Association of State Departments of Agriculture, 4.National Cattlemen's Beef Association, 5.National Farmers Union, 6.National Meat Association, 7.National Milk Producers, 8.National Renderers Association, 9.Ranchers-Cattlemen Action Legal Fund United Stockgrowers of America (R-CALF USA) 、10.the World Organization for Animal Health (OIE)
http://www.allamericanpatriots.com/m-news+article+storyid-11311-PHPSESSID-39c5dca4383eff616b738021efbe9dbb.html
http://www.casperstartribune.net/articles/2005/06/09/news/regional/61874ad93f4ecb528725701b007dab83.txt
参照
当日の他の出席者の発言は、このサイト
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=webcast_bse.xml
から見られる。
実況ビデオは、下記サイトをクリックしてください。
日本のリスコミよりは、かなり洗練されていますね。

mms://151.121.2.21/content/secy/secy060905a.wmv


[1915] Re:[1914] [1913] ホロコースト修正主義の日本版 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/10(Fri) 08:48  

>「過去に目を閉ざすものは、現在にも盲目である」「残虐行為を思いおこすことをこばむものは、すべて、それに影響された新たな危険にさらされがちである。」

いろいろ難しいですね。私なんかは頭にひまわりが咲いてるほうの部類ですね。
と ころで、私は日本の原発のメンテナンスを反日運動盛んな国の企業にまかせるという話をきいたときに、ちょっと悩みました。(危険な仕事を安くおしつける? というのもそうだけど)、反日というところが引っかかります。でも、事故があったとしたら、それはもはや日本を超えた、近隣どころか世界に影響がある問題 なわけだし、原発だけじゃなくとも、板コ一枚下は地獄だ、の世界に我々は生きてるんだなぁ、と。

先ほどから掲示板汚しすみません。


[1914] Re:[1913] ホロコースト修正主義の日本版 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/10(Fri) 08:39  

みたいな風潮が、政界の一部にあるのかも知れませんね。
残虐の歴史の風化が、新たな、残虐の歴史の始まりというわけですか。
それにしても、ワイツゼッカーさんが「荒れ野の40年」でいった「過去に目を閉ざすものは、現在にも盲目である」「残虐行為を思いおこすことをこばむものは、すべて、それに影響された新たな危険にさらされがちである。」との言葉は含蓄に富んだものでしたね。


[1913] 認めるな 投稿者:ここで一番 投稿日:2005/06/10(Fri) 08:32  

戦争の冤罪を認めてしまえばどんな大変なことになるか、我が国は戦後、身をもって充分に判ったはずだ。
冤罪など絶対に認めてはいけない。今でも良い言うべきことは言わないと、バカ民族か、犯罪国家となり、人類史に残される。

戦争では負けても、人道的に勝てば、『裁判で勝者』になれるのだ。それでこそ偉大な人類の歴史となる。


[1912] Re:[1902] >[1899] 日本の農薬「農協さんが撒けというから撒く」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/10(Fri) 08:18  

>  日本国内の農産物水産物、使用薬剤には意識が高まり厳しいのは確かですが、貿易摩擦になりかねないとの配慮からか、海外のものには非常に甘いように思われてなりません。それはオレンジや、バナナでもいえるでしょう。

こ れですが、たとえばオレンジなどは米国国内での流通を禁じられている薬剤を塗りたくって日本には送ってるそうですから、「甘い」というより、属国、植民地 扱いを甘んじてるんでしょうし、知ってる人は買いませんよね。知らない人は買うけれど。お菓子の本でもレモンは「国産レモン」とわざわざ表記してるものも あります。

> 問題は、他人が食うものは自分が食うものではないという心根で、いい加減な、どうでも形になればいいという作り方をする民族や国民性のところから入ってくるものです。

民 族性というのはあるでしょうけど、心根とか、こういうのは国境、人種を超えた問題と思います。日本だって、「地頭は倒れてもひらたけを掴め」の時代から浅 ましい人はいるわけだし、今もいるし、三菱自動車も雪印も日本の会社だし、お釈迦様はインド人、キリストは白人、キング牧師は黒人だし、どこでもいい人は いい人で、ただその割合は教育と、礼節前の衣食住が足りているかどうかと、いい指導者がいるかいないかが関係するように思います。鬼畜反日、なんて教育 やってりゃ大戦前の「鬼畜米英」の日本みたいになるだろうし。教育って恐ろしいですね。

ただ、ある程度、民族性はあると思います。私は同 一製品のメキシコ工場と中国工場のを昔扱ってましたけれど、メキシコは工場もレゲエがガンガン流れて、男の子と女の子がくっちゃべって、クリスマス休暇が 明けると帰ってこない人も少なくないというラフさ・陽気さだったけど、中国の、その工場のは、すごくキッチリ、まじめ、みんな必死、一頃言われた 「Made in Japan」みたいに、製品もしっかりしてて、アジアの手仕事?だなぁと思いました。でもやっぱり、農産物など、他の部分では農薬などの問題もあるし、指 導と教育なのでしょうね。教育って大事ですね。。。

それと、日本が海外に安く作ってもらえるのは、人件費もあるけど、日本ならかかるべき 費用、たとえば環境保護にかかる費用が現地ではかからない分もあるとききました。その分例えばアジアだったら黄砂とか、エビだったらエビに使われた薬剤と か、BSEだったらタイソン労組の訴えを見ればわかるように、安価ということで飛びついても、結局、その代償は現地はもちろん自分にも返ってくるんです ねぇ。


[1911] WHOが中国・青海省視察を、中国側に要請 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/10(Fri) 08:00  

水曜日、FAOの北京事務所代表のNoureddin Mona氏は、WHOが、中国・青海省におもむき、現地での鳥インフルエンザに対する発生当初の措置がどのようなものであったかを検証するために、中国を訪問したいということを、中国側に要請した。
その根拠として、FAOやWHOは、最悪の事態に対処するため、としている。

http://www.recombinomics.com/News/06090502/H5N1_WHO_Qinghai_Visit.html


[1910] Re:[1907] [1902] 人のいうことはやっぱり、うのみにするものではないですねぇ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/10(Fri) 06:49  

>  当時、農協で農薬販売にあたっていた人に、話しを聞いたことがありますが、販売現場には発がん性の疑いがあるから販売をやめるなどの連絡は一切無かっ た。メーカーからは製造を中止しますという連絡だけだったそうです。むしろ、問屋さんから在庫限りだからと売込みがあったそうです。 

自 分の身を守るのは自分しかいないことがよくわかる経緯ですね。人のいうことをうのみにすると身を滅ぼします。いい食い物にされているというか。。自分で農 水省?に電話をしたりして理由を聞いたり、使用する製品についてちゃんと調べて確かめないと、やられますね。(BSEでも肉骨粉の使用禁止が通達される 1ヶ月前に飼料製造の場で、通常以上に消費がなされたんですよね。在庫処分か知りませんが月報に記録が残っていて、発生が一番多い年度ですよね)

とにもかくにも、この狭い地表面積の割には世界の半分の金額の農薬を日本は消費しちゃってるようで、いいところは先人に倣えということで、減農薬を推進している人々や、食の安全に厳しくなったドイツや他の国は、きっとそれぞれ創意工夫で乗り切られているんでしょう、
虫 は世界中にいるわけですから、それぞれ、何かきっと工夫されて対策されてるんですよね。対策情報が(地域レベルで)共有されるようになるといいですね。こ ういうのはやっぱり若い人の力で情報収集をすることが多いでしょうし、農業人口に高齢者の多い日本が、そういった意味でいかに農業に力を入れてなかったか がわかりますね。なにやらBSEと同じ構図のような。。

日本でも対策を公開されている方もおられるようです。↓
http://homepage2.nifty.com/noro831/

作 物に虫がわーっと沸いたときの哀しさを思いますが、一方で農家さんが農薬中毒を起こしたり、また、日本は世界に冠たる原因不明のアトピー大国だったりする わけで、因果関係は全然わかりませんけど、世界的に見て、それだけ量的に、念入りに化学物質(にしろ天然由来にしろ)を使ってりゃ、生態系でめぐりめぐっ て、何かしら影響はなくはないだろうというように私には思えます。それから、抗生物質みたいに耐性虫とか出てきそうな。。(^^;なんにしても、薬減らし て凌いでる人たちはどうやって対策しているのか、その工夫点を知りたいですね。宮澤賢治みたいな人の出現を願って(^^

あと、中国、他の、目に見えない国々も、本当に心配ですね。とくに中国は断片的に恐ろしいニュースが聞こえてくるだけに。。


[1909] もう一つ農薬問題の現場から 投稿者:とき 投稿日:2005/06/10(Fri) 00:27  

 登録失効に関して、明らかにいえることは、従来からあった廉価な農薬が消えて、新開発のろくに効果の無い値段の高価な農薬を選択せざるを得ないことが、確実にあります。
  登録失効という制度を利用して、安い農薬をなくして、メーカーの収益向上のための高い農薬を選択するしかなくなっています。農薬には、ジェネリック薬品は ないのです。それがますます農家の経営を逼迫させています。反収をあげるということがますます至上命題になっていきます。ますます、狭い場所に、資金を投 下する悪循環に陥っています。もはや日本では農業生産も成り立ちにくくなっています。
 日本がこんなにもモノづくりを海外依存していいのかどうか・・・。海外のウナギ養殖やエビ養殖によって、環境破壊をしているのは、日本が買うからですね。そのような基盤でいまの日本が成り立っています。話がそれました。
  農薬をふくめた化学薬品メーカーの都合もいろいろありましょうが、農業生産の現場は、私の顔がわかる限りの中では、まじめにこつこつやっている人が多いの が現状です。日本人は法律規則には素直に従いやっている場合が多いと思います。が、海外の農業者が日本人と同じに、そうであるとは到底思えません。モラル の問題です。ましてや、工業製品でも権利関係が滅茶苦茶な隣国の例もありますからね。
 それらに比して、数段上で、日本は法治国家です。他方、どことは言いませんが、あちらはまるで放置国家です。信用できるわけがありません。
 農薬問題も、BSEと同じく、政治から科学へぐっと引き寄せられるようにならない限り、ちょうどいいところの解決は難しいと思います。
 


[1908] [1907] Re:[1902] ざっと読んで 投稿者:とき 投稿日:2005/06/10(Fri) 00:06  

 私が問題にしたのはあくまでも、「防除暦」がいい加減であるかのような記述に対してです。農薬には、私も直接職業として関わっている以上、あまり大雑把なことは見過ごすわけにはいかないと思っただけです。防除暦のミスは大変な問題になります。
 せっかく何ヶ月もかけてつくったものが、たった一度の、まちがった散布で、下手をすれば全部廃棄という憂き目に会います。おまけに隣近所の作物にも影響が及びます。そうそうミスするわけにはいきません。けっしていいかげんなものではないのです。
  ダイホルタンに関しては、きちんと農薬販売業の届出をして都道府県が定める農薬管理指導士や、毒物劇物管理者をおいている販売社では扱いようのなかったも のです。いわゆるモグリ業者が扱ったものでした。けっして正規に流通されたものではありません。それは、農協系列でも同じです。個人的に知った農協職員 が、融通して紹介して、入り込んだものでした。(おそらく個人的にリベートのやりとりはあったでしょう。)
 農薬問題は、それこそ、単純ではあり ません。農薬を悪だとしてしまったら、それを、世界の農業生産地に適用したら、たちまちのうちに、食糧確保は難しくなり、現在のような豊かさを享受するこ とができなくなるでしょう。これは、麻薬と同じで一度使い始めたら、止めることができません。農薬を悪とするのなら、農地を用意して、自分で食べるものは 自分で作ることです。それが一番安全です。農業関係者にじかに関わることが多いので、直接、その苦労を実感しています。100%の安全はありえません。い くばくかの危険を承知しながらやらざるを得ないということは理解しておく必要があるでしょう。すくなくとも、農業生産地において、公設であれ民間であれ、 生果市場出荷のためには、農薬の適正使用はかなり厳しくなりました。残留農薬に関する検査精度も、不必要なくらい精密です。農薬流通も、過剰に在庫するほ ど、あるいは、時期はずれに用いることのないよう、販売する時期も限定されています。登録農薬でさえ入手は期間限定的です。そうそう、大雑把な流通はされ ていません。現在、日本の農薬管理は、かなり厳しいものとなっています。(農薬販売の現場からです。)

 もはや、日本産の食物の農薬問題より、大量に輸入されている農業漁業産品の農薬・化学物質問題のほうがはるかに、重大な危機をはらんでいます。BSEもその一環との認識をもっています。

農薬検査所ホームページ
農薬登録情報検索システム
http://www.acis.go.jp/searchF/index/index.html



[1907] Re:[1902]投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/09(Thu) 23:24  

都道府県が定める病害虫等の防除基準等について、31都道府県で誤記載があったことが判明 平成15年8月20日農水省発表
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20030820press_2.htm
私はかなりいい加減ですが、決して無根拠で行っているわけではないのですよ。その後の農薬取締法による無登録農薬の販売違反を見ても、農協関係がかなりの数あります。専門知識のあるはずの、そして取締法遵守を呼びかける側でも実際は良くわかっていない。

> 従来使われていた農薬の農水省登録期限切れだけのものが記載されて、たまたま使用しても

自 殺者の出た 殺菌剤のダイタルホンは、農薬登録が取り消されたわけではありません。それで無登録農薬になったのではない。厚生省の食品衛生調査会で「動物実験において 発ガン性が認められており、無毒性量(発ガンなどの毒性が顕われない摂取量)を評価しうるデータがないことから」残留基準が5ppmから全作物で検出され てはいけないに変更されました。
 これをうけて農水省が登録更新の際に、発ガン性や催奇形性に関する新たなデータの提出を農薬メーカーに求めました。ところが出されなかった。そのまま更新をせずに89年末までに農薬登録が更新されず失効しました。
  当時、農協で農薬販売にあたっていた人に、話しを聞いたことがありますが、販売現場には発がん性の疑いがあるから販売をやめるなどの連絡は一切無かった。 メーカーからは製造を中止しますという連絡だけだったそうです。むしろ、問屋さんから在庫限りだからと売込みがあったそうです。 
 ダイホルタンを散布すると、特有の香りがして、使用経験者なら直ぐわかるそうです。発がん性が知らされていれば、わざわざ海外から持ちこまれたものを、使用すれば周囲には匂いでわかるのに使うでしょうか。
 農家にとってダイホルタンは、「従来使われていた農薬の農水省登録期限切れだけの農薬」で手に入らなくなった効き目の良い農薬という認識だったとおもいます。
 1989年から99年までに登録が失効した農薬は、約70あります。その登録失効の理由は明らかにされていません。農家などには知らされていません。
 その中には、DNBP・・動物実験で催奇形性が報告されていた除草剤とか、DSMA・・砒素系の除草剤で、動物実験で、生殖毒性や催奇形性が認められたなど毒性の問題と推測できるものもありますが、単に販売不振が理由なのか全く公表されていません。
  あの事件でも、改まっていません。2002年10月にマレイン酸ヒドラジドの農薬登録が失効しました。ニンニク、玉ねぎやジャガイモの発芽抑制に使われて きた農薬です。メーカーの発表では、・ヨーロッパにおけるEU規格(製剤中の遊離ヒドラジンの上限1ppm)に製品が合致するかの検討開始したが、一部製 品で基準を上回ることが判明。云々と遊離ヒドラジンに問題がありそうなのは、わかりますが、本当の理由はわかりません。どうも、遊離ヒドラジンの発がん性 があるらし・・ 2004年3月22日、殺ダニ剤ケルセンが農薬登録取下げられ、販売中止・自主回収が始まりまりました。ケルセンは、1955年に米国で 開発された神経に作用する殺ダニ剤です。世界40カ国以上で使われています。日本では1957年に農薬登録され使われてきました。「殺ダニ剤と言えばケル センと呼ばれ、ミカン農家を中心に広く愛用されていた」、「これほど使い勝手のよい殺ダニ剤はなかった。総合的に見て、代替剤はなかなかないのでは」と評 価されています。
 その50年近く愛用され来た農薬が急に販売中止となる。販売元の説明は新たに環境への影響が懸念される報告が発表されたことを 受けたもの。環境への懸念を払拭するためのデータをうるには、膨大な経費および時間が必要となる。その点の経済性および昨今の農薬を取り巻く厳しい状況を 考慮し事業撤退に踏み切った。現在の農薬の使用基準を遵守する限り安全性は確保されています。」
 これで何が問題なのかわかりますか。
農薬の登録失効の理由が公表されない現行制度では、「従来通り使えば、安全性などには問題がないが、農薬の農水省登録期限切れだけ」という誤認を生じさせるだけです。



[1906] 中国の水不足深刻 投稿者:とき 投稿日:2005/06/09(Thu) 22:38  

中国の水不足深刻、2030年には最悪レベルに
発信:2005/06/09(木) 09:38:01
http://news.searchina.ne.jp/2005/0609/national_0609_002.shtml

《全国的にみれば人口の3分の1を占める華北地域の水保有率は、わずか6%にとどまり》

 長江の洪水は、上流の四川省の森林伐採の影響が大きいという。

 衛生写真で見ると、海への表土の流出も著しいことから、内陸部の農業の環境も、海岸地帯の漁業環境も次第に失われるのは時間の問題である。

 中国は、とにかく、あらゆる資源確保のため、中央アジアやロシアや東シナ海など、進出し続けるほかない。バイカル湖の水資源のパイプライン計画も本気なのだろう。ウズベクにも軍派遣を決定。

上海協力機構:外相会議で反テロ対策強化を確認(毎日新聞 2005年6月4日 22時11分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050605k0000m030082000c.html
 (中国人民解放軍初の国外活動決定の記事をどこかで見たが、削除されたのか見当たらなくなった。)

 対イスラム教民族(ウイグル族)の弾圧に拍車がかかる。治安が安定することはなく、テロ戦争にも終わりはなく、先も見えない。

中国
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china/
中国人民解放軍
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/people_s_liberation_army/
ウズベキスタン
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/republic_of_uzbekistan/

  これから中央アジアが、ロシア、中国、インド(とパキスタン)、欧州、米国の覇権争いのステージになりそうだ。火種は尽きない。アフガンもイラクも、 ひょっとすれば、北朝鮮半島も、安定させることは困難なようだ。いまや、もうすでに自立した国家としては困難な模様。電気も満足に供給できないようだ。恫 喝恐喝外交と化している。

 昔の戦争は、水をめぐって、今は、石油とガス。
 食糧と水を含めた資源の問題は、これからも変わらず紛争、戦争の原因でありつづけるのだろう。

 日本列島は、恵まれている。


[1905] Re:[1903] 原因不明の疫病、モンゴルの家畜が大量死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 21:55  

今朝の新疆ウイグル自治区塔城市( XINJIANG TACHENG)でのH5N1鳥インフルエンザ発生で、このモンゴルの羊の大量死も、渡り鳥によるH5N1の疑いも出てきましたね。
ちょうど、ゴビは新疆ウイグル自治区塔城市の真東に当たっていますね。


[1904] Re:[1902] >[1899] 日本の農薬「農協さんが撒けというから撒く」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 21:25  

数年前の無登録農薬問題は、大変な騒ぎとなりましたが、当初、マスコミの報道の仕方にも、「無登録農薬」と「登録失効農薬」とを混同した報道をされたことによる混乱もあったようです。

http://www.maff.go.jp/nouyaku/


[1903] 原因不明の疫病、モンゴルの家畜が大量死亡 投稿者:とき 投稿日:2005/06/09(Thu) 21:23  

 大紀元時報 日本版サイトでも出ました。

原因不明の疫病、モンゴルの家畜が大量死亡【大紀元日本6月9日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d78551.html

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
>20050609-0050 ( 2005/06/08 ) PRO>Undiagnosed deaths, sheep - Mongolia (Gobi): RFI
モンゴル
原因不明の死亡、ヒツジ-モンゴル(ゴビGobi地方)

 モンゴル(の家畜)では、いままで経験がなく、初めての感染だということでしょう。現場にいれば、感染源を推定できるはずですが。何らかのウイルスのキャリアが移入されたのでしょう。

  むしろ、中国国内のトリインフルエンザのほうが、将来的には脅威を感じます。おそらく、どんどん変異して、新型がつぎからつぎに発生まん延する状況になっ ています。一つ経験がおわり、耐性系統で繁殖しても、それがまた新たに経験しなければならない状況になっていると思われます。これでは新型に対応するワク チンがいつまでたっても追いつくわけがありません。

 将来、必ずや、ヒトにもおこることを示唆しています。


[1902] >[1899] 日本の農薬「農協さんが撒けというから撒く」 投稿者:とき 投稿日:2005/06/09(Thu) 21:02  

>この暦、専門家が作成しているのですが、結構、その作物には使えない農薬、いわゆる無登録農薬があったりします。

  これは、多大ないいすぎです。無登録農薬問題は、自殺者まででるほど、農産業にとっては大きい問題で、防除暦のほんの間違いで(従来使われていた農薬の農 水省登録期限切れだけのものが記載されて、たまたま使用しても)、できた作物をすべて廃棄という莫迦げたことまでおこりました。

 それほ ど、取締りが厳重になりましたので、記載ミスは滅多にあってはならないことなのです。上記の言は、現場にいるものには聞き捨てならない、愚弄したコトバの なにものでもありません。それほど国内では、農薬使用は、現場にいるものにとって、重大な問題という意識があります。そうであるからこそ、海外からの輸入 農産物の農薬使用のいい加減さにはあきれを通り越しています。

 通関の農産物水産物の検査結果統計をみればわかります。しかもそれは氷山 の一角です。(以前どこかの税関のサイト情報で見ましたが、いま見当たりません。) 日本では完全に過去のものである使用禁止になっている農薬が平気で残 留していたりします。ということは、いまだに、普通に製造され使用されているようです。それだけ、日本の農薬取締法は厳しく、日本の農産物は、他国の商品 作物に比べて数段安全であると判断できます。海外のは正直どのように製造されているのか、見てきたものしかわからないでしょう。案外、報道されていない 分、報道できないような環境なのだと思っておいたほうがよいのでしょう。

 日本国内の農産物水産物、使用薬剤には意識が高まり厳しいのは確かですが、貿易摩擦になりかねないとの配慮からか、海外のものには非常に甘いように思われてなりません。それはオレンジや、バナナでもいえるでしょう。

  日本国内の農薬や水産畜産の使用薬剤に意識を向けている他人は、輸入食料のひどさにも少しは思いをいたらせて欲しいものです。日本人のつくるもの、とくに 顔の見える人が消費すると思ってつくっているものは、自分が食べられないものはつくろうとはしません。問題は、他人が食うものは自分が食うものではないと いう心根で、いい加減な、どうでも形になればいいという作り方をする民族や国民性のところから入ってくるものです。そりゃあ、そうとうひどい話を聞くので すがね。

 産地偽装なんて、まだ、かわいいものです。



[1901] Re:[1899] 日本の農薬「農協さんが撒けというから撒く」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 19:40  

虹屋さん。ときさん。まりちゃんさん。
これはこれは、私の地元の果樹の防除暦を取り上げていただきまして、やや、複雑な思いですが。
果樹農家用には、これをカラフルに書いた防除暦が、各農家の玄関脇に張られています。
都会の方が、これを見れば、ぎょっとするでしょうね。
農家としては、このほかに、アメリカシロヒトリ(略してアメシロ)などの共同防除がありますから、そのエネルギーたるや大変なものです。
それでも、以前に比べれば、米作関係の航空防除が少なくなっている傾向にありますので、以前よりは、ましな状況かと思います。
虹屋さん、おっしゃる「病虫害が発生すると責任問題になるので」の要素は、農協の側にあるというよりも、それを守らなくて、病害が発生した場合の当該果樹農家の近隣農家への迷惑責任問題というのが、大きくあると思います。
果樹は単価が高いがために、余計、その迷惑責任問題というのが、大きく、コミュニティからの締め付けとして、あるようですね。
果樹防除にも、セカンド・オピニオンが必要な時代かも?


[1900] 未承認GMコーン問題/米国の管理に不備投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 19:21  

 米国産飼料用トウモロコシから、未承認の遺伝子組み換え(GM)品種が日本の港で見つかった問題は、米国内のGM管理のずさんさを露 呈した。なぜ簡単に未承認品種が入ってくるのか、なぜ日本が求める輸出前検査を拒否しているのか――農家や消費者の間からも米国の流通管理に不信感が高 まっている。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/
「日本が求める輸出前検査を拒否」日本も舐められたものですね。

農薬の件いろいろお教えくださりありがとうございました。


[1899] 日本の農薬「農協さんが撒けというから撒く」 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/09(Thu) 18:35  

防除暦という作物の苗の植え付け時期や各時期の作業、防除の時期や使用農薬などをまとめた暦を、農協や農業改良普及所が作成して、各農家に配布しています。
 下は、秋田県の果樹防除暦です。34ページ以降にりんご、なしなど各種記載されています。
http://www.maff.go.jp/sehikijun/02touhoku/0205akita/020502kaju/02050205chap4_5.pdf
 本当に必要な農薬だけかというと、農協の営農職員や普及所の職員は、暦に農薬使用を記載しないで病虫害が発生すると責任問題になるので、どうしても予防的に農薬の使用が記載される傾向にあります。
 研究熱心な農家は、これを参考にして自分独自に防除=農薬を使用しますが、大概は、この暦通りに散布しましますし、農協によっては注文が無くても、暦通りに農家に農薬を配達するところもあります。納屋などに使わなかった農薬のビンが良くおいてありますよ。
 これが、アメリカの20倍、金額にして全世界の使用量の47%を占めるとまでいわれる農薬漬けの日本農業の背景の一つ。
 この暦、専門家が作成しているのですが、結構、その作物には使えない農薬、いわゆる無登録農薬があったりします。
 中国では、人民公社が解体されて以降、農村の中に農薬や営農技術の指導普及に当たる人たちがいません。農協の営農職員や普及所の職員にあたる人たちがいません。いたからといって、農薬の適正使用が万全かといえばそうではありませんが、いなければ、かなり酷くなります。
 体系的な農薬を取り締まる法律が中国で制定されたのは1997年で、それまでは劇物・毒物を取り締まる法規などで幾つかの農薬が禁止されたり使用制限があるが、原則的には使用、製造は自由(罰せられない)という状態が続きました。
  ところで、防除暦が作られるのはその地方の主要な作物です。こうした特産品を同じ畑で栽培を続けると、例えば嬬恋のキャベツのように特産地化して栽培を続 けると、畑の土壌中にその作物の病害虫、線虫などが増えてしまいます。一番良いのは、輪作、キャベツの次には小麦を作りとい輪作ですが、特産品いがいは価 格が安い、特産地化=ブランドで有利販売ができるといった事情で輪作は現状では採られません。
 薬剤による土壌消毒で、これまで主剤であった臭化メチルがオゾン層破壊ガスという理由で原則使えなくなりました。お湯を使う方法などが開発されていますが、費用、一度にできる面積などの関係で、薬剤、クロルピクリンなどの使用が続いています。
 これらの薬剤は、土壌中に薬剤を注入、混和し揮発するガスが殺菌・殺虫作用を及ぼします。有効濃度を保つために圃場表面をビニールシートなどで覆いますが、薬剤は大部分は大気中に放出されて拡散します。つまり周辺を漂う=周辺地域のガス室化するのです。
 産地間競争が農産物の特産地化=ブランド化を軸に進む限り、このような事故は続くのではないでしょうか。
 


[1898] Re:[1894] 日本の農薬の使用量 投稿者:とき 投稿日:2005/06/09(Thu) 17:34  

 すべてとはいわないまでも、日本人の几帳面さ繊細さが、結果的にこういうレベルに達する原因になっています。

 野菜・果物は、作るものではなく買うものという感覚が当たり前になり、形・色が揃っているもの、傷の無い見た目のいいもの、流通に適した日持ちのするもの、それらの条件をクリアーするための農薬過剰使用です。

 とはいっても、どちらかといえば、末端消費者の都合というよりは、中間流通段階の利益を最大限に求めた結果ともいえますが。

  今の最大限にヒトの側に都合のよい品種改良の結果、農薬なしではまともにつくれない、あるいは、植物として健全に実を結べない生き物になっています。いま や、無農薬では、採算を考えた農業はとてもできません。それこそ、宗教団体が何らかの思想をもってする営農形態でなければ、成り立たないでしょう。(しか しそれは、単純に食料を得るための目的で、あえて採算を度外視し、人件費も見ないでおこなう、ある意味自給自足のつもりで行なうのに近い。)

 狭い国土のなかで、世界一の集約的な(面積あたりの収穫量・額が最大の)農業生産を行なう日本の避けられない姿でもあります。


[1897] 対案が出せなくて、不信任案が出せるのかな? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 16:39  

まことに深刻な郵政民営化法案をめぐる民主党内なのだが、ここにきて、連合さんからハッパをかけられたせいか、わからないが、郵政民営化法案の対案は出さないが、不信任案は出すという、わかりにくい行動をとられるようだ。
連合さんの無責任なハッパに乗って、自縛することもなかろうに。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050609-00000006-san-pol


[1895] ヴェトナムでの鳥インフルエンザの詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 16:27  

1889の続報だが、新たなヴェトナムでの鳥インフルエンザ感染者は、男が一人に女が二人で、いずれも、病気にかかった家禽を通して感染したという。
男の30歳の方はすでに退院したという。
関係者の話によると、最近、感染スピードは遅くなっているという。
昨年12月16日以来、18人が死んでおり、2003年末以来の死者は、38人に達しているという。

http://www.theage.com.au/news/World/Bird-flu-toll-rises-to-52-in-Vietnam/2005/06/09/1118123949624.html?oneclick=true


[1894] 日本の農薬の使用量 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 16:24  

びっくりドンキーという外食チェーンのサイトからなんですが
http://www.aleph-inc.co.jp/act/
「アメリカの20倍、金額にして全世界の使用量の47%を占めるとまでいわれる農薬漬けの日本の農業状況」

統 計などの資料でなくて申し訳ないんですが、本当でしょうか?「金額にして全世界の使用量の47%」この狭い国土で。知らなかった。確かに、必要もないのに 「農協さんが撒けというから撒く」というのは聞いたことがあるような。中国も毒菜が問題になっていますが、農薬の価格でいうと日本よりははるかに安いので しょうが、それにしても日本は相当使ってるんですね。


[1893] スマトラで3度目の地震警告の論文だそうです 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 14:05  

スマトラ地震「3度目」警告 英米グループが科学誌で
http://www.asahi.com/science/news/TKY200506090214.html
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7043/abs/nature435756a.html
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7043/index.html


[1892] 青海湖のH5N1が、渡り鳥を通じて、モンゴルに拡散していったとの見方 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 12:05  

[1879] 「新疆ウイグル自治区塔城市( XINJIANG TACHENG)でH5N1鳥インフルエンザ発生」 のその後だが、http://www.recombinomics.com/News/06080506/H5N1_Migration_Tibet.htmlでは、青海省で感染の渡り鳥が、チベットからさらにモンゴルに、H5N1を拡散させていったとの見方をしている。
渡り鳥のフライウェイで見ると、このようhttp://www.thaiwaterbirds.com/eng/map_ne_waterfowls.htmlになっていて、この地図http://www.wetlands.org/IWC/awc/waterbirdstrategy/docs/Flyway-Website/china.htmの14の上のあたりが青海湖で、そこから、ちょうど左斜めにか進んで、ちょうど、カザフスタンとの国境のあたりのアラコリ湖(ゴビズキンカモメ(Relict Gull)の生息地で有名)の国境超え近くが、今回の発生地ということだから、その懸念もありうる。


[1891] Re:[1890] [1888] (6/9)伊藤ハム、カナダ政府にBSE自主検査申し入れ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 11:10  

> この掲示板でも今年の3月4日にご紹介のありました、25分でBSE診断のできる診断チップhttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20050304AT2G0401204032005.html
なるほど。これは確か時間も短縮、感度も10倍、費用も10分の1でしたよね!期待。それとは別に北大の大量検査試作機のほうは感度100倍とのことでしたね。

ところで笹山さん、件の農薬、2002年に30kg紛失事件とかあったみたいですね。



[1890] Re:[1888] (6/9)伊藤ハム、カナダ政府にBSE自主検査申し入れ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 10:59  

この掲示板でも今年の3月4日にご紹介のありました、25分でBSE診断のできる診断チップhttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20050304AT2G0401204032005.htmlを開発された伊藤ハムさんですから、そちらのほうでの関係もあるんでしょうね。


[1889] ヴェトナムで新たに3人のH5N1感染 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 10:39  

うち一人は死亡とのこと。
2004年12月中旬以来、52人が感染、このうち12人が死亡し、2人が、なお、病院で治療中。

http://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/1118281502129_113690702/?hub=Health


[1888] (6/9)伊藤ハム、カナダ政府にBSE自主検査申し入れ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 10:31  

(6/9)伊藤ハム、カナダ政府にBSE自主検査申し入れ
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=0
検査しても完全ベジタリアン牛でなけりゃ。。カナダは飼料の交差汚染が問題になってませんでしたっけ。また、20ヶ月以下は検出限界以下と、日経は主張してませんでしたっけ。


[1887] Re:[1884] [1875] [1873] チャイニーズ・レストラン・シンドローム 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 10:07  

正式名がMSG(Mono-sodium glutamate)
で、
Europe E numbersでは、E620-E625
で、
中国語では、mei-jingまたはwei-jing
ということのようですね。

http://images.google.co.jp/images?q=Mono-sodium%20glutamate&num=20&hl=ja&lr=&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official&sa=N&tab=wi


[1886] 本日のProMEDにはvCJD情報の和訳が多数 その中から献血問題を 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 09:03  

20050608-0050 ( 2005/06/06 )
[2] 英国:vCJD感染者からの献血についての発表の遅れ。情報源:The Mail on Sunday , 2005年5月15日。
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
18 歳の少年が1997年3月にvCJDで死亡した。この少年は、ヨークシャー州のArmthorpe村でのvCJD患者集団発生での4名中の一人であった。 エジンバラ市にある国立vCJD部は、この18歳の少年の死亡以前から、この少年が登録された献血ドナーであることを認識していたことが、公表されていな い事実であった。この少年の父親は、息子が昏睡に陥った時に医師団に伝えたが、政府の調査官が、市民に恐慌を起こさないで、問題の集団患者発生の調査が行 えるように、事実を公表しないよう命じられた。 1年後、父親は、当局が息子の供血液の輸血を受けた少なくとも7人を追跡していることを知ったが、誰にも事実は伝えられなかった。昨年[2004年]9月 に専門家らが、vCJD患者の血液を輸血された事実を知らせるべきだと決定するまで7年間、この事実は隠された。この際の受血者は、英国内でvCJD患者 の血液を輸血されたことが確認された14人に含まれる。事実を伝えるという決定は、輸血によるvCJD感染によって患者が死亡した可能性のある初の事例が 発生後に行われた。 (以下父親のコメントなど、略)
============
変異型ではないですが、(※変異型と弧発型の診断基準 も怪しくなってきた)日本でも弧発性のヤコブ病患者さんでしたが、その方がご健康なときに献血くださっていて、その血液の行方について、血液製剤の回収な どで97年頃、厚労省が取り上げたことがあります。そのときのことについて、現場の医療従事者が書いたコメントを検索中にどこかで見ました。「国から通知 がきたけれど知らせたところでどうなる?うちでは放置」というような要旨だったと思います。

結局のところ今現在は対策がないのですから、 元からキッチリ発生源を防いでいただくしかないわけで。日本は血液製剤を米国から輸入してるんですから、BSE対策について厳しく追及していただきたい。 それが出来る立場におられる国の担当の方々には責任があります。こないだの日米協議のメンバーとか。(調査に税金も使える立場)
いつもBSE対策について専門調査会で厚労省代表として説明される道野さんもぜひこの点に触れていただきたいと思います。

おまけ
血液製剤調査機構だより 
http://www.bpro.or.jp/publication-new/letter/letters/86/Vol86.html
http://www.bpro.or.jp/index.html
プラセンタのドナーや追跡調査などはかやの外みたいですね。


[1885] vCJDと内視鏡汚染についての審議結果 議事概要 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 08:47  

変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に係る二次感染について(概要)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/04/s0408-5.html
(1)  消毒後の器具に残った感染力
(2)  プリオン病患者組織の感染力
内視鏡も歯科と同じく、院内感染源としてのニュースを時折目にしますね。医療現場は大変です。


[1884] Re:[1875] [1873] チャイニーズ・レストラン・シンドローム 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 08:34  

> あえて、固有名詞(中国語では、wei jing、日本語では??)は避けられましたので、

↑これ、使う店によっては、おたまでガバっと掬って入れてますね。
時々「化学調味料はつかっておりません」という表示は見るけれど、私はそういや、外食ではエキスや油脂の詳細や産地も表示してもらいたいです。
 以前、米国産の牛肉ばかりが問題とされ報道されていたときに、米国の牛エキスを使い続けていた外食チェーンありましたもの。
 その後ですよね。「危険部位除去ができていない」という告発がされだしたの。

※「表示義務のない添加物」って最近よくあるみたいですが、これもクセモノに感じますね。笹山さんのご紹介くださった動物由来の結着剤などはどうなんでしょうか。


[1883] Re:[1880] 歯科の感染対策改善にようやく厚労省が着手?というか話題に 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 08:13  

朝の、実に余談です。

> じゃあ、ユニバーサルプロポーションがきちんとできているのかどうかという問題に到達しないで、HIV感染者についてはこういう装備が必要である、こうい う体制が確立しないと患者に来てもらっては困るという、科学的に見てもその論理立てがないのではないかなと思うんですね。(略)
プレコーション→ プロポーション、って、なんか麗しい感じがしますね。(^^; 

ユニバーサルプレコーションとスタンダードプレコーションの違いについて笹山さんのご解説
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=218


[1882] Re:[1881] [1878] [1876] [1867] ニワトリ2千羽が死ぬ 青森、土壌消毒剤が原因か 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 08:01  

「窒息剤の吸入毒性はホスゲン>クロルピクリン>塩素の順に強い。」ですか。
「地面を這うようにして緩やかに拡がる。」というのが、なんとも不気味ですね。


[1880] 歯科の感染対策改善にようやく厚労省が着手?というか話題に 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 07:51  

検証:普通の生活で、vCJD=人型BSE(狂牛病)が感染しないとは本当か?その1 歯科編
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/57316d5ea76dd6092e7c843c2e7d6403
で取り上げた、歯科の感染対策のお粗末さですが、ようやく対策改善が話題にされてきたようです。

05/05/13 エイズ予防指針見直し検討会第6回議事録
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/05/txt/s0513-1.txt
http://xn--het32jdvg5uw.com/
一部抜粋してみますね。

「資 料8ページから、歯科診療に際しエア・タービンで歯を削った場合に、どのような飛散状態になるかを、エア・タービンのウォーターラインに歯垢染色剤(赤 色)を入れ、水が飛び散る様子を実験的に行ったものであります。これ等により術者と補助者、さらに患者さんとその周囲への飛沫汚染状態がお分かりいただけ ると思います。この写真の術者の装備は実際の診療(術者の防御マスク等)と違いますのでご理解いただきたいと存じます。
 写真35〜36は、上顎の前歯にエア・タービンを使用した飛沫汚染の状況で、バキューム装置等の吸引を行わない状態です。写真35は、作動30秒後の汚染の状態で、術者の指・患者さんの顔や胸、口腔周囲が汚染されております。

写真36は、作動後1分30秒後の汚染の状態で、いかに広い範囲が汚染されているか、実際は約2m四方に飛散しており大変な汚れであります。これ等の状況から万が一を考えて、患者さんごとにエプロンの交換やブラケット・テーブル等のビニールカバーが必要になります。
 写真37は、同様な実験で口腔内バキュームを使用した場合とさらに口腔外キュームを併用し吸引操作をした状態で、いかに飛散が抑えられているかお分かりのことと思います。
  写真38〜39は、エア・タービン等ウォーターラインへの逆流を示したものであります。ご存知のように、エア・タービンは高速で歯牙等を切削するため、切 削時冷水で冷却する必要があり、切削終了と同時に瞬時に止まるため陰圧がかかる機構になっております。その際に、口の中の唾液や血液を吸引してしまいま す。吸引を防止するため逆流防止装置の付いたエア・タービンの使用と空ぶかしを行うことが感染予防には重要であります。(略)

感染予防対策に関しましても、拠点病院に併設されております歯科診療施設の50%において、エア・タービンを患者ごとに変えられるほどの余裕が無く、設備が整っていない状況でした。拠点病院だからといって安心して患者さんを紹介できない状況であります。(略)

  日本エイズ学会とか、そういうところでも、眼科、歯科の受診の問題で、エイズ患者を特別みたいに言われますけど、実際に感染症にかかっている患者さんとい うのはいっぱいおられまして、B型肝炎の患者さん、C型肝炎の患者さんなど、大変多うございます。そういったところで、じゃあ、ユニバーサルプロポーショ ンがきちんとできているのかどうかという問題に到達しないで、HIV感染者についてはこういう装備が必要である、こういう体制が確立しないと患者に来ても らっては困るという、科学的に見てもその論理立てがないのではないかなと思うんですね。(略)

そういう中でも患者さんの人数分ハンドピースがないために、1日の診療の中でハンドピースを使い回ししなければならない状況があるといった、そのへんの問題点もあって、改善をお願いしているということがございます。(略)

=============
こういう問題に対して、個々の歯医者さんがどう対策をしているのかの情報公開がますます必要となってきますね。というか、歯医者にいけなくなってきてしまうんですが(^^;

しかしこの審議会、写真の公開はないようです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/kousei.html#aids-yobou


[1879] 新疆ウイグル自治区塔城市でH5N1鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 07:32  

新疆ウイグル自治区塔城市で、飼養している鶏(飼育しているガチョウ?)にH5N1鳥インフルエンザが発生し、飼養羽 2,177羽のうち1042羽がH5N1陽性、460羽が死亡、13457羽を殺処分した。
新疆から香港への鶏の移動は禁じられた。
OIEへの報告は、このサイトhttp://www.oie.int/Messages/050608CHN.htmのとおり。
しかし、いつから発生し始めたかについては、報告されていない。

http://news.bbc.co.uk/chinese/trad/hi/newsid_4070000/newsid_4075300/4075302.stm


[1878] Re:[1876] [1867] ニワトリ2千羽が死ぬ 青森、土壌消毒剤が原因か 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/09(Thu) 07:05  

土壌消毒剤「クロルピクリン」は、結構、近隣住民と問題を起こしている農薬のようですね。
こんなぐあいhttp://www.greenjapan.co.jp/kankyo_crolpicrin.htmに、マルチをかけての土壌消毒に用いられているようです。
横浜市では、こんなガイドラインhttp://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/nousan/fureai/nouyaku1.htmlも作っているようですね。
それにしても、防毒マスクの実験に使われているとは、おそろしいですね。



[1877] 浜岡原発一部、中電が建て替え方針 排気筒に強風でヒビ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 06:49  

浜岡原発一部、中電が建て替え方針 排気筒に強風でヒビ
http://www.asahi.com/national/update/0608/TKY200506080351.html?t
2005年06月08日23時11分



[1876] Re:[1867] ニワトリ2千羽が死ぬ 青森、土壌消毒剤が原因か 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 06:18  

ニワトリ2千羽が死んでしまった原因はこれのようです。

土壌消毒剤「クロルピクリン」の毒性について
http://www.chloropicrin.jp/chloro/
http://www.greenjapan.co.jp/crolpicrin_t.htm
http://www.tic-co.com/books/99031001.htm
http://www.naracoop.or.jp/syouhin/anzen_05.html

話は変わりますが、春にある地方へ山菜つみにいったときに、ある方が
「(広い広い)庭に除草剤を撒いてもらったんだけどね、量が適当だったみたいで庭木が随分枯れてしまったのよ」なんてことをぼやいていました。田んぼのすぐ側のお庭です。

そのものの毒性の問題ももちろんあるでしょうが、量の基準があるといっても、使うのは人間なんですよね。
食品でも、扱いは劇薬チックな防護服を着て使用する添加物などがあって、それも微量という理由で表示がなされなかったり、「分解されていれば表示義務なし」なんていう物質があったりしますが、そういうことまでちょっと考えてしまう出来事でした。

関連URL追加
http://www.jaish.gr.jp/horei/hor1-46/hor1-46-1-1-3.html
http://www.ecosci.jp/chem10/sg0503.html
↑結構恐ろしいですね。(^^;
http://www.nankai-chem.co.jp/products/msds/chlo-pic80.pdf
http://www.k-eng.co.jp/downfile/e_bio_business.pdf
従来は、塩素系のクロルピクリンで土壌をくん蒸殺菌し、防除していた。しかし、年2回収穫を行う長崎では、クロルピクリンなど農薬の散布で、土壌の酸化や地力の低下を招いた。さらに近隣の家畜への害が懸念されクロルピクリン使用禁止の動きが起こり始めている
http://www.nagoyaseikatsuclub.com/syokuhinnzyouhou/kyuuri_dozyoukunnzyou.html
ドイツでは禁止みたいですね。


[1875] Re:[1873] チャイニーズ・レストラン・シンドローム 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/08(Wed) 23:47  

ときさん。
あえて、固有名詞(中国語では、wei jing、日本語では??)は避けられましたので、こちらも、この問題は、「チャイニーズ・レストラン・シンドローム」(Chinese Restaurant Syndrome )という言葉で取り扱いましょう。
この症状が出始めたのが、1968年のあたりで、グルタミン酸ソーダをふんだんに使う中華レストランで起きた症状から、このように呼ばれているものですね。
症状としては、頭痛、めまい、顔の圧迫感、あごの緊張、体の中のうずくような感じ、胸の痛み、背中の痛み、などなどですね。
これは、大量のグルタミン酸ソーダの摂取が、大動脈の拡張をもたらすためとされています。
「Chinese Restaurant Syndrome」で検索しますと、下記のように、関連サイトが、たくさん出てきますよ。

http://www.google.co.jp/search?num=20&hl=ja&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official&q=chinese+restaurant+syndrome&spell=1


[1874] Re:[1872] Re1869: すいません。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/08(Wed) 23:35  

真名さん。
突っ込みありがとうございます。
ここ「アカデミズムとジャーナリズムの文体に違いがなくなって、当然である。独立自存するアカデミズムが事実上崩壊したからである。」でいっている「アカデミズム」は、「アカデミズム」ではなくて、「スノビズム」なのではないでしょうかね。
http://hpcunknown.hp.infoseek.co.jp/unpublished/postmodern.pdf
で は、「「スノビズム」は、環境を否定する理由がないにもかかわらず、「形式化された価値に基づいて」それを否定する行動様式である。人間が人間的であるた めには、与えられた環境を否定する行動、すなわち自然との闘争を経なければならない。ところが、「スノビズム」は、そうした環境を否定する実質的な理由が ないにもかかわらず、「形式化された価値に基づいて」、すなわち儀礼的に、それを否定する行動様式である。」って定義は、まさに、ジャーナリズムそのもの ではありませんか。


[1873] 化学物質過敏症 投稿者:とき 投稿日:2005/06/08(Wed) 23:34  

 日本では、まだまだ特殊なことと思われているようですが、さまざまの化学物質に関して、死人が出ないものだからほっとかれている感が否めません。

 前々から気になっているのは、日本のマスコミは大スポンサーだからでしょうか、なかなか取り上げませんが、グルタミン曹達のことです。

  聞くところによると、米国では、外食産業、特に中華料理店などでは、その使用があるかないか表示する義務があるというようなことを聞いた記憶があります。 個人差はあるようですが、過剰摂取による障害、むくみや発熱や頭痛などが起こるようです。日本では、とくにラーメンなどに大匙で入れるようなことはごく当 たり前になされています。

 グルソーに限らず化学合成食品添加物は、副作用があるということに関して、もうすこし啓発されてもいいのではないかと思っています。

  外食食材や加工食品類に当然のごとく使用されている添加物に関して、受容していかなくてはいけないとはいえ、情報・報道は少なく、まだまだ認識不足の感が あります。100%安全な食べ物はないのですから、せめて、リスクを選択し受容するための情報は明確であって欲しいものです。

 そのリスクを知らせないで、「安心・安全」ばかり嘯くのは、もう止めにしていただきたいものです。あらゆる分野で。
[1872] Re1869: すいません。 投稿者:真名 投稿日:2005/06/08(Wed) 23:00  

こういうのは腹が立ちます。でしゃばってすいません(笑)。
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001510.html
「アカデミズムとジャーナリズムの文体に違いがなくなって、当然である。独立自存するアカデミズムが事実上崩壊したからである。」
あはは。 これを書いたのは英語の弱い文系の人と疑われてもシカタガナイです。 日本語のアカデミズム(特に文系)では、やたらに難しい言い回しを使用していましたが、それが普通の日本語になってきただけのことですよ。
サイエンスではアカデミズムでも英語表現は普通の英語ですよ。 昔からね。
▼固有な「理論体系」=理論型をもたず、理論なるものを拒否する。「理論」を意識的に拒否するのは、先例のない事態や最先端の事柄を、つまりは変化する現在と近未来を、常に分析の対象としているからだ。▼
それじゃプリオン単独仮説はどうなんですか? 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の発現についてはどうなんですかね? ビジネスに都合の悪い「先例のない事態」を分析の対象としないんですね(笑)。
▼理論的なものをもたずに分析したり認識したりすることもまたできないので、動きのとれない「理論体系」なるものは拒否する代わりに、フットワークの軽いアイデア、キーワード、テーゼをとても重要視する。▼
これじゃ、ただのデタラメじゃん。 こんな先生に習う学生が気の毒です。 データ捏造をやりそうだな。 いいかげんにしろよー。 
▼「過去」にはなかった「現在」の新要素が、近未来の傾向を決定する因子である場合、手持ちの理論で分析することは不可能であると考える。▼
狂牛病がヒトに感染したのは、「過去」にはなかった「現在の新要素」であり、それを見逃したのはビジネスのためです。
▼ 「現在」の最も不確定要素に満ちている部分を扱うから、判断や予見は、間違うことを避けて通ることはできない。▼
私はこれをやっているという確信を持てました(笑)。  ビジネスじゃないからそれができるんですよ。 私のブログは「石」なんでしょうねえ。
1980年代から1990年代前半に長谷川慶太郎氏のビジネス予測を信用した資産家は、いま乞食をやっていますよ(笑)。山本七平氏の「日本人とユダヤ人」もデタラメが多いのは周知のことです。
鷲田小彌太氏にどういう業績があるんだい?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1871] 厚労省のBSE月齢改正に関するパブコメ締め切りは6月9日まで 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/08(Wed) 22:58  

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495050002&OBJCD
さて、今度は何日で意見や情報をまとめるでしょーか。食安委は1250通を、連休中の4月28日〜5月2日(うち平日2日)で「委員全員が全部に目を通して」、それに対しての意見までまとめて、連休明けの5月6日には本委員会で答申、なんてことしてましたが。


[1870] お魚とメチル水銀 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/08(Wed) 22:41  

メチル水銀:魚介類などからの耐容摂取量、従来の6割に−−食品安全委
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050608dde001010054000c.html
国連の決めた数値よりは、それでも高いんだそうです。
日本の産婦人科とか母子手帳などには、こういった食の注意とか注意書きは全然ないみたいですね。米国では妊婦さん向けの食の注意や、食由来感染症のパンフレットなどを出しているのを以前検索で見かけましたが。


[1869] Re:[1866] ビジネスジャーナリズムを目指されている方のようなんですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/08(Wed) 22:31  

「食情報玉石混交時代」を嘆かれているところを見ると、御自からは、「玉」との自負があるものとも、拝察され。
http://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/ACES/2004meeting/abstract.html#Anchor331702
では、「一般報道とは立場の違う、企業人や研究者に向けて専門情報を提供し、産業界の発展を願うビジネスジャーナリズムに身を置くもの」とのことで、産業界の発展は、願っても、決して、消費者の安全を願う方ではないようですね。
で、このビジネスジャーナリズムについては、http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001510.html

http://blog.goo.ne.jp/mailtotaro/e/9564e85fb7a350690f5b7ae0893dfb74
に よれば、1.固有な「理論体系」=理論型をもたず、理論なるものを拒否する。2.「先例」や「経験」に多くを学ぶ、というスタイルを取る。3.現実が変わ れば、当然、依拠すべきアイデア、キーワード、キーフレーズを変える。4.誤ったと分かったら、その誤りを合理化するためにじたばたするのではなく、修正 すること。
ということでした。
何やら、すこぶるいい加減な職種ですね。


[1868] 水道水とフッ素について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/08(Wed) 22:28  

http://www.jc-press.com/kaigai/200506/060702.htm
「論文はすでに査読を経ているが、まだ出版されていない」とありますが、続報が気になるところですね。


[1867] ニワトリ2千羽が死ぬ 青森、土壌消毒剤が原因か 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/08(Wed) 21:52  

ニワトリ2千羽が死ぬ 青森、土壌消毒剤が原因か
http://www.asahi.com/national/update/0608/TKY200506080154.html
県は「鳥インフルエンザによる感染ではなく、近くの畑にまかれた農薬が原因」と見ている。

時期的にどきっとしますね。


[1866] 日経フードサイエンス編集長の中野栄子さんって 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/08(Wed) 21:47  

このサイトの配信メールをされている中野栄子さんは、もう消費者団体を貶めたくって貶めたくってしょうがないって感じですね。きょう配 信したメールを見るに、食品安全委員会などが主催の意見交換会に参加している人たちや消費者団体は「生活者」ではない、というようなことを書いてました ね。以前のメールでも「消費者団体は運動をするのが仕事」とか。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/mail_itiran.jsp
BSE の件でも委員2人の辞意表明、1名の遺憾表明、その他の先生方が、「少数の反対意見」とされてしまったのは「少数ではない」などと発言されたり、食品安全 委員会のあり方や存在自体が問われるような出来事が起こっている最中に、この方はどういう「風潮」を作りたいんだろう?と思う、きょうこのごろです。日経 フードサイエンスのサイトに書いてあること自体が信用できなくなってきちゃうんだよなぁ。だいたい、生活者の6割とか、8割の、米国牛輸入再開についての 見解は多くの消費者団体の主張と同じなんだけどなあ。
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1097511211/l50
中野栄子さんには都合が悪いんですかね?(生活者のぼやき)




[1865] モンゴルで、羊が原因不明の大量死 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/08(Wed) 20:54  

中国・モンゴルの中戈壁省の二県(額勒吉特県と古爾班賽汗県)で、6月はじめから、400頭の羊が、原因不明で、相次いで死んでいるという。
人間に異常のあるものは、見当たらないが、当局は、現地に調査員を派遣して、調査中とのことである。
http://www.lsdaily.com/2005-06-08/ca108400.htm
http://news.yninfo.com/guoji/huanqiu/2005/6/1118191428_3/
http://www1.nanfangdaily.com.cn/b5/www.nanfangdaily.com.cn/southnews/dd/nfrb/A09/200506080068.asp
http://www5.chinesenewsnet.com/MainNews/SocDigest/Health/xhw_2005_06_07_19_56_00_194.html



[1864] 中国・青海省の野生の鳥死亡写真に改ざんの跡との説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/08(Wed) 17:15  

このサイト
http://www.recombinomics.com/News/06070501/H5N1_Qinghai_Bird_Third_Photo_Doctored.html
が、そういっているのだが、このサイト
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/06/200506032331.shtml
の写真の三番目の写真
http://www.peacehall.com/news/images/2005/200506032331china3.jpg
だけが、手前の鳥三羽を立たしているように改ざん(Doctoring)してあるのだという。
また、前の二枚の写真には、小文字でboxum.comと書いてあるのに対して、三枚目の写真だけ、大文字でBoxum.comと書いてあるのも、おかしいという。
正直、私には、わからないのだが、皆様には、どうみえるのであろうか?


[1863] 炭疽菌対策 投稿者:とき 投稿日:2005/06/08(Wed) 16:19  

 炭疽菌は、使用したとわかれば、即、ニューキノロン剤(合成抗菌剤)の服用または処方で、致死率は相当低下するものと思われます。(おそらく、軍の「細菌」兵器対策は抗菌剤(物質)備蓄対策でしょう。)

 問題は、いま日本の医療機関でそれらの薬剤を、すぐ調達できる体制にあるかどうかです。

 天然痘ウイルスに対しては、致死率がどの程度かは不明ですが(選択された株によって異なるため)、ワクチンは過去の型のものも効果はあるでしょう。(新型変異株が存在するとはまだ不聞) 

 かつての予防接種をうけている世代は、おそらく大丈夫でしょう。それよりも、受けていない若い世代が心配です。任意でもいいので、予防接種を受けられる体制をつくっておいていいのかもしれません。


[1862] Re:1861 炭疽菌ワクチン 投稿者:真名  投稿日:2005/06/08(Wed) 15:24  

炭疽菌ワクチンは、戦場使用用途の生物化学兵器(おそらく噴霧状炭疽菌攻撃)への効能は不明らしいです。その上、この種のワクチンプログラムはそうとうに慎重に行わないと効能がないという問題もあります。この在韓米軍へのワクチン接種がどの程度意味があるかは?
Journal of Nutritional & Environmental Medicine 2002; 14(4): 277-286
Anthrax Vaccine: Historical Review and Current Controversies
MERYL NASS MD AND GARTH L. NICOLSON PHD
http://www.immed.org/publications/gulf_war_illness/2JNEM_Nass_Nicolson2002ss.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1861] 危機管理とは楽観ではなく悲観・最悪の想定から 投稿者:とき 投稿日:2005/06/08(Wed) 14:51  

 できるだけ多くの情報を収集し、やるべきことを時宜に応じて当然のごとく的確に実行できること。
 たとえば。

在韓米軍、炭疽菌と天然痘の予防接種 JULY 01, 2004 22:18
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=060000&biid=2004070290568

日本では、やおら動いてる? ほとんどの一般国民はほとんど何も知らない。電網浮浪者遊牧民のみのオタク情報?

日、北朝鮮侵攻時のシナリオを準備(中央日報 2005.06.08 11:35:57)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=64331&servcode=500&sectcode=500
武力攻撃に備え、隠岐全島民の本土避難…島根県が検討(2005年6月7日21時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050607i113.htm
対日攻撃の対処策検討 朝鮮半島有事で政府(朝日新聞2005年06月08日06時23分)
http://www.asahi.com/politics/update/0608/001.html
県国民保護協が初会合(島根県)
http://mytown.asahi.com/shimane/news02.asp?kiji=5446
災害時車両移動、JAFと協定 /埼玉(毎日新聞 2005年6月8日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saitama/news/20050608ddlk11010034000c.html

どうも、北朝鮮より、中国がキナ臭い。いざとなれば、米国批判ばかりでもダメなようで。かといって、今の段階での牛肉押し付けは勘弁ですが。

大東亜戦争云々の議論よりも今の日本人が大切よ。【6/8(水)10:30】
http://www.nikaidou.com/column02.html

民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562036672
スイス政府「民間防衛」に学ぶ
http://nokan2000.nobody.jp/switz/

戦争も疫病も薬害も有害食糧も、また同じ。


[1860] 病人を作り出して儲け、治療でまた儲ける(笑) 投稿者:真名  投稿日:2005/06/08(Wed) 13:38  

と皮肉を言いたくなるお話。
肉骨粉入りスターターとか、ぜんぜん甘い見通しで狂牛病とかヒト狂牛病を拡大したのは知られていますが、今でも米国等が病気の拡大阻止に熱心に見えないのは、食品メジャーが強いからなんですね。
ところで、治療法というのも、何やら怪しい感じのものがたくさん研究されているみたいです。予防には不熱心ですが、根拠がいま一つ明確に見えない治療には熱心に見えますねー。 みんなで人体をいじくりまわして・・・・・・
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24560647.html
水溶性で二量体の人工プリオンタンパク質を投与するですって
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24563063.html
脳内の正常プリオンを減らす治療法が考えられるって、アンタ、危ないよ。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1859] WHOが中国にサンプル提出を要望すれど応ぜず 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/08(Wed) 11:22  

このサイトで、WHOの広報担当官のMaria Cheng氏が言うに、「WHOとしては、中国の鳥インフルエンザにかかわるさまざまな流言が、本当のことでないことを立証するためにも、中国側に、ウィ ルスのサンプルを提供するように、強く求めている。」といっているが、中国側のWHOへのサンプル提出は、まだのようである。

http://www.nature.com/drugdisc/news/articles/435542a.html


[1858] Re:[1852] [1850] 中国のネットサイト規制の詳報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/08(Wed) 07:47  

ときさんが、1850でご紹介された中国でのネット規制の詳細が、このサイトhttp://www.sciencedaily.com/upi/index.php?feed=Science&article=UPI-1-20050607-17301000-bc-china-web.xmlにのっています。
これによると、6月までに、ブログを含む自らのサイトを当局に登録しないと、その登録されなかったサイトは、閉鎖されるというもののようですね。
規制サイトの対象は、不健康なサイト、または、詐欺まがいのサイトで、この範疇には、反政府的サイト、または、通常と異なる意見のサイトが含まれるようです。
当局によると、すでに、中国の中の74パーセントのサイトが登録済みとのことですね。
当局では、このキャンペーンを「中国の巨大なファイア・ウォール」と名づけているようです。
また、この検閲にかかわるインターネット警察は、三万人にも及ぶということです。
詳細は、こちらのサイトhttp://www.mii.gov.cn/Mii/homepage.nsf/documentview/2005-05-30-22-36EA3DEAF106585E482570120022E538?OpenDocumentご参照

http://www.sciencedaily.com/upi/index.php?feed=Science&article=UPI-1-20050607-17301000-bc-china-web.xml


[1857] Re:[1854] 呉儀さんは、なぜ急に帰られたのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/08(Wed) 00:39  

> 下記サイトに、真相めいた話が載っています。

少壮軍人が胡錦濤主席に最後通牒 呉儀召還の隠された真実?(05/05/28 12:14)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d74497.html
 やはり、これが近いのではないでしょうか。
 もはや、中国共産党指導部も人民解放軍の意向には逆らえず、傀儡政権化しているようなものでは。
 中国の日本向けの報道も、もはや、日本をねじ伏せようとするプロパガンダにしか見えません。もうそれに日本のマスコミはのせられてもダメだと思うのですが。
 特に朝日や毎日や共同の論調は、日本に基盤をもっている報道には見えなくなっています。困ったものです。政治家の中にも、まるでアチラの政治家のようにも見えてしまう人がいます。もうどうなっているんだか? 情報収集能力(スタッフ)が十分あるのか疑います。
http://www.wafu.ne.jp/~gori/mt/
http://blog.goo.ne.jp/takkie0516/
http://nishimura-voice.seesaa.net/
http://blog.livedoor.jp/mumur/



[1855] RE:1853:これは迷惑な隣人ですねー 投稿者:真名 投稿日:2005/06/07(Tue) 23:30  

ときさん。 ▼化学工場の排水も垂れ流し、工場や火力発電所などの石炭燃焼による二酸化硫黄の脱硫装置も普及せず、大気中に放出されっぱなし。▼
このへんはいろいろな情報源から確実と言えるようです。
このありさまで現在よりも大規模の巨大工業国になったら、日本列島ははげ山になりそうですね。ここに巨大投資しようとしている日本産業界、特に自動車産業は一体何を考えているのでしょう?と疑問しきりです。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1854] 呉儀さんは、なぜ急に帰られたのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 23:13  

下記サイトに、真相めいた話が載っています。

http://big5.ce.cn/xwzx/gnsz/gdxw/200506/07/t20050607_3983102.shtml


[1853] 環境汚染問題は、ほぼ放置 投稿者:とき 投稿日:2005/06/07(Tue) 22:55  

中国、都市の8割で水不足 河川も90%以上が汚染

 【北京7日共同】中国政府は7日、全国の都市の約80%が水不足の上、都市部の河川や湖沼の90%以上が汚染されていると発表、「人口のピークを迎える2030年には、深刻な水不足国家になる」として、強い危機感を表明した。
 中国建設省の仇保興次官は同日の会見で、全国660都市のうち511都市が水不足に陥っており、汚水処理施設の建設の遅れで水質汚染も拡大していると警告した。内陸部では急速な砂漠化も目立っており、水問題は中国にとって国家的な課題に浮上している。
 発表によると、水不足の511都市のうち、110都市は特に深刻。また、全国の上水管の漏水率は約20%に上り、毎年約100億立方メートルの上水が無駄になっている。
(共同通信) - 6月7日18時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050607-00000203-kyodo-int


環境保護総局:193都市が生活汚水処理率0% (中国情報局サーチナ2005/06/07(火) 07:18:00)
http://news.searchina.ne.jp/2005/0607/national_0607_001.shtml

『都市における環境インフラが立ち遅れており、調査の対象となった約500都市のうち193都市で生活汚水の集中処理率が0%であることを明らかにした。』

『約500都市のうち、危険物集中処理率が0%だったのは155都市、生活汚水集中処理率が0%だったのは193都市、生活ゴミの無害化処理率が0%だったのは160都市に上っていることが明らかになった。』

 本当にオリンピックを開催できるのだろうか。飲み水も満足に確保できないのでは・・・。

  大気汚染、水質汚染、海洋汚染、土壌汚染の実態は、本当のところは誰もわからない。化学工場の排水も垂れ流し、工場や火力発電所などの石炭燃焼による二酸 化硫黄の脱硫装置も普及せず、大気中に放出されっぱなし。ゴミ問題だけにとどまらず、コストを負担して処理するもののいわゆる公害対策は一向に進まない。 工業も農業も滅茶苦茶ではないだろうか。
http://www.hankyu-com.co.jp/books/_ISBNfolder/ISBN_05200/05208_hinshi/hinshi.html#pagetop
世界の環境危機地帯を往く
http://www.soshisha.com/books/1034.htm
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794210345

 日本だって産廃問題があちこちにくすぶってはいますが、どうも中国は度外れているようです。影響は周辺諸国のみならず、もはや地球レベルの問題になるでしょう。「疫病」も「環境汚染」も。


[1852] Re:[1850] ネットサイトの出島づくりですか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 22:52  

ときさん。
なるほど、問題サイトを海外サーバーに強制収用させ、中国国内からの接触を絶つという作戦ですか。
日本の鎖国時代の出島のようなもんですかね。
こうなると、中国のサイトは、宅内LANまたは、イントラネットに等しい状況となりますね。


[1851] EFSAが、成形肉の結着財としての酵素製剤を許可 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 22:48  

1847の虹屋さんのEFSAのニュースを探していましたら、こんなニュースが引っかかってまいりました。
成形肉の結着財とし て使う膠原質の酵素製剤は、牛や豚から抽出した血漿からなるトロンビン(セリンプロテアーゼ)やフィブリノゲンからなっていますが、この安全性について、 EFSAは、antithrombin IIIによって不活性化しうるとし、また、調理や胃の中の熱によって、アクティブではなくなるとの理由で、この使用を認める方針を出したようです。

http://www.foodqualitynews.com/news/news-ng.asp?n=60464-eu-scientists-conclude


[1850] 中国、ますます情報規制強化 投稿者:とき 投稿日:2005/06/07(Tue) 22:31  

<中国共産党>メディア管理強化を通知 香港紙報道

 7日付の香港紙「明報」は、中国共産党がメディア管理を強化する 通知を出したと報じた。地方メディアが地域外の問題を批判することを禁じるとともに、中央メディアが地方を批判する場合には当該地域の共産党委員会に通報 することを義務付けた。地方幹部の腐敗や農民らの暴動に関する報道を規制する狙いがあるとみられる。
(毎日新聞) - 6月7日19時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050607-00000078-mai-int

中国がサイトの規制を強化、未登録サイトを閉鎖へ=記者団体(ロイター) - 6月7日18時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050607-00000947-reu-int
『政府がリアルタイムでサイト監視が可能な新システム導入を公表したことから、同団体は懸念を強めている。
 同団体が中国当局者の発言として伝えたところによると、登録済みのサイトは既に全体の約4分の3に達した。
 政府は数千人を動員してネット上のコンテンツを検閲しているとされるが、一部では自由な意見を掲載するサイトもある
 当局はこうしたサイトを海外に移転させ、中国国内からのアクセスを規制したい考えという。』

 中国の、靖国等、対日強硬姿勢は、中国国内の問題に目を向かわせないための、陽動的な情報操作の趣がある。

中国軍、キルギス駐留検討 独立運動の国内波及阻む(産経新聞) - 6月6日2時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050606-00000010-san-int

チベット人数千人「暴動」(産経新聞) - 6月3日2時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000012-san-int

 実際の権力は「中国人民解放軍」が掌握しているのではないだろうか? 何か動き出そうとする計画があるのかもしれない。

 先日、こちらで、中国の医者という方が、カキコミされていた頃、マイPCに下記のサーバーから侵入攻撃の試みがあった。
http://www.fmmu.edu.cn/fmmuhome1.htm
(何を意図してそういうことをするのか不明ですが。)



[1849] 内閣府食品安全委員会が参考人の出席を拒否 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 20:39  

BSE対策をめぐり、7日に集中審議を予定していた参院農林水産委員会は、内閣府食品安全委員会が参考人の出席を拒否したため、異例の流会となった。

というのだが、呼ばれたのは、食品安全委員プリオン調査会の吉川座長と金子座長代理。
ここは、出席しないのが正解。
呼ぶほうも呼ぶほうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050607-00000250-kyodo-pol


[1848] Re:[1847]まさに、ゾンビの世界ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 20:19  

虹屋さん。
危険部位゛ごとに、それぞれ、リスク到達期間を設けて、層別対応するというもののようですが、ちょっと、こっけいですね。
もっとも、今回の骨なし骨格筋肉も、その考え方の端緒となりえたものなのでしょうが。
「だんな、危険部位のレアものありますぜ。」なんて、ポン引きも現れなくもない。


[1847] ヨーロッパ食品安全局は、特定危険部位(SRM)除外対象のウシの年齢を上げる提案 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/07(Tue) 19:47  

http://sank100.exblog.jp/
6/7付けで
6/2 ヨーロッパ食品安全局生物学危険性委員会は個体が12ヵ月よりかなり年長となるまで、ウシの中枢神経系はBSE感染性を帯びないと認めた。
SRMは中枢神経だけでは無いよね。なぜ、ここまで結論が飛躍してしまうのだろう。??

欧州食品安全庁、中枢神経組織SRMを除去すべき牛の年齢引き上げに慎重意見

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05052701.htm




[1846] Re:[1837] 「びっくりドンキー」のアレフ、米国産食材の輸入を停止投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 19:06  

YOKOHAMAさん。
このびっくりドンキーのもともとの店は、岩手県盛岡市のちいさなハンバーグの店だったんですね。
このサイトhttp://www.aleph-inc.co.jp/に、食にかける信念がうたっています。
目指しているモットーは「カラダに悪影響があるかもしれないものは使わない」こと。だそうです。
外食産業に見放されたアメリカの食とは、情けないですね。


[1845] Re:[1840] 感染症情報隠蔽暗黒国家? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 18:57  

ときさん。
この看中国の記事は、1815の「またまた、大紀元記者の電話突撃取材」での大紀元の記事と同じもののようですね。


[1844] Re:[1843] シャープの「除菌イオン」は2002年から宣伝中 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 18:52  

虹屋さん。
おやおや、この安井至さんの文は、徹底的に、この種の商品の効用否定ですね。
シャープの製品についても、今後の反論出ること、必至のようです。


[1843] シャープの「除菌イオン」は2002年から宣伝中 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/07(Tue) 18:44  

真名さん、有難うございました。
シャープの「除菌イオン」のウイルス殺菌効果は、2002年から宣伝されています。
安井至さんの今月の環境2002年9月5日。
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/Week020901.htm#label09051
その原理については、
http://www.yasuienv.net/MinusIonRika.htm

以前、構造図を見たら、どうみてもオゾンの殺菌効果としか思えませんでしたが。


[1842] Re[1841]投稿者:真名  投稿日:2005/06/07(Tue) 18:10  

http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml;jsessionid=GFTPPZG1J5S54CRBAE0CFEY?type=healthNews&storyID=8198234&pageNumber=1
▲The Food and Drug Administration is still considering whether to ban the use of cattle blood as a protein supplement for calves and the use of chicken litter as cattle feed. ▲
ですから禁止してはいませんよね。
それから、http://www.americanprotein.com/index.html
はまさにその販売会社なんでしょう?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1841] 血漿タンパク質、米国は禁止していましたっけ? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/07(Tue) 18:01  

2004年1月26日に米国食品医薬局(FDA)が、哺乳動物の血液・血液製品を他の反芻動物の蛋白源として利用の禁止を提案していましたが、これは、まだ実施されていないですよね??SRMの肉骨粉も製造禁止になっていない。
[1840] 感染症情報隠蔽暗黒国家? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/07(Tue) 17:47  

看中国
http://www.secretchina.com/

青海の鳥インフルエンザの情報を公表する人はすでに逮捕された【看中国2005年06月06日報道】
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/6/6/116519.html
ウェブページ翻訳
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

ProMED-mail
http://www.promedmail.org/pls/askus/f?p=2400:1000:424240::::FSP_LANGUAGE_PREFERENCE:en-US
ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi


[1839] RE[1838]:[1836] 投稿者:真名  投稿日:2005/06/07(Tue) 17:44  

代用乳サンプルがあったら実験できるんじゃないんでしょうか?サンプルがないんでしょうか。どうなってるんでしょう。
全農ホームページには次のように書いてあります。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21854793.html
▲非常に小さい核酸をもつウイルスが、プリオンタンパク質に付着しているとの説は完全に否定されていません。
BSEやvCJDは発生原因、発症メカニズムが完全に解明されていない病気でもあることから、あらゆる可能性を検証する必要があります。▲

核酸の変異による種への適応が生じているとすると、これは怖いです。 代用乳中の血漿の段階で牛への適応が終わっていたとすると、わりあい簡単に感染が拡大するでしょう。
全農は「あらゆる可能性を検証」するべきであると主張していますが、代用乳は別枠なんでしょうね(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1838] Re:[1836] RE 1821、1835投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 16:23  

真名さん。
1996年に、それまでの「ミルフードAスペシャル」から、「ミルフードAスーパー」に変える際に、成分変更を行ったらしいようですね。
その1996年という時期が、http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161に書きましたように、ちょうど、ドイツのNordmilch EGで製造されたSundkalvやRod KalvoやGron Kalvoという名の血漿蛋白・代用乳が、デンマークやオランダやEU諸国を経て、全世界に出回った時期と一致してるのですね。
おっしゃるように、これらの経緯のトレースから見ると、血漿タンパク質は、かなりリスキーといえますね。

たとえばこのAmerican Protein Corp.という会社、プラズマ製品を、このようhttp://www.americanprotein.com/index.htmlに、各種販売していますね。


[1837] 「びっくりドンキー」のアレフ、米国産食材の輸入を停止投稿者:YOKOHAMA 投稿日:2005/06/07(Tue) 16:20  

「びっくりドンキー」のアレフ、米国産食材の輸入を停止
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20050606c3c0600w06.html

日本フードサービス協会も、安全性を厳密に追求する企業は分離して新しい協会をつくっていただきたい気もしますね。消費者がレストランを選びやすくなります。


[1836] RE 1821、1835投稿者:真名  投稿日:2005/06/07(Tue) 15:42  

すると、米国で血漿タンパク質補助食品(ウシ用)を使用していることは危ないのでは? 子牛の栄養補助食品になっていませんかねえ。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1835] Re:[1834] 代用乳について福岡先生のコメント 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 15:17  

真名さん。
この福岡さんのご発言のうちの「八頭目以降からは飼料を隠しているし」というのは、誤りで、正確には、1829に書 いたとおり、「これまでのBSEで「ミルフードAスーパー」(1995年以前の商品名は、「ミルフードAスペシャル」)が使われていた例は、 1.2.3.4.6.7.11.14.15.16.17例 であり、以下19例目と20例目の飼料給与状態はまだ不明」というところが正確のようですね。


[1834] 代用乳について福岡先生のコメント 投稿者:真名  投稿日:2005/06/07(Tue) 14:35  

現役雑誌記者による、ブログ調査分析報道!
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/24449324.html
▲福岡教授は
「政 府は「肉骨粉」が原因だと言うが、これまで狂牛病を発生した19頭のなかには肉骨粉を食べさせてない牛も多い。むしろ代用乳の方が疑わしい。発生1−7頭 までは代用乳(血漿タンパク)を生後すぐに飲ませていた。これは全農の子会社「科学飼料研究所高崎工場」(代用乳の製品名はミルフードAスパー、ピュアミ ルク、ピュアミルクH)で作られたものだ。
 全農と政府の関係はつながりが深いので狂牛病の原因は「肉骨粉である」として隠したのではないか。狂 牛病発症8頭目以降は飼料を隠しているし、19頭目まではほとんど代用乳を飲ましていたのではないか。病原菌への耐性もできてない誕生直後こうした代用乳 を飲ませたことに原因があると考えるのは自然だろう。▲

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1832] 訪米調査に反対し行かせないように画策(笑) 投稿者:真名  投稿日:2005/06/07(Tue) 13:15  

現役雑誌記者による、ブログ調査分析報道!
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/24449324.html
の記事。
▲食品安全委員会は今『20ヶ月齢以下の牛は狂牛病の確率が低いというアメリカの個体年齢は信用できるのか』という調査のためにアメリカに行って調査予定している。
 ところが、農水省と厚生省は訪米調査に反対し行かせないように画策している。政府は6月中に結論を出し、8月にも米国産牛肉を輸入する気だ。」
そうです。▲

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1831] Re:[1830] [1828] シャープの「除菌イオン」 鳥インフルエンザに効果 99%死滅 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 10:26  

ときさん。
英文のほうをみますと、このプラズマ・クラスター・イオンは、バクテリアの細胞膜の表面のたんぱく質を損傷する効果があり、細胞表面にたんぱく質を持っている空気感染(エアボーン感染)の細菌除去に効果があるとしていますね。
しかし、おっしゃるような1か0かという二値的なことであれば、その効果に全面的に依存するということもいかないようですね。
http://www.forbes.com/technology/feeds/afx/2005/06/07/afx2078956.html

http://www.news-medical.net/?id=10752


[1830] Re:[1828] シャープの「除菌イオン」 鳥インフルエンザに効果 99%死滅 投稿者:とき 投稿日:2005/06/07(Tue) 10:05  

> 実証実験に使われたのは強い毒性を持ち、東南アジアで死者を出した「H5N1型」。一立方メートルの箱にウイルスを拡散、箱の内部でプラズマクラスターイオンの発生装置を五−十五分間稼働させたところ、ウイルスの99%が死滅したという。

  細菌は減数することで、感染と発症の危険性を減少できますが、ウイルスの場合は、宿主細胞で、抗体を形成できるようになるまで、無限に増殖する性質をもつ ことから、0か1の世界です。99%ではダメなのです。100%でなければ。それは、紫外線殺ウイルス法でも同じです。

 このような、機器の開発に夢を抱いている人々は、ウイルスの本態に関して、きちんと理解していないとしか思えません。無知が、変な妄想を見させるともいえます。そんなイカサマを流布するのは、嘘をばら撒く犯罪にも等しい行為です。

  ウイルスを100%殺す(不活化)するとはどういうことか。それは、宿主をも殺すあるいは、なんらかの障害を起こすまでの消毒滅菌法だということです。ウ イルスは、宿主と共に生きているのですから、基本的には排出されたものはほっとけば数時間〜数十時間で絶えますし、宿主内にあるものは絶やすことが不可能 ということでもあります。


[1829] どうして鹿追町でのBSE二頭発生を問題にしない? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 09:45  

[1811] でも書いたことだが、今回の20頭目のBSE発生の鹿追町は、14頭目のBSE発生地でもある。
しかも、この二つの牛の生年月日は、14頭目が平成12年10月、20頭目が平成12年8月と、ほぼ一致している。
出生コホートからすれば、時間的にも、場所的にも、これほど一致している例は、これまで無かった。
しかも、これだけにとどまらない。
17頭目のBSEは、鹿追町と隣り合わせの音更町で、出生年月日は、おなじ平成12年9月なのである。
つまり、北海道河東郡内で、平成12年の8月9月10月に生まれた牛が、いずれもBSEにかかっているということなのである。
これは、何が原因なのか?
このことを、どうして、国もマスコミも問題にしないのか?

参考 14頭目の鹿追町BSEの飼料給与状況
患畜が1歳になるまでに給与された飼料は、自家産の乾牧草及びサイレージのほか、下表の配合飼料5銘柄、単体飼料7銘柄及び補助飼料4銘柄が確認された。
販売元 ホクレン
商 品名 ミルフードAスーパー(ほ乳期子牛育成用代用乳用配合飼料 製造 (株)科学飼料研究所高崎工場) 新若牛リード24(若齢牛育成用配合飼料 製造 ホクレンくみあい飼料(株) 帯広工場) ニューコンポ75、ニューディアー20、フォワード20(乳用牛飼育用配合飼料 製造 ホクレンくみあい飼料(株) 帯広工場) 
動物用医薬品使用状況:患畜には、鉱塩・ワクチン等の10品目が投与されていた。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ckahongs/10BSEkaho16.htm 
http://www.d1.dion.ne.jp/~ckahongs/10BSEkaho.htm参照

参考 17頭目の音更町BSEの飼料給与状況

ミルフードAスーパー、ニューリード20、スーパーリンカル12、キングソルト25

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050422press_3c.pdf 参照

これまでのBSEで「ミルフードAスーパー」(1995年以前の商品名は、「ミルフードAスペシャル」)が使われていた例は、1.2.3.4.6.7.11.14.15.16.17例 
以下19例目と20例目はまだ不明

http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/ekigaku.pdf 参照

http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html#22q2


[1828] シャープの「除菌イオン」 鳥インフルエンザに効果 99%死滅 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/07(Tue) 08:20  

実証実験に使われたのは強い毒性を持ち、東南アジアで死者を出した「H5N1型」。一立方メートルの箱にウイルスを拡散、箱の内部でプラズマクラスターイオンの発生装置を五−十五分間稼働させたところ、ウイルスの99%が死滅したという。
このニュースは外電でも広く流れた。
http://www.sharp.co.jp/products/menu/plasma/air_purifier/
http://www.news-medical.net/?id=10752
も参照

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050607-00000016-san-bus_all


[1827] 『 アンゴラで発生したマールブルグ出血熱』 投稿者:とき 投稿日:2005/06/06(Mon) 23:38  

霊長類フォーラム:人獣共通感染症 05/29/2005
「第163回 アンゴラで発生したマールブルグ出血熱 」
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf163.html

牛海綿状脳症(BSE):連続講座 人獣共通感染症 Index
《この講座は山内一也東京大学名誉教授が人獣共通感染症について色々な機会に行ったお話をまとめたものです.》
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/ProfYamauchi.html

ご紹介まで。



[1826] 中国は「ブラックマンデー」 投稿者:とき 投稿日:2005/06/06(Mon) 23:02  

看中国
http://www.secretchina.com/

ブラックマンデー!中国の株式市場は千時の株式市場の何市場崩壊を割る!
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/6/6/116441.html

ウェブページ翻訳
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/


[1825] Re:[1819] エボラ&マールブルグ病対策 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/06(Mon) 22:07  

通りすがりさん。
このエボラ&マールブルグ病に対するワクチンは、人間以外の霊長類に効いたとする発表のようですね。
こ の研究成果は、Nature Medicineに発表されたもので、the Public Health Agency of Canadaが、 the U.S. Army Medical Research Institute of Infectious Diseases の支援の下に、開発したもののようですね。
このワクチンは、樹状細胞http://1kai.dokkyomed.ac.jp/dc.htmlをターゲットにしたもので、この細胞は、エボラ&マールブルグ病共通してあるもので、この細胞は、防御免疫反応を生成するのに、大きな働きをしているものと言われていますね。
この樹状細胞ってのは、賢くて、忍者みたいな働きをするんだそうですね。

http://www.sciencedaily.com/upi/index.php?feed=Science&article=UPI-1-20050605-22395300-bc-canada-ebolavaccine.xml


[1824] Re:[1823] [1790] フィッシング対策 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/06(Mon) 21:44  

Chaosさん。
コンピュータ・ウィルスは、中国語で、「計算機病毒」のようですね。
価格.com へも、以前はリンクしていましたが、残念です。


[1823] Re: [1790] フィッシング対策 投稿者:Chaos 投稿日:2005/06/06(Mon) 21:33  

笹山様

Chaosです。
情報、ありがとうございます。
セキュリティ対策のplug-inやtool-barやアプレットは
いろいろ出ているのですが、アクセス環境のセキュリティ設定を厳しくすると、動かないものが多いのです。
セキュリティツールの脆弱性が穴になったという笑えない
例もいくつかあります。
でも、touchgraphのtoolは、各Web間の関連がわかって
面白そうですね。

IPAやNHKのニュースで報道されていましたが、価格.comへの
侵入事件以来、Webの改竄例が増えているようです。

中国のサイトで「病毒」を検索したらコンピュータウィルスの
情報サイトがウィルス疾患と混ざって出てきてしまいました。




[1822] 韓国の報道から 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/06(Mon) 21:13  

【News Blog】牛肉料理を注文しなかった米貿易担当者ら
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/06/20050606000037.html
↑いろいろ解釈があるようですね。そういや、韓国はメキシコから輸入していたような?

そういや私はこんなニュースを思い出しました。
農水省の食堂から牛肉が消えた!!「検査で安全」はどうした
http://www.gendai.net/contents.asp?c=010&id=3277



[1821] RE[1820] 血液由来製品 投稿者:真名  投稿日:2005/06/06(Mon) 20:11  

これですね。 米国の血漿蛋白使用。
島村大臣の珍答弁:米国飼料規制は牛肉安全(BSE防止)に不要
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22324232.html
山 田委員 ▼アメリカにおいては、飼料規制、例えば牛の肉骨粉を豚や鶏にやっている。豚や鶏にやると、これを仮に肉骨粉にするとプリオンが残る。それを牛が 食べて、連鎖は断ち切れない。血漿、血粉、これについては、アメリカはそのまま使用を認めている。東海岸においてはまだ肉骨粉を乳牛にやっている。▼
島村大臣  ▼飼料規制については、BSEの病原体が牛から牛へ伝播することを防止するための措置であって、牛肉そのものの安全性を直接確保するものではない、このため、米国産牛肉の輸入再開の条件として飼料規制までは求めていない▼

米国はへたり牛食肉処理を再開する予定
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21104678.html
▲The Food and Drug Administration is still considering whether to ban the use of cattle blood as a protein supplement for calves and the use of chicken litter as cattle feed.▲

みなさん、血液を甘くみているわけです。
これはどうですかねー。
クロイツフェルト・ヤコブ病患者の初乳は感染性
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24296681.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1820] Re:[1817] RE 1816 代用乳について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/06(Mon) 19:27  

といえば、血漿蛋白(血粉)についてですけれど、米国では今でも牛に与えてますよね?(禁止されてませんよね?)。あれは、まず、汚染の問題なしに血液を回収できるものですかね?疑問なんですが。

と ころで話は変わりますが、「今更」ですがね、これらBSE20頭と同じ飼料を食べた牛は何頭くらい、われわれの口に入ってしまったんでしょうね。英国での 感染、なんて白々しく思えてきたんですが。ま、過去のことはともかく、これからは「素埋め」などが絶対行われないように見張っていただきたいものです。地 下水の汚染やら土壌の汚染につながるという話もありますから。


[1819] エボラ&マールブルグ病対策 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/06/06(Mon) 18:26  

New York Timesによると、エボラとマールブルグ病に有効なワクチ
ンが開発されたようです。朗報ですね。

>New Vaccines Prevent Ebola and Marburg in Monkeys
>(中略)
>Two new vaccines, one for Marburg and one for Ebola, were
>100 percent effective in a study of 12 macaques being
>published today in the journal Nature Medicine. Monkeys
>given just one shot of vaccine and later injected with a
>high dose of virus did not even get sick. Normally, all the
>animals would be expected to die.
>(後略)

http://www.nytimes.com/2005/06/06/health/06virus.html
(閲覧には登録が必要です)


[1818] Re:[1817] RE 1816 代用乳について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/06(Mon) 18:19  

真名さん。
これについては、広島大学の三谷さんなどが、ご熱心に追求されていますね。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/BSEkai2F.pdf
とか、
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/milk-tallow.html
とかありますね。
近々、このサイトhttp://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/19tikusansisutemusinpo.htmの日程で、シンポジウムも、開かれるようです。
私も、こんなことhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161書いたことありますが。


[1817] RE 1816 代用乳について 投稿者:真名  投稿日:2005/06/06(Mon) 18:09  

代用乳仮説については、どの程度根拠があるとお考えでしょうか?
代用乳が怪しいという説は以前からありますね。ちょっと読んだことがありますが゛詳細はまだ存じません。
肉骨粉は与えていないんですから、まず何らかのスターターを疑うのは当然です。
英国でも肉骨粉をスターターとして使用したことが蔓延の原因といわれていますね。
このへんについて何かお書きになっておられますか?
教えて頂けますと幸いです。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1816] Re:[1813] Re:[1811] 肉骨粉BSE主因説で利得を得たものはなになのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/06(Mon) 18:02  

真名さん。
肉骨粉BSE主因説で利得を得たものは何かということから、考えていったほうがいいようですね。
黒船外因説で、少なからず、イギリス以外の政府は、利得を得たともいえますね。
それと、牛脂や代用乳が、副次的な要因にぼかされてしまったという効果もあったでしょう。
なんか、ますます、奇奇怪怪に思えてくる昨今です。


[1815] またまた、大紀元記者の電話突撃取材 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/06(Mon) 17:38  

大紀元の記者が、以下のように、野生鳥の死亡の写真を公表して、逮捕されたという事件について、電話突撃取材をしている。

記者-6月2日に、駱淡宏という名の若い人が逮捕されたということ、あなた、きかれておられますか?
剛察県公安局スタッフ-6月2日に、逮捕されたですって?いったいどこで逮捕されたんですか?
記者-剛察県でです。
剛察県公安局スタッフ-剛察県? で、逮捕された人の名前は、だれですって?
記者-駱淡宏という人です。
剛察県公安局スタッフ-そんな名前の人、いませんね。
記者-旦青海という名前の人はどうですか?
剛察県公安局スタッフ-そんな人も、おりませんね。
記者-そんな名前の人もいませんか。
剛察県公安局スタッフ-われわれは、逮捕してはいません。

その後、西寧市の考案局にも電話したが、誰も電話に出てこなかった。

http://www.epochtimes.com/b5/5/6/6/n945811.htm


[1814] この中国記事は本当か? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/06(Mon) 17:38  

中国株市場1000ポイントまで下落  崩壊間近?
8年以来の最安値  市場価値60%下落

 【大紀元日本6月6日】大陸深滬(深セン・上海)株市場は続落し、6月3日に指数は1063.96に落ち、1997年2月27日以来の最安値を記録。総市場価値は既に60%以上の損失で、中国株市場崩壊が迫っていると見られている。

 株市場の続落も大陸の基金市場に影響を及ぼす、各基金において純価と市価の損失は大きく、5月1日連休明け後の十数日の取引で、基金の多くは、2003年と2004の収益をすべて食いつぶした。

 上層部は、株式市場を救うため、5月31日と6月1日に国有上場企業の株権を放出する改革実験プログラムを組み入れたが、市場からは歓迎されず下落を依然止められなかった。

 政府の統計によると、大陸株式市場がこの4年来連続下落、1兆4千2百億人民元(USD1750億)もの資金が消えた。

(05/06/06 11:50)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d98525.html

 もう、バブルはじけてる?


[1813] Re:[1811] 感染経路について 投稿者:真名  投稿日:2005/06/06(Mon) 17:28  

笹山様
全頭検査を行う意義を整理 2
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22507220.html
▼これまでに発見された感染例で肉骨粉が与えられたと確認できたケースはない。むしろん、ほとんどのケースで肉骨粉を与えてはない、とされているのだ。▼
▼1999年と2000年に生まれた牛で発生が見つかり(12、14例目)、さらに肉骨粉禁止が徹底されたはずの2001年秋以降に生まれた牛(8、9例目)からも発生がある▼

ワイルスミス説は根拠のあるものなんでしょうか?


http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1812] 病原体や発症機序も解明されていない段階で 投稿者:とき 投稿日:2005/06/06(Mon) 17:19  

 BSEやヤコブ病に関して、ワクチンやら抗体やら治療方法、感染発症逓減技術の開発ができる可能性があるという発表は全部眉唾と思っておいていいと思います。感染源・感染経路・発症機序がわからなくて、どうしてそんなことができましょうか。

 もし本当にできているのなら、この病理病態の核心を隠蔽したまま、現実対応していると思われますから、真相を明らかにしたら経済的にマイナスになる、核心に関わっている産業や研究機関の提灯持ちか、同じ穴の狢連中でしょう。

 まずは、わかっているのなら、変な小手先の技術情報公表ではなく、核心(プリオン病の原因と病理と発症機序)を明らかにしてからやって欲しいものです。



[1811] Re:[1807] [1789] 鹿追町は、確か二頭目だったはずですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/06(Mon) 17:09  

14頭目の死亡牛が、鹿追町でしたね。
で、今回の生年月日は平成12年8月、14頭目の生年月日が、平成12年10月8日。
ピッタンコではあーりませんか。
そろそろ、原因について、仮説でもいいから、農林水産省は、出しておく必要がありそうですね。

http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html#22q2


[1810] [1808] 対プリオン粘膜ワクチンの開発という論文 投稿者:真名  投稿日:2005/06/06(Mon) 16:59  

▲ A limited number of active immunization approaches have been shown to slightly prolong the incubation period of prion infection. Active immunization in wild-type animals is hampered by auto-tolerance to PrP and potential toxicity. ▲ プリオンを使用した免疫化はこれまでうまくいってクロイツフェルト・ヤコブ病の弱毒株でワクチン効果いないと。
▲we report that mucosal vaccination with an attenuated Salmonella vaccine strain expressing the mouse PrP, is effective at overcoming tolerance to PrP and leads to a significant delay or prevention of prion disease in mice later exposed orally to the 139A scrapie strain.▲ 弱毒化サルモネラ株でマウスPrPを粘膜で発現させた後でスクレーピー株に曝露ですか。
粘膜でPrP発現というのは、メカニズムの理解もかなり難しいですね。
粘膜で異常プリオンの取り込みを阻害しているということでは?

私の見た範囲ですが、ウイルス学的アプローチでは、かなり前にオーソドックスな弱毒株による免疫化に成功しているようです。 どうなっているのでしょう?

クロイツフェルト・ヤコブ病の弱毒株でワクチン効果
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23212651.html
▲ 米国で最も一般的なクロイツフェルト・ヤコブ病のスローで無毒性の株が、日本で単離されたはるかに毒性で急性のクロイツフェルト・ヤコブ病株の増殖を阻害 することを示すことができました。こうして「ワクチン接種」されたマウスは、この毒性の強い株によって引き起こされるべき鮮紅色の病変やプラークからも保 護されていました。これら各株においてプリオンタンパク質バンドパターンは区別できませんでした。このデータは、プリオンタンパク質や抗体がこの干渉作用 に主要や役割を果たしていないことを示しています。▲

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1808] 対プリオン粘膜ワクチンの開発という論文 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/06(Mon) 16:26  

経口ルートのプリオン感染を予防または遅らせる粘膜ワクチンの開発
Mucosal vaccination delays or prevents prion infection via an oral route
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15878645&query_hl=2
F. Goñi, E. Knudsen, F. Schreiber, H. Scholtzova, J. Pankiewicz, R. Carp, H.C. Meeker, R. Rubenstein, D.R. Brown, M.-S. Sy, J.A. Chabalgoityh, E.M. Sigurdsson and T. Wisniewsk
Neuroscience, Volume 133, Issue 2 Pages 413-421

「食品安全情報」からですが↑こんな論文が発表されたそうです。
その他も気になる論文がたくさんあります。
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2005/foodinfo-11_2005.pdf
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html



[1807] Re:[1789] 北海道でBSE20頭目確定 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/06(Mon) 15:42  

20頭目も確定だそうです。症状牛だとかそうでなかったとか、その辺りの情報がわかりませんね。

牛海綿状脳症(BSE)確定診断の結果について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/06/h0606-1.html

処理年月日 : 平成17年6月3日
 性別  : 雌
 品種  : ホルスタイン
 月齢  : 57ヶ月
 飼育地  : 北海道河東(かとう)郡鹿追(しかおい)町

http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html#22q2
20頭中14頭が北海道関連です。


[1806] 中国は大変なことになってますね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/06(Mon) 14:19  

亡命求める中国外交官、「豪州にスパイ1000人」
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200506060003.html
中国が否定=豪州内の大規模スパイ網と拉致活動説
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050606/050605070726.eny8oobp.html

鳥インフルエンザでも報道した記者が逮捕されたそうですし、全然体質変わってないみたいですね。
SARSのときに内部告発した医師も一時期は英雄扱いされたけれど、結局その後中国政府に拘束されたんじゃなかったでしたっけ。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/07/sars.html
SARS事件のときもメディアの編集長の拘束やら首切りやらもありましたね。残念ながら信用できませんね。


[1804] Re:[1803] 環境ホルモン(内分泌攪乱様物質)の動態 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/06(Mon) 07:33  

ときさん。
昨晩は、中途半端に検索結果をお知らせしただけだったのですが、油脂の酸化防止剤としては、BHA、BHT、エトキ シキン(Ethoxyquin)とがあって、このうち、家畜用飼料の抗酸化剤としては、エトキシキンがつかわれていて、その酸化防止の対象は、牛脂(タ ロー Tallow)ということになりますね。
で、BSEとの因果関係から見ると、牛脂とBSEとの関係は、限りなく灰色というわけであるし、エ トキシキン(Ethoxyquin)とBSEとの関係は、わからない、というようなことですから、では、牛脂とエトキシキン(Ethoxyquin)との 関係で、BSEと、どういう関係にあるのか、ということが、問題になってきますね。
エトキシキン(Ethoxyquin)の商品名としては、真名さんのサイトでときさんご紹介の、「飼料添加物 抗酸化剤エトキシキン「コーキン」100」http://www.kohkin.co.jp/ja/seihin/67.htmlのほかに、ペットフード用として、Performance Foods社http://www.performance-foods.com/のTotally Ferret http://www.totallyferret.com/ Pro Plan Adult Pro Plan Performanceなどが有名のようですね。
エトキシキン(Ethoxyquin)の有害説は、いろいろあって、http://www.avianweb.com/ethoxyquin.htmなどがありますね。
化学分析結果などは、http://www.inchem.org/documents/jmpr/jmpmono/v098pr09.htmに載っているようです。

http://www.dogplace.co.jp/new/dogplace/concept/conc2.htm


[1803] 環境ホルモン(内分泌攪乱様物質)の動態 投稿者:とき 投稿日:2005/06/06(Mon) 01:21  

 三つの生物生体のシステムと、環境ホルモン様物質の作用

1.代謝系(栄養代謝・内分泌・ホルモン)
2.神経系(運動神経、自律神経ー交感・副交感)
3.免疫系(異物認識排除)

 代謝系がもっとも原始的なままで、微生物から高等動物まで、そのシステムを発展させることなく、ほぼ同じシステムである。ホルモン様内分泌物質もほぼ共通。
 神経系は、発展はあるものの、脊索動物でほぼ同じシステム。
 免疫系は、そのシステムにかなり進化発展段階があり、シンプルなものから複雑巧緻なものまである。

 さて、環境ホルモン様物質(内分泌攪乱作用化学合成物質)が、

1.代謝系にもぐりこんだときは、栄養成分にまぎれこみ、タンパク合成に割って入り込む。ときには発ガン物質として作用する。
2.神経系には、蓄積濃度によって、神経障害をもたらす。
3.免疫系には、体成分と紛らわしいため、異物として認識されにくく、そのため排除されず、体内にとどまりやすい。そのために生体濃縮が問題になる。

  しかしいまだ、長期に暴露した場合の人体に対する影響は不明である。生殖繁殖能力の低下ばかり脚光を浴びている感が否めない。ほかの影響のほうが大きいの ではないのか。たとえば、栄養成分に紛れ込みアミノ酸タンパク質合成に齟齬をきたすとか、遺伝子の複製に変異を起こさせるとか。

 プリオンとは、異種タンパク単独説や、ウイルス説など、いまだ諸説紛々である。仮説の域を出るものではない。

 いずれにしても、未知のプリオン病感染因子は、破壊に驚異的なほど強靭であり、熱にもホルマリンにも、各種消毒滅菌法にも影響されない。従来の感染物体の概念からはかけ離れている。

  消去法で残るのは、結果、上の三つの生体システムに関与できるのは、環境ホルモン様物質(内分泌攪乱作用物質)のみである。どうしても、熱で壊れない性質 は、天然由来の生物のものには思えないのであります。何らかの微生物が合成できるものでるなら、生物で分解できるものと思われます。分離生成したものの感 染性の残存からいって、質量をもった何らかの化学物質の存在がうかがわれます。しかも、急性毒ではなく慢性毒、あるいは、長期にわたる暴露によって細胞の 代謝に何らかの変性(または作用)を与えるもので。

 原因因子としての(仮称)「プリオン」は、代謝系にも免疫系にも神経系にも、巧妙に作用し関わっている。ウイルスは代謝系を利用することはあれども、生合成にマッチしてしまうことはない。あくまでも細胞機構を利用するだけだ。
  免疫系にはウイルスであれば、必ず異物認識がなされ、抗体を産生できるシステムが成立する。ただし、免疫システムをつかさどる細胞に取り付くものもある が。しかし、それは、感染性が限定され、なおかつ不活化しやすいもろいウイルスである。その点で「プリオン」は体成分と同じに看做されるのか全く捕捉され ない。感染伝達初期の免疫力低下はみられず、かなり後期になってから現れるようだ。
 そして、神経系の異常(これが、プリオン病ではもっとも顕著 である)は、牛ではへたりなど歩行困難、人では、うつ、いらいら、物忘れ、痴呆など、症状の進行は、感染伝達の時期からみればかなり緩慢である。非常に年 数がかかり、何が感染原因なのか特定されにくいほどである。

 発症にあたっては、なんらかのレセプター(受容体)の感度(感受性)による個体差もあるのだろう。

 私には確認のすべはないが、諸条件を考慮すれば、何らかの化合物(化学合成物質)の関与が、プリオン病の原因因子として、いまのところ一番可能性が高いように思われます。(異端的な考えかもしれませんが。)

奪われし未来
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4881359851
  化学物質のホルモン様作用による繁殖能力低下は、この問題のアジテーションとしては、非常にわかりやすい題材なのかもしれないが、それによって、免疫系や 神経系の長期にわたる暴露の影響がすこし軽んじられているような気がします。むしろ、ヤコブ病やアルツハイマー病や、広義の認知症(うつやその他の精神疾 患を含む)のほうが、生殖能力より、いま生きている人にとっては、大問題なのですが。


[1802] Re:[1801] プリオンと「エトキシキン」の関連はないか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 23:20  

ときさん。
ざっと調べましたが、ETHOXYQUINとBSEとの直の関係は無いようですが、ETHOXYQUINと、タローとの関係がくさいといえばくさいですね。
下記参照

http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=ETHOXYQUIN%E3%80%80%E3%80%80tallow&lr=


[1801] プリオンと「エトキシキン」の関連はないか? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/05(Sun) 23:01  

 真名さんのところに書き込みながら、ふと思いついてしまいました。飼料添加物「エトキシキン」のことを。
http://blog.livedoor.jp/manasan/comment.cgi/24241557#errors
 これは、ごくごく広く一般的に用いられています。
「飼料添加物 抗酸化剤エトキシキン「コーキン」100」
http://www.kohkin.co.jp/ja/seihin/67.html
 「レンダリング」は究極の生物濃縮システムです。常に廃物がリサイクルされてくるのですから。同じものが同じところをぐるぐる回っているようなものです。
  骨や骨の周辺やレンダリングに向けられる部位に生物濃縮で蓄積するするものは、つねにレンダリングシステムの中においても蓄積し濃縮されていきます。いわ ば閉じられたシステムで外部からどんどん新たに蓄積物質が入ってくることはあれ、なかなか出ていくことはありません。その意味で、食物連鎖上の生物濃縮物 の集塵機のような役割を果たしています。
 「エトキシキン」でググって見てください。かなり怪しい化学物質です。他の化学合成物質(特に有機塩素 系)について、プリオン病の原因因子(物質)ではないかと疑っていましたが、「エトキシキン」の用いられ方はモロ飼料添加ですから、ほかのかつて大量に生 産使用された農薬に比較して、直接作用する可能性があり、もし化学合成物質がその原因であるならば第一候補と思われます。こんなのもヒットしてます。(関 係ないかもしれません。)

公 表 飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律
http://www.ffis.go.jp/sub8/obj/kohyo1703.pdf

 「エトキシキン」、レンダリング・プロセスで、積年にわたっているうちに、生物濃縮ならびにレンダリング集塵機作用で、相当蓄積しているのではないだろうか。そのほかの、ダイオキシン類やDDT、PCBなどもですが。

 思い過ごしでしたら、申し訳ございません。デンパです。


[1800] OIEから、新基準について、非公式発表資料 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 22:53  

OIEから、新基準について、非公式発表資料http://www.oie.int/downld/SC/2005/bse_2005.pdfとして、次のように記載されています。

g) deboned skeletal muscle meat (excluding mechanically separated meat) from cattle 30 months of age or less, which were not subjected to a stunning process, prior to slaughter, with a device injecting compressed air or gas into the cranial cavity, or to a pithing process, and which were subject to ante- and post-mortem inspection and were not suspect or confirmed BSE cases; and which has been prepared in a manner to avoid contamination with tissues listed in Article 2.3.13.13.;

仮訳
「月 齢30ヶ月以下の牛からとったMRMを除く骨なし骨格筋肉であって、頭蓋腔に圧縮空気やガスを注入する方法でのプロセスやピッシングのプロセスでと畜され たものでない肉であること。また、それらの肉は、生前・死後の検査を受けたものであって、BSEのケースが疑われたり確認されたりしたものでないもの。そ して、Article2.3.13.13にリストアップされた組織による汚染を回避するようにされたもの。」

参考
Article 2.3.13.13.

1) From cattle of any age originating from a country, zone or compartment defined in Articles 2.3.13.4. and 2.3.13.5., the following commodities, and any commodity contaminated by them, should not be traded for the preparation of food, feed, fertilisers, cosmetics, pharmaceuticals including biologicals, or medical devices: tonsils and distal ileum, and protein products derived thereof. Food, feed, fertilisers, cosmetics, pharmaceuticals or medical devices prepared using these commodities should also not be traded.

2) From cattle that were at the time of slaughter over 30 months of age originating from a country, zone or compartment defined in Article 2.3.13.4., the following commodities, and any commodity contaminated by them, should not be traded for the preparation of food, feed, fertilisers, cosmetics, pharmaceuticals including biologicals, or medical devices: brains, eyes, spinal cord, skull, vertebral column and derived protein products. Food, feed, fertilisers, cosmetics, pharmaceuticals or medical devices prepared using these commodities should also not be traded.

3) From cattle that were at the time of slaughter over 12 months of age originating from a country, zone or compartment defined in Article 2.3.13.5., the following commodities, and any commodity contaminated by them, should not be traded for the preparation of food, feed, fertilisers, cosmetics, pharmaceuticals including biologicals, or medical devices: brains, eyes, spinal cord, skull, vertebral column and derived protein products. Food, feed, fertilisers, cosmetics, pharmaceuticals or medical devices prepared using these commodities should also not be traded.

http://www.oie.int/downld/SC/2005/bse_2005.pdf


[1799] 中国情報のWHO発表? 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/06/05(Sun) 21:51  

 Recombinomics研究所のDR.NimanはCDCやWHOなどとも通じているようで、この研究所のサイトで発表される、または主張されることは、後からWHOやCDCから公式発表されることが多いように感じています。
 逆の言い方をするなら、WHOなどの非公式声明に近いものがあると思っています。

 DR.Nimanの略歴を見ても研究者として世界的ですから、彼の意見は相当な重みを持つはずだと考えています。

 でも研究の世界と政治の世界では力関係が話にならないくらい後者が強いですから、WHOなども相当苦労しているはずですね。



[1798] Re:[1797] [1791] [1790] フィッシング対策協議会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 21:27  

Chaosさん。
私のトップページからリンクしている「Touch Graph」も、一部、そのような機能があるようですが。

http://www.touchgraph.com/TGGoogleBrowser.html


[1797] Re:[1791] [1790] フィッシング対策協議会 投稿者:Chaos 投稿日:2005/06/05(Sun) 21:16  

笹山様

Chaosです。
追跡できるのはいいですね。
フィッシングも日本語のフィシングメールが出回るまで
国内のマスコミには出ませんでした。

3年前くらいから、海外では出ていたようです。
citibank, VISAをターゲットにしたメールを
何度か受け取りました。
こういう攻撃を、解析するツールを作るのは
米国は速いですねぇ。
最近は、検疫、漏洩防止、フィッシング等を
トータルで管理するイントラネット用の「ソリューション」が
流行っているようですが、個人ユーザーはほとんど置き去り
プロ用の機材やソフトは、とても高価なので、手が出ません。
オープンソースのツールは、技術的なハードルが高くて
まだ、手が出せません。




[1796] Re:[1795] でも、何か変ですね 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 20:57  

外岡さん。
recombinomicsでの続報http://www.recombinomics.com/News/06050502/H5N1_Qinghai_Arrests_Alarm.html
では、H5N1で、このように大量の水鳥が死ぬことはない、ということと、写真で見るかぎりでは、前の数字の八千羽では数が少ないのではないかと、いっていますね。
いよいよ、WHOの真相発表が近いものとみこまれますが。

http://www.recombinomics.com/News/06050502/H5N1_Qinghai_Arrests_Alarm.html


[1795] でも、何か変ですね 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/06/05(Sun) 19:02  

 写真でも感じるのですが、何か変ですね。

 何かって?
 あんなに大量の野鳥が一気に短時間に死ぬことがH5N1感染で起こりえるのか?、ということ。
 H5N1が自然宿主となりえる水鳥も死亡??
 他に哺乳動物も、それも犬なども。

 変ですね。
 さらに人も。
 ますます変ですね??

 インドから飛来してきた野鳥がH5N1ウイルスを持っていたとしても、それほど驚く事実ではなく、それが死因と決定づけることは現在の状況では言えないと思います。

 じゃ、何が原因でこれだけの生物が短期間に死亡したのか?

 ・H5N1の変異した強力な毒性をもったウイルス
  でも、種を越えて色々な鳥に感染死を起こさせ、ほ乳類にも同時に同じような結果をもたらすことが考えづらいですね。
 ・湖水の水に原因
  考えられなくもないですが、人まで100人以上死亡するのは?
 ・原因不明の毒性をもった気体が充満
  人々は発熱と嘔吐を呈していた由。呼吸困難はなし。
  どうでしょうか??

 いずれにしても詳細を中国当局が公開してくれない限り、結論は出ませんね。
 H5N1で何種類もの野鳥がバタバタ死ぬこと自体科学的に不可思議な現象なのですから、WHOは責任を持って問いただす義務がありますね。
 どうなることか…


[1794] 中国語サイトを機械邦訳しましたが… 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/06/05(Sun) 18:48  

 Boxun Newsのサイトを機械翻訳にかけてみました。
 青海省関連の多くの記事がまとめられています。

 何とか雰囲気だけでもとらえることが出来ます。

http://www5.j-server.com/KODENSHA/c3/hm.cgi/http%3a//www.peacehall.com/news/gb/china/2005/06/200506051303.shtml?SLANG=zh&TLANG=ja&XTYPE=1


[1793] Re:[1792] 中国青海省で情報公開の8人が逮捕 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 18:45  

外岡立人先生
ご尊名はかねがね、承っております。
おいでいただきありがとうございました。
1768の写真公開で、ついに逮捕者ですか。
住民宅のインターネット状況も臨検との報道もありましたので、そんなこともありうべし、とは、思っていましたが。
逆に見れば、もう、当局が、覆い隠しきれない、ぎりぎりのところまでに、状況は、悪化していることを、この事実は指すのでしょう。
それにしても、各国が、防御体制を敷く中で、発覚後の日本の対応が心配です。

http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/06/200506051303.shtml


[1792] 中国青海省で情報公開の8人が逮捕 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/06/05(Sun) 18:21  

 本日米国サイトで青海省での大量の野鳥の死亡写真が公開されましたが、その情報公開者達が逮捕されたとのニュース。

 今後中国はかたくなに情報公開をしないのでしょう。

 WHOの動きが気になります。
 SARSのときも2〜3月にかけ、WHOは中国当局とかなりのせめぎ合いをしていたということですが、今回はどうなのでしょうか。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/tyokkinninfo6.html


[1791] Re:[1790] フィッシング対策協議会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 18:00  

Chaosさん。
日本のフィッシング詐欺も、アメリカのものにくらべたら、まだ、かわいいものですね。
PayPalやMLMが普及していないせいもあるのでしょうか。
このサイトhttp://www.prweb.com/releases/2005/5/prweb243759.htmのA Faked Domainの流れは、興味深いものでした。


[1790] フィッシング対策協議会 投稿者:Chaos 投稿日:2005/06/05(Sun) 15:39  

笹山様

フィッシング対策協議会
http://www.antiphishing.jp/

フィッシングの被害を防止するために設立された
フィッシング対策協議会のサイトが6/1に正式オープンしました。事例が紹介されています。

海外の老舗のサイトは
米国 Anti-Phishing.org
http://www.antiphishing.org/

以上


[1789] 北海道でBSE20頭目か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 10:21  

6月2日の19頭目に続いて、6月4日に、北海道内の食肉処理場で3日に行ったBSEの一次検査の結果、牛1頭が疑陽性だった。

北海道は確認検査のため、検体を帯広畜産大(帯広市)と北海道大(札幌市)に送った。検査結果は6日ごろ出る見通し。

http://www.sankei.co.jp/news/050604/sha059.htm


[1788] Re:[1787] AIのニュースサイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 10:01  

Chaosさん。
おっ。
これは便利ですね。
早速活用させていただきます。
ありがとうございました。

http://www.sars.com.sg/birdflu/bfindex.php

[1787] AIのニュースサイト 投稿者:Chaos 投稿日:2005/06/05(Sun) 08:49  

笹山様

AIのニュースサイト
http://www.sars.com.sg/birdflu/bfindex.php

SARSのニュースを収集しているsars.com.sgが
AIのニュースサイトを開いていました。
主要なニュースが分野別、時系列で収集されています。



[1786] 例によっての大紀元記者の突撃電話取材 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 08:15  

http://www.epochtimes.com/b5/5/6/4/n944460.htm より

剛察県医院の案内係との電話

記者−鳥インフルエンザで、病人は出ていますか?
案内係-えっ?
記者-状況はどうですか?熱が出ている人いますか?
案内係-あなた、どこから電話かけているんですか?
記者-熱の出ている人いますか?
案内係-あなた、どこから電話かけているんですか?

剛察防疫ステーションのスタッフとの電話
記者-そちらは剛察防疫ステーションですね。あなたは、そちらで野鳥や家禽がたくさん死んだこと、きいていますか ?
スタッフ−ハイ。
記者-青海剛察県でですか?
スタッフ-えっ?
記者-人は感染していますか?
スタッフ-感染していません。

http://www.epochtimes.com/b5/5/6/4/n944460.htm


[1785] 花薄荷がウィルスを殺すって? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 07:45  

本当かどうかはわからないが、このサイトhttp://archives.moneyplans.net/frontend205-verify-9183.htmlによると、オレガノ(日本で言う花薄荷)http://archives.moneyplans.net/frontend205-verify-9183.htmlが、ウイルス除去に卓効を示すという。
こんな商品http://www.oreganol.com/まで出ているらしい。

http://archives.moneyplans.net/frontend205-verify-9183.html


[1784] H5N1対応のワクチンがそろうのは、来年春とWHOが見通し 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/05(Sun) 07:35  

WHOのKlaus Stohr博士は、ヒト用のH5N1対応のワクチンがそろうのは、来年春との見通しを示し、問題は、ワクチンの用意が出来ていない状態で、ウィルスの活動 が、もっとも盛んになる今年の冬から来年の春にかけての時期を、どのようにしのぐか、が問題であるとした。

http://archives.moneyplans.net/frontend205-verify-8920.html


[1783] Re:[1781] H5N1型インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/04(Sat) 21:11  

確かに、誤解を招く書き方かもしれませんね。
以後、書き方を変えましよう。


[1782] Re:[1780] インドでカラスの死亡例多発 ウエストナイルか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/04(Sat) 21:08  

Chaosさん。
インドばかりでなく、下記サイトのように、アメリカ・カリフォルニア州などでも、今年は、西ナイル・ウィルス(WNV)にかかったカラスの死が目立つようですね。
降雨量が多いことが関係しているようです。
症状が、インフルエンザと似ているだけに心配です。
ご紹介のProMEDの記事http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:3187042556118813609::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,29183
によりますと、死んだカラスは、いずれも脱水症状を示していて、体が硬くなり、飛べなくなっていたとかいてありますね。

http://www.lbreport.com/news/may05/wnv90815.htm


[1781] H5N1型インフルエンザ 投稿者:とき 投稿日:2005/06/04(Sat) 21:04  

 H5N1型といっても、ヒトインフルエンザと鳥インフルエンザは同じものではありません。鳥に感染できていたものが変異し、家畜動物 などに感染できるようになり、それも変異して、ヒト間感染できるようになったものが、ヒトインフルエンザで、ヒトが罹ると理解しておいたほうが良いでしょ う。H5N1型といっても変異株は多様で、強毒のものもあれば、弱毒のものや全く人畜無害のものもあります。ヒトが感染したものは××型インフルエンザ で、トリインフルエンザではないと思うのですが。何も知らない人がニュースや記事をみたら、いきなり、鶏からうつったと勘違いするような紛らわしいことに なっています。


[1780] インドでカラスの死亡例多発 ウエストナイルか? 投稿者:Chaos 投稿日:2005/06/04(Sat) 20:46  

Chaosです。

Pro-Medで気になるニュースが。
CROW DIE-OFF - INDIA (MUMBAI, KHAR-BANDRA): REQUEST FOR INFORMATION
投稿者はウエストナイルではないかと言っています。
検査結果はまだ出ていないようです。

なお、H5N1が、カラスに感染することは日本の動物衛生研究所で確認されています。
紛らわしいですね。




[1779] ヴェトナムで、新たに人感染の鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/04(Sat) 20:24  

ヴェトナムで、先週火曜日に、35歳の女性が、H5N1鳥インフルエンザにかかったことを発表し、これで、昨年12月21日以来の患者は、21人に達した。
http://archives.moneyplans.net/frontend206-verify-7159.html参照

http://www.conscience.net/campaigns.htm


[1778] まことしやかなウワサ(デンパ)? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/04(Sat) 19:10  

原子力発電所に北の工作員迫る。【6/4(土)10:00】

◎防衛庁筋によれば、先月末、東京電力柏崎刈羽原子力発電 所の沿岸で、不審人物が目撃されたという。海上保安庁の巡視艇等が捜索するも人影は見つからず、翌日未明までの捜索で、防波堤に小型ボートを係留するアン カーボルトが打ち込まれていたことが判明しているとか。警察庁では、北朝鮮の工作員、あるいは北朝鮮の工作に見せかけたシナの工作員の可能性も含め、証拠 関係を含め捜査を指示した模様。

↑これはマスコミには報じられていない(要するに記者クラブで発表されなかった)情報だ。役人が記者クラ ブで発表しなければニュースを書けないマスコミというのは存在価値がない。誰かが発表せずに隠し通そうとしたフシもあるが、防衛庁サイドは発表して一向に 構わないというのでここに記す。

 本来、原子力発電所は自衛隊が重要警備対象として、重火器武装の上部隊を配置すべき場所である。それが 配置できない日本の情けなさ。制服も着ていけないので観光客を装って有事の部隊配置について検討したり・・・自衛隊の皆さん、ご苦労様です。本サイトは、 自衛隊を差別する左翼勢力を許しません。国防、教育、治安維持、外交は国の責務。防衛庁にはぜひ、防衛省昇格の上「日本軍」を一日も早く名乗れるように なっていただきたいと思っております。
【nikaidou.com】
http://www.nikaidou.com/column01.html


[1776] Re:[1771] ネイチャーの6月1日号で、中国の鳥インフルエンザの変異を警告 投稿者:とき 投稿日:2005/06/04(Sat) 16:09  

 ウイルスが宿主に限りなく依存する究極の寄生体ということからいえば、その種の維持継続の最大の功利的戦略からいって、この地球上のいちばん有利に繁殖増殖しているものを最終的な宿主にしようと目指すことは当然である。
 その点からいって、自ずとヒトを目指すことも、理にかなっているだろう。
 あらゆる、動物(脊索生物)を宿主とするウイルスは、ひたすらヒトを宿主にするべく日夜進化に励んでいる。というのも言い過ぎではないだろう。(でも、いい過ぎです。科学者はもう少し慎重に発言するでしょう。まだそれは、オカルトの分野でしょう。)

  鳥のインフルエンザの進んだものがもうすでに現存するということは、もはやヒトにいたるものも進化を果たしていて、今ヒトが体験しているものの二波三波あ るいはその先をいっていることにもなり、鳥から他の家畜へ、そしてやがてヒトへ、確実に感染できるように種の壁を越えて進化するということでもありましょ う。

 過密集約的な養鶏産業が、世界各地で、ウイルスの変異に拍車をかけているように見えないこともありません。

 結果 的に人間の産業的行為によって病気を起こしていることでもあり、因果応報、自業自得そのままのような気がするのは、私だけではないと思います。それがま た、人間の業でもあるということでしょう。(宗教家とはとんとご縁がございませんが、疫病一つを考えても自ずとそう思えてきます。)



[1775] “風太ビジネス”に異論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/04(Sat) 14:58  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050604-00000004-yom-soci
によれば、風太を飼育する千葉市動物公園http://www.city.chiba.jp/zoo/が「商標登録は風太のイメージを守るため」としているのに対し、アザラシなどの「行動展示」で有名になった旭山動物園(北海道旭川市)はホームページhttp://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/asahiyamazoo/index.htmlに「『見せ物』にしないで」と緊急メッセージを掲載、“商業利用”を痛烈に批判したているという。

問題は、人間と同じ動作を動物に強いることは、アニマルライツまたは、アニマル・ウェルフェアに反するかどうかの問題なのだろう。
サーカスの呼び物の多くは、動物が、人間と同じような動作をすることで、客を集めているのであり、動物園が、それと同じ発想で、観客を満足させるのは、邪道であるとも言える。
http://www.conscience.net/campaigns.htmはサーカスにおけるアニマルウェルフェアとアニマルライツを扱ったサイトだ。
タマちゃん的エゴイズムから脱しきれない日本の動物感なのであろう。

http://www.conscience.net/campaigns.htm


[1774] 人間の勝手な理念や思い込み 投稿者:とき 投稿日:2005/06/04(Sat) 14:57  

 これまでの、人間の勝手な理念や思い込みから脱却、捨て去る時期が来ているときだと思うのですが。

6月3日付・読売社説(1)
[出生率1・29]「低下傾向をどう反転させる」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050602ig90.htm

 これも、疫病とおなじで、現実にそくして考えざるを得ない段階になっているのに、いまだに人口増加に肯定的価値がある前提を疑うことがないかのようです。

『少子化が進めば、労働力の減少や消費の低迷など、経済活動に深刻な影響をもたらしかねない。年金をはじめとする社会保障制度の持続可能性も揺らぐ。』 

 こんな印象操作で、一般大衆に脅しでもかけているかのようです。減ったら減ったなりに、回っていくようプランニングすればいいだけです。無限に際限なく増えることを前提にした経済理論が、結局は机上の空論だったということです。

『仕事と子育てを両立しやすい環境を作るためだ。』

 全く的外れの見当ですね。余計な公的事業でますます逼迫するか、その新規事業に関わるだれかさんの懐を潤すだけでしょう。

『少子化の進行をできるだけ抑えると同時に、出生率は急に上向かないと覚悟して、制度を見直すことも必要だ。
 消費税の活用など、少子化が進んでも揺らぐことのない社会保障制度の構築が急務である。』

 成熟した国家は、自ずと小さい政府を目指さざるを得なくなっていくものと思います。あとは、いかに、生活水準を下げないか、社会資本を縮めながらも、不便のないようにするのか。それに英知を傾注することが急務と思います。

 真剣に社会的ダウンサイジングを考えなければならない時代がすぐそこです。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
ダウンサイジング―官僚化し、肥大化した組織を、スリム化する
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447837080X
日本縮小―ダウンサイジング社会への挑戦
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022579099

 そんなに、ネガティブに思うこともないと思うが。際限のない金儲けの欲がみなぎっている人にとってはお先真っ暗かもしれないが。

サイズつながりで。『スーパーサイズ・ミー 』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00067HDY8
 こういうネタは、日本のマスコミ・マスメディアは大変及び腰です。このような点からいって、まだ米国は日本よりマシと思います。

 それにしても、読売社説、先日の米産牛肉社説といい、ちょくちょく的が外れるようになっていませんか?


[1773] Re:[1765] [1762] 災害でのし上がった会社ともみえなくもない。 投稿者:とき 投稿日:2005/06/04(Sat) 11:39  

> オンラインショップもあるところから、純粋なNPO活動の分野が果たすべきところに、換金回路を持ち込んだような感じが、正直しましたね。

 なるほど、極端に言えば、セキュリティ会社が、ひそかにウイルスばら撒くような感じともいえますね。(件の団体がそうだとはいいませんが。勘繰れば、内容を詳しく知っているとなれば、そう思っておく必要もありますね。)


[1772] Re:[1768] 中国・青海省での野生鳥大量死亡の現状 投稿者:とき 投稿日:2005/06/04(Sat) 11:33  

http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/06/200506032331.shtml
>http://news.sina.com.cn/c/2005-05-08/19085832001s.shtml
> は、野生鳥の死骸累々たる有様だ。
> また、このサイトhttp://soundofhope.org/programs/162/20232-1.aspは、6月2日現在の鳥インフルエンザによる鳥獣の種類別死亡数の内訳だ。
> ガン (Anser indicus) 5412 オオズグロカモメ(Larus brunnicephalus) 641 カワウ(Phalacrocorax carbo) 1151 ニシセグロカモメ( Larus ichthyaetus) 1064
> アカハシハジロ(Netta rufina Pallas) 121 アカアシシギ(Tringa totanus) 34 コチドリ(Charadrius dubius) 23 アジサシ(Sterna hirundo) 12 オオバン(Fulica atra) 6 カンムリオオタカ(Accipiter trivirgatus) 11 ユリカモメ(Larus ridibundus) 2  アネハヅル(Anthropoides virgo) 1
> (中国の鳥名と学名との対照表は、このサイトhttp://www.cwca.org.cn/law/sanyou.htm参照)
> 牛 153 羊 84 鶏 413 犬 68
> 以上である。

 ヒトは?

 本当に鳥インフルエンザや、他の自然の「疫病」「伝染病」の類なのか?

 軍による、地域制圧のための、化学兵器でも用いたかのような惨状だ。

> なお、現地は、依然として報道管制が敷かれているとのこと。
> また、家庭内のインターネットにも、臨検が入っているとのこと。
> 最近になって、北京よりの高官が、現地を訪れたとのこと。
> また、軍の獣医なども、現地入りしているとのこと。

 酷い。近辺に原子力施設はなかったでしょうか? そうであれば大規模な事故の可能性もある。スリーマイルやチェルノブイリ以上の。(すいませんデンパ飛ばしです。)


[1771] ネイチャーの6月1日号で、中国の鳥インフルエンザの変異を警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/04(Sat) 10:25  

Flu in wild birds sparks fears of mutating virus
http://www.nature.com/news/2005/050531/full/435542a.html
という文だが、登録が必要だ。

これは、ウィスコンシン大学の河岡 義裕教授によって発表されたもので、これによると、鳥インフルエンザ感染の鍵となる二つの遺伝子があるという。
そのうちのひとつの遺伝子は、血球凝集素(HA)の生産を調節する遺伝子で、HAは、ウィルスによって、目的とする細胞に取り付くと考えられている。
1918年のウィルスは、このHAのために致命的なものになったとしている。
河岡博士の研究チームが、感染したマウスを調べたところ、ウィルスが、非常に急速にマウスの肺にはいり、腫脹と出血を招いたという。
このHAの働きは、人間の場合にも、同じ働きをするものと見ている。
河岡博士の言うに、この研究は、新しいインフルエンザ・ウィルスの出現の場゜合いに、非常に役立つ研究であるとする。
河岡博士の言われるに、1918年の遺伝子の性質がわかれば、これからの世界的インフルエンザの蔓延を防ぐための、効果的なコントロール措置が採りうるであろうとしている。

http://archives.moneyplans.net/frontend203-verify-6613.html


[1770] 自治体の鳥インフルエンザ対策は殆どしてないみたいですね・・・・・ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/04(Sat) 09:49  

進まぬ新型インフルエンザ対策 「指針」宮崎・広島のみ
http://www.asahi.com/life/update/0604/001.html

SARS事件では、中国は数万人単位で隔離を行って、やっと鎮圧させており、
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/CHAINAhoudou.html
鳥インフルエンザはそれ以上に感染力が強いわけなのですが。。。

>策定していない自治体には「治療薬の備蓄も決まっていない。財政的な裏付けがない計画をつくっても意味がない」(栃木)、「県レベルでつくっても意味がない」(三重)、「他県の様子を見ながら考える」(沖縄)といった理由が多い。

>抗ウイルス薬で治療薬のオセルタミビル(商品名・タミフル)は、人口の3.7%分の備蓄を求められているが、予算化している自治体はなかった。

抜粋してみましたが、これでは本当に山に籠るしかなかったりして(^^;

===指針を作成している2県===
■宮崎県 新型インフルエンザ対応指針
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/kenko/influenza/
■広島県 高病原性鳥インフルエンザについて
http://www.pref.hiroshima.jp/nourin/chikushin/tori/index.html
他の県はなし。



[1769] Re:[1767] [1707] [1702] 経済産業省情報セキュリティ監査企業台帳 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/04(Sat) 08:37  

金運大吉さん。
まったくそうですね。
当の法の番人の法務局ですら、つい最近までは、不動産登記簿の台帳貸し出し閲覧でしたから、対象の不動産だけでなく、その台帳一冊分の範囲のご近所の借金担保状況は、すべて丸見えという状況でしたからね。
ひどいものです。


[1768] 中国・青海省での野生鳥大量死亡の現状 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/04(Sat) 08:28  

まず、このサイトの写真
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/06/200506032331.shtml
http://news.sina.com.cn/c/2005-05-08/19085832001s.shtml
は、野生鳥の死骸累々たる有様だ。

また、このサイトhttp://soundofhope.org/programs/162/20232-1.aspは、6月2日現在の鳥インフルエンザによる鳥獣の種類別死亡数の内訳だ。

ガン (Anser indicus) 5412 オオズグロカモメ(Larus brunnicephalus) 641 カワウ(Phalacrocorax carbo) 1151 ニシセグロカモメ( Larus ichthyaetus) 1064
ア カハシハジロ(Netta rufina Pallas) 121 アカアシシギ(Tringa totanus) 34 コチドリ(Charadrius dubius) 23 アジサシ(Sterna hirundo) 12 オオバン(Fulica atra) 6 カンムリオオタカ(Accipiter trivirgatus) 11 ユリカモメ(Larus ridibundus) 2  アネハヅル(Anthropoides virgo) 1

(中国の鳥名と学名との対照表は、このサイトhttp://www.cwca.org.cn/law/sanyou.htm参照)
 
牛 153 羊 84 鶏 413 犬 68

以上である。
なお、現地は、依然として報道管制が敷かれているとのこと。
また、家庭内のインターネットにも、臨検が入っているとのこと。
最近になって、北京よりの高官が、現地を訪れたとのこと。
また、軍の獣医なども、現地入りしているとのこと。



[1767] Re:[1707] [1702] 経済産業省情報セキュリティ監査企業台帳 投稿者:金運大吉 投稿日:2005/06/04(Sat) 08:18  

> 金運大吉さん。
> 各面での国際規格(ISO)化が進行して、それらの国際規格の国内翻訳規格としてのJIS規格が整備されてきているという状況ですね。
> 「品質に関するISO9000シリーズ」と、「環境に関するISO14000 」と、「安全に関するOHSAS18000」とがあって、これらの統合化を図るマネジメントシステムのガイドラインとして、ISO10006があるという状況でしょうか。
> このうち、リスク管理の部分について見れば、日本の省庁では、経済産業省にわたる面(リスク評価)と、厚生労働省にわたる面(労働安全対策)との二つがあって、「安全に関するOHSAS18000」は、そのようなショバ争いで、ISO化が遅れているようですね。
> その中で、情報セキュリティマネジメントシステムの審査規格としては、BS7799(BSI(英国規格協会)の規格で、これは、パート1とパート2に分か れていて、パート1のほうは、ISO化されてISO17799となっている。)、JISx5080をベースに、進められているというもののようです。
> 情報セキュリティの第三者認証を受けたいという企業は、顧客の安心感の獲得を動機としたものでしょう。
> また、プライバシーマーク認定制度も、今後、急速に普及していくことでしょうが、確かに、おっしゃるように、経済産業省や情報セキュリティ監査企業が、ISOを盾にとって、情報のヒェラルキーを作っていくことには、懸念があるともいえますね。
> 「地方自治情報センターのサイトに脆弱性」というのは、そういえば、最近のことでありました。

笹山様、貴重な情報提供、深く感謝申し上げます。
経済産業省他国の官公庁が、官民挙げて全国に情報ネットワーク構築することは、行政事務効率の向上に大きく貢献する反面、全国の官公庁及び企業他関係団体が全てネットワークとして回線がつながっているので、次のことが心配されるのです。
1 国の官公庁や企業が国民の個人情報を把握できることによって、国民監視の道具に利用される懸念。
2 ネットワーク回線に侵入して、官公庁や企業から個人情報流出される可能性も有り。

実際に最近、ある地方自治体職員の自宅に、ある金融商品の勧誘がありました。
「新型のライフプランの勧誘ですが、あなたの役所の職員名簿を見て電話差し上げているのですが、財形貯蓄に加入している方にお勧めの金融商品なのでいかがでしょうか?」
ここで不思議なのは、なぜ部外秘の地方自治体の職員名簿しかも財形貯蓄の加入状況までも、金融関連企業が情報を入手できているのかです。

それで、今回の経済産業省情報セキュリティ監査システムによる官公庁と企業の情報ネットワークに興味持ったのです。


[1766] Re:[1764] 偽装事件のその後 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/04(Sat) 07:14  

当時、コンプライアンス(法令順守)に問題があった会社は、今裁判沙汰になった会社以外にたくさんあったと思いますね。
結局、今、裁判沙汰になっている会社は、トカゲの尻尾きりの役割を、率先して、になったということでしょう。
逆に言えば、それだけ、業界内での信用力は、あつくなるという構図でしょう。
もう一度、当時の新聞を引っ張り出して、早めに肉を焼却処分した会社を当たってみると、よくわかりますよ。


[1765] Re:[1762] 災害でのし上がった会社ともみえなくもない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/04(Sat) 07:07  

レスキューナウ・ドット・ネット
のこの会社概要http://www.rescuenow.net/about_resq/enkaku/enkaku.htmlをみますと、この掲示板でも取り上げたことのある有珠山ネットから三宅島噴火後のネット立ち上げの情報支援http://www.sasayama.or.jp/diary/2000dec03.htmが原点のようですが。
オンラインショップhttp://shop.rescuenow.net/top.htmlもあるところから、純粋なNPO活動の分野が果たすべきところに、換金回路を持ち込んだような感じが、正直しましたね。



[1764] 偽装事件のその後 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/04(Sat) 07:02  

食肉の全同連に業務改善命令へ 農水省、偽装牛肉事件で
http://www.asahi.com/national/update/0604/TKY200506030321.html
「農 水省は事件発覚後の04年6月、国家公務員倫理規定違反の疑いがあるとして人事院に報告。省内の調査委員会が、ほかにも同様の行為がなかったかどうか、職 員約60人から事情を聴いた。が、結果はまだ出ていない。 生産局の幹部は「利害関係者からの接待はあってはならないこと。人事院と協議のうえ、できるだ け速やかに結論を出したい」としている。」 (抜粋)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200505270025.html

フジチク脱税 豚肉「仕入れ書」偽装 安い肉も高級部位
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/050603_2.html


[1763] ■炭疽菌特集 投稿者:とき 投稿日:2005/06/04(Sat) 00:58  

rescuenow:炭疽菌特集
http://www.rescuenow.net/today_line/topnews/0110/tansokin.html

 現在、バイオテロで、一番使用の可能性の高いもの。
 日本国内にある「反日」勢力では、組織的に保有の噂あり。
 予備知識を仕入れておくのも決して無駄にはならないと思われる、というより必要である。


[1762] 「鳥インフルエンザ直近情報」 投稿者:とき 投稿日:2005/06/04(Sat) 00:36  

危機管理情報:レスキューナウ・ドット・ネット
http://www.rescuenow.net/
海外で報道規制? 鳥インフルエンザの実態は・・・
ワンポイントレスキュー「Vol.62 ■突然変異もある鳥インフルエンザ」

鳥インフルエンザ危機
http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/birdflu.htm
鳥インフルエンザ直近情報
http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/tyokkinninfo6.html



[1761] 出生率低下と少子化 投稿者:とき 投稿日:2005/06/03(Fri) 23:33  

 ニュースにはなるが、その原因まで突っ込んだものにはなかなか目にしない。

04年の出生率1・28台後半、少子化止まらず(読売新聞) - 6月1日12時12分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050601-00000003-yom-pol
Yahoo!ニュース-少子化
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/decrease_of_children/

  安心して生んで育てる環境作りとは言うものの、原因は環境だけではないようで。実感としては、結婚しなかったり、結婚していても欲しくないというのももち ろんあるが、それ以上に、結婚していて、欲しくてもできないという人もかなりあるようで。二人目三人目がなかなかできない人もいますし。

適齢期の不妊率が10%に、環境汚染等指摘
発信:2005/06/03(金) 16:32:00
http://news.searchina.ne.jp/2005/0603/national_0603_002.shtml

  環境汚染で、不妊になる? 科学的に実証されていない面もあり、信憑性に足るものとはいえないにしても、可能性はあるかも。一時、内分泌攪乱物質、いわゆ る環境ホルモンによる繁殖力低下の可能性は言われていたが、まだまだデータ数がすくなくて、確実なことはいえない。何が原因かも特定できない。

『不 妊にはさまざまな原因があるが、環境汚染によって男性の無精子症が増加していると考えられている。また、中国でもダイオキシンによる環境汚染が進行してお り、産業廃棄物だけでなく、プラスチックや殺虫剤、さらに家畜類の飼料に含まれていたダイオキシンを、結果として人間が食べることの危険も指摘されてい る。』

 この点に関しては、もっと突っ込んだ研究が必要。まだ確実ではない。生物の繁殖力は、人為の及ばぬ領域のような気がする。戦争や 疫病や気候変動などで、急激に人口の減少が起こったとき、生物の平衡力によるものか、急激に繁殖する時期がある。厳しさに曝されたとき、植物はより多く花 がさき、虫や魚や鳥は、より多く卵を産み、殖えようとするように見える。強い淘汰圧がかからなくなれば、自ずと繁殖力は一時的に弱まるものに見える。日本 で人口が増えていかないのは、急激に減る心配がないからだとも思える。人間も動物、生物である以上、滅多に死ぬ心配がなくなれば、増える必要もなくなる。

  生物は限られた資源の中で、それをいっきに食いつぶしてしまわないよう微妙なバランスをとりながら生存していて、人間もまたその摂理からはまだ完全に逸脱 してはいないのだと思えます。無闇に人口が増えることで成り立つ経済をやめて、8千万人あるいは、6千万人でも成り立つ経済での国家をプランニングしてお くことも必要かもしれない。

 あらゆる危機管理を万全にし、国防磐石堅固であるならば、平和であり続けることができ、ますます人口は減ることはあれども、地球資源の限界から言っても、増加することにあまり期待はできないし、その必要もなくなるのだから。

  詳しい世界人口あるいは日本の人口のデータを、今もちあわせてはいないが、おそらく、明治初期(1870年頃)の日本は3300万人程度だったと記憶す る。末期(1920年頃)でも5200万人。人口爆発は世界的に見ても、20世紀の一大イベントだったのだろう。二度の大きな世界戦争が、強い淘汰圧とな り、人口増加を促進させたともいえる。大きい戦争がなければ、局地的地域的には増加するところがあっても、全体で見たとき、増える傾向にはないのかもしれ ない。大きく増加する地域は、なかなか生き残るのに困難な地域の現われとも言えるのではないだろうか。


[1759] USDAのメモは、BSEリスクの科学的根拠を無視とダウジョーンズ紙などが警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/03(Fri) 22:14  

今週火曜日のダウジョーンズ紙と水曜日のウォールストリートジャーナル紙とが、USDAがBSEに関しての食品安全上と健康上のリスクと、輸入されるカナダ牛肉のリスクについての警告を無視していたと報じた。
これらの記事は、ともにBill Tomson氏が書いたものだが、この中で、Bill Tomson氏は、2003年10月にUSDAが書いた ‘decision memorandum'を暴露した。
この ‘decision memorandum'には、2003年5月にカナダで最初のBSEが発生したことによる2003年5月20日からのカナダからの牛肉製品・ひき肉などの輸入規制を覆す行為をUSDAのトップがしたということについてのメモである。
このメモでは、カナダからの牛肉製品輸入禁止措置の政策変更についての賛否両意見メモがつけられている。

賛 −ある産業にとって見ると、今回の輸入制限は厳しすぎる。ひき肉関係業界にとって見れば、月齢にかかわらず、ひき肉が非常にリスクのあるものとなってしま う。処理にかかわらず月齢30ヶ月未満については、輸入可能となるように、一貫性を保ってほしい。CFIAを信頼してほしい。

否-消費者団体が、この輸入緩和措置に寛大であるだろろうか。パブリックコメントなしに、この政策変更が可能であろうか。ラベルのミスで、月齢30ヶ月以上の牛のMRMが輸入してくる危険性がある。
参照
http://www.foodconsumer.org/777/8/USDA_Memos_Show_Pattern_of_Ignoring_Science_on_BSE_Risks.shtml
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=5128

このメモ暴露は、日本のアメリカ牛肉輸入再開問題にも、相当大きな影を落としそうな気配である。


[1758] 「無症状キャリア」って何? 投稿者:真名 投稿日:2005/06/03(Fri) 21:59  

「不活性の潜伏期間」は、「異常プリオンが検出されない」期間だというのがポイントだと思います。異常プリオンが検出されなくても感染 性があるということです。「無症状キャリア」とか「不顕性」というのは、「症状がない」と意味ではないでしょうか? しかし、この場合には「症状」ではなく、「感染因子」つまり異常プリオンが検出されないわけです。異常プリオンは決して「症状」ではありません。感染因子 そのものです。
▼BSEに感染した牛の脳組織のホモジェネート(訳注:ミキサーで破砕した細胞のジュース)を接種したマウスはすべて神経症状を起 こし、神経死に至ったが、そのうち55%以上のマウスで異常プリオン蛋白質は検出されなかった。継代接種を続ける間に、この感染因子は新しい宿主に適応 し、異常プリオンが現れるようになった。従って、異常プリオン発生には種間適応現象が関わっているかも知れないが、実際には何か未知の因子がBSEの感染 に関与しているかもしれない。▼

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1757] Re:[1753]「プリオン病」の無症状キャリアの可能性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/03(Fri) 21:19  

真名さん。まりちゃんさん。
この中の「不活性の潜伏期間のあとには、感染性因子の活発な増殖とマウスを死に至らしめうる新たな感染性因子への適応が続いた」という部分が、ポイントですね。
「プリオン病」の無症状キャリアの可能性を強く示唆したものです。
それと、牛の人工授精によるプリオン病の伝染については、BSE Inquiry  http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume5/chapter6.htmでは、今後の精査に待つと、確たる結論付けをしていませんが、疑問の残るところです。
垂直伝染の可能性は残されていると見るべきですね。

http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume5/chapter6.htm


[1756] プリオン関係のニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/03(Fri) 20:33  

Scientists uncover secret in brain-wasting diseases
http://www.montanastandard.com/articles/2005/06/03/newsstate/hjjejdjgjjibgj.txt
http://www.sciencemag.org/
Variant prion protein causes infection but no symptoms - Could have implications for Alzheimer's disease
http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=25544

Testing of human mad cow suspect delayed
http://www.wpherald.com/storyview.php?StoryID=20050602-012435-5694r
↑検体をフランスに送るのに異常にぐずぐずしていますね。
疑いを増しますね。DNA鑑定なども視野に入れたくなりそう。。




[1755] 韓国の資源保護意識? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/03(Fri) 19:25  

June 3, 2005
密漁と資源保護、韓国側は必死である
http://plaza.rakuten.co.jp/isanotiratira/diary/200506030000/

『漁 民には海洋資源の保護という発想が無く、禁漁期を設けても守らない。そのため、韓国の排他的経済水域ではすでに資源が枯渇して漁に出ても採算の合わない状 態になっている。こうして日韓の暫定水域に韓国の漁船が大量に出てくることになったのだが、これがまた日本では禁じられた漁法で後先考えずゴッソリ捕って いく。もともとルールが違うのだから仕方ないと言えば仕方ないが、当然、暫定水域内の資源も枯渇していく。で、その次は、ということで、日本側の排他的経 済水域でも韓国漁船が違法に漁をすることになる。しかもこれを韓国当局が黙認しているものだから、ちょっとでも日本側がまともな対応に出れば今回のような 大騒ぎになってしまうというわけだ。
 この問題の根は深い。同様の事件は、韓国側に漁業資源保護という考えが根付くまで、何度も何度も起こるだろう。韓国側は必死なのだ。こちらも必死で取り締まらなければ日本側の資源まで枯渇してしまう。』



[1754] 青海省チベット族自治区 投稿者:とき 投稿日:2005/06/03(Fri) 19:09  

■青海省チベット族自治区で大規模な暴動が発生の模様
 牧畜農民から入山税までまきあげていた地元共産党幹部への不満

 本当に中国は「反日」なんぞ、やってる場合か。
 「ラジオ自由アジア」に依ると、青海省玉樹チベット族自治州で5月20日から21日にかけ住民数千人が治安当局と衝突した。
 暴動の原因は地元共産党幹部のあまりの不正と農民からの税金ぼったくりの苛斂誅求である。チベット人農民が薬草を採る際に入山税を徴集し、それを私物化しているため。
 この類いの民族衝突は河南省、新彊ウィグル自治区など方々で報告されているが、青海省の暴動では日頃おとなしいチベット族が止むに止まれず暴れたのだ。自治州政府の庁舎が焼かれ、軍が駆けつけて発砲、死傷者の有無は不明という。
 チベット人の多い玉樹県は7万人の98%が「蔵族」(チベット族)。
 標高4000メートル、牧畜以外にこれという産業はなく、ちなみにこの土地は外国人に開放されてはいるが、省都・西寧から西南へ820キロ(バスで25時間かかります)。
 第二の都市ゴルムトから東南へ500キロ、殆ど山奥で四川省とチベット自治区に近い。
 このあたりは毛沢東や胡錦濤の名前はしらなくともダライラマ猊下の名前は知っている。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)6月3日(金曜日)
通巻第1141号 より
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/
http://www.melma.com/mag/06/m00045206/a00000060.html


[1753] いわゆる「プリオン病」?の奥深さ 投稿者:真名  投稿日:2005/06/03(Fri) 14:05  

論文1:プリオンが検出できなくても、BSEは感染する?
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/puriongakensyutudekinakutemo.htm
論文2:スクレーピーの増殖と適応に先行する長期の潜在的キャリア状態が存在
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/sukureipinozousyokutotekiou.htm
論文3:クロイツフェルト・ヤコブ病の妊婦の組織中に伝達性因子を証明
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/cjdnoninpunososikini.htm
BSEの論文1〜3の訳注と解説:河田昌東
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/bseronbunnoyakutyuutokaisetu.htm
のあたりに興味を感じます。いずれも日本農業新聞:河田 昌東先生の訳注があります。
論文3は、下で取り上げた日本の玉井先生の業績「 New Engl J Med, 327; 649, 1992.」「CJDの妊婦での成績。胎盤や初乳、臍帯血の白血球をマウス脳に接種すると感染成立。垂直感染が起こるのではないかとの報告。」です。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22144535.html
これは エリアス・マニュエリディスの先駆的研究:Neurology. 1989 May;39(5):615-21.(乳幼児にクロイツフェルトヤコブ病が広がっている?)と明らかに関連しています。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19230589.html

たった3件でこの病気の奥深さの一端がかいま見えてくるようなラインアップで、河田先生のセンスに感心いたしました。 近いうちにブログでも取り上げたいと思っています。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1752] 埼玉県が危機対応のツボ資料作成 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/03(Fri) 12:13  

隠さず事実公表、ウソつかない 県、危機対応の“ツボ”作成
http://www.saitama-np.co.jp/news06/01/19x.htm
尼崎JR脱線事故で批判を浴びたJR西日本の対応を「反面教師」にしようと、県危機管理防災部は三十一日、危機発生時の被害者対応やマスコミ対策の要点をまとめた資料(A4判、二枚)を作成した。各部への徹底を図るため県幹部が出席した同日の庁議で配った。(略)

これですぐさま公開して情報共有してくれたらさらに感動
http://www.pref.saitama.lg.jp/A05/BB00/top.htm


[1751] Re:[1750] [1749] 5月31日のプリオン専門調査会といえば 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/03(Fri) 11:36  

> 「国内のあらゆる年齢の牛と、米国から入ってくる20ヶ月以下の牛からとった牛肉のリスクとの比較」でしょうが。

笹山さん、そうです。「国内のあらゆる年齢の牛と、20ヶ月以下の牛からSRMを除いた上でのリスクの比較」をする、ということのようです。農水・厚労省は、牛肉&内臓に関して諮問をしてますから、牛タンや腸も含めてなのでしょう。

最 近傍聴していてつくづく感じるのは、もう国の方向性は、食に関しては米国属日本州、らしいわけだから、自衛するしかないな、ということです。傍聴もアホら しくなってきました。日本の食の安全を守るのに、税金であのような危機管理感覚をお持ちの方々に給料払っていることを考えると、アホくさいどころの話では ござりません。まともな意見は「少数」扱いだし。EUのGBR評価メンバーを呼んだほうがいいのではないでしょうか。

私は、山本委員の発言に、「日本の老廃牛と、何食べてるんだかわからない米国の20ヶ月以下の牛を同一に考えさせて、リスクは似たようなもの」という結論に持ち込むつもりではないのか、という不安を感じました。だったら困りますよね。本当に。

しかし先日米国の消費者運動をされている方のお話を伺いましたけれど、米国でも心配されている消費者は少なくないそうです。あとは「Mad Cow? 焼けば大丈夫でしょ」という人もいるし。どうなることやらです。


[1750] Re:[1749] 5月31日のプリオン専門調査会といえば 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/03(Fri) 11:27  

「国内のあらゆる年齢の牛と、米国から入ってくる20ヶ月以下の牛のリスクとの比較」ですって?????
それをいうなら、
「国内のあらゆる年齢の牛と、米国から入ってくる20ヶ月以下の牛からとった牛肉のリスクとの比較」でしょうが。
さ らにいえば、牛のBSE感染価 cattle oral ID50と、人のvCJD感染価 human oral ID50とは、連動し得ないから、それは出来ないから、結局は、「米国から入ってくる20ヶ月以下の牛からとった牛肉のリスク評価」をするためには、アメ リカの牛のBSE感染価を検証しなければならないから、アメリカ・カナダの飼料管理までも含むリスク管理にまで、日本の食品安全委員会が踏み込まなければ ならないという理屈になりますね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=268


[1749] 5月31日のプリオン専門調査会といえば 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/03(Fri) 11:16  

消費者に説明不足 プリオン調査委員会 強い懸念を表明
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/syouhisyanisetumeihusoku.htm
日本農業新聞さんの記事をUPいただいてましたのでご紹介を。

傍聴して、印象に残った発言要旨をいくつかご紹介します。

寺田委員「中間とりまとめ案までの月齢見直しは、プリオン専門調査会から”ボランタリー”に評価を始めたもの」

本間委員「ある程度の(審議の)スピード感があってしかるべきではないか」

見上委員「このさいはっきり言っておきたいんですけれども、我々本委員会において、食品安全委員会において中間とりまとめ案などについて、一度たりとも、アメリカありき、という話もなかったし、そんなことなど思ったこともないです。(略)」

山本委員「諮問に関しては、わが国と同等の安全性ということで、国内のあらゆる年齢の牛と、米国から入ってくる20ヶ月以下の牛のリスクとの比較ということでいいのか?」(吉川委員「私もそう思います」)

小 泉委員「行政資料で、「食安委の承認手続きを経て」という表現だが、何を承認するのか、と思う。国内ですらあれだけ時間がかかった。今度の米国、カナダ牛 の評価については、管理問題は全部(行政に責任を)もっていただく、そういう条件のもとに、科学的事実に基づいて、それだけに限定して、評価をするならし ましょう、という認識で私はいる。最短的???(この単語が聞き取れず)に見て議論していただくということにしていただきたい。(以下、金子委員への反 論)」

全般的な感想ですが、私はポカーンとして、顎が外れそうになりました。日本の食の安全は彼らにまかされております。危機管理感覚のある先生方に頑張っていただかねば。。

議事録をお楽しみに。。。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai25/index.html




[1748] Re:[1742] ヤコブ病の診断基準変更へ  診断基準に合致しない例から 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/03(Fri) 11:07  

国際診断基準の脳波の部分が変わるということなのですね。
クロイツフェルト診断マニュアルhttp://www.nanbyou.or.jp/pdf/cjd_manual.pdf
では、脳波については、次のようになっていますね。

A.発病初期の脳波。いまだ同期性の放電は認めら
れていないが、基礎律動は障害されており、徐
波化が著明である。
B.典型的な、PSD。基礎律動は制御され、周期的
に、全ての部位で同期的に放電が認められる。
C.末期の脳波。規則的に認められていたPSDの振幅
が低くなり、また頻度も減少している。

(2) 脳波は発症初期には基礎律動の不規則化と徐波化がみられるが、ミオクローヌスが出
現するようになるとPSD がみられるようになる。PSD の出現率は82.2%である。末期に
なるとPSD は消失し、脳波は平坦化する

ところで、診断基準が変わると、日本でもvCJDの発表が、続々ということになるのかしら?

http://www.nanbyou.or.jp/pdf/cjd_manual.pdf


[1747] 中国・青海省で、死んだ野鳥持参者に対して、報奨金 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/03(Fri) 10:53  

http://www.xinminweekly.com.cn/xwzx/shxw/t20050603_526004.htm
によると、持参した野鳥の大きさによって、10元から20元の報奨金を与えることにしたという。
まさか、生きている野鳥まで、絞めて差し出して、報奨金稼ぎをするということにならなければいいが。

http://www.xinminweekly.com.cn/xwzx/shxw/t20050603_526004.htm


[1746] 自動車向け鋼板値上げ決着後に注目 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/03(Fri) 10:25  

「新日鉄」が、自動車用の鋼板の価格をおよそ20%値上げ(1トン当たり1万円程度、自動車一台あたり約一万円程度)することでトヨタ自動車などと合意したことで、今後は、他の鋼材価格への波及や、自動車価格への転嫁の方向などに焦点が移行する。
既に造船や電機業界とは、ほぼ同じ値上げ率で決着している。
ま た、日本鉄鋼連盟は、2005/05/30に、4月の普通鋼鋼材在庫速報を発表したが、これによると、生産は、659.8万トンで、前年同月(685.6 万トン)比25.8万トン、3.8%減と2カ月振りの減少となったのに対し、メーカー在庫が、前月末(462.3万トン)比9.5万トン、2.1%増の 471.8万トンと3カ月振りの増加となり、問屋在庫は前月末(160.4万トン)比0.4万トン、0.3%減の160.0万トンと2カ月連続の減少と なっている。
いわば、値上げ交渉前に、メーカー在庫増で、4月以降の値上げ交渉を有利にしようとするメーカー側の思惑が、これによっても、垣間見られる。
また、ひも付き( 大口需要家への直接販売)と、店売り市場への供給量のアンバランス、ひも付きの値上がり幅と一般流通向けの値上がり幅のアンバランスも、今後、問題になってくるだろう。

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=101540&lindID=4


[1745] Re:[1744] 5/26の食品安全委員会の議事録 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/03(Fri) 10:07  

「昨年10月は、輸入の際の管理措置について「合意」したものではなく、食品安全委員会にリスク評価を要請することを前提に、「認識を共有した」だけである。」とは、よくいいますね。
農林水産省さんの言われる、昨年10月の「認識を共有した」ものには、次のようなものもふくまれていますね。

5.BEVプログラム概説
2で述べたBEVプログラムは、2005年7月に、適用可能なように、修正が検討されるであろう。
日米両国の当局者による共同の再検討では、OIEやWHOの専門家により行われる、科学的見地からの検討を考慮に入れることになるであろう。
この再検討の結果については、なさるべき行動を含め、日米両国政府の合意・判断によりなされるであろう。
日本の場合、これは、食品安全委員会の検討にゆだねられる。
OIEやWHOの専門家には、BEVプログラム実施中において蓄積しうる情報を再検討してもらい、適切におこなわれ、日米両国の牛肉貿易において、消費者に安全を保証しうる修正を行うためのガイダンスを用意してもらう。

再検討されるべき情報には、次のものが含まれる。

-上記4で述べた両国共同の科学的協議によって利用可能な情報
-再検討すべきOIE基準にもとづいた、アメリカのBSEの状態
-アメリカの拡大サーベイランスプログラムの結果
-アメリカの飼料規制
-アメリカで実施中のBSE改良施策の範囲
-BSE検査のカットオフ月齢



[1744] 5/26の食品安全委員会の議事録 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/03(Fri) 09:02  

正式な議事録ではありませんが、5/31のプリオン専門調査会に出された資料
資料4:食品安全委員会第96回会合議事概要メモ(米国・カナダ産牛肉諮問関係)[PDF]

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai25/prion25-siryou4.pdf


[1743] Re:[1741] [1738] 「タミフルは、われわれを、鳥インフルエンザから救えるのか?」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/03(Fri) 08:32  

ときさん。 まりちゃんさん。
Amantadine hydrochlorideは、中国語で、鹽酸金剛烷胺
Amantadine sulphate は、中国語で、硫酸金剛烷氨
で、
たとえば、济南鲁田经贸有限公司 http://mmt.pharmacy.hc360.com/provider/show/585/047000000585/cjj.htm
では、飼料添加剤として売られていますね。
この一覧表http://www.jnltjm.com/product/cpzs-ss.aspの中にあるはず。
これhttp://www.jnltjm.com/product/cpzs-xx.asp?id=148かな?

タミフルは、中国語で、奥司他韦(商品名达菲Tamiflu)のようですね。

http://mmt.pharmacy.hc360.com/provider/show/585/047000000585/cjj.htm


[1742] ヤコブ病の診断基準変更へ  診断基準に合致しない例から 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/03(Fri) 08:12  

ヤコブ病の診断基準変更へ  変異型、国際会議で合意
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack.cgi?science+CN2005060301000178_1
約30カ国による共同CJD監視会議、というのがあるそうですが、OIEには口出ししないのかな?
そもそもの発生源を根絶させないことには、と思うのですが。


[1741] Re:[1738] 「タミフルは、われわれを、鳥インフルエンザから救えるのか?」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/03(Fri) 08:04  

笹山さん、ときさん、おはようございます。

> 今日のニューサイエンティストの記事「Can Tamiflu save us from bird flu?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=285
> 「中国は、amantadineを鶏の飼料に組み込んでいる。だから、われわれは、amantadineを処置方法として、使えなくなっている。」と、テ ネシー州メンフィスにあるSt Jude Children’s Research HospitalのRobert Webster氏は、言う。

なんかすごいことになってますね。まさかタミフルは使ってないですよね(^^;


[1740] Re:[1738] 「タミフルは、われわれを、鳥インフルエンザから救えるのか?」 投稿者:とき 投稿日:2005/06/02(Thu) 23:55  

 かつての日本もそうでしたが、抗生物質や合成抗菌剤づけの畜産業が、いまやかの地では抗ウイルス剤である「アマンタジン」まで与えて飼養しているとは。これでは、薬剤耐性ウイルスをどんどん積極的に作り出しているようなものです。
  ひとにさえ、めったに使わないものを、普段から恒常的に使用している。しかも、かかってから使うのではなく、かかる前に使用している。少なくとも国際的に 見たとき、当地ではどうあれ、人間とともに家畜の病原菌や病原ウイルスが変異の度を高めているようなものです。まさに新病原体の坩堝と化している。産業が 活発になればなるほど。
 一部地域(国家)のみが、ウイルス感染症の耐化馴化政策をとってしまったら、国際基準も右習えしなければ、とても対応しきれない。それはすなわち、もうすでに「まん延防止措置」ではなく、全く逆の対処方法だからだ。それは、こうもいえる。
 世界の中における、あらゆる新興病原体の発祥地となるに等しいと。


[1739] Re:[1735] [1733] [1727] [1619] [1617] 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島 投稿者:とき 投稿日:2005/06/02(Thu) 23:27  

> 1997年の夏に、ベーリング海南東において、数十万羽が、死んだという例がありますね。

 新しい感染症が流行るときはいつもそうです。アザラシやイルカなども同じです。群れが遺伝子の多様性を減じて累代したとき起こりやすくなります。

> 著しい体重の減少が特徴だったそうで、この年の春から夏の間に、ベーリング海にどのような環境上の異変があったかが議論されましたが、このときは、長期にわたる異常気象が原因との結論だったようです。
 
 体重減少は、それが原因なのではなく、あくまでも発症発病の結果であると見たほうがよいでしょう。感染し新たなウイルスに曝されて、生き残れるものでまた繁殖していく。それが自然の摂理。

  ウイルスや微生物がなぜ変異するのか、ただの偶然の産物なのか、それとも、それを促進する環境要因があるのか。それは、今後の科学の研究課題です。しかし ながら、人工的な化学物質と、それが及ぼす環境汚染の研究は、産業政策にも関わり、むしろそれを阻害する結果がでる可能性や予想もあり、おいそれと進めら れるようには思えません。

 科学と政治のせめぎあいと限界が、今あらゆる分野で露呈しつつあるようです。BSE、プリオン病、ヤコブ病、アルツハイマー病、痴呆症なども。うつ病や乳幼児突然死にまでつながる問題ではないかと思っています。環境汚染と難破壊性化学合成物質の問題は。

 鳥の不審死も、最後はめぐりめぐって、ヒトに起こるようになるのだと、直観いたします。


[1738] 「タミフルは、われわれを、鳥インフルエンザから救えるのか?」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 23:16  

今日のニューサイエンティストの記事「Can Tamiflu save us from bird flu?」を、ブログの記事http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=285に概訳してあります。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=285


[1737] Re:[1732] [1730] [1729] 拳銃などいくつか見つかったようですが 投稿者:スナフキン 投稿日:2005/06/02(Thu) 22:42  

はじめまして。

>青海省、なんか物騒なことになってます(^^;?

青海省といえば、ダライ・ラマ14世と故パンチェン・ラマ10世の生誕の地ですよね。
 
チベット弾圧絡みって事はないですかね。





[1735] Re:[1733] [1727] [1619] [1617] 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 21:24  

「ハシボソミズナギドリ」Puffinus tenuirostris の大量死の例としては、このサイトhttp://www.jsd.claremont.edu/Faculty/abstract.asp?PublicationsID=40にありますように、1997年の夏に、ベーリング海南東において、数十万羽が、死んだという例がありますね。
著しい体重の減少が特徴だったそうで、この年の春から夏の間に、ベーリング海にどのような環境上の異変があったかが議論されましたが、このときは、長期にわたる異常気象が原因との結論だったようです。
[1733] Re:[1727] [1619] [1617] 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島 投稿者:とき 投稿日:2005/06/02(Thu) 20:08  

> 千葉・九十九里浜などで大量の渡り鳥が死んでいるのが確認された。見つかったのは今年生まれた若い鳥ばかりだという。

  ウイルス感染症疫学的に解釈すれば、生まれてから初めて感染を受けたウイルスが、生得的な免疫より、強いものに初めて感染を受けたということになりますの で、死亡している地域に近いところで感染を受けたものと思われます。本来であれば、瀕死の状態のとき、解剖して、ウイルス分離ならびに同定を行なえば、わ かる問題です。意外と、鳥インフルエンザかもしれません。しかもH5N1型とか。といいますのも、なぜ、日本の養鶏現場がウインドウレスでなければならな いのかをよくかんがえればわかることです。本来、周囲周辺に、それを保持しているものがない、いわゆる【清浄】だと自信をもっていえるなら、わざわざ、密 閉型の養鶏舎は必要のないものです。しかし現実は、半強制的にそうせざるを得なくなっているわけです。行政のやっていることはほとんど偽装工作に加担して いるようなものです。

 件の渡り鳥も、わざわざはるばるやってきて、やっとたどり着いた先には、今まで経験したことのない、強烈なウイルスがその抱えていても平気に生きている宿主とともに待ち構えているということだったのです。

>  財団法人・山階鳥類研究所資料室長・主任研究員の岡奈理子氏は「(大量死の原因は)日本沿岸海域の問題ではなく、オーストラリアの繁殖地周辺海域の問題 と思います。渡りというのは、大きなイベントですから、親は何も食べなくても生き残れる状況。ヒナの場合は出発する時のエネルギー蓄積状態が今年は悪かっ たので、(渡りの)ゴール直前に多くの鳥が死んでしまったのではないか」と話している。

 鳥の、いわゆる専門家といわれる 人々には、どうやら、獣医師や、人の医師・看護士のような、いわゆる感染症に対する知識や、公衆衛生学の知識はないようだ。同じ生物を相手しているのに、 生き物の死や病気の知識はないのですね。本来、生き物を相手するなら、一番必要な知識なのですがね。


[1732] Re:[1730] [1729] 拳銃などいくつか見つかったようですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 19:43  

青海省の警察側はいっしょに特に小銃事件を検挙する いくつかの弾丸を分捕る(図)
http://news.sina.com.cn/c/2005-06-02/16216062436s.shtml
笹山さん、冬虫夏草とは別件?麻薬が云々と書いてありますが、導火線や雷管などともありますし、青海省、なんか物騒なことになってます(^^;?


[1730] Re:[1729] 冬虫夏草をめぐるごたごたのようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 19:10  

http://www.qh.xinhuanet.com/2005-06/02/content_4360745.htm
の写真では、冬虫夏草(とうちゅうかそう)をめぐるごたごたのようですね。
私も飲んだことがありましたが、いっぺんに腹がゆるくなって参ったことがありましたっけ。
ひょっとして、鳥インフルエンザに効いたりして。



[1729] 注目の青海省で大きな事件があったようです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 18:49  

中国・青海省で数千人衝突か 米政府系放送局
http://www.sankei.co.jp/news/050602/kok055.htm
米 政府系放送局「ラジオ自由アジア」は2日、中国青海省玉樹チベット族自治州で先月20日から21日にかけ地元当局の不正に怒ったチベット住民数千人が治安 当局と衝突、政府庁舎が焼かれるなどしたと伝えた。発砲もあったが、死傷者の有無などは不明としている。(略 原文URLをどうぞ)




[1728] Re:[1726] なぜ北海道ばっかりなのかを示すとき 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 18:48  

「厚労省は現在進めている一連のBSE対策に影響はない」なんて書いていますが、もうそろそろ、「なぜ、北海道ばっかりなのか?」を、国は示すべき時なのではないでしょうかね。


[1727] Re:[1619] [1617] 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 18:06  

「若い鳥ばかり」という続報がありますね。

千葉・九十九里浜 渡り鳥が大量死 繁殖地周辺の海域が問題
http://www.nnn24.com/36636.html (動画があります)
千 葉・九十九里浜などで大量の渡り鳥が死んでいるのが確認された。見つかったのは今年生まれた若い鳥ばかりだという。 大量死した渡り鳥の名前は「ハシボソ ミズナギドリ」で、オーストラリア・タスマニア島沖で繁殖し、4月下旬になるとシベリアやアラスカ沿岸に渡る。千葉県によると、これまでに約400羽が死 んでいるとの報告があり、ほかの地域で見つかったものを合わせると約1000羽に上る。
 財団法人・山階鳥類研究所資料室長・主任研究員の岡奈理 子氏は「(大量死の原因は)日本沿岸海域の問題ではなく、オーストラリアの繁殖地周辺海域の問題と思います。渡りというのは、大きなイベントですから、親 は何も食べなくても生き残れる状況。ヒナの場合は出発する時のエネルギー蓄積状態が今年は悪かったので、(渡りの)ゴール直前に多くの鳥が死んでしまった のではないか」と話している。
 専門家などによると、ハシボソミズナギドリの漂着は今月上旬まで続くという。



[1726] 北海道でBSE19頭目 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 17:09  

BSE19頭目を確定診断 北海道の9歳の雌牛
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050602-00000171-kyodo-soci
厚労省プレスリリース
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/06/h0602-2.html

「生きたままレンダリング」事件、食安委は事実確認をしっかりするべきではないだろうか。



[1725] 毎日新聞の小島正美さんの講演 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 16:58  

NPO法人くらしとバイオプラザ21というところが主催のバイオカフェなる講演会みたいなのがあるようですが、小島正美さんがご講演なさられるようです。

第5回 6月17日(金)「何が危ないかを見抜くリスク眼力」
毎日新聞 小島正美氏
http://www.life-bio.or.jp/topics/index.html
http://www.life-bio.or.jp/topics/topics140.html

http://www.life-bio.or.jp/school/material.html
NPO法人くらしとバイオプラザ21、ってなんだろう、と思ったら、食品科学広報センターとか、 (財)バイオインダストリー協会 とか、日本モンサントとか、バイテク情報普及会など、紹介しているとこみたいですね。ここ。


[1724] Re:[1722] 郵政民営化反対派に都合悪いニュースはスルー? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 15:52  

かつては、割引債と郵便貯金は、脱税の温床とされていたのですが、今では、その神話も失せたようです。
しかし、かねてから、名寄せの必要性が叫ばれながらも、ようやく、ここに来て、実現してきたという状況のようですね。
おそらく、一軒の家で郵便局の通帳をいくつも持っている家がほとんどだと思いますが、今年に入ってからは、一本の通帳にまとめてくださいというような要請が、郵便局のほうからされているようですね。
ということは、名寄せが進んでいるということなのでしょう。
日本郵政公社からの口座数などについての説明は、このサイトhttp://www.japanpost.jp/whatsnew/oshiにあるようです。


[1723] 無許可遺伝子組み換え飼料が輸入 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 15:20  

今の食安委に諮問したらなんでもOKとか出そうな気がしますが(^^; BSEの対応および本会議やその他の委員とプリオン専門調査会の委員の意見の食い違いを見ていたら、もはや信用なんてとても。

安全性未確認GM検出/米国産飼料用トウモロコシ
[2005年06月02日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/
 農水省は1日、名古屋港に入った米国産飼料用トウモロコシから、安全性未確認の遺伝子組み換え(GM)トウモロコシ「Bt10」が検出されたと発表した。5月26日に肥飼料検査所が立ち入り検査して発覚した。このトウモロコシは通関前のため国内に流通しない。
 
 米国で2001〜04年に「Bt10」が誤って栽培されたと、米国大使館が3月に農水省と厚生労働省に報告した。農水省は米国のトウモロコシ輸送船について9月まで検査することにしており、初回の検査で「Bt10」が検出された。
 
 農水省は「安全性は問題ない」(衛生管理課)とみているものの、念のため食品安全委員会などに安全性確認を諮問する考えだ。



[1722] 郵政民営化反対派に都合悪いニュースはスルー? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/02(Thu) 14:42  

郵貯限度額230万人超過、違反が常態化

 郵便貯金で1人あたり1000万円となっている預け入れ限度額を超えている貯金者が、最大で約230万人にのぼっていることが31日、日本郵政公社の調査で明らかになった。

 限度額を超えた貯金の残高は、超過分だけで合計約2兆5000億円に達する。郵政公社は、複数の口座に分散している貯金者の貯金を集めて残高を確定させる「名寄せ」の作業を進め、来年3月末までに超過を一掃する方針だ。

 「小口金融」が建前の郵貯で限度額オーバーが横行していたことは、郵政民営化に伴う郵貯の業務拡大などと絡み、民業圧迫批判の火種ともなりそうだ。

 公社は当初、定額貯金、定期貯金、大口の通常貯金の貯金者に限って貯金残高を調べ、2004年2月末現在で、限度額を超えた貯金者を約11万7000人、超過額の合計は3178億円と把握した。

 その後、全口座で限度額のチェックが可能な新システムを稼働させて調べたところ、貯金者数で20倍近く、超過額も8倍近くに膨らんだ。超過分は郵貯残高(213兆円、4月末)の1%程度だが、限度額の違反が常態化していることが裏付けられた形だ。

  郵政公社によると、これまでの名寄せで実際の残高が確定した貯金者約41万人(超過額計約1兆3700億円)を対象に、戸別訪問で減額要請を始めている。 超過が疑わしい貯金者約189万人(同1兆1200億円)については、同姓同名の別人ではないかなど、引き続き調査している。

 郵貯は民業圧迫を避ける狙いで、民間金融機関にはない預け入れ限度額が設けられている。限度額の超過は、貯金を複数の口座に分散させることで起きるが、郵政公社が確認システムを導入した2004年2月より前は、限度額の確認は年に数回しか行われなかったのが実情だ。

 郵便貯金法は、限度額の超過に対する罰則はないが、貯金者に減額を求め、それでも応じない場合には、超過分で国債を強制的に購入・保管すると定めている。これまでに国債の強制購入の対象となった貯金者は107人、国債購入額は計約31億円に上っているという。
(2005年6月1日3時3分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20050601it01.htm

 「230万人超過」といっても、おそらく延べ人数でしょうから、実数はもっと絞られますね。どんな方々がご利用なさっているものやら。一般庶民にはとんと縁がございません。意外と、一所懸命、民営化を反対されている方々も上得意様だったりして。

 ニュースとして、ほとんど取り上げるところがない。共同通信が配信しなければ、各地の新聞には載らない。テレビも二子山親方逝去のニュースにはあっても、韓国違法操業漁船のニュースはあっても、これはない。

 やはり、「民は知らしむべからず、依らしむべし」なのでしょうか? 


[1721] 中国の疫病隠蔽と米国の歩行困難牛 投稿者:とき 投稿日:2005/06/02(Thu) 14:24  

 どっちも、つぶすのはもったいないから、何とか経済循環の中に組み入れたいと強く願っているのですね。
 結局、この地球上で一番有利に繁殖している人間が、多少減ってもたいしたことがないという(しかも自国民以外ならどうでもいい)心魂が、通底しているとしか思えませんね。自分でよければ他人(ひと)のことなんかどうでもいいということですね。

  いろいろ見てくると、日本人(民族)は、人類の歴史がアフリカに起源があるとすれば、ユーラシア大陸をどんどん東へ東へ、もめごとや、いさかいや、争いご とや、喧嘩や、殺し合いから避けるため、正面から向かっていくこともせず、逃げて来た民族なのかなと思えてしまいます。

 運良く(良いかどうかはその後の歴史を見るにつけわからなくなりますが)、アラスカをこえて、南北アメリカへ渡った人々もいましたが。あるいは、オーストラリアへ、ミクロネシアからイースター島までたどりついた人々もいましたが。

 この列島に住み着いた人間は、あと逃げていくところがありません。ここをできれば死守しなければならないと思います。

  露西亜に対峙した時代、欧米列強に対峙した時代、それと同じくらいの、あるいはそれ以上の覚悟を持って、向かう必要がある時期に入ったのではないかと痛感 させられるこのごろです。あの、二つの時代、日本人はもっと必死だったのではないか? いまの日本のサイレントマジョリティーは、いよいよ、
沈黙 は美徳を、ほんの一時、捨てることが必要かもしれません。そうしなければ、やがて、30年、50年、100年経た後、この国はなくなっていることにもなり ましょう。朝鮮半島や台湾のように(今のままであればやがてそうなりかねない)、軍事大国に飲み込まれることになる、もっとわかりやすく云えば、他の民 族、政治体制の下で、隷従させられることにもなるということです。

 そうならないために、われわれの父祖は、まだ存在してもいない子々孫々のことにまで想いを致し、がんばってきたのだと思います。私はけっして、右翼思想を持つものではありません。それでもそう思えてしまいます。

 永世中立国民の覚悟にはただならぬものを常々感じております。フランスやオランダの、EU憲法制定に関する国民投票にも、それぞれの国の健全さを感じます。

民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562036672
 ぜひ、これの日本版も必要でしょう。
関連ブログ http://blog.livedoor.jp/nokan2000/


[1720] 1709にレス:プラセンタ:垂直感染 投稿者:真名  投稿日:2005/06/02(Thu) 12:41  

これですね。 プラセンタ接種−それからクロイツフェルトヤコブ病の垂直感染
お医者さんがこれを不思議がっていました。
狂牛病は感染ルートが不明(肉骨粉非接触で発病)が多いんですが、垂直感染の可能性は?

Tamai, Y, Kojima, H, Kitajima, R, Taguchi, F, Ohtani, Y, Kawaguchi, T, Miura, S, Sato, M, Ishihara, Y: Demonstration of the transmissible agent in tissue from a pregnant woman with Creutzfeldt-Jakob disease. New Engl J Med, 327; 649, 1992.
CJDの妊婦での成績。胎盤や初乳、臍帯血の白血球をマウス脳に接種すると感染成立。垂直感染が起こるのではないかとの報告。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22144535.html

Neurology. 1989 May;39(5):615-21.
Transmission of Alpers' disease (chronic progressive encephalopathy) produces experimental Creutzfeldt-Jakob disease in hamsters.
(アルパース病(慢性進行性脳症)をハムスターに感染させると、実験的感染させたクロイツフェルト・ヤコブ病が発生した)
Manuelidis EE, Rorke LB.
(乳幼児にクロイツフェルトヤコブ病が広がっている?)
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19230589.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1719] 1717にレス 投稿者:真名  投稿日:2005/06/02(Thu) 12:25  

いつもながらの分析力に敬服しました。
メキシコ−カナダ、米国で歩行困難牛由来牛肉を売りさばけない状態で、これはすぐには変わらないと。
そうしたら歩行困難牛は、獣医が直ちに発見できるような?明らかな既知の伝染病で無い限り、日本へ行くしかないわけですね。日本にへたり牛の大群襲来ということになるわけ。これはブログに記録しておいた方がよいかな。 

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1717] Re:[1716] 1715にレス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 11:31  

真名さん。
アメリカでは、これから、搬送途中で、飼い主が、わざと、牛の足を折ったり、なんてケースが増えてくるかもしれませんね。
「牛のアタリヤ」とでもいうんでしょうか。
ハハ。


[1716] 1715にレス 投稿者:真名  投稿日:2005/06/02(Thu) 11:20  

どうもありがとうございます。 やっぱりそういう結論になりますかー。 えへへへ。 私が以前からこれに照準を合わせていたのは当たりだったかな。 なんでそんなにへたり牛を人に食べさ せたいんでしょうねえ。 友好国、同盟国?と貿易紛争を起こすような金額じゃないですからね。 不思議です。 何かウラがあるような気がしてなりません。
米国はへたり牛食肉処理を再開する予定
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21104678.html
▲「へたり牛」は45万頭=米農務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050506-00000996-jij-bus_all
米国には脳神経障害の牛はたくさんいる
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21467917.html
MAD COW USA 第8回:へたり牛が45万頭に増えた理由は?
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22102531.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1715] Re:[1714] 1713にレス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 11:14  

真名さん。
USDAが、単に一般論で、OIEをたきつけるはずはありません。
裏に、しっかりした意図と、規制緩和させるべき明確な対象を持っているはずです。
そこは、過去のUSDAのいろいろな働きかけをトレースしていけば、明確にわかるはずです。
そこから逆類推したほうが、手っ取り早いというわけですね。
で、日本の農林水産省も、そのUSDAの意図を知っていながら、国内向けには、オボコ娘めいた言動を採るというわけなのでしょう。
あとで、「だましたアイツがにくい。」なんてことを白々しく日本の消費者に対して言うんでしょうかね。
まさに、ポイントは、形を変えたダウナー牛処理対策なのでしょう。
「食べられる牛を捨てるのはもったいない。牛肉換算すれば、相当の金額の損だ」なんてことをおっしゃっていたアメリカの関係者の方もいたようでした。


[1714] 1713にレス 投稿者:真名  投稿日:2005/06/02(Thu) 11:06  

これは例の「怪我牛」に関する規制緩和の件ですよね。
けっきょく、輸出国(例えば米国)の屠ちく場での「検視」でスルーしたも のは、実質無条件?に輸入を迫れるという結論なんじゃないでしょうか? どうもそのように読めると思うんですけど。報道で見かけような、一般論として BSE感染疑惑牛や陽性牛を除くという趣旨ではないようです。 何か輸入国が検視に文句をいえるような規定ならいいんですが。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1713] Re:[1712] 1711にレス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 10:59  

真名さん。
悲しいことに、改訂OIE基準の先行指標は、先にもあげた、「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255と見ることができますね。
逆に、この北米(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策に、どのようなことが盛り込まれたのかを見れば、今回のOIE基準の改定のポイントがわかるというわけです。
こ の中で、もうひとつくさいのは「同じように、老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛-たとえば、「と蓄場」への輸送の途中で傷ついたような場合に は、獣医は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」という表現が織り込まれているということです。
つまり、このばあいですと、獣医の判断で、歩行困難牛が、そのときの状況判断をもって、BSEではないと判断されますが、その後の経路はどうなっていくんでしょうか。
これについて、おってBSE検査がされるかどうか?、されないと見たほうがいいのではないでしょうか。
このあたりが、非常にくさいのです。
ちょっと、日本人は、お人よしですね。


[1712] 1711にレス 投稿者:真名  投稿日:2005/06/02(Thu) 10:34  

笹山様が最も詳しいと思うので、むしろ教えて頂きたいのですが。
▲各論として、次のBSE陽性かどうかの判定が加わるという意味▲
▲ 「骨なし肉が由来する牛は、義務としての生前・死後の検視で発見されたBSE を疑われる牛、またはそこで検査に回されて(あるいは、その他たまたま検査に回されて)BSE 陽性が確認された牛を含んではいけない」と」という解釈ではなく、「または」を「であって」に変えた解釈であると思うんですけれども。▲

ここは、「骨なし肉が由来する牛は、義務としての生前・死後の検視で発見されたBSE を疑われる牛、およびそこから検査に回されてBSE 陽性が確認された牛を含んではいけない」で良いと思いました。


▲この規定で、「疑われる牛」や「感染牛」で削除されない部分というのは、たとえば、どのようなケースなのでしょうか。▲

生前および死後の検視で発見された「BSEが疑われる牛」や「BSE感染牛」で削除されない部分はないのでは? 私は公文書は弱いんで推測です。
農業情報研究所さんが言いたいのは、農水省の説明とかマスコミ報道が「誘導的」ではないかということでしょう。
「(輸出国の?)と畜場で行う検視で」という文言を消して報道発表したのが誘導的であると。

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23856854.html
大臣発言 ▲BSE規約の改正については、無条件物品に骨なし牛肉を追加する事務局提案に対して、我が国は「BSE感染牛又は感染の疑いのある牛由来でないこと」及び「SRMによる汚染防止がなされること」を強く主張してきたところであります。
   この結果、昨日の規約委員会において、我が国の主張が受け入れられ、その他の規約の改正と一括して採択されたと聞いております。▲
記 事  ▲  このうち、最低月齢は、従来の「生後12カ月以下」から「30カ月以下」へと大幅に緩和された。しかし、最大の焦点だった「骨なし肉」は「無 条件で貿易できるリスト」に入ったものの、「BSE感染牛と感染の疑いがある牛を除く」など、実質的には条件が付いた。▲
文言修正のために努力されたのはよく理解できるんですが。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1711] Re:[1708] 農水省と厚労省はまた同じ過ちを繰り返そうとしているんですかね 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 10:06  

まりちゃんさん。
この農業情報研究所さんの解釈には、ちょっと、わからない点も、正直あるのですが。
私なりに、問題点を指摘すれば、次のような点です。
ここでいう、ante and post mortem inspection は、何のためにするのかといえば、http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/vphupostmorteminspection.pdfに 書いてあるように、いかなる月齢のものでも「接触伝染性の病気または、感染性の病気」(contagious and infectious disease)を持った牛をと畜場に入れないために行うものであって、その対象は、単にBSEだけでなく、microbiological criteriaにも従うというものでしょうね。
で、各論として、次のBSE陽性かどうかの判定が加わるという意味に、私は、捉えているのですが。
農 業情報研究所さんがいわれる解釈「骨なし肉が由来する牛は、義務としての生前・死後の検視で発見されたBSE を疑われる牛、またはそこで検査に回されて(あるいは、その他たまたま検査に回されて)BSE 陽性が確認された牛を含んではいけない」という解釈ではなく、この解釈中の「または」を「であって」に変え、「検体・検視の対象は、BSE疑いだけでない 疾病を含む。」という、解釈であると思うんですけれども。
そこで、問題なりグレーゾーンになりうるのは、「歩行困難牛問題」なのでしょうね。
「歩行困難牛も、と畜場には、入れない」のか、「歩行困難牛であって、BSE検査が陰性になった場合は、どうなのか」のか、という二点についてなのでしょう。
アメリカUSDAは、「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255
においては、「 歩行困難牛を「と蓄」したものは輸出禁止
現在、メキシコとカナダは、歩行困難牛をアメリカへの輸出用工場への「と畜」に向けることを禁止する政策を実行中である。
アメリカとしては、「と蓄場」に現れた、すべての歩行困難牛と、障害牛を、廃棄する政策を採る。
CVO(Chief Veterinary Officers)としては、ダウナー牛を「と蓄」から排除するのは、BSEとは、関係のない理由にもとづくものであるとの立場をとる。」と、明記してい ますが、その後に、「歩行困難牛であって、BSE検査が陰性になった場合には、EUや日本では、その肉を食用ルートに入れることは、排除されていない。」 と、わざわざ追記しているのは、いかにもくさいですね。
つまり、BSE陰性の歩行困難牛が食用ルートに入る道は、のこされているとも解釈されるからです。


[1710] Re:[1709] 献血規制に関する厚生労働省のお達し 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 09:37  

> (照会先)
> 厚生労働省医薬食品局血液対策課 担当:中山、佐藤
> 03−5253−1111(内線2905、2907)

中山さまという方は、ここに出てくる中山さまですかね。

厚生労働省交渉(2004年8月24日)交渉内容全文
(全国薬害被害者団体連絡協議会)
http://homepage1.nifty.com/hkr/yakugai/kouseisyou/kousei-youbou0408.htm
中山 鋼さま 厚生労働省 医薬食品局血液対策課
http://www.the-convention.co.jp/jsbt05/program.html

佐藤さまのほうはちょっとわからないですが。



[1709] 献血規制に関する厚生労働省のお達し 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 09:06  

1980年から1996年の間に英国に1日以上滞在された方からの
献血見合わせ措置に関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/iyaku/kenketsugo/7m3.html
(照会先)
厚生労働省医薬食品局血液対策課 担当:中山、佐藤
03−5253−1111(内線2905、2907)

美容外科のヒトプラセンタ問題は放置ですかね。対策に整合性が感じられないんですが。
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1114833596/
あと、vCJD患者発生の計算はどうでしょうね?何を根拠にしてるのでしょうか。


[1708] 農水省と厚労省はまた同じ過ちを繰り返そうとしているんですかね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 08:59  

Speak Easyさんの解説にわかりやすい指摘がございましたので、ご紹介まで。

外国向けと国内向けの説明が違う、という愚民欺瞞統治
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23856854.html

口先だけでなだめるな!
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23818728.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1707] Re:[1702] 経済産業省情報セキュリティ監査企業台帳 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 07:53  

金運大吉さん。
各面での国際規格(ISO)化が進行して、それらの国際規格の国内翻訳規格としてのJIS規格が整備されてきているという状況ですね。
「品質に関するISO9000シリーズ」と、「環境に関するISO14000 」と、「安全に関するOHSAS18000」とがあって、これらの統合化を図るマネジメントシステムのガイドラインとして、ISO10006があるという状況でしょうか。
このうち、リスク管理の部分について見れば、日本の省庁では、経済産業省にわたる面(リスク評価)と、厚生労働省にわたる面(労働安全対策)との二つがあって、「安全に関するOHSAS18000」は、そのようなショバ争いで、ISO化が遅れているようですね。
そ の中で、情報セキュリティマネジメントシステムの審査規格としては、BS7799(BSI(英国規格協会)の規格で、これは、パート1とパート2に分かれ ていて、パート1のほうは、ISO化されてISO17799となっている。)、JISx5080をベースに、進められているというもののようです。
情報セキュリティの第三者認証を受けたいという企業は、顧客の安心感の獲得を動機としたものでしょう。
また、プライバシーマーク認定制度も、今後、急速に普及していくことでしょうが、確かに、おっしゃるように、経済産業省や情報セキュリティ監査企業が、ISOを盾にとって、情報のヒェラルキーを作っていくことには、懸念があるともいえますね。
「地方自治情報センターのサイトに脆弱性」というのは、そういえば、最近のことでありました。


[1706] 韓国の米国牛輸入再開の攻防 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 07:30  

米国産牛肉、年内にも輸入再開か(韓国)という報道
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=64104&servcode=300&sectcode=300

「多くの人々が、203年12月、米国全域を強打したBSEの波紋をはっきりと記憶しており、いまだに米国産牛肉に対する安全性が立証されてもいない状態で、米国産牛肉の輸入再開は有り得ないことだ。」
韓国:APEC反対国民行動(準)発足
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/issue/globalism/20050601antiapec

韓国の攻防も大変みたいですね。しかし韓国にも、米国の提灯持ちみたいな報道するメディアはあるのかな?

ところで。。。
ビール会社も便乗する「ジンギスカン」人気の不思議
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash/377174
こんなニュースもあるけれど、根本がズレているというか、「プリオン病にかからないような育て方をしている畜産品」を開発するのが企業としての一番の危機管理じゃないかと私は思うんですが。。

ところで牛の疑陽性のニュースがあったようです。陰性ならいいのですが。
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050601-0006.html


[1705] Re:[1700] 地震雲、あたったのでしょうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/02(Thu) 07:30  

ときさん。
どうだったのでしょうね。
昨日の東京湾の地震は、東京都区内では、意外と、感じなかったという方が多かったようですね。
まあ、東京都区内は、ヘドロの豆腐の上に乗っかっているようなもんですから、豆腐の中の地震のようだったせいなのでしょうか。
いろいろな予知情報の中で、おもしろかったのは、人口衛星から見た、赤外線写真や水蒸気写真から、予知するという方法でした。
わかったようなわからないような感じでしたが、もしねこれで、大体の感触をつかめたら、いいですね。
いずれにしても、騒ぎは当分続きそうです。


[1704] 歯科の院内感染対策問題について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/02(Thu) 07:14  

おはようございます。BSE、vCJDを調べているうちに、それら病気以前に、歯科の全般的な感染対策自体に、まだまだ問題があるということを感じていたのですが、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/57316d5ea76dd6092e7c843c2e7d6403
また、一つ気付いたことがありますので、ご報告を。。

ライオンの歯磨き粉のCMなのですが、歯科医が患者の口を覗くシーンがあって、マスクはしているんですが、目を守るアイガードをしていないのです。

歯を削るシーンではないものの、多くの人が見る(ある意味お手本の)テレビのCMなので、感染予防対策としてこれでいいのか?と思いました。お医者さんや歯医者さんにHBVなどの抗体保有者が多いというのは
http://api-net.jfap.or.jp/siryou/dental_manual/05.pdf
http://api-net.jfap.or.jp/
http://www.moraine.co.jp/medical/dentist_cdc.html
http://medical.radionikkei.jp/shikai/pdf/040511.pdf
割と有名な話ですよね。
一般の病院と比較して、歯科って個人開業が多いですし、感染対策において取り残されているようなことはないだろうか、と最近感じています。感染対策ばっちりの歯医者さんがありましたらお教えください(^^;


[1702] 経済産業省情報セキュリティ監査企業台帳 投稿者:金運大吉 投稿日:2005/06/02(Thu) 03:37  

Google等において「経済産業省」と「情報セキュリティ監査企業台帳」で検索すると次のHPを検索できます。
http://www.meti.go.jp/policy/netsecurity/is-kansa/index.html

さらに情報セキュリティ監査企業概要については、詳しい企業概要・監査概要は登録申告書(HTML形式、PDF形式)をご覧ください。なおリストの企業名をクリックすると、その企業のホームページに繋がります。

※ある企業の企業概要・監査概要
所属団体
社団法人 情報サービス産業協会、社団法人 テレコムサービス協会、財団法人 地方自治情報センター、社団法人 九州テレコム振興センター、日本保健医療情報システム工業会、社団法人 県情報サービス産業協会

情報セキュリティ監査を得意とする分野
自治体、ISP、医療福祉、メディア、農畜産、流通サービスなどの公共及び一般企業への情報サービス、システム開発、システム運用サポート、ネットワークシステムの実績多数。
これら豊富な業務知識を基に、ISMS及びプライバシーマークの基準による技術面、運用面へのセキュリティ監査を実施
情報セキュリティ監査実施の実績 
年 企業内? 回 企業外?回 合計 ?回

監査対象・テーマ
情報資産監査
個人情報保護内部監査
ISMS情報セキュリティ内部監査

その他 (情報セキュリティ監査の特色等)
ISMS、プライバシーマーク、ISO9001及びISO14001のマネジメントシステムを認証取得。これらマネジメントシステムの総合的な視点からのセキュリティ監査、幅広い助言また、マネジメントシステムの研修・教育及びポリシーの策定

でも、経済産業省及び上記の情報セキュリティ監査企業に、全国の企業及び個人情報を監査され保存されていると思うと、怖い気がします。
経済産業省及び上記の情報セキュリティ監査企業には、厳重に全国の企業及び個人情報を守って頂きたいです。



[1700] 地震雲、あたったのでしょうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/01(Wed) 23:15  

 ニュースにならない小地震は以前から頻発しておりますが。
 日本列島、地震の巣の状態で、かなり沢山おこっています。
 むしろ、起こっていないところが非常に不気味だったりします。(茨城県、千葉県あたりまでは結構おこっていましたが、東京、神奈川はやはり少ないようです。)

Yahoo!-地震情報
http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/



[1699] 伝染病が「国家機密」なら 投稿者:とき 投稿日:2005/06/01(Wed) 23:01  

 中国国内で、昨年から今年の前半期にかけて流行した、流行性脳脊髄膜炎の原因も、ウイルス性、とくにインフルエンザ(脳症)を疑わざるを得ない。細菌性にしてはあまりにも感染発症の度合いが地域的に非限定的である。細菌性なら、食中毒のように発生地域が限定される。

<中国、髄膜炎で16人死亡 感染者258人>
 【北京1日共同】中国衛生省は1月31日、安徽省を中心に髄膜炎の感染者が続出、同月中の患者数が中国全土で計258人に達し、16人が死亡したと発表した。2004年1月に比べて、94人の増加。
 衛生省は2月の春節(旧正月)休暇で人の移動が増える時期を控えていることから、関係機関に予防強化を求める緊急通達を出すなど警戒を強めている。
 衛生省によると、中国では01年以降毎年2000人以上の感染が報告されており、04年も2698人が感染。05年に入って感染が拡大し、福建省など三省・自治区を除く全国で患者が確認された。
(共同通信) - 2月1日1時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050201-00000002-kyodo-int
(削除、リンク切れ)

↓このとき、もう様子が変だ。しかもインフルエンザといっている。

1月インフルエンザ脳炎258人発症、16人死亡
発信:2005/02/01(火) 12:10:46
http://news.searchina.ne.jp/2005/0201/national_0201_004.shtml

脳脊髄膜炎:北京市民、流行のC型に免疫なし
発信:2005/02/02(水) 15:53:41
http://news.searchina.ne.jp/2005/0202/national_0202_003.shtml

中国衛生部:髄膜炎「大流行」報道を否定
発信:2005/02/06(日) 19:45:27
http://news.searchina.ne.jp/2005/0206/national_0206_002.shtml

【中国】北京:流行性髄膜炎で建設現場へ出張予防接種
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050401-00000001-scn-int
 ウイルス感染症対策のワクチンではないのか? もっといえば、インフルエンザの。

Sasayama’s Weblog
流行性脳脊髄膜炎ってなんだ?
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=204

  発生流行地は、もうすでに、新型インフルエンザのまん延常在地域になっている疑いがある。感染経験した人間はキャリアの可能性も非常に高い。一度感染発症 し、抗体システムを獲得したものは、通常、健康なときはウイルスを放散させることはないだろうが、季節の変わり目の体調を崩しやすい時期に、軽くせきをす るなどして、ウイルスを放散排出することになる。

 実際に何のウイルスなのか、明確にされない限り、周辺国は対処のしようがない。南アジア地域で発生しているH5N1亜型なのであれば、緊急の対策が必要である。

 疫病が「国家機密」だと、表明する国があるなどとは、正気の沙汰ではない。非常に恐ろしいことである。

検査所:口蹄疫は「国家機密」のため口外できない【大紀元日本6月1日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d73872.html
中国青海省: 鳥インフルエンザで121人死亡 家族集団失踪【大紀元日本5月27日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d37714.html

 シナ大陸そのものが、あらゆる新興感染症の坩堝と化していると見ておかなければならない。人の移動は制限できない。感染症に国境はない。

ProMED-mail
http://www.promedmail.org/pls/askus/f?p=2400:1000:424240::::FSP_LANGUAGE_PREFERENCE:en-US



[1698] 地震雲騒動再燃か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/01(Wed) 21:23  

1681で書いた地震雲騒動の後、小規模の地震が今日は相次いでおり、また、地震雲騒動再燃の気配である。
で、以下にデムパにならない程度に、各種地震予知サイトを紹介しておきます。
でも、これらのサイトが、いま、いずれもつながりにくくなっているのは、なぜ?
このサイトhttp://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/gms/asia/gms-l.htmlが、現在の気象衛星から見た雲の状態なんだそうで。
房総沖を東西にかすっている細い雲に注目http://storage.msn.com/x1pNWjjkHJ3o_z6g1hBEjCv1bU9_-1CakvCd0aIw_O6GeASJB27PABkrS7Ko-P89Cj2grQ3-6ZpdH5ywoRcIWQDxY7gnyAxKgeYcCikD58aXRiHj3-r8IQtFtGpYAsOMFhKとのこと。

東海アマ地震予知情報
http://www1.odn.ne.jp/~cam22440/yoti01.htm
地震加速度情報
http://www.adep.or.jp/shindo/Screen/JFlash.html
宏観異常情報
http://www.e-pisco.jp/koukan/index.html
地震予知リンク集
http://www.hir-net.com/link/quake/predict.html
地震直前予知システム
http://www.viste.com/EarthquakePrediction/
八ヶ岳南麓天文台地震前兆観測研究センター公開WEB
http://epio.jpinfo.ne.jp/
週間地震予知情報
http://www.interq.or.jp/earth/eqc/weeklyinfo.htm
地震予知協会の掲示板
http://6601.teacup.com/eqc/bbs
あなたも簡単にできる100パーセント地震予知
http://spaces.msn.com/members/hiroyama/
速報:宏観前兆写真画像掲示板
http://www.toukai-ama.net/p-bank2/bbs39.cgi
重要警戒情報のお知らせ
http://www.progoo.com/rental/normal_bbs/bbs.php?pid=21179
宏観現象画像掲示板
http://www3.ezbbs.net/10/0011798/
地震の「前兆現象掲示板」と「地震雲かな?写真」
http://www.bekkoame.ne.jp/i/ge6968/
地震があったので臨時@2ch掲示板
http://live18.2ch.net/eq/
串田情報
http://epio.jpinfo.ne.jp/05news/1397.gif


これまでの地震

発生時刻 2005年6月1日 10時1分ごろ
震源地 千葉県北東部
緯度 北緯35.7度
経度 東経140.7度
深さ 60km
規模 マグニチュード 3.9
震度1 千葉県 千葉県北東部 

発生時刻 2005年6月1日 19時6分ごろ
震源地 東京湾
緯度 北緯35.5度
経度 東経139.8度
深さ 50km
規模 マグニチュード 3.9
震度2 東京都 東京都23区 東京都多摩東部 東京千代田区

発生時刻 2005年6月1日 19時40分ごろ
震源地 東京湾
緯度 北緯35.5度
経度 東経139.8度
深さ 50km
規模 マグニチュード 3.7
震度2 東京都 東京都23区 東京千代田区

発生時刻 2005年6月1日 20時44分ごろ
震源地 東京湾
緯度 北緯35.5度
経度 東経139.8度
深さ 50km
規模 マグニチュード 4.2

追記
2005年6月1日
22時2分0秒
震源地:
 東京湾
 北緯35.5度
 東経139.8度
マグニチュード:
 3.3
震源の深さ:
 約40km


[1696] Re:[1692] [1690] 中国製鳥インフルエンザ特効薬「金絲桃素」とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/01(Wed) 21:05  

Chaosさん。
どうもありがとうございました。
なるほど
薬用植物一覧表 http://www.e-yakusou.com/sou/
で見ますと、
オトギリソウ 金絲桃 (Hypericum erectum) http://www.e-yakusou.com/yakusou/090.htm

サンザシ 山楂 (Crataegus cuneata )
http://www.e-yakusou.com/sou/sou228.htm
も、薬用植物としては、ポピュラーなんですね。
でも、ちょっと、正直、頼りない感じがしますが。

http://www.e-yakusou.com/sou/


[1695] 伝染病情報が国家機密なら 投稿者:とき 投稿日:2005/06/01(Wed) 19:48  

 やはり、取材や調査も、スパイ行為になってしまいますね。
 シンガポールの新聞記者と同じ運命になります。



[1694] 「中国で嘘でないのは詐欺師だけ」と朱鎔基は嘆く 投稿者:とき 投稿日:2005/06/01(Wed) 19:46  

 第6章 世界を脅かすニセモノと仮面の中国(p.159〜)

『華禍―こんなに中華主義が怖いわけ黄 文雄 (著)』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898310788

《医師も薬局も売りつけるニセ薬の恐怖
 いつ死んでも不思議はない有毒食品生活の実態
 東洋医学の神秘に踊らされる日本人の深刻度
 虚言の自家中毒現象、チャイナ・ドリーム
 中国に言論統制される日本
 日本はいつまで虚言に振り回されるのか》


『瀕死の中国』宮崎正弘
第五章 はてしない環境破壊、水不足
 深刻な水不足、そして水質汚染
 農作物が枯れ、民族大移動の恐怖
 水がなくなれば土地は砂漠に
 運河掘削で乾坤一擲の博打
 ついには隣国との水争いも
 上海は逆に沈没の危機
 環境汚染の凄まじさ
 ピンクイルカも死滅した
 排ガスは地球的規模の大気汚染の元凶
 三峡ダムは世界最大の“肥溜め”に
 日中間では「さかな戦争」も併発
第六章 中国農業の崩壊
 『中国農民調査』の衝撃
 直訴は党幹部の耳に届いたが……
 頻発する農民暴動は「黄巾党の乱」
 イスラム教徒vs漢族の乱闘
 共産党への不満は憤怒の爆発へ
 建設現場の悲惨、炭坑事故の無惨
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484052083


『中国製鳥インフルエンザ特効薬「金絲桃素」』
  こういうものほど、向こうの報道を真に受けてはいけません。判断は、日本のしかるべきそれなりの専門家の意見を必ず聞いてからにしましょう。たいていは全 く信憑性がありません。『特効薬』の99%はインチキか眉唾です。先日のダイエット用健康食品の例をあげるまでもなく。



[1692] Re:[1690] 中国製鳥インフルエンザ特効薬「金絲桃素」とは? 投稿者:Chaos 投稿日:2005/06/01(Wed) 18:54  


http://www.chuui.com/specially_report/contents.asp?id=48
SARSに有効という漢方薬という記述がありました。
抗ウィルス作用が期待されてるんでしょうか

オトギリソウ科 トモエソウ Hypericum ascyron



[1691] 毎日新聞の記事から 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/01(Wed) 18:41  

「北海道でエゾジカが増えてるんですよ。それを市民ハンターが撃つんですね。その仕留めたエゾジカ、どうしてると思います? シカス テーションってところで山のようになっているんですよ。シカはヨーロッパでは最高の肉、シカステーキなんてうまいですよ。食習慣がないから、日本じゃ捨て る。(略)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050601dde012100022000c.html

CWD(狂鹿病)の出ていない日本ならではに見えます。堆肥場にそのままもってくるという話もきいたことありますが。


[1690] 中国製鳥インフルエンザ特効薬「金絲桃素」とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/01(Wed) 17:45  

何でも、下記のサイトによると、中国製鳥インフルエンザ特効薬「金絲桃素」が、青海省に投下されたという。
これは、鳥に対するものらしいが、どのような使い方をするのか、このサイトではよくわからない。
また、このサイトhttp://www.takungpao.com/news/2005-4-14/ZM-388914.htm
によると、これは、H 5 N 1 と H 9 N 2 亞型に効くものだそうで、使い方としては、家禽の飼料に添加して使うのだという。

http://www.takungpao.com/news/2005-4-14/ZM-388914.htm


[1689] 口蹄疫は「国家機密」、ではインフルエンザは? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/01(Wed) 17:22  

検査所:口蹄疫は「国家機密」のため口外できない【大紀元日本6月1日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d73872.html

《中 国共産党政府はいくつかの地区で口蹄疫が発生したことを発表したが、中国国内記者が取材した農民らによれば、まだ発生しているにもかかわらず、公表されて いない地域もある。また、中国の記者らには口蹄疫関連ニュースの報道は許されないため、大陸では報道されてない。海外から中共政府機関に口蹄疫関連につい て取材したが、「国家規定」により口外できないという。》

 伝染病が国家機密、凄い話だ。



[1688] 昨日のプリオン専門調査会の感想 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/01(Wed) 12:11  

昨日は、誰がどういう目的で質問などをしているのか、を考えながら聞いていたら面白かったですよ。また、ブログのほうにまとめようと思いますが。

一つ気になることを。。。

科学者の良心をお持ちだと思う先生方のご発言で、「今回の(国内の)答申案はおのおのの科学者の意見や疑問がちゃんと記載された納得のいくものだった」というようなご意見がいくつかありました。
確かによく読めばそうだし、SRM除去などの問題点なども白日の下に出てきて、進展はあったと思うのですが、でも、それが行政側によってどう「利用」されるのか、今後どう扱われるのかまで、「先を見越した」答申案にしていただかないと、意味ないですよね。

答申案の「結論」と「おわりに」を分けたことだって、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/2364c0b9046c5e63aed236944b9a9e33
出席されていた先生方から反対の意見が出ていたのに、結局
それら主張を最後まで通さなかったから、20ヶ月齢云々の「結論部」だけ、いいように利用されてしまったわけで。

今回の審議では金子清俊先生がたくさんご発言されて、ありがたく思いましたが、でもまだまだtoo sweetです, 表現やんわりでもいいから、今度は、「最後まで主張を押し通して」ほしい、応援してます先生、と思うきょうこのごろでございました。



[1687] 「一緒に井戸を掘り、一人で飲む。」投稿者:とき 投稿日:2005/06/01(Wed) 12:06  

韓国人の民族性を表すことわざ一覧
http://blog.livedoor.jp/lancer1/archives/10733752.html
事実凶悪犯はほぼ朝鮮の血である!【6/1(水)5:40】
http://www.nikaidou.com/column02.html

 アジビラもどき刺激的な文章ですが・・・・。中国は違う?

2005年05月31日
このままでは日本の資源が中国に横取りされてしまう
http://blog.livedoor.jp/nokan2000/archives/23742544.html

『「A級戦犯」をめぐる私の発言の真意と波紋』
http://www.m-morioka.com/kinkyo/kinkyo561.htm

 時には、毅然と対峙することも必要ではないだろうか。

『連日、絶え間なく不逞朝鮮人、支那人が日本で犯罪を犯している。さんざん扱き下ろされている日本人はこの現代において、朝鮮や支那で彼らと同じように凶悪犯罪を犯しているのか?一度、きっちりと比較検討してみる必要があるな。』
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20050601



[1686] Re:[1685] イギリス・西ウェールズで、飼料規制以後出生BSE牛の集団発生 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/01(Wed) 11:55  

> このところ、BSE発生件数が、昨年309頭と漸減傾向にあったイギリスで、

笹山さん、こんにちは。漸減傾向とありますけれど、英国は30ヶ月以上は症状があるもの以外、無検査で全部殺してきましたから、実際どれだけ減ったかはわかりませんよね。(もちろん、減っているのは確かなんでしょうが。)

しかし飼料管理以後に集団発生というのはどういうことでしょう?

昨日は、食安委で、「にかわカス」などの肥料解禁で、
「清浄国になるためには厳しくしたほうがいい」(吉川委員。山内委員)
「なんでそんな、牧場には禁止されているような肥料について、取り立ててこだわって、禁止する必要があるのか?植物が吸収、感染するわけでないのに」(見上委員)
「アイスランドの例で、スクレイピーが発生した農場ではずいぶん経ってまたスクレイピーが発生している」(山内委員)
「アイスランドは砂地でプリオンが残留しやすい、微生物の多い土地だとプリオンが失活しやすいみたいだ。」(小野寺委員)
「輸入牛と国産牛のにかわかすなどの分離については、これから考える云々」(農水省藤井氏)

などと、最後のほうで討論があったのですが、今後、農水省が、休耕田に牛を放牧するという案を推進しようとしているわけですが、その点について全然、だーれも触れないので、何いってるんだろうなぁ、と思いながら聞いてました。

今、 農水省と過去のプリオン土壌汚染の疑問についてやりとりしていますけれど、休耕田に牛を放す件で、大丈夫か?とメールしたら、「肉骨粉や骨粉は畑の野菜と 果樹に使用されているから田んぼは大丈夫、果樹園も骨粉を使用するときは穴掘って埋めるから大丈夫」という返事がきました。?と思って、田んぼと肉骨粉、 骨粉などで検索したら過去の使用例がゴロゴロ出てきたものですから、それも農水省に送っておきました。

しかし休耕田といったって、休耕畑と休耕田をどうやってわけるのか?その辺、何も考えていないように見えます。

昨日の委員会では、「牛は草を土ごと食べる」という話も出てましたよ。

牛の放牧という考え方には私は賛成なのですが、それらからの曝露リスクがどれだけあるんだか不明ですし、それだけに、全頭検査廃止にはまだまだ早いんじゃないかなぁと思う今日このごろです。新しい検査、感度100倍の大量検査試作機もできたそうですし。


[1685] イギリス・西ウェールズで、飼料規制以後出生BSE牛の集団発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/01(Wed) 11:16  

このところ、BSE発生件数が、昨年309頭と漸減傾向にあったイギリスで、今回、飼料規制以後に出生したBSE牛が集団発生したことに、当局は、ショックを受けている。
これらの牛は、西ウェールズの Dyfed地区で発生したもので、月齢は、36ヶ月から43ヶ月と、いずれも、飼料規制以後に出生したものであるという。

http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,3604,1495212,00.html


[1684] アメリカのR-CALFが、新OIE基準を批判 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/01(Wed) 11:04  

下記サイトで、R-CALFは、今回の新OIE基準について、これは、低開発国が国際貿易の枠組みの中に参加しやすくするための措置であり、「下方水準でのハーモナイゼーション」であるとしている。
また、カナダを除くBSE基準をより厳しくする傾向にあるところから、今後、アメリカ主導型のOIE機構そのものの形骸化が進み、また、アメリカの消費者も、原産国表示制度の施行によって、どこの国から来た牛肉かを選別する傾向が強まるとしている。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=5098


[1683] インドガンの渡り鳥ルートについて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/01(Wed) 10:07  

例のインドでの鳥インフルエンザが心配されていますが、インドガンの渡り鳥ルート(Flyway)は、次のサイトのようです。
これでいくと、日本はセーフのようですが、ただ、どこが感染源かによって、その解釈は異なってくるのではないでしょうか。

http://www.tasweb.com.au/awsg/eafw.htm
http://www.wetlands.org/IWC/awc/waterbirdstrategy/Intro.htm
http://homepage2.nifty.com/wetland/starthp/subpage09.html
http://www.wetlands.org/IWC/awc/waterbirdstrategy/docs/Flyway-Website/main.htm
http://www.awabakal-e.schools.nsw.edu.au/shorebirds/find_your_way_on_the_flyway.htm


[1682] 埋却地に大量貯留液 丹波・鳥インフルエンザ 府が調査へ投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/01(Wed) 08:46  

鶏の巨大な墓地のその後です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050531-00000006-kyt-l26

過去の京都新聞に以下の記事があります。
2004/04/30 鶏の最終処理で覚書を交わす 丹波町と地元住民
2004/04/27 防疫措置費用、府と国が折半で負担 鳥インフルエンザ問題(この時点で約4億円)
http://www.google.com/search?q=cache:0fFqXBo18ZIJ:search.fresheye.com/%3Fkw%3D%25B2%25C8%25C3%25DC%25C5%25C1%25C0%25F7%25C9%25C2%25CD%25BD%25CB%25C9%25CB%25A1%26pg%3D3%26rt%3Dnfnews+%E9%B6%8F%E3%81%AE%E6%9C%80%E7%B5%82%E5%87%A6%E7%90%86%E3%81%A7%E8%A6%9A%E6%9B%B8%E3%82%92%E4%BA%A4%E3%82%8F%E3%81%99%E3%80%80%E4%B8%B9%E6%B3%A2%E7%94%BA%E3%81%A8%E5%9C%B0%E5%85%83%E4%BD%8F%E6%B0%91&hl=ja&start=4

自治体も、うかうかしてられません。



[1681] 知らないでいましたら、結構、また、地震雲騒動あったみたいですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/01(Wed) 08:45  

知らないでいましたら、5月31日までに地震があるなどとのうわさが、結構町に広がっていたみたいですね。
なんか、防災袋一式を持って、会社に出勤した、などの方もあったようです。

http://2ch.skr.jp/imgboard_aozora/index.cgi


[1680] Re:[1676] 赤潮をもって、赤潮を制す 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/01(Wed) 08:02  

この東亜日報の最後の方にある「コルディア・アルジシダ(Kordia algicida)」は、昨年、赤潮を殺す赤潮として注目されたものですね。
このサイトhttp://chunlab.snu.ac.kr/pdfs/IJSEM54_675.pdfに論文があります。
このコルディア・アルジシダ(Kordia algicida)は、他の赤潮の原因となる藻類であるタラシオシラ(Thalassiosira) ヘテロシグマアカシオ( Heterosigma)の活動を制御する働きがあるようですね. 
まさに、毒をもって、毒を制すというわけです。
で、今回発見という、「ステッカーリア・ルジシダ」(stoeckeria algicida)は、これとはまた、別のものなんでしょうかね。
http://plaza.snu.ac.kr/~hjjeong/JEM%20Stoeckeria%20Taxo.pdf
http://plaza.snu.ac.kr/~hjjeong/MEPS%20Sroeckeria%20feeding.pdf
http://english.donga.com/srv/service.php3?bicode=040000&biid=2005053110328

http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2005053110328


[1679] イラク戦争のその後 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/01(Wed) 07:00  

「フレンチフライ禁止」提唱の共和党議員、反省してイラクからの撤退を呼びかけ
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/05/post_0840.html
French fries protester regrets war jibe
http://www.guardian.co.uk/usa/story/0,12271,1491567,00.html
先日のナントカ作戦でまた600人以上の方が殺されたという報道を見ました。


[1678] 中国人 職質警官に発砲 岡山で未明 投稿者:とき 投稿日:2005/06/01(Wed) 00:33  

職質警官に発砲 岡山で未明

 30日午前2時10分ごろ、岡山市東古松の飲食店駐車場で、パトロール中の岡山西署員2 人が不審なワゴン車を発見。車内にいた男たちに職務質問しようとしたところ、男たちはバール(長さ約60センチ)で、巡査部長(33)の右肩を殴打した 上、巡査部長に向かって拳銃を1発発砲した。別の巡査部長(30)が逃げる男たちに向かって5発発砲、うち1発が1人の左太ももに命中し、男を公務執行妨 害、傷害の現行犯で逮捕した。
(2005年5月30日掲載)
http://www.sanyo.oni.co.jp/34news/2005/05/30/20050530145818.html

 ニュースを故意にセーブしているのでしょうか?
 きちんと事実を報道したら、とても、どんどん中国人が日本へ入ってくることを現状より容易にするということは、国民のコンセンサスが得られにくいのではないでしょうか?

外登証偽造で中国人6人逮捕 背後に大規模な組織か(共同)(05/31 18:30)
http://www.sankei.co.jp/news/050531/sha087.htm

 ますます、確実に、治安が悪くなっていきます。

平成15年警察白書:
http://www.pdc.npa.go.jp/hakusyo/h15/html/E1101016.html
平成05年警察白書:
http://www.pdc.npa.go.jp/hakusyo/h05/h050300.html

ビザ問題関連情報
http://www.geocities.jp/eastasia_634/topics.html
[1676] 間接的な海洋汚染の証左 投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 22:38  

南海岸で赤潮主犯の新しい生物を発見(東亜日報 MAY 31, 2005 06:45)
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2005053110328

 参考図書
川が死で満ちるとき―環境汚染が生んだ猛毒プランクトン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794208529
 紹介サイト
川が死で満ちるとき
http://www.ywad.com/books/249.html

何らかの化学物質による海洋汚染がすすんでいるようです。


[1675] 本日のプリオン専門調査会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/31(Tue) 22:26  

リスク評価機関の役割でも議論 食安委プリオン専門調査会
http://www.nissyoku.co.jp/
今日も面白い発言がいくつか飛び交いましたが、まずは日本食糧新聞さんの記事を↑
「限定諮問」を厚労省釈明 実質審議は次回持ち越し (共同)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050531-00000253-kyodo-pol

品川先生はご欠席でした。
しかしほんとに、本会議委員は「BSEなんてたいした病気じゃない」と思っている方が多いようですね。結構ギョッとするような発言がいくつかございました。土壌汚染とか、考えたことがないようです?

ところで今日の行政側のご説明は、いつもの、
厚生労働省医薬食品局. 食品安全部監視安全課 道野英司さま、
農林水産省消費・安全局 衛生管理課 国際衛生対策室長 釘田博文さま、

にかわかすなどの肥料解禁の件では、
消費・安全局農産安全管理課(肥料原料担当) 藤井さまでした。いつも資料には行政担当者の名前がないので、挙げてみました。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html

http://www.nissyoku.co.jp/


[1674] インフルエンザ情報も 投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 21:48  

 当局の公式見解と異なる情報を知ってしまった場合、どうなるのでしょうか?

 実際に発生地とみなされたところに行けといわれても、ほんとうにウイルスが蔓延していた場合はもちろんのこと、感染をうけないでいきて帰ってくるまえに、スパイ容疑で拘束、最悪の場合、死刑なんですね。それでは、やはり確認しにおいそれとは行けませんね。

 報道・取材の自由が、どんなことであれ、認められていない国は、そもそもの始めから、大本営発表しかないのであればこそなおさら、信用できるわけがない。

  まずは、個人的に情報をつかまえるアンテナを張り巡らせ、日本国内で怪しい原因不明の感冒症状発生につねに注視し、いちはやく抗インフルエンザ薬の入手、 人ごみに用もないのに無闇に出入りしない、外出から帰ったら、手洗いうがいを励行するなど、まずは、自分でできることからやっておくということしかないで すね。高温多湿の時期は、まだほとんどあばれることはないでしょう。今秋以降ですね。

 ヒトヒト間感染の流行情報がもたらされていれば、おそらく、今すぐワクチンの生産へ向かうのでしょうが。ないことになってしまえば、来期になりますので、今年は間に合いませんね。さて、どうなりますやら。

 危機管理は、予想が外れることを厭んではすすめられない。むしろ、予想できずに起こってしまい、準備できていないことを厭わなければならない。いまの日本に、それができるであろうか? あらゆる可能性をできるかぎり想定しておくことが。


[1673] 取材もスパイ活動といわれれば 投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 21:29  

拘束の記者、スパイ活動していたと発表 中国外務省(Sankei Web 05/31 20:27)

『香港記者協会の張炳玲会長は「記者の通常の仕事である情報収集をスパイ行為とするなら、記者活動は大きな危険に見舞われる」と述べ、程氏の即時釈放を要求した。』

http://www.sankei.co.jp/news/050531/kok097.htm

 結局、中国ってそういうところですか?



[1672] Re.[1664]投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 20:08  

 疫病に情報のコントロールは、無用どころではなく害悪ですらある。

 しかも、「感染」を「コントロール」できるとおもっていれば、なおさらタチが悪い。まさに、隠蔽できると思っているのであるから。
 口蹄疫の場合は、まず通常は人間に影響がないため、隠す必要がない。(対策のマニュアルも確立している。発症群の殺処分。)

 しかし、ヒトのウイルス感染症の場合はそうはいかない。発症群の殺処分をするわけにはいかないから。であれば、情報を隠蔽することが、もっともやってはいけないことである。

 もう出てしまった間違った情報なら、必ず訂正記事が出るでしょうね。

【中国の鳥インフルエンザ】北京大使館が「注意事項」を掲載 【121人死亡説に全世界注目?】
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/0ad73b18def598ab00ad1f7d824bd3fd
ヒト感染の鳥インフルエンザは、本格的に世界流行の段階へ突入
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=281



[1671] Re:[1670] [1667] 一般人が中国から日本のサイトが見れるか? 投稿者:TJN 投稿日:2005/05/31(Tue) 19:48  

ネモトです。先の書き込みの一番下のURL、ずいぶん前に書き込んだものの一部が入り込んだみたいです。お許しを

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050528k0000e040059000c.html


[1670] Re:[1667] 一般人が中国から日本のサイトが見れるか? 投稿者:TJN 投稿日:2005/05/31(Tue) 19:46  

中国の検閲はかなり巧妙なようです。以下の記事が100%正しいかどうかは分かりませんが、このような記事があります。

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050420202.html

他に最近の著作としては
扶桑社から「中国の嘘」という本が出されています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4594048765/reviews/ref=ed_er_dp_1_1/250-4509244-8949052

中国発の記事はかなり割り引いてみる必要があると考えます。特に新華社や人民日報などのオフィシャルなものは。その方が中国は理解しやすいように思います

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050528k0000e040059000c.html


[1669] 中国のネット・メディア事情 投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 19:43  

 いかがわしい『大紀元』より
http://www.epochtimes.jp/

中共は専門家を雇用、インターネット世論動向に統制を図る(写真)(05/05/23)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d58049.html
目に余る中共の海外メディアへの干渉と妨害(05/05/20)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d73205.html
【社説】メディアよ 悪党の手先となり時代の勇者を弾劾することなかれ(写真)(05/05/17)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d76361.html

シンガポール記者の逮捕、趙紫陽のインタビュー原稿が原因か(05/05/31 07:46)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d93836.html

中共崩壊後、 政権を握るのは誰か?(写真)(05/05/25)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d56942.html
『「95%の中国人が血と汗で5%の中国人を養っている。中国経済の発展は生態環境を犠牲にして、子孫の利益を犠牲にしたもので、破壊的なである」』

  全部うそですか? なかなかアジビラ的で、なんか日本にもそんな反体制の新聞あるような・・・。このような扇動にそのまま乗ると、確かに中国も半島の北側 とあまり大して違わないようにも思えてきますね。さて、どうなりますやら。確実にいえるのは、30年前の世界地図がもういまや使えないということと、そし て、今使っている世界地図も、このまま10年20年使えるものではないということです。

 ゆく河の流れは絶えずして・・・(くだらない板汚しをお許しくださいませ。謝)


[1668] Re:[1650] [1649] [1645] [1643] [1640] 隔靴掻痒の状態 投稿者:中国の医者 投稿日:2005/05/31(Tue) 19:41  

> すなわち、中国側の「隠蔽をしていない」との否定に
> ついての根拠の説明が中国側から十分になされていない、
> ということについての苛立ちです

5月26日に中国衛生部、5月27日には中国農業部が公式発表を行っていますね。

今 回、事態の意味も、対応の規模も、ともに小さくはないわけですから、本当に、起きている問題が制御可能であってそうしており、当局が正しい情報の開示に積 極的なのであれば、数日のうちに、調査や対応の進展についてより分かりやすいアップデートが再度、公式発表されるべきでしょう。

無ければ、怪しい。

今週から来週初めにかけて、衛生部と農業部が、今度はどのような公式発表の仕方をし、何を話すのかを注視しましょう。


[1667] 一般人が中国から日本のサイトが見れるか? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 17:17  

 たとえば、エキサイトのブログは見れないことが多いようです。
 中国の匿名プロクシを使ってみるとよくわかります。
http://www.cybersyndrome.net/
 ましてや、日本の掲示板やブログのカキコミはできないところが多いです。

 つまり、日本のサイトへ自由に書き込めるということは、それだけで、一般の人間ではないということを意味してるのではないでしょうか。まあ、俗に言う、諜報工作員かもしれない(笑)と疑ってみたりします。都合の悪い情報を必死に打ち消しにいったりとか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000004-inet-sci

  日本は、自分の国や政治体制を悪く言われるのは、マスコミマスメディアが日常茶飯事でやっていますので、国民は慣れっこになっていますが、中国の支配階級 の方々は、あまりなれていないようです。どうしても人間の階級というものがあるため、上からはやられても下や一般から言われるということには、めっぽう免 疫がないようです。中国からのカキコミとのことですが(本当にそうかは、掲示板管理人様が、アクセスログ解析をみれば一目瞭然でしょう。)、そうであれば なおさら、中国とはモノサシが違うことはご理解くださったほうがよろしいかと存じます。日本は、ガセでもなんでも垂れ流しです。大手マスコミマスメディア でさえたまにありますから。新華社・人民日報は100%真実しか書かれていないでしょうけれども。

2005年05月30日
支那の恫喝を解消する方法。朝日新聞の反日ファシズム。
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/4027967.html
呉儀事件で始まった新たな物語。(上)
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/edc58a0555a264873fc7c79de3bafce2

ぺきん日記 / 中国・北京より
http://beijing.exblog.jp/


[1666] EUのCDC 投稿者:Chaos 投稿日:2005/05/31(Tue) 17:16  

Chaosです。

EU版のCDCがスタートしました。
http://www.ecdc.eu.int/
まだ、コンテンツは少ないのですが、
リンク集に加盟国の保健機関へのリンクがあります。
探す手間が省けました。

Googleの中国語検索にはまっています。
禽流感随時爆発とか禽流感経済災難とか
じっと見ているとなんとか意味がわかってきます。
捲土重来SARS? (台湾のSARS擬似陽性騒ぎ)
中国版より香港版の方がフォントの関係でわかりやすいようです。

ちょっと変わった中国資本系のサーチエンジンを
ご紹介しておきます。
すべてgoogle頼りというのも困るので。

Accoona: SuperTarget
http://www.accoona.com/

ご参考まで


[1664] Re:[1661] [1660] [1656] コアは受容する側のリテラシーの問題である 投稿者:中国の医者 投稿日:2005/05/31(Tue) 15:10  

> 中国の医者さま。
> 「中国発」ということですので、それを信じて、
> 今しばらくは、
> 現地の状況を、引き続き、ウォッチングしていきたいと
> おもいます。
> ただし、私どものこの掲示板のスタンスは、変えないで
> いきたいと存じますので、お気に触る面もあるかもしれ
> ませんが、できますれば、今後とも、よろしく情報交換
> できますれば幸いです。

こちらでは内外の関係機関やマスコミが、かなり注意深いアンテナを張り、相互に、公式、非公式の情報をやり取りしながら、“事実”を把握しようとしています。

こちらの政府の姿勢も皆知っているので、そのあたりも加味した上で、みな独自のアンテナを持つようにしているようです。

青海省の民間人からの情報もいくつかありますが、どれも、これまでの政府の公式見解を覆すようなものではありません。

だからといって安全視しているわけではありません。こういった様子は、「感染」がコントロールされていても、「情報」がコントロールされていても、どちらでも同様に見られる現象でしょうから。

今回の件は、もちろん人の健康や命に、また環境に関わる重大問題ですが、同時にこの国の経済や政治にも深刻に関わる問題ですから、皆、情報への感度は最大限引き上げながらも、その真偽については慎重を期しています。

今回の件では、今のところ、精査するに足る情報があれば、かなり素早く、外部に提供される(あるいはスクープされる)ような体制にはなっているように思えます。





[1663] 私が見てる今日本で最もマコトしやかなサイト 投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 15:06  

 ご参考まで。いかがわしいですから(笑)、面白半分にみてください。

二階堂ドットコム
http://www.nikaidou.com/index.html
貴様ら!俺の言うことを聞いてみませんか。
http://www.nikaidou.com/column01.html
貴様ら!他の人のいうことも聞いてくださいよ。
http://www.nikaidou.com/column02.html
経済犯科帳
http://www.nikaidou.com/column04.html
悪徳役人斬捨御免
http://www.nikaidou.com/column05.html
 以上は、大手掲示板サイトでは削除対象になっているようです。日本のネット環境もけっして自由ではないということの証左です。

論談
http://www.rondan.co.jp/html/home/index.html
記者倶楽部
目安箱

草野洋 噂の仕置人
http://www.uwasanoshiokinin.com/index.html

など。

ちなみに、貴様ら!他の人のいうことも聞いてくださいよ。
http://www.nikaidou.com/column02.html
には、いま、『シナのババァはともかく、インフルエンザは本当。【5/30(月)9:00】』が出ています。

 結局は、受け取る側が惑わされなければよい、あるいは、判断や認識の自己責任でつきあうという個々のモノサシを獲得しておかなければならないということです。

  「大紀元」も、新華社、人民日報よろしく、反共の側のアジビラだなくらいの認識で見ております。ましてや看中國は、のつもりです。けして、すべてを真に受 けているわけではありません。みなさんそうだと思います。言論がウソであれホントであれ「存在する」ことは誰にも否定できません。それをどのように捉える かは、あくまでも個々のモノサシです。掲示板とは、あるいは、ネットメディアとはそのようなものだというスタンスが肝心ではないでしょうか。

 プロパガンダやアジテーションによってしても、揺るがない、判断力・認識力が必須であるように思います。そのように思うことができない方々こそが、その意に沿わぬ言論言動の存在を否定し、抹殺したいと強く願うのではないでしょうか。

その点で、今、検討されている「人権擁護法案」には多大な危惧をしております。ネット言論規制がそれによって、堂々とやれてしまうからです。法による、言論弾圧が、まかり通ってしまう可能性が大です。

人権擁護法が可決される公算が強まっています(法案全文)
http://f48.aaa.livedoor.jp/~charge/
まとめサイト:人権擁護(言論弾圧)法案反対!
        サルでも分かる?人権擁護法案
        人権擁護法案BLOG(臨時)
人権擁護法案
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/protection_of_human_rights/

『九評』(共産党についての九つの論評)
http://www.epochtimes.jp/editorial/9ping.html
(韓国はもう飲み込まれてしまったようですが、共産主義国にはなりたくないと思います。)



[1662] けちつけはやめて二次でも三次でも 投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 14:14  

 情報をください。あとはおのおのが考えます。それだけです。
 否定するなら、否定するに足る、情報をください。
 相手の思念、思考をいたずらに非難しても仕様のないことです。それこそ、板の無駄遣いになりますからよしましょう。以上です。



[1661] Re:[1660] [1656] コアは受容する側のリテラシーの問題である 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/31(Tue) 14:10  

中国の医者さま。
「中国発」
ということですので、それを信じて、今しばらくは、現地の状況を、引き続き、ウォッチングしていきたいとおもいます。
ただし、私どものこの掲示板のスタンスは、変えないでいきたいと存じますので、お気に触る面もあるかもしれませんが、できますれば、今後とも、よろしく情報交換できますれば幸いです。


[1660] Re:[1656] コアは受容する側のリテラシーの問題である 投稿者:中国の医者 投稿日:2005/05/31(Tue) 14:04  

ネットに流布される情報は所詮二次情報、三次情報です(もちろん正しいものもありますが...)。問題は、それに憶測、邪推、ほら、妄 想がいとも簡単に混入し、現実と空想とがごっちゃになり、自ら、現実と空想の「トワイライトゾーンやグレーゾーン」を作り出してしまうことでしょう。

「ネット言論、云々」と言った、一般論をとやかく論じるつもりは毛頭ありません。

こ の掲示板に流れていた、青海省の鳥インフルエンザとそれにまつわる話題には、少しの二次情報(どこそこがどう言っていたといった類の情報)のほかに、たく さんの「たぶん...気がします...おそらく...あやしいもの...」といった、憶測や邪推、空想(しかも的外れなもの)が混入していた、と指摘した までです。

二次情報や三次情報が集められて掲載されることは有難いことですが、根拠の無い憶測や、理に適っていない推論、空想が幅を利かせ始めると、“「知」の探求”どころではありますまい。

これこそ、まさに“結局、歴史(経験)の事実を軽んじるという、...性格...が、今回...ガセネタに飛びつく結果”に陥る原因となるのではないでしょうか?

中国発






[1659] Re:[1657] [1656] コアは受容する側のリテラシーの問題である 投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 12:19  

 結局、歴史(経験)の事実を軽んじるという、過去を水に流す日本人の民族性あるいは大方の性格(戦前からそうなのか戦後そうなってしまったのかは不明)が、今回のフィリピン日本兵ガセネタに飛びつく結果となったのでしょう。
 大手マスコミでさえこうです。↓これは一理も二理もあるでしょう。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050531
 みな乗り遅れまいと、船上から走り出るネズミよろしく、いっせいに自滅したようです。まあせいぜいこんなものでしょう。一社でも、大勢とは違う冷静な判断ができたでしょうか?
 情けない姿をさらしたマスコミは、一層その信頼を失いましたね。これもまた、水に流して忘却の彼方に沈めてしまうのでしょうか?

 


[1658] 朝日新聞が11億8600万申告漏れ、3億8千万追徴 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/31(Tue) 11:53  

うひゃーーーーー。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050531-00000404-yom-soci
日本国中の金満メディアの終末的予感がしますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050531-00000404-yom-soci


[1657] Re:[1656] コアは受容する側のリテラシーの問題である 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/31(Tue) 11:47  

ときさん。
お話の中の、
「ネット言論が大きく監視規制されている」で思い出しましたが、今朝、ウォッチしていましたら、こんな記事がありました。
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/05/200505302242.shtml
ですが、告発的サイトがつながりにくくなっていて非常に遅いという記事ですね。
また、ここhttp://www.peacehall.com/news/gb/pubvp/2005/05/200505310034.shtml
では、中国駐在の大手メディアの鳥インフルフルエンザ取材の限界を指摘しているようです。

http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/05/200505302242.shtml


[1656] コアは受容する側のリテラシーの問題である 投稿者:とき 投稿日:2005/05/31(Tue) 11:16  

 いろいろな、情報に関する手法・技法の問題に話題がすりかえられている(自ずとそうなっているのかもしれませんが)ように見受けられますが、故意にガセを拾って流布しているつもりも、いたずらに不安を煽るつもりも毛頭ありません。そのことはご理解ください。
 ネット言論が大きく監視規制されているどこぞやの国とは違い、日本のように、いまだその言論表現の自由がまだ担保されている中において、マスコミ・マスメディアの言論表現に満足できれば、電網を浮浪渉猟する気は起きないでしょう。

 もはや、既成の『権威ある』マスコミマスメディアに、どちらかといえばうんざりしている方々が、このような掲示板をROMしたり、思い余って書き込んだりしている状況になっているのだと思います。

  どの道、素人情報ですから、信憑性が100%というのはありえないことです。その中から、おのおのが選び取る能力が新たに求められているということでしょ う。そしてそれは、ネット時代になったからこそ、一般にも求められるようになり、身に付けておくべき能力になったと思います。

 権威や確 からしさを、真に求めるのであれば、既存の確立した即時性のないツールでよいはずです。いまやそれには気持ちを満たすこともできなければ、切迫した問題意 識を埋めてくれる役割もなくなりました。今、求めているのは、トワイライトゾーンやグレーゾーンをいち早く知りたいという願望です。

  「知」の探求こそが、永遠に渇望して満たされることのない人間の欲求の根源であるように思います。それがなければ、いちいちPCに引っ付いてはいません ね。情報の取捨選択に完璧であることや間違いをおそれては、やっていけません。あらゆることに失敗はつきものです。騙されることもありましょう。しかし、 その中の一部であれ、隠れているあるいは隠された事実があるはずだ、という思いが私を突き動かします。

 なぜ、書き込むか、私の考えが明 らかに、間違いであるなら徹底的に叩く人間が必ずいて、自分ではできない思い込みや間違いを、修正できるからです。いまや、「考える脳」は電網では、集合 的な電脳であると思っています。個人で考えるということが、おそらくこれからは、過去のものとなるでしょうし、もうすでにそうなっていると思います。

 かつて「柔らかい個人主義」という概念がありましたが、いまや「溶解する個人主義」とでもいえましょう。それを理解できない方々は、すでに旧人類と化しているのかもしれません。まことに、量子論的な時代状況がどんどん進行しているという感慨を抱かざるを得ません。

 ここに考える(気付きの)ヒントを掲示しておきます。いかに国の行政手腕が稚拙かの。

農林水産省HP 施策情報(消費)
http://www.maff.go.jp/syohi.html
コイヘルペスウイルス病に関する情報
http://www.maff.go.jp/koi/index.html
PCR検査結果(平成17年5月30日更新)
http://www.maff.go.jp/koi/pcr_kensa.html
 たかが、コイだけの病気で、まん延防止も失敗(最初から成功できるわけもありませんが)、いまだに「まん延防止対策」、「根絶」の方法でやっているようです。もはや各地の行政は、パニックです。ある意味、どうでもいい余計な仕事に追いやられています。
 まあ、おそらく、たかが「コイ」だけの病気ですらこうですから、トリやウシも、推して知るべしです。

 まずは、世の中を疑ってかかる、これがネット社会に生きる人間のコモンセンスでしょう。
[1655] Recombinomics にリンクしていただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/31(Tue) 10:41  

Recombinomicsのリンク集
http://www.recombinomics.com/news_links.html
なんですが、ここに、この掲示板と、「過去ログ集その6」
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htm
がリンクされています。
光栄なことです。

http://www.recombinomics.com/news_links.html


[1654] Re:[1650] [1649] [1645] [1643] [1640] 隔靴掻痒の状態 投稿者:中国の医者 投稿日:2005/05/31(Tue) 09:21  

> ただ肝心のWHOなりFAOが、本当のところは、どのような感触を
> もたれているのか、今ひとつ、わかりかねますね。

国連機関の株主は加盟国政府、各機関はまさに「事務局」であり、従って、情報源は相手国政府が公式に「無い」と言えば、「無い」とせざるを得ないでしょう。

> その翌日のWHO記者会見で「国際社会は中国の報道をまったく
> 信用していない」といわれて...

ということがあったのであれば、別の情報源からのかなり確度の高い情報があったからでしょうが、そうであったとしてもこのような公式の場での物言いは、「事務局」としても、相当の覚悟があったことは想像に難くない。

中 国政府の情報の操作や隠蔽の体質は益々著しいものになっているようですが、より面倒なのは、「何も起こってないだろう」と高をくくって何時までも轟然と構 える体質も、あの政府にはそのまま残っていることで、そのため、情報の操作や隠蔽のまえに、何も事実を把握していないこと、そういったことが大いにあるの も、これまた大きな問題です。

国際機関、国家機関、民間、個人から得られる情報には、アクセスできる情報源に違いがあり、従ってそれぞれの情報には、量の違いよりも、質が決定的に違う。

国家や国民のセキュリティに関わる場合には、多数の異なる階層に情報源を持ち、質の異なる情報をつき合わせることで、事実に肉薄し、対策を事前に講じることが必要でしょう。

情 報の操作や隠蔽、あるいはその前段階としての情報の迅速な収集能力のない中央政府を要する国の事情を詳細に掴むためには、国際機関や国家機関、公的機関に はあまり期待できない、と見るのが良いでしょう。むしろ国家機関、公的機関と協力できる、民間や個人が不可欠なのです。

情報収集においては国家機関、公的機関は民間や個人を大切にしなくてはならない。

青海省の場合は、「旅人」を一人、現地に送り込めばよいのです。


[1653] 自己情報コントロール権 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/31(Tue) 07:44  

「自己情報コントロール権」とは、他人のところにある自分の情報がどう扱われているかを知り、内容に間違いがあれば訂正できる権利だ が、昨日、金沢地裁は、県と地方自治情報センターに原告住民の個人情報を削除するよう命じる根拠として、「憲法一三条が保障するプライバシー権には自己情 報コントロール権が重要な一内容として含まれる」と指摘し、自己情報コントロール権に含まれるとした本人確認情報のうち、「氏名、住所、生年月日、性別の 四情報は秘匿を要する程度は高くないが、住民票コードとその変更情報は、各種の個人情報を集めることができるため、秘匿を要する程度が相当高い」と指摘し た。
同種の指摘は、昨年11月の簡易裁判所での東京海上日動火災保険(10月に合併で名称変更)の個人情報漏洩問題でも、なされた。
今回の判決について、住基ネットに離脱や不参加などの対応をとっている自治体でも、横浜市の反応と、国立市・杉並区の反応とは分かれている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20050531/lcl_____kgw_____003.shtml参照
す なわち、横浜市では、現在は暫定措置であり、究極の落着するところは「市民選択制」では無く、「将来の全員参加を前提」としつつ、「現段階では個人情報保 護の総合的な安全性を確認できないため」、限定的に個人が不参加を申し立てることができる、との論理にたっているとして、今回の判決の趣旨とは違うとして いる。
国立市と杉並区とは、今回の判決に賛意を示している。
結局、横浜市の言いたいのは、個人離脱で、虫食いだらけのデータベースを元にでは、効率的な行政をすることは不可能という立場なのだろう。
横浜市の見解は、良心的で、住民サービスの基本にたった、堅実な考え方であると、私も思う。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050531-00000009-san-pol


[1652] Re:[1649] [1645] [1643] [1640] ProMED情報 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/31(Tue) 07:16  

中国のお医者さん、これは2003年のSARSのときですけれども、当時の中国の政治背景がわかる記事と思いますので、抜粋いたしますね。

>(中国政府は医療従事者に「この件(肺炎の蔓延の件)は話すな」と緘口令を敷いていました。(タイム誌)
>香港紙、中国政府を批判 SARS情報非公開で(4月2日の記事)
> 中国・広東省で大流行した新型肺炎(SARS)とみられる疾病情報を迅速に公開しなかったとして、香港紙の一部が、中国政府への批判を強めている。 香港 でも猛威を振るうSARSの感染源が同省とみられているため、大きな被害に遭った市民の怒りを代弁した形だ。 2日付の香港紙サウスチャイナ・モーニン グ・ポストは社説で、中国政府の情報提供の遅れで「流行が世界的に広まった」と批判。「国際社会が求める中国の重要性を理解すべきで、国家イメージを損な うといった時代遅れの考えを捨てるべきだ」と訴えた。 日刊紙、信報の論評記事も「北京政府は肺炎の警告を出さなかったばかりか、感染状況についてもぐず ぐずして発表しなかった」と指摘。「報喜不報憂(不愉快なことを伏せて、良いことだけを知らせる)はもともと一党支配政治の特色で、情報の抱え込みが常態 化している」と断じた。 (共同)ttp://www.sankei.co.jp/news/030402/0402kok135.htm
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/gaimushou.html#nihonjinshinu
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/ChinaSEIJI.html
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/CHAINAhoudou.html

> 二次情報、三次情報、憶測をもとに、あれやこれやを、つべこべ言っている暇があるのであれば、現場にひとり、信頼のできる「情報収集員」を送り込めばよいのです。今なら、現場へのアクセスもある程度までは可能なはずです。

国 家の危機管理としてここまで出来たらすごいですね。同意いたします。SARSのときは、Time誌がすっぱ抜きをしてくれたのですが、今回は本当のところ はどうでしょう。新しい情報を待ってるんですよ。ここで。ネット上では、この問題の続報に「注意」して、watchして、関する情報を提供くださる方々が 集うところは、今のところこの掲示板しかありませんから。


[1651] Re:[1648] [1641] [1639] [1615] [1613] [1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/31(Tue) 07:02  

わーい!本当に中国在住のお医者さまのご登場なんですね?

> 問題は感度の高い有効な情報源を世界中の各所に配置しようとしない、永田町や霞ヶ関にあるのです。

これはホントですね。

北京大使館の、電話番号
> 在中国日本人に対する呼掛けを加えたのは、注目に値しますね。

こ れも進歩だと思いました。SARSのときは、米国などが自国民を撤退させているのに、在中邦人を守る立場の北京大使館の大使は「権威ある中国政府の数字を 信じてやっている」と発言し、その翌日のWHO記者会見で「国際社会は中国の報道をまったく信用していない」といわれて恥かいてましたからね。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/gaimushou.html
恥 かくだけならいいけど、日本人の安全確保を放棄していたと私は思いました。「公式情報」を信じていたら「病原体の性質」によっては殺されるかも、と私は思 いましたね。それと、中国の隠蔽体質。そういう背景があるからこそ、こうした未確認情報を注意してwatchしているんです。

> いずれにしても、こちらでお答えできることなら、お返事致します。

現地での情報はどうですか?青海の様子などの情報は入らないのでしょうか?ここはみんなが情報を持ち寄るところなので、ぜひご提供をお待ちしております。(^^


[1650] Re:[1649] [1645] [1643] [1640] 隔靴掻痒の状態 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/31(Tue) 06:58  

中国のお医者さん。
おっしゃることもわかります。
ただ肝心のWHOなりFAOが、本当のところは、どのような感触をもたれているのか、今ひとつ、わかりかねますね。
中国での鳥インフルエンザの人感染を本当に無いと思われているのか、それとも、限りなく、うたがっているのか、ですね。
昨年のインドネシアの例を見ても、インドネシアは、最後まで隠蔽路線でした。
その理由のひとつには、パンデミック露呈後の経済的な打撃を恐れたというのが、主な理由でしょう。
同じような政府としての隠蔽への動機が、中国に無いといえばうそになるでしょう。
ProMED情報の最後の一言の意味は、おっしゃられることとしても、Recombinomicsのサイトでの同種の言葉での呼びかけには、内部告発に頼らざるを得ないとの悲観面でのニュアンスが感じられますね。
すなわち、中国側の「隠蔽をしていない」との否定についての根拠の説明が中国側から十分になされていない、ということについての苛立ちです
ここhttp://www.recombinomics.com/News/05300501/H5N1_China_Fails.htmlでは、こう書いていますね。
「Blanket denials are not sufficient. 」

http://www.recombinomics.com/News/05300501/H5N1_China_Fails.html


[1649] Re:[1645] [1643] [1640] ProMED情報 投稿者:中国の医者 投稿日:2005/05/31(Tue) 02:16  

> 中国のお医者さん。
> このProMED情報のこの最後の一言は、「むしろ、ここまで来れ
> ば、積極的な whistle-blower( 内部告発者)を歓迎する。」と> いう意味に、私は捉えているんですけれどもね。

というのは深読みし過ぎ、捉え過ぎでしょう。「ここまで来れば」の「ここまで」とはどのような具体的事実を指して仰っているのですか?

言 葉通り、実証の必要な非公式情報(その中にはこの掲示板の中に散見される“情緒的憶測”の類も或いは含まれるのかも知れません)が横行しつつある、ついて はそれを実証する必要がある、でなければ憶測が憶測を呼び、何が事実で、何が憶測かわからなくなり、憶測が間違った判断や行動を惹起することもあり得る、 だからこそ「あらゆる入手可能な情報を歓迎する」、そうProMEDのモデレーターは注意喚起しているのではないですか?

感度の高いアンテナを張り巡らせて何が事実かを分析しいざというときに備えることと、憶測でもって右往左往し、自分は危機に敏感なのだと思い込むことは、全く別のような気がします。

二次情報、三次情報、憶測をもとに、あれやこれやを、つべこべ言っている暇があるのであれば、現場にひとり、信頼のできる「情報収集員」を送り込めばよいのです。今なら、現場へのアクセスもある程度までは可能なはずです。


[1648] Re:[1641] [1639] [1615] [1613] [1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:中国の医者 投稿日:2005/05/31(Tue) 01:57  

> しかし、それを否定する根拠も無いのが現実です。

という理由でもって、根拠のない、情緒的な憶測を野放しにしていると、否定する根拠が無いというただそれだけで、「おれの発言は重要だ」、等という連中が跋扈し、結果、この掲示板の“情報源”としての質は落ちてしまうのではないですか。

フェイルセーフとやらを大切にするのはある意味で同感ですが、行き過ぎると、セーフを重視しているとの言い訳でもって、節操の無いフェイルの横行を許すことにもなりましょう。

問題は感度の高い有効な情報源を世界中の各所に配置しようとしない、永田町や霞ヶ関にあるのです。

在北京日本大使館のこれまでの振る舞いは不恰好でみっともないと思いますが、今回のホームページでの領事情報として、最後に

「なお、青海省等に滞在されている方で、高病原性鳥インフルエンザについて特段の情報がありましたら、日本大使館(010−6410−6972)までご連絡をお願い致します」

との在中国日本人に対する呼掛けを加えたのは、注目に値しますね。

いずれにしても、こちらでお答えできることなら、お返事致します。


> 要は、これら情報に対する対応をどのレベルにあわせたら、日本にとって、中期的に、リスクレスなのかということにつきるのでしょう。
> ここに、フェイルセーフの考え方が、どう発揮されるかが問われているわけです。
> ところで、本当の中国のお医者さんですか?
> であれば、いろいろ、お伺いしたいこともあるんですけれども。
>


[1646] 鼠が大増殖? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/30(Mon) 21:59  

看中國
http://www.secretchina.com/

内モンゴルのネズミの害は驚異的だ 空腹なせっかちになったネズミは仕事の羊をかむ
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/29/115505.html
(ほかの関連情報)
新疆のネズミの害は爆発するピークに入る 2003年07月31日
内モンゴル赤峰は草原のネズミの害が発生する 2003年06月01日
イナゴによる農作物の被害の以外 ネズミの害の深刻な脅しの新疆の3千5百万ムーの牧場 2002年06月15日

ウェブページ翻訳
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

 このへんの情報もガセなのでしょうか?

 鼠が異常に増えるのも、「疫病」が危惧される状況です。
生態系が全般に破綻し、元に戻ろうとする恒常性が働いている過程のように思います。餌と天敵のバランスが崩れているようです。
 農業・畜産業の無秩序な膨張が背景にあるのでは? 環境汚染問題に対する意識と知識はどうなっているだろうか?
 人間もまた生物・動物であることを考慮すれば、自然環境の過度な酷使は、結局、人間の生存を脅かすことにもなるでしょう。

環境汚染による天然漁業の損失が36億元
http://news.searchina.ne.jp/2005/0524/general_0524_001.shtml
淮河:漁民「魚を食べる勇気ない」、深刻度増す
http://news.searchina.ne.jp/2004/1006/national_1006_007.shtml
特集 中国環境問題
http://news.searchina.ne.jp/topic/040.html

  海も河川湖沼も、もちろん、陸地も収奪し尽くして、やがて砂漠になる。ここ近年の急速な砂漠化は激しく、黄砂も以前にもまして大量に飛散している。無秩序 な大規模開発が何をもたらすのか、まさに一大実験場の様相を呈しているように思われる。情報が公開されていない分、なおさら疑心暗鬼にかられる。隠してし まって、ないことにする「実績」がある以上、騙された側がことさら余計に疑うのは当然である。

ましてや、人命・人権を軽視するお国柄のようですからね。
感染症も大した問題とは捉えていないのでしょう。あくまでも、実利優先で、それに不都合なことは、いつものようにないことにしてしまうのですね。


[1645] Re:[1643] [1640] ProMED情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/30(Mon) 21:40  

中国のお医者さん。
このProMED情報のこの最後の一言は、「むしろ、ここまで来れば、積極的な whistle-blower( 内部告発者)を歓迎する。」という意味に、私は捉えているんですけれどもね。


[1644] 中国の医者さん、これだという事実を教えてください。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/30(Mon) 21:25  

口蹄疫(FMD)がヒトや馬に感染しないからといって、報告に透明性を欠けば、ヒトや他の動物疾患の報告にまで疑問を広げることになる。
北京近郊の口蹄疫の発生時期は?
中国農業部の27日午後、記者会見では
「5月上旬には新疆ウイグル族自治区と北京市・延慶(えんけい)県でも流行。北京で252頭の牛が感染したため、屠殺、消毒などの措置」
http://news.searchina.ne.jp/2005/0527/national_0527_001.shtml
ProMed-mail 国際感染症学会メーリングリストのでは、http://sank100.exblog.jp/
27日付けで
The Australian、5月26日を情報源に
「万里の長城の北方田園地帯にあるDabailou村の住民によると、2005年4月末の疾病確認以来ウシ2000頭が処分されたという」
「疾病コントロールの国際協定に加盟しているからには、中国当局はFMDのいかなる発生についても国連食糧農業機関(FAO)に報告することが求められている。
FAO 中国代表であるNoureddin Mona氏は、北京近郊での流行について耳にしてはいるが「公式情報によるものではない」と述べ、「私が受けた(中国農業)省からの最新の連絡は昨朝で、 北京近郊のいかなるところでもそういった事象は無い、というものであった」と加えた。」
30日付け記載の
2005年5月26日、北京農業省獣医局長官Jia Youling氏よりのOIE国際獣疫事務局への報告では
場所. 北京Beijing自治体Yanqing郡/感染集団ウシ/臨床兆候の初検知日 5月5日/検査室診断結果判明日 5月25日
曝露 2464頭/発症患畜 252頭/死亡 0/処分 2464頭/屠殺 0





[1643] Re:[1640] ProMED情報 投稿者:中国の医者 投稿日:2005/05/30(Mon) 21:15  

最後の一言が重要なのです。

Moderator注:この非公式情報は実証する必要がある;あらゆる入手可能な情報を歓迎する。

マッチポンプでも火は出るし、煙も出るのです。


[1642] Re:[1639] [1615] [1613] [1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 21:10  

中国の隠蔽は、つい最近のSARS事件でも強烈な前歴がございますから、一般的に疑われるのは仕方のないことではございませんでしょう か。というか、今SARSの情報源サイトを読み返すと改めて唖然とする。。。これだけ隠蔽されて、うそつかれて(^^;、今回、危機管理感覚、警戒意識を 持たないほうが私は心配です。

SARSのときはこんなんでした。
========
258 名前: ■■広東省:先月までに792件/31名死亡してました実は■■投稿日: 2003/03/26(水) 15:46(番朝掲示板から)
RTHK2003-03-26 14:35 中国・広東省政府は、2月末までに、省内では792件の正体不明の肺炎症例があり、そのうち31名の患者が死亡していたことをとうとう告白した。
スポークスマンによれば、症例の殆どは広州市で起きていた、という。 死者がいつ死んだのかについては説明を拒否した。
数日前の時点で、当局は昨年11月以来、広東省では305件の肺炎症例があり、5名が死んでいた、という内容を発表したばかり。これがSARSであるかどうかは説明がない。

===========
SARSの情報源
中国当局の情報公開の状況 の履歴から。ほかにもたくさん。http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/CHAINAhoudou.html
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/
ごちゃごちゃ読みにくいけど、当時はすごく情報が集まりましたね。
===========

話変わってBSE情報です。

米産牛肉解禁に影響ない OIE基準で農水次官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000120-kyodo-bus_all
大臣等記者会見(議事録はまだですが)
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/index.html

こういうのも、他の公開審議会も、全部即日Web放送になったらいいなぁ。


[1641] Re:[1639] [1615] [1613] [1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/30(Mon) 21:09  

中国の医者さん。
まあ、そういわれてしまえばそうですがねぇ。
大紀元の報道も、根拠が無いといえば無いのは事実ですが。
しかし、それを否定する根拠も無いのが現実です。
要は、これら情報に対する対応をどのレベルにあわせたら、日本にとって、中期的に、リスクレスなのかということにつきるのでしょう。
ここに、フェイルセーフの考え方が、どう発揮されるかが問われているわけです。
ところで、本当の中国のお医者さんですか?
であれば、いろいろ、お伺いしたいこともあるんですけれども。



[1640] ProMED情報 投稿者:とき 投稿日:2005/05/30(Mon) 20:59  

ProMED
http://www.fas.org/promed/

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

20050526-0010 ( 2005/05/25 ) PRO>Avian influenza, human - China: susp., RFI
中国 - トリインフルエンザ
鳥 インフルエンザ、ヒト患者-中国:疑い、情報提供の依頼# 重症鳥インフルエンザにより患者数名が死亡、当局が疾患感染制御対策を開始。情報源:Boxun.com、5月23日。最近青海省で多数の人々が鳥インフ ルエンザのため死亡した。2005年4月上旬現在、感染発生地域では数件の渡り鳥死亡が確認されている。4月末までにヒト患者数件が発生し始めた。5月1 日以降、この地域を訪れた観光客数名が感染後重症化し、うち6名が死亡した。 2005年4月には、ヒトと家畜の両方を巻き込む大規模な感染播種が発生した。感染地域は広大であるが、人口は極めて低密度な地域である。そのためヒト患 者と飼育動物双方を巻き込む大規模感染は比較的気づかれにくい。野生の鳥類は自由に渡りをするため、感染伝播地域を拡大させる。中国当局は流行を認め、感 染地域の封鎖を開始した。この問題のために、中国保健相(副首相) 呉儀Yi Wu女史は訪日予定を短縮し、中国に帰国した。感染地域の地方ニュースによれば、死亡患者数は6名以上に上る。死亡患者全員が省外からの渡航者である(地 域住民ではない):2名は四川省成都Chengdu市から(男性1名、女性1名)、男性1名は重慶 Chongqing市からの観光客である。残りの死亡患者の出身地は不明である。この情報は流行地域を訪問した人から寄せられた。 [Moderator注:この非公式情報は実証する必要がある;あらゆる入手可能な情報を歓迎する。]

 火のないところに煙はたたない。



[1639] Re:[1615] [1613] [1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:中国の医者 投稿日:2005/05/30(Mon) 20:40  

たぶん...気がします...おそらく...あやしいもの...。

下のような憶測ばかりで構成された投稿があまりにも多いですね。

青海省の青海湖の周辺については、個人的な旅行は先週の時点では規制されてはいないので、現場に行って、状況をご自分の目でご覧になられてはどうですかねぇ。

何 とかという記者の方と、青海剛察縣の疾病モニター・センター(疾病監控中心)...正しくは青海省剛察県疾病預防控制中心です...とのやりとりを取り上 げたところで、だからどうなのか、という気もします...(中国の田舎の公的機関に電話での突撃取材をしても彼らにはまともな対応できませんよ...慣れ てないのだから)。

これだという事実を見つけ出しそれを示すことで、その事実そのものに事実を語らせる、そういうことは無理ですかねぇ。




>  たぶん、ヒトが感染したインフルエンザがA型であるのかB型であるのか確認する検査キットが普及しているのは、日本と韓国だけではないでしょうか。中国 ではそれすらなく、ましてや、特別なところでないかぎり、インフルエンザウイルスの型を同定するなんてやってないような気がします。
>  今回はたまたま、外部から入ってきた野鳥(渡り鳥)が大量死したから、たまたま騒いでいるだけでしょう。H5N1型を確認したのは、どこの機関でしょう か? おそらく、海外から入った調査機関ではないでしょうか。鳥インフルエンザワクチンもあやしいものです。なんたって罹ってしまって生き残っているもの に、いくらワクチンをやったって全く意味がないのですから。
>  人のインフルエンザだって、適当な処置をして終わりでしょう。結局は、生きるものが生きて、死ぬものは死ぬということしかやってないでしょう。もう鳥インフルエンザが人に感染しているという考えは捨てましょう。
>  中国では、何の型かはわかりませんが、まだ諸外国では経験のない新型が人のなかでもう発生しているとおもって向き合う必要があるでしょう。意外と周辺諸 国(タイ・ベトナム・カンボジア)のH5N1型ヒトインフルエンザは、中国からのヒトヒト感染の疑いが非常に高いのではないかと思います。
>  いきなり、鳥からヒトへ、種を飛び越えて感染できるようになるとは思えません。
>


[1638] Re:[1627] OIE新基準と20ヶ月除外 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/30(Mon) 17:55  

虹屋さん。
これについては、ブログ「「適切な保護の水準」と「OIE基準」との乖離の幅」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=279のほうで書いたことがあるのですが、OIE基準とSPS協定とは、相対的な関係にあるということですね。
上 記プログでは、跳び箱にたとえたのですが、今度のOIE総会で、牛肉の安全性について、OIE基準がゆるめに設定されるならば、このSPS協定での「適切 な保護の水準」と「OIE基準」との間の乖離は、広がるのであって、もし、輸入国が、現在の国内安全基準を守ろうとすれば、広がったSPS協定での「適切 な保護の水準」と「OIE基準」との間の乖離についての科学的証拠を用意しなければならないということになりますね。
跳び箱にたとえれば、跳び越 してくる側(輸入国側)から見れば適切な高さ(国内安全基準)の跳び箱だと思っていると、いつの間にか、飛び出し地点(OIE 基準)が深く掘り下げられていて、飛び出す側(輸出国側)の方から、「何でこんな高い跳び箱を作ったんだ。もっと低くセイ。」とイチャモンをつけられてい るようなのが、現在の日本の立場で、そのイチャモンに対して、従順に、唯々諾々と、せっせせっせと、跳び箱の高さを、低くしているのが、日本の食品安全委 員会ということになりますね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=279


[1637] 血液製剤によるHIV感染問題調査研究委員会サイト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 15:47  

血液製剤によるHIV感染問題調査研究委員会サイトhttp://133.70.21.55/yakugai-hiv/index.html
WebにUPくださっているようです。
第2次報告書は、「HIV 感染問題に関わった医師の聞き取り調査報告書」という内容なのかな?まだWebにはUPいただいていないようですが。。薬害はHIVしかりHCVしかりヤコブ病しかり、人災的側面が大きすぎるような。。


[1636] Re:[1634] 感染症流行前に治療薬可能に、というニュース 投稿者:とき 投稿日:2005/05/30(Mon) 15:21  

 しいていえば、赤ちゃんが、母親の抗体で、一時的にしのいでるようなものです。それを用いるということは、緊急的措置で死に至らしめないというだけの方法にすぎず、結局は、獲得抗体でない限り、再び感染の危機を拭い去ることができません。
  本物(野生株)であれ、偽物(人工株すなわちワクチン)であれ、確実に一度感染を被ることが安心できる方法です。そのための「ワクチン」です。ウイルス感 染は、「経験する」ことにまさるものはありません。いかに発症しても死なないで快復するか、あるいは不顕性感染で抗体システムを獲得するか、それにかかっ ています。
 誤解なきよう。ご存知であれば申し訳ございません。
 根絶、制圧なんて勘違いもはなはだしい。それは学者の弁ではなく、素人が言うことです。せいぜい、「克服する」(という名の順応・馴致ですが)といえる位でしょうか。

 根本的な危機管理は、あくまでもワクチンを処方できる体制を流行前に整えておく、あるいは、処方してしまう(ほかの予防接種のように)しかありません。その意味では、ウイルスを用いたバイオテロとほぼ同じです。

  この国には、実際機動するべき「危機管理」体制がないと、つくづく痛感いたします。炭疽菌や天然痘に対するワクチンや薬剤もごく一部の人のための備蓄で しょう。とても間に合いませんね。ましてや、自然に存在するウイルスが引き起こす感染症にすら満足に対応できない。これでは、ほとんど、中世ヨーロッパの 時代から進歩がないようなものです。

 渡航者の検疫期間をもうけていたり、駅(外来者)や病院(病人)を町や村から離して設置していたり、住宅では訪問者を通す部屋と普段生活している部屋を分けていたり離れをつくっていた時代のほうが、数段「疫病」対策がしっかりしていたように思います。

  「疫病」は、大地震や大津波と同じ自然災害(天災)です。が、たぶん、怖ろしさはそれらとは比較にならないでしょう。じわじわ進行していくのを見せつけら れるのですから。地震や津波は、気がついたときは事後です。本当によく想像力を働かさないと「疫病」の怖ろしさは理解できないのかもしれません。あまりに も日本人はそれを忘れてしまってるように見えます。せめて、何十年もまえの津波経験地帯が、いまだに語り継いでいるように、すこし「疫病」についても考え ておいたほうが良いでしょう。けっして、完全に克服されたわけではなく、今後も繰り返し繰り返し何度でも襲来するのだと考えておかなければなりません。そ のための「危機管理」はぜひ必要でしょう。それもまた「国防」の大きな一分野と思います。



[1635] 愛媛新聞さんの社説 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 14:41  

2005.05.30(月)  牛肉偽装判決 農水省の責任も問われている
http://www.ehime-np.co.jp/shasetsu/shtsu20050530.html
か ら抜粋→ 判決について農水省は、「不正を防止するチェック体制が甘く、税金をだまし取られる制度になったことは反省すべきだ」とコメントした。まるで、 よそごとのようではないか。今からでも決して遅くはない。事件を再検証して、ずさんな制度を作った経緯を国民に詳しく説明する責任がある。
 今回の判決は、業界偏重の農水省の姿勢に根本的な転換を迫っている。BSE対策で失墜した信頼を取り戻すには、国民の側に目を向ける行政の原点に帰るしかない。


[1634] 感染症流行前に治療薬可能に、というニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 14:10  

理研:抗体作成、約1週間 感染症流行前に治療薬可能に
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050530k0000m040119000c.html
病 原体から体を守る「抗体」を試験管内で1週間程度で作れる新手法を、理化学研究所の研究チームが開発した。鳥インフルエンザなど人に感染して大流行を起こ すような新しい感染症に対し、迅速に治療薬を開発する道を開いた。29日付の米科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」に掲載される。(略)

http://www.nature.com/nbt/index.html


[1633] 流行性脳脊髄膜炎 投稿者:とき 投稿日:2005/05/30(Mon) 13:20  

 それが、ウイルス感染症であるとしたら(中国は一切、ウイルス性とは発表していない。細菌性と発表。ウイルス分離試験もやっているかどうか疑わしい。米国のBSEと同じかもしれない。疑わしきは検査せず。)、
もう、アジア全域に散発地域があって、流行地は、ウイルスと共生している可能性があります。
 今後、自ずと証明されることになるでしょう。非常に厄介です。


[1632] BSE&vCJD問題と献血のニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 13:20  

<献血>80〜96年英国に1日以上滞在者は禁止に(毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000044-mai-soci
献血禁止は6月1日から 80−96年の英国滞在者(共同)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bovine_spongiform_encephalopathy/
大規模病院の30%「輸血後検査せず」 国通知後にも(産経)
http://www.sankei.co.jp/news/050529/sha045.htm
[解説]救済第1号 輸血感染の追跡、現状は不十分(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050225so13.htm
(5/30)献血禁止は6月1日から、80―96年の英国滞在者対象
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=0

「対象となるのは364万人」とのことです。

話変わりますが、こんなニュースがありました。
「予防原則」の考え方をわかりやすく解説=市民団体が入門書を作成
http://www.jc-press.com/news/200505/053004.htm


[1631] 食品安全委員会プリオン専門調査会(第25回)の開催について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 13:16  

http://www.fsc.go.jp/osirase/prion_annai25.html
1. 開催日時
平成17年5月31日(火)15:00〜17:00

3. 議事
(1) 肉骨粉の焼却灰及び炭化物、並びに蒸製骨粉の製造過程で生ずるにかわかすの肥料利用について
(2) 米国及びカナダから輸入される牛肉及び牛の内臓について
(3) その他
========
輸入再開が決定しているような表現ですね。


[1630] Re:[1626] 今年2月に猛威をふるった流行性脳脊髄膜炎と、鳥インフルエンザとの関係 投稿者:とき 投稿日:2005/05/30(Mon) 13:02  

>流行性脳脊髄膜炎は、実は、鳥インフルエンザの人感染なのではなかったのかと、言っている。

 もう、「『鳥』インフ ルエンザが感染」でなく、それが、変異したものがヒトヒト間感染している、ヒトインフルエンザの可能性が非常に高い。『新型』と思われる「インフルエン ザ」と認識しておいたほうがいいでしょう。もう、「鳥インフルエンザがヒトに感染した」という言い回しは、紛らわしい誤解を与える表現のように思います。 鳥インフルエンザ起源の「新型」インフルエンザかもしれないというところでしょうか。

 ウイルスを分離同定する設備機具・施設は、そんな にあっちこっち普及しているわけではないでしょう。日本だってよほど大きい病院でない限り、そんな設備はもちあわせていません。しかも、ウイルスが分離で きるのは宿主が発症流行中は可能でも、快復してしまったり、死亡して数日経過してしまえば、検出は不可能になります。

 罹ってもほとんど 死なない程度のウイルス感染症の流行はあまり、気付かれることがないままかもしれませんが、死亡者が出ているとなれば別です。今年の春節期の「流行性脳脊 髄膜炎」は、非常に気になります。一番、人の移動の激しい行事の時期でもありましたし。中国国内で流行したということは、そのなかで、新たに感染を受けた ところと、もう「古漬け」になっているところがあるということです。

 結局、ウイルス感染症も、早いもの勝ちならぬ、早く罹った者勝ちのようなものです。情報を隠蔽しているとなれば、中国はある意味タチがわるく、自分たちがいちはやく済ましてしまった感染症を、ほっかむりで平気で世界にばら撒くようなことをやっているようなものです。

  さて、季節的に体が冷える時期になれば、人間の移動に制限をかけれない以上、日本も流行する覚悟を決めておいたほうがいいでしょう。(おそらく、もう入っ てきていても、タミフル等で、ほかのインフルエンザ同様、なんとか対処してしまった可能性もあります。思いがけないタイミングで公式発表になるかもしれま せんね。)



[1629] Re:[1628] [1618] [1615] [1613] [1611] 報道といえば。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 12:40  

選択的になりがちな報道もそうなんですが、あの、例えば日テレなどの、人の不幸を仰々しい効果音とナレーションともにしつこく報道する ワイドショー、その場凌ぎのテキトーな発言をするコメンテーター、あれを、もっともなんとかすべきですよね。TVは影響が大きいです。特にワイドショー。 よく引き合いに出される「牛のガクブル映像?」もそういう所が煽り音楽とともに流していたんだろうか?
専門家の発言にしても何かに都合のいい切り貼りの報道ではなく、その専門家がいいたい「前提」や「注意事項」まできちんと報道してほしいです。

こういう話題は掲示板汚しですね。失礼いたしました。


[1628] Re:[1618] [1615] [1613] [1611] 危機管理について思ふ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 12:25  

笹山さん、
「メディアは、常に微妙な問題を報道する際に選択的になりがちであるが、そのことが、政府をして、世界の疾病を無視させることにつながらせる。」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=284
拝見させていただきました。ご紹介、翻訳をありがとうございました。

最近私は「プロフェッショナル」という言葉についてよく考えます。その「職」についてお金もらっている以上、その部門におけるプロフェッショナル意識を持つ必要があるのではないかと。

以 前、意見交換会かな?そこに行ったときに、行政の方より「みんな(行政・国)が一生懸命やっているんです」というような話が出たことを記憶しています。確 かにそうだと思います。ありがたいことです。でもね、税金もらって働いている以上、情報収集にしても何にしても、もうちょっとプロフェッショナルになって くれ、と。せめて、多くの国民が提供している「情報」の分析くらい、ちゃんとやってくれよ、と思うのです。意見交換会での情報提供や、パブコメの扱いなど にしても。あれはいったいなんだったんでしょう。

私のいいたい「プロフェッショナル意識」というのは、特権階級意識でもない、倣岸不遜でもない、職人気質というのか、職業倫理というのか、うまくいえませんが、うーん。

最近、ちょっとあほらしくなってきた、私が感じることです。



[1627] OIE新基準と20ヶ月除外 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/30(Mon) 12:04  

笹山様
28日に決議されたOIE新基準の詳細は、不明ですが報道によれば、@BSE牛や疑わしい牛由来でないA特定危険部位 SRMによる汚染防止が行われているB30ヵ月齢以下の牛由来であることの条件に牛肉は、BSE発生の有無や程度などとは無視して、生産国のBSEリスク ステータスとは無関係に貿易する品目に入れられました。
 「BSE牛や疑わしい牛由来でない」ことを満たすために日本に輸出される牛肉はBSE検査で陰性の牛の肉であることを求めることは、SPS協定での「適切な保護の水準」にあたり、そのような上乗せ規制は可能なのでしょうか。
  もし可能なら、牛海綿状脳症対策特別措置法第7条第1項の厚生労働省令で定める、と畜場における牛海綿状脳症に係る検査の対象となる牛の月齢を21月とす る改正が行われてしまうと、どのような国であれ、米国やBSE多発の英国であれ、輸出国にBSE検査を求める上乗せ規制を要求する法的根拠を失ってしまう のでしょうか。それとも、個別の2国間交渉で、上乗せ規制は可能になるのでしょうか。笹山さんの5/17のWeblogをみると、個別交渉では無理のよう に思えますが・・
 仮に、原則全頭検査ただし日本の飼料規制や検査技術を理由に20ヶ月以下は検査除外という除外規定の新設なら、どうでしょう?
 この21ヶ月の一部改正(案)についてのパブコミの締切りは、6月9日です。


[1626] 今年2月に猛威をふるった流行性脳脊髄膜炎と、鳥インフルエンザとの関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/30(Mon) 10:59  

いつも参考にしているRecombinomicsのサイトに、今年2月、こんな記事が載った。
この記事http://www.recombinomics.com/News/02160505/Meningo_Meningitis_H5N1.htmlな のだが、今年、フィリピンのBaguio市周辺で発生した流行性脳脊髄膜炎 の患者のクラスターの数が、通常クラスターの数が4以内といわれる流行性脳脊髄膜炎にしては、4以上のクラスターがあったということと、流行性脳脊髄膜炎 は、相当密度の濃い接触が無ければ感染しないのだが、このケースの場合は、接触が希薄だったにもかかわらず、感染してしまったことに対して、疑義を呈した 記事である。
この記事を改めて読んでみると、死につながった5人の例をみてみると、一人が流行性脳脊髄膜炎で亡くなって、その方の葬儀に来ていた4人が、その10日後に亡くなったというものである。
過度の濃厚な接触はしていないのに感染してしまった。
そこで、この時の記事では、これは、流行性脳脊髄膜炎では無く、鳥インフルエンザの人感染なのではなかったのか、といっていた。
その同じRecombinomicsが、今日には、こんな記事http://www.recombinomics.com/News/05290501/H5N1_India_China_Deaths.htmlを載せている。
すなわち、インド北部ののニューデリーで、今月5月のはじめ、流行性脳脊髄膜炎が発生し、当初の死亡率は、10パーセントであったが、その後、ニューデリーと近い、インド平原で、第二回目の流行性脳脊髄膜炎の発生があったということだ。
そして、最近になって、インド政府は、2002年に家禽従事者から採取した血清から H5N1抗体があったことを発表した。
そこで、Recombinomicsでは、この北インドで発生の流行性脳脊髄膜炎は、実は、鳥インフルエンザの人感染なのではなかったのかと、言っている。


[1625] 日中記者交換協定(1964年) 投稿者:とき 投稿日:2005/05/30(Mon) 09:33  

 今も生きているはずです。これがいまや害を及ぼす以外の何物でもありません。日本だけが中国に関する報道でゆがんでいるのは、まさにこれに源があります。見直しが必要ではないでしょうか。
  当時とは明らかに情勢が違い、人もモノも、往来の度合いが比較にならないわけで、爆発的な膨張ともいえるくらいです。なぜに情報だけが当時のまま、制限さ れるのか不思議でなりません。いわば中国と同じ、情報統制されているに等しいのではないですか。日本のマスコミは、国営新華社通信あるいは、中国共産党機 関紙人民日報の公式発表がないうちは、中国に関する情報を報道できない体制になっていますね。
 いまや、もうそれでは、日本国民が様々の危機を避 けるには、非常に不都合になっています。せめて、国民一人一人が正しい情報を知り、正確に判断できるようにしていただきたいものです。マスコミ・マスメ ディアさん。(日本のそれは、共産主義の工作諜報機関ではないのだとしたら。)



[1624] これもたしか、初期に情報規制されたことが問題になってましたね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 07:54  

9カ月間、気付かず 英核施設の放射性溶液漏れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000068-kyodo-int
こういう事故のほか、いつものひび割れとか放射能漏れがあったときに、現実に修理にあたる現場の方々の声をきいてみたいです。安全なところにいる人の発表じゃなくて。

と ころで、テレビ朝日の、「日本がストップしてから米国の精肉企業の景気が悪くなり何千人をレイオフした」とかいう「日本が輸入をストップしているせいだ」 的、報道を見ました。それを発表した団体の会長はお給料いくらもらってるんでしょうか。タイソンの社長は年収2090万ドル、っていうのを見ましたが、本 当かしら。
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/namerica/usnews/20040720local556fact
「輸出止まり9000人失職、米食肉業界が再開求める 」ANN 2005/05/25(18:15


[1623] 「終わったな」と思われている(かつての)人気ブログ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/30(Mon) 07:52  

このサイトhttp://d.hatena.ne.jp/hasenka/20050520/p3で いわれている「やっぱり。環境が変わるというか状況が変わると終わってしまうものがある。苦しい境遇の芸術家が恵まれた環境になったら作品の質が変わった り、貧しい暮らしの作家が暮らしが良くなったら書けなくなったりとか、とにかく今まで多くの人に読まれていたブログが一つ無くなったのは事実のようであ る。」とのブログとは、ある地方新聞社の現役記者が、ひょんなことで有名になり、退社してからの、その方の人気ブログの内容が変質してしまったことに対す る嘆きである。
このブログのタイトルには、「へなちょこメディア周辺者による脊髄反射系ブログ」と書かれているのだが、この方からすれば、「ご自身が、すでに、へなちょこになってしまったんでいないのかな?」といいたいところなのだろう。
これと同じようなことは、数年前にもあった。
ま だ、ブログの無いときに個人サイトで、面白いサイトを運営していた某信託銀行調査部門の方が、アメリカのグリーンスパンの話などを興味深く伝えていたので あるが、ひょんなことで、既成メディアのキャスター的存在に抜擢されて、本物のお姿をブラウン管で拝見することになったときの、カルチャーショック。
何か、「ネットを踏み台にして」という独特の目にこれらの方は、さらされるのが宿命のようである。
やはり、人気ブログのサイト主というものは、孤独に耐えながら、必死にキーボードを生命線確保のモールス信号として、たたき続けているという岩窟王的シチュエーションが必要なようだ。
てな時に、今度は、「ライブドアが、宿命の敵の弾頭さんの「ブログ時評」に接近」なんて話が飛び込んできた。
こっちのほうは、乳母日傘の記者ブログだけに、岩窟王的シチュエーションは、ゼロに近い。


[1622] Re:[1621] [1618] [1615] [1613] [1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/30(Mon) 07:30  

まりちゃんさん。
専門家が「論文になっていないから、まだ、いえない。」「公式情報で無いから、まだ、いえない。」のだとしたら、そのようなかたがたの疫病対策での社会的価値はゼロですね。
ましてや、専門家でない人々の発する非公式情報を、けん制しうる立場には、もはや、無いはずです。
このサイトhttp://plaza.rakuten.co.jp/alex99/diary/200504240001/の阪神大震災発生直後での村山総理の行動は、まさに大罪に値するノー天気ぶりを示していますね。
国家危急のときに、いかに、傀儡政権の存在というものが、国民にとってマイナスに作用するかを示すものです。
ところで、中国の鳥インフラ情報ですが、この記事http://ntdtv.com/xtr/big5/aReadArticle.jsp?id=28945では、記者が現地の居住民24人に電話したところ、事態の深刻さを知っている人が、そのうちのたった二人しかいなかった、と報道していますね。



[1621] Re:[1618] [1615] [1613] [1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/30(Mon) 06:44  

> いくら正確・慎重であっても、パンデミックに乗り遅れては、まったくその情報は、意味をなさないと思います。

笹山さんおはようございます。

私は、京都の鳥フル事件のときの知事の言葉が印象に残っています。

「法律論の段階ではなく、応援に来ていただけるかがすべて」
「スピードがすべて。マニュアル(通常の手順)通りにやっていては対応できない」

http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/74143e7ea9885cc3dc7b86eeb956183e

危 機管理で印象に残っているのは、阪神の震災のときに村山首相が自衛隊をすぐさま派遣させなかったことと、初動が生死を分けるその時、生存者を探すために緊 急に申し出てくれた海外の犬捜索隊を断ってしまったこと(在駐米軍の救助申し出も断ったんですね)、HIVになるのは「宝くじより低い」確率だとして注射 を打ち続けた薬害HIVの医師の言葉、それらでしょうか。歯科の感染対策問題もプラセンタも大幅改善される様子はないし、国が雇っている研究の第一人者た ちが最新研究の情報を食の安全のためにと提供してくれても、行政担当者の中には「論文になっていない」として論文なるまでの間予防原則なんて考えない人も いるようだし、情報入手にしても何にしても、所詮、一般庶民は自衛しかないのかも、と思うきょうこのごろです。

しかしSARSの時からずっと思っていましたが、海外で普通に報道されていることが日本でされないのはなんでだろう。

事 実を事実として正確に報道してほしい、そのくらいはしてほしい、いやまじで。余計な憶測はいらないから、と、食安委の傍聴から帰ってきて報道を目にするた びに感じることが多かったです。でもその中で事実を淡々と正確に伝えてくれる報道機関をいくつか知ったのは大収穫でしたが。


[1619] Re:[1617] 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/29(Sun) 23:32  

まりちゃんさん。
1557で書きましたように、オーストラリアからのフライウェイは、この図http://yaleglobal.yale.edu/display.image?id=2228の通りですが、現実はどうなんでしょうね。
疑ってかかる面もあるのではないでしょうか。
この鳥の学名は、Puffinus tenuirostris だそうで。
これからは、報道も、学名で書いてほしいものですね。


[1618] Re:[1615] [1613] [1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/29(Sun) 22:57  

ときさん。
マスコミなり医療関係機関の疫病情報についての流布の仕方が間違っているように思えます。
すなわち、疫病情報についてのフェイルセーフの考え方が不足しているということですね。
いくら正確・慎重であっても、パンデミックに乗り遅れては、まったくその情報は、意味をなさないと思います。
あるかたは、中国で人感染が出ているかもしれないという、この掲示板の情報を「確認情報でない」、「WHOがまだ認めていない」などと、けん制されていわれるかたもいます。
しかし、それが不正確か正確か、わかった時点では遅いのです。
いわば、医療関係者や官庁の方にとっては、それでも、コンプライアンス(法遵守)を守れたと胸をはれるでしょうが、それによる犠牲者の数は、大きくなるばかりです。。
サ イト「The media has always been selective in reporting sensitive issues, but now it risks letting governments ignore world disease」http://www.sundayherald.com/49958は、今日のサンデー・ヘラルドに掲載されたコラムですが、この点をよく書いています。
私のブログのほうhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=284に概訳途中ですが、一部掲載しておりますので、ご覧ください。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=284


[1617] 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/29(Sun) 22:15  

http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY200505280182.html
時期的にちょっと気になりますね。ただの衰弱ならいいのですが、検査はしたのかな?


[1615] Re:[1613] [1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/29(Sun) 21:01  

 たぶん、ヒトが感染したインフルエンザがA型であるのかB型であるのか確認する検査キットが普及しているのは、日本と韓国だけではな いでしょうか。中国ではそれすらなく、ましてや、特別なところでないかぎり、インフルエンザウイルスの型を同定するなんてやってないような気がします。
  今回はたまたま、外部から入ってきた野鳥(渡り鳥)が大量死したから、たまたま騒いでいるだけでしょう。H5N1型を確認したのは、どこの機関でしょう か? おそらく、海外から入った調査機関ではないでしょうか。鳥インフルエンザワクチンもあやしいものです。なんたって罹ってしまって生き残っているもの に、いくらワクチンをやったって全く意味がないのですから。
 人のインフルエンザだって、適当な処置をして終わりでしょう。結局は、生きるものが生きて、死ぬものは死ぬということしかやってないでしょう。もう鳥インフルエンザが人に感染しているという考えは捨てましょう。
  中国では、何の型かはわかりませんが、まだ諸外国では経験のない新型が人のなかでもう発生しているとおもって向き合う必要があるでしょう。意外と周辺諸国 (タイ・ベトナム・カンボジア)のH5N1型ヒトインフルエンザは、中国からのヒトヒト感染の疑いが非常に高いのではないかと思います。
 いきなり、鳥からヒトへ、種を飛び越えて感染できるようになるとは思えません。



[1614] 私の掲示板が紹介されていました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/29(Sun) 18:16  

こちらhttp://www.shikinomori.net/memo.htmに私の掲示板の紹介がありました。
光栄なことです。

http://www.shikinomori.net/memo.htm


[1613] Re:[1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/29(Sun) 18:12  

ときさん。
英語圏の情報も、このサイトhttp://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=25264のように、「そろそろ、中国は、本当のことを言ってもらわないと、取り返しのつかないことになる。」との苛立ちを見せてきましたね。
もっとも、今の時点では、すでに手遅れですけれども。
昨日今日と、ご紹介した大紀元の記者の現地との一問一答で気になっているのは、すでに鳥インフルエンザにかかって、治癒して自宅に帰った人がいるらしきことをいっていたことです。
もちろん、その人が鳥インフルエンザであるとは、病院側は、確答してはいなかったのですが。


[1612] Re:[1610] 国内のインフルエンザ流行情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/29(Sun) 17:52  

ときさん。
なるほど、これで行くと、香港のインフルエンザが日本に入ってきた場合、上海型は、抗体があるが、加州型と福建型は、まだ無いということになりますね。


[1611] 全部よそのせいにしてしまう? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/29(Sun) 17:30  

ProMED情報(詳細)
トリインフルエンザ 2005/05/29 中国
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050529%2D0060
 ヒトでは、起こっていない?

口蹄疫と鳥インフルエンザの感染状況 農業部
「人民網日本語版」2005年5月27日
http://www.people.ne.jp/2005/05/27/jp20050527_50416.html

『感染地区を厳重に封鎖して消毒を行い、家きん、人、野鳥への接触を防いでいる。感染地区周辺や渡り鳥の飛来ルートの、感染の危険性が高い家きんに対して緊急の免疫措置を行った。』

 死んでる側がうつされたんですけどね。いまだに「渡り鳥からうつされる」と判断しているのでしょうか? 感染の方向が逆です。これじゃあ、感染症対策、間違ってしまう。ウイルス感染症の疫学、公衆衛生学、大丈夫なのでしょうか? 
 本来は、ウイルス感染症に、加害者も被害者もないのですが、正確な判断を誤ると、加害者(感染源)の自覚のないまま、被害者(被感染)を徒に増加させてしまいます。まさに今、中国はそれにはまっていっているような気がします。
 春節時分の髄膜炎、日本で、ずるずるはやってるインフルエンザと関連があるのではないでしょうか? 結局は、昨年のワクチンプログラムの想定外のものがはやっているということではないでしょうか。



[1610] 国内のインフルエンザ流行情報 投稿者:とき 投稿日:2005/05/29(Sun) 16:56  

国立感染症研究所 感染症情報センター
疾患別情報 > インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html

 「ウイルス国内分離状況」で、2月以降の分離状況が公開されていないのは気になります。やはり例年に比べて多いですね。

過去10年間との比較グラフ(週報)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/weeklygraph/01flu.html
インフルエンザ様疾患発生報告(IDWR)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/report.html

「抗体保有状況」インフルエンザHI抗体保有状況(速報)
http://idsc.nih.go.jp/yosoku/Flumenu.html
 抗体を保有していないのがキケンというわけです。

 鳥インフルエンザはこちら。
疾患別情報 > 高病原性鳥インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
WHO 感染確定症例数
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/toriinf-case.html
 おそらく、ヒトから鳥というわけではなさそうですから、ヒトヒト感染が、地域によっては、確実に、もう起こっていると考えなくてはならないでしょう。

インフルエンザパンデミック対策
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/05pandemic.html

 (これまでの情報と重複あるかもしれませんが、ご容赦くださいませ。)



[1608] ワクチンを的確に用いると 投稿者:とき 投稿日:2005/05/29(Sun) 14:54  

 タミフルや、リレンザの売れ行きに影響するというのはいえます。これがいやなのかな。むしろ、ワクチン株がはずれてくれたり、予測想定外のウイルスが暴れてくれれば、製薬メーカーやそれにつらなる流通企業は御の字ですね。


[1607] 「鳥」インフルエンザ、名前に誤魔化されていないか 投稿者:とき 投稿日:2005/05/29(Sun) 14:50  

ベトナムでまた1人死亡 鳥インフルエンザ(共同通信) - 3月26日18時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050326-00000132-kyodo-int

  少し前の記事ですが。まず、このニュースで誤解しやすいのは、即トリからヒトへの感染で、死亡しているととりがちになることです。まったくないとはいえま せんが、まず考えておくことは、おそらく、同じウイルスに感染を受けても、激しく症状がでて亡くなる人と、軽い症状だけですんでしまう人、あるいは、全く 症状の出ない人、ウイルスに対する感受性の個体差によって激しく差が出るということです。
 感染経路は、まず、ヒトからヒトへと考えておかなければならないことです。となれば、その地域ではすでにまん延常在化が進行していると考えておかなければなりません。
 抗体保有検査は、どこの行政体もあまり積極的はやりたがりません。まだまだ、ウイルスがまん延していると看做されたくないからです。ウイルスは根絶制圧されるべきものとの考えが主流でもあることにもあります。

 日本ですらまだこんなです。↓

人獣共通感染症の制圧狙う 4月1日、北大にセンター発足(共同通信) - 3月30日7時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000015-kyodo-soci

 笑うしかないです。トホホ。

 これでは、感染をうけても死なないで生き延びるという考えにはなかなか立てないでしょう。むしろ、かかって死ぬのは死んで生き延びるのはいきると開き直って放置しているほうがまだマシかもしれません。

 ウイルス感染症対策に有効なのは、的確なサーベイランスを行ない、迅速にウイルスの解析を行い情報を公開する、そして確実にワクチンを生産し、必要であれば処方するということです。ワクチンで擬似感染をあらかじめ経験しておく、これしかない。

 まだまだ、ウイルス学の「常識」が、一般には非常識のようです。いくら備蓄しておいても、発生して拡がりだしてからは、もう手遅れです。ワクチンによる抗体産生まではおよそ2〜3週間かかるのですから。

【中国】北朝鮮で鳥インフルエンザ、中国は感染報告なし(サーチナ・中国情報局) - 3月30日10時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000003-scn-int

  これも、どのように考えるかといえば、感染経験のない鶏が大量にいる場所に、キャリアである渡り鳥(ウイルス共生状態)によって、初めて感染発症を経験し ているととらえなければならない。表向きの建前である「根絶」にこだわるのであれば、全量殺処分ですが、生き物の摂理からいえば、生き残るものは残し、そ れを繁殖させていったほうが、今後は、いまのウイルスにたいしては怖くないということです。(変異して現在の抗体で対処できなければまた大量死がおこりま すが。)
 では、その渡り鳥がどこからきたか、それが感染源の方角です。そして、今の中国。渡り鳥がたくさん死んで、おそらく、その地域の野鳥、 あるいは飼育鳥はあまり死んでないのではないか。つまり、もうすでに、生き延びる耐性のもっているもの、感染を受けてもへっちゃらなもので、やれてしまっ てるのではないかと思います。
 病気が起こらないとは、ウイルスがいない、罹っていないということではなく、もうすでに経験してしまったからだと みたほうが正確だと思います。死なないで安心できるのは、生まれてから早い段階で、一度感染を経験してしまったものの方です。それが、ウイルス感染症のい わゆる『二度なし』ということです。
 ウイルス感染の疫学的状況をみるときは、これを十分に心してみないとだめです。出てないとか、罹らないというのは、実はもうとっくの昔に(以前に)済ましてしまっていることが多いのです。その実、そこがキャリアの巣と化しているのですが。
 これがために、ウイルス感染症を隠蔽するということが、
『透明な情報 みんなの生命を確保する』に反していることにもなるのです。



[1605] バイオテロ対策同様感染症対策 投稿者:とき 投稿日:2005/05/29(Sun) 14:05  

感染渡航者の隔離可能に 鳥インフルエンザで米

 【ワシントン1日共同】ブッシュ米大統領は1日、アジア各地で発生が確認されている鳥インフルエンザの米国への感染拡大を防ぐため、感染の恐れがある米国への入国者を隔離、拘束できる権限を保健当局に与える大統領令を出した。
 米国では、鳥インフルエンザの家禽(かきん)類への感染は見つかっているが、人への発症例は確認されておらず、発生の予防が狙い。
 鳥インフルエンザは今年に入り、ベトナムで発生が相次いでいるほか、北朝鮮の朝鮮中央通信も3月下旬、同国内での発生を報じている。
(共同通信) - 4月2日10時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050402-00000035-kyodo-int

 とりあえず阻止後に、できるだけすみやかに、ワクチン処方という手続きか。

 しかし、結果的には、ウイルスと共生できる、本来の生得の遺伝子形質を持つ(耐性を持つ)系統がいきのこって繁殖していく(種を維持継続していく)ということになるのですが。

 新型がアウトブレイクしてしまった場合、今の日本の危機管理対策では、病気を前にしてしまったとき、なすすべはほとんどないでしょう。

 迅速に見つける(検査する)体制と、かかる前にワクチンを処方しておく体制が、すぐ機動できる体制があるかどうかにかかっています。



[1603] 三種類のインフルエンザに見舞われている香港 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/29(Sun) 10:47  

この掲示板でも、今年は、まだ、インフルエンザが続いているとの指摘があったが、香港でも、今年は、三種類のインフルエンザがまだ続いているようだ。
第 一種類は、上海型といわめるH1N1乙型(B/Shanghai/361/2002)、第二種類は、加州型といわれる“甲型H3N2カリフォルニア型” (A/California(H3N2) )、第三種類は、福建型といわれる甲型H3N2タイプ(A/Fujian(H3N2) )のようだ。
去年は、福建型が多かったが、今年の加州型が多いといわれる。

http://www.wenweipo.com/news.phtml?news_id=HK0505290023&cat=003HK


[1602] 審議拒否で一番得をするのは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/29(Sun) 08:04  

この審議拒否という手法は、55年体制の手法の中で、唯一生き残ったものなのだが、この手法が「行きはよいよい。帰りは怖い」手法であることには、昔も今も変わらないようだ。
つまり、寝るのは簡単なのだが、起きるタイミングと大義名分がむづかしいというわけだ。
「本気であることが分かれば(審議拒否で)寝ていてけしからんなんて誰も言わない」なんて寝ぼけたことをいったのは、連合の笹森会長だが、第一、笹森会長ご自身が、民主党が「本気であると思っておられる」のかどうなのか、あやしい。
民主党の審議拒否で、一番利得を得るのは、これで、都議選まで、党内矛盾が露呈しなくてすむ与党に他ならないのだが。
旧社会党出身の民主党国対委員長では、その微妙なあやが、お分かりにならないらしいが。


[1601] 青海省剛察縣の疾病モニター・センターなどと記者との一問一答。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/29(Sun) 07:41  

1595に続いて、大紀元の記者が、今度は、青海剛察縣の疾病モニター・センター(疾病監控中心)などに電話での一問一答を試みた。
以下は、そのやり取りである。
http://www.epochtimes.com/b5/5/5/28/n936762.htm より

記者-鳥インフルエンザが発生していると聞きましたが、人への感染は無いのですか?
センター-ありません。
記者-感染した人が死んだと聞いているんですが。
センター-それは、うわさです。
記者-鳥は死んでいますか?
センター-このことについては、私どもは知りません。

ここで、相手は、獣医ステーションの人と、代わる。

記者-これは、鳥感染の鳥インフルエンザなのですか?
獣医ステーション-それについては、明らかではありません。
記者-そちらは、獣医ステーションではないのですか?
獣医ステーション-この問題については、われわれは、まったく明らかではないのです。
記者-前の方が、獣医ステーションに聞いてくれといったのですが。
獣医ステーション-私どもは知らないのです。
記者-中央政府機関は、疾病阻止に十分な薬品を送ってきていないのですか?
獣医ステーション-これらの点については、私どもは、明らかではないのです。

ここで、今度は地元住民との会話

記者-今度の鳥インフルエンザで、人に感染したと聞いていますか?
住民-現在は感染していないようです。
記者-どのくらいの数の野生の鳥が死んでいると聞いていますか?
住民-何羽死んでいるか、よくわかりません。
記者-中央政府のほうで、鳥や人の感染阻止のためには十分な薬品を送っていないと聞いていますが、本当ですか?
住民-そのようですね。

記者は祈連縣の衛生防疫センターに電話

記者-あなたの管轄内で、鳥インフルエンザが発生していると聞いたのですが、人は感染していないのですか ?
センター-ここまでは、鳥インフルエンザは着ていません。それは、青海湖周辺のことで、ここではありませんので、コメントできません。




[1600] Re:[1599] 新疆ウイグル自治区のサイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/29(Sun) 06:37  

こちらhttp://www.xinjiang.gov.cn/ で、英文サイトもありますね。
以下のようなサイトから手探りで情報を収集するしかないようですね。

西藏自治区
http://www.china.org.cn/chinese/zhuanti/166235.htm
新疆維吾爾自治区
http://www.china.org.cn/chinese/zhuanti/166324.htm
内蒙古自治区
http://www.china.org.cn/chinese/zhuanti/166208.htm
寧夏回族自治区
http://www.china.org.cn/chinese/zhuanti/166597.htm
広西壮族自治区
http://www.china.org.cn/chinese/zhuanti/166595.htm
[1599] 資源豊富なウイグル自治区 投稿者:とき 投稿日:2005/05/28(Sat) 22:17  

 口蹄疫が発生しているとされている地域になっている新タンウイグル自治区。ウイグル民族でイスラム教徒の住む地域です。

 なにか嫌なことが頭をよぎります。

ウイグル(ぐぐる)
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&q=%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%AB&ie=UTF-8&scoring=d

 チベットの情報は何とか知ることができますが、
http://www.tibethouse.jp/home.html
ウイグルや他の自治区のことは、いまどうなっているのか、ほとんど知ることができません。(内蒙古、寧夏回族、広西壮族、西蔵(チベット)、新疆維吾爾(ウイグル)の5自治区)
 一説には、民族浄化と称して、とんでもない弾圧やジェノサイドが行なわれているという情報も時よりみかけますが。
 実際のところは不明です。

 この日本に住んでいることがいかに幸せかということを痛感させられます。(多くの課題、難題が確かにありますが。)



[1598] Re:[1596] ネチケットさえ守っていればここ、何言っても良いのですよね? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/28(Sat) 22:05  

根本さん。
いえてます。いえてます。
日勤教育のドミノ現象ですね。
もっと、歴史的に見れば、国鉄分割当時、それにそわなかった労働組合を徹底的に分断、弱体化する手法としての日勤教育の原初形態が、すでにあったと見るべきでしょうね。
さらにいえば、民営化のとどのつまりは、経営には、民営化を標榜させておいて、いざという場合においては、監督官庁は民をスケープゴートに出来るという、官にとつて、おいしい手法であることも、今回の事件でよくわかりましたね。
官は民を「難信難解(なんしんなんげ)」の心を持って、もっと辛抱強く見ていかなければならないのではないでしょうか。


[1597] バイアグラ服用で、視覚障害が発生することをFDAが警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/28(Sat) 21:31  

このサイトhttp://www.bergen.com/page.php?qstr=eXJpcnk3ZjczN2Y3dnFlZUVFeXk2MTAmZmdiZWw3Zjd2cWVlRUV5eTY3MDAxMjQmeXJpcnk3ZjcxN2Y3dnFlZUVFeXk1
によると、FDAは、昨日、バイアグラや同様の効果を示す薬を服用すると、視覚障害を起こすというレポートを発表した。
しかし、FDAは、このバイアグラと視覚障害の関係は、まだ、確立された因果関係にはいたっていないとも、した。
バイアグラは、1998年に、ファイザーが開発したものであるが、そのユーザーから、38ケースもの視覚障害発生の報告を受けているという。
また、バイアグラと同様の薬であるCialisや Levitraについても同様の報告があるという。
この視覚障害の程度はさまざまで、 一部の視覚欠損から、全盲に至るまであるという。
これらの薬の商社は、全世界で二千八百万人もいるといわれるが、ファイザーでは、今後販売される薬のパッケージには、その旨の注意書きを書き入れるという。
この症状は、虚血性視神経症として知られるもので、NAION(「非動脈炎性前部虚血性視神経症」)ともいわれるもののようだ。
NAIONの症状は、老人によく見られるものだが、急に一過性の視覚障害が出て、それが、永遠の障害につながるものであるようだ。
NAISONの原因として、視神経の上の毛細血管を流れる血流が不十分なことに起こると考えられている。
もし、バイアグラが視覚障害の原因であるとするなら、この視神経上の毛細血管に何らかの作用を及ぼすためと、思われている。
ミネソタ大学の研究によると、小グループの中で、50歳から69歳までのNAIONの症状を持つ男性で36時間以内にバイアグラを服用した人は、7人いたという。
臨床実験では、バイアグラを服用し一万三千人がNAIONの症状を示したという。
Cialisや Levitraの服用者についても、同様の傾向にあるようだ。

http://www.bergen.com/page.php?qstr=eXJpcnk3ZjczN2Y3dnFlZUVFeXk2MTAmZmdiZWw3Zjd2cWVlRUV5eTY3MDAxMjQmeXJpcnk3ZjcxN2Y3dnFlZUVFeXk1


[1596] ネチケットさえ守っていればここ、何言っても良いのですよね? 投稿者:TJN 投稿日:2005/05/28(Sat) 21:28  

社会保険滋賀病院 根本 正です。毎日新聞の記事によれば、北側一雄国土交通相がJR社長に対して書かせていた反省文に書き直しを要求したとのことです。反省文で十分反省の意図が伝わってこないからと言うのが理由のようです。
しかしこれって、思いっきり日勤教育ですよね?

日勤教育は、多分日本人の心に根ざしている文化なのだからいつまでも続きますよ。キット

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050528k0000e040059000c.html


[1595] Re:[1593] 青海省剛察縣の人民醫院と記者との一問一答。 投稿者:とき 投稿日:2005/05/28(Sat) 20:53  

 本当に何が起こっているのでしょうか?
 たとえば、家畜の感染症、ヒトの感染症、目の前で激しく起こった場合、大抵人間はそ こを離れて逃げたいと思うことはないでしょうか? 人間の疫病の場合はどうか? その地域から離れたい思っても、公衆衛生対策の基本は、地域を封鎖しあら ゆる生き物の移動を禁止する、それが常套的な手続き。
 下手をすると、感染症対策が、さらに当局に対する農民暴動のきっかけを与えかねないのでは ないかと思います。暴動鎮圧に生物兵器を使用するという「妄想」(笑)よりは、はるかに現実的な推測です。農民の疫病流行地域からの避難を、感染症対策の ために、禁止あるいは阻止、理解できなければ、再び暴動、そして軍による封鎖鎮圧。
 地方での疫病が原因による「天安門」的、人民弾圧。もし実際にそれがおこっているなら、これもまた「疫病」にたいする人の無知による、悲劇がおこったと見なければならないでしょう。
 いつの時代も、自然の災害の悲惨以上に、それに対する人間の側の無知から生じる不手際や無為無策によって引き起こされる悲劇のほうがかなしみが深く、悔悟の念を強く抱かせる。
 何とか歴史から学び、科学的知を学び、同じ過ちを繰り返さない意思が必要であると思うのですが・・・。

  ヒトが死ぬのは、トリヒト感染ではなく、ヒトヒト感染のほうがはるかに可能性が高い。鳥インフルエンザ(H5N1)の騒ぎにカムフラージュされて、ヒトの 感染症がおこっているのか、それともまったく別のことが(たとえば農民暴動と軍による、その鎮圧・弾圧とか)、起こっているのかもしれません。

 国内騒乱の情報は、かつての文革の時でさえ、なかなか表面化しなかったようですから。外に激しく何らかの動きを見せているときほど、その内部では何かが起こっているのだと考えなければならないのでしょうか。

  正直他国の、政情不安には、特別感慨はないのですが、こと「疫病」にかんしては、敏感にならざるを得ません。いまは、中世のペストの時とちがい、人の移 動、モノの移動がそのころとは比較にならないくらい、フリーです。地球の裏側で起こった感染症が、飛行機に乗って移動するヒトによって、またたくまのうち に拡がります。ヒトが移動する限り、地域も国境もないに等しいです。昔のように、検疫期間を設けるという観念も希薄になりました。あらゆる面で感染症危機 管理の技術・手法が、対症療法に頼りすぎている面もあり、非常に劣化しているようにも思います。これもまた、「国防」の確固とした一分野と思うのですが。

 せめて、なにがおこっているのか、感染症なのかそうでない何かなのか、はっきりさせて欲しいものです。

口蹄疫(ヤフー検索)
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B8%FD%C4%FD%B1%D6&st=n
鳥インフルエンザ(ヤフー検索)
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6&st=n



[1594] 一箱一千五百円也のトマト「アメーラ」の正体 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/28(Sat) 20:34  

八百屋の店先を通りがかると、一箱一千五百円のトマトがあるではないか。
産地は静岡県で名は「アメーラ」、何でも、静岡県の方言で「あまいでしょ!」を発音すると、「アメーラ」になるんだそうだ。「アメーズラ」なんてのも、将来できるのかな?
生産者は、「アメーラ会」なるものを作って、日々、研鑽を積んでいるんだそうだ。
この作り方は、養液栽培というもので、地元の静岡県農業試験場との共同研究の賜物なのだそうだ。
糖度は、普通のトマトの1.5倍から2倍。
こんなにhttp://www.amela.jp/saibaihou.html手間をかけて作るんだそうだ。
箱セットでなくて、バラ売りもあるんだそうで。
ところで、熊本県八代市には、「妻せつこ」http://www.tokyo-seika.co.jp/products/vege/3440_43_setsuko.htmlって名前のトマトがあるそうだ。
何でも、社長の奥さんの名前なんだそうで。
ちょっと、完熟トマトの場合は、逆効果のネーミングかもしれませんね。
たかかトマト、されどトマト、の時代である。

http://www.amela.jp/saibaihou.html


[1593] 青海省剛察縣の人民醫院と記者との一問一答。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/28(Sat) 19:06  

この大紀元のサイトhttp://www.epochtimes.com/b5/5/5/28/n936634.htmでは、大紀元の記者が、剛察縣の人民醫院に電話して、青海省での鳥インフルエンザの人感染疑惑について、一問一答を試みている。

記者-もしもし、剛察縣人民醫院ですか?
病院-そうです。
記者-あなたの病院の規模などを伺いたいのですが。
もし、伝染性の患者が来た場合、どのくらいの人数を収容できるのですか?
病院-どのくらいの人数を収容できるですって?
私どもの病院は、再編成されていて、10人程度の患者しか収容できません。
記者-10人の患者収容ですか。
では最近では、何人くらいの患者が来ましたか? 
なぜなら、鳥インフルエンザがひどいと聴いたもんですから。
病院-今は、一時的には、患者はいませんよ。
記者-一時的に患者はいないですって?
病院-そうです。
記者-でも、すでに何人か、人が死んだと聞きましたが。
病院-鳥が死んだのですか?
記者-人がです。
病院-人が死んだ?そんなことはありえませんよ。絶対に。
記者-人が死んだなんてありえない?

そして、この病院が記者に言うには、病院では、これまでに、鳥インフルエンザにかかった人を扱ったが、すでに治して帰宅させてあげたという。

さらに病院側がいうには、「私どもの病院は、設備も限られていて、せいぜい10人、最大でも20人の鳥インフルエンザ患者を扱うことは出来ないのです。
現在は、鳥インフルエンザ感染患者は、ありません。
鳥島のほうは、鳥インフルエンザ感染の人はいるようですが。
私どもも、はっきりしたことはわからないのですが、警戒態勢にあることは確かです。
でも、現在は、鳥インフルエンザに感染した人は、発見されていません。
詳しいことは、青海省剛察縣のほうに聴かれたらいかがでしょう。」といった。

http://www.epochtimes.com/b5/5/5/28/n936634.htm


[1591] Re:[1590] 呉儀召還の隠された真実 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/28(Sat) 15:52  

なるほど、これは、うがった見方ですね。
これも例の看中国(シークレットチャイナ)ですか。
確かに、尋常でない何ものかが感じられますね。

http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/25/115047.html


[1590] 中国の環境汚染 投稿者:とき 投稿日:2005/05/28(Sat) 14:57  

環境汚染による天然漁業の損失が36億元  2005/05/24(火)
http://news.searchina.ne.jp/2005/0524/general_0524_001.shtml
淮河:漁民「魚を食べる勇気ない」、深刻度増す 2004/10/06(水)
http://news.searchina.ne.jp/2004/1006/national_1006_007.shtml

 漁業だけではないような。これはこれとして。
 農民暴動もあったという情報が、反日デモに前後してあった。
 そして、今日、軍関連のこの記事。

少壮軍人が胡錦濤主席に最後通牒 呉儀召還の隠された真実?(05/05/28 12:14)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d11115.html

 口蹄疫と外交問題で、「何か」から目をそらさせられていないだろうか? H5N1型鳥インフルエンザはあくまでも鳥から検出。人間から確認されたとの情報は?
 農民暴動鎮圧のための、軍による、生物兵器の使用の可能性をいまのところ否定できない。以下の記事はあまりにも異様さを感じます。

中国青海省:鳥インフルエンザで121人死亡 家族集団失踪(05/05/27 23:14)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d37714.html

 こっちは、普通のニュース。
農業部:口蹄疫と鳥インフルエンザの状況発表
発信:2005/05/27(金) 17:30:14
http://news.searchina.ne.jp/2005/0527/national_0527_001.shtml

 中国国内、何かが起こっている?



[1589] 「アンサール・アルスンナ」が斉藤昭彦さん死亡を、この映像を流し、暗示。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/28(Sat) 14:17  

イラクのイスラム教スンニ派の武装勢力「アンサール・アルスンナ」(Ansar al-Sunna)が「斉藤昭彦」さんがすでに死亡していることを、5月28日、サイトに画像を流し、暗示した。
これ 
http://www.infovlad.net/terror_videos/0528200501.wmv
http://www.putfile.com/media.php?n=Akihiko-Saito 
がその映像。
映像の中の時刻が正しいとすれば、第一段階は、5時38分で、第二段階は18時45分となっており、その映像の変わり目に一瞬銃声らしき音が聞こえているのだが。
関連サイトは、
http://www.infovlad.net/?p=124
のなかの「Hart Security: News」にある。
また、こちらのサイト
http://www.diggersrealm.com/mt/archives/001069.html

http://www.inthebullpen.com/も、情報が多い。
また、「アンサール・アルスンナ」サイトのミラー版は、こちらのサイトhttp://www.infovlad.net/mirror_alansar_alsunnah/ご参照。ただし、ここでは、映像はないようだ。
本物のサイトは、一時間毎にサイトが変わっているとのことだ。
このサイトhttp://www.infovlad.net/terror_videos/0515200501.wmvは、襲撃があったときの6分間にわたる映像だ。

http://www.putfile.com/media.php?n=Akihiko-Saito


[1588] 「インドで人感染 バベシア症で子供が死亡」とのProMEDの記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/28(Sat) 12:12  

アカデミズムがお好きの方には、ProMEDの記事からどうぞ。
この記事http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050528%2D0060は、インドのTiruchyちかくのRamakrishnaで、4月半ばに、66人の子供が、マラリアの疑いの熱を出した。
数日後、9歳の子が死亡し、6人の子供が重態となった。
最初のマラリアの検査では、陽性を示したが、次の抗原抗体反応検査では、陰性を示した。
そこで、地区の300人の子供の血と、家畜の血を採取すると、 バベシア症(Babesiosis)の疑いが出てきた。
このバべシア症は、犬や家畜に多い病気ではあるが、たまに人にも感染する人畜共通の病気のようだ。
このサイトhttp://www.dpd.cdc.gov/dpdx/HTML/Babesiosis.asp?body=Frames/A-F/Babesiosis/body_Babesiosis_page1.htmのサイクル図示を見ますと、マウスとマダニの二つが絡んでいるようですね。
ま ず、ダニがマウスを刺すとマダニの胃に寄生する「バベシア」という原虫が、スポロゾイト(Sporozoite)という種虫を、マウスに注入し、マウスの 赤血球の中で無性生殖をはじめ、それをさらにダニが吸って、これを今度は、人間をさすと、人間の赤血球の中でも増殖をし始め、今度は、人間同士の輸血の過 程で、人間間に伝染していくというもののようですね。
ご用心。

http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050528%2D0060


[1587] 昨日発行の「ネイチャー」は、鳥インフルエンザ特集 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/28(Sat) 10:20  

今回に限り全部、フリーで、以下のサイトで見られます。

「 Avian flu: Are we ready?」
http://www.nature.com/news/2005/050523/full/435399a.html
「The flu pandemic: were we ready?」
http://www.nature.com/news/2005/050523/full/435400a.html
「Is this our best shot?」
http://www.nature.com/news/2005/050523/full/435404a.html
「What's in the medicine cabinet? 」
http://www.nature.com/news/2005/050523/full/435407a.html
「On a wing and a prayer」
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7041/full/435385a.html
「Controlling avian flu at the source」
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7041/full/435415a.html
「Bird flu spreads among Java's pigs」
http://www.nature.com/nature/journal/v435/n7041/full/435390a.html
「Avian flu timeline」
http://www.nature.com/nature/focus/avianflu/timeline.html



[1586] 読売新聞のBSE問題の伝え方 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/28(Sat) 08:31  

食安委の専門委員の先生方がご覧になったら絶句・感涙?するではないかと思う位の記念碑的社説を発見しましたので、ご紹介することにしました。

[米国産牛肉]「輸入再開の条件は整っている」 by読売新聞社説
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/5a09792b2ed183075997f40b417a6658


[1585] 中国・青海省で防疫関係者と家族が隔離との情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/28(Sat) 08:08  

ときさん。通りすがりさん。Chaosさん。
情報提供ありがとうございます。
日本の大使館も対応遅いですね。
こんなときこそ、中国側を厳しく問いたださなければならないのに。
小泉問題になどにかまっている暇なんか、無いですよね。
で、このサイトhttp://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/05/200505280240.shtmlは、例の「博迅」情報で、「青海省で、鳥インフルエンザの防疫に当たっていた三人が、突然いなくなったとの情報です。
、5月23日から27日まで、防疫に当たっていたようですが、その後、突然、隔離されてしまったようですね。
これら三人の家族や親戚も隔離されているようです。

隔 離者の名前は、(1) 尕旺姆(23歳、女性)と従妹(家は、コ令哈市にある。)その父母、(2)コ令哈曲珍(29歳、女性)と、従妹の同僚(家は、茶汗 河にある。)その夫と弟、(3)仁布多吉(33歳 男性))と従妹の同僚(家は、乌兰县希里沟& #38215;にある。)その妻、

ということで、いよいよ、人感染の疑い、きな臭いですね。

http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/05/200505280240.shtml


[1584] 外務省情報 投稿者:Chaos 投稿日:2005/05/28(Sat) 05:18  

通りすがりさん

Chaosです。
在中国日本国大使館のHPに載っていました。
「青海省における高病原性鳥インフルエンザの発生について」
これがソースと思われます。


http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/01top.htm


[1583] 外務省がアラート出したようです 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/05/28(Sat) 01:06  

2ちゃんねるの世界情勢/東アジアnews+板の鳥インフルエンザスレッドに、中国在留邦人向けに外務省がメールを出したという書き込みがありました。ソースがソースだけに信頼性はやや?ですが、以下、その内容をコピペしておきます。

>青海省における高病原性鳥インフルエンザの発生について
>
> 1.今次発生の状況
>  中国衛生部は26日、次の通り発表しました。
> ・青海省の青海湖内にある鳥島にて死んだ渡り鳥から、鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルスが確認された。
> ・5月14日専門家を現地に派遣し、疫病の監視・予防措置を実施。
> ・5月25日時点で、人への感染は確認されていない。
>
> 2.これまでの状況
>  2004年1月から7月までに、中国において高病原性鳥インフルエンザは16省(自治区・直轄市)50カ所の発生が確認されました。家禽における感染が確認されており、人への感染は確認されていないとのことです。
>  また、昨夏以降ベトナム、カンボジア、タイで死者が発生しているものの、人から人への感染は確認されていません。
>
> 3.日常生活上のご注意
>  中国に滞在される方におかれましては、日常生活上次のようなご注意をされるようお願いいたします。
> (1)手洗い、うがいなど通常の感染症予防対策を励行すること。
> (2)鶏舎等への立ち寄りを避けること。
> (3)生きた鳥(鶏等に限らず、鳥類一般)やその内臓への接触、生きた鳥を扱う市場への不用意、無警戒な立ち寄りを避けること。ウイルスに汚染された糞尿などから感染する可能性もありますので、生きた鳥を扱う場所にはなるべく近寄らないようにすること。
> (4)インフルエンザウイルスは加熱(70度で1分間)により死滅しますので、調理の際は十分な加熱、卵や調理道具は十分洗浄すること。


[1582] 既出情報ですが。 投稿者:とき 投稿日:2005/05/28(Sat) 00:31  

中国青海省:鳥インフルエンザで121人死亡 家族集団失踪
【大紀元日本5月27日】(05/05/27 23:14)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d37714.html

 どこまで明らかになるかまだ疑問。

 口蹄疫も急激な頭数増加による、未経験家畜の初度感染による発生でしょうから、もともとその地域にはウイルスが常在しているとみなければならない。



[1581] 農民暴動鎮圧に生物兵器もあり? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/27(Fri) 23:49  

中国の鳥インフルエンザは深刻だ 新型肺炎の影は再現する
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/27/115285.html
エキサイト翻訳
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

『透明な情報 みんなの生命を確保する』

 まず、流行がおこるとすれば、それはまず最初は中国国内なのですが。
口蹄疫もよほどいままで隠蔽していたようです。変異株がいくつも存在しているかもしれない。ワクチンの備蓄は、諸外国には無理です。株が同定できないのですから。

あとひとつ、あまり現実的でない想像ですが、オウムの地下鉄サリンというテロを経験した日本ですから、考えておくのも賢明かと。
 それは、中国国内の農民暴動がかなり活発であったことはさまざまのメディアで報道されていましたが、可能性として、暴動鎮圧に、BC(生物化学)兵器もありかなということです。すこし考えすぎかもしれませんが。
 しかし、特に生物兵器にいえるのは、それが、あきらかに武力鎮圧に見えない巧妙にしてまことに静かな手段になりえるということだからです。しかもだれがやったかもわからない。静かに弱体化を図ることが可能です。
 しかし、それでも耐性があり抗体をつくって生き延びる個体がかならず残ります。(天然痘テロにしてもそうでしょう。) それがまた、次の感染源になってしまいます。
 生物兵器としてばら撒かれたものに感染し生き残り、キャリアになった人間の存在。現実とならなければいいとひたすら願うばかりです。
 国内情報の隠蔽体質があるところは、国が大きいところほど、人口が多いところほど、それが危惧されます。サーズやエイズがそれだとは思いたくありませんが、全く否定もできないようで。
 正直、共産党一党独裁政権というのは、ソ連や東欧やカンボジアなどなど、過去暴かれた横暴な、人類に対する残虐な仕打ちを知るにつけ、恐ろしいことを苦もなく実行しかねないと思っています。
  ともかく、隠蔽される以上、常に最悪を想定しておかなければならないと思います。いまはもう人の交通に制限もできず、キャリアを確実に見つけることもかな わず、終戦後の引揚者を検疫期間を設けて様子をみたようにすることもできず、自由往来が原則ですから、「風土病」はほとんどすぐ「疫病」になると思ってお く必要もあります。たちまちのうちに、うんと重い症状が出るようであれば、すぐわかり、気付かぬうちの広範囲のまん延をわりと早い段階で防げるのですが。 潜伏期間が長いものは、それだけ気付くまでの間に感染を拡げてしまうことにもなります。さて、100年に1、2回は流行するはずですから、そろそろ覚悟が 必要と思います。



[1579] やっと、人民日報 投稿者:とき 投稿日:2005/05/27(Fri) 22:41  

グーグルニュース
http://news.google.co.jp/nwshp?hl=ja&gl=jp
口蹄疫と鳥インフルエンザの感染状況 農業部
人民網日本語版 - 1時間前
農業部獣医局の賈幼陵局長(中国国家首席獣医官)は27日午後、国務院新聞弁公室が開いた記者会見で、中国大陸部でアジア1型口蹄疫が、青海省で鳥インフルエンザがそれぞれ確認された問題について、関連状況を説明し ...
鳥インフルエンザで渡り鳥1000羽以上死ぬ=中国当局者 ロイター
北京郊外で口蹄疫、青海省で鳥インフルエンザ・中国 日本経済新聞
朝日新聞 - 中国情勢24 - 読売新聞 - nikkeibp.jp - 関連記事 8 件 »

口蹄疫と鳥インフルエンザの感染状況 農業部 
「人民網日本語版」2005年05月27日
http://www.people.ne.jp/2005/05/27/jp20050527_50416.html
中国の3地域で新たに口蹄疫感染牛を発見=農業省
2005年 05月 27日 金曜日 18:47 JST
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=8626409
鳥インフルエンザで渡り鳥1000羽以上死ぬ=中国当局者
2005年 05月 27日 金曜日 20:09 JST
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=8626799
Yahoo!ニュース-中国
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china/

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
中国 - トリインフルエンザ( 2005/05/26 )
中国 - 口蹄疫 ( 2005/05/26 )

オ リンピックを本気で開催したいなら、感染症情報をすべて公開して、危険度の高いもののワクチン接種後に、訪中するという手続きをとらなければ、命がけのこ とになるともいえなくはない。あまり、部外者が立ち入らない地方へは行かないほうが良いだろう。どんどん新参者が入り込んでも、何事もないところはまだ大 丈夫そうだが。

おそらく、サーズもまん延常在地域があるはずだ。(新参者が入って罹患する。その段階ではいわゆる「風土病」。)



[1578] 狂犬病の放置状態から類推するに 投稿者:とき 投稿日:2005/05/27(Fri) 21:58  

 ほかのウイルス感染症もおそらくいっしょだと思います。
 たいていの病原ウイルスは、ヒトも家畜も愛玩動物も、おそらく自然放置状態になっているのだと、考えておかなければならないと思います。感染症は常に最悪を想定しておいて、そこからレベルを調整しなければ、想定外のことがおこったとき、もはや対策が無理になるからです。
  しかし、バイオハザードであると同時に、モラルハザードでもあるのに、それの自覚のない国は、正直、国といえるのかどうか、良識を疑います。ほかのことに 関してどうこう言うつもりはありません。戦争と疫病、両方とも、人類にとって歴史的に同等の重大な事柄という認識にかけているのでは? 
 まあ、歴史を平気で捏造する、あるいはニセモノが堂々と横行する国に、何を言ってもムダなのでしょう。大変な隣人をもったものです。(大変でないということも、あらゆる国際社会をみたとき、ありえないのでしょうが。)

中国:狂犬病に注意〜咬まれたらすぐ医療機関へ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2005C107
外務省が提供する感染症(SARS・鳥インフルエンザ等)関連情報について
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html
(ゆっくりとしたもんです。邦人の被害者死者がでないうちは、次のステップへ移れないのでしょうか。旅行者、観光客はほとんど楽観的で、ろくに情報を収集しない。人任せで、だれかが知らせてくれると思い込んでいますね。)



[1577] Re:[1575] [1572] [1571] [1568] 「外部から入った人がバッタバッタ死んでいる。」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 21:35  

ときさん。
なるほど、この「外部から入った人がバッタバッタ死んでいる。」が、この前のProMED-Mailで報じられた6人というわけですか。
となると、フェーズが一巡すると、ひどいことになりそうですね。


[1576] 北京の口蹄疫の発生時期? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/27(Fri) 21:33  

中国農業部は27日午後、記者会見では5月上旬には新疆ウイグル族自治区と北京市・延慶(えんけい)県でも流行。
http://news.searchina.ne.jp/2005/0527/national_0527_001.shtml
ProMed-mail 国際感染症学会メーリングリストでは、「万里の長城の北方田園地帯にあるDabailou村の住民によると、2005年4月末の疾病確認以来ウシ2000頭が処分されたという」
http://sank100.exblog.jp/

[Moderator JW注:FMDがヒトや馬に感染しないからといって、報告に透明性を欠けば、ヒトや他の動物疾患の報告にまで疑問を広げることになる。]



[1575] Re:[1572] [1571] [1568] 鳥インフルエンザ感染の渡り鳥は、インドと中央アジアから飛来と発表 投稿者:とき 投稿日:2005/05/27(Fri) 21:18  

 外から入った鳥(それまで未経験)が、ある地域に入り、ばたばた死ぬ。それが目立つ。ということは、外から未経験鳥が入らなかったら 目立たないということです。そこにはもうすでに、ウイルスと共生した鳥しかいないということです。全部キャリアとみなしておかなければなりません。じゃ あ、そこの人ではどうか。普通はなかなか種の壁を越えません。ところが、人でもそれが起こっている。外部から入った人がバッタバッタ死んでいる。
 トリヒト感染ではなく、ヒトヒト感染の可能性のほうがはるかに高い。野鳥の現象と同じことが、ヒトでもおこっていると考えざるを得ません。
 今後は、そのような地域の住民の移動をいかに規制把握していくか、そのような地域に外部からどのように入っていくか、それの検討が必要です。
  しかし、ウイルスを地域に限定させておくということは、現実不可能です。そのためには、とにかく、どのようなウイルスがどの地域に存在しているのか、きち んと調査し迅速な公表が必要です。エボラやマールブルクはわりと人口の希薄なところでヒトの移動が把握しやすいのだと思いますが、中国は基本的に、公衆衛 生学に関しては信用してはならないと思います。
 人権意識が薄い分、なおさらタチが悪い。



[1574] Re:[1573] ここでは、フェイズ5から最終段階のフェイズ6段階に来ているといっていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 20:47  

なんせ、人が死んでいるのかどうか公式発表が無いのですが、死んでいるのは、渡り鳥であって家禽ではないというのも、腑に落ちないし。
このサイト「Final Phase 6 Bird Flu Pandemic in Qinghai China?」http://www.recombinomics.com/News/05260504/H5N1_Qinghai_Phase_6.html
では、すでに、フェイズ5からフェイズ6の段階にまで来ているといっていますね。


[1573] 三桁の死者が出ているのなら、新型インフルエンザでは? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/27(Fri) 20:40  

笹山さん、ときさん
すでに死者が130人余りも出ているなら、鳥インフルエンザのトリ→ヒトへの感染だけでなく、ヒト→ヒトの感染が主になっているのではないでしょうか。
 既に、新型インフルエンザというべき段階、フェーズ2=新ウィルスが、ヒトからヒトへと広がり、少なくとも、ひとつの国または、ひとつの地域で、いくつかの感染拡大が認められた時期ではないでしょうか?


[1572] Re:[1571] [1568] 鳥インフルエンザ感染の渡り鳥は、インドと中央アジアから飛来と発表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 20:16  

ときさん。
「どこで死んでるかが問題」ということなんですね。
なんか、あらゆる中国情報が信じられなくなってきましたね。
あれほど否定していた北京郊外の口てい疫が、今日は、いつの間にか、認められていたり。
この分では、鳥インフルエンザの人感染発表も間近いのではないでしょうか。
そのときは、すでに遅し、といった状態でしょう。


[1571] Re:[1568] 鳥インフルエンザ感染の渡り鳥は、インドと中央アジアから飛来と発表 投稿者:とき 投稿日:2005/05/27(Fri) 20:06  

 渡り鳥がどこから飛来したかは問題ではないと思います。どこで死んでるかが問題です。死んでいる地域の周辺で初めて感染をうけて死亡 したのですから。むしろ、生き残りが、どこへ渡っていくかが重大問題です。飛来先で感染を拡大させるのですから。(春と秋は方角が逆になりますね。)
  つまり、中国国内で死んでいるのなら、そこが感染源の宿主が存在するところでもあり、おそらく、もはや死ぬこともなく、その「初めて」かかったとき強烈な 感受性反応を起こすウイルスとすでに共生している地域があるということにもなります。それがいわゆる「風土病」のレベルですが、急速に拡大流行しはじめた とき「疫病」なるということは公衆衛生学の教科書の定番です。
 中国は誤った情報や、よそへすり替えするような紛らわしい情報を平気で出すようです。やはり問題は、中国国内の感染症原因ウイルスのまん延が、ウイルスの種類や広がりが明確になっていないことにあります。
 本当に、ちょっと過激に考えたら、中国は封鎖して、ヒトを含め、あらゆる動物の徹底的な疫学調査が必要だと思います。(まず、無理ですね。)
  サーベイランスもまともに機能しないところに、総括的な感染症対策などあるはずもない。まず放置したまま、罹っても、生きるものは生きて死ぬものは死ぬと いうまま放っておかれてるようなものだと思います。疫病に関しては、「万人の万人に対する自然状態」のままでしょう。対策するのはおそらく実利に差しつか えるときだけでしょう。
 だから、おそろしいのです。罹ったことのない渡り鳥が、その地域にはいっただけで、そこにいる鳥はもうへっちゃらになっているのに、ばたばた死ぬようになっている。渡り鳥は全部死ぬわけではなく、生き残ったのがウイルスを運んでいく。そして国境を越えて拡大。
 人間の場合も理屈は同じ。ウイルス感染症は、隠す国は、うつされる側からみたら、まさに未必の犯罪国家です。



[1570] Re:[1569] カメイ、北欧からの牛タン輸入を検討 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 19:29  

北欧諸国の1987年以来のBSE発生状況は、http://home.hetnet.nl/~mad.cow/BSE1.htmでは、スウェーデン--0、 デンマーク--14、フィンランド--1、ノルウェー--0、アイスランド--0 ということで、パーフェクトというわけでは、必ずしもないようですね。


[1569] カメイ、北欧からの牛タン輸入を検討 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/27(Fri) 18:59  

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20050519c3b1904w19.html
「ノルウェーなど北欧諸国からの牛タン輸入」って、あとどこでしょうね。
http://birdview.exblog.jp/i2
↑のブログに商社の卸し先などありますね。


[1568] 鳥インフルエンザ感染の渡り鳥は、インドと中央アジアから飛来と発表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 18:59  

http://pshweb02.881903.com/apps/news/html/news/20050527/2005052717060538500.htm
によると、中国当局の農業部獸醫局局長賈幼陵氏によれば、青海地区で鳥インフルエンザに感染し死亡した渡り鳥は、インドと中央アジアから飛来したものであると発表した。
また、山東省と江蘇省の後、新疆,北京及び河北で発生した口てい疫については、すでに、四千三百頭の牛を殺処分したと発表した。
中国の農業省農業部獸醫局局長賈幼陵氏と記者団との一問一答はhttp://big5.ce.cn/xwzx/gnsz/gdxw/200505/27/t20050527_3927315.shtmlをご参照

http://pshweb02.881903.com/apps/news/html/news/20050527/2005052717060538500.htm


[1567] アメリカBSE問題で、あのR-CALFが。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/27(Fri) 18:38  

海外食肉情報さんというブログ
R-CALF、モンタナ州米連邦地裁の 略式判決に異議申し立てhttp://www.doblog.com/weblog/myblog/33998/1411359#1411359
いろいろと米国の面白い情報が書いてありますので。
※注)私自身はまだ内容のソースを確認しておりません

虹屋さんこんにちは。
米国の勝利として押し売りされても、その安全性に関していえば、消費者には、農務長官の言い分がしらじら〜、と、虚しく聞こえるということです(^^


[1566] 中国の鳥インフルエンザによる死亡の鳥の数は、一千羽をこえた!!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 17:39  

今日の中國國家首席獸醫官、農業部獸醫局局長賈幼陵氏の発表によると、青海省地区での鳥インフルエンザによる渡り鳥の死亡数は、一千羽を超過した。
http://pshweb02.881903.com/apps/news/html/news/20050527/2005052715205818600.htm参照
また、このサイトhttp://news.sina.com.cn/c/2005-05-27/15586768584.shtmlによると、中国当局獣医責任者は、近い将来に、中国内地において、口てい疫病が蔓延する可能性が高いと警告し、すでに、新疆で75頭、北京で252頭、河北省で512頭の感染を確認しているという。



[1565] Re:[1558] OIE:実質的には検査を求めることが可能とも解釈できる内容 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/27(Fri) 17:01  

> OIE決定に「勝利宣言」=米農務長官
>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050527-00000125-jij-bus_all
> ジョハンズさんの声が、日本の消費者には虚しく響きますね。
 アメリカ側から見れば、去年35万頭を検査して一頭も見つけなかったやり方を続ければ、「患畜や疑わしい牛」は今後も一頭も出ないから、何の影響も無いということではないでしょうか。
 BSE 感染牛の牛肉は食用にすべきではないという立場なら、ステータスと無関係な品目に牛肉を入れること自体が無理。SRM除去、汚染防止さえ完璧に行えば、 BSE感染牛の牛肉も食用にできるという米国の考えに沿って、飼料規制の実態=BSEの感染拡大、発生などリスクステータスがどうであれ、無関係に無条件 に貿易できる品目に牛肉が入ったのだから、米国から見れば勝利ではないでしょうか。
 20ヶ月齢除外は日本の飼料規制の状況から「20ヶ月齢以下 で検査陽性例が見いだされるとしたら、その(病原プリオン)蓄積量は検出限界に近いと考えられる。」という事が根拠ですから、飼料規制の実態=プリオンの 蓄積可能量などと無関係に牛肉の貿易が可能なら無意味です。この規制は粉砕できるから、その点でも米国の勝利ではないでしょうか。


[1563] Re:[1546] [1542] インフルエンザの迅速簡易診断キット 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/27(Fri) 16:22  

根本先生、
03-5253-1111 厚生労働省結核感染課にお電話して伺ってみました。(ご回答 田村さま)

タ ミフルのほうは中外と詰めて、1000万人分?だかの在庫をもってもらい、その他は各自治体などで備蓄を、という形でやってきましたが、簡易診断キットの ほうはそういった形態がまだ出来ていない。新型インフルエンザはいつどこで勃発するかわからないので、シーズンに関係なく、確かに考えなければならない。 国のほうから、メーカーのほうにすぐ増産しろとか、(有効期限などもあり)病院に買えとはいえないので、何がしか対策を考えなければならない、とのことで した。

ということで、キットのほうも、これから考えなければなりませんね。

なお、121人の件は耳にはされておられるようです。



[1562] アメリカさん、牛肉の代わりの食材出して! 投稿者:プリオン嫌い 投稿日:2005/05/27(Fri) 15:11  

 BSEの元凶、牛肉の異常プリオンたん白質は今までの病原体O−157やビブリオ菌よりも
危険です、脳がスポンジ状態になるヤコブ病(BSE)はこのプリオンたん白質によるものだけど、

 O−157やビブリオ菌は60〜70℃で滅菌できますが、プリオンは150℃でもタンパク質だから分解しません。
とてもタフな病原体なのです。

 理科の実験を覚えていますか?、水の最高温度は100℃、つまりプリオンは普通の調理方法では
その性質を失わないんですよ。食材のターミネターといっても過言ではありません。
シュワちゃんゴメンなさい・・・m(_ _)m

 ちなみに厚さ1.5cmのステーキを横に2枚に切って真ん中に温度計をはさんでこんがりウエルダンで焼いてみました。
138.6℃・・・プリオンは元気です・・・。

 だから・・・牛肉は危険なんですよー、子供も孫も美人のおネーさんもBSEで頭スポンジに
なってしまう困った食材なんです!。

 牛肉の代わりになるの食材を輸入しないとみんなBSEで頭スポンジになります。
アメリカの意見聞かせてください!。


[1561] 看中國続報5/26 投稿者:とき 投稿日:2005/05/27(Fri) 14:01  

アジア時報:中国は疫病発生の情況の新型肺炎の後で鳥インフルエンザの最大で衛生的な挑戦が発生する
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/26/115197.html

↓これも気になるニュース。在中国の邦人も人質でしょうかね。

大陸の家族は人質だ!郭国の水辺の平地の出国の前でかつて反対にひっくり返って脅しを受ける
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/25/115151.html

これも。
米国は15のステルスの戦機を派遣して韓国に行く
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/26/115241.html

エキサイト翻訳
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/
(なかなか奇怪な翻訳で、読み取るのに骨が折れます。もう少し優れたのがあれば助かりますが。)



[1560] 日本食糧新聞が一番詳しいですね。(OIE) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/27(Fri) 13:45  

 農水省は27日、パリで開かれているOIEの総会について概要を公表した。無条件に貿易できる品目に骨なし肉を追加したが、「ピッシ ングなどを行わない」ほかに@患畜や疑わしい牛由来でないASRMによる汚染防止が行われていないB30ヵ月齢以下の牛由来である、を必須条件として加え た。日本は当初、肉自体を品目に追加することに反対していたが、WHOの勧告である「BSEの患畜をフードチェーンに入れない」との整合性をとりながら、 3つの条件をつけることを主張、韓国、インドネシア、ロシアなどの支持を得た。米国などは3条件を加えることに反対したという。
(略)
農 水省の関係者によると、患畜や疑わしい牛由来でない点を明確にしてあるので、現在、食安委に諮問している「20ヵ月齢以下の牛肉を輸入」の考えを変える必 要はないという。疑わしい牛の定義は同居牛、同じ飼料の摂取などが想定されているだけで明確になっておらず、当事で決めていくという。
http://www.nissyoku.co.jp/


[1559] Re:[1557] 楽観論と悲観論とが交差するオーストラリアの人感染・鳥インフルエンザ対策 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/27(Fri) 12:59  

笹山さん
>三ヶ月でオーストラリア・ニュージーランド全国民ワクチン供給可能のようです。
 日本の対策報告書では「ワクチンの生産には最短でも半年程度必要」とあります。製造方法がちがうのでしょうか、新型インフルエンザのウイルスを弱毒化などしてワクチン株を選び出す期間を含めると半年程度ということなのでしょうか。
 WHOでは3ヶ月ほどで世界中に拡がると見ていますから、当初はワクチンなしで対処しなけばならないということですね。


[1558] OIE:実質的には検査を求めることが可能とも解釈できる内容 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/27(Fri) 12:13  

NHKの報道です。

BSEの国際安全基準 改正へ(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2005/05/27/t20050527000044.html
BSE の国際的な安全基準の改正で、「牛肉は安全だ」として無条件で輸出入できる品目に指定されることになりました。しかし、日本などの主張を受けて「BSEに 感染した牛を除く」などといった条件が付けられ、実質的には検査を求めることが可能とも解釈できる内容になっています。(05/27 08:37)

OIE決定に「勝利宣言」=米農務長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050527-00000125-jij-bus_all
ジョハンズさんの声が、日本の消費者には虚しく響きますね。


[1557] 楽観論と悲観論とが交差するオーストラリアの人感染・鳥インフルエンザ対策 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 11:50  

虹屋さん。
オーストラリア・ニュージーランドへのこの時期の渡り鳥ルートは、このサイトhttp://www.deh.gov.au/water/wetlands/publications/wa11/year.html
http://yaleglobal.yale.edu/display.image?id=2228
のようですが、一部、タイ・ヴェトナムを掠める帰還ルートがあるのが気がかりですね。
一方、人用感染ワクチン対策ですが、三週間から3ヶ月以内完備という記事が多いようですね。
この記事http://www.theage.com.au/news/National/Melbourne-hatches-flufight-strategy/2005/05/12/1115843310706.htmlのメルボルンのCSLという会社http://www.csl.com.au/では、三種混合ワクチンの製造に大童ということですが、ここでも、いったん敷いた増産体制を、フランスからのワクチン供給に支障が生じたために、更なる増産体制を敷いたとしていますね。
ここでも、三ヶ月でオーストラリア・ニュージーランド全国民ワクチン供給可能のようです。


[1556] Re:[1536] [1529] 青海省では4月にヤクの大量死 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/27(Fri) 11:15  

笹山さん。ご教示有難うございます。
カモ類の腸管に常在するインフルエンザ・ウイルスが、宿主を拡大することで、インドガンや 人での発症、新型ウイルスというわけで、青海省で渡り鳥で死亡が発見された時期に大型哺乳類でも同様の大量死が見られた。渡り鳥も、最初は環境破壊とかい われウイルスは否定されていたので、何か続報はないかと・・
 今回、青海省で発見されているカモ類以外の鳥への宿主拡大、起きているかもしれないヒトへの拡大というインフルエンザ・ウイルスの変異を推進しているのは何なのか?ときさんのいう「ウイルスが悲鳴」の背景は??
  ところで、インフルエンザのワクチン、2005/6の冬のワクチンはこれまでどおりなら、「3月下旬〜4月上旬に次シーズンのワクチン株を選定する。感染 研はこれを厚労省健康局長に報告し、 それに基づいて厚労省医薬局長(現医薬食品局長)が決定して6〜7月に公布」。そろそろ、タイムリミットのはずですが、新型インフルエンザらしきものが出 現したらワクチン製造能力をどう割り振るのか、新型インフルエンザ対策報告書(平成16年8月)では触れられていませんね。
 また、南半球がインフルエンザシーズンですが、あちらの状況は?


[1555] Re:[1554] OIE基準緩和と、EUのホルモン牛肉問題からの教訓 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 11:12  

OIE基準と、国内基準との乖離の問題では、アメリカとEUとのホルモン牛肉をめぐる紛争事例が、大いに参考になりますね。
この問題が勃発したのは、1985年12月で、EUは、消費者の不安等を理由にホルモンを使用した食肉の輸入を1988年1月から禁止することを決定したのですね。
こ れに対して、米国は、EUの決定は、科学的根拠がなく、旧TBT協定第7.2条違反であるとしてガット第23条協議を要請したのですが、EUは、1989 年1月から肥育ホルモン剤を使用した食肉の輸入を全面禁止したので、米国は、同年1月より通商法301条に基づく制裁措置(牛肉、トマト調整品、コー ヒー、アルコール飲料、ペットフード等に対する100%の関税引き上げ発動したことで、アメリカとEUとの間のホルモン牛肉戦争が始またということです ね。
で、ここでいう、旧TBT協定というのは、いまのTBT協定(貿易の技術的障害に関する協定)とSPS協定(衛生植物検疫措置の適用に関する協定)とが、ウルグアイラウンドで分離する前の段階のもので、この中に、今のSPS協定であつかう問題も入っていたということです。
これらの二つの協定は、もともと、旧TBT協定だったという意味で、シスター・アグリーメント(姉妹協定)とよばれているようですね。
こ のTBT協定違反で槍玉に挙げられるのは、ISO基準を守っていない工業製品ということで、このISO基準は、厳し目で、むしろ、輸出国にとっては、厳し いハードルであるのに対して、SPS協定違反は、OIE基準のように、ゆるめになれば、輸出国にとって、イチャモンをつけやすい状況になるというわけです ね。
で、本来、コーデックス基準というのは、このTBT協定ともSPS協定とも、両方にわたるべきものなんですが、コーデックス規格のTBT協定 にかかわる部分は、「一般の食品表示」「品質に関する条項」「栄養に関する条項」「上記に関する分析サンプリング法」の部分ということで、ほとんど、影が 薄いという感じですね。
こんなわけで、結局、農産物輸入大国であり工業品輸出大国の日本にとっては、このシスター・アグリーメント(姉妹協定)は、TBTもSPSも、どちらも厳しいものになってしまうという運命にあるようですね。
ですから、ひょっとして、アメリカ牛肉問題がこじれて、アメリカからの経済制裁の槍玉にあがりそうな工業製品業界であって、TBT協定違反に引っかかりそうな業界は、意外と、このアメリカ牛肉輸入問題に、畑違いでも、ご関心が強いかも知れませんね。
いったい、どの業界ですって?




[1554] OIEのBSEコード改正会議 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/27(Fri) 09:20  

BSE基準一部改正で基本合意、日本などの主張通る(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050526i216.htm
読売の社説[米国産牛肉]「輸入再開の条件は整っている」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050526ig90.htm
社 説を書こうともあろう方がGAOの告発とか検査官組合の告発、EUのGBR評価とか、タイソン労組の告発とか、米国の数々の問題点において情報不足なのか しら、恥ずかしくないんですかね。新聞読まないのかしら。。「(OIE)は、骨を取り除いた牛肉について、無条件で輸出入を認めることを、週内に決める見 通しだ。」適当なこと書いてるし。社説は、新聞の顔なんですよね。他の記者さんがお気の毒ですね。

「骨なし肉は安全」 国際機関がBSE基準緩和へ(朝日)
http://www.asahi.com/special/bse/TKY200505260307.html
「BSE感染牛でなく、脳や脊髄(せきずい)などの特定危険部位に触れていない、などの条件」(朝日)
「<1>BSEへの感染や感染のおそれのある牛は除く
<2>危険部位への接触防止措置を取る――などの条件」(読売)
さぁ、この重要な証明、どうするんでしょうか。

新基準は実質先送り OIE、BSE対策で(共同)
http://kumanichi.com/news/kyodo/international/200505/20050526000455.htm

牛肉輸入基準、緩和で大筋合意(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20050527AT1F2601Q26052005.html
「感染牛でない」という重要要件を書いてないですね。

毎日はこれから報道の模様です。期待。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/disease/
食品安全委:輸入牛肉のBSE安全チェックは議論の対象外
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20050527k0000m020083000c.html

BSE新基準決議しOIE総会閉幕へ 日本は反対票(産経)
http://www.sankei.co.jp/news/050527/kei059.htm



[1553] 中国・青海省の人感染鳥インフルエンザについての情報管制について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 09:16  

このところ、中国・青海地区での鳥インフルエンザに夜人間死亡情報をネット上に流している「博迅」だが、その現地取材者が書いたのが、以下のサイトだ。
このサイトhttp://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/05/200505261520.shtmlによると、青海地区で発生しているものと思われる鳥インフルエンザの人感染・死亡については、中国当局の情報管制が敷かれていて、マスコミなどの伝える公式情報は、すべてコントロールされたもので、真実を表していないという。
電話によるインタビューも、具体的な情報を得ることはできないとしている。
メディアは、わずかな情報しか公開していないという。
ただひとつの方法は、現地に足を踏み入れることであるとしている。
博迅の情報は、9人のスタッフで現地に入り込み、つたえている。
検問で没収されるのに備えて、二台のカメラを携行して入るという。
現地の状況はというと、住民は、ばらばらに隔離されているという。
もし、現在の青海の真の状況を知りたいと思うなら、公式発表の情報は信じないで、青海地区に入って、住民の話に耳を傾ければ、その住民の親戚が今どのような状態になっているかがわかるという。


http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/05/200505261520.shtml


[1552] 文化庁さんのサイトが「著作権侵害」だそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/27(Fri) 07:50  

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/26/news031.html
によりますと、文化庁さんの著作権関連サイト「著作権契約書作成支援システム」のトップページ上下に表示されていたイラスト。Mac OS Xに標準で付属する「テキストエディット」のアイコンhttp://images.apple.com/jp/articles/dtp/panther/images/dtp_p07.gifにそっくりだったというのだ。
肝心のところhttp://www.bunka.go.jp/1tyosaku/c-system/img/top_image.gifは、すでに文化庁さんのサイトからは、削除されているので、今は見ることはできないのだが、このようなアイコンhttp://image.itmedia.co.jp/news/articles/0505/25/sk_bunka.jpg
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/25/news087.htmlなんだそうである.
左がアップルのPanther製品情報ページで紹介されているテキストエディットのアイコン、右が文化庁サイトのイラストだ。
「著作権契約書作成支援システム」ならぬ「著作権侵害支援システム」となったようで。
だから、業者任せにするなっつうの!!
文化庁さん。

と思ったら、文化庁さんのトップページにこんな文言が。
「文化庁ホームページについて
このホームページに掲載されているすべての情報は,文化庁が著作権を有しています。法律で認められたものを除き,無断で転用・引用することを禁じます。
文化財の紹介のページに掲載されている情報のうち,写真資料については,それぞれ併記された提供元の協力により掲載されています。」

http://66.102.7.104/search?q=cache:PysoCZ1gVi4J:www.bunka.go.jp/1tyosaku/c-system/+%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E5%A5%91%E7%B4%84%E6%9B%B8%E4%BD%9C%E6%88%90%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0&hl=ja&client=firefox-a


[1551] Re:[1550] [1543] やっと読売新聞が反応 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/27(Fri) 06:41  

おはようございます。
マスコミには「あおるな」という不文律があって、記事かいてもキョクチョーとかに止められてしまうことが あるようですが、ネットでこれだけ情報が飛び交い、言葉の壁がなくなる現在、その不文律によって、かえってますます事態を悪くするように思えますね。それ から、パニックは「情報統制されている」と感じることでも生まれますね。憶測を呼びますから。

それと、「あおるな」というのと「まるっき り情報を報道しない」というのはやはり違うと思います。また、「情報を入手している」割には、報道しないというのはどうだろうか?「国が発表しなければ報 道できない」のであるならば、例えば、SARS事件の場合、他国が自国民を撤退させているときに、国は、中国を立てて、「信用する」とかいって、「現地日 本人の安全確保を放棄」してましたが、あの轍を再度踏むということでしょうか。http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/gaimushou.html

BSE報道からして多くのマスコミへの信頼感がなくなりましたが、ぜひ名誉挽回していただきたいところです。
。。報道しないところは、もしかして体質がNHKみたいなのかしら。だったら中の記者さんも本当に大変ですね。


[1550] Re:[1543] やっと読売新聞が反応 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 23:59  

まりちゃんさん。
今回も読売新聞さんですか。
この前の北京口てい疫疑惑報道も、読売さんだったから、他の新聞社に比べれば、いいほうなんでしょう。
それにしても、灯台もと暗しですね。


[1549] Re:[1548] バイオテロはヒトばかりでなく 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 23:56  

ときさん。
サイトhttp://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/26/115185.htmlの紹介ありがとうございました。
青海省の通行止め写真を見るのは、このサイトが初めてですね。
これが5月22日と書いていますから、このあとは、もっと切迫した映像なのかもしれません。
第一、カメラマンが帰れたかどうか、すら、よくわかりませんものね。

http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/26/115185.html


[1548] バイオテロはヒトばかりでなく 投稿者:とき 投稿日:2005/05/26(Thu) 23:49  

 時として、敵側の食料としての家畜を狙うときもある。
 予備知識として。感染症の隠蔽や放置は、消極的なバイオテロに等しい。

忍び寄るバイオテロ NHKブックス 山内 一也 (著), 三瀬 勝利 (著)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf141.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140019611

人獣共通感染症 第123回 アグロテロリズム(農業テロ)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf123.html

牛海綿状脳症(BSE):連続講座 人獣共通感染症 Index
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/ProfYamauchi.html



[1547] Re:[1542] このサイトのほうがお気楽そうで 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 23:42  

根本 正 さま。
はじめまして。
まずは、お気楽にどうぞ。
1と2についてはどなたかお答えいただきますれば幸いです。
トリアージタッグhttp://www.city.inuyama.aichi.jp/fire/amb/tri.htmlというのは、尼崎鉄道事故のときにやっていた、紙の色わけで、患者を分類していくあれですよね。

で、3と4についてなんですが、これは、ブログの「鳥インフルエンザ・ワクチン皆接種構想(universal vaccination plan)の再浮上」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=199のほうで書いたことなんですが、この構想では、「供給側が、フルの需要に備える供給体制をとっても、必ずしも、それに見合う需要が、以後も継続的に発生してくるとは限らないので、供給側に過大のリスクが生じる」から、政治が何とかせいという話だったのですね。
で、むしろ、皆接種制にすれば、パンデミックであろうと無かろうと、定常的なワクチン需要が発生するので、社会的なリスクは、かえって減るのではないのかというご主張で、私個人としては、一理あるなと思いました。
で、そのブログでの結論は、まず介護関係者の鳥インフルエンザ・ワクチン皆接種から始めれば、その効果は大きいのではないか、という提案にとどめました。
ただ、その場合も、では、皆接種をインフォームドコンセントなしでやれるものなのかどうなのか、というのが、大いなる疑問でした。
ですから、ここの部分は、超法規的に許されるようにしなければならないものと思われます。
「サマリア人法的救済規定」というものが必要なのではないでしょうか。
Global Immunization Strategy http://www.paho.org/English/DD/PIN/pr050525.htm
という考え方もあるようですね。
http://www.vaccinationnews.com/Opening.htm のサイトが詳しいようで。
タミフル耐性というものは、このサイトhttp://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/H5N1Assessment-JPN.pdfの5ページあたりでは、やはりあるような話ですね。
「オセルタミビルに対して耐性のウイルス株が、地域社会内に出現し、広がって行くことがもしあるとすれば、それは、A/H5N1 亜型インフルエンザの予防および感染制御に対して、重大な意味を持つことになる。」と書いてあります。
これは、一番恐ろしいことであると思いますね。
おっしゃるように、「これは全て「カネ」で解決できる問題です。」とは、真実ですね。
しかし、高度成長国中国では、できていない。

http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/H5N1Assessment-JPN.pdf

[1546] Re:[1542] このサイトのほうがお気楽そうで 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 23:35  

根本先生、こんばんは、

>3,インフルエンザの迅速簡易診断キッ トは「季節もの」であり、現在ほとんど国内に「在庫」はないはずです。当院においても残りは50検体分くらいしかなくそれ以上は次のシーズンまで入ってき ません。このキットがないと迅速な診断は不可能です。誰かが検査キット製造会社に「作れ」と指示してくれるのでしょうか?

明日、厚生労働省に電話して状況をきいてみまーす(^^

笹山さん、MassGraveのサイト、ありがとうございました。
言葉にできないです。



[1545] 传中国发生多种疫情 外界关注(组图) 投稿者:とき 投稿日:2005/05/26(Thu) 23:33  

传中国发生多种疫情 外界关注(组图)【看中国2005年05月26日报道】
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/26/115185.html

ウェブページ翻訳
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

食料問題にもなるか? 羊毛は?カシミヤは?



[1543] やっと読売新聞が反応 投稿者:とき 投稿日:2005/05/26(Thu) 23:23  

鳥インフルエンザで121人死亡?…中国当局は否定

 【北京=末続哲也】渡り鳥の鳥インフルエンザウイルス(H5N1 型)感染が確認されていた中国内陸部の青海省で、「4月以降、渡り鳥のH5N1型ウイルスが人に感染し、121人が死亡した」との未確認情報が26日、海 外の一部ウェブサイトに流れ、中国当局が急きょ、この情報を全面否定する一幕があった。

 この情報は、青海省の関係者が明らかにしたとさ れるものだが、信ぴょう性は不明。これに対し中国衛生省は同日、25日現在で鳥インフルエンザや新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)などの感染例 はないと発表、現地で感染の早期発見や予防の措置を徹底していることを強調した。

 ただ、中国は一昨年、新型肺炎の感染拡大を隠そうとした前例があり、今回も当局が情報統制を敷いている可能性が指摘されている。
(2005年5月26日21時28分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050526i414.htm



[1542] このサイトのほうがお気楽そうで 投稿者:TJN 投稿日:2005/05/26(Thu) 22:40  

PHNに書いたことなのですが、どうしてもあっちはofficialな話になりがちで。新参者がいきなりここに登場致します。
社会保険滋賀病院 根本 正です。

トリフルが「いまそこにある危機」になりつつあるようですが...

一般市中病院医師の立場として、以下の点が気になります。
当院では発熱患者に対して海外渡航歴などを聞く問診票でトリアージを行っています。


さて、
1,SARSの場合は「中国」、「肺炎」、「発熱」をキーワードとすれば、ほとんど問題なく発熱患者を区別できました。トリフルの場合、「肺炎」は必発でしょうか?ご存じの先生がいらっしゃれば教えて下さい。
2,重症の中国帰りのAインフルエンザ患者が来院したとき、H5N1であることの鑑別体制は保健所ですでにとられているのでしょうか?これが確認できなかったら話した次に進みません。
3, インフルエンザの迅速簡易診断キットは「季節もの」であり、現在ほとんど国内に「在庫」はないはずです。当院においても残りは50検体分くらいしかなくそ れ以上は次のシーズンまで入ってきません。このキットがないと迅速な診断は不可能です。誰かが検査キット製造会社に「作れ」と指示してくれるのでしょう か?
4,私は接触者へのタミフル予防投与は「重要」と考えます。広範にoutbreakした際にもこの大量生産可能な「化学物質」がトリフル封じ 込めのキーワードになると思います。予防投与に関しては以前このMLでウィルスの耐性化の観点から余り推奨できないようなニュアンスの議論がなされました が、予防投与に関しての見解はいまでも変わらないのでしょうか?

以上4点が当面のトリフル対策の問題点になると考えます。お教え頂けたら幸いです。ただ、これは全て「カネ」で解決できる問題です。誰かが金をくれたら 封じ込めることは可能だと思うのですが。



[1541] ウイルスが悲鳴をあげている? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/26(Thu) 21:53  

 従来の宿主に静かに納まって共生(潜伏)している安定状況からすれば、いまはどういう理由によるのかは定かではありませんが、安定ではなく活動状態になりつつあるといったところでしょうか。
  あらゆるウイルスが、非常に活発に拡散あるいは感染を始めている傾向に見えます。大概は、気候変動がおこり、その地域の生物が適応してきた環境が、従来に 比較して変化を始め、宿主の生存条件に変化の兆しがあるときにそのようになりがちです。中世のペスト流行もそのような気候変動があったような。
 それと、生物の大量移動に伴って、従来の共生地帯に、いきなり未経験の宿主となりうるものが入り込んだときも大流行します。さて、今起こっているのは、どう解釈したらよいでしょうか。もうすこし情報が欲しいところです。

 ウイルス感染は、まだまだ、難題が多い。

提供者のペットが感染源か 米で移植患者3人死亡(共同通信) - 5月26日17時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000171-kyodo-int

  人間は一生のあいだに、顕性不顕性にかかわらず、数え切れないほどのウイルス感染を受けています。とにかく初めてかかるときに、ときとして症状が出ること もあります。重く出るときもあれば軽く済んだり、なにも症状がでないときもあります。それをよく理解すれば、臓器移植やクローンなんてのは、よしておけば いいのになと思うこともあります。免疫の異物認識システムはあまりにも巧緻で、人間が制御できるようには到底思うことができません。シェーンハイマー「動 的平衡論」からいっても。(それでも医学はそれを克服しようとしていますが。)

 ウイルス感染症の難題でわき道にそれましたが、活発である時期において、誰しもが感染の危機にこれから見舞われる可能性が高くなることを予期しつつ、次のようにも考えます。
 人の新規の感染症の場合、早くに罹って経験してしまった側がその病気に対して非常に有利です。ある意味、生物兵器を作らなくとも、より強いウイルスに早くかかり克服してしまうと、その個体自身が何事もないまま、強烈なウイルスの拡散体となります。
 感染症発生を隠されてしまうと、結局、あらかじめワクチンを備蓄あるいは処方するなどの対処ができません。新型ウイルス発生は、人類にとって、真に緊急に対処しなければならない課題のはずなのです。
  悪意をもってするならば、相手国を混乱に貶めるためのバイオテロは、発生を隠してしまった地域の感染症を経験した人間を、敵国に観光旅行させるだけで、目 的を果たすことができます。大都会の電車や地下鉄に一日乗って帰るだけで、誰がやったかわからないまま、やがて変な病気がはやり混乱させることができてし まいます。新型ウイルスは、人の移動がある限り、いつかかならず、風土病からアウトブレイクし「疫病」になって目の前に現れます。大流行して感染を経験す るのは、最初の一度だけで、抗体を獲得すればそれで済んでしまいます。
 いま、生存しているほとんどのヒトが経験のない新型のウイルスに初めて感 染を受けた場合、さて、何割のヒトが感受性を有して激しい症状がでるでしょうか? (起こってみなければ、本当のところはわからない。中世のペストはヨー ロッパの人口を2/3にしたといわれています。)

 いま怖れているのは、下記の書物に書かれてあるように、南北アメリカ大陸の原住民が、いとも簡単に、ヨーロッパ人とともに渡来の、家畜に由来するウイルスにやられてしまったことと同様なことが、今後、アジア発で起こるかもしれないということです。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794210051
《 第3部 銃・病原菌・鉄の謎(家畜がくれた死の贈り物)》

 新型感染症発生の隠蔽によるその後のウイルスのまん延拡大と大流行は、未必の故意あるいは、未必のバイオテロのようなもので、いわば人類に対する反逆にも相当するとも思うのですが。
 今回の中国の情報隠蔽は、非常に残念です。



[1540] Re:[1539] [1537] ベルゲンーベルゼンの集団墓地 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 21:48  

まりちゃんさん。
「アンネの日記」のアンネ・フランクが15歳の生涯を終えたベルゲンーベルゼン強制収容所の跡地は、このサイトhttp://fcit.usf.edu/holocaust/RESOURCE/GALLERY/BERGEN.HTM#BERGEN01のように、数々のモニュメントの立つ場所となっていますね。
MassGraveと書いてある6つの写真の場所が、集団墓地ですね。
Auschwitzなど、他の収容所の現在の写真は、こちらのサイトhttp://fcit.usf.edu/holocaust/resource/gallery/gallery3.htmにあります。
このサイトのほかにも、集団墓地 Mass grave  と  Holocaust で検索すると、いろいろな写真が出てまいりますね。
アステルダムに行くと、アンネ・フランク一家の隠れ家は、観光コースになっていますね。
小さい屋根裏のある家のようでした。

http://fcit.usf.edu/holocaust/GALL37R/BERGEN01.HTM


[1539] Re:[1537] ヒトラーの墓はあるのか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 20:52  

笹山さん、ふと思いましたが(話変わってすみません)、ナチスに虐殺された600万人の人のお墓(遺族のおられない方)は、どうなっているのでしょうか。。


[1538] インフルエンザの迅速簡易診断キット 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 20:29  

このキットがないと迅速な診断は不可能とのことですが、これは季節もので、今現在、日本に在庫は殆どないのではないか、という重要なご指摘をあるMLで頂戴しました。これは実にまずいのでは???
http://www.jarmam.gr.jp/situmon/tori_influenza.html


[1537] ヒトラーの墓はあるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 20:11  

小泉首相の靖国神社参拝に関し「ヨーロッパでヒトラーの墓に参るようなものではないか」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000153-kyodo-pol
と発言した議員(福本潤一参議院議員)がいたそうだが、そのかたは、ヒトラー家の墓が、きれいに飾られて現存されているのをご存知で言われたのであろうか。
このサイト「Adolf Hitler Visits His Homeland」
http://www.thirdreichruins.com/austria.htm
に、ヒトラー家の墓がきれいに花で飾られている現在の写真
http://www.thirdreichruins.com/Leondinggrab2n1a.jpg
があり、その左には、ヒトラーが生前、この墓をお参りした写真
http://www.thirdreichruins.com/Leondinggrab2.jpg
がこのように載っている。
ヒトラーの生地は、オーストリアのBraunauというところで、1889年4月20日にこの家
http://www.thirdreichruins.com/Braunauhaus.jpg
で生まれた。
この家は、今もこのように
http://www.thirdreichruins.com/braunaumay05k.jpg
現存していている。
1938年5月13日、ヒトラーは、Leondingにある両親の家を訪ねた際、上記の写真のように墓参りをしたという。
あらゆる死者は、死ねば平等であり、この写真のように、花で飾ることは、認められることなのだろう。
いかなる死者への愚弄は許されない。


[1536] Re:[1529] 青海省では4月にヤクの大量死 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 19:50  

虹屋さん。
古い論文http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=4549482&dopt=Abstractで すが、「Susceptibility of a yak to influenza A viruses and presence of H3N2 antibodies in animals in Nepal and India.」では、ネパールとインドのヤクには、H3N2抗体があるということのようですね。
http://www.ingentaconnect.com/content/bva/vet/2002/00000150/00000007/art01248
で は、レプトスピラ症 (ワイル病) Leptospirosis (Weil's disease)というのが、人畜共通感染症としてあって、その原因となるのが、hardjoという血清型であって、これが人間に出る場合は、急性の熱性 疾患となり、牛に出る場合には、Milk drop syndromeという症状を起こすようで、これらには、H3N2抗体があるということのようですね。




[1535] Re:[1533] [1531] 本委員会でも波乱があったみたいですね。早く議事録できないかな 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 19:25  

これでは、アメリカの牛肉を食すことによる日本人へのvCJDの感染価がわからないことには、答申不能ですね。



[1534] Re:[1526] 予期していたこととはいえ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 19:16  

ときさん。
プロメド・メールで、今度は、北京郊外の口てい疫の現場写真配信http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:11909364628460782557::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,29041ですが、会員制限で見られないのが残念です。
いくら隠しても、無理というこことですね。

http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:11909364628460782557::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,29041


[1533] Re:[1531] 本委員会でも波乱があったみたいですね。早く議事録できないかな 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 19:14  

共同の配信ですが
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000185-kyodo-bus_all
「両 省は「米国とカナダのBSEのリスク管理全体を評価するのではなく、限定された条件下での牛の肉について安全性を評価してもらいたい」と説明。月齢が正し く判定されているかや、危険部位が適切に取り除かれているか、飼料規制が順守されているかといった点についての判断は、食品安全委員会ではなく両省の責任 で行うという認識を示した。」

うーん
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/2364c0b9046c5e63aed236944b9a9e33

「このため、諮問を受けて評価を行う食品安全委プリオン専門調査会の委員の中には「(政府は)結論を誘導している」との反発が広がっている。」
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_05/t2005052536.html
とのことです。


[1532] アメリカ・フロリダで、犬が H3N8 感染死 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 18:53  

http://www.recombinomics.com/News/05260502/H3N8_Greyhounds_US.htmlによれば、アメリカの、フロリダ州では、今年の1月に死んだ犬から、また、テキサス州では、昨年6月に死んだ犬から、 H3N8 ウィルスが検出されたという。
この H3N8 ウィルスは、馬のウィルスだそうで、上記のいずれのケースも、当初は、呼吸器系の病気と誤診断されていたもののようである。
ちなみに、馬のウィルスとしては、H3N8のほかに、H7N7 があり、
豚のウィルスとしては、H1N1 H1N2 H1N7 H3N2 H4N6 があり、人間のウィルスとしては、H1N1 H1N2 H2N2 H3N2 H2N8 H3N8 H5N1 H7N7 H9N2がある。
となると、人と共通のウィルスとしては、豚はH1N1 H1N2 H3N2があり、馬は、H3N8 H7N7 があり、そして、今回、犬もH3N8 という共通項を有していることになる。
タイでH5N1が発見された犬には、H5N1の多型も発見されたという。
http://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=20492参照
ということは、豚と同じく、犬も、H5N1媒介のもとになるということなのだろうか?
豚よりも、人間と一緒に生活している犬だけに、気になるニュースではある。

http://www.recombinomics.com/News/05260502/H3N8_Greyhounds_US.html


[1531] 本委員会でも波乱があったみたいですね。早く議事録できないかな 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 17:50  

波乱含みでスタート 北米産牛肉再開の諮問を正式受理 −食品安全委員会−
http://www.nissyoku.co.jp/
  厚労省と農水省は26日、食品安全委員会に米国産、カナダ産の牛肉と内臓について国産と同等のリスクかどうかで諮問した。両国が日本向けに政府が認証した 工場で製品化した20ヵ月齢以下で、SRMを適正に除去したものだけを輸入できるようにする。食安委は正式に受理、プリオン専門調査会での検討となるが、 委員から「諮問内容がわかりにくい」「昨年11月の日米協議の結果でここまで制限しているのだから、諮問する理由がわからない」などの意見や質問が矢継ぎ 早に出て、激しい議論が予想されるプリオン専門調査会が開かれる前から波乱含みとなった。専門調査会の日程は一部の委員が国際獣疫事務局(OIE)の総会 でフランス・パリへ参加しているため帰国後に調整という。
 今回の会合で委員からは「今回の諮問内容では何を議論するのか、わかりにくい。北米の 感染状況なのか、骨や肉の成熟度を使った月齢判別方法なのか、21ヵ月齢以上が混入する可能性をみて評価するのか」「飼料規制は全ての工場で運用されてい るのか」「国産と同等とは何を意味するのか」などの質問が出た。関係者によると、委員のなかには「食安委は厚労省、農水省の追認機関ではない」といった反 発もあるという。
 寺田雅明委員長はプリオン専門調査会では内容を整理して説明するよう両省に求めた。会合終了後のインタビューで寺田委員長は日本向け製品がきちんとルールを守るかどうかまで審議しないだろうと述べている。(5月26日17:30)
http://www.fsc.go.jp/osirase/annai96.html
議事録掲載予定サイト
http://www.fsc.go.jp/iinkai/jisseki.html
「寺田委員長は日本向け製品がきちんとルールを守るかどうかまで審議しないだろうと述べている。」うーん。責任回避のように見える。。


[1530] 香港大紀元という新聞の印刷差し止めだそうです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 17:19  

国際組織が香港大紀元の印刷差し止め事件を調査
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d23553.html

14日の記事ですが、難しいことはよくわかりませんが、これでまた情報が地下に潜ってしまいそうな。。。。


[1529] 青海省では4月にヤクの大量死 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/26(Thu) 16:10  

国際感染症学会メーリングリスト
野生ヤクの死亡原因調査。情報源:新華社ネット
、4月7日。青海省の狭い範囲の地域で一群の野生のヤクが大量死したことにより、地方当局は懸念を強めている。(以下、過去2日間に10頭以上のヤクが死亡しているのが崑崙山脈の
Golmud森で発見され、当局による調査が開始されたことを報じる中国中央テレビ)
「原因不明の大量死、野生ヤク-中国(青海省):情報提供依頼」への応答。
中国中央部の複数のメディアは、野生のヤク9頭の死は自然死であり、予備的な調査では、それらの個体の死亡は高齢と食糧(牧草)不足が原因と指摘した。
報道では、全個体がオスで銃創は確認されなかったとしている。死骸の一部は1,2ヵ月前のものであり、一部はつい最近死亡したものであった。一頭のみが他のヤクとの格闘で死亡し、死亡した全個体で体脂肪の減少が確認された。
[Moderator注:今回の記事と前の記事には複数の内容の相違が認められる。当時者による1次情報と現地当局が実施したとされる調査結果の提供を期待する。]

http://sank100.exblog.jp/


[1528] 台湾の件 そういえば 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 15:47  

台灣:在大陸探兒子染禽流感
男子非死於沙斯
http://www.sinchew.com.my/content.phtml?sec=4&artid=200505251932
一名老年男性的沙斯病毒測試呈陽性反應

SARSの陽性反応は出ていたとはあるんですが、これも否定されたんでしょうかね。いまいちわかりませんね。

日本語報道が出ていました。
台湾企業家が感染死亡の疑い
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d41062.html


[1527] 英科学誌ネイチャー 投稿者:とき 投稿日:2005/05/26(Thu) 15:19  

 報道は真にとってもいけませんが。以下引用。

常設の国際チームで対策を 鳥インフルエンザで提言

  25日付の英科学誌ネイチャーは、アジアで感染が広がる鳥インフルエンザに関する特集を組み、鳥インフルエンザが人間の間で流行すれば、世界人口の20% が感染、数カ月以内に3000万人の治療が必要になり、うち4分の1が死亡すると指摘した。専門家は、世界的なプロジェクトチームを常設して対応すること などを呼び掛けた。
 特集中でオランダ・エラスムス医療センターの専門家は、予防接種の効果を確かなものにするため、世界中の保健機関と農業専門家が協力し、国際的な標準となるワクチンを開発することを提案した。
(共同通信) - 5月26日2時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000008-kyodo-soci





[1526] 予期していたこととはいえ 投稿者:とき 投稿日:2005/05/26(Thu) 15:12  

 プロメドのメール情報には正直驚いています。
 現地の人ではなく、外部から入った人が亡くなったと。
 つまり、その地域はもうすでに、初めての感染者を死に至らしめる(致死率は不明)ほどの病毒性を持った何らかのウイルスのまん延常在(共生)地帯になっているということです。(あくまでもヒトヒト間感染が成立していれば。)
  そこの住民はもうすでに抗体を獲得していてウイルスと共存しているとみなさなければなりません。ウイルス「根絶」が前提であれば、ウイルスのキャリアも一 生移動禁止でゆくゆくは、隔離後に根絶やしということです(寿命まで封鎖するか、殺処分かということです)。非現実的です。しかも病気のでてない症状のな い人は、抗体検査をあえて強制的に実施しないかぎり区別できませんし、移動の制限も厳密には不可能ですし、人から逆にブタなどの家畜へ、そして鶏へ、そし て渡り鳥へと考えれば、もはやウイルスの拡大はとめようがありません。
 早急に、ウイルスの型を同定して、ワクチン製造に着手する必要がありま す。大流行を食い止めねばなりません。そのためには、まだ感染を受けていない地域で、まずは常在地域からの人の移動のあるところのワクチン処方です。本物 に感染する前に、あらかじめ擬似的に感染しておくということです。
 どうも今生きてる人々は『疫病』の怖さ、悲惨さをあまりにも知らな過ぎる。やはり、それこそ『歴史』は繰り返されると同時に、『歴史』からほとんど学ぶことを知らない。再び愚かなネグレクトを繰り返すのか。

華禍―こんなに中華主義が怖いわけ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898310788
『第7章 世界を襲う中国発の疫病と地球汚染』



[1525] 靖国神社御参拝 投稿者:ここで一番 投稿日:2005/05/26(Thu) 14:14  

私は『靖国神社御参拝』に毎年行ってます。
行くと気になるのは『欧米人』特に『女性』が多いことです。

それを目当てに行っている訳でもないですが、
『欧米人女性』の『肌は非常に綺麗』だということに気がつきます。

特に十代の『欧米人女性』の肌はとても綺麗で見ているだけで、
何かただで見るのは悪いような気持ちになります(笑

はい?ですから貴方も『靖国神社』の『新年初詣』には是非行ってください。
年始から儲かった気分になれるかも知れません。

『欧米人』はさすがです。『宗教的』にも進歩しています。
『他民族』の『宗教』の存在をも何ら問題なく認めているのです。

正に『悪を憎んで、人を憎まず』の精神ですね。


[1524] 新潟の研究所が2001年にGMイネをコッソリ野外栽培 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 13:05  

GMイネ栽培の中止求める9146名の署名を提出=新潟のコメ農家、01年の栽培に驚きの声
http://www.jc-press.com/news/200505/052604.htm
  独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構中央農業総合研究センターの北陸研究センター(新潟県上越市)が複合耐病性遺伝子組換え(GM)イネの野外 栽培実験を5月下旬に予定している問題で、新潟遺伝子組み換えイネいらない連絡会と日本有機農業研究会は5月24日、参議院議員会館で野外栽培中止を求め る集会を開き、9146名分の反対署名を同中央農業総合研究センターに手渡した。新潟県の農家や小売業、消費者団体、地元選出の国会議員は地元の理解を得 られないままでの栽培実施に対し中止を強く求めたが、同センターは譲らなかった。また、北陸研究センターは集会で、2001年に隔離圃場でコシヒカリなど 3種類のGMイネを野外栽培実験していたことも明らかにした。地元の農家らは「知らされていない」と驚きの声をあげた。詳細は2005年6月1日付「ニッ ポン消費者新聞」に掲載予定。

栽培してたのは食べたんですかね?イネはどのくらい花粉が飛ぶんでしょう



[1523] 手術中の大量出血防止指針作り着手 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 09:27  

手術中の大量出血、45%外科医に問題…麻酔学会調査http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050526-00000101-yom-soci
日本麻酔学会は、日本輸血学会と共同で大量出血防止の指針作りに着手するとともに、外科系の学会にも指針作成への協力を求める方針 だそうです。

プラセンタの乱用と献血問題も早く対策してもらいたいです。。。
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1114833596/


[1522] ブラジル牛肉界が動き出しているようです 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 09:22  

ロドリゲス農相は十七日、輸出用肉牛の全頭制追跡調査システムの設定を提案した。狂牛病(BSE)対策で米国が不可能だとした全頭制検 査を、ブラジルが先取りする考えだ。リベイロン・プレット市で開催されたアグリショウに出席した十七州の農務長官が具体策について話し合った。詳細は六 月、ブリュッセルで行われる畜産衛生会議で発表予定。(抜粋)
http://www.nikkeyshimbun.com.br/050525-36brasil.html

これはトレーサビリティーでしょうか。検査も入っているのかな?


[1521] EUの見解だそうです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 09:15  

EU OIE/BSE基準に関する立場を発表 骨なし肉無条件物品化を条件つき支持
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05052501.htm

EUが合成ホルモン剤使用肉が問題だ、として使用や輸入をストップしているという前提も、日本の消費者はこのついでに考える必要もありそうですね。


[1520] 「北の家族」で食材偽装 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 07:46  

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=NGK&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005052501002392
「「知床地鶏のサラダ仕立て」に、ブラジルや中国産の鶏肉を使用したり「十勝牛の火山噴火焼」に米国産牛肉を使っていた。」

輸入が再開した暁にはどうなりますことやら。


[1519] Re:[1518] [1504] ProMED-mailにも投稿されたようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/26(Thu) 07:21  

中国・青海省の鳥インフルエンザのヒト死亡説ですが、英語情報でも、このようにhttp://www.recombinomics.com/News/05250505/H5N1_Qinghai_Human.html出始めましたね。
このサイトhttp://www.recombinomics.com/News/05250507/H5N1_Qinghai_Human_11.htmlの情報は、一番最初のboxun.comの中国語情報を翻訳したもののようです。
ProMED-mailにも、このようにhttp://www.promedmail.org/pls/askus/f?p=2400:1001:5023659350400870385::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,29040掲載されたようですね。
このProMED-mailの投稿「AVIAN INFLUENZA, HUMAN - CHINA: SUSPECTED, REQUEST
FOR INFORMATION」によりますと、先月4月の終わりから、人への感染が始まり、少なくとも、6人が鳥インフルエンザに感染死していて、これらは、すべて、地元の人ではなく、よそから来た人としていますね。
二人は、成都から来た男女一組、もう一人は、 重慶から来た男の人で、残りの三人はどこから来た人か、わからないとしています。
また、中国副首相は、鳥インフルエンザの人感染死が発生したために、この対策のために、日本から急遽帰国したと書いていますね。
また、この記事「HEALTH Back to Health Main China denies reports of human cases of H5N1 flu infection, WHO says」http://www.canada.com/health/story.html?id=5bfe46cf-d4ff-447d-9a84-45841694f54bでは、このProMED-mailの記事をめぐって、WHO側が中国側に確認したところ、その事実を否定したと書いています。
さらに、このサイトhttp://www.recombinomics.com/News/05250507/H5N1_Qinghai_Human_11.htmlでは、死亡者数が6人から11人に増え、感染者数は、51人から121人に増えたとしています。

http://www.promedmail.org/pls/askus/f?p=2400:1001:5023659350400870385::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE


[1518] Re:[1504] 中国・青海省の鳥インフルエンザのヒト死亡説−新たに地区別感染死亡数リストまで出てまいりました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/26(Thu) 06:37  

投書;青海禽流感死者家屬因泄露疫情集體失蹤
http://www.epochtimes.com/b5/5/5/25/n933943.htm
【大紀元5月25日訊】
笹山さん、大紀元という報道も、ご紹介の内容を「投書」という形で掲載したようです。

その前の報道ではお名前?
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/05/200505232206.shtml

台湾の報道ですが「大陸と香港のインフルエンザが多い」みたいなこと書いてますね。「但大陸與香港的流感病例數仍不斷攀升」その他A型肝炎やデング熱なども報告が多いそうです。
http://www.appledaily.com.tw/News/index.cfm?Fuseaction=Article&NewsType=twapple&Loc=TP&showdate=20050526&Sec_ID=5&Art_ID=1802738

その他情報源です。
RTHK(中文) 香港のラジオ局
http://www.rthk.org.hk/rthk/news/expressnews/


[1517] Re:[1516] 戒厳令、(情報)封鎖 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/25(Wed) 23:27  

ときさん。
ほんとに、いやになってしまいますね。
SARSと口てい疫と、鳥インフルエンザの大合しようというわけですね。
http://renminbao.com/rmb/articles/2005/5/24/36052b.html
では、中国副首相突然の帰国は、北京大規模の口蹄疫発生によるものではないと、否定していますが。

http://renminbao.com/rmb/articles/2005/5/24/36052b.html


[1516] 戒厳令、(情報)封鎖 投稿者:とき 投稿日:2005/05/25(Wed) 22:19  

昨日ご紹介いただいたサイトに、口蹄疫と鳥インフルエンザに関する新しい記事が出ています。

SecretChina
http://www.secretchina.com/

エキサイトウェブページ翻訳
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

マレーシアは、緊急に生きた鶏と鶏肉の輸入を禁止したようです。
村ごとヒトを含めて焼き払うなんていうムチャやってなければいいですが。(やりかねない。)



[1514] Re:[1512] [1510] [1506] [1505] 台湾で気になる患者さんが出たようですが。。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/25(Wed) 21:18  

ときさん、まりちゃんさん。
いろいろ出てきますね。
香港タイプのようですが、たしかなのでしょうね。
広東へは、青海から、家禽の出荷がなされていたようですし。。
口蹄疫のほうは、人的被害は出てないようですが、原因は、どちらなのでしょうか。
外務省では、今日の夜になって、中国からは、「緊急公務」はあったとの連絡があったようですね。

http://www.vetscite.org/publish/articles/000041/img0006.jpg


[1513] 今朝の大紀元時報の記事 投稿者:とき 投稿日:2005/05/25(Wed) 21:05  

中国副首相突然の帰国、北京大規模の口蹄疫発生か?(05/05/25 07:33)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d73977.html

『中 国農業部は疫病の発生10日後に初めて、国際獣疫事務局(OIE)に対して、中国江蘇省や山東省で口蹄疫の発生を報告したが、北京郊外でも同様な疫病の発 生があったことに触れなかった。しかし、北京郊外で発生した口蹄疫の情報が少ないため、中国政府側は再び大規模の疫病発生事実を隠す疑いが出ている。』



[1512] Re:[1510] [1506] [1505] 台湾で気になる患者さんが出たようですが。。 投稿者:とき 投稿日:2005/05/25(Wed) 20:59  

 問題は、A型のうちのN?H?型かということですね。
 A型はすべて、鳥インフルエンザ起源です。


[1510] Re:[1506] [1505] 台湾で気になる患者さんが出たようですが。。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/25(Wed) 20:39  

台湾のヤフーから別報道です。
SARSじゃなくてインフルエンザのA型に確定とか
書いてあるようですが?匿名電話でわかったみたいですね?

確定是A型流感病毒,並非SARS
http://tw.news.yahoo.com/050525/39/1vinj.html
台湾ヤフーでは現在トップに報道されてますね。
http://tw.news.yahoo.com/

台灣確定父子染A型流感
5月 25日 星期三 18:40 更新
http://hk.news.yahoo.com/050525/12/1cv4b.html
ちょっと前の詳細 広東から出る飛行機で帰国?の五十七才の方とのことでした。
http://hk.news.yahoo.com/050525/12/1cuyv.html
香港ヤフー
http://hk.news.yahoo.com/
http://hk.news.yahoo.com/china/general/all/index.html


[1509] 農水・厚労省から意見とりまとめだそうですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/25(Wed) 20:23  

食品に関するリスクコミュニケーション(米国産牛肉等の
リスク管理措置に関する意見交換会)(5月13〜20日)の概要
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050525press_7b.pdf

あの意見交換会の意見や情報がなんでこれだけになっちゃうかな、という気もしますが。委員は「今回は」議事録とアンケート結果「全部」に目を通していただきたいものですね。

と きさん、疾病対策についてはもう一つ、「大本営発表」にご注意、ということでしょうか。SARSのときは、米国などがどんどん本国に自国人を撤退させてい るときに、日本大使館は「中国政府の言うことを信じる」でしたっけ。それを発表した翌日に中国政府はSARS蔓延を認めたんですよね。


[1508] 疾病対策も内政干渉になる? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/25(Wed) 19:44  

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)5月26日(木曜日)
通巻第1132号 より

(読者の声1)貴誌1131号「鳥インフルエンザ」の件ですが、ベトナムや北朝鮮で流行したわけですから、科学的にも中国で流行しない方がおかしいのです。
 また昨年から懸念されていたことですが、従来は鳥から鳥、鳥から人、鳥から哺乳類への感染が確認されていますが、人から人への感染は稀でした。しかしウイルスの変異により人から人への感染の可能性が濃厚になってきました。
 一般にインフルエンザのウイルスは中国中南西部などで野鳥から豚に感染し、豚の体内でウイルスが変異し、新しい型のウイルスになり、それが人に感染します。このウイルスが人から人への感染が可能な変異を遂げていれば、爆発的流行になります。
 新しいウイルスは症状が激しい傾向にあり、かつ人には免疫がありませんから、かつてのスペイン風邪のように大流行になる可能性があります。
日本でもワクチン開発が進められていますが、確か、既存のインフルエンザの坑ウイルス薬が効くはずです。
 WHOも警戒を強めています。
昨年は日本でも一部の医師は大流行を想定して、治療薬の備蓄をすべきだといっていました。
もし中国で人から人への感染が確認されたら、世界的大流行の危険があるということになります。これを封じ込めるには中国政府の情報公開が必要ですし、WHOが現地に乗り込む必要があります。
SARSの防疫に関しては日本の医療チームがベトナムでの封じ込めに成功しています。中国は日本の協力が必要なはずです。(KY、医事評論家)

(宮崎正弘のコメント)まことに中国こそ日本の協力を必要としており、日本なくして存在できないのですが、日本ではあべこべのことを言い募る輩がいますね。ウィルス対策、万全を期せるのでしょうか?

(以上引用おわり。)

 ウイルスには国境はないのですが、発生源国が、国家の姿勢として、自国がよければそれでいいということであれば、もうすでに国際的なウイルス対策は破綻しているだろう。
 まん延防止も図ることができなければ、拡大も阻止できない。不顕性感染のキャリアが必ず出現し、本人が自覚のないまま、ウイルスのまん延を促進することが必ず起こる。
 おそらく、今回のが新型であれば、ほぼ対策は失敗し、なるようにしかならない状況になることを覚悟しなければならない。ワクチンができるまで。こればっかりは、自分の生来のウイルス感受性まかせだ。金持ちも貧乏人もない。



[1507] 対策 投稿者:とき 投稿日:2005/05/25(Wed) 19:01  

 日本に入ってきたら(もうきてるかもしれない)、むやみに人ごみの中へ出て行かない、建物(閉鎖空間)のなかでの集会などにいかない、それしかさける手立てはないでしょう。電車もアウトですね。(あまり神経質になってもいけませんが。)
 基本的には感染症のブレイクから、公は身を守ってくれませんし、とはいっても、法令では明確な対策を今の段階では示すことができません。丹念に情報を個人的に気を配り、それこそ『自己責任』で守るしかありません。




[1506] Re:[1505] 台湾で気になる患者さんが出たようですが。。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/25(Wed) 18:47  

死んだ方の息子さんのガールフレンドが、スチュワーデスで、勤務停止になったと書いてありますね。
なんだか、わけがわからなくなってきました。
台湾情報と、香港情報のほうが、リークは大きいとは思いますが、どこまで、本当にしたらいいものか---。


[1505] 台湾で気になる患者さんが出たようですが。。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/25(Wed) 18:13  

大陸からきた方がSARSを疑われて、お父さまの方は亡くなられ、息子さんが高熱を出して、しかし云々(^^;
http://www.excite.co.jp/world/chinese/

台灣‧大陸經商染沙斯病逝?衛生局:沒有這回事

http://www.sinchew.com.my/content.phtml?sec=4&artid=200505251009


[1504] 中国・青海省の鳥インフルエンザのヒト死亡説−新たに地区別感染死亡数リストまで出てまいりました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/25(Wed) 16:49  

奇怪なことに、中国・青海省での鳥インフルエンザによるヒトの感染情報で、新たに、地区別死亡者リストが、漏洩されました。
簡体文字ですので、ブログの記事「ヒト感染の鳥インフルエンザは、本格的に世界流行の段階へ突入」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=281のほうに掲載しておきますので、そちらのほうをご覧ください。
原文http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/05/200505251456.shtmlでは、各地区ごとの感染者数と死亡者数が明記されています。
感染者総数は、78名、死亡者数は、121名とのことです。。
リスト以外に、感染者・死亡者とも、続々増えているといいます。
死体は、すでに、早急に火葬に付されているといいます。
うわさを聞きつけて、各地区から集まってきた被害者の親戚が、確認した情報であるといいます。

でも、本当なんだろうか、というのが、まだ、率直な私の感想ですが、地区別の感染者・死亡者リストもあるところから、信憑性が高くなってきているものとも、かんじられます。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=281


[1503] 「ウイルスを根絶、制圧」 投稿者:とき 投稿日:2005/05/25(Wed) 14:33  

 それは、人間の一方的な妄想・幻想の類です。
 なかなかそれを理解できない。でもそれを理解しなければ、ウイルス感染症は克服できない。
 自然に順応していくという、一番シンプルで素直な対処が、人間の英知と思う。
 ワクチンという擬似感染ではやく経験するか、感染をうけても、ウイルスの増殖条件をあらかじめ知っておき、最も軽度の病状ですまして死なないようにする、それしかない。それは人間のみならず、経済動物も同じだ。
 無知が、あらゆる精神の貧困から生じる歴史上の悲惨を生じせしめたと思う。近くは、らい予防法、薬害エイズ、水俣病、遠くは、中世の魔女狩りや、ユダヤ人大虐殺や、いまもかの国である、民族浄化やジェノサイド。



[1502] 鳥インフルエンザのパニックとヒステリー 投稿者:とき 投稿日:2005/05/25(Wed) 14:11  

フィリピンでオウム500羽処分、鳥インフルエンザ懸念で
2005年 05月 24日 火曜日 19:36 JST
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=8586597

ベトナム政府、鳥インフルエンザ防止対策を強化
http://www.thewatch.com/news/t/0301-523.htm

 もはや、「ウイルス」という「幽霊(概念)」は、国境を超えて飛び始めた? 
 排除、根絶、駆逐、制圧ではなく、順応、馴致、未経験よりはあえて経験するさせる、という考えになるのはいつの時代になるのか。かつては、そうやって、生物はこれまで、生き延びてきたのであるが。
 人類の叡智は、自然を征服できるという思い上がった認識から、自然(環境)といかに共生していくかに認識を転換しなければならないのだが、なかなか理解できないようだ。

環境と文明の世界史―人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4896915364



[1501] Re:[1498] OIEの会議には誰が出席してるんでしょうね? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/25(Wed) 13:29  

小澤さんは、合意が成立しなければ、7月中までに専門家会議で、レビューをするといっていますね。
7月中といえば、アメリカ−カナダの国境差止め命令のモンタナ地裁の最終ヒアリングがあるし、日米プログラム合意の見直し期限でもあるし、なんか、押せ押せムードですね。

He also said that the basic direction of the draft is likely to be approved but that if an agreement is not reached during the meeting, specialists will have to review the revisions in detail around July.


[1500] Re:[1497] 中国の口蹄疫 英語の報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/25(Wed) 13:22  

Chaosさん。
ありましたか。
略称で「FMD」ということがおおいようですね。
前の山東省と江蘇省の分は認めても、北京の分は、認めないというのは、どういうことなんでしょうかね。
国としては、すでにバッドマークがついているのだから、同じようもんでしょうが。
それとも、法輪功関連とうわさされるサイトからの暴露だったからでしょうか?



[1499] 議案毎に政党を選択する政治 投稿者:ミネ 投稿日:2005/05/25(Wed) 12:56  

首相の郵政民営化に賛同、しかし靖国参拝については民主党を支持したいという人々はかなりおられるでしょう。投票でたったのT票しか与えられていない現在の間接政治は主権侵害と見られなくもありません
重要5議案程度には政党を選択できる制度を提唱しています
ホームページをご覧下さい

http://www2.osk.3web.ne.jp/~mine2/


[1498] OIEの会議には誰が出席してるんでしょうね? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/25(Wed) 12:55  

笹山さん、OIEの小澤義博氏が何か発言されてますよ。
Japan needs scientific basis to oppose int'l BSE rule: OIE official
http://asia.news.yahoo.com/050525/kyodo/d8a9sa1g1.html
私は、OIEが、BSE検査の見直しを4年に1回しかしない、という、まるでオリンピックな話をきいて仰天しましたが。


[1497] 中国の口蹄疫 英語の報道 投稿者:Chaos 投稿日:2005/05/25(Wed) 12:19  

Chaosです。

口蹄疫は英語でも報道されていました
http://www.cbc.ca/storyview/MSN/world/national/2005/05/23/footandmouth050523.html

BEIJING - Chinese authorities are reported to have slaughtered at least 2,000 cows as they try to stop the spread of foot-and-mouth disease.

英語表記が人間の手足口病と似てるので、混乱します。(^_^;)


[1496] 日本のマスコミ 投稿者:とき 投稿日:2005/05/25(Wed) 11:33  

 今回の疫病猛威の中国関連の事実をほとんど報道しない。
 類推するに、それを報道することによって不利益を被るのは、中国より、日本の貿易にたずさわる企業であるからなのだろう。はたして事実を報道しないことが『国益』といえるのだろうか。

 疫病(ウイルス)には国境はない。セキュリティーコントロール(危機管理)や広い意味での国防を考えたとき、この問題を少し甘く考えてはいないだろうか。

 目先の銭儲けのために、人間とそれをとりまく経済動物の安全は後回しのようだ。BSE問題と同じく。



[1495] Re:[1482] 中国の口蹄疫隠蔽事情 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/25(Wed) 09:56  

1482と1490でときさんから、「中国で口蹄疫牛数千頭を処分、香港紙が報道」との読売新聞の報道をご紹介いただきましたが、以下のサイトによると、どうも、そのようなことのようですね。

このサイトhttp://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/5/24/115015.html
は、香港の「自由時報」の記事として、次のように書いています。
北京当局は、口蹄疫蔓延阻止対策に有効な処置策をとっていないばかりか、メディアに対して、その事実を隠しているといっています。
5月24日付けの香港文匯報と南貨早報は、北京北部郊外の延 慶 区で、二週間前から亞洲一型の口蹄疫(中国語では「五號病」)が発生し、二千頭以上の牛が、口蹄疫にかかったと報じたが北京市農業局は、その事実を否定したといっています。
これらの牛は、地中に埋められ、その後、報道管制が敷かれたといいます。
また、中央日報によると、このサイトhttp://www.cdn.com.tw/daily/2005/05/25/text/940525g7.htmのように、 この付近は、戒厳令(マーシャルロー)のもと、通行立ち入り禁止になっており、近所の慶河食品公司の話によると、9日間も警官がガードしていて、地区内の住民も、地区外との横行を禁じられている状態であるといいます。
処理した牛一頭に対して、六千元の補償費が出たといいます。
下記サイトもご参照
http://www.appledaily.com.tw/News/index.cfm?Fuseaction=Article&NewsType=twapple&Loc=TP&showdate=20050525&Sec_ID=7&Art_ID=1799017
http://www5.chinesenewsnet.com/MainNews/SocDigest/Health/2005_5_24_16_1_13_521.html
http://ny.libertytimes.com.tw/2005/NEW/May/25/today-ch1.htm
http://news.yam.com/cna/healthy/200505/20050524161544.html
http://www.wenweipo.com/news.phtml?news_id=CH0505240027&cat=002CH

http://www.cdn.com.tw/daily/2005/05/25/text/940525g7.htm


[1494] Re:[1492] [1491] [1489] 中国衛生部当局は、「青海地区鳥インフルエンザでヒトも死亡説」報道を否定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/25(Wed) 08:02  

下記のようですが、一部、報道管制が敷かれているような節が見られますね。

「青海地区鳥インフルエンザでヒトも死亡説」報道を、中国衛生部当局副主任の毛群安氏は、否定した。
これに対して、香港中文大学微生物学副教授の陳基湘氏は、「その可能性は大いにある。われわれは、今、大規模での流行を懸念している。」といっている。
http://www.voanews.com/chinese/2005-05-24-voa45.cfm
http://www.epochtimes.com/gb/5/5/24/n932731.htm

この中国当局が否定しているニュースというのは、1489で書いた次のニュースです。

http://www.secretchina.com/
http://www.secretchina.com/news/articles/5/5/24/114948.html
http://www.kanzhongguo.com/news/articles/5/5/24/114948.html

「青海省の鳥インフルエンザで、5月24日になって、鳥インフルエンザで、121人が死亡し、消毒作業などに従事していた医療関係者11人も死亡した。現在千三百人以上の住民が隔離されている。」

http://www.voanews.com/chinese/2005-05-24-voa45.cfm

[1493] 共同通信の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/25(Wed) 07:39  

夏に向け輸入条件を審議 一部委員に不満、曲折も
http://c11om4bv.securesites.net/newspack/modules/news/224146012.html
い つも「一部委員」とか「少数の委員」とか書かれるんですが、食品安全委員会を傍聴していると、吉川座長、山本委員+αの一部を除いて?殆ど全員が「不満」 を持っているように見受けられますが。だいたい、「月齢で区切るのは科学ではない」というのは吉川座長も同内容を発言してましたがねぇ。共同通信配信で。
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/bse/news/0907-479.html


[1492] Re:[1491] [1489] 鳥インフルエンザで、人も死んでいるって?これ、誤報であればいいのだが。  投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/25(Wed) 06:27  

笹山さん、政府は否定しているという報道がありました。
http://www.voanews.com/chinese/2005-05-24-voa45.cfm
翻訳ソフト
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

SARSのときも当初は、断固として否定してませんでしたっけ。



[1491] Re:[1489] 鳥インフルエンザで、人も死んでいるって?これ、誤報であればいいのだが。  投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/24(Tue) 23:44  

>http://www.secretchina.com/
>http://www.secretchina.com/news/articles/5/5/24/114948.html
>http://www.kanzhongguo.com/news/articles/5/5/24/114948.html
笹山さん、このニュース気になりますね。


[1490] Re:[1487] [1481] こんな説もありますね。 投稿者:とき 投稿日:2005/05/24(Tue) 22:02  

 中国関連ニュースを眺めておりましたら、やはり、どんどん削られているのは、口蹄疫のニュースです。今回は鳥インフルエンザの対策で はなくて、口蹄疫対策を急いだと考えたほうが無難ではないでしょうか。というのも、いまやモンゴルは中国向けの一大カシミア供給地となっているようですか ら。陸続きであるモンゴルの経済材の感染症からの防疫対策とその後の貿易のつながりを考えれば、まずは中国国内の感染症対策と情報統制対策の諸々の緊急の 機密連絡を大連でとる必要があったものと思われます。
 それとおそらく、まともな口蹄疫対策をとっていれば、相当の家畜を消費せずに焼却あるいは 埋却処分しなければなりません。(あとあとの感染発覚の怖れを考えればやらざるを得ない。) となれば、食糧としての牛、豚、羊、ヤギも不足する事態もあ りえます。となれば、モンゴルからの供給も考えておかないとダメでしょう。そのためには、モンゴルの防疫体性にも気配りしておかないとダメなのではないか と思います。すべて中国の国益優先の緊急的な行動だったと解釈いたします。
 しかし、さすが外交巧者中国だと思います。これまでを、靖国問題やそ の他の日中間交渉問題にすり替えてしまいましたね。ネット内でも『疫病』問題だと強く認識する人はごくごく少数のようです。ほとんどが、マスコミの論調と か映像にどんどん煽られたような発言ばかりです。これでほぼ中国内の『疫病』問題からは意識をそらさせることに成功しています。
 議論になっているのは、おそらく、ココだけですね。やれやれです。日本人は、『疫病』の恐怖もすっかり忘れた、平和ボケそのものです。この国は、このまま憲法9条を改正あるいは破棄なんてとてもできる国民ではありません。
 なんたって、「危機管理」の意識がない国民性ですから。実際コトが起こって、犠牲者が相当数出てからでないと、動き始めることはないでしょう。残念です。



[1489] 鳥インフルエンザで、人も死んでいるって?これ、誤報であればいいのだが。  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/24(Tue) 22:02  

この数時間のうちに、大変なニュースが入ってきた。
誤報であればいいのだが。
このニュース
http://www.secretchina.com/
http://www.secretchina.com/news/articles/5/5/24/114948.html
http://www.kanzhongguo.com/news/articles/5/5/24/114948.htmlなのだが、「青海省の鳥インフルエンザで、5月24日になって、鳥インフルエンザで、121人が死亡し、消毒作業などに従事していた医療関係者11人も死亡した。現在千三百人以上の住民が隔離されている」というのだが。
本当なのでしょうかね?
下記検索では、このニュースだけが、そのことを伝えているのだが、まだ、真偽のほどはわからない。
中国語なので、間違っていたら、ごめんなさいね。

また、このサイトの終わりのほうには、中国は、公式発表していないが、中国副首相が、日本から急遽帰国したのは、、鳥インフルエンザ対策のためであったと書いていますね。

http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F%E3%80%80%E3%80%80%E9%9D%92%E6%B5%B7%E3%80%80&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2%E6%96%B0%E9%97%BB


[1488] Re:[1479] インターネット上の医学の情報源 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/24(Tue) 21:38  

まりちゃんさん。
これはいいサイトhttp://www.llrx.com/features/medical2005.htmのご紹介、ありがとうございました。
早速リンクさせていただきます。
ところで、今日の夕方の12チャンネルのニュースで、金子先生のインタビューが出ていましたね。
ようやく、マスコミも、無視できなくなってきたということでしょう。



[1487] Re:[1481] こんな説もありますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/24(Tue) 21:31  

ときさん。
日本のマスコミでは、中国副首相のドタキャンが、靖国問題ということで、統一されていますが、このサイトhttp://www.recombinomics.com/News/05240501/H5N1_Qinghai_Evolution.htmlのように、このようにうがった見方を、まだしているところもありますね。
つまり、中国副首相が、モンゴルに飛んだのは、インドから青海湖を経て、渡り鳥のフライウェイは、その真北のモンゴルを経て、ロシア南部のバイカル湖に向かうとして、それで、ちょうどそのフライウェイの線がクロスhttp://www.thaiwaterbirds.com/eng/map_ne_waterfowls.htmlするモンゴルに向かったのだとしていますが。
中国の渡り鳥のフライウェイは、このサイトにありますが、このサイトの図http://www.wetlands.org/IWC/awc/waterbirdstrategy/docs/Flyway-Website/china.htmの中の14の数字のあたりが青海湖で、そのちようど真北の緑色の点が二つあるあたりが、モンゴルで、さらに北にある赤点あたりがバイカル湖です。
http://www.recombinomics.com/News/05240502/H5N1_Qinghai_Overlap_Flyways.htmlに よれば、このフライウェイは、 the East Asia Flyway とthe Central-South Asian Flywayとちょうど間にあって、しかも、その発信点は、津波で消毒の行き届かない、スリランカ・バングラディッシュであるところから、渡り鳥は、この 二つのフライウェイを、忠実に、H5N1ウィルスを運んで北上してきているというわけです。



[1486] Re:[1484] [1472]イースト・ブリオンと、哺乳類ブリオン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/24(Tue) 20:17  

虹屋さん。
EDEMたんぱく質の働きについては、このページには書かれていませんね。
このページhttp://www.glycoforum.gr.jp/science/glycogenes/04/04E.html
http://www.fhcrc.org/labs/stoddard/Conj544/Glycosylation/hosokawa_2001.pdf
が永田さんの研究のページのようです。
日本語版はこれhttp://www.frontier.kyoto-u.ac.jp/bf01/project/pro_edem.htmlなのでしょうか?
holdとmisholdの違いがわかりませんでした。
奥の深い研究のようですね。
ご紹介のサイトの中に、プリオンとシャペロンとを結び付けようと研究されている学者として、Susan Lindquist(シカゴ大学)氏を上げていました。
このサイトhttp://chronicle.uchicago.edu/980108/madcow.shtmlでは、「イースト・プリオンとバクテリア・シャペロンと哺乳類プリオンには、驚くべき類似性がある。」と書いてありますね。
また、このサイトhttp://www.mad-cow.org/chaperones.htmlで は、「哺乳類プリオンは、PrPScを決定し、イースト・プリオンは、Sup35を決定し、相互の関係は無いが、この両者は、たんぱく質の適合過程におけ る自己増殖的変化において、共通の伝送モードを共有している。PrPScとSup35の適合過程においては、共通の生化学的類似性が見られ、その共通項が バクテリア・シャペロンである。」というようなことが書いてありますね。
この酵母の中のプリオン(Yeast Prion)と、哺乳類のプリオン(Mammal Prion)との関係というのは、面白いですね。
ひょっとして、われわれは、プリオンについて、何か、重大な勘違いをしているのかもしれませんね。




[1485] 毎日新聞の小島正美さんの記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/24(Tue) 19:12  

食の安全:海外で徹底 国内メーカー、原料から管理
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050524ddm013100054000c.html
読んでいて思いましたが、SPF豚はある「指定された」病原体がいないというだけで、そのなかには例えば問題になったE型肝炎ウイルスとか、その他の病気は入っていないんですよ。「無菌豚」という表現で時々いわれていますけど、「無菌豚」の場合は誤解を招く表現ですね。
 企業の、飼料から管理の動き、というのはとてもありがたいことですが、問題はそれらを詳細にわたって公開していないということでしょうか。これからますます期待したいですね。

味の素さんは、「製造工程中で分解されれば表示義務なし」というお豆腐や麺、肉や魚、菓子の加工につかう添加物、トランスグルタミナーゼなども製造されてますが、そういうのも表示してもらいたいなぁと私は思ったりします。


[1484] Re:[1472]投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/24(Tue) 17:57  

> ところで、『マイクロシン』という名の「超酸化水」が、細菌やウイルス、また死滅しにくい胞子も食いつぶしてしまうという興味深い記事がありました。
これは、食品添加物の電解水ではないかと思うのですが。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1106-2.html
こ の酸性水は既に病院などで器具の消毒などに使われています。原理は、塩素殺菌。日常的なところでは、アルカリイオン浄水器で+側にでてくる飲用にしないほ うの水が一番近い。アルカリイオン浄水器も万病に効くといって販売しているので、これもその手の記事ではないでしょうか。

シャペロンで笹山さんの取り上げているページの内容は、
http://www.jst.go.jp/pr/report/report296/
「細胞内におけるタンパク質の品質管理の主役が明らかに」
とほぼ同じですか?なにせ日本語しか使えませんので、お尋ねします。

特定領域研究(A)「タンパク質の一生:細胞における成熟、移動、品質管理」オフィシャルサイト
http://www.res.titech.ac.jp/~seibutu/lifeofproteins/home.html
のニューズレター2に「プリオンと分子シャペロン」という記事があります。
http://www.res.titech.ac.jp/~seibutu/lifeofproteins/netscape/topics/cpn_no2.pdf



[1482] どうやらトリよりもこっちのほうを隠蔽したい? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/24(Tue) 16:10  

中国で口蹄疫牛数千頭を処分、香港紙が報道

 【香港=関泰晴】23日付の香港英字紙「サウスチャイナ・モーニングポスト」は、中国・北京郊外で家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫が発生して、数千頭の牛が処分されたと報じた。

 感染拡大防止策として、警察当局が現場区域の道路を封鎖する措置を取っているとしている。

 同紙に対して、中国政府は、北京郊外での口蹄疫の発生を否定した。だが、中国メディアの記者は発生状況を報道しないように警告を受けているといい、牛肉や豚肉などの輸出に影響が出ることを恐れ、中国当局が情報を隠している疑いも出ている。
(2005年5月23日22時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050523id25.htm

口蹄疫の影響は、貿易上、トリよりも桁違いに大きい額です。



[1481] 情報操作(すり替え)でしょう 投稿者:とき 投稿日:2005/05/24(Tue) 13:25  

どちらの側からの操作かは判断しかねますが。

副首相会談キャンセル理由に「靖国」、中国が示唆(読売新聞) - 5月24日12時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000004-yom-int

疫病がまん延しているとみなされると、今後明らかに国家運営には支障が生じます。畜産業、貿易、観光、イベント、などなど。

人の都合で事実を捻じ曲げようとしても、それははかない抵抗となるような気がします。自然の力、とくに『疫病』には克てない。疫病は戦争と同様、歴史を変えてきたのですから。戦争以上かもしれないとも思います。

『さ て呉儀の急な帰国については私はひとつの可能性を指摘しておきたい。靖国問題についての嫌がらせとしてはあまりに稚拙であるという点だ。むしろそれがらみ ではないというニュアンスが支那からは伝わってくる。とすれば何か。呉儀は衛生部門を担当する副首相だ。不潔大国支那では衛生部門は重要なポジション。そ の担当部署で何かがあったのではないか。SARSかあるいは私たちの想像を絶した病気があの汚穢国家では発生しても不思議ではない。呉儀は大連までだけ 戻って外遊を続ける。その理由は「通信」だ。たとえ大使館であっても盗聴されたくない国家機密事項が衛生部門で発生した。しかし動揺を見せることはできな い。だから日本側にも笑顔を見せつつ帰国という無礼をやってのけるという奇妙な行動に出た。それだけ衛生部門での突発事は重大なことなのだ。』
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050524
 当たってる。ただし、細菌兵器ははずれです。




[1480] 鳥インフルエンザとヒトインフルエンザ 投稿者:とき 投稿日:2005/05/24(Tue) 12:09  

 佐賀の情報と全国流行の情報、有難うございます。
 A型といってもそれは正確ではありませんね。
推奨インフルエンザワクチンの構成(抄訳)
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/vaccinerecommendations.html
  A型は起源がトリインフルエンザです。(H1〜15、N1〜9の順列組み合わせで135通りの組み合わせが想定されます。)ヒトでおこっている強毒型はご く一部です。今起こっているH5N1はヒトにとって明らかに新型です。ヒトヒト感染も確実に起こっていますが、今のところまだ大流行に至っていないだけ で、非常に危惧されてきますた。これからです。
 H5N1型(まさにA型インフルエンザ)は鳥インフルエンザであると同時に、ヒトインフルエンザでもあります。それが人獣共通感染症ということです。
  中国の鳥の感染状況をみたとき言えることは、外から入ったものがそこで感染死が起こっているということは、ウイルスは、そこに居るものが持っていて、外か らその地域に入った鳥が感染を受けているということでもあり、ワクチンを用いなければならない方は実は(厳密に言えば抗体保有検査が必要ですが)、周辺地 帯や周辺国のほうです。

 おそらく中国は、このウイルスに関しては感染経験済みで、抗体をつくり耐性を獲得した生き残りが当たり前に生存 している状況になってしまっていると考えなければならないと思います。つまり、ワクチンはほとんど実質は意味を成さないということです。本当に用いなけれ ばならないのは、まだ耐性を獲得していない周辺国の方でしょう。

 口蹄疫も、牛はおろか、カシミアの原料であるヤギにも影響があります。 日本向けのカシミアをここ近年、無謀なくらいの増産体制をやっていましたね。無理やりの反自然の人間の行為に対する、自然からの反撃を受けているようで、 考えさせられます。ともかく産業的には大ダメージでもあり、モンゴルに拡大したらなおさら、ダメージが大きいでしょう。末端の生産者の苦しみはいかばかり か・・・。今の対策では、罹っても生かす死なさないという対策ではなく、生き残れるものも全部殺処分という方法ですから。いわば、中世の魔女狩りと同等の ことをしています。

 人間は、産業を守る、種を超えて人間にやってくる病原体を0にするという妄信のおかげで、ずいぶん莫迦な気違いじみた行為をやっているということにまだ気付けないようだ。




[1479] インターネット上の医学の情報源 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/24(Tue) 11:21  

Researching Medical Literature on the Internet -- 2005 Update
http://www.llrx.com/features/medical2005.htm
面白いリンク集ができてますよ。診断マニュアルや視覚的な資料、ヤブ医者リストから医者ブログまで。でも情報最速のProMEDの紹介はなかったかな?

翻訳ソフト
http://babelfish.altavista.com/

お、真名さんありがとうございます。3月には報道してたんですね。今回の決算では報道なし?これだけ国民の注目を集めていることなんですがね。


[1478] 1475: 3月の報道ですが 投稿者:真名  投稿日:2005/05/24(Tue) 11:09  

http://www.yomiuri.co.jp/wine/news_g/20050303uj13.htm
▲ゼンショー・社長、「米国産牛も全頭検査必要」
牛丼チェーン大手「すき家」を展開するゼンショーの小川賢太郎社長は、読売新聞のインタビューに応じ、米国産牛肉の輸入再開の安全基準について「米国産牛も全頭検査をすべきだ」と述べ、骨や肉の質をもとにした月齢判別などによる輸入再開に批判的な考えを示した。
  外食産業の業界団体「日本フードサービス協会」などは、基準緩和による早期の輸入再開を政府に求めているが、「すき家」は昨年9月、豪州産牛肉を使って牛 丼の販売を再開して業績が上向いており、発言の背景には、米国産牛肉の輸入再開が遅れても、経営に影響が少ない事情もあるとみられる。
 小川社長は、「国内でBSE(牛海綿状脳症)が発生したとき、全頭検査をすることで落ち着き、翌年から消費が回復した。全頭検査は日本以外でやってないとの議論があるが、消費者の安心を優先すべきだ」と述べた。
 ゼンショーは2月28日、業績が悪化していた牛丼チェーン「なか卯」の株式33%の買収を発表し、「すき家」との合計店舗数で牛丼業界2位となった。
 小川社長は「規模の拡大で原料調達費を削減できる。それぞれのブランドを生かし、なか卯で牛丼の通常販売を再開するときは、味も価格もすき家とは違う牛丼にしたい」と話した。
(2005年3月3日 読売新聞)

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1477] おや?予測があたったのかな? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/24(Tue) 11:06  

【中国】呉儀の「重要公務」、鳥インフルエンザの可能性も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000003-scn-int
米AP通信は、中国政府が発表した「重要公務」について、「衛生部部長だった呉・副首相が、青海(せいかい)省で発生した鳥インフルエンザ問題を処理する必要が生じたため」と分析している。

と のことだが、これが本当だとすると、当初の「外務省首脳」から一転、実名を明かして、早とちりで、中国を「一国の首相が会う日程を組んでいるのに、理由も よく分からずに土壇場でキャンセルする。ちゃんと説明すべきだ。国際的、外交的マナーをどう考えているのか」と非難した町村外務大臣の先見力の無さが、今 度は問われる番ですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000003-scn-int


[1476] Re:[1465] やはり変だ。 投稿者:kazu 投稿日:2005/05/24(Tue) 11:05  

> インフルエンザ:4年生の1クラスが学級閉鎖−−伊万里 /佐賀(毎日新聞) - 5月19日17時40分更新
現在まで流行している原因は不明ですが、
ウイルスの型は、A香港型です
児童の5名/7名中から検出されています。

下記HPに記載があります。
佐賀県感染症情報センター
http://www.kansen.pref.saga.jp/report/IH100000.htm
http://www.kansen.pref.saga.jp/doukou/kako/1700/1719.pdf


[1475] すき家さんは全頭検査廃止に反対する 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/24(Tue) 10:48  

Sukiya opposes relaxing BSE testing
http://www.japantimes.co.jp/cgi-bin/getarticle.pl5?nb20050524a6.htm
Sukiya restaurant chain opposes plan to ease test for BSE
http://www.japantoday.com/e/?content=news&cat=3&id=338121

日本フードサービス協会の中でも意見がわかれているんですね。しかしこういうことは日本のマスコミは報道しないんですね。国民が注目している件で、なぜ報道されないんですかねー。


[1474] 中国・青海省の鳥インフルエンザ発生は、4月半ばであった!!!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/24(Tue) 10:25  

サイトhttp://www.recombinomics.com/News/05230503/H5N1_Qinghai_519.html
によれば、中国・青海省での鳥インフルエンザ死数は、当初発表の178羽から519羽に修正されたという。
また、死んだ鳥の種類は、
bar-headed goose (Anser indicus)(インドガン) http://www.maudoc.com/maudocbirding/photos/anser/oca_in.htm
great black-headed gull (Larus ichthyaetus)(オオズグロカモメ) http://www.biol.uni.wroc.pl/komfaun/07_foto_ichthyaetus.htm
brown-headed gull (Larus brunnicephalus)(チャガシラカモメ)http://www.mangoverde.com/birdsound/picpages/pic67-28-1.html
ruddy shelduck (Tadorna ferruginea)(アカツクシガモ) http://www.oiseaux.net/photos/didier.collin/tadorne.casarca.4.html
great cormorant (Phalacrocorax carbo)(カワウ)http://pdubois.free.fr/espece.php?MyEspece=PHACAR
と、多種類にわたるものとわかった。
また、当初の発表では、5月はじめに、the Qinghai Lake Nature Reserveで、178羽のインドガンが死んでいたと発表していたが、5月21日になされた中国からOIEへの報告http://www.oie.int/Messages/050523CHN.htmでは、大量死は、4月15日から始まっていて、検査をしたのが5月18日、しかも、その鳥の種類は、インドガン一種類ではなく、少なくとも上記の5種類に及び、死んだ数は、178羽でなく、519羽であることが、わかったとしている。
また、三百万分ものワクチンが供与されたということは、さらに多くの鳥インフルエンザの拡大があることをあらわしているという。
これらの渡り鳥は、一日に千マイルの飛行をするという。
ということは、4月の半ばに大量死が発生しているとすれば、かなりの範囲で、すでに、鳥インフルエンザは、渡り鳥によって広まってしまっていることになる。
この記事http://www.cbc.ca/cp/world/050523/w052358.htmlでは、呉儀中国副首相が、突如帰られたのは鳥フル対策のためのように、最後ににおわせていますね。

http://www.recombinomics.com/News/05230503/H5N1_Qinghai_519.html


[1473] アジアの反日運動のその後はどうなっているのでしょうか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/24(Tue) 08:55  

いくつか気にかかる記事を拾いましたが
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=63345&servcode=300&sectcode=300
http://web.archive.org/web/20021114132234/www.asahi.com/national/update/1112/021.html
(下段は2002年のです)


[1472] Re:[1465] やはり変だ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/24(Tue) 08:27  

ときさん。
ご紹介の佐賀県だけではないようですね。
インフルエンザで岡山市の小学校が学年閉鎖(岡山)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20050520wm03.htm
季節はずれインフルエンザ流行(広島)
「初夏を思わせる陽気の中5月になってもインフルエンザの流行がおさまっていません。これは、例年にない異常な状況です。」
初夏なのにインフルエンザ(滋賀)
http://mytown.asahi.com/shiga/news01.asp?kiji=5149
春になったが患者数横ばい 流行続くインフルエンザ(北海道)
「今冬猛威を振るったインフルエンザが四月下旬になった今も札幌市内でじわりと流行している。市が市内の五十六医療機関で一週間ごとに調査する患者数は、十八−二十四日の一週間で百五十七人と前週に比べ十七人増えた」
島根県内で季節外れのインフルエンザ(島根)
「島根県内で季節外れのインフルエンザで学年・学級閉鎖する学校が相次いでいる。先週から今週にかけて四校の三学年、四学級に上っており、県がうがいや手洗いの励行を呼び掛けている。」
http://c11om4bv.securesites.net/news/modules/news/article.php?storyid=101753004
紋別小インフルエンザで、きょう学校閉鎖に(北海道)
http://www.minyu.ne.jp/digitalnews/050422_2.htm

なんかきな臭いですね。
ところで、『マイクロシン』という名の「超酸化水」が、細菌やウイルス、また死滅しにくい胞子も食いつぶしてしまうという興味深い記事がありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050518-00000001-wir-sci


[1471] 農水省大丈夫ですかね(^^; 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/24(Tue) 08:24  

フジチク長男の披露宴 農水・国税幹部ずらり
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-18/14_01_0.html

フジチク会長ら逮捕 豚肉関税脱税容疑で名古屋地検
http://www.asahi.com/special/bse/NGY200505120003.html

まるで農水省外郭団体 ダム工事処分のコンサル会社
局長クラス天下り、受注3年で300件
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-18/15_01_0.html

他の報道では見ない記事のようですが?



[1470] 国会での山内一也教授と沖谷明紘教授の発言 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/24(Tue) 08:17  

BSE 全頭検査で安全確保 専門委員が緩和の動き批判
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-21/02_02_0.html
山内教授は
>「専門調査会の審議では、米国でのBSE汚染度、病原体の蓄積量、食肉の汚染度などとともに、飼料規制もはいってくる」と発言。
また、東京の意見交換会でも「色と骨」による月齢判別を根拠に農水・厚労省は説明していましたが、沖谷教授が、以下、発言してますねー。
> 『米国式格付けと月齢とを結びつける問題点をめぐって、高橋議員は「米国ではさまざまな交配種があり、肉質も違うのにアメリカが示したサンプルのデータ が、どの牛の種類でも成り立つのか」と質問。牛の月齢判別に関する検討会座長の沖谷明紘日本獣医畜産大学教授は、年間約三千五百万頭という「全部の母集団 を完全に反映しているとはいえない。それは不可能だ」と答えました。』


[1469] 全国食健連が招致した消費者運動活動家さんによる、米国の実態報告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/24(Tue) 08:08  

米検査体制に不備:緊急集会で米活動家 人への感染あいまい
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-22/15_02_0.html
ラルフ・ネーダーさんの片腕の方のようですね。

> 『BSE安全検査や特定危険部位の除去については、「日本の検査は政府が責任をもっているが、アメリカは政府の食肉検査官が直接、検査をしていない。食肉 企業が安全基準を満たしているとの前提で検査体制を見ているだけだ」と実態を明らかにしました。感染源の牛肉骨粉の規制措置は予算措置が不十分だと報告。 人への感染(変異型ヤコブ病)については、疑われる症例が複数報道されているとし、「米連邦政府があいまいにしようとしているため、不信をもった医者団が 病死した検体をイギリスに送って調べている」との実情を紹介しました。「アメリカの消費者も安心して牛肉を食べたいと思っている」とのべました。』(抜 粋)

お医者さんも不信に思っているんですね。


[1468] Re:[1463] このサイトは、金子清俊先生の「独り言」ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/24(Tue) 07:57  

真名さん。
このサイトの「独り言再開」http://www.asahi-net.or.jp/~zd8k-knk/Prion/Director/Director.htmは、金子清俊先生の独り言ですね。
「最 後に、一言付け加えさせていただきます。米国産牛肉輸入再開問題に関連し、私の辞意が報道されております。その真偽の程云々の前に、今回の経緯、私の真意 を、次回の調査会で適切な場面があればお話したいと思います。食の安全、安心確保に向けて、建設的な方向を目指すことこそが、第一義的に重要です。その点 は決して忘れておりません。」
うわー。感動ものですね。
ところで、漫画週刊誌『ビッグコミックスピリッツ』( 小学館)http://spi-net.jp/index.htmlの今週号「美味しんぼ」に「牛肉の未来」と題して、アメリカ牛肉輸入問題やBSE問題が、よくまとまって書かれていました。
GAO報告なんてのも掲載されていて、ずいぶん勉強されてかかれたものと思われます。
ぜひ、ご一覧を。

http://www.asahi-net.or.jp/~zd8k-knk/Prion/Director/Director.htm


[1467] ◎北米産牛肉のリスク諮問(05/24 06:03:35) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/24(Tue) 06:58  

http://www.minyu-net.com/news/2005052401000072.html
諮問対象は生後20カ月以下で、脳などの特定危険部位を取り除いた牛。同委や専門調査会の審議で、国産牛肉と同等のリスク(危険性)かそれ以下と答申された場合、早ければ夏にも輸入再開の可能性がある。 (←共同曰く)

特定危険部位を完全に取り除けるわけがないことを農水・厚労省は東京のリスコミでも、「はっきりと」認めたわけですが。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/2364c0b9046c5e63aed236944b9a9e33
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/0a2e4459558beb8d921eb79753e6c8fa



[1466] 中国、口蹄疫もか? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/24(Tue) 01:33  

口蹄疫で数千頭処分=北京郊外、道路封鎖も−香港紙(時事通信) - 5月23日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000201-jij-bus_all

Yahoo!ニュース-感染症と衛生
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/infectious/?1101290639

疫病対策で大忙し。深刻だ。

口蹄疫Q&A
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/KouteiekiQ%26A.html
極東における口蹄疫の発生状況(第一報)(2000年4月末現在)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/Kouteieki-Ozawa.html



[1465] やはり変だ。 投稿者:とき 投稿日:2005/05/24(Tue) 01:17  

 なぜ今頃流行するのでしょうか?
インフルエンザ:4年生の1クラスが学級閉鎖−−伊万里 /佐賀(毎日新聞) - 5月19日17時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050519-00000216-mailo-l41
 まずは、本当にインフルエンザなのかと、そうであれば何型かという正確な情報が必要ですね。マスコミの情報も非常に中途半端で、もう少しきちんとした情報が欲しいものです。

佐賀県庁HP
http://www.pref.saga.lg.jp/portal/public/WH/FWHM0000Action.do
佐賀県感染症情報センター
http://www.kansen.pref.saga.jp/influenza/influenza.html



[1464] 今の日本のトリフル対策は 投稿者:とき 投稿日:2005/05/23(Mon) 23:56  

強いて言えば、胃がんになるからといって、健康な胃まで取ってしまうやり方です。

いくら小規模でも1、2羽でも、検査 によって感染が確認されると、耐性をもっていようがいまいが、半径50キロ圏内の鶏の移動禁止です。1ヶ月もそれをやられたんじゃあコストがかさんで、立 ち行かなくなります。しかも加熱(ボイルでもいい)したら食える程度のウイルス感染症です。卵も全然問題ないのにもかかわらずです。自分のところ一軒のお かげでまわりの養鶏家に迷惑がかかると思えば、小規模なところほどヤミ処分でしょう。飼養数を増やせるわけがない。

種種のウイルスに感染 経験あり(抗体保有でキャリア)の野鳥・渡り鳥をコントロールできない以上、渡りのルートにある国で発生して存在しているウイルスのワクチンをあらかじめ 処方しておくというのは常識です。それを禁じている日本は対策を何もしていないに等しい。出たらひたすら殺せということを続けるしかないのですから。バカ じゃないかとつくづく思う。
罹っても軽症ですます、死なないこと、それがいちばん大切なことではないでしょうか。

繰り返しますが、ウイルスを根絶、制圧という思い上がりをやめることです。

戦争と疫病は、人類永遠の課題です。(いまやそれがいっしょになったような、バイオテロもありえますが。)



[1463] 無題 投稿者:真名 投稿日:2005/05/23(Mon) 23:52  

http://www.asahi-net.or.jp/~zd8k-knk/
こ のページにある「高分解能蛍光イメージング」のなんと美しいこと!ため息が出そうです。 シャペロン類はカスケード反応の中流にある分子ではないかと思わ れます。 それから正常プリオンタンパク質の機能が信号伝達への関与というのは素晴らしい発見みたいですね。記事には具体的なことを書いていないのでわか りませんけど。 しかし、カスケード反応の「起動因子」の解明につながるという論理はどうなんでしょうか?直接にはつながらないような気もするんですけ ど。
なお、ローラ・マニュリエディスの論文は1997年のものです。 これ、今読んでも新鮮なんですよ。 普通レビューでそんなことはあんりまないんですけどね。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1462] Re:[1461] 「シャペロン」とは、おいしそうな名前ですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 23:40  

真名さん。
どうも出番ありがとうございます。。
「シャペロン」ってのは、「付添い人」って意味なんですね。
このサイトhttp://www.stressgenbioreagents.com/familylist.lasso?-Token.Z=&F=F09&more=yesを見ると、細胞の機能は、温度とかに敏感で、ストレスで、細胞たんぱく質に変質をきたしてしまうために、その「付添い人」として、この「シャペロン」さんが活躍するようなんですね。
で、細胞自体が持つ、「防御用たんぱく質」が、この「シャペロン」さんというわけ。
異常な折り畳み構造のタンパク質をブロックしたり保護したりして、細胞をストレスから守ってくれるものらしいですね。
その防護効果に加えて、「シャペロン」さんは、新陳代謝とかアポトーシスとかの機能にも関係しているらしい。
それにくわえて、細胞からの信号の伝達機能をはたしていることがわかってきたのだといっていますね。
たのもしい「シャペロン」さんですね。
いや、闇取引-Trafficking-と書いてあるから、悪いものも運んでしまうというわけですか。

http://www.stressgenbioreagents.com/familylist.lasso?-Token.Z=&F=F09&more=yes


[1461] 無題 投稿者:真名 投稿日:2005/05/23(Mon) 23:10  

笹山様、お聞きになる相手を間違えておられます(笑)。
日頃の活動には敬意を払っておりますので一応でてきましたけど。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000122-kyodo-soci
▼生体内の正常型プリオンタンパク質が、神経細胞の間の情報伝達にかかわっているらしいことを東京医科大の八谷如美助手(機能生理学)らの研究チームが23日までに突き止めた。▼

これと関係あるのでは?
http://www.asahi-net.or.jp/~zd8k-knk/
▼正常型プリオン蛋白質の生理機能解明: 

主 に高分解能蛍光イメージングやリアルタイムイメージング等による正常型プリオン蛋白質の細胞内代謝の検討を通じ、プリオン蛋白質の生理機能を研究していま す。また、最近になってプリオン蛋白質による細胞死の分子機構が解明されました。 この発見は、一般的な細胞の生存と死の運命の振り分けにも関わる重要な 発見と考えております。▼

シャペロンはこれですね。
http://www.asahi-net.or.jp/~zd8k-knk/
▼感染型プリオン蛋白の生成に関与する分子シャペロン様の補助因子の同定に関する研究を展開しています。▼

いずれもこの論文に予告されていることのようですが。

Beneath the emperor's clothes: The body of data on scrapie and CJD

http://info.med.yale.edu/bbs/media/faculty/Manuelidis.pdf

▼ シャペロン類は、「折り畳み」に対する「タンパク質記憶」の安定な源であろう。また、安定化されたあるいは鋳込まれた形のプリオンタンパク質は、病理の進 行を助け、多様な細胞死関連分子を発生させる。最終的には、この一連の流(カスケード反応)は、脳変性と可視的な神経喪失とをもたらす▼
(314頁右欄中段)

感 染についての不明点は、このような変化が、最初に、プリオンタンパク質と何との相互作用によって生ずるかではないからしいですが。起動因子ですね。朝日の 記事は、カスケード反応の起動因子が異常型ブリオンとの接触みたいに書いてありますが。どうなんでしょうか?わかりません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000122-kyodo-soci

▼立体構造の違う異常型に接すると異常型に“変身”して蓄積し、BSEなどを発症する。▼

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1460] Re:[1459] 農水省と頭の固い御用学者先生によって 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 23:09  

いえてますね。
ウィルスの変異に追いついていけない行政と学会ってことですか。
まあ、こちらのほうも、ウインドウレスみたいなモンですから。
ウィルスを極端にお嫌いなるんでしょう。
ところで、もしかして、呉儀中国副首相が、突如帰られたのは鳥フル対策のためだったりして。
そうであれば、小泉さんも、救われますね。


[1459] 農水省と頭の固い御用学者先生によって 投稿者:とき 投稿日:2005/05/23(Mon) 22:59  

 養鶏現場は混乱しています。それこそ、愛玩用鶏でさえ、ウインドウレス鶏舎に入れたほうが良いといわんばかりです。
 各地の放し飼い地鶏も、お天道様の下でミミズを食い、虫を食い、土を食う、そんな「健康的」な飼育が、規則に従ってやるとなると不可能になっています。本来ならそのように育って生む卵や、鶏肉をいただきたいものですが。
 いまや日光を浴びることもなければ、土をほじくったこともない、建物の中で外の空気を吸うこともなく、経済効率のためにぎゅうぎゅうずめで過密に飼養された、いわば不健康に育った鶏の卵や肉を食べないといけなくなっています。
 本来、ウイルス感染症は、遺伝子の多様性によって十分対応していける、あるいは行かなくてはいけないものです。
 トリにしたって、ウイルスを「制圧」という考え方が馬鹿げているのは、ウイルス学の常識があったら当たり前のことです。自然環境に馴致していくのが「生物」です。
 それは、トリもブタもウシもヒトも同じことです。
  トリの学者の人たちは、ちょっとどころでなく変だ。マトモの(ヒトをも含めた)ウイルス感染症の病理病態を理解し、実際の公衆衛生学を理解しているとは到 底思えないことを、平気で発言する。人間のウイルス学の常識からみたらキチガイじみている。もうすこし何とかならないものか。



[1458] この掲示板では、「ヒト感染鳥インフルエンザ・ワクチン」問題を中心にしてあつかっていますので。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 22:37  

この掲示板で、ヒトへの鳥インフルエンザワクチンの問題を論じていたのを、家禽用鳥インフルエンザワクチンの問題と思われて、「鳥フルの家禽用ワクチンは以前からあります。」などと、他のところで指摘されていらっしゃるような具合のところがあるようですね。
お間違いのないように。


[1457] これはわかりやすい見出し「呉儀突然取消会小泉不快」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 22:13  

この中国のサイトhttp://gb.udn.com/gb/udn.com/NEWS/WORLD/WOR1/2691370.shtmlを見ても、呉儀中国副首相の小泉総理との突然の会談取り消しの真相は書いていないが、小泉さんが、思わず漏らしたという「会いたくないのを会う必要はない。」は、中国語にバッチリこのように訳されている。
「但若呉儀不想見面則没有必要見面。」
まったく、輪をかけて、余計なことを言ったものです。

http://gb.udn.com/gb/udn.com/NEWS/WORLD/WOR1/2691370.shtml


[1456] Re:[1454] 情報伝達にプリオン関与か 正常型の機能解明に前進 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 21:41  

これは、真名さんのご見解に待たなければならないようですが、なんとなく、virino仮説に似ているような似ていないような−−ですね。
virino仮説では、遺伝子が実質感染因子となっており、たんぱく質は、その伝達補助材となっているというような位置づけになっているとの説でした。

virino(ビリノ)仮説--防護的宿主蛋白(PrP)と複製可能情報分子の間の雑種で、宿主に依存し、翻訳されていない核酸か、あるいは新しい類似体のどちらかで、これが伝達補助材となっているというような仮説。



[1455] 青海省青島湖鳥島が十日 以上閉鎖 投稿者:とき 投稿日:2005/05/23(Mon) 19:02  

鳥インフルエンザで 青海省青島湖鳥島が十日 以上閉鎖(大紀元時報05/05/23 10:32)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d85128.html




[1454] 情報伝達にプリオン関与か 正常型の機能解明に前進 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/23(Mon) 18:34  

情報伝達にプリオン関与か 正常型の機能解明に前進
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000122-kyodo-soci
http://www.asahi-net.or.jp/~zd8k-knk/
といえば、プリオンを持たない牛の研究がさらに進んでいるようですね。


[1453] 鳥インフルエンザの流行段階について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 18:06  

鳥インフルエンザのヒトへの感染の段階を示すものとして、フェーズ1からフェーズ5までの段階がある。
フェーズ1=ヒトへの鳥インフルエンザ感染が初めて確認された時期。
フェーズ2=新ウィルスが、ヒトからヒトへと広がり、少なくとも、ひとつの国または、ひとつの地域で、いくつかの感染拡大が認められた時期。
フェーズ3=世界での複数の国または地方において、新ウィルスが、感染拡大を引き起こしている時期。
フェーズ4=最初に感染した国のインフルエンザが拡大をやめたが、他の場所で感染拡大をしている状態の時期。
フェーズ5=最初に感染が認められた国や地方において、新しいウィルスによる第二の感染拡大の波が押し寄せ、最初に感染が認められた時期よりも、三ヶ月から九ヶ月後に、感染が認められる時期。
これが感染拡大の終わりでもあり、新たなフェーズ0の時期でもある。
http://sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2005/03/07/MNGOTBLIIP1.DTL&type=science参照

そこで、このサイトhttp://www.recombinomics.com/News/05220503/H5N1_Phase_5_6.html
によると、現在の世界のヒト感染鳥インフルエンザの状態が、フェーズ4段階なのか、フェーズ5段階なのか?ということを問題にしている。
すなわち、今年のヒト感染鳥インフルエンザのクラスターは、2004年に比べて、非常に大きく、フェーズ5の段階にまで達しているという。
現在、判断に迷うのは、検査結果の欠如と報告の欠如によって、フェーズ6の段階にすでに達しているのかどうかの判断ができないことであるという。
北ベトナムでは、新たな変異が始まっていると報告されている。
過去の歴史における流行は、血球凝集素中の遺伝子配列の変化によって引き起こされた。
1918年の流行はH1ウィルスによって引き起こされ、1957年の流行は、H7ウィルスによって引き起こされ、1968年の流行は、H3ウィルスによって引き起こされた。



[1452] 「日本政府相当錯愕」だそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 17:00  

急に中止になった小泉首相と呉儀中国副首相との会談だが、中国の報道では、「日本政府相当錯愕」とかいてある。

http://gb.ettoday.com.tw:6060/2005/05/23/334-1794152.htm


[1451] 『免疫措置』 投稿者:とき 投稿日:2005/05/23(Mon) 12:00  

 という言葉を滅多に見かけることがないものですから。というより、はじめて意識して目にしたコトバと思います。
また、武富士記事問題http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000268-kyodo-soci
のときの、コトバのすり替えみたいなものかとつい思い出してしまったものですから。(『編集協力費』=『裏金』、『不手際』=『不祥事』のような。)




[1450] Re:[1448] 朝日新聞の記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 11:01  

ときさん。
中国語で、「ワクチン」は、「疫苗」で、鳥インフルエンザは、「禽流感」で、今回の型は「H5N1亞型」だそうです。

http://www.ccaj.net/text.aspx?nox=108879


[1449] Re:[1446] [1445] [1439] [1437]鳥の渡りルートに関してのサイトをいくつか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/23(Mon) 10:58  

http://www.bekkoame.ne.jp/~miyakodori/ikimono/yatyou.html
http://www.city.narashino.chiba.jp/~yatsu-tf/international/
http://www.tasweb.com.au/awsg/eafw.htm
http://www.tasweb.com.au/awsg/
http://images.google.com/images?q=flyway&hl=ja&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2


[1448] 朝日新聞の記事 投稿者:とき 投稿日:2005/05/23(Mon) 10:53  

 朝日新聞では面白い表現になっています。

青海省で渡り鳥が死亡 鳥インフルエンザと確認(2005年05月22日)
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200505220124.html
『同時に、周辺地域や渡り鳥の移動経路では、感染の危険の高い家禽への免疫措置を実施。』

 ワクチンとは書いていません。


[1447] 春節の頃の髄膜炎? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/23(Mon) 10:37  

 猛威を奮っていましたね。あれの内容・事実に関しても、中国の公式発表に疑問をもっています。髄膜炎というのは症状・病状を現してい るだけであって、原因が明確な名前ではありません。いわゆる「感冒(かぜ)」(いろいろな原因の総称)みたいなものです。外から入ってきたと考えるより は、そこから出ている(拡げている)と考えたほうがより確からしいと判断いたします。感染症はそこを見誤ると、感染源・感染経路を誤ったことにもなり、感 染症対策そのものを破綻させます。


[1446] Re:[1445] [1439] [1437]これはまた、早手回しですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 10:14  

bar-headed geese(インドガン)
http://magazine.audubon.org/birds/birds0011.html
または
brown-headed gull (Larus brunnicephalus)(チャガシラカモメ)http://www.mangoverde.com/birdsound/picpages/pic67-28-1.html
または
Barnacle Goose( カオジロガン)
http://www.saka-consul.com/CrazyBrd3/4Euro2/BarnacleGoose.htm
のようです。
この湖には、このほか、
白鳥、
オグロヅル(black-necked crane)
http://www.chhundu.com.bt/Phobjikha.htm
カワウ(cormorants)http://www.scientificillustrator.com/illustration/bird/cormorants.htmlbrown-headed などがわたってくるようです。
よく鳥の世界はわかりませんが。
インドの鳥の一覧表はこちらのサイトhttp://www.kolkatabirds.com/birdsind.htmご参照


[1445] Re:[1439] [1437]これはまた、早手回しですね。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/23(Mon) 09:23  

笹山さん。ときさん。
中国は、青海省・剛察県で発見された渡り鳥の種類は何でしょうか。日本語以外使えない私はさっぱり判らないので、情報をお持ちでしたら教えてください。
 「実験室でワクチンの有効率がほぼ100%」「300万のワクチンを家禽類に接種」というから、かなり以前からこのウイルスを予測しワクチン生産を進めていたのでしょうね。2月にはH5N1亜型鳥インフルエンザウイルス混合ワクチンの開発に成功と伝えられています。
  読売新聞は「中国で10か月ぶり感染を確認」と見出しをつけていますが、中国側の発表に「10か月ぶり」とは無いようだから、10か月ぶりに公表ではない のでしょうか。そして準備も整ったことだから、手回しよくワクチン接種と「中国はがんばっています」とアッピールしたのでは?


[1444] インドの鳥インフルエンザ状況が気がかりとの説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 08:49  

http://www.recombinomics.com/News/05220502/H5N1_India_Bar_Headed_Geese.html
によれば、中国で発見された鳥インフルエンザは、インド北平原からの渡り鳥によるものとの見方をしており、今年の2月、インドの Uttar Pradesh地域での豚、ヒト、孔雀の感染や、ニューデリーでのヒトの髄膜炎の流行と関連があるとしている。
また、2002年には、インドで、家禽や家禽従事者から集めた血清が陽性であったことも、関係しているのではないかとみている。

http://www.recombinomics.com/News/05220502/H5N1_India_Bar_Headed_Geese.html


[1443] ニューヨーク市は、ヒト感染鳥フル厳戒体制に 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/23(Mon) 07:40  

日曜日のthe New York Daily Newsによれば、ニューヨーク市は、ヒト感染H5N1ウィルスの世界的蔓延に備えて、厳戒体制に入ったとしている。
この体制は今年以内に整う見通しで、その内容は、隔離体制、変異ウィルス検査サンプルの用意、病院受け入れ態勢、緊急ワクチンなどの割り当て、などのようである。
ヒト用ワクチンについては、国立衛生研究所で臨床実験中であるが、流行が始まってしまうと、生産はすくなくとも、六ヶ月かかってしまうという。

なお、WHOが発表した2005年5月13日までのヒト感染確定症例数は、このサイトhttp://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/case050519.htmlに書かれています。

http://washingtontimes.com/upi-breaking/20050522-041553-1600r.htm

[1442] 日本は論外、しかしかの国の「詐」の質は? 投稿者:とき 投稿日:2005/05/22(Sun) 22:38  

『「各国政府によるハッキングがそれほど多く行われているとは思わない。全く馬鹿げた話であり、大人はそのようなことはしない。しか し、イスラエル、中国、(米国)といった国々の政府がハッキングを専門に行う軍事組織に資金を投じていることは周知の事実だ」(Schneier)』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000010-cnet-sci

中国、ネットで世論導く「地下評論員」育成…香港紙(読売新聞) - 5月22日18時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050522-00000211-yom-int

2005年05月22日
中国政府、ネットで市民装い世論誘導・香港紙報道
http://blog.livedoor.jp/nokan2000/archives/22742397.html

  まずは、政治・外交の「詐」と、ウイルス感染症に対する対「策」とは分けて考えましょうか。政治をからめると、右や左、宗教、イデオロギーなどの見解の相 違が出て、結局、相容れないことで余計な言論に時間を費やすことにもなってしまいます。これは、人間の思念では解決できない問題です。時間の経過によって 持続できるものと、立ち行かなくなるものが自ずとでてきてわかることです。

 ここでは、人間が自然界に出現してしまったウイルスにどう対処していくのかの情報交換と現実に起こっていることのデータ・情報のやりとりに意識を向けたいと思います。ある国の批判や援護ではなく、事実がどうであるのかそれをよく考えたいと思います。

 知りたいのは、具体的な情報です。たとえば、中国が用いたワクチンは、何の型に対応したものなのか、わからないのであれば、それはわからないのだと確認するだけでいいではありませんか。

 国家や公が、間違ったことをやらない、いつも正しいことをやっている、という思い込みをとりあえず捨てて考えて見ましょう。



[1441] Re:[1440] 形ばっかり対処したふりしても 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/22(Sun) 22:12  

日本もBSEでは、この4月まで死亡牛を検査能力が足りないという理由で検査せずに闇に葬ってきました。米国のBSE検査がおざなりなのはご承知の通りだし、イラク戦争の口実であった核兵器やBC兵器はどこにあるのでしょう。中国だけではありませんよ。
 政治家の笹山さんの掲示板に書くのは不躾だけれども、権力者は情報操作体質で「詐」なんです。



[1440] 形ばっかり対処したふりしても 投稿者:とき 投稿日:2005/05/22(Sun) 21:15  

中国のやっていることは基本的には信用できません。
きちんとした公衆衛生学の技術があるとはおもっていませし、正確な情報・事 実が公表されるとも思っていません(サーズのときも隠蔽していましたね)。似非ワクチンや、的が外れたワクチンをさもさもきちんとした対策をやっているよ うに見せかけているだけかもしれませんし。情報のプラシーボの可能性が大と思っていたほうがよいでしょう。なんたってもうすでに抗体保有国(まん延常在地 域に未経験鳥が入って感染死亡の公算が大)であれば、そのなかではとっくに感染発症は過去のものですから。もともと「詐」の国ですしね。

華禍―こんなに中華主義が怖いわけ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898310788
(いやはや凄いプロパガンダトンデモ本だと思って読んだものなのですが、いまでは、当然ありえるなと思ってしまいました。感染症対策や公衆衛生についてもふれられています。)



[1439] Re:[1437]これはまた、早手回しですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/22(Sun) 20:54  

ときさん。虹屋さん。
中国は、青海省・剛察県で発見された渡り鳥の死骸に関して、青海省は緊急に300万のワクチンを家禽類に接種したと発表しましたね。
http://focus.scol.com.cn/jzzh/20050522/2005522191409.htm
なんとも、迅速な対応です。
このサイトhttp://news.163.com/special/b/birdflu040203.htmlが、鳥フル専門ニュースサイトのようです。

http://news.searchina.ne.jp/2005/0522/national_0522_003.shtml

1438] Re:[1437] パニックになる必要はないにしても 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/22(Sun) 20:27  

>  新型インフルエンザで、鳥にしろ人間にしろ、全滅するわけではありませんし、体力や個体の生まれつきの感受性や栄養状態にも左右されるわけですから、きちんとした知識と対処方法をあらかじめ学んでおけばいいだけです。

煎 じ詰めると、そうなると思いますが、今の日本の社会は極端に異物・他者を排除する傾向が強く、政府はBSEで国民の健康よりも大事なものが政府にはある、 専門家は政府に逆らったことは言わないと教示したので国民の信用を失っている状況だから、国・厚生労働省や専門家がそういっても国民は信用しないのではな いでしょうか。



[1437] パニックになる必要はないにしても 投稿者:とき 投稿日:2005/05/22(Sun) 19:52  

 新型インフルエンザで、鳥にしろ人間にしろ、全滅するわけではありませんし、体力や個体の生まれつきの感受性や栄養状態にも左右されるわけですから、きちんとした知識と対処方法をあらかじめ学んでおけばいいだけです。

 まずは、流行地帯からの移動を制限するということが一番確実な拡大防止策です。そのためには発生情報(サーベイランス情報)の迅速な共有化です。

 発病は、治るあるいは快復する過程です。発病中は移動しないが原則ですし、流行中の場所にむやみに出入りしないということも大切です。

 あとは、毎年やっている、流行前のインフルエンザ予防接種のプログラムにいれて、いままでどおり実施すればいいだけです。

  特別新型だからといってそれを特別に恐れる必要はありません。これは、BSEのように原因が未知のものではありませんから、いたって対処は簡単(でもない か)で、マニュアルどおりです。通常型のワクチンでも6ヶ月、DNAワクチン(実用化されていたかは疑問)であれば最短2週間でつくれるという記事もあり ましたね。(実際はまだ使用できないようですが。)

(4/26)デンカ生研、新たなインフルエンザワクチン量産技術
http://health.nikkei.co.jp/news/gyo/gyoCh.cfm?id=20050425d1d220a925
これはまだ間に合わない。
西ナイル・ウイルスが米国に再来、まずは虫よけ対策を
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20030718307.html



[1436] Re:[1435] [1433] ヒトへの鳥インフルエンザワクチン接種が先決のような状況になってきました。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/22(Sun) 18:13  

笹山様、とき様
これは「国際協力の下での、ワクチン接種体制」の一環ではないですか。日本は確かDNAワクチンを担当しているはずですが・・
  人用ワクチンやマスクなどの使用優先順位を、「普通の人」が、「納得づく」で決める論議を、先のBSE20ヶ月齢除外で専門的に見るべき意見がないと一般 の考えを排除する形ではなく、「普通の人」が、「納得づく」で決めるやり方での論議をはじめないといけないのではないでしょうか。
 おにぎりとワ クチンを一緒にしてはどうかと思いますが、中越地震のとき避難所に届いたおにぎりの数が避難民の数より少ないとき、ある避難所では老人と子供に割り当てて 余ったら大人に回したところ、町内会ごとに割り当てて町内会内部で調整したところ、1家族何個で割り当てたところ、外の車で避難した人は除外して内部だけ でわけたところと様々で、こうしたことには絶対という正解は無いから、あらかじめ議論して普通の人が、納得できるルールを形成しておかないと、その時に なって行政権力を振りかざしは混乱すだけではないでしょうか。


[1435] Re:[1433] ヒトへの鳥インフルエンザワクチン接種が先決のような状況になってきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/22(Sun) 17:21  

虹屋さん。ときさん。
どうやら、ヒトへの鳥インフルエンザワクチン接種の問題のほうが、急がれるような情勢になったきたようですね。
ベ トナムでは、新たしいヒト用鳥インフルエンザワクチンの試験が、サルを手始めにして始まったようですし、また、アメリカでは、the University of Marylandと、 the University of Rochester と UCLA との共同研究で、ヒト用鳥インフルエンザワクチンの実用化テストが始まったようです。
それほど、今回のタイ・ベトナム北部を中心とした「殺傷力は弱いが、ヒトからヒトへの伝搬性に優れたH5N1鳥インフルエンザの世界的蔓延」が確実なものになってきたとの判断によるものなのでしょう。

http://cbs2chicago.com/health/local_story_140144821.html


[1434] 中国のH5N1型感染死について 投稿者:とき 投稿日:2005/05/22(Sun) 15:27  

鳥インフルエンザ、中国で10か月ぶり感染を確認(2005年5月21日20時33分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050521i413.htm
中国青海省の剛察県で、渡り鳥のH5N1鳥インフルエンザ発生(CRI2005-05-21 20:48:45 )
http://jp.chinabroadcast.cn/1/2005/05/21/1@41377.htm

これも、感染源・感染経路に関しては非常に慎重に考えなければならないのですが、渡り鳥だからといって、渡ってきた先で感染し運んできたと考えるのではなくて、感染して死んだ側はそれまで感染経験がなかったと考えなければなりません。

つまり、感染を受けたのは、死んでいるその場所・地域です。すなわち、その地域がもうすでにそのウイルスのまん延常在地域であると想定しておくことも必要ですし、大概は疫学的にみて、それが常識です。

他から、経験のない鳥が入ってきて、そこで感染をうけておこっていると考えておくことが重要です。

はたして、中国は、先日、鶏にどのようなワクチンを用いたのでしょうか。病気の発生しているところは、新たなウイルスの感染源であることも事実ですが、そのまえにウイルスをうつされている側であるということも認識しておかなければなりません。

今回の「渡り鳥」の場合は不幸にも、そこでもらってしまったと考えるのが当然でしょう。(中国はそれを認めないと思いますが。)




[1433] Re1431、1430 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/22(Sun) 13:30  

とき様、Chaos様、笹山様 ご教示有難うございます。
異常死として発生を確認できない低病原性鳥インフルエンザが侵入した 場合、卵を産み続ける数十万羽単位の感染鶏の体内で増殖しランダムに変異するウイルスから人への感染力を持ったものが出現することが起こりうる。そのウイ ルスが鶏に低病原性であっても人では高病原性でありうるから、問題なのは人への感染力を獲得したか、その程度となる。
 鶏にワクチンを接種して も、しなくても、低病原性なら感染、増殖、変異は阻止し得ないから、人への新型インフルエンザ発生には鶏へのワクチン接種は余り関係が無い。むしろ、鶏で の大流行、感染数を減らすことが期待できる。したがって、鶏の大量死を予防するために、ワクチン接種が望ましいということでしょうか。
 現代の貿易や人の移動や渡り鳥などウイルスの侵入経路考えると、清浄国・非清浄国という区分けは無意味で、発生が見出され公表されている顕在国と非顕在国という区分が適切なのでしょうか。
  人での発生が見出された場合、それを局所化して、ワクチンなどの製造、接種で大流行をふせぐ手段を整える時間稼ぎをすることが大切になる、その観点で対策 報告書を見ると、切実感がないというか、事故等による実験室感染や外部への漏出を侵入経路に上げておきなが、感先研の移転を取り上げないのは、官僚のよく 書けた作文というか、


[1432] Re:[1431] 日本の緊急対応は 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/22(Sun) 12:42  

Chaosさん。
ありがとうございます。
このうちの
http://park5.wakwak.com/~hacsw/siryou/influ_040902-02.html#t1104
がひとまとめにした表ですね。
細かく見ていきますと、果たして、感染力の強いウィルス汚染に、このマニュアルは耐えうるんだろうかと心配です。
Model State Health Emergency Powers Acts(MSEHPA) http://www.publichealthlaw.net/Reader/docs/MSEHPA.pdfでは、セクション607の(b)(4)で、緊急時のワクチン投与について、インフォームドコンセントの除外規定を設けていますね。

http://park5.wakwak.com/~hacsw/siryou/influ_040902-02.html#t1104


[1431] 日本の緊急対応は 投稿者:Chaos 投稿日:2005/05/22(Sun) 10:51  

対策は公開されています。

新型インフルエンザ対策報告書
http://park5.wakwak.com/~hacsw/siryou/influ_040902-01.html

以前にもpdfを紹介しましたが、HTMLでも公開されました。
探すときに、「新型インフルエンザ」で検索すると出てきます。
その他 日本医師会にも
http://www.med.or.jp/kansen/
高病原性鳥インフルエンザの国内発生時の措置について

どうしようもなくなった場合は
国民の保護に関する基本指針のBC兵器による攻撃を受けた場合に準拠でしょうか?
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/hogohousei/hourei/050325shishin.pdf



[1430] ウイルス感染症について 投稿者:とき 投稿日:2005/05/22(Sun) 10:33  

虹屋様
『しかしワクチンを使用すると、数十万羽単位の未発症感染鶏ということになりませんか?卵を産み続ける数十万羽単位の未発症感染鶏の体内で増殖しランダムに変異するウイルスから、人への感染力を持ったものが出現する確率のほうが殺処分よりも高いのではないでしょうか?』

  この考え方そのものが「清浄国」神話信仰そのものです。ワクチネーションの考え方ではありません。いまや、畜産業の種苗生産段階で様々なワクチンのお世話 になっています。その中に組み込んでおくだけの話です。脅威になりワクチン等の対策を講じなければならないのは、あくまでも「新型」といわれている間だけ のことです。10年も20年も「新型」であり続けるわけがないではありませんか。生物は、すべからく環境に馴致しながらやってきたわけですから。あらゆる ワクチンは、感染を防ぐためではなく、感染しても大量に死なないためのものです。もう最初から、感染することが前提になっているわけです。それを受け入れ る覚悟がないということは、自然の科学・学問知識に対するいわゆる人間の無智から生じているものと思います。けして誹謗中傷するものではないことをご理解 ください。

 この地球上に、いったん出現してしまったウイルスが、風土病的な一地域にとどまっているうちはまだ脅威はないのですが、やが て、宿主と共に旅に出て拡大し始めたときは、危機管理の対象になるということです。どこからが危機と認識するかが問題ですが。今回のH5N1をどう判断す るかですね。

 ウイルス対策はワクチンを施すか、あとはいつか必ず実際に罹って経験してしまうかしかありません。根絶信奉なんてもってのほかです。

ウイルスと人間 [新装版] 岩波科学ライブラリー (104)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf162.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400007444X



[1429] Re:[1428] [1427]  日本の緊急対応は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/22(Sun) 10:17  

虹屋さん。
昨年12月に京都府がつくった「京都府高病原性鳥インフルエンザ防疫対策要領」http://www.pref.kyoto.jp/toriinf/bouekitaisaku-youryou.htmlが、緊急マニュアルのひとつのたたき台になるかと思いますが、これにしても、ヒト→ヒト感染を想定したものでない限り、今回の北ベトナムとタイの「低殺傷力ではあるが、ヒト→ヒト感染しやすいH5N1の感染拡大」に対しては、無力なのでしょう。
すでに、ヒト→ヒト感染は、現実のものとなっているのですから、それに対応した鳥インフルエンザ対策が、緊急に求められるところです。
特に、これは、前にも話しましたが、タミフル耐性のH5N1出現となりますと、世界も日本も、手も足も出ないのが現状かと思います。
これについては、国際協力の下での、ワクチン接種体制が、早急に望まれるところです。
その場合、ワクチン接種拒否者に対するインフォームドコンセントのあり方などについても、見当すべきときです。
これぞ、まさに、「普通の人」が、「納得づく」で、ことにあたることの典型的な事例となるでしょう。

http://www.pref.kyoto.jp/toriinf/bouekitaisaku-youryou.html


[1428] Re:[1427]  日本の緊急対応は? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/22(Sun) 09:55  

笹山さん。ときさん。
本当にきな臭くなってなってきました。
ところで、日本の緊急対応策は練り上げられているのでしょうか。中国など海外で発生とか、国内で複数地点で発生とかいろいろな場合を想定して緊急対応策は策定されているのでしょうか?
  昨年の中越地震の際に、こうした緊急対応策は、事前に自治体や県や自衛隊や住民を巻き込んで、参加した形で計画し周知しておかないと、もたもたしてしまい ます。今日、ジーコジャパンが試合をするビッグスワンの駐車場で自衛隊の方が飯を炊き、県職員がおにぎりをつくり、10キロほど離れた空港でヘリに積み込 み被災地に空輸していましたが、県職員は他にやることがあるだろうし、周囲にはヘリポートにできる場所が多数あるのにと強く感じました。事前に、様々な知 恵を出し合って練り上げておく、こうした意味で笹山さんが以前書かれていた=一つのプロジェクトについて、賛成でも反対でもない「普通の人」の意見がどこ にあるかを知り、その意見を分析し、プロジェクトへのフィードバックを繰り返しながら、「普通の人」が、「納得づく」で、計画を理解し、高め、参加し、時 には代替案まで検討し、最後は、共同で事業実施の意思決定をしていくということに、パブリックコメントの意義があるのですね =という手法が生きると思うんですが、法制度とかはどうなっているのでしょう?
 ワクチン一つを取ってみても、どういう順番で誰から接種するのか事前に決めておかないと、大混乱がおきますよ。


[1427] Re:[1425] Re,1420「中国の渡り鳥H5N1感染死」情報に、「もっと裏があるのでは」との憶測情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/22(Sun) 08:31  

ときさん。虹屋さん。
1414で「青海省海北チベット族自治州剛察県で、渡り鳥が、H5N1型鳥インフルエンザにかかり、死んでいた。」との情報http://news.nen.com.cn/72340168526266368/20050522/1684321.shtmlを知らせましたが、その後、中国は、渡り鳥感染警戒情報を関係各国に出したのですが、サイトhttp://www.recombinomics.com/News/05210501/H5N1_China_India.htmlでは、これほど、中国が過剰反応とも言える反応を示したことについて、もっと深い裏があるのではないのかと、逆に警戒を強めていますね。
このサイトによると、死んだ渡り鳥が発見されたのが、5月4日とあるだけで、どれほどの数の渡り鳥が死んでいたのかとか、この渡り鳥が、どこから来たものなのか、とかいう点について一切触れられていないことに、疑義を抱いています。
すなわち、これほどの反応をするからには、死んだ渡り鳥の数は、膨大な数だったのではなかったのか、また、この渡り鳥は、インドからわたってきたものなのではないのかとしています。
また、この渡り鳥のH5N1感染死報道と前後して、5月6日に、青島湖での百七十八羽のガチョウの死が報じられ、これは、H5N1陰性であると報じられたが、その他のガチョウについての検査がなされたのかについても不明とのことです。
この湖のガチョウは、冬にインド高原で過ごしていて、5月か6月に青島にくるのだといいます。
インドでは、2002年に、3人の家禽従事者の血清から、H5N1抗体が見つかったことを、最近になって認めています。
これらの人は、当初髄膜炎の疑いで、診断を受けたものとのことです。
こうなると、今年2月、中国などで猛威を振るった髄膜炎とH5N1のヒト→ヒト感染との関係も疑われるのですが、WHOでは、その可能性を否定しています。
また、さらに注目されるのが、ハノイにある衛生疫学協会が、アメリカ・アトランタのCDCに先月送ったサンプル一千個のうち、どのくらいの数が、陽性反応を示したかという点ですが、これについても、このサイトで見る限り、http://www.recombinomics.com/News/05190504/H5N1_Pandemic_Signal.htmlまだあきらかでないようです。
EUでは、鳥インフルエンザのヒト感染への早期警戒警報システムを立ち上げたようです。http://news.ft.com/cms/s/fd74358e-c7bd-11d9-9765-00000e2511c8,dwp_uuid=d4f2ab60-c98e-11d7-81c6-0820abe49a01.html

http://www.recombinomics.com/News/05210501/H5N1_China_India.html


[1426] Re:[1423] カラス対策 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/22(Sun) 07:09  

Chaosさん。
カラス対策については、過去ログ3でのhttp://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog3.htm
の5992あたりから、平和屋さんなどから、問題提起がされていましたね。
西ナイルウィルス対策で、横浜市などがやっていたようでした。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog3.htm


[1425] Re,1420 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/22(Sun) 00:12  

この正月頃まで鶏卵が高値で安定していました。この前の鶏インフルエンザをキッカケに中小の養鶏業者が次々と廃業しています。これまで卵価格が高いとき は、これらの中小業者が増産して相場を冷やしてきましたが、廃業で市場から退場したため大業者が価格をコントロールすることができるようになり、高値安定 がつづきました。つまり、現状では数十万羽単位でウインドレス鶏舎での養鶏が主流です。
 ウインドレス鶏舎にしたからといってインフルエンザの侵 入を完全に防ぐことはできません。ワクチンを使用しなければ、数十羽死んだところで、数十万羽単位の殺処分。とても悲しい。しかしワクチンを使用すると、 数十万羽単位の未発症感染鶏ということになりませんか?卵を産み続ける数十万羽単位の未発症感染鶏の体内で増殖しランダムに変異するウイルスから、人への 感染力を持ったものが出現する確率のほうが殺処分よりも高いのではないでしょうか?
 >ウイルスの変異はウイルスの勝手です。ヒトが制御できるとできるという思い上がりはやめて欲しいものです。
 まさにその通り。BSEは人にCJDがあるように牛にある病気かもしれませんが、それを拡大してたのは人間ですから、コントロール可能でしょうが、ウイルスの変異は人智が及ぶところではない。
  梅毒の拡大を見ても判るように、より人の移動が高速な現代なら一旦発生したらワクチンを全国民に、バンデミーを防げるほどの比率で接種可能なほど生産する 前に侵入してくるのではないでしょうか。治療・看護にあたる医療従事者にワクチンが投与できて、医療体制が崩壊しなければ良しとしなけば・・
 しかし、子供たちが始めてインフルエンザにかかるときには免疫が無いわけで、それでも治っているわけです。病原性にもよるでしょうけで、ワクチンよりも体力では?
 感染拡大を防ぐには、人の移動などをかなり制限しなくてはならないでしょうが、この国の行政は考えてあるのでしょうか?新宿の早稲田大学のそばにP4?施設を平気で設置する国だから心配です。
 


[1423] Dr. Niman のラジオ放送 投稿者:Chaos 投稿日:2005/05/21(Sat) 23:12  

笹山様

Chaosです。 私が聞いたのは、かなり古い方です。
その後も、2度くらい別の放送があったようです。
下記のインタビューはファイルをダウンロードできます。
http://mytharc.com/index.php?name=portletradio
http://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=21288

青海省の今後も心配ですね。
ベトナムと日本の共同研究が始まるようです。

昨年の京都の感染時に、カラスにも感染という記事が
出ていたのですが、どこかに残ったりしてないんでしょうか。





[1421] Re:[1418] [1417] [1416]殺処分に対するインセンティブが必要なのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/21(Sat) 22:41  

虹屋さん。
しばらくです。
いよいよ、またまた、鳥インフルエンザ問題が、今度は、やや、ねじれた形で出てきたようです。
この殺処分に対するインセンティブは、それが無い場合のトータルな社会的コストからすれば、許容できるものなのではないでしょうか。
もっとも、このスキームでは、この前のBSE対策のように、悪用して、インセンティブのみ、ただ乗りということになりかねませんが。



[1420] ウイルス感染症 投稿者:とき 投稿日:2005/05/21(Sat) 22:37  

ウイルス感染症はパンデミックを起こさないということが最も大切なことです。ただただウイルスの感染に対して無防備なままに、病気を起 こしてしまう(そして無闇に殺生をしてしまう)ということではなくて、病気にならないようにしておくことが大切です。そのためのワクチンです。大規模に発 症してしまった場合、それだけヒトに感染する確立、可能性も高くなります。ましてや、ウイルスに国境やパスポートはないのです。どこからでも入ってきま す。
 知らず知らずのうちに感染経験をしてしまった地域は抗体をつくり、ウイルスと共存してしまっています。いったんそのような地域ができてしま えば、あとは宿主体(トリやヒト)の移動を厳密に制限禁止するほか防ぐ手立てはありません。それこそ非現実的です。インフルエンザの場合、いったんヒトヒ ト間の感染が現実化した場合は、ワクチンを用いておくしかてだてがありません。それはもちろんトリも同じです。

ウイルスの変異はウイルス の勝手です。ヒトが制御できるという思い上がりはやめて欲しいものです。ウイルスの居る環境になんとかして馴致していく、根絶などという絵空事を妄想する のは勝ってですが、それは不可能であり現実の話ではありません。ウイルスを制圧するなどという思い上がった観念は捨てることです。封じ込めれるわけがな い。(あるとすれば、根気強くワクチンを使った天然痘のみである。ただし200年かかりましたが。)




[1419] ワクチンの使用条件 投稿者:とき 投稿日:2005/05/21(Sat) 22:23  

 「「清浄国」という主張をしているかぎり、ワクチンを使用することができない」というのは、もはやウイルスが蔓延していつどこで感染 してもおかしくない環境であるということを認めてしまうことが、その使用の大前提です。よって、あくまでも(いつまでも)「清浄」を主張し続ける限りにお いては、ワクチンは使用したくとも「清浄」であるという前提ですから、そうそうめったに罹る環境にはないということにもなり使用できないのです。

 この「清浄国」理念(思い込み)が、今の日本の農水省のあらゆる政策を誤らせている諸悪の根源のように思います。

 おそらく、農水省の現場・現実ばなれした、ゆがんだ施策は、トリもウシも、おそらくコイ(これはヒトに関係ないのですけどね。)も同じだと思います。

農林水産省 食品の安全・安心に関する情報
http://www.maff.go.jp/syohi.html



[1418] Re:[1417] [1416] 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/21(Sat) 22:22  

鶏にワクチンを接種しても、発症は抑えられても、感染・増殖=ウイルスの変異は変異は防げません。家畜である鶏と人の健康と命と、どち らが人間にとって大切なのか?悪いけれど、鶏には死んで、侵入を警告してもらうことが、まだ大発生していない現状では仕方ないのではないでしょうか。
 人の健康命を護るために、飼育している全ての鶏を処分しなければならない養鶏業者には、適切な補償を講ずる必要はあります。浅田農産には何の補償も無かった。

http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/vetpub/Dr_Okamoto/Forum2/Vaccin.html


[1417] Re:[1416]この「浅田農産だけを責められるのか」には、説得力がありますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/21(Sat) 22:05  

まことに、忘れやすい日本人ですが、ご紹介のサイトの中にあった「浅田農産だけを責められるのか」http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza77.htm
には、説得力がありますね。
「「清浄国」という主張をしているかぎり、ワクチンを使用することができない」というのは、フェイルセーフの観点からすれば、バックアップ構造(肩代わり構造)ではあっても、リダンダント構造(多経路荷重構造)の安全構造にはなっていないということでしょうかね。


[1416] AIも所詮ウイルスですから、 投稿者:とき 投稿日:2005/05/21(Sat) 21:51  

きちんとした公衆衛生学的な対策をとりつつ、迅速なサーベイランス情報を公開していれば、被害は最小限にとどめられるはずですが・・・。
 ただし、今の日本の「清浄国」的対策には疑問です。「清浄国」という主張をしているかぎり、ワクチンを使用することができないわけですから。現場の憤りを知るにつけ、非常に心の痛む思いをしております。

篠原養鶏場『鳥インフルエンザ(AI)について』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

Yahoo!ニュース-鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184



[1415] 石見銀山・富岡製糸場が世界遺産登録へ大きく前進 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/21(Sat) 21:33  

文化審議会が、今回、石見銀山遺跡の全区域を、文化財保護法に基づく国の史跡または重伝建に指定されることになり、9月に予定されるユネスコへの世界遺産登録の申請に向け、大きく前進した。
私は、かねてから、日本の産業遺産の世界遺産登録を働きかけてきた。
また、今回、群馬県の富岡製糸場の土地についても、国の史跡指定にするよう答申されたことで、こちらのほうも、世界遺産登録に向けて、大きな一歩を踏み出したことになる。。

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shimane/news/20050521ddlk32040447000c.html


[1414] 中国で、再び、鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/21(Sat) 21:22  

発見されたのは、青海省海北チベット族自治州剛察県で、渡り鳥が、H5N1型鳥インフルエンザにかかり、死んでいた。
今後の情報については下記サイト参照。

http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2%E6%96%B0%E9%97%BB


[1413] Re:[1412] 「もっと、私たちにも、提言を書かせてください。」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/21(Sat) 21:06  

同じような話があるようですね。
以前、「21世紀型社会資本の選択 - ヨーロッパの挑戦」の書評http://www.sasayama.or.jp/library/tosyo-27.htmで書いたことなんですが、ある省庁のある審議会の議事録を見ていましたら、次のような発言が、審議会の委員からありました。
「そちら(役所)サイドが書かれた文章に意見をいうだけでなく、もっと、私たちにも、提言を書かせてください。」  ですって。


[1412] 遺伝子操作食品意味がない都の検討会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/21(Sat) 19:44  

いやはやどれもこれも・・・・「座長にまかせる」というのがツボですかね。

委員を無視した検討会
http://www.tabemono.info/chosa/comments/2005_4_27.html
検討会は、1〜3月に3回行われ、委員は自然科学者2名、社会科学者1名、農業者1名、農業団体1名、そして消費者団体1名の合計6名でした。事務局は都の職員がつとめています。

たびたび、検討会の日程が変更されたことにも驚きましたが、一番驚いたのは、3月23日の最終回です。

事前にメールで配布されていた報告書案を検討して臨んだところ、当日、その報告書案は回収され、箇条書きの骨子が配り直されたのです。理由も明確にされないまま、事務局が話し合いを進めようとするので、尋ねると「文章化するといろいろな意見が出るため」とのこと。

この骨子は、委員が過去2回話し合ってきた内容の多くが織り込まれておらず、委員会設置前に作られたものではと、思うほどでした。

結 局、最終回では、骨子を修正しただけで、最終的な報告書は事務局と座長に任せるということで終わりました。私は、報告書案で修正して欲しい点を、検討会後 にメールで送付しましたが、どこまで反映されるかは全くわかりません。この検討会って、いったいなんだったのだろうと、頭をひねるばかりでした。

http://purelox.sakura.ne.jp/sb/log/eid27.html


[1411] Re:[1405] プリオンの浄化技術の昨今 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/21(Sat) 17:35  

この掲示板でも、これまで、いくつかの世界のプリオン浄化技術を紹介してきました。
主なものとしては、昨年8月10日に、7335で、STERIS社の、HAMO 100 PID -プリオン不活性化洗剤-http://www.drugresearcher.com/news/news-NG.asp?id=54058というものとか、今年の2月9日に352で紹介した、ポールコーポレーション(Pall Corporation) http://www.pall.com/の、プリオン除去フィルターとか、今年2月28日にまりちゃんさんから紹介のあった、http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/4296467.stmの記事とかですね。
おそらく、今年中に、類似の技術が続々発表されてくるとおもいます。



[1410] 英セラフィールド核施設 投稿者:とき 投稿日:2005/05/21(Sat) 12:15  

これは、配信されたようです。

英核施設で放射性溶液漏れ 4月に異常発見、汚染なし

 【ロンドン10日共同】9日の英科学誌ニューサイエンティスト(電子版)などによると、英中西部セラフィールドにある使用済み核燃料の再処理施設「ソープ」の無人区域内で放射性の液体が漏れる事故があり、作業が無期限に停止された。
 同誌によると、英国内で原子力の安全を監視する機関の当局者は「従業員は無事で、放射能による大気汚染もない」と確認している。
 英紙ガーディアンによると、異常が発見されたのは先月中旬で、遠隔操作のカメラで調べたところ、パイプから液が漏れているのが発見された。
 ニューサイエンティストによると、漏れた放射性溶液は約83立方メートルで、大量のプルトニウムやウランを含んでいた。
(共同通信) - 5月11日1時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050511-00000007-kyodo-int



[1408] Re:[1404] 英核燃料再処理施設で事故 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/21(Sat) 08:48  

通りすがりさん。
ご紹介のブログでは、「イギリス本国でも報道され出したのは、5月に入ってからのよう」と書かれていますが、実際には、
事故発生が4月18日、
イギリスのNews & Star紙やCumbria Onlineなどに報道されたのが4月23日、イギリスの選挙が5月6日、明らかに、ブレア再選のために、当初、情報を隠匿しようとしたようですね。

http://news.google.com/news?hl=en&ned=uk&ie=UTF-8&scoring=d&q=Sellafield%E3%80%80%E3%80%80nuclear%E3%80%80leak&sa=N&start=60


[1407] Re:[1403] H5N1 亜型ウイルスのタミフル耐性について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/21(Sat) 08:31  

Chaosさん。
さんくすです。
ご紹介の記事の中にも、タミフル耐性のことが出ていますね。
「2005 年にベトナムでヒトから分離されたH5N1 亜型ウイルスは、、オセルタミビルに対するIC50 値(50%阻害濃度)が上昇しており、したがってこのウイルスは、検査を実施した他のH5N1 分離株に比べてオセルタミビルに低感受性である。このウイルスが分離された患者は、オセルタミビルで治療された。オセルタミビルに対して耐性のウイルス株 が、地域社会内に出現し、広がって行くことがもしあるとすれば、それは、A/H5N1 亜型インフルエンザの予防および感染制御に対して、重大な意味を持つことになる」
どうなりましょうか。
かなりWHOにとっては、深刻な事態のはずです。
「アメリカ・アトランタのCDCに先月送ったサンプルの結果の公表をマニラ会議以後に伸ばしたのは、結果が、あまりにショッキングだったため」などという、うがった見方もあるようですね。
おっしゃるDr. Nimanさんのラジオインタビューは、このサイトhttp://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=21429のことでしようか?

http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/H5N1Assessment-JPN.pdf


[1406] Re:[1404] 英核燃料再処理施設で事故 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/21(Sat) 06:41  

事故から3日間隠して黙ってたみたいですね。
http://www.altavista.com/news/results?q=sellafield%E3%80%80uranium&nc=0&nr=0&nd=2&sort=date
http://www.altavista.com/news/results?q=sellafield&nc=0&nr=0&nd=2&sort=date



[1405] SRM除去の問題点を食肉処理場の検査ご担当の方が指摘 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/21(Sat) 06:21  

おはようございます。昨日のリスコミでもう一点現場からの重要な指摘がありました。農水・厚労省は「米国はSRMを厳正に処理している」という報告書を先日出したようですが、

「背割り後に脊髄を吸引し、その後高圧洗浄をするとあるが、それだと汚染が広がるのでは?」といわれていました。

こういうことでしょうか。参考までに内視鏡洗浄に関する
「目に見える汚れ」「目に見えない汚れ」のわかりやすい写真を。
http://www.d1.dion.ne.jp/~jamec/photo1.html
http://www.d1.dion.ne.jp/~jamec/

通りすがりさん、英国の事故気になりますね。「あるはずのない事故」が起こったということでしょうか。


[1404] 英核燃料再処理施設で事故 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/05/21(Sat) 03:53  

気になる情報があったのでお知らせします

>英セラフィールドの核処理施設で重大事故
http://blog.livedoor.jp/memorylab/archives/22610523.html

>英セラフィールド再処理施設から漏れ出る放射能汚染
http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama--col3008.html

現在のところ、日本の主要報道機関では一切取り上げていないようです。


[1403] H%N! WHO マニラ会議の報告書 和文 投稿者:Chaos 投稿日:2005/05/21(Sat) 00:34  

笹山様

ご無沙汰しています。Chaosです。

感染症情報センターに和訳がアップされました。
WHO 国家間会議
アジアでのヒトにおけるA/H5N1 亜型インフルエンザ
(2005 年5 月6 日〜7 日,マニラにて)
その他 WHOの更新の和訳のアップされました。

この他にも、インドネシアの無症状感染の豚というのも
気になります。初期サンプルは日本で再検査して確認さ
れたようです。

MSのゲイツ氏は、かなり前からリアルウイルス対策に
多額の寄付をしているようですが、今回のWHOの総会で
各国はbird flu対策に怠慢だと、コメントしたそうです。

日本は、一応、普通のインフルエンザの時期は終わった
様ですが、東南アジアで流行するような株は、日本の夏
なんか、障害にならないような気がします。

Dr. Nimanの声や写真を見ました。
米国のラジオ番組に出演されているようです。
ちょっと太目の、お髭のおじさんでした。

それにしても、国内報道は少ないですねぇ

http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/H5N1Assessment-JPN.pdf


[1402] 科学はエライ人の味方です 投稿者:真名 投稿日:2005/05/21(Sat) 00:28  

▼この「科学」の曲解、ねじまげ、過ちを指摘しようと思って挙手しましたが、言わせてもらえませんでした。間違いも指摘できない「意見 交換会」なんて、最高ですね。こんな風に「科学をねじまげられる」んではたまりませんね。あまりにもひどかったので、その後のご発言、こういっていたよう に私の耳には聞こえました。

「みなさまの食の暗然を守る」▼

山内先生には怒られますけど。
責任ある立場にある方々の「科学」
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/18817472.html

彼らの名前は粘土板に刻みました。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22599446.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22598016.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22413450.html

後は20年くらい推移を観察するかな。



[1401] カナダ議会での告発について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/20(Fri) 23:27  

笹山さん、こんばんは、厚生労働省の外口さんがいわれていたんですが、97年からBSE存在のけん、アメリカ大使館に米国の調査結果が掲載されているそうです。「記憶違い」だったか、「情報が少なすぎて間違い」とかなんとか。それを信用しろと(^^;

最初のBSEがダウナー牛じゃなかった、という嘘をついた点でも問題になってましたよね。USDAさん。


[1400] Re:[1396] 最近のRodney E. Leonardさんの活動 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/20(Fri) 22:53  

この食品活動家のRodney E. Leonardさんは、必ずしも、BSE問題に強いかたではないようですね。
パブリックシチズンとも近い方のようです、。
以前は、クリントン大統領に、遺伝子組み換え食品について、意見書を出したこともあるようです。
昨年に書かれた一文が、下記サイトにあります。

http://www.recombinomics.com/News/05190503/H5N1_H2H_Transmission_Thailand.html


[1399] Re:[1393] いつか来た道、ふたたびか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/20(Fri) 22:29  

ときさん。
どうも、地域的に二つのクラスターに分かれたようで、このことが、今年の鳥インフルエンザ問題を複雑にしているようですね。
下記サイトによると、昨年はひとつだったクラスターが、今年は、「北ベトナム・タイ」グループと、「南ベトナム・カンボジア」グループとの二つの分かれているようです。
前者のクラスターは、2004年から 2005年にかけて、カンボジアとタイで発見されたclade1分類の鳥インフルエンザの一部から発見されたH5N1とは、異なる遺伝子変異多型を示していたというものですね。
この多型は、哺乳類に見られるもので、これが人へのH5N1感染に関係しているのではないかと、言われていますね。
おそらく、昨年のカンボジアとタイで発見されたH5N1が、「中国と日本の、あまり致死的でないタイプ」と組み換え結合し、「致死的ではないが、人間に感染しやすいタイプのH5N1に変わった」ものと、想定されています。
となりますと、一見風邪のような軽い症状のH5N1が、すでに、北ベトナム・タイ地域では、人から人へ感染を繰り返しているとも考えられるわけです。
ハ ノイにある衛生疫学協会が、サンプル一千個をアメリカ・アトランタのCDCに先月送ったが、いまだに、その分析結果についての公式の発表が無いことから、 メディアの一部では、これらサンプルは、H5N1の人への感染を示す陽性だったのではなかったのではないかと、疑っているようです。
また、昨年北ベトナムでタミフルが大量使用されたところから、タミフル耐性ができてしまっているのではないかと疑う声もあるようです。
いずれにしても、これほどの中で、タイと北ベトナムだけが、さして、鳥インフルエンザの被害が無いというのも、不自然でもあるところから、「ごく軽度の症状ではあるが、人から人への感染力が強いH5N1の存在」を疑ったほうがよいようですね。

http://www.recombinomics.com/News/05190503/H5N1_H2H_Transmission_Thailand.html


[1398] 近江牛偽装/データ膨大チェック困難投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/20(Fri) 21:20  

牛肉履歴管理システム制度の「穴」突かれるhttp://mytown.asahi.com/shiga/news02.asp?kiji=5184
↑偽装の報告について詳細な報告があります。
さて、日本でこの状態で、さらに、米国牛が入ってきたら消費者はどう反応いたしますでしょうか。


[1397] 全頭検査緩和で利用された/食品安全委の山内専門委員 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/20(Fri) 21:12  

今日の東京のリスコミに山内先生が参加されてたらブチキレですかね?(^^;全頭検査緩和どころか米国牛輸入再開に答申の回答がねじまげられて利用されてるんですから。

http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050520000194
衆 議院農林水産委員会は20日、牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しについて審議。参考人として出席した内閣府食品安全委員会プリオン専門調査会委員の山内 一也東大名誉教授は「(行政に)ある意味で利用された」と述べ、同調査会が全頭検査緩和にお墨付きを与える形になったことに遺憾の意を表明した。 山内委 員は、全頭検査の緩和によってリスクは増えるが、増え方が極めて小さいという科学的な評価をしただけだとし、全頭検査の有効性を強調した。岡本充功議員 (民主)の質問に答えた。 同委員会では、米国産牛肉の肉質や骨格形成で生後20カ月以下と判定する方法についても、与野党双方から「6秒程度の目視で確 認できるのか」「サンプルが片寄っており無理がある」などと批判的な意見が出た。


[1396] 明日豊島区で勉強会 「現在のリスク分析手法の問題点・危険性を指摘」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/20(Fri) 20:26  

リスク分析手法に問題提起した米国の食品安全運動家・レオナルド氏来日へ
http://www.jc-press.com/news/200505/052002.htm

5月21日にBSE緊急フォーラムを開催 −全国食健連 http://www.jacom.or.jp/moyosi2005/moyo101s05051802.html
全 国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は5月21日、「BSE問題緊急フォーラム−大丈夫なの? BSE検査緩和・アメリカ産牛肉の輸入再開 −」を開く。 同連絡会では、食の安全・安心を確保しBSEを世界から根絶するという観点から、今、全頭検査を緩和し米国産牛肉の輸入再開に突き進もうと するのは疑問だとして、消費者、生産者の率直な議論の場をつくることにしたもの。 当日は米国の消費者運動家のロドニー・レオナルド氏と食品安全委員会プ リオン専門調査会委員の山内一也東大名誉教授が報告する。 会場は豊島区民センター・文化ホール。午後1時から4時まで。参加費1000円。問い合わせ先 /全国食健連03(3372)6112。


[1395] 本日の米国牛のリスコミには暗然といたしました 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/20(Fri) 19:59  

笹山さん、真名さん、みなさんこんばんは。本日東京でリスコミがあったのですが、まぁ、驚いちゃいましたよ。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050427press_6.html

「食品安全委員会が20ヶ月以下は検査をしなくとも、リスクが変わらないとしているから米国牛も20ヶ月以下はよいのだ」と「科学の曲解」、ねじまげを、早速、以下の方々が回答されてましたよ。
農林水産省 島村宜伸 大臣
厚生労働省 西博義 副大臣
農水省 消費・安全局長 中川坦氏
ほかにも誰か答えていたと思いますが、少々頭に血が上って忘れました。

食安委の西郷リスクコミュニケーション事務官に結論部分を読み上げさせる念の入れ方でした。

答申案の「おわりに」の部分に明記された、この答申における「大前提」を、さっそく無視したのです。(注)「結論」と「おわりに」の各委員の位置付けの経緯については、議事録にてご判断ください。)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai22/170328_dai22kai_prion_gijiroku.pdf
結論だけ振り回して、この「おわりに」の部分はすっかり無視です。国民をヴァカにするのも程がありますね。日本語読めないと思ってるんですかね?

==プリオン専門調査会の答申案「おわりに」から==
本 評価報告は、我が国における過去の集積データ及び評価を行うに足る関連データに基づき、基本的には背景に予想されるBSE の汚染度、と畜場における検査でのBSE 陽性牛の排除、安全なと畜解体法とSRM の除去などの効率について評価し、2005 年3 月の時点での若齢牛のリスク等を総合的に評価したものである。このような様々な背景リスクから切り離して年齢のみによる評価を行ったものではない。従っ て、今後諸外国におけるBSE感染リスクの評価を行う際には、総合的な評価を行うための多様なデータの存在が必須になるものと考える。
http://www.fsc.go.jp/bse_hyouka_kekka_170509.pdf
===============

こ の「科学」の曲解、ねじまげ、過ちを指摘しようと思って挙手しましたが、言わせてもらえませんでした。間違いも指摘できない「意見交換会」なんて、最高で すね。こんな風に「科学をねじまげられる」んではたまりませんね。あまりにもひどかったので、その後のご発言、こういっていたように私の耳には聞こえまし た。

「みなさまの食の暗然を守る」

実際、米国牛は、飼料管理が何よりも、どれだけきっちりなされているのかを確認すべきなのですが。若牛だろうとなんだろうと、怪しい飼料を食べている感染牛かも知れない牛を日本に入れるというのはヒトと家畜の防疫上、冗談じゃないですよ。

===ところで1つ、収穫もありました。====
食 肉処理場の検査をされている方がご指摘くださったのですが、肉類の脳神経組織の混入、汚染は、アズマックスという企業が、96セット(90頭分)8万円で 簡易キットを販売しているそうです。これはその場でチェックできて、2時間後に判定がでるとのことです。やり方さえちゃんと確認すれば消費者でもその場で できるとのことです。
http://www.azmax.co.jp/idx02_product/kensa/index_01.htm
http://www.azmax.co.jp/idx02_product/kensa/field_04_index.htm
枝肉に使用するのでしょうが、消費者団体や生協、その他流通でもどんどん活用いただきたいですね。

追 伸:国はSRM除去が完全にできないことをはっきり言いましたよ。「検査、SRM、飼料」全部、「完全」なんて無理です。」と外口氏がいわれました。誰か さんが主張してた「ゼロリスク信仰」なんかそもそもありっこないわけで。あとは「どうやってできる限りリスクを下げていくかということが大事」といわれて ましたよ。努力していないところの食品なんか食べられないということですね。


[1394] Re:行政サイトの使い勝手 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/05/20(Fri) 18:45  

>台東区さんのサイトhttp://www.city.taito.tokyo.jp/の「深い階層」というのには、困ってしまいますね。

検索サイトでは、どんな階層であっても拾ってくれるでしょうが、開けたとたんに「次のページへどうぞ」では怒りたくなりますよね。
でもこれは台東区内の業者が一般に販売しているシステムを使っているのです。
公開する側には便利なのでしょうが、見るほうはちょっとなぁ、ですよね。
これならブログのほうがましかもしれません。

今年度から台東区商店連合会に青年部が出来ます。
商店街の会長さんたちで構成する理事会では若手の意見が反映されないからです。
青年部にIT事業が委託されますから、区の職員と話す機会を作ることも出来るでしょう。
いろいろと話を聞いてみたいと思います。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1393] いつか来た道、ふたたびか 投稿者:とき 投稿日:2005/05/20(Fri) 15:24  

北朝鮮の鳥インフルエンザ終息(?)宣言が出ていましたが、南アジアのH5N1のヒト感染と中国の流行は気になっておりました。やはり静かに終息するとは考えられない状況になってきたのでしょうか? 

鳥インフルエンザ ヒト感染、危険性拡大 東南アジアで続発
産経新聞【2005/05/20 東京朝刊から】
http://www.sankei.co.jp/news/050520/kok020.htm
「鳥インフルエンザ、人から人に感染」 英BBC(中央日報 2005.05.19 19:42:55)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=63691&servcode=400&sectcode=400
鳥インフルエンザ、人間同士の感染可能性 WHOが警告 (東亜日報MAY 19, 2005 23:13)
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=060000&biid=2005052023188



[1392] 1388にレス 投稿者:真名  投稿日:2005/05/20(Fri) 11:37  

いや、一回だけ出てきました(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/18028842.html
専門委員の意見書はブーイングの嵐

▲資料1- 3:専門委員からの意見(記述に関する意見)[PDF] 」
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai19/prion19-siryou1-3.pdf

▼ 今回は20カ月となっているが、次は24カ月または30カ月以下とするための伏線?▼

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1391] 米国及びカナダにおけるBSE対策に関する現地調査について(報告) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/20(Fri) 09:39  

米国及びカナダにおけるBSE対策に関する現地調査について(報告)(農水・厚労省)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050519press_9.html
出張者
外務省、厚生労働省及び農林水産省の担当者 ←誰が派遣されたか、どこを見たらわかるんでしょう?報告書の責任担当者名くらい必要ですよね。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050506press_2.html
【問い合わせ先】
厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課
担当:道野、蟹江(内線2473,2455)
TEL:03-5253-1111(代表),03-3595-2337(直通)
農林水産省消費・安全局衛生管理課
担当:吉田、元村(内線3194,3171)
TEL:03-3502-8111(代表),03-3502-8295(直通)





[1390] Re:[1384] 角川の「NPO」「ボランティア」商標取り消し 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/20(Fri) 07:55  

聞きかじりさん。
ドメインのほうは、co.jpもor.jpも、本来のNPO関連サイトのようですね。
もっとも、NPOという略称のつかわれかたは、もちろん、nonprofit organization  NPO ではありますが、日本固有のものでしょうから、comですと、みょうなサイトになってしまうようですが。
ところで、聞きかじりさんのブログhttp://hytn.way-nifty.com/netdekansi/にあった台東区さんのサイトhttp://www.city.taito.tokyo.jp/の「深い階層」というのには、困ってしまいますね。
検索ロボットが、どの程度の深い階層にまで及ぶのかはわかりませんが。
ユーザビリティーの点からいくと、利用者が、区のサイト運営者の考えるシソーラスを類推して、たどり着かなければならないことになりますね。
http://premium.nikkeibp.co.jp/e-gov/special/2004/sp041210a1.shtml
でいきますと、東京都区内では、文京区のサイトが一番のようですね。
これhttp://www.city.bunkyo.lg.jp/ですが。
トップは新潟県http://www.pref.niigata.jp/のようです。
トップページのユーザビリティの一番は、柏崎市http://www.city.kashiwazaki.niigata.jp/のようです。
こうして、文京区と新潟県と柏崎市のサイトを続けて見ますと、同じような感じにとらわれます。


[1389] 最近 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/20(Fri) 06:51  

http://www.ikkokudou.com/
いっこく堂さんを思い出してしまいました。


[1388] Re:[1284] プリオン専門調査会は吉川教授のワンマン・ショーでしょうか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/20(Fri) 06:49  

笹山さん、おはようございます。
吉川教授の、検査月齢を30ヶ月齢に引き上げるという産経新聞の報道ですけど、いままで傍聴してきたけれども、そんな話はプリオン専門調査会ではいっさい出てきてなかったと思います。

調査会の最近の評価結果を見ていただければわかりますが、今後の技術革新で、検査感度が改良されれば、より若い牛で検出できるのだ、というのが「調査会の多くの先生方の意見」だったんですよ。

だから、30ヶ月云々というのは、プリオン専門調査会としての意見ではなく、吉川委員個人の見解ですよね。あと事務局?

こ ういうのが調査会の名前を出して報道されると、プリオン専門調査会が吉川泰弘教授のワンマン・ショー、吉川泰弘教授オンステージ、に見えてしまいますね。 これは正しい事実を伝えない産経新聞にも責任がありますね。だから余計、品川先生や金子先生や、その他の大勢の先生方が嫌気がさしちゃうんではないでしょ うか。

http://www.fsc.go.jp/bse_hyouka_kekka_170509.pdf
(2)BSE に限らず感染症において検査感度を改良するための技術開発促進は当然のことである。しかし、21 ヵ月齢以上を検査対象とした場合、混乱回避措置とされている自主的全頭検査がなければ、若齢牛での検査成績の評価はできなくなる。



[1387] Re:[1386] さて、どこ見てきたんでしょうかね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/19(Thu) 16:17  

そうですね。
私のお勧め疑惑視察コースとしては、アメリカ Texas州San AngeloのLone Star Beef社と、カナダのAlbertaにあったレンダリング工場Edmonton rendering plantの跡地でしょうか。
あと、アメリカ・ニューヨークのOriskany Fallsにある「と畜場」でしたっけ?




[1386] さて、どこ見てきたんでしょうかね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/19(Thu) 14:32  

同じところを一般消費者にも公開するとか、してくれるんですかね。

飼料規制も管理され、宣誓書も提出 米・カナダ調査団報告
http://www.nissyoku.co.jp/
 農水省と厚労省は19日、米国、カナダにおける現地調査報告を公表した。米国のカリフォルニア州のと畜場、飼料関連施設、ネブラスカ州のと畜場、カナダのアルバータ州の飼料関連施設、オンタリオ州のと畜場を調べた。
  報告では、と畜場の衛生管理、月齢判別、飼料規制の順守状況を述べている。と畜場の衛生管理はHACCP(重要管理点による衛生管理方式)や、SSOP (衛星標準作業手順書)で衛生管理されていた。SRMの除去、30ヵ月齢の月齢判別が行われ、30ヵ月齢未満の牛の脳、せき髄もフードチェーンに入らない ようになっていた。生理学的成熟度による月齢判別では、格付検査官が標準写真サンプルをもつことや、対日専用ラインでは通常のラインでの確認に加えて再 度、確認する考えが示されている。大手の業者の調査はこれで一巡した。
 また、レンダリング、飼料製造では反すう動物由来の原料を使う非専用の工 場が一部の残っているが、飼料の交差汚染の防止のため、製造工程の分離または洗浄、製品への表示では、それぞれの法制度に従った管理が行われていた。さら に飼料の適正使用を担保するため、飼料などの出荷に際して禁止物質が含まれていないことや、牛に禁止物質が使われていないことについて明記した宣誓書を求 めることを確認している。
 農水省と厚労省は、今回の調査結果などを含めて、詳細なデータを加えて食安委に提出する考え。(5月19日13:50)

少なくとも、北部じゃないみたいですね
米国北部に高度のBSE暴露リスク、米国農務省報告
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05050901.htm
[1385] 米産牛肉の輸入審議難航も 食品安全委から内部批判 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/19(Thu) 12:42  

残るのは吉川委員と山本委員と見上委員と小泉委員ですか。はあ。おっと、Kさん忘れてましたね!

まだまだ、「ちょっとトイレに・・・」といって辞めちゃう先生も出てくるかも知れませんね。以前食安委で、委員会が成り立つには過半数が必要だ、といったときに半数程度の人数だということで、そんなシーンもありましたから。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050518-00000233-kyodo-bus_all
米 国産牛肉の輸入条件について、政府は来週にも内閣府の食品安全委員会に諮問するが、一部委員が政府方針に疑問を表明、審議が難航する恐れが出てきた。国内 の牛海綿状脳症(BSE)対策として決めた全頭検査の緩和を、政府が米国産牛肉の輸入解禁への足掛かりにしようとすることへ強く反発、輸入再開時期にも影 響しそうだ。
 18日の衆院農林水産委員会で、食品安全委の寺田雅昭委員長は「品川先生は、6カ月ぐらい前に辞意を表されたが、残って下さいよ (とお願いした)」と述べ、プリオン専門調査会の品川森一委員が辞任する意向を示していたことを明らかにした。品川委員は、動物衛生研究所プリオン病研究 センター所長を兼任、BSE研究の第一人者で、全頭検査の緩和には慎重だった。
(共同通信) - 5月18日19時49分更新




[1384] 角川の「NPO」「ボランティア」商標取り消し 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/05/19(Thu) 09:06  

NPOなどは広く知られた用語で、同社の雑誌などを想定できないと判断した。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20050518AT1F1800718052005.html

一安心と言うところでしょうか。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1383] Re:[1382] 今日の野党の質問を聞いてあきれましたが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/18(Wed) 21:46  

今日は、「金子清俊さんを参考人招致しろ」なんてことを野党が言っていましたが、こんなことこそ、金子清俊さんを苦しめることなんだということが、わかっていないんでしょうかね。
本当にあきれはててしまいました。
野党は、ポイント稼ぎしか考えていない。
本人は応じるといっていたと、質問者は言っていましたが、ほんとうなんでしょうか? 
金子清俊さんにとって見れば、迷惑な話です。
佐々江さんは、昨年春からの日米ワーキンググループの最初から参加されていますね。
http://tokyo.usembassy.gov/e/p/tp-20040430-38.html 参照
もっとも、こんなに長引くとは、そのときは、思われていなかったんでしょうけれども。
下記のとおり有名人です。
ところで、いつもご活躍の、このヒゲのオブザーバーのかたは、本来のオブザーバーとしての役割に甘んじていただければいいんですけれども。
「緊急時対応」の意味が異なるようですね。

http://www.google.co.jp/search?num=20&hl=ja&c2coff=1&client=firefox-a&rls=org.mozilla%3Aja-JP%3Aofficial&q=Kenichiro+Sasae&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=


[1382] 2004年10月21日ー23日に行われた日米高級事務レベル会合 参加者について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/18(Wed) 21:07  

「内臓肉等を含む牛肉品目は、20か月齢以下と証明される牛由来でなければならない。」などという日米取り決めを勝手にされたときの会議出席者名が、農水省のほうには掲載されていなかったんですが、外務省のページにありました。
外務省の佐々江賢一郎氏の名前は、いままであんまり話題に出てきませんでしたね。

第4回日米BSE協議の開催について 
平成16年10月19日 北米第二課
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse/yunyu/dl/041019-1a.pdf
1.日米両政府は、10月21日(木)、22日(金)の両日、東京(外務省)にて第4回日米BSE協議を開催する。
2.今回の協議においては、前回会合(4月24日)以降の進展を踏まえ、米国産および日本産牛肉の貿易再開につき協議を行う予定である。
3.今回の協議の主たる参加予定者は以下のとおりである。

日本側:佐々江賢一郎外務省経済局長
中川坦農林水産省消費・安全局長
外口崇厚生労働省食品安全部長
(オブザーバー)
杉浦勝明食品安全委員会事務局情報・緊急時対応課長他

米側:ペン農務次官(農業・海外農業担当)
ランバート農務副次官(マーケティング・規制担当)
ピアソン農務副次官(食品安全担当)
サンドロフ保健福祉省食品医薬品局獣医学センター所長他

日本政府及び米国政府による牛肉及び牛肉製品の貿易の再開に関する共同記者発表【骨子】 【日本語版】 【英語版】 (16.10.23)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20041023/kossi.htm
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20041023/jp.htm
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20041023/eng.htm

外 口氏は、8月18日と9月21日のリスコミで以下のように、米国の危険性を認識されているように私は感じました。とすると、この会合の場で、どういう経緯 で飼料を問わずに「内臓肉等を含む牛肉品目は、20か月齢以下と証明される牛由来でなければならない。」などという話になったんでしょうかね。

、と思ったら、会合の翻訳のほうには「米国の飼料規制 」という言葉も入ってますね。米国に対して国会などで「飼料を問わない」といっているのは誰でしたっけ?

リスコミの議事録から
○外口(厚生労働省)
  アメリカから輸入する場合には、リスク評価が当然、前提となるわけですが、それを早くした方がいいのではないかと、そういうご意見だと思います。実際輸入 再開するかどうかは、それは国内と同等の安全性が確保されているということが大前提であるわけです。で、それがどうかというと、今ワーキンググループで事 実関係の整理をしたところですが、そこを見てわかりますように例えばSRM一つとっても全然違うわけです。日本は全部必要と、米国は30カ月以上。これは 米国は自分たちの汚染度は少ないからという理解なのでそうなっているわけです。そのほか検査にしろ飼料規制にせよ、大分隔たりがあります。
 今のこの段階で、そのまま輸入再開というのは、まずあり得ないわけでして、まだ我々としてはやるときはちゃんと食品安全委員会にリスク評価を依頼することになると思いますが、まだとてもその段階ではないと認識しております。 
http://www.maff.go.jp/syoku_anzen/20040818/gaiyo.htm

  それから、輸入再開の問題は、輸入再開するかどうかは別に入ってくるときの条件が国内で流通するものと同じ安全性が保てるのかどうかを確認して決める話だ から、それは全然別の話です。もっと言えば、食の安全というものは科学的根拠に基づいて決めるものだから、ほかの要因で決めるものではない。これをはっき り言っておきたいと思います。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/txt/040921-1.txt

ちなみに金子プリオン専門調査会座長代理のご発言です。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05051601.htm
・米国はBSEの感染拡大を防ぐ飼料規制に抜け穴がある。課題は山積み。
それでも政府が「特定部位さえ除去すれば検査をしなくても生後20ヵ月齢以下の牛の牛肉は日本と同等の安全性といえるか」と諮問するなら、「この前提がそもそも成り立つのかを審議する必要があるだろう」。



[1381] 無題 投稿者:真名  投稿日:2005/05/18(Wed) 21:00  

なるほど。
しかし、この記事ではほとんど何も分からない、というか、何も書いていないに等しいと思います。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1380] Re:[1378] 物語になりそうなカップルのようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/18(Wed) 20:48  

真名さん。
ありがとうございました。
このサイト「Mad cow sleuths at odds over cause」http://www.organicconsumers.org/madcow/yale41301.cfmをみますと、 Lauraさんは、Yale大学で、Dr. Elias Manuelidisさんと、恋に落ち、結婚したが、 Elias さんのほうは、1992年に74歳でなくなったと書いていますね。
なんか、物語になりそうなカップルのようですね。



[1378] すいません。原典でしたね 投稿者:真名  投稿日:2005/05/18(Wed) 20:12  

一連の流れを追っていくのが、信頼性評価の点から一番良いと思うのですが。今のところしいて挙げると(エリアス参加分のみ)、
クロイツフェルトヤコブ病にウイルス様感染因子がある。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19221607.html
クロイツフェルトヤコブ病因子をヌクレアーゼ処理で精製
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19333426.html
レトロウイルス様転写物を同定
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19530807.html
ポリメラーゼ連鎖反応法で核酸を増殖し、ポリアデニル酸化配列を検出
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19630069.html

ローラ・マニュエリディス説の原典はとりあえずこれの方が良いかもしれません。

王様は裸だ−スクレーピーおよびクロイツフェルトヤコブ病のデータの本体

Beneath the emperor's clothes: The body of data on scrapie and CJD

http://info.med.yale.edu/bbs/media/faculty/Manuelidis.pdf

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1376] 結婚くさい?分かりませんが 投稿者:真名  投稿日:2005/05/18(Wed) 19:42  

これが最後の論文みたいなんです。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/20039259.html
伝達性クロイツフェルト・ヤコブ病様因子が人間集団中で蔓延

これが最初の論文らしいです。1950年です。
ローラさんが登場するのはこのあたりからです(1970〜71年)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list _uids=5105494                             インビトロでグリア細胞の増殖と分化−いかにもエリアスの指導下で研究しているという感じの主題ですね。結婚くさい(笑)。子供ってことありますかねえ。分かりません。
福岡伸一先生ならお詳しいんでしょうけど。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1375] エリアス氏は途中から消えますね 投稿者:真名  投稿日:2005/05/18(Wed) 19:32  

これで良いです。
エリアス氏は、このへんまではローラ・マニュエリディス氏と共同研究なんですが。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19333426.html
1995年くらいには名前が記事から消えるんですよね。
エリアス氏の研究歴は長いので、おそらく結婚したのだと思うんですけど。この後どうなさったたんでしょうか?私も知らないのです。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1374] Re:[1372] [1365」マニュエリディス説の原典は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/18(Wed) 19:13  

真名さん。
ローラ・マニュエリディス説の原典は、このサイトでいいのでしょうか?
Manuelidis L, Sklaviadis T, Akowitz A, Fritch W. Viral particles are required for infection in neurodegenerative Creutzfeldt-Jakob disease.
http://www.pnas.org/cgi/content/abstract/92/11/5124
エリアス・マニュエリディス説の原典はどれなのでしょうか?



[1373] 日銀の見解と財務省の見解と、どちらがただしいのだろう? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/18(Wed) 17:39  

日銀が、金融の量的緩和策の目安としている当座預金残高の目標を、現状の「30〜35兆円程度」から引き下げようとしているのに対し て、財務大臣は、「デフレ克服に向けて、緩和的な金融環境の維持のため力を尽くしていただきたい」と述べ、日銀に当座預金残高の目標を維持するよう求めた という。
どちらが正しいのだろう?
私は、かねてから、非負制約とデフレの罠によって、実質、金融政策の手足を封じられている状況を脱するためには、隙あらば、日銀は、ゼロ金利政策脱出の行動に出るべきであるといってきた。
だから、日銀の方針を支持する。
しかし、財務省は、アメリカの意向を受け、相変わらず、低金利政策をとり続けているのは、日本の国益に沿ったものなのだろうか?
日米の金利差が広がって、得をするのは、アメリカと、なりふりかまわぬ巨額な為替介入の結果として、米国債をもってニッチもサッチも身動き取れない、財務省なのである。
日米の金利格差が続く限り、アメリカが、双子の赤字を放置しておいても、ビルトインで機能すべき、ドル暴落へのスタビライザー機能が機能しないので、一安心なのである。
いったい、これで、日本は、独立国なんだろうか?


[1372] [1365」にレスです。 投稿者:真名  投稿日:2005/05/18(Wed) 11:08  

すいません。この投稿を見落としていたので、ご返事が遅くなりました。
私は何が正しいのか分かりません(専門家にすら謎であるものが、私に分かるわけがありません)。
ウイリノ説があるようですが、(検証は別として)その粒子が発見されているわけではないんでしょう?スゴク小さいんですね。
(ローラおよびエリアス)マニュエリディス説について、現時点でアップしている関連投稿を参考までに列挙させて下さい(まだ一部しかアップしていませんが)。
この病気の底知れなさを暗示する一例ということで情報を収集中です。
具体的で直接的な成果が挙がっていますね。いわゆる「ブツ」があるらしい。
つまり「検証可能な段階」に入っているように見えます。
ほぼ時系列に並べてあります。

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19039690.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19039690.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19043256.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19045322.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19047189.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19051068.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19052086.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19054788.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19056499.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19214123.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19221607.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19225857.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19230589.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19333426.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19530807.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19630069.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19632242.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/20712743.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/20717072.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/20955489.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/20978596.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1371] 人獣共通感染症であることが前提 投稿者:真名  投稿日:2005/05/18(Wed) 10:43  

▲輸入牛肉の安全性を計る「みなし感染価」としてcattle oral ID50(CoID)の問題を、飼料規制の点からも検証する必要があるのではないのか▲

もぢろんそういうことになると思います。
しかし、ヒトへの経口感染のID50が明らかになることはまずないでしょう。
実験できませんから。

狂牛病が一般にヒト−ウシの人牛共通感染症であることは確定しているわけです(米国牛について確定しているわけではありませんが)。
「人牛共通感染症」であるということは、ウシ間の感染防止政策も、ある重みづけをもってヒト間の感染防止政策と同等に扱われるという論理が成立します。
それが不要であるという論理は理解できません。
「重みづけ」が圧倒的に小さい場合は別ですが、分からないわけですからね。
これは自明の前提だと思いますが。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1370] USDAが6月9日に計画しているラウンドテーブルの意図は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/18(Wed) 10:17  

モンタナ地裁によるR-CALF訴訟での、アメリカとカナダとの生体牛国境再開差し止め命令に関する最終ヒアリングが行われるのが、7月27日である。
その間に、日本との問題もあるし、USDAとしては、7月27日前に、何らかのアクションを起こしておきたいとのことなのだろう。
この「roundtable discussion」(one-day meeting)は、ミネソタ大学で、6月9日 9:30-2:30まで、公衆のために行われるもののようだ。
http://www.agweb.com/get_article.asp?pageid=117836 参照
このイベントには、生産者、パッカー、オピニオンリーダーなどが参加する予定だという。
ジョハンズ農務長官は、このラウンドテーブル開催の発表とともに、「カナダとの国境再開遅延は、長期的に、北アメリカの畜産業に壊滅的な打撃を与えることになる。」と、R-CALFをけん制した。
日本の食品安全委員会をたぶらかすよりも、カナダ問題を解決するのが、先決ですね。
ジョハンズ農務長官さん。

http://news.ft.com/cms/s/7a0cc4ee-c72d-11d9-a700-00000e2511c8.html


[1369] Re:[1368] 牛肉から人への感染価がわかれば、この答弁でもいいのでしょうが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/18(Wed) 07:33  

真名さん。
この問題は、私のパブリックコメントでも取り上げたことです。
同じ日の農林水産委員会で、山本喜代宏委員の質問に対して、中川坦政府参考人が答えているところのほうが大臣答弁よりも体系的なので以下に紹介しますと。
「飼料規制というのは、BSEの病原体が牛から牛に伝播するところを防止するという意味では、極めて大事な、また、それぞれの国で牛のBSEを根絶するという意味でも大変大事な措置ではありますけれども、牛肉そのものの安全性を直接確保する措置ではない」
この答弁は、理論的にいえば、これで正しいと思います。
すなわち、飼料から牛への感染価であるcattle oral ID50(CoID)の問題と、感染した牛肉から人への感染価であるhuman oral ID50(HoID50)とを、セパレートして考えるという考え方ですね。
ただし、問題は、感染した牛肉から人への感染価であるhuman oral ID50(HoID50)を検証する手段を、牛肉の輸入国である日本は持っていないという点にあるのですね。
であれば、輸入牛肉の安全性を計る「みなし感染価」としてcattle oral ID50(CoID)の問題を、飼料規制の点からも検証する必要があるのではないのか、というのが、私の考えです。
いずれの質問者も、その点を突かなければならなかったのではないのかと、思っています。


[1368] 政治家のお話なのでこちらに紹介させて頂きます 投稿者:真名 投稿日:2005/05/18(Wed) 00:46  

もしかすると政治家である笹山先生にはご迷惑かもわかりませんが、もちろん純粋に私見ということですので。

島村大臣の珍答弁:米国飼料規制は牛肉安全(BSE防止)に不要
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22324232.html

うーん。これはちょっとひどくないですかねえ。
呆れてしまいました。
お役人の方の準備不足だったのでしょうから、大臣を責めるのは気の毒なのかもしれませんが、しかしレッキとした答弁なわけですから。もうちょっとまともな答えをしてほしかったです。


西副大臣の答弁:クロイツフェルト・ヤコブ病の確定診断不要
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22307793.html
こちらは上の暴走的答弁とは違い、見解の別れるところもあると思いますが、しかし変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に関する最近の情報からすれば、広く病理解剖で確定診断を進めることは必要だと思います。


[1366] 毎日、夜になると「勝手に稼いでくれるパソコンが欲しい」と書き込まれる asigamiさんへ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/17(Tue) 23:03  

深夜に書き込めば、はてなアンテナが拾ってくれて、明日の書き込みまでの間、宣伝になるからとの思惑なのでしょうが、この掲示板では、宣伝に関する書き込みは、扱っておりません。
私のほうも、毎晩、asigamiさんの書き込みを消すのもしんどいので、もうそろそろにしてはいただけませんでしょうか。
私の掲示板に書いても、asigamiさんに、申し込む人は皆無だとおもいますので。
asigamiさんのIPの一部ご紹介
60.34.19.215  219.165.151.42 218.47.237.38 219.164.142.16 60.34.134.202 60.34.216.164  220.99.179.249 60.34.216.65 220.99.180.163 219.165.144.168  218.47.206.107
PLALA ネットワークなどをお使いのようですね。


[1365] プリオン仮説以外の仮説を検証する必要はないのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/17(Tue) 22:56  

この掲示板にもご登場いただく真名さんのブログの最近号に、「非常に小さい核酸をもつウイルスがプリオンに付着しているとの説は否定されてない」http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21854793.htmlという記事があって、興味をひかれた。
このブログのコメント欄にも書かせていただいたのだが、Chris Bostockの「The nature of TSEs」http://www.socgenmicrobiol.org.uk/pubs/micro_today/pdf/110002.pdf
によると、BSEの原因仮説には、大きく三つあるという。
第 一は、今、もっとも主流のプリオン仮説( protein-only hypothesis)であり、他のひとつは、真名さんが紹介されている「非常に小さい核酸をもつウイルスがプリオンに付着している」(1954年に Sigurdssonが提唱)との仮説であり、もうひとつは、virino仮説(virino hypothesis)(1959年に、Hadlowが提唱)というものだ。
その他、Nemavirus hypothesis、Virino and replication site hypothesis などがある。
http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume2/chapterg.htm参照
http://w3.aces.uiuc.edu/AnSci/BSE/Prion_vs_Virino.htm参照
このvirino仮説は、第一のプリオン仮説と第二の「非常に小さい核酸をもつウイルスがプリオンに付着している」との仮説とのハイブリッド仮説ともいうべきものであり、たんぱく質にコーティングされた非常に小さな遺伝子物質が感染因子となるという説である。
プリオン仮説とvirino仮説との違いは、プリオン仮説が、たんぱく質単独での感染因子となるというのに対して、virino仮説では、遺伝子が実質感染因子となっており、たんぱく質は、その伝達補助材となっているというような位置づけになっている。
しかし、このサイト「The Prion Theory」http://www.portfolio.mvm.ed.ac.uk/studentwebs/session2/group4/evidence.htm
に見られるように、virino仮説での因子を実際見ることができない以上、仮説の域を出ないとして、否定されている。
しかし、Prusinerさんが1982年に命名した、このプリオンというものも、"proteinaceous infectious particle"(タンパク質に関係する感染微粒子)を略して、「Prion」(PREE-on)と名づけたまでのことである。
ここらで、改めて、真名さんの言われるように、プリオン仮説以外の仮説の検証を試みることも必要なことと思われる。



[1363] 「適切な保護の水準」と「OIE基準」との乖離の幅 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/17(Tue) 08:09  

どうも日本のマスコミは、OIE基準のことは書いても、SPS協定のことは書かないものだから、やや、バイアスのかかった記事が書かれ るのだけれども、実際、たとえば、アメリカと日本とのリンゴの火傷病についての、紛争パネルなどの例をみると、輸入国の農産物の検疫措置が過剰かどうかの 判断は、OIE基準と国内安全基準との乖離の幅が「適切な保護の水準」(ALOP(Appropriate Level of Protection))の範囲内にあるかどうかで決まってしまうのである。
だから、このSPS協定での「適切な保護の水準」と「OIE基準」とは、相対的な関係にあるのである。
今 度のOIE総会で、牛肉の安全性について、OIE基準がゆるめに設定されるならば、このSPS協定での「適切な保護の水準」と「OIE基準」との間の乖離 は、広がるのであって、もし、輸入国が、現在の国内安全基準を守ろうとすれば、広がったSPS協定での「適切な保護の水準」と「OIE基準」との間の乖離 についての科学的証拠を用意しなければならないのである。
跳び箱にたとえれば、跳び越してくる側(輸入国側)から見れば適切な高さ(国内安全基 準)の跳び箱だと思っていると、いつの間にか、飛び出し地点(OIE基準)が深く掘り下げられていて、飛び出す側(輸出国側)の方から、「何でこんな高い 跳び箱を作ったんだ。もっと低くセイ。」とイチャモンをつけられているようなもんだ。
いわば、今回の食品安全委員会の答申のように、国際紛争になる前に、国内安全基準のバリアーを下げてしまうということは、輸出国にとっては、願ってもない「腰抜け輸入国誕生」ということになるわけである。


[1362] 久しぶりに福田前官房長官の重厚なアジア感を聞いた思い。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/16(Mon) 21:38  

今日の予算委員会で、前官房長官の福田康夫さんが、小泉首相に対して、「首相が国際社会との協調を重視するというのであれば、足元の東アジアの中国、韓国との関係は早急に改善しておく必要がある」と諭されたというのだが、久しぶりに重厚な政治家のアジア感を聞いた思いだ。
ちなみに、福田さんは、フィリピン残留日本人問題にも、熱心なかただ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050516-00000174-kyodo-pol


[1361] Re:[1357] リコールされた汚染肉を売ってもいいとの契約を、USDAとしている秘密の小売店があるという話ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/16(Mon) 21:23  

「掲示板から」さん。
これによると、 リコールされた汚染肉を売ってもいいとの契約を、USDAと契約している秘密の小売店があるという話ですね。
こ れは以前からある公然の秘密のようで、「California Lawmakers Target Secrecy of Contaminated Meat Recalls - Legislation Targets State’s Secrecy Agreement With USDA That Kept Consumers In the Dark About Mad Cow Disease Infected Beef」http://www.commondreams.org/cgi-bin/newsprint.cgi?file=/news2004/0331-09.htmによりますと、2002年に, the California Department of Health Services (DHS) がUSDAと「Memorandum of Understanding」(MOU)についての署名をしたとしていますね。


[1360] Re:[1358] 台帳段階でこれでは、トレーサビリティーは、ザルも同然 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/16(Mon) 20:47  

「掲示板から」さん。
台帳段階では、
「生産者概況台帳(生産者のプロフィール、牧場敷地内の見取り図、給餌飼料の内容など)、乳牛および肉牛のすべての牛の個体管理台帳(耳標番号、生年月日、導入日、出生地などの履歴)、飼料管理台帳(エサすべての把握)の調査を行い、生産者ごとにID番号を付ける。 」
というようになっているようですが、肝心のこの台帳段階で、不正記述をチェックする毛けん制システムが無いことには、考え方によれば、何でもありの世界になってしまいますね。

http://cali.lin.go.jp/cali/manage/159/k-semina/159ks1.htm


[1358] 偽装発覚と最高値 馬鹿を見る消費者も出てくるようです。 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/05/16(Mon) 17:42  

近江牛ブランド利用で逮捕 牛の個体情報を虚偽登録
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050515-00000131-kyodo-soci

国産牛肉700円台、最高値 農水省の小売価格調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050516-00000087-kyodo-soci


[1357] 回収された汚染肉を販売、「もう食べちゃった?」=米消費者団体、規則遵守を要請 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/05/16(Mon) 17:29  

 1936 年に設立された世界最大の消費者団体、米消費者同盟(CU)は5月13日、大腸菌や リステリア菌、BSE(牛海綿状脳症)に汚染された回収(リコール)対象の肉や家禽類の情報公開を定めた米農務省(USDA)食品安全検査局 (FSIS)の規則を遵守するよう米政府に求める声明を発表した。「回収された肉のほとんどが実際に販売され、食べられているのを知っているか?」と題す るキャンペーンも開始した。

 畜肉や家禽肉、鶏卵の安全性や適正な表示を確保するたの検査や加工工場の安全性基準の設定、リスク評価を行うFSISに対し、CUは「汚染された肉や家禽類がどのような小売店で販売されたかを消費者に知らせる提案(規則)を遵守するべきだ」と強調している。

(2005年5月16日発信)

USDA needs to pursue meat disclosure rule
Most recalled meat and poultry is actually sold and eaten 5-13-05
http://www.consumersunion.org/pub/campaignnotinmyfood/002224.html

Support end to USDA meat recall secrecy!
https://secure2.convio.net/cu/site/Advocacy?JServSessionIdr003=5bdil1d3f1.app14b&page=UserAction&cmd=display&id=521

http://www.jc-press.com/kaigai/200505/051602.htm


[1356] 「農業情報研究所」さんサイトに、私の掲示板での金子先生辞任に関するやり取りご紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/16(Mon) 12:18  

「農業情報研究所(WAPIC)」さんサイトhttp://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05051601.htmに、私の掲示板での金子先生辞任に関するやり取りが紹介されています。
光栄なことです。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05051601.htm


[1355] Re:[1354] どこかおかしい 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/16(Mon) 12:03  

聞きかじりさん。
この「藤沢生活」ブログ
http://from.blockblog.jp/791/183116
でのおかしさの視点は、私のおかしさの視点とは、180度違ったおかしさについてですね。
私の視点は、このニューズウィーク以前にこれについての情報が飛び交っていたということで、ニューズウィークは、それをなぞったのだが、"knowledgeable government source"の扱いに、問題があったというだけのことなのでしょう。
それをあたかも、ニューズウイークだけが、問題の発端だと見るのは、あまりに浅薄すぎる考えであると思うんですけれども。


[1354] Re:どこかおかしい 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/05/16(Mon) 11:36  

> 聞きかじりさん。
> どうも、この共同の報道はおかしいですね。

「藤沢生活」ブログでも取り上げられていました。
http://from.blockblog.jp/791/183116

どこかおかしいので、コメントは出来ませんが、見つけた記事だけは貼っておきます。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1353] 「Blogs of War」にリンクされています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/16(Mon) 11:05  

以下のサイトの中の「Japanese message board - In Japanese but with lots of good links.」(訳しますと、「日本の掲示板−日本語ですが、多くのいいリンクがされています。」とでも訳すんでしょうか。)
と書いてある部分に、リンクされていますね。
意外と細かいところにまで、目をはりめぐらせているのですね。
びっくりしました。

http://www.blogsofwar.com/archives/2005/05/09/ansar-al-sunnah-army-claims-japanese-akihito-saito-hostage/


[1352] Re:[1350] [1335] わらぁってぇ、ゆるぅしてぇ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/16(Mon) 09:44  

聞きかじりさん。
どうも、この共同の報道はおかしいですね。
5月13日の私のブログ「宗教戦争に発展しかねない米兵のコーラン・トイレ流し事件」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=278
にも書きましたように、確かに、5月9日のNewsweekの記事「Gitmo: SouthCom Showdown」http://www.msnbc.msn.com/id/7693014/site/newsweek/
は、ひとつの暴動のきっかけにはなりましたが、すでに、この問題につきましては、今年の2月にアルジャジーラが報道しています。
何か、姑息な事態収拾にNewsweekが、利用されたという感じがしています。
Newsweek5月23日号の「 How a Fire Broke Out」
http://www.msnbc.msn.com/id/7857407/site/newsweek/
では、事態に火をつけたのは、5月6日のImran Khan氏の記者会見であったとしています。
Imran Khan氏は、記者会見の時に、Newsweek5月9日号の「 SouthCom Showdown」を読みあげながら、「これが、アメリカのしていることだ。コーランを冒涜している。」と、甲高く叫んだとしています。

Newsweekの編集者Mark Whitaker氏は、「CORRECTED: Newsweek: Koran desecration report wrong 」
http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=topNews&storyID=8495126で、ロイター記者に対して、次のように言っていますね。

「このようなことがあったかどうかについては、私は知りません。われわれは、それが絶対に起こったとも断定できませんし、絶対に起こっていなかったとも断言できません。」といっています。

すなわち、アメリカ軍からの直の事実の確認はできなかったといっているだけなのです。

"As to whether anything like this happened, we just don't know," "We're not saying it absolutely happened but we can't say that it absolutely didn't happen either."


[1351] Re:[1349] 金子清俊さんが辞意表明 食品安全委員会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/16(Mon) 08:58  

金子清俊先生のお気持ちは、よく、わかります。
現在の食品安全委員会が、消費者の立場に立っていない、とのお考えの下での、覚悟の辞任でしょう。
やはり、昨年9月6日から9月9日の間のたたき台の書き換え(http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=76 ご参照)が、そもそもの原因なのでしょう。
それを明確にしないまま、さらに輪をかけて、今回の答申です。
政治に翻弄される食品安全委員会の現状に、科学者としての良心が許さなかったといえます。
これを契機にして、品川森一先生など、まだまだ、辞任は続くでしょう。
「そして、誰もいなくなった。」(“And Then There Were None”)http://www.dramsoc.org/posters/attwn_poster.jpg−−
まさに、これからは「鳥無き里のコウモリ」の状態が続くわけで、日本の食の安全にとっては恐ろしいことです。


[1350] Re:[1335] わらぁってぇ、ゆるぅしてぇ 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/05/16(Mon) 08:49  

> アメリカのライス国務著官は、火消しに躍起だが、各地での暴動は収まる気配を見せていない。

コーラン冒涜は「誤報」 米誌編集者が謝罪
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=SMT&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005051601000094

どうやって収束させるのでしょうね。



[1349] 金子清俊さんが辞意表明 食品安全委員会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/16(Mon) 07:18  

辞めるべき人間が間違っています。責任を痛感されておられるのならば、金子さんはこれからこそ戦うべきです。

専門調査会座長代理が辞意 米国産牛肉諮問案に疑問
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050515-00000128-kyodo-soci
米 国産牛肉の輸入再開問題で、厚生労働省と農水省が「生後20カ月以下で脳などの危険部位を取り除いた米国産と国産のリスクは同等か」との安全性評価を食品 安全委員会に諮問予定であることに対し、同委員会専門調査会座長代理の金子清俊東京医大教授は15日、東京農大で開かれたシンポジウムで「国内対策の見直 しを利用された責任を痛感している」と述べ、専門委員を辞任する意向を示した。
 食品安全委は今月6日、国内の牛海綿状脳症(BSE)対策で生後20カ月以下の牛を対象から外す全頭検査緩和容認を決め、両省に答申した。
(共同通信) - 5月15日21時52分更新




[1348] 皆さん、今朝から掲示板がトラブって、申し訳ありませんでした。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/16(Mon) 00:11  

今朝、地方の出先で、掲示板に書き込まれた広告書き込みを消したうえで、該当IPを拒否設定にしたところ、全体が、おかしくなってしまいました。
これの修復は、FTPから、いったん掲示板のこれまでの書き込みdataをファィルに落とし保存してから、datのみをこれまでのトラブルのないもので上書きするという作業が必要なため、出先ではできず、自宅に帰った今、修復したしだいです。
今朝から、ときさん、桜の花さん、大変ご迷惑をおかけしました。
ところで、ときさんのご意見に対しては、政府系金融機関の大統合で、実現できる面もあるでしょうが、実際、それほど、政治家が、この面では関与してはいないようです。
桜の花さんのご意見のように、官僚性悪説に立てば、政治サイドからの、もっと思い切った権限委譲を官僚に迫るべきなのでしょうが、残念ながら、それに代替しうる政策形成力を、政治家サイドは有していないのが、現状です。
政治の推進力を利用して、官僚自らの主張を通す、という、持合の関係にあるからです。


[1347] 1345関連 議会制民主主義の中で 投稿者:桜の花 投稿日:2005/05/15(Sun) 01:46  

笹山さん、ときさん 小泉総理大臣の英断と思う私から言わせて
ください。

まず明治以来の人事院制度を骨格とした官僚制度を例外的に
内閣府職員という範囲に於いて断行したことは正しいと思います。郵政民営化法案に関して 彼ら官僚がしようとしたことが 自民党の族議員と内閣府の調整・仲介をしようとした点にあります。

この『調整・仲介』のやり方こそ 戦後の伝統的な官僚の仕事(人事院公認or方針)であり 法律に書かれていない裏支配そのものだからです。ここに官僚の権力が隠されているのです。

時代と共に官僚の腐敗は国の財政を圧迫する仕組みを増殖させています。同時に自浄作用の効かない仕組みが出来上がりました。

結局 この様に見ると郵政民営化も改革の末端に思えます。
真の改革とは 官僚から『法案作成から局長通達』までの権限を取り上げる事=人事を政治任用に切り替えることだと思います。
それで初めて議会制民主主義の国体と言えます。

私は 小泉総理大臣の別な意思を見た思いがしました。
郵 政民営化に本気で取り組んでいると同時に、ご自身の後継者を育てる強い愛情です。そして日本国家に対する愛情です。本当の議会制民主主義を自らの権限の人 事権を発揮したことが、若い有能な政治家に 積極的に総理大臣を目指せさせる勇気をあたえたからです。数々の利権に絡む老齢政治家の支配からの脱皮を意味 するからです。示した方向に いま述べた様なそれがあります。悪しき側面を持つ補助金行政さえも健全な補助金行政に変えることさえ可能になります。とにか く政策に優秀な若手政治家の台頭を可能にします。

私は 上記の意味合いに発展すると思っています。小泉純一郎さんの総理大臣としての非凡さと存在意義が大いにあると思っています。当初 彼に 多くの日本国民が感じた奇跡が 違う形になって実現してしまうかもしれませんね。 


[1345] Re.[1341] Re:[1340] Re.[1338] 古来、官僚いじめをして、得をした政治家はいない。 投稿者:とき 投稿日:2005/05/14(Sat) 19:55  

>民営化なるものの功罪をすでに見極めているということですか。

ではなく、いままで郵貯資金というものがどのようなと ころに回り回って使われていたかということです。いままでタブーの領域ではなかったかと思います。ちょうど、かの住専のときのように。あるいは、いまでこ そサラ金業界と銀行業界とは提携をしていますが。民営化すると、特に外資が参入した場合はなおさら、その財務内容の透明性が求められるわけですから。要 は、いままでの使われ方が明らかになると困る勢力の方々も相当いるのだなと思っています。そういう方々が、表向きは非常にもっともらしいことを言って反対 しているのではないかとも思っています。反対派の全員とは言いませんが。最もな意見で反対するまじめな方々は、ある意味、体よく利用されてしまっているの かなとも思います。
郵政民営化とは、とある勢力の資金源を断つという意味もあるのでしょうね。道路族の資金源を道路公団民営化で断ったように。



[1343] LOHAS_CLUB(CapiのLOHAS LIFE)さんに、私のブログが紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/14(Sat) 15:37  

下記サイトです。
LOHAS_CLUB(CapiのLOHAS LIFE)さん、ご紹介ありがとうございました。
1245で、「「LOHASコンシューマー」とは、何じゃ?」なんていってしまいましたが、どうしてどうして、至極健全なお考えのようです。
失礼いたしました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

http://blog.livedoor.jp/lohas_club/archives/cat_1167093.html


[1341] Re:[1340] Re.[1338] 古来、官僚いじめをして、得をした政治家はいない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/14(Sat) 15:19  

ときさん。
なるほど、そのような見方もできますね。
民営化なるものの功罪をすでに見極めているということですか。
民営化の功罪の罪として、私は、シャドウ・プライスに当たる費用対効果の面が、無視されることを上げています。
すなわち、超長期にわたる費用対効果、社会費用と私的費用とのハザマにかかるコストについての捨象、非使用価値に当たる面の費用対効果の無視、などが上げられます。
ユニバーサルサービスの費用対効果算定に当たっては、むしろ、地球公共財の費用対効果を考えるくらいの深謀遠慮が必要な感じがしています。


[1340] Re.[1338] 古来、官僚いじめをして、得をした政治家はいない。 投稿者:とき 投稿日:2005/05/14(Sat) 14:05  

 これまでの郵貯の内容を鑑みたとき、民営化の暁(もし実現されたとして)に、過去から今までの郵貯の使途の経緯が白日の下に晒されて しまうことによって批判の矢面に立たなければならなくなるひとが必ず出ます(このたびのJR西日本社長のように批判の矢面に立たされる人が必ず必要であ る)。
 それを想定して、まずは有為の人材の一時避難を考えたともいえるのではないかと見ています。




[1338] 古来、官僚いじめをして、得をした政治家はいない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/13(Fri) 23:59  

郵政民営化問題に慎重姿勢と目された総務省幹部2人(松井浩総務審議官、清水英雄郵政行政局長)を、小泉総理が、事実上更迭し、「見せしめ人事」をしたというのだが。
古来、官僚いじめをして、その後、苦労した政治家は多いようだ。
私の記憶しているケースでは、中曽根内閣時代、K農林水産大臣が、農林水産省人事に介入したり、T科学技術庁長官が、官房長を更迭したり、K通産大臣が、局長を更迭したりした例が浮かんでくるが、いずれも、その後、いい結果を見ていないようだ。
今回のケースも、どうも、弱いものいじめというか、肝心の足元の政治家への見せしめ人事ならともかく、やりやすいところからやったとの印象が強い。
それにしても、部下の人事に総理から口を出されて黙っている担当大臣も大臣だが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050513-00000131-mai-pol


[1337] Re:[1336] RE(1334)日本唯一のBASEサイトとして注目 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/13(Fri) 23:12  

真名さん。
ますます、サイト内容充実ですね。
日本唯一のBASE(Bovine Amyloidotic Spongiform Encephalopathy 牛アミロイド型海綿状脳症)専門サイトとして、これから、いろいろな面で注目されていくことでしょう。
考えてみれば、この領域は、隣接諸科学が共同して当たらなければならない面がおおいような気がしています。


[1336] RE(1334)手前味噌ですみません。 投稿者:真名 投稿日:2005/05/13(Fri) 18:34  

我ながらしつこいですよね。
米合衆国CJD審査への懸念 1
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19085875.html
米合衆国CJD検査への懸念 2
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19130830.html
米国CJD検査への懸念 3
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19135294.html
米国CJD検査への懸念 4
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19140387.html
痴呆症診断患者中に多数の海綿状脳症が埋もれている
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/20997523.html
ヒト狂牛病が孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病として片づけられている
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21019332.html
1990年以前の英国でも海綿状脳症は痴呆症中に埋もれていた
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21136480.html
アルツハイマーや痴呆症をクロイツフェルト・ヤコブ病と誤診
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21139340.html
「痴呆症診断間違い多発」論文をちょっと紹介
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19225857.html




[1335] 宗教戦争に発展しかねない米兵のコーラン・トイレ流し事件 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/13(Fri) 18:28  

キューバのグァンタナモ米軍基地で、尋問中、イスラムの聖書に当たるコーラン(Quran)を破り捨て、トイレに流した事件に怒った世界のイスラム教徒が、世界各地で、デモを繰り広げ、アフガニスタンでは、二日間で、7人が死亡した。
http://www.plenglish.com/article.asp?ID=%7B46F5386C-512D-4E2D-9414-285F4DD57BC9%7D&language=EN参照
Jogyaniでは、3人が死亡した。
アメリカのライス国務著官は、火消しに躍起だが、各地での暴動は収まる気配を見せていない。
今年の二月に、同様の報道がされたが、今月5月1日にになって、この記事http://seattletimes.nwsource.com/html/nationworld/2002259097_gitmo01.htmlが掲載され、5月9日に、 Newsweekに同様の記事「Gitmo: SouthCom Showdown」http://www.msnbc.msn.com/id/7693014/site/newsweek/が掲載されるに及び、アフガニスタンのイスラム教徒による抗議デモがアフガニスタン各地で発生した。
そして、これは、パキスタンにも、この記事http://icwales.icnetwork.co.uk/0100news/0700world/tm_objectid=15511992&method=full&siteid=50082&headline=pakistani-muslims-to-stage-anti-us-rallies-name_page.htmlのように、飛び火してきた。




[1334] CJDの診断ですが、米国もまだまだ遅れていますね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/13(Fri) 18:25  

月刊現代「5月号」に掲載されたBSE特集で、食安委の中村雅彦さんが、米国でCJDの報告義務がある州は26州しかない、と報告されてましたが。

Killer Brain Disease Baffles Doctors
http://news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/ibsys/20050507/lo_kprc/2707794
米国のヒューストンの話ですが、ぼちぼち米国でもCJDが話題になってきたということですかね。テキサスがCJD追跡を始めたのは2年前からとか。

”研究者は、年間250人がCJDで死ぬと推測します。しかし、容易にCJDを誤診することができるので、医学界はその数で完全に自信満々ではありません。”

”それは、アルツハイマー病、痴呆および精神病のような他の疾病を模倣します。実際、ミーンズさんがCJDを持っていたと医者が理解する前に、偏執病の厳しい状態に陥ったので、彼女は精神病院に入れられました。”

”「神経外科医と同様にヒューストン・エリアの病院の大部分も、これらの生体組織検査を行うのを切望しません」とドクターマーチン・シュタイナー(神経学者)は言いました。 ”



[1332] Re:[1329] ワンチャンのインフォームド・コンセント 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/13(Fri) 17:08  

聞きかじりさん。まりちゃんさん。
聞きかじりさんの「家族が呼ばれて、家族の質問にも良く答えてくれていたと感じました。」というお話を聞いて、犬にもインフォームドコンセントってあるのかしら?と調べてみましたら、
ありました。
「アニマル・オーナー・インフォームド・コンセント」(animal owner’ informed consent)http://www.upenn.edu/regulatoryaffairs/animal/gen-owner-consent.doc
というのだそうで、この様式を見ますと、いくつかの同意事項があるようですね。
日本でも、このサイトhttp://www.tanaka-ah.jp/outline/のように、やられているようですね。
しかし、アニマル・ライツの観点から言うと、野良犬も飼い犬も、同等にしてくれ、と、野良犬の立場に立てば、いいたいです。


[1331] Re:[1330] [1329] 適用外使用  投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/13(Fri) 16:18  

適用外使用といえば、ヒトのプラセンタ(胎盤)の適用外使用も問題ですね。
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1114833596/l50

昨年7月から献血問題も含め、国に問題提起していますが、何の改善もされてませんね。


[1330] Re:[1329] 適用外使用  投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/13(Fri) 16:15  

聞きかじりさん、こんにちは、

> 餌に混ぜる抗生物質は、培地に畜産物の一部をおきますと、細菌の増殖が阻止されるという簡単な試験でばれますから、休薬期間は厳密に守られています。
> 抗生物質については、医師の濫用の方が大きいと思いますよ。

休薬期間があるとのことですが、そもそも結構使っているみたいですね。たとえば日本で年間1000tとして、排泄物に残留するものでしょうか?分解されちゃうのでしょうか。

ついでに、こんなのがあります。
【畜産】抗生物質を投与せずとも太る【コスト不変】
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/agri/1069458669/

家畜ではそういえば、タイ産鶏肉の1割からVREを検出なんていうニュースを過去に見ましたが、人間の病院での濫用も問題になってますね。

といえば、先日、食安委で耐性菌の意見交換会があったそうです。
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk170511/risk-tokyo170511.html


[1329] Re:適用外使用  投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/05/13(Fri) 14:39  

獣医の世界では治して何ぼですので、畜主の合意の元にいろんな治療をしていると思います。
その基礎となる資料の収集や、説明の時間をかなり割いていると聞いています。

人間の世界でも乗り物酔いの薬で、「乗り物酔いによる」と注釈付のめまいや嘔吐に、乗り物酔いではなくても使うことがあります。

餌に混ぜる抗生物質は、培地に畜産物の一部をおきますと、細菌の増殖が阻止されるという簡単な試験でばれますから、休薬期間は厳密に守られています。
抗生物質については、医師の濫用の方が大きいと思いますよ。

副作用の強い薬を使うときなど、最近は医師による説明が良くなされていると思います。
家族が呼ばれて、家族の質問にも良く答えてくれていたと感じました。

急ぎ、乱雑なレスで失礼しました。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1328] Re:[1327] USDA自らアメリカ北西部でのBSEの危険性を報告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/13(Fri) 11:47  

笹山さん、いつも貴重な情報をありがとうございます。
農場情報研究所ご紹介の
「米国北部に高度のBSE暴露リスク、米国農務省報告」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05050901.htm
と併せまして、食品安全委員会の「食の安全ダイヤル」http://www.fsc.go.jp/dial/index.html に情報として、(過去に送った数々の米国の安全性に関する情報と併せて)、委員のみなさまにも情報を提供くださいますよう、お願いして、投稿させていただきました。 ご報告まで(^^



[1327] USDA自らアメリカ北西部でのBSEの危険性を報告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/13(Fri) 10:41  

この27ページにわたる「USDA Summary of Epidemiological Findings of North American BSE Positive Cattle 」
http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse/bse_epi_report_4-29-05.doc
というレポートは、先月4月29日に、USDAから発表されたものである。
これによると、アメリカ北西部は、以前からカナダ西部との牛の交流が激しい地帯であり、カナダで発生の4頭のBSE牛と同じコホート群にいた牛も、アメリカ北西部に出荷されたものと見込んでいる。
1997年から1998年にかけて、一万八千頭のカナダ・アルバータ州の牛が、アメリカ北西部に出荷されたものと見ており、そのことから、アメリカ北西部は、BSEリスク因子に曝露されたものとみている。
また、この報告書では、アルバータ州でのBSE感染経路を、名指しは避けながらも、4頭のうち3頭が、1997年2月28日に出荷されたアルバータ州のレンダリング工場からの飼料を食していたと見ている。
したがって、これと同じコホート群にあった牛一万八千頭が1997年から1998年にかけてアメリカに出荷されたということは、確実だが、カナダのCFIAによれば、現在、生存しているのは、そのうちの540頭−3パーセント−であるという。

こうしてみてくると、USDA自体すら、このように、カナダならびにアメリカ北西部のBSEの危険性を認めた報告書として、注目される。
なお、ここで言われているカナダのレンダリング工場とは、おそらく、かねてからうわさのあったAlbertaにあるEdmonton rendering plantであろうと思われる。

http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/other/bse/news/may1105bse.html


[1326] Re:[1325] 獣医さんのブログから  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/13(Fri) 08:06  

輸入飼料添加剤(additive feed )については、
http://www.nval.go.jp/hourei/kisoku/15-69.htm
等のように、いろいろな規制があるようですが、実際はどうなんでしょう?
要指示医薬品(獣医の指示が必要な医薬品)リストhttp://www.lablovedan.net/kusuri/page1.html
以外のものの個人輸入については、なんか、闇の中のような感じがしますが。
また、要指示医薬品であっても、動物用と人体用との交差汚染も、ありえますね。
たとえば、このゾメタ(「ゾレドロネート」有効成分:ゾレドロン酸水和物)http://www.novartis.co.jp/product/zom/ka/ka_zom.pdfという名の骨吸収抑制剤なんてのは、どうなんでしょう。
ちょっと恐ろしくなってきました。
[1325] 獣医さんのブログから  投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/12(Thu) 21:50  

未承認薬や適用外使用が行われる理由http://lovely.sub.jp/blog/archives/cat_lovely_pet_park.php?page=18

獣医さんの世界、いろいろあるようですね。


[1324] 画像掲示板は閉鎖 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/12(Thu) 18:35  

「デジカメ・コラム」という名の画像掲示板を今日閉鎖しました。
実は、この画像掲示板、先月も、あらぬ画像をパスワード゛を潜り抜け貼り付けられ、削除したのですが、今日、ある方から、「変な画像が、ありますよ。」と、教えていただいて、また、悪さをされたことに気がつきました。
これほどまでに悪さをされるのであれば、次は、もっとセキュリティのいいもので出直すしかないと、今日付けで、デジタルコラムを廃止しました。
それにしても、こういう点を指摘して下さる方は、ありがたいものです。
ご指摘ありがとうございました。
E様。


[1323] 自民党小委員会、米国産牛肉再開の諮問の考え方を了承 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/12(Thu) 11:15  

「飼料規制など直接的な諮問事項ではないものについても、食安委に提出する。」というところが、”最終責任”のなすりつけ合いに見えますが。

http://www.nissyoku.co.jp/
  厚労省と農水省は12日、自民党の動植物検疫及び消費安全に関する小委員会(委員長=宮路和明衆院議員)に米国産牛肉の輸入再開について食品安全委員会へ の諮問の考え方を説明、了承を得た。昨年10月の日米局長会合の結果にそって、@日本側の同じ定義のSRMの除去A20ヵ月齢以下の牛肉、内臓B成熟度に よる月齢証明などで米国農務省(USDA)が認証する仕組み。この仕組みに則した牛肉と内臓について国産のリスクと同じかどうかで諮問する。飼料規制など 直接的な諮問事項ではないものについても、食安委に提出する。諮問案は早ければ5月中にも食安委に提出。輸入再開の時期について、宮路委員長は輸入再開時 期を明確にしていない。(5月12日11:02)



[1322] 北海道で18頭目のBSE感染牛 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/12(Thu) 07:36  

北海道砂川市の農場から出荷された5歳の雌のホルスタイン牛で、1999年8月生まれ。

出生コホートからいくと、
第一グループの1995年から1996年グループ、第二グループは、2001年から2002年生まれのグループ、第三グループの1999年生まれ、第四グループの、2000年生まれ
のうち、第三グループ。
第三グループでは、これまで、12頭目の熊本県泗水町生まれで、1999年7月3日生まれの一頭の例がある。第三グループが、北海道に出たことで、第四グループの2000年生まれの14頭目、17頭目の北海道生まれが、出生コホートでつながってきた。

ま た、農林水産省の飼料規制通達(平成8年4月16日農林水産省畜産局流通飼料課長通達「反すう動物の組織を用いた飼料原料の取扱いについて」)以後出生の BSE牛は、8頭目(平成13/10/13)、9頭目(平成14/1/13)、12頭目(平成11/7/3)、14頭目(平成12/10/8)、17頭目 (平成12/9/11)に引き続き、今回の18頭目(平成11/8/31)の発生で、日本版BARBの数は、総数6頭となり、日本の飼料規制が、如何に形 骸化されたものであったことが、証明されつつある。

http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html


[1321] 「メールを分類するためにトウィニーを使用していた」だって??? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/12(Thu) 00:28  

1068で「秋田県湯沢市でとんでもない個人情報流出が。」と報じた一件が、当の湯沢市から言わせると「落着」したらしい。
しかし、この記事http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news002.htm
を見る限り、とても落着したといえた代物ではない。
まさに、個人情報保護法違反である。
もともとこの事件が発覚したのは、1068でも書いたように、このサイト
http://66.102.7.104/search?q=cache:NNsQyp11g0IJ:pc8.2ch.net/test/read.cgi/sns/1114054945/l50+%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A3%E3%81%AB%E6%8B%9B%E5%BE%85%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%A4%E3%81%BE%E3%82%8C%EF%BC%81&hl=ja&client=firefox-a
の前スレで、表ざたになるかなり以前の段階で、バラされたというわけだ。
それにしても、「メールを分類するためにトウィニーを使用していた」とは、よく言いますね。

http://66.102.7.104/search?q=cache:NNsQyp11g0IJ:pc8.2ch.net/test/read.cgi/sns/1114054945/l50+%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A3%E3%81%AB%E6%8B%9B%E5%BE%85%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%A4%E3%81%BE%E3%82%8C%EF%BC%81&hl=ja&client=firefox-a


[1320] オーストラリアのイラク人質の家族が、救済のためのブログを開始 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/12(Thu) 00:12  

このサイトhttp://mypetjawa.mu.nu/archives/081415.php
の報じるところによると、、イラクで人質になっているダグラス・ウッド(Douglas Wood)さんの家族が、ブログをはじめた。
ブログのサイトは、「 Douglas Wood Family Website」http://www.thewoodfamily.info/
で、内容は、ごらんのように、家族との団欒の日のダグラス・ウッドさんの写真を載せながら、犯人と世界に向かって、解放を切々と訴えている。

http://www.thewoodfamily.info/


[1319] ダウナー牛の分類はこういう感じでしょうか 投稿者:真名 投稿日:2005/05/11(Wed) 22:31  

(1) とにかくへたって歩けない牛−多くは関節炎とか、産後良くあるカルシウム欠乏症とか。
これは日本にもたくさんいるでしょう?
(1a) そのなかで一見では原因がはっきりしないもの−あるいは脳神経疾患を疑わせるもの
  (ミルク熱とかの病気、恐水病はちょっと症状が違いますが。それからへたり牛脳症)
(1aa) 歩行困難、起立困難、見当識失調、昏睡−原因不明−これだけ揃ってへたり牛脳症でしょう。
(0)歩行困難牛は、(1)広義?のダウナー牛に(2)怪我牛を加えたものらしいです。
BSEに関係ありそうなのは(1a)以下のカテゴリーです。
もともと広すぎる定義の(1)に無関係な(2)を加えて話を混乱させようとしているのです。
これにひっかかっているらしきブログも見受けられるのはちょっと困ります。

斎藤さん銃撃事件は、当時週刊新潮が「疑惑の銃弾」2番煎じみたいなストーリーでおっかけていました(笑)。
もっと大事なことを追求してくれないと困りますね。




[1318] いつの間にか「ダウナー牛」が「歩行困難牛」へとは??? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/11(Wed) 21:53  

真名さん。
真名さんから、「ダウナー牛の概念が広くなりましたね。」と指摘されてハットきずいたのですが、そういえば、いつの 間にか、USDAは、「ダウナー牛」(Downer Cattle)という用語から、「歩行困難牛」(non-ambulatory Cattle)という用語にシフトしているようですね。
これを魚にたとえてみれば、斃死魚(fish mortality)を遊泳困難魚(non-natatorial fish)として、店頭に並べるようなもんでしょう。
ついでで恐縮ですが、この前ご紹介あったSaitoh Tsunaoさんの日本語読み、当時の新聞見てみましたら、「斉藤」さんではなくて、「斎藤」さんだったのですね。
道理で、「斉藤綱男」さんでは、あまり、ひっかかってこないはずでした。


[1317] OIE/BSEコード改正案に対するコメントを日本が提出 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/11(Wed) 20:51  

OIE/BSEコード改正案に対するコメントについて
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050511press_1.html
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050511press_1b.pdf
ざっと見て気になる部分はここです。

============================
特に、
@ S R Mとして腸全体ではなく回腸遠位部のみを指定する提案を支持する。
( 理由)
○ 提案は、感染性が回腸遠位部のみで確認されており、それ以外の腸では確認されていないという科学的根拠を踏まえたものである。
============================

あれーーーーーーーー????、OIEの専門家会議ではこんな意見を聞いたはずなんだけどなぁ↓↓↓。。。???どういうことだろう?

★「腸のSRM指定については、”科学的にはリンパ組織があり全腸が危ない”、ということなのに、SRM除去の方法の違いやら、EUが食べない云々などの問題によりコードが改定されることが、大きな問題だ。」
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/908c7deb10e4ca1f6f086f7208273d2f

「フランス食品衛生安全庁(AFSSA)が2000年、回腸遠位部以外の感染性も否定はできないとする意見書を出した」ともありますが。http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04062101.htm



[1316] Re:[1315] 光栄にも、掲載されておりませんでした。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/11(Wed) 20:44  

廃棄されたかもしれませんが、このシステムでは、確認のしようがありません。
廃棄されなかったことが、意見提出者が確認できるシステムが必要かと思います。
文化庁の場合には、層別分類されて、いかなる「以下同文」コメントでも、載っていましたね。
文化庁さんのほうが、パブコメ対応としては、ましといえましょう。

舌扁桃(lingual tonsil)については、USDAさんのわかりやすい写真があったのですが、いつの間にか消えてしまいましたね。
で、写真がもぬけの殻になったキャッシュだけを以下に掲げておきます。
http://66.102.7.104/search?q=cache:V8IdSJQrzoUJ:www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/removal_of_tonsils.htm+&hl=ja&client=firefox-a
昨年11月20日の議論と、今年1月29日のこの掲示板の258.259でのおさらいになりますが。

「舌扁桃から舌の食べられる部分を切り離す場合は、有郭乳頭のちょうど後ろにあるところを、横にカットすることで、果たすことができる。」
と のUSDAの見解だったのですが、そもそも、舌扁桃とは、リンパ組織の集まりなのですから、これをカットしたとしても、舌扁桃を構成する、リンパ液の詰 まった小さな筋子のごとき小胞をつぶしてカットするわけですから、その際にSRMは飛び散るというわけで、舌全体を危険部位指定しなければならないことに なりますね。

http://66.102.7.104/search?q=cache:V8IdSJQrzoUJ:www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/removal_of_tonsils.htm+&hl=ja&client=firefox-a


[1315] パブコメの事務局によるまとめ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/11(Wed) 20:12  

笹山さん、この66ページの資料の最後に、食安委本会議とプリオン専門調査会で配られた、事務局によるパブコメのまとめがあるんですが、笹山さんのご提案は掲載されておりましたか?
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai93/dai93kai-siryou2-3.pdf

私は、最終日の締め切り5分前に(^^;メールで送りました。いくつかは掲載はされていたんですが、資料のほうは掲載なかったです。「リスク管理部門」に伝えるときは、原文で送られるんですかね。

ところで、舌扁桃に関する事務局の回答が間違っているそうで、改善がありそうです。

謎工さん、情報開示の方法をお教えくださいましてありがとうございます。とても払える金額ではないですね(^^; 食安委は透明性がウリなんですから、事務局で取捨選択せず、原文も公開いただきたいところですね。
そういえば、昨年の農水省の意見交換会申込に750通ものファクスを送りつけた、外食産業とそのマーケティング企業の情報開示をしてもらいたいものですが。


[1313] Re:[1310] 人間行動科学という、科学 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/11(Wed) 11:20  

笹山さんご紹介のサイトhttp://www.t3.rim.or.jp/~aids/essay10.html
をたどっていきましたら、こんな文章が出てきました。

「WHO等は人間行動科学重視の感染症対策へ 」
http://www.lap.jp/lap1/sakuin/dlkusa.html

「人間行動科学」の定義を調べていませんが、その響きから察するに、今の食品安全委員会の「科学」からすっぽりと抜けてしまった、何よりもリスク評価にかかわる重要な「科学」ではないでしょうか。


[1312] 「全農あきた」架空取引問題についての石原農林水産事務次官の見解は正論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/11(Wed) 11:13  

全農あきたの架空コメ取引問題については、私のブログhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=276でも述べたとおりだが、ここにきて、全農全国本部とパール秋田が、コメ横流しにかかわったとされる全農あきたの本部長(62)ら計3人の告訴状(背任容疑)を県警に提出した
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050510p
というのだが、どうも、これは、筋があわない告訴だ。
いわば、今回の問題を、個人の犯罪に矮小化してしまおうとの狙いなのだろうが、どう見ても、これは、組織としての犯罪であるとしか思えない。
それとも、まだ、「全農秋田」ではなく、「秋田経済連」だとの感覚が強いのだろうか。
ましてや、寺田秋田県知事が、この問題について、農林水産省に陳情に赴く
http://www.pref.akita.jp/tiji/17year/050509.html
などというのは、常軌を逸した行動だと思う。
県産米の価格形成検証と、価格形成トレースは、秋田県政の責任でもあるという意味では、架空取引の責任の一端を県も担う必要があるという点においては、秋田県当局も知事も、一蓮托生の立場にあるからだ。
いみじくも、石原農林水産事務次官は、5月9日の記者会見で、次のように言っている。
「そ れで、一番大事なことは、今回、全農の方があくまで個人の問題ということで考えておられるようでございますけれども、我々はこの全農の問題につきまして は、組織全体の問題として受け止めることが重要なのではないかというふうに考えているところでございまして、我が方はご案内のとおり、今一斉点検をやって いるところでございます。こういう一斉点検等の結果、正すべき所があれば、我が方からもしかるべき告発等を行っていきたいというふうに考えているところで ございます。」
まあ、これが、正論だろう。

http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050509jimujikan.htm


[1311] Re[1301] 新聞社は記事リンク切れを止めてほしい 投稿者:真名  投稿日:2005/05/11(Wed) 11:05  

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21472611.html
なんですが、
1年も経過していないのにリンク切れはひどいと思います。
もし公的な報道機関を自認するのであれば、記事をネット上に保存する責務はあると思います。
それから外電記事ですから、ネタモトの英文を添付してほしいですね。せめてリンクくらいは示してほしい。
そうしないと、日本人向けにどう改変されているのかがわかりません(笑)。
この記事も、肝心な言葉「脳」が抜けているために、一般人から見ますと記事の印象がずいぶん変わってしまっています。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1310] 献血問題には、タブーなしの議論が必要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/11(Wed) 10:40  

今朝のNHKの「生活ほっとモーニング」では、「▽血液が足りない!危機に直面する献血▽占いで献血?▽海外旅行・花粉症…献血できない人が急増」との特集で期待させたが、結局は、問題点の指摘に終わっていた。
次のサイトhttp://www.t3.rim.or.jp/~aids/blood.html は、現在の血液行政に関するサイトだが、かなり突っ込んだ問題点が指摘されている。
そもそも、現在の血液行政の根拠法はhttp://www.t3.rim.or.jp/~aids/essay10.html
に指摘されているように、
1956年に制定された「採血及び供血あっせん業取締法」
http://www.normanet.ne.jp/~hourei/h160dR/s310625h160.htm

「薬事法」
http://www.houko.com/00/01/S35/145.HTM
(薬事法第一条第二条に規定されている医薬品としての血液製剤)
と、
1964年8月の「献血推進の閣議決定」
であるという。
この問題については、もっとタブーなしの国民的議論が必要な感じがする。
つまり、安全確保と、必要量達成と、インセンティブの多様化と、血液提供形式の多様化、等のマトリックスで、考える必要があるように思える。
売血という過剰なインセンティブに立ち戻ることができないとすれば、それに替わりうる何らかの血液供給サイドに対するインセンティブの強化が必要なのだろう。
それにしても、これは、日本の赤十字の体制は、この前、寄付制度のシステム化の必要性について、「クリック募金の透明性を確保するためには、寄付のシステム化が必要」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=142に書いたように、他の面でも、相当、旧態以前のところが見受けられるようである。
宮様商売的感覚経営の弊害といったら言い過ぎであろうが。



[1309] 厚生労働省が全頭検査廃止についてのパブコメ募集 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/11(Wed) 09:05  

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集について

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495050002&OBJCD=&GROUP=

締め切りは2005年6月9日だそうです。


[1308] Re:[1307] [1306] [1304] [1300] 有機物による土壌汚染問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/11(Wed) 07:35  

この問題を、やや、幅広く捉えれば、有機物による土壌汚染の問題と、とらえることができるでしょう。
現在の土壌汚染対策法の主 たる領域は、化学物質による土壌汚染問題であり、これを解決するために、微生物の散布等による バイオレメディエーション(下記サイト参照)という手法が用いられることがあるようですが、この微生物等有機物の散布自体が、更なる別の意味での有機物に よる二次的土壌汚染を招いているという例もあるようです。
これらの問題と一括して、有機肥料による土壌汚染があるとするなら、このテリトリーで考えられるべきものでしょう。
また、現行土壌汚染対策法またはガイドラインの見直しも考えられるべきでしょう。

http://www.niaes.affrc.go.jp/envchemi/body/bioremediation/bireme.html


[1307] Re:[1306] [1304] [1300] 「田んぼ牧場」は、山地酪農の考え方の現代版 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/10(Tue) 21:03  

笹山さん、私も里山で牛を飼うのは大賛成です。でも、「過去に肉骨粉肥料を使った(かもしれない)農地」で牛を飼ったりするのは、スクレイピーが汚染農場で再発生したりすることを考えると、消費者として心配な点であります。鴨とか、鳥系ならまだ安心な気もしますが。。

どこでどう感染するかわからない、だからこそ、高感度な検査、感染後まもなくでも検出できる検査の早急な開発が必要だなぁ、と思います。

====3年前の、金子清俊先生の見解です。===
 植物そのものへの影響は、卵と同じ理由でまず大丈夫と考えます。土壌が汚染された場合の問題は、その土壌で家畜が飼育される場合です。その心配ゆえに、汚染された可能性のある肉骨粉は使用されるべきでないと考えます。
  当初の目的が牛以外ということであったとしても、それが牛に転用されるケースも後を絶ちません。ましてや、土壌が汚染されてしまったら、いつか忘れ去られ た後に、再度牛が飼育され、狂牛病が再出現する恐れもないわけではありません。もとから絶つ、という姿勢が重要だと思います。
 実は、これと同じ事がヒツジでは過去に起きています。スクレイピーというヒツジのプリオン病が出現した農場で、何年か経った後に再度ヒツジを飼育したところ、再びスクレイピーが出現しています。



[1306] Re:[1304] [1300] 「田んぼ牧場」は、山地酪農の考え方の現代版 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/10(Tue) 20:58  

昔から、荒れた林地と、耕作不適地の間を草地化して、ここで酪農をするという、山地酪農の考え方がありました。
この考え方を、もう少し里のほうに下ろしてきたのが、この「田んぼ牧場」の考え方なのでしょう。
山沿いの耕作放棄地は、いずれは、林地に遷移していくのでしょうから、この「田んぼ牧場」の考えかたは、むしろ、エコロジカルな考え方だと、私は思います。

http://www.sc-kamui.co.jp/saitou-houkoku1.html


[1305] Re:[1303] OIEは、すでに2003年に名前は変わっています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/10(Tue) 19:43  

それまで、OIEは、 the Office International des Epizootiesだったわけですが、2003年に、 the World Organization for Animal Health に名前を変えましたが、頭字語だけは、従来どおり、OIEのままにしたというわけですね。
で、今度は、その頭字語も変えるということなのでしょうね。
WOAHというところでしょうか。
下記サイト参照

http://www.rendermagazine.com/Decemer2004/InternationalReport.html


[1304] Re:[1300] 昨日の食品安全委員会 肥料解禁問題について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/10(Tue) 19:01  

田んぼ牧場 耕作放棄地や休耕田に肉牛放牧 農水省推進
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050508-00000007-maip-bus_all
http://d.hatena.ne.jp/kamoshika_tkb/20050508#p3
笹山さん、肥料解禁と、こういうのと、食品安全委員会と農水省は、どうするつもりなんでしょう。また、誰が肥料製造現場を監督し、責任を持つのか。。。といえば、BSE発覚前、買っていた野菜の肥料に(ぼかし肥料(肉骨粉)と書いてありましたが。
追伸:里山に放すというのならわかります。

肥料は1000℃焼却、という話が出てますが、800℃焼却も現状は700℃でどうのこうの、という指摘がリスコミでされているんですが。。


[1303] 鶏肉屋さんのブログから OIEを監視する会発足の模様です。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/10(Tue) 17:45  

OIE(国際獣疫事務局)動向調査会 設立趣意書
http://ishiipiyo.exblog.jp/
「問題は、近い将来、事務局の本部がフランスからアメリカに移され、同時に名称を変更することが予定されていることに示されるように、OIEの性格がよりアメリカ色の濃いものに変えられようとしていることです。(抜粋)」
 
OIE事務局が米国に移転ですか。なんというかまぁ。。。
ぜひぜひ監視いただきたいですね。

ところで[1302]へのレスですが、
「現 場を見ていないことが誇り」なんて考える役人がいるんですか?ずいぶんな履き違え方、仰天ですね。だから過去にいろいろ問題が起こってるんですね。今もも し居るのなら、さっさと我が国のために引退してほしいです。民間企業でも「現場(営業)を知らないで何ができるものか」と教えてますよ。

しかし、笹山さんのご紹介くださるような、気骨溢れる方がおられるかと思うと、ほっとします。



[1302] Re:[1300] 現場を見ていないことが誇りなのでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/10(Tue) 17:08  

まりちゃんさん。
だいぶ以前でしたが、農林水産省出身の佐竹五六さんが『体験的官僚論』有斐閣,1998年 という本を書かれて、それについて、私が「ファクト・ファインディングのすすめ」http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_01.htm
というコラムを書いたことがありました。
私も佐竹さんには、お世話になった者の一人ですが、ご自身、戦後の官僚であるにもかかわらず、戦前の農林官僚にあったような、骨っぽさが感じられかたでした。
今の現役の農林官僚の中にも、このようなタイプのかたは、いらっしゃいます。
その中で、佐竹さんは、農商務省大書記官、前田正名氏の例を引かれ、前田さんが、農林水産業や商工業の現状の徹底的な調査分析に基づき、明治14年『興業意見』としてまとめ、その後の政策展開に、逐次反映させた事に、見習うべしと書かれています。
ぜひ、在庫がありましたらご一読を。
農林官僚は、そんなヤワばっかしではいないと、再認識されること、必至です。


[1301] Re:[1298] 昨年2月の国際レビューパネルの方針を一歩も出ないUSDA 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/10(Tue) 16:54  

真名さん。
ご紹介ありがとうございました。
改めて、一年近くたつ自分のこの記事を見ますと、いかにUSDAの方針が 昨年2月の国際レビューパネルの方針を一歩も出ていないことがわかりますね。
で、ご指摘の数字は、Audit Report
http://www.house.gov/reform/min/pdfs_108_2/pdfs_inves/pdf_food_usda_mad_cow_july_13_ig_rep.pdf
の13ページの下部の表ですね。
ここでの162頭というのは、と畜場から持ち込まれたサンプルの数であって、農場からの持込サンプルと、レンダリング工場からの持込サンプルは、含まれていないと、下記の注に書いていますね。
それにしても、外国のサイトは、かなり日数が立っても、リンクが切れないのが助かりますね。

http://www.house.gov/reform/min/pdfs_108_2/pdfs_inves/pdf_food_usda_mad_cow_july_13_ig_rep.pdf


[1300] 昨日の食品安全委員会 肥料解禁問題について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/10(Tue) 16:54  

牛肉骨粉の肥料使用を容認 食品安全委、夏ごろ解禁へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050509-00000225-kyodo-pol
という報道が流れていますが、私が傍聴していてぎょっとしたのは、農水省?の説明者担当者が「私は直接現場を見たことがないんですが」と言ったことでした。
そしたら、そこにいる誰もが、今回の件で「製造現場を見たことがない」みたいなんですよ。

現場を知らぬ先生方やお役所の方が、その解禁云々について討議しているわけです。
「原骨というのは、どういう状態なんでしょうか」
「○○という状態だと、”思います”」
「・・・と、”推測されます”」
こんなんばっかりです。

なんだか私、本当に、恐ろしくなってきてしまいました。
他のことの、他の分野の安全性なんかについても、みんなこんな感じで審議されているんでしょうか??

食品安全委員会:肉骨粉の焼却灰及び炭化物、並びに蒸製骨粉の製造過程で生ずるにかわかすの肥料利用について
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html


[1298] 無題 投稿者:真名  投稿日:2005/05/10(Tue) 15:11  

笹山様。 こちらがモトネタの記事なんですが引用させて頂きました。記事は古いですがソースが公的なものなので、わりあい重要だと思います。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=30
遅れに遅れたアメリカのBSE関連対策

http://www.house.gov/reform/min/pdfs_108_2/pdfs_inves/pdf_food_usda_mad_cow_july_13_ig_let.pdf

ついでにPDF文書の重要(独断です)部分を訳してアップしました。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21467917.html
▲2002から2004会計年度の間には、680頭のウシが中枢神経系症状を指摘されたが(357頭の成牛を含む)、しかし162頭しかBSE試験を受けていない。▼

「中枢神経系症状(つまり脳疾患)を指摘されているのに不検査」というのは論外ですが、
BSE陰性の162頭は、それでは何なんでしょうか? ご存じないでしょうか?

この検査に回っている牛自体がごく僅かの割合です。
従って、米国では脳疾患でも普通に食べているんですね? 輸出も?

▲恐水病陰性の試料がどの程度の割合でBSE試験に回されるかを測定した。
このレポートによると、試料のうち僅か16%(586個のうち94個)しかBSE試験に送付されていなかった▲

恐水病の症状は外見上スクレーピー類似です。
ということは、BSE検査しないで良いのでしょうか?
監査プログラムにも入っていたはずなんですが。不思議です。ものすごいおおざっぱさです。

厚生省や吉川座長は、こういうことはリスクとして考慮しないんでしょうか?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1297] これがイラクで拘束された斎藤昭彦さんのパスポート 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/10(Tue) 07:15  

イラクのイスラム教スンニ派の武装勢力「アンサール・アルスンナ」(Ansar al-Sunna)が9日、イラク西部ヒートで日本人を拘束したと犯行声明。
これ
http://www.infovlad.net/?p=124が、Ansar al-Sunnなどへのサイトへのリンク集

このサイト
http://www.infovlad.net/mirror_alansar_alsunnah/Bayan%2021.htm
http://www.infovlad.net/mirror_alansar_alsunnah/
が「アンサール・アルスンナ」サイトのミラー版。

拘束した日本人の名前は「さいとう・あきひこ」さんで、銃撃の末、武装勢力に拘束され、重傷を負っている。
パスポートには、こう
http://www.middle-east-online.com/pictures/big/_13448_japanese_hostage-9-5-2005.jpg
と、こう
http://mypetjawa.mu.nu/archives/Akihiko_other_ids-thumb.jpg
書かれている。
また、今回の犯行グループであるAnsar al-Sunna の過去の残虐性については、このサイト「In the Bullpen」
http://www.inthebullpen.com/archives/2004/09/16/ansar-al-sunnah-executed-three-iraqis/
のなかの
http://www.globalterroralert.com/
からえられるビデオ映像
http://www.globalterroralert.com/ansarsunnah-drivers.wmv

http://video.homelandsecurityus.com/ibrahim.wmv
でわかる。
以後の情報は、
こちらのサイト「"Blogs of War"」
http://www.blogsofwar.com/
か、
こちらのサイト「 Northeast Intelligence Network.」
http://www.homelandsecurityus.com/
あるいは、こちらのサイト「Backcountry Conservative」
http://www.jquinton.com/archives/001875.html
の下のほうにリンクされている「Beheading Video」等のサイト
のほうが早いかも?

http://www.middle-east-online.com/english/?id=13448


[1296] Re:[1295] こんな時こそ情報開示請求 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/10(Tue) 07:03  

謎工さん。
しばらくです。
落ち着かれましたでしょうか。
近くなりましたので、そのうち。
情報開示請求のオンラインは、これ
http://www.shinsei.cao.go.jp/tetuduki/32/01.html
でいいのでしょうか?
なんか、文化庁さんの方が、今思えば、良心的でしたね。
もっとも消費者に近いはずの食品安全委員会がこれでは思いやられます。

http://www.shinsei.cao.go.jp/tetuduki/32/01.html


[1295] こんな時こそ情報開示請求 投稿者:謎工 投稿日:2005/05/09(Mon) 23:37  

 ご無沙汰しております。

> 残念ながら配布されたのは「事務局のまとめとその回答」だけでしたが。。原本を見てみたいですね。

 こんな時こそ情報開示請求手続きを活用すべきです。ただ、どう言う訳か
食品安全委員会のサイトを見ても情報開示請求の案内が載ってないので
内閣府のサイトより。

http://www8.cao.go.jp/koukai/

 請求先は「食品安全委員会事務局長 殿」。1件につき手数料300円。
「請求する行政文書の名称等」に今回のパブコメの正式名称「寄せられた意見(全部)」と
記載すれば、個人情報の部分を除き開示されるはずです。ただ、コピー代が1枚20円のため
意見1000通と仮定した場合、2〜3万円を見積もる必要があるので注意。


[1294] Re:[1293] 藤原邦達さんのお怒りは当然でしょう。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/09(Mon) 23:01  

通過儀礼であるならば、私なら、もっと、もっともらしく、パブコメを扱ったでしょうね。
そこが、正直というか、スノビズム丸だしというか、「素人に、わかるか一」といった、おごりが、感じられますね。
尼崎の事故のときに書きましたように、パブコメについても、「Better Late Than Never 」なのでしょう。

http://homepage2.nifty.com/safety-food-forum/7p.html#5/7


[1293] 食品安全委員会のパブコメの扱い 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/09(Mon) 22:14  

本日、プリオン専門調査会を傍聴しに行きました。肥料の話と、答申の話が出たんですがね、食安委の梅田課長補佐が以下のように説明していました。

パ ブコメですが、4月27日に締め切り、それから委員全員に原本を3度に分けて???送付して、5月2日に事務局が意見をまとめ、回答案を作成し、それを委 員全員に送付し、見ていただき、問題がないかの回答を委員全員からもらい、「調査会の会合必要なし」ということで5月6日に答申になったとのことです。

※これは郵送による意見書もあったことを考えると郵便で送られたんですかね?またここで時間がかかると思いますが。

報道はこんな感じですね。

5月2日20時43分更新(共同)
> 内閣府の食品安全委員会は2日、全頭検査の緩和容認を含む牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しについて、6日に最終審議すると発表した。(略)同委員会に は、全頭検査の緩和に対する反論など約1000件の意見が寄せられているが、科学的な検討を要するような指摘は少ないという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050502-00000166-kyodo-bus_all

5月3日3時7分更新(毎日)
>同委は先月27日までの4週間、答申案に対する国民の意見を募集していた。寄せられた約1000通の意見をプリオン調査会の吉川泰弘座長が検討した結果、同調査会としては答申案の修正は必要ないと判断した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050503-00000009-mai-bus_all

藤原邦達さんが以下、分析されていました。
■BSE問題・パブリックコメント・意見書制度は完全に無視された
■BSE問題・食品安全委員会とは何をする組織なのか
http://homepage2.nifty.com/safety-food-forum/index.html

「意見書の綴りはほとんど手つかずに5月6日の食品安全委員会の席上に持ち込まれたものと推察する。」と藤原さまは書かれていたのですが、残念ながら配布されたのは「事務局のまとめとその回答」だけでしたが。。原本を見てみたいですね。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai93/dai93kai-siryou2-3.pdf

「即刻解体すべき」とありますが、気持ちわかります。私はとにかく罷免制度を作ってほしいです。よく他の委員がおとなしくしていると思いますが、そこも不思議に思います。国民の代表の義務として、主義主張を丸め込まれないで、最後まで貫き通していただきたいものです。



[1292] Re:[1291] 何でもRSS 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/09(Mon) 21:02  

garyoさん。
これは、ブログ以前のHTMLベースのものであって、しかも、ブログ的内容のものも、ウォッチ収集できるというもののようですね。
これでのブログのみを対象としてRSS出力に加えて、これらのものが、データベースに加わってくるというものですね。
ありがとうございました。


[1291] 何でもRSS 投稿者:garyo 投稿日:2005/05/09(Mon) 19:11  

面白いサイトをこちらのサイト(
http://naoya.dyndns.org/~naoya/mt/archives/001686.html)で知りました。

日付情報があれば何でもRSS出力してくれるそうです。

↓こちらの掲示板のRSS出力
http://blogwatcher.pi.titech.ac.jp/nandemorss/index.cgi?url=http%3A%2F%2Fwww.sasayama.or.jp%2Fsaboard%2Fb_board.cgi

↓こちらを登録すればRSSリーダーで掲示板が読めます。
http://blogwatcher.pi.titech.ac.jp/nandemorss/index.cgi?url=http%3A%2F%2Fwww.sasayama.or.jp%2Fsaboard%2Fb_board.cgi&key=body%2Fdl%2Fdd%2Ftable%2Ftr%2Ftd

http://blogwatcher.pi.titech.ac.jp/nandemorss/index.cgi


[1290] 牡蠣の大敵「マルテイリア症(QX病)」とはなんじゃ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/09(Mon) 18:31  

オーストラリアやカナダを中心として、名物の牡蠣を、次々と全滅させているのが、この「マルテイリア症  Marteilia sydneyi (QX disease)」」という名の寄生虫だ。
図示すると、こんな形(時計回りが成長の過程で、成虫から幼虫の段階へのつながりが、よく、わからないらしい。)
http://www.pac.dfo-mpo.gc.ca/sci/shelldis/images/marsdoy1.jpg
で、見るからに、気持ち悪いですね。
オーストラリアの秋にあたる3月から4月が、この寄生虫の繁殖期のようだ。
「 マルテイリア症 Marteilia sydneyi」による牡蠣の奇病が最初に発見されたのが、1994年だ。
オーストラリア・ジョージ川の牡蠣生産地では、1993−1994年では、百十万ダースあったものが、1999−2000年には、二十二万ダースにまで落ち込んだという。
今では、この寄生虫は、オーストラリア全土に広がっているという。
これの対策は、至極単純で、この寄生虫の繁殖期の間は、牡蠣を、「マルテイリア症 Marteilia sydneyi 」のないところに移して、流行がおわったら、元のところに戻してやるという方法しかないようだ。
日本の牡蠣生産地においては、まだ、マルテイリア症は発生していないが、原因が今ひとつわからないだけに、ご用心といったところだ。

http://www.fisheries.nsw.gov.au/aquaculture/oysters/oysters_-_diseases_of_sydney_rock_oystersも参照

http://www.pac.dfo-mpo.gc.ca/sci/shelldis/pages/marsydoy_e.htm


[1289] インドでも流行しだしたらしい髄膜炎菌性髄膜炎(Meningococcal meningitis) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/09(Mon) 17:46  

私のブログ「流行性脳脊髄膜炎ってなんだ?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=204
で、髄膜炎菌性髄膜炎(Meningococcal meningitis)について書いたのが、今年の2月であるが、アジア諸国では、まだ、流行している国があるらしい。
このサイト「「Indo.to 」http://www.indo.to/は、インドの日本人向けサイトであるが、この中にも、私のブログが紹介されていた。
それにしても、このインドのブログ、新聞ではわからないインドの日常がわかって面白いですね。

http://www.indo.to/


[1288] Re:[1286] BARBの原因も、実は、まだよくわかっていない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/09(Mon) 14:52  

虹屋さん、真名さん。
BARBの原因は、一応、ジョン・ワイルスミス教授の説を根拠にして、飼料規制のループ・ホールが有力視はされていますが、本当の所は、まだ、よく、わかっていないのですね。
母子感染説、スクレイピー感染説、など、いろいろ、あるようですね。
その意味では、できるだけ、多くの世代にわたったBSE検出が、原因究明のためにも望ましいのですが。
その究明をふたをするような方向に進んでいるのは、残念なことです。


[1287] 検査方法の改善と月齢足切りは同一項目内です 投稿者:真名  投稿日:2005/05/09(Mon) 11:38  

虹屋さん。
これが諮問事項1です。
「と畜場におけるBSE検査について、・・・・・検査対象となる牛の月齢の改正および検査技術に係る研究開発の推進」
「月齢改正」と「検査技術研究開発推進」とは、同一項目にあります(笑)。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai18/prion18-sankousiryou1.pdf

検査技術が向上すると?
▲北本委員 「今後、感度を上げていったら、あらゆる臓器で陽性になるはずでしょう。今は、この感度で、この臓器でということですね。・・・
「BSEを発症した場合は、ありとあらゆる臓器が危ないんだと(真名の注: 感染性を持つという意味です)いうことは、恐らくみなさんのコンセンサスだと思うんです」
「感度を上げていけば、ありとあらるところに異常プリオンを検出できるだろうと」▲
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17871042.html

筋肉からも異常プリオンが検出されていますからね。

クロイツフェルト・ヤコブ病因子は血管を通して胃腸へ感染し、その後で脳脊髄へ
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/20717072.html
脳はリンパが少ないので因子の摂取が遅く、発症が後になるということらしい。

感染因子を持っている牛の場合、検査技術が上がると、リンパがある臓器はみんな陽性になると考えるのは、むしろ当たり前なのでは?
若い牛で脳以外で異常プリオンが検出されるのも当然のような・・・・

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1286] BARBを忘れてませんか、吉川さん 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/09(Mon) 11:20  

BARB、肉骨粉使用を完全禁止措置後に生まれた牛ででBSE 陽性例が多数見つかっているのに、日本だけは出ないと考えているのでしょうか。答申では2001 年10 月生(23 ヵ月齢)と2002 年1 月生(21ヵ月齢)の感染源が「市場に残存している肉骨粉が使用されたか、牛の肉骨粉に汚染された他の畜種の肉骨粉が使用された可能性がある。」とありま すが、それを裏付けるものは何もないのでは?
 ところで、現在よりも感度の良い検査法が開発されたとき、それを採用する権限は、農水省が持つっているのでしょうか。食品安全委員会や専門調査会が、採用を指示、勧告できるのでしょうか。法律的にはどうなんでしょうか?そういったことも、諮問待ちなのでしょうか。


[1285] [1282]にレス 投稿者:真名  投稿日:2005/05/09(Mon) 10:17  

笹山さん。
▲外国への旅行者献血制限などの献血方針の変更にしても、なんか、思いつきの過剰反応のようにも、見えたりして。▲

私には、「イギリスで感染した」と考えるべき根拠が分かりません。
「どこで感染したのかわからない」というのが正解でしょう。


▲「感染は、血管を通じて最初に消化管へと広がるわけです。それから後で脳脊髄に広がる」ということなんですね。
まるで、火を積んだ列車のようで、どこの停車場で火事になるかわからない、反対に、通過しても、火が出ない通過駅もある、ということでしょうか。▲

違うようです。
「クロイツフェルトヤコブ病因子の脳への感染は後期」であるというのが要点です。
脳での異常プリオン発生には何か別の因子も加わっていて、少し発生が後れるということのようです。
もし狂牛病もそうだとすると、「脳で異常プリオンを検出可能となっている段階は既に後期だ」ということを意味しているのでは?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1284] ほらほら、化けの皮がはがれだしましたよ!!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/09(Mon) 08:45  

国産牛肉の輸入再開条件について審議する食品安全委員会プリオン専門調査会の吉川泰弘座長が産経新聞のインタビューに応じ、平成十九年 度末までのBSE(牛海綿状脳症)検査で若い牛の感染が見つからなければ、二十年度から国産牛の検査除外の生後月数(月齢)を政府が諮問した生後二十カ月 以下から、国際基準とされる三十カ月以下まで緩和できるとの見解を示した。米国牛肉については、一定の幅を持たせた安全性評価となる見通しで、最終的な是 非は政府が判断すべきだとの認識を示した。

ということで、吉川座長さんとしては、予定の行動のようでしょうが、そうはトンヤがおろしますでしょうか?
第一、日本で、現に発生した8例目の月齢23ヶ月、9例目の月齢21ヶ月のBSE牛発見の事実を、食品安全委員会の責任者が、論議もせずに無視する見解を示すというのですから、これは、やめてもらうしかないのではないでしょうか。
「外国からロビーイングされている日本の食品安全委員会」の実態をよく示すご見解です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050509-00000013-san-bus_all


[1283] Re:[1282] [1281] 食品安全委員会と厚生労働省の方針には消費者として不安と不信を感じます。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/09(Mon) 08:25  

> 本当に、このごろの厚生労働省の方針には、不安を感じますね。

私も非常に不安を感じます。
科 学者ではないが「食品安全」委員会のご担当の方でも、「論文が出ていなければ最新の知見としてみとめられない、というスタンスをお持ちの方もおられるよう で、まるでHIVの帝京の学者を彷彿としてしまいます。あくまでも予防の原則でいっていただきたいものですし、歯科や剃刀や医療行為で「潜伏期間中」に他 者に感染させるものと、煙草や砒素を一緒に考えるようなことを、「国民を守る」「国の食品安全担当者」がしてはならないことと、つくづく不安に思います。

追 伸:日本という国の食品安全委員会が雇った学者の最新の知見、しかも、世界の食の安全や対外貿易にかかわる緊急の知見を「国の食品安全の担当者」が「信用 されない」、というのであれば、至急翻訳なり費用なりをバックアップして、国として「科学論文」を提出すべきではないでしょうか?月に1度しか開催できな いくらい研究がお忙しい先生方を集めているのですから。


[1282] Re:[1281] わからないところからリスクを減じる 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/09(Mon) 08:16  

真名さん、まりちゃんさん。
本当に、このごろの厚生労働省の方針には、不安を感じますね。
外国への旅行者献血制限などの献血方針の変更にしても、なんか、思いつきの過剰反応のようにも、見えたりして。
その方針が出されるまでの「よって来たるところ」の道筋が
よく見えないということなんですね。
黒船原因説に問題を集約したがっている。
ここは、プリオンの人感染を防ぐプロトコルを徹底するしか、手はないように思えます。
真名さん。
「感染は、血管を通じて最初に消化管へと広がるわけです。それから後で脳脊髄に広がる」ということなんですね。
まるで、火を積んだ列車のようで、どこの停車場で火事になるかわからない、反対に、通過しても、火が出ない通過駅もある、ということでしょうか。


[1281] 私はちんぷんかんぷんです 投稿者:真名 投稿日:2005/05/08(Sun) 19:30  

[1277][1278][1279][1280]にレスです。

私はこの分野はただの通行人なんですが、それでも謎だらけに見えます。

(経口接種)
笹山様
▼human oral ID50 については、何もわかっていないとするなら、逆解析的対応も必要でしょうね。▼

真名
もちろんヒトではありませんが、経口接種で感染成立と異常プリオン接種量との間に段階希釈が成立しないとか(特に微量の場合)。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/18028842.html
資料1- 3:専門委員からの意見(記述に関する意見)[PDF] 」
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai19/prion19-siryou1-3.pdf
○ 経口摂取量と感染成立との関係を示すグラフに対する批判
▼ プリオンは段階希釈しても感染率は減衰しにくい▼
経口曝露と感染成立との間に「段階希釈」の関係も成立しないとか、極微量で感染例があるとか。▼

これも脳ホモジネートの経口投与実験でしょう。
それからウシ脳内接種でしたか、異常プリオン1mgでも感染成立というのも妙ではないでしょうか?
また、以下は異常プリオンが免疫組織化学法およびイムノブロッティングで検出されないのに感染という。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/cat_1063671.html


(ヒトに感染した場合のリスク評価)
笹山様
▼ハーバード大学のリスクアナリシス(the Harvard-Tuskegee  Risk Model Study) の考え方も、もとはといえば、そのような方向にもとずいていたのでしょうが、違う方向に利用されしまっているようですね。▼
真名
現状の日本でヒト狂牛病の発生が始まると始末におえないでしょう。
○ 痴呆症中に埋もれて見つからない
○ 血液、つまり輸血で感染しないか?だからと言って輸血を止めると多数の人がそれだけで死んでしまいます。
○ 医療機具で感染しないか?


(体内での挙動?)
Mariko様
▼ 「体内にプリオンが入った後のことは詳しく分かっていない」と品川森一センター長は指摘する。 >プリオンは感染後、半年から一年は腸の一部で見つかる。だが、その後、検出できなくなるため、どういう経路で異常プリオンが脳などの危険部位に集 まるのかわかっていない。▼
▼扁桃にも確か初期(10ヵ月)に発現するけれど、その後消えてしまいましたよね。▼

真名
第一人者がわからないと言っている。これは大事なことですよね。
みんな、わかったような議論は止めるべきだと思います。
ところで、クロイツフェルト・ヤコブ病ですけど、これは?
ぜんぜん新しい文献なんかじゃないですよ。
もともと脳での発症時期は遅い、後期だというのが常識的なんじゃないかなあ?脳内接種でも最初の発症は胃腸リンパだそうです。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/20717072.html
▼クロイツフェルト・ヤコブ病因子をマウスへと脳内接種および血管内接種しました。
いずれの場合も、接種28日または32日後に、胃腸のリンパ細網組織に異常プリオンが検出されました。この病変は死亡まで続きました。
脳や脊髄には、脳内接種後80−120 日に異常プリオンが検出されました。
血管内接種の場合には、170 日後に脳、脊髄に異常プリオンが検出されました。
脳は、脳内接種の場合ですらも、40日後まではほとんど感染性がありませんでした。
つまり、感染は、血管を通じて最初に消化管へと広がるわけです。それから後で脳脊髄に広がると。▼
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19047189.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19056499.html


( 接種時期と感染)
Mariko様
▼つくばの感染実験ですが、動物衛研が接種したのは「6ヶ月」の牛で、もし代用乳が原因としたら生後すぐ感染しているでしょうから、感染時期に誤差があるということを、福岡伸一先生の勉強会でどなたかが指摘されてました。▼

真名
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/cat_1063671.html
ウエルズによる豚への経口接種実験もそうですね。
牛乳内には異常プリオンがないから大丈夫? そう言い切れる段階とは思えないんですが。
そもそも肉骨粉禁止してたら後で生まれた牛に感染というのが不思議なんでは?


( クロイツフェルト・ヤコブ病診断マニュアル等)
笹山様
▼ご紹介の厚労省通知( 「分類の診断、除外の診断について注意」との通知) を見ると、これらの診断マニュアルも感染予防ガイドラインも、すでに用をなさないものと、自ら認めているわけですよね。
では何を基準にして、現場は、「分類の診断、除外の診断についての再考」をすればいいのでしょうか?
何か、日本のvCJD対策は、「厚労省が通知はすれど空回り」ということで、総合的な対策の見直しが必要な感じがしています。▼

真名
これを見ますと、そもそも両者をどの程度有効に区別できるのか疑問です。
まだわからないんだ、というところに踏みとどまることが大事なのでは。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21019332.html

対策ですかあ。少なくとも米国政府は史上最大規模の「大規模人体実験」をやるつもりですよね。


( 怪事件)
笹山様
▼ 例の2ch で、1996年5 月7 日(奇しくも、9 年前の昨日ですね!!!)に、アメリカのカリフォルニア州サンジェゴの近く、 Loullieで、プロの手によるものと思われる方法で、射殺された日本人Tsunao Saitoh 氏の話が取り上げられていた。▼

真名
ブログで取り上げました。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19683064.html



[1280] 狂牛病殺人事件??? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/08(Sun) 18:50  

例の2chで、1996年5月7日(奇しくも、9年前の昨日ですね!!!)に、アメリカのカリフォルニア州サンジェゴの近く、 Loullieで、プロの手によるものと思われる方法で、射殺された日本人Tsunao Saitoh氏の話が取り上げられていた。
2chでは、実名も紹介されていない簡単なものであったので、以下に、その詳細を記しておく。
Tsunao Saitoh氏は、車の側面から銃で撃たれており、また、、13歳の娘Louilleさんも、車から逃げる途中、殺人者の車に轢かれて殺された。
Tsunao Saitoh氏は、当時、46歳で、UCSD(University of California, San Diego -- Department of Physics)の病理学者で、アルツハイマー病の世界的権威であった。
当日、Tsunao Saitoh氏は、学会で、アルツハイマー病とCJDとの関係についての新説(アルツハイマーにおけるリン酸化された、異常なtauと呼ばれる微小管会合タンパク質の存在)を発表する予定であったという。
http://www.stevequayle.com/dead_scientists/UpdatedDeadScientists.html
参照
奇妙なことに、時をおかず、BSEに詳しいMark Purdey氏の家が全焼し、また、彼の顧問弁護士二人と、CJDの権威であるC. Bruton博士が、交通事故でなくなった。
このC. Bruton博士も、近々、新しい学説を発表する予定であったという。
これらの共通の接点として、the Howard Hughes Medical Institute(ハワードヒューズ医学研究所) http://www.hhmi.org/の存在とCIAとの関係などを指摘する向きもある。
この9年前の出来事は、BSEとCJDとアルツハイマーとのつながりをめぐる黒いうわさとして、今でも語り継がれているという。
参照
http://www.whale.to/m/bse5.html
http://www.warmwell.com/purdeyseac.html
http://www.mercola.com/2000/dec/17/bovine_spongiform_disease.htm
http://www.zmag.org/Japanwatch/0109-BSE.html
http://archives.foodsafetynetwork.ca/fsnet/1997/7-1997/fs-07-18-97-01.txt

Tsunao Saitoh氏のご生前の論文については、下記サイトをクリックしてください。
な お、この論文「Defective neurite extension is caused by a mutation in amyloid /A4 (A) protein precursor found in Familial Alzheimer's Disease」(Received: 9 May 1996; Accepted: 5 January 1997)
http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/abstract/45344/ABSTRACTは、tau proteinに関するTsunao Saitoh氏の最後の共同研究成果とも見受けられます。

http://scholar.google.com/scholar?q=Tsunao+Saitoh&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=en&btnG=Search


[1279] Re:[1278] human oral ID50 については、何もわかっていないとするなら。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/08(Sun) 11:46  

human oral ID50 については、何もわかっていないとするなら、逆解析的対応も必要でしょうね。
しかし、「わからない、わからない。」といいながら時の経過がいたずらにたってしまうというわけにもいきません。
つまり、飼料から牛、牛から人、人から人への感染についての謎めいた神学論争から脱して、もっと、実用的で、効果のある防止策というものができるかどうかということです。
ある意味、減災のミチゲーション手法の応用による対策となりましょうが。
すなわち、「回避→最小化→代償」の三段階の順序(Sequencingという)に従って、実効ある対策を採るということですね。
もっとも、この最後の「代償」の概念は、人の命にかかわることですので、問題かと思いますが。
ハーバード大学のリスクアナリシス(the Harvard-Tuskegee Risk Model Study)の考え方も、もとはといえば、そのような方向にもとずいていたのでしょうが、違う方向に利用されしまっているようですね。
このスキームの始末が悪いのは、リスク評価とリスク管理とが、ひとつのスキームの中にビルトインされてしまっていることです。
リスクのバンドル商品とでも言うのでしようかね。
それによって、恣意的・いいとこ取りの使われ方がされてしまうのが、欠点であると思われます。
いつの間にか、土俵の形が変わってしまう。
あれれっ?と思ったときにはすでに遅し−−−といったところです。
日本の食品安全委員会のようにですね。


[1278] 二つのブログから。。品川森一先生と横山隆先生のお話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/08(Sun) 11:13  

笹山さん、真名さんこんにちは、

Webにない4月24日版の新聞記事をUPされているというブログがあり、品川森一先 生の談話がありましたので、ご紹介まで。。WebのBSE特集に、こういう記事こそUPすべきだと思いますが。。なお私は原文を確認はしてないですが、内 容は、食安委などでも先生方がいわれていたことです(全然報道されてなかったけど)

★BSE国内で本格研究・・・多い不明な部分、検出方法を改良
http://blogs.yahoo.co.jp/bynfh827/1988981.html
> 「体内にプリオンが入った後のことは詳しく分かっていない」と品川森一センター長は指摘する。 >プリオンは感染後、半年から一年は腸の一部で見つかる。だが、その後、検出できなくなるため、どういう経路で異常プリオンが脳などの危険部位に集 まるのかわかっていない。(ほんの一部だけ抜粋)

扁桃にも確か初期(10ヵ月)に発現するけれど、その後消えてしまいましたよね。異常プリオン蛋白質は体のどこをどう泳いで移動するんでしょうねぇ。

さて、つくばの感染実験ですが、動物衛研が接種したのは「6ヶ月」の牛で、もし代用乳が原因としたら生後すぐ感染しているでしょうから、感染時期に誤差があるということを、福岡伸一先生の勉強会でどなたかが指摘されてました。

もう一つ
★つくばの動物衛生研究所の一般公開に参加しての感想:ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/tomochan_dotcom/1827435.html
これはご自身で足を運ばれたという方が書かれていて、プリオン専門委の横山隆先生の談話が掲載されてます。



[1277] Re:[1276] 日本人変異型クロイツフェルト・ヤコブ病について厚生省が通知 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/08(Sun) 08:06  

真名さん
この掲示板の2月10日の363でも書いたのですが、
「クロイツフェルト・ヤコブ病 診療マニュアル」 (厚生労働省遅発性ウイルス感染調査研究班)http://www.nanbyou.or.jp/pdf/cjd_manual.pdf
または
「クロイツフェルト・ヤコブ病感染予防ガイドライン」(厚生労働科学研究費補助金特別研究事業)
http://www.ncnp.go.jp/nin/guide/r7/pdf/CJDGuideline-9.pdf
でみる限りでは、vCJDとsCJDとの境目は、確とはわからないようですね。

以下引用
「遺伝子検索で臨床的に診断が可能なのは家族性プリオン病に限られている。しかし、遺伝子変異の存在しない孤発性プリオン病においても、プリオン蛋白のコ ドン 129 とコドン219 の解析は重要な意味をもつ。コドン129Met/Met で脳波でPSD がみられると古典的CJD として経過し、PSD が認められないと視床型CJD を考えなくてはならない。また、コドン129 がVal/Met またはVal/Val であった症例では、脳波でPSD が認められなくてもプリオン病として取り扱う必要性があることなど、コドン129 の解析はプリオン病の臨床診断にとって非常に重要である。またコドン219 の解析は、コドン219Lys が検出されると、孤発性プリオン病としての診断の可能性が低くなり、その他の疾患を考慮しなければならない。ただし、コドン219Lys が認められても、硬膜移植後のCJD や家族性プリオン病のなかでコドン102 のGSS、コドン200 の家族性CJD ではプリオン病を発病した症例が存在するので、コドン219Lys に関しては、孤発性CJD の診断の際の考慮とするのが適当である」

で、ご紹介の厚労省通知(「分類の診断、除外の診断について注意」との通知)を見ると、これらの診断マニュアルも感染予防ガイドラインも、すでに用をなさないものと、自ら認めているわけですよね。
では何を基準にして、現場は、「分類の診断、除外の診断についての再考」をすればいいのでしょうか?
何か、日本のvCJD対策は、「厚労省が通知はすれど空回り」ということで、総合的な対策の見直しが必要な感じがしています。

今必要なのは、日本としての「vCJDセーフガード総合対策」の確立でしょう。

http://www.nanbyou.or.jp/pdf/cjd_manual.pdf


[1276] 日本人変異型クロイツフェルト・ヤコブ病について厚生省が通知 投稿者:真名 投稿日:2005/05/08(Sun) 01:21  

最近見つかった日本人変異型クロイツフェルト・ヤコブ病について、
厚生省が通知を出していたようです。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0418-2.html
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の診断及び
二次感染の防止に係る留意事項等の周知について(依頼)

これに関連して手前味噌ですが、ブログに記事をアップしました。
私の記事などもちろんここにコピーするほどの内容でもないんですが、URLの紹介だけお許し下さい。

私 は、クロイツフェルト・ヤコブ病が痴呆症診断の中に埋もれていく様子、変異型と孤発性との境界線が良くわからないこと、そして特にManuelidieの 実験でクロイツフェルト・ヤコブ病がどんどん血液感染する様にゾッとしています( 苦笑) 。医療器具の洗浄方法は妥当なんでしょうかね。こういうことは専門外でわかりませんが。

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21232284.html
うげっ、これが国内のヒト狂牛病診断対策

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21254538.html
厚生省が変異型クロイツフェルトヤコブ病の診断、二次感染について通知




[1275] 「Shall We ダンス?」でのソローの言葉 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/07(Sat) 23:46  

アメリカ版 「Shall We ダンス?」を見た。
その中で、夫が、ダンスに夢中になっているとも知らない妻が探偵に尾行さ せて、その事実を知ったときに、探偵事務所の助手Scottyが吐いた言葉が、ヘンリー・D・ソロー(Henry David Thoreau)の「ウォールデン森の生活」("Walden", 1854)の中の次の言葉だった。
「多くの男たちは、静かな絶望のなかで、生活を送っている。」( The mass of men lead lives of quiet desperation.)

これは、Waldenの中の「1-A. Economy」のなかの[9] にあるもので、以下のようにつながっている。
http://eserver.org/thoreau/walden1a.html 参照

「多くの男たちは、静かな絶望のなかで、生活を送っている。
いわゆる隠居は、はっきりした絶望である。
絶望の都市から出でて、絶望の農村に入るのである。
そして、自らを、勇敢なミンクやジャコウネズミで、慰めるのである。
型どおりの、しかし、自分では気がつかない絶望が、いわゆる人間のゲームや娯楽によって、隠されるのである。
その後には、遊びはない。
しかし、そこには、絶望的なことをしないで済む英知の特性を持っている。」

The mass of men lead lives of quiet desperation. What is called resignation is confirmed desperation. From the desperate city you go into the desperate country, and have to console yourself with the bravery of minks and muskrats. A stereotyped but unconscious despair is concealed even under what are called the games and amusements of mankind. There is no play in them, for this comes after work. But it is a characteristic of wisdom not to do desperate things.




[1274] 自衛隊年内にもイラクから撤退か? 投稿者:怪人22面相 投稿日:2005/05/07(Sat) 17:55  

ロシアの日本語放送「ロシアの声」の報道によると、
イラク派遣の自衛隊は今年の12月14日までに撤退する可能性があると報道した。
[1272] 米加のBSE対策を調査=8日から1週間−政府 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/07(Sat) 11:19  

平川秀幸先生のブログより
http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200505/070141.php
実務担当者が米国に見学に行くそうですよ。
私としては実際、現場で働いて、現状をよく知っている日本の生産農家さんや、飼料製造企業の社員(経営者ではない)、精肉加工をナイフを持って、毎日担当しておられる方にも見ていただかなくて平気なのかと思いますが。。

以 前、牛にコンビニの残渣を与える問題で、コンビニのパンに「動物油脂」が入っている指摘を農水省に連絡したときに、飼料ご担当の方がそのことをご存じな かったんですね。目に見える肉類を除けば大丈夫、というご判断だったんでしょうか。。ポテトの揚げ油に牛の骨油が入っていたりとか、今は、どの加工品に何 が入っているかわからない時代ですから、調べるのもたいへんだとは思いますが、どの方が行かれたのか、そして調査箇所をセッティングするのは「米国農務 省」なのか、その点が心配ではありますね。。。
調査をするなら、現場で実際に働かれている方(移民の方が多いとききましたが)への聞き取り調査をしないと意味がないように思いますが。政府と現場の言っていることが全然異なるのですから。。

ところで話がかわりますが、思い出しましたので。。
家 畜に対して与える医薬品は、人間の(安い)医薬品を転用してもかまわず、個人輸入している獣医もいる、ということを書いた獣医さんのブログを見つけまし た。(URL失念)そういった感染源の可能性に対しては注意警告はなされていないと書いてありましたが。。今は対策されているのでしょうか。どこに穴があ るか、わかりませんね。。


[1271] Re:[1266] Mad Cow USAはネットで全文読めます 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/07(Sat) 07:46  

真名さん。
貴重なサイトのご紹介ありがとうございました。
もはや、古典的ともいえるですが、この本の冒頭に「リチャード・マーシュ博士に、感謝を込めて、ささげる」(This book is dedicated with gratitudeto Richard F. Marsh)と書いてあるのですね。
一番最後の索引から見ますと、Karl Langheinrich氏については、214ページに書かれているようですね。
「リチャード・マーシュの天国からの反逆」なんて本、出版されないですかね。




[1270] Re:[1267] そもそも、同床異夢の外食・原産地表示検討会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/07(Sat) 07:34  

このサイト
http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/sougou_syokuryou/gaisyoku/2/shiryou1.pdfを見ますと、その同床異夢ぶりよくわかりますね。
つまり、何のために原産地表示をするかの、そもそもの時点で、すれ違っているわけですね。
おそらく、委員の中の多くが、輸入食材の危険ぶりの実態をよくご存知ないためと思われます。
中には、ふるさと食材の感覚から、原産地表示を主張されているおめでたい方もいらっゃいますね。
これに比べると、アメリカのCOOL制度のほうが徹底しているようにも見えてきます。



[1269] Re:[1268] 通達はすれど手段なし--という状況なのでしょう 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/07(Sat) 07:24  

プリオン汚染をスタンダード・プレコーションの対象にするにしても、除去手段がないというのが現状なのでしょう。
私のブログで「ポールコーポレーションが、画期的な、プリオン除去フィルターを開発、今春よりヨーロッパで発売」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=214
として「Leukotrap @ Affinity Prion Reduction Filter」というのを、昨年紹介したのですが、徐々にご関心をいただいているようです。
その後の動きについては、サイト
http://www.pall.com/news.asp
にありますね。
「Leukotrap @ Affinity Prion Reduction Filter」の紹介ビデオは、ここ
http://www.pall.com/misc/AFFINALPROGRAM.mpg
をクリックしてください。


[1268] 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の診断及び二次感染の防止に係る留意事項等の周知について(依頼) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/07(Sat) 01:37  

4月18日にお達しが出ていました。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0418-2.html
「臨床経過中に、世界保健機関が示している変異型CJDの診断基準に合致しない検査所見が確認されたことから、今後、CJDの診断に際してはこの点に留意した対応が必要」
「医療行為に伴い医療用具等が異常プリオンに汚染される危険性があることから、医療用具等を介した二次感染防止の対策についても、引き続き推進していく必要がある」
云々あります。

ところで、これは末端の病院には伝わっているんだろうか。私の参加している院内感染関連のMLなどではまだ、話題は出ていませんが。。


[1267] 外食・原産地表示検討会、「対象を限定的にすべき」投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/07(Sat) 00:36  

日本食糧新聞 4月27日号の記事から。。http://www.nissyoku.co.jp/news/20050427/4f.html
農 水省の「外食における原産地表示等の表示に関する検討会」は25日の会合で表示すべき対象などを議論した。牛丼の牛肉などのメニューの代表的な食材、業者 がこだわっている食材、消費者の関心が高い食材など、対象を限定的にすべきとする考えが業界関係者だけでなく、消費者団体、学識経験者からも示された。外 食における原産地表示の方向が見え始めた。5月に開く次回会合でさらに細部を詰め、6月に報告を取りまとめる。
==========
と のニュースがありましたが、「限定的にすべき」って、どういうことでしょうね?たとえば、米国でBSEが発見された後、「牛肉」ばかりが問題にされ、報道 されていたので、しばらく経ってから、ある牛丼屋に電話で問い合わせたら、そこは米国産在庫牛肉のほか、米国産の在庫牛エキスを使用していました。

限定的というのは、たとえばマスコミが何故か大騒ぎ報道している牛肉の産地だけ表示して、全然触れない牛エキスは表示しなくてもいい、とか、そういう都合のいいことになりやしませんかね?なんだか、議事録が見もののような。。。
==========

この委員会のメンバー、再掲いたしますね。
http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/sougou_syokuryou/gaisyoku/top.htm
↑3月の議事録、配布資料なども出てますね。
構 成(構成委員メンバー)
   姉 歯  暁   大妻女子大学社会情報学部助教授
   大 木 美智子  消費科学連合会会
   沖 谷 明 紘  日本獣医畜産大学教授
   小 田 勝 己  財団法人外食産業総合調査研究センター主任研究員
   加 藤 一 隆  社団法人日本フードサービス協会専務理事
   小 城 哲 郎  全国飲食業生活衛生同業協同組合連合会専務理事
   野 村 一 正  時事通信社解説委員
   深 谷  徹   社団法人日本給食サービス協会専務理事
   森 田 満 樹  消費生活アドバイザー
            (株式会社食品科学広報センター主任研究員)


[1266] Mad Cow USAはネットで全文読めます 投稿者:真名 投稿日:2005/05/07(Sat) 00:23  

PDFファイルですが。

http://www.prwatch.org/pdfs/mcusa.pdf?q=books/mcusa.pdf


[1265] Re:[1263] OIGがフリードランダー博士から事情聴取 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/06(Fri) 23:54  

> 参考記事はいずれもUPIの記事で、固有名詞が、これまでの登場人物である Lester Friedlande、Masuo Doi などに加えて、Pat McCaskey氏や、McCaskey氏や、Karl Langheinrich氏や、Joe Oziano氏など、ごろごろ出てきた。

笹山さん、MAD COW USAという本に、上記、お名前の出ている方の調査内容について記載があり、名前に見覚えがありましたので。。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4944154666/qid=1115390825/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/250-0722012-0163459

1979年、獣医学者の土井博士が「米国農務省」の依頼でスクレイピーやミンク脳症と同じ症状を見せる豚106頭を調べたとのこと。(P.230〜)脳検査はしなかったとのことです。
ま た、米国農務省の臨床生理学者のカール・ランゲインリッチさんがその奇妙な症状を示す60匹の豚を調べたら、そのうちの1つに、神経細胞の破壊、グリア細 胞の肥大化が見られ、神経細胞の空胞化がおきていたそうです。結局、資金不足のために研究は中断されてしまったとのことでした。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=Karl+Langheinrich%E3%80%80brain&lr=
名前などで検索すると英文が出てきますね。

豚の感染についてはSpeak Easyブログさんがまとめてくださっていますね。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/cat_1063671.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/




[1264] オランダ初のvCJD患者死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/06(Fri) 21:54  

4月22日に1135でお伝えした、オランダ初のvCJD患者は、5月3日に死亡したとのことである。

http://www.foodconsumer.org/777/8/First_Dutch_mad_cow_disease_patient_dies.shtml


[1263] OIGがフリードランダー博士から事情聴取 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/06(Fri) 21:36  

カナダ議会で、アメリカのBSE検査隠蔽疑惑事件を証言したもとUSDA検査官のフリードランダー博士だが、このほど、OIG(Office of Inspector General)http://www.usda.gov/oig/の Keith Arnold氏やWilliam Busby氏から事情聴取を受けたようだ。
OIGに調査を命じたのは、USDAのPhyllis Fong氏であるとされる。
今後の展開が注目される。
なお、これをUPI通信(United Press International )が執拗に追っている。
下手をすれば、ビーフ・ゲート事件に進展する気配すらある。
参 考記事はいずれもUPIの記事で、固有名詞が、これまでの登場人物である Lester Friedlande、Masuo Doi などに加えて、Pat McCaskey氏や、Karl Langheinrich氏や、Joe Oziano氏など、ごろごろ出てきた。
参考記事
「Feds probing alleged mad cow cover-up」
http://www.upi.com/view.cfm?StoryID=20050429-020831-9428r
「No sign of mad cow in 1997 cows」
http://www.upi.com/view.cfm?StoryID=20050415-124715-6918r
「Experts: First 1997 mad cow false alarm」
http://www.upi.com/view.cfm?StoryID=20050415-025007-7820r
「Experts: No mad cow in second 1997 animal」
http://www.upi.com/view.cfm?StoryID=20050415-032421-7972r


[1262] Re:[1261] 本日の食品安全委員会傍聴 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/06(Fri) 20:39  

追伸です。
今回の食安委の一連の動きで、まず、食安委、国の信用が落ちますでしょう。そうしたら、国が指導している、現場の農 家の方々への影響も当然でてきますよね。食の問題は、まず、扱う人間への信用の問題でもありますし、一生懸命に改善をなさってきた農家の方々に影響がでる ことを考えると、気の毒に思いました。


[1261] 本日の食品安全委員会傍聴 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/06(Fri) 20:22  

本日、BSEの答申にかかわる会議があったので傍聴して参りました。
http://www.fsc.go.jp/osirase/annai.html
議事録や資料は以下に発表されると思いますが、BSEの資料には事務局が1250件のパブリックコメントを152に分類した資料が添付されていました。事務局でまとめちゃって原文自体は公表されないつもりでしょうか。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/jisseki.html
パ ブコメは7割が全頭検査継続希望とのことで、吉川座長曰く「すべて議論済み、またはリスク管理にかかわることばかり」とかなんとか。(縦割りの責任押し付 けにしか思えない)感度1000倍のリンタングステン酸法やら北大の大量検査試作機開発は、食安委にとっては「科学」という扱いじゃないようですよ。リン タングステン酸などの話題がプリオン専門調査会で出ているのも見たことないし。
ということで、失礼ですが、私には、食品安全委員会が税金の無駄遣い&科学の名をかたった非科学、政治委員会に見えてしまいました。政治に添った、現実を見ない優等生的判断、とでもいうのか。

し かし、とりまとめ案にしても、プリオン専門調査会の委員が13人、うち、全頭検査廃止を推進しているのは吉川座長と山本委員のお二人+α(小野寺委員?) で、その他の委員は慎重派で、多数決の原則をとっても「慎重派」のほうが多いのに、事務局のまとめ文章?や報道では座長+αの意見が「主流」とされている 構図には、ほとほと胡散臭さを感じましたね。

本日の会議内容については、日本食糧新聞さんがわかりやすくまとめられています。

国内対策の見直し、答申 リスコミの徹底を求める −食品安全委員会−
http://www.nissyoku.co.jp/


[1260] Re:[1258] 「へたり牛」は45万頭=米農務省投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/06(Fri) 12:52  

この報道も、片面しか伝えていませんね。
このロイター報道
http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml;jsessionid=GFTPPZG1J5S54CRBAE0CFEY?type=healthNews&storyID=8198234&pageNumber=1
のように、アメリカは、このダウナー牛の規制解除を計画しているのですよね。
実施時期は、拡大サーベイランス体制が整った後ということです。
これによって、これまで、ダウナー牛では、一頭200ドル以下にしかならなかつたダウナー牛が、一頭1000ドル以上になると報じています。
このような中で、食品安全委員会は、どのような答申をするのか、見ものです。

http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml;jsessionid=GFTPPZG1J5S54CRBAE0CFEY?type=healthNews&storyID=8198234&pageNumber=1


[1259] Re:[1257] USDAに操られている日本の報道の滑稽さ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/06(Fri) 12:28  

笹山さん、毎日新聞の報道もありましたよ。

BSE:牛の月齢特定制度を導入へ 米農務省http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/disease/news/20050506k0000e020026000c.html

しかし、「感染する量、閾値もわからず、潜伏期間さえもまだ判明していない」上に、飼料に問題があれば、現行のテスト方法でさえ、「20ヶ月齢の発症牛」の存在が報告され、その場合13ヶ月〜17ヶ月でも検出の可能性ありというEU報告があるわけで。。
日本の牛も、死亡牛検査開始の遅れや、ヤバイ牛は生きたまま大量レンダリング、隠蔽、素埋め、という告発がある中での「20ヶ月以下は検出されず」なのに、

>「日米両政府は、BSE検査で感染が確認されていない生後20カ月以下の牛を輸入再開する方向で調整しているが」
↑この担当者全員の氏名は、とくに、事務方も含めて公表されるべきですね。後世に残すべき面々だと思います。


[1258] 「へたり牛」は45万頭=米農務省投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/06(Fri) 12:11  

へたり牛は、2004年に45万頭いたと農務省が発表、03年は46万5000頭、とのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050506-00000996-jij-bus_all

2003年12月31日の共同の記事ですがhttp://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/bse/news/1231-66.html
日本にもヘタリ牛は出荷されていたんでしょうね。我々も食べていたということですね。
牛は普通に生きれば寿命20年と聞いたことがありますが、米国のヘタリ牛の平均年齢は何歳くらいなんでしょうか。


[1257] USDAに操られている日本の報道の滑稽さ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/06(Fri) 10:41  

「09年に牛識別制度義務化へ 米、BSE対策で」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050506-00000031-kyodo-bus_all
という記事が、今日の大ニュースとして流れているのだが、5月5日にUSDAが発表したthe National Animal Identification System (NAIS) についての記事だ。
そもそも、この記事は、「2009年まで遅れる」ことを問題視して、とらえなければならない記事なのだ。

ちなみに、この記事
http://cspinet.org/new/200505052.html
では、「さらに遅れるUSDAのIDシステム」( USDA Announces More Delay on Mandatory Animal ID Systems)との表題がついている。

しかも、USDA発表のサイト
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/05/0149.xml
を当たってみたら、何のことはない、これから、パブリックメントを、農場主や関係業界に来月6月6日までに伺って、最終案を決めるたたき台に過ぎなかった。
それにしても、USDAの思うがままに操られている日本の報道体質、どうにかならないものでしょうかね。
今、USDAが一番気にしているのが、7月27日のモンタナ地裁のR-CALF訴訟でのカナダ国境再開に対する最終ヒアリングである。
http://www.dfw.com/mld/dfw/news/11373371.htm参照
それまでは、何とか無難に、というのが、USDAの偽らざる心境なのである。
日本の食品安全委員会も、日本の報道も、まんまと、その小細工に使われているというわけだ。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/05/0149.xml


[1256] 電柱の管理番号で、居場所がわかる 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/06(Fri) 09:17  

電柱の3メートルくらいの高さのところにある管理番号http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/4/nakano/nakano110_3.htm
の数字を、110番通報の時に知らせれば、すぐ駆けつけるというシステムが開発されたという。
携帯電話の普及などで、目印になるものが見当たらないままでの通報が増えたためであるとされている。

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/4/nakano/nakano110_3.htm


[1255] クラシックカーや「スターウォーズのフィギア」のほうが、株式より利回りのいい時代 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/06(Fri) 08:10  

ここにきて、金融商品よりも、クラシックカーや「スターウォーズのフィギア」や「野球カード」や「珍しいコイン」や「ロンガバーガー社の手作りバスケット」の方が、利回りがいいことがわかってきた。
下記サイトによると、ナスダックの株が、低迷しているのと対照的に、これらの希少性のある商品は、相当の値上がりを示している。
投資の対象としては、株や金融商品よりも、これらの「オルタナティブ・インベストメント」といわれる商品への投資をしたほうが、はるかに有利というわけだ。
こればかりでなく、石油や金投資も、盛んになってきている。
世界的に、金融商品から物へのシフトは、顕著になってきているが、やはり、金融商品も、オプションつきのものでないと、かなり、苦しい情勢のようである。
一億コレクター時代に突入ということか? 

http://www.wzzm13.com/news/news_article.aspx?storyid=39513


[1254] Re:[1253] スイスのUlrich Kihm博士について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/06(Fri) 05:27  

Ulrich Kihm博士(現在は、Safe Food Solutions, Inc.というコンサルティング会社をおこされているようですね。 )は、2003年5月にカナダでBSEが発生したときに、スイス、アメリカ、ニュージーランド、イギリスの専門家からなる国際調査団のリーダーになられた 方で、そのときに、次のようなコメントをされていますね。
参照「カナダのBSE問題についての発言集」
http://www.sasayama.or.jp/diary/2003may23.htm の6月10日分

「調 査団のKihm博士によれば、カナダからの牛肉に付いては安全だが、カナダからの生体牛に付いては、そうとはいえないとの見解を示し、また、カナダの BSEが、アメリカの牛の安全性に影響を及ぼすかとの問いに対しては、牛に付いての両国間の国境取引がある以上、その危険性はあるとの見解を示した。」

2年前に、カナダ・アメリカの今日を見通されていたということです。
2004年2月の来日時には、食品安全委員会や各地
http://157.82.98.20/imswww/Event/symposium040221/poster.pdf
で、自説を披露されていましたから、食品安全委員会のみなさまも、Ulrich Kihm博士のご主張は、よく理解されていたと思うんですが。




[1253] 食品安全委員会の議事録より。「1993年から米国はBSEに汚染されている」という報告がされていたんですね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/05(Thu) 23:31  

笹山さん、桜の花さん、みなさんこんばんは。
月刊現代、という雑誌を立ち読みしていたら、
http://moura.jp/scoop-e/mgendai/mokuji/200506/index.html食安委の中村委員と、勝谷さんという方との、BSE問題の対談があったのですが、「93年には米国はBSEに汚染されていた、という報告が食安委にされている」と書いてあったので、議事録を調べてみました。
プリオン専門調査会の中間とりまとめ案に引き続くまとめ案ですが、北米からの肉骨粉からの曝露問題など、吉川教授の計算にはまったく入っていなかったですね。これら報告はなかったことになっているんですかね。

==============
平成16年2月20日(金)第5回プリオン専門調査会(抜粋)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai5/prion5-gijiroku.pdf 
○甲斐(諭)専門委員 今のお話とかレポートに、既に何年も前からアメリカはBSEに汚染されたと書いてあるんですけど、何年前ぐらいから汚染されたというふうに考えたらよろしいですか。
○Kihm 博士 私どものグループとしては、遅くとも北米大陸は1993年には汚染されていたと思っています。といいますのは、1993年に輸入されたケースがカナダにあ りました。英国から輸入された牛があって、その牛がBSE陽性でした。現在、私たちのヨーロッパでの経験でははっきりとした信号だと思っておりまして、も う一つの例を挙げますと、ドイツでは1990年から2000年まで6頭から7頭の輸入牛のケースがありまして、ですから1件だけではなくて、ある国に入っ てきて、検出されずに、気づかれずに入ってきているわけです。ほとんどは病気が発症する前に屠畜されているのですけど、その後こういったサイクルが始まっ てしまいます。いい対策をとらない限り、つまり感染のサイクルをどこかでとめるという予防措置が必要です。これはどの程度うまくいくかはわかりませんけ ど、ほとんどの国ではそういった措置がありません。まず給餌禁止が必要でありますし、しかも効果的な方法が必要です。それも除去する必要があります。世界 で、第1例目が発症する前にこういうことをやっている国というのはほかにはありません。私が間違っているかもしれませんですけれども、そういったケースが 起こる前に、SRMを除去して国はないのではないですか。あなたの国はどうですか。違いますね。
○甲斐(諭)専門委員 93年から汚染されたとすると、日本でBSEが発生したのは2001年だったのですから、その後は、ミートボーンミールは輸入をストップしていますけど、 その前まではアメリカから輸入しているわけですから、93年に汚染されたミートボーンミールが日本にもたくさん輸入されたというふうに考えてもいいので しょうか。
○Kihm博士 おっしゃるとおりです。除外することはできません、非常に可能性は高いと思います。その可能性を否定することはできません。アメリカにおいての発生率が低 かったとしても、その可能性を完全に排除することはできない。そのような部位が日本に輸入されていた可能性を否定することはできません。おっしゃるとおり です。


[1252] 秋葉広島市長が、アメリカのラジオ放送で、核廃絶を訴える。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/05(Thu) 23:11  

ニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止(NPT)再検討会議に出席している秋葉広島市長が、ニューヨークの公共ラジオ・テレビ局 WBAI の生放送「デモクラシー・ナウ!」に生出演し、反核2020プロジェクトについて語り、全米で放送された。
このサイト
http://democracynow.org/article.pl?sid=05/05/02/1348206
が、その放送の内容。
ここ
http://www.archive.org/download/dn2005-0502/dn2005-0502-1_64kb.mp3
をクリックすると、秋葉さんの流暢な英語での放送が聞こえてくる。
秋葉市長は2020年までの核兵器廃絶を求め、核保有国の姿勢を「『特権』に安住し、新しい方向を本気で考えていない」と厳しく非難し、アメリカを含むすべての国が核を廃棄すべきだと訴えた。
し かし、番組の中で、インタビューアーから「その主張を、どのようにして、アメリカにロビーイングするのですか?」と聞かれると、「私は外交団には入ってい ないし、ロビーイングの方法はわからないので、むしろ、その方面のかたにきいてください。」(I don’t know. I’m not in the diplomatic circle, so I have no knowledge. You’d better ask those people who have the direct knowledge of that.)等と、言う場面も見せた。
秋葉さんと私は、国会議員の時代は、諫早問題など、同じテーマで、ご一緒させていただいた仲間だ。
このような形で、ご活躍されているのは、うれしい限りだ。

http://democracynow.org/article.pl?sid=05/05/02/1348206


[1251] 国鉄民営化で、国土交通省は、いじめられる側からシフトするだけでいのかな? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/05(Thu) 19:31  

下記サイトの 天木直人さんの「メデアを創る」での、尼崎列車事故に関するマスコミの加熱報道ぶりに対する批判には、うなづけるものがある。
もちろん、責められるべきは、JRなのであろうが、将来の事故再発を防ぐためには、やや、JRバッシングのみに、精力が注がれているようにも見える。
それと、国土交通大臣の新型ATSの設置方針を英断だとするマスコミ報道が多いが、このサイト
http://ja.wikipedia.org/wiki/ATS#.E6.94.B9.E8.89.AF.E5.BD.A2ATS.EF.BC.88Sx.E5.BD.A2.EF.BC.89
にも書いてあるように、新型ATS=ATS-Pの導入よりも、旧型ATS=ATS-SWで要所に過速防止装置を入れることで、同様の効果は保てるという意見もあるようです。
災害時のパフォーマンスということは、いろいろな側でよくあることなのですが、やはり、どこかで総合的に見るところがないと、いたずらな空回りになってしまうことがあるようですね。
それにしても、民営化というものは、ある意味、責任問題については、無責任になるのは、免れないようで。

http://amaki.cc/bn/Fx.exe?Parm=ns0040!NSColumnT&Init=CALL&SYSKEY=0054


[1250] 『指が月をさすとき、愚者は指を見る―世界の名科白50』という本 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/05(Thu) 17:36  

四方田犬彦さんの本なのだが、このほかにも、はっとさせられる50の名科白が紹介されている。
なかでも、「おそるべき君等の乳房」という、シンガポールで歯科医を開業されていた西東三鬼さんの言葉には、思わず苦笑してしまった。
もともとは、「おそるべき君等の乳房夏来たる」という、敗戦後、米軍に占領されて、女が、平気で、素肌を見せるようになった頃の句なのだそうだが。
体制迎合に、割り切れないで出遅れた「男」の無念さもチラリと、感じられる。
これを「君」ではなく「君等」と複数形にしたために、アマゾネス的力の源泉を感じてしまうなどとかかれている。
西東三鬼さんには、ほかにも、こんな句
http://www.haiku-data.jp/author_work_list.php?author_name=%E8%A5%BF%E6%9D%B1%E4%B8%89%E9%AC%BC
がある。

冒頭の「指が月をさすとき、愚者は指を見る」は、イラン映画「カンダハール」
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=2405
の監督モフセン・マフマルバフ(Mohsen Makhmalbaf)さんの言葉。
マフマルバフさんは、その著書 『アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』( The Buddha Was Not Demolished in Afghanistan, It Collapsed Out of Shame)
http://www006.upp.so-net.ne.jp/ott/bookreview31.htm
で、 仏像が飢餓と貧困で瀕死の状態にある国(アフガニスタン)を「指さして」みずから崩れたのに、「誰もそれを見なかった。愚か者は、あなたが月を指せば月で なくその指を見るのだ」(“You point your finger at the moon, the fool stares at your finger.”)として使ったことで有名になったが、もともとは、中国のことわざ。
「如愚見指月、觀指不觀月」(楞伽經 第四)が、原典のようだ。
「Limbs of No Body: Indifference to the Afghan Tragedy」
http://www.monthlyreview.org/1101mm3.htm
でも、モフセン・マフマルバフさんは、同様のことを言っている。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591079155/249-8724911-3008351


[1249] 日本−タイ自由貿易協定をめぐる思惑 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/05(Thu) 13:55  

バンコックポスト
http://www.bangkokpost.com/Business/04May2005_biz65.php
によれば、日本−タイ自由貿易協定は、7月に締結されるとし、第一段階では、貿易の大まかな概略についての合意をし、第二段階で、二国間の協定有効範囲とされる商品・サービスについての合意を見る手はずだという。
そして、肝心の農業品目については、第一段階での合意を見ることが条件であるとする。
農業品目について、タイ側は、現在、その商品別詳細を明らかにしていないが、鶏肉・砂糖・パイナップル缶詰などについての関税率や輸入割当制限についてが課題になるとされる。
また、日本側に対しては、熱延鋼板・自動車の関税率が問題になるとされる。
自動車については、3000cc以上の高級車についての関税即時撤廃の形になる予定。
しかし、ここにきて、EUが、自動車問題について、「日タイ自由貿易協定によって欧州の自動車は、タイから排斥されるであろう。」との懸念を表明している。
EUのマンデルソン氏は、さっそく、「日タイ自由貿易協定が、他の国の利益を損なうものであってはならない。」と、釘を刺している。
http://english.people.com.cn/200504/29/eng20050429_183220.html
参照
また、このサイト
http://www.bangkokpost.com/Business/04May2005_biz80.php
においては、日本の自動車が低関税で入ってくれば、ヨーロッパ車もアメリカ車も同様な要求をしてくるであろうし、結果、これの与えるタイの地域経済への影響も考えなければならない。」としている。
「東洋のデトロイト」を目指すタイとしては、日本の独走を許すような形にはしたくないはず。


[1248] そろそろ来月で、ブログ一年目 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/05(Thu) 11:31  

ちょうど、昨年6月末にブログを開設してから、一年目が訪れようとしています。
開設以来、今日まで、311日が経過していますが、その間に書いたブログ記事が、約190ですから、1.6日に一本の記事を書いていることになります。
一回の文字数が、平均1500文字として、原稿用紙712枚分ということですが、単行本が300枚として、単行本二冊分とみれば、そんな量でもないような気もします。
もっとも、単行本というのは、かなりの枚数、増量剤が入っているようですので、単純比較にはならないでしょうが。

中には、一日も休まずにブログを書いたという人もおられますが、これくらいのペースで、私としては、快適ということなのでしよう。

こ の三ヶ月でとくにアクセスの多かった記事は、「世界と日本の鉄道大事故一覧 」「中国反日サイト・リンク集」「米牛肉交渉、対日制裁の裏舞台をのぞけば?」「世界に戦慄と波紋を呼ぶ日本の鉄鋼大手の鉄鉱石7割値上げ合意」「ユニ バーサル・プレコーションとスタンダード・プレコーション」「スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料 」「流行性脳脊髄膜炎ってなんだ? 」といったところでした。

とくに、「スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料 」については、書いてからかなり経過した後に、突然アクセスが増えだすという、奇妙な現象でした。
「世界に戦慄と波紋を呼ぶ日本の鉄鋼大手の鉄鉱石7割値上げ合意」も、おなじ現象ですね。
これは、ひとつに、検索サイトでの「ロング・テール現象」というものがあるようです。
すなわち、ひとつの検索キーワードで、大手検索サイトの一番初めのページに引っかかると、膨大な量のアクセスがくるという現象ですね。
上記のうち「スーダン 着色剤」や「鉄鋼価格」や「鉄道大事故一覧」などが、そのよい例です。
このキーワードでは、いずれの検索サイトも、私のページがトップに来てしまいます。
各検索サイトの仕組みがどうなっているのかはわかりませんが、私の場合は、同じキーワードでも、GoogleよりもYahooのほうで、一番ページに引っかかってくるケースが多いようです。
そして、しばらくたって、Googleでは、上位にあがってくるという現象のようですね。

また、「中国反日サイト・リンク集」は、一時間に千以上のアクセスがありました。
いずれも、中国本土からのアクセスと思われますが、3秒に1つのアクセスということですから、インターネット人口一億人の中国の脅威を感じさせるものでした。
しかし、それが、中国当局サイドでの規制によるものなのか、その後、ぴったりとまるというのも、ある意味不気味なものでありましたが。




[1247] Re:[1246] 1243関連 「食品安全タスクフォース」という考え方のほうがよかったのかも? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/05(Thu) 10:44  

桜の花さん。
現在の食品安全委員会の任務・所掌事務として、「1.リスク評価 2.モニタリング 3.リスクコミュニケーショ ン 」のみを所掌事務とし、「リスク管理は行わない。」としてはいますが、実質、リスク管理担当省庁の干渉を、見えない形で受けてしまっているということです ね。
いわば、「相撲の土俵のたわらの引き方は、食品安全委員会に任せた。」といいながらも、実際の土俵の俵の引き方について、リスク管理担当省庁の干渉を受けているという事態ですね。
むしろ、そのような奇麗事を言わないで、たとえば、「食品安全タスクフォース」という形で、タスクフォースが、リスク管理の場面にまで踏み込む形のほうがすっきりするのかもしれません。
その場合、タスクフォースの構成は、個としての学識経験者でない、NPOの集合体から構成されることが望ましいでしょう。
独立行政法人の国立大学の先生が、NPO法人を作って、これに集団として参加することも可能なスキームかと思います。
桜の花さんのおっしゃる『新しい官僚システム』については、それらのNPOとの融合体から、ビジョンを描きうるかもしれません。
下記サイトは、テネシー州での、「食品安全タスクフォース」のサイトの例です。

http://www.foodsafetytaskforce.org/objectives/


[1246] 1243関連 『責任者は行動と発言に責任を持つこと』を考える 投稿者:桜の花 投稿日:2005/05/05(Thu) 09:09  

笹山さん 
まりちゃんさんと呼吸のあったBSE問題を鋭くエグル論調に感動を覚えます。

・・何故 話が・・・ 委員会と国の向かう方向を国民としてみていると・・『食の安全の意識・捉え方』で議論されていますが、何故 それと同様に発言者の社会的責任・社会的名 誉・最終的には『官僚の社会的責任』にかけて発言し・決定すると・・受け取れないのでしょうか。→国の責任と言うように国家を隠れ蓑に個人が仕事をするの は便宜上あっても良いと思いますが、大事な意思決定については=決定者の『社会的責任と社会的名誉の概念』を公務員法の中に強く入れるべきではないでしょ うか。
政治家は常に選挙と言う責任の取り方があるのにです。

>典型的な食品安全委員会でのやり取りは、1226の北本委員と、吉川座長との問答によくあらわれていますね。

上記文章にふれながら、『会議は踊る』ではありませんが・・
この委員会の議論と官僚の見えない政治的思惑を考えると・・
『正常且つ本当の民主的形態』には思えません。

多分 飛躍しますが公務員法の大改革をもって人事院制度の古典的官僚制度を変えることが全てを解決すると考えます。
全てを解決する・・と言いますのは、郵政民営化を行革の根本と言う風潮になってきていますが、その財源の流れが根本問題にあるとは考えにくいからです。根本は官僚の法案作成権限にあるからです。
行革の根本は『官僚制度に社会的個人責任と社会的個人名誉の概念』を含めることだと思います。そして政治任用の制度にすることだと思います。

私達国民にとって食の安全が大切です。
笹山さんとまりちゃんさんの『正論』を拝見していますが・・
私には 国家システムの古典的官僚制度の社会的貢献度限界がお二人のなんら思惑のない『正論』に大きくはだかっている実態であると自分で言いますが『看破』していると思っています。

上記に述べさせて頂いたような改革こそ 行革の政策を越えて『新たな民主国家像』にも思えます。それは社会的個人責任と社会的個人名誉を取り入れた『新しい官僚システム』を意味しています。



[1245] 「LOHASコンシューマー」とは、何じゃ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/05(Thu) 07:46  

LOHAS(Lifestyles Of Health and Sustainability)コンシューマーの定義が次のサイト
http://www.lohas-world.com/
や次のサイト
http://naturalhealthcare.ca/natural_remedies.phtml/term=lifestyles%20of%20health%20and%20sustainability%20(LOHAS)
に書いてあります。
一見、「地球に優しい」族のようですが、なんか、裏に、巨大な消費市場の思惑が絡んでいるようにも思えて、素直に、歓迎というものでもないようなのですが。
皆さんのご意見はどうですか?
もっとも、私も、プリウスにも乗っているから、この族に分類されてしまうのかしら?
地球環境時代の一種の環境スノビズム-the ecological bandwagon-というわけなのでしょうかね?
ちょっと嫌ですね。


[1244] 認知症の姉妹に、過剰工事という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/05(Thu) 07:28  

相手が認知症の姉妹であることをいいことに、リフォーム業者や、シロアリ駆除業者や、耐震補強業者などが、次々と、必要でない工事を繰りかえし、五千万円以上の過剰工事による損害を与えたという記事だ。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050505-00000009-mai-soci
参照
住宅のバリアフリー普及に取り組むNPO(非営利組織)「ピュアライフ・ネットワーク」が、市からの依頼で姉妹宅を調べたところ、ほとんどが不必要で過剰な工事だったという。
この「ピュアライフ・ネットワーク」http://www.h7.dion.ne.jp/~purelife/のように、住民と業者と行政との間に立って、公正な目で、業者を牽制しうる組織というもは、この問題に限らず、消費者問題全般にわたって、もっと必要な感じがする。
アドボケート・プランナー的存在
http://www7.ocn.ne.jp/~cda/usa/AdvocacyPlanning.html
というのだろうか。
行政も、これらアドボケート・プランナー的存在を増やすための支援策がもっと図られていい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050505-00000009-mai-soci


[1243] Re:[1242] パブコメをどうあつかうかによって、今後の食品安全委員会の存在意義が問われるでしょう。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/04(Wed) 18:35  

ヒゲさん。
定量的評価云々についての典型的な食品安全委員会でのやり取りは、1226の北本委員と、吉川座長との問答によくあらわれていますね。
おっしゃる空中浮揚ならぬ「ロジックの都合のいいジャンプ」ですね。
ここで、パブコメをどう扱うかによって、今後、食品安全委員会が、結果、受けるダメージは相当のものになると予想されますね。
注意深く、推移を見守っていきましょう。


[1242] 社会的脳海綿症 投稿者:ヒゲ 投稿日:2005/05/04(Wed) 13:14  

今回の食品安全委員会の件を見ると、オウムの麻原「教祖」は時代の先覚者だったという思いを強くします。
 彼は、空中浮揚とか 脳波を転写するヘッドギアとかで科学技術をおちょくったわけです。実証性が全く無い理屈を捏ね上げて騙した。いわゆるオカルトです。今回の答申案の定量的 リスク評価、吉川さんが書かれた部分はオカルト以外の何物でもない。4年前、3年前なら一つの推測として価値があったかもしれないけれど、この掲示板でも 触れている死亡牛の検査の実態がわかってくれば、元々の汚染実態が今や永遠の闇の中になってしまったわけですから、定量的評価は無理なのは自明です。
  麻原「教祖」は、救済とか解脱でオカルトを信者に飲み込ませたわけですが、今回は何でしょうか。アメリカの圧力で、不当な要求を飲まされたという政治的社 会的不信を顕在化させずに、7月に輸入再開する口実は?小泉首相は、イラクに自衛隊を派遣する口実に隣国の共和国の脅威をあげていましたが、報道では6月 に核実験とありました。本当に、核実験がおこなわれれば、牛肉ばかりでなくミサイル防衛網、それへの郵便貯金使用なども全て、日本国民は飲み込まされるの でしょうか。
 もしそうなれば、日本も核武装をと言い出す政治家が何人も思い浮かびます。日本は運搬手段(ロケット)、材料(プルトニウム)、製造技術は既にありますから、そこに政治的意思が加わったとなれば、周辺諸国はどう考えるのか。
 このまま答申が出されるとなれば、外からは日本の政治家は自国民の生命よりも米国の要求のほうが大切で、日本国民はオカルトを鵜呑みにする非理性的な社会であると見えるのではないでしょうか。
[1241] Re:[1240] [1232] [1230] パブリックコメントの何たるかを理解していない食品安全委員会の吉川泰弘座長 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/04(Wed) 10:35  

まりちやんさん。
こうなると、まだ、レコード輸入権の時の文化庁さんの方が、パブリックコメントが何たるかを理解されていたようですね。
それに比べ、食品安全委員会の吉川泰弘座長さんが、もし、新聞に書かれているようなことをいわれたのだとしたら、この方は、まったく、パブリックコメントの意義を理解されていないようですね。
サイト「有効なコミュニケーション型行政を実現するために」http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_25.htmに も書いたことがありましたが、日本では、パブリック・インボルブメント方式と、パブリック・コメント方式の違いについての認識がないため、パブリック・イ ンボルブメント方式が狙いとする、一つのプロジェクトについて、賛成でも反対でもない「普通の人」の意見がどこにあるかを知り、その意見を分析し、プロ ジェクトへのフィードバックを繰り返しながら、「普通の人」が、「納得づく」で、計画を理解し、高め、参加し、時には代替案まで検討し、最後は、共同で事 業実施の意思決定をしていくということに、パブリックコメントの意義があるのですね。
それを、吉川座長さんは、連休のわずかな時間に、千通のパブリックコメントを、層別分類もせず、走り読みで、貴重な国民の意見を、ティッシュ扱い・鼻紙扱いとは、これ如何に?ということでしょう。
また、このような報道をさせる事務局も事務局です。

http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_25.htm


[1240] Re:[1232] [1230] 形骸化したパブリックコメントの典型的な例ですね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/05/04(Wed) 09:53  

今回のパブリックコメントの問題点について
藤原邦達さんがまとめておられました。
http://homepage2.nifty.com/safety-food-forum/7p.html#5/3

BSE問題を通して食品安全委員会をWatchしてきましたが、なんかもう、どうしようもない感じがしますね。ブログか雑誌か忘れましたが、辞表を提出した委員もいるとか書いてあるのを見ましたが、辞めたくもなるでしょう。

消費者としては、責任所在の「個人名」を明確にすべきだと感じています。
と ころで私はパブコメで、実用化が近い、もしくは実用化が容易とされる、より感度が高い新検査法についての情報と報道を各種まとめて送りました。例えばリン タングステン酸法など、現行の検査に一手間加えるだけで感度1000倍になる、と福岡伸一先生が書かれていましたが、食安委で検証さえしないつもりなので しょうか?

北海道では新検査の試作機まで出来たとの報道がありましたが、肝心の道の関心が薄いとのこと。一番のBSE発生都道府県でありながら、道の畜産の、食の安全に対する取り組みはその程度か、というように思いました。農家の方も気の毒ですね。


[1239] Re:[1238] 米牛輸入解禁問題は国内産牛にもリンク 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/03(Tue) 21:21  

ときさん。
日本からアメリカへの生体牛ならびに牛肉が輸入禁止となったのは、次のとおりです。
2001年9月17日、 各国の狂牛病状況の緊急情報を発信するCEIが、1998年から2000年3月 までに、日本からアメリカに輸出された73頭の家畜と肉が汚染されていないかを懸念するレ ポートを発信し、これと相前後して、米農務省(USDA)は、日本産の牛と牛肉輸入を全面 的に禁止したことを発表しました。
これ以後、日本からアメリカへの牛肉ならびに生体牛の輸出は、ストップしたままです。
日本からのアメリカへの生体牛の輸入は、1993年から1999年にかけて、242頭が輸入され、USDAは、これについてのモニターを、このときはじめました。
以来、日本の輸出業者は、我慢強くこの時期を待っていたというわけですね。
この経緯の中にも、私としては、アメリカの神経質な対応について、不平等なものを感じていたことは事実です。
ただ、これまで、この問題にふれなかったマスコミが、この期になって、この問題を取り上げることについての意図的なものを感じます。

http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_33.htm


[1238] 米牛輸入解禁問題は国内産牛にもリンク 投稿者:とき 投稿日:2005/05/03(Tue) 20:09  

対米輸出再開を準備 協議決着にらみ国産牛産地(共同通信) - 5月2日17時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050502-00000119-kyodo-bus_all

この問題は、米国牛肉産業と日本国内の米牛依存産業のみならず、国内の輸出牛肉産業の問題でもあったわけですね。

内外の食肉利権にがんじがらめなんですね。これは厄介なことです。科学と政治、どちらにも偏ることができない問題ではあると思うのですが、どうしても政治よりになってしまうわけですね。

何のための「食品安全」、「消費安全」というセクションなのでしょうか? お役所は結局、国民の消費の側に立たず、まだまだ昔のままの産業優先の姿勢からは変わってないのでしょうか。

あまりにも、お粗末な手順であるように見えます。お役所仕事が、専門の研究者にもう見放されているようにも見えます。
結 局、その場しのぎの「事なかれ主義」のまま、危機が実際に起こって、犠牲者がはっきり出てからでないと次へ動けない、動かないという「危機管理」のない国 だということなのでしょうか。これでは、薬害エイズのようなことがくりかえしおこることを、避けようがないのですね。がっかりしております。
愚痴をこぼして失敬いたします。謝


[1237] 「シャヨク」(斜翼)(Social Activist)のすすめ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/03(Tue) 14:56  

憲法記念日に、このサイト
http://mytown.asahi.com/akita/news01.asp?kiji=6891
の 私の郷里の「むのたけじ」さんの憲法観などを聞きますと、レトロとしてのサヨクのよき時代を思い出してしまうのですが、しかし、私は、かねてからいってい るように、すっかり政党としては、見捨てられてしまった、このサヨク分野には、依然として、政治的マーケットは存在しているように思われますね。
プロテスト志向というものは、時代が変わっても、いろいろな形で、存在しうるものだからです。
そのパラダイムを今日的に、既成政党が、構築できないがために、妙な混乱が生じているのが、今の政界なり政党なのかもしれませんね。
魚がいるのに、それを捕らえる網ができていない、そんな感じですかね。
野党である民主党が、ハイソな雰囲気の軽井沢の別荘で、こんなハイソな赤いいでたち
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/images/20050503k0000m010077000p_size5.jpg
で、党内批判をし、政権取りを叫ぶという、鳩*さんたちのような、ミスマッチを起こしているのだと思います。
もったいないことです。
むしろ、こんなことをするなら、長野の炭焼き小屋で合宿して、ヤニだらけの真っ黒な顔で写真をとられたほうがよっぽどインパクトがある、そんな、余計なことまで思ってしまいます。
ここは、微妙なのですが、ウヨク・サヨクという言葉が今日的な、対決バラダイムを表していないので、ちょっと工夫が必要なのでしょうね。
私は、造語として、斜め横断型・きりもみ回転型・三次元型の「シャヨク」(斜翼)という言い方をしているのですが、わかりますでしょうか?その微妙な概念構造?
つまり、対決軸を、三次元で、考えるということですね。
この三次元には、いろいろ、考えられるでしょうが、これが、クラスター状になって、時には、政権にもぐりこむこともありうるという構図ですね。
アメリカでは、ニュー・レフトと同義語として、「Social Activist」
http://en.wikipedia.org/wiki/Social_activist
という言葉が使われています。
こ れも、日本語に訳してしまうと、「社会活動家」と訳されてしまっては、やや、公安に目をつけられそうなおどろおどろしい概念となってしまうのですが、そう ではなく、国の倫理的問題・道徳的問題・人権の問題、アニマルライトの問題・環境問題などについて、問題解決に向け、挑戦する人々という意味となっていま すね。
要は、既成のあらゆる政治的レッテル張りに疲れ、倦んでしまった人々に対する新たな価値観なりムーブメントのありかたを提供しうるパラダイムということですね。
代表的なSocial Activistとしては、次の人々が上げられています。
これらが政党を持つとすれば、さしづめ「現代のプロテスト党」とでも言ったほうがいいのでしょうか?

* Martin Luther King, Jr. * Gandhi * Nelson Mandela
* Elie Wiesel * Cesar Chavez * Ronald Takaki * Paul Hewson * Aung San Suu Kyi * Rigoberta Menchú Tum * Dalai Lama * Amartya Sen * Rosa Parks * Russell Means * Patsy Mink * Marian Wright Edelman * Mao Tse Tung
* Maya Angelou * Rachel Carson * Mother Teresa
* Catherine Doherty * Abraham Lincoln * Frederick Douglass * Susan B. Anthony* Elizabeth Cady Stanton
* Jane Addams * Edward Norton

このサイト「No More Political Labels, Please」http://www.mskousen.com/Books/Articles/labels.html
では、「バラはバラであり、バラ以外ではない。しかし、保守派は、自由論者であり、自由主義者である。このように政治的ラベル付けは、明確にするよりは、混乱させるほうが多いので、政治的ラベル付けをするのは、やめよう。」と呼びかけていますね。

http://mytown.asahi.com/akita/news01.asp?kiji=6891


[1236] Re:[1235] 1231関連「民を貴しとなし、社稷これに次ぎ、君を軽しとなす」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/03(Tue) 11:55  

桜の花さん。
確かに、そういわれてしまいますと、悲観的にならざるを得ないのですが、経済覇権と軍事覇権とがごっちゃになったアメリカ流ソフトな覇権主義("soft" hegemonism)が、すでに通用しなくなってきていることも事実なのでしょう。
その意味では、私は、楽観的です。
ただ、今の世界中のFTA先取りブームが、単に、すでに関税率の低い国が、先取利益を確保するための囲い込みに過ぎないのだとしたら、悲惨な結末しか想定できません。
やはり、ここは、大構想が必要なものと思います。
ところで、お使いの「社稷」という言葉は、意味が深い言葉だったのですね。
“民為貴,社稷次之,君為軽”(民を貴しとなし社稷これに次ぎ、君を軽しとなす)−孟子「尽心篇第七」-
沖縄のウタキが、この社稷にあたるのでしょうか。
GHQ が、占領時代に、国有林の社寺保有林の没収を求めてき、高野山の保管林の伐採をはじめたのに対して、私の父が、ドナルドソン少佐に、「高野山の奥の院は、 外国で言えば、メッカである。」と抗議したところ、あっさり「メッカ・オーケー」ということで、伐採を逃れたという逸話を思い出しました。
その意味では、よき占領軍であったというわけですね。

http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je04/04-00303.html


[1235] 1231関連 両者の相克を止揚しうるパラダイム・・ありますか。 投稿者:桜の花 投稿日:2005/05/03(Tue) 10:06  

笹山さん
私は米国の一連の防衛政策と安保条約の中に、日本の国家予算を必然的に使う計略が隠されて 且つ実行されていると思っています。
今の憲法改正の本質は 公共事業よろしく簡単に 日本の予算を使う目的が隠されていると思っています。
更に 以前笹山さんのご指摘がありました、『郵貯民営化は米国の要求』と言うことを含めると『350兆円の新たな融資先』が日米共同の新事業に向けての財源に見えてきても不思議ではありません。
・・だとしたら 今の議員連中の行革に隠れた論議を『あほらしい』というよりありません。ましてや『自主憲法の真意』すら『黒い汚れた手のひらの上の出来事』と強く批判して見たくなります。
国民が本当に考えて作るべきです。お決まりの政治家達に任せることは危険であると思っています。

さ て この事を前提に小泉発言の中国への武器輸出解禁反対発言は事情を良く知る人間業のなせる発言と推察いたします。岸・福田ラインの流れこそ志向する処が 国民の心と乖離した処にあることが歴史的に証明されるかもしれませんね。戦前の軍部が財閥と組んで独創したように、社稷(しゃしょく)の政治家などは一人 もいないと言う事だと思います。

まさに 私はこのことを危惧しています。
日本同様に中国も然り、東南アジアの華僑も然り、米国も然りだと思いませんか。
私には 笹山さんの記述の中に 私の思う危険な内容を十分読み取れます。
深く洞察すれば『両者の相克を止揚しうるパラダイム』など無い事を歴史が証明してくれると思います。

悲観論を語りました。・・可能性なので敢えて、エグッタつもりです。
唯一そのパラダイムがあるとすれば 人間の良心を結びつけるネット社会で国民の意思伝達が忌憚無くなされる中で、目的を、決定事項を秘密にしない、オープンな状態をもってして 歴史的に初めて顕現させることが可能だと思います。


[1234] 「在外日本人ネットワーク」に、リンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/03(Tue) 08:57  

このサイトhttp://tiao.jp/zaigaij/modules/xhld7/です。
光栄です。

http://tiao.jp/zaigaij/modules/xhld7/


[1233] 憲法を検証する場合の、もうひとつの方法 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/03(Tue) 08:26  

憲法論議も、ここまで深まれば、もうひとつの方法で、現行憲法なり新憲法案を検証することも必要であると思っている。
たとえば、環境権など、現行憲法に規定されない概念で、新しい人権などについて、憲法違反や、国の責任を問う場合、たいていは、「憲法13条に規定する国民の幸福追求権を侵害している」との、代替条項で、責任を追及してきたが、そのほとんどは、敗訴している。
逆に言えば、新しい憲法の有効性を確かめる場合、これまで、憲法違反を代替条項で問うて、敗訴となったケースが、新しい憲法案で、それらの権利がどうカバーされうるのか、ということを、逆にトレースしてみることも必要なのではなかろうか。
正直、新憲法で、憲法違反があまり出すぎても、どうかとも思うのだが。
このような形での検証は必要な感じがする。
ちなみに、これまで、13条の幸福追求権で憲法違反を問うたケースは、以下のサイトのように、たくさんある。
それと、超国家時代の憲法のあり方という視点も必要ですね。
たとえば、「人権に国境なし」という観点から、マッカーサー草案にあった守るべき人権の対象を「一切の自然人」( all natural persons )とする考え方など、今になって新鮮な概念である。

http://www.google.co.jp/search?num=20&hl=ja&c2coff=1&client=firefox-a&rls=org.mozilla%3Aja-JP%3Aofficial&q=%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E8%BF%BD%E6%B1%82%E6%A8%A9%E3%80%80%E3%80%80%E6%86%B2%E6%B3%95%E9%81%95%E5%8F%8D%E3%80%80%E3%80%80%E5%88%A4%E4%BE%8B&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=


[1232] Re:[1230] 形骸化したパブリックコメントの典型的な例ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/03(Tue) 07:29  

虹屋さん。
ちょっと、ひどすぎますね。
形骸化したパブリックコメントの典型的な例といえます。
第一、パブリッ クコメントを締め切った時点で、次の「アメリカ牛肉輸入についてのリスクコミュニケーションの日程が、早々と設定されていた。」という事実ひとつとってみ ても、食品安全委員会の自立性がなく、農水・厚労の思うがままの体たらくを、自ら示していたとしか思えませんね。



[1231] Re:[1229] 1228関連 「福田ドクトリン」のトラウマからの離脱と止揚 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/03(Tue) 07:21  

桜の花さん。
これまでのいかなる経済ブロック圏構想の背後には、経済覇権と軍事覇権の思惑があることは確かなのですが、その両者の相克を止揚しうるパラダイムというものを、今、ASEAN諸国が求めているのではないでしょうか。
今の小泉さんが、政治の師である福田さんの福田ドクトリン
http://park5.wakwak.com/~asia/inform/fukuda_d.htm
の精神を継承して、ASEAN諸国とのFTAを考えられているのでしょうが、この福田ドクトリンが発せられた1977年8月とは、日本の立場もアジアの立場も、相当の変化を遂げております。
ですから、ここで必要なのは、福田ドクトリンのトラウマから逸脱し、今日的な「経済覇権と軍事覇権とからめない新たなパラダイムの創出」が必要な気がしています。
その意味では、それらの覇権主義とはニュートラルで、しかも、個々の民族主義は尊重しうる、長い統合への模索の知恵に裏付けされたEU統合の知恵が、今、求められているのだと思います。
また、南アジアとの統合を次のステップに位置づけるのは、アメリカのソフトな覇権主義とは、隔絶する意味での、ひとつの知恵であると思います。
今回の小泉さんのEUでの中国武器輸出への牽制の発想が、どこから出たのかはわかりませんが、偏狭さを自ら露呈したメッセージであったように思います。
要は、今後10年間におけるアメリカの力が、相当失われるのではないかという見方にたって、これらの新たなパイダイムが噴出してきている状況ということを見失ってはならないと思います。
これは、ポール・ケネディ
http://www.iti.or.jp/flash25.htm
の見方と、一致するものを、世界の潮流が感じ始めているということなのでしよう。
http://www.yale.edu/history/faculty/kennedy.html
もちろん、中国の台頭を、アメリカに替わる新たな覇権主義の台頭と見るかどうかについては、諸論あるのでしょうが。
1225で、「脱亜入欧」でなく、「入亜入欧」をといったのですが、次のサイト
http://www.janjan.jp/column/0502/0502143580/1.php
で、同じような考え方が述べられていました。

http://tanakanews.com/e0217dollar.htm


[1230] 食品安全委、6日了承へ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/05/03(Tue) 07:09  

食品安全委、6日了承へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050503k0000m020128000c.html
「緩和答申案について、6日の次回定例委員会で了承する方針を固めた・・(先月27日まで)寄せられた約1000通の意見をプリオン調査会の吉川泰弘座長が検討した結果、同調査会としては答申案の修正は必要ないと判断した。」
吉川さんしか読まないし、検討しなし、判断も彼一人が下すのでしょうか。例の回答編も吉川さんが書かれるのかしら?
 意見募集とか、意見交換会とかいっても、この国では上意下達の方便?

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050503k0000m020128000c.html


[1229] 1228関連 中国のFTAの矛盾と疑問。 投稿者:桜の花 投稿日:2005/05/02(Mon) 22:17  

笹山さん ありがとうございます。
当初からの私の疑問ですが もう一度どのように考えたらよいのか、ご意見をお聞かせくださいませんでしょうか。

中国政治体制はもとより経済体制の本質が社会主義的計画経済です。根本はプライスメカニズムを基本としているので資本主義的システムとは矛盾しないかもしれませんが手法においては自由経済と矛盾するはずです。
な らば中国がASEANと共に考えるFTAでも矛盾点があるのに更なるEUとの経済統合などは机上の空論として批判しておくべき事柄ではないかと思っていま す。一番矛盾する処は 夫々の国の国民経済に直結する細かい配慮をほとんど無視する大味経済活動しか創れない経済体質にあるからだと思います。中国本土の 矛盾そのままの経済体質を輸出するとおもおるからです。更に中国では共産主義国の軍隊関係が企業活動に手をつけていることです。旧東独関係者とは密接であ るそうです、既に合弁企業なども沢山あるそうです、且つ その関係でEUとの関係すら可能だと想像いたします。←良い事ではなくて軍隊がらみの商売のここ が一番危険なのです。目的が違うことが想像できるからです。EUの代表者の笹山さんのご指摘の発言にも ひっくり返しで考えると中国を意識しすぎで、中国 を利する個人プレー的怪しさをかんじます。
日本の考える共存共栄の考え方の方が現実的だと思います。
EUの狙いも華僑の持つネットワーク 的統合市場狙いだとおもいます。既にマレーシアを中心として繊維等の軽工業の加工貿易が根付いています。日本なども衣料関係ではネットで図面を送り、すぐ に製品化というシステムと技術が以前より確立しているそうですので、他の事でも多くあるのではないでしょうか。
あくまでも自由主義的経済の中での関係こそ問題を複雑にこじらせない点でよい事だと考えての疑問です。





[1228] Re:[1227] 1225関連 見直さざるを得ない、日本のFTA戦略 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/02(Mon) 19:31  

桜の花さん。
日本のFTA戦略については、この外務省の「日本のFTA戦略(要旨)」http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/fta/summary.html
に代表されるように、
「貿 易の主要パートナーを東アジア、北米、欧州の3地域とし、このうち、先進国同士の関係にある北米、欧州に比べ、東アジアとのFTAが更なる自由化を通じ最 も大きな追加的利益を生み出す」ものとして、「日本産品は最も貿易額の多い東アジア地域において最も高い関税を課されている。」ところから、「ASEAN や中国との競争に晒され、多くがその生産拠点を東アジアに移している日本企業にとっても東アジアの自由化を進めることは円滑な企業活動に資する。」との観 点から、「まずは韓国及びASEANとのFTAを追求し、中長期的にはそうした土台の上に、中国を含む他の東アジア諸国・地域とのFTAにも取り組むべ き」との立場をとっているということですね。
そして、ASEANに対しては、「究極的にはASEAN全体との経済連携強化を視野に入れつつも、先 ずは日本との二国間FTAに積極的関心を示している主要なASEAN諸国(タイ、フィリピン、マレイシア、インドネシア等)との間で、日シンガポール経済 連携協定の枠組みをベースにして、個別に連携の取組のための作業を早急に進めていく」という方針のようですね。
ですから、今回のASEANとEUとの統合構想は、この日本の戦略の一歩も二歩も先に行く構想であるだけに、今後、日本の自由貿易構想には、相当の見直しが必要な気がしています。
その大きな理由として、ASEANでの、地域通貨統合が、円なり元なりを主体とした通貨バスケット方式の構想はあるものの、その先行きがまったく見えていない段階で、すでにユーロという共通通貨が機能している経済圏との統合構想であるということですね。
おまけに、このASEAN諸国では、ブルネイ・シンガポールなど実質ドルにペッグした通貨を有しているのですから、この構想は、実質ドル離れということになりますね。
昨日の朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/0501/001.html?t5
で、アーミテージ前米国務副長官が、東アジア共同体構想について「米国がアジアで歓迎されていないと主張するのとほとんど変わりない」として、躍起になって反対する気持ちも、わかろうというものです。
もうひとつは、中国の元切り上げの見通しが不透明という中で、ASEAN諸国内で、中国に続いて、WTO加盟を果たす国が今後、どんどん増えてくる情勢にあることですね。
1985年のプラザ合意以降の日本が、円高のもとに、経済の進捗がストップしたという経緯が、果たして、中国にも通用にするのか、非常に微妙になってきた、という段階なのでしょう。
日本が、東アジア経済圏で、主導権を握りうる条件は、きわめて限られてきた、そこにきての、今回の、まったく新しいパラダイムの元で、ASEAN-EU統合構想というわけです。
どうも、このようなことから、日本のFTA戦略は、見直さざるを得ない状況に来ているようです。
おっ しゃる雁行形態論というのは、、不均衡成長から、均衡成長へ、そして、均衡成長から不均衡成長へと、「尺取虫」状に成長・発展するとする大来佐武郎さんの 説ですが、この説のもとはといえば、不均衡成長論は、ハーシュマンさんの前方・後方連関効果論を流用し、均衡成長論は、ヌルクセさんの説を流用した、とい う合成の産物です。
何しろ、このハーシュマンさんの説は、私が卒論に引用した文献ですから、とうに、古典の部類に入っているもので、現代への適用 は、土台無理な話ですが、いわゆる発展のダイナミズムがどのような因果関係・力関係で働くか−ギッタンバッコのシーソーの原理で、発展途上国経済が、上方 に向かうのか-という点では、現代にも十分適用しうる考え方であると思います。
近頃、こんな再評価論
http://www1.tcue.ac.jp/home1/k-gakkai/ronsyuu/ronsyuukeisai/45-3/yano.PDF
も出ているようです。
キャッチアップされる国は、ひたすら弱者の戦略に徹して、自国通貨をできるだけ安いレベルに保つか、または、自国が、比較優位に立てる地域範囲で、自由貿易協定を結ぶか、どちらかの戦略をとらざるを得ないということになります。
今のアメリカは、その二つの道を同時に選んでいるような気がします。
日本は、如何に、イギリスが英国病から立ち直ったかについての、歴史検証をしたほうがいいのかとも思います。
中国の場合、中国が、巨大な輸出国であり、輸入国であり、資源保有国である、という点が、かつての日本がプラザ合意で締め上げられたと同じようにはいかないのではないのか、というのが、私の感じです。
最後に、この記事
http://www.asahi.com/international/aan/hatsu/hatsu041118a.html
も、いい線、突いていますね。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/fta/summary.html


[1227] 1225関連 中国との経済関係・・健全でないと思います。 投稿者:桜の花 投稿日:2005/05/02(Mon) 12:05  

笹山さん 
中国と日本の経済関係を考えても 米国やその他の経済関係を比較した敢えて感覚的な印象ですので むしろ笹山さんのコメントを頂きたいのです・・勝手ですが、お願いいたします。

ASEANの関係にも感じることです。その意味で中国の欠点を隠す意味でEUとの関係でごまかすのではないかと言う疑念です。

まず、日本と中国の貿易で持っても、日本の国民に直接繁栄をもたらしていないように感じます。それは他国には製品輸出が伴うのに比べて、雇用という形で国民に直接伴う経済的貿易関係が成り立っていないからです。

これは国同士の企業間競争が成り立ってもいません。国が違っていて競争しているようでも日本の同系列の企業だからです。

問題は 日本の生産工場を閉鎖して 中国に生産拠点を移す、空洞化現象です。
過去に稀にある例で、貿易輸入国の同じ産業を脅かした時、その産業の他国企業の現地生産を義務付けた業種も国によってありました。現状の様な経済的無策では 国内に残す為に 国の接収しか道が無いかもしれません。

以上のことから日本の経済政策を真剣に考える余地があるのではないでしょうか。雁行形態論とプロダクト・サイクル理論が日本に於いて当てはまらなくなつています。

それを踏まえた危惧ですが・・
現在の中国の一国利益主義とも思える政策のままでは
ASEANプラス日・中・韓のFTAの構想も早晩矛盾が見えてくると思えてしまいます。一部これらの国には自国の武器を輸出して、見返りに資源の開発の利権を取得しているからです。ミャンマーには潜水艦の基地さえあるそうです。華僑さえ利用しているからです。
その矛盾が中国への様々の政治的圧力をつくりだすようにも思います。
それが健全かどうか解りませんが・・
さもなければ世界の国々は 対中国での合従連衡のパワーゲームになるかもしれません。
日本と米国が健全な財政状態にないだけに不安要因はたいへんあるのだと思います。


[1226] 「BSEリスク数値評価断念 厚労、農水省」の記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/01(Sun) 11:27  

厚生労働、農林水産両省は、五月下旬に予定されている米国産牛肉の輸入条件の諮問で、内閣府・食品安全委員会に数値的な評価を求めない方針を固めた。

という記事なのだが。
これは、私のブログ「食品安全委員会に対して提出したパブリックコメントの内容」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=268
でも書いたことなのだが、これまでの食品安全委員会での議論では、感染価について、cattle oral ID50(CoID)の概念とhuman oral ID50(HoID50)との概念とを、混同した珍妙な議論が続けられてきたということだ。
珍問答の例を挙げると、この食品安全委員会第20回プリオン専門調査会議事録
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai20/170224_dai20kai_prion_gijiroku.pdf
の33ページくらいから始まっている。
「○北本専門委員 だから、そこがものすごく大きいところで、そういうリスクマネージメントしかできないところのデータで、我々としては参考にできないわけじゃないですか。
○吉川座長 できないです。
○北本専門委員 できないからヨーロッパのデータを使いましょうかと、それはものすごい問題じゃないですか。
○吉川座長 だけど、ほかに考えようがない。
○北本専門委員 だけどほかにということで済ましていいんでしょうか。これは、今までこのデータを出そうとしなかったことを、やはり反省すべきではないでしょうか。
○ 吉川座長 それは私も反省しなければいけないと思いますよ。ただ、リスク評価を現時点でどのぐらいのリスクを持つだろうかという諮問に対して答えるのに、2004年 4月までなぜかかってしまったのかと、これは確かに問題だと思うんです。技術的に難しかったことがあるか、私もよくわからないんですけれども、実際には言 われるように、本当に使えるデータは、まだ1年経っていないんです。」

ちなみに、ハーバード大学のリスクアナリシス(the Harvard-Tuskegee Risk Model Study)では、これを無理につなげる見解が支配的だったのに対して、カナダとの国境再開を差し止めたモンタナ地裁で、Dr. Anthony Coxは、これに対して、疑義を呈している。
http://www.r-calfusa.com/BSE/USDA_pi_opp_dec_ferguson.pdf
参照
それにしても、だからといって、食品安全委員会の答申前に、アメリカ牛肉についてのリスクコミュニケーションを始める免罪符にはなりませんよ。
農林水産省さん。

http://www.chunichi.co.jp/00/sei/20050501/mng_____sei_____000.shtml


[1225] Re:[1224] 1223関連 「脱亜入欧」ではなく、「入亜入欧」の考え方ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/05/01(Sun) 07:55  

桜の花さん。
EU-ASEAN構想における日本の地政学的立場は、EUにおけるイギリスの立場と似たものでしょうし、その背後にそれぞれ太平洋・大西洋を隔てて、アメリカが存在するというのも、同じような地政学的位置づけですね。
ただ、日本の立場としては、これから、入亜を果たそうとする矢先に、亜のほうは、これまでのルック・イーストからルック・ウエストに転じるという、ミスマッチがありますね。
日本としては、「これからっていうのに、どうなっちゃってんだ。」という気持ちもあるかもしれませんね。
ODAも、いらないっていわれてしまうし、孫にお年玉を断られたおじいちゃんの心境(サミシイ-----)でしょう。
超国家の問題を、ドメスティックな政治家が考えるのは、所詮限界があるものとも思われます。
竹*健*さんなどに代替しうる、アメリカかぶれしていない、オピニオンリーダーなり先見者の存在が、今、日本に、不可欠ですね。
脱亜入欧というと、物々しくなりますので、やはり、ここは、「入亜入欧」という、小日本主義の立場で、この問題を捉えるほうがよさそうです。
まさに、今こそ出でよ、平成の石橋湛山!!ですね。

こんなとき、日本のFTA交渉は、いずれも難航のようです。
「どうなる?FTA 相手国増加で停滞」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050501-00000010-san-bus_all
やはり、ここは、二国間と、地域間との両建ての構想が必要のようですね。
日本の構想力が問われる場面になっていますね。
小泉さんの今回のインド外交のレトリックである「繁栄の弧」( ‘Arc of Advantage and Prosperity’ )では、せいぜい、フラフープ程度のものに終わるでしょうね。
(このキーワードで、海外ニュースを検索してみたら、たった19しか、引っかからなくって、トホホでした。)
もっ とも、この「Arc of Advantage and Prosperity」のレトリックの発明者は、昨年11月のラオスサミットでのインドのManmohan Singhさんで、意味するところは、 これまでのブッシュ大統領のいう“Arc of instability”(「不安定の弧」)を "arc of advantage" と“Arc of Prosperity”に変えようとの意味でつかったのですね。

http://www.jca.apc.org/kyoukasyo_saiban/datua1.html


[1224] 1223関連 日本の進む道は色々あって良いとおもいます。 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/30(Sat) 22:58  

笹山さんのブログみました。

私は 日本の進む道が一つでは無く、状況に応じて 小泉さんの外交も捨てたものではないと思っています。私の別な角度の視点と理解してください。

中国と東南アジア諸国の蜜月は今後続くと思います。
中国人の世界に対しての自信の現れだと思います。その中国本国の自信が 東南アジア諸国の華僑達のこれまた自信につながつた感じだとしたら・・

華僑の強い経済力(商業資本が日本の工業技術を取り入れ工業資本に転換し東南アジア諸国の発展の原動力を果たしました)は 夫々の国で政治的発言力にまで高められてきました。
その様な状況では 政治的に今の中国に今まで持たなかった親近感を持っても不思議ではないと思います。
日本は小泉外交のように冷静に日本の道を探してこそ独自の発展の余地があると思います。

私は EUのASEAN政策は域内企業の今後の市場を求める自然の流れとして当然の行動だと思います。 中国は 対米国・対日本の資本・技術の牽制と資源の利権目当てだと思います。

日本や米国は 当面の利権目的が希薄なのは否めないので致し方ないのではないでしょうか。・・民主党も右へならへの事だと感じます。

東南アジアは華僑と中国系の国になるのでしょうか・・
その時 極論すると 中国はあちこちの国と軍事同盟を結ぶのでしょうか。
このとき日本・インド・ベトナム・オーストラリアが大事な役割を果たすのではないでしょうか。それともアメリカとEUとロシアが昔の三国干渉(当時の日本が受けたように)よろしく中国に圧力をかける時代がくるのでしょうか。

・・・私には 中国が 日本の一昔前のイメージにさえ思えます。
中国が批判している昔の日本の姿です。






[1223] 小泉さんの「常任理事国入り運動」外交を褪せたものに見えさせる、欧州委員会のピーター・マンデルソン委員の「ASEAN-EU統合構想スピーチ」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/30(Sat) 20:00  

[1221] で「親米か?親EUか? ASEANは、ルックイーストからルック・ウエストへ」で紹介しました鮮烈な「ASEAN-EU統合構想」ですが、その後、昨日(4月29日)になりまし て、欧州委員会のピーター・マンデルソン委員(通商担当)が、シンガポールで開かれた東アジア経済サミット(世界経済フォーラム主催」で、われわれの心を も揺るがしうる素晴らしいスピーチを行いました。
この感動すべきスピーチの全文を、私のブログ「親米か?親EUか? ASEANは、ルック・イーストからルック・ウエストへ」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=269に、訳してありますので、ご興味のあるかたは、ご覧ください。
なお、訳し次第、順次掲載しておりますので、完全ではありませんが、その点、ご承知おきください。
小泉さんの「国連常任理事国狙いのケチなインド外交」が吹っ飛んでしまうほどの、アジアへの可能性を感じるスピーチです。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=269


[1222] 「着かないより、遅れたほうがマシ」というカンタス航空の方針 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/29(Fri) 13:21  

カンタス航空の方針に「着かないより、遅れたほうがマシ」(Better late Arrival than never)というのがあるそうだ。
また、「Better Late Than Never 」という歌も下記サイトのようにたくさんあるようだ。

このサイト
http://faq.bigip.mine.nu:8008/jokes/abrev.php
は、航空各社の略号をもじって揶揄した一覧表だが、結構面白いものもある。
ちなみに、日本のANAは「決して到着しない飛行機」(Airplane Never Arrives)、JALは「もう、遅れそう」(Just About Late)というのがある。
JR西日本の略号は、「WJR」だから、「Welcome (your) Journey's Risking」というところでしょうか?

http://search.singingfish.com/sfw/search?query=Better+Late+Than+Never+&a_submit=1&aw=1&sfor=av&dur=a&fmp3=1&freal=1&fwin=1&fqt=1&cmus=1&cmov=1&crad=1&ctv=1&cnews=1&cspt=1&cfin=1&coth=1&rpp=10&persist=1&x=28&y=20


[1221] 親米か?親EUか? ASEANは、ルックイーストからルック・ウエストへ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/29(Fri) 11:19  

今回の小泉純一郎首相のインド、パキスタン、ルクセンブルク、オランダの4カ国訪問の狙いには、「米国と歩調を合わせて対インド関係を 強化することにより、アジア地域における親米国の連携を構築し、12月に開かれる東アジアサミットの参加国を東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓の 13カ国に限定するよう主張する中国に対抗し、インドの参加につなげたい考え」という狙いもあるようだ。
しかし、当のASEAN(ヴェトナム、タイ、シンガポール、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン)は、このところ、中国の主導により、EUとの連携を急速に深めているようだ。
下記サイトは、今週水曜日に、ASEANとEUとが、自由貿易協定(FTA)に関する共同のハイレベルの予備調査を行うことに同意したというニュースだ。
日本では、ほとんど無視されたニュースだが、今後のASEANの方向を示す、いい例だ。
EU貿易委員のPeter Mandelson氏によると、EU-ASEAN間にワーキンググループを立ち上げ、今年末までに、特別報告書を纏め上げる予定であるという。
また、2003年からEUで始まっている「EU-ASEAN地域間貿易イニシアティブ(TREATI)」のもとに、ASEANとの情報交換・相互理解・技術援助の強化に、当分の間、週市中的に取り組むという。
これをベースにして、究極は、EU圏とASEAN圏とを結合した「ASEAN Economic Community」という巨大結合経済圏を作るあげる構想であるという。
この経済圏には、日本・韓国・インド・オーストラリア・ニュージーランド・中国が含まれるという。
この統合プロセスにおける重点品目11のうち、次の4品目を優先順位において、統合を進めるものとするようだ。
その4品目とは、「農産物」「エレクトロニクス」「海産物」「木工品」である。
こ れまで、これらの諸国は、マレーシアのマハティールさんがとなえてきた「ルックイースト(日本に学べ)」政策を採ってきたのであるが、2002年8月28 日に、ルック・イースト20周年の記念式典で、前マレーシア首相のマハティールさんが、「ルックイースト-日本に学べ-」政策の見直し発言をして以来、急 速な日本離れをしてきている。
今回のASEAN-EU統合構想も、まさに、中国主導型の構想といえる。
このような動きからみると、今回、民主党が出した「アジア太平洋連合(AU)構想」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000253-kyodo-pol
なるものは、完全に時代認識を欠いた、出遅れの「六日のあやめ」そのものであるといえる。

http://www.thanhniennews.com/worlds/?catid=9&newsid=6386


[1220] Re:[[1160] Re:[1143] 毎日新聞 小島正美さんの伝えるBSEニュース投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/29(Fri) 09:22  

上、中、下の下の巻が出ていました。

知らなかったBSE:
/下 米国からの輸入再開 透明性確保がカギ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050423ddm013100090000c.html

ご参考
「BSE:全頭検査の神話・・・」(毎日)が作る特定危険部位除去の若い牛は安全の「神話」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05042201.htm

上、中など
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050421ddm013100132000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050422ddm013100026000c.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050414ddm013100086000c.html


[1219] Re:[1217] 神奈川県秦野市で、羊がスクレイピー 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/29(Fri) 09:15  

おはようございます。神奈川県のHPで確認しようと思ったのですが見当たりません?
http://www.pref.kanagawa.jp/
記者発表だけということでしょうか。
国民に向けて、HPなどでも、迅速に発表していただきたいものですね。食品安全委員会の会合なども、「この会議結果が、何がどうなったら、こういう報道になるの?(^^;」ということが非常に多かったですから。。


[1218] 1216関連 『気』を常に考える事がネット社会では必要 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/28(Thu) 23:41  

笹山さん
人間が社会的動物と言われていますが・・
誰でも、初対面からすぐ共生・共に社会生活はできません。
『気心』が解り合えて、安心して社会生活がおくれるようになります。釈迦に説法ですいません。

ネット社会でも これとまるで同じ事だと考えられます・・
ブログや掲示板でシバシバみる 激しいやり取りが『気配り』の欠如に起因する事と単純化して考える事ができると思います。

では、もう一度言います・・
日常の生活圏内で触れ合う人との関係では・・
『気心が知れている』『気が合う』『気脈を通じる事が簡単にできる』・・・・これらの関係で満ちていると思います。

では ネットの関係はどうでしょうか・・
おそらく99%以上の触れ合うひとが『気心の知らない人』との関係になると思います。
シチュエーションとしては 目の前に文章として提示されます。受けてにとっては 送り手よりも『リアルな情報』として、リアル故に送り手の思いよりも 印象深くなるのではないでしょうか。

この様に@気心の解らない関係。Aリアルな情報・・この二つの要因でもって 人間の性(さが)として 敢えて攻撃的感情・気が合わない感情にベクトルが向いてもしかたがない事と思へるのではないでしょうか。←自然状態です。

私は ここに1205で述べた ネット社会の教育の方向性が内在していると思っています。

ネット社会での日本語にある『気の概念』を 私は根本的なものと思っています。

以上のことが笹山さんに理解していただいた部分の補足です。
<情報の出し手と受け手との間の「水」が澄んでいようと、にごっ<」ていようと、ダイレクトな喜怒哀楽の伝わり方には変わりはな<いというわけですね。

私 は ネット環境でもって 気心の解らない人に対してお互いが自然にあるいは必然性をもつて『気配り』を常にする事が重要になる時代に入ると思っています。 人類の進化の一つに『人間の精神的成長を促進する』と言う仮説を考えています。人間の精神的成長=心の成長は 人間の自我の確立から人間の肉体が滅びるま で続く、もしくは滅びる少し前まで続くという事が前提です。
敢えて始まりを『人間の自我の確立』にしたのは 意味があります。ネット社会で再び  大人達は子供達に社会的模範を示す責任と自覚社会になるべきだと思うからです。心の成長が人は死ぬまですることを教育でもって自覚を促すことが、ここでも 前提になります。機会がありましたら・・このへんも述べさせてください。






[1217] 神奈川県秦野市で、羊がスクレイピー 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/28(Thu) 22:50  

神奈川県秦野市は、第10頭目のBSE発生地帯である。
このときの牛は、平成8年3月17日生まれ(95ヶ月齢)であった。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050429k0000m040129000c.html


[1216] Re:[1209] 1205「ネット社会の喜怒哀楽」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/28(Thu) 21:17  

桜の花さん。
遅レスですみません。
文中の中に、「ネット社会の喜怒哀楽」というキーワードに惹かれました。
ダイレクトに伝わるがゆえに、マイナス面もあるが、何かを創造しうるクリエイトな面もあるというのが、桜の花さんのとらえ方なのでしょう。
情報の出し手と受け手との間の「水」が澄んでいようと、にごっていようと、ダイレクトな喜怒哀楽の伝わり方には変わりはないというわけですね。
同じような視点からの、下記のようなサイトがありました。

http://www.bunshun.co.jp/jicho/sudden/sudden.htm


[1215] Re:[1203]それぞれの有るべき姿 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/04/28(Thu) 08:43  

> 国鉄時代からJRの時代へ移行する過程での負の遺産が、

労働組合運動のあり方もそうですが、労使関係のあり方も問題だったんですね。
報道でそこまで踏み込んでくれるとありがたいのですが、無理なんでしょうね。
運転手の過去の過失を多少は聞きましたが、その精神状態を使用者側がちゃんと把握できていたのか、車掌が緊急ブレーキをかけた影響は、など根本的な問題の解説が聞きたいものです。

サラリーマンが作っている番組では無理な相談でしょうね。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1214] 牛肉履歴法で初勧告 個体番号すり替え/佐賀の小売店 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/28(Thu) 08:29  

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?6
[2005年04月27日付] 日本農業新聞
  農水省は26日、食肉小売店・タキモト(佐賀県神埼町)が牛肉の個体識別番号をすり替えたとして、牛肉トレーサビリティ法違反で勧告した。同法が牛肉の流 通段階まで施行された2004年12月1日以来、小売店の違反としては初めて。勧告を受けて同店が業務改善すれば起訴はしない。また、国内で初めて牛海綿 状脳症(BSE)が発生した01年9月から、輸入牛肉を国産と表示するなどの偽装を繰り返したことも分かり、佐賀県がJAS法と景品表示法違反で指示を出 した。 事件は04年12月15日の匿名通報で発覚。和牛と表示した同店の牛肉をDNA鑑定した結果、和牛ではなかった。同店は法律施行後から今年3月下 旬まで、 1.和牛肉の個体識別番号をほかの和牛や乳用種の肉に表示 2.国産肉に輸入肉を混ぜたものに国産肉の番号を表示――して販売していた。 違反 品は、仕入れ牛肉の約2割の450キロ程度に上るとみられる。以前に仕入れた牛肉の番号を表示して、帳簿を見ても偽装が分からないようにした疑いが持たれ ている。…

とのことです。


[1213] Re:[1211] [1203] 忘れかけていたものが、復活してきた感じ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/28(Thu) 07:32  

聞きかじりさん。
国鉄時代からJRの時代へ移行する過程での負の遺産が、この事件を契機に復活してきそうな感じがしています。
「日勤教育」なんてのも、あの当時の悔悟システムの応用のようにも見えますね。
私も、労政局なるものを担当してきたこともあって、やや、複雑な心境ですね。
これ
http://marukyo.cosm.co.jp/KEIZU/JR-keizu.html
がわかりやすいかな?

http://marukyo.cosm.co.jp/KEIZU/JR-keizu.html


[1212] 梅田望夫氏による「Blog論2005年バージョン」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/28(Thu) 07:20  

これが、
「Blog論2005年バージョン}
(1)http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050425/p2
(2)http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050426/p1
(3)http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050427/p1
(4)http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050427/p2
と続いている。

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050425/p2


[1211] Re:[1203] 全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)さんの声明 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/04/28(Thu) 05:34  

>http://www.jr-souren.com/statemnt/050426.htm
> ですが、いよいよ、出てきたなという感じですね。

何故安全対策が疎かになり、過密ダイヤを組まねばならぬのか考えると、その要因は収益性の悪化ではないでしょうか。
費用の肥大化の最大要因は人件費だと思います。
賃上げ要求と安全対策を同時に要求することは、無いものねだり。
虫が良すぎるとしか思えません。

高度成長時代の妄想をいつまでも引きずっていては、これからの時代は生き延びられないと痛感しています。
これは国家をはじめとして、どんな組織にも言えることだと思います。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1209] 1205ネット社会の根本・・自論 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/27(Wed) 22:57  

笹山さん 両雄の論陣をご紹介の中で読みました。
私には 笹山さんを含めてその論陣では限界があるのでは・・と思っています。

『ネット社会は新しい感覚の時代』
ネット社会と言論に於いて、ドンナに良い事・悪い事が起こっても、それは人間の考えた事象として全てを『強く受け止める時代』なのだと・・『強い精神力を育てる時代』なのだと・・・
・・という事を『理解する教育が必要な時代』
私は『ネット時代』には それに相応しい新しい思想・考え方が無くてはならないと思っています。

今までの価値観が当てはまらなくなると思うからです。
・・ と言いますのは、私はネット社会の本質の根本が人類の欠けている能力=個人個人の欠けている能力を補う処にあると思っているからです。ですから・・もし万 能である神様が存在すればネットは必要ありません。逆に人間である個人個人が万能である神様の能力に近づきたいとの願望の中にネット社会が位置づけられて いるように私は考えています。表現を変えていますが私が以前より書いていることです。

小倉さんとは形式的な言い方では逆の言い方になりますが・・
歴史に於いて 現在に近づくほど・・
人間の『意思伝達能力』が高まる事を伴って 『自由で民主的な気風』が高まった社会・国家が出来上がってきています。
自論ですが『ネットは人類の進歩・発展のた賜物』なんです。
言 葉の発達を始原(あえて使います)として『意思伝達能力』の高まり それと共に文明の広がりも狭い地域からモットモットと広がり・高度化してきています。 聖書の中でも『人間が思い上がりで 力を合わせバベルの塔を造りました。神様はこの人間の思い上がりを怒り、人間が力を合わすことを困難にするためにばら ばらの言葉を話させるようにした・・』
言葉とは人類にとって重要な意味があるのだと思います。

『ネット社会の起こる現象=喜怒哀楽の感情表現』
今までの多くの社会現象=喜怒哀楽の感情表現は個人的でした。
この喜怒哀楽の感情表現がネットを通して社会的に変化したのです。
この社会現象を否定する理由は無いはずです。
何故ならば 個人個人が自分の心の中で作った喜怒哀楽の感情・心の中に持っている喜怒哀楽の感じようであります・・
人間は本来、その感情を殺し・抑えて・隠していました。しかし他人のその様な感情を本来は知りたがっていたのではないでしようか。・・これが人類の心理だと思っています。
ネットでは 身近にその他人の喜怒哀楽の感情をダイレクトに伝わる様になったのです。この感情が自由に行ったり来たりする『新しい時代』なのです。自由と民主的精神に最も必要不可欠な部分ではないでしょうか。人間の行動の自由と切り離せない、且つ同程度に重要な部分です。

簡単に書かせていただきました。
ネット社会そのものが人類にとって新しい時代を意味します。
ですから喜怒哀楽の表現は社会現象としてあって当然だと思います。むしろその表現によって『人類が滅亡の道』を選択しない為の新しい教育、自由で民主的叡智を求めることこそ必要になると思います。
私には 重要ではありますが 根本を見落としているために お二人の議論の次元が枝葉末節の感を否めない気がいたしたしだいです。







[1208] Re:[1206] いよいよ米国牛に関するリスコミが開催 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/27(Wed) 22:14  

そうですね。この時点でリスコミというのも理解不能ですね。

ところでですが、20時からのんびりファクスしていて、いまだに厚生労働省のファクス回線が話中です。こんなことは初めてなんですが。先着順で、本日ネット公表された情報なんですよね。
追伸:22:45現在も話中ですよ。厚生労働省の回線がおかしくなければ、サザンのコンサートチケットを取るより大変そう(^^;、気合の入ったネットユーザーの主婦、等の申し込みが殺到してるんですかね〜。

と思ったら夜中のいたずら防止にファクスを受信不可にするところもあるとかいう話をききましたが、どうなんだろう?

追・追伸:結局12時でも不通で、翌朝6時にFAX入れたら受信されました。申し込みが殺到、ということですかね〜?


[1207] リスク管理のフレームワークについての諮問中にリスクコミュニケーションとは、これいかに? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/27(Wed) 22:09  

今日、締め切りのパブリックコメントは、内外差別ない飼料規制のあり方についてのパブリックコメントでした。
その諮問に対する答申内容もわかっていない時点で、その答申内容と連動しうる「米国産牛肉等のリスク管理措置に関する意見交換会」を、先走って計画するとは、どのような理論構成で、このような企画をされているのでしょうね。
狂気の沙汰としか思えません。


[1206] いよいよ米国牛に関するリスコミが開催 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/27(Wed) 21:54  

「食品に関するリスクコミュニケーション(米国産牛肉等のリスク管理措置に関する意見交換会)」の開催及び出席者の募集について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050427press_6.html

しかしおかしいんですよ。いつもならすんなりファクスできるのに、今回は1時間以上話中なんですよね〜。

【社会】BSEへ意見 企業関係者偏る
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1094084515/l50
昔のニュースをちょっと思い出しました。

さて、話は変わりますが、こんな報道がありました。

特定危険部位の理解深める 米調査団が消費者と対話
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050427-00000217-kyodo-bus_all
”意見交換会の冒頭の調査で「解禁されれば米国産牛肉を食べる」と答えた参加者が約半数だったが、終了時の同様調査では約95%が「食べる」と答え、調査団は「(説明すれば)消費者の信頼を得られる」と評価した。”

消費者をどうやって集めたのでしょうか。私も参加して、内部告発のこととか伺ってみたかったですが。


[1205] 小倉秀夫さんと、木村剛さんとの論争−魚はどっちに棲むのか?投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/27(Wed) 19:41  

私の掲示板でもおなじみの小倉秀夫さんと、あの木村剛さんとが、「ブログでの匿名性を制約したほうがいいのかどうか」について、熱い論争を続けられている。
小倉さんのブログがこのサイト
http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/
で、木村さんのブログがこのサイトhttp://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2005/04/post_e9d3.html
だ。
木村さんは、「「発信者の匿名を制約する」ということにまで行ってしまいますと、ネットにおけるコミュニケーションの良さとメリットを失うことになってしまうかもしれません。」
と主張しているのに対して、
小倉さんは、「水質汚濁がひどくて清冽なる鮎が生きられない状況にあるときに、水が清らかすぎて魚も住めなくなることを心配して、水質改善を行わないこととするのは、どこか間違っているのではないかという気がします。」と、主張されている。
木 村さんは、そのたとえ話として、「松平定信による大倹約政策「寛政の改革」が大変厳しかったこともあって、庶民たちは「白河の清きに魚も住みかねて、もと の濁りの田沼恋しき」といった。」との話を持ち出されているのだが、むしろ、この場合には、「水清ければ魚住まず。人至って賢ければ友なし。」のことわざ を持ち出したほうが適当だったのではなかろうか。

この言葉の出典は「孔子家語」(こうしけご)第五卷 「入官第二十一 」
http://www.cnread.net/cnread1/gdwx/k/kongzi/kzjy/005.htm
にあり、原文は「水至清則無魚、人至察則無徒」(水清ければ魚住まず。人至って賢ければ友なし。) とある。

http://www.cnread.net/cnread1/gdwx/k/kongzi/kzjy/005.htm


[1204] Re:[1202] 中国の広東省で集団伝染病が発生とのことですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/27(Wed) 19:05  

なんか心配ですが、このサイトhttp://www.iol.co.za/index.php?set_id=1&click_id=126&art_id=qw1114409520831H432
によれば、単なるヒト・インフルエンザのようですね。
SARSの本場だけに、ちょっと、大げさになったものかと思われます。

ところで、昨日まで、出すか出さないか迷っていた例のパブリックコメント、今朝、ようやく、まとめて、出しました。
ここ
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=268
に、概要公表しておきました。
パブリックコメントを出すのは、文化庁の「レコード輸入権」問題についで二度目ですが、フォームメールで出せるようになっていて、ずいぶん、パブリック・コメントも進化しましたね。

http://www.iol.co.za/index.php?set_id=1&click_id=126&art_id=qw1114409520831H432


[1203] 全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)さんの声明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/27(Wed) 12:42  

http://www.jr-souren.com/statemnt/050426.htm
ですが、いよいよ、出てきたなという感じですね。

http://www.jr-souren.com/statemnt/050426.htm


[1202] 中国の広東省で集団伝染病が発生とのことですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/27(Wed) 10:34  

中國‧疑上呼吸道感染病雷州500人離奇病倒
http://www.sinchew.com.my/content.phtml?sec=4&artid=200504242587
http://news.google.com.hk/news?hl=zh-TW&ned=hk&ie=UTF-8&q=%E9%9B%B7%E5%B7%9E

なんでしょうか?


[1201] OIEでスクリーニングも訴えるべき 食安委プリオン専門調査会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/27(Wed) 09:47  

日本食糧新聞の記事から。
http://www.nissyoku.co.jp/bse/
http://www.nissyoku.co.jp/
  農水省は26日に開かれた食品安全委員会・プリオン専門調査会で5月22日からの国際獣疫事務局(OIE)総会で検討されるBSEなどの基準の改正案につ いての対応の考え方を示した。調査会の金子清俊委員からOIEの基準ではBSE検査がその国の汚染状況を調べるサーベイランスとなっているが、BSEに感 染した牛を排除するスクリーニングという位置づけを主張すべきと訴え、国内外での主張の差が国民にわかりにくくなっていると意見を述べた。
 農水 省は昨年までの総会でスクリーニングとして検査を行っていると意見を述べてきたが、世界的に導入すべきとは主張していないと答えた。OIEでもBSE自体 の定義が「典型的な症状が出ている」「異常プリオンが検出」などで決まっていない点を理由として挙げ、各国から支持が得られないと説明した。
 金子氏は専門調査会が昨年9月に中間取りまとめを示してから、検出限界がある点などが広く知られるようになったが、農水省や厚労省が「全頭検査をやっているから安全」といったメッセージには矛盾がある点を指摘した。
  山内一也委員が「オランダでもスクリーニングという位置づけと説明している」「BSEの研究者は異常プリオンが検出できたらBSEとなっている」と補足し た。小野寺節委員が「OIEは途上国でも守れるようなルールづくり」と農水省を弁護する形で意見を述べている。(4月26日18:44)
===========
余談ですが、その下の記事に、米国訪問団が消費者と業界との対話として会合を持ったそうですが、こうあります。
 
「今回の会合で、コーディネーターを務めた東京大学名誉教授の唐木英明氏は「全頭検査でもBSEに感染しているかどうかは半分程度しかわからない」として、行政や全頭検査を支持する科学者などを「大衆に迎合」と厳しく批判している。」

増殖・感染性のある病原体をフグ毒と一緒に扱い、日本人が感染する率は200兆分の1、0.00いくつ、、、と言って各地を行脚されておられましたが、今も訂正せず、同じ計算で説明会を開いておられるのかしら。




[1200] Re:[1199] 「日勤教育」というキーワード 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/27(Wed) 08:11  

まあ、この問題については、「日勤教育」をキーワードにした検索結果を以下に記すことにとどめましょう。

http://www.google.co.jp/search?le=en&ie=UTF-8&oe=utf-8&q=%E6%97%A5%E5%8B%A4%E6%95%99%E8%82%B2&btnG=Google+Search&num=20&sourceid=Mozilla-search&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official


[1199] 電車の事故について「なぜそこまでスピードを出さなければならなかったか?」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/27(Wed) 00:58  

「尼崎電車区」は過去にいろいろ問題があったようですね。

http://www.jr-souren.com/statemnt/tusin492.htm
http://www.jr-souren.com/outlaw/houmukyoku.htm
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/



[1198] Re:[1197] [1196] [1194] 130℃、30分間圧力を加えるバッチ法 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/26(Tue) 23:53  

>http://www.primate.or.jp/PF/yamanouchi/49.html
> において、「130℃、30分間圧力を加えるバッチ法」の有効性についての考えを強めたと書いてありますね。

笹 山さん、うろ覚えで申し訳ないのですが、その論文内容?でか、山内先生が、BSEの2株において、133℃3気圧だと、感染性は1000分の1となり、そ れより低い設定(数字を言われていましたが聞き取れず)だと感染性は300分の1、500分の1程度にしかならず、感染価の低下が少ない、アルカリ処理の 結果は信頼性が高い、1000℃の結果もそうだが、その他はどれだけ、対象が病原体を含んでいるかから、考えなければならない、といわれていました。



[1197] Re:[1196] [1194] 130℃、30分間圧力を加えるバッチ法 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/26(Tue) 22:30  

http://www.primate.or.jp/PF/yamanouchi/49.html
において、「30℃、30分間圧力を加えるバッチ法」の有効性についての考えを強めたと書いてありますね。

http://www.primate.or.jp/PF/yamanouchi/49.html


[1196] Re:[1194] パブコメの提出期限は?? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/26(Tue) 22:06  

> 山内さんがおっしゃっているのは、デビッド・テイラー博士の研究のことなのではないでしょうか。
確かそんな名前だったと思います。その論文は一般傍聴者には配布されていません。

一般にも配布された資料には、46ページに以下の論文概要が添付されていました。ここにはデイビッドさんの名前がないですから別ですね
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=10716712&dopt=Abstract

<試験内容>
1 熱抵抗性の強いスクレイピーの263K株を材料として供試
2 感染ハムスターの脳を150℃から1000℃の温度で5分あるいは15分加熱処理
3 各条件で加熱処理後の乳剤0.03mlをハムスターに接種し、感染の有無を確認。
===========
処理温度   最小感染濃度   結果

1000℃      −     感染力は消失
600℃      未希釈    感染力が残留
300℃     10 −2希釈  感染力が残留
150℃     10 −4希釈  感染力が残留
非加熱     10 −8希釈  感染力が残留


[1195] Re:[1194] パブコメの提出期限は?? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/26(Tue) 21:26  

> 平成17年4月27日(水)午後 5:00 必着じゃなかったのでしょうか?

そうですね、そう書いてありますね、勘違いしておりました、失礼いたしました(^^;
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_measures_agaist_bse170331.html
【締め切り】平成17年4月27日(水)午後 5:00 必着

この、小泉委員が言っている「感染性」とは、マウスの接種実験で感染するかという話で、今、品川先生が実験している件だと思います。1〜2年かかるマウスの接種実験で感染性を示さなければBSEじゃない、と小泉委員はいいたいのではないでしょうか。

品川先生は以前、何度もこの話が蒸し返されるのに怒っていらして、「21ヵ月、23ヶ月齢はBSE判定委員会でBSEと正式に認定された。今やっている感染実験はそれとはまた全然別の話で、学術的な研究を深めているに過ぎない」といわれてました。


[1194] パブコメの提出期限は?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/26(Tue) 21:14  

平成17年4月27日(水)午後 5:00 必着じゃなかったのでしょうか?

この「プリオンが感染性があるのか」は、新説ですね。
「感染性のあるプリオン」、「ないプリオン」というのは、cattle ID50のことをおっしゃっているのでしょうかね?
山内さんがおっしゃっているのは、デビッド・テイラー博士の研究のことなのではないでしょうか。
これについては、山内さんのサイトhttp://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf117-2.html
にも、書かれていますね。
いろいろ、資料は、
http://bse.airtime.co.uk/horizon.htm
http://www.mad-cow.org/~tom/gel_Roland.html
http://www.bseinquiry.gov.uk/files/ws/s039b.pdf
のように、あるようですね。


[1193] プリオン専門調査会 傍聴のかいつまみ報告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/26(Tue) 20:24  

笹山さん、こんばんは。本日プリオン専門調査会がありましたので、簡単なご報告まで。。ところでパブコメの提出期限は明日朝9時までですね。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_measures_agaist_bse170331.html
さて、本日は、
==========
1.肉骨粉の焼却灰と炭化物を肥料として使用&蒸製骨粉の製造過程で生ずる、にかわカスを肥料として使用すること
2.OIEのコード改正について
==========
の2点について話し合いがありました。

まず、2の方から。。OIEのコード改正についての意見ですが、小泉直子委員と見上委員が以下のような質問をしていましたよ。

小泉委員:
「21ヵ月、23ヶ月の牛が日本で検出されたということになっているが、そのプリオンが感染性があるのかは証明がされていない。末梢神経から出たプリオンも感染性があるのか、それも証明がされていない。どの程度科学的整合性が取られているのか?」

見上委員:
「OIEコードは科学に基づいているのか?日本ではあまり評価されていないがEUなどではどうなのか?」

小泉委員は何度同じことを委員会で山内先生に言わせればいいのか、話聞いてるのか?議事録読んでる?それから、えーと、21ヵ月の感染牛、あなた召し上がれる?と今まで傍聴していた私は思いましたが(^^;、山内先生は以下のように答えていました。

「BSE はプリオンが存在していればプリオン病として認められていて、ウエスタンブロットが陽性、免疫組織化学法が陰性のときどちらを取るかについては、科学論文 ではウエスタンブロットの精度のほうが高い、とされているのに、行政官が入ったところで、BSEじゃないとか、変なことになっている。」

=========
1については、農水省からの食安委への諮問で、生産局生産資材課 担当:藤井さまが解説されてました。業界からの要望があったとのことでの諮問です。

議 論を聞いていて、ビン入り肉骨粉しか見たことのない先生方が製造現場に入らず、現場を確認せずに話が進むことについて、私はたいへん疑問に思いました。同 様な疑問をお持ちの委員ももちろんおられて、現場のビデオや写真はないのか、ということで次回持ち越しとなりました。私としてはぜひ現場見学をしてほしい と思いますが。。佐多委員からは「”〜なはずである”という回答ばかりで、HACCAPのようなドキュメンテーションが必要ではないか」、など、他の委員 からも問題点がいろいろ指摘されていました。山内委員から、蒸製骨粉のOIEの基準は科学的なデータというわけではない、ということを言われていました。 唯一の科学データは英国エジンバラのデイヴィッド・○○○○教授の論文で、それを念頭において考えるべき、ということでその論文が配布されましたが、その 論文は脳の焼却のデータで、見上委員から、「脳と、脳が除去された骨の問題を同一に扱えるのか」という要旨の質問がありました。山内委員が「まず、科学的 なデータは唯一これしかないのである。また、脳と骨を同一に扱うのではなく、骨にどれだけ危険部位が付着するかという観点から検討できるし、そうすべきで は」というような回答をされていました。

また、今の肉骨粉などは800℃で焼却、と農水の藤井さまが言われていましたけど、リスコミでこういう問題指摘がされているんですが。。。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/338738bacfc6f7c979d12fcad468fcee
◆前橋
7 国内に設置してあるSRM焼却炉は700℃前後で一時燃焼して、発生したガスをダイオキシン特別措置法に適合すべく2次燃焼時に800℃以上としているのがほとんどの施設、よって資料に記されている800℃以上で燃焼と違いがある!(抜粋)

◆名古屋
「環境省の方がいらっしゃらないので質問ができなかったが、最終的には焼却処分だが、セメント焼成に利用するのにも限度があり、また、化成処理されていないものは水分が多く、化成処理されたものはカロリーが高すぎて焼却が困難。焼却に対する考えを伺いたかった」

==========
最 後に、金子先生が珍しく厳しい感じで、行政側に消費者の立場に立った指摘をしてくださいました。そもそも全頭検査に検出限界があることは科学者側は伝えて いたが、行政側が「スクリーニング・全頭検査をしているから安全です」といい続けていたのが、いきなり「サーベイランスです」といっても一般は納得しな い、科学以前の問題、云々(議事録になるまでお待ちください)」

また、寺田委員長は、今回、日本のデータをぜひ科学的に、月齢とか詳細まで全部まとめて、OIEにプレゼンテーションしていただきたい、ということを2度ほど言われてました。

余談ですが、食安委事務局に新しいメンバーが入って、厚生労働省から移転で、「福田調整官」という方が出席していました。以前おられた方は、仙台にいかれたとのことでした。


[1192] 遅ればせながら「百年の誤読」という本を読んでみましたが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/26(Tue) 19:50  

新刊本だと思ったのですが、昨年の10月に発行されていたのですね。
で、内容は、1900年から2004年にわたってのベストセラーの総括表なのですが、ずらずらっと並んでいる本の題名を見て、まさに、売文家の「つわものどもが夢のあと」という感じがする。
著者に言わせれば、昭和36年、1961年を境にして、ベストセラーにフォッサマグマがふきだし、「読書傾向が、だらしな派に切り替わった」のだそうだ。
ちなみに、昭和36年のベストセラーが「頭のよくなる本」林髞 と、「英語に強くなる本」岩田一男、そして、松本清張の「砂の器」、これらは、いずれも、光文社の本だ。
いまさらに、ベストセラーなるもののはかなさを思い知らされる本だ。
そういえば、私が初当選したばかりのころ、鈴木総理大臣のテーブルの横に、田中康夫さんの「なんとなくクリスタル」が置かれていて、あまりのアンバランスに、なんとも、こちらが面映い思いをしたことがあった。
下記サイトは、「百年の誤読」の著者の岡野宏文さんと、対話できる掲示板。
こういうのも、面白いですね。

http://9028.teacup.com/prefumi/bbs


[1191] 世界と日本の鉄道大事故一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/25(Mon) 19:48  

今日のJR福知山線事故を上回るこれまでの世界の・日本の鉄道事故の歴史を、大きい順に、以下に掲げました。

世界の鉄道事故
1.1981年6月6日 インド・バグマティ川列車転落事故(死者800名以上?)
2.1917年12月22日 フランス・列車脱線転覆事故(死者543名)
3.1915年5月22日 イギリス・キンティンスヒル二重衝突事故(死者277名)
4.1939年2月22日 ドイツ・ゲントヒン駅列車追突事故(死者196名)
5.2003年2月18日 韓国・大邱市地下鉄放火事件(死者192〜198名・負傷者140〜147名)
6.2004年3月11日 スペイン・マドリード列車同時爆破テロ(死者191名・負傷者約1,700名以上)
7.2004年2月18日 イラン・貨物列車爆発事故(死者182名・負傷者約450名)
8.2004年4月22日 北朝鮮・竜川駅列車爆発事故(死者161名?・負傷者千数百名?)
9.2000年11月11日 オーストリア・ケーブルカー火災事故(死者153〜170名)
101952年10月8日 イギリス・ハローアンドウェルドストーン駅列車二重衝突事故(死傷者112名)
11.1998年6月3日 ドイツ・エシュデICE脱線転覆事故(死者98〜101名・負傷者80〜87名)
12.1903年8月10日 フランス・パリ地下鉄火災事故(死者84名・負傷者多数)
13.1879年12月28日 イギリス・テー長鉄橋崩壊事故(死者78名)


日本の鉄道事故
1.1947年2月25日 国鉄・八高線列車脱線転覆事故(死者184名・負傷者495〜497名)
2.1940年1月29日 安治川口駅ガソリンカー火災事故(死者181〜190名・負傷者82〜92名)
3.1963年11月9日 「鶴見事故」(死者161〜162名・負傷者120名)
4.1962年5月3日 「三河島事故」(死者160名・負傷者296名)
5.1923年9月1日 根府川駅列車転落事故(死者112名・負傷者13名)
6.1951年4月24日 「桜木町事故」(死者106名・負傷者92名)
7.1945年8月24日 八高線列車正面衝突事故(死者104〜105名・負傷者67〜150名)
8.1922年2月3日 北陸本線列車雪崩直撃事故(死者88〜90名・負傷者42名)
9. 2005年4月25日 JR福知山線塚口―尼崎駅間脱線事故(死者72名、負傷者442名)


10.1944年9月3日 高野山電気鉄道線脱線転覆事故(死者71名・負傷者138名)
11.1941年9月16日 網干駅列車追突事故(死者65名・負傷者71〜110名)
12.1972年7月5日 土讃本線繁藤駅土砂崩れ事故(死者60名)
13.1945年8月5日 中央本線419列車機銃掃射事件(死者52名・負傷者133名)
[1190] Re:[1189] [1186] 日本がオーストラリアに学ぶのは?投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/25(Mon) 19:45  

zigemiさん。
どうも、わざわざ、ご訪問くださって、ありがとうございました。
日本とオーストラリアとの自由貿易構想は、当分、見送りになったようですが、いろいろな面で、交流が今後深まりそうですね。
特に、私がちょっと関係しています、エコツーリズムなんてのは、まさに、「オーストラリアに学べ」ですね。
日本の方で、オーストラリアの巨大な砂の島フレーザー島のエコツーリズムのことを書いた本を、私のサイト
http://www.sasayama.or.jp/library/tosyo-47.htm
で紹介しています。
BSE検査体制や、送信可能化権については、ちょっとですが。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。


[1189] Re:[1186] オーストラリア在住の日本人主婦が、私のブログ記事について言及 投稿者:zigemi 投稿日:2005/04/25(Mon) 18:11  

> 文中「本人が書いているわけないだろうけどね。 」と書かれていますが、予期に反して、私自身が書いていますので、ご安心(かえって、不安かな?)ください。

きゃぁ〜。そうなんですね!あんまりにもちゃんとした内容だったから忙しい政治家さん本人がかいてるわけないだろうな〜と邪推してしまいました。ごめんなさい。あとで私のブログも訂正しておきます(笑)。

でもいいですね、政治家さんのブログ。
オー ストラリアに暮らしているとつくづく思いますが、日本の選挙のポリシーはわかりにくい。オーストラリアでは選挙の度にテレビCMやDMでポリシーを(頼ん でないのに)教えてくれます。まぁ、もっともいいとこだけダイジェストですが。それでもある程度情報が自動的に入ってきます。

日本も最近 はかわっているのかもしれませんが、わたしなんて以前は日本の政治家は総理大臣以外知りませんでした。選挙カーで名前を叫んでいるだけの政治家候補の名前 なんて覚えられないので。テレビでよくわからないことをケンカ腰に話し合っている政治家さんなんて嫌いなので。

自分たちの未来を託す政治家さんを選ぶのは国民の義務だとはわかっていますが、私にはわかりにくすぎました。

その点、このようなブログの存在は私のような政治オンチが政治と政治家を理解する助けになるかもしれませんね。
なんだか少しうれしいです。


[1188] 政権末期と鉄道事故 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/25(Mon) 17:50  

大量死者の出た事故の後は、政権は短いようで。
因果関係はあるのでしょうか?

大平内閣 1978年12月
1980年2月20日 京阪電車置石脱線事故(負傷者104名)

鈴木内閣 1980年07月
1982年3月15日 名古屋駅構内寝台特急「紀伊」追突事故(負傷者14名)

中曽根内閣 1982年11月
1983年5月8日 東北本線踏切溝挟まれ事故(死者1名)
1984年5月5日 阪急六甲駅電車衝突事故(負傷者72名)
1984年10月19日 西明石駅寝台特急「富士」事故(負傷者24〜32名)
1984年12月21日 上信電鉄列車正面衝突事故(死者1名・負傷者120〜132名)
1985年7月11日 能登線急行列車脱線転落事故(死者7名・負傷者29〜32名)
1986年3月13日 東急東横線横浜駅電車脱線事故(負傷者なし)
1986年12月28日 余部鉄橋列車転落事故(死者6名・負傷者6名)

竹下内閣 1987年11月
1988年3月30日 欧風気動車「アルカディア」車両火災事故(負傷者なし)
1988年12月5日 JR東日本・中央線東中野駅列車追突事故(死者2名・負傷者103〜116名)
1989年4月13日 飯田線北殿駅列車正面衝突事故(負傷者138〜157名)

宇野内閣 1989年06月

海部内閣 1989年08月
1990年8月10日 東海道新幹線架線切れ事故(負傷者なし)
1990年11月14日 急行陸中3号燃料切れ事故(負傷者なし)
1991年3月14日 広島新交通建設工事橋桁落下事故(死者14名・負傷者9名)
1991年5月14日 信楽高原鐵道・列車正面衝突事故(死者42名・負傷者614〜627名)

宮沢内閣 1991年11月
1992年6月2日 関東鉄道・常総線取手駅列車衝突事故(死者1名・負傷者125〜251名)
1992年9月14日 成田線ダンプカー衝突事故(死者1名・負傷者67名)
1992年11月3日 島原鉄道列車正面衝突事故(死者1名・負傷者72〜74名)

細川内閣 1993年08月
1993年8月6日 日豊本線竜ヶ水駅土砂災害(負傷者なし)
1993年10月5日 大阪市交通局・ニュートラム衝突事故(負傷者215〜217名)
1994年2月22日 特急おおぞら号脱線転覆事故(負傷者27名)

羽田内閣 1994年4月

村山内閣 1994年6月
1995年12月27日 JR東海・三島駅乗客転落事故(死者1名)

橋本内閣 1996年1月
1996年6月26日 JR東海・高山本線特急落石衝突事故(負傷者16〜17名)
1997年5月6日 山陽新幹線岡山運転所列車冒進事故(負傷者なし)
1997年8月12日 東海道本線列車追突事故(負傷者43名)
1997年10月12日 中央本線大月駅列車衝突事故(負傷者62〜63名)
1997年11月16日 JR東日本・全新幹線大幅遅延事故(負傷者なし)
1998年1月20日 ゆりかもめ保線作業員死亡事故(死者1名)
1998年6月11日 土佐くろしお鉄道・中村線列車衝突事故(負傷者38〜40名)

小渕内閣 1998年07月
1999年2月21日 山手貨物線保線作業員死亡事故(死者5名)
1999年6月27日 山陽新幹線福岡トンネルコンクリート落下事故(負傷者なし)
2000年3月8日 営団日比谷線列車衝突事故(死者5名・負傷者63名)

森内閣 2000年04月
2000年9月11日 東海道新幹線豪雨遅延事故(負傷者なし)
2000年12月17日 京福電気鉄道・越前本線列車正面衝突事故(死者1名・負傷者25〜26名)
2001年1月13日 JR東日本・宇都宮線列車連結分離事故(負傷者なし)
2001年1月26日 JR東日本・山手線新大久保駅ホーム転落事故(死者3名)
2001年4月8日 福島交通福島駅電車車止衝突事故(負傷者2〜4名)
2001年6月24日 京福電気鉄道・越前本線列車正面衝突事故(負傷者25名)

小泉内閣 2001年09月
2002年1月3日 名鉄新羽島駅列車車止衝突事故(負傷者なし)
2002年2月22日 JR九州・鹿児島本線列車追突事故(負傷者134名)
2002年9月26日 名古屋鉄道・名古屋本線踏切衝突脱線事故(負傷者35名)
2002年11月6日 JR西日本・東海道本線救急隊員死傷事故(死者1名・負傷者1名)
2003年2月26日 山陽新幹線岡山駅列車停止事故(負傷者なし)
2003年7月18日 JR九州・特急かもめ号脱線事故(負傷者33〜36名)
2003年9月28日 JR東日本・中央線線路切替失敗事故(負傷者なし)
2003年10月18日 名鉄新岐阜駅電車車止衝突事故(負傷者4名)
2004年10月23日 上越新幹線脱線事故(負傷者なし)
2005年1月13日 北上線列車燃料切れ事故(負傷者なし)
2005年3月2日 土佐くろしお鉄道宿毛駅特急車止め衝突事故(死者1名・負傷者10名)
2005年4月25日 JR福知山線塚口―尼崎駅間脱線事故(死者53名、負傷者417名)

http://home.t01.itscom.net/jikoku/jiko2000.htm


[1187] ボール牧さんと、粟国島と、抗うつ剤服用 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/25(Mon) 15:22  

あの指パッチんのポール牧さんが、自殺されたというので、ちょっと、ショックだ。
というのも、ポール牧さんは、長いこと沖縄の粟国島の観光大使http://www.okinawatimes.co.jp/tou/was970614.html
だったからだ。
粟国の塩といえば、今では、東京でも有名だが、その宣伝にも、一役買っていたらしい。
その後、この粟国島は、映画「ナビィの恋」で一躍有名になったが、その基礎を築いたのは、むしろ、ポール牧さんだったのかもしれない。
この粟国の塩も、個人の研究所で始めたものだったが、全国的に有名になるにつれて、前の村長と、トラブルめいたこともあったらしいが、その後、村長もかわり、今では、落ち着いているようだ。
何しろレンタカーもない島で、私が、粟国島に行ったときは、バイクを借りて島中を走り回った記憶がある。
それにしても、ポール牧さん、抗うつ剤を常用していたようで、その話を聞いたとき、私のブログ記事「「子供や青年の抗うつ剤服用が、自殺への引き金に」と、FDAが警告」」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=118
を思い出してしまった。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=118


[1186] オーストラリア在住の日本人主婦が、私のブログ記事について言及 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/25(Mon) 11:12  

この育児日記風のブログhttp://zigemi.blog6.fc2.com/blog-entry-15.html
ですが、母子手帳によると、どうやら、赤ちゃんが 「Haemophilus influenzae type b 」の予防接種を受けていたらしいということで、このキーワードで、私のブログ「流行性脳脊髄膜炎って何だ? 」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=204
に行き当たったというわけのようだ。
こ のブログのなかで「インフルエンザ髄膜炎は、ヘモフィルス-インフルエンザb型菌(Hib)(Haemophilus influenza meningitis )をさし、これは、名前と異なり、ウィルスではなく、バクテリアによる感染であり、細菌性髄膜炎(Bacterial meningitis)である。」と書いてあったので、納得となったようだ。
ちなみに、日本では、現在、このHaemophilus influenza の予防接種が行われていないが、これを望む声が増えているという。

文中「本人が書いているわけないだろうけどね。 」と書かれていますが、予期に反して、私自身が書いていますので、ご安心(かえって、不安かな?)ください。
それにしても、異国での赤ちゃんのご病気、不安なものなのでしょうね。
ご同情申し上げます。
大人でも、自分の症状を、異国では、医師に伝えられないで、とんだ誤診を招くことも、往々にしてあるそうですから。
私も、いつか、パリのドゴール空港の薬屋さんで、軽い睡眠薬のつもりで買って日本への機中で飲んだら、えらく強い薬で、朦朧状態で、成田に着いたという、苦い経験がありますもの。

http://zigemi.blog6.fc2.com/blog-entry-15.html


[1185] Re:[1183] タスクフォースという考え方であれば 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/25(Mon) 10:05  

>>「消費者団体・農業・製造業・レストラン・貿易など食品関連団体が入っている」とのことです。>

ですが、タスクフォースという考え方であれば、一概に、関係団体が入っていても、その機能は、達しうるのではないでしょうか。
表面的な中立性をたもった形の安全委員会よりも、商売の根っこを押さえられての組織のほうが、牽制球は、投げやすいものと思われます。
その代わり、消費者側には、細かいセグメントでの選出が必要な感じがします。
つまり、消費者や主婦をよそおった、利害集団に対するヘッジが必要ということですね。

http://europa.eu.int/eur-lex/lex/LexUriServ/site/en/oj/2005/c_097/c_09720050421en00020002.pdf


[1184] うわさが記事になったようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/25(Mon) 07:57  

このようなケースは、どこの県でもあるような気がしますね。
地方分権というのも、このような記事を見てしまいますと、かえって心配になってきます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050425-00000001-yom-soci


[1183] EUがフードチェーンと動物及び植物の健康に関する助言集団を設立 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/25(Mon) 06:42  

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20050422
「消費者団体・農業・製造業・レストラン・貿易など食品関連団体が入っている」とのことです。

日 本は食品安全委員会ができたけれど、委員の選考過程も公表されてないし、透明性など、まだまだですね。消費生活アドバイザー?がいろいろ起用されているよ うですが、最近は企業が社員に取らせているんだそうですよ。一瞬、消費者のプロフェッショナルみたいに聞こえますけどね。

外食の表示かな んかを考える審議会に参加されている消費生活アドバイザーの方の所属企業も、HPを見ると、輸入フルーツや遺伝子組換の安全性を強調する団体が関連してい たような。もともとはアメリカの団体だったと思いますが、あれ〜?と思った記憶があります。消費者なのか企業なのかわかりにくくなってきましたね。


[1182] こんなサイトがありました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/24(Sun) 23:01  

「2ch誹謗中傷を止めさせる秘密の御札 」
http://www.freeml.com/message/createsfromsau@freeml.com/0000002

ほんとうでしょうかね?

http://www.freeml.com/message/createsfromsau@freeml.com/0000002


[1181] 「X 時代の中華リンク集 中華Generation X 」に私のサイトがリンク 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/24(Sun) 20:41  

「X 時代の中華リンク集 中華Generation X 」
http://www013.upp.so-net.ne.jp/ranran/re-world/china.html
に、私の「中国反日サイト・リンク集」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=259
がリンクされています。

http://www013.upp.so-net.ne.jp/ranran/re-world/china.html


[1180] Re:[1179] まことしやかな,いろんなストーリーがあるんですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/24(Sun) 18:54  

枝葉末節ストーリーの中には、与党で閣法が出せなくなった場合の野党提案の衆法にのっかるという大胆ストーリーもあるってわけですか。
こうなると、魑魅魍魎の世界に入ってしまうようで、正論の人権論とは、ますます、程遠いことになってしまいそうですね。


[1179] まことしやかなこんなサイトでも 投稿者:とき 投稿日:2005/04/24(Sun) 17:11  

>「人権擁護法は日本人に無害」という人間の自宅登記を洗ってみたらいい。
http://www.nikaidou.com/column01.html
とか
「人権擁護法案」の本当の危険性
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/2773161.html
とか。

眉唾もあるようですが、表の世界の胡散臭さも焙り出しているような・・・・。

ネッ ト言論内では、どうも同法案推進派は分が悪いように感じるのですが、表マスコミは何故かしらネグレクトしているように見えてしまいます。表世論とネット世 論がなんだか乖離しているような感も否めません。中国のようにとまではいかなくとも、日本もなんらかのネット言論規制が必要だと、強く考えている勢力もあ るのでしょう。

政治家の皆様の、自己勢力の既得権益から離れて国益を考えられるかどうかにかかっているようです(ここでは既得権益そのものを全否定するつもりはありません、だれしも人間ですから)。



[1178] Re:[1177] 日本初の「良心の囚人」を人権擁護法案はすくえたか?投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/24(Sun) 15:53  

具体的に、日本初の「良心の囚人」は、立川の自衛隊の官舎の郵便受けに、イラク派遣を考え直そうというビラを配っていたがために、逮捕されたものでした。
アムネスティは、この運動家たちを、日本国憲法21条、自由権規約19条に基づいて、「良心の囚人」としました。
後に、東京地裁八王子支部は、これらに対して、無罪判決をいいわたしました。
もし、人権擁護法が、そのときあったとしても、彼らの駆け込み寺は、そこに見つかったでしょうか。
非常に疑問であるといわざるを得ません。
「公権力であっても、いや、公権力であるがゆえに、指弾される場合が多い。」というアムネスティの懸念に、人権擁護法案なり人権委員会のスキームは、応えていないように思えるからです。

http://www.incl.ne.jp/ktrs/aijapan/2004/0412170.htm


[1177] はっきり言うと 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/04/24(Sun) 15:17  

今人権擁護法案に反対している自民党の議員さんたちは、アムネスティの主張を取り入れたり、アムネスティの勧告力をスキームに取り入れたりしても、賛成には回らないのではないかと思うのです。

差別されるマイノリティに優しいまなざしを投げかけることができるような人々に一定の権限を与えるということ自体、彼らにとっては、望ましくないことなのではないでしょうか?

http://benli.typepad.com/benli/


[1176] Re:[1174] はっきりいえば。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/24(Sun) 15:02  

小倉秀夫さん。
今の政権を構成する要素に、多くの人々が、懸念を抱いているということなのでしょう。
それ以上いうことは、差し控えるのですが。
つまり、政権の質が、真の博愛主義に基づいているかどうかへの評価ですね。
そ の懸念を払拭できるための拮抗力システムが、現在のスキームに備わり、かつ、人権の定義についての内外差を政府見解が是正できれば、さらに、アムネスティ の主張をいくらかでも取り入れ、アムネスティの勧告力というものを、何らかの格好で、今のスキームに位置づけることができるのなら、実現への障害は大きく 減じるものとおもわれます。


[1175] 無題 投稿者:とき 投稿日:2005/04/24(Sun) 13:46  

すこしお下品かもしれませんが、件の法案についてこういう反対表明もあります(笑)。

人権擁護(言論弾圧)法案反対!
http://blog.livedoor.jp/no_gestapo/
死ね死ね団による日本植民地化計画を分析するBLOG
http://xtreme.seesaa.net/
人権擁護法案ってそんなに美味しいのか?
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000511.html
道端鈴成日記「悪徳商法」
http://blog.goo.ne.jp/suzu-nari/d/20050415
『反対しにくいマジックワードを掲げ、法的には問題がなかったとしても、社会的には弊害を残した「ゆとり教育」、「男女共同参画社会」と同じあやまりを、「人権擁護法」でまた繰り返そうというのだろうか。』

セキュリティーホールだらけの法案のようですね。




[1174] 少しでも漸進してほしい。 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/04/24(Sun) 12:14  

 アムネスティのような人権団体と協同した人権擁護システムの構築というのはそれはそれで望ましいものではあるのでしょうが、そのよう なものが構築されるまで、今ある人権侵害を放置しておくべきなのかというと、私は大いに疑問なのです。なんにせよ、政権与党が、今よりは使い勝手のよい人 権擁護システムを作ろうとしているのに、これを潰してしまうことは、新たな制度ならば救われたかも知れない人々を見捨てることになりますから。

 「門地」と「世系」の議論は面白いかも知れないですが、その点が解決されるまで、今差別に苦しむ方々が差別解消のためにほんのわずか国に協力して頂くことをあきらめなければならないというのは、私には不合理であるように思います。

  今回の法案に反対されている自民党の議員の方々は、現実に差別されている人々の救済のために、この法案の代わりに、どのような手段を提供するのかを示して いません。すなわち、彼らは、不当な差別等の人権侵害に苦しむ人々に対しては、あきらめろ、我慢せよといっているのと同じことです。

 まあ、故新井将敬氏についての怪文書の頒布みたいなものが「人権侵害」とされ、調査の対象となると、困る人たちはいるかも知れませんが(下関市長選の怪文書については、そもそもどこまで事実なのかわからないですが。)

http://benli.typepad.com/benli/


[1173] Re:[1172]今となっては、継続審議かどうかがせいぜい 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/24(Sun) 10:39  

桜の花さん。
まあ、この問題は、今日の補選目当ての面が多いでしょうから、『十日(とうか)の菊』はともかく、5月5日過ぎの 「六日のあやめ」前には、間に合うわけですから、会期末も近いことですので、せいぜい、継続審議に間に合うかどうかの、面子たてというか、実績誇示となる だけの話でしょう。
その間に、人権定義の正論が喚起されれば、一応の路線修正といえるのではないでしようか。


[1172] 1170 ありがとうございます。 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/24(Sun) 09:35  

笹山さん まさにドンピシャです。

今度は法案を1171で間違えましたすみません。1169でも『たどれます』のでお許しください。

●もう既に 自民党部会では なんとなく古賀さんが一任を取り付けしたようなので・・
今では『十日(とうか)の菊』なのかもしれませんけれど・・


[1171] 1169のアドレス訂正です 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/24(Sun) 09:16  

笹山さん すみませんアドレスの訂正させてください。

一、法案
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/honbon/g15405056.htm

二、Q&A
http://blog.livedoor.jp/monster_00/archives/cat_847822.html

です。すみませんでした。


[1170] Re:[1169] 人権擁護法案についてのアムネスティの主張を考慮すべき時 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/24(Sun) 09:10  

桜の花さん。
問題は、先に申し上げましたように、第一は、日本憲法での「門地」と、「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際 条約」(International Convention on the Elimination of All Forms of Racial Discrimination)での「世系」とが、「社会的差別」の点で、日本政府解釈がダブルスタンダードになったままでいいのですか?
ということと、
第二は、桜の花さんは、第五権の権力とはいいますが、実質、法務省の外局にありながら、委員の選任なり執行権力には、国の虎の威を借りたものになりかねない要素をはらんでいる。
ということですね。
もし、純粋に、アムネスティとも協調し、行動しうる第五権の権力であれば、むしろ、望ましいのですが、そうはならないであろうという懸念が残っているということですね。
下 記サイトで、アムネスティは、「公権力による人権侵害は、他の私人間における人権侵害とその構造が根本的に異なる。これを同列に扱うことは、自由権規約委 員会からの指摘を無視しているだけでなく、国内人権機関が当局の権力の濫用を防止することを主たる目的として考案された制度であることを全く考慮していな い」と、主張していますね。

参考1.アムネスティの「人権擁護法案」に対する見解サイト
http://www.incl.ne.jp/ktrs/aijapan/2002/021102.htm

参考2.「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約」における人権の定義
http://www.hri.org/docs/ICERD66.html参照
「こ の条約において、「人種差別」とは、人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済 的、社会的、文化的その他のあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は 効果を有するものをいう。」
In this Convention, the term "racial discrimination" shall mean any distinction, exclusion, restriction or preference based on race, colour, descent, or national or ethnic origin which has the purpose or effect of nullifying or impairing the recognition, enjoyment or exercise, on an equal footing, of human rights and fundamental freedoms in the political, economic, social, cultural or any other field of public life.

http://www.incl.ne.jp/ktrs/aijapan/2002/021102.htm


[1169] re.1165  人権擁護法案全文等です。 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/24(Sun) 09:00  

笹山さん ご存知でしょうが、私なりの論理に近い方たちのHPを紹介させてください。

人権擁護法案 条項全文です
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g15405056.htm

廃案サイトのQ&Aの部分です
http;//blog.livedoor.jp/monster_00/archives/cat_847822html

私の反対理由は既に語っています。
@人権擁護の規定についての疑問
A第五権の権力が国民の意思と乖離した処で存在する=非民主的です。社会的混乱と危険をはらむ。
*注、司法・立法・行政プラス官僚システム(法律により人事院を中心の官僚機構は法案作成に於いて隠れた支配者的権限を持っている=私はこれにも疑問を持っています)これらの四権分立の日本の国体に人権擁護委員会は新たな権力機関として誕生します。
B 人件費と情報管理事務費等・・の費用対効果を考えると、非経済的である内容と財政負担の上限の規定すらわからず、緊張した社会での逆訴訟・その賠償金の発 生等、全てお考えると財政負担の上限が見当できないほどに財政負担を増やすお荷物機関に成りかねない。→ですから新たな仕事の創設ですから儲かる人や会社 も出てきますが。

以上の三点をもって 将来に禍根を残す悪法と思っています。


[1168] 中国側は「小泉・胡錦濤会談で5点主張」を強調 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/24(Sun) 08:52  

中国側の報道ですと「胡錦濤会見小泉主張五点主張」http://www.bjt.net.cn/news.asp?newsid=101686
などの表現が目立ちますね。
主張の五点とは、
〈1〉日中共同声明など3文書の順守〈2〉歴史をかがみに未来に向かい、中国国民の感情を傷つけない〈3〉台湾独立を支持しないことを行動で示す〈4〉両国が対等な協議を通じて問題を妥当に処理する〈5〉広範な分野で日中両国の交流を拡大する――の5点とのことです。
また、このサイト
http://www.cqcb.com/gb/map/2005-04/24/content_565462.htm
では、香港在住のある日本人教師の話として、こんなことを書いていますね。
「小泉さんがあらわした「歉意」という言葉について、日本語の「謝罪」とは、言葉のウェイトが違う。
日本人が使う場合には、「歉意」は「おわび」であり、「謝罪」は「しゃざい」である。「謝罪」の言葉のほうが、より強烈である。これまで、日本側は、何回も「道歉」という言葉を使ってきた。ただ、それは、「謝罪」の言葉を回避するためであった。」
というのだが、この「歉意」という言葉、この前に「深表」や「表」をつけることによって、わびの程度が異なってくるようだ。
すなわち、
「歉意」 < 「表歉意」 < 「深表歉意」
ということですね。


[1167] 中国の報道では、小泉・胡錦濤会談の模様が、ぼちぼち入ってきているようです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/23(Sat) 21:44  

下記サイトで、進行状況を見ることができます。
日本の新聞報道に比べて、格段に早いようですね。

http://news.baidu.com/ns?word=+%BA%FA%BD%F5%CC%CE%A1%A1%A1%A1%D0%A1%C8%AA&tn=news&cl=2&rn=20&ct=0


[1166] Hostwayの調査で「ブログにも職業ジャーナリストと同じ言論の自由が認められるべき」との意見が主流 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/23(Sat) 21:22  

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0504/23/news010.html
http://www.internetnews.com/stats/article.php/3499801
によると、
「ブログにも職業ジャーナリストと同じ言論の自由が認められるべき」
「他人の住所などの個人情報をブログで公開する権利をめぐっては、民間人の個人情報については公開を認めるべきではない」
「情報源としてのブログの信憑性については、ブログは新聞記事やテレビ・ラジオニュースと同程度またはそれ以上に信用できる」
などの意見が主流との結果が出た模様。


[1165] Re:[1164] 国籍と人権 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/23(Sat) 20:35  

聞きかじりさん。
日本憲法の解釈は、マッカーサー憲法からみていきますと、非常にわかりやすいですね。
つまり、これも、ネタ元から見ていったうがよろしいようで。
マッカーサー憲法では、第16条に外国人についての権利規定がありました。
また、14条については、マッカーサー憲法では、「一切の自然人」( all natural persons )が対象になっています。

なお、マッカーサー憲法では、「何人」は「 every person 」の日本語訳となっていますね。

article xvi.
aliens shall be entitled to the equal protection of law.

第十六条
外国人ハ平等ニ法律ノ保護ヲ受クル権利ヲ有ス

なお、「国民」と「何人」の分布は下記のとおりです。
「国民」−1.7.9-15.25-27.30.43.79.82.91.96.97
「何人」-16-18.20.22.31-35.38-40.48.
いずれもないのが-2-6.8.19.21.23.24.28.29.36.37.41.42.44-47.49-78.80.81.83-90.92-95

http://home.c07.itscom.net/sampei/index/index.html


[1164] 国籍と人権 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/04/23(Sat) 20:15  

公務員や参政権で話題になっていた国籍ですが、日本国憲法

第十条  日本国民たる要件は、法律でこれを定める。

が国籍法で定められ、以降「国民は」で始まる条項は全て日本国籍を持つ者にに限定されています。

第十四条  すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

これにも国籍が必須条件となります。ところが

第十八条  何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。

などは国籍に関係がなくなります。

「門地と世系」の違いも面白そうなので折を見て追っかけてみたいと思いますが、「国民と何人」の差別もユニークです。
横レス失礼。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1163] Re:[1158] 枝葉末節の議論から始まった人権擁護法案の不幸 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/23(Sat) 17:53  

桜の花さん、小倉秀夫さん。
こうして、改めて、人権擁護法案のこれまでの議論の過程をみてみますと、人権擁護の大本を忘れた議論が続いてきたように、思えますね。
そ もそも、法務省は、当初、平成十四年三月の通常国会に提出され、十五年秋の衆院解散に伴い廃案となった法案と同じ内容のまま再提出する方針であったのを、 与党の「人権問題等に関する懇話会」が、前に反対の多かった「人権委員会の特別救済手続きの対象には報道機関による人権侵害も含まれる。」とした「メディ ア規制条項」を凍結し、凍結解除には別途法律を制定することや、一定期間が経過後に見直す条項を盛り込むことなどを条件にして、提出したものですね。
そして、その次には、「人権擁護委員の選考」について、「人権侵害の調査などを行う「人権擁護委員」は日本国籍を持つ者に限るとの「国籍条項」を盛り込むべし」との修正案が出てきたというわけですね。

しかし、本来は、当初の議論としてすべきであったのは、「この人権擁護法案で、そもそも、擁護すべき人権とはなになのか?」ということについての疑義であったのですが、その疑義が出されたのが、つい先日のことなのですね。
「これでは、順序が、まるっきり違ってはいませんか?」というのが、私の率直な疑問点です。
こ の疑義に対して、法務省が答えたのは、「人権の定義は憲法の規定通りだ」ということなのですが、そもそも、日本国憲法における「門地」の概念自体、アメリ カが作った日本国憲法(Draft of the Constitution of Japan. (MacArthur Draft)February 13, 1946)の英語の「descent」の直訳であり、この法務省の答えでは、「descent」が「門地か世系か」の疑問に答えられていないということに なりますね。
現在の政府の解釈では、憲法上の門地と、国際条約上の世系との、ダブルスタンダードの状態にあるということですね。
すなわち、「門地には、社会的差別が入るが、世系には、社会的差別は入らない」とする国の解釈からすれば、「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約」における人権と、日本国憲法14条規定の人権とのハザマにある人権というものを、どう解釈するのでしょうか?
つまりは、この人権擁護法案なるものは、当初から枝葉末節の議論に振り回されて、擁護すべき人権が不明確のままに、いたずらに、「人権警察」を、アムネスティの及ばぬところで強化するものに過ぎないものと、私は、思います。

参考
マッカーサー草案における人権の定義

マッ カーサー草案においては、第13条において「社会的身分、階級又ハ国籍起源ノ如何」となっていたものが、日本国憲法14条では、「社会的身分又は門地」と なり、マッカーサー草案42条で「 選挙人及国会議員候補者ノ資格」として「性別、人種、信条、皮膚色又ハ社会上ノ身分ニ因リ何等ノ差別ヲ為スヲ得ス」としたものが、日本国憲法44条で、 「人種、信条、性別、社会的身分、門地、教育、財産又は収入によつて差別してはならない。」となったものである。
このことから、第14条の「社会的身分又は門地」は、「社会的身分、階級又ハ国籍起源ノ如何」をひとくくりにしたものであり、第44条の「社会的身分、門地」は、「皮膚色又ハ社会上ノ身分」をひとくくりにしたものといえる。

http://home.c07.itscom.net/sampei/macken/macken.html

原文

article xiii.
all natural persons are equal before the law. no discrimination shall be authorized or tolerated in political, economic or social relations on account of race, creed, sex, social status, caste or national origin.
no patent of nobility shall from this time forth embody within itself any national or civic power of government.
no rights of peerage except those of the imperial dynasty shall extend beyond the lives of those now in being.
no special privilege shall accompany any award of honor, decoration or other distinction; nor shall any such award be valid beyond the lifetime of the individual who now holds or hereafter may receive it.

日本語訳

第十三条

一切ノ自然人ハ法律上平等ナリ政治的、経済的又ハ社会的関係ニ於テ人種、信条、性別、社会的身分、階級又ハ国籍起源ノ如何ニ依リ如何ナル差別的待遇モ許容又ハ黙認セラルルコト無カルヘシ
爾今以後何人モ貴族タルノ故ヲ以テ国又ハ地方ノ如何ナル政治的権力ヲモ有スルコト無カルヘシ
皇族ヲ除クノ外貴族ノ権利ハ現存ノ者ノ生存中ヲ限リ之ヲ廃止ス栄誉、勲章又ハ其ノ他ノ優遇ノ授與ニハ何等ノ特権モ附随セサルヘシ又右ノ授與ハ現ニ之ヲ有スル又ハ将来之ヲ受クル個人ノ生存中ヲ限リ其ノ効力ヲ失フヘシ


[1162] 今日の小泉・胡錦濤会談は、40分間 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/23(Sat) 17:30  

ジャカルタ現地時間午後6時40分から、約40分間行われる予定。
この40分間を長いと見るか、短いと見るか、会うことにのみ意義があると見るか、見方の分かれるところだろう。

http://www.phoenixtv.com/phoenixtv/72631551992528896/20050423/539789.shtml


[1161] 霞ヶ関官僚日記なるものを発見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/23(Sat) 15:25  

チェコの大使に、元農水次官の熊沢氏が起用されたことについてなどの記事があります。外務大臣、こんなことを言ってたんですね〜。
http://d.hatena.ne.jp/kanryo/20050403#p1


[1160] Re:[1143] 毎日新聞 小島正美さんの伝えるBSEニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/23(Sat) 12:16  

農業情報研究所さんが、毎日新聞の記事のミスリードを心配されてます。

「BSE:全頭検査の神話・・・」(毎日)が作る特定危険部位除去の若い牛は安全の「神話」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05042201.htm

ちなみに、小島正美さんの(上)の記事全文はこれですね。

知らなかったBSE:/上 全頭検査の神話 異常プリオン、高齢牛ほど蓄積
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050421ddm013100132000c.html
私 が以前中間とりまとめ案を見て思ったのは、数頭だかの、牛の検査で、ある時期から扁桃にプリオンが溜まり、それが突然消えてしまい、また突然出現する、と いう表が添付されているんですが、「プリオンはいったい、どこにいってしまったのかしら?」ということです。分解されるわけでなし。小島さんに伺ってみた いですね。

>ここに、BSEの検査をしていない18カ月の牛の肉と、検査済みの36カ月の牛の肉がある。脳や脊髄(せきずい)など危険部位は除去してあるが、両方ともBSEに感染している可能性がある。あなたはどちらを食べますか−−。

↑ しかしなんでこんな最悪の選択肢が出てくるんですかね?飼料管理を徹底すれば感染牛を食べないで済む率がぐっと下がるわけです。1mgでも牛を感染させ、 環境汚染物質としても扱いが非常に難しい異常プリオン蛋白質も、効果的に増やさないようにすることができます。末梢神経やら炎症部位からプリオンが検出、 牛は1mgで感染、サルは50mgの脳で感染、などと、次々と新しい知見が出て、WHOも感染牛のすべてを食物連鎖から排除せよ、と勧告を出している現 在、「感染しないように厳格に育てられた牛を作るべき」というのが普通の考え方ではないでしょうか。

飼料管理に目をつぶって「感染牛 ” 病気の牛”を食べる機会を増加させる」というリスクを消費者が負わなくてはならない理由がさっぱりわかりません。。。まして、感染牛が増えた場合、扱う現 場の人たち皆が危険に晒され、まして、そのSRMがもし肥料なんかに混入した日には、今度は土を扱う農家さんに危険がでてくるわけです。(英国ではSRM は毒ガスマスクをつけて密閉倉庫で厳密管理をしている) そこらは、三部作の(下)で語られるのでしょうか。



[1159] Re:[1157] スーダン・レッドの次はクロムグリーン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/23(Sat) 10:32  

「通りすがりに」さん。情報ありがとうございました。
このサイト
http://www.gog.com.cn/gzrb/g0503/ca794474.htm
に、現地レポートがありますね。
この写真の中で、作業員の方が手にしている漉し袋のような緑色のものが、染料のようですね。
この染料は、中国語で、「鉛かく(金偏に各)緑」俗称「翠かく(金偏に各)緑」というもののようですね。
http://info.tjkx.com/News/00001144CC/2005-04-20/1660775812.html
によれば、鉛が、摂取限界の36倍もあったそうです。
ど うも、正式の染色名が、これらの記事からはわからないのですが、「黄色じみた緑の染料」と書いてあるところを見ると、明るい黄色の「Lead Chromate Yellow」と、青黒い色の「Chrome Oxide Green」とを混ぜ合わせたものを使っているようにも見られますね。
http://www.youyichemical.com/chrome-oxide-green/chrome-oxide-pigments/iron-oxide-green-2-1.htm参照
今後の情報については、以下でご確認ください。

http://news.baidu.com/ns?word=%C7%A6%B8%F5%C2%CC&tn=news&ie=gb2312&bs=%BA%FA%BD%F5%CC%CE+%D0%A1%C8%AA&sr=0&cl=2&rn=20&ct=0


[1158] 1153関連 政府の統治権限と国家財政への影響 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/23(Sat) 08:35  

笹山さん すみません小倉さんへ議論的な書き込みになります。お許しください。

小倉さん 
私だけではないと思いますが、法案を考えた時、趣旨にそった法案事態の意図する効力と国体の姿を考えるのが、法案をつくり・推進する『選ばれた人』の社会的責任の原点だと思います。

法案が通ると執行日が決定されます・・
この法律の『執行者=新たな国家権力執行者』は 法律の趣旨を忠実に果たし努力すると思います。同時に法律を実行する為に国は予算を発生させます。

小倉さん 欠陥法案の行く末を考えてみてください。
まず趣旨が社会的に良いものであれば『法律』は将来になっても決してなくなりません。
やがて 欠陥法案→改正を繰り返し、完璧に近い法律に昇華していくことが予想できます。それと共に予算=組織は増大します。

そこで小倉さん・私達も 今の時点で法案の組織と予算は考えることができます。・・しかし将来の規模とその姿に責任をもてません。実際に今の時点でも誰も人権擁護の程度すら責任がもてないのではないでしょうか。
推進者の誰がこれについて責任をもつのでしょうか。見切り発車、創り逃げで あとは国が考えろ・・なのでしょうか。

私達の国は大きな政府・小さな政府の意味から憲法・法律で国体が創られているとおもいます。自由と民主主義の度合いで日本の様な国から北朝鮮の国のような国家があります。俗に民主主義国家と言いますね。

小倉さんだけではありませんが、推進者の多くが『十分ではないが、それでもないよりはましだ』と言う、私達からみると偏狭で無責任な考えに写る理由なのです。責任を持てないものであるなら推進すべきでないということに おきずきになっていただきたい。

小 倉さんは弁護士ですから、ドンナ些細な『国家権力』の恐ろしさを実感されておられると思います。まして国家権力を執行する者と国から命令を受ける者とは立 場が雲泥の違いがあり、見方をかえると精神的ダメージ≒人権と考え、良くある逆訴訟さえかんがえられます。繰り返しますが、国の無駄とも思える予算の増大 が≒軍備予算が自然に増えるように、国民の精神的安定の為に陥る道ではないでしょうか。
ましてこの様な『最初から欠陥組織』は 直す意味からも組織の自動律で拡大することがわかりきっています。
通常の精神の政治家でしたら『欠陥を直した法案』として指摘された時点で再度考えるのがあたりまえのことではないでしょうか。←『ここに何か国民に見えない意図があるのでしょうか』

国家権力についての私の基本的考えですが・・
民主主義国家の権力構造は三権分立の考え方でよいのではないでしょうか。人間の性(さが)として権力・名誉にあこがれる社会的上昇志向がありますが、これらを『国家権力と切り離してこそ人間らしい自由主義思想の素晴らしい一面を引き出せる』のだと思っています。







[1157] スーダン・レッドの次はクロムグリーン 投稿者:通りすがりに 投稿日:2005/04/23(Sat) 08:35  

蘇州:緑茶の葉から毒性強い「クロムグリーン」検出
http://news.searchina.ne.jp/2005/0423/national_0423_001.shtml
政治的にもいろいろ問題があがっていますが、こうしている間にも食の安全に、又問題が浮上したようです。

食や環境には、もはや国境はないわけで。。



[1156] 今日の小泉・胡錦濤会談の中国情報については、 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/23(Sat) 08:10  

下記のサイトでご確認ください。

http://news.baidu.com/ns?word=+%BA%FA%BD%F5%CC%CE%A1%A1%A1%A1%D0%A1%C8%AA&tn=news&cl=2&rn=20&ct=0


[1155] Re:[1153] 人権なり差別と向き合う一里塚という意味ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/23(Sat) 07:39  

小倉秀夫先生。
お考えわかりました。
少しでも、前進というお考えですね。
法案改めて見てみましたが、ずいぶん乱暴な概念規定ですね。
極めつけは、「人種」なる概念規定です。
「「人種等」とは、人種、民族、信条、性別、社会的身分、門地、障害、疾病又は性的指向をいう。」ですと?
何もかも、これにぶっこんでしまった乱暴さが見られますね。
「嫡出子・非嫡出子の相続上の問題」というのは、このうちのどこにはいるのでしょう?
門地にいれれば、それは、新たなる問題を引き起こすでしょうし。
これを英語に訳した場合の国際条約との整合性はつくのでしょうか?
それとも、英語( racial discrimination)が先にあって、「人種」なる異様なことばがでてきてしまったのでしょうか?
小倉先生の「人権擁護法案と憲法」http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/e/07edbb0a421ccb053e54bf48e31fbbc7では、「descent」を「門地」とされていますが、「門地」か「世系」かについての論議は、まだ、集約されていない感があります。
小 倉先生のこのサイトでのご意見では、「定義が曖昧である点が問題であるならば、曖昧でないように定義規定を入れればよいだけの話なので、法案を修正すれば 足ります。」とのことですが、法案上の定義の修正は、法案よって庇護されうるべき領域の再確定ということにつながりますので、なかなか、むずかしいのでは ないのでしょうか。
それにしても、日本では、まだ、「人権」という言葉自体が、一定の差別を指し示すかのような、硬直的な考えが、まだ、蔓延しているようです。
それらのことから、「人権」という言葉をあまり使わないでくれ、という風潮も、実際あるようです。
つまり、街のあちこちに、「人権」という文字なり施設なり立て看板があること自体が、あらぬ差別を呼び起こすということですね。
これらの声は、まさに、役所と住民との、人権意識のすれ違いの典型的なものといえるのではないでしょうか。
つまり、桜の花さんの言われるようなすれ違い(国側がイクスキューズとして、「声高の人権」を唱えるのに対して、住民側は、「静かなる人権の確保」を望んでいる。)は、現実あるのではないでしょうか。
人権なり差別という言葉自体が、新たなドミノ現象を引き起こしかねない、そのような危うい均衡の元にあるというのが、日本の人権の実情なのかもしれません。
結局、おもちゃ箱をひっくり返した結果が、残ったのは、「人権」という、裏返しの意味での新たなる差別であった、ということになりかねないということですね。
この際、日本特有の「濃い人権意識」を希釈しうる多様な人権なり差別に向き合うことが、日本人の人権意識にとって、必要な感じさえします。
差別について、日本語の辞書には、通り一遍の解説があるだけですが、英語の辞書には、このように多様な差別の用語がありました。
* 年齢差別 agism* 同性愛に対する差別 heterosexism * 身体身障者差別 disablism* エイズによる差別 AIDS-related discrimination* 遺伝子(による)差別 genetics discrimination* 言語差別 linguistic discrimination* 妊婦による差別pregnancy discrimination* 婚姻関係による差別 discrimination based on marital status * 出身国による差別national origin discrimination * 喫煙者差別smokeism * 顔による差別 faceism
などなどですね。




[1154] 中国報道「麻生大臣の靖国参拝」伝える 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/23(Sat) 07:11  

これらのhttp://www.takungpao.com/news/2005-4-23/YM-392463.htm
サイトで、麻生大臣の昨日の靖国参拝を伝えている。
記帳しなかったという点については、あまり、問題にしていないようだ。

http://www.takungpao.com/news/2005-4-23/YM-392463.htm


[1153] 無題 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/04/23(Sat) 00:51  

今回の人権擁護法案は十分なものでないが、それでもないよりはましだというのが、この法案に関する私のスタンスです。

す なわち、不当な差別に苦しむ人が、その差別から少しでも救済されることが、暴力的な手段に訴えることなく、少しでも安価に、かつ少しでも迅速に実現できる ようになるのであればそれは積極的に推奨されることであると私は考えます。そして、その推奨されるべきことのために、国家がその権限を行使し公的資金を投 入することは基本的に間違っていないと私は考えます。

なお、今回の人権擁護法案では、新たな「権力機関」というほどのものはできません。調査し、調停し、仲裁し、勧告する程度のことしかできません。それでも、不当な人権侵害に苦しむ人が少しでも助かるのであれば、創る価値はあるではないですか。

http://benli.typepad.com/benli/


[1152] 1142.1145関連 人類は争う理由を見つける天才 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/22(Fri) 22:13  

笹山さん、小倉さん 私自身の根本的考え方をタイトルにさせていただきました。
笹山さんがおっしゃるように人権擁護法案は欠陥 があると思っています。法案の解釈でもさる13日自民党法務部会で百地章日大法学部教授が出席して反対意見を出しています。そして憲法違反というところを 根拠に反対論文もでています。要するに自由で民主的社会を目指すには程遠いと思います。

私は 欠陥法案を強引に推進したがる実力者と影の実力者の意識こそ偏狭な心でもって推し進めようとする怖さを感じます。
も しも差別社会を意識しすぎてのあまり 例えば帰化人の二世だったり・日本の差別された人だったりの人が法案を作れる立場に立ったときその権力を振り回し表 面上の理念だけで作れ・作れで且つ名誉欲で、人類の尊厳を無視するタイプの人であるならば このような欠陥法案でも強引に成立させたい事でしょう。

小倉さん 現在の法律で人権問題が全て解決できないと思っていますが、このような新たな『権力機関』をつくつての違いは何処ですか。本来は単なる法改正が正論ではないでしょうか。

私が将来に禍根を残すと言ったことですが・・
小 倉さん 禍根を残す点とは 人権擁護法が成立した時、考えられる問題を 人権擁護委員会が全て解決できたとして、『費用対効果』はどのくらいと考えてい らっしゃいますか。そのなれの果てが第二の社会保険庁を作る結果にならないでしょうか。それ以上の非効率・非生産的・無駄な巨大組織ができあがるのではな いでしようか。それは 事務処理の為の官僚・職員の増大と弁護士の仕事増大であり、その費用は国民に税金として転化されます。その結果の顛末の解決の多く は 本来の民事裁判の趣旨のような『和解』的結末ではないでしょうか。

『人類は争う理由を見つける天才』とタイトルにさせていただきました。これが人類=ホモサピエンスの宿命ならば 争いに準じる、いじめや差別は社会生活に付き物だと思いませんか。
まして沢山の宗教(人為的要因)がからんだ時、それは日常社会で多くは宗教教義とは反対の宗教価値観の違いによる人間同士の妥協のない反発を見ます。

私 はこのタイトルの原点を子供達の社会での自然発生的な『いじめの存在』に発見できると思っています。子供達の間に存在する『彼らの最初の非文化=いじめ・ 喧嘩』を解決する方法を発見できない限り、価値観のモット多様化している大人の社会では永遠に存在すると思いますし、自由で民主的社会は創れないと思って います。

私はこの状態に光明をあてるものがネット社会だと思っています。
人間の心が融通無碍の存在であればネット社会は同じような融通無碍の存在になりえると思っています。その様な発展した社会のなかで差別・いじめ・喧嘩は少なくなると想像します。
更に飛躍させると『ネットは人類を万能に近づける』をテーゼとして考えることによって、IT技術の進歩とあわせて 考える事を私の拘りとしていきたいと思っています。









[1151] この時期に靖国参拝をする不見識 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 21:37  

超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・瓦力元防衛庁長官)のメンバー80人が22日午前、東京・九段の靖国神社を春の例大祭に合わせて参拝した。

ということなのだが、春恒例の行事とはいえ、何とか、ならなかったものなのか。
すでに中国の新聞では、このよう
http://news.xinhuanet.com/world/2005-04/22/content_2865156.htm
に報道されている。
ここに書かれている「内閣府副大臣」「防衛庁副大臣」という肩書きを、中国側が、どの程度に解釈するかだろう。
「副大臣」を、日本での評価のように、盲腸扱いしないで、「大臣に準じる」とみなせば、これだけで日中首脳会談はアウトだろう。
これで、ジャカルタで日中首脳会談ができたら、それこそ奇跡なのだが。
別の中国の報道
http://peacehall.com/news/gb/intl/2005/04/200504211655.shtml
では、日中首脳会談をするかどうかの決定権は、あくまで、中国側が握っていると報じている。
また、この報道
http://www.phoenixtv.com/phoenixtv/72622743014604800/20050422/539639.shtml
では、日本側は、4月23日の首脳会談を望んでいるが、中国側は、確たる返答をしていないと報じている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050422-00000017-maip-pol


[1150] 「非営利法人への寄付金優遇措置」という政府税調の判断は、賢明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 21:24  

政府税制調査会(首相の諮問機関)は22日、各省庁による許可制となっている公益法人(社団・財団法人)の廃止に伴い、2006年以降 に設立される新たな「非営利法人」への寄付金の取り扱いについて議論した。登記だけで設立できる非営利法人は、有識者で構成する第3者委員会が「公益性の ある法人」と「その他」に区分するが、同日の議論では、委員会が「公益性あり」と判断した場合、その法人に対して企業や個人が行う寄付金に、税制上の優遇 措置を認めることで意見が一致した。
 
との報道だが、賢明な判断だ。
ただ、タックスヘイブン的な行為をチェックしうる何らかの方法が考えられていい。
非営利法人に限らず、寄付金控除の拡大は、時代にあった考え方だ。
だいぶ以前に、塩崎潤先生が、寄付国債の案を持って、その実現に奔走ご努力されたが、その当時の時代環境から、実現には至らなかった。
今、もう一度、このスキームを幅広い観点から、再検討する価値はあると、私は思う。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050422-00000770-jij-pol


[1149] Re:[1143] 毎日新聞 小島正美さんの伝えるBSEニュース 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 19:36  

毎日新聞2002年10月25日付け記事「BSE全頭検査を見直せ」(小島正美(当時 生活家庭部)さんの記事は、今となってみれば「きわめて先見性に満ちた一文」でありました。(太可笑了)−−このごろすっかり中国式になってしまいました。--

http://www.sasayama.or.jp/akiary051/200210.html#20021030


[1148] BSE自動検査装置を試作 感度はエライザの100倍 田村教授:「超高感度検査装置を開発中で、生前診断を試みたい」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/22(Fri) 19:35  

 【札幌】北大、帯広畜産大、富士レビオ帯広事業所などの共同研究チームが、BSE(牛海綿状脳症)の全自動検査装置の試作機を開発し た。BSEスクリーニング検査のエライザ法(酵素免疫検査法)に比べ、感度が良く、短時間で大量の検査ができる。酪農畜産地帯の本道には、道産牛肉の安全 性を迅速にチェックする画期的な開発となる。BSE問題で日本への牛肉輸出が絶たれた米国政府関係者が早くから装置に注目、秋には、米国で装置を使った フィールドテストが予定されている。(平野明)以下略http://www.tokachi.co.jp/kachi/0504/04_22.htm
「蛍光相関分光法(FCS)」とのことです。
道内の関心が薄いそうで、10月に米国でテストだそうで。



[1147] ネットを駆使した「オピニオンリーダーのほりえもん化現象」到来かな? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 19:18  

1138で、私のブログをご紹介いただいたブログ「ふぉーりん・あとにーの憂鬱」http://blog.drecom.jp/fallin_attorney/さんにかかれていた立花隆氏さんのブログについて書かれていた記事が、あの「週刊!!木村剛」http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2005/04/post_11f4.html
に紹介され、大きな波紋を呼んでいるみたいですね。
なんとなく、世のオピニオンリーダーも、これまでの竹村健一さんや、田原 総一朗 さんらの時代から、ネットを駆使した「オピニオンリーダーのほりえもん化現象」が見られ始めたような予感。
ところで、立花隆さんのブログってあるのでしょうかね?

http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2005/04/post_11f4.html


[1146] ブログ「とっくりばー」さんにご紹介いただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 19:04  

こちらのサイト
http://tockri.exblog.jp/m2005-04-01/#1567760
です。
光栄です。
WordPressインストールの経緯まで、ご紹介いただいております。
トラックバックも、 コメントスパムの最後にしっかりいただいておりました。
そろそろ、 コメントスパム駆除しなければと思いつつ。
これさえなければ、WordPressは、お勧めなんですけれどもね。

http://tockri.exblog.jp/m2005-04-01/#1567760


[1145] Re:[1142]ネイティブな人権侵害に有効か?集団訴訟制度がない日本での限界は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 17:55  

小倉秀夫さん。桜の花さん。
何を持って人権侵害かといえば、よってたつところは、憲法第十四条の「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」に元ずくものなのでしょう。
しかし、今回の人権擁護法案は、新しい概念での人権侵害には対処できても、ネイティブな偏見に元ずく人権侵害には、対処できないように思えます。
それには、ネイティブな偏見に元ずく人権侵害に対抗できる手段を、日本国民は、持ち合わせていないように思えるからです。
そのひとつとして、たとえば、私は、アメラジアン問題に興味を持ったことがあるのですが、ここ
http://www.sasayama.or.jp/diary/2002mar17.htm
にかきましたように、国籍法の改正にまで踏み込まないと、真の人権回復にはいたらないというような問題が、これに限らずおおくあります。
また、先住民族に対する人権回復については、ウタリ福祉対策や文化振興法としてはあるが、先住民族の人権について、直視したアイヌ新法案の精神は、織り込まれていないのですね。
ま た、アメリカ作成の日本憲法において、「Descent」(家系、出身、世襲、相続)と書いたものが、「門地」という言葉として、第14条に盛り込まれた ところから、これは、「門地」なのか「世系」なのかが、人種差別撤廃条約で議論されたことがあったようですが、この問題は、その問題にとどまらず、「嫡出 子・被嫡出子の相続上の平等問題」にまでも発展しうる問題です。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinshu/iken.html参照
また、集団訴訟制度のない日本において、これら、ネイティブな偏見にもとづく人権侵害に対して、対抗手段を持つことが限られているという点も、見逃せないことだと思います。


[1144] オランダで初のvCJD患者発生 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/22(Fri) 12:34  

オランダで初の新型クロイツフェルト・ヤコブ病患者=日本の飼料問題再燃か?
http://www.jc-press.com/kaigai/200504/042201.htm
そういえばオランダ産の動物油脂(代用乳)問題になってましたね。


[1143] 毎日新聞 小島正美さんの伝えるBSEニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/22(Fri) 11:59  

知らなかったBSE:
/中 ピッシング 安全部位、汚染の可能性
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050422ddm013100026000c.html

シンポジウム:
どう違う?安全と安心 食と農めぐり、15日に開催
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050414ddm013100086000c.html
http://www.scj.go.jp/ja/info/kokai_shinpo/pdf/1023-s-13.pdf

食肉の汚染源はピッシング、スタニングだけではなく、背割りほかの解体時の汚染も当然無視できないのだ、という意見がOIEの専門家会議でも出ていました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/908c7deb10e4ca1f6f086f7208273d2f
また、OIEの意見交換会では、複数牛の筋肉中の末梢神経から異常プリオン蛋白質が検出されたことを受けて、「早急に世界中の科学者が連携して研究をしなければならない」という専門家の意見が出ていました。


[1142] 将来に禍根? 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/04/22(Fri) 10:51  

>今までの歴史の中で人類はこの差別の問題をどのように
>解決してきたでしょうか。特に近代史の中で・・自由・
>平等・博愛の精神が謳われるようになってから・・

多くの民主主義国においては、差別の解消のために、国が積極的な行動をとっており、「差別をしたい人が差別することに飽きるまで国は差別を放置し、その間被差別者には耐え難い苦痛をひたすら我慢してもらう」としているわけではありません。

そ もそも不当な差別的言動に対して、せいぜい勧告(及び勧告が聞き入られなかった場合に勧告内容の公表)を行う権限しか人権委員会に与えない今回の人権擁護 法案が「独断的決定に異議をとなえに」くいものであろうはずがありません(勧告内容が不当であれば、どうどうと勧告内容を批判すればいいのですから。)。

http://benli.typepad.com/benli/


[1141] Re:[1139] 1134関連。戦争の歴史を断ち切る演出 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 09:42  

桜の花さん。
もちろん、ドイツのワイツゼッカーが行った戦後40年での歴史的演説「荒れ野の40年」に対しても、ドイツ国内では、いろいろな批判があったようです。
http://www.sasayama.or.jp/diary/2001aug12.htm 参照
すなわち、「これは、ナチのみを加害者にした、一種のトカゲの尻尾きりではなかったのか。」とかいう批判とかですね。
しかし、アルビン・トフラーの言うように、「歴史にも時効がある。」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=105
という考え方からいえば、ことのおこった40年か50年以内に、ひとつの「和解のための条件を作り出すこと」が必要なのではないでしょうか。
それが、民族の知恵だとおもいます。
おそらく、昔から他の諸国との戦争に明け暮れていた民族の知恵が、ドイツには、自然本能的に備わっていたのかとも思いますが、いい意味でも悪い意味でも教義的な発想にこだわりがちの日中では、また、別の和解プログラムが必要なのかも知れません。
いかに巧妙な和解プログラムを組むかが、日本の総理の知恵の最大の出しどころなのに、「紋付はかま」の、外国人にとっては異常ないでたちの姿を国際テレビにさらしているだけの小泉さんには、何の知恵もないことになりますね。
日本は、まづ、東洋の英知を駆使して、巧妙な和解プログラムを提示すべきときなのでしょう。
一本調子は、『年次改革要望書』のプロンプターの下での改革プログラムでたくさんです。
[1140] 中国の掲示板に、私のブログ「中国反日サイト・リンク集」が紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 09:27  

このサイトなのですが、ここで、「鏡子」さんというハンドルネームの方が、私のブログ記事「中国反日サイト・リンク集」ttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=259
を、第 59 楼で、「面白いサイトを見つけました。」としています。
ちなみに、この「鏡子」さんのご意見は、日中米は、すでに経済問題で一体化しているのだから、日中戦争や中米戦争などありえない、というご主張のようですね。
このトライアングルの中で、アメリカは、日本の常任理事国入りについて、疑問を呈し始めてきたといっているようです。

http://tokusatsu.tfclub.com/bbs/dispbbs.asp?boardid=31&star=4&replyid=64853&id=14757&skin=0&page=1


[1139] 1134関連。戦争の歴史を断ち切る演出 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/22(Fri) 09:01  

笹山さん 日本の憲法の理念では平和憲法なのに・・関係国は考慮の範囲ではないみたいですね。

私は 戦犯と国際社会が 認定した人達(理由はともかく)を合祀した靖国神社への参拝を 国を代表する総理大臣なのですから儀式として行うべきでないと思います。天皇が参拝しない ように、同様に 例え日本人の中で只二人になったとしても・・とするのが社会の智恵ではないでしょうか。

『戦争の歴史を断ち切る演出』こそ必要だとおもいます。笹山さんがおっしゃっているようにドイツ・イタリアではナチス・ムッソリーニと決別してそれを国際社会が評価しているのですから。両国の憲法よりも日本がいっそう平和的な理念です。
こ のへんは韓国・中国のいう『言葉だけ』と誤解をまねく処だとおもいます。事実、平和憲法の下で外国に自衛隊を派遣できるようにしてしまいました。政治家の 意識に『地縁・血縁的意識』を優先する性癖があって たまたま国際社会から批難をされる、鈍い政治家がそれがもたらす国家的損失に気が付かない・・と見る こともできると思います。

教科書問題にしても、宮沢喜一官房長官の時、河野洋平官房長官の時の不用意な間違った発言が発端になっていもす。(私は敢えて資料を出しませんが歴史的事実ですので誰でも調べられます)
特に 河野さんの時は唐突で不自然な騒ぎでしたのでマスコミでも外国の意図的工作が・・と言われていたのが記憶にあります。また宮沢の時は日本の土下座外交としての始まりのようなきがします。
その発端もそもそもメディアの誤った報道が発端ですから、なんだこりゃって言う気持ちです。

話がかわりますが、自民党内で古賀さんが中心(実つは公明党そして野中さんの置き土産)の『人権擁護法案』は これを通すと・・
@国民の意思と乖離した。国民のコントロールのきかない『権力が発生します』。私は五権分立国家になり政府の『直接的統治権限と国家財政』からめちゃくちゃな社会になると恐れています。
A教科書問題と同様かそれ以上の他民族の関与がささやかれています。
B今までの歴史の中で人類はこの差別の問題をどのように解決してきたでしょうか。特に近代史の中で・・自由・平等・博愛の精神が謳われるようになってから・・
社 会の中で淘汰された考えから緩やかな規則と法的原則が生まれたと思います。今作られている法案は 独裁者的手法(国民の意思を優先するよりも限られた人間 の意志で断定的に決定される)に近く、趣旨は良くても、何処かで(宗教・外国・支配欲の強い人物等に結びついた人物の行動の再評価がすぐにできない=非民 主的)
独断的決定に異議をとなえにくくしています。
日本人の自由な・健全な精神の育成とは『逆行の可能性をひめています』 特に提唱者の日常の政治的行動に疑問を持つからです。

・・・敢えて併記して書かせていただきましたが、この件も過去の日本の禍根と同様に 将来には禍根を残す法案になるような『未整備状態の最悪な法案』に思っています。



[1138] ブログ「ふぉーりん・あとにーの憂鬱」に私のサイトが紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 08:23  

この「ふぉーりん・あとにーの憂鬱」http://blog.drecom.jp/fallin_attorney/archive/144
というブログ、なかなか、内容の濃いブログのようですね。
で、この持ち主は、話題の企業買収についてのご著書もあるという 中山龍太郎さんという弁護士先生ですね。
光栄なことです。ありがとうございました。
今後とも、よろしくご指導ください。

http://blog.drecom.jp/fallin_attorney/


[1137] Frank Gehry って、すごい人なんだ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 08:09  

この掲示板の163で、今年の1月20日に、「埼玉県庁庁舎のあまりの老朽振りに唖然。でも、イッカ。 」のなかで、「パーキンソンの法則によれば、建物が立派になると、そのとたんに、組織の停滞が始まっているという。」と書いて、そのあとに、その代表的な 例として、「著名なFrank Gehry 氏によって設計されたパリのアメリカンセンターの例」を書いたのだが、驚くことに、ここで「Frank Gehry 氏」の名前を持ち出したことで、この「Frank Gehry 」のキーワードで、私のサイトに、かなりのアクセスを得ているのである。
ここでは、このアメリカンセンターの画像のURL
http://www.viennaslide.com/p/0530-paris/Viennaslide-05322411.jpg
にリンクさせているので、イメージ検索で、海外から、多くのアクセスがきているものと思われる。
すごい人なんですね。このFrank Gehryっていう設計家。

でも、この建物も、1119で書いた丹下健三さん設計の「東京カテドラル聖マリア大聖堂」みたいに、雨漏りがしそうな形ですね。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htm


[1136] 全農秋田の架空取引事件。これじゃ、「夜店のサクラ」ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 07:13  

またしても、秋田の恥をさらすようで、心が痛むが、今回の全農秋田の子会社との架空取引事件(下記サイト参照)は、架空取引によって、 実質、自主米の価格指標となる米価格形成センターの取引価格を高めに設定することによって、以後の実需筋との自主米価格設定を有利にするためのものだった ようだ。
いわば、売れない夜店の屋台で、サクラ仲間が、高値で買ってあげては、それを寄せ餌にして集まってくる純粋のお客さんも、高値で買う羽目となってしまう仕掛け。
そもそも、この全農秋田というのは、もともとは、三段階に分かれていた系統組織が、農林水産省の応援を得て、それまでの中央組織の全農と県の経済連とが合併してできたマンモス組織。
合併のマイナス面が現れた形だろう。
農林水産省としては、補助金は踏んだくられる(国の「米流通システム改革促進対策事業」の助成金約1200万円で、これは、本来は、予期せぬ過剰米発生に対し円滑な需給調整をはかるのが主旨)は、まさに、飼い犬に手をかまれたとは、このことなのだろう。
自主米の価格形成スキームには、まだまだ、未成熟なところがあることは、私も、その発足当初から先物市場の導入などを指摘してきたところである。
子会社が入札参加できるためにおこる架空取引以外にも、いろいろ、問題をはらんでいる価格形成スキームだ、
この際、徹底的な膿を出されんことを、農林水産省に望んでおきたい。
そ れにしても、全農の種市一正現会長は、前の木下順一会長時代に組貿のカナダ産豚肉の偽装疑惑、パールライスの不当表示など、グループ会社が関連した不祥事 が相次いだあとに登場したチャンピオンだったはずなのだが、またしても、このような事件に遭遇とは、ついていないですね。

参考
全農あきたが行った架空取引の仕組み

1.2004年6月22日の米価格形成センターの入札で、全農あきたが、「あきたこまち」「めんこいな」「ひとめぼれ」の3銘柄計8294・4トンの上場を予定。
2.売れ残りの発生を恐れた全農あきたが、パールライス秋田と県内の民間卸売業者に対し、後に買い戻すことを条件に応札するよう依頼。
3.2業者が、約3000トンを市場価格を上回る約8億8000万円で落札。
4.落札したコメは実際には2業者に納入されず、2業者は、支払期日までに、代金を全農秋田に支払い。
5.その後、全農あきたは落札額に相当する金額で全量を、2業者から買い戻した。
6.その際、民間業者は前月落札分の151・2トンも買い取るよう要求し、全農あきたはこれを受け入れた。
7.買い戻しの際、全農が全国でプールしている「共計勘定」(共同計算勘定)から手数料として813万5000円が不正に支出された。

というもの。
この中の共同計算の標準化・透明化、市場評価や品質・契約区分による共同計算の細分化、透明性の確保は、JA全国大会での最重点事項であったはずなのだが、とんだことになってしまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050422-00000002-mai-bus_all


[1135] オランダで初めてvCJD患者発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/22(Fri) 06:54  

昨日、オランダ当局が発表したところによると、この患者は、26歳の女性とのことである。
オランダでは、17頭のBSEが、発生している。
また、オランダやデンマーク経由で、ドイツのNordmilch EGで製造されたSundkalvやRod KalvoやGron Kalvoという名の血漿蛋白が、1996年から1997年にかけて、日本を含めむ、全世界に出回っ他との疑いもある。
とすれば、今回のvCJ発見は、当然ともいえるものなのか?

http://www.foodconsumer.org/777/8/mad_cow_disease_vCJD_Creutzfeldt_jakob_disease_Dutch_woman.shtml


[1134] Re:[1133] 村山談話での、あまり格調の高くない「おわび」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/21(Thu) 23:08  

garyo さん。
村山談話ですべてを済ましてしまおうとする傾向があるようですね。
この談話は、ドイツのワイツゼッカーのものに比べますと、あまり、レトリックもなくて、決して格調高いものとはいえませんが、この談話の中での「お詫び」部分を日本語英語対比でみますと、次のとおりですね。
日本語
「私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。」
英語
「In the hope that no such mistake be made in the future, I regard, in a spirit of humility, these irrefutable facts of history, and express here once again my feelings of deep remorse and state my heartfelt apology.」
どなたが書いたものかわかりませんが、もう一回、どなたか、書き直したほうがいいと思うんですけど。
宮沢喜一先生に書き直していただくのが、ピカイチかと。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/07/dmu_0815.html


[1133] 日韓基本条約の破棄求める(共同通信) 投稿者:garyo 投稿日:2005/04/21(Thu) 17:45  

韓国が日本が渡した個人補償用のお金を個人補償に使わなかったのは韓国でも報道されているようですがそれを理解した上で再度保障を求めるつもりなのでしょうか?


「韓国政府、韓日会談で個別請求権放棄」 (朝鮮日報)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/17/20040917000026.html

>「しかし韓国政府は日本政府の韓国人犠牲者に対する直接補償の提案を拒否し、国が補償金を受け取って支給する方法を選んだことが記録されている」と主張した。

> 遺族会はさらに「朴正熙(パク・チョンヒ)政権はしかし、65年の韓日協定締結後に受け取った5億ドルの対日請求権資金で、被徴用韓国人に対する補償を実 施すべきだったにもかかわらず、浦項(ポハン)製鉄と京釜(キョンブ)高速道路の建設に投入し、維新政権時の70年代に軍人・軍属の死亡者8000人に 限って補償をしたにとどまった」とした。

http://newsflash.nifty.com/news/ta/ta__kyodo_20050421ta013.htm?ref=rss


[1132] さらに、気がかりになってきた、鉄鋼・鋼材価格の推移 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/21(Thu) 17:08  

今年の三月に、私のブログで「世界に戦慄と波紋を呼ぶ日本の鉄鋼大手の鉄鉱石7割値上げ合意」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=235
というような、やや、ショッキングな題で、鉄鉱石価格の大幅値上げの今後の鉄鋼・鋼材価格に与える展望をかいたが、おかげさまで、各方面にわたっての、高いアクセスをいただいた。
その後の鉄鋼・鋼材価格推移を見てみると、物によっては、横ばいのものもあるが、総じて、鋼材価格は、値上がりしているようである。
特に冷延鋼板、黒ガス管、炭素鋼、電気亜鉛めっき鋼板、鉄スクラップなどの値上がり率が激しい。
このサイト
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=97030&lindID=4
の「普通鋼鋼材在庫速報」での、2月末現在での在庫率を見ると、その後の値上がり率は、この時点での在庫率に当然ながら、反比例しているようだ。
さらに、ここにきて、新たに、中国の鉄鋼生産に心配が出てきた。
ひとつは、反日デモの影響、もうひとつは、中国の鉄鋼生産調整の動きだ。
サイトhttp://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/elec/368803では、中国鉄鋼工業協会が、2005年の鋼材消費量増加率は低下するとの予測をしている。
また、反日デモの影響については、影響は、今のところないとしながらも、まったくないとはいえないとの意見が多いようだ。
そして、今日になって、ロイター電
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=businessNews&storyID=8245341
に よると、中国国務院が、鉄鋼産業の発展計画を承認し、そのなかで、業界の健全な発展を促すため、企業が生産する鉄鋼製品の種類を調整し、生産過程で非常に 多くのエネルギーや原材料を消費し、重大な環境汚染をもたらす一部製品の製造・輸出を制限する方針を示したとの報道をしている。
この輸出制限される「鉄鋼製品の種類」が何かについては、この記事ではよくわからない>
しかし、このChina Economic Netの記事「Why China's steel price keeps climbing?」
http://metalsplace.com/metalsnews/?a=1159 では、近時の中国での鉄鋼事情を、つぎの三つの要因を挙げて説明している。
第一は、もちろん、鉄鉱石の値上がりである。
そして第二は、鉄鋼の国際価格の上昇によっての、これまでの、中国の国内価格と輸出価格とにあった格差が、近時、国内価格の高騰により縮まってきたので、この内外価格差を取り戻すために輸出制限をするものと思われる。
第三は、先月末に発表された一部のローエンド(低価格)の鉄鋼製品に対する輸出税払い戻しの撤廃の影響をあげている。
す なわち、先月末、中国国務院が、4月1日から一部のローエンド(低価格)の鉄鋼製品(スチール・ビレットと、スチール・インゴット)に対する輸出税払い戻 し(鋼片について現在13%)を撤廃し、他の製品に対する払い戻し率も引き下げる方針であることを明らかにした事による影響である。
この輸出税払い戻しは、いったん払った輸出税のキックバックとも言うべきもので、経済効果としては、実質、元の切り下げ効果があり、輸出業者にとっては、輸出しやすい効果を持っていた。
これが廃止されることによって、輸出価格の見直しが進行することになる。




[1130] Re:[1129] [1127] 日本のマスコミが伝えるのは、日本側をホッとさせるような情報ばかり 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/21(Thu) 16:36  

日本発のBSEニュースも、海外報道と比較すると詳細の伝え方がずいぶん異なりますね。

4月8日の専門家会合のニュース
Japan experts concerned about mad cow rule change
http://www.krvn.com/news/agricultural/index.cfm?ID=9187
BSE国際基準で専門会合 OIE総会へ日本案検討(共同)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050408-00000099-kyodo-bus_all

4月18日の意見交換会のニュース(両方とも共同)
Consumers oppose proposed int'l standard on beef safety
http://asia.news.yahoo.com/050418/kyodo/d89hru9g0.html
BSE対策緩和に批判続出 消費者らが意見交換会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050418-00000159-kyodo-bus_all

「Consumer group representatives point out that a causative agent of the disease, formally known as bovine spongiform encephalopathy, was detected even in peripheral nerves and that it is impossible to remove specified risk materials completely. 」
と英語版では伝えておりますね


[1129] Re:[1127] 日本のマスコミが伝えるのは、日本側をホッとさせるような情報ばかり 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/21(Thu) 16:18  

garyoさん。
このところ、日本サイトと中国サイトとを往復してみて、どっちも一部本当だけと一部まちがっているな、と、つくづく感じます。
大体、日本のマスコミの中国特派員は、大都市にしかいないんだし、じかの取材に基づく地方の実情なんて、少ないんではないでしょうか。
日本で言えば、ワシントンポストの記者が地方に取材するようなもんで、珍しいことなのかも知れませんね。
この機会ですから、これからも、当分、行ったり来たりしてみたいと思います。


[1128] Re:[1126] 中国では出身地(生まれた場所)ですごく差別がある。投稿者:garyo 投稿日:2005/04/21(Thu) 11:00  

> 現在は「都市部にある日系企業で稼いだ金が、農村部へ仕送りされて、それが、農村部の購買力になっている」という構図のようですが、それに代わるスキームができつつあるのかも知れませんね。

中国では農村部の住民が都市部に行かないよう戸籍によるすごい差別があるようです。国内に南北問題を抱えているようです。
今回のデモでも最初は裕福な大学生がインターネットで呼びかけて始まったようですが、途中で貧しい労働者が加わり過激化したようです。
このような貧富の差に対する不満が原動力となって中国の民主化運動に繋がっていくのかも知れませんね。

http://www.iq01.jp/blg/archives/001997.html


[1127] 謝らない中国 投稿者:garyo 投稿日:2005/04/21(Thu) 10:53  

>中国は絶対に謝罪しない国のようだ。原潜の領海侵犯でも、
>サッカー・アジアカップでの暴動でも、あれこれ理由をつけて
>結局きちんとした謝罪はしていない。

>朝日新聞などは従来から「日本側が歴史問題に関して、心か
>らの反省と謝罪をしないから、中国側の理解を得られない」と
>いう論理を振りかざしてきた。しかし、そんな理屈も、絶対に
>自分の非を認めず謝罪をしない中国側の態度に色あせてきた。
>こういう国に謝罪しても、後でどう利用されるか、分からない
>からである。

文化の違いもあるのかも知れません。
今回の日韓中の問題は改めて日中・日韓の間の問題点が本当にどうなのか、知るいいきっかけになりました。インターネットの発達で色々情報が誰にでも手にはいるため、「韓国は竹島問題でなぜ国際司法裁判所へ行かないのか?」とか色々知ることができました。
これまでの外交では日本が中国・韓国に誤りすぎたような気がします。

例えば教科書問題で中国には問題がないのかとか
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200504180011.html
「中国の歴史教科書が書かないこと」

日本の領事館で起こったことに対しても、今後も中国に対して謝罪と賠償を要求することは正しいと思います。
http://www.sankei.co.jp/news/050419/kok037.htm
「反日デモ被害で個別補償申し入れ 北京・上海」

中国もこれ以上デモが広がり、反政府・民主化運動に繋がることを一番恐れているでしょう。日本もこれからは何もかも謝って問題を解決するのではなく、正しくないことは「正しくない」と指摘していくことが大事だと思います。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050420AT2M2003G20042005.html
「中国政府、反日デモ抑え込みへ上海などでも報告会 」

http://www.melma.com/mag/15/m00000115/


[1126] Re:[1125] [1118] 「政冷経熱」から「政冷経冷」の時代へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/21(Thu) 10:43  

garyoさん。
そのあたりが、どうなんでしょうね。
大量消費時代が、輸出依存から、国内産品大消費時代を迎えつつあるということになれば、「政冷経熱」から「政冷経冷」の時代になっても、当分元の切り上げがなければ、または、第二のプラザ合意のみたいなものがなければ、十分回っていくということではないのでしょうか。
そうなれば、日貨から、中貨へのシフトで持って、十分な国内マーケットが確保できるというわけです。
この辺の分析というのは、まだ、日本でも、あまり十分にはなされていないような気がしています。
現在は「都市部にある日系企業で稼いだ金が、農村部へ仕送りされて、それが、農村部の購買力になっている」という構図のようですが、それに代わるスキームができつつあるのかも知れませんね。


[1125] Re:[1118] 不買運動、GDPへの影響は0.05% 反日で 投稿者:garyo 投稿日:2005/04/21(Thu) 10:33  

> このところ、中国における反日の動きは、これまでの日本の常任理事国入り反対のキーワードから、日本製品への反対運動に、キーワードが変わりつつあるように思える。

>中国の消費財の需要変動で影響を受けるのは、日本のGDPのうちの0.4%にすぎない。このため、仮に日本製品への需要半減が3カ月続いても、日本のGDP全体への影響は「軽微と考えられる」という。

中国が自由経済を選択した時点で国際的な経済圏にリンクしているので、日本製品の不買運動は逆に中国を苦しめる(日本製品が中国で生産されているため)でしょうね。

http://www.asahi.com/special/050410/TKY200504190304.html


[1124] (4/19)仏、ヤギやヒツジのBSE検査を強化 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/21(Thu) 10:25  

「ヤギや羊では牛に比べ体内の多様な組織に感染物質が広がりやすく、肉や乳を通して人間の体内に入る可能性もあるとしている。」(抜粋)
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=0



[1123] Re:[1121] 日中関係は日清戦争前夜の如し 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/21(Thu) 09:37  

桜の花さん。
貴重なご卓見、ありがとうございました。
この掲示板でも、現役の新聞記者の皆様や、弁護士の皆様などのご意見がありました。
個 々の事象も、ご意見も、映像も、テキストも、ひとつの情報と見れば、それ自体は、一過性のものでありますが、それらのホロニックな情報が、どのような結晶 を生むか、トレンドを生むか、または、生ませるか、というところに、できるだけ、バイアスのかからない方法は何なのか、ということが、大きな問題なのだと 思います。
バイアスがかかる原因は、いろいろあるでしょう。それこそ、個人の思想信条もそうであるし、また、換金回路のあるなし、意図された政治的思惑も、そうでしょう。
そこに、いまだ、ひとつのプロトコルが成立してないために、たとえば、小倉秀夫さんが言われるような、コメントスクラム現象などというものも現れてくるのだと思います。
わたくしは、ホロニックな事象を含めての情報が、より大きなホロニックな結晶となることが望ましいのですが、それには、情報ハブ的な存在、いろいろな面での情報データベース的存在が必要なものと思います。
今の既成のマスコミは、あまりにも、生の情報に、添加物・添加剤を加えすぎて事故中毒死寸前の状態にあるものと思われます。
もし、インターネットによる、情報社会の再構築ができるとすれば、ホロニックな情報が、それぞれの相互牽制力を持って、予定調和的に、真実を描き出しうるスキームが、構築できるかどうかにあると思います。


[1122] 自由貿易(FTA)と、Chapter 11条項と、SPS協定と、OIE基準 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/21(Thu) 08:56  

何やら、カナダからの牛肉輸入再開要請やら、オーストラリアとの自由貿易構想やら、などと、いろいろな「くせ玉」らしきものが出てきて、混乱しがちなのですが、ここで、ちょっと、整理を。

1.自由貿易(FTA)と、
2.Chapter 11条項(自由貿易圏内での投資者の権利と保護条項)
http://www.sice.oas.org/trade/nafta/chap-111.asp と、
3.SPS協定と、
4.OIE基準と
5.国内安全基準と
の関係なのですが。

これを安全基準の観点から言えば、厳しい順に並べると

国内基準 > FTA貿易圏内でのChapter 11条項適用 > FTA貿易圏内での、統一安全基準 > SPS協定で許される安全基準 > OIE基準

という順序になるはずですね。

そこで、問題となるのは、自由貿易を推進すればするほど、国内安全基準は、緩める方向にならざるを得ない。
また、SPS協定を強調すればするほど、輸出国の思惑としては、OIE基準が緩和の方向に向かってしまう。
というように、両極端にある国内基準とOIE基準とが、ともに、中心部にある輸出国側の思惑の方向に向かって、より安全基準のゆるい方向に、収斂していく、ということになりますね。

では、輸入国の持てる武器としては、NAFTAのChapter 11条項と同様の条項による提訴ということと、SPS協定の第五条にもとづく衛生植物検疫措置しかないというわけです。
こうなると、WTOなるものも、自由貿易なるものも、結局は、輸出国のためのものという感じが、いよいよ、深くなってくるというわけです。
「自由貿易は、域内食品安全検査体制を弱くする。」ということは、現在でもこのサイト
http://www.stopftaa.org/print_article.php?&id=19
のように、NAFTA体制の下にでも、指摘されていることです。

なお、NAFTA内における食品安全基準統一の考え方についてはサイトhttp://www.ssu.missouri.edu/SSU/AGEC/CITE/technafta.htmをご参照。


[1121] 日中関係は日清戦争前夜の如し 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/21(Thu) 08:38  

笹山さん
前にも書かせていただきましたが、ネット社会の事柄にこだわりをもっています。ふと私自身が既にネットジャーナリスト的思考なのかもしれません。私としてはネット社会を人間社会の中で洞察・思考・提言することのそれが持つ意義こそ重要に思っているのですが・・。

さて、センセーショナルなタイトルですが、日清戦争前夜にあっただろうと想像する朝鮮半島の国論、そして今日の朝鮮民族が反日的な国論をつくつているのも偶然なのでしょうか。不思議です。
当時は日本が欧米の列強の国々に対抗する為の歴史的背景がありました。
現代は中国がその立場なのだと思います。まさに中国の『愛国スローガン』がそのことを言い当てているとおもいます。
当 時と経済規模も世界環境もちがいますが、笹山さんのテーマである知的所有権等の支配権等や資源に絡む利権等をさほど所有しない自尊心の強い・利己的な国民 性の中国の苛立ちが共産主義者と軍人の陥りかねない覇権主義として現れての、世界にとっては、秩序をみだす所業として見て取れるのではないでしょうか。

外貨が急速に膨れ上がる経済力を背景に、それを利用しようとする国々とそうでない国があらわれ、まさに対中国の合従連衡を今後目の当たりにするかもしれません。

今回のことも、ネット社会の生かし方として・・
日本人にとって歴史的にも大変重要な事柄の内容をたいへん多く含んでいると思っています。

先般、ジャーナリズムの世界を巻き込んで、『ネットとテレビの融合論』が話題になりました。世間では当事者達を含めて結論を出す前にその話題は消えかけています。

前回の投稿でも 私自身笹山さんの掲示板で(ジャーナリストの読者が何名か登場していましたので)既存のジャーナリストに少しだけ挑発したつもりでもいますが、私は今回の日中関係の出来事こそ、『ネットとテレビの融合』の大事な社会現象そのものだと強く思っています。

社会的にテレビの評価を考えてみてください。
テ レビは『リアルな報道』です。言われていたことですから説明を要しないとおもいますが、今回を『報道の面』から考えると 何よりも『視角』から入る『リア ル』が特徴=真実の報道だとお思います。それにジャーナリズム精神があるならば そこに隠された背景と原因を『えぐりだし・暴く』報道だと思います。発展 させるとカントの経験的認識の世界の報道です。これがジャーナリズムの発祥的思想だからです。

ネットの機能も言われています、特徴は瞬時 の双方向性と不特定多数に伝わる敷衍性だと思います。そして私は同じぐらい重要に思う事ですが『個人個人の意思を双方向性に乗せられる、極論すると気が済 むまで意思疎通がはかれる』=『社会的にも他人同士で弁証法的止揚が図れる』と言う意義です。まさに人間の脳以上の機能を持つネット機能によってヘーゲル の世界が日常的に社会的に普通に成り立つ様になるからです。

結論を言うと『ネットとテレビの融合』とは・・
カントとヘーゲルをは じめとする『近代西洋哲学の具現化の社会的事象』だとおもいます。文明社会の進化・発展の賜物として初めて、解釈ではむずかしい理論の現実的実践を言いあ らわすことになるのだと思っています。私のオリジナルではありますが、人類の生み出した智恵である『民主主義思想』とあわせて大変重要な物として『意識す べきサムシングス』だと思っています。



[1120] 宮城の疑陽性2頭、確認検査は陰性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/21(Thu) 08:32  

宮城県は20日、牛海綿状脳症(BSE)のスクリーニング検査で疑陽性となった2頭は、国立感染症研究所(東京)の確認検査の結果、陰性だったと発表した。

http://www.sankei.co.jp/news/050420/sha074.htm


[1119] 有名建築と雨漏り 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/21(Thu) 08:04  

前に「丹下健三さんのプランは、夢か現か幻か?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=244
で、黒川紀章さんが設計された銀座の有名建築である「中銀カプセルタワービル」が雨漏りに悩んでいるという話を書いたが、どうも、丹下健三さんが設計された有名建築の「東京カテドラル聖マリア大聖堂」も、雨漏りに悩んでいるという話を聞いて、サイト
http://tokyo.catholic.jp/text/kyokunews/2003/kn204b.htm
でたしかめてみると、なるほど事実のようであるる。
屋根が放物線上に十字架の形で交差(「双曲抛物面」というらしい。)していて、その中心部分に、雨が、怒涛のごとく流れ込んでしまうためのものらしい。
そこで、聖堂の床は、雨漏りの後隠しに各所に花が置かれて花一杯の聖堂と言われたのだそうだ。
この聖堂で最後の時を迎えられた設計者の丹下健三さんのご胸中は、いかばかりと、思ったしだいである。

「Box Of Rain-雨の箱-」
風と雨
信じなさい もしお前がそれを必要なら
もし それをやりすごさないなら
太陽と夕立ち 風と雨
窓の内側と外側では
まるで炎の前の蛾のようだ」Robert Hunterの詩
http://arts.ucsc.edu/GDead/AGDL/box.html
から



[1118] 「抵制日貨」という反日のキーワード 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/20(Wed) 20:57  

このところ、中国における反日の動きは、これまでの日本の常任理事国入り反対のキーワード「反入常」から、日本製品への反対運動に、キーワードが変わりつつあるように思える。
それを意味する「抵制日貨」のキーワードで、以下のサイトがゴマンとでてくる。
その対象となる日本企業リストは、このサイト
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=259
の一番下にずらーっと並んでいる。

http://www.google.com/search?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E6%8A%B5%E5%88%B6%E6%97%A5%E8%B4%A7&lr=&sa=N&tab=nw


[1117] 生体牛テストがはやく出来れば問題も少なくなるのですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/20(Wed) 13:21  

血液を用いた、生体牛検査に関するニュースがありました。
Chronix Biomedical Awarded Grant for Mad Cow Disease Living Test
http://biz.yahoo.com/bw/050418/186005.html?.v=1

試験の結果は、2004年9月15日の国際動物遺伝学会 at 東京(日本)という学会で発表があったとか書いてありますね。
http://www2.kobe-u.ac.jp/~isag2004/

なにやら難しいですが世界で着々進んでいるようで、あとちょっと。早く開発いただきたいです。


[1116] Re:[1115] [1114] 宮城県で初の黒毛和種のBSE牛か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/20(Wed) 10:25  

離乳まで1頭当り飼料の摂取量は、
代用乳で1年次27.02kg、2年次27.5kg、3年次全乳160kg、
というような数字もあるようですね。

「すべてのBSEの感染源は、代用乳で、発症時期の違いは、潜伏期間の違いによる」なんて、トンデモ仮説が成り立てば、すっきりするのですがね。

http://www.agri.pref.hokkaido.jp/center/kenkyuseika/gaiyosho/S50gaiyo/1974203.htm


[1115] Re:[1114] 宮城県で初の黒毛和種のBSE牛か? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/20(Wed) 09:44  

> さらに、もし、飼料規制以前の感染源への曝露なのか、以後の曝露なのかによって、BSE感染の潜伏期間如何の議論にまで発展しそうである。

笹山さん、OIEコード改正リスコミのときに話が出ましたが、BSEの感染源として代用乳もクローズアップされてきたものの、研究所での感染実験は「生後まもない子牛」ではなく、今、日本で行われている実験でも「生後6ヶ月の牛」に接種しているそうです。

ついでですが、OIEのBSE検査に関するガイドラインの見直しは、なんと、4年に1回なんだそうで。。(^^;


[1114] 宮城県で初の黒毛和種のBSE牛か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/20(Wed) 08:06  

今回の宮城県でBSEの疑いのある牛二頭は、一頭が、1987年5月生まれの黒毛和種メス、もう一頭が、1995年12月生まれホルスタインメス。
1次検査(エライザ法)による2回の検査で陽性、2次検査は、国立感染症研究所(東京都)でおこない、結果は、4〜5日後に出る。
出生コホートからいくと、
第一グループの1995年から1996年グループ、第二グループは、2001年から2002年生まれのグループ、第三グループの1999年生まれ、第四グループの、2000年生まれ
のうち、一頭は、これまでにないコホート、もう一頭は、第一グループ。
なお、もし、確定診断されれば、1987年生まれのほうは、黒毛和種としては日本始めてのBSEであることが、特記される。
さらに、もし、飼料規制以前の感染源への曝露なのか、以後の曝露なのかによって、BSE感染の潜伏期間如何の議論にまで発展しそうである。

http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=6687


[1113] Re:[1109] 中国人にとってのインターネット 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/20(Wed) 07:32  

桜の花さん。
再び、大幅な遅レスですみません。
ここにきて、中国は、認可されていない反日デモへの不参加を国民に呼びかけましたが、これが、結果どうなるかが注目ですね。
それでも、インターネットの呼びかけで、デモ参加者が増えれば、むしろ、中国は、救われる点があるのかな、とも逆説的に思います。
逆にデモ参加中止要請によって、反日デモの動きがぴたりと止まるようであると、「変わらないな」ということになりますね。
日本政府にしても、中国に反日デモがあることでの国内政治的利得はあるのですから、これで、デモが止まっても、得失半々というところのではないでしょうか。
私が中国の日本大使館であったら、淡々と、何も言わずに、修理に黙々と取り組みますね。
そのことで、外交的利得は格段に増えるのですから。
日本は、靖国参拝にこだわっている間は、外交的利得は、半減したままでしよう。
その点、ドイツは、ホロコーストについての歴史的清算を早めに済ませていたことが、EU加盟の障害を低くし、また、今回のローマ法王選出のきっかけをも生んだものと思われます。
もちろん、ホロコースト修正主義は、依然としてありますが。
と ころで、中国のサイトで、私の「反日サイト・リンク集」に対して、「(こんなに詳しいのは、)これは、きっと、日本のスパイ(奸細)がいるに違いない。」 とのコメントがついているのにびっくりしましたが、このようなコメントがつくこと自体、中国国内的には、インターネットにおいても、まだ、情報が閉鎖的に 流れていると信じている人が多いことを、そのまま示しているといえます。
何か、このコメントぶりでは「よもや、自分たちの反日サイトが、日本人によまれているはずがない。」との意外さぶりが伝わってきます。
また、私のサイトが、「細菌兵器訴訟」のサイトにリンクしていることについての意外さをコメントする声もありました。
その意味では、私のサイトが、思わぬところで、ミラー効果を発揮してしまったともいえます。
次の山場は、来月5月4日です。
今後とも、中国サイトの動きに、注目していきたいものです。
今年の五四運動反日デモのこれからの動きについては、下記のサイトにご注目ください。

http://www.google.com/search?hl=zh-CN&scoring=d&q=%E5%8F%8D%E6%97%A5+%E6%B8%B8%E8%A1%8C++%E7%BD%91%E7%AB%99+++%E4%BA%94%E5%9B%9B+++5%E6%9C%884%E5%8F%B7&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2&lr=


[1112] 音楽評論家の北中正和さんのブログ日記に、私のサイトの紹介が!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/19(Tue) 23:04  

ここ
http://homepage3.nifty.com/~wabisabiland/diary.html
です。
そういえば、昨年の今頃は、レコード輸入権問題で、大いに沸いていましたね。
北中さんは、例のウォッチドッグの立ち上げにもご参加されたのでしたっけ?
今は、皆さん、ご本業の方でお忙しいのでしょうね。
そういえば、このごろ、輸入版のボックスセットというのが、めっきり少なくなってきているようですね。
先日、Hard-Offで、サンサーンスの交響曲全集というやつを千円ちょっとで売ってましたので、買い求めました。
サンサーンスは、正直、3番しか知らなかったのですけど、2番もいい曲でしたね。
Hard-Offでクラシック全集とは、ちょっと場違いのような気がしましたけれど。
そんな時代なのでしょう。

http://homepage3.nifty.com/~wabisabiland/diary.html


[1111] Re:[1110] このニュースはどう判断? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/19(Tue) 20:36  

日本もこのサイトhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=247のように、あっけらかんとわかるようにしてもらいたいものですね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=247


[1110] このニュースはどう判断? 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/04/19(Tue) 17:26  

島村農水相に外食業界献金
米牛肉輸入再開を推進
政治団体から 会費名目230万円
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-04-18/15_01.html


[1109] 1103に対してコメントさせてください。 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/19(Tue) 16:41  

笹山さん
私は この町村さんの「しなやかだった姿勢」の中に日中の政治体制の違いを明白にさせた意味からも今後の迎えるべき事象に対して日本にとって素晴らしい結果をもたらすと思いました。私はその意味からも満点に近いと思っています。
その点では 先にも書きましたように 今後の流れで私の感覚が当たっているかがわかると思います。

さて情報公開度の比較にふれていらっしゃいます。私なりの見解があります。
かねがね日本の国体について官僚全体主義の元に明治以来この制度が続いています。その悪弊の官僚が持つ「法案作成の仕事に隠れた権力」だと思っています。それをもって日本は四権分立であると。それを三権分立体制にもどすべきだと思っていました。
回 りくどくてすみません。中国は日本以上の官僚国家です。官僚が支配する国家です。ここに「日常的に意思決定の不透明性がシステム的に存在して」特別な規則 がないかぎりは情報公開度は悪くなる・・と簡単にいうとこのように思っています。官僚支配の度合いからも 米>日>中の不等号の図式は見て取れます。だか らと言って隠蔽を認められるものではないはずです。

そして 今回中国がした外交上の隠蔽が特に認められません。日本に対して失礼に思える「隠蔽」は何処の国民も許せない事ではないでしょうか。何故ならば町村さんは日本を代表して大使館等に対する中国の責任と義務違反を抗議に行ったのですから・・・。

さらにインターネット社会がもたらすものとしては 従来格差のあった人間同士や国家間を平等・対等の関係にもって行きやすくしたり、逆な面で矛盾するようですが自己の研鑽が進み、感受性や価値観に鋭敏になるのではないかと思ってもいます。

話がそれましたが・・
述べたネット社会の予想できる現象からも ネット社会の反対軸になりえる事象をリアルな事象だとすると、面と向かった会談での真実だと思っています。 紛れも無い真実として よりいっそうの価値が生まれると思います。
ジャーナリズムの報道の価値に通じるものだと思いました。


[1108] 大差で勝っても「敗者の姿」の寺田秋田県知事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/19(Tue) 12:30  

まあ、この事態は、当に予想されたことだ。
つまり、秋田空港ターミナルビル問題に説明責任を果たすことなくして、頬被りして、選挙戦に突入してしまったことへの、報いなのだろう。
勝利の結果は、かつてのスタンスから著しい右旋回をして有権者を戸惑わせた相手候補者と、それを推した自民党県連の弱腰と違和感を原因として、消極的に生じたのだろう。
私や佐藤敬夫さん、高松さんなどとともに、食糧費問題後の混乱した県政建て直しのために、初勝利をおさめたときの、あの8年前の初々しさは、すでになく、恋々と、自己承認にすがる伏し目がちの権力者の像しか、テレビで見る画像には、なかった。

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20050419ddlk05010055000c.html


[1107] 中国サイトの「反日」「日本」などのキーワードが、他のものに代えられていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/19(Tue) 11:24  

ちなみに、「反日」は、「反ri」、「日本」は、「riben」(つまり、発音読みということですね。)となっているようです。
「Y/X」ってのもありますが、これはなんなのかな?
あっ。わかりました。これは、「行動」の中国語「游行」「youxing」の略語「Y/X」ですね。
これは、検閲逃れのためなのかどうかは、よくわかりませんが。


[1106] 鶏糞などの位置づけ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/19(Tue) 11:11  

よくは勉強していませんが、輸入鶏糞などについては、関税表31.05項の「その他の肥料」(肥料として使用する種類の物品で、主要成分として少なくとも、窒素、りん又はカリウムのいずれか一の肥料成分を含有するもの)http://www.customs.go.jp/tariff/2004/data2004/31r.pdf
に該当し、
国内法では、「肥料取締法」http://www.kyushu.meti.go.jp/seisaku/kankyo/kougai/syokuhin/3.pdf
の中の「特殊肥料」の中の「2.動物の排せつ物 」
で、
「特 殊肥料のうち、消費者が購入に際し品質を識別することが著しく困難であり、かつ、施用上その品質を識別することが特に必要であるため、その品質に関する表 示の適正化を図る必要があるものとして政令で定める種類のもの 1.たい肥(汚泥又は魚介類の臓器を原料として生産されるものを除く。) 2.動物の排せつ物 については、以下の表示の基準が定められている。 ・表示事項(一般表示事項、原料、主要な成分の含有量等) ・遵守事項(表示の際に遵守すべき事項)」として、表示が必要ということになっているのではないでしょうか。
間違っていたら、ご勘弁を。


[1105] 「中国における「わび」の程度」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/19(Tue) 10:39  

私のブログのほうに、昨日の中国報道の全文の和訳とともに、「中国における「わび」の程度」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=263と題してまとめておきましたので、ご覧ください。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=263


[1104] アメリカからの輸入物品について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/19(Tue) 10:25  

笹山さん、こんにちは。昨日、ハタッと思ったのですが、輸入物品には鶏糞、豚糞、牛糞由来の肥料はあるんでしょうか?

米国ではSRM入りの肉骨粉も飼料として豚、鶏にはOKで、牛への交差汚染も心配されているようですが、プリオン全部が腸で吸収されるわけでなし。糞にSRMが入っていたら、どうなるんだろうか。排泄物の調査や研究まで、されてるんでしょうか。


[1103] Re:[1102] 過大評価は、禁物 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/19(Tue) 09:16  

桜の花さん。
テレビで、頭取りの段階で、日中双方のやり取りらしきことを見せたということは、双方の思惑があったのではなかったのでしょうか。
インターネットから見る日米中の比較から言えば、その公開度からいえば、 米>日>中 の順序といえますね。
つまり、インターネットにおける日本の情報公開度は、中国よりはましとはいえ、アメリカには、劣る。
というか、情報公開の優先度がよくわからないといったほうが真実でしょう。
たとえば、このサイトでも話題にした、アメリカから日本への『年次改革要望書』の公開を、アメリカ政府のサイトによってしか全文を見られないといった不幸は、まだ随所にあるようです。
これは、過去に特定政党が、「密約暴露」などということを戦利品にしていた時代のトラウマに、日本政府は陥っている節も見られますね。


[1102] 町村外交の意義・・大きな成果 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/19(Tue) 09:07  

笹山さん 私達は 町村外交を後世に残せる外交と評価してもよいと思いますが いかがでしょうか。

・・その様な論調が各ジャーナリストでなされていませんが、私自身はささやかにもその声をあげたいと思いました。

理由ですが・・
@紛争時点で相手国を訪れ、正論を通した事
A日本は会談内容を全て公表している事。これによって中国の誤報と中国政府が真実を国民に伝えない虚偽的性格を現在も温存している事、
抗日の姿勢が創られた可能性がある事。これらを含めて全てが国際社会に証明した形になったと思います。

外交に於いて 直接会談して、それを隠さず報道することが、一党独裁国家の腐った政策にドンナにダメージを与えることができたかが今後ハッキリとしてくると思います。

この掲示板でもジャーナリズム論がでていました。
このような機会がジャーナリズムを語る・ジャーナリストを評価できる一場面だと思っています。たとえその論調に正論・誤論があろうとも・・ジャーナリズムとは自らが考える情報発信の中に社会を良くしようとする人としての貴重な良心に軽重があるようにも思いました。

日本にとっては重要な事柄です。
今回の町村外交の評価は 両国の意見の相違がある現実を踏まえると、今回ほどジャアなリズムの力が必要な時はないと私は思ったからです。ニュース報道だけでは評価が成り立たない場面だからです。プロのジャーナリストはどのように思っているのでしょうか。



[1101] 中国における「わび」の程度一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/19(Tue) 07:49  

1096を整理してみますと、中国における「わび」の程度は、次のようになります。

「遺憾(Regret)」 < 「抱歉(Sorry)=難過(Feels bad)」 < 「道歉(ApologyまたはVery sorry)=認錯(Admits mistakes)」

この「認錯」の「錯」という言葉の派生としては、「知錯、認錯、改錯」(過ちを知り、過ちを認め、過ちを改める)というような、言葉も中国にはあるようだ。
そのほか、ごく軽い意味で反射的に使う「対不起」(「スミマセーーン。」という意味かな?)とか、「原諒」(「勘弁してね--」「かんにんね」程度の意味かな? )などもあるようだが。

日本語で、葉隠れ風に言うと、こんなのでしょうかね。
「す みません」< 「申し訳ありません」< 「まことに不行き届きで申し訳ありません。」< 「なんといってお詫び申し上げていいのか、言葉もありません。」<「心から謝罪申し上げます。」< 「ひとえに私のもたらした故のことです。このうえは------」−−−−−−バサッ
というところでしょうか。


[1100] Re:[1098] 「ネットは「インター」ネットではなくただのLAN」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/19(Tue) 07:18  

ときさん。
中国においては「ネットは「インター」ネットではなくただのLAN」ですか。
なるほどね。
いえてないこともないですが。
もっとも、中国の場合は、無線LANがおおいのではなかったのでしょうかね。
しかし、このような文章をみますと、日本人の複雑な苛立ちが、逆に見えてきてしまいますね。
それにしても、日本の言論界の一部に、アジアに対する紋切り型の言論をして、喝采を受けている方々が、確実に棲息しているような気がしていますが。
日本人の心のうちに潜んでいるアジアの民に対する偏見心の顕在化を狙ってのものでしょうか。


[1098] やはりダライ・ラマ法王の来日日程とリンクか? 投稿者:とき 投稿日:2005/04/18(Mon) 22:51  

勝谷誠彦の××な日々。2005年04月10日
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050410
『国 民に正しいことを伝えるよりも支那の支局が大切な大メディアの方々が書かぬので私が書くがこの時期に急に反日デモが組織されたのにはもちろん理由がある。 築地あたりは一生懸命にそれを教科書検定のせいにしようとしているが誤魔化されてはいけない。支那にとって教科書問題などはどうでもいいヒマネタであって いつでも恫喝に使える道具である。支那が怯えているのはもうひとつの重大な事実が日本のメディアに大きく報じられることなのだ。それは何か。ダライ・ラマ 14世猊下の来日である。』

ついでに、シナLAN(笑)について
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050418
『ど うしてこんな根本的なことをどこもちゃんと書かないのかと思うが支那では2001年以来『金楯工程』が発動している。インターネットを海外のそれから切り 離し支那の中だけでコントロール下に置こうという壮大な計画である。つまり支那においてはネットは「インター」ネットではなくただのLANなのだ。巨大な 社内LAN。支那LANと名付けてあげよう(嘲)。この工程の責任者が江綿恒。かのハロウィンカボチャもどきの独裁者・江沢民の長男である。』

スミマセン、お邪魔しました。


[1097] Re:[1091] 1088関連 ネットを見る、しかしその根本は中国の国体を見るべきだ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/18(Mon) 21:05  

桜の花さん。
超遅レスになって申し訳ありません。
おっしゃる「中国のデモに対するネット規制」、どういうようにやられたのか詳細は不明ですが、確かに、つい先週まであった各都市でのデモの日程に関する限りでは、先週の木曜日あたりから、いつの間にか、サイト自体が消滅してしまったようです。
私がキャッシュ保管していた極く少ないサイトのみが、キャッシュで生き残っているという徹底ぶりです。
皮肉にも、海外サイトの私の反日サイト・リンク集のみが、その名残をとどめてということになりましたね。
となると、今度は、これら日本サイト自体へのアクセスがとめらめるものなのかどうなのか、そのような意味では、これから日本のサイトでの、中国サイトのウォッチングが、ますます必要になってくるように思えますね。

追記-キャッシュが生き残っていたと思ったら、下記のとおり、見事に、デモ日程部分のみが、消えていました。
脱帽!!

http://66.102.7.104/search?q=cache:0tYUi21RSE4J:zhang3.blogspirit.com/+%E5%8F%8D%E6%97%A5%E7%A4%BA%E5%A8%81%E3%80%80%E3%80%80%E6%B5%B7%E5%8F%A3%E3%80%80%E3%80%804%E6%9C%8817%E6%97%A5&hl=zh-CN


[1096] Re:[1094] [1093] 謝罪後に、社会的制裁がきつい社会ほど 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/18(Mon) 18:31  

聞きかじりさん。
わびの程度からいうと、
「謝罪」>「道歉」ということなのですね。
とすれば、「道歉」の意味の微妙さを訳し切れなかった日本語のほうが、問題ということなのでしょうね。
下記のサイトをみますと、
謝 罪に用いる最も一般的な語彙として sorry 、 regret 、sorrow 、 grief 、 anguish、 woe 、 heartache 、 heartbreak、 apology、などがあって、さらに、このapologyは、 apologia 、 defense 、 justification  に分けられうるということのようですね。
結局、誤った場合に受ける社会的制裁の度合いがきつい社会であればあるほど、そこに何らかの逃げ道を残しておくということも、社会の知恵なのでしょう。
日本語というものは、多彩なものとは思っていましたが、ある局面では、硬直的なものであることも、よくわかりました。
このサイト
http://www.chinaelections.org/readnews.asp?newsid=%7BD251EE68-C970-4B78-932C-51D8833D7021%7D
にも、おなじような記事があるようですね。
概略こんな内容のようです。
アメリカと中国との外交交渉で、アメリカのパウエルが中国に対して、regretというと、中国側は、それでは不十分だという。
今度はブッシュ自身が、regretというと、中国側は、「方向としては正しいが、不十分だ。」という。
そこで、今度は、文書で、sorry と書くと、それでも不十分だという。
そこで、次の文書で、 very sorry と書くと、外交交渉の終わったアメリカ政府職員を直ちに開放し、空港に車で送り届けて、本国に帰らせた。
本国に帰ってみると、今度は国内の反中国のマイノリティグループから、「ブッシュが中国側に、sorry といったのは、不快だ。なぜなら、中国では、sorry はapologizeの意味だから、そんなことをいうな」と、突き上げを食らう。

まったくおんなじような話があるんですね。
以下は、英語と中国語との「わび」の程度の言葉の対比表です。
regret (遺憾)、sorry (抱歉、または難過-Feels bad-)、apology(道歉または、認錯-Admits mistakes-)

http://www.city.matsue.shimane.jp/kankou/jp/column/85.htm


[1095] インフォシークの翻訳 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/04/18(Mon) 16:51  

「反省とわび」と訳されている様です。
http://honyakuinfoseek.infoseek.co.jp/amiweb/browse_bottom.jsp?lang=JA&url=http%3A%2F%2Fnews.tom.com%2F1002%2F20050418-2050559.html&sourceLang=ZH_CN&targetLang=JA&c_id=honyakuinfoseek&display=2&dictionary=general&f_color=009933

町村氏が過去の行状について何がしかの言及したことを報道されたのかもしれません。
ブログにまとめてみましょうかね。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1094] Re:[1093] 原典をあたってみると 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/04/18(Mon) 16:09  

> このなかの、「道歉」(Apology)という言葉に、日経さんの記事はこだわったというのでしょうが。
> 私としては、たいしたことではないと思っていますが。

投稿はご無沙汰でしたね。突然ですいません。
この「道歉」をググって見ますとこんな解説が載っていました。
http://www.iris.dti.ne.jp/~taitsu/9220.htm
(一番下の編集後記です)

逆に、日本人は平気で「謝罪」という言葉を使うが、中国語を知っていれば中国に要求されて「謝罪」することが極めて深刻な事態であることが分かる。同じ漢字でも意味合いが異なるケースだ。

中国語くらいは、フォントを入れて、英語を介した翻訳くらい出来るようにしたほうがいいようですね。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1093] Re:[1092] 原典をあたってみると 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/18(Mon) 13:27  

聞きかじりさん。
しばらくです。
こういう場合は、原典にあたるのが一番かと。
で、日経さんが引用したという新京報の記事は、これ
http://news.tom.com/1002/20050418-2050559.html
かと。
「町村外務大臣は、日本の中国侵略について、再び、深刻な反省と、お詫びの意を表明した。」とありますね。
このなかの、「道歉」(Apology)という言葉に、日経さんの記事はこだわったというのでしょうが。
私としては、たいしたことではないと思っていますが。

http://news.tom.com/1002/20050418-2050559.html


[1092] ひでぇ話しだ 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/04/18(Mon) 12:01  

日経新聞の記事にこんなのが載っています。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050418AT2M1800J18042005.html

中国各紙、町村外相が謝ったと報道・反日デモ伝えず

 【北京=飯野克彦】18日付の中国各紙は、前日の日中外相会談について「町村(信孝外相)は日本が中国を侵略した歴史について、改めて深刻な反省とおわびを表明」(大衆紙・新京報)といった見出しをつけて報じた。

全面的に信じたくは有りませんが、かの国はどうしようもない国なんでしょうか。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1091] 1088関連 ネットを見る、しかしその根本は中国の国体を見るべきだ 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/18(Mon) 10:35  

日本と中国の関係は良好な関係をのぞんでいます。

しかし 中国の言う「愛国心」は中国政府の政治的スローガンと見るべきです。
中 国は共産党の一党独裁国家であることを常に考えて、今回の抗日的運動の全てを 中国政府の日本に悪意を持った 意図された虚偽的民衆運動と解釈して 主体 である中国政府に向かって戦うべきだと思っています。考えれば毛沢東主義に大衆に隠れた政治運動の考えがあります。現在の政府はそれを抗日に応用している のだと考えられます。

第一に歴史的にも中国のデモに官製デモ以外は考えられません。
2万・3万の動員ができるのは 特定の組織以外考えられません。
共産党の一党独裁国家の状態で私達は考え抗議することも必要だと考えています。
全ては中国政府のコントロールで動いていることだと思います。

確かに「草の根レベル」の考え方を方向として良いと思います。
しかし 今回はネットで解決を目指すことのできる時限の課題でしょうか。

私はこの日本にとって大変深刻な問題と認識していますし、外務省も「中国に駐在しているジャーナリスト」も日本の国益の為に 中国政府の意図的関与を暴くことに調査・報道を集中すべきだと思います。

中国のデモに対するネット規制こそ 非共産党員である一般民衆にまでこのデモ運動が広がる・・その結果を何よりも中国政府が恐れているからかもしれません。その後のデモ規制も然りだと思います。

私はネット社会はどんどん色々な考えを出し合い 色々な考えを元に再度そこで「思考を繰り返す行為」があって 初めて「有意義」な意味をネットに持たせることが出来ると思います。
一人の人の「脳」に色々な情報が入るとします。その時その情報を整理し的確な判断が出来る人を 世間では「優秀な人」と評価するとおもいます。ネット社会とはその様な活用が行われる自由で民主的社会に相応しい環境を演出してくれる道具だと思います。


[1090] 岩波書店の論壇誌『世界』5月号に、まりちゃんさんのブログご紹介との事です。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/18(Mon) 10:23  

団藤さんの「ブログ時評」に紹介されていたことですが、 岩波書店の論壇誌『世界』5月号(4月8日発売、175ページからの「ネット 言論はいま」)に、。「BSEはメディアリテラシー力を問う [ブログ時評15]」」が紹介され、その中に、先日、弱気な発言をこの掲示板でされていた、 まりちゃんさんの「BSE&食と感染症 つぶやきブログ」か紹介されているようです。
まづは、おめでとうございました。
この「世界」での該当記事は、唯一横書きなんだそうで。
私の世代のように、「「世界」を読んでいると、人事部に目をつけられる。」というような時代に育ったものとしては、「あの月刊誌世界も購読者の伸び悩みに苦慮しているのかな?」などと、逆読みしたくなりますが。

http://dando.exblog.jp/


[1089] Re:[1088] 非・日本語blogの必要性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/18(Mon) 09:45  

小倉秀雄さま。
私もそのように思います。
団藤さんのブログでも、英語版をはじめられたようですね。
でも、この小倉様のブログの分量でしたら、なんとか、英語版・中国語版ブログは可能のようですね。
ただし、日本語版のように、筆が、思うままにすべるというわけにはいかないでしょうから、やや、限定的な内容となるでしょう。
むしろ、多国籍版に適した簡単内容の日本語版ブログというのも、別に用意が必要なのかもしれません。
ただ、それができない方のブログには、せめて、ブログのなかに、翻訳サイトの紹介なり、リンクをつけられたらと思います。
私の反日サイトリンク集の中には、中国語への翻訳のためには、ライブドアの翻訳サイトを紹介しています。
Googleの翻訳サイトは、すべてのページにつけております。
翻訳サイトにも、その言語によって、得手、不得手が、あるようです。
Googleは、中国語⇔英語への変換はスムーズですが、中国語⇔日本語の変換は、支離滅裂のようです。
その点、ライブドアは、中国語⇔日本語の変換については、優れているように思えます。
でも、これを使うかたは、少ないみたいです。
まさか、ライブドアのトランスレーターには、中国からアクセスできないということでもないでしょうが。
アメリカからは、Googleのトランスレーターで、牛肉関係の情報収集をされてくる方があるみたいです。
これがどうして、検索にひっかかってくるかといますと、私のブログでは、文中の人名などの固有名詞は、すべて、英語名で書いているためと思われます。
ですから、このような日本語のブログの中に、肝心なキーワードには、英語のキーワードを付記するということで、十分効果がある場合もあるようです。
それと、言語のエンコードを、UTFかEUCにすることも必要に思います。
もっとも、ブログの法は、EUCですが、この掲示板自体は、多言語対応ではないのですが。
[1088] 非・日本語blogの必要性 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/04/18(Mon) 08:51  

中国における反日暴動や、日本における右方向からのコメントスクラムなどを見るに付け、「愛国心」というのは、醜悪な言動を自己正当化 し、自制心を失わせることに繋がるようですね。「愛国心」という言葉で自己正当化してみても、第三者から見れば醜悪であることには代わりはないのですけ ど。

それはともかく、中国側の誤解を草の根レベルで解くためには、日本のbloggerも、英語や中国語で情報発信をする必要があるのではないかという気持ちを強く持ちました。

http://benli.typepad.com/benli/


[1087] 改めて、トフラーの「歴史の時効」説について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/18(Mon) 08:01  

このところ、下記のサイトに、私の昨年のブログ記事「アルビン&ハイディ・トフラー夫妻の「歴史にも時効を」には同感」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=105が紹介されたためか、この記事に対するアクセスが、急速に増えている。
おそらく、日中間の過去の歴史への贖罪をめぐっての議論の過程で、この記事がクローズアップされたためなのだろう。
ただし、ここで注意しなければならないのは、この「歴史の時効」説の「いいとこ取りをしてはいけない。」ということである。
その節、ブログ記事にもかいたように、「歴史の時効」が適用されるためには、ワイツゼッカーさんがいったように、「過去の事実を心にきざむ」過程が必要なのだ。

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1333514


[1086] Re:[1085] 中国の掲示板に揶揄的モナー絵を貼り付けるだけでない、中国とのインターネット対話の可能性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/18(Mon) 07:32  

>>インターネットが中国の自由化を推し進めそうですね。>>
確かに、その可能性は大きいですね。
それには、中国以外のサイトが、情報ハブ的役割を担っていく必要があろうかと思います。
たとえば、英語圏情報と中国権情報とをドッキングさせてしまうとかですね。
今回の私の反日サイト・リンク集の一件でも、「中国の反日デモについての日本の情報を、なぜ、中国人が見るのか」なんて意見もあったようですから。
「情報フリーの国がまとめた中国に関するハブ情報を、当の中国の人が見る。」という形ですね。
意外と、ミラー的効果はあったのかもしれません。
また、「日本のテレビ報道は、偏見に満ちている。」との中国側の感覚があるということは、ネットでの意見交換がもっとすすむ余地があるということなのではないでしょうか。
日本のテレビも、終末期を迎えているようですので、いいチャンスかもしれません。
日本の2ch族も、今回は、単に、揶揄的なモナー絵を、中国の掲示板に書き込んで、削除されただけのようだったですが、もっと、建設的な対話が可能のようですね。


[1085] 中国のネット検閲 その“手口” 投稿者:garyo 投稿日:2005/04/17(Sun) 23:27  

中国のネット検閲はこんな感じだそうです。
>それらの「洗練された」検閲体制は、シスコシステムズやノーテルネットワークス、サンマイクロシステムズといった、米国のIT企業の技術に支えられていると報告書は指摘する。
他の国に技術が応用されるとイヤですね。
でもインターネットでつながっている以上全ての情報を管理するのは無理そうな気がします。インターネットが中国の自由化を推し進めそうですね。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050416/mng_____tokuho__000.shtml


[1084] Re:[1083] 上海クイーン 日中翻訳掲示板 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/17(Sun) 23:09  

garyoさん。
こういうのがあるんですね。
知りませんでした。ありがとうございました。
>>中国側はどのくらい検閲されているのでしょうね。>>
よく実態はわかりませんが、特定のキーワードでの検索ができなくなるなどという話はきいたことがありますが、こうして、実際検索をつかっていて、そんな感じはしないようですね。
もっとも、中国の検索サイトの「Baidu百度」http://www.baidu.com/
ではどうかわかりませんが。
また、中国側から、日本語サイトを翻訳する場合には「WorldLingo」http://www.worldlingo.com/wl/mstranslate/
などが使われているようです。
これも、妙な翻訳が出てくるようです。
ちなみに、中国語の翻訳は、いったん中国語から英語に翻訳したほうが、いい翻訳結果になるようですね。
単語の順序が、英語と同じというせいもあるのでしょうか。
日本語というのは、ますます、世界では、不利な言語となりつつあるような感じがしています。


[1083] 上海クイーン 日中翻訳掲示板 投稿者:garyo 投稿日:2005/04/17(Sun) 22:35  

ご承知かも知れませんが、日中の翻訳掲示板があるそうです。中国側はどのくらい検閲されているのでしょうね。

http://www.shanghai-q.com/ja/bbs/text/read.php?bbs=0&thread_index=24033


[1082] Re:[1081] 雑感 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/17(Sun) 20:07  

garyo さん。
意外と、サイトを通じての日中友好なんてのも、できるような気がしていますね。
それにしても、簡体字と、日本の漢字との字体の壁というのは、予想以上に大きいようです。
日本の漢字を簡体字でキーワードにして、中国の検索サイトに入力する場合、パラメーターに英語を利用して、翻訳サイトで、日本語を英語に翻訳し、今度は、その英語を簡体字に翻訳すると、出てきます。
繁体字から簡体字への、直の変換というのが効くのはないでしょうかね。
といいながら探してみましたら、おっ。ありました。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~zihui/jpg/CH-BIG.JPG
ですね。
あれ?動かない。
これは、見本なんでしょうか。
これならどうか?
「中国語コンバータ」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~harigaya/chcnv.html
今度はダウンロードソフトでしたが、これでオーケーでした。
ちなみに、中国語のコードはややこしくて、こんなにあるようですね。
簡体字中国語 1. GB2312 2. HZ 3. zW 4. GB12345  5. GBK
6. GB18030  7. ISO-IR-165

伝統的中国語 1. Big5 2. CNS11643 3. EUC-TW 4. ISO-2022-CN  5. HZ+  6. CCCII

繁体字から簡体字への変換サイトは、こちらhttp://www.tulips.tsukuba.ac.jp/misc/export/cat/hankan/にありますね。
反対に、簡体字から繁体字への変換サイトは、こちら
http://members.tripod.com/~kuroda/kanji.html
にありますね。

双方向変換サイトは、「漢字変換道具」サイトhttp://homepage3.nifty.com/jgrammar/ja/tools/tradkan1.htmが便利のようですね。


[1081] 雑感 投稿者:garyo 投稿日:2005/04/17(Sun) 17:04  

最近の中国・韓国からは目がはなせないですね。これからどの方向に向かうのか。
まりちゃんさん大変そうですね。お気をつけて。


[1080] Re:[1079] いろいろ時節柄、きな臭くなってきましたね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/17(Sun) 13:19  

どこの掲示板かわかりませんが、いろいろ、時節柄、きな臭くなってきましたね。
当分は、パブコメの準備や、それぞれのブログでの情報・意見といきましょうか。

ついでで恐縮ですが、今回のアメリカの「歩行困難牛の食用許可問題」については、この前発表された北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の「BSE戦略の統一化に関する、北米首席獣医担当官(CVO)による報告書」では、次のように書いてありますね。

「 歩行困難牛
歩行困難牛を「と蓄」したものは輸出禁止
現在、メキシコとカナダは、歩行困難牛をアメリカへの輸出用工場への「と畜」に向けることを禁止する政策を実行中である。
アメリカとしては、「と蓄場」に現れた、すべての歩行困難牛と、障害牛を、廃棄する政策を採る。
CVO(Chief Veterinary Officers)としては、ダウナー牛を「と蓄」から排除するのは、BSEとは、関係のない理由にもとづくものであるとの立場をとる。
カナダは、現在、福祉的観点から、障害を持つ牛を輸送することを禁じる規則をつくっている。
加えて、彼らには、代替的な方策が、BSEに対する等しい防護策として、用意されるであろう。
たとえば、子牛のように、非常に若齢の牛であって、BSE感染物質に感染してのものとはみなされないものについての代替方策である。
同じように、老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛-たとえば、「と蓄場」への輸送の途中で傷ついたような場合には、獣医は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。
最後になるが、歩行困難牛であって、BSE検査が陰性になった場合には、EUや日本では、その肉を食用ルートに入れることは、排除されていない。」

これらの北米三国での方針の流用から、「歩行困難牛であって、明らかに事故などで障害を持った牛や、若い牛で障害を持った牛については、食用ルートでの流通をみとめる。」という方針に出たものと思われます。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255


[1079] 掲示板上の中傷について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/17(Sun) 12:41  

笹山さん、こんにちは。

掲示板で、私が関与もしていないことに、中傷とともに「感染症情報はすべて私が投稿」などとして、私の個人名と個人情報を意味もなく貼り付ける方がおり、悲しくなってしまいました。もうしばらくこちらの投稿もやめようと思います。

いままでお世話になり、ありがとうございました。


[1078] 中国官方宣伝部が、プラカードから刺激的文字撤去を要請 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/17(Sun) 10:56  

刺激的文字とは、「日本」「遊行」「集会」などの文字のプラカードからの撤去だが、下記サイトによると、「賢明な中国人のことだから、「日本」は「XX」に、「遊行」は「youxing」に、「集会」は、「jihui」に書き換えられるであろうとしている。

http://www7.chinesenewsnet.com/gb/MainNews/Opinion/2005_4_14_13_30_47_558.html


[1077] 中国からの膨大なアクセスを受けてみて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/17(Sun) 07:48  

昨晩の10時過ぎから、私のブログの記事「中国反日サイト・リンク集」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=259
に対して、膨大な量の中国からのアクセスが始まった。
きっかけは、中国のいくつかの掲示板に、私のブログの記事が紹介されたことに始まったらしい。
下記サイトが、その一例のようだ。
ここでは、「(小)日本は、何でも、知っているようです。細かく書かれています。」というような意味のことが書かれていて、それに対して、以下に
「彼ら日本人に知らしめることは、非常に重要なことなのです。(笑)」
「外人の中国通は、北京に最も多く、います。上海には、昔から住み着いています。(ですから)日本人に対して、(中国人の怒りを)知らしめることは、たやすいのです。」
「一番の憤慨は、これではない。
政府筋の失言だ。
日本国内の報道は、反日デモの暴動場面ばかりだ。
日本の家庭は、テレビ媒体で、駐日日本人の安全と右翼的行動についてしか、触れることができない
テレビは、一瞬の視覚的衝撃効果しかもたないのだ。
日本国家は、前門の虎,後門の狼に、恐れている。
テレビでのこれらの映像が、日本国民を、ひやひやさせる。
日本人は、ただ、安定のみを考える。
日本人が、中国人の民意・民生を思ったことがあっただろうか?」などのコメントがつづいているようだ。
ブログのコメント欄にも、次のようなコメントが、中国語で、つけられていた。
「歴史を直視することは、前進を生みます。日中両国の人々の大部分は、世代にわたった日中両国の友好的関係を望んでいるものと思います。」
との、良識的なコメントであった。
このような形で、いくつもの中国の掲示板に紹介されたらしい。
まさに嵐のごときアクセスで、一時は、サイトがぶっ壊れるのではないかとの恐怖におののき、いくつかの記事の保存と、ログの削除によるサーバーの容量拡大をしておいた。
現在の世界のブロードバンド人口のトップは米国、2位が中国、日本は3位であるが、中国がアメリカを追い越す時期も近いという。
それに、何よりも、中国の場合は、昨日の反日デモの問題のように、アクセスが、事と次第によって、いとも簡単に、一点集中する度合いが強いのだから、サイバー攻撃でなくても、サーバーが、それだけでパンクしてしまう例も多いのかもしれない。
さて、今日も、中国からの嵐はくるのだろうか?
戦々恐々の日々である。

http://bbs.anjia.com/dispbbs.asp?boardID=4&ID=76947&page=1


[1076] 浜岡原発の内部告発のようですが 投稿者:(TT 投稿日:2005/04/16(Sat) 23:10  

静岡・浜岡原発:
2号機の設計担当者、数値改ざん指摘−−県庁で会見
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050416ddm012040058000c.html
地震が起こるまでには何とかして欲しいですねぇ。まぁ今の日本ではどこで起こるかわかりませんが。


[1075] Re:[1072] 米国のBSE 97年に発生? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/16(Sat) 07:40  

通りすがりさん。
この報道については、日経さんが一番はやかったのですが、掲載紙の名前はまちがえる(「カナダのエドモント ン・ジャーナル紙」を「加 エドモンド・ジャーナル紙」と報道)は、証言者の名前と写真提供者の名前を取り違える(証言者「スター・フリードランダー博 士」の名前を「クリス・シュワルツ博士」(Chris Schwarz)と報道)は、カナダの「カナダ議会で審議中の法案「Bill C-27, the Canadian Food Inspection Agency Enforcement Act」についての意見聴取」を「カナダ下院農業委員会の公聴会で証言」と書くなどで、さすがに、今は、当初の記事を消してしまったようですね。
ご紹介の記事も、カナダのテレビ局と元検査官の証言とが連動していないような書き方ですが、これも、ちょっと不正確ですね。
私の掲示板でも、この件に関しては、場所がいろいろになってしまいましたので、ブログ「泥仕合と化してきたカナダの畜産業者たちの集団訴訟合戦 」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=262
のほうに、一連の動きをまとめておきました。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=262


[1074] 回腸の感染性も日本で新データがあるようです。 投稿者:通りすがりに・・・ 投稿日:2005/04/16(Sat) 07:10  

BSE問題は、英国のデータで語られていることが多いようですが、日本はかなり新しいデータを蓄積しているように思えます。

○ 山内専門委員 イギリスで実験感染の場合ですが、回腸の遠位部の感染濃度は極めて低いんです。脳が10に対して0.032 と。ところが、日本で、これは佐多委員のところでやられた実験成績だったと思うんですけれども、回腸遠位部は、たしか大脳よりも量が多かった。ウエスタン ブロットで見たときは決して低くなかったと。そうすると、回腸遠位部というのは、一番早い時期からたまるところで、勿論回腸遠位部を特定危険部位として除 去すれば、それだけ減るわけですが、そういったところも考慮はしておかないといけない。特に若い牛の場合に、早くからたまる場所ですから、閂と違って、そ ういうちょっと違ったウェートがかかってくるんじゃないかなという気がします。その意味で、イギリスの感染実験の表だけを基に議論をしていて、今のリスク の程度と、これからの20か月以下を取った場合のリスクの程度がどう変わるかというのを議論するのは、よく考えた方がいいと思います。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai17/161206_dai17kai_prion_gijiroku.pdf




[1073] Re:[1070] [1069] [1065] [1064] 21ヶ月と23ヶ月の牛のプリオンが”少ない”という点も米国はクレームを付けたいのでしょうが 投稿者:通りすがりに・・・ 投稿日:2005/04/16(Sat) 06:32  

石原農林水産事務次官のコメントがありました。
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050414jimujikan.htm
「そ れで21か月齢、それから23か月齢につきまして、国際的に認知されていないとか、そういうお話でございますけれども、これにつきましては厚生労働省の、 もちろんこれはご案内のとおりウェスタンブロットでは陽性だったわけですね。ウエスタンブロット法では陽性だったけれども、免疫組織化学検査では陰性だっ たと、これはもちろん事実です。そしてプリオンの量も通常のBSE感染牛の500分の1から1000分の1であったということ、これも事実でございます。 しかし、そういう事実の元で、厚生労働省の「牛海綿状脳症の検査にかかる専門家会議」、そこで科学的議論を行いまして、先ほど言いましたような事実を踏ま えたうえで、科学的議論を行ったうえで、これは感染牛だということで確定したわけですね。ですから我々は、この事実といいますか、この判断というのは重い ものだというふうに考えております。」

食品安全委員会で以下の知見が発表されていました。

○北本専門委員 もう時間があれなので、いや、そういうことを言うために押したわけではないんです。私は、1000分の1というのは、あまりそれを言い過ぎるとすごく危険 だと思うんです。実験動物のモデル動物のマウスの脾臓は、最終的に1000分の1の感染性のうちの100 分の1から1000分の1の感染性。だけど、打った瞬間に脾臓で感染性が上がるんです。1か月もすれば、フルになってしまいますので、だから我々が情報と して集めないといけないのは、潜伏期間のどれぐらいのところから異常なプリオンたんぱくが沈着するのか。この一点だけなんです。この一点だけは集めないと いけない。だから可能性として、もしくはイギリスに共同研究を申し込んで、サンプルとして横山先生がやったメソドロジーで、潜伏期間中の末梢神経が使える ならば、すぐ答えが出ると思いますので、そういうことは、サイエンスとしてできるかなというふうなことは、御意見申し上げられるかなと思います。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai16/161116_dai16kai_prion_gijiroku.pdf


[1072] 米国のBSE 97年に発生? 投稿者:通りすがりに・・・ 投稿日:2005/04/15(Fri) 23:28  

BSE 97年に発生? 政府確認の6年前 米国検査 新たな疑問
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-04-15/07_02.html
他のメディアはまだ報道しないようですね。


[1071] 北京・天安門広場で、明日、反日集会開催の予定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 21:23  

下記サイトによると、町村外務大臣訪中にあわせての今週末の反日行動日程は次のとおり。

北京--4月16日9時、場所--北京天安門広場英雄記念碑
天津--4月16日、場所--銀河広場
沈陽--4月17日9時、場所--三好街から日本領事館前まで、
広州--4月17日9時、場所--天川体育センター
成都--4月17日9時、場所--数の広場
香港--4月17日
南京--5月01日9時、場所--華海門口 ルートは、華海から街口まで。
上海--5月04日8時、場所--人民英雄記念碑
温州--5月04日10時、場所--温州世紀広場
重慶--5月04日8時50分、場所--上清寺

などとあって、
日本製品不買対象企業として、
富士通、三菱、アサヒビールを上げ、その理由として、これら企業が出したファンドを元にして、歴史教科書が作られた、などとしている。
「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者
http://www.tsukurukai.com/02_about_us/06_support.html
の中に、これらの企業関係者が加わっていることを捕らえたものなのだろう。

http://blog.yesky.com/Blog/somewindows/archive/2005/04/14/108080.html


[1070] Re:[1069] [1065] [1064] 小野寺語録 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 20:39  

通りすがりさん。
小野寺語録としては、昨年9月6日に、このようなこともいわれていますね。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai14/160906_dai14kai_prion_gijiroku.pdf
「一応これは21か月齢に関してはどうのこうの、20か月齢というようなことに関して、どうのことのとあるんですけれども、ここで一応フランス及びイタリアの今やっている方法ですね。フランスの場合は一応、30か月で。
ですから、20か月齢から30か月齢以下の間に、どれだけBSEが出るかと。
あと、イタリアの方は24か月齢以上で検査をしているから、20か月齢から24か月齢の間に、どのぐらいBSEができるかというような、牛の発生可能性のリスクですね。そういうことをやるべきではないかということが1つ、最後の方に言って述べようと思ったんですけれども。
ですから、必ずしもここに入るのか、さもなければ、20か月齢というのは結構、今回大分あちこちで出ているんですね。例えば、17ページとか、あとは18ページの方ですね。
で すから、今回は20か月齢というのが出たのは、一番最初の公的な文書なわけですから、それに関して、当然20か月齢と決めることは別に問題ないとは思うん ですけれども、そうすると今度は20と24、24と30の間で、どのぐらい今まででいたのかということも一言入れておいた方がいいかなと思います。
ただ、それだけです。
一応、私個人が持っているヨーロッパの方のデータです。
EUだと毎年1千万頭ぐらいBSEをチェックしているから、2003年とか2002年ですね。
そうすると、たしかあまり30か月齢以下は、たしか1例ぐらいですか。
29か月齢がフランスで出てきたということがあるけれども、それ以外はあまり聞いていないですけれども。少なくとも、2002年、2003年でアクティブサーベイランスが始まった以降の話ですけれども。 」


[1069] Re:[1065] [1064] 米国が検査足切り月齢を30カ月にすることを要求 投稿者:通りすがりに・・・ 投稿日:2005/04/15(Fri) 19:10  

21ヶ月と23ヶ月のBSE確定に関する検査方法詳細が日本食糧新聞の山内教授インタビューにあります。(要無料登録)
http://www.nissyoku.co.jp/bse/report.htm
http://www.nissyoku.co.jp/bse/
ウエスタンブロットはEUよりも日本の方が感度がよい抗体を使っているとありますね。
また、米国はウエスタンブロットを使用すべきという陳情もあるようです。↓
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/7034c7f696e9e525713f729103c2d7ec

以下は、食品安全委員会議事録ですが

○小野寺専門委員 ちょっと付け足しになりますが、21、23の議論は、まだいろいろやって最中なものですから、あまり細かいことを言ってもしょうがないというか、BSEと認定しているわけですから、それ以上のことはないと思いますけれども。
○ 品川専門委員 ちょっと今のことなんですが、小野寺先生、やっている最中というのは、どうですか、私はBSEの判定委員会の方の座長として、あの問題については、もう既 に判定のことに関しては、日本ではきっちり結論を出しているわけです。ただプリオンの問題が、あの問題は少ないから、プリオン自身について更に科学的に調 べるという学問的な興味ということがあるわけですから、この問題について増幅ということを行っているわけなんです。ですから、まだ結論が出てないだとか、 まだやっている最中ということではありませんから。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai15/161026_dai15kai_prion_gijiroku.pdf


[1068] Re:[1059] 秋田県湯沢市でとんでもない個人情報流出が。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 18:23  

> 早くも、湯沢市の掲示板
>http://comet.yutopia.or.jp/%7Eyuzawasi/boardpro/board.cgi
> は、荒れ模様の様相だ。

ですが、ついに閉鎖に追い込まれたみたいですね。
2chでも、「ニュー速」のトップの座を確保。
もともとは、このサイト
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/sns/1104254536/
の622番がことの発端らしい。
これまでは、いつも、越後湯沢と間違われていましたので、知名度は上がったのは、不幸中の幸いなのですが。


[1067] USDAは、「十分なサンプルなしにBSE検査をしたことの誤り」だけは認める 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 14:14  

カナダのテレビ局であるCBCが「1997年に二つのBSE疑い例について、肝心の脳の組織をサンプルにせずに検査したことは、疑惑隠 しだった。」と報道したことについて、USDAのRon DeHaven氏は、BSEと診断するに足りうるに十分なサンプルなしに、検査したことについては、誤りを認めたが、それらの牛は、BSEではなかったこ とを強調した。
Ron DeHaven氏によると、「われわれにとっては、とりうる二つの選択肢があった。ひとつは、手持ちのサンプルで、検査をすることであり、もうひとつの選択肢は、まったく検査をしないという選択肢であった。
も し、われわれが、BSE隠しをしようとするのであれば、検査をまったくしないということについて、議論していたであろう。この場合、われわれは、前者の 「手持ちのサンプルで検査をする」という選択肢をとった。そのサンプルの不十分さを補うために、われわれは、三つの異なる方法での検査を行ったのであ る。」といった。

http://calgary.cbc.ca/regional/servlet/View?filename=ca-mad-cow-usda20050414


[1066] 分からないから研究してから結論を出す 投稿者:真名  投稿日:2005/04/15(Fri) 11:32  

ありがとうございます。記事は読ませていただいています。
いずれにせよ、「ウシ伝達性脳症」であることは間違いないんでしょう?
それだけで危険と考えるべきで、研究を行うべきでしょうね。

現在の検査方法や知見に基づいた場合に典型的なパターンではないというだけで。
アメリカさんが言うように、典型的なパターンを示すBSEではないから無視して良いというお話は、私には理解が難しいですね(笑)。確かに。

BASEというと、アメリカの「へたり牛」のことを思い出すんですが。
しつこくて申し訳ありませんが、
これは「ウシ等」「伝達性」「脳症」であることは間違いないと思うんですが、
このへんの研究をご存じありませんか?
今のところ、私の調査力の不足で、マーシュ、ベッセン、ハートソー、バーガー氏の研究くらいしか見当たりません。
これはけがや普通の病気とは関係ないんで、脳変性としか考えられない症状を示すわけでしょう。
これほと蔓延している病気が、これほど謎に包まれているのは、私には理解できません(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1065] Re:[1064] 米国が検査足切り月齢を30カ月にすることを要求 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 11:09  

真名さん。
「国内で21カ月齢と23カ月齢という若い牛のBSE症例が確認されたことがある。これについて、米政府の意見書は 「この2症例は国際的な科学者間ではBSEと確認されていない」と指摘。」と同じ意見をもたれるかたは、日本の食品安全委員会の小野寺さんも発言されてい ることです。
この考え方につきましては、私も、昨年、ブログ「非定型BSEの位置づけ方のむづかしさ」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=121
に書いたとおりです。
すなわち、このうちの一頭(月齢23ヶ月)について、この写真
http://www.jarvm.com/articles/Vol2Iss1/figs/DEBOSSCHEREFig2web.jpg
の ように、マーカーの影が異なることを持って、非定型BSE( Bse ‘ ‘atypical ‘ ‘ Cases またはatypical histopathologic, immunohistochemical, or biochemical phenotypes)とし、これをBASE(Bovine Amyloidotic Spongiform Encephalopathy 牛アミロイド型海綿状脳症)ととらえる動きがあるということです。
これまで、非定型BSEとされるBSE牛が発見 されたのは、日本(2003/10/07 月齢23ヶ月)イタリア(2003/10/12と 2003/10/22 11才と15才)、フランス(2004/01/17 Loire-Atlantique (2例), Cotes-d ‘Armor (1例), Creuse (1例), Loire (1例) Jura (1例) 計6件 8才から15才)、オランダ(2001/09/01 13才7ヶ月)、ベルギー(2004/01/ 月齢64ヶ月)、デンマーク (2004/04/20 月齢88ヶ月)、ポーランド(2002/08/14 12才)ですが、
これらすべてが、同じプリオン類型を持つものではなく、類似性があるのは、日本とイタリアの例、そして、フランスとベルギーの例、などであるとされています。
また、月齢21ヶ月分と23ヶ月分については、WB法では陽性だったものの、免疫組織化学検査と、病理組織検査とが、ともに陰性だったという点を捉えてのものと思われます。
ただし、WB法と免疫組織化学検査とが陽性で、病理組織検査だけが陰性という例は、第二例(67ヶ月齢)、第五例(80ヶ月齢)、第七例(81ヶ月齢)とがあるようです。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=121


[1064] 米国が検査足切り月齢を30カ月にすることを要求 投稿者:真名  投稿日:2005/04/15(Fri) 10:54  

これについてのコメントをブログに入れました。

http://www.asahi.com/special/bse/TKY200504120283.html

▲BSE検査「30カ月以上に」米が引き上げ要求の意見書
2005年04月12日21時29分

  米国政府の担当官は12日都内で会見し、牛海綿状脳症(BSE)の検査対象を生後30カ月齢以上に引き上げるよう求める意見書を食品安全委員会に提出した ことを明らかにした。30カ月齢未満の牛がBSE検査の対象から外れ、無検査で輸入できるようになれば、米国で処理される牛の大部分は日本に売り込むこと が可能になる。

 食品安全委は先月31日、すべての食用牛をBSE検査する「全頭検査」を改め、生後20カ月齢以下の若い牛を検査対 象から外すことなどを柱とするBSE基準見直しの答申案を了承した。同委員会は正式な答申をまとめる前に、一般からの意見募集(パブリックコメント)を4 週間実施している。米国政府の意見書はこの意見募集に応じて提出された。

 日本が20カ月齢以上の牛にBSE検査が必要だとしている 根拠の一つに、国内で21カ月齢と23カ月齢という若い牛のBSE症例が確認されたことがある。これについて、米政府の意見書は「この2症例は国際的な科 学者間ではBSEと確認されていない」と指摘。多くの国で採用されている安全基準と同じように、日本も検査対象を30カ月齢以上に引き上げるよう求めてい る。 ▲

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1063] アクセス急増の「中国反日サイト・リンク集」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 10:41  

私のブログで「中国反日サイト・リンク集」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=259
を特集したところ、昨日あたりから、アクセスが急増している。
意外と、このようなリンク集が、これまでなかったことも、影響しているのかもしれない。
なお、念のため、私のスタンスを申し上げておくと、私のスタンスは、「[1041] いまこそ出でよ。平成の石橋湛山!! 」にかいたように、「「石橋湛山先生がとなえられた小国主義に立脚したアジア外交を展開すべし。』との主張」である。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=259


[1062] 国際通貨基金(IMF)のラト専務理事が世界経済の「ダウンサイドリスク」を警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 09:44  

先日、IMFは、世界経済について「比較、強い経済成長」との見通しを持った報告書を発表したばかりだが、ここに来て、アメリカのふくらみに膨らんだ経常赤字と、財政赤字に、懸念を抱き始めたようだ。
国 際通貨基金(IMF)の国際通貨基金(IMF)のラト専務理事がいうに、「現在、世界経済は、良好な環境の中にあるが、悪い環境に向かうまで、待つことは 誤っており、この状態に満足していないで、良好な状態のうちに、次に来るべき事態に対して、政策的な手を打っておかなければならない。」としている。
国際通貨基金(IMF)のラト専務理事が、警戒しているのは、アメリカの巨大な掲示用赤字、財政赤字が、ドルの価値低落を招き、金利の高騰を招くことにあるという。
そこで、ラト専務理事は、「世界経済には、ダウンサイドリスクが増加している」http://www.reuters.com/financeNewsArticle.jhtml?type=bondsNews&storyID=8182879という言葉を使い、原油高が、引き金になって、減速方向に向かうとの懸念を示している。
それにしても、圧倒的な米国債保有国としての日本のダウンサイドリスクも、いっそう高まっているというわけだ。

ダウンサイドリスクについては、
http://www.er.tohmatsu.co.jp/kenkyu/tousei/tousei003.html
をご参照

http://futures.fxstreet.com/Futures/news/afx/singleNew.asp?menu=latestnews&pv_noticia=1113506580-e04a0f08-45109


[1061] Re:[1056] 68年以降に生まれたヒトが抗体をもたぬアジア風邪ウイルスサンプルを世界6500箇所に誤送付(米国) 投稿者:Chaos 投稿日:2005/04/15(Fri) 08:31  

オリジナルの文書は

International response to the distribution of a H2N2 influenza virus for laboratory testing: Risk considered low for laboratory workers and the public*
http://www.who.int/csr/disease/influenza/h2n2_2005_04_12/en/

和訳は
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/050412h2n2.html

米国臨床病理医協会
CAP Laboratories Alerted to Destroy an Influenza A Specimen Included in Some Proficiency Testing Kits
http://www.cap.org/apps/docs/statements/statement_ptinfluenza.html

厚生労働省省の通達は
H2N2型インフルエンザウイルスを含む検体の廃棄について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/04/h0413-2.html

問題が問題だけに、国内の公式発表も早かったようですね


[1060] Re:[1055] 2年前から違法組み換え米が中国で流通、輸出も 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 08:19  

この中国のGM米については、以下のBBCの記事が詳しいですね。
これによると、中国では、この数年間、GM米のテストをしていて、じき、商業化へのめども立ちつあるということのようですね。
このGM米は、バクテリア・バチルス桿菌のたんぱく質を有していて、このたんぱく質が、害虫を防ぐ殺虫効果を持つというものですね。
この中国政府認可途上のGM米が、認可前に、湖北市郊外のマーケットで売られていたということのようです。
現在の世界でのGM米栽培面積は、このBBCのサイトによると、
アメリカ42.8 m ha アルゼンチン 13.9 m ha カナダ 4.4m haブラジル 3.0m ha 中国 2.8 m ha 南アフリカ 0.4 m ha
ということのようです。
この記事のとらえかたですが、「認可前販売」の違法性をいっているのであって、GM米そのものの評価ということなのではないようですね。
日本の市民団体は、その点をしっかりセパレートして、要請するべきなのでしょう。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4440817.stm


[1059] 秋田県湯沢市でとんでもない個人情報流出が。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 07:51  

私の郷里での出来事なので、ちょっと紹介するのも恥ずかしい話なのだが、秋田県湯沢市(人口約5万7000人)で、合併の賛否を問う市 民アンケート対象者の名簿で、市民の5分の1にあたる1万1255人分の名簿を、担当職員が公用パソコンでファイルしていたものが、同じパソコンで、ファ イル交換ソフト「ウィニー」を使用していたがために、流出してしまったという話だ。
早くも、湯沢市の掲示板
http://comet.yutopia.or.jp/%7Eyuzawasi/boardpro/board.cgi
は、荒れ模様の様相だ。

ところで、この当の湯沢市は、合併新市長を選出のため、市長選挙が真っ盛り。
選挙妨害にならない程度にコメントするならば、このウィニィ事件で、かなり、イタタの陣営が出るかもしれない。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050415k0000m040137000c.html


[1058] Re:[1057] 英仏滞在者献血制限策の論理矛盾 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/15(Fri) 07:37  

ときさん。
この文書の中で、このような表現がありますね。
「新変異型CJDの大きな特徴は、従来の弧発性CJDの平均発症年齢が65歳であるのに対して、30歳以下の若年者に発症する点である。」
これについては、バリン・メチオニン体質による潜伏期間の相違なのか、そもそも、弧発性と新変異型とは、潜伏期間の相違だけによるものの差に過ぎない、同根のものなのか、いろいろな問題を提起していますね。
日本が英仏滞在者献血制限を出した政策効果は何かといえば「新変異型を食ルート(Food-bone)のみの原因」と特定させてしまうという効果があったはずです。
しかし、実際の感染経路というのは、単なる仮定のみはあるが、何も、わかっていないというのが現状なのではないでしょうか。
これは、水俣病発生直後、いろいろな原因説がとなえられたことと、よく似ています。
本来は特定できない総合的な曝露環境にあったのに、無理に特定の仮定の下に、ダイレクトな因果関係を想定してしまうことは、大変危険なことてあると思います。
もし、厚生労働省が英仏滞在者を献血制限するのであるならば、それなりの、理論的根拠を指し示す必要があると思うのですが、いかがでしょうか?

http://www.kibicity.ne.jp/~j-kida/


[1057] 無題 投稿者:とき 投稿日:2005/04/14(Thu) 23:35  

牛海綿状脳症および新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の防疫に関する緊急全面警戒体制実施要望書
http://square.umin.ac.jp/kyotoupe/archives/youbou2001-1.htm
牛海綿状脳症の防疫に関する緊急全面警戒体制実施要望書
http://square.umin.ac.jp/kyotoupe/archives/youbou2001-2.htm
新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)対策の提言
http://square.umin.ac.jp/kyotoupe/archives/youbou2001-3.htm

上記の2001年要望・提言の内容に比して、現在の厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse.html
の情報開示されているものとの落差が激しすぎるように思いますがいかがでしょうか。

お役所と医療現場との危機感の乖離があるように思いますが。



[1056] 68年以降に生まれたヒトが抗体をもたぬアジア風邪ウイルスサンプルを世界6500箇所に誤送付(米国) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/14(Thu) 21:21  

1957年〜58年に大流行し、世界で400万人が死亡したウイルスだそうですが。。

http://www.sanspo.com/sokuho/0413sokuho052.html
(略) このウイルスは「H2N2」型で「アジア風邪」の原因となった。68年以降は人での流行がなく、同年より後に生まれた人には抗体がないため、再流行した場合、多数の死者が出る恐れがある。(略)
 同紙によると、ウイルスのサンプルは書類手続き上のミスが原因で、バイオ企業が昨年秋から送付を始めた。危険なウイルスと分かったのは今年3月25日だったという。送られた施設の大半は米国にあるが、カナダなど計17カ国の75施設も含まれる。(共同)



[1055] 2年前から違法組み換え米が中国で流通、輸出も 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/14(Thu) 21:13  

これは中国が開発したGM米なのでしょうか。違法とのことですから安全性チェックも???

輸入の中国米、検査を要請 遺伝子組み換えの指摘で
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005041401002083
  中国で違法な遺伝子組み換え(GM)米が流通していると指摘された問題で、市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」(東京、天笠啓祐代表) は14日、中国米の輸入を停止し、輸入された米にGM米が含まれていないか検査するよう島村宜伸農相あてに要請文を提出した。
 要請文ではほかに、中国に対しGMイネ栽培の実態調査や環境への影響調査、イネの回収を要求することを求めている。
 この問題は、国際環境保護団体のグリーンピースが13日、中国の湖北省で害虫抵抗性を持たせた違法なGM米が約2年間にわたり大量に流通していると発表。外国に輸出された可能性があると指摘していた。


[1054] 久しぶりに訪れた紀田順一郎さんのホームページ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/14(Thu) 10:28  

インターネットが普及する前は、KJ法の東京工業大学名誉教授川喜田二郎さん
http://www.path.ne.jp/~kjmethod/
とか、このドキュメンテーション(たしか、初期には、「ドクメンテーション」といいましたっけ?)の大家の紀田順一郎さんの、文献整理法が大いに役だったわけだが、インターネット時代を迎えて、どうお過ごしかと、たずねてみたのが、この紀田順一郎さん
http://www.kibicity.ne.jp/~j-kida/
のサイト。
やや、古めかしさは感じるが、何とか、生き残っているようだ。
もっとも、インターネットでの検索技術には、これら先達たちの培った技術が、自然役立っていることに気がつく。
特に、シソーラス
http://www.gengokk.co.jp/thesaurus/
のレベルの上げ下げなどは、検索キーワードの選択に間違いなく、反映しているような気がする。
時代に波に洗われながらの、なおのご活躍をお祈りします。

http://www.kibicity.ne.jp/~j-kida/


[1053] Masuo Doi博士が、USDAのBSE検査のズサンさぶりを指摘 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/14(Thu) 09:50  

昨日のthe Canadian Broadcasting Corp.
http://www.cbc.ca/news/
が 伝えたころによると、1997年当時、USDAの調査担当の獣医であるMasuo Doi博士は、ニューヨークのと畜場にはこびこまれた二頭の明らかに病気の牛について、検査が適宜に行われていないことを危惧し、USDAの調査部門で も、BSE検査がなされていないことを危惧していたとの発言をした。
第一のケースについては、対象の牛の脳の検査は、しなかったという。
第二のケースについては、Doi博士は、その牛がBSEでないことを示す証拠書類をえることがてきなか得ることが、できなかったという。
この報道したテレビ会社の.では、数日前に、この証拠書類を手に入れたという。
しかし、この書類では、この検査にたちあったUSDA検査員の言葉として、ただ、「questionable validity−検査の妥当性に問題あり」とだけ書かれていたという。

以上が、昨日の記事だが、このMasuo Doi博士というのが、先にこの掲示板1022で紹介したLester Friedlander博士が言った「元同僚」と、思われる。
http://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/1113403014256_108812214/?hub=Canada 参照
これに対して、ロイター報道によると、USDAは、この二人の証言を否定したという。
http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=healthNews&storyID=8172200参照

ちなみに、このMasuo Doi博士というかたは、USDAの豚の検査を担当されていた方のようで、このサイトhttp://66.102.7.104/search?q=cache:eaHo9rZ11C4J:www.garynull.com/Documents/erf/mad_cow_disease_part_3.htm+Masuo+Doi&hl=ja&client=firefox-aによると、1979年に、豚にも中枢神経が侵され、脳が、スポンジ状になるケースがあることから、「豚にもTSEがある。」との説を出されたかたのようである。

一方、このDOI博士の証言を受けて、USDAのKarl Langheindrich博士は、CBC のインタビューに対して、次のように語ったという。
http://sask.cbc.ca/regional/servlet/View?filename=mad-cow-concerns050413参照
CBCが入手した第一回目の検査サンプルには、BSE判定の決め手となるはずの牛の脳の組織が含まれていなかったことについて、
「臨床的兆候にもとづいて、獣医によって記述がなされており、この牛の場合には、CNS(中枢神経疾患)があると、書かれている。しかし、それ以上のことを、あなた(CBC)は推定することはできない。」といったという。


[1052] 「ガ島通信」の藤代裕之さんが既成メディアに登場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/14(Thu) 08:24  

まさに、毎日新聞さんの「釣り」に、ブログメディアのチャンピオンがひっかかってしまったという感があるが、こうして、既成メディアに登場すると、なんとなく、「ガ島通信」
http://blog.livedoor.jp/zentoku2246/
さんの風格が一段と上がったように感じてしまうのも、われわれサイドに、まだ、既成メディアへの威力を感じているせいなのかも知れない。
でも、正直、ちょっと複雑な感じ。
そういえば、「ブルータス、おまえもか」って言葉がありましたっけ。
それはさておき、この毎日新聞の記事
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/net/news/20050413org00m300084000c.html
で、「ガ島通信」の元徳島新聞記者の藤代裕之さん(正直話、私は、「ガ島通信」の「ガ島」というのは「佐渡島」の地方新聞だと思っていました。)が、贖罪の意味を込めて、指摘している現在の既成メディアの問題点には、いちいち、うなづける。
いわく、
「記者クラブ制度の胡坐をかき、官公庁の情報をヨコからタテに書き直して垂れ流している。」
「「非戦闘地域」であるはずのイラクからは、尻尾を巻いて逃げ出し、報道そのものを放棄した。」
「政治家、官僚、企業とつるみ、時には「本来知らせるべき情報」を隠蔽してきた。」
いちいち、ごもっともである。
ただ、これは、地方新聞と中央紙との立場の違いから、その矛盾点が、いっそう感じられたという点もあるのではなかろうか。
これまで、取材を受けてきたサイドでの感触からいうと、こと、ひとつの政策決定時などでの、中央紙の記者さんの粘りぶりには、相当のものを、これまで感じてきた。
そこには、「書かないから話す」という、無言の協定も成立していたはずだ。
こちらが小出しに話すソースを勘違いして、大誤報を一面トップに出してしまった記者さんには、翌朝、なんとも、すまない思いをしたこともあった。
これらの取材する側とされる側との阿吽の呼吸を、ブログ記者に求めることは、むづかしいだろう。
要は、情報の透明性確保をどの程度までに求めるかということに尽きるのだと思うのだが。

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/net/news/20050413org00m300084000c.html


[1051] 泥仕合と化してきたカナダの畜産業者たちの集団訴訟合戦 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/13(Wed) 19:10  

一昨日は、カナダの畜産業者十万人によるカナダ政府への集団訴訟があったばかりであるが、今度は、カナダの畜産業者有志が、アメリカのR-CALF USAを相手取って、集団査証を起こそうとしていることが、今日わかった。
集団訴訟を起こそうとしているのは、カナダの畜産業者のJohn Morrisonさんで、Fair Market Beefという名の任意団体を作って、集団訴訟をしようとしている。
その理由として、R-CALF USAが、カナダの牛のリスクを強調して、カナダとアメリカとの生体牛貿易の再開をストップさせ、カナダの畜産業者たちに、甚大な被害を与えたというもの。
John Morrisonさんのいうに、カナダの牛は、固体認識タグをつけているために、アメリカの牛よりも、より安全であるとしている。
この集団訴訟のために、選任以上の署名を集めたいといっているが、その署名の集め方がユニークで、3月7日日付の20カナダドルの小切手に署名をするのだという。
これによって、ダブりの署名もなく、また、署名の真正性も、保たれるとしている。
とりあえずは、千人の署名を得、最終は、三万五千人の署名を集める予定だという。
集団訴訟は、来週か再来週に、先月差し止め命令を下したと同じ、モンタナ地裁に提訴するという。
7月27日に予定されているモンタナ地裁での永久国境閉鎖命令で、さらに国境再開が、R-CALFによって遅らさせられることのないように、R-CALFに対する損害賠償額は、一日あたり、7百万ドルを要求するとしている。

まさに、泥仕合と化してきたアメリカ・カナダ両国の国内事情だが、日本は、こんな泥仕合のなかでも、アメリカ牛肉の安全性を認めるでもというのでしょうかね。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4497


[1050] アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)は、実際はどういったのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/13(Wed) 09:24  

どうも、今日の日本の報道は、「当面、アメリカの大幅金利引き上げの可能性はない」との、ニューヨーク市場の好反応ばかりを載せているが、実際は、連邦公開市場委員会(FOMC)は、どういっているのだろう?
12日公表した3月22日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録の中身は、こういうことのようらしい。
(議事録の現物は、こちらのサイト
http://www.federalreserve.gov/FOMC/minutes/20050322.htm)

まづ、インフレ懸念については、今後も、インフレが制御下のままにあるかどうかは、疑わしいとしている。

FOMCとしては、インフレ制御可能とする金利水準以上の利上げをしたいのだが、結果は、0.25パーセント刻みの「計られたペース(measured pace )」での利上げとの結論に達した。

しかし、この「計られたペース(measured pace )」という言葉の意味については、0.5パーセント幅の引き上げもありうることを排除するものではないという。

FOMCのメンバーは、良性のインフレ見通しについては、あまり、確かな見通しを持っていないようである。

しかし、前回の会合時よりは、経済の活性化が進み、インフレ圧力は、強まりつつあるという認識では一致してるようである。

控えめなペースでインフレーションは、高まりつつあるが、その進捗ペースは比較的緩やかであり、この数四半期にどうこうなるというインフレ見通しは、FOMCは、持っていないとしている。

より高いインフレリスクについては、少し高くなりつつある傾向にあると見ている。

また、トータルの利上げ幅については、増加していると見ているが、当面での加速的な引き締め措置については、経済停滞が一部にまだ残っていることは明らかなので、今の時点では、必要ないものと見ている。

生産性の向上については、単位労働コストの上昇や価格の上昇によって、制限されてくるであろうと見ている。

以 上が3月22日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録の中身であるが、問題の焦点は、市場は、この「計られたペース(measured pace )」という言葉を、「当面の金利の大幅引き上げはない」との解釈のみしたのであるが、連邦公開市場委員会(FOMC)では、「これは、別に0.5パーセン ト引き上げの可能性を排除したものでもなく、また、「計られたペース(measured pace )」での金利引き上げでも、長期金利は、上昇しうるとの可能性もある」と示唆しているという、市場の反応とFOMCとの真意とのあいだに、すれ違いが生じ ている。

グリーンスパンさん特有のちょっと先に起こりうる事象を先取りして、「ほら、私のいうとおりになったでしょう。」と思わせること によって、グリーンスパン神話が辛くも保たれるというのは、先週の石油下落予測にも見られたのだが、今回のFOMC議事録好評と同時に発表された、アメリ カの史上最大貿易赤字の数字は、もう、このようなグリーンスパンさん特有のマジックが、そうそう通用しなくなってきていることを、図らずも示しているもの と思われる。

参考 「計られたペース(measured pace )での金利引き上げ」という意味についての議事録での確認事項

「しかしながら、FOMCのメンバーは、この「計られたペース(measured pace )」という言葉の意味について、これは、明らかに、次の二つのことを条件にしている。
すなわち、第一には、経済の発展が、資源の高度利用のレベルへと、漸進的に確実に回帰している半ばにあるということ。
第二には、インフレーションが、低いままであるということである。
従っ て、この「計られたペース(measured pace )」という言い回しは、(金利引き上げの)立ち上がりのペースを早めることを排除するものでもないし、また、政策調整を取り除く過程において、状況が許せ ば、(金利引き上げを)中止することをも、排除するものではない。」

Members noted, however, that the existing "measured pace" language was clearly conditional on the economy evolving in a way that promised a gradual return to high levels of resource utilization and on inflation remaining low, and thus believed that the wording did not rule out either picking up the pace of firming or pausing in the process of removing policy accommodation should circumstances warrant.

http://www.marketwatch.com/news/story.asp?guid=%7B3CA12E9D%2DECA0%2D4CFB%2D8531%2DD7D34855ADED%7D&siteid=mktw


[1049] もっと娑婆臭くOIE基準をみてみると 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/13(Wed) 07:47  

どうも、日本人の性格として、国際基準などとなると、律儀に守らなければならないような感じにとらわれるのだが、OIE基準をめぐる輸出国・輸入国の思惑は、もっと娑婆臭いものようだ。

で、OIE基準、輸入国安全基準、輸出国安全基準、SPS協定、この四者の相互関係を見てみると、次のようになるのだろう。

まづ、安全に対する厳しさの度合い順にならべてみると

輸入国安全基準 > 輸出国安全基準 > OIE基準

という順番は、大方はなるだろう。

となれば、輸入国の思惑としては、安全基準が、実質、隠された貿易障壁として機能するためには、OIE基準ができるだけ厳しくなって、「輸出国安全基準の底上げをはかる効果」を持たせたほうが好ましい。

輸出国の思惑としては、OIE基準ができるだけ緩やかになって、「隠された貿易障壁が低くなり、輸出マーケット拡大に資する効果」を持たせたほうが好ましい。

そこで、SPS協定の登場なのだが、

「輸入国安全基準 マイナス OIE基準」の安全度の差の評価について、輸入国・輸出国の思惑として、

「危険性の評価を行うに当たり、入手可能な科学的証拠」が輸出国から提出されていない場合には、「第五条 7」にもとずいて「暫定的に衛生植物検疫措置を採用」と、輸入国は、WTOの場で、主張することができるが、

「危 険性の評価を行うに当たり、入手可能な科学的証拠」があると、輸出国が主張している場合には、「第二条 2」にもとずいて「衛生植物検疫措置を、(中略) 十分な科学的証拠なしに維持しないことを確保する。」ことに違反していると、輸出国は、WTOの場で、主張することができる。

つまりは、 OIE基準をより低い安全水準にしたほうが、「輸入国安全基準 マイナス OIE基準」の安全度の差の評価についての「科学的証拠」が立証不可能の差にま で拡大させることになり、輸出国は、「第二条 2」にもとずいた「イチャモン」を、輸入国に対してつけやすいというわけだ。

こうなると、ほとんどの農産品を輸入に依存しなければならない日本としては、国際安全基準をめぐっては、つねに、牛肉と同じような立場に立たされていることになりますね。
たとえば、すでにパネル紛争になっているアメリカ輸入リンゴの火傷病問題をめぐる紛争
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j050.html#_Toc483278843
がいい例ですね。

アメリカ牛肉問題の帰結は、日本の食料自給率の向上こそ、根本の解決策となるようです。
1048] 香港の民主党立法会議員が、小泉首相に対して『一人一信』運動開始 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/12(Tue) 20:45  

香港の民主党立法会議員である何俊仁議員
http://www.legco.gov.hk/general/english/members/yr00-04/hcy.htm
が、日本の小泉総理に対して、歴史教科書における中国の歴史を歪曲していることに対して抗議する手紙を、一人一人出す『一人一信』運動を開始した。
何俊仁議員によると、100地区の立法会議員が、それぞれの居住区での住民から署名を集め、署名した手紙を小泉総理に送るのだという。
これには、学校の先生も生徒も参加協力する予定であるという。

http://news.bbc.co.uk/chinese/trad/hi/newsid_4430000/newsid_4435700/4435705.stm


[1047] Re:[1044] 違法・発がん性のある着色料 スーダンの問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/12(Tue) 18:32  

食用パーム油とターメリックをEUがスーダン混入食品として追加したという記事は、『スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=234にすでに追加記入していますが、このイタリアのサクラ社http://www.sacla.com/eng/home.htmの「西洋ネギ・サフランソースを回収」というニュースの元記事は、まだ、確認できていません。
どこがニュースソースなのでしょう? 
ターメリックは、日本で言う『ウコン』ですが、これらに流れたスーダンの量は、2002年にインドから全体で5トンということで、あまりパニックには、なっていないようです。
パーム油は、フライ物やビスケット、ポテトチップスなどに使われており、ターメリックは、フレーバーソースやカレーに使われているようです。


[1046] Re:[1043] [1029] [1028] [904] OIEのコードの位置づけについて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/12(Tue) 18:08  

OIEコードについては、まだまだ誤解があるようですね。
これについては、前にも書きましたが、アメリカのUSDAが作ったQ&Aが、一番あけすけで、反面、OIE基準の持つ限界がよくわかりますね。
http://www.beef.org/uDocs/BSE%20Final%20QA%2011-17-2003.pdf参照
「OIE 基準は、履行のハードルが高い規則でも、履行のスピードが急がれる規則でもありません。OIEは、加盟国の主権を尊重し、動物に関する貿易をそれぞれの国 の尺度にあった基準が作れるような、ガイドラインとなっています。現在のOIE基準でのリスク地域の分類は、5分類あって、それは、BSEフリーの国、一 時的にBSEフリーの国、最小のBSEリスクを持つ国、中位のBSEリスクを持つ国、高位のBSEリスクを持つ国、に分かれています。それぞれのテリト リーにある国についての牛肉貿易についてOIEガイドラインは、適用されます。どの国から、牛肉や牛肉製品を輸入できるかのOIE基準は、至極簡単で、次 の二つの条件のうちの一つが該当しさえすればいいのです。その条件の一つとは、その国が、BSEを持たない国であること、その条件のもう一つは、その国が BSE 発生のケースがあった場合には、適切な飼料禁止措置がなされていて、そのような飼料禁止措置後、少なくとも、7年間は、BSE発生事例がなかったこと、で す。
OIEのガイドラインは、これらの条件を、必ずしも、牛肉貿易の必須条件にはしていないのです。
OIEでは、BSEフリーの条件を決めてはいますが、国際社会においては、これらの条件が、牛肉貿易をする決定要素とはなっていないのです。
実際、いかなるリスクカテゴリーにある国との貿易についても、たとえ、その国が、ハイリスクのBSEリスクカテゴリーにある国であっても、OIEは、アドバイスしているのです。
ここで重要なことは、一定のBSEリスクがある諸国間では、消費者の信頼性にかかわらず、牛肉は、生産され安全に消費されているということです。」
また、先ごろまとまった「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255
を見ると、アメリがOIE基準をどうしようとしているかが、よく、手に取るようにわかりますね。
貿易については、次のように書いています。
「 輸入管理
ミルク、精液、胎児などの特定製品については、輸出国のBSEリスク如何にかかわらず、安全に貿易確保がなされなければならないが、一定の製品については、BSE汚染国からの貿易は、制限される。
その他の製品については、輸出地域の相対的なリスクと、輸入を意図する製品の相対的なリスクとにもとづいて、輸入措置がなされなければならない。」

http://www.brownfieldnetwork.com/gestalt/go.cfm?objectid=33084540-BE7F-CD9D-DC77FEF61EF2ABB0


[1045] 7月までに牛肉輸出再開を 米農務長官、期限に初言及投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/12(Tue) 16:06  

http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20050412010003561.asp
7月までに米国のBSE対策が完全に改善されるんですかね?それにしても、対策改善前に生まれた、感染の可能性のある牛は食べたいとは思いませんね。


[1044] 違法・発がん性のある着色料 スーダンの問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/12(Tue) 15:20  

食用パーム油から発ガン性着色料「スーダン4」=英国
http://www.jc-press.com/kaigai/200504/041101.htm

西洋ネギ・サフランソースを回収、発がん性着色料「スーダン」混入で=伊食品メーカー
http://www.jc-press.com/kaigai/200504/041201.htm
ニッポン消費者新聞のサイトから
http://www.jc-press.com/

うーん、パーム油までとは、困りますね。着色してどうしようというんだろう。。


[1043] Re:[1029] [1028] [904] 4月8日のOIEのコード改正に関する会議について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/12(Tue) 14:10  

笹山さん、こんにちは。
4月8日に行われたOIEの会議でもう一点重要な点がありましたので、ご報告いたします。(農水省のHPには、まだ資料UPされませんね)
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/bse_j.htm

先生方が質問して、官庁が回答していたのですが、OIEの「侵入リスク」には、鹿のプリオン病のCWDや羊のスクレイピーも含まれるとのことです。とすると、北米はCWDがかなり発生しておりますので、評価上かなり影響があるように私は思いましたがどうなのでしょう。

他にも、こんな内容の意見が出ていました。
★「ピッシングやスタニングの汚染ばかりが触れられているが、背割りや脊髄除去時の汚染も無視できるリスクではない。それらに触れないのは科学的とは思えない」
★「骨付きと骨なしで分かれているが、骨だけに重点を合わせるのがおかしい。骨だけが感染源ではない。末梢神経、副腎など、わからないSRMが見逃されてしまう。昔のままの古い知見による考えが続いているように思う」
★「【輸入国が要求できる】という点は、コードの中に”明記”文面化されているのか?」
★「”アクティブサーベイランス”は、ある程度しっかり汚染状況を調べたり対策を取ってから行われたこと。リスク不明な国でアクティブサーベイランスが機能するか疑問」
★「OIEの提言のポイント制によるサーベイランスだと、例えば米国の場合、ポイントの高い「症状牛」2〜3000頭程度の(自己申告)検査でOKとされてしまう。ポイント制は意味をなさない」
★「効果的なフィードバン、の記載について、抽象的すぎる。具体的にどういうことかを記載すべき。自己申告では困る」
★「客観的に評価する機関?が必要」
★「食肉検査に「BSE検査」が入っていない」
★「発症牛と感染牛の扱いの違いがわからない。OIEの理論でいうと、日本の感染牛はすべて発症前なのだが。」
★「症状のない牛を真面目に検査している国のほうが、検査頭数が少ない国より不利になるのはおかしい」
★「健康牛の有病率こそが大事になってくる。日本の蓄積したデータを出すことが大切」
★「30ヶ月区切りには科学的根拠はない」
★「OIEのサーベイランスの診断方法は診断マニュアルがあるが、IHC,WBなど、検査方法に何の方法を使うかがはっきりしておらず、各国だのみ」
★ 「SRM除去については、評価の異なる国によってSRM除去要求の有無を分けるのはやめるべき。プリオンが肉骨粉になり、グローバルな輸出入で、世界中に BSEが広まる可能性がある。米国はアジアにかなり肉骨粉を輸出している。SRMは30ヶ月以上は全頭取るようにしたほうがいい。」
★「腸のSRM指定については、”科学的にはリンパ組織があり全腸が危ない”、ということなのに、SRM除去の方法の違いやら、EUが食べない云々などの問題によりコードが改定されることが、大きな問題だ。」

なお、委員会の中には消費者代表の方もおられましたが、ぜひ消費者の代表として、がつん、と言っていただきたかったのですが、今回発言がございませんでした。
==============

と ころで話はかわりますが、渡辺宏さんの「安心!?食べ物情報」まぐまぐ公認、殿堂入りメールマガジン、というのを拝見させていただき、勉強させて頂いてお りますが、失礼ですが、BSE問題についてはミスリードが続いているように感じます。以前、情報に間違いがあって、それに関する情報を送ったら「読者にわ かるようにまとめて書いてください」と返信いただいてびっくりしたことがあります。責任をもって訂正いただくのは情報を提供するメールマガジン配信者だと 思うのですが。。。もしかしたら、私のメールが、相当にわかり辛かったかしら(^^;
http://food.kenji.ne.jp/review/review283.html
http://food.kenji.ne.jp/review/reviewb.html


[1042] ジョハンズ・アメリカ農務長官が、対日経済制裁に自制を求める。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/12(Tue) 13:00  

下記サイトによると、ジョハンズ米農務長官は、議会に対して対日経済制裁をすることへの自制を求めた。
「制裁という言葉が、議会から出てきた。」として、ジョハンズ長官は、選ばれたアメリカの国会議員が、進行中の牛肉交渉について、その進歩がはかばかしくないことを理由にして、非難するという事態を憂慮した。
そして、この際、気持ちを静めて、威嚇的な行動をやめるように望んだ。
「あらゆる行動にはリアクションが伴うものであり、その結果、双方にとって、得るものは少なくなる。」といっている。

日 本の報道ぱかりでは、このへんのアメリカ側の事情がわかりにくいが、昨日伝えたように、今回のカナダ畜産業者のカナダ政府への集団訴訟は、カナダとアメリ カとの国境再開を一段とむづかしくさせているなかでの、弱気なアメリカのUSDAの立場を、図らずも、ジョハンズさんは、見せていることになる。


http://www.brownfieldnetwork.com/gestalt/go.cfm?objectid=33084540-BE7F-CD9D-DC77FEF61EF2ABB0


[1041] いまこそ出でよ。平成の石橋湛山!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/12(Tue) 11:14  

これほどこじれてしまった日本外交の対中国、対韓国、対東南アジア関係。
2001年の小泉首相の靖国参拝に関して、私は、「 いまこそ、小国主義に立脚したアジア外交を−靖国問題への再考-」http://www.sasayama.or.jp/diary/2001aug12.htm
との小論を書いたことがある。
そこでは、「石橋湛山先生がとなえられた小国主義に立脚したアジア外交を展開すべし。』との主張をさせてもらった。
また、そこでは、石橋湛山先生の言葉として、「しかるに世人は、この原因と結果とを取り違えておる。
謂えらく、台湾・支那・朝鮮・シベリア・樺太は、我が国防の垣であると。
安(いずくん)ぞ知らん、その垣こそ最も危険な燃え草であるのである。
しかして我が国民はこの垣を守るがために、せっせといわゆる消極的国防を整えつつあるのである。
吾輩の説くごとく、その垣を棄つるならば、国防も用はない。」との言葉を引用させてもらった。
今、その石橋先生が懸念された『アジアの燃え草』が、ぼうぼうと、燃え広がりつつつある。
私は、「小泉総理は、なんのために、せっせせっせと、血のりがようやく乾いたアジアの燃え草を集め、のろしを上げ、別 の意味でのアジアの関心をいだかせようとしているのか。」と、そのときいった。
今、その懸念が、ますます、現実のものとなりつつある。
今こそ出でよ。平成の石橋湛山!!!

http://www.sasayama.or.jp/diary/2001aug12.htm


[1040] 元米副大統領のゴア氏と、カレントテレビの動向 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/12(Tue) 09:12  

私もはじめは、このニュースを聞いて、政治家のゴア元アメリカ副大統領が、新しいメディアを構築して、それをツールに復権を果たす構図と見ていたが、真相はそうではないようだ。
元米副大統領のAl Gore氏と起業家のJoel Hyatt氏が提携して、これに検索大手の米Googleも参加して、この8月に全米をネットワークする衛星/CATV局「the Current TV」を立ち上げるという。
視聴者の参加を維持するためにCurrentでは、Webサイトの中の「Current Studio」ページに視聴者が作成したビデオをアップロードできるようにし、これらのビデオは、CurrentTVを通じて放送されるというのだが。
で、このサイト
http://www.current.tv/index.php
が、そのCurrent Studioのサイトで、次の三段階で、視聴者のビデオが、衛星放送のテレビに配信されていくようだ。
第一段階は、「ENTER THE CURRENT VIDEO COMPETITION」ということで、視聴者が撮影したビデオクリップを投稿して、コンテストがおこなわれる。
第二段階は、「 CREATE CONTENT」ということで、コンテストの優秀作品を、局側がコンテンツに仕立て上げる。
第三段階は、「MEETUP」ということで、このサイトに集まった近所の視聴者同士が知り合いになり、組織化される。
という手順のようだ。
また、このサイトは、映像とブログと衛星放送とCATVとが結合した形となっている。
http://www.current.tv/index.php
にアクセスして、右側の映像のサムネイルをクリックすると、短い映像が流れ、その映像の下に、テキストが表示されるという仕組み。
これを原材料にして、スキミングされ、コンテンツ化されたものが衛星放送やCATVなどに配信されるというものらしい。
ちなみに、ゴア元副大統領は、この事業は政治とは何の関係もないといっている。
い わば、ライブドアの堀江社長の構想の「パブリックジャーナリスト」の、映像版構想ということで、何千何万の映像記者たちが写した映像をコンテストし、スキ ミングして、今度は、コマーシャルという換金回路を持つ、衛星放送やCATVにながすことで、取材の人件費をへらして、テレビコマーシャルという換金回路 は、しっかり確保するということのようである。

何やら、ここまで見ると、私としては、『ドッキリカメラ』のようなものを想像してしまいがちであり、ちょっと期待はずれの感じもしてくるのだが。
もっとも、このスキームのなかで、Gogleの果たす役割を考えると、そんなケチな構想ではないようにも、思える。
皆さんは、どうおもわれますか?

http://www.current.tv/index.php


[1039] カナダの畜産業者十万人がカナダ政府を集団訴訟 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/11(Mon) 22:42  

今日、カナダの十万人の畜産業者たちが、カナダ政府を相手取って、七十億ドルの損害賠償を求め、集団訴訟した。
これによると、 イギリスから輸入された牛の中から、一頭のBSE牛が発見されたとき、同時に輸入されていた191頭のうち、80頭についてのトレースをカナダ政府が怠っ たために、それらの汚染牛のうち、少なくとも十頭が、飼料にまぎれたために、今日のカナダのBSE牛の発生を招いたものだとしている。
これらの80頭のいくらかは、食用にも紛れ込んだと見られ、また、これらが、1990年から1993年の間に、家畜の飼料に紛れ込んだものとしている。
同時にこの訴訟では、飼料の交差汚染を招いたとして、Ridley Corp. Ltd.という会社をも、訴訟の対象にあげていいる。
このRidley Corp. Ltd.社は、この会社のオーストラリアの親会社
http://www.ridleyinc.com/
では、1996年に、肉骨粉の使用を中止したにもかかわらず、このカナダのRidley Corp. Ltd.社では、大豆よりも肉骨粉のほうがコストが安いとの理由で、肉骨粉を飼料として使い続けたとしている。

http://www.theglobeandmail.com/servlet/ArticleNews/TPStory/LAC/20050411/MADCOW11/TPNational/Canada


[1038] ブログに『中国の主な反日ネットの中身をみれば』を掲載しています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/11(Mon) 21:47  

こちらのサイト
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=259
でどうぞ。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=259


[1037] 北京の日本料理店が、一時閉店を公安当局から勧告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/11(Mon) 19:19  

中国の週明けの反日デモは、一応収まったようだが、下記サイトの記事は、北京にある中国人経営の日本料理店が、公安当局から、一時閉店を勧告されたという話。
これらの北京の4−5軒の日本料理店は、店先を破壊されたが、当面は、破壊されたところは、布切れでカバーするなどして、今週末までデモが再びあるかどうかは別にして、当面営業は、続けるとのこと。
店主の話によると、3月9日の午後6時過ぎには、幾人かのお客さんがいたが、外を見ると人がいて、急に、レンガや棒や石で、店が乱打されたという。
補償について、公安が来て、国が補償するかどうかはわからないといっていたが、これについて、業界で、話し合いがもたれるという。
しかし、この店では、ガラスの被害程度なので、たいしたことはなく、それ以上に、店の閉鎖によるダメージのほうが、深刻であるという。
通常、一日の売り上げが三万元で、一週間で二十万元であり、閉店によるこの損失が怖いという。
これら日本料理店の経営者は、ほとんどが中国人で、ただ、品揃えのために、日本料理を扱っているに過ぎないのだという。
日本を愛しているから、日本料理をやっているのではないと強調したという。

とんだとばっちりというところでしたね。

http://gb.udn.com/gb/udn.com/NEWS/WORLD/WOR1/2613039.shtml


[1036] これは便利な『EI net』サイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/11(Mon) 10:36  

このサイトhttp://depts.washington.edu/einet/?a=builder&view=all
ですが、もうすでにどなたかご紹介ずみでしたでしょうか? 
新しい情報は、あまり反映されていませんが、これまでの1−2ヶ月内におこったことの総ざらいには、簡便で便利なサイトです。

http://depts.washington.edu/einet/?a=builder&view=all


[1035] ビジュアル・リテラシー涵養のツールとしての教科書 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/11(Mon) 09:14  

例の教科書問題には一向に関心が沸かないが、「いつまでも、テキストとしての教科書でいいのか?」という疑念は、いつも私の中にある。
サイト
http://www.jtu-net.or.jp/library/zissen/kk/kk04/kk4001_11.htm
は、各国の教科書事情だが、日本同様、マルチメディアの教材使用で、テキストから、映像へ、教科書(textbooks)から教材(teaching materials)へという動きが、各国とも強いようだ。
となると、各科目共通のスキルとして、ビジュアル・リテラシーやメディア・リテラシー涵養のための教科書なり教材のあり方は、いかにあるべきか、という視点にたった『教科書問題』ということを考えることかが必要なのではなかろうか。
なお、日本における教材としてのCD-ROM活用の実態は、下記のようである。

http://www.google.com/search?le=en&ie=UTF-8&oe=utf-8&q=%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E3%80%80%E3%80%80CD-ROM&btnG=Google+Search&num=20&sourceid=Mozilla-search&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official


[1034] 中国の「反日行動呼びかけインターネット・サイト」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/11(Mon) 07:59  

いくつかの反日行動呼びかけサイトをご紹介します。
こうしてみてみると、リアルですね。
http://spaces.msn.com/members/iamchinese/
http://campus.cer.net/HomePage/cer.net/xiao_yuan_pin_dao/xiao_yuan_zhuan_ti/gao_xiao_xzfr/index.shtml
http://search.tom.com/hot/fanri.html
http://mnbbs.com/qm/

この中では、このサイトhttp://search.tom.com/hot/fanri.htmlが、総合的です。

これ
http://flash-2.skycn.com/down/3376.swf
は、アニメによる反日キャンペーンですね。

これ
http://search.tom.com/searchpic.php?word=%B7%B4%B6%D4%20%C8%D5%B1%BE%20%C7%A9%C3%FB
は、写真集。

つぎのサイトは、ランキング一覧ですね。
でも、リンク切れが多いようです。
http://66.102.7.104/search?q=cache:QnHerSzsYEsJ:www.frhlm.com/bbs/list.asp%3Fboardid%3D65+%E5%8F%8D%E6%97%A5%E7%A4%BA%E5%A8%81%E3%80%80%E3%80%80%E4%BA%92%E8%81%94%E7%BD%91+++%E8%81%94%E5%90%88%E5%9B%BD+%E5%B8%B8%E4%BB%BB%E7%90%86%E4%BA%8B%E5%9B%BD&hl=zh-CN
だいぶ以前から、この種の反日サイトがあったことがわかりますね。

日本人なり小泉さんは、鈍感すぎたということでしょうか。

このサイトhttp://search.tom.com/hot/fanri.htmlには、排斥対象日本企業名も載っていますね。
以下のとおりです。
中に『日本酒』とあるのは、日本酒全般にわたる排斥という意味でしょうか?

SONY、 CANON、JVC、TDK、NEC、Panasonic、CASIO、KENWOOD、aiwa 、SEIKO、NIKON、HITACHI、Brother、Pioneer、TOSHIBA、YAES 、ALPINE、NTT、Minolta、ZEBRAKDDI、Olympus、Dragonfly、DoCoMo、 SHARP、FUJITSU、TUKA 、EPSON、、 MITSUMI J-PHONE 、Ricoh 、Kyocera 、KONIKA 、Sanyo、
SHISEIDO、 KAO 、LION 、sifone 、Biore、 Dove、、 Laurier KOSE、
柔和七星、、 明治食品 、四洲食品、 麒麟麦酒 、午后紅茶 、UCIDO 、朝日麦酒 、日清食品、 日本酒、 雪印食品、 Suntory茶、
TOYOTA、 Vios 、Cefiro 、HONDA、 Nissan、 Patro、 Mazda、 Nissan、 Urvan MITSUBISHI、 Nissan、 Sunny 、ISUZU 、X-trail 、SUZUKI 、Harrier、 Civilian 、MIZUNO、 NIKKO 、青山洋服、 NOAH
Ito 、SUGO、 Yokado、 JUSCO 、八百伴 SEIBU、
Nippon TOTO、 FUJI FILM、 松本電工 、愛眼眼鏡、 精工眼鏡、SIEKO、 第一生命、武田薬品、太田胃散、森永化工、などなど


[1033] 個人情報の掲示板貼り付けについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/10(Sun) 23:55  

笹山さんの掲示板をご覧になっている方だと思いますので、笹山さん、掲示板汚しを申し訳ございませんが、一言ここで書かせていただきま す。googleなどで検索して発見しましたが、個人情報をやたらと無関係な掲示板に中傷の意味合いで貼り付けておられる方がお一人おられるようですが、 やめてくださいますよう、お願いいたします。これ以上コピーされる場合は法的措置も考えますし、(某先生のサイトに名前検索時アクセスされてますね)、な により掲載HP自体が転載許可を出しておりません。お心当たりの方、お願いいたします。


[1032] 反日デモを報道する中国各紙と、「呼びかけインターネット・サイト」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/10(Sun) 22:11  

キーワードとしては「反日示威」と、わかりやすいようだ。
インターネットを通じて、このような呼びかけサイト
http://www.china918.net/qm/
がいくつもあるようだ。
上のほうをクリックすると、英語サイトへ飛べる。
この関係の情報がご覧になりたい方は、こちららのサイト
http://www.google.com/search?q=%E5%8F%8D%E6%97%A5%E7%A4%BA%E5%A8%81%E3%80%80%E3%80%80%E4%BA%92%E8%81%94%E7%BD%91&hl=zh-CN&lr=&c2coff=1&lr=&start=0&sa=N
をどうぞ。

http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&q=%E5%8F%8D%E6%97%A5%E7%A4%BA%E5%A8%81&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2%E6%96%B0%E9%97%BB


[1031] 『郵政民営化問題』は、アメリカから日本への「年次改革要望書」の中の一項目に過ぎない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/10(Sun) 12:44  

郵政民営化問題で、毎年アメリカから日本への改革要望書についての議論がさかんである。
この問題について、少し、歴史をさかのぼってみたい。
この、いわゆる「改革要望書」なるものの、そもそもの始まりは、1993年7月のアメリカのクリントン大統領の訪日にはじまる。
当時の日本の総理は、宮沢喜一さんであった。
日 米両首脳は、1993年7月10日の日米首脳会談で、『新しい日米経済協力関係に関する枠組に関する共同声明」(Joint Statement on the Japan-United States Framework for a New Economic Partnership)の中で、「地球的展望に立った協力のための共通課題」(the Common Agenda for Cooperation in Global Perspective)を、発表した。
http://www.mofa.go.jp/region/n-america/us/agenda/report96.html参照
この中で、「部門的・構造的問題についてのコンサルテーションと交渉」(Sectoral and Structural Consultations and Negotiations)の一項が設けられた。
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/JPUS/19930710.D1E.html参照
こ れにもとづいて、1994年5月24日に、ワシントンで、事務レベルでの全体会議が開かれ、アメリカ側からは、Timothy E. Wirth氏、日本側からは、林貞行氏、 岡松 壮三郎氏らが出席して、この共通課題の範囲を「環境・技術・人的資源開発・人口問題・エイズ問題」の5分野に絞った。
これらの検討結果は、クリントン大統領と、細川総理大臣との間で、ホワイトハウスで発表された。
http://dosfan.lib.uic.edu/ERC/briefing/dispatch/1994/html/Dispatchv5no22.html参照
1995 年から、,「 the Enhanced Initia-tive on Deregulation and Competition Policy under the U.S.-Japan Framework for a New Economic Partnership」として発表された。
1997年6月からは、“The US-Japan Enhanced Initiatives on Deregulation and Competition Policy (Enhanced Initiative)” として発表された。
http://www.acus.org/Publications/occasionalpapers/Energy/us-japan.pdf参照
検討分野は、6分野にわかれ、電気通信分野、住宅、医療機器、医薬品、金融サービス・エネルギーなどに加えて、構造的問題として、競争政策が取り上げられ、さらには、透明性の確保問題や、政策実行問題に関連した課題も、取り上げられた。
1998年5月15日に、アメリカは、「the First Joint Status Report 」を発表し、1998年10月に、日米両国は、それぞれの報告書の交換をした。
http://www.mac.doc.gov/japan/source/menu/dereg/jrdereg.html参照
1999年5月に、日米両国政府は、「the Second Joint Status Report on the Enhanced Initiatives」を発表した。
http://170.110.214.18/TCC/DATA/commerce_html/assoc_docs/secondderegreport.html参照
「the Third Joint Status Report」は、2000年7月に、沖縄サミットの席で交わされた。

そこで、郵政民営化の取り上げられ方であるが、
郵 政民営化については、1996年11月15日付の同書で要望され、また、簡保問題(Kampo products)については、200年7月22日発表の「the Third Joint Status Report on the U.S.-Japan Enhanced Initiative on Deregulation and Competition Policy」で取り上げられた。
http://www.mofa.go.jp/region/n-america/us/report0007.html
http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/n_america/us/data/comments_nte2002e.pdf参照
そ して、簡保問題については、2001年7月30日の「the Forth Joint Status Report on the U.S.-Japan Enhanced Initiative on Deregulation and Competition Policy」でも、『FINANCIAL SERVICES』の中で、『Kampo (Postal Insurance)』として取り上げられている。
http://www.mofa.go.jp/region/n-america/us/report0106.html参照
2001 年6月30日のキャンプデービッドでのブッシュ・小泉会談によって、これまでの「規制改革に関する対話」の終結と、「the Regulatory Reform and Competition Policy Initiative」の開始を確認し、2002年からは、「The Regulatory Reform and Competition Policy Initiative ("Reform Initiative")」の毎年の発表となった。
http://www.meti.go.jp/english/information/data/JUSrelation/cRegRefe.html参照
第一回は、2002年10月23日発表で、
http://www.ustr.gov/assets/World_Regions/North_Asia/Japan/Regulatory_Reform_Initiative/asset_upload_file676_6535.pdf
第二回は、2003年5月23日発表で、http://www.ustr.gov/assets/Document_Library/Fact_Sheets/2003/asset_upload_file882_6532.pdf
http://www.ustr.gov/assets/World_Regions/North_Asia/Japan/Regulatory_Reform_Initiative/asset_upload_file429_6539.pdf
第三回は、2004年6月8日発表で、
http://japan.usembassy.gov/pdfs/wwwf-regref20040609rpt3-e.pdfを参照
これらについては、リンク集『Regulatory Reform and Competition Policy Initiative』http://www.ustr.gov/World_Regions/North_Asia/Japan/Regulatory_Reform_Initiative/Section_Index.htmlがあるので、これをご参照

まあ、このように見ていると、まさに、皮肉ではないが、このいわゆる「年次改革要望書」なるものは、日本の政策を決定している『先行指標」となっていることが、赤裸々にわかってしまう。
かんがえてみれば、独占禁止法の改正も、商法改正も、確定拠出型年金の導入も、自己資本比率規制(BIS規制)の導入も、司法制度改革も、そして、今度の郵政民営化も、多くの日本の政策とされるものの下敷きは、この「改革要望書」なるものにあったのだ。


[1030] Re:[1026] ネット時代の『おばあちゃんの知恵袋』サイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/10(Sun) 10:21  

桜の花さん。
以前、本で、「おばあちゃんの知恵袋」というような題名の本がベストセラーになったことがありましたね。
同様のキーワードで検索しましたら、下記のように、結構、同様のサイトがあるのですね。
掲示板での相談などもできるようです。
おっしゃる「社会経験をかじった事を踏まえての成人教育こそ本当の本物の教育」は、ネットの世界でも、いつの間にか、定着してきているようですね。


http://search.yahoo.co.jp/search?p=%A4%AA%A4%D0%A4%A2%A4%C1%A4%E3%A4%F3%A4%CE%C3%CE%B7%C3%C2%DE%A1%A1%A1%A1%CB%DC&ie=UTF-8


[1029] Re:[1028] [904] 末梢神経組織のBSEリスクについて。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/10(Sun) 09:21  

昨年11月1日に、仙台市で開催された「プリオン病国際シンポジウム」において、(独)農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究 所プリオン病研究センターが、「平成16年3月9日にBSE感染が確認された農場で死亡した94か月齢の牛(国内11例目)の各種組織における異常プリオ ンたん白質の蓄積に関する調査研究結果の報告』
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20041101press_7.htm
に おいて、「坐骨神経、脛骨神経等の末梢神経組織(peripheral nerve tissue)や副腎( suprarenal gland )から、わずかな量の異常プリオンたん白質がウエスタンブロット法により検出された」との報告があったことについての、議論の過程において、「そればかり じゃないよ。生体牛についても、あったよ。」という指摘なのですね。
たしかに、ProMEDでは、死亡牛についての報告だけですが、当然生体牛についても、ありうる話ですね。
2001年6月のSSCの報告
http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out215_en.pdf
でも、この危険性を指摘していますね。

http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out215_en.pdf


[1028] Re:[904] 「OIE/BSEコード改正に関する専門家会合」を傍聴しての情報 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/10(Sun) 08:57  

金曜日に傍聴してきました。週末まとめる時間がないので一つだけトピックを。。(私は聞いて仰天しましたが)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/03/h0330-3.html

向かって、横山先生の左隣におられた先生(お名前未確認、食安委委員ではない方)の発言です。品川先生が、死亡牛の末梢神経からプリオンの話をされたときに以下のような主旨のご発言をされました。

「末梢神経からプリオンが出たのは、死亡牛だけではない。複数いるのだ。他に、神奈川で発見された2頭の健康牛の末梢神経からも検出されている。」(官庁側が確認したら「起立困難」でしたが、いわゆるBSEの症状、とされているものではない生きた牛からも検出)

つまり、厚労省が以下Q&Aを作成している死亡牛
http://www.mhlw.go.jp/qa/syokuhin/bse/041101.html
以外で、検査を通れば食肉の対象となる牛?(起立不能も検査でOKだったら食用となるのでしょうか?)の陽性牛の末梢神経からも検出された、ということです。
===============
http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html#22q2
■5頭目 平成14年8月23日確定
出生日 平成7年12月5日(80ヶ月齢) ホルスタイン種(雌)
神奈川県伊勢原市(神奈川県伊勢原市) 神奈川県食肉衛生検査所
(国立感染症研究所) 起立不能・股関節脱臼・両側前肢関節炎・乳房炎・熱射病
WB法 + 免疫組織化学検査 + 病理組織検査 −

■10頭目 平成16年2月22日確定
出生日 平成8年3月17日(95ヶ月齢) ホルスタイン(雌)
神奈川県秦野市(神奈川県平塚市) 神奈川県食肉衛生検査所
(国立感染症研究所) 起立困難・股関節脱臼
WB法 +  免疫組織化学検査 +  病理組織検査 +
===============

こ の話を聞いて、私は先日、某プリオン調査会委員から伺った、「体の極々一部、脳幹をちょっとしか調べていない検出限界ギリギリの高齢牛を食べるなら17ヶ 月などの若牛を未検査で食べるほうがまだまし」という話が現実的に感じました。(少なくとも、高齢の、飼料対策実施前の牛の食用はやめるべきではない か?)なお、品川先生が、「若い牛の筋肉などの組織を調べたくとも、検体が手に入らないのです」、といわれてましたが、厚労省の発表を見ても「この牛の食 肉、内臓等、当該牛に由来するものは、焼却処分とするため、市場には流通しません」だし、そんなことを言っている場合じゃないだろう、全部研究機関に回す ことにすべきだろう、とつくづく思いました。

これに対して、厚労か農水の担当者が「その検出されたプリオンに感染性があるのか?そこがOIEで問われる問題」といわれていましたが、感染の有無の確認はマウスを使ってあと2年はかかる、と品川先生が言われていました。

私としては、50mgでサルが感染した以上、感染の有無も何も、WHOの「全ての感染牛の組織を食物連鎖から排除すべき」と考えるのが「普通の考え方」だと思いましたが。。

しかし、この情報、公式にはない、他のメディアにも出ていない最新情報ですよね。(^^; 先日の会議報告でどこかのメディアさん、報道されましたでしょうか?


[1027] 献血者の加速的減少は、厚生労働省の自業自得 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/10(Sun) 08:54  

尾辻秀久厚生労働相が、8日の閣議後の記者会見で「新型ヤコブ病対策として、1980〜96年に英国に1日でも滞在した人からの献血を 断ることを先月決めており、献血者の減少と血液の不足が予想されるため」、「献血の推進を呼び掛ける緊急アピール」を発表したというのだが、この原因は、 3月9日にこの掲示板[667] 「フライング気味の厚生労働省の英仏渡航者献血制限」に書いたとおり、大いなる予見なり政治的な思惑を持って、今回の日本初のvCJD患者の感染ルートが 英仏渡航歴にあるとして、いさましくも、早急に、「英仏渡航歴が一日でもある人の献血制限」を打ち出したことによる。
vCJDの本家イギリスにもなかった、厳しくも、早期の措置を、なぜ、日本の厚生労働省は、打ち出したのか、その意図は、おそらく、政治的な意図の色合いが強かったと思われる。
しかし、その本来はたたえられるべき早期の献血制限は、早くも、後退に後退をかさね、献血量は、加速的に減少の一途をたどっている。
「日本のvCJD患者の感染ルートを英国・仏国渡航歴だけに絞ることはできないはずだ。」この原点にさかのぼって、早急な対策の練り直しを講じるべきときだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050408-00000851-jij-soci


[1026] 1023に関連して、自分の人生を楽しむ。 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/10(Sun) 01:38  

笹山さん笑い話になりますが・・
自分の人生を楽しむ・・自分以外の人とともに楽しむそういう日常が理想です。(小市民的人生が小さ夫婦の目標です)

以前笹山さんの『媒介者論』を読みました。
チョット意味合いがずれるかも知れませんが、畢竟、経験的認識を優先することこそ自立した人間を創ると思います。
その為には教育だと思います。しかも成人してからの再教育の経験的蓄積が人を今まで以上に自信を持たせると思っています。
以前に書いたかも知れませんが・・・
人間の肉体の成長のピークは思春期までかもしれませんが、人間の精神的成長・心の成長は肉体が滅びるまであると思いたいです。
・・ならばその心の成長期の途中で、社会経験をかじった事を踏まえての成人教育こそ本当の本物の教育の意味があると思います。
笹山さんが『媒介者』と言う意味を人と取らなくて良ければ、私はこの人生を見直す『=再教育の時期』と考えてもいました。
この成人の再教育もネット文化を通しての私の自論であります。

話を戻しますが『意思伝達力』の高くなった時代は他の掲示板で既によく見かけますが、感情的対立が目立つことさえあります。
『人類は争う理由を見つける天才』だからだと思っています。
これを解決する智恵があると考えています。
私 はこの答えはネットの仕組みの中に必然的な仕組みとして存在していると考えています。争う原因もあるわけです。ですから数年前にネットでの会話の中の問題 から小学生の大変痛ましい事件がありました。ネットでなくてもいじめの問題があります。私はネットに解決のヒントがあると思っています。人の人生ではたい へんな問題なのです。更に方向が変わってしまいますので、このことは機会がありましたら述べさせてください。





[1025] Re:[1022] Lone Star Beef Processors について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/09(Sat) 22:15  

Lester Friedlander博士がこの記事の中で話している「ハイリスクのBSEにかかっていると思われる老廃牛を処理している。」という、このTexas州San AngeloのLone Star Beef社の一件については、以前にも、ProMED情報http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20040510-0090
で、昨年5月6日に発表されていたものだ。
このLone Star Beef社は、次のような会社のようだ。
Lone Star Beef Processors
250 - meat processing. 2150 E. 37th St., San Angelo, TX 76903. 658-5555.
http://www.southwestmeat.org/sma/April3001.PDF 参照
社長のBurley Smith氏は、the Southwest Meat Association
http://www.southwestmeat.org/
の幹部らしい。
この全米での ミートプロセッサーの番付http://www.stagnito.com/2003fbr/bythenumbers/top100meat.htm
でいうと、全米83位のようだ。
これが、グアムなどにも店を出しているステーキやビーフジャーキーで有名なLone Starの系列なのかどうかは、定かでない。

http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20040510-0090


[1024] Re:[1021] [1019] [1018]  カンボジアでの例 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/09(Sat) 21:49  

Chaosさん。
なるほど。
これ
http://www.kh.emb-japan.go.jp/pressrelease/p040311.htm
をみると、昨年は、タミフルと、検査キットと、ごく常識的だったのが、今年は、ひとつの取材がきっかけで、がらりと変わったというわけですね。
援助にも、マーケットリサーチが必要なようですね。

http://www.kh.emb-japan.go.jp/pressrelease/p040311.htm


[1023] Re:[1020] 『意思伝達力』の高くなった時代 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/09(Sat) 21:34  

桜の花さん。
おっしゃる「『意思伝達力』の高くなった時代』、これは、いろいろな社会現象に使えるキーワードですね。
介在者がそれだけ少なくなった『意思伝達力』には、当然摩擦も、強くなる場面も多くなるのでしょう。
そこに、これまでとは違った、『媒介者』、すなわち、以前にも、この掲示板で書いたことがあるインタープリター(解説員)的存在、または、イタコ(霊媒介者)的存在が、必要になってくるのでしょう。
また、この『意思伝達力』は、共同知によって、常に修正される可能性のあるものでしょう。
あらゆる個なる『意思伝達力』が、予定調和して、ひとつの新たな社会の方向なりトレンドが、情報操作されない形で生まれてくることができるかどうかは、まだ、わかりませんが。



[1022] 日経の「米農務省はBSE秘匿の疑い」の記事について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/09(Sat) 18:59  

この日経の記事
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050409AT2M0900609042005.htmlでは、「7日付の加エドモンド・ジャーナル紙」と書いてあるが、これは、「エドモントン・ジャーナル」紙の間違い。
サイン・インが必要だが、http://www.canada.com/edmonton/edmontonjournal/index.html
からアクセスすることができる。
http://www.canada.com/edmonton/edmontonjournal/news/cityplus/story.html?id=ac626610-a801-4e81-9ba1-71bf85d17c26
http://www.canoe.ca/NewsStand/EdmontonSun/News/2005/04/08/987717-sun.html
記事は二つあって、

1.U.S. hiding BSE, says whistleblower subscriber only content
Duncan Thorne - Leader-Post - April 7, 2005
EDMONTON -- A former American-government packing plant veterinarian says the United States is hiding cases of mad cow disease.

2.U.S. denies claim it hid BSE cases subscriber only content
Times Colonist - April 8, 2005
WASHINGTON (CP) -- The U.S. Agriculture Department said Thursday there's "no way" it would hide cases of mad-cow disease because that would hurt the beef...

内容は
「Lester Friedlander博士が、USDAの同僚から聞いたところでは、USDAが発表しないように決めたBSEのケースがあるという。
博士に言ったその同僚は、リタイアが近いので、それを話すことで、年金を失うことを恐れていたので、詳細を話すことを拒絶してきたという。
しかし、彼の話によると、BSEの症状をもったテキサスの牛は、サンジェゴにあるパッキングプラントで、それをUSDAの獣医が非難した後も、レンダリングブラントへ、検査なしに送り込まれたという。
このプラントで処理された牛で、BSEの検査を受けた牛の数は、二年間に、わずか三頭であった、とのニュースがあった。
このプラントは、 Lone Star Beefというプラントで、ハイリスクのBSEにかかっていると思われる老廃牛を処理している。
Lester Friedlander博士のいうに、USDAのいうように、アメリカに、一頭のBSE牛しか発見できなかったということは、とても信用できないという。
カナダで一千二百万頭の牛から、四頭のBSEが発見されたのに、一億二千万頭いるアメリカから、一頭も発見されていないのだ。
博士の言うに、カナダとアメリカとの検査体制などは、まったく同じなので、アメリカでは、もっとBSE牛が発見されてしかるべきだという。
Lester Friedlander博士は、1995年まで、ペンシルベニアにある規模の大きいパッキングプラントで、肉の検査員を担当していた。
退職後、動物衛生に関する講演などをしている。
(以下訳略)」

なお、4月12日に、以下
http://www.newswire.ca/en/releases/archive/April2005/08/c3556.html
の ように、この問題について、Lester Friedlander博士のほか、Gerard Lambert 博士、Shiv Chopra博士を交えてのプレス・カンファランスが、カナダで行われるようであるし、また、Lester Friedlander博士のカナダ議会での 議会証言も、あるようだ、

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050409AT2M0900609042005.htmliZ:ek 


[1021] Re:[1019] [1018]  カンボジアでの例 投稿者:Chaos 投稿日:2005/04/09(Sat) 18:43  

笹山様

> 日本としても、その目線にたった援助体制が必要のようにも思われます。

最近の例としては、こんなのがありました。
http://www.japantoday.com/e/?content=news&cat=1&id=332629
PHNOM PENH ― The Japanese government on Thursday handed over 30 motorbikes and $50,226 in cash to Cambodia to help the country control the spread of bird flu.

もともとは、担当者が衛星電話を誰か寄付してくれないかと、取材で語ったのがきっかけだったと思います。
これは、額は少ないものの、現地のニーズに適合していると思いました。
残念ながら、海外のニュースには、ほとんど取り上げられませんでしたが。



[1020] 1014と1015でもネット文化は語れない。 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/09(Sat) 18:41  

ネットを絡(から)めてジャーナリズム等で語る中に普遍性を持つ考え方が存在するのでしょうか。

ネット社会(文化)の議論の考察1
ネット社会の長所・短所や社会的メリット・デメリットをマスコミでも個人同士でも語られる場が多くなりました。
しかし議論にしても到達するところは全て個人的見解に帰結して終わるのではないでしょうか。

ネット社会(文化)の考察2
IT技術の発達によ急激に 利便性を高め、汎用性を高めている。
そして「その特性から急激に社会生活の中に浸透している」

私はネット文化を考えたとき対比するものとして地球物理学をおもいうかべます。
●地球物理学は「完璧な秩序だった自然・宇宙の不思議を科学的に証明してくれます」新鮮で不思議な感覚になったものです。

● 私は ネットは人類の進化・発展の賜物と考えています。なぜかと言いますと @自分以外の他人の考えを身近な状態で「読み取る」そしてA自分の考えを他人 に伝達できてB更にすごいことは「その反応を読み取ることができる」・・・この『@AB・・と他人との思考の連鎖』が行えることだからです。

個人的には 誰でもが自分の頭の中だけで繰り返し行っていたことです。当然のようにやっていたことです。
この様なことを『ネット』を仲介として他人と出来るようになったのです。世界的規模でたやすくできるのです。とっても素晴らしいと思います。
ここで簡単に『経験的な認識』『理性的な認識』が生まれるから素晴らしいのです。他人と向き合う事によって生まれます。そして一人一人が自分の自立を確信して自立心から近代市民社会が作られる・・
そして』人間は社会の中で認められることによって初めて人間らしくいきられる』し『対話の中で変化するのと同様に 人間社会も変化し続ける』そのような状態こそ安定して感じるのではないか。

上記段落はカント・ヘーゲルの近代西洋哲学そのもので、且つネット社会こそ思想的にみた理想社会に近いのではないでしょうか。
人類の意思伝達の発展を前に書きました。
言 葉→文字→本→新聞→電話→ラジオ→テレビ→ネット・携帯の流れです。カント・ヘーゲルの時代では予想できなかった事です。これは『意思伝達力』の高く なった時代なのです。ここに民主主義の花が咲いておかしくないと思えるほどです。民主主義とは自由主義と民主主義の合わさった社会です。

ネット社会は色々な文化をからませた社会です。ジャーナリズムもその一つにすぎないとおもいますが・・・変化して当然と思います・・・
笹 山さんのネットジャーナリズムやブログジャーナリズム(パブリックジャーナリズムとはあえて言いませんが)の姿勢こそ柴沼氏の属す既存ジャーナリズムに 『対極するもの』と思っています。堂々と常に発言についての論拠を証明しながら発表しています。あらゆる分野の読者から信頼される所以だと思います。これ は既存のジャーナリズムが持つ取材源の秘守義務とは似ているようで非なるものでしょうが、言論の中立性と言論の自由の点から内容しだいで今後「取材源の秘 守義務」の問題が論点になるのではないでしょうか。

遠い将来に於いて・・
私はネット社会では地方自治体も政治も国際関係も含めて色々なものが人類の『意思疎通』の新しい文化形態として変化が起こると思っています。








[1019] Re:[1018] Marburg Angola - update 9 WHO 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/09(Sat) 16:08  

Chaosさん。
これは北朝鮮の鳥インフルエンザにもいえるのですが、ごく基礎的な、マスクや手袋などの消耗品の不足というのは、日本の感覚からすると考えられないことなのでしょうが、実際、このようなものの不足が、感染をより拡大しているというのが実態のようですね。
日本としても、その目線にたった援助体制が必要のようにも思われます。


[1018] Marburg Angola - update 9 WHO 投稿者:Chaos 投稿日:2005/04/09(Sat) 15:09  

アンゴラの状況が悪化しているようです。

WHOの情報が頻繁に更新されています。
ProMedもbird fluの次に、Marburugの記事の履歴を
別枠で載せています。
CIDRAPのVHFも頻繁に更新されています。
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/bt/vhf/index.html
NYTもこの件を報道しているようです。
Fear and Violence Accompany a Deadly Virus Across Angola
http://www.nytimes.com/2005/04/09/health/09angola.html?pagewanted=print&position=
Voltaireさんに紹介していただいたツールを使うと、直接読めました。
http://www.nytimes.com/2005/04/09/health/09angola.html?ex=1270699200&en=5aef4c13ec810066&ei=5090&partner=rssuserland

移動検査車両が、現地の住民の投石等の妨害でダメージ
WHOのスタッフは、サーベイランスを中断
現地住民による感染者(または感染の疑い)の調査と収容拒否
アンゴラ政府は軍を派遣
現地医療スタッフの職場放棄
現地における公衆衛生に関する知識(教育)の不足が
このような反応を生んでいる。

現地では、資材が不足しているようで、
WHO needs US$ 2.4 million 程度の資金援助が必要だと
述べています。

ハイテクの防護服や検査装置はもちろんのこと、
基本的な防護マスクや防護手袋やゴーグル、消毒薬まで
不足しているようです。

最新情報では
 205の患者のうち180名死亡
 18州中7州で感染または疑い例
 周辺各国が警戒態勢

昨年10月からの感染者・死者の推移は下記にあります。
http://www.reliefweb.int/rw/RWB.NSF/db900SID/DDAD-6B6KXM?OpenDocument

国内報道状況
CNN Japan - 2005年4月8日
CRI - 2005年4月4日
CNN Japan - 2005年4月3日
読売新聞 - 2005年4月2日
中日新聞 - 2005年4月1日
産経新聞 - 2005年3月31日 その他 共同 地方紙各紙 
日本経済新聞 - 2005年3月27日
毎日新聞 - 2005年3月25日
ロイター - 2005年3月22日

以上

http://www.reliefweb.int/rw/RWB.NSF/db900SID/DDAD-6B9QJY?OpenDocument


[1017] Re:[1016] ニューヨークタイムズへの直接のリンク 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/09(Sat) 13:55  

Voltaireさん。
これは便利なもの、ありがとうございました。
これと、annotated NYTと組合すと、便利そうですね。
ありがとうございました。


[1016] ニューヨークタイムズへの直接のリンク 投稿者:Voltaire 投稿日:2005/04/09(Sat) 12:55  

ニューヨークタイムズへの登録なしで読めるリンクを生成する
New York Times Link Generator
http://nytimes.blogspace.com/genlink
というページがあります。NYTimesがウェブログ企業のUserLandとの提携で用意している直接リンク可能なblog用URLを取得できるものです。

ブックマークレット版(テキストエリアの下にある"nyt link"というリンク)を使うと、リンクしたいページにドロップするだけでurlを得られて便利です。


[1015] Re:[1014] [974]森林にたとえた「日本のメディア論」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/09(Sat) 07:50  

柴沼均さん。
わざわざおいでいただき、恐縮しております。
ご紹介の毎日新聞の「ジャーナリズムとはなにか?」の中に、水越伸・東大情報学環助教授が、日本のメディアを森林生態系にたとえられていたのに、興味を惹かれました。
最終は、森林破壊が起こらない極相林づくりをめざすために、二つの方法があるとされています。
明治神宮の人工的な森を造成する際に、林学者本多静六さんは、「高木層・亜高木層・中木層・低木層・潅木・地衣類」をあらかじめ富士山型に一定の割合で分散配置して、遷移の中途の過程にある状況を作ってしまうという考え方をとられました。
一方、これらの「高木層・亜高木層・中木層・低木層・潅木・地衣類」を、最初から混植・密植・競合させて、森を作ってしまうという考え方が、宮脇明さんのように、あります。
日本のジャーナリズムが、この森林の遷移過程のような状況に今あるとした場合、どちらの森作りの手法を選択されるのでしょう?
水越助教授のように、現在のジャーナリズムの階層化のもとでの、適者適存を考えられるのか、それとも、大きいものも、小さいものも、ホロニックとしての競争状況を生み出す状況を作り出すのか、見方の分かれるところだと思います。
水 越助教授は、ジャーナリズムの階層には4種類あるとして、(1)ルポルタージュのようなプロが長文で突っ込んで取材したもの(2)新聞・NHKなどの全国 ニュース(3)市民メディアやオルタナティブメディア(主流ではないメディア)(4)地域のコミュニケーション活動。としています。
私としては、この分類は、「オルタナティブメディア(主流ではないメディア)」という注釈つきの分類にみられるように、既存のメディアが持っている隠された特権障壁をそのままにした分類であるように思えます。
現在の多くのメディアが、記者クラブという存在を典型的な例として、目に見えない障壁で守られている、それを、では、オルタナティブメディアに開放・提供できるか、というところから、議論を進めなければならない問題もあろうかと存じます。
アメリカでは、記者クラブに出入りを認められたブログ記者というものも、ボチボチ出始めているということです。
このように、宮脇理論による森作りのように、ゼロベースで、日本のジャーナリズムの再構築を考える視点も重要なことと思っています。
ま た、換金回路のあるメディアと、換金回路のないメディアという分類については、その紙面の反権力耐久度があるかどうかの目安になるものとおもわれますし、 また、紙面制約のあるメディアと、紙面制約のないメディアという分類では、ニュースレリースのうち、本誌に書き込まれない情報産業廃棄物部分のリユース化 が可能かどうかの、目安になりうるものと思われます。

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/net/news/20050408org00m300089000c.html


[1014] [974]への感想 投稿者:柴沼均 投稿日:2005/04/09(Sat) 00:49  

毎日新聞の柴沼です。
私のつたない記事を取り上げていただきありがとうございます。

個人的な感想ですが、今回の堀江氏の言動は既存メディアにとって黒船来航のようなもので、私も含めた旧世界の住人がようやく世界の動きに気づくきっかけになったのではと思っております。

従来はどうしても大メディアの声が大きくなってしまいましたが、健全な社会には多様な言論が必要だと思いますのでネット、ブログの登場はすごいなと思っております。

弊社サイトでは「ネット時代のジャーナリズムとはなにか」という特集を行っており(ネット社会ではありませんが)、掲示板も設置しているので、ぜひ貴重なご意見を寄せていただければと思います。

http://www.mainichi-msn.co.jp/it/net/


[1013] ニューヨークタイムズの、本格的ミラータイプ登場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/08(Fri) 22:37  

この掲示板でも、ニューヨークタイムズへの直接のリンクができないので、台湾のミラー版をリンクしたところ、おしかりをいただいたことがあるが、サイトhttp://nytimes.blogrunner.com/は、本格的な、ニューヨークタイムズの完全ミラーサイト。
そのうち、裁判沙汰になりかねないのですが、今のうちにご賞味を。
ちなみに、「annotated」というのは、「 注釈付きの」とか「解題」とか言う意味だ。
これが、公共のために使用を認めるという、フェアユース条項に該当するかどうかは、
http://notebook.lausd.net/globals/copyright/copyright.jsp
に見る限りは、微妙である。
ちなみに、「ロミオとジュリエット」の解題版は、「ロミオとジュリエット」自体は、パブリックドメイン−著作権消滅−になったとしても、「ロミオとジュリエット」の解題版には、著作権が生じるとしている。
この意見からいうと、このニューヨーク・タイムズ解題版は、ご本家さんのニューヨークタイムズの記事が、パブリックドメインになった後、著作権を主張できるが、その前に、解題版自体が、違法性を問われるということになりそうなのだが。

http://nytimes.blogrunner.com/


[1012] 謎工さんのブログがお休みになったと思ったら、転居の通知が 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/08(Fri) 22:00  

この掲示板でもおなじみの謎工さんのブログがお休みになったと思ったら、転居のご通知をいただきました。
新しい、お考えでもおありなのでしょう。
今後を期待しています。

http://blog.melma.com/00089025/


[1011] Re:[1010] 北朝鮮 鳥インフルエンザ対策お手あげか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/08(Fri) 21:12  

ときさん。
このようなことのようですね。
韓国の国立獣医科学検疫院に対して、金曜日に、北朝鮮から、鳥インフルエンザについての韓国からの支援を求める要請があったとのことですね。
北朝鮮の副首相の話として、200人の緊急獣医隔離委員会が北朝鮮全土に設けられ、鶏やアヒルへのワクチン接種などの活動をしているとのことです。
金曜日の電話では、鳥インフルエンザが北朝鮮全土に広がっているかどうかについては、話していなかった模様です。
韓国の当局では、北朝鮮は、医療機器と、マスクなどの消耗品の供給を望んでいたとのことです。
このことは、北朝鮮が、自己努力では、蔓延を防ぎきれないことを、示していると、韓国では、見ているとのことです。
北朝鮮からの電話では、二十一万羽の鶏を、殺処分したとのことです。
そして、遺伝子検査を二つについて行ったところ、ウィルスは、H5N1型ではなくて、H7型であったとされています。
北朝鮮の見方では、このウィルスは、渡り鳥によって広まったとのことです。

以上が、韓国からの情報ですが、日本も、直はむづかしいとしても、FAOなどの国際機関を通じての北朝鮮への鳥インフルエンザ支援に、万全を尽くすべき時であると、私は、思います。

http://english.chosun.com/w21data/html/news/200504/200504080026.html


[1010] 北朝鮮 鳥インフルエンザ対策お手あげか 投稿者:とき 投稿日:2005/04/08(Fri) 20:08  

2005/04/08 17:14 朝鮮日報
北が鳥インフルエンザ支援要請 南北関係に進展か
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/08/20050408000042.html

北朝鮮、鳥インフルエンザ対策で韓国の支援を要請(2005/4/8/19:37 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050408i111.htm

Yahoo!ニュース-鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

厚生労働省検疫所 海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/

国立感染症研究所 感染症情報センター
「次のインフルエンザパンデミックによる影響の推定:事前対策の強化(2004年12月8日 WHO)」
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/49who1.html

ア ジアでの新型のパンデミック、なんとか避けたいと願っていますが、公衆衛生対策に関する知識・技術の普及以前に、疫病流行の記憶が薄れて、無防備になって いるような気もいたします。せめて一部流行で抑えきり、都市部での流行を避けたいものです。それと、いままでの経験ウイルスによる獲得抗体で対処できるも のであればいいのですが・・・。



[1009] ローマ法王の葬儀で見た「サイン・オブ・ピース」の意味とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/08(Fri) 19:50  

異教徒の私にとっては、なんとも、珍しいローマ法王の葬儀の実況中継であったが、中でも、葬儀の最終にある「サイン・オブ・ピース」(Sign of Pease)。
参列者同士が、握手をしたり、抱き合ったりするシーンであるが、この意味を次のサイト
http://www.rcab.org/OfficeForWorship/cold_flu.html
が、わかりやすく解説している。

「聖餐式(Holy Communion )の前に行われるサイン・オブ・ピースの意味を、ローマ・ミサ典礼書の総則(GIRM The General Instruction of the Roman Missal)
http://www.pauline.or.jp/shop/books/4-87750-110-X.html
に基づいてみてみると、次のように解釈するのが、妥当のようである。
儀式の中において, 何らかの形で、「サイン・オブ・ピース」を交わすということは、ローマ・ミサ典礼書の総則では、それがどのような形でなされるべきかについては、なんら、指示されていない。
もし、そのとき、握手をしたくないのであれば、たとえば、頭を軽く会釈したり、「ピース」の言葉を交わすなど、適当なしぐさでもかまわない。
もし、冷たい季節で、インフルエンザにかかっているときなどは、他の人のためには、握手しないで、適当なしぐさをすることで済ませたほうがいいだろう。」

で、「どうして、このサイン・オブ・ピース」を参列者同士が交わすのか、その意味については、次のサイト
http://www.catholicsun.org/liturgy/feast/sign.htm
に詳しい。

「聖餐式の前に、参列者がサイン・オブ・ピースを交わすのは、ここに平和があること、そして、人々が離れ離れになっていないことを示すためだ。
神は、人々に罪の許しを求めている。
サイン・オブ・ピースは、歓迎のジェスチュアでもなく、また、イベントの握手会でもない。
集まって、平和と和解の機会を、意図的に提供することにある。
特に、その場合、部外者や、ゲスト、傷ついたものに対して、その場を提供するものである。
この「サイン・オブ・ピース」のしぐさは、自分自身が、調停者であり、治療者であるということを、神へ約束する確認のしぐさでもあるのだ。」

ということのようだ。
なるほど、奥が深かったのですね。

http://www.gidiocese.org/wnr/2003/11/07/headline.htm


[1008] Re:[1006] [1005]14頭目の鹿追町 は、17頭目の音更町から分町してできた町。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/08(Fri) 17:00  

今回の17頭目のBSE牛(ホルスタイン種 雌)は、北海道河東郡音更町生まれで、出生年月日は、平成12年9月11日。死亡牛(廃用・安楽死)で、低カルシウム血症( hypocalcemic tetany )。
おなじ出生コホートとみられる14頭目のBSE発生牛(ホルスタイン種 雌)は、北海道河東郡鹿追町生まれで、出生年月日は、平成12年10月8日。死亡牛で、窒息死。
http://www.tokachi.co.jp/kachi/0504/04_08.htm 
http://www3.famille.ne.jp/~marufeed/Shiyo/Cattle/ookus280/cadeficiency.html参照

で、この鹿追町というのは、大正10年に、音更町から、分町(村)してできた町のようだ。
あまりにも、似た境遇だけに、今後、原因究明のいい見本ができたようだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E6%9B%B4%E7%94%BA#.E9.9A.A3.E6.8E.A5.E3.81.97.E3.81.A6.E3.81.84.E3.82.8B.E8.87.AA.E6.B2.BB.E4.BD.93


[1007] また、アメリカ議員が、加藤大使に面会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/08(Fri) 08:33  

Bob Goodlatte や Robin Hayes や Frank Lucas やJim Costaなど、二十二人の下院議員は六日、加藤良三駐米大使と米議会内で会談し、牛肉貿易の再開を迫った。
この種のニュースも、このごろでは、日本の新聞が書くだけで、アメリカで取り上げたのは、たった、三種類(内1紙はダブり)だけ。
しかも、業界紙ということで、議員の努力に比しては、あんまり効果がない行動と、結果としてなっているようだ。
この中で、Bob Goodlatte議員は、http://www.newsleader.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050322/NEWS01/503220306/1002
に見るように、90億ドルアメリカ農業予算削減(http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=212参照)に対して、共和党でありながら、強行に反対しているところに注目したいと思う。
つまり、対日経済制裁法案を、2006会計年度(05年10月−06年9月)予算案修正のダシにしようとしているのではないかということである。
一部では、対日報復決議案を2006会計年度予算案に付帯して審議・採択しようとする動きが米下院で広がっているとのことであり、「献金議員の動き
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=247 」
とも絡んで、なんか、ますます、対日経済制裁法案の目的が、不透明なものになってきた。


http://www.drovers.com/news_editorial.asp?pgID=675&ed_id=3018
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4436

http://www.brownfieldnetwork.com/gestalt/go.cfm?objectid=1E1627D4-B762-95A3-D56A1E4A8D0C6026


[1006] Re:[1005] また北海道で17頭目 BSE 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/08(Fri) 07:46  

出生コホートでは、これまで、第一グループの1995年から1996年グループ、第二グループは、2001年から2002年生まれのグ ループ、第三グループの1999年生まれ、第四グループの、2000年生まれとがありましたが、今回のは、この第四グループというわけですね。
で、前回のが、北海道十勝家畜保健衛生所管内の鹿追町で、窒息死(死亡牛)ということですが、今回は、どうなんでしょう。

ところで、北海道といえば、ホタテ貝毒の原因有毒プランクトンがわかったようですね。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050408&j=0030&k=200504081038
植物性の「アレキサンドリウム・タマレンセ」(Alexandrium tamarense )http://www.nmnh.si.edu/botany/projects/dinoflag/Taxa/Atamarense.htm
というもので、やはり毒をもっている焔色植物門 渦鞭毛藻綱の藻類のようですね。
一 口に赤潮といっても、これを「有害な植物プラントンの集まり」という意味で分類した場合、渦鞭毛藻綱を中心とした「赤色をした潮」と、藍藻網(シアノバク テリア)を中心とした「青緑色をした潮」と、ペラゴ藻綱のAureococcus anophagefferensを中心とした「茶色をした潮」とにわけられうるのですが、この中でも、渦鞭毛藻綱には、猛毒のものが多いときいていまし た。
おそらく、これが原因で、先に話題のシャチなどの大量死などにつながったものとおもわれます. 
冷水海で発生し、1984年のノルウェーでの発生などがあるようですね。
ヴェネズエラでは、1977年に10人死亡、タイでは1984年に1人の死亡などの例があるようです。
この特色として、このプランクトンのシストだけが分離して漂うようですが、このシストの毒が10倍に強くなるということのようですね。
北海道のホタテ養殖者や、シャチなどにとってみれば、「たまらんぜ」といったところでしょう。

http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html


[1005] また北海道で17頭目 BSE 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/08(Fri) 06:29  

正式発表はまだだがほぼ陽性とありますね。決定すれば、17頭中11頭が北海道産です。原因追及をしっかりして、今後の発生を防いでいただきたいです。

「14頭目と同じ2000年生まれで、どちらも北海道東部で飼育されていた。他の感染牛の多くが生まれた1996年春とは出生時期が離れており、農水省は新たな感染ルートが存在する可能性があるとみて、与えられた飼料などを調べる。
 農水省は96年産の牛の調査を基に、2003年9月、感染源の可能性が高いルートとして1980年代に英国から輸入された牛か、90年以前に輸入されたイタリア産肉骨粉を挙げていた。」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050408-00000010-kyodo-soci


[1003] それってけっこうあるんでよすよ 投稿者:真名 投稿日:2005/04/07(Thu) 23:10  

語学に非常に堪能な笹山様が間違えた可能性は低いでしょう。

釈迦に説法ですが、同じURLで記事が書き換わるってことは良くあるみたいです。重大な事件ほどそうです。
だから原文をそのまま引用して記録しておいた方が良いみたいなんですね。
後世のために、ってちょっとおおげさかな?



[1002] Re:[1000] ScienceDailyの記事の中身が代わっていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/07(Thu) 22:51  

真名さん。
979で紹介した記事の中身が、いつの間にやら代わっていますね。
確かに、979の時点では、1971年死亡の女性と書いてあったんですが。
キツネにつまされた気持ちです。
で、フランスの記事
http://www.destinationsante.com/article.cfm?ContentID=12089
の一部を英訳してみますと次のようですね。
「これまで発生した11人のうち、3人が生きていて、残りの死んだ8人は、2004年に2人、2002年に3人、2001年に1人、2000年に1人、1996年に1人で、5人が男で、3人が女、年代は、20歳から52歳まで。」
ということで、1971年の分は、完全に無視されていますね。
このフランス語の記事を信用するとすると、やはり、これは、別件ということになりそうですね。

Eleven cases of v-MCJ some or probable were identified in France.
Three are aujourd today alive, and eight deceased.
Two of these deaths occurred in 2004, following in that 3 died in 2002, 1 in 2001, 1 in 2000 and 1 in 1996.
The patients 5 men and 3 women from 20 to 52 years, resided for half in province and Island-of-France.



[1001] 肥満の経済コストは2兆円? 米カリフォルニア州調査 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/07(Thu) 22:29  

http://www.asahi.com/life/update/0407/002.html?t

CNNのニュースはこちらです。
http://www.cnn.com/2005/HEALTH/diet.fitness/04/06/overweight.california.ap/index.html?section=cnn_latest

私はぷっちんプリンのCMは面白く見ているのですが、タレントの石塚英彦さんの健康がちょっと心配だったりします。食べ物の由来や背景、命を食べることについて、知ることがますます大切になってきますね。


[1000] 情報が錯綜? 投稿者:真名  投稿日:2005/04/07(Thu) 22:11  

(994)の記事では、
「フランスの学者が1971年死亡女性の脳を現在再検査中」とはっきり書いてあります。

現時点で判るのはここまでですね。
脳はどこにあるんでしょう(笑)。

日本のマスコミでこのニュースを伝えているところはあるんでしょうか?
テレビも新聞も一切見ないので・・・・・・






http://blog.livedoor.jp/manasan/


[999] 残念。未確定ですね。 投稿者:真名  投稿日:2005/04/07(Thu) 22:03  

http://www.sciencedaily.com/upi/index.php?feed=Science&article=UPI-1-20050405-12222300-bc-france-madcow.xml

これは読みましたが、1971年に死亡した女性のことは触れていません。
1971といった数値も出てきません。
残念ながら、二人の新たに見つかった変異クロイツフェルトヤコブ病患者について書かれているだけです。
やっぱり脳は現時点ではNIHに存在するか、あるいは廃棄されているみたいですねえ。

しかし、彼女の脳を見たい人は世界中にいくらでもいるでしょうに!
日本人学者は申し出ないんでしょうか?
ブルース・ジョンソン氏と(もしかしてギブス氏)との二人くらい、日本政府か大学が雇用できませんかね。
脳付きで(笑)。


英文です。
「France has two more human mad cow cases
PARIS, April 5 (UPI) -- Two new cases of human mad cow disease were detected in France, raising the total number of cases in that country to 11, health officials said.

The country's Institut de Veille Sanitaire said in a statement the two patients were not known to be blood donors. Human mad cow disease, known formally as variant Creutzfeldt Jakob disease, or vCJD, can be transmitted via the blood. Humans can contract the incurable, fatal disease by consuming beef products infected with the mad cow pathogen.

The agency did not offer further details about the status or identity of the two new vCJD cases. Of the 11 cases reported in France, eight of the patients have died and three are still alive.

More than 160 instances of vCJD have been identified around the world, with the bulk -- 154 cases -- occurring in the United Kingdom, where there a massive outbreak of mad cow disease began in the 1980s.

A recent report in the journal Veterinary Research estimated more than 300,000 cows infected with mad cow disease went undetected in France between 1980 to 2000.」

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[998] vCJDで死んだフランスの女性の情報を整理しますと。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/07(Thu) 21:40  

真名さん。まりちゃんさん。
このフランスでvCJDで死んだフランスの女性に関する情報をここで整理してみますと。

まづ、3月24日に、
「French woman may have had vCJD in 1971」
http://www.washtimes.com/upi-breaking/20050323-061733-6847r.htm
と の情報で、ワシントンのUPIの情報として、「2000年にこの女性の脳をウエスタンブロットで検査したことがあり、その結果vCJDと同じものと確認し た。ふたたび、検査しようとしたが、2003年にリタイアした後は、その機会もなく、肝心の標本のあるThe CNSS labは、2004年4月に閉鎖されてしまった。 」との元 National Institutes of HealthのBruce Johnsonさんの話を載せたのですね。

その後、3月24日のワシントンタイムズで
「NIH may destroy human brain collection」
http://www.washtimes.com/upi-breaking/20050323-053919-8481r.htm
「National Institutes of Healthのこれら標本は破棄されるであろう。」との記事を出し、

3月24日に、UPIの記事で「French woman may have had vCJD in 1971」http://www.upi.com/view.cfm?StoryID=20050323-061733-6847r
との記事を出し、

そ の記事を見たThe European and Allied Countries Collaborative Study Groupのフランスから参加のAnnick Alperovitch博士が、3月31日の記事「 French re-testing 1971 case for vCJD」
http://www.washtimes.com/upi-breaking/20050331-095613-8807r.htm
に書いてあるように、UPIにメールを出して、「この話は、つい最近聞いたばかりであるが、われわれとしては、少し時間をいただけるなら、すぐ確認できる。」
といったのですね。

それが、4月5日になって、ブレーキングニュースとしてはいってきたのが、
「France has two more human mad cow cases」http://www.sciencedaily.com/upi/index.php?feed=Science&article=UPI-1-20050405-12222300-bc-france-madcow.xml
ということで、フランスの the Institute of Health Surveillance (InVS) が、詳細は明らかにしていないとしながらも、1972年に死んだ女性をvCJDであったと、発表したのですね。

で すから、真名さんおっしゃるように、Annick Alperovitch博士あたりでも、「マウス実験でも一年はかかる。」といっていたのが、「一週間で結果が出てしまうのは早すぎる。」という疑問も起 こるのも当然ですし、また、まりちゃんさんのいわれるように、これは、別件なのではないかと思われるのも当然なのです。

私は、ちょっとうがったような見方をして、恐縮なのですが、実は、フランスにも同様の標本が残されていて、そこでの結論が出ていたのではないかと思われるのです。

そ れが、The European and Allied Countries Collaborative Study Groupのフランスから参加のAnnick Alperovitch博士が「はじめて聞いた話だ。」などと話してしまったがために、明るみに出さざるを得なくなったというのが、真相なのではないで しょうかね。
これは、あくまで、私の推測ですので、あまり信用しないでくださいね。
[997] 71年死亡女性の脳の検査結果はまだ? 投稿者:真名  投稿日:2005/04/07(Thu) 20:50  

もう発表されているんでしょうか?
そんなにすくに判るものなんですか?

しかし、NIHの中枢神経系研究室閉鎖とか、CJDの脳サンプルを棄てるとか、アメリカ政府は狂ってないかな?
ギブス氏はこの分野では有名人じゃないの?

このように立証手段が廃棄された場合には、
庶民は「隠蔽工作」と考えるべきでしょう。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[996] 今回のフランスのvCJD患者さんの件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/07(Thu) 20:32  

1971年死亡の方の例とは別件のようですね。
71年死亡の疑い例の検証結果が気になりますね。



[995] 1971年にヒト狂牛病で死亡した女性について追加記事 投稿者:真名  投稿日:2005/04/07(Thu) 20:10  

下の記事の詳しいバージョンがあったのでここに掲載します。
WASHINGTON, Mar 24, 2005 (United Press International via COMTEX)

ジョンソン氏は、女性の脳について、ウエスタンブロット試験を行ったと書かれています。
また、変異クロイツフェルトヤコブ病のプリオンと一致するプリオンを検出したと述べています。
更に、1977年に女性の脳をチンパンジーに接種したところ、その脳は変異クロイツフェルトヤコブ病のパターンを示したとも述べています。

なんとジョンソン氏やギブス氏が所属していた国立衛生研究所の中枢神経系研究室は2004年に閉鎖されたそうです。
脳サンプルも廃棄されるとかという話ですが・・・・・・?


ユナイテッドプレスインターナショナルが入手した情報では、
1971年に死亡したフランス人女性の脳が、ヒト狂牛病と一致する証拠が発見された。
もしこの発見が確定すれば、この死に至る病が、以前考えられていたよりも20年以上前から人々に感染し始めていたことになる。
前国立衛生研究所の科学者が言うところによれば、
2000年にこの女性の脳を試験したところ、変種クロイツフェルトヤコブ病に類似したパターンを示したということである。
この病気は、狂牛病を引き起こす病原体に汚染された牛製品を食べることでヒトに引き起こされる,致死性の脳消耗性疾患である。
狂牛病ば、ウシ海面状脳症あるいはBSEという名前でも知られている。

VCJD(注:変異クロイツフェルトヤコブ病 :人の狂牛病のことです)は、1971年には知られていない。変異クロイツフェルトヤコブ病の最初の症例は1995年に英国で発見された。
もしこのフランス人女性が本当に変異クロイクツフェルトヤコブ病にかかっていたとすると、この症例の起源が20年以上もさかのぼることになり、また他の国にも広がっていたことを示すことになる。
この女性の脳は、メリーランド州ベテスダの国立衛生研究所に保存されていた。

女性の脳を調査した国立衛生研究所、中枢神経系研究室の前研究員であるブルース ジョンソン氏は言う。
「変異クロイツフェルトヤコブ病はとても長い間存在していたのかもしれない。誰も判らないよ」
中枢神経系研究室では,世界中からクロイツフェルトヤコブ病患者の脳を受け取っており、試料は1963年にまで遡る。
この女性の身元は秘密保持のために明かされていないが、ジョンソン氏の言うところでは、彼女はフランス人であり、だいたい40から50歳で1971年に死亡した。

ジョンソン氏がUPIに語ったところでは、この女性の脳を「ウエスタンブロット法」と呼ばれる技術で試験し、変異クロイツフェルトヤコブ病および類似の病気を引き起こす役割を担うと考えられている伝達因子であるプリオンを検出した。

彼女が死亡したときには、孤発性のクロイツフェルトヤコブ病にかかっているものと考えられていた。これは、自発的に起こるように見える既知の原因がないように見える症例である。
しかし、ジョンソン氏の言うところでは、彼が検出したプリオンは、クロイツフェルトヤコブ病に関連するプリオンとは異なるように見え、変異クロイツフェルトヤコブ病に関連するプリオン株と適合していた。

ジョンソン氏によれば、この試験のパターンは、「クロイツフェルトヤコブ病よりもBSEの方にもっと類似」していた。
この研究者は、これまで試験した何百体ものクロイツフェルトヤコブ病患者の脳では、今回のようなパターンは観察しなかったと述べている。

1977年ぐらいにに、この女性の脳の試料をチンパンジーに注射し、ジョンソン氏がこのチンパンジーの脳を調べたところ、変異クロイツフェルトヤコブ病と一致するパタンーが見られ、クロイツフェルトヤコブ病のパターンは見られなかった。

「だから彼女は英国以前のフランスでBSEにかかった初期の症例であったかもしれない。」とジョンソン氏は言う。

ジョンソン氏はこの発見を出版しなかった。なぜなら、それを確認しようと望んだからである。しかし、氏はそうする機会を得る前に2003年に引退した。中枢神経系研究室は公式には2004年4月に閉鎖された。

氏は、食品医薬品局で新しい職を得たら、この女性の脳を更に調査したいと希望している。

「もしそこに女性の脳がまだあるようなら、それがBSEかどうか見られるだろう」と言う。一つの可能な方法は、女性の脳をマウスに注射することである。」

(後略)


http://radio.ksl.com/index.php?nid=104&sid=157897

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[994] フランスでヒト狂牛病の1971年症例を再検査 投稿者:真名  投稿日:2005/04/07(Thu) 17:15  


1971年にヒト狂牛病で死亡されたといわれる女性の脳をフランスで調査するという記事です。
一応速報しておきます。




パリ 3月31日(UPI) --
フランスの研究者たちは、1971年に死亡した女性の脳について、ヒト狂牛病の可能性を再検査している。
もしこの女性がヒト狂牛病(正式には変種クロイツフェルトヤコブ病ないしvCDJとして知られる病気)であったとすると、この致死性脳消耗性が、以前に考えられていたよりも20以上の前から人々に感染を始めていたことが示唆される。

ヒトが狂牛病に汚染された牛肉製品を食べることでかかる病気であるvCJDの最初の症例は、1995年に英国で発見された。

UPIが先週報告したように、メリーランド州ベテスダにある前米国国立衛生研究所所属の研究者が述べたところでは、2000年にこの女性の脳を試験し、vCJDであることを示すパターンを発見した。

CDJの欧州および連邦共同研究グループのフランス側参加者のリーダーであるAnnick Alperovitch氏がUPIに語ったところでは、問題の症例を同定し、「入手可能なデータと材料とを慎重に再検査する」とのことである。
彼女はそれ以上の詳細は語らなかった。

「これは地球上に衝撃を与えるかもしれない」と、トロント大学所属のvCJD専門家であるニール・キャッシュマン氏は言う。

「これはまるでエイズの検死症例が 1700年代に遡ったというような発見だ」

http://www.sciencedaily.com/upi/index.php?feed=Science&article=UPI-1-20050331-10542900-bc-france-madcow.xml

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[993] 1971年にフランスでヒト狂牛病で死亡した患者発見 投稿者:真名  投稿日:2005/04/07(Thu) 16:49  

もしかするとご迷惑かも判りませんが、重要と思われるので転載させていただきます。
ご迷惑の場合は仰って下さい。

「1971年に死亡したフランス人女性の脳が、ヒト狂牛病患者の脳のパターンを示したという記事です。
つまり、1971年以前から狂牛病はヒトへの感染を始めていたらしいという話です。

日本のマスコミは、いつものように雑な取り上げ方をすると思われるので、こちらを読んだ方がタメになります(笑)。
なんでここに引用するかと言うと、このブログに掲載済の記事を思わせるものがあるからです。
「1966年にへたり牛肉を食べたミンクの間で脳症の感染爆発
U.S. Version of "Mad Cow" Known to Authorities Since 1960's
の第2回です。
今回は、1966年以前のアメリカのお話です。
当時からミンク農場で脳症の感染爆発があり、
その原因はくず肉エサ−へたり牛肉だと疑われていたというお話です。
こんな昔から変種狂牛病があったらしい。」



「French woman may have had vCJD in 1971
WASHINGTON, March 24 (UPI)」です

ユナイテッドプレスインターナショナルが入手した情報では、
1971年に死亡したフランス人女性の脳が、ヒト狂牛病と一致する証拠が発見された。

もしこの発見が確定すれば、この死に至る病が、以前考えられていたよりも20年以上前から人々に感染し始めていたことになる。

前国立衛生研究所の科学者が言うところによれば、
2000年にこの女性の脳を試験したところ、変種クロイツフェルトヤコブ病に類似したパターンを示したということである。
この病気は、狂牛病を引き起こす病原体に汚染された牛製品を食べることでヒトに引き起こされる,致死性の脳消耗性疾患である。

変種クロイツフェルトヤコブ病の最初の奨励は1995年に英国で発見された。

前国立衛生研究所研究員であるブルース ジョンソン氏の言うところでは、
女性はクロイツフェルトヤコブ病に苦しんでいたと考えられており、
この症状には自発的に起こるように見える既知の原因が存在しなかった。
しかし、メリーランド州ベテスダの国立衛生研究所で彼女の脳を試験したところ、
変種クロイツフェルトヤコブ病の方に類似しているように見えたという。
この研究者は、これまで試験した何百体ものクロイツフェルトヤコブ病患者の脳のようなパターンは観察しなかったと述べている。

ジョンソン氏の言明によると、この女性が変種クロイツフェルトヤコブ病であったかどうかを確認するために、更に試験が必要である。」

http://www.sciencedaily.com/upi/index.php?feed=Science&article=UPI-1-20050324-21044800-bc-us-nihbrains-french-crn.xml

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[992] ありがとうございます 投稿者:真名  投稿日:2005/04/07(Thu) 16:37  

Speak Easy の記事も、もし使えるのがありましたら、引用なさって下さい。
日頃のご活躍には敬意を抱いております。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[991] Re:[990] (985、989)関連 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/07(Thu) 16:27  

真名さん。
ソースを記しておけば、転載は、よろしいんじゃないでしょうか。
当掲示板の方針としては、あくまでリナックス型ですので。


[990] (985、989)関連 投稿者:真名  投稿日:2005/04/07(Thu) 14:14  

真名です。
まりちゃんのこの記事を転載してもよろしいでしょうか?

1960年代から、へたり牛から他の種へのプリオン性脳疾患の伝達が疑われていたという、その記事です。

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17501557.html

羊からミンクには直接伝達できないらしいのです(実験は失敗だったそうです)。
羊→牛−ミンクという経路を通過する必要があると。
人間もそうなんじゃないかな?
そう考えますと、何か関係ないかなあという気がしてきます。

▲U.S. Version of "Mad Cow" Known to Authorities Since 1960's
の第2回です。

(伝達性ミンク脳症から分かった証拠)

伝達性ミンク脳症はあまりみられない病気でした。
伝達性ミンク脳症は、農場で飼育中のミンクにしかみられません。
これはが科学文献に最初に記載されたのは1966年でした。

この文献は、16年以上にわたって、ウイスコンシン州での8あるいは9箇所のミンク農場での、
伝達性ミンク脳症の感染爆発を議論しています(Hartsough and Burger, 1966a,b)。

この病気が最初に発見されたのは1947年で、ミンク農場でした。
1961年には、3つの隣会う郡において、
5、6箇所のミンク農場でミンク脳症の感染爆発が起こりました。
ミンク脳症の感染が起こったすべての農場で、
同じ飼料工場から購入した出来合いの飼料混合物を食べさせていました。
科学者たちは、この飼料に感染因子が含まれているものと考えました(Hartsough and Burger, 1966a)。

2年後のことです。
1963年の夏に、2箇所のミンク農場で、ほとんど同時に伝達性ミンク脳症が出現しました。
飼料源が汚染されている可能性があったので、
科学者はその2箇所の農場の飼料記録をみてみました。

すると、驚くべきことがわかりました。
1962年7月から10月の間に、
農場Aから来たヒト食用に適さない牛の屑肉(いわゆるへたり牛の肉)が、
ミンク脳症が発見されたミンク農場A、Bの両方でミンクのエサになっていたのです。科学者はこう書いています(Hartsough and Burger, 1966a: 389)。

「2つの農場でミンクがほとんど同時に発病したことから、我々は、
ミンクの飼料成分に原因があるはずだと考えている」

この著者は、疑わしい餌に含まれていたヒツジ肉成分が原因である可能性を完全には排除できませんでした。
しかし、この文献は、へたり牛が伝達性ミンク脳症に関係することを示した最初の文献です。

へたり牛は、多数の理由によって、立っていることができず、倒れたり、死亡したために、屠殺された牛のことです。
アメリカ合衆国では、毎年、10万頭のダウナー牛が存在すると見積もられています。

文献の証拠は確信的とまでは言えないものでした。
しかし、国立衛生研究所が資金拠出した1964年の伝達性ミンク脳症に関する会合で、
バーガー博士とハートソウ博士は、
ウシ伝達性海綿状脳症の散発的症例が、米国ではダウナー牛の臨床像として生じている
という仮説を提案しました(Burger and Hartsough, 1965).▲

文献名

(Hartsough and Burger, 1966a)
Hartsough, G.R. and D. Burger. 1966a. Encephalopathy of mink. I. Epizootiologic and clinical observations. Journal of Infectious Diseases 115: 387-392.

(Hartsough and Burger, 1966b)
Hartsough and Burger, 1966b、  Encephalopathy of mink. II. Experimental and natural transmission. Journal of Infectious Diseases 115: 393-399.

(Burger and Hartsough, 1965).
J Infect Dis. 1965 Oct;115(4):393-9.
Encephalopathy of mink. II. Experimental and natural transmission.
Burger D, Hartsough GR.

J Infect Dis. 1965 Oct;115(4):387-92. Related Articles, Links
Encephalopathy of mink. I. Epizootiologic and clinical observations.
Burger D, Hartsough GR.

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[989] Re:[987] [985] [979] フランスでは、vCJDをv-MCJというようで。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/07(Thu) 12:26  

ProMED和訳から。。

[3]情報源:The Washington Times, United Press International、3月24日。
フランス人女性が1971年に変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に罹患していた
可能性。
United Press International (UPI)社は、1971年に死亡したフランス人女性の
脳が変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD、ヒトの狂牛病)に合致した病理
所見を示していたとの情報を入手した。もしこの発見が確定されれば、この致
死性の中枢神経系変性疾患は従来考えられていたよりも20年も早くヒトに感染
していたことになる。
前の国立衛生研究所(NIH)研究者であったBruce Johnson博士は、2000年にこの
女性患者の脳を検査したが、BSEの病因である異常プリオンに感染した牛肉製
品を摂取することでヒトも感染しうる脳の変性疾患、変異型CJDの患者脳に認
められる組織変化を確認したと語った。この女性患者の脳標本は米国メリーラ
ンド州BethesdaにあるNIHが保管している。NIHのCNSS(中枢神経系研究所)は世
界中のCJD病患者の脳組織を採集し、1963年まで遡る標本を保管している。
以下、問題の女性患者の脳標本の背景情報、BSEおよび変異型CJDの概説、
Bruce Johnson博士のコメント。
[4]情報源:The Washington Times, United Press International、3月31日。
フランス当局は1971年に死亡した患者組織で変異型クロイツフェルト・ヤコブ
病(CJD)について再検中。
United Press International (UPI)社は、フランスの研究者らが、変異型CJD
疑いで1971年に死亡した女性患者の脳標本を再建しているとの情報を入手した。
ヨーロッパのCJD研究グループ(European and Allied Countries
Collaborative Study Group of CJD)のフランスからの参加者のリーダーであ
るDr. Annick Alperovitchは、「入手可能なデータと標本は慎重に再検査(検
討)される予定であるが、多少の時間がかかるであろう。」として、詳細なコ
メントを避けた。
以下、関係者のコメント、今回の事態の経緯。
[5]情報源:The Washington Times, United Press International、4月1日。
関係者はNIHの脳組織標本の保存を求める。
研究者らが、NIHが掛けがえのない変異型CJDに罹患した患者の脳標本を廃棄す
るのを防ぐため、議員への請願やカナダの大学に保管場所を確保するといった
対策に乗り出した。
United Press International (UPI)社が先週報じたように、NIHはCJDで死亡し
た世界中の数百名に上る患者からの脳、脳脊髄液およびその他の組織標本の新
たな保管先を探し始めている。
以下、関係者のコメント。



[988] 平和党 投稿者:大坂佳巨 投稿日:2005/04/07(Thu) 11:33  

国運を賭け「自然エネルギー」に切り替えよ
http://www.heiwatou.jp/shinbun34.html


http://www.heiwatou.jp


[987] Re:[985] [979] フランスでは、vCJDをv-MCJというようで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/07(Thu) 10:59  

確定のようですね。
ただし、別の報道
http://washingtontimes.com/upi-breaking/20050405-121617-1043r.htm
では、これらは、献血者ではないとする報道もあるようです。

フランス語での報道は、下記をご参照
http://www.futura-sciences.com/sinformer/b/news114b_xml.php
http://www.destinationsante.com/article.cfm?ContentID=12089
http://permanent.nouvelobs.com/societe/20050404.FAP5704.html?2016
http://www.destinationsante.com/article.cfm?ContentID=12089



[985] Re:[979] フランスで、過去に、二人のvCJD患者が発生していたことが、再検査で判明 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/07(Thu) 10:40  

> フランスは、1971年に死んだ女性の脳を再検査したところ、vCJDであったことがわかった。
> Institut de Veille Sanitaireによると、これら二人の患者は、献血者であったことが、わかっているという。

笹山さんおはようございます。上記、確定したのですか。?
米国の話ですけれど、60年台にダウナー牛を与えた養殖ミンクが脳症を起こして全滅した事件とか、気になってきますね。


[984] Re:[983] ネット社会のジャーナリズム 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/07(Thu) 07:12  

> 笹山さんの創られた造語なんですね。流行語大賞候補でしょうか。>
桜の花さん。
この言葉は、アメリカから、メディア・リテラシー(市民がメディアを社会的文脈でクリティカルに分析し、評価し、メディアにアクセスし、多様な形態でコミュニケーションを創りだす力)の一つのツールなり考え方として、生まれてきたもののようですね。
決して、私の造語ではありません。
下記サイトで拾っても、このように、世界で、この言葉は定着しています。
アメリカでは、市民というよりは、アンチ・広告代理店のムーブメントとして、生まれてきたようですね。
いってみれば、あまりに仕組まれた情報操作が横行していることに対するアンチ・ムーブメントということでしょうか。
ですから、日本の記者ブログさんたちは、そもそも、パブリック・ジャーナリズムが、そのようなアンチ的由来を持っているということを忘れていらっしゃるということで、結果として、とくに記者ブログが炎上するという現象となっているのではないでしょうか。
逆に言えば、既存のジャーナリズムが、アンチ的体質を当に忘れた、蒸留水的な存在になってしまったということへの、アンチ・ムーブメントなのかも知れません。

http://www.google.com/search?num=20&hl=ja&c2coff=1&client=firefox-a&rls=org.mozilla%3Aja-JP%3Aofficial&q=+Public+Journalism&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=


[983] ネット社会のジャーナリズム 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/07(Thu) 01:42  

笹山さん
ご説明ありがとうございました。笹山さんの創られた造語なんですね。流行語大賞候補でしょうか。

さて置き、がんこなのか私にとっては使いにくい言葉です。
・・・だとしたら(ジョークなのですが)
ネット社会では「炎上ありのジャーナリズム」と言う言い方も考えられますね。
既存のジャーナリズムやジャーナリストは責任編集にもかかわらず
絶対に反対意見を「無視」して生き抜きます。
逆に・・
ネットではブログなどは反対意見が書き込まれます。ひいては「炎上」も起こりえる、「更に進化・発展」も起こりえる、私は本来このネット的双方向のジャーナリズムこそ私達の社会的長所を引き出せる形態だと思っています。

ネットであっても一方通行での情報垂れ流しでは既存のジャーナリズムやジャーナリストが進出しても、個人ががやがや騒いでも、結局社会的評価やジャーナリズムの本来の思想からはかなり陳腐で見劣りするとものと思います。
政治家のHPの多くもこの例えとしてふさわしいと思います。

私 は昔のジャーナリストどころか 今のジャーナリスト、政治家、教育者等の先ほども語ったように社会を率先して創っていく使命を持った ほとんどの人達が双 方向のネットの意義を評価し、実行しようと考えていないと思ってます。何度か申しておりますが笹山さんはご立派だと思っております。

故に ネット社会の問題にはこだわりを持ち続けたいと思っています。人の創る社会なので「炎上も弁証法のうち」と考えます。






[982] Re:[980] パブリックジャーナリズムとは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/06(Wed) 23:40  

桜の花さん。
パブリックジャーナリズムの原点につきましては、私のブログ「 パブリック・ジャーナリズム」の原点とはなになのか? 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=222
に書きましたように、Abbott Joseph Liebling (1904-1963)に見るという見方が、一般化しているようです。
彼の言葉である「新聞の自由は、ただ、その新聞を持っているものによってのみ、保障される。」“Freedom of the press is guaranteed only to those who own one”
というのが、何を意味しているのか? ですが、私は、ごく単純に、新聞社のオーナーにならなければ、新聞の自由は保証されない。という意味に捉えています。
なんというアイロニーに満ちた言葉でしょう。
このAbbott Joseph Lieblingの時代には、適わなかったパブリックジャーナリズムの夢が、ブログの世界で、簡単にかなうではないか、というのが、現代の世界のパブリックジャーナリズムを目指す人々の合言葉なのではないかと思います。
ブログでも書きましたが、PJNetを主催するLeonard Witt氏は、
「Abbott Joseph LieblingさんのDNAが、インターネット時代を迎えて、現代によみがえった。」といっているのです。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=222


[981] 中国政府発表の88種類のスーダン含有食品名一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/06(Wed) 23:31  

下記サイトに書いてあります。
ご参照ください。

http://www.southcn.com/finance/bxsh/200504061348.htm


[980] 974に関連。パブリックジャーナリズムとは? 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/06(Wed) 23:10  

笹山さん
ネット社会の問題になると、こだわってしまう私の思考なので、敢えて語らせてください。

笹山さんも・・
最近パブリックジャーナリズムと言う造語を使われていらっしゃいます。

いかにもネット時代のジャーナリズムの感覚になりますが、考えるとジャーナリズムを心底考えていない言葉に思えてしかたがありません。
何故ジャーナリズムにパブリックを付けて使うのでしょう。
ジャーナリズムの精神に区別・色分けがあるのでしょうか。

パブリックの反意語をプライベートとすると・・

元 々ジャーナリズムの言葉の意味的な存在自体が パブリックとしてしか存在できない意味の言葉なのではないでしょうか。例えば、プライベートの人間関係だけ で語る人をジャーナリストと世間で認めないと思います。ジャーナリズムとは歴史的にも大勢の社会生活・関係の中で常に成り立つものだと思います。

私 はネットは検索機能がありますし、ブログであっても何であっても不特定多数に対して発言する結果になると思っています。その時点で自らの意思と責任を明確 にする個人(企業・団体に所属していても)であれば そしてその全ての皆さんが ジャーナリストの定義に入ると考えていいと思います。この点、笹山さんが 953で語った「換金回路のある・なし」はネットでも会員制として情報の売買もありますから包含されたものと考えています。そしておっしゃっておられる ようにジャーナリストの質的問題になるのだと思います。
・・・と言う事でことさら このとってつけたような新造語が気になってしかたありません。

あるいは違った観点の私の気が付いていない意味があるのでしょうか。
違った意味があるのでありましたら、宜しければ教えていただけますでしょうか。







[979] フランスで、過去に、二人のvCJD患者が発生していたことが、再検査で判明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/06(Wed) 22:04  

フランスは、1971年に死んだ女性の脳を再検査したところ、vCJDであったことがわかった。
Institut de Veille Sanitaireによると、これら二人の患者は、献血者であったことが、わかっているという。
これまでフランスでは、11のvCJDのケースがあるが、そのうちの8つのケースは、すでに死んでいて、3ケースは、まだ生きているのだという。
最近の獣医師のための研究誌では、フランスでは、1980年から2000年の間に、三十万頭以上の牛が、BSEに感染しているが、発見されていないとの報告がある。

http://www.sciencedaily.com/upi/index.php?feed=Science&article=UPI-1-20050405-12222300-bc-france-madcow.xml


[978] 香港経由のスーダン混入食品情報を知りたい方に 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/06(Wed) 19:20  

香港経由の情報のほうが早く、整理されている場合がありますので、その場合には、簡体文字ではなく、繁体文字で、また、キーワードも異なりますので、下記のサイトからお入りください。

http://news.google.com.hk/news?hl=zh-TW&ned=hk&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E6%B6%89%E7%B4%85%E3%80%80%E9%A3%9F%E5%93%81&btnG=%E6%90%9C%E5%B0%8B%E6%96%B0%E8%81%9E


[977] Re:[976] 英国産肉骨粉。鳥インフルエンザ続報。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/06(Wed) 18:12  

ときさん。
この問題は、
「改めて、日本のBSEの原因を考える」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161
にも書きましたように、今や「永遠の謎」です。
新しいスタートであっても、謎であることは、心にとどめておきたいものです。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161


[976] 英国産肉骨粉。鳥インフルエンザ続報。 投稿者:とき 投稿日:2005/04/06(Wed) 14:41  

北朝鮮の鳥インフルエンザ、H7型の特徴示す
ロイター2005年 04月 5日 火曜日 19:18 JST
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=8087427&section=news

BSE感染源の疑い指摘 科学飼料研高崎工場(中日新聞2005.04.06)
http://www.chunichi.co.jp/00/gnm/20050406/lcl_____gnm_____000.shtml

かつての、東南アジア経由の英国産牛脂と肉骨粉を原料にした飼料の流通に深くかかわっていた工場です。

おそらく、全農がらみですので、天下りはもちろんあったでしょう。当時の流通実態と、結果それによって育成された肉牛の流通実態が明らかになっておりません。

それ由来のプリオンは、もうすでに、この国の民の体に入ってしまったと想定しておく必要がありますが・・・。

なかなか、マスコミ情報は、BSEやヤコブ病について、不明瞭です。そういうところからも、過度の『不安』が生じていると思うのですが。

この国のセキュリティー管理は非常にゆるいと思えてなりません。実際に多数の犠牲者が出てから出ないと動けないシステムになっているようです。よろしくどうぞ。謝。


[975] 緊急-中国国家当局が、スーダン汚染食品生産企業名30社を公表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/06(Wed) 11:37  

簡体文字であり、この掲示板では、文字ばけしますので、私のブログ「スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=234のほうに書いてありますので、ご参照ください。

なお、この公表は、第一組と書いてありますので、まだまだ、公表される企業が増えるものと思われます。
88食品名、添加物品名も公表と書いてありますが、、国家当局のサイト
http://www.aqsiq.gov.cn/cms/template/index.html
http://www.aqsiq.gov.cn/cms/template/item.html?did=8&cid=1986\14455
では、企業名のみ、公表のようで、食品名の公表はまだのようですね。
それにしても、この中国のサイト、なかなか、重くて、つながりません。

http://www.aqsiq.gov.cn/cms/template/item.html?did=8&cid=1986\14455


[974] 堀江社長への評価をめぐって意見対立する毎日新聞のコラム 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/06(Wed) 11:02  

この掲示板でも以前取り上げた、毎日新聞の渡辺雅春(社会部)記者のコラムでの「調査報道至上主義論」に対して、今日の毎日新聞では、下記サイトのように、柴沼均(デジタルメディア局)さんが、異論を唱えている。

まあ、見方を変えれば、「毎日新聞のリベラルな社風を表している。」とも見えるのだが、「大新聞のコラム欄が、青年の主張の場と化している。」かのような、報道社としてのガバナビリティの欠如と、青臭さの発露も、仄見えてくるのである。

柴 沼氏は、この主張の中で、「ネットが“特ダネ”を発する例もある。3月28日、仙台市で小学校5年生の女児が行方不明となり、両親が記者会見して情報提供 を呼びかけた。女児の母親はさらに、ブログ(双方向コミュニケーションのできる簡単なウェブサイト)で「娘を捜してください」と呼びかけたところ、ネット 上でまたたく間に情報が広がり少女は無事保護された。母親は「直接の要因は、テレビのニュースだということですが、それも結局はこのブログを応援してくだ さったたくさんの皆さんのおかげです」と感謝の気持ちをブログに掲載した。」といっているのだが、なにやら、パブリックジャーナリズムを、このような視点 から捉えるのは、プロの記者の属性なのかもしれない。

たとえば、記者ブログで有名な団藤さんの最近のブログ記事「実名記者ブログと素人の踏切事故追究 [ブログ時評17]」http://dando.exblog.jp/で も、「これに対して最近、素人側から「マスコミ報道をしのぐ仕事をした」と、意気盛んなのが東武伊勢崎線竹ノ塚駅踏切事故の実態究明だ。踏切保安員が手動 で遮断機を上げて死者2人を出し半月を経過した。Googleで検索すれば並んでいるのはブログの記事ばかりである。」として、さらに付け加えて、「現場 の日常を知る素人の強さであり、ブログで発信する意味の大きさを誰もが納得しよう。」と、ブログを素人扱いしながらも、言外には、「現場にいることだけ が、ブログの情報発信力の強み」であると、ほめているのか、けなしているのか、わからない結論を出しているのである。

私が、以前この掲示板で述べた、「アリのごとき、ウンカのごとき、ブログ記者の強み」というのは、このような次元での強みをいったものでは、すくなくとも、ないのだが。

これらの既成のマスコミの記者たちのあわてぶりを見ると、なにやら、帝政崩壊後の、宮廷音楽師たちの、新たなパトロンを求めての彷徨の始まりとも、見て取れないこともないのだが。

http://www.mainichi-msn.co.jp/column/kishanome/news/20050406ddm004070024000c.html


[973] IMFは「銀行部門から家計部門へのリスクの移転」を強く警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/06(Wed) 08:41  

国際通貨基金(IMF)は、昨日、世界金融安定報告を発表したが、その中で、「家計部門へのリスクの移転」(Risk Transfer to the Household Sector)という一章を設けているのが気にかかる。

すなわち、これによると、銀行部門のリスクが、保険部門、個人年金部門へと、移転されてきており、金融機関の収支や貸借対照表が改善されてきているにつれて、今度は、個人の家計部門の長期収支や長期での貸借対照表が悪化しているのだという。

何やら、小泉改革の悪い面を、IMFは、指摘している感じなのだが、まさに、日本においても、事態は、そのように推移しているのだ。

IMFは、さらに、市場リスクも家計部門に移転しているといい、まさに家計部門は、「終末段階でのショックアブサーバー(衝撃吸収装置)」(“shock absorber of last resort”)と、成り果てているとさえ指摘している。

IMFは、政策当局者に対して、「家計部門の財政収支を改善させるための、次なるロジカルなステップを踏む必要がある。」と警告している。

具体的な提案として、401Kの改善型の商品の提案や、超長期のインフレ連動型のボンドの発行などを提案しているが、決め手はないようだ。

また、この報告書では、今後、原油高騰などの、予期しない複雑要因が、投資家を集団的な行動に、突如として走らせる恐れがあるとして、そのためには、金利水準を、やや高めの中位水準に保っておく必要があると指摘している。

とくに、IMFは、各国の中央銀行が所有しているドル資産の、他の資産の移転への警戒感を示し、このドル資産離れがきっかけとなって、更なるドル暴落への道になることを警戒している。

IMFは、アメリカのドル安・放置政策と、経常収支・財政赤字放置政策を鋭く批判し、このことが、上記の各国中央銀行のドル離れに、ある日突然、拍車をかけかねないものと、強く警告している。

このアメリカの「放置政策」であるが、IMFは、これを「慇懃なシナリオ」( benign scenario)といっており、決して、レッセフェーレ(自由放任)とはいってないのである。
すなわち、意図された放置である。
今の日米の金利格差も、意図された放置といえる。

こうなってくると、為替介入の対価として、膨大な米国債を保有している日本にとって見れば、バスに乗り遅れないようにするための「ドル離れシナリオ」を、ひそかに作っておく必要が、どうやら、ありそうだ。

参照
Big rate rises could hit stability-IMF
http://today.reuters.co.uk/news/newsArticle.aspx?type=businessNews&storyID=2005-04-05T101910Z_01_DOB536244_RTRUKOC_0_ECONOMY-GLOBAL-IMF.xml
IMF warns financial markets against complacency
http://news.ft.com/cms/s/62b774b8-a619-11d9-b67b-00000e2511c8.html

http://www.imf.org/external/pubs/ft/gfsr/2005/01/pdf/chp1.pdf


[972] 北朝鮮の鳥インフルエンザは、H5N1 ではなく、H7であるとFAOが確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/05(Tue) 23:14  

下記サイトによると、北朝鮮の鳥インフルエンザは、H5N1 ではなく、H7であるとFAOが確認したという。
しかし、このウィルスが、どの程度、接触伝染性を持つか、どの程度、すでに伝播しているか、などについては、さらに、確認作業を急ぐという。
FAOのハンス・ワグナー氏によると、昨年、パキスタンで発見したほかは、東アジアで、H7型鳥インフルエンザに遭遇したのははじめてであるという。
また、「北朝鮮では、埋めた鳥を掘り返して食べている」などの報道があったことについて、ワグナー氏は、「現地では、正しく、殺処分されている。」と、述べた。
H7タイプのインフルエンザには、いろいろなタイプかあるそうで、そのうちH7N7は、二年前にヨーロッパで、一人死亡80人病気にいたった例があるという。
ワークナー氏のいうに、今の所、北朝鮮では、人への感染はないという。
しかし、予断は許さない状況であるとも述べた。

http://www.voanews.com/english/2005-04-05-voa11.cfm


[971] 中国のスーダン汚染食品リストを知るには、 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/05(Tue) 22:44  

下記サイトで大体わかりますが、すでに検索窓にあるキーワードに加えて、調べたい地方の名前を簡体字で追加していれて、検索すると、かなりのことがわかります。

ちなみに、中国語で、ブラックリストは、「K名単」というんだそうで。

http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E8%8B%8F%E4%B8%B9%E7%BA%A2%E3%80%80%E3%80%80%E5%90%8D%E5%8D%95%E3%80%80%E3%80%80%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%80%80%E3%80%80&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2%E6%96%B0%E9%97%BB


[970] Re:[969] [963] [962] [960] 中国のスーダン混入食品名・生産企業名一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/05(Tue) 20:09  

まりちゃんさん。
最初は、回収対象スーダン混入商品を全部ブログ「スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=234
にリストアップしようとしたのですが、あまりにも多くて、ギブアップしました。
しかも、簡体文字なので、日本のサイトに乗せるのには、限定があるので、ブログを訪れる方に、直接、中華人民共和国商務部のサイトhttp://www.mofcom.gov.cn/にいっていただくことにしました。
それにしても、これは、中間製品での混入なので、日本に輸入されている中国食品の中には、相当の数の混入商品があるものと思われます。
日本の厚生労働省、あんな通知だけで、大丈夫なのでしょうかね?

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=234


[969] Re:[963] [962] [960] 中国のスーダン混入食品名・生産企業名一覧 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/05(Tue) 19:38  

笹山さん、こんばんは。
唐辛子パウダーが汚染かぁ、とぼんやり考えていたら、ふと考えたら日本人の大好きなカレーには、チリパウダーって、入ってますよね。メーカーが自主回収をしないということは入ってないと考えてよいものなのだろうか。。


[968] Re:[967] 北米三国の統一BSE対策の内容詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/05(Tue) 17:18  

967の訳は、部分訳でしたが、全文訳をブログのほう「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策の内容詳細」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255
に掲載してあります。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255


[967] 北米三国の統一BSE対策の内容詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/05(Tue) 09:40  

929.930.937で述べた北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策の詳細がわかりました。
詳細は下記のサイトにあり、概要は次のとおりです。

最小基準

危険部位
輸出目的の牛肉については、次のものは、食用ルートに入ることを許されない、危険部位となる。
脳、頭蓋、眼、三叉神経節、脊髄、脊柱、そして、月齢30ヶ月以上の牛の後根神経節。
月齢にかかわらず、扁桃、遠回腸。
危険部位除去の方法は、交差汚染が最小になるような方法でなされなければならない。

歩行困難牛
歩行困難牛をと蓄したものは輸出禁止
現在、メキシコとカナダは、歩行困難牛をアメリカへの輸出用工場へのと畜に向けることを禁止する政策を実行中である。
アメリカとしては、と蓄場に現れた、すべての歩行困難牛と、障害牛を、廃棄する政策を採る。
CVO(Chief Veterinary Officers)としては、ダウナー牛を「と蓄」から排除するのは、BSEとは、関係のない理由にもとづくものであるとの立場をとる。(以下略)

スタンニング
ピッシングと空気注入スタンニングは、禁止される。

機械的肉分離過程
危険部位除去を前提として、適当なプロセスが管理されるべきである。

輸入管理
ミルク、精液、胎児などの特定製品については、輸出国のBSEリスク如何にかかわらず、安全に貿易確保がなされなければならないが、一定の製品については、BSE汚染国からの貿易は、制限される。
その他の製品については、輸出地域の相対的なリスク、と、輸入を意図する製品の相対的なリスクにもとづいて、輸入措置がなされなければならない。

サーベイランス
ハイリスクの牛を中心にサーベイランスするほうが効率的(以下省略)

血液由来飼料の制限
牛乳・乳製品を除く血液由来物質の排除と、交差汚染の防止(以下省略)

個体認識システム
サーベイランス・サンプリング・システムと、トレーサビリティーを可能とするシステムの確立(以下省略)

リスク・アセスメント
4つの部分からなる国・地域のBSEリスク・ステータスのアセスメント
4つの部門とは、リリース・アセスメント、曝露アセスメント、因果関係アセスメント、リスク評価 の4つである。

北米三国との貿易
北米三国内貿易は、最小基準で安全に行われるように考慮する。
血液由来製品については、短期的には、最小基準での地域貿易条件を確立し、長期的には、OIE基準に一致させるようにする。

牛肉と、副生物
公衆衛生・動物の健康の保護を前提としての、危険部位を除いた、骨付き・骨なしの牛肉、食用・非食用副生物の、月齢にかかわらない、貿易。
危険部位の除去は、BSE疑惑牛に対する防御を条件として、公衆衛生を護り、効果的な血液由来飼料規制を可能とするための、効果的方策である。

生体牛
北米三国内での最低基準は、域内生体牛の貿易についても、適用する。
この際、生体牛の個体認識によるトレーサビリティと、維持は、この場合のキーファクターである。
とくに、危険部位除去と、飼料規制について、直ちにと蓄される生体牛か、肥育牛かにかかわらず、域内生体牛取引を可能とする保護措置としての、最小基準の設定が必要である。

その他の血液や、肉骨粉を除く血液由来製品の移動については、BSEの観点からの制限は、なされないであろう。
この場合は, 他のTSE管理プログラムでの生血条件が適用されるであろう。

らくだ類・鹿類の移動について
(省略)

これらの最小基準の貿易への適格性については、2005年5月に開かれるOIE総会で、さらに検討されるであろう。

獣関係生物製剤
これらについては、牛の危険部位由来のものでないこと、個々のリスクアセスメントに従うものであること。

ペットフード
OIE基準では、ペットフードに関する規定がないので、輸入国のリスクアセスメントに従うものとする。
非牛由来のペットフードについては、輸出国においての獣医の保証があれば、安全に貿易できる。

非蛋白の牛脂と、この牛脂からの派生物
不溶性不順物質が重量比最大0.15パーセント以下のレベルのものであれば、輸入に制限はない。
この移動や輸入に際しては、この基準を満たす牛脂であることの証明書類を必要とする。

合意文書署名者
メキシコ
SAGARPA-SENACIAのディレクタージェネラル
アメリカ
USDA・APHISのアドミニストレイター
カナダ
CFIAのチーフ獣医オフィサー

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse/04-01-05na_bse_harmonization.pdf


[966] Re:[964] 北朝鮮 鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/05(Tue) 07:13  

ときさん。
北朝鮮での鳥インフルエンザの新情報はないですね。
ヴェトナムでは、さらに、拡大し、昨日のWHO発表では、5人が新たに感染、いずれもHaiphongの家族で、夫婦に子供三人のようですね。

http://www.who.int/csr/don/2005_04_04/en/


[965] 原油価格は、初の58ドル台に突入 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 22:52  

ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は4日1バレル=58・15ドルとなり、初の58ドル台に突入した。
ロンドン国際石油取引所の原油先物相場も4日、指標の北海ブレント5月渡しが一時、57・65ドルをつけた。
今朝ほど、この掲示板の[947] で書いた「原油は、第二四半期には、下がる」とのブルームバーグの予測が、まったく、当てはまらなかったのが、今日の相場だが、その原因として、関係者は、次のように見ている。
下記サイトによると、先週、この掲示板でも紹介したゴールドマンサックスの一バーレル100ドルを超えるとの見通しが、今も引きずっているようだ。
OPECは、先月合意の増産計画の実現性を各国に確かめるために、電話コンサルタントをはじめたようだ。
もし、各国が増産の決定をするとすれば、それは、この1−2週間のうちに行われ、実際の増産は、五月になるだろうと、クエートのエネルギー大臣は、述べているとのことである。
一方、ロイターの見方では、これらの原油の異常な価格高騰が、米国債の相場に、微妙な影響を与えているという。
http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=businessNews&storyID=8077763参照
そ れによれば、原油高は、一方では、消費者に増税懸念を生ませ、経済の先行き懸念を生むところから、米国債の利回りは、高くなるうる(米国債価格は、下落す る)が、一方で、エネルギー価格の更なる増加は、インフレへの道を進ませることになり、既往の米国債の利払い増加を招くことによる財政負担の増嵩を招く と、みている。

http://www.businessday.co.za/articles/topstories.aspx?ID=BD4A32874


[964] 北朝鮮 鳥インフルエンザ 投稿者:とき 投稿日:2005/04/04(Mon) 22:51  

2005/04/04 14:06 朝鮮日報
平壌放送、鳥インフルエンザのヒト感染に関心
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/04/20050404000035.html

まだまだ予断を許さない状況です。
鳥のみならずヒトでの、東アジア全体にアウトブレークしないことを祈ります。
取り急ぎご紹介まで。謝。



[963] Re:[962] [960] 中国のスーダン混入食品名・生産企業名一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 21:24  

マクドナルドは、自主検査したところシロだったそうですが、ケンタッキーフライドチキン(KFC)は、5種類の製品がクロだったようですね。
また、金海岸永南食品有限公司製造のカップ麺7種がクロだったそうで。ちなみに、この有限公司は、日本の大手食品メーカーの中国の子会社のようです。
あと、漬物のほうは、スーダン1ではなくて、スーダン4のほうだったようです。
日本でも、ぞろぞろ出てくるような予感はしていますが。



[962] Re:[960] 中国のスーダン混入食品名・生産企業名一覧 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/04(Mon) 20:53  

なんだか心配になってきましたね。
私も豆板醤とか、輸入品を使っているんですが、問い合わせてみることにします。

しかし、着色というと赤い唐辛子をイメージしますが、中国ではビックマックとかチキン系にも使われている疑いがあったそうですね。何に入ってるかわかりませんね。

しかしネットを見ていない、輸入食品大好きの人々、絶対この話、知らないと思います。


[961] 厚生労働省の中国スーダン対策とは、この程度のものです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 19:33  

平成17年4月1日付けの厚生労働省食品安全部監視安全課よりの文書ですが、ずいぶんと、のんびりしたものですね。
以下引用
「中国産加工食品の取扱いについて

 スーダン*(着色料)については、一昨年、EUにおいてインド産食品への含有が発見されて以降、中国産食品を含め、輸入時検査を強化してきたところです。
  今般、中国国内において、スーダンが含まれた加工食品が発見されたとの情報を入手したことから、念のため、着色料を使用している中国産加工食品について、 スーダンが含有されていないことを確認するため自主検査の指導を行うこととし、その他の食品についてはモニタリング検査の強化を行うこととしましたのでお 知らせします。
* スーダンとは、工業用油脂等に使用される赤色の色素。」

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/04/h0401-1.html


[960] 中国のスーダン混入食品名・生産企業名一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 18:43  

中国関連食品へのスーダン混入商品名のお問い合わせが増えてきましたので、以下に、生産企業名と、商品名一覧を記載します。
なお、中国簡体文字ですので、文字化けは、ご勘弁ください。
ブログ「スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=234のほうは、文字化けしておりません。
同様のリストを掲載しておりますので、ご参考の方は、そちらのほうにお回りください。

4月4日現在
参考
http://www.zjrb.cn/gov/gov_detail1.asp?gov_id=849&gov_type_id=1
http://health.eastday.com/eastday/health/node2348/userobject1ai987098.html
http://news.xinhuanet.com/health/2005-04/04/content_2782596.htm
http://news.xinhuanet.com/food/2005-04/04/content_2783721.htm

1、&#26631;称广&#19996;亨氏美味源(广州)食品有限公司 
「“美味源”牌金&#21787;桂林辣椒&#37233;、辣椒油」

2、&#26631;称海&#23425;市&#30416;官方便蔬菜食品厂 
「“山峰”牌炒&#33821;卜」

3、&#26631;称慈溪市&#32418;&#22313;菜厂 
「“周太”牌&#20892;家辣&#33821;卜」

4、&#26631;称&#38271;沙&#22363;&#22363;香&#35843;料食品有限公司
「“&#22363;&#22363;&#20065;”牌&#39118;味辣椒&#33821;卜」

5、&#26631;称慈溪市周巷&#38215;味&#22307;&#33821;卜干包装厂 
「“味&#22307;”牌&#33821;卜干」

6、&#26631;称余姚市曹丁村 
「“浪旺”散装&#27048;菜」

7、&#26631;称四川川霸&#35843;味食品有限公司 
「“川霸”川霸火&#38149;底料」

8、&#26631;称&#38271;沙&#24320;福区全味食品厂 
「口留香牌香辣&#40060;仔」

9、&#26631;称&#38271;沙市岳麓区岳&#38451;&#20065;菜王柯杞食品厂 
「“柯杞”牌辣香&#40060;」

10.&#26631;称&#38271;沙市雨花区太白食品厂 
「“小&#24069;虎”相思卷」

11、&#26631;称&#38271;沙市雨花区太白食品厂 
「麻辣豆花串」

12、&#26631;称&#38271;沙市雨花区太白食品厂 
「麻油&#33821;卜」

13、&#26631;称&#38271;沙市雨花区太白食品厂 
「麻辣&#40060;仔」
l


[958] Re:[957] アンゴラ:マールブルグ病の流行 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 17:49  

Chaosさん。
情報ありがとうございました。
私も、WHOのサイトの大部分が、このマールブルグ病(Marburg)関連情報に、このところ占拠されていましたので、事態の深刻さが伝わっていました。
昨年10月から、アンゴラのUige地区で感染が広がりだしたようで、これまでに、146人が死亡しているようですが、この死者の数は、前回流行の1998年にアンゴラの隣のコンゴでの死亡者数123人を超えたということですね。
症状としては、下痢、胃痛、吐き気、嘔吐があって、出血へと移行するもので、これらの症状を見せてから、三日から七日のうちに死亡するというもののようですね。
これに対する治療方法は、ワクチンを含めて、ないようです。
死亡者の75パーセントが、五歳以下の子供のようです。
アンゴラのUige地区の300キロメートル南西のルアンダが警戒態勢をとっているようですね。
エボラ熱と同じFilovirus http://ecoserver.imbb.forth.gr/microbiology/IMAGES/15.gif
のようですが、このウィルスは、細菌兵器(bioweapon)にも使われるウィルスのようですね。
一日も早いワクチン開発など、治療法の開発などが待たれます。




[957] アンゴラ:マールブルグ病の流行 投稿者:Chaos 投稿日:2005/04/04(Mon) 15:24  

笹山様

アンゴラ共和国のマールブルグ出血熱の報道が増えて 
状況が改善していないようなので、
アラートを上げておきます

--------------------------------------------------------
BBC:Angola Marburg death toll climbs
http://news.bbc.co.uk/2/hi/africa/4407461.stm

外務省 海外安全 アンゴラ:マールブルグ病の流行 3/31
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2005C134

アンゴラ共和国 (Republic of Angola)の基礎データ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/angola/data.html
005年1月1日  在アンゴラ日本国大使館(実館)開設 

マールブルグ出血熱:エボラと同属のフィロウィルス
発生:アンゴラ北部で2004年10月頃 2005年3月以降に感染者急増。146人死亡 患者のほとんどが小児(死亡率が異常に高い エボラと同等以上) 医療関係者 12名死亡
首都ルアンダでも患者が発生

WHO、CDC、国境なき医師団、カナダの医療チームが現地で活動中。カナダは移動式検査ラボを投入
まだ、感染拡大を抑えるのにいたっていない。
アンゴラ外での感染拡大は確認されていない。

周辺各は、国境のチェックを強化
アンゴラ自身も、自国に出国規制(21日間)

現地からのレポート 国境なき医師団
http://www.msf.org/countries/page.cfm?articleid=61FD84AB-C044-4306-88B17467A700BAE3

その他 専門機関の情報
WHO  http://www.who.int/csr/don/en/
CDC  http://www.cdc.gov/travel/outbreaks.htm
感染症情報センター(解説) http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02_36/k02_36.html

以上


[956] これはアブない話みたいですが 投稿者:真名  投稿日:2005/04/04(Mon) 14:33  

ありがとうございます。
笹山さまの掲示板からは、この件で一件引用させてもらっています。

私の知る限り、週刊ゲンダイの記事、笹山様の記事、それから山内一也教授の記事くらいしか思い当たらないんですね。

これがもしアタリだったら、あの年間数十万頭発生していた「へたり牛」は、実は伝達性脳疾患だったという、とんでもない話になるわけです。
しかもマーシュ教授の死亡により,研究はストップしていると。

面白い(笑)話だと思うんですけどね。
論文を訳して紹介してみましょうかね?
面倒くさいなあ。



http://blog.livedoor.jp/manasan/


[955] Re:[954] マーシュ教授の研究について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 14:13  

マーシュ教授については、この掲示板の5523で、以前掲載しましたので、再掲します。
日本語での紹介については、あまりないようですね。
http://area.matome.jp/keyword/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E5%B7%9E
英語文献では、
これ
http://www.news.wisc.edu/4124.html
が経歴で
これ
http://www.organicconsumers.org/madcow/andrew1804.cfm
http://www.mad-cow.org/~tom/Marsh.html
が、逸話ですね。
同じ名前の人がたくさんあるようで、検索のキーワードでは、本名とともに、BSEとかMadcow disease とか scrapie とかWisconsinとかのキーワードと一緒に検索したほうがよろしいようです。

5523 「10年前に発覚していた米国狂牛病」との記事が話題になっていますが。 笹山登生 2003/12/27(Sat) 10:14:25 削除
URL: http://gendai.net/contents.asp?c=010&id=6480

これは、「ダウナー牛症候群」といわれたものです。
イギリスで1985年に世界で始めてのBSEが発見される数年前に、アメリカのダウナー牛に、BSEと同じ症状を示す奇病が発生していて、これが、Downer Cow Syndrome といわれた症状です。
1981年に、ウィスコンシン州中のミンクを全滅させるMad Mink Disease といわれる病気が蔓延し、そのミンクの餌となっていたのが、羊の肉ではなくて、ダウナーと呼ばれる、突然死したり病気で歩けなくなった牛のひき肉でした。
そこで、マサチューセッツ工科大学とアメリカの国立衛生研究所(the National Institutes of Health)が、BSEと飼料と痴呆症状との関係を、1981年にさかのぼって調べました。
しかし、アメリカの牛肉産業は、「ダウナー牛は、BSEではない。」と主張してきました。
この日刊ゲンダイで紹介されている、ウィスコンシン大学のRichard Marshさんは、ご自身、ミンク牧場の息子として生まれましたが、Stetsonville近くの農場での実証研究で、1985年、「病気のミンクから 取った組織は、牛の病気を引き起こし、また、逆に、病気の牛の組織は、ミンクの病気をひきおこす。」という因果関係があることを突き止めました。
そして、Richard Marshさんは、「アメリカも、BSE大量発生の危険性がある。」と、結論付けました。
しかし、1990年の産業会議 や、1993年のBSEシンポジウムでは、必ずしも、Richard Marshの警告は世に受け入れられず、『人騒がせ』との批評を受けていました。
その後、1996年、アメリカ農務省は、反芻動物からとった飼料を反芻動物に与えることの自主的禁止措置をとり、また、1997年には、FDA―食品医薬 品局-は、正式の禁止措置を提言したことで、彼の人騒がせとの嫌疑は晴れましたが、1997年3月23日に、58歳でなくなりました。
Richard Marshさんの残した言葉のひとつに、「MAD COWS ARE NO JOKE」-アメリカ人にとって、BSEは、ジョークではすまされない。- というのがありますが、まさに、今回のアメリカでのBSE発生によって、 ジョークでないことがわかったというわけです。
そのほかのRichard Marshさんの残した言葉については、http://www.mad-cow.org/~tom/Marsh.html をご参照。


[954] マーシュ教授の研究について 投稿者:真名  投稿日:2005/04/04(Mon) 13:27  

紹介をありがとうございます。
「情報のハブになりうる」といった過分なおほめを頂きまして、むしろびっくりしました。

私は、笹山様のようにBSE関係に詳しいわけではなく、
たまたま目についた「どう考えてもおかしな話」を皆様にご紹介するという立場です。

そこでですが、リチャード・マーシュ教授の業績について、日本で一般向けに紹介されているか、ご存じないでしょうか?
もし紹介が終わっているようなら、私などのような非専門家がやらなくとよいので助かるなあ・・・ということなんですけど(笑)。



http://blog.livedoor.jp/manasan/


[953] Re:[952] 漫画チックに思えない部分 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 13:13  

桜の花さん。
私が、「ジャーナリストのブログにふれた記述」といわれるのは、おそらく、925で書いた「記者ブログでも、実際 は、所属する新聞社の記事より先に書くことが出来ないという運命にあるうちは、記者ブログが新聞社の記事を抜くことが出来ない」という点と、「所属する新 聞社の新聞記事に反映されるまでの半日間の間は、記者ブログといえども、なすすべがない。」との二点についてですね。
そうですね。
この点は、記者ブログの持つ、最大のアイロニーでしょうね。
記者ブログを批判しているいろいろなサイトがありますが、どうして、この最大の矛盾点を突かないのでしょうか。
これら、両者の「結ぼれ」は、その共通項として、換金回路が背景にあるというわけですね。
もし、パブリックジャーナリズムに期待できるとすれば、「換金回路のない社会の木鐸」がうまれうる、そのことが、社会での健全な拮抗力になりうるということなのでしょうか。
おっしゃる『啓明社会』での、「無辜なる存在としての社会の木鐸」とでも、いうのでしょうか。


[952] 漫画チックに思えない部分 投稿者:桜の花 投稿日:2005/04/04(Mon) 11:45  

笹山さんの広範囲な内容は お一人でネットジャーナリズムの分野を確立していると思えるほどです。堪能させていただいています。
既存のジャーナリズムの最高峰にはペンクラブ(今では死語なのでしょうか)があり、それを思うと時代の変化を感じます。
故にネットは人類進化発展の賜物と思っています。

話 をタイトルに戻しますが、まんがチックであれ、真実、嘘、誤報であれ、考えや意見の融合・消去を『人間の個人の脳力』に限定されていたのがネット社会以前 だと思います。それに大きくに代わる代用物がネットシステムです。言い換えると『人間の個々の能力』にプラスして『代替脳』を提供しているのが『ネットシ ステム・社会』だと思っています。これは人類の『民主主義的理想』を将来に向かって具現化する為の理想に近づける社会的に必要・十分条件を満たすものだと 思っています。

笹山さんがジャーナリストのブログにふれた記述がありました。
私は既存のジャーナリストが企業倫理の制約を受ける限り、可能性として考えられることですが 発言できなかったり歪めた発言をすることがありえると思います、今後も有り得ると思います。
そこで価値があるのはネット社会の存在です。プライベート・マスメディアは真実の報道・発言でもって従来よりも時間的・労力的負担が軽い手法として社会的な役割を大いに果たすと思っています。
時としてジャーナリストよりも条件さえ満たしていれば有能な発言が飛び出して当然だとおもいますし、その場合は従来のジャーナリストの価値を相対的に引き下げる事となるでしょう。

むしろこの現象は政治家に対しても簡単に起こると思います。外国の政治指導者も例外ではないでしょう。ひいては宗教指導者にまで及んでこそ世界の平和が訪れると思っています。
昨今の大企業の経営者の資質の問題も露呈してきました。
国を動かす官僚でさえ例外ではなくなります。
国家や社会的な責任者はネット社会では常にオープンな状態(隠匿の社会悪・社会的責任の欠如の暴露)にさらされる事こそネット社会だと考えています。私はこれを『啓明社会』だと考えます。

ジャーナリズムからとんでもない方向のようですが・・
本来のペンクラブの思想に立ち戻ると、啓蒙的役割がその時代の産物だったのかもしれません。
今は意思伝達の最高峰の文明の時代に入ったと考えると・・
(人の意思伝達の発展史こそ意義と価値がみいだせます)
言葉→文字→本→新聞→電話→ラジオ→テレビ→ネット・携帯(ユビキタス社会) 
この様な図式からも 単なる個人個人の意識・情報から個人個人の社会的つながりの中の意識・情報へと比重が変化しているのが理解できると思いませんか。

笹山さんの語られる言外に常に感じるものでもありますが・・
私は民主主義の理想とする自由・平等・博愛はこの様な発展するネット社会で実現に向かうと考えています。これが啓明社会だと思っています。





[951] Re:[949] 中国の「髄膜炎」? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 11:28  

ときさん。
今回の中国での髄膜炎の原因菌(offending bacteria)は、肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae )によるもののようで、これに対するワクチン接種ということのようですね。
ヘモフィルス-インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae )によるものではないようです。
これも、私のブログ「流行性脳脊髄膜炎ってなんだ?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=204
に書いたのですが、やはり、新聞記事での病名は、万国共通の病名で書かないと、とんだ誤診につながってしまいますね。
そのような意味でも、報道は、正確な病名や原因菌名を書いて報道していただきたいものですね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=204


[950] 有害食品着色料「スーダン」問題のその後 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 11:11  

2月27日の私のブログの記事「スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=234
で、 日本の情報としては、早々と紹介したスーダンという名の有害着色料のその後だが、先月に入って、米・ハインツ社傘下の調味料メーカーである「亨氏美味源 (広州)食品有限公司」が生産したチリオイル「辣椒油」など6製品にスーダンレッド1が使われていたことがわかり、このスーダン問題が、イギリス−インド から中国に飛び火した。
亨氏美味源は、もともと広州市番禺区糧食局が所有していた国有食品企業3社を、ハインツが買収し、調味料メーカーとして再編したものとのことである。
この問題は、さらにマクドナルド中国の製品にも、疑いが及んでおり、マグドナルドが最近値下げしたのは、このためであるともされている。
同 様の値下げは、ケンタッキーフライドチキンにまで及んでおり、北京のKFCでは、3月16日と19日に計5種類の商品から発がん性着色料のスーダンレッド 1が検出され、これらの商品はスーダンレッドを含んでいた原料を排除した上で販売を再開しているが、市内の店舗を統括する肯徳基北京有限公司は、問題と なった商品のうち4種類を4月2−3日に限って2−3元値下げすることを決定したという。
また、広西省桂林市の桂林市大華化工有限公司に保存されていた広州田洋食品有限公司製造のスーダン含有の「辣椒紅一号」が、押収された。
製品販売企業である天河輝和公司、広州輝和科技有限公司、森馨香精色素(中国)有限公司も、これにかかわっているものとされている。
広 州田洋食品有限公司が製造した唐辛子用着色料は、商品名は、「美味源辣椒油」、「美味源金 桂林辣椒醤」などで、広東省、河南省、江蘇省、湖北省、河北 省、浙江省、雲南省、重慶市、広西チワン族自治区、北京市、広州市、中山市、恵州市、江西省・南昌市、福建省・南平市などの企業向けに販売されたものと見 られている。
3月26日付けの人民日報http://english1.people.com.cn/200503/26/eng20050326_178329.html
によると、中国での危ない食品はこれだけではないと、警告している。
昨年5月には、粉ミルクがあんまりはいっていない、スターチだらけの乳児用調合乳を飲んで、13人の幼児が栄養失調で死に、171人が病気になった例があるとしている。
また、広東省では、工業アルコールを飲んで、40人が入院し、14人が死んだという例もあるとしている。
こ のほど中国中の221の地方市場で売られている食品を調査したレポートが発表されたが、それによると、150の問題食品がリストアップされ、その中には、 ホルマリン漬けの魚、工業用硫黄が入った「たけのこ」、インクで染められたイカ、カビの生えたオレンジをパラフィンでコーティングされて売られていた例な どが、報告されている。
さて、この中国製のスーダン入り商品の日本への混入の可能性だが、私のサイトに寄せられる反応などを見ると、かなり要警戒のようである。
http://www.melma.com/mag/01/m00118901/a00000242.html
http://news.searchina.ne.jp/2005/0310/business_0310_005.shtml
http://news.searchina.ne.jp/2005/0228/business_0228_004.shtml
http://news.searchina.ne.jp/2005/0309/business_0309_005.shtml



[949] 中国の「髄膜炎」? 投稿者:とき 投稿日:2005/04/04(Mon) 10:21  

中国の「髄膜炎」はインフルエンザでは?

【中国】北京:流行性髄膜炎で建設現場へ出張予防接種
(サーチナ・中国情報局) - 4月1日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050401-00000001-scn-int

【中国】北朝鮮で鳥インフルエンザ、中国は感染報告なし(サーチナ・中国情報局) (3月30日10時19分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

サーズの時もそうでしたが、中国当局の公式発表や情報もまた、誠に信用できません。

感染症に国境はありませんので、一国の公衆衛生の無知あるいは不徹底は、地域をあるいは世界を、疫病と言う自然災害に巻き込む危険性があります。

その点で、日本の近隣諸国は、あらゆる面(反日感情、情報公開度、人権人道的配慮)で非常に危なっかしい国々であるように思います。

謝。


[947] 「原油は、第二四半期には、下がる」とのブルームバーグの予測 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 10:11  

下記サイトによると、原油は、第二四半期には、下がるであろうとブルームバーグの予測である。
その理由として、3月のOPEC 合意による在庫積み増しが、行われること、中国での原油先高を嫌気しての需要減が見込まれること、第二四半期は、それまでの暖房用石油需要の一段落と、夏 の本格的なドライブシーズン開始によるガソリン需要増のまえ、という端境期にあリ、需要に伸びが見られないであろうこと、などを要因としてあげている。
ただし、現在のドル高基調がつづくと、他国通貨安によって、ドルベースでの原油輸入は、それらの国にとっては、よりいっそうの高負担を強いることになるであろうとしている。

http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000006&sid=aQnyKikjvdM0&refer=home


[946] 再び、レイ・カスさんの「トバ火山」噴火説について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 08:37  

どうも、このニュース、「トバ火山」が、近々噴火するというようなデムパ情報にとらえられて、流布しているようですね。
そこで、改めて、情報発信元のオーストラリアの情報を、いくつか当たってみますと、レイ・カスさんが話されたのは、つぎのようなことのようですね。
要 約していえば、「世界のスーパー火山のどれかが、爆発する可能性のある周期に入っているので、モニター体制を各国政府は急ぐべきで、とくに、トバ火山につ いては、最近の地震が、噴火を早めている可能性があるので、なおさらのモニターが必要だ。」ということをいっているようですね。
時事通信さんが、このサイトhttp://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050401/050401052129.xxstw27e.htmlでかいてある「スマトラ島にあるトバ火山が爆発する見込みだという。」というようなことは、レイ・カスさんは、いっていないのですね。

以下、現地ニュースによる詳述です。

オーストラリアのメルボルン(Melbourne)にある Monash University http://www.monash.edu.au/ の火山学者であるRay Cas http://www.earth.monash.edu.au/people/homepages/RayCas.htmlさんが話したところによると、惑星に脅威を与えるスーパー火山(super-volcanoes)が、現代の人類が遭遇したことのないような大規模での災害を惹き起こすのは、時間の問題であると、警告した。
氏の言うに、「これらのスーパー火山は、確実に噴火をするであろう。」といい、「噴火するのは、数年から50年、もしくは1000年のうちに、遅かれ早かれ噴火する。」としている。
これらのスーパー火山は、イタリア、インドネシア、ニュージーランド、南米、アメリカにあり、そのうちで、もっとも大きいのは、インドネシアのトバ火山で、カルデラ湖の直径は、90キロメートルある。
氏の言うに、これらのスーパー火山の噴火の周期は、2000年であり、世界の火山学者たちは、これらの推移をずっとウオッチしているのだという。
氏の言うに、ナポリだけ見てもこの都市は三百万の人口があるのであり、ここだけで巨大な死者と破壊の可能性があるという。
これらのスーパー火山の爆発は、小惑星の衝突に匹敵する、この世の最大の脅威であるとしている。
氏の言うに、これらのスーパー火山のうちで、もっとも最近噴火を見たのは、2000年前のニュージーランドのものであるという。
氏の言うに、スーパー火山の爆発は、あまりに巨大で、大量の岩と灰が、大気中に放出され、津波も発生しうる。
これによる死者は、数十万人から数百万人に及ぶとしている。
さらに深刻なのは、気候や天候や食糧生産に与える影響であるとしている。
これらの差し迫った脅威にもかかわらず、政府は、何も、手を打っていないと、氏は言う。
そのためには、これらの火山を常にモニターしていなければならないという。
ガスの噴出状況の観測によって、爆発の数日前、数週間前、数ヶ月前が予測できるとしている。
このモニター報告によって、減災のための戦略が構築できるとしている。
トバ火山についてみれば、最近の地震によって生成された地質学上のストレスによって、噴火が著しく増加していると見ている。
さらに深刻なことには、トバ火山が、スマトラの尾根を走っている断層帯(fault zone )の上に直接のっかっていることである。
これは、地震学者に言わせば、第三の地震が生じるところなので、なおさらのモニターが必要であるといっている。

参考
Super-volcanoes greatest hazard on earth
http://www.monash.edu.au/news/releases/march05-volcano.html
Expert warns of ‘super volcano’
http://www.thepeninsulaqatar.com/Display_news.asp?section=World_News&subsection=Rest+of+the+World&month=April2005&file=World_News2005040291659.xml
Super volcanoes 'ticking time bomb'
http://www.news.com.au/story/0,10117,12721041-29277,00.html
Shaky faultline raises super-volcano threat
http://www.news.com.au/story/0,10117,12716344-2,00.html
'Super volcano' can dwarf earlier eruptions
http://www.todayonline.com/articles/43150.asp
Super-volcano threat over faultline
http://www.heraldsun.news.com.au/common/story_page/0,5478,12718222%255E401,00.html
Sleeping giants present the biggest threat of all
http://www.smh.com.au/news/Asia-Tsunami/Sleeping-giants-present-the-biggest-threat-of-all/2005/03/31/1111862536050.html



[945] Re:[944] プロメド 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/04(Mon) 07:14  

ときさん。
情報ありがとうございました。
ProMEDの情報は、信頼できる情報として、使えますね。
ProMED は、AIDSのような感染症の世界的流行を防ぐために、世界規模での新興感染症モニタリングを行うFAS(Federation of American Scientists)のプロジェクトで、全世界の科学者、医師、公衆衛生担当者、ジャーナリスト、それに世界中の感染症に興味のある多くの個人からなる 感染症モニタリングネットワークです。
この情報源としては、ProMED mailing listがあるようですが、専門家のチェックが入るようですので、信頼度は高いようです。
それにしても、北朝鮮関連感染情報は、なかなか、えられにくいようですね。
[944] プロメド 投稿者:とき 投稿日:2005/04/03(Sun) 23:02  

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

ProMED
http://www.fas.org/promed/

お役に立ちますでしょうか。
日本の統治者(官僚)と御用マスコミは信用できません。
これからもよろしくお願いいたします。謝。



[943] 「色に出にけり」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/03(Sun) 19:37  

「刑務所内で受刑者に貸与されている灰色系の衣服や暗い印象の布団が“新色”に衣替えされることになった。」との記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050402-00000306-yom-soci
の横にあったのが、この「色の地図」
http://www.usui-tosou.com/iromap.html
のサイト。
この中のたとえば「エレガント」をさらにクリックすると、細分化された色見本が出てくる。
この掲示板の色はと見てみると、「ダイナミック」「躍動的なイメージ」というコメントが出てきた。
まさに、色の世界は「色に出にけり」
http://contest2.thinkquest.jp/tqj2003/60413/page40.html
の世界ですね。

http://www.usui-tosou.com/iromap.html


[942] 「年頭にあたって」が出てきたのには、びっくり 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/03(Sun) 18:51  

郵政民営化の反対の旗頭である自民党有力女性議員が、政府が「郵政民営化の基本方針」に基づく法案を国会に提出する動きにあわせて、 ホームページ上で、4月4日から、独自の郵政民営化反対論を掲げ、「造反宣言」をするというサイトニュースを見て、取り合えず、訪問させていただいたのだ が、いきなりトップページに「年頭にあたって 」との文字が飛び込んできたのには、びっくり。
あんまり手入れは、されてはいないようですね。
一応、「更新日 2005年3月30日」となっているので、更新先をたどっていったら、なんと「活動レポート 地元編」ということで、内容は、ただ、出席したイベントが箇条書きで並んでいるだけであった。
それにしても、発表の順序が逆なのではないのでしょうかね。
サイトに独自案を発表するというのが、先に新聞発表されるというのは、いかがなものであろうか。
ネットは玉音放送ではないんだから、待ち構えて、情報を聞くものではない。
その点でも、疑問を感じた。
郵政民営化反対派であるのなら、もっとIT度がサイトに反映されていなければならないんじゃないのだろうか。


[941] 北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の生体牛・牛肉インテグレーション構想 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/03(Sun) 14:25  

図らずも、日本との牛肉貿易再開問題で、あらわになったかのように見える北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の生体牛・牛肉製造業のNAFTA加盟国間でのインテグレーション構想だが、この構想は、もともと、NAFTA発足時から、あったものだ。
下記サイトは、アメリカでのBSE発生前のものであるので、若干適切性を欠くが、NAFTA加盟国での生体牛・牛肉貿易戦略をよくあらわしているので、あらためて掲載しておく。

この中のチャート図
http://www.card.iastate.edu/iowa_ag_review/summer_03/article4.aspx#
が、その現状をよくあらわしている。

2002年の時点での数字だが、ここでは、次のようになっている。

カナダは、アメリカに百五十四万頭の生体牛と、五百七十六万頭の豚を輸出していた。
こ れらのアメリカが輸入していた生体牛の31パーセントが肥育牛であり、68パーセントが肥育豚であるとした場合、コレラの牛や豚は、アメリカ国産の牛や豚 ら加えて、追加七百三十九万ブッシェルの穀物コーンと、二十七万八千万トンの大豆ミールを飼料として消費していたことになる。
これらの牛・豚が米国内でと畜されたとした場合、牛の畜量は、牛で4.3パーセント、豚で5.7パーセント増えていたことになる。
また、カナダの家畜は、牛肉で三十八万九千百六十七トン、豚肉を三十八万三千八百七十六トンを、2002年の時点で、アメリカへ輸出していた。
同時に、アメリカは、八十二万八千六百六十八トンの牛肉と、五十四万九千九百八十九トンの豚肉を、輸出していた。
これらが累積して、カナダのと蓄される生体牛と肉の輸入量は、アメリカの牛肉輸出量の55パーセント相当、豚肉輸出量の100パーセント相当になっていた。
これに、肥育用の牛や豚の分もカウントすると、アメリカの牛肉や豚肉の輸出量に貢献する度合いは、もっと高くなってきていた。
この、片務的ともいえるカナダ・アメリカ間の生体牛・牛肉の貿易関係は、と蓄規模の点でも、飼料コストの低廉度の点からも、消費者の肉消費量の点からも、カナダ側に対して、アメリカ側が、圧倒的に、勝っていたことから、必然的に生まれたものだ。
こ のような状況の構図を変えて、たとえば、カナダのアメリカへの輸入を減らすことになれば、カナダの肉の輸出は必然、これまでのアメリカから輸出されていた 国へのカナダからの輸出へと向かうであろうから、アメリカの生産が拡大しないかぎり、アメリカの肉輸出量は、それだけ、減少することになる。
メキシコの牛肉生産体制は、衛生面や政治社会状況が影響していて、北米赤肉複合体(the North American red meat complex )の結成までにはいたっていないが、肉の輸出入量は、確実に伸びている。
とくに、脂肪のない肉 (muscle meat)の生産が特徴で、これへの需要が伸びているようである。
今回の北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE戦略の意図は、図らずも、これまでBSE問題のカナダ・アメリカ両国の発生で中断していたこれら構想の復活条件を整える狙いがあるものと思われる。

http://www.card.iastate.edu/iowa_ag_review/summer_03/article4.aspx


[940] 北朝鮮の鳥インフルエンザ対策には、日本は万全の協力をすべき時 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/03(Sun) 09:58  

926で、北朝鮮での鳥インフルエンザ状況を報告したが、その後、新しい情報は、入ってこないのが、かえって心配である。
中国が、北朝鮮との隣接国境地帯でのウィルス管理体制を強化したとの情報はあるが、その後、当の北朝鮮からの情報は、さっぱりである。
心配なのは、人への感染状態であるが、まだ、ウィルスのタイプがわからないという状態であるようだ。
FAO
http://www.fao.org/newsroom/en/news/2005/100396/index.html
では、専門家をさらに二人、中国とオーストラリアから送ったようである。
また、診断キットも、同時に送ったようだ。
FAOは、上記サイトに書いてあるように、中国・モンゴル・韓国と協力して、北朝鮮の鳥インフルエンザ撲滅プロジェクトをすでに立ち上げている。
近々、FAOは、さらに、北朝鮮とジョイントで、鳥インフルエンザに関するナショナル・ワークショップを立ち上げる予定とのことである。
また、ピョンヤンにあるWHO支局は、
http://www.who.int/csr/don/2005_03_30/en/
にみるように、WHOに対して、人感染に関するサーベイランスの実施と、診断能力の充実を要請したようである。
WHOとしては、診断キットの送付をし、さらに、今後は、北朝鮮の地方における地元人材による診断能力とサーベイランス能力のトレーニングの充実を図る予定であるという。
私が心配しているのは、ただでさえ食料不足の北朝鮮で、家禽が大量淘汰された場合、北朝鮮の食料不足に、さらに輪をかけることになりはしまいか、ということである。
日 本のテレビ報道は、この国に対して、冷たい揶揄的報道を繰り返すばかりであるが、家禽の枯渇によって、更なる食料不足を迎えかねない北朝鮮に対して、日本 として、人道的観点に立って、今の鳥インフルエンザ対策として、協力すべきことがあれは、それを惜しんではいけないと思う。



[939] Re:[937] カナダ・メキシコ・アメリカの統一BSE戦略の下敷きとなっている一つの論文 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/03(Sun) 08:19  

2004年4月27日に、Julie A. Caswell氏とDavid Sparling氏の両氏によって書かれた「RISK MANAGEMENT IN THE INTEGRATED NAFTA MARKET:LESSONS FROM THE CASE OF BSE」という論文は、まさに、昨日USDAによって発表された、「カナダ・メキシコ・アメリカの北米統一BSE戦略」の下敷きとなっているものである。
これは、カナダ・メキシコ・アメリカのNAFTA加盟三国共通の「牛肉インテグレーション」を実現するための課題について、詳細に分析しているもので、たとえば、難航している日本との牛肉貿易再開のための戦略として、次のように記載している。

日本との貿易再開のためには、二つの観点からのアプローチが必要であり、一つは、OIE基準遵守をふリかざしてのもの、もう一つは、アドホック(場当たり的)な戦略としての短期的なもので、その内容として、次のように書かれている。

「日本との牛肉貿易再開が難航している、その間に、カナダ・メキシコ・アメリカのNAFTA 加盟三国は、アドホックをベースにした国境再開のためのステップをすすめなければならない。
三 国共通のインテグレートされた生体牛と牛肉の市場構築のために重要なことは、NAFTA 非加盟国との貿易について、影響を与えることである。それらNAFTA 非加盟国との牛肉貿易再開にあたっては、リスクマネージメントシステムのインテグレーションを、それ自体の中に含まれなければならない。」

In the meantime, the NAFTA countries have taken steps to reopen borders on an ad hoc basis.
Because of the integrated cattle and beef markets, an important consideration in such reopenings is their
effect on trade with non-NAFTA countries. The reopenings themselves constitute an integration of risk
management systems.

http://www.farmfoundation.org/naamic/cancun/caswell.pdf


[938] アメリカ・ニューヨーク州で、狂鹿病(CWD)発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/03(Sun) 07:43  

アメリカ・ニューヨーク州農務省の発表によると、このほど、州で始めて、狂鹿病(CWD)が発見された。
科学者は、人間への伝染は確認していないが、人などへの危険性については、更なる調査が必要だと、国立衛生研究所の支部であるモンタナにあるロッキー山脈研究室のByron Caughey博士は言っている。
このCWDは、1970年に初めて発見されたもので、コロラドやワイオミングなどの野生の鹿やヘラジカに発生する病気で、減量や、過度の唾液分泌、頭の震動、などの症状を示すのが特徴である。
この五年間で、発見地域は、上記2地域からさらに拡大してきており、ウィスコンシン、イリノイ、カンザス、ミネソタ、ネブラスカ、モンタナ、そして、カナダの二地方、と、発見地域は広がっている。
CWDは、プリオン病の一つであり、研究者によっては、BSE発生原因の有力な一つであるとしている。


http://www.goupstate.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050401/ZNYT04/504010400/1051/NEWS01


[937] カナダ・メキシコ・アメリカの統一BSE対策の概要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/03(Sun) 00:06  

929と930での「カナダ・メキシコ・アメリカの統一BSE対策」の概要が、USDAの下記のサイトで、発表されています。

内容は、次のとおりです。

「カナダ・メキシコ・アメリカの三カ国は、一致した北米BSE戦略を発表した。
科学的根拠をベースにしたBSEのためのリスクマネージメント方策の枠組みが、北アメリカ内での反芻動物ならびに反芻動物製品の正常化した貿易の助けになることを目的として、開発された。
そして、これは、OIEガイドラインに沿った国際的なBSE戦略となることをも、目的としている。
この戦略は、また、OIEを通じて、国際的な一致を持ったBSEリスク緩和策を促進するための、更なる討論の一部として、OIEへ提出されるであろう。
このレポートの中で定義されているミニマム基準は、北アメリカ内では、これまで、成文化は、されてこなかった。
むしろ、これらは、それぞれの国において、個々の国での規定のプロセスを通じて、動物の健康担当局や公衆衛生担当局で、考えられるべきものであろう。
これらの勧告は、現在貿易されている製品についての要件変更実施を求めるものではない。」

以上が、その内容でした。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1RD?printable=true&contentidonly=true&contentid=2005/04/0113.xml


[936] Re:[934] [933] [932] [926] [922] 鳥インフルエンザ感染者ら隔離容認=米 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/02(Sat) 20:56  

Chaosさん。
バイオテロ対策は、かんぐりすぎだったようですね。
ご紹介のサイトでは、たとえ、中位の流行であったとしても、国が何も対策をとらなかった場合は、十万人の死者が出ることを予想していますね。
そのために、IDSA は、7段階の対策を採るべきであると提言していますね。
1.十分なワクチンと、抗ウィルス性消耗品の全国的配置と、供給計画の立案。抗ウィルス薬については、すくなくとも、アメリカ全人口の50パーセントをカバーする。
2.非常事態に備えた、諸対策の整備。とくに、免疫化の際の副作用対策、ヘルス・ケア・ワーカーの配置、医者などに対して起こるであろう、、医療訴訟への対策。などなど。
3.ヘルスケアワーカー自身が流行を広げることのないように、ヘルスケアワーカー自身に対する予防ワクチン接種。
4.流行病に対する啓蒙活動の実施。
5.ワクチン製造会社が安心して、余分のワクチンまで製造できるように、資金的保障措置の充実。
6.関係対策予算の確保と、優先議決のための対策。
7.疫病阻止のためのネットワーク網の充実。

以上のようですね。

http://www.idsociety.org/Template.cfm?Section=Home&Template=/ContentManagement/ContentDisplay.cfm&ContentID=12436


[935] 原油高騰に火をつけた、ゴールドマン・サックスのレポート 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/02(Sat) 20:34  

日本時間にして、昨日から今日にかけて、更なる原油高騰に拍車をかけたのは、ゴールドマン・サックスのアナリストの分析だった。
このレポートの中で、ゴールドマン・サックスのアナリストであるArjun Murti氏は、以下のようにいっている。
「今後、数年間は、需要増加のために、市場は超急上昇期間を通過することになり、一バーレル105ドルに達する。
原油価格上昇によって、エネルギー消費は意図的に削減され、設備余力の緩和を生じさせる。」などと、報告している。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10001099&sid=alxEOrj6aowA&refer=energy


[934] Re:[933] [932] [926] [922] 鳥インフルエンザ感染者ら隔離容認=米 投稿者:Chaos 投稿日:2005/04/02(Sat) 20:14  

笹山様

> バイオテロ対策もかねているというのは、邪推ですかね。

米国の感染症学会?(IDSA) が、政府に対して、かなり強い調子の勧告を行ったようです。これが少しは効果があったのか

Flu Pandemic Coming, U.S. Not Prepared
Infectious Disease Experts Recommend Immediate Action
http://www.idsociety.org/Template.cfm?Section=Home&Template=/ContentManagement/ContentDisplay.cfm&ContentID=12436

同様の大統領行政命令はSARSのときにも発行されたようです。

中国は吉林省と北朝鮮の国境の警備を強化し、家禽類の持ち込み禁止措置をとったようです。

http://www.flu.org.cn/ 中国のインフルエンザサイト
ここは、専門化が運営されているらしく、情報は正確です。



[933] Re:[932] [926] [922] 鳥インフルエンザ感染者ら隔離容認=米 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/02(Sat) 19:32  

Chaosさん。
情報ありがとうございました。
新種(novel )のインフルエンザ・ウィルス、または、再出現(reemergent)のインフルエンザ・ウィルスに対して、ということですね。
バイオテロ対策もかねているというのは、邪推ですかね。


[932] Re:[926] [922] 鳥インフルエンザ感染者ら隔離容認=米 投稿者:Chaos 投稿日:2005/04/02(Sat) 19:17  

米国は検疫可能なように、大統領行政命令を出したそうです。

元をたどってみたら
42 U.S.C. §§243, 264 - 268 (2001)
Public Health Service Act
http://www.dtra.mil/press_resources/publications/deskbook/full_text/US_Code/42%20USC%20243,%20264-268.doc

これに大統領行政命令
AMENDMENT TO EXECUTIVE ORDER 13295 RELATING TO CERTAIN INFLUENZA
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2005/04/20050401-6.html
の数行が加わったということのようです。




[931] 原油価格が史上最高値、一時57・70ドル 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/02(Sat) 12:21  

1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の5月渡し価格で、一時、前日比2・30ドル高の1バレル=57・70ドルとなり、3月17日記録の史上最高値(57・60ドル)を更新した。

終値は1バレル=57・27ドルとなり、終値として、初めて史上最高値の57ドルを突破した。
これで、一バーレル60ドル突破は、確実となってきた。

また、ガソリン先物相場は、一時、1ガロン=1・7360ドルと、史上最高値となった。

小泉さん。
郵政民営化どころではありませんぞ。
こっちのほうが、火がついちゃっているのです。

参照
http://www.guardian.co.uk/business/story/0,3604,1450726,00.html
http://www.nytimes.com/2005/04/02/business/02oil.html?hp&ex=1112418000&en=3e769498731b7e93&ei=5094&partner=homepage
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000006&sid=aPA1rmG3f200&refer=home
http://www.guardian.co.uk/business/story/0,3604,1450726,00.html

http://www.nytimes.com/2005/04/02/business/02oil.html?hp&ex=1112418000&en=3e769498731b7e93&ei=5094&partner=homepage


[930] Re:[929] 北米3カ国、統一BSE対策は、「多国籍パッカー構想」への布石 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/02(Sat) 12:11  

862でご紹介しましたR-CALFのUSDA批判の中に書きましたように、USDAは、これら米国、カナダ、メキシコのNAFTA (北米自由貿易協定)加盟国共同の「多国籍パッカー構想」(the multi-national packers)を打ち出そうとしているわけですね。
そのためには、NAFTA間の統一BSE対策を策定しておかないと、
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=238
にも書きましたように、なにかあった場合、NAFTA条約のなか、Chapter 11条項をもとにして、アメリカが国として訴えられるというわけですので、必要なのでしょう。
このサイトhttp://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4302では、R-CALFが、Chapter 11条項批判をしていますね。

参考

R-CALFの「多国籍ミートパッカー構想批判」

「カナダから牛肉製品を輸入しやすくするために、輸入標準規格を下げるという、多国籍ミートパッカー構想によって、日本や韓国のようなアメリカ牛肉主要輸出先顧客に対して、その牛肉貿易を再開させようとするUSDAの考えかたは、非論理的で、理性のないものである。」

"USDA's idea - and the idea of the multi-national packers - that lowering U.S. import standards to allow Canadian beef products into the U.S. will somehow cause major export customers like Japan and Korea to reopen their markets to the United States is illogical and irrational.

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=238


[929] 北米3カ国、統一BSE対策を策定・国際ルール化提案へ投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/02(Sat) 10:28  

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050402STXKG003602042005.html
「米 国、カナダ、メキシコは1日、食肉からの脳や眼球など特定危険部位の除去や、感染源となり得る肉骨粉飼料の禁止など、9項目の最低基準を満たせば域内の牛 肉貿易を認めることを柱とする3カ国統一の牛海綿状脳症(BSE)対策を策定したと発表」これをOIEの改正会議で国際統一ルールとするように働きかける ようですが。

そもそも、EUの評価だと米国とメキシコとカナダの評価って一緒なんですよね。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05032901.htm
腸とかタンとか輸入されてませんでしたっけ。。。


[928] Re:[903] 日程変更 「食品に関するリスクコミュニケーション(OIEにおけるBSEルールの改正に関する意見交換会(第2回))」の開催及び出席者の募集について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/02(Sat) 10:16  

「食品に関するリスクコミュニケーション(OIEにおけるBSEルールの改正に関する意見交換会(第2回))」の開催日時及び場所の変更について

15日の分は→18日(月)に変更されたそうです。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050401press_10.html

主催 厚生労働省 農林水産省とのことで、食安委のHP表紙からはたどり着けないのですが。。(^^;
http://www.fsc.go.jp/
この、縦割り、本当に、なんとかならないんですかね?以前の農水、厚労主催のリスコミ意見も食安委には反映されてないし。あのときの意見は一体どういう扱いになっているんだろう。


[927] Re:[923] 超巨大なインドネシアのトバ火山が爆発すると? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/02(Sat) 08:38  

このインドネシアのトバ火山は、七万四千年前に巨大爆発をして、地球上の生態系に大きな影響を与えたとされるものですね。
まりちゃんさん。
これ
http://www.indonesia-relief.org/mod.php?mod=publisher&op=viewarticle&cid=28&artid=540
が、AFPの元記事ですね。
このサイト
http://volcano.und.nodak.edu/vwdocs/volc_images/southeast_asia/indonesia/toba.html
で見ますと、巨大なカルデラ湖をもち、これが、爆発するとなると、大げさに言えば、地球破滅ということになりますね。
サイトの上のほうの赤い衛星写真の中に、fault zone との矢印がありますが、これが、断層帯ですね。
インドネシアには、このほかにも、これだけ
http://volcano.und.nodak.edu/vwdocs/volc_images/southeast_asia/southeast_asia.html
の危ない火山があるようですね。

http://www.indonesia-relief.org/mod.php?mod=publisher&op=viewarticle&cid=28&artid=540


[926] Re:[922] 北朝鮮での鳥インフルエンザの状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/02(Sat) 08:10  

ときさん。
こんにちわ。
北朝鮮での鳥インフルエンザの情報については、いろいろなほかの問題ともからめられ、ややバイアスがかかり、錯綜していますが、ここは、純粋に科学的な見地からの実態報道が望まれますね。
そこで、信頼できると思われるFAOの発表などによると、以下の事情のようですね。
発生地は、首都である平穣の郊外のHadangというところの農場で最初に発見された。
この最初の発生地点の4キロメートル範囲の中にある二つの農場で、次に大発生した。
これら発生の三つの農場の所有主は同一である。
現在のこの地域については、家禽の移動制限などを課している。
これまでに、殺処分された鳥の数は、二十一万九千羽である。
この鳥インフルエンザのタイプが H5N1であるかどうかの確定には、まだ、いたっていない。
その理由としては、診断キットがないためである。
人間への感染があるかどうかについては、なんらわかっていない。
隣接する中国や韓国としては、自国の北朝鮮隣接地域への感染拡大を恐れている。

以上が、現在わかっている情報のようですね。
ちょうど、渡り鳥の往来シーズンですので、日本では、渡り鳥関連の感染が心配ですね。

http://www.obviousnews.com/breakingnews/stories/obviousnews-551606.html


[925] 「Googleの検索結果に反映されるまでの一日間」にブログがなしうること 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/02(Sat) 07:39  

[913] でご紹介した真名さんのSpeak EasyというBSE問題専門ブログで、私のブログを、下記サイト
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17812795.html
でご紹介いただいております。
光栄です。
例の記者ブログで有名な 団藤さんのブログ「ブログ時評」
http://dando.exblog.jp/
の「 ブログの自律的な情報組織化が欲しい」で、「特定分野でのハブ的ブログの存在の必要性」とか、「Googleの検索結果に反映されるまでの一日間に訪問すれば、新情報がわかるブログの存在の必要性」ということがいわれていますが、
確かに、真名さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/manasan/や、
まりちゃさんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2
のような、特定分野のハブ的存在になりうるブログが増えてくることは、心強いものがありますね。
出来れば、同じ特定分野でのハブ的存在ブログでも、微妙に視点を変えてのウォッチャーになれれば、その特定分野の中でも、セグメントされたブログになりうるものとおもわれますね。
記 者ブログでも、実際は、所属する新聞社の記事より先に書くことが出来ないという運命にあるうちは、記者ブログが新聞社の記事を抜くことが出来ないわけで、 その意味では、団藤さんがいわれる「Googleの検索結果に反映されるまでの一日間」という意味は、そのまま、「所属する新聞社の新聞記事に反映される までの半日間」の間は、記者ブログといえども、なすすべがないというわけですね。
その最大の矛盾点について、記者ブログを書かれている皆さんがたは、どう考えていらっしゃるのか、一度伺ってみたいものだと、かねてから思っています。

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17812795.html


[924] ネブラスカのFremont Beef社は日本のエスフーズ社所有とか。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/02(Sat) 07:16  

Fremont Beef shares its story
http://www.fremontneb.com/articles/2005/04/01/news/news1.txt
「Fremont Beef is owned by S-Foods in Osaka, Japan. 」
エスフーズさんって、米国牛の30ヶ月以下無検査、全面解禁署名活動やっていたところでしたよね。
http://kaikin.jp/index.php
なんか、あれ〜?って感じですが。


[923] インドネシア火山が超巨大噴火の恐れ=豪州の専門家が警告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/02(Sat) 06:26  

http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050401/050401052129.xxstw27e.html
予測をしたのは「豪州モナシュ大学地球科学学部のレイ・キャス教授で、スマトラ島にあるトバ火山が爆発する見込みだという」
「キャ ス教授は豪州のメディアに対し、トバ火山はスマトラ島中央部を走る断層線の上にあり、スマトラ島西岸沖の断層線で発生した2回の大地震で地震学的な圧迫を 加えられているため、噴火が早まる可能性があると述べた。別の地震学者らは、スマトラ島中央部の断層線で第3の大地震が起きる可能性があると予測」

前回の予測は英国の学者(論文あり)でしたが、今回は豪州の方のようです。他の学者は何といっているんでしょう。

スマトラ島近くで大規模地震の誘発を警告、英科学者
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200503170020.html



[922] 北朝鮮、鳥インフルエンザ烈し 投稿者:とき 投稿日:2005/04/02(Sat) 01:02  

北の保健省、鳥インフルエンザ症状をテレビで広報 2005/04/01 12:00
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/01/20050401000023.html

ほか記事。

「北、鳥インフルエンザで鶏21万9000羽を処分」2005/04/01 09:19
「北の鳥インフルエンザ、H5N1型ウイルスの可能性」 2005/03/31 10:49
「北の鳥インフルエンザ、人間への感染可能性高い」2005/03/30 17:06
政府、北の鳥インフルエンザ「深刻性」に注目 2005/03/30 12:37

封じ込めに失敗している可能性アリ。



[921] 最近、私のブログで、アクセスが多いのは、「鉄鋼」と「石油」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/01(Fri) 23:13  

今日の日銀短観で、予想以上に、企業の景気の先行きへの見方が厳しかったのは、鉄鋼・石油などの資源関連値上がりへの懸念が大きく作用しているのだろう。
私のブログでも、このところ、大きくアクセスを増やしているのは、
3月1日の「世界に戦慄と波紋を呼ぶ日本の鉄鋼大手の鉄鉱石7割値上げ合意」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=235
3月6日の「再び世界経済に、原油高の洗礼」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=237
等の記事だ。

アメリカのインフレ懸念観はやや、後退の模様で、次の5月利上げも、0.5パーセント刻みではなく、0.25パーセント刻みの模様の要である。
ドル高・円安傾向も、どうやら定着したようだ。
[920] 田中康夫氏初当選の立役者の茅野実氏が知事後援会退会  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/01(Fri) 17:00  

 長野県の田中康夫知事が初当選した2000年10月の知事選で、田中氏擁立に動いた八十二銀行(長野市)顧問の茅野実氏(71)が、知事の後援会を退会していたことが1日、分かった。
  茅野氏は後援会の顧問を務めていたが、県議会と対立を続ける田中知事の行政手法を批判。知事が、長野県山口村と岐阜県中津川市の県境を越えた合併に反対 し、合併関連議案を議会に提出しなかったことで関係が悪化していた。2月県議会で、副知事の人事案が否決されたことなどから、最終的に退会を決断した。

ということですが、まあ、「いずこも同じ」、ということなのでしょう。
茅野さんのお気持ち、よく、わかります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050401-00000110-kyodo-pol


[919] Re:[916] BARBの原因は何一つわかっていないのが現状ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/01(Fri) 16:50  

1996年7月31日の飼料規制以後に生まれた牛のBSE問題、いわゆるBARB(born after the reinforced ban )の原因については、残念ながら、何一つわかっていないようですね。
おっしゃるような飼料規制をちゃんとやっていっていれば、BARB(born after the reinforced ban )の牛は発生しないかといえば、そうでもないようです。
なんといっても疑問なのは、BARBの発生率とBSE発生率とが違うということです。
そんなところから、母子感染説など、いろいろな原因についての憶測が生まれているということです。
必要最小限での意味で、飼料規制をしっかりやるということなのでしょうが、その点は、やや、幅広い観点から、見ていく必要があるのではないでしょうか。

http://www.seac.gov.uk/papers/seac80_4.pdf


[918] 日本のマックがBSEを意識して?ベジタリアンベーグルのメニューを加えるみたいですね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/01(Fri) 16:21  

Harada: McDonald's Adding Vegetarian Bagel To Japan Menus
Chris Noon, 03.31.05, 10:55 AM ET
http://www.forbes.com/facesinthenews/2005/03/31/0331autofacescan04.html?partner=rss
どこまで厳密かわかりませんが。すべての外食産業に先駆けて原産地表示までしてくれたらいいんですが。


[917] ニューヨーク州で狂鹿病(CWD)が初めて発見されたみたいです 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/01(Fri) 16:10  

Brain Disease Found in Deer in New York
http://www.nytimes.com/2005/04/01/nyregion/01deer.html
By MARC SANTORA
Published: April 1, 2005

Chronic wasting disease found in N.Y. deer
http://www.msnbc.msn.com/id/7349409/


[916] 先日、プリオン調査会後に専門家に伺った話より 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/04/01(Fri) 13:54  

先日、輸入再開問題にリンク付けられて注目を集めたプリオン調査会の傍聴後、某委員にお話を伺うことができました。断片的ですが、少しずつ、ご報告いたします。

そ の先生は、「例えば私だったら、60ヶ月の廃用牛で脳幹しか検査していない、蓄積度が検出限界ギリギリで白判定の牛を食べるよりは、同じように肉骨粉を食 べた17ヶ月などの未検査牛で危険部位除去をきっちり行っている牛を食べるほうがまだまし、日本の今の理解は、前述のより危険な高齢の牛を検査でOKだか らと食べているということだ」、といわれていましたが

(私からしてみたら「最悪の二択」が前提の比較に思えましたが(^^;)、

それであれば、先日また、96年生まれだったかの16頭目の高齢廃用牛の陽性が確認されましたけれども、それらの、飼料規制がキッチリしていない時期の高齢の廃用牛を食用にまわさない、という選択肢もあるんではないか、と思いました。

どっちにしろ、キーワードは、飼料管理と感染の有無、にあると私は思いますが。飼料規制をきちんと行っておらす曝露量が高ければ、英国のように20ヵ月台での発症もあるわけで。。
と、飼料問題を書きつつも日本の21,23ヶ月感染牛の感染源もわかっていないわけですが。

英国におけるBSE発生の若齢牛と高齢牛
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/eikokunobsejyakureigyu.htm


[915] 今日はなんの日?「環境権発足の日」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/01(Fri) 13:42  

1969年、アメリカ・ミシガン大学ロー・スクールのサックス教授(Joseph L.Sax)
http://washburnlaw.edu/news/2001/2001-04foulston.htm
は、「天然資源保全および環境保護法」草案を起草し、それを元に、1970年4月1日、「ミシガン州環境保護法(MEPA)」
http://www.iet.msu.edu/regs/state/Michigan/mepa.htm
が、下院に提出された。

これは、提出日に由来し、「エイプリル・フールのジョーク」と呼ばれたほど、画期的な内容のものであった。

す なわち、「大気・水・土地・その他の天然資源または、天然資源に関する公共信託に対する汚染・損傷・破壊について、市民・法人・団体等は、訴えることがで きる」(MEPA2条1項)というものである。ここでいう公共信託とは、公衆の共同財産である天然資源を、公衆が自由に利用できるよう、行政主体が公衆よ り信託され、管理・維持する義務をいう。

http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_21.htm


[914] これは、面白い。関根千佳さんの「これでいいんかい、国の委員会」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/01(Fri) 12:51  

これは、国の審議会などに引っ張り出された民間の方が、あまりの審議会の低調ぶりに、唖然とした体験記というのだが。

ハハハ、よくわかります。
このカルチャーショックぶり。
実は、私も、初当選まもないときに、初めて国の審議会委員になって、張り切って発言などしてたんだが、ほかの委員の方は、一向に発言しない。
で、先輩に「どうして、こんなに国の委員会って、低調なんですか? 」って聞いたら、帰ってきた答が、
「政治家が退席すると、やおら、俄然、しゃべりだすんだよ。」って答が返ってきて、なるほどと、思ったことがある。
それ以来は、最後までいないで、中座することにした。

http://it.nikkei.co.jp/it/column/njh.cfm?i=20050324s2000s2


[913] Speak EasyというBSE問題ブログが登場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/04/01(Fri) 08:00  

このブログ
http://speakeasy.seesaa.net/ と
http://blog.livedoor.jp/manasan/
ですが、
この中で、アメリカには、もともと、野生牛にプリオン病があったとする見解は、面白いですね。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=121
で述べたBASE(Bovine Amyloidotic Spongiform Encephalopathy 牛アミロイド型海綿状脳症)の考え方とあい通じるところがあります。
「イギリスの肉骨粉のみ、すべてのBSEの諸悪の根源とする考え方」に立たず、TSEも、スクレイピーも、TMEも、CWDも、BSEも、「これ、元、すべて同根」という視点からとらえる考え方ですね。
このサイトの中で指摘されているARSの活動については、こちらのサイト
http://www.aasrp.org/hot_topics/2005/January/ARS.htm
http://www.findarticles.com/p/articles/mi_m3741/is_12_52/ai_n8580072
をご参照。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[912] 知事選挙と百条委員会とが、同時並行的に行われているという異常さ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/31(Thu) 21:53  

わが秋田県では、今日から知事選挙だが、同時に、知事不在の県議会では、「秋田空港ターミナルビル株式会社の経営実態を解明する調査特別委員会」(100条委員会)が30日開かれるという異常さだ。
現職優位で、知事選挙の勝負は、おおかた付いているようだが、なんとも、後味の悪い両審判ではある。
「勝ったところで、実質、死に体」という構図は、この前のスキャンダルの中で勝った高知県の橋本大二郎知事と同じようなものなのだが、なんとも、むなしい感じはする。
老残というものは、自分では見えないものなのかもしれない。
こういう場合、私だったら、どう身を処するのだろうか?
拳拳服膺すべき事態ではある。

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050331


[911] 深海魚捕獲ニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/31(Thu) 21:31  

2004.06.28 ■福岡県北部の海岸に、「サケガシラ」が相次いで漂着しています
http://www.marine-world.co.jp/news/kokodake/back_no/04_06.html#kokodake0628

深海の珍魚「サケガシラ」氷見で大漁 定置網に100匹単位 波打ち際でも捕獲
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20050331003.htm

地殻変動に関係あるんでしょうか?ちょっと気になりますね。


[910] 「抱き合わせ制度」の終焉 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/31(Thu) 20:44  

でんぷんの国内生産の方向性を検討していた農水省は31日、格安の輸入トウモロコシを使う加工業者に、国産イモの買い取りを求める“抱き合わせ”を見直す方針を決めた。世界貿易機関(WTO)の農業交渉などで、不透明な国産保護を批判されているのに対応する。
“抱き合わせ”は、清涼飲料水の甘味料などに使われるコーンスターチの原料として、輸入トウモロコシの無税枠を割り当てる時に、一定量の国産イモの買い取りを条件付けることで国内生産を維持する仕組み

とのニュースだが、私も、以前、いもでんぷんの政策価格の値決めをしていたことがあり、この「抱き合わせ制度」という言葉には、懐かしさがある。
以前は、生糸・撚糸などにもあったが、形を変えた国産品保護ということで、WTOで、問題視されての改訂だろう。
そういえば、この抱き合わせ制度は、ソフトの世界にもあって、マイクロソフトが、評判の悪いワードのソフトを、評判のいいエクセルと抱き合わせ(バンドル )販売するなどの例もあった。
牛肉オレンジ自由化のときに、このコーンスターチの抱き合わせ制度を応用したらなどと提案して、胡散臭がられたこともあった。
スキームとしては、三方痛みわけの、調整しやすい手法であったのだが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000228-kyodo-bus_all


[909] 米国産牛肉の日米高級事務レベル会合合意の内容を、ちゃんと、政府は、国民に説明しておくべき 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/31(Thu) 18:01  

ここにきて、昨年10月25日締結の米国産牛肉の日米高級事務レベル会合合意の内容についての新聞報道に、不正確さが目立つのだが。
この毎日新聞の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000037-mai-bus_all
ですと、
「さ らに、「生後20カ月以下の牛の輸入再開」の方針を決めた昨年10月の日米政府間協議の合意に言及。再開から6カ月後に「正常な状態に戻す観点から合意が 見直される」と指摘し、米国が牛海綿状脳症(BSE)検査の対象外としている生後30カ月以下の牛まで輸入対象に含めるべく検証作業を行う意向も示し た。」と書いてあり、
また、読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050331-00000103-yom-bus_all
では、
「現在の日米合意が日本の輸入対象を生後20か月以下に限定しているのに対し、再交渉では、米国内の牛肉がほぼ全量輸出可能になる30か月以下に条件を緩和するよう求める方針を示唆した。」と書いてあり、
産経新聞では、
「米 側は、昨年の月齢二十カ月以下の牛肉輸入再開は「部分的な措置」であるとし、「輸入再開六カ月後に、より通常の貿易の状態に戻るため、(月齢問題は)見直 されることになるだろう」と、米側の最終的な目標が月齢三十カ月以下の牛肉輸出にあることを明確にした。」と書いてあるのだが。

もう一度、冷静になって、昨年10月25日の日米合意書を下記のサイトによって見てみよう。

ま づ、この合意書の性格が、2に書いてあるように、「暫定期間 暫定貿易プログラムのための一定の貿易再開を可能とするためのマーケティング・プログラム」 ということでBEVプログラム(牛肉輸出証明制度)があるということで、暫定プログラムにもとづく合意であるということ。

次に、このBEVプログラム(牛肉輸出証明制度)は、「5.BEVプログラム概説」において、「2で述べたBEVプログラムは、2005年7月に、適用可能なように、修正が検討されるであろう。」ということなのである。

で、その見直しの対象としては、「BSE検査のカットオフ月齢」がはいっているということなのである。

だから、「当初暫定的に月齢20ヶ月未満」で、まず、始めて、2005年7月での「月齢30ヶ月を含めたBSE検査のカットオフ月齢見直し」というのは、そもそも、昨年10月25日の合意書の中に入っている領域のものなのである。

それを正確に報道しない新聞社も新聞社、その点をあいまいにして、怒ってみせる農林水産省も農林水産省、なのである。

この際、農林水産省は、どこまでが、真の日米合意事項なのか、はっきりさせることが必要なようだ。

二枚舌外交のようなまねをすることは、日本の消費者にとっても、困ります。

http://www.sasayama.or.jp/akiary051/200410.html#20041025


[908] Re:[907] 詳述-アメリカ通商代表部の日本の牛肉貿易障壁についての記述 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/31(Thu) 16:20  

907で紹介したアメリカ通商代表部の日本の牛肉貿易障壁について、以下に詳述し、紹介する。

316ページ
牛肉保護について
アメリカは、同様の考えを持つパーティとともに、日本でBSEが発生したことによって日本が課した、日本の牛肉保護措置について、反対を表明してきた。
日本の牛肉保護措置は、ウルグァイラウンドの間での取り決めにおいて、日本への輸入の急増によって、日本国内生産者が重大なダメージをうける場合には、保護措置をとることが出来ると、取り決められていた。
その保護措置は、輸入の増加率が、前年の財政会計年度の四半期累積分において、前年度に比して、17パーセント増になった場合に、始動するものとなっている。
いったん、始動した保護措置は、当該会計年度の残余期間まで、残存する。
始動した場合、チルドビーフに課する関税は、38.5パーセントから50パーセントに、増加する。
2002年と2003年においては、日本でのBSE発生によって、日本が非定型的な市況にあることを考慮してくれとの、もっとも高度のレベルでの日本政府からの懇願によって、アメリカは、日本政府に対して、牛肉国内保護措置の適用を認めた。
この保護措置は、アメリカでのBSE発生による日本のアメリカ牛肉禁輸措置の結果、2004年4月に、解除された。
アメリカは、ドーハ開発アジェンダでの牛肉保護措置の変更を取りきめるよう意図している。

317ページ
農産物関税引き下げについて(訳は、省略)

320ページ
日本の牛肉市場のアメリカへの開放については、2004年における総務貿易に関する、ブッシュ政権の最優先事項であった。
日本は、2003年のアメリカでのBSE発生以後、アメリカ牛肉についての禁輸措置を課してきた。
中略
2004年4月に、技術的会合が、もたれて以来、アメリカは、日本政府に対して、ひろい範囲にわたった、ハイレベルの、日本市場再開のための努力をすることを、日本政府に対して、誓ってきた。
アメリカの政府関係者たちは、何度となく、日本に飛び、また、日本関係者たちのアメリカへの訪問を計画してきた。
それは、フィードロットへの視察や、研究室、そして、牛肉処理加工プラントへの視察にまで及んだ。
ブッシュ大統領と小泉首相とは、この問題に付いて、何度となく、話し合った。
牛肉貿易が再開しうる条件を取り決める交渉が、何度となく、延期された後、1昨年10月25日に、日米両国は、牛肉貿易再開のためのフレームワークについて、合意を見た。
この合意は、日米両国の牛肉貿易再開に道を開くことが出来るように意図されたものであった。
さらに、この合意においては、牛のグレーディングー格付け−と月齢との相関関係についての追加研究までの暫時の特別マーケティングプログラムのもとに、貿易が再開できるようにしたものであった。
6ヶ月間の部分的な牛肉市場開放運用の後に、このプログラムは、日米牛肉貿易が、より正常化された形で成されうるように、再検討されるべきものであった。
アメリカは、アメリカ牛肉についての科学的疑問点や、消費者安全に付いての疑問点などについての、日本側のあらゆる疑問点の払拭に取り組んできた。
われわれは、この牛肉貿易再会という最重要な問題に付いて、牛肉貿易が再開されるまで、アメリカ政府のあらゆるレベルで、強く求め続けていくつもりである。

http://www.ustr.gov/assets/Document_Library/Reports_Publications/2005/2005_NTE_Report/asset_upload_file427_7478.pdf


[907] アメリカ通商代表部が、日本の牛肉貿易障壁について記述 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/31(Thu) 13:24  

下記サイトが、その原文で、報告書の題名は、「The National Trade Estimate Report on Foreign Trade Barriers」。
これは、毎年、アメリカ通商代表部が、National Trade Estimate Report on Foreign Trade Barriers (NTE)として発表している報告書の2005年版で、通算20回目にあたる。
ここで、日本との牛肉貿易再開は、top priorityの問題であり、今後とも、それに向けて、あらゆるレベルでのプレッシャーを日本に与えていくとしている。
また、日本側とは、extensive documentationを用意して協議を続けているが、このextensive documentationには、対日経済制裁は、含まれていない、としている。
ご参考
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000101&sid=afQZWjmer5MM&refer=japan
http://www.channelnewsasia.com/stories/afp_asiapacific_business/view/140113/1/.html
http://www.ustr.gov/Document_Library/Reports_Publications/2005/2005_NTE_Report/Section_Index.html

http://www.ustr.gov/assets/Document_Library/Reports_Publications/2005/2005_NTE_Report/asset_upload_file427_7478.pdf


[906] 万博での弁当持ち込みもいいけれども。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/30(Wed) 23:42  

小泉首相は30日夜、首相官邸で記者団に対し、愛・地球博(愛知万博)での「弁当の持ち込み禁止」を見直すよう経済産業省に指示したことを明らかにした。
これを受け、博覧会協会は同日、弁当の持ち込み禁止を緩和し、持ち込める食品の種類などを拡大することを決めた。

というのだが、それはそれでいいことなのだが、何やら、私は、例の、外務官僚の「沖縄サミットでの弁当業者斡旋」事件http://www2.cc22.ne.jp/~hiro_ko/2-125kimitsuhi.html
を思い出してしまいましたよ。

まさに、李下に冠を正さずですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050330-00000116-yom-soci


[905] にぎやかな「ブロガーの権利」論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/30(Wed) 21:03  

アップル社は、「氏名不詳の同社従業員が、開発中の同社製品に関する情報をマックに関する噂を扱う人気サイトに漏らした。」として、
http://appleinsider.com/
http://www.powerpage.org/
http://thinksecret.com/ との
三 ブログを、「企業秘密とみなす情報を流した」として、裁判所に訴えたのだが、これが、単なる「企業秘密漏洩問題」にとどまらず、「ブロガー(「オンライ ン・ジャーナリスト」))は、ジャーナリストなのかどうか? 」という、最近の日本のブログの一部での論争に相い似た論争にまで発展している。
結 局、裁判所は、「匿名の関係者が、アップル社側が企業秘密とみなす情報を流した場合、犯罪行為があったことになる。」として、企業秘密を流したのが、プロ のジャーナリストであろうと、ブロガー(「オンライン・ジャーナリスト」)であろうと、犯罪行為においては、差異がない、としたようだ。
まあ、「オンライン・ジャーナリスト」側から見れば、裁判には負けたが、プロのジャーナリストとイコール・スタンスでの扱いを裁判所で受けたということになり、その面では、認知への座を確保したような形になっているようだ。
これについては、http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/c/a/2005/03/08/MNG07BM2G71.DTL
http://www.boingboing.net/2005/01/10/eff_defends_bloggers.html
http://homepage.mac.com/elisa_camahort/iblog/C788295036/E1635323360/
も、ご参照。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050328-00000005-wir-sci


[904] 「OIE/BSEコード改正に関する専門家会合」の開催について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/30(Wed) 18:49  

平成17年4月8日(金)10時〜12時半 霞ヶ関にて
5  構成(構成委員メンバー)
 食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会プリオン病小委員会(農林水産省)、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会伝達性海綿状脳症対策部会(厚生労働省)及び牛海綿状脳症の検査に係る専門家会議(厚生労働省)の構成委員
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/03/h0330-3.html
傍 聴は申し込みが必要で〜す。BSEはもはや、食の安全だけの問題じゃないし、流通や加工の現場を知っている人や、院内感染や公衆衛生の専門家で、アートメ イクとか、タトゥ、プラセンタ、平行輸入のネット購買など、世俗の諸問題がわかる人、ホルモン鍋ブームや牛骨ラーメンなど、グルメの過去の流行も把握して る人、加工品に何が入ってるか、培地に何を使うか、どれだけの加工品が輸入されているかをわかっている人、歯医者の感染対策の現状などがわかる人も参加さ せろ〜といいたいです。

朝日新聞京都版にわかりやすい記事がありました。
健康メモランダム 松井祐佐公さん  BSEを”牛耳(ぎゅうじ)ろう”
http://mytown.asahi.com/kyoto/news02.asp?c=16&kiji=72


[903] 「食品に関するリスクコミュニケーション(OIEにおけるBSEルールの改正に関する意見交換会(第2回))」の開催及び出席者の募集について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/30(Wed) 17:30  

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050330press_11.htm
1 意見交換会の開催
 5月下旬に開催される国際獣疫事務局(OIE)の総会において、BSEに関する国際衛生上のルールの一部改正が予定されています。
 我が国として、これらの改正への対処方針を検討するにあたり、消費者及び関連事業者等の意向を反映することを目的として意見交換会を開催します。

(1)日 時 平成17年4月15日(金)10:00〜12:30
(2)場 所 大手町合同庁舎第3号館講堂
(5)ラウンドテーブル出席者
   消費者団体(募集) 8団体を募集 応募多数の場合は、アドバイザーが選考
   生産者団体
   食肉関連事業者
   流通業者
   外食事業者等
   アドバイザー(学識経験者)
   食品安全委員会
   厚生労働省
   農林水産省
(2)会場出席者 80名を募集します。

消費者の個人としてのラウンドテーブルの参加は締め出されたみたいですね。


[902] WHOが公式に「噂」、ルーモアサーベイランス(流言飛語の監視機構)を強化するとのこと 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/30(Wed) 17:18  

ネイチャーの記事
Gossip mongers push for national networks
Surveillance of disease rumours looks set to expand.
http://www.nature.com/news/2005/050328/full/050328-2.html
↓日本語で要約くださってます
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1112167677/

SARS事件のときから、重要性が強く認識されてきましたけれど、BSE対策にも、ぜひ活用していただきたいですね。
あの頃、世界各国のSARS報道や現地情報、感染対策情報を迅速に提供してくださった、お世話になった方々に、いつかお会いしたいものです。(^^ 



[901] Re:[899] 「科学を装ったフィクション」「統計学的手法の信頼性は如何なものか。数字のマジックにならないであろうか」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/30(Wed) 08:22  

ご紹介の「「代用乳使用とBSE 発生は関係があるとはいえない」のは本当か?」については、近々、講演会も計画されておられるようですので、今後、話題になるテーマかと存じます。


[900] Re:[898] [892] [889] 初めまして。私が「あるかた」です。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/30(Wed) 08:00  

内田誠さま。
わざわざおいでいただきまして、恐縮しております。
下記サイトに、内田様のご著書を紹介させていただきました。
せっかく、食品安全委員会が、結論を出したのですから、私どもも、タブーなしに、いろいろ、発言させていただく権利は、あるかと思い、9月16日の内田様の発言をご紹介させていただいた次第です。
全頭検査であっても、このような巨大なループ・ホールがありうるという証左ですね。
いや、むしろ、全頭検査ゆえに、必然的に出来た巨大なループ・ホールといったほうが適切かもしれませんね。
私は、もし、政府が全頭検査廃止を強行するのであれば、そのトレードオフとして、死亡牛についての全頭検査を要求したいと思っています。
なぜなら、日本初のBSE発生後、数年たった今でも、BSE感染源の解明が滞っているからです。
食品安全委員会は、出生コホートの分類提示をしただけで、そのコホート分類が、それぞれ何を意味するかの位置づけの解明は、何一つなされていないのです。
日本のvCJDと日本のBSEとの連関性が今後増していけば、必ず、「行政の不作為」が、問われる場合が、薬害エイズ問題同様、そのうち出て来ます。
ありていに言えば、「国家賠償法上での行政の不作為の除斥期間の起算点は、いつか?」という問題としてですね。
もっと、詳しく言ってしまえば、帯広畜産大学の福井豊 教授が、「畜産の研究 第56巻 第2号 (2002) p.p 236-238」
http://www.obihiro.ac.jp/~fukui/my_opinon/BSE.htm
で書かれてありますように
「ス クレイピー発症以来、政府がヒツジだけの問題ではなく、イギリスで報道されたようにスクレイピーに感染したヒツジの肉・骨部分をウシの配合飼料として給餌 した場合、狂牛病が発症する可能性があることを真摯に受け止め、事前の対応策を取らなかったことが大きいと思う。確かに、スクレイピー発症以来 各地域の 家畜保健所はヒツジ飼養農家への立ち入り調査を実施してきた。そして、1996年に農水省畜産局は、全国1、299戸で飼養されていた27、651頭を検 査した結果、「すべて異常なし」と発表していたのである。」という点にあり、
ここで、「行政の不作為」が問われかねないということですね。
ス クレイピーは、もともと、日本にはなかった病気でしたが、1978年にカナダから輸入された羊がスクレイピーを日本に持ちこんだとされていますから、その 国内感染ピラミッドは、弧発的なものであるにせよ、すでに築かれていたと見るべきであるし、スクレイピーに罹患し死亡した羊がレンダリングされ、さらに、 牛や羊の飼料に、羊の肉骨粉として、混入されて可能性は、大いにあるからです。
いいかえれば、日本の農林水産省が、いつの時点から、BSE国内感 染拡大の危険を認知していたのか?、その時点は、イギリスの肉骨粉についてのBSEリスク認識の時点とともに、国内のスクレイピー罹患羊のレンダリング物 質が牛の飼料に混入することによるBSEへの危険性認知の時期というものが、「行政の不作為の除斥期間の起算点」ということになりますね。
その場合、死亡牛の全頭検査の結果が重要になることと思います。
もし、関係省の死亡牛に対する著しいまでのアレルギーの思惑がそこにあるのだとしたら、それは、貧相な役人のコンプライアンス欠如(もっとも行政府の法令遵守欠如という言葉そのものがおかしいのですが。)をそのまま示すものであると思います。
本当に、BSE問題に関心のない国民が、初めて、あの年代別・地域別のBSE発生状況を見て、発するであろう質問は、おそらく二つあって、
「なぜ、1996年に集中しているの?」
「どうして、北海道ばかり、こんなに多いの?」
この二つだと思います。
しかし、こんな単純な質問にさえ答えられないのが、日本の食品安全委員会の今なのだと思います。
この二つの誰でもが抱くであろう素朴な疑問に対して、日本の食品安全委員会は、いくつかの考えられる仮説を提示すべきときだと思います。
R-CALFが今のアメリカのUSDAのどたばた振りを、「これは、まるで、ウォーターゲートならぬビーフゲートだ」と、揶揄しました。
日本に、ビーフゲートのなきことを祈りたいものです。
最後に、なぜ、私が、スクレイピーとBSEとの関係を、日本はもっと考慮しなければならないかといっているのは、次の考えにもとづくものです。
世 界には、BSEの問題を、BASE(Bovine Amyloidotic Spongiform Encephalopathy 牛アミロイド型海綿状脳症)ととらえ、CJDとの対応において、BSEとvCJDとの関連性、BASEとsCJD(弧発性 CJD sporadicCJD )との関連性、をそれぞれ追及していこうというという研究の方向が、あります。
この考え方の根底には、BSE は、実は、種を超えて牛、人間、羊、ヤギ、鹿、猫、その他300種類の動物にあるTSE(Transmissible Spongiform Encephalopathies)のうちの一部の問題であって、BSEとTSEとは、つながっているのではないかという想定にもとづくものです。
また、「CJDの弧発性(sCJD)に対応するものが、弧発性BSEという形で、実はあるのではないのか?」という仮説も、その延長線上にあります。
フランスなどでは、羊の一般的なTSEであるスクレーピーにも、非定型なもの(atypical TSE)が発見されているところから、アメリカのヘラジカ(Elk)も含めて、非定型のBSEと牛以外の非定型TSEとの接点を探る動きもあります。
これは、Separate TSEという仮説にもつなかり、これまでのイギリスのBSE肉骨粉主因説に、大きく変更を迫りうる仮説にもなっているからです。

http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/20031221ii08.htm


[899] 「科学を装ったフィクション」「統計学的手法の信頼性は如何なものか。数字のマジックにならないであろうか」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/30(Wed) 07:49  

中間とりまとめ案http://www.fsc.go.jp/sonota/chukan_torimatome_bse160913.pdf
上記の、国内BSE発生推定の計算の前提が、崩れ去るような話がたくさん出てきましたね。

★危険な時期の廃用牛を検査にまわさないための安楽死
★BSE発生の多い地域の死亡牛検査の遅れ

広島大学・生物圏科学研究科の先生からも、計算を疑問視される論文が出ていたのを発見いたしました。

「代用乳使用とBSE 発生は関係があるとはいえない」のは本当か?
-- BSE 疫学調査報告書におけるカイ二乗検定の問題点 --
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/BSEkai2F.pdf
元になる国の疫学チームの報告書(15年9月30日)
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/ekigaku.pdf

うわっつらだけのいい加減な計算の過小評価数値(しかも他の研究者からも疑問が出ている数字)を出して、安心させようとしても、国民は洩れ出る情報を察知しちゃいますよ。だから益々不信を生むんですが。。

ところで、3月29日の東京新聞にこんなタイトルの報道があったというのは本当でしょうか?

「米の感染牛500頭」─ 隠れBSE 食品委専門委員試算

食安委の専門家が、日本の感染例をもとに米国の感染頭数を試算、と、某掲示板で見ましたけれど、もし、東京新聞の報道が事実であれば、また、根本的に信用ならぬ過小評価計算の上に計算を重ねた結果、ということなのかな???


[898] Re:[892] [889] 初めまして。私が「あるかた」です。 投稿者:内田誠 投稿日:2005/03/30(Wed) 01:10  

昨年9月16日の意見交換会での私の発言に言及してくださり、ありがとうございました。こちらにお邪魔するのは初めてですが、少し発言させてください。

当 日、私が死亡牛のことに触れましたのは、会場からの議論が「20カ月齢」問題に集中しすぎていて、日本のBSE汚染度に関する食品安全委員会の大甘の評価 が見過ごされてしまうのではないかと感じたからでした。「生きたままレンダリング場へ」については、当のレンダリング場の責任者から直接聞いた話で、牛を 処分した複数の農家の証言、さらに奨励金を出した農協のドキュメントなどで確認しています。廃用にはまだ間がある元気な牛が大量に運び込まれ、抹殺されて しまいました(詳細は一昨年出した拙著に書きましたので、よろしければ参照してください)。

因みに「十勝から感染牛がでないはずがない」と考えた理由は、十勝の牛が日本でもっとも大量かつ恒常的に肉骨粉を給与された牛だと考えたからですが、詳細は省きます。少なくとも、スクレイピーとの符合のことは、こちらの掲示板を見るまでは念頭にありませんでした。

ま た、農水省はとにかく死亡牛検査を嫌がっていて、義務化を規定したBSE対策特別措置法改正案も政府提案ではなく、衆議院農水委員会による異例の「委員会 立法」でした。そのことを衛生課(当時)の課員は、「あれは現実を無視した議員立法」とうそぶいていたくらいです。一方で死亡牛検査の義務化に抵抗しなが ら、その陰では農協を促し、「乳廃の滞留解消」の名目でハイリスクグループとおぼしき年齢の牛を処分させていたのだと思います。その現実の姿が、十勝では 「生きたままレンダリング場へ」だったのです。まさしく「BSE隠し」ですね。長くなりましたので、今回はこの辺で。失礼しました。



[897] 日本一のマンモス議会は、ほめられたものではない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/29(Tue) 23:02  

昨日の全国の新聞各紙に載った、わが秋田県の大仙市議会の写真
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050328-00000059-kyodo-pol
は、在任特例を適用した結果うまれた、定数136のマンモス議会の様子だ。
まあ、往生際が悪い代表例として、図らずも、全国の話題となってしまったのだが。
合併八市町村の議員数は百四十六人だったが、欠員が三名であり、その他、住民の反発に配慮して辞職した7議員がいて、結果百三十六人でのスタートとなった。
この影には、当然、在任特例を適用すれば、この議会に加われるはずの7人のかたが、自ら、辞職され、その在任特例の適用をことわった。
ここに、名前を挙げて、その「7人の侍」の勇気をたたえたい。

1.協和町 田崎孝 町議(72)2.南外村 伊藤直人 村議(55)3.大曲市 藤井春雄 市議(72)4.神岡町 富樫正男 町議長(76)5.神岡町 齋藤義孝 町副議長(68)6. 神岡町 石山與一町議(69) 7.西仙北町 冨塚俊朗 町議(61)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050328-00000059-kyodo-pol


[896] ペット動物園の動物を触って病原大腸菌感染し、一人死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/29(Tue) 21:36  

これは、アメリカのフロリダでの話だが、ペット動物園で動物に触った人のうち14人が病原大腸菌(E. coli)に感染し、そのうち、12歳の少女が死亡したという。

http://www.cnn.com/2005/HEALTH/03/28/zoo.infections.ap/


[895] 牛肉輸入米・加産同時諮問の光と影 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/29(Tue) 17:25  

食品安全委員会に対して、厚生労働、農林水産両省が、二十九日、米国産牛肉とカナダ産牛肉とを、同時諮問の方針を決めたというのだが。
その理由として、米国、カナダ両国は食肉産業が統合され、感染源となる生体牛や飼料が流通したため、北米大陸を一体として科学者の評価を求めるべきだと判断したという。
これは、まさに、862で書いたような、R-CALFが批判する、USDAの構想としてあげられている「多国籍パッカー構想」(the multinational meat packers)に乗っかった形である。
日本の相手は、カナダ・アメリカ両国の巨大なミートパッカー業者たちである。
これらを相互牽制させながら、日本の食を守るためには、相手を分断するほうが得策なのは言うまでもない。
この判断の基礎となるのは、いつ、カナダとの国境解禁があるかということについての判断である。
アメリカ・カナダを一つに諮問するとの方針を決めて、カナダとアメリカの国境再開のモンタナ地裁決定が遅れた場合、日本の食品安全委員会には、いつまでも、諮問できないという状況が続くという事態も考えられるのだが。

http://foodhaccp.com/msgboard.mv?parm_func=showmsg+parm_msgnum=1015905


[894] 厚労省 パブコメ募集 「医療提供体制の改革に関するご意見の募集について」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/29(Tue) 11:56  

http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p0318-2.html
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/03/dl/s0304-8f.pdf
野放し状態のネット広告や感染管理の問題ほかたくさん、医療問題について多岐にわたって意見を募集しているようです。

といえば、先ほど日テレで歯を磨くときはフッ素入り歯磨きの効果を高めるために口をあまりゆすぐな、なんてやってましたが、フッ素はともかく他の物質は大丈夫なんだろうか、と素人の私は思いました。


[893] Re:[892] [889] 朝日の社説と、EUによる過去の日本のBSEリスク評価 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/29(Tue) 10:56  

> この辺の権威は、品川教授といったところでしょうか。

品川先生といえば、残念ながらここ3回?ほどのプリオン専門調査会にはご都合が悪くご出席いただけませんでした。品川先生は、20ヵ月で区切ることについても懐疑的でいらしたと思いましたが、ご意見を伺ってみたいですね。


[892] Re:[889] 朝日の社説と、EUによる過去の日本のBSEリスク評価 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/29(Tue) 10:00  

昨年9月16日にに大手町の農協ビルでおこなわれたリスクコミュニケーションでも、あるかたから、北海道での病気死亡牛の闇処理についての質問が出ていましたね。
これは、かなりやばい質問だと、あの時聞いていて、思いました。
行政担当者は、もっと、やばいと思われたに違いありません。
あのときの質問は、会議録から、まさか、省かれてはないでしょうね。
あ、ありましたね。
抜書きしますと、以下のような質問でした。
「BSEの問題を調べています内田と申します。(中略)
死亡牛検査については、実はおくれた間に、いわゆる96 年3月、4月生まれの、恐らくこのぐらいが危ないだろうといわれた年齢の牛に対して、日本中で安楽死が行われて、大量に殺されているという事実があると思います。
今まで12 頭出たうち、実は北海道の十勝地方から1頭も出ていないのですね。取材の経験上、あそこから出ないはずはないだろうと思っていたんです。
これはいろいろ語弊がありますけれども、非常に組織的に、生きたまま、牛をレンダリング場へ運ぶというようなことが現に行われましたので、もしかしたらその中に感染牛がいたかもしれない。
もちろん見つかれば大変な風評被害をこうむったわけですから、農家は必死だったわけですけれども、そういう経過があって、日本のBSEは見えなくなっている。
計算上、死亡牛の分も出されているというのはよく承知しておりますけれども、その牛がどういうプロフィールの牛であったかということは、もうわからなくなってしまったわけで、そのことはやはり問題だと思っています。」
以上のようなご質問と、前に書いた1996年北海道発生のスクレイピーの話と、かみ合わせてみると、恐ろしいくらいの符合性が出てきてしまいます。
この辺の権威は、帯広畜産大学の品川森一教授
http://www.obihiro.ac.jp/~fukui/my_opinon/BSE.htm
といったところでしょうか。
このあたりが明確になってしまうと、それこそ、「行政の不作為」が明確になってしまうので、当事者としては、カバーアップに必死でしょう。
「ス クレイピーからもBSEを発生しうる。」⇒「日本にも、スクレイピー発生の土壌はある。」⇒「スクレイピー発症の病気、死亡羊のレンダリング処理がなさ れ、交差汚染する可能性はある。」⇒「日本のBSE原因には、イギリスよりの肉骨粉による黒船説と、そもそも、日本のスクレイピー感染羊由来飼料などによ る国内原因説の両方が考えられる。」
ということになりますと、根本的なところで、従来にない方向が分かれてくることになりますね。

http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160916/160916_tokyo_gijiroku.pdf


[891] Re:[890] スクレイピーとBSEと鹿 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/29(Tue) 09:47  

笹山さん、日本にはまだ発生報告がないCWDに関連してですが、予防の原則として、私は日本の野生の鹿の変死や事故の死骸の処理がどう なっているかも知りたく思っています。農水省の消費者相談室に伺ってみますね。なお、私が昨日お話を伺った先生は、世界的な鹿のCWDの発生をとても心配 されてました。私は最初「歯科の感染管理」問題についてお話を伺いたかったのですが、「鹿」の返事が返ってきました(^^;


[890] スクレイピーと北海道とBSE 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/29(Tue) 09:43  

下記サイトで見ると、これまで日本で発生したBSE16頭のうち、10頭が、北海道生まれである。
それこそ、日本国内での地理的危険度からすると、北海道は、最悪の評価を受けることになる。
その原因は?
以前、この掲示板で、北海道・士別市において、1996年6月10日に発生したスクレイピーと、北海道のBSEの発生について述べたことがあった。
また、1996年8月1日の肉骨粉等牛由来飼料全面使用禁止後もBSEが発生する原因としてスクレイピー感染説をとなえる学者もいる。
コリンジ教授らの研究では、sCJDも、牛のBSEプリオンや羊のスクレイピーによって引き起こされたものであるとの見解を述べている。
また、慢性的な消耗症CWDにかかっている鹿の環境条件についてみた研究では、土や水や産業廃棄物にマンガンを含んでいることが多いとの説もある。
土壌が汚染によって、スクレイピー発生の農場で、何年か経った後に、再びスクレイピーが出現したという例もあるという。
さらに、ブラッドレー氏は、BSEとスクレイピーの感染実験を提案している。
最近の研究では、スクレイピーに罹っている羊が、農場内を移動すると、炎症時に、農場内の他の種類の動物にプリオン病を拡散させる、との仮説も出されている。
このように、スクレイピーとBSEとの関係は、限りなくクロに近いようだ。
こうして、1996年6月10日に北海道で発生したスクレイピーの時期と、ほぼ同時期の北海道でのBSE発生例は、下記サイトで見ると、9例にも及んでいるのである。
代用乳か、スクレイピーか、あるいは、その両者(スクレイピー罹患羊由来物質の代用乳への混入)か、原因はすでに絞られているのではないのだろうか?

http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html#22q2


[889] 朝日の社説と、EUによる過去の日本のBSEリスク評価 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/29(Tue) 09:22  

先ほどのフジ・とくだねのまとめによると、

朝日の社説に、「感染牛さほど増えず対策進んだ→妥当な結論だった」とあったそうですが、朝日新聞さんは過去に廃用牛が安楽死させられ、検査にまわらなったことを報道をしているみたいですが、なかったことになってるのかな?
●朝日新聞「全頭検査開始から半年,BSE消えない不安,廃用牛出荷避ける」(2002/4/18)
●朝日新聞「焦点!BSE残された課題(上),進まぬ死亡牛全頭検査」(2002/9/5)
http://homepage2.nifty.com/oryza/kyougyu/kyougyu2002.html

読売はどんな社説でしょうね。今回は「食安委の結論が遅すぎる」とかそういう類だったみたいですが。以前読んだBSEの社説では、もっとBSEの勉強が必要、読者を誤った知識の方向に導くことは止めてくださーい、と思った記憶が。。

ところで私は以下の2001年11月のレポートに掲載された、農水省に握りつぶされたEUの当時の日本評価の要約を読んで、今回のプリオン専門調査会の発生牛推測との違いに愕然としたのですが。。
http://www.geocities.jp/forelle2003/index_html/opinion.html

BSEのブログちょっと更新しました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[888] Re:[883] 本日AM1時ごろのスマトラM8.5?の地震 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/29(Tue) 08:11  

http://wcatwc.arh.noaa.gov/message.shtml
とりあえず、昨年末の時に引っ張り出したアラスカ津波監視センターのサイトを書きに貼り付けました。
でも、肝心のTsunami Travel Time Map (Experimental)は、機能していないみたいです。

http://wcatwc.arh.noaa.gov/message.shtml


[887] Re:[886] 政治的行動をしてしまった食品安全委員会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/29(Tue) 08:06  

一見科学的で、実は政治的行動をしてしまっている食品安全委員会の存在ほど、厄介なものはありませんね。
日本の消費者の口は、カナダの汚染された牛のゴミ捨て場ではありませんものね。
おっしゃる「問題根絶のための危機管理委員会」という形、これは、幅広い意味での「タスク・フォース」的委員会のあり方ですが、このほうが、より、拮抗力という点から言えば、日本人の食の安全のためには、いいシステムかもしれません。
サイトhttp://www.txfb.org/TexasAgriculture/2005/020405/020405taskforce.htmのタスクフォースの目的として、
Determine the implications
Determine compliance
Evaluate the BSE status
Assess current U.S. trade policy
と、多角的です。

http://www.txfb.org/TexasAgriculture/2005/020405/020405taskforce.htm


[886] 昨日の食品安全委員会(BSE) 感想 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/29(Tue) 07:42  

一連の傍聴の感想です。

食を通じての我々の健康を守るための以下のリスク、
★ヒューマンリスク(心理学的側面)
★流通・食品加工等の現実的リスクの科学的検証
★先を予見してのリスク(公衆衛生や院内感染に与える影響や評価)etc..

食 の安全にかかわる、もしくは食品から派生するこれらの科学的のリスク評価はいったいどこの誰がするのか?非常に疑問に思いました。結局、食品安全委員会も 中途半端で縦割り、おなじみの「他省への責任のなすりつけ合いに終始」って印象です。もしくは米国への政治的パフォーマンスに利用された感じ。
本当に危機管理をしたいなら、「あるテーマにかかわる問題根絶」のための関係者を全員呼べる「問題根絶のための危機管理委員会」があったほうが税金が有効に使ってもらえるんじゃないかしら。。もはや影響は食品に限定なんてできないんですから。

食 品安全委員会は、もっと「実用」「実際的」なリスク低減措置、例えば科学的な見地から見た危険部位除去マニュアル作成とか、心理学的に解析した食品偽装防 止対策、飼料管理を厳密にさせるための検証、食肉や肉骨粉製造関係者の安全のための勧告とか、そういう実用的なことも討議してもらえるところかと思ってま したが。

また、委員会後、ある先生にお話を伺うことができましたので、ブログのほうにでもまとめさせていただきます。でも、ブログに公開するとは伝えてませんから、個人名は出しませんが。


[885] Re:[884] 昨日の食品安全委員会(BSE) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/29(Tue) 07:39  

まりちゃんさん。
情報、ありがとうございました。
パブリックコメントで書くべきポイントがいくつか、これらの中にあるようですね。
なかで、
1.死亡牛の24ヶ月月齢を若齢牛にまで引き上げることを、要求する。
2.SRM除去の監視体制の構築、ピッシングの廃止を含めた対策強化の実効性確認後の実施

と いうことなのでしょうが、より有効なのは、このパブリックコメント期間中に、カナダの国境再開がならない場合は、アメリカとカナダの牛肉に対するリスク評 価の危険性にまで、コメントの内容を先取りして書いておいたほうが、食品安全委員の社会的責任性を問うという意味で、有効なのかも知れませんね。
図らずも農林水産省が見せてしまったらしい「死亡牛アレルギー」は、問題のポイントかもしれません。
別に私は、戦略本部ではないのですが。


[884] 昨日の食品安全委員会(BSE) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/29(Tue) 07:11  

産経で以下のような報道がありましたが、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050329-00000016-san-bus_all
「政府は、慎重論の付記が少数意見で」と産経は書いてますが、きっと席をはずされていたんでしょう。

このことについて、甲斐(女)先生や山内先生からクレームが出てましたよ。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
資料のP=32に「諮問1に関しては以下の2つの批判的意見があったことを留意すべきである。」とあるんですが、この意見に対して
甲斐先生:「マイナーな意見に取られるが、大勢の意見である。」「批判的、とネガティブに書かれることがおかしい」
山内先生:「少数意見のように取られているがかなりの委員の意見として感じている」
両者とも、以下の内容は「5.おわりに」の部分に付記するのではなく「4.結論」に入れるべき、といわれてました。

===========
(1) 生体牛でのBSEプリオン蓄積度に対する輸入配混合飼料の影響は不明であり、その対策の実施はこれからの課題として残っている。SRM除去に関しては、そ の監視体制の構築、ピッシングの廃止を含めた対策強化がこれから実施される予定である。非常に低いレベルの汚染度がもたらす食品健康影響評価を判断するた めの科学的知見がきわめて限られていることから、月齢見直しはこれらの一連の対策の実効性が確認された後に行うのが合理的な判断である。

(2)BSEに限らず感染症において検査感度を改良するための技術開発促進は当然のことである。しかし、21カ月齢以上を検査対象とした場合、混乱回避の措置とされている自主的全頭検査がなければ、若齢牛での検査成績の評価はできなくなる。
===========

こ の(2)に関しては、提案として「日本で21、23ヶ月の生体BSE牛が出ている以上、死亡牛を24ヶ月で区切るのではなく、もうちょっと、18ヶ月と か、若い牛も検査するとかできないか、24ヶ月死亡牛区切りが今の日本の時世を反映しているのか」云々という話を北本先生がされてましたが、そのことで、 農水省の衛生管理課(お名前不明)が、なんであんなムキになるのかなぁと思うくらい、北本先生にかみついてました。
要旨は「そんなのは試験研究でやってくれ、死亡若牛の検査は適切ではない、BSE症状を呈している分は死亡若牛でも検査するように通達は出しているからカバーできる、若くして死ぬ牛は少数しかない」

私 は全頭とはいわないけれど、【今後の食の安全のための検査感度向上目的】のサーベイランス対象としても検査すべきだし、病気でそんな若さで死んでしまう牛 こそ、心配どころではないのかと思いました。しかも若い死亡牛が「少数」ならますますやってもらいたいと思いましたが。

追伸:検査感度向 上目的だけではなく、若い牛のどこにプリオンが蓄積されているか、若い感染牛の検体が手に入ればそういったことも研究できるわけですよね。といえば、 21ヶ月、23ヶ月の牛の脳幹以外の部位はあれは焼却処分ですかね?ちゃんと研究者に渡ったんだろうか?食の安全の研究のためにたいへん重要な検体だった はずなんですが。


[883] 本日AM1時ごろのスマトラM8.5?の地震 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/29(Tue) 06:39  

スマトラ地震のヤフートピックです。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/sumatra_tsunami/?1112029751

以前こんなニュースがありましたが該当のものでしょうか、

スマトラ島近くで大規模地震の誘発を警告、英科学者
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200503170020.html

大地震となると世界の広範囲で波紋?があるようです、日本でも下記報告もあったようです。
http://gwave.ice.uec.ac.jp/lecture/
2004 年12月26日、0058:53UT に起きたスマトラ沖地(M=9.0)に伴い、地表大円距離にして5000km強離れた日本上空の電離圏に、25〜6分遅れで特異な擾乱が引き起こされてい る。この事例について、日本列島中部域に展開している JG2XA波ドップラ観測網のデータに基づき解析した初期的結果について報告する。



[882] 骨なし牛肉にかかわるOIE基準部分 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/28(Mon) 22:26  

OIEが、本年5月の総会において提出を予定しているとされる「骨なしの牛肉について、輸出国のBSEリスクにかかわらず、どのような 条件も要求すべきでない」との部分は、現行のOIE基準である「Terrestrial Animal Health Code (2004)」では、次の条項で、次のように定められている。
5月総会で提案されるであろうOIE基準の変更は、下記条項についてのものと見られる。

Article 2.3.13.13.
「一時的にBSEフリーの国や地域から、輸入する場合には、その国の生体牛からの骨付きまたは骨なしの生牛肉や牛肉製品については、獣医管理局は、検査済みであることを国際的に証明する証明書の提示を必要とする。」

Article 2.3.13.14.
「最小のBSEリスクのある国や地域から、輸入する場合には、その国の生体牛からの骨付きまたは骨なしの生牛肉や牛肉製品については、獣医管理局は、検査済みであることを国際的に証明する証明書の提示を必要とする。」

Article 2.3.13.15.
「中位のBSEリスクのある国や地域から、輸入する場合には、その国の生体牛からの骨付きまたは骨なしの生牛肉や牛肉製品については、獣医管理局は、検査済みであることを国際的に証明する証明書の提示を必要とする。」

Article 2.3.13.16.
「BSEのハイリスクにある国や地方からの輸入の場合には、獣医管理局は、生体牛からの肉や肉製品については、以下のことについて、検査済みであることを国際的に証明する証明書の提示が要求される。」

その「以下のこと」とは、
「3.輸出される生肉であって、もし、それが、月齢9ヶ月以上の動物から採った肉である場合は、骨が取り除かれ、骨を除去する過程において、神経リンパ節を含まず、それらすべてが、組織との交差汚染を回避しうるやり方で、完全に取り除かれたもの。」

「4. 輸出される肉製品であって、それが、骨除去肉からのものであり、Article 2.3.13.18.のポイント1とポイント2にリストアップされた組織を含まないものであり、かつ、牛のづ骸骨や脊柱から、機械的に除去分離された肉で ないものであり、去れらのすべてが、それらの組織と交差汚染を回避しうる方法で取り除かれたもの」

参考
Article 2.3.13.18.のポイント1
「中 位の、またはハイリスクのBSEリスクのある国から輸入した、いかなる月齢の牛からの、次の商品ならびにそれら商品によって汚染された商品については、食 品、飼料、肥料、化粧品、生物製剤を含む調合薬、医療用具、扁桃腺、腸、それらから抽出したたんぱく質製品の調製品として、貿易してはならない。
それらの商品を使った食品、飼料、肥料、化粧品、生物製剤を含む調合薬、医療用具を、商取引してはならない」

Article 2.3.13.18.のポイント2
「中 位の、またはハイリスクのBSEリスクのある国から輸入した、と畜時の月齢が12ヶ月以上である、生体牛からのものについて、次の商品や、それらによって 汚染されたいかなる商品について、食品、飼料、肥料、化粧品、生物製剤を含む調合薬、医療用具、扁桃腺、腸、それらから抽出したたんぱく質製品の調製品と して、貿易してはならない。
それらの商品を使った食品、飼料、肥料、化粧品、生物製剤を含む調合薬、医療用具を、商取引してはならない。」



[881] 記者ブログには失望がつづく。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/28(Mon) 20:51  

話題の女性記者による記者ブログをしばらく観察なり、コメント投稿なりしていたが、なんとなく、正直、鼻についてきた。
ウォッチすればするほど、庶民とは異次元の体験を、これ見よがしに話題にしている。
記者とは、かくも、恵まれた存在なのかと、感心もすると同時に、所詮は、社用族の記者さんであればこそ体験できたような話を、なにも、私的な記者ブログに、得々と、書く必要もなかろう、とも、思えてきた。
まじめなコメントをしても、まともに返そうともしてこない。
所詮、記者ブログとは、高みに立ち、睥睨した視点しか、持ち得ないのだろうか。


[880] Re:[878] [877] 新聞記者のモラルを教えてくれる好例 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/28(Mon) 17:12  

通りすがりさん。
何気に、ご紹介の上海支局のサイト午後になってみてみましたら、ご指摘の箇所、見事に消えていましたよ。
ほれ、このとおり。
通りすがりさんのご指摘前
「PROFILE
 暇があれば、街角の屋台で買った海賊版のDVD(1枚約100円)で映画鑑賞。最近は香港のヤクザ映画が気に入っており、早速、格好いいサングラスを買った。」
http://64.233.179.104/search?q=cache:fjEUu0jCbikJ:www.asahi.com/shimbun/saiyou/edit/movinstyle/03.html+&hl=ja

通りすがりさんのご指摘後
「PROFILE
 最近は香港のヤクザ映画が気に入っており、早速、格好いいサングラスを買った。」
http://www.asahi.com/shimbun/saiyou/edit/movinstyle/03.html

まったくキャッシュってやつは、罪作りですね。

ご丁寧に、こんな画像http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/image/20050325asahi_kaizoku-1.gifまで保存している方も、いるようで。
既成マスコミに対しては、一様に風当たりの強い昨今ですね。

http://64.233.179.104/search?q=cache:fjEUu0jCbikJ:www.asahi.com/shimbun/saiyou/edit/movinstyle/03.html+&hl=ja


[879] ブログのそれぞれの記事に、Google翻訳サイトのリンクをつけました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/28(Mon) 17:05  

このところ、日米牛肉問題を扱っているせいか、アメリカからの訪問者が多くなりましたので、ブログのそれぞれの記事から、Google翻訳サイトのリンクに飛んでいけるように、しました。
ただし、日本語から英語の場合は、まだ、ベータ版のようです。
食 品安全委員会が審議内容の英語版を作るというのですが、そうなったらそうなったで、また、誤訳や誤解が生じることもあるのですから、かえって、 Google翻訳サイトで、変な英語に翻訳されてしまったほうが、都合の悪いところは、Googleの出来の悪い翻訳サイトのせいに出来ますから、この方 がいいのかもしれませんね。
ずるいやり方ですけど。
でも、結構、アメリカの方が、Google翻訳サイトで、英語で読みにきている方も多いようですよ。
もしかして、R-CALFが引き合いにだした石原事務次官の記者会見も、Google翻訳サイトのものだったりして。
それにしては、よく理解されてはいましたが。

http://www.google.com/translate_t


[878] Re:[877] 新聞記者のモラルを教えてくれる好例 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/28(Mon) 10:43  

通りすがりさん。
どうも、情報ありがとうございました。
これも、中国支局の方の話ですね。
いつぞやは、某新聞の中国支局の方が、コラムで、中国の美人記者について、やや、セクハラ的とも受け取られかねない視点で、堂々と書いてありましたっけ。
もっとも、中国のDVDのほとんどが、海賊版という現状なのでしょうから、日本と同様のコンプライアンスの基準で考えられないこともあるのかもしれません。
要は、一つの事象について書く場合、それらの日本内外のコンプライアンスの差を考慮に入れつつ、問題の抽象度を上げるなリ、「正規版稀なる現状では、やむなく」などの毒消しの表現を入れるなりして、表現することが必要な感じがしています。
そういえば「最近は香港のヤクザ映画が気に入っており」なる表現も、もろに偽悪主義的で、ちょっとですね。


[877] 新聞記者のモラルを教えてくれる好例 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/03/28(Mon) 10:04  

大手新聞の記者がどういうモラルで事にのぞんでいるかを教えてくれる好例がありました。

このページのPROFILE に、堂々と「暇があれば、街角の屋台で買った海賊版のDVD(1枚約100円)で映画鑑賞。」と書かれています。正規の誌面(Web)で発言することの意 味がよくわかってないようで、嘆かわしいものがあります。マスコミのブログ批評など笑い話でしかないでしょう。

http://www.asahi.com/shimbun/saiyou/edit/movinstyle/03.html


[876] これまでの経済の常識が覆されつつある 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/28(Mon) 08:09  

どうも、このところ、世界経済のこれまでの常識が、いくつかの点で通用しなくなってきているように思えるのだが。

その一つ−自国通貨は、安くてもいい。
これまでにも、私のサイトでは、日米通貨の弱いフリ競争といってきたことで、アメリカでは、スノー財務長官以来、その傾向が露骨になってきた。
これを「慇懃(BENIGN )なドル安政策」というのだそうだが、政策当局者にとって見れば、自国通貨を強くしようと、為替介入するよりは、流れのままにして、結果弱くなっても、それなりの利得はあるのだから、ということになっているようだ。
日本の政策当局者も、ようやく、円売りドル買い介入のおろかさを知ったようだが、まだ、建前論では、そんなに露骨には、言っていない。
いくらドルがそのポジションを下げてきても、ゼロ金利状態の日本では、独自の中立的水準を保つ手段を奪われている。

その二つ-自国通貨安となっても、貿易収支赤字は、自動調整に向かわない。
これまでは、自国通貨安となれば、輸入される価格が高くなって、輸入が減少してき、結果、貿易収支赤字は改善に向かったたが、今は、自国通貨安となっても、輸入インフレは起きない。

その三つ-双子の赤字がいくらあっても、自国通貨安になるとはかぎらない。
いくら巨大な財政赤字があっても、いくら巨大な貿易赤字があっても、そのこと自体で、自国通貨安とはならない。
しかし、当面の手段が尽きた時点で、暴発的なドル下落現象が起きる可能性はある。

その四つ-長期金利を決めるのは、短期金利であり、長期債券の短期ものも長期ものも、差がなく、フラットの利回りになってしまっている。
これは、世界的現象で、グリーンスパンさんが「謎」(CONUNDRUM)といったものだ。
おそらくこの長短にかかわらない利回りの平坦化現象には、世界経済の将来に対する不安が影響しているものと思われる。

その五つ-日米の金利差放置が、ドル暴落を防ぐ
長短とも日米金利差は開く一方だが、日本が金利を上げ始めると、いまのところは、中立的金利水準確保と称して、金利を上げているアメリカは、今度はインフレ阻止のための加速的金利引き上げに踏み張らざるを得ない。
となると、アメリカにとって見れば、「日本さん、もうちょっと、金利引き上げはかんべんね」ってことになる。

その六つ−中国の巨大市場の存在は、金から物への価値転換を加速化し、金本位的な考えが横行する。
これまでのドルを中心としたあらゆる経済指標が、連動せず、あるいは、無連関または、無反応になるなど、ばらばらな動きを見せ、世界経済は、中国のモノ需要とモノ供給の巨大で気まぐれな動きに、より振り回されてくる。
その過程の中で、各国の資産保有形態は、ドル中心の資産保有形態から、金保有形態へと、シフトしていく。
そして、日本のような、米国債をたくさん抱えた国は、結果、ババをひくことになる。

http://www.businessweek.com/bwdaily/dnflash/feb2005/nf20050217_2341_db035.htm


[875] BSE答申案取りまとめへ 食品安全委専門調査会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/28(Mon) 07:54  

本日プリオン専門調査会がありますが、共同によると、SRM除去が万全でないという問題点を付記するようです。「慎重意見」というより,至急対応を迫られる「重大な問題」と思いますが。

>ただBSEの病原体とされる異常プリオンが蓄積する、脳などの特定危険部位の除去が万全ではないといった問題点を考慮し「見直しは時期尚早」とする慎重意見も付記するとみられる。
http://kumanichi.com/news/kyodo/science/200503/20050327000155.htm


[874] Re:[871] 国内16頭目のBSE感染牛 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/27(Sun) 23:06  

笹山さん、こんばんは。

専門外の学者で、感染牛でも、特定危険部位を除去すれば大丈夫だ、なんてことを言っている人がいた記憶がありますし、それを吹聴していたメディアもありましたけれども、果たしてその人たち、この肉を食べられるってことですかね?

追 伸ですが、今回の肉は無事に研究者の手に渡ることを願いたいです。。いままでは日本でBSEが発生してもBSE研究者がその感染牛の肉やその他の部位を手 に入れることが非常に難しいそうで、(←すごく変な話だと思うのですが)、先生方はたいへんお困りで、ついに手に入れた?末梢神経から検出できた分の検体 も、かなり検体が劣化しててたいへんだったとか、調査会で話が出ていました。


[873] 米Yahoo!のクリエイティブコモンズのコンテンツ検索 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/27(Sun) 21:59  

このサイト
http://search.yahoo.com/cc
がそうで、検索して出てきた対象のサイトが、著作権の制約なしに、共有して誰もが使える、クリエイティブコモンズのサイトなのか、または、さらに、そのサイトが、商用に使えるのか、修正可能なのかがわかるようになっている。

http://search.yahoo.com/cc


[872] 「聞き書 宮沢喜一回顧録」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/27(Sun) 20:12  

岩波書店からこのたび発行されたこの本は、「聞き書」という名のとおり、宮沢さんと御厨 貴・中村 隆英両氏との対談形式で、宮沢さんから聞き出したことを書いた本のようだ。
下手に、ゴーストライターに書かせて、いかにも自分が書いたような政治家の本が多くある中で、このような「聞き書」形式の本のほうが、話される内容にリアルさが迫ってきていて、面白い。
これには、対談者の質がよい場合には、自筆の場合よりも、相乗効果が増してくるように感じる。
つまり、引き出す者と、引き出される者とのパーソナリティのシナジー効果とでもいうのであろうか。
なんにしても、戦後の始まりから、バブル崩壊後の今までの歴史の証人の話であるから、説得力がある。
必然、講和条約あたりの話が、量が多く、昭和末期から平成にかけての話は、駆け足になってしまうのも、やむをえないだろう。
そんな中で、面白かったといっては何だが、昭和59年3月8日の「ホテルの一室で暴漢と格闘」のくだりの話には、興味を引かれた。
このときには、私もびっくりして、救急入院先の虎ノ門病院に駆けつけ、受付などを担当したのだが、まづ、一番の見舞い客というか取材客は、あの田原総一朗さんであったことを記憶している。
私のために、受付の関所を、田原さんは、難なく、このときは、クリヤーしてしまったというわけだ。
それにしても、暴漢との格闘時間が、40分もあったというのは、今にして、この本で知った。

http://bookweb2.origin.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9979251158


[871] 国内16頭目のBSE感染牛 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/27(Sun) 16:48  

1996年3月生まれのホルスタインの雌で、北海道留萌管内天塩町で出生し、この町で飼育され、23日に廃用牛として旭川市内の食肉処理場に運び込まれたもの。

出 生コホートには、第一グループの1995年から1996年グループ、第二グループは、2001年から2002年生まれのグループ、第三グループの1999 年7月生まれの、第四グループの、2000年10月生まれとがあるが、今回のは、前回に続いて、第一グループの代用乳疑惑グループ。

外電
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000080&sid=aVL8rtjWTI0U&refer=asia
では、明日開かれる食品安全委員会プリオン専門調査会を意識してか、「Japan Confirms 16th Mad-Cow Case, 1 Day Before Beef-Ban Review」などという見出しをつけて、報道している。


参考 これまでの日本のBSE発生状況
http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050327-00000407-jij-soci

[870] 「ライブドアPJ」対「ブログ時評」対決の兆し 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/27(Sun) 12:38  

私の掲示板でも話題になった団藤さんの「ブログ時評」
http://dando.exblog.jp/m2005-02-01/#2000900
の記事を巡って、ライブドアの「ライブドアPJ」http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1051362/detail
が反論するなど、対決の気配が強まっている。
例の小倉秀夫さんの参戦はあるのでしょうか?


[869] 元ネタ記事の情報源を隠す、日本の新聞記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/27(Sun) 09:29  

今日配信の次の産経新聞の記事、「「米経済」各国懸念に反論、「ドル暴落起きない」 FRBが楽観論リポート」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050327-00000014-san-bus_all
の 元記事は、3月3日のWall Street Journalの記事「Currency Drop Doesn't Mean Crisis --- Lowered Dollar Is Likely To Spur Economic Growth, Fed Says in Deficit Study」
http://www.voy.com/113118/6629.html (このサイトは、ミラー版)だ。

しかし、この産経の記事には、、そのソースがかかれていない。
一方、このCNNの記事「No trade crisis?」 http://money.cnn.com/2005/03/03/news/economy/fed_study.dj/は、 同様のWall Street Journalの記事の中でのHilary Crokeと Steven Kamin と Sylvain Leducの三エコノミストの論文の紹介であるが、記事中に、ちゃんと「 Thursday's Wall Street Journal reported, citing a new study from the Federal Reserve.」と、引用元を書いてある。
もともとのこの論文は、「Financial Market Developments and Economic Activity during Current Account Adjustments in Industrial Economies」 
http://www.federalreserve.gov/pubs/ifdp/2005/827/ifdp827.pdf
に書かれている。
日本の記事の引用元を確かめる際に、厄介なのは、人名を日本語読みに直してしまっていることである。
英語の人名なら、上記のように、何とか、探し当てられるが、アラビア文字の人名を日本語読みにしてしまったものなど、とても、不可能だ。
まあ、日本の新聞が縦書きであることをいいことにして、このような場合、ひとつの見えざる情報障壁を記者の皆さんは、享受しているというわけだが、今後は、そうはいかないだろう。
日本の新聞が出来る事故改革で、一番簡単なことは、現在の新聞縦書きを横書きにし、インターネットとのインタラクティブ機能を、わずかながら高めることである。

ところで、肝心のこの記事の中身なのだが、どうも、ここ、数週間「ドル暴落」への懸念が、この論文の結論とは裏腹に、高まっているように思える。

こ の記事にもあるように、「米国の財政と経常収支の「双子の赤字」への懸念」に対して、これらのエコノミストたちは、「米国が巨額の経常赤字を抱えていても ドル暴落は起きない」といっているのだが、確かに、852でも書いたように、「現在では、双子の赤字問題よりも、目先の日米金利差という問題のほうが、ド ル・円を動かす、強い要因」との見方もある。

このエコノミストたちの指摘は「「経常赤字不均衡が是正される動きの中で、ドル暴落が起き、 金利上昇、株価下落、そして成長の鈍化が起きるとする仮説を証明する証拠は希薄だった」と指摘」と書いてあるように、これまでの経常赤字不均衡是正のビル トインされたドル暴落というのは、発生しないという見方のようだ。

しかし、各国の中には、資産保有の形態を、ドルからユーロなどにシフトする傾向が、一段と強まっているように思える。

日本の場合は、深刻だ。

為替介入の対価として保有している膨大な米国債の減価につながるからだ。

これによって、日本の財政再建などは、直ちに吹っ飛んでしまう威力がある。

一方、昨日のニュースで、来日中のグレン・ハバード元米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長が、時事通信のインタビュー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050325-00000205-jij-bus_all
で「インフレがより正常かつ低位のプラスに戻るまで、デフレ対策を維持することに日銀は焦点を合わせるべきだ」と述べたというのだが、どういういとなのか、わかりかねる。

と なると、アメリカの隠された本音としては、日米の金利格差が続く限り、アメリカが、双子の赤字を放置しておいても、ビルトインで機能すべき、ドル暴落への スタビライザー機能が機能しないので、「日本さん、何とか、今のままの、金利水準でいてくれ」とのメッセージがあると見てもいいのではなかろうか。

私などのようは、今こそ、非負制約とデフレの罠を脱する、絶好の公定歩合引き上げの好機と思っているやからにとっては、このグレン・ハバードさんの発言は、余計なお世話とも受け取られるのだが。


[868] Re:[866] [864] 米国のNIH(国立衛生研究所)がCJD患者さんの脳の検体を破棄するかも・・・ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/27(Sun) 09:26  

> もしかして、アメリカに出来ているかもしれない、vCJDの壮大なピラミッドの存在を証拠隠滅させてしまうかも知れないということですね。

笹 山さん、米国の消費者団体のCUが農務長官にクレームの手紙を出したように、米国では牛の検査方法も、EUと日本で行われているウエスタンブロットを行わ ないで、最近ベルギーと日本が指摘した、BSEを見逃す可能性があるという免疫組織化学(IHC) テストしかやってないとのことですし、
http://www.consumersunion.org/pub/campaignnotinmyfood/001931.html

人のほうは、いまはアクセスできなくなっちゃったんですけど、
http://www.google.com/search?q=cache:rwz5yVEoDxIJ:www.mssm.edu/medicine/grand_rounds/pps/062204.pps+Laughing+death+male+prion&hl=ja
↑の大学のPowerPointの資料に
>”CDC began surveillance efforts in 1996 in response to vCJD.
>Periodic review of cause of death Captures app. 80% of CJD deaths, but most lack documentation of histopathologic testing .”
って以前書いてありました。

日本も国内のヤコブ病30〜40代の患者は20人、11人が死亡、7人が解剖されていないとのことですし、

> 日本人初の患者は当初、変異型とは別のタイプのヤコブ病と診断されていた。死後の解剖所見で初めて変異型と確定した経緯がある。 変異型は若年層に多い。 一方、別のヤコブ病は国内では高齢者に多いが、30〜40代の患者も20人確認されている。うち11人が死亡したものの、7人は解剖されていないことが、 先月の衆院農水委員会で明らかになった。疑わしい例は変異型の確定診断に結びつけ、安全対策に生かすきめ細かな診療体制が求められる。(抜粋・読売より)
http://www.yomiuri.co.jp/features/kgbs/200503/kg20050311_01.htm
日本も10代の患者さんもいるそうですがhttp://idsc.nih.go.jp/idwr/ydata/02-3138.html

結局のところ、
http://www.hyper-net.ne.jp/bbs/patio/patio.cgi?id=SANK&mode=view&no=10
・CJDが誤診され、見逃されている例
・弧発型CJDでも病理解剖されていない例
・WHOが規定する診断基準で弧発型とされる脳波が出るvCJD例が判明(解剖しないとますます発見できない可能性)※
・問題解決の糸口を米国が「破棄」という報道
これでは、本当の数値が心配ですね。

※この脳波がでないことが変異型の重要要件とされていたそうですからたいへんなことですね
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20050206/m20050206020.html?C=S


[867] 「報道2001」は、2001年で脳死したテレビって意味かな?  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/27(Sun) 08:23  

ほりえもん問題でゆれるフジテレビの「報道2001」の今朝の話題は、「検証! ニッポン放送買収問題SBI北尾氏緊急出演テレビとIT▽企業買収時代到来」って題なのだが。
いずれのゲストも、テレビ万能時代に一定の利得を得てきた人がほとんどのようで、何か、残照の照り返しの発言のようにも思えてしまう。
私が、このようなテーマで、このような方の発言を見る場合、その方が、一日、どのくらい、ネットを活用されておられるのか、という観点から、その発言の真正度を見てしまう癖が付いてしまっているのだが。
ニュースの質を強調される方は、やはり、淘汰の危険性を感じている方たちなのだろう。
この掲示板の817では、「おくればせながら「毎日新聞 渡辺雅春」さんへの反論」として、次のように述べた。
「なるほど、換金回路のないブログの世界で、一人で三年半も、旧石器発掘現場で張り付く物好きはいないだろう。
しかし、40人以上の記者に対抗できるアリのごとき、ウンカのごときウォッチャーは、そろえられるような気がしている。」
それこそ、この817で述べたような、アリのごとき、ウンカのごとき、ネット時代の「ネット記者群」のトレンドが正論を方向付けていくような時代には、所詮、太刀打ちできない方たちなのかな、とも、思う。
ましてや、ネットとは、いかにも無縁そうな出演政治家の発言には、痛々しさ、さえ、感じられた。
それにしても、いまさらに気づいたのは、「報道2001」は「2001」であって、「2005」ではなかったのだ!!!
思えば、この番組には、政治家もずいぶんと振り回されたものだ。

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/2001/


[866] Re:[864] 米国のNIH(国立衛生研究所)がCJD患者さんの脳の検体を破棄するかも・・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/27(Sun) 07:37  

なるほど。
この記事のポイントは、「これから、今まで以上に感度の高い検査方法が開発されてくるのだから、これらの1963年以来の千以上のサンプルから、わかることが増えてくるに違いない。」とする意見ですね。
これらの方は、「このサンプルの破棄は、美術館の破壊に似たものがある。」といわれていますね。
もしかして、アメリカに出来ているかもしれない、vCJDの壮大なピラミッドの存在を証拠隠滅させてしまうかも知れないということですね。


[865] 知財問題の講演など 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/26(Sat) 19:29  

昨年のレコード輸入権以来、やや、敬遠気味の知財問題だったが、法政大学で、松武秀樹さんなどの講演があると聞いて、出かけてみたのだが。
東小金井駅下車。
いつものことながら、この駅は、苦手だ。
お世話になった農林水産省の紀内さんの最後の場所だからだ。
あれから早いもので、9年近くたったのかな? 
会場にはいると、どうも、知財関係とはとても思えないおばさんグループがたむろしている。
講師陣を見て、今日の講師の一人に、テレビの「爆笑問題のバク天!」などの番組で売れっ子の橋下徹さんがいたことを知る。
で、松武さんの話は、著作権法第30条の(私的使用のための複製)の話が中心。
私的録音補償金制度が機能していないので、外国並みに、報酬の支払い義務者を私的使用の複製者でなくて、製造業者や輸入業者にすべしというような話だった。
質疑応答にはいって、JASRACの欠点は、どこにあると思いますか?などという質問が出ていた。
続いての、橋下徹さん。
テレビ界の内幕話がほとんどで、タレントのギャラの相場などの話があった。
ニュースコメンテーターの相場は2−3万程度って話から、弁護士家業はもう、斜陽産業にはいったとか、いずれにしても、人の懐具合の話は、「思ったほどでもないな」と、聴衆に感じさせられるだけで、受けるものだ。
中で、これからの成長分野として、「エンターテイメント・ロー」(Entertainment Law)の分野が日本でも必要とされてくるだろうという話が興味深かった。
最後に、著作権法は、何のためになるという話になって「禁止することによって、無体の価値を高めていくために、著作権法があるのだ。」という結論は、アイロニーとして受け止めるべきものか、ちょっと迷った。



[864] 米国のNIH(国立衛生研究所)がCJD患者さんの脳の検体を破棄するかも・・・ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/26(Sat) 15:35  

NIH may destroy human brain collection
http://news.newkerala.com/india-news/?action=fullnews&id=89999
なかには、16歳の患者さんのものもあるようで、どーーーーにも、胡散臭く思えてしまうのは私だけでしょうか。。


[863] 肉骨粉の管理、保管問題は、どこも頭痛いようですが。。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/26(Sat) 13:03  

日本でも焼却すらしないで素埋めが発覚、なんていう報道が昨年もありましたが、頭痛いですね。発生後の保障もなく検査が怖くて素埋めされやすいというならば、死亡牛は無検査にしたとしても、その後の残渣の管理をきちっと管理してもらったほうがマシに思いますが。

Mad Cow shed is still there... 写真付
A shed filled with the remains of cattle slaughtered in the Mad Cow disease
cull is still there almost eight years later.
http://www.prestontoday.net/ViewArticle2.aspx?sectionid=73&articleid=980886
http://babelfish.altavista.com/babelfish/tr


[862] R-CALFの最高執行者Bill Bullard氏の声明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/26(Sat) 08:25  

R-CALFの最高執行者Bill Bullard氏が、声明を出したが、その中で、現在の日米の牛肉問題について、次のようにいっている。

アメリカの牛肉産業にとって不幸なのは、カナダからの生体牛の輸入によって、BSEフリーのアメリカを、BSEリスクのあるアメリカへと、わが身を置き換えてしまったことだ。
The National Meat Association (NMA) は、3月2日に下されたカナダ国境再開差し止め裁判所命令を覆そうとしているが、この行動自体、アメリカの消費者の安全よりも、利益を重んじている行動であることを表している。
日 本や韓国がアメリカの牛肉を再び買ってもらう一番いい方法は、そして、カナダと、再び、しっかりした貿易関係を築くために一番いい方法は、USDAが、消 費者と牛肉産業を守ることをはじめることであり、そのためには、ブッシュ政権の対外貿易政策に対して、右顧左眄しないことである。
USDAの構想 としてあげられている「多国籍パッカー構想」(the multi-national packers)は、カナダからの牛肉製品の安全基準を低める構想であり、日本や韓国に対して牛肉製品貿易の門戸を開かせられることを意図した構想のよう であるが、この構想自体は、非論理的で、理性のない構想である。
2003年以来、日本は、われわれに、こういってきた。「アメリカの牛肉が、カナダから来たものでないことが保証されないうちは、そして、その牛肉に、アメリカ産のものであると適切に示されていない限り、われわれは、アメリカの牛肉をほしいとはおもわない。」と。
どうして、アメリカの巨大ミートパッカーたちは、原産国表示制度(COOL制度)の実施をしたがらないのか?
もし、アメリカ政府が、海外の巨大市場の要求を無視することをやめるならば、アメリカの巨大パッカーも、中小パッカーも、原産国表示ラベルがあろうと、BSE検査があろうと、等しく、ビジネスの発展を見るであろう。
アメリカの牛肉の他の顧客の要求を前向きに満たすことが、それらの国々との良好な関係改善につながりうるのだ。

http://pryordailytimes.com/articles/2005/03/25/news_content/community_news/agriculture/agriculture02.txt


[861] アメリカ上院の対日経済制裁法案に対するスポンサー献金額 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/25(Fri) 23:12  

アメリカ上院の対日経済制裁法案(S. Res. 87: A resolution expressing the sense of the Senate regarding the resumption of beef exports to Japan)に対するスポンサー献金額がわかりました。

献金団体と献金額 献金団体のサイトURL
議員ごとの献金額 上院議員名  選挙区

Volunteer PAC: $180,500
$130,500 to Sen. John Thune [R-SD]
$10,000 to Sen. Larry Craig [R-ID]
$10,000 to Sen. Michael Crapo [R-ID]
$10,000 to Sen. James Inhofe [R-OK]
$20,000 to Sen. James Talent [R-MO]

National Republican Senatorial Cmte: $103,500    http://www.nrsc.org/
$35,000 to Sen. John Thune [R-SD]
$17,500 to Sen. Larry Craig [R-ID]
$33,500 to Sen. James Inhofe [R-OK]
$17,500 to Sen. James Talent [R-MO]

Blank Rome LLP: $39,414    http://www.blankrome.com/
$20,500 to Sen. John Thune [R-SD]
$18,914 to Sen. Jim Bunning [R-KY]

Club for Growth: $22,000   http://www.clubforgrowth.org/
$22,000 to Sen. John Thune [R-SD]

Fresh Express: $20,000   http://www.freshexpress.com/OpCo_Source/default.asp
$20,000 to Sen. John Thune [R-SD]

合計$365,414.

議員別では、
Sen. John Thune [R-SD] $228,000.
Sen. Larry Craig [R-ID] $27,500.
Sen. Michael Crapo [R-ID ]$10,000.
Sen. James Inhofe [R-OK] $43,500.
Sen. James Talent [R-MO] $37,500.
Sen. Jim Bunning [R-KY] $18,914.



[860] イギリス滞在一日組は、まだ献血できるようだ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/25(Fri) 22:34  

免許証の書き換えに入ったら、玄関前に献血車が。
そこで、例のイギリス滞在一日組の献血は可能か、と、聞いて見ると、「まだ、通達が来ていないので、大丈夫ですよ。」っていう返事だった。
この問題だけは「まだ、大丈夫よ」って話ではないとは、おもったのだが。
話し振りでは、相当、献血量は減ってきているらしい。


[859] Re:[858] 薬害エイズ:無罪部分とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/25(Fri) 19:31  

1985年5−6月の血友病患者への輸入非加熱血液製剤投与(第一起訴事実)当時、厚生省としては非加熱製剤による感染の防止策や血液 製剤の在り方などを検討するために組織したエイズ研究班および血液製剤小委員会の最終報告を踏まえ、エイズなどの感染防止対策として、クリオ製剤の適応範 囲を拡大することはできないと判断し、加熱製剤の承認に向けた作業を実行し始めていたものと認められる。

第一起訴事実当時、厚生省血液製剤政策担当者に対し、クリオ製剤などの使用を前提とした結果回避可能性を認定するのは困難である。

検 察官は、エイズ研究班や血液製剤小委員会のクリオ製剤に対する評価はエイズに対する危険性認識の甘さがあり、狭きに失していたというが、前記の報告は十分 な審議を経て当時の知見を結集したものと認められることを考慮すると、厚生省としてその結論を尊重するのが通例と解される。

http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050325000290


[858] 薬害エイズ:安部被告側、無罪判決求め高裁に申し立てへ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/25(Fri) 19:06  

「弁護団は「松村被告の判決で、安部被告に過失がなかったことが改めて確認された」としている」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050326k0000m040021000c.html

自分で勉強して身を守らなければ、やられますね。


[857] アメリカのWTO提訴も見据えた理論武装も必要になってきた。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/25(Fri) 18:02  

今日の島村宜伸農水相は、閣議後会見で、OIEが基準緩和案を提示したことについて、脊髄反射(spinal reflex)的に「日本としては当然反対していく」と述べた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050325-00000114-jij-pol
というのだが、

い やみを言うわけではないのだが、これは、855で書いたように、昨年10月25日の米国産牛肉の日米高級事務レベル会合合意において、「5.BEVプログ ラム概説」において、「再検討されるべき情報には、次のものが含まれる。」として「再検討すべきOIE基準にもとづいた、アメリカのBSEの状態」につい て合意したものと矛盾する発言ではないかと、アメリカに言われるのではなかろうか。(日米合意の中で”The United States BSE status according to OIE criteria to be reviewed”と書いてある。)

むしろ、日本の農林水産省として、今、見解を統一しておくべきは、WTO提訴の場合にそなえた、SPS協定との関係である。

この場合に一番参考になるのが、アメリカとEUとの、ホルモン牛肉紛争における、SPS協定の解釈だ。
http://lin.lin.go.jp/alic/week/1998/jan/323eu.htm

問題となったSPS協定抵触部分は、三箇所あった。

1 危険性の評価(SPS協定第5条1項)

2 恣意的かつ不正な保護水準の適用(SPS協定第5条5項)

3 保護の水準(SPS協定第3条)

これを今の日米間の牛肉問題に置き換えてみると、アメリカ側の言い分は、次のようになるだろう。

1.「日本側が提示した科学的報告は輸入禁止の根拠にならないので、SPS協定第5条1項違反なのではないのか?」

2.「日本側は、検疫衛生措置の保護水準を、、恣意的かつ不正に区別し、貿易に差別や偽装した制限をもたらしているので、SPS協定第5条5項違反なのではないのか?」

3.「日本側の輸入禁止措置は、OIE基準の月齢30ヶ月未満を、月齢20ヶ月未満の牛に引き上げるなど、OIEの国際基準に基づいておらず、また、独自の水準を採用できる規定にも該当していないので、第3条1項違反ではないのか?」

ということになるのでしょうかね?

したがって、アメリカ側からWTO提訴があった場合の対策としては、この上記三点の逆を考えればいいことになる。

本当に、世界に対していろんなことよくやってくれるよ、アメリカさんは。


[856] たった二分間の昨日の石原農林水産事務次官記者会見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/25(Fri) 13:19  

このところ、この石原事務次官記者会見を英語に訳して、アメリカのR-CALFが、引き合いに出すなどしているので、今週の記者会見は、どうかな、と、思っていたのだが、案の定、昨日の記者会見は、たった二分間に終わったようだ。
あんまりR-CALFに好かれてもね、って気持ちは、私にもある。
しかし、何度もいうように、石原次官の論理は、正論である。

http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050324jimujikan.htm


[855] Re:[850] OIEの基準変更ニュース 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/25(Fri) 11:28  

どういう意図かわからないが、昨日から、「OIEが、牛肉の輸出入規制を大幅に緩和する新たな国際基準の原案を日本に提示した」とのニュースが、声高に流れている。
も ともと、OIEの「Terrestrial Animal Health Code」は、毎年見直しているのであり、また、昨年10月25日の米国産牛肉の日米高級事務レベル会合合意においても、「5.BEVプログラム概説」に おいて、「再検討されるべき情報には、次のものが含まれる。」として「再検討すべきOIE基準にもとづいた、アメリカのBSEの状態」との一行がはいって いるのである。
問題のポイントは、OIE基準が緩和されるかどうかということよりも、SPS協定との関係を考慮しなければならないのに、マスコミ報道では、そのことについては、一切触れていないのか、どうしたものなのであろうか?
す なわち、前にも書いたように、日本の場合のように、OIE基準よりも厳しい基準で、BSE汚染国からの牛肉輸入を禁止する場合は、SPS協定の5条2項で の「(輸入する牛肉についての)危険性の評価を行うに当たり、入手可能な科学的証拠」が、不十分な状況の元での、5条7項の「暫定的に衛生植物検疫措置を 採用」により、禁輸措置を行っているのであり、それに対して、第2条第2項「2 加盟国は、衛生植物検疫措置を、(中略)第五条7に規定する場合を除くほ か、十分な科学的証拠なしに維持しないことを確保する。」の条項を盾にとって、「十分な科学的証拠があるのに、衛生植物検疫措置をとっているのは、隠れた る貿易障壁である。」と主張しているところに、対立点があるというわけである。

なお、今回のOIE基準の緩和要求のポイントは、は、 OIEの「Terrestrial Animal Health Code」のArticle 2.3.13.14.  Article 2.3.13.15. Article 2.3.13.16. Article 2.3.13.17.Article 2.3.13.19. Article 2.3.13.21.に関するものであって、
第一に、BSEフリーの国または、最小(minimal)のBSE汚染国から輸入される骨付き、または、骨を除去した肉、または、肉製品については、輸出国において、検査が必要であるということ、
第二に、BSEリスクが中位または 高位にある国からの牛肉や肉製品については、すべての牛の検査が必要だということ、
第 三に、食用や、飼料や、 肥料や、化粧品や医薬品向けに使用される 牛脂について、、最小(minimal)のBSE汚染国または、また、BSEリスクが中位の国からの牛からのものについては、Article 2.3.13.19. 規定の組織を使っていないかどうかの検査が必要であるということ、
この点についての基準緩和要求と見られる。

OIE基準に過大な期待をいだかれがちな方には、次のUSDAのQ&Aのあけすけな表現のほうが適切かもしれない。
律儀な日本人は、「国際基準履行」などと迫られると、悪いことをしているなどと思って、おびえがちであるが、このようなあけすけなものを読むと、ショック療法としては、いいのかもしれない。
http://www.beef.org/uDocs/BSE%20Final%20QA%2011-17-2003.pdf参照
「OIE 基準は、履行のハードルが高い規則でも、履行のスピードが急がれる規則でもありません。OIEは、加盟国の主権を尊重し、動物に関する貿易をそれぞれの国 の尺度にあった基準が作れるような、ガイドラインとなっています。現在のOIE基準でのリスク地域の分類は、5分類あって、それは、BSEフリーの国、一 時的にBSEフリーの国、最小のBSEリスクを持つ国、中位のBSEリスクを持つ国、高位のBSEリスクを持つ国、に分かれています。差それぞれの手後 リーにある国についての牛肉貿易についてOIEガイドラインは、適用されます。どの国から、牛肉や牛肉製品を輸入できるかのOIE基準は、至極簡単で、次 の二つの条件のうちの一つが該当しさえすればいいのです。その条件の一つとは、その国が、BSEを持たない国であること、その条件のもう一つは、その国が BSE発生のケースがあった場合には、適切な飼料禁止措置がなされていて、そのような飼料禁止措置後、少なくとも、7年間は、BSE発生事例がなかったこ と、です。
OIEのガイドラインは、これらの条件を、必ずしも、牛肉貿易の必須条件にはしていないのです。
OIEでは、BSEフリーの条件を決めてはいますが、国際社会においては、これらの条件が、牛肉貿易をする決定要素とはなっていないのです。
実際、いかなるリスクカテゴリーにある国との貿易についても、たとえ、その国が、ハイリスクのBSEリスクカテゴリーにある国であっても、OIEは、アドバイスしているのです。
ここで重要なことは、一定のBSEリスクがある諸国間では、消費者の信頼性にかかわらず、牛肉は、生産され安全に消費されているということです。」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050324-00000153-kyodo-bus_all


[854] フランスの女性が1971年にvCJDだったかも、というニュースです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/25(Fri) 00:47  

French woman may have had mad cow disease in 1971
http://www.wpherald.com/storyview.php?StoryID=20050324-093552-6339r


[853] クリークストーン社が農場の生産能力を倍増、完全植物性飼料&成長ホルモン剤・抗生物質なしの牛を開発 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/24(Thu) 19:45  

以前、日本に合わせて全頭検査をしようとして設備投資までしたものの、農務省が検査を拒否した、という顛末の、クリークストーン社ですが、農場の生産能力を倍増、出生時から完全植物性飼料&成長ホルモン剤・抗生物質なしの牛を開発しているようです。
Creekstone Farms doubling capacity
http://www.kansas.com//mld/kansas/news/state/11203552.htm
植物飼料の入手先なども気になりますが、興味深いですね。大手には脅威でしょうか。


[852] 「日米金利差の拡大」と「米国債の利回り曲線の平坦化」というキーワード 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/24(Thu) 19:38  

おとといの米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げと、連邦公開市場委員会(FOMC)のインフレ懸念メッセージで、注目されてきたドルの動きであるが、どうやら、ドル高の方向に動いているようだ。

そのひとつの要因として、「日米金利差」((the US-Japan interest rate spread)というものがある。

この日米金利差には、短期金利の日米金利差も、長期金利の日米金利差もある。

まづ、短期の日米金利差については、今回のアメリカの更なる金利の利上げで更なる金利差が出来たわけで、これによって、ドル預金へのシフトや、円売りドル買いの動きが、激しくなってくる。

また、長期金利の日米金利差については、米国債10年ものと日本国債最長期ものとの差であり、これは、対米ドル円相場と、これまでの推移からすると、ほぼ連動しているのだという。

しかし、どうも、最近、米国債が短期ものであろうと、長期ものであろうと、イールドがさしてかわらないという「利回り曲線の平坦化」(A flat yield curve)という現象が出ている。

http://www.pimco.com/LeftNav/Latest+Publications/2004/yield_curve_basics.htm
によると、「利回り曲線の平坦化」が現れるのは、景気停滞のシグナルであるという。
http://www.forbes.com/markets/bonds/free_forbes/2005/0314/112.html
も参照

インフレ抑制を意図して、連邦準備金利が上がると、短期債のイールドがあがり始め、長期債のイールドは、インフレ抑制を期待して下がり始めるのだという。

短期債のイールドがあがるために、フラット化が起きるというもののようだ。

しかし、グリーンスパンさんは、10年ものなどの長期債のイールドがあがらないために、フラット化が起こっているとの認識のようなのだが、実際はどうなのであろうか?

貿易収支赤字という要因も気にはなるのだろうが、現在では、双子の赤字問題よりも、目先の日米金利差という問題のほうが、ドル・円を動かす、強い要因となっているようである。

短期金利に関していえば、日米金利差をこれ以上拡大させれば、より円安になるところから、何年ぶりかの日本の公定歩合引き上げ時期も、時間の問題との説もあるようだ。

また、株価との関係で言えば、アメリカの短期金利上昇は、ニューヨーク市場での株価の低落を招き、日米の金利差の拡大は、外人投資家の東京市場からの引き揚げを招き、東京の株式市場での株価低迷をまねくとされているようだが、実際はどうか?

http://www.daiwa.co.jp/ja/products/pdf/weekly_usbond.pdf
参照

http://www.daiwa.co.jp/ja/products/pdf/weekly_usbond.pdf


[851] 食安委審議内容の英語版が出るらしいです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/24(Thu) 19:05  

BSE:
米国産牛肉の輸入再開 公平中立審議、海外に情報発信−−棚橋食品安全担当相
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/disease/
といえば、末梢神経からプリオンの時も海外に報道されなかったし、厚労省にも英文サイトはなかったし、感染研が鳥インフルエンザH5N1のヒトのワクチンを開発したときも海外には発信されてないんですよね。ちょっと期待。。。


[850] OIEの基準変更ニュース&米国のSRM除去告発ニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/24(Thu) 17:09  

■BSE検査 新国際安全基準案
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/03/24/d20050324000020.html
(略) OIEは、家畜などの病気の対策にあたる国際組織で、BSEに関する安全 基準を定めています。ことし5月にパリで開かれる総会に向けて、OIEは 牛肉の安全性について、「BSEの病原体が蓄積しやすい脳や脊髄などを、適切な方法で取り除いた牛肉は、科学的に安全だ」として、輸入の際に検査などいか なる条件も求めるべきではないとする改正案をまとめ、各国に提示しました。 (略)農水省は反対の方針

■米牛肉「特定危険部位の処理不十分」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye1157756.html
(略) 食品検査官の労働組合である全米食品検査官合同評議会は、去年12月、アメリカの食肉工場で牛の脳や脊髄などの特定危険部位を取り除く処理が徹底されてい ない、とする警告書を、アメリカ農務省に提出しています。「我々はいくつかの情報源から、特定危険部位が食物連鎖の中に入り込んでいるケースを知っていま す」(ペインター議長)しかし、アメリカ農務省は、「内部調査の結果」として、「それを裏付ける 一般的、具体的証拠が見いだされなかった」と、申し立てを全面的に否定しています。「米農務省は、我々の警告書を無視する事で、問題に目をつぶろうとして いるのです」(ペインター議長) 更に、アメリカ農務省は、申し立てを行ったペインター議長に対して「行動 に対する強制調査」を行っています。 ホイッスルブロワー=内部告発者は、アメリカでも保護されるべき対象ですが、何故かこのケースでは、政府側から強い圧力がかけられています。「あらゆる状 況を総合すれば、おそらく政府は何かを隠しているのだろうと思います」(ペインター議長)(略)

どちらもビデオニュースがあるようですのでお早めに。

なお、OIEの改正案は先日の意見交換会のときの資料から何か変更はあるのでしょうか。
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk170310/170310_vallatslide.pdf
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk170310/risk-tokyo170310.html
OIEは獣医学の先生が多いのでしょうが?、感染した結果としてのヒトの臨床の、院内感染・公衆衛生問題の側面からの見解と、偽装、隠蔽防止の流通学、心理学の側面からもぜひ検討、加味していただきたいですね。



[849] Re:[848] 毎日新聞の「発信箱」からBSEの記述 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/24(Thu) 09:17  

おや?
なんと、この署名記事は、例の『理系白書』ブログ
http://spaces.msn.com/members/rikei/PersonalSpace.aspx?_c=
の元村有希子さんではないですか。
このライスさんの来日時に言われた、「国際基準」については、賛成・反対両論サイドで、ちょっとづつの誤解と混乱があるようですね。
この毎日新聞で書かれているような、ライスさんの言われる「国際基準」が、「米国流の安全基準」なのかといえば、そうではないわけですね。
前にもhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=242で書きましたように、OIEの「Terrestrial Animal Health Code (2004)」の「Article 2.3.13.5.」にもとづいて、SPS協定をクリアすれば、りっばな「国際基準」になりうるものなのですね。
じゃ あ、BSE発生国からの牛肉輸入基準は、ダブルスタンダードかといわれれば、OIE基準より厳しい基準をとることは、SPS協定で、単なる形を変えた貿易 障壁だとみなされない限り、許されるわけですから、OIE基準より、緩やかな基準を採用するものでない限り、オーケーということになりますね。
禁輸するかどうかは、輸入する側のSPS協定の五条7項の「暫定的に衛生植物検疫措置を採用」するかどうかの判断にゆだねられているというわけです。
で、 この5条7項に該当する以外のことで、厳しい禁輸措置をとることについての「十分な科学的証拠」を証明することを放置しているとみなされると、米国産リン ゴの火傷病についての、日本の禁輸措置問題のように、今度は、SPS協定第2条第2項該当などと、イチャモンをつけられるというわけです。
この問題を煎じ詰めていくと、輸出する国と、輸入する国との、思惑の違いで、この実質二重基準のどちらを採用するのかということになってしまうのですね。
816で書いたthe Five Nations Beef Group(アメリカ、オーストラリア、カナダ、メキシコ、ニュージーランド)の動きは、まさに、この輸出国側の利害を代表するものといえます。
わたくしは、元村さんの記事を見た限りでは、科学環境部らしからず、やや、感情論に走りすぎているような気がしました。
あくまで、この問題は、理屈で行かなければ、国際社会の中では、負けてしまいますね。
そのへん、847で書いた石原農林水産事務次官の理屈は、国際社会で通りうる理屈であると思っています。




[848] 毎日新聞の「発信箱」からBSEの記述 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/24(Thu) 08:36  

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050323ddm002070084000c.html

社 会部や政治・経済部の方ならともかく、科学部の方は米国のBSE対策や問題を語るのであれば、もはや月齢云々にこだわるのはやめていただきたいものです。 「国際的な感染管理基準」を作成する科学組織、WHOは「感染牛のすべての組織を食物連鎖から排除すべき」としていますし、食品安全委員会の多くのメン バーやプルシナー氏も、専門調査会で「月齢で区切るのは科学ではない」と発言しています。曝露状況如何によっては、英国ですでにボーダーの「20ヵ月の 【発症牛】」もいるわけです。米国は会計検査院まで飼料管理の不備を指摘していますし、脳に蓄積する前に、炎症部位にプリオンが蓄積するという新しい知見 が出てきています。(炎症といえば私が思い浮かぶのは「胃炎、盲腸、乳房炎、関節炎、肝炎、腸炎、その他もろもろ。その点はどうでしょうか?)BSEを感 染させた潜伏期の羊は輸血で他の羊を感染させていますし、そして、検査の検出限界があるように、危険部位除去だって蛋白質の性質上、完璧に取り除けるわけ がない。例えば人間の手術やその時間を考えてもわかります。

「不安を持つ」のは、その牛が20ヶ月以下かどうかではなく、「その牛が感染しているか否か」「実際のところ米国には何頭の感染牛が存在するのか」
http://www.consumersunion.org/pub/campaignnotinmyfood/001931.html
です。そして感染牛の数については飼料管理と、検査方法・検査頭数(&隠蔽(^^;)が大きく影響する。

せめて、科学部の記者さんだけは、BSE対策で一番大切なことは何か、飼料管理問題などに触れていただきたいものです。


[847] Re:[839] ここでも話題の、3月17日の石原農林水産事務次官の記者会見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/24(Thu) 08:01  

839で、Jim Wiesemeyer氏が「今の日本との牛肉貿易再開を遅らせているのは、R-Calfと、一部上院議員のせい」とするのに対して下記サイト「R- Calf Says Public Being Misled on Canadian Border Issue」で反論している。

この中で、R-CalfのLeo McDonnell氏は、こういっている。

「Inside Washington Todayで、Jim Wiesemeyer氏が書いたコラム‘Japan Tells R-CALF Their Actions are Delaying Resumption of American Beef Buys.’は、著しく事実誤認をしている。

このコラムの中で、Jim Wiesemeyer氏は、R-Calfが、日本の当局者とあったとか、R-CALFの代表者が"R-CALFの行動が、日本との牛肉貿易再開を遅らせているのだ。"といわれたとか書いているが、それらは、事実誤認である。

第一、R-CALFは、日本の政府当局者の誰とも、あったことがない。

R-CALF USAが、日本の農林水産省の石原事務次官の3月17日の記者会見を英語に非公式に訳したものの中の一部に、日本政府が、カナダのワーキンググループとの 会合で、"日本は、アメリカに対してもカナダに対しても同等のmeasuresを要求しているのであり、アメリカとカナダとの問題が、解決しているいない にかかわらず、カナダが、その同等のmeasuresを備えるか否かが、日本がカナダから牛肉を輸入できる条件となる。"との趣旨の発言があったのを引用 したまでである。

このようなWiesemeyer氏のコラムのような「牛肉探求者」(BEEF Enquirer)たちが流すうわさが、一定の集団の中で受け入れられることは、不幸なことである。

カナダへの貿易基準を緩和したり自由化したりするようなナンセンスなことが、アメリカと日本との牛肉貿易再開を助けるであろうなどということは、どんな食品安全グループでも、また、どんな科学的根拠にもとづくグループも、信用するはずはないのだ。
食品安全への保証や、リスク・ミチゲーションは、カナダの生体牛のような汚染源として知られているものの輸出の増加のために作られたものではない。

これらすべての問題は、われわれがアメリカ政府の誤まれる取り扱いと、欺瞞を見る限りにおいては、USDAの監察長官がいっているように、いまや「ウォーターゲート」ならぬ「ビーフ・ゲート」問題となりつつあるように見える。

しかし、それ以上に不思議に見えるのは、当のカナダ自体が、BSE発生国からの牛肉輸入をいまだに禁止していることである。

R-CALFがカナダに求めているのは、カナダが、他のBSE発生国に対して求めているものと、なんら変わりはないのである。」

以上が、この掲示板839で紹介した、Jim Wiesemeyer氏が書いたコラム‘Japan Tells R-CALF Their Actions are Delaying Resumption of American Beef Buys.’
http://www.brownfieldnetwork.com/gestalt/go.cfm?objectid=CB051651-B12F-DF90-1E6D7B0BED5FE717
に対するR-CALFの反論である。

この問題に付いては、809においても、書いてある。
再掲すると、以下のとおりである。

「R-CALFは、次のサイト
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4282
で、次のようにいっている。

「R-CALFは、木曜日に行われた石原事務次官の記者会見の非公式の写しを入手した。
この記者会見の非公式の翻訳によると、日本は、カナダ政府と、ワーキンググループレベルの会議で、協議をしてきたという。
日本政府としては、アメリカもカナダも、日本と同等の措置を講じてくれるのであれば、カナダとアメリカとの牛肉貿易問題が解決できるか否かにかかわらず、日本がカナダから牛肉貿易を再開できるか否かを決定することが出来ると、石原事務次官は、述べたという。」

さらに、R-CALFは、この前段で、
「日本は、ワシントン州で発見されたBSE牛がカナダ産であったことを、禁輸のいい言い訳材料にしている。」とか、
「カナダから牛を輸入するために、安全水準を低くすることは、日本に対して、貿易再開させるには、マイナスであリ、日本の消費者の信頼性を減らすばかりである。」とか、
「カナダの牛の検査体制や飼料規制をしっかりさせた上で、アメリカでのCOOL制度-原産国表示制度-の前倒し実施を、直ちに図ることが必要である。」とか、
「カナダにおける潜在的なBSE問題が解決できない限りは、日本との牛肉貿易再開は、無理な話である。」
などと、いっている。」

ちなみに、ここで話題の3月17日の石原農林水産事務次官の記者会見の該当部分は、次のとおりである。

「Q:  次官、牛肉の関係で、カナダとアメリカを同等に扱うということを、確か、農水省としてやっていると思うんですけれども、今現在、アメリカはカナダの牛肉 を止めているような状況なんですが、仮に、アメリカ産牛肉の輸入再開の合意が先にきちゃった場合、それでアメリカはカナダの牛肉を止めている状況が続いた 場合、日本はそれには関係なくカナダからのとして、ほぼ同じタイミングで輸入を再開するということに変わりはないのでしょうか。
 
A:  我が国は、カナダとは今も実務者レベルでは協議を続けております。あくまで我が国と同等の措置を、アメリカそれからカナダについて求めているわけでござい ますので、我が国の取扱いと同等の措置をカナダの方が講じていただけるのであれば、アメリカとカナダの間がどのような状況であろうと、我々はそれでカナダ については、輸入するかどうか、その辺は判断していくということになろうかと思いますけれども。 」
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050317jimujikan.htm 参照

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4313


[846] 米国消費者団体:コンシューマーズユニオンの動き 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/23(Wed) 22:38  

農務長官に送った手紙など、サイトに掲載されてました。
http://www.consumersunion.org/pub/campaignnotinmyfood/
http://www.consumersunion.org/pub/campaignnotinmyfood/001931.html


[845] どうも見えにくい今後の経済動向 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/23(Wed) 19:20  

昨日の米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げと、連邦公開市場委員会(FOMC)のインフレ懸念メッセージとで、当初予定されていた0.25パーセント刻みの今後の利上げ日程が、大幅に、前倒しになるということは、確実にはなったのだが。
アメリカのはっきりした与件は、もうひとつあって、財政赤字が、ここ当分の年数、続くということである。
貿易収支がどうなるのかということは、わからない。
では、それらの要因が、長期金利やドル、米国債にどのような影響を与えるのか、さらには、日本の景気にどのような影響を与えるのかということになると、今日の各国の市場も戸惑い気味のようだ。

短期金利が上がると、ドル高・円安になる場合が一般的であるが、アメリカ株価下落を通じて、結果、ドル安になる場合もある。

金利上昇にもかかわらずドル安になる場合は、インフレに対する過剰な懸念がある時で、金利上昇の規模と速度が大きく速くなりそうな場合には、ドル保有欲がなくなり、キャピタル・ロス回避に向かう。

また、長期金利が高い水準にあって、短期金利が上がると、ドル高になるが、長期金利が低い水準にあっても、短期金利が上がると、ドル高になるというのが、これまでの傾向であるのだが。

ドル高になれば、債券への需要が大きなリ、債券価格は上がリ、結果、長期金利は下がっていく。
ドル安になれば、債券を手放し、債券価格は下がり、結果、長期金利は、上がっていく。

ドル高になれば、輸出しにくく、輸入しやすい環境となり、貿易収支は、赤字へ向かう。
ドル安になれば、輸出しやすく、輸入しにくい環境となり、貿易収支は、黒字へと向かう。

というのが、これまでの常識なのだが、そのとおりになるのかどうか?

この場合、
「財政赤字が、ここ当分の年数、続く」との要因と、
「中国巨大市場よりの、アメリカに向けての供給圧力」の要因
とが大きく影響してくる。

短期金利が上がっても、ドル高とならず、財政赤字への懸念で、ドル安の状態が続き、
ドル安の状態が続いても、輸出が増えず、中国などからの供給圧力で、貿易収支の赤字が縮小しない場合には、

財政赤字と、貿易収支赤字が並存するブッシュ版双子の赤字となる。
このシナリオは、アメリカにとっても、日本にとっても、悲惨である。

日 本にとって見れば、待ちに待ったインフレ到来ということで、日銀が、金融政策の復権を目指して、この際、公定歩合を大幅引き上げて、長年のデフレのわなを 脱却し、非負制約突破によって、久方ぶりに、金融政策らしきことができる、というような、大技をすれば、かなりの逆転の経済学となるのだが、改革路線で すっかりちんまりした今の政府に、そんな大技、できるかな?ってとこである。
もっとも、これには、前門のトラ、後門の狼がいて、日本も、アメリカに勝る財政赤字大国、アメリカのドル安・長期金利高で、保有米国債の状況によっては、アメリカと運命共同体の手ひどい仕打ちを受ける可能性も残されてはいる。

http://www.forbes.com/economy/2005/03/22/cz_0322dismal_fomc.html


[844] サイトでアクセスできない、鳩山由紀夫さんの「新憲法試案」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/23(Wed) 16:34  

鳩山由紀夫さんが、「憲法試案」を出されたというので、そこの「環境権」のとこだけ見たいと思って、鳩山さんのサイトhttp://www.hatoyama.gr.jp/indy_frame.htmlに行ってみたのだが、「新憲法試案」「全文はこちら」をクリックしてみたのだが、肝心の「憲法試案」の条文は、掲載されていなかったので、例によって、本屋で、立ち読みと思ったが、ちょっと微妙な条文のアヤの部分が知りたいということで、税別1500円で購入してきた。
環境権の部分に関していえば、内容的には、読売試案や愛知試案と大同小異といったところだが、「地域自治体および国その他の公的機関」のとるべき「必要な措置」に言及してあるのが、特徴といえるのかもしれない。
それにしても、このような憲法試案は、たくさん出てくるのだが、私としては、これらのあまたある試案を、これまで出されている憲法違反訴訟の事例から、裏読みし、該当するかどうかという視点からの、コンメンタールが欲しいものだと思っていいる。
つまり、環境権についていえば、これまで、 憲法13条の幸福追及権(人格権)と、憲法25条の生存権の解釈で代用してきて、一向に実効のあがらなかった援用解釈が、新しい環境権の創出で、救済される事例は、あるのかどうかという点からの検証である。
最後に、鳩山さんへの要望だが、やはり、こういう場合の憲法試案の原文こそ、サイトで見られるようにしてもらいたいものだと思う。
この鳩山さんの本は、約250ページからなっているのだが、そのうちの約50ページは、鳩山試案なのだが、それと同じ条文が、本文内にも占めているので、実質、100ページが、鳩山案であり、そのうちの50ページ分は、ダブり分である。
そして、参考として 、日本国憲法と大日本帝国憲法の掲載で、約50ページある。
と なると、残りの100ページが、実質本文なのだから、費用対効果からいくと、定価税別1500円と、他に比して安めとはいえ、実質本文100ページプラス 鳩山試案条文50ページ合計150ベージ、400字詰め原稿用紙で240枚、ということになると、一ページ10円、原稿用紙一枚6円ということになり、購 入する側からみると、ちょっと割が悪いかなって感じがする。
だから、正直言えば、このような編成であるならば、サイトのほうに全文掲載のほうがよかったのかな、とも、人ごとながら思ってしまうのだ。
サイトなら、条文がダブって掲載される必要もないし、明治憲法でも、昭和憲法でも、外国の憲法でも、リンクで飛べるのだから。

http://www.hatoyama.gr.jp/indy_frame.html

[842] アメリカの今後の金利上昇に含みのある今回の連邦準備金利引き上げ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/23(Wed) 11:53  

米連邦準備制度理事会(FRB)は22日、短期金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を、現行の年2・5%から0・25%引き上げて年2・75%とすることを全会一致で決めた。
FRBの利上げは昨年6月以来7回連続で、いずれも0・25%の小刻みな上げ幅となり、公定歩合も同率引き上げ、年3・75%とした
こ れまで、所定の計画をこなすかのように淡々と、小刻みの利上げを続けてきたFRBだが、今回も小幅の利上げをこなしつつも、そのコメントにおいては、今後 のインフレについての強い警戒感をにじませたことによって、今後の利上げ計画には、大幅利上げもありうるとの観測も生まれている。
下記サイトは、 今回の利上げについてのフィナンシャルタイムズの見解であるが、連邦公開市場委員会(FOMC)のコメント後半で、最近数ヶ月間のインフレ圧力について触 れ、当面、インフレの加速については、即座の危険性はないとしながら、商品価格の値上がりは、生産者に対して、弱いドルと連動して、強い圧力を与えつつあ るとしている。
また、原油価格の上昇も、インフレ圧力のひとつとみなしている。
労働コストの上昇については、大きな危険性はないとしながら、賃金上昇については、要警戒であるとしている。
インフレ克服の決め手となるのは、生産性の向上ではあるが、これは、そんなに長くは続かないとしている。
不 透明なのは、十年もの米国債のイールドの上昇についてであるが、グリーンスパンが、先月の議会証言で、「フェデラル・ファンド(FF)金利が上昇している にもかかわらず、十年もの米国債のイールドの上昇が、昨年6月以来、たつた四パーセントにとどまったことに驚いた。」との発言をされたが、その後、米国債 のイールドは、4.5パーセント上昇となったが、過去の経験からして、依然として低い水準にある。としている。
このところ、グリーンスパン氏の、 来年の退任を間近にしての、いろいろなレームダック状態が伝えられているが、今後、それこそ「いたちの最後っ屁」のごとき、グリーンスパンさん最後の大幅 利上げという事態も、今回の利上げのステートメントで、想定されるようになって来た。。

http://news.ft.com/cms/s/5ede6554-9b33-11d9-90f9-00000e2511c8.html


[841] アメリカ上院での対日経済決議案では「on Japan」が、「against Japan」に代わっていた。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/23(Wed) 11:07  

アメリカの上院議員は、下院とほぼ同じ「対日経済制裁決議案」を提出したが、下院と違っていたのは、一番最後の部分で、下院決議案で は、「アメリカ通商代表は、直ちに、日本に、報復的経済制裁を課すであろう。」(the United States Trade Representative should immediately impose retaliatory economic measures on Japan.)となっていたのが、上院決議案では、「アメリカ通商代表は、直ちに、日本に対して、報復的経済制裁を課すであろう。」( the United States Trade Representative should immediately impose retaliatory economic measures against Japan.)に代わっていた。

この「on Japan」から「against Japan」への代わりぶりに、アメリカ議会の苛立ちが、仄見えてくる。

http://thomas.loc.gov/cgi-bin/thomas


[840] Re:[839] 「R-Calfが余計なことを言わなければ、日本の牛肉貿易再開は、うまくいったのに」との、ボヤキ節 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/23(Wed) 08:57  

> それより何より、アメリカ議会が、対日経済制裁法案を提出していることのほうが、よっぽど、障害だとおもうんですけどね。

本当ですよね〜。対日経済制裁法案が提出されたことによりますます問題がややこしくなって再開への障害が増えたように思えますが。


[839] 「R-Calfが余計なことを言わなければ、日本の牛肉貿易再開は、うまくいったのに」との、ボヤキ節 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/23(Wed) 08:13  

アメリカの日本への牛肉貿易再開圧力がうまくいかなかったことで、今度は、R-Calfに対して「余計なことをしてくれた。」とのボヤキ節が始まっている。
下記サイトでは、ジャーナリストJim Wiesemeyer氏がいうに、R-CalfやTom Harkin上院議員などが、カナダの牛肉の危険性を強調するような発言を繰り返したがために、日本との牛肉貿易再開状況を悪化させているのだという。
Jim Wiesemeyer氏が、日本の当局者に言われた限りでは、カナダとの生体牛の国境再開の失敗が、日本との貿易再開のテンポを遅らせていると言われたのだという。
Jim Wiesemeyer氏は、「日本は、アメリカとカナダとは、統合されたマーケットだとみなしている。だから、カナダの牛肉が安全でないといわれたら、日 本は、アメリカの牛肉も安全でないとおもってしまうのだ。」といい、さらに、アメリカの議員の一部が、カナダの牛肉の安全性について疑念を挟むようなス テートメントを出したりする(http://www.agriculture.com/ag/story.jhtml?storyid=/templatedata/ag/story/data/agNews_050303crCANADA.xml&catref=ag1001などの動きをさしているのだろう。)ことが、メディアに火を注ぎ、日本の消費者の反対を強めるのだという。
まあ、なんか、日本の当局者たちが、「R-Calfが余計なことを言わなければ」なんてアドバイスをしていたとすると、問題ですね。
それより何より、アメリカ議会が、対日経済制裁法案を提出していることのほうが、よっぽど、障害だとおもうんですけどね。

http://www.brownfieldnetwork.com/gestalt/go.cfm?objectid=CB051651-B12F-DF90-1E6D7B0BED5FE717


[838] 米国でクロイツフェルト・ヤコブ病情報のウエブサイトが開設されたようです 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/23(Wed) 08:04  

Man who lost wife to rare disease calls for more government action
http://www.wrgb.com/news/regional/regional.asp?selection=article_31224

「CJD Voice」というサイトなんですが
http://members.aol.com/larmstr853/cjdvoice/cjdvoice.htm

ちょっと見たら、(このサイトによると)ヤコブ病発生の報告義務のない州、たくさんあるみたいですね?
http://members.aol.com/larmstr853/cjdvoice/report_cjd.htm


[837] Re:[835] 薬害:除斥期間の起算日の問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/23(Wed) 07:27  

この厚生労働省の除斥期間適用の解釈には、問題が含まれてますね。
すなわち、「除斥期間の起算点となる「不法行為の終了」はいつだったのか。」という点についての解釈が不明ということです。
国家賠償法第4条により民法規定の適用がされるのは、「私経済的作用のあるもの」と、「国家賠償法に定めの無い事項(損害賠償の範囲、過失相殺、時効など)」で
消滅時効については、民法724条により、「損害および加害者を知ったときから3年間または不法行為の時から20年間で賠償請求権は消滅する。」
となっているのですが、
ハンセン病訴訟熊本地裁判決の場合には、
「民法上の賠償請求権の消滅年数の国家賠償法適用如何」を問題としているのではなく、「除斥期間の起算点がいつか。」ということなのであって、
「除斥期間の起算点となる「不法行為の終了」はいつだったのか。」
「違法行為終了時において、人生被害を全体として一体的に評価しなければならないとすれば、それは新法廃止時ではないのか。」、
「そうだとすれば除斥期間の規定の適用はないのではないのか。」
という点を問題にして、
民法第724条にさだめる「「不法行為の時」より20年間の除斥期間適用」とはならず、これにより実質40年の損害賠償責任を問うことが可能となったのですね。
「不法行為のとき」の起算点をめぐっては加害行為時説、損害発生時説、進行性被害の場合は、「損害発生時」「最初の行政決定の時」等の諸説があり、この起算点の解釈の違いによって、除斥期間適用如何が変わってくるというわけです。
今回の薬害エイズ訴訟についても、このハンセン氏病熊本地裁判決と同様の「不法行為のとき」の起算点の解釈をどうとるかによって、除斥期間の適用は、免れうるものと思われます。
いわば、この問題は、「やむを得ずも長期化してしまった司法判断の、"時のアセス"問題」ともいえます。




[836] 看板に偽りある「専門医」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/23(Wed) 07:10  

不正行為にミス続出、専門医“看板倒れ”…認定機構が実態調査へ
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050322so13.htm

結局は口コミとか(^^;そういうのしかないのでしょうか


[835] 薬害:投薬日から提訴まで20年を越した例で「除斥期間(20年)を過ぎ、損害賠償請求権が消滅した」と国などが主張 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/23(Wed) 06:55  

担当の役人は何をどう考えているんですかね?担当者も個人名で報道してほしいですね。

薬害エイズ:「提訴が4日遅い」と国などが和解拒否
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050323k0000m040140000c.html
(抜粋)最高裁は同種訴訟で20年以上経過後の請求権を認めており、学者から判例違反と批判が起きている。
 国側が除斥期間を主張して和解を拒否するのは同訴訟で初。薬害エイズと同様に潜伏期間の長い薬害肝炎訴訟などに影響する可能性もある。(略)
「厚生労働省医薬品副作用被害対策室の話 係争中でありコメントは控えたい。」
http://www.mhlw.go.jp/mobile/i/info/iyakushokuhin/iyakufukusayou.html
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/iyaku/fukusayou/

プラセンタ関係もここが指導しているんでしょうか。





[834] 原因不明の家畜の大量死-アフガニスタン 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/22(Tue) 23:45  

ProMED日本語からですが、何でしょう?
●03-20(0322-0010)#Ea#原因不明の家畜の大量死-アフガニスタン:情報提供
依頼#
情報源:The Pak Tribune、3月19日。
家畜の感染症流行はBadakhshan州に拡大。
農 業畜産局責任者Eng. Mohammad Hassanは、パキスタンから輸出されたウシに由来する狂牛病様の疾患に罹患して、Badakhshan州北東部で飼育されていた家畜の65%が死亡し たと述べた。問題の疾患はShahr-e-Bozurg, Khiwa,Arghanshas および Wardaj地区の家畜を中心に被害を出している。
同氏は、「2年前にBadakhshan州で初めて確認されたこの疾患は、パキスタンや別の州 から持ち込まれた家畜から伝播された。農業や畜産業では多くの問題を抱えているが、Faizabad市に獣医師が1人いるだけで、郡部には1人もいな い。」と述べ、もしこの疾患が制圧されなければ、Faizabad全域に拡大する可能性があると指摘した。


[833] 薬害ヤコブ病訴訟の和解から3年投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/22(Tue) 22:36  

乾燥硬膜による薬害ヤコブ病訴訟の和解から3年 というニュースがありました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005032000102&genre=C4&area=S10

下記は外科用器具のトレーサビリティの話のようですが(英国)
Total Trace - a new modular system for tracking surgical assets
http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=21578

乾燥硬膜による薬害ヤコブ病の感染は潜伏期間が20年を超えた例もあるそうですし、C型肝炎もフィブリノゲンをフィブリン糊という形でいろいろな手術に使用されたり(多くが患者に伝えることができてないようですが)、考えるとやりきれなくなります。


[832] 地震とアスベスト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/22(Tue) 19:12  

福岡の地震、お見舞い申し上げます。きょうも震度4の地震がありました、くれぐれも余震にお気をつけて。。

昨日買い物 していて駐車場に車を入れて思ったのですが、防炎のために駐車場の梁や、古い建物でアスベストを吹き付けたり使用しているところはあるみたいですよね。今 回の地震でそれらに影響がなかったかが気になります。むき出しだったところは特に注意が必要ではないでしょうか。。
http://www.himawari-clinic.jp/kb/index.html
↑しかしベビーパウダーにまで入っていたとは仰天したんですが。。

学校などの教育施設や公共機関で使用されていたところはその後全部改善されたのだろうか。。
http://park3.wakwak.com/~banjan/main/shotyo/html/2002monbukagakusho.htm


[831] 丹下健三さんのプランは、夢か現か幻か?投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/22(Tue) 17:37  

丹下健三さんが、ご逝去されたという。
告別式は、ご自身が1964年に設計された東京カテドラル聖マリア大聖堂http://www.linkclub.or.jp/~hiro335/a_map/images/260.JPGで、とのことである。
私自身も、昭和30年代の後半から、地域開発というキーワードにとらわれ始め、ここまできてしまった。
あれほど、都市計画者たちの知恵を集めたと思われた多摩ニュータウンや高蔵寺ニュータウンなどが、いまや、荒廃しつつあると聞けば、都市計画者などというものは、長生きをすれば、その功罪を問われかねない因果な商売なものだと、ご同情申し上げる。
丹下健三さんの建築物は何かと検索すれば、このとおり、http://images.google.co.jp/images?q=%E4%B8%B9%E4%B8%8B%E5%81%A5%E4%B8%89&num=20&hl=ja&lr=&c2coff=1&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official&sa=N&tab=wiあれもそうだったのかと思われるほど、おなじみのものばかりである。
丹下さんは、1960年には、『東京計画1960その構造改革の提案』というものを出されている。
1968年には、 『東京計画1968』も、出されている
その後は、http://www.token.or.jp/news/021_08.htmに見るとおり、ネームバリューに引っ張りまわされたように、やつぎ早に各種計画に名前を出されている。
丹下さんにとっては、どの時代が、本当に幸せだったのだろう?
『東京計画1960その構造改革の提案』で、丹下さんは、この写真のようなhttp://www.ktaweb.com/works/image/tmp/tmp01.jpg
都心という求心的な力を放散させるような計画を提案した。
丹下さんとほぼ同じ時代を生きた建築家は、メタボリズム(新陳代謝)という発想にとらわれた。
丹下さん自身は、コルビジュ的な機能主義の考えから、メタボリズム的考えに、移行しつつある変曲点(こんなうまい言葉を使った方がおられたので、使わせていただくのだが。)にあつた世代のようにも、素人ながら、見受けられる。
その建築家の一人である黒川紀章さんは「メタボリズムには「増殖・交換・分裂・破壊」という4つのモメントがある。」といわれている。
何か、今のサスティナブル(持続性)都市のかんがえかたとよく似ている。
ひとつのコアの元に、いろいろな要素が、葉っぱのようにくっついて、それらが、創造と破壊を繰り返していく、という考えなのだろう。
しかし、建築というものが、実際は、いろいろな社会的な権利の集約物であり、まことに換骨奪胎しにくい代物だったことは、その当時の建築家は、あまり感じていなかったのではなかろうか。
現に、黒川さんの作られたメタボリズムの発想の元に1972年に作られた中銀カプセルタワービルhttp://www.mediawars.ne.jp/~m921320/a_map/images_a_map/nakagin_01.jpgは、本来、カプセルそれぞれが換骨堕胎されるべきが、いまだに、雨漏りに悩みながらも、老残の姿をさらしているという。
社会制度の不自由さ-区分所有権なり担保設定などという人間くさい代物-が、建築家の夢を壊し、建築家の死に際の無念さを増しているような気がしてくる。
下記サイトは、コルビジュが晩年、都市計画に心血を注いだ、インドのチャンディガル(Chandigarh)の現在の姿だが、これが、コルビジュが求めた現の姿だったのかどうかは、知る由もない。
私も、「チャンディガルだけは、いってみたい。」と思いつつも、いまだに行っていないのだが、こうなれば、行かないほうがよいのかもしれない。
本来建築物などというものは、ガウディほどの執念さを持たないことが許されるのであれば、人間の生命と同じ程度の持続力があればいいのではないかとも思われてしまう。
「負ける建築」というものは、生命力の点からも、負ける建築という意味なのだろうか?
ギ リシャの都市計画者であるドクシャデス(Doxiades, Constantinos)は、「ユートピアとディス・ユートピアの間に」(Between Dystopia and Utopia (1966))という題名の書を書かれたが、建築家の一生のロマンも、まさに、この「ユートピアとディス・ユートピアの間に」あるのかもしれない。

http://images.google.co.jp/images?q=Chandigarh&num=20&hl=ja&lr=&c2coff=1&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja-JP:official&sa=N&tab=wi


[830] 米国の消費者団体の動き 公益科学センター(CSPI) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/22(Tue) 16:09  

アメリカの消費者団体もそりゃ心配ですよね。今後、日本の消費者と世界の消費者と、ネットで情報の共有や連携が取れればいいのですが。食や環境の安全についてはもはや国境はありませんから。。。

米国は生産履歴の義務付けを!=BSE対策で米消費者団体
http://www.jc-press.com/kaigai/200503/032201.htm
米 国の消費者団体、公益科学センター(CSPI)は3月21日、牛の生産履歴情報を追跡管理できる制度の早急な実施を米食肉加工業界に求める報告書を発表し た。CSPIは、牛の月齢に関係なく、BSE(牛海綿状脳症)感染の危険の高い脳や腸を飼料やペットフードへの使用禁止も要求している。(2005年3月 22日発信)
ニッポン消費者新聞
http://www.jc-press.com/
↑英語サイトもできてますね。
http://www.jc-press.com/eg.htm

公益科学センター(CSPI)
http://www.cspinet.org/
Animal ID System Needed to Thwart Mad Cow, Says Report: CSPI Says Profits, Not Public Health, Drives Effort to Keep Canadian Border Closed
March 21, 2005




[829] こちらのブログにも、私のブログをリンクしていただいています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/22(Tue) 11:06  

極東ブログさんというブログhttp://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/です。
光栄です。
おや?こちらもhttp://d.hatena.ne.jp/finalvent/20050320とおなじfinalventの方でしたね。
で、ここでも、ライスさんが言われた「科学的根拠にもとづく国際基準」について、どうもよくわからないということが書かれていますね。
こ れは、日本の賛成論・反対論含めて、故意にか、これまで触れられていなかったことなのですが、OIE加盟国の多くが現行のOIE ガイドラインに従わずに牛肉輸入を禁止している現状を踏まえて、OIE ガイドラインに従がった牛肉輸入ルールを行おうとする、the Five Nations Beef Group(アメリカ、オーストラリア、カナダ、メキシコ、ニュージーランド)というものがあるのですね。
このグループは、さらに、現在のBSE に関する OIE Chapter の適用を国際的に改善するよう要求しているグループでもあるのです。
これらの国々は、the Five-Nations Beef Conference (FNBC) という会合を持ってもいます。
日本が正月気分で浮かれているうちにアメリカで発表されたファイナルルールというのは、まさに、この OIE Chapter の厳格な適用でもって作られたもので、これについては、アメリカは、BSEが発生する以前から、各国に意見徴収を求めているというわけですね。
皮肉にも、日本側の回答は、アメリカにBSEが発生した翌々日の2003年12月26日でしたが。
ちょっと政治的になりますが、もし、日本が、将来、牛肉輸出国になりたい意欲を持っているのだとしたら、これらOIEチャプター厳守派になるほうが、得の場合もあるのかもしれません。
いまのところ、ケアンズグループというのは、この方向に行くような情勢のようですが。
ど うして、このような分派騒ぎのようになっているかといえば、WTOのもとにSPS協定があるにもかかわらず、SPS協定は、輸入国主導のもとにある、なら ば、SPS協定を左右しうるOIEチャプターのルールでもって、輸入国を牽制しようというのが、偽らざるWTOのもとでのBSE問題というわけです。
OIE ガイドラインに従がった牛肉輸入ルールは、この図http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/iinkai/siryo1-2.pdfが一番わかりやすいのですが、
「過 去にBSEの発生があって」「年間発生率が、百万頭あたり、百頭未満の場合」には、「年間発生率が百万頭あたり一頭未満で、リスク評価・管理が行われ、 サーベイランス期間が七年以上の場合には、発生のある暫定清浄国」であり、「その他の場合には、低発生国」ということになっていますね。
ですから、カナダとアメリカは、この「発生のある暫定清浄国」を狙っているというわけです。

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/


[828] ライス訪日後のアメリカの状況について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/22(Tue) 10:41  

ライス訪日で、日米の牛肉貿易再開についての日程が示されなかったことについて、USDAのジョハンズ長官は、昨日、次のように語っている。http://www.brownfieldnetwork.com/gestalt/go.cfm?objectid=C724F3EA-B228-63A3-A71FDCA61BA28243参照
「私 は、日本の政府と日本でのプロセスは進んでいくとの感触を持っている。日本との対話は継続していくであろうし、アメリカ当局は、この問題を日本の指導者に 対して、提起し続けていくであろう。われわれは、日本に対してプッシュをし続け、希望をもって、解決の日を待ちたい。」といった。
また、「カナダとの国境再開に失敗した場合には、日本との国境再開に支障が出るのでは?」との問に対しては、「私はそうならないことを願っているが、心配ではある。」と、述べた。
また、「もし、アメリカ議会休会明けまでに状況が解決されないのであるならば、議会から、日本に対する報復的経済制裁への圧力が続くであろう。」と述べ、アメリカ政府当局者では、WTO提訴への準備が整ったとしている。
また、今後のアメリカでの動向であるが、
USDAが、the U.S. District Courtに対して、the BSE minimal risk ruleの禁止命令に対しての、上訴の予定を発表するとのことである。
また、4月15日には、NCBAのthe 2005 Spring Conferenceが行われ、ここで、更なる政治的プレッシャーがかけられる見通しである。
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4290
参照





[827] Re:[826] [813] オリジナル・ソースのリンクについて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/22(Tue) 09:01  

今回の経緯を改めて振り返りますと、まず、790で、まりちゃんさんが「赤*」の日本語記事http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-03-18/01_02.htmlをご紹介いただき、それを受けて、わたくしが、791で、その日本語の記事の原典であるニューヨークタイムズ(New York Times)の社説「The merry-go-round of beef』のミラー版であるこのサイトhttp://www.etaiwannews.com/Opinion/2005/03/16/1110937348.htmとこのサイトhttp://archives.foodsafetynetwork.ca/fsnet/2005/3-2005/fsnet_march_15.htmをご紹介し、それを受けて、まりちゃんさんが、ご自分のブログ「BSE&食と感染症つぶやきブログ」
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/に紹介されたものを、団藤さんが、ご自分のブログの「ブログ時評」の「BSEはメディアリテラシー力を問う [ブログ時評15]」http://dando.exblog.jp/2307960に引用されたときに、http://www.etaiwannews.com/Opinion/2005/03/16/1110937348.htmを独立して紹介されたところで、「finalventの日記」さんhttp://d.hatena.ne.jp/finalvent/20050320から、「ニューヨークタイムズ紙のオリジナルサイトを示さないのは、おかしい。」との趣旨の指摘があったというわけですね。
ま あ、私が、791の時点で「The merry-go-round of beef」が掲載されているニューヨークタイムズの原典サイトのURLを省略したことが、そもそもの発端ということでしたので、「finalventの日 記」さんのコメントで、お詫びを申し上げるとともに、団藤さんのサイトでも、ライスさんの言われている「科学的根拠にもとづく国際基準」についての解釈の 議論が展開されていましたので、ついでに、私のブログの記事「注目する、今日のライス国務長官の牛肉貿易に関する言及」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=242も、ご紹介させていただいたという顛末です。


[826] Re:[813] オリジナル・ソースのリンクについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/22(Tue) 08:38  

> 「情報のソース、というか、オリジナルがリンクできるなら、それがあることで情報の伝搬における問題が減るのでという意図だけです。」

お はようございます。笹山さまと団藤さまにご迷惑をおかけしてしまい、本当にすみませんでした。NYTimesの原文を読むには無料登録が必要で、たいが い、その壁に突き当たると開くのが面倒だし、しかも日本語でなければなおさら開く人は少ない、と思うのが仇なんですね。プログにも原文サイトのURLの掲 載いたしました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/

桜の花さん、お褒めの言葉を本当にありがとうございます。とてもうれしかったです。笹山さん、いつもありがとうございます。これからも勉強させてください。よろしくお願いいたします。(^^


[825] リンクいただきありがとうございました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/22(Tue) 07:42  

「ある大学院生の日記」http://naoki-taki.cocolog-nifty.com/hogehoge/
さんに、私のブログの記事「注目する、今日のライス国務長官の牛肉貿易に関する言及」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=242をリンクいただいております。
光栄です。

http://naoki-taki.cocolog-nifty.com/hogehoge/


[824] Re:[823] [784] 厚労省の医療事故発生率調査、4割の病院が協力拒む 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/22(Tue) 07:22  

キミヒさん。
しばらくです。
いろいろな問題が絡んでいるようですね。
調べるほうについては、「厚労省が運営する国立病院機構や労災病院、社会保険病院、厚生年金病院、国保診療所を外して」いるのは、なぜか?
調べられるほうからすると、「看板も無い民間病院の方が医療事故は致命傷」
利用するほうからすると、「拒否した病院を公表してほしい」
で、医療オンブズマン制度http://www.krg.ne.jp/onbu/というものが試行錯誤されているのでが、この辺の実効性というのは、実際どうなのでしょう?
http://www.mcman.com/400MCOP.HTM
にあります「メディカルケア・オンブズマンプログラム」では、4つの機能をしていて、1.臨床例のレビュー、2非臨床例のレビュー、3.国の命令により外部レビュー、4.医療ミス相談
があるようです。
また、長期療養者のためのオンブズマン制度、http://www.egyptianaaa.org/AgingServiceProv.htm#SAS
などもあるようです。
これらの組織的展開が必要のように思えます。

http://www.mcman.com/400MCOP.HTM


[823] Re:[784] 厚労省の医療事故発生率調査、4割の病院が協力拒む 投稿者:キミヒ 投稿日:2005/03/22(Tue) 01:33  

> >入院患者のカルテから医療事故の発生率を推計する厚生労働省の研究班(班長=堺秀人・東海大医学部付属病院副本部長)による全国調査で、4割の病院が協力を拒否していることが、17日の班の会合で報告された。http://www.asahi.com/life/update/0317/008.html
> >特定機能病院3カ所と、全国の200床以上の病院から27カ所を無作為抽出し、約7500人分のカルテを分析する予定だった。ところが、厚労省側 の再三の協力要請にかかわらず、12カ所が協力を拒否。うち、6カ所は理由を明らかにすることなく協力を拒否し、残りの6カ所は返答そのものがなかったと いう。 協力を得られた18病院のうち、15病院、約3600人分のデータを分析した中間報告によると、医療事故の発生率は6.4%で、このうち防げた可能性が高 い事故は約3分の1だった
>
> スネに傷持つからでしょうかね〜。拒否した病院を公表してほしいですね。議事録みたらわからないかしらん。
-------------------------

 こういう事例のために国立病院機構や公立病院様があるのでは?
 情報開示自体にお金がかかります。無作為抽出して開示しろって、誰が開示するでしょうか?
 看板も無い民間病院の方が医療事故は致命傷です。
 厚労省が自分が運営する国立病院機構や労災病院、社会保険病院、厚生年金病院、国保診療所を外して無作為抽出した意図を考察するべきでは?
 
 
 


[822] Re:[821] マスク屋さんのサイトの鳥フルニュース 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/21(Mon) 21:12  

Chaosさん。
便利なサイトのご紹介、ありがとうございました。
この中に、タミフルの弱点を補いうる、胃酸などによっての薬効減少がない、自然の素材を利用した、 BIO-SHIELDや GREEN-MAXやBLACK-MAXなどの紹介があるのに、興味が惹かれました。
このサイト
http://www.emediawire.com/releases/2005/3/emw219754.htm
ですね。
Cape Cod Biolab Corporationという会社のようですが、サイトはないようですね。


[821] マスク屋さんのサイトの鳥フルニュース 投稿者:Chaos 投稿日:2005/03/21(Mon) 20:30  

ほとんどGoogleNewsに同期している、Avian Flu Newsサイトを
見つけました。(英語)

実は、マスク屋さんのサイトでした。
ピックアップされている内容は、重複もなく、漏れもなくといった感じで、速報として便利です。

ご参考まで

http://birdfluprotection.com/current_news/index.php


[820] 「財政赤字は、テロリズムよりも怖し」との米調査機関の報告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/21(Mon) 18:12  

NABE( National Association for Business Economics)というアメリカの経済調査機関が3月21日に発表した調査報告では、アメリカ経済にとって最大の脅威は、テロリズムではなく、財政赤字であるとしている。

また、長期的には、社会保障費の増嵩であり、短期的には、経常収支の赤字であるとしている。

レーガン時代の「双子の赤字」が、ブッシュ時代に、再び再現しつつあるとは、これまでにもいわれてきたことだが、その状況がさらに深刻化しつつあるということなのだろう。

経常収支は、財政収支と民間収支を足したものであり、その財政収支は、歳入と歳出との差であり、民間収支は、貯蓄と投資との差である。

レー ガン時代の双子の赤字(財政収支と経常収支とが、ともに赤字になるという現象)は、どうして生まれたかといえば、減税先行をしたがために、財政赤字が増 え、その分を国債増発でまかなったため、金利が高くなって、ドル高になり、それに、減税による景気刺激も手伝って、需要が増加し、この両者があいまって、 貿易赤字が拡大していったというものである。

ブッシュ時代の双子の赤字は、このレーガン時代の双子の赤字とは、いくつかの点で異なっている。

イラク出兵や減税先行によって、財政赤字が拡大していることには変わりない。

しかし、金利は、いまだ低水準にあり、米連邦準備制度理事会(FRB)は、余裕を持って、次期金利引き上げを、計画的にしようとしている。

また、ドルは、前スノー財務長官がドル安容認発言をして以来、為替介入なしに、市場原理のままに、あがったり下がったりしている。

さらに、アメリカの貿易の主要相手国は、日本から中国へとシフトしている。

だ から、レーガン時代の双子の赤字は、原因と結果が、つながって、悪循環を招いての双子の赤字であったのが、今回のブッシュ時代の双子の赤字は、意図しての 財政赤字であり、中国という巨大市場相手のやむを得ざる貿易赤字であり、減税での購買力堅調による民間収支赤字なのである。

しかし、次の要因は、どうなのだろう。

アメリカの対外純資産が、債権国から債務国へと変化していることである。

すなわち、過去の米国債が、すでに、海外の民間ならびに公的な資産となっているということである。

原油高の要因や、米国の先行きを悲観しうる要因によって、米国債をユーロ債なり金なりにシフトする動きが高まると、アメリカの長期金利は、うなぎのぼりに上がり、米国債価格は、暴落する。

すなわち、レーガン時代の双子の赤字は、それによって、米国債増発の要因になリ、それが、ドル高や高金利を招いたのだが、ブッシュ時代の双子の赤字とは、その赤字額自体が、すでに米国債を保有している海外保有者の信任投票のメルクマールに過ぎないものとなっているのだ。

その意味では、「時すでにおそし」であり、その時、一蓮托生となりうるのは、巨額の為替介入で、図らずも、大量の米国債を保有してしまっている日本が、やむを得ず、「アルゼンチンタンゴを踊る」破目となってしまう気配なのだ。

「アメリカの財政赤字は、日本にとっても、テロリズムより怖し」なのかもしれない。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000103&sid=aV9d59yRSIhA&refer=us


[819] Re:[818] 発信者・受信者のフラット化と階層化 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/21(Mon) 15:01  

桜の花さん。
既成のメディア界の動揺というものが、伝わってくるような昨今ですね。
これほどとは思いませんでした。
危機感は、現場の方ほど、以前から感じておられたのでしょう。
それが、一挙に表面化した、ということなのでしょう。
もちろん、これまでの換金回路が失われるということへの動揺もありましょうが、それよりも、本当に信じて、「われこそ情報伝達の伝道師なり」との自負が、もろくも消えつつあることへの動揺であるともいえます。
し かし、考えてみれば、いかなる社会面の大事件といえども、普通のおかみさんが、「犯人があっちへいった、こっちへ逃げた」などの証言に基づくものの集約で あり、いかなる政治面の大事件といえども、「知る人ぞ知る」人が、ボソッとしゃべったかどうかの集約である、というように、情報をホロニックに分解すれ ば、「毎度お騒がせ」のマスゴミ収集車が巡回に来なくても、それぞれが、それこそ「つぶやきブログ」で、つぶやけば、既成のマスコミとイコールの情報量発 信と、究極、相成るわけですからね。
問題は、ホロニックな情報へのバイアスのかけ方ですが、そこには、依然として匠の技が発揮されるでしょうから、既成のマスコミのかたがたにとっては、その点では、匠の技を発揮される場は残るわけでしょうから、失職されるということはないのではないでしょうか。
ただし、そのバイアス効果も、ホロニックに発揮されるわけでしょうから、これまでの「真紀子さん報道」のような、情報の雪崩を楽しむというわけにはいかなくなっていくのではないでしょうか。
発信者・受信者のフラット化とともに、新しい意味での階層化というものも、進むのではないかと、予感しています。


[818] 817の議論の中で・・ 投稿者:桜の花 投稿日:2005/03/21(Mon) 11:31  

笹山さんのまとめの言葉が既存のジャーナリストの姿勢に対して鋭く言い当てているとおもいました。

私はむしろ「毎日新聞 渡辺雅春」さんの対極は「ライブドアの堀江貴文社長」ではないと思っています。
私はむしろ「笹山さん等の姿勢」に対極性が存在していると考えています。

私達が根本的にネットに引き付けられるその魅力・魔力は何でしょうか・・・私は変わった表現をしますが「文化社会学(文化人類学)的」にネット文化は人類の意識を進化・発展させる存在と考えています。
オフィシャル・マスメディア(団体組織倫理規定を持つ)よりも プライベート・マスメディア(非団体組織倫理規定)のほうが自由主義的観点から魅力を持つ要素が多くなると思っています。

私はネットそのものとネットを使う「個人・組織」の意識=価値観を
人類の自由主義的価値観と民主主義的価値観のコラボレーションと考えています。
それは飛躍させるとカント・ヘーゲルにはじまる近代西洋哲学のはっきりとした延長線上に存在していると考えているからです。

・・さて置き、ネット社会を考えた時に常に考えなければならないのは 発信者・受信者のことです。マスメディアであれメールのような個々の通信にあっても同様だと思います。
それは老若男女が対象であります、本人の行動で送受信が可能だからです。

簡単に言いますが私は今後一番大事な考え方だと思っているのですが・・・
人 は社会経験と学校教育によって社会性を身につけますが、ネット社会では更に 人の身体的成長と老齢化とははっきりとした別な「認識」の基に「人の心の成長 の可能性」を予見させてくれます。そしてそれは国として責任を果たす意味で 何らかの「別教育」のカリキュラムを必要とする時代を考えても良いと思ってい ます。
従ってあわせて思春期を迎えるまでの子供達の心は現在よりも社会的にもっとはぐくみ、社会的に育てていく新しい理念が必要だと考えています。

・・この様にネット社会は技術の進歩が先行する中で本当の意味で言葉としてですがトフラーのフユチャー・ショックを
私たちに見せ付けるのではないかと思っています。
その対策ではありませんが新しい文化の理念こそ必要であり、それが不必要な社会的混乱と悲劇を最小限にできるのだと想像しています。

マスコミに携わる人達はとかく立場が職業人であって、社会全体を見ている発言とは思えませんし、聞いていても考え方の限界こそ感じます。しかし私も含めて多くのひとがその傾向に於いて同様だと思います。
・・それで良いと思います。だからネット社会は双方向でお互いに考え合って その過程に於いて多くの人が納得できる社会が目指せるのだと思います。





[817] おくればせながら「毎日新聞 渡辺雅春」さんへの反論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/21(Mon) 07:50  

3月17日に毎日新聞の「記者の目」というコラムで、渡辺雅春さんという記者の方が、「ライブドア堀江貴文社長への反論」
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/03/17/20050317ddm004070141000c.htmlという題で、書かれていた。
ラ イブドアの堀江さんの「ジャーナリズムは必要ない」発言に対する反論なのだが、渡辺さんは、これにたいして、「ジャーナリズムは、自由で公正な社会を実現 するため、人々に必要な情報を提供することだと考える。その機能がはっきりと表れるのが調査報道である。」として、その例として「旧石器発掘ねつ造」報道 にあたって、「取材は結局、約3年半に及び、40人以上の記者が参加した。」末に、真実を暴きだしたとしている。
そして、渡辺さんは、結語として 「組織的、継続的に社会をウオッチし、報道を続けることがブログでは不可能だ。情報を集め、裏付けを取り、その事実が社会にどのような影響を与えるのかを 考慮して報道するのは、訓練を積んだプロのジャーナリストでなければできない。社会は倫理観と責任感を持ったジャーナリズムを必要としている。そう信じ る。」と結んでいる。
なるほど、換金回路のないブログの世界で、一人で三年半も、旧石器発掘現場で張り付く物好きはいないだろう。
しかし、40人以上の記者に対抗できるアリのごとき、ウンカのごときウォッチャーは、そろえられるような気がしている。
代わりバンコにウォッチすれば、飽きが来ないという前提でならば、三年半どころか10年20年だって可能だろう。
何か、この種の記者さんの反論には、どう見ても、無理と足掻きが感じられる。
とおもつて、見ていたら、案の定、「ネットは新聞を殺すのかblog」http://kusanone.exblog.jp/あたりで、同様な反論がまきおこっている。
と思ったら、今度は、3月18日付産経新聞の産経抄
http://www.sankei.co.jp/news/050318/morning/column.htm
で は、「インターネットがテレビや新聞を殺す」という言葉への反論として、「玉石混交さまざまな情報の真偽を確認し、伝えるべき事柄を掘り起こす。それを読 みやすい形に編集し提供するプロ集団が必要だと。思いは今も変わらない。新聞を殺せばその集団も消える。それはあり得ない。」としている。
そのプロ集団も、素人集団の掘り出したニュースソースをコピペするような時代となってしまった。
プロ集団がそれぞれの個に分解し、換金回路なしの世界においての報道魂を再研磨すべきときなのではなかろうか。

http://kusanone.exblog.jp/


[816] アメリカとの牛肉貿易再開は、韓国のほうが早いのかもしれない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/20(Sun) 21:23  

以前から、日本同様韓国に対しても、アメリカとの牛肉貿易再開を促していたアメリカだが、日本から韓国へ向かったライス長官は、韓国に対しても、牛肉貿易再開を促したという。
考えて見れば、アメリカにとっては、日本でも韓国でも、先に貿易再開に向けた動きを見せてくれれば、しめたもので、これで、OIEガイドラインに沿ったミニマムリスクとミニマムリスク地域の概念が、世界標準に格上げ出来ると言う仕掛けのようだ。
今の調子だと、韓国のほうが、牛肉貿易再開は、早くなるような予想が、私としては、している。

ア メリカのように、今のOIEのArticle 2.3.13.5.活用で、「暫定正常国」扱いになりたい国というものは、現在は、BSEフリーであっても、将来のことを考えて、OIEのArticle 2.3.13.5.活用を主張してきている国も含めて、徐々に増えてきているように感じている。
現在、BSE に関する OIE Chapter の適用を国際的に改善するよう要求しているグループとして、the Five Nations Beef Group(アメリカ、オーストラリア、カナダ、メキシコ、ニュージーランド)といわれるものがあるが、これらの国々は、BSE に関する OIE chapter に関連した国際的現状の改善要求をしている。
これらの国々は、the Five-Nations Beef Conference (FNBC) という会合を持っている。
このグループが、ニュージーランドを皮切りにして、今度は、オーストラリアなどのいわゆるケアンズグループを巻き込もうという状況のようだ。
http://www.abc.net.au/rural/tas/stories/s1037025.htm
http://www.meatnz.co.nz/wdbctx/corporate/docs/FILE011093.HTM
参照
日本の場合でも、将来牛肉輸出国になりたいというニーズが高まれば、そういうことにも、ありえないことではないのだが。
韓国だって、将来BSE発生の恐れがあって、しかも、将来、北朝鮮あたりにマーケットの可能性があれば、そのような主張になびいてくる可能性というものは、ありそうだ。

http://times.hankooki.com/lpage/nation/200503/kt2005032021360811990.htm
参照

参考
米国は、BSE発生前の2003年に約114万トンの牛肉を輸出。
主な輸出先は日本、メキシコ、韓国、カナダの順
オーストラリアは、同じく2003年には、約130万トンを輸出。
主な輸出先は、1.USA 368,011トン2.日本 279,408トン3.韓国 62,289トン4.カナダ 2,9001トン

http://english.chosun.com/w21data/html/news/200503/200503200030.html


[815] 地震の被害のひどかったという玄海島って、どんなところ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/20(Sun) 21:11  

島の位置的には、http://www.yado.co.jp/sima/fukuken3.gif
のようで、島の中は、http://www.yado.co.jp/sima/genkai/genkaisima.gif
島の全貌は、http://www.yado.co.jp/sima/genkai/genkai02.jpgのようですね。

下記のサイトによると、『博多湾の入口に位地する神秘の島』なんだそうで。
被害状況は、http://ca.c.yimg.jp/news/1111320300/img.news.yahoo.co.jp/images/20050320/jijp/20050320-02366069-jijp-soci-thum-001-small.jpg
のようなそうである。
島民約750人のうち約500人が島外に避難したという。

http://www.yado.co.jp/sima/simaindex.htm


[814] 牛肉問題に付いてのライス国務長官の昨日の記者会見での見解 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/20(Sun) 18:32  

アメリカ国務省サイトにおける牛肉貿易再開問題に付いて発表されたライス国務長官の記者会見での模様である。

「最近の牛肉製品貿易における混乱については、私も、アメリカ政府も、アメリカ議会も、アメリカ国民も、気にかけている問題です。
アメリカの牛肉は安全です。
われわれは、アメリカの食料安全保障や食品の安全について、そして貿易相手国の食料安全保障や食品の安全については、非常に気を使っています。
そして、私は、町村外務大臣に対して、この問題に付いては、科学的根拠にもとづいた国際標準があることを前提にして、これらの問題が解決出来るように、もしくは、出来るだけ迅速に、解決するように努力を傾けていただけるように頼んだところです。

In that regard, I did note my concern, and the concern of the American administration and the American Congress and people about the recent disruption in our trade in beef products.

American beef is safe. We care greatly about food security and safety in the United States, and about the food security and safety of our trading partners. And I urged the minister to resolve, or to put in place, efforts to resolve these issues as quickly as possible, given that there is indeed a science-based standard that is global on this issue.

質疑応答

「そして、私は、長い時間がかかってきた、次の点について、町村大臣に対して、指摘させていただきました。
実際、これは、科学的に根拠のある国際標準がある問題であり、われわれとしては、日本が科学的な根拠にたった標準にしたがっていただきたいということ、そして、食の安全が、アメリカの牛肉にとって非常に重要な問題であるということであるということについてであります。
そして、牛肉輸入再開という問題が、日本とアメリカならびにアメリカ政府との関係において、非常に重要な問題であるゆえに、私は、牛肉輸入の早期再開を日本にのぞむものであります。」

And I made the following point to the Minister that this has gone on for a very long time. That in fact, there is a science-based standard internationally, and we would hope that Japan would follow that science-based standard, and that food safety is extremely important to the United States. American beef is safe. And we hope for an early resumption of the beef imports because this is a very, very important concern of the United States and the United States government.

http://www.state.gov/secretary/rm/2005/43653.htm


[813] オリジナル・ソースのリンクについて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/20(Sun) 09:16  

「finalventの日記」さん
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/comment?date=20050320#c
に書いてあったことなのだが。

こ の掲示板の790と791で話題になったニューヨークタイムズの記事のリンクについて、ニューヨークタイムズの記事は、登録していないと、直リンでは見ら れないため、この掲示板の記事では、ニューヨークタイムズに登録していない方のために、その記事のミラー版である台湾のサイトなどをリンクしたのが、まり ちゃんさんの「BSE&食と感染症つぶやきブログ」
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/
経由で、今度は、この掲示板の743.745.750.751.753で話題になった団藤さんの「ブログ時評」の「BSEはメディアリテラシー力を問う [ブログ時評15]」http://dando.exblog.jp/2307960
に伝わった時点で、「finalventの日記」さんから、「ブログ時評」について、次のようなコメントが入ったようである。

「(ブログ時評は、)少なくとも、オリジナルのリンクはすべきでないか(一般読者に登録を強いるとしても)。というか、ソースを大切にするというのは基本ではないか。その後、台湾サイトのリンクもありだろう。
そして、この重要な記事を参照させるなら、このNYTの記事におけるカナダと米国の問題が、今回の日本の問題に派生している点を読み取らないと大筋を外していることになるのでは。」

おそらく、この指摘の裏には、「ブログ時評は、プロの記者のブログなのだから、ニュースソースについての適切な対応を」、という意味なのだろう。

そこで、ニューヨークタイムズの台湾ミラー記事にリンクを張ってしまった大本の私として、「finalventの日記」さんにお詫びかたがたのコメントをさせていただくと、次のようなレスがかえってきた。

「情報のソース、というか、オリジナルがリンクできるなら、それがあることで情報の伝搬における問題が減るのでという意図だけです。」

なるほど、このようなこともあるのだと、心しなければならないなと思った次第です。

プロの記者ブログ主である団藤さまには、ご迷惑が、結果、かかってしまったようで。

今 回の件は、まとめて言えば、「笹山のようなメディアのど素人がサーチしたリンクを、プロの記者さんの記者ブログが、そのまま、引用してしまった。」という ことで、、「finalventの日記」さんから、「些細なことだが、NYTの記事を取り上げるなら、まず、NYTに当たるべきではないのか。そして、確 証はないけど、他人がシークしたソースをそのままコピペというのは、クリップページでもない(オピニオンページ)のだから、恥ずかしいと思う。当方もあま り他人のことを言えた義理でもないが、記者さんのイロハに関わることだと思うのだが。」と、プロの記者の団藤さんが突っ込まれている構図というわけであ る。

「というか、トーシロさんには言わないですよ。」と、「finalventの日記」さんもいわれているように、なかなか、このような点でも、プロの記者の方の記者ブログというのは、大変ですね。

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20050320


[812] アメリカ国務省から、ライス長官の昨日の上智大学での講演内容が発表されています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/20(Sun) 07:33  

下記のサイトです。
質疑応答についても記載されています。
その他の来日中の日本の報道各社とのインタビューの内容などは、このサイト
http://www.state.gov/secretary/rm/2005/
にリンクされています。
上智大学講演での、牛肉に関する部分は、次の箇所です。
「われわれの太平洋地域における繁栄は、経済活動に最善を期することに対しての信頼と漸進的理解の賜物であります。
しかし、時々、この太平洋地域間では、貿易紛争も起こります。
もちろん、最近の日本のアメリカ牛肉輸入問題についても、そうであります。
いまや、この問題を解決するときがまいりました。
私は、日本の皆様に、次のことを保障したいと思います。
すなわち、アメリカの牛肉は、安全であるということ、そして、私ども、アメリカ人は、世界の人々に対しても、また、アメリカの人々に対しても、そして、日本の人々に対しても、食の安全性というものに対して、深く念頭においているということです。
それらを包括しうる科学的な世界標準というものがあるのであり、私どもは、より大きな繁栄を享受する手段である、投資や貿易が出来るような環境を危機にさらすような、例外的状況をそのままにしておくわけにはいかないのです。」

Our Pacific prosperity relies on trust and a growing understanding of economic best practices. From time to time, however, trade disputes do arise among us. The latest, of course, is about Japanese imports of American beef products.
The time has come to solve this problem. I want to assure you: American beef is safe, and we care deeply about the safety of food for the people of the world, for the American people, for the Japanese people. There is a global standard on the science that is involved here, and we must not let exceptionalism put at risk our ability to invest and trade our way to even greater shared prosperity.

http://www.state.gov/secretary/rm/2005/43655.htm


[811] Re:[810] 笹山登生の掲示板に『ピューリッア賞』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/20(Sun) 07:01  

桜の花さん。
どうも、過分のお言葉、ありがとうございました。
こうして、外電と、国内ニュースとを行ったりきたりしていますと、いろいろなところに、ループホールともいうべき、国内ニュースの欠陥が発見されてしまいます。
また、今回のR-CALFが日本の石原農林事務次官の記者会見の様子まで、引き合いに出すなど、アメリカ側の日本情報の入手も多角化していることが、ひしひしと感じられます。
また、日本の報道管制というのも、外電からあたれば、すべて筒抜けというような状態も、あります。
た とえば、昨日、802で、朝の7時過ぎにこの掲示板でお知らせしたように、ライスさんが、上智大学で講演する前に、外電では、講演予定の場所も事前原稿も 発表されたにもかかわらず、日本の報道では、その講演要旨を、講演後の11時過ぎに発表するなどの、日本の報道の硬直性や姑息さも、見えてきます。
あくまで、原典に当たることが、ますます、必要な気がしています。
下記サイトは、PM Global Foods,LLC 社の豚肉、家禽肉担当の日本人であるYoshi Tsuchiya氏の『日本の牛肉市場・消費者動向』についての一問一答ですが、いろいろ問題発言もありますが、次の点については、正鵠を得ていると思います。
「も し、R−CALFがメディアで、この点(カナダの検査がアメリカの検査とも日本の検査とも同等でないということ)を指摘し続けるとしたなら、日本の消費者 に対して、現状維持で、アメリカ牛肉輸入禁止のままにとどまりたいという理由付けを与えるであろうし、日本政府が現状維持でいくように、日本の消費者が日 本の政府に働きかけることを強めることになるでしょう。」

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?ContentId=4283


[810] 笹山登生の掲示板に『ピューリッア賞』 投稿者:桜の花 投稿日:2005/03/20(Sun) 00:06  

笹山さんとまりちゃんさんに報道ネット部門があるならば『ピューリッア賞』を差し上げたいほどに思っています。世界のBSE問題の素晴らしい検索力と問題を見据える見識において 私達読者を啓蒙と問題を考える的確な示唆を与えてくれました。

もしかしたらそれ以上に 政府や世界に向かった木鐸として機能していたかと思わせる、昨今の日本政府の対応と関係諸外国の対応です。その結果、この件の方向性が見えてきたようにも感じています。

ネットに於いて実際に有意義な活動を目の当たりに体験し感動できる事は、ひとえに素晴らしい能力の持ち主の方々の賜物と妻ともども感動しています。

806.807.809をさりげなく書かれております。前から継続的に読んでいて・・
この様な感想を持たせていただきました。ただ感動しております。


[809] R-CALFが、石原農林水産事務次官の記者会見での発言を引き合いに出していますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/19(Sat) 22:43  

R-CALFが引き合いに出しているのは、3月17日の石原事務次官の次の会見での発言だ。http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050317jimujikan.htm

「Q:  次官、牛肉の関係で、カナダとアメリカを同等に扱うということを、確か、農水省としてやっていると思うんですけれども、今現在、アメリカはカナダの牛肉 を止めているような状況なんですが、仮に、アメリカ産牛肉の輸入再開の合意が先にきちゃった場合、それでアメリカはカナダの牛肉を止めている状況が続いた 場合、日本はそれには関係なくカナダからのとして、ほぼ同じタイミングで輸入を再開するということに変わりはないのでしょうか。
 
A:  我が国は、カナダとは今も実務者レベルでは協議を続けております。あくまで我が国と同等の措置を、アメリカそれからカナダについて求めているわけでござい ますので、我が国の取扱いと同等の措置をカナダの方が講じていただけるのであれば、アメリカとカナダの間がどのような状況であろうと、我々はそれでカナダ については、輸入するかどうか、その辺は判断していくということになろうかと思いますけれども。」

この発言について、R-CALFは、次のサイト
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4282
で、次のようにいっている。

「R-CALFは、木曜日に行われた石原事務次官の記者会見の非公式の写しを入手した。
この記者会見の非公式の翻訳によると、日本は、カナダ政府と、ワーキンググループレベルの会議で、協議をしてきたという。
日本政府としては、アメリカもカナダも、日本と同等の措置を講じてくれるのであれば、カナダとアメリカとの牛肉貿易問題が解決できるか否かにかかわらず、日本がカナダから牛肉貿易を再開できるか否かを決定することが出来ると、石原事務次官は、述べたという。」

さらに、R-CALFは、この前段で、
「日本は、ワシントン州で発見されたBSE牛がカナダ産であったことを、禁輸のいい言い訳材料にしている。」とか、
「カナダから牛を輸入するために、安全水準を低くすることは、日本に対して、貿易再開させるには、マイナスであリ、日本の消費者の信頼性を減らすばかりである。」とか、
「カナダの牛の検査体制や飼料規制をしっかりさせた上で、アメリカでのCOOL制度-原産国表示制度-の前倒し実施を、直ちに図ることが必要である。」とか、
「カナダにおける潜在的なBSE問題が解決できない限りは、日本との牛肉貿易再開は、無理な話である。」
などと、いっている。
この石原事務次官の発言は、正論である。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4282


[808] ライスさんのいわれる「科学に基づいた国際的な基準」としてのOIE基準とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/19(Sat) 20:32  

OIEの「健康基準」( Health standards)の中には、「陸生動物の健康基準」(Terrestrial Animal Health Code)というのがあって、その中は、「パート1」の「一般条項」(General provisions)と、「パート2」の「特異的疾患についての勧告」(Recommendations applicable to specific diseases)とに分かれていて、BSEについての勧告は、そのうちの「セクション2.3.脳疾患」(SECTION 2.3. BOVINE DISEASES)の中に書かれている。
この「セクション2.3.」は、さらに、15のチャプターに分かれており、BSEについては、このうちの『チャプター2.3.13 BSE」( CHAPTER 2.3.13. Bovine spongiform encephalopathy)
http://www.oie.int/eng/normes/mcode/en_chapitre_2.3.13.htm
に書かれている。
さ らに、このチャプターは、22の項目(Article 2.3.13.1.からArticle 2.3.13.22.まで)に分かれていて、その中での「BSEフリーの国やゾーン」の定義としては、「Article 2.3.13.3.」に、「地域的にBSEフリーの国やゾーン」の定義としては、「Article 2.3.13.4.」に、「最小のBSEリスクのある国やゾーン」の定義としては、「Article 2.3.13.5.」に、「中庸のBSEリスクのある国やゾーン」の定義としては、「Article 2.3.13.6.」に、「BSEハイリスクの国やゾーン」の定義としては、「Article 2.3.13.7.」に書かれているというわけだ。
そこで、アメリカは、このうちの「Article 2.3.13.5.」に、カナダやアメリカを当てはめようとして、ファイナルルールというものを作ったというわけだ。

この「Article 2.3.13.5.」には、さまざまな条件があるが、カナダに当てはめた場合、このうち、もっとも問題なのは、『飼料規制の有効性』という項目なのだ。



http://www.oie.int/eng/normes/mcode/en_chapitre_2.3.13.htm


[807] Re:[806] カナダで全頭検査議論がヒートアップ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/19(Sat) 16:49  

「もし、カナダが、海外市場向けの牛について全頭検査をやったなら、カナダ国内には、恐ろしい結果をもたらすであろう。」
If Canada tested 100 per cent of cattle destined for foreign markets, it could have dire consequences at home.

ということは---------------------------。

http://sask.cbc.ca/regional/servlet/View?filename=cattle050318&ref=rss


[806] カナダで全頭検査議論がヒートアップ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/19(Sat) 15:20  

Debate over testing 100% of cattle heats up
http://sask.cbc.ca/regional/servlet/View?filename=cattle050318&ref=rss



[805] ライス国務長官演説要旨/上智大 での『牛肉輸入問題』箇所 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/19(Sat) 12:14  

ライス国務長官演説要旨/上智大 での『牛肉輸入問題』箇所は、以下のとおりです。

なお、アメリカ国務省(US Department of State)のサイト
http://www.state.gov/
では、昨日までの記者会見までしか、まだ、掲載されていないようですね。

【牛肉輸入】

 一、太平洋地域の繁栄は信頼と最善の経済活動に対する理解にかかっているが、時に貿易紛争が発生する。最近では米国産牛肉の対日輸出問題がそうだ。

 一、この問題を解決すべき時を迎えた。科学に基づいた国際的な基準が存在している。例外的な考え方が投資や貿易を損ない、さらなる繁栄を危うくする事態は避けなければならない。

http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050319000177


[804] ニューヨーク原油は、終値を更新 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/19(Sat) 09:54  

米国産標準油種(WTI)4月渡しの価格は前日終値比0・32ドル高の1バレル=56・72ドルと、終値として最高値を更新。

取引時間中の最高値は17日につけた57・60ドル。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050319-00000005-san-pol


[803] 牛の感染価から人の感染価に絞って、食品安全委員会に諮問するという矛盾 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/19(Sat) 07:52  

この今朝の産経新聞さんの記事の意味するところが、ちょっとわかりかねるのだが。
「政府が、食品安全委員会への諮問項目を絞る方針を決め」「輸入される米国牛肉の食肉の安全性に絞ったリスク評価を求め」「米国の牛の感染リスクよりも、実際に人が食べる食肉の安全性に絞って、人への感染リスクを評価することを重視」して、諮問項目を絞るというのだが。
一見すっきりしているようで、重大な抜け穴がありますね。
牛肉にまつわるリスクには、三つあって、「プリオン感染への牛のリスク」、「vCJD感染への人のリスク」そして、「プリオン感染した牛からvCJD感染する人への、種の壁を越えた感染リスク」とがあるわけですね。
この産経新聞さんの言われる「絞った諮問項目」ですと、諮問項目を、この三つのリスクのどれに絞るというんですかね。
USDA がこよなく愛される例のハーバード大学のリスクアナリシス(the Harvard-Tuskegee Risk Model Study)ですと、牛への感染価と、人への感染価とをごちゃまぜにして考えているのだが、これに対して、SSCでは、これらの二つの感染価 (cattle oral ID50と、human oral ID50)は、セパレートして考えるべきだとしていますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050319-00000005-san-pol


[802] 注目するライス国務長官の言及 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/19(Sat) 07:26  

来日中のライス米国務長官が、今日、上智大学で行う予定のアジア政策に関する演説の事前原稿が公開され、この中で、アメリカ牛肉の輸入再開問題について、「この問題については科学的根拠に基づく国際基準が存在する。国際基準に基づいて解決を図るべき時だ。」と訴えている。
おそらく、そのいわれる『科学的根拠にもとづく国際基準」とは、「ミニマル・リスク論」であり、「ミニマル・リスク地域」を指すのであろう。
これがOIEガイドラインに沿ったものとして認知されることによって、SPS協定もクリアでき、WTOの場でも、パネル設置が出来る環境に、本来は至ったはずだったのだが。
しかし、その『科学的根拠に基づく国際基準』をはじめて適用しようとしたカナダが、アメリカ議会自らの手で、否定されてしまっているではないのか?
その矛盾にどうこたえられるのですか?
ライスさん。
か つて、日本の池田勇人さんが、ドゴール大統領に「トランジスターの商人」(ドゴール大統領が池田総理と会われた後、側近に『今会ったトランジスタ・セール スマンの名前、なんていうんだっけ?( "Who is that transistor salesman?")と、聞いたというのだが、本当かどうかは、よくわからない。)と言われたそうだが、、まさか、ライスさん、「牛肉の商人」( "Who is that beef salesman?")なんては、いわれたくはないでしょう。
そうですねえ。
上智大学で、ライスさ んにプラカードを掲げるとしたら、ボードに書く一番有効なメッセージは、「アメリカは、日本の消費者の口を、汚染されたカナダ牛肉のゴミ捨て場にする な!!」「アメリカは、カナダとの国境を開放してから、日本に圧力をかけるべし!!」ってとこですかね。
もちろん、そんなことはしないでくださいよ。
やはり、今のアメリカにとっては、カナダ牛肉のことを言われるのが、一番つらいのではないのでしょうかね。
そこが、最大の矛盾でしょうからね。
しかし、日本のマスコミは、この点についての追求は一切しないというのも、よく教育されたというか、よく飼いならされたもんですね。

http://www.lodinews.com/articles/2005/03/18/ap/headlines/d88tit3g1.txt


[801] 鹿などの死骸の行方?? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 21:35  

笹山さん、日本では鹿のプリオン病(CWD)は発見されていないし、2004年は127頭検査をして結果はすべて陰性だったのですが、野生の鹿の死骸などはどう処理されてるんでしょう?
http://www.yezodeer.com/cwd/cwd.html
http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks-kskky/sika/katuyo/cwd.htm
http://www.eco-online.org/contents/news/2004/0726.shtml
先日、(食べるのが目的の狩猟の結果ですが)不法投棄があったという報道があり、気になりました。普通に、勝手に死んでいた鹿はどうなるんでしょう。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005030700162&genre=C4&area=S10


[800] Re:[799] [798] はは、ついにですか。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 19:42  

> (中西準子さん曰く)BSEの場合も、あのすさまじい英国の状況でも二次感染はないのだから(牛ではありえても、人についてはない)、日本で起きる筈もな いし、米国でのBSE感染牛の数の少なさを見ると、考える必要はないと思う。ただ、リスクコミュニケーションで説明が必要かというのは、少し違う議論だと いうのは理解している。
>http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak286_290.html#zakkan288
中 西準子さんのような影響力の強い方が、輸血や血液製剤、器具消毒や美容外科のヒト由来製品濫用問題、内視鏡の感染事件や歯科の院内感染対策問題などをすっ とばして、(ご存じなくて?)↑このような結論を書き飛ばされるのは本当に困りますね。急激に発症する感染症ならともかく、このスローウイルスともいわれ ていた病気は、英国3800盲腸の件やら、潜伏期間も閾値も未だわかってないんですから。まず、プラセンタと献血問題、なんとかしていただきたいです〜。 ほんとに。献血の審議会のときに捕まえたえらい某先生は「献血規制ないの?!そりゃいけない」といわれてましたよ。


[799] Re:[798] はは、ついにですか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/18(Fri) 19:15  

なんか、ほかのサイトでも、『選ぶテーマの変わり身が早すぎて、過去のテーマには、見向きもしない。』なんてかかれていましたね。
ご自身の「環境リスクを計算する」は、出来なかったようで。
おっと、これ以上書きますと、今度は、こちらが-----。
あれ?
この中西さん、私のところにもこられる中澤さんとも、バトル寸前のようでいらっしゃったようで。
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak286_290.html#zakkan288


[798] 学術シンポの発言めぐり教授が座長を提訴 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 19:09  

中西準子さん訴えられちゃいましたね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20050317k0000m040099000c.html
訴 えによると、松井教授は昨年12月15〜17日に名古屋市で開かれた「第7回内分泌攪乱化学物質問題に関する国際シンポジウム」の部会にパネリストで参 加、発言した。その後、中西所長が自身のホームページで、松井教授が「環境ホルモン問題は終わった、次はナノ粒子問題だ」との趣旨の発言をしたなどと記 述、約1カ月間掲載された。

 松井教授は「環境ホルモンの研究結果から、ナノ粒子の有害性に言及したもので、終わったとは思っていないし 事実と異なる。研究にも影響が出た」と主張。中西所長は「記述は意図的ではないし削除した。ホームページ上で非を認め、松井教授の求めに応じて詳細を調査 中だったのに」と話している。
読売の報道
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050316i313.htm



[797] アメリカ上院の対日経済制裁法案の賛同議員名がわかりました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/18(Fri) 17:40  

以下が、賛同した上院議員の名前です。
括弧内は、選挙区名です。

法案名
S.RES.87
Title: A resolution expressing the sense of the Senate regarding the resumption of beef exports to Japan.

スポンサー
#○*Thune, John [SD]

賛同上院議員(9名)
Bond, Christopher S. [MO]
Bunning, Jim [KY]
#○Craig, Larry E. [ID]
#*Crapo, Mike [ID]
#◎Domenici, Pete V. [NM]
#Inhofe, James M. [OK]
#◎Johnson, Tim [SD]
○*Roberts, Pat [KS]
○Talent, Jim [MO]

上記のうち、○印は、先月2月23日に、加藤良三大使に当てた書簡に署名をしていた上院議員。
◎印は、カナダとの生体牛貿易再開に反対する議案(S.J.RES.4)の提出賛同者となっていた上院議員。
#印は、カナダとの生体牛貿易再開に反対する議案(S.J.RES.4)に賛成した上院議員
*印は、3月11日に、米上院農業委員会のチャンブリス委員長とともに、加藤良三大使に面会した上院議員
Y


[796] BSE原因物質、食品色素で抑制・国立精神・神経センター 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 17:11  

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050318AT3K1800A18032005.html
これは牛エキスや牛脂にも活用できるといいのですが。

銅クロロフィリンナトリウム
http://www.google.com/search?q=%E9%8A%85%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0&hl=ja&lr=&c2coff=1&sa=N&tab=iw


[795] 米産牛肉輸入再開、月齢判別法は除外 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 16:28  

読売新聞が記事を更新しておりました。「危険部位が除去されたことが前提の肉の検証」のようですし、これじゃ食品の安全を守る委員会の存在意義、ありませんね〜。

>  政府が、米国産牛肉の輸入再開条件に関し、食品安全委員会に諮問する事項から、最大の懸案と見られていた肉質で牛の月齢をどう正確に判定するかや、 BSE(牛海綿状脳症)感染源となる肉骨粉の混入防止策などが除外される見通しであることが18日、明らかになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050318-00000105-yom-bus_all

「肉骨粉の混入防止策」「危険部位の除去」については誰が科学的に調査、評価をするんでしょう。。ますます消費者の不信の火に油を注ぐようなことをして、どう収拾をつけるつもりだろう。純粋に、疑問です。


[794] スーン上院議員の対日経済制裁法案提出の弁 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/18(Fri) 14:31  

下記サイト
http://thune.senate.gov/index.cfm?FuseAction=PressReleases.Detail&PressRelease_id=53
がその内容です。
概訳しますと、次のとおりです。

先週の加藤大使との満足できない会談の後、スーン( John Thune)上院議員は、日本の牛肉市場をアメリカに対して再開するための法案を紹介した。

氏の言うに、「加藤大使は、いつ国境が再開できるのかについて、いうことがなかった。こんなことは、受け入れられないことだ。」という。

『われわれ、アメリカの畜産地帯を代表する議員は、日本に対しての堪忍袋の尾が切れた状態である。』と述べ、もし、日本の国境再開がならない場合には、米通商代表部に、対日経済制裁がなされるよう、この決議は、届けられるとした。

この対日経済制裁法案には、9人の共同提出者がいて、その内容は下院において、ジェリー・モラン下院議員によって提出されたもののミラー版である。

スーン氏のいうに、「日本は、アメリカの牧場主に対して、更なる行動を示す責任があるし、あいまいな言葉を使うべきではない。

アメリカの消費者と、牧場主は、アメリカの牛肉が安全であることを知っている。

日本は、科学的な理由なしに、貿易再開をしないでいる。

日本の禁輸措置は、不公平な貿易障壁であり、アメリカの強い対処を必要としている。

この対日経済制裁法案は、牛肉貿易再開について、日本に対しての強いメッセージとして届けられるであろう。

日本は、国境再開について、これからも何もしないことに対して、(対日経済制裁という)ひとつの結果が待っていることを認識すべきであろう。」といっている。

ところで、このスーン上院議員、先週金曜日の加藤駐米大使との懇談の後、加藤大使の対応振りを「bureaucratic mumbo-jumbo」(官僚的なわけのわからない行動)と、酷評した方だ。

http://thune.senate.gov/index.cfm?FuseAction=PressReleases.Detail&PressRelease_id=53

[793] R-CALFがワシントンポストに”high-risk Canadian beef”問題について広告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 14:30  

米国は日本に圧力かけるどころではありませんわね。
http://www.agribusinessfreedom.com/email/RcalfWPostAd.jpg
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4256


[791] Re:[790] NYタイムズ “全頭検査すべきだ” 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/18(Fri) 13:59  

このニューヨークタイムズ(New York Times)の社説とは、「The merry-go-round of beef』というもので、この中で、次の箇所が、“全頭検査すべきだ”との主張のところですね。
「アメリカが牛肉の国際貿易を再開できるただひとつの責任ある方法は、牛の健康を保障することである。
そして、それを可能とするただひとつの方法は、必要とあれば、すべての牛を検査することであり、BSEを広げうる飼料供給慣行を、無条件に終結させることである。」

The only responsible way to resume international trade in beef is to ensure the health of the cattle. And the only way to do that is to test the cattle - all of them, if need be - and to bring a categorical end to the feeding practices that can spread mad cow disease.

http://archives.foodsafetynetwork.ca/fsnet/2005/3-2005/fsnet_march_15.htm

http://www.etaiwannews.com/Opinion/2005/03/16/1110937348.htm


[790] NYタイムズ “全頭検査すべきだ” 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 13:32  

NYタイムズの社説の紹介記事、アメリカの中にも普通の(^^;食の感覚を持つ方がいる、と、ほっとする記事でした。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-03-18/01_02.html
【ワ シントン=浜谷浩司】米紙ニューヨーク・タイムズ十五日付は社説で、牛肉貿易を再開する「唯一の責任ある道」は牛の検査だと述べ、「必要なら全頭検査も行 うべき」であり、「BSE(牛海綿状脳症)のまん延につながるようなエサの与え方をきっぱりとやめるべきだ」と、政府にBSE問題の根本的解決を迫りまし た。

 また、日本への牛肉輸出より米国内での牛肉の安全性の方が重大だと指摘しました。社説は、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の患者が一人でも現れ、カナダ産か米国産の牛肉を食べたことが原因だとされれば、業界に「計り知れない」打撃となることを指摘。

 米政府が「科学的な立場だ」と宣伝する考え方については「一連の仮定を置いたものにすぎない」「すべての牧場主、政治家にとって受け入れられないギャンブルだ」と批判しました。




[789] 米産牛肉輸入停止問題、米上院に対日経済制裁決議案 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 13:16  

(マイク・ジョハンズ米農務長官は)18日からのライス国務長官の訪日について「日本の輸入再開時期をはっきりさせるよう率直な議論を期待する」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050318-00000102-yom-bus_all

とあるんですが、なんで日本政府は「率直に」○○と△△と■■に問題があるから輸入再開できません、改善してください、と指摘しないんですかね? 米国がBSE対策をちゃんとしないから輸入再開できないわけなのですが。。


[788] 原油の単位 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/18(Fri) 13:12  

一バレル(バーレル)は、トンに換算すればいくらなのか、などというご質問が絶えませんので、以下にその換算表を掲載しておきます。 

1 barrel = 42 gallons = 158.9873 liters = 5.6146 cu ft = 0.159 cu meters = 0.136 metric ton

1 metric ton of crude = 7.35 barrels of crude

「メトリックトン」は、ヤード・ポンド法でのトンと区別してメートル法での単位であることを明示するために使う表現です。(1トン=1,000kg)

http://www.nigerianmuse.com/important_documents/what_barrel_of_crude_oil_makes.htmご参照

なお、このサイトには、一バレルの原油から、ガソリンなどの石油製品がどのくらい取れるかについての表もありますので、たすかります。

http://www.nigerianmuse.com/important_documents/what_barrel_of_crude_oil_makes.htm


[787] Re:[784] 厚労省の医療事故発生率調査、4割の病院が協力拒む 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 10:28  

医療事故情報センターというHPを発見しました。
http://www3.ocn.ne.jp/~mmic/
弁護士さんの嘱託日誌というのもあります。

先日、TVで、米国の法律事務所がテレビCMをする、というニュースを報道していました(○○薬の副作用被害にあった方を募集!なんていう内容です)。日本ももうちょっとクリアになって欲しいですね。


[786] 肺がん問題 【イレッサ】 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 10:10  

相反するニュースですね。
=======
■女性や非喫煙者、イレッサを推奨…日本肺癌学会
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050317so12.htm
■イレッサ:国際臨床試験の患者構成に偏り NPOが指摘
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050317k0000m040158000c.html
http://npojip.org/sokuho/050314.html
■イレッサ、当面は使用規制せず 厚労省検討会 (1月のニュース)
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1106219596/

別件ですが
渋谷公会堂天井裏に大量アスベスト 区「7月から改修」
http://www.asahi.com/life/update/0317/005.html
客席脇に落ちていた石綿を片付けた、なんていう関係者コメントが。。 先日叔母にコンサートのチケットをあげたばかりなのに。。



[785] 米牛肉で外圧 どうする食品安全委 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 09:32  

東京新聞のプリオン専門調査会の吉川泰弘座長へのインタビューがありました。「聞かれ方で答え方も変わる」のは勘弁。常に先を見越して悪用されぬよう、願いたいです。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050318/mng_____kakushin000.shtml
>――牛の生後月数を判別する方法では、精度が未検証の肉質判別法も導入される。
> 「その点は諮問もされていない段階では答えにくい。諮問のやり方次第で分析も必要。聞かれ方で答え方も変わる」

また、農水省事務次官議事録あがってました。
石原農林水産事務次官記者会見概要
( 平成17年3月17日(木) 14:00〜14:12 於:本省会見室 )
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050317jimujikan.htm




[784] 厚労省の医療事故発生率調査、4割の病院が協力拒む 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 08:59  

>入院患者のカルテから医療事故の発生率を推計する厚生労働省の研究班(班長=堺秀人・東海大医学部付属病院副本部長)による全国調査で、4割の病院が協力を拒否していることが、17日の班の会合で報告された。http://www.asahi.com/life/update/0317/008.html
> 特定機能病院3カ所と、全国の200床以上の病院から27カ所を無作為抽出し、約7500人分のカルテを分析する予定だった。ところが、厚労省側の再三の 協力要請にかかわらず、12カ所が協力を拒否。うち、6カ所は理由を明らかにすることなく協力を拒否し、残りの6カ所は返答そのものがなかったという。 協力を得られた18病院のうち、15病院、約3600人分のデータを分析した中間報告によると、医療事故の発生率は6.4%で、このうち防げた可能性が高 い事故は約3分の1だった

スネに傷持つからでしょうかね〜。拒否した病院を公表してほしいですね。議事録みたらわからないかしらん。


[783] 上院での対日経済制裁法案提出の動き 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/18(Fri) 07:59  

共和党のスーン( John Thune)上院議員が、記者会見して、下院同様の対日経済制裁法案を出したことを表明した
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050318-00000717-jij-bus_all
というのだが、どうも、日本の日本経済新聞あたりの報道のみが先行しているようですね。
日本の記者ばっかりが記者会見に集まったのか、それとも、外国紙記者も集まったのだが、日本の新聞しか、書かなかったのか?ってとこですが。
おおかた、ライスさんの訪日の日に合わせて、日本の新聞に流しておけってとこでしょう。
このスーン( John Thune)上院議員http://www.senate.gov/pagelayout/senators/one_item_and_teasers/thune.htm
というかた、昨年、大統領選挙と連動した選挙で、下院議員から転じて、民主党の長老であるダシュル院内総務をやぶって出てきた方で、ブッシュ大統領の覚えめでたい方。

でも、日本の新聞にのみ流すなど、やや、ブッシュ広報担当官的議員のようにも思えますね。

ところで、このスーン上院議員、先週金曜日の加藤駐米大使との懇談の後、加藤大使の対応振りを「bureaucratic mumbo-jumbo」(官僚的なわけのわからない行動)と、酷評した方だ。


[781] NY原油は、一時57.60ドル 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/18(Fri) 07:13  

17日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、午後に1バレル=57.60ドルと、前日につけた過去最高値(56.50ドル)を大幅更新した。
しかし、終値では、前日比0.06ドル安の56.40ドルで終了した。

http://www.crmbuyer.com/story/article/41464.html


[780] Re:[779] 食品安全委への諮問項目絞り込み、政府が審議短縮策 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/18(Fri) 06:59  

食品安全基本法
第二十一条 2 内閣総理大臣は、◆食品安全委員会◆の意見を聴いて、基本的事項の案を作成し、閣議の決定を求めなければならない。
第二十三条
委員会は、次に掲げる事務をつかさどる。
一 第二十一条第二項の規定により、内閣総理大臣に意見を述べること。

ということですから、もし、この報道が本当のものなのでしたら、「政府間交渉で確認する事項」部分を「食品安全委員会の意見を聴いて」の部分からはずすということなのでしょう。




[779] 食品安全委への諮問項目絞り込み、政府が審議短縮策 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/18(Fri) 06:28  

>"具体的には「特定危険部位が除去された、生後20か月以内の米国産牛肉がBSE(牛海綿状脳症)に感染している確率」という専門的な判断を求める。審議が難航しそうな問題は「政府間交渉で確認する事項」として諮問から除外する。"(抜粋)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050318-00000201-yom-bus_all

おはようございます。何やら怪しげなニュースが出ました。
「特定危険部位が除去された〜肉」って、これが現実に「どう除去されているか」の【除去率・汚染率】と、【飼料管理】が、食の安全を守るための”一番の問題”なんですが、果たして、ちゃんとそれを踏まえて、審議してもらえるんでしょうか。

こんな構図が目に浮かびますよ。
ある委員曰く:「この問題はBSEの食の安全において重要なのですが・・・」
ある委員即答して:「ああ、これは諮問以外の内容ですから。我々は諮問されたことだけ回答すればいいんです。」「特定危険部位は除去されているものとして考えてください」

だ いたい、「政府間交渉で確認する事項」っていったいなんですかね。また、10月の日米交渉みたいにいい加減に、食の安全に関係ないところで、勝手に20ヵ 月以下の牛でOKかも、肉質判断OKかも、なんて調子で、ナアナアにする気ですかね?「政府間交渉=日米交渉」前例が前例なので、消費者としてはぜんぜん 信用できないんですが。。

食品安全委員会は【食の安全を守る機関】ではなく、都合のいい【表面的な確率だけの計算機関】にされそうです ね。隠蔽やごまかしという食のリスクや、「現実のリスク」に厳しく対処できるリスク管理機関=危機管理機関として機能しないなら、税金の無駄遣いになって しまいますね。 

しかし、こんな諮問の仕方ってありますかね???本末転倒、このままでいくと、「諮問以外のことは審議しなくていい」、失政、悪政の提灯持ち機関、政治の道具になりかねませんね。
食品安全委員会は「独立している」んですから、「食の安全を守るために」諮問なんか受けなくたって米国牛の独自評価、提言だってできるはずですよね。プリオン専門調査会の意地を見せていただきたいです。

追伸:他の情報も合わせてブログ更新しました。
「国内ヤコブ病30〜40代の患者7人、病理解剖されずに診断 & 食安委:米国牛の何を評価?」
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[778] 米国産牛輸入再開反対で街頭演説会を開くよりも、やるべきことがあるのでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/17(Thu) 21:38  

野党が、米国産牛輸入再開反対で街頭演説会を開いた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050317-00000189-kyodo-pol
というのだが、国民に訴える前に、もっとやるべきことがあるのではないでしょうかね。
今回の構図は、すでに、アメリカ下院が超党派で対日経済制裁法案を出しているのですから、すでに、問題の次元が、シフトしているのですよね。
ですから、日本の野党単独で、何か行動をしてもインパクトは、ぜんぜんないわけで、むしろ超党派で、下院決議案に署名しているアメリカの議員に対して、メールを出すなり、ライス訪日にあわせての、超党派的行動をとることのほうが先決なのです。
幸か不幸か、BSE問題は、いくらがんばっても、票にはならないのですから、この際は、正攻法でやられたほうがよろしいようで。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050317-00000189-kyodo-pol


[777] さらに原油高、1バレル=57.05ドル突入。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/17(Thu) 21:26  

7日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、1バレル=57.05と初めて57ドル台に突入、2日続けて最高値を更新した。
一バレル60ドル台に乗せるのは、もはや、時間の問題となったようだ。

http://www.reuters.com/financeNewsArticle.jhtml?type=businessNews&storyID=7931188


[776] 本格的な原油高時代を迎えての頭の整理として 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/17(Thu) 19:44  

どうやら、本格的な原油高時代を迎えたようだ。
ここで、頭の整理として、この原油高の時代に、何を指標に見ていけばいいのかを、メモ的に記してみよう。
かつて、「OPECの3方程式」というのは、次のようなものであった。
「世界なりアメリカがインフレ傾向にあれば、原油価格を引き上げないと、相対価格が減価してしまうので、原油価格を引き上げる。」
「世界成長率があがリ、インフレ機運がたかまれば、原油への需要増となり、原油価格を引き上げる。」
「ドル価値が下がっているとき、ドル建ての原油価格の手取り実収の目減りを回避するために、原油価格を上げる。」
というのが、これまでの「OPECの3方程式」なのだが、今回は、この方程式も、ちょっと様変わりを見せているようだ。
第一、OPECが、原油価格を上げたいのか、上げたくないのか、やむを得ず上げるのか、その誘因が単純ではない。
だから、これからは「OPECの3方程式」というものではなく、「生産限界におちいったOPECのコントロール不能時代の原油高のもたらす逆方程式」という、これまでとは因果逆転した考えで行かなければならないのではないのかなとも、思う。
すなわち、原油高になれば、玉突き衝突的に、どの要因に影響が出てくるのか、という視点である。
その要因とは、「ドル安」「アメリカの長期金利」「米国債」「アメリカの財政赤字」である。

「原油高になれば、金高になり、基軸通貨ドルへの信頼が、相対的に、減価してきて、ドル安の方向となる。」
「ドル安になれば、アメリカの債券安-長期金利の上昇を招く。」
「原油高のもとでのアメリカの財政赤字の存在は、いっそうの将来不安を招き、長期金利の上昇に拍車をかける。」
「長期金利の上昇が続けば、保有債券の含み損が拡大する。」
「保有資産の含み損が膨らんでくると、ドル資産のユーロや金へのシフトが始まる。」

てな方程式を仮に考えてみたが、ちょっと、悲観的にすぎるかな?
これを、米国債を大量に保有している日本から見ての方程式だって十分考えられるが、こっちのほうは、もっと悲惨な方程式になってしまうようだ。

ところで、早くも、グリーンスパン・バッシングが始まったようで、何やら、アメリカ経済にも、先行きの不透明感がいっそう増してきたようだ。
このサイト「Greenspan out of favor, out of touch」(「人気を失い、現実を直視しないグリーンスパン」とでも、訳すのでしょうか?)
http://www.newsday.com/news/columnists/ny-opmcc174178084mar17,0,3711452.column?coll=ny-news-columnists
で は、一時は「神」といわれるまでのオーラのあったグリーンスパンの衰え振りを、「グリーンスパンの風格(patina)がなくなった。」とか、「グリーン スパンは、雇われ政治家("a political hack")になってしまった。」とか、「グリーンスパンは、クリントンからブッシュに早変わりした。」とか、こっぴどい表現で書いている。
ああ、世の東西を問わず、晩節は汚したくないものですね。

http://www.newsday.com/news/columnists/ny-opmcc174178084mar17,0,3711452.column?coll=ny-news-columnists


[775] Wayne Allard上院議員が、来日するライス国務長官にあてた手紙の内容 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/17(Thu) 16:55  

以下のサイトに原文があるが、概略次のとおり。

Wayne Allard上院議員は、『私はライス長官に、今週の日本訪問の際に、日本政府に対して、日本のアメリカからの牛肉禁輸措置解除に向けて、プレスしていた だくように、そして、この問題を、日本との経済的アジェンダのトップ事項にしていただくように要請した。」といっている。
さらに、氏は、日本のアメリカ牛肉通商禁止措置に関するアメリカ議会における不安は、募るばかりであり、ライス国務長官におかれては、われわれ議員のメッセージを日本にもっていってもらいたいとおもっていると、いっている。
ライス国務長官に当てたメッセージには、、
「日本政府によるアメリカからの牛肉輸入禁止措置の継続は、報復的な対日経済措置にまで発展する。
私は、そのような措置がなされることのないよう望んでいるが、ライス国務長官が、日本政府に次の意見を、携えていって欲しいと思っている。
すなわち、日本の政策立案者たちが、今、何が、危機に瀕しているかということを、認識して欲しいということである。
2003年12月に、ワシントン州で一匹の牛がBSE陽性反応となり、この発見によって、日本は、直ちに、アメリカからの牛肉の輸入禁止措置をとった。
その後、幾度となくされた交渉の結果、日米は、貿易再開の合意をした。
不幸なことに、日本政府の独立機関である食品安全委員会は、いまだに、この決定を認めておらず、これまで、アメリカからの最大の牛肉輸入国であった市場を閉ざしたままである。」
などと書かれているようだ。

http://allard.senate.gov/press/releases/031605.pdf


[774] 「OPECは語れども、聞く者おらず』との論評 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/17(Thu) 16:00  

下記サイトは、「OPECは語れども、聞く者おらず」
OPEC Speaks, Nobody Listens
とのOPECに対する辛辣な論評である。
以下概訳
「昨日のOPEC総会で、OPECは、増産を表明したが、原油価格は、新記録の価格水準となった。
その理由は、次の三つである。
すなわち、1.懐疑、2.投機、3.迫りくる価格急騰への恐れ である。
1.懐疑、
昨日のOPEC総会での日産五十万トン増産との声明には、原油市場を覚ます効果はなかった。
ヘッジファンドなどは、近々、価格について、何らかの行動をとるとは、信じていない。
OPECの声明にもかかわらず、アメリカの原油価格は、ガソリン在庫の不足を示す統計が発表された後に、一バーレル56.35ドルに急騰した。
いまのOPECには、原油価格上昇をコントロールすることは出来ないと、取引に参加するものは、みな、疑ってかかっている。
昨年、中国からの需要が押し寄せてきて来、原油価格は、40ドルから50ドルの水準にあった。
しかし、その状況は、今年になって、なお、悪い状況にある。」
以下略

http://www.businessweek.com/bwdaily/dnflash/mar2005/nf20050317_9595_db016.htm


[773] USDAは、モンタナ地裁への控訴については、動かずの状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/17(Thu) 08:21  

カナダとの3月7日の牛貿易国境再開を、モンタナ地裁によって差し止められたUSDAだが、これについて、控訴するかどうか、対応が未定であるという。
モンタナ地裁は、公判期日の設定について、R-CALFとUSDAに対して、10日間の猶予を与えた。
しかし、R-CALFとの公判期日を設定する締切期限が水曜日であるにもかかわらず、USDAは、動かずの状況である。
控訴期間は、60日与えられているので、その間に、考えられるいくつかのオプションのうちでの選択をするものと思われる。
それほど、モンタナ地裁の国境再開差し止め命令は、USDAにとって、ショックだったとも、読み取れる。

http://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/1111005659624_9/?hub=Canada


[772] OPEC増産表明の実現性のなさを見透かして、原油価格は、最高値を更新 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/17(Thu) 07:41  

OPECは、昨日の総会で、日産五十万バーレル増産し、日産二千七百五十万バーレルにすることとした。

また、これによっても原油高がとまらない場合は、第二四半期に入って、さらに五十万バーレルの増産を追加する権限をアマハド議長に付与することについて合意した。

また、ナイミ石油相は、『われわれは、原油価格水準を40ドルから50ドルの間に維持したい。』と述べた。

さらに、ナイミ大臣は、『七十万バーレルの漏れを含むOPECの生産上限は、これまでの二千七百七十万バーレルから、二千七百二十万バーレルに拡大する。』とした。

これに向けて、リヤドは、二十五万バーレルの生産拡大をし、クウェートは、十二万バーレル分の増産体制を敷いた。

しかし、市場は、その増産体制の実現性のなさを見透かして、3月16日のニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、過去最高値である55.67ドルを突破し、56.50ドルまで買われ、終値は、56.46ドルとなった。

また、ロンドン国際石油取引所(IPE)の原油先物相場も、北海原油ブレント4月きりは一時1バレル=54.95ドルと、史上最高値を更新し、終値は前日比0.95ドル高の54.80ドルとなった。
 
さ らに、ガソリンのこれまでの史上最高値は、1ガロン2.064ドルだったが、ドライブシーズン到来を目前にして、昨日発表のアメリカの週次の原油在庫統計 では、在庫積み増しの過少が懸念され、アメリカ・エネルギー省の予測では、この最高値に10パーセントの積み増しがあるであろうとしている。

今後の原油価格の見通しとしては、近々、一バーレル60ドルを試す展開となるであろうとのことである。

これらの動向については、『はやくもOPECは、内部不統一の状態』
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=240
も、ご参照

http://www.canada.com/ottawa/ottawacitizen/news/business/story.html?id=5934290e-d2d2-4141-9a88-4ff2d1b6739f


[771] Re:[760] 北朝鮮の平壌で鳥インフルエンザ?掘り起こされ市場にとの噂も(^^; 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/17(Thu) 07:09  

このまりちゃんさんの情報は、
「鶏・卵食べないよう警告=鳥インフルエンザ発生を確認か−北朝鮮」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050316-00000442-jij-int
との情報とつながっているのだとしたら、ありえる話になってきますね。

【モスクワ16日時事】平壌発のタス通信は16日、鳥インフルエンザ発生説が伝えられた北朝鮮で、数週間前から平壌の外国人留学生に対し、鶏肉や卵を食べないよう警告が出されていたと報じた。 
(時事通信) - 3月17日1時1分更新



[770] 60歳近くなって選挙に新人で出たいという方の相談を受けて。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/16(Wed) 22:25  

まあ、こういう場合は、義理でも『がんばってください。』とかいうものだが、さすがに、「その方の家庭の状況はどうなのか」、とか、 「経済的に大丈夫なのか」、とか、「本当に勝つつもりなのか」、とか、「選挙が終わった後にポックリいかないのか」とか、「誰かにそそのかされて、フェイ ントで、「出る」などといわされているのではないのか」とか、いろいろ、余計なことを考えてしまって、ついには『がんばってください。』とはいえなかっ た。
こういう方を選挙に引っ張り出す政党も政党だが、同じ公的志向での活躍の場を望むのなら、NGOなど、もっといろんな道もあろうに、と、残念に思う。

ますます形骸化する代議制に替わりうる代替システムは、今の時代、いくらでも見つかるであろう。


[769] 「平成17年度食品安全委員会運営計画(案)」に対する意見の募集について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/16(Wed) 17:01  

http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_h17keikaku170224.html
【締め切り】平成17年3月23日(水)午後5時 必着
メール・ファクスによる受付OKです。

来週締切とのことです。


[767] Re:[765] [764] 昨日のアメリカ上院議員の動き 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/16(Wed) 08:55  

まあ、R-CALFがカナダの牛の危険性について、本当のことを言っているんだとしたら、R-CALFは、日本の消費者の味方になるということですね。
で、この日本の公式筋というかたは、やはり、アメリカ牛のセールスマンってことになりますかね。
日本のマスコミも、R-CALF訴訟問題と、上院でのカナダ牛輸入反対法案可決問題にまで、深く踏み込んだ深刻さについては、書いていないようで。



[766] Re:[763] [739] SPS協定とBSEとの関係、ブログのほうに、まとめておきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/16(Wed) 08:44  

OIE(国際獣疫事務局)もコーデックス(国際食 品規格委員会)も、いわば『兵力なき軍隊』のようなもので、基準背馳に対する制裁力は、それ自体もたないものですから、WTOのもとでのSPS協定にもと ずくパネル設置などによる紛争調停力に依存せざるをえないということなんですね。
で、これを逆に利用しようとしているのが、アメリカというわけですね。
まあ、昔の公家の名誉力と威光を利用した幕府のようなもので、威光あるOIEの基準の軟化を利用して、WTOのSPS協定で、難癖をつける、といった手法ですね。
各国の貿易紛争に翻弄され、利用しつくされているのが、残念ながら、いまのOIEといえます。
ですから、おっしゃるベルナール・ヴァラ博士のいう、「WTOによる制裁力を持っている」との表現の裏には、自らの制裁力のなさを逆にあらわしているともいえます。


[765] Re:[764] 昨日のアメリカ上院議員の動き 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/16(Wed) 08:41  

> では、日本のある当局者が、R-CALFに対して「あなた方がやっていることは、日本との牛肉貿易を遅らさせるだけだ。日本の消費者は、すでに、アメリカ とカナダとの牛肉一体と考えているのだから、R-CALFが、カナダの牛の危険性を指摘すればするほど、日本の消費者のアメリカ牛肉への安全信頼性は、薄 らいでいくのだ。これ以上、訴訟に手間取るようなことがあれば、アメリカと日本との牛肉貿易再開は、さらに遅れるだろう。」というような意味のことを言っ たと、伝えています。
> この指摘は、なかなかね的確ですね。
> どなただつたんでしょう?

たいへん的確ですが、日本&米国の食の安全を守ろうとする人間がする指摘とは思えませんね。
笹山さん、ビールの件ありがとうございました。感謝申し上げます。

さて、牛の飼料に鶏糞糖蜜の件などブログ更新いたしました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[764] 昨日のアメリカ上院議員の動き 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/16(Wed) 08:34  

昨日、キャピトルヒルで、Charles E. Grassley上院議員や、Max Baucus上院議員、ビンガマン議員(民主党)、トーマス議員(共和党)など、7名の上院議員が、加藤大使と会われ、日本の牛肉貿易再開をさらに懇請したようですね。
また、次のサイト
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4242
で は、日本のある当局者が、R-CALFに対して「あなた方がやっていることは、日本との牛肉貿易を遅らさせるだけだ。日本の消費者は、すでに、アメリカと カナダとの牛肉一体と考えているのだから、R-CALFが、カナダの牛の危険性を指摘すればするほど、日本の消費者のアメリカ牛肉への安全信頼性は、薄ら いでいくのだ。これ以上、訴訟に手間取るようなことがあれば、アメリカと日本との牛肉貿易再開は、さらに遅れるだろう。」というような意味のことを言った と、伝えています。
この指摘は、なかなか的確ですね。
どなただつたんでしょう?

http://www.radioiowa.com/gestalt/go.cfm?objectid=B87A57F7-1F05-4A96-AA8C7D5171A10FB2


[763] Re:[739] SPS協定とBSEとの関係、ブログのほうに、まとめておきました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/16(Wed) 08:34  

笹山さん、先日のOIEの学者さんが来日してのリスコミですが、以下質問というか、お願いしてきました。

「OIEは世 界の動物感染症の防疫機関とのことですが、ぜひ米国などにBSE対策の改善の提言を行っていただきたい、EUの米国評価は散々、検査官労働組合は告発、上 院議員のカントウェルさんも飼料の抜け穴について議会で指摘しているのに改善されてない、テキサスの疑い牛も未検査処分となると、まるでSARS発覚前の 中国に重なって見えてしまう、ぜひ提言をいただきたい。また、OIEへの要望として、隠蔽やごまかし、ひらきなおりに対するチェック基準(信用度チェッ ク)も作って頂かないと、BSEどころか鳥インフルエンザなど新しい病気にも対応できないので、そういう基準も作ってほしい」

先日の公衆衛生の問題と合わせて2分で言ってきました。(^^;

OIEのDr.Bernard Vallat ベルナール・ヴァラ博士の回答で覚えているのは,
「OIEは中立な機関なので、守らない場合は仲裁手続きができる。また防疫においてOIEの基準を守らない場合はWTOに提訴、WTOが制裁できます。OIEの国際基準に合っているかをチェックされてしかるべき」
「OIEは科学的な障害は何もない。あるとすれば、それは【政治的障害】です。」

この「政治的障害」の話のときに先生と目があい、先生とニマーっと笑ってしまいました。Merci Beaucoupといえばよかった。



[762] Re:[759] 「ビールが牛肉か」献金先を巡っての騒動 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/16(Wed) 07:24  

対日経済制裁法案のスポンサーに全米ビール卸売り協会がなっていることについて、GovTrackに昨日深夜問い合わせましたが、早速、返事のメールが来ました。
すばやい対応ですね。
以下のように書かれていて、
「詳しく調べてみたら、この全米ビール卸売り協会自体は、献金していなくて、この献金は、実際のところ、この全米ビール卸売り協会の幹部個人からなされたものであります。この件については、私どものウェブサイト上で、はっきりさせなくてはなりませんね。』との返事でした。

I should make it clearer on the website -- the companies themselves aren't contributing to a candidate.
The donations are made actually by individuals who have listed those companies as their employers.

まあ、この問題について、しつこく追求する日本人も、一人位いても、いいんじゃないか、多少の牽制球になるんじゃないかと思って、余計なことをしてみました。
本来は、日本の政党さんあたりが、やるべきことなんでしょうけれども。
成果ありでしたね。

http://www.govtrack.us/congress/bill.xpd?bill=hr109-137


[761] 広東:狂犬病が激増 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/16(Wed) 07:00  

広東で狂犬病が激増しているとのことです。http://news.searchina.ne.jp/2005/0315/national_0315_004.shtml

(日 本に)2001年に輸入された動物は、財務省によると、哺乳類118万9千匹、鳥類・は虫類・両生類が7億8千152万1千匹、輸出元は77カ国に及ぶ。 哺乳類で最も多いのが齧歯類で、ハムスターは100万匹以上、リスは6万7千66匹、プレーリードッグ1万3千407匹、チンチラ3千314匹で大半は ペット用です。検疫対象の家畜以外は、サルは感染症新法、イヌ、ネコ、キツネ、アライグマ、スカンクは狂犬病予防法で規制され、安全証明書と、検疫が義務 づけられていますが、動物由来感染症は世界に150以上あるとされる中(略)http://www.hokuroku.co.jp/clinic/2003/0711.html

ペット受難 検疫強化で愛好家悲鳴…帰国困難に
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20050217/m20050217002.html?C=S

ペットは下手をすれば180日係留されてしまうことになるそうですが。。過去に、検疫なしでアライグマやコウモリ、鼠類など散々輸入しているし、なんとも。。


[760] 北朝鮮の平壌で鳥インフルエンザ?掘り起こされ市場にとの噂も(^^; 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/16(Wed) 06:31  

先日、感染研がヒトのワクチン開発、日本の製造技術だけでも数億人分製造可能とのニュースでワーイ、と思いつつ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050313-00000020-kyodo-soci
(海外が報道しないのには納得できませんでしたが)

北朝鮮で発生?との不穏なニュースです。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050315id26.htm
韓国は北朝鮮から鶏肉輸入開始をしたばかりですから、
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/03/14/20050314000000.html
気が気ではないでしょうか。。


[759] 「ビールが牛肉か』献金先を巡っての騒動 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/15(Tue) 22:25  

前にもこの掲示板722.723.725.727で取り上げたのだが、以下のhttp://www.govtrack.us/congress/bill.xpd?bill=hr109-137のgovtrack.us  というサイトに、対日経済法案へのスポンサー団体名が出ていて、その中に、「National Beer Wholesalers Assn」全米ビール卸売り協会というのがあって、どう考えても、ここが、牛肉関連の対日経済法案のスポンサーになるはずがないと思って、この協会に、 「どうして、対日経済法案の献金スポンサーになったのですか?」と、メールで聞いてみたのだが、今日になって、返事が返ってきた。
『これは、BeerとBeefとの間違いなのではないのですか?私どもは、献金していません。」との丁寧な返答が帰ってきた。
そこで、今度は、govtrack.usに対して、「この記載は、誤りなのではないですか?」とのメールを今日、だしておいた。
しかし、「National Beef Wholesalers Assn」という名の協会は、ないようだし。
謎は、ますます、深まるばかりである。

http://www.govtrack.us/congress/bill.xpd?bill=hr109-137


[758] チェコでのBSE発生状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/15(Tue) 19:46  

16頭だそうで。
この原因について、チェコのBodit Ltd社で作った「Telasan V」という商品名の milk replacer(代用乳)と、同じくチェコのZena Ltd社の「&#268;OT-B」という商品名のスターターに疑惑が集まっているようだ。
この「Telasan V」は、次の成分からなっている。
1.パーム油の入った乾燥ホエイ(490g/k)2.パーム油の入った乾燥ブェルミルク(230g/k)3.熱処理した大豆ミール(70g/k) 4.
抽出した亜麻仁ミール(50g/k)5.フィードカゼイン(50g/k)6.フィード・アルブミン(50g/k)7.イースト(30g/k)8.大豆蛋白(10g/k)9.クエン酸(10g/k)10.ビタミン・ミネラル・サプリメント(10g/k)

また、「&#268;OT-B」は、次の成分からなっている。
大麦(246g/k)小麦(180)抽出大豆ミール(172)ふすま(120)アルファルファ・ミール(100)ライ小麦(50)とうもろこし(50)菜種ミール(50) ビタミンミネラルサプリメント(32)

http://www.vri.cz/docs/vetmed/49-6-191.pdf
http://www.organicconsumers.org/madcow/spreading62101.cfm
http://www.countrybynet.com/forums/showflat.php/Cat/0/Board/livestock/Number/26292/page/0/view/collapsed/sb/5/o/all/fpart/1
参照。
奇しき因縁とは、このことかも?

http://home.hetnet.nl/~mad.cow/landen/Czech.htm


[757] Re:[756] [746] 堂本知事の苦戦の理由は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/15(Tue) 19:34  

> 私の情報源は同じマンションに住んでいた元日経記者ですが。
そうでしたか。
そうなると、取り消さなければなりませんね。
確か、写真週刊誌で、東京から千葉にご出勤されたところを撮られたのは、そのころだったでしょうか。
神奈川県知事さんの場合は、まだなんでしょうね。
県議会で、いろいろいじめられていたようですが。
私の場合は、実名も住所も携帯もさらしてありますので、逃れようがありませんが。
時々、思わぬ方から、携帯に電話がかかってくるのには、ちょっとですが。


[756] Re:[746] 堂本知事の苦戦の理由は? 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/03/15(Tue) 18:11  

> 千葉都民、埼玉都民、神奈川都民、という言葉そのものを代弁するかのように、このうち、千葉県知事と神奈川県知事の住まいは、東京である。

森田さんは大健闘したと思われますが、選挙は通って何ぼ。
残念でした。
とは言え森田さんも未知数。堂本さんにはこの4年間、しっかりと舵取りをしていただきたいと思います。

その堂本さん、すでに2年程前に都内から千葉に引っ越したと聞きましたが、間違いでしょうか。
私の情報源は同じマンションに住んでいた元日経記者ですが。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[755] はやくもOPECは、内部不統一の状態 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/15(Tue) 17:30  

明日からイランで始まるOPEC定例総会を前にして、サウジアラビアのAli al-Naimi大臣が、昨日、「OPECとして、日産五十万バーレルの増産をして、1.9パーセントの増加をはかることにより、日産二千七百五十万トン 生産体制にこぎつかせたい。」とのプランを出したが、これに対して、OPEC加盟国のアルジェリアと、リビアが、『とても、このサウジアラビアの提案に は、乗れない。」とその提案を拒否した。
その理由として、アルジェリアのChakib Khelil大臣は、『われわれとしても、このサウジアラビアの提案に対して、好意的な姿勢を見せたいのは、山々だが、現在の原油価格の低下に対しては、 この提案は、何の意味もなさないと考える。われわれは、増産に行くバーレルかは足すことは出来るが、それが、原油価格安定には、つながらない。経済成長 は、減速に向かっている。」と述べている。
リビアのFathi Shatwan代表は、『もし、われわれOPECが、この時点で増産してしまえば、将来、もう、何もすることはなくなってしまう。われわれには、増産余力は、もはやないのだ。」といっている。
また、イランの Bijan Namdar Zanganeh大臣と、クゥエートのSheikh Ahmad Fahd al-Sabah代表は、昨日、会談し、当面、OPECの生産体制は、現状維持とすべきとの意見で一致した。
こ のように、サウジアラビアのOPEC増産体制提案が、受け入れられがたいと見た原油先物市場は、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油 先物相場で、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)4月渡し価格の終値は前週末比0・52ドル高の1バレル=54・95ドルと、2004年 10月22日と26日につけた終値ベースの史上最高値(55・17ドル)に次ぐ水準となった。

http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000006&sid=aMEtmOR37UBI&refer=home


[754] GAOがアメリカFDAの飼料規制の不十分さを指摘 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/15(Tue) 16:50  

GAO(アメリカ会計検査院 The Government Accountability Office)が、3月11日に発表したところによると、GAOは、アメリカにおけるBSEの広がりに対応してFDAは、十分な飼料規制措置をとっていないとの見解を示した。
下記サイトが、その見解であるが、この中で、GAOは、特に次の点を上げている。
1.FDAは、検査義務を負っている飼料生産者や運送者を識別しうる一定のアプローチ方法をとっていないために、検査逃れがなされている。
2.1997年以来14800の飼料・運送会社の内の20パーセントが検査を受けたが、これらは、5年以上、再検査を受けることはなかった。
3.FDAの検査ガイダンスには、潜在的に禁止されている飼料について、そのサンプルを検査のために提出命令できるようには、なっていなかった。
などの点が指摘されている。
http://www.680news.com/news/international/article.jsp?content=w031483Aも、ご参照。

http://www.gao.gov/htext/d02183.html


[753] Re:[751] 団藤さんのブログ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/15(Tue) 16:06  

小倉秀夫先生。
なるほど、当初の設定のために、結果として、「 ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。」が増えているというわけですね。
こ の団藤ブログにある「ネット検索を使う市民が増えている現在、その成果は伝わるはずです。マスメディアに影響するようには直ぐにはならないでしょうが、そ のポテンシャルは十分あります。メディアは本当に手詰まり状況なのです。」とのお言葉は、まさに、現在のマスメディアの危機感を伝えていますね。
そのためにも、小倉先生の言われる『ブログの健全化』が必要な気がしています。
話はそれますが、私のブログへのアクセスは、ほとんどが、検索キーワードによるアクセスなのですが、その検索語のほとんどが、同じ検索語ではないということなのですね。
ということは、ブログの中においても、いろいろなキーワードを想定してのキーワードのちりばめ方をしておかなくては、ユーザビリティーの高いサイトとはいえなくなってきているような気がしています。
た とえば、私のサイトであつかっているサイトで『ノロウィルス』のサイトがあるのですが、同じ『ノロウィルス』のキーワードでも、Yahooニュースでは、 「イ」とした『ノロウイルス』でも、「ィ」とした『ノロウィルス』でもかかってくれるのですが、Googleニュースサイトでは、「ィ」ではなく「イ」と した『ノロウイルス』でしか引っかかってくれません。
したがって、私のサイトでは、この両方でも引っかかるように、しています。


[752] 確定申告へのインセンティブ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/15(Tue) 15:53  

いつも、この確定申告の時期になると思うのだが、こうして、この時期になると、税務署前に長蛇の列が出来るのは、確定申告をすることへのインセンティブがあるに違いない。
もちろん、国税庁が喜びそうな、『納税は国民の義務』との原則論もあるであろうが、大方は、申告することによる節税と、還付金の発生が、その大きなインセンティブであろう。
サイトhttp://www.taxcom.co.jp/column/yomiuri/yomiuri20020630/yomiuri20020630.htmな どによると、海外では、「アメリカでは、源泉徴収制度はあるものの、年末調整はなく、最終的には納税者本人が確定申告時に還付申告等をして過不足を調整す る制度を採用している。カナダ、オーストラリアなども同様であって、日本のようにサラリーマンが確定申告を必要としない国はほとんど見られないのであ る。」のだという。
日本の給与所得者が、確定申告をしない理由として、 「年末調整を行うためには、守秘義務のない雇用主、経理担当者に、妻の所得や障害者控除を得るために家族に障害者がいることなどを伝えなければならない」などの理由もあるという。
しかし、もっとも、大きい理由として、「実額控除が現行の給与所得控除を上回ることはほとんど不可能なのだ。」から、放っておいたほうが、節税になるというものだという。
しかし、時代は、これまでの給与所得控除の引き下げや各種控除の見直しの動きが急だ。
となると、確定申告へのインセンティブは、これからは、高まる時代が到来するのだろうか。
それにしても、前にもブログ「個人住民税の段階廃止は、高所得者優遇につながりかねない。」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=155
にも書いたのだが、「所得税の世界の控除が、住民税の控除と実質ほとんど連動している。」という点については、いまだに、矛盾を感じてしまうのだが。



[751] 団藤さんのブログ 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/03/15(Tue) 15:00  

コメントスクラムにあってやむを得ずの措置を執ったというより、元々そういうルールを団藤さんは採用していたところに、書き捨てコメントが大量に投稿されたため、ああなったようですね。


[750] Re:[745] 団藤さんのブログ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/15(Tue) 11:17  

小倉秀夫先生。
なるほど、この団藤さんのブログも、コメントスクラムにあわれたのですね。
やむを得ずの措置ということですか。
でも、この片務的なコメント措置というのには、なんとなく、中途半端な感じを覚えます。
表現は悪いですが、「鏡張りのホテル」のような、「見られていないようで、見られている」ような不気味さとでもいうんでしょうか。
私は、やはり、小倉先生がなされているように、「削除すべきコメントは、削除」というほうが、ブログ主の意思が伝わって、いいように思えるのです。
いわば、「削除もブログ主のメッセージのひとつ」ということでしょうか。


[749] イラク・サマワ派遣の米帰還兵が被ばく 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/15(Tue) 11:14  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050311-00000211-mailo-l27
http://www.kyoto-keizai.co.jp/1890.html
http://www.nodu-hiroshima.org/siryou9.htm

現地でお住まいの方々の健康が心配ですが、派遣されていた隊員の健康管理と調査も今後どうするのでしょう。。


[745] 団藤さんのブログ 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/03/15(Tue) 09:05  

団藤さんは、無責任なコメントの書き捨てを制限するために内容中立な規制をしているだけのようですが、それすらなかなか守っていただけないようですね。




[744] 「よい政策には、友達が少ない。」とのアメリカのロビイスト批判の論評 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/15(Tue) 06:33  

今回の例のアメリカ下院の対日経済制裁法案について、百十万ドル、日本円にして1億円以上のスポンサーマネーがついたという話は、この 掲示板の722でしたが、下記サイトのコラム「The lobbyist blight」では、これらを議員サイドに働きかけるロビイストたちが、アメリカの対外貿易政策をゆがめているとして、断罪している。
それにしても「よい政策には、(悪)友達が少ない。」とは、日本でもいえた話だ。

http://www.wpherald.com/storyview.php?StoryID=20050314-115046-8588r


[743] 朝日新聞記者団藤保晴さんの記者ブログ「ブログ時評」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/14(Mon) 21:49  

なるほど、この朝日新聞記者団藤保晴さんの記者ブログhttp://dando.exblog.jp/は、かなりハードなものですね。
逆に言えば、突っ込まれやすいともいえます。
それにしても、このブログのコメント欄にやたらある「 ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。」は、やや、隠微で、見ている人にひたすら疎外感を与えるのですが。

http://dando.exblog.jp/


[742] Re:[741] 第1回外食における原産地等の表示に関する検討会の開催について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/14(Mon) 21:25  

原産地制度の実施は、十年前以上から、検討課題になっていました。
特に、ふるさと産品の原料が、ほとんど、外国製ということなどから、問題意識が高まってきたようですね。
代表的なのが、野沢菜です。
また、中国からなどのドラム缶入り山菜の中にあるゴミ問題などというのも、かねてから問題にされてきましたね。
平成16年9月にJAS法に基づく加工食品品質表示基準が改正され、加工度が低く生鮮食品に近い国産の加工食品(20食品群)について原料原産地の表示が義務づけられましたが、平成18年10月までは、移行期間にあります。
しかし、問題は、海外を原産地とする食材のトレーサビリティの確保です。
海外からの食材にEAN協会の標準バーコードラベルがついていても、日本での加工段階で、小分けなどされて、そのトレーサビリティ確保がむづかしくなってしまうのですね。
輸入肉の場合も、同様の問題があります。
このためには、EAN協会の標準バーコードラベルのシステムに連結しうる、日本側のシステム構築が必要となります。
今回の問題意識としては、やはり、アメリカのCOOL制度(the Country of Origin Labeling (COOL) Act)の日本版を、という意気込みなのでしょう。
アメリカのCOOL制度は、制度実施に伴う費用負担をめぐって、業者の抵抗が激化して、実施時期が遅れましたけれども、ようやく、来年9月30日実施というところまでにこぎつけたようですね。
ただし、この制度は、あまりにも、トレーサビリティが細かすぎるようです。
http://www.ams.usda.gov/cool/ 参照
これも、政府の実質負担を軽減するために、民間での負担が重くなっているという意味で、HACCP同様の問題を抱えているものと思われます。
日本版COOL制度は、もっと簡略で、しかも実効性の上がるものでなければならないように思えます。

http://www.oznet.ksu.edu/ansi/cool/


[741] 第1回外食における原産地等の表示に関する検討会の開催について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/14(Mon) 20:25  

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050314press_4.htm
構 成(構成委員メンバー)
   姉 歯  暁   大妻女子大学社会情報学部助教授
   大 木 美智子  消費科学連合会会
   沖 谷 明 紘  日本獣医畜産大学教授
   小 田 勝 己  財団法人外食産業総合調査研究センター主任研究員
   加 藤 一 隆  社団法人日本フードサービス協会専務理事
   小 城 哲 郎  全国飲食業生活衛生同業協同組合連合会専務理事
   野 村 一 正  時事通信社解説委員
   深 谷  徹   社団法人日本給食サービス協会専務理事
   森 田 満 樹  消費生活アドバイザー
            (株式会社食品科学広報センター主任研究員)

うーん・・・・笹山さんこんばんは、
メンバーどうやって誰が決定されたんでしょうね。


[740] 新市の在任特例に反対して議員が辞職 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/14(Mon) 17:21  

こういう例は、全国でも、どのくらいあるのでしょうか?

秋田県本荘由利1市7町による合併新市・由利本荘市での議員在任特例適用に反対し、由利町議会の大関嘉一議員(57)は、村上亨議長に議員辞職願を提出、14日までに許可された。合併前日の21日付で辞職する。

由 利町議会は総意として由利本荘市議会での在任特例適用に反対し、合併協でも同町委員は合併直後に法定定数30で新市議選を行うことを主張した。しかし、昨 年5月の合併協議会では、賛成多数(賛成21、反対18、白票1)で、8市町の全議員(当時131人)が7カ月間、新市議に就任する在任特例を適用するこ とを決定した。

 8市町議会議員で在任特例適用に反対し辞職願を出したのは大関議員が初めて。

というのだが、まずは、大関議員の勇気と気概に対して、拍手を送りたい。

これと同じような例は、
青森県相馬村の三上直樹村議は、弘前市、岩木町との市町村合併に伴い、議会議員の経過措置として、在任特例を用いることに反対し、合併予定期日前日の二〇〇六年二月二十六日で、議員辞職する考えを示したという例。
http://www.mutusinpou.co.jp/news/05031306.html
など、全国でもいくつかあるようですね。

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050314b


[739] SPS協定とBSEとの関係、ブログのほうに、まとめておきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/14(Mon) 12:27  

ちょっとわかりにくいSPS協定とBSEとの関係について、ブログのほうで、『OIEを巻き込んでSPS協定の政治的利用をしているのは、むしろ、アメリカ側なのではないのか?』
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=239
としてまとめておきました。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=239


[738] 新聞がソースを出す時代 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/14(Mon) 11:36  

日経新聞が、ニッポン放送に対して、東京地裁が下した仮処分命令の要旨、本文、債権者・債務者双方の法廷での主張、本件(新株予約権)の要綱などを、すべて生データでウェブサイトに掲載したことが話題になっている。
「首相の所信表明演説さえ全文ではなく要旨しか載せず、まして個々の民事裁判の判決をデータベース化されるのを裁判所が極度に嫌がるのを知っている新聞にとっては、極めて異例のことだろう。』とも、このサイト
http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2005/03/media_revolutio.html#more
では、論じている。
あれっ?よく見ると、このサイトには、聞きかじりさんのコメントも。
今年の初め、この掲示板の4で、四国新聞の『ニュースの詳報』http://www.shikoku-np.co.jp/news/kyodo_detail.aspx
を紹介したことがあった。
ニュースレリースそのものを見るのが価値のある時代に、いよいよ、入ってきたのかな、という感じがする。
新聞記者が腕によりをかけて書いた、妙な思い入れと、下手な修飾句の入った新聞記事を読むのは、もう、うんざりってとこですかね。

http://shinta.tea-nifty.com/nikki/2005/03/media_revolutio.html#more


[735] アメリカ上院議員たちの加藤大使いじめの手柄話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/13(Sun) 17:06  

722で書いたように、対日経済制裁法案には、多額のスポンサーマネーがついているせいか、とくに献金を受けているアメリカの下院議員たちの張り切り方は、尋常ではない。

以下は、加藤大使を取り囲んでの強行談判の手柄話を、議員たちが、次のサイトなどでしている。

まつ゜、John Thune上院議員。

「牛 肉貿易再開の日程も示されないで、われわれは、ただ、待っているだけだ。そんなのは、ナンセンスだ。何の科学的根拠もなしに、待たされることについて、畜 産地帯の州には、おそるべきフラストレーションがたまっている。加藤大使は、官僚的な、わけのわからないことをいっているに過ぎなかった。」と、いう。

また、Wayne Allard上院議員は、この加藤大使との懇談をセッティングした議員だが、「畜産地帯は、今、袋小路に入ってしまっている。これを解決するために、対日経済制裁を口にするものも、増えてきている。」という。

一方、Ken Salazar上院議員は、「日本の牛肉貿易再開については、共和党も民主党もない。超党派の問題だ。」と、言う。

しかし、肝心の対日経済制裁法案は、本来は、二つの委員会にかけられるべきものが、まだ、ひとつの委員会(Ways and Means委員会)にしかかけられていない。

一皮向けば、献金次第ってとこしら?

なお、616で紹介した『対日経済制裁法案』賛同議員に、3月10日付けで、新たに、次の議員が加わりました。
Rep Kuhl, John R. "Randy", Jr. [NY-29] - 3/10/2005
Rep Doolittle, John T. [CA-4] - 3/10/2005
Rep McGovern, James P. [MA-3] - 3/10/2005
Rep LaHood, Ray [IL-18] - 3/10/2005
Rep Herseth, Stephanie [SD] - 3/10/2005

http://www.argusleader.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050312/NEWS/503120340/1001
http://durangoherald.com/asp-bin/article_generation.asp?article_type=news&article_path=/news/05/news050312_3.htm参照、



[734] 大変ご迷惑をおかけしました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/13(Sun) 16:24  

例によって、サーバー容量オーバーで、今朝9時過ぎから、投稿が出来なくなっていました。
過去ログの掲載のしすぎでした。
これからは、この掲示板での過去ログの掲載は、一定容量までとし、後は、これまでどおり「過去ログ集-その6」
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htm
に移記することにいたします。
欲張りは禁物ですね。
復旧までに時間がかかり、ご迷惑をおかけしました。


[733] 政府のバランスシートの改革 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/13(Sun) 09:12  

いつも、この掲示板では、反竹中路線の発言をしてきたようだが、先日3月10日の経済財政諮問会議で、民間議員から、公的な資産・債務 の管理について、貴重な提言があったのに対して、財務大臣が、官僚仕込みの発言をされていたのに対して、竹中大臣が、この民間議員の発言を前向きに捉えよ うとしたことは、評価できる。
下記のサイトにそのときの記者会見の模様が出ているが、この中で、記者の方から、「この民間議員が提言されている、「資産と負債に両建てされているものを縮減する」ということの意味の中には、外為特会をもさしているのか?』という、鋭い質問もあった。
これは、732の「米国債に偏る日本の外貨準備の運用」の問題とも絡んでくる問題であり、いわば、「米国債と、政府短期証券(外国為替資金証券)との、両建ての関係の是正」ともなれば、この問題も、『米国債売却」の問題に集約されてくるからだ。
どうも、小泉改革の最後の決着点は、何のことはない、財務省改革へと、ブーメランのごとくめぐってくるというわけだ、
優勢改革は、それを回避するための擬餌針だったというわけか?
竹中さんは、財務大臣のだらしなさに対比して、その意味では、ポイントをついた対応を、今回は、したというわけだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050311-00000897-reu-bus_all
も、ご参照。

http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2005/0310/interview.html


[732] とんだ小泉発言で、私の過去のブログ記事にアクセスが殺到しているようで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 23:26  

小泉さんが、3月10日の参院予算委員会で米国債に偏る日本の外貨準備の運用について「投資先を分散することは必要」と発言
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20050311AT1F1001R10032005.html
したことで、日本の外貨準備の多くが米債で運用しているところから、その運用先を、小泉首相が見直そうとしているのではないかという思惑が、市場に走ったようだ。

小 泉首相は「何が有利か安定性があるのか総合的なことを考えなければならない」とも指摘したのだが、投資家たちは、1997年6月23日の「橋本龍太郎さん の発言」を思い出し、私が去年7月19日に書いたブログの記事「米国債保有は、日本の財政再建の最後の足かせとなるのか?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=33
にアクセスが殺到したというわけだ。

中には、「ハーバード・フーバー・ハシモト」ならぬ「ハーバード・フーバー・コイズミ」の再現で、週明け、日本時間月曜日夜のニューヨーク市場の暴落を予言なさる方も出てきて、いやはや、とんだ騒ぎのようである。
財務省は、火消しに躍起ということだが、知恵のない為替介入の結果が、米国債の増嵩につながっているのだから、この方たちの火消しの資格はないのだろう。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=33


[731] Re:[730] [729]同じ厚生労働省のQ&Aでも、見解が違うとは、これいかに? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 22:01  

同じ厚生労働省のでも、
「vCJDの患者からの血液で感染することはありますか?」「血液を介してvCJDに感染することはあるのですか?」との問に対して、
「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に関するQ&A」
http://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/vcjd/
のほうでは、
「2003年に英国においてvCJDの患者の献血血液から二次的にvCJDが発生した可能性のある事例が初めて報告されました。日本においてはこれまで、英国、フランスのvCJD発生国からの血液製剤の輸入の実績はありません。」と、正しく書いてあるのに、
「牛海綿状脳症(BSE)等に関するQ&A 最終更新日:平成17年2月4日」
http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html
のほうでは、
「血液を介して人がvCJDに感染した事例は世界的にも把握されていません」と、誤って書いてありますね。
ひょっとして、この後者の「血液」ってのは、『牛の血液』って意味ですかね?
で も、その後に、『しかし、現在の科学的な知見では、血液を介した感染の可能性について未知の部分が多いことから、予防的な措置として、これまで、日本で は、献血時の問診において献血者の海外渡航歴を確認し、1980年から1996年までの間に英国に通算6ヶ月以上滞在した方については、献血をお断りして います。』と書いてあるから、この『血液』は、人間の血液でしょうね。
まさか、牛が人間に献血するはずはないでしょうから(笑)



[730] Re:[729] これは、最新の資料ですよね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 20:11  

これは、平成17年2月4日更新の資料ですよね。
どうして、この中に「血液を介して人がvCJDに感染した事例は世界的にも把握されていません」とかいてあるんでしょうか?
一昨年12月、昨年7月の輸血による感染事例が、どういうわけか、無視されていますが。
それとも、輸血は、「血液を介しての感染」には、入らないとでも言うんでしょうか。
単なる更新ミスなんでしょうね。
おやおや、同種の引用は、以下のサイトのように、たくさん残っていますね。

http://www.google.co.jp/search?le=en&ie=UTF-8&oe=utf-8&q=%E8%A1%80%E6%B6%B2%E3%82%92%E4%BB%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E4%BA%BA%E3%81%8C%EF%BD%96%EF%BC%A3%EF%BC%AA%EF%BC%A4%E3%81%AB%E6%84%9F%E6%9F%93%E3%81%97%E3%81%9F%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E3%81%AF%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%9A%84%E3%81%AB%E3%82%82%E6%8A%8A%E6%8F%A1%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93&btnG=Google+Search&num=20&sourceid=Mozilla-search&client=firefox&rls=org.mozilla:ja-JP:official


[729] 日本のBSEの15頭の出生地一覧がありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/12(Sat) 18:57  

http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html
20ヵ 月以下で一番出荷が多い所=3頭の陽性死亡牛の出生地=15頭中9頭のBSE牛の出生地=同じ都道府県でした。「狂牛病は終わらない」という本の中にあり ましたが、国の指導書や酪農雑誌が肉骨粉血粉などのバイパス飼料を推奨していた(許しがたい)事実があるそうですから、やっぱり規制を緩める方向に動いて はいけないですよ。ちなみに死亡牛は24ヶ月以下は検査していないんですよね。若くして死ぬのですから原因が何なのか余計に気になりますね。


[728] Re: 「ガ島通信さんが会社を辞められました。」 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/03/12(Sat) 18:53  

事の顛末や今後のことはブログに書いていかれるでしょうが、まだ先になりそうです。
16日に上京されるのも、遊びに来られるわけではないでしょうから、さりげなく歓迎のオフ会を提案しておきました。

昨日の議員の記者会見などでも、例えば全景を淡々と流すようなネットジャーナリズムがあってもいいと思っているんです。
ガ島さんには、そんな形ではなくてもいいですが、新しい形のジャーナリズムを目指し、私も出来る範囲で協力できたらうれしいです。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[727] Re:[725] [723] [722] アメリカの対日経済制裁法案に対するスポンサーマネーの支出先 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/12(Sat) 18:23  

>全米ビール卸売り協会は、日本のアメリカへのビール輸出は、台湾についで、第二位の数量で 25,398 キロリットル、

庶民のささやかな抵抗としてはアメリカのビールはしばらくやーめた!アメリカの車も買わないぞ〜(買えない)ということでしょうか。(^^;




[726] Re:[724] [720] 「ガ島通信さんが会社を辞められました。」ですって!!!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 18:06  

へぇ。
びっくりですね。
新潟中越地震のときの、マスゴミ問題から、ちょくちょく見ていましたが。
まあ、私としては、[702] 「ディベ−ティング・ジャーナリズムとは? 」 で紹介した、「ホワイトハウスに出入りを許されたブロガー記者Frank Sesnoさん」
http://www.mediabistro.com/fishbowldc/
の日本版になっていただきたいです。
お会いされたら、そうお伝えいただきますれば。
でも、本当にびくっりですね。



[725] Re:[723] [722] アメリカの対日経済制裁法案に対するスポンサーマネーの支出先 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 17:59  

何やら、判じ物の世界になってきましたね。
全米リアルターズ協会(NAR)は、米系不動産投資ファンドの日本の商法・証取法改 正への圧力、Mantech Internationalは、前にも、キューバへの農産物輸出関連法案のときに、Jerry Moranさんに献金しているから、Jerry Moranさんの個人的たにまち的存在、全米ビール卸売り協会は、日本のアメリカへのビール輸出は、台湾についで、第二位の数量で 25,398 キロリットル、29 億 97 百万円ということだから、ひょっとして対日経済制裁の候補に入っているのかもしれませんね。
BSE発生前の二〇〇二年度の米国から牛肉輸入額は、約一千億円(二十四万トン)
米国向け輸出タイヤは〇四年で約十二億ドル(約千二百億円)
是に、おまけで、ビールが加わると、千二百三十億円。
ちょっと、金額が少ないのですが、アメリカの牛を食わないのなら、俺たちも、ステーキを食うときに飲む日本のビールを飲んでやらないよってことなのでしょうかね。
アメリカ医学協会は、the minimal-risk ruleが世界標準になれば、本家として、いろいろ、メリットがあるということなのでしょう。


[724] Re:[720] 「記者ブログ』というのは、「冠ブログ」なのか?「つぶやきブログ」なのか?「おちゃらけブログ」なのか? 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/03/12(Sat) 17:35  

ガ島通信さんが会社を辞められました。
http://blog.livedoor.jp/zentoku2246/archives/15497847.html

16日には上京されると言うので、「出来ればお会いしましょう」とメールしておきました。
「記者もそれぞれ」でしょうから、この方には期待するところです。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[723] Re:[722] アメリカの対日経済制裁法案に対するスポンサーマネーの支出先 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/12(Sat) 17:33  

> 主なスポンサー
> National Assn of Realtors: $357,250
> 全米リアルターズ協会(NAR)
http://www.realtor.org/rocms.nsf

不動産屋さんみたいですね。不動産と日本の経済制裁と牛?自動車はタイヤ絡みでしょうが、ビールは何となく関連があるような感じ、
>Mantech International: $36,000
>http://www.mantech.com/
???

↓↓↓↓↓↓↓これは何ですかね(^^;
> American Medical Assn: $188,000
> アメリカ医学協会 http://www.ama-assn.org/

といえば、どこかで見ましたが、米国から輸入している血液製剤と国内の血液製剤と同等に扱わなくてはいけない、とかいう取り決めがあるとか???ほんとかな?


[722] アメリカの対日経済制裁法案に対するスポンサーマネーの支出先 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 16:38  

これまた、アッケラカンのアメリカ式なのだが、ひとつの法案成立のために、スポンサーが、ソフトマネーを献金する。
今回の『対日経済制裁法案」でも、以下のスポンサーが、それぞれの国会議員に対して、献金をしている。
アメリカの国会議員さんにとっては「ここが稼ぎ時。がんばらなくっちゃ」ってとこですかね。
日本の消費者にとっては、まさに『あほらしい』って感じです。

以 下は、『対日経済制裁法案』(Expressing the sense of the House of Representatives regarding the resumption of beef exports to Japan. )に対する献金の明細です。
主なスポンサー
National Assn of Realtors: $357,250
全米リアルターズ協会(NAR)http://www.realtor.org/rocms.nsf
National Auto Dealers Assn: $306,000
全米自動車販売業協会 http://www.nada.org/
National Beer Wholesalers Assn: $284,000
全米ビール卸業協会 http://www.nbwa.org/public/login.aspx
Mantech International: $36,000
http://www.mantech.com/
American Medical Assn: $188,000
アメリカ医学協会 http://www.ama-assn.org/
その他

主な献金先
National Assn of Realtorsは、最高 $15,000 を Virginia Foxx [R-NC] James Marshall [D-GA] Lynn Westmoreland [R-GA]Marilyn Musgrave [R-CO]へ、後の議員に対しては、 $10,000から $2,000 を、小分けにして献金。

National Auto Dealers Assnは、最高 $15,000 を Tim Holden [D-PA]へ、後の議員に対しては、 $12,000から $5,000を、小分けにして、献金。

National Beer Wholesalers Assnは、最高 $15,000をVirginia Foxx [R-NC]へ、後の議員に対しては、 $10,000 から $5,000を小分けにして献金。

Mantech Internationalは、全額 $36,000 を Jerry Moran [R-KS]へ。

American Medical Assnは、 最高$15,000 を Lynn Westmoreland [R-GA]へ、後の議員に対しては、 $12,500から $3,000を、小分けにして献金。

上記の献金総額は、1,171,250ドルとなる。
アメリカの議員さんは、日本の牛肉問題をダシにしての、いい小遣い稼ぎとなりましたね。



[721] 吉川座長のお言葉 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/12(Sat) 15:33  

ふえ〜、圧力がなくてこの結果なら、余計たまりません。日本の食の安全はますます大丈夫か(^^;

米国産牛肉の輸入の早期再開を求めるなど米国の圧力が強まっている点については「私たち委員に対しては、外から圧力が働くことはなかった。純粋に中立で議論できた」と説明した。
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news017.html

ご参考までに中間とりまとめ案作成前夜のニュース
吉川泰弘東大教授は、六日の会合後に記者会見し、「中間取りまとめ」の原案から「二十カ月以下の牛海綿状脳症(BSE)感染牛を検出することは困難」との文言を削除する理由を説明した。(略)
専 門家の間では「検出限界以下なら月齢に関係なく検出できず、生後何カ月という月齢で線引きするのは科学的根拠が乏しい」というのが共通認識だ。それでも、 あえて食品安全委が月齢で検査除外対象を区分するのは、農水省と厚生労働省が「食品安全委が月齢区分を示さなければ、全頭検査は見直せない」と圧力をかけ ているからだ。
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/bse/news/0907-479.html




[720] 「記者ブログ』というのは、「冠ブログ」なのか?「つぶやきブログ」なのか?「おちゃらけブログ」なのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 15:29  

例の『理系白書』ブログ
http://spaces.msn.com/members/rikei/PersonalSpace.aspx?_c=
で、記者ブログの公私混同論が展開されていた。
ひとつの新聞社のネームバリューの元でのブログのアクセスは、ほんものか?記者の発言のポジションは、どこにあるのか?というかなりきわどい問題になるのだから、大勢は「細かいことは、いわないで、」というのが、意見のようである。
当事者が、女性という点も、救われているのかもしれないが。
私としては、もうちょっと、この点、突っ込みたい感じもする。
小倉秀夫先生の実名カミングアウト論の「反対するなら真剣に」http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/e/49cdf0641b88ea0d3494aa7d32feb226
での問題指摘も含めて。
今のままでは、ニュースの真髄を期待した記者ブログも、「おちゃらけブログ」で終わってしまいそうな気がする。


[719] 国内のヤコブ病30〜40代の患者は20人、11人が死亡、7人が解剖されていない。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/12(Sat) 13:41  

 日本人初の患者は当初、変異型とは別のタイプのヤコブ病と診断されていた。死後の解剖所見で初めて変異型と確定した経緯がある。 変 異型は若年層に多い。一方、別のヤコブ病は国内では高齢者に多いが、30〜40代の患者も20人確認されている。うち11人が死亡したものの、7人は解剖 されていないことが、先月の衆院農水委員会で明らかになった。疑わしい例は変異型の確定診断に結びつけ、安全対策に生かすきめ細かな診療体制が求められ る。(抜粋・読売より)
http://www.yomiuri.co.jp/features/kgbs/200503/kg20050311_01.htm

十代の患者さんもいるそうですが病理解剖されたのでしょうか。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/ydata/02-3138.html
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。はやくこの病気の治療ができることを。。



[718] 検証:普通の生活で、vCJD=人型BSE(狂牛病)が感染しないとは本当か?その1 歯科編 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/12(Sat) 12:56  

歯科編をとりあえずブログにまとめてみました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/57316d5ea76dd6092e7c843c2e7d6403
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2
スタンダードプリコーションの件、笹山さんのまとめを参考にさせていただきました。ありがとうございました。


[717] 加藤良三駐米大使と会談したアメリカ議員の名前一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 10:45  

米上院農業委員会のチャンブリス委員長らは11日、加藤良三駐米大使と上院内で会談し、BSE発生に伴い停止している米国産牛肉の輸入を早期に再開するよう求めた。
これに対して同大使は日本の国内手続きを説明したが、議員の中からは「なぜこんなに時間がかかるのか」「いつまでに手続きを終えるという予定は示せないのか」などという疑問の声が相次いだ。

という時事通信の記事http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=050312071955X571&genre=intだが、
詳しくを下記のサイトで見ると、この会談で、同席した、アメリカ上院議員と下院議員の名前は次のとおりだ。
下記のサイトを見ると、これらの議員は、the National Cattlemen’s Beef Association (NCBA)からの突き上げにあっているようですね。
そして、この行動を、これらの議員は、「(日本を)角で突いた」と、the National Cattlemen’s Beef Association (NCBA)から礼賛されている。
洋の東西を問わず、同じような構図というわけでしょうか。
Bennett Robert 上院議員の次の言葉は、国辱もの( national disgrace)というしかありませんね。
日本は、動かない牛というわけでしょうか。
強く抗議するものです。
Robert上院議員の言葉
「アメリカでは、動かない牛を動かすときには、牛を突いて動かすものだ。」
「"In the U.S. we use cattle prods to move cattle,” 」

上院農業委員長 Saxby Chambliss (R-GA),

上院議員
Wayne Allard (R-CO), Robert Bennett, (R-UT), Thad Cochran (R-MS), John Cornyn (R-TX), Michael Crapo (R-ID), *Chuck Hagel (R-NE), * Ben Nelson (D-FL), * Pat Roberts (R-KS), ○* Ken Salazar (D-CO), *John Thune (R-SD),

下院議員
◎Jerry Moran (R-KS)
◎Marilyn Musgrave (R-CO)

◎印は、対日経済制裁法案への署名者
○印は、カナダ生体牛輸入ストップ法案提出者
*印は、2月23日に加藤大使にわたした書簡への署名者

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4208


[716] Re:[713]良くも悪くも 『人類の万能性』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 10:24  

そうですね。
この『人類の万能性』という言葉は、そのままとらえれば、「崇高な人類の万能性」という意味に取られるんでしょうけれども、私は、この言葉に「良くも悪くもの人類の万能性」という修飾句をつけてみたいですね。
ただ、「悪くも」のほうの万能性が是正されうるのは、情報がホロニックであるがために、予定知の方向が、「良くも」の万能性の方に、修正されやすいという意味では、楽観的にみていいのでしょう。
前に、小倉さんの問題に触れた私のブログ「「ホロニックな常識」の時代−小倉秀夫弁護士の言われる「常識」の再解釈-」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=231
で、「インタープリター(解説員)的存在、または、イタコ(霊媒介者)的存在としての役割が必要な時代なのかもしれない。」といったのは、インターネットの海の中での、『みをつくし-澪標-』http://www.geocities.jp/kihon_form/images/suito/P4/miotukusi.jpg的存在が必要だということを言いたかったのです。


[715] Re:[714] [710] [706] 山本委員、吉川委員、他の委員はリスクコミュニケーションの議事録やアンケート結果すべてに目を通したのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 10:12  

私も、この食品安全委員会なるものを実際傍聴してみて、政治家同志の討論よりも、ストレートであけすけに、対立構造がわかったのには、びっくりしました。
以下タイプ別に見てみますと、

北本委員、山内委員、金子委員−良識派、食品安全委員会の委員の政治的入れ替えが行われるなんて話がちょっと出ていましたが、そのときに真っ先に対象となるのは、これらの方なんでしょうね。
逆に言えば、日本の食の安全性は、このお三方の良識に支えられている部分が大きいと感じました。

小泉委員−何のときでしたか、委員会が終了に近づいたとき、やおら、用意してきたメモを長々読み上げられたのには、びっくりしました。
ご自分のご見識というよりは、何か、別の代弁者のように見受けられました。

見上委員、山本委員-終始一貫バイアスのかかった意見を、他の特定の委員に対して、つぶしのために、向けられていたという印象が強いです。

寺田委員−ご自身は、おそらく、北本委員、山内委員に近い良識的なご意見をお持ちなんでしょうけれども、それが、委員会の審議に生かされていない感じがします。
というか、特定の委員と事務局に組まれてしまって、身動きが取れないといった感じなんでしょうか。

そのほか、ここに名前が挙がっていないかたに、重要な会議の時にこそ出てこない、黒幕的存在がいて、委員会審議の進行を、実質支配しているように感じられました。


[714] Re:[710] [706] 山本委員、吉川委員、他の委員はリスクコミュニケーションの議事録やアンケート結果すべてに目を通したのか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/12(Sat) 08:58  

> で、結局は、恒例の 山本対山内の怨念の対決のみということですか。

吉川委員が北本委員、山内委員たちに食ってかかって、北本先生に「これでは冷静な議論になりませんね」というシーンもございましたよ。

一連のBSE問題を通しての、私の感想としては、とくに、吉川委員や寺田委員、見上委員、山本委員、小泉委員は、ご自分のご研究にはご立派な方であるのだろうと思いますが、「食の安全」は、失礼ですが、もう、とてもまかせられない。

いくら「米国とは関係ない国内の審議」と言われていても、今回の審議がアメリカとの輸入再開にどう影響するかを考えてそれを見越しての結論内容にすることができないなら、意味ない。

なんで、この一文が入れられないですかね?
「評価内容は「純国内産の○○年〜以降に出生した牛で、曝露リスクが○○レベルの牛だけに適用される。その他他国産等の牛の評価、適用に当たっては「飼料」「SRM除去」などの曝露リスクの検証がその都度必要である」

そもそも「月齢で区切ることに科学的合理性はない」わけですが、それでもやらなあかん、というのならば、この一文の文面化で、立派に独立性を保てるだけの話じゃないですか。まぁ、30秒で耳標付け替えならこれだって馬鹿馬鹿しいわけですが。

ま た、本当にBSEに関して「食の安全」を守りたいなら、近年多発している「人の嘘、偽装、隠蔽、ミス、見逃し、技術の進化」などの対応(心理的リスク規制 効果)をリスク評価にも含めねば、無意味ですよ。一番のリスクはそこなんですから。(危機管理に対応するには心理学分野からのアプローチも必要だと思いま すが。これって「科学」ですよね?)

「科学的なリスク評価」という言葉を印籠のように振りかざす前に、委員会の設置の意味を考え直したらいいんですよ。食の安全に貢献しなかったり、政治の道具として使われるだけなら、ただの税金の無駄遣いとしか思えない。

そ れから今回の60回近くにものぼるリスクコミュニケーションに参加した全国の人たちは、意見もそうだけど、何よりも「情報提供」が活用されないのであれ ば、猿芝居に参加させられた、茶番にするな!と、もっと怒るべきですよ。あれだけ税金かけて、参加者も交通費と時間をかけてやってきたアレは一体なんだっ たのか。

山本委員と吉川委員の発言を聞いて、本当に馬鹿馬鹿しくなった私でございました。


[713] ,ネット社会は『人類を万能に近づける!』 投稿者:桜の花 投稿日:2005/03/12(Sat) 08:58  

笹山さん私のオリジナルな考えかもしれませんが・・
ネット社会は『人類を万能に近づける!』と言ったりするとこれにはたいへんはなはだしく議論のよちがあるかもしれませんが・・。
私 の感じ方で言いますと堀江氏に関することはネットに国民の関心を集中させる必然的な経済的事象とただ単に考えています。それは今では国をはじめ色々な処が ネット文化(eージャパン等)の社会的利用度の研究・実験をしているからです。そしてこれらの諸問題の解説の為にマスコミに出てくる評論家の言葉が私には 大変空虚な評論に感じる点が多くあるからです。
その意味に於いては一方で文化的・社会的事象にもなっているにも拘らず考え方やもしくわ思想的な ネット社会の理念が置き忘れて言及していない為なのではないかと・・その点に於いて私の考えが『ネット社会は人類を万能に近づける!』という一言でもって 表現し・埋め合わせると思ってもいます。学問として『○○リテラシー』がありますがそれでもまだまだ思索が足りない面があると思っています。

先に、ネット社会を個人の領域で『プライベート・マス・メディア』そして既存のメディアを『オフィシャル・マス・メディア』と分類しました。私はこの『プライベート・マス・メディア』の捉え方の本質に『人類の万能性』を感じています。
全ては『個人の意思』の『表現の方法』とその『意思伝達方法』に文化・文明の必然的な発達が大いに起因していると考えているからでもあります。
言い換えるとネット社会こそ人の考えを時間と空間を越えて実現する、考えている物事をメール・HP・ブログ等のように瞬時に『他人に伝え』たり『ユビキタス社会』を実現する処に見出せると思います。これが遥か昔から『人が想像する社会』だったのではと考えているからです。

派生的効果としては・・
笹山さんの取り組まれているBSE等広く活躍されておられますように私自身たいへんに持っていない知識を啓蒙させていただいていますようにです。ある意味ではデーターベースや第二の人工頭脳の役割でしょうか・・。
ネットにより政治・経済に於いても風通しがよくなってきています。

そしてその『人類を万能に近づける』社会とは・・
『表面的・形式的に 個人個人の持って生まれた能力の差を薄めるところの文化社会』がキーワードだと思っています。お邪魔になると思いますが恥ずかしながらまだ語りつくせませんので機会をみて色々と述べさせてください。



[712] 日本の牛肉貿易再開についてのアメリカの状況は、「extremely tough」なんだそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 07:56  

Dow Jonesがつたえるアメリカ通商関係者の言葉として、「日本の牛肉貿易再開問題をめぐってのアメリカ、特にアメリカ議会の状況は、「extremely tough」(極度に困難な状況)」にあるんだそうだ。
これは、脅し文句の常套句のようですね。

This was an extremely tough set of negotiations for both parties.
なんて、使われるらしい。

http://www.agriculture.com/ag/story.jhtml?storyid=/templatedata/ag/story/data/agNews_050311lfpJAPAN.xml&catref=ag1001


[711] Re:[671] NASAのデジタル地球儀World Wind 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/12(Sat) 07:10  

> 時々、私のサイトをリンクしていただいている NAKAZAWA
>http://phi.med.gunma-u.ac.jp/index.html
> さんのサイトに、紹介されてあったのが、NASAのデジタル地球儀World Wind  http://worldwind.arc.nasa.gov/  。
> まだ、使い方がよくわからないので、その程度のことしかしていないが、これで、地球の百名山登山も楽しめそうで、期待している。

いろいろにサイトにいろいろなつかい方か書いてるので、以下に転記してみると。

基本的な操作方法
マウスの左クリック ・・・ その場所を中心へ。
マウスの左ドラッグ ・・・ 地球儀を回す。
マウスの右ドラッグ ・・・ 斜めに見る。
マウスのホイール ・・・ 拡大/縮小。
スペース ・・・ 視点をデフォルトに
http://worldwind.arc.nasa.gov/graphics/keychart.jpg 参照

インストールしたらやること
上の段にずらっと並んでいるアイコンから衛星を選ぶ。(衛星アイコンは真ん中へんに並んでいる)
選択されているアイコンの上に小さい下向きの三角形が表示される。

日本/世界中をカバー
Community LandSat7 (Visible Color=可視光、右から11個目のアイコン) 
もしくは
Community LandSat7 (Pseudo Color=擬似着色、右から10個目のアイコン)

アメリカの都市を超拡大で見る(Boeingの飛行場とか)
USGS Urban Area(右から7つめのアイコン) 但し一部の地域しかデータが無い。

地名の表示/非表示 ・・・ 右から5つ目の「Place Name」をクリックする。

地図がウネウネ曲がって見えるのを直す。
[View]→[Vertical Exaggeration] を「0.0×」にする。
この値を変えると、標高を強調して表示したり、オフにしたりできる。
(富士山を斜めに見るときは「1.0×」にすると見たまんまの高さに、
「2.0×」にすると2倍の高さに強調されて表示します。)
→斜めに見るときはマウスで右ドラッグ)

2chの次のスレで盛り上がっていますね。
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/software/1110204787/l50
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1110242043/
ナスカの地上絵が見えないなんて話題でにぎわっています。

私の場合、郷里の家を見ようと思っても、モニターの解像度が悪いので、ある一定以上になると、朦朧となってしまいましたが。
あるサイトによると、「偵察衛星のデータベースとも接続し、ワシントンなどアメリカのごく一部ですが、車一台が判別できるほどに精密なズームが可能となっています。」とのことだが、試していないのでわからない。

http://worldwind.arc.nasa.gov/graphics/keychart.jpg


[710] Re:[706] 山本委員、吉川委員、他の委員はリスクコミュニケーションの議事録やアンケート結果すべてに目を通したのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/11(Fri) 22:25  

今日の出席者は、これだけだったのですか。
例によって、肝心のときに来ない方が大分あるようですね。
で、結局は、恒例の 山本対山内の怨念の対決のみということですか。


[709] ブログのほうに、記事をまとめておきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/11(Fri) 21:24  

「アメリカは、カナダ生体牛輸入問題を解決してから、日本に圧力をかけるべし。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=238
です。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=238


[708] Re:[705] [703] 米国 カントウェル上院議員の動き 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/11(Fri) 20:50  

> ただし、賛同者はカントウェル上院議員以外にいません。
> このあたりが、カントウェル上院議員の限界なのかも。

笹山さん、米国で飼料管理の穴の問題をきちんと考えている議員さん、一人しかいないってことですか? うーん。アメリカ、大丈夫?(じゃないから世界が輸入ストップなのよね。。)


[707] 「アメリカが、カナダからの牛肉貿易を再開するのは、2006年にずれ込むる」とのカナダの畜産業者の見通し。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/11(Fri) 20:41  

下記サイトによると、カナダの牛肉産業の当局者は、カナダからアメリカへの牛貿易国境再開は、2006までには、開かれることはないだろうと予測しているという。
「これは、R−CALFの裁判の日程からすると、9ヶ月から一年半かかる見通しのためである。」と、カナダ畜産業者協会のデニス・レイクラフト氏は、予測している。
USDAは、来週、今回のカナダ生体牛輸入差し止め請求に対して、控訴する予定とのことである。

http://www.cbc.ca/story/canada/national/2005/03/10/MadCow_050310.html


[706] 山本委員、吉川委員、他の委員はリスクコミュニケーションの議事録やアンケート結果すべてに目を通したのか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/11(Fri) 20:25  

本日のプリオン専門調査会ですが、山本委員と吉川委員が、「調査会はリスコミ意見を反映しているのだ」といわれ、私は目が点になりまし た。年度末でお忙しいようですし、だいたい、まだあがっていない議事録もあるんですが。アンケートで、牛の足が飼料になっているという指摘がされている滋 賀県の議事録のほうとか。。千里眼をお持ちなのでしょうか。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/3d3b6cf53841634add25ca31f08cfccd
http://www.fsc.go.jp/koukan/zenkoku/index.html
http://www.fsc.go.jp/koukan/dantai_jisseki.html
===========
ということで、本日のプリオン調査会の、リスコミに関する気になるやりとり発言概要をメモしてきました。(敬称略)

甲斐 「定量的な評価は、データ的なものが足らなくて、できないということを最初に言っているわけで、(以下失念)」
山内「今は、評価しているだけで、それでは、見直しをしたらいいのか、そういうことに関して(調査会は)どう考えるのかということまでは(評価案に)入れないのか?」
吉川「それは、どうするかはリスク管理の問題なので、評価だけでよい」
山内「ただ、こちらの見解としては、なんらかが必要では?」
山本「その必要はない。リスクがどう変わるかを出しているんですから(それでよい)」
甲斐 「評価に対して、我々の意見をいれていくのは(以下、必要という類のご発言)
山本「調査会としては、「〜したらこうなる」ということを返すだけでよい」(諮問内容だけに端的に回答すればいいという意味の模様)
甲斐「評価という言葉には、どう読むかという意見をいれるところまでが必要で含まれると思うが、どう(それを)読むかという意見をいれないということですか?」
山内「食安委ができたときに、リスク評価に対してリスクコミュニケーションを反映させるということが入っているんですね、いまの山本委員の意見だとリスクコミュニケーションを完全に切り離して評価だけやるということですか?」
山 本「そうではなく、コミュニケーションというのは、その段階で情報を返しながらやっているわけですね。リスクの評価をしている段階で。この状況も、リスク コミュニケーションをやりながらやっている、ということです 最終的な判断をする際にリスク管理官側がこの評価結果をもって最終判断をするわけなんで、そ のときにさらに、リスコミをやってもらわないとならない。 〜我々はこの状況でもリスコミをやりながら、というように判断しています」
吉川「私もそのように理解をしていて、ここ(プリオン調査会)の透明性と情報公開性は従来の審議会と違ってそのままリスコミの場になっていると理解している」
山本「ただ、本来のリスコミだとここで会場の意見が加わってくるということになりますが、いまのところは一方通行」
吉川「それは実際には委員会にいった後リコメンドで求められると。」
吉川 「(何か言われたが失念)」

本日の資料はこちらにUPされると思います。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
資 料1の、最初の方は山本茂貴委員の作成されたものです。その叩き台に、汚染量や、蓄積量などのリスクは「無視できる」という言葉が多数入ってましたが、 「無視できる」というならば、20ヵ月以下の「感染潜伏判明牛」を「通常ルート」で処理して、肉、内臓、牛エキス、牛脂すべて、研究者とご家族の皆様で召 し上がるくらいのことをしないと、信じられないなぁ、というのが正直な感想だったりします。猿は50mgの脳、SRMで感染したのですから。

ま た、山内委員が「そもそも、科学的合理性などない」等、発言されたことは印象的でした。そもそもの月齢云々のスタートからして、うさんくさい、政治的圧力 以外の何物にもみえず、ボタン掛け違え、そのために混迷を極めてしまったと思います。茶番に見えましたし、ご出席されている先生方もお気の毒に思いまし た。やっていること、「科学」には到底見えませんもの。月齢云々よりBSE対策として本当に大切なことを重点に調査、討議すべきと、思っていた方もいらし たでしょうに。

それから、リスク評価に、現実の偽装や土壌汚染、危険部位増加等に対するリスクも表には想定されていないので、「真の危機 管理のための、使えるリスク評価」にならないんじゃないかな〜。食の安全を守る機関なら、管理部門だけに押し付けず、そこまで考えないと意味ないのでは?  また、数値の一人歩き、悪用をされなければいいのですがされるでしょうね。 問題点はかなり、はっきりしたと思いますが。


[705] Re:[703] 米国 カントウェル上院議員の動き 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/11(Fri) 17:07  

2005年1月24日に以下の法案を提出していますね。
「食品の安全性を改善し、BSEから家畜飼料をまもるための法案」「A bill to promote food safety and to protect the animal feed supply from bovine spongiform encephalopathy.」
ただし、賛同者はカントウェル上院議員以外にいません。
このあたりが、カントウェル上院議員の限界なのかも。
一時は、ワシントン州の畜産業者が、ループホール改善運動を起こして、彼女につくというお話もありましたが、どうなったのでしょうね。



[704] re697・699 投稿者:影絵 投稿日:2005/03/11(Fri) 16:19  

まりちゃんさん 詳しい情報を有難う御座いました。

「関連6学会」自体が初見の為評価不能でお世話をお掛けしました。 
今晩帰りましてから良く読んでみます、検索も技術ですね同じエンジンでもこれだけ差が出るのですから・・・。


笹山さん お世話をお掛けしました。ご推察通りです、成るだけ予断を排して評価したいと心掛けてはいるのですが、中々難しいものです。
今回はML仲間の問いかけからだったものですから尚の事、客観性を求めたくて・・・、お蔭様で捗りそうです、有難う御座いました。


[703] 米国 カントウェル上院議員の動き 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/11(Fri) 16:03  

米国の飼料の穴を議会で指摘していたカントウェルさんのその後の動きがありました。

2004年2月6日
「飼料安全法案における交差汚染などのループホールを指摘」
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2004_02_06_feedsafety.html
2004年4月19日
「飼料規制の穴への罰則が未だ施行されず」議会でBushにクレーム
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2004_04_19_madcow.html

その後
December 14, 2004
Cantwell and Washington Agriculture Leaders Urge FDA
to Close Mad-Cow Feed Ban Loopholes
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2004_12_14_madcow.html
January 11, 2005
Cantwell Reacts to Word of New Mad Cow Case in Canada
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2005_01_11_madcow.html
January 14, 2005
Cantwell to Bush Administration: Ensure "Integrity and Thoroughness"
of Canadian Mad Cow Investigation;
Don't Rush to Reopen Border to Beef Imports
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2005_01_14_madcow.html
January 24, 2005
Cantwell Legislation Would Help
Halt Spread of Mad Cow Disease
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2005_01_24_madcow.html
February 3, 2005
Cantwell Warns Senate Agriculture Committee of
Threat Posed by Mad Cow Disease
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2005_02_03_madcow.html
February 6 , 2004
Cantwell to Work to Prevent Spread of Mad Cow with Feed Safety Bill
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2004_02_06_feedsafety.html

http://cantwell.senate.gov/news/index.html


[702] ディベ−ティング・ジャーナリズムとは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/11(Fri) 15:59  

ホワイトハウスに出入りを許されたブロガー記者Frank Sesnoさんが、氏のブログ「fish bowl DC」で、ディベ−ティング・ジャーナリズム(Debating Journalism)論なるものを展開されている。
みんな、ちょっと、情報につかれているのかな?
プロも、アマチュアも。
「そして、すべてが寡黙になった。」なんて時代も近いのかもしれない。


http://www.mediabistro.com/fishbowldc/


[701] アメリカは、カナダ生体牛輸入問題を解決してから、日本に圧力をかけるべし。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/11(Fri) 09:10  

対日経済制裁を片手に日本に対して、牛肉貿易再開圧力をかけるのもいいんですけれども、私のブログ「米牛肉交渉、対日制裁の裏舞台をのぞけば?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=236
に も書きましたように、ポイントは、カナダに適用しようとした「最小リスク規則(the minimal-risk rule)」ならびに「最小リスク地域(minimal-risk regions)」の概念が、アメリカ議会自らによって否定されてしまっているということが、そもそものボタンの掛け違いなんですね。
本来は、ア メリカの思惑としては、この「最小リスク規則(the minimal-risk rule)」ならびに「最小リスク地域(minimal-risk regions)」の概念を、カナダからの生体牛輸入によって、認知させ、それでもって、今度は、アメリカ自体が、OIEのガイドラインに準じて、「最小 リスク規則(the minimal-risk rule)」ならびに「最小リスク地域(minimal-risk regions)」の対象地域とみなされ、その上で、日本からの牛肉貿易再開が可能となり、そして、その上で、OIEにおいて、この「最小リスク規則 (the minimal-risk rule)」ならびに「最小リスク地域(minimal-risk regions)」の概念を、世界標準として認知させる、その上で、今年の7月に、日本との科学的協議によってBEVプログラムの再検討を行い、カットオ フ月齢を昨年10月合意の「月齢20ヶ月未満」というのを、「月齢30ヶ月未満」に後退させる、という手はずだったわけですよね。
ですから、アメ リカが、カナダとの国境を封鎖したまま、日本に対して、開国を迫るというのは、上記の「最小リスク規則(the minimal-risk rule)」「最小リスク地域(minimal-risk regions)」のドミノ的認知の過程からすれば、まったく、理不尽の圧力なわけですね。
日 本のマスコミは、このカナダと日本との関係について、まったく記事を書かないのですが、まさに、この問題のポイントは、カナダの開国によって、「最小リス ク規則(the minimal-risk rule)」ならびに「最小リスク地域(minimal-risk regions)」の概念が認知されるかどうかの問題にあるわけです。
「アメリカは、カナダ生体牛輸入問題を解決してから、日本に圧力をかけるべし。」このことを、アメリカの議会の皆さんにも、声を大にして言いたいのです。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=236


[700] 厚労省のQ&Aがアップデイとされてます 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/11(Fri) 07:59  

変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に関するQ&A
(Q1−Q4はクロイツフェルト・ヤコブ病一般について)
http://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/vcjd/index.html



[699] Re:[696] 関連六学会とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/11(Fri) 07:43  

影絵さん、まりちゃんさん。
私のほうは、そのずばりのサイトが探せなくて、寄せ集め検索では、7つも出てきてしまいました。

この関連学会の趣旨は、よくわかります。
すなわち、遺伝子組み換え問題が、激しい対モンサント運動に特化されて、遺伝子組み換え作物の光の部分を捨象してきてしまったことに対するもう一方の方向からのムーブメントですね。
その標的のモンサント自体も、相次ぐ訴訟合戦に嫌気が差して、方向転換の傾向もあるようですが。
私が、昨年ブログのほうで、「デザイナーフードという名の遺伝子組み換え食品」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=22
の 中で紹介しました様に、アイスランドのdeCODE genetics社とアイスランド政府が、1998年制定の法律にもとづき、アイスランド国民の健康に関するデータベースをdeCODE社に提供し、官民 上げての、国民の健康増進に資する、遺伝子操作の研究を続けているような動きは、貴重なものと思います。
問題は、これらの国民の遺伝子組み換えアレルギーに対する政府のインフラ対応とリーケージを防ぐ諸規制の見直しだと思います。
影 絵さんのおっしゃりたいのは、690のChaosさんが私の「もうひとつの側面から見た「Henry Niman」理論」へのレスでおっしゃっているような視点が、遺伝子組み換え問題についてもいえるのではないのかというような問題意識が、根底にあるので はないのかと、推察した次第です。
週刊誌におどろどろしい見出しでBSE問題を書いている女性ジャーナリストさんにとっては、「すべて危機意識」 視点は、いい、換金回路なんでしょうが、このような、すべて危機意識に結び付けてしまう問題意識から、一歩はなれて、やや、高みにたった成熟した議論の展 開が、この遺伝子組み換え問題についても出来ればと、思っているのですが。
でも、ウヨ サヨ 的レッテル張りは、このようなジャンルの議論にもあるのかも知れませんし。
なかなか、うまくいかないもんですね。


[698] 昨日の食品安全委員会主催OIEのリスクコミュニケーション 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/11(Fri) 07:33  

参加してきました。朝日新聞の記者さん
↓下記、書かれた方
「食品のリスクをどう考えるか―BSE対策に見る日米比較」
http://www.igaku-shoin.co.jp/prd/00131/0013176.html
が、 米国のほうが対策が進んでいるリステリア菌などの対策のほうが重要でBSEは公衆衛生上たいした問題ではない、というようなことを仰いましたが、リステリ アやサルモネラは、弱者がそれを避けたい場合、加熱すれば個々で防衛できる問題なのでBSEとは根本的に違うのではないかと思いました。

私 は、感染源となりうる場所はそこいら中に転がっている、歯科、内視鏡、床屋の剃刀、美容外科のプラセンタ(胎盤)濫用&献血規制なし、など、感染対策上の 問題(プリオン病に限らずの感染管理のボトムアップの必要性)は沢山あって、受け皿のほうで対応ができてないのだ、BSE・vCJD問題は、公衆衛生上、 重要な問題なのだ、ということなど発言しました。他にもあるんですが、また後ほど。。



[697] Re:[696] 関連六学会とは? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/11(Fri) 07:08  

影絵さん、

松永和紀のアグリ話●北海道さん、GM規制条例案はヘンですよ
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/kiji.jsp?kiji=349
日本植物生理学会など6学会は政府のバイオテクノロジー戦略会議に提言書を提出(略)奈良先端科学技術大学院大学の小泉望助教授がコメント、などとあります。

「日本植物生理学会」
http://www.jspp.org/cgi-bin/index/index.cgi
今回の件で声明だしてます。

あった、これだ。
日本植物生理学会 [賛同学会:園芸学会・植物化学調節学会・日本育種学会・日本植物細胞分子生物学会・日本農芸化学会](2005年3月2日)
http://www.jspp.org/16appeal/
http://www.jspp.org/16appeal/teigen2005.html
個々の名前で検索すると学会のHPにいけそうです。http://www.google.com/webhp?hl=ja&tab=nw&ned=jp&q=

「食品科学広報センター」なるところと、奈良先端科学技術大学院大学は「サイエンスライター養成」問題にもかかわっているみたいですね?
http://www.fsic.co.jp/bio/index1.html
http://www.naist.jp/
どんな記事かかせるおつもりかしらん。


[696] 関連六学会とは? 投稿者:影絵 投稿日:2005/03/11(Fri) 02:57  

ご無沙汰して居ります。
久し振りの書き込みの癖に、早速お尋ねですが・・・
この記事の関連六学会の中身をご存知無いでしょうか?。
検索が下手糞なのか出てこないものですから、ご存知でしたら教えてください。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050310k0000m040048000c.html


[695] 「日本は、アメリカからの牛肉貿易開放要求に抵抗するであろう」とする外電 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/11(Fri) 00:40  

AP電は、今日の細田官房長官の記者会見の模様を、「日本は、アメリカからの牛肉貿易開放要求に抵抗するであろう。」とのとらえかたをして、以下のよう伝えている。

http://www.fortwayne.com/mld/journalgazette/business/11099938.htm


[694] Re:[691] [688] [659] 石川県白山市誕生 投稿者:よしだ@白山市 投稿日:2005/03/11(Fri) 00:31  

> 別のところと勘違いしました。

そうでしたか。地元では特にごたごたしている様子はないように見えたので、つい気になってしまいました。
結局、市長候補は1人だけで、難なく当選となったようで。田舎は平和です。


[693] Re:[692] [690] [685] [683] もうひとつの側面から見た「Henry Niman」理論 投稿者:Chaos 投稿日:2005/03/11(Fri) 00:30  

笹山様

比べてみたのは、googleのニュースです。
http://news.google.com/news?ned=us&hl=en
http://news.google.co.jp/

Y!ニュース - 鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/
Yahoo! News Full Coverage - Health - Bird Flu
http://news.yahoo.com/fc?tmpl=fc&cid=34&in=Health&cat=Bird_Flu
も比べてみると、差が見られます。

感染症ネットワーク in 北海道の直近情報は、信頼性のある
記事を、うまくフィルタリングして、紹介して下さっているようです。

なお、前の投稿で「まるちゃんさん」→「まりちゃんさん」
「BBS」→「blog」でした。失礼しました。

前回のSARS禍に気づいたのも、2月頃に「広州で酢が売り切れ。
流行病の予防に、酢を撒くといい」というCNNのヨタネタが発端でした。 この後1ヵ月後にWHOの警告記事が出て大騒ぎになったんですが、日本では、5月頃まで「白装束の集団」にマスキングされて、まともな報道はなかったような気がします。
このときの2chの情報収集能力はすごいと思いました。

今回の鳥フルに関して、国内は、外電をソースにしている地方紙に情報が多く、大手新聞からの情報発信が少ない傾向が見られます。読売新聞が、2月に夕刊で特集記事を組んでました。

英語の1次情報にあたるのは、面倒なのですが、消毒されたり
無視されたりしている国内メディアだけでは、頼りになりません。

今シーズンのワクチンの効果が低い A/Caridornia/7/2004/が
米国やカナダで流行しているなんて記事は、国内では
あまり見かけません。こいつは来シーズン用のワクチンに
推奨された株ですが、ワクチンより先に蔓延を始めたようです。去年もシーズン後半に福建省型が流行り始めたのですが
春が早くきたので、日本は大丈夫だったようです。

定点観測していると、ある程度確実な情報をかぎ分けることが
できるようになってきます。

最近の鳥フル関連報道に関する雑感でした。



[692] Re:[690] [685] [683] もうひとつの側面から見た「Henry Niman」理論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 23:58  

、情報が非常に早い代わりに、何でも
> クライシスに結び付けて煽っている感じがします。

Chaosさん。
おっしゃるとおりですね。
私どもも、物事の両面を、これからも、客観的に見ていきたいと存じます。
情報の原点に当たるというのは、なかなか、難しいことですが、出来るだけ、情報の原点にさかのぼる、また引用サイトも、原典に近いものから引用することで、ある程度の客観性は得られると思います。
それと、日本の新聞記者さんには悪いのでが、かなり、原典にあたっていないがための記事が散見されますね。
この前は、アメリカ下院議員の読み方が間違っていました。
特に、縦書きの新聞の場合には、横書きのように、英語読みを併記できないがために、カタカナ読みで名前を書かざるをえないのですが、この点も、新聞の限界があるのでしょうかね。


[691] Re:[688] [659] 石川県白山市誕生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 23:51  

よしだ@白山市さん。
ごめんなさい。
別のところと勘違いしました。
妙ないいかた、取り消します。
以前、松任市におじゃまして、すばらしい農業経営実践例を拝見させていただいたことがあります。
そのときの市長さんは、その後、具合悪くなられたようでしたが。


[690] Re:[685] [683] もうひとつの側面から見た「Henry Niman」理論 投稿者:Chaos 投稿日:2005/03/10(Thu) 23:42  

まりちゃん様
笹山様

Dr. Niman のrecombinomicsとか、agonist Disease outbreaksは直接見ているんですが、情報が非常に早い代わりに、何でも
クライシスに結び付けて煽っている感じがします。
今回も、マスコミで取り上げたのはIT関連のHotwiredでした。
「インターネットの時代は、たった一つのサイトが世界に
 パニックを起こすことがある」という批判もあるようです。
これは、Dr. Nimanが自分自身でagonist に紹介していました。
ただ、こういう情報も含めて、まるちゃんさんがBBSに書かれているように、自衛しないといけなおと思います。
英語版と日本語版のgoogleで「bird flu」とか「H5N1」で検索して比べてみると、国内情報は非常に少ないことがわかります。




[689] CAFTAのアメリカ議会承認と、日本の牛肉貿易再開と、Chapter 11条項 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 23:37  

米国政府が中米5ヵ国(コスタリカ、ホンジュラス、エル・サルバドル、グアテマラ、ニカラグア)との自由貿易協定(CAFTA)がよう やく妥結して、ブッシュ政権羽は、アメリカ議会の承認に持ち込みたい考えだが、ここにきて、アメリカ国内においても、米国以外のCAFTA加盟国でも、批 准反対論が噴出している。
それは、CAFTAと同じ考えでやってきたNAFTA(北米自由貿易協定 アメリカ カナダ メキシコ)が、今のカナダとの生体牛貿易問題にみるごとく、それほど効をなさかったという反省の上にたってのことなのだろう。
とくに、購買力のないメキシコの加盟は、アメリカにとっては、雇用の域内輸出入に過ぎなかったという、思いもあるだろう。
また、砂糖製造業者にとっては、CAFTA加盟によって、新たな競争者が現れることになる。
特に投資家保護をあまりにもあらわに出しすぎた、現在のNAFTA協定にあるChapter 11条項というものが、CAFTA協定にも適用されるのではないかという疑心暗鬼がある。
つまり、CAFTA加盟国が、投資家保護に違反した場合は、Chapter 11条項をもとにしての、国を相手取っての訴訟合戦がはじまるというわけである。
そこで、ブッシュ政権が、CAFTA協定を議会に承認してもらうための道連れに選んだのが、「日本とのアメリカ牛肉貿易再開問題」である。
CAFTAは、アメリカにとっては、市場にならないが、日本という牛肉市場に風穴をあければ、何とか、議会も、まるく収まるだろうという思惑なのだろう。
とんだアメリカ議会の取引材料に、日本の牛肉貿易再開問題が使われたものだ。
もっとも、アメリカの消費者団体であるパブリックシチズンは、以下のサイトで、こういつている。
「カ ナダの畜産業者たちが、アメリカの国境封鎖による損害補償を、NAFTA協定のChapter 11条にもとづいて、膨大な金額を請求してくるであろうし、これが、NAFTA+CAFTAともなれば、両加盟国からのアメリカ政府に対する補償請求は、 ますます、莫大な額になるであろう。結局、それらの補償費の国の負担は、消費者にかぶさってくるのだ。」といっている。
日本政府も、この辺のアメリカのお国の事情をよくわきまえた上で、対日経済制裁にたいし、きっちり対応するようにしないと、いけませんね。


http://www.citizen.org/pressroom/release.cfm?ID=1883


[688] Re:[659] 石川県白山市誕生 投稿者:よしだ@白山市 投稿日:2005/03/10(Thu) 23:28  

はじめまして。いきなりお邪魔して申し訳ございません。

> 市長選挙も終わったようで。こちらも、いろいろあったようで、大変でしたね。

投票に行っていないダメ白山市民ですが、何かあったんでしょうか?


[687] 30年内の大地震、確率最大16% 神縄・国府津―松田 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/10(Thu) 22:56  

http://www.asahi.com/science/update/0309/002.html
というニュースがありました。


[686] Re:[684] 「マスメディアのブログ利用」状況 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/10(Thu) 22:45  

> 共同通信「チャンネルK」(一部にブログ導入)
>http://ch-k.kyodo.co.jp/
>
お!共同通信の中に掲示板(BBS)ができてるんですね。
ということは記事に物申せるということでしょうか。わーい
[685] Re:[683] もうひとつの側面から見た「Henry Niman」理論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 22:15  
このナイマン氏の「韓国の農場にいるブタの体内、そしてひょっとすると鳥の体内に、WSN/33の遺伝物質が本当に存在するとしたら、とてつもなく大きな問題になる」という説を、プラス面に解釈したのが、下記のサイトの記事ですね。
ここでは、「もし、このHenry Nimanさんの言われる、この遺伝子再結合理論をプラスに考えると、科学者たちが、「遺伝子のスワップする部分を予測できる。」ことになり、結果、「ワクチン・エンジニアリングが可能になる。」ということを言っていますね。
物事の捉え方には、両面あるということでしょうかね。

http://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=20965


[684] 「マスメディアのブログ利用」状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 21:57  

例の「理系白書ブログ」さんで、「マスメディアのブログ利用」ということで、新聞社や新聞記者さんたちのブログをいくつか紹介されていたので、それにリンクをつけて、紹介すると。

神奈川新聞 コミュニティサイト「カナロコ」(2月1日から)
http://www.kanaloco.jp/

共同通信「チャンネルK」(一部にブログ導入)
http://ch-k.kyodo.co.jp/

日刊スポーツ「大学スポーツ新聞」(昨年10月から、自社サイトブログを導入)
http://blog.nikkansports.com/user/univ/

八重山毎日新聞 (3月からサイトをブログ化)
http://www.y-mainichi.co.jp/

時事通信社 編集委員 湯川鶴章氏のブログ「tsuruaki:ITニュース」
http://tsuruaki.cocolog-nifty.com/

北海道新聞社報道本部次長 高田 昌幸氏のブログ「札幌から ニュースの現場で考えること」
http://newsnews.exblog.jp/i24

これらは、炎上はしていない模様ですね。

http://spaces.msn.com/members/rikei/PersonalSpace.aspx?_c=


[683] 「ブタから人工インフルエンザ・ウイルス発見」の謎 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/10(Thu) 20:58  

韓国のブタから採取されたウイルスに、数十年前に科学者が人間のインフルエンザ・ウイルスから人工的に作り出したウイルスの遺伝子が含 まれていた。米国のあるインフルエンザ研究者によると、今回見つかった遺伝子は人間にとって危険な状況を表しているかもしれないという。(略)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050310302.html

これはいったい・・・


[682] Re:[674] 「努力」なのか?「約束」なのか?-ブッシュ・小泉電話牛肉貿易会談 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/10(Thu) 20:44  

報道によってずいぶんニュアンスが違いますね。というか、いい加減正しい、誤解のない日本語を使って欲しい。傍聴を続けているとその時々の報道のいい加減さが骨身に沁みます。

米大統領 牛肉輸入再開を要請 電話会談 小泉首相は努力強調 (東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050310/mng_____sei_____004.shtml
牛肉輸入を早期再開 首相、米大統領に約束 (共同)
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/5030901004358.html
牛肉輸入を早期再開 首相、米大統領に努力表明(中国)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp05031001.html
米国産牛肉:米大統領、早期輸入再開要請 日米電話協議で(毎日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050310k0000m010145000c.html
米大統領、牛肉の輸入早期再開求める…首相と電話会談
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050309i219.htm
米大統領、牛肉輸入再開で決断求める・日米首脳電話協議
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050309AT1E0901209032005.html
牛肉輸入を早期再開 小泉首相が大統領に表明
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/5030901004246.html
米大統領、牛肉輸入再開を要請 電話協議で小泉首相に
http://www.asahi.com/international/update/0309/011.html
米大統領、牛肉輸入再開を要請=小泉首相「努力」約束−日米首脳電話会談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050310-00000004-jij-pol


[681] Re:[680] [679] tag検索 投稿者:garyo 投稿日:2005/03/10(Thu) 18:25  

> あまり硬いキーワードでは、引っかかってこないようですね。
確かに「vCJD」とかは全然引っかかりませんね。BLOG検索の「blogmap」「未来検索」「goo blog検索」「feedback」等では引っかかりますが。

逆に「SBM」「RSS」「XOOPS」「Ajax」だと色々でてきます。ソーシャルブックマークのユーザーがまだかなり偏っているのだと思います。
「vCJD」をブログで検索するとたくさんでてくるのでブログのユーザーの裾野のは広がっているのかも知れませんね。


[680] Re:[679] tag検索 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 17:01  

garyoさん。
なるほど、逆に言えば、この11あるアンテナブログを逆に活用すれば、アクセスが増えるというわけでしょうかね。
あまり硬いキーワードでは、引っかかってこないようですね。
逆に「ほりえもん」のキーワードですと、「はてなダイアリー」で55引っかかってまいりました。
情報ありがとうございました。

http://strange.toheart.to/search/


[679] tag検索 投稿者:garyo 投稿日:2005/03/10(Thu) 16:32  

面白そうなものを見つけたので紹介します。
各社のソーシャルブックマークをタグ(キーワード)で手軽に検索できて便利です。
キーワードを入れずに「TAG検索」ボタンを押すと、各サイトの注目記事(ブックマークの多くされている記事)を表示します。

http://strange.toheart.to/search/


[678] 電子投票訴訟の判決要旨 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 13:35  

名古屋高裁が9日言い渡した電子投票選挙訴訟の判決要旨です。
【選挙の違法性】として
「確認できるだけでも9人が二重投票していた。
さらに全29投票所で最後まで投票できなかった投票カードが13枚発生し、投票の記録の失敗が97件発生。
一時的とはいえ、記録媒体に記録された516個の記録を削除した。」
「広見第二投票所では、投票機を提供した会社の従業員が画面のタッチ感度を調整中、操作を誤り「終了」に触れた。」
「 塩河投票所から開票所に送られた記録媒体には封印がなく、電子投票法施行令に違反する。今渡北投票所と緑投票所で記録媒体の扱いを誤るなど過誤や法違反があった。」
「異常を及ぼす恐れがあると認められる票は、二重投票や投票の失敗などで計27票である。」
「最下位当選者と次点の得票差は35票で、受付前に待機しながら投票しないで帰った者の票が8票以上あれば結果が変わることになる。」
などをあげています。
以上のことから、
「投票機が法の条件を一時的に備えていない状態で、選管の過誤により最下位と次点の得票が逆転する恐れがあり、選挙結果に変動をもたらす恐れがあると認められる。選挙は無効である。」
としています。
ところで、可児市の業者さんに対する損害賠償請求は、なされないのでしょうかね。
今のところは、運命共同体でしょうけれどもね。

まあ、肝心なことは、ひとつの業者がドジを踏めば、他の業者が、それに輪をかけて、追い討ちをかけるようなコメントを出すような体質だけは、あらためないとね。
問題をマクロに考えて、とらえなければならないと、この際考えます。
別に、ドジをふんだ業者さんの肩を持つわけではありませんが。

http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050309000472


[677] 2月3日発 母子感染とミルクの安全性に関する英国の最新情報発表 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/10(Thu) 12:38  

11ページ〜に邦訳が出ていました。
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2005/foodinfo-4_2005.pdf
全文と邦訳は↑をどうぞ。
● Spongiform Encephalopathy Advisory Committee (SEAC) UK
http://www.seac.gov.uk/
This position statement on SEAC's consideration of the potential for transmission of vCJD from mother to child. 3 February 2005
英 国保健省の主席医務官は、英国海綿状脳症専門委員(SEAC)に対し、母乳を介し母親から子供にvCJD が伝播する可能性に関する現在の知見およびコメントを要請していた。SEAC は、同時に子宮内感染および蓄積された母乳からの可能性のある感染リスクを低減させる措置の科学的基礎についてもコメントした。(以下、肝心の本文略)




[676] 牛の月齢を管理する耳標は30秒で付替え偽装完了とか。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/10(Thu) 11:16  

被告が耳標の付け替え実演 牛の履歴偽装事件公判
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050310&j=0022&k=200503102574

土壌汚染などについてもまとめてみました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[675] 「一日一善」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 10:42  

ある事件で話題となった政治家の方の名前をキーワードにして検索してみたら、「一日一善」というサイトがひっかってきた。
なんという、皮肉。
今は、このサイトは、さすがに見えないようだ。
一日一善を英語でなんていうのか?
このサイトhttp://www.sacred-texts.com/bud/zen/sayings.htmでいっている「Every day is a good day.」というのは「日日是好日」という意味のようだし。
このサイトhttp://home.earthlink.net/~4jword/v3aka.htmでは、「 doing a good deed each day; doing one good turn a day」と、書いてあるが、認知された訳語ではないようだ。
「One Good Turn」
http://myweb.tiscali.co.uk/eileenmaud/one_good_turn.htm
というのもあるが、ちょっと功利主義過ぎて、禅的ではない。
「A day for doing good deeds 」といったところでしょうか。

このサイトhttp://www.msnbc.msn.com/id/7048724/で紹介されているアメリカ版「一日一善」(Doing good deeds)の例は、地域社会サービス・ボランティアの生徒たちが、冬の期間、老人たちが散歩する歩道の整備に努めているという例だ。
これぞ「一日一善」ですね。

http://www.sacred-texts.com/bud/zen/sayings.htm


[674] 「圧力」なのか?「懇願」なのか?-ブッシュ・小泉電話牛肉貿易会談 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 08:42  

二つの記事の見出しを比較すると面白いですね。
ForbesやGuardianなどでは、「Bush Urges Koizumi to End US Beef Ban」となっているのに対して、
Reutersでは、「Bush presses Koizumi on beef import ban」となっている。
Urgeだと、「せき立てる、強制する、熱心に説得する」などの意味があり、
Pressだと、「催促する、うるさくせがむ、強く求める、強要する、余儀なくさせる、」のような意味がある。
同じようなもんでしょうけれども。。
http://www.forbes.com/home/feeds/ap/2005/03/09/ap1874002.html
参照
対日経済制裁法案が下院に出されている段階での日本政府の発言は、チェックしていかなければ、屈辱外交をそのまま許していくことにもなりかねない。
もっとも、日本のアメリカ大使館のサイト
http://japan.usembassy.gov/tj-main.html
は、ベーカーさんの離日で、てんやわんやって感じですね。
ここも、要チェック。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/N09289264.htm


[673] Re:[672] 52.5%しかSRMを除去できていないところは改善されたのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/10(Thu) 08:16  

このようなリスク管理の不実施率というものを指標化していくことは必要でしょうね。
どうも、この領域は、担当省庁と食品安全委員会との間の「責任おしつけあいゾーン」と化しているような気がしています。


[672] 52.5%しかSRMを除去できていないところは改善されたのか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/09(Wed) 23:22  

追加注:正しくは「背割り前に52.5%しかSRMを除去できていない」です。

3ヶ月半前の、昨年11月29日に開催された、和歌山県のBSEリスコミの議事録を読んだんですが、これらは改善されたんでしょうか。
http://www.fsc.go.jp/koukan/zenkoku/wakayama/161129_wakayama_gijiroku.pdf
> ○斉藤 SRMを除去するというのが大事だとは思いますけれども、厚生労働省が全国で7カ所の食肉衛生研究所において、背割り前のを調べた結果によると、100% 除去されているというのは1件しかないんですよね。ひどいところ52.5%しか除去されていないということも報告されているようなので、あるいは 72.0%とか。このプリオンというのは非常に少量で発症するし、発病すると100%死ぬし、治療方法もなければ治療薬もないというので、「SRMを除去 すると安全だ、安全だ」という話が先に出ると、本当は安全なのかなということをかえって不安に思いました。以上です。

○広 瀬課長補佐 今のお話がまさに物語っているように、本当にSRMが100%全部取れれば、実際検査なんかしなくても全部出荷できるんですけれども、SRM除去も完璧で はないということがありますので、現在は検査ということがあるわけです。それについては、先ほど申しましたけれども、背割り前の脊髄除去は確かに率の低い ところもあるかもしれませんが、頭数としては余り多くなくて、と畜している牛の数で見ると9割は脊髄除去がされているという状況で、これをさらに進めると いうことで指導をしていくことにしております。

>○斉藤 済みません。9割とおっしゃったけども、報告によると平均が75%とか、80.6%とかで、90%とは書いていないですよ。それから、もう1つは、水とか とおっしゃったけれども、水は地下とか、流れて行ったところで汚染されていくのではないかという不安があります。この汚染したものは800℃の熱では確か に死滅するけれども、あとは死滅する方法というのはないんですから、水、水とおっしゃると、今度は水の汚染の方が心配になります。
http://www.fsc.go.jp/sonota/chukan_torimatome_bse160913.pdf (数字のソース:中間とりまとめ案)

ところでですが、
普通の生活で、vCJD=人型BSE(狂牛病)が感染しないとは本当か?
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/214e5dafb4cbcfa79757a53197494199
考 えてみたんですが、女性のほうが美容系の胎盤などで感染源は多いのではないかと思ってみたものの、理容室の剃刀の消毒ってどうなんでしょうね。C型肝炎が 問題になったときに国から通知が出たのは記憶していますが。。歯科は、院内感染対策強化の通知だして欲しいです。エアータービンを5割が患者ごとに替えな いなんて冗談!ですよね。


[671] NASAのデジタル地球儀World Wind 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/09(Wed) 20:53  

時々、私のサイトをリンクしていただいている NAKAZAWA
http://phi.med.gunma-u.ac.jp/index.html
さんのサイトに、紹介されてあったのが、NASAのデジタル地球儀World Wind  http://worldwind.arc.nasa.gov/  。
ちょっと面白そうだったので、早速インストールしてみた。
以前、カシミール3Dという書籍同梱の地形立体ソフトを試してみたことがあるが、その人工っぽさとは、一味違う画像だ。
ランドサット画像をそのまま使っているようだ。
マウスのホイールをくるくるまわすと、地球儀の画像が、ズームインしたりアウトしたり、自在のままだ。
まだ、使い方がよくわからないので、その程度のことしかしていないが、これで、地球の百名山登山も楽しめそうで、期待している。
大本サイト
http://blog.livedoor.jp/sikipinomo40/archives/15894593.htmlのお話では、「ピョンヤンも見えてしまう。」とのことだ。
そういえば、昔、鉄のカーテン、絹のカーテンなんて言葉もありましたね。


http://worldwind.arc.nasa.gov/


[670] 小樽保健所さんによる鳥インフルエンザのまとめ(3月9日) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/09(Wed) 09:48  

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/Info307.pdf
http://www.asahi-net.or.jp/%7Eie3t-tnok/index.html
ベトナムで陰性とされたものが日本の感染研で陽性になった例が少なくないので、WHO等が調査に乗り出した、などとありますね。

ベトナムの鳥インフルエンザ、ヒトからヒトへの感染可能性を調査◇ロイター
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/medi/363598



[669] Re:[668] アメリカの対日経済制裁法案の中身がわかりました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/09(Wed) 08:57  

あきれちゃいますね。。ほんのちょっとだけツッコミを入れてみました。

>アメリカの生産者は、アメリカや世界に対して、豊富で安全な食品供給をしていることは誇りに思っている。

アメリカの消費者も心配
http://www.sasayama.or.jp/jouhou/jouhou040223.htm
https://secure2.convio.net/cu/site/Advocacy?JServSessionIdr001=jksbf32e82.app5a&page=UserAction&cmd=display&id=329

>日本は、ワシントン州において、カナダからきた一匹の牛がBSE牛として発見された2003年12月以来、アメリカからの牛肉の輸入規制をしている。

「米国初のBSEのケースは北米の牛生産システム全体から孤立したものと考えることはできないことを断固として確認」する」(国際専門家調査報告)
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/document/usbserep.htm
連邦地裁は2日、カナダでのBSE(牛海綿状脳症)発生で停止された 米国へのカナダ産牛の輸入について、「安全が確認できない」とする米畜産業者らの 訴えを認め、米政府が7日に予定していた輸入再開を差し止める仮処分を決定
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20050303i102.htm
2002年度、米国はカナダから170万頭、生体牛を輸入してたんでしたっけ。

>アメリカは、厳しくも完璧なサーベイランス・プログラムに着手しており、BSE検査については、 OIE標準として、国際的にみとめられており、人間や動物の健康を守る保護策として実行されている。

・EUの評価
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/document/gbrus04.htm
・BSE疑い牛、検査せず 米テキサス州で処分
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/bse/news/0504-366.html
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/special/sp_01/03.html
 上司の圧力により検体を処分させられたというニュースは、ローカル報道でもありましたね。ソース失念しましたが。
・BSE監視の不備を内部告発した政府職員労組幹部に圧力=米国
http://www.jc-press.com/kaigai/200501/012801.htm
・OIE の基準ではBSE の疑いのあるウシの頭数が問題であるが、米国でのサーベイランスの標的はダウナーになっている。(略)OIE 基準のBSE が疑われるウシ433頭を上回る検査が行われるようになったのは1996年以来である。なお1997年に数が多いのは検査年度不明のサンプルがまとめて報 告されたためであるとのことであった。そして、これまでOIE 基準をはるかに上回っているとの主張は間違っていたことが米国政府の担当者の口から明言された。ハーバード大学リスク評価でもサーベイランスの成績が参考 になっている。したがって、米国での実態はこれから始まる強化サーベイランスの結果を待たなければならない。
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses04-160.html




[668] アメリカの対日経済制裁法案の中身がわかりました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/09(Wed) 08:15  

以下、概訳します。

タイトル「日本への牛肉輸出に関する下院の公式意見表明(アメリカ下院議決案 H.Res.137)(Expressing the sense of the House of Representatives regarding the resumption of beef exports to Japan. )

決議

日本への牛肉輸出の再開について、アメリカ下院としての見解を、ここに、公式に表明する。

次なる説明条項(whereas clause)を持って、見解を表明するものである。

農場経営者・牧場労働者・牛肉加工業者・牛肉小売業者を含むアメリカの畜産業は、アメリカの地域経済にとって、そして、アメリカ経済全体にとって、非常に重要な構成体となっている。
アメリカの生産者は、アメリカや世界に対して、豊富で安全な食品供給をしていることを、誇りに思っている。
日本は、ワシントン州において、カナダからきた一匹の牛がBSE牛として発見された2003年12月以来、アメリカからの牛肉の輸入規制をしている。
アメリカの農業は、日本への牛肉輸出が途絶えたことによって、全体として、十七億ドルの損失をこうむっている。
アメリカは、厳しくも完璧なサーベイランス・プログラムに着手しており、BSE検査については、 OIE標準として、国際的にみとめられており、人間や動物の健康を守る保護策として実行されている。
日本は、 OIEのメンバーであり、このOIE標準に同意している。
WTOにおけるSPS合意は、WTOのメンバーに対して、SPS施策を、科学的根拠にもとづいて、人間や動物や植物ブラントの健康保護のためにのみ、適用することを求めている。
アメリカと日本は、2004年10月23日に、アメリカから牛肉を輸入再開するためのプロセスを確定した合意を締結したが、まだ、そのような輸入再開には、いたっていない。
USDAや米国通商代表部の当局者たちの最善を尽くした努力にもかかわらず、日本政府は、健全な科学や消費者の安全にもとづかない要素にもとづいて、アメリカからの牛肉輸入を遅らせている。
SPS合意は、WTOの加盟国に対して、勝手に、貿易差別や貿易制限をする権利を許すとは規定していない。
日本は、これまで、適切な貿易条件を確立し、アメリカとの牛肉貿易を再開できるに、十分な期限を与えられてきた。
そして、日本政府は、日米貿易の永くも深遠な歴史を危険にさらそうとしている。

上記のゆえに、われわれアメリカ下院は、次のことを決議するものである。
もし、日本政府が、2004年10月23日に、アメリカ政府と合意に達した合意書の元に「アメリカ牛肉の輸入再開」という、義務を果たすことを遅らせ続けるのであれば、アメリカ通商代表は、直ちに、日本に対して、報復的経済制裁を課すであろう。





RESOLUTION

Expressing the sense of the House of Representatives regarding the resumption of beef exports to Japan.

Whereas the livestock industry in the United States, including farmers, ranchers, processors, and retailers, is a vital component of rural communities and the entire United States economy;

Whereas United States producers take pride in delivering an abundant and safe food supply to our Nation and to the world;

Whereas Japan has prohibited imports of beef from the United States since December 2003, when a single case of Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) was found in a Canadian-born animal in Washington State;

Whereas the United States agriculture industry as a whole has been negatively affected by the Japanese ban and the loss of a $1,700,000,000 export market to Japan;

Whereas the United States has undertaken a rigorous and thorough surveillance program and has exceeded internationally recognized standards of the World Organization for Animal Health (OIE) for BSE testing and has implemented safeguards to protect human and animal health;

Whereas Japan is a member of the OIE and has agreed to such standards;

Whereas the Sanitary and Phytosanitary (SPS) Agreement of the World Trade Organization (WTO) calls for WTO members to apply SPS measures only to the extent necessary to protect human, animal, and plant health, based on scientific principles;

Whereas the United States and Japan concluded an understanding on October 23, 2004, that established a process that would lead to the resumption of imports of beef from the United States, yet such imports have not resumed;

Whereas despite the best efforts of officials within the United States Department of State, the United States Department of Agriculture, and the Office of the United States Trade Representative, the Government of Japan continues to delay imports of beef from the United States on the basis of factors not grounded in sound science and consumer safety;

Whereas the SPS Agreement does not provide to WTO members the right to discriminate and restrict trade arbitrarily; and

Whereas Japan has been provided a reasonable timeframe to establish appropriate trade requirements and resume beef trade with the United States, and the Government of Japan is putting a long and profound bilateral trading history at risk: Now, therefore, be it

Resolved, That it is the sense of the House of Representatives that if the Government of Japan continues to delay in meeting its obligations under the understanding reached with the United States on October 23, 2004, to resume beef imports from the United States, the United States Trade Representative should immediately impose retaliatory economic measures on Japan.




[667] フライング気味の厚生労働省の英仏渡航者献血制限 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/09(Wed) 06:38  

昨日、華々しくも、今回の日本初のvCJD患者の感染ルートが英仏渡航歴にあるとして、いさましくも、早急に、「英仏渡航歴が一日でもある人の献血制限」を打ち出した厚生労働省だったのだが、早くも、一日で、腰砕けの様相を呈している。
そもそも、この初のvCJD患者の感染ルートを、「大いなる予見」を持って「英国渡航歴にあり」と決め付けたのは、たぶんに政治的な思惑あってのことだったのだろう。
その当初の、どう見ても無理な断定を、自ら正当化しようとして、厚生労働省は、輪をかけように、英仏渡航歴一日の人に対しても、献血制限をしたのだが、これは、vCJDの本家イギリスにもなかった、厳しくも、早期の措置であった。
しかし、すでに、日赤では、この決定によって、献血血液の大幅な在庫不足を生じると、懸念を表明しているほか、救急の医療現場においても、懸念の声が広がっている。
また、たいていの家では、一家の中で、この渡航制限に引っかかる人は、一人はいるはずである。
となると、家族内での献血も、ままならなくなるという不安も、起こってきているようだ。
そして、厚生労働大臣も、昨日のうちに、見直し撤回を示唆した。
まさに朝令暮改とはこのことだが、しかし、見直し撤回は正解である。
日本のvCJD患者の感染ルートを英国渡航歴だけに絞ることはできないはずだ。
この際、もう一度原点にかえって、日本のvCJD対策を考え直すべきときだ。

そして、こちらのイギリスからのニュースは、ちょっと明るい話題。
イギリスが、vCJDの特効薬とされる薬 Pentosan Polysulphate (PPS)を認可したという話題。
この薬については、この掲示板で前にも、 2004/07/25 と 2004/10/15に、取り上げたことがありましたね。
http://www.yorkshiretoday.co.uk/ViewArticle2.aspx?SectionID=55&ArticleID=959431
http://www.dehavilland.co.uk/webhost.asp?wci=default&wcp=NationalNewsStoryPage&ItemID=7918213&ServiceID=8&filterid=10&searchid=8

http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050308000145


[666] Re:[628] [626] [623] 銀行の危機管理:ATMを使用すると暗証番号がだだ漏れて偽装カードで引き出されてしまう件について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 23:13  

金融庁に補償の法整備要請 カード被害者、提訴へ
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/5030801003146.html

提訴が始まったとありますが、この件でしょうか。
銀行からATMのカードでお金を引き出すだけで情報が漏れてしまうなんて、本当にとんでもないし、銀行が信用できなくなる事件です。


[665] EUのGBR(地理的評価)が食安委の話題になったときの議事録 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 22:48  

EUのGBR(地理的評価)が食安委の話題になったときの議事録
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai81/dai81kai-gijiroku.pdf
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai81/index.html
がUPされました。例の、米国の評価がすっぽり抜けていた件です。

○ 寺田委員長 ほかに何かございますか。よろしいですか。
それでは、本件につきましては、引き続き我が国への牛肉の輸出国のB S E リスクについて、それらの関連事項を管理機関とも連携して、引き続き情報を集めてください。お願いいたします。

しらじら〜。
食の安全ダイヤルには、とうの大昔、昨年に、
「米国の地理的BSEリスクの評価に関する作業グループ報告(欧州食品安全庁)」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/document/gbrus04.htm
の情報も送ってるはずだし、食品安全委員会メンバー、農水省、厚労省の参加する意見交換会でも2度ほど指摘してるのに、ぬわにが「引き続き情報を集めてください」ですかよ〜、しらじら〜 と思う今日この頃でございました。

結 局消費者の意見どころか情報さえ反映してないんじゃ、何のための食品安全委員会なんだか、わかりかねますねー。こうやって腫れ物扱いして問題を先送りする のは米国を気遣ってるんだろうけど、それがかえって米国をぞうちょ・・期待を持たせてばかりで怒らせているような気もします。。。作戦だったのかも知れな いけど?


[664] そうですね 投稿者:garyo 投稿日:2005/03/08(Tue) 21:36  

過去ログですでに紹介されていましたね。すみません。


[663] Re:[662] 【vCJD】英国の新仮説、vCJD既発症者の感染源は70年代のベビーフード vCJD禍は端緒にすぎない 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 20:57  

garyoさん。
このニュースは、前にまりちゃんさんからも提示されたものですね。
現在のvCJDは、第一の波で、何年後かに第二の波が来ると博士は言っているのですね。
vCJDの潜伏期間には諸説あって、その人間のコドン129遺伝子が、メチオニン型かバリン型かのいずれかによって、潜伏期間も異なるという説もあるようですね。
今後を注目していきたいと思います。
なお、本日、厚生労働大臣は、「日本初のvCJD患者が国内感染した可能性も否定できない。」と、答弁したそうですね。




[662] 【vCJD】英国の新仮説、vCJD既発症者の感染源は70年代のベビーフード vCJD禍は端緒にすぎない 投稿者:garyo 投稿日:2005/03/08(Tue) 20:40  

>英国・ガーディアン紙の報道によると、リチャード・W・レーシー博士などと共に BSEが人間に伝達する 可能性について早くから警告してきた微生物学者・ステフェン・ディーラー博士(Stephen Dealler、 Lancaster Royal infirmary)が、BSEの人間版とされる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)で死んだ
若者たちは70年代まで遡る汚染ベビー・フードで感染したという仮説を提唱している

> それでも感染から発症までには25年ほどかかる。後に感染した人々は発症までに40年から50年かかり、 一生発症しないかもしれない。しかし、この場合にも感染を広げる可能性はあり、供血を40歳代以下の者に依存する輸血血液サービスの悪夢になるかもしれな いという。

本当だったら大変そうですね。

http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1110281386/


[661] 各地で、ミニ市場公募地方債(ミニ公募債)の動き急 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 18:22  

自治体が地元の個人投資家向けに発行するミニ市場公募地方債(ミニ公募債)や,環境保護事業のために出資者を募るオーナー制度など,一般の市民から社会資本整備の資金を直接調達する手法に取り組むケースが増えてきている。
そのひとつの例、福岡市では、2004年10月に「夢・愛ランド花公園債」を発行し、調達した資金は,博多湾内で開発を進めている人工島「アイランドシティ」に建設する中央公園の整備事業などに充てるという計画。

http://www.city.fukuoka.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC02022&WIT_oid=1NnLPJgqRswt92ypLAt8qUW1AkSGw


[660] Re:[658] 広島大学がニワトリ抗体を用いて変異型プリオンのみ検出できる抗体開発成功 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 17:59  

掲示板から さん。
Pub-Med の下記のサイトでは、1999年に、松田治男さんほかの研究として発表されていますね。
いろいろ書いていますけれども、ご紹介までには、ちょっと、お時間をください。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=10219590&dopt=Abstract


[658] 広島大学がニワトリ抗体を用いて変異型プリオンのみ検出できる抗体開発成功 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/03/08(Tue) 17:34  

ニワトリ抗体を用いて変異型プリオンのみを検出できる抗体の開発に成功、大量生産技術も開発中
http://biotech.nikkeibp.co.jp/news/detail.jsp?newsid=SPC2005030731537

「ニワトリのモノクローナル抗体というかたちで、プリオンに反応する抗体を作っているのは私たちだけです。それではどれだけのものかというと、実際にすごい抗体が出来ています。多分この抗体は、今使われているどの抗体よりも、高感度な抗体であろうと予想しています。」
http://www11.plala.or.jp/hirodai-np/0110.htm#kenkyu
http://brain.naro.affrc.go.jp/tokyo/marumoto/H12kadai/07matuda.html
いつの記事かわかりませんが感度は良さそうです。


[657] 1990年〜2004年 ソーセージ、その他類似品の輸入量 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 17:06  

日本人vCJD患者、英国で感染が「有力」の結論 何故「不明」と言わないのか
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05030801.htm

農業情報研究所さんの最新のニュースに、下記統計が掲載されてました。

ソーセージその他類似品の国別輸入数量(1990-2004年)
統計品目番号:1601.00-000
(肉・くず肉・血から製造したもの)

結構な量が輸入されてますね。フランスやドイツもそうだし、英国もそうだし、米国は飛びぬけてますね。
豚、牛、羊かはわかりませんが、日米の運命は一緒って印象です(^^;

ソーセージ、その他類似品ということはハンバーガーの肉も一緒の統計資料なんでしょうか。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05030801.htm


[656] Re:[655] [649] 英国滞在をvCJDの原因にしたがために、何やら、お犬公方的になってきましたね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 16:11  

なるほど。この統計表からすると、観光客に限っても、一ヶ月一万人は、くだらないわけですから、16年間で数十万人という数字はあいませんね。

厚生労働省にその根拠を聞かれてみたらいかがでしょう。

http://www.jnto.go.jp/info/pdfs/050121stat.pdf


[655] Re:[649] 英国滞在をvCJDの原因にしたがために、何やら、お犬公方的になってきましたね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 13:26  

国際観光振興機構の統計ですが、http://www.jnto.go.jp/info/index.html

2000〜2004年 各国・地域別 日本人訪問者数 (日本から各国・地域への到着者数)
http://www.jnto.go.jp/info/pdfs/050121stat.pdf
という統計がありました。(17ページ)

英国の例を挙げると、
2000年=557,000人  2001年=366,000人  2002年=368,000人  2003年=317,000人

フランス
2000年=852,000人  2001年=728,000人  2002年=723,000人

年間これだけ訪問しているのに、80年〜96年の規制で、数十万人だけに影響、というわけがないと思うのですが。。。


[654] Re:[652] [651] [650] メキシコ農相、牛肉輸出に意欲「日本の基準に従う」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 10:14  

> とんでんは和食メインで、たまに利用しています。

とんでんは、和食メインでしたっけ。
じゃあ、メキシコ牛肉を使用しているのは、とんでんではないですね。


[653] Re:[648] [643] [642] [641] 内視鏡ついでに。。。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 09:42  

内視鏡といえば、時々細菌の集団感染がニュースになるのですが、
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E5%86%85%E8%A6%96%E9%8F%A1%E5%BE%8C%E6%84%9F%E6%9F%93&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

通 常の検診のほか、胃に炎症を起こしている方の生検などもあるわけですね。炎症といえば、牛ですけど、炎症部位にプリオン蓄積というニュースもあったわけで すので、ますますの厳密な院内感染対策が求められますね。まぁ、盲腸も虫垂の炎症ですし、問題は、内視鏡だけではないのですが。


[652] Re:[651] [650] メキシコ農相、牛肉輸出に意欲「日本の基準に従う」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 09:22  

とんでんは和食メインで、たまに利用しています。

とんかつはどこの肉を使ってるんでしょう。
とんでんとは違い ますが、鹿児島の黒豚を使っているという店があって、あまりお安くはないんですけれどもおいしいので時々利用していたのですが、組織的(企業的)な出荷? 卸?段階での、米国産の黒豚偽装事件がありましたでしょう。米国は狂牛病疑いの肉骨粉も豚に許可していますし、学者によっては豚も感染するというので、あ の偽装事件には本当に!腹が立ちましたが、外食の産地表示も厳密にやってほしいですね。

特に今回、英国の感染源で言われているグレービーソース→肉エキスや、牛脂などのほうを重点的に産地表示してもらう必要があるんじゃないでしょうか。


[651] Re:[650] メキシコ農相、牛肉輸出に意欲「日本の基準に従う」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 08:02  

まあ、メキシコも、カナダ同様、 NAFTAの一員ですから。
その辺の真意は、もうちょっと、吟味してかからなければならないのでしょうが。
たしか「とんでん」http://www.tonden.co.jp/さんは、メキシコ牛肉だったような。
ところで、石原事務次官さん、ちゃんと、マスコミさんの勘違い、フォローされていましたね。

http://www.tonden.co.jp/


[650] メキシコ農相、牛肉輸出に意欲「日本の基準に従う」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 07:52  

「取材に応じた農相は日本が求める安全基準への対応にも言及。「科学的な根拠に基づくものなら、各国の安全・品質基準に従う」と述べ、 日本の食品安全委員会などの議論を尊重する姿勢を強調した。米政府が日本の基準の厳しさを「非常識」と批判している点については「どの国の政府であって も、食の安全性を重視するのは当然」だと指摘した。」(抜粋) 
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20050308AT1F0700V07032005.html

農水省の石原さんの議事録あがってました。
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050307jimujikan.htm


[649] Re:[648] [643] [642] [641] 英国滞在をvCJDの原因にしたがために、何やら、お犬公方的になってきましたね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 07:52  

対象者数十万人ですか。
ちょっと少ない感じがしますが。
私も、対象者になってしまいますね。
自分用の血液バンクでも利用するしかないのでしょうかね。
それも、制限されるのでしょうか?


[648] Re:[643] [642] [641] 英国滞在をvCJDの原因にしたがために、何やら、お犬公方的になってきましたね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 07:45  

変異型ヤコブ病 80−96年英仏 滞在1日で献血禁止 数十万人が対象
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050308-00000002-mai-soci

対象者は数十万人とのことです。私は問題の多そうな歯科の感染管理や、時折集団細菌感染を起こす内視鏡の消毒、胎盤原料などへの対策通知がでないかも注目していますが。


[647] Re:[645] [644] 農水次官 「米の月齢緩和要求を否定」という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 07:25  

合意文書の原文では次のように「In Japan’s case, it will be subject to deliberation by the Food Safety Commission.」とあり、「今年7月に修正をする場合には、食品安全委員会での審議に従う。」と書いていますので、問題はないようですが。

も ともと、10月の合意の後、すぐ輸入が開始され、その前後にカナダとの国境も再開され、その後、OIE を巻き込んで、アメリカの主張する「最小リスク規則(the minimal-risk rule)」ならびに「最小リスク地域(minimal-risk regions)」の概念」を、世界標準にしたうえで、今度は、今年の7月に、日本との月齢引き上げの協議に持ち込むという、アメリカの腹積もりだったん でしょうが。
その日程が、今は、裏目裏目に出てしまっているということです。

要約して言えばアメリカのハーバード大学の研究者た ちがつくった、the Harvard-Tuskegee BSE risk assessmentを世界標準として正当化させるために、カナダや日本やOIEを巻き込んで、騒動を起こしてきた、というのが、今までの総括ですね。

その間には、日本の例の唐ウッド教授も、 the Harvard-Tuskegee Risk Model Study支持者として、重用されたというわけです。

USDA にしても NVSLにとって見ても、BSE発生前は、「まさに、世界に冠たるハーバードお墨付きののゴールド・スタンダード検査( gold standard test)は、世界一安全な検査」とのふれこみだったわけですから、「夢よ、もう一度」ということなのでしょう。

日本経団連の奥田碩会長は、ちょっと、与党の中の空気を読み誤っている節があるようですね。
つまり、対日制裁が、あまりに理不尽な動きであるという認識があることについて、ちょっと、軽視されているんではないでしょうか。
この際は、あまり民主党さんが、前面に出ないほうが、本当は、対アメリカには、効果的なんですが。

該当箇所の原文
「E. BEV PROGRAM REVIEW

The BEV Program (as described in B above) will be reviewed for modification as may be appropriate in July 2005. The joint review by officials of the Governments of the United States and Japan will take into account a scientific review to be conducted by OIE and WHO experts. The conclusion of the review, including the action to be taken, will be made by the consensus judgment of both Governments. In Japan’s case, it will be subject to deliberation by the Food Safety Commission.」

http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20041023-61.html


[646] Re:[609] [604] 給食の話に引き続き 70年代のベビーフードの話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 07:21  

英国の新仮説、vCJD既発症者の感染源は70年代のベビーフード vCJD禍は端緒にすぎない
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05030701.htm

農業情報研究所さんが邦訳解説くださってました。


[645] Re:[644] 農水次官 「米の月齢緩和要求を否定」という記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 07:15  

>> ということなんで、もともと、遅れがなければ、今年の7月には、見直すという規定が、当初の10月合意の時点で、ばっちりはいっているということを、マスコミの皆さん、お忘れなく。

消費者、国民には「食品安全委員会で別途アメリカの安全性の諮問、リスコミの手続きをしてから輸入再開」と説明しながら、外務省と政府が勝手に約束を取り付けたということでいいんでしょうか。

国民の意見を反映せぬ政府など、内閣総辞職、外務省担当者総辞職に価する、問題だと思いますが。



[644] 「農水次官 米の月齢緩和要求を否定」という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 07:07  

「農林水産省の石原葵事務次官は7日の会見で、米政府が輸入対象牛の月齢条件の緩和を要求する方針を示したことについて「国民の理解を 得ることは難しい」と述べ、日本国内で生後23カ月や21カ月の感染が疑われる牛が見つかっていることを理由に、米国の要求受け入れは困難との見方を示し た。」

との記事なんですが、マスコミの皆さんもう一度、改めて昨年10月25日の「日米高級事務レベル会合合意文書」を見直していただきたいのですが。
「米国産牛肉の日米高級事務レベル会合合意の内容」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=125
参照
そのなかで、
この合意は「暫定期間 暫定貿易プログラムのための一定の貿易再開を可能とするためのマーケティング・プログラム」であるということ。
そのうえで「4.日米両国の科学的協議の継続」をし、
その中では、「下記に述べるBEVプログラムの再検討に利用可能な情報提供を行うであろう。」を含むということ。
その「下記」とは「2で述べたBEVプログラムは、2005年7月に、適用可能なように、修正が検討されるであろう。」ということで、その「再検討されるべき情報」には「BSE検査のカットオフ月齢」が含まれるということ。

ということなんで、もともと、遅れがなければ、今年の7月には、見直すという規定が、当初の10月合意の時点で、ばっちりはいっているということを、マスコミの皆さん、お忘れなく。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050307-00000071-mai-bus_all


[643] Re:[642] [641] 英国滞在をvCJDの原因にしたがために、何やら、お犬公方的になってきましたね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/08(Tue) 06:57  

笹山さん、おはようございます。

厚生労働省の公式発表です。
変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に係る感染経路について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/03/h0307-4.html

あ の当時、英国、ヨーロッパから(第三国経由も含めて)MRMなど危険部位を含んだ「加工品」がどれだけ日本に入ってきたか、調査はされているんでしょうか ね。「加工品チェック」の資料はまだ見ておらず、食品安全委員会の中間とりまとめ案でも全然触れられてないんですが。。。

(このことは5ヶ月近くWebにアップされてなかった9月16日の意見交換会で、北海道で生きたままレンダリング事件、などとともに指摘されています。アップが遅いだけに!注目!の議事録とアンケート結果ですね)
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160916/risk-koukan160916.html

あと、英国仏国と関係の深い国(過去の統治領など)はどうなるんでしょ〜、ですね。
あ んまり英国ばっかりリンクさせているので、医療現場の感染対策がおろそかになってしまうのを心配しています。というか、逆を言えば、海外旅行者は国内に沢 山いるのですから、日本にもさらにvCJDが多数発生するものとして、対策を考えていかなければならないと思うんですが。。


[642] Re:[641] 英国滞在をvCJDの原因にしたがために、何やら、お犬公方的になってきましたね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/08(Tue) 06:35  

まりちゃんさん。
日本初のvCJDの原因を「英国一ヶ月滞在歴あり」を なまじっか強調してしまったがために、そのつじつまあわせに、「英仏一日滞在者献血禁止」というような、過剰な対応を取らざるを得なくなったというわけですね。
まさに、お犬様的な対応です。
今度は、献血者の激減が心配になってきました。


[641] (3/7)厚労省、英仏1日以上滞在者の献血禁止 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/07(Mon) 22:34  

http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=0
薬事法違反のヒトプラセンタ(胎盤)などは、献血のような規制は全然なかったですよね。胎盤のほうは、これからようやくBSE発生国滞在歴のドナー確認をするようですが。それでも、使用者の献血禁止を行わないのだから、恐ろしいです。

ブログにいくつか問題をまとめてみました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2


[640] 米産牛肉禁輸で懸念や批判/政府、財界から相次いだそうで。。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/07(Mon) 22:25  

タイヤの件でビビっちゃったですかね。うーん。早期解禁に前向きに取り組んでくださるというならば、BSE対策改善をぜひ米国に要求していただきたいのですが。
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.NewsPack.npnews?newsid=2005030701003286&genre=economics
「(抜 粋)日本経団連の奥田碩会長は会見で「こんなに(禁輸を)長く延ばして、その結果、国際摩擦になるのは非常にまずい」と懸念を表明。さらに「(食品安全) 委員会がもっと(審議を)頻繁に開いて、日本が放置しているのではなく積極的にやっているという姿勢を示すべきだ」と指摘した上で、経団連としても早期解 禁に前向きに取り組む姿勢を強調した。」

奥田会長は最後の一杯の牛丼のときもなにやらコメントされてましたが。
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/000251.html


[639] 日本初のvCJD患者さんの滞在履歴 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/07(Mon) 22:15  

◆家族からの聴取結果やパスポートなどの資料を分析(朝日)
◆前回発表で「89年に1カ月」としていたイギリス滞在歴は、パスポートなどから「90年に24日間」だとわかった(朝日)
 ↑他の報道は「90年前半に24日間」としてます
◆ 委員会によると、男性は英国に89年ではなく90年前半に24日間程度、滞在していたことも判明した。男性に手術や輸血歴はなく、感染経路はBSE牛を食 べた結果とほぼ断定した。英国はBSE対策として、89年11月に脳やせき髄などを「特定危険部位」として食用目的の販売を禁止。だが頭部の肉の食用禁止 は96年3月で、せき柱は95年12月だった(毎日)
◆専門委によると、調査は、家族からの聞き取りなどをもとに実施。男性は英国渡航後、これまでに9人の感染者を出しているフランスに3日間滞在していたことも分かった。(読売)
◆滞在中、肉汁を使った「グレービーソース」やハンバーガーなど、変異型CJDの発症原因と指摘されている食品を食べたことも家族の聞き取りで分かった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050307-00000216-kyodo-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050307-00000113-yom-soci
http://www.asahi.com/special/bse/TKY200503070568.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050308k0000m040110000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050307i113.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050307-00000524-jij-soci
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=0&i=2005030707858bs
「フランス3日間滞在」もあがってますね。 なんか胡散くさい、といったら失礼かしら。
日本の中間とりまとめ計算には輸入肉エキスや加工品、健康食品、美容品などのリスクも入っていなかったですが、どの位ヨーロッパから、および第三国経由で輸入されていたんだろう。


[638] Re:[637] Blog Explorer 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/07(Mon) 20:30  

なるほど。
サイト単位から記事単位ですね。
ということは、たとえば政治家のサイトでも、「誰それのサイトだからアクセス」というのではなく、「このような問題を主にあつかっているからアクセス」という方向に変わってきつつあるということですね。
そういえば、そのような兆候は、私のサイトにおいても、見られます。
私のサイトの場合は、ブログについては、圧倒的に、キーワード検索の結果のアクセスのようです。
ですから、キーワードの新鮮さが問われるということですね。
今のところ、1月に大ブレイクした「ノロウィルス」のキーワードでのアクセスが、まだ続いていますが、これは、まだ、ノロウィルスが流行していることを示しているのでしょう。
「髄膜炎」でのアクセスも、近時、増えてまいりました。
ちょっと、心配です。
そのような社会事象も、これでわかります。
また、たとえば、「鉄鉱石値上げ」とか、「原油高」というようなキーワードは、ある程度のタイムディレイがあるようです。
この遅れは、「人口に膾炙する」時間までのディレイというのでしょうか。
掲示板は、リピート客が主ですが、ブログのほうが、アクセス数では、圧倒的に勝っているというのが、現状のようですね。
私の場合は、ブログへのアクセス数が、掲示板アクセス数の三倍以上に、もはや、なってしまいました。
検索サイトの関係もあるようですが、同じキーワードでの検索でも、ブログの記事のほうが。上位ランクで拾われやすいという傾向があるようです。
たとえば、私のブログの場合、「鉄鉱石値上げ」というキーワードで検索すると、Yahooでは、どういうわけか、上位7位に、私のブログの記事が引っかかってきてしまいます。
「ノロウィルス」のキーワードでも、7位に引っかかってきますが。
同じキーワードでも、検索サイトの一ページ目に引っかかってくるか来ないかは、アクセス数にとっては、大きな問題ですね。
まあ、Googleでは、金次第で、上位というのが、ちょっと、腹立ちますけど。
http://kazuho.exblog.jp/1668338
は、その点の議論をしているようですね。
おそらく、掲示板だけとか、メインサイトだけとかいうサイトでは、近時、大幅な、アクセス減現象がおきているのではないでしょうか。
まさに、ブログ主流の時代ですから。
しかし、ブログはブログなりのよさ、旧来のサイトは、旧来のサイトのよさがありますので、それぞれの持ち味を生かしたサイト運営が必要になってきているような感じがしています。


[637] Blog Explorer 投稿者:garyo 投稿日:2005/03/07(Mon) 19:16  

「Blog Explorer」という面白いRSSリーダーを見つけたので紹介します。
面白い点はRSSを登録するとその記事についているトラックバックを追いかけていくことができます。

ブログをサイト単位じゃなく記事単位で追いかけることができるツールです。

http://firewood.txt-nifty.com/bbc/2005/01/blog_explorer.html


[636] Re:[632] [621] <シャチ集団死>死体から異常に高いPCBを検出 北海道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/07(Mon) 13:11  

>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050306-00000008-mai-soci
シャチは72年まで25年間で約1500頭が主に鯨油利用を目的に捕獲されたが、肉などはほとんど利用されず、人間への影響はなかったとみられる。

↑ と書いてあったんですが、鯨油はマーガリンやショートニングには使用され続けてるみたいですね。パン屋さんが、油には沢山のランクがあって、ピンキリで安 いものは本当に安い、動物性(骨油?)のものもあれば魚油性のものもある、と言っていました。「安いのにはそれなりの理由も」といわれてましたが。といえ ば、昔カップラーメンに「獣脂」なんてのもありましたが何の油だったんだろう。

鯨油 マーガリンで検索
http://www.google.com/search?q=%E9%AF%A8%E6%B2%B9%E3%80%80%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%80%80%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0&hl=ja&c2coff=1


[634] Re:[632] [621] <シャチ集団死>死亡したシャチは圧倒的にメスが多いという研究 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/06(Sun) 21:23  

ご紹介のこの研究では、オスメスの区分が不明確ですが、このサイト
http://seattlepi.nwsource.com/local/69418_whale07.shtml
の研究では、圧倒的にメスの死亡が多いことがわかっていますね。
また、メスは、胎内の赤ちゃんシャチに、PCBをはじめとする有毒物質の90パーセントを移転するとかかれています。
また、浜辺に打ち上げられたシャチの相当倍のシャチが、犠牲になっているものと推測されているようですね。

http://seattlepi.nwsource.com/local/69418_whale07.shtml

633] 「再び世界経済に、原油高の洗礼」との記事をブログにまとめてみました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/06(Sun) 20:17  

先週木曜日から、世界の原油市場は、4ヶ月ぶりに、異常な原油高に見舞われました。
その背景などを、ブログのほうで「再び世界経済に、原油高の洗礼」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=237
としてまとめてみました。
ひそかにインフレを期待している日本政府にとっては、内心は、デフレの罠を逃れうるありがたい話なのかも知れませんが、地方経済などに与える影響は深刻なものが予想されます。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=237


[632] Re:[621] <シャチ集団死>死体から異常に高いPCBを検出 北海道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/06(Sun) 17:54  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050306-00000008-mai-soci
 北海道知床で流氷に挟まれ死亡したシャチの死がいから高濃度のポリ塩化ビフェニール(PCB)や水銀などが検出されたことが第一薬科大(福岡市)と北海道医療大(北海道当別町)の共同研究で分かった。(以下略)

やっぱりすごい数値が出てしまいました。。。


[631] Re:[629] [614] 東大・伊藤ハムなど、25分でBSE診断のチップ開発投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/06(Sun) 08:28  

この記事、よく見ると、まったく新しい検査方法なのではなくて、「エライザ法」の検査が円滑にできるための改善・工夫というようなもののようですね。
たとえば、これまでの「エライザ法」の検査の結果が、この写真
http://www.altegen.com/tsemtp.jpgのようになっていたのが、もっと、スリット状のものになって、その判定が簡単になったというものなのでしょうかね。
ちょっと、惑わされました。

これまでのELISA検査の過程については、こちらのサイト
http://www.pref.hokkaido.jp/hfukusi/hf-abash/hmskn/bse.htm
をご参照

http://www.altegen.com/tsemtp.jpg


[630] 雪の吸音効果 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/05(Sat) 22:31  

例の話題の毎日新聞さんの女性記者さんのいわゆる「記者ブログ」である「理系白書ブログ-「毎日新聞「理系白書」の記者が作るページ」-」
http://spaces.msn.com/members/rikei/PersonalSpace.aspx?_c=
に「雪の吸音効果」についての情報の紹介があった。

興 味があったのでたしかめてみると、このブログでは、デイリーヨミウリの記事で、「Snow blankets sound」」という記事だと書かれているというのだが、どうやら、もともとは、この記事は、「Philadelphia Inquirer」の「DAWN FALLIK」という人が書いた同名の記事のようだ。

この記者ブログでは、「雪の日が静かなことを、先日のデイリーヨミウリでは「Snow blankets sound」(雪が音を毛布でくるむ?)と見出しにとっていた。うまい表現だ。」と書いてあったが、どっちが発信元だったんでしょうかね?

この記事を「The Kansas City Star」という新聞サイトで確かめてみると、次のような内容のようである。

「科学者の研究によると、降雪の最初の数時間は、雪片が、音波を吸収するのにまれな特質を発揮するのだという。
雪解け時の降雪だと、それが2-3時間続くこともあるのだという。
それが、氷雨の時などは、その特性が逆になり、コンクリートの反響のような音響スペクトルを持つのだという。
新雪の後は、非常に静かなのだが、それが風に吹かれて、日光が当たり、雪が硬くなると、その特性は失われるのだという。
カナダのオタワにある国立研究会議の元で研究を続ける、この研究者たちは、1970年から、この研究を続けているのだという。
当初の研究の意図としては、道路のゾーニングに雪を利用することによって、交通騒音の低減効果を期待していたのだという。
最初の降雪時には、雪は丸い形をしていて、その中に空気をふくんでいるので、それが驚くべき吸音効果を発揮するのだという。
こ の研究は、一見ばかばかしい研究のように見える(It may seem like the study of snow acoustics may be silly, )が、たとえば、なだれを惹き起こしうるトリガーの音は何かという研究につなげると、非常に有用な研究になるのだという。」

以上がDAWN FALLIK氏の記事の中身なのだが、なるほど、私の郷里の雪の経験でも、しんしんとという表現は、新雪時だけで、後は、だんだん、その「しんしん」さは低減しているようにも思える。
アダモの「雪は降る」( Tombe La Neige)の歌(MP3は、ここ
http://iraniandc.com/recreation/concert_music/music/english/eng/eng12/adamo_neige.ram
をクリックすると聞こえます。)は、新雪時限定ということのようである。

http://www.myrtlebeachonline.com/mld/myrtlebeachonline/news/nation/10970268.htm?template=contentModules/printstory.jsp


[629] Re:[614] 東大・伊藤ハムなど、25分でBSE診断のチップ開発投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/05(Sat) 21:37  

http://www.asahi.com/science/update/0305/001.html
朝日にもうちょっと詳しい記事がありました。感度も10倍、価格もgood、1枚で32頭まで検査できるのもgoodですね。感度が10倍になるということは蓄積が少なくとも検出しやすくなるということだから、月齢で区切ることがますますナンセンスになってきますね。
====
研究チームの北森武彦東京大教授によると、抽出も含めた1回の検査時間は、現行の約3時間から25分に、必要な組織の量はスプーン1杯程度から耳かき1杯程度に減る。一方、異常プリオンの検出感度は10倍ほど高くなるという。

 技術的には、1枚のチップで最大32頭分を同時に検査できる。ポンプや読み取り装置を含めたシステムを貸し出し、チップを1枚数千円で販売する考え。 (03/05 00:02)




[628] Re:[626] [623] 銀行の危機管理:ATMを使用すると暗証番号がだだ漏れて偽装カードで引き出されてしまう件について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/05(Sat) 20:42  

> 詐欺師を逆にだます高等手段が書いてありますが、ATMには、確認音が出るんでしたっけ。

笹山さん、この盗聴は電話回線のデータ自体を盗むので、確認音は関係ないということだと思いました。?

こんなサイトがありました。
http://www.niji.or.jp/home/k-tatu/page081.html

なにやら難しいですが、あの番組を見ていなければ普通の人は知らないですよね。。


[627] なぜ、アメリカの議会で、カナダからの生体牛輸入反対決議が可決されたことが、日本のアメリカ牛輸入問題にとって重要なのか?  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/05(Sat) 19:00  

これについては、日本のマスコミも、意識的に避けているのか、それとも、お分かりにならないのか、わかりませんが、これをとくキーワードが、「the minimal-risk rule」と「minimal-risk regions」という言葉なのですね。
私のブログ「米牛肉交渉、対日制裁の裏舞台をのぞけば?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=236
にも書いてありますように、この「the minimal-risk rule」ならびに「minimal-risk regions」の概念は、2004年12月29日に、当時のヴェネマン農務長官時代に設定されたものなのですね。
その考えは、
「最小のリスクのある地域では、人間の健康に対しても、牛の健康に対しても、実質的には、何のリスクもない。」という考えで、
「このアプローチは、OIEのガイドラインと一致しているものであり、科学的な根拠にもとづいたリスク・ミチゲーションの手法によったものである。」とし、
「カナダが、この「minimal-risk regions」として認知されうる最初の国であり、月齢30ヶ月以下の生体牛や一定の牛肉製品をアメリカに輸出しうる資格を有しうる最初の国となりうる。」ものとしているのですね。

いっ てみれば、、カナダへの「minimal-risk regions」適用を、OIEガイドラインに準拠していると正当化したうえで、汚染国カナダからの輸出を可能とした上で、その次には、自らが汚染国であ るアメリカが、日本を始めとする各国へ、アメリカ牛肉輸出を「minimal-risk regions」適用のアメリカ国として、ドミノ的に、正当化しようとする思惑が、このカナダ国への「minimal-risk regions」適用にあったと見なければならないのです。

その最初のドミノが、皮肉なことに、アメリカ議会のカナダ生体牛貿易反対決議 可決という形で、崩れてしまったのですから、日本の食品安全委員会がまず念頭に置くべきなのは、この「the minimal-risk rule」ならびに「minimal-risk regions」の概念の理論的安全性の検証から疑ってかからなければならないということなのですね。

簡単に言ってみれば、「自分の国の議会で否決された安全性のスキームを、何で、よその国との貿易に使おうというんだ。」ということなんです。
ありていに言えば。
ジョハンズ農務長官が、カナダ問題で頭を抱えているのは、まさに、この点を日本側から突かれたらどうしよう、ということなのですね。
対日経済制裁なんてのは、このような火事場での責任転嫁に過ぎないことが、このことからも、お分かりでしょう。

この辺の問題意識を、日本のマスコミは、完全に見落としていますね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=236


[626] Re:[623] 銀行の危機管理:ATMを使用すると暗証番号がだだ漏れて偽装カードで引き出されてしまう件について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/05(Sat) 15:59  

http://anti.bne.jp/team_anti/close01.html
には、詐欺師を逆にだます高等手段が書いてありますが、ATMには、確認音が出るんでしたっけ。
もし、出るんでしたら、この確認音を出なくするだけでも、よほど、被害は少なくなるんではないでしょうかね。
バリアフリー対策は、また、別の方法を考えるなどすればいいと思いますが。
実際、ATMのバリアフリー対策は、使用されている方にとって有効にはたらいているんでしょうか。

http://anti.bne.jp/team_anti/close01.html


[625] Re:[624]指定検査機関の拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/05(Sat) 15:48  

深嶋さん。
しばらくです。
いわゆる指定検査機関の拡大については、http://www.n-shokuei.jp/kisya/001227-5.html
に もありますように、今後は指定対象を公益法人に限定せず、一定の要件を満たす民間検査機関も指定の対象としていく考えが示されて、徐じょに、民間検査機関 への開放・拡大が進んでいるようですが、そこに、検査コストの差による競争性が働いていないことも、ご指摘のとおりなのでしょう。
ただし、コストパフォーマンスに優れてはいるが、検査の真正性確認に検査実績の蓄積が伴わない場合には、「あい見積もり」ならぬ「あい検査」的な考えも導入されるべきなのではないでしょうか。

http://www5.cao.go.jp/otodb/japanese/mondai/subject/200000101.html


[624] 民間企業による「食品検査」が本格化 投稿者:深嶋 修 投稿日:2005/03/05(Sat) 14:55  

 笹山さん
 久しぶりに投稿させていただきます。

 食品の検査技術」の商品化が確実に進んでいるようですね。

 日本ハムは,食物アレルギーを起こす物質(アレルゲン)のうち,特定原材料5品目(卵,乳,小麦,そば,落花生)の有無を,約15分間で特別な機器も必要なく,結果も一目でわかるキットを販売しているとのことです。
 日本製粉は,GMO(遺伝子組み替え作物)検査の子会社ファスマックを設立したとのことです。
 タカラバイオは,残留農薬の110種類一斉検査等のサービスを行っています。
 以上は,朝日新聞(2005.3.4付)より抜粋,若干修正しました。

 以下に歴然とした民間企業参入効果を整理してみました。

<110種類の残留農薬検査>
 (財)日本食品分析センター → 220万円以上(1項目2万円以上)
 http://www.jfrl.or.jp/research/fee/r_fee_2b_5.htm
 タカラバイオ        → 15万円
http://bio.takara.co.jp/catalog/catalog_d.asp?C_ID=C1607

<5品目アレルゲン検査(2キット)>
 (財)日本食品分析センター → 19万円
                 (所要日数 2週間)
 http://www.jfrl.or.jp/research/fee/tokutei041217.pdf
 ジェネティックID株式会社  → 2万円〜2.8万円
                 (所要日数 3日)
 http://www.pure-foods.co.jp/Fee/allergytestfee.html

http://www.geocities.jp/seikatushahoni/new050305.htm


[623] 銀行の危機管理:ATMを使用すると暗証番号がだだ漏れて偽装カードで引き出されてしまう件について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/05(Sat) 14:07  

キャッシュカードがあぶない(書評など)
http://blog.livedoor.jp/zaihi/archives/11765474.html http://blog.livedoor.jp/zaihi/archives/12175797.html

笹山さん、おとつい、テレビで、ATMを使うと、ATMに仕掛けられた盗聴器で口座番号と暗証番号を盗聴され、偽造カードでお金を引き出されてしまう事件をやっていました。

銀 行はまだまだ対策できておらず、お金を泥棒されても「偽造カードによる引き出しはそれを保障しない」という規約があるため、個人にはお金が返ってこないと いうたいへんな事件です。TVに出ていた被害者によると、銀行は「お気の毒ですね」しか言わず、決して「申し訳ありません」とは言わないそうです。

で、テレビでは全国のかなりのATMに盗聴器が仕掛けられているのでは、と報道していました。これから大変なことになりそうですね。。

昨 日、銀行にいき、銀行の側にはスモーク入った怪しげな車が止まってるし、ATMを使って気になったので、銀行の人にきいてみたら、「3時までは人がいて ATMをよく見ているが、それ以降は一時間に1回くらい見回っている、5時以降は無人状態、対策もまだ本社から何も言われていない」とのことでした。

盗聴は電波を飛ばすそうですから、電波妨害装置とか、盗聴器発見装置とか使わないのか、ときいたら、そんなのもまだ検討されてないとのことです。

銀行にお金、危なっかしくて預けられませんね(^^;
びっくりしたニュースでした。



[622] 西ナイル熱、日本接近も シベリア西部で患者確認投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/05(Sat) 12:43  

http://www.sankei.co.jp/news/050305/kok033.htm
 日本にはシベリアで営巣するツルやカモ、シギ・チドリ類など多くの種類の渡り鳥が飛来。シベリア東部からの鳥が多いが、一部のカモなどは西部からも飛来している。



[621] シャチ:流氷に閉じ込められ5頭死ぬ 択捉島北部の浅瀬 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/05(Sat) 11:26  

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050304k0000m040150000c.html
笹山さん、また、今度は択捉の海でシャチの集団座礁です。なんででしょう? 


[620] NCBAはアメリカ政府・議会と協力して対日経済制裁の中身について考える用意とのこと 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/05(Sat) 07:50  

今回モンタナ地裁に提訴したR−Calfとは、いつも敵対関係にあるNCBAだが、下記サイトのように、今後のカナダとの貿易再開条件 について、11項目の要望書をUSDAに提示した上で、対日経済制裁の中身についても、どのような経済制裁が適当なのかについて、USDAやアメリカ議会 と話し合っていく用意があると述べている。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=4122


[619] Re:[615] [610] 牛肉貿易で新ルール提案へ  米、国際獣疫事務局総会で 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/05(Sat) 07:33  

笹山さん、OIEの件ですが、OIEがもはや政治的な圧力のもとで、防疫のために機能しなくなってきている(これから機能しなくなる?)のではないか、という心配を、 [610] のニュースで感じてしまったので投稿しました。大丈夫なんだろうか?(^^;


[618] Re:[614] 生きたままでBSE判定 血液採取、感染を早期発見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/05(Sat) 07:26  

 生きている牛の血液を採取し、牛海綿状脳症(BSE)の感染を短時間で調べる装置の開発を、北海道大電子科学研究所の田村守教授(生 体分光学)らのグループが進めている。夏ごろまでの完成を目指しており、感染牛の早期発見や、これまで難しいとされてきた若い牛の感染確認に役立つことが 期待される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050305-00000020-kyodo-soci

笹山さん、いよいよ検査方法が前進してきましたね。全頭検査は非常識なんて発言も意味をなさなくなってきますね。


[617] これではアメリカは二枚舌外交となってしまうのでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/05(Sat) 07:09  

ジョハンズUSDA長官が言うに、「このままでは、アメリカ政府は、貿易相手国に、それぞれ違うメッセージを発してしまうことになる。 一方で、アメリカはカナダに対して生体牛輸入の国境を閉ざしたままでいて、他方で、日本に対して、国境を開けろと要求している。」とのことだそうだ。
The government is sending an inconsistent message to its trade partners by keeping America's border closed to Canadian cattle while encouraging Japan to open its borders to U.S. beef, Secretary of Agriculture Mike Johanns said.

まあこういうのを、二枚舌外交( double-tongued diplomacy)というのかな?
で、さらに、対日経済制裁を言いだすなんて。
まず、牛の入り口のほうをもっと整備してっていいたくなりますね。
また、このサイト
http://www.hpj.com/dtnnewstable.cfm?type=story&sid=13754
のほうでは、急遽日本に帰国した加藤駐米大使の意図などを憶測しています。

以下は、ジョハンズ農務長官のコメント
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/1/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2005%2F03%2F0074.xml&PC_7_2_5JM_navtype=RT&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM
なお、今日になって、Deputy Secretary のJames Moseley氏が、急に退任したようですね。

http://www.fremontneb.com/articles/2005/03/04/news/news4.txt


[616] 牛肉貿易対日経済制裁法案の名称と賛同議員一覧がわかりました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/05(Sat) 06:41  

すでに、ブログ「米牛肉交渉、対日制裁の裏舞台をのぞけば?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=236のほうには、公開してありますが、牛肉貿易対日経済制裁法案の名称と賛同議員一覧がわかりましたので、この掲示板のほうでも、公開します。

1.法案の名称
H.RES.137
Title: Expressing the sense of the House of Representatives regarding the resumption of beef exports to Japan.

2.法案の賛同議員名一覧

提出者は、スポンサーがJerry Moranであり、以下の53名の下院議員が名を連ねている。( [  ] 内記載は選挙区名である。)

Sponsor:
Moran, Jerry [KS-1]

COSPONSORS(53名)
Barrow, John [GA-12] Berry, Marion [AR-1] Bishop, Sanford D., Jr. [GA-2] Blunt, Roy [MO-7] Boehner, John A. [OH-8] Boozman, John [AR-3] Cole, Tom [OK-4] Conaway, K. Michael [TX-11] Cubin, Barbara [WY] Culberson, John Abney [TX-7] Everett, Terry [AL-2] Foxx, Virginia [NC-5] Goode, Virgil H., Jr. [VA-5]Goodlatte, Bob [VA-6] Graves, Sam [MO-6] Gutknecht, Gil [MN-1]Hastings, Doc [WA-4] Hayes, Robin [NC-8] Holden, Tim [PA-17] Hulshof, Kenny C. [MO-9] Jenkins, William L. [TN-1] Kennedy, Mark R. [MN-6] King, Steve [IA-5] Kingston, Jack [GA-1] Larsen, Rick [WA-2] Latham, Tom [IA-4] Lucas, Frank D. [OK-3] Marshall, Jim [GA-3] McCaul, Michael T. [TX-10] McMorris, Cathy [WA-5] Miller, Jeff [FL-1] Musgrave, Marilyn N. [CO-4] Neugebauer, Randy [TX-19] Nunes, Devin [CA-21] Nussle, Jim [IA-1] Osborne, Tom [NE-3] Otter, C. L. (Butch) [ID-1] Pence, Mike [IN-6] Peterson, Collin C. [MN-7] Peterson, John E. [PA-5] Pickering, Charles W. (Chip) [MS-3] Putnam, Adam H. [FL-12] Rehberg, Dennis R. [MT] Rogers, Mike D. [AL-3] Ross, Mike [AR-4] Scott, David [GA-13] Shimkus, John [IL-19] Simpson, Michael K. [ID-2] Skelton, Ike [MO-4] Terry, Lee [NE-2] Tiahrt, Todd [KS-4] Walden, Greg [OR-2] Westmoreland, Lynn A. [GA-8]

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=236


[615] Re:[610] 牛肉貿易で新ルール提案へ  米、国際獣疫事務局総会で 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/05(Sat) 05:59  

どうして、今の時点で、このようなニュースが、しかも、駐日アメリカ大使館から発せられたのかということについては、その意図を確かめてかかる必要があるのではないでしょうか。
要 するに、アメリカ側の今回のカナダからの生体牛輸入のメリットとして、生体牛輸入再開に際して、「OIEのガイドラインにもとずいて策定された」と称す る、カナダ側に適用する、牛肉の安全性の科学的根拠とする「the minimal-risk rule」 と「the minimal-risk regions」の概念を認知させ、この「the minimal-risk rule」 と「the minimal-risk regions」の概念を、今度は、日本などとの牛肉貿易再開の科学的根拠に使おう、さらにその延長線で、OIE総会で、米国を「暫定正常国」扱いで認知 させるようなルール作りを提案しよう、とする意図があるということを、見逃してはなりませんね。
まあ、一昨日のアメリカ議会でのカナダ生体牛輸入禁止法案の可決で、この思惑には、ちょっと、身内からけちがついたのですが。
この辺、ちょっとしたニュースの深読みというか、仕訳けが必要になってきます。
つまり、ノイジーなニュースと、ノイジーでないニュース、バルクなニュースと、バルクでないニュース、との仕訳けといいますか。



[614] 東大・伊藤ハムなど、25分でBSE診断のチップ開発投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/04(Fri) 23:40  

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050304AT2G0401204032005.html
感度はどうなのでしょう。
[613] ブッシュ大統領は、「カナダ生体牛輸入禁止法案」に対して拒否権発動の見込み 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/04(Fri) 21:21  

昨日アメリカ上院で可決した「カナダよりの生体牛輸入禁止法案」だが、これに対して、ブッシュ大統領は、拒否権を発動する見込みである。
その理由として、「もし、カナダ産生体牛の輸入をアメリカが拒否しつづけると、アメリカ産の牛肉を買う他の国々を説得する努力が、無になる」としている。
大統領の拒否権を崩すには、三分の二の賛成が必要だが、昨日の採決は、賛成52反対46であったので、拒否権を崩すことはできない。
ホワイトハウスのスポークスマンであるScott McClellan氏は「今回、カナダとの生体牛貿易再開に失敗したことは、日本をはじめとする海外市場の牛肉貿易再開に大きな障害となるであろう。」といっている。

http://www.suntimes.com/output/business/cst-fin-cow04.html


[612] Re:[611] 国会議員ウェブサイトの選定基準など 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/04(Fri) 20:01  

garyoさんご紹介のブログ、
訪問!国会議員ウェブサイト 第二回 島村宜伸 http://blog.goo.ne.jp/einichi/e/4e3508a8981cb88b2e4079fc81576dd8
haiken
拝見しました。
トップページのメッセージは「子供たちに確かな未来を残そう」。 と書いてあるんですか・・・・・・(^^;


[611] 国会議員ウェブサイトの選定基準など 投稿者:garyo 投稿日:2005/03/04(Fri) 19:48  

>この数字はどこから持ってきたものなのでしょうかね。
Alexa.comというサイトのサービスを使ったようですね。

>でも、これが実態なのだとすると、あまりにも、すくなくて、うそら寒い感じがします。
そうですね。もっと活発に議論や意見を述べて欲しいですね。
>炎上の燃料不足かしら?
少し読んでみましたが、上位でも月に数回の更新であまり見ようとは思いませんでした。キャラが立ってないというか・・・どういう主義主張の人か今ひとつつかめなかったです。奇麗事は書いてあるけど心に響かないとか。

>このところ、私のサイトには、どういうわけか、「隊長」サイトからのアクセスが、かなり増えているようですが。
小倉先生の投稿を読みにこられているのでは。

http://blog.goo.ne.jp/einichi/c/2dddd914d38d22aba62822067d78a39d


[610] 牛肉貿易で新ルール提案へ  米、国際獣疫事務局総会で 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/04(Fri) 19:35  

http://www.topics.or.jp/Gnews/news.php?id=CN2005030401003264&gid=G03
BSEはもはや動物だけの病気ではないんですから、臨床の人間の研究者と、院内感染対策の研究者など、入ってほしいですね。
日本の食品安全委員会のプリオン調査会にも院内感染対策の専門家を入れていただきたいのですが。。

また、日本の給食に関する武部氏の「消費者は非常識」発言ですが、以前武部氏は検査前、背割り改善前に「安全だ、食べろ」と国民に言いながら、ご自身の孫に食べさせることについてはこんなことを言っていたそうですね。今はどうされてるんでしょう。
■10/5  http://www.takebe.ne.jp/kisya1005.htm
  私のところにメールで、「お前のかわいい孫に食べさせろ」と、 「それが出来るか」と、そういう、私からすれば非情な意見が来てるわけです。 けれども、これはやはり娘や孫達の意志を、 気持ちを確認しなければなりませんし、 これは食べさせるということではないんです。



[609] Re:[604] 給食の話に引き続き 70年代のベビーフードの話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/04(Fri) 16:44  

まりちゃんさん。
この問題は、前にもこの掲示板においでいただいていた倉塚かおりさんのご専門ですね。
学校給食コホートなんてのが形成されたら、大変なことになりますね。
給食食材の安全度についての検証システムは、どうなっているのでしょう?
日本の場合もしりたいものです。
なんて話をしているうちに、またもや、こんな失言が。
「「全頭検査をしているのに、(全国の)700、800の小中学校の給食で牛肉を使わないのは非常識という認識を持ってもらうことも必要。常識を逸脱した消費者の対応も改めるべきだ」と注文を付けた。」とは、どなたのご発言?


[608] Re:[603] [583] 前代未聞の作詞作曲者名詐称事件 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/04(Fri) 16:37  

小倉秀夫先生。
落ち着かれたようで、なによりです。
これは、謎工さんに、ご解明いただくとして、どうも、今回の件、私も、よくわかりませんでした。
ひょっとして、私がJASRACのデータベースから引っ張り出してきたのは、まったくちがうものだったのかしら?




[607] Re:[605] 国会議員ウェブサイトと政党ウェブサイトのアクセスランキング投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/04(Fri) 16:32  

garyoさん。
ここでのアクセス数/日は、どのようなカウントをしているのでしょうかね?
たとえ、メインページへの訪問数に限ったとしても、あまりに少なすぎますね。
アクセス数/日の概念規定をはっきりさせないと。
たとえば、
1日当たりのファイル数 1日当たりのページ数 1日当たりの訪問数 1日当たりのキロバイト数
といった具合にですね。
また、どのように計測したのかも、ですね。
第三者が、他人のサイトにタグを貼ることができない限りは、例の「忍び」でも、アクセス数のカウントはできないはずですよね。
となると、この数字はどこから持ってきたものなのでしょうかね。
それとも、自己申告の数字?
でも、これが実態なのだとすると、あまりにも、すくなくて、うそら寒い感じがします。
炎上の燃料不足かしら?
このところ、私のサイトには、どういうわけか、「隊長」サイトからのアクセスが、かなり増えているようですが。




[605] 国会議員ウェブサイトと政党ウェブサイトのアクセスランキング投稿者:garyo 投稿日:2005/03/04(Fri) 15:31  

やじうまwatchで紹介されていました。

http://blog.goo.ne.jp/einichi/e/d3610b83850d0981047a92cc58627f2d


[604] 給食の話に引き続き 70年代のベビーフードの話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/04(Fri) 14:21  

ガーディアンにこんなニュースがありました。
BSE 'may have entered baby food in 70s'
http://society.guardian.co.uk/health/story/0,7890,1430268,00.html

> CJD deaths linked to school meathttp://icwales.icnetwork.co.uk/0100news/0200wales/tm_objectid=15251493&method=full&siteid=50082&headline=cjd-deaths-linked-to-school-meat-name_page.html


[603] Re:[583] 前代未聞の作詞作曲者名詐称事件 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/03/04(Fri) 12:16  

>  映画館での隠し撮り海賊版DVD摘発に続く兵庫県警の(京都府警とは至って対照的に)「基本に忠実」な姿勢とか、野球興行の裏で暗躍する暴力団関係者の 影とか色々と論点はありそうな事件ですが、これと言い「記念樹」訴訟と言い著作権登録も特許並みに審査を厳しくしないといけない時代が近付いているので しょうか。

 この問題に関しては、ゲームラボの方に原稿を送っておきました。

 ただ、気になったのは、マ スコミが安易に「著作権登録」という用語を使っている点です。文化庁が管理する著作権原簿への登録とは全く別物であるJASRACの作品データベースに登 録しただけであり、JASRACによるライセンス料の配分にしか影響を及ぼさないものなのですが、その辺のところは、一般の人が新聞記事を読んで誤解しか ねないかなあと心配になりました。


[602] アメリカ議会での動きがややこしくなってきましたので、ブログのほうにまとめておきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/04(Fri) 11:51  

「米牛肉交渉、対日制裁の裏舞台をのぞけば?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=236
との題です。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=236


[601] カナダとの生体牛貿易再開に反対する議案は、可決 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/04(Fri) 10:18  

かねてから超党派議員によって提出されていた「カナダとの生体牛貿易再開に反対する議案(Providing for congressional disapproval of the rule submitted by the Department of Agriculture under chapter 8 of title 5, United States Code, relating to risk zones for introduction of bovine spongiform encephalopathy.」は、3月3日、上院で、賛成52.反対46で、可決された。
http://www.reuters.ca/locales/c_newsArticle.jsp;:4227ae4e:1fcda9bb5e32566a?type=topNews&localeKey=en_CA&storyID=7803064
によれば、当初、ブッシュ政権は、カナダとの国境再開を先例にして、日本側に牛肉貿易再開を迫ろうとのプランを持っていたが、今回の「カナダとの生体牛貿易再開に反対する議案」可決によって、米議会議員の日本に対する苛立ちは、より増してくるとのことである。
こ の議案の可決について、ジョハンズUSDA長官は、「今回の議案可決は、これまで、USDAが日本側に対して、科学的根拠にもとづいた牛肉貿易再開を呼び かけてきた努力を無きがものにするものであり、アメリカの牛肉産業の経済的混乱は、これからもつづくであろう。」とのコメントを出した。
また、この法案可決のとばっちりは、対日本に及び、ペン農務省次官は、「もはや、この問題は、農業問題ではなく、政治問題に変質した。」とのコメントを述べている。

以 上がアメリカ議会での「カナダとの生体牛貿易再開に反対する法案」可決の反応であるが、要するに、一昨日、モンタナ地裁の差し止め命令が出たことで、法廷 の場における決着は長引くと見たアメリカ議会の議員たちが、カナダ国境再開反対論に雪崩をうって傾いたというのが真相なのだろう。
世の東西を問わず、議員というものは、「機を見るに敏」というか、逃げ足の速いものだと、つくづく思う。


[600] 牛肉輸入再開問題、米が追加データの提出拒否 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/04(Fri) 08:59  

 米国産牛肉の輸入再開を巡り、米国が求めていた肉質と骨の成熟度による月齢判別方法採用の条件として、日本側が要求した追加データの 提出を、「輸入再開の遅れにつながる」として、米国が拒否する意向を示していることが3日、明らかになった。 米国の強硬姿勢は、今後、輸入再開条件を検証する食品安全委員会の審議に影響を与える可能性もある。 (略)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050304i201.htm
ますます米国、胡散臭い話になって参りました。



[599] アメリカ下院議員が米政府に対日制裁の発動を求めるとの決議案を提出 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/04(Fri) 07:52  

アメリカ下院議員が米政府に報復的(retaliation)な対日制裁の発動を求めるとの決議案を提出した。
提出者は、Jerry Moranほか、36名近くの議員である。
Jerry Moran議員は、その提出趣旨を、次のサイト
http://www.house.gov/apps/list/press/ks01_moran/JapanResolution.htmlで、述べている。。
これによると、
今回の対日経済制裁は、先に在米日本大使館の加藤大使に対して、アメリカの議員団が、書簡を提出した際に、日本政府が、この牛肉貿易再開問題について、行動が欠如した場合には、経済制裁をも辞さないとの示唆をしたことにもとずくものである。
Jerry Moran議員は、日本に対して、2003年10月23日の日米合意事項の早急な履行をすることを求めている。
もし、日本がこの履行をすることができないのなら、アメリカ通商代表部は、直ちに、日本に対して、報復的な経済措置を開始すべきであるとしている。


参照
http://www.casperstartribune.net/articles/2005/03/03/news/regional/3d99e12fa0f4387787256fb90058aec0.txt
http://www.guardian.co.uk/uslatest/story/0,1282,-4839371,00.html

ちなみに、このJerry Moran議員というかた、前にキューバに対しても、経済制裁法案を下記のように提出されていますね。
今回の日本へのも、これと同じスタイルなのでしょうかね。
ここでの「the Trade Sanctions Reform and Export Enhancement Act」については、こちらhttp://www.law.cornell.edu/uscode/html/uscode22/usc_sup_01_22_10_79.htmlをご参照。

H.R.719
Title: To facilitate the sale of United States agricultural products to Cuba, as authorized by the Trade Sanctions Reform and Export Enhancement Act of 2000.

http://www.house.gov/apps/list/press/ks01_moran/JapanResolution.html


[598] モロッコでヤコブ病死者か 北アフリカで初 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/04(Fri) 00:29  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000225-kyodo-int
変異型とは書かれていませんが、気になりますね。

なお、ウェールズではこんなニュースがありました。。

CJD deaths linked to school meat http://icwales.icnetwork.co.uk/0100news/0200wales/tm_objectid=15251493&method=full&siteid=50082&headline=cjd-deaths-linked-to-school-meat-name_page.html


[597] モンタナ地裁のカナダ産牛の輸入再開一時差し止め命令に対するUSDA長官のコメント 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/03(Thu) 19:12  

モンタナ地裁のカナダ産牛の輸入再開一時差し止め命令に対して以下のようなジョハンズUSDA長官のコメントが出された。

「私は、本日のモンタナ地裁が、カナダから月齢30ヶ月未満の生体牛貿易の再開となるであろう、USDAの「最小リスク規則」の実施について一時的遅延命令を出したことに対して、非常に失望しております。
USDAは、最小リスク規則が、すでにアメリカでもカナダでも始まっている、動物衛生と公衆衛生との共同によって、アメリカの消費者にとっても、牛にとっても、最大の保護を可能とするものであることを、確信し続けております。
われわれは、また、カナダを最小リスク地域とするOIEガイドラインにしたがって、開発してきたリスクアセスメントについても、絶対の自信を、依然、持っています。
今日の裁判所命令は、最小リスク規則についての考慮に基づくものではなく、むしろ、裁判官が、今回の訴訟例の(双方の)比較利益秤量をするための手続き的な遅れであります。
われわれは、科学的根拠の上に立った牛肉の国際貿易が、早急に再びなされるべきであると、信じ続けております。」

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/03/0072.xml


[596] 島村農水相が「全頭検査は世界の非常識」発言を事実上撤回 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/03(Thu) 17:39  

島村宜伸農水相は3日午後の参院予算委員会で、「全頭検査は世界の非常識」との発言を、事実上、撤回。
「全頭検査を実施しているのは日本だけで、世界の常識にあらず」との意味で言ったとし、「この言葉にこだわる気は毛頭ない。(撤回と)受け取っていただいて結構だ」といった。
なお、この趣旨は、一昨日の大臣記者会見でも、述べられていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000810-jij-pol


[595] Re:[594] 日本にとっては痛し痒しの「米連邦地裁、カナダ産牛の輸入再開一時差し止め」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/03(Thu) 11:50  

これは、「アメリカ上院のヒアリングで、 R-CALF USA CEOのBill Bullard氏が、痛烈なUSDA批判を展開」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=211
でも紹介したブッシュ政権に対して批判的な R-CALF USA が今年の1月に提訴していたものが、タイミングよくというか、悪くというか、3月7日予定のカナダとの生体牛輸入再開直前に、モンタナ地裁より、一時差し止めの決定がされたということですね。
しかし、3月7日のカナダとの生体牛貿易再開がこのモンタナ地裁決定によってある程度遅れるということは、今後の日本への牛肉貿易再開問題に対して、どのような影響を与えるかは、予測がつきません。
589にも書いたように、日本の新聞ではまったく書かないが、カナダとの国境再開問題と、日本との国境再開問題とは、双子の玉突き衝突関係にあるからです。
カナダとの国境再開が今回のモンタナ地裁決定によって、長引けば、日本への開国圧力の必要性は、当分なくなるわけで、一見有利とも見て取れますが、要は、アメリカ議会の超党派の動きです。
カナダ国境再開までに、この際、まづ出口のほうを地ならししておこうということで、日本への開国圧力を強めてくることも考えられます。
今回のモンタナ地裁決定について、上院議員たちは、このサイトhttp://www.startribune.com/stories/535/5270201.html
http://www.reuters.ca/locales/c_newsArticle.jsp;:4226b0f0:462012b1cf8d1c87?type=topNews&localeKey=en_CA&storyID=7789551
などに見るように、「モンタナ地裁は、すでに、カナダとすすめているボックスミート取引まで、USDAルールを見直させる気か」などと、いきり立っているようです。
また、このサイト
http://www.macleans.ca/topstories/politics/news/shownews.jsp?content=n0302105Aによれば、カナダ農民は、「今日は最悪の日だ。ロビー活動は無駄だった。」と嘆き、USDAは、上告については、現在白紙だとしながらも、今回の一時差し止めは、単なる手続き上での遅れであり、本質的な問題の解釈によるものではないとの解釈を示しています。
R-CALF USAのかねてからの主張点とは、「カナダの体制が、あまりにも、世界標準からおとっているため、このまま、カナダとの牛の国境再開に踏み切った場合、長 期的には、アメリカは被害をこうむり、結果、アメリカは、カナダの不良な牛肉製品のゴミ捨て場と化すであろうとしている。」ということに尽きます。
日本は、この際、敵の混乱振りにつけ込んでということでもありませんが、R-CALF USAがいっているような「カナダの牛の安全性」如何にまで踏み込んだ対応を、国内議論の場でもするべきです。

http://www.startribune.com/stories/535/5270201.html


[594] (05/03/02)米連邦地裁、カナダ産牛の輸入再開差し止め 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/03(Thu) 11:08  

http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=0

ニュースが配信されてました。今まで年間170万頭輸入してきたのですからリスク的にはカナダと一緒と思うけども、国際調査団もカナダ=米国はリスク一緒、と評価してましたよね。

あっと、「すべての措置とる」については皮肉を交えて指摘したまでです(^^; 


[593] Re:[591] 感染症ネットワーク URL変更 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/03(Thu) 11:04  

Chaosさん。
了解しました。
このサイト情報も、このごろは、アメリカ議会の情報の方がやや、多くなりつつありまして、保健関係者の方には、やや、ノイズの多い話題かと存じますが、時節柄お許しください。


[592] Re:[590] 牛肉輸出再開 「すべての措置取る」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/03(Thu) 10:45  

牛肉輸出再開 「すべての措置取る」の言葉は、[575] で紹介した3月1日発表の2005年版 米通商年次報告(The 2005 Trade Policy Agenda and 2004 Annual Report )での「アメリカ政府は、この再開がなるように、あらゆる方法をとる予定である。」(The United States will take all appropriate steps to ensure that this occurs.)の言葉をそのまま、日本の新聞社が見出しに使ったまでのことです。。

http://www.ustr.gov/assets/Document_Library/Reports_Publications/2005/2005_Trade_Policy_Agenda/asset_upload_file454_7319.pdf


[591] 感染症ネットワーク URL変更 投稿者:Chaos 投稿日:2005/03/03(Thu) 10:28  

笹山様

Chaosです。
先日、ご紹介いただいた感染症ネットワーク 小樽は
保健行政感染症ネットワークin 北海道 にパワーアップして
URLが変わっています。
このサイトの海外直近情報は参考になります。
BSE関連の情報もありますね。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/


[590] 牛肉輸出再開 「すべての措置取る」 米政府、対日強硬論が続出 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/03(Thu) 10:04  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000015-san-bus_all
産経の報道ですが、「すべての措置取る」というからには肉骨粉などの動物由来飼料の全面禁止、血液飼料禁止、SRM除去の徹底改善をするのかと思ったら違うんですね〜。

日本の報道はただ言い分を垂れ流してるだけで、問題点を指摘するとか、ジャーナリズムを感じる報道を見ることが少ないと思いました。スポンサーの問題とかあるんですかね。


[589] 右往左往するアメリカの上院議員 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/03(Thu) 08:18  

[572] Re:[571] 米牛肉交渉、対日制裁 でご紹介したように、今、アメリカ議会では、牛肉貿易をめぐって、二つの動きがある。
ひとつは、もちろん、日本との牛肉貿易再開についての動きであるが、もうひとつは、3月7日にひかえたカナダとの生体牛の輸入再開問題である。
572で紹介したように、これらの二つの動きをめぐって、アメリカの上院議員が、右往左往しているわけで、次のサイトhttp://www.greeleytrib.com/article/20050301/TRIBEDIT/103010073は、その右往左往振りを的確に伝えている。
この記事の中で、励まされているというか、その右往左往振りを指摘されているのが、民主党のKen Salazar上院議員http://www.salazarforcolorado.com/で、このかたは、572にも書いたように、「在米日本大使館に、貿易再開をもとめた書簡」にも、「カナダとの生体牛貿易再開反対決議案」にも、両方、署名していることで、責められているというわけだ。
ちなみに、このダブリ署名組は、このKen Salazar氏のほかに、Pete Domenici. Max Baucus の二上院議員がいる。
この記事で、「Ken Salazar上院議員は、彼を見習うべき」とされている、その「彼」とは、「対日経済制裁をも辞さない」との在米日本大使館への書簡http://allard.senate.gov/press/releases/022405.pdfの火付け役でもある共和党のWayne Allard上院議員http://allard.senate.gov/だ。
こ のサイトの論調は、カナダの肉が入ってきても、アメリカの肉市場は、(日本という巨大な肉市場が開放されれば)肉であふれかえることはないのだから、 Ken Salazar上院議員さんは、カナダよりの生体牛輸入反対などといわないで、共和党のWayne Allard上院議員を見習って、日本への圧力だけをかけていればいいのだ、というのが趣旨のようである。

まあ、日本の新聞では、このこ とについては一切触れていないが、今回のアメリカの日本への牛肉貿易再開圧力は、ひとえに、カナダからの生体牛の輸入再開でアメリカに牛があふれかえるの をどうしたらよいのか、そのはけ口として、なんとしても、日本市場を開放させなければ、というのが、そもそものアメリカの発想であることを忘れてはいけな いであろう。
また、その後ろには、NCBAとR-CALFをめぐっての、共和党と民主党との温度差があることも、忘れてはならないであろう。

参考
在米日本大使館に対する書簡に署名した上院議員名一覧−20名-
Pat Roberts,Kit Bond 、Jim Talent,Ben Nelson, Pat Roberts , Ken Salazar, Larry Craig , John Cornyn, Johnny Isakson, Chuck Hagel, Mike Crapo,Mike DeWine, Gordon Smith, George Voinovich , Mitch McConnell, John Thune, Kay Bailey Hutchison, Max Baucus , James Inhofe 、 Pete Domenici

(なお、このうち、Mitch McConnell氏は、農業団体 The American Farm Bureau Federationより、このたび、功績を認められ「金の鍬“Golden Plow” 」賞http://wwwc.house.gov/camp/24seven/supportingfiles/photo13.gif
をもらったという。
参照)

カ ナダとの生体牛貿易再開に反対する議案(Providing for congressional disapproval of the rule submitted by the Department of Agriculture under chapter 8 of title 5, United States Code, relating to risk zones for introduction of bovine spongiform encephalopathy.)
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/query/z?c109:S.J.RES.4.IS:
(http://thomas.loc.gov/home/search.html で、109thを選択して、Bill Numberとして「S.J. Res. 4」を入力すると現物が検索されて出てくる。)
に署名した上院議員名一覧

Kent CONRAD, THOMAS, BAUCUS, SALAZAR, JOHNSON, DORGAN,Harry REID, BINGAMAN, Pete DOMENICI

http://www.greeleytrib.com/article/20050301/TRIBEDIT/103010073


[588] 「米国産牛も全頭検査を」再開問題でゼンショー社長 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/03(Thu) 00:03  

http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20050302ib26.htm
牛丼やさんが真っ向から対立されてますね。すき家さんは、すぐ豪州産に切り替えて、危機管理の出来ている企業だなぁと思いました。(比較論ですが。本当に危機管理が出来ているところは最初から危険な国を使ったり仕入先を一箇所に絞ることはしないか)


[587] Re:[586] 外務省首脳が食品安全委を批判 だとか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/02(Wed) 23:52  

町村大臣だとわかっているのに、いまさら、何で「首脳」なんて、勿体らしく書くんでしょうかね。
対日経済制裁(retaliatory economic actions against Japan)についての新しいニュースは、入ってきていません。
http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/theworld/2005/March/theworld_March42.xml&section=theworld 
http://www.truthabouttrade.org/article.asp?id=3419
参照


[586] 外務省首脳が食品安全委を批判 だとか。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/02(Wed) 23:35  

名前を出してどぞ〜、という感じですが。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000131-mai-pol
外務省はEUの評価のほか、米国食肉加工企業の情報など、機密費を使ってでも?手に入れられると思うんですが、何やってるんですかね?食肉加工企業の告発のその後とか、調べてほしいものですね。

外務省首脳といえば
町村信孝大臣
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/gaisho/index.html
谷川秀善副大臣
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/fuku/tanigawa/index.html
河井克行大臣政務官
小野寺五典大臣政務官
福島啓史郎大臣政務官
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/seimu/index.html
の皆様だと思うけど、誰だろ〜。


[585] Re:[583] 前代未聞の作詞作曲者名詐称事件 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/02(Wed) 22:25  

謎工さん。
こういう時こそ、JASRACデータベース。
「阪神タイガース」で検索したらあることあること。記念にコピペしときましたよ。
今回の事件分は、以下のとおりです。
JASRACさんには、ご愁傷様でした。

作品名・副題
北川博敏選手のテーマ
俺の阪神タイガース〜野村監督のテーマ〜
沖原佳典選手ヒッティング・マーチ 
ペレス選手ヒッティング・マーチ
塩谷和彦選手ヒッティング・マーチ
クルーズ選手ヒッティング・マーチ
上坂太一郎選手ヒッティング・マーチ
赤星憲広選手ヒッティング・マーチ
カツノリ選手のテーマ
ハンセル選手のテーマ
藤田太陽選手のテーマ
井川慶選手のテーマ
成本年秀選手のテーマ
伊達昌司選手のテーマ
バルデス選手のテーマ

権利者名
虎三 皆上半次 品川隆二 たちばな けんじ 虎之嬢 高橋キヨシ 野村勝彦 面影太郎 平本渉 コロムビアソングス株式会社 

アーチスト
若虎吹奏楽団


[583] 前代未聞の作詞作曲者名詐称事件 投稿者:謎工 投稿日:2005/03/02(Wed) 21:16  

 映画館での隠し撮り海賊版DVD摘発に続く兵庫県警の(京都府警とは至って対照的に)「基本に忠実」な姿勢とか、野球興行の裏で暗躍 する暴力団関係者の影とか色々と論点はありそうな事件ですが、これと言い「記念樹」訴訟と言い著作権登録も特許並みに審査を厳しくしないといけない時代が 近付いているのでしょうか。

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou05/0302ke80590.html


[582] 相変わらず民主党は、一本調子の攻め方ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/02(Wed) 20:58  

与党と政府との質疑の間に出た島村農林水産大臣の失言なのだから、野党が、いくら罷免要求しても、何の効果もないのに。
もっと、じんわり、やらなくては、威勢のいい割には、何の対価もつかめませんね。
ましてや、予算が、あがったいまでは、なんの意味もありません。
これでは。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000102-mai-pol


[581] Re:[580] イギリスの食の安全は大揺れ:スーダン1のニュースに隠れてしまいそうな農薬問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/02(Wed) 20:45  

このニュース、あまり広がりを見せていないので、ちょっと、その重要性が確認できていないのですが。
Pesticide Action Networkの英国支部http://www.pan-uk.org/default.htmが、昨年12月に実施したサーベイによると、
実験は2002年に行われ、りんご、ナス、バター、パン、チョコレート、チキン、ナゲットについて、80種類の殺虫剤が見つかったというものですね。
その殺虫剤の明細などは、この記事ではわかりませんね。
ちょっと、題名の割には、中身がぼんやりした記事でした。


[580] イギリスの食の安全は大揺れ:スーダン1のニュースに隠れてしまいそうな農薬問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/02(Wed) 17:41  

公式検査でイギリスの食品が50以上の危険な農薬で汚染されていることが分かったようです。。

http://www.healthsentinel.com/news.php?event=news_print_list_item&id=642


[579] Re:[578] 英国の鳥インフルエンザ緊急対応計画 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/02(Wed) 15:15  

Chaosさん。
情報ありがとうございました。
ざっと読ませていただきましたが、いよいよ、鳥インフルエンザ問題が、これまでの「もし?」から「いつ?」の時代に入ったとして、その実践的な対策が求められており、そのための「英国 緊急対応計画」ということのように見受けられました。
中に、H5N1の伝染効率はかなり悪いので、その点、いろいろな対策によって、防げる面が多いという点が書かれており、そのへん、救われる点でした。
翻って、日本においては、まだ、このような網羅的な対策はないのですが、そろそろ、その準備が必要なものと思われます。
ありがとうございました。


[578] 英国の鳥インフルエンザ緊急対応計画 投稿者:Chaos 投稿日:2005/03/02(Wed) 15:02  

笹山様

Chaosです。

英国の鳥インフルエンザ緊急対応計画の最新版が出ました。
かなり大部(133ページ)です。

ファイナンシャル・タイムズの論説は、最近の鳥フルへの
各国の政府の認識の変化に注目した記事です。

ファイナンシャル・タイムズの論説
http://news.ft.com/cms/s/3bedc03e-8ac2-11d9-9059-00000e2511c8.html
Preparing for a pandemic: concern rises over the threat of a global flu outbreak

英国 緊急対応計画 最新版
UK Influenza Pandemic Contingency Plan
http://www.dh.gov.uk/Home/fs/en
http://www.dh.gov.uk/PolicyAndGuidance/EmergencyPlanning/PandemicFlu/fs/en
http://www.dh.gov.uk/PublicationsAndStatistics/Publications/PublicationsPolicyAndGuidance/PublicationsPolicyAndGuidanceArticle/fs/en?CONTENT_ID=4104861&chk=KLK6/h



[577] Re:[570] ビル炎上、災害時の汚染について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/02(Wed) 13:15  

笹山さん、災害時に必要なのは水、食糧のほか、マスクだなぁと思い、阪神の震災のときのアスベスト対策などを検索してたら下記ページを見つけたのですが、

被災地のアスベスト対策を考える
http://www1m.mesh.ne.jp/~asbestos/index.htm
オーストラリアからアスベスト対策のマスクが送られていたのに、配布を要請した労働省からは、「日本の国家検定を受けていないマスクを配布するわけにはいかない」と拒否されたとか。
http://www1m.mesh.ne.jp/~asbestos/report/australi.htm
日本の役所の危機管理感覚って恐ろしいですね。


[576] 昨日の島村農林水産大臣の会見内容 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/02(Wed) 12:58  

下記のサイトにあります。
支離滅裂振りが、うかがわれます。
もっとも、これは、与党対政府の質疑の間に出た失言ですので、決して、野党のポイントにはならないのが、なんとも、皮肉ですね。
この記者会見での記者さんの質問の中では、これなんかが秀逸でしたね。
「大臣。いわゆるプリオンの専門家なりが全頭検査は非常識だとおっしゃっている方がおられるんですか。専門家の中で全頭検査が非常識だと、常識ではないとおっしゃっている方はおられるんですか。」

http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050301daijin.htm


[575] 2005年版 米通商年次報告での日本の米国産牛肉輸入問題対応批判の部分は、ここ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/02(Wed) 12:28  

米政府が3月1日に発表した2005年版の「通商年次報告」で、日本の米国産牛肉輸入再開問題での対応を「昨年10月に輸入再開で基本合意したにもかかわらず、その後の進展がないため米牛肉産業が深刻な損害を受けている」として、次のように批判している。
該当箇所は、下記サイトの本文ページ222ページ(pdfのページ数字ではありません。)にある。
概要は次のとおり。

「日本は、アメリカにとって、カナダに続いての第二の食糧・農業生産物の輸出市場国であるにもかかわらず、日本は、多くの貿易障壁をこれら農産品に対して維持している。
日本への牛肉輸出再開問題は、ブッシュ政権にとって、2004年の双務貿易の最優先課題であったが、日本は、2003年12月のアメリカでのBSE発生以後、禁輸措置を継続している。
この禁輸措置以前の日本との牛肉貿易量はおよそ十三億ドルであった。
2004年4月より、アメリカ政府は、ハイレベルでの努力をすることを日本政府と約束し、牛肉貿易再開についての諸条件を決定するまでに、長い時間をかけて、2004年10月23日に、両国政府は、包括協定締結に達した。
この包括協定では、両国の牛肉貿易再開への道が、示されていた。
特に、特別マーケティングプログラムの元に、アメリカの牛肉貿易が再開できるように、この合意はなっていた。
また、このプログラムは、より正常なパターンでの見返り取引をもデザインされたものであった。
然るに、この10月の合意にもかかわらず、その後、牛肉貿易再開に向けてのさしたる前進が見られないことは、アメリカの牛肉産業に対して、深刻な損害を与える原因となっている。
アメリカは、これまで、日本に対して、最大限の牛肉供給の安全性を示してきた。
その中には、拡大サーベイランスプログラムや、と畜システムの改善、飼料プロセスの改善なども含まれていて、潜在的に感染した物質が食物連鎖に入りこまないことをさらに保障しうるプロセスの改善を提示してきた。
最高位の政府レベルで、アメリカ政府は、日本に対して、この日本の重要な市場をアメリカ牛肉のために再開するよう促している。
アメリカ政府は、この再開がなるように、あらゆる適切な段階を踏む予定である。」

以上が概訳ですが、なんとも、アメリカ政府の焦りが見える文面ではあります。

http://www.ustr.gov/assets/Document_Library/Reports_Publications/2005/2005_Trade_Policy_Agenda/asset_upload_file454_7319.pdf


[572] Re:[571] 米牛肉交渉、対日制裁 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/02(Wed) 07:57  

これが、511で紹介した、アメリカ上院議員が、在アメリカ合衆国日本大使館に渡した書簡の中の、経済制裁措置に関する文言ですね。
「もし、日本政府が、これらの制裁措置を早急に解除しないのなら、アメリカ議会は、報復的な行動をとるであろう。このような事態が避けられうるというのが、私の希望である。」
“If the government of Japan does not act soon to lift these sanctions, then the U.S. Congress may pursue retaliatory actions. It is my hope this situation can be avoided.”
その経済制裁措置の中身が、「タイヤ」とは、言いえて妙ですね。
昔、アメリカのステーキを食べた人が一様に言ったのは、「まるで、タイヤをかんでいるみたい。」でしたからね。
トレードオフとしては最適の品目なのかも知れません。
と ころで、上院議員が、超党派で、米議会に提出しようとしている「カナダとの牛肉貿易再開反対決議案」(a Joint Resolution of disapproval (上院提出両院共同決議案 S.J.Res. 4)発動)の行方はどうなったのでしょう。(アメリカ議会上院立法手続きについては、次のサイトhttp://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200406_640/64001.pdfをご参照)
3月7日も間近だというのに。
ボーカスさんの話では、ファストトラック扱いになるとは言うものの、今のところ10人で、まだ、21名の署名が集まっていないようですね。
今のところは、次のかた Kent Conrad, Harry Reid 、 Pete Domenici.が主導しているみたいです。
そのほかは、Thomas, Baucus, Salazar, Johnson, Dorgan 、Bingaman )などです。
http://www.greatfallstribune.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050216/BUSINESS/502160331/1046
http://www.reuters.ca/locales/c_newsArticle.jsp;:420c4db7:57b4a163263945f?type=topNews&localeKey=en_CA&storyID=7599638
http://www.aberdeennews.com/mld/aberdeennews/news/10833194.htm
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=3941  参照
で、在米日本大使館に経済制裁予告の書簡に署名した上院議員と、カナダ牛貿易再開反対に署名している上院議員とで、ダブっているのは、次の三氏です。
Pete Domenici. Max Baucus 、 Ken Salazar の三上院議員ですね。

こちらのほうがもたもたしていて、日本への制裁決議案が通るはずがないでしょうが。
まず、牛の入り口(カナダ)のほうの戸締りをしっかりして、それから、はけ口(日本)のほうをせき立てなければ、順序が逆というものです。
日本政府も、アメリカ議会でのカナダ国境再開問題の事情関係をすかしてみれば、このような対日制裁の脅し文句のはかなさが透けて見えるというのにですね。
おっと、私のサイトには、時々、USDAさんも、お見えになるんでしたっけ。

http://allard.senate.gov/press/releases/022405.pdf


[571] 米牛肉交渉、対日制裁 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/02(Wed) 06:32  

笹山さんおはようございます、産経が下記、報道してますが、マー、本当にやることジャイアンですね〜。議会メンバーにEUの評価等の情報や苦情を消費者が送るようなシステム、考えたいですね。
制裁が起こったら、日本も例えば(米国では禁止されている?農薬を塗った)オレンジの輸入をストップするとか?(^^;難しいことはよくわからないですが、自給率を上げることの大切さと、一国依存はいかん、ということの典型的な結果なのかな?と思いました。

しかし、BSEが急速に拡大するという評価を受けている国からの輸入はできない、ここを改善してくれ、と毅然たる態度でどうしていえないんでしょう? 事実は事実だと思うんだけどなぁ。。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000000-san-pol


[570] ビル炎上、災害時の汚染について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/02(Wed) 06:25  

9.11のテロでビルが炎上、崩壊したときに、環境中にどんな汚染物質が放出し、その場にいた人を直撃したかを書いた本がありました。

フォールアウト フアン・ゴンザレス著
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/20030608ii09.htm
http://homepage3.nifty.com/net-forum/honnne/honnelink/20030903.htm


[569] 「言っていいことと悪いことがある」-「日本一ダーティー」訴訟- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/01(Tue) 21:08  

「日本一ダーティー」と言われ名誉を傷つけられたとして、鈴木宗男・前衆院議員(57)が、民主党の峰崎直樹参院議員(60)に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(金谷利広裁判長)は1日、峰崎議員の上告を退ける決定をした。
100万円の賠償を命じた2審・札幌高裁判決が確定した。
峰崎議員は2000年7月、札幌市内で開かれた支援労組の集会で約290人を前に、「最も政界でダーティーと言われている鈴木宗男氏」などと発言。同様の内容を自分のホームページにも載せた。
1審判決は請求を棄却したが、2審判決は「日本一ダーティーと言われていた証拠はない」と、鈴木前議員の逆転勝訴を言い渡した。
鈴木前議員の話「主張が認められ良かった。言っていいことと悪いことがある」

との記事だが、マスコミが特定の人間をたたき始めると、便乗して、コメント・スクラムに似た集団リンチ状況が展開される。
人権重視のためには、いい先例を作った判決だったと、私は思う。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050301-00000212-yom-soci


[568] Re:[567] [565] 農業団体からも消費者団体からも、失言への抗議を受ける東京生まれの農林水産大臣 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/01(Tue) 20:50  

まあ、この食品安全担当大臣の発言は、内閣内での毒消し発言と見たほうがいいですよ。
まともにとられないほうがよろしいかも???
あまりにひどすぎる失言でしたから、毒消しが必要だったのでしよう。
石原農林水産事務次官記者会見概要http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050228jimujikan.htm
には、例の熊沢大使問題も、質問にあがっていますね。
「全頭検査は、世界の非常識」発言については、今日の大臣記者会見で弁明があったようです。
何やら、省全体が、春一番に迷走気味といったところですね。

http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050228jimujikan.htm


[567] Re:[565] 農業団体からも消費者団体からも、失言への抗議を受ける東京生まれの農林水産大臣 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/01(Tue) 20:24  

棚橋科学技術担当大臣がコメント出してました。

BSE対策検討“問題ない”
http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2005/03/01/t20050301000087.html
アメリカ産牛肉の輸入再開の条件となっている国内のBSE対策の見直しをめぐって、内閣府の食品安全委員会に対して結論を早く出すべきだという指摘があることについて、食品安全を担当する棚橋科学技術担当大臣は、今の議論の進め方に問題はないとする見解を示しました。


[566] 世界に戦慄と波紋を呼ぶ日本の鉄鋼大手の鉄鉱石7割値上げ合意 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/01(Tue) 19:17  

2月22日に、日本の鉄鋼大手が、ブラジルのリオドゼとの、2005年度の鉄鉱石価格交渉で、前年比7割増で決着したことが、世界の鉄鋼関係者の間に恐怖に近い戦慄を振りまいている。
以下のBBCの記事
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/4303915.stm
では、MEPSのPeter Fish氏が、そのへんの事情をリアルに伝えている。
Peter Fish氏によれば、今の鉄鋼価格は、この50年以来なかった高値状況にあるという。
今 回の日本の鉄鋼メーカー新日鉄が、ブラジルの鉄鉱石メーカー大手二社のBrazilian miner Companhia Vale do Rio Doce (CVRD)と、 the Anglo Australian firm Rio Tintoとの間で妥結した値上げ額は、71.5パーセントであった。
また、韓国の鉄鋼メーカーも、CVRDと、同じ71.5パーセントで妥結した。
この71.5パーセントという数字は、近代にもない値上げ率であり、昨年の平均値上げ率は、19パーセントであり、一昨年の値上げ率は、9パーセントであった。
ヨーロッパと、アメリカの鉄鋼メーカーと、鉄鉱石メーカーとの価格交渉はこれからのようであるが、Peter Fish氏の見通しでは、この日本の作った価格水準が基準になるであろうとし、せいぜい、下がっても、5パーセント以下の小幅なものとなるであろうとしている。
なぜ鉄鉱石メーカーは、これほどまでに、強気な価格交渉をしているのかについて、Peter Fish氏は、「それは、簡単な理由で、鉄鉱石メーカーは、過去二年間にわたる三分の二以上の鉄鋼価格の上昇分のパイの分け前を狙っているに過ぎない。」としている。
また、Peter Fish氏は、これほどの鉄鉱石の値上がり分を、鉄鋼メーカーが吸収しうるかとの点については、「ドミノ現象による鉄鋼ユーザーへの価格転嫁によって、容易に吸収しうる。」としている。
また、鉄鉱石メーカーは、これまで、鉄鋼価格が最高度に値上がりするのを横目に見ていて、これまで、機会を逸していたのだともいう。
鉄鋼価格の値上がりは、ひとえに、中国経済のバブル現象によるものとする。
日本の鉄鋼メーカーがブラジルの鉄鉱石メーカーと71.5パーセントもの値上げを決めるまでは、Peter Fish氏は、鉄鋼価格のピークを、せいぜい、今年の夏までと見ていたという。
しかし、今回の日本の鉄鋼メーカーの値決めで、鉄鋼価格の上昇は、今年2005年いっぱいは続くのではないかと、見方を修正したという。
なぜなら、鉄鉱石価格は、前年までの鉄鋼価格に連動する傾向があり、翌年の鉄鋼価格見通しに連動することはないからだという。
Peter Fish氏のいうに、「このことが何を意味するかといえば、鉄鉱石メーカーは、常に追いつけ競争をしているのであり、いかなる不景気のときでも、利益の一定のシェアは確保できることを意味する。」といっている。
アナリストの見るに、鉄鉱石価格の値上がりは、鉄鋼最終価格に10パーセントの上乗せをもたらすが、この値上がり分は、ユーザーに価格上昇分受け入れの余裕があるとないとにかかわらず、ドミノ的に転嫁されると見ている。
ただ、これが、直ちに自動車の価格上昇につながるかといえば、そうではなく、翌年度の価格は、すでに決まっているという。
では、この鉄鋼価格上昇がどこまで続くかということなのだが、結局は、中国の加熱経済成長が一段落するまでは、続くものと見なければならないという。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/4303915.stm


[565] 農業団体からも消費者団体からも、失言への抗議を受ける東京生まれの農林水産大臣 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/01(Tue) 17:17  

528で、ビデオ付で紹介した島村農林水産大臣の「全頭検査は、世界の非常識」発言だが、案の定、ここに来て、消費者団体ばかりでなく、農業団体も、この島村発言に対して、猛反発を強めている。
従来には無い、図らずもの共闘体制だが、これも、農業団体が、時代の流れを敏感に嗅ぎ取ってのものであろう。
孤立無援の東京生まれの農林水産大臣は、どこに、自らの発言への支援をもとめるのであろうか?

参考

1.島村宜伸農相が「BSE(牛海綿状脳症)の全頭検査は世界の非常識」と発言したことについて、JA北海道中央会の宮田勇会長は28日の定例記者会見で、「国産の牛肉は全頭検査によって消費者の信頼を回復した。大臣の発言こそ非常識だ」と強く反発した。

2. 衆院予算委員会で島村宜伸農水相がBSE(牛海綿状脳症、狂牛病)対策をめぐり「全頭検査は世界の非常識」と発言した問題について、全国消費者団体連絡会 は28日、島村農水相に対し「BSE国内対策を議論する食品安全委員会への圧力であり独立性を否定するもの」などとする抗議文を提出、発言の撤回と謝罪を 求めた。


[564] BSEリスコミで出た意見より・・・問題点その1 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/01(Tue) 15:57  

2月24日にプリオン専門調査会で委員に配布(傍聴者は希望者のみ配布)された、リスコミの意見や情報で問題と思われる点をいくつか、ブログにピックアップしてみました。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[563] Re:[562] この問題をどういう視点からとらえるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/01(Tue) 12:40  

ということなんですけど、「この製品がだめ、あの製品がだめ」というとらえ方というよりは、規制以前の在庫の着色料が、ループホールで流出したという点を捉えたほうがいいんじゃないかと、私は、思っています。
これは、BSE飼料問題でも、同じことが言えるのかと思います。

参考
輸入食品監視業務ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html

指定外添加物・指定外着色料の代表的な違反事例
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1t.html

スーダンT、U、V、Wの正式名称
それぞれの色見本は、このサイト
http://www.saujanya.com/solventdyes.htm
http://www.enplanet.com/Company/00000129/Ja/Data/p003.html
参照
Kode Parameter CAS-Kode S
3512055 Sudan I CI 12055 Solvent yellow 14
3512140 Sudan II CI 12140 Solvent orange 7
3526100 Sudan III CI 26100 Solvent red 23
3526105 Sudan IV CI 26105 Solvent red 24



[562] 唐辛子といえば・・・韓国でも昨年工業用着色料が唐辛子に 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/03/01(Tue) 11:57  

>発ガン物質の入った工業用の着色料できれいに着色した唐辛子の粉を、ソウルと京 畿道(キョンギド)一帯に10万2400kgも販売した一味6人が警察に摘発された。これは大人2万人が1年間食べられる量だった。この唐辛子の粉を長期 間食べたなら、嘔吐や顔面麻痺をもたらす可能性があると国立科学捜査研究所は明らかにした。

笹山さん、韓国でもそういえば上記ニュースがあり、日本に該当製品が輸入されていないか国に問い合わせたことがあります。調査する、という回答をもらいましたけど、その後は知りません。

http://japanese.donga.com/srv/service.php3?bicode=040000&biid=2004061108058


[561] スーダン1(SudanT)という名の有害食品着色料についてのQ&A 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/03/01(Tue) 11:30  

イギリス食品衛生上の歴史の中で、最大のリコール騒動となった有害着色料「スーダン T」問題だが、http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/4305547.stm
などによると、サプライヤーの全容を、FSAは、まだ、つかみきれていないようだ。
以下は、「スーダン T」に関してのQ&Aですので、ご参考まで。
なお、最近の「スーダン T」関連ニュースについては、次のサイト
http://news.scotsman.com/latest.cfm?id=4190236
http://today.reuters.co.uk/news/newsArticle.aspx?type=businessNews&storyID=2005-02-28T145534Z_01_CAS853658_RTRUKOC_0_FOOD-PREMIER-FOODS.xml
http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=20418
もご参照。


問 スーダンTとはなんですか?
答 これは、通常は、溶媒やオイルやワックスやガソリンや靴磨きやフロアの艶出し剤の色付けに使われるものです。
2003年7月から、EUに入ってくるチリ唐辛子(乾燥させたもの、つぶしたもの、丸のままのものを問わず)には、「スーダンTの混入が無いことを検査確認済み」の証明書の添付が必要になりました。
問 どのようにして、食品に混入してしまったのですか?
答 この着色剤は、Premier Foods社が作るウースターソースのチリパウダーの中に含まれていました。
これらのソースは、それから、スープやソースやインスタント食品などのいろいろな食品に加えられてしまいました。
Premier Foods社は、このチリパウダーを、エセックスにあるスパイスとハーブの専門会社であるUnbar Rothon社から納入されたものです。
また、Unbar Rothon社は、これを、同じエセックスにあるEast Anglian Food Ingredients(EAFI)社から、仕入れたものです。
考えられるのは、EAFI社が、このチリパウダーをインドから、2003年のEU規制前に輸入していたものと思われます。
問 どうして、食品検査をしないのですか?
答 FSAは、ランダム検査はしましたが、「食品にスーダンTが混入しないことを確認するのは、サプライヤーしだいである」と、FDAはいっています。
Premier Foods社は、「チリパウダーは、使っても安全である」と、かねてから、いっていました。
問 発がん性の危険性はあるのですか?
答 FSAは、このチリパウダーを使うことによる発がんの危険性は、「非常に少ない」といっています。
当局は、この物質の曝露は、人間に癌を進行させるものではなく、これらの含まれた製品を食しても、パニックになる必要は無いといっています。
ラットでのテストでは、この物質は、膀胱がんや肝臓がんを惹き起こす可能性があるとしています。
問 今後、どのような対策がとられるのですか?
答 数百の食料品がスーパーマーケットや小売店の棚から取り除かれました。
消費者は、リストに載っている食品は食べないように、また、すでに買った人は、買った場所を知らせれば、取り替えると、言われています。
レストランや持ち帰りショップでは、使った製品をチェックするようにアドバイスされています。
FSAでは、企業や地方官庁と協力して、残っている該当食品の除去を進めています。
問 最初に汚染食品が見つかったのは、いつなのですか?
答 二週間前にイタリアで最初に警告が出されましたが、イギリスのFSAでは、2月12日から13日になるまで、この問題の規模の深刻さについて、十分には、気がついていませんでした。
ことの詳細を公表する前に、どの食品が汚染されているかを識別するのに時間がかかったためだと言われています。
以上

http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/4285285.stm


[560] アムネスティの創設者であるピーター・べネンソンさん、ご逝去 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/28(Mon) 21:14  

アムネスティの創設者であるピーター・べネンソンさんが2月25日夜に、ロンドンのジョン・ラドクリフ病院で、ご逝去された。83歳であった。
ピーター・べネンソンさんは、1961年に、6人の政治犯を釈放することを目的として、アムネスティ・インターナショナルを創設した。
その後、世界的に人権擁護の動きが高まり、ピーター・べネンソンさんの創設したアムネスティ・インターナショナルは、世界の中心となっていった。
ピーター・べネンソンさんは、世界の刑務所に光を差し込み、拷問の恐怖をなくし、死の収容所の悲劇をなくしてきた。
ピーター・べネンソンさんの言葉から、
「ろうそくは、われわれのために燃えているのではない。刑務所から救われることのない、刑務所に向かわされ、拷問にかけられ、誘拐され、生死不明になった人々のために、ろうそくは、燃えているのだ。ろうそくは、そのためにあるのだ。」
"The candle burns not for us, but for all those whom we failed to rescue from prison, who were shot on the way to prison, who were tortured, who were kidnapped, who ‘disappeared’. That is what the candle is for."
ちなみに、アムネスティ・インターナショナル創立25周年記念セレモニーで、アムネスティ・インターナショナルのロゴマークは、この図
http://www.ku.edu/~amnesty/logo.jpg
のような「鉄条網の中で燃えるろうそく」に決定した。

http://news.amnesty.org/index/ENGORG100012005


[559] だんだん見えてきた、スーダンT食品着色使用禁止令の欠陥 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/28(Mon) 17:37  

センセーショナルに報じられているイギリスやEUでの着色料スーダンTの食品添加の問題だが、下記資料に見るとおり、2003年5月9日に、フランスが、インドから輸入したホット・チリにスーダンTが混入していたとの情報をEUに送ってきた。
このときは、EU内の製品については、そのような事実は発見できなかった。
スーダンTについては、発がん性を持つであろうとの実験データは有していた。
したがって、その時点では、耐用一日あたり摂取量を確定することはできなかった。
また、スーダンTは、皮膚経由や吸入経由で、感作効果を発揮するという特質を持っている。
このことによって、カテゴリー3の発がん性を持つと判断された。
フランスは、2003年6月5日に、スーダンT問題の深刻性を考慮して、国内保護対策を作成し、これをEUに報告した。
これを受けて、EUは、2003年6月20日に、2003/460/EC指令を発令した。
しかし、この時点では、この指令に二つの欠陥があった。
ひ とつは、対象製品が、ホット・チリと、ホット・チリ製品のみにとどまり、今回問題となった、チリ唐辛子、カレーを含む加工食品までは、含まれなかったとい うこと、第二は、スーダンTの規制のみにとどまり、同様の発がん性を持つとされるスーダンU、スーダンV、スーダンWの規制にまでにはいたらなかったとい うものだ。

http://www.edubourse.com/finance/actualites.php?idActus=19424参照

http://www.ipfsaph.org/servlet/CDSServlet?status=ND1jdGh0dHB3d3dmYW9vcmdhb3NpcGZzYXBoaW5mb3JtYXRpb25zb3VyY2VldS5FVVJMRVgzMjAwM0QwNDYwJjY9ZW4mMzM9Zm9ybWFsX3RleHQmMzc9aW5mbw~~


[558] Re:[557] [528] 失言は答弁者にのみありますので。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/28(Mon) 15:51  

ポイント・ゲットの後は、質問者については、ご自由にお話をさせておけばよろしいのです。



[557] Re:[528] 島村農林水産大臣の失言の場面は、ここ。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/28(Mon) 14:26  

> 赤羽 一嘉衆議院議員に対する島村農林水産大臣の答弁であるが。
http://www.shugiintv.go.jp/rm.ram?deli_id=25795&media_type=rn&time=01:08:27.9
拝 見しましたが赤羽氏も、なんと国会で中間とりまとめの数値と唐木英明氏の数値(200兆分の1)を一人歩きさせてますね。21ヶ月と23ヶ月のBSE感染 牛の量もまたもや「ごく微量だ」と強調されてますが、だったら微量に蓄積した感染牛召し上がったら。。といいたいところですが。食品安全委員会の議事録も ご覧になっていると発言されてますが、それなら、アンケート結果などのリスク管理の心配な点もご覧いただきたいですね。

その後の答弁も牛丼屋のセールスマンのように見えましたが(^^;国際社会の常識を言うならEUの評価や、世界が米国の牛を輸入禁止していることを国会で論じていただきたいですね〜

赤羽氏は、6分台で、中間とりまとめについても、「21ヶ月以上の牛についてはBSEのプリオンの存在があることがわかった」と言われてしまってるし。

プリオンは、何ヶ月であろうと感染したときからずっと存在しているわけで、体内の動向もどうかもわかっていないので問題なのですが。まぁ、生まれたときに感染させた感染牛を13ヶ月で食べる会、とか、今回政治家はやらないだろ〜な〜

と ころで、12分台で、米国BSE発生後に在庫が回収されなかったことについて、「食品衛生法においては(SRMが除去されていれば)云々」という外口さん の回答に赤羽氏曰く「これがまともなサイエンティフィカリーな発言だと思って、この判断は正しかったと思っております」はないですよね。。

米国の危険部位入り食材は800トン以上が消費されちゃったというニュースもあるような状況なんですが。。
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/bse/news/0605-425.html

23分台では、A40の肉質判断も食安委で審議させずに農水省とアメリカに話させろ、と言ってますね〜。学者によっては色で判別なんかできるか、という人もいるのに、うわ〜。びっくり。
国民としてはTVチャンピオンなどで肉質判別選手権を試みて欲しいところですね〜。もちろん米国の処理場のスピードで。。


[556] Re:[555] [542] スーダン1(Sudan 1)という名の有害食品着色料 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/28(Mon) 12:50  

このスーダン着色料問題は、静かなパニックになりつつありますね。
これhttp://blog3.fc2.com/tempest/blog-entry-142.htmlは、ウェールズ在住の日本人のかたの日記。
「Crosse & Blackwell 社製のカレー粉を使っていましたが大丈夫でしょうか。」なんて声もあがっています。
イギリスのFSAがリコール宣言をするのが、あまりに遅かったという声も、上がってきています。
それゆえに、「第二のBSE」問題なんでしょう。
日本での対応は、例によってこれからなんでしょう。
スーダンには、スーダン・ファミリーとして、ローマ数字のT、U、V、Wなどがあるようですね。
もっ とも、スーダン・ファミリーなどのキーワードで検索してしまいますと、スーダンの国の王族の名前(もっとも、現代では、スーダン共和国になっています が。)がでてきてしまいますので、必ず「Sudan dyes」というように、「dyes」を入れてくださいね。(そういえば、「ダイ」が「アイ」に聞こ えてしまいますね。)
詳しくは、こちら
http://europa.eu.int/comm/food/food/chemicalsafety/fraudulent/sudan_background_en.htmをご参照。

http://europa.eu.int/comm/food/food/chemicalsafety/fraudulent/sudan_background_en.htm


[555] Re:[542] スーダン1(Sudan 1)という名の有害食品着色料 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/28(Mon) 12:34  

スーダン・アイ(1?)だと思っていたのですが、メーカー名を見ると、ハインツとか日本でおなじみのメーカーも入ってますね。英国から日本にも調味料が輸入されてますし、調査はされているんでしょうかね?

http://www.google.com/search?q=cache:5L_fSLiPpYUJ:www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0309.html+%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%B3%E3%80%80%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%80%80%E7%9D%80%E8%89%B2%E6%96%99&hl=ja

15年9月にはイタリア産のアラビアータソースが回収されているようです。


[554] Re:[552] 農水省の中川坦消費・安全局長さんのご発言は、正しい。が...。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/28(Mon) 12:20  

この発言は、牛の飼料の経口摂取によるBSE発生(cattle oral ID50(CoID))と人の牛肉の経口摂取によるvCJD発生(human oral ID50(HoID50))とは、別物であるという理論的な意味では、正確ですね。
なんら、それ自体、間違っていません。
ただ、「何ゆえに、飼料管理をしているか」との大儀名分であり、まさに合言葉の「農場から食卓へ」を標榜する場合には、適切ではない言葉となりえますね。
こ の中川坦さんのお言葉(とのことのようですが、ご質問された方が、ご紹介の記事の方であったとするならば、答弁されたのは、中川さんではなく、「(部下か らの)報告を了とした」という言葉で内容を紹された大臣だったように思うのですが。)ですと、「農場から食卓までの間には、種の壁がある。」という見解と なってしまいますからね。
まあ、この掲示板では、かなり科学的に正確な議論をしているつもりですから、時節柄での野党のあおり的質問のご見解とは、ちょっとずれる場合もありますので、その点、ご容赦を。
(この答弁をしたのは、中川さんでなく、大臣なんじゃなかったのではないでしょうかね。いずれにしても、この答弁は、理論的には、正しい。)


[553] Re:[550] BHI(Brain Heart Infusion)のBSEの危険性についての質問がありますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/28(Mon) 12:13  

ご紹介の http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/r-dai12/risk12-sankousiryou2_2.pdf
のナンバー9に、細菌培養で使われる BHI(Brain Heart Infusion)のBSEの危険性についての質問がありますね。
これについては、http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume7/chaptec5.htm
にありますが、Coopers-Pitman Moore 社が独占ライセンスを持っているようですが、イギリス由来のものは使っていないようですね。
また、Coopers-Pitman Moore 社に対して、代替物の開発を薦めていたようですが、その後は、どうなったのでしょう。。
また、Bovulinという製品も、牛の脳を使ったものでしたが、今は、生産中止になっているようですね。
この質問に対しては、○印がついていないのですが、ちゃんと、こたえたのでしょうかね?


http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume7/chaptec5.htm


[552] 農水省の中川坦消費・安全局長のトンデモ発言? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/28(Mon) 11:56  

「飼料規制は牛から牛へのBSEの伝播を防止する上で重要だが、牛肉の安全性を確保する措置ではない」???????
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05022501.htm
これが事実だとしたら、飼料管理の怪しい米国の牛を月齢だけで区切って(SRMはおいといて)輸入再開させるための布石としか聞き取れませんが。。。

議事録が出るのが待ち遠しいですね(案外遅いんですね)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kaigiroku.htm
日本は大丈夫でしょうか(^^; 「消費・安全局長」さんの談話だそうですが。。

こえださん、農水省や食安委には食の安全に向けて頑張ってくださっている方がいるからこそ、こうして輸入再開も遅れているようですが?でも、珍妙な方もいるようですね。農相も珍妙な発言をしているし。。。珍妙な方は早く引退いただきたく思います。(^^;


[551] 熊沢英昭・元事務次官を、同省出身者で初めての大使に???はぁ? 投稿者:こえだ 投稿日:2005/02/28(Mon) 11:51  

まりちゃんさん 

これも、ひどいニュースでしたね。
読めば読むほど腹の立つ国民を馬鹿にしたニュースだ、と一読後は思いましたが、朝日新聞のこの書き方があまりに煽動的先すぎる気がします。

朝日新聞は、官僚総悪人論、性悪説を過剰に書きたてているようにも見えます。
深読みしすぎでしょうか

笹山さん宜しかったらご意見をお聞かせ下い


[550] プリオン専門調査会の資料がUPされました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/28(Mon) 11:37  

笹山さん、こんにちは。24日の資料、全国50ヶ所で行われたアンケートの(抜けもある)まとめがウエブにUPされました。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai20/index.html

情報の宝庫なので気になったものをBSEのブログに本日まとめることを考えておりますが1点だけ。。
http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/r-dai12/risk12-sankousiryou2_2.pdf
大津でのリスコミですが、

4  飼料規制について、実際の現場への周知徹底はなされているのでしょうか?10月に枚方市の飼料業者さんへの電話で聞き取り調査したところ「危険部位は 入っていないけれど牛の足は入っていますよ」との返答がありました。厚生省、農水省の規制強化の部分の説明を再度お願いします。
===============
なんでしょうこれは(^^;大津の議事録はまだUPされてませんが、たいへんな話ですね。その後確認はされたのでしょうかね? 流通での背根神経節の扱いの話といい。。。


[549] 異常プリオン破壊に効果的な洗剤のニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/28(Mon) 11:33  

Breakthrough in cutting CJD risk
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/4296467.stm
外科手術用具でも1時間つけておけばいいようです。


[548] Re:[545] 熊沢英昭・元事務次官を、同省出身者で初めての大使に???はぁ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/28(Mon) 10:35  

熊沢さんの場合、決定的なのは、
ずっと以前、このサイトhttp://www.sasayama.or.jp/opinion/S_28.htm
に も、書きましたように、 2001年4月2日、EUのSSCが、第三国のBSEのGBRのアセスをした時に、日本がレベル3となったことにたいし、ファイナルレポートの作成を延期 するよう、SSCに要請し、5月11日、SSCは、日本についての発表をとりやめ、その後、外国紙の記者Richard Lloyd Parry氏が6月11日に、「Japan Puts Pressure On Brussels To Keep BSE Warning Under Wraps」http://www.rense.com/general11/bse.htmと題する内情曝露の記事を出したことに対して、6月18日の記者会見で、熊沢事務次官が、相変わらず、安全性を強調していたことによって、その後3ヶ月で起こった日本の初のBSE対策で、大きく遅れをとったことに責任があるのでしょうね。

参考−当時の記者会見の模様−日本経済新聞の記事-

(6/18)「日本でも狂牛病の恐れ、欧州委が通知、農水省「安全性高い」」(日経)

農水省の熊沢事務次官は18日の記者会見で、欧州委員会が日本で狂牛病が発生する可能性があると通知してきたことを明らかにした。
過去に英国から感染牛の骨粉を飼料用として輸入した恐れがあるとの指摘だが、同次官は「日本の安全性は高い」と述べ、欧州委の見方に反論した。
欧州委は日本で狂牛病が発生する可能性を評価したところ、5段階のうち3番目に相当する「客観的にありうる」という結果になったと指摘している。
熊沢次官はこれについて「評価方法が疑問だ」と指摘。今後、欧州側と協議する考えを示した。
家畜の伝染病である狂牛病は人間に感染する恐れもある。
熊沢次官は「これまで日本では発生していない」と述べた。

http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_28.htm


[547] 「平成17年度食品安全委員会運営計画(案)」に対する意見の募集(3月23日まで) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/28(Mon) 09:31  

こんなのがありました。

http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_h17keikaku170224.html


[546] Re:[543] ブログ主を見下すコメンテーター 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/28(Mon) 05:55  

小倉さん。Hさん。
私が、「多様な公共圏の拡大が21世紀日本を変える」http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_13.htm
を書いた時点での公共圏は、「公共圏性善説」にもとづく観点からのものでした。
したがって、コメントなどによるフィードバックも、良質の公共圏形成による良質の昇華物の生成に寄与すると見ていました。
今回の小倉さんのいわれるコメントスクラムは、いわば「バルクのコメント・スクラム」とも言うべきもので、むしろ、そのバルクをリファインして、「対峙する公共圏」生成に寄与できるかどうかが問われるものであると思います。
この「対峙する公共圏」生成を良誘導するも悪誘導するも、フィードバックのコントロールで、かなりのことができるものと思います。
最悪の場合、もし、その良誘導に失敗が予想されるのであれば、そのフィードバック回路を遮断すれば、いいわけですから。
あるいは、出入り不自由のクラブ化、サロン化を図ればいいのですから。
しかし、それで、新しい意味での公共圏あるいは「対峙する公共圏」が生成できるかどうかは、疑問に思います。
終戦の詔勅ではないが、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」の過程を経て、一定の対価物を得るような気がします。

http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_13.htm


[545] 熊沢英昭・元事務次官を、同省出身者で初めての大使に???はぁ? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/28(Mon) 00:15  

そういう構想があるという朝日新聞のニュースを読み仰天しましたが。。。
http://www.asahi.com/special/bse/TKY200502270066.html
私が牛生産農家だったら集団提訴を考えるかも。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E7%86%8A%E6%B2%A2%E8%8B%B1%E6%98%AD+BSE&lr=
http://www.asyura2.com/0403/gm10/msg/361.html
「WHO勧告を農水省が無視した当時に畜産局長であった熊沢英昭事務次官」

今回の米国BSEに関するEUの報告書も無視させる気だったりして??


[544] Re:[543] ブログ主を見下すコメンテーター 投稿者:H 投稿日:2005/02/28(Mon) 00:07  

> コメントスクラムとして押し寄せるネガティブ・コメンテーターには、メディア・スクラムとして押し寄せるマスメディアの人間と同じように、なんだかとても偉ぶっている人が多いところなども面白いです。

 それは単にそのブログ主が、実際に多くの人に見下されてるってだけでは。。。(汗)

ちなみに小倉氏引用のコメント主は
> Posted by それにしても at 2005年02月27日 17:25
の人。で、こんな風に突っ込まれてます。
> Posted by それにしても at 2005年02月27日 17:25
>   ↑
> 貴方の発言、そっくりそのままお返しします。
> Posted by ガッツくん at 2005年02月27日 23:33


[543] ブログ主を見下すコメンテーター 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/02/27(Sun) 23:14  


コメントスクラムとして押し寄せるネガティブ・コメンテーターには、メディア・スクラムとして押し寄せるマスメディアの人間と同じように、なんだかとても偉ぶっている人が多いところなども面白いです。

http://blog.livedoor.jp/firstlove2/archives/14332644.html#comments

なんかでもその傾向は見て取れますね。

このブログのコメント欄の最後の方の「それにしても」氏の下記コメントが彼らに対する本質的な批判ではないかという気がします。

>匿名の批判ってらくちんだよねー。
>批判するなら身分さらせば?
>そもそもおかね払ってブログ読んでるわけじゃなし、そんなところで
>なにをだまされたといって、駄々をこねているんですかね?お母さん
>置いて帰りますよ!まったく。こんな閉じた場所で批判に夢中になっ
>てる背中を想像するとかなり痛いものがあるね・・・。




[542] スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/27(Sun) 21:52  

BSEを上回る食品への恐怖として、今、イギリスで話題なのが、「スーダン 1」(Sudan T)という名の有害着色料である。
この「スーダン1」という着色剤は、赤色の着色剤で、通常は、溶媒やオイルやワックスやガソリンや、床や靴の艶出しなどに使われるものである。
19世紀にドイツの化学者によって発明されたもののようだ。
正確には、「CL Solvent14」という溶媒のようだ。
カテゴリー3レベルの発がん性があるものとされ、スーダンT.スーダンU.−ダンV.スーダンWとも、食品添加物としては、適当ではないとされている。
三週間前に、イタリアで、イギリスの Crosse and Blackwell製のウスターソースの発がん性について検査したところ、スーダン1が検出されたと言う。
今回、イギリスのFSAが有害な「スーダン 1」着色剤の混入があると認めたのは、このウスターソースのほかチリパウダーなど470製品に及んだ。
対象製品リストは、このサイト
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2005/feb/sudanlist#h_4
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2005/feb/sudan2402
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2005/feb/update#update3
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2005/feb/update#update2
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2005/feb/update#listup
http://www.food.gov.uk/safereating/sudani/sudanlist#list
参照。
なお、これらの製品について、FSAは、リコールを勧告した。

あまりにも多くの対象品目なので、とりあえず、製品メーカーならびにサプライヤー一覧を以下に記しておく。
◎Alembic ◎Aldi ◎Asda ◎Birds Eye ◎Brakes ◎Branston ◎Booker ◎Bramwell ◎Canterbury Foods ◎Colman’s ◎Crosse & Blackwell ◎Co-op ◎Cooks Bakery ◎CWS ◎Dawn Fresh Foods Ltd. ◎GW Padley Ltd ◎Happy Shopper ◎Heinz ◎Iceland ◎J Sainsbury ◎Jugg Foods ◎Kwik Save ◎KK Finefoods  ◎Loxtons ◎Marks & Spencer ◎Makro ◎McDonalds ◎McDonalds Restaurants ◎Morrisons ◎MPP Holdings ◎McCormick ◎Netto  ◎Northern Foods ◎Oak Farm Foods ◎Paramount 21 ◎Padley ◎Premier Foods ◎Pret a Manger ◎Princes ◎Sainsburys ◎Somerfield ◎Spar ◎Safeway ◎Schwans ◎Schweppes/Coca Cola Enterprises ◎Suffolk Foods ◎Sandwich Factory ◎Sainsburys ◎Tesco  ◎Tryton Foods ◎Thresher ◎Universe Foods ◎Unilever ◎Waitrose ◎Walkers Snack Foods ◎Woodward Foodservice

http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2005/02/27/nfood27.xml&sSheet=/news/2005/02/27/ixhome.html


[541] 私も同じく、了解しています 投稿者:JSF 投稿日:2005/02/27(Sun) 20:08  

先生に迷惑をお掛けする積りはありません。過去ログを回収し終えたら撤収します。


[540] 管理人さんへ、了解しております 投稿者:あかひげ 投稿日:2005/02/27(Sun) 20:01  

了解しております、お目汚しいたしました。
こちらにご迷惑をおかけするつもりは一切ありません、ご容赦を。



[539] 他のブログなどでのご議論は、その当該ブログで、お願いしますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/27(Sun) 19:56  

あかひげさん。 JSFさん。
相次いで、おいでいただき、ありがとうございます。
ご承知のこととは存じますが、他のブログなり掲示板での議論やご質問は、当該掲示板やブログで、お願いしますね。
それ以外の問題提起でありますれば、ご自由にどうぞ。



[538] これは・・・一体どう言う事ですか? 投稿者:JSF 投稿日:2005/02/27(Sun) 18:05  

小倉弁護士・・・この掲示板での貴方の主張と、貴方のブログでの主張に、大きな食い違いがあるのはどう言う事ですか・・・


とりあえず過去ログを回収中です。ここは宝の山ですね。


[537] 無題 投稿者:あかひげ 投稿日:2005/02/27(Sun) 17:23  

前後しますが、はじめまして

目障りであれば消していただいて結構ですので>管理人さん


[536] 小倉先生? 投稿者:あかひげ 投稿日:2005/02/27(Sun) 16:53  

>昨今のコメントスクラムにより自分たちの気に入らない発言を載せるblogを押しつぶしていこうという動きに
>対しては、IT方の専門家としては声を上げていかないといけないのではないかということで、Hotwiredには
>申し訳ないのですが、一連の発言をしています。

ご本人であると信じましょう、ところで先生、隔離掲示板なるものをご自分でつくられたわけですが、あちらには登場する気はあるのでしょうか?


[535] Re:[533] 従来のメディアの「徒党を組む」という悪しき面を継承という意味ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/27(Sun) 15:19  

小倉さん。
大阪大学の小野善康さんが、かつて、現代の売れっ子のオピニオンリーダーなるものは、実は、「みんなでわたれば怖く ない」体制迎合型の「オピニオン・フォローワー」に過ぎないとの指摘をされたことがありますが、そのような傾向が、ネットの世界をも毒しつつあるというご 指摘ですね。
たしかに、ネットの世界に、健全な形での拮抗力が育たないことは、残念なことです。
しかし、いずれは、健全な拮抗力が育って、「良貨が悪貨を駆逐」しうる事態になるものと、私は、楽観視しています。

http://www.sasayama.or.jp/diary/2001apr06.htm


[534] Re:[532] 一日遅れの共同通信の記事でした。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/27(Sun) 15:18  

こえださん。
地方に行っていまして、レス遅れました。
そうですね。
この記事を紹介したのが、2月24日の朝8時でしたが、日本の共同通信で紹介されたのが、下記サイトのように、翌日の25日の朝9時でした。
何か、いやいやながら流したような感じもしましたが。
それに対する島村農林水産大臣の、その対外圧力を是認するかのごとき失言です。
全く、この国どうなってんの?って感じですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050225-00000037-kyodo-bus_all


[533] 無題 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/02/27(Sun) 10:01  

「パブリック・ジャーナリズム」という言い方と関連させて話を続けると、コメントスクラム参加者というのは、従来のマスメディアの悪しき部分を引き摺っている(というか、悪い部分がどんどん機能強化している)ように思います。




[532] 無題 投稿者:こえだ 投稿日:2005/02/26(Sat) 22:23  

511のニュースに関して
久しぶりにえらく頭に来たニュースでした。
一部議員の声明とはいえ日本の議員たちはこれに対して反応無しなんでしょうか・・・

輸入再開の運びとなっても米牛肉なんて絶対買いたくないですね


[531] 北海道本別町で国内15頭目のBSE発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/26(Sat) 06:19  

北海道本別町の牧場で死んだ雌の乳牛が25日、動物衛生研究所(茨城県つくば市)のBSE(牛海綿状脳症)検査で陽性と診断された。国内15頭目の感染牛で、死んだ牛では3例目。
 感染牛は96年8月生まれ。牧場内で死に、「死亡牛検査」に回されていた。農水省は26日、プリオン病小委員会に結果を報告し、確定診断する。
出生コホートには、第一グループの1995年から1996年グループ、第二グループは、2001年から2002年生まれのグループ、第三グループの1999年7月生まれの、第四グループの、2000年10月生まれとがあるが、今回のは、、第一グループのようだ。
代用乳疑惑グループとでも言うんだろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050226-00000007-mai-soci


[530] Re:[529] 重要なBSE検査怠る」と米農務省を批判=米消費者団体 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/26(Sat) 06:05  

下記サイトがConsumers Unionの主張の原文です。
この昨年のBSE疑惑牛発生の場合、IHC検査では、陰性だったが、ウエスタンブロット検査を行わなかったとする抗議ですね。
ジョハンズ農務長官にあてた書簡は、ここhttp://www.consumersunion.org/campaigns/Dear%20Secretary%20Johanns.pdfを、ご参照。

http://www.consumersunion.org/pub/campaignnotinmyfood/001897.html


[529] 重要なBSE検査怠る」と米農務省を批判=米消費者団体 投稿者:投稿日:2005/02/26(Sat) 01:00  

重要なBSE検査怠る」と米農務省を批判=米消費者団体

 2004年11月に米国で見つかった牛海綿状脳症(BSE、 狂牛病)に感染の疑いのある牛をめぐって、米国の消費者団体、米消費者同盟(CU)は2月24日、米農務省(USDA)が国際的に認められている重要な BSE確定検査「ウエスタンブロット」を怠ったと非難し、USDAに対し再検査の実施を要請した。感染の疑いが持ち上がった後、USDAは別の検査方法に 基づき、陰性と発表していた。

 日本や欧州の検査当局は、高感度で異常プリオンを検出する「ウエスタンブロット」を用いて、一次検査で陽 性の疑われた牛のBSE感染を最終的に確認しているが、USDAはそれを怠った。日本が米国産牛肉の輸入を停止するきっかけとなった米国初のBSE感染牛 発生時、USDAは「ウエスタンブロット」を用いていた。

(2005年2月25日発信)




[528] 島村農林水産大臣の失言の場面は、ここ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/25(Fri) 22:14  

下記のサイトのビデオテープをご参照。
赤羽 一嘉衆議院議員に対する島村農林水産大臣の答弁であるが。
このビデオテープの18分39秒くらいから、意味不明の脱線と迷走が始まる。
18 分39秒では「いつまで、(BSEに)臆病なのかという声がある。」との紹介をした上で、19分6秒では、ヨーロッパに行って、牛肉を食ってきた話、19 分38秒では、こうして、30ヶ月以上の牛をヨーロッパで食ってきたあとに、日本に帰ってみれば、21月以上の論議をしている情けなさをのべ、20分13 秒からは、食品安全委員会に対する恫喝とも思える言葉が続き、20分48秒には、アメリカの経済制裁の気持ちもわかるとの意味ともとれる言葉が続き、21 分43秒には、ベーカー退任大使の気持ちを配慮との言葉があり、22分09秒には、吉野家現象の評価をしたうえで、22分25秒には、マスコミ報道への苦 情が続いた後、、22分38秒の時点で、「日本人はおびえているが」「前頭検査は、世界の非常識」という、決定的な失言がとびだす。
この方は、いったい、日本の農林水産大臣なんだろうか?

http://www.shugiintv.go.jp/rm.ram?deli_id=25795&media_type=rn&time=01:08:27.9


[527] 寺田秋田県知事は、ことの真相を明確にして後、選挙に臨むべし。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/25(Fri) 21:20  

なんとも、不透明な、例によつての、秋田空港ターミナルビルの交際費問題なのだが、2月の県議会が終われば、このまま、不透明なままで、ずるずると、今年4月の知事選挙にもつれ込み、現職の強みで三選を果たすと言う筋書きには、なんともはや、という感じがしてならない。
私も、最初の選挙では、寺田さんを応援したのだが、今回の一件では、なんとも、すっきりしない後味のみ残る。
何よりも、寺田さん、初心忘れるべからず、だ。
それは、佐々木前知事時代の食糧費問題を争点にして、初当選した、あなたの、県民に対する、義務であり、責務であり、宿命であると、私は思う。


[526] 車椅子でゴミ拾い 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/25(Fri) 20:45  

これは、決して、美談として取り上げては、逆に、いけないことなのだが、東京の多磨霊園の近くの西武多摩川線 多摩駅周辺で、車椅子に乗りながら、ゴミ拾いをしている方を見かけた。
その事実のみを、心に刻むべきものなのだろう。



[525] Re:522と523と524ネットの『プライベート・マス・メディア』化 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/25(Fri) 20:01  

小倉さん。桜の花さん。
コメントありがとうございました。
このスーフリの件は、ネットがイェロー・ジャーナリズム的な吊るし上げをやっているということに対して異論を唱えたことに対する反応ということですね。
ブログ主は、問題のレベルを、少し上げて問題提起されたほうが、よかったのかもしれませんね。
桜の花さんの言われるネットの『プライベート・マス・メディア』化についてですが、http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=222
で、「パブリック・ジャーナリズム」という言葉で、同様な問題意識を書いています。
決 して「パブリック・ジャーナリズム」が、「イエロージャーナリズム」になってはいけないわけで、Abbott Joseph Liebling が言った「新聞の自由は、ただ、その新聞を持っているものによってのみ、保障される。」という言葉は、その保障の裏には、プライベートであっても、ホロ ニックな公器としての社会的責任が伴うということなのだと思います。



[524] 522と523関連『コメントスクラム』は優れた新造語と思います 投稿者:桜の花 投稿日:2005/02/25(Fri) 11:02  

『コメントスクラム』と言う言葉はネットに馴染んでいる私と妻に 言葉の概念としてすぐにイメージできました。多分私達だけではないと思っていますが、これから発達するネット社会に於いて、状況を簡単に表現する新造語は数多く必要になると持っています。

笹山さん、小倉さん、plummetさんの皆さんのお考えに触れながら私が考えていたネット社会で起こりえる諸問題の捉え方の中で、『炎上レベル』も含めてイメージできることだからなのです。
何故ならばあたりまえの事ですが、ネットは個人個人が自分の意思を不特定多数の人に伝えるマス・メディア機能を持つていると認識しているからです。

故に、ネットを『プライベート・マス・メディア』と言わせてください。ラジオ・テレビ・新聞等を『オフィシャル・マス・メディア』と区別させてください。
社会性や文化の発展に対する影響等にこの区別は意義を持つものとおもっていますし『コメントスクラム』や『炎上・・』の言葉も意味と役割を持つと思いました。

『オフィシャル・マス・メディア』は情報発信にさいて『企業倫理もしくは国家倫理』の範囲を逸脱しない処に最大の特徴があります。
ここを無視しできる『可能性』か、もしくは『まったく自由』な意思からのものが・・
『プライベート・マス・メディア』=『ネットの特質』だと思います。

個人の意識は本来ばらばらですが、極論すると統一された常識的世論に対しても矛盾を感じします。違うように思う事が通例としてあると思っています。
ネッ トでのHPやブログは情報発信をするにあたって『社会的倫理規定』の検閲を受けない故に、『発信者』は自分の思うままに発信できます。『読者』との『心の 摩擦』が自由にあちこちで起って当然のことだと思っています。このような場面を想起したとき、個人対個人の間のこととして使える言葉だと思います。

要するに簡単に述べさせていただきましたが・・
笹山さんが触れています『自制心』が社会的教育のなかで本当に必要になるのだと思います。
これは封建時代・絶対主義的『自制心・道徳教育』では決してありません。『自由主義的』環境の下での個人の自発的自覚の中での『自制心』だとかんがえています。特に『自我の確立した大人たちの人間として成長した証としての自制心』だと考えています。

話がそれましたが・・
お二人の言葉は素直にこれから発展していくネット社会で使われていくと思っています。


[523] 無題 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/02/25(Fri) 09:02  

コメントスクラム現象において注目されるのは、自己の言動を正当化することを指向するコメントが多いということです。

それがもっとも先鋭に現れるのが、第三者を複数人で「バッシング」する現象に異を唱えたブログがコメントスクラムに襲われる現象です。

(たとえば、http://murai.livedoor.biz/archives/14681407.html#commentsなどは、その意味で興味深いです。)


[522] Re:[520] 「コメントスクラム」は、仮想空間での「コモンズの悲劇」か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/25(Fri) 06:51  

小倉秀夫さん。
ハーディン(Hardin,G)が、共有牧草地で、多くの人の共有であるがために、共有するすべての人が、自ら の羊に草を食ませて、結果、牧草地が荒れ果ててしまうことを「コモンズの悲劇」としましたが、バーチャルな空間においても、一定の参加のプロトコルが無い と、同様な「コモンズの悲劇」が生じてしまうことを、この「コメント・スクラム」現象は示唆しているのかもしれません。
もっとも、レッシグの「クリエイティブ・コモンズ」の概念は、共有の状態を生み出すこと自体が、一定の昇華物を生むという考えなのでしょうが。
「コメント・スクラム」というのは、517にも書きましたように、それが神経症的であるかどうかは別にして、ひとつの、オーバー・モニタリング(Overmonitoring、または、マイクロマネージング-Micromanaging-)の状態にあるのだと思います。
おっしゃるように、そのオーバー・モニタリングの状態をもたらしたのは、単にブログ主であるとは断定できず、群れとしてのコメンティターの場合もありうるとおもいます。
それは、コメントのためにコメントをする場合もあるでしょうし、当初から一定のバイアスを持ってコメントする場合もあるでしょうし、記者ブログの炎上の場合のように、「実名をさらす」という恐怖感に訴えてのものもあるでしょう。
必要なのは、参加のプロトコルであり、オーバー・モニタリングを避けうる遮断回路の設定です。
理想的には、前にも書きましたように、正反あっても止揚しうる道筋があり、その対価としての昇華物があれば、いいのですが、まじめな議論ほど、「電車男」のまじめ版のような昇華物は得られていないような気がしています。
私は、今は過渡期の状態なので、これが、ブログ・スクラムの段階に遷移すれば、そのブログに結集するコメントは、敵対的というよりは、そのブログ路線に合った、まさに、ブログ・スクラムを組むためのコメンテーターの結集になると思うのですが。
「孤立国ブログ」から、「開国ブログ」にいたるまでの、遷移過程での摩擦的な問題が、今のコメント・スクラム現象なのだとおもいます。



[521] 食品安全委員会と消費者の声の反映について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/25(Fri) 06:37  

笹山さん、おはようございます。
食品安全委員会、こうして傍聴に行ってまいりまして、注目していたのは消費者の声がどう扱われるか、その行方でした。委員への伝え方など、今回のリスコミの意見がどうフィードバックするかを見てきました。

昨日配られた資料(いずれUPされる)を見ていただければわかりますが、
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
東京で同時期に行われた数回のリスコミの意見やアンケート結果が抜けています。
【意見交換会議事録やアンケート結果】
http://www.fsc.go.jp/koukan/dantai_jisseki.html
(なぜか、つい先日まで半年間も!議事録がUPされなかった、『注目の』9月16日分
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160916/risk-koukan160916.html
もそうですし、海外で招致した学者の(食安委主催の)会議の3回分も抜かれてます。
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk161019/risk-aoyama161019.html
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk161029/risk-mita161029.html
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk161207/risk-aoyama161207.html
また、中間とりまとめ案でヒートアップした8〜10月には、農水や厚労省主催の会議もありましたが、
http://www.fsc.go.jp/koukan/dantai_jisseki.html
主 催がどこであるか、消費者には関係ない、消費者はただ国のBSEのリスコミに参加しただけです。食品安全委員会メンバーも出てきて同じスタイルで説明して るわけで、消費者からみたら同じリスクコミュニケーションなのに、それらは主催が違う、ということで決定機関にフィードバックされていません)

特に東京で開催された分は注目されていましたから、全国各地から人が集まっているんです。その方々の意見は委員には届いてないということです。

ま た、海外学者招聘時の3回のリスコミをなんで特別に考え、アンケート結果などを委員に伝えないのか?と事務局に質問したら、「50回分のリスコミとは性質 が違う」「専門家と直接やりとりしたので先生方の頭の中がごちゃごちゃされちゃうから」との回答でした。しかし昨日、「あのとき参加した消費者には関係な いし、専門家の意見をきいてどう感じたかは消費者の意見としてフィードバックすべきだ」とお願いしたら「ではメールで配信するように手配します」と仰って くださいましたが、「公式に残るように印刷物を配布ください」ともお願いしておきました。

でも、こうして意見が事務局で取捨選択される余地にあって、委員まで行かないっておかしくありませんか?

食 の安全ダイヤルへ送った意見も一緒です。私はここで教えていただいたり話題になった重要な問題は、食安委にずっと送ってきました。肉骨粉を過去に与えたこ とによるプリオンの農場、土壌汚染の問題や、プリオンが蓄積する腎臓の周りの食用油脂を未だに牛に与えていることなども、リスク評価に関しても勘案すべき 重要な問題のはずです。でもそれらは事務局の人は回覧するそうですが、委員には「今月受け取った質問・意見件数 ○件」としか伝わりません。当然プリオン 専門調査会で話題にもなりません。
【例】
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai77/dai77kai-siryou2.pdf

1月に、生協が「舌扁桃の処理」など多数の問題についてリスク評価要請書を提出したとHPにあり、それにはかなりするどい点が指摘されていて
http://www.co-op.or.jp/jccu/news/syoku/syo_050127_01.htm
ここでも紹介しましたが、それだってプリオン専門調査会では話題にもなりませんし議事録見る限りは配布もされてないようです。おかしくありませんか?大きな問題のはずなんですが。

私は全国各地で行った意見交換会の議事録も、全部印刷して委員に配るべきだと思ってます。大変だと思われるかも知れませんが、後半時間の意見交換の部分だけ抜粋すれば半分以下になりますし、それらは「全国各地でわざわざ参加された方の声」なんです。

私が発言[519]で抜粋したように、こうした、リスク評価にかかわる重要な声が、当日意見交換会の議事録にも当然入っているわけです。ないがしろにされてはたまりません。

リスコミは意見交換会と訳されてますが、食安委にとっても
「情報収集の場」でもあるわけです。このままのスタイルだと、不透明で、どうにも納得いきやせんね。

(ところで、笹山さんにも壇上にご出席いただき、重要な問題を指摘いただいた8月4日の【意見陳述会】の「議事録」もやっぱり配られてないと思いますよ。「資料」のほうは配布された記憶もありますが、議事録やアンケート結果のほうは公式記録にはありません)
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160804/risk-koukan160804.html



[520] 「コメントスクラム」という語 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/02/25(Fri) 02:14  

 「ブログが炎上するのはブログ主に問題があるのだ」という、実証されていない命題を信じて疑わない人にとって、「コメントスクラム」 という新語は耳障りがよくなかったかもしれません。逆に、自分に問題がないのに、自分に敵対的なコメントが大量に投稿された経験をもつブロガーは、「コメ ントスクラム」という新語を受け入れたわけです。

 私などは、「ブログ主に落ち度がなくとも、コメンテーターの側に問題があればブログは 『炎上』する」という立場に立ちます(批判をする前に批判の対象となる文章をきちんと読むことができていないのに、自分の「感性」によって得た結論を「絶 対善」と規定し、これに反する言動を行うブログ主を糾弾し自己批判を迫るという作業を繰り返す人が少なからずいます。「コメントスクラム」参加者は、そう いう意味で言えば、自己を客観視ないし相対化できていないわけで、「絶対に正しい我々が期待している言動を相手が行うまでは、執拗に、ネガティブな、攻撃 的な言説をぶつけてもかまわない」という「悪しきマスコミ人」と同じような行為を行ってしまっているということができます。)。したがって、「コメントス クラム」という新語の適否についていくら私のブログのコメント欄で罵られても、私は「コメントスクラム」という新語を撤回しないわけです。

 


[519] 本日のプリオン専門調査会の資料 参考4より問題指摘 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/24(Thu) 23:19  

こんばんは、
本日傍聴行ってまいりました。傍聴には配られなかった(申請すればもらえる)資料の参考4の意見交換会のアンケー ト結果で問題指摘がありましたので抜粋します。東京のアンケート結果については掲載ないものがありましたので、委員に配布くださるようお願いしました。本 当なら議事録の意見交換部分を全部ご覧いただきたいところですが。

ちなみに下記は委員会のリスク評価には入っていなかったと思います。

参考4−2 東京 平成17年1月17日 P=75 21
○SRM 除去について、と畜場において除去されているものについては、専門的な場所での除去ということで信頼しています。しかしながら、食肉販売業者などでせき柱 を分別している業者について、背根神経節が完全に分別されているのか、甚だ疑問である。ある肉店店主に聞くと「せき柱(せきずい)はと畜場で除去している から、うちの肉は大丈夫。背根神経節は知らない。保健所からの指導もないよ。」と聞いた。この話は決して作り話ではない。しかも複数店で確認しています。 BSE検査を20ヶ月齢にしてもSRM除去が完全だからリスクは増えないというが、信じられない。現場での「背根神経節の除去」の実態調査を是非行ってい ただきたい。いづれ公開されることもあると思うから、その前に是非調査を!

参考4−3 神戸 P=24 10
1. SRM除去において、EUのように腸をすべて除去すべき。「日本が最も厳しい・・・」との説明は事実に反する。
2. EUよりの動物性油脂を原料にした「脂肪酸カルシウム」が大量に輸入され乳牛に与えられた。これについて一言も触れないのは何故か。
3.ミーボンの農家段階での給与がなかったとして話を進めるのはどうか。北海道では常識
4.相変わらず「くさいものにフタ」をする姿勢が変わらないのは残念。

==========
笹山さん、HP作りたいところですが私がつくるには時間かかります(^^;
米農務長官、輸入再開の期限を要求
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline1139210.html
なんてニュースもあるのですぐさまやりたいところですが。。神様の到来を願いたい(笑)情報ありがとうございました。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html


[518] 良い買収か、悪い買収か 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/24(Thu) 19:52  

ライブドア対フジテレビ間の抗争をめぐって、「敵対的買収」(Hostile Take Over または、 Hostile Bidsで、その反対語がFriendly Bids)という言葉が、一躍クローズアップされているが、その定義ならびに、その判断の基準については、まだ、勉強の段階というのが実情のようだ。
「良い買収か、悪い買収かを決めるのは誰か。裁判所が決めるのか、株主総会か、取締役会かという点を整理すべきだ。」なんて論議が交わされている段階だ、
http://www.meti.go.jp/policy/economic_industrial/gather/0000608/
は、経済産業省の「企業価値研究会」の平成16年9月16日
の議事概要だが、まだ、言葉の定義すら、ままならない状態のようだ。
また、GMDコーポレートファイナンスのサイトhttp://www.kpmg.or.jp/resources/newsletter/financial/cf/200412/01.html
は、敵対的買収についてのわかりやすいサイトだが、「日本的な意味で株主や各ステーク・ホルダーに対して、有利な買収」という定義の確立にまではいたっていない。
要するに、「良い買収か、悪い買収か」についての判断基準は、いまだ、日本においては、未成熟といった段階のようである。
日本における過去の敵対的買収の事例として、このGMDコーポレートファイナンスのサイトでは、株式会社ソトー http://www.sotoh.co.jp/とユシロ化学工業株式会社 http://www.yushiro.co.jp/への2事例を挙げているが、この二つとも、あまりに規模の小さい会社の買収例で、今回のケースの判断基準には、なじまない例なのかもしれない。

敵対的買収と、友好的買収の違いについては、海外サイトのほうがわかりやすい。
たとえば、
Defences and Obstacles: Hostile and friendly bids
http://www.tob-eur-opa.com/takeoverbids/defences/defences.html
An American Perspective on the New German Anti-takeover Law
http://www.law.columbia.edu/center_program/law_economics/wp_listing_1/wp_author?exclusive=filemgr.download&file_id=6992&rtcontentdisposition=filename%3DWP209.pdf
などがある。


http://www.meti.go.jp/policy/economic_industrial/gather/0000608/


[517] Re:[516] 「炎上レベル表」に関する蛇足 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/24(Thu) 18:35  

plummetさん。
おいでいただきありがとうございました。
この「炎上レベル表」なるもの、ひとつのサイト運営の危機管理表として、非常に興味があったもので、勝手に引用させていただいた次第です。
確かに、この反対の「鎮火レベル表」は、おっしゃるように、第一段階のレベルで、サイト運営主が気づかれたならば、そこで、ストップしてしまうものであります。
その点、火事とは違うものであると思います。
ただ、サイト主が、事態の深刻さを気づくのが遅すぎた、事態を甘く見た、燃料を放り込みすぎた、などの、何らかの理由で、炎上レベルが、上位の段階に進みすぎた場合には、その段階での、鎮火プロトコルは、必要なものと思います。
あ る程度の炎上も無ければ、面白くなく、かといって、炎上しつつくすのも、生産的でない、ということで、目的とされているであろうような「炎上プロトコル」 「鎮火プロトコル」のいっそうの精緻化を図られると、意外と、社会的に有効なツールとなるのではないかな、と、まじめに思います。
特に、まじめな議論において、ひとつの結晶が生まれうる議論展開というものは、必要なことではないのかな、と、これまた、「まじめ」に思います。
サイトなりブログは、いくらでも、独善的になりえ、また、いくら長い文章を書いても、それこそ、素っ頓狂な視点から書いても、第三者からチェックされえない世界です。
「ミラーはあるが、鏡の無い世界」なんて、しゃれにもなりませんが。
そのフィードバック回路として、コメントがあり、レスのもみ合いがありといったところなのでしょう。
しかし、そのフィードバック回路には、オーバー・モニタリングを避けうる自動遮断回路が無いもんですから、時として、刹那的に、炎上というか、小爆発を繰り返すのでしょう。
それだけに、インターネット社会の生み出すコモンズが、ののしり合いのみ残る荒涼たるものになるのは、誰しも好まないものでありますので、抑制の効いた、そして、客観性のあるプロトコルと、「インタープリター・イタコ」的介在者が必要なものと思われます。



[516] 「炎上レベル表」に関する蛇足 投稿者:plummet 投稿日:2005/02/24(Thu) 13:58  

 はじめて書き込みさせていただきます。「[477] 「炎上レベル表」なるもの」で引用されている「炎上レベル表」なるものを作りました、ハンドルplummetを名乗るものです。思いつきで、表にある語句を検索してみたところ、こちらを知りました(笑
 作った当人があえて無粋にも書き込みさせていただくのは、そのレベル表について補足させていただきたく思ったためです。
 
 炎上レベル表は、私の過去の見聞(笑)から、「炎上したところとは、ほぼこのような形であった」という、実は帰納的な具合でひねくりだしたものなのです。演繹的に、時系列に沿って適応できるものかどうかは、実のところ不安があります(笑)。
  むしろあの表は「そこに書かれてある現象が順に起きたら、炎上する」という、外から見た時の判定基準なのかもしれません。当然、「中の人」は自分の見識を 頓狂だなどと思っていませんから(そう思えるような人はレベル2で勝手に踏みとどまります)、前提からしてその表を適用不可能なのです。
 ですので、「鎮火」のためのガイドライン作りに、もし本当に(笑)役立てようとお考えでしたら、そのあたりをご考慮に入れていただければより効果的かと存じます。これをお伝えしたく書き込みさせていただきました。
 
  付け足しのようになりますが、私は「コメントスクラム」なる造語は、その現象を「切り取ろうとする人」が、「切る取る行為」の中で使う分にはまだ構わない のですが、「切り取られる人」たちに面と向かって突きつける性質のものではなかったと考えます。この言葉は一般のブログ主・サイト主にとって、容易に「仮 想的」を作り出し、彼らの言説にありもしない「正当性」を与え、かえって炎上を招きやすくなると、「切り取られる側」にいる者として危惧するためです。
  レベル表を自作した際には、あんまりにも小難しくなるので端折りましたが、小倉氏ブログでの今回の騒動、根本的な原因は「切る取る側」と「切り取られる 側」にある断絶への、相互の無理解が原因であったと考えております。その意味で「「ホロニックな常識」の時代−小倉秀夫弁護士の言われる「常識」の再解釈 - 」において笹山様がおっしゃる「インタープリター・イタコの不在」について、首が折れるほど首肯するものであります。なにしろインターネットの世界は、そ のような「知的階級制」における棲み分けがまったくなされていない、混沌とした世界なのですから。

 駄文にてお目汚し失礼いたしました。

http://d.hatena.ne.jp/plummet


[515] ちょっと、題名の紹介ははばかりますが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/24(Thu) 13:27  

http://s03.2log.net/home/singbrain/archives/blog168.html
に、2chをハブにした、個人ニュースサイトと、孫ニュースサイトとの関係を図にしたものがあったので、ご紹介。
下記のサイトが、そのまとめ図。
なるほどといえないことも無い。

http://s03.2log.net/home/singbrain/designthema/img/168/kichigai.jpg


[514] 「インフルエンザ脳症」の定義を正確にしないと。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/24(Thu) 11:26  

今日の新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050224-00000301-yom-sociで は、「インフルエンザ脳症」との言葉が踊っているが、この「インフルエンザ脳症」の定義を正確に記した新聞報道がなされていないのは、残念でもあるし、誤 診を招いたり、髄膜炎(インフルエンザ髄膜炎-ヘモフィルス-インフルエンザb型菌(Hib)(Haemophilus influenza meningitis )や、ウィルス性髄膜炎(Viral meningitis))と混同されたりして、妙な不安を与えたりするなど、危険なことでもある。

先に、私のブログ「流行性脳脊髄膜炎ってなんだ?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=204
に 記したように、インフルエンザ脳症・脳炎は、正確には、Influenza-Associated Encephalitis-Encephalopathy(インフルエンザ関連急性脳炎・脳症)ということで、インフルエンザ(特にA香港型によって惹き 起こされるものが多いといわれる。)や水痘、はしか、おたふく風邪、単核症、口辺疱疹などのウィルス感染の後に発症するものであり、これには、蚊の伝播に よる脳炎も含まれる。
これらの記事の書き方であるが、英語名などを併記しないと、髄膜炎と同一視されたりして、混乱を招くことがある。
インフルエンザ脳症については、キーワード「Influenza-Associated Encephalitis-Encephalopathy」で検索すると、正確な情報が得られる。
なお、非ステロイド系消炎剤(ジクロフェナクナトリウム製剤。商品名は、内服剤のボルタレン、アデフロニック、イリナトロンなど。座薬のボルタレンサポ、アデフロニックズポなど)との併用が、脳症を悪化させるとの説がある。

https://www.iyaku-j.com/MDJOURNA/anti/doc/1999-11/042tokusyuu.htmなどをご参照。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=204


[513] Re:[512] 米国消費者団体コンシューマーズユニオンの消費者参加型・陳情送信サイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/24(Thu) 10:17  

なるほど。
このメッセージは、雛形で送ってもいいし、また、自分なりに陳情文を変えてもいいというわけですね。
「メッセージ付フォームメール」ですから、仕組み的には、簡単ですので、まりちゃんサイトあたりで、試験的にやられてみてはいかがですか。
先にあげた上院議員には、下記のサイトで、フォームメールがありますので、ご自由にどうぞ。
意外と、日本の場合以上に、丁重な返事が返ってくることもありますよ!!!
Googleの日本語⇒英語翻訳 http://216.239.39.104/translate_t
や、ライブドア http://translate.livedoor.com/でも、変な英訳が出てきますが、大体相手がわかればかまわないので、ほとんど、これでオッケーですよ。
こ んな文章「アメリカの上院議員の一部が、日本がアメリカとの牛肉の貿易を早期に再開するように、在米日本大使館に対して圧力をかけました。 このことに対して、私は、日本の消費者の一人として、抗議します。」で試してみましたが、ライブドアのほうが出来がいいみたいです。
ライブドアの翻訳結果
「Some American senators pressured the Japan embassy in the U.S. for Japan to resume trade of beef with the United States at an early stage. I protest as one of Japanese consumers to this.」
こんなんで、大体いいでしょう。
別に煽動しているわけではありませんので、念のため。
アメリカの上院議員に対しても、日本の市民から直接メッセージが送れるという見本のために書いてありますので、誤解の無いように。


Pat Roberts議員
http://roberts.senate.gov/e-mail_pat.html
Kit Bond 議員
http://bond.senate.gov/contact/contactme.cfm
Jim Talent議員
http://talent.senate.gov/Contact/default.cfm


[512] 米国消費者団体コンシューマーズユニオンの消費者参加型・陳情送信サイト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/24(Thu) 10:01  

圧力ですか。圧力かける前に、BSE対策状況を改善するとか、至急にやること沢山だと思うのですが。EUの報告書は米国の状況を「極度に不安定、BSEが急速に拡大する状態」と評価しているのですから、本当に自国のためを思っている人のすることではありませんね。

ところでですが、下記、日本の消費者団体もぜひ作っていただきたいです。https://secure2.convio.net/cu/site/Advocacy?JServSessionIdr001=jksbf32e82.app5a&page=UserAction&cmd=display&id=329
陳情先メールアドレスや文章が追加・変更できたり、陳情件数も把握(後でまとめて文面署名として提出)できるようなサイトがあれば協力しちゃいますが。

「日 本政府に圧力をかけないで下さい」と、日本の消費者から直接、上院議員に陳情というか苦情をしたいところですね(^^;苦情というより、きっと情報をお持 ちでないから?圧力をかけたりができるわけで?、情報提供のほうが先なのでしょうか。駐米日本大使館は正しい情報をしっかり伝えられるような仕事をして欲 しいですね。太鼓持ちじゃなくて。



[511] アメリカ上院議員が、在アメリカ合衆国日本大使館に「牛肉貿易再開」圧力 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/24(Thu) 08:42  

http://www.sanluisobispo.com/mld/sanluisobispo/news/politics/10973462.htm
によれば、アメリカの畜産地帯選出の上院議員数名が、在アメリカ合衆国日本大使館に対して、「日本が早期に、アメリカとの牛肉貿易再開に応じるよう」要求した書簡を手渡した。
書 簡の中には、「もし、日本政府が、早急に、貿易再開に踏み切らない場合、私どもが懸念しているのは、アメリカ議会が、日本に対して、公平で、報復的な経済 (制裁)措置を進めるであろうということである。」("If the Japanese government fails to lift the ban expeditiously, we are afraid that the U.S. Congress may pursue equitable, retaliatory economic actions against Japan," )とも書いてある。

この書簡に署名した上院議員の名前は、
Pat Roberts,
http://www.senate.gov/~roberts/
Kit Bond  
http://bond.senate.gov/
Jim Talent,
http://talent.senate.gov/default.cfm?CFID=10190784&CFTOKEN=62658127
などで、そのほか、次の上院議員も名をつらねている。

U.S. Senators Ben Nelson (D-Nebraska), Pat Roberts (R-Kansas), Ken Salazar (DColorado),
Jim Talent (R-Missouri), Larry Craig (R-Idaho), Kit Bond (R-Missouri), John Cornyn
(R-Texas), Johnny Isakson (R-Georgia), Chuck Hagel (R-Nebraska), Mike Crapo (R-Idaho),
Mike DeWine (R-Ohio), Gordon Smith (R-Oregon), George Voinovich (R-Ohio), Mitch
McConnell (R-Kentucky), John Thune (R-South Dakota), Kay Bailey Hutchison (R-Texas), Max
Baucus (D-Montana), James Inhofe (R-Oklahoma) and Pete Domenici (R-New Mexico)

3月7日から、カナダからの月齢30ヶ月未満の生体牛の輸入が始まるので、これら畜産地帯選出議員は、はけ口の見つからない牛の過剰状態到来に、危機感を抱いてのものと見られる。
玉突き状態の最終の落着点は、日本の消費者の口というわけか?

http://www.sanluisobispo.com/mld/sanluisobispo/news/politics/10973462.htm


[510] Re:[509] 木宮憲市氏 ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/23(Wed) 19:22  

「官と民の月例意見交換会とか開催されていた方だそうですが、BSEの意見交換会の意見も反映してほしいですね〜。」
本当です。
この時点では、無神経な発言と言えるでしょう。
おや?「月例」が「月齢」に。さすがでした。


[509] 木宮憲市氏 ですね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/23(Wed) 17:53  

以前はフィリピンにおられたようで。
http://www.asahi.ph/jbcp/ngo-festa-photo.htm
http://www.asahi.ph/manila_no_kaze_aug-dec04.htm
↑フィリピンでは官と民の月齢意見交換会とか開催されていた方だそうですが、BSEの意見交換会の意見も反映してほしいですね〜。
「米国牛再開は国内の措置決定後、さらに食安委への米国牛リスク評価を諮問云々」、という厚労省と農水省の手続き発表、&全国50ヶ所でのBSE意見交換会の意見をコケにしているように見えちゃいますが。(^^;
http://www.ph.emb-japan.go.jp/pressreleases/2004photo-07.htm
http://www.jascolorado.org/committee.htm
http://www.iatssforum.jp/committees/
http://www.ph.emb-japan.go.jp/pressreleases/2004photo-21.htm

木宮憲市氏は、「国際保健フェローシップ」なるものの選考委員なるものもされておられるようですよ〜
http://www.google.com/search?q=cache:yCkEWUvs5WIJ:www.hands.or.jp/pagesj/08_publicity_pdf/2001Annual


[508] またもや、Kenichi Kimiya なる日本国総領事館の方の「日本人のアメリカ牛肉待望論」発言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/23(Wed) 17:39  

このKenichi Kimiya氏なるかた、今は、在デンバー日本国総領事館http://www.denver.us.emb-japan.go.jp/の次席にあるかたのようだが、どういうわけか、デンバーなどの畜産関係者の席などで、「日本の消費者は、アメリカの牛肉の輸入を熱望している。」などの発言を、このところ、繰り返している。
まだ、国内手続きもされていないのに、まるで、アメリカに成り代わっての「肉のセールスマン」ぶりを発揮されているというのだが。
その真意はなーに?

2月15日  Casper のCasper CollegeでのMako Miller氏(ジャパン・アート・デイ開催などにご尽力のかたの模様)招待の席での発言「"Many Japanese people are expecting U.S. beef." 」
(このCasper Collegeでは、2月16日に、Rancher's night  http://www.caspercollege.edu/relations/releases/default.asp?Date=2/1/2005#350453444などというものを開催したらしい。その前夜祭での発言ということになるのでしょうかね?
また、地元紙のThe Casper Star-Tribune 紙http://www.trib.com/CST/index.shtmlとのインタビューでも、同趣旨の発言をされたらしい。)

http://www.helenair.com/articles/2005/02/17/montana/a07021705_01.txt
http://www.casperstartribune.net/articles/2005/02/16/news/casper/237b1f03a7f65cdc87256fa9006addac.txt
http://www.dfa.gov.ph/protocol/embassies/japan.htm
も、ご参照

http://www.truthabouttrade.org/article.asp?id=3402


[507] 水銀を吸収する植物も研究中のようです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/23(Wed) 17:36  

http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050217306.html
http://www.melma.com/mag/15/m00090715/a00000254.html
http://www.kankyoubio.net/bioremediation/phytoremediation.html


[506] 土の中のセレンを吸収する遺伝子組み換えのカラシナが開発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/23(Wed) 16:41  

リンクいただいている群馬大学の中沢さんのホームページ「日記」http://phi.med.gunma-u.ac.jp/wiki/pukiwiki.php?%C6%FC%B5%AD4
に紹介されてあった記事だが、土の中のセレンを吸収する遺伝子組み換えのカラシナが開発されたということで、注目されているという。
これは、カリフォルニア大学バークリー校のノーマン・テリー氏が、Environmental Science & Technology紙に研究発表したもので、アブラナ科の植物であるインドカラシナ(学名 Brassica juncea  http://www.mobot.org/gardeninghelp/plantfinder/Plant.asp?code=A669)を遺伝子組み換えし、土中にセレンの多いカリフォルニアの農場で実験したところ、野生のインドカラシナよりも4.3倍も多い、セレンの蓄積が可能となったという。
今回は、植えてから45日後に収穫した結果にもとづいているが、長く植えておけば、それだけ、セレン吸収効果は高まるという。
最高では、25センチメートルの厚さの土で、4.4パーセントの除去率であったという。
これまで、汚染土壌対策としては、除去か洗浄しかなかったが、今回の方法で、効果的でしかも安い方法が開発されたということだ。
こ れらの方法は、ファイトレメディエーション (Phytoremediation)と呼ばれる植物の環境汚染物質を蓄積・ 分解する能力を利用したレメディエーション法(汚染浄化・修復法)で、同様の植物としては、土中の砒素の除去に効果的な、モエジマシダ(Pteris vittata、イノモトソウ科イノモトソウ属http://www.kepu.com.cn/gb/lives/plant/class/fljl008.html)があるという。

http://www.nature.com/news/2005/050207/full/050207-17.html


[505] 東海地震:浜岡原発、国会で警告 石橋・神戸大教授 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/23(Wed) 13:26  

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050223k0000e040067000c.html
とのニュースがありました。


[504] パブコメの件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/23(Wed) 10:12  

笹山さんありがとうございます。やはり見逃したということですね。お騒がせしました。 機会はまた来年ですかね。。


[503] Re:[502] パブコメの件 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/23(Wed) 10:04  

おそらく、「募集」と、「結果」との谷間の状態に、今あるものと思われます。
つまり、募集は終わったが、結果の公表はまだという段階とかですね。
省庁によっては、結果の公表の有無・仕方などは、ばらばらのようです。


[501] Re:[500] [499] [498] [497] パブリックコメントのあり方について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/23(Wed) 09:20  

ありゃ、どうもありがとうございます。(^^;
笹山さん、検索の単語ですが何でひっかかりましたか?うまく検索することできませんでした。

2つとも、年末から今年にかけての最新の募集なのですが、最近のパブコメ募集と結果一覧には載ってませんし。。。やっぱり納得が(^^; プラセンタの件書きたかったです。。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Pcm1010#%E5%85%88%E9%A0%AD

しかも、17年度結果のPDFファイルをクリックしても「ファイルが見つかりません」でした。。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495040142


[500] Re:[499] [498] [497] パブリックコメントのあり方について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/23(Wed) 09:08  

今年分は、ここ
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495040142
にありますね。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495040142


[499] Re:[498] [497] パブリックコメントのあり方について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/23(Wed) 08:38  

あらら、失礼しました。(^^;しかしながら下記は2003年の募集です。「献血の推進に関わる計画」については、16年度のものは発見しましたが、
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0126-6d.html
17年度の、今年の募集は発見できませんでした。。見落としてますでしょうか(^^;

> 「平成17年度の献血の推進に関わる計画」は、正式には、「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律第9条に基づく基本方針(案)」に関する意見の募集」でした。
>http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1020&KID=495030065&cmbKENSU=10&rdoSEARCH1=1&txtKeyword=%8C%A3%8C%8C%82%CC%90%84%90%69&rdoSEARCH2=0&rdoSEARCH3=0&rdoSEARCH4=0&cmbYERST=&txtMonST=&txtDayST=&cmbYERED=&txtMonED=&txtDayED=&hdnParentsCLS=Pc1020&hdnBsSort=0&hdnKsSort=0&hdnDispST=1




[498] Re:[497] パブリックコメントのあり方について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/23(Wed) 08:16  

「血液製剤等に係る遡及調査ガイドライン」については、
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495040137
にありますね。
「平成17年度の献血の推進に関わる計画」は、正式には、「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律第9条に基づく基本方針(案)」に関する意見の募集」でした。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1020&KID=495030065&cmbKENSU=10&rdoSEARCH1=1&txtKeyword=%8C%A3%8C%8C%82%CC%90%84%90%69&rdoSEARCH2=0&rdoSEARCH3=0&rdoSEARCH4=0&cmbYERST=&txtMonST=&txtDayST=&cmbYERED=&txtMonED=&txtDayED=&hdnParentsCLS=Pc1020&hdnBsSort=0&hdnKsSort=0&hdnDispST=1
にありました。
厚生労働省さんに対して、しいて物申すとすれば、「平易な語彙での意見募集、あるいは、意見募集についてのサブタイトルをつけて、意見募集の目的・意義を、表題を見てもわかるようにする。」と言うことなんでしょうかね。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public#%E7%B5%90%E6%9E%9C%E5%85%AC%E8%A1%A8%E6%A1%88%E4%BB%B6


[497] パブリックコメントのあり方について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/23(Wed) 07:30  

笹山さんおはようございます。先日、21日に乃木坂で行われた、
薬事・食品衛生審議会 血液事業部会の開催について
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/02/s0221-2.html
vCJDと献血や血液製剤などの安全についても審議がありましたので傍聴してきました。そこで3cm厚さの資料をいただいて、プラセンタ問題なども掲載があって、いずれWebにもUPされると思いますが、気になる点がありましたので、ご報告いたします。

◆「平成17年度の献血の推進に関わる計画」について、厚生労働省のホームページで「広く」一般からご意見を募集した(1月24日〜2月10日)(意見数4件)

◆「血液製剤等に係る遡及調査ガイドライン」云々について、厚生労働省のホームページを通じて意見募集
(昨年12月28日〜1月14日)(3通の意見あり)

私これ知らなかった(見過ごした?)んですよ。もし知ってたら、プラセンタのこととかガンガン送った筈なんですが。

しかも、上記、電子政府のパブコメ案内にも掲載がない。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public

厚生労働省のHPで文章や単語で検索してもヒットしない。(^^;
新着情報サービスも履歴を見たけど、どうもそのころのメールにも掲載がないみたい。。
http://wwwhaisin.mhlw.go.jp/index.html
どうも、なんか納得できませんでした。厚生労働省に改善依頼をすることにします。

ところで笹山さん、9月16日の意見交換会の議事録、ついに出ました。
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160916/160916_tokyo_gijiroku.pdf
しかし、私この近辺のリスコミで、アンケートで例の電通PRに事務局がある会の発起人がリスコミ部門の委員をされている点、公平に審議できるものなのか、質問を書いたのに、アンケート結果にUPされてなかったのはなんでかな。(ぼやき)


[496] Re:[495] RE: 英国レコード協会が、オンライン音楽配信サービス奨励 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/23(Wed) 07:20  

wmsさん。
ご指摘ありがとうございました。
こんなサイトがありました。
http://www.bemuso.com/resources/independents.html
イギリスのインディペンデント・ラベルの一覧表ですが。
中 で、「Nobody really knows what will happen, but my guess is the independent labels, communities and music sites will play a major role, and CDs still have a future.」(誰も、次に何が起こるのかわかっていない。しかし、私の推測では、インディペンデント・グループやコミュニティ、そして、インディペン デント・サイトが重要な役割を持つであろうし、また、CDは、依然、存続しうるであろう。)と、意気軒昂です。
Independent music sitesなんてのも、結構あるんですね。
イギリス国内の音楽をノンパッケージの音楽配信にして、結果、国内音楽振興を果たそうとする考えなのでしょうかね。
いずれにしても、興味のあるイギリスレコード協会の考えです。
Singingfishで、できるだけ長い時間の無料音楽配信を探している私としては、日本でも、せめて、サンプルミュージックを2分半程度、MP3で聞かせてくれれば、売り上げ増大に寄与すると思うんですけれども。
ちょっと時間長いでしょうかね。

http://www.bemuso.com/resources/independents.html


[495] RE: 英国レコード協会が、オンライン音楽配信サービス奨励 投稿者:wms 投稿日:2005/02/23(Wed) 00:41  

この話ですが、日本のいわゆる「インディーズレーベル」と同じ状況を想像していると話がちょっと違いすぎるような気がします。EMI、 Universal、BMG-Sony、Warnerのメジャーレベール以外は全部インディーズなので、結局はイギリス地元の音楽産業を支えようという話 に思われます。逆に言えば、世界レベルから見れば、日本のAvexやビクター、ポニキャン、コロムビア辺りは全部インディーズの範疇かもしれません。


[494] :警官は逃げて悪いのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/23(Wed) 00:01  

小泉首相は22日の閣議後の閣僚懇談会で、路上でバットを手にした男に警官が追いかけられて逃げる場面がテレビで報じられたことについて、「あれはみっともない。しっかりしてほしい」と村田国家公安委員長をしっ責した。

というのだが。
確かに、私も、あの場面をテレビで見ていたが、ちょうど、カメラがセッティングしてある方向に警官が向かってきたので、逃げ足の速いのが、目立ってしまったという運の悪さはあるようだ。
しかし、このような首相の発言で、警官の殉職が増えても、また、困るのである。
東京都千代田区の弥生慰霊堂には、警視庁の805人、東京消防庁や皇宮警察本部などの計2510人が合祀(ごうし)されている。
近年の事件の凶悪化によって、殉職警官の数は、増えつつある。
総理の一言が、警官の勇ましくも、無理な行動を喚起させ、結果、更なる殉職警官の増加を招くことだけは、避けたいものだ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050222i406.htm


[493] 東京農大の「農大市場」は、学内起業 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/22(Tue) 21:28  

下記のサイトで、東京農大の学生が開発した食品を、インターネットで購入することができる。
将来は、一千億円市場ということだが、くれぐれも、遺伝子組み換え食品はつかわないでね。

http://www.ichiba-n.co.jp/index.html


[492] Re:[491内分泌かく乱化学物質の問題をどういう視点で捉えるのがいいのでしょうかね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/22(Tue) 19:48  

結局は、急がば回れ。で、若干俯瞰した視点から、この種の問題は捉えないと、袋小路に入ってしまう恐れがありますね。

http://www.nihs.go.jp/edc/edc.html


[491] シャチのPCBなどの汚染 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/22(Tue) 16:47  

笹山さん、ドーモイ酸の情報をありがとうございます。
シャチ、PCBでも、調べてみたらいろいろ出てきましたが、取り合えずいくつか。。酷い汚染報告がありますね。びっくりしました。
http://www.t-komazawa.ac.jp/gakujyutsu/ronbun/pdf/tandai33.pdf (表あり)
http://www.jica.go.jp/jicapark/kokusai/0211/kokusai0211_01.pdf

1038:新種の環境ホルモン:シャチ、アザラシにTCPメタノールが蓄積
http://www.id.yamagata-u.ac.jp/EPC/11wadai/wadai01.html#1038
「シャチの皮下脂肪中のTCPメタノールの濃度は約1600ppb(一ppbは千億分の一)と過去に報告例がないほど高く」

現行の法律だとくじら類があがった場合、残渣は堆肥(魚粉?)などの処理しかないようですが、全国で年間にすると結構な量でしょうし、販売鯨の種類も偽装が問題になりましたし、堆肥については、そうもいってられなくなりそうですね。対策が必要に思えますが。。


[490] 北海道羅臼のシャチの調査 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/22(Tue) 15:20  

ある研究者の方から伺ったお話です。

シャチ9頭の調査ですが、処理は役場が国立科学博物館に依頼されたとはいえ、科学博物館の許可なしには他の研究機関も、誰も触れられず、しかも、死体は1週間、港につなぎっぱなしだったそうです。野生動物の感染症の問題などを考えると環境的に問題ですよね。

地元の漁師さんも、救助活動もちろん、ボランティアで内臓の処理なども協力出来たのにできなかったと聞きました。

他の研究機関がサンプリング検体を手に入れるのも全部国立科学博物館を通してだそうですが、迅速に出来るのならともかくも(^^; こういうことが起こった場合は速さが勝負だと思うのですが、うまくいきませんね。

日本のBSE牛も、発見されても検体がなかなか研究者の手に渡らず、昨年のプリオン専門調査会で先生方が頭を抱えてしまっておられましたが。。。

笹山さん、すみません、ブログ更新遅れております(^^;


[489] 「日本との牛肉貿易再開が本格化するまでは、カナダからの生体牛輸入は控えるべき」とのアメリカ畜産農家の声 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/22(Tue) 07:57  

来月7日に控えたカナダからアメリカへの月齢30ヶ月以下の生体牛の輸入再開だが、ここに来て、アメリカの畜産農家から「日本との牛肉貿易再開が本格化するまでは、カナダからの生体牛の輸入は差し控えるべき」との強い意見も出てきた。
その疑惑の根底には、先日、アメリカの調査団がカナダで、1月に発生したBSEの原因調査で、カナダの豚・鶏・ペット用飼料の牛用飼料との交差汚染を指摘する報告書がまとまったことに原因している。
また、原産国表示制度(COOL)の発足を待ったほうがいいのではないのかという意見も出ている。
さらに、家畜のID−個体認識−システムも、ウォルマートなどの大手スーパー関係を中心として、急速にすすんでいるのだから、それらの制度の定着を待ってから、カナダの生体牛の輸入再開をしても、遅くはないのではないのかという声も、聞こえている。
かつて、カナダのBSE対策は完璧なものであるとされてきたが、こうして、ぼろが出始めると、とどまりを知らぬ状況となってきた。
アメリカの畜産農家のカナダへの不信感は、想像以上に大きいものがあるようだ。
実 際、カナダとの国境再開によって、カナダからアメリカに流れ込んでくる生体牛の数は、九十万頭よりはるかに多いものになるものと見込まれるのだが、規則ど おりにいけば、そのうちの月齢20ヶ月以下が、日本などに牛肉になって輸出され、残りの月齢20ヶ月以上30ヶ月未満の牛が、アメリカ国内で消費され、カ ナダに残留の30ヶ月以上の牛は、カナダで牛肉として消費されるということになるのかだが、そんなにうまく仕訳できるのかという疑問が付きまとう。
こうして、カナダ・アメリカ・日本の牛肉貿易三極構造を見てくると、カナダの余剰生体牛の押し付けどころを巡って、アメリカと日本とが、月齢30ヶ月ラインで攻防を繰り広げてきたという三すくみ構造が、透けて見えてくるだが。

http://news.mywebpal.com/partners/865/public/news612370.html


[488] Re:[486] ストランディングとドーモイ酸 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/21(Mon) 21:52  

鯨やイルカが沿岸に打ち上げられる(ストランディング Stranding)原因のひとつとして、有毒珪藻類が作るドーモイ酸(Domoic Acid(ASP) )が上げられています。
珪藻がつくる毒を貝や小魚が蓄積し、それを、いわしなどが食べ、そのいわしを鯨やイルカやシャチが食べるという食物連鎖によって、鯨、シャチ、イルカなどの大量死が生まれているという図式ですね。
この有害珪藻については、「 生態学的な仮説にもとづく有明海の調査を」http://www.sasayama.or.jp/diary/2001feb3.htm
に書いたことがあるのですが、HAB(Harmful Algal Blooms)対策というのが、世界的に重要な課題になってきています。
Algal Bloomは、日本では「水の華」なんて優雅な名前で淡水赤潮をさす場合が多いようですが、Algal Bloomは、淡水・海水かかわらずのようです。
次のサイトにいろいろな例が出てますね。
ですから、問題の所在は、飼料問題というよりは、有害珪藻による海洋汚染の問題ということが言えますね。

http://home.hiroshima-u.ac.jp/~hubol/biosphere/enclosed_sea/hab3.htm
http://www.cinms.nos.noaa.gov/focus/dom.html
http://www.wrongdiagnosis.com/artic/marine_toxins_dbmd.htm
http://www.dialog.741.com/domoic_acid_v2(1).htm
http://www.doh.wa.gov/ehp/sf/Pubs/DomoicAcid.htm

ところで、まりちゃんさんのブログの更新、楽しみにしているのですが。

http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/02/16/002.html


[487] 英国レコード協会が、オンライン音楽配信サービス奨励 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/21(Mon) 20:42  

英国レコード協会(BPI: British Phonographic Industry)は、インディーズレーベルに対して、オンライン音楽配信サービスに向けた、積極的な楽曲提供を奨励するキャンペーンをスタートした。今 後の週間シングルチャートを、インディーズ系アーティストが盛り上げていくことにも期待がかけられている。

という記事だが、なかなかやるじゃないですか。
英国レコード協会さん。
昨年の10月には、「違法ダウンロード者一斉提訴」だったのにね。
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/10/12/015.html

これhttp://www.bpi.co.uk/news/press/news_content_file_895.shtml
が元記事ですね。

http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/02/16/002.html


[486] 北海道の集団座礁シャチ9頭が肥料になることについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/21(Mon) 19:45  

毎日新聞が報道しておりましたが、
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/travel/green/doubutsunews/news/20050210ddr041040003000c.html
汚 染が指摘されがちな大型海洋哺乳類であるシャチ、アザラシやお魚を食べるシャチが、どうも堆肥、肥料として使用されることにきまったそうです。(魚粉?) 海洋哺乳類にお詳しい先生が重金属、PCB,水銀、サルモネラ、ドーモイ酸などについて心配されてますが、安全性はどうなのでしょうか?

シャチは一週間漁港に放置後、堆肥場にもっていかれたそうです。

また詳しい情報を頂戴しましたら書き込みさせていただきます。


[485] Re:[481] この掲示板では、「朝日新聞問題」と、「コメントスクラム問題」とは、連動しないで、論議することにしましょう。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/21(Mon) 10:15  

hnさん、小倉さん。
前にも記しましたように、この掲示板でのそもそもの「コメントスラム問題」への問題意識は、CNNのイーソン・ジョーダン氏の「マスコミ対ブログスクラム」の問題から派生して、コメントスクラム問題を扱っています。
私自身も、それ以前の朝日新聞問題をウォッチしていませんでしたので、この問題にまでさかのぼると、対応ができません。
したがって、この掲示板での対応なり言及は、「朝日新聞問題」と、「コメントスクラム問題」と切り離した形しかできませんので、あらかじめ、お知らせ申し上げます。


[484] 津波災害に遭われた日本人の方々のブログ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/21(Mon) 09:10  

http://blog.livedoor.jp/meitetsu3500/
がありました。リンク先のカオラックの方のブログには、http://dagashi.txt-nifty.com/weblog/200412/index.html
ダイビング時の海の中の津波の様子なども語られています。
在外公館についてのブログなども発見
http://now.ohah.net/sameera/tsunami.shtml


[483] マータイさんと、「モッタイナイ」は、駄洒落的派生? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/21(Mon) 08:32  

マータイ(Wangari Muta Maathai)さんが、日本語の「勿体ない」に大いに関心を示して、これを国際語にと、張り切られているというのだが、どうも、この発端、 Wangari Muta Maathaiさんの名前の「Muta Maathai」の部分が、「モッタイナイ」(Mottainhai)にも聞こえるというような、日本側からの駄洒落的な知恵付けから始まったのではない のでしようかね。
それにしても、植林運動家としてのWangari Muta Maathaiさんを伝えることも大切だが、女性解放・平和主義者としてのWangari Muta Maathaiさんも、伝えて欲しかったような気がする。
ちなみに、
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kuribou/onnanoisshou2.htm
によれば、「勿体ない」には、「惜しい」のほかに、「おそれおおい」または「神にたいして不届きである」との意味もあるとのことで、「勿」は「物」であるところから、「勿体ない」とは、「物事の本来あるべき姿では無い。」という意味となる。

http://nobelprize.org/peace/laureates/2004/maathai-bio.html


[482] 北海道岩見沢などで水にジクロロメタンが検出された件について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/21(Mon) 07:37  

笹山さんおはようございます。

16日に混入が発覚し、19日の16時に公表されたそうですが。。。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050220k0000m040117000c.html
感受性の高い立場におられる方や、リスクを可能な限り排除されたい時期におられる方もいるわけですから、このタイムラグは非常に痛く感じます。どうしてこう速やかに公表ができないんでしょう。

http://news.google.com/news?hl=ja&ned=jp&q=%E5%B2%A9%E8%A6%8B%E6%B2%A2&ie=UTF-8&scoring=d


[481] 無題 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/02/21(Mon) 00:45  

hnさんへ

>次に、小倉秀夫弁護士についてです。
>彼は、朝日新聞記者の弁護に失敗した。
>それを隠すために、神学論争のような話を長々と続けているだけです。
>全ては、自身に都合の悪い事実を隠すためです。

 あなた自身が「若隠居」氏なのか、「若隠居」氏のブログを軽信したのかはわかりませんが、そのような根拠のない決め付けで他人を批判するのは間違っています。
 
  私には、朝日新聞記者を積極的に弁護する理由はないし、現段階で公開されている資料では、朝日新聞記者捏造説を裏付ける資料など、信用性が疑わしい松尾氏 の証言(彼には、後に証言を覆す動機があり、かつ、後の記者会見での証言内容が正しいことを示す客観的な証拠は提出されていない。)しかないのですから、 客観的にいうと、朝日新聞記者捏造説の方が自説を立証し得ていませんから、私が「朝日新聞記者の弁護」に深い関心を持っていたのだとすれば、何もごまかす ことはありません。

 ただ、朝日新聞社をとても嫌悪されている方々にとってはその話題はとても重要で、いつまでもその話題を論じていたい のかも知れないのですが、私はそんなに朝日新聞社を好きでも嫌いでもないので、ネット社会における現象として関心があった「コメントスクラム」や「ネット 右翼」の話題に移行しただけのことです。



[480] 「百年前のカラー写真」これホントなんですかね!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/20(Sun) 21:23  

サイトでの説明によれば、
「ロシアの写真家である Sergei Mikhailovich Prokudin-Gorskii (1863-1944)が1900〜1910年代に撮影したカラー写真。
白黒写真を、後から着色したものではない。
赤・緑・青の3色で撮影した物を組み合わせて、一枚の写真とする撮影技術により、数千枚撮影したようだ。
今、撮影したように見える程、鮮明で美しい写真ばかりで、驚くしかない。」

とのことだが、以下のサイトをまづ、ごらんあれ。
それ以外の写真は、こちらのサイト
http://images.google.com/images?q=Sergei%20Mikhailovich%20Prokudin-Gorskii%20&hl=xx-hacker&lr=&c2coff=1&sa=N&tab=wi
をご参照。

http://bbs.enjoykorea.naver.co.jp/jphoto/read.php?id=enjoyjapan_12&nid=49755&work=list&st=&sw=&cp=3


[479] Re:[478] 「メディア・スクラム」に対する拮抗力形成 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/20(Sun) 20:11  

hnさん。
どうも、おいでいただきありがとうございました。
381で「「記者ブログはなぜ潰されやすいのか」との論評」について書き、「ブログ 炎上」というキーワードで、探しているうちに、昨年、レコード輸入権問題で、この掲示板にも、いらっしゃったことのある小倉先生のサイトでの論争を知ったという次第です。
記者ブログというものに関心がいった経緯につきましては、私のブログ「増えているという「記者ブログ」は、単なる「つぶやき」なのか、掲載されない情報の「オーバーフロー」なのか? 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=216
「「コメント・スクラム」か、「ブログ・スクラム」か?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=221
「「 パブリック・ジャーナリズム」の原点とはなになのか? 」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=222
などをご参照ください。
特にご指摘の、「TV局・新聞社・電通の、金と権力を使ったコメントスクラム」への対抗については、「「コメント・スクラム」か、「ブログ・スクラム」か?」のなかで、
「CNN のイーソン・ジョーダン氏の場合は、「コメント・スクラム」ではなく、まづ、「ブログ・スクラム」があって、それを、ぎりぎりまで静観していたニューヨー クタイムズなど大手マスコミが、旧メディアの同志を裏切った形で、暫定「メディア・スクラム」を組み、書き始めた時点で、CNNの上層部が動き始めたとい う展開のようだ。日本の場合は、コメントスクラムで「祭り」が始まるのだが、ブログスクラムで、「メディア・スクラム」を組む既成のマスコミへの「祭り」 が始まるという展開には、まだ、なっていないようだ。」との見解を述べています。
本来は、メディアスクラムに対する拮抗力として、ブログスクラムが形成されなければならないのに、その力が、このような形で分散されているのは、残念な感じがしています。

もっ とも、「本来は、ブログスクラムが形成されるはずが、コメントスクラム問題に矮小化され、その対決構造の形成がそらされたのも、メディア側の深謀遠慮 だ。」と、hnさんが解釈されておられるのでしたら、それはそれで、ひとつの解釈になりうるものでしょうが、その証拠を私は、見つけることは、まだできて いません。
ただ、「記者ブログ」については、なんとなく、既成メディア側からの「すりより作戦」「取り込み作戦」「同質化作戦」のようなにおいは、感じられるのですが。
それは、メディアの経営主体というよりは、記者本体の本能的な自己保身欲求にもとづくものなのかもしれません。


[478] 無題 投稿者:hn 投稿日:2005/02/20(Sun) 19:52  

笹山先生の掲示板に、欺瞞が幾つか見受けられたので、書き込ませて頂きます。

先ず、ホリエモンのような人物については、
http://nikaidou.com/column01.html
上記リンク先をご覧頂ければ解るように、既にメッキが剥がれつつあります。
元々ネットベンチャーといわれる業種には、まともな人物は少ない。

次に、小倉秀夫弁護士についてです。
彼は、朝日新聞記者の弁護に失敗した。
それを隠すために、神学論争のような話を長々と続けているだけです。
全ては、自身に都合の悪い事実を隠すためです。

それについての謝罪が行われない限り、失われた彼のステイタスは戻りません。
笹山先生さえも、枝葉の部分にだけ言及し、騒動の元となった事実から、目を反らしています。

>個としての常識形成と、そのマニフェストの機会を、あたかも、
>「すでに常識の多数派形成済みですよ、あなたの常識は、異端ですよ。」
>とのメッセージを含んだコメントスクラムという決め付けによって、
>抹殺することに対しては、対抗していかなくてはならないという、小倉弁護士の意見には、賛成である。

ネットの個人による自発的な「コメントスクラム状態の自然形成」より、遥かに大きな危険である
「TV局・新聞社・電通の、金と権力を使ったコメントスクラム」への対抗の方が、
リベラルの維持にとって、急務だと思います。


[477] 「炎上レベル表」なるもの 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/20(Sun) 18:56  

http://blog.goo.ne.jp/wakainkyo/e/4d6f16bc50e5a1dc8029cd4332d37a00
に、「炎上レベル表」なるものが掲載されているので、再引用させていただきます。
なお、ここに記されている対象サイトは、炎上はしていないし、すでに、鎮火状態にあるもののように感じられます。
ですから、この逆に「鎮火レベル表」というのも、作成可能のように感じられますね。

(引用)
1:頓狂な見識をばらまく(燃料仕込み)
2:善意の第三者からツッコミが入る(マッチが擦られる)
3:ツッコミに罵倒・嘲笑・威圧・不誠実で返す(着火&燃料投下)
4:議論を求めて侃々諤々/野次馬流入(炎上第一段階)
5:根拠なき勝利宣言/呆れてまじめな発言者去る(崩落開始)
6:残るのは厨・粘着/野次馬流入(炎上第二段階)
7:状況悪化にうろたえて思わず燃料投下(爆発)
8:荒れ果てるor寂れきる(炎上最終段階)
9:逃亡(焼失)
10:現場検証(まとめサイトや記念館建立、たまに自己批判)
(引用終わり)

で、「鎮火レベル表」の例としては、
3の段階で、丁重かつ、長大な建設的返答を、各種の膨大なリンクを交え、差し上げる。
4.の段階で野次馬が乱入してきた際には、すでに議論のレベルが、高度の段階にあることを丁重に知っていただく。
5の段階で、ほぼ鎮火を確信しながらも、なおも散発する、各種意見の消尽を待つ。
6の段階で、新たな話題や、同じ話題でも、レベルの違う、または角度を違えた話題提供で、新規参入のみなさまと、固定の皆様との交流を図る。
7の段階で、再度、当初の問題提起をして、すでに、その話題が、トートロジーの段階に達していることを、訪問された方々とともに、了解づくで、確認する。
8の段階で、問題の総括をして、反応を待つ。
9の段階で、長大なまとめ文と、建設的な提案を掲載し、今後のシミュレーションの素材とする。

なんてことを考えましたが、さて、実際はどうでしょうかね。

ともかく「炎上」を避けるためには、結局は、あふれるごとき文章と、阿修羅のごとき、マシンガンのごとき、タイプの放水で、鎮火が決まるように思えます。


[476] Re:[475] 「ホリエモン」の経済活動に注目 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/20(Sun) 15:54  

桜の花さん。
しばらくです。
どうも、お気に触る格言を引いてしまって申し訳ありません。
これには、前段があっ て、あるサイトで、 「ホリエモン」さんが、年上にかわいがられないのは、ネクタイをしていないなどの外見的な要素が作用していて、結果「出る杭は、打たれる。」現象になって いるんじゃないのかということになり、この日本的な「出る杭は、打たれる。」というような意味の格言は、日本以外にもあるんじゃないとかということで、論 議が発展していまして、
英語では、
"The squeaky wheel gets the grease"(ギシギシ音を立てる車輪ほど、油を塗ってもらえる。)とか、
"A tall tree catches much wind."(高い木ほど、強い風を受ける。)とか
「出頭的椽子先爛」(頭を出している垂木は先に腐る)とか、
「樹大招風」(木が大きいと風を招く)とか、
「人怕出名猪怕壮」(人は有名になるのを恐れ、豚は太るのを恐れる)とか、
いろいろ、海外でも、同じようなものがあるんではないかということになっていたんですね。
で、最後の「人怕出名猪怕壮」の日本版の格言では、「桂馬の高上がり(桂馬の高飛び)、歩のえじき」ってのがあると、私がこう思ってしまったということです。
ですが、おっしゃるように、今の「ホリエモン」バッシングには、いろいろな無理があることは、「国際的に見た株式の時間外取引」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=227
でも、触れさせていただいたとおりです。
桜 の花さんのおっしゃっている中で、注目すべきなのは、「デジタル放送のウエーブのインフラを緊急時の国や地方自治体の防災ネットワークに利用するだけでも 有線回線切断を考えると好ましいことではないでしょうか」とのご発言の中でご示唆されているように、「ネット社会と、既成インフラとのハイブリッド化に よって、生まれうる新しい日本社会の構築」ということなのではないでしょうか。
これらの融合インフラを、ネット社会からのアプローチによって実現できる方途が開けつつあるということなのでしょう。
今日の堀江社長の会見の中でも、何ゆえにニッポン放送なのかとの問いに対して、そのようなハイブリッド化への展望を示されています。
そのようなスキームこそが、閉塞した日本経済の進路を切り開く大きな力になるものとも思われます。
ただし、障害のより少ない形でのプレゼンテーションであれば、その実現への道は、かなりスムーズに行くとは思うのですが。
世の改革者たちの歩んできた「鼻息荒く、効少ない」道は、「ホリエモン」さんには、歩ませたくないものです。
いえ、野党で暇をかこっている、かつての政治改革者のことを言っているのではありませんが。


[475] 「ホリエモン」の経済活動に注目 投稿者:桜の花 投稿日:2005/02/20(Sun) 13:59  

笹山さん 
474に対しては反対に思える意見をもっています。

私は彼の今までの経済活動からネット社会こそが 今の政治の中で話題の「地方の時代」を演出できると思っていますし、且つ政治家も経済界も教育界も真剣に考えるべき時代に突入したのだと思っています。
彼 は「ネット社会の優れた経営者の一人」だと考えるべきですし、日本社会は日本経済活性化の為に「多くの新しい経営者」が出現できる社会環境こそ推進すべき だと思っています。彼の関心の多くは免許事業に興味を持っていも様ですね。ある面では既存の国に依存する経営者の体質と変わりません。そこに事業の旨味と 確実性を感じているのだと思います。

簡単に言いますと・・
・デジタル放送のウエーブのインフラを緊急時の国や地方自治体の防災ネットワークに利用するだけでも有線回線切断を考えると好ましいことてはないでしょうか。多分裏に政治家が付けば簡単に地方自治体は予算化してしまうと思いませんか。

ネット社会だからこその・・私のこの件の背景的考え。
・ネット社会は 政治家・官僚・経営者の非社会的な日常行動を即時的に明るみに出します。社会生活の中でも新しいタイプの犯罪すら増加しています。
昨今政治家は「愛国心教育・・」と嘯いています。
私 は「愛国心教育」を教えるならば同時に「自己愛教育」も教えるべき事のようにおもいます。この「自己愛」に満ち満ちて偏った性格の持ち主が「政治家の一 部・官僚の一部・経営者の一部」に存在して社会悪になっているようにすら今の社会では思えないでしょうか。現実に国民の不満にもなっています。これらの事 もネットの持つ意思伝達の即時性が今まで隠蔽できていたものを顕現したにすぎないと思ってもいます。
そこで・・
教育界にあっては『新しい時代に則した道徳規範』さえ必要になると考えています。それは古典や宗教で語られる『道徳』とも違います。
ネット社会では従来の社会規範よりもそれ以上に『個人個人の自制心(封建制社会とは違った)』が求められる社会になると思います。且つ『人間の尊厳を尊重した中での自由な意思表示・闊達な行動』を求める社会作りが『地方の時代を語る政治家の使命』だと思っています。

・地方の時代のネット社会が演出するものとは・・
即時的な意思伝達、膨大なデーターベースを生かした生活、大資本に頼らない小資本でもできる経済活動への回帰、強い精神力と生活や仕事の智恵への回帰、高齢者が精神的成長を満喫できて且つ地域や社会生活に積極的に参加しているその様な社会・・・だと思います。

「ホリエモンについての」結論ですが・・
従来の株式市場で暗躍した仕手筋・昔の糸山英太郎氏を代表とする個人資産を背景とする乗っ取り屋とは完全に異質なタイプです。
今の時代の全ての意味で日本は『過渡期』という認識にたつのであれば、そして彼の若さと人生経験のないところを補完するならば、
政治・経済で代表する人達は プロ野球界に投じた一石を見て、彼が示唆する中で意味する『ネット社会』を汲み取る事ができれば 日本は大きく変化できるのではないでしょうか。
今の政治家・経営者に欠けている「気力・精神力」を彼に感じます。


[474] 「ホリエモン」バッシングをことわざにたとえると。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/20(Sun) 11:58  

「出る杭は打たれる」とたとえる人もいるけど、「桂馬の高上がり、歩のえじき」ってのが、本当なのかもしれない。


[473] Re:[472] [471] [470] 抗鬱剤を飲んだら自殺者2倍? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/20(Sun) 11:25  

ご紹介のサイト
http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/330/7488/389?ehom
の なかでは、「抗うつ剤の中で、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor:SSRI)と三環系抗欝薬( tricyclic antidepressant )を比較した場合、特に、SSRIのほうが危険だったという確たる証拠は見られなかったが、SSRIの危険性を排除すると いうまでにはいたらなかった。」と書いてありますね。
ここら辺の実証は、あおりではなく、科学的にいきたいものですね。

http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/330/7488/389?ehom


[472] Re:[471] [470] 抗鬱剤を飲んだら自殺者2倍? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/20(Sun) 10:57  

笹山さん、こんにちは(^^
BMJが特集みたいになってます。

SSRIs and suicide updated 19 February 2005
http://bmj.bmjjournals.com/


[471] Re:[470] 抗鬱剤を飲んだら自殺者2倍? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/20(Sun) 10:49  

これについては、昨年10月17日の私のブログ「「子供や青年の抗うつ剤服用が、自殺への引き金に」と、FDAが警告」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=118
で紹介したように、FDAが警告したことですね。
こ のEli Lillyのプロザックのほかに、Pfizerのゾロフト(Zoloft)、Forest Laboratoriesのセレクサ(Celexa) とレクサプロ(Lexapro)、Eli Lillyのシンバルタ(Cymbalta 一般名duloxetine)、Wyethのエフェキソー(Effexor)、Bristol-Myers Squibbのサーゾーン(Serzone) などがあるよですね。
厚生労働省は、「パキシル」(塩酸パロキセチン水和物)については規制したようですが、ほかの上記の薬については、規制は、どうなのでしょう。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=118


[470] 抗鬱剤を飲んだら自殺者2倍?&アドバスターズ(広告退治屋)という雑誌 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/20(Sun) 09:53  

日本はもちろん、世界中で使用されているSSRI型抗鬱剤なるもので、治療の為に飲むのに、飲んだら自殺者が2倍云々、という報告が出てきたそうで、あるMLでBMJの論文とともに話題になっているんですが、検索していたらこんなサイトを見つけました。

Adbusters(広告退治屋) アドバスターズという雑誌からの紹介なんですが

プロザックの秘密
http://adbusters.cool.ne.jp/prozac.htm
アドバスターとは ←なかなか面白そうです
http://adbusters.cool.ne.jp/info1.htm
http://adbusters.cool.ne.jp/
http://adbusters.org/home/

ワシントンポストの記事
Clinical Trials Find Increased Suicide Risk with Antidepressants
http://www.thedaily.washington.edu/worldnation.lasso



[469]  ブラジル、牛肉ブームで殺人が多発 米国生まれシスター惨殺で漸く政府が対策に本腰 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/20(Sun) 08:44  

本当に考え直す時期にきていますね。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/forest/news/05021901.htm


[468] 「ホロニックな常識」の時代−小倉弁護士の言われる「常識」の再解釈- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/20(Sun) 08:29  

例の小倉弁護士の「まとめコメント(コメントスクラムと「常識」の押し付け)」http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/d/20050219
で、小倉さんが言わんとする「常識」の意味が、まだ、理解できないでいる人が多いように見受けられたが、こういうことなんじゃないのかな、と、思う。
つ まり、これまでのマスコミ主導型の「護送船団型」常識形成過程が、IT時代になり、「ホロニックな」常識形成過程に変わってきているにもかかわらず、あい も変わらず、ネット社会においても、「ウヨ」「サヨ」などの層別ツールでもって、多数は形成をしたがり、挙句の果ては、多数は形成のツールとしての「コメ ント・スクラム」を組みたがる。
で、この「常識」なる言葉を、釣りの「浮き」にたとえれば、
これまでは、マスコミ主導型の巨大な浮きが、 海面に数個浮いているだけで、その浮き沈みを見ていれば、「常識にたがう行為」はしなくてすんだものが、海面に、ホロニックな幾万もの浮きが、絶えず、ち らちら、浮き沈みしている状態になって、それらの浮きを指差して、「あれはウヨ、あれはサヨ」といっていること自体が、滑稽な事象である。ということなの だろう。
相変わらず、浮きの沈み具合によって、小さな生簀に、浮きを囲い分けることのおろかさとでもいうんだろうか。
もっとも、ホロニック化した浮き自体にも、自らで考える常識の形成力に、まだ、自信が無く、隣の浮きの上下を見て、右往左往している面も、まだあるのだろう。
つまりは、「IT時代の常識形成のプロトコル不在」の中で、旧来社会の決めつけと、その層別基準にもとづくバッシングのみが生きているという、過渡期の段階なのだろう。
小 倉さんのいわれる「自分の考えが「常識」に合致しているという認識によってのみその言動が主観的に正当化されている以上、やむを得ないのかも知れません。 (中略)そのコメンテーターの「常識」はその blog主の「常識」とは合致していないため、1対1ないし1対少数だと、そのコメンテーターのコメントは無視されるかはねつけられるかで終わることが多 いといえます。」ということで、コメントスクラムへの誘引が強く働くということなのだろう。
個としての常識形成と、そのマニフェストの機会を、あ たかも、「すでに常識の多数派形成済みですよ、あなたの常識は、異端ですよ。」とのメッセージを含んだコメントスクラムという決め付けによって、抹殺する ことに対しては、対抗していかなくてはならないという、小倉弁護士の意見には、賛成である。
ブログ主も「唯我独尊」、コメント主も「唯我独尊」であれば、ブログ主と、コメント主との間の、「プロトコル摩擦」は起きないはずだ。
サイトhttp://www.ucl.ac.uk/sts/sm/sciencec.htmは、科学と公衆とのプロトコルの必要性を述べたサイトだ。
弁護士など、社会科学のオピニオンリーダーにとっても、科学者の公衆への伝達同様、イタコ(霊媒介者)的存在としての役割が必要な時代なのかもしれない。

http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/d/20050219


[467] 「食材からノロウイルス出ず 「なぜ食中毒」」という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/19(Sat) 19:58  

http://www.373news.com/2000picup/2005/02/picup_20050213_3.htm
によれば、
「鹿 児島県から昨年末、ノロウイルスによる食中毒として処分を受けた飲食店、福祉施設の関係者に、不満と不信がくすぶっている。食材からウイルスは検出されて いないのに食中毒と断定されたからだ。「総合的に判断した結果」とする県に、業者は「ほかに感染源の可能性はないのか。断定理由や説明があいまい」と納得 していない。」
というのだが、これは、これまでのノロフィルスと、今回のノロウィルスの決定的な違いに、行政側が対応できていないためではなかろうかと思う。
http://www.sasayama.or.jp/akiary051/200501.html#20050116
に も書いたように、ノロウィルスの感染経路としては、従来型のコモンソース(common source ourbreak または、point source outbreak )(共通感染源、発生のルートが、食や水関連の点的なもの)と、新らしい人から人への感染(蔓延性(継続的)感染源、person-to-person outbreak または、propagated outbreak)とがあるのだが、これまでは、ノロウィルスといえば、必ず、食中毒と連動して感染様式が考えられてきた。
その名残りが、行政を含めた公衆衛生関係者の間に、今回、見られたように、私自身は感じている。
つまりは、本来は、蔓延性(継続的)感染源への追求も含めて、されなければならなかったものが、従来どおりの共通感染源のみの追求がされたがために、食堂・レストラン関係が、槍玉に上がってしまったという構図である。
なお、私の上記記事の中には、ノロウィルスが発生した、全国数多くの食堂、福祉施設、レストラン、ホテルなどの固有名詞が出ているのだが、これは、報道なり行政によって公表されたものばかりである。
ただし、新聞報道の固有名詞は、サイトの進行とともに検索から消えてしまうのだが、私のサイトだけが、固有名詞が消えずに残ってしまうので、それで、いまだに、検索頼りにアクセスされてこられるかたも多いようだ。
検索されてきたかたの中には、「明日家族なり友人と行く食堂やレストランやホテル、大丈夫なんだろうか?」と、たまたま、検索されて、私のサイトにぶち当たってしまったという方もあるのかもしれない。
当該施設にとっては、迷惑千万な話なのだが、利用者にとっては、周知してもいい事実なので、そのまま、記載してある。

http://www.373news.com/2000picup/2005/02/picup_20050213_3.htm


[466] 小倉秀夫弁護士の「総括・コメント・スクラム」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/19(Sat) 17:00  

4日ぶりに更新された、小倉秀夫弁護士の「総括・コメント・スクラム」論が、今日掲載されました。
早々と、小倉弁護士、余裕の総括でした。
「コメント・スクラム」という、自ら造語されたひとつのキーワードで、ネット社会でのいろいろな問題点を総括されたと思います。

http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/d/20050219


[465] 私のブログには、外国のお客さんもあります。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/19(Sat) 14:48  

で、一例を挙げますと、
このごろでは、ずいぶん精巧な、「日本語⇒英語」自動翻訳ソフトがあるようで、
と思ったら、なんだ、Googleのサイト翻訳ソフト
http://216.239.39.104/translate_t
でしたね。

私のサイト「Tim Johnson 上院議員のカナダとの牛肉輸入再開反対論」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=223
を、Googleの自動翻訳で英語に変換され、
このように
http://216.239.39.104/translate_c?hl=en&sl=ja&u=http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php%3Fm%3D20050214&prev=/search%3Fq%3Dsasayama%2Btim%26hl%3Den%26lr%3D%26sa%3DG
読んでいらっしゃる方もおられるようだ。
もっとも、以下はお笑いだが、もともと、この「Tim Johnson 上院議員のカナダとの牛肉輸入再開反対論」のネタは、英語のサイトなんだから、これが私の拙訳で、日本語に訳されたものを、さらに、この方は、英語に変換して読まれているというわけ。
なんだか、申し訳ないなぁ。


[464] 「IT時代のジョハリの窓」から見た「コメント・スクラム」現象 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/19(Sat) 14:13  

http://d.hatena.ne.jp/hizzz/20040716
のなかの、「「われ」と「われわれ」」のなかに引用されている小原信さんの「iモード社会のジョハリの窓」は、ちょっと、面白かったです。
ついでに「IT時代のRD レインの結ぼれ」なんてのも、書いて欲しかったです。
若いときに、この「結ぼれ」KNOTS(Laing, RD.)
http://www.neth.de/Interact/Sprachspiele/Autopoetry/Knots.html
を読んでいるうちに、「ここはどこ?」「アタシッテだあれ?}てな、サイケな気持ちにさせられてしまったことがある。
映画「カッコウの巣の上で」
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=4572#COMMENT
ってのは、これを元にした映画でしたっけ?
こういうのは、「過剰なフィードバック」とでもいうんでしょうか?
となると、小倉秀夫弁護士が言われる「コメント・スクラム」現象というのは、「過剰なフィードバック」により発生する社会現象とでも言うんでしょうかね。
「IT時代の神経症的症候群」そんな感じもいたします。

http://d.hatena.ne.jp/hizzz/20040716


[461] 98年〜の牛について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/19(Sat) 12:00  

今週の週刊ポストに掲載されていた内容から抜粋です。http://www.weeklypost.com/050225jp/index.html
畜産関係者の証言には背筋が寒くなる。
「98 年頃から原因不明の病気で死ぬ牛が増えた。当時はBSEの知識もないし、病気の牛は早目に処分して肉にした。格安国産牛のバーゲンセールや牛肉食べ放題の 店なんかに回されたケースが多い。全頭検査までは全国でやっていたから、35頭なんてとんでもない。2ケタ違う」

96年生まれはBSE発生が多いですが、98年ごろはそれらの同世代の牛が、ちょうど出荷されはじめる頃になりませんでしょうか。

96年3月20日、英国の「BSEがヒトに感染する」発表を受けての、日本の96年4月の肉骨粉禁止を目前に、96年3月には肉骨粉の使用量がピークに達した(飼料月報より)ということなど、「狂牛病は終わらない」という本で指摘されておりましたので、気になりました。
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog4.htm#7909

食品安全委員会に、事実関係を確認してもらえないか、とメールしてみました。

しかし98年頃なんて、皆知らないで、モリモリ食べてましたよね。(^^;まったく腹の立つことです。



[460] Re:[458] 呼吸器症状のない鳥インフルエンザ患者が死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/19(Sat) 11:43  

まりちゃんさん。
下記サイトが元ネタのようですね。

鳥インフルエンザの症状として、これまでの呼吸器系統の症 状を見せるものとはちがった、肺炎や下痢の症状を見せる致命的なものがあるということが、昨日、ホーチミン市病院など、ヴェトナム各地病院や、イギリスの オックスフォード大学などの国際共同研究チームの研究でわかったという報道ですね。
これによると、一年前に南ヴェトナムで、9歳の少女と、4歳の 男の子の姉弟が、脳炎の症状で死亡したケースについて、研究者が、その姉弟から検出した鳥インフルエンザ・ウィルスを精密に検査した結果、「これらのケー スによると、H5N1インフルエンザの臨床スペクトルムに属する疾患について、これまで考えられていた範囲よりも、より広い範囲にわたるものであるという ことがわかったものであり、したがって、このことは、鳥インフルエンザに対応する臨床的ならびに公衆衛生上の対応について、重要な影響を与える研究成果で ある。」としていますね。
これまでは、鳥インフルエンザウィルスは、一般的に、脳炎を惹き起こし、呼吸器系、神経系、消火器系を損傷し、心臓・陣腎臓・肝臓疾患に至るというのが、常識でしたが、最近鳥インフルエンザで死んだ患者には、脳炎は見られなかったとしています。
このケースでの鳥インフルエンザで死んだ子供の場合は、その家で、健康なシャモを飼っていて、また、その周囲の村や周辺の小池なり川でも、鶏やアヒルはいたが、それらには、病気が無かったということは明らかなのだといいます。
もし、その姉弟が病気に巻き込まれたのだとしたら、潜伏期間が異常に長かったためと見られるということです。
そ れでも、彼らの直腸から取り出したウィルスがどのような属のものであったかが、主な関心事で、これによって、込み合った生活形態や、下痢などによって、人 から人への鳥インフルエンザウィルスの伝染が起こったかどうかがわかるのだといっていますが、それらの詳細についての記述は、この記事ではないですね。。


http://today.reuters.co.uk/news/newsArticle.aspx?type=healthNews&storyID=2005-02-18T173527Z_01_B86434_RTRIDST_0_HEALTH-BIRDFLU-DC.XML


[459] ブログのコメント欄をオフにするかしないか、についての論争 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/19(Sat) 08:44  

http://blog.goo.ne.jp/misirin/e/23c1a8e11f575615430877088065f180
ですが、なるほど、ごく普通の感想としては、このような意見は貴重ですね。
私の場合は、海外からの多量のコメントスパム-これは、ポーカーだの何だのという、ギャンブルなどのサイト宣伝のためのコメントが紛れ込むのがわずらわしくて、ブログのコメント欄を閉鎖してあります。
ですから、ブログの機能の半分しか利用していないというわけですね。


[458] 呼吸器症状のない鳥インフルエンザ患者が死亡 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/19(Sat) 00:01  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050218-00000173-kyodo-soci

http://content.nejm.org/cgi/content/short/352/7/686


[457] Re:[456] はてなブックマーク注目記事ポータル 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/18(Fri) 20:12  

garyoさん。ありがとうございました。
カリスマブックマーカーなんてあるんですね。
そこのサイトから、引用させていただきますと。

2004 年11 月 (単位:千人)
ウェブサイト名 利用者数 ドメイン名
livedoor.jp ライブドアブログ 7,385
hatena.ne.jp はてな (人力検索、ブログ等)4,847
exblog.jp エキサイトブログ 2,819
jugem.jp JUGEM (ブログ)2,609
cocolog-nifty.com ココログ (ブログ)2,452
seesaa.net Seesaa ブログ 1,402
ecnavi.jp EC ナビ (価格比較)1,350
yaplog.jp ヤプログ (ブログ)1,121
9199.jp クイック (一括検索)1,095
okweb.jp OK ウェブ (Q &A コミュニティ)888
yongjoon.jp ぺ・ヨンジュン公式サイト 626
恐るべし、ですね。この数。
ついでに、さらにリンク伝いに行くと、
「「ブログの大半は過去2カ月更新無し,平均の更新頻度は2週間に1回」,米調査」http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20031007/10/ですって。
これは意外ですね。

http://blogs.yahoo.co.jp/m_t_379/81955.html


[456] はてなブックマーク注目記事ポータル 投稿者:garyo 投稿日:2005/02/18(Fri) 20:00  

はてなの新サービス「はてなブックマーク」を使って作ってみました。各サイト毎にどの記事が注目(ブックマーク)されているか調べて注目の多い順に表示します。

インターネットは情報がたくさんあるので、どうやって面白い情報があるか探す方法が今後重要になる気がします。

http://f58.aaa.livedoor.jp/~garyo/RSS/pukiwiki.php?FrontPage


[455] 秋田空港ターミナルビルの交際費問題・新たな火種 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/18(Fri) 18:56  

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050218a
によれば、
「県 出資の第三セクター・秋田空港ターミナルビルの交際費問題で、15年6月に離任した同社の中村舜一元社長が自民党県議団の調査に対し、寺田典城知事(空港 ビル代表取締役会長)や県幹部らが参加した自身の送別会について、「寺田知事から(送別会の)費用を空港ビルで負担するよう求められた」と述べていたこと が17日、分かった。県議会建設委員会で同日行われた同社前部長の参考人質疑で同党の平山晴彦氏が明らかにし、前部長も「そのように記憶している」と証言 した。」との記事。
奇奇怪怪ですね。

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050218a


[454] すっかり和製英語化した「カミングアウト」が、海外で誤解を生まないように。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/18(Fri) 18:29  

女性タレントが、テレビ番組「カミングダウト」(日本テレビ系)http://www.ntv.co.jp/doubt/で、「集団強盗でお店をつぶしたことがある」と衝撃告白し、話題を呼んでいるが、、この「カミングダウト」がもじった、「カミングアウト」という言葉も、すっかり流行語化している。
しかし、この「カミングアウト」という言葉を英語検索してみると、出てくるのは、ほとんどというか、ほぼ、全部が「同**告白」のサイトである。
日本では、どうしたわけか、「カミングアウト」=「告白」という意味になってしまっているが。
この言葉がすっかり和製英語化してしまって、海外に出たときに、うっかり、普通の告白の意味のつもりで使ってしまうと、とんでもない誤解を生む可能性が、大いにありそうだ。
テレビ報道も、この意味をわきまえて放送しないと、世界からの反発を食らう可能性もある。


[453] Re:[452] 中西準子氏のサイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/18(Fri) 18:12  

中西さんのサイトの記事拝見しました。
これでは、ちょっとわかりにくいんじゃないでしょうかね。
一言で言えば、SSCが言っているように、「cattle oral ID50と、human oral ID50との混用は注意すべし」の一言に尽きるのではないでしょうかね。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/04/dl/s0417-4c.pdf


[452] 中西準子氏のサイト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/18(Fri) 17:27  

中西準子氏がBSEでコメントだされてますね。vCJDの総感染者数や潜伏期間など、かっきり判明してるなら、言わんとすることも理解できるんですが。
「データの読みに気をつけよう」もわかるんですが、「恣意的に「データ」にされていないことにも気をつけよう」と私は思いました。SARSの時の中国の数字なんかいい例で。(^^;

http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/


[451] Re:[450] 「 スポラディック」という概念は、病理学的なものでない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/18(Fri) 09:25  

かんがえてみれば、「スポラディック」という概念は、なんら病理学的には、縁の無い概念に見受けられますね。
同類の病気のクラスターが見つからない、特定のコホートが形成されない、nonfamilialである、という、地理学的・社会学的要素の強い概念ですね。
曝露の実態がどうなのか、感染様式が何なのか、潜伏期間がどうなのか、わからない状態の中で、「 スポラディック」かどうか、判断する基準すらないのですから。
現在、一見「 スポラディック」に見えていても、実は、長期的潜伏期間の元に、じわじわと、一定のコホートが形成されつつある、そんな事態も、想定できるのですから。
ですから、何かわからないから、とりあえず「 スポラディック」にしてしまおう、というようなものですね。
まあ、病気の「未整理箱」のようなもんでしょう。



[450] 議事録から 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/18(Fri) 09:10  

これは96年(H8年)6月の議事録ですが、診断の難しい病気ですね。

○小坂委員
(略) それからもう一つ、人間でクロイツフェルト・ヤコブ病という診断はついていない症例の脳を調べたら今、問題のたん白が証明された症例はあるんでしょうか。これは、日本でもイギリスでもどこでもいいんですけれども。

○立石先生
(略) それから、あとの御質問ですが、それはかなりあります。ほかの病気と診断されておったケースもあります。

○小坂委員
それは、振り返ってヤコブと診断すべきであったのでしょうか。

○立石先生
スポラディックなケースは割合典型的な臨床症状及び病理所見ですから、これはまず普通の神経内科のお医者さんの診断がほぼ的中しておりますが、特に遺伝子 異常を持つタイプで若く発症する、あるいは非常に小脳症状が中心になって小脳変性症的な症状を出すケース、そういうものは非常に誤診されております。むし ろそういうケースは剖検でも誤診されています。剖検でも診断がつきませんので、そうなるとプリオンたん白の染色で決まります。
そのメリットの一つは、古いケースでもそういう疑問のケースがあれば、もし病理のブロックが残っておれば今でも確定診断出来る訳ですし、むしろ今、問題の バリアントタイプCJDはそれで簡単に鑑別出来る訳ですから、これは是非この際、洗ってすべて明らかにする必要があると思います。
http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s0603-1.html

最近のは「議事概要」ということで議事録がないので、こういう詳細がわかりません。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/kousei.html#k-situbyo


[449] グリーンスパン氏の発言で、連邦準備金利の再利上げ近しとの見方広まる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/18(Fri) 08:10  

今月の2日に、米連邦準備制度理事会(FRB)は、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を現行の年2・25%から0・25%引 き上げて年2・5%とすることを決めたばっかりであるが、昨日、グリーンスパン氏が、米議会の金融サービス委員会で、「現在の金利水準は、かなり低い。」 と、重ねて発言したことで、当初、次の利上げは5月とみられていたのが、早まるのではないかとの観測が、市場に流れている。
グリーンスパン氏は、「米経済は、かなりのペースで拡大し続けているが、インフレ懸念があり、政策当局者は、警戒すべきである。」と発言した。
しかし、市場では、次の利上げがどの程度のものであり、インフレがどの程度のものであるかについての確証がつかめないようだ。
特 に、失業保険需給申請件数が、この4年間で、最低水準を記録するなど、労働市場の驚くべき改善が見られている一方で、1月の輸入製品価格の0.9パーセン トの上昇が、石油価格の上昇に伴って、見られたということなど、相反する事象が、アメリカ経済の先行き見通しを困難にさせているようだ。

http://www.sbpost.ie/breakingnews/breaking_story.asp?j=2847795&p=z8478yx&n=2847887&x=


[448] 国際的に見た時間外取引 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/18(Fri) 07:30  

例のライブドアの件で、規制が強まりそうな株式の時間外取引だが、国際的にみると、やや、逆行しているのかな、という、疑念がわいてくる。
時 間外取引には証券取引所自体で開かれる場合とECN(Electronic Communications Network/電子商取引ネットワーク)などの私設ネットワークで開かれる場合があり、取引時間前に行われる場合をPre Market tradingといい、取引時間後に行われる場合をafter hours tradingという。
ちなみに、ニューヨークの場合は、つぎのように、マーケット開催時間と前後のECNによる時間外取引をあわせると実質12時間の取引が可能である。
朝のECN時間外取引     日本時間21:00−22:30
マーケット開催時間    日本時間22:30−05:00 (NY時間9:30−16:00)
夕方のECN時間外取引    日本時間05:00−09:00

一方、韓国では、2001年12月末に株式の時間外取引が開始され、2002年4月1日より取り扱い銘柄数を大幅に拡大している。
韓国には韓国証券取引所が運営する証券取引所市場、韓国証券業協会が運営するKOSDAQ市場の2つの株式市場があり、時間外取引はこれら2つの市場の銘柄を対象に、午後4時30分から午後9時までの間、それぞれの市場での終値による一本値取引で行われている。

このように、株式市場の国際競争という点から見れば、今回のライブドアがらみの時間外取引規制は、やや、姑息で、短期的な視野に立った規制と見られても、仕方がないであろう。
あらゆるマーケットが、オンライン・トレードの通常化により、24時間取引へと移行する中で、身内の狭いTOB問題で、世界の趨勢に、日本のマーケットが遅れをとることは、あってはならないと思うのだが。



[447] Re:[446] 安全の両論併記はあるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 22:46  

フェイルセーフの観点からすれば、安全の両論併記をした場合は、安全対策に、より慎重な意見が珍重されるべきなのでしょうがね。
普通のフェイルセーフを考えた構造としては、次の四つがあります。http://www.jal.co.jp/jiten/dict/g_page/g078_2.html参照

1.リダンダント(冗長)(redundant)構造−一つの構造が壊れても、もうひとつの構造が働き続ける。
2.二重(double)構造-同じ働きをする二つの構造が、並列して働き続ける。
3.バックアップ(back up)構造−ひとつの構造が壊れた時点で、予備の構造が働き出す。
4.ロード・ドロッピング(荷重軽減)(load dropping )構造-構造のどこかが壊れると,もうその種の荷重がかからないようにする構造。

そこで、ここでの「構造」という言葉を「安全のためのシナリオ」という言葉に置きかえて見ると、次のようなことが言えるのではないでしょうか。
両論併記ということは、「安全のためのシナリオ」が二つあるということになりますね。
ひとつの「安全のためのシナリオ」が、「安全でないシナリオ」にかわった場合、もうひとつの「安全のためのシナリオ」が、それまでのシナリオにかわって、その機能をまっとうできるためには、どのような条件を備えていなければならないか、ということになります。
ひとつのシナリオの安全神話が崩れた場合のフェイルセーフとしては、同じシナリオでは、だめなわけで、4のロード・ドロッピング(荷重軽減)構造での、同じシナリオを排除した上でのシナリオ構築が必要となるのではないでしょうか。
つまり、両論併記といえども、どちらをメインとし、どちらをサブとしたシナリオ作りが必要かということが問題とされるべきだとおもいます。
時系列的な両論併記とでも言うんでしょうか。



[446] BSE対策で近く答申へ 多数意見重視と食品安全委 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/17(Thu) 21:49  

「寺田委員長は「対立する意見については、(答申に)少数意見として付記する」と述べ、すべての委員が賛成しなくても、多数意見を重視する形で答申をまとめる考えを示した。」

とのことですが、傍聴していると、構図としては、吉川座長&(時に)小野寺氏vsその他の委員全員(10人?)、に見えるんですが。(^^;

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000200-kyodo-bus_all


[445] BIGLOBE、時代を彩った「往年の名車特集」の配信を開始 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 21:32  

ということで、名車のサーキット走行映像などの動画を、同ポータル内の「クルマチャンネル」で配信する。配信期間は3月31日まで。
第1弾として取り上げるクルマは、日産「フェアレディ240Z」「スカイラインGT-R」、マツダ「R360クーペ」、アルファロメオ「1938 8C 2900B ルマン」など。
以下のサイトをクリック

http://car.biglobe.ne.jp/former/movie/car-fiarladyz.asx


[444] まだわからない「プログレ鍋」の中身 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 19:08  

私のこの掲示板もリンクしていただいている「くらやみのスキャナー A Scanner Darkly」さんの記事で、またもや、「プログレ鍋」の話が。
1 月22日のこの掲示板では、「プログレ鍋はプログレを聴きながらプログレッシブな鍋をプログレッシブに食うイベントです。そーなのです。」と、この「くら やみのスキャナー」での定義を引用させていただいたのだが、その時点では、「多国籍料理的な鍋かなっ?」と類推したのだが、今回の下記サイトでも、鍋の具 までは、わからなかった。
でも、酒は、安酒というところまでは、わかった。
例の、宝焼酎の「純」くらいをグイッグイッというところなのだろうか。
近頃は、焼酎の量り売り
http://www.dragonmall.jp/okano/shohin_hakari-takaratank.html
なんてのもあるらしいから。
話は飛ぶが、以前、鹿児島の離島の喜界島のホテルに泊まったら、「焼酎のバイキング」というのがあって、ずらっと並んだビンがさかさまに、蛇口がついていて、各種銘柄飲み放題というのがあった。
なんか、得した気持ちに、このときばかりはなりましたね。

http://d.hatena.ne.jp/kataru2000/20050212


[443] 全国知事会会長は、麻生渡福岡県知事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 18:30  

うーん。
増田寛也さんのお兄さんと知り合いなんで、複雑なんですが、やはり、この二三日の、民主党などを巻き込んだ地方分権がらみの動きが、かえって足をひっばったような形ですね。
もっと、上手にやらないと。
いうなれば「昼行灯改革派」とでも言うんですかね。
前にも、この掲示板で書いたが、もはや、地方にとっても、スローガンは、「改革」ではなくて、「改革から変化へ」(D to C )( Devolution to Change) の時代なのかもしれない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000011-yom-pol


[442] カナダからアメリカへ疑惑の牛肉輸入が発覚 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 17:21  

カナダからの牛肉輸入規制下にもかかわらず、42,000ポンド(約19トン。1ポンド=0.453 キロ)の牛肉製品が、カナダからアメリカに持ち込まれていたことが、昨日、わかった。
この牛肉製品は、「パーミット・クリープ」(Permit Creep )という偽装輸入の形で入ってくるもので、このほかにも、同様のケースはあるのではないかと、検査員は、農業担当部門を非難している。

http://www.journalnow.com/servlet/Satellite?pagename=WSJ%2FMGArticle%2FWSJ_BasicArticle&c=MGArticle&cid=1031780874147&path=!nationworld&s=1037645509161&tacodalogin=no


[441] な〜るほど 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/02/17(Thu) 17:17  

道路拡張のためだけにヤマギワが取り壊されるのが不思議に感じていましたが、こういう理由なら納得です。
ここの道路だけ拡張されても、その先のガード下は拡張のしようが無いし、昭和通りまでだけを拡張しても意味がありません。
つまり、新しいビル群まで拡張できれば良い訳です。
しかも「都市計画」ではなく「警備上の理由」ですね。

なお、ヤマギワのコンピューター部門が石丸に吸収されたように聞いています。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[440] Re:[439] RE:見事バリアフリー化なった秋葉原駅 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 15:07  

garyoさん。
どんなにハイソな場所かと思ったら、ここって、ヤマギワの後ろの駐車場跡じゃあ-りませんか。
この駐車場にも、何度となくお世話になりました。
ところどころ金網が破れていて、そこが、近道になっていました。
なんせ、万世橋警察署は駐車違反に厳しかったもんですから。
で、この横に、レーザーディスクの安売り場があって、たしか、ここの大通側が、アウトレットのコンピュータ売り場だったはず。
MIDI専門の店もならんでたかな?
このうわさが本当なら、ちょっと、私も、以後、アキバは敬遠かな?

http://www.t-t-t.jp/information/mr/index.html#map


[439] RE:見事バリアフリー化なった秋葉原駅 投稿者:garyo 投稿日:2005/02/17(Thu) 12:34  

>秋葉原はインターナショナルな街?紀宮さま、黒田さんのご新居は「アキバが目玉候補」
こちらの噂とは関係があるのでしょうか?
秋葉原の職務質問も強化されているそうですね。

http://blog.livedoor.jp/geek/archives/13861615.html


[438] Re:[437] 秋葉原 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 11:58  

「抵抗値を色で見分ける」って、例の抵抗についている縞々ですね。
私の時代は、色で見分けなくても抵抗自体に、何オームと書ける太さのものでした。
こんなサイト
http://cai.cs.shinshu-u.ac.jp/sugsi/Lecture/circuit/f_02-01.html
も、まだ、ありました。
ヤマギワさんは、取り壊しですか。
言い方が不遜になりますが、道路拡張に当たったのは、ラッキーともいえるのかも知れませんね。
世田谷のヤマギワが不振で、石丸電気に継承されたものが、それも、今年の1月に店じまい、ということで、電気店のドミノ不況現象というのは、感じていましたが、これほどとは。
コンピュータもコネクター結束だけでは、面白くないし。
車も今は、あんまりいじるところがないし。
もっと大型の自作ばやりってのも、あるかもしれませんね。
自作支援大工さんなんて発想は、どうでしょうかね。



[437] Re:秋葉原 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/02/17(Thu) 11:43  

> 区は違っても、聞きかじりさんのお膝元でしたね。

1時間くらい掛かりますが、歩いていったこともある距離です。
以前は店内の一部で喫煙できたのですが、今は日通ビルの1階だけになりました。
喫煙者が充分に気配りすべきとは思いますが、行き過ぎの感は否めません。
浅草も禁煙の動きがありますが、現区長の姿勢を見ていると、形だけのものに終わると思っています。

今では抵抗値を色で読み取る人なんていなくなったでしょうね。
一日中歩き回っても飽きない町でした。

ヤマギワの本館が道路拡張のため取り壊されます。
「電気街」ではなくなっても「アキバ」ブランドをどのような形で残してくれるのか、それはそれで楽しみです。
(上野・浅草のブランドは、是非私たちで残していきたいと微力を尽くしていますが、なかなか前に進まないものですね。)

http://www.hytn.net/netdekansi/


[436] Re:[434] ヤコブ病の交流室 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 10:15  

まりちゃんさん。
この方のこれまでをみますと、
「★海外にでかけたのは10年前、ハワイとサイパンだけ、それ以来海外 には出ていない。★ここ何年も風邪ひとつひかず、ここ10年市販の風邪薬すらも飲んでいなかった。★M社健康食品を10数年使用していた。カルシウムを補 充する製品に96年まで牛骨粉が使われていた。★発毛促進剤を昨年より使用。
★仕事で20年ほどトリクロールエチレンなどの有機溶剤を使用していた。★結婚して10年、妻である私は牛肉といえば外国産は恐い気がして和牛ばかりを生活協同組合で購入していた。」
というのですが、M社健康食品というのが、ちょっとですね。

http://ppiyoko.hp.infoseek.co.jp/seikatu.htm


[435] Re:[433] [427] 見事バリアフリー化なった秋葉原駅 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 10:10  

おや、これはうっかりしていました。
区は違っても、聞きかじりさんのお膝元でしたね。
しかも、千代田区の路上禁煙地区には秋葉原(駅近辺および、外神田1丁目、3丁目など)が、ばっちり入っていますね。
首長さんの行き過ぎた保身術の余波か、一種の潔癖行政のようなものが流行のようですが、これでは、なかなか、キッチュな面白みのある街づくりは、生まれないのではないでしょうかね。
キッチュな町を、即、犯罪性のある町とみなして、監視カメラなどの強化策をとってしまう。
(杉並区は、安全パトロール隊という名の私兵ならぬ区兵と、監視カメラによって、区民は「安全に」保たれています。まあ、もともと、キッチュには縁のない区だからこれでもいいんでしょうけれども。)
確かに、昔懐かしい思い出が、電気機械ファンの誰しも、アキバにはあるのでしょうね。
なけなしの金を持って、抵抗やケミコンや、穴なしシャシーなどを買った思い出が、私自身あります。
この前、ボリュームを売っていたので、店の親父さんに、「今でも、ボリューム、A型・B型ってあるんですか?」って聞いたら、懐かしそうに答えてくれました。
(音の変化が、A型が、徐々に大きくなるタイプで、B型が直線変化するタイプでしたっけ?)
そのうち、新幹線も、止まるんでしょうね。
そうなると、上野の地位が脅かされることになるのかも?
私にとっては、「たかがアキバ、されどアキバ」です。


[434] ヤコブ病の交流室 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/17(Thu) 09:43  

ご家族の方の手記がございました。

http://ppiyoko.hp.infoseek.co.jp/index.html


[433] Re:[427] 見事バリアフリー化なった秋葉原駅 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/02/17(Thu) 09:01  

> このように、新しい息吹に満ち溢れた秋葉原のはずなのだが、いざ、商店街に入ると、まことに、元気ないことおびただしい。

私は昔からの秋葉ファンでしたが、禁煙となってから行く機会が減りました。(^ ^;)
これは冗談としても、ラジオ会館やカード下などの部品屋には行くことがなくなりました。
専らパソコンの部品を求めているので、中央通り沿線で事が足ります。
また消耗品・小物類は近隣の事務用品店や松屋浅草のベスト電器で用を足すようになりました。
http://www.matsuya.com/mashop.html

アキバには、もうひとつ同人関係の顔がありますので、そちらの商品が増えているのではないでしょうか。

なお、常磐新線は「つくばエキスプレス」と正式に決定され、今年の8月に営業開始となるそうです。
http://www.mir.co.jp/

http://www.hytn.net/netdekansi/


[432] 「科目存置」という名の幽霊予算 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 08:19  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000005-san-pol
の記事では、「参議院で警備を担当する衛視を対象とした「衛視特別手当」が、実際に支給されていないのに、少なくとも過去十年にわたり毎年一万五千円を予算計上していた。」
というのだが、これは、「科目存置」という名の幽霊予算だ。
普通は、予算の改廃によって、いったんは、必要でなくなる科目ではあるが、将来、また、必要になりそうな科目でもあるので、千円かそこらを計上していて、科目を存置させるやり方で、国・県・市長村だけでなく、公的団体でも行われているやり方だ。
ところによっては、「存置項目」などとも言われている。
しかし、記事が言うように、科目が必要なら、その時点で設置すればいいので、何も、幽霊予算をおいておく必要もない。
もっとも、実際は、完全にゼロにしてしまうと、施策項目そのものが消え、後になって、復活が困難になるという思惑も、このサイト
http://www.jca.apc.org/fem/news/alerts/85.html
にあるように、現実としてはあるが。
全国、これら存置科目に計上されている予算をかき集めれば、相当な金額になることは、明らかである。
会計検査院さん、この「科目存置」予算撲滅キャンペーンでも、やられてみられたら?。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000005-san-pol


[431] 牛胎児血清を含まない組織培養添加剤開発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/17(Thu) 07:48  

Cellianceという会社が、牛胎児血清を添加に使わなくても、組織培養ができる方法を考え出した。
従来は、組織培養のための培地を作るのに、牛胎児血清を添加していたが、Cellianceという会社が開発した組織培養添加剤であるHybri-CYTEを使うと、牛胎児血清を使わなくても、組織培養ができるという。
特にこの方法は、BSEフリーであると同時に血清フリーであるがために、、無血清培地で組織培養が必要な、モノクローナル抗体を精製することを目的としたハイブリドーマ培養に適したものであるという。

http://www.in-pharmatechnologist.com/news/news-NG.asp?n=58118-safer-cell-culture


[430] 食品安全委員会 意見交換会の議事録 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/16(Wed) 18:44  

10月19日 ブラッドレー氏来日のときとhttp://www.fsc.go.jp/koukan/risk161019/161019_aoyama_gijiroku.pdf

12月7日 プルシナー氏来日のときの議事録が出ました。http://www.fsc.go.jp/koukan/risk161207/161207_aoyama_gijiroku.pdf

アンケート結果はまだですが。
笹山さんが問題を指摘くださったときの議事録、これより前の日に行われたのですが、遅いですね。


[429] ベトナム・ホーチミン市、全ての家きん類の処分命じる 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/16(Wed) 18:24  

笹山さん、たいへんなことになってきました。。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050216-00000024-reu-int


[428] 構造依存性免疫試検査の有効性を実証 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/16(Wed) 17:51  

スタンリー・プルシナー博士( Stanley B. Prusiner)などが、1998年に共同開発した構造依存性免疫検査(ダイレクトCDI または、サンドウィッチCDI、Conformation Dependent Immunoassay http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=66参照)の有効性が、このたび、vCJDで亡くなった方への死後の検査で、立証された。
こ れによると、the National Institutes of Health (NIH)とthe National Institute of Neurological Disorders and Stroke (NINDS)と the National Institute on Aging (NIA)などに、プルジナー教授などがくわわっての共同研究によるもので、vCJDで亡くなった28人の脳組織を取り出して、これまでの 免疫組織化学的検査(immunohistochemistry (IHC))と、構造依存性免疫検査(CDI 、Conformation Dependent Immunoassay)とを比較してみたところ、これまでのIHC検査では、全体の25パーセント未満でしか、異常プリオンの存在を検出できなかったの に対して、CDIでは、すべての検査体から異常プリオンを検出できたという。
この一連の実験によって、CDI検査の有効性が確認できたほか、将来は、生体での異常プリオン検査の可能性も、大きく前進したという。
また、vCJD以外のアルツハイマーやパーキンソン氏病の検査にも、有効であるという。

http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=20065


[427] 見事バリアフリー化なった秋葉原駅 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/16(Wed) 16:34  

かねてから、JR各駅のバリアフリー化で、一番難航しそうな駅として、私は、秋葉原駅と吉祥寺駅と自由が丘駅を予想していた。
いずれも、2線が交差する駅であるからだ。
しかし、今回、新装成った秋葉原駅では、見事に、その難題を解決してあった。
つまり、思えばコロンブスの卵なのだが、これまでの
---+---  状の交差を、ずらして、-+-----状の交差に替え、その長い辺の部分にエスカレーターを設置したようである。
その代わり、総武線から山手線、京浜東北線への乗り換えは、これまでよりも、長い道のりが必要になったようである。
(御茶ノ水駅で、総武線から中央線に乗りかえそこなう性癖のあるかたは、私自身も含めて、要ご注意。)
長いこと空き地で、スケボーやローラースケートの練習場と化していた貨物駅跡も、新ビルが建ち、今年は、常磐新線も乗り入れるようである。
さらに、「ヨドバシAKIBAビル」が、近接して建つ。
また、長いことおなじみだった万世橋警察署も、取り壊し、新庁舎に移ったらしい。
このように、新しい息吹に満ち溢れた秋葉原のはずなのだが、いざ、商店街に入ると、まことに、元気ないことおびただしい。
かつての元気のある掛け声あふれる道並みは、せきとして声なしである。
また、かつては賑わいを見せたラジオ館も、中の店は、電気関係でなく、フィギアなどのおもちゃ・模型の類の店が、閑散と立ち並ぶだけである。
「AKIHABARA CROSSFIELD(アキハバラ クロスフィールド)」
http://www.akiba-cross.jp/crossfield/index.html
再開発計画は、キッチュな面白さのあるかつての町を、どんどん崩し、進もうとしている。

http://www.shiosai.squares.net/akihabara-TX.html


[426] 「刻み胎盤」を販売、製薬会社を業務停止処分 刑事告発も検討 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/16(Wed) 14:59  

例の、ヤコブ病や未知の感染症の感染源の心配があるプラセンタ(胎盤)の美容外科やクリニックでの美容目的などでの濫用問題ですが、刻み胎盤のほうで業務停止になったそうです。90日間ですが。原料入手ルートなどを考えても心配ですね。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20050216/eve_____sei_____001.shtml
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050216AT1G1600U16022005.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050216-00000207-yom-soci


[425] 異常プリオン反応の抗体発見/鹿大・杉村教授ら 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/16(Wed) 13:17  

異常プリオン反応の抗体発見/鹿大・杉村教授ら BSE検査利用に道
http://www.373news.com/2000picup/2005/02/picup_20050216_1.htm
(抜 粋。全文お読みください(^^)「異常プリオンにだけ特異的に取り付く完全ヒト抗体の発見は世界初」、「これまでは、正常プリオンにだけ反応するものや、 正、異常の両方に反応するマウス抗体がBSE検査などに利用され、異常プリオンだけに反応するものはなかった。 見つかった抗体に標識をつけるなどすれ ば、これまで困難だった生体検査が理論的には可能になる。ヒト抗体のため、人に投与しても悪影響はなくヤコブ病の診断などにも利用しやすいという。」



[424] Re:[423] [422] 地震 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/16(Wed) 10:30  

地震、どうなんでしょう。私としては、例の雲観察サイトで、三重のほうで怪しげな雲が報告されているのがちょっとひっかかってます。

例の「「Horst Geyer:Uber die Dummheit」なるもののコメントですか? 私もどうしてこの流れで、それを引用するのかさっぱりわからなかったんですが、要するに、

”BSEについては勉強不足なので、反論のための調査と引用も面倒だし、この辺の難しい格言を引用して、茶を濁しとけ”、ということにしたかったのかな、と私は思いましたが(^^;


[423] Re:[422] 地震 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/16(Wed) 09:54  

293と295で「2月2日から、2月23日の間に、長野・岐阜を中心として、石川・福井・新潟を含む地域に、マグニチュード7程度の地震が起こると、八ヶ岳南麓天文台は、予測している」「御前崎も」
と書いたのですが、ちょっと、位置的には、ずれていましたね。
しかし、日時的には、ぴったりというところでしょう。
例の理系白書については、記者ブログとして、ブログの別のところに書いておきました。
それにしても、まりちゃんさんのコメントの下のコメント
http://spaces.msn.com/members/rikei/Blog/cns!1pqciTw8cEc9bQRgc8cCtTYg!1112.entry#comment
は、どういう意味なんでしょうかね。
この言葉は、北杜夫さんが、「ストレスを喜びたまえ」(「マンボウ遺言状」)などの文中に、好んで引用したもので、原語では、「Horst Geyer:Uber die Dummheit」
http://www.fiasko-online.de/buchtipps/dummheit.html
というもののようです。
しかし、ホルスト・ガイヤー自身は、この言葉を、諧謔的な意味でつかったものではないとされていますが。
このコメントでの場合は、なんとなく、「お前ら、細かいことは、突くな。」と、体制側から牽制しているような感じを、、受けるのですが、どうなんでしょう?

http://spaces.msn.com/members/rikei/Blog/cns!1pqciTw8cEc9bQRgc8cCtTYg!1112.entry#comment


[422] 地震 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/16(Wed) 09:34  

笹山さん、おはようございます。今日の地震は大きかったですね。私のところは棚からおやつが全部落ちる位で済んでよかったですが、皆様はご無事でしょうか、

新潟⇔銚子に構造線があるとのことですが、それ沿いに地震が少なくないように見えるのもちょっと不気味ですね。(いつものことなのかは知りませんが)
http://eoc.eri.u-tokyo.ac.jp/harvest/eqmap/tkyMAP30.html

雲との関係はどうなんでしょう。
http://2ch.skr.jp/imgboard_aozora/index.cgi
http://www3.ezbbs.net/10/0011798/
http://kuroshio.eorc.jaxa.jp/ADEOS/mod_nrt_new/index.html

ところでですが、プリオン専門調査会の審議内容がきちんと正しく報道されないことによる誤解の種まきは結構大きく成長してるんだなと思いました。例の理系白書から続く、私のBSEブログでのやりとりですが↓マスコミさん、罪ですわね。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/34fb575469e98d72622810bdaa0b688d


[421] 中央フリーウェイからは、歌の文句のようには競馬場はみえない??? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/15(Tue) 22:48  

国立府中まで久しぶりに、中央高速に乗ってみたのだが。
あのユーミンが、名作「中央フリーウェイ 」を作ったのが、1976年。
http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/cyuuou_freeway.htm
の 歌詞で見れば、調布から八王子方面にむかった光景を歌にしたのだろうが、確かに、調布から八王子方面は、真西だから、「調布基地を追い越し 山に向かって 行けば 黄昏(タソガレ)が フロントグラスを染めて広がる」なのだし、八王子に近づくと、「町の灯がやがてまたたき出す」のだが。
さらに、「左はビール工場」というのは、今でもばっちり見えるが、しかし、次の「右に見える競馬場」というのは、普通の乗用車の高さでは、それらしき塔が見えるだけで、「右に競馬場らしきものが見えそうで見えない。」といった感じなのである。
マイクロバスならちょっと違うのだろうが。
中央高速道の防音壁というのは、1976年当時は、低かったのだろうか?
ちなみに、高速道路の防音壁の高さは、三メートルというのが標準のようだが、沿線の住民の騒音公害反対によって、年々、その高さは増す傾向にあるという。
なるほど、この中央高速道は、あのセンシティブな国立を谷保周辺でカスっているから、そんなことも影響しているのでしょうかね?
しかし、3メートル以上高くしても、防音効果はないとする研究成果もある。
こうなると、防音壁の高さは、近隣住民慰撫のためだけのものなのか?
http://assess.eic.or.jp/kento/souon14_1/gsiryou/siryou2/siryou2_2.html
http://joho.densi.kansai-u.ac.jp/anc/image/meisin.jpg参照
一方で、高速道路からの視界が、防音壁によってさえぎられるという不満に対応して、「低層防音壁」
http://www.furukawa.co.jp/jiho/fj110/fj110_23.pdf
の開発や、外景可視型山形防音壁
http://www.kobelco.co.jp/technology-review/pdf/49_2/074-077.pdf
の開発も進んでいるようである。
しかし、この山形防音壁も、高速道路でのモバイル受信には、シールドや電波の乱反射などによる障害が出るようで、痛し痒しのようである。
外景可視型山形防音壁
http://www.acrysunday.co.jp/products/example/03_img/pic01.jpg
の設置で、再び、中央高速も、ユーミンの歌詞そのままの光景を取り戻して欲しいものだ。

http://www.kobelco.co.jp/technology-review/pdf/49_2/074-077.pdf


[420] 匿名性の健全性と非健全性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/15(Tue) 16:35  

小倉さん、聞きかじりさん、garyoさん、こえださん。
まとめてのレス、すみません。
匿名性が、健全的に作用しているか、非健全的に作用しているか、その判断は、管理人の価値観にゆだねられていると思います。
私の経験では、複雑なことがありました。
その掲示板で、「成りすまし」と、「自称成りすましの本物」とが現れて、その「自称成りすましの本物」のほうから、「成りすましが、自称成りすましの本物の記事を、無断で、私の掲示板のほうに転載した」として、私の元に削除依頼があったという経験があります。
ここで複雑になったのは、その掲示板の管理人氏が、無条件に、その「自称成りすましの本物」氏を真正とみなしてしまったがために、私の立場が、微妙なものとなってしまったという経験があります。
そのとき感じましたのは、匿名には、本物という名の偽者もあるし、偽者という名の本物もあるし、本物という名の本物もあり、偽者という名の偽者もある、ということでした。
ですから、ある程度の論議の進行の経過によっては、メールで実名を明かすなどの、真正性確認の補助手段が伴わないと、徒労ばっかりの苦い経験のみ残るということが、私のそのときの経験からもわかります。
また、管理者は、議論がもつれたら、断固として、削除すべきは削除しないと、二次災害が生じかねないということもわかりました。
一方健全な匿名性というのは、どういう点に現れるのでしょう。
私は、「議論の揮発性」という妙な言葉を、この際、つかいたいと思います。
volatileな議論というのは、ある意味、試し切りの議論ですから、それだけ、創造性の増す議論展開だと思います。
「作家は、ペンネームによって、創造性の放出を助けられている。」とまでは言いませんが、自由闊達な、仮面舞踏会的な創造性を作り出す、ツールのように思えます。


[419] 追記 投稿者:こえだ 投稿日:2005/02/15(Tue) 15:55  

たまにのぞかせて貰っている笹山さんの掲示板にお気に入りの小倉さんのブログが取り上げられているばかりじゃなくて、ご本人が投稿までされているので思わずコメントしてしまいました。

聞きかじりさんとは既にネット友達(なんて言っても良かったかな?)ですし・・
私もエールをおくりたくなってしまったのです。

突然の横入りスミマセンでした。




[418] 無題 投稿者:こえだ 投稿日:2005/02/15(Tue) 15:47  

笹山さんのところでレスをするのは場違いなのは承知ですが、
小倉さんのブログは笹山さんのブログで取り上げられる前からずっとROMしてました。
コメントスクラムの件については、随分考えさせられましたし、私自身も実は経験者でもありまして、小倉さんの仰りたいことはよく理解しているつもりです。
『どんなに誠実に的確に対応しても暖簾に腕押し』はその通りだと思います。そして、自分が的確に誠実にすればするほど、倍になって帰って来る徒労感は、経験した人間でないとわからないのでは、とも思います。
このブログにリンクしている『開け伝網政治』でも投稿の削除を巡って議論が交わされたことがありました。
小倉さんも仰っていますが、不適切な投稿についてはさくさくと削除すればいいし、何が不適切かは管理人の判断でいいはずです。

コメントはしませんが、小倉さんのブログは私の好きなブログの一つです。頑張ってくださいね。よく読んでます!

笹山さま 場所汚し失礼しました。




[417] 更紗姫の所は 投稿者:garyo 投稿日:2005/02/15(Tue) 14:09  

>その経緯については、トレースしていませんでしたので、なんともいえませんが。

彼氏に辞めて欲しいと言われたからだそうです。面白かったのですが。残念です。

>結局、更紗姫には「すごく大好きな人」がいて、その男性は更紗姫のネット上での活動を嫌がっている。その男性がこれ以上精神的に苦しむのを見ていられないので、「ネットを止める」とのことでした。

http://blog-yamasaki.com/archives/000980.html


[416] RE:「常識」の対立 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/02/15(Tue) 13:29  

小倉さん、ご丁寧なレスをありがとうございます。
「ガ島通信」さんにも言われてしまいましたが、小倉さんの主張は理解しているつもりです。
そしてブログをさらっと拝見しましたが、一つの方向を切り開こうとされているように見えています。
「ブログ主がそのとき考えていることをストレートに表明するのは本来的な用法です。」という運用方針を否定するものでは有りません。
ですから、小倉さんに荷担することも批判することも、そしてコメントスクラムを擁護するものでもないことをご理解ください。

私の場合は「意見交換」がメインと考えていますので、かような注意を払っていることをお伝えしたかっただけです。
ブログのRSSを登録させていただきました。
今後の動向を静かに拝見したいと考えています。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[415] 「常識」の対立 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/02/15(Tue) 12:44  

「聞きかじり」さんへ

 「自分の考えを書かれるのは構わないのですが、一部知識人といわれる人たちに見られるのが、ご自分の考えを「常識」のように書かれたり、読者に「押し付け」たりすることです。」という批判は、コメントスクラムを正当化しようとする方々からよく聞かれる話です。

 しかし、ブログというのは、本来「ウェブ日記」から派生したものなのですから、ブログ主がそのとき考えていることをストレートに表明するのは本来的な用法です。そして、それはブログ主が知識人であるか否かを問わないはずです。

  コメントスクラムは、むしろ自分の考えを「常識」としてブログ主に押しつけようとすることによって行われます。コメントスクラムに参加する人々が、「普 通」とか「一般人」とか「市民感覚」とか「常識」とかという語を多用しがちだという事実はこのことを反映しるように思います。

 したがって、彼らの考えに屈服すること(彼らの側から見ると、彼らの「常識」に従って言動を改めること)以外には、コメントスクラムを行う者たちからは「誠実に対処」したと評価されることは難しいのではないかと思います。

  ネット上で匿名で表明している考えを、思想を共通しない人が集まる現実空間でも表明していれば、家族や友人、知人等から、それは常識ではないことを告げら れる機会はあるのでしょうが、「2ちゃんねる」以来の匿名発言の伝統になれてしまった人々には、その機会は非常に少なくなってしまっているし、「2ちゃん ねる」では、自分の考えを批判する人々を、「左翼」「サヨク」「ブサヨク」「反日」「売国奴」「在日」などとレッテル張りをしてその批判を反芻しないとい うことになれてしまいました(今回の件で、私も「左翼」認定されてしまったようです。)。したがって、ブログ主がいくら的確にコメントに対して反論を行っ ても、のれんに腕押し状態というのが、現在の日本のコメントスクラムの実情です。

 このような中では実りある議論は難しくなりますので、私は、表現の自由を実質化するために、表現の匿名性を制限する方向でシステムを変えていくしかないのではないかとの思いを日々強くしています。

 。


[414] ブログの情報ハブ化とウォッチドッグ化 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/15(Tue) 10:23  

小倉さん、聞きかじりさん、garyoさん。
こうして、ブログが一巡化し普及してきますと、そこに、どうしても、情報ハブ的なものが必要になってきますし、また、その情報ハブをけん制しうるウォッチドッグ的なアンチ・ブログの存在が必要になってきます。
それをブログの階層化とみるかは、別の話ですが。
2chは、どちらかといえば、これまで、既成のマスコミに対する牽制ウォッチドッグ的な役割を果たしてきて、そして、今、その役割を終えるところに来ているのだと思います。
それは、やはり、2chの情報収集力なり質の劣化が、原因だと思います。
情報ハブ機能としては、もはや、限界ということですね。
で、それに替わりうる情報ハブ的存在のブログ、または、それを牽制しうるウォッチドッグ的存在のブログが、形成半ばなのが、現時点なのだと思います。
その隙間に、記者ブログなどが入り込み、試練を受けているのだと思います。
小倉さんのブログに対しても、本来は、アンチ・ブログが、ひとつのオピニオンリーターの元に形成され、反小倉の主張が形成されるのが理想なのでしょう。
しかし、その場合は、「何ゆえにアンチ小倉なのか?」との反論の根拠の明確性と透明性が求められてくるのだと思います。
今までのコメントスクラムでは、寸評による「ヒット・エンド・ラン」での応酬ですんだものが、そうはいかなくなるのではないでしょうか。
現在の小倉さんのブログでのコメントを見ても、「何ゆえに、アンチ小倉なのか?」については、やや、不明確さを感じます。
2chの匿名性ということは、もともと、この2chが、アンチ・メディアの権化であったことに由来しているのだと思います。
ウォッチドッグ的ブログであっても、匿名性は、継続しうるでしょう。
しかし、このアンチの程度は、これまでのジャブの応酬から、倒すか倒されるかの、度胸をすえた匿名性にかわるでしょう。

このサイト
http://guardian.blogdrive.com/archive/cm-09_cy-2004_m-09_d-16_y-2004_o-0.html
は、カーディアン紙のウォッチドッグサイトですが、既成のマスメディアに対して、いわゆる「ウヨ」「サヨ」いずれからのサイドからも、このようなウォッチドッグ・サイトが、絡み付けば、一定の拮抗力は実現できるのではないかとも思います。
garyoさんのいわれている更紗姫サイト(「バーチャルネットアイドル 更紗姫11歳のイチゴ畑日記!」http://sarasa.itigo.jp/)も、炎上ブログのようですね。
その経緯については、トレースしていませんでしたので、なんともいえませんが。

http://guardian.blogdrive.com/archive/cm-09_cy-2004_m-09_d-16_y-2004_o-0.html


[413] 2ちゃんねる 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/02/15(Tue) 10:01  

小倉さん、始めまして。

>「ネット上では普通の人々が知識人をこてんぱんにやっつけることができる」という幻想に浸ることができる
2ちゃんねるのそのような側面は否定できませんが、その悲劇はひとつの側面ではないでしょうか。
私の場合は一参加者だったせいかもしれませんが、スルーの仕方や、きちっと書くべき時にきちっと書くことを学びました。

ただ、自分の考えを書かれるのは構わないのですが、一部知識人といわれる人たちに見られるのが、ご自分の考えを「常識」のように書かれたり、読者に「押し付け」たりすることです。
いわゆる「記事」として書かれる分にはそれなりに読めるのですが、「意見交換」の場に持ち込まれると不愉快になります。

マスゴミとか、記者のブログとか、「叩かれるエントリ」にはそのバランスのとり方を失敗しているように感じます。
ご自分の正当性をかたくなに主張されるより、ある程度「聞く耳」を持っていないとネットでの意見交換は難しいと思っています。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[412] 無題 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/02/15(Tue) 08:55  

 日本の場合、「2ちゃんねる」という文化を経てから、blog文化に突入してしまったのが一種の悲劇ですね。
 「匿名の陰に隠れれてしまえば怖くない」という意識と「みんなでやれば怖くない」という意識とが重なって、端から見れば醜悪な行動を平然ととる人々が少なからず生まれてしまったということです。
  加えて、ネット上の議論は、裁判とは異なり、どちらがより正しいかを判別する判断権者が明確にはいないため、「意図的または無意識に誤読した上で相手を非 難する→相手から反論されても同じ主張を繰り返す→相手が次第に反論しなくなる→相手をこてんぱんにやっつけたと思いこむ」ということで「ネット上では普 通の人々が知識人をこてんぱんにやっつけることができる」という幻想に浸ることができるので、コメントスクラムというのは彼らにとって夢を与えてくれる現 象になってしまっているようです。




[411] Re:[409] コメントスクラムには反対していく必要がある 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/15(Tue) 07:18  

小倉秀夫さま。
しばらくです。そして、今回は、お疲れ様です。
私のブログのほうで、「「コメント・スクラム」か、「ブログ・スクラム」か?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=221
と して書いたのですけれども、本来は、メディア・スクラムに対して、ブログ・スクラムがあって、発言の拮抗力が果たしうるのが、日本の場合には、ブログの戦 国時代であるがために、ブログ・スクラムが形成されえず、矛先が、小倉先生のおっしゃるコメント・スクラムという矮小化された「同士討ち」という形でしか 果たされていないのは、残念な感じがしますね。
今回の一件も、既成のマスメディア同志の対立の延長戦が、ネットの世界にも持ち込まれ、ブログ・スクラムを組めず、モグラたたきをしている、そんな感じがしています。
本来は、ブログ・スクラムを組んで、既成メディアに対決しうる、認知されたネット社会の構築を果たす好機なのでしょうが。
でも、コメント・スクラムへの拮抗力をみつけようとされる小倉先生のご趣旨は、わかりました。
コメントされるかたが、それぞれご自身のブログで、応酬する事態となれば、また、違った拮抗力が生まれるとおもいます。
しかし、「「 パブリック・ジャーナリズム」の原点とはなになのか?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=222
で のAbbott Joseph Liebling さんの言葉をもじって言えば、「ブログの自由は、ただ、そのブログを持っているものによってのみ、保障される。」なはずなのですが、独立自尊が失われかね ないレンタル・ブログは使わないことを前提にしても、現実は、いまだ、その保障すら難しいことがあるということなのでしょう。
次のサイト
http://www.jimpoz.com/quotes/category.asp?categoryid=37
はマスメディアについてのアフォリズム特集です。
そのまま、ネット社会にも通用しそうなのがいくつかありますね。


[410] 小倉先生だ 投稿者:garyo 投稿日:2005/02/15(Tue) 03:45  

更紗姫の所で良く話に聞いていた小倉先生のコメントを拝見してちょっとびっくり。すみませんそれだけです。


[409] コメントスクラムには反対していく必要がある 投稿者:小倉秀夫 投稿日:2005/02/15(Tue) 02:25  

笹山先生

 ご心配をおかけして申し訳ありません。
 
 昨今のコメントスクラムにより自分たちの気に入らない発言を載せるblogを押しつぶしていこうという動きに対しては、IT方の専門家としては声を上げていかないといけないのではないかということで、Hotwiredには申し訳ないのですが、一連の発言をしています。


[408] ネットの世界にも、ひょっとして、象牙の塔は必要かも? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/14(Mon) 21:30  

このところ、小倉弁護士のサイトhttp://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/の動向が気になってしょうがない。
今日のサイトアップはまだのようだが、依然として、氏のブログのコメント欄http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/cmt/8da3e502a5982e7ac28d2c6bf53ec979は、二百を超える来客で盛況のようである。
ちなみに、「小倉秀夫」の近頃の言及数の推移は、http://d.hatena.ne.jp/keywordstats/%be%ae%c1%d2%bd%a8%c9%d7のとおりである。
その割には、もうひとつの彼のサイトbenliのほうはhttp://benli.cocolog-nifty.com/benli/http://d.hatena.ne.jp/OguraHideo/も、静かなものである。
小 倉先生が、これほどまでに、2ch的存在に対して、挑戦的であることについて、時間がもったいない、ご本業に帰れという人もいるし、いや、小倉先生は、 ひょっとして、ネット社会のプロトコルのあり方をめぐっての壮大な実験をしているのではないのか、などと、過大にかんぐる人もいて騒がしい。
コメントを削除しない、コメントに対しては、抜かさず答える、それで、ある結晶が生まれればいいのだが。
私も、他の掲示板で、おもわぬとばっちりにあって、不快な経験をしたこともある。
あの小倉先生が、これほど、泥まみれ、いや、コメントまみれになる必要は果たしてあるのだろうかとも、思える。
そのブログのアクセス数が増えることは、必ずしも、そのブログの社会性が増していることではない。
「ネットの世界にも、ひょっとして、象牙の塔は必要かも?」そんなことを考えるこのごろだ。

http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/


[407] バレンタインデーと伊藤宗一郎先生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/14(Mon) 18:16  

バレンタインデーになると、いつも、今は亡き宮城県選出の伊藤宗一郎先生を思い出す。
伊藤先生とは、同じ、議員会館だったので、よく、階段で、お会いした。
いつの年の2月14日だったか、伊藤先生が、階段から下りてこられ、後ろから、お見送りの事務所の女子職員さんが、ついてこられている。
振り向きながら、「わしは、絶対、チョコレートみたいなものは、受けとらんからな。」というような意味のことを、その女子職員さんの方に、手を横に振られながら、いわれている。
女子職員さんも、困っておられるようだ。
まあ、照れ隠し半分といったところなのだろうが、その純情そうな伊藤先生の一面を垣間見た思いで、今でも、バレンタインデーになると、そのことを妙に思い出してしまう。


[406] 「三宅島緑化プロジェクト」スタート 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/14(Mon) 16:50  

三宅島に緑を取り戻そうと、都立園芸高校(世田谷区)のOBたちが、植林事業を進めるためのNPO法人(特定非営利活動法人)を結成。
財団法人「日本さくらの会」から大島桜300本を譲ってもらい、来年の春に花を咲かせる計画。
ここでの大島桜というのは、こんなものhttp://www2.cnc.ne.jp/~kinkoban/march0/gallery3002.htmlらしい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050214-00000102-yom-soci


[405] チェルノブイリ汚染の鉄材、モスクワなどに大量販売?投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/14(Mon) 13:34  

「疑惑は、ウクライナなどの業者が同原発の汚染地区から鉄の廃材を回収、再加工して年間280万トンもロシアへ売っている、と言うもの。」だそうです。
過去、台湾でも汚染鉄鋼を使ったビルが1000件建てられて健康被害続出という信じがたい事件がありましたが、本当だったら恐ろしいことです。

http://news.fs.biglobe.ne.jp/international/ym20050211id26.html


[404] 3月10日BSEのリスコミでOIEの学者がいらっしゃるそうです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/14(Mon) 13:16  

「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)−世界のBSEを巡る状況とOIEの役割(仮題)−」の開催と参加者の募集について(お知らせ)
http://www.fsc.go.jp/koukan/tokyo_riskoie170210.html
どうせならEUとWHOの方も呼んでいただきたいですね。



[403] Re:[402] 週刊文春のBSEの記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/14(Mon) 13:13  

椎名さんの記事についてのコメントは、勝手ながら、パスさせていただきます。


[402] 週刊文春のBSEの記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/14(Mon) 12:57  

笹山さん、文春の今週号ですが、ヤコブ病に関して、
”CDCは95年までは届出義務があり、病理解剖のデータもとっていたが、その後データ収集を停止している”、とありました。


[401] Re:[370] [368] EFSAのGBR評価 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/14(Mon) 12:29  

> 14ページの表には、「EFSAが7カ国(再)評価」とわざわざ書いてるのに、その7カ国(アメリカ、スウェーデン、南アフリカ、ノルウェー、メキシコ、カナダ、オーストラリア)の評価内容を省いている。 意識的にEFSA評価をパスしたとしか思えませんが。
http://www.efsa.eu.int/science/efsa_scientific_reports/gbr_assessments/gbr_annexes/catindex_en.html
>
笹山さん、日本食糧新聞の記事を読むと、
「。今回の調査は寺田委員長が各国のBSEリスクの把握を要望したので、事務局が第一弾としてまとめた。今後は厚労省や農水省と共同して輸入先のBSEリスクなどを調べていくみこみ。」
http://www.nissyoku.co.jp/
とあります。EUから「極度に不安定」「非常に急速に」「システムはBSEの感染性を増大させる」という結果につながる【3つ星”NOT OK”評価】を受けてしまったアメリカを除いたのは現時点での「政治的配慮」からなんでしょうか。
http://www.efsa.eu.int/science/efsa_scientific_reports/gbr_assessments/gbr_annexes/574/sr03_biohaz02_usa_report_annex_en1.pdf (P=13参照)
評価の見方は食安委資料のP=9あたり参照↓
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai81/dai81kai-siryou4.pdf
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai81/index.html

ところで、多くのメディアは、牛丼屋騒ぎは報道して、輸入再開に向けて真に必要な改善点、結局は避けては通れないEUの評価などを無視してますが、期待ばかり持たせるやり方は、どうなんでしょうね。株価にはいいんだろうけど。



[400] Tim Johnson 上院議員のカナダとの牛肉輸入再開反対論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/14(Mon) 11:54  

アメリカのサウスダコダ州選出の上院議員であるTim Johnsonさんは、先週土曜日にラピッドシティで行われた農業フォーラム・パネルの席で、 カナダから生体牛と牛肉の輸入再開を3月7日にしようとしているUSDAに対して、反対の意思表示をした。
Tim Johnsonさんによると、カナダからの生体牛の輸入再開によって、日本のアメリカからの牛肉輸入は、さらに遅れるであろうとしている。
また、日本国内の事情についても触れ、日本政府は、アメリカ牛肉輸入再開を強く望んでいるが、日本の消費者は、それを望んでいないとしている。
ま た、日本政府は、アメリカの牛肉を輸入したいと思っていても、われわれは、日本に輸出する牛肉が、本当にアメリカの牛肉であることを、日本に保障すること はできないとして、南部選出議員の反対によって、施行が2006年にまでずれ込んだCOOL制度−原産国表示制度-の遅れが、その原因であるとした。
さらにTim Johnson上院議員は、カナダとの生体牛の国境再開によって、「大きな牛の津波が、カナダから押し寄せてくるであろう。」としている。
一説には、国境再開によって、九十万頭の牛がカナダから押し寄せるとの見方もあるが、実際は、はるかにそれ以上の頭数であろうという。
また、同じパネルに出席したMargaret Nachtigall さんは、「今回のUSDAがとった国境再開措置は、非BSE国が、世界で始めて、BSE国に対して、国境を開いた例になる。」と、非難した。
これに加えて、Tim Johnson上院議員は、アメリカがカナダに適用するような基準を受け入れるような国は、他の世界各国どこにもない。」と、USDA を非難した。
さらに氏は、「アメリカの国内の牛肉加工業者が工場閉鎖に追い込まれるのは見るに忍びないが、消費者信頼を損ねてまでも、ミートパッカーを維持することには、異議がある。消費者からの信頼を損ねることこそ、アメリカにとっての真の危機であるからだ。」としている。
氏 は、また、「アメリカのカナダとの国境再開は、いつかはあるであろうが、カナダの牛の安全性を証明できるまでは、国境再開を遅らせることはできる。それを 現実的にできる場は、アメリカ議会の場である。」と、今回、超党派で、アメリカ議会に提出のカナダ牛肉輸入再開反対決議案の有効性を確信している。

http://www.rapidcityjournal.com/articles/2005/02/13/news/local/top/news01.txt


[399] こちらにリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/14(Mon) 09:56  

Resonanced Skyさんです。
http://resonance.s76.xrea.com/blog/
「「コメント・スクラム」か、「ブログ・スクラム」か?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=221
へのリンクをいただいております。
光栄です。

http://resonance.s76.xrea.com/blog/


[398] 「高校生ブログ・ランキング」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/14(Mon) 08:40  

このごろは、高校生といえども、侮れません。
特に、このランキング二位の「カレーとご飯の神隠し」は、結構ハードな内容ですね。
このランキングサイトの一番下のほうには、高校生以外のいろんなブログがリンクされていますね。
大学生 就活生 美大生 音大生 医学生 薬学生 看護学生 大学院 中学生 高校生 受験生 浪人生 専門生 短大生 帰国子女 留学生 小学生  の各ブログだそうで。

今度は、「高齢者ブログ・ランキング」ってやつも、欲しい感じ。

http://www.student-blog.com/high/rank/index.html


[397] 今話題の小倉秀夫弁護士の「IT法のトップ・フロント」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/14(Mon) 08:20  

http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/d/20050213
なのだが、いかめしい表題とは別に、そのコメント欄は、氏の言われる「コメント・スクラム」是非問題で、わきかえっている。
小倉弁護士は、昨年のレコード輸入権問題の時に、私の掲示板でも、あつい議論を展開された熱血漢である。
私自身も、お会いしたこともある。
正直、ちょっと相手にされると、手ごわいという感じはある。
その小倉弁護士は、それ以上に、「ウヨ」「サヨ」というような、2ch用語まで挑発的にか駆使しながら、見えぬ相手と、コメント欄で戦っている。
外野では、「小倉弁護士のサイト炎上」なんていわれているが、実際のコメント欄は、もう、すでに消耗戦の段階で、コメントも、せいぜい、120程度というから、コメントスパムの多さに比べたらたいしたことはない。
でも、私は、これらの一見不毛のやり取りの中から、何かが生まれてきそうな感じがしているのである。
追いつくものと追いつかれるもの、ブログと既成の紙媒体マスコミ、その間の力関係の逆転の萌芽が、見えるかも知れないと。
でも、小倉さんの言われる「カミングアウトして下さる「ネット右翼」の方々がおられれば、雑誌やシンポジウムなどでいろいろ面白そうな企画が組めそうですし、結構社会の注目を浴びそうなので、期待して待っています。」というのは、ちょっと挑発的かな、とも、思うのだが。

http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/d/20050213


[396] 「Movable Type 日本語版サイト: Movable Type 3.15の提供を開始」というんですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/14(Mon) 07:24  

「Movable Type 3.15日本語版は、1月25日に発見されたセキュリティ脆弱性や、大量のスパムを受信したときのサーバー負荷を軽減するための変更などを実施しました。 詳しい変更点・修正点は、更新履歴 をご参照ください。」というんですが、スパム防止策はとられているんでしょうかね。
とにかく、ブログもいいけど、スパムはいやですね。
小倉弁護士造語のコメント・スクラムはしょうがないけれども。
私もMovable Type β版までは、ダウンロードしてたんですけど。
小倉弁護士に見習って、もうひとつ、ブログを、Movable Type で、開設してみたいな、と思っていますが。

http://www.movabletype.jp/archives/2005/01/movable_type_31_4.html


[395] Re:[394] Firefoxまとめサイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/13(Sun) 23:53  

Voltaireさん。
これは便利ですね。
ありがとうございました。
いつもの癖で、検索サイト、欲張りすぎてしまいました。
Googleは、国別になる前のほうがよかったような気がしています。
USもUKも、結果は同じなのに、どうして分けたんでしょうね。
外国語別の分け方なら話はわかるんですが。
それと、津波の時に感じたのですが、東南アジアの情報は、一種エアポケットの状態ですね。
シンガポール情報も中途半端、インド情報も中途半端、中国情報も中途半端、ましてや、日本の東南アジア情報は、無きに等しく、東南アジアの情報ハブとしての役割を果たしていません。


[394] Firefoxまとめサイト 投稿者:Voltaire 投稿日:2005/02/13(Sun) 23:34  

サーチエンジンの追加でしたら、Firefoxの検索アイコンのメニューからも辿れるこちらのページ
http://mycroft.mozdev.org/download.html
で目的に応じた検索エンジンを選んでクリックするだけで追加できます。googleだと
http://mycroft.mozdev.org/quick/google.html
ここで分野別組織別各国別と80種ほどでてきてしまいますが、普通のgoogle.comは4. General以下のGoogle.comでよいと思います。

Firefox全般の日本語情報は
http://firefox.geckodev.org/
にまとまっています。

mozccは日本語化された方がいるようです。
http://highfreq.net/r/?date=20050114#p01

http://highfreq.net/app/mozcc_jp.xpi

http://firefox.geckodev.org/


[393] Re:[391] 鶏卵やペットとQ熱の問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/13(Sun) 23:25  

切明義孝さん。
Q熱についての情報、ありがとうございます。
これについては、長年、激しい論争が続いていますが、私の素人考えですが、やや、鶏とQ熱との因果関係追究にとどまらずに、多角的な検討が必要な気がしています。
http://virology-online.com/Bacteria/Coxiella.htm
などによれば、Q熱の原因となるCoxiella burnettiは、50年以上も前に、ブリスベーンの食肉工場の労働者たちから、検出されたもので、C. burnettiの伝播でおきるようですね。
感染する動物は、牛、羊、ヤギ、鳥など、多岐に渡るようです。
そして、昆虫からも発見されるなどされており、感染経路には、まだ、謎の部分があるようですね。
人間への感染は、主に、家畜などから舞い上がる空気感染によるもののほか、感染牛のミルクが関係しているということも言われていますね。

http://virology-online.com/Bacteria/Coxiella.htm


[392] Re:[390] Firefoxとクリエイティブ・コモンズ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/13(Sun) 22:52  

Voltaireさん。
早速ダウンロードしてみましたが、ずいぶんいろいろな機能があるようですね。
1. Auto Copy,2.ChatZilla, 3. ConQuery, 4. DictionarySearch, 5. Disable Targets For Downloads,
1. FlashGot, 2. Tabbrowser Preferences, 3. Adblock, 4. Bandwidth Tester, 5. ForecastFox,
どれがなにやら、今のところは、さっぱりわかりませんが、徐々に慣れていきたいと思います。
ありがとうございました。
そうですね。
Firefoxへのちょっとした不満といえば、Googleのツールバーが、日本語対応固定のようなんですが、これは、ユニバーサル対応へ設定変更可能なんでしょうね。




[391] 鶏卵やペットとQ熱の問題 投稿者:切明義孝 投稿日:2005/02/13(Sun) 22:33  

数年まえから週刊誌で騒がれていた鶏卵とQ熱の問題について
菌の検出を巡って週刊誌的な非学術的論争が延々と続いていたため、
国などにリスクアセスメントを求めておりましたが、
ようやく、ファクトシート(科学的知見に基づく概要書)が
公表されたようです。

一部の研究者から、「Q熱患者が年間数十万人発生している」、
あるいは「ペットからQ熱に感染する」、「子供がQ熱で死亡」
などと、Q熱の怖さを強調するような発表が繰り返されてきましたが、
実際の患者はH15年では9人と少なく、鶏卵やペットのQ熱菌の
有無がどうあれ、現実にはそれらの影響は非常に小さく、
国のリスクアセスメントに従って良いと思います。



(引用)

我が国において、近年、鶏卵や関連食品の一部がコクシエラに汚染されてい
る可能性があるとの指摘が一部のグループからなされ、厚生労働省においても鶏卵に
ついての調査を実施しましたが、その結果、調査を行った市販鶏卵の卵黄からはコク
シエラが検出されなかったとの報告がされています。また、他機関においても市販10)
鶏卵とマヨネーズについて汚染調査を行った結果が最近報告されましたが、すべて陰
性でした。なお、諸外国においてはコクシエラによる鶏卵汚染の有無についての検11)
討成績はなく、鶏卵や鶏卵関連食品のコクシエラ汚染が確実に証明された報告もあり
ません。また、現在まで、鶏卵を原因としたQ熱の感染事例も報告されていません。
http://www.fsc.go.jp/sonota/54kai-factsheets-qnetu.pdf

http://www.fsc.go.jp/sonota/54kai-factsheets-qnetu.pdf


[390] Firefoxとクリエイティブ・コモンズ 投稿者:Voltaire 投稿日:2005/02/13(Sun) 22:03  

Firefoxを導入されたのでしたら、mozcc
http://yergler.net/projects/mozcc/install
と いう機能拡張があります。現在見ているページにクリエイティブ・コモンズ(CC)のライセンスが使われているかどうか調べて、ライセンス条件をステータス バーにアイコン表示してくれるものです。制作日時や権利者といった書誌情報がページに埋め込まれている場合はそれも確認できます。

最近は MovableTypeのようにいろいろなツールやサービスで手軽に設定できるようになったこともあって、CCライセンスを選ぶ人も増えているのですが、 スクロールして探さないとCCライセンスの表示が見つからなかったり、CCのどの条件なのか分かりづらかったりすることもあるので、ブラウザの決まった位 置にアイコンで表示されるとなかなか便利です。


[389] 「 パブリック・ジャーナリズム」の原点とはなになのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/13(Sun) 20:17  

パブリック・ジャーナリズムについての試行錯誤が、日本でも、海外でも続いている。
ライブドアの市民記者(パブリックジャーナリスト)執筆なる記事
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__977023/detail
をみると、これは、名前は同じでも、「似て非なるもの」で、そうではないんじゃなかろうかと思うのだが。
そこで、パブリックジャーナリズムの原点を何に、世界は求めているのかと、 the Public Journalism Network (PJNet)
http://pjnet.org/weblogs/pjnettoday/archives/000091.html
のサイトにたずねてみると。
ひとつの言葉が原点であるという。
その言葉とは、Abbott Joseph Liebling (1904-1963) http://www.jimpoz.com/quotes/speaker.asp?speakerid=160 の次の言葉だという。
"Freedom of the press is guaranteed only to those who own one"
「新聞の自由は、ただ、その新聞を持っているものによってのみ、保障される。」
http://www.failureisimpossible.com/secondterm/media2.htm
つまり、このAbbott Joseph Lieblingさんが、半世紀以上も前に発した報道の自由の原点の言葉を、今のインターネット時代に置き換えてみれば、誰でも、新聞に変わるウェブサイトももてるじゃないか、ウェブログももてるじゃないか、ということなのだ。
このことを、PJNet http://www.pjnet.org/ を主催するLeonard Witt氏は、「Abbott Joseph LieblingさんのDNAが、インターネット時代を迎えて、現代によみがえった。」といっている。

http://www.pjnet.org/


[388] 下関市が、中核市すれすれ条件確保へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/13(Sun) 17:48  

山口県下関市が周辺4町と合併した新「下関市」が13日、発足する。菊川、豊浦、豊田、豊北の4町を編入合併し、人口は約4万8000人増の29万7423人となり、これまでと同じ県内第1位。面積は3倍強に広がり約716平方キロになる。
政令指定都市に準じた権限を持つ中核市への10月移行を目指しており、事務権限と財政基盤の強化を通じて住民サービスを拡充する方針。

とのことだが、こういう市町村合併なら、やりがいはある。

現在の中核市の要件は、●人口30万人以上●人口50万未満の市は100km2 以上
で、全国で35市しかない。
北から順に、旭川、秋田、郡山、いわき、宇都宮、川越、船橋、横須賀、相模原、新潟、富山、金沢、長野、岐阜、静岡、浜松、豊橋、岡崎、高槻、姫路、奈良、和歌山、岡山、倉敷、福山、高松、松山、高知、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島である。
また、政令指定都市は、人口50万人以上が指定要件で、
具体的には、
札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、川崎市、横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、北九州市、福岡市の13市である。
県庁所在都市で、上記のいずれにも入っていないのは、
青 森(中核市まで、あと6,000人、人口特例市未指定)、盛岡(同、あと、人口12,000必要、特例市)、山形(同、あと、人口45,000必要、特例 市)、福島(同、あと10,000人、特例市未指定)、水戸(同、あと、人口36,000必要、特例市)、前橋(人口321,219、同要件は、すでに達 成、特例市)、甲府(同、あと、人口110,000必要、特例市)、福井(同、あと、人口48,000必要、特例市)、津(同、あと、140,000 人、) 大津(同、あと、人口1,000必要、特例市)、鳥取(同、あと、150,000人、特例市未指定)、松江(同、あと、150,000人)、山口(同、あ と、160,000人)、徳島(同、あと、33,000人、特例市未指定)、佐賀(同、あと、140,000人)、那覇(人口 310,476、指定条件 達成済み、特例市未指定)、
といったところですね。
参照 http://neo-luna.cside.tv/population/pop_shosai2.html

特例市は、人口が20万人以上で、指定されたもの、特例市未指定は、人口が20万人以上ではあるが、指定されていないもの。
特に、津、松江、山口、佐賀、の四市は、県庁所在都市としての帰趨を問われている、といったところか。

まんべんない平成の市町村大合併もいいけれども、例のABC分析の応用で、まづ、この大所を、格上げしていく努力のほうが、効率的なんじゃないでしょうかね。
また、県庁所在都市も、山口は、下関市へ、福島は、郡山市または、いわき市へ、成り代わりということでしょうかね。
そんな中、福島では、百貨店「さくら野」が3月21日閉店という。
これは、例の倒産したマイカルの生まれ変わりだったが、無理があったようで。
周辺町村との合併の話もあるというが、市庁舎の移転先が、「さくら野」跡地というのも、なんだか元気が出ないですね。
でも、映画館だけ残してくれれば、映画館付市庁舎なんて、いいかも。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050213-00000008-mai-soci


[387] Re:[386] クリエイティブ・コモンズ・サーチ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/13(Sun) 14:34  

Voltaireさん。
ご指摘ありがとうございました。
そうでしたね。
このサイトのミソは、右横にかかれているマークで、
* 帰属 * 帰属 - 同一条件許諾  * 帰属 - 派生禁止 * 帰属 - 非営利 * 帰属 - 非営利 - 同一条件許諾 * 帰属 - 非営利 - 派生禁止
のどちらなのかが、一目瞭然というのが特色ということですね。
ありがとうございました。
日本版http://www.creativecommons.jp/もあるんですね。

http://search.creativecommons.org/index.jsp


[386] クリエイティブ・コモンズ・サーチ 投稿者:Voltaire 投稿日:2005/02/13(Sun) 14:00  

たしかに便利物ですが「著作権関連サイト」がサーチできるというのは激しくいかがなものかと。
(クリエイティブ・コモンズの使用許諾条件で公開されている)文章や写真・音楽・映像等を、「改変可・不可」や「商用可・不可」などの条件とキーワードでサーチできる、ではどうでしょう。

http://search.creativecommons.org/index.jsp


[385] クリエイティブ・コモンズ・サーチという便利物 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/13(Sun) 13:02  

これまで使っていたブラウザ「インターネット・エクスプローラー」(IE)が、あまりに、妙な常駐ソフトを巣食わせるので、「こればっかりが、ブラウザじゃない」ということで、ブラウザを「Mozilla Firefox」http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/に変えてみた。
前は、英語版だけだった気がしたけど、今は、日本版で使えるので、なじみやすい。
検索機能が充実していて、Google Yahoo のほか、数種類が、そのまま、使えるのが便利。
その中にあったのが、クリエイティブ・コモンズ・サーチ(Creative Commons Search) http://search.creativecommons.org/index.jspという物で、著作権関連サイトが、日本語、英語文献にかかわらずサーチできる。
IE以外のブラウザとしては、そのほかにMac専用の「Safari」や、日本国内販売代理店をトランスウエアから例のライブドアさんに移管した「Opera」があるが、いずれも、「Mozilla Firefox」には、かなわない気がする。

http://search.creativecommons.org/index.jsp


[384] CNNのイーソン・ジョーダン氏が、ブログの追求に負けて辞任 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/12(Sat) 23:15  

http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=industryNews&storyID=7609041
に よれば、CNNのイーソン・ジョーダン氏(Eason Jordan )が、スイスのダボスで先月27日開かれた世界経済フォーラムの討論会の席上で「イラクでのジャーナリストの死亡者の中には、米軍のターゲットにされて死 んだものもある。」との趣旨の発言をしたとのことで、これに抗議する「easongate.com」http://www.easongate.com/
という名のブログが、他のブログと連携して、氏に対する抗議キャンペーンを繰り広げた。
ジョー ダン氏は、「発言の意味するところは、ジャーナリストが、危険な場所で、危険な時間にいるので、爆発が起こった場合に、米軍が、彼らを敵とおもって、誤射 撃をしてしまうことによって、死者が増えている。との意味で発言したのだ。」と弁解したのだが、これが、かえって、ブログでの論争に火をつけてしまったよ うだ。
結果、ジョーダン氏は、1982年にアシスタントから出発し、最高位にまで上り詰めたCNNを去ることになった。
恐るべし、ブログの力。
いかがですか?
平和な日本で「記者ブログ」をはじめられた皆さん。

ところで381にも書いた小倉弁護士と、それにコメントする皆さんとの壮絶なやり取り、うかつにして知りませんでした。
そもそもの発端は、1月3日の「取材源の秘匿」如何の問題
 http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/d/20050103
のようですね。
取材源の秘匿が認められるのは、公共性を対価としてのものなのかどうかということなのかな?
あんまり、コメントが多すぎて、議論の流れがつかめないでいるんですけど。
で、小倉先生のブログでのコメントスラムの対応方針は、ここhttp://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/d/20050110
にかかれている。
私のブログのように、あまりにコメントスパムの多さに辟易して、コメント機能をfalseにしてしまった分には、あまり、関係ない話ですけど。
確かに、コメントの管理は、ブログの場合、いちいち、そのコメントを受けたブログのところまで立ち返ってコメントしなければならないんで、大変ですね。
上 記のCNNのイーソン・ジョーダン氏の場合は、「コメント・スクラム」ではなく、まづ、「ブログ・スクラム」があって、それを、ぎりぎりまで静観していた ニューヨークタイムズなどが、書き始めた時点で、CNNの上層部が動き始めたという展開のようだから、ちょっと、次元が違うような気がしますね。
日本の場合は、コメントスクラムで「祭り」が始まるのだが、ブログスクラムで、既成のマスコミでの「祭り」が始まるという展開には、まだ、ならないようだ。
となると、マスコミの記者ブログというのは、CNNに似た祭りの始まる前の「ワクチン注射」的役割を意図してのものにもなりかねませんね。

http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=industryNews&storyID=7609041


[383] カナダの三頭目のBSE牛の飼料は、四種類と判明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/12(Sat) 20:56  

今年の1月11日にカナダで発見されたカナダ三頭目のBSE牛の飼料の調査結果が、2月11日に発表された。
それによると、BSE牛に与えられた飼料は四種類あって、
@calf ration http://www.ourcoop.com/goods/progpdfs/calfprimerpro.pdf
Acreep feed http://www.iowabeefcenter.org/pdfs/bch/05476.pdf
BC二種類のミネラル・サプリメント
で あり、そのいずれにも、牛由来の汚染または、肉骨粉による汚染は見られず、推測として、これらの飼料メーカーが、飼料規制直後の短い間も、非反芻動物用飼 料に反芻動物の肉骨粉を扱っていたことから、これが、交差汚染したものと見ているが、これを示す生産記録がなく、製造年月日も確認できないという。

http://www.cnw.ca/fr/releases/archive/February2005/11/c3353.html


[382] 「疑似科学批評」というサイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/12(Sat) 19:05  

このサイトhttp://esp2003.hp.infoseek.co.jp/ですが、いろいろ、あるんですね。
結構、テレビの通販で扱っているのに、こんなの多そうですね。
あれ? 例のEM菌も入っているじゃありませんか。
こちらの掲示板http://bbs.infoseek.co.jp/Board01?user=turugi2998では、垂れ込み情報も。

http://esp2003.hp.infoseek.co.jp/


[381] 「記者ブログはなぜ潰されやすいのか」との論評 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/12(Sat) 10:34  

http://blog.goo.ne.jp/wakainkyo/e/3413a8456386744c636e4434ee53527d
ですが、なるほどなって感じはあります。
記者が記者である間は、報道各社の冠を、いやなりおうなり、背負わされているのですから、それが、よくもあり、悪くもあり、ってことなのでしょう。
http://kusanone.exblog.jp/1536894/
でも、記者ブログの功罪論が語られていますね。
ですから、私個人の考え方としては、記者ブログのあり方は、既成の紙媒体では、詳細に報道できないことを、ネットの詳細性をとことん利用して、事実のみを、データベース的に、淡々と書き連ねることが必要なことだと思います。
それで、意外と、知識の浅薄性に自ら気づき、化けの皮がはがれることを自覚することも、本来の報道の真正性を高めるためには、いいことなのかもしれません。
本来、ネットの社会は、アンチの社会行動に適した社会なのかもしれません。
知らずにブログ記者さんのかむっている冠は、アンチにとっての、格好の標的なのです。
ですから、記者さんが、本来の社会の木鐸としてのアンチ精神を取り戻さない限り、「マス**が、ネットの世界に擦り寄ってきた。」としか、思われないのかもしれませんね。
どうも、今の「記者ブログ」には、一方で、ネットの世界に、自らの所属する報道各社の冠を利用して、アクセスを増やそうとする魂胆が感じられて、素直に受け取れませんね。
http://spaces.msn.com/members/rikei/のことを言っているわけでは決してありませんが。
なんとなく、臭気紛々と言った感じです。
記者ブログを始める前に、まづは、みづからの「アンチ精神」を高めることを、お勧めしたいですね。

参考までに、祭りに挙げられ、炎上消失してしまった「しがない記者日記」のキャッシュは、下記にありました。
また、同じく閉鎖されてしまった記者ブログ「素晴らしき世界」のキャッシュは、これhttp://66.102.7.104/search?q=cache:auPWKdnWzJwJ:blog.livedoor.jp/midnightpax/+%E7%B4%A0%E6%99%B4%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%8D%E4%B8%96%E7%95%8C&hl=ja&lr=lang_ja&client=firefox-a
です。
これら閉鎖してしまった記者ブログの特性として、記者魂があまりブログの世界にもほとばしり出てしまった「律儀さ」によるもののように、私には、思えますが。

あれー?ここhttp://planet-d.hp.infoseek.co.jp/matome/2005/ogura.htmlで言っている「小倉弁護士」って、例のレコード輸入権の時の小倉秀夫先生?
多方面にわたって、ご活躍ですね。http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/e/384288ae54160a762d31ef49999a3c34
おっしゃる「コメントスクラム」って感じ、なんとなくわかりますね。
これは、決して無差別に流し込むコメントスパムとは違う、意図的・計画的なものですから。

http://216.239.63.104/search?q=cache:ipnAthv3UmIJ:blog.goo.ne.jp/okumagoro/+%E3%81%97%E3%81%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E8%A8%98%E8%80%85%E6%97%A5%E8%A8%98&hl=ja


[380] ちょっと便利な家庭での救急医療対応サイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/12(Sat) 07:38  

このサイト
http://www.geocities.jp/asamitadashi/RoadtoEMT/RoadtoEMT.htm
なんですが、家庭で、救急医療が必要な場合などに便利なサイトです。
たとえば、出血した場合の、その種類ごとの対応などが、チャートで、すぐさま、わかります。
本職の救急救命士さんなどでも利用されているサイトのようですね。
アクセスした途端に音楽が鳴り出すので、ウザイのが玉に傷ですが。

http://www.geocities.jp/asamitadashi/RoadtoEMT/RoadtoEMT.htm


[379] Re:[378] [377] [375] フィッシングです 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/12(Sat) 07:12  

Chaosさん。
フィッシングのサーバー先のベストスリーが、中国・台湾・韓国であるというのは、意外でした。
日本は、フィッシングサーバに取り囲まれているといった感じですね。
とくに、オフショアバンクのデビットカードなんてのが、ねらい目なんでしようね。
もっとも、この種のカードは、タックスへイブンにも利用されている可能性があるから、持ちつ持たれつといった感じなんでしょうね。


[378] Re:[377] [375] フィッシングです 投稿者:Chaos 投稿日:2005/02/11(Fri) 23:40  

笹山様

怪しいメールは、Anti-Phishing.org で探せば、たいてい
登録されています。

米国の通報先 cybercrime US
http://www.cybercrime.gov/indextxt.html
ここに報告のためのリンクがあります。

日本の通報先 警察庁
http://www.npa.go.jp/cyber/warning/chuikanki/kakuu.htm
各県警の窓口のリストがあります。

メールは、送信元が詐称されているので
怪しいドメインはここで検索できます
米国の携帯メールのリスト
http://www.fcc.gov/cgb/policy/DomainNameDownload.html

フィッシングを行っている国別のサーバーの統計
http://toolbar.netcraft.com/stats/countries



[377] Re:[375] フィッシングです 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/11(Fri) 22:01  

Chaosさん。
あっ。やっぱりでしたか。
こうして、実際受け取ってみると、わからない、巧妙なもんですね。
リンク先は本物サイトなんですから、始末が悪いです。
こんなの、日本でまねするのが出てくるような気がします。
以下のこの部分ですね。
12-01-05 - Citizens Bank - 'Important Online Banking Alert'

http://www.antiphishing.org/phishing_archive/01-12-05_Citizens/01-12-05_Citizens.html


[376] 10の超党派主義 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/11(Fri) 21:58  

このところ、アメリカのニュースに、超党派(Bipartisan)という言葉が頻繁に出てくる。
先に紹介した、集団訴訟改革法案も、超党派議員提出によるものであったし、カナダからの牛肉輸入に反対する決議案も、超党派上院議員によるものであった。
次のサイトhttp://www.ndol.org/ndol_ci.cfm?kaid=131&subid=192&contentid=253007 では、ブッシュ大統領が目指す超党派主義の欺瞞性を、10のBipartisanship (超党派主義)に分けて、分析している。

1.土台を元にしての連立
これは、ロナルド・レーガン大統領時代の1981年度当初予算通過に際して志向されたもので、まづ、一党内を固め、その上で、他政党を狙い撃ちして、多数を形成するやり方。

2.選び抜いていく連立
両方の政党の穏健派を選び出して、コアを形成した上で、両方の政党から徐々に賛同者を加えていくやり方。

3.外部からの人材取り込みによる連立
政党の壁が少ない外部からの人材登用によって、大衆迎合を図るやり方

4.馴れ合い連立
議員間での切り崩し取引によって、連立を果たすやり方。

5.政党間馴れ合い取引連立
4よりも、大きい問題で、政党間の馴れ合い取引をおこなうもの。

6.非常事態連立
軍事行動や経済の非常事態背減などにおいて、火急を理由としての連立。

7.イデオロギー連立
リベラルな共和党員と、保守的な民主党員とが、国家の一台目標のためを大義として連立するもの。

8.地方連立
農業問題などの地方独自の要素による政策連合を図るもの。

9.立ち往生連立
政党が行き詰まりを見せ、次の選挙までの暫定連立をはたすもの。

10.政党内超党派主義
大衆に、自党の政策が、超党派主義を超えて、真に国民にとって有用なことであることを知らしめて、相手党を連立に至らしめる方法。

以上が、超党派主義の10の形だが、何やら、このそれぞれは、日本でも同じパターンが、これまで、いろいろな形で、試行錯誤されてきたことに気づく。
何処も同じ、というわけか?

http://www.ndol.org/ndol_ci.cfm?cp=2&kaid=131&subid=192&contentid=253007


[375] フィッシングです 投稿者:Chaos 投稿日:2005/02/11(Fri) 21:12  

笹山様

http://www.antiphishing.org/index.html
ここの下の方に、1月12日に登録されています。
詐称された画像もあるので、確認できます。



[374] これは例のフィッシング詐欺なのではないのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/11(Fri) 17:23  

私のところに次のようなメールが来たのだが。
Important Online Banking Alert
と題して。
「Dear valued Citizensョ Bank member, Due to concerns, for the safety and integrity of the online banking community we have issued the following warning message.
It has come to our attention that your Citizensョ account information needs to be updated as part of our continuing commitment to protect your account and to reduce the instance of fraud on our website. If you could please take 5-10 minutes out of your online experience and renew your records you will not run into any future problems with the online service. However, failure to confirm your records may result in your account suspension.
Once you have confirmed your account records your internet banking service will not be interrupted and will continue as normal.
To confirm your bank account record please click here. 」
と書いてあって、
次のURL 
https://www.citizensbankonline.com/default.asp
をクリックすると、
こちらのサイトhttp://218.104.100.73/CitizensBank/OnlineBanking/に自動的に変わり
Log in to Citizens Bank Online
Helpful logon information for former Charter One Bank customers.
Use a saved Citizens ATM/Debit Card or User ID :
Citizens ATM/Debit Card or User ID:
Help me with logging on
Save this User ID on my computer.
となって、IDナンバーやパスワードを記入するようになっているのだが。
で、本当のCitizensBankのサイトはこちらhttp://www.citizensbank.com/なのだが、citizensbankonlineサイトのHOMEをクリックすると、やはりこのサイトに変わるのだ。



[373] 「集団訴訟改革法案」をめぐる消費者と企業と弁護士の思惑 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/11(Fri) 15:34  

米上院本会議は10日、企業などを相手にした多額の損害賠償請求訴訟を起こしにくくさせる「集団訴訟改革法案」を72対26の賛成多数で可決したが、早くも、この法案をめぐって、消費者や企業側からの賛否両論が起こっている。
この法案成立で、もっとも大きな変化は、これからの消費者からの企業への訴えの場が、これまでの州立裁判所から、連邦裁判所の場に移るということである。
このことは、州立裁判所に近い消費者側の弁護士の声が弱くなるということを示している。
また、消費者にとっても、弁護士にとっても、マイレージやクーポンで弁護士費用を支払うというcoupon settlement という方式(http://www.keystonetitle.com/form1.htm参照)が通用しなくなるという。
このように、集団訴訟改革は、これまでの訴訟社会の換金回路にまでも、いろいろな面で影響を及ぼしてきそうな雲行きである。

http://news.ft.com/cms/s/e27763cc-7bd3-11d9-9af4-00000e2511c8.html


[372] カナダとの牛肉貿易再開に対して超党派反対決議案提出の動き 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/11(Fri) 08:34  

http://abcnews.go.com/Business/wireStory?id=489397
によれば、アメリカのカナダとの牛肉貿易再開に反対して、民主党のKent Conrad、Harry Reid、共和党のPete Domeniciなど10人の議員が、超党派決議 (bipartisan resolution )案を提出した。
提出理由としては、「近時カナダで新たなBSEが続発しているところから、カナダのBSE防御体制には、疑問があるからだ。」としている。
決議に賛同した他の7人は次のとおりで、あの有名なボーカス議員も加わっている。
Pete Domenici,Max Baucus, Ken Salazar, Tim Johnson, Byron Dorgan,Harry Reid, Jeff Bingaman,
また、R-CALFやNational Farmers Union の構成メンバーもこれら議員の活動への全面支援を約束している。
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=3876
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=3869
参照

http://abcnews.go.com/Business/wireStory?id=489397


[371] 「闘う知事会」というスローガンのトリック性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/11(Fri) 08:04  

(市町村からの国・県に対する不満をかわすために)知事が国に対してダンビラをかざして、見栄を切る。
小泉さんは、役所にダンビラをかざして、見栄を切る。
まさに、ダンビラのドミノ現象とでもいえるのだが。
トータルでドミノが一周してしまうと、国民への責任不在のみが残るというのが、このドミノの特徴。
どうも、この数年、そのパフォーマンスで、全国の知事さんは、一定の「ねずみ小僧次郎吉」的効果を、大衆からの支持という形で受けてきた。
しかし、この「戦う知事会」というスローガンは、三位一体の今では、やや、色あせてきたのではなかろうか?
まさに、野村監督ではないが「敵はわれにあり。」である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050211-00000101-yom-pol


[370] Re:[368] EFSAのGBR評価 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/11(Fri) 07:36  

EFSAのGBR評価の最新は、昨年8月20日におこなれたもので、このサイトhttp://www.efsa.eu.int/press_room/press_release/575_en.htmlのようなものですね。
ここにおいては、この掲示板の昨年8月23日あたりに書いたように、アメリカは、レベル3に格下げになったはす゜ですね。
これまでの科学運営委員会(SSC)の評価が、欧州食品安全庁(EFSA)評価に引き継がれた形になっているので、GBR評価がダブルスタンダードのような形に実質なっているという混乱ぶりが、ここでも見られますね。
ありゃ?ご紹介の食品安全委員会の表では、4段階になっていますから、これは、SSC時代の評価ランクであって、5段階評価のEFSAの評価ランクではありませんね。
本来は、SSC評価とEFSA評価とを併記すべきなのでしょうに。
14ページの表には、「EFSAが7カ国(再)評価」とわざわざ書いてるのに、その7カ国(アメリカ、スウェーデン、南アフリカ、ノルウェー、メキシコ、カナダ、オーストラリア)の評価内容を省いている。
意識的にEFSA評価
http://www.efsa.eu.int/science/efsa_scientific_reports/gbr_assessments/gbr_annexes/catindex_en.html
をパスしたとしか思えませんが。

http://www.efsa.eu.int/press_room/press_release/575_en.html


[369] 食品安全委員会に寄せられた意見と情報のまとめ 1月分 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/11(Fri) 00:25  

笹山さん、プリオンの土壌汚染に関する疑問(リスクに触れるべき)とか、炎症部位蓄積と乳房炎なんかの質問もしてみましたけど、下記、まとめになってました。こういう疑問は委員には伝わらないみたいですね。だから時々???なこと、言われるのかな?

http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai81/dai81kai-siryou5.pdf


[368] 本日の食品安全委員会本会議BSEの話題 EUのGBR評価について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/11(Fri) 00:18  

笹山さん、やっと公式にEUのGBR評価が食安委のテーブルに載ったようですよ。あれ?でも、Not OKだらけのアメリカが載ってない?

(4) EUによるGBR評価(地理的BSEリスク評価)について(調査報告)
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai81/dai81kai-siryou4.pdf
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai81/index.html

農業情報研究所さんのまとめ
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/document/gbrus04.htm


[367] BSE対策をめぐる最近の議論と変異型CJDキャリアーの問題投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/10(Thu) 23:36  

山内一也先生の講義が更新されてます。
BSE対策をめぐる最近の議論と変異型CJDキャリアーの問題
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/index.html
余談ですが、NHK人間講座でも山内先生の講義が始まりました。テキストも書店で売ってます。
「ウイルス 究極の寄生生命体」
http://www.nhk.or.jp/ningenkoza/
(一回目の再放送は来週水曜日のAM5:05〜5:30。とっても面白かったですよ。)あと、月曜日は美輪明宏さんですね。


[366] 東京都食薬eマガジンのvCJD解説から抜粋 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/10(Thu) 23:01  

 2005年2月4日、この変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の発生が国内で初めて確認されたとして、厚生労働省から発表がありまし た。当該患者は、平成元年頃、1ヶ月間の英国渡航歴があり、発症原因としては、英国滞在時の曝露の可能性が現時点では有力と考えられています。 この疾患 は、輸血などを除いて、通常の生活で、人から人へは感染するものではないとされています。欧州では、現在のところ、伝達性があると認められる特定の危険部 位(牛の脳、脊髄、眼、回腸遠位部)を、国民が食べないようにすれば充分とされており、脳ステーキ等、特別なものを食べない限り問題ないと思われます。  なお、日本では、月齢を問わず、全ての牛の特定危険部位は2001年10月18日以降、と畜場で全て除去されていますので食用に向けられることがありま せん。 また、食用に向けられる牛については、全頭、BSEにかかっているかどうかの検査が行われ、検査で陰性の牛肉のみが食用として流通しています。 (抜粋)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/other/magazine.html
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/index.html
===========
うー ん、背割り問題が改善されたのって、確か、10月18日以降ですよね。吸引装置とかボランティアで開発くださって。。私は、「全頭検査をするから安全で す」と、一部の学者や政府が検査前に叫ぶなか、背割り問題がまだまだ改善されてないし、全頭検査もしてないし、なにより、牛エキスや牛脂の入ったカップ ラーメンなど、回収されずに在庫流通してるじゃん!と思った記憶がありましたが。。背根神経節も、取り除きはじめたのは昨年4月位から。。。こうやって、 話が少しずつ変わって、「なかったこと」になっていくんですかね。

ちなみに、12月22日のプリオン専門調査会で報告された、最近の危険部位除去についてのと畜場アンケート結果は下記の4ページ〜にあります。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai18/prion18-sankousiryou3-2.pdf



[365] Re:[362] ユニバーサルプレコーションとスタンダードプレコーション 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/10(Thu) 20:00  

ある日本のサイトによりますと、「ユニバーサルプレコーション」(Universal Precautions )というのが、「すべての患者の(感染の有無に関わらず)血液、体液、排泄物は、感染の疑いのあるものとして取り扱う。」ということで、
「スタンダードプレコーション」(Standard Precautions )というのが、「救急医療や初期医療において、湿性生体物質を全て感染陽性として扱い、その予防策として一定の防護具を使用することをいう。」ということのようですね。
どうも、これでは、この二つの違い、わかりにくいですね。

そこで、もうひとつの日本のサイトですと。
「universal precautionsは、普遍的予防策と呼びます。主に医療従事者の血中ウイルス感染を防ぐ目的で用いられた対策です。standard precautionsは、標準予防策と呼びます。Universal precautionsに対象微生物や防御対象物を広げた対策です。」と、書いています。
これでも、よくわかりませんね。

で、このOSHA(Occupational Safety & Health Administration)のサイト
http://www.osha.gov/SLTC/etools/hospital/hazards/univprec/univ.html
で見てみると、ちょっとわかってきました。

以下のとおりです。

医療現場従事者は、人間の血や体液に触れることで、HIV、A型・B型・C型肝炎、腸炎サルモネラ菌(SE)、赤痢菌、肺炎、梅毒、結核、マラリア、はしか、水痘、ヘルペス、尿路感染症、血液感染症などにかかる恐れがあるということ。

ユニバーサル・プレコーションというのは、血液・体液に、血液媒介病原菌基準(Bloodborne Pathogen Standard )
http://www.osha.gov/pls/oshaweb/owadisp.show_document?p_table=STANDARDS&p_id=10051
に定義されている病気があるものとして、事前対策として、感染コントロールを行おうというもの。

具体的には、医療現場従業員は、血液への接触や、潜在的に伝染性のある物質(OPM)(other potentially infectious materials)への接触を避ける。

しかし、実際上は、体液間の見分けがつかないため、すべての体液に感染性があるとみなす。

しかし、これでは、次のようなグレーゾーンができてしまう。
すなわち、脳脊髄液、胸膜液、腹膜液、羊水、精液、膣分泌液、歯科の唾液、血で汚れた液、などなどである。
また、剥離した組織や器官もある。

サイトhttp://www.the-farm.org/inserts03march.html
では、これらをOPMとみなしているが、糞便、鼻水、汗、痰、涙、尿、嘔吐物は、OPMとみなしていない。

そこで、スタンダード・プレコーションというのは、上記における血液や体液の概念を拡張して、1.血液 2.血が見られるかどうかは関係なく、汗を除く、すべての体液と排泄物、3.傷ついていない皮膚、4.粘膜 を含むものに拡張されているようですね。

http://www.osha.gov/SLTC/etools/hospital/hazards/univprec/univ.html


[364] アメリカのカナダからの生体牛・牛製品輸入の新規則固まる 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/10(Thu) 19:12  

難航していた、アメリカのカナダからの生体牛と牛肉製品の輸入に関する新規則だが、どうやら次の線で関係業界と合意を見る模様だ。
1.カナダとの国境再開日は、来月3月7日とする。
2.当初予定されていた月齢30ヶ月以上の牛からの牛肉製品の輸入は、遅らせて実施する。
3.月齢30ヶ月以上の生体牛の輸入は、予定通り実施する。

これは、カナダとの輸入禁止措置継続を求める国内農場経営者と、生体牛の輸入を求めるミートパッカーとの、二つの国内圧力を考慮し、このような中途半端な貿易再開となったもののようだ。

http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&c=Article&cid=1107989413635&call_pageid=970599119419


[363] クロイツフェルト・ヤコブ病 診療マニュアル (厚生労働省遅発性ウイルス感染調査研究班) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/10(Thu) 10:33  

第5 章 プリオン病の検査
@臨床検査
1.髄液検査
2.脳  波
3.脳の画像検査
4.プリオン蛋白遺伝子検索
A特殊検査(異常プリオン蛋白の検出)
1.異常プリオン蛋白の検出法 (Western blot 法)
2.異常プリオン蛋白の検出法(切片の免疫染色)
1)切片のオートクレーブ処理
2)プリオン蛋白抗体
3.扁桃のバイオプシー(vCJD を疑った場合)

との過程において診断されるようであるが、どうも、この中に見た限りでは、vCJDとsCJDとの境目は、確とはわからないようである。
以下引用
「遺 伝子検索で臨床的に診断が可能なのは家族性プリオン病に限られている。しかし、遺伝子変異の存在しない孤発性プリオン病においても、プリオン蛋白のコドン 129 とコドン219 の解析は重要な意味をもつ。コドン129Met/Met で脳波でPSD がみられると古典的CJD として経過し、PSD が認められないと視床型CJD を考えなくてはならない。また、コドン129 がVal/Met またはVal/Val であった症例では、脳波でPSD が認められなくてもプリオン病として取り扱う必要性があることなど、コドン129 の解析はプリオン病の臨床診断にとって非常に重要である。またコドン219 の解析は、コドン219Lys が検出されると、孤発性プリオン病としての診断の可能性が低くなり、その他の疾患を考慮しなければならない。ただし、コドン219Lys が認められても、硬膜移植後のCJD や家族性プリオン病のなかでコドン102 のGSS、コドン200 の家族性CJD ではプリオン病を発病した症例が存在するので、コドン219Lys に関しては、孤発性CJD の診断の際の考慮とするのが適当である」

http://www.nanbyou.or.jp/pdf/cjd_manual.pdf


[362] vCJDでもクローズアップされるであろう歯医者さんの院内感染対策  投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/10(Thu) 09:19  

あるブログでやりとり中の話からですが、歯医者さんの院内感染対策の向上と、患者が医院を選ぶための目安になる感染対策に関する情報公開、どんどんしてほしいですね。

「HIV感染者の歯科診療でユニバーサルプレコーションが浸透 」
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/349779
という報道から抜粋

◆「その結果、回答した全施設で診療時に手袋が使用され、80%以上の施設で常時使用し患者ごとに交換していた。」
→20%未満が手袋を患者さん毎に交換していないということですよね。
◆「宇佐美氏らは1993年にも、今回と同様の調査を実施している(対象72施設、回答48施設)。当時の「診療時の手袋使用」は70%で、この10年で10ポイントの増加となった。」
◆「課題も浮かび上がった。その一つは、歯を削る際に使うタービンハンドピース。「患者ごとに交換」が14施設(35%)だったのに対し、「観血的処置時交換」は20施設(50%)で、交換頻度が十分とは言えない状態だった。」
◆「また、半数の施設で歯科医師数より衛生士の数が少なく、歯科治療時の介助における適切な人員という面では不安な面も浮き彫りになった。」

ちなみにユニバーサルプレコーションから、今はスタンダードプレコーションという概念に変化していて、詳細は博多インフェクションコントロールフォーラムのサイトがわかりやすいです。
http://hica.jp/sp/index.html

下記翻訳もUPされてます
(スコットランドにおける 歯科器材の汚染除去に関する 作業部会の報告)
http://www.ncnp.go.jp/nin/guide/r7/pdf/Scotland.pdf
http://www.ncnp.go.jp/nin/guide/r7/





[361] Re:[359] 「潜伏期は、長ければ長いほど良い」という発想があったのにびっくり。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/10(Thu) 08:25  

> 潜伏期間がながいということは、見えざる感染のピラミッドが、その間、着々築かれていることを意味する。
> しかし、その見えざるピラミッドは、いつかは、その巨大な全貌を、後世代のどこかであらわすのだ。
> あるいは、その間に、何らかの理由で、潜伏期間が短縮することだってありうるのだ。

↑そうですよね。掲示板に下記サイトが紹介されていました。
http://www.microbes.jp/aimai/kurashi/fl354.htm
http://www.microbes.jp/
”バード博士は、変異型ヤコブ病の感染リスクがあると思われる感染経路は、 輸血だけでなく、母親から胎児あるいは性的関係にあるパートナー間、外科医や歯科医の手術器具まであると述べています(BMJ 328:118-119,2004)”

Recipients of blood or blood products "at vCJD risk"
http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/full/328/7432/118
BMJ 2004;328:118-119 (17 January), doi:10.1136/bmj.328.7432.118


[360] 農水次官、日米実務者協議開催へ・米産牛輸入条件で 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/10(Thu) 08:19  

笹山さん、おはようございます。クールーの件ありがとうございます。日経のこんな報道が出て参りました。

http://health.nikkei.co.jp/bse/


[359] 「潜伏期は、長ければ長いほど良い」という発想があったのにびっくり。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/10(Thu) 07:26  

あるブログのコメントの応酬を見ていたら、「潜伏期は、長ければ長いほど良い」というコメントがあって、どっきりした。
このかたは、「潜伏期が80年から100年なら、事実上発症しないことになる。」とも言われているのだが、実際どうなのだろうか?

潜伏期間がながいということは、見えざる感染のピラミッドが、その間、着々築かれていることを意味する。
しかし、その見えざるピラミッドは、いつかは、その巨大な全貌を、後世代のどこかであらわすのだ。
あるいは、その間に、何らかの理由で、潜伏期間が短縮することだってありうるのだ。

水俣問題をあつかっているときに、平均残存余命という概念にひっかったことがある。
国賠法訴訟が長期化すれば、原告の平均残存余命は少なくなる。

現世代でのみ、疾病に対して対処するのであれば、、「潜伏期は、長ければ長いほど良い」という概念は成り立つのかもしれない。
また、127歳以上の原告は存在しないというのであれば、そこにいたるまでの補償を考えるだけで、ことたれるという考えも成り立つかもしれない。

しかし、これは、あまりに乱暴な考えであるように、私には、思われた。



[358] Re:[357] クールーの曝露年齢と発症年齢の関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/09(Wed) 22:08  

「The incubation period of kuru.」
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&dopt=Abstract&list_uids=12094094
は、パリのHopital de la SalpetriereのHuillard d'Aignaux JN らによる2002年の研究です。
逆解析にもとずいた計算だそうで、これによると、平均の潜伏期間は、10.3年から、13.2年ということのようです。
女性の潜伏期間は、男性よりも短く、また、若い人のクールー病は、年齢如何よりも、若い人のほうが曝露量が多かったためと推定されるそうです。
原因は、カニバリズムの風習による脳を含む組織の摂取と考えられています。
ご自分で検索される場合には、キーワードを「Kuru incubation period」「Kuru infectious agent」などで検索しますと、いろいろ出てまいりますよ。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&dopt=Abstract&list_uids=12094094


[357] クールーの曝露年齢と発症年齢の関係 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/09(Wed) 21:26  

笹山さん、こんばんは。理系白書ブログ、ちょっと熱くなってしまいました(^^
http://spaces.msn.com/members/rikei/

笹山さん、潜伏期間が最長50年、最近もまだ年数名発症しているという、クールー病なのですが、発症年齢の推移などに、何か特徴のようなものはないのでしょうか。

性別や、病原体曝露推定年齢と、発症年齢の統計のようなものがあったらと思って探していますが見つかりません。もしご存じでしたらお教えくださいませ。。

女性と子供、男性の食する部位が異なると聞いているので、そこで、男性の潜伏期間と発症年齢が知りたく思いました。

ちょっと検索してみましたが、75年の古い論文位しか見つけられませんでした。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=1066878&dopt=Abstract


[356] Re:[353] [351] レバーとカンピロバクター 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/09(Wed) 18:41  

厚生労働省が通知出しました。

牛レバーによるカンピロバクター食中毒予防について(Q&A)
http://www.mhlw.go.jp/qa/syokuhin/campylo/index.html

カンピロバクターは鳥の生で患者が多発しているため東京都もサイトを作ってます。ギランバレー症候群の原因ともされているようです。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hyouka/campylo/index.html

ちなみにトンレバですが、E型肝炎の感染率は100%(自治医大調べ)だそうです。肉類は、よく加熱がお勧めの模様ですね。

http://www.eiken.city.yokohama.jp/infection_inf/campylo1.htm


[355] 肉質と月齢、「科学的検証は不十分」と批判も 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/09(Wed) 18:27  

毎日新聞の記事です。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20050209k0000m020101000c.html


[354] 増えているという「記者ブログ」は、単なる「つぶやき」なのか、掲載されない情報の「オーバーフロー」なのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/09(Wed) 12:57  

以下のサイトのように、「記者ブログ」というものが増えているそうな。
それはそれで、情報の多元化ということで、ありがたいことなのだが、そのブログの意図するところは、単なる「つぶやき」なのか、掲載されない情報の「オーバーフロー」なのか、はたまた、「個としての意見をいえない報道社内体制批判のツール」としてのものなのか。
よく、わかりませんね。
まあ、ブログの振興で、せっかく、情報の素人集団が、プロ集団に対抗できると思ったのに、こうして、プロ集団の滲み出しエリアが広がって行くことは歓迎すべきものなのか、されないべきものなのか?
微妙ですね。
これは、以前、「言論NPO」についていったことと、同じことなのだが。
こちらのブログ
http://spaces.msn.com/members/rikei/PersonalSpace.aspx?_c=
では、「毎日新聞「理系白書」の記者が作るページ」なのだそうです。
このなかでは、「一日あたり2000以上のアクセスがあることを伝えたら、A記者はとても驚いてくれた。論より証拠。明日中に、総アクセス数が20万を突破します」と、誇らしげですね。
確かに、巨大な地方紙が支配している地方に行くと、中央紙の購読者数が、千単位なんて県もあるくらいだから、個人ブログのほうが効率的ってこともあるかもしれない。
なにしろ、支局の記者さんなんかと話していると、自分が書いた記事が出るのは、年間、かなり低い確率だって言うから、その辺の飢餓感なんてものが、根底にあるのかもしれない。
でも、ブログ記者のブログに、既成新聞社の記者が取材なんて、ちょっとですね。
下記サイトでの「記者ブログ」騒動は、自前のドメインでのブログサイトを作れば、「独立自尊」だったのに、ちょっとせこかったために、こんな問題を生んでしまったということでしょうかね。

http://blog.goo.ne.jp/ccproducer/e/ce565d360692b74837803ea256cf06ef


[353] Re:[351] トンレバは、病気の巣 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/09(Wed) 11:58  

まみ夜さん。
同様の報告は、北アイルランドでもされていますね。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=9709202&dopt=Abstract
がそうですが、これによると、豚のレバーのカンピロバクター菌汚染率は、6パーセントで、そのうち、菌別の内訳では、C. coli が、カンピロバクター属汚染の67パーセント、C. jejuni菌が、30パーセント、C. lari菌が、3パーセントとのことです。
このニュースをもうひとつの、動物内の耐性菌の増殖という点から考えると、飼料に混ざる抗菌性物質の投与によって、豚の体内に耐性菌が蔓延しつつあるとの見方もできますね。
「平成15年度家畜由来細菌の抗菌性物質感受性実態調査  」
http://www.nval.go.jp/taisei/15taisei/%EF%BC%A815.htm
では、深刻な日本の畜産業の実態を示しております。


[352] ポールコーポレーションが、画期的な、プリオン除去フィルターを開発、今春よりヨーロッパで発売 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/09(Wed) 11:36  

ポールコーポレーション(Pall Corporation) http://www.pall.com/
は、このたび、vCJDの血液感染対策などに有効な悪玉ぶり恩除去フィルターであるThe LeukotrapR Affinity Prion Reduction Filter を開発し、今年の春から、ヨーロッパを中心にして売り出すことにした。
また、カナダやアメリカについても、認可次第、販売の予定であるという。
こ のフィルターの実験結果としては、300日間にわたるハムスターによるスクレーピー感染実験として、このフィルターをとおしたハムスターと、とおさなかっ たハムスタートを比較したところ、フィルターを通さなかった18匹のハムスターのうち、三匹が感染したが、フィルターを通したハムスターの感染はゼロで あったという。
このようなことから、このフィルターによる感染因子の除去率は、99パーセントになるという。

http://www.mydna.com/resources/resources/news/200502/news_20050208_removprions.html


[351] レバ刺し食中毒の恐れ 投稿者:まみ夜 投稿日:2005/02/09(Wed) 11:18  

体調がよくない時に、レバ刺しを食べると、負けてお腹が痛くなる、なんて言ってましたが食中毒だったようです。
レバ刺し、大好物なんですよね・・・

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/science/sanitation.html?d=09yomiuri20050209i101&cat=35&typ=t


[350] Re:[345] アメリカの牛肉検査体制の問題点 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/09(Wed) 09:08  

アメリカの牛肉検査体制は、長いこと、従来の伝統的な方式によっていましたが、1990年に、IOM(Institute of Medicine)がUSDAのFSISに対して、「流れ作業型検査体制」(Stream−lined Inspection System SIS-C またはStreamlined (Meat) Inspection System (SIS))を提案しました。
http://www4.nationalacademies.org/news.nsf/isbn/030904345X?OpenDocument
http://www.haccpalliance.org/alliance/haccp.pdf
参照
1992年に、USDAは、このシステムの導入について、基本的な合意をしました。
この実際的な導入方向にUSDAが大きく傾くきっかけになったのは、Harding社製ハンバーガーの腸管出血性大腸菌(Escherichia coli 0157:H7)集団感染事件です。
http://www.eco.utexas.edu/facstaff/Cleaver/whatsinthemeat.html
参照
USDAは、これを機会に、「流れ作業型検査体制」の導入を決意し、1998年にHACCP対応型SIS-C システム導入を提案しました。
http://www.fsis.usda.gov/OA/haccp/himp.htm
参照。
しかし、このSIS-Cの意図は、国の検査員削減を目的としての検査の民間委託が、主な狙いであったわけです。
http://www.texasobserver.org/showArticle.asp?ArticleID=97
参照
このような検査体制の変遷の延長戦上で、今回のアメリカでのBSE発生となっているわけですから、このSIS-Cの欠陥が、日本の食のリスクにも、直接影響する事態となっているということを、われわれは、もっと認識しなければならないのではないでしょうか。
日本のHACCP信者さんには、申し訳ないのですが、HACCPというものが、アメリカの財政事情の産物でもあったという側面は、見逃してはならないものと思います。
以下、参考までに、オクラハマでの、生体取引までの検査の流れが、次のサイト
http://okcattlemen.org/OQBN_Pages/timeline.htm
に示されております。

http://www.worldincrisis.org/Harvestime-Books/International-Meat-Crisis.pdf


[349] Re:[348] [347] [346] [345] データの信憑性 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/09(Wed) 07:56  

笹山さん、昨日の月齢会議の傍聴、統計学の話をきいていて非常に難しいんですが、一つ、気になる点をあげます。

いずれ農水省に資料がUPされると思うんですが、
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/geturei_kentokai.htm
「米国農務省の最終報告書」の34ページに表があるんですが、「A40ランク評価」という肉や骨の成長具合規定に該当する牛の頭数だけ抜き出すと、こうなっています。

12ヶ月齢  2頭
13ヶ月齢 19頭
14ヶ月齢 12頭
15ヶ月齢 92頭→このうちの90頭が同一環境の1ロット、およびたった一人の格付け員が目視評価
16ヶ月齢 69頭
17ヶ月齢  2頭
以上     0頭

=============
A40 のグレードと評価された牛の中で15ヶ月齢の牛が92頭いるんですが、その92頭中、90頭もが、ロットが171という同一環境の集団で育った牛で、しか も格付け員のNo.9さんが、一人で目視した結果なんです。。(A40グレードの総数は192頭ですから約半分を一人の人間だけで目視分類したことにな る)

別の検査員による確認追加作業を、やってないと広津先生が指摘されてたんです。

もし、その格付け員のNo.9さん が、間違えたり、恋をしていて世の中薔薇色に見えてたりしたら(^^;、どうなることやら、ですし、個体差、ホルモンバランス、雌雄、飼料、環境の違いは 成長の違いを生む要因として大きいでしょうに、こんなのを追試もせず「評価できる」とは、いやはや。



[348] Re:[347] [346] [345] べーカー大使の感想 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/09(Wed) 07:13  

ここhttp://www.680news.com/news/international/article.jsp?content=w020845A
にベーカー大使の感想が載っていますね。
私としては、この問題に影でご活躍されたベーカー大使の奥さん(Nancy Kassebaum Baker (R-Kan.) 前上院議員)のご見解の方がききたかったのですが。
「(日 本側が、アメリカ側の要求するthe "A Maturity" grading system を受け入れたことで、)いまや、この牛肉貿易再開問題の技術的な主要部分については、完成に至った。これで、私は、日本政府に対して、われわれと共同し て、残された政策課題の進行を促進するよう、日本政府に働きかけることができる。そうなって、われわれは、再び、日本でアメリカ産牛肉が食べられるという 楽しみが生まれる。」

日本にも、アメリカ並みのずさんな「オンライン検査員」(on-line Inspectors)」が生まれるのでしょうかね。

http://www.680news.com/news/international/article.jsp?content=w020845A


[347] Re:[346] [345] 沖谷明紘(日本獣医畜産大学)さんの観測のみを取り上げて、決着近しとする外電 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/08(Tue) 22:12  

笹山さん、すごいですね。アメリカの言い分をそのまま聞いて、確認試験もされないんですね。私としては、テレビ東京あたりに、「格付け 検査員選手権」でもしていただいて、目視による肉質判定を競技してもらいたいくらいです。もちろんヤラセなしで。。本日頂戴した資料によると、160人が 年間2700万頭を見ているそうですからもちろんその速度での目視選手権です。

”沖谷氏は、「グレードA40の肉が、BSEフリーである確率が高い。」”

沖谷氏、どうしちゃったのでしょうか? 異常プリオンの感染を目で確認できる特殊技能をお持ちなのでしょうか。(^^;


[346] Re:[345] 沖谷明紘(日本獣医畜産大学)さんの観測のみを取り上げて、決着近しとする外電 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/08(Tue) 20:57  

http://www.thestate.com/mld/thestate/business/10845629.htm
では、沖谷明紘(日本獣医畜産大学)(「月齢判別に関する検討会」座長)さんの観測のみを取り上げて、決着近しとする 記事が掲載されていますね。
これによると沖谷氏は、「グレードA40の肉が、BSEフリーである確率が高い。」と、海外紙記者に話し、さらに、、アメリカの研究者たちがパネルに用意した日本側の意思決定を助けるような情報を、賞賛したとしています。
沖谷氏は、「アメリカの研究者たちは、高く信頼しうるデータをみつけてくれた。」といったそうです。
さらに、沖谷氏は、付け加えて、「いまや、日本政府は、アメリカからの牛肉輸入禁止措置を解除を決定するときを迎えた。」といったとしていますね。
食品安全委員会の結論がまだでていないこの時期に、なんか、出すぎたまねの発言のような気がしますけれども。

http://www.thestate.com/mld/thestate/business/10845629.htm


[345] また珍妙な日経の経済の記事がありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/08(Tue) 10:17  

輸入再開条件は「日本と同一条件」でしたよね。
飼料管理と危険部位除去、さっさと改善してほしいですね。
現在の日本の牛は米国のように血粉は与えられておらず、真の?フィードバン後、3年以上経った牛と思いますが、輸入再開はそれら全面禁止後に生まれた牛からということでしょうか。

日経の記事から
>検討会で(月齢判別の)結論が得られれば、農水省などは輸入再開に向けた手続きに入る。BSE(牛海綿状脳症)の安全基準を見直す食品安全委員会の答申を受け日米両国で輸入再開の条件や時期を詰める。

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20050208AT1F0702207022005.html


[344] Re:[335] [329] どちらの視点に立つべきなのでしょうかね。。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/08(Tue) 07:34  

> 「英国滞在歴がリスキーであったことを前提にして、脊髄が1p食べたかもしれないこと」を問題にしたらいいのか、「脊髄が1p食べたことはありえない。」 として、「英国滞在歴をリスク要因からはずして考えたほうがいい。」のか、どちらの視点がいいのでしょうかね。
> 私は、後者の視点に立つべきだ゛と思っているのですが。

笹 山さん、私は2001年9月にBSEが発生した当初、少なからずの学者が「日本人は危険部位を食べないから安全です」とのたまったのが腹立たしいのです。 (今も一部、そういう学者がいますが)あの当時、どの民放か忘れてしまいましたけれど、「牛エキスは脊髄が入るからあのうまみが出るんです」という内部告 発を報道してました。それを止めたとしても背根神経節は昨年4月まで混入OKでしたし。(危険なのは前からわかっていたようですが)

それでなくとも、ホルモンは一つの日本の文化だと思いますし、肉エキススープ系の料理大好き、それからたとえば、ファーストフードのそもそもの基本は世界同一標準ですよね。しかも、グローバル調達です。だから一昨年末、骨油問題でフライドポテトも回収されたわけで。

日 本は輸入大国です。今までの検査体制での発見頭数が14頭の日本の牛のリスクは少ないという計算をされても(死亡牛検査開始は昨年4月からでしたっ け?)、その他にも輸入された牛関連製品で感染した可能性などだってあるわけですよ。食安委の中間とりまとめの計算には輸入食品や健康食品からのリスクと いう概念も、すっぽり抜けていて、それは意見交換会でも寺田雅昭委員長にしっかり指摘したのに馬耳東風。今回の談話は馬耳東風、数値の一人歩きの総仕上げ に感じました。
私、他の食品の安全評価についても、心配になってきました。。(^^;


[343] Re:[342] [340] 合成牛成長ホルモン(rBST)と乳房炎との関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/07(Mon) 22:38  

まりちゃんさん。
かなりきわどいところに目をつけられましたね。
モンサント開発の合成牛成長ホルモン(rBST)の乳牛への投与が、乳房炎(udder infection またはmastitis)を増加させているということは、海外では、常識になりつつあると思います。
では、合成牛成長ホルモン(rBST)が、BSEを誘発しているか、という疑問についてですが、
このサイト「Potential Public Health Impacts Of The Use Of Recombinant Bovine Somatotropin In Dairy Production」 http://www.consumersunion.org/food/bgh-codex.htm
では、Michael Hansen氏などが、「rbST の使用が潜在的にBSEをもたらすか?」(3.Does rbST use potentially exacerbate BSE risks?)との疑問を投げかけています。
ここにおいては、IGF-1(インシュリン成長因子-1) がプリオンの合成を早め、潜伏期間を早くする大きな要因になっているといっています。
ですから、乳房炎とBSEとの直接的な関係はないとしても、合成牛成長ホルモン(rBST)と、BSEとの関係は、大いにありうるということになりますね。
したがって、現象面では、乳房炎とBSEとの因果関係が見られるということになるのではないでしょうか。
こ れに先月のAdriano Aguzzi さんの、「慢性リンパ球炎症(Chronic Lymphocytic Inflammation )を持ったBSE罹患動物は、感染を拡大させやすい」という研究がからまってくると、「rbST ⇔慢性炎症⇔BSE⇔rbST」のトライアングルが形成され、厄介なことになりますね。
日本においては、まだ認可申請が出されていないので、rbSTが使用されたことはないようですが---。
上記の論文では、人に対するIGF-1(インシュリン成長因子-1) とプリオンとの関係も、同じように考えられるのではないかとしていますね。
また、バイパス飼料にどのような添加物が加えられているかはわかりませんが、ホルモンが人工のものであろうと、天然のものであろうと、ホルモンのプリオン活動に与える影響というのは、かなりグレーゾーンということが言えるのではないでしょうか。
日本でも、乳量増加のために、インヒビン (Inhibin)、妊馬血清性性腺刺激ホルモン(Pregnant mare serum gonadotropin, PMSG)などを投入する動きもあるようです。
日本においても、従来からある「へたり牛」が、産後の時期に多いというのも、ちょっと、気になりますね。

http://www.consumersunion.org/food/bgh-codex.htm


[342] Re:[340] 「悪玉プリオンは、脳以外の臓器にも蓄積」とのチューリッヒ大学などの研究 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/07(Mon) 20:54  

笹山さん、こんばんは。

炎症部位にプリオンの件、食品安全委員会に質問してみました。
  
【質問】先 日、炎症臓器にプリオンが蓄積というニュースを拝見いたしました。 そこで気が付いたのですが、酪農、とくに乳量UPのためにバイパス飼料などを食べさせたりして、無理をさせた牛には、割と乳腺炎はポピュラーな病気と伺っ たことがあります。 乳腺が炎症を起こした場合は乳腺にもプリオンが蓄積される可能性があるのでしょうか? 米国の畜産はかなり牛に負担をかけたもので、禁止された合成成長ホルモンを投与し続けていてバレたなどという告発の新聞記事があったりしますが、それら乳 製品についての安全性はどうでしょうか、 お教えいただきたく、お願い申し上げます。

【回答】@乳腺に異常プリオンが蓄積するか
現在、現時点で乳腺に異常プリオンが蓄積する報告はありません。
A合成成長ホルモン投与された牛からの乳製品の安全性について
使用が認められている合成成長ホルモンが適正に使われている限りにおいて、人の健康に影響を及ぼす可能性はないと考えています。
===========
炎症については、歩行障害などで割とありがちな関節の炎症も、気になってきますね。


[341] Re:[330] R-CALF USA の批判に対して、USDAが詳細な反論を行った。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/07(Mon) 11:04  

330で紹介したR-CALF USA の批判に対して、2月6日、USDAのAnimal and Plant Health Inspection Service (APHIS) は、下記のような詳細な反論を行った。
この中で、USDAは日本の全頭検査について、
「日本では、消費者からの信頼を取り戻そうと望んで、その手段として、その検査プログラムの中に、と畜される健康な牛までをも、検査対象に入れた。これらの国は、その検査を、食品安全を目的として行っているものではない。」
(Europe and Japan have included testing healthy cattle at slaughter in their testing programs as a measure which they hope will restore consumer confidence. These countries do not conduct these tests for food safety purposes.)
との、許しがたい見解まで述べている。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=3821
参照

01.OIEのガイドラインが、最小リスク範囲についてのガイドラインであるかどうかについてであるが、これは、特に国際的な指令ではない。
この点をR-CALFは、誤解している。
むしろ。このガイドラインは、貿易相手国のリスクアセスメントを行うに際しての各国向けのガイドラインとでもいったほうがいい。
USDAのリスク基準は、個々の国の特定な状況を考慮に入れて設計されている。
また、BSEの進入や広がりを避けるための国が取るべき行動の全体的な有効性について、分析されている。

02.OIEの危険部位除去についての意見に関しては、OIEコードをR-CALFは完全に誤解している。
カナダのように、最小のリスク状態を目指す国にとって、OIE意見によれば、脳と脊髄と頭蓋と脊柱の除去だけでいいことになっている。
しかも、それは、月齢30ヶ月以上で、と畜にかけられる場合である。

03.カナダのサーベイランステストについて、USDAとしては、BSE検査が、食品安全検査としては、十分ではないことを強調しておきたい。
これらの検査は、サーベイランスシステムの下での統計上でのみ、有効なものである。
ヨーロッパと日本では、消費者からの信頼を取り戻そうと望んで、その手段として、その検査プログラムの中に、と畜される健康な牛までをも、検査対象に入れた。
これらの国は、その検査を、食品安全を目的として行っているものではない。
OIEは、その点、牛の中でのBSE検出の可能性は、牛の亜母集団についての広大なものにわたるものとなり、と畜される健康な牛の検査は、陽性反応が生じる可能性がもっとも少ないものであるとの、明確な見解を述べている。

04. 国際貿易関係についてであるが、もしUSDAが先頭に立って、動物の疾病感染リスクアナリシスにもとずく最小リスク領域の概念を確立しないなら、アメリカ は、疾病の多い他の諸国と同類に扱われるのではないかとの点については、OIEコードは、BSEハイリスクの国からの生体牛や牛肉製品の貿易取引であって も、それを禁止するという意見をOIEは述べることはできないとしている。

05.アメリカの飼料禁止措置についてであるが、USDAとしても、これらの禁止措置が、アメリカにおいても、カナダにおいても、完璧に働いているものとは思っていない。
しかし、両国における科学的リスク分析にもとづけば、このシステムの下で、BSE因子が増幅しうる危険性は、無視しうるものであると考えている。
また、R-CALFは、カナダのように最小のリスク国からの若い牛からの危険部位除去についてのOIE見解を、2で述べたように、誤解している。

06.BSE曝露の可能性のある月齢について、R-CALFの仮定は、間違っている。
すなわち、R-CALFの仮定においては、BSE陽性と判定されたカナダの老齢牛において、BSE因子の曝露がどの程度の時間あったかのについて、それを、潜伏期間の平均値を適用し決定しているのは、仮定の誤りであり、また、科学的根拠のないものである。
もちろん、飼料禁止措置を重視する見解は必要ではあるが、カナダからアメリカに持ち込まれるBSEを防ぐためには、幾つかの遠回りした軽減手法と連動して行われる必要があると考える。

07. 消費者にとってのBSEリスクについてであるが、BSEについての不確実性がある中で、USDAと国際科学社会が、これらの疾患の広がりの一時的経路であ り、その分散を防ぐための方策が適宜にとられたヨーロッパから学ぶべきであるという点についてであるが、USDAとしては、国際的に受け入れられている原 則やOIE基準のガイドラインも活用して、アメリカは、これまで、最小リスクの下にある国々からの一定の製品の貿易取引を可能にする最終規則を公表してき たところである。
 以上

http://www.meatami.com/Content/FoodSafety_Inspection/AnimalHealth_Biotech/r-calfstatement2-05.pdf


[340] 「悪玉プリオンは、脳以外の臓器にも蓄積」とのチューリッヒ大学などの研究 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/07(Mon) 07:39  

http://a2gay.org.uk/portal/article.php/20050206002356457
によれば、イェールならびにチューリッヒ大学の研究チームは、Science で、プリオンの蓄積は、これまで考えられてきた脳や脊髄、脾臓、リンパ節、扁桃腺以外の臓器にも蓄積するとの研究成果を発表した。
これによると、これまで、プリオン蓄積には無縁とおもわれていた肝臓、すい臓、腎臓についても、慢性炎症を起こしている5匹のマウス実験によって、炎症を起こしている器官でのプリオン蓄積を確認した。
研究チームは、臓器のプリオン蓄積分布は、慢性炎症の状況によって、かなりの程度、増加するとしている。
この研究結果は、現在の危険部位管理の再評価が必要なことを示しており、特に、細菌感染や自己免疫疾患によって炎症を起こしている動物についてのリスク管理が必要なことを示しているという。
こ の研究と同様、炎症を起こしている動物へのプリオン感染の危険性については、先月、Adriano Aguzzi氏の研究成果が、先月1月20日のthe journal Science に発表されたばっかりであるが、ここでは、リンパ球のひとつであるB細胞が、脳よりも他の臓器への広がりに寄与しているものとされてい る。
B細胞は、健康な人間や動物のリンパ器官に見られ、炎症状態の下では、他のリンパ器官に入り込むものとされている。

http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=19660


[339] Re:[338] 掘るまいか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/07(Mon) 06:44  

リョウ さん。お知らせ、ありがとうございました。
昨年11月8日に、私のブログ「山古志村の映画「掘るまいか 手掘り中山隧道の記録」をチャリティ上映のうごき」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=137
で、これらの動きを紹介しましたが、その後確実に、チャリティ上映の動きが広がっているようですね。
私からも、お薦めです。

http://www005.upp.so-net.ne.jp/zuidou/


[338] 掘るまいか 投稿者:リョウ 投稿日:2005/02/07(Mon) 00:52  

奈良県大和郡山市のやまと郡山城ホールにて来たる3月28日(月)に映画「掘るまいか 手掘り中山隧道の記録」のチャリティー上映会が開催されます。当日新潟県の物産品のちょっとした即売会も行われる模様です。近畿地区にお住まいの方は是非!お薦めです


[337] NCBAが、アメリカ政府に対して、「牛肉貿易再開がかなわぬ場合は、日本などへの経済制裁をすること」を要求。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/06(Sun) 21:58  

本日、NCBA(全米肉牛生産者・牛肉協会)は、牛肉貿易再開に当たっての、以下11項目にわたる決議を採択した。

01.(カナダからの)月齢30ヶ月以上の生体牛と牛肉製品の輸入禁止

02.カナダにおけるBSE防止措置が、特に飼料規制措置について、適切に機能するように保障すること。

03.特に、ブルータング病やアナプラズマ病 についての動物健康基準についての、(カナダとの)一致した合意がなされるまでは、肥育牛の輸入はできない。

04.カナダからアメリカへの生体牛の移動は、市場の混乱をできるだけ少なくするように管理する。

05.国が緊急のと畜のため輸入した牛は、輸入の時点で、月齢30ヶ月未満でなければならない。

06.国が緊急のと畜用に輸入したメス牛からの牛胎児血清の使用禁止

07.USDAのグレードならびにスタンプは、カナダの牛には使用してはならない。

08.カナダ産肥育牛には、「CAN」との焼印を押し、個々に、と畜の時点で月齢30ヶ月未満であることを証明する耳標を確認しなければならない。
また、出荷にあたっては、封印されたトラックで、カナダ−アメリカの国境から、直接に、飼育場に出荷され、さらに、それから、封印されたトラックで、直接、と畜場に移動しなければならない。

09.カナダからアメリカへ輸入される肥育メス牛については、卵巣の除去をしなければらない。

10.USDAは、カナダからの生体牛や牛肉の輸入が増えることによって、アメリカからの牛肉輸出が、いかなることがあっても、危険にさらされることのないように、保証しなければならない。

11.ブッシュ政権は、日本、韓国、メキシコと、牛肉や、その他の牛肉副産物の貿易が再開されるよう、そして、必要ならば、経済制裁をそれらの国に対して取るよう、われわれと協定を結ばなければならない。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=3815参照。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=3815


[336] ブッシュ大統領が、農業部門補助の大幅カットを明言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/06(Sun) 19:13  

今日のニューヨークタイムズは、「Bush Is Said to Seek Sharp Cuts in Subsidy Payments to Farmers」と題したROBERT PEAR氏の論説を載せている。
これによると、ブッシュ大統領は、アメリカの来年度予算において、農場経営者に対する補助金の上限を設けることを提案したという。
このブッシュ提案に対して上院歳出委員会委員長のThad Cochran氏は、このホワイトハウスの提案に対して、戦う姿勢を強めている。
しかし、これらの反対にもかかわらず、ブッシュ政権は、これを強行しようとしているという。
この背景には、社会保障費の増嵩に伴う、アメリカの膨大な財政赤字がある。
ブッシュ大統領は、この農業補助金のカットにより、その批判を免れようとする思惑を持っているようだ。
同時に、国際的に貧困国などから批判の多い、アメリカの農産物価格支持政策への批判をかわそうとする狙いもあるようだ。
これらの補助金は、米栽培や綿栽培の大規模農場経営者に対するものが多く、続いて、とうもろこし、大豆、小麦の農場経営者に支払われる順になっているようだ。
ブッシュ提案では、農場全体の補助金支払い上限を二十五万ドルに設定しようとするものである。
現在では、いくつかのケースでは、百万ドルを超えるケースもあるという。
このブッシュ提案は、意外なことに、これまで、ブッシュ批判を強めていた環境グループなどにとっては、好評のようだ。
たとえば、そのようなグループの一人であるKenneth Cook氏は、「これまでになかった、たいした提案を、ブッシュさんはしたものだ。」と歓迎している。
すなわち、彼に言わせれば、「納税者たちは、もはや、農業への補助金や、家族農業存続のための補助金を負担する必要はない。」と明言している。
また、Cook氏の言うに、これまでにも、農業補助金案が出たことはあったが、議会が二十七万五千ドルの上限案を認めたにもかかわらず、ホワイトハウスは、その金額を減らしてしまったことがあるという。
このブッシュ案によると、来年度予算において、五パーセント削減の五億八千七百万ドルのカットを果たし、今後十年間において、五十七億ドルを節約するものだという。
ブッシュ提案は、これにとどまらない農業部門における財源削減案を持っているようだが、それらの詳細については、公表をはばかっているという。
また、補助金対象の厳格な選別もするとのことであり、「積極的に農業活動に従事する意欲のあるもの」を対象に絞るという。

このブッシュ提案は、日本にも飛び火する可能性が十分にあるものと思われる。

なお、原文は、登録しないと閲覧できませんが、対象記事のURLは、http://www.nytimes.com/2005/02/06/politics/06budget.html?oref=loginです。




http://www.nytimes.com/2005/02/06/politics/06budget.html?oref=login


[335] Re:[329] どちらの視点に立つべきなのでしょうかね。。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/06(Sun) 18:50  

まりちゃんさん。
「英国滞在歴がリスキーであったことを前提にして、脊髄が1p食べたかもしれないこと」を問題にしたらいいのか、「脊髄が1p食べたことはありえない。」として、「英国滞在歴をリスク要因からはずして考えたほうがいい。」のか、どちらの視点がいいのでしょうかね。
私は、後者の視点に立つべきだ゛と思っているのですが。


[334] 便利ページリンク集 投稿者:cctv 投稿日:2005/02/06(Sun) 18:08  

日常使うサイトを集まり、インタネットを便利に簡単に利用できること
ニュース、スポーツ、天気予報、育児、株、出会い満杯

http://www.uudoor.com


[333] Re:[319] [318] 食用牛脂が牛飼料に許可されている件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/06(Sun) 15:13  

笹山さん、腎臓の周囲の油脂の情報をありがとうございます。昨日食品安全委員会と農水省に投稿いたしました。ご報告まで。。


[332] 意外とあっけなかったマザーボード交換 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/06(Sun) 14:35  

昨年暮れに、これまで使っていたコンピュータが不調になり、パソコン工房に診断してもらったところ、CPUもマザーボードも、ビデオカードもイカレているというので、前と同じ、自作用パソコンを組み立て済みの4万円台のものに、買い換えた。
で、残った古いのを何とか生かそうと、イカレたマザーボードをビデオ機能のつきのオンボードというものに換え、CPUも 1.75GHzのCPUファンつきのものに替えた。
これで、予算は、マザーボードが7千円強(MSI KM4AM-V)と、ファン付CPUが8千円強(最近出た格安CPUだそうで、AMD Sempron2500)、しめて一万五千円なりの投資である。
一番面倒だったのがCPUへのCPUファンの取り付けで、こんなに力を入れて、マザーボードが割れはしまいかと心配したか、相当な力を込めて、無事、納まった。
後は、配線のみだから、要は、収まるソケット同士、線をつなげばそれでいいわけである。
BIOSの設定も、前は、いちいち、手動で、Y/Nを選択していった記憶があるのだが、今は、自動設定らしく、すぐに、次のOSのインストール段階に入れたので、びっくり。
こんなことができるのも、最初から、メーカー製でないタワー型ケースを使用してのことである。
メーカー製の場合は、使用できるマザーボードも限られてくるらしい。
コンピュータの部品コーナーを見ると、やれ、静音型ファンだ何だと、いろいろ、オプションをつけたくなる気をさそるようにできているらしい。
なんといっても、バルクのハードディスクや記録型DVDドライブが、安くなっているのに驚く。
数年前は、一ギガHZ千円が相場のようだったが、今では、120ギガHZで、バルクのハードディスクだと、7千円程度ということだから、一ギガHZなんと六十円弱という安さだ。
記録型DVDドライブも、以前は、三万円以上したのが、今では、一万円を切るものもあるようだ。
このせちがらい世の中、パソコンも自作の時代に入ったようだ。
手先の器用な主婦の皆さんによる、パソコン組み立てアルバイトなんて、いいかもしれませんね。

それにしても、硬くて透明な包装のブリスターパックってやつで手を傷つける人って、相当、この世の中にいるんじゃないでしょうかね。
こういうのは、製造物責任法に問えないもんだろうか?
アメリカでは、訴訟の対象になるってんで、包装の一部をやわらかいものにしているものもあるってんですが、ほんとうでしょうかね?
すし弁当についてくるパック醤油で、「横からなら、どこからでも切れます。」と書いてあるにもかかわらず、切れなくて、えいっと力を入れたとたん、ビューと顔にはねかかるのも腹立たしいけど、こういう生産者本位の包装ってのは、いやですね。




[331] 「Eyes on the Prize」著作権問題で公開できない映像をフェアユース適用とみなし、サイトで公開 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/06(Sun) 12:32  

「Eyes on the Prize」は、アメリカの黒人の公民権運動の貴重な映像を映したものであるが、著作権問題で、公開できないでいたのを、アメリカのNPO 「Downhill Battle」が、この映像の公開はフェアユースに値するとして、サイト公開に踏み切ったもの。
http://www.downhillbattle.org/eyes/
にアクセスして、@のなかの「Watch a trailer 」をクリックして、次の画面の「Preview」をクリックすると、ダイジェスト版が見られる。

http://www.videodetective.com/?customerid=20009&PublishedID=3101&jh=1


[330] アメリカ上院のヒアリングで、 R-CALF USA CEOのBill Bullard氏が、痛烈なUSDA批判を展開 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/06(Sun) 06:43  

先週木曜日に行われたアメリカ上院の農業,食品及び林業委員会のヒアリングの席で、 R-CALF USA CEOのBill Bullard氏が、痛烈なUSDA批判を展開した。
氏は、アメリカがこだわっている「科学的知見にもとずくBSE検証」には、ひとつも、科学的なものはないとした上で、ジョハンス新農務長官の証言内容は、これまでのBSEに関する記録とは、相反するものだとした。
氏は、さらに、今回のアメリカでのBSE発生で、本来は、アメリカは、世界のリーターシップを取りうる保護計画を策定すべきなのに、OIEの世界標準にまで達しないような保護計画で、希望的観測にいたらない、きわめて楽観的な計画をたててお茶を濁しているとしている。
以下、氏は、アメリカの現在の計画の問題点を三点列挙した。

1.SRM除去対象の牛を月齢30ヶ月以上としているが、月例12ヶ月以上に改めるべきである。
2.OIE推奨のサーベイセンスプログラムをアメリカに適用しようとしても、失敗に終わるであろう。
3.同じく、OIE推奨のMBM−肉骨粉-禁止措置をアメリカに適用しようとしても、それは、失敗に終わるであろう。

そして、氏は、カナダの体制が、あまりにも、世界標準からおとっているため、このまま、カナダとの生体牛の国境再開に踏み切った場合、長期的には、アメリカは被害をこうむり、結果、アメリカは、カナダの不良な牛肉製品のゴミ捨て場と化すであろうとしている。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=3812


[329] 日本学術会議 公開討論会 BSE対策の科学 平成16年10月30日 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/05(Sat) 23:17  

日本学術会議 公開討論会 BSE対策の科学 平成16年10月30日
http://www.scj.go.jp/ja/scj/kennrenn_sennmonn/zyuui/kagaku/index.pdf

英国、アメリカとスイスとニュージーランドの学者さんを招聘して意見交換会した後に行われた、唐木教授司会の公開討論会の議事録がUPされてました。

↓プリオン専門調査会傍聴を続けている私は、この討論会はうのみにはしていないのですが、その中でマシューズ氏のこの発言がきにかかっています。

「しかし、脊髄が1p残っていて、それを誰かがうっかり食べてしまったら、あるいは肉製品に混入してしまったとしたら、それだけでも数名が感染する可能性がある。」


[328] イギリスといえば香港 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/05(Sat) 23:06  

私はイギリスに行ったことがないんですが、そういえば香港には思春期に行ってました。英国から香港への輸入状況、どうだったんでしょう(^^;


[327] Re:[325] こういう場合は、食品安全委員会は、「リスク管理」については言及しないことだったのではなかったでしょうか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/05(Sat) 22:34  

まりちゃんさん。
これはまた、面白い論理展開ですね。
「食品安全委員会は、リスク管理については、立ち入らない。」と、ことあるごとにいっていたのに、こういう場合には、真っ先に、リスク管理を持ち出してしまうんですね。
「火事場の鑑識官が、火消しにまわってしまっている。」そういう構図ですね。
そういえば、この前のたたき台での計算では、外的要因による要素は、抜かれていましたっけ。
となると、vCJDがもう一人出ても、たたき台試算の面子は立つわけってわけですか。

それに、このところ、当サイトへのイギリスからのアクセスが激しいんですが、これって、イギリス駐在の邦人の方からのアクセスかも?
なまじっか、vCJDの原因を全部「英国滞在」におっかぶせてしまったがために、いらぬ不安を、国民なり邦人に、逆に与えてしまったようですね。
特 に、「今回の日本人vCJDは、イギリスで、危険部位を食したことによるものであるから、日本では安全である。」というメッセージと、「イギリスに過去に 行ったことのある人でも、vCJDにかかる確率は低いのだから、安心してください。」というメッセージを、相互矛盾した論理にもかかわらず、同時に発して いるのですから、混乱するのは、当たり前ですね。
もし、この食品安全委員長の論理の延長ですと、
「我が国初vCJD患者は、英国滞在時に感染した可能性が現時点では有力と考えられている。−食品安全委員長談話-」
→「現在の我が国のBSE対策によって、「vCJDが発生するリスクは、そのほとんどが排除されている」−食品安全委員長談話」
→「1989年前後にイギリスに1ヶ月以内滞在した日本人にとっては、vCJDリスクはあるともいえ、ないともいえる。」
ということになるのではないでしょうかね。
その点、今日の午後10時過ぎからの6ch系テレビでの金子先生の答えも、明確ではなかった様に思えます。
ちょっと、おつかれかな?
「いったい、過去にイギリスに一ヶ月でも行った人は、安全なのか、安全でないのか、はっきりしてほしい。」といったところでしょう。
それと、今回の犠牲者の方が、もし、イギリス滞在中に、異常な量の危険部位を食していたという事実がつかめなかったら、一ヶ月で危険なものは、半月でも危険ということになってしまうでしょうね。
1989年を前後して、一二週間イギリスに行ったことのある日本人なんて、ざらにいるんですから、いかに、今回の「英国滞在歴一ヶ月vCJD感染論」が、無謀な論理構成の元にたっているかが、これでもわかりますね。


[326] 「細菌の広がりは、偶然の所産」というPNAS発表の論文 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/05(Sat) 21:59  

今週のProceedings of the National Academy of Sciences(PNAS) http://www.pnas.org/ のオンライン版で、インペリアル・ロンドン大学の研究チームの発表「Bacterial spread all down to chance: some strains ‘just the lucky ones’」http://www.ic.ac.uk/P6037.htm によると、細菌の広がりにとって、人間の免疫性とか、薬剤耐性とかは、これまで考えられていたよりは、あまり影響がなく、むしろ、細菌の広がりは、偶然の所産によるものだという。
そ の研究例のひとつとして、この研究チームは、髄膜炎の原因菌であるNeisseria meningitidisや、毎年百八十万人の死者を出している肺炎レンサ球菌や、院内感染で問題となるMARSAの原因菌である黄色ブドウ球菌の広がり について、調べたところ、次のようなことがわかったという。
すなわち、細菌のコミュニティは、それらに関連する人間の社会生活を反映しているという。
たとえば、親しい家族や友達、同級生、託児所の友達などは、人間同士の接触が多いため、細菌を共有しがちであるという。
人から人への感染にしても、その際には、細菌の感染力による広がりの差はほとんどないことに、研究者たちは、驚いたという。
これについて、Christophe Fraser博士は、「微生物学者たちは、ともすれば、細菌の変異が、感染を広げると推測しがちだが、実際は、細菌のコミュニティにおける変異は、偶然に起こっているものである。」としている。
このように、ひとつの細菌が広がるということは、その細菌にとっては、ラッキーチャンスに当たったようなもので、すべての細菌の感染は、偶然によって広がるものであるとしている。

何か、あまりに当たり前の研究のようで、拍子抜けしてしまうが、自然体の細菌学といった感じの研究成果だ。

http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=19593


[325] 「日本初のvCJD症例が確定したことについての食品安全委員会委員長談話(平成17年2月4日)」について投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/05(Sat) 21:52  

笹山さん、こんばんは、
食品安全委員会のページに下記を発見いたしました。
「日本初のvCJD症例が確定したことについての食品安全委員会委員長談話(平成17年2月4日)」について
http://www.fsc.go.jp/sonota/creutzfeltjakob170204.html

だから、中間とりまとめには、この、輸入大国に日本において、「海外からの輸入牛食品や健康食品のリスク計算が含まれていない」と何度言ったら。。。って感じなんですが。

この談話は、BSEと食の安全に関して、全然、「科学的」に「正しい情報」じゃないと思うんですが。
この程度で、「消費者、主婦は納得、うん、安全、安心ね!子供にも安心して食べさせるわ」とか、思うだろうという考えからなのかしらん。あまりにも馬鹿にしてないかなぁ。

あんまりリスクを過小評価すると、医療現場の二次感染の対策まで誤らせることにつながると思います。

追伸:TBSのブロードキャスターで金子清俊先生が、「今の日本の状況は安全です」といわれてましたが、確実に増加しているメキシコ、中国産の牛食品の安全はどうなっているんでしょうか。危険部位除去等についてのチェックを始めたのは最近だと思いましたが。

ところでCJDの発生動向を考える掲示板があり、笹山さんのご紹介くださった内容を抜粋させていただきました。
http://www.hyper-net.ne.jp/bbs/patio/patio.cgi?id=SANK&mode=view&no=10




[324] 畜産システム研究会さんにリンクされています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/05(Sat) 20:24  

広島大学の畜産システム研究会さんのサイトhttp://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/milk-tallow.htmlに、私のブログの記事「改めて、日本のBSEの原因を考える」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161がリンクされています。
光栄なことです。

http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/milk-tallow.html


[323] 「what's my scene?」さんで、私のブログを紹介いただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/05(Sat) 12:53  

まえにもご紹介いただいた「what's my scene?」http://whatsmyscene.blogspot.com/
さんで、私のブログの記事「わずか一ヶ月のイギリス滞在でvCJDにかかるものかは? 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=209をご紹介いただいております。
光栄なことです。

こ こでの「ものかは」は、高校時代の古文で、おなつかしの徒然草「花はさかりに、月はくまなきをのみ、見るものかは」(桜の花は、必ずしも満開の花だけを、 月は影もなく、照りわたっているのだけを見るものであろうか。そうではない。)をまねたもので、「本当にそうだろうか? いや、決して、そのようなことはありえない。」との意味で使いました。

ところで、ついでで申し訳ないのですが、この同じ「what's my scene?」さんのサイトで、「荏原実業は2月3日、小型風力発電システムの新モデル「ループフェザー」を2月7日より販売開始」との記事がhttp://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/eco/357787
へのリンクであり、大いに興味が惹かれました。
しかし、この写真では、どうも、その構造がわからない。
ということで、別のサイトの写真を見ましたら、http://biztech.nikkeibp.co.jp/jp/shared/20050204furyoku-top.jpg
のとおり。
つまり、羽の縁が、メビウスの輪のように、そのまま、テープをひねったようになっていて、プロペラ自体の面体がないという構造でした。
いわば「羽の入れ子構造」とでも言うんでしょうか。
「羽の中に、羽がある」という考えですね。
これだと、プロペラ自体の抵抗がなく、また、羽が一枚につき、実質二枚羽の効果があり、三枚で合計6枚分の羽の役割をするという構造ですね。
ダリウス形
http://www.uchihashi.jp/masaya/wind/0810_alta18.jpg
の変形とも見て取れます。
なるほど考えたものでした。
お値段もお手ごろ、導入してみたい気がしますね。

http://whatsmyscene.blogspot.com/


[322] 三重苦にたたされているアメリカUSDA新長官 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/05(Sat) 12:27  

三重苦のひとつとは、カナダとの生体牛輸入国境再開問題。
来月3月7日が予定されているのだが、ここに来て、30ヶ月以上の牛も対象にするかどうかで、もめている。
マイク・ジョハンズUSDA新長官は、全国肉牛生産者・牛肉協会(NCBA)のジャン・リヨン総裁と6500人のNCBA会員の前でカナダとの国境規制緩和を確約したが、30ヶ月以上の牛もその対象にするかどうかについては、明言しなかった。。
この規制緩和は、米国食肉協会が、先月、カナダから31ヶ月以下の牛のみ輸入を認めることに対して、最高裁に提訴したことも、視野に入れているものだ。
しかし、ここにきて、NCBA国際市場委員会は、「アメリカが日本や韓国などへの輸出再開にこぎつけるまでは、カナダとの国境再開に反対する。」との決議を、昨日午後に採択した。
「隣人ががけから落下しようとしていることと、自分自身ががけを飛び越えることとは、違う。でも、もし、隣人が生き延びていたなら、そのときは、助ければいいのだ。」と、NCBAの幹部の一人は言ったという。
(If my neighbor falls off a cliff, that doesn't mean I have to jump over,But you see if he survived the fall, and if he is still alive, you help your neighbor)
「カナダの苦境はわかるが、まずは、アメリカの御身大切に」という意味か?
そのほか、アメリカ上院では、例の検査抜け穴問題の証言が行われるし、これに加えて、日本のvCJD発生問題があり、まさに、マイク・ジョハンスUSDA新長官は、「がまの油のかえる」のような心境なのだろう。
参照
http://www.napanews.com/templates/index.cfm?template=story_full&id=10D63339-4047-4573-BE55-74F0390F4477
http://www.agriculture.com/ag/story.jhtml?storyid=/templatedata/ag/story/data/agNews_050204crCHECKOFF.xml&catref=ag1001

http://www.capitalpress.info/Main.asp?SectionID=94&SubSectionID=801&ArticleID=15133


[321] Re:[320] 日本の報道では無視された北本哲之クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会委員長の発言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/05(Sat) 10:02  

これには、日本の報道も加担していますね。
昨日の「クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会」の委員長の北本哲之(東北大医学部教 授)氏の発言「この男性が日本で感染した可能性を排除するものではない。なぜなら、医学的根拠にたてば、排除しうる可能性は何もないからだ。」は、外電で は、取り上げられていますが、日本の報道では、完全に無視されていますね。

Kitamoto said he could not rule out the possibility that the man had contracted the disease in Japan because, on a medical basis, nothing could be entirely ruled out.

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050205/mng_____kakushin001.shtml


[320] 東京新聞より 「農相経験者は、〜「英国滞在歴あり」という点を強調することも指示した。」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/05(Sat) 09:47  

東京新聞より、抜粋です。本日NHKのBSE報道があるそうですが、今回も政治介入あるんですかね?

■遠のく米国産牛肉解禁
 日本人患者の確認は、決着に向かっていた米国産牛肉の輸入再開の流れをせき止めるには十分すぎるインパクトを持っていた。
 「国内初の変異型の事例が出そうです。大きな影響が予想され、助言いただきたい。ただ、この件は絶対内密に」。数日前、ある農相経験者の元には、政府高官から極秘情報が届けられた。
 農相経験者は「全頭検査見直しも米牛肉輸入もいったんは棚上げ。騒ぎを最小限にするのが最速の道だ」と指摘。風評被害が国内産牛肉に及ばないよう、「英国滞在歴あり」という点を強調することも指示した。
 確定診断が出ると、食品安全委員会が大きく揺れた。
 輸入再開のためには、同委が国内のBSE検査の見直しを了承し、日米両政府が具体的な輸入条件で合意。消費者との意見交換会開催と合わせて、同委が輸入条件を了承することが不可欠となる。当初は六月ごろにも再開の見通しだった。
 今回の初感染例により、同委プリオン専門調査会の専門委員の間で意見対立が激化。焦点である全頭検査を緩和した場合の感染リスクの変化や、生後二十カ月で検査の有無を線引きする是非について、意見集約できる状態ではなくなった。
 「数字の独り歩きは危険と言ったはずだ。BSE基準見直しのリスクを無理に数値化したら、この結果だ」。ある会合で慎重派の一人が中間的な委員に詰め寄った。調査会の“座礁”を象徴する瞬間だった。
 有力な専門委員も「当面、冷静な議論はできない。調査会を開いても対立の溝が深まるだけだ」と指摘した。
  輸入再開の前提でもあるBSE国内基準の見直し手続きが、一、二カ月は延びたことに伴い、日米局長級協議などの日程も先延ばしとなった。人命に対する BSEの危険性があらためて認識され、世論の反発が高まれば、輸入再開はさらに遠くなる可能性もある。 (経済部・山川剛史)

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050205/mng_____kakushin001.shtml


[319] Re:[318] 食用牛脂が牛飼料に許可されている件 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/05(Sat) 09:30  

このサイトhttp://www.cvmbs.colostate.edu/ilm/outreach/necropsy/_notes/normalkidney.htm
に写されているKidney Fatといわれる部分ですね。
確かに、グレーゾーンといえます。

このサイトhttp://www.cvmbs.colostate.edu/ilm/outreach/necropsy/_notes/commonlesions.htmでは、ほかの部分も見られる貴重なサイトです。

それにしても、このケンネ脂のケンネって、日本語なんでしょうね。

http://www.cvmbs.colostate.edu/ilm/outreach/necropsy/_notes/normalkidney.htm


[318] 食用牛脂が牛飼料に許可されている件 投稿者:掲示板から 投稿日:2005/02/05(Sat) 07:42  

腎臓は炎症を起こしている場合にプリオンが蓄積すると判明したと思いましたが。

http://kodawari.lin.go.jp/ryori/karada/print/gf4097.pdf
網 脂、ケンネ脂、ヘット:網脂は牛や豚の内臓(牛の胃、牛と豚の脾臓・腎臓)を包んでいる網状の脂。脂肪の少ない部位の肉をソテーやローストするときに、脂 を補充する目的で使う。ケンネ脂は牛の腎臓を包んでいる脂肪、ヘットは広い意味で牛の脂肪全体を指すことが多い。ケンネ脂は、ミンスミートパイ、ヘットは すき焼きなどに。網脂は網状の特製を利用し、野菜や香草などをローストチキンに詰めて包むと中の詰めものがこぼれ落ちない。大きな食肉店に注文して入手す る。





[317] Re:[313] ロイターの報道で気に掛かる内容 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 23:44  

まりちゃんさん。
そうですね。
ご紹介の農業情報研究所さんのサイトにも書かれていましたように、ここでは、個別ケースに入り込むのをちょっと我慢して、やや、骨太というか、もっと危機的なシナリオを考えたほうがいいのかもしれません。
すなわち、今回のvCJDリスクは、国外にあったのか、それとも、国内にすでに存在していたのか、というシナリオですね。
イギリスでは、すでに、Sporadic CJD分類やアルツハイマー症分類を見直す動きも一部あるようですね。
vCJDとsCJDとは、実は、シームレスに近接化していたという、恐るべきシナリオも考えられなくはないのです。
こちらのサイトhttp://www.organicconsumers.org/madcow/morgan11304.cfmに、「sCJDは、単にクラスターの問題なのか?」との興味深い記事があります。
ここでは、「vCJDとsCJDとが、違うクラスターであるとしても、地理的にも、時間的にも、両者が重なり合うことが多いのは、なぜか?」という、根幹に触れる疑問を突きつけています。



[316] 食肉処理は米国で一番危険な労働ー人権団体リポート 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/04(Fri) 23:06  

たいへんなリポートが出ましたね。。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/agrifood/namerica/news/05020401.htm


[315] フィナンシャルタイムズ紙も、vCJD死亡者のイギリス渡航歴の短さを指摘 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 23:03  

日本の報道では、このvCJDでなくなったかたが、イギリス渡航0歴わずか1ヶ月という点について、無条件に報道しているが、下記のフィナンシャルタイムズなどは、私と同様、この男性のイギリス渡航歴の短さを問題にしている。
「北本氏は、「この男性が日本で感染した可能性を排除するものではない。なぜなら、医学的根拠にたてば、排除しうる可能性は何もないからだ。」といっている。」
Kitamoto said he could not rule out the possibility that the man had contracted the disease in Japan because, on a medical basis, nothing could be entirely ruled out.

http://news.ft.com/cms/s/e9fe9e9e-7683-11d9-b897-00000e2511c8.html


[314] ハードコンタクトレンズ購入時のテストレンズ使いまわしについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/04(Fri) 21:11  

そろそろ真剣にコンタクト会社は使いまわしテストレンズを廃止し、使い捨てハードレンズを用いての度数合わせを考えていってもらいたいです。

角膜は危険部位で、コンタクトの蛋白汚れは結構頑固ですし、どういうシステムで誰が消毒しているかも公表されていない。問題ではないでしょうか。


[313] ロイターの報道で気に掛かる内容 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/04(Fri) 18:41  

「今後、同省では、発症原因及び2次感染の可能性についてさらなる調査を行う」とのことです。献血や歯科や健康診断、医療機関の受診履歴を調査するのでしょうか。

ご冥福をお祈りいたします。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050204-00000071-reu-bus_all


[312] わずか一ヶ月のイギリス滞在でvCJDにかかるものかは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 15:43  

各紙ともこれには触れていないのだが、わずか一ヶ月の滞在で、vCJDにかかる確率というものはどの程度のものなのか。
一日、300グラムのステーキを毎日食べても、9キロの曝露量である。
牛一頭の枝肉は、骨が付いている状態で、平均重量350kg〜400kg、骨を取り除くと、肉の重さは約240〜250kgということだから、この方が、最大限英国でステーキを食したとしても、1頭分の枝肉の4パーセントに過ぎない。
しかも、これらの部位は、危険部位ではないことの方が圧倒的に多い。
これが本当なら、宝くじ的運の悪さとしか、いえないのではなかろうか。
その辺は「英国滞在」のみを、原因と見ることは、早急なのではなかろうか。
それこそ、今食品安全委員会で話題となっている人間のvCJDの経口感染価(human oral ID50)の問題なのだが。
もっとも、アメリカでの疑惑vCJD患者発生の時にも、その人の英国滞在歴が、声高く報道されたのだが。
ちなみに、アメリカ最初のvCJD死者のフロリダの Charlene Singhさんhttp://news.bbc.co.uk/2/hi/health/3735891.stmの場合は、イギリスに12年間もいたというから、プリオン曝露歴から言えば、比較はできないが。
以下は、BBCの日本患者についての報道だが、特に目新しい報道はない。

なお、SSCの「人間の経口によるvCJD感染価」については、サイトhttp://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out71_en.pdfで、「最悪の場合は以下のようにいえるが、種の壁があるので、そのとおりにはいえないであろう。」といっている。

概訳
「最悪のケースを想定すると、BSE罹患牛の中枢神経組織の脳内摂取の場合は、108頭分の中枢神経組織一グラムづつを食して、50パーセントの感染となりうる。
また、脳内摂取を経口摂取にした場合では、ひとつの種の間では、後者は、前者の105分の一減衰すると、見込まれる。
このことから、人間が、BSE罹患牛の中枢神経組織一グラムづつを食してvCJDにかかる感染確率は、最悪のシナリオでは、103頭分のBSE罹患牛の中枢神経組織一グラムづつを食すると、50パーセントの確率で、人間がvCJDにかかることになる。
しかし、通常は、種の壁によって、その規模は、かなり小さくなるものと思われる。」
A worst case assumes a value of 108cow i.c.ID50per gram of CNS tissue.
It is estimated that there is a 105fold reduction inefficiency from i.c. to oral BSE transmission within one species, thus resulting in aworst case scenario of 103cow oral ID50/g CNS tissue.
However this order of magnitude is usually lower when a species barrier is crossed.

http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4235181.stm


[311] vCJD確定診断後の各紙の報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 14:53  

朝日新聞http://www.asahi.com/national/update/0204/021.html
国内初の変異型ヤコブ病 厚労省がサーベイランス委
牛 海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)にかかった牛の脳や脊髄(せきずい)などを食べると感染するとされる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD) の患者が見つかったことが4日、わかった。患者は日本人の男性で、すでに死亡している。厚生労働省は同日午前から専門家によるサーベイランス委員会を開 き、感染の最終的な確定作業を急いでいる。変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の患者は国内では初めて。
この男性は、すでに多数の同患者が出ている英国に80年代後半に滞在したことがあるという。これまで患者の発生が確認されたのは95年以降のため、この患者の帰国時期によっては、日本国内で感染した可能性もある。
世界保健機関(WHO)によると、世界で確認された変異型ヤコブ病の患者は、最も多い英国の148人を始め、フランス、米国、カナダなどでも確認されている。
変異型ヤコブ病の感染経路として考えられているのは、BSEの病原体がたまった牛の脳やへんとう、脊髄など神経組織を食べた場合だと考えられている。このため、日本や欧米では、こうした部分は「危険部位」として流通しないように規制している。
このほか、03年には英国で輸血による感染の疑いも報告されている。また、感染者の治療に使った脳外科の手術器具を介したものや、感染者の角膜や硬膜を移植して広がる可能性もある。
輸入で大きな割合を占める米国で03年12月でBSEの発生が確認されて止まっている米国産牛肉の輸入再開交渉にも、大きな影響を与える可能性もある。
〈変 異型クロイツフェルト・ヤコブ病〉 老人の病気として知られていたヤコブ病の新しい型で96年に初めて確認された。脳にスポンジ状の空胞ができ、知覚障害 や歩行困難などの症状を示し、発症から約1年で死に至る。ほかのヤコブ病にくらべ、発症年齢が若いのが特徴。BSEの病原体である異常プリオンに汚染され た牛肉や牛製品を食べたことが原因で起こると考えられているが、これまで見つかった患者で何をどれだけ食べたことで感染したかはよくわかっていない。
(02/04 14:00)

毎日新聞http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050204k0000e040062000c.html
変異型ヤコブ病:
英渡航歴ある男性、国内初の確認
専門家が出席し開かれた新型ヤコブ病に関する会議.。中央は北本委員長=厚労省で4日午後1時15分、小林努写す
国内で昨年死亡した男性(当時51歳)が牛海綿状脳症(BSE)が原因とされる変異型(新型)クロイツフェルト・ヤコブ病と疑われるとして厚生労働省は4日、緊急の専門委員会を開催、専門家による確認作業で変異型ヤコブ病と確認された。国内で初めてとなる。
患者は英国への渡航歴があることが確認されている。
変 異型ヤコブ病は、BSEを起こす牛の異常プリオン(たんぱく質の一種)が原因とされ、昨年6月までに世界で157人の患者が確認されている。そのうち 147人は英国で確認され、英国以外ではフランス、イタリア、アイルランド、カナダ、米国で見つかっている。このうち4人は英国への渡航歴があった。
ヤ コブ病には「変異型」のほか、原因不明の「孤発型」、乾燥硬膜移植などで感染する「医原型」、親から子へ遺伝する「遺伝型」の4種類がある。孤発型と遺伝 型は主に40〜80歳にみられ症状が急速に進展する。変異型は30歳未満で亡くなるケースが多く、孤発型や遺伝型に比べ、進行が遅いとされる。これまで国 内では医原型、孤発型、遺伝型は確認されているが、変異型は確認されていない。
専門家によると、変異型は病理検査や臨床症状で判断するが、診断は難しいという。
変異型ヤコブ病の原因とされるBSE感染牛は、国内では01年9月に初めて発生が分かった。これまでに食用牛の全頭検査などで14頭(うち1頭は死亡牛)がBSEと確認されている。
厚生労働省健康局は「変異型ヤコブ病と確定されれば、原因究明と可能な対応に取り組みたい」と話している。
国 内で初めてBSE(牛海綿状脳症)の発生が確認されたのは、01年9月。北海道佐呂間町の牧場で生まれ、千葉県白井市の牧場で育った5歳の乳牛が食肉処理 される直前に、自分で立つことができない起立不能を起こしたため、検査して判明した。国は同10月から食肉処理する牛の全頭検査を始め、これまで全国で 14例が確認されている。感染原因は特定されていないが、食肉処理した牛の残さを加工した肉骨粉を、牛のえさとして与えることで感染した可能性が指摘され ているため、同省は肉骨粉の使用を禁止している。【早川健人】

読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050204it05.htm
国内初、変異型ヤコブ病確認…英滞在歴の男性死亡
BSE(牛海綿状脳症)に感染した牛を食べて発症する「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)」の患者が国内で初めて発生していたことが4日、厚生労働省に入った連絡で分かった。
患者は、同病が多く発生している英国に滞在歴がある男性で、すでに死亡しているが、ヤコブ病の症状を示したため脳の組織などを診断した結果、変異型と確認された。
同省などによると、2004年6月現在、変異型ヤコブ病の患者は、世界で157人報告されており、このうち英国が147人を占めている。英国以外にはフランスやアイルランド、イタリア、米国、カナダで発症例があり、フランスとイタリアの6人を除き、英国滞在歴がある。
英国では、1989年以降、食肉処理される牛について、病原体の異常プリオンが蓄積する脳や脊髄(せきずい)など特定危険部位を除去するなどのBSE対策が取られていたが、この男性は、これより以前、同国に1年未満の滞在歴があったという。
日本国内では、ヤコブ病の症例は医療機関からすべて国に報告することが義務づけられ、毎年100人前後の患者が出ているが、変異型の発生報告はこれまでなかった。
男性には、ヤコブ病の感染原因の一つである硬膜の移植歴はなく、遺伝的な要因も薄いという。このため、同省は「男性が英国に滞在している間に感染した可能性がある」としている。
vCJDは、BSEに感染した牛を食べることにより、病原体の異常プリオンたんぱくが人体に入り、感染・発症する。有効な治療法は確立されていない。
(2005/2/4/14:33 読売新聞 無断転載禁止)

日本経済新聞http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050204AT1G0401E04022005.html
変異型ヤコブ病、国内で発症・英国への渡航歴
国 内の病院で死亡した50歳代の男性が、BSE(牛海綿状脳症)が人に感染する「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」(vCJD)を発症していたことが4 日、明らかになった。厚生労働省が同日、専門家会議を開いて確定診断した。英国で初めて報告された変異型ヤコブ病患者は世界で150人以上に上るが、日本 では初めて。男性は英国への渡航歴があるという。
関係者によると、この男性は精神症状などヤコブ病に特徴的な症状があり、ヤコブ病と診断され た。厚労省は4日「クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会」(委員長・北本哲之東北大医学部教授)などを緊急に招集。男性の脳組織の画像などを慎重に検証 し、BSEによる「変異型」と判定した。
ヤコブ病には変異型のほか原因不明の「孤発性」、乾燥硬膜などの移植で感染する「医原型」、さらに遺伝による「家族性」の計4種類がある。今回の男性患者には家族性の可能性はなく、移植手術歴もない。 (13:49)

産経新聞・共同通信http://www.sankei.co.jp/news/050204/sha067.htm
国内初の変異型ヤコブ病と確認 厚労省
厚生労働省は4日、牛海綿状脳症(BSE)がヒトに感染して起きるとされている変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の患者が、国内で初めて確認されたと発表した。
この患者は50代の男性で、昨年12月に死亡した。牛のBSEが猛威を振るっていた1989年に英国に1カ月程度の渡航歴があったという。輸血歴はなく、厚労省は英国滞在時に感染した可能性が高いとみている。
男性は2001年12月、40代で発症、昨年9月、専門家を集めた厚労省のサーベイランス委員会で英国の専門家とも相談しながら、いったんはBSEと無関係の孤発型CJDと判断された。しかし変異型の可能性も残るとの意見があり、経過を見ていた。
亡くなった後の今月3日、ウエスタンブロット法や病理検査で変異型の疑いが強まり、厚労省に報告。4日、厚生科学審議会疾病対策部会のCJD等委員会が確定診断した。
変異型CJDは、BSEにかかった牛の脳など特定危険部位や、汚染された肉を食べて感染したとされる。英国ではこれまで約150人が死亡したほか、フランスやイタリアなどでも発症が報告された。
国内では2001年に初のBSE牛が確認されて以降、食用牛を全頭検査し、特定危険部位は除去しているため、現在は国内の牛肉を食べて感染することはない。(共同)
(02/04 14:15)

NHK
日本初の変異型ヤコブ病 確認
BSE の病原体から感染すると見られている変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病の患者が国内で初めて確認されました。厚生労働省は、間もなく発表しますが、患者 はBSEが多発したイギリスへの渡航歴があって、すでに死亡しており、ほかに感染が広がる危険性はまったくないとしています。



[310] 感染症情報への掲載は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 14:41  

下記サイトの2005年第3週(第3号)に掲載されるのではないでしょうか。

http://idsc.nih.go.jp/idwr/pdf-j.html


[309] 日本初のvCJD発生確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 13:55  

以下に記載のロイター報道では、このvCJD疑い日本男性の英国滞在歴が1990年だとすると、2002年発症として、潜伏期間12年となり、これらに注目している。

こ の方のプリオンたん白質発現遺伝子のコドン129のタイプが、MM型なのか、VV型なのか、MV型なのか、よくわからないが、もし、日本人に多いMM型で あるにせよ、日本人では少ないVV型であるにせよ、潜伏期間や、変異型と孤発型との関係など、いろいろな問題が、これによって提起されそうな気配だ。

あっと。
確定診断でたようですね。

国内初の変異型ヤコブ病 厚労省、専門家確定診断

 牛海綿状脳症(BSE)がヒトに感染して起きたとされる変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の疑いが強い患者が見つかり、厚生労働省は4日、厚生科学審議会疾病対策部会のCJD等委員会を開催、政府関係者によると変異型のCJDと確認した。
 国内で変異型CJD患者が見つかったのは初めて。
 関係者によると、この患者は50代の男性で、既に死亡している。牛のBSEが猛威を振るっていた1990年前後の英国に、1カ月程度の渡航歴があったという。
 変異型CJDは、BSEにかかった牛の脳など特定危険部位や、汚染された肉を食べて感染したとされる。英国ではこれまで約150人が死亡したほか、フランスやイタリアなどでも発症が報告された。
 国内では2001年に初のBSE牛が確認されて以降、食用牛を全頭検査し、特定危険部位は除去しているため、現在は国内の牛肉を食べて感染することはない。
(共同通信) - 2月4日13時56分更新

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/T38429.htm


[308] vCJD情報、各新聞で出ましたね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 12:24  

発信の順です。

毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050204k0000e040062000c.html
<ヤコブ病>日本初の新型患者?専門家が確認作業
日本で初めての新型ヤコブ病と疑われる患者が見つかったとして厚生労働省は4日午前、緊急のサーベイランス委員会を開催。専門家による確認作業を始めた。
 患者は英国への渡航歴があり、既に症状を発症しているという。
 これまで国内でヤコブ病は、脳の硬膜移植を受けた人に発症例があるが、牛海綿状脳症(BSE)が原因とされる新型ヤコブ病が確認されれば日本で初めてとなる。(12:00)

日経新聞 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050204AT1G0400R04022005.html
変異型ヤコブ病国内第1号か、厚労省が確定診断へ
国 内の病院で死亡した男性が、BSE(牛海綿状脳症)が人に感染して発症する「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」(vCDJ)の疑いを持たれていることが 4日、分かった。厚生労働省は同日、専門家会議を開いて確定診断する。英国で初めて報告された変異型ヤコブ病患者は現在、世界で150人以上に上るが、確 定すれば日本では初めて。この男性は英国への渡航歴があるという。
関係者によると、この男性は神経症状などヤコブ病に特徴的な症状があり、ヤ コブ病と診断された。厚労省は4日午前、クロイツフェルト・ヤコブ病等委員会(委員長・北本哲之東北大医学部教授)などを緊急に招集。確定診断のため、男 性の脳組織の画像などを慎重に検証、BSEによるとされる「変異型」かどうかを検討している。
ヤコブ病には「変異型」のほか原因不明の「孤発型」、乾燥硬膜などの移植で感染する「医原型」、親から子に遺伝する「遺伝型」の計4種類がある。今回の男性患者には遺伝型の可能性はなく、移植手術歴がないことから医原型でもないという。(12:06)

朝日新聞 http://www.asahi.com/national/update/0204/021.html
国内初の変異型ヤコブ病か 厚労省がサーベイランス委
牛 海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)にかかった牛の脳や脊髄(せきずい)などを食べると感染するとされる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)と 疑われる患者が見つかったことが4日、わかった。患者は日本人の男性で、すでに多数の同患者が出ている英国に80年代後半に滞在したことがあるという。厚 生労働省は同日午前から専門家によるサーベイランス委員会を開き、感染の確認を急いでいる。同日夕には結論が出る見込みで、確認されれば国内で初めての患 者となる。
変異型CJDは96年に英国で初めて報告されたが、保健省の発表によると、今年1月までに同国で148人の患者が報告されている。
変異型CJDの感染経路は、狂牛病に侵された牛の脳やへんとう、脊髄など神経組織を食べた場合などに限られると考えられている。輸血による感染を指摘する報告もある。 (02/04 12:28)

産経新聞・共同
http://www.sankei.co.jp/news/050204/sha056.htm
国内初の変異型ヤコブ病の疑い 英渡航の男性
厚生労働省は4日、英国渡航歴がある男性が、牛海綿状脳症(BSE)がヒトに感染して起きたとされる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の疑いがあるとして、専門家の会議を開いて判定を始めた。vCJDと診断されれば国内で初めて。
関係者によると、この男性は牛のBSEが猛威を振るっていた1990年前後の英国に、数カ月間の渡航歴があるという。(共同)(02/04 12:31)

とのことです。
読売とNHKがまだのようですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050204-00000040-mai-soci


[307] Re:[304] イギリス:美容整形に狂牛病感染のリスク? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 12:07  

garyo さん。
下記サイトのように、SSCでは、2001年10月に、コラーゲンについては、一応安全であるとのレポートを出したのですが、small ruminant hides については、なお、安全確認をするとの指摘も、同時にしています。
また、第三国から、イギリスへのコラーゲンの輸入については警戒をしているようですね。
日本とても、それは、同じことだと思います。

http://64.233.161.104/search?q=cache:UDT2ocUtXD0J:europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out204_en.pdf+TSE+risks+of+collagen+produced+from+ruminant+hides%E3%80%80%EF%BD%93%EF%BD%93%EF%BD%83&hl=ja


[306] 美容整形や美容的処置での感染 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/04(Fri) 12:05  

しわとりのボトックスとかも話題になってますよ。
http://www.rense.com/general62/coy.htm
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1090896937/
先日日赤が献血者に関する調査を始めたのはプラセンタだけですが、プラセンタのほか、ヒトコラーゲンも、どうも日本で美容目的で使用されているみたいです。


[305] Re:[303] vCJD可能性患者が国内で発生?という報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 11:54  

フジテレビでも出たようですね。
前にも、北海道の某病院で、などとの情報が流れましたが、いつあっても、おかしくはない状態でしょう。
と にかく、孤発性CJD(sCJD)(sporadic CJD)は、毎年相当数出ているし、sCJDとvCJD(variant CJD)とは、紙一重と いうか、プリオンたん白質発現遺伝子のコドン129の3タイプであるメチオニン(MM)型か、バリン/バリン(VV)型か、 メチオニン/バリン(MV)型かによって、sCJDかvCJDかのどちらかになるという説http://www.seac.gov.uk/papers/seac77_3.pdfもあるんですから。


[304] イギリス:美容整形に狂牛病感染のリスク? 投稿者:garyo 投稿日:2005/02/04(Fri) 11:50  

食物以外でも感染の可能性はあるのでしょうか
-----------------------------------------------------
英タイムズ紙2005/01/29付け記事によれば、美容整形で使われるコラーゲンを媒介とした狂牛病感染の危険性について、政府が調査を開始したという。

http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/02/post.html


[303] vCJD可能性患者が国内で発生?という報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/04(Fri) 11:19  

「国内で初めてのクロイツフェルト・ヤコブ(狂牛)病の可能性高い患者が判明」との速報がTBSで流れたようですが、どうなんでしょう?続報が待たれますが。

http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1107482056/


[302] 米国食肉加工企業従事者の離職率と教育・経験について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/04(Fri) 11:14  

笹山さん、昨年末の意見交換会で「危険部位を実際に除去する方の教育・経験」について質問をしましたが、日本のと畜場については厚生労働省の方は把握されてなかったようで、調べる、という話になりました。

米国のは過去借りて読んだ本に、離職率が年200%だかを超える、という話があってびっくりしたんですが、検索してみるともっとすごい話があるようです。
http://www.bbele.com/library/books/book049.html
↑ほんとかな?

http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E9%9B%A2%E8%81%B7%E7%8E%87%E3%80%80%E9%A3%9F%E8%82%89&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=


[301] 米農務長官、農相に書簡・米牛肉の輸入再開時期設定を 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/04(Fri) 10:50  

輸入再開時期設定をしろ、といわれているそうです。
こういういう件、日経新聞さん、嬉々として報道されてるように見えますが、BSE牛を食物連鎖からできる限り排除するならば、
・肉骨粉や血粉など再生飼料の全面禁止
・SRM除去の徹底(SRMも増えそうな勢いですが)
その管理サイクルがしばらく回ってからで、話はそれからでしょうが、ジャイアンにのび太は耐えられるでしょうか。ドラエもんの登場を願いたいですが。

http://health.nikkei.co.jp/bse/


[300] 日米牛肉輸入再開協議にも影を落としかねないペインターvsUSDAのBSE検査抜け穴論争 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/04(Fri) 10:26  

ことの発端は、昨年12月8日に、NJC(the National Joint Council of Food Inspection Locals 全米食品地方検査協議会)のペインター(Charles Painter)氏が、USDAの食品安全検査サービス(Food Safety Inspection Service)のウィリアム・スミス(William Smith)氏に対し、内部告発者保護法(Whistleblower Protection Act)にもとずいて、現在のアメリカのBSE検査現場におけるBSE危険部位(SRM)の検査体制のずさんさを告発した書簡を送ったことから始まった。
ペ インター氏は、その書簡の中で、一昨年のBSE後に、USDAが昨年7月に危険部位の新たな取り決めをしたにもかかわらず、BSEの検査現場では、依然と して、もとのままの検査体制が続けられており、現場の検査員が、しらぬままに、違法検査行為を続けているということを指摘している。
また、30ヶ月の月齢確認も、ほとんどされていないとの実態を告発している
そして、氏は、これは、検査員の訓練が行き届いていないためであると指摘している。
これに対して、USDAは、この告発は、事実にもとづいていない点があるとして、逆に、ペインター氏を尋問し、告発する構えを見せるという妙な展開になっている。
また、消費者団体のパブリック・シチズンは、このUSDAのペインター氏に対する扱いは、内部告発者保護法(Whistleblower Protection Act)の趣旨に反する扱いであるとして、USDAに対して、公開質問し、回答を迫っている。
http://www.citizen.org/cmep/foodsafety/madcow/articles.cfm?ID=12883 参照。
のような中で、ペインター氏は、議会証言を求められている。
特に、このピーター氏の証言の中で気になるのは、30ヶ月の月齢確認さえも、現地検査体制では、おぼつかない状態という点についてである。
これは、いくら、日米協議で、詳細な月齢確認手法を確立しても、アメリカの現地検査体制では、ほとんど、守られないということを意味している。
また、個体認識票にもとづかない月齢確認を、その他の方法での確認へ日本側が譲歩する最前提としては、SRMの除去があったはずであるが、これさえも守られていないとなると、果たして、大丈夫なのかとの疑念が、ますます、わいてくる。
私は、この論争の中で気になったのが、経験未熟な「オンライン・インスペクター(on-line Inspectors)」が、近年多数雇用されているという言葉である。
これは、http://www.avma.org/onlnews/javma/nov01/s110101d.asp
に書いてあるように、このサイトhttp://www.fda.gov/cvm/forms/forms.html
のチェックリストに従って、検査の予備審査ができるシステムである。
このオンライン検査員は、月齢を決定できる権限はないが、このサイトhttp://msnbc.msn.com/id/6738982/のように、このシステムの限界を指摘する声もある。
http://www.ens-newswire.com/ens/jan2005/2005-01-05-03.asp
もご参照。

http://news.ft.com/cms/s/a22a5788-758a-11d9-9608-00000e2511c8.html


[299] Re:[296] BSE問題で、食品安全委員会からの回答がありました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/03(Thu) 18:01  

まりちゃんさん。
これは、結局、何にも答えていないということですね。
これでは「食の不安ダイヤル」になってしまいますね。 


[298] アメリカは、原油高にもかかわらず、インフレ懸念し、利上げ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/03(Thu) 08:50  

米連邦準備制度理事会(FRB)は2日、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を現行の年2・25%から0・25%引き上げて年2・5%とすることを決めた。
昨年6月のFOMC以来、利上げは6回連続。公定歩合も同率引き上げ、年3・5%とした。
また、http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000101&sid=aq462NhuCZVQ&refer=japan
によると、ヨーロッパ中央銀行金利に対し、0.5パーセント高になったのは、2001年3月以来のことだそうで、利上げを前に、ドルは、円に対しても、ユーロに対しても、ドル高になっているようだ。
まさに、変化が、市場の投機欲を生み出しているといった感じだが、これは、グリーンスパンさんにとっては、思うつぼなのかもしれない。
し かし、一方の見方では、来年早々引退するグリーンスパンさんにとっては、原油高であるにもかかわらず、昨年来の利上げ計画を淡々とこなしているといった感 じのあり方に対しては、アメリカ議会内では、そろそろ、次期のポスト・グリーンスパンの元でも、今のあり方でいいのかとの声が出ている。
今年の5月には、また、更なる利上げがあるものと予想されている。
そこで、グリースパンさんは、どこまで利上げをするのか−言い換えれば、中立的な金利水準はどこなのか? ということなのだが、
http://www.nytimes.com/2005/02/03/business/03fed.html
では、3.5パーセントから4パーセントまで上げるつもりだといわれている。
低 利による非負制約によって、身動きもできない日本の金融政策にとっては、利上げによって、金融政策の裁量の幅を広げられうるアメリカの立場は、うらやまし い限りであろうが、果たして、アメリカ経済の実態に、それほどのインフレ懸念があるのかというと、どうも、そこがわからない。
グリーンスパンさんが、任期最後まで、神格性を保つために、グリーンスパンさん自らが作った金利引き上げストーリーに、アメリカの金融政策がつき合わせられているような感じもするのだが。
ここらで、日本も「変化が市場の投機欲を生み出す。」とのグリーンスパン戦略を借用して、死に体の金融政策の大転換を図ったらどうなのだろうか。
「改 革から変化へ」(D to C )( Devolution to Change) (もっとも、イギリスの「改革」では、Devolution and Constitutional Change とは言っているが。)これこそが、市場を活性化させる魔法の言葉なのかもしれない。
究極の市場主義にもとづく経済の活性化は、ここから始まる。
市場を欲望の眼にぎらつかせないと、真の、活性化は果たせない。
「改革」の美名の下に、ちんまりしていては、国民は、「馬券のない競馬場」の観客に過ぎないのだ。
すると、小泉改革は、「入場料を取って、馬券を買わせてくれない競馬場」ってこと?
いえいえ、そこまでは言いませんが。
劇場型政治というのは、えてしてこういうんだということを言いたいだけでして。

http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=businessNews&storyID=7518793


[297] Re:[291] [290]『子どもが減って何が悪いか!』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/03(Thu) 08:09  

garyo さん。
今話題の赤川学さんの『子どもが減って何が悪いか!』を引用しながら、次のサイトhttp://allabout.co.jp/children/kindergarten/closeup/CU20041215A/では、なにか逆転した、現在の日本の少子化論争を皮肉っていますね。
何のために出生率を上昇させなければならないのか。という基本的な問いに誰も答えていないのですね。
「国力を増強させるために。国際競争に打ち勝つために。」というおどろおどろしい目的に、なにも、若い世代が付き合う必要もないでしょうしね。
むしろ、社会保障の内部化を果たすためのスキームをつくれば、右肩下がりの人口構造に耐えうる社会構造はできうるはずです。
地球全体のマクロとしては、人口爆発、ミクロの一国としては、少子化、その矛盾の解決策が、男女共同参画型社会????、なんか判じ物の論理展開のような気がしています。

http://allabout.co.jp/children/kindergarten/closeup/CU20041215A/


[296] BSE問題で、食品安全委員会からの回答がありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/03(Thu) 07:05  

「先日よりお寄せいただいたご質問に関して、委員会の見解をお伝えいたします。」

1. BSE問題でプリオンの土壌汚染に関する質問
> 過去、酪農雑誌で一日350g肉骨粉100g血粉食べさせろ、などと推奨したり、国の飼養標準という指導書でもバイパス蛋白を食べさせろ、と推奨していた わけですから、糞を考えると、堆肥化してもプリオンがすぐ無くなるわけでなし、農場の地点によっては残留している可能性もあるのではないでしょうか?そう いう観点からも、検査を止めるのは時期早々だと思いましたが。食品安全委員会の見解をお教えくださいませ。よろしくお願いいたします。

【回 答】BSEに関する検査等のリスク管理措置に関しては、基本的には恐れ入りますが、リスク管理機関にお問い合わせいただくようお願い申し上げます。なお、 (この)お問い合わせについては、プリオン専門調査会の専門委員に情報提供させていただきますので、今後の審議の中で、必要に応じて検討されるものと考え ています。

2. 豚肉骨粉について
>米国(やカナダ等)のBSE牛を食べた 可能性がある豚(=不自然な環境で育った豚)の肉骨粉が、偽装、および輸入2ヶ月後=国産豚表示ルールにより、「国産豚肉骨粉」として解禁されるというこ とになりますが、その点についてプリオン専門調査会の議事録を見ても「了承」とある文章がないのですが、リスク管理部門から「規制管理変更」の確認がくる ことが理解できません。理由をお教えくださいますよう、お願いいたします。お返事をお待ちしております。

【回答】豚肉骨粉 に関しましては、昨年6月に委員会のリスク評価を農林水産省に通知していますが、リスク評価結果を踏まえて、農林水産省がリスク管理措置を見直すにあたっ ては、施行前にプリオン専門調査会に報告を行うこととされました。詳細な内容に関しましては、農林水産省にお問い合わせいただきますようお願い申し上げま す。
 
3. BSEに関して提供された情報の行方について
>また、いつも議 事録や資料を見て思うのですが、BSEに関する「情報」をお送りしても、事務局で整理され専門委員会の先生に届いておりません。ある先生に伺ったところ、 「その情報は知らなかった」という内容もございます。事務局の方がまとめて食安委に報告された内容以外の質問や情報は、HPのどこを拝見すれば閲覧できま すでしょうか。お教えいただけましたら幸いです。

【回答】「食の安全ダイヤル」にお寄せいただいたご質問、ご意見等は、必要に応じて専門委員に情報提供させていただく所存であります。

4. 糞からの感染リスクについて
> 過去に肉骨粉を使用していたことによる土壌汚染についてのリスク評価も、ぜひとりまとめ案で盛り込んでいただきますようお願いいたします。一つの曝露ルー トの可能性があると思います。「糞からのリスクはない」と、農水省消費者相談室から返答をいただきましたが、牛に毎日350gの肉骨粉を与えていたとし て、それがすべて牛に吸収されるものでしょうか?吸収されなければ排泄される筈です。異常プリオンは相当に分解されにくいということ科学だとのことですの で、疑問に感じております。

【回答】私ども事務局において、現時点では詳細な科学的知見を得ていません。

「食の安全ダイヤル」 http://www.fsc.go.jp/dial/index.html

2番目に関しては、本日、農水省に質問をしてみます。また、4番目に関しては、発言208で笹山さんがお調べくださったサイトを、回答を頂戴したその日に農水省に情報としてお知らせいたしました。


[295] Re:[293] [287] 八ヶ岳南麓天文台地震前兆観測研究センター公開WEB 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/02(Wed) 23:12  

笹山さん、図によると、御前崎も入ってるみたいですね。
予測云々にかかわらず、地震大国日本で、しかも震源域では、まずかろう、ですよね。スマトラのM9の地震も、地震学者の間では「M9なんて起こる筈はなかった」という感じのようですし。

http://epio.jpinfo.ne.jp/05news/index.html


[294] BSE対策で20ヵ月と月齢を区切るのは科学ではないという話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/02(Wed) 22:47  

笹山さん、こんばんは、

1月21日のプリオン専門調査会でも、けちょんけちょんに指摘されている”20ヵ月区切り”と輸入再開を結びつけて、共同通信が相変わらずのミスリードをしていますが、

月齢判定方法、来週決着へ 米国産牛肉で専門家検討会
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=GIF&PG=STORY&NGID=econ&NWID=2005020201003261

21日の調査会を見るに、
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai19/index.html
↓これ、「不正確な科学に基づいて」話を進めてしまったわけですが、どうなることやらですね。


日本政府及び米国政府による牛肉及び牛肉製品の貿易の再開に係る共同記者発表(仮 訳)平成16 年10 月23 日
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse/yunyu/dl/041025-1a.pdf
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse/yunyu/041025-1.html

感染潜伏牛を日本に入れないという、BSE防疫の基本に立ち戻り、また、米国のBSE対策がまともになるように、早急に改善いただきたいものですね。


[293] Re:[287] 八ヶ岳南麓天文台地震前兆観測研究センター公開WEB 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/02(Wed) 18:30  

まりちゃんさん。
遅レスですみません。
これで行くと、2月2日から、2月23日の間に、長野・岐阜を中心として、石川・福井・新潟を含む地域に、マグニチュード7程度の地震が起こると、八ヶ岳南麓天文台は、予測しているのですね。
さて、どうなりましょうか。



[292] Re:[289] [286] 「流行性脳脊髄膜炎ってなんだ? 」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/02(Wed) 16:02  

Chaoさん。
ありがとうございました。
同様の趣旨の記事がいっぱい流れていますね。
SARSの時に中国は、カバーアップ(隠蔽)して、社会的非難を受けたので、今回は、報告をマメにしているのだ。というような説ですね。
でも、これほど、いろんな名前の病名のあるのも珍らしいですね。
私自身、こんがらがってきました。


[291] Re:[290] 「非婚・少子化で何が悪い」との論説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/02(Wed) 15:55  

garyo さん。
「経済セミナー」1998年1月号に掲載されたのが、下記URLの「非婚・少子化で何が悪い」との論説ですが。
まあ、非婚は、ともかくとして、少子化というのは、ある意味相対的な概念ですから、出生の最適化というのは、特定の人口学者の研究の範疇なのでしょう。
昔、ライベンスタインという学者が、人口と経済成長の問題を研究していましたっけ。
なかで、「低開発国の人口を左右するのは、子供の人口で、病気の子供に、種痘なりワクチンをちょっと与えるだけで、低開発国の人口は、飛躍的にのびてしまう。」というところがあったのを、今でも覚えています。
もっとも、これは、人口爆発状態の低開発国の経済成長との関係でしたが。
少子化を最適化する指数というものがあるとすれば、人口一人当たりの社会資本(パーキャピタの社会資本)ということなのでしょう。
ですから、少子化を別の指標から見ると、人口一人当たりの社会資本の大きい社会ということになるわけですね。
社会が成熟段階に到達して、社会資本の整備も、成熟段階に達した段階では、まんざら、少子化も、悪くはないというわけです。
少子化を罪悪視するのは、右肩上がりの経済成長の元に、社会のあらゆる面に組み込まれた、スキームが、うまく作動しないことに対する、ある意味ためにする議論であるともいえます。
いま用意すべきは、コンパクトソサエティーへの新たなパラダイム作りなのだと、私は、思っています。

http://www.rivo.mediatti.net/~morinaga/hikons.html


[290] 少子化対策は「票」にならない? 投稿者:garyo 投稿日:2005/02/02(Wed) 14:55  

日本でもこんな制度をドンと作ったらどうなるんでしょうね。
-------------------------------------------------
ア ンティークの勉強でイギリスの大学に留学している30歳の女性が、クリスマス休暇で帰国した時、「ロンドンはおなかの大きい女性でいっぱい」と報告してく れた。英国は出産費用がタダである。パリは「出産費タダ、教育費タダ、育児休暇最長3年」でベビーブーム。少子化にストップを掛けた。少子化を放置してい るのは、日本と韓国ぐらいだ。(サンデー毎日のコラム「牧太郎の青い空 白い雲」で、ここ2週「少子長寿化」について書いた。読んでほしい)

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050201k0000e070082000c.html


[289] Re:[286] 「流行性脳脊髄膜炎ってなんだ? 」 投稿者:Chaos 投稿日:2005/02/02(Wed) 13:50  

笹山様

仮訳 ありがとうございました。

今日のローターによると(超意訳ですが)

WHOの担当官によると、今回の流行は例年より少し多い程度で
異常ではない。
新興感染症ではないので、薬もワクチンもある。
SARSや鳥フル対策で、サーベイランス体制ができたので
報告数が増えた。(皆、この手の情報に過敏になっている)
パニックになる必要はない

以上

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/PEK334836.htm


[288] 議員年金制度のもうひとつの側面-税控除が青天井- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/02(Wed) 10:47  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050202-00000006-san-pol
に よれば、「衆参両院議長の諮問機関の答申を受け、参院の与野党幹部で構成する「参院改革協議会」が来週中に議員年金改革をめぐる各党間の協議をスタートさ せるが、与野党には若手を中心に答申が示した「大幅な負担増・支給減」に対し「不公平感がある」と反発は強い。」とのことであるが。
この中で、「大幅な負担増」ということには、ちょっと異論がある。
「表面的には、大幅な負担増」というのならわかるが、「実質的にも、大幅な負担増」なのかは、??である。
なぜなら、この国会議員互助年金の毎年百二十七万円もの掛け金は、そっくりそのまま、青天井で、所得控除できるからである。
毎年の国会議員の払う所得税は、控除なしで九百万円程度だから、毎月十万以上に上るこの掛け金分のほとんどは、還付税で返ってくる。
いわば、負担増分は、そっくりそのまま、本来は、税金に回る分が若干減る程度で、実質負担なしで、済んでしまうということになる。
議 員歳費のみで、源泉徴収、控除も決められた扶養控除程度という場合は、すでに、社会保険料の控除が織り込み済みで、源泉徴収額四百万円程度であるから、目 に見えにくいが、たいていは、他にいくばくかの収入がある場合が多いのだから、白色申告で計算して見れば、一目瞭然であろう。
場合によっては、むしろ、この所得控除分が多くなれば、所得税階層適用ランクが下がって、全体的に、低税率ランク適用ってことにもなりかねないからだ。
自営業の場合、いくら、所得控除を増やそうと思って、国民年金基金を何口も、限度一倍かけても、社会保険料控除額は、知れたものである。
確定拠出年金と国民年金基金の掛金と合わせて掛金の拠出限度額は、81万6,000円(月額6万8,000円)で頭打ちである。
このようなところにも、社会保険料の不公平感を、自営のかたは、感じるのではないでしょうかね。
だったら、「負担増」を嘆くのであったら、この国会議員互助年金の保険料の所得税控除額の最高限度額設定まで言い出さなければ、平仄があわないのではなかろうか?
物事は、よくよく、吟味してみないと、国民にとっての真相はわからないのだから、その点の説明責任は、する必要があるのだろう。
ましてや、いまや、税金の申告シーズンを迎えているのだから、なおさらだろう。
そういえば、もう亡くなった中国地方選出の某大富豪の参議院の先生が、いつも、関連会社の損金をどういう具合にしてか、繰り入れて、マイナス申告していたのを思い出した。
ちょっと商売間違えられたのかな?って、感じでしたけど。


[287] 八ヶ岳南麓天文台地震前兆観測研究センター公開WEB 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/02(Wed) 08:52  

笹山さんおはようございます。
http://epio.jpinfo.ne.jp/
観測情報が公開されているようです。

http://epio.jpinfo.ne.jp/05news/index.html


[286] 「流行性脳脊髄膜炎ってなんだ? 」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/01(Tue) 22:12  

Chaos さんや、まりちゃんさんから、情報提供がありました、中国で流行中の流行性脳脊髄膜炎について、イギリスのGrimsby Institute of Further & Higher Educationのサイトにわかりやすいものがありましたので、下記ブログサイトに、仮訳しておきました。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=204


[285] あらためて、「リアルオプション手法」の必要性について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/01(Tue) 11:42  

昨年8月25日に、4935で、リアルオプションという手法http://www.kogures.com/hitoshi/webtext/dcf-real-option/
について、言及したのだが、ここで、再掲してみると、
たとえば、現時点において、
1.得する見通しがはっきりしているプロジェクトと、
2.損する見通しがはっきりしているプロジェクトと、
3.得するか損するか不確実なプロジェクトに付いて、
それぞれの層別対応をして、
1に付いては、積極推進、
2に付いては、早期見送り決定、
3に付いては、当面部分対応とし、判断の時期を待つ、
といった手法によって、費用対効果の時系列的な実現を図るという手法という説明をした。

もちろん、この考え方は、おおくは、一般企業経営に、適用できるものであるが、これを政策科学に適用しようとする動きが盛んになってきた。
リアルオプション研究会http://www.realoptionsjapan.com/なるものも、発足しているらしい。
昨年ノーベル経済学賞を受賞したのは、フィン・キドランド(Finn E. Kydland )さんや、エドワード・プレスコット(Edward C. Prescott)さんhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=108
のいわれる政策の時間不整合性(the time consistency of economic policy) という考えとも、一脈相通じる考えであるといえる。
ところで、郵政改革って、このうちのどちらに当たるんでしょうかね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=108


[284] USDAの新任長官Mike Johanns 氏と、記者団との、日本との牛肉貿易再開についての一問一答 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/01(Tue) 11:21  

下記サイトだが、1月27日に、加藤大使との会見を終えての、記者会見での一問一答。
この中で、「これまで、ネブラスカ知事時代には、日本のカワサキさんには、お世話になった。」などといっている。
米Kawasaki Motorsports http://www.kawasaki.com/ のネブラスカ工場のことを言っているらしい。
で、肝心の牛肉貿易再開日時について聞かれると、「加藤大使も、具体的に、それが、2月1日とも2月15日とも、言える立場にはないことはわかる。」と、しょんぼりの体。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/01/0031.xml


[283] Re:[280]ますますふえる中国・香港の 流行性脳脊髄膜炎 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/01(Tue) 10:57  

まりちゃんさん。
この流行性脳脊髄膜炎、バクテリアだけでなく、ウィルスでも感染すると、下記のサイトには書いていますね。
昨年12月中旬から、258ケースがあり、これは、昨年同期より94ケース多いようですね。
これまで、死亡者は少なくとも16人。
うち、安徽省では、12月20日から、61人が発症し、うち、49人は回復したものの、6人が死亡し、7人が隔離中ということのようですね。(数が一人合いませんが。)
学生に死亡者が多く、感染が、咳やキスなどの接触で起きるというから、厄介ですね。
症状としては、発熱、ひどい頭痛、吐き気、肩こり、といったところです。
中国当局は、この蔓延が、単なる流行によるものか、新種のバクテリアによるものなのかを検査中とのことです。

http://english.eastday.com/eastday/englishedition/nation/userobject1ai840065.html


[282] Re:[281] [279] [277] BSE: 食安委 寺田雅昭委員長インタビュー(日本食糧新聞) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/01(Tue) 09:59  

あっと、注意しなければならないのは、寺田委員長のインタビューは昨年12月21日で、その後の「大幅訂正が行われた」熱血、プリオン専門調査会、以前のもの、ということですね。
12月22日
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai18/index.html
1月19日
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai19/index.html

19日の資料1−3「月齢区切りは科学ではない」資料は、今もまだ文字がつぶれて、読みにくいのですが、軽くて見やすい資料に改善くださるそうです。(事務局よりご回答)


[281] Re:[279] [277] BSE: 食安委 寺田雅昭委員長インタビュー(日本食糧新聞) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/01(Tue) 09:43  

寺田委員長には、(まだ議事録のUPされていない5ヶ月前の)意見交換会で、「この輸入大国日本において”国産牛”からだけの曝露リス ク計算だけで(輸入食品等に言及せず)ナンセンスで意味のないvCJD感染者予測数を算出し、数字を一人歩きさせるのは勘弁してください」という趣旨を申 し上げましたが、「この数字を削除する気はありません」と回答いただいたのが印象的でした。意図されるところが、私にはよくわからなかったです。(^^;

OIEくだりのところは有難いことなのでしょうが、それでもあの20ヵ月云々の文面で、主眼が危険部位除去と飼料管理に置かれず、日米協議に強引にこじつけられつつあることを考えると????です。http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[280] 外務省の中国渡航情報にはまだ何もなし 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/01(Tue) 09:24  

http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=009#header
流行性脳脊髄膜炎についてはまだ触れてませんね。


[279] Re:[277] BSE: 食安委 寺田雅昭委員長インタビュー(日本食糧新聞) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/01(Tue) 09:16  

まりちゃんさん。
寺田委員長のご見解は、「イエス−バット」の論理ですね。
「予定調和的であるとしかみえず、疑問が出てくるのは当然である。」と、ここまではいいのですが、『しかし』と来ている。
お人柄だけに、損な役回りをさせられているといった感じですね。


[278] アメリカのエパさんから、アクセスあったようなんですけど。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/02/01(Tue) 09:05  

アメリカのEPA(環境保護庁)さんから、この掲示板にアクセスあったみたいなんですけど、何事でしょうかね?
さっぱり、心当たり、ありません。
渡り鳥関係でしょうかね?
オオグチバス規制は、あまり興味ありませんしね。
こういう問題は、人間さまがいくらチカラコブを振り上げて、規制規制と叫んでも、うまくいく試しがないようで。
むしろ、魚でも、このサイトhttp://www.noastec.jp/kinouindex/data2001/18.htmlのように、リリーサーフェロモンがあるようなんで、環境省さんは、魚類におけるフェロモン研究にでも、力を入れたほうが効果的なんじゃないのでしょうかね。
沖縄におけるウリミバエ根絶の魚類版といったところでしょうか。
そうそう、一昨日の各紙トップで官房長官も言及の「水俣病認定基準見直しなし」問題、いまのところ、無反応にしていますが。
まさか、オオグチバス規制問題と、水俣基準見直し無し問題とが、トレードオフの関係になっていたりはしないでしょうね。
環境大臣が政治家主導といわれるならば、オオグチバス規制ごとき問題でなく、もっと、大きな舞台でしていただかないと。


[277] BSE: 食安委 寺田雅昭委員長インタビュー(日本食糧新聞) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/02/01(Tue) 07:47  

笹山さんおはようございます。中国も怪しげなことになっていますね。。

日本食糧新聞社さんが、BSE問題について、食品安全委員会の寺田雅昭委員長のインタビューを公開されているそうです。(閲覧には簡単な無料登録が必要)
http://www.nissyoku.co.jp/bse/mail0501.htm


[276] Re:[275] [274] 流行性脳脊髄膜炎 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/31(Mon) 21:58  

Chaos さん。
これも謎の病気のようですね。
潜伏期間三-四日ということで、直接感染によるようですね。
流行性脳脊髄膜炎のなかのW135というのは、イスラムの巡礼月にはやるんだそうで。−来月のハジ巡礼までは要警戒ということのようで。
今中国ではやっているのは、これとは違うタイプのようですね。
インフルエンザ脳症(influenza encephalitis)と、流行性脳脊髄膜炎(Epidemic Cerebrospinal Meningitis)との見分け方は、なかなか、難しいようですね。
http://www.meningitis-abcwy.com/にも書いてありますように、片方は、ウイルス感染で、片方は、バクテリア感染の違いがあり、その初期の診断を間違えると、バクテリア感染である流行性脳脊髄膜炎のほうが、厄介だと書いてありますね。
アメリカFDAが、 Sanofi Pasteur社開発の流行性脳脊髄膜炎用ワクチンを承認したというニュースが入ってきました。
http://www.elitestv.com/pub/2005/Jan/EEN41ed2ae7d38b6.html
です。
年齢対応や、タイプ対応で、汎用型のようです。
日本人も、香港への渡航者は、要警戒ですね。

http://www.news.gov.hk/en/category/healthandcommunity/050131/html/050131en05009.htm


[275] Re:[274] 流行性脳脊髄膜炎 投稿者:Chaos 投稿日:2005/01/31(Mon) 20:57  

Anhweiで検索したら1件も出ないので、しょうがなく
香港版のGoogleを見ていました。
脳髄膜炎と書いてあったので、Meningitisで引いたら、
たくさん出てきました。

どこで、インフルエンザC型脳炎になったんでしょうねぇ
中国情報局の記事
インフルエンザ菌(細菌 誤ってついた名前)もMeningitisの
原因になるそうです。 紛らわしいですね。

中国版は、なんとなく雰囲気で意味がわかります
ちなみに鳥フルは禽流感病毒 
ワクチンは疫苗 

フランスで山羊のBSEというニュースも出ています。
http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=19430


[274] 流行性脳脊髄膜炎 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/31(Mon) 19:10  

Chaosさん。
おっ。流行性脳脊髄膜炎(Epidemic Cerebrospinal Meningitis)だと、いっぱい入ってきますね。
http://news.xinhuanet.com/english/2005-01/30/content_2524897.htm
によると、少なくとも5人が死亡。7人が隔離中ということですね。
死亡者のほとんどが、13歳から18歳までの学生で、学校から流行が始まったということで、現在、11の都市で流行中ということですね。
2003年にも流行したそうですが、その時は、A型だったようです。

ワクチンには、A,C,W,Y の四タイプあるようですね。
使用上の注意は、このサイトhttp://www.tiscali.co.uk/lifestyle/healthfitness/health_advice/netdoctor/archive/100004552.htmlに詳しいみたいです。



[273] 脳髄膜炎 投稿者:Chaos 投稿日:2005/01/31(Mon) 18:20  

笹山様

中国語を拾い読みしてみると「脳脊髄膜炎」のようです。
これにも、A型とC型があって、ワクチンが存在するようです。




[272] Re:[271] [268] 東南アジアは、大パニックの始まりの様相へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/31(Mon) 17:33  

Chaos さん。まりちゃんさん。
東南アジアは、C型インフルエンザ脳症と鳥インフルエンザとで、ダブルパンチの様相を呈してきましたね。
260で紹介しましたヴェトナムの10歳の少女のほうも、なくなったようですね。
http://www.brunei-online.com/bb/mon/jan31w12.htm
によると、12番目の犠牲者は、カンボジアから来て、ヴェトナムで死んだもので、この人の弟で、14歳になる少年も、10日前に原因不明の熱と咳で死んでいるようです。
C型インフルエンザは、ヒトには感染するが、大きな流行は起こさないというのが通説のようですが、本当なのでしょうかね。
英語圏の情報には、あまり入ってきていませんね。
何しろ、インフルエンザ混合ワクチンには、A 型のH3N2 とH1N1 およびB 型の3種しか入っていないようですから、心配です。


[271] Re:[268] 中国ではC型インフルエンザ脳症で13〜18才の未成年8人死亡 投稿者:Chaos 投稿日:2005/01/31(Mon) 12:07  

まりちゃんさん

なんか気になりますね
中国語は、フォントが合わないので、うまく見えないのですが

香港版のgoogleで引くと、たくさん出ます。
http://news.google.com.hk/news?hl=zh-TW&ned=hk&ie=Big5&q=%A6w%C0%B2%AC%D9+%ACy%A6%E6%A9%CA%B8%A3%BD%A4%AA%A2&btnG=%B7j%B4M%B7s%BBD
安徽省 流行性腦膜炎 で検索しました。

SARSのときにクラミジア肺炎だと言った前科があるので、
インフルエンザのC型で脳炎を起こして死亡するものって
ありましたっけ?


[270] Re:[269] 「自治体のコールセンター」-上手なお金の使い方ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/31(Mon) 08:43  

民間でのコールセンターは、自前の職員ではなく、沖縄などにコールセンターを設け、アウトソーシングでやられているケースが多いのですが、この京都市の場合はどうなのでしょう。
「午前8時−午後9時の間』というのが、ちょっと気になりますね。
京都のコールセンター機能を、過疎地のコールセンターが受け持てば、過疎地振興にも役立ちそうだし。
そのような発想で、都市自治体のコールセンター機能を位置づけると、下手な交付金論争よりも、実利ある展開が期待できそうですね。
http://kitnet.info/xoops/modules/news/
等、いろいろな動き
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLC,GGLC:1970-01,GGLC:ja&q=%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BD%93%E3%80%80%E3%80%80%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC
があるようですね。
しかし、督促センターなど、アウトソーシングされると、自治体の守秘義務違反に問われるケースも出てくるかもしれないというのか、痛し痒しですね。

http://www.nri.co.jp/opinion/region/2002/pdf/ck20020702.pdf


[269] 災害発生など緊急時24時間体制 京都市、コールセンター計画 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/31(Mon) 08:00  

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005013000147&genre=A2&area=K10
↑ありがたい話です。
外国語対応の24時間ホットラインは国でも検討いただきたいものです。


[268] 中国ではC型インフルエンザ脳症で13〜18才の未成年8人死亡 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/31(Mon) 07:59  

安徽省:インフルエンザ脳炎の感染拡大を懸念
http://news.searchina.ne.jp/2005/0130/national_0130_002.shtml


[267] モーゼスおばさんと、アイゼンハワー 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/30(Sun) 19:57  

グランマ・モーゼス展が、今日でおしまいというので、でかけてみると、気のせいか、夢見がちな女性と思しきかたがたで、いっぱいであった。
作品数60数点というから、かなりの規模のものを集めたようだ。
個人所蔵というのが、全体の過半数以上を占めているというのも、特色だ。
さすがのジャパンマネーも、損保ジャパンさんを除いては、手を出すのが、おそかったのかな?
モーゼスおばさんの作品を、春・夏・秋・冬に分けて展示してあるのだが、その中に、ぽつんと、全く景色もかかれていない、星条旗の絵が、掲げられていた。
何でも、モーゼスおばさん(Grandma Moses )95歳の時に、時のアイゼンハワー大統領の側近から、アイゼンハワーさんが持っているアイゼンハワー農場を書いてくれと頼まれ、翌年、書いたのがきっかけで、大統領記念出版の何かに、この星条旗も書いたらしい。
このサイトhttp://gseart.com/exh/exh_invt.asp?ExhID=480
の中に、モーゼスおばさんが書いた「アイゼンハワー農場」の絵が収録されている。(下から12枚目)
「Eisenhower Home, 1956 Oil on pressed wood 16" x 24" (40.6 x 61 cm)』というもののようだ。
このモーゼスおばさんの場合、いくつかの田園風景なり、農民生活の民俗を代表する写真や挿絵などを、切り抜いて、絵の形にして、それを題材にして、田園風景を描いたようだ。
このアイゼンハワー農場の場合も、ホワイトハウスから、アイゼンハワー農場や周囲の風景の写真が送られてきて、それを元に書いたものらしい。
だから、モーゼスおばさんの絵は、「どこかで見たことのある」風景の絵が多いのと同時に、モーゼスおばさんの郷里に行っても、絵とそっくりの風景には出会えないというわけだ。
「田園風景のプレパラート画集」とでもいうんでしょうかね。
その辺が、同じ田園風景でも、イギリスの湖水地方の田園を描き、実際にあるHill Top農場
http://www.hanover.k12.va.us/ahs/jrbailey/poets.htm
を題材にしたベアトリクス・ポターの場合とはちがうようだ。

このアイゼンハワー同様、「農業を大事にしている。」とのメッセージを、いろいろな国の権力者たちは、これまで、いろいろな形で表してきた。
イタリアのムッソリーニも、「柔らかなファシズム」のひとつの形として、ポー川沿岸の田園文化を大切にしていることを誇示してきた。

あるサイトhttp://www.opednews.com/goodenVanHorn_100304_republican_general.htm
で、こんな事が書いてあった。
「もし、モーゼスおばさんが今、健在なら、モーゼスおばさんは、ブッシュ大統領を支持していただろうか?」
うーん。難しい質問ですね。これは。

こんなことをいったのは、元空軍の幹部のMcPeak氏で、彼は、今回のケリー陣営に加わって、昨年9月27日にロズゥエルで開かれた退役軍人の会(Veterans of Foreign Wars (VFW) )で、反ブッシュの演説をおこなった時に、言ったものだ。
http://www.mailtribune.com/archive/2004/1016/local/stories/07local.htm
参照。
彼 は、「私は、これまで、長いこと、グランマ・モーゼスのために(共和党に)投票してきた。もし、ブッシュ大統領が、グランマ・モーゼス(が望んだような社 会)にそむくような(政治姿勢)になったとしたなら、私は、ブッシュには投票しない。」と、言って、ケリー候補への応援演説を展開した。

このグランマ・モーゼス展、今回、お見逃しの方は、この後、「巡回」(この言葉、妙な言葉ですね。)で、3月17日から29日まで、京都の大丸で、そして、札幌の大丸で5月11日から23日まで開かれる予定らしいので、そちらのほうでどうぞ。

ご参考
McPeak氏のケリー候補支援演説

"I’m an anybody-but-Bush-guy."
"I’d vote for Grandma Moses and she’s been dead for two decades."
"Many of them regard me as a lost cause, a black sheep kind of guy."
"But it’s my conservatism that causes me to oppose Bush.
"It’s not that I’m a left-wing, raving lunatic liberal Democrat."
"I am not. I’m just a conservative guy who doesn’t like to see somebody waste our sons and daughters or our money, and our allies, by the way."

http://gseart.com/exh/exh_invt.asp?ExhID=480


[266] Re:[263] 酵母のプリオン仮説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/30(Sun) 13:37  

まりちゃんさん。
これは、1995年のMasison と Wickner のいう、「酵母プリオン仮説」(the Prion Hypothesis in Yeast)の実証ということですね。
(Masison, D. C. & Wickner, R. B. 「Prion-inducing domain of yeast Ure2p and protease resistance of Ure2p in prion-containing cells.」 )
http://www.cyber-dyne.com/~tom/yeast.html#Yeast
http://www.bio.davidson.edu/Courses/Molbio/MolStudents/spring2003/WilsonE/prionproteinbuttons.html
http://www.nif.co.jp/adv/adv0201.html
等に詳しいようです。
Ure2Pという酵母の蛋白質は、プリオン様の伝播をすることで蛋白質の機能発現を抑制しているということのようなんですが。

http://www.bio.davidson.edu/Courses/Molbio/MolStudents/spring2003/WilsonE/prionproteinbuttons.html


[265] Re:[264] 「著作者の死後または公表後、 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/30(Sun) 13:20  

謎工さん。
この問題は、世界文化遺産にそれらの著作物をなぞらえてみるとわかりやすいのではないでしょうか。
レッシグ教授の言われるコピーライトのコモンズ化(クリエイティブ・ コモンズ)という発想ですね。
その利用の仕方には、一定のルールが必要になるのではないでしょうか。
世界遺産の利用については、きびしい取り決めがあるように、「著作者の死後または公表後、相当年数が経ち権利継承者が不在もしくは所在不明の著作物の取り扱い」についても、一定のルール化が必要でしょう。
これまでの図書館なり博物館が著作権失効情報の静態的保存であるのに対して、動態的保存として、どのようなあり方が考えられるのか、という点が、知恵の出しどころだと思います。
もともと、コモンズというのは、「使いながら守る」ということなので、なおさら、「創造力の芽が生えている入会地のようなもの(クリエイティブ・ コモンズ)を、世代にわたって、動態的に、上手に使う。」というような考え方が求められるのでしょうね。
ただ、すでに一部に見られるように、アーカイブ化によって、新たな権利関係が生じないようにしないと、別の権利主体が、幅を利かすことになりかねないので、この点での知恵の出し方が必要な気がしています。
この問題は、「コモンズの悲劇」ならぬ「パブリック・ドメインの悲劇」と、されていますね。


[264] 米、これまでの無軌道な著作権延長路線を反省か 投稿者:謎工 投稿日:2005/01/30(Sun) 07:24  

 L.LessigのBLOGによると、米国議会図書館著作権局が「著作者の死後または公表後、
相当年数が経ち権利継承者が不在もしくは所在不明の著作物の取り扱い」について
パブリックコメントを開始したそうです。

http://lessig.org/blog/archives/002401.shtml

パブコメの募集は始まったばかりなので結果がどうなるかは(日本と同じように、
主にハリウッドからのコピペ票攻撃で埋め尽くされたりするのか)不明ですが、
いずれにせよ昨年7月に「商業用レコードの著作隣接権延長を行うべきではない」と
答申したEUに続く変化の兆しであることは明白で、何が何でも著作権延長だと
血眼になっている日本の文化庁だけがまたも取り残されることにならないだろうかと
思ったり。青空文庫を活動困難に陥れることが「文化の発展に寄与」することだとは
とても考えられないのですが。

http://www.copyright.gov/fedreg/2005/70fr3739.html


[263] 酵母のプリオン 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/29(Sat) 22:49  

笹山さん、こんばんは。
最近物忘れが激しくって(^^;、この話3年前に出たかも知れないんですが、酵母にもプリオンってあるんですね。最近牛エキスを酵母エキスに切り替えて、動物由来のものを使わない食品を出す企業もぼちぼち出てきているんですが、培地はどうなっているんでしょう。

http://www-db.ccr.u-tokyo.ac.jp/ccr_usr/data/484.html


[262] これは面白いサイト「内科開業医のお勉強日記」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/29(Sat) 22:39  

http://intmed.exblog.jp/
ですが、情報が早いですね。
例の『Risk of oral infection with bovine spongiform encephalopathy agent in primates』も、早速、取り上げられています。
このサイトの中では、「肺癌と家庭内のラドン濃度の関係」という話題が、不気味ですね。
「わざわざ温泉に行かなくても自宅で十分ラドンは吸えます」というブラックユーモアまでついていますね。
また、「COX2阻害剤・・・日本への影響は・・・ 」は、アメリカで昨年秋に問題になったCelebrex 問題ですね。
この掲示板でも、2004/10/15にとりあげました。
しかし、日本では、どういう理由か、ほとんど記事にならなかった問題です。
この種の問題についての、報道管制が強いのでしょうかね。
ならば、風穴を開けてあげましょう。

http://intmed.exblog.jp/


[261] 『片務的信用創造』という視点から、郵貯問題を捉えると 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/29(Sat) 22:16  

「日本標準産業分類」
による「大分類K−金融・保険業」http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/mame/bunrui/k-kinyu.htmのなかの「中分類63−郵便貯金取扱機関,政府関係金融機関」によれば

当たり前の話ではあるが、
郵便貯金・為替・振替業務取扱機関は、預金取扱機関であり、
公庫,事業団等の政府関係金融機関は、非預金信用機関である。

つまり、この両者は、車の両輪といえばカッコはいいが、単独では、片務的信用創造しかなしえないものである。

一方、郵便事業,郵便貯金事業,郵便為替事業,郵便振替事業,簡易生命保険事業等を複合的に行う郵便局は,大分類P−複合サービス事業(781)http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/mame/bunrui/p-hukugo.htmに分類されている。
また、信書の送達を行う事業所は,大分類H−情報通信業(3711)http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/mame/bunrui/h-joho.htmに分類されている。

これらのことからいえるのは、なにも、入り口の郵貯改革だけでは、産業連関のインプットと、アウトプットとの整合性がとれないということである。

その視点から言うと、アウトプットである公庫,事業団等の政府関係金融機関の総合機能付与という視点も必要になってくるのではなかろうか。
そこで初めて、片務的信用創造機能から、双務的信用創造機能の付与へのパラダイムが構築されるというわけだ。

これまでにも、いくつかの財投機関の改革展望案が出されたが、1996年の経済同友会の「「公的金融・財政投融資」の改革に向けて」http://www.doyukai.or.jp/database/teigen/960723.htm
などを見ても、その機能の矮小化を目指したビジョンのみで、勇壮なビジョンというものがないのは、残念である。
財投機関の一元化とあわせて、総合機能付与というビジョンも、必要なものと思われる。

http://www.doyukai.or.jp/database/teigen/960723.htm


[260] Re:[252] ヴェトナムでの鳥インフルエンザのヒト→ヒト家族内感染の詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/29(Sat) 21:23  

252で紹介した、ヴェトナムで鳥インフルエンザH5N1にかかった二人の少女のうち、13歳の少女のほうが、死亡したという。
また、10歳の少女のほうも、危篤状態であるという。
これで、ヴェトナムでは、今月に入って11人目の鳥インフルエンザによる犠牲者となった。

http://www.nst.com.my/Current_News/NST/AfpNews/200501292006071107000367.38/indexb_html


[259] Re:[258]舌扁桃について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/29(Sat) 10:01  

まりちゃんさん。
これについては、昨年11月20日の0078と0079とでのこの掲示板での議論を、下記に再掲しておきます。
ここの部位は、カットの仕方によって、危険部位が周辺部位である舌に飛び散るというリスキーな面がありますね。
この点については、日本の政治家サイドも追求が甘く、舌扁桃(lingual tonsil)の問題と、口蓋扁桃(palatine tonsil
http://www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/remova3.jpg
の問題と舌の問題とを、いっしょくたにして、かたずけてきたという責任がありますね。
舌扁桃のカットの仕方によって、舌自体も、危険になるうるという議論の展開がなされてこなかったという、弱さがあります。
ちなみに、この図http://www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/remova5.jpgの黄色い線で囲んだ部分がSRMということのようですね。

以下文中より、
Isolation of the edible portion of the tongue from the lingual tonsil will be accomplished by making a transverse cut just behind the last (most rear) vallate papilla. 舌扁桃から舌の食べられる部分http://www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/remova6.jpg
を切り離す場合は、有郭乳頭http://www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/remova4.jpg
のちょうど後ろにあるところを、横にカットすることで、果たすことができる。)

(な お、ここでいっている有郭乳頭というのは、舌にある味覚や知覚の関する神経のひとつで、赤い小さなぽちぽちが茸状乳頭、その奥にV字上溝の前に並ぶ少し大 きな二重丸様のものが、有郭乳頭、舌の側縁の奥にあるのが葉状乳頭と言うことのようです。これは人間の場合なので、牛の場合は、ちょっと、ちがうかも?

11月20日の議論の再掲
0079 舌扁桃とは、どこにあるのか?
サイトhttp://www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/removal_of_tonsils.htmで、舌扁桃は、上から4段目の写真の上の方ですね。
そ れで、カットの仕方が、その下の写真のようにカットすれば、ということなのですが、そもそも、舌扁桃とは、リンパ組織の集まりなのですから、これをカット したとしても、舌扁桃を構成する、リンパ液の詰まった小さな筋子のごとき小胞をつぶしてカットするわけですから、その際にSRMは飛び散るというわけです ね。

http://www.fsis.usda.gov/OFO/TSC/removal_of_tonsils.htm


[258] 日本のSRM除去の問題点 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/29(Sat) 07:28  

生協が食品安全委員会に意見書を提出されたようです。
舌扁桃って、除去されていなかったんですね(^^;
http://www.co-op.or.jp/jccu/news/syoku/syo_050127_01.htm

北米の狂牛病の状況についてのコラム翻訳がありました。
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/01/post_8.html


[257] Re:[255] 鳥フル厳戒態勢に入ったアジア諸国 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/28(Fri) 20:44  

まりちゃんさん。
ヴェトナムを取り巻くアジア諸国は、鳥フル厳戒態勢に入ったようですね。
まず、フィリビンでは、海港や空港や養鶏場に、消毒用の足洗い機を設置したり、渡り鳥を捕らえたり殺したりすることを禁じたり、養鶏場を、渡り鳥の集まる湖や池や沼などから離させたりしていますね。
さらに、20の危険地区を設定して、監視体制に入ったようです。
もし、鳥の感染が見つかったら、そこを中心にして、半径3キロメートル内にある養鶏場の鶏は、殺処分にするとの事です。
http://www.sunstar.com.ph/static/net/2005/01/28/manila.heightens.precautions.vs.entry.of.bird.flu.(6.20.p.m.).html 参照。

また、マレーシアでも、医療関係職員を24時間警戒態勢に張り付かせました。
135ある国立病院と、四千ある診療所に対して、鳥インフルエンザの症状に似た兆候を示す患者に対して、すぐさま、検査体制に入れるように、警戒態勢をしきました。
http://www.nst.com.my/Current_News/NST/Friday/NewsBreak/20050128181257/Article/indexb_html 参照。

目が離せない状況になりつつあるようですね。



[256] Re:[254] [253] [251] 昨日の「 マカクザルを使った、BSEの経口感染実験結果」をめぐって、早速論議沸騰 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/28(Fri) 17:56  

笹山さん、情報ありがとうございます。
やっぱり、”5gの脳”を食べるだけで猿も感染することが判明した、という事実のほうが私には大きいです。(^^;


[255] 鳥インフルエンザの現在の状況が「スペイン風邪」発生前の状況に似ている、とWHO 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/28(Fri) 15:03  

http://www.newstarget.com/003781.html
http://homepage3.nifty.com/sank/jyouhou/BIRDFLU/tyokkinninfo.html
適正に対処されなければ、大変なことになる、とのことですが。


[254] Re:[253] [251] 昨日の「 マカクザルを使った、BSEの経口感染実験結果」をめぐって、早速論議沸騰 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/28(Fri) 11:55  

まりちゃんさん。
そのへんはちょっと分かりませんが、おそらく、サルとヒトと牛とのなんらかの単純比例計算で、macaques oral ID50、human oral ID50(HoID50)、cattle oral ID50(CoID)を計算したのではないでしょうかね。
マカクザルの体重は、種類や性別によって異なるようですが、8ポンドから35ポンドといいますから、1ポンド=0.453 キロ として、4キロから16キロということで、人間の3割の体重といったところでしょうか。
ですから、体重比ということでもなさそうですね。

別のサイトhttp://www.theglobeandmail.com/servlet/ArticleNews/TPStory/LAC/20050127/HMADCOW27/TPHealth/
では、マカクザルで5グラム、人間で、1.5キログラム、ということで、一匹のBSE牛の脳や危険部位で、餌に混ぜて他の牛に食わせた場合、490頭から1400頭の牛を感染させうる、とも言っていますね。
これに対して、例のアイアンサイド教授は、人間の場合は、感染物質に継続的に曝露されており、このように危険部位を一挙に接種することはありえない、としています。

http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/29239/story.htm


[253] Re:[251] 昨日の「 マカクザルを使った、BSEの経口感染実験結果」をめぐって、早速論議沸騰 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/28(Fri) 11:16  

うーん、私にはこの話、よくわかりません。事実は、5gの脳を食べた2匹の猿のうち5年後に1匹が発症した、ということだと思うのですが、ここからなぜ、「人間は1500gのSRMを食べなければ発症しない」となるのでしょう? 

・2匹のマカクザルが、5グラムの脳の細胞ジュース様のものを食べた。
・一匹のマカクザルは、投与後、60ヶ月後に脳症のようなものを発症。
・一方のマカクザルは、投与後、76ヶ月間の今も生存中。


[252] ヴェトナムでの鳥インフルエンザのヒト→ヒト家族内感染の詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/28(Fri) 10:59  

ヴェトナムでの、ヒト→ヒトの鳥インフルエンザ感染の状態が、昨日発表された。
これによると、Long An 県から来た10歳の少女と、Dong Thap 県から来た13歳の少女が、ともに、H5N1陽性の反応が出た。
この二人は、ホーチミン市の小児病院におり、現在、危篤状態にある。
13歳の少女の母親は、二羽のアヒルを殺した後、病にかかり、1月21日に死亡した。
10歳の少女の家族は、一ヶ月前、家で、病気にかかったトリやアヒルを埋めたという。
昨年12月28日以来、ヴェトナムでは、9人が死亡し、昨年一年では、死亡者は29人にのぼった。
この間において、七十万二千羽の鶏が殺処分された。
来月の旧正月を控え、人や家禽の往来か激しくなるにつれ、呼吸器感染の患者たちが、病院に検査を受けに来る数が増してきているという。

このように、タイ・ヴェトナムをはじめとして、WHOを先頭にして、鳥インフルエンザの人→人拡大阻止に乗り出した、アジア各国だが、次のような、「時 既に遅し」との見解もあるようだ。
「Asia Acts But Helpless if Deadly Bird Flu Occurs 」http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/29239/story.htmとの香港からの論説では、香港大学の専門家の話として、次のように伝えている。
香 港大学のLeo Poon教授によれば、「もし、ウィルスが、ヒトに適応してしまったら、誰も、どこでも、それに対抗することはできなくなる。なぜなら、そのように変異し てしまったウィルスはねあまりに毒性が強く、伝染性が強く、死亡率が高いからである。」といっている。
ここで、各国の鳥インフルエンザ対策を見ると、中国では、鳥へのワクチン接種を促進したり、生体鶏の市場や輸送を監視したり、している。
うち、被害が大きいと見込まれる香港では、タミフルのストックを二倍にしたが、それは人口七百万人のたった5パーセント分にしか過ぎないという。
また、日本では、タミフルを二千万人分備蓄しているが、この量は、日本の人口一億二千七百万人のうちの一部にしか過ぎない。日本では、そのほかの対策として、海外渡航の自粛、学級閉鎖などを考えている。
タイでは、三年間にわたって、一億二千万ドルの世損措置をとり、鳥インフルエンザの研究開発などに当たっている。
また、鶏の販売業者は鶏の死体の運搬に当たっては、ビニールパックを使用させるなどの措置を取らせている。
このような各国の対策は、本格的なヒト→ヒト感染が始まっては、ほとんど、役に立たないと、専門家は見ている。
同じく香港大学のLo Wing-lok氏によれば、鳥インフルエンザH5N1は、SARSよりも、伝染力は、はるかに勝るといっている。
それは、H5N1にかかっていても、発症までの潜伏期間が6日あるために、感染者の隔離や、トレースも、ままならないということが、感染力を高めているとしている。
そして、発症後も、発症期間が、SARSに比して長いため、感染力は、より高まってしまうのだという。

また、アジア各国においては、感染診断のための施設や器具が圧倒的に不足していることも、大きな障害であるとしている。
たとえ検査にいたっても、検査結果が出るまでに、4日も要するということで、その間に感染がひろまってしまうのだという。
香港大学のLo Wing-lok氏によれば、最初の患者クラスターを確認して、その後に三日の間に、そのクラスターを隔離できれば、鳥インフルエンザの拡大を防ぐことができるという。
しかし、多くの国では、それができない。
となれば、すべての鳥へのワクチン接種か、全部の鳥の殺処分しか、手がなくなると、氏はいっている。




http://english.eastday.com/eastday/englishedition/world/userobject1ai831457.html


[251] 昨日の「 マカクザルを使った、BSEの経口感染実験結果」をめぐって、早速論議沸騰 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/28(Fri) 10:30  

248でご紹介したフランスでの「 マカクザルを使った、BSEの経口感染実験」結果をめぐって、http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4210003.stmのように早速、論議が沸騰している。
イギリスの専門家は、「経口感染にいたる量については以前謎のままであり、引き続きサーベイランスが必要だ。」と、述べている。
このフランスの研究では、少なくとも、1.5キログラムのBSE罹患牛の脳組織を人間が食べなければ、vCJDに罹ることはないとしている。
Jean-Philippe Deslys博士は、このことについて、イギリスが、30ヶ月以上の牛について、他のヨーロッパ諸国と同じように、スクリーニングにかけても、これまでの30ヶ月以上の牛の食用販売禁止措置と同等の安全策となりうる、としている。
また、氏によれば、牛→牛間の感染リスクに比して、牛→ヒト間の感染リスクは、7倍から20倍、リスクが少ないものだとしている。
また、牛→ヒトへのBSE感染の潜伏期間については、ヒト→ヒトへの感染に比して、三分の一長いとしている。
今回の研究データは、牛→ヒトへの最小感染量を決定しうるものではなく、現在のヒトへの食供給にあたって、BSE感染リスクを阻止しうるに十分な方法なのかどうかを検証しうるに過ぎないものであるとしている。
そのためには、引き続き、サーベイランスが必要なものであるとしている。
Deslys博士の言うに、人間がvCJDに感染するためには、不可能なくらい大量の脳を食さなければならない、としている。
また、現在BSE対策のために採られている施策は、食の安全と将来のリスク回避のためには、十分なものである、としている。
これについて、the National CJD Surveillance UnitのJames Ironside教授は、今回の小さい規模での実験結果と、サルによる実験結果では、まだ、未知の部分が多いとしている。
また、教授は、新しいvCJD患者発生数が減少してきているからといて、vCJDの終焉を仮定することは、間違いであるとしている。
確たる結論を得るまでには、かなり長い期間のサーベイランスが必要になると、している。





http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4210003.stm


[250] いろんなネタが詰まっている「青空メーリングリスト」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/28(Fri) 08:22  

http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/bluesky2.html
がそうですが、いろいろなトピックスやネタが詰まっていて、非常におもしろい。
検索にNamazuを使っているのも、いかにも学究的という感じでした。
このNamazu、私もかつて使おうとしましたが、難しすぎて設置を断念した経緯があります。

http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/bluesky2.html


[249] the New England Journal of Medicineの日本語版がありますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/28(Fri) 08:08  

http://www.so-net.ne.jp/medipro/nankodo/xforeign/nejm/xf2hmn.htm
がそうで、「多忙な医師の方々にも,必要な論文に簡単にアクセスできるよう,1996年1月初号より主要論文の日本語アブストラクトを,また1997年1月初号からは,日本語目次をそれぞれ掲載しています.」との事です。
早速、当サイトでも話題になった鳥インフルエンザのヒトヒト感染論文もこのようにhttp://www.so-net.ne.jp/medipro/nankodo/xforeign/nejm/352/352jan/35204tw.htm載っていますね。

http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out228_en.pdf


[248] マカクザルを使った、BSEの経口感染実験 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/28(Fri) 00:02  

今日発表された「Risk of oral infection with bovine spongiform encephalopathy agent in primates 」という名のフランス原子力庁BSE研究チームの論文で、種の壁がどのようなものかを、人間と同じ霊長類であるマカクザルを使って実験したものである。
それによると、ここでは、二匹のマカクザル
http://www.med.hokudai.ac.jp/~neubio-w/figs/macaca.jpg
に対して、BSE感染牛からとった5グラムの脳のホモジェネート(ミキサーで破砕した細胞のジュース)を経口で投与したところ、一匹のマカクザルは、投与後、60ヶ月後に、vCJDに似た発症を示した。
しかし、もう一方のマカクザルは、投与後、76ヶ月たっても発症しなかった。
これらの研究によって、人間に対して食品を曝露することによるリスクを仮定することができたし、また、現在のBSEの人間への伝達経路などについても、公衆衛生上で、有力な手段があることが分かってきたと、研究者たちは言っている。

ちなみに、この種の実験は、マウスによるものは、これまでにも
http://vir.sgmjournals.org/cgi/content/full/80/11/3035
のようにあった。

http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out228_en.pdf


[247] Re:[241] 動物性油脂成分規格違反が発覚 改めて問われるBSE感染リスク 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/27(Thu) 20:49  

まりちゃんさん。
牛脂(タロー)についは、次のようになっていますね。
http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out228_en.pdf
の7ページにコンパクトに表にまとめられていますが。

SSCの地理的BSEリスク評価であるGBRによって、対応が異なります。

まず、GBR1の場合は、牛脂(タロー)は、あらゆる用途に使えます。
食品、ペットフード、飼料、代用乳、工業用、タロー派生商品、コスメティックス等などです。

次に、GBR2.GBR3.GBR4 の場合は、対応が三つに分かれます。

@まず、危険部位SRMが除去されていて、人間の食用を意図し、選ばれた脂肪組織を集め、所定の方法で、抽出されたもの、
または、人間の食用を意図しないで集められたものであっても、その収集過程で、交差汚染がなく、専用の製造ラインの元でつくられたもの
この二つのいずれかの条件を満たすものであって、不溶性不純物(Insoluble Impurities)含有率0.02パーセント以下のものについては、GBR1の場合と同じく、牛脂(タロー)は、あらゆる用途に使える。

A 危険部位SRMが除去されていて、不溶性不純物(Insoluble Impurities)含有率0.15パーセント以下で、専用製造ラインがない場合には、前処理で熱処理基準133度、3気圧、20分間前処理すれば、限 定的に牛脂(タロー)は、以下の使用ができる。すなわち、ペットフード、飼料(ただし、子牛用と、ラム用とを除く。)専用の食品 である。

B危険部位SRMが取り除かれていて、1999年6月25日の「と畜場の廃棄物など(fallen stock )に関する意見」http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out359_en.pdf
を評価することを前提として、不溶性不純物(Insoluble Impurities)含有率0.15パーセント以下の場合は、牛脂(タロー)の使途は、工業用に限られる。

ということですから、今回の日本での違反は、かなり国際的に見ても、悪質なものといえます。

http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out228_en.pdf


[246] 石原新太郎さんのプライベートサイト(なのかな?)「宣戦布告」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/27(Thu) 19:07  

というのが下記サイトなのだが、副題として「NETで発信石原慎太郎」と書いてある。
興味しんしんだったが、さっと眺めて、やっぱり何か物足りない。
スタッフか、代理作成業なのか、わからないが、やはり、周りのよそ者がサイトではやし立てている感じが、プンプンなのである。
石原さんのタイブ速度がどの程度なのかは存じ上げないが、
石原さんとて、デジタルデバイドの遅れからは、キャッチアップできないという証左か?
そういえば、週刊文春のコラムニストのどなたかが、mixiに日記を開設したものの、寄り付きが悪いのに唖然。紙媒体ならこんなはずではないのに。と、嘆いていたのと、ダブって感じられた。

http://www.sensenfukoku.net/main.html


[245] 「Movable Type の脆弱性」だそうです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/27(Thu) 17:46  

「Movable Type の開発元である シックスアパート社にてMovable Type の脆弱性により、スパムメールの送信を幇助してしまう現象が発生することが分かりました。
出荷済みのすべての Movable Type 日本語版に、この脆弱性があることが確認されました。」
ということで、
修正プログラムを含むプラグインの導入の詳細は下記 URL ご参照

参考URL Movable Type 日本語版サイト > 【重要】 Movable Typeの脆弱性と対策について
http://www.movabletype.jp/archives/2005/01/_movable_type_1.html

うーんブログも、コメントスパムってのがありますからね。
本当に蛆虫みたいなものです。このコメントスパムってやつは。
私のブログモ、不本意ながら、コメント機能を承認経由にしました。
Movable Type もご同様ってわけですか。

http://www.movabletype.jp/archives/2005/01/_movable_type_1.html


[244] Re:[243] [221] ノロウイルス関連の転載連絡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/27(Thu) 16:47  

山梨評論さん。
どうぞお使いください。
そうですね。
たとえば、小さな町の役場の場合、補助金動向とか、県・中 央官庁の動向、そして、住民の要望、これらのうち、前者のほうは中央省庁がどの位の情報の量と密度を省庁サイトに乗せるか、そして、それらを受けての町な り村としてのフィードバック回路をどう設けていくか、ということと、そのウォッチサイトをどう活用するかによって、かなりの開きが出て来るように思われま すね。

先日クローズアップ現代で放映された佐賀市の例では、自前の人材能力では無理と思われた自動決済システムの構築を、やり遂げたことが、大きな自身につながっているように思えました。
その意味では、アウトソーシングというのは、当座の合理化にはなっても、長い目から見れば、マイナスの帳尻になるのかもしれませんね。


[243] Re:[221] ノロウイルス関連の転載連絡 投稿者:山梨評論 投稿日:2005/01/27(Thu) 15:21  

事後承諾で申し訳ないですが、221のご投稿を転載させていただきました。
http://www.geocities.jp/yyreview/norovirus.htm

東京を後にしてから都のホームページをめったに見なくなった事をちょっと後悔しています(^_^;)
ヒト・モノ・カネが潤沢にある自治体ならではのホームページのように思えました。
みじめなホームページしかない地方公共団体の言い訳としては「人がいなくて・・」ではないかと思うのですが、役所の中にはいなくても、外にはゴロゴロしているネットワーク社会だ、それを使えない役所のシステムであるに過ぎないと、いつも思っています(^_^)

http://www.geocities.jp/yyreview/norovirus.htm


[242] 宇宙ステーションに謎の付着物、相次ぐ異常の原因か宇宙ステーションに謎の付着物、相次ぐ異常の原因か 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/27(Thu) 14:42  

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050127i502.htm
興味津々なニュースがありました。


[241] 動物性油脂成分規格違反が発覚 改めて問われるBSE感染リスク 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/27(Thu) 14:14  

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05012701.htm

今 現在も日本で行われている、”牛に(食用)牛脂を与えることの危険性”が、食品安全委員会等のリスクコミュニケーションでも指摘されて、農水省の姫田様が 「蛋白質混入濃度が低く設定されているから大丈夫だ」と返答されておられた件で、違反が出ていました。現実のリスク管理抜きでリスク評価はできませんね。

危険な飼料を1g与えたうちの牛の10頭中7頭までがBSEで死亡、0.001gで15頭中1頭が感染するのですから、予防の原則で禁止していただきたいですね。

どの位の企業が使用しているかはわかりませんが、私が先年購入を考えていた企業から取り寄せた搾乳牛の飼料内訳書には、「生後12ヶ月まで食用牛脂を使用」とありました。食の安全に力を入れているという企業ではありましたが。。


[240] 渡辺好明さんの「濱口梧陵と前島密」論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/27(Thu) 10:53  

まだ続いていた例の小泉メルマガに、渡辺好明(郵政民営化準備室長)さんが、「濱口梧陵と前島密」論を展開されている。
趣旨は、濱口梧陵さんを民営化推進派、前島密さんを、官営化派になぞらえ、「現在の郵政民営化は、濱口梧陵さん時代への先祖がえり」であることを強調されたいようなのだが。

で、渡辺さんが引用されている「濱口は、「郵便のごときは、これまで飛脚屋が営んできた仕事であるから、"将来は"民間の経営にゆだねるがよい」と(いった。)」との言をとらえて、平成の今が、濱口の言った「将来」なのだ、と、言いたいのだろう。

しかし、その次の「郵政百年史」からの引用として、明治
4年(1871)に濱口が駅逓頭に就任して、わずか2ヶ月で、前島に駅逓頭を譲った後のことについて、(その濱口の言に慨嘆した前島が、濱口に替わって駅逓頭に任じられ)「濱口はわずか2ヶ月で和歌山県知事に転じた」とあるが、これは、本当のことなのだろうか。

濱口関係サイトを見ても、濱口は、和歌山県の大参事になったとは書いてあっても、知事になったとは、書いていないのだが。

そこで、調べてみると、こういうことだった。

明治3年12月に濱口梧陵は、紀伊国和歌山藩の大参事になり、明治4年8月17日から、明治5年2月13日まで、和歌山県の大参事を務めたということだ。
つまり、廃藩置県以前に、大参事になっていた浜口梧陵は、和歌山県発足と同時に、これまでの和歌山藩の大参事から、新生なった和歌山県の大参事に、そのままなったということのようだ。
ちなみに、版籍奉還後も藩主が藩知事をかねていて、廃藩置県当時の和歌山藩知事は、徳川茂承であった。
「廃藩置県により藩知事廃官、大参事以下を以て県知事事務取扱被命」ということで、大参事は、県知事の事務取り扱いを命じられたのだが、決して、知事ではなかったのである。
和歌山県についてみると、明治4年(1871)年11月の第1次府県統合で、それまでの紀伊国のうち、牟婁郡が三重県に分離したほかは、移動がなく、明治4年11月22日に和歌山県が誕生した。
ちょうど、その端境期に、濱口梧陵は、和歌山藩と、和歌山県の大参事になっていたというわけである。
したがって、渡辺さんが引用された「郵政百年史」の「濱口はわずか2ヶ月で和歌山県知事に転じた。」というのは、間違いであった。

まあ、農林水産省時代に大変お世話になった渡辺さんには、ケチはつけたくなかったのだが、小泉メルマガにも、たまには、間違いがあるということだけを記しておく。
それにしても、最後の言葉、CHANGE TO REMAIN THE SAME
って、なんか聞き覚えあると思ったら、某大野党解散のときのある方のお言葉でもありました。

http://www.mmz.kantei.go.jp/add_ya.html


[239] 「鳥インフルエンザ・ワクチン皆接種構想」の再浮上 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/27(Thu) 08:16  

これまでは、鳥インフルエンザ・ワクチンの接種については、特定のハイリスク地域をターゲットにすすめられてきたが、ヒト→ヒト感染が 現実のものになりつつある中で、かねてから取りざたされてきた鳥インフルエンザ・ワクチン皆接種構想(universal vaccination plan)が、再浮上してきた。
http://toledoblade.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050125/NEWS32/501250381/0/NEWS
では、ミシガン大学のMonto博士が、その構想を主張されている。
しかし、問題も多いようだ。
http://www.ama-assn.org/amednews/2004/05/17/hlsc0517.htm
では、「ワクチンの供給と需要の不安定性」をあげている。
現在の特定地域へのワクチン接種であっても、ワクチン量は、必要分を満たしていない。
というか、供給側が、フルの需要に備える供給体制をとっても、必ずしも、それに見合う需要が、以後も継続的に発生してくるとは限らないので、供給側に過大のリスクが生じるからである。
これは、シャレではないが、卵が先か、鳥が先か、の問題である。
であれば、ワクチン皆接種方式にして、ある程度の安定したワクチン需要が、流行の如何にかかわらず、毎年発生するようにすれば、供給サイドも、それにあった生産体制を組めるからである。
特に、介護関係者の鳥インフルエンザ・ワクチン皆接種から始めれば、その効果は大きいと見ている。
この場合には、国際的な協調体制というものが必要になるだろう。




[238] Re:[237]「プロ消費者」と「プロ主婦」のすすめ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/27(Thu) 07:22  

まりちゃんさん。
これまでの食品安全委員会での陳述でも、かなりバイアスのかかった「消費者」「主婦」の意見が、市民一般の声として、時に、意識的に珍重されたというケースがありましたね。
「一般の主婦は、そんなに危険視していないよ。」という説得材料に、「主婦」「消費者」の意見が珍重されるというわけですね。
一方、「消費者団体」なるものにも、結構バイアスのかかったのがあって。この両者の中間項として、何かが必要な気が、以前からしていました。
そのひとつの形が、227でいった「フォーカスグループ」の日本型の創設ということなのだと思います。
まだ、日本型としての存在はないようですが、「プロ消費者」と「プロ主婦」の出現と言うものが、ひとつの形になるでしょう。
これらは、ウォッチドッグ(WatchDog)的役割を果たすことになります。
「プロ消費者」と「プロ主婦」が、コラボレーションを実現できるプラットフォームというか舞台というか、そういうものの必要性ですね。
それは、まりちゃんさんのようなサイトでも実現できるはずです。
このフォーカスグループが、行政との橋渡しをしうるNPOらと組めば、いい働きができると思います。
もちろん、これらへの行政側の取り込みに対する牽制措置は必要ですが。


[237] ”日経フードサイエンス”の傍聴報告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/26(Wed) 22:36  

中野栄子氏編集長の”日経フードサイエンス”の”食品科学広報センター”による食安委親委員会の傍聴報告ですが、
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/kiji.jsp?kiji=320
”事務局や委員から、「消費者団体の人ではなく、本当に一般の消費者の意見を聞くことができない」「3時間という時間は短すぎる」といった意見が出された。”

とのことですが、外食産業とそのマーケティング企業が不正なファックスを750通送りつけたことや、某外食企業の元会長が立場を明らかにせず「消費者ですが、輸入再開すべき」と発言したことは、審議報告には出なかったようですね。

それから、「会社経営者ですが、税金の無駄遣いだ!」の会社経営者が実は米国系の牛輸入会社社長、というのもあったような。

http://money3.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1094081257/


[236] Re:[232] [229] [223] [218] 厚生省の対応 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 21:55  

Chaosさん。
ありがとうございました。
タミフルは十分確保のようですね。
ワクチンについては、何処の国も、すぐには間に合わないようです。
これは、急ぎます。


[235] Re:[231] 「月齢区切りは科学ではない」 1月21日のプリオン専門調査会の資料がUPされました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 21:52  

まりちやんさん。
ありがとうございました。
こんなpdfあったんですね。
消しこみが激しいのは、うっすらと分かりましけど。それにしても、食品安全委員会のドタバタぶりが、伺われますね。


[234] やっぱりトランペット、間違ってたんだ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 21:11  

1月2日のブログ「ラデツキー行進曲のないニューイヤーコンサート」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=181
で、「それにしても、「ウイーンの森の物語」のところで、テレビ画面が、オーストリアの秋の山の光景を映したところで、トランペットの一人が、一歩早く、「タタタン」と、早とちりしたように聞こえたのは、私の気のせいか?」と書いたのだが。

同様の指摘をしているサイトが、あったんで、やっぱりそうだったんですね。

たとえば、下記のサイトでは、次のように書いている。
「ウィー ンの森の物語」でのマゼールのヴァイオリン・ソロのとき、団員の表情が固かったように見えたのは、やはりツィターの方がいいという、私の個人的な感情によ るものでしょうか。また、この曲ではトランペットがワンフレーズ早く出るという事故もありました。ラデツキー行進曲の「自粛」は、うーん、やっぱり残念で すね。」
だそうだ。
そして、このサイトにも。
「ウィーンの森の物語では、トランペットがリピート間違ってたりして、なんかちょっと「ほっ」とした瞬間。何故か幸せに思うのは、やっぱり殺伐としていた日々の中でほんわかとした瞬間だったから、だろうかなぁ。」
だって。
http://216.239.63.104/search?q=cache:0HkrISkC8hcJ:air.ap.teacup.com/gijin/+%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC+2005+%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88+%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A3%AE&hl=ja

さらに、このサイトでは
「。「ウィーンの森の物語」のツィター独奏部は今回は弦楽四重奏で演奏、またこの曲の途中で繰り返しを間違えて(?)トランペットが飛び出しました。」
http://66.102.7.104/search?q=cache:pr_NG0cYcsoJ:6406.teacup.com/marchworld/bbs+++%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A3%AE%E3%81%AE%E7%89%A9%E8%AA%9E+++%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88++%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88&hl=ja
やれやれ、大変ですね。
マゼールさん。

http://216.239.63.104/search?q=cache:sq_ejmtQ3DcJ:cgi.kapelle.jp/yybbs/yybbs.cgi+%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC+2005+%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88+%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%A3%AE&hl=ja


[233] 私のブログの記事が、リンクされていました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 20:47  

http://d.hatena.ne.jp/moleskin/
です。
光栄なことです。
この記事は、Chaos さんご紹介のthe New England Journal of Medicine についてかいたのですが、http://d.hatena.ne.jp/moleskin/
で紹介の共同通信の「H5N1型ウイルスが変異して、人から人へ感染しやすい能力を獲得すると、世界的な大流行につながる恐れがあるが、今回のウイルスの遺伝子には、そういう変異は見つからなかったという」との記事の部分については、http://newpaper.asia1.com.sg/top/story/0,4136,81784,00.html
で は、「発症者が、この三人以上に広がっていないということは、ウィルスがヒト→ヒト間の効率的な感染拡大に適応していなかったことをさすものだが、この論 文を書いたthe Ungchusak teamは「しかし、このことは、決して、自己満足のための理論的根拠になりうるものではない。」と、しっかり釘を刺していますね。

http://d.hatena.ne.jp/moleskin/


[232] Re:[229] [223] [218] 厚生省の対応 投稿者:Chaos投稿日:2005/01/26(Wed) 20:02  

笹山様

議事録を探していたら、すでに、新型インフルエンザ対策報告書というのが出ていました。2004年8月に発行

地方自治体にも知らせてあるようです。
概要:http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/297/dj2974.html
岡山県の文書 www.pref.okayama.jp/hoken/kentai/hofuku.pd
自治体では、訓練等の実施を行っているようです。

治療薬は、今シーズンは1500万人分はあるようです。
2500万人分を5年計画で備蓄 17年度分の予算を計上
ワクチン開発の開発費を計上
担当部署は、かなり迅速に準備しているように思います。
だめなのは、マスコミ.....

報告書の本体 ↓

http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/09/tp0903-1.html


[231] 「月齢区切りは科学ではない」 1月21日のプリオン専門調査会の資料がUPされました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/26(Wed) 19:40  

資料1−1、資料1−3は本当に、快刀乱麻、一刀両断、という感じでした。分割されて見にくいかも知れませんが、ぜひご覧ください。
http://www.fsc.go.jp/sonota/prion-shiryou.html
しかしコピーがすごく読みにくくなってますね!というか文章が読めないかも(^^;今、改善を食安委にお願いするメールを送っておきました。


[230] Re:[227] [226] パブリックコメントの扱いと、行方について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/26(Wed) 19:37  

お返事ありがとうございます。

企業及びそのマーケティング会社による大量投書事件はBSEのリスコミでもございましたね。

食安委に関しては、コメントの公開をしてくれる方向ならいいと思うのですが、どうにも食安委事務局による「意見まとめ」は、20ヶ月齢文言記載事件からして、うさんくさ〜く感じております。バイアスをかけないで下さいね、といいたい。


[229] Re:[223] [218] ワクチンのテストは4月頃? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 17:55  

Chaos さん。
またまた、情報ありがとうございます。
これで見ますと、アメリカは、ワクチンとタミフルとの二本立て体制で乗り切るということのようですね。
ワクチンの認可までには、時間がかかるので、その間は、タミフルで対応ということのようですね。
しかしタミフルは、鳥インフルエンザが発症してから、二日間しかきかないのが難点だといっていますね。
各国のタミフル手当て競争は激しく、フランスは、一千三百万服用分、アメリカは、タミフル備蓄量をこれまでの二百万から一千万服用分に引き上げたようですね。
日本も、この戦略で行くしかないようですね。
また、このサイトhttp://www.brunei-online.com/bb/wed/jan26w10.htmによると、タイでは、今日、非常事態プランを発表し、この中で、タミフルを十五万服準備することに取り掛かったとい言います。
また、間に合わせの病院として、学校の校舎などを転用する計画も出されたようですね。
なんか、現地の厳しさが伝わってきます。


[227] Re:[226] パブリックコメントの扱いと、行方について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 17:36  

まりちゃんさん。
これは、昨年のレコード輸入権のときに、6804で書いたのですが、あの時点では、下記のようになっていました。
た だ、例の孫さんが、スパム的パブリックコメントを出したり、業界筋が、陳情はがき手法をパブコメにも流用したような「同じ文書を提出者を変えて大量に出 す」ような、パブコメの出して側の勘違いも、このパブコメの「悪貨は、良貨を駆逐する。」現象に輪をかけているようです。
本来は、省庁側が、フォーカスグループを結成させ、そこで、実の入った議論を戦わすべきなのに、そうはいっていないのが、残念ながらの、日本のパブコメの現状のようです。

参考
文化庁
御提出いただいた御意見については,個人情報を識別できる情報を除いて公表させていただく可能性があることを御承知おきください。
総務省
いただいたご意見については、お名前、ご所属等を含めて公表することがあります(匿名を希望する場合は、意見提出時にその旨お書き添え願います。)。
農林水産省
これらは、公表する場合がありますので、御了承願います(公表する際に匿名を希望される場合は、意見提出時にその旨書き添えて下さい)。
法務省
提出された方の氏名(法人又は団体の場合は,名称),ご意見の内容等を公開する可能性があることをあらかじめご了承ください。


[226] パブリックコメントの扱いと、行方について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/26(Wed) 17:23  

米国の(牛の肉骨粉食べて育っている)黒豚が偽装されて販売されているというニュースもございましたが、豚の肉骨粉解禁(ともぐい再 開)問題の審議を通して、パブリックコメントがどういう扱いをされているのか? ちょっと調べてみました。議事録上では委員にパブコメの投書が渡された記 録もないようなんですが、「プリオン専門調査会からの回答」が出ています。なんとなく謎、です。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/

他の審議については、パブリックコメントの意見や情報の扱いはどうなっているのやら?


[225] Re:[224] [202] [198] また「特報首都圏」のアフィリエイト・カリスマ主婦特集で、NHKがチョンボ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 17:14  

井手よしひろ さま。
わざわざ、お越しいただき、恐縮いたしております。
また、井手様のサイトの引用が、不適切だった様で、ご迷惑をおかけしました。
本文は、ご指摘にしたがって、直しましたので、ご確認ください。
この問題は、いくつかの要素を複合的に含んでいるように思えます。
ひ とつは、アフィリエイト商法の位置づけが、まだ、日本では、不十分であり、ひょっとして、MLM(Multi Level Marketing(マルチ・レベル・マーケティング)もちろん、MLMすべてが悪だなどということは、決して言っていませんが。)的な商法によって、被 害者を生んでいるかも知れないということに、まだ、社会的な認識がないように思えます。
もうひとつは、NHKさんが、メディアミックスのような状態で、これらのカリスマ的事例を紹介することが、社会的な意義にかなっているのか堂なのか、ということです。
おそらく、主婦向け番組のひとつの事例として取り上げたに過ぎないのでしょうが、もうひとつのインターネットというメディアによって、オオバケすることもありうるからです。
海外のサイトには、MLMについてのウォッチドッグサイト(下記サイトご参照)があり、かなりの牽制力をこの種の業界に対して、発揮しているようですが、それでも消費者被害は、後を絶たない状況のようです。
も ちろん、日本のアフィリエイト業界からすれば、「日本のアフィルエイトは、アメリカのそれとは違い、決してMLMでない、ままごとみたいなもの」との反論 もあるでしょうが、何か、最近の状況を見ると、特定のサイトにたいして、関心を注目させるには、手段を選ばず、のような風が流れているように思います。

http://www.mlmwatchdog.com/


[224] Re:[202] [198] また「特報首都圏」のアフィリエイト・カリスマ主婦特集で、NHKがチョンボ 投稿者:井手よしひろ 投稿日:2005/01/26(Wed) 15:32  

茨城の井手よしひろです。
私のブログを引用いただきありがとうございます。
ブログにおけるトラックバック・スパムまたはコメント・スパムが一体どういうものなのか、良いもの悪いものかといった基本が特報首都圏の制作者にはわかっていないような気がしてなりません。
この基本をこうした機会に明確にする必要があると思っています。
>この放送中にNHKが示したこの図
>http://www.jsdi.or.jp/~y_ide/050121tb.gif
と紹介していただいていますが、NHKの放送をキャプチャーして掲載することは、著作権の問題もありますので、このイラストは「テレビを見た印象を元に、井手が作成したものです」。その旨は本文中に明示してありますので、ご了解ください。
なお、どなたがアップしたかは存じませんが、キャプチャーした画像はこちらにありますので、ごらんになりたい方は、ご一見ください。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/52/3a1eabc2e4c8634c6db27ce8a7fbb68e.jpg

http://blog.hitachi-net.jp/archives/12747739.html


[223] Re:[218] ワクチンのテストは4月頃? 投稿者:Chaos 投稿日:2005/01/26(Wed) 14:09  

笹山様

the New England Journal of Medicineの内容のご紹介
ありがとうございました。

危機意識が低いのはSARSのときに痛感しました。
鳥インフルエンザに関しては、少しはましになったような気がします。
厚生省 新型インフルエンザの審議会 これも議事録が出ていないような。

ワクチンについて米国のニュースです。

長いですが、1行です
http://www.news-journal.com/news/content/shared/news/nation/stories/BIRD_FLU_0125_COX.html;COXnetJSessionID=B3O03jc1w4MVANI8sfWaA2OK7DPdMgIhZIMRRF6XoVXH9TgR6ixj!1039795971?urac=n&urvf=11067100688760.1969656452061379

米国NIHはChiron Corp. と Aventis PasteurとH5N1のワクチンの製造を契約している。
3月頃にできる。テストは四月からの予定。
一般に使えるようになるにはかなり時間がかかるだろう。

Google Newsを英語モードにして
http://news.google.com/news?ned=us&hl=en

ここで、bird flu または avian flu で検索すると出ます。
上記のワクチンの情報は「bird flu vaccine」で出ます。

日本語版のGoogle Newsで「鳥インフルエンザ」や「H5N1」で検索しても数が少ないようです。
http://news.google.co.jp/

その他のサイト
bird flu の最新ニュースサイト
http://sarsnewswire.com/birdflu/default.asp

中国のインフルエンザサイト
http://www.flu.org.cn/

いくつか、コアになる情報サイトを見つけて、定点観測していると効率がいいようです。

ここを読んでいる皆さんはご存知だと思いますが
お勧めの本です。

崩壊の予兆〈上)(下)―迫りくる大規模感染の恐怖
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309251722

四千万人を殺したインフルエンザ
―スペイン風邪の正体を追って
出版社: 文芸春秋 ; ISBN: 4163557903 ; (1999/11)




[222] 「白神市」名があだとなり、ついに、能代山本合併協が解散へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 12:34  

このサイトでも、「白神市」に反対する意見を述べてきたが、
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050126a
のように、ついに、能代山本合併協議会(7市町村で構成)の解散が確実になったようだ。
合併の新市名が元で、合併協議会が解散となった例は、「平泉市」等がある。
名前によるイメージのみ先行し、新市のビジョンなき合併は、所詮、淡雪の如し、といったところか。

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050126a


[221] 肝心のポイントがすっぽり抜け落ちている東京都の「社会福祉施設等におけるノロウイルス対応標準マニュアル(第1版)」」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 11:18  

以下のサイトが昨日発表された東京都の「社会福祉施設等におけるノロウイルス対応標準マニュアル(第1版)」の原文であるが、迅速に社会福祉施設などでのノロウィルス対応マニュアルを作られたご努力に対しては敬意を表するものの、私が、「ノロウィルスってなんだ? 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190でご紹介したアメリカのコロラド公衆衛生環境局作成の、「長期滞在型施設でのノロウィルス集団感染についての調査と管理のマニュアル」http://www.cdphe.state.co.us/hf/download/Norovirus_guidelines.pdf
と比べると、肝心なポイントがそっくり抜け落ちているようにみられる。
す なわち、この東京都のマニュアルでは、第4章に「 感染症発生時の対応 」とあって、「1 感染の拡大防止 」 「2 終息後の対応 」とあるのだが、「1 感染の拡大防止 」 での、「集団感染が疑われる場合の対応」としては、単に、施設管理者への連絡や保健所への連絡で終わっていて、施設内感染拡大のための具体的な方法につい ては、明示していない。
特に、感染者が二人以上出た場合の集団感染の認定方法と、その拡大防止のための具体的手法が、そっくり抜け落ちたまま、突然「2 終息後の対応 」に移ってしまっているところに、決定的な、リスク管理の漏れがある。
つまり、施設内での流行曲線が徐じょに上昇していく過程での対応方法が、そっくり抜け落ちているのである。
ポイントは、患者なり職員の発症者が出て、症状が治まっても、そのかたがたは、その後24時間以内はウィルスを発散し続けているのだから、他の入所者や職員に接触させないことが、それ以上の集団感染を防ぐことのポイントであるにもかかわらず、その点の記載がない。
また、食品経由感染なのか、ヒト→ヒト感染なのかについての、認定の仕方も書いていない。
何か、従来どおりの食中毒としてのノロウィルス対策の寄せ集めのような感じで、失礼ながら、感染症としてのノロウィルス対策マニュアルには、なっていない感じを受けた。


http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/micro/image/noro20050125.pdf


[220] ヒト→ヒト感染への危機意識がない日本 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 10:30  

昨日の閣議では、小池環境大臣からスギ花粉症到来への警告が出されそうだが、この掲示板でも話題の鳥インフルエンザのヒト→ヒト感染の脅威についての警告は成されなかったようである。
もちろん、スギ花粉症も大きい問題ではあろうが、今は、アレルギー性鼻炎レーザー治療が進化していて、10分程度のレーザーを一回片側三千円程度で済ませれば、入院なしで、回復に向かうという時代だ。
スギ花粉を予算獲得などのネタにしている方々には、やや、残念な話だが、
つまり、ヒトの生死にかかわる問題とは、いえなくなってきたのである。
それに比して、鳥インフルエンザのヒト→ヒト感染問題は、いまから手をうっておかないと、とんでもないことになる。
欧米諸国は、昨日のThe New England Journal of Medicineの情報で、早速、対策を練り始めている。
これとても、遅きに失している側面もあろうというのに、日本の閣議では、スギ花粉では、これからが、思いやられる。


[219] 宇田進一さんの言われる「さざなみ雲」衛星画像を自宅で見ている人がいた。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/26(Wed) 08:54  

145で、まりちゃんさんからご紹介をいたただいた、宇田進一さんの言われる「さざなみ雲」が衛星画像に現れると、地震というのだが、
http://park7.wakwak.com/~gigast/SAT/Sat.html
のサイトのかたは、このように、ご自宅で、気象衛星を見られる装置を作ってしまっているのだから、すごい。
で、どれが、宇田さん言われる「さざなみ雲」なのか?
これhttp://park7.wakwak.com/~gigast/SAT/NEW/NEW-2.jpgなのかな?
結局、よく分かりませんでした。

http://park7.wakwak.com/~gigast/SAT/Sat.html


[218] 各国とも、鳥インフルエンザのヒト-ヒト感染対策に本格的に乗り出した模様。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/25(Tue) 23:41  

今日、Chaos さんから、205でご紹介いただいたThe New England Journal of Medicineの情報は、世界を駆け巡り、各国とも、ヒト-ヒト伝播の場合の鳥インフルエンザ対策に、本格的に乗り出したようだ。
http://dailytelegraph.news.com.au/story.jsp?sectionid=1268&storyid=2564995
では、その模様を伝えている。
特に、アメリカやイギリスの科学者たちは、今回のタイ・ヴェトナムでの家族感染にみるヒト-ヒト感染の鳥インフルエンザは、世界の二千万人以上の発症者を出す前触れであると警戒している。
英国政府は、手回しよく、英国でのヒトヒト感染に備えた、「最後の審判のためのシナリオ」を作ったようである。
それには、感染者の死体を隔離するための膨らまして使うポータブルな霊安室まで用意されているという。
WHOのクラウス・ストール博士が言うに、今回の鳥インフルエンザウィルスは、ローカルな範囲では起こらずに、世界的な範囲で起こるであろうと予測している。
イギリスの見方では、1918年から1919年にかけて発生した、イギリスでの死亡者の二十二万八千人を、今回は上回るのではないかとみている。
そして、世界的には、二千五百万人以上の死亡者が出ると見ている。
このよう英国の過剰とまでいえる今回の鳥インフルエンザ対策に医学界は驚いているようだ。
また、ワクチンのストックも不足していることから、もし、このような事態になった場合は、手の打ちようがないとしている。
さらに、今回のウィルスは、変異によって、相当の毒性があるようなので、新しいワクチンの開発が急がれるとしている。
ところで、日本は大丈夫?


http://dailytelegraph.news.com.au/story.jsp?sectionid=1268&storyid=2564995


[217] Re:[213] 無題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/25(Tue) 22:23  

しんでん さん。
どうもです。
親が一字違いの名前をつけてしまったもんで、新聞沙汰?になるたびに、兄弟同士、お互い迷惑しあっています。ハイ。
この問題については、ノーコメントということで、ご勘弁ください。


[216] Re:[212] [203] つぶやきブログ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/25(Tue) 22:21  

聞きかじりさん。
そうですね。
まりちゃんさんの「つぶやきブログ」は、情報満載で、しかも、現場記者なみの取材力も活かされていますので、これから、大いに注目ですね。


[215] Re:[211] 長岡市の地震見舞金について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/25(Tue) 22:19  

まみ夜さん。
今日のNHK「クローズアップ現代では、新潟小千谷で、蔵にしまわれていた先祖代々の骨董品が、売られているという話が特集でしたね。
なんとも、手放すほうにとっては、心中複雑なものがあるでしょう。
天災は民の歴史までも破壊する、という感じがしました。
資金源が市会議員でさえも不明というのは気になりましたが、やはり、予想通り一律五万円でしたか。
新しいスキームがないのが残念ですね。



[214] Re:[210] 「知的財産推進計画」のパブリックコメントは昨日からスタート 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/25(Tue) 22:12  

謎工さん。
今回の見直しは、知的財産基本法
附 則(検討)第二条 政府は、この法律の施行後三年以内に、この法律の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。
 
にもとずくもので、制定の平成14年から、3年を経過したことによる「検討」ということのためのものですね。
2005 年春には知的財産高等裁判所の設立となるわけですが、あくまで、下級審ということで、当初は、最高裁判所と並立してという構想が、ここにとどまらざるを得 なかったのは、憲法においても知的財産権の保護に関する規定が盛り込まれいないこともあるのではないでしょうか。


[213] 無題 投稿者:しんでん 投稿日:2005/01/25(Tue) 22:07  

「皇室典範に関する有識者会議」に笹山晴生お兄様がメンバーにおなりですね。おめでとうございます。
佐々木毅東大学長も、秋田出身者。
同会議メンバーに秋田関係者が二人も入っているとは、奇遇ですね。



[212] Re:[203] つぶやきブログ 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/01/25(Tue) 18:03  

> URLが自動リンクされなかったり、見づらいですが、よろしくお願いします。

わーい、わーい、仲間が増えたぞぅー

リンクは、記事を書く欄の右上に「ボタン」があることが多いです。
リンクするアドレスをコピーして、リンスを貼る言葉を選択した後ボタンを押すと、アドレスを記入するボックスが開きます。
ところがパソコンのOSやブラウザによってボタンが表示されないものもあります。
いろいろとチャレンジなさってください。
早速RSSリーダーに登録させていただきました。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[211] 長岡市の地震見舞金について 投稿者:まみ夜 投稿日:2005/01/25(Tue) 15:09  

おひさしぶり、です。
首記につきまして、確認がとれましたので、ご報告いたします。
とはいえ、タライ回しの挙句、誰が全容を把握しているんだという感じで、不明な点が多い報告です。
本当に見舞金自体が存在するのか、とても不透明です。

・見舞金として五万円の配布。
・資金源は不明(市議もはっきり分かっていない?)。
・被災地域(定義が不明、長岡市のほぼ全域?)に配布される。
・二月には配布される予定(方法不明)。


[210] 「知的財産推進計画」のパブリックコメントは昨日からスタート 投稿者:謎工 投稿日:2005/01/25(Tue) 12:42  

 消費者基本法第5条2項の怪条項「知的財産権等の尊重」(要するに、将来的に「輸入品や中古品を買うな」と言う義務を負わせたいらしい)と関係している話題でひとつ。
 政府・知的財産戦略本部は昨日から知的財産推進計画改訂のパブリックコメントを開始しました。

 去年は著作権法改悪案の国会審議と時期的にバッティングしたこともあり、寄せられた全意見の85%が「輸入権反対」だったそうですが今年はどうなるのか。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/pc/050124comment.html


[209] 「消費者基本計画」のパブリックコメント、〆切迫る 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/25(Tue) 12:26  

http://www.jc-press.com/news/200501/012503.htm

1月31日迄だそうです。
「誤った事実や論文、報告書を用いて業界とロビー活動をする学者を委員にしないこと」
「議事録はすぐさま公開すること」
「公明正大を保つために会議はWebで映像中継すべき」
「しつこく繰り返される誤った報道に関しては公的に文面で訂正、否定すべき」
「罷免制度を作るべき」
「報告書や決定事項には必ず”文責”を入れるべき」
とか、そういう細かいことも、投稿してみますね(^^

http://www.iijnet.or.jp/cao/seikatsu/opinion-keikaku.html


[208] Re:[207] [144] ずいぶんのんきな対応ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/25(Tue) 12:20  

http://www.cnr.it/istituti/FocusByN_eng.html?cds=094&nfocus=2
では、プリオンの土壌のエコシステムに与える影響をコンパクトにまとめてあります。
これによると、まだ、未知の部分が多く、農林水産省さんのご見解のように、ノー天気で安全と言い切ることはできないようです。
詳しい資料としては、"Biotic and Abiotic mechanisms of TSE infectivity Retention and Dissemination in soil". という名のプロジェクトに詳しいようですね。
そのほか、SSCによれば、こんなにたくさんの関連研究
http://www.lille.inra.fr/communication/lillelistofprojectsr_d.pdf
があるようですね。

http://www.cnr.it/istituti/FocusByN_eng.html?cds=094&nfocus=2


[207] Re:[144] 土壌汚染の観点から見たBSE 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/25(Tue) 11:54  

農水省より、お返事頂戴しました。例えば過去の酪農雑誌のいうように肉骨粉を与えていたとして、【吸収】、【分解】されない異常プリオン蛋白質は、どこにいってしまうのでしょう?与えれば与えるだけ牛が吸収すると言われたいのでしょうか?(^^;

===========

何時も情報をありがとうございます。
回答が遅くなりまして申し訳ございません。担当部局より、以下のとおり回答がありましたので、ご連絡致します。
なお、ご意見については、担当部署他に伝えさせて頂きます。今後ともよろしくお願い申し上げます。

「牛の糞尿中には、異常プリオンは蓄積・残留しないものとされており、牛の糞尿を原料としたたい肥の施用が異常プリオンにより土壌を汚染し、さらにBSE感染源となることはないものと考えている」

http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[206] Re:[205] [193] [192] [190] [189] Avian Flu 2004 タイの事例 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/25(Tue) 11:20  

Chaosさん。情報ありがとうございました。
ご紹介のthe New England Journal of Medicine
http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMoa044021
によれば、タイの家族のなかで、人から人への鳥インフルエンザH5N1が伝播したかの検証をしており、
家族の中の一人の女性が発症したのは、その家の鶏に触れた三-四日後であったこと。
彼女の母親が、離れた場所から、病気になった彼女を看病に来て、何の防護服等もなくて、16時間から18時間看病した後、肺炎で死んでしまったこと。
また、彼女の 叔母さんも、その死んだ母親が発症してから5日後に、発熱し、その一週間後に、肺炎にかかった(「死んだ」かどうか?)ということ。
この母親からの組織と、叔母さんからの鼻咽頭とのどから、綿棒で採取したものからは、A型H5N1の陽性反応が、RT-PCR法によって検出されたということ。
これらのことから、人から人へのH5N1伝播が疑われているということのようですね。



[205] Re:[193] [192] [190] [189] Avian Flu 2004 タイの事例 投稿者:Chaos 投稿日:2005/01/25(Tue) 10:38  

笹山様
The New England Journal of Medicineに2004のタイのケースの
研究結果が公開されました。
Probable Person-to-Person Transmission of Avian Influenza A (H5N1)
アブストラクトのURLです。本文もpdfで読めます。
ヒト-ヒト感染もありうるようです。
ご参考まで

http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/NEJMoa044021


[204] Re:[203] 待望のブログですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/25(Tue) 10:24  

まりちゃんさん。
待望のブログ誕生ですね。
ご自分のサイトですと、詳しいところは、どこまでも詳しく書けるというのが、魅力ですね。
貴重な情報源として、これからも活用させていただきます。
今日の8ch系で、アメリカ牛肉に替わってメキシコ牛肉を導入した外食レストランの社長の奮戦記が放映されていましたけれども、メキシコも、アメリカ・カナダと、運命共同体の関係なのですから、早晩、BSEリスクは到来するものとも思われます。
いえ、既に到来しているのも知れませんね。
「ママさん安心協会」は、あくまで、安心と思い込ませるためのものであって、決して、「ママさん安全協会」ではないことが、よく、わかりました。
下記サイト記載の「企業の皆さまから見た協会のスキーム」を見ますと、なんだか、タカリっぽいですね。

http: //www.5012.jp/mamasan/disp.asp?kno=3&cno=2&mode=GKEY&dorder=1& keyword=&dkeyword=【企業の皆さまへ:ママ協とは】&keyarea=&dno=2


[203] BSEなど食の安全や医療、感染症に関するつぶやきブログ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/25(Tue) 09:35  

食品安全委員会などの傍聴&それを取り巻く企業・学者さん・メディア・諸団体?の観察日記

笹山さん、ついに、未だにブログがよくわかっていない私も試しに作ってみました。URLが自動リンクされなかったり、見づらいですが、よろしくお願いします。

http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[202] Re:[198] また「特報首都圏」のアフィリエイト・カリスマ主婦特集で、NHKがチョンボ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/25(Tue) 08:16  

“犬にかぶらせろ!”http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20050125#nhk
で、私の198の発言を紹介してくださっている。
また、茨城の井手よしひろさんのサイト
http://blog.hitachi-net.jp/archives/12747739.html
では、この放送中にNHKが示した図について、
「ブログの威力はトラックバックにあることは事実ですが、NHKが言うところの管理者が意図して「トラックバック」を活用して、トラックバックからトラックバックを広げて、その内容を広めることは、果たして、できるのでしょうか」との疑問を呈されているのだが。
この場合、コメントの標的をNHKに向けるのか、カリスマ主婦に向けるのか、(突如として矛先が回転してしまった昨今のNH*対朝*新聞のような例もあるので、) ちょっと、難しいところだが。
でも、トラックバックを活用してのマルチ商法というのは、ある集団が組めば、できるのではないでしょうか。
いまブログで問題となっているコメントスパムは、ブログのコメント欄にスパムメールを押し付けるのですが、これのトラックバック版というのも、できるわけです。
も ちろん、コメントスパムのように自動的に送りつけることは難しいでしょうが、丹念に、手作業で、関係のありそうなブログサイトの記事を探し出して、そのク ラックバックURLを把握し、そこにトラックバックを打ち、同時に、後々のために、そのブログのRSSも把握していれば、組織的展開は可能なはずです。
今は停止しているアメブロのランキング稼ぎにしても、それと似たような手法が駆使されているようだ。
本来、トラックバックは、相手のサイトの引用をした場合に、「引用しましたよ」と、知らせるためにトラックバックをおくるはずなのだが、自分が書いた記事と関係ありそうなブログに対して、一方的にトラックバックしてくるようなケースが増えてきているような気がする。
それはそれで、ご親切でいいのだが、これがアフィリエイトだと、どういうことになるのか。
どうも外国の、アフィエイトと日本のアフィリエイトとが違うのは、その胴元が、見えるようで見えない、一見こぎれいで、欲の皮を隠した影の存在的なのが、事態をややこしくしているようだ。
ところで、服役中のアメリカのアフィリエイト主婦マーサ・スチュワート女史は、暮れに刑務所で行われたデコレーションコンテストで負けてしまったそうですね。

http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20050125


[201] 主婦、といえば。このNPO ママさん安心協会って何でしょうね? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/25(Tue) 08:14  

こんなセミナーもされているようです。

「賢いママさんの食の基礎知識セミナー牛肉編」開催しました!」 〜安心できる牛肉を子どもにたべさせたいママさんの勉強会〜
〜 主婦達は、BSE問題について情報に乏しく、輸入再開に関しては半数近くが望んでいる 〜

http://www.5012.jp/mamasan/disp.asp?kno=3&cno=3&mode=GLIST&dorder=1&keyword=&dkeyword=&keyarea=&dno=16
http://www.5012.jp/mamasan/index.asp

↑見てギョッとしたんですが、
実際のアンケート結果は「安全性が確認できれば再開すべき」61%〜50%、「まだ再開すべきではない」30%とありましたのでほっとしました。

「安全性が確認できれば」が抜けて、すごいタイトルに変換されてますね。まずくないですか?そこが一番重要な点なのですが。
「情報に乏しいから、再開を希望しているのだ」という風に言いたかったのかな?

副理事 二松まゆみさんのBSEに関する記事
http://www.google.com/search?q=%E4%BA%8C%E6%9D%BE%E3%81%BE%E3%82%86%E3%81%BF%E3%80%80BSE&hl=ja

8月18日のリスコミにも参加されておられるようです。
事務局は潟Rスモピアというところにあるようですね。

BSEに関しては、新しい知見や、内外のリスク管理の現状の情報がどんどん出てきているので、わかりやすい言葉でそれらも継続してきちんと主婦に伝えていただきたいですね。でないと古い誤った知識を伝えたままになりますから。


[200] Re:[171] 全農により米国黒豚が輸入されていた件と偽装流用と豚肉骨粉解禁と 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/25(Tue) 06:09  

黒豚偽装で揺れていた全農のニュースです。

ところでこれは、米国のBSE牛を食べたかも知れない豚(不自然な環境)の肉骨粉も結果的に「国産豚肉骨粉」として解禁されるということになりますが、プリオン専門調査会の委員は了承しているのかな?

全農に輸入事業の再検討指示 (NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/01/25/d20050125000021.html
農林水産省によりますと、全国農業協同組合連合会(全農)は、平成11年度から15年度までの5年間に、アメリカから輸入された黒豚、計5200トンを仕 入れ、食品メーカーなどに販売していました。これについて、農林水産省は同じように黒豚を生産する鹿児島県内などの農家と競合するもので、国内農家を支援 するという農協の役割を定めた農協法に触れるおそれがあるとして、25日、全農の幹部を呼び、国産の農産物と競合する輸入品の事業について、撤退を含めた 再検討を指示することになりました。全農では、このほか、全農本体や子会社が鶏肉やお茶の表示を偽って販売したり、子会社が輸入した黒豚が別の業者による 偽装に流用されたりするなどの問題が相次ぎ、農林水産省は、去年までの3年間で、6回の業務改善命令を出し事業を総点検するよう求めてきましたが、十分な 改善は見られないとしています。さらに、今回新たな問題が明らかになったことから、厳しい措置に踏み切ることにしたもので、農林水産省が全農に対して、一 部の事業とはいえ撤退を含めた再検討を指示するのは、極めて異例なことです。

<BSE問題>豚・鶏肉骨粉の利用解禁へ 処理は牛から分離
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050125-00000011-mai-soci

===
米国のFDA(食品安全局?)の声明
テキサスのBSE感染可能性の牛の肉骨粉は、豚に与えることは許可
http://www.fda.gov/bbs/topics/news/2004/NEW01061.html

19日のプリオン専門調査会の資料、以下はまだUPされてませんね。

第19回食品安全委員会プリオン専門調査会
平成17年1月21日(金) 9:30〜12:00
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai19/index.html
資料1-3:専門委員からの意見(記述に関する意見)(準備中)
資料2:豚由来たん白質等の飼料利用に係る食品健康影響評価の結果に基づくリスク管理措置の報告について(平成17年1月17日付け16消安第8044号)(準備中)

豚肉骨粉解禁の根拠になったと思われる平成16年6月18日のプリオン専門調査会の議事録
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai11/index.html


[199] 代表質問での審議拒否は、いただけませんね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/24(Mon) 22:21  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050124-00000013-yom-pol
によれば、代表質問の最中に野党側が退席したのは現行憲法下では初めてとのことである。
あまりいただけせんね。
このような前代未聞は。

http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/


[198] また「特報首都圏」のアフィリエイト・カリスマ主婦特集で、NHKがチョンボ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/24(Mon) 21:05  

“犬にかぶらせろ!”
http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/
で 知ったことなのだが、前にも、新潟震災直後に、『首都圏ネットワーク』で、カリスマ主婦アフィリエイター特集をして、物議をかもしていたNHKが、今度 は、「特報首都圏」で、特定の映画会社と組んでのアフィリエイターの活動の裏話を放映してしまって、騒動を起こしている模様。
どうも、この番組担当には、私生活に戻ると、アフィリエイター主婦になるという二重の顔の人がいるのではないのか?と、かんぐりたくなるような。
こういうのは、インサイダー放送とでもいうのかな?
で、これhttp://www.wmstyle.jp/archives/2004/12/19_044029.php
が、ブログ主婦たちに、いかにも素人っぽく書かせた映画批評で、NHKの「特報首都圏」で、このサイトのひも付き振りを知ってしまったブログの読者たちが、コメントで怒りまくっているって言うわけ。
中には、こんな意見も。
「ここに書いてある事が信じられなくなりました。ショックです。最悪です。お金儲けのツールに使われていたんですね。メルマガも解約します。」
まさに「あららー。やっちゃった。」っていう感じなのだが。
トラバの欄の皆様は、お仲間ってわけかな?
テレビ通販でも、後ろのほうで、「へぇー」とか、「いいわね」って言っていますよね。あの役割でしょう。
このカリスマ・アフィリエイト主婦のご本業は、「らむね的通販生活」らしい。
ウェブサイト版の催眠商法って感じだし、ひょっと間違えば、フィッシング詐欺にもなりうる危険な綱渡りをされているようですね。
この番組で放映された、ブログ主婦の役割分担が、それぞれのブログの映画評にどう反映されたかを検証している方が、このサイトhttp://overlasting.hn.org/ (1月23日分)におられるのだから、恐ろしい。
この方、
「アナウンサーが登場。ブログを「ブ」にアクセントを付けて発音している。この発音だと英語表記との整合性が取れない。私はブログの発音はギャル発音のカレシと同じで良いと思う。」なんて書いてある。
なるほど。そういうの「渋谷系」っていうんでしたっけ?
その後が細かい。
「その瞬間、青山直美さんが記述するホワイトボードには以下のような記述がなされていた。
湯河原→主婦目線
あかね→クリエイター目線
村山→全体的
樋賀→クリエイター目線
まお→見ていない人の立場
田村→グィネス・パルトロウ
  →TV 雑誌
検証してみようか。」

で、検証の結果は、ずばり、それぞれ、ホワイトボードの役割を忠実にこなしていた。
IT時代のサクラもつらいもんですね。
この方も、この問題について、ここ
http://nais.to/~yto/clog/2005-01-22-2.html
で論じている。
まぁ、日本では「アフィリエイト」なんてこぎれいな言葉で言っているが、内容は、まさに、MLM的あこぎな手法であることを、もっと社会は、厳しく見ていかなければならないんじゃないんだろうか。

http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/


[197] Re:[196] [176] [174] 食品安全委員会の議事録やアンケート結果が滞っている件について問い合わせご報告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/24(Mon) 19:00  

そうですか。
異常事態ですね。
特定の方が出席された会の議事録だけが遅れていると解釈したほうがいいですかね。
体のいい、ストライキです。
こんな方法もあったのですね。
文責は、事務局にして、議事の後は、委員の方の訂正は認めなければいいのです。
つまり、食品安全委員会の皆さんのご発言は、 「綸言、汗の如し」 なのです。
その点、アメリカは、早いですね。

http://www.financialexpress.com/fe_full_story.php?content_id=80504


[196] Re:[176] [174] 食品安全委員会の議事録やアンケート結果が滞っている件について問い合わせご報告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/24(Mon) 15:36  

笹山さん、こんにちは、4ヶ月間、議事録やアンケート結果公開が滞っている件について、食品安全委員会に本日電話して理由を伺ってみました。

理由は、「(食安委の他、省庁にも)出席者に議事録確認を依頼しているが、まだ回答が返ってこないから」ということでした。
(食安委は【○月○日までに提出、と期限を区切り、変更があれば期日までにお願いします】というスタイルでされていると思うので、回答なければそのままUPされるべき、というかそれが通常だと思うのですが。)

そして、「アンケート集計結果」については誰に了承を取る必要があるんでしょうか?

要 望として、「中立公正で透明な食品安全委員会なのですから、早急な議事録UPをお願いします。再度出席者に期限を区切り通知してください。そして掲載が遅 れた理由と、再通知した場合そのことを国民にも公開してください」、と伝えたら、食品安全ダイヤルご担当の方も「私達も早くUPしたいと考えて困っている のです、(出席者への再通知云々を公開することは無理だと思いますが)要望として担当部局に伝えておきます」とのことでした。ご担当の方には誠にお気の毒 ですが、公開意見交換会なのですから、こういうことはきっちりしていただかないと、困りますよね。

ちなみに「誰から返答がこないのか?」は教えてもらえませんでした。

もう4ヶ月。アンケート結果もUPされていないことを考えると、ただ「忙しい」だけには見えませんが。

> 平成16年9月16日議事録準備中
> 平成16年9月18日議事録準備中
> 平成16年9月27日議事録あり
> 平成16年9月28日議事録あり
> 平成16年10月6日議事録準備中
> 平成16年10月8日議事録準備中
> 平成16年10月19日議事録準備中
> 平成16年10月29日議事録準備中
> 平成16年12月7日議事録準備中
> 平成17年1月17日議事録準備中
>
> 特にこのうちの平成16年9月16日と平成16年9月18日とですかね。
> アラマ!!、当日の主催者側の出席者は、いずれも強硬派のみなさんが多かったようで。
> ひょっとして、その関係?

http://www.fsc.go.jp/koukan/dantai_jisseki.html


[195] 「IT大国インドは、国内のITの可能性に目をむけなかった。」との反省 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/24(Mon) 08:28  

http://www.financialexpress.com/fe_full_story.php?content_id=80504
は、長い間CMC Ltdの幹部であったS S Ghosh氏
http://www.india-today.com/ctoday/01081999/grfx/15a.jpg
のIT 大国インドに対する苦言であるが、この中で、Ghosh氏は、インドのIT産業がインド国内のローカル市場を開拓しなかったら、インドは、決して、「IT に習熟・精通した国」(IT-savvy nation)にはなりえず、他の諸国と同じ、単なる「ITに優れた国々の中の一員」(a country with islands of IT excellence)にとどまるであろう、といっている。
ITも、単なる輸出産業のためのIT化ではなく、自らの国の生活の足元からのIT化を果たすことが、ほんもののIT大国であるということを、Ghosh氏は言いたかったのかもしれない。
今回のスマトラ沖地震津波で、インドは、カルパカムの原子力施設は守りえても、多くの沿岸国民を守りえなかった。
ごく簡単なIT技術の国民へのおすそ分けで、多くのインド国民を津波から守ることができたはずである。
「国にとっての技術」と「民にとっての技術」との乖離を感じる。
IT技術が産業的には浸透しえても、生活面では浸透しえなかつたという跛行性(はこうせい)が、今回の惨事を生んだとも見て取れるからだ。

http://www.financialexpress.com/fe_full_story.php?content_id=80504


[194] 「加藤の乱」今度は成功 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/24(Mon) 07:40  

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050124AT1E2300R23012005.html
では
「山 形県知事選は、加藤紘一氏ら3人の自民党衆院議員が党内を分裂させてまで擁立した新人候補が現職との大接戦を制した。知事への権限集中に国会議員の警戒心 が強まっており、地方版「加藤の乱」はこの流れに乗り、勝利を収めた。これまで知事選は与野党相乗りが大勢だったが、他の知事選でも山形と同じような波乱 が生じる可能性がある。」
との見方だが、私もそんな感じがする。
「現職推薦」「勝ち馬に乗る」という与野党問わない姑息な政党の方針に、今回の「加藤の乱」は、匕首を突きつけた形だ。
政党の形骸化と、民意との隔たり、これに終焉を告げるのは、これから始まるであろう全国各地での「ミニ加藤の乱」なのかもしれない。
加藤さんは、今回「首長や社長の声で住民や社員が動かない時代になった。一人ひとりの判断で投票するとき。県民にじかに問い掛けたい」と主張されたそうだ。
ポピュリズムを駆使して、「われこそは、民意の代表なり」と錯覚されているような知事さん(が、おられましたら)、明日はわが身と思い知れ。

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050124AT1E2300R23012005.html

[193] Re:[192] [190] [189] InternationalSOS 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/23(Sun) 21:22  

Chaos さん。
なるほど、損保関係の会社とつながっているのかと、調べましたら、日本では、安田火災さんと提携されていますね。
これらのセキュリティ情報が、早く入るほうが、保険会社にとっても、保険をかけた人にとっても、ベストなはずでしょうから、共存共栄の関係なのでしょうね。
いいサイトのご紹介、またまた、ありがとうございました。
ところで、ここでのSARSとは、Severe Acute Respiratory Syndrome の意味だったんですね。


[192] Re:[190] [189] InternationalSOS 投稿者:Chaos 投稿日:2005/01/23(Sun) 12:11  

笹山様

recombinomicsの記事は、報道に対して、解説がついているところが、異色です。社名に使っているだけあって、組替え(変異)に関する、見方が独特ですね。

災害、災厄の専門サイトというのがありました。
http://www.internationalsos.com/members_home/SARS/index.cfm
http://www.internationalsos.com/members_home/AvianFlu/
http://www.internationalsos.com/members_home/Tsunami/
ここも情報がある程度早い感じです。災害別に時系列になっているので、経過を見るのに便利です。



[191] 国際戦略センタの「国際戦略リンク集」に、この掲示板がリンクされています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/23(Sun) 10:16  

「情報収集サイト」
http://www.geocities.jp/tsumih0422/link21.html
に、リンクいただいております。
光栄なことです。

http://www.geocities.jp/tsumih0422/link21.html


[190] Re:[189] 気になるニュースが入っていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/23(Sun) 06:06  

Chaos さん。
そうですね。
当方も、津波やBSEやノロウィルス問題にかまけて、やや、鳥インフルエンザ問題に、手薄の状態が続いていました。
ただ、68にも紹介しておきましたように、WHOは、かねてから、東南アジアの旧正月-ベトナムでのテト-がちかづくにつれ、ヴェトナムを起点にした、鳥インフルエンザの大ブレークを警戒してきました。
ご紹介のサイトhttp://www.recombinomics.com/whats_new.html
のなかに、気になるニュースがありますね。
http://www.recombinomics.com/News/01220504/Vietnam_Recombinants.html
ですが、ヴェトナムでの二人の死者について、昨年型のH5N1 が検出されなかったということは、今年の血清型インフルエンザA型
http://homepage3.nifty.com/takakis2/virus-name.jpg
は、ヴェトナムの南地方と北地方で、昨年のものから、変異を見せているのではないかということを書いていますね。
しかも、人間をレセプターにしての変異は、昨年より猛毒の鳥からヒトへのインフルエンザ流行の脅威を秘めているといっていますね。
貴重な情報源のご紹介、ありがとうございました。


http://www.recombinomics.com/News/01220504/Vietnam_Recombinants.html

http://homepage3.nifty.com/takakis2/ai.htm


[189] Avian flu のニュースが早いサイト 投稿者:Chaos 投稿日:2005/01/23(Sun) 01:04  

最近、津波の陰に隠れて鳥インフルエンザニュースが少ないようですが、ベトナムの状況が悪化しているようです。
妙に、情報が早くて、詳しいサイトがGoogle Newsでヒットしたので、ご参考まで。抗体検査のベンチャーのようです。
WHOのサイトも、ここ数日、頻繁に更新されています。
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/

http://www.recombinomics.com/whats_new.html


[188] 「風、疎竹に来たる、風過ぎて竹に声を留めず」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/22(Sat) 18:12  

16で「梶山静六死に顔に笑みをたたえて」という本を紹介したところ、結構反響があるようだ。
もちろん、本の題名の奇抜さも、手伝ってはいるのだろうが、16で紹介した「梶山静六再評価論」http://red.ap.teacup.com/sunvister/56.html
は、もしかして、ほんものなのかも?とも思える昨今だ。
で、またも、この本を、失礼ながら本屋で立ち読み(なんせ、リナックス型オープンソース利用の読書スタイルなもんで、買わないで、すみませんね。)したのだが、巻末に梶山静六さんの好きな言葉として、菜根譚八十二にある、次の言葉を紹介してあった。
「風来疎竹、風過而竹不留声、雁度寒潭、雁去而潭不留影、故君子事来而心始現、事去而心随空」
(風がまばらな竹やぶに吹くと、ひとときは風に鳴るが、吹き過ぎてしまうと元の静けさに立ち返って、竹やぶは、何の声も留めない。雁がねが澄んだ淵の上を飛ぶと、ひと時は水面に影を落とすが、飛び去ってしまうと元の静けさに立ち返って、淵は、何の影も留めない。それゆえに君子というものは、事が生じて初めてそれに対応する心が現れ、事が去ればそれとともに、心は空になるものであって、後々まで執着するものではない。)

で、政治家に当てはめてみた場合、政治家が、「風や雁がね」なのか?「竹やぶや淵」なのか? によって、解釈に、大分、違いが出てくるにせよ(大方のひとは、「風や雁がね」だというでしょうね。つまり、ノイジーな存在という意味で。逆に市民や国民は、「風や雁がね」なのか「竹やぶや淵」なのか、どっちなんでしょうね。ホピュリズム論から言えば、「風や雁がね」なんでしょうし、市民性善説から言えば、「竹やぶや淵」なんでしょうし。意味深な言葉です。)、なるほど、いい言葉ですね。
政治家の覚悟というものが感じられる言葉です。
そして、同時に、政治家の持つ寂寥というものも、感じられますね。
で、もうひとつの梶山さんがお好きだったことば「愛郷無限」については、ちょっと、リップサービス的な感覚があって、私としては、どうも、という感じであったが、この言葉も、「ミクロを通して、マクロの問題を突き詰める」という意味であるのなら、意義はあるだろう。
ドイツ的に言えば、die Unbegrenztheit der Liebe fur Heimat(the infinity of the love for homeland)
とでもいうんかな? 

http://www.google.co.jp/search?q=cache:GJtv5LGNpboJ:vip.sina.com.cn/cgi-bin/mydocument/share_down.cgi/C48ERfjPc4fOyJfOjKfLnPfLj2fOk2qouItBhItAuLu5d-8Pg/:%255E%255EY0FoZ0VtcGFt:/%255E%255EY0FoZ0VtcGFtXyEtZG7i/caigentan_1.doc+%E8%8F%9C%E6%A0%B9%E8%AD%9A&hl=ja&lr=lang_zh-CN|lang_zh-TW


[187] 「プログレ鍋」って、なんじゃ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/22(Sat) 17:34  

http://d.hatena.ne.jp/kataru2000/?of=15
での定義によると
「プログレ鍋はプログレを聴きながらプログレッシブな鍋をプログレッシブに食うイベントです。そーなのです。」
これじゃわかんないですね。
で、プログレの音楽とは、プログレッシブ・ロックということで、このサイト
http://www.gepr.net/
の下のほうに、ずらずらーッと書いてあるような曲なんだそうだ。
具体的には、下記のサイトのMP3で、ご確認ください。
で、まだ、わかんないのが、「プログレッシブな鍋」ってのだが、おそらく、「それまで誰も聴いたことの無いような音楽を大衆音楽のレベルで生み出そうとした音楽」というような意味から連想すれば、熊谷喜八流無国籍料理的または、多国籍料理的な鍋って言う意味かな?
最後の「プログレッシブに食う」ってのも、わかりませせんね。
「作法かまわず」って意味に捉えましたけど、どうでしょうかね?



http://search.singingfish.com/sfw/search?query=Progressive+Rock+&a_submit=1&aw=1&sfor=av&dur=a&fmp3=1&freal=1&fwin=1&fqt=1&cmus=1&cmov=1&crad=1&ctv=1&cnews=1&cspt=1&cfin=1&coth=1&rpp=10&persist=1&x=28&y=21


[186] 「ゆうくんの日記」に、私のブログの記事が紹介されています。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/22(Sat) 17:11  

http://mikilab.doshisha.ac.jp/~yu-kiqn/nikki/archives/2005/01/post_94.html#more
に、例の国連アナン事務総長が津波援助の各国のせり上げぶりを「美人コンテスト」と発言したという読売新聞の記事の間違い振りを指摘した記事「「津波被災国への援助競争は、美人コンテストに似たり」との発言の詳細。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=186
を紹介していただいてあります。
ありがとうございました。

http://mikilab.doshisha.ac.jp/~yu-kiqn/nikki/archives/2005/01/post_94.html#more


[185] 社会保障の内部化の時代なのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/22(Sat) 17:03  

garyo さん。
社会保障があてにならない、政策があてにならない、企業社会があてにならない、そんな時代を反映したアンケートの結果ですね。
社会保障の内部化の時代到来といえるかも知れません。
いろいろな形での社会保障の内部化が考えられるでしょう。
大家族化による、社会保障の内部化なんてのも、ひとつのスキームになるかもしれませんね。
家計の内部化と外部化、社会費用(保障)の外部化と内部化、そのマトリックスで考えると、面白い考え方ができるのかもしれません。
家計も社会費用も内部化すると、自給自足経済。家計も社会費用も外部化すると、社用族ってとこですかね。


[184] 望む将来は「安定した生活」「結婚」 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/22(Sat) 13:41  

−1986年以降に生まれた10代女の子の実態 −
博報堂生活総合研究所による調査だそうです。

大変そうだなと思いました。
--------------------------------------------------
1番多く挙げられた理由は「年金がもらえない」。「どれだけ働いてお金を納めても、どうせ年金は少ない」「年金問題、政治関連のツケは私たちの世代にくると思う」といった声が聞かれました。2番目に多く挙げられた理由は「仕事がない、不景気だ」という理由。「不景気で上の世代の尻拭いをしているように感じる」「景気が悪いのに年寄りの面倒も見なくてはならないし、税金も多い」との声が聞かれます。その他、多く挙げられたのは「教育制度がコロコロ変わる」など、受験・教育・勉強で損をしているという回答

http://www.athill.com/INFO/NEWS/main_050114.html


[183] 寺田雅昭委員長のコメント(日本農業新聞) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/22(Sat) 11:02  

BSE国内対策見直し 「意見交換会」で議論 [2005年01月21日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?7
から抜粋です。
「寺田雅昭委員長は「中間とりまとめ自体の理解は広がっているようだ。消費者が不安に思う点も分かった。参加人数を増やす議論が必要だ」と評価した。」

中間とりまとめを作成したプリオン専門調査会委員メンバーも理解不能なものを、消費者が理解できるものでしょうか。

食品安全委員会への不信を生む発言ですねー(^^;




[182] Re:[181] [172] [171] 若齢かどうかによって、牛の感染価をディスカウントするという考え方も邪道ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/22(Sat) 10:03  

まりちゃんさん。
そうですか。
まだ、食品安全委員会のなかにも、良識はあったということですね。
でも、12月22日第18回会議の議論の中で、「牛の若齢度によって、牛の感染価を割り引く」という考え方が示されていたのも、おかしい考えかたですね。
本来は、仮の指標をステロタイプ化して、あらゆる理屈付けに適用・応用してしまうという、けしからぬ考え方です。
SSCが言っているように、あくまで、この感染価というのは、ひとつの指標であって、これが一人歩きして、改ざんされるというのは、本来あるべきではないのでしょうね。
「SSCとしては、cattle oral ID50(CoID)を、単なるひとつの指標として、ここでは使っているということ、そして、いまだ分かっていないhuman oral ID50(HoID50)の概念と混用して使われるべきではないということを、強調しておきたい。」と、SSCは、言っています。
(3.3.2. Exposure
Exposure of humans to the BSE-agent depends on the source and the route by which it reaches the consumer.
As the dose response relationship for humans is not known, it is proposed to present the level of exposure in terms of consumption of defined amounts of the BSE agent, measured in Cattle Oral Infective Doses (CoID). However, the SSC wishes to emphasise that the CoID50 is used in this opinion only as an indicator and should not be confused with the Human Oral Infective Dose (HoID50),which is not known.
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/04/dl/s0417-4c.pdf
の10ページより転載)

どうも、このような感染価のミスユースの流れは、USDAお気に入りのハーバードリスク分析センターあたり-http://cattlefeeder.ab.ca/herd/bse011201-1.shtml や、下記サイト参照-から、始まっているように感じられます。

参考 12月22日の感染価についての事務局の説明と吉川座長の説明

事務局
「Cの20ケ月齢以下の牛の感染価についてでございます。Bまでは、どれぐらいの感染の牛が何頭出てくるかという、頻度がどのくらいかということが論じられていたわけですけれども、Cにおいては、では、そういう牛がどのくらいの感染価を持っているかということが論じられてございます。3つの仮定を置いてございます。成牛の脳1g当たりの感染価を10ID50と仮定しますと、1頭当たり8,000 総感染価になるということでございますけれども、それの20ケ月齢以下の牛については、その500 〜1,000 分の1の感染価であると仮定を置いたと。」

吉川座長の説明
「今回のリスク評価が若齢牛だからそこで感染価の重み付けをしないと、フルの牛の感染価を使ったら、これは全く科学的にばかげたことになるんで、それで感染価の重み付けに戻ってきているんで、ちょっとわかりにくいかもしれませんけれども、そういう意味では最初に書いたように、2003年半ば生まれ後の若齢牛のリスク評価をするというのは、今回の最終目標ですから、それに関して必要な要素は何と何であって、それをどういうふうに上積みして、最終リスクの評価に持ってきたか。私はそんなにわかりにくいとは自分では思っていなかったんですけれども、自分の頭からワープしているということがあるのかもしれません。 」
「Cのところは人への感染価ではなくて、その感染価で来て、 21Dの「従って」以降のところで、牛で測ったものを人に外挿すればどうなるかというけれども、今回はやりません。そこに種の壁はあると、それはこの前議論したんです。この前、中間とりまとめのときに、そこを幾ら議論してもわからないから、人への感染価という表現は今回取らないで、牛ので取っていて、そこから人に外挿するということは、この4番のところでおしまいにしてしまおうというこの前の方針だったので。」
「このCのところでは、人への感染価という表現は出てこない。これは計算上のものですから、上から順次その感染価がおりてきて、Dのところで始めて人を対象に、ここで評価できた牛での感染価をどう考えるかということを述べるというふうな筋立てになっていたんですけれども、どこかで文言がずれました。」

ちょっと、ワープしすぎですね。(笑)

その後、北本専門委員から「 これは、はなからおかしい。」とのジャブがあった後、
金子座長代理からのとどめの一突き

金子座長代理の指摘
「 それは私も後で申し上げようと思ったんですが、今の感染価の(1)成牛の500 〜1,000 分の1、そこが一番私も引っかかっていて、これはたたき台ですから、たたかれるために皆さんの前で議論すべき点だと思って、あえて何も申し上げませんでしたけれども、まさにそのとおりだと思うんです。だれも感染価が成牛の500 分の1、1,000 分の1というのは科学的にデータがないという点は、もしもデータがこれしかないから、これを採用するんであれば、そういうきちんとしたただし書きというか、誤解を招かないようなことをすべきだし、そんなことはするべきじゃないというのであれば、それは各専門委員の御意見に従って検討し直すべきだろうと思います。 」
「要するにBSEの感染牛がどのくらいいるか。ここはディスカッションしていけばいいと思うんですけれども、Cのところが、感染価が、これが果たして本当に国際的な批判に耐えるかどうかという、今の500 分の1、1,000 分の1がウエスタン・ブロットの値だけであって、感染価をそれで推定する点もそうですし、以下の仮定で数字が出たことをどのくらいライアブルと思っていただけるかというのが、少なくともAB、最大推定BSE感染牛 25の頭数に比べると、ちょっと違うんじゃないか。」


http://www.hcra.harvard.edu/pdf/March2002.pdf


[181] Re:[172] [171] プリオン調査会は、混沌としていますね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/22(Sat) 09:32  

> それと、12月18日に議論があった「牛の感染価と人の感染価とを混同している」という議論は修正されたのでしょうかね。

笹山さん、上記については資料1−3に大幅に修正が入っています。赤や緑で修正されてるんですが、頂戴した資料がモノクロのため間違いがあるかも知れないので、原文がUPされるまでお待ちください。(UP資料がモノクロだったら泣けますが)

一つだけ、その側に記載されていたコメントをUPします。
「いい加減な推測で数字を出さないこと!科学でもなんでもなくなる。」「数値を仮定した根拠が不明」「この部分は不確実性が大きく、書くのは不適当と思われる」
以上です。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html


[180] 農水省に「消費者の部屋」という素晴らしいサイトが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/22(Sat) 08:11  

月曜日になったら、「概要」だけでなく「議事録」もUPくださいますようお願いの電話をしてみます。速さの点では「概要」も必要ですが、正確さを期す点では「議事録」は重要ですよね。そして「概要」や「まとめ」を作られた担当者の記名も欲しいところですね。
特に、食安委のほうは「透明さを保つために」作られたんですから、中間とりまとめ案を作った事務局の方や、リスコミ意見をまとめられた方の署名も頂きたいところです。

http://www.maff.go.jp/soshiki/syokuhin/heya/HEYA.html


[179] Re:[177] [175] [155] アメリカ大使館のサイトを見たほうが、早いし詳しいというのは、どうもですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/22(Sat) 08:09  

アメリカ大使館のサイト
http://japan.usembassy.gov/
のほうが、詳しいし、早く、資料を公開していますね。
本当に、こまったものです。日本側の対応は。

http://japan.usembassy.gov/pdfs/wwwf-bse20041112.pdf


[178] Re:[175] [155] グレーダーが犯す興味深い誤差の研究 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/22(Sat) 08:04  

まりちゃんさん。http://www.agmrc.org/beef/info/graderbiasinmarkets.pdf
に、興味深い記述がありますね。
HTMLバージョンは、
http://www.google.co.jp/search?q=cache:iRKAs5AlCKMJ:www.agmrc.org/beef/info/graderbiasinmarkets.pdf+GRADER+++cattle&hl=ja
ですが、ここで、実際の格付けが「1」の場合、多くのグレーダーは、「2」か「3」というそうです。
何しろ、グレーダーは、1日に何百頭の格付けをしなければならないのですから、1頭当たりの格付けにかける時間は、わずか2-3秒、このような神業の格付けに、日本の食の安全は、これからゆだねられるというわけですね。
それと、統計学者さんのご意見なんですが、どうも分からないのは、デファクトスタンダードであるアメリカの格付けについて、精緻な統計学的観点から物もうしても、ザルを顕微鏡で見るようなもので、見えるのは、隙間だらけということではないんでしょうかね。

http://www.google.co.jp/search?q=cache:iRKAs5AlCKMJ:www.agmrc.org/beef/info/graderbiasinmarkets.pdf+GRADER+++cattle&hl=ja


[177] Re:[175] [155] 牛の月齢の検討会農水省のHPに概要がUP 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/22(Sat) 07:46  

農水省のHPに牛の月齢の検討会概要が出ていました。資料はまだですね。
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/geturei_kentokai.htm

やはり議事録はちゃんと出していただきたいですよね。
とくに公開されているものに関しては。




[176] Re:[174] 議事録掲載がストップしているリスコミは?投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/22(Sat) 07:34  

まりちゃんさん。
逆に言えば、議事録掲載がストップしているリスコミに、公表をはばかりたい部分の意見が合ったということなのでしょうね。
平成16年8月4日議事録あり
平成16年8月24日議事録あり
平成16年9月16日議事録準備中
平成16年9月18日議事録準備中
平成16年9月27日議事録あり
平成16年9月28日議事録あり
平成16年10月6日議事録準備中
平成16年10月8日議事録準備中
平成16年10月19日議事録準備中
平成16年10月29日議事録準備中
平成16年12月7日議事録準備中
平成17年1月17日議事録準備中

特にこのうちの平成16年9月16日と平成16年9月18日とですかね。
アラマ!!、当日の主催者側の出席者は、いずれも強硬派のみなさんが多かったようで。
ひょっとして、その関係?




[175] Re:[155] 牛の月齢の検討会傍聴で特筆すべきこと 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/22(Sat) 07:03  

遅くなりましたが、報道されている以外で、委員の発言要旨で印象的だったものをUPします。

◆明星大学 理工学部教授 広津千尋委員(統計学)
「今回米国が出したデータサンプルは私が要望していたものと違う。要望していたものは、”こういうサンプルを何度も続けて調査したときのデータ”であり、統計学的議論がなく、期待されるものではなかった」
「最後のコメントとして、これで検討することになるが、このデータに基づいて、探索的なものとなる。(こういうものは)クリニカルトライアル(臨床試験?)を経て、検証試験をしてから、ベリファイズするのが常識であり、検証試験が必要だと考えています。」
「A40についての月齢のカットポイント(一番数値が高く徐々に数値が減る分岐点)から急激にゼロになる(18ヶ月以上に数字が出てこない)ことについて不自然さを少々感じています。」(他のA50やA60はカットポイントからも数字がだらだら続いています)

◆社団法人日本食肉格付協会 規格専門委員長 中井博康委員
「(これらデータについて)”文章化する必要があると思います」←(論文にすべきということか)
「骨格についてはある程度の相関関係があるのはわかりましたが、肉色は違いがでるので難しい。品種、運動量、ストレスなどによって色は変わります。」

アメリカの研究者からの情報
「年間3500万頭と畜。USDA GRADER(格付け員)は160人」

そこで私の疑問です。1頭あたりのチェック時間は何分?何秒?

最後に、百歩譲って、月齢と肉質についてだけの会議をしていると考えても、米国の言い分だけを聞き、論文にもなっていないものを、広津先生のいうように「検証試験」なしで判断されたらたまったものではないと思いました。



[174] 本日のプリオン調査会の様子の続き リスコミの意見の扱いについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/22(Sat) 07:01  

おはようございます。
山内一也委員から、リスクコミュニケーションで出た意見や質問を取り上げるべきだ、という意見が出されました。しかし、小野寺委員から、「私が出席したリスコミ(50回の間の1回?)では、8割がリスク管理部門への意見であったので、そのまま受け止めるのはどうかと思う」という意見が出されました。

結局、「こういった意見が出た、それに対するプリオン専門調査会の回答はどうだ」といった例を載せるべきだ、という話になったと思うんですが、しかし、その「リスコミで出た意見のまとめ」がこれに毛が生えたようなものなのです。(12月22日時点!の資料)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai18/prion18-sankousiryou5.pdf
↓昨日配られた資料はまだUPされてません
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html

事務局の西郷さまが、「つい最近リスコミが終わったばかりなのでまだ追加点はある」といわれておりましたが、このまとめが、「消費者の意見」とされたら、たまったものではないと思いますし、中間とりまとめ案の科学的でない部分や数値のおかしさについても、下記意見交換会の発言者提出資料や議事録、アンケート結果などで十分、指摘されています。
http://www.fsc.go.jp/koukan/dantai_jisseki.html
小野寺先生曰く、「8割方がリスク管理部門に関する意見」というならば、残り2割の、評価部門に対する意見を事務局は拾い上げてプリオン専門調査会にあげるべきではないでしょうか?この部分は聞き捨てならないと思いました。食安委にも申し出ようと思っています。

しかも、例の、笹山さんが、【中間とりまとめ案の不可思議な文言作成経緯】について指摘された、9月16日のリスコミの時点で、アンケートや議事録の更新はストップしたままなのです。その次の2つの議事録は先にUPされてるようですが。(^^; なんかへんに見えちゃいますよね〜。

議事録が50ヶ所全国行脚されている事務局スタッフの皆様の机の上に溜まっており、対応が遅れている、というのはご尤もで、お疲れ様です、とも思うのですが、これら議事録やアンケート結果が揃う前に、あのような、(ちと恣意的にも見える)「意見まとめ」をされ、それをもってプリオン専門調査会で「リスコミでの意見」とされるのはいかがなものかと思う私でございました。


[173] 「理想論に焦点をあわせ、具体論を回避したブッシュの就任演説」とのニューヨークタイムズ紙の評 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/21(Fri) 22:37  

今日のニューヨークタイムズ紙http://www.nytimes.com/2005/01/21/national/nationalspecial2/21assess.html?pagewanted=1&th&oref=login
ブッシュ大統領の就任演説について、「理想論に焦点を置き、具体論については回避した演説」(The President's Speech Focuses on Ideals, Not the Details)との評をしている。
特に、演説の中から、「イラク」「アフガニスタン」「セプテンバー11」「テロリズム」の言葉が消えたのは、何よりも、ブッシュの最初の任期の4年間が、いかにそれらのキーワードの示す危機と論争に忙殺された4年間であったかを、そのまま、示しているという。
そして、二期目のブッシュは、アメリカという国の自由という信条を構築するための切れ目のない戦いと奮闘をするということを、そのまま、示しているとしている。
演説の中には、ウイルソンから始まって、ケネディにいたる自由に関する就任演説を引き合いに出し、「世界中の圧政に終止符をうたせることが最終目的」との誓いをしたが、それが、成し遂げられたか、成し遂げられなかったかは、歴史家の評価に任せるしかないと、ニューヨークタイムズ紙は、突き放している。
そして、ブッシュ大統領の雄弁さと地球の現実とのあまりの乖離、アメリカ議会と中東とのあまりの乖離は、残されたままであり、ブッシュの理想を実現化することは、国内でも国外でも、簡単ではないとしている。
また、ブッシュ大統領の演説における高邁さと、伝道師的熱意さ、それ自体が、図らずも、「イラク侵入と、イランや北朝鮮の独裁主義体制への脅しに見るブッシュの行動が、世界や市民から誤解されているのだ」ということを、ブッシュ自ら暗黙に認めていることを示しているにほかならないとしている。
ブッシュ大統領は、わずか20分程度の今日の就任演説で、自由という言葉を25回も使ったという。
そして、「もし、アメリカ国民が(世界の圧政打破のために)立ち向かうなら、われわれも、立ち向かうであろう。」といったという。
しかし、ニューヨークタイムズ紙は、「どうやって、いつ、どこで、立ち向かうのか?」といっている。
圧政かどうかの恣意的判断は、避けるべきであるからだ。

http://www.nytimes.com/2005/01/21/national/nationalspecial2/21assess.html?pagewanted=1&th&oref=login


[172] Re:[171] プリオン調査会は、混沌としていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/21(Fri) 19:39  

まりちゃんさん。
この中での「20ヶ月齢以下のみならず、」以下論は、小野寺氏対品川氏のバトル戦の材料ですね。
ここでの「なお、---のみならず」は、あくまで、非定型BSE をBSEではないとする小野寺さんの論拠を補強するものにしか過ぎないのでしょう。
それと、12月22日第18回会議に議論があった「牛の感染価と人の感染価とを混同している」という議論は修正されたのでしょうかね。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=43
にも書きましたように、SSCは、その混用を戒めていますね。
カナダの例を見ても分かるように、飼料規制のリーケージは、牛以外への豚・鳥・ペット向け飼料の末端段階での混用・交差汚染から始まっているということを、もっと認識すべきでしょうね。


[171] 本日のプリオン調査会の様子 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/21(Fri) 18:39  

笹山さんこんばんは。本日のプリオン調査会の資料は興味深かったですよ〜。まだHPに掲載されてませんが、たぶん多くのメディアが報道しないと思うんで、いくつかトピックをピックアップしますね。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html

まず、資料1−1 専門委員からの意見から。。
・(中間とりまとめ案について)委員会からの依頼・論議もないまま作製されたものであり、また、内容には独断と誤りも見られたので指摘したが、中立ではなく何か”ある種の意図”のようなものを感じる。白紙から作り直したほうがよいのでは?
・第18回プリオン専門調査会で議論されたように、書き方を修正すべき。

そして、
資料1−3「専門委員からの意見」の修正案では、以下の文章を削除すべき、と、訂正線が。
「なお、本調査会は、20ヶ月齢以下のみならず、延髄閂部の異常プリオンたん白質が現在のBSE検査の検出限界量に達していない場合には、21ヶ月齢以上のBSE感染牛においても検出することができない点を指摘しておきたい。」←これに訂正線が入ってます。

また、上記の5ページ目にはこんな文言も。
・なぜ年齢(月齢)にこんなに拘るのか?汚染飼料の性格から多くの場合、生後まもなく感染すると推定され、見かけ上年齢に関連して見えるに過ぎない。厳密には年齢とは無関係で、感染量と感染時期によって検出量に達する時期が決まるのである故にこんな指摘は不見識である何を目的として「なおーーー」(第18回プリオン専門調査会におけるたたき台中の記述)を記入したか理由が知りたい。
・今回は20ヶ月が対象にとなっているが、次は24または30ヶ月で線引きするための伏線?

=====
ところで、その他議題として、豚の肉骨粉を豚と鶏に食べさせることは解禁ということになったようです。輸入ものについても国内と同一の条件を満たせば輸入再開、ということになるそうですが、例えば、米国の、BSE牛の肉骨粉でも豚であれば食べさせてよし、なんてお達しが過去にでてましたが、そういう飼料を食べた豚の肉骨粉も輸入OKなんてことになってしまうのか?そこが疑問でした。

しかし、食安委が招待した英国の学者さんは、「豚と鶏も感染する」とリスコミで発言し、また、プルシナー氏は、「プリオンを持つ動物は孤発性のプリオン病を発生させる可能性がある」なんて言われていたわけですが、ともぐい再開させて果たして大丈夫なのか、私は大いなる疑問を持ちました。

本日の会議について、日本食糧新聞さんが以下のように伝えています。
http://www.nissyoku.co.jp/




[170] Re:[169] BSE起こす異常プリオン、肝臓などにも蓄積 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/21(Fri) 09:22  

まりちゃんさん。
読売新聞にしては珍しい記事ですね。
下記のAPの記事がネタもとのようですが、読売の記事は、この元記事の後半部分の紹介にのみとどまっているというのが、残念ですね。
木曜日発信のthe journal Science 
http://www.sciencemag.org/
のScience Express Reportsに「Chronic Lymphocytic Inflammation Specifies the Organ Tropism of Prions」(「慢性リンパ球性炎症が臓器のプリオン選択性をたかめる原因になる」とでも訳すんでしょうか?)の題名で、のっているようですね。
スイスのチューリッヒのthe University Hospital のAdriano Aguzzi さんをはじめとする共同研究ということのようですね。
げっ歯類動物
http://pet-star.net/yomi.cgi?mode=kt&kt=21
による実験では、肝臓、腎臓、脾臓にも、プリオン蓄積が見られたということですね。
このことは、農場内の異種の動物間で、同じプロテインが動く可能性があるということが、重要な問題であると、Adriano Aguzzi さんは、指摘していますね。
たとえば、スクレイピーに罹っている羊が、農場内を移動すると、炎症時に、農場内の他の種類の動物にプリオン病を拡散させる、といった具合にですね。
そのことから、これまでの危険部位管理でよいのか、その見直しをしなればならないのではないかと、Adriano Aguzzi さんは、言っています。
つまりプリオン・リスク管理についての再検討が必要だというのですね。
また、肝炎の発症など,腫脹の症状を示す場合には、これまでのプリオンの危険部位を脳やリンパ組織に限定して考えることは、もはや、正当性を欠くと、言っています。
このことについて、007ではありませんが、「you never say never」(「決してない」ということは、決していえない。) と、William Hueston博士は言っているようですね。

http://www.miami.com/mld/miamiherald/living/health/10692109.htm


[169] BSE起こす異常プリオン、肝臓などにも蓄積 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/21(Fri) 07:00  

 【ワシントン=笹沢教一】BSE(牛海綿状脳症)を引き起こす異常プリオンは、特定危険部位と呼ばれる脳や脊髄(せきずい)などの組織だけでなく、炎症が起きた時に活動する免疫細胞を通じて肝臓や腎臓、すい臓などにも多く蓄積されることが米エール大などの共同研究でわかった。

 炎症を起こしたマウスでの結果だが、家畜の肝臓は食用になるだけに、研究チームは「家畜の感染症や自己免疫疾患などの病歴に注目して検査を行う必要がある」と指摘している。21日付の米科学誌サイエンスに掲載される。

 研究チームは自己免疫疾患など5種類の慢性病で腎炎や肝炎、すい炎を引き起こすように遺伝子を改変したマウスの脳や腹部にプリオンを注射し、正常なマウスに注射した場合と比較した。その結果、炎症の有無などで違いはあるものの、腎、肝、すい臓とも、特定危険部位の脾臓(ひぞう)と同程度の濃度のプリオンが集まることが確認された。

 牛の場合、特定危険部位以外では、筋肉中の末梢(まっしょう)神経や副腎から微量のプリオンが発見された例がある。
(読売新聞) - 1月21日4時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050121-00000302-yom-int


[168] 17ヶ月以下検査なしには、タンや腸は、はいらない? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/20(Thu) 22:54  

今日の記者会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000215-kyodo-bus_allで、石原農林事務次官は、「たとえ、17ヶ月以下の牛が検査除外で輸入されても、タン等の輸入が急に増えることはない。」と、仙台の牛タン業界をがっかりさせるような発言をされたという。
確かに、158で書いた骨格による成熟度判定は、既に切り離してしまった部位については、当てはまらない。
で、そのタン自体についても、かねてからVeterinary Molecular Biology LaboratoryのRichard Bessen教授http://vmb.montana.edu/bessen.htm
などは、
http://www.rense.com/general34/madcow.htm
等で、タンのBSE危険性を指摘している。

http://www.rense.com/general34/madcow.htm


[167] お医者さんのサイトリンクに、私の「ノロウィルス」ブログが!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/20(Thu) 22:05  

http://homepage2.nifty.com/yoshidaj/link2.html
の左の欄の「Webお勧め」の一番上の「ノロウィルス」サイトリンクに、私のブログをリンクいただいております。
本当に、光栄なことです。
ありがとうございました。

http://homepage2.nifty.com/yoshidaj/link2.html


[166] ブログをはじめてから半年目の私なりの功罪論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/20(Thu) 21:58  

聞きかじりさんのお勧めもあり、遅ればせながら、掲示板と並列する形で、ブログをはじめたのが、昨年の6月末。
はじめてみて、分かったこと、いろいろありました。
功罪論で見てみますと。
功としては、まず、、どういうわけか、圧倒的にブログのほうが、アクセス数が圧倒的に多いということですね。
どういうわけなんでしょうか。
検索サイトに拾われやすいということです。
現在のブログのアクセス数は、掲示板の約二倍にまで、あがってしまいました。
しかし、罪もあります。
なんといっても、厄介なのは、コメントスパムの増加ですね。
最初のうちは、この虫退治に精出していたのですが、使っているのがWorldPressのせいかどうか分かりませんけれども、スパムの数が半端じゃないんですね。
ですから、放置のサイトもあります。
で、最近は、コメントを承諾制にして、コメントスパムを、まとめて、削除ができる体制にしています。
それにしても、このコメントスパムを出す人ってのは、何の意図があるんでしょうかね。
で、功罪相半ばするのが、トラックバック機能ってやつです。
最初のうちは、これぞブログならではの機能だと思っていましたが、どうも、本来の機能でないトラックバック機能を使ってくるかたが多いのですね。
すなわち、「あなたの記事を、私のブログに引用したから、見てね」って知らせるのが本来のトラックバック機能なんでしょうが、そうでなくて、自分のサイトへのアクセス稼ぎのために、こちらの記事の引用をしていないのに、やたらに、トラックバック機能を使うかたが実際多いのですよね。
なんか、片務的のような感じがしました。
私の場合は、ほとんど、自らトラックバック機能を打つことはありません。
ですから、ブログ本来の特徴機能をほとんど活かしていない使いかたをしているんですね。
これからも、この掲示板とブログ、それぞれ役割分担して、続けていくことでしょうが、今後とも、どちらもよろしくお願い申し上げます。



[165] MEDIA LINKS 資料集に、例のチェーンメール考察 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/20(Thu) 21:37  

http://homepage2.nifty.com/221b/media/ess003.html
ですが、かなり丹念に考察されていますね。

http://homepage2.nifty.com/221b/media/ess003.html


[164] これは、ちょっといただけませんね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/20(Thu) 21:30  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000103-mai-pol
によれば、昨年11月に元公設秘書らの公選法違反事件の責任を取り議員辞職した都築譲氏を岡田代表の秘書に採用というのだが、ちょっと、いただけませんね。
一口に言えば、覚悟がない、ということでしょうかね。
野田佳彦さんもたしか、平成8年から12年までの浪人の期間、どなたかの秘書を勤められ、当時「元代議士が秘書になった」ということで、話題になったように記憶していますが、それと、これとは、大違いのような気がしますね。



[163] 埼玉県庁庁舎のあまりの老朽振りに唖然。でも、イッカ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/20(Thu) 19:56  

初めて、埼玉県庁
http://j-area2.ddnn.jp/p/kanto/kencho.JPG
なるものに足を踏み入れた。
私の父も、若いときに、農林省から出向して経済部長を勤めたことのある埼玉県庁だけに、外から見ると、おもおもしさと懐かしさとが、つたわってくる。
私も、浦和市常磐町1丁目に生まれ、三歳くらいまで、この地にすごしていたはずである。
だから、県庁から別所沼の近辺へと下る現風景など、なんとなく、記憶に残っているような、いないような、懐かしい気がする。
しかし、一歩、埼玉県庁庁内に足を踏み入れて、びっくり。
一体、この手狭さで、どうやって、電子行政実現なんてできるんでしょうかね?っていう感じである。
LANケーブルがこんがらがっているような感じである。
昭和28年建設というから、これまでに建替えのチャンスは、いくらでもあったんでしょうが、その肝心な時、1972年から20年間も革新県政だったことも、影響しているのかしら?
今年の正月に、上田知事は、20年計画として、埼玉県庁庁舎建替え問題に言及したとのことである。
同じようなケースは、横浜市にも見られる。
横浜市庁舎
http://www.asahi-net.or.jp/~zj2m-ktmr/yokohama/1Y020016_18.jpg
は、1959年の建設で、あの有名な村野藤吾さんの設計になる。
この横浜市は、あの飛鳥田市政に代表される革新市政以後は、この24年間は、中央官僚出身者が市長をつとめていて、それなりの建替えのチャンスは、あったはずなのだが。
もっとも、パーキンソンの法則によれば、建物が立派になると、そのとたんに、組織の停滞が始まっているというから、古い庁舎はそれなりに、県民にとっては、いいことなのかもしれない。
たとえば、http://www.wholeearthmag.com/ArticleBin/121.html
に、このパーキンソンの法則にぴったりかなう例として、パリのアメリカンセンターの例が持ち出されている。
このアメリカンセンターは、著名なFrank Gehry 氏によって設計され、多くの賞を勝ち得た、この写真
http://www.viennaslide.com/p/0530-paris/Viennaslide-05322411.jpg
に見るように、豪華な建築物である。
しかし、完成後、数ヶ月も、テナントが入らず、結果、その建物は、売りに出されたという。

http://www.pref.saitama.lg.jp/s-gikai/gaiyou/h1606/1606f010.html


[162] 仮設風呂はいかが? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/20(Thu) 18:56  

仮設風呂はないものかと検索しましたら、ありました。
これhttp://www.hamanetsu.co.jp/kasetu/bath/bath02.html#fs2-25なんか、脱衣所つきですね。
震災時は、まだ秋だったので、ましでしたが、やはり、このような施設も必要なのかも。
ただし、これも、お値段が高いですね。
ところで、新潟の仮設住宅が、果たして積雪に耐えられるのか、不安が広がっているようですね。
何でも、この仮設住宅は、積雪地帯仕様なそうで、2メートルの積雪にも耐えられるようになっているのだという。
問題は、住宅でなく、その下を歩く住民の不安なんだろう。
屋根から、分厚い氷を含んだ雪が落ちてくる。
これでやられる人もいないでもない。

http://www.hamanetsu.co.jp/kasetu/bath/bath02.html#fs2-25


[161] アメリカは、来週、9人の検査員をカナダに派遣の意向 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/20(Thu) 18:45  

まりちゃさん。
カナダのマーティン首相は、日本で小泉さんとご機嫌ですが、お留守のお国では、これまでのカナダのBSEに対策の非難ごうごうといったところですね。
やはり、飼料規制以後の牛がBSEになってしまったというのがイタイようです。
http://www.yankton.net/stories/012005/news_20050120031.shtml
のように、アメリカは、来週、9人の検査員をカナダに派遣して、アメリカに輸出されたという、BSE罹患牛と、一年以内に同じ群れにいて、アメリカに輸出されてしまった6頭のトレースをするようです。
でも、なんやら、これで幕引きくさい感じもします。
ここにきて、アメリカとカナダの生体牛輸入再開を中止すべきだとの意見や、もっとBSE牛はいるのではないか、との意見が、http://www.theindependent.com/stories/011905/new_osbornebeef19.shtml 
や http://www.brandonsun.com/displayad.cgi?adnum=941のように出ていますね。

http://www.theindependent.com/stories/011905/new_osbornebeef19.shtml


[160] Re:[136] [135] 過去に騒がれた地震雲の話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/20(Thu) 14:25  

笹山さん、昨日、関東東方沖で、M6.8の地震あったんですね。地上は青森、新潟、東京、千葉、埼玉、恥城島、長野、静岡と広範囲で震度1程度の揺れ、津波注意報は出たようで。大きいのが続きますね。

http://www.tenki.jp/qua/quake_11.html


[159] BSEと報道について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/20(Thu) 13:28  

今まで、”政府筋によると”の、8月再開説とか、12月再開説とか、輸入再開の記事が何度かあり、そのたびに株価が上下するわけですが、こくいうのは株をやっている人には堪えられず、相当儲けた人もいるでしょうね。

ところでですが、
読売新聞のBSE特集が3ヶ月ぶりに更新されてました。
http://www.yomiuri.co.jp/features/kgbs/
その間、いろいろ問題はあった筈ですが、すっとばしてますね。


[158] Re:[156] 256分の0はゼロではない  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/20(Thu) 07:39  

まりちゃんさん。
これらのベースになった資料が次のサイトhttp://japan.usembassy.gov/pdfs/wwwf-bse20041112.pdf
ですが、そもそもの議論の土俵が、アメリカがこれまでやってきているグレーディングのシステムから一歩も抜け出していないところに、このような奇妙な珍問答が繰り返されているというわけですね。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=114にも書きましたように、アメリカでの成熟度判定が、骨格による成熟度判定(Skeletal Maturity )+ 赤身の肉質による成熟度判定(Lean Maturity) = 総合的成熟度判定(Overall Maturity)となっており、この総合的成熟度判定にさらにマーベル度(Marbling Score)が足されて、USDAの品質グレード(Quality Grade)が決定されるということのようですね。
で、アメリカ側の主張は、このうちの骨格による成熟度判定(Skeletal Maturity )について、A50 - A70の範囲にある90.5パーセントが、月齢15ヶ月から20ヶ月の間にあるので、本来は、A50 - A70を採用すれば、日本側の主張の月齢20ヶ月以下の基準は満たすのだけれども、この際、ハードルを一段階高くして、A40 以下にして、確率的には、A40 以下は、全体の牛の1.7パーセントしか9ヶ月から14ヶ月のものには該当しないのだけれども、もっと厳しくして、このA40 以下の基準をアメリカ側は採用しますが、どうですか?といってきているということのようですね。
それに対して、ご紹介の記事では、統計学の専門家が指摘されているのは、それは、あくまで確率論で、絶対基準ではないと主張されているということなんではないでしょうか。
で、そもそもの、この調査対象の牛の月齢をどう確定したのかということです。
アメリカ側は、この基準は、デ・ファクトな基準(de facto age marker)といっているようですが、上記の資料では、「An estimation of months of age based on the production system and the population frequency distribution」とあり、個体認識票で確認した月齢ではないようですね。
つまり、そもそも、不確かな月齢の元に、それとグレーディングとの因果関係を論じているということのようですね。
まるで、戸籍制度の整っていない南の島で、「ここの島の子供の体格は、わが国の同じ年齢の子供の体格に比して、ずいぶん背が高いですね。」といっているようなものです。
日本側は、どうして、この点を突かないのでしょうかね?
一方、この記事http://www.signonsandiego.com/news/business/20050119-0409-japan-us-beef.html
のように、既に、日本との国境再開は近いなどとの記事も、外電で飛び交っているようですね。
(「Lambert氏が言うに、日本当局は、今回のアメリカ側の提案を検討すると言った。もし、この提案が日本側に受け入れられると、貿易再開となるだろう。日本当局が、いつその決断をするのかは、明確ではない。」Lambert said Japanese officials would consider the latest proposal and, if they accepted the method, "trade should resume." It was not clear when Japanese officials would make their decision. )

http://japan.usembassy.gov/pdfs/wwwf-bse20041112.pdf


[157] 共同がまた珍妙な記事を。。。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/19(Wed) 23:21  

夏にも3割輸入再開へ BSE問題の日米協議
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/01/2005011901004946.htm
「政府筋は19日、日米政府協議を来月にも開き、牛肉貿易の再開に必要な具体的な手続きに入る方針を明らかにした」の政府筋って誰なんですかね。いい加減実名だして欲しいですね。

厚生労働省の担当の外口さまは、米国牛の輸入に関しては、日本の問題のかたがついてから、改めて食安委に米国牛のリスク評価を諮問する、話はそれからだ、と、意見交換会の場で口をすっぱくして何度もいわれてるんですが、そういうのは報道されませんしね。

今流行りの、政治的(経済的?)圧力ってやつですかね。


[156] 各紙が伝える月齢判定会議結果 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/19(Wed) 23:13  

”BSEの対策”としての観点から見たら、実にナンセンスな会議だと思いますが、どういう話が出たかの報道をいくつか引っ張ってきました。

256分の0はゼロではない 成熟度と月齢の関係を検討 米国の報告書で(日本食糧新聞)
http://www.nissyoku.co.jp/
牛の月齢判別法、採用判断は先送り BSE専門家会合(朝日)
http://www.asahi.com/special/bse/
(05/01/19)牛月齢判別の日米協議、決着へ前進・米側新提案を評価
http://health.nikkei.co.jp/bse/




[155] 牛の月齢の検討会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/19(Wed) 23:00  

本日、傍聴にいって参りました。感想は後ほど。。九郎丸正道先生と柴田秀史先生がご都合が悪く欠席でした。
アメリカの方が、35ヶ月以下の牛でBSEが出る確率は16億分の1とか、50年に1回とか力説してましたが、どういう根拠からそういう話が出るのだか・・・(^^;

何ヶ月の牛であろうと、「感染した牛」を輸出されたらたまたものじゃありません。意味のない月齢云々の話をするなら、一番大切な飼料管理と危険部位除去の改善についてどうして話し合いの場を持たないのか。そして、米国に改善を求めなければ、血液製剤を輸入している日本もこれまた対岸の火事ではないわけです。まぁ、ナンセンスな会議でした。

ところでですが、電波時計の不受信については、宇宙嵐も関係しておりませんでしょうか。
1月14日から太陽面上の一部分(活動領域720)の活動が活発化したので、一部の人工衛星に支障がでているそうです。http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0501/19/news031.html


[154] 電波時計の不受信状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/19(Wed) 18:49  

まりちゃんさん。
鉄蛋白を作る遺伝子を持った牛ですが。
151の理論からすれば、これでは、種の壁ゼロですね。

ところで、それこそ、デムパな話でなければいいのですが、
例の
http://kobe.cool.ne.jp/promises/index.htm
の掲示板では、電波時計の不受信状態が続いていると書いてありますね。
うちの時計では大丈夫だったのですが。
なんか、いろいろ、続きますね。

http://kobe.cool.ne.jp/promises/index.htm


[153] 鉄といえば 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/19(Wed) 07:55  

ちょっと違いますけれど、中国が遺伝子組み換えで”ヒトの母乳に含まれる 鉄タンパク質をつくる遺伝子を持った乳牛”を作ったそうですね。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200501/sha2005010903.html


[152] カナダのBSE牛と同居の6頭の牛は、アメリカに輸出されたとの報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/19(Wed) 07:54  

日本への牛肉輸出再開を目指すアメリカにとっては、まことに都合の悪いニュースであるが、先ごろ発見されたカナダのBSE牛と同居していた6頭の牛は、アメリカに、既に出荷されていたのではないか、と、カナダのthe Canadian Food Inspection Agencyがトレース中、とのニュースが入ってきた。
こちらのサイト
http://www.hpj.com/dtnnewstable.cfm?type=story&sid=13443
もご参照
今回発見のBSE牛は、142にも書いたように、1998年3月生まれの6歳10カ月ということで、1997年の飼料規制よりも後に生まれた牛であるということが、事態をややこしく、深刻化させている。
アメリカは、実態調査のための調査団をカナダに派遣するとのことである。
日本のマスコミは、ぜんぜん、「1997年の飼料規制よりも後に生まれた牛」(BARBの牛)であることの深刻さについては書かないが、まさに、アメリカ牛肉輸入の話どころではない事態になっているのである。
サイトhttp://www.communitypress-online.com/template.php?id=19399&RECORD_KEY(Ag)=id&id(Ag)=19399 では、2004年は、カナダの農業にとって、annus horribilus(ラテン語で「恐ろしい年」という意味)な年であったとしている。
この言葉は、1992年にイギリスのクイーンエリザベス二世が、その年のウィンザー城の火災や、ダイアナ妃とチャールズ皇太子の別居等、たてつづいたイギリスのロイヤルファミリーの不祥事を嘆いて使った言葉だが、この反対な言葉は、annus mirabilis「すばらしい年」というのだそうだ。
しかし、今の調子では、今年もカナダの農業にとって、annus mirabilis な年となるのは、難しいようだ。

http://edmonton.cbc.ca/regionalnews/caches/ed-mad-cow20050118.html


[151] 「プリオンはフェリチンをヒッチハイクして、人間に忍び込む」という説。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/19(Wed) 07:34  

これは、昨年暮れのJournal of Neuroscience の12月15日号に紹介された、「Protease-Resistant Human Prion Protein and Ferritin Are Cotransported across Caco-2 Epithelial Cells: Implications for Species Barrier in Prion Uptake from the Intestine 」
http://www.jneurosci.org/cgi/content/abstract/24/50/11280
という名のオハイオのInstitute of Pathology, Case Western Reserve UniversityのRavi Shankar Mishraさんなどが書いた論文。
要は、どうして牛のプリオンが、種の壁を乗り越えて、人間の腸壁から入り込むのかという謎を解明したもの。
そこで重要な役割を果たすのが、フェリチンという、鉄を運ぶのに得意な蛋白質。
それに目をつけた異常プリオン蛋白質であるプリオンは、自らにセッセセッセとフェリチンが好きな鉄分を溜め込んで、フェリチンにヒッチハイクして、人間の腸壁を乗り越えて進入してくるというわけだ。

http://www.jneurosci.org/cgi/content/abstract/24/50/11280


[150] 北海道厚岸で震度5強の地震とか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/19(Wed) 06:49  

136で「赤線方向が集中した地点(これでいくと、北海道・岩見沢市周辺)がヤバイという意味なのでしょうかね」なんて書いてしまいましたが、方向的には大分それていましたが、
http://www3.ezbbs.net/cgi/bbs?id=0011798&dd=10&p=1
でのkukku@札幌 さんとか、北の旅人さんの予測は、総合的には、当たってしまったようですね。
まりちゃん、ご紹介の掲示板
http://2ch.skr.jp/imgboard_aozora/index.cgi
での「札幌近郊」さんの写した昨日午前10時の写真は、これhttp://2ch.skr.jp/imgboard_aozora/img-box/img20050118233452.jpg
でした。

http://www.kaigo-web.info/kouza/hokuou/index.html


[149] 「福祉は北欧に学べ」の今 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/19(Wed) 06:34  

「福祉は北欧に学べ」といわれてから久しいが、その北欧も、「施設ケア」から「自宅ケア」へ 「大型」から「小型」への新しい流れが始まり、それに伴っての新しいスキームも生まれているようだ。
http://www.kaigo-web.info/kouza/hokuou/index.html
は、その変化を知る上で参考になる。

http://www.kaigo-web.info/kouza/hokuou/index.html


[148] 面白かった「自治体 vs ITゼネコン」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/18(Tue) 20:15  

今日のNHK「クローズアップ現代  自治体 vs ITゼネコン」
http://www.nhk.or.jp/gendai/index.html
は、業者が、行政を絡めとる構図を、目の当たりに見た感じで、興味あるものであった。
私も、昔、職場時代にシステム開発の部門にいたことがあるが、その頃は、電算機も大鑑巨砲主義の時代で、広大な電算機センターへの納入をめぐっての、各メーカーのつばぜり合いの様子を目の当たりに見て来た。
今はなき外資系のOli*****などの「まづ端末機をただで売り込めば、後はこっちのもの」というような戦略が通用していた時代でもあった。
この企業戦略は、「破格の値段で、まず入り込み、あとは、ロック・イン」という形で、今も健在のようですね。
これら悪女の深情け的戦略に対抗する行政のシステム担当者のご奮闘を心から、期待している。
ところで、「政治家vsホームページ作成代行業者」なんて構図もかんがえられない?
電子投票システムの売込みにもいえるのかも知れない。
こんなこというと、また、「シッタカ」なんていわれかねないけど。
でも、たとえ、そういわれても、日頃から、それらの勢力に対する牽制力は、磨いておかなければならないものだと思う。
今回話題となった佐賀市の取り組みについては、http://www.city.saga.saga.jp/doc/87dafef6e059c67e49256f8a00080915.htmlをご参照。

http://www.nhk.or.jp/gendai/index.html


[147] Re:[145] 人工衛星による地震予知 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/18(Tue) 13:25  

まりちゃんさん。
いずれも興味深い情報ですね。
特に、人工衛星からの地震予測というのは、かなりできるんではないでしょうかね。
サイトhttp://www.seismo.unr.edu/ftp/pub/louie/class/100/plate-tectonics.html
では、白枠で囲まれた地域が地震発生の可能性が高いと、このサイトではしていますね。

http://www.seismo.unr.edu/ftp/pub/louie/class/100/plate-tectonics.html


[146] BSE意見交換会が終了 消費者の不信残る(日本農業新聞)投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/18(Tue) 12:53  

斎藤登事務局長の見解には唖然としちゃうんですが。BSE問題が浮上したことでますます問題が明らかにされてきたと私は認識しています。

危険部位除去に関してはピッシングやスタニングの問題、除去をしてくださる従業者の教育や経験、資格制度やマニュアルなどの問題、そこを厚労省が把握していなかったということ、(話題の政治家曰く、「伝聞を鵜呑みにするのか」という問題もあるし)、月齢等履歴を誤魔化す、耳標付け替え事件が単発事例でないこと、海外で輸入植物飼料から動物蛋白が検出されているにもかかわらず日本ではDNA検査もしていないこと等など・・・・・。とても全頭検査を止める状況にはないと思うんですがね。

BSE意見交換会が終了 消費者の不信残る
[2005年01月18日付]

 牛海綿状脳症(BSE)国内対策を見直すために、食品安全委員会と厚労・農水両省が全国約50カ所で行ってきたリスクコミュニケーション(意見交換会)が17日の東京会場で終了した。延べ5000人を上回る人が参加したが、最大の焦点である全頭検査の緩和では、消費者側の不安・不信がぬぐわれたとはいえず、課題を残した。BSE問題は今後、米国産牛肉の輸入再開条件で、日米協議が19日に本格化する。
 
 意見交換会の“全国行脚”は、与党から「消費者の理解が不十分」との批判を受け、昨年10月以降3カ月にわたり行ってきた。BSE検査の検出限界を踏まえ、20カ月齢以下の牛を全頭検査から外すことの是非が論議の中心になった。
 
 同委は「各県に出向いて直接説明した分、科学的な知見に対する理解は深まった」(斎藤登事務局長)としているが、「立場の違う人の間でコミュニケーションができていない」と課題を挙げる。消費者側と食品事業者側で感情論的なやりとりも相次ぎ、対立する課題で共通認識をつくる難しさを浮き彫りにした。

この続きは日本農業新聞でどうぞ 

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/news/index2.html


[145] 地震と電磁波の関係と、横須賀の原子力関係施設と、米軍基地と 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/18(Tue) 11:19  

地震と電磁波の研究についてですが、1月16日、19時、テレビ朝日の地震特集で、興味深い発表がありました。ロシアの宇宙基地、ミールで生活していた宇宙飛行士のインタビューなのですが、

過去のカザフスタンとロサンゼルスの大地震の前日、宇宙から見ていると、上空に、普段見たことがない銀色の雲(二酸化珪素といっていた)がかかっており、後者のときにはロシア基地に異常を報告したが、やはり大地震があった、という話です。阪神のときも(前日かは?)出現したとか。何でも、電磁波を測定したら強くなっていた、とのことでした。

その宇宙飛行士が、今の日本の上空を飛ぶと、強い電磁波が測定される、というのも報道されてました。

あと、もう一つは、東大地震研におられた宇田進一さんという方の、衛星天気図に移る雲の様子(1本が10kmの幅で出るさざなみ状の雲)による予知の研究というのもありました。

話はかわりますが、来るべき東南海地震では浜岡原発問題がクローズアップされつつありますが、活断層のある横須賀にも小さな原子力施設があるみたいです。また、世情に疎くて申し訳ないんですが、横須賀米軍基地には原潜や原子力空母の寄航ってないんでしょうか?日本政府は地震と津波の際の対策など、米軍と取り決めをしているのかな?

どかーん、と押し寄せる津波で、武器を積んだ船や潜水艦の座礁、なんてどうなるのか想像がつかないですが(^^;
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E6%A8%AA%E9%A0%88%E8%B3%80%E3%80%80%E6%B4%A5%E6%B3%A2%E3%80%80%E9%96%A2%E6%9D%B1&lr=


[144] 土壌汚染の観点から見たBSE 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/18(Tue) 10:50  

笹山さん、おはようございます。
ネットサーフィンをしていたら、こんなのを見つました。
ダイオキシン類環境調査結果(土壌)
http://www.env.go.jp/air/report/h14-06/06.pdf
ゼネコンの人に、土壌汚染はスポットだから数m離れたり、深さが違うところの数値は全然違うんだ、ということを聞いて、思ったんですが、

プリオンって、分解の点ではダイオキシンみたいなものですよね。

過去、酪農雑誌で一日350g肉骨粉100g血粉食べさせろ、などと推奨したり、国の飼養標準という指導書でもバイパス蛋白を食べさせろ、と推奨していたわけですから、糞を考えると、堆肥化してもプリオンがすぐ無くなるわけでなし、農場の地点によっては残留している可能性もあるのではないでしょうか?

そういう観点からも、検査を止めるのは時期早々だと思いましたが。
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog4.htm#7909
糞処理で検索してみました。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E6%94%BE%E7%89%A7+%E7%B3%9E+%E5%87%A6%E7%90%86&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
http://science3.2ch.net/test/read.cgi/nougaku/979309895/l100


[143] 「Sasayama's Weblog」の「ノロウィルスってなんだ? 」が大ブレイク 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/18(Tue) 08:12  

おかげさまで、私のウェブログ「Sasayama's Weblog」の「ノロウィルスってなんだ? 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190
が、このところ、大ブレークしている。
理由はいろいろ考えられるのだが。

第一は、各地の発症事例を昨年暮れから、できるだけもらさず、列記してあること。「自分の県は、町は、どうなんだ」ということで、検索しにくるかたも、結構あるようだ。
しかし、一方、公的に公表されたものとはいえ、発症した場所の固有名詞が、ニュースなどでは、ニ-三日で消えてしまうのだが、こちらのサイトは、残ってしまうのが、問題といえば問題ではあるが。

第二は、単にノロウィルスを、食中毒の観点からだけでなく、人から人への感染症の観点から、解説してあること。
全国の都道府県、市町村、保健所などから満遍なく、アクセスがあるようだ。
これについては、現場に混乱があるようだ。
まだ、保健所などの現場では、食中毒の観点からのみ捉えていることが、感染拡大を助長しているようだ。
厚生労働省のこれまでの指導の観点にも、誤解や問題があるのかもしれない。
(これについては、特に、平成15年8月29日付け厚生労働省医薬品食品局長通達(薬食発第0829002号)http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/dl/040829-1.pdfで、「5-(2)-A」で、「最近の学会の状況などを踏まえ、「小型球形ウィルス」を「ノロウィルス」に改めるとともに、保健所設置市及び特別区から直接に厚生労働大臣に報告することとされたことを踏まえ、「都道府県事件番号を「都道府県等事件番号」に改めた。(規則様式第十四号)(以下省略)」の内容が、ノロウィルスについての総合的な観点からの言及にいたっていなかったために、「ノロウィルスは、食中毒の観点からのみ捉えればいいのだ。」というような、誤解を生んでいるように思えます。「ノロウィルス病」という病気がないことでの混乱ですね。)

第三は、特にこれまでみのがされがちな、高齢者長期ケア施設での感染管理の手法について、外国のマニュアルを例に、具体的に紹介してあること。
海外事例を見ると、既に、ノロウィルスの高齢者長期ケア施設での管理手法も確立していたのに、日本では、どうして、この点がこれまで見逃されていたのか、不思議でならない。
厚生労働省は、3月までにマニュアル整備というが、あまりにも遅すぎる。
今回は、グループホームなどでも、発症者がいた。
介護施設での感染症問題は、もっと、大きく取り上げられてもいいはずだ。

第四は、G1型・G2型など、ノロウィルスの遺伝子型についての基礎的な知識について、解説してあること。
これについては、日本のサイトでは、まだ十分な説明のなされているサイトは少なかったようだ。
特に、それぞれの遺伝子型におけるクラスターなどについては、ほとんど解説が、これまでなされていなかった。
これも、食中毒の観点からのみこの問題を捉えてきていたことの弊害だろう。
今後、ワクチン開発が進むだろうから、今のうちに、クラスター別の詳しいデータベースを整えていくことがいいのではないだろうか。

以上が、ブレイクの主な理由であろう。

それに、YahooやMSNなどの検索サイトのノロウィルス関係サイトの十位以内に引っかかっていたのも、影響しているだろう。
どうやら、昨日の午後あたりから、ブレイクも収まりつつある。--ということは、ノロウィルス問題も、山を越しつつあるということなのかもしれない。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190


[142] 飼料規制後生まれの四番目のBSE牛発見で、動揺するカナダの畜産業界 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/17(Mon) 22:54  

「ホントにどこまで気が狂ってんだ」とも訳せる題名の下記サイトのカナダの記事では、今回の第4番目(アメリカでの発見分も含む)のBSE牛発見で、予想以上の動揺をカナダ畜産業界が示していることが記されている。
特に、アメリカとの生体牛輸出国境再開目前にして、降って沸いた災難だとしている。
その動揺のとばっちりは、カナダの農業大臣ミッチェル氏に向けられる。
1月2日発見分については、1996年生まれで、1997年からの飼料規制以前生まれだったから、申し開きができるが、今回の1月11日分は1998年3月生まれの6歳10カ月の雌牛だったから、1997年の飼料規制よりも、明らかに後であることが、カナダ政府への不満を大きくさせている。
下記サイトでは、「この飼料規制のループホールを放置しておいた責任は誰にあるのか?飼料規制の段階で、ストックしてある汚染飼料分も、全面廃棄させなかった政府に責任があるのではないのか?また、カナダ政府が、BSEの危険部位をと畜場の段階で、規制したのは、2003年になってからではなかったのか?鳥や豚の飼料を、同じプラントで、今でも作っているということの危険性について、政府は認識しているのか?今でさえ、牛由来の血液製品を、牛要の飼料と同じ設備で作っているではないか。」
等と、怒り心頭である。
ようやく、昨年の7月になって、カナダ政府は、すべての動物用飼料やペットフード、化学肥料とBSEとのリンクを遮断する措置に出たことについても、官僚的対応が遅く、その規制は2月下旬までかかるみとおしであると、不満を述べている。
また、その場合でも、現在のストックをすべて廃棄させるかどうかについての方針は不透明であるという。
そのような中での、今回のアメリカとの生体牛の輸出再開は、カナダが自分で自分の首を絞める結果となるであろうとしている。
このアメリカ・カナダとの生体牛輸出入国境再開は、アメリカの畜産業にとってリスキーなばかりでなく、アメリカ牛肉の日本への輸出問題に対しても、決定的な危機的状態をもたらすであろうと警告している。

http://www.timecanada.com/story.adp?storyid=004


[141] 「歌会始」のデータベースに見る悲田の精神 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/16(Sun) 14:08  

かつての職場の先輩で、毎年、歌会始に応募されては、選にもれているかたがいるので、今年はどうかと、探して出てきたのが、http://www.kunaicho.go.jp/12/d12-02.html という、歌会始のデータベース。
昭和22年から今年までのものがギッチリ詰まっている。
お題をクリックすると、その年の入選者や佳作に選ばれたかたの名前や、その方の歌が一覧できるというわけだ。
で、そのかたの今年のご成績は?と見たら、やっぱり----であった。
このデータベースは、約60年近くの変遷も見られておもしろい。
細かく言えば、語弊があるので差し控えるが、なんとなく、内容が、私小説化していっているな、とは感じる。
「民のかまどは」的な感覚が徐々に失われつつあるとでも、いおうか。
ただ、弱者を歌っても、ノーマライゼーションの観点からは、どうかな、とも、思うものも、あった。
難しい世の中ではある。

中で、昨年の新潟中越大地震の皆様へのメッセージとしてピッタリなのがあった。
「庭のおもにつもるゆきみてさむからむ人をいとどもおもふけさかな 」
ただし、昭和24年の「朝雪」という題でのものである。

ちなみに、三福田として、敬田、恩田、悲田 とがあって、このうちの、悲田というのが、いつくしみの心をもって恵まれない周囲の人々施しをすることなんだそうだ。全国にある三田の地名の由来は、これにあるんだそうだ。

昭和22年(1947)、昭和天皇が岡山県にご巡幸された時に、国立長島愛生園の初代園長の光田健輔さんに「50年間も、よく事業に尽くしてくれました」「プロミンの効果は間違いないのか」「プロミンが早く皆に行き渡るといいね」等と、語りかけられたそうだ。
これぞ、悲田施薬の精神、脈々たるものがある話ではある。
その後、昭和24年(1949)に、プロミン使用が予算化された。
しかし、その光田さんも、国策に沿った強制隔離政策の功罪を問われる立場にあった。
そしてハンセン氏病問題の全面解決は、その後なお半世紀後の、平成13年(2001)であった。


http://www.kunaicho.go.jp/12/d12-02.html


[140] 「月齢確認の厳密運用打診 米、牛肉貿易再開で打開案」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/16(Sun) 06:06  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050115-00000102-kyodo-bus_all
によれば、「BSEの発生で輸入が禁止されている米国産牛肉の貿易再開条件について、米側が若い牛の範囲を肉質で認定する方法を、より厳密に運用する打開案を打診してきたことが15日、明らかになった。
この提案に基づいて牛肉の対日輸出を再開しても、禁輸前の実績の2割弱しか回復できないが、貿易再開を急ぐ狙いがあるとみられる。」
ということなのだが、これは、今月6日に行われた上院農業委員会での激しい突き上げhttp://tokyo.usembassy.gov/e/p/tp-20050111-35.html
も影響しているのだろう。
そういえば、私のサイトにも、ニ-三日前、USDAさん(NetRange: 199.128.0.0 - 199.159.255.255 )から、アクセスありましたっけ。
でも、http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=114にも書いたように、肉質による鑑定(Quality GradingのなかのMaturity Age を判断するためのcartilage ossificationというもので、各部位の軟骨の硬さによって、牛の成熟度を測るもの。詳しくは、http://ianrpubs.unl.edu/beef/rp357.htmをご参照)は、日米もっとも隔たりの多い方法なのに、どうして、これにこだわるんでしょうね。
http://www.arkcity.net/stories/011505/com_0002.shtmlは、カンサス州知事のKathleen Sebeliusさんが、新しく農務長官になられる元ネブラスカ州知事のMike Johannsさんに当てた手紙ですが、この中でシベリウスさんは、次のように言っています。
「今、カナダとの生体牛輸入を国境解放するのと、そのことで、日本へのアメリカ牛肉輸出再開が遅れるのとを、長期的バランスで考えてみれば、性急にカナダとの生体牛輸入再開に踏み切ることは、アメリカにとって、得策ではないのではないか? 」
そして、日本向けの牛肉のために自主検査をUSDAに要求し、拒絶されているクリークストーン社が、従業員150人をレイオフしなければならない状態になっていることにも触れ、マーケットを失って雇用の継続ができなくなりつつある牛肉産業を救うためにも、クリークストーン社提案の自主全頭検査を認めるように、USDAに要請していますね。


[139] Re:[138] 中越地震前に強い電磁波観測 福山大教授 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/15(Sat) 21:21  

まりちゃんさん。
これhttp://www.tecnoao-asia.com/top30/25.html見ますと、動物には、超低周波を予知できるセンサーを持っているので、地震予知ができるんだとしていますね。
135でご紹介の掲示板の中のこの写真
http://2ch.skr.jp/imgboard_aozora/img-box/img20050114234330.jpg
がプロペラのごとく回転すると、あの長野県のような写真になるわけですね。


[138] 中越地震前に強い電磁波観測 福山大教授 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/15(Sat) 18:06  

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn05011538.html
笹山さん、電磁波のほうでこんなニュースがありました。




[137] 「行革パン屋の都政日記」のNHK放送ストップ体験 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/15(Sat) 11:53  

99でご紹介のhttp://www.gyoukaku110ban.jp/diary/nikki-index.html の「行革パン屋の都政日記」の主人公さんも、NHKでの放送が見送りになった経緯が、今日の日記に書かれている。

以下引用
「 1998.2.19.NHK教育テレビ ETV特集
 「特集・税金のムダ使いを見張れ・パン屋後藤雄一の闘い」
8年前に、行革110番のオンブズマン活動が、今回と同じ「ETV特集」(45分の
トギメンタリー)で放映された。
放送された翌日から、パン屋に激励の電話・手紙が多く寄せられた。
担当ディレクターもあまりの反響が大きかったので、「再放送が決まった」と
スケジュールまで教えてくれた。
しかし、「上から圧力がかかって再放送がストップ! そのかわり、アジアで放送する
事になった!」と教えてくれた。
数週間後、シンガポールにいる友人から電話があり、「テレビ見たよ!」という。」
以上引用終わり


[136] Re:[135] 過去に騒がれた地震雲の話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/15(Sat) 09:43  

なるほど。
下記サイトのように、震源地を中心にして、震災の4-5日前に、地震雲が、時計回りに回っていたというわけですか。
そういえば、1月15日あたり、ヤバイなんて情報流れていましたね。
http://www3.ezbbs.net/10/0011798/
なんか見ますと、それらしき雲も見えるようで。
この図http://www3.ezbbs.net/10/0011798/img/1105777629_1.GIF
は、赤線方向が集中した地点(これでいくと、北海道・岩見沢市周辺)がヤバイという意味なのでしょうかね。
デムパにならないように、気をつけますが。

http://nagano-city.ddo.jp/hist/2004年10月16日回転する放射状の雲.gif


[135] 過去に騒がれた地震雲の話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/15(Sat) 09:34  

笹山さん、おはようございます。

面白い画像を発見いたしました。善光寺平ライブカメラサイトの、「注目画像」にあるんですが、
http://nagano-city.ddo.jp/

「10月16日 12:30〜14:00(GIFアニメ) プロペラの様に回転する放射状の雲、中心は茨城?14時間後茨城にM5.6クラスが2発」

ちょうど、関東周辺で地震雲が出た、と写真がたくさん出て騒ぎになっていた日辺りだと思います。

ついでですが。
http://2ch.skr.jp/imgboard_aozora/index.cgi




[134] ダブルスタンダード容認機関と化した食品安全委員会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/15(Sat) 09:25  

まりちゃんさん。
思い出しました。
あの頃は、サイト上にアップされていたものについても、削除要請が来ていましたね。
番組自体はいいものでした。
たしか、日本初のBSEが公表される数日前に報道されたんじゃなかっでしょうか。
ところで、ノロウィルスに気を取られている間に、カナダで、第三番目のBSE牛発生ですね。http://www.newscientist.com/article.ns?id=dn6875
またまた、同じアルバータ州ということで。
上記サイトでは、これで、アルバータ州では、1993年のイギリスからの輸入牛から数えると、アメリカにわたった昨年の牛も含め、4頭目ということになるようです。
で、このサイトhttp://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/1105721873899_32では、「何で、カナダが4なのに、アメリカはゼロなんだ?検査方法が、おかしいんじゃないのか? 」なんて、恨み節も出ているようですね。
また、例によって、アメリカの上院議員のMaria Cantwell さんがFDAに対して、飼料規制にループホールがあることについて、噛み付いていますね。
カナダ当局では、今回のBSEの原因を飼料の交差汚染だとしているようです。
これでも、アメリカ・カナダ間の生体牛輸入の国境はオーブンになるのでしょうかね。
また、ますます、日本のアメリカ牛肉輸入も、難題を抱えることになりました。
一方の日本の食品安全委員会は、今度は、特区ドクなしふぐの安全性の検討とかで、これでは、ダブルスタンダード容認機関と化した食品安全委員会との感じですね。

http://www.newscientist.com/article.ns?id=dn6875


[133] NHKといえば狂牛病報道も政治的に中止されたとか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/15(Sat) 08:02  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050114-00000010-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000515-yom-soci

すっかり影に隠れていますが、NHKスペシャル「狂牛病感染はなぜ拡大したのか」(01年9月16日)の期待されていた再放送も「決定、公表、視聴者通知後」の再放送が潰されたとありますね。当時を覚えていますが、確かに不自然でした。

といえばそれ以前、80年代終わりか90年代初期?忘れましたが、英国でBSEが大流行している時の取材報道で、動物園で肉骨粉を食べさせた多種に渡る動物が皆病気になっているという映像(NHK特集?)を見て、私は畜産に大変な事態が起こっている、と思ったんですが、当時、あれを農水省の人が見ていなかったから、今のツケがあるんでしょうかね? 報道関係の方はぜひ、ああいった問題提起報道のビデオを担当官庁の方にも配ってお知らせして欲しいと思いました。



[132] 日本放送労働組合のサイトでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/15(Sat) 07:19  

昨年12月13日に謎工さんが0364で見つけていただいた、NHKの労働組合のサイトで、今回の従軍慰安婦問題特集「ETV2001 問われる戦時性暴力」への政治的圧力をどう報道しているかというと、
http://nipporo.com/activity/comment/comment114.htm
にある。
小泉さんは、「この問題は、NHKにある。」とさすが巧みなかわし方をされたようだが、このような現象は、組織の末期には、よくあることだ。
なんか、形を変えた会長サイドの官邸へのブラフ?--それほど手は込んでいないか。

http://nipporo.com/activity/comment/comment114.htm


[131] メダンからの声 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/15(Sat) 06:02  

この掲示板でも何度か登場された高橋健太郎さんのブログ
http://www.ceres.dti.ne.jp/~donidoni/memorylab/column/column.html
に紹介されていた、メダン(地震で最大の被害を受けたアッチェに近い、北スマトラ州の州都)在住の日本人のかたからの、メールである。
何か、国自体が、津波災害を利用して、国内紛争解決の手立てにしようとしていたり、債務軽減を目的として、外国に対して、不幸競争をしているかのような実態?が、ひしひしと伝わってくる、リアルで生々しい内容だ。
このようなのをみていると、「そういえば、ある日突如として、インドネシアの副大統領が、津波災害実数を、ポンと、一桁跳ね上げたのは、なぜ?」なんて疑問もわいてくるのだが。
しかし、12月28日にインドネシア副大統領が、明言したのは、「最終二万五千人の死者に達するものとの見解」だったのだが、現実の死者数は、それを数倍上回っているのだ。
だから、現地の「ためにする政治的なうわさ」被害も、相当広がっているものとも見られる。

http://www.ceres.dti.ne.jp/~donidoni/memorylab/column/column.html


[130] 古田選手がブログをはじめたら、トラックバッグが919 もついたそうな。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/14(Fri) 22:59  

http://blog.so-net.ne.jp/atsuya-furuta/2005-01-07
がそうだが、ブログ界の脅威となりそうな気配ですね。
1月7日からだそうです。

http://blog.so-net.ne.jp/atsuya-furuta/2005-01-07


[129] 秋田空港ターミナルビルの後任社長人事で、県庁天下り人事に不評 さくさく 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/14(Fri) 21:06  

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050114m
によれば、秋田空港ターミナルビルの交際費問題を審議した今日の秋田県議会総務企画委員会では、同社代表取締役社長の山本正氏が12日付で引責辞任したのを受け、後任の社長や新設の代表取締役専務に県幹部が選任されたことに批判が集中したという。
「知事や県職員との私的な飲食に、同社の交際費が充てられていたのが問題の発端。知事を取り巻く県幹部を社長や専務として送り出すことに、県民の理解が得られると思うか」と、県議会議員の間からは、新人事に対する不評 さくさくだった模様。

私の政治の師である伊東正義先生は、かって、「表紙を変えても、中身を変えなければだめだ」といわれて、竹下首相退陣後、後継総裁になることを拒否されましたっけ。
http://www.google.co.jp/search?q=cache:e2Ntmv3I-zIJ:mmmax.net/d/005/328/+%E8%A1%A8%E7%B4%99%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%81%A6%E3%82%82%E3%80%81%E4%B8%AD%E8%BA%AB%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%81%A0%E3%82%81%E3%81%A0&hl=ja



[128] 「土佐の高校教育と教育改革を考える」サイトから、トラバありました。投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/14(Fri) 19:16  

私のブログにhttp://plaza.rakuten.co.jp/tosahito/diaryall
から、トラバがあったのですが、どうも、このサイトでは、今回、高知県高校冬季サッカー大会ノロウィルス食中毒事件への学校の対応について、問題があるとする意見が交差しているようなんですね。
12月30日に新聞報道があってから1月11日になってようやく高知県教育委員会高等学校課から事件説明のメールが着たということで、対応の遅さを指摘されていますね。
私のサイトでも、この高知でのノロウィルス発生は、発生リストに紹介してあったので、トラバがきたものと思われます。
その中で、ちょっと不思議なメールが紹介されていました。
高知県特別職知事秘書というかたからのメールで。
「知事秘書です。メールを拝読しました。子どもさんの体調はいかがでしょうか?
県立高校の管理職になる人材に問題が多いこと、管理職になってほしい教員に管理職になる気持ちが少ないことなどが年末の話題に県庁のなかではなっていました。
僕自身の経験として、少年野球チームの役職をしていたことがあって、勝負そのものよりも子どもたちの成長や健康に配慮しながら、強いチームを作ってきたことがあるので、お気持ちはよく分かります。
今後、僕がお話を直接におうかがいするほうがいいことがあれば、ご連絡ください。」
というのですけれども。
県としての組織責任は、二の次にして、何か、「問題教師がいたら、ぼくに言ってみて」見たいな感じが見えてくるのだが。
問題は、ウィルス感染の県全体の総合セキュリティ対策なのですが、何か、このメールは、その趣旨にはそぐわない感じでした。
本当に、秘書ご本人のメールなんでしようかね。

http://plaza.rakuten.co.jp/tosahito/diaryall


[127] Re:[125] アメリカのコロラド公衆衛生環境局作成の、長期滞在型施設でのノロウィルス集団感染についての調査と管理のマニュアル概要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/14(Fri) 18:55  

聞きかじりさん。
私も、地域の保健衛生関係者さんたちのグループメールに参加させていただいているのですが、これらの現場の皆様方にも、戸惑いがあるようですね。
すなわち、下痢と吐き気だけの症状だったら、日常茶飯事なので、そこに、どのような基準で、ノロウィルスによるものだとの判断をするのかというのが、非常に難しいというのですね。
それと、これまで、ノロウィルスについては、食中毒の観点からのみのトレースでよかったのが、吐寫物のエアゾール化などによる空気感染なども含んだ感染症のトレースとなると、一体、ノロウィルスは、食中毒なのか感染症なのか、との境目がつきにくいという、戸惑いもあるようですね。
これだけ、世間が、ノロウィルスに過敏になっていますと、ちょっと下痢をしても、吐き気をしても、これは、ノロウィルスではないかと、関係機関に駆け込んでくるということもあるようです。

下記のサイトは、「ノロウィルスってなんだ? 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190でもご紹介したのですが、アメリカのコロラド公衆衛生環境局作成の、長期滞在型施設でのノロウィルス集団感染についての調査と管理のマニュアルですが、

その手順としては、

1.まず施設に、感染性胃炎患者はいないかとたずねる。
2.いた場合、それは、集団感染かどうか-報告された患者数によって判断。
3.集団感染と判断される場合、予備的調査を開始-
調査内容は、入所者の発症者数、職員の発症者数、施設内発症開始の日時、症状、発症期間、施設内での発症の分布、入院者と死者の数。流行曲線(Epi−curve)

これらの調査を元に
コモンソース(発生のルートが、食や水関連の点的なもの)か、
人から人への感染なのか。
を判断。

4.コモンソース(発生のルートが、食や水関連の点的なもの)の場合
感染拡大が、急上昇だったか?
発症原因となる水や食物が特定できたか?
出血を伴う下痢であったり、高熱であったり、2-3日以上、症状改善が見られなかったり、複数の病院に入院していた患者死者であったり、するなど、ノロウィルスの症状とは異なる症状をみせていたか?

を確認したうえで、総合的な疫学的調査を要請

5.人から人への感染の場合
個々の患者の発症開始日時が、ここ数日にわたっていたか?
症状が、ノロウィルスの症状(血を伴わない下痢、嘔吐、低熱、症状が1-2日でおさまる。)と一致していたか?

を確認したうえで、発症者一覧(ラインリスト)を作成し、新発症者が出たら、これに加えていく。
施設側が、コントロール手段を徹底的に実施するように、監視し、同時に、集団感染の広がり状況を追跡。
集団感染が広がらず、終局した場合に、施設側から報告書提出要求。

というものです。
コントロール手段については、後ほど、また書きますが、発症して症状が治まっても、その後二日間は、入所者も職員も、施設内には入れない、というのが、ポイントのようですね。

http://www.cdphe.state.co.us/hf/download/Norovirus_guidelines.pdf


[125] 検査の結果感染者数が増える 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/01/14(Fri) 17:51  

医療現場では、強烈な下痢と嘔吐に遭遇した場合、点滴や投薬によって治癒してしまえば、何の感染であっても構わないでしょう。
死因についても、脳梗塞患者等がすでに本人にも回復の気力がなく、家族もそれを受け入れていれば、感染症に気を遣わないものと察します。
医療現場に衛生処置の徹底を願うことには変わり有りませんが、少し騒がれすぎじゃないかと言う気がします。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[124] ラクトフェリンとBSE 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/14(Fri) 08:14  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050114-00000301-yom-soci
は、横浜市立大学市民総合医療センターの田中克明教授らの臨床試験で、インターフェロンなどの治療薬が効きにくいC型肝炎患者に、母乳や牛乳に含まれるたんぱく質「ラクトフェリン」の錠剤を投与したところ、患者の4人に1人はウイルスが消える効果があったという記事なのだが。
このラクトフェリン(lactoferrinまたはlaktoferrin)http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~e12984/lf-what.html
は、牛の初乳などに含まれる鉄と結合しやすい糖タンパク質ということなのだが、果たして、BSEの懸念はないのだろうか。
イタリアのIstituto Superiore di SanitaのMaurizio Pocchiari 氏などは、その点を研究しているらしい。
また、アメリカでは、aLF Venturesが開発したラクトフェリンのスプレー液を生の肉にかけて、E:コレラ菌などの発生抑制に使っていることに対して、FDAが安全性を確認したというのだが。
http://www.techmonitor.net/techmon/03sep_oct/fpr/fpr_meat.htm
参照。
いろいろ、今後、その安全性については、議論が出てくるだろう。

http://www.google.co.jp/search?q=cache:2CfooQG6qW0J:lactoferrin.biox.com/Capri-Page3.html+lactoferrin%E3%80%80%E3%80%80%E3%80%80BSE&hl=ja


[123] Re:[122] [121] [120] ノロウイルスの死亡者って 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/13(Thu) 20:36  

まりちゃんさん。
そうですね。
交通事故の直接的死亡原因で、お医者さんに、この欄に、どのようにかかれるかによって、保険金査定が異なるように、もし、これが、国家賠償法にかかわる死因だったとしたら、この死亡原因記載如何が、非常に大きな意味を持つというわけですね。
ご紹介の例は、死亡診断書でなくて、死体検案書ということで、医師が現場にいない場合の死亡とか、医師が死亡診断書に書いた死因について、死亡者家族が納得しないような場合に、火葬前に、警察が立ち会って、医師法第21条の規定(医師は、死体又は妊娠四月以上の死産児を検案して異状があると認めたときは、二十四時間以内に所轄警察署に届け出なければならない。)にもとずいて、書かれたものですね。
http://forensic.iwate-med.ac.jp/lectures/2002/notes_node17.html ご参照
このように、遺族が、納得しない死亡診断書記載死亡原因について、医師にクレームをつけることは、形の上ではできるのですが、多くの場合、警察は取り合わないので、遺族が医師に直談判して、結果、妥協策として、医師が括弧付きで死亡原因をしぶしぶ訂正して落着ということがあるようですね。
何か、この辺、遺族が納得できるような、うまいシステムが考えられないものでしょうかね。
新年早々ちょっと物騒な話でしたが。


[122] Re:[121] [120] ノロウイルスの死亡者って 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/13(Thu) 20:18  

笹山さん、
直接の死因、「感染症」にかかって死亡したとしても、匿名電話がなかったら、原因が究明されることなく、別の診断名がついて、そのままだったんだろうな、ということに、私は「エー!」と思いました。 

なお、死亡診断書例がありました。
http://kc.med.okayama-u.ac.jp/~guide/work/houi/houi.1998.02.JPG

スギヒラタケで死亡された方も、後から判明した人はどういう病名がついていたんだろうかと思うし、素人考えからすると、感染症で死んでしまったのに、脳溢血後遺症が死因となるならば、アルツハイマーとCJDだって果たしてどうか、とか考えちゃいます。




[121] Re:[120] ノロウイルスの死亡者って 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/13(Thu) 19:25  

死亡診断書の「死亡の原因」欄には、TとU(直接には死因に関係しないが、T欄の傷病経過に影響を及ぼした傷病名等)と手術と解剖の項があって、Tは、さらにアイウエオの欄に分かれていて、アは、直接死因 イは、アの原因 ウは、イの原因 エは、ウの原因 オはエの原因 となっているようですから、感染性胃腸炎がアの直接死因とはならないのではないでしょうか。
また、ウイルスが間接死因とも書けないのではないでしょうか。
今日の朝日新聞の天声人語http://www.asahi.com/paper/column.html
に書いてありましたように、たいていの病名にウィルスをつければ、その病気の病原菌になるのだが、ノロウィルス病というのはないというわけですね。
残念ながら。


[120] ノロウイルスの死亡者って 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/13(Thu) 18:36  

ノロウイルスによる死亡者って、いままでどのくらいいらしたんでしょうか。私がびっくりしたのは、今回の広島の老人ホームで、匿名電話で問題が発覚する前の死亡診断書は以下のように書いてあったそうです。

「同保健所によると、6人の死亡診断書は、5人が「脳こうそく後遺症」、1人が「小脳出血後遺症」だった」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050108-00000000-maip-soci

こういう例はたくさんあるのでしょうかね?

笹山さん、クラスター番号はわかりません、すみません。。



[119] 「自民党夢づくり道場」開設 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/13(Thu) 18:31  

自民党は結党50年の今年、派閥に代わって若手議員や将来の政治家を育成する「自民党夢づくり道場」(仮称)開設とのこと。
ありゃ、パクられたかな? 私の「笹山政策道場」という、このサイトの名前。
もっとも、私のサイトに、「笹山 同情」というキーワードでアクセスされてくるかたが相当数おられて、そんなに同情されているのかな? などと、最初のうちは思い込んでいましたが、何のことはない、このサイトの名前「笹山政策道場」を伝え聞いたかたが、「道場」を「同情」と、同音異義語で間違えて、検索されていたのでした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050113-00000160-kyodo-pol


[118] Re:[116] ノロウィルス、異常発生ではない? 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/01/13(Thu) 17:25  

チョットググって見ましたが、このサイトに患者数や感染症の説明などが書いてあります。
http://maruyamakai.ailesys.co.jp/kusuri_20.html
突然変異による病原性の変化には注意が必要なんでしょうが、それ以外は通常の衛生対策を注意喚起するだけのものだと感じていますがいかがなんでしょうか。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[117] Re:[116] ノロウィルスの統計 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/13(Thu) 17:24  

聞きかじりさん。

ノロウィルスの統計は、三つあります。

1)食中毒統計
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/index.html
医師の届出によって保健所が検査し、厚生労働省にウイルス性 食中毒として報告され集計
ノロウィルスは「小型球形ウイルスによる食中毒」分類に入る。
ノロウィルスによる集団食中毒実績は、
     平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年
事件数(件) 123    116    245    269  268
患者数(名) 5,213  5,217   8,080   7,358  7,961


2)感染症発生動向調査(週報)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/
冬季の感染性胃腸炎関連ウイルスとして集計。主に散発の感染性 胃腸炎患者数

3)病原微生物検出情報(月報)
http://idsc.nih.go.jp/iasr/index-j.html
地方衛生研究所で検査され、 ノロウイルスであることが確認されたものが集計。

ということで、いずれの統計も痛し痒しのようですね。
同じ症状を示していても、感染か食中毒かを判断するということになれば、統計が、そこで、二つに分かれてしまいますね。

で、これhttp://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/kanshi/031105-1.htmlを見ますと、「電子顕微鏡による検査で、小型球形ウイルスの形態は示すもののノロウイルスと同定できない場合、又はPCR法あるいは細胞培養法等でサポウイルス(サッポロウイルス)及びアストロウイルスが検出された場合には、食中毒事件票の病因物質欄には「ノロウイルス以外の小型球形ウイルス」と記載するか、又は同定されたウイルス名を記載し、病因物質の種別欄では「その他のウイルス」に分類してください。」とかかれていて、サポウイルス、アストロウイルスは、どちらの分類にも入ってしまうようにも見えるんですがね。



[116] ノロウィルス、異常発生ではない? 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/01/13(Thu) 16:54  

今朝のNHK(?)で放送していましたが、「ノロウィルス感染患者は毎年7000人ほどいて、今年異常発生しているわけではない」そうです。
専門家の談話としてですが、対策としてはお決まりの「清潔・消毒・殺菌」でした。
もしそうであるならば、挿管などからの感染で死者が多かったのかもしれませんが、それ以上の騒ぎじゃないような気もします。
NHKなどを溜め撮りできるようになりましたので、そこにソースが残っているかもしれませんので、今晩漁ってみます。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[115] Re:[114] [112] [109] 各県なり保健所は、どの程度、ウィルスの遺伝子特定をされているのでしょうね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/13(Thu) 13:16  

まりちゃんさん。
で、新聞報道などでは、ノロウィルスの遺伝子タイブをG1かG2か程度にしか書いていませんが、各県なり保健所の方では、どの程度、遺伝子タイプの確定がすすんでいるのでしょうか?
もし、お分かりでしたら、お知らせいただけませんでしょうか。
広島管轄では、全部G2とのことですが、クラスター番号が公開されていません。
ちなみに、クラスター番号は、http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190にも書いておきましたが、次の一覧の通りです
G1型
GT/1=Norwalk(NV) GT/2=Southampton(SOV),  GT/3=Desert Shield(DSV),  GT/4=Cruise ship(CSV) GT/5=(378) 
G2型
GU/1=Hawaii(HV) GU/2=Snow Mountain(SMV), GU/3=Toronto(TV) GU/4=Bristol(BV) Lordsdale,GU/5=White River(WR) GU/6=(269) GU/7=Gwynedd(GV) GU/8=(539) GU/9=(378) GU/10=(Yav94/UK)



[114] Re:[112] [109] 新しい観点からのノロウィルス対策が、考えられなければならないのかもしれませんね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/13(Thu) 13:07  

> ひょっとして、人-人感染に重大な影響を及ぼすノロウィルスの多様な変異というものについて、もっと厳密に、そして、総合的に追求しなければならないのかもしれません。

本当ですね。急激に拡大しましたし、亡くなる方が続きましたし、変です。人の腸の中でも増えるし、空気感染もするし、厄介です。


[113] プラセンタと献血問題が一歩前進(”実態調査”だそうですが) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/13(Thu) 12:48  

ちょっと検索すると、芸能関係の方など、ヒトと知らないでニンニク注射に混ぜて使用している人が少なからずおられるようですね。

肝障害問題の胎盤エキス、献血時には使用の有無調査
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050108i506.htm

http://life7.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1090896937/


[112] Re:[109] 新しい観点からのノロウィルス対策が、考えられなければならないのかもしれませんね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/13(Thu) 12:35  

まりちゃんさん。
その点、ちょっと疑問なんですね。
従来パターンのノロウィルスの感染ルートのトレースですと、食中毒的観点からが、オーソドックスですし、厚生労働省も、「小型球形ウイルス食中毒をノロウイルス食中毒」として把握ということなんですが、ノロウィルスを取り巻く世界の研究者たちの関心は、食ルート・水ルート感染では、追及できない要素が、近年多くなり過ぎているということのようですね。
ひょっとして、人-人感染に重大な影響を及ぼすノロウィルスの多様な変異というものについて、もっと厳密に、そして、総合的に追求しなければならないのかもしれません。


[111] 東京・横浜圏が被害最大 地震や津波でと再保険会社 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/13(Thu) 12:27  

海外の保険企業が、世界で一番地震と津波の被害が大きいと予測されるのは東京と横浜、という試算を出したそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050112-00000016-kyodo-int

先日TVで、国が「東京湾の津波を50cmと予測した」、なんていう報道を見たんですが、過去の津波の履歴がありましたのでご紹介まで。自分の身は自分で守らねば、ですね。浜岡原発は100%大丈夫、なんて、中部電力の社員の方がTVで力説してましたが、海砂コンクリートなど多数問題が隠せなくなってきているのに、いい加減にしてもらいたいなぁ、と新年早々思ってしまいました。

津波年表など
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/gyotoku/rekishi/nenpyo.htm
建仁1 1201 葛西の海辺、津波によって人家が流され千余人が溺死する。
永仁1 1293 津波のため当代島が全滅する (浦安?)
慶安4 1651 津波により、行徳・葛西で民家数千戸流失。
延宝8 1680 津波のため行徳領内で死者百余人を出す。
元禄16 1703 地震のため津波が起こり、浦安・行徳・船橋の被害甚大。
天明6 1786 古来稀なる大出水により江戸周辺大洪水。大津波起こる。
寛政3 1791 大津波 原木の溺死者百三十余人にのぼる。
文化4 1807 徳願寺に永代橋溺死者の供養搭が建つ。
大正6 1917 大津波、被害甚大。

安政 1.11.4 1854 安政東海地震 小田原潰家あり、箱根宿九分潰れ、江戸城石垣崩れ、長屋潰れる。津波江戸で1m
http://www3.airnet.ne.jp/okazaki/turezure/jisin/higai/kanagawa.html


http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/daishu/council/c_js07.html
1703.12.31 (元禄16)(元禄地震) 7.9〜8.2 地震動、津波により甚大な被害。江戸本所 付近で被害が大きく、死者340、家屋全壊22。東京品川で2mの津波。

応長元年(1311) 5月18日、突如大津波に襲われて長浜千軒は 一夜にして海中へ呑込まれた、という伝承がある。(横浜市金沢区)
http://www1.seaple.icc.ne.jp/kusuyama/3burakana/51/51.htm

最後にこんな記事も。
四国西部で「スロースリップ」現象 スマトラ沖地震影響か
http://www.sankei.co.jp/news/050112/sha100.htm
地球はつながってますね。人事ではない。



[110] 寿司ついでに、日本食の基本、米に添加物の問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/13(Thu) 12:09  

精米改良剤にメス、厚生労働省が指導徹底を通知
http://www.jc-press.com/news/200412/121304.htm

日本消費者新聞にあった記事ですが、精米の時点で米にプロピレングリコールその他添加物を放り込んで、古米の食感をよくすることが結構横行しており、農水省もようやく事実を知り、動き出したという記事がありました。規制がないものですから、どのくらい添加されているかも不明のようです。

問屋の時点で行われているみたいだから消費者や流通では対処しようもないようで。

以前、添加物の展示会を冷やかしにいって知りましたが、麺や和菓子、豆腐の食感をよくしたり、肉や魚を結着させるトランスグルタミナーゼ主成分の酵素薬剤も、表示義務がないようで相当に使われつつあるみたいですね。

添加物ついでに言えば、アルミの鍋が時折話題になりますけど、アルミの鍋よりは、焼菓子の起泡などによく使われるベイキングパウダーのほうが問題のようですね。アルミ(みょうばん)フリーのベイキングパウダーを見つけました。

http://news15.2ch.net/test/read.cgi/femnewsplus/1102926730/


[109] ノロウイルスといえば人⇔人のほか食中毒も 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/13(Thu) 11:56  

韓国でも大発生して問題になっているという記事が過去にありましたが、牡蠣がまた広島や宮城で偽装されているのではないか、という記事が昨年末、いくつかございましたね。はやくきっちり追及してもらいたいです。私は牡蠣は、加熱しておいしく食べてます。

もひとつ気になるのはこれです。いまや産地偽装だけじゃなく、寿司などでも、淡水魚のティラピアを鯛の寿司と偽装したりとか、どこで何を食べさせられているのか、わかりゃしませんね。

三重の男性からコレラ菌検出 輸入食品から感染か
http://www.sankei.co.jp/news/050108/sha001.htm
カキ産地 宮城のレッテル流用か 韓国産偽装の疑い
(河北新報 2004年12月2日)
韓国カキ、広島産に偽装? 出荷組合が調査要請
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04120402.html


[108] Re:[107] [103] 老人ホームの職員が感染を広めているのではないのでしようか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/12(Wed) 22:02  

山梨評論さん。
先日は、せっかくのご投稿を、お告げするまもなく消去してしまい、申し訳ありませんでした。
トラブルに巻き込まれる可能性があったために、緊急にしたもので、お許し願いたいと存じます。
ご紹介の山梨の地元紙にも書かれているように、感染拡大は、ノロウィルスの特性を承知していないために、職員などが、人から人への感染媒介をした可能性がありますね。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190
にも書きましたように、ノロウィルスの特徴として、症状が治まっても、48時間は、ウィルスを撒き散らしているということなのです。
最近の説では、それが3週間も続くという報告もなされているようです。
http://www.journals.uchicago.edu/cgi-bin/embpcgi.pl/cgi-bin/res-page.epl?objid=341408
の例では、患者の26パーセントに、発症後、三週間後にも、ウィルスが発見された。」としております。
つまり、症状がおさまって、入所者は、相部屋の部屋に帰っていく、職員も、症状が納まって、現場復帰して、また、介護作業を続けていくうちに、入所者も職員も、施設内に新たなウィルスを撒き散らしていく、ということです。
アメリカでは、過去の経験に懲りて、「入所者は症状が治まっても、個室には帰らせない。職員は、48時間経過しないと、現場復帰させない。」ということで、ウィルスの拡大をコントロールしているようです。
読売さんの記事のように「意識が低い」と一刀両断するのは、まだ早いと思います。
すなわち、現在の日本で蔓延しているノロウィルスの遺伝子タイプの解明が、済んでいないからです。
例の福山福寿園など、福山市内のウイルスは「G2」と確定したようですが、クラスター・ナンバーは明らかにされていませんね。
従来型の遺伝子でない、微妙に、多様のタイブに変異したGU/4型のものであると、同時多発的に感染が、人から人へと、違ったウィルスのタイプで、それぞれ感染拡大していくことでしょう。
そうなると、手に負えなくなります。
現在は、ワクチン開発はまだですが、遺伝子解明が進めば、ワクチン開発も可能と、専門家は言っているようですね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190


[107] Re:[103] 県庁と報道各社とノロウィルス危機管理 投稿者:山梨評論 投稿日:2005/01/12(Wed) 16:03  

笹山さんの記事のお蔭で、ノロウィルスについて知りました、
当方はどうもこういう話に基礎知識が無いのです。(^_^;)

当地、山梨県でも報道されたのですが、この掲示板でもご紹介の各地情報などは山梨県庁関係者もとっくに読んで理解していると思っています。
しかし、事実はこうなります(^_^;)

記事見出しで痛烈な皮肉−意識の低さで感染拡大、(読売新聞 2005年1月12日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/
ちょっと見には、『県は「意識の低さが感染拡大につながった」として施設側を口頭で指導。再発防止に向け、十四日には関係施設への研修会を開く。』から「意識の低さ」という記事の見出しがあるように思えます。しかし、他紙を合わせ読むと、これは12月20日に白樺荘での患者発生を把握していた県庁−福祉保健部に対する痛烈な批判を意味していますね。読売新聞さんとしても県庁との関係上明示的な批判記事として書けない事情がある、だからこのような記事になったのでしょう。「ノロウイルス」は全国で話題の事です、危機管理など意識にない県庁も地域振興局も必要無い事が、またまた立証されたと思いました。各紙の記事は以下の通り・・・
* 山梨日日新聞 http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news.php?y=2005&m=01&d=12&s=1
* 産経新聞 http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/yamanashi/050112/kiji01.html
* 毎日新聞 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20050112ddlk19040065000c.html

* 朝日新聞 http://mytown.asahi.com/yamanashi/news01.asp?kiji=8300
『集団感染の判明から20日以上たってからの公表となった理由について、県は「公表の義務がないため控えていたが、他県の事例をみて、ほかの施設に注意喚起したいと思った」と釈明している。』(朝日新聞)

http://www.geocities.jp/yyreview/


[106] 海洋投棄と漁礁問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/12(Wed) 11:07  

99でご照会した東京都議の後藤雄一さんの「行革パン屋の都政日記」http://www.gyoukaku110ban.jp/diary/nikki-index.htmlの中で、次のような興味深い論争が展開されていた。
野伏漁港の浚渫の岩骸を地元の要望で、東京都が下田海上保安部に海上投棄の許可を申請したのだが、この申請の文言に「投棄」という言葉を使ったのでクレームが付き「海中に魚礁として・・・。」と書き直し、9月15日に許可がおり、作業したのだという。
ご承知の通り、海洋投棄については、ロンドン海洋投棄条約の1996年議定書で、海洋投棄および洋上焼却を原則禁止とし、海洋投棄を検討できるものを限定列挙するという方法(ポジティブリスト方式)が採用され、今日に至っている。
この東京都と同様の例で、次にあげるサイトhttp://www.georgiastrait.org/Articles/art2.php
の文書は、カナダのジョージア海峡同盟が、カナダの環境省に対して、古くなった軍艦HMCS Saskatchewan号http://gwardnet.d2g.com/mac/maccdale/TN_262cf.GIF
を海中に沈めて、魚の人口漁礁にするという政府の方針に対して、「これは、ロンドン海洋投棄条約に違反する。」との見解から、反対の声明を出したものだ。
この中で、人工漁礁の問題について、次のように言っている。
「人工漁礁については、科学的なコンセンサスは何もない。実際、多くの科学者は、人口漁礁について、それが、古い船で作られたもののような場合は、海洋に有害であると考えられている。海洋環境に有益な漁礁とは、特定の海洋の地形にそって設計されたものでなくてはならず、また、魚のための多くの小部屋の数、そのサイズ、デザイン、基質、海上距離に応じた深さ、空間構成、構造、材質等など、さまざまな要素を考慮することで、特定の魚種の繁殖強化に資するものでなければならない。廃船や他の廃棄物による漁礁は、(魚の繁殖にとって)不要なばかりでなく、かえって、自然の生息地が、そのような効果のない人工物にとって替わられることで、有害となる。」と、いっている。
これらのカナダなどの例からすれば、この東京都の方針とは、まさに乱暴な、ロンドン海洋投棄条約の精神に対する冒涜行為とも見てとられるだろう。

ロンドン海洋投棄条約の現物は
「CONVENTION ON THE PREVENTION OF MARINE POLLUTION BY DUMPING OF WASTES AND OTHER MATTER (LONDON CONVENTION 1972)」http://www.imo.org/Circulars/mainframe.asp?topic_id=617ご参照。
なお、
「Stop Ocean Dumping」
http://archive.greenpeace.org/comms/97/oceandump/oceanmain.html
というサイトもある。

http://www.imo.org/Circulars/mainframe.asp?topic_id=617


[105] 篠原ちづるさんがスリランカで遭遇した津波の手記 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/12(Wed) 09:27  

garyo さん。
感動的な篠原ちづるさんの手記http://now.ohah.net/sameera/tsunami.shtml
のご紹介、ありがとうございました。
このウナワトナビーチ(Unawatuna)は、ヤラ国立公園(Yala National Park)南方の海岸で、今回、外国人を含め、多数の死者を出したところですね。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=173 にも、書いてありますように、肝心の野生動物は、危険を察知したのか、ほとんど、死骸が見つからなかったそうです。
また、「タミール・イーラム解放の虎」支配の影響もあって、スリランカでの救援は、難航を極めているようですね。
その意味では、篠原ちづるさんの危機脱出は、奇跡に近いものがあったと思います。
手記の中で、日本大使館の対応の変化振りがうかがわれて、「意外と、はじめは、邦人救出に不親切だったんだなあ。」と感じさせられました。
このサイトhttp://now.ohah.net/setu/diary/20041228.htmlでも、篠原さんのお友達が、篠原さん(愛称「ぷにちゃん」なんだそうで)の自力生還を、喜んでいました。

http://now.ohah.net/sameera/tsunami.shtml


[104] 津波被害者の手記 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/12(Wed) 08:02  

こんな記事を見つけました。

http://now.ohah.net/sameera/tsunami.shtml


[103] 報道各社バラバラのノロウィルス感染者数 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/12(Wed) 06:42  

朝日と読売と時事通信(ただし、このほかの数字である3900人も併記)が、厚生労働省の調査を引用。日経・産経・東京が、共同通信の調査を引用。
独自調査が、毎日とNHK。 ということになる。
厚生労働省調査では、感染者2214人
共同通信調査では、感染者4114人
毎日新聞調査では、感染者8280人
NHK調査では、感染者3600人
感染時期のカウント開始時期の差や、胃腸炎とノロウィルス感染との間の線引きの判断の違いが、この数字の差なのだろうが、それにしても、独自調査の数字が、もっと、各紙あっていいのではなかろうか。
毎日とNHKを除いては、各紙、厚生労働省・共同通信の数字頼みというのには、がっかり。
この中では、ちょっと、数字が多めなのが気にはなるが、毎日新聞の緻密な調査振りを褒め称えよう。

以下は、各紙の報道数字

朝日新聞
厚生労働省が感染が疑われるケースを調査した結果、今冬に少なくとも17都道府県の58施設で、2214人の感染が疑われ、うち1652人からノロウイルスが検出

日本経済新聞
昨年12月以降で4114人に達し、関連が疑われる死者は14人に上っていることが11日、共同通信のまとめで分かった。発症者の一部からはノロウイルスが検出されている。高齢者施設だけでなく学校や幼稚園、病院などの施設でも1735人が発症、うち1人が死亡しており、ノロウイルスの流行シーズンが始まった昨年11月以降だと数字はさらに増える。

読売新聞
厚生労働省は11日、昨年11月以降の主な集団発生事例について、緊急に全国調査を行い、同日午後4時現在で結果をまとめた。 それによると、17都道府県の58施設で計2214人が感染性胃腸炎を発症、うち13都道府県の1652人からノロウイルスが検出された。

毎日新聞
今冬は38都道府県で約8280人が感染(疑いも含む)し、うち男女14人が死亡していることが11日、毎日新聞の調べで分かった。

産経新聞
昨年12月以降で4114人に達し、関連が疑われる死者は14人に上っていることが11日、共同通信のまとめで分かった。

NHK
高齢者の介護施設などでノロウイルスが原因と見られる急性の胃腸炎の症状を訴えた人が、NHKのまとめで全国の35の都道府県で3600人あまりに上り、急性の胃腸炎で亡くなったと見られる人は15人となりました。

時事通信
厚生労働省の同日午後4時現在のまとめによると、今冬の感染性胃腸炎の集団発生は17都道府県に広がり、計2214人が感染(うちノロウイルスが検出された人は1652人)。このほか各県の集計を加えると、感染者は30都道府県で3900人を超えた。

共同通信-東京新聞-
全国の高齢者施設で相次いで発生している感染性胃腸炎とみられる発症者は昨年12月以降で4114人に達し、関連が疑われる死者は14人に上っていることが11日、共同通信のまとめで分かった。高齢者施設だけでなく学校や幼稚園、病院などの施設でも1735人が発症、うち1人が死亡しており、ノロウイルスの流行シーズンが始まった昨年11月以降だと数字はさらに増える。



[102] こちらに私の記事をリンクしていただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/11(Tue) 17:23  

こちら「池谷石黒ウェブログ」の「津波に群がる火事場泥棒」
http://blog2.fc2.com/ikegayaishiguro/?no=96
に、私のブログ記事「津波詐欺師にご用心」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=189
をリンクいただいております。
光栄なことです。

http://blog2.fc2.com/ikegayaishiguro/?no=96


[101] いまもっとも話題のアーカイブ・ビデオ「Eve of Destruction」(破滅の前夜) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/11(Tue) 14:39  

この話題のアーカイブビデオは、カリフォルニアに本拠地を置く「KUBICAL XPHERE」
http://xpheresongx.tripod.com/kubicalxphere/index.htm
というバンドのミュージックビデオである。
いろいろな地球の破滅を暗示させるビデオクリップが、約7分間のビデオの中に、次々と、織りこまれている。
これらのビデオクリップは、Prelinger Archiveshttp://www.archive.org/movies/prelinger.php
の中から取ったきたものだ。
ビデオを見るには、
http://www.archive.org/movies/movies-details-db.php?collection=opensource_movies&collectionid=Eve_of_Destruction&from=BA
のなかの左端にある
Download 256Kb MPEG4 18.1M MPEG1 72.3M XML 8.6K 64KbMPEG4 8.1M Unknown 9.7K Metadata
のいずれかをクリップすればいい。

そのほかの人気アーカイブビデオをごらんになりたい方は、ここhttp://www.archive.org/search.php?query=mediatype%3Amovies&sort=-%2Fadditional%2Fitem%2Fndbaをクリックしてください。

http://www.archive.org/movies/movies-details-db.php?collection=opensource_movies&collectionid=Eve_of_Destruction&from=BA


[100] 日本全国のノロウィルス感染状況一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/11(Tue) 10:28  

ますます拡大する老人施設などでのノロウィルス感染だが、ここで、整理のため、昨年の年末から、今年の年始にかけての、日本全国のノロウィルス感染状況を、以下にまとめてみた。
なお、下記の文中における固有名詞は、いずれも、報道機関によって、公開されたものである。
ノロウィルスについては、私のブログの記事「ノロウィルスってなんだ?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190をご参照ください。

12月23日 大阪市のホテル(「ザ・リッツ・カールトン大阪」)で、兵庫県西宮市の病院職員37人が12月18-20日にかけて、発症。うち7人からノロウィルス検出
12月27日 和歌山県由良町の菓子店(「錦花堂」)のショートケーキを12月16日から20日にかけ食べた子供会・介護老人保健施設ら92人が発症。患者の一部からノロウィルス検出
12月27日 秋田県西部の施設で、職員1人が発症。その後拡大し、入所者38人職員10人が発症。
12月29日 兵庫県尼崎市の結婚式場(「ロイヤルパレス阪神」)で、27人が発症、2人からノロウィルス検出
12月29日 高知県宿毛市で、12月25-26日にかけて、高校生35人が発症
12月29日 香川県観音寺市の「観音寺競輪場選手宿舎」で、12月25-27日にかけて11人が発症。患者の一部からノロウィルス検出
12月30日 大阪府泉大津市の社会福祉施設で、入所者と職員12人が発症。その後発症者は67人に拡大。患者の一部からノロウィルス検出。
01月04日 広島県福山市の特別養護老人施設(「福山福寿園」)で、12月30日に、12人の患者発生との通知があり、その後、年末年始を経過して、1月4日になり、感染拡大が、判明。64人(入所者44人職員20人)が発症。うち7人が死亡。当初、地元の医師は、1月7日時点までは、ロタウィルスによるものとの見解をしめしていたが、入所者23人と職員2人から、ノロウィルスが検出。
01月04日 波崎町の宿舎で、12月25-28日にかけて、高校生22人が発症。うち4人と調理従事者1人からノロウィルス検出。
01月06日 京都府伊根町の特別養護老人ホーム(「長寿苑」)で、入所者19人と職員2人が発症。うち、3人からノロウィルス検出。
01月06日 秋田県が、県内5箇所の老人ホームで、合計147人が発症と、発表。
内訳 西部の施設で12月27日から 49人(うち職員12人)発症、河辺郡施設で、12月28日から48人(うち職員10人)発症、南秋田県の施設で21人(うち職員6人)発症、秋田市東部の施設で、16人(うち、職員3人)、平鹿郡の施設で、13人(すべて入所者)が発症。いずれも患者の一部から、ノロウィルス検出。
01月07日 滋賀県大津市の旅館(「びわ湖花街道」)で、12月12月30日に宿泊の17人が発症。患者の一部から、ノロウィルスを検出。
01月08日 神奈川県大和市の介護老人施設(「大地」)で、年末年始にかけて、46人(うち職員16人)が発症。うち、一人が死亡。患者の一部から、ノロウィルス検出。
01月09日 大阪府が、岸和田市や吹田市の社会福祉施設で昨年12月25日以降、計47人が同様の症状を訴えたと発表
01月09日 北海道千歳管内の特別養護老人ホームで、1月5日から9日にかけて、51人(うち職員14人)が発症。患者の一部から、ノロウィルス検出。
01月09日 秋田県が、昨年12月中旬以来の県内の発症数が297人、発生場所が、幼稚園・高齢者福祉施設など、10箇所に及んだと発表。
01月09日 和歌山県和歌山市の特別養護老人ホームで、35人(うち職員12人)が発症。うち患者の一部からノロウィルス検出。
01月10日 宮崎県宮崎市の特別養護老人ホーム(「住之江」)で、39人が発症。うち、4人(うち、職員2人)から、ノロウィルス検出。
01月10日 宮崎県東郷町の町立養護老人ホーム(「鈴峰園」)で、15人(うち、職員3人)が発症。7人から、ノロウィルス検出。
01月10日 千葉県鋸南町の特別養護老人ホーム(「鋸南苑」)で、50人が発症。
01月10日 大阪府枚方市の障害者施設で、16人が発症。患者の一部からノロウィルス検出。
01月10日 山口県が、県内3施設75人が発症と発表。
01月10日 福岡県北九州市小倉の特別養護老人ホームで、30人が発症。
01月10日 奈良県明日香村の特別養護老人ホームで、今月5日から10日までに入所者と職員合わせて20人が発症。6人から、ノロウィルス検出
01月11日 沖縄県南部の老人ホームと併設の幼稚園で、48人(職員も含む)が昨年12月中旬以降発症。15人からノロウィルス検出。
01月11日 岐阜県岐阜市の養護老人ホームで、昨年末、入所者ら49人が発症。患者からノロウィルスを検出
01月11日 三重県亀山市の老人保健施設で、先月28日から今月5日までに、入所者15人が発症。うち2人から、ノロウィルスを検出。
01月11日 福岡県朝倉郡の老人ホームで、13人が発症。
01月11日 愛媛県伊予市の介護老人保健施設(「伊予ヶ丘」)で、48人(うち、職員15人)が発症し、1人が死亡。患者の一部からノロウィルス検出。
01月11日 山形県山形市の国立病院機構山形病院で27人が発症。一人が死亡。5人から、ノロウィルスが検出。
01月11日 山梨県富士吉田市の介護老人保健施設(「白樺荘」)で78人(うち、職員23人)が、発症。一人が死亡。症状がでている44人と、症状が出ていない9人からノロウイルス検出。
01月11日 京都府長岡京市の特別養護老人ホーム(「天神の杜」)で、23人(うち職員10人)が発症。患者の一部から、ノロウィルスを検出。
01月11日 京都府宇治市の「宇治明星園養護老人ホーム」で昨年12月に集団胃腸炎発症。9人からノロウィルス検出と、本日発表。
01月11日 愛知県豊川市のケアハウスで、入所者23人が、先月25日から今月4日にかけて、発症。
01月11日 石川県辰口町の介護老人保健施設(「陽翠の里(ひすいのさと)」)で32人が発症。うち一人が死亡。
01月11日 静岡県東部御殿場健康福祉センター管内の障害者施設で16人が発症。
01月11日 茨城県下館市の市立養護老人ホーム「ことぶき荘」で19人(うち職員1人)が、発症。
01月11日 京都府が、昨年暮れから11日までに宮津市や宇治市、長岡京市、伊根町の高齢者施設4カ所で131人が発症、うち計21人からノロウイルスを検出と、発表
01月12日 福岡県福岡市の医療法人経営病院で昨年十二月末より、12人発症。うち4人からノロウイルス検出。
01月12日 秋田県秋田市(旧河辺郡)の特別養護老人ホーム(「河辺荘」)で、48人が発症。2人が死亡。3人からノロウィルス検出。
01月12日 岩手県前沢町の特別養護老人ホーム(「まえさわ苑」)で、20人が発症。
01月12日 北海道・札幌市の居酒屋「食然美源 有き家」で、43人が発症。患者の一部からのノロウィルス検出。
01月12日 福島県会津と県中の高齢者福祉施設2カ所で計60人が発症。ノロウィルスの有無を検査中。
01月12日 群馬県で11日午後3時現在、計14施設計357人で感染性胃腸炎の疑い。内訳は特別養護老人ホーム5カ所、介護老人保健施設9カ所で、患者数は入通所者300人、職員57人。
01月12日 埼玉県で、高齢者福祉施設6カ所で、274人発症。うち4施設の39人からノロウイルスが検出。
▽特別養護老人ホーム「さくらぎ苑」(小川町)61人▽介護老人保健施設「みどうの杜」(東秩父村)78人▽養護老人ホーム「長楽園」(熊谷市)36人▽特別養護老人ホーム「春輝園」(川口市)41人▽同「きりしき」(さいたま市)36人▽介護老人保健施設「あすか」22人(同)――の6施設274人。
01月12日 神奈川県の「ノロウイルス」の集団感染例は、昨年末から県内で11件起き、計439人が発症。
01月12日 長野県松本市の特別養護老人ホーム「つつじ園」で、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎の集団感染が発生。入所者や職員が発症。
01月12日 三重県内の老人福祉施設8施設で昨年12月中旬から今月初めにかけて計350人(うち職員82人)が発症。14人からノロウイルスが検出。
01月12日 鳥取県内4施設の利用者16人と職員2人の計18人が発症。
01月12日 岡山県津山保健所(津山市)管内の保健福祉施設で先月末から今月初めにかけ、入所者や職員計55人が発症。うち3人からノロウィルス検出。
01月12日 鹿児島県曽於郡内のグループホームの入所者10人が発症。ノロウイルスは調査中。
01月12日 京都府京都市右京区の総合病院で今月1日ごろから37人発症。発3人からノロウイルス検出。
01月12日 広島県広島市南区の特別養護老人ホーム「広島平和養老館」で、16人発症。1人死亡。患者の一部から、ノロウィルス検出。
01月12日 東京都港区の「コマツ」本社社員食堂で今月5日と6日に昼食を取った社員ら238人が発症。一部患者からノロウイルス検出。
01月12日 京都府岩滝町の府立与謝の海病院で8人発症。うち6人からノロウイルス検出。
01月12日 千葉県安房郡内の施設で行われた木更津市内の私立高校剣道部の合宿で、4〜7日に、38人が発症。ノロウイルス検出。
01月13日 北海道北見保健所管内の介護保険施設で、35人発症。8人からノロウイルス検出。
01月13日 宮城県仙台市と大崎保健所管内の高齢者施設2カ所で、19人が発症。ノロウィルスの疑いで検査中。
01月13日 秋田県北秋田郡の高齢者施設で先月28日、17人が発症。雄勝郡の高齢者施設でも、3日、25人が発症。
01月13日 山形県で、昨年11月以降、高齢者施設や小学校など7カ所で計296人が発症。
01月13日 福島県郡山市内の高齢者施設で30人発症。
01月13日 沖縄県で昨年12月から今年1月初旬にかけて、高齢者施設など計11施設の入所者や職員ら376人が発症。
01月13日 沖縄県宮古の一高齢者施設で、昨年末から今月初旬にかけて、入所者23人、職員2人が発症。
01月13日 栃木県内で今冬に県内7カ所の社会福祉施設や小学校などで計156人が発症。
01月13日 新潟県内県内の福祉施設3カ所の入所者と職員計57人が発症。うち1施設の3人からノロウイルスが検出。
新津保健所管内の介護老人保健施設35人(入所者25人、職員10人)▽新発田保健所管内の特別養護老人ホーム5人(入所者2人、職員3人)▽上越保健所管内の救護施設の入所者17人。このうち、介護老人保健施設の3人からノロウイルスが検出。
01月13日 富山県西部の介護保険2施設で昨年末から今月初めにかけて、利用者33人、職員8人の計41人発症。
01月13日 山梨県内県内の12高齢者福施設で60人(入所者54人、職員6人)が発症。
01月13日 長野市内の介護老人保健施設で、今月1日から11日にかけ、21〜97歳の入所者13人と職員8人の男女計21人発症。一部患者から、ノロウイルス検出。
01月13日 岐阜県岐阜市のグループホーム「長森いきいき倶楽部」で今月4〜9日に入所者と職員計14人が発症。
01月13日 三重県伊賀市の市立上野総合市民病院で11人発症。熊野保健所管内の特別養護老人ホームの入所者ら12人発症。ノロウィルス検出
01月13日 愛知県名古屋市で、▽特別養護老人ホーム3施設で計112人▽軽費老人ホーム1施設で計44人▽介護老人保健施設3施設で計89人――の計245人 発症。
01月13日 奈良県菟田野町の特別養護老人ホーム「やまびこ」で35人発症。橿原市の県立高校総合寄宿舎「畝傍寮」で18人発症。
01月13日京都府山城北、丹後(2件)、乙訓の各保健所管内の高齢者施設で、計131人が発症。21人からノロウイルス検出。また、京都府立与謝の海病院で8日から入院患者8人発症。6人からノロウイルス検出
01月13日 島根県出雲市内の高齢者福祉施設で、入所者21人と職員12人の計33人発症。
01月13日 岡山県倉敷市の特別養護老人ホーム ニ施設で入所者と職員計67人が発症。うち、1施設の入所者6人からノロウイルス検出。
01月13日 大阪府大阪狭山市の高齢者福祉施設で、入所者や職員計12人か発症。ノロウィルス検出。
01月13日 東京都港区の仕出し店「やまと家」の仕出し弁当を今月2、3両日に日本テレビ放送網(本社・東京都港区)の社員と関連会社員、アルバイト学生計96人が、食べて、発症。「やまと家」の従業員2人と患者21人の便からノロウイルスが検出。
01月13日 京都府城陽市の特別養護老人ホーム「梅林園」で、入所者20人と職員10人が発症。うち10人からノロウイルス検出。
同じく城陽市の知的障害者入所施設「南山城学園」で、14人が発症。うち7人からノロウイルス検出
01月13日 沖縄県で、障害者、障害児が入所する県内の3施設で昨年11月から今年1月にかけて、入所者や職員合わせて108人が発症と、発表。
01月14日 山梨県東部の宿泊施設で先月28日、合宿中の高校生40人が発症。9人からノロウイルス検出。
01月14日 沖縄県で、昨年11月から今月13日までに、県内の福祉施設などの入所者から寄せられた検体94人のうち、40人でノロウイルスが確認。 40人の内訳は南部の老人ホームで、職員、園児、入所者合わせて15人、八重山福祉保健所管内で8人、中部福祉保健所管内で1人、中央保健所で16人が陽性。
01月14日 秋田県南秋田郡内の総合病院で13日までに、入院中の高齢患者と看護師ら計32人が発症。うち2人からノロウイルス検出
01月14日 群馬県で7施設から新たに集団感染とみられる胃腸炎症状の届け出があり、県内の患者数は計21施設延べ452人(他に職員112人)となった。新たに報告があったのは▽特別養護老人ホーム4▽介護老人保健施設1▽知的障害者施設1▽グループホーム1――の計7施設。
また、伊勢崎市の特別養護老人ホーム「ロータスヴィレッジ」で患者4人からノロウイルスが検出。ー
01月14日 埼玉県児玉町の障害者授産施設「児玉身体障害者更生館」▽鶴ケ島市の介護老人施設「鶴ケ島ケアホーム」▽川口市の高齢者グループホーム「アビリティーズ 気まま館」の3施設で、入所者49人、職員15人が発症。14人からノロウイルス検出。埼玉県内の患者数は13日現在、累計390人。
01月14日 岐阜県恵那市の特別養護老人ホーム「福寿苑」(西尾道保苑長)で、入所者70人のうち18人と職員4人の計22人が発症。ノロウィルス検出。
高山市の「松喜すし」で29人発症。うち12人からノロウイルス検出。
01月14日 静岡県静岡市の特別養護老人ホーム「竜爪園」で年末年始にかけて、入所者44人と職員21人が発症。、入所者13人と職員1人からノロウイルス検出。
01月14日 大阪府和泉市の病院の入院患者計31人が発症。1人からノロウイルス検出。
大阪市港区内の特別養護老人ホームで昨年12月27日から入所者36人と職員8人の計44人発症。うち3人からノロウイルス検出。
01月14日 徳島県勝浦町の特別養護老人ホーム「喜楽苑(きらくえん)」で、61人発症。と、脇町の知的障害者入所更正施設「ルキーナうだつ」で15人発症。。計76人が発症。これらに施設のうち5人からノロウイルス検出。
01月14日 香川県内の児童養護施設で15人、知的障害児・者施設で18人、特別養護老人ホームで22人の計55人発症。ノロウイルスは確認されていない。
01月14日 香川県東かがわ市内の機械メーカーで5日から11日にかけて、88人が発症。5人からノロウイルスが検出。
01月14日 山口県東部の特別養護老人ホームで3人発症。北部の障害者福祉施設で7人発症。
01月14日 鳥取県倉吉市の知的障害者施設「希望の家」で、20人が発症。うち1人からノロウイルス検出。
01月14日 高知県中村市の知的障害者福祉施設で、入所者と職員42人が発症。患者らからノロウイルス検出。
01月14日 鹿児島県曽於郡のグループホームの感染性胃腸炎集団発生で、13日までに、発症者10人のうち3人からノロウイルスを検出。
また、鹿児島市内の高齢者施設でも5〜13日に入所者20人と職員11人31人が発症し、うち3人からノロウイルスを検出。
姶良郡の特別養護老人ホームで昨年12月23日から9日までの間、30人が発症。
など2施設で同日、感染性胃腸炎の集団発生を確認。
同じく、姶良郡の知的障害者施設で、昨年12月30日から11日までの間、29人(うち入所者21人)が発症。
01月14日 京都府・京都市・右京区の高齢者施設で、今月4日から11日にかけて入所者26人と職員8人の計34人が発症。6人からノロウィルス検出。
01月14日 福井県は、県内の病院や高齢者施設で計38人の発症を発表。うち、敦賀市の「泉ケ丘病院」に入院していた一人が死亡。
01月14日 千葉県の鴨川市と八千代市の高齢者福祉施設の入所者と、柏市の市立中学校の陸上部員の計75人が発症。、
01月14日 長野県松本市原の特別養護老人ホーム「浅間つつじ荘」に入所していた男性(82)がノロウイルスに感染、死亡した。
01月14日 京都府山城北保健所管内の高齢者施設で今月8日から入所者20人と職員10人の計30人が発症。10人からノロウイルス検出。同管内の障害者施設でも入所者14人が発症。7人からノロウイルス検出。
01月15日 大分県大分市の特別養護老人ホームで、ノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎で1人が死亡。 
01月15日 北海道の釧路保健所管内の介護保険施設の入所者ら50人発症。深川保健所管内の老人福祉施設の入所者ら23人発症。岩見沢保健所管内の老人福祉施設の入所者、職員計20人発症。北見保健所管内の老人福祉施設の利用者ら12人発症。以上の4施設各6人計24人からノロウイルス検出。
01月15日 岩手県前沢町の特別養護老人ホーム「まえさわ苑」で24人発症。4人からノロウィルス検出。
01月15日 秋田県秋田市西部の高齢者施設で昨年12月28日から同日までに入所者、職員ら25人発症。雄和地区の高齢者施設でも6日以降6人が発症。同じ雄和地区障害者施設で8日から50〜70代の入所者と職員42人発症。
秋田県全体では、発生は15カ所、414人発症。
01月15日 福島県いわき市の2病院で入院者45人、職員14人計59人発症。同市の特別養護老人ホームで入所者29人、職員24人計53人発症。同市の老人保健施設で入所者20人、職員11人計31人発症。発症者21人からノロウイルスが検出。
郡山市内の特別養護老人ホームで入所者と職員計30人発症。5人からノロウイルス検出。さらに同施設のショートステイ利用者1人が発症。
01月15日 茨城県土浦市の知的障害者更生施設「尚恵厚生園」と「尚恵学園成人寮」の入所者と職員計34人が発症。
01月15日 群馬県新里村の介護老人保健施設「さくら苑」に入所する90代の男性からノロウイルスを検出。
01月15日 神奈川県横浜市内の6施設で計253人発症。うち22人からノロウイルス検出。
先月16日以降の横浜市発症者数は、11施設463人(ウイルス検出者98人)。
うち、横浜市神奈川区の特別養護老人ホームでは、70〜100歳代の入所者や職員計84人が発症。
01月15日 新潟県新発田保健所管内の保育園の園児14人が発症。
昨年11月1日から12月末までの2カ月間に、新潟県内の保育園や特別養護老人ホーム、病院など5施設で入所者・患者ら計86人、職員計20人が発症。
 うち、三条保健所管内の保育園児4人、新発田保健所管内の患者やその家族と職員12人、上越保健所管内の病院の患者1人からノロウイルス検出。
01月15日 山梨県富士吉田保健所管内の宿泊施設で昨年12月28日朝から同30日夜にかけて、合宿中だった県内外の高校16校の男子生徒計40人発症。うち、9人からノロウイルス検出。
大月保健所管内の介護保険施設で10日以降、入所者8人と職員3人の計11人が発症。
01月15日 長野県松本市の特別養護老人ホーム「浅間つつじ荘」で、1人死亡。男性の便からノロウイルス検出。
長野市市の特別養護老人ホーム2施設で、計26人(入所者13人、職員13人)発症。
01月15日 岐阜県岐阜市の特別養護老人ホーム「大洞岐協苑」と、グループホーム「長森いきいき倶楽部」の入所者や職員計11人の検体からノロウイルスが検出。「大洞岐協苑」5人、「長森いきいき倶楽部」6人。
01月15日 山口県小野田市の2小学校で18人発症。宇部市の5小中学校の発症者37人と合わせ計55人。宇部市東吉部の仕出し店「柳屋」が、7校に販売した昼食弁当が原因。
01月15日 福岡県で、新たに3人からノロウイルスを検出。ウイルス検出例は6施設14人となった。
01月15日 長崎県の県央保健所管内の児童養護施設の入所者と職員計42人が発症。入所者4人からノロウイルス検出。
01月15日 大分県大分市の特別養護老人ホーム入所者5人の便からノロウイルスを検出。。ノロウイルス検出者は県内で19人となった。
01月15日 熊本県天草地方の高齢者施設の入所者と職員計18人が発症。3人からウイルス検出。
01月15日 大分県大分市の特別養護老人ホーム「アイリスおおいた」の92歳の女性がノロウイルスに感染、14日午後10時半ごろに死亡。
01月15日 宮崎県宮崎市の知的障害者授産施設「あすなろの里」で6人(入所者4人、職員2人)発症。2人からノロウイルス検出。
日向市立養護老人ホームひまわり寮で新たに2人(入所者1人、職員1人)発症。
東郷町立養護老人ホーム鈴峰園で新たに入所者1人発症。
日南市の結婚式場で、36人(男19人、女17人)発症。うち5人からノロウイルス検出。1月15日朝刊 01月15日 広島県福山市の特別養護老人ホーム「福山福寿園」で、新たに入所者1人が症状を訴え、発症者は累計67人。ノロウイルス検出者は、累計51人
01月15日 大分県大分市の介護老人福祉施設「アイリスおおいた」で今月3日以降、入所者21人と職員12人が発症。うち、一人が死亡。全員からノロウイルス検出。
01月15日 島根県出雲市の高齢者福祉施設の有症者はさらに2人増え41人。一部患者からノロウィルス検出。
01月15日 愛媛県伊予市の介護老人保健施設「伊予ヶ丘」での入所者・職員計49人発症の原因は、おしぼりを介しての集団感染と、県発表。
また愛媛県内の高齢者入所施設1カ所で、入所者・職員計19人が発症。
01月15日 岡山県の昨年11月から今月13日までの集団感染状況は、老人福祉施設や医療機関など計12施設で計335人発症。うち8人からノロウイルス検出。
新たに、老人福祉施設では真庭保健所管内の1施設39人、岡山市の1施設37人。医療機関では高梁保健所管内で1施設25人、真庭保健所管内で1施設15人発症。
01月15日 福井県福井市と敦賀市の計3施設で、20人発症。うち1人が死亡。
敦賀市の「泉ケ丘病院」で、20人発症。福井県全体では、病院など3施設で計38人が発症。うち1人が死亡。
01月15日 富山県富山市の医療機関で昨年12月下旬、入院患者41人と職員計4人の計45人が発症。県西部の介護保健2施設で46人が発症。ノロウイルス検出。
01月15日 京都府の府南丹保健所管内の高齢者施設(入所者、職員計約50人)で今月1日から入所者19人と職員6人の計25人が発症。、2人からノロウイルス検出。
01月15日 広島県福山市の特別養護老人ホーム「福山福寿園」で今月4日に亡くなった80代の男性の検体からノロウイルスが検出。
01月16日 東京都東村山市の特別養護老人ホーム「はるびの郷」で、8日から女性を含め計36人が発症。うち6人からノロウイルス検出。1人死亡。
01月16日 石川県寺井町の特別養護老人ホーム「湯寿園」で、入所者や職員ら9人が発症。うち1人からノロウイルス検出。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=190


[99] 「行革パン屋の都政日記」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/11(Tue) 00:11  

http://www.gyoukaku110ban.jp/diary/nikki-index.html
だが、例の「開け!!電網政治の時代」http://www.hirake.org/
で、このたび、高得点をマークした、政治家日記だ。
「普通のパン屋さんが東京都の行革に挑戦しています。日記を読むと、都財政の支出抑制、行革に取り組んでいることがよくわかります。他の議員もこのように活動報告して欲しいし、市民はこのような議員がいることを認識してほしい。政治家はドラマに出てくるような悪人ばかりではない。」
というのが、電網さんの推薦の辞。
フレームなんで、ちょっと読みにくいが。
この日記の書き手である後藤雄一さんは、もともと、本当のパン屋さんで、1978年に ベーカリー「ウッドペッカー」を作ったんだそうだ。
今は、無所属の都議会議員で、行革問題などに専念されているという。
このパン屋の後藤雄一さんと俳優の中村敦夫さんと作家の田中康夫さんとが、タッグを組んで、ということらしい.
例の三井物産問題なんかも、てがけておられるらしい。
考えてみれば、パン屋さんというのは、イースト菌を巧みに発酵させて、おいしいパンをつくるんだろう。
有権者の声を、うまく発酵させて、ひとつの政策に仕上げる、という点では、相共通するものがあるのかもしれない。



[98] Re:[97] 定時制の給食費問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/10(Mon) 23:04  

garyoさん。
ご紹介のサイトでは、「都教育庁は、4月から給食費を前払い方式とし、未納者には原則として給食を提供しない方針を決めた。」とあるんですが、
都道府県によって、いろいろ、方式が違うのかもしれませんね。
http://www.otaru-chs.hokkaido-c.ed.jp/hp/tei/tokusyoku1.htm
は、北海道・小樽商業高等学校の例ですが、
ここでは、毎月納入する金額4月〜9月  6,350円 10月〜3月  5,850円  となっていて、
毎月納入する金額は、給食費を含んだ金額であり、給食を希望しない場合はその分減額になるとありますね。
で、給食費として、月額3,300円となっていますね。
また、東京都立葛西南高校の例http://www.kasaiminami-h.metro.tokyo.jp/tei/kyusyoku.html
では、
給食費納入方法 として、毎月給食費を授業料とともに納入する
とありますね。
クーポン制にするなど、給食費が滞らない方法なども考えられると思いますが。


[97] 給食費を前払いに、未納なら打ち切り…定時制都立高 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/10(Mon) 22:43  

>「母子家庭など経済的に苦しい家庭の生徒が滞納者の多くを占めている」
不景気だから仕方ないのかも知れませんが、こういうところに予算が回るといいのになという気もします。
出世払い制とかね

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050110it03.htm


[96] ノロウィルスと、突然変異との関係-新変異ノロウィルスGII4- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/10(Mon) 21:30  

ますます、広がるノロウィルスだが、この蔓延化には、ノロウィルスの突然変異が、大きく関係しているようである。
http://www.hpaconference.org.uk/session_abstract.asp?abstractNo=391
が、その論文だが、オックスフォード大学とジョン・ラドクリフ病院との共同研究によると、ノロウィルスの遺伝子の蛋白質のアミノ酸配列を規定するヌクレオチド配列は、全部で、3255個あるが、そのうち、第三番目のアミノ酸によって遺伝子が決定されるウィルスが、49あるという。
ゲノグループUのノロウィルスが感染を引き起こす例が圧倒的であるが、これは、ごく一般的に存在するLordsdale virus (GII 4)と、関係しているという。
ノロウィルスの突然変異率というものは、相当に高く、17日間にわたって、免疫力がない患者によってノロウィルスがばら撒かれると、3255のヌクレオチド配列の中で、4つの突然変異と、3つの微小不均一性が生じるという。
このことは、病院や施設などで、多種類のウィルスが進入してきて、たまさかの伝染等によって、大規模な環境汚染のきっかけを生み出すのだという。
これらの突然変異が繰りかえされたりしているうちに、一定の感染ルートが固定してくるのだという。



[93] 福祉施設感染 9道府県469人発症 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/10(Mon) 07:15  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050110-00000001-san-soci
によれば、社会福祉施設で、入所者や職員が嘔吐(おうと)や下痢など感染性胃腸炎とみられる症状を訴えるケースが全国で相次ぎ、公表されただけで九道府県で計四百六十九人に上ることが九日、分かった。
ノロウィルスか検出されたのは、
北海道千歳保健所管内の施設
秋田県由利郡と鹿角市の社会福祉施設
大阪府内では二社会福祉施設
広島県福山市の特別養護老人ホーム「福山福寿園」 とのことである。



[89] ノロウィルスってなんだ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 23:54  

広島県福山市の特別養護老人ホーム「福山福寿園」で入所者7人が死亡した問題で、市保健所は9日、ウイルス検査を行った入所者ら12人のうちの9人の検体からノロウイルスを検出したと発表した。
また、神奈川県の大和市下鶴間の介護老人保健施設「大地」で昨年12月28日以降、入所者と職員の計46人が下痢や吐き気などの症状を訴え、このうち入所者の女性(87)が5日に死亡していたと発表した。
後者の場合は、まだ、ノロウィルスとは確定されていないが、ほぼ、ノロウィルスによるものなのではなかろうか?
ところで、このノロウィルスという妙な名前はどこからきたのだろうか?
http://www.urban.ne.jp/home/takao/EM/SRSV.html
によれば、1968年に米国オハイオ州ノーウオークの小学校において胃腸炎の集団発生があった際に,患者の便から電子顕微鏡を使って見つかった直径27nm の粒子を、発見された地名にちなんで、ノーウオークウイルス(Norwalk virus)と呼ぶのだそうだ。
2002 年8月にパリで開かれた国際ウイルス学会の分類委員会 でこのノーウオークウイルス(Norwalk virus)を、ノロウイルス(Noro VirusまたはNorovirus)という新たな属名で呼ぶことが決定された。
イギリスでは、これをsmall round structured virus (SRSV) と呼んでいるようである。
このノーウオークウイルス(または、ノロウイルス)は、世界中で発生している非細菌性の流行性胃腸炎の90%以上を引き起こしているといわれている。
しかし、ノロウイルス感染の発症過程に関してはほとんど分かっていないようだ。
http://web.sapmed.ac.jp/viralge/calici/bunrui.html
に見るように、このノロウィルスは、カリシウイルス科ウイルスのなかの一つの属とみられている。
このカリシウイルス科ウイルスには、(1)Noroウイルス属 (2)Sapoウイルス属 (3)Lagoウイルス属、Vesiウイルス属 等があるとされる。
奇妙なことに、このノロウィルスは、このウイルスは、これまで、腸管内のみで増殖するとされ細胞培養が不可能であるとされてきたが、近年、菌株の遺伝子配列が解明され、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)法での検出が可能になったという。
ノロウィルスの遺伝子型として、G1型(Genogroup1)とG2型(Genogroup2)とがある。
感染の原因が、今ひとつ未解明だが、これまでのところ、泳ぐプールや地下水・井戸水の汚染によるもの、海水温度10度以下の場合の牡蠣を食した場合などに発生している。
牡蠣を食してノロウィルスに罹る例は海外にも見られるが、このサイトhttp://www.bcfpa.net/Attachments/Newsletters/BCFPA%20Grapevine%20Vol.%202%20Issue%203%20MAY%2004.pdf の8-9ページにあるように、牡蠣が、水をろ過する性質を持つために、ノロウィルスに汚染された海水を牡蠣がフィルタリングすることで、牡蠣事態が、ノロウィルスに汚染されるためではないかと言われている。
ウイルスは、http://www.virology.net/Big_Virology/EM/norwalk.jpg
のような形状をしており、簡単に遺伝子が変異するのが特色であるとされる。
外国でも、老人ホームでの感染のケースが圧倒的に多いのだが、この理由として、http://images.google.co.jp/imgres?imgurl=http://www.infectiousdiseasenews.com/200208/nlv.jpg&imgrefurl=http://www.infectiousdiseasenews.com/200208/nlv.asp&h=188&w=200&sz=8&tbnid=I0bbu-nz7kwJ:&tbnh=93&tbnw=98&start=6&prev=/images%3Fq%3DNorwalk-like%2Bvirus%2B%2B%26hl%3Dja%26lr%3D%26c2coff%3D1%26sa%3DN
等では、老人は、これらのウィルスの変異に影響を受けやすいためとしている。
厄介なことに、このノロウィルスには、即効的な治療薬がなく、休養と整腸による体外排出しか方法が無いようである。

http://images.google.co.jp/imgres?imgurl=http://www.infectiousdiseasenews.com/200208/nlv.jpg&imgrefurl=http://www.infectiousdiseasenews.com/200208/nlv.asp&h=188&w=200&sz=8&tbnid=I0bbu-nz7kwJ:&tbnh=93&tbnw=98&start=6&prev=/images%3Fq%3DNorwalk-like%2Bvirus%2B%2B%26hl%3Dja%26lr%3D%26c2coff%3D1%26sa%3DN


[88] Re:[87] 国は憎んでも民は憎まない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 23:10  

この種の感覚のご意見は、どうも、私の掲示板では、なじまないんですね。
まあ、せっかくですから、しばらくのせておきましょう。
「国は憎んでも民は憎まない。」こういう精神でいっているもんですから。
80の「政治的な思惑が、アナン事務総長の津波被災地の視察計画を変えてしまったとのロイターの記事」というのも、本質的には、同様のメッセージがそこにあるのでしょうね。



[87] 北朝鮮のものを買わない 投稿者:弘子 投稿日:2005/01/09(Sun) 23:05  

北朝鮮不買運動にご協力ください。
北朝鮮から物を買うのを止めましょう。
アサリの5割は、北朝鮮産、鳥取県は特に境港市が、大量にカニを輸入しております。
飢餓に苦しむ北朝鮮から、食料を買う「べきではありません。→
拉致を認め5人とその家族を帰した独裁者金ユーラ「ロシア名」は、拉致は13名しかしておらず、8名は死亡したとする、虚偽の報告をし、日本人に核の脅威を振り翳し、偽者の遺骨を突き出し、私利私欲のために日本から金を毟り取ろうとしている。
この卑劣な犯罪は国家的であり、今や独裁体制転覆をさせなければ、日本の多くの若者、400名に上るとも言われる日本人を取り戻すことは困難なのではないかとさえ、思われる。
人権弾圧、拉致、麻薬密輸出、大韓航空機爆破、朝銀不正送金、朝鮮総連による破壊暴力活動は、キムジョンイル「金ユーラ」この人の指示によるものです。
われわれ日本人は、このような独裁国家の犯罪に対して怒りを表すべきです。
政府に毅然とした態度でのぞむよう、声を上げなければなりません。
30年にもなる拉致被害者の北朝鮮の生活を思うと、心のやり場がありません。
北朝鮮は被害者死亡と嘘を言ってきますが、もし死亡したというなら、日本はもっと強く北朝鮮に制裁をかせなければならないのではないでしょうか?
北で死亡したならば、拉致事件ではなく、拉致監禁殺人事件です。
>救う会全国協議会
http://www.sukuukai.jp/
また、北朝鮮国内で行われている人権弾圧は、極悪非道であります。独裁者とその支持者ばかりが裕福な生活をし、何百万人もの餓死者が出ているのです。そんな国に拉致被害者や、何千人もの日本人妻が不遇の生活をしいられていることを、無視してはなりません。
中国は脱北者を、強制送還し、創刊された人々は強制収容所に送られているのです。
北朝鮮難民救援基金の活動に、ご理解とご協力をください。
http://www.asahi-net.or.jp/~fe6h-ktu/toppage.htm
北朝鮮難民救援基金



[86] hotmailとスパムとの戦い 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 21:00  

世界中で一番ポピュラーなフリーメールといえば、「Yahoo!メール」と「MSN Hotmail」なのだが、そのHotmailの創始者、Sabeer Bhatia氏が、MicrosoftにHotmailを売却して4億ドルを手にした後、スパム対策のための新事業に乗り出しているという。
Hotmailといえば、スパムという言葉を思い出すほど、一時は、Hotmailの8割はスパムと思われていたほど、印象が悪かった。
今でも、Hotmailというだけで、受信ボックスが、スパム専用のボックスに入ってしまうというものもあるようだ。
創始者Sabeer Bhatia氏としては、自らが生み出した鬼っ子の罪滅ぼしのために、スパム対策に乗り出しているのか知れない。
それでも、hotmail自身も、下記サイトのように、いろいろな名誉挽回策を着々講じているらしい。
私も、一時、hotmailを試してみたことがあるが、@hotmail.comの前の部分を簡単に替えることができるという点が、スパムの原因であるように思えた。
いわば、ヤマタノオロチ的感覚でですね。
まあ、言いたいのは、メールアドレスで、本人真正性確定なんてできっこないってことですね。
まさに、千変万化の世界です。
それに踊らされているほうも、いるほう。
ってとこですか。
ありゃ?これってなんのこと?

http://search.yahoo.co.jp/bin/query?p=Hotmail&hc=&hs=&domain=japan.internet.com&h=p


[84] 津波詐欺師にご用心 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 19:51  

いずこも同じで、地震・津波などがおこると、寄付金目当ての詐欺師がうごめきだすのは、世の東西共通のようだ。
下記のサイトは、その見分け方について述べている。
これはアメリカの場合だが、このサイトhttp://www.usaid.gov/locations/asia_near_east/tsunami/ngolist.html

http://www.cidi.org/incident/tsunami/
で、献金できる団体を確かめることができる。
詐欺の手口としては、合法的な援助組織と見せかけたウェブサイトを立ち上げて、寄付を募るものである。
これらのサイトの中には、アクセスすると、ウィルスに感染してしまうように仕組まれているものもあるという。
もうひとつは、メールによって、寄付を募るものである。
それには、海外の銀行に寄付金を振り込ませるものや、「最愛の人をなくした」などの同情を惹いて、寄付を集めるものがあるという。
そのようなメールを受けた場合は、インターネット犯罪苦情センターhttp://www.ic3.gov/に知らせることを勧めている。
寄付をする前に、BBB Wise Giving Alliance  http://www.give.org/ などで確かめることも、勧めている。
また、小切手や郵便為替を送る場合は、慈善団体の個人あてではなく、団体宛に送ることも勧めている。
注意しなければらないのは、テレビショッピングでの寄付呼びかけであり、ここへの寄付の多くは、テレビショッピング業者のもとにいってしまうので、要注意とのことである。
この場合には、どの程度の割合が被災者に行くのか、業者にきくのがいいとしている。
このような間接的な支援よりは、直接的な支援のほうが安全であるとしている。
オンラインで寄付する場合も、要注意であるとのことである。
寄付する人を惑わすために、著名な慈善団体の名前やスタイルを模している場合が多いからである。
オンラインで寄付する場合は、そのブラウザをよく確かめる必要がある。
ドメイン名が隠されていたり、よく知られていない名前だったり、リンクしてあるテキストの名前と違った名前であったりした場合には、要注意だ。
たとえ、合法的な慈善団体の名前で、電話がかかってきても、即座に寄付を承諾してはいけない。
その代わりに、その慈善団体の電話番号を聞いて、本当の慈善団体かどうか確かめてから、寄付をするようにしたほうがいい。
一回限りの寄付だと強調して、すぐに小切手を切ってくれと、家や会社に寄付を迫ってくる場合には、気をつけたほうがいい。
そのようなものは、多くは、詐欺であるからだ。
津波後に結成されたような慈善団体には、気ををつけたほうがいい。
これらの団体は、意図はいいのだが、被災者に直接サービスを提供しうるインフラにかけている場合が多いからだ。
タックス番号を団体認証の手立てとしている団体は、気をつけたほうがいい。
タックス番号があるからといって、その団体が、合法的なものであるとは、限らないからだ。
その団体が免税団体であるかどうかは、次のサイトhttp://www.irs.gov/で確かめることができる。

今回、慈善団体に寄付できなくても、今後、数週間から数ヶ月にわたって寄付を受け付けているので、あせって寄付をする必要はないとしている。

以上が、アメリカの津波寄付詐欺への注意事項だが、日本にも、その多くは当てはまるポイントのように思える。
日本でも、このような津波詐欺を見分けるサイトがあればいいのだが。




http://www.heraldnet.com/stories/05/01/09/100bus_singletary001.cfm


[83] 津波援助の与える経済的インパクトは、少ないとの論説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 11:02  

http://www.dw-world.de/dw/article/0,1564,1451118,00.html
によれば、
津波被災国に巨額の援助を申し入れた国は、いずれも国内的には、巨額の財政赤字をかかえている。
アメリカは、2004年には、4.5パーセントの財政赤字であるし、ヨーロッパでも、たとえばドイツ・フランスでは、国内総生産(GDP)に対する財政赤字の割合を3%以下に抑えることを定めた欧州連合(EU)の財政安定成長協定にたいし、ただでさえ、協定違反しないように躍起になっているような財政状態である。
the University of Gie&szlig;enのIvo Bischoffさんが言うに、援助国で、その援助を可能にできる財政豊かな国は、スゥエーデンとフィンランドくらいしかないという。
また、実際の援助額は、小数点にまでダウンしてくるであろうとも言う。
援助の供与国のおおくが関心があるのは、その金がどこから来るのかということよりも、いかに、それらの金が使われるかということにある。
ドイツもその例外ではないようだ。
「原則として、特定支援団体に対して、プロジェクトひも付きの援助を申し出ている。そのほうが、必要なことを早く決定することができる。」と、ドイツの外務省筋は言う。
多くの場合、緊急の資金援助は、直接、被災国のローカルパートナー組織や国際援助団体に供与され、そこで、みずから、食料や水や衣類を運んだりすることになる。
スポークスマンの言うに、そこには二つの人的基準があり、そのひとつは、輸送コストの増高を避けるために、食料は、被災地で調達するということ、もうひとつは、配達の中身が透明なグループに限り、それをまかせられるということである。
各国の援助申し出額が、そのまま、現実のものになるかどうか、誰も確かなことはいえない状態だと、関係筋は言っているとのことである。

http://www.dw-world.de/dw/article/0,1564,1451118,00.html


[82] Re:[81] 農水省:食品総合研究所の山田友紀子・国際食品研究官 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 10:18  

>> 例の、「議事録なんかいらない」といっていた人が農水省の食の安全を考えるトップになられたそうです。(^^;
まりちゃんさん。
こちらのご本人の方の議事録
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk151216/koukan151216-gijiroku.pdf
は、12月分にもかかわらず、超スピードで出来上がっているんですね。
それに比べて、9月16日のリスコミの議事録は、年を越しても、まだアップされない。
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160916/risk-koukan160916.html
私が余計な質問をしたせいなんでしょうかね?
この方の議事録での発言の中で、気になる部分がありました。
「リスクコミュニケーションにはいろいろ問題点がありますが、あとで説明します。対象によって、理解しやすい用語や適切なコミュニケーションの手法を選ぶ。一つを出しておいて、「皆さん、これで分かりなさいよ」というのは、だめなわけです。 それから、リスクコミュニケーションといっても、コミュニケーションであるからには、コミュニケーションでしなければいけないことは全部しなければいけないことになります。 そして最後、報道関係者のニーズに合った形で情報を提供しなければいけないことも、重要なことになるかと思います。」
これって、共**信さんや日**聞さんのニーズに合わせたってことになるんでしようかね。


[81] 農水省:食品総合研究所の山田友紀子・国際食品研究官が消費・安全政策課長に 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/01/09(Sun) 09:47  

笹山さん、おはようございます。今年もよろしくお願いします。

例の、「議事録なんかいらない」といっていた人が農水省の食の安全を考えるトップになられたそうです。(^^;
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%8F%8B%E7%B4%80%E5%AD%90&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
アメリカの食の管理方法をかなり押していたと思ったんですが、いいところだけ押してくれるんならいいんだけど。
議事録なくなったらどうしよう・・・

 課長になる研究者は、独立行政法人食品総合研究所の山田友紀子・国際食品研究官(53)。
食の安全・安心を高めるための政策を企画・立案する消費・安全政策課長に11日付で就任する。
http://www.asahi.com/politics/update/0107/003.html

http://www.sasayama.or.jp/saboard_old/b_board.cgi#0462


[80] 政治的な思惑が、アナン事務総長の津波被災地の視察計画を変えてしまったとのロイターの記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 08:15  

http://www.abc.net.au/news/newsitems/200501/s1278837.htm
によると、国連のアナン事務総長が、津波被災地であるインドネシアのナングロアチェ州を訪れ、その一日後に、スリランカのリゾート地であるHambantotaを訪れたのはいいのだが、タミール・イーラム解放の虎(LTTE/The Liberation Tigers of Tamil Eelam)から、視察するように請われていたスリランカ北東部の視察は、スリランカ政府の思惑などから、除外された。
アナン事務総長は、このことについて、「私は、人道的な使命のために訪問したのであって、(政治的な思惑にかかわらず)多くの地域を視察したかったのだが、残念ながら、私は、スリランカ政府から招かれた客としてきたのであり、そのスケジュールは、スリランカ政府がきめたものである。」といったという。
国連の事務局が言うに、国連事務局は、スリランカ政府に、「タミール・イーラム解放の虎」支配地域も、視察先に入れるよう懇願したが、スリランカ政府は、安全上の問題を理由にして、取り合わなかったという。



[79] 広告映像からサーフィンの映像をはずしたニュージーランドのテレビ局と、関連映像を流し続けた水難委員会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 07:43  

http://www.stuff.co.nz/stuff/0,2106,3151052a1860,00.html
によると、ニュージーランドのテレビ局のTVNZは、広告映像から、サーフィンの映像など、津波を感じさせる映像の広告をはずしたという。
一方、ニュージーランドの水難安全委員会(Water Safety Council )では、逆に、水難事故の映像を啓蒙のためにオンエアしつづけている。
この意図として、関係者は、「今回の津波では、3人の犠牲者があったが、昨年一年だけでも、水でおぼれて死んだ人が100人以上もいるという現実を踏まえたもの」としている。
この映像を、津波後、オンエアし続けていても、視聴者からの苦情は、たった一件だったという。

http://www.stuff.co.nz/stuff/0,2106,3151052a1860,00.html


[78] なんとも遅い「インドの原子力施設津波被害」報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 07:14  

これについては、私のブログhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=183でお知らせしたとおりであるが、
日本の新聞で、1月9日付で、さもニュースのようにhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050109-00000006-mai-int
のように報道されたのには、びっくりした。
遅すぎますね。




[77] いつまで「ふるさと再生」なんかな? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 00:57  

NHK教育テレビで、遠野市での「ふるさと再生」シンポジウムの様子をやっていましたけど、話題は、規制改革特区と、ふるさと再生がテーマってとこですけど、相変わらずの農業問題ご専門の旧NHK解説委員さんの司会では、なんとも、新しいパラダイムには、そぐわない古くささを感じましたね。
締めくくりの言葉で、「近頃、地方の時代といわれてまいりましたが--」なんて話されていましたけど、「それって、いつの話じゃ-」って、突っ込みを入れたくなりましたね。
ちなみに、「地方の時代」って言葉は、1979年に長洲一ニ神奈川県知事が首都圏地方自治研究会で提唱してはやりだした言葉なんで、もう、25年以上が経過した古語なんだぞ。
新しいパラダイムを論じるには、やはり、これまで、農業関係で飯を食ってきた評論家なりオピニオンリーダーなりの一掃が必要なようで。
それにしても、どうして、日本のグリーンツーリズムって、こんなにまで、理屈っぽく、そして、教育っぽくなってしまったんだろう?
もしかして、仕事がなくなっちまった農業経済学の学者さんの飯の種になっているんと、ちがうんだろうか?
もっと、楽しくやりましょうや。
「たかがグリーンツーリズム」っ程度のノリで、生き生きとね。
ふるさと再生を英語で言えば、rural renewalなんだが、これで検索してひっかかってくるのは、クルセイダーズのrural renewal
http://info.hmv.co.jp/p/t/591/061.html
ばっかりだ。
どうも、とっかえひっかえ、ふるさとの文字のみ踊るのが、日本の農村政策のような感じがするのは、わたくしだけであろうか?
もっと、緻密で高度な戦略が必要な気がしている。


[76] Re:[75] 島根の冶金歴史 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/09(Sun) 00:47  

>  いいですね〜。石見地方の銀山、安来地方の製鉄、出雲の銅鐸、島根県って冶金歴史の宝庫ですなあ。

戦国和牛さん。
私も、http://www.sasayama.or.jp/action/indstry.htm
などで、石見銀山の世界遺産登録を強く訴えてきましたが、これhttp://www2.pref.shimane.jp/ginzan/wheritage/schedule.html
みますと、いよいよ、今年と来年が山場になりそうですね。
産業遺産の世界遺産としては、日本初めてっていうとこですかね。


[75] 島根の冶金歴史 投稿者:戦国和牛 投稿日:2005/01/08(Sat) 23:38  

 いいですね〜。石見地方の銀山、安来地方の製鉄、出雲の銅鐸、島根県って冶金歴史の宝庫ですなあ。


[74] Re:[73] だれからも丸見えのYahoo!..投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/08(Sat) 21:41  

昨年6月でしたか、6750と6751で書いたことがありますように、あるグループのYahoo!.のグループメールが丸見えになったことがありましたが、それとなく、注意しましたら、アクセス制限をかけていなかったようで、その後、無事、見えなくなったことがあります。
こういう場合は、ズボンのチャック全開指摘と同じ感覚で、率直に、「見えていますよ」、と知らせてあげるのが一番ですね。
で、具体的に、この場合、どうだったかといいますと、Yahoo!.のグループメールの上に、私のサイトがリンクされていて、どなたかが、そのリンクをクリックして、私のサイトにアクセスしてきたために、その生ログが、私の手元に残ってしまったということなのですね。
ですから、おそらく、行政のサイトにリンクしてあるようなYahoo!.のグループメールからアクセスし、しかも、そのクループメールにアクセス制限がされていなかった場合は、生ログが行政側に残ることになりますね。
その生ログに元ずいて、逆アクセスすれば、セキュリティ措置のなされていないグループメールは、丸見えになってしまうというわけです。ご用心。
また、2chなら、プロキシ経由なので、自分のIPが見えないのかといえば、そうではなく、IPが一定の幅をもって、確定されるというように解釈すればいいんじゃないでしょうか。
IPが何番から何番まで、という具合にですね。
ですから、特定されにくいということなのだと思います。
しかし、これとて、事件になれば、その幅を詰めていけばいいのですから、完全に特定できないというわけではないでしょう。
非常にたとえが悪いのですが、公衆便所で用足ししても、すぐには、分からないのですが、綿密にDNA鑑定し、調べれば、分かることもありうる、というぐらいに考えたらいいのではないでしょうかね。
でも、IPが確定できたとしても、そのような場合は、http://www.mse.co.jp/ip_domain/などで、IPドメインSEARCH 検索をしても、公衆便所の名前しか出てこないのですから、よっぽど、ヒマでないと、この特定は無理ですね。
ましてや、今では、プロキシを二段にかけてくるのもあるようですから、そうなると、普通の場合は、特定をあきらめるでしよう。
しかし、それとても、特定が不可能というわけではないのです。
プロキシ・サーバーなどについては、このサイトhttp://www5.plala.or.jp/vaio0630/proxy/proxy.htmが詳しいですね。
で、さらに、今では、プロキシチェッカーなんてのもあるようです。
これhttp://www.cybersyndrome.net/pc.htmlですね。
自分が、今、どんな情報を発しているかは、私のトップのサイトからもリンクしている確認君http://www.ugtop.com/spill.shtml
等で、確認することができます。
この中で、「現在接続している場所(現IP)」というのが、上で例えた公衆便所のIPですね。
その下の、「現在接続している場所(元IP)」という欄が、noneになっていれば、あなたのIPは、漏れていないので、まづ安心ですね。
前にも申し上げましたように、この問題は、行政でなくても、会社でも個人でも、アクセス解析し、生ログを有しているものが、どの範囲で、その生ログを公開しうるのか、それにもとずく権限行使をするのか、その範囲問題如何なのだと思います。
前にも申し上げましたように、地域IXの場合は、もろに県政に近い立場にありますので、特にご用心ということですね。
このような問題は、あまりきれい事を言わないで、論じたほうがいいというのが、私の意見です。
「見えるものは見える。」「見えないものはみえない。」「時間がかかって、見えるものもある。」「時間がかかって、見えないものもある。」
要はこれだけの話なんですから。
桜井0子さん流に、あんまり、話をおどろおどろしくする必要もないわけって事です。



[72] 消雪パイプの特許をもつ今井与三郎さんというかた 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/08(Sat) 17:18  

まみ夜さんのお話で、新潟中越地震で、長岡市の消雪パイプの機能が、うまくいかないというお話がありました。
で、この消雪パイプに、特許があるという話を、長岡のかたからお聞きしまして、調べてみましたら。
ありました。
今井与三郎さんというかたでした。
この方のご本業は、コメの粉で作った米菓業で浪花屋製菓というものだったそうな。
で、皆さん、ビールのおつまみでお世話になる柿の種なるものは、なんと、1924年に、この今井与三郎さんの発明になるものだというから、びっくりですね。
もともとあられを作っていた今井さんは、薄くスライスしたおもちを小判型の金型で抜いてあられを作っていたのですが、ある日、奥さんが、その小判型の金型を足で踏み潰してしまった。
つぶれて三日月型になった金型であられを作ってみたら、柿の種みたいなかたちになったというわけ。
その今井さんが、長岡市袋町の地下道で地下水が漏れている地面には雪が積もらないことをヒントに、「路面の除雪装置」として実用新案権を得たのが、消雪パイプの始まりなんだそうです。
昭和36年8月、その年の冬にいわゆる三六豪雪を経験した長岡市は、坂之上と東坂之上を結ぶ市道を舗装する際、試験的に消雪パイプを55m敷設して地下水による道路の消雪を初めて試みました。
その後、急速に敷設が進んで、その距離は三八豪雪のときには延長3,685m、40年度には市道、県道、国道を合わせて35.6kmになったということです。




[71] garyo さんのサイトにあったモナー神社 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/08(Sat) 16:22  

http://www.dawgsdk.org/monashrine/main.php
です。
ちょっと、初詣には遅れましたけど。
よくできていますね。
このごろは、モナー雪だるまなんてあるようですね。
2ch文化きわまれり。というところでしょうか。
おみくじを引いたら、モナー神社は大吉でした。
お賽銭を沢山いれたからでしようかね?


[70] 「角館」という全国ブランドが残る方向も残されてはいるのだが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/08(Sat) 13:52  

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050107n
によると、武家屋敷と春の桜で全国から観光客を集めている秋田県仙北郡角館町の角館町長が、角館町議会の市町村合併特別委員会で、田沢湖・角館・西木合併協議会から離脱する意向を表明した。
これに対して、特別委は判断を留保したとのことだ。
これには、合併地域に、角館と田沢湖という二大観光地を包含しているところから、命名が甲乙つけがたい様相となり、結果、合併後の新市名が仙北市となり、全国ブランドの角館の名前が消えてしまうという所に、最大の不満があるようだ。
同様の問題は、全国ブランドの大分県の「湯布院」にもあったようだが、こちらのほうは先月12月19日に合併調印し、今年10月1日から、由布市になるようだ。
そのほかの全国ブランドの観光地の新市名としては、「伊豆市」「十和田市」「平泉市」「飛騨市」「喜多方市」等は、すんなりいったようだ。
角館町議会特別委の意向は、まだ不明だが、私としては、小京都のブランドイメージは、何ものにもかえがたいので、離脱には、賛成である。
しかし、町長さんの命運は、町議会の意向如何によっては、最悪の場合は、腹切りということになるのかもしれない。
結果、腹きりとなっても、以って瞑すべし、ミスター・コンパクト・シティの名は、末代に残るのかもしれない。
http://www.town.kakunodate.akita.jp/PO/YAKUBA/SOMU/koho/koho.HTM もご参照



[69] Re:[67] 国際税 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/08(Sat) 12:16  

> 国際税ですか。すごいことを考えますね。
garyo さん。
この構想の前提として、「地球公共財」http://www.sasayama.or.jp/library/tosyo-20.htm
にも書きましたが、1940年代に設立された現存の国際機関のシステムによっていては、地球公共財は、守りえないとする挫折感があるようですね。
その限界を破りうるスキームとして、国際間排出権取引などの新しいスキームが考えられたのですが、これも、アメリカの京都議定書不参加によって、腑抜けのスキームと化しているという現実があります。
また、以前から為替取引に1パーセントの税金を課すというトービン税構想というものもあるのですが、実現にまでは至っておりません。
この「地球公共財」の著者であるインゲ・カール氏は「国家、地域、市民社会、企業、NGOなど、あらゆる主体の参加を可能とする、「地球参加基金の設置」が必要である。」と提言しています。
日本政府のポジションとしては、微妙な点があるでしょうね。


[68] WHOが、鳥インフルエンザと津波被災地の疫病蔓延との累乗的被害拡大を警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/08(Sat) 12:03  

http://www.earthtimes.org/articles/show/1141.html
によると、
WHOは、最近のヴェトナムなどでの鳥インフルエンザの人への感染が、津波被災国への、新たな負担と化すであろうことを警告した。
ヴェトナムでは、現在、18歳の少女について、鳥インフルエンザに感染したかについて、調査中であるが、これが確認されると、ヴェトナムでは、この数週間で4番目の患者となる。
今週に入って、12月31日に、6歳の男の子が、死亡し、この火曜日に9歳の男の子が死亡している。
この16歳の女の子は、現在、病院で危篤状態のようである。
WHOでは、今後数ヶ月間で、アジア諸国の旧正月に鳥料理が使われることも影響し、さらに、気温が、鳥インフルエンザ拡大に適した低温状態を迎えることも手伝って、急速に蔓延するものと見込んでいる。


[67] 国際税 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/08(Sat) 12:02  

国際税ですか。すごいことを考えますね。


[66] ますます熱を帯びるフランス・シラク大統領の「インターナショナル・タックス」(国際税)構想 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/08(Sat) 09:06  

「津波被災国に対しての持続的援助のファンド造成のためにインターナショナルタックス(国際税 なお、日本のニュースでは、どういうわけか、「国際災害税」と訳されている)を創設すべし」との、フランスシラク大統領の主張は、ますます、熱を帯びつつある。
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L06684540.htm
によれば、シラク大統領は、今年のG8での構想実現に向けて、G8各国首脳に働きかけるという。
同時に、フランスは、そのための仲間作りとして、イギリスをターゲットとして、イギリスの提案する第三世界への援助を現在の二倍にするというInternational Finance Facility構想を支援するという。
もともと、フランスは、新しい税制の発明の源的存在で、現在の日本の消費税が雛形としているヨーロッパの付加価値税(VAT)は、もともとは、フランスで発明?されたものだ。
http://www.sjk.co.jp/c/w.exe?y=www.noguchi.co.jp/archive/tax/tx030227.php3参照
今回のフランス提案のインターナショナル税の発想は、ひょっとして、地球公共財を守る財源のスキームの原点になりうるかもしれない。
同時に、この考え方が、進行すると、現在の環境税の分野に属する京都議定書にも織り込まれた国際間排出権取引のスキームが、吸収され、より広い概念でのものに変わりうる可能性もある。
このシラク構想の原点は、ランダウ・レポート(Landau report) http://www.diplomatie.gouv.fr/actual/pdf/resueng.pdf
等で見ることができる。
http://www.ambafrance-ca.org/article.php3?id_article=526http://www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~hirakawa/diary/archives/200409/260241.php
もご参照



[65] 「ここがだめだよ、****グループ」ってのはないですかね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/08(Sat) 08:32  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050108-00000005-san-pol
によれば、民主党内のあるグループが、読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長を講師に招き、「ここがだめだよ、民主党」と題して講演してもらう予定というのだが。
どうも、渡辺恒雄会長と民主党というのは、いかにも、ミスマッチですね。
「指摘するほうもするほう、されるほうもされるほう」っていう感じですが、これは、結局は、「民の心、政党知らず」ってことですかね。
この際、プロ野球ファン主催で、古田さんを招いて、「ここがだめだよ、****グループ」ってのを、自民党さん後援で開催したら、面白いと思うんですけどね。


[64] Re:[63] 点字図書館の役割を根本的に転換できるための著作権法改正を、初夢にしたいですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/08(Sat) 07:31  

謎工さん。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2000年の著作権法改正によって、点字情報の通信回線上での配布可能となったのですが、録音情報については、従来どおり、点字図書館などの公的施設での頒布にとどまってしまったことで、アメリカの1996年の著作権法改正(The Chafee amendment http://www.rit.edu/~easi/itd/itdv09n1/lingane.htm)と、大きく異なったものとなり、今後に課題を残したという点については、当時の中曽根文部大臣等に、http://www.sasayama.or.jp/action/cpyrght.htm
のような指摘をさせていただいた次第です。
今回のポイントサービス還元という形は、楽天など、他のアフィリエイトなどでも可能なスキームですので、大いにやってほしいと思いますが、現在の点字図書館の抱える必然的な高コスト構造を解決するためには、そのための著作権法の改正が必要なものと思われます。
上記サイトでも指摘したのですが、中央の点字図書館で、全国分のデータベースを作り、それを地方に配布でき、録音物の閲覧も自宅でできるようにするための著作権法の改正、各県の点字図書館は、その県独自の地方情報の点字情報なり録音物提供に専念できる体制作りが必要なものと思われます。
同時に、日本版のADA法http://www32.ocn.ne.jp/~everydayimpress/New_Folder/explain4.htm
も検討されておるようですので、そちらのほうからのバックアップも必要な感じがしています。
おっしゃるP2Pによる障害を持つ方と、点字や録音物に転換できるかたとの、情報のサーバベースでの交流ができれば、点字情報や録音物情報の障害を持つ方への提供量は、飛躍的に伸びるのですが、残念ながら、現状では、上記のような制約があります。
しかし、その相互情報交流のハブ作りができれば、新たな展開が可能になるものと思われます。
ファイル・シェアリング・プロトコル技術を障害者福祉に利用しているアメリカの現状については、次のサイトhttp://www.fullerton.edu/it/publications/itdownload/archive/May03/
を、英文ですが、ご参照ください。
たとえば、このBraille Lite M40 notetaker
http://www.freedomscientific.com/fs_news/july01.asp
という製品は、点字情報と、WinDisk
http://www.geitei.de/windiske.htmというファイルシェアリングソフトとがドッキングした製品です。
このような、点字情報をファイル共有できる製品などが、既に生まれています。
日本での問い合わせは、こちら
http://www.kokoroweb.org/cgi-bin/kokoro/exec.cgi?file=item&id=1343
や、こちら
http://www.askktenten.jp/staff-link.htmlで可能のようですね。

http://www.sasayama.or.jp/action/cpyrght.htm


[63] 「ポイントカードってなんだ? 点字図書づくりに一役」 投稿者:謎工 投稿日:2005/01/08(Sat) 00:01  

 録音図書の分野はP2P技術が非常に大きな力を発揮し得ると考えていますがいかがでしょう?
 しかし、現在の著作権法で公衆送信(可能化)権が制限されているのは点字情報のみ。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20050107/mng_____thatu___000.shtml


[62] Re:[60] 遡上できないサケは、どこへ行く? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/07(Fri) 18:34  

まみ夜さん。
日本海側では、ただでさえ、毎年放流したサケが、その分だけ遡上して来ず、他の県の川へ遡上してしまうということで、ひと悶着あるのに、今回、新潟のかたは、まったく、それを見過ごさざるを得ないのは、内水面の皆様にとっては、残念なことでしょうね。
でも、きっと、その分は、他の県なり他の川に、必ず遡上するわけですから、隣接県同士のなんらかの助け合いは、必ずできると思いますよ。


[61] Re:[59] 津波関連 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/07(Fri) 18:27  

garyo さん。
この津波から地域の人々を救ったのは、ティリー・スミスさんという10歳の女の子のようですね。
ティリーさんの家族は、イギリスのサリーというところから休暇を楽しみに、マイカオ・ビーチにきていたところ、海の水がドッと出てきて、泡だって来たのを見て、ティリーさんは、学校で地理学の先生のケアネイ先生から学んだ、津波のことを思い出し、両親に、津波が来ると教えたようですね。
彼女の警告は、瞬く間に浜辺中にひろまり、浜辺からは、誰もいなくなったということです。
彼女や家族たちが、安全と思われるホテルの一階に駆け込んで、数分して、津波が、砂浜を越して押し寄せてきたということです。
災害教育の重要性を感じさせられる話ですね。

http://www.nypost.com/news/worldnews/37579.htm


[60] <新潟中越地震>サケ遡上できず 台風と地震で魚道ふさぐ 投稿者:まみ夜 投稿日:2005/01/07(Fri) 17:18  

こういう被害もあるのですね。

五万円の見舞金については、今確認をとっております。
義援金の配分として、一部損壊として、一律五万円とのコトのようですが、検討中なのか、決定なのか、配布予定なのか、配布済みなのか、その辺を詳しく調べてみます。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050107-00000011-mai-soci


[59] 津波関連 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/07(Fri) 14:41  

お詫びに津波関連ニュースを(間違ってたらすみません)

巨大津波の天使
http://www5.big.or.jp/~hellcat/news/0501/04a.html
タイのリゾート地プーケット島は今回の津波で大変な被害を受けたけど、同島のマイカオ・ビーチは死者がまったく出なかった。なんと、津波が襲った2週間前に学校で津波に関して習ったイギリスの小学生の女の子が、津波の前兆を察知、母親に知らせ、ホテルの従業員が緊急に客を退避させたからだ。


被災の子供たちに人身売買の危険 インドネシアが防止措置
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200501050007.html
震源地に最も近かったナングロアチェ州では、少なくとも1万3000人の子供が孤児になったとされるが、実態はまだ把握できていない。
国連児童基金(ユニセフ)のバッド報道官によると、被災地の現場で活動している複数の援助団体から、ナングロアチェ州内で犯罪組織のメンバーがボランティアや子供を探す親のふりをして、子供をさらおうとしているとの報告が寄せられている。


インド洋大津波 感染症、波状流行も 500万人罹患の恐れ WHO警告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050106-00000000-san-int
WHOは津波発生直後から水の汚染や衛生状態の悪化による感染症発生を警告。「津波の死者と同規模の死者が出る可能性がある」と最大級の表現で注意を喚起した。



[58] すみません 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/07(Fri) 14:31  

HIKOさん、こんにちは。ご指摘ありがとうございます。
1枚目もネタですか。騙されてしまいました。




[57] フランスのシラク大統領が「被災国の対外債務返済猶予よりも、対外債務カットを」と、一歩踏み込んで提案 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/07(Fri) 10:42  

http://www.ipsnews.net/interna.asp?idnews=26930
によれば、
イギリスを本拠地とするJubilee Debt Campaign
http://www.jubileedebtcampaign.org.uk/
とthe World Development Movement
http://www.wdm.org.uk/
との二つのグループは、昨日のインド洋大津波を受けてインドネシアで開かれた緊急首脳会議(津波サミット)での結論である津波被災国の対外債務返済猶予案を紹介しながら、「歓迎すべきことなのだろうが、これでは不十分だ。」とのコメントを出した。
このグループが言うに、被災国は、債務のカットを望んでいるのであり、一時的な債務の返済猶予を望んでいるわけではないとしている。
また、フランスのシラク大統領は、http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L06142977.htm
に見るとおり、一歩踏み込んだ提案をしている
ひとつは、被災した貧困国を助けるファンドを造成するための「インターナショナル・タックス」(国際税)の創設である。
これは、武器の売買や金融取引、企業収益、航空・船舶料金にまで課すものと想定されている。
しかし、外国為替取引に課すトービン税構想http://www.jiten.com/dicmi/docs/k20/24336.htm
とは、一線を画すものであるとしている。
もうひとつは、1月12日の債権国会議(パリクラブ)で、被災国の債権カットの提案をする模様である。
同時に、シラク大統領は、
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000085&sid=ael41K9lqnKY&refer=europe
にあるように、イラク選挙終了後の2月に、2001年ぶりにブッシュ大統領と会談する予定であり、この席で、ブッシュ氏と和解を結んだ上で、対被災地債務のカットを改めて提言する予定であるとされている。




[56] 「津波被災国への援助競争は、美人コンテストに似たり」との発言の詳細。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/07(Fri) 08:11  

http://www.euractiv.com/Article?tcmuri=tcm:29-133776-16&type=News
によると、EUの開発援助委員のLouis Michel氏は、津波被災国に対する援助が、援助金額にのみ焦点が当たってしまい、長期的なプロジェクトに焦点が当たっていないことに対して、警告した。
(日本の読売新聞など一部の新聞に、この美人コンテスト発言が、国連総長Annan氏によってなされたとの報道があるが、これは、誤りで、そもそもは、1月3日に、EU委員会の広報担当官のGregor Kreuzhuber氏が述べたもので、それをLouis Michel氏が引用して、発言したのが真相である。)
1月7日に、アジアの津波発生に伴う対外協力について、EUの外相・開発相会議が開催されるが、既にEUとEU加盟国によって、記録的な十五億ユーロの対外援助が約束されているので、資金不足が緊急の課題とはならない。
しかし、フォローアップと、協力体制の構築が、今後の課題である。
Louis Michel氏は、被災地を視察して、次のように言った。
「われわれが今注意しなければならないのは、だれが大きな金額の援助を言いだすのか競争する美人コンテストのようなものに入り込まないようにすることである。私が関心があるのは、実際の支出の伴った約束である。」
さらに、Louis Michel氏は、各国の誓約したものの真正性について、挑戦するつもりはないとも、言った。
同様の見解は、NGO団体のOxfamのオーストラリア支局の見解にも、反響していった。
Oxfamは、被災国援助について、欺瞞的な約束がなされないように警告し、「約束した援助がなされなかった、過去の過ちを繰り返すことがないようにし、その代わりに、包括的な援助パッケージの構築と、被災国への債務免除、貿易優遇などの措置をとるべきだ。」としている。






[55] Re:[53] [46] 津波の写真 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/07(Fri) 00:19  

HIKOさん。
おやおや、これもですか。
ちょっと雄大すぎましたものね。
Falseと解釈する理由として、次のように書いていますね。
1.タイでの津波の高さは、4メートルとされているのに、この写真では、数階建ての高さになっている。
2.地平線の形が、プーケットの形と異なる。
3.車の流れが、左側交通のタイのものとことなる。



[54] ベトナムで、今シーズン二人目の鳥インフルエンザ死亡例の詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/07(Fri) 00:00  

今シーズン二人目の死亡者がヴェトナムで発生した。
http://www.channelnewsasia.com/stories/afp_asiapacific/view/126046/1/.htmlによれば、死亡したのは、南部Dong Thap郡の6歳になる男の子で、昨年12月30日、高熱と呼吸不全で、処置後三時間もたつかたたないうちに死亡してしまったという。
死亡後2-3日後に、この患者が、H5N1型鳥インフルエンザにかかっていたことが分かったという。
しかし、この男の子が、家禽類に接触した証拠がないことから、ウィルスの伝達経路については不明であるという。
このほか、今年にはいって、ヴェトナムで初めての鳥インフルエンザ感染者は、Tra Vinh郡のThach Phungという名の9才の男の子で、この子は、家禽類に直接触った証拠があるという。
もう一人は、Tay Ninh郡の16歳の少女で、危篤状態にあるといわれている。
しかし、当局は、二人の死亡は、まだ否定しているようだ。



[53] Re:[46] 津波の写真 投稿者:HIKO 投稿日:2005/01/06(Thu) 23:58  

>garyoさん、

1枚目もネタのようですよ。Status: False になってます。
波が大きすぎる、風景が違う、タイは左側通行なのに車が右を走っているなどの理由が挙げられています。
掲示板でこの写真の元ネタ探しが行われていますが、写真の右側に黒い影があることから、本か雑誌からスキャンしたのではないかという意見が出ています。

2番目の写真がここが元のようですね。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/4668/gallery/gallery.html
↑音が出ます。



[52] Re:[51] タイの津波被害近況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/06(Thu) 23:31  

あきあき さん。
> プーケットはもう復興したの?
ですが、そんなことはありません。
ご紹介のサイトは、このうち「タイ国内宿泊施設等被害・復興状況」と「カオラックからの情報」とについては、http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=173にも紹介しているものです。
1月5日、タイのタクシン首相は、タイの津波被害の近況を次のように報告http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/BKK198762.htmしております。
最終のタイでの死者数は、これまでの五千名という数字から、大幅に増えて、八千名にのぼるであろうということ、また、多くの行方不明者は既に死亡しているものと見られ、現在、行方不明者の数を4499名としているが、その数は、三分の一に減るであろうということ、
カオラックでの死者が、圧倒的に多いこと、
また、捜索の地域を、海とマングローブ地帯に絞って捜索すること
という内容でした。
http://www.abc.net.au/ra/news/stories/s1277834.htm も、ご参照


[51] ほんと? 投稿者:あきあき 投稿日:2005/01/06(Thu) 23:16  

プーケットはもう復興したの?
http://ime.nu/www.bluemarine.info/topsab/phuket-now/phuket-info-now.htm


[50] 豊橋市の電線の地中化と、路面電車との両立 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/06(Thu) 23:04  

愛知県の豊橋市に行く機会があり、かねてから、都市景観形成モデル都市として話題の豊橋市の駅前を見ることができた。
なるほど、電線の地中化によって、電信柱のない、さっぱりした町並みが大通りにはできている。
その一歩裏側は、商店街の続く界隈が形成されている。
路面電車の電線は、写真
http://www2.tokai.or.jp/ozora/yoto-image41.jpg
に見るように、ボンボリ状の装飾を施したセンターポールで支えられていた。
タクシーの運転手さんは、「電柱を地中化したものだから、あとで、電車のセンターポールに、何億という余計な金がかかってしまった。」との、別な見方をしていた。
この路面電車の架線柱のセンターポール化は、この豊橋市のほかに、鹿児島市、熊本市、長崎市、岡山市、札幌市等でも、導入されている。
しかし、豊橋市の美化対応したセンターポールのコストアップ差額分については、国・県の補助対象とならず、豊橋市が負担せざるを得ないことになったそうだ。
これについては、http://home4.highway.ne.jp/m-takuya/LRT/L1997C09.htm 参照

豊橋市の都市景観形成については、こちらのサイトhttp://www.mlit.go.jp/road/koka4/8/8-7.htmlもご参照。


[49] Re:[45] 新潟県中越地震災害義援金配配分委員会配分 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/06(Thu) 21:19  

長岡市民さま
新潟県中越地震災害義援金配配分委員会 第一回分については、
http://www.pref.niigata.jp/content/jishin/suitou/gienkin_shingi.pdf
によると、次の通りのようですが、その後変動があったのかも知れません。
また、このほかに、一律配布分があったのか、第二回配分があったのか、分かりません。
しかし、以下の中に、山古志村特例分として、「一部損壊の金額を一時金(内金)として配分」とありますので、まみ夜さんのおっしゃっている一律5万円というのは、山古志村分の一時金(内金)=5万円をさすものと思われます。

第一回配分

人的被害

死者20万円/ 人 7・13水害時と同額
重傷者10万円/ 人 7・13水害時と同額

住家被害

全壊200万円/世帯
大規模半壊100万円/世帯
半壊25万円/世帯
一部損壊5万円/世帯

*山古志村の特例について
山古志村は現在、離村を強いられている上に、被害状況の把握が困難な状態にありますので、全世帯を一部損壊以上と見なし、一部損壊の金額を一時金(内金)としてお届けし、住家の被害状況確定後、被害区分に応じ一時金を除いた金額をお届けします。


[48] Re:[47] 地球全滅の日 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/06(Thu) 21:08  

garyo さん。
> 2番目の写真はネタだそうです。

道理で。
笑って逃げていた人がうつっていたので、おかしいなとは思ったのですが。
ポロロッカ現象http://images.google.co.jp/images?q=pororoca&hl=ja&lr=&c2coff=1&sa=N&tab=wiの中国版でしたか。
銭塘江逆流の写真は、
http://images.google.co.jp/images?q=%E9%8A%AD%E5%A1%98%E6%B1%9F&hl=ja&lr=&c2coff=1&sa=N&tab=wi
にもありますね。
一枚目の写真は、何か、地球全滅の日の特殊撮影のように、迫力ありますね。



[47] すみません 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/06(Thu) 20:30  

2番目の写真はネタだそうです。

>あと、津波写真の2件目はネタみたいですね。これは中国の銭塘江という川が氾濫した時の写真のようで、これを放映した局が謝罪をするという事態に発展したモノのようです。


[46] 津波の写真 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/06(Thu) 19:44  

津波の写真です。タイトルが「fakeではない」となっていますが、まるで特撮のようです。

http://www.snopes.com/photos/natural/tsunami2.asp#photo
http://www.snopes.com/photos/natural/tsunami.asp



[45] 無題 投稿者:長岡市民 投稿日:2005/01/06(Thu) 18:08  

>>義援金を(長岡市全域?)一世帯五万円、見舞金として配布。まったく被害がでていない家にも配布されるので、無審査か?
完全なガセですよw。私の家は家具、家電、食器はほぼ全滅、瓦が吹っ飛んで、ガラスも何枚か割れましたが一円ももらえません。ってゆうかこのくらいの被害で金くれなんて言いに行ったら笑われちゃいますわw。



[44] ブッシュ提案の津波支援コアグループの結成ならず。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/06(Thu) 16:17  

当初、ブッシュ大統領が、12月29日に、津波支援のために、インド、オーストラリア、アメリカ、日本が中心になり、中核グループを作るという構想は、その後の欧州などからの反発によって、今日のパウエル国務長官の撤回発言http://www.reuters.co.uk/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=649295によって、事実上、構想白紙の状態になった。
色々、アジアをめぐる、津波支援にことよせた、実質上の覇権争いは、漸く、国連中心という、本来の姿を取り戻したようだ。
それにしても、「津波支援を、テロ拡大の障壁に」という、アメリカの考え方http://www.nydailynews.com/news/local/story/267345p-229030c.htmlには、ちょっとお門違いの面を感じるのだが。
また、小泉総理ご執心の、被災国の対外債務返済猶予構想は、オーストラリアの反対http://abcasiapacific.com/news/stories/asiapacific_stories_1277177.htmによって、いまのところは、広がりを見せていない。

ご参考

Why is Bush dismantling the tsunami core group?
http://timesofindia.indiatimes.com/articleshow/msid-981792,curpg-1.cms

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/SP208172.htm


[43] 塩野七生さんの提言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/06(Thu) 10:35  

今日の朝日新聞の四面での、塩野七生さんの「政略を磨こう】という提言
http://www.asahi.com/paper/politics.html
の中には、いくつか、考えさせられるポイントがあったようだ。
かいつまんで、この提言の中身を言えば、次のようになるだろう。
1.国家の滅亡は、戦略能力という、持てる力の活用を知らなかったために起こる。
2.戦略すなわち政略であり、これは、悪い意味ではなく、困難な状況を前に、それへの打開策を考えて行動する事を指す。
3.政治への注文は、単に政治家への注文に終わるのではなく、政治家・メディア・有権者の三者へのそれぞれの注文によって、初めて生かされる。
4.政治家への注文は、メディアと有権者に向かって、語りかける事である。そのためには、【話す事で考える】というスキルを身につける必要がある。
5.メディアへの注文としては、政策に顔をつける役割を担うことである。
例えば、人の名前を冠に付けた00法というようなことで、政策に人間味をつけると同時に、官僚お仕着せの立法イメージから逃れる事ができる。
6.有権者への注文としては、政治家性悪説から脱し、信頼だけでなく、いい意味での緊張関係を相互に持つ事が必要である。

というものだが、いずれも、考えさせれるご提案である。
このうち、5の法案提出者の名前の冠をつけた法案の奨励という提案には、賛成したい。
このような法律の例として、アメリカの大気浄化法改正案第二章を、通称マスキー法案(Muskie Act)という例がある。
これは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%B3%95 に説明があるように、アメリカの上院議員、E.S.マスキー(Edmund S. Muskie )http://abacus.bates.edu/muskie_archives/bio.htmlの提案によるためこの通称で呼ばれるものである。
また、4の「話すことで考える」というのは正に、このような掲示板など、インターネットでの双方向の場で、政策のニーズとヒント、そして、実現への道筋が、やり取りの中で、次第に、政治家自身明確化してくるというものであろう。




[42] Re:[40] 新潟中越地震問題が、津波にかき消されてきつつある感じ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/06(Thu) 10:22  

まみ夜さん。
被災地の消雪構造は、この際、抜本的な見直しが必要かもしれませんね。
時間がかかっても、災いを福に転じうるスキームの用意が必要な気がしています。
山古志村では、既に雪の重みで、倒壊家屋が増えているという報道もありました。
義捐金の一律配布については、阪神淡路大震災の時の教訓が生かされていない感じですね。
コミュニティファンドのようなシステムの用意が必要な感じがします。
神社仏閣については、何処の被災地に行っても、これらは、比較的安全な地盤に立っていることが多いのですが、今回は、そうもいかなかったというわけですね。
それぞれの総代なり檀家の負担となるわけですが、長期的には、そうなるとしても、当面、つなぎ的措置が必要な気がします。
雪下ろしと、土建業者の冬場の労賃稼ぎについてですが、やむをえない面もありそうです。
世間の関心がスマトラ沖地震のほうにいってしまって、新潟中越地震問題への関心が、風化しないことを祈りたいと思います。


[41] Re:[38] 貧困の中の換金回路 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/06(Thu) 10:10  

garyoさん。
貧困の中での換金回路が観光というわけですから、再建も、この換金回路の再構築から始めなければならないのでょうね。
持続的被災国再建のスキームが問われるところです。
そのためには、早期警報システムなどの観光地としての安全の保証が、まづ、優先されなければならないですね。
日本などの再建スキームとは、一味ちがった視点が必要な気がしています。
早期警報システムでも、それを使いこなせる人材がいるかどうか、そのへんのヒューマン・インターフェースを考えたスキームの用意が必要な感じがしています。
つまり、日本版の直接的導入でなくて、その現地版への焼き直しが必要という事ですね。


[40] 長岡の現状のまとめ 投稿者:まみ夜 投稿日:2005/01/05(Wed) 16:46  

長岡で聞いてきた話をマトメてみました。
全てに裏が取れているワケではないのを、お詫びしておきます。

・消雪パイプの補修が間に合わなかった。物流はもとより、除雪費用の増加、除雪車による道路破損の修繕費の捻出が問題。道路の修復が終わっていない地域がある点を考えると、来年度も消雪パイプに手がまわるか不明。

・山古志村など、かなりの雪が降っている(元旦のみで90cm)。雪下ろし作業のボランティアが必要。しかし、県外者では危険な上、無料で雪下ろし作業を行うと、これを冬季の収入源としている建築業者の経営に影響が出る。

・義援金を(長岡市全域?)一世帯五万円、見舞金として配布。まったく被害がでていない家にも配布されるので、無審査か?
(このお金を除雪作業員を雇うのに使ってほしかった・・・)

・仮設住宅に入る条件として、国と自治体から出る自宅再建の補助金の権利放棄があるが、見直しが検討されている。一部損壊は、補助金がもらえるように、ほぼ決定。半壊、全壊についても前向きに検討中。ただし、所得による減額は検討対象になっていない模様。
(農業を行っていれば前年所得が八百万円以上は多いので支給になってももらえる世帯は僅かと推測)

・報道されている以上に神社仏閣の損壊が酷い。氏子や檀家にかなりの費用負担がかかる。中小企業(総代や幹部をやらされている社長は多い)の体力を奪う原因になりそう。

まとめといいつつ、だらだらと書いてしまって、申し訳ありません。
被災地はなんとかなってきたぞ、といった報道にワリには、厳しい状況は続いています。
「雪」で注目が集まる冬は、乗り切れそうですが、経済的な体力も、建材的な耐久力も減少した春が、とても危なそうです。

http://plaza.rakuten.co.jp/blueseafish/diary/200501010000/


[38] 津波の被害の一部は人災 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/05(Wed) 14:36  

観光への影響の懸念と専門家の不在が津波の被害を大きくしたようです。


あれほど津波の可能性を警告していたのに − 無視されたタイ人専門家が味わった究極の歯がゆさ
http://rate.livedoor.biz/archives/11752379.html

YOMIURI ON-LINE / 国際 - タイ津波警報出さず、観光業への影響懸念…地元紙
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041228id21.htm

http://rate.livedoor.biz/archives/11752379.html


[37] 、「平成の大合併」では初の越県合併が実現 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/05(Wed) 11:47  

http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20050105/lcl_____gif_____000.shtml
では、田中長野県知事が、「信州が信州でなくなった日、信濃が信濃でなくなった日」と、嘆いたというが、ちょっと偏狭すぎるのではないのかな?
いわば、これは、信州の政治経済的中心・信濃の政治経済的中心から、嘆いて見せた、裏返しの中心都の傲慢ぶりである。
辺境に対する考え方は、どこを中心にして、辺境なのか、が、問題だ。
信州という概念も、信濃という概念も、その中心があり、その中心からもっとも離れた辺境がある。
しかし、一方、辺境には、辺境の論理がある。
村上春樹の「辺境・近況」ではないが、辺境にとって、よりコンビニエントな隣接地域を持つ辺境にとっては、そこは、もはや、既に、辺境ではないのである。
与那国島の人に、台湾のテレビ放送を禁止する権限は、日本の首都東京には、残念ながらないのである。


[36] これは、日本の災害時についても、そのまま、言えることかもしれない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/05(Wed) 05:44  

http://www.nindja.com/gempa.html より
(引用開始)
<役人のみなさん>
もうアチェに出発するのはたくさんです。わたしたちの大統領は、すでに国民福祉担当調整相にアチェで任務に就かせました。これ以上の役人が来る必要はありません。役人は勝手な見方をするだけですし、出発しようとするボランティアの席を奪っています。-以下略
<メディアのみなさん>
アチェを、ドラマの舞台にしないでください。本当に起きていることを伝えてください。アチェは広いです。まだまだ報じなくてはならないことがあります。アチェの人びとを客体としてではなく、主体として伝えてください-以下略
<産業界のみなさん>
この災害が貧困を生み出さないために、一時、ビジネスをするのをやめてください。彼らの必需品を売りつけ、彼らをより沈めてはなりません。社長さんたちの訪問は必要ありません。どうか、彼らがいっそう崩壊しないよう施設を準備してください。以下略(Tim AirPutih, 05/01/02)
(引用終わり)

というものだが。
これは、そのまま、日本の災害時の支援・報道体制にも、言えることかもしれない。
この災害時にも、スリランカでは、武装勢力が、救助活動と摩擦を起こしているようだし、インドのアンダマン諸島などでは、先住民族が、救助隊に火付き矢を放っているようだし。
なかなか、複雑な問題が、あるようだ。


[35] Re:[34]ニートバッシングと、少子化バッシング 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/05(Wed) 05:19  

garyo さん。
出入り不自由な日本型終身雇用制度とは、昔から言われていることですが、それでも、現実は、大分様変わりしてきました。
しかし、経済も人口も社会保障政策も、生産人口(15〜64歳)減少という右肩下がりの状態に耐えうる制度設計がされていないことに対する、社会不安というものが、ニートバッシングと、少子化バッシングを生んでいるようにも見えますね。
この社長日記http://blog.livedoor.jp/hirox1492/archives/10732223.htmlを書かれているかたは、ニートが、それらの端境期にある摩擦的失業の状態にあり、バッファーの役割を果たしているのだから、玉突き衝突を避けるためには、ニートはニートのままに、違う形での社会参加を考えたほうがいい、というお考えのようですね。
ひとつのご見解だと思いますが、では、どのような形で、ニートを生産人口の中に加えていくか、そのスキームとなると、まだ、答えを見出されているようには、思えませんでしたが。
むしろ、生産人口という概念自体が、産業に従属した社会価値観を表しているようで、もう、時代遅れなのかもしれません。
世代間の相互扶助を、生産人口と非生産人口とに対峙して考えない、新しいパラダイムの創出なんて考えはできないものでしょうかね。
そういえば、以前「生産人口の間引き政策」http://www.sasayama.or.jp/diary/2002jul09.htmなんてのを言ってたことがありました。
この考えは、現世代をリストラでいじめつくしたことが、社会全体の雇用に対する挫折感、産業社会に対する挫折感を生み、それがひいては、ニートの増加につながったという視点ですね。
産業感・労働価値観は、ブーメランのごとく、社会に跳ね返ってくるというわけです。
リストラ・リバウンド現象が、ニートの増加というわけですかね。


[34] ニートを生んでいるのは労働法では? 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/05(Wed) 03:31  

ひろゆきさんの社長日記に反応して、日頃思ってる事を書いて見ました。労働組合の支部で書記長をしているのでこんなことを言うのはおかしいかも知れませんが、社員の指名解雇ができない→新規採用の停止→若年労働者の失業となっていると思います。

http://d.hatena.ne.jp/garyo/20050104/1104803820


[33] そして、インドのカルパカムにある原子力複合施設は、津波の力に耐えられたのであろうか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/04(Tue) 23:51  

台湾の原発の話が出たついでに、今度は、インドのカルパカム(Kalpakkam)郊外にあるインディラ・ガンジー原子力研究センター(IGCAR)のMadras Atomic Power Station (MAPS)の原子力施設は、今回の津波の力に耐えられたのであろうか?
http://www.hindustantimes.com/news/181_1181321,001301540005.htm
によると、この町では、二つの教会が破壊され、108人が死んだとのことである。
また、http://timesofindia.indiatimes.com/articleshow/978551.cms
によると、Madras Atomic Power Station (MAPS)の中を、レポーターが案内された様子が書かれているが、海水導入のパイプの破損などが目立っていたという。
http://news.newkerala.com/india-news/?action=fullnews&id=54400
では、ここには、二つの加圧型重水炉と、テスト・リアクターそして、再処理工場があり、また、高速増殖炉が建設中とのことである。
このうち、MAPS IIと呼ばれるUnit-II が、津波による海水の浸入時にストップし、12月30日に、点検の後に、運転再開をしたという。
もうひとつの重水炉のほうは、昨年10月に、閉鎖していたという。
http://www.chennaionline.com/colnews/newsitem.asp?NEWSID=%7B7DD85E0E-79BF-46ED-B1BF-CD150B655303%7D&CATEGORYNAME=National
によると、1月4日の夜から、正常運転に戻るという。
この発電所は、1985年に建設されたもので、250MW の発電量を有す。

以上見たところでは、インド政府も安全宣言を12月28日に出しているhttp://www.expressindia.com/fullstory.php?newsid=40097し、それを信じるしかないのだが、
http://www.truthout.org/docs_05/printer_010305W.shtml
等を見ると、従業員の中の技術者が、教会でお祈りをしている最中に犠牲になったとされ、原子力施設内での人的損失は多きいようだ。
その後の経緯は、放射能汚染があったかどうかについて、注意深く見守っていく必要があるのではなかろうか?



[32] 台湾で、海岸端の原発建設見直し要請の動き 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/04(Tue) 23:04  

http://english.www.gov.tw/index.jsp?action=cna&cnaid=5837
によると、台湾で、今回のインドネシア津波の破壊力の海岸端立地の原子力発電所に及ぼす影響を考慮し、その立地を阻止する要求が、民主進歩党が主催する公聴会の席上で、地方の環境保護活動家から出された。
これに対して、国立台湾海洋大学の学部長であるLee Chao-hsing氏は、台湾は、非常に不安定な地形の下にあり、多くの障害があると述べた。
台湾の北島岸に立地しようとしいる四番目の原子力発電所のある位置は、フィリピンとユーラシア地殻構造プレートの間にあり、Lee Chao-hsing氏がいうに、1867年におきた津波は、この地域に多大な損害を与えたとしている。
また、同じ席で、台湾環境保護ユニオンの理事長は、台湾北東部の海岸沖にある亀山島周辺海底には、活火山帯があると述べた。
「この第四原子力発電所が、海中の火山噴火や海中の地震によって引き起こされた津波の破壊力に耐えうるものなのか、懸念する」と、述べ、さらに、「政府が、この第四原子力発電所の建設を、この際、ストップすることを望む。」との見解を示した。



[31] 確かに、日本のマスコミは津波報道に積極的ではなかった。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/04(Tue) 18:30  

garyo さん。
あけましておめでとうございます。
そうですね。
今回ほど、日本のマスコミのノー天気ぶりを思い知らされたことはありません。
やはり、ご紹介のサイトの一番最後の方に書かれていた理由が強かったのかも知れませんね。
それにしても、27のアマチュアが取ったビデオ映像は、悲惨なものですね。
アメリカのメディアでは、津波の映像を流さないように決めたところもあるようです。
しかし、この事実をしっかり見つめておくことが、次にイツ来るか分からない人類への災危の最大の予防線となるはずです。
サイトhttp://www.turnto10.com/news/4029499/detail.htmlは、津波の後の惨憺たる現状についてのスライドショーです。


[30] なぜ日本のマスコミは津波報道に積極的でないのか? 投稿者:garyo 投稿日:2005/01/04(Tue) 18:14  

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
興味深い記事を見つけたので投稿します。

http://nullpo.2log.net/home/tsunami/archives/blog/main/2005/01/03_201744.html


[29] 消雪パイプの元祖がダウンとは!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/04(Tue) 18:04  

まみ夜さん。
あけましておめでとうございます。
そうですか。
長岡の消雪パイプ
http://images.google.co.jp/images?q=tbn:08rN69aOqNsJ:www.hrr.mlit.go.jp/yuzawa/shizenmap/photo/yuzawa/yuzawa18.jpg
は、38豪雪の時の経験から、全国初めて始まった、歴史あるものですね。
それが、機能しないとは。
40年ぶりのストップですね。
それと、流雪溝
http://images.google.co.jp/images?q=tbn:AgB8eVZAJQoJ:www.lalanet.gr.jp/shisetsu/08av/uonuma-fuyu/P1120150.jpg
も、うまく機能していないと聞きました。
いずれも途中から、水が漏れていては、どうしようもありませんものね。
特に、お年寄りや弱者にとっては、厳しい冬となりそうです。
雪下ろしボランティアや、雪かきボランティアが必要になってくるかも知れませんね。


[28] あけまして、おめでとうございます 投稿者:まみ夜 投稿日:2005/01/04(Tue) 16:43  

昨年は、お世話になりました。
今年も、よろしくお願い申し上げます。

長岡に行ってまいりました。
いろいろと話をしてまいりまして、特に気になったのは二点。

・消雪パイプ(井戸水によって雪を溶かす主要道路に埋め込まれたパイプ)の修理が間に合わなかった地域多数
・義援金、一世帯五万円、ほぼ無審査で配布

メモをまとめている段階なので、まとまりましたら、またご報告いたします。
取り急ぎ、ご挨拶まで・・・


[27] 津波報道についての世界のブロガーたちの活躍ぶり 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/04(Tue) 11:52  

サイトhttp://www.nbr.co.nz/home/column_article.asp?id=11035&cid=3&cname=Technology
に、その紹介がある。
たとえば、津波の映像を撮ったアマチュアカメラマンの活躍として、
http://www.nbr.co.nz/Images/tsunami.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/penang.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/sri-lanka-tsunami.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/patong-beach.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/Tsunami_Sri_Lanka_by_Camiseta.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/british-tourist.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/patong_beach3.wmv
http://www.nbr.co.nz/Images/sea-spills.mp4
http://www.nbr.co.nz/Images/kenya.asx
http://www.nbr.co.nz/Images/kenya.asx
等があげられている。
また、津波報道のブログとして、
http://jlgolson.blogspot.com/2004/12/tsunami-video.html
http://online.wsj.com/public/article/0,,SB110470611254614746,00.html
http://waveofdestruction.org/
http://www.nypost.com/news/worldnews/37579.htm
http://www.downhillbattle.org/
http://www.blogtorrent.com/
http://www.wired.com/wired/archive/13.01/bittorrent.html
http://themoderatevoice.typepad.com/blog/2004/12/castrophe_in_as.html
http://desimediabitch.blogspot.com/
http://tsunamihelp.blogspot.com/
http://www.siliconvalley.com/mld/siliconvalley/10538681.htm
http://www.thestar.com/NASApp/cs/ContentServer?pagename=thestar/Layout/Article_Type1&c=Article&cid=1104707409544&call_pageid=968
http://www.dagbladet.no/nyheter/2004/12/27/418679.html
http://homepage.mac.com/jlgolson/ruumiita4ft.jpg
などがあげられている。


[26] SMS(Short Message Service )を津波情報伝達システムに活用を、という提案 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/04(Tue) 09:18  

http://www.iht.com/articles/2005/01/03/business/text.html
では、スリランカの23歳のテレビプロデューサーSanjaya Senanayakeさんの例を上げ、津波急襲時、携帯電話の音声は使えなかったが、携帯電話のショートメッセージサービスは、使えたという経験談を取り上げている。
彼は、ショートメッセージで、インドのミュンバイの友人に安否をさらせることができたという。
Senanayakeさんのいうに、誰もに津波警報電話連絡がつく必要はない、その地域のだれか一人に連絡がつく体制で、事態は、相当変わるはずだ、としている。
携帯電話のショートメッセージサービスを活用した津波警報システムの整備が、期待できるようだ。

この場合、どうして、通話ができないのに、文字メッセージはやり取りできたのかということだが、GSM(Global System for Mobile Communications 汎欧州デジタル移動体通信)同士のSMS(Short Message Service )の場合、メッセージはセンターを経由して、送信先の携帯端末に送られる。送信先が圏外にいるなどして送信できなかった場合は、送信できるようになった時に再度送信されるというシステムなので、電波状態がまだらの場合でも、一瞬間でも、電波が通じる状態が確保できれば、メッセージ送信ができたというわけなのではなかろうか?


SMSについては、次のサイトhttp://www.jiten.com/dicmi/docs/s/10814.htmがよく分かる。
また、テキストだけでなく、映像を伴ったサービスが、MMS(Mobile Multimedia Service)というものだ。
これについては、http://www.jiten.com/dicmi/docs/m/7649.htmをご参照
GSM(Global System for Mobile Communications)については、http://e-words.jp/w/GSM.html をご参照


[25] スリランカの津波の死者数は、三万人に膨れ上がる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 22:38  

http://canadaeast.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050103/CPW/72612034
によれば、月曜日に、スリランカの津波による死者数は、三万人となった。
さらに、三万五千人になるであろうと、当局ではいっている。
昨日までのスリランカの公式発表の津波による死者数に加えて、この24時間のうちに1,467 増加して、30,196人となった。
その理由として、スリランカ北東部のトリンコマリー(Trincomalee)での大量の死者の発見によるものである。
しかし、依然として、4,000人が、行方不明とされている。




[24] 再掲--掲示板のスタイルの変更について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 20:50  

再掲
かねてから、これまで使っていた掲示板の過去ログが一万近くとなり、カウンターもそれ以上動かず、ゼロに返ってしまうという満タン状態となり、どうしようかと、思っていたのですが、この新年を期に、新しいスタイルに変えることにしました。
いま、ご覧になっているのが、新しい掲示板です。
ほとんど、同じですが、前より、使いやすくなっている点もあります。
修正は、この画面一番下の「処理 修正削除 記事No 暗証キー 」の欄で、修正か削除を選ばれ、該当の記事番号を入力され、投稿されたときの暗証番号を入力し、送信ボタンを押してください。
該当記事に対しレスポンスされる場合は、「返信」ボタンを押され、記入後、「投稿する」ボタンを押してください。
そのほか、記事中のURLが自動リンクされるようになりました。
なお、1月1日から3日までの、皆様のご投稿分は、今日付けで、こちらの新しい掲示板のほうに移記してありますので、ご了承願います。
サイトのURLは、以前とまったく同じです。
よろしく、お願い申し上げます。
また、これまでの過去ログにつきましては、引き続き、
http://www.sasayama.or.jp/saboard_old/b_board.cgi
で見ることができるほか、
次のサイトでも見ることができますので、こちらのほうをお使いください。
掲示板過去ログ集-その1 (0001から2000)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog1.htm
掲示板過去ログ集-その2 (2001から4000)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog2.htm
掲示板過去ログ集-その3 (4001から6000)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog3.htm
掲示板過去ログ集-その4 (6001から8000)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog4.htm
掲示板過去ログ集-その5 (8001から8472.そして新0001から今日2005/01/03の分の新0589まで)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog5.htm



[23] スリランカ東北部の地区別死亡者数・行方不明者数一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 19:07  


        死亡者行方不明者
Amparai    11225 5300
Batticaloa    2040 6000
Jaffna &
Vadamaradchi
East   778 2000
Mullaitivu    1666 2750
Trincomalee    947 2431
Total   16656 18481

サイトhttp://www.tamilnet.com/ による。

http://www.tamilnet.com/


[22] カナダのBSE疑惑牛はクロと判明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 19:06  

1月2日に、カナダのThe Canadian Food Inspection Agency (CFIA) が発表したところによると、昨年暮れ、BSE疑惑とされ、精密検査に持ち込まれていたカナダ・アルバータの10歳の乳牛-ダウナー牛-は、検査の結果、クロと判定された。
この牛は、1996年生まれで、1997年のフィードバン以前に生まれた牛である。
昨年カナダでは、二万二千頭の牛を検査した。
当局は、次の二つのポイントに絞って調査を続ける意向である。
ひとつは、一年以内に、同じ農場で、BSE牛が生まれた可能性について。
もうひとつは、感染牛の飼料調査について。
である。

http://press.arrivenet.com/bus/article.php/549886.html


[21] スリランカのヤラ国立公園での津波被害者の近況投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 19:05  


スリランカのYala National Parkでは、日本人、英国人、ドイツ人、フランス人の外国旅行者が、津波の犠牲になったものと見られている。
スリランカ全体では、既に104の外国旅行者の死が確認されているが、その他行方不明とされる二千の外国旅行者のほかに、67名の外国人旅行者がいるものと思われ、その多くが、このヤラ国立公園南方のUnawatunaの海岸で、津波に遭遇したものと推測されている。
既に、ここでは、数人のアメリカ人の死が確認されており、スリランカには、各国から、死体確認のための法医学者たちが、現地にはいっている。
日本人の死体は、これまで8人が確認されているが、残りの4人については、依然として、不明である。
ここ、ヤラ国立公園は、野生動物の宝庫であるが、サイトhttp://economictimes.indiatimes.com/articleshow/978534.cmsに見るように、不思議なことに、人間の死骸は見つかっても、野生動物の死骸が、まったく見当たらないとのことである。
関係者の話では、おそらく野生動物は、本能探知で、津波の襲来を知って、避難したのではないかといっている。
海中のイルカや鯨は、いち早く方向転換して、難を免れたようだし、
陸上動物も、「六感」を働かせて、避難したものと、国立公園の野生動物担当官は、言っているという。


[20] タイの津波死亡者の地区別状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 19:04  

サイトhttp://www.channelnewsasia.com/stories/afp_asiapacific/view/125357/1/.html
によると、
02 January 2005 2006 hrs 現在で、
タイでの津波による死亡者数は、5,000人近く。
このうちには、2,400人の外国人旅行者を含む。
タイ南部のPhang Nga郡の漁業町のBaan Nam Khemで、数千人が行方不明または、死亡の可能性と、いわれている。
かつての南国の楽園Phi Phiは、いまや地獄絵と化している。
600の死体が発見されており、なお、新しい死体が発見されつつある。
Phang NgaのKhao Lakでは、3,943人の死亡が確認されており、このうち、2,203人が、外国人であるとされている。
政府では、タイ南西部での死者数4,985人とし、そのうち2,457人が外国人であり、2,252人がタイ人であり、276人が判別不能であるという。
政府では、最終の死者数が、7,000-8,000人に上るものと予測している。
外国人旅行者の消息であるが、ノルウェー人が1,000人死亡、デンマーク・フィンランド・スゥエーデン人が91人死亡、4,700人の北欧人が行方不明。
スゥエーデンだけで、3,500人が行方不明、34人のドイツ人が、死亡、1,000人が行方不明、イギリス人35人が死亡、数百人が行方不明。
21カ国にわたる欧州人の旅行者のほとんどが、主にタイで遭難したものと思われている。


[19] インドの津波死者数が、14,488人へ、急増。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 19:03  

サイトhttp://www.rediff.com/news/2005/jan/02toll.htmによれば、インドでの津波による死者が、この日曜日に、14,488人へと、急増した。
これは、Andaman and Nicobar Islandsでの死者数が、これまでの、3,754から5,421人へと急増したためである。
土曜日の公式発表の数字では、インド全体の死者数は、8,955であった。
金曜日には、7,763であったが、これは、Nagapattinamで、1,100の死体が見つかったためであった。
Andaman and Nicobar Islandsでの行方不明者は、3,850から3,754であると見られ、また、Andhra Pradeshでは、109人、Keralaでは、2人と見られている。
Andaman諸島の中部や南部にいる先住民のJarawa族は、無事とのことである。



[18] 長手磁気記録方式と垂直磁気記録方式 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 19:03  

このところ、垂直磁気記録方式が開発されたとの記事が相次ぐのだが、一体どういうこと?
ということで、調べたのだが、平たく言えばこんなことらしい。
8畳の部屋に、たくさんのお客さんに寝てもらうためには、頭(N)と足(S)がぶつからないように、畳と平行に布団を敷いたのでは、せいぜい、6人ぐらいしか寝られない。
これが、これまでの長手磁気記録方式というわけだ。
これを、布団を縦に敷いたらどうなんだろう?
っていうような発想が、垂直磁気記録方式なんだろう。
もちろん、実際は、縦に布団が敷けるわけではないし、それで、眠れるわけはないのだが、磁気記録の場合は、これができる。
しかも、できるだけ細い布団を縦に敷くことによって、8畳間にどんどん人を詰め込め、高密度にすることができる。
ってわけ。
しかも、頭(N)と足(S)が向かい合わせにならないから、高率的というわけ。
こんな話を前提にして、サイトhttp://spin.pe.titech.ac.jp/Lab_hp/research/mr/mr-w.html の説明を見ていただくと、よく分かる。かも?
ちょっと、たとえが、悪かったかな。


[17] 津波からカンボジアを救ったのは、占星術師?投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 19:02  

http://xtramsn.co.nz/news/0,,11965-3986762,00.html によれば
カンボジアの前国王のシアヌークさんが、自らのウェブサイトで語ったところによると、占星術師が、シアヌークさんに「超破壊的な激変が近いうちに起こるが、適切な儀式を執り行っていれば、カンボジアは、その激変から、免れるであろう。」と、警告したという。
そこで、シアヌークさんは、「私と私の妻は、その儀式のために数千ドルを費やすことを決意し、その結果、カンボジアは、これらの津波の激変から免れた。」といったという。

というのだが、紹介されているウェブサイトhttp://www.sihanouknorodom.info/にアクセスしても、つながらないのは、どういうわけ?


[16] 影絵さんのブログ「気韻頭日記 」がんばっていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 19:00  

http://blog.with2.net/rank1510-0.html
のランキングで
hブログ「気韻頭日記 」ttp://kagee.blogtribe.org/第37位だそうです。
近頃、ちょっと、ご無沙汰ですが。
「竹中・小泉コンビが、小沢・岡田民主党が、古典派理論に基ずく、競争至上主義、市場競争原理主義を恣意的に用いているのは、この「合目的性」から見て「国」や間違っても「国民」のインセンティブを持つとは、私には思えない理由なのです。」というのは、いい点突いていますね。
このランキングの中では、第18位の「ぷち総研 」http://priestk.exblog.jp/なんてのを、このところ、ちょっとした話題の関係で、見ていますが。
あと、7位の「太陽に集いしもの」http://red.ap.teacup.com/sunvister/で、梶山静六再評価論が出ていまして、ちょっと興味惹かれました。
なんか、書店に、本も出ているようですね。
「梶山静六死に顔に笑みをたたえて」 講談社 田崎 史郎 という不気味な題でしたけど、立ち読みさせていただきました。
自社さ政権の功罪論なんてのもあったみたいです。
梶山先生と、予算委員会で、席がお隣のとき、さかんにご持論の平将門論を拝聴させていただきました。
ちなみに、平将門は、いまの石下町出身、梶山先生は、常陸太田市。


[15] 台帳閲覧拒否の条例に反響 熊本市、個人情報に配慮 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:57  


不特定多数の個人情報を集めるための住民基本台帳閲覧を拒否する−。熊本市が昨年6月に制定した全国初の条例が、住民のプライバシー保護の訴えに頭を痛める自治体の注目を集めている。1月から同様の条例を施行する自治体も出てきた。

という話題。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050102-00000039-kyodo-pol
世の中には、公簿収集という、薄暗い業者がいて、
http://www.secret-r.com/sonota.htm
のように、不動産登記簿・商業登記簿・戸籍、住民票・自動車登録事項証明書 などの閲覧制度を利用して、顧客から委託されてプライバシーをのぞく専門の業者がいるようだ。
特に、問題なのは、バインダー式の公簿の閲覧。
明治以来の大福帳式が昭和27年頃からバインダー式になり、現在では、徐々に、磁気ディスク方式に変わっているので、このへんの改善はなされているようではあるが、まだ、不十分である。
調べたい公簿の該当箇所だけでなく、それこそ、隣接する公簿情報を丸ごと写し取られてしまうという問題も、まだある。
この辺のセキュリティは、何にもないのが、今の公簿閲覧の最大の欠点だ。
せめて、誰が自分の情報を調べたのか、その調べた人の情報が、調べられた人に通知されるようなシステムにしないと、住民に対抗手段は保たれない。


[14] 津波災害に威力を発揮したハムラジオ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:56  

サイトhttp://athens-olympics-2004.newkerala.com/?action=fullnews&id=53736にみるように、今回の津波で、すべての通信回線が遮断されたインドの離島との災害通信に威力を発揮したのは、ハムラジオだったという話だ。
インドのハム無線技師の資格をもつBharati Prasadさんは、インドにいる二万人のハム無線技師たちと連携して、Port Blairの人たちに情報提供と、情報連絡を手伝った。
特に、チェンマイ、デリー、などにいる被災者の親戚に対して、無線で受け取った被災地からの電話番号を元に、安否の連絡を取ったという。
衛星電話もあるが、このような場合には、ハム無線が一番だという。
そういえば、Bharati PrasadさんのコールサインVU2RBIを日本で傍受したことが、この掲示板http://cgi.www5f.biglobe.ne.jp/~ja1qxy/cgi-bin/joyful.cgi?page=30に出ている。
恐るべし。ハム無線の威力。
このハム無線のネットワークと、インターネットのネットワークとがうまく連携すると、途方もない力を発揮するかも知れませんね。


[13] 「インドの形が変わってしまった」との論説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:55  

サイトhttp://www.telegraphindia.com/1041230/asp/frontpage/story_4191663.aspは、今回のインドネシアスマトラ沖地震・津波で、インドの地図そのものが塗り替えられてしまったとの論説である。
概訳
「インドの形が変わった-津波が南極光を消してしまった。-」

Campbell Bay, Dec. 29:発
灯台の一部分のみが、海面から突き出している。
Indira Pointは、おそらく、永久に海中の中だろう。
そして、インドの地図は、必然的に変更しなければならないだろう。
「インドにとっての国境として非常に重要で、勝、なくてはならない部分が、完全に海中に沈んでしまったのです。」と、インド沿岸警備幹部のMilind Patil氏は、いう。
Indira Pointは、今は亡きラディブ・ガンジーさんが、母親がAndaman and Nicobar Islandsを訪れた後、命名したもので、ここは、今回の津波に飲まれるまでは、インドの最南端であった。
国境防衛隊の職員は、今回、Indira Pointが津波に飲まれたことを、パキスタンとの1999年5月のカシミール州でのカーギル(Kargil)紛争での、国境突端の紛失になぞらえた。
インドの地図から、抜け落ちたのは、そこばかりではなかった。
ましてや、Nicobar Islandsの地形の変化だけではなかった。
Nicobar Islandsの沿岸警備隊指揮官のPatil氏は、これらの諸島全体が、上下に動いてしまっていると話している。
しかし、アメリカの地質調査部門の地球物理学者のKen Hudnut氏は、衛星画像では、スマトラと同じように、Nicobar Islandsは、地震の衝撃で、どのくらいの移動かはわからないが、海面から出た可能性もあるとしている。
ロイター通信は、このKen Hudnut氏の説を引用して、海面に出ている大陸が、移動したかどうかを確定するために、携帯用の衛星位置決定システムを使う必要があると、している。
スマトラのインドネシア島を、地震が、移動させたり上下移動させたのかについては、科学者間でも、論争がある。
Nicobar Islandsを熟知している軍隊や、沿岸警備隊は、地震が、島を上下移動させることになったという見解で一致している。
インド沿岸警備幹部のMilind Patil氏がいうに、Andaman and Nicobar Islandsの最南端のIndira PointがあったGreat Nicobarは、いくらか、上下移動しているという。
他の島、たとえば、Trinkat島は、二つに分割されてしまったと、Andaman and Nicobarの検査長のS.B. Deol氏は、いう。
「分割されたTrinkat島の一方は、海中に沈んでしまっており、もう一方は、見える状態である。」と、彼は言う。
Deol氏のいうに、島の移動や上下移動現象は、Great Nicobarに限らず、もっと、広範囲にわたっている可能性があるとしている。
「スマトラのように、二つの島の領域からなる陸地では、それらの移動は、ごくわずかのものである。調査や救助活動をおえてみて私が感じたことなのだが、地図の改訂は必要だろう。」と、Deol氏は、いう。
Indira Pointの灯台で、16人から20人の家族で、ヒメウミガメ(Olive ridley )や、オサガメ(leatherback )の研究をしていた四人の科学者の、津波後の消息については、何もなされていない。
「これらの科学者や家族の消息については、努力しているが、調査不能の状態である。なぜなら、Indira Pointは、スマトラから、140キロの距離にあり、おそらく絶望的であるからである。」と、Milind Patil氏はいう。
彼は、これも津波で破壊されたCampbell Bayの沿岸警備隊兵器庫の最後を見届けた生き証人でもある。
津波が諸島を襲撃した一日後、Car Nicobarの修復の地の滑走路から偵察任務機が飛び立った。
「私は、そのパイロットに、破壊の状況を見てるように、頼んだのです。帰ってきたパイロットは、ぞっとしたような顔をして、Indira Pointに残っていたのは、半分海面から顔をのぞかせた灯台だけだったと、報告したのです。」と、Milind Patil氏は、いった。


[12] 大分、議論が錯綜しているようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:54  

吉田さん。
あけましておめでとうございます。
サイトのほうも何度かお邪魔させていただいておりますが、大分、議論が錯綜しているようですね。
私の掲示板では、ちょっと、ですね。
議論を簡単にするためには、まず、生ログの公開は、どの権限でするのか、ということに尽きるのではないでしょうか。
生ログを把握することは、何も、行政でなくたって、普通のかたでも、アクセス解析をつければ、手に入るのですから、個人でも、行政でも、同じことでしよう。
そして、分かる範囲にしても、固定IPであれば、一発でわかるし、幅を持ったIP群であれば、IP集団が特定できるということでしょう。
そのIP集団を分解していけば、ある程度の幅での推測はつくはずです。
ネットカフェから発信しても、その時間帯の生ログを見れば、どのブースで発信されたかは、すぐ分かることでしょう。
しかし、事件でもないのに、そこまでやるのか、ということだと思います。
つまり、生ログは、どこでも手に入りますが、それを、どう利用するかということが、論議のポイントなのだと思います。


[11] 私の掲示板の議論紹介に感謝 投稿者:吉田 つとむ投稿日:2005/01/03(Mon) 18:54  

笹山さん あけましておめでとうございます。

笹山さんが、掲示板でご紹介いただいた、下記の「●0498 「行政庁から丸見えのYahoo!掲示板 」だそうで」の件に関する続きの状況ですが、私の掲示板ではとても長くレスが続いており、ネットの人材が幾人も集合していただいております。もとより、私にそうした専門的な知識があるわけではないのですが、ネット上の議論をどのような形で展開していくかについては、ともかく小さなことでもきちんと対応していくと言う方針で臨んできています。あわせて、私のサイトで議論されていることにも注目していただいている笹山さんのような存在が、広範な皆さんをひきつけ、真剣な議論につながっているのだと思っています。

 どうか、今年もよろしくお願いいたします。

http://j-expert.com/


[10] ラデッキー行進曲のないニューイヤーコンサート 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:52  

今年のニューイヤーコンサートは、80年から86年間で、連続7年間登場した、苦虫をかみつぶした例のマゼールさんの久方ぶりのご登場。
バイオリンをもっての指揮という以外は、いかにもウイーンという感じはしないのだが、しょうがない。
私としてはクライバーさんが好きなのだが、そのクライバーさんも、今年なくなってしまった。
インドネシア・スマトラ沖地震・津波の犠牲者のために、今回は、ラデッキー行進曲を省略ということだった。
意外と知られていないのが、このラデッキーなる人物。
サイトhttp://www.geocities.com/bondiband/radetzky.htmlによれば、このラデッキーさんというかた、1766年、ボヘミア生まれの、かなりの戦争好きのかたのようだ。
1788年には、トルコと戦い、後には、ナポレオン率いるフランスとも戦ったようだ。
その後も、後にイタリアとなる国々と、彼は最高司令官として戦ってきた。
イタリアとは、苦戦を強いられ、いくつかの負け戦もあった。
特に、ミラノでの敗北が多かったが、1848年に、終に、ミラノに侵入することに成功し、その地域を、1858年になくなるまで治めたという。
このラデッキー行進曲は、ヨハン・シュトラウス兄が、1848年に作ったもので、いわば、ラデッキー最高司令官の宿願であったミラノ進入を祝って作られたもののようだ。
このいわれを見れば、かなり好戦的な曲のようなので、津波被害者への喪に服すには、省いてもいい曲なのだったのかもしれない。


[9] えっ!! そうだったんですか^^ 投稿者:Mr やまちゃん投稿日:2005/01/03(Mon) 18:51  

なるほど・・・そうだったんですか・・・ちょっと迂闊にそういうものを
信じてしまいました^^; なんかやたらノニの商品が健康に効くとか大手の
食品関連企業との業務提携ができるてるだとか言ってましたが・・・日本では
まだそういった問題が明るみに出てないんですね、マルチ商法というのが危ないと
は思っていたんですが・・・ということは将来的に問題になりかねないですね。


[8] 各国で問題を起こしているノニジュース 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:50  

Mr やまちゃん さん。
おめでとうございます。
昨年11月以来ですね。
ところで、せっかくご紹介の、このノニhttp://noniweb.jp/image/tahiti-image/farm8.jpgのジュースなんですが、各国で、問題を起こしていること、ご存じでした?
サイトhttp://www.quackwatch.org/04ConsumerEducation/News/noni.htmlは、その一例ですが、アメリカのFDAとフィンランドの食品衛生局とのトラブルですね。
どちらも、効能に、あらゆる病気に効くということが、実証されないというものです。
日本では、マルチ商法的なシステムで出回っているようですが。
まだ、日本では甘いんでしょうかね。
この点。


[7] 笹山さんお久しぶりです^^ 投稿者: Mr やまちゃん 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:49  

新年明けましておめでとうございますm(_ _)m

笹山さん昨年はいろいろとありがとうございました。
昨年は天変地異やら何やら異常気象が目立っていましたね^^; これからの地球と自然と人間の関係を
ふと考えせられました。 今実家に帰ってきましたが、周りは農家ばっかりで牛もいっぱいいます(笑)
実家で無農薬の果物や野菜を栽培していまして、非常においしいですね。
最近友人でタヒチアンノニジュースと言うのを販売している荘司エリコさんと言う方にお会いしましたが、
非常に面白い事を言っていましたが、ノニの成分を生かしたノニジュースと言うのを通じて石油マネーにも
勝てると言う話を聞きました。 そういう意味では新しいクリーンなエネルギーと言うものが必要なのかな?
と思いますが、今後の地球環境問題を考えての日本政府の対応もぜひ活発にやって欲しいですね^^
今度笹山さんお時間会ったらぜひ無農薬栽培で取れた食べ物でバーベキューパーティーでもしましょう^^/~


[6] ニュースレリースにも、著作権あるのでしょうかね?投稿者:笹山登生 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:48  

聞きかじりさん。
今年もよろしくお願いします。
この四国新聞社のようなニュースレリースの使われ方が、各新聞社、もっとされればいいと思うのですが、著作権の関係では、微妙なところがあるものと思われます。
あまり、話題になっても、四国新聞社さんが、同業他社さんの槍玉に上げられても、こっちが不便になりますので。
痛し痒しですね。
このほか、佐賀新聞社さんの佐賀新聞記事データベースも、役立っていましたが、昨年4月から、パスワードが必要になってしまいました。


[5] 四国新聞のサイト 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/01/03(Mon) 18:47  

あけましておめでとうございます。
http://www.shikoku-np.co.jp/sitemap/
「ニュースの詳報」はサイトマップにも載っていないページですね。
マスメディアがネットを使う効用は、このような情報をもたらしてくれることだと考えています。
新年早々貴重な情報をありがとうございました。
今年は地域で連携した情報発信に取り組めそうです。
本年もよろしくお願いいたします。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[4] 四国新聞の「ニュースの詳報」 投稿者:笹山登生投稿日:2005/01/03(Mon) 18:46  

http://www.shikoku-np.co.jp/news/kyodo_detail.aspx
このサイトは、非常に役立つ。
新聞社にまわされてくるニュース・レリースのそのままの掲載であるからだ。
今日の詳細では、早速、「天皇陛下の感想全文」なんてのが記載されている。
その後に、「人の営みの中で作られた鶏/秋篠宮さまが寄稿 」なんてのもあるが、さすがに、記者団も、宮内庁の記者団では、鳥インフルエンザ問題については、聞きあぐねたようだ。
そこで、勝手に私のほうで捕捉すると、この中で述べられている赤色野鶏(RedJungle Fowl、Gallus gallus)は、すべての鶏の原型なんだそうで、これには、20,000-23,000 のDNAがあるんだそうだ。
重要なのは、この赤色野鶏のDNAの60パーセントの蛋白遺伝子が、人間の蛋白遺伝子と同じものだということだ。
つまり、赤色野鶏と、人間の先祖は、三億一千年前は、共通ということだ。
これが、現在の鶏になると、人間の遺伝子と同じ遺伝子が、大分、減ってしまっているということだ。
しかし、http://www.abc.net.au/science/news/scitech/SciTechRepublish_1261101.htm によると、鳥と人間とが、共通の先祖を持つがゆえに、鳥の遺伝子が、人間の遺伝子に変異しやすい環境にあることは事実のようだ。
この点が、鳥インフルエンザの人間感染問題に重要な課題を提供しているようだ。
つまり、今の家禽化した鳥のどのゲノムが、インフルエンザにもっとも影響されやすいのかを検証し、それに当たる人間のゲノムは何番目なのかを解明すれば、鳥から人間へのインフルエンザの変異阻止ができるというわけだ。



[3] まっ二つに割れてしまったインド・アンダマン諸島のなかのTrinkat島の衛星映像投稿者:笹山登生投稿日:2005/01/03(Mon) 18:44  

http://sifyimg.speedera.net/sify.com/cmsimages/13639827_satim7.jpg
上記サイトです。
左が、津波前、右が、津波後です。
島の真ん中部分が、すっぽり、海に沈んでいることが、この映像から分かりますね。


[2] 明けまして、おめでとうございます。 投稿者:笹山登生投稿日:2005/01/03(Mon) 18:44  

みなさま、本年もよろしくお願い申し上げます。
新年のご挨拶をする前に、0001で、書いてしまいましたが、スマトラ沖津波援助問題については、新年抜きで、日本政府は対応してほしいものです。


[1] 掲示板のスタイルの変更について 投稿者:笹山登生投稿日:2005/01/03(Mon) 18:26  

かねてから、これまで使っていた掲示板の過去ログが一万近くとなり、カウンターもそれ以上動かず、ゼロに返ってしまうという満タン状態となり、どうしようかと、思っていたのですが、この新年を期に、新しいスタイルに変えることにしました。
いま、ご覧になっているのが、新しい掲示板です。
ほとんど、同じですが、前より、使いやすくなっている点もあります。
修正は、この画面一番下の「処理 修正削除 記事No 暗証キー 」の欄で、修正か削除を選ばれ、該当の記事番号を入力され、投稿されたときの暗証番号を入力し、送信ボタンを押してください。
該当記事に対しレスポンスされる場合は、「返信」ボタンを押され、記入後、「投稿する」ボタンを押してください。
そのほか、記事中のURLが自動リンクされるようになりました。
なお、1月1日から3日までの、皆様のご投稿分は、今日付けで、こちらの新しい掲示板のほうに移記してありますので、ご了承願います。
サイトのURLは、以前とまったく同じです。
よろしく、お願い申し上げます。
また、これまでの過去ログにつきましては、引き続き、
http://www.sasayama.or.jp/saboard_old/b_board.cgi
で見ることができるほか、
次のサイトでも見ることができますので、こちらのほうをお使いください。
掲示板過去ログ集-その1 (0001から2000)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog1.htm
掲示板過去ログ集-その2 (2001から4000)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog2.htm
掲示板過去ログ集-その3 (4001から6000)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog3.htm
掲示板過去ログ集-その4 (6001から8000)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog4.htm
掲示板過去ログ集-その5 (8001から8472.そして新0001から今日2005/01/03の分の新0589まで)
 http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog5.htm