笹山登生の掲示板-過去ログ集 その7-
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[2000] ヒトH5N1、タイから東アフリカへ? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/28(Fri) 18:17  

東アフリカ:鳥インフルエンザ、人への感染の疑い【大紀元日本10月28日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d17249.html

タイ:鳥インフルエンザ急速に拡大、人へも感染【大紀元日本10月27日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d49184.html

中国各地で鳥インフルエンザ続発、政府は情報隠ぺい【大紀元日本10月27日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d27205.html

北京:鳥インフルエンザ関連の情報や研究を制限【大紀元日本10月28日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d45480.html

 キャリア(経験)地域の情報の公開がなされなければ、感染伝播をとどめておくことは、ほぼ不可能です。
 なるようになれ。ワクチンなしで。


[1999] 台湾が、中国の鳥インフルエンザに対し、三段階の対応決定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/28(Fri) 18:09  

台湾の行政院大陸委員會が今日発表したところ、中国では、現在の次の8つの省に、鳥インフルエンザが発生していると断定した。
すなわち、内蒙古、湖南、安徽、福建、江蘇、青海、新疆、西藏の8省である。
これに対して、台湾は、A.B.Cの三段階での対応を決めた。
すなわち、Aは、さらに、A1レベルと、A2レベルとに分けられ、A1レベルは、中国で、ヒト→ヒト感染が始まっている段階。A2レベルは、中国から国境を越え、台湾において、鳥からヒト感染が始まっている段階。
Bレベルは、台湾において、ヒト→ヒト感染が始まっている段階。
Cレベルは、台湾において、ヒト→ヒト感染が大規模に始まっている段階。
とし、この段階別の対応を決めた。
参照「疫情若跳脱零級陸委會:一切配合衛署規劃」
http://www5.chinesenewsnet.com/MainNews/SocDigest/Technology/2005_10_28_1_54_28_26.html






[1998] 牛タン定食、値下げ店増える  投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/28(Fri) 17:53  

牛タン定食、値下げ店増える ファンに朗報 仙台
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051028-00000016-khk-toh

なんか前回の値上がりも、在庫がないだけの問題じゃなくて、誰かが買占めちゃって値段を吊り上げているなんていう記事がありましたね。

米国はどうやって舌扁桃を除去するんでしょうか。


[1997] Re:[1957] 宣伝工作戦 投稿者:とき 投稿日:2005/10/28(Fri) 16:37  

■ 『孫子』にはなぜ「宣伝篇」が無いか考えろ 2005/10/25(Tue)
http://sorceress.raindrop.jp/memo/dnmemo.cgi
『欧米の新聞にそのような記事を書かせているのは、欧米に展開している無数のシナの工作員なのです。彼らが北京の大まかな、しかしタイムリーな指図に沿って、英文で様々なバリエーションの工夫をこらした「サンプル論説」をしたためては、各国のメディア編集者や三下記者に機動的に送りつけているから、何発かは奏功して、こんな記事が出ることになるのです。「分散 - 集中」のマヌーバーですよ。それを日本のメディアが即座に報じるのも、北京からの指示によるものなのです。昔のコミンテルンの真似ですよ。これにものの見事に翻弄されているということが分からないのですから、日本人は相変わらずおめでたい。』


「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」10月26日(水曜日)通巻第1269号から
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

■小泉書証の靖国神社参拝で米国の有識者が二分
 有力紙のおかしな日本批判は、背後に反日プロの蠢動があるのでは?

 ブラッド・ブロッサーマン記者が「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」(10月25日付け)のコラムに「小泉首相の危険な約束」と書いて靖国神社参拝を危険視した。
http://www.iht.com/articles/2005/10/24/opinion/edbrad.php
 これは参拝二日後のNYタイムズが「無意味な挑戦」として小泉首相を揶揄した論調と軌を一にしている。
 それにしてもヘラルドトリビューン紙は、朝日と提携して以来、論調の「朝日化」は大いに気になる。
 米国が靖国問題をとやかく言うのは、中国系アメリカ人が全米で反日キャンペーンを展開している事実と繋がっているようでワシントンの連邦議会にも相当の反日文書がばらまかれている。
 背後に反日プロの暗躍があるようで、下院の外交委員長ハイド議員も日本の駐米大使に抗議文を送っていたことも分かった。
 ところが前日24日付のワシントン・ポストは小泉首相にインタビューを試み、中国の対応について、
「日本をライバル視する認識を広め、反日感情を作り出すことは中国の指導部にとって好都合なのだろう」と述べたことをちゃんと紹介しており、NYタイムズやヘラルド・トリビューンの反日路線と鮮明な対照をみせている。
 書き手は保守派の代表的コラムニストで、テレビ番組のコメンティターを努めるロバート・ノバック氏。
 「中国の『日本カード』、小泉氏が参拝を仰々しく扱わない理由」という書き出しだ。
 このインタビューで、小泉首相は「中国が日本を脅威と感じ、日本を抑え込みたいとしている」と正確に分析し、「(胡錦濤氏が日本を訪問すれば)軍国主義が存在しないことがわかるはずだが、中国での長年の(反日)教育で日本に60年前の体制が存続し、日本は中国に敵意があるに違いないという(誤った)認識が根付いている。これは現実からかけ離れている」と中国の歴史教育に疑問を投げ掛けた。
 ワシントンポスト紙上で、「それよりも中国の軍備拡大には注意しなければならない。(中国の軍事情報の開示は)もっと透明でなければいけない」と小泉首相は最後に指摘することも忘れていない。
(以上、引用終わり)

小泉首相が米紙で中国批判
2005年 10月 25日
http://kuyou.exblog.jp/2395945/

 日本のマスコミは、軸足をどこにおいているのか、全く訳がわからなくなることがままあります。

WiLL12月号 総力特集「亡国の新聞、亡国のテレビ」
http://web-will.jp/latest/index.html


[1996] 今年5月の20ヶ月以下無検査OK答申後のリスク管理側リスコミ議事録 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/28(Fri) 15:04  

私がトンデモな意見交換会、つまり、おじいちゃんおばあちゃんを集めて高額布団を売りつけるあの出張販売の会場やら、都合のいい話しかいわないキャッチセールスと同じ匂いを感じた、某農相が出席したリスコミの議事録が出ておりましたので、ちょっと遅いですがご紹介まで。。

○ 食品に関するリスクコミュニケーション(米国産牛肉等のリスク管理措置に関する意見交換会)
平成17年5月20日(金)
13:00〜16:00
於:ニッショーホール
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/050513-1e.html


[1995] Re:[1974] 第1回日本たまごかけごはんシンポジウム 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/28(Fri) 12:35  

たまごかけごはんのシンポジウムが、10月28日(金)〜30日(日)まで、島根県雲南市吉田町

日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会事務局の堀江さん 「日本全国、年齢性別問わず、日本人に愛されている日本食の定番が『たまごかけごはん』です。そのたまごかけごはんの素材である米・卵・醤油は日本食の原点でもあり、そういった日本食の原点を見直すとともに、米食普及、鶏卵普及を図るのが、シンポジウムの目的です。たまごかけごはんへの思い出や、どんな食べ方、こだわりの食べ方があるのか、どんなトッピングがあるのかなどを、シンポジウムを通して日本中に広めていきたいですね」

http://www.tamagokake-gohan.com/index.html


[1994] FDAの警告文書(飼料違反) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/28(Fri) 12:34  

違反している企業への警告レター一覧がありましたので。。

”Animal Proteins Prohibited in Ruminant Feed”
http://www.accessdata.fda.gov/scripts/wlcfm/subject.cfm?FL=A
http://www.accessdata.fda.gov/scripts/wlcfm/subject_archive.cfm?FL=A
http://www.accessdata.fda.gov/scripts/wlcfm/sindex.cfm


[1993] 鶏をやっつけたからといって 投稿者:とき 投稿日:2005/10/28(Fri) 12:24  

 H5N1ヒト型の脅威は、全く減じるわけでもなく、世界中の養鶏用「鶏」を根絶したところで、危機リスク評価は下がるわけではない。感染可能な「鳥」を、地球上から「絶滅・根絶」させる以外には。トリもヒトもふくめて、馴致共生以外に道はないと思います。ワクチンで擬似感染を経験しておき、本物に感染しても、重症化させないことしか、ウイルスに抗することはできないのですが・・・。ウイルス増殖阻害効果のある薬剤では、根本的なウイルス対処にはなりません。特異抗体産生能を獲得したことにはならないのですから。

◆TS様への手紙(2005.10.26)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza211.htm

『40年前、所先生がいみじくも看破されたようにウイルス対策には全くなりません。』

◆鳥インフルエンザ問題の今後(105)(2005.10.27)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza212.htm

『「これはインフルエンザとは言えない。まるでエボラ出血熱だ」』

 こういった場合は、ウイルスの複合感染を想定し、見えたものにすぐ飛びつかず、考えられる原因に関しては、慎重を期したいものです。エボラもありえる状況と、もろもろの情報から、充分に推測できる今ですから。「鳥ウイルス」が濡れ衣を着せられたことにもなりかねません。


[1992] Re:[1990] CWDほか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/28(Fri) 09:45  

匿名さん。まりちゃんさん。
どうも、私は、この辺がわからないのですが。
アメリカでのCWDを問題にするなら、日本のスクレイピーも、問題にしなければならないのではないのか、というのが、私の率直な感想です。
つまり、BSEリスクの検証の土台を、前にも言いましたように、BSE(Bovine Spongiform Encephalopathy)におくのか、BASE(Bovine Amyloidotic Spongiform Encephalopathy 牛アミロイド型海綿状脳症)におくのか、その点での土俵をしっかり組まないと、日米リスク比較は、片手落ちになるのではないのか、ということです。
つまり、TSE(Transmissible Spongiform Encephalopathies.スクレイピー、BSE、ミンク脳病(TME)、猫脳病(FSE)、CWD、人間のKuru、クロイツフェルトヤコブ病、ゲルストマン‐シュトロイスラー‐シャインカー病、vCJD)を総合してのリスク評価なのかどうか、ということですね。
その点、『あの要因も、この要因も』ということになりますと、どこかで、仕切らないと、堂々巡りの議論になりかねないですね。
日本側のリスク評価も、BASE総合でのリスク評価は、していないわけですから。

http://www.aphis.usda.gov/lpa/pubs/fsheet_faq_notice/fs_ahtse.html


[1991] Re:[1990] CWDの霊長類への伝達に関する論文 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/28(Fri) 09:07  

笹山さん、匿名さん、情報ありがとうございます。

>http://jvi.asm.org/cgi/content/abstract/79/21/13794
> のサイトに出ましたね、CWDの霊長類への伝達に関する論文。(the Journal of Virology 2005 11月号)

鹿のレンダリングがヒトと牛の食物連鎖にまわるということが大問題ということが判明してきたように感じています。。。

31日のプリオン審議にも関係すると思うので、食品安全委員会の食の安全ダイヤルにお知らせしておきました。


[1990] CWDほか 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/28(Fri) 08:10  

笹山さま

http://jvi.asm.org/cgi/content/abstract/79/21/13794
のサイトに出ましたね、CWDの霊長類への伝達に関する論文。(the Journal of Virology 2005 11月号)
Abstractしか見てないので、どのように試験をデザインし、CWDに罹った鹿の脳組織をいかにして接種したかが把握できませんでした。サンプルサイズも2頭のリス猿ということもなぜなのでしょうか?
(フルテキストが入手できる方、時間がありましたらお教え願います。)

いずれにしてもCWDが霊長類へ伝達可能であることが世に出ましたね。
論拠が蓄積されるのはいいことですよね。
少しは変わってくれるかな日米間リスクの比較考量
敗戦国はしょうがないんですかね 輸入再開ありきというのは ハぁ〜〜〜ァ(溜息)orz

ちなみにBSE騒動日本初発のころから末端の組織ではCWDの疫学調査で踊らされていたことを申し添えます。突然の調査に、鹿飼育者の困惑と混乱・・・・大変! 
後で考えたら、食用にしてない鹿はむしろ家畜保健所というよりヒトのほうの保健所かなと思ったのですが、縦割り行政・上意下達の世界でどうしようもないですね。山羊・緬羊のTSE調査も同様ですが・・・・〔いやいくらかでも実態がわかれば世の役に立つと思いつつ〕・・・・鳥インフルエンザもそうですよ、ペットバード・野鳥の相談さえ保健所から家畜保健所へ検体やら相談も丸投げで仕向けられますからね。(警察からの捨て鳥・死体遺棄はしょうがないとしても。ただ腐敗鳥・ミイラ鳥は「チョッと」と思いますヨ本音は。)「鳥インフルエンザは家畜保健所の仕事だよ。あとは知らない。」という世界ですから。現場はね。(一般市民からの相談を聞きもせず家畜保健所のTELのみを教えているような感じですからねホント。こいうところは少ないのかな?家畜伝染病予防法上あたりまえか。と自問自答。)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051026-00000049-kyodo-soci
の鳥インフルエンザ国際会議で
「鳥や人での異変を早期に通報し合う情報の透明性と「家畜衛生」「人の健康」といった従来の縦割りを超えた監視強化の必要性を強調した共同声明」を発表したところで、変わるのかな!この世界。下から風が吹かないシステム上、上からの風を期待します。

そしてヴィールの件ありがとうございました。欧州だけではなくUSAでもやっていたのですね。アニマルライト派のターッゲットになりそうなので、日本での普及はしないのでしょうね。(子牛ですからね。そしてあの肉の色)むしろ以前から農林水産省?(和牛登録協会だったかな)が推奨している若齢肥育・早期出荷の方が現実的ですよね。ビタミンA欠による盲目や弱視の牛が農場に係留されているのをみると仕事とはいえ悲しくなります。「サシ」のためとはいえ日本は長期に肥育しすぎのような気がします。消費者の需要には勝てないのでしょうね。(悲しいかなビタミンA欠神話はなかなか崩壊しませんね・・現場では・・・・・・Orz)

この http://www.affrc.go.jp/ja/db/seika/data_kyusyu/h14/
の乳オスの発育曲線からみるとUSAの12から14ヶ月出荷の牛肉に対抗できるような気もするのですが?生産費が問題なのでしょうね。(このカーブからいうと15ヶ月で日本も乳オス去勢600kg出荷でいけそうな気もするのですが)アメリカがホルモン剤使ってやっているのだとしたら何とか、日本の乳オス肥育も勝てる気がするのですが。(ところでEUとUSAの牛のホルモン剤投与騒動はどうなったのでしょうか?最近のエマージング感染症で見失っていました。勉強不足で申し訳ございません!)

と思いつくがまま愚痴ととれるコメントお許しください。



[1989] アメリカ上院議会提出の対日制裁法案の賛同議員は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/28(Fri) 08:00  

アメリカ議会が、日本の牛肉輸入再開の遅れを不満として、このたび、上院議会に提出された日本への経済制裁法案の中身が明らかになった。
下記のとおりである。

1.法案の名称「A bill to authorize appropriate action if negotiations with Japan to allow the resumption of United States beef exports are not successful, and for other purposes. 」(法案番号 S.1922 )
2.提出日 2005年10月26日
3.提出上院議員 Sen Conrad, Kent [ND]
4.賛同上院議員20人 [ ]内 は、選出州名
Allard, Wayne [CO] Sen Baucus, Max [MT] Bond, Christopher S. [MO] Brownback, Sam [KS] Burns, Conrad R. [MT] Chambliss, Saxby [GA] Coleman, Norm [MN] Cornyn, John [TX] Craig, Larry E. [ID] Crapo, Mike [ID] Dorgan, Byron L. [ND Enzi, Michael B. [WY] Johnson, Tim [SD] Lincoln, Blanche L. [AR] Reid, Harry [NV] Roberts, Pat [KS] Salazar, Ken [CO] Talent, Jim [MO] Thomas, Craig [WY] Thune, John [SD]
5.審議状況 2005年10月26日に、上院委員会に付託。財務委員会に再付託。



[1988] 狂鹿病(CWD)についての日本語サイト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/28(Fri) 03:03  

狂鹿病(CWD)についてのリンク集
http://www.yezodeer.com/cwd/cwd.html

2001年11月のUPでちょっと情報が前のものですが、鳥取大学の籠田勝基名誉教授による日本語解説とのことです。
http://www.yezodeer.com/cwd/cwdreport.html
元ソースがないのが残念ですが、
>CWDと狂牛病やスクレーピーなど他の動物の海綿状脳症の病原プリオンとの関係について見ると、自然感染したミュールジカの脳乳剤を13頭の牛に脳内接種した実験では、接種後24〜27ヶ月で3頭が起立不能となり発症した。病理検査では海綿状病変は明らかではなかったが、病原プリオンは検出された。他の10頭は3年間健康であった。
>この結果は、CWDが牛に感染する可能性を示している。またマウスに対する伝達試験での病原性や潜伏期間の相違などから、CWDの病原プリオンは狂牛病やスクレーピーの病原プリオンとは同一のものとは考えられないが、極めて近い関係にあるものと思われる。
>CWDプリオンの遺伝子の解析では、オジロシカ、ミュールジカおよびエルクのプリオン遺伝子は同一であることが報告されている。また発病シカの遺伝子は、コドン138(ミュールシカ)、コドン129(エルク)での変異が報告され、感受性に差のある可能性が示唆されている。
と書いてありますね。ほかにもいろいろ、直接URLをどうぞ。
しかしプリオン調査会で、見上委員が「CWDは関係ないだろ」という趣旨の発言をされてましたが、上記を見ると牛への影響ありそうですね。

2003年6月号
http://www.yezodeer.com/newsletter/cwdreview.html

あと、やっぱり野生動物は生はいかんですね(^^;
http://www.yezodeer.com/newsletter/suzuki-jinjyu.html


[1987] 中国・湖南省で、12歳の少女が、鳥インフルエンザ感染疑い 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/27(Thu) 19:13  

鳥インフルエンザが確認さた中国・湖南省湘潭縣だが、ここにきて、12歳の少女が、鳥インフルエンザ疑いで、死亡した。
この少女は、熱を出し、風邪のような症状を見せた後、二日目に死んだという。
この少女からH5N1が検出されたと言う報道はまだない。
この少女の弟で、10歳の男子も、同じような症状を示したという。
この少女の姉と弟は、死んだ鳥、アヒルを食べたことがあるという。
湖南省当局は、この少女の死亡が鳥インフルエンザというのは、うわさに過ぎないといっている。
参照http://app.hkatvnews.com/content/2005/10/27/atvnews_81641.html
http://www.sinchew.com.my/content.phtml?sec=4&artid=200510270650

http://tw.news.yahoo.com/051027/4/2gmzf.html


[1986] Re:[1985] [1984] 加藤駐米大使が、牛肉輸入再開を約束したと言う記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/27(Thu) 18:28  

虹屋さん。
前にも、この掲示板で、デンバー総領事館のKenichi Kimiya氏が、かってな発言をして、たたかれていましたね。
いかにも、国を背負っているというような、勘違いをされているとしか、思えませんね。
少し、たたいておいたほうがいいかもしれませんね。
このBen Nelsonアメリカ上院議員さん
http://bennelson.senate.gov/
は、前回の『アメリカ上下院の対日経済制裁法案に対するスポンサー献金明細』
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=247
では、政治献金をもらっていないですね。
加藤大使とは、今年の3月以来、他の議員と一緒に同席しているようです。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=236参照
牛肉をネタにして、アメリカ政界も、続々、新手、登場というところでしょうか。




[1985] Re:[1984] 加藤駐米大使が、牛肉輸入再開を約束したと言う記事 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/27(Thu) 18:15  

笹山さん。
 大使といえば、その国を代表していますよね。こういう発言は、本国政府からの意向とか考えを反映していると受け取られるものでしょう。加藤大使に外務省なり官邸筋から、こういった内容の示唆があったということなのでしょうか。少なくとも上院議員はそう受け取りますよね。

 個人的な発言というなら、大使としての資質が問われる問題ではないですか。??



[1984] 加藤駐米大使が、牛肉輸入再開を約束したと言う記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/27(Thu) 17:39  

「Nelson concerned Japanese will continue beef ban」
http://www.theindependent.com/stories/102605/new_japanbeef26.shtml
というIndeopendent.com
の記事の紹介なのだが、ここでは、Ben Nelsonアメリカ上院議員が、記者会見の中で、火曜日の朝に、加藤駐米大使からもらった書簡を披露して、その中で、加藤大使は、「来週、日本では、日米の牛肉のリスクを比較し、アメリカの牛肉のリスクは、非常に小さいとの結論を考えている。」と、書簡に書いており、また、加藤大使は、「1週間のパブリックコメントの後に、11月中旬の小泉・ブッシュ会談で、牛肉輸入再開の結論をだす。」ともいったとしている。
Ben Nelsonアメリカ上院議員の言うに、「このことは、先々週、加藤大使が私のオフィスに来たときに、口頭で話したこと、一致する。」として「加藤大使によれば、この決定を市民に知らしめるには、4週間かかると、いった。」としている。
また、Ben Nelsonアメリカ上院議員によれば、加藤大使は、この書簡の中で、『牛肉輸入再開は、重要である。』といっているという。
Ben Nelsonアメリカ上院議員は、この加藤大使の書簡によれば、牛肉輸入再開は有望であるとしている。
しかし、一方、AP通信によれば、日本は、牛肉輸入再開後に、アメリカの検査施設を検査するとの岩永農林水産大臣の発言報道があり、政府調査団からコメントでは、輸入再開が遅れるとのコメントもあるとしている。
また、加藤大使は、Chuck Hagel 上院議員から、金曜日、ネブラスカのフィードロットと牛肉加工処理場の見学の招待を受けた。
加藤大使は、小泉・ブッシュ会談に先立って、来月、ネブラスカを訪問すると言う。
Ben Nelsonアメリカ上院議員は、火曜日に、加藤大使とコンタクトを取って、アメリカ議会内の対日経済制裁の動きについて触れ、これ以上の牛肉輸入再開についての何らかの遅れがあれば、制裁発動抑止の手立てはないとしている。


以上が、Ben Nelsonアメリカ上院議員の記者会見での発言ですが、なんやら、加藤駐米大使も、出すぎた真似をしているようですね。

http://www.theindependent.com/stories/102605/new_japanbeef26.shtml


[1983] 米国で2005年9月までに47名のプリオン病患者の診断がペンディング中という表 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/27(Thu) 13:25  

The National Prion Disease Pathology Surveillance Centerの表ですが、

米国で2005年9月までに47名のプリオン病患者の診断がペンディング中という表
http://www.cjdsurveillance.com/resources-casereport.html

情報いただきました。診断にはどのくらいの割合で解剖がなされているのでしょう。。


[1982] 2004年11月時点で、鹿ハンターより26人、ヤコブ病が出ているという情報 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/27(Thu) 13:14  

北本先生が言われていた、WHOが20名の鹿を食べたヤコブ病を気にしているという話とは違うのかわかりませんが、こんな情報を頂戴しました。米国の鹿ハンターの人口ってどの位いるんでしょう?

Chronic Wasting Disease (CWD) is a prion disease of elk and deer, both free range and in captivity. CWD is endemic in areas of Colorado, Wyoming, and Nebraska, but new foci of this disease have been detected in Nebraska, South Dakota, New Mexico, Wisconsin, Mississippi Kansas, Oklahoma, Minnesota, Montana, and Canada. Since there are an estimated 22 million elk and deer in the USA and a large number of hunters who consume elk and deer meat, there is the possibility that CWD can be transmitted from elk and deer to humans. As of November 2004, the NPDPSC has examined 26 hunters with a suspected prion disease. However, all of them appeared to have either typical sporadic or familial forms of the disease. The NPDPSC coordinates with the Centers for Disease Control and state health departments to monitor cases from CWD-endemic areas. Furthermore, it is doing experimental research on CWD transmissibility using animal models. (For details see Sigurdson et al. British Medical Bulletin. 66: 199. 2003 and Belay et al. Emerging Infectious Diseases. 10(6): 977. 2004.)
http://www.cjdsurveillance.com/abouthpd-animal.html


[1981] 政策的な環境受忍限度か?疫学的な環境受忍限度か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/27(Thu) 10:03  

群馬大学の中澤港さんのホームページに、私の掲示板の記事が紹介されていて、
http://phi.med.gunma-u.ac.jp/memo/20051025.html
次のようなことがかかれていました。
「vCJDのリスクが差としてはあまり変わらないだろうという根拠は牛肉の同等性なんかにあるのではないのだから,どうしても外圧に屈したければ,ヒトへの感染率がこれまで低かったから,という正論で押さねばなるまい。」
そして、こうも、書かれている。
「(日米間での牛肉のBSEリスク比較に)同等でない証拠が少ないからといって,同等であるとはいえない。」
いわれる意味は、こういうことなのでしょう。
「アメリカと日本との牛肉の安全性の同等性を、無理にこじつけて、正論としていうには、リスク管理の差に、その理由を求めるのではなくて、ヒトへの感染率の低さに求めなければ、論理として成り立たない。」
と言うことなのでしょうか。
もっとも、欧米人と日本人とのコドン129遺伝子のM/M型とM/V型の違いまで、ここで、問題にされてのことでは、なさそうですが。
中澤さん、引用ならびにご紹介、ありがとうございました。
ちなみに、中澤さんは、環境リスク評価がご専門で、例の中西準子さんの『環境リスク学』について、次のような指摘http://phi.med.gunma-u.ac.jp/bookreview/kankyoriskgaku.html
をされ、また、中西さんが、次のような答えhttp://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak286_290.html
をされ、一時、話題になりました。
これは、古くて新しい「環境受忍限度」(Environmental and Tolerable Exposure Limits )(Environmental Quality Standards(EQS) and Maximum Permissible Limit(MPL) )
http://www.mfe.govt.nz/publications/hazardous/haz-substance-strategy-vol-2/html/figure5-2.html
をめぐる問題であるともいえます。
ここでの領域では、政策的な受忍限度は、いわゆる患者に対する補償の際のアシキリに、そのまま、つながってしまうという、不条理さがあります。
アシキリは、いわば、政治的なしきい値(閾値)(threshold level)の設定といえますね。
リスク管理の当事者である担当官庁は、常に、国家賠償法の対象になった場合のアシキリを考えての、政策的な受忍限度を、デ・ファクトな基準として採用したがりますが、本来、疫学的な受忍限度は、デ・ジュールな基準でいかなければならないものと、私なんぞは、思うんですが。
水俣病補償問題のときに、私自身、この辺の落差をいやと言うほど感じました。
病像論などといっていますが、おそらく、疫学的には、補償されるものと、補償されないものとは、シームレスにつながっているものと思われます。
そのシームレスにつながっているものを、政治的な閾値でもって、どこかで、バッサリ、二値化しているというのが、現実なのではないのでしょうかね。
ちなみに、環境権をめぐる環境裁判などの世界では、民事訴訟に持ち込んだ場合、公権力の公共益と、原告個人の私的利益との利益の比較衡量によって、原告が、その環境被害にたえうる受忍限度を超えなければ、裁判所による差止め請求権・損害賠償請求権の認容は、ならないのです。


[1980] Re:[1977] プリオン委員が「情報を知らなかった」ことについて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/27(Thu) 08:33  

まりちゃんさん。
このような場合、情報共有という意味でのリスクコミュニケーションの場が、設けられる工夫もされていいかもしれませんね。
単に、講演会的な場で、市民が質疑応答して、壇上から、主催者がのたもう(給ふ)、と言った形では、もはや、リスクコミュニケーションの場とはいえないのではないでしょうか。
それほど、進化してきていると言うことです。
もっとも、日本の市民団体に、まだ、ホイッスルブローイング(whistle-blowing )的なものが、まだ、本格的に育っていないことも、関係しているのかもしれません。
もっとも、食品安全委員会の周辺居住者があまり増えても、困り者ではありますが。


[1979] 中国の湖南省で、先週から三度目の鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/27(Thu) 08:21  

先週の内モンゴル自治区の天長市梁營村( Liangying)、今週の安微省のフフホト市(浩特市)に続いて、今度は、湖南省の湘潭縣で、鳥インフルエンザが発生したと、10月26日、当局が発表した。
500羽以上のアヒルが感染したが、鎮圧に向かっており、新たな感染は、発生していないという。
以下が現地の写真である。
http://www.jmnews.com.cn/c/2005/10/26/23/c_753026.shtml
http://www.jmnews.com.cn/c/2005/10/26/23/c_753027.shtml


[1978] イギリスは、鳥インフルエンザ防止のための新たな法規制を、ここ数日以内に発動の予定 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/27(Thu) 07:45  

オウムの鳥インフルエンザ感染にゆれるイギリスだが、昨日、イギリスの環境大臣のMargaret Beckett さんは、イギリス国内でのとりインフルエンザ拡大阻止に関するいくつかの「賢明にして的を得た」法規制(sensible and measured regulations)を、この数日以内に発表すると、言明した。
法規制の内容は、商業用家禽生産者の登録制、屋内での家禽生産、などとなる見通しである。
参照「Government reveals tough bird flu restrictions」
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/news/news.html?in_article_id=366644&in_page_id=1770


[1977] プリオン委員が「情報を知らなかった」ことについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/27(Thu) 07:18  

先日24日のプリオン専門調査会で、

山本茂貴委員が、
★牛に使われる鶏糞の3割に肉骨粉混入のFDA長官代理の見積もり(年間100万トンの鶏糞が牛に与えられる)
★SRM由来の肉骨粉と牛脂が32万トン、死亡動物から25万トン、計57万トンが家畜の飼料になっている
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/c35a71a82981c6c137518f281eb161c0
などの情報を(事務局が伝達するという話にもかかわらず)全然ご存じなかったので、本日、山本茂貴委員と吉川座長にメールで直接ソースを送らせていただきました。
寺田委員長によると24日の2,3日前にメールで届いていたようだ、とのことでしたから、ご覧になっていなかっただけかも知れませんが。。。

虹屋さん、どうなんでしょうね。1週間後に再度開催なんて、ここ2ヶ月位で初めての事態で、かつてなかったことですし、すごく無理をして急いでおられるようですが。。食品安全委員会は圧力とは無縁ときいておりますが。。
シカについてはもっとちゃんと情報を取り扱うべきだ、と北本委員がいわれてましたが、昨日、シカがレンダリングに回っているという情報を食の安全ダイヤルに投稿しておきましたし、事務局が科学的な分析とともに資料を作るのは短時間では大変だと思うのですが、なんで1週間後に開催にしたんでしょうんねー




[1976] Re:[1971] [1972]投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/26(Wed) 23:37  

笹山さん。情報有難うございます。時間がないので、取り合いえず御礼まで。

まりちゃんさん。 たった1週間で、委員間で、あれだけ溝があるのに3人しかいない事務局で取りまとめの文案ができるのでしょうか?
 横山先生らは、全体のBSE牛の発生頻度=牛の汚染度を重視している。それと3次たたき台の差は余りにも大きい。
 吉川座長の試算が、2次たたき台では「従って、この外挿データは参考に留めておくべきであろ」となっていたものが、3次ではこの文言が消えてなくなって、「4結論のために」で日本よりも100万頭当たりの感染牛が少ないと言うために使われている。


横山先生の
「1)飼料規制の最終パラグラフp10,(現時点で20ヶ月齢以下と考えられる2004年以後の生まれの牛の汚染は米国、カナダのほうが日本より数倍高いと予想される)
2)遵守状況と交差汚染の可能性の最終パラグラフp11, 米国、カナダでは、現在の飼料規制のもとでは一定の割合で交差汚染が起こる可能性が今後も残るものと考えられる。
3)特定危険部位の利用(レンダリング)p12, line3-4
その意味ではすべての牛由来SRMが飼料に利用されていることになる
日米の比較により、食肉加工場における対策は担保できても、BSEの根本的な対策は不十分であることが示されたと考える。とくに、上の1)は20ヶ月齢以下の牛の感染の可能性を示唆している。修正案のとおりの結論付けるのであれば、個々の点で認められた日米の差をどのように判定(評価)し、「リスクの差は極めて小さいと考えられる」との結論が得られたのかを説明する必要がある。」

甲斐知恵子先生の
「輸入解禁に対しては、全体の汚染度が日本より高いことや、上乗せ規制が完全に行われるための具体的方策の明示が不十分であることから、調査委員会としては慎重にすべきという提言を行なうべきでしょう。全体の汚染度が高い国から、一部規制を行なうことによる特例的輸入を依頼してきた場合に、学問的にも安全であるとは言えないと思います。規制によっては交差汚染などを十分防げないことは多くの事例から示されています。もしこのような一部規制を許すのであれば、どのような汚染国であっても、部分的規制を行なえば輸出入は可能になるという例をつくってしまうことになります。それは科学的に評価をする場合でも、本当にリスクは十分に低減されると言えるのでしょうか。」



[1975] Re:[1971] [1969] [1968] [1967] タローといえば 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/26(Wed) 20:52  

タローといえば。。。
食品安全委員会で飼料の専門家の木村信熙先生に吉川座長が質問をしていて、その回答を思い出したのですが、

肉骨粉と違い、油脂のタローは、輸送中などで、脂肪と不純物は分離、不純物の濃度が高まるので、危険なものが入るとしたら、全体の一部にムラが集まるから、「濃度が低いから安全とはいえない」、という話が出ていたと思いました。

たとえば、0.15%の基準で処理していたとしても、危ないかも知れない不純物は底に溜まったりして高濃度になるということでしょうか。現場では常識のお話のようですが、それら現場をしらない方たちが日本の食の安全を議論、「科学」してるって怖いと思いました。


[1974] EUのEFSAが、生卵・生鶏肉を控えるように警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/26(Wed) 19:56  

「食物によって鳥インフルエンザが伝染する疫学的証拠はないが、生卵と生鶏肉を食することは、控えたほうがいい。」との間接的な表現ながら、EFSAは、生卵と生鶏肉を控えるアドバイスの見解を表明した。
イギリスの農場経営者たちは、このEFSAの見解が、消費者の今後の卵や鶏肉の購買動向に大きく響くのではないかと、心配している。
参考「Don't eat raw eggs, EU watchdog warns」http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/health/healthmain.html?in_article_id=366607&in_page_id=1774
「Experts offer bird flu egg advice」
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/4377648.stm
「EU raw egg flu alert」
http://www.thesun.co.uk/article/0,,2-2005490587,00.html
「EU warns of bird flu danger in chicken and eggs」
http://news.scotsman.com/health.cfm?id=2146272005


[1973] たたき台のミンクと鹿(CWD)の記載 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/26(Wed) 19:33  

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai33/prion33-siryou3.pdf

たたき台から新しく加わったミンクと鹿の記載を抜粋しました。たたき台だと、鹿がレンダリングに混入してない、ということになっているんですが、そのことについて米国のリサーチャーに問い合わせたら「入ってるよ〜」と膨大な英文資料が送付されてきました。(^^; 大体、反芻動物でない鶏の糞の3割に肉骨粉が含まれていて、鶏が鹿を食べているのであれば、牛が鹿を食べているということになりますが。

>伝達性ミンク脳症(TME;Transmissible Mink Encephalopathy)
米国及びカナダにおいては、BSE 以外のTSE として伝達性ミンク脳症(TME) の発生が認められている。原因としては餌として与えられていた羊からスクレイピーに感染したものとみなされてきた。他方、ダウナー牛が餌として与えられていたことから、米国ではそれにより、TME を起こしたのではないかという議論もある。しかし、米国でのTME の発生がまれなこと、1985 年にTME が発生した米国の農場では、過去数十年にわたり病牛や殺処分された牛の内臓を与えてきたが、それまではTME の発生が認められなかったことを考えると、仮に米国に当時からTME の原因となるような牛が存在していたとしても非常に少なかったと考えられている。さらに、1997 年にミンク由来たん白質を牛に給与することが禁止され、TME は牛や他の反すう動物にほとんどリスクを与えないとされている。以上の知見を踏まえ、現時点において米国・カナダで2004 年2 月以降に生まれた牛のTME によるリスクは非常に低いと考えられる。

>慢性消耗病(CWD;Chronic Wasting Disease)
米国及びカナダでは、ミュールジカ、アカシカ、ヘラジカに伝達性海綿状脳症の一種である慢性消耗病(CWD)の発生が認められている。英国での経口伝達と接触伝達による牛への感受性に関する研究では牛にBSE の症状は見られていない。また、1997 年の反すう動物由来たん白質の反すう動物への給与禁止により、反芻動物飼料用に動物をレンダリングする施設はシカとヘラジカの受け入れが禁止されている。
以上のことから、現時点において米国・カナダで2004 年2 月以降に生まれた牛のCWDによるリスクは非常に低いと考えられる


[1972] 食品安全委員会プリオン専門調査会(第34回)の開催について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/26(Wed) 19:21  

開催日時 : 平成17年10月31日(月) 9:30〜12:30

http://www.fsc.go.jp/osirase/prion_annai34.html


[1971] Re:[1969] [1968] [1967] 10月4日のプリオン部会の議事録中のタロー牛脂の問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/26(Wed) 19:10  

虹屋さん。
48000などで検索していましたら、この部分、食品安全情報の2005年9月28日号ナンバー20号http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2005/foodinfo-20_2005.pdf
の15ページに日本語訳されていましたね。

http://66.102.7.104/search?q=cache:cyFk-hLWcIYJ:www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2005/foodinfo-20_2005.pdf+48,000+++Assessment++tallow++BSE++risk+&hl=ja&client=firefox-a


[1969] Re:[1968] [1967] 10月4日のプリオン部会の議事録中のタロー牛脂の問題 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/26(Wed) 18:40  

笹山さん。
 私の英語力では到底無理なので、原典に当たっていないのですけれど、1997年の実験と、今年4月の報告では、タロー牛脂のレンダリングの条件が違うのではないでしょうか。
 今年のは3気圧133度以上20分で、97年の実験は多分大気圧。3気圧などの条件下では、肉骨粉の感染価の減衰が1万分の一以上で見込まれていますから、・・
> おそらく、山内さんの主張は、この掲示板の1783で書いた、EFSAが、今年の4月27−28日に報告した「Opinion of the Scientific Panel on Biological Hazards of the European Food Safety Authority on the “Assessment of the human and animal BSE risk posed by tallow with respect to residual BSE risk”.」にもとずくご主張であろうと思います。
> ただ、1783でも書いたように、この中での、「イギリスの食物経由によるBSE感染価を 年間0.004牛経口感染価(bovine oral ID50)とすると、タローによる感染は、この48000分の一以下となる。」の「48000分の一以下」の根拠がわからないのですね。
> ポイントは、ここだと思うのですけれども。



[1968] Re:[1967] 10月4日のプリオン部会の議事録中のタロー牛脂の問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/26(Wed) 17:58  

虹屋さん。
この北林さんが引用されているのは、2001年6月28−29日にScientific Steering Committee (SSC)が報告した意見書「 Revised opinion and report on the safety of tallow obtained from ruminant slaughter by-products 」ですね。
おそらく、山内さんの主張は、この掲示板の1783で書いた、EFSAが、今年の4月27−28日に報告した「Opinion of the Scientific Panel on Biological Hazards of the European Food Safety Authority on the “Assessment of the human and animal BSE risk posed by tallow with respect to residual BSE risk”.」にもとずくご主張であろうと思います。
ただ、1783でも書いたように、この中での、「イギリスの食物経由によるBSE感染価を 年間0.004牛経口感染価(bovine oral ID50)とすると、タローによる感染は、この48000分の一以下となる。」の「48000分の一以下」の根拠がわからないのですね。
ポイントは、ここだと思うのですけれども。
あと、種のバリアによる低減と、曝露期間の割引などは、あくまで想定ですから、たいした論点にはならないと思うんですけれども。
2001年の評価の前提はhttp://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out80_en.pdf

http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1110_en.html


[1967] 10月4日のプリオン部会の議事録中のタロー牛脂の問題 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/26(Wed) 17:30  

10/4の議事録がようやくUPされてます。

タロー牛脂の件ですが、横山先生などが人工乳に含まれてプリオン入りの牛脂が人工乳、代用乳に使われていて、完成経路になっているのでは、議論をしているのですが、締めくくる格好で山内先生が下のような発言をされて、終わらせています。

議事録11ページ

○山内専門委員
動物性油脂に関しては、座長がさっき言ったように、イエローグリースとファーシータローと両方があって、イエローグリースがレンダリングでつくられてくるものであると。レンダリングの場合にイエローグリースにプリオンは入ってこないというのは、これはイギリスではかなり大がかりな実験結果から報告はされています。

 ですから、その報告を受け入れる限りにおいては、イエローグリースにプリオンが入ってくる可能性というのは極めて低いのではないかと考えられるわけですけれども、ファーシータローの方は体内脂肪をそのまま溶かして使うわけで、そのときには回腸遠位部のようなところからの汚染の可能性というのは残ってくるということなんです。

 アメリカの場合には、やはりSRMがそのままリサイクルに回るということ。これはむしろ肉骨粉や何かがほかのえさの方に混ざっていくという方が大きなウェートとしてかかってくるものであって、私は動物性油脂の占めるウェートというのはもうずっと小さいものになってしまうのではないかと受け止めています。

この山内先生の意見をうけて、専門部会が米国産の人工乳などのタロー牛脂を審議から外すのなら、二つの点できちんとした説明が必要ではないか。
@ カナダ、米国へのBSE侵入経路で、タロー牛脂や動物性油脂をとりあげているのに、米国国内、カナダ国内での感染経路、増幅経路では無視、論議の対象外とできる理由。

A EUの見解の違いの説明。
これは農業情報研究所の北林さんが「病原体の蛋白質の性質からしてそれが抽出過程で獣脂よりも肉骨粉に残留する傾向があるとして、原料が高度の感染性をもったとしても製品に感染性は発見されなかったという英国の研究(Taylor et al,Inactivation of the bovin spongiform encephalopathy agent by renderring proceduires,Veterinary Record,Vol.137,pp643-649,1995;Taylor et al,The effect of rendering proceduires on scrapie agent,Veterinary Record,Vol.141,pp643-649,1997;etc.)が引き合いに出される。しかし、これについても、このEUの評価は、レンダリング施設に似せた実験室でのこのような実験結果は、実際のレンダリング施設で行われた”パイロット・スケール”の実験では再現しなかった、従ってタローが100%安全とは確認できないと指摘している。」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05100801.htm





[1966] ペットバードの鳥インフルエンザ感染・媒介・拡大の可能性について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/26(Wed) 08:09  

スリナムからイギリスのペットバード業者に送られてきたオウムが、鳥インフルエンザに感染しことで、各国では、ペットバードが、鳥インフルエンザの感染拡大の要因になっているのではないかと、警戒を強めている。
このサイト「Global Trade in Exotic Birds Raises Bird Flu Worries, Prompts Calls for EU Import Ban」http://abcnews.go.com/Business/wireStory?id=1247482では、なぜ、ペットバードが、鳥インフルエンザの感染拡大に寄与してしまうかについて書いている。
これらのペットバードは、南米や南アフリカなどの生息現地で、もち網などで捕獲された後、消費国に輸出されるのであるが、直の場合もあり、第三国経由の場合もあるのだが、その間は、非常に汚い環境の元に、輸送が続けられる。
これらの鳥は、概して、免疫性にかけるため、これらの輸送途中に病気に感染しやすい。
この輸送途中で、多くの鳥が死ぬと言う。
また、輸出国と輸入国とでは、一定の21日から30日程度の期間、隔離を義務付けられているので、この期間に他の国からの鳥と、空間を共有する期間があるため、今回のイギリスの例のように、この段階での空気感染の機会も多い。
このようにして、ペットバードは、病気の伝達媒介体として、いくつかの問題点を抱えているようだ。
日本の場合はどうなのだろう。
先日、ときさんからご紹介があり、例の篠原さんのホームページで紹介されていた日本獣医畜産大学のHP「野生動物から見た鳥インフルエンザ」http://www.nvau.ac.jp/022topics/001.html
によれば、2002年にわが国に輸入された野生動物
490,771,517のうち、検疫されたのは、その0.3パーセントに過ぎない1,500,561という驚くべき数字が載っていた。
今回、特に気になるのが、イギリスと台湾とのライン、そして、台湾と、中国の福建省とが、ペットバードでつながっていることだ。
ちなみに、中国の福州港を出港したパナマ船籍「大佶号」から、密輸のペットバードがみつかったのは、先週のことである。
また、今週になって、中国東部安徽省の Liangying村で新たに鳥インフルエンザ感染が確認されている。
これらの中国・台湾など第三国・第四国経由でのペットバードが、日本に入ってきている可能性は、ゼロとは、いえない状況なのだ。
まことにお寒い日本の危機管理体制のようだ。


[1965] 鳥インフルエンザをめぐる世界のあわただしい動きダイジェスト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/25(Tue) 23:22  

いろいろな、鳥インフルエンザ関係情報が、錯綜してまいりました。
いよいよ、世界的パンデミック前夜というようなあわただしさを感じます。

1.まず、インドネシアで、4人目の鳥インフルエンザ死者の発生です。
死んだのは、JavaのBogorというところの23歳の男性です。
「Indonesia announces fourth bird flu death」
http://www.hindu.com/thehindu/holnus/003200510251328.htm参照

2.イギリスでのオウム感染で、台湾からの鳥からの感染が疑われています。
しかし、台湾当局は、これを強く否定していますが、先日は、中国から輸入の愛玩用鳥に鳥インフルエンザ感染がみつかったため、ここ10日間、中国から来た人の健康状態をモニターするそうです。
『Taiwan PM stresses island not affected by bird flu 』http://www.forbes.com/home/feeds/afx/2005/10/25/afx2296515.html参照
また、EU委員会は、EU域内に入る生体鳥の輸入を全面禁止としました。

3.カナダのオタワで30カ国の保健担当大臣と、WHOが一同に会しての国際会議では、タミフルのライセンス生産の可能性などについて、話し合われたようです。
「Ministers Discuss Ways to Fight Bird Flu」http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/10/25/AR2005102500268.html参照

4.香港政府は、愛玩鳥の愛好家に対して、ペットの鳥と、キスしてはいけないなどの注意事項を決めました。
英国でのオウム感染などを考慮してのものです。
また、この9ヶ月間、ペット鳥から200サンプルをとって調べましたが、感染事例はなかったようです。
「Hong Kong Govt. offers bird flu advice: Don't kiss your pets」http://www.hindu.com/thehindu/holnus/003200510251328.htm参照

5.中国東部安徽省の Liangying村で新たに鳥インフルエンザ感染が発生したため、中国主要都市では、サーベイランス体制の強化など、鳥インフルエンザに対する厳戒態勢をとり始めました。
27のハイウェイの入口と出口には、家禽輸送のトラックのための消毒施設を設置しました。
渡り鳥の飛来する湿地など57箇所にモニタリング施設を設置しました。
先日、2600羽の鳥が死んだ内モンゴル自治区フフホト市では、人間への感染がないかをモニターしています。
「Major Chinese cities on high alert of bird flu」http://news.xinhuanet.com/english/2005-10/25/content_3682905.htm参照

6.タイでさらに三人を鳥インフルエンザ疑いで隔離しました。
うち二人が、4歳と9歳の少女で、もう一人は、48歳の女性です。
「Thai hospital quarantines three new suspected cases of bird flu」http://news.monstersandcritics.com/health/article_1057287.php/Thai_hospital_quarantines_three_new_suspected_cases_of_bird_flu参照


[1964] 昨日のプリオン専門調査会資料がUPされました 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 20:20  

平成17年10月24日(月) プリオン専門調査会http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai33/index.html
資料がUPされました。

10月4日の議事録はまだの模様です。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai32/index.html


[1963] 次期FRB議長にバーナンキ氏指名で、株高騰 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/25(Tue) 18:45  

グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任に大統領経済諮問委員会(CEA)のバーナンキ(Ben S. Bernanke)委員長が指名されたことから、ニューヨーク市場の株式は高騰したという。
この、バーナンキ氏、この掲示板でも、幾度か取り上げたが、持論が、インタゲ(インフレターゲット)論者。
日本でも、インタゲ派にとっては、神様的存在のようだ。
彼らは、バーナンキ氏の背理法(reductio ad absurdum)を、聖書のごとく崇め奉っているようだ。
それだけに、逆の心配としては、インフレを懸念する声も強いようだ。
ニューヨークの長期債価格が、株式とは逆に下落(金利上昇)したのも、この懸念の故だろう。
このサイト「Bernanke tapped for Fed」http://www.canada.com/national/nationalpost/financialpost/story.html?id=ac2f88de-23a9-47ef-947c-aaf371107373で、バーナンキ氏は、経済について、次のように語っている。
「経済と言うものは、非常に難しいものだ。私は、よく、経済を、エンジンが動くようにする、車の修理にたとえる。」
と言うのだが、車が走る道は、常に、上り坂とは限らない。
インタゲで、坂道までアクセルを吹かすような真似は、されないことを祈る。
それにしても、日本でも、このインタゲ信者が、「いち**びえす』などに見られるように、うようよいるというから、バーナンキ登場に乗じた悪乗り政策だけは、しっかりチェックしておかなければならないのではなかろうか。
そういえば、2003年6月にバーナンキさんが、日本に講演に見えられたとき、この私の掲示板で、このようなことを書いていた。
「インタゲ派待望のバーナンキさんの講演のようだったが、それとは別に、いま日米で、日銀による定期的な米国債の買い、という日米両国の利害に叶うバーター政策がとられるのではないかと、ささやかれている。
米国は減税に伴い、6.4兆ドルの国債発行限度を引き上げ、増発分のコンスタントな引き受け手を必要としており、日銀による米国債の定期的購入は、量的金融緩和、円安誘導を支援する政策として、日米双方の利害にかなった政策として見られている。」
参考 バーナンキさんの、背理法にもとづく日本建て直し論(「Japanese Monetary Policy: A Case of Self-Induced Paralysis?」http://www.princeton.edu/~svensson/und/522/Readings/Bernanke.pdfより)
とりあえず、英文だけを以下に掲げておきますが、かなり乱暴な理論です。

To rebut this view, one can apply a reductio ad absurdum argument, based on my earlier observation that money issuance must affect prices, else printing money will create infinite purchasing power.

Suppose the Bank of Japan prints yen and uses them to acquire foreign assets.

If the yen did not depreciate as a result, and if there were no reciprocal demand for Japanese goods or assets(which would drive up domestic prices), what in principle would prevent the BOJ from acquiring infinite quantities of foreign assets, leaving foreigners nothing to hold but idle yen balances?

Obviously this will not happen in equilibrium.

One reason it will not happen is the principle of portfolio balance: Because yen balances are not perfect substitutes for all other types of real and financial assets,foreigners will not greatly increase their holdings of yen unless the yen depreciates, increasing the expected return on yen assets.

It might be objected that the necessary interventions would be large.

Although I doubt it, they might be; that is an empirical question.

However, the larger the intervention that is required, the greater the associated increase in the BOJ’s foreign reserves, which doesn’t seem such a bad outcome.

In short, there is a strong presumption that vigorous intervention by the BOJ, together with appropriate announcements to influence market expectations, could drive down the value of the yen significantly.

Further, there seems little reason not to try this strategy.

The “worst” that could happen would be that the BOJ would greatly increase its holdings of reserve assets.


[1962] 「米牛肉輸入、再開後査察を」農相が見解 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 18:26  

「米牛肉輸入、再開後査察を」農相が見解
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20051025AT1F2500G25102005.html
再開前に、なぜ、全施設を査察をしないのでしょうか?
先日の国会の高橋千鶴子議員の指摘によると予算は4000万のみ、月1回訪問でも3%しか確認できないとか。


[1961] 『フェロシルト』って? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/25(Tue) 12:48  

フェロシルト
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%D5%A5%A7%A5%ED%A5%B7%A5%EB%A5%C8&st=n

2005年10月25日(火) フェロシルトっていったい何だ?
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20051025

 ご紹介まで。


[1960] 昨日のプリオン専門調査会報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 11:46  

一番客観的な報道ではないかという気もしますが。。
昨日は横山委員、山内委員、甲斐(女)先生がお休みで、文書で意見が提出されました。金子委員も提出されてました。

“楽観的材料だけ” “強引な結論…”「危険部位除去」「生後20カ月以下」というが
「本当に守られるのか」米国牛肉 輸入容認案に異論続出
http://food6.2ch.net/test/read.cgi/food/1125215674/601n-

でも、前回の答申案など、今までの経過を見てると、どんな反対があっても結局「結論部分」は都合のいいことだけ書かれて、それが一人歩きするんじゃないかと感じます。今の座長案もそうですし。

今回、最後まで意見を貫き通そうという委員がおられるのか、見ていたいと思います。

ところでですが、今回、委員の方々がどうご発言されても、今回の答申が「米国牛に対して日本の出した科学的結論」として世界に引用されるでしょうね。今もそうですから。。


[1959] 昨日のプリオン専門調査会報道追加です。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 09:57  

牛肉輸入12月にも再開 大手スーパー、即販売には慎重
FujiSankei Business i. 2005/10/25  
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200510250028a.nwc
 内閣府食品安全委員会のプリオン専門調査会(座長・吉川泰弘東大大学院教授)は二十四日の会合に、輸入禁止措置が取られている米国産とカナダ産の牛肉について、生後二十カ月以下の若齢牛に限って輸入再開を容認する答申原案を提示した。同調査会は今月末にも開く次回会合で答申案を取りまとめる予定。一般からの意見募集を行う必要があり、輸入再開は十二月になる見通し。
 プリオン調査会の答申案提示により、米国産牛肉の輸入再開問題は、年内決着に向け動き出した。だが、米国産牛肉に対する消費者の信頼が回復するかは未知数。一方で、米国政府や国内の外食業界は、生後二十カ月以下の部分再開では、輸入量が限定的にとどまることから、輸入対象を生後三十カ月以下に拡大するよう求めており、課題は山積だ。
 調査会の答申は、危険部位の除去などのBSE(牛海綿状脳症)対策が、米国できちんと実施されていることが、大前提となっている。ところが、調査会は、「人への感染リスクを科学的に評価する」との立場から、対策順守の検証を事実上放棄し、日本政府のチェックに委ねている。
 米国内では、危険部位除去の違反事例が内部告発されるなど問題点は多い。対策順守が担保されるのか疑問視する声もあり、消費者団体などは、「時期尚早」と反発している。
 実際、大手スーパーなどでは、「消費者の反応を慎重に見極めたい」(イトーヨーカ堂)と、即時の販売再開に消極的なところが多い。外食業界でも、豪州産を使い牛丼の販売を再開しているゼンショーは、「安全性が確証できるまで使用する予定はない」と切り替えは見送る方針。中国産を使用している松屋フーズは輸入量や価格を慎重に見極める立場。
 一方で、牛丼販売の休止を続けている吉野家ディー・アンド・シーでは、輸入再開後、できるだけ早期に販売も再開する準備を進めている。消費者の反応についても、「米国産牛肉が安全であるとの理解が進めば、いずれ影響はなくなる」(安部修仁社長)とみている。
 日本フードサービス協会でも、「中小零細の焼肉店や牛タン専門店は廃業や業態転換を余儀なくされており、もはや限界」と、再開まで丸二年もかかったことを批判。さらに、部分再開では、牛丼用バラ肉の場合、輸入停止前の16%、牛タンはわずか5%程度しか輸入されないと試算されており、「問題解決にほど遠く、国際基準である生後三十カ月以下への拡大が不可欠」と危機感を強めている。
 一方、米国政府は、部分再開決定後に拡大を要求する姿勢を示している。これに対し、日本政府は、生後二十一カ月のBSE感染牛が発見されており、「拡大は国民の反発を招く」と、拒否する方針で、牛肉をめぐる日米対立が激化する懸念もある。
                   ◇
 【答申原案の骨子】 
 一、日本で処理される牛の食肉・内臓と、若齢牛に限った米・カナダの牛の食肉・内臓のリスクの差は極めて小さい
 一、米・カナダにおけるBSE汚染状況を把握し、適切に管理するには十分な調査の継続が必要
 一、米・カナダでのBSE汚染拡大を防ぐため、牛や他の動物への飼料への特定危険部位利用を禁止すべきだ
 一、輸出条件の順守が十分でない場合、いったん輸入をストップすることも必要

食品安全委 米国牛肉輸入、答申原案提示 条件順守、安全の前提 (産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051025-00000006-san-pol

<米国産牛肉>輸入再開へ 安全性大丈夫? 消費者ら複雑(毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051025-00000022-mai-soci

輸入再開を事実上容認 12月にも北米産牛肉解禁へ
http://www.usfl.com/Daily/News/05/10/1024_019.asp

笹山さん、昨日は傍聴、記者含め、いつもいらっしゃらない方で押すな押すなの大行列、立ち見が数十人出るほどの事態でした。さて、たたき台を読んで分析されている記者さんは何人いらっしゃるでしょうか?!
エリザベスではなく、エリアスさんでした。(^^;ご指摘ありがとうございました。


[1958] Re:[1955] 本日のプリオン専門調査会の傍聴で印象に残ったこと(その1) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/25(Tue) 09:19  

まりちゃんさん。
傍聴、お疲れ様でした。
で、いまさら、食品安全委員会に、検証なり議論のスタンスを整理しろ、といっても、時すでに遅しなのですが、そもそも、この問題は、この掲示板でも、真名さんなどが、早くから指摘しているように、BSEのリスクの検証なのか、それとも、BASE(Bovine Amyloidotic Spongiform Encephalopathy 牛アミロイド型海綿状脳症)のリスクの検証なのか、その検証の領域を確定して、諮問すべきものなのですね。
もともと、さかのぼれば、昨年10月の日米合意のBEVプログラムにおいて、BASEのリスク検証についての項目が含まれていなかったことに、そもそもの、ボタンのかけ違いがあるのですね。
私のブログ記事「非定型BSEの位置づけ方のむづかしさ」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=121
でも、書いたのですが、BASEの考え方の根底には、BSEは、実は、種を超えて牛、人間、羊、ヤギ、鹿、猫、その他300種類の動物にあるTSE(Transmissible Spongiform Encephalopathies)のうちの一部の問題であって、BSEとTSEとは、つながっているのではないかという想定があり、これは、Separate TSEという仮説にもつながり、これまでのイギリスのBSE肉骨粉主因説に、大きく変更を迫りうる仮説にもなりうるものなのですね。
まあ、食品安全委員会が、いくらかでも、BASEのリスク領域に言及しただけでも、一歩前進と、とらえたほうが、挫折感が少なくて、いいのかもしれません。

なお、お話の中の、エリザベスさんと言うのは、エリアスさんで、この掲示板の今年の5月17日ごろ、
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htm
1365.1372.1374.1375.1376.1378.1380で話題になった、プリオン仮説以外の仮説提唱のYale大学の、Dr. Elias ManuelidisさんとLauraさんのことではないでしょうか。
http://www.organicconsumers.org/madcow/elk9602.cfm ご参照


[1957] 昨日のフィナンシャルタイムズの社説「Normal nationhood」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/25(Tue) 08:06  

概訳を「普通の国・日本-フィナンシャルタイムズの今日の社説-」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=479
として、ブログ記事のほうにまとめておきました。



[1956] BSE:読売の社説 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 02:23  

10月25日付・読売社説(1)
 [米国産牛肉」「輸入再開を遅らせる政治の怠慢」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051024ig90.htm

またまた珍妙な読売の社説がございました。
米国の飼料管理のずさんさも、世界から突出、してございませんか? 


[1955] 本日のプリオン専門調査会の傍聴で印象に残ったこと(その1) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 01:20  

傍聴行ってまいりました。
本日、日本獣医畜産大学の木村信熙先生が参考人として招致され、日本の20頭中13頭に共通する代用乳の成分を、感染源として見直すべき、過去のBSE対策チーム報告書の統計手法の誤りは認め、代用乳のリスクを検証すべきであり、米国牛の安全性や感染源にも関わる問題である、という発言をされました。でも報道を見てるとそれらは悉く無視されていてますね。鶏糞ごみ飼料などについても、異常プリオンは鶏に吸収されずに排泄する旨を少なからずの委員がご発言されている旨、それらも感染源としてもっとしっかり検討すべき、という、「現場」を知る、飼料の専門家のお立場から指摘されたにもかかわらず、審議会では、それらもさらっと流されてしまいました。次回に反映されるのでしょうか?

また、過去のとりまとめ案で、報告の本文内容と結論部分が異なる点など、食安委の不透明さについて触れられたところ、寺田委員長が、木村先生がおっしゃってもいない「捏造」とか「偽造」という言葉に置き換えて怒って反論していたことについて、私は、寺田委員長の反論に納得ができず、あとで直接寺田委員長に食安委事務局の不透明さの具体例を出して問題点を伺いにいきました。

事務局は、いつも、「国民からの情報を委員に提供している」、というように回答しておりますが、現実的には委員に情報が伝わってないことが少なくありません。

私はいままでたくさんの情報提供を食品安全委員会にして、
そのつど事務局から、「いただいた情報は委員に情報提供いたします」というような回答をもらっていたにもかかわらず、今年の1月ごろ?ある2名の委員に直接それら情報について伺ったら、「このような形でこれら情報などを事務局からもらったことがない」という話を頂戴した、という話を寺田委員長にしたら、たいそうお困りになったお顔をされて「3人という少ない人数でやってるから」といわれていました。

それから、たとえば、5月の答申前の1月と4月に、日生協が食安委に陳情した「日本の牛において、危険部位である舌扁桃が除去されていない」という、ピッシングよりさらに重大問題と考えられる指摘などについても、事務局は「皆様からいただいた情報は委員全員に伝えている」などと回答しておりましたけれども、寺田委員長は本日うかがったら「知らなかったです」といわれていました。

もし委員に伝えていたら、この重大な情報が国内のBSE対策改定の答申案で話題にでないはずがございませんよね。?それとも委員はSRMが除去されていない現実を審議で一切無視したのでしょうか?

また、「昨年9月のとりまとめ案について、本会議に上がる前には、わずか数日しかなかったですが、たとえば品川先生にしても、全部その案を読んでOKを出した上で本会議に提出されたのでしょうか?」という質問に関しても、寺田委員長は、歯切れの悪いご回答をされてました。

鶏糞の3割が肉骨粉という情報や、SRMから32万トンの肉骨粉や牛脂、などという情報は、私は、10月14日ごろに食安委に送って、18日に「この情報は委員全員に配布する所存です」という事務局の回答を得ましたが、 寺田委員長が仰るには、「2、3日前にそういったメールがきたようだ」とのことでした。

「不透明でないというのであれば、なぜ委員に配布した情報を公開審議の場で国民にわかる形で配布しないのでしょうか?」とうかがったら、寺田委員長は、「それはそうですね、おかしいですね、改善するようにします」と、いわれていました。

なお、帰り際、山本委員が記者さんと話をしていたので、
「100万トン与えられている牛の鶏糞飼料の3割に肉骨粉が混入している情報やSRM由来の肉骨粉が32万トン、死亡動物由来を含めて57万トンが飼料になっている話はなんで一切出てこないのですか、たたき台に反映されないのでしょうか」と伺ったら、山本委員は「私はその話を把握していません」と回答されました。

また、CWD(狂鹿病)とミンク脳症の話がたたき台に出ました。その記述は事務局のU様が作成されたようで、他の委員から、根拠となる論文などについて質問が出たときに、吉川座長がU様に内容の確認をしていました。

たたき台には、「反芻動物由来の飼料を与えることは97年に規制されているので(CWDに関して)リスクは少ないと思われる」と書かれていましたが、

私は食安委事務局に、笹山さんから頂戴した情報など、規制遵守が守られていないという下記情報を送っています。でもそれはたたき台に反映されてませんでした。http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/ef1a5352ddaf5677d9dee3a1259db737

北本委員より、CWDはもう米国では大・大問題で、
>「米国で、鹿を食べてヤコブ病になったのではないかと疑われる例が20名あるという話がWHO内でも問題になっている」し、
こんな甘いまとめ方ではいけないのではないか、という指摘
がされたのですが、見上委員から、「CWDは牛に影響があるのか?ヒトに影響があるのか?」「そんなことまで含めてたら結論までに10年かかる」とか何とかクレームが出ました。それに対して金子委員が反論をしていました。

(といえば、[1923] に書きましたがCWDとヒトの感染について新しい論文が出るようです。11月号とのことですからもう出ているかも?)
なお、CWDについて論文を出されていたエリザベス ウイリアムズさんは、お亡くなりになってしまったとのことで、どうのこうの、という話が出てました。(要領を得ずすみません(^^;)

また、北本先生は、CWDは大事な話ではあるが、今、なぜ唐突にCWDの話が出てきたのか?ということをいわれてました。それらを伺って、全体的に調査会の意思の疎通がなされてないように感じました。

金子委員より、今やっている日本の審議が世界に通用する「科学」と捉えられたら困る、諮問で2つの限定が出ていて、その範囲での回答ということである、というような意見がでました。

吉川座長のモデル試算、通常のレンダリングで感染性は1/100に減少する、という点などは一切変更されてませんでした。EUの評価では「米国の方法では感染性は減少するとはいえない」としているのに、なんでそれがたたき台では1/100になるのでしょうか?」と山本委員に質問したのですが「その点は私は不明」といわれていたような?ちょっとあやふやですみません。

なお、米国への質問事項の回答に関して、業界の言い分がそのまま掲載されてたりなんてのもあったんですが、なんで日本として科学的に確認しないのかなぁと思いました。

また明日、まとめてご報告いたします。取り急ぎ気がついたことを。。。

資料は議事録は下記にUPされます。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html


[1954] 本日のプリオン調査会報道 日本食糧新聞 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 00:34  

米国・カナダ産牛肉 結論先送り 食安委プリオン専門調査会(日本食糧新聞)
http://www.nissyoku.co.jp/
 食品安全委員会プリオン専門調査会は24日の会合で、米国産とカナダ産牛肉のリスク評価の最終文書で、「結論のために」「結論」「付帯意見」のたたき台に基づいて検討した。結論部でたたき台には「リスクの差は極めて小さいと考えられる」を明文化してあるが、厚労省と農水省の諮問である「同等」と表記すべきかどうかなど、表現上の問題で議論が集中。今回、山内一也委員らが欠席だったこともあって、結論は先送りとなった。(10月24日20:00)


[1953] 本日のプリオン調査会報道 NNN 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 00:32  

食品安全委 米国産牛肉輸入再開に向けた最終結論は次回持ち越し(NNN)動画あり<10/24 19:54>
http://www.nnn24.com/45566.html
 アメリカ産牛肉の輸入再開をめぐり、24日の食品安全委員会の審議では、アメリカ産牛肉と日本産牛肉がそれぞれBSEに汚染される可能性について「その差は非常に小さい」との結論を、答申案に盛り込む方向で議論が行われた。
 しかし、一部の委員から「差がある限り安全性は同じではない」などと反対意見が出され、結局、24日は意見集約ができずに、最終的な結論は次回の会合に持ち越しとなった。日本政府は、24日の委員会のお墨付きを得て、早ければ年内にもアメリカから牛肉の輸入を再開する予定だったが、この判断にも少なからず影響を与えそうだ。

 委員会の審議は、最終的な結論を打ち出すまであと数回続くものとみられるが、今後は輸入再開の方針を固めている日本政府がどうやってアメリカの管理体制を保証するのか、その責任が重くのしかかってくる。



[1952] その他各紙報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 00:30  

<プリオン調査会>米産牛肉 年内にも輸入再開の見通し(毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000121-mai-soci

食品安全委「牛肉のリスク、日米の差は極小」・年内解禁濃厚に(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20051024AT1F2401024102005.html

輸入再開を事実上容認 12月にも北米産牛肉解禁へ(共同)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000241-kyodo-bus_all

プリオン調査会答申案の原案要旨(山陽新聞)
http://www.sanyo.oni.co.jp/newspack/20051024/20051024010086181.html

米・カナダ産牛肉、12月にも輸入再開へ(読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051024-00000013-yom-bus_all

牛肉危険度、国産と差「小さい」 食品安全委が答申原案(朝日)
http://www.asahi.com/special/bse/TKY200510240243.html


[1951] Re:[1948] [1946] [1945] [1943] イギリスの鳥インフルエンザは台湾からの鳥が感染元か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/25(Tue) 00:27  

ときさん。
篠原HPのほうにURLの紹介がありましたね。
http://www.nvau.ac.jp/022topics/001.html
みますと、著しく低い検疫率なんですね。
びっくりしました。



[1950] 本日のプリオン調査会報道 TBS 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 00:24  

北米産牛肉、年内にも輸入再開見通し
http://news.tbs.co.jp/top_news/top_news3144733.html
 食品安全委員会の専門調査会は輸入対象の北アメリカ産牛肉がBSEに感染している危険性を国産牛肉と比べた場合の差は「極めて小さい」として、生後20ヶ月以下の若い牛に限って輸入再開を認めるとする答申の原案をまとめました。

 ただし、BSEの原因となる物質がたまりやすい特定危険部位を全て取り除くなどの安全対策を取ることが前提だとも指摘しています。

 今月末にも正式にこの見解をまとめ、一般の意見を聞いた上で答申する予定です。

 農林水産省などはすでに輸入再開に向けた準備を進めており、年内にも北アメリカ産牛肉の輸入が再開される見通しになりました。(24日17:28)




[1949] 本日のプリオン調査会報道 NHK 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/25(Tue) 00:24  

>米牛肉輸入問題 審議継続へ
http://www3.nhk.or.jp/news/syoten/
アメリカ産牛肉の輸入再開問題で国の食品安全委員会の専門調査会は、24日、日米で合意している条件が確実に守られることを前提に、輸入再開を容認する報告書の案を示し、議論しましたが、委員の中から反対の意見が出され、継続して話し合うことになりました。
24日示された報告書案では、アメリカ産牛肉について、脳やせき髄などBSEの病原体が蓄積しやすい部分を適切に除去することなどの条件が確実に守られれば「輸入される牛肉と国産牛肉のBSEのリスクの差は非常に小さい」として、輸入再開を容認する内容になっています。
これに対して委員の間からは、アメリカの食肉処理場で脳やせき髄などを除去する態勢について監視の実態が不明で実効性に疑問が残り、日本とリスクの差が小さいとはみなしがたい。リスクの差は不明だと言うべきではないか、などと結論に反対の意見が出され、反対の委員の中に欠席した人もいるため、継続して審議することになりました。

専門調査会の座長で東京大学の吉川泰弘教授は「日米のBSE対策について項目ごとに判断し、差は小さいという原案を示したが、反対の意見もあるので次回以降、審議をしてまとめたい」と話しています。
また、反対の委員の1人で東京医科大学の金子清俊教授は、「結論の内容に異論があり、一番注目される重要な部分なので全員の委員がそろった段階で結論を出すべきだと思う。次回の専門調査会で十分に話し合いたい」と話しています。

>報告書案 再開条件厳守求める
報告書の原案はアメリカのBSE対策の問題点をあげたうえで、輸入再開の条件を守らせる態勢の必要性を強く指摘しています。
▽まず、アメリカで行われているBSEの監視態勢についてです。
食肉処理前の牛の健康状態のチェックは日本より不十分で、全頭検査も行っていないため、BSEの牛が見逃される可能性が否定できないとしています。
しかし、生後20か月以下の牛という条件が守られれば、BSEの牛が見逃される可能性は非常に低いとしています。
▽次に、病原体が蓄積しやすい脳やせき髄などの除去についてです。
アメリカでは食肉処理場できちんと除去が行われているか、監視の実態が不明で実効性に疑問が残るとしています。
このため、農林水産省と厚生労働省の責任として監視態勢を整えることが必要だと指摘しています。
▽報告書の原案ではこのほか、アメリカで牛の脳やせき髄などを肉骨粉にして、豚やニワトリのエサにしていることはBSEを根絶するうえで問題だとして、禁止するよう求めています。
※このニュースは10月24日20時00分時点でのものです。



[1948] Re:[1946] [1945] [1943] イギリスの鳥インフルエンザは台湾からの鳥が感染元か? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/24(Mon) 15:18  

笹山様
> 「日本獣医畜産大学のHPによれば、判別したものだけでも、約17〜18万羽/2002年/年間、ものペットバードが検疫無しで輸入されているとのこと」ですか。

環境省
http://www.env.go.jp/index.html 
自然環境・自然公園
http://www.env.go.jp/nature/index.html
動物の愛護・管理について
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/index.html
パンフレット・報告書
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pamf_rep/index.html

 ずいぶん奥の方へ大事にしまわれているかのようで、見つけるのに難儀しますね。

ペット動物流通販売実態調査 報告書 (平成15年3月)
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pamf_rep/pdf_index.html
ペット産業の市場規模 (p7-20・PDF 379KB)
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pamf_rep/pdf_index.html
哺乳類(犬・猫を除く)、鳥類、爬虫類の調査結果 (p51-74・PDF 362KB)
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pamf_rep/pdf/14_5.pdf



[1947] Re:[1944] [1939] [1937] 日本での異種移植研究について 投稿者:ラ・ウル・クルーゼ 投稿日:2005/10/24(Mon) 13:31  

>  いにしえより、「生・老・病・死」は四苦八苦のうちです。「諦観・諦念」もときには必要ではないでしょうか。

ご明察のとおり、

「諦観・諦念」もときには必要であるとここに断言します!



[1946] Re:[1945] [1943] イギリスの鳥インフルエンザは台湾からの鳥が感染元か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/24(Mon) 13:13  

ときさん。
「日本獣医畜産大学のHPによれば、判別したものだけでも、約17〜18万羽/2002年/年間、ものペットバードが検疫無しで輸入されているとのこと」
ですか。
原サイト
http://www.nvau.ac.jp/
見つかりませんが。
これは大問題ですね。


[1945] Re:[1943] イギリスの鳥インフルエンザは台湾からの鳥が感染元か? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/24(Mon) 13:00  

> このオウムから、H5N1が検出されたと発表した。
> この感染ルートとして、台湾の鳥からの空気感染である可能性が強いとされている。
> このようなことから、先日の台湾での中国から輸入された愛玩鳥の鳥インフルエンザ感染とのかかわりが、強くなってきたものと見られる。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(104)(2005.10.24)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza210.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『肯定するわけでは決してないが,ヤミワクチンは何処の国でも必ず出て来る問題である。しかし今回のようなことは茨城全体で造反的に行いでもしなければ有り得ないことだ。あるいはものすごく先進的な頭脳の持ち主がいて、予め鶏に親和性が高く、全くの無症状で、且つ抗原的に異質で、通常の検査に引っ掛からないタイプであることを熟知して生物テロ的に敢行したのであれば別であるが、皮肉な云い方をすれば何事にも保守的な獣医、畜産界には良い悪いはともかく、たとえ望んでも得られない頭脳であろう。』

『その危険な輸入鳥の存在を公式記録がないからと、早々除外してかかった小委員会や感染経路究明チームの能無し振り、農水の無責任体質には我慢も限界といえよう。』

 現場は、まったく無防備に、死神がやってくるのを唯黙って見ているだけ。
 なにはともあれ、フィールドワーク的思考を身につけていない、いわゆる“学者”“研究者”“有識者”が陥る、典型的なパターンにはまってしまっているようです。
 あとは、まさに「経験」によって知る、ということしか道は残されていないようです。いちばん“知恵”のないやりかたです。対策意思決定の人々が、「他人事」感覚なのですね。


[1944] Re:[1939] [1937] 日本での異種移植研究について 投稿者:とき 投稿日:2005/10/24(Mon) 12:46  

笹山様
> ただ、これによって、怪奇なるもの(yuck factor)(オエー!的要素)が、人間のほうにも、豚のほうにも、出来ると言う倫理的なるものは、残るようです。

 もちろん、「バイオエシックス」の考え方も、よほど揉む必要はあるでしょう。
 それよりもなによりも、実現可能性を厳密に考察したとき、生命体(細胞組織体)というのは、そうそう部品交換するように単純にはいかないということもあります。「個体発生-系統発生」学的にみても。

 人間が、純粋に原子・分子を組み合わせて、自己増殖する「生命体」を作り出せるようになったのであれば、今の考えを捨てることはやぶさかではありませんが。

 クローン作成が実現できたとして、現実世界でのウイルス感染による抗体獲得能の「重層」的な経験を無視できないのですが、短絡的に、細胞組織体は一個一個皆異なる“存在”であることが、観念的に捨象されていることから生じる、“錯覚”に陥っているのにすぎないものと思われます、可能だと信じ込んでいる人たちは。
 「死」を逃れたいという「欲求・願望」が、医療経済の側に、つけ入る隙を与えていると見ておけば間違いないと思います。
 人間には、確実にできることとできないことがある、ということをまだ思い知っていないのではないでしょうか。すくなくとも「移植医療」は、全部を否定するものではありませんが、ほとんどが「実験」のレベルを脱していません。まだまだ、実験台になる覚悟をもって向かわなければならないものです。

 いにしえより、「生・老・病・死」は四苦八苦のうちです。「諦観・諦念」もときには必要ではないでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413035380


[1943] イギリスの鳥インフルエンザは台湾からの鳥が感染元か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/24(Mon) 12:21  

1905.1909.1910で紹介したイギリスでのオウムの鳥インフルエンザ感染の続報だが、イギリスのDepartment for Environment, Food and Rural Affairs.では、このオウムから、H5N1が検出されたと発表した。
また、この感染ルートとして、死んだスリナムからの鳥と貨物船内で空間を共有していた台湾の鳥からの空気感染である可能性が強いとされている。
このようなことから、先日の台湾での中国から輸入された愛玩鳥の鳥インフルエンザ感染とのかかわりが、強くなってきたものと見られる。
「Britain suspects bird flu infection from Taiwan」
http://news.ninemsn.com.au/article.aspx?id=68361
「 UK parrot had deadly flu strain」
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/4370106.stm



[1942] 増税に『環境パラダイム』が美名に利用される時代 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/24(Mon) 11:55  

先日の私のブログ記事『輸入木材に「森林環境税」構想浮上』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=478は、予想以上に反響が多いようだ。
このごろの行革路線・増税路線に、『環境パラダイム』の美名利用が、国でも、地方でも、ちと、度が過ぎていることへの反感が、大分、国民の方にあるようですね。


[1941] Re:[1940] [1931] [1927] [1924] [1921] [1920] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/24(Mon) 10:35  

昨年4月に、FDAは、この数十年の間、90パーセントのヴィールに、テストステロン(Testosterone)が与えられていたとの発表をし、業界も、これを認めたようですが、その後は、業界も、ホルモン・フリー、抗生物質フリーのヴィールを目指しているようですね。
参照「Growth hormones in veal spark debate FDA says they're illegal, but industry says they're not new 」
http://www.noveal.org/hormones.htm


[1940] Re:[1931] [1927] [1924] [1921] [1920] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/24(Mon) 10:22  

>アメリカの平均と畜月齢が15ヶ月から18ヶ月で、乳用は、これよりも、高月齢ということのようですね。
>これは、日本も同じと言うことでしょうか。

> ここでの乳オスの推奨と畜月齢は、月齢12ヶ月から14ヶ月、体重1150-1300ポンド(キロ換算で521-589kg)のようです。

笹山さん、みなさん、おはようございます。
これだけ早く出荷するには、成長ホルモン剤などと、それに見合うだけの高たんぱく、高脂肪の餌を与える必要があるということなのでしょうか。

農家さんから、「日本では、この若い月齢で出荷できるまで太らせる方法は成長ホルモンや抗生物質などに頼るしか考えられない」ときいたことがありますが、どうなんでしょうか。


[1939] Re:[1937] 日本での異種移植研究について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/24(Mon) 09:58  

ときさん。匿名さん。
日本で、この研究に熱心なのは、日本動物工学研究所さんのようですね。
このサイトhttp://wwwsoc.nii.ac.jp/jsar/jrd/jpage/vol48/480503.htmlによれば、人間に移植する豚の方に、超急性拒絶(HAR)(hyperacute rejection)を阻止しうる遺伝子を持ったトランスジェニック豚なるものを作り、これを移植するもののようですね。
ただ、これによって、怪奇なるもの(yuck factor)(オエー!的要素)が、人間のほうにも、豚のほうにも、出来ると言う倫理的なるものは、残るようです。


[1938] Re:[1935] [1931] [1927] [1924] [1921] [1920] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/24(Mon) 08:14  

匿名さん。
ヴィールについては、8月12日のこの掲示板の535で、虹屋さんから情報をいただいておりました。
子牛肉のなかで、特に6ヶ月未満のものをヴィールと言うようですが、その中でも、ミルクだけ与えられて、生後20週以内に、平均525ポンド(238kg)の体重程度で、出荷されるもの(Milk-Fed Veal )が、いいようですね。
このカナダのサイト『Presentation to the Standing Senate Committee on Agriculture and Forestry』
http://www.parl.gc.ca/37/3/parlbus/commbus/senate/Com-e/agri-e/witn-e/laws-e.htm
をみますと、このヴィールの生産は、パッカー主導のインテグレーションで行われているもののようです。
体重あたりの単価が普通の牛肉に比して高く、回転が速いので、利回り重視と言うことのようですね。
但し、20週を超すと、値が落ちるというハイリスクもあるようです。
いわば、牛のデリバティブ商品と言ったところでしょうか。
そのようなところから、アニマルライト派からは、批判もあるようですね。
http://www.all-creatures.org/anex/cattle.htmlご参照

以下は、8月12日にこの掲示板の535で紹介されたヴィールに付いての虹屋さんからの情報の再掲です。
以下引用
「子牛の排除(CONDEMNED)数で、多いのはBob Vealで16524頭、(8.9%)、Formula Fed Veal 2469頭(1.3%)
Bob Vealはヌレ子で、酪農家において、生後数日〜10日程度、生乳主体で飼養された後、体重100〜150ポンド(約45〜70キログラム)程度でと畜される。
Formula Fed Vealは、ほ育子牛で、生産農家において、生後18〜20週の間、特別に調整された代用乳を給与された後、体重420〜500ポンド(約190〜230キログラム)程度でと畜される。参照
http://lin.lin.go.jp/alic/month/fore/2003/mar/rep-us.htm 」



[1937] 無題 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/24(Mon) 07:33  

ときさん

おはようございます。

生きたい 生き延びたいというのが 人間なのではないでしょうか
先のサイトのように、HIV感染者が骨髄移植を受け生き延びたというのも頷けるような気がします。

誰しもが死に直面したときそう思うのではないでしょうか。

「生き延びたい」と

幸いにも私には今のところありませんが。

臓器移植が空想の産物でもそれを実現すべく努力していくことが、人間のような気が致します。
無理、無駄といっていては輝かしい未来はやってこないと思います。
結果、無駄だったとしても得るものは必ずあります。(それは有益なものとかどうかは解りませんが。)

性善説、性悪説のような哲学の世界になるような話なので、この辺で終わりにしたいと思います。
失礼申し上げました。


[1936] 移植医療についての感想。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/24(Mon) 00:21  

 動的平衡論(シェーンハイマー)からみても、免疫学的知見(MHC-主要組織適合抗原-の働き)からみても、ウイルス学(人間のゲノムもまた、レトロウイルスの蓄積体である)の知見からみても、移植医療が有効であるかは、甚だ疑問に思わざるをえません。
 人間という細胞組織体が、移植臓器という“自己”でない非自己である“異物”を排除しない状態にしておく、つまり免疫寛容の状態を保持させ続けておくということの、おぞましさ怖ろしさについて無知であるか、知っていても「どうせ亡くなる宿命である命」を利用して、なんらかの欲を満たすための道具にすることに、なんら躊躇いのない者でなければ、できない業であると思います。
 生命体(細胞)について、知れば知るほど、移植医療(たとえそれがクローン由来であっても)は、空想の産物であるようにしか思えません。術後の真の姿が、どれほど悲惨であるかは、あまり報道されませんし。

もう牛を食べても安心か
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166604163
(第2章 私たちはなぜ食べ続けるのか)
腸は考える
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004301912
内臓が生みだす心
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140019484
究極の免疫力
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770024282
(第8章 現代の免疫学では病気を治せない)

霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第164回)06/9/2005
臓器移植で感染した動物由来ウイルス
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf164.html


[1935] Re:[1931] [1927] [1924] [1921] [1920] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/23(Sun) 23:59  


> こうなると、安全面はともかく、アメリカのオルタナティブなニッチ市場を狙った畜産業の動きには、日本も学ぶ必要がありそうです。
このことについて、思いついたので報告します。
少ないですが、ビール生産をやっている農家さんも10年以上前からいますよ。
ビールなので育成期ぐらいの子牛(とく)と殺ですが、ヨーロッパの肉食をいち早く着目したのでしょうね!
こういうことをもっと日本でも普及させれば異常プリオン蛋白の影響は市場にもなくなるのでしょうか。
[1934] Re:[1930] [1926] 人畜共通感染症のその呼び名 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/23(Sun) 20:26  

> 笹山 様
ありがとうございます。http://science.education.nih.gov/home2.nsf/Educational+Resources/Topics/Bioethics/3A8C66D372EA23A285256CCD0061F89C
 を見させていただきました。(笑:当然翻訳機能を使ってですが)
 臓器移植の世界で「xenozoonosis」という呼び名があったとは知りませんでした。
 このサイトでも言っているように、チンパンジーを擁護する立場、ヒトを尊重する立場。どちらもあって、他の国でも難しい問題なのですねのですね。
 何かヒト側、動物側、どちらも尊重される呼び名はないものか?
 今後、自分でも考える努力をしてみます。

 また、このサイトでは豚が臓器移植に最も適した動物であると、最後の方に記載されていました。
  かなり前になるのですが(4、5年前)、山内一也先生が司会の医学の研究者の臓器移植の講演を聞いたことがあるのですが、日本も豚を臓器移植の最適な動物 としてみていて、いくつかの医学部で実施中なのですね。移植による超拒絶反応をクリアするための研究が紹介されていました。豚には内因性の人獣共通感染症 (もともと遺伝子にレトロウイルスがくっついているらしいですが、他いくつかの因子もあるようです)、外因性の人獣共通感染症(eg. HepatitisEなど)があり、それをクリアしていく必要もあるとのことだったです。ただ、人工臓器の開発の方が思ったより早くできそうとのことで、 そのつなぎの研究となるらしいですが。
 
 このときはあまりどちらがという議論は医師、獣医師がいたにも拘らずなかったです。
 
 何とかヒト、動物ともに WIN to WIN の関係になるような呼び名を皆(自分も含め)で考えて下さればと思います。 
 



[1933] 日本への渡り鳥は? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/23(Sun) 20:12  

中国、鳥インフルエンザに警戒体制・内モンゴルで鳥大量死

 【北京=桃井裕理】中国が鳥インフルエンザの人への感染を 防止するため警戒体制を強めている。鳥の大量死が発見された内モンゴル自治区では緊急に周辺住民の検診を実施、現時点では人への感染が認められないことを 確認した。北京市政府は市内や郊外で渡り鳥などの観測を開始し、異常を早期に把握する体制を整えた。

 内モンゴル自治区フフホト市にある 鳥の飼育場で2600羽が死に、19日までに毒性の強いH5N1型の鳥インフルエンザに感染していたことが確認された。20日に回良玉副首相が緊急対策会 議を招集。「予防を徹底し、応急体制を整える」ことを呼びかけた胡錦濤国家主席と温家宝首相のメッセージを伝えた。 (07:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051023AT2M2200Y22102005.html

WHO、中国の鳥インフルエンザ再発に警戒【大紀元日本10月22日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d93490.html

 ここまでくれば、せめて、清浄化論をかなぐり捨てて、種苗育種段階でのワクチネーション実施をやっておくべきではないでしょうか?
 トリH5N1は、今後、共存してやっていかざるを得ない。できることからやるしかない。まず、鶏卵用鶏の発症を防ぐことからやっておくべきではないだろうか。
 学者・研究者のテリトリー意識が、他人の分野には踏み込まないという姿勢につながり、それぞれのセクションの誤りや思い過ごしを正す方向から遠ざかっている。

  いまや、もし本当にトリウイルスがヒトにうつるというなら、鶏からじゃなくとも、いくらでも野鳥からうつる状況になりつつある。鶏を殺したとて、防げるわ けがありません。(今後、実質的には、トリからは直接うつらないということの証明が実地になされることになりますが。やはりヒトの病気は、ヒトからヒトへ が原則です。)

 周辺の自然環境中にいる野鳥調査を、きちんと即座にやらないことで、“実態”を把握することが遅れています。そして、現実に即した対策も。


[1932] 「認知症」ばやり。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/23(Sun) 19:50  

 いまのままでは、食品由来のヤコブ病(vCJD)が、「認知症」に紛れてしまうことになるかもしれない。(そちらへ、誘導しているように見えないこともないですが・・・。)

認知症
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C7%A7%C3%CE%BE%C9&st=n
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&q=%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2

心のケア
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/mental_care/
うつ病
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/depressive_disorders/
労働災害と過労死
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/worker_accident/?1118995187

神経細胞結合促すタンパク質=マウス小脳、認知症治療に応用も−慶大など(時事通信) - 10月19日6時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051019-00000004-jij-soci
認知症など治療に光 神経細胞の結合促進 タンパク質を発見 北大など日米グループ  2005/10/22 12:38
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20051022&j=0045&k=200510227740

 注目できる研究か? とにもかくにも、早期の、「認知症」(アルツハイマー病、ヤコブ病などの痴呆症状をもたらす病気の)発症機序と原因因子の解明を。

『こ れまでは「年のせいだろう」「周囲に知られたくない」などの理由で認知症を放置する例が少なくなかった。その結果、症状が進み徘徊(はいかい)や攻撃的な 行動などが出て、介護者は疲れ果てて虐待してしまったり、心中を考えるほど深刻な状況に陥る人もいた。だが早期発見できれば、長期的に介護計画を立てるこ ともできるし、本人が判断能力をなくす前に対応を決めることもできる。最近では認知症に対する意識も変わりつつあるが、大森さんは「まずはこの病気のこと を広く知ってもらうことが大事」と講演活動にも力を入れている。』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20051018/lcl_____tcg_____003.shtml

 かならずしも、高齢者にかぎられた病症ではないということの啓発も必要です。最初は、軽い「うつ」から。

アルツハイマー
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&ie=UTF-8&q=%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2
「私の頭の中の消しゴム」
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&ie=UTF-8&q=%E7%A7%81%E3%81%AE%E9%A0%AD%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AE%E6%B6%88%E3%81%97%E3%82%B4%E3%83%A0&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2
 テーマはズバリ、「若年性アルツハイマー」。患者の描き方に、不徹底さは否めない。本人に病状進行の自覚はなし。とともに、行動や表情に、明らかな変化が見られる。次第に赤ちゃんに還っていくと思っていれば間違いない。
 
 「痴呆症」は、たんに高齢化による脳の機能低下、老化現象、はたまた「老人力」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480036717
だということに収束させることには、同意しがたい現象だと思っております。


[1931] Re:[1927] [1924] [1921] [1920] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/23(Sun) 16:21  

アメリカの平均と畜月齢が15ヶ月から18ヶ月で、乳用は、これよりも、高月齢ということのようですね。
これは、日本も同じと言うことでしょうか。
乳用がBSEリスクが高いと言うのは、と畜月齢が高いということが主因のようです。
アメリカの乳用種肉生産事情については、このサイト『Dairy Beef  Current Topic 』http://attra.ncat.org/attra-pub/dairybeef.htmlに、やや詳しく書かれています。
ご紹介のナチュラルビーフについても、書かれています。
ここでの乳オスの推奨と畜月齢は、月齢12ヶ月から14ヶ月、体重1150-1300ポンド(キロ換算で521-589kg)のようです。
(参考-日本の和牛の場合、生後26〜28ヶ月で体重が約700kgとなって出荷)
ずいぶん早いですね。
こうなると、安全面はともかく、アメリカのオルタナティブなニッチ市場を狙った畜産業の動きには、日本も学ぶ必要がありそうです。

http://www.madcowboy.com/01_FactsMC.000.html


[1930] Re:[1926] 人畜共通感染症のその呼び名 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/23(Sun) 15:28  

匿名さん。
おっしゃられる意味は、こういうことなんでしょうね。
つまり、人間側から動物側の持つハザードを見るばかりでなく、動物側から人間側の持つハザードを見る、その双方向を包括する言葉は、ないか、と言う意味なんでしょう。
こ のような議論は、たとえば、異種移植(xenotransplant)についての、ズーノーシス的見方と、動物倫理(Bioethst)的、または、動物 福祉(Animal Welfare)的、動物権利(Animal Right)的見方との対立といった形で現れていますね。
サイト「Xenotransplants: Using Animal Organs To Save Human Lives」http://science.education.nih.gov/home2.nsf/Educational+Resources/Topics/Bioethics/3A8C66D372EA23A285256CCD0061F89C などを参照。
人畜共通感染症のなかの「人畜共通」の意味は、双方向と言うことでしょうから、当然、そのようなスタンスも、考慮されるべきでしょう。
また、獣医のスタンスも、両者にとってのハザードを除去し、ケアし、コントロールすると言う社会的使命があるはずです。
サイトを探せば、すでに、世界では、これらを包括するいい名称が考えられているかもしれませんね。



[1929] 『人獣共通感染症』対策 投稿者:とき 投稿日:2005/10/23(Sun) 14:43  

<人獣共通感染症>4省合同で研究 鳥インフルエンザなど(毎日新聞) - 10月23日3時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051023-00000006-mai-soci

 人的資源のニワカ仕立て寄せ集め体制では、太刀打ちできないと思います。まずは、本当に「危機」になるものと、そうでないものの見極めができるかどうかです。

 「疫病」は、自然災害でもあり、なおかつ人類の生命を脅かすものとして、「戦争」と同じレベルで考えなければいけない問題です。

 防衛省(国防省)的な専門セクションで、専門的に向かわなければ、とてもとてもどうにもなりませんね。単なる「ポーズ」で終わることになる可能性が大です。


[1928] 口蹄疫、東アジアの国が感染源? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/23(Sun) 14:21  

ブラジルで牛の口蹄疫 世界最大輸出量、各国が輸入制限
2005年10月23日12時07分
http://www.asahi.com/international/update/1023/006.html

ブラジルで口蹄疫 世界最大の牛肉輸出国(共同通信) - 10月11日11時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051011-00000067-kyodo-bus_all

口蹄疫で非常事態令 ロシア極東の沿海地方(共同通信) - 8月30日22時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050830-00000217-kyodo-int

検査所:口蹄疫は「国家機密」のため口外できない【大紀元日本6月1日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d73872.html

豊田通商:大連市に冷凍食品製造会社を設立 2005/10/04(火)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=1004&f=enterprise_1004_002.shtml
豊田通商 大連で冷凍食品事業 外食市場を本格開拓 2005/10/5
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200510050010a.nwc

 かの国の、疫病情報は日本では、ほとんど報道されない。まるで、日本のマスコミ・マスメディアも、国営通信社と党機関紙の統制下にあるようです。

中国産キムチから寄生虫卵 緊急回収・廃棄命令 (朝鮮日報 21日15時28分)
閑散としたキムチ店 (朝鮮日報 21日18時49分)
「寄生虫キムチ」に消費者の憤り爆発 (朝鮮日報 22日10時31分)
赤みが強くぐにゃぐにゃ… 中国産キムチの判別法 (朝鮮日報 22日10時40分)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/search?word=%A5%AD%A5%E0%A5%C1

厚生労働省 輸入食品監視業務ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html
(平成17年10月)new10月20日
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0510.html

農林水産省 消費(食品の安全・管理、食品表示、食育などの情報)
http://www.maff.go.jp/syohi.html
農林水産省 報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

【疫病】鳥インフルエンザ他 2005-2006
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1129982185/1-100


[1927] Re:[1924] [1921] [1920] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/23(Sun) 14:21  


> 特に、国内の乳オスの平均出荷月齢は平均二十二カ月程度と言いますから、それよりも、月齢の若いアメリカの乳オス牛肉が輸入されるとなると、国産乳オス牛肉は、その点でも不利になると言うことになりますね。

>(米国産)月齢十六ー十七ヶ月程度のオス乳牛の肉を確保する

米国では、日本より6ヶ月齢も早く出荷可能になるのは何故でしょう??出荷時の体重(枝肉量)が違うだけでしょうか?
ホルモン剤を使用しているためでしょうか?

「近 年、米国内のユーザーにおいては、乳去勢肥育牛肉は、肉専用種に比べると、枝肉や部分肉の歩留りでは劣るが、脂肪が少なく、肉質の斉一性にも優れていると して、その評価も向上している。こうした中で、低脂肪という特徴に、抗生物質や肥育ホルモンを使用しないグラス・フェッドのナチュラル・ビーフという付加 価値をつけて乳去勢牛肉を生産・販売するニッチ・ブランドもウィスコンシン州などに存在する。」
畜産の情報−特別レポート−2003年3月 月報海外編

> 国内牛肉生産の四分の一を担い、肉質や安心感からいえば、米国産牛肉以上の市場評価も得ているだけに、むしろ、この問題は、安全の問題と言う以前に、国内乳オス生産農家の今後と言う点に、どうしても関心が行ってしまいますね。

こうした安全性で、市場を確保する位しか思い浮かびませんが、


[1926] 人畜共通感染症のその呼び名 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/23(Sun) 14:17  

笹山 様
 突然のコメントお許し下さい。
 「人畜共通感染症」の名前は何故か統一されてないような気が致します。
 人獣共通伝染病、人獣共通感染症、人畜共通伝染病、人畜共通感染症、動物由来感染症、人と動物の共通感染症、ズーノーシスと様々です。
 何かヒューマニズムと動物福祉を同時に満たす呼び名はないものでしょうか?
 愚痴になりますが、いくら農林水産省でズーノーシス対策室をつくっても、末端は動ける人は少ないです。
 共同の研究をやるとのニュースがあっても末端は喜べません。なにより、施策を行っていくのは末端のヒトがやるのです。
 何とかなりませんかね財政改革という呼び名のヒト減らしは!
 
 と、いつもこのように帰結し申し訳ございません。


[1925] Re:[1924] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/23(Sun) 13:59  

笹山 様
 失礼ですがなるほどと思いました。
>国内乳オス牛肉生産農家ということになりますね。
 全く同意見です。
 輸入再開により、乳オスの肥育が割りを食うことになってしまいますね。
 集団肥育(100頭、1000頭単位)が多く、なおかつ育成期の事故率(いろんなところの子牛なので集まることによって病気も集まる)も多いことから、チョッとの下落によりダメージが深刻になると思います。
 酪農家の方もヌレコ販売で副収入を得て大変喜んでいる人も多いのでがっかりとなりますね。
(また愚痴を聞かされるかもしれません。「雌が生まれれば後継牛になったのに、オスじゃ人工授精代にもならない」とかね・・・とくに高齢で零細20〜30頭の搾りの方に多いですが。)
 
 今後はクローンによりオス・メスの産み分けが容易に野外でも出来るようになることを期待するしかありませんね。


[1924] Re:[1921] [1920] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/23(Sun) 11:30  

国内の乳オス生産は、補給金制度(乳用種に係る肉用子牛生産者補給金制度)http://gunma.lin.go.jp/hoten/koushi/存 在のため、平成13年の国内BSE発生時には、国内需給の下支え効果があったわけですが、その後の価格推移を見ますと、アメリカでのBSE発生後は、価格 も堅調であったのが、ここで、アメリカ牛肉輸入再開が、乳オスを中心にして、再開されますと、打撃を受けるのは、国内乳オス牛肉生産農家ということになり ますね。
特に、国内の乳オスの平均出荷月齢は平均二十二カ月程度と言いますから、それよりも、月齢の若いアメリカの乳オス牛肉が輸入されるとなると、国産乳オス牛肉は、その点でも不利になると言うことになりますね。
月齢20ヶ月以下検査なしという条件が、国内乳オス生産農家にとっては、裏目に出たという形になります。
ましてや、生産農家の副収入的位置づけを持つヌレ子の価格下落につながるとなると、生産農家の経済状況に与える影響は、大きいと見るべでしょう。
乳オスと言う言葉自体、牛肉自由化前は、短角とともに、安い牛肉の代名詞のようになっていたイメージから、牛肉自由化後も抜けきれず、常に限界生産的な役割を市場で期待されてきた嫌いがありますね。
農林水産省では、この乳オスに代わる名称を考えているようですが、本の表紙を変えただけではだめ、と言うことでしょうね。
国内牛肉生産の四分の一を担い、肉質や安心感からいえば、米国産牛肉以上の市場評価も得ているだけに、むしろ、この問題は、安全の問題と言う以前に、国内乳オス生産農家の今後と言う点に、どうしても関心が行ってしまいますね。

http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/seisan/hokyu/2/siryo2.pdf


[1923] 米国のCJD問題と発生状況など 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/23(Sun) 10:43  

Questions linger in U.S. CJD cases
http://www.upi.com/HealthBusiness/view.php?StoryID=20051019-090103-6576r

新しいニュースがありました。
CWD(狂鹿病)のヒトへの影響を示唆した新しい論文も出るようですが、米国のレンダリングは鹿、ミンク、羊、その他動物入ってるかも、ということでは、ヒトへの影響も心配されますね。


[1922] スウェーデンでも、鳥インフルエンザ発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/23(Sun) 09:27  

スウェーデン・ストックホルムから60マイルのところにあるEskilstunaで、金曜日、死んだduck4羽が発見され、そのうちの一羽に、鳥インフルエンザが確認されたと、National Veterinary Institute が発表した。
ウイルスタイプは、未確認とのことである。
『この時期、野鳥の20−30パーセントにウイルスを持っていても、おかしくない。』と、National Veterinary Institute は、いったという。
http://www.hindustantimes.com/news/181_1527206,00050003.htmもご参照

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L22252338.htm


[1921] Re:[1920] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/23(Sun) 08:49  

まりちゃんさん。情報有難うございます。

> 商社、米産牛肉調達へ(10月22日日経夕刊)
>月齢十六ー十七ヶ月程度のオス乳牛の肉を確保する

やはり、こういう動きが出てきましたか。
BSE感染の可能性が高い牛群、去勢乳用雄牛ですね。北本先生が懸念していた牛群ですよね。米国で年間340万頭前後。約120万トン。カナダ産20万頭、約7万トン。
 甲斐(諭)先生は、米国の大手パッカーでは白黒の牛は見なかったといっておられますし、31回の部会に提出された資料、補足資料[9](平成17年9月22日提出)の米国回答によれば、ホルスタイン牛(乳牛)をと畜しているのは8工場のみとありますが、・・
 これが本当だとすると、現在、この月例の去勢乳用雄牛のSRMには脳や脊髄は指定されていないから、除去されていませんよね。日本向けには改めて特別除去となるから、除去がきちんとされるか、その点の心配がより大きくなりませんかね。





[1920] 本日の日経夕刊によると商社が目をつけているのは【乳用種】とのことですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/22(Sat) 22:56  

乳用種は、前回の食安委で代用乳が問題になっていたのですが。。。。。

商社、米産牛肉調達へ(10月22日日経夕刊)

総 合商社各社が、十二月にも輸入が再開される可能性がある米国産牛肉の調達に動き始めた。住友商事や丸紅は牛の月齢を正確に把握できる乳牛を食用に肥育し、 トレーサビリティー(生産履歴の管理)を徹底した肉を確保する。内閣府の食品安全委員会は輸入再開に向けた最終答申案を今月か来月中にもまとめる方向で、 各社は外食産業などへの供給体制を整える。

再開後も輸入が認められるのは生後二十ヶ月以下の牛に限られる見通しだ。住友商事は米食肉加工 大手スミスフィールドビーフグループと組み、月齢十六ー十七ヶ月程度のオス乳牛の肉を確保する。乳牛は放牧飼育するため正確な月齢の把握が難しいが、牛舎 で生まれる乳牛なら生年月日や親牛を容易に判定できる。住商では毎月千トンの供給体制を目指し、主に外食用の需要を見込んでいる。外食では米国産牛の使用 が多かった吉野家ディー・アンド・シーの場合で、輸入禁止前には「ショートプレート」と呼ばれるばら肉だけで年間約3万トン、月平均で2500トン程度を 使っていた。丸紅も二十ヶ月以下の肥育した乳牛の供給体制を整えるため米国の中堅加工業者と交渉を始めた。伊藤忠商事でも、「安全性への関心が高い日本に は(履歴が把握しやすい)乳牛種が適している。」として、取り扱いを検討している。国内の外食産業や小売業からは、主に牧草で育てる豪州産牛に比べ、穀物 で肥育して肉質が日本人の好みにあう米国産牛を求める声が多いという。乳牛は胃が丈夫なため、肉質を高めるために必要な穀物などの飼料を肉牛よりも早い時 期から与えられる。生後20ヶ月以下の出荷条件だと、肥育度合いを肉牛より高められるという。日本産でも乳牛肉は「国産牛」の表記で広く販売されている。 財務省の貿易統計によると、米国産牛肉の輸入量はBSE(牛海綿状脳症)問題で12月下旬に輸入が禁止された2003年は、約二十六万七千トンあった。た だ、再開後も対象を生後二十ヶ月以下に限ると、確保できる量は禁止前の1〜2割にとどまるとみられている。


[1919] Re:[1918] ヒトに病原性があることが知られている病原体の61%が人畜共通伝染性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 22:24  

虹屋さん。
情報ありがとうございました。
このMed-Vet-Net
http://www.medvetnet.org/cms/templates/doc.php?id=5
のキーワードは、「zoonosis 動物原性感染症」ですね。
私が、前にブログ記事で、「農林水産省は、もっと幅広い人畜共通感染対策を」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=449と言ったのは、まさにこの点なのですね。

このMed-Vet-Netは、EUの「Quality and Safety of Food」
http://www.rtd.si/eng/6op/podr/prehrana/predstavitev.asp
の6フレームワークプログラムの中に入っていて、助成を受けているようです。
この「Quality and Safety of Food」プログラムの目的として、
1.食物関連の病気やアレルギーについての疫学
2.健康に対する食物のインパクト
3.生産の最初から最後までの過程のトレーサビリティ
4.分析・検知・コントロールの方法
5.より安全で、環境調和型の生産方法と技術と、より健康によい食料
6.人間の健康に対する動物飼料のインパクト
7.環境的に見た健康へのリスク
があげられていますね。

「Quality and Safety of Food」の詳細資料は、こちらのサイトhttp://fp6.cordis.lu/index.cfm?fuseaction=UserSite.FP6DetailsCallPage&call_id=217から得ることが出来ます。

http://www.medvetnet.org


[1918] ヒトに病原性があることが知られている病原体の61%が人畜共通伝染性 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/22(Sat) 22:00  

人畜共通伝染病に関するヨーロッパのネットワークMed-Vet-Net が、ウェブサイトを創設した。人畜共通伝染病に関する情報を公開する窓口であり、ネットワーク内の研究結果も公開する。
2004 年9 月1 日に設立されたMed-Vet-Net は、英国保健保護局(HPA)、英国獣医研究所(VLA)、英国応用微生物学会などヨーロッパ中の16 機関からなるネットワークであり、動物から人間に伝播する感染症について獣医学、医療、食品科学の立場からの各研究を統合している。
ヒトに病原性があることが知られている病原体の61%が人畜共通伝染性である。これらの疾患により、患者が健康被害を受けるほか、EU にかかる費用は1 年当たり60 億ユーロ
を超えると考えられている。
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No. 8 / 2005 (2005. 04.13)

http://www.hpa.org.uk/cdr/default.htm


[1917] 普天間飛行場の移設先見直し 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 21:53  

米海兵隊普天間飛行場の移設先見直しで、米軍キャンプ・シュワブ内の陸上移設案を見送り、米側が主張する名護市辺野古沖の浅瀬を埋め立てる代替案で最終調整される動きが強まってきた。
このサイト「普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価における調査の手法の修正・追加について」http://www.naha.dfab.dfaa.go.jp/info/hutenma/h17.7.15_futenma.pdf
の地図で、長島・平島近くの海域に斜線を施した地域で、このスライドショー「沖縄・サンゴの海」http://www.greenpeace.or.jp/info/features/okinawa/slideindex_html
にあるような風光明媚なところである。
しかし、沖縄県知事を始め、沖縄の関係者は、地元の反対が強く、とても、この代替案は、実現不可能であるとして、難色を示している。
与党圧勝の勢いが、このような弱い自然に向けられるのは、なんとも、痛々しい限りだ。
<辺野古浅瀬受入の条件として、鉄軌道>なんてニュースも流れてきているが、これは、ミチゲーションとは、とてもいえない代物である。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051022-00000155-kyodo-pol


[1916] 議員年金・与野党幹事長対決は、金持ち幹事長の不利かな? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 19:19  

民主党の鳩山由紀夫幹事長は21日午後の記者会見で、自民党の武部勤幹事長が国会議員互助年金(議員年金)廃止法案の提出を「野党は成立しない前提で出す場合がある」と発言したことに対し、「こんなに侮辱した発言はない」と強く反発した。
 また、自民党内から議員年金廃止で「老後に備えサイドビジネスに励む議員が出る」などの声が出ていることについて、「国民年金で政治家が暮らせないというなら、なぜそんな制度をつくり上げたのか」と皮肉った。 

と言う記事なのだが、金持ち幹事長に『国民年金で政治家が暮らせないというなら』と言われてもね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000094-jij-pol


[1915] すっかり定着した『ブログ・スクラム』と言うキーワード 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 19:10  

今年の2月12日に、私のブログ記事「「コメント・スクラム」か、「ブログ・スクラム」か?」で、「コメント・スクラム」と言うキーワードを使ったときには、検索エンジン上では、ほかに、『世界の中心で左右をヲチするノケモノ』http://d.hatena.ne.jp/plummet/しかなかった。
10ヵ月後の今日、久しぶりに、この『ブログ・スラム』のキーワードで検索してみると、298に増えているではないか。 
すっかり、このキーワードも定着したようである。


[1914] 輸入木材に「森林環境税」構想浮上 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 16:05  

輸入木材に関税を課する「森林環境税(仮称)」構想が政府部内に浮上していることが21日明らかになった。税率は輸入価格の10− 20%を軸に調整する案が有力で、税収は最大で年2400億円に達する見通し。ただ、新たな関税創設は新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)で論議されて いる貿易自由化の流れに逆行し、政府内には否定的な意見も少なくない。実現までには曲折が予想される。

という記事なのだが、なんやら、日本版「バード法(関税分配法)」の国際的批判も受けかねない構想だ。
現在、国内版森林環境税構想は、高知県や岡山県で導入されており、鳥取県、鹿児島県、岐阜県、福島県、岩手県、愛媛県、滋賀県、熊本県、大分県も、導入予定または、検討を始めている。
納税対象者が個人県民税に、数百円程度の上乗せをする方式がほとんどだ。

今回の外材への「森林環境税」は、牛肉関税のように特定財源化して使おうという狙いなのだろうが、その大義名分も、あやふやだし、その特定財源化の発想も、バード修正条項の山分け批判と同じ批判を浴びかねない、古い発想のように思われる。
環境と言う言葉を使っていはいるが、森林環境を破壊されているのは、当の外国であって、国内の森林は、皆伐されないことによる間接的なマイナス環境をこうむっているだけであるのだが。
むしろ、この場合のスキームは、環境スワップ(DNS)の発想のほうが、今日的のように思われる。
http://www.sasayama.or.jp/akiary051/200405.html#20040511参照

参考 現在の輸入木材に対する関税
丸太-桐3.5%,その他0%
製材
マツ属、モミ属、トウヒ属(厚さ百六十ミリメートル以下)4.8%
カラマツ属(厚さ百六十ミリメートル以下)6.0%
その他0%
パーティクルボード等5.0%又は6.0%
繊維板2.6%
合板6.0-10.0%
集成材6.0%

アジア諸国を含む開発途上国を原産地とする輸入木材については、合板を除き、一定の数量又は金額までに限り、一般税率より低い特恵関税が適用。
後発開発途上国を原産地とする輸入木材については、合板を除き、特別に数量又は金額に関係なく無税。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000213-jij-pol


[1913] Re:[1912] [1900] [1883] [1841] 昨日、国会でBSE輸入再開についての食安委への質疑がありました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 14:04  

虹屋さん。
そうですか。
農業情報研究所さんも、その点を指摘されているのですね。
OIE基準と、SPS協定、それに、家畜衛生条件-BEVプログラムとの関係が、あいまいのまま、法制化した嫌いが強いですね。
相談の乗ったはずの衆議院法制局は、チェックしなかったんですかね。
もっ とも、鳥インフルエンザの場合は、OIEの陸生動物衛生規約(OIE Terrestrial Animal Health Code)では、一般基準を示しておいて、二国間(bilateral )の家畜衛生条件(Animal Health Requirements)で、詳細基準と言うことですから、実質国別ステータス評価がOIE基準で決まっているBSEの場合の上乗せ基準というのは、 ちょっと工夫が必要かもしれませんね。
しかし、これをやると、WTOで、提訴される恐れもあるということです。

http://www.dpj.or.jp/news/200510/20051020_09shoku.html


[1912] Re:[1900] [1883] [1841] 昨日、国会でBSE輸入再開についての食安委への質疑がありました。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/22(Sat) 13:47  

笹山さん。
> こちらも遅レスで恐縮ですが、OIE基準でNegligible (無視してよい)BSE リスク国、Controlled (制御された)BSE リスク国、Undetermined(不明の) BSE リスク国のステータス評価が決まっているのですから、さらに、上乗せ基準で、国内法で更なるステータス基準を設ける意味は、どこにあるんでしょうかね。

発 表以上の詳しい野党案を知りたくて、問い合わせのメールを出したのですが、一週間以上たっても返事がありませんので、この点は不明です。野党案がOIE規 約との関係をどのようにしているのか、農業情報研究所の北林さんが指摘されているように、発表案だけなら欠陥法案ですね。

> SPS協定は、原則、二国間でオーケーならば、何でもいいわけですから。

10/22の日本農業新聞によると、タイは米国産牛肉のゆにゅう解禁、韓国も輸入再開方針を決め年内に再開条件を詰める協議をして来年には再開だそうです。これらの国での輸入条件は不明ですが、内臓肉まで入っているとOIE規約を実質無視してのSPS協定です。

こ うなるとOIE規約、国際的基準をどう交渉で使うのか、逆に自国に有利な国際基準をどう作っていくかが政治に問われている。(これは牛肉に限ったことでは ないでしょうが・・)その意味でも、現在の野党にどれ位の力量があるのか、野党案に関心を持つのですが、先日の質疑を見る限りは、・・

農水省ではなく吉川座長を呼んでの参考人質疑をするという点で、既に勝負あったというか・・

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05101401.htm


[1911] 危機の時には行政はあてにならない 投稿者:とき 投稿日:2005/10/22(Sat) 12:27  

 肝に銘じておいたほうがよいと思います。なにか、やってくれるだろうと過剰な期待はせぬことです。行政は、法律規則でがんじがらめですしね。

 要諦は、個々の「サバイバル」能力醸成を普段から意識しておくことしかありません。それが「危機管理」のもっとも重要なこころがまえです。その点が、覚悟自覚して「永世中立国」をやっている国の国民との違いです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562036672
http://nokan2000.nobody.jp/switz/

  起こらないうちから、わあわあ「パニック」になってもしょうがありません。起こらないつもりではなく、起こるものとして考え、そして、できることと、でき ないことの目星をつけておいたほうがよろしいかと思います。全部完璧にできるわけがない。人間(行政)の無謬性の妄想を脱し、できることから着実にやって おくしかできないということを「常識」にしておきたいものです。ある程度は「諦観」も必要です。それが、「パニック」を避けることにもなります。まずは 「情報」公開の迅速性確保と、啓発周知徹底の努力ですかね。(プロパガンダや煽動するのではなく。)

 トリH5N1は、ここ数年で、確実に地球村全体を覆います。(地球上のトリが全部感染します。) 
  と、同時に、ヒトでおこっているヒトAH5(H5N1。トリのものとは同じであるとはまだ確定されていない。その説を主張しているのは、ごく一部のグルー プ。まだまだ仮説の領域。現実世界では、どうやら、トリから直接感染成立は、いまだ認められない。よって、トリウイルスとヒトウイルスは異なると考えられ る)も、通常のインフルエンザ同様、ここ数年で、瞬くまのうちにまん延拡大するはずです。感染者の約半分を占めると思われる、不顕性の持続感染の人間の移 動を完璧に止めるなどということは不可能なのですから。

 まずは、トリH5N1が、じかに、ヒトに感染するという「妄想」からは脱しておいたほうがよいと思います。それに気をとられると、ヒトヒト間感染を見落としがちになりますから。

生物兵器テロに対処できない! 米国で救急病棟が減少
2005年10月15日00時05分 ベリタ通信
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1440644/detail
 急速に拡がる「感染症」についても、全く同じだと思います。


[1910] Re:[1909] この情報源分かりますか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 11:56  

外岡さん。
1905で、「新たに、イギリスでH5ウイルスが発見されましたが、H5N1であるかどうかは、検査中とのことです。」とのみ書きましたが、これが、オウムの感染ですね。
サ イト『Parrot that died in UK quarantine diagnosed with avian flu』によりますと、南アフリカのスリナム共和国からの積荷の148羽のオウムが感染死し、その積荷と同じbiosecure quarantine unitのなかに、台湾からの 216羽の鳥(ソフトビルと呼ばれるくちばしの柔らかいFincheなど)があり、このオウムに幾人かの人が触ったということのようですね。
このスリナム分と台湾分の合計364羽を殺処分したとのことです。
このオウムは、9月16日に輸入され、3日前に死に、Hウイルスが検出されたとのことです。
前英国獣医協会のBob McCrackenさんは、愛玩鳥の感染であったこと、台湾からの貨物と混載されていたことなどに、注目しているようです。
http://www.scoopt.org/article26140.htmlもご参照
「鳥フルは欧州中心部(英仏独伊スイスベネルックス)を直撃」と言うのは、投稿者がつけた見出しではないでしょうか?
10月19日のルーマニアの発表で、ルーマニア、トルコ(A/turkey/Turkey/1/05 )、ロシア、カザフスタン、モンゴル、中国の鳥インフルエンザウイルスの遺伝子が、一致したと、 Recombinomicsでは述べていますね。
http://www.recombinomics.com/News/10200502/H5N1_WBF_Sequence_Romania.html参照
しかし、なんとも、ここでも、台湾経由の愛玩鳥というのが、気になります。

http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,3604,1598058,00.html?gusrc=rss


[1909] この情報源分かりますか? 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/22(Sat) 10:45  

下記の書き込みが私のページでありましたが(2CH経由?)、このソース分かりますか?
 英国の検疫中のオウムとクロアチアのケースは外電で出ていますが・・・。
海外報道サイトでは出ていないのですが、本当なら大変です。
もしかしてヨーロッパへ拡大した故、EU諸国は警戒態勢を強化という意味を、このように表現したのかも知れませんが…
ソースのはっきりしない書き込みは困ります。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

外電速報
鳥フルは欧州中心部(英仏独伊スイスベネルックス)を直撃

英国で高病原性鳥フル(HPAI)にオウムが感染しているのを発見

http://society3.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1099312224/693


[1908] 各国の新型インフルエンザ対策指針比較 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 10:24  

外岡さん。
情報、ありがとうございました。
ここで、外岡さんからもご紹介のありました、香港の新型インフルエンザ対策指行動計画を含め、代表的な新型インフルエンザ対策指針のサイトを、掲載しておきます。

アメリカ
「Draft Pandemic Influenza Response and Preparedness Plan」
http://www.hhs.gov/nvpo/pandemicplan/

香港
「Preparedness Plan for Influenza Pandemic」
http://www.chp.gov.hk/files/pdf/flu_plan_framework_en_20050202.pdf

イギリス
「Influenza pandemic contingency plan: October 2005 edition」
http://www.dh.gov.uk/PublicationsAndStatistics/Publications/PublicationsPolicyAndGuidance/PublicationsPolicyAndGuidanceArticle/fs/en?CONTENT_ID=4121735&chk=Z6kjQY

WHO
「WHO global influenza preparedness plan」
http://www.who.int/csr/resources/publications/influenza/WHO_CDS_CSR_GIP_2005_5/en/index.html




[1907] Re:[1906] [1904] [1893] [1892] 新型インフルエンザ、都が対策指針 380万人感染予測 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/22(Sat) 09:52  

参考までに付け加えますが:

 医師会や大病院との連携は非常に日本では難しいです。

 彼等は社会的責務というものをそれほど感じていないので、危機管理と言うことには意外と関心が薄く、それは行政の責務だと言ってきます。
 SARSの時は非常に腹立たしく、悔しい思いの連続でした。幸いSARSは問題となるような広がりは見せず終わりましたが、今回の鳥フルはどうなるか少々分かりません。
 色々と情報を流すと、病院の方から、こんな患者が来たけどどうするの?と責任を当方にゆだねてくるだけです。
 入院させて様子見るには隔離病室がないからどうかしてくれ、とか、鳥フル患者の発生が考えられる状況になると、そのような電話が保健行政の場に殺到してくると思います。

 行動計画は関連団体と十分協議して作成しなければならないと思います。でもその協議段階で解決しなければならない多くの問題が噴出します。
 ・外来診察はどのように?  
   感染疑い患者なら外来に入る前に隔離しなければ?
   感染疑い患者と合いたいする事務員はどうする?
   診察室、処置室、検査室は?
 ・疑い患者を隔離して入院させる部屋がないよ
 ・状態が悪くないから自宅で様子を見てくださいと言って返すとき、公共機関の乗り物やタクシーを使わせて良いのか?

  等など、具体的には多くの解決しなければならない課題があります。
 これらは事務屋さんのような医療関係者が作成している行動計画では裏を見ても、行間を見ても分かりません。
 医師会関係者と協議するとこのような問題が噴出してきます。




[1906] Re:[1904] [1893] [1892] 新型インフルエンザ、都が対策指針 380万人感染予測 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/22(Sat) 09:02  

笹山さん、ご賢察の通りですね。

 これはSARSの時以来の考え方に沿っています。
 机上ではクリアに整理されますが、では実際どうなんだ!となった時ほとんど意味がないですね。
 早期警戒システムが国際的に、国内的に、さらに地域的に完備された状況下での行動計画でしかありません。
 これはWHOも言っているようにすぐにでも整備しなければならない問題です。笹山さんもおっしゃっているとおり、この部分が現在の日本の課題と考えています(世界も)。

 現在のWHOおよび海外の保健専門家の考え方は、より早期に流行発生を感知して(数十人レベル)、そして1〜2日以内に周辺住民へタミフルを投与、同時に公共施設の閉鎖、他です。
 これでも彼等の試算では数千人レベルの患者数まで発展する可能性はある、しかしパンデミックは防ぐことは可能(パンデミックの意味は地域を越えて世界に拡大でしょうか)としています。

 僕はこの冬期間に鳥フル(H5N1)が人の間に広がりだしとしたなら為す術はないと思っています。ですから本当に小集団での流行勃発のうちに封じ込めるしか方法はないですから、早期発見態勢を敷くことが今重要と思っています。
 医師会始め各機関が態勢を整えるのが急務で、そこにはマスコミの役割が一番重要と考えています。
 タミフルは、本当に流行早期に使うのが正解で、パンデミックになってから使うのであるのなら、全市民に投与するしかないと思っています。
 そう言う意味では大量のタミフルの備蓄が必要なのでしょう。

 医師会、施設、大病院との間での態勢作りは非常に現在難しいです。
 多くの情報を流し、それなりに態勢は作っているつもりですが、各施設はそれほど本気ではないので、なかなか難しいです。
 色々と良い方策をご教示願えたら幸いです。
 地元の新聞は好意的ですが、大手新聞は冷淡です。


[1905] ロシュのタミフルのライセンス生産先決まる 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 08:52  

以前、この掲示板で紹介した、ロシェのタミフルのライセンス生産認容のその後の動きですが、当面次の4社にライセンス生産を許可するとのことです。
Teva, http://www.tevapharm.com/
Barr,  http://www.barrlabs.com/home.html
Mylan、http://www.mylanpharms.com/
Ranbaxy http://www.ranbaxyusa.com/
の四社です。
これらの会社は、今月中にも、生産体制に入るようです。
来週、さらに、追加のライセンス生産先が決まるようです。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/4362864.stm参照

また、鳥インフルエンザ関係情報ですが、
タイで鳥インフルエンザで感染した親子のうち、親の方は死亡しましたが、7歳の息子の方は、感染なく、退院したようです。
新たに、イギリスでH5ウイルスが発見されましたが、H5N1であるかどうかは、検査中とのことです。
また、クロアチアで、6羽の白鳥が感染死しており、英国でウイルス検査中とのことです。
今年の日本への白鳥の飛来は続いていますが、大丈夫なんかでしょうか?
白鳥の餌付け地のかたは、ご用心されたほうがいいかもしれませんね。
参照
http://tvnz.co.nz/view/page/411424/621491

http://news.bbc.co.uk/1/hi/business/4362864.stm


[1904] Re:[1893] [1892] 新型インフルエンザ、都が対策指針 380万人感染予測 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 08:15  

外岡さん、まりちゃんさん。
遅レスですみません。
この東京都の新型インフルエンザ対策指針を見ますと、感染段階を次の6段階としていますね。

発生前期:新型インフルエンザが発生していない時期
海外発生期:海外で新型インフルエンザが確認された時期
国内発生期:国内で発生し、感染拡大が非常に限られている時期
都内流行期:都内で感染者の小集団が複数見られ、感染拡大が予想される時期
大規模流行期:流行予測を超えて都内で大流行する時期
流行終息期:都内全域で終息に向かっている時期

この中で、都内流行期を「都内で感染者の小集団が複数見られ、感染拡大が予想される時期 」としていますが、ちょっと、大雑把過ぎるのではないでしょうかね。
東京都と言う高密集地域ですから、もう少し、クラスターの発生区域の範囲の細分化なり、都内流行期段階の時系列的細分化をしないと、この時点で、すでにパンデミックということに、なりかねないのではないでしょうか。
また、かかりつけ医師的存在の医療機関との連携も、どうなっているのか、この対策では、不明です。
鳥インフルエンザ対策についていえば、すでに『ヒト→ヒト感染段階』にはいっているということで、『新型インフルエンザ対策』となっているのでしょうが、ヨーロッパで試行錯誤されているような、それ以前での『獣医と医師の連携』というスキームがないのも気になりますね。
さらに、この対策指針では、
都内流行期までの予測は、
外来受診者数 約380万人
入院患者数 約29万人
死亡者数 約1万4千人
とありますが、では、H5N1ヒト感染の場合、どの段階で、タミフル投与し、その投与可能量は、何服なのか、は、試算されているのでしょうかね。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2005/10/20fak500.htm


[1903] Re:[1901] 寄り道のフライウエイ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/22(Sat) 08:02  

ときさん。
この「ハチクマは、秋には繁殖地である長野県の安曇野を飛び立ち、長崎県の五島列島から中国の上海付近に渡った後、 マレー半島を経てインドネシアのジャワ島に飛来していました。また、春はジャワ島を出発したあと、秋とは違って中国の内陸部に入り、西安の東側や朝鮮半島 を通って日本に戻ることがわかりました。」は、興味ある事実ですね。
つまり、日本と南半球をつなぐフライウエイが、直線なのではなく、実は、鳥インフルエンザの蔓延地であるかもしれない中国を寄り道してから、南半球に行っているということですね。
『おい、変なところを寄り道するなよ。』と言いたいのですが、なんともなりませんね。



[1902] Re:[1887] 食品安全委員会事務局は、答申原案作成ででおおわらわ?? 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/22(Sat) 01:59  

>事務局は、答申原案作成、先生方、リスク管理者との意見調整ででおおわらわ??

 忙しさの一番の原因は、国家議員へのレクと問取り、答弁作りと大臣レク、それに国会への随行ではないでしょうか。
 この辺りの事情は、元議員の笹山さんが詳しいのでは?

>  意見対立の程度によって、結論は1.同等であると認める 2.同等であると認めるが、少数意見として同等でないとする指摘も添える 3.同等、同等でないの両論を併記――の3通りが予想されている。

 4.同等ではない、という結論が予想の選択肢にないのは、何故なんでしょうか?



[1901] 渡り鳥にとっては、まさに地球村 投稿者:とき 投稿日:2005/10/21(Fri) 22:52  

タカの仲間 毎年1万キロ飛行

タカの仲間の渡り鳥は、繁殖地の日本とインドネシアの間で、複雑な経路を毎年なぞるように飛行しながら1万キロにおよぶ旅を繰り返していることが、人工衛星を使った調査で初めて明らかになりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/21/k20051021000140.html
調 査を行ったのは、東京大学大学院の樋口広芳教授らの研究グループです。研究グループでは、タカの仲間で渡り鳥のハチクマに小型の発信器を取り付け、渡りの 経路をおととしから人工衛星を使って調べています。その結果、ハチクマは、秋には繁殖地である長野県の安曇野を飛び立ち、長崎県の五島列島から中国の上海 付近に渡った後、マレー半島を経てインドネシアのジャワ島に飛来していました。また、春はジャワ島を出発したあと、秋とは違って中国の内陸部に入り、西安 の東側や朝鮮半島を通って日本に戻ることがわかりました。経路は、春・秋ともおよそ1万キロに及び、途中複雑に向きを変えているにもかかわらず、ハチクマ は毎年同じ経路をなぞるように飛行していました。長距離を渡るタカの飛行経路が詳細にわかったのは、世界でも初めてです。樋口教授は「渡り鳥は星や太陽を 目印に飛行していると言われているが、複雑な経路をどのようにして正確に覚えているかは大きな謎で、今後そのメカニズムも解明したい」と話しています。こ の研究成果は、今月28日からマレーシアで開かれる国際シンポジウムで発表される予定です。(10/21 18:06)
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/21/d20051021000140.html
 
 ニュース10で、これよりやや詳しくやっていましたが。
 トリフル感染地帯を、なぞるように行き来しているようです。トリの世界では、思ってる以上に、ウイルスはまたたくまのうちにまん延すると考えておいたほうがよいみたいです。
 おそらく、「清浄」だと思い込んでいいのは、「密閉型」養鶏場の中だけです。(これもまったく「現実」的ではないですが。そう思うのは、実験室が「現実」の人だけでしょう。)


[1900] Re:[1883] [1841] 昨日、国会でBSE輸入再開についての食安委への質疑がありました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/21(Fri) 22:48  

虹屋さん。
こちらも遅レスで恐縮ですが、OIE基準でNegligible (無視してよい)BSE リスク国、Controlled (制御された)BSE リスク国、Undetermined(不明の) BSE リスク国のステータス評価が決まっているのですから、さらに、上乗せ基準で、国内法で更なるステータス基準を設ける意味は、どこにあるんでしょうかね。
つまり、OIE基準は、国際基準であると同時に、BSEに関しては、二国間での基準ということになりますね。
SPS協定は、原則、二国間でオーケーならば、何でもいいわけですから。


[1899] 年金訴訟について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/21(Fri) 22:31  

これから増えてくるであろう年金訴訟についてのサイトを紹介します。
年金訴訟の部屋
(1)年金訴訟の和解例
http://www.kitanet.ne.jp/~nishi/p4nenkin01.html
(2)年金訴訟の判決例
http://www.kitanet.ne.jp/~nishi/p4nenkin02.html
(3)訴訟関連法規ほか
http://www.kitanet.ne.jp/~nishi/p4nenkin03.html
(4)集団の批判その他
http://www.kitanet.ne.jp/~nishi/p4nenkin04.html
(5)松下電器・NTTの訴訟
http://www.kitanet.ne.jp/~nishi/p4nenkin05.html


[1898] 明らかに片棒担いでいたのだが 投稿者:とき 投稿日:2005/10/21(Fri) 22:03  

アガリクス、プロポリス…抗がん効果、安全性?(読売新聞) - 10月20日19時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000105-yom-soci

■2005/10/20 (木) のぼせるな!
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20051020
『しかしもとをただせば、このバイブル商法を助長したのはほかならぬ新聞や雑誌である。たとえば上記のように史輝出版が昨年の5月に指導を受けた後も、その本の広告を日経も含む五大紙はもちろん、各紙で連日のように掲載していたではないか。』
『カネの切れ目が縁の切れ目とばかりに、今はオノレらがその片棒を担いでいた過去を消すのに必死なのである。かつて世間を賑わせたイカサマツタケの報道の際にはこんなこともあった。』
『私は悪質な商法に異議を唱えつつ、マスコミのヤリ口にこそヘドが出る。』

 社会悪に対する事前の抑止効果は、マスコミには期待できないようです。


[1897] CJDの集団報告例 NY州 7人 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/21(Fri) 21:56  

1: Ann Clin Lab Sci 2001 Apr;31(2):211-2

A cluster of Creutzfeldt-Jacob disease patients from Nassau County,
New York, USA.
Adikari D, Farmer P.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=11337912&dopt=Abstract
詳細はこちら
http://www.organicconsumers.org/madcow/cluster501.cfm


[1896] 人間は、天然自然にあるものを組み合わせて利用しているに過ぎない。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/21(Fri) 21:54  

<遺伝子組み換え>トウモロコシが一般の畑から 北海道

 北海道長沼町で遺伝子組み換え(GM)と見られるトウモロコ シが一般のトウモロコシ畑から見つかったことが分かり、道は20日、栽培農家から状況を聞く一方、葉の一部を採取し、遺伝子の解析を始めた。このトウモロ コシは同町の西南農場(宮井能雅代表)の畑と、近くの農家の畑の計2カ所で発見された。
(毎日新聞) - 10月21日2時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000002-mai-soci

 よく、わかったというか、なんらかの内部的な通報がなければわからないのでは? 一般的には、遺伝子組み換え生物といえども、いったん自然界に入ったら、外来生物と同じで、完全除去は不可能な気がいたします。
 その点で、茨城のH5N2も、違法ワクチン株由来といっておるようですが、ウイルスが分離されている以上、もはや、自然界のなかで感染があると想定されるものです。
  その地域でのワクチン株由来ではなく、最初から、周辺野鳥に共生存在しているのではないかと考えるのが、in vivo からの考えです。それがワクチン由来と考えてしまうのが、おそらく、in vitro の方からの考えなのでしょう。実験室から出て、生の自然に接して欲しいものです。それと、ウイルス微生物学者は、「医」学者じゃないということを自覚して 欲しいと思います。あくまでも「ウイルス」という物体の研究者にすぎず、「病気」の専門家ではないのですから。現在のトリフル行政には、危ういものを感じ ます。「鶏」が、ウイルスを相手するのとおなじ、モノになってしまっているような。


[1895] CJDの集団報告例 テキサスから 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/21(Fri) 21:26  

沢山情報をソース付きでいただきましたので、ご紹介いたします。
Creutzfeldt-Jakob Disease in Northeast Texas, J.A. Rawlings,*1 K.A. Hendricks1, O.M. Nuno1, D.A. Brown1, D.A. Evans2, Texas Department of Health, 1Austin and 2Tyler, Texas
http://www.jifsan.umd.edu/presentations/tse/Rawlings.htm
Creutzfeldt-Jacob Disease (CJD), a transmissible spongiform encephalopathy, is caused by prions composed of proteinaceous material devoid of nucleic acid. CJD occurs sporadically (generally 1 case/1,000,000 population per year) in older patients (average age of 65) and is characterized by rapidly progressive dementia, accompanied by severe muscle spasms and incoordination. Death usually occurs within 3 to 12 months (average 7 months). CJD activity in Texas, which has a population of nearly 19 million, appeared to be typical. The statewide death rate for 1995 and 1996 was just under 1/1,000,000. In April of 1997, the Texas Department of Health became aware of an increased number of possible CJD cases in a 23-county area of NE Texas with a population of just over one million. After review of medical and pathology records, four patients were identified with definite classic CJD and three were identified with probable CJD. Dates of death for the eight patients were from April, 1996 through mid-July 1997. The patients were from 46 through 65 years of age; four were male and three were female. A case-control study to identify risks for CJD in NE Texas has been initiated.



[1894] 米国のBSE&CJD問題のサイト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/21(Fri) 21:10  

実は沢山情報をいただいたのですが、なにぶん英語で私が理解するまでには時間がかかるので(^^;、先にサイトだけ紹介させていただきます。ほんの一部ですが。。。

TSS MAD COW BOARD ←以前も話題になりましたが
http://www.vegsource.com/talk/madcow/index.html

CJD WATCH
http://www.fortunecity.com/healthclub/cpr/349/part1cjd.htm

CJD WATCH MESSAGE BOARD
http://disc.server.com/Indices/167318.html


[1893] Re:[1892] 新型インフルエンザ、都が対策指針 380万人感染予測 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/21(Fri) 20:51  

鳥フルに対する行動計画は、一週間前に国が作成に着手すると発表。その後、それを基に各都道府県で個別に作成するようにとの話でした。

 この国の行動計画作成は先進国中最後ではないかと思います。
 有名どころでは香港の行動計画がありますが、多分今年の春頃に作成したはずですが、大スタジアムを外来にして患者のスクリーニングを行うなどと、SARSの経験を生かした行動計画を作っています。
 東京都のは香港などのまねでしょうが、公共施設閉鎖などは欧米の行動計画では当然です。サッカー場、ラグビー場、映画館など、全て閉鎖。場合によっては地下鉄も。

 因みに私の所では昨年から作っていますし、九州などでも作成済みのところがあります。
 次の段階として関連機関合同の図上演習、実地訓練が必要になるかと思いますが、東京都クラスでは始めると思います。


[1892] 新型インフルエンザ、都が対策指針 380万人感染予測 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/21(Fri) 19:47  

新型インフルエンザ、都が対策指針 380万人感染予測
http://www.asahi.com/life/update/1021/001.html
> 東京都は20日、免疫がなく大流行が懸念される新型インフルエンザ対策の指針を発表した。都内で約380万人が感染し、1万4千人が死亡すると予測。想定 以上に流行した場合には、知事が「緊急事態」を宣言し、公共交通機関の運行、野球場や劇場などの集客施設の活動の自粛などを求めるとしている。  人口の30%が感染するという想定。国は最悪で人口の25%が感染し、17万人が死亡すると想定しているが、東京は人口密集地のため、国より高い割合を 見積もった。  入院患者数は計29万人。ピーク時には2万6千床が必要になる。不足すれば学校などを臨時の医療機関として活用し、高齢者には外出自粛を求め、食糧や生 活必需品を配給する。老人ホームでの面会も控えてもらうという。

こういう指針をどんどんHPに掲載いただきたいですね。
http://www.metro.tokyo.jp/


[1891] Re:[1887] 食品安全委員会事務局は、答申原案作成ででおおわらわ?? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/21(Fri) 19:08  

>  31日にも開かれる次回会合

あら、次回会合の日まで決まったんですか。かつてないスピードですね。こういうのこそ「政治介入」だと思われますが。
10月31日は、古代ケルト民族の祭の日で、こんないわくがある日みたいですね。
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/maaz/season/h-info3.htm
きょうはカボチャ食べようかな〜

議事録も、国会みたいに公開ビデオ中継してくれたらありがたいんですが、まだまだネット文化ではありませんね。

ところで、私はあのたたき台のモデル計算を翻訳して、世界中のBSEとCJDの研究者、米国にいるプルシナーさんとかセイファーさんとか、EUの評価を出した研究者などにご覧いただきたく思います。そんな根性も英語力もないのでアレですが、いやもう、皆呆(略


[1890] Re:[1886] あらゆるところで、『同じ立場にならんとわからないのか?』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/21(Fri) 18:56  

ときさん。
私の口からは、議員年金の話は、なかなか、しにくいのですが、公明党さんのお気持ちは、よくわかります。
というのは、これまでは、当選4回程度で、議員年金の存在を条件で、党内で、議員を交代させることが出来たわけですよね。
ある意味、実質、議員年金が、議員の新陳代謝−ローテーション-のインセンティブになりえてきたのですが。
もし、このインセンティブを、逆利用するならば、定数是正とドッキングさせて、定数是正と、勧奨退職のインセンティブにしたらどうなのでしょうか。
つまり、次期任期までに、議員を退職したかたには、年金を、そして、空いた議席は、比例の定数削減に、といった具合にですね。
企業ではよくあることです。
定数削減による歳費減と、年金支給増との収支バランスは、ツーペイ以上のプラスになるはずです。
もっとも、無理でしょうね。このスキームは。


[1889] ウクライナでBSE確認の情報?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/21(Fri) 17:39  

農業情報研究所の北林さんの情報です。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05102101.htm


[1887] 食品安全委員会事務局は、答申原案作成ででおおわらわ?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/21(Fri) 17:24  

21日17時現在、10月4日のプリオン専門部会の議事録が掲載されていません。24日には次回会合です。会合の前に先回の議事録がUPされなかったのは、今回が初めてではないでしょうか?事務局は、答申原案作成、先生方、リスク管理者との意見調整ででおおわらわ??

>10月21日の日本農業新聞の観測記事

大詰めの米国産牛肉輸入問題/「安全」同等性で意見対立
米 国・カナダ産牛肉の輸入再開問題で、食品安全委員会プリオン専門調査会は24日の会合で、国産と同等の安全性かを問う諮問に対する答申原案を示し、結論部 分を議論する。同等性の判断をめぐって委員間で意見が割れている。「同等であると認める」との結論を出すとの見方が強いが、「同等、同等でない」と両論併 記になる可能性もある。
 同調査会は4日の前回会合で、20カ月齢以下で脳や脊髄(せきずい)など特定部位を除くという対日輸出プログラムを守れば、両国産牛肉・内臓の牛海綿状脳症(BSE)の汚染の可能性は非常に低いと評価した。問題は、日本産と比べて同等かどうかだ。

  これまでの議論などから、20カ月齢以下という若齢牛に絞る対策を積極的に評価して、同等の安全性とみる委員が大勢を占めるとみられる一方、飼料規制の甘 さや、大量の牛を処理する中で特定部位除去をどう監視するのかなどが不透明なことから、米国産の方が危険が高くて同等とはいえないとみる委員もいる。

 意見対立の程度によって、結論は1.同等であると認める 2.同等であると認めるが、少数意見として同等でないとする指摘も添える 3.同等、同等でないの両論を併記――の3通りが予想されている。
 1.の結論なら、31日にも開かれる次回会合で答申案をとりまとめ、一般からの意見募集と食品安全委員会による正式な答申を経て年内にも輸入再開となる公算が高い。
 2.でも、農水・厚労が多い方の意見に従って輸入再開にかじを切る可能性が高い。
 しかし、見解が2分して3.の結論になれば、選択肢は2つになる。厚労・農水省が「同等」をとって輸入再開の道を選べば説明責任が問われるのは必至だ。
 さらに、「そもそも、対策が守られるという仮定の上で安全性評価を求める諮問のあり方そのものがおかしい」との指摘が複数の委員から出ている。米国産はBSE検査の割合が低く、データ不足の中で評価する難しさもある。
  政府内には、11月16日に予定される日米首脳会談までに輸入再開の結論を出したいという思惑があり、米国からも圧力が強まっている。結論の出し方によっ ては、議論を尽くさないまま輸入再開を急いだのではないか、と消費者に疑念を抱かせる可能性がある。24日の会合で、科学者たちがどんな見解を示すか注目 される。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0543_BSE-28.htm


[1886] あらゆるところで、『同じ立場にならんとわからないのか?』 投稿者:とき 投稿日:2005/10/21(Fri) 14:19  

2005年10月20日(木) 同じ立場にならんとわからないのか?
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051020

『「本 当に老後の生活は大丈夫なのか」なんて言っちゃうなんて、実は国民の老後は考えてなかったと受け取られても仕方ない発言ですよ。今までは他人事だったけれ ど、議員年金廃止案が出て、やっと切実な問題に感じているのでしょう。議員年金を廃止し、国民と同じ立場になってこそ、真の年金改革が出来るんじゃない の。』

October 20, 2005
暴論「小泉は上告しないから違憲判決を認めたことになる」
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200510201923.html

 『STOP THE KOIZUMI』運動は盛り上がっているようです。

 話は変わって、やはり、この国のトリフル対策は、免疫学と臨床医療(人、獣)での「ウイルス感染症」を知らない、全く実験室内における「微生物学」だけしか知らない、タコツボ学者によって、ミスリードされているようです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203131
  世紀の迷著になる可能性が大です。ウイルスを排除根絶できるとの思想にとりつかれているようです。あたかも、「ウイルス」が「エイリアン」のように襲来す るとの、まさに「プロパガンダ」になってしまっています。もうすこし、「疫病の歴史」と「免疫学」の知識知見を得ていれば、こういうことにはならないのに と残念でなりません。


[1885] 「感染しないことがいいこと」は、そろそろ限界。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/21(Fri) 11:57  

催しなどで鳥の展示禁止 EUが新たな感染防止策(共同通信) - 10月21日11時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000051-kyodo-soci

『動物園の鳥類保護などのため、必要ならばワクチン接種を実施することを決めた。』

 まったく、正攻法。人間ができる「防御の積極策」は、これしかない。

【オーストラリア】豪、カナダからの鳥類輸入差し止め(NNA) - 10月21日10時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000999-nna-int
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6&st=n

『ただしいずれもウイルス感染はしておらず、どこかで鳥インフルエンザのウイルスを持つ鳥と接触したか、ワクチン接種を受けた可能性があるという。』

 抗体を保有しているということは、感染防御にとって、有利であるという認識に立たねばならないのですが・・・。

『政府は、鳥やヒトに感染する恐れはないとして、パニックに陥らないよう呼び掛けている。』

 トリの側から見たら、もはや、人間の所業は、「パニック」同然です。抗体保有トリからの、感染が心配なのであれば、「検疫期間」を設ける体制づくりをするしかありません。
  「感染を被らない」思想では、やがて「失敗」となるのは目に見えています。(まだ、トリウイルスが、じかにヒトに感染するなどという「妄想」にとり憑かれ たままになっているのでしょう。だとすれば、すでに、渡り鳥の伝播とともに、ヒトも発症がなければおかしいのですが。その矛盾にさえ、気付いていないので しょうか?)


[1884] そろそろ、ヒト-ヒト感染。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/21(Fri) 11:37  

鳥インフルエンザをめぐる各国・地域の反応(ロイター)
2005年 10月 21日 金曜日 10:47 JST11
http://today.reuters.co.jp/news/NewsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-10-21T103239Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-191496-1.xml

『欧州連合(EU):キプリアヌ欧州委員(保健・消費者保護担当)、欧州への健康上のリスクは低いと表明。』

『タイ:鳥インフルエンザにより48歳の男性が死亡。当局は、男性が感染した鶏肉を食べていたことを明らかに。』

 改めて言うことでもないですが、摂取したことによる感染との判断は早計。おそらく、因果関係なし。想定されるのは、昨年からの状況を鑑みて、ヒト-ヒト感染の可能性が濃厚。

『インドネシア:同じ家族内で鳥インフルエンザに感染した例が認められ、ウイルスがすでに人体から人体へ感染する型に変化している懸念が生じる。』

 ヒトで発生しているということは、ヒト間での感染が成立していると強く想定しなければならない。

『香港:H5N1型が人体から人体へ感染することが判明した場合、中国との境界を閉鎖すると発表。』(ということは、人間の出入りを禁止ということですね。おそらく、日本はここまでできないでしょう。駐在員などの帰国を認めないということになりますから。)

 一番最初に、心に覚えのある国が、口をつぐんでしまったら、どうにもならない。ほっかむりしたまま、ウイルス感染源となるものを、どんどん供給しているようなものです。とんだ、厄介な地域を抱えています。(国際機関が、詳しい実地調査もできないようですし。)


[1883] Re:[1841] 昨日、国会でBSE輸入再開についての食安委への質疑がありました。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/21(Fri) 11:20  

遅レスですみませんが、

@ 民主党ら野党三党が13日に提出した対案では、輸出国のBSEステータスの指定が骨子です。その件には山田議員らは一切触れていませんね。
 米国での2例目の発生で、米国のBSEステータスは変わっている。その点は、専門部会でも論議されているのに、リスク管理者の農水省や厚労省は、無視している。その点をなぜ、山田議員らは農水省に質さないのか。??

A 米国南部に今年8月、大きな被害をもたらした大型ハリケーン「カトリーナ」の被災者救援のため、英政府が送った非常食33万食分、ドイツ、ロシア、スペイン、フランスが提供した非常食3万3000食が、たなざらしになっているそうです。
 米国でBSEを理由にこれらの国の牛肉が流通を禁止している、非常食に牛肉が含まれていることが理由だそうです。

「特定部位SRM以外の牛肉は安全で、たとえBSEに感染した牛の肉を食べても新型ヤコブ病にかかるわけではないということが明らかになっています。(米国食肉輸出連合会)」
http://www.americanmeat.jp/safety/voice.html
これらの国ではSRM除去はしている、なぜ安全性を問題にするのか??

米政府は、受け入れ可能な途上国などに「再輸出」する方針だそうです。非常食が必要になるとして、各国の米大使館を通じて寄付を要請したうえで、寄せられた非常食なのに自国で安全性に問題ありとしてたな晒しにした物を、平気で他国に廻す。なんとも傲慢な話ですね。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0543_BSE-28.htm


[1882] Re:[1880] プリオン病で重複感染起きず=マウス実験で初確認−岐阜大、長崎大など 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/21(Fri) 10:46  

まりちゃんさん
 余計な話ですみません。(今日は時間があるのでごめんなさい)

 「異常プリオンどうしのダブル感染で干渉作用が生じ、毒性の弱いほうの感染が認められ。強いほうの感染はなかった。」ということで、この「干渉作用」が重要なkeyなのでしょう。
 もしかしたらこの「干渉作用」を利用して、異常をもたらさないプリオンを先に感染させれば、その後異常プリオンが来ても大丈夫ですよという「予防」に利用できるかなというニュースだと思います。
(ウイルス・原虫性の動物疾患では一部利用されていますよ。)
プリオン病でこれが可能になったら最高ですよね!
 


[1881] Re:[1868] オーストラリアのSBSテレビが、「米軍兵士が旧支配勢力であるタリバン兵士の遺体を焼いた。」と報道。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/21(Fri) 10:18  

Ogrishサイトhttp://www.ogrish.com/で、映像がアップされたようです。
「I hereby affirm」の□内にチェックを入れ、その下の「Enter Orgish.com here」をクリックし、次のサイトの中にある
「Australian TV Says Shows Footage of Taliban Burning (No Video Yet) [War] - Oct 19 (Article) 」をクリックし、出てきた画面の中ほどの「Video: Download 'burning_taliban_member_oct_2005.wmv'
」をクリックすると、ダウンロードが始まります。
ものの30秒ほどの短い映像です。

http://www.ogrish.com/archives/australian_tv_says_shows_footage_of_taliban_burning_video_Oct_19_2005.html


[1880] プリオン病で重複感染起きず=マウス実験で初確認−岐阜大、長崎大など 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/21(Fri) 10:13  

プリオン病で重複感染起きず=マウス実験で初確認−岐阜大、長崎大など
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000009-jij-soci

毒性の弱いヤコブ病って、潜伏期間が長いとか進行が遅いってことですかね?


[1879] Re:[1877] [1876] [1875] [1873] [1871] [1867] [1866] 輸入の前提である査察体制が、ほとんど整ってないとの指摘 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/21(Fri) 09:22  

わーい(^^ 現場の匿名さん、笹山さん、情報をありがとうございます。

膿瘍って所謂炎症ですよね。実験で、SRMに蓄積以前に、炎症を起こしている臓器からプリオンが検出という論文が以前あったから、牛についても一度プリオンについて調べてみる価値があると思うんだけど、牛はまだ、やっているところないんだろうなぁ。。。

やっぱり飼料管理が一番大切ですね!


[1877] Re:[1876] [1875] [1873] [1871] [1867] [1866] 輸入の前提である査察体制が、ほとんど整ってないとの指摘 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/21(Fri) 09:01  

> 笹山先生 様
失礼しました最初のサイトは良く見たら牛の蹄でした。
牛も豚も偶蹄類なので見間違いました(笑:と言い訳です!プロとしては失格ですね。)

蛇足ですが、現場ではこの蹄疾患も問題なんです。何せ乳量・乳質に影響を及ぼしますので。
それで最大の問題が、地域によって削蹄師さんがいなかったり、獣医師で専門の方がいなかったりするんですよ。

失礼しました。




[1876] Re:[1875] [1873] [1871] [1867] [1866] 輸入の前提である査察体制が、ほとんど整ってないとの指摘 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/21(Fri) 08:45  

匿名さん。
情報ありがとうございました。
牛と豚とを間違えては、まずかったですね。
なるほど、よくあるものなんですか。
そういえば、人間でも、扁桃腺に、膿栓なるものが、よく出来ますもんね。


[1875] Re:[1873] [1871] [1867] [1866] 輸入の前提である査察体制が、ほとんど整ってないとの指摘 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/21(Fri) 08:36  

> まりちゃんさん 笹山先生 様
失礼ではなかったら参考までにお知らせします。
このサイトhttp://www.cowdoc.net/pages/vrml_html/toes.html
  の病変は豚の蹄疾患で潰瘍のように見えます。(飼育場の構造により段差や溝によって形成されることもあるようです)
またこのサイト
http://www.cvmbs.colostate.edu/ilm/necropsy/_notes/liverlesions.html
の病変は肝膿瘍で先生のおっしゃるアブセスです。
確か飼料給餌の問題で生じるもので、牛の第一胃の生理的以異常から血流を通って菌が肝臓に向かい膿瘍を形成するものだったと思います。(ルーメンアシドーシスによる粘膜の変性→化膿菌の浸入→肝臓到達→膿瘍形成)
膿瘍は大小さまざまで、多発、散発様々だったと記憶しています。日本のと畜場でも良く認められますよ)


[1874] Re:[1872] [1870] 台湾で発見された福州市からの密輸鳥 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/21(Fri) 08:18  

台湾の報道ですが、詳しいことは詳しいですが…

・中国でH5N1流行(ペット用鳥にさえも)
・それが輸出されている

 以上の危険性を問う報道が国内にないのは寂しいですね。
 国際的にも大きく取り上げられていない模様。
 ヨーロッパの状況は戦々恐々なのですが…
 我が町の港周辺はだいじょうぶなのかなぁ?

とりあえず稚訳も含めて。

http://www.chinapost.com.tw/i_latestdetail.asp?id=31798

・Taiwan confirms first case of birdflu (Updated 12:37 am) China Post (台湾) 台湾、初の鳥フルを確認
 五日前、中国からの鳥密輸グループが台湾沿岸で摘発され、その場で処分された。それら鳥からH5N1ウイルスが確認された。
 マウスや亀と一緒に1037羽の鳥がパナマ国籍の貨物船で見つかった。
 見つかった動物の半数は死亡していたと言う。
 地方のメディアによると、中国本土の福州市から動物は運ばれてきたという。密輸者達は一人を残して船で自国に戻した。彼等の健康状態には異常はなりという。



[1873] Re:[1871] [1867] [1866] 輸入の前提である査察体制が、ほとんど整ってないとの指摘 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/21(Fri) 08:05  

まりちゃんさん。
このガイヤの夜明けでの「解体した牛の肉に緑色の変な豆状の塊」というのは、Abscessといわれるもので、このサイトhttp://www.cowdoc.net/pages/vrml_html/toes.html

このサイト
http://www.cvmbs.colostate.edu/ilm/necropsy/_notes/liverlesions.html
http://www.fao.org/docrep/003/t0756e/T0756E02.htm
に写真があります。
一概に組織の病変をもともなった病的なものとばかりはいえないようなんで、そのへん、どうなんでしょう。


[1872] Re:[1870] 台湾で発見された福州市からの密輸鳥 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/21(Fri) 07:47  

外岡さん。
この香港サイトによれば、今回、中国の福州港を出港したパナマ船籍「大佶号」での、台湾への九官鳥などの密輸鳥で発見されたH5N1株は、昨年の金門で発見された紅面タイワンアヒル(Muscovy duck )
http://www.fotosearch.com/comp/JFI/JFI240/AN2124.jpgのH5N1ウイルスや、今年福建で発見されたアヒルのH5N1ウイルスと、よく似ているそうですね。

肝心の福建での鳥インフルエンザの状況がどうなのかについての報道はないようです。


該H5N1病毒株與前年金門攔截的紅面番鴨和今年福建感染禽流感H5N1病毒的鴨子病毒株極相似

http://www5.chinesenewsnet.com/MainNews/SinoNews/Taiwan/2005_10_20_17_10_59_561.html も参照

http://www.libertytimes.com.tw/2005/new/oct/21/today-life1.htm


[1871] Re:[1867] [1866] 輸入の前提である査察体制が、ほとんど整ってないとの指摘 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/21(Fri) 07:34  

おはようございます。
米産牛再開について、リスク管理側において、
輸入の前提である査察体制が、ほとんど整ってないとの指摘がされています。

19日の衆院農水委員会
高橋千鶴子委員による指摘です。

衆議院中継ビデオ
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm
検索に、10月19日の日付と、高橋千鶴子委員の
お名前を入れていただくと該当質疑がご覧いただけます。

時間のない方は、概要が下記にUPされてます。
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1094081257/594n-

最近報道された、米国食肉加工場の様子では、
■日経スペシャル「ガイアの夜明け」 8月16日放送 第174回
アメリカ牛肉は大丈夫か
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview050816.html
閲覧者のまとめがUPされてますけれど、私も見ましたけど
牛の膿瘍の病変を、そのまま出荷してるとか、やってましたね。
http://nyoze.seesaa.net/article/8294815.html

追伸:笹山さん、原子力委員会の件、情報ありがとうございました。


[1870] 台湾で発見された福州市からの密輸鳥 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/20(Thu) 22:39  

先にも話題として出ていましたが、台湾で見つかったパナマ国籍の貨物船の積んでいた、H5N1鳥フル感染愛玩鳥の件ですが:
 これはいくつかの問題があると思います。
 各国の報道が出そろっていないのですが、中国から密輸された鳥と表現した場合、中国で感染した鳥(愛玩鳥)と間接的に表現されることになり、中国福州市でH5N1鳥フルが発生していることを報道することになります。
 一方、二つの中国を認めていない中国の報道、すなわち新華社ではどのように報道するのか興味があります。
 さらに台湾に密輸される鳥がH5N1に感染していたと言う事実は、いとも簡単に(正しい表現?)ウイルスが日本にも入って来る可能性を示唆しています(そんなのは当たり前、とは言わないでくださいよ)。

 ロシアのインターファックスおよび英国系の報道では、台湾で初のH5N1が確認、なるタイトルで報道していますが、これは正確には台湾で発生したわけではありませんから間違った表現だと思います。
 日本の時事通信が報道したようですが、これは正確に中国からの密輸という表現を含んでいるようです。

 今回の事例は中国福州市でH5N1鳥フルが流行しているという事実と、そこから鳥が(それ以外も?)密輸されているという事実が二つ合わさった報道内容と考えられます。
 それを摘発したのが台湾だったということになります。
 各国の思惑で報道内容は変わりますが、日本にとってはかなり深刻に受け止めるべき事実と思います。
 下記報道は極めてオーソドックスなタイトルと内容です。

・Birds smuggled to Taiwan from China test positive for birdflu... Forbes (国際) 中国から台湾へ密輸された鶏がH5N1に感染
http://www.forbes.com/work/feeds/afx/2005/10/20/afx2288522.html
 中国から密輸された8羽の愛玩用の鳥からH5N1ウイルスが検出された。全ての鳥は殺処分されたから、流行が起きる可能性は低いと当局は説明している。
 8羽の死亡した鳥は先週東南中国の福州市から密輸された1037羽に含まれ、台湾の沿岸警備隊によって摘発された。

 



[1869] E型肝炎ウイルス、感染者16人が献血…3人に輸血 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/20(Thu) 22:02  

E型肝炎ウイルス、感染者16人が献血…3人に輸血
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051020i406.htm

最近野生の鹿が大繁殖していて、食用化を進めていましたが
先日御茶ノ水をうろついていたら、エゾシカの刺身を
出してました。野生動物の生食はおすすめできませんね。


[1868] オーストラリアのSBSテレビが、「米軍兵士が旧支配勢力であるタリバン兵士の遺体を焼いた。」と報道。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 21:30  

オーストラリアのテレビ局SBSテレビ
http://www20.sbs.com.au/sbs_front/index.html
が19日、アフガニスタンに駐留する米軍兵士が旧支配勢力タリバン兵士の遺体を焼いているとされる映像を放映。
映像はアフガニスタン南部のカンダハル近郊にある農村の丘の上で、米兵たちが米軍との戦闘で死亡したタリバン兵士2人の遺体を焼いているところを映している。
このSBSニュースビデオ
http://203.15.102.143:8080/ramgen/media/wn_bulletin_hi.rm
では、放映されていない。
例のOgrishサイトhttp://www.ogrish.com/では、まだ映像は、アップされていないが、もう少しかかるかも。
「I hereby affirm」の□内にチェックを入れ、その下の「Enter Orgish.com here」をクリックし、次のサイトの中にある
「Australian TV Says Shows Footage of Taliban Burning (No Video Yet) [War] - Oct 19 (Article) 」をクリック

http://news.sbs.com.au/dateline/index.php?page=archive&daysum=2001-09-19


[1867] Re:[1866] 記者の目:米国・カナダ産牛肉輸入再開=高木昭午(科学環境部) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 21:11  

この毎日新聞の高木昭午(科学環境部)さんのご意見の趣旨は、「リスクの同等性の判断は、科学的には無理で、政治判断の領域だ。科学者 たちが集まる調査会に政治判断をさせ「日本並みの安全が科学的に保証された」と輸入を再開すれば、消費者をだますことになる。調査会は科学的議論に徹して ほしい。政府は政治判断を科学者に押し付けず、自ら責任を取るべきだ。」との趣旨に集約されています。
正論だと思います。
私も、昨年、次のサイトのブログ記事、
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=43
で同様の趣旨を書いたことがあります。
それは、イギリスのOTMルール見直し(月齢30ヶ月以上の牛の肉を食用に回さないルールの見直し)と、日本の意思決定システムとの対比についてです。

「イギリスにおいては、The Core Stakeholder Group
http://www.food.gov.uk/foodindustry/Consultations/completed_consultations/completeduk/bsesheepstakeholderreport
の なかで、ピーター・スミス氏らの試算を経て、OTMルールをはずすことについてのvCJDへの安全性を確認し、The Core Stakeholder Group から、三種類の代替案が提示され、それに基づき、それぞれの案の費用対効果を試算し、そのうちの代替案のひとつを採用するという、一連の手続きを経てい る。
今回の日本の全頭検査見直しの手続きにおいては、後段階での検証がないまま、いわば、プリオン調査会が、全頭検査見直しの先頭-矢面-に立つ形での諮問を迫られているのは、望ましいあり方とはいえないのではなかろうか。」

すなわち、今回の諮問についても、本来は、食品安全委員会は、いくつかの条件を置いての代替案を複数提示すればいいのです。
アメリカのリスク管理にわたる部分までも食品安全委員会が抱え込む必要はないのです。
さらに言えば、国会の参考人出席にも、応じる必要は、さらさらないのです。



[1866] 記者の目:米国・カナダ産牛肉輸入再開=高木昭午(科学環境部) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/20(Thu) 20:59  

記者の目:米国・カナダ産牛肉輸入再開=高木昭午(科学環境部)毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20051019ddm004070065000c.html



[1865] ヒトウイルス、英国の場合は 投稿者:とき 投稿日:2005/10/20(Thu) 20:21  

■英 国民全員分のワクチンを

ヨーロッパで相次いで鳥インフルエンザの発生が確認されるなか、イギリス政府は、19日、人への感染の拡大を防ぐため、国民全員に行き渡る量のワクチンの生産態勢を整える方針を明らかにしました。

ト ルコやルーマニア、それにギリシャでは、先週から鳥インフルエンザに感染して死んだ鶏や七面鳥が相次いで見つかり、いずれも人に重い症状を引き起こす 「H5N1型」のウイルスであったことがわかっています。こうしたなか、イギリスの医療政策を統括する医療調査協議会のドナルドソン会長は、19日、人へ の感染の拡大を防ぐため、国民全員にワクチンが行き渡るよう、生産態勢を整える方針を明らかにしました。ドナルドソン会長は「ワクチンの開発や製造には時 間がかかる。国民1人につき2回投与できる1億2000万本のワクチンを速やかに生産できる態勢を整える条件について、製薬会社と交渉している」としてい ます。EU・ヨーロッパ連合の議長国を務めるイギリスは、20日からEUの保健相会議を開き、鳥インフルエンザによる被害の拡大を防ぐため、EU全体とし てどのような対策を講じるか、協議することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/20/k20051020000043.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/20/d20051020000043.html
(どうも不確かな心もとない記事です。方針倒れにおわるのかも?)

 間に合うでしょうか? ヒトの感染伝播が、まだよく見えていない状況ですが。(あまりに、スペイン風邪の記憶が薄れてしまっていますし。)


[1864] Re:[1861] 台湾の密輸鳥 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 19:58  

このサイトhttp://hk.news.yahoo.com/051020/12/1hv4e.htmlの写真が、本物の写真とすれば、普通の鳥と見えますが、本文では、19種類の密輸鳥と書いていますね。
46羽中、8羽が感染で、種類は、紅嘴相思鳥、九官鳥、K枕黄(麗鳥)鳥などとのことです。

http://hk.news.yahoo.com/051020/12/1hv4e.html


[1863] 排出権取引の矛盾が見えてきた。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 19:39  

環境投資が進んでいる国ほど、排出量削減にかかる限界費用が高額となるために、その限界分を、海外からのカーボンファイナンス(排出権買取ファンド等で契約により将来発生する排出権を買取る行為)に依存することになる。
今日発表された新日本製鉄と三菱商事の構想では、中国で温室効果ガスの削減事業に取り組むと同時に、「クリーン開発メカニズム(CDM)」を活用し、二酸化炭素換算で年間約1000万トンの排出権を獲得するという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000011-yom-bus_all参照
約 200万トンは新日鉄が自社分として引き取り、約800万トンは三菱商事が電力会社や鉄鋼メーカーなどに販売する計画だと言うのだが、正に、「環境投資で 稼ぎ、その見返りとしての排出権購入をする。」という一石二鳥はいいとして、はたして、この京都メカニズム(市場原理に基づく排出権取引手法で、共同実施 (JI)、クリーン開発メカニズム(CDM)、排出量取引(ET)からなる)と言うものが、本来の目的と、かけ離れて、利用されているのではないのか、と 言う疑念も生じてくる。
ざっと考えて、排出権の発生地と買い取り先とは、近接しているほうが、排出権自体の価値は高いと見なければならないのに、あくまで、地球ベースで、ゼロサムと言う考えでは、無理があるのではなかろうか。
また、貧しい国は、排出権を売り、豊かな国は、排出権を買うと言う構図は、長期的に見て、果たして、ゼロサムになるのか、と言う疑念もわいてくる。
同じような感じは、アメリカなどのミティゲーション・バンクからCreditsを買って、開発行為の許可を得るというミチゲーション・バンキング・システムでも、抱いたことだ。

http://www.dbj.go.jp/japanese/download/pdf/economy/25_5.pdf


[1862] Re:[1860] 行き過ぎたのであれば、申し訳ございませんでした。 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/20(Thu) 19:37  

謝っていただくようなことでは無いですが。

 僕はいつも思うのですが、お互いに顔を合わせて話し合ったら、すぐに了解し得るものでも、掲示板だと喧嘩になる。
 なぜなのかなぁ?と。

 こういう僕も昔は攻めのレスが多く、掲示板の流れを乱したものです。

 いくつかの経験からしだいに掲示板での文章も変わってきて、さらに攻撃的文章には対抗しない習慣ができました。

 どうしたら実りよいディスカスが出来るのか、それがITにおける会議室の課題かと今でも思っています。

 


[1861] やはり、常在化しているのでは? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/20(Thu) 19:19  

中国から密輸された鳥から、H5N1型ウイルスを検出=台湾当局
2005年 10月 20日 木曜日 17:03 JST10

 [台北 20日 ロイター] 台湾農業委員会は20日、中国から密輸されたコンテナにはいっていた鳥から、病原性の高いH5N1型の鳥インフルエンザウイルスを検出した、と発表した。台湾で鳥インフルエンザウイルスが発見されるのは2003年終盤以来となる。

 台湾の港湾警備当局が10月14日にパナマ船籍の貨物船を拿捕(だほ)、20日の検査で約1000羽の鳥がH5N1型のウイルスに感染していることが確認されたという。

 農業委員会の幹部は、感染した鳥はすべて検査後に処分しており、感染が拡大する危険性はほとんどない、としている。
http://today.reuters.co.jp/news/NewsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-10-20T164925Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-191429-1.xml

『中国から密輸されたコンテナにはいっていた鳥』って?


[1860] 行き過ぎたのであれば、申し訳ございませんでした。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/20(Thu) 19:12  

 書く動機が、皆さん、やはり「生命」の大切さを思う気持ちによって、いわば「本気」という面があるでしょうから、オブラートにくるまない素のコトバも出がちかもしれません。(すくなくとも、私はそうです。)

 たびたび波風を立てるようで、大変申し訳ございませんが、建前論では、この現実に向かうことはできません。なにとぞ、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。 謝


[1859] Re:[1856] [1854] [1850] [1849] 「鳥が病めばロッシュが儲かる」? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 19:06  

ときさん。
そういうことですので、よろしく。


[1858] Re:[1857] [1853] [1852] [1851] [1850] [1849] ロシュは、なぜ方向転換したのか? 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/20(Thu) 18:59  

笹山さん、追加です。

>シナリオ無しのぶっつけ本番か?

 そうではないです。
 一応はCDCの流行分類に乗っています。
 現在はフェース3対応です。
 しかしいきなりフェース5もあり得ますので、そのときの対応も考えています。

 市内の病院、医師会などとフェース5さらには6も想定した計画案を示しています。
 現在フェース3なのか4なのか等という分析も重要ですが、僕は当市のように海外からいきなりツアー客がくるような地域は、地域の疫学情報が重要で、そうした意味では市内の医療機関に情報を流し、患者の早期発見をお願いしています。


[1857] Re:[1853] [1852] [1851] [1850] [1849] ロシュは、なぜ方向転換したのか? 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/20(Thu) 18:50  

笹山さん、

 僕はCDCの流行分類は机上の分類と思っています。
 正確に流行状況が科学的に迅速に集約できるなら、あれは使えると思いますが、現在の鳥フルとか、かってのSARSでは意味がないような気がします。結果的に評価する際は利用できるとおもいますが。これはあくまでも個人的意見です。

 現在の状況はWHOではフェース3と言ってるようですが、インドネシア、ベトナム、中国などの状況を把握した上での評価とは思いますが、それにしても詳細な情報はありません。
 WHOが水面下での情報をもとにそのような分類をおこなっているものやら、僕には分かりません。

 いずれにしても行動計画は作成する必要があります。
 SARSの時に始めて健康危機行動計画を作成しましたが、昨年は新型インフルエンザを対象としたものを作り、今年はそれを改訂しています。
 新型インフルエンザ行動計画は、周辺医療機関との連携が重要ですので、医療機関はもとより各施設、学校などとも連携をとる必要があります。そのために行動計画は各機関と協議しながら作成しています。
 また医師会関係を初めとして感染症情報を絶えず流していますが、その中の鳥フルに関係したページが、「鳥フル直近情報」となっています。
 WHOが、厚生労働省が、または都道府県が通達をだしたからそれに従って行動計画を作りましょう、ではあまりにも対応が遅れてしまいます。


[1856] Re:[1854] [1850] [1849] 「鳥が病めばロッシュが儲かる」? 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/20(Thu) 18:34  

 論争するために意見を書いたわけではないのですが、このような形で返されると、もはや書く気が無くなりますね…。

 この掲示板も非常に書きづらい場所です。
 攻めの態度でレスがつくので。
 どんな場合でも攻めの方が有利です。
 お互い攻めの態度になったらけんかになります。
 ときさんの文章に対して、僕が攻めの文章で書いたら、喧嘩になるでしょうね(悲しいかな…)
 かってのパソコン通信がそうでしたね。
 簡潔に書いた文章に、こまかいコメントをつけられたら、もはや書く気はなくなります。
 もちろんつけられたコメントに対する返事は可能ですが、時間の無駄ですから止めます。

 書く方は全てを書いていないので、いきなり文節毎にコメントをつけられても困るものです。
 それが論文でしたらいいのでしょうが。
 
  これに対して”レスはご遠慮願います”。
  そういうことで、よろしくご配慮願います。

 
 
 
 


[1855] タヌキ変死が多発とのこと 投稿者:とき 投稿日:2005/10/20(Thu) 18:28  

タヌキ次々変死 高知市浦戸 住民ら不安と心痛(2005年10月18日)
http://www.kochinews.co.jp/0510/051018evening01.htm

 インフルエンザということもありえるでしょう。
  これは、仮にウイルスによる「感冒」のようなものだとしたら、あくまでも「タヌキの世界」にとってのシンドイ話です。 つまり、その周辺のタヌキにとっ て、いままで経験したことのない、新しいウイルスに感染しているということです。人家の犬やネコなどの動物はすでに経験済みで、なんでもない状況になって いて、そのなかのキャリアから、タヌキの世界に初めて感染しているとも考えられるわけです。
 もし、そうであれば、感染源となっているものは平気で存在していたり、多少は体調を崩しているだけかもしれません。しかし、うつしていることは自覚がないはずです。表面化していないともいえます。

 トリのウイルスも、まったく同じ状況で拡がっているものと思われます。(おそらく今後、ヒトの感染症もそのような形になるでしょう。サーズのときは、「スーパースプレッダー」といいましたっけ。)

 発症が目に見えたタヌキだけが、何かヤバイ病気をもっていると見られるようにならないことを祈ります。(野生から新しい感染症をもらうこともあれば、人間の集落から、野生の動物がもらう感染症もあります。)


[1854] Re:[1850] [1849] 「鳥が病めばロッシュが儲かる」? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/20(Thu) 18:09  

 くれぐれも、過剰反応は慎まなければならないと思います。

>  ロッシュ社が儲かるかどうかはさておいて、タミフルもリレンザも備蓄しておく必要がありますね。

  薬剤に過剰な期待は禁物です。結果的に、「カネ」をめぐる勢力の思う壺ということにもなりかねないですし。いつの時代も、人の不安に付け込んで一儲けを企 てる香具師な方々が跋扈しているわけですから。そういう人間に、往々にして、良識と権威ある肩書きを持っている方々が体よく利用されているのもまた事実で す。
http://www.nikaidou.com/column02.html
(東大不要論についてのご意見【10/20(木)9:00】、低俗かもしれませんが・・・。)

>  今冬、H3N2株などが例年のごとく1月中旬から流行しだしと思いますが、その時期はインフルエンザだけでなく、他の風邪も流行ります。

 もう散発的に、はじまっています。(ただし、さほど重症化が高率ではない模様。)

>  そこに鳥型インフルエンザ(H5N1)がどこかの国で市中感染しだしたとしたなら、患者のスクリーニングは不可能です。

 現在すでに、ヒトでおこっている地域のヒトの出入りを注視しなければならないと思います。が、わかったからといって、どうにもなりませんが。以下のように。(作り話かもしれませんが、ありえない話ではありません。)

161 :病弱名無しさん :2005/07/31(日) 13:06:47 ID:oGS6glzp
昨日まで上海に出張に行ってたんだけど
上海にいた一昨日から熱が出てしんどい
一時は39℃以上まで熱が上がったけど
今は37℃以上の微熱が続いています
解熱剤を飲んで帰国したから検疫には引っ掛からなかったけど…
変なインフルエンザを入国してたらどうしよう
でも昨日からお腹の調子も悪いんだよね
ただの風邪ならいいんだけど…
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1112411840/l50

>  30年以上も小児科医をしてきた私は、どう考えてもそのような事態は回避したいと思います。
>  H5N1鳥型インフルエンザ(市中感染が明らかになった場合は新型インフルエンザという呼称が的確と思いますが)の潜伏期間は2〜4日、通常のインフル エンザ1〜4日、鳥型の場合は初期から咳が著明、そして下痢も多い。そんな感じで多少臨床症状は違いそうですが、現場ではそこまでデリケートな鑑別診断は 初期は不可能。

 できれば、市中感染がおこったときの「防御と対処」について考えておいたほうが「建設」的と思います。起 こらないことではなく、起こるとして。抗ウイルス薬ももちろん常備は必要ですが、それが万能薬ではありませんし、大概は、用いる時期(発症から48時間以 内)を逸するのではと想定しております。

>  結局通常のインフルエンザも含めて全員にタミフル投与と、自宅における待機、より鳥型が疑われる患者では咽頭分泌液でのPCRと血清抗体の検査など。

 タミフルやリレンザの“濫用”は、あまり感心できませんし、検査に関しても、大病院ならいざしらず、中小医院では現実的ではありません。重症化させない対処を心がけることが先です。(ほとんどの人にとっては、従来のインフルエンザと同じ。)

>  H5N1インフルエンザの死亡率が実際にパンデミックになったときどの程度になるのか分かりませんが、少なくとも10%以下程度であってほしいと思いますし、多分その程度まで下がると思います(スペイン風邪は2%、SARSは10%前後)。

 問題は、ウイルスにたいする感受性の高い人を、いかに死に到らしめないかということにつきます。ほとんどの人にとっては、さほど「危険」ではないのです。(それは、西ナイル熱でも同じです。)

>  欧米の論説で著者が悪夢のシナリオと表現していましたが、医療的に最悪のシナリオは確かにそうです。

 このような、センセーショナルな情報を、ジャーナリズムの方々は欲しているのでしょうが、このような言辞がもっとも慎まなければならないことです。専門家(プロ)の方々は特に。

>  ロッシュ社も、WHOもそうしたシナリオは読めているはずです。
>  ロッシュ社のライセンス提供や、WHOへの300万人分のタミフル提供や、東南アジア、ルーマニア、トルコなどへのタミフル無償提供は、事態の緊急性を理解しているゆえの行為と考えています。

 もはや、「感染症対策」も「政治材」と化しているのですから、単純な「人道的配慮」だけではすまない問題です。かならずや、「経済」が絡んでいます。

>  今、我々は何をすべきか?と考えた場合、マスコミ、行政、医療、立法者、一般市民などがその役割を十分果たせば、危機管理は軌道にのるように思います。

 あまり、期待できないと思います。特に自然災害と同じ「疫病」に関しては。人間が制御できる問題ではありません。

>  私の周辺の行政関係者はあまりにも関心と知識がなく、周辺と話し合うたびに、どっと疲れが出てきます。

 まだまだ、対岸の火事、ヒトゴトということでしょうから。目の前で、起こらないうちは実感が湧かないのでしょう。まあ、人間、大概その程度です。

 ともかく、「ウイルス増殖阻害剤」は、「免疫」を理解しているならば、あまり期待できないことが周知のことですので、それを過信することはないはずですが。もっとも、いままでの“使った感じ”をみれば、わかると思いますが・・・。
 とにもかくにも、「パニック」にならないことです。マスコミ報道はなにやら尋常ではありませんね。トリのウイルスなのに。(とても、ヒトのパンデミーには程遠いのですが。)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6&st=n
http://news.livedoor.com/webapp/journal/search?word=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&q=%E9%B3%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2


[1853] Re:[1852] [1851] [1850] [1849] ロシュは、なぜ方向転換したのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 17:27  

外岡さん。
>>如何に行動計画を作るか。それが現在の大きな課題です。>>
ですが、
実際の市中感染(community-acquired infection)がどのようなシナリオになるかについては、WHOの調査団も、今年6月、ヴェトナムについて言及した際も、つかみきれていない節が見られましたね。
http://usinfo.state.gov/gi/Archive/2005/Jul/01-726022.html
http://effectmeasure.blogspot.com/2005/06/not-bad-news-is-not-necessarily-good.html
シナリオなしのぶっつけ本番と言うことでしょうか。

ここで、1384で書いたヒト感染でのパンデミックの段階を改めて、書いておきましょう。
WHO定義による鳥インフルエンザのヒト→ヒト感染の段階は、次のとおりとなっています。
この定義でいくと、「このような患者が数人出ただけで、私の町の医療界はパニックでしょう。」は、フェーズ3の段階でですね。
この段階でタミフル投与と言うこてで、初めて、時間稼ぎができるということなのでしょうか。

1.大流行の狭間の段階
フェーズ1-人間に新しいウイルスが、まだ、検出されていない段階ではあるが、動物には、ウイルスが存在するであろう段階。
フェーズ2-まだ、人間には、新しいウイルスは検出されてはいないが、動物のウイルスが、人間に重要な危機をあたえるであろう段階
2.パンデミック警告段階
フェーズ3-人間に新しいウイルスが検出されているが、ヒト→ヒト感染は、始まっていないか、または、家族間など、限られた接触範囲で感染が始まっている段階。
フェーズ4-限られた範囲でのヒト→ヒト感染によるクラスターが出現している段階であるが、感染の範囲が、ひとつの地域に限られていて、ウイルスがまだ人間に適合していないことを示しているような段階。
フェーズ5-多くのクラスターが出現しているが、一定の地域にそのクラスター出現が限られている段階。
この段階では、ウイルスが、ますます、人間に適合しようとしているが、まだ、完全なヒト→ヒト感染にいたる伝達可能の段階にまではいたっていない段階。
3.全地域感染段階
フェーズ6-特定地域に限らず、全般的に、ヒト→ヒト感染が、蔓延している段階。
「Information About Influenza Pandemics」http://www.cdc.gov/flu/avian/gen-info/pandemics.htm
より


[1852] Re:[1851] [1850] [1849] ロシュは、なぜ方向転換したのか? 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/20(Thu) 17:21  

確かにそのような読みもありますね。

しかしWHOは相当早くからロッシュ社と話し合っていたようすね。

色々とうがった見方はありますが、実際にパンデミックになった場合、タミフルやリレンザが臨床的につかえるだけ、医療の現場にとってはありがたいことです。

H5N1インフルエンザによる死亡は肺炎で呼吸困難、そして人口呼吸器という感じです。このような患者が数人出ただけで、私の町の医療界はパニックでしょう。

如何に行動計画を作るか。それが現在の大きな課題です。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/tyokkinninfo6.html


[1851] Re:[1850] [1849] ロシュは、なぜ方向転換したのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 17:07  

外岡さん。ときさん。
なぜロシュがここにきて、これまで渋っていたライセンス生産認容に急遽踏み切ったのかについて、このサイト『Why Roche Released Tamiflu?』http://www.time.com/time/business/article/0,8599,1120533,00.htmlでは、次のように読んでいますね。
9.11 テロの際に、ドイツのBayerに対して、アメリカ政府は、もし、Bayerが、炭疽菌に有効な抗生物質であるシプロ(Cipro,シプロフロサキシン (ciprofloxacin))の生産を早期にかつ低コストでできないのであるのなら、バイオテロ阻止と言う国家的緊急事態の見地から、Bayerのも つ知的所有権を取り上げ、自国生産に切り替えるとの見解を述べたのと同じように、タミフルについても、国家緊急事態の観点から、Roche から、特許権を取り上げ、自国生産に切り替えるとの見解を、アメリカはRoche に対して示したのではないのか、と言う憶測記事を載せていますね。

http://www.time.com/time/business/article/0,8599,1120533,00.html


[1850] Re:[1849] 「鳥が病めばロッシュが儲かる」? 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/10/20(Thu) 16:42  

 ロッシュ社が儲かるかどうかはさておいて、タミフルもリレンザも備蓄しておく必要がありますね。
 
 今冬、H3N2株などが例年のごとく1月中旬から流行しだしと思いますが、その時期はインフルエンザだけでなく、他の風邪も流行ります。
 そこに鳥型インフルエンザ(H5N1)がどこかの国で市中感染しだしたとしたなら、患者のスクリーニングは不可能です。
 30年以上も小児科医をしてきた私は、どう考えてもそのような事態は回避したいと思います。

 H5N1 鳥型インフルエンザ(市中感染が明らかになった場合は新型インフルエンザという呼称が的確と思いますが)の潜伏期間は2〜4日、通常のインフルエンザ 1〜4日、鳥型の場合は初期から咳が著明、そして下痢も多い。そんな感じで多少臨床症状は違いそうですが、現場ではそこまでデリケートな鑑別診断は初期は 不可能。
 結局通常のインフルエンザも含めて全員にタミフル投与と、自宅における待機、より鳥型が疑われる患者では咽頭分泌液でのPCRと血清抗体の検査など。

 H5N1インフルエンザの死亡率が実際にパンデミックになったときどの程度になるのか分かりませんが、少なくとも10%以下程度であってほしいと思いますし、多分その程度まで下がると思います(スペイン風邪は2%、SARSは10%前後)。

 欧米の論説で著者が悪夢のシナリオと表現していましたが、医療的に最悪のシナリオは確かにそうです。

 ロッシュ社も、WHOもそうしたシナリオは読めているはずです。
 ロッシュ社のライセンス提供や、WHOへの300万人分のタミフル提供や、東南アジア、ルーマニア、トルコなどへのタミフル無償提供は、事態の緊急性を理解しているゆえの行為と考えています。

 今、我々は何をすべきか?と考えた場合、マスコミ、行政、医療、立法者、一般市民などがその役割を十分果たせば、危機管理は軌道にのるように思います。

 私の周辺の行政関係者はあまりにも関心と知識がなく、周辺と話し合うたびに、どっと疲れが出てきます。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/tyokkinninfo6.html


[1849] 「鳥が病めばロッシュが儲かる」? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/20(Thu) 16:14  

 トリフルに関する正確な知識・事実が、捻じ曲げられてしまっています。どこかで、だれかが「訂正」しなければなりませんが、はてさて?

スイスの製薬会社ロッシュ 鳥インフルエンザで盛業木曜  20.10.2005, CET 08:44
http://www.swissinfo.org/sja/swissinfo.html?siteSect=105&sid=6172114&cKey=1129790310000
『吐き気やめまいなどの副作用が大きい』
『し かし、この「特効薬」ラッシュにブレーキをかける動きも出てきた。英科学誌ネイチャーが「鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染した患者から、タ ミフルに耐性を持つウイルスが検出された」という研究が10月20日に発表される予定と朝日新聞や仏ル・モンド紙などが報道した。同研究は鳥インフルエン ザに感染した患者のウイルスの遺伝子を調べたところ別の抗インフルエンザウイルス薬リレンザは効果が認められたことからタミフルばかりでなく、リレンザも 備蓄するべきかもしれないという趣旨のもの。
 また、10月上旬に同様の「タミフルに対するウイルス耐性が見られる」といった研究結果が香港の研究者からも報告されている。』

 TもRも、感受性の高い重症化してしまう人以外には、大して効果はないのと、副作用の方が若干気になります。

 なにやら、製薬メーカーや金融証券市場などの駆け引き、情報戦争の様相では。

 「トリ」の病気とは、直接、何も因果関係は認められていないのですが・・・。


[1847] タイで13人目のヒト感染鳥インフルエンザの死亡者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 14:19  

[1830] 「再び、タイとヴェトナムに鳥インフルエンザの動き。そして、マケドニアも。」でお伝えした、鳥インフルエンザで危篤状態にあった48歳のBang-orn Benpadさんは、昨日死亡した。
これで、タイのヒト感染鳥インフルエンザウイルス感染による死亡者は、13人となった。

http://www.boston.com/news/world/asia/articles/2005/10/20/thailand_has_new_human_death_from_birdflu/


[1846] 不正確な記事。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/20(Thu) 12:56  

ロシア欧州部でも鳥インフルエンザ

 【モスクワ19日時事】ロシア農業省は19日、モスクワ南方約200キロのトゥー ラ州で鳥インフルエンザの発生が確認されたことを明らかにした。ロシア欧州部での感染が伝えられたのは初めて。死んだ鳥から、アジアで多くの死者を出した H5N1型ウイルスも検出されたという。同州の村で3000羽が処分された。 
(時事通信) - 10月20日7時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000016-jij-pol


『死んだ鳥から、アジアで多くの死者を出したH5N1型ウイルスも検出されたという。』

 情報提供のプロの方々は、こういった「伝聞」情報を慎重に扱わなければいけません。これでは、「狼少年」とまったく同じです。


[1845] なお、プリオン専門調査会の審議については 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/20(Thu) 10:42  

なお、今行われているプリオン専門調査会の審議については、私はBSE問題の本質の一つである、「BSE撲滅」や「公衆衛生対策」を妨げる審議にすぎないと感じています。

米国、その他のリスク管理がなされてない国には、多数の国民が旅立ち、多数の方が来日し、また、それら国から大量の食品や肥料飼料が輸入されています。それら病原体は第三国を経由、増幅してやってくる可能性だってもちろんあります。国境なんかないです。

そ して感染者が日本で発生した場合、それらが容易に伝播しかねない素地が揃ってますよね。また、発生国でありながら未だに飼料のムチャクチャなことをしてい る米国から血液製剤を大量に輸入したり、必要のないところでヒト血液関係の薬剤を使ったり、雑誌などに踊らされて、多数の方から作られたヒト胎盤製剤など を注射するなど、知らずに、命がけの病気でもないのに、美容目的で濫用し続けている、人工的クールー、カニバリズムをされている方からの献血が規制されて ないとか、歯医者の滅菌どころか患者ごとの器具の交換さえ半数がまともになされてないとか。

経口曝露のことばかり取り沙汰されて、現実にナイフを持って危険部位除去をする人から、もつをご家庭で調理される家庭人までの接触曝露リスクなんかも一切考えられてません。
感 染牛を解剖する学者が、完全防備で行っているにもかかわらずですよ。アメリカの加工場のテレビを見ましたけど、血液や体液が飛び散る中で短い手袋をはめて 現場の方はがんばっておられました。わざわざ日本にいらして、怪我が多い、という陳情もありました。目や素肌の保護なんかしてなかったと思います。

か わいそうな牛は、ダイオキシンみたいに分解の難しいBSE病原体の増幅工場ですから、飼料規制がされなければ環境中に汚染物質がどんどん増えて、グローバ ルな輸出入やヒトや家畜の移動を通して世界中に拡大、汚染して、そこから我々が病原体に晒される可能性があるのに、そういった世界レベルで対応するしかな いこの病気の防疫面から、一切話がなされてないんですもん。
米国は世界最大?有数の肥料、飼料生産国ですよね?

さて、我々と生物はこれから、どうなるんでしょうか???


[1844] Re:[1842] [1841] 昨日、国会でBSE輸入再開についての食安委への質疑がありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/20(Thu) 10:18  

笹山さん、追伸です。

私はいままで笹山さんの掲示板やブログで、「BSE防疫」における問題点と思われる点を、拙い言葉ですが書かせていただいて参りました。

それと同じく、一部ですが、それらや、笹山さん、みなさんからいただいた貴重な情報を、せっせと農水省や厚労省、食品安全委員会に送ってきました。笹山さんも昨年のリスコミで直接、虹屋さんもみなさんも、パブコメなどで、数多くの指摘をされてくださいました。

でも、リスク管理側は、「食品安全委員会がそれら情報を要望しなければ、こちらから提供しない」と回答します。情報を得て、問題を認識してもです。

食品安全委員会事務局は、「情報をありがとうございます。委員に情報を送らせていただきます」と私に回答しながら、
で もそれら情報が公開審議にも一切ひとことも出てこないので、今年初めかな?委員2名の方に直接伺ったら、「このような形で事務局から情報をもらったことが ない、この情報は知らなかった」っていわれました。私はじゃあ、いままでの事務局の回答は何だったんだろう、と思ってものすごくびっくりしました。

今 はどうなっているのか、改善されたのか、どういうルートでそれら情報が反映されているのか、公開審議の場でもやっぱり話が出てこないので、さっぱりわかり ませんが、笹山さんやみなさんのいままでの数多の貴重なご指摘や、私でさえ問題に思う重要な情報を、国会(議員も議員である以前に国民ですよね)という場 にまで話が出て指摘されなければ、食安委が無視するという点においてはまったく理解できないです。

つるし上げとかいう以前の問題です。食 品安全委員会というのは、国民の健康を守るためにあるもので、国民の意見や情報を反映しなければならないものでしょう。意見や情報だけならともかく、審議 内容に重大にかかわる報告書の統計計算の研究者からの「間違い指摘」さえも反映されない。すごくおかしく感じます。

ただ、思うのは、私は、あらゆる、ここを見ておられる政治家の方々は、長年、数々の情報を世に提供し続けてくださっている笹山さんを講師にして、勉強会をしていただけたらと思います(^^


[1843] Re:[1842] [1841] 昨日、国会でBSE輸入再開についての食安委への質疑がありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/20(Thu) 09:55  

笹山さん、
ここでご覧いただいている方々は、公衆衛生ネットワークなどのMLに参加されていない方が殆どと思いますので、何のお話かわからない方が殆どだと思います。

私の考え方は、政党云々の問題ではなく、BSE問題、何でも情報を入手されたい市民は、どんな情報でもお知りになりたいという方が少なくないと思いますので、あくまでもそういった質疑があった事実、一つの情報として、ご提供させていただいているつもりです。

私はいままで、BSE問題に関することであれば、たいがいの分野からの情報を、笹山さんの掲示板にも私のブログなどにも、「大量の情報を、公開」にて書き込みさせていただいております。逆にいえば、私にはそれ以上それ以下の情報はないわけです。

それと、国会で行われた議論の話は、当然ですが、それらからの情報だけではないわけです。

それら情報や、その他各地から、BSEの問題意識をお持ちの方が多数発信される情報の中で、その中から、どの方がどの点を問題に感じられ、何を取り上げられるかは、誰がどうこうできる問題ではありません。

ただ、笹山さんの掲示板上にて、笹山さんのスタンスに合わない投稿でございましたら、本当に申し訳ございません、どうぞ削除くださいませ。


[1842] Re:[1841] 昨日、国会でBSE輸入再開についての食安委への質疑がありました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 09:31  

まりちゃんさん。
公衆衛生ネットワークでのjaids2004さんとcendpuppyさんとの間の、バトルにつきましては、この掲示板では、関知しない問題ですので、左様、ご承知おきください。
また、かねてから申し上げておりますように、食品安全委員会を国会の場でつるし上げると言うスタンスには、私自身は、同調できないことも、ご承知おきください。
また、このような政党を巻き込んでの「専門委員が金をもらったかどうか」などというスキャンダラス問題扱いとしての展開は、市民レベルでのBSE問題の健全な討議には、有害無益であるものであるとも、思っております。
私どもの掲示板でのいろいろな議論の積み重ねでの成果なり蓄積の一部が、このようなバイアスのかかった形で、政治家が横取りした形で、国会での議論に使われることには、ある意味、有りがた迷惑のようにも、正直、感じられますね。


[1841] 昨日、国会でBSE輸入再開についての食安委への質疑がありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/20(Thu) 09:08  

10月19日(水)10時、および、13時に、
国会にて、
山田正彦議員と、川内博史議員より、
BSE:米国牛輸入問題の質疑が行なわれました。

衆議院の質疑の中継ビデオは下記でご覧いただけます。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm

検索に10月19日の日付と、議員の氏名を入れていただければ、該当質疑がご覧いただけます。


[1840] Re:[1838] 1835「靖国」カードが消える日 ・・関連 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 09:05  

桜の花さん。
しばらくですね。
この問題は、どうしても、私は、旧西ドイツのワイツゼッカー大統領の「荒れ野の40年」の演説を思い出してしまいますね。
旧約聖書の土師記より引用し、「この40年という時の経過しか、人々は、過去の傷を心に刻んでおけなかった。」という事実−人間とは、そうしかねない存在であるという事実-をも、忘れてはいけないと指摘したと言う演説です。
「いまこそ、小国主義に立脚したアジア外交を−靖国問題への再考-」http://www.sasayama.or.jp/diary/2001aug12.htm ご参照
また、一方、トフラー夫妻の「歴史にも時効を」と言う主張にもあい通じるものがあります。
『アルビン&ハイディ・トフラー夫妻の「歴史にも時効を」には同感』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=105ご参照
つまり、歴史の過程で、かつて相対峙した国には、それぞれの論理があって、それは、永遠に交わることはないのだから、いかに、その間に、修復と和解(Reconcile)のシステム(コンフリクト・マネージメント・システム)を用意するかということですね。
桜の花さんとは、見解が異なるかもしれませんが、下手な気骨は、憎しみの再生産過程を増幅させるしかないものと思われます。
すなわち、その気骨が、正しい気骨なのか、正しくない気骨なのかの判断は、相対的な問題なのですし、それを絶賛することもできなければ、否定することもできないということなのですね。
一国の総理が、国の「コンフリクト・マネージメント」http://www.cidcm.umd.edu/の過程において、「気骨」で持って、火付け役に回るということは、長い眼で見て、決してほめられることではありません。
むしろ、それは、自己陶酔の世界での狂気です。
トフラーさんが、国家間に摩擦論が必要だと言われたのは、正に、このことなのだと思います。


[1839] インフルエンザウイルスを従来の10分の1以下の時間で検出するセンサー「カーボンナノチューブ(CNT)・センサー」の実証実験に成功,HBV,BSE、残留農薬の検出に応用も。07年実用化目指す 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/20(Thu) 08:56  

<北大>CNTセンサーの実証実験に成功 特任教授ら
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000018-mai-soci

ところで最近のBSE報道は食の安全・公衆衛生問題はそっちのけ、政治的な話題ばかりですね。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bovine_spongiform_encephalopathy/


[1838] 1835「靖国」カードが消える日 ・・関連 投稿者:桜の花 投稿日:2005/10/20(Thu) 08:22  

garyさん 突然失礼いたします。
笹山さん 失礼いたします。
ご指摘の HPを読みました。
ある面でgaryさんと同様にそうであるとも感じました。

しかし 日本人から見た本来の視点『日本の戦後外交の特質であった土下座外交からの転換』と
『中国と韓国への現実認識=関係国の今までの外交交渉で 戦争の歴史は切断それている』ということが抜け落ちた物足りないコメントとも感じています。

即ち 小泉総理大臣の気骨政治と気骨外交政策は 日本の政治を変質させたと同時に 外交に於いても『土下座外交』から対等姿勢外交へと日本の外交を変えたという客観的事実です。

この様に 客観的と申し上げましたが 日本人でもまだ・・
小泉総理大臣の『気骨政治・外交』を その顕現している事実の評価を語る人がおりません。このたびの選挙では内政に於いて評価されたものとおもっていますが・・。

既に関係国の外交努力の結論は『戦争の歴史は切断されている』ということではないでしょうか。日本の一方的思い出あるというのであれば それこそ日本の悲劇ではないでしょうか。
外交を国同士のエゴの対立と言う言葉で表すことも 非民主的ですし、それこそ戦争の歴史を引きずっている事にもなります。

も し再び 関係国の間で戦争以外でも不幸な関係がおこるとしたら。それは 関係国の・・特に中国と韓国の一方的な排他的な国家の政治姿勢と国民を誘導する姿 勢に起因する事のほうが多いはずです。そこには 民主主義と言っても民主主義の欠陥を見ることができます。・・話を飛躍させてもいるようですが・・ すみ ません。
私は 全てを理解しやすくする一つに 民主主義思想に利他主義を加味して発展させた『常在民主主義』を考えております。

話が飛びましたが・・
小泉総理大臣の気骨外交は 摩擦こそ巻き起こしておりますが、
日本の恥べき『土下座外交』から 世界の全ての国々にたいして国連に対しても 対等な外交姿勢に修正する役割を果たしていると・・私は評価しております。日本人の多くは評価できると感じられるのではないでしょうか。
・・その様な考え方をしております。


[1837] ロシア中央部で鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 07:59  

今回、鳥インフルエンザが発見されたのは、ロシア中央部のYandovkaという村で、モスクワの南方300キロのところにある。
493羽が感染し、そのうちの220羽が死んだという。
3000羽の殺処分がおこなわれた。
http://edition.cnn.com/2005/HEALTH/conditions/10/19/birdflu.russia/
http://www.foxnews.com/story/0,2933,172790,00.html

このニュースの意味するところは、これまでの、シベリア、カザフスタン、モンゴルでの鳥インフルエンザの発生地から、より暖かい地へ、鳥インフルエンザが、渡り鳥によって、移ってきたということだ。
この地図http://www.recombinomics.com/H5N1_Map_2005_Europe_October.htmlの白いマークが最近の発生地だが、南下が確認できる。

すでにイェーメン、マケドニアでも感染が確認されている。
この図http://www.wetlands.org/GFC/assets/FN%20AEWA%20Waterbird_Map02.jpgは、 ボン条約(AEWA、The Agreement on the Conservation of African-Eurasian Migratory Waterbirds )加盟国での渡り鳥のフライウエイだが、見事に、今回の鳥インフルエンザの拡大経路と一致していることがわかる。
http://www.wetlands.org/GFC/Info.htmもご参照

さらに、10月19日、内モンゴル自治区で鳥インフルエンザが発生、家禽(きん)2600羽が死んだとのことである。

http://www.recombinomics.com/News/10190501/H5N1_WBF_European_Russia_Confirmed.html


[1836] Re:[1835] 「靖国」カードが消える日 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/20(Thu) 07:32  

garyoさん。
なるほど、単純な割り切り方が面白かったですね。
私は、むしろ、日中両国のジェラシー合戦と言うようなとららえ方のほうが、面白く感じます。
すなわち、これまでは、中国の日本に対する経済発展への隣国としてのジェラシー、今度は、中国にキャッチアップされた日本の、中国に対する、奪われかねない経済覇権へのジェラシー、とでもいった方がいいのでしょうか。
その意味では、今回は、反日デモがなかったという点では、中国は、図らずも、一本とった形にはなっていますね。


[1835] 「靖国」カードが消える日 投稿者:garyo 投稿日:2005/10/20(Thu) 03:17  

>中韓はその中に「カードを切るコスト」がゼロの、大層使いやすいカードを発見した。それが靖国カードを中心とした「過去の歴史への反省」シリーズだ。
読んでて面白かったです。

http://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_7e0b.html


[1834] 次の世代の株か? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/19(Wed) 21:06  

<鳥インフルエンザ>薬の効かないウイルス発見 ベトナム

 新型鳥インフルエンザの大流行に備え、世界各国が備蓄を進 めているインフルエンザ治療薬「リン酸オセルタミビル」に耐性を示す毒性の強い鳥インフルエンザウイルスが、ベトナムで見つかった。発見されたウイルス は、6割が強い耐性を示すH5N1型であることが分かった。この型は毒性が強く、アジアで死者も出ている。
(毎日新聞) - 10月19日19時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051019-00000092-mai-soci
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6&st=n

 いま、インドネシアで流行しているものとは違う株かも?
 タミフル・パニックの様相ですが、さほど期待する効果はなく、副作用もあります。
 通常のインフルエンザでも、特に感受性の強い、重症化しやすい体質の人にのみ、効果が期待できるものであって、ほとんど大多数の人にとっては、使っても使わなくても、ほとんど差がでない薬剤です。なにか、「特効薬」のように思い込まされてはいないでしょうか。
 重症化してしまって、それが「インフルエンザウイルス」感染であることに気付いても、おそらく、もうその時点では抗ウイルス剤はなんら効果はないと思います。薬剤への過信は禁物です。

 基本は、流行しそうなとき、過労などで体力を落とさない(免疫力を低下させない)、体を冷やさない(気温はもちろんのこと、冷たい飲み物や食べ物を控える)、バランスよい充分な栄養をとる、です。

EU緊急外相理事会、鳥インフルエンザ危機宣言=欧州上陸【ライブドア・ニュース 10月19日】
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1447108/detail
http://news.livedoor.com/webapp/journal/search?word=%C4%BB%A5%A4%A5%F3%A5%D5%A5%EB%A5%A8%A5%F3%A5%B6

 まだまだ、記者さんたちは、トリウイルスが、直に、ヒトに感染すると思い込んでいるようです。

鳥インフルエンザをめぐる各国・地域の反応(ロイター) - 10月19日10時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051019-00000228-reu-int
『 欧州連合(EU):欧州内で鳥インフルエンザが人体に感染した例はないと強調し、欧州で鳥インフルエンザのウイルスが検出されたことが、人体に感染する可能性が高まることにはならないとの見解を示した。』

  トリウイルスの伝播と、ヒトウイルスの伝播が、はっきり見分けがつくようになるものと思われます。トリフルの発生とヒトインフルエンザの発生が別のものだ と、気付くことになるでしょう。が、それにしても、感染源地帯に、どれほどの変異株(ヒトもトリも)が存在してるのか明らかにされない限り、どうにもなり ません。なおかつ、従来のインフルエンザの変異株感染に対する不顕性感染が約半分の割合ですので、新型といえども、まずは同じ割合で不顕性感染がありうる と想定しておく必要があるでしょう。(ただし、従来のものより顕性感染者の致死率が高いということになると思われます。) 結果、感染源感染経路は、ほと んど捕捉できないということです。要は、確実に起こったところをデータとして明確に情報集積化するほかありません。起こっていることを隠蔽するようじゃ、 もう、人間の場合もいきあたりばったりということに等しいことになってしまいます。(どうもあまり期待できないような・・・)

 それにしても、何やら、「武器商人」のような。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1447769/detail
 不安を煽れば煽るほど儲かる?


[1833] ちょっと気になる『キーワード』でのアクセス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/19(Wed) 20:34  

『違法ワクチン、自殺』と言うキーワードでのアクセスが、夕方になって増えてきているような。
ちょっと気になりますね。


[1832] Re:[1831] ロシュがタミフルのライセンス生産認容の方向 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/19(Wed) 19:41  

ときさん。
外電と、日本の報道の格差を感じるのですが、ロシュのタミフルへのインターネット販売は、あまりの加熱振りで、規制がかかったようですね。
一方、ロシュは、自社での主要対応には、限界を感じ、希望する国や企業に対して、タミフルのライセンス生産をすることを、火曜日に、宣言したようですね。
特に、今年末までに、四百三十万服もの巨大な需要のあるアメリカに対してのライセンス生産は、近々、決定の方向のようですね。
また、台湾や韓国も、ロシュからライセンス生産の許可を得ようとしているようです。
http://www.forbes.com/finance/feeds/afx/2005/10/19/afx2285680.html
http://english.chosun.com/w21data/html/news/200510/200510190011.html
参照

http://www.canada.com/health/story.html?id=5e497109-264b-4395-984d-c250ad06815d

[1831] 中国周辺はもうトリH5N1感染流行は、ほぼ終わってる? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/19(Wed) 18:57  

ベトナムが最悪の事態に備える=鳥インフルエンザ〔AFP=時事〕2005年10月19日15時56分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1447258/detail

タイ中部、スズメから鳥インフルエンザ検出【大紀元日本10月19日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d54329.html

 トリで、発症するのは、ごく一部の“新生”個体ばかりではないでしょうか。野生はすでに、馴致済み?

国立感染症研究所 感染症情報センター

アジアの動物(家禽)における鳥インフルエンザの最新状況
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/54oie.html
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/47oie.html
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html

 ベトナムは、ポーズだけではないのか? それとも、さらに新タイプが、入ってくると想定してる?

『最近の事例は、高い病原性を持ったかたちでH5N1ウイルスが直接広がったことに対し渡り鳥が関与している可能性が高い。』
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/55who6.html
 この、次の論理は、「トリウイルスが、ただちにヒトに感染するとはいえない。」ということなのですが・・・。
  『WHOのパンデミック警告レベルはフェーズ3(ヒトにとって新たなウイルスが感染を起こしているが、ヒトからヒトへと容易には広がらない)のまま変わら ない。』(あくまでも「トリ→ヒト」を前提としていたのでしょうから)と言ってしまった以上、これまで、ヒトで起こっていることの説明に食い違いが生じる ことになりますから言えなくなっている?

WHO 感染確定症例数
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/toriinf-case.html
 なぜ、公開しなくなったのでしょうか? 
 おそらく、“感染”の実態は、「ヒト」での発生が確認された地域では、もうすでに、かなり感染は進行してしまっているのではないでしょうか。不顕性感染がかなりあるのではないか?

◆鳥インフルエンザ問題の今後(103)(2005.10.19)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza209.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『鶏 の研究誌11月号に感染経路究明チームの寺門座長のインタビュー記事が載っているが、感染経路として挙げて居る4つのルートのうち、例えばペットバードに 関してはオフィシャルの発表では輸入実績がないとされ、実績がなければ消去の対象とされた経緯から、公式発表が如何に実態から外れたものか、動物検疫対象 外だったペットバードの実際の数値(日本獣医畜産大学HP)と比較して、それを基準とした考察が如何に危険なものか慄然とさせられる。これでは感染経路の 究明など出来る筈がない。』

 トリフル行政当局の、ネグレクトまがいの「感染源感染経路ウヤムヤ化」が、画策されているとしか見えない。 本気に感染原因を究明解明する気はないのでしょう。「清浄国論」を直ちに諦めなければならない方向になるかもしれない、「野鳥の感染確認調査」は、やらな い姿勢に固まっているようです。

 「清浄国論」を脱して、ワクチネーション体制にもっていく方向へは、なんとしてもずるずる先延ばしした いことのあらわれにしか見えません。「清浄国論」による体制は、それほどまでに有り難い制度なのでしょうか? 誰にとって? そういえば、件の行政官庁、 “汚染”牛肉買い上げの時の便宜供与まがいのことで、今年6月、内部処分を発表してましたが・・・。

農水省職員を懲戒処分へ 牛肉偽装事件に絡み(共同通信) (9日13時15分)
ハンナンから銀座で牛肉料理の接待、農水職員3人処分(読売新聞) (9日14時43分)
<牛肉偽装事件>接待を受けた元部長ら職員を処分 農水省(毎日新聞) (9日20時5分)
農水省官房長ら5人処分 BSE対策事業不正で(共同通信) (9日20時46分)
牛肉偽装事件で職員5人処分=ハンナン元会長らから接待−農水省(時事通信) (9日21時2分)
ハンナンから接待、農水省幹部2人も訓告処分(読売新聞) (10日3時10分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bovine_spongiform_encephalopathy/news_stories_1.html
(リンク先、削除済み)


[1830] 再び、タイとヴェトナムに鳥インフルエンザの動き。そして、マケドニアも。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/19(Wed) 18:00  

タイでは、今週になって、Udon Thani, Kamphangphet, Phitsanulok, Sukhothai, Nakorn Phatom 、Kanchanburiの6地区で、鳥インフルエンザ感染が見つかった。
このうち、西部の観光地のKanchanaburi では、鶏の殺処分が始まった。
さらにバンコクの南西105キロメートルにあるRatchaburiでも、月曜日に、感染が確認された。
これまでのところ、人間への感染は確認されていないとの報道がある一方で、48歳のBang-orn Benpadさんが危篤状態にあり、その7歳の息子のPatipan Benpadさんが隔離されているとの報道もある。
Phanom Thuan 地区感染との報道もある。
http://www.recombinomics.com/News/10180502/H5N1_Thailand_Familial.html参照。
一方、ヴェトナムでは、Bac Lieu 郡で、アヒル200羽を売ったあとに、百二十羽が死んでいるのが確認された。
http://www.timesofmalta.com/core/article.php?id=202848

ヨーロッパでは、マケドニア旧ユーゴスラビア共和国の2地区で、感染疑いで出ている。
http://www.recombinomics.com/News/10170502/H5N1_Macedonia.html参照

http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=57317&version=1&template_id=45&parent_id=25


[1829] これも、話半分で。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/19(Wed) 17:18  

中国産キムチに、高濃度の鉛を検出【大紀元日本10月19日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d82455.html

 混入原因は? 加工の際の水、原料野菜育成の土壌、それとも着色剤?

厚生労働省 輸入食品監視業務ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html
(まだ、音沙汰なし。ウナギのマラカイトグリーンのときも、“沈着”に、土用丑を過ぎてから動いていましたが・・・。)

 資本の大型進出が進んでいますが、明るい展望ばかりではないようで。

豊田通商:大連市に冷凍食品製造会社を設立 2005/10/04(火)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=1004&f=enterprise_1004_002.shtml
豊田通商 大連で冷凍食品事業 外食市場を本格開拓 2005/10/5
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200510050010a.nwc
《原材料となる豚肉と牛肉は中国で供給契約を結んでいる吉林省、河南省、河北省、北京、山東省の五地域にある複数の畜産業者から調達。大連の工場で調理・加工する。》

豊田通商が中国・大連に冷凍食品会社設立
朝日新聞 - 2005年10月4日
豊田通商は4日、中国・大連市に、冷凍食品製造の合弁会社を設立したと発表した。ギョーザ、シューマイやチャーシューなどの食肉加工総菜を中心に生産。当初は全量を日本向けに輸出 ... (グーグル検索画面だけ)
http://www.asahi.com/business/update/1004/129.html


[1828] Re:[1824] 東京での無意味な挑発−小泉靖国参拝についてのニューヨークタイムズの社説- 投稿者:とき 投稿日:2005/10/19(Wed) 16:38  

Asians Angered, Again, by Visit to War Shrine by Japan Leader
http://www.nytimes.com/2005/10/18/international/asia/18japan.html

《By NORIMITSU ONISHI
 Published: October 18, 2005》

 やはり、築地支局発だったようです。
http://adon-k.seesaa.net/article/8325017.html


[1827] これでは、アジビラのようなもの? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/19(Wed) 15:14  

■2005/10/18 (火) 「新・食べるな、危険」の危険性。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20051018

『こ こ十年ほどのあいだに他の食材同様、シイタケなどのキノコ類においても中国を中心に外国からどんどん輸入されるようになった。国内のキノコ栽培は、かつて は夏場が赤字になっても冬には何とか利益が出たが、今ではそれすら難しくなってきている。それほど価格が暴落しているなかでも、多くの栽培者は日々、悪戦 苦闘しながらキノコ栽培に取り組んでいるのである。』

 バイアスのかかった情報が、大手をふって歩く日本です。ゆがんだ日本批判も過ぎると、自国の政治経済産業を衰亡させることにもつながりかねません。プロパガンダやアジテーションには、よくよく注意しなければなりません。
 個々のメディア・リテラシィが問われています。


2005年10月18日(火) まさか、A級を永久と勘違いしてないか・・・?
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051018

『>人生を終えても責任を取り続けるからこそ
一 体いつ日本にそんな思想が生まれたのでしょう。裁判を受けただけじゃなく、刑を全うしたわけで、日本の法律では、刑を終えた者に対して、それ以上罪を問う ことはできません。死んだ人間が極悪人だったら死んだ後も、悪口を言って墓につばを吐きかけるのは中国の思想。何が情けないって、同じ日本人までがこうし た他国の思想を受け入れるかのような発言をすることです。』

『なぜ、マスゴミや政府は、各級戦犯の名誉回復が既に成されている事をもっと内外にアピールしないのでしょうか、不思議でしかたありません。』

『中 国からA級戦犯合祀問題に対する批判を受けますが、中国がサンフランシスコ対日平和条約第十一条に基づいて戦犯問題、ひいては、東京裁判について発言する 法的資格がないということを述べておきましょう。中国(もちろん当時は中華民国で、中国人民共和国はありませんが)は、連合国側で終戦をむかえましたが、 サンフランシスコ条約調印には、中国は代表権問題で米英の意見が一致せず会議には招集されませんでした。サンフランシスコ対日平和条約第二十五条では、 「この条約に署名し且つこれを批准した」当該国を「連合国」と定義し、「この条約は、ここに定義された連合国の一国でないいずれの国に対しても、いかなる 権利、権限又は利益を与えるものではない」と明記しています。このような理由で中国(中華民国、したがって中華人民共和国にも)には、平和条約第十一条に 基づいて発言する法的資格はないのです。』


[1826] Re:[1823] 日本も似たようなものでは。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/19(Wed) 14:27  

> このRecombinomicsの記事では、すでに、三ヶ月前に、鳥インフルエンザは、ヨーロッパに侵入し、各地で、野鳥の不審な死があったにもかかわらず、いくつかの国では、それを否定したりする動きがあったと言う。

> 隠蔽は、アジアだけのものであると思っていたが、ヨーロッパでも、かなりの隠蔽体質があることが、このサイトから、よくわかる。
http://www.recombinomics.com/News/10170503/H5N1_WBF_Europe_Cover_Up.html

  最近、ちょくちょく、路上等でトリ(スズメ、カラス、ハト、カモ)が轢かれてたり、衰弱死している光景を目にします。人からも聞きます。もう、何らかの 「トリ」にとっての「新型」ウイルス感染がはじまっている可能性も考えておかなければならないようです。(遺伝子の多様性によって、へい死はごく一部であ ると思われますが。) 日本での野鳥のへい死には、今後、注意して目を向けておいた方がよいようです。

 野鳥のウイルス感染確認調査は、元気(健康)なトリ(野鳥、渡り鳥)の捕獲調査ではダメです。衰弱している(発症中の)個体を調べなければなりません。死んでしまったものも、ウイルスの検査は困難です。
 担当当局は、環境調査はどうも本気じゃないようで。

 ヒトの場合も、従来は注射薬剤はあまり推奨されてこなかったのですが、今期は、耳鼻科・内科でも躊躇せず用いるとの方針のようです。何故でしょうかね? まだ公表されてない、何かの症例があるのでしょうか? なんとなく類推できますが・・・。


[1825] 『ニューヨークタイムス東京支局は、朝日新聞本社内にあります。』 投稿者:とき 投稿日:2005/10/19(Wed) 11:21  

2005年09月23日(金) またノリミツ・オオニシかいな。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050923
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/45126/

『要人による靖国神社公式参拝を行った国と地域』
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051017
の地図と、各国の要人発言集も面白いです。

October 18, 2005
靖国参拝関連の主要各紙社説比較
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50159801.html
『(叩かれまくってションボリしている)朝日新聞が期待したほどの電波を飛ばしていません。』

 NYTは、代理の援護社説では? それとも、築地支局からの応援要請があったのでは・・・?


[1824] 東京での無意味な挑発−小泉靖国参拝についてのニューヨークタイムズの社説- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/18(Tue) 23:21  

今日のニューヨークタイムズの社説『Pointless Provocation in Tokyo』を概訳し、「東京での無意味な挑発−小泉靖国参拝についてのニューヨークタイムズの社説-」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=475として、ブログ記事の方に紹介しています。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=475


[1823] ヨーロッパで鳥インフルエンザ隠蔽疑惑 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/18(Tue) 19:21  

このRecombinomicsの記事では、すでに、三ヶ月前に、鳥インフルエンザは、ヨーロッパに侵入し、各地で、野鳥の不審な死があったにもかかわらず、いくつかの国では、それを否定したりする動きがあったと言う。
たとえば、ロシアの自治共和国であるカルミキア共和国(Kalmikya)では、いったんH5N1を認めながらも、翌日は撤回するなどと言う不可解な動きが目立ったとしている。
そして、最終的には、それが8月から発生していたと、確認している。
先週発生を認めたイランでも、当初は、3673羽の野鳥の死を、鳥インフルエンザによるものとは、認めなかったと言う。
今回のルーマニアのCeamurliaでの15羽の白鳥の死も、ルーマニア当局は認めなかったが、地元の漁師の話だと、三ヶ月前から、湖で、不審な鳥の死があったと言う。
隠蔽は、アジアだけのものであると思っていたが、ヨーロッパでも、かなりの隠蔽体質があることが、このサイトから、よくわかる。
この分だと、もうすでにヨーロッパはH5N1で、汚染しつくされているのかもしれない。

http://www.recombinomics.com/News/10170503/H5N1_WBF_Europe_Cover_Up.html


[1822] Re:[1805] 米国、牛肉輸入再開後には30ヶ月齢未満まで拡大を要求 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/18(Tue) 18:50  

虹屋さん。
遅レスですみません。
確かに、1年前の10月25日の日米高級事務レベル会合合意では、『米国産牛肉の日米高級事務レベル会合合意の内容』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=125
にありますように、「5.BEVプログラム概説
2で述べたBEVプログラムは、2005年7月に、適用可能なように、修正が検討されるであろう。」として、今年の7月に月齢30ヶ月までを可能とするように、仕組まれたものでしたね。
ちょ うどそのときには、虹屋さん、おっしゃるように、アメリカ初のBSE発生後、ヴェネマン前アメリカ農務長官が発表した当初の厳しい飼料規制後に生まれた牛 が、今年の7月に月齢20ヶ月となって、その時点で、本来ならば、BEVプログラムが改定となって、月齢30ヶ月に延びていれば、BSE発生前の2003 年2月から2003年12月に生まれた牛は、厳しい飼料規制ではない元で、育ったにもかかわらず、セーフとなってしまったのですが、幸か不幸か、BEVプ ログラムの月齢30ヶ月への改定時期が遅れたために、BSE発生直後に生まれた牛は、現在、月齢22ヶ月になっていて、来年の6月に月齢30ヶ月になると 言うわけですね。
となると、BEVプログラムの月齢30ヶ月への改定時期は、来年6月以降でなければならないと言うことになりますね。そうでなければ、飼料規制以前に生まれた牛が、流通してしまうと言うことになります。
でも、アメリカでの安全な飼料規制のスタートが、一体いつからなんだと言われますと、ハタと、困ってしまいますね。


[1821] なぜ円安になったのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/18(Tue) 17:01  

十八日の東京外国為替市場の円相場は、一ドル=一一五円台前半に突入し、二〇〇三年九月十九日以来、約二年一カ月ぶりとなる一一五円台の円安水準で取引された。
なぜ、この段になって、円安となったのか?
要 因としては、昨日のグリーンスパンの日本からのメッセージとして、原油高の要因はあるが、経済成長に与える影響は、1970年代ほどのものではないと言う こと、アメリカは、引き続き、金利引き上げを続ける意図であること、日銀側のメッセージとして、2001年3月から続いている量的緩和策の解除が、検討さ れて入るものの、その時期については、アメリカの金利引き上げや欧州中央銀行の金利引き上げの時期に劣後するものと見込まれるたこと、
これらの両者のメッセージから、日米金利格差は、この半年以内は、より拡大すると、投資筋が見込んだことによるものであろう。
ユーロは、ドルに対しては、ユーロ安となったが、円に対しては、ユーロ高となった。

http://today.reuters.co.uk/investing/financeArticle.aspx?type=usDollarRpt&storyID=URI:urn:newsml:reuters.com:20051018:MTFH00847_2005-10-18_06-20-17_T215887:1


[1820] 10/24 プリオン専門部会、焼肉屋さんの予測 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/18(Tue) 16:34  

食品安全委員会プリオン専門調査会(第33回)の開催について
平成17年10月24日(月) 14:00〜17:00

>24日に答申原案も 日本農業新聞10/18
米国産牛肉の安全性を認める結論を盛り込んだ答申原案を示す可能性がある。ただし、委員の中には、米国のBSE汚染度の高さなどから「日本産と同等の安全性とはいえない」との反対意見もあり、結論をめぐる議論が注目される。
 同調査会は前回会合で、20ヶ月齢以下で特定部位を除去するという条件付きで、両国さん牛肉の汚染の可能性は非常に低いとの見方を示していた。24日は、日本産と較べて同等の安全性かどうかの結論を議論する。
 同調査会は、原案を検討した上で、月内にも答申案をまとめる。約1ヶ月間かけて一般から意見を聞いた後、12月にも答申する見込みだ。安全性を同等と判断した場合年内にも輸入が再開される可能性がある。

>○米国・カナダ産の日本着は早くて年末ギリギリか、日程を予想 全国焼肉協会 中間情報 (食肉通信社提供)
【食品安全委員会の答申までの日程】
プリオン専門調査会の次回の開催日程は未定だが、吉川座長は4日の調査会後「あと2回は必要」とコメントしており、10月中にも2回開催されることが確実 視されている。一般的には中旬・下旬と見込まれるが、最終結論の文案や委員の日程調整などを勘案すると、次回が10月下旬ごろになる可能性もある。その場 合は最終の評価報告案(パブコメ案)がまとまるのは月末になると見込まれる。その後、報告案を本委員会に説明するのが11月第1週ごろ。本委員会で了承後 にパブリックコメントの募集が開始される。パブコメの期間は4週間程度で、この間にリスクコミュニケーションが全国数カ所で行われる可能性もある。パブコ メが終了し、評価報告案を変更するような新たな知見などがない場合は、11月末から12月上旬に開かれるプリオン専門調査会および本委員会を経て厚労・農 水省に正式答申が行われる。この正式答申は遅くても12月5日の週になると予想される。

【答申後、輸入再開までの日程】
食安委からの正式答申を得て、農水省・厚労省は輸入再開の手続きを行うが、政省令などの改正手続きは必要としないため、検疫所や動物検疫所など関係機関へ の通知により輸入再開となる。この間、米国・カナダの輸出証明書(EV)プログラムの内容を変更する必要が生じた場合は、両国間の協議が行われる可能性も あるが、変更がない場合は両国間の正式合意の手続きが行われる。その後、米国・カナダ政府は合意されたEVプログラムに沿って、対日輸出工場等からの申請 および承認の作業を行い、承認指定工場を日本側に通知するという輸出国側の作業がある。すでに米国ではEVプログラム案の事前説明により、パッカーの対応 はかなり進んでいるといわれ、大手を中心に申請作業はスムーズに行われる見通しだが、20カ月齢以下の出生証明付きの枝肉が当初どの程度集められるのか、 農務省の承認手続きにどの程度の時間がかかるのかは流動的だ。
さらに、この承認工場については、厚労・農水両省による現地査察を行うことが予定されており、その方法や承認工場がいつ日本側に通知されるのか、いつのと 畜分から証明書が発行されるのかは、現時点では予想しにくい。と畜から船便で日本着・通関まで約20日間は要するため、エア便を使用した場合は米国で BSE発生から丸2年となる12月24日前後には店頭に並ぶことも予想されるが、作業が順調に進んでも12月下旬から年内ギリギリになるのではと見込ま れ、これら一連の作業が遅れた場合は、年明けにずれ込む可能性も考えられる。いずれにしても当面は、食品安全委員会のパブコメ案がいつ公表されるかが最大 の焦点になる。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0543_BSE-28.htm


[1819] 0か1かの「二極思考」の陥穽 投稿者:とき 投稿日:2005/10/18(Tue) 12:21  

10/17 ロンドン塔のワタリガラスに、鳥インフルエンザの脅威!
http://www.japanjournals.com/dailynews/051017/news051017_1.html

 感染したら、「全部死んでしまうのではないか」とのあらぬ「妄想」にとらわれる蒙昧さ。
 情報を発信する役割を担っている方々は、慎重であって欲しいものです。徒に「混乱」を助長するばかりです。
 もうかなり、情報分野では、「パニック」症状を呈しています。「公」は大丈夫だろうか?

「大流行起きる」とWHO 新型インフルエンザ(共同通信) - 10月18日9時50分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000038-kyodo-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/
 とっくに、もう起こっています。何をいまさら、という感じです。単なる恫喝的言辞なのか、それとも、「経験」からの発言なのでしょうか?(たぶん、中国国内での「経験」でしょう。) また、出しっぱなしのフライング記事?。

現代日本の問題集 講談社現代新書 日垣 隆 (著)
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/shop/books/gendai.html

『現代日本の問題集』あとがき から
(抜粋でも、長くなりますが、なにとぞご容赦を。)

「さらば二極思考」

 日本人は明治維新以来、ずっと欧米を目標にしてきました。戦後も長らく、私の親の世代もそうです。
 昭和三〇年代には、アメリカで使い古したホームドラマが日本で声を吹きかえて放送され、劇中に出てきた摩訶不思議な電気掃除機や大きな冷蔵庫やガソリンで走る豪華な自家用車に、日本人は度肝を抜かれたのでした。

 昭和二〇年代の文献や新聞を見ると、しばしば「うさぎ小屋」という表現が出てきます。日本人の住居は、うさぎ小屋ほど小さい、または汚いという意味のようです。誰がそんなことを言ったのでしょうか。失礼な話です。
 うさぎを食べるゲルマンやアングロサクソンも少なくありません。それぞれの歴史と文化があるのです。自分たちの無知と横暴を棚に上げて、占領下で見た住居を「うさぎ小屋」と表現するのは下品だと思います。
〜〜〜(省略)〜〜〜

  戦後間もなくのころでも、まともな国際感覚(重層的な比較能力)のあるアメリカ人なら、小さな粗末な家と大豪邸が一国に共存しているのが普通だ、という認 識くらいあったはずです。戦後、一九四五年から五二年までの約七年間は、日本はアメリカの占領下にありました。その初期にアメリカ占領軍の将校が、焼け野 原に臨時で建てられた家々の一群を指差して、「あれは何?」と尋ねた、というのが事の真相だったようです。
〜〜〜(省略)〜〜〜

  ともかく、戦後の所得倍増計画やら東海道新幹線やらオリンピックや万博を日本で成功させる原動力になったのは、めざせ欧米、とりわけアメリカを目標とした 劣等感でした。それゆえ、明治、大正、昭和に知識人と呼ばれた人々は、日本は遅れている、というテーゼを常に言論の出発点としてしまったのです。  偉そ うな物言いではありましたが、心根は卑屈でした。

 現在に至っても未だ鈍磨な旧型言論人である政治評論家や危機管理なんとか氏は、例えば 米軍兵士がイラク側に捕らわれた映像を前にして「ジュネーブ条約違反だ」と、まるでラムズフェルドの後援会日本支部長であるかのようなフレーズを口にしな がら、のちに占領下の監獄で米兵がイラク人を素っ裸にして陵辱しても、まったく何の反応もできませんでした。

〜〜〜(省略)〜〜〜

 では、どうすればいいのでしょうか。
  すでに、一つの国をモデルにする方法は完全に行き詰まっています。そして、タコ壷に生息する専門家の思い込みに委ねて済む時代が過ぎ去るのも時間の問題で す。各タコ壷ごとの対処療法の組み合わせでは、全体の整合性がつかないからです。専門家の優れた知見に敬意を表し的確に摂取しながら、まず自分がどう現状 を把握すべきか、を考え対処することが必要になっています。

 例えば日本の資本主義全体や年金制度全体について、ありきたりの賛否論をも つより、個人個人が「いまそこにある危機」を正確に把握し、回避しかつ前進することが肝要な時代になっています。その延長線上に、それがたとえ小さな成果 でも、結果的に全体を変えていく、という方向性が必ず見えてくるはずです。
 その要諦は、二極思考からの脱皮にあります。

 二極思考というのは、一方が悪で他方が善だ、と思い込んで疑わない発想です。二〇世紀の日本人は、この二分法ゆえに深く病んでいました。
 本書を通じて、私が強調かつ確認しておきたいことの第一は、物事には必ず二面性がある、という単純な事実です。

 アメリカの核兵器は×だが、ソ連の核兵器はアメリカに対抗したものだから ○だと主張する人々がいました。そうしたイデオロギーへの猛反発として、逆にソ連や中国のなすことすべてを貶しておけばいいという雰囲気も根強かったわけです。
〜〜〜(省略)〜〜〜

  単純な発想に起因する錯誤は、そのような政治的場面でだけ浮上したのではありません。むしろ、安保や憲法九条をめぐる論争といった、浮世離れした机上の空 論レベルでは大した損失は生じなかったと言ってもいいくらいです。二極思考は、私たちの日常的な判断の隅々にまで入り込んでしまっています。
〜〜〜(省略)〜〜〜

  そこで、本書を通じて主張した第三のポイントは、恫喝的な発想と縁を切ることでした。例えば「構造改革なくして景気回復なし」という物言いは、たまたま一 瞬でも景気回復をしたら構造改革が成功した証にされ、景気が回復しなければ改革抵抗勢力の陰謀とすれば済むような無責任な言説と化したのはご存知のとおり です。日本やハンガリーやロシアやスウェーデンに自殺者が異様に多いのは、これらの国民がゼロか百かの二極思考に嵌りがちなことと決して無関係ではありま せん。
(省略)
 AかBか。どちらかが絶対的によい、というのは幻想です。そして、至上の選択肢がとれなかったからと言って、構造や社会のあり方が変わるまで、さらなる悪化を我慢しろというのは犯罪的な恫喝だと断じざるをえません。
(省略)
  ニュースの受け手は、いわゆる専門家とは異なって、イラクの問題にも北朝鮮の問題にも年金の問題にもそれらの報道のされ方自体にも、そして今日会社に着て 行く身なりにも夕飯の食材にも、それぞれ多彩な関心があるのですから、そのような関心事の群れに真正面から応える努力が書き手にも必要な時代になっている のではないでしょうか。
(以上、引用おわり。有難うございました。)


[1818] こんなところにリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/18(Tue) 09:43  

私のブログ記事『肝心の洪水ハザードマップに浸水地域記載が省略されていた、東京・杉並区のお粗末』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=457なんですが、この武蔵野市の三宅英子さんという議員の方のブログhttp://www.miyakeeiko.com/index.htmlに、次のような形で、リンクいただいております。
http://www.miyakeeiko.com/diary2005/diary200510.htm 参照

「9 月の集中豪雨で杉並区では、防災無線は全く活用されず、区のハザードマップには危険個所が抜け落ちていて役に立たないという、お寒い状況が露呈してしまい ました(武蔵野市ではハザードマップは作っていません。H16年3月の一般質問で前市長の見解を訊ねましたが、かなり消極的な答でした)。施設が出来ても それを生かすも殺すも人次第です。市職員だけのためではなく、災害予防や被災時に市民の役に立つ、本来の意味での「防災・安全センター」とするため、(新 市長)さんにはこれまでの経験を生かして、行政側の担当者等と丁々発止と議論をして、是非スリムな形にして欲しいと思います。」

そうですか。
武蔵野市では、まだ、ハザードマップは、作られていないのですか。
その代わりにこのようにご立派な防災・安全センターhttp://www.city.musashino.tokyo.jp/section/03003kanzai/guide/PDF/bousaicenter-kihonsekkeihoukoku.pdfを作られると言うわけですね。
で も、今回の杉並区の場合には、りっぱな緊急警報設備がありながら、稼動せず(と言っても、皮肉なことに、当日の午後一時半からの総合防災訓練のアナウンス は、うるさいくらい聞こえていたと言うのですから。単に、職員が使い方を知らなかったということのようですね。)、住民は、やむなく、隣接の中野区の緊急 警報に頼ったと言うことのようですから、猫に小判とならないようにしなければなりませんね。
ところで、あのニューオーリンズでの堤防決壊があってからと言うもの、これまでの防災から減災への方向転換にも、ちょっとブレーキがかかりそうな、世界の風潮のようですね。
やはり災害と言うものは、『ミチゲーション』なんて甘っちょろいもんではなくて、『オール・オア・ナッシング』の世界なのかな?なんて、私自身も、思い始めています。
国土交通省さんは、どのようなお考えなんでしよう?
それとも、減災は、単なる財政逼迫によるインフラ未整備のイクスキューズのためのスキームなんだろうか?
この三宅英子さんのブログ、トラバを送れない構造のようなんで、ちょっと、ご紹介しました。
それと、このブログ、新しい日記が、サイトの下の方に出てくるのは、どう見ても、おかしいので、修正されたらよろしいかと思うんですが。

http://www.miyakeeiko.com/diary2005/diary200510.htm


[1817] この掲示板も7年目に入りました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/18(Tue) 09:33  

この掲示板が創設されたのが、1999/10/14 ですから、今月の14日で6年たったということですね。
延べ一万五千件の書き込みというのは、2chのスレッドからすれば、15本分ということですが。
これからもよろしくお願いします。


[1816] ギリシャでも、鳥インフルエンザ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/18(Tue) 08:09  

ギリシャのエーゲ海の島で、キオス(Chios)の衛星島といわれるInoussesで、農場の七面鳥に鳥インフルエンザウイルスが発見されたと、ギリシャの農業省が月曜日、発表した。
ウイルスは、確認中とのことである。
この農場では、20羽の七面鳥をかっており、このうちの9サンプルのうち、ひとつに、H5抗体が確認されたという。
すでに感染が確認されているトルコと、このギリシャのキオスとは、ほんの数マイルの至近距離にある。

http://in.today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-10-18T031553Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_India-219822-2.xml&archived=False


[1815] Re:[1814] インドネシアの粗悪ワクチン問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/18(Tue) 07:24  

鶏ピアさん。
このインドネシアの問題は、二つあるようですね。
ひとつは、粗悪ワクチンで、当初想定されたワクチン効果の11.8パーセントから28パーセントしか効果がなかったこと。
もうひとつは、養鶏農家が、殺処分補償金としてもらうべきものが、汚職によって、渡っていないこと、ですね。
地方の製造工場が、この粗悪ワクチンで外貨稼ぎをしたどうかについては、この記事の限りでは、なんともいえません。




[1814] 鳥フル:東南アジアでの制圧に失敗 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/10/18(Tue) 00:43  


東南アジアでの鳥フル制圧に失敗した原因の1つとして、インドネシアの指定ワクチン会社が利益を上げるために粗悪ワクチンを大量に製造販売していたことが指摘されています。
日本でも鶏用ワクチン使用に関する議論が盛んになっていますが、インドネシアで大量に製造販売された粗悪ワクチンが日本で使用されることのないよう願います。

 【マニラ14日共同】世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(マニラ)の
尾身茂事務局長は14日、マニラで記者会見し、毒性の強い鳥インフルエンザH5
N1型ウイルスに感染した家禽(かきん)類がトルコで確認されたことを受け「東
南アジアで制圧しようと試みたが失敗した」と述べた。
 一方、尾身氏は米国などの対策強化を歓迎し「富裕国、貧困国、財界、国際機関
を合同した公衆衛生分野での歴史上最大の連合ができつつある」と評価。国際社会
の協力で「H5N1型による(人へのインフルエンザ)大流行阻止のチャンスを得
られると信じている」と語った。


(参考)
ProMED概要 20051011-0010...20051011-0070より

http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

●10-10(1011-0050)#Ea#鳥インフルエンザ、アジア(41)(インドネシア、鳥
用ワクチン)#
情報源:Agence France-Presse via news.com.au
鳥インフルエンザワクチンに関わる汚職
インドネシア政府は10月10日、鳥インフルエンザワクチン製造に関して汚職が
あった、と発表した。政府の監査役は指定ワクチンメーカーが利益を得るため
に、政府関係者と共謀して低品質のワクチンを大量に製造したのでは、と疑っ
ている。農業省動物保健局のBahri氏は、在庫分と市場に出回っているワクチ
ンを少しづつ検査し、使用可能なものとそうでないものを分別する、と語った。
(以下汚職事件等について)
http://www.news.com.au/story/0,10117,16872496-401,00.html

http://www.shizushin.com/national_international/2005101401003544.htm


[1813] Re:[1803] コリーヌ・ラスメザス博士について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/17(Mon) 23:12  

コリーヌ・ラスメザス博士(Corinne Lasmezas)の略歴については、このサイトhttp://www.seac.gov.uk/committee/membership.htm

このサイト
http://www.healthtech.com/2003/tse/
にありますね。
Dr. Corinne Ida Lasmézas, Atomic Energy Commission, Service de Neurovirologie (France)
または、
Service de Neurovirologie du CEA,
とありますので、
「スクリプス研究所教授、前仏原子力委員会のプリオン病理学研究所長』と言うことになりますね。
プリオン病理学研究所は、Service de Neurovirologie (SNV)
http://www.u-psud.fr/ipsc.nsf/ceaviro.html?OpenPage
で、
原子力委員会は、CEA(La Commission D'Énergie Atomique)http://www.cea.fr/です。
スクリプス研究所は、The Scripps Research Institute: TSRI
http://www.scripps.edu/e_index.html 
です。
経歴によると、彼女は、2002年から2005年まで、Service de Neurovirologie (SNV) にいて、2005年6月からスクリプス研究所にいるそうです。
フランスの食品安全局(AFFSA)(Agence Française de Sécurité Sanitaire des Aliments) http://www.afssa.fr/とも関係が深いようですね。

以前私のブログ記事『近頃気になるBSE研究 二つの話題』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=201で 紹介した、「マカクザルに対して、BSE感染牛からとった5グラムの脳のホモジェネート(ミキサーで破砕した細胞のジュース)を経口で投与したところ、一 匹のマカクザルは、投与後、60ヶ月後に、vCJDに似た発症を示した。」というフランス原子力庁BSE研究チーム(The Commissariat à l’Energie Atomique scientists)の研究にも、参画されていたようですね。
http://www.mad-cow.org/~tom/french_monkey.html参照
以下のサイトにインタビュー・ビデオがあります。

http://www.cite-sciences.fr/francais/ala_cite/science_actualites/sitesactu/magazine/article.php?id_mag=2&lang=fr&id_article=2002


[1812] H5N1型がすでに常在化している 投稿者:とき 投稿日:2005/10/17(Mon) 22:59  

タイ中部でスズメから検出 鳥インフルエンザ

 タイ中部ラチャブリ県の畜産当局者は17日、同県内で野生のスズメからH5N1型の高病原性鳥インフルエンザのウイルスが検出されたと明らかにした。

 畜産当局者は「近隣の7県でも鶏などから鳥インフルエンザウイルスが検出されている」と述べた。タイ保健当局は、気温が低下し鳥インフルエンザ流行が懸念される11月ごろからの乾期を前に、人への感染などに警戒を強めている。

 昨年1月に鳥インフルエンザの発生が明らかになったタイでは、これまでに12人が死亡、防疫措置のため数百万羽の鶏など家禽(かきん)が処分された。今年に入ってから死者は確認されていない。(共同)(10/17 21:31)
http://www.sankei.co.jp/news/051017/kok093.htm

 自然の摂理の範囲内。変幻自在に多様に変異するからこそ広く適応し、「種」維持の能力が高いといえる。人間が、封じ込めるとか根絶制圧できるような相手ではありません。
 感染経験地域では、すでに不顕性感染によって耐性系統が繁殖しているものと思います。野鳥でも家禽でも。


[1811] 氷山の一角? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/17(Mon) 20:36  

アジアの動物(家禽)における鳥インフルエンザの最新状況 2005年10月14日付 OIE
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/54oie.html
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html

【News Blog】北の鳥インフルエンザ対策に頭抱える政府2005/05/05 18:10
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/05/05/20050505000042.html

『「200億ウォンさえ投入すればすべて解決できる。いっそのことカネだけ渡してしまおう」』

  生体の免疫防御機構に対する無知に発する馬鹿げた対処なのですが(笑い話みたいなものですが、日本も大して変わりない)、まじめに考えていたようです。根 絶や制圧という思想では、ウイルス感染症の対策は無理だということには、まだまだ気付けないでしょうね。日本ですら、まだ、それを脱することができないの ですから。
 ウイルスとのつきあい方は、ある程度の流行をみとめたら、あらかじめ擬似的に経験させることによって、バージョンアップしていくということを準備し、心構えておくことなのですが。そのための「ワクチン」です。
 ウイルスと宿主の関係は、全く愚直なまでに「経験」がものを言う世界です。歴史から学ぶなどという「賢明」な方法がとれるのは、まさに「人間」なのですが、その人間ですら、どうもまだまだ「賢明」になれずに、「経験」してから学ぶことになるようです。
 まだまだ、「科学的思考」を曇らせる観念や妄想にとらわれることが多いようです。それは、特定の宗教に限られたことではないでしょう。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062723123
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140910127


[1810] 異常?な中国??? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/17(Mon) 19:22  

ネットに「売国奴リスト」 中国「親日派狩り」 脅える日本研究者

 過激な対日批判が飛び交う中国の民族派電子掲示板 で、「親日的」とみなされた中国、台湾の著名人を「漢奸(かんがん)」(売国奴)と決めつけた実名リストが流れている。発信源は中国共産党機関紙「人民日 報」が運営する電子掲示板「中日論壇」とみられるが、不定期に更新されては、転載に次ぐ転載で影響を広げている。(矢板明夫)
 このリストは「中 国当代漢奸最新排名」。中国語の検索エンジンで探すと、重複分を含め千二百以上もの掲載サイトが列挙される状態だ。リストには常時十人前後の学者、ジャー ナリスト、政治家らが実名で登場する。やり玉に挙がる人物や順位は随時入れ替わるが、リスト化の基準は「対日弱腰」「日本の肩を持った」などで、簡単な理 由も書き込まれている。
 今月中旬に更新された最新版では、台湾の独立派政党・台湾団結連盟の蘇進強主席が「靖国神社参拝」を理由にトップ。日中 関係の戦略的な改善を呼びかける「対日新思考」で日本でも話題となった中国人民大学の時殷弘教授(二位)、人民日報出身の評論家、馬立誠氏(六位)も、そ れぞれ名を連ねている。
 「親日派」として知られる台湾の前総統、李登輝氏は、意外にもリストに登場してこない。過去には中国メディアの論評で「大漢奸」と名指しされた李氏だが、最近の掲示板での書き込みでは「彼はもう日本人。相手にしなくていい」。
  「漢奸」という言葉は、中国語では批判を超えて全人格を否定する語感が強い。このため、中国の日本研究者からは、「いつか自分の名前もリストアップされる のでは」「日本での講演内容が翌日には中国のインターネットに流れるので油断ならない」と不安の声が高く、論文や講演内容にもリストの存在が影を落としか ねない状況だ。
(産経新聞) - 10月17日2時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000011-san-int

 本気なのでしょうか? それとも冗談? 
(日本のこんな感じの。↓)
http://baikokudo.fc2web.com/


[1809] Re:[1808] 「違憲判決」ではなく、「違憲判断」。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/17(Mon) 19:00  

笹山様
> それにしても、高裁判決とはいえ、違憲判決が出ているのに、それを亡きものにしての、今回の小泉さんの行動は、日本の三権分立の将来に危惧を抱かせるものだ。

 これも、左系マスコミの紛らわしい姑息な印象操作です。

September 30, 2005
靖国参拝に違憲判決など下されていない
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200509301835.html

2005年09月30日(金) あ〜バカバカしい違憲判断。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050930

 このたびの、「靖国神社参拝」は、↓これのあてつけに見えなくもないですが。

中国、ガス田に潜水艦 先月の艦艇派遣 権益確保へ示威(産経新聞) - 10月17日2時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000001-san-int
<中国潜水艦>日本周辺を通過 グアム往復(毎日新聞) - 10月17日3時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000014-mai-int

靖国問題で過剰反応か=谷内次官と協議せず−中国(時事通信) - 10月17日1時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051016-00000080-jij-int
<日中外務次官級協議>谷内氏待ちぼうけ(毎日新聞) (17日1時1分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000004-mai-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/yasukuni/?1116761925

■ 許せんユルゲン・ハーバマス(ただ言ってみただけ) 2005/10/17(Mon) 09:30:59
http://sorceress.raindrop.jp/memo/dnmemo.cgi


[1808] 中国版2chでは、こんな感じ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/17(Mon) 18:36  

小泉靖国参拝強行後の中国版2chである『BaiDu点吧』
http://post.baidu.com/f?kw=%C8%D5%B1%BE
では、こんな感じの応答が続いている。
結構、日本からの冷やかし記事もあるようだ。
それにしても、高裁判決とはいえ、違憲判決が出ているのに、それを亡きものにしての、今回の小泉さんの行動は、日本の三権分立の将来に危惧を抱かせるものだ。

http://post.baidu.com/f?kw=%C8%D5%B1%BE


[1807] Re:[1806] また、マスコミのフライング報道か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/17(Mon) 17:15  

ときさん。
この辺の事情については、この記事「Further reports of Tamiflu resistance in avian flu virus pending: expert」
http://www.canada.com/health/story.html?id=bd866740-2f4f-42d0-a327-6f7bddbe3227
で、述べられていますね。
河岡氏は、5月6日から7日にかけて、マニラで開かれたWHOの会議にも出席してないないし、マニラ会議のレポートも読んでいなかった。
そして、河岡氏は、先週の土曜日に、このマニラ会議でのものと、今回のネイチャーの記事のものと、同じウイルスであったと、確認したとしていますね。
こ のマニラ会議の報告書は、 the New England Journal of Medicineの先月9月29日号に「Avian Influenza A (H5N1) Infection in Humans」(The Writing Committee of the World Health Organization (WHO) Consultation on Human Influenza A/H5 )
http://content.nejm.org/cgi/content/full/353/13/1374?hits=20&where=fulltext&andorexactfulltext=and&searchterm=oseltamivir&sortspec=Score%2Bdesc%2BPUBDATE_SORTDATE%2Bdesc&excludeflag=TWEEK_element&searchid=1129536532008_416&FIRSTINDEX=0&journalcode=nejm
として発表されたものですね。
この中で、『 "recently in several patients . . . who were treated with oseltamivir"』とかかれているようです。

http://content.nejm.org/cgi/content/full/353/13/1374?hits=20&where=fulltext&andorexactfulltext=and&searchterm=oseltamivir&sortspec=Score%2Bdesc%2BPUBDATE_SORTDATE%2Bdesc&excludeflag=TWEEK_element&searchid=1129536532008_416&FIRSTINDEX=0&journalcode=nejm


[1806] また、マスコミのフライング報道か? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/17(Mon) 15:32  

October 16, 2005
PRO/AH/EDR> Influenza viruses, drug resistance (06)
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:2952865613018606539::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,30711

ProMED情報(詳細)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051017%2D0040
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

「特効薬」に耐性ウイルス 越の鳥インフルエンザ患者

  アジアの鳥に流行中の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染したベトナムの患者から、「特効薬」ともいわれる抗ウイルス剤タミフル(一般名・リン 酸オセルタミビル)に耐性を持つウイルスが検出された。ベトナム国立衛生疫学研究所と河岡義裕東京大医科学研究所教授らのチームの研究で14日、分かっ た。20日付の英科学誌ネイチャーに発表される。
 H5N1型が人で爆発的に流行する事態を警戒し、日本など各国はタミフルの備蓄を進めている。だが研究チームは「タミフルだけでは不十分な可能性がある」としており、世界の薬の備蓄計画にも大きな影響を与えそうだ。
  耐性ウイルスは今年2月、兄(21)の看病中に感染したらしいベトナムの少女(14)から分離された。微熱と軽いせきがみられたため、発症予防目的で通常 の半分量のタミフルを服用したが、4日目に熱が39度に上がるなど症状が悪化。この段階で分離されたウイルスの60%に、増殖を止めるのに通常の700− 1000倍の薬が必要という強い耐性が確認された。
(共同通信) - 10月15日0時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000006-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 『しかし、DrKawaokaは私に対して、Nature 誌の論文内でA/VN/30408と呼んだウイルス株は、以前の報告にあったA/VN/HN30408と同一であると確認した。』のようで。

 「思い込み」が一人歩きして増幅している。マスコミの情報の品質が、どんどん劣化しています。重々注意して、向かわなければならないようです。
http://today.reuters.co.jp/news/newsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-10-17T113014Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-190893-1.xml
(凄すぎます。知らないことに端を発する“恐怖”が、ひとに妄想を見させるの図です。今後、ますます膨らんで増大することでしょう。)


[1805] 米国、牛肉輸入再開後には30ヶ月齢未満まで拡大を要求 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/17(Mon) 14:14  

日本農業新聞10月16日
在日米国大使館の農務担当公使ダニエル・バーマン氏に聞く
牛肉は「まず貿易再開を」
30ヶ月齢未満も視野

>在日米国大使館の農務担当公使は13日に、「20ヶ月齢以下に輸出を限定することは日本向けの独特のもの」・・今後は「30ヶ月齢未満」まで拡大することを求めていく・・「まず、日米間で貿易を再開することが大切。その後の協議となるだろう」と述た。

WTO交渉一層の開放を
 略

◎虹屋のサイトに、下記をUP。ご意見をいただけるとありがたいです。
米国産牛肉の輸入、年末に約2割分、来年のお盆前には全面的に再開?? 米国BSE-27

「米 国では、2005 年9 月現在で、20 ヶ月齢以下の牛が生まれた2004 年1 月時点において、一定の割合で交差汚染がおこった可能性が否定できない。」がBSE感染牛が含まれる確率はきわめて低く、BSE検査により発見される可能 性は極めて低いとして検査除外として、日本の20ヶ月齢以下と同等の扱い=安全を科学的に認めてしまったことです。2004 年1 月にうまれたこれらの牛は、2006年6月には30ヶ月齢に達します。来年の7月以降に、と畜される米国産の30ヶ月齢未満の牛はすべて上記の”安全”な 牛となります。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0543_BSE-28.htm


[1804] Re:[1803] 「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)−BSEと牛肉の安全性(仮題)−」の開催と参加者の募集について(お知らせ) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/17(Mon) 12:56  

> (申込先) 「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)」事務局
>
> ・ FAXでのご応募:048-718-1151
>
> ・ ハガキでのご応募:〒344-0112埼玉県春日部市西金野井1745

受付は外注されたんですね。
http://www.at-conference.jp/
http://www.at-conference.jp/risk/
http://www.aptech.co.jp/about_us.html


[1803] 「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)−BSEと牛肉の安全性(仮題)−」の開催と参加者の募集について(お知らせ) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/17(Mon) 12:45  

http://www.fsc.go.jp/koukan/tokyo_risk171104.html
(参考)

1. 日時:平成17年11月4日(金)15時00分〜17時30分

2. 場所:都市センターホテル(東京都千代田区平河町2−4−1)

3. 内容:
 (1) 講演「BSEと牛肉の安全性(仮題)」
コリーヌ・ラスメザス博士

(スクリプス研究所教授、前仏原子力委員会プリオン病理学研究所長)

 (2) 意見交換

4. 参加申込方法: 別紙の別添申込書に記入の上、以下の申込先にFAXまたは郵送してください。
インターネットでのお申し込みも受け付けております。

(申込先) 「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)」事務局

・ FAXでのご応募:048-718-1151

・ ハガキでのご応募:〒344-0112埼玉県春日部市西金野井1745

・ インターネットでのご応募:食品安全委員会ホームページ(http://www.fsc.go.jp
で10月14日(金)18:00より受付開始
(受付:https://www.at-conference.jp/risk/index.asp?code=RC20051104B
問い合わせ先:「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)」事務局
Tel:03-3263-8695(受付時間 9:30〜17:00 土日・祝日を除く)

ところで余談ですが「仏原子力委員会プリオン病理学研究所長」とあるんですが、原子力委員会とプリオン病理学研究というのが管轄が一緒?なのは何か理由があるんでしょうか?



[1802] 下手な積極策がアダになる 投稿者:とき 投稿日:2005/10/17(Mon) 12:04  

 いかに、受動してやり過ごすかの、正確な情報(公衆衛生管理と行動基準)の周知徹底が必要なのですが。人の行動・移動規制まで強制的 にやったところで、いくらの足しにもならないし、そんなことで防御できると思っていること自体がお笑いであります。まずは、ウイルス感染症(ウイルスと免 疫)に関する、「知識」の普及から。それをやらないから、パニックになる。

鳥インフルエンザ予報、養鶏農家が打撃 OCTOBER 17, 2005 06:38
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2005101787288
 下手をやってしまっている。記事そのものも、担当行政当局も。正確な情報伝達を心がけたい。

新型対策で初の行動計画 厚労省、インフルエンザで(共同通信) - 10月17日2時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051017-00000010-kyodo-soci

新型インフルエンザ対策 集会規制も(東京新聞2005.10.17)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051017/mng_____sya_____007.shtml

 正確な内容を伝える役割ではなく、上っ面をなぞって、徒に「不安」を煽る方向へと誘導、印象操作する、左系マスコミの傾向のあらわれ。

インフルエンザ危機(クライシス) 集英社新書 (0313) 河岡 義裕 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203131
 混乱に乗じて我田引水? 不安に付け込むようなものでは。あまりにもタイムリーすぎて、なんともいやはや。

 とにかく、「パニック」にならないことです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061157647

◆『公開質問状に対する農林水産省からの回答』(2005.10.16)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza207.htm
 実にそっけないもの。方針決定に無責任な参謀本部。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(102)(2005.10.16)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza208.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『こ のように順序だてて考えれば陽性鶏が危険だとする理屈はどこにもない。ウイルスが隠れて居る可能性を言い出せば永久に移動制限は解除されぬし見えざるもの は清しという以外ない。従って障害になるのは《清浄国論》に対してだけである。それをさも鳥フルウイルスだけは違うのだ、陽性そのものが危険なのだと意図 的に教え込み誤解させて利用してきたのは外ならぬ国とその御用学者である。われわれとすれば鵜呑みの部分を、もう一度吐き出して良く吟味することが肝要で ある。』

『だから生き残るには、うまい馴致の方法を見つけるよりないというのが本音かも知れない。《お山の大将》と言い続けて来た競合排 除、干渉利用の方向である。最近でこそ違うが、これらは実際現場の私達が発見して利用してきたとうぬぼれていたほど研究されていなかった。そして免疫の考 え方から外れたこの方向は研究者の賛同が得られず勝手な理屈だけでやってきたのは繰り返し述べた通りである。』

 公の治療指針では、人間生体の「免疫力」を重視した「治癒力に頼る医療」を目指すことすら、いまだ本流になれないのですから、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770024282
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/4816337172
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4524235221
まして、いわんや家畜をやといったところでしょうか。
(医 療産業「経済」優先であって、「国民」の「健康」重視にはなっていないのでしょう。食や消費の「安全・安心」もお題目のようですし。「公」は、まだまだ、 産業(大企業)経済優先の姿勢に変わりはないようです。それが、「小さい政府」の意味にもつながっているのだとは思いますが。しかしながら、国家運営担当 職員-「国家」公務員の方々の意識はどうでしょうか? まだまだ「大きいことはいいことだ」では?)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163669507



[1801] 「Flu Wiki」のご紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/17(Mon) 11:51  

例の外岡さんの掲示板「情報交換室」にaha from 2chさんから紹介されていたサイトですが、面白そうなので、引用させていただきます。
「Flu Wiki」http://www.fluwikie.com/
と言うサイトで、Wikipediaの鳥インフルエンザ版ということらしいです。
下記のように、5つの『ノット』があるというのがおもしろいですね。
これは、日本の場合にも通用する原則のように見えます。

It is not:
a news filter (情報フィルターなし)
a discussion board (討議の場ではない。)
a place to promote commercial products (商業製品宣伝の場所ではない。)
a soap box (通俗情報の場ではない。)
a place to advance pet theories (持論展開の場ではない。)

http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi


[1800] アイダホのCJD疑い集団発生についての続報 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/17(Mon) 10:32  

Autopsies hard to get in brain-wasting cases
http://www.billingsgazette.com/index.php?id=1&display=rednews/2005/10/16/build/nation/73-autopsies-hard.inc

疑いは9名に増えていたようですが。

Normally sporadic CJD, sometimes known as classic CJD, strikes only about one in a million each year, with an average of just 300 cases per year in the United States, or just over one case a year in Idaho. Over the past two decades, the most cases ever reported in Idaho in a single year has been three, Shanahan said.

That changed this year. Of the nine suspected cases reported so far in 2005, two victims tested negative. Three tested positive for a prion disease, though more tests are pending to determine if the fatal illness was in fact sporadic CJD. Four were buried without autopsies.

Elmore County man tests negative for CJD 
http://www.casperstartribune.net/articles/2005/10/16/news/regional/fc950707f66e7fe98725709a000c0eff.txt


[1799] 河岡 義裕氏などのタミフル耐性論についての論議が盛んになる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/17(Mon) 08:24  

私のブログでも、これまで、鳥インフルエンザウイルスに対するタミフル耐性について、何度か、情報の紹介をしてきた。
たとえば『「日本人には、タミフルが効かなくなる」と、香港の薬理学者が警告』
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=466
『中国のアマンタジン飼料混入疑惑と、人体のアマンタジン耐性化への影響』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=297
『タミフルは、われわれを、鳥インフルエンザから救えるのか?』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=285
などである。
ウィ スコンシン大学の河岡 義裕氏やVietnam's National Institute of Hygiene and EpidemiologyのMai Leなど15人の科学者たちが、今週発売のネイチャーの10月20日号に、ヴェトナムの少女に見られたタミフル耐性についての論文が発表されるのに先立っ て、10月14日に、The Washington Post 紙に、その論文の概要が発表され、話題となっている。
「Bird Flu Virus That Is Drug-Resistant Is Found in Vietnamese Girl 」
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/10/14/AR2005101401808.html
参照
日本の厚生労働省も、この河岡氏らの論文の内容を精査し、対応が必要かどうかを検討する方針を明らかにした。
ネイチャーの論文は、まだ、公開されていないが、河岡氏の論文の内容は、次のようなものとされる。
ヴェトナムの14歳の少女は、今年2月に、鶏からでなく、彼女の21歳の兄から、H5N1のヒト→ヒト感染をした。
彼女は、感染する前に、3日間、タミフルを服用した。
しかし、感染防御に失敗した。
その後、服用量を増やし、また、Relenzaの服用によって、最終的には、回復した。
彼女からは、数種類のタイプのH5N1ウイルスが検出されたが、その中に、タミフル耐性が見られた。
これらのことから、各国のタミフル備蓄についての疑義や、タミフル耐性のある人へのRelenzaの服用などが、今、論議されている。

なお、これについては、ブログ記事のほうで、同名の題で、少し、詳しく、まとめておきました。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=474
ご参照


[1798] ブルガリアでも、鳥インフルエンザか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/16(Sun) 23:11  

ブルガリアでは、ドナウ川河口や黒海周辺での鳥インフルエンザ監視体制を強めている。
すでに農場での鶏の血液検査を500羽分、実施し、また、死んだ国内の鶏154羽と野鳥100羽についての検査をしているという。
しかし、まだ、H5N1は。検出されていないという。
このようなことから、すでに、ブルガリアでも、鳥インフルエンザ感染は広がっているものと、推測されている。

http://www.recombinomics.com/News/10160501/H5N1_Bulgaria_Wild_Birds.html


[1797] Re:[1796] まずは、話半分で。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/16(Sun) 17:31  

ときさん。
イラン政府は、これは、絶対に鳥インフルエンザではないと、主張しているようですね。
Poldashtというところで、Azerbaijanに国境を接しているところのようです。

http://www.khaleejtimes.com/DisplayArticle.asp?xfile=data/middleeast/2005/October/middleeast_October369.xml&section=middleeast&col=


[1796] まずは、話半分で。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/16(Sun) 14:12  

イラン:野鳥、謎の大量死

【大紀元日本10月16日】イランで原因不明の野ガモの大量死がこのほど確認された。パリに本部を置く世界動物衛生組織(OIE)の最新発表で明らかになった。

 同組織は12 日に受けたイラン農業部獣医組織責任者から通告によると、イランの西アゼルバイジャン州沿岸地域のポルダシュトでは10月2日以来、3673羽の野ガモが原因不明の疾病で死亡したという。イラン政府は、すでに隔離、消毒、監視などの処置を取っているという。

 OIEは、イラン政府にさらなる情報提供を要求しているという。(05/10/16 12:30)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d62010.html

 在来の野鳥が、感染経験の広がりのバロメーターのような役割をします。まさに、天然の検査キット。自然観察(観測)を怠ってはいけませんね。あくまでも、実験室に引きこもりをしているような研究ではなく、「フィールドワーク」が重要です。それをこなしている研究者の言は、信用に値すると思っています。(そのような方々は、常に、「自己検証」をも心がけておられます。)


[1795] Re:[1794] [1793] [1790] [1779]Poultry Litterの再生活用について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/16(Sun) 12:23  

このPoultry Litterは、糞と飼料の残りと、羽を含む、その他の塵芥を含んだ総合的な組成からなるものですので、なかなか、糞と訳すと、ちょっと誤解が出るかも知れませんね。
一種のバイオマスと言う表現のほうが適切かもしれません。


[1794] Re:[1793] [1790] [1779]Poultry Litterの再生活用について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/16(Sun) 10:51  

笹山さん、糞の利用については日本でもこんなニュースが先日配信されてました。

農業工学研究所、バイオマス多段階利用実証のためのプラント群の運転を開始
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=113163&lindID=4


[1793] Re:[1790] [1779]Poultry Litterの再生活用について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/16(Sun) 09:00  

Poultry Litterの処理については、各国でも、いろいろ、頭を悩ましているようですが、逆に、それを活用するいろいろな動きもあるようですね。
ひとつは、ペレタイザーによってペレット化し、資源化する動きです。
熱心なのは、AgriRecycleと言う会社で、このようhttp://www.agrirecycle.com/
に、大規模な、ペレタイザーによる資源化を図っています。
これhttp://www.ajsackett.com/PoultryLit.gifが、ペレット化したPoultry Litterです。
また、Poultry Litterを、バイオマス資源として、発電に利用するプロジェクトもあるようです。
イギリスのthe Non-Fossil Fuel Obligation (NFFO)では、Poultry Litter Power Stationを作り、他の自然エネルギーを組み合わせての電力を、このようにhttp://www.dti.gov.uk/NewReview/nr50/html/on_the_record.html
作り出しているようです。
このサイトhttp://www.industcards.com/wte-uk.htmは、Thetfordのパワーステーションの概要です。
Poultry Litterのコンポストとしての利用の研究も盛んで、ジョージア大学では、このサイト
http://www.usawaterquality.org/themes/animal/research/alt_uses.html
のように、Poultry Litterをコンポスト化し、土壌浸食対策などに使う動きもあるようです。
もっとも、この Fibrowatt Ltd.社のアメリカ・ミネソタ州へのPoultry Litter発電の進出に対して、このようなhttp://www.energyjustice.net/fibrowatch/
反対運動もあるようです。
このサイト
http://wvodyssey.nrcce.wvu.edu/BiodeiselFuel.cfm
は、Poultry Litterをバイオディーゼルの燃料に使うという興味深い実験です。
もちろん、肥料としての利用は、以前からあるものです。
各用途への利用形態は、このサイトの図式http://www.fibrowattusa.com/UK-Corporate/OurTechnology.htmlをご参照。
こうしてみてみると、嫌われ者のPoultry Litterですが、正に、これからのバイオマス資源としては、無限の可能性を秘めていることがわかります。
これhttp://www.bae.ncsu.edu/programs/extension/manure/poultry/dlbmps/sld001.htmは、バイオマス利用のスライドです。






[1792] ルーマニアの鳥インフルエンザは、H5N1と確認。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/16(Sun) 08:02  

ルーマニアの鳥インフルエンザ・ウイルスについて、イギリスで確認を急いでいたが、H5N1であることがわかったと、the Department for Environment, Food and Rural Affairs が発表した。
しかし、トルコの鳥インフルエンザウイルスとの関係については、なお、精査中とのことである。
「Deadly bird flu virus confirmed」
http://www.manchesteronline.co.uk/men/news/s/178/178071_deadly_bird_flu_virus_confirmed.html
参照
これに伴い、オマーン、クエイトなどの隣接各国は、ルーマニア、イラン、トルコからの生体鳥などの輸入禁止措置を発表した。
「Oman, Kuwait limit poultry imports over bird flu 」http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L15546469.htm参照


[1791] こんなところにリンクされております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/16(Sun) 07:42  

『ウィキペディア(Wikipedia)』の「遺伝子音楽」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E9%9F%B3%E6%A5%BD
に、私のブログ記事「遺伝子音楽ってなに?』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=303が、リンクされております。
光栄です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E9%9F%B3%E6%A5%BD


[1790] Re:[1779]「FDAのクロフォード長官代理は、肉骨粉の鶏糞への混入率を、30%程度と見積もっている」について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/16(Sun) 00:54  

> >毎年約100万トンの鶏の糞尿が牛に与えられている。鶏舎の床などから掃き集めるため、これに肉骨粉入りの飼料が混入している可能性は大きい。FDAのクロフォード長官代理は、肉骨粉の鶏糞への混入率を、30%程度と見積もっている。

年間100万トンの糞尿中の30%としたら、30万トンの肉骨粉を米国牛は食べているということになりますが。でも、これに、排泄物中の(鶏の体を通した)蛋白量の見積もりは含まれていないのかな?含んだらどの位になるでしょう?

情報いただきました。
http://pubs.acs.org/email/cen/html060205110931.html

Chemical and Engineering News
August 4,?2003
Volume 81, Number 31
CENEAR 81 31 pp. 22-24
ISSN 0009-2347

HUMAN HEALTH
GUARDING AGAINST MAD COW DISEASE

One diseased cow in Canada sparks calls for stronger regulations in the U.S.

BETTE HILEMAN, C&EN WASHINGTON>

"One of the most direct ways to get cattle-derived meat and bone meal into cattle is the practice of feeding them poultry litter. Meat and bone meal from rendered cattle is often added to poultry feed. Chickens spill a portion of their feed on the floors of the poultry sheds. As a result, poultry litter may consist of a mixture of excrement, spilled food (including meat and bone meal), dirt, and feathers. An estimated 1 million tons of this material is scraped from the floors of poultry sheds, pelletized at 140 °F (the temperature of a sauna), and fed to cattle every year. This temperature is not nearly high enough to degrade infectious prions.

"There is a possibility that chickens waste so much feed that the litter can contain up to 30% meat and bone meal," Crawford says. FDA is considering two ways of eliminating potential problems from the feeding of meat and bone meal to poultry, he says. One is to ban the feeding of chicken litter to cattle; the other, ban cattle-derived meat and bone meal from poultry feed.


[1789] 英対外情報部(MI6)がサイト開設 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/15(Sat) 22:01  

世界のスパイ組織の“元祖”、英対外情報部(MI6)が13日、インターネットの公式ホームページを開設したところ、24時間で約1310万回のアクセスが殺到したという。
これhttp://www.mi6.gov.uk/output/Page79.htmlが、そのサイトです。



[1788] 農林水産省のみなさんの固有名詞を名指しにせず、***としました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/15(Sat) 21:31  

この掲示板では、できるだけ、役人の皆様の固有名詞を名指しにすることは、避けたいと思いますので。
また、長年の経験から言いますと、そのほうが、実のある成果が得られる場合が多いようですので。
当方で、勝手に訂正させていただきました。


[1787] 虹屋さん、訂正しました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/15(Sat) 21:10  

虹屋さん。
[1783] の訳、ちょっと違ってましたので、訂正しました。



[1786] Re:[1785] 「9月」世界的な高温 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/15(Sat) 20:48  

ときさん。
この記事では、日本の気象庁の調査と言うことになっていますが、National Climatic Data Centerの調査「Climate of 2005 - September in Historical Perspective」http://www.ncdc.noaa.gov/oa/climate/research/2005/sep/sep05.htmlが大本のようですね。
このサイトhttp://www.ncdc.noaa.gov/oa/climate/research/2005/sep/extremes.html
が、世界の9月中の災害の出来事総括地図のようです。

http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1110/biohaz_summary_ej221_qra_tallow_en2.pdf


[1785] 「9月」世界的な高温 投稿者:とき 投稿日:2005/10/15(Sat) 20:15  

「9月」世界的な高温

 世界約千地点で観測した今年九月の平均気温が、統計の残っている一八八〇年以降、最も高かったことが十四日、気象庁のまとめで分かった。日本の九月の平均気温も、一八九八年以降三番目に高い値を記録。気象庁は「地球温暖化の影響に加え、数年から数十年周期で繰り返される気温の変動が重なった」としている。
 気象庁によると、今年九月の平均気温から、二〇〇〇年までの三十年間の九月平均気温を差し引いた平年差は〇・八五度で、一九九八年の〇・五九度を抜いて過去最高に。日本では夏の太平洋高気圧が強い勢力を維持した影響で、平年差は一・三八度だった。
 特に高温だったのは、東アジアから中央アジアと、北米の中・東部から南米北部、アフリカ西部など。世界の月平均気温は百年で〇・四度、日本でも〇・九度上昇している。
(産経新聞) - 10月15日2時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000002-san-soci

 石油、石炭などの、資源消費の激増?に、連動してはいないでしょうか? 人間の“活動”が、生態系に目に見える形での影響を、もたらし始めてきてもおかしくないようにも思えます。長期的な気候変動とはまた別に。かといって、「地球温暖化」をもたらすというには、年数のとりかたのスケールが違うのではと思います。地球にとっては、ほんの少し変化しただけで、局地的には、ダイナミックな変化となってあらわれたように感じるでしょうから。


[1784] Re:[1783] [1775] [1774] [1773] [1772] [1771] EUのタローの危険率計算の前提について 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/15(Sat) 17:51  

笹山さん、有難うございました。
多分、この資料が、農水省の**衛生管理課長が、タロー牛脂を「瑣末なこと、スキャンダラスに捉えすぎ、極論」という根拠であり、プリオン部会が米国産牛肉でタロー・人工乳をとりあげない理由に揚げている根拠なんでしょうが、私には歯が立ちませんね。悔しいですが

ただ、レンダリングの方式の違いによる感染牛の感染価の減衰率の採り方は整理してみると、

@旧方式 大気圧での加熱
   肉骨粉 1/100 汚染リスクの軽減若しくは不活性化はほとんど望めない 
       煮沸等による感染価の低減1/10、乾燥・凝集工程による低減1/10(*A)

   タロー イエローグリース  ??


A新方式 加圧下での高温処理(133℃、3 気圧、20 分)
   肉骨粉 1/10000以上の感染価の低下が見込まれる。(*A)

   タロー イエローグリース 不純物0.15パーセント、最大粒子50mmのものならSRM原料でも感染は、ネグリジブルのもの(EFSAの評価)

B背脂などの可食部のレンダリング 大気圧で加熱 日本の場合 クッカー(間接加熱)にて通常滞留2時間温度130℃ まで加熱

 製造工程におけるプリオン不活性化、1/10000 すなわちアルカリ処理(1/1000)と濾過(1/10)(*A)

(*A)牛海綿状脳症(BSE)の感染源及び感染経路の調査について平成15年9月、農水省の牛海綿状脳症(BSE)に関する技術検討会、BSE疫学検討チーム 吉川泰弘

米国のイエローグリースは@の??の物ですから「瑣末なこと」とは言えませんね。


[1783] Re:[1775] [1774] [1773] [1772] [1771] EUのタローの危険率計算の前提について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/15(Sat) 14:36  

虹屋さん。
このThe European Food Safety Authority (EFSA)が、今年の4月27−28日に報告した「Opinion of the Scientific Panel on Biological Hazards of the European Food Safety Authority on the “Assessment of the human and animal BSE risk posed by tallow with respect to residual BSE risk”.」
http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1110_en.html
の前提についてですが、これは、2001年6月28−29日にScientific Steering Committee (SSC)が報告した意見書「 Revised opinion and report on the safety of tallow obtained from ruminant slaughter by-products 」
http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out219_en.pdf
で使った前提をそのまま使って、再評価しなおしたもののようですね。
前提については、2000年4月13−14日の『PRELIMINARY REPORT ON QUANTITATIVE RISK ASSESSMENT ON THE USE OF THE VERTEBRAL COLUMN FOR THE PRODUCTION OF GELATINE AND TALLOW.』http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out80_en.pdfに書いてありますね。
まず、ひとつの感染価をおき、その元に最長の曝露日数と、種の壁がないことを想定しての、最悪のシナリオをおき、その上で、変数をおいていくという計算のようですね。

非常に専門的なので、訳すのは、ちょっと、自信ないのですが、そのまま、訳してみますと、次のとおりです。

まず、最悪のシナリオとして、
人間一人当たりの一週間あたりの牛経口摂取感染価ID50(bovine oral ID50)を1.6×(10のマイナス9乗)(1.6/1,000,000,000)とする。
これを年間に直すと、8.3×(10のマイナス8乗)(8.3/100,000,000)の感染価(bovine oral ID50)となる。
イギリスの食物経由によるBSE感染価を 年間0.004牛経口感染価(bovine oral ID50)とすると、タローによる感染は、この48000分の一以下となる。
QRA(quantitative risk assessment)の計算では、ヒトと牛との間の種のバリアーを1として計算し、10のマイナス8乗(1/100,000,000)の牛経口感染価(CoID50)(cattle oral ID50 )の場合、EU人口四億五千万人に一人の感染者が出るとした。
これは、伝染力と、非常に低量の服用量とが、リニアに反応することを前提とした計算である。
もし、ヒトと牛との種のバリアが1000として計算すると、感染価は、10のマイナス5乗(1/100,000)牛経口感染価(CoID50)(cattle oral ID50 )となり、EUの人口のうち、一人の感染者となる。
子牛に関しては、最悪のシナリオで、子牛一頭あたり、180日曝露で、2.2×(10のマイナス6乗)(2.2/1,000,000)の感染価(CoID50)(cattle oral ID50 )となり、五百万頭で、年間5頭の感染牛が出る計算となる。
しかし、実際は、これの10分の一から100分の一となる。
GBRV国では、実際は、EU圏で、二年に一頭と言うことになりうる。
GBRW国では、180日曝露で、1.4×(10のマイナス7乗)(1.4/10,000,000)感染価(CoID50)(cattle oral ID50 )であり、一年で、二千万頭に付き、一頭の感染牛が出る計算となる。
この最悪のシナリオでの曝露は、非現実的なものであるので、この最悪のシナリオの10分の一か100分の一となりうる。
したがって、タローの曝露による感染は、ネグりジブルのものとなる。

と言うような計算のようです。
このうち、「タローによる感染は、この48000分の一以下」の根拠が良くわからないのですが。

http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1110/biohaz_summary_ej221_qra_tallow_en2.pdf


[1782] Re:[1781] BSEの垂直感染説について 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/15(Sat) 12:52  

笹山さん、ご教示ありがとうございます。
「ナゲット仮説」とそれに基づく飼料規制の有効性を否定するものではなく、
> ナゲット=肉骨粉などの感染物質 以外の感染経路として、考えられてきたのが、母子感染です。

羊では、BSEの母子感染が報告されていますよね。
参照[599] 「羊もBSEに母子感染する」という、ショッキングなイギリスの実験結果
参照http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05081801.htm

完全飼料規制をやらない、サボる理由にはならないと思いますが、
BSE発生、飼料規制などの対策、サーベランスで7年間検出なし→清浄国復帰、対策解除という単純なシナリオではすまないということですね。



[1781] BSEの垂直感染説について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/15(Sat) 11:37  

虹屋さん。
これについては、まだ、仮説の域を出ませんが、しかし、どうして飼料規制以後も、BARBといわれるBSE牛が発生しているのかと言う、謎解きのひとつには、なっています。
これまでのBSE感染の根拠としては、「ナゲット仮説」(nugget model または、nugget hypothesis)といわれるものに準拠しており、すなわち、牛が食べたナゲットの数とか、ナゲットの毒性、範囲などによって、感染するという考えでした。
もっとも、このナゲットを金塊として、とらえれば、「感染する物質と、感染される個体とが、どれだけ接近していても、すべての変量に対して無相関」と言う考え方もできますね。
しかし、BARB問題では、そのナゲット仮説では説明しきれないものが出てきたのです。
ナゲット=肉骨粉などの感染物質 以外の感染経路として、考えられてきたのが、母子感染です。
母子感染は、胎児の段階での母子感染と、胎児以後の段階での母子感染とに分かれるようです。
感染のピークが二つあることなどは、この母子感染説で、容易に説明がついてくるはずですし、月齢による発生のばらつきも、これによって説明できてくるというわけです。
ただ、この垂直感染説は、まだ、少数の間での議論にしか過ぎません。
垂直感染論の詳細については、次のサイト『Vertical Transmission of BSE: Epidemiological Evidence』http://bse.airtime.co.uk/vtwww.htmをご参照




[1780] Re:[1757] [1753]ヒトはヒト、トリはトリ 投稿者:とき 投稿日:2005/10/15(Sat) 11:34  

笹山様

> 『犬棒カルタ』の文句になってしまいますが、「鶏より先に人にワクチン」というような状況に、ヨーロッパは追い込まれていますね。

> 日本の対応の遅れが気になりますね。

 トリの対策と、ヒトの対策は、まったく別物です。どちらも同じ意識で向かって欲しいものです。

 ワクチン処方の体制を整えない限り、人に関しても、トリに関しても、「ウイルス感染症対策」は何もなく全くの無防備、なるようになれと放置しているに等しいようなものです。

 人であれ家畜であれ、本気で立ち向かってもらいたいのですが、皆、どこかで「ひとごと」感覚です。特に、「対策」を考えるポジションにあるものの無責任さには無性に腹立たしいばかりです。

EU、鳥インフルエンザ予防措置で合意=人への感染リスクなし

 【ブリュッセル14日時事】欧州連合(EU)の周辺に位置するトルコとルーマニアで鳥インフルエンザのウイルスに感染した鳥が相次ぎ見つかった問題で、 EU加盟国は14日、専門家による緊急会合を開き、感染源とされる野鳥や鶏など家禽(かきん)との接触を避けるなど、域内での感染を予防する措置を取ることで合意した。また、現段階ではEU域内で人が感染する危険はないとの見方で一致した。 
(時事通信) - 10月15日7時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000024-jij-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 ヒトヒト間感染は、中国と東南アジアではじまっていると思われます。こちらの方を重点的に監視が必要です。トリと同じで、またたくまのうちに、世界中に伝播し始めます。

「特効薬」に耐性ウイルス 越の鳥インフルエンザ患者(共同通信) (15日0時55分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000006-kyodo-soci

東南アジアでの制圧に失敗 鳥インフルエンザ
 【マニラ14日共同】世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(マニラ)の尾身茂事務局長は14日、マニラで記者会見し、毒性の強い鳥インフルエンザH5N1型ウイルスに感染した家禽(かきん)類がトルコで確認されたことを受け「東南アジアで制圧しようと試みたが失敗した」と述べた。

 一方、尾身氏は米国などの対策強化を歓迎し「富裕国、貧困国、財界、国際機関を合同した公衆衛生分野での歴史上最大の連合ができつつある」と評価。国際社会の協力で「H5N1型による(人へのインフルエンザ)大流行阻止のチャンスを得られると信じている」と語った。

 既に発生が確認された国に対しては、人から人に感染しやすくなるようなウイルスの変異をキャッチするために「感染者や鳥から採取したサンプルを国際社会と共有するよう求める」と訴えた。 (了)
2005年10月14日20時57分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1440378/detail

 「制圧に失敗」なんじゃなくて、そんなのは、最初から無理なのです。「疫病」は、「地震」や「津波」や「台風・ハリケーン」や、旱魃や、大雨洪水とおなじで、「天災」だということを思い知っていないのではないでしょうか? 「歴史」に学んでいないようです。

 感染まん延拡大「防止・制圧」とかではなく、被ったときを考え、何をやっておかなければならないのかが「人智」のはずです。「ないこと(なくすこと)」とか「おこらない(おこさない)」ことを前提に考えるのは、戦争を放棄して武器戦力を放棄すれば、戦争がおこらないと考えることと全く同じです。愚の骨頂です。人間の都合はどうあれ、それとは一切お構いなしに、太古から繰り返し繰り返し起こってきたし、これからも、繰り返しおこることなのですから。
 はやく、統治する立場の方々は、目覚めて欲しいものです。


[1779] Re:[1774] [1773] [1772] [1771] ポイントは、『カナダの飼料規制が世界標準になる。』という流れ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/15(Sat) 09:55  

笹山さん、みなさん、おはようございます。

> まりちゃんさん。
> 局地戦で消耗しても、つまりませんね。
> もう少し、大きなとらえかたが、日本のBSE問題には必要な気がしています。

ですね(^^;

また、細かな情報で申し訳ないのですが、鶏糞ごみ飼料=poultry litter について、全国食健連が主催したBSE講演会のジョン・スタウバーさんの資料に以下の件がありましたので、転載させていただきます。

==============
>毎年約100万トンの鶏の糞尿が牛に与えられている。鶏舎の床などから掃き集めるため、これに肉骨粉入りの飼料が混入している可能性は大きい。FDAのクロフォード長官代理は、肉骨粉の鶏糞への混入率を、30%程度と見積もっている。米国が肉骨粉全面禁止措置をとれない背景には、産業界の圧力がある。米農務省の資料によると、91年にAPHIS(農務省動植物検疫局)が、豚、猫、ミンク、シカその他の実験用動物について海綿状脳症伝染の可能性が高いことを指摘した。しかし同時に、肉骨粉の全面的禁止が家畜飼料、肉骨粉産業に与える打撃が大きすぎる点も指摘された。

(略)

>米国の畜産と酪農で牛に肉骨粉を与え始めたのは80年代初め。89年に生産された肉骨粉、血液粉、フェザーミールは約3600万トンであり、その34%がペットフード、34%が鶏の餌、20%が豚の餌、そして10%の360万トンが牛の餌となった。


[1778] 玄海原発1号機が30年 運転継続に危険性指摘も 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/15(Sat) 09:25  

玄海原発1号機が30年 運転継続に危険性指摘も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000004-kyodo-soci
えーと、あと10年がきたら、どうなるんでしょうか。
解体にいくらかかるのかな?


[1777] Re:[1775] [1774] [1773] [1772] [1771] ポイントは、『カナダの飼料規制が世界標準になる。』という流れ 投稿者:通行人 投稿日:2005/10/15(Sat) 05:36  

>少しびっくりしたのは、農水省の**さまが、感染源としての「鶏糞」や「牛脂」問題は、「瑣末なこと、スキャンダラスに捉えすぎ、極論」だと仰られたことです。

真意もなにも、大丈夫だと言うなら根拠を示すべきで、それが無くて、ただ大丈夫だ、大丈夫で無いなど極論だ! などと発言する役人は直ちに罷免するべきでしょう。


[1776] Re:[1763] ちょっと気になる文「郵貯・簡保の自然縮小と国家財政基盤の崩壊」 投稿者:影絵 投稿日:2005/10/15(Sat) 03:03  

ご無沙汰の挨拶は言うのも恥ずかしい程ですがこんばんは。

ご紹介有難う御座います、どう見ても上品とは云い難い文章を連ねて居りますので気が引けるのですが、「怒り」をエネルギーにしないと続きませんので・・・(言い訳です(苦笑))。

> 公的資金と民間資金と間のクラウディングアウトとクラウディングインとの関係を論じたもののように、ざっと見た感じでは読めます。

利他的行為と利己的行為の観点から、書いてみようとこの2・3日纏めに四苦八苦していまして、未だ文章に成っていませんが休み中には何とかしたいと思っています。

「ファッシズム」の件は、ブツクサ言うだけでは気が済まなくなり、渡りに船で乗ってみました。乗っては見ましたが何処を目指すのやら、いや、何処かを目指しているのか如何かさえ未だ定かでは有りません。これも一種の「切れる!」なのかも知れませんね。

http://www.zenshoren.or.jp/zeikin/syouhi/050912/050912.htm


[1775] Re:[1774] [1773] [1772] [1771] ポイントは、『カナダの飼料規制が世界標準になる。』という流れ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/15(Sat) 00:48  

笹山さん。
> アメリカの飼料規制を問題にしているうちに、ブーメランのごとく、日本に、その矛先が向いてきたと言うことですね。
まさに『敵はわれにあり』です。
この点は、笹山さんが何度か触れられている点ですが、多分に私の英語力が問題で、今ひとつ理解が進まないので教えていただきたいのですが、

> この流れから言いますと、むしろ、日本の現在の飼料規制の水準は、poultry litter とrestaurant wasteへの血液由来の禁止という点では、どうなんでしょう?

現在の日本の規制では、血粉及び血しょうたん白は牛には原料がなんであれ与えてはならないことになっていますし、牛由来のそれは、牛・豚・鶏・養魚に与えてはならないことになっています。ですから、poultry litter やチキン・リターから牛が摂取することは、原則ないのではないでしょうか。

また、と畜場の開設規則では解体ででる血液は、と畜場で浄化処理して排水または産業廃棄物で処理となっています。国産の家畜由来の血粉及び血しょうたん白はどれ位あるのでしょう?

> また、チキン・リターについての規制は、何も書かれていません。

国産の牛の肉骨粉は、全て焼却されています。また輸入もないし、飼料への配合も禁止されています。国内で生産される鶏用飼料には、原則、牛の肉骨粉は入っていません。ですから、仮に牛が食べても肉骨粉を摂取する可能性があるのでしょうか?輸入、例えば米国からの輸入の鶏飼料が抜け道ということでしょうか?

チキンミール及びフェザーミールも、輸入の物が問題でしょうか?

> 食品残さについては、一応、牛と養魚については、給与対象から外れていますが、農家段階における監督・指導については、限界を指摘しています。

ここが一番悩ましい。食品リサイクル法の関係で、飼料に出したい処分したい業者がおおいですから。エコフィードというのでしたっけ。ビール会社の出す酵母粕などは、問題がないでしょうが、ここが一番の抜け穴でしょうか?
 参照 http://mf-kikou.lin.go.jp/yuuki/pdf/ecofeed.pdf


> 垂直感染を阻止するための飼料規制が、これからの飼料規制のあり方ということになります。

ここが良く分からないんですが、
カナダ大使館の日本語の解説を見ても、SRMを排除するとだけあって、焼却するとか、その行方は明示されませんよね。産業廃棄物として捨てられて、結局、環境にプリオンが残る気がするのですが

平成17年2月に農林水産省が発表した『飼料の安全性確保』では牛脂タローの規制が、BSE防止対策の大きな柱なのに
>少しびっくりしたのは、農水省の**さまが、感染源としての「鶏糞」や「牛脂」問題は、「瑣末なこと、スキャンダラスに捉えすぎ、極論」だと仰られたことです。
この真意はなんでしょう?

笹山さんがご紹介くださったEUのこの春の資料
Opinion on the assessment of the human and animal BSE risk posed by tallow with respect to residual BSE risk.
のタローの危険率の一覧表は、どのようにして危険率を算出したのでしょうか?さっぱり分かりません。・・



[1774] Re:[1773] [1772] [1771] ポイントは、『カナダの飼料規制が世界標準になる。』という流れ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 22:27  

まりちゃんさん。
局地戦で消耗しても、つまりませんね。
もう少し、大きなとらえかたが、日本のBSE問題には必要な気がしています。
それは、米国産牛肉輸入賛成派反対派をふくめてですね。
つまり、アメリカやNAFTAの飼料規制の今後は、カナダ並みの水準に収斂していくと言う流れですね。
垂直感染を阻止するための飼料規制が、これからの飼料規制のあり方ということになります。
この流れから言いますと、むしろ、日本の現在の飼料規制の水準は、poultry litter とrestaurant wasteへの血液由来の禁止という点では、どうなんでしょう?
平成17年2月に農林水産省が発表した『飼料の安全性確保』http://www.maff.go.jp/lin/pdf/06-list05.pdfには、食品残さについては、一応、牛と養魚については、給与対象から外れていますが、農家段階における監督・指導については、限界を指摘しています。
また、チキン・リターについての規制は、何も書かれていません。
日本は、この点では、カナダの水準に劣後しているということになりますね。
アメリカの飼料規制を問題にしているうちに、ブーメランのごとく、日本に、その矛先が向いてきたと言うことですね。
まさに『敵はわれにあり』です。
カナダの飼料規制の概要については、下記サイトをご参照。

http://www.gov.pe.ca/photos/original/af_feedbanE.pdf


[1773] Re:[1772] [1771] 日本農業新聞 10月4日の記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/14(Fri) 21:50  

> 私個人の感想ですが、『唐木問題』は、ここに至っては、本質の問題ではないように思えるのですが。

そうですね。もっと大事なことがございますね(^^
笹山さん、本日機会があって、リスク管理部門(農水省)の**さん、**さん、**さんとお話をすることができました。

少しびっくりしたのは、**さまが、感染源としての「鶏糞」や「牛脂」問題は、「瑣末なこと、スキャンダラスに捉えすぎ、極論」だと仰られたことです。

SRM由来の16万トンの牛脂が飼料システムに入っていること、日本の20頭中13頭が同時期、代用乳中の成分が共通、肉骨粉を食べていないことを考えても、また、レンダリングの製造工程の米国のゆるさを考えても、私にはびっくりするご発言でした。

なお、例のSRM由来の肉骨粉と牛脂が32万トン、死亡家畜由来の肉骨粉と牛脂が25万トン米国の飼料システムに混入していること、世界中に肉骨粉が輸出されていること、ミンクや鹿由来の飼料がレンダリングに混入している件に関しては、食品安全委員会から依頼がない限り、資料として行政側から提出する気はないというようなことを仰ってました。鶏糞の蛋白量調査なども同様のようです。

私はこれから、農水省の消費者の部屋に、**さま、**さま、**さま宛に上記データを送ろうと考えております。

さて、食品安全委員会は行政側に資料提供を依頼する気があるんでしょうかね。

「重要と思える資料であれば提出」これはどちらの方もよく仰ることですが、どうなりますことやら。



[1772] Re:[1771] 日本農業新聞 10月4日の記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 20:53  

私個人の感想ですが、『唐木問題』は、ここに至っては、本質の問題ではないように思えるのですが。


[1771] 日本農業新聞 10月4日の記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/14(Fri) 20:26  

こんな記事もございましたので。

市民団体「米国寄り」委員批判 食品安全委に罷免要求

食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会の唐木英明座長代理(東京大学名誉教授)に対し、市民団体が「米国産牛肉の安全性を一方的に主張している」として罷免要求を出したことが、3日までに分かった。同委プリオン専門調査会での米国産牛肉の安全性審査が大詰めを迎える中、異例の罷免要求を突き付けた。
 同委に対して委員の罷免請求は初めて。発端は、米国食肉輸出連合会が出した「米国産牛肉は安全」とする冊子を唐木英明座長代理が監修したことだ。国会での参考答弁や報道でも、一貫して米国寄りの発言をしている。
 罷免を求めた食の安全・監視市民委員会(事務局=日本消費者連盟)代表の神山美智子弁護士は「独立・中立の立場にある人が米国産牛肉問題の当事者である輸出協会に肩入れするのはおかしい」と批判する。
 唐木座長代理の所属するリスクコミュニケーション専門調査会は、食品の安全性をめぐる関係者間の意思疎通の手段を検討している。米国産牛肉の安全性審査には直接かかわっていない。
 食品安全委は「専門委員の個人的な発言を制限することはできず、罷免にはならない」として3日に発表した専門委員名簿で唐木座長代理を再任した。唐木座長は「コメントのしようがない」としている。

========
リスコミ専門調査会、私何度か傍聴しましたが、BSE意見交換会のあり方とかについて討議してましたから十分、BSE問題の審議や意見交換に関わると思うんですが。
ご興味のある方は、議事録などをどうぞ。ご発言は検索もできます。
http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/index.html
ところで、唐木氏が発起人の「食の安全・安心を考える会」その後どうなりましたでしょうね。

関連情報です。
金子清俊委員がリスコミ委員を退任 食安委はもうボロボロ。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/3a9e641d19f36b07079eca447ccbfb6c


[1770] こちらにリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 18:07  

「格物致知」http://blog.livedoor.jp/peacelove1/さんというブログに、私のブログをリンクいただいております。
光栄です。


[1769] Re:[1768] [1767] ゼラチン・カプセル 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 17:24  

通りすがりのQさん。
これまでのハードカプセルは、86パーセントの牛や豚の皮のゼラチンに14パーセントの精製水を加え、できたものでした。
これらの素材の違いにかかわらず、ゼラチンの製法には、タイプAとタイプBの製法があるようです。
タイプAは、酸性法から作るもので、コラーゲン分子が若い、豚の皮から作る場合に適用されます。
タイプBは、アルカリ・酸性法というもので、コラーゲン分子が、らせん状に密度が濃くつながっている牛の皮や骨から作る場合に適用されます。
また、植物性カプセル(Vegetable capsules)と言うのがあって、これは、メチル・セルロース92パーセントに、8パーセントの精製水を加えたものです。
パインの木からとった綿状の繊維質でヒドロキシプロピル・メチルセルロースと呼ばれるものや、製紙会社のパルプの未使用部分から作られます。
これまでの動物性のゼラチンカプセルにかわって、魚のゼラチンを使った魚由来カプセルが、昨年あたりから開発されているようですね。
http://www.news-medical.net/?id=5109参照



[1768] Re:[1767] 対照的な論説 投稿者:とおりすがりのQ 投稿日:2005/10/14(Fri) 16:48  

> 食の損得感情 齋藤訓之、
>BSEを巡っては、「とかく消費者は危険ゼロを求めてくる」「100%安全な食品などあり得ないのに」と嘆く人にしばしば出会う。つまり、消費者を「不合理なことを言うわがままで無学な人々」と言いたい人なのだが、こういう態度はいただけない。行政マンや研究者の嘆きとしては妥当と言えるが

リスク評価にまともな科学的情報や数値も入っておらず、鶏糞飼料や牛脂飼料、レストラン残渣を容認するような方向に動いている人間の「嘆き」が妥当、と言いたいのか?
この斎藤訓之っていう人は何者なんですかね?BSEを語るにはあまりにも、非常に勉強不足なんでは?
ビジネスパーソンがすべきことという後半の部分は理解できますがね。

このサイトに紹介されてたが、これも理解できる。

非動物性の健康食品用ハードカプセルのシェアが拡大、
BSE発生をきっかけに、動物性素材敬遠の動き続く
http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?id=20032532



[1767] 対照的な論説 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/14(Fri) 16:21  

食の損得感情 齋藤訓之
BSEを巡っては、「とかく消費者は危険ゼロを求めてくる」「100%安全な食品などあり得ないのに」と嘆く人にしばしば出会う。つまり、消費者を「不合理なことを言うわがままで無学な人々」と言いたい人なのだが、こういう態度はいただけない。行政マンや研究者の嘆きとしては妥当と言えるが、実際に食肉や肉料理を商品として商う人が同じ嘆きを発することは、ビジネスパーソンとして適当とは思えない。
「絶対に安全なものが食べたい」というのは、生き物である人間の偽らざる希望だ。このセリフを額面通りに受け取って嘲笑することは誰にでもできる。しかし、ある声にこめられた人々の真意を探り、それに応えようとする非凡な態度からこそ、ビジネスは生まれる。そしてこの場合の真意とは、「私は“コンマ・ゼロ・何パーセント”といった数字として扱われたくない」あるいは「自分が不幸にあったとき、“しかたがなかった”で片付けられたくない」という気持ち、すなわち、生きた人間として敬意なり愛情なりをもって遇されたい、という気持ちだ。
自動車ディーラーにも、「100%安全な車はありません」と堂々と言うセールスマンはいる。しかしそれに続けて、「……でも、便利ですから買って当然です」と冷淡に続ける人は少ないだろう。「……でも、わが社は安全性向上のために、しかじかの工夫をしています」と続けるディーラーが成功する。
近年メルセデスのユーザーが次もメルセデスを選ぶ理由の多くは「安心感」だという。メルセデスが関与する自動車事故が、今日0件になったわけではないのに、だ。かつて、技術者ベラ・バレニーが「車で人が死ぬことがあってはならない」と主張したこと、それによって彼らの人間に対する敬意、愛情を人々が感じたことで、メルセデスは成功している。
確率と経済原則だけで損得を考えるこの種のこざかしい計算は、軍事では賞賛されるかも知れない。しかし、消費者を相手としたビジネスでは、人間に対する敬意や愛情抜きには人々の支持は到底得られず、結局成功しない。
「100%安全な食品はありません」----行政からの説明はそれで十分だ。しかし、食品メーカー、小売業、外食業は、その句を継いで後に一言付け加えなければならない。その一言とは、「……でも、おいしいから食べて当然です」ではない。「……でも、私たちは安全な牛肉を手に入れるために、しかじかの手を打っています」と言えるかどうかが問われる。

http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=492

10月14日 日本農業新聞の論説(社説)
科学者の集まりである委員会の議論が難解なのは仕方がない面もあるが、委員会の基本的な問題であり、広く国民的な理解を得るためには近く出される結論やその経緯を分かりやすく説明することを求めたい。
食品についても、科学的に厳密に考えれば、食中毒や添加物、異物の混入などのリスクはゼロではない。しかし、消費者は「少しでも危険がある食べ物は食べたくない」と考える人が多い。リスクのとらえ方がちがうので、議論がすれちがってしまう。互いに情報や意見を交換し合う中で、理解を深めていくしか道はないだろう。
国民にとっては、BSEへの対応がきちんと行われるのかが問題であり、リスク評価と管理をどう分けるかなどについての関心は低いとみられる。
米国・カナダ産の牛肉の安全性は、国民的な関心事項であるし、輸入再開となれば、波紋は多くの分野に広がる。審議の結論をまとめ、評価報告や答申を行う際には、これまで以上に分かりやすく、十分な説明を行うことを重ねて求めたい。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/column/0510/14.html

米国が新たに日本向けでの上乗せ規制でやるのは、基本的には日本流のSRM除去しかない。飼料規制強化もBSE検査もしない。それでも安全、リスク同等と確率論(それも根拠不明)で言われて納得できないのは、説明が不十分でも消費者が無知蒙昧だからでもない。
 米国政府、米国食肉業界の対応に人間に対する敬意や愛情を感じられないからか?


[1766] 『拳拳服膺』 投稿者:とき 投稿日:2005/10/14(Fri) 13:43  

 「礼記」中庸のなかに記されてある言葉とのこと。
 いまや、四書五経を重んじた時代とは、まったく別物の国となっているようです。日本は夢・幻を見させ続けられているのではないでしょうか。
 論語にもすでに、「古(いにしへ)の聖人君子」とあるわけで、孔丘の存命の時代にすでに、遠い過去のものとなっていたようですね。
 身贔屓かもしれませんが、そのエッセンスが、厩戸皇子の時代の律令国家建設の理想に掲げられていたのでしょう。
 ながらく西洋に「ジパング」というイメージを抱かせる源泉となっているのかもしれませんね。

 しかしいまや、『無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済的大国』でしょうか。それこそ『伝承』(1730)の真の意味をはきちがえてしまっているのでしょう。この国の『教育システム』は末期症状なのかもしれません。
 郵政事業民営化よろしく、「教育」(を担う人材)も、いったんは民営化しなければ、どうにもならないところにきているように思います。あらゆるセクションで、ルーチンワーク的思考停止流れ作業になって、「生きた」ものが失われているようです。生の実感とでもいえましょうか。人間という動物生物の「精神」の劣化がもたらされているようです。まさに、エコノミックアニマル=経済動物=家畜です。

 コイやニワトリやブタやウシは、いわば、そのような家畜としての人間の姿が投影された、おなじうつせみの姿でしょう。


[1765] Re:[1764] [1761] [1759] [1755] 「STOP THE KOIZUMI − 改革ファシズムを止めるブロガー同盟 」というのがあるそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 12:50  

ときさん。
同期なんで、ちょっと身贔屓もあったかも知れませんが。

これとは別ですが、「いまは、オカシなものをマトモに相手すると、バカがウツるような状況になっています。よっぽど、身の処し方に「戦略思考」が求められます。」については、拳拳服膺しなければなりませんね。


[1764] Re:[1761] [1759] [1755] 「STOP THE KOIZUMI − 改革ファシズムを止めるブロガー同盟 」というのがあるそうで。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/14(Fri) 12:24  

笹山様
> 確かに、ご紹介のサイトのなかにあった、平沼赳夫さんの行動には、潔いものを感じますね。

> その意味では、平沼さんは、『超小泉』といえます。

 願わくは、衆院解散選挙のとき、党公認が得られない立場にあたって、蟄居するべきであったと思ったのですが・・・。代替公認候補の応援は本意ではないとはいえども。いまは、それこそ戦中の「白洲次郎」のごときに潔くじっとしている気概も必要のような気がいたします。
 靖国参拝して、参拝にやってこない首相批判演説で気勢を上げた姿は、いま振り返ってみれば、正直、イタイタしく思えます。いまは、オカシなものをマトモに相手すると、バカがウツるような状況になっています。よっぽど、身の処し方に「戦略思考」が求められます。オカシな世の中になったものです。
 それこそまさにミシマが危惧した『日本はなくなつて、その代わりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。』が、現実になっているようです。そこそこに関わっておかないと、バカをみそうです。日本の「精神」状況は、昭和初期と大して変わりがないのではないかと思っています。


[1763] ちょっと気になる文「郵貯・簡保の自然縮小と国家財政基盤の崩壊」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 12:11  

1775に続いて、同じ影絵さんのブログ「気韻頭日記」さんに紹介されていた文なのだが、気になる論文なので、一応、サイトの紹介だけをしておきます。
公的資金と民間資金と間のクラウディングアウトとクラウディングインとの関係を論じたもののように、ざっと見た感じでは読めます。

http://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/kawamiya-aoki-col001.html


[1762] Re:[1760] 牛の脳や脊髄などのSRM入り肉骨粉を食べた鶏糞を牛に与えることは「交差汚染」の範疇か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 11:20  

まりちゃんさん。
なるほど、今回の『尿にもプリオン』説は、これまでの非常識を常識に変えざるを得ないものがありますね。
こうなると、動物の世界にも、「ユニバーサル・プレコーションとスタンダード・プレコーション」の考え方が必要になってくるということでしょうか。


[1761] Re:[1759] [1755] 「STOP THE KOIZUMI − 改革ファシズムを止めるブロガー同盟 」というのがあるそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 11:16  

ときさん。
確かに、ご紹介のサイトのなかにあった、平沼赳夫さんの行動には、潔いものを感じますね。
平沼さんと、私とは、同期ですが、昔から、その行動の根底に、48年A級戦犯で終身禁固刑となり、52年病気仮釈放直後に死去された曽祖父の弟・平沼騏一郎さんの、世間の毀誉褒貶に翻弄された生涯への、同属としての無念さと、それを払拭しうる潔さが、感じられるものがありました。
なんといいますかねぇ。
「『選挙に落ちる』というブラフの元に、『民主主義を実現する』という、スキームからの政治家の自立」とでもいいますか。
ちょっと、うまくは、いえないのですが。
その意味では、平沼さんは、『超小泉』といえます。


[1760] 牛の脳や脊髄などのSRM入り肉骨粉を食べた鶏糞を牛に与えることは「交差汚染」の範疇か? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/14(Fri) 11:13  

国会質疑で、鶏糞について「交差汚染」という回答がなされた記憶がありますが、ちょこっと検索してみましたら、以下のような見解がいくつか見つかりました。ぜひ鶏糞中の牛の蛋白チェック、可能であるならば神経組織混入のチェックを科学的に行っていただきたいものです。

公開セミナー「BSEの正しい知識」
山内一也先生の質疑から
http://www.pref.mie.jp/NOTIKUSA/gyousei/BSE/PR/011209a.htm
>Q:異常プリオンを摂取した豚や鶏を人が食べてもいいのですか?  
>A: 必要なアミノ酸、たんぱく質は吸収されますがそれ以外は体内に残っていません。異常プリオンは排泄されます。体内で増えないので意味がありません。

品川森一先生のご発言より
http://www.s.affrc.go.jp/docs/animal/TSE_kentoukai/2kai/2.pdf
>「・・・要するに脳内接種というようなものは病原体の排泄がないというようなものである。そういうものであれば、これは何もP3でずっと飼う必要はないであろう。ただ、経口接種の場合は、これは口から入れてやったものが糞便に出てくるということがあるわけです。ですから、この糞便に出てくるようなものをP1,あるいはP2というようなところで飼育するのはまずいであろう・・・」

金子清俊先生の2001年9月頃のご見解
http://www.sasayama.or.jp/diary/kaneko.htm
>また、以下の2点はどなたも言及していないことですので、知っていただく必要があると思います。
>(1)我々を含めた動物には、体内に入った異常プリオンを、自然に排泄する機構が生来備わっていると考えられています。異常プリオンが体内にとどまる間に、異常プリオンがどんどん生成された場合にプリオン病を発症すると考えられますが、作る量よりも排出量が多ければ発症を防げるわけです。つまり、どんな少量でもいったん口にしたら蓄積されてしまって二度と体外へ排出されないと言うことではありません。ただし、正確にどの程度の異常プリオンがあれば、排出量を上回るのかはわかっていません。



[1759] Re:[1755] 「STOP THE KOIZUMI − 改革ファシズムを止めるブロガー同盟 」というのがあるそうで。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/14(Fri) 11:08  

October 13, 2005
ほっとけない"STOP THE KOIZUMI"
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200510130027.html

2005年10月11日(火) STOP THE KOIZUMI 運動は盛り上がるか?
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051011

 次から次へと獲物を見つけては勝手にイベント的な盛り上がりを楽しむことが目的化してるいつもの集団のように見えてしようがありません。期間限定的なイベントですね。つまらない戯れにすぎないでしょう。

『二十五年前に私が憎んだものは、多少形を変へはしたが、今もあひかはらずしぶとく生き永らへてゐる。生き永らへてゐるどころか。おどろくべき繁殖力で日本中に完全に浸透してしまつた。それは戦後民主主義とそこから生ずる生きた偽善といふおそるべきバチルスである。』
『私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行つたら「日本」はなくなつてしまふのではないかといふ感を日ましに深くする。日本はなくなつて、その代わりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。それでもいいと思つてゐる人たちと私は口をきく気にもなれなくなつてゐるのである。 』
http://blog.goo.ne.jp/hagukumukai7/e/4d6ea462a541ef4563a48da1c13e3e79

 司令官不在の偽善者的参謀本部によって導かれる「日本」の「国民」は、まもなく東アジアの中の「日本住民」という位置づけになってしまふのでせう。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H16/1607/1607009asia.html
(東アジア共同体構想の欺瞞性と危険性)
 このままではやがて(もはや)、社会主義的な「大東亜共栄圏」構想の悪夢の再現となってしまいます(います)。深刻なことです。おいそれと簡単には撤退できないほど、大陸に資源を突っ込み過ぎています。「通州事件」のようなことがいつ起こらないともいえません。

政府公認:貧富の格差改善は無理。2005-10-13
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/6b714cecf9cbfae059812f3ec91d0846

2005年10月13日(木) どうなる鳥取県!?
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20051013
永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案
http://f48.aaa.livedoor.jp/~charge/
まんが『無防備マン』が行く!平和を積極的につくる方法
http://muboubi-net.com/manga/
『「国会議員って言うのは、国民の生命と財産を守るといわれてるけど、私はそんなつもりでなってへん。私は国家の枠をいかに崩壊させるかっていう役割の国会議員や」』
http://blog.livedoor.jp/nokan2000/archives/50096289.html
『我が国を取り巻く内外の危機は極めて深刻で、これに対処するための体制は,従来の「党派単位の尋常な発想」では構築できない!』
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi
(他の内容は賛同しかねますが、この危機意識には御意。)


[1758] 9月26日の31回部会の議事録がUPされてます 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/14(Fri) 10:32  

笹山さん。情報有難うございます。

@野党の改正案は、日本農業新聞に拠れば
「同法案はこれまで2度国会に提出しているが、審議未了で廃案になっている。」とありますので、過去のものと同じ内容らしいのですが、案自体は??。

A炎症を起こした部位にプリオンが集まる、検出されるという以前の実験の続報ですね。牛の腎臓でも同じ??
 確か、人間、マウス、羊の白血球の表面にプリオンの正常型のタンパク質が乗っているが、牛の白血球にはないから牛乳にはプリオンが含まれる可能性が極小で安全という見解からは、あくまでもマウスでおきる現象という反論がされていましたよね。
 実際には、実験やBSE検出牛での炎症部位の検査をしないと分からないのでしょうが。

B 9月26日の31回部会の議事録がUPされてます。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai31/170926_dai31kai_prion_gijiroku.pdf


[1757] Re:[1753] 鶏より先に人にワクチン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 10:13  

ときさん。
『犬棒カルタ』の文句になってしまいますが、「鶏より先に人にワクチン」というような状況に、ヨーロッパは追い込まれていますね。
昨日、このサイト「Bird flu alert: one million children need jabs」
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2-1825271,00.html
に見るように、イギリスの保健省は、「喘息と糖尿病を患っている子供」と「65歳以上を含むハイリスクのグループ」そして「糖尿病、喘息、肺疾患、腎臓病、肝臓病、心臓病など、慢性疾患を持つ人々」に対して、ヒト用(鳥)インフルエンザ・ワクチンを打つことを、勧告しましたね。
モンゴルからの渡り鳥は、もう、日本に飛来したのでしょうか。
日本の対応の遅れが気になりますね。


[1756] Re:[1754] [1745] 尿でBSEが感染拡大するという説登場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 09:52  

虹屋さん。
日本に比べ、外国のほうが、BSE問題への関心、拡大の模様ですね。
このサイト「Prions that cause BSE can be spread through urine: lab」http://www.cbc.ca/story/science/national/2005/10/13/prions051013.html
は、チューリッヒ大学病院のAdriano Aguzzi 氏(有名な方ですね。)グループの研究紹介をし、研究所での実験では、腎臓の慢性炎症と排泄された尿に含まれるプリオンとがかかわっていることが、実証されたとしています。
腎臓炎を持つマウスにスクレイピーを感染させ、そのマウスが、排泄した尿にプリオンが確認されたということです。
これらの排泄されたプリオンを、他のマウスに注入したところ、それらのマウスも感染したということです。
逆に腎臓に炎症を持たないマウスが排泄した尿については、プリオンは見られなかったということですね。
この氏の研究については、私のブログ記事「近頃気になるBSE研究 二つの話題」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=201
「悪玉プリオンは、脳以外の臓器にも蓄積」とのチューリッヒ大学などの研究」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=213
で紹介したのですが、その理論が今回の実験結果で、補強されたということのようですね。

http://www.cbc.ca/story/science/national/2005/10/13/prions051013.html


[1755] 「STOP THE KOIZUMI − 改革ファシズムを止めるブロガー同盟 」というのがあるそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/14(Fri) 08:22  

この掲示板でもおなじみの影絵さんの「気韻頭日記」(ケインズ日記とよむのかな? )http://kagee.blog23.fc2.com/blog-category-1.htmlさんに紹介されてあったブログなのだが、世に倦む日日「STOP THE KOIZUMI − 改革ファシズムを止めるブロガー同盟 」というのがあるそうだ。
何でも、この「STOP THE KOIZUMI」http://critic2.exblog.jp/1260870#1260870_1は、かつての美濃部都知事の選挙をアイデアにしたものなんだそうで。
賛同者のためのバナーもこのようにhttp://pds.exblog.jp/pds/1/200510/04/39/e0079739_12295178.jpgあるようで。
冷静に考えてみれば、改革は、大衆に対して、何の利益もなく、小刻みな不利益のみ大衆に迫る、『バブル損・集団決済手法』のひとつであることが、わかるのだが、まるで、夜店の改革の安売りに、小銭を差し出し歓喜する大衆は、まだ、高揚した買い物気分から抜け出しえず、明るいところで懐を確かめ、おのれの損を確認しうる状態にないものと見える。
いってみれば、小泉マドンナたちは、夜店をとりまく、一見高級にみえる、「お囃子オンナ・サクラ」とも、いえなくもない。

http://critic2.exblog.jp/1260870#1260870_1


[1754] Re:[1745] 牛肉問題は付け足しのジャブに 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/14(Fri) 08:10  

もう、既に話はついたということなのでしょうかね。

>8月から一変 牛肉問題わずか5分/日米農相会談 10月13日 日本農業新聞
岩永農相と米国のジョハンズ農務長官が11日にスイス・ジュネーブで行った会談は、そのほとんどをWTO農業交渉に費し、牛肉貿易再開の話題はごくわずか。50分の会談時間中、牛肉問題は5分程度しかなかったという。
 8月にオーストラリアで行われた初の日米農相会談で米国は日本の審議の遅さに不満を爆発させたが、今回は一変。「ジョハンズ長官が牛肉問題を扱わないまま、会談が終了しかけた」(政府関係者)ほどだ。
 終了間際に長官が「牛肉再開問題に関して議会でいろいろな動きがある。行政府では抑えることはできない」と述べると、岩永農相も「食品安全委員会の審議も最終的な詰めの段階にある」と日本の状況を説明した。
 緊迫するWTO農業交渉で互いに提案を出し合った直後だけに、これをめぐる熱い応酬に終始。時間切れで牛肉問題は付け足しのジャブにとどまった。



[1753] 備えなくて憂いたっぷり 投稿者:とき 投稿日:2005/10/13(Thu) 23:58  

鳥インフルエンザは高病原性=トルコ

 【ブリュッセル13日時事】欧州連合(EU)のキプリアヌ欧州委員(保健・消費者保護担当)は13日、トルコで見つかった鳥インフルエンザのウイルスがアジアで多数の感染死亡者を出した高病原性H5N1型であることを確認したと発表した。
 同委員は、今回のウイルスについて、中国やロシア、モンゴルで見つかったウイルスとの関係を指摘。渡り鳥によって運ばれた可能性があるとしている。 
(時事通信) - 10月13日23時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051013-00000209-jij-int

 やはり、鳥のH5N1とヒトのH5N1を混同してしまっています。「H5N1型鳥インフルエンザウイルス」と「AH5型(ヒト)インフルエンザウイルス」とは別物なのですがね。

ルーマニアで鳥インフルエンザ検出=欧州上陸を確認−EU

 【ブリュッセル13日時事】欧州連合(EU)の欧州委員会は13日未明、ルーマニアで調査したアヒルとニワトリから鳥インフルエンザのウイルスを検出したと発表した。近く、同国産の家禽(かきん)肉や関連製品の輸入を禁止する。
 EUは同日、加盟国の専門家会合を開き、状況を点検するが、アジアで猛威を振るった鳥インフルエンザが欧州にも本格的に上陸したことで、大きな衝撃となりそうだ。 
(時事通信) - 10月13日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051013-00000047-jij-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 まずは、家畜の鶏対象にワクチンで防御しておけばよかっただけなのですがね。まさか、降りかかってくるとは、よもや想定してなかったのでしょうか? 家畜の「疫病」に関してはまだまだ、「天気予報(観測)のない時代の航海術」のままのようです。


[1752] ジェノサイドひとまず中断と渡り鳥の最盛期 投稿者:とき 投稿日:2005/10/13(Thu) 23:40  

鶏148万羽の殺処分終了=11月中にも移動制限解除−茨城

 茨城県の鳥インフルエンザ問題で、県は13日、感染が判明した養鶏場など計26カ所で飼育する鶏約148万羽の殺処分を終えた。周囲への感染拡大がない場合、県は11月中にもすべての移動制限区域を解除する。
 同県では6月、水海道市の採卵養鶏場で弱毒型の「H5N2」型ウイルスによる感染が発覚。その後も小川町などで感染歴が明らかになり、県は鶏や卵の移動を制限する措置を取り、9市町で処分を進めていた。 
(時事通信) - 10月13日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051013-00000118-jij-soci

ツル第1陣が鹿児島に飛来 昨年より7日遅く

 ツルの越冬地として知られる鹿児島県の出水平野に13日夕、マナヅルの第1陣1羽が飛来した。昨年より7日遅い顔見せ。
 鹿児島県ツル保護会によると、ツル監視員が同日午後5時すぎ、同県高尾野町の干拓地でマナヅル1羽を確認した。
 出水平野のツルは国の天然記念物に指定されており、昨シーズンは1万1839羽が確認され、8年連続で1万羽を超えた。同平野で越冬したツルは、来年2月ごろからシベリア方面に北帰行を始める。
(共同通信) - 10月13日19時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051013-00000237-kyodo-soci

コハクチョウ:フクちゃんと再会−−安曇野・犀川ダム湖に初飛来 /長野(毎日新聞) - 10月13日16時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051013-00000006-mailo-l20

冬の使者、コハクチョウが初飛来 湖東地域で初、90年に並ぶ早さ(京都新聞) - 10月13日22時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051013-00000048-kyt-l25

 渡り鳥と在来鳥の間で、さまざまなウイルスの行き来(相互の感染)があっても、受ける個体の「感受性」の高低によって、病気がでたり出なかったりするでしょう。なおかつ、野生では同種においても「遺伝子の多様性」があり、なかなか、大量死にはつながりません。
 しかしながら、そのような天然に存在するものでも、いざ養鶏場の鶏や家禽愛玩鶏に感染した場合はそうはいきません。感受性が高い遺伝子形質にたまたま当たってしまった場合、「大量死」となって、目に見えることとなります。
 今回のH5N2の場合は、たまたま、感受性の低い遺伝子形質群にあたったのでしょう。低病原性や無病型のウイルスに絶えず晒されているとすれば、今後、その「経験」によって、どれほどの交差免疫が期待できるかは不明ですが、昔から、累代のウイルス感染を経験することによって生き延びてきたわけですので、これからも環境から隔絶するのではなく、絶えず環境にふれていくことによって、遺伝形質に具わる耐性を見極めながらやっていくしかありません。
 H5N2に自然に感染し馴致していた、鶏群をわざわざ殺してしまうなど、なんて愚かなことをやってしまったのでしょう。他国では、高感受性系統で、大量へい死が出ているのに。
 できれば、今後、H5N1にあたっても、生存率を見極めてもらいたいものです。自然環境(野生の鳥類)からはもはや(最初から)、H5N1は根絶は不可能なのですから。感染を受けても死なない系統を見極めて繁殖させなければ、これからの「養鶏」は成り立ちませんね。

 病原「細菌」は、発病しないレベルまで細菌数を減らせば事足りるのですが、「ウイルス」はそういうわけにはいきません。ウイルスの「病原」とは、あくまでも宿主側の「感受性」の問題なのですから。ウイルスは、取り付いた細胞で増殖するだけ。増殖をコントロールできるかできないかは、あくまでも被感染個体の側の免疫システムの問題。ウイルスの際限のない増殖がもたらす結果が、「病」となって見えてるだけ。ウイルス自体に「毒性」があるわけではありません。生体の側の「異物」認識の過剰反応のあらわれ。

 ウイルスと、狭義の意味の免疫(T細胞、B細胞等の)の初歩的な知識があれば、現在のH5N1の世界的なまん延状況から、我が国の「養鶏産業」を守るのは、たいして困難なことではない。がしかし、いまの「清浄国論」堅持の姿勢では、それもかなわない話です。まったく愚かなことであります。でっち上げ「違法ワクチン」の茶番劇にうつつを抜かしている場合ではないのですが。


[1751] 野党の牛海綿状脳症対策特別措置法の一部改正案というのは、どういう内容なのでしょうかね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/13(Thu) 21:34  

野党が今日提出したという牛海綿状脳症対策特別措置法の一部改正案(BSE特別措置法改正案)というのは、この民主党のサイトを見た限りでは、よく、内容がわからないのですが。

「ステータス評価に基づき、BSEが発生する恐れが相当程度ある国については、「指定国」として政令で指定。この指定国から輸入される牛肉については、国産牛と同じレベルの検査(21カ月齢以上の牛を検査)および危険部位の除去を行ったことの証明を求める。 」

とあるのですが、これは、まさに、OIEのArticle 2.3.13.9とArticle 2.3.13.10とArticle 2.3.13.11とに定められていることなのですが。
OIE基準を、そのまま、国内法でなぞっても意味あるのか?っていう感じが、正直するのですが。
となたか、詳しくご存知ですか?

[1485] Re:[1484] 猫の首に鈴を付けに行くのは誰? ご参照

http://www.dpj.or.jp/news/200510/20051013_06bse.html


[1750] 無題 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/10/13(Thu) 21:22  

>日本とのつながりがなければいいのですが。

どうでしょうか?

指定ワクチンメーカーが利益を得るために、政府関係者と共謀して低品質のワクチンを大量に製造したのでは、と疑っているそうですが、インドネシア農業省と日本企業が合弁会社を設置しています。

http://www.shigeta.co.jp/IPB-SHIGETA/IPB_SHIGETA_prompt.htm


[1749] Re:[1748] 鳥インフルエンザワクチン製造に関して汚職 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/13(Thu) 21:04  

鶏ピアさん。
意外とこのニュースは、消されていますね。
今残っているのは、この台湾のサイトhttp://www.chinapost.com.tw/asiapacific/detail.asp?ID=69953&GRP=C
のようです。
日本とのつながりがなければいいのですが。

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&q=Zainal+Baharuddin


[1748] 鳥インフルエンザワクチン製造に関して汚職 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/10/13(Thu) 20:39  


インドネシアで販売されているニワトリ用ワクチンは効果が無いという噂がありましたが、ワクチンを巡る汚職が発覚しました。

ProMED概要 20051011-0010...20051011-0070より

●10-10(1011-0050)#Ea#鳥インフルエンザ、アジア(41)(インドネシア、鳥
用ワクチン)#
情報源:Agence France-Presse via news.com.au
鳥インフルエンザワクチンに関わる汚職
インドネシア政府は10月10日、鳥インフルエンザワクチン製造に関して汚職が
あった、と発表した。政府の監査役は指定ワクチンメーカーが利益を得るため
に、政府関係者と共謀して低品質のワクチンを大量に製造したのでは、と疑っ
ている。農業省動物保健局のBahri氏は、在庫分と市場に出回っているワクチ
ンを少しづつ検査し、使用可能なものとそうでないものを分別する、と語った。
(以下汚職事件等について)

http://www.news.com.au/story/0,10117,16872496-401,00.html

[1747]  「日本で最も美しい村」連合 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/13(Thu) 18:50  

平成の市町村合併で、次々と、村が消えていく中で、『日本でもっとも美しい村連合』ができたそうだ。
このサイト
http://www.utsukushii-mura.jp/index.htm
を見ると、全国7町村がすでにこの連合に参加している。
何でもこの 「日本で最も美しい村」連合の下敷きになったのは、フランスの「フランスで最も美しい村」(LES PLUS BEAUX VILLAGES )
http://www.villagesweb.com/divers/selecbeaux.htm
活動なんだそうで、フランスでは、1982年に64の村で始まったそうだ。
現在、フランス以外では、イタリア、ベルギーにも波及し2003年には「世界で最も美しい村」連合が設立され、国際的な組織へと発展しており、今後、カナダ、オーストリア、ドイツも加盟を予定しているということだ。
ドイツでは、すでに、『わが村は美しき、わが村は、将来の可能性に満ち』(”Unser Dorf soll schoner werden Unser Dorf hat Zukunft“)運動
http://de.wikipedia.org/wiki/Unser_Dorf_soll_sch%C3%B6ner_werden_-_Unser_Dorf_hat_Zukunft
があるし、今後、このような運動は、日本でも、市町村合併の加速とともに、逆に増えてくるのかもしれない。
歓迎すべき動きである。

なお、このサイトhttp://de.wikipedia.org/wiki/Unser_Dorf_soll_sch%C3%B6ner_werden_-_Unser_Dorf_hat_Zukunftは、ドイツの美しき村コンテストの各年の金賞・銀賞の村のサイトにリンクしていますので、クリックしてみてください。



[1746] アスベストの定義について。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/13(Thu) 10:02  

私のブログ記事「アスベスト混入疑惑商品一覧」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=316で、アスベストの定義についての議論が続いておりますが、この掲示板でも、改めてアスベストの定義について、以下に記したいと思います。
このブログ記事は、時節柄のせいか、好評で、7月16日掲載以来、すでに、一万以上のアクセスをいただいております。

このブログ記事については、二つの疑問がこれまで寄せられていて、一つは、バーミキュライトは、安全なのかという点について、もうひとつは、TremoliteとActionoliteは、アスベストなのか、という点です。
前者については、1990年に閉山されたアメリカ・モンタナ州にあるLibby鉱山のZonolite Mountain のW.R. Grace & Co. 社のバーミキュライトが、閉山後も、出回っていたという報告があるのですが、これが、日本に輸入されていたのかどうかという問題、後者は、繊維状化されていないTremoliteとActionoliteは、アスベストなのか、という問題です。
後者について、The National Institute for Occupational Safety and Health の見解は、以下のようになっています。

「アスベストとしては、次の6つの鉱石(chrysotile, crocidolite, amosite, anthophyllite asbestos, tremolite asbestos, actinolite asbestos)があるが、これら6つの鉱石は、非繊維上の形で発生することもありうる。
この非繊維状の6つの鉱石は、繊維状のアスベストが発見される同じ鉱床や、商業的に、採掘された鉱石の堆積物の中でも、地質学上、発見されることもありえる。
さらに、非繊維状の鉱石を、砕いたり処理する過程において、「裂片-Cleavage fragments-」が、非繊維状の鉱石から生まれることがある。
これらの非繊維状の鉱石から生まれた「裂片-Cleavage fragments-」は、微視的には、典型的な繊維上のアスベストとは、区別ができない。
中略
NIOSHでは、アスベストの定義として、6つの鉱石の固溶体と、非繊維状のアスベストからの裂片を、アスベストの定義とし、その鉱石の長さ、直径、耐久性などの次元において、病気などを起こす要因とみなす。」
http://www.hhs.gov/asl/testify/t020620a.html参照

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=316


[1745] 牛肉輸入再開を協議 BSE問題で日米農相会談 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/13(Thu) 08:45  

牛肉輸入再開を協議 BSE問題で日米農相会談
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051011-00000212-kyodo-bus_all
>スイス訪問中の岩永峯一農相は11日、ジュネーブでジョハンズ米農務長官と会談,
とのことです。さて、何が話し合われたのでしょう。。。


[1744] 「ネットで急患を“生中継” 救命率向上へ新システム」という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/13(Thu) 08:39  

「救急隊員の衣服に付けた小型カメラで負傷者や急病患者の様子を現場で撮影、画像を転送し、医師がリアルタイムで指示することができる通信システムの実験を奈良県生駒市消防本部などが13日行う。
 医師がどこにいても、インターネットを利用して画像を見ることができるのが特徴。奈良先端科学技術大学院大(生駒市)との共同開発で、同消防本部は「適切な応急措置をすれば救命率向上につながる」と期待している。」

という記事ですが、リモート診療の救急医療版ということですね。
以前、長野県でも同様の試行錯誤が行われていたような気がしています。
山間僻地での救急医療活動に、威力を発揮するような気がしますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051013-00000036-kyodo-soci


[1743] Re:[1742] [1741] [1740] [1739] [1738] [1735] BSE問題:「安全」パンフを政府調査会座長代理が監修 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/13(Thu) 08:35  

1227と1229関連ということですね。


[1742] Re:[1741] [1740] [1739] [1738] [1735] BSE問題:「安全」パンフを政府調査会座長代理が監修 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/13(Thu) 08:24  

笹山さん、えーと、スタウバーさんが発見して指摘してくださったその資料については、大変重要なものですから、ぜひ取り上げていただきたいと思い、私が直接情報をお知らせいたしました。問題意識と、市民の声を聴くご好意で指摘くださったものです。30分と短い中でやってくださいました。
政治、政党の難しいことは私には無知なことばかりで失礼いたしました、今後は党名は省いてUPいたします。


[1741] Re:[1740] [1739] [1738] [1735] BSE問題:「安全」パンフを政府調査会座長代理が監修 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/13(Thu) 08:16  

私は、リナックス型情報公開なんで、まったく気にしないんですが、民主党の先生が、「私が入手したアメリカのレンダリング協会資料によりますと」なんて、おどろおどろしくも、荘重にいっているのを見ますと、ちょっとこっけいに感じますね。


[1740] Re:[1739] [1738] [1735] BSE問題:「安全」パンフを政府調査会座長代理が監修 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/13(Thu) 07:14  

笹山さん、音楽CDのときの、与野党問題に変質して?こじれてしまったという件ですね。
この問題は食の安全を超えた、血液製剤、医療の場での汚染問題がある「国境のない公衆衛生」の問題として、もっともっとメディアがしっかり報道いただきたく思いました。だから矮小な問題にされてしまうような。。

話は変わりますが、おととい、NHKで報道してたんですが、米国のカーギル社が中国への飼料の売り込みにすごく力を入れているそうで、農家を一軒一軒訪問して、「バランスのとれた飼料」を販売しているとのことでした。中国が牛生産に本格的になったら、牛のメタンガス問題もまた大きな問題になりますね。。。

【こぼれ話】世界は牛のげっぷで滅びる?=仏科学者が注意喚起
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/science/20051003/050930063628.az1w97zm.html

ブラジルでは口蹄疫が発生したとのことです。
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/10/2005101101000776.htm


[1739] Re:[1738] [1735] BSE問題:「安全」パンフを政府調査会座長代理が監修 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/13(Thu) 06:56  

いろいろなお考えがあるでしょうが、政党が、食品安全委員会を、直接に責めるというやりかたは、それが、与野党攻守ところをかえたケースまで想定すれば、あまり、好ましいやり方ではないんではないかという、感想を持っています。


[1738] Re:[1735] BSE問題:「安全」パンフを政府調査会座長代理が監修 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/13(Thu) 06:34  

笹山さん、みなさんおはようございます。

昨日の国会での質疑ですが、私は金子先生のご回答がちょっと気になりました。ミンク脳症やCWDのことは「アメリカ独自のプリオン病の問題」として多くの委員が注目している、と仰いながらも、公開審議の場では何故その話題を出されないのか、ということです。「プリオン専門調査会」でCWDの話題が最近出たことがあったでしょうか。
その他のよしなしごと(でもないが)も、心配されるなら、公開の場で口にしていただきたいのですが、そうできない理由があるんだろうか(^^;
配布資料も公開審議なのに、「公開されない配布資料」があるし、食安委はとても透明性があるとは思えません。

ところでですが、党名などを出してすみません、この辺のニュアンスやデリカシーが私には欠けていて(^^;ごめんなさい。
個人として、川内博史さんはたいへん重要な指摘をしてくださったと私は思いました。「市民レベルの指摘で食安委が無視し続けてきたこと」を公の場で指摘、私はやったー!と思いました(笑


[1737] Re:[1735] BSE問題:「安全」パンフを政府調査会座長代理が監修 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/13(Thu) 06:14  

まあ、私たちのウォッチ・ドック機能は、勉強不足の政党の調査機能の補完機能を果たすためにあるんでは、ありませんので。


[1736] Re:[1733] [1731] 韓国からインドネシアに、キムチ状の飼料添加物を、鳥インフルエンザ対策に輸出 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/12(Wed) 22:40  

ときさん。
どうして、キムチ状の添加物が、アンチ・ウイルスの働きをするのかは、わかりませんが、通常、乳酸菌がマクロファージ(macrophage)の活性を促すとありますので、この類かも知れませんね。


[1735] BSE問題:「安全」パンフを政府調査会座長代理が監修 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/12(Wed) 21:59  

BSE問題:「安全」パンフを政府調査会座長代理が監修(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051013k0000m040083000c.html

本日の国会内閣委員会で川内博史議員が指摘くださってました。

衆議院の質疑の中継ビデオは下記でご覧いただけます。
ぜひご覧ください。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm
本日の日付(10月12日)と、内閣委員会 川内博史 
と、お名前を検索に入れていただければ、川内博史議員の食安委への質疑がご覧いただけます。

拝見しましたが、安全パンフの問題のほか、米国牛が16万トンの脳脊髄由来肉骨粉や16万トンの脳脊髄由来の牛脂が使われていること、ミンク脳症や狂鹿病(プリオン病)で問題のミンクや鹿がレンダリングに混入していること、日本の感染源が代用乳中の牛脂や血漿たん白であるとしか統計的に判断できないという指摘、牛脂が感染源となるならば米国の審議にもそれを反映させるべきであり、プリオン専門調査会でも討議すべきだという、たいへん重要な指摘をして下さっており、ありがたく思いました。金子先生は北米の飼料管理のかなりのずさんさを認めておられましたので、今後の審議にきちんと反映いただきたく思いました。



[1734] Re:[1732] [1729] [1728] 米国産牛肉再開に疑問、民主党のスタンス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/12(Wed) 21:52  

虹屋さん。
一体、食品安全委員会に、リスク管理の評価の領域にまで踏み込ませたのは、相当な、高等戦術のように思えますね。
本来、おっしゃるように、食品安全委員会は、自らの分を守って、アメリカ国内のリスク管理にまで、言質を与えないようにしておいたほうが良かったのに。
こうなれば、吉川座長のもっともらしい試算は、論理の混乱を狙ったトロイの木馬だったのかも? 
政党は、このような問題に関してはほとんど無力といえますね。
むしろ、消費者ベースにたったウォッチドッグの方が、よっぽどけん制力が働くような気がしています。



[1733] Re:[1731] 韓国からインドネシアに、キムチ状の飼料添加物を、鳥インフルエンザ対策に輸出 投稿者:とき 投稿日:2005/10/12(Wed) 21:50  

笹山様

> ソウル国立大学のKang Sa-ouk 氏によれば、キムチには、この「leuconostoc citreum」のほか、八種類の乳酸菌が抽出されており、これらをつかっての、アンチ・バクテリア、アンチ・ウイルスの飼料添加物を開発中とのことである。

 結局は、ウイルスとバクテリアに対する、免疫応答の違いを無視した、「細菌学」的アプローチでしかなく、根絶(ノンウイルス、ウイルスフリー)思想というよりも、寄生虫や原虫を対象にしたような、「駆除」の考え方を脱していないように思えます。たとえ、仮に乳酸菌ごときで環境中から排除できたとしても、宿主からは排除根絶など不可能でありますし。
 ウイルスという外来抗原(異物)を排除する「免疫システム」の知識知見から見たら、まるで稚拙な方法といえるし、ウイルス感染症にはほとんど効果のないマユツバとでもいえるものです。
 ウイルス感染症の対処克服は、あくまでも、生体側の「経験」がものをいう世界です。「経験」をしなければ、「免疫」を獲得できません。排除根絶の考え方は、その「経験」をも排除することになりますので、克服はかなわないことになります。
 経験を経てないものは、あとになればなるほど、生き延びるのに不利になります。それが、ウイルスとのつきあいかたです。


[1732] Re:[1729] [1728] 米国産牛肉再開に疑問、民主党のスタンス 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/12(Wed) 21:39  

笹山さん。レス有難うございます。

この農業新聞の記事を読んで、ありえませんが、もし仮に、米国産牛肉の輸入再開問題を争点に総選挙となっても、国民には実質的に選択肢がない事を意味している気がしてます。2大政党制では、両党の政策は基本的に似通ってきて、政権交代しても政策は大きく変動しない。「権力は腐敗する」という観点から政権交代を国民が安心して起こせる制度といった解説記事を日経などで目にするのですが、この牛肉問題を見ると、政策的選択肢がない閉塞した政治状況ということなのかという気がしているのですが、政治のプロの目から見て、2大政党制というのは国民に政策的選択肢を提供する制度なのでしょうか??


> BEVプログラムの中で、不足しているところは、昨年10月25日の日米高級レベル合意の中での「OIEやWHOの専門家には、BEVプログラム実施中において蓄積しうる情報を再検討してもらい、適切におこなわれ、日米両国の牛肉貿易において、消費者に安全を保証しうる修正を行うためのガイダンスを用意してもらう。」 のなかで処置してもらうしかないようですね。

このためには@米国の拡大サーベランスの不備、信頼性のなさなどをもっと指摘して、当初の計画通りの実施を求め、その結果による再検討の必要性を指摘しておく、タロー牛脂の問題も指摘しておくA吉川流の数字合わせマジックを止めて、科学的に見てリスクは同等という言質を与えない、せいぜい「リスクが大きいとは判断できない」としておいて輸入再開の決断はリスク管理者に任せるといった答申内容でないとまずいのでは??


[1731] 韓国からインドネシアに、キムチ状の飼料添加物を、鳥インフルエンザ対策に輸出 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/12(Wed) 21:15  

韓国の地方の飼料メーカーが、キムチの中に見られる乳酸菌のひとつである「 bacteria leuconostoc citreum」を含んだ飼料添加物800キログラムを、先週、鳥インフルエンザに苦しむインドネシアの動物園に送ったとのことである。
ソウル国立大学のKang Sa-ouk 氏によれば、キムチには、この「leuconostoc citreum」のほか、八種類の乳酸菌が抽出されており、これらをつかっての、アンチ・バクテリア、アンチ・ウイルスの飼料添加物を開発中とのことである。

http://times.hankooki.com/lpage/nation/200510/kt2005101217270011950.htm


[1730] 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 投稿者:とき 投稿日:2005/10/12(Wed) 20:34  

■ 伝 承
 たとえ従来の研究に新しいことを何一つ附け加えなくても、もし、従来に到達した水準をそのまま受けつぎ、それを次代に手渡してゆくことができるならば、それもたしかに学者として立派なあり方ではないか、と情の厚い今井源衛(『国文学やぶにらみ』昭和56年)が大学沈降時代にふさわしい無能怠惰の弁護に乗り出している。けれども現実には学問定式のバトンタッチなど世にありえない虚構である。
 根井雅弘(『経済学の歴史』講談社学術文庫)は、アダム・スミスほど誤解された経済学者も少ない、と注意している。既成の学問水準に完璧はありえない。すべては材料の欠乏と時代の限界と読み取りの不十分に発している。定説は誤謬の集約である。万葉集の沢潟久孝は、まず足元の草むしりから始めよ、と訓した。権威ある定説を熟読玩味すれば必ずその根拠に弱みが見出され、そこから駒を進めて新見への道が拓けるであろう。通説に疑問を抱かないのは十分に読解ができていないからである。咀嚼できていない生半可に受け取った学説の上っ面だけを言い伝えるのは、歴世の誤読と誤解と妄想を増幅するのみ、百害あって一利なしである。

(WiLL-2005年11月号 P19. 巻頭コラム「天地無用」より)
http://web-will.jp/latest/index.html

『「学者の眼中、学理あって利害なし。区々たる地位、片々たる財産、学理の前には何するものぞ」とは法学者、穂積陳重(のぶしげ)の言葉である。学理のほかは無頓着であれ、と。』
(10月6日付・編集手帳)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051005ig15.htm

 いまや、学者たるものは総じて、学理に無頓着で、「区々たる地位、片々たる財産」に頓着するようになっているのだろうか。

『「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」の格言通り、「先人の知恵」を学ばさせて頂くことの重要さが身に沁みる次第である。
 せっかくなので、「想像の世界のことよりも現実に存在する事柄を論じる方が断じて有益と信じる」中世イタリアの思想家「マキアヴェッリ」の語録を紹介させて頂く。』
http://konn.seesaa.net/article/7965205.html
(国防アレルギーを卒業し、そろそろ歴史から国防のあり方を学ぶべき)


欧州にも影落とす 鳥インフルエンザ(共同通信) (12日17時38分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051012-00000158-kyodo-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

鳥インフルエンザへのスイスの対策
http://www.swissinfo.org/sja/swissinfo.html?siteSect=105&sid=6152706&cKey=1129095547000

 現実に経験しないうちは、思い至らないのであろうか。
 「法」制度は、あくまでも、人間の勝手な「想像の世界」の取り決めにしかすぎない。自然は、それにいささかも頓着することはないのである。

 さて、公の側の捏造でっち上げに等しい、違法ワクチンの件は、どうなったのだろうか? せめて、そろそろ証拠を提示するべき時期ではないだろうか。
 たまたま最新の検査技術によって検出可能になり、ウイルス感染の事実がわかるようになって、その無病型のウイルス感染を見分けたことが、はたして現実に改善し克服する何かのためになったのであろうか? 
 結果は、全く無意味で無闇矢鱈な鶏の大量虐殺に終わっただけではないのか? 重要な食糧や産業を守る以前に、自ら気違いじみた破壊を行なっただけではないのか?
 本体がやってくるまえに、もうすでに、自ら「疫病」状況を作り出し、悪者をでっちあげ、それを迫害している。「中世の魔女狩り」の状況と全く同じ様相を呈している。
 「鶏を殺すこと」は、疾病対策の観点から見ても、まったく無意味なことと言わねばなるまい。持続的な食糧確保自足の観点からみれば、むしろ、それは害悪でしかない。個人でやっているならば、それは人間の狂気の姿である。集団や組織でやった場合は、「戦争」同様、「狂気の分業体制」の発露とでもいえるものである。
 まさに「集団の狂気」であり、「清浄国論」という妄想によって生じせしめられた、ウイルスという「幽霊」に対する人間の側の一方的な「戦争」あるいは「混乱」状態である。
 家畜とはいえども、人間の手によって、意味もなく「殺す」(無駄死にさせる)ということが、「健全」な精神によってなされているとは到底理解できないのである。死に行くものであっても、必死に最後まで助けようとするのが「人間」である。ましてや、たかが、「流行性感冒」だ。感染症によって、死ぬものが死に、生きるものが生きることが自然の摂理なら、わざわざ、その抗体産生能力を獲得できるものまで殺すことは、最終的には、「生命」を否定することにもつながるのではないだろうか。


[1729] Re:[1728] 米国産牛肉再開に疑問、民主党のスタンス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/12(Wed) 18:27  

虹屋さん。
BEVプログラムの中で、不足しているところは、昨年10月25日の日米高級レベル合意の中での
「OIEやWHOの専門家には、BEVプログラム実施中において蓄積しうる情報を再検討してもらい、適切におこなわれ、日米両国の牛肉貿易において、消費者に安全を保証しうる修正を行うためのガイダンスを用意してもらう。」
のなかで処置してもらうしかないようですね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=419


[1728] 米国産牛肉再開に疑問、民主党のスタンス 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/12(Wed) 15:34  

笹山さんの掲示板には、そぐわないかなと思いますが、
山田さん、輸出プログラムが遵守されても、SRM原料の肉骨粉、タロー牛脂による交差汚染という大きな抜け穴があり、それによる感染牛が問題では?。
 それを知らないとすれば不勉強だし、知った上でプログラム遵守だけを問題視しているのなら、結局、政府監視もポーズだけに終わるのでは・・

日本農業新聞10/12 アンテナ
米国産牛肉再開に疑問
米国・カナダ産牛肉の輸入再開問題に関して、「日本向け輸出プログラムが順守されれば、という前提条件に不安が残る」と訴えるのは民主党の山田正彦「次の内閣」農相。「近く党内に対策本部を立ち上げて、集中的に議論したい」と政府が拙速な輸入再開に踏み切らないようその動向を注視する。


[1727] 空想「清浄国論」のために、現実逃避する日本 投稿者:とき 投稿日:2005/10/12(Wed) 15:30  

 日本には、鳥インフルエンザウイルスなど、「ない」し、病気も「起こらない」と思い続けている(思い続けなきゃいけない)ため、まるでのどかな日常が過ぎていく毎日のようです。
(ウイルス感染症防御の確実な積極策は「ワクチン」接種しかないのだが、それを最後まで封じたいがための悪あがきの状況ともいえる。)

鳥インフルエンザの恐怖…渡り鳥飛来地 中央日報 2005.10.12 08:56:34
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=68501&servcode=400&sectcode=400

養鶏場に広がる不安 朝鮮日報 2005/10/11 19:32
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/10/11/20051011000071.html

 日本だって同じ状況であるにもかかわらず、あらゆる具体的実際的な「疾病対策」の手を封じたままである。かつ、もはや今となっては誤っているともいえる、その前時代的な法令体系による制度そのものの永続を図るためだけに、その手続き方法(指針)を堅持しつづけなければならないことになっている。あまりにも愚かである。

ProMED に掲載されたトリインフルエンザに関連する情報
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/avian_infl.html
ProMED-mail
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1000


[1726] 「灯台下暗し」 投稿者:とき 投稿日:2005/10/12(Wed) 11:29  

10月12日付・編集手帳

 大量殺戮(さつりく)のことをジェノサイドという。詩人の石原吉郎さんは「望郷と海」(ちくま学芸文庫)のなかで、「ジェノサイドのおそろしさは…」と書いている◆ひとりひとりの死がないことだ、と石原さんは言う。「死においてただ数であるとき、それは絶望そのものである」と。大規模な自然災害の報に接するたび、その一節が頭をよぎる◆死者何千人とくくられ、何万人とくくられる。インド洋津波。米国のハリケーン。今度はパキスタンの地震。「数」で語られる“絶望そのもの”の何と多いことか◆「家族と親類35人のうち20人が死んだ。夫は大けがをしたまま道で寝ている。なぜ、誰も助けにきてくれないのか」。パキスタン北部の町ムザファラバードで、ナズィラン・ビビさん(45)が泣き崩れたと、現地から本紙の記者が伝えてきた◆死者が2万人を超えた被災地では、何百万分の一の嘆きに過ぎないだろう。そうであろうとも、非情な「数」の中から一つでも二つでも個々の悲しみを見つめ、伝え、ジェノサイドを繰り返す天地に抗(あらが)いつづけるしかない◆首都の倒壊したアパートで、国際協力機構(JICA)の楢原覚さん(36)も犠牲になっている。一緒に亡くなった長男の輝(ひかる)ちゃんは、まだあどけない2歳である。荒ぶる自然よ。人の命をこれ以上、「数」で語らせるな。
(2005年10月12日1時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051011ig15.htm

 「人痴・人為」による「ジェノサイド」は、この日本でも、すでに起こっています。しかし、その自覚がないことのほうが恐ろしい。そうしてみれば、生態系にとって、人間の存在そのものが、「天災」みたいなものともいえましょう。
 しかしながら、人間もまた、自然の一部であることからは免れ得ない存在です。自然の妙は、絶妙な采配を篩うことになるのでしょう。それが、いにしえよりの「疫病」の歴史といえるような気がしています。
 「疫病(を含めた天災)」と「戦争」、人類の永遠のテーマですね。絶対に抗し難いものです。


[1724] Re:[1721] 無題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/12(Wed) 09:39  

匿名さん。
確かに、家畜以外の健康状態も考えながら、農家の生業の成り立ちまで、責任を負わなければならない、現場のご苦労は、大変なものでしょう。
北海道で、かつて、BSE発生の時に、女の獣医さんが、自殺されましたが、そのようなプレッシャーは、日常あることなのでしょう。
ヨーロッパなどでも、近時、獣医さんと、お医者さんとの交流を深める動きが現れているということは、地域医療のひとつの分野に、この、人畜共通感染症の分野が入り込んできたことに対応する動きであると思います。
おっしゃるような、抜本的な考え方の変更を求められているような感じがしています。


[1723] Re:[1722] 日本の報道機関による中国のコレラ記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/12(Wed) 09:34  

ときさん。
中国での「バイトリル」(エンロフロキサシンEnrofloxacin.)は、中国名「恩諾紗星」または、「Vimetryl」として、このように
http://www.congenes.com/htm/products_11.htm
製造もされ、また、うなぎなどの養殖魚などに広く使われているようですね。

http://www.google.com/search?svnum=10&hl=zh-CN&lr=&c2coff=1&q=%E6%81%A9%E8%AF%BA%E6%B2%99%E6%98%9F&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2&sa=N&tab=iw


[1722] 日本の報道機関による中国のコレラ記事 投稿者:とき 投稿日:2005/10/11(Tue) 22:02  

コレラに158人感染=中国・浙江省

 【上海10日時事】中国浙江省当局は9日、同省嘉興市でコレラが発生したと発表した。これまでに158人の感染者が見つかり、72人が現在も入院しているが、いずれも症状は軽く、死者はいないという。同当局は、まん延を防ぐ措置は既に取られているとしている。
 嘉興は上海の西隣に位置し、日本など外資系企業の工場も多い。同省当局によると、感染者の主な症状は痛みや発熱を伴わない下痢、嘔吐(おうと)。不衛生な水や食物が感染源とみられるという。 
(時事通信) - 10月10日11時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051010-00000017-jij-int

コレラ感染が急増=中国

 【北京11日時事】新華社電によると、中国衛生省は11日、今年第3・四半期の法定伝染病発生状況を発表、この中で同期中のコレラ感染者が前年同期の約3.7倍に当たる638人に急増したことを明らかにし、各地に予防対策の強化を求めた。
 感染者は沿海地域に集中しており、福建、浙江両省でいずれも150人を超す患者の発生が伝えられた。衛生省によると、不衛生な魚介類を食べたことが主な原因。中国ではここ数年コレラ感染が拡大する傾向にあり、衛生省は警戒を強めている。 
(時事通信) - 10月11日19時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051011-00000091-jij-int

今度は疫病、上海の隣町でコレラ流行だー。2005-10-10 (再掲)
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/726c2b1ab824cc67cd85ea0329068421

IDWR 感染症の話 ◆コレラ
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k00-g15/k00_01/k00_01.html

 コレラとペスト、19世紀の「細菌学」的発見の時代の「花形」。パスツール(仏)とコッホ(独)の時代であり、また、北里柴三郎による、中国広東省における、ペスト菌の発見などの時代でもある。その後、ストレプトマイシンやテトラサイクリンなどの特効薬ともいえる抗生物質や合成抗菌剤の時代になるのですが、ほんの一時の勝利に見えただけのことです。
 ウイルスに関しては、1950年代の、ワトソン-クリックのDNAの構造解明以降の分子生物学の発展をまたなければなりませんでした。(細胞における増殖のメカニズムなど。)
 さらに、ウイルスの「病原性」に関しては、「免疫学」に多くを依存します。(1970年代以降。その点で、家畜動物のウイルス感染症対策に関しては、いまだ「19世紀型細菌学」の時代の考え方を引きずったままである。)
 
 おそらく、ペストもコレラも、多剤耐性を獲得した「新型」である可能性が非常に高いと想定しておかなければならないのではないか。結核菌やレンサ球菌のように。なぜならば、いまや、テトラサイクリン系はヒトや家畜動物はおろか、養殖魚類にまで、広く用いられるようになって久しいからである。それはまた、テトラサイクリン系にとどまらない。米国では、家畜への「バイトリル」多用が一時問題になってはいたが・・・。(中国では、その方面に関しても、野放しなのではないだろうか。)


[1721] 無題 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/11(Tue) 20:56  

笹山先生再度愚痴となるコメントを聞いてください。

家畜衛生の末端は人が少ないとの話だけであればいいのですが「船頭多くして船山に上る」が如くの世界です。
一部のテクノクラートからの上意下達を実行するのが、家畜衛生行政です。
現場はその最前線です。
現場と官の接点をもつのが家畜保健衛生所です。
研究成果に基づく科学的な論拠や方法、そしてその実践。それが政策なのでしょう。
必要不可欠なことです。
政策は最終的に公共ため、様々な不利益の低減(家畜衛生では家畜と人の病原微生物感染リスクの防除若しくは低減?)へと繋がっていくのでしょう。そして住みやすい快適な世界の構築、安全・安心を最大限に引き出せる世界への誘導なのでしょう。

いっぽう家畜・家禽の感染症(動物由来感染症含む)は数多くあります。
その検査・調査(悉皆・抽出両者を含む)の計画・実行・調整やら、所有者(産業から愛玩まで)への検査説得交渉、摘発後のフォロー(精神的及び経済的支援)、疾病によっては精密検査までたった1人でこなすことがあります。
突発的な疾病(感染症のみならず中毒など非感染性のものや乳房炎など慢性疾病も含む)、もいろいろな動物で生じます。
重要な感染症もありえるので、手もとの仕事を中断し即現場へ駆けつけることもあります。何万円もする伝染病の検査キットを途中までやって、捨てて現場へ直行することもあります。
いざ現場へ行けば、法律という盾があるものの所有者の気持ちを察することが重要です。
交渉術も身につけなければなりません。
BSE・AI・FMDなどは時間の余裕がないまま、所有者との交渉・検査・事務手続きを行っていかなければなりません。
話題の疾病の場合、一般の方からの相談の電話も、これらと同時に合間を縫ってこなします。まれに耳年増の方や他関係機関やマスコミの場合だったりするとその相談対応も難航します。ことによってはそれを考えながら運転し現場に向かいます。(科学的な論拠、法的根拠を振りかざしてはいけません。勝ち負けの交渉事ではありません。)
当然ですが検査薬・消毒薬・消耗品の発注・購入も随時同時に一人で行います。
検査機器のメンテも一人です。
現場は多様かつ多忙です。上意下達の世界ですが、現場の下意も取り上げていただきたいです。

プロなので使命感を持ってやっていますが、本当にそして実際に現場を担っている防疫員は少ないのです。末端は組織が内側に向きがちです(昇格とかそんなものにこだわるのです)。現場と検査、事務を同時にこなしているもの(兵)が組織の外側に向きます。家畜所有者や消費者が何を求めているか見えてきます。
その対応範囲は年々増えることがあっても減ることはありません。
そのために増員を何年となく上部に叫んでも財政改革の「錦の御旗」のもと「暖簾に腕押し」なのです。
何かがあると常に「船頭多くして船山に上る」状態になってしまうのです。我々兵はとにかく動くしかありません。様々な船頭の指示のもとに。家畜所有者や関係者、消費者の困惑を最低限に抑えつつ。

家畜感染症は人に危害がないEnzooticな疾病のならまだしも、ひとたび動物由来感染症が発生しendemic、pandemicになったどうすればいいのでしょうか?
人への健康被害を防ぐ意味でも、動産としての家畜など動物財産を守るためにも、今の家畜衛生の体制を首脳部から末端まで一から見直す必要があるのではないでしょうか。

これらはあくまでも愚痴です。聞き流して下さい。



[1720] 農林水産省 報道発表資料 ほか 投稿者:とき 投稿日:2005/10/11(Tue) 20:25  

農林水産省 報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

10月7日
食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第16回家きん疾病小委員会及び第3回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の概要について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051007press_13.html

『ア 今回のウイルスは海外から侵入したと思われ、その経路については、

* [1] 渡り鳥を介した侵入の可能性、
* [2] 輸入鳥類又は輸入家きん肉を介した侵入の可能性、
* [3] 旅行による人等を介した侵入及びワクチンやウイルスそのものが不法に持ち込まれたことによる侵入の可能性

が考えられるが、これまでに得られた調査結果からは、[1]及び[2]の可能性は低いものと考えられる。[3]については、今後、さらに調査する必要がある。』

 その感染源、感染経路はあくまでも、「人為的」な要因によるものとみなすようで・・・。
 基本的に、現状認識の変更は、特になし。(清浄国論堅持)
 のどかですねえ。こんなことやってる場合ではないのに。本物の「危機」がすぐ目前まで近づいてきている。食糧危機に直結している。
 単純な「農産物の貿易(輸出入)」問題を、「人間の疾病」にこじつけてる場合ではない。純粋に「家畜の疾病」問題である。
『鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。』でしょ。

高病原性鳥インフルエンザに関する海外調査について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051007press_12.html

 直に持ち込むことは、通常ないのではないか? というよりも、“感染可能な”「弱毒型」だったら、いったん環境中に放出(野鳥感染)した場合、わざわざ接種の必要はなくなるのだが・・・。もはや、それは、野生株同然である。通常、ワクチンの性能を考えたとき、生ワクは、強い免疫応答を得ることができ、有利ではあるが、ワクチンの活性保持が不可能。産業的実用的には(営業的にも)、不活化ワクチンが常識。となれば、感染性はなし。その面でも、今回の茨城事例が、ウイルスが分離同定されているとなれば、なおさら、自然環境中の野鳥からの感染を、まずは想定し調査する必要がある。それをやらずして、「野鳥からの感染」の最も高い感染源感染経路の可能性を除外するわけにはいかない。ワクチン原因説は、あくまでも「人為的」なものに「原因」をこじつけたいがための作為としか見えない。

10月11日
トルコ及びルーマニアからの家きん肉等の輸入一時停止措置について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051011press_8.html

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

 “野鳥の渡り”による、H5N1「鳥」インフルエンザウイルスの感染伝播によって、世界の養鶏生産状況は、かなり深刻な事態になっている。
 日本は、今、これに関して、全くの「無防備」な状態である。「ワクチン」を「汚染」という認識では、「危機管理」は不可能である。実質、「疾病対策」はなきに等しい。この「絶望」の状況をつくっているのは、この国の政策・対策を担当する農水当局である。これほどまでに、無脳なのか?
 何の対策もできず、ただやってくるのを、手をこまぬいて見ていることしかできないようだ。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/infectious/?1101290639
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/agriculture/

ブラジルで口蹄疫 世界最大の牛肉輸出国(共同通信) - 10月11日11時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051011-00000067-kyodo-bus_all



[1719] 村岡さんは、冤罪であると、私は思うのだが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/11(Tue) 19:29  

かつて、私も、二十年以上、同じ選挙区で戦ってきた村岡兼造さんの第19回公判が、今日開かれ、橋本龍太郎さんなどが出廷され、証言されたという。
村岡さんも、落選された上で、大変な目にあわれたものと、同情する。
それにしても、裁判中の事件に口を挟む意図は、毛頭ないのだが、どうも、村岡さんを「裏金化を主導した」として起訴するには、あまりに無理がありすぎるように思える。
私は、かつての選挙でのライバルという関係を超えて、村岡さんは、冤罪であると思っている。

冤罪から身を守るには、どうしたらいいのかな?
そうですね。
自らが、いつ、どこにいて、何をしていたかを証明するタイムスタンプが必要ですね。
いわば「人間フライトレコーダー」とでもいうのかな?
と思っていたら、こんな「SenseCam 」http://www.gizmag.co.uk/go/2694/
という名前の人間フライトレコーダーがすでに開発されていました。
仕組みは、衛星とリンクしてのその人間の位置情報と、動き、光、温度、受光赤外線などが記録され、訴訟問題の際に力を発揮するとあります。
記録は、こんな具合http://www.gizmag.co.uk/picture.php?s=95&p=2694_02.jpgとか、こんな具合http://www.gizmag.co.uk/picture.php?s=95&p=2694_03.jpgに記録されるようです。
12時間で、二千枚のイメージを記録できるようで。
でも、こんなの持っているかたとは、付き合いたくないですね。

http://www.asahi.com/national/update/1011/TKY200510110039.html


[1718] Re:[1717] [1714] [1713] 「「代用乳使用と BSE 発生は関係があるとはいえない」のは本当か」という真名さんのブログ 投稿者:真名  投稿日:2005/10/11(Tue) 19:24  

笹山さま。 そうですね。 無料ブログなので、使用者数に比べてサーバー能力が足らないのでしょう。 
有料ブログにすれば、こういう問題はなくなりますかねえ。
先のことを考えますと、入手容易な資料を保存しておくことは必要です。 またある程度本格的に再開する前に、有料ブログに引っ越しするかもしれません。  

http://blog.livedoor.jp/manasan/

[1717] Re:[1714] [1713] 「「代用乳使用と BSE 発生は関係があるとはいえない」のは本当か」という真名さんのブログ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/11(Tue) 17:54  

真名さん。
ライブドアの社長日記が、やたら短いですからね。
本格派には、向いていないブログなのかもしれませんね。
私のWordpressも、あまり記事を詰め込みすぎますと、修正不可能のフリーズ状態になることがありましたっけ。
もっとも、Wordpressのばあいは、MySQLにデータベースをおいてあるので、比較的余裕はあるようですが。


[1716] Re:[1715] 牛脂タローのBSE感染性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/11(Tue) 17:27  

milkman さん。真名さん。
改めて、農林水産省のオランダ調査団報告書を見てみましょう。
残念ながら、この報告書の概要は、この英語サイト「Investigation by the Japanese delegation to the Netherlands」でしか見ることができないようですが。
これを見る限りでは、オランダの言いなりを報告書にまとめただけのようですね。
以下概要です。

調査は、2002年6月8−15日にわたって行われた。
1.オランダのスタッフは、代用乳が、感染原因とする意見については、ありえそうもないことだとの見解を述べ、また、肉骨粉の飼料生産間における交差汚染については、ありうることだと述べた。
2.日本に輸出された動物脂肪については、オランダにおけるBSEのケースでの飼料に使われていた。
しかし、その同じ飼料メーカーのマーケットシェアは、オランダで、50パーセント以上で、オランダでは、何百万の子牛が、このメーカーが作った動物脂肪を飼料にしている。
したがって、オランダ側の主張するに、このメーカーが作った代用乳と、BSEとの間の疫学的関係はないといっている。
(オランダ側が、この飼料メーカーのオランダ国内マーケットシェア50パーセント以上といっているのは、これが原因ではないと主張したいのだろう。この発言は、状況を述べているに過ぎず、裏づけのあるものではない。)
3.これらの動物脂肪は、動物用のために作られたものであり、人間の食用に作られたものではない。
この動物脂肪は、健康な牛から作られたものであり、脳、脊髄、眼は、加工者によって自発的に取り除かれたものである。
この動物脂肪の生産ラインは、完全に、他のラインからは、分離されており、他の動物たんぱく質との交差汚染の可能性は、著しく低い。
これらの結果から、この報告書では、BSEを起こしうる動物たんぱく質による動物脂肪の交差汚染の証拠は、得られなかったとの結論に達した。

http://home.hetnet.nl/~mad.cow/archief/2002/aug02/japned.htm


[1715] 牛脂タローのBSE感染性 投稿者:milkman 投稿日:2005/10/11(Tue) 16:37  

BSE発症牛における感染原因物質として、オランダ産牛脂タローに不活化されない異常プリオンが生残していたのではないかという発生当時からの疑問に、ひとつの答えがあったように思います。(以下の農業技術研究所報告、[1714]の真名さんの投稿・ブログを参考にして)
あとは当時の実際のタロー製造工程(オランダ産タローの製造条件)を精細に調査し、これを再現して製造したタロー(異常プリオンの生残しているタロー)を用いた乳用雌子牛を用いた投与試験で、発症確立も考慮に入れて再現してみる必要があるのではないかと考えます。畜産食品の安全性を希求する技術者として切望するものですが、何とか早急にできないものでしょうかね。わが国の研究技術力から考えるとそんなに重い難しい問題でもないように思いますがね。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05100801.htm


[1714] Re:[1713] 「「代用乳使用と BSE 発生は関係があるとはいえない」のは本当か」という真名さんのブログ 投稿者:真名  投稿日:2005/10/11(Tue) 10:03  

笹山先生。 おはようございます。
いや、この程度の長さの文章を一回で入力できないのです。
2、3回に分けないと、ブログ中に入らないんですね。
理由は、おそらくサーバー処理能力が低いことです。
しかし、この程度の短文が一回で入らないようでは、とても使えません。 たいした字数じゃないですよね?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1713] 「「代用乳使用と BSE 発生は関係があるとはいえない」のは本当か」という真名さんのブログ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/11(Tue) 09:36  

このサイト
http://blog.livedoor.jp/manasan/
です。
ここに書かれている「しかしここまで追記可能文字数を減らされてしまうと、うちみたいな本格的なブログは成立しにくいですね。これは非常に大きな問題です。 文字くらいまともにかかせてくれないかな?」
というのは、ライブドアのブログの形式がそうだという意味なのでしょうかね?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1712] Re:[1711] 無題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/11(Tue) 09:11  

匿名さん。
なるほど。
現場は、鳥インフルエンザだけが病気ではないのですね。
ましてや、ヒトにも感染しうる人畜共通感染症の管理まで、ということになりますと、無理がありますね。
ちょっと、国の人畜共通感染症に対する対応スタンスを見直さないと、パンデミックには、到底対応できないことになりますね。


[1711] 無題 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/11(Tue) 08:30  

現場は人が少ないです
とある家畜保健衛生所ですが
防疫担当1名です
乳牛・肉牛・豚・鶏ほどほどにいますそれぞれ100〜200件の農家
馬・めん山羊・しか・ダチョウ・フランス鴨などもいます
AI・BSE・豚コレラ・CWD・スクレイピー・FMD・ヨーネ病・その他家畜伝染病を1人でやるのは地方行政として不可能です


[1710] Re:[1709] プリオン専門委 たたき台二次案にも重大な欠陥ーレンダリング工程や獣脂には一切触れず 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/11(Tue) 07:54  

まりちゃんさん。
今年4月のEFSAのGBRU、V、W地域の評価(Opinion of the Scientific Panel on Biological Hazards of the European Food Safety Authority on the “Assessment of the human and animal BSE risk posed by tallow with respect to residual BSE risk”.)の前提としては、
フィルタレーション0.15パーセント、最大粒子50mm、133度、20分、3バール加圧
という条件での評価でしたね。

http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1110/biohaz_op_ej221_qra_tallow_en2.pdf


[1709] プリオン専門委 たたき台二次案にも重大な欠陥ーレンダリング工程や獣脂には一切触れず 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/10(Mon) 22:35  

プリオン専門委 たたき台二次案にも重大な欠陥ーレンダリング工程や獣脂には一切触れず
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05100801.htm
>とりわけ重大な問題と指摘した国内牛の暴露・増幅リスクに関して、レンダリング工程の実態には一切無視、「通常のレンダリングでは感染価は約1/100に減少する」とした点について何の修正もない。EUのリスク評価が言うように、

 「米国の約280のレンダリング工場で四つのシステムが使用されている。全システムが100-150℃の温度と様々な加熱時間、大気圧下で加工。

  -バッチ煮沸工場(46):115-125℃、45-90分。

  -連続チューブ・デイスク煮沸システム(220):131-150℃、45-90分。

  -連続多段階蒸発システム(10):115-125℃、20-40分。

  -連続予熱/加圧/蒸発システム(4):87-120℃、240-270分。

>これらは大気圧の下で(つまり加圧することなく)加工しているから、BSE感染性が工程に入れば、これを大きく減らすとは考えられない」(米国の地理的BSEリスクの評価に関する作業グループ報告(欧州食品安全庁),04.9.4)

>というのが事実とすれば、感染牛1頭の”肉骨粉”がもつ感染価は最大でこの評価の100倍にもなってしまうというのにだ。この一事だけをとっても、この評価はまったく信頼できないと分かる(以上抜粋、農業情報研究所さんの原文URLをどうぞ)



[1708] 中国「コレラはいまなお流行中」? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/10(Mon) 22:03  

今度は疫病、上海の隣町でコレラ流行だー。2005-10-10
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/726c2b1ab824cc67cd85ea0329068421

在中国日本国大使館
http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/01top.htm

外務省 海外安全HP
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html
中華人民共和国(中国) 2005/09/28 中国:福建省におけるコレラ発生及び大連における感染症報道
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2005C388

厚生労働省検疫所 海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

ペストのほうは? 
ここ数年は、天変地異の当たり年になってしまうのでは?


[1707] Re:[1690] スペイン風邪の伝播 投稿者:とき 投稿日:2005/10/10(Mon) 19:01  

> >  「宿主域の広域化」を、字義どおりとらえるならば、それは、宿主が「トリ」のみだったウイルスが、変異せずに全く同じゲノムのまま、「トリ」以外の種の細胞で感染増殖できるようになった場合(あるいはそれが発見・確認された場合)、そのようにいえると思います。
> 少なくとも、スペイン風邪が該当していた可能性が高くなったのでしょうね。
> かなりショッキングなニュースですがときさんスルーはないでしょ。
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051006-00000004-san-soci

 疫学界での認識では、最初、アメリカで流行し、第一次世界大戦中のアメリカ兵の進駐によって、ヨーロッパへもたらされ流行した可能性が高いことになっています。
 スペイン風邪といえども、トリで流行したものが、各地で発生し、トリからヒトへという経路では決してなく、あくまでも、ヒトからヒトへ感染し、流行したものです。勘違いなさらぬよう。トリで流行することと、ヒトで流行することは、あくまでも別次元の話です。

鳥インフルエンザに関する誤解と実際
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/10/10/20051010000006.html

 日本の公式情報では、『「渡り鳥」や「野鳥」から感染』という可能性は、「清浄国論」堅持のために、いつまでも「想定外」なのでしょうね。不自然な屁理屈と化しています。ロクに調べもしないで、データのないものはないこととする姿勢を改める気はないのでしょう。「清浄国論」にとっては、余計なことですからね。


[1705] 「人口減少時代の社会保障改革」小塩隆士著 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/10(Mon) 15:08  

再び、立ち読み本情報で恐縮だが、新刊の上記題名の本は、いろいろな新しい示唆を私どもに与えてくれる。
帯びのキャッチフレーズが、「すべての世代を同時にハッピーにする改革なんてあり得ない!先細るばかりの若者世代にこれ以上期待することはやめ、真に支援すべき人たちを助ける制度につくり変えていかねばならない。」
というのだが。
要するに、著者の言うのは、こういうことらしい。
世代間所得再配分にのみ頼ることはやめて、同世代間内所得再配分機能を活用し、少子化時代での行き詰った社会保障スキームを解きほぐそう、というのが、メッセージらしい。
また、同世代というスキームも、セグメントしていけば、もっと細かい世代区分による所得再配分機能も生まれるかも知れない。
しかし、問題は、ストックとしての所得再配分と、フローとしての所得再配分を、どうバランスよく、機能させていくのか、ということなのではなかろうか。
高齢者世代間の所得格差は、資産格差に基づくものが多い。
しかし、ストックとしての所得再配分というのは、キャピタルゲイン課税がはっきり位置づけられていない日本の租税体系の下では、なかなか、難しいのではなかろうか、というのが、ほんのチョンの間での立ち読み感想だ。
小塩さんの年金改革の考え方は、このサイトhttp://www.esri.go.jp/jp/forum1/020930/kicho101.pdf

http://www.econ.kobe-u.ac.jp/katudou/publication/paper/discussion/0408.pdf

http://www.tkfd.or.jp/publication/reserch/pdf/seisaku07.pdf
でも読むことができる。
それと、違う著者だが、こんなサイトhttp://www.jbaudit.go.jp/kanren/gar/japanese/article21to30/j27d15.pdfも参考にはなりうる。

http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35167


[1704] 新岡山市長になった高谷茂男さんは、こんな人 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/10(Mon) 11:23  

私も岡山に三年いたため、今回の岡山市長選挙には関心をもって見ていたが、結局当選したのは、高谷茂男さんだった。
このサイト「失敗に学ぶ 〜 高谷茂男氏」http://www.webtsc.com/prog/keizai/2004/interview/200404-06/in040530.htmにあるように、高谷さんは、設立された「山陽玩具」が、中央資本の進出によって苦境に追い込まれたのを、レジャー施設「おもちゃ王国」の設立によって、立て直した経験をかわれ、今度は、倉敷のチボリジャパンの建て直しに当たっている最中に、岡山市長候補に推薦されたもの。
「振り返ってみると、大型安売り店の進出で窮地に陥ったとき、相手のやり方に巻き込まれて安売り路線に走っていれば、今ごろは…。競争相手と同じ土俵で戦わず、自分で『新しい土俵』を作る。それに経営者はいったん決めたことは、必ずやり遂げる。それが大切だと思う」
これが原点なんだそうだ。
そういえば、JR倉敷駅の車窓のまじかに見えるチボリ公園も、近頃は、ちょっぴり人影が見えるようになってきたようだ。
短躯ながらも、ファイトマン。固有名詞は避けるが、岡大出身者には、このようなタイプが多いような感じがする。
「政令都市岡山」が目標なのだろう。
http://mytown.asahi.com/okayama/news02.asp?c=5&kiji=121 も参照

http://www.webtsc.com/prog/keizai/2004/interview/200404-06/in040530.htm


[1703] 鳥インフルエンザは、いよいよ、アジアからヨーロッパへ感染拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/10(Mon) 09:02  

ルーマニアに続いて、トルコでも、鳥インフルエンザが発生し、いよいよ、ヨーロッパに、鳥インフルエンザ感染が拡大してきている模様である。
今回の感染がわかったのは、トルコのエーゲ海近くで、七面鳥二千羽が、鳥インフルエンザで死んでいるのが発見されたという。
トルコ衛生当局は、周囲三キロを隔離ゾーンとして、その中の犬や鳩を殺処分しているという。
一方のルーマニアでの感染状況だが、黒海のダニューブ・デルタ地帯での感染が主で、H5N1 であるかどうかは、まだ確定されていない模様だ。
こうして、アジアからヨーロッパへの感染拡大が現実のものになっている中で、ギリシャ政府は、昨日、ギリシャへの感染阻止を目的とし、サーベイランスの強化、隣接する諸国からの生体鶏の移入についての、空港や港湾での監視体制の強化を発表した。

http://in.today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=worldNews&storyID=2005-10-10T023117Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_India-218828-1.xml


[1702] 地方制度調査会が市町村の助役・収入役不要論を提言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/10(Mon) 08:27  

政府の地方制度調査会の専門小委員会は九日、都道府県の出納長や市町村の収入役の廃止を提言する方針を固めた。
出納長や収入役について「必ずしも置く必要はなく、置くか、置かないかは選択制で良いのではないか」との意見で一致。現行の特別職でなく、一般職の職員でも、公金の適正な管理ができればよいとする意見が大勢を占めたとのことである。

たしかに、地方の市町村では、財政難ということもあるが、時として、助役などは、現職市町村長の対抗馬として、名乗りでたり、担ぎ出されたりするケースも多いことなどから、助役・収入役を置かないケースも多くなってきている。
一方、田舎の町村などでは、よく、『助役は、盃洗代わり』などといわれ、市町村長の出るべき酒席の代わりを務め、健康を害するケースも多いようである。
平成の市町村大合併後の体制では、従来の助役を副市長の名称に変えた自治体も多いようだが、実態は、以前とかわっているのだろうか?
むしろ、今日的な体制としては、市民会議的役割と、オンブズマン的役割を兼ね備えた、実質的な行政長への補助・けん制体制というもののほうが必要のような気がしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051010-00000006-san-pol


[1701] Re:[1700] 鳥取県弁護士会が人権条例案の反対声明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/09(Sun) 17:06  

謎工さん。
たしかに、この鳥取県条例案では「調査の対象が行政機関の場合は、長が認めれば協力要請を拒否することが可能」ということになっていることは、懸念の材料ですね。
同様に、国の案についても、「公権力による人権侵害」に対しては、法務省の外局に置かれるという「人権委員会」では、用を成しませんね。
これは、アムネスティーも「公権力といえども、指弾される立場にありうる。」と指摘しているところです。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=266 参照
ただし、特化というのはどうなのでしょう。
いろいろな人権を包括しうるスキームができれば、それに越したことはないのですが。

http://www.pref.tottori.jp/jinken/jinkenkyusai_jorei-an.pdf


[1700] 鳥取県弁護士会が人権条例案の反対声明 投稿者:謎工 投稿日:2005/10/09(Sun) 16:42  

人権擁護法を巡る騒動が混迷を深める中、鳥取県弁護士会が県の人権条例案に反対を表明したそうです。
しかし、弁護士会の声明を読んでみるとネット上で盛んだった人権擁護法反対運動では副次的にしか主張されて
来なかった「差別を助長・誘発する行為」の定義の曖昧さや人権侵害被疑者に対する反論権が無いこと、
そして何より公権力の人権侵害に対する効力が行政機関に対しては調査協力への拒否権を認めてしまっている
為に全くと言っていいほど期待出来ないことと言った致命的欠陥がここに来てようやく本格的な議論の俎上に
上ったのは前進と見るべきでありましょうか。これが人権擁護法もその対案も一旦、全て白紙撤回し
「公権力による人権侵害」に特化した個別法を制定する機会になれば良いかとも思うのですが、
どちらにしても人権擁護法を巡る混乱はまだまだ続きそうです。

http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/106458006.html


[1699] Re:[1698] 弱毒のトリフル、防疫指針改定へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/09(Sun) 10:53  

虹屋さん。
「新たな調査で、メキシコで今年見つかったウイルスにも近いことが分かった。」というのは、本当なのでしょうかね。
少なくとも、下記の登録では、今年のメキシコのH5N2というのは、ないんですが。

http://flu.lanl.gov/search/index.html?action=search&form_page=zilch&seg=any&hspecies=Any&text=mexico&field=ALL&viewas=slist&orderby=datedes&num=100


[1698] 弱毒のトリフル、防疫指針改定へ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/09(Sun) 10:39  

抗体検査陽性で、ウイルスが検出されない鶏舎はどうするのだろうか?

ウイルス侵入は4月ごろか/鳥インフルエンザ [2005年10月08日付] 日本農業新聞

 茨城県の高病原性鳥インフルエンザ問題で、農水省は家きん疾病小委員会と感染経路究明チームの合同会合を7日開き、究明チームの寺門誠致座長(農林漁業金融公庫技術参与)が、ウイルスが4〜5月に海外から持ち込まれたとする見解を示した。今月中に経路について中間取りまとめをする。
 
>同省は、茨城県のウイルスが毒性の弱いタイプだったことから、弱毒型の場合は移動制限区域内でも検査で陰性の鶏は食鳥処理場への出荷を認めるなど、弾力化した防疫指針に今月中をめどに改正することを決めた。一方で、監視体制を強化する。今月から、1000羽以上を飼うすべての採卵鶏農場を最低でも年1回ずつ検査するほか、各農場に毎月1回、死亡羽数の報告を義務付ける。
 
 合同会合は、ウイルスの国内侵入経路について、渡り鳥や輸入鶏肉による可能性は「低い」と判断。残る経路として、旅行やワクチンの密輸などで人為的に持ち込まれた可能性を中心に調査を進めることにした。

 茨城県で見つかったウイルスは中米のグアテマラのものと酷似しているが、新たな調査で、メキシコで今年見つかったウイルスにも近いことが分かった。このため同省は、9日から15日まで、メキシコに3人の専門家を派遣してワクチンの接種状況などを調べ、国内発生との関連を探る。



[1697] NHK教育テレビに熊沢文男さんが出演 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/09(Sun) 08:23  

今朝、NHK教育テレビの「わくわく授業」(分解したら わかったよ)という番組を見ることもなく見ていたら、なんか、見たようなかたが、子供相手に、電気の実験の授業をされているではないか。
なかなか、思い出せなかったが、そうそう、これは、この掲示板にも、かなり以前投稿されたことのある熊沢文男さんではないか。
あのときの投稿では、たしか、バナナのフェアトレードの話をされていたような。
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog1.htm の「0068 儲け主義 」をご参照)
実は、私は、かつて、この熊沢さんとは、成瀬ダムというダム建設是か非かで、相対峙した間柄でもある。
私は、当時、土地改良・農業用水の理事長の立場で、ダム建設推進派、熊沢さんは、ダム建設反対派で、署名活動などを行われていた。
しかし、私個人としては、環境問題の点では、これらの反対派のかたの考えとは、相共通するものもあって、意見交換には、積極的に参加してきた。
今日の番組で、子供たちにわかりやすく、科学の面白さを教える熊沢さんの姿を見て、あの時、ダム建設に反対した熊沢さんの気持ちが、ちょっぴりわかったような気持ちになった。

http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/jugyo/051009.html


[1696] チルドレンと園児 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/08(Sat) 21:36  

小泉チルドレンたちが、国会の初論戦に挑んでいるが、このチルドレンというのは、いつからつけられたのであろうか。
私が、初当選のころ、竹下登さんは、その前後あたりは、ずーっと、大蔵大臣だったが、そのときは、忘れたが、党務だったようだ。
自民党本部に同期生ともども、こぞって陳情に伺うと、『やあ、園児たち』といわれて、最初は、何のことだがわからなかった。
つまり、「幼稚園児」、チルドレンの日本語訳だったってわけですね。
ついでに、当時の失敗談だが、一年生議員は必ず、国会対策委員にならされる。
ということで、よく看板も見ずに、国会対策委員室にはいり、とりあえず座って、他の委員と一緒になって、話を聞いていると、どうも様子がおかしい。
見渡すと、なんと秋田県1区選出の社会党の川口大助さんが、ニコニコ、こっちを見ているではないか。
なんと、私は、自民党の国会対策委員室と、社会党の国会対策委員室とを間違えるという、前代未聞のことをしてしまったわけだ。
その後、川口先生とは、大蔵委員でご一緒だったが、そのたびに、『あの時は−−−』といわれて、頭の上がらない思いをしたものであった。


[1695] 自閉症・発達障害児の検査 投稿者:TKサービス  投稿日:2005/10/08(Sat) 16:19  

議員各位 殿
謹啓
突然のメールで申し訳ありません。HPを拝見させていただきメールをさせていただきました。(株)TKサービスの、野口と申します。
米国における、Great Plains Laboratry (グレートプレインズ研究所)の検査の委託窓口をしている会社です。どのような検査かと申しますと、
自閉症・発達障害児の為の生体検査機関になります。
一人でも多くの障害児を持つ親に知っていただきたくメールをしています。
ご迷惑であれば破棄してください。
関心、興味を持っていただける方が、いればグレートプレインズ研究所の
日本語資料を無料にて送付します
だいたいのことは、弊社ホームページを見て頂ければわかるかと思います。
電話またはメールなどで問い合わせ、ご相談はいつでもお受けいたします。
よろしくお願いします。
                                  謹白
URL http://www.tk-service.jp
メールアドレスinfo@tk-service.jp

(株)TKサービス 代表取締役 野口共成
TEL:045-949-1315 FAX:045-941-6160

http://www.tk-service.jp


[1693] 「これがいい。」のか?「これでいい。」のか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/08(Sat) 12:10  

例によって、本屋の立ち読み情報で申し訳ないが、原 研哉さんの「デザインのデザイン」には、ハッとさせらめるものがあった。
なかに、蕎麦屋やなんかでの注文で、「これがいいです。」というのと、「これでいいです。」というのでは、その発言者の人柄がぜんぜん変わってみえてくる、というような表現があった。
その他、「これはいい。」も「これもいい。」も考えられはするが、ちょっと、使う場面が違ってくる感じはする。
たとえば、人間の恋愛から結婚、終末の過程で言えば、最初の『は』から『が』へとうつり、『も』で不惑を乗り越え、『で』で達観の境地に達する、ともいえなくもない。。
なるほど、デザインの世界も、押し付けがましいデザインと、そうでない、見るものに可変の余地を与えてくれるデザインというものがあるようにも思えてくる。
「サスティナブル・デザイン」(Sustainable Design)とでも、言うべきものなのかもしれない。
原さんは、なお、谷崎潤一郎さんの『陰翳礼讃』の中に書かれている「暗闇の中で羊羹を喰らう」例を挙げ、日本のデザインとは、煌々とした光の中でのデザインというよりは、「暗闇の羊羹」的な、おぼろ光のような中で、意味を持つデザインなのではないかというようなことを説いておられる。

以下は、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』の羊羹に付いて語った部分である。
「玉のように半透明に曇った肌が、奥の方まで日の光を吸い取って夢みる如きほの明るさを啣(ふく)んでいる感じ、あの色あいの深さ、複雑さは、西洋の菓子には絶対に見られない。…(中略)…だがその羊羹の色あいも、あれを塗り物の菓子器に入れて、肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると、ひとしお瞑想的になる。 人はあの冷たく滑らかなものを口中にふくむ時、あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって舌の先で融(と)けるのを感じ、ほんとうはそう旨くない羊羹でも、味に異様な深みが添わるように思う。」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000240056/250-0957358-3354601


[1692] 1918年約5000万人の命を奪ったインフルエンザ、トリインフルエンザが原因(Nature Japan) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/08(Sat) 05:41  

ネイチャーの日本語版でも案内が出てました。

1918年約5000万人の命を奪ったインフルエンザ、トリインフルエンザが原因(Nature Japan)
1918 influenza pandemic
http://www.natureasia.com/japan/focus/1918flu/index.php
1918年から1919年にかけて約5千万人の命を奪った「スペイン風邪」ウイルスの最後の3つの遺伝子について塩基配列が解読された。それによると、このウイルスは当時のヒトにとってまったく新しい要素をもっており、そのために非常に毒性が強くなったらしい。またこの1918年ウイルスも、現在極東地域で広がりつつあるH5N1トリ・インフルエンザウイルス株に見られるのと同じ変異をいくつか持っており、この種のウイルスはすでにヒトに適応したウイルス株とあらかじめ組換えを起こさなくても、重い感染を引き起こせる可能性があることがわかった。


J Taubenbergerたちは、犠牲者の遺体標品から単離された1918年ウイルスの完全なタンパク質コード配列を組み立てる作業を1995年に開始したが、それがこのほど終了した。Taubenbergerたちはこれまでに、ウイルスゲノムの5つの遺伝子含有領域について塩基配列を解読して報告しているが、今回新たに解読した遺伝子(ヒト細胞内でのウイルスの複製に不可欠なポリメラーゼをコードしている)には、トリでしか見られないウイルス株のもつ遺伝子と際立った類似性が見られた。

これは、1957年と1968年のヒトでの大流行の原因となったウイルス株とは対照的である。この2つのウイルス株は、ヒトに適応したウイルス株と組換えを起こして「殺人ウイルス」に変化したらしい。1918年ウイルスと現在のH5N1とに共通する変異は、ウイルスの複製効率を上げる働きをする可能性があり、これらのウイルスがあれほど伝染性の強い病気を引き起こした理由はおそらくこれで説明できるだろう。
(本文は有料ですがキャンペーン中だそうです)





[1691] Re:[1690] [1684] [1681] 「宿主域の広域化」って 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/07(Fri) 22:27  

ときさん。Mr.Chomboさん。
たびたびRecombinomicsからの引用で恐縮ですが、今年の3月の下記の記事でも、スペイン風邪当時との相似性について述べていますね。
このサイト「Catastrophic 1918 Pandemic Was Also A Bird Flu」http://www.time.com/time/health/article/0,8599,1114634,00.htmlには、昔の恐ろしい写真も載っているようです。

http://www.recombinomics.com/News/04300505/H5N1_Host_Range_North.html


[1690] Re:[1684] [1681] 「宿主域の広域化」って 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/10/07(Fri) 21:50  

>  「宿主域の広域化」を、字義どおりとらえるならば、それは、宿主が「トリ」のみだったウイルスが、変異せずに全く同じゲノムのまま、「トリ」以外の種の細胞で感染増殖できるようになった場合(あるいはそれが発見・確認された場合)、そのようにいえると思います。
少なくとも、スペイン風邪が該当していた可能性が高くなったのでしょうね。
かなりショッキングなニュースですがときさんスルーはないでしょ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051006-00000004-san-soci


[1689] Re:[1688] ワクチンでっちあげ?の上塗り 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/07(Fri) 21:38  

ときさん。
そうですか。
でも、メキシコに行かれても、成果は少ないでしょうね。
メキシコ以外の地であれば、別でしょうが。
メキシコ株だから、メキシコというのは、あんまり、短絡的過ぎますね。


[1688] ワクチンでっちあげ?の上塗り 投稿者:とき 投稿日:2005/10/07(Fri) 21:19  

中米には専門家3人を派遣 ワクチンの製造・流通調査

 茨城県の鳥インフルエンザ問題で、農水省は7日、中米で見つかったウイルスを基に製造された違法な予防ワクチンが使われた可能性があるとみて、同省の家きん疾病小委員会と感染経路究明チームの専門家ら3人を9−15日、メキシコに派遣することを決めた。
 現地での鳥インフルエンザの発生状況や違法なワクチンの製造、流通実態を把握する。
 7日の合同会議では、茨城県と埼玉県の計31養鶏場に感染が広まった要因として、養鶏場間での鶏の移動に加え、複数の養鶏場の従業員が同じ場所で買い物をしたケースがあり、感染原因になり得るとの指摘も出たという。
 感染経路究明チームはこうした養鶏場の従業員の行動を含めて感染原因を詳しく調べ、今月中に中間報告をまとめる。
(共同通信) - 10月7日20時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051007-00000246-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

『感染が広まった要因として、養鶏場間での鶏の移動に加え、複数の養鶏場の従業員が同じ場所で買い物をしたケースがあり、感染原因になり得るとの指摘も出た』

 まだ、こんな一種タワケタことをまじめに発言してるのか?
 まともな、意見はでなかったのか? 周辺野鳥からの感染の可能性とか。


[1687] NY地下鉄テロの予告? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/07(Fri) 20:21  

外務省 海外安全HP
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◆ 2005/10/07
米国:ニューヨークにおけるテロ攻撃の可能性
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2005C404

NY地下鉄に爆弾テロ情報、最高レベルの警戒態勢(読売新聞) (7日14時6分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/terrorism/
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A3%CE%A3%D9%A1%A1%C3%CF%B2%BC%C5%B4&st=n



[1686] Re:[1676] その後のカナダ・トロントの老人ホームの奇病死亡者の状況 投稿者:とき 投稿日:2005/10/07(Fri) 20:08  

16人死亡の感染症は「レジオネラ症」と判明、カナダ
2005.10.07
Web posted at: 16:09 JST
- CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200510070012.html

『トロント──カナダ東部トロント市の保健当局は6日、同市にある老人ホームで呼吸器系感染症とみられる症状で5日までに16人が死亡した病気は「レジオネラ症」であることを突き止めた、と発表した。』

20051007-0070 ( 2005/10/06 ) PRO>Undiagnosed respiratory deaths - Canada (ON)(03): legionellosis conf.
カナダ
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051007%2D0070
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi




[1685] Re:[1684] [1681] 「宿主域の広域化」って 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/07(Fri) 19:56  

ときさん。
広域化という言葉はともかくとして、たとえば、山内さんのこのサイト「モービリウイルスの自然宿主」では、馬モービリウイルスが、「宿る主の種類が多い」という意味での、非常に広い宿主域を持っているとしていますね。

http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses96-40.html


[1684] Re:[1681] 「宿主域の広域化」って 投稿者:とき 投稿日:2005/10/07(Fri) 18:05  

笹山様
> これを、宿主域の広域化(broadened host range)という表現で述べていますね。
> 宿主域の広域化が、ヴェトナムからインドネシアにまで、及んできたといっています。

 またまた、便利な造語?ですね。ウイルスの「疫学」が、「文学」のような想像力の世界になっているように思えてしまいます。(データにもとづいて実証されているわけではなく、あくまでも、いまのところ「仮説」ですし。)

 従来からの知見から、常識的には、遺伝子の多様性によって、感受性に差異があって、顕性不顕性の割合の問題に過ぎないのだと思いますが。「宿主域の広域化」って、いわば誤魔化しですね。

 「宿主域の広域化」を、字義どおりとらえるならば、それは、宿主が「トリ」のみだったウイルスが、変異せずに全く同じゲノムのまま、「トリ」以外の種の細胞で感染増殖できるようになった場合(あるいはそれが発見・確認された場合)、そのようにいえると思います。

 情報を発信するものが、おそらく、「現場」担当の「疫学」のエキスパートではなく、おおかた、高度な専門知識をあまりもたない人が、「伝聞」にもとづいて発信している可能性が非常に高いのではないかと思っています。(正確を期すためには、最低限、記名記事でないと信頼できないと思っています。特に、正確を必要とする科学的事実の報道記事に関しては、なおさら。発言内容も、どの機関の、誰が、いつ、どこでということも必要です。)


[1682] ワクチンの起源 投稿者:とき 投稿日:2005/10/07(Fri) 17:42  

鶏飼い時事(じじい)…『スペイン風邪の記憶』
『家内の母親は98歳、まだ健康である。甲山というその部落では流感で十数人が亡くなった。実家は村医者で外部からの医者を手伝ったという。ぶっ殺しても死なないような屈強な男たちも肺炎であっけなかったそうだ。しかし自分の家では誰もやられていない。外部からの医者も帰りにお茶を飲んで帰っていたという。』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza205.htm


『一度排除した病原体を宿主に記憶させて、二度目以降にそれが入ってきたときには免疫のメモリーが働いてすぐに排除できるようにする---------これがワクチンの原理です。
 ワクチンの考え方は、18世紀末のエドワード・ジェンナーというイギリス人医師による天然痘に対するワクチン接種の成功にさかのぼります。彼のとぎすまされた科学者としての目は、牛の乳しぼりをする女性はおそろしい天然痘にかからない、また、一回牛痘という病気にかかったことのある農夫は天然痘にかからない、という事象を冷静に見つめました。』
(「人類VS感染症」岡田晴恵(著)P35.) 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4005004911

人獣共通感染症 第28回 1/6/96
種痘200年を迎えて
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf28.html
『ワクチニアウイルス』

エドワード・ジェンナー
http://www.machida2.co.jp/topics/tanso/jenner.htm
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC

 人間はいつの時代も、自然の力とうまく折り合いをつけながらやってきたのですが、自然を相手にして、人為の力で「制御」するなどという不遜で傲慢な意思を、いつから持ち始めたのでしょうか?(机上だけで物事を“プラン”している人だけなのだろうか。)

 おそらく、プランニングの立場にいる人間のところまで、臨床現場の「現実」は、伝わっていないのではないだろうか。


[1681] Re:[1679] [1667] [1662] 宿主域の広域化 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/07(Fri) 17:36  

ときさん。
インドネシアのラグナン動物園でも、27の鳥のうち19の鳥が感染していて、そのいずれも、無症状だったということですね。
これを、宿主域の広域化(broadened host range)という表現で述べていますね。
宿主域の広域化が、ヴェトナムからインドネシアにまで、及んできたといっています。


http://www.recombinomics.com/News/09190505/H5N1_Zoo_Asymptomatic.html


[1680] 報道機関という伝聞稼業のいい加減さ 投稿者:とき 投稿日:2005/10/07(Fri) 16:30  

 いまだに、ヒトの病気と、トリの病気、ミソもクソもいっしょのようで、辟易するばかりだ。

◆『9/29 やっぱりね、追補』(2005.10.7)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza206.htm

『「茨城県で行われている野外調査では、HIテストを行う際に抗原として用いるウイルス株としては、従来使用されているH5亜型ウイルスではなく、茨城県株が用いられている。茨城県の養鶏場におけるH5N2ウイルス汚染状況は、従来のH5ウイルスを用いては把握できないほど茨城県で分離されたウイルス株のHA抗原性が変化しているのである。」(鶏卵肉情報9/25号74頁)
http://www.keiran-niku.co.jp/keiran.html

(註)茨城県でこれまでに野鳥にたいして調査が行われた事実はない、従って野外調査とは鶏に対する調査とみる(篠原)』
 (どうも有難うございます。)

 茨城県で捕捉されたものが、他の都道府県でも捕捉されるかどうかの確認はやっていないのでは。


◆鶏飼い時事(じじい)…『スペイン風邪の記憶』(2005.10.7)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza205.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『ウイルスの性質からして、もともと我が国独自の方策など有る訳がない。今更ワクチンを使うと事が複雑になるなどという韓国当局者の言い分は噴飯物で、事態はもう十分に複雑化している。韓国ではマイルド化したH9N2,我が国はH5N2,次ぎはやはり周辺国からの野鳥などによる今回いわれるようなワクチンも絡んだ弱毒タイプのH5N1か、直接の渡り鳥からの強毒株かである。強毒型弱毒タイプなどと殊更対策を複雑にする我が国独自の言い回しはやめて、その対応も同時に世界三機関の取り決め、勧告に沿った形にすべきである。インフルエンザのパンデミックが、数週間で世界中を駆け巡るというなら、鶏での対策も豚コレラは云うに及ばず、口蹄疫とも一線を画すべきであろう。』

 現行の「家畜伝染病予防法」は、もはや古すぎて、最新のウイルス学と免疫学の知識知見が反映されていません。「らい予防法」と同じことになっています。


■丹波でカラス集団死 鳥インフルエンザは陰性 2005/10/07
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00042128sg200511071000.shtml

 ドキリとしますが、こんな場合はいままではたいてい、カラス駆除のために、除草剤や殺虫剤をしみこませた食べ物を摂取させていましたが・・・。
 感受個体にとって高病原性の場合、はたして、ウイルスが検査に引っかかるレベルの量があるかどうか? ウイルス感染症は、それであっても、100%検査に引っかかるわけではありませんから。あっても検出されない場合も往々にしてありますし。


[1679] Re:[1667] [1662] 鶏のH5N1鳥フルウイルスの感染耐過(馴致)個体発見 投稿者:とき 投稿日:2005/10/07(Fri) 11:47  

笹山様
> 無症候(asymptomatic)鳥インフルエンザの遺伝子学的解明は、まだのようですね。
> 「Indonesia finds H5N1 infected but healthy chickens」
> http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/HKG184415.htm
> によると、いろいろな種類のstrainがあって、その多くが低毒性であってい、そのうちの一部が、人や鳥に対して、強毒性を持った状態ではないのか、ということです。

 トリH5N1型に、たとえば、数々の系統株があって、それぞれが、低病原性だったり高病原性だったりするという仮説もありえるとは思います。が、通常ウイルスは、すべての宿主たりえる個体のすべてに高病原性であるとはいえないのです。
 遺伝子の多様性のある地域では、企業養鶏の種苗と違って、同じウイルスに対して、個体の感受性にもかなり多様性があり、その病原性の顕れ方もまた多様です。

 もし仮に、H5N1型に系統の種類があって、病原性の高低があるのであれば、自然のワクチンみたいなものともいえましょう。しかしながら、おそらく、上記のように、個体の側の感受性の違いによって顕性不顕性となっていて、あくまでも、個体の感受性の違いが表面化したものだと思います。むしろ、その耐性系統の育種繁殖に励むべきだと思います。それが、ウイルス感染症克服の正攻法であると考えるべきであります。


[1678] クローン牛やクローン豚を食用に供することへの議論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/07(Fri) 09:14  

「Is cloned food destined for menu?」http://www.montereyherald.com/mld/montereyherald/business/technology/12835408.htm
では、クローン牛やクローン豚を食用に供することの是非をめぐっての論争を乗せている。
現在は、クローン牛やクローン豚を食用に供することについての制度的障害は、何もないし、FDAも『クローン動物の食用化は、食品安全上の問題とは、別の話だ。』としているが、消費者や業界の中でも、これに付いて、疑義をはさむところもあるようだ。
たとえば、The National Milk Producers Federation では、クローン牛から採取する牛乳は拒否する構えであるし、今年3月に発表された the International Food Information Councilの調査では、消費者の63パーセントが、たとえ安全でも、クローン動物の食品は買わないとしているという。
バイオ関連企業にとっての課題は、動物を、遺伝子操作で不細工に加工することによって生じる「yuck factor」(エッ!と眼を背けたくなるような要因)という倫理的な問題であるという。
「優秀なクローン動物が、必ずしも、優秀な子孫を産むことはない。」というのが、クローン動物の限界でもあるのだ。
FDAが、9月19日に発表したところによると、この数週間以内に、FDAは、クロー動物の食用問題についての評価結果を、科学雑誌に掲載するとのことであったが、Lester Crawford氏の突然の解任によって、その見通しは立っていない。
今回のLester Crawford氏の突然の解任が、この問題と関係があるかどうかは、わからない。

http://www.nbc13.com/health/5067480/detail.html


[1677] Re:[1675] [1674] 行政処分差し止め訴訟? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/07(Fri) 09:10  

裁判は長引きそうですけど、一番手っ取り早いのは、輸入された製品の中から危険部位組織が見つかることではないでしょうか。

中枢神経組織検出キット
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/88ee603a342964cc6f5e0c29c9cc6b7f
生協さんとかに肉や内臓を仕入れてもらってバンバン検査してもらうしかなさそうな。SRMが発見されたら輸入差し止めのはずですから。1回分1000円位です。

でも輸入したものを私は絶対食べたくない。牛がSRM食べた鶏の糞どころかミンクや鹿まで食べていることを知った以上。。。。(^^;


[1676] その後のカナダ・トロントの老人ホームの奇病死亡者の状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/07(Fri) 07:40  

[1606]で、 カナダ・トロントの老人ホームで4人が奇病で死亡したと伝えたが、その後、死亡者は拡大している模様である。
死亡者は、当初の4人から16人へと拡大しており、この死亡者の中には、老人ホームのスタッフもひとり含まれている。
感染者は、入居者70人、スタッフ13人、訪問者5人の合計88人で、いずれも、入院中である。
衛生当局は、SARSではないとしているが、在郷軍人病-レジオネラ菌感染-によるものについては、否定していない。
在郷軍人病については、こちらのサイトhttp://www.organo.co.jp/yakuhin/legio/ex/history.htmlご参照

http://www.nbc13.com/health/5067480/detail.html


[1675] Re:[1674] 行政処分差し止め訴訟? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/07(Fri) 07:18  

通行人さん。
東京税関に対して、輸入差し止め申請をすればいいのでしょうけれども、ただ、漠然と、アメリカの牛肉というのでは、だめでしょうね。
たとえば、タイソンかカーギルのものに絞るとか。
いえいえ、決して、奨励しているわけではありませんが。
実務的には、こちらのサイトhttp://www.mof.go.jp/singikai/kanzegaita/siryou/kanc160921d.pdfが詳しいみたいですね。
工業製品では、良くあるケースですね。
松下と韓国のLG電子の例のように。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20041112/pdp.htm参照
もちろん、アメリカのR-CALFが、モンタナ地裁に対して、カナダからの生体牛の輸入差止めを申請したような、正式の裁判所経由の仮処分命令手続きも、可能でしょうね。
しかし、即効性は、どうかな?


[1674] 行政処分差し止め訴訟? 投稿者:通行人 投稿日:2005/10/07(Fri) 04:31  

こんばんは。アメリカ・カナダのBSE牛の輸入が再開されそうですが、この決定を差し止め出来る方法は無いのでしょうか? 農水省に対して訴訟を起こすとか。。。農水省ではなくても国に対してでも。。。厚生労働省の食堂では牛肉事態を使っていないとか来たのですが、これなど明らかに、不道徳そのものですよね。十分に訴訟の対象になると思いますが。


[1673] Re:[1660] [1659] 輸出企業は「消費税」で大儲け?!。 投稿者:影絵 投稿日:2005/10/07(Fri) 02:45  

笹山さん 有難う御座いました。
全商漣の記事が可笑しいのですね、思わず引っ掛かりました、ただ如何にも納得が行かなかったのですが・・・紛らわしい書き方をするものです。

> 還付加算金(利息)7.3%というのは、結構いい財テクですね。

ですね、これって昔の利率が継承されているのでしょうね、私も利用させてもらえないものでしょうか(笑)。

所でとうとう牛肉は解禁の様ですが、しかし、此れで狂牛病を発症したとしても、感染源を特定する事は非常に困難ですよね、保障は誰がしてくれるのでしょうか?、吉野家でしょうかね。
アルカイダの心情が理解できてしまいそうです。

http://www.zenshoren.or.jp/zeikin/syouhi/050912/050912.htm


[1672] アメリカ独自の狂牛病?<ミンク脳症(TME)の脳を他の動物に与えると> 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/07(Fri) 01:04  

真名さん、ご紹介ありがとうございました。

牛→ミンク→牛は感染例があるわけですが、まさかミンクという動物までがレンダリングに混ざってるかも、なんて想像もしてませんでした(^^;これって日本として確認すべき大問題では?!

MAD COW USA 第1回(TME→牛の感染の論文紹介あり)
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21580060.html
MAD COW USA 第2回:発症ミンクは牛の肉を食べていた。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21677837.html
>マーシュはまた、ハムスターは非常にTMEにかかりやすいが、はつかねずみはまったくかからないことを発見した
↑ということはマウスの実験は意味なしということですかね。
MAD COW USA 第3回:ミンクは脳症の牛の死体を食べていた
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21789760.html
MAD COW USA 第4回:アメリカ独自狂牛病は以前から疑われていた
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21793821.html
MAD COW USA 第5回:ヒトに対して感染し易いというおそれ
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21894731.html
MAD COW USA 第6回:米国の狂牛病の症状はへたり牛脳症
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22085216.html
MAD COW USA 第7回:海綿状とは限らない?海綿状脳症
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22098402.html
>イギリスでは、マウスは狂牛病の牛の農組織を注入されると感染したが、ハムスターには感染しなかった。ところが、ステッソンビルで発生したTMEに侵された脳の組織を使ったマーシュの実験では結果は反対で、マウスは生き残り、ハムスターは死んだのである。
MAD COW USA 第8回:へたり牛が45万頭に増えた理由は?
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22102531.html

これジョン・スタウバーさんのMAD COW USAに紹介されていた内容ですね。最近また新しい情報が掲載された改訂版が出ましたがまだ日本語には、なってないそうです。
真名さんがまとめてくださった他のミンク脳症の記事
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17501557.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17505307.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17521555.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17524031.html
>つまり海綿状、スポンジ状ではありませんでした。
>その代わり、グリア細胞が肥大していました。

といえばMad Cow USAに神経症状を見せる「豚」のグリア細胞が肥大していたという件がありました。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/5988/madpig.html

ところで食安委のメンバーが以前、米国の感染牛は500頭なんていう数字も出していたみたいですがこれは誰ですかね。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17548491.html



[1671] Re:[1668] 笹山さんにご紹介いただいたFDAの資料 投稿者:真名 投稿日:2005/10/07(Fri) 00:07  

まりちゃん。 一応こういうのはありますが。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21894731.html
▼「ミンクの飼料を元まで追跡するのは本当に簡単です。ただあとは、その餌を見て、この中には病気を起こしたなにかが入っているんだろうと考えるだけです。共通の輪はあのダウナー・カウです。そう推測するのは誰でもできることです」
と、マーシュはいった。▼
▼しかし,実際上、ダウナー・カウとTMEとを結ぶ輪を明確に証明することはできなかった。
ミンクに症状がでたときには、病原体をもっていたかもしれない牛が死んでからすでに長い年月がたっていて、検査に必要な組織を入手することはできなかったからである。
それで、自分の理論をテストしてみるために、マーシュは事前の方法として、TMEで死んだミンクの脳を使って一連の実験を行った。
脳をブレンダーのなかで裏ごしして、均一化した液体にし、皮下注射器を使って、実験動物である14匹の健康なミンク、8匹のいたち、2匹のリスザル、12匹のハムスター、45匹のマウス、それに2頭のホルスタイン種のオスの子牛に注射したのである。
マウスは全部が元気だったが、ほかのすべての動物はそうは言い切れない様子をみせた。
注射してから4カ月後、ミンクが最初に病気になった。
それから9カ月後と13カ月後に2匹のサルが神経病理的症状をみせた。
ハムスターは2匹が生き残ったが、残りの10匹は15カ月目と16カ月眼に屈した。
2頭の子牛は18カ月と19カ月で症状をみせ始めた。
いたちは最後まで残ったが、28カ月から38カ月のあいだに一匹を除いてすべてが病気の兆候をみせ始めた。
これらの種の壁の効果は、それ以前のミンク脳症の発生における実験の結果とも一致するものである。▼

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1670] 相変わらず密室の秘密会議? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/06(Thu) 23:35  

プレスリリース
平成17年10月5日
農林水産省
食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第16回家きん疾病小委員会及び第3回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の合同開催について

1 日 時 平成17年10月7日(金)9時30分〜14時(予定)

2 場 所 経済産業省1020号会議室(経済産業省別館10階)

3 予定議題
 (1)感染経路究明チームのこれまでの調査の状況について
 (2)茨城県等における高病原性鳥インフルエンザの防疫対応の状況について
 (3)弱毒タイプの特性を踏まえた防疫指針について
 (4)その他

※会議冒頭のみ写真・カメラ撮り可
(報道関係者の方は、冒頭あいさつ終了後御退席ください。)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20051005press_3.html
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

 ご紹介まで。


[1669] Re:[1668] 笹山さんにご紹介いただいたFDAの資料 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/06(Thu) 22:47  

まりちゃんさん。
なるほどsheep/minkは、一体のように取り扱われていますね。


[1668] 笹山さんにご紹介いただいたFDAの資料 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/06(Thu) 22:16  

笹山さんに、異なる種の動物がレンダリングに混入している件で紹介いただいたFDAの資料ですが、http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/709389673cd6aa716ef2016ddafc9227
http://www.fda.gov/cvm/Documents/bse3.pdf
長いので斜めに眺めてるとミンク、ミンクと出てくるんですが、ミンクも鹿だけじゃなくてレンダリングサイクルに入ってしまってるということですかね?(^^; 
うーん、ミンク脳症。。。これは人間も含めて他の種には感染しないんでしょうか?(^^;

もう、なんでもMIX,とにかくMIXの世界なんでしょうか???これは食品安全委員会が確認すべき重要事項であるはずですが、なんで話題にでてこないんでしょう?

肉骨粉を作る副産物には肉エキスや動物油脂(シーズニングオイルとか骨油とか)がありますから、ということは人間もミンク食べてるのかな?。米国でBSEが発見されたとき、日本もマクドナルドのポテトが回収されたけれども(骨油の牛脂が入ってたので)その中にはどうだったんでしょう???電話してきいてみようかな?


[1667] Re:[1662] 鶏のH5N1鳥フルウイルスの感染耐過(馴致)個体発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/06(Thu) 22:09  

ときさん。
無症候(asymptomatic)鳥インフルエンザの遺伝子学的解明は、まだのようですね。
「Indonesia finds H5N1 infected but healthy chickens」
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/HKG184415.htm
によると、いろいろな種類のstrainがあって、その多くが低毒性であってい、そのうちの一部が、人や鳥に対して、強毒性を持った状態ではないのか、ということです。


[1666] Re:[1665] レンダリング製品を世界中に輸出しているアメリカ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/06(Thu) 20:59  

これは、1637で、虹屋さんに紹介した
http://www.renderers.org/links/842.pdf
の6ページの表「US Production, Consumption and Export of Rendered Products for 2003-2004」と同じ数字ですね。

全部、混ざっていますね。

全米の2004年の数字では、
肉骨粉
生産2,133,400トン
国内消費1,955,500
輸出137,900

非食用タロー・グリース
生産2,835,000
国内消費1,417,800
輸出
タロー733,400
イエローグリース319,400
その他71,100

可食用タロー・グリース
生産834,600
国内消費169,900
輸出116,100

輸出用タロー・グリース合計1,372,400

ということですね。



[1665] レンダリング製品を世界中に輸出しているアメリカ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/06(Thu) 20:55  

サイトの15ページにあったんですが(直接ご覧いただいたほうが表が崩れませんので直接どうぞ。
牛の肉骨粉だけとか牛脂だけ、血液だけの飼料も欲しいですね。

Table 5. U.S. Exports of Rendered Products to Regions, Annual 2000-2004 (in metric tons)
http://www.rendermagazine.com/April2005/MarketReport2004.pdf
Export Region 2000 2001 2002 2003 2004
===========================
Latin America
Mexico 408,047 425,205 468,695 488,858 592,483
Central America 142,692 121,576 177,867 182,553 121,767
Andean Region 105,491 106,277 171,196 172,733 144,821
Carribean 80,136 82,362 77,015 59,920 59,392
Others 8,401 789 966 15,701 630
-----------------------------------
Subtotal 744,766 736,209 895,739 919,765 919,093
58% Total
-----------------------------------
Europe
EU-25 110,095 108,764 54,129 22,518 25,772
Others 990 762 1,369 649 576
-----------------------------------
Subtotal 111,085 109,527 55,498 23,167 26,348
2% Total
-----------------------------------
Middle East
Turkey 117,074 88,406 136,277 119,314 130,954
Others 20,025 10,106 9,907 9,353 10,088
Subtotal 137,099 98,513 146,184 128,667 141,042 9
Asia, Near East 17,984 13,630 31,286 27,523 29,076
2% Total
-----------------------------------
Africa
Egypt 50,189 78,077 111,258 81,950 18,019
Other North Africa 10,023 4,000 12,068 9,079 4,901
Others 35,362 28,354 74,164 61,837 46,555
-----------------------------------
Subtotal 95,574 110,430 197,489 152,866 69,474
4% Total
-----------------------------------
Asia, Far East
Indonesia 64,237 122,332 169,604 201,480 53,520
China, People’s Republic of 125,703 73,834 137,745 111,686 35,996
Korea, South 76,580 26,228 56,449 30,212 20,486
Japan 45,353 35,481 30,902 20,995 25,693
Vietnam 646 3,743 7,733 11,338 1,150
Others 121,651 73,293 82,086 91,331 19,035
-----------------------------------
Subtotal 434,170 334,911 484,519 467,041 155,880
10% Total
-----------------------------------
Canada 106,946 111,344 107,709 94,313 56,791
5% Total
===========================
Total 1,795,827 1,648,290 2,093,731 1,926,515 1,582,881
===========================
Value Total - million $559.0 $532.9 $752.1 $746.1 $715.1
-----------------------------------
Average Unit Value ($/MT) $311 $323 $359 $387 $452
-----------------------------------
Source: U.S. Census Bureau.

[1664] Re:[1663] [1644] [1641] SRMが米国の肉骨粉や牛脂、エキスにどれだけ入っているか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/06(Thu) 20:35  

まりちゃんさん。
dead stockは、殺された家畜のことでしたね。
失礼しました。
「メトリックトン」は、ヤード・ポンド法でのトンと区別してメートル法での単位であることを明示するために使う表現ですね。(1トン=1,000kg)
45トンの差は、「同じ位」での誤差の範囲ということなのではないでしょうか。




[1663] Re:[1644] [1641] SRMが米国の肉骨粉や牛脂、エキスにどれだけ入っているか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/06(Thu) 20:16  


笹山さん、日本語でのご紹介本当にありがとうございました。(いつもありがとうございます。)

下記ですが、なんか算数が合わないんで、原文の方を確認しましたら数字が一桁間違ってました(^^;たいへん失礼いたしました。

2004年度のデータで、SRMを除けば、肉骨粉は16万1365トンの減少、動物油脂(tallow)も同じ位(16万1365トン)の減少、dead stock(?これは市中在庫でなくてもしかして死骸という意味も?)を除けば、12万8502トンの肉骨粉減少、動物油脂(tallow)も同じ位(12万8502トン)の減少、全部足すと、57万9779トンの減少となる。

訂正:牛脂ではなく動物油脂(tallow)

ということで、全部足したんですが、合計45トンの差異が出てくるのがハテナ?ですが、間違いございませんでしょうか。

ちなみに、metric tons=日本語で1トンのことで間違いないですよね?(^^;単位に弱くて。。

Certain unknown variables within the United States could change the production forecasts dramatically. Of specific concern is the Food and Drug Administration’s (FDA’s) publishing of an advance notice of proposed rulemaking (ANPR) on July 14, 2004. This ANPR, among other things, addresses the elimination of specified risk materials (SRMs) and dead stock from the feed chain. In an Informa Economics study completed in 2004, it was reported that the removal of SRMs from the feed chain would decrease final MBM production by approximately 161,365 metric tons and reduce tallow production by the same amount. The removal of dead stock from the feed chain could lower production of MBM by 128,502 metric tons and subsequently tallow by the same amount. Hence, if both SRMs and dead stock were removed, total rendered product production could fall by 579,779 metric tons. This is equal to approximately 37 percent of U.S. exports by volume (2004 data) and approximately eight percent of total rendered product production. The comment period for this notice ended on September 13, 2004; however, as of March 2005, no action by the FDA had been taken. http://www.rendermagazine.com/April2005/MarketReport2004.pdf

> この分は、SRMを除いた場合のアメリカのレンダリング関連製品輸出が、どれだけ減少するかの試算を提示していますね。

> 結果、この両者の減少によって、アメリカのレンダリング製品輸出額は、2004年実績に比して、37パーセントの減少となり、これは、レンダリング総生産額の8パーセントの減少に匹敵する。
>



[1662] 鶏のH5N1鳥フルウイルスの感染耐過(馴致)個体発見 投稿者:とき 投稿日:2005/10/06(Thu) 19:38  

ProMED情報(詳細)
2005/10/05 PROAvian influenza - Asia (36): Indonesia
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051006%2D0060

 とりたてて奇異なことでもなんでもなくて、ウイルス学の常識の範囲内です。ウイルス感染症は、罹って経験することによって、生きる能力を獲得できる個体が生き延び、獲得できない個体が淘汰されていきます。それが自然の摂理です。根絶なんてもってのほかです。

 やがては、HIVさえそうなってしまうのですから。
 ウイルス感染症の対策は、あくまでも、罹らないことでなく、罹ったときどうするかなのです。流行地域になる前に、ワクチン対処(擬似感染〜免疫応答予行演習)をやっておくのか、それとも、「自然耐過〜馴致」の覚悟をしておくのか、それしかありません。
 それを、政治や経済の「理念や思惑」で歪めているのが現在です。とても、ウイルス感染症の「医療」ではありません。やはり、現行の「家畜伝染病予防法」の思想は耐用年数がもうとっくに過ぎてしまってるというしかありません。

(検査用の抗原の差異については、いまだ、具体的な情報入手できず。篠原氏の情報待ちです。)


[1661] Re:[1658] 質問 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/06(Thu) 19:25  

まりちゃさんさん。
これは、通常の検査結果の発表とは、異なる発表ということでしょうか。
また、テキサス関連の群れについて、ということでしょうか。


[1660] Re:[1659] 輸出企業は「消費税」で大儲け?!。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/06(Thu) 19:09  

影絵さん。
この問題は、輸出税のある国とない国とでは、若干、観点が異なるように思えます。
輸出税のある国、たとえば、中国では、今年の春、鉄鋼製品の一部について、輸出税還付措置を撤廃し、その他の製品についても、払い戻し率を引き下げる方針を採りました。
中国では、日本の消費税に当たる税は、増値税ですが、輸出については、日本と同じく、ゼロ税率が適用されるため、輸出業者の輸出にかかわる税負担は、これまでは、ゼロであったのが、輸出税を合わせた負担は、還付率の改定によって、異なってきます。
実質、輸出税還付措置撤廃や還元率の低下によって、元の切り下げ効果というか、鉄鋼輸出抑制効果があったと見るべきでしょう。
http://www.jetro.go.jp/china/shanghai/jp/economy_index/shanghai/6_index_2.htm 参照
還付加算金はないようです。
日本の場合や、輸出税のない国では、あくまで、「最終消費者が国内でない以上、消費税は国内の業者・消費者からは徴収できない。」との原則に立って、還付されることになります。
これが、日本だけ、消費税がゼロ税率適用除外となれば、国際的に、いびつな税構造となってしまうのではないでしょうか。
ただ、消費税についても、還付率を上下するということは、可能なのかもしれません。
奇妙なことに、WTOにおいても、輸出税に関しては、不問ということなので、国によって、実質、輸出のインセンティブやディスインセンティブの効果を、「売上税率プラス輸出税率」のワンセットで、操作している国があることは、なんとも、奇妙な事態ですね。
しかし、還付加算金(利息)7.3%というのは、結構いい財テクですね。



[1659] 輸出企業は「消費税」で大儲け?!。 投稿者:影絵 投稿日:2005/10/06(Thu) 17:00  

笹山さん この記事に拠れば、「輸出企業は『輸出戻し消費税』により本来、納入元企業が免除されるべき『消費税』を利益として再配分されている」と理解して良いのでしょうか?。

全国商工団体連合会 → 消費税
http://www.zenshoren.or.jp/zeikin/syouhi/050912/050912.htm

半端な金額では有りません、年度は不明ですがトヨタ自動車のケースでは2.296億円、「輸出企業の全体では、平成16年度予算で消費税収入の18%(約2兆円)が還付されています」。

事実だとすればトンでもない欠陥消費税です、此れで消費税率が10%にでもなれば・・・。経団連がシャカリキになって「消費税UP」の政界工作をやる訳だ!!!、と云う事に成ります。

http://www.zenshoren.or.jp/zeikin/syouhi/050912/050912.htm


[1658] 質問 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/06(Thu) 14:01  

もしお分かりになる方がいらしたらお教えください。
米国で以前検査したうちの500頭が、検査結果が公表されているとか、いないとかいう文章をネットで目にしたような記憶があるんですが、そんな内容の指摘、ございましたでしょうか?


[1657] 個人輸入革命 投稿者:yosikov 投稿日:2005/10/06(Thu) 13:52  

個人輸入革命!
毎度、ご利用どうもありがとうございます。
みなさまの反響の大きさには大変感謝致しております。

この度、個人輸入のお買い物をより楽しんで頂けるよう、
商品数を大幅にUPし、さらに品質のよいものだけを揃えて、
HPリニューアルOPEN致しました^^

前回のOPEN時以上の混雑が予想されます。
お買い物は早い者勝ちですので、お早めに!!!
http://www.yosikov.com/index.htm

http://www.yosikov.com


[1656] 茨城県の検査で使った検査抗原と、全国サーベイランスでつかった検査抗原とは、違うの? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/06(Thu) 10:38  

平成14年4月1日に開かれた強毒型鳥インフルエンザ専門家会議では、次のような質疑が交わされているのですね。

「サーベイランスについては、成鶏を用いての抗体調査を特定養鶏場で月1回、10〜20サンプルで全国の南から北で5〜10ヶ所以上を2〜3年継続して定点観測により実施(ウイルス分離と抗体確認)すべきである。検査対象は鶏のみでよい。これにより検出されなければ、日本には鳥インフルエンザはないと考えてもよい。この場合、検査には同一抗原を用いるべきである(統一的な検査キットの用意が必要)。検査対象には平飼鶏舎がよい。 」
とあるのですが、今回茨城で鳥インフルエンザ検査で使った検査抗原と、全国サーベイランスで使った検査抗原とが、違うという説が巷にあるのですが、どなたか、詳細、ご存知でしょうかね。
サーベイランスの各県への検査抗原配布は、独立行政法人・農業・生物系特定産業技術研究機構 動物衛生研究所がやっているのかしら?
ひょっと間違うと、ダブルスタンダードというか、「今回の全国サーベイランスでの茨城を除く優秀な結果」が、架空のものになりかねない話なんですがね。

参考 日本養鶏協会の8月11日の要望書から
「必要となる検査抗原の大量の精製・製造が物理的に困難な場合にあっては、民間研究機関への委託生産又は緊急輸入等について早急に検討願いたい。」
http://www.jpa.or.jp/news/item/2005/08/11/besshi01.html

で、以下は、山口県でのサーベイランス実施要綱なのですが、「抗原は農林水産省提供」と書いてあるのですから、茨城県の場合は、どう解釈していいのでしょうかね。

山口県での高病原性鳥インフルエンザ全国一斉サーベイランスの実施について

平成17年 (2005年) 7月 15日

茨城県において高病原性鳥インフルエンザ(弱毒タイプ)が発生し、周辺6農場でも感染が確認されたことに伴い、本ウイルスの浸潤状況を把握するため、農林水産省から全国一斉サーベイランスを実施するよう7月8日に指示がありましたので、本県の実施計画についてお知らせします。

1 農林水産省の指示事項
(1) 検査戸数
全国で1,000羽以上の採卵鶏飼養農場約1,500農場
茨城県及び周辺5県は6割以上の農場
その他の都道府県は3割以上の農場
(2) 実施期間
平成17年9月16日まで

2 本県の実施計画
検査農場は、県内全域をカバーできるよう選定して実施する。
○検査農場
飼養羽数1,000羽以上の採卵鶏飼養51農場の内、18農場
○実施期間
平成17年7月20日(水曜日)から8月25日(木曜日)
○検査方法
1農場10羽以上の血清抗体検査(抗原は農林水産省提供)

3 その他
今回のサーベイランス18農場の内、14農場については本県で実施中のモニタリング検査と同時実施する。
注)モニタリング検査:毎月14農場において血清抗体検査とウイルス検査を実施

http://www.maff.go.jp/tori/20041118bousi-3.pdf


[1655] Re:[1654] [1651] 何を以って弔いとするか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/06(Thu) 09:57  

聞きかじりさん。
お眼に留まりまして光栄です。
そうですね。
この『真昼の星」の歌詞自体には、なんの死とも関係のない語句が並んでいるのですが、どうも、死者への視線・死者からの視線が感じられる詩ですね。
高田三郎さんの「水のいのち」について、高田さんご自身、このサイト「水のいのち 作曲者 高田三郎の解説」http://www.geocities.jp/re_composer/mizunoinochi.htmlで次のように書いていますね。
「この《水のいのち》を、これらの楽章の配列から、「水の一生」と考える人が多いようである。
英訳すれば"The Life of Water"である。しかし私は、この題のほんとうの訳は"The Soul of Water"と思っている。
"Soul"すなわち「魂」とは「それがあれば生きているが、それを失えば死んでしまうもの」なのである。」
で、作詞者の高野喜久雄さんのサイト「詩と音楽の出会い」http://www.asahi-net.or.jp/~yp5k-tkn/
は、これだけのものですが、この引用された詩なり音楽から、高野さんの死生観を類推するしかありませんね。
ところで、私のもっている「水のいのち」のCDは、関西の神戸中央合唱団のものなのですが、サ行が、関西弁で無声化していないので、シャー音が、非常に気になるのです。
「降りシーきれ、雨よ、降りシーきれ。スーべて、立ちスーくものへ」といった具合にですね。
これは、関西弁圏合唱団の持つ、宿命的欠陥ですね。
こんなMIDIサイト『音楽放浪記」http://www.geocities.jp/re_composer/j_works02.htmlがありました。



[1654] Re:[1651] 何を以って弔いとするか? 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/10/06(Thu) 08:56  

> これと同じような観点からの詩に、吉野弘さんの『真昼の星』がある。
>
> 「控えめな素朴な星は真昼の空の遥かな奥にきらめいている 目立たぬように、はにかみがちな綺麗な心は ほのかな光を見せまいとして 明るいひなたを歩むように、輝きを包もうとする星たちは 真昼の空の遥かな奥にきらめいている ひそやかに、静かに」
> この詩は、高田三郎さんの作曲によって、合唱組曲「心の四季」のなかの一曲
> http://www.asahi-net.or.jp/~JH9S-ISI/ichikawa/song/mahirunohosi.mp3
> になっている。

この組曲最後の唄ですね。
最後に向かうまでに、アップテンポの曲や荘厳な曲があり、何でこれが最後なのか不思議な組曲でもあります。
でも高田さんは「水のいのち」でも不思議な雰囲気をかもし出しており、彼は「生命」に関して独特の感性をお持ちな様です。
学生時代に歌った時には、不思議な世界だとしか思えませんでしたが、家族を失い、いろいろな人のその弔い方を見ていると、結局はその人なりの弔い方で良いのだと思います。

私は息子を亡くした時、「南無妙法蓮華経」では納得できず、「南無阿弥陀仏」を選びました。
我が家に仏壇がありますが、あまり手入れをしていません。
母は、仮の仏壇を作り、毎日お勤めしていると思います。
無信心なようですが、亡き人への思いを持っているつもりです。
皆、それでいいのだと思います。それしかできないと思っています。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[1653] アメリカFDA発表の飼料新規則に対する批判集 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/06(Thu) 07:59  

昨日FDAが『満を持して?』発表したはずの新飼料規則に対して、早くも、批判の嵐が吹き始めている。

その1.the Public Interestの Caroline Smith DeWaal氏
「先月のUSDAのLester Crawford 氏が約束したものと違い、政府は、今の飼料規則と現実とのギャップを埋めていない。
これでは、この新規則に、SRM(危険部位)の概念を合わせなければならなくなる。これを、我々は、手加減したSRMとよびたい。
また、カットオフ月齢を30ヶ月としているが、アメリカには、日のカットオフ月齢を保障しうるトラッキングシステムがない。」
http://www.boston.com/news/nation/articles/2005/10/05/fda_offers_new_rules_to_reduce_mad_cow_risk/

その2.the Center for Food SafetyのJoe Mendelson氏
「この新規則では、実際のところ、十分な禁止措置はとられえない。」
http://www.postchronicle.com/news/health/article_212769.shtml

その3.Consumers UnionのMichael Hansen氏
「新飼料規則は、抜け穴に満ちており、公衆衛生を保護するには、弱い。
これでは、牛の血は、(代用乳となって)再び牛に戻るであろう。
血の使用が規則の適用から除外されていることが、問題である。
なぜならば、牛の血が、感染に関与しているからだ。
チキン・リターや鶏小屋の剥離物が、除外されていない点も、問題である。」
http://www.marketwatch.com/news/story.asp?guid=%7B5D91C2AC-3489-44DA-ADC5-3942191E3E28%7D&siteid=google

その4.the National Renderers AssociationのTom Cook氏
「新飼料規則で脳や脊髄を禁止しても、死にかけた牛を農家から一頭25ドルで引き取ってくるレンダラーは、死後硬直した死骸から危険部位を取り出すには、コストがかかるので、それをしないであろう。
検査員による検査はないのだし、結果、違法な死骸処理が行われるであろう。」
http://www.nytimes.com/2005/10/05/health/05cow.html

その5.前USDAの獣医のLinda Detwiler氏
「感染性のある危険部位を100パーセント取り除かない新飼料規則には、失望した。」
http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/news/politics/12817593.htm

以上のように、批判ごうごうのFDA発表の新飼料規則であるが、これについてのパブリックコメントは、12月19日に締め切られるとのことである。


[1651] ニューオーリンズの墓地は水浸しになってしまったが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/05(Wed) 15:17  

ニューオーリンズの水害で水浸しになった墓地を見て、ニューオーリンズでは、水害を避けるため、墓地のほとんどが地下に土葬するのではなく、地上に埋葬室を設け、その中に葬っているという話を思い出した。
私が当地を訪問したときも、この墓地が観光コースに加えられていて、見ることができた。
今回の水害では、その地上の埋葬室までも水につかっているようなので、古人の智恵をも予期しえぬ事態が、いま、ニューオーリンズに起こっているのだと、同情したくなる。
こんなhttp://www.godlikeproductions.com/gallery/item.php?keyid=406&page=1&category=22&PHPSESSID=4e8b6dfb3227b943627ec10530f09d8b一時しのぎの墓さえも、街角に立っているらしい。
しかし、考えかたを変えて、これらニューオーリンズの墓の住人たちは、すでに、そこには、いないのだと考えれば、いくらか、気は休まるのかもしれない。
そういえば、先月の彼岸の法要で、住職さんが、「千の風になって」http://www.twin.ne.jp/~m_nacht/1000wind/1000wind.htmlの話をされていましたっけ。
新井満さんの翻訳が本に出ていたので、買ってみると、この原詩は、それぞれ微妙な違いで、古くからいろいろな詩が出回っているらしい。
ネットで調べてみると、「Do not stand at my grave and weep,私の墓標の前で泣かないでI am not there, I do not sleep.本当の私はそこには眠ってないのですから。」というのがこの詩のミソらしいのだが、このサイト「DO NOT STAND AT MY GRAVE AND WEEP」http://www.cantusquercus.com/9611text.htmによると、Mary Frye (1932) の詩は、パブリックドメイン(著作権切れ)のようだが、「Grieve not」http://www.davidpbrown.co.uk/poetry/mary-frye.htmlというのが、そもそもの元祖らしい。
しかし、このサイト「Mary Frye's famous inspirational poem, prayer, and bereavement verse」http://www.businessballs.com/donotstandatmygraveandweep.htmによると、この原作者がわかるまでは、いろいろあったらしい。
この詩が世界から迎えられているのは、墓前にたたずむ人が、死者からの視線を、どこから感じるか、(地下からなのか、地上からなのか、空からなのか、海からなのか、雑踏の中からなのか−ちょっとオカルティック??)そのとらえ方に、この詩のユニークさを感じ取ったからに違いない。
これと同じような観点からの詩に、吉野弘さんの『真昼の星』がある。

「控えめな素朴な星は真昼の空の遥かな奥にきらめいている 目立たぬように、はにかみがちな綺麗な心は ほのかな光を見せまいとして 明るいひなたを歩むように、輝きを包もうとする星たちは 真昼の空の遥かな奥にきらめいている ひそやかに、静かに」
この詩は、高田三郎さんの作曲によって、合唱組曲「心の四季」のなかの一曲
http://www.asahi-net.or.jp/~JH9S-ISI/ichikawa/song/mahirunohosi.mp3
になっている。
もしかして、ニューオーリンズの墓地の住人たちは、メキシコ湾の真昼の空から、ニューオーリンズの再建を見守っているのかもしれない。



[1650] 「疫病」情報は国家機密 投稿者:とき 投稿日:2005/10/05(Wed) 14:33  

 外交戦略上の重要な「情報」となっている。感染源情報を秘匿してしまうことによって、自然がやってくれるバイオテロ的効果をもたらすこともある。それによって、ときには食糧や医薬品が外交戦略のカードとなりえます。(あるいは、ODA支援や海外援助や貿易上の)


◆鶏飼い時事(じじい)…『鳥フル韓国警告を読む』(2005.10.5)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza204.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『とにかく一片の情報だけを鵜呑みにせず、より一層の情報収集に務めて自衛を心掛けなければならない。はっきり今回のこの韓国情報は、我が国との協力態勢を云う割に、肝心のH9N2の存在に触れて折らずそのまま鵜呑みにすることは、むしろ危険であると言える。』

呉儀・中国副首相が来月8日から4日間訪朝へ(朝鮮日報2005/09/29)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/09/29/20050929000060.html
 公衆衛生、感染症対策のトップでもあります。

「国境なき記者団」:中国新華社、世界最大のプロパガンダ通信社【大紀元日本10月3日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d64868.html

国境なき記者団、反体制派のブロガーに向けた手引書を発表 2005/09/26
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20087605,00.htm

流行地域「隔離」で軍投入も=鳥インフルエンザのまん延時−米大統領(時事通信) - 10月5日9時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000024-jij-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 形を整えるだけのパフォーマンスやデモンストレーションに終わる。
 不顕性感染者からみれば、いかに軍隊を投入して封鎖しようとも、ザルの目をくぐるようなものである。
 ウイルス禍は、台風や津波のような天災と全く同じである。
 しかしながら、かつての「神風」のごとく、感染発源地(国)による、被感染地(国)への、外交攻略上(もっといえば戦争やテロ)の追い風のごとき様相を呈してきているのかもしれない。
http://www7.wind.ne.jp/azarashi/delacroix/images/i-images/i-megami.html
(ドラクロワ『 民衆を率いる自由の女神 』)

 植物や魚類にはじまって、鶏や豚や羊や山羊や牛、そして最後はヒトですね。そういえば、カシミヤのシーズンになってきましたが、「口蹄疫」の問題はクリアーしてしまったのですね。

 こちらも、どこで売り抜けるかのタイミングも大事ですしね。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=topics&board=1009861&sid=1009861&type=r

 とかくこの世は、「病気」も経済や政治にからめとられてしまって、なかなかシンプルにいきませんね。


[1648] BSEに科学探求は無理なのですか? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/05(Wed) 13:03  

10月5日付・編集手帳

 放射線学のキュリー夫人は白血病で死亡した。40年間の研究生活で浴びた放射線量は、一説に一般人の6億倍とも伝えられる。夫人の実験ノートは没後、放射線を発する危険物として扱われている◆「科学とは血の川のほとりに咲いた花園だ」と述べたのは寺田寅彦である。夫人の業績も花園であろう。科学者はときに、真理の「的」に我が身を重ね、探求心の「矢」でもろとも射抜いてみせる◆今年のノーベル生理学・医学賞に、胃潰瘍(かいよう)などを引き起こすピロリ菌の発見者ふたりが選ばれた。西オーストラリア大学のバリー・J・マーシャル教授(54)はみずから菌を飲んで感染し、病気との因果関係を裏づけたことでも知られる◆「科学とは真理に恋することさ」。キュリー夫人と同じく研究生活のなかで白血病にかかった放射線医学の研究者、「長崎の鐘」の永井隆博士は著書「この子を残して」にそう書いている。ピロリ菌を飲んだ心も恋ゆえだろう◆マーシャル教授は以前、学会に出席するために来日した折、「安全性を確認できない実験を他人に頼めなかった」と本紙の取材に答えている。「あとで妻に怒られた」とも。真理への恋も道ならぬ恋と同様に、家で怒られるものらしい ◆きのうは物理学賞の発表、きょうは化学賞――と、血の川のほとりで「恋の季節」がつづく。
(2005年10月5日1時38分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20051004ig15.htm


[1647] Re:[1642] 米国産牛肉輸入解禁問題、朝日新聞の前のめり報道? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/05(Wed) 12:03  

ときさん。
BSE報道に限って言えば、日本のマスコミは、だめですね。
今日の報道にしても、本来は、アメリカFDAの新飼料規制の抜け穴振りを報道するのが、責務のはずなのに、その動きに相反する動きを一面に報じている。
その、ノー天気ぶりにあきれるばかりです。
全面広告のおいしさが、まだ、わすれられないのでしょうか?


[1646] Re:[1643] [1639] アメリカFDAが、新飼料規則発表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/05(Wed) 11:55  

まりちゃんさん。
このジョン スタウバーさんの、今回のFDA発表の新飼料規制に対する批判も、1639でかいたアメリカ消費者団体の批判と同じですね。
すなわち、今回FDAが、血液などの禁止をしなかったことは、タイソンやカーギルがメンバーのthe National Renderers Associationの大勝利であるとしています。
今回FDAが100パーセントのリスク部位の飼料規制をしなかったことで、アメリカのBSEは、広がり続けるであろうし、日本や他の諸国のアメリカ牛肉禁止措置を存続させる要因となるであろう、としています。


[1645] Re:[1640] EUの牛脂タローの規制は?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/05(Wed) 11:44  

虹屋さん、
EUでのタロー規制については、英国に対するものと、英国以外のEU諸国に対するものとでは、対応が分かれています。
英国に対するものについては、98/256/EC
http://europa.eu.int/eur-lex/pri/en/oj/dat/1998/l_113/l_11319980415en00320043.pdf
があり、英国のタローの英国外への輸出が禁止されています。

英国以外のEU以外の各国でのタロー規制については、2002年4月17日提案の「the EU Animal By-Products Regulation.」http://www.defra.gov.uk/animalh/by-prods/publicat/bp-regs6.pdf
によります。
これによりますと、タローなど、脂肪酸製造プラントをカテゴリー別に分けての対応となっているようです。
「COMMISSION DECISION of 12 May 2003」http://europa.eu.int/eur-lex/pri/en/oj/dat/2003/l_117/l_11720030513en00420043.pdf 参照
カテゴリー1がハイリスク、カテゴリー2が中度のリスク、カテゴリー3が、人間の消費にも適するもの、となっています。
カテゴリーの定義は、このサイト「Memorandum submitted by Defra 」http://www.publications.parliament.uk/pa/cm200203/cmselect/cmenvfru/707/3051402.htmにあります。


[1644] Re:[1641] SRMが米国の肉骨粉や牛脂、エキスにどれだけ入っているか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/05(Wed) 11:10  

まりちゃんさん。
この分は、SRMを除いた場合のアメリカのレンダリング関連製品輸出が、どれだけ減少するかの試算を提示していますね。
これによれば、SRM禁止と、市中関連在庫の除去によって、最終の肉骨粉は、161.365トンの減少、牛脂生産も、同程度の減少となる。
市中在庫の除去によって、肉骨粉は、12.502トンの減少、牛脂も同程度の減少、
結果、この両者の減少によって、アメリカのレンダリング製品輸出額は、2004年実績に比して、37パーセントの減少となり、これは、レンダリング総生産額の8パーセントの減少に匹敵する。

との内容のようですね。


[1643] Re:[1639] アメリカFDAが、新飼料規則発表 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/05(Wed) 10:59  

MAD COW USA 著者のジョン スタウバーさんが、FDAの規制
http://www.fda.gov/bbs/topics/news/2005/new01240.html
その問題点に対して声明をだされました。許可を頂戴しましたので、転載させていただきます。
========
Statement of John Stauber, co-author, Mad Cow USA:

FDA Fails to Protect USA from Mad Cow Disease

Today's announcement (below) by the Food and Drug Administration (FDA) fails to protect against US mad cow disease spread by feeding cattle to cattle.
The FDA will continue to allow cattle blood to be fed to cattle, will continue to allow cattle fat contaminated with cattle protein to be fed to cattle, and will continue to allow 2 billion pounds a year of Œpoultry litter¹ contaminated with cattle meat and bone meal to be fed to cattle.

Today's announcement was clearly a major victory for the National Renderers Association and its members including Tyson and Cargill. The livestock slaughter and feed industry will continue to render billions of pounds of cattle blood and fat into cattle feed for the both the domestic and export markets.

The FDA has failed to take the only step known to stop the spread of mad cow disease: a complete and total ban on feeding animal protein to livestock.
The BSE-positive cow from Texas in November, 2004, revealed that mad cow disease has been amplifying and spreading in the US for a decade. Today's announcement from FDA is too little much too late, and will continue to allow the amplification and spread of US mad cow disease.

The failure of the United States Department of Agriculture (USDA) to put in place a food safety testing program that would test millions of cattle a year is covering up the extent of BSE in the USA. Such testing programs are working in the EU nations and Japan.

Today¹s action by the FDA, or rather lack of meaningful action, should strengthen the resolve of Japan and other trading partners to continue to ban US beef.

John Stauber
http://www.prwatch.org/




[1642] 米国産牛肉輸入解禁問題、朝日新聞の前のめり報道? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/05(Wed) 10:49  

米国産牛肉、輸入再開へ BSE「可能性低い」
http://www.asahi.com/health/news/TKY200510040491.html

輸入牛肉にBSE感染牛、食品安全委が「可能性低い」(2005年10月4日22時23分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20051004i215.htm

<BSE>輸入再開の結論は持ち越し プリオン調査会(毎日新聞) - 10月4日20時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051004-00000110-mai-soci

 多分に、希望的観測のゴマをするような記事ではないだろうか?

■2005/10/05 (水) 「牛食った酬い」が来年の流行語大賞にならぬよう。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20051005

『しかし委員会は先進国たるアメリカのそれらの倫理を信じてこの結論を出したのだ。そのことをどう考えるかもまた政治判断である。委員会の結論の方向性はもっと前から決まっていた。しかしそのことを小泉さんは選挙前には決して漏らさないように注意しただろう。馬鹿踊りにはつきあってくれる女性有権者も食の安全には敏感だからである。増税やイラク撤兵に続いてここでも後出し証文を有権者は見せられているわけだ。最後の切り札を持つ消費者がそこまで馬鹿かな。』

 とかくこの世は、ゼニ儲け優先と、それに群がるご都合拝金主義マスコミばかりなのでしょうか?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479664394X
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796631453

October 03, 2005
北朝鮮・バウネット・朝日新聞・NHKの闇は暴かれるか?
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200510031959.html


[1641] SRMが米国の肉骨粉や牛脂、エキスにどれだけ入っているか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/05(Wed) 10:10  

根性と時間がなくて(^^;原文のままで申し訳ないのですが、転送いただいた情報をUPします。
This is an amazing admission in the ³Market Report 2004² in the April, 2005, issue of Render magazine, available online. First, it quantifies how much
SRM is ending up in US meat and bone meal and tallow. Second, it reveals just how economically important it is to the US livestock and rendering industry to keep rendering both SRMs and deadstock into animal feed.

Go to http://www.rendermagazine.com/
Click on ³Past Articles² in the left hand column.

This is from the April 2005 issue, and there is more equally revealing information in this article and in Market Report articles from 2004 and 2003.
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³Certain unknown variables within the United States could change the production forecasts [for rendered byproduct feed] dramatically. Of specific concern is the FDA¹s publishing of an advance notice of proposed rulemaking (ANPR) on July 14, 2004. This ANPR, among other things, addresses the elimination of specified risk materials (SRMs) and dead stock from the feed chain. In an Informa Economics study completed in 2004, it was reported that the removal of SRMs from the feed chain would decrease final MBM [meat and bone meal] production by approximately 161,365 metric tons and reduce tallow production by the same amount. The removal of dead stock from the feed chain could lower production of MBM by 12,502 metric tons and subsequently tallow by the same amount. Hence, if both SRMs and dead stock were removed, total rendered product production could fall by 579,779 metric tons. This is equal to approximately 37% of US exports by volume (2004 data) and approximately eight percent of total rendered product production.²

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[1640] EUの牛脂タローの規制は?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/05(Wed) 09:05  

まりちゃんさん。笹山さん。みなさん。おはようございます。

山内先生の発言、ご紹介の通りなら、ファンシータローに切り替えた現在の方が、以前より、危険が多い事になりませんかね。

笹山さん。ご紹介の資料では、原料にSRMを含んでも問題なしということでしょうか。日本語オンリーでよく分からないんです・・・

※ 一方、EU医薬品規制では、工業用原料牛脂は骨等の混入リスクが完全には否定されないため、斃死牛の除去、GBR-IIIを原産国とする場合SRMの除去をすべきという考え方の案を示している。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0113-5.html


[1639] アメリカFDAが、新飼料規則発表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/05(Wed) 08:48  

アメリカFDAが、新飼料規則を発表した。
内容は、下記のとおりである。
下記の牛からのものは、牛以外の動物飼料(鶏、豚、ペット関係飼料)についても、新飼料規則制限の対象となる。
しかし、アメリカ初のBSEが発見された直後、今から19ヶ月前に発表された飼料規制の内容から、次の三点について、後退が見られていると、批判の声もある。
その三点とは、@牛の血液の禁止がない。Aレストラン残菜の飼料使用禁止がない。Bチキン・リターの禁止がない。
である。
さらに、SRMとされる、眼、小腸の一部の回腸遠位部、も、除外されていない。
今回の新飼料規制について、アメリカの消費者団体は、「脳と脊髄の禁止だけでは、これまでのループホールは、閉じられていない。」として、反発の声を上げている。
ある獣医は、『90パーセントの危険部位の除去では意味がない。100パーセントの危険部位除去があって、初めて意義がある。』と批判している。

1.月齢30ヶ月以上の牛からの脳・脊髄
2.検査されない、また、人間の食用に適さない、牛の脳・脊髄で、これについては、いかなる月齢も対象となる。
3.検査されない、また、人間の食用に適さないもので、脳・脊髄が取り除かれていない、すべての死骸。
4.0.15パーセント以上の不溶解不純物を含む牛脂−タロー−であって、上記規則で禁止された部位から抽出されたもの。
5.MRMによる肉

その他参考サイト
htmlhttp://www.agweb.com/get_article.asp?pageid=121524&src=gennews
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/10/04/AR2005100400885.html
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=10794
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000087&sid=aFy_3.KeIeaM&refer=top_world_news
http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=94&SubSectionID=801&ArticleID=20222&TM=63596.81
http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/news/politics/12817593.htm

http://www.fda.gov/bbs/topics/news/2005/new01240.


[1638] 341病院で石綿飛散の恐れ 厚労省中間報告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/05(Wed) 08:30  

 全国の病院(大学病院を除く)三百四十一カ所で吹き付けアスベスト(石綿)が飛散し、吸入の恐れがあることが四日、厚生労働省の調査(中間報告)で分かった。回答はまだ全施設の約半数にとどまっており、十一月末の最終報告で該当施設は増える見通し。病院名は公表していない。

 調査は、一九九六年以前に新築または改修された建物を対象に八月から実施。(略)
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20051005/mng_____sya_____000.shtml



[1637] Re:[1633] 本日のプリオン専門調査会のざっとした感想 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/05(Wed) 04:00  

まりちゃんさん。
この山内先生がいわれたのは、1629で紹介したEFSAのBiological Hazards (BIOHAZ)で発表された 「Assessment of the human and animal BSE risk posed by tallow with respect to residual BSE risk 」http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1110_en.html
のことではないてしょうか。
GBRVリスク地域では、ネグリジブルとの結論ですね。
もっとも、この報告書の持つ意義は、アメリカとECとの間の牛脂貿易再開に影響するとの見方がつよいようですね。
虹屋さんおっしゃるイエローグリースのアメリカからの輸出量は、2004年で三十一万九千トン、輸出先は、近年中国が、ダントツのようです。
http://www.renderers.org/links/842.pdfのページ6をご参照

http://www.renderers.org/


[1636] プリオン病問題はもはや食品安全委員会で対応不可能 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/05(Wed) 00:36  

狂牛病、変異型ヤコブ病およびヒト⇔ヒト間の感染の問題、両者は、もはや切り離せるものではありません。
これらはもはや食品安全委員会で対応不可能な問題だと思います。

今、日本が米国、その他の国へのプリオン病対策の提言を行わなかったらどうなるのでしょうか?

米国からは日本は大量の「血液製剤」を輸入しています。また、プラセンタ(ヒト胎盤)やヒトコラーゲンなどは美容外科などによって個人輸入され使われています。(ちなみに使用者の「献血規制」はありません。)海外には大量の日本人が毎年旅立ち、現地の食材を食べています。しかも今も”リスク不明国”からは規制なく牛関連製品が輸入され、ソーセージやハンバーグなどに加工されているはずです。

日本国内ではヒト胎盤等は未だに「副作用なし」などと多くのHPに書かれ、美容や更年期対策、精力UPなどと称して、ファンケルなどの大企業やファッション雑誌からして注射を推奨していますし、とくに、歯科の感染対策のお粗末さは「大学病院の付属歯科でさえ紹介できるような状態ではない」などと審議会で問題になっているほどです。

また、これはほんの一例ですが、異常プリオンが溜まる盲腸(虫垂)の手術だって使い捨て器具ではないでしょうし?、危険部位である角膜の手術や扁桃に用いる器具はどうなっているんでしょうか?脳外科の器具は?

私が医療関係の仕事についていたときは、「内視鏡検査を受診するなら朝一番に」という話がありました。構造上、消毒の時間の問題があったからのようです。ピロリとか一時期問題になりましたよね。今は改善されつつあるのでしょうか?

医療従事者は、数年前にはまだ「当たり前」の世界でしたが、裸足や靴下につっかけサンダルで血液が落ちるなかを手術する感覚の方も、未だに少なくないのではないでしょうか?アイガードで目も守らず、血液の飛沫を浴びてC型肝炎などの感染症に感染する先生もいますよね。
自分の身の安全に気が回らない方が、患者の安全にどれだけ気が回るのでしょうか?

血液製剤の使用量は日本は世界でも上位だったはず。(闇雲に使いすぎ)
フィブリノゲンなどの血液製剤乱用や、注射針などによるC型肝炎感染者は日本で200万〜300万人いる、といわれている状態ですよね。押して知るべしです。

このような状況の中で、BSE→vCJD対策をまともに進めようとしているようには、私にはとても思えません。これは自国の対策だけで済まされる問題ではないからです。

この問題は、HIV感染が広がる初期の頃(感染が少ないと、甘く見られていた頃)や、アスベストが甘く見られていた頃と、すごく様子が似ているように、私は感じています。


[1635] 産経の見出し 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/04(Tue) 23:35  

12月にも米牛肉輸入再開へ 専門調査会、月内に答申案
http://www.sankei.co.jp/news/051004/kei098.htm

TBS・筑紫哲也NEWS23では番組で食品安全委員会のあり方の問題点、政治的圧力、中間とりまとめ案の胡散臭さなどを浮き彫りにされてましたが、今日の専門調査会の冒頭報告では吉川座長のコメントが報道されていて、
>「消費者が心配しているような項目は殆ど分析されつくしたと思う」
ですって!

私はあごが外れるかと思いました。

あ、ところで11月にブッシュ大統領が来るみたいですね。


[1634] ついでに日本の話:日本の死亡牛からのBSE検出結果 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/04(Tue) 22:27  

帰り、たたき台を読み直しながら帰宅したんですが、日本の死亡牛検査でたいへん気になる一文を見つけました。

>2005年5月末までに、高リスク牛(中枢神経症状等を呈する牛と24ヶ月齢異常の死亡牛)については、166,253頭検査をELISA法で行い、5頭の検査陽性牛をIHCとWB法で確認した。
↓ ↓ ↓
ということは、33250頭に1頭がBSEだったということですよね。死亡牛の24ヶ月以上全頭検査がようやく始まったのは昨年の4月から?かなりの高確率ではないでしょうか。

なお、ピッシングについては日本の牛の80%がまだ行われているとのことです。

========
まったく別の余談:本日電車に乗っている時に隣のおじさまの日刊ゲンダイが目に入ったんですが、ジンギスカンの次のブームは「ジビエ」(野生動物の鹿、熊、いのしし他)を食べることだそうです。今は鹿が特に大繁殖してますからそういうブームをマスコミ主導で作りたいんでしょうが、鹿、特に北海道で大量繁殖の模様ですが、鹿の不可食部分の残渣とか、狂鹿病=CWDの検査とか、これからどうするんでしょうかね。また、E型肝炎が流行りそうな予感。


[1633] 本日のプリオン専門調査会のざっとした感想 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/04(Tue) 21:58  

本日傍聴してきました。金子先生、品川先生、甲斐(諭)先生、寺田委員長が欠席でした。

全体的感想をいえば、食安委はもはや輸入OK前提にコトを進めているとしか感じられません。
「米国のBSE管理体制の遵守に農水省と厚労省が責任を持つこと、食品安全委員会に責任転嫁をしないこと」が前提条件だそうです。

こんなリスク評価に一体何の意味があるんでしょうね?
「遵守されていると仮定すれば」なんだってOKですよね。どこの国の牛だってOKということになります。

そうすると輸入再開には厚労省と農水省がBSE管理体制の遵守を保障することが前提になるわけですが、どうやって米国が遵守していることをチェックするんでしょうか?(まさか、誰かまたちょっと見に行ってテキトーな無記名報告書を出すのかな?(^^;)

遵守を確認する第三機関もあるわけでなし、しかも、いままでの農水・厚労省の食安委の質問に対する回答を見ていると、米国政府の公的回答そのままの垂れ流し、「米国政府はこう回答している」で終わりです。(今日あった回答も抜け穴を指摘されまくり)その米国政府の回答が正しいか否かの「現実」をどなたが確認するんでしょうか?はて?

これじゃ消費者はとてもじゃないですけれど、食べられません。

いくつかの報道を先にUPさせていただきます。

格付けによる牛タン、内臓の輸入は不可能 食安委プリオン専門調査会(日本食糧
http://www.nissyoku.co.jp/bse/
BSE:輸入再開の結論は持ち越し プリオン調査会(毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/disease/
答申案のたたき台を議論 米牛肉輸入再開で調査会(共同
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051004-00000128-kyodo-bus_all

追伸:牛脂=タローについては米国では今何の規制もないわけですが、「一般的には0.15%以下の不純物のものが流通しているのではないか、と聞いている」とかいう官庁側の回答がありました。さて、これを誰がどう確認するんでしょう?消費者としては米国のマーケットで販売されている実物を購入して不純物濃度を複数、定期的にでもランダムチェックしてもらわない限り信用できませんが(^^;

私がかなりびっくりしたのは、山内先生が「レンダリング由来のタローの感染性は英国の報告を見ると微々たるものであると考える(むしろ肉骨粉の交差汚染のほうが余程問題)、どちらかというとファンシータロー(所謂お肉や内臓周囲からの牛脂)の方が危険性がある」という認識でおられることです。英国の報告がどういう内容なのか、いつの報告なのか、そのころの実験の検出感度はどの程度のレベルなのか?そこまで伺ってみたかったですが。
しかし、横山先生は、タローなどにSRMが混入していることをとても心配されてました。
小野寺委員はタローが世界のどこからどれだけ米国に輸入されていたか、再度確認すべきだと言われてました。吉川座長がオランダとヨーロッパからは既に確認済といっていましたが、ヨーロッパのことはたたき台に一切記載されてませんよね。確認しているのなら記載いただきたいものです。

ところで食安委は米国のリスク評価は【日本に輸入がされるもの】だけを限定しての評価ですから、米国全体の対策の改善を提言するなんてことは頭にないようです。

BSE問題は、もはや食の安全だけの問題ではなく、米国の汚染が進んでいる場合、日本に輸入されている血液製剤やその他病院や個人レベルで個人輸入されているヒト由来製剤や美容品、旅行での曝露、米国→他国への拡大→他国からの輸入やヒト製品リスク等まで考慮しなければならないのに、そういったことは一切頭にないようです。20年前のアスベスト問題もこんなんだったのかな、と思いました。

あ、それから、牛の血漿たん白のリサイクルの話は出ませんでした。よく考えたら牛脂も血漿たん白も、プリオン以前に「SRM検出キット」などでSRMが混入しているかどうか、どの位たん白が混入しているのか、流通物を現実的に検査できそうなものですが、どうなんでしょうね。蛋白質濃度の違反告発は時々ありますよね。【仮定】【〜と聞いている】ばっかりの話はやめて、「科学的検査」「科学的調査」の結果も用いてほしいものですね。しかし、なんで日本が購入するのに、日本が直接そういうものを検査できない(しない)んでしょう。はぁ・・

中枢神経組織検出キット
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/88ee603a342964cc6f5e0c29c9cc6b7f


[1632] (財)雑豆輸入基金協会設立の経緯 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/04(Tue) 21:32  

経産省所管の「雑豆輸入基金協会」が日本貿易振興会(現・日本貿易振興機構、ジェトロ)に交付した資金の使途が一部不透明だとされているのだが。

この(財)雑豆輸入基金協会設立の経緯は、このようなものだ。

昭和32 年に、国は、輸入雑豆の国内流通価格を調整して、国産雑豆への影響を緩和するため、調整金制度を発足させた。
昭和40 年3月に日本豆類基金協会を設立し、その財源を有効に活用して国産雑豆の生産・流通の改善、価格の安定などを図ることとした。
同じく昭和40年6月に輸入雑豆から調整金を徴収する機関として同年6月に (財)雑豆輸入基金協会を設立した。
いわば、内外価格差調整のために輸入豆から巻き上げたテラ銭運用団体といったわけだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051001-00000008-mai-soci


[1630] 【テレビでBSE特集】今夜TBS 23時 NEWS23を見ましょう。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/04(Tue) 21:13  

本日23時からTBSを見ましょう。BSE&食安委特集です。

Today's NEWS23
2005年10月4日 米国産牛肉輸入再開は
http://www.tbs.co.jp/news23/tokusyu.html




[1629] Re:[1626] 100の推論よりひとつの事実 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/04(Tue) 21:04  

milkmanさん。
牛脂・タローの人・動物に与えるBSEリスクアセスメントについては、今年の4月27日−28日開催のEFSAのBiological Hazards (BIOHAZ)で発表された 「Assessment of the human and animal BSE risk posed by tallow with respect to residual BSE risk 」http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1110_en.htmlでGBRVリスク地域では、ネグリジブルとの結論を出しているのですが、おっしゃるような、投与試験にもとづくアセスメントではないようですね。

http://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_opinions/1110/biohaz_op_ej221_qra_tallow_en2.pdf


[1628] 「野鳥からの感染も捨てきれない」 投稿者:とき 投稿日:2005/10/04(Tue) 19:52  

<鳥インフルエンザ>茨城県、野鳥調査へ 感染源解明目指し

 茨城県の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが相次いで確認された問題で、県はウイルスがまん延した原因を解明するため、近く県内の野鳥数百羽や、そのふんを調べる方針を決めた。ウイルスの感染源については、違法ワクチンの接種などの見方があるが、県は「野鳥からの感染も捨てきれない」として本格的な調査に踏み切る。
(毎日新聞) - 10月4日15時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051004-00000053-mai-soci

 感染が流行している最中でなければ、なかなか、ウイルス分離はかなわない。たとえそれが、鶏→野鳥であっても。少し遅きに失したような感はぬぐえません。
 もはや、自国の産業を守るには、国をアテにせず、都道府県単位で独自に、自地域の産業と人間を守るつもりにならないと、どうにもならないところまできているのかもしれません。
 これでは、江戸時代の藩政に逆戻りです。


[1627] こんにちは 投稿者:ちゃぴ 投稿日:2005/10/04(Tue) 16:23  

http://gomashio.e-city.tv/

http://gomashio.e-city.tv/


[1626] 100の推論よりひとつの事実 投稿者:milkman 投稿日:2005/10/04(Tue) 15:53  

牛脂・タローに生残する異常プリオン(実際に感染が起きたと仮定しても極微量の生残でしょう)に感染源を求めるとすれば、初生子牛への投与試験を実施すればいいのではないでしょうか。異常プリオン含有脳乳剤の投与試験の報告はあるようですが、牛脂タローに混入した異常プリオンの投与試験の報告はないようですから。ドーズレスポンスを加味してもそんなに経費はかからないでしょう。仮説を立てて実証することが科学者の役割ではないですか。高名な諸先生方がたくさんいらっしゃるのですから。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/ProfOzawa.html


[1625] 『すべて国が決めてからでは手遅れなのである。』 投稿者:とき 投稿日:2005/10/04(Tue) 13:01  

◆鶏飼い時事(じじい)…『CALM DOWN』(2005.10.4)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza203.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

鳥インフルエンザの防疫作業に従事、岐阜県職員が死亡(日経 10/3 22:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20051003AT1G0304B03102005.html

バリ島爆弾テロ事件
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bali_explosion/?1128209263

外務省海外安全HP
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=2
インドネシア:ジャカルタのホテルを標的とした爆弾テロ計画に対する米国政府の警告(2005/06/03)
インドネシア:警察当局による警戒態勢の発令(2005/06/02)

旅客機墜落で149人死亡、15人生存=インドネシア運輸相(ロイター) - 9月6日6時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000727-reu-int
9−10月に爆弾テロ恐れ インドネシア大統領が警告(共同通信) (8月29日20時36分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000242-kyodo-int

 起こる前に、「危険」を告知しておく努力に怠りはなかったであろうか? 国民一人一人の安全より、「観光」業者の都合が頭をかすめてはいなかっただろうか?

『私は国家は自分を守ってくれるものだとまだ漠然と信じていたし、これからも信じたいのだが、どうもそうではないらしい。』
http://nishio.main.jp/blog/archives/2005/10/post_229.html

 「国家」統治運営代行業-霞ヶ関商店は、日本国と日本国民の「危機管理」にはまともに機能を果たせないように思えてなりません。これが「国民主権」とか「民主主義」の限界なのでしょうか?


[1624] 米国のCJD・CWDニュース検索 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/04(Tue) 11:38  

http://www.altavista.com/news/results?q=CJD&nc=0&nr=0&nd=2&sort=date
久しぶりにNJ州のスカーベックさんのニュースも出ているようですが、ニュージャージーのCJD疑いは18人に増えていたようです。その他アイダホの続報も。

http://www.altavista.com/news/results?q=CWD&nc=0&nr=0&nd=2&sort=date
コロラドで狂鹿病が出たようです。


[1623] 求人 投稿者:SLS 投稿日:2005/10/03(Mon) 20:04  

アメリカ、カナダに在住の方
フルサポート、トレーニング完備
☆☆ 無料旅行 ☆☆

http://www.successlifestyle.com


[1622] いつもの、のどかな風物詩なのですが。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/03(Mon) 17:02  

冬運ぶ使者 和白干潟にミヤコドリ

 博多湾の和白干潟(福岡市東区)に冬の渡り鳥ミヤコドリが、今年も飛来している。「和白干潟を守る会」代表の山本廣子さんが九月下旬に成鳥一羽を確認した。

 ミヤコドリは体長約四十五センチで、黒い体に白い腹部、長くて赤いくちばしが特徴。ロシアのカムチャツカ半島や中国などで繁殖し、日本には約百羽しか飛来しないという。和白干潟には毎年数羽が渡ってくる。ほかにも、ホウロクシギやマガモなども姿を見せ始め、冬鳥の季節はもうすぐ本番を迎える。

 山本さんは「人工島の着工(一九九四年)前には十羽前後が飛来してきたが、年々減少し昨年はわずか三羽。今年は少しでも増えてほしい」と期待している。
(西日本新聞) - 10月3日15時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051003-00000070-nnp-kyu

 みな、トリインフルエンザウイルスの宿主であり、キャリアとなりえます。養鶏場のみの(ムリヤリの)「清浄国論」しか、成立しません。そのほかに、愛玩鶏もまだまだ無数に存在します。


[1621] 牛脂イエローグリースの使用で米国では、BSE牛は減らない。 虹屋流練金術論文講座その1 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/03(Mon) 15:04  

牛脂と肉骨粉の感染価、感染牛の増幅率を吉川座長は平成15年9月の「牛海綿状脳症(BSE)の感染源及び感染経路の調査について」の「4 感染経路モデルによる計量的な分析の結果と考察」において、考察している。

A、肉骨粉を介した感染の増幅値は、1 汚染牛(8,000ID50)につき通常4 倍(3〜6 倍)となる。

B,内蔵由来の動物性油脂製造工程による感染価減少率は10のマイナス6乗 である。これは、
@肉用に処理されるためにと畜場へ回される牛(上述1/2)、
 BSE 汚染牛の約半数はBSE 病原体が検出されない約2 歳〜2.5 歳齢(24〜30 か月齢)のうちに肉用に処理されるためにと畜場へ回されると考えられるので増幅は1/2。
Aと畜場での脂肪回収時に起こる(SRMとの)交差汚染の危険性(2/100)と、
B製造工程におけるプリオン不活性化、すなわちアルカリ処理(1/1000)と濾過(1/10)の積より算出したものである。
D更に、幼若牛の感受性は子牛の10 倍と考える。
従って、動物性油脂を介した感染の増幅値は1汚染牛(8,000ID50)につき8/100 倍(6/100〜12/100 倍)となる。

米国の牛脂イエローグリースは、SRMも原料としているのでAの2/100が外れる。
したがって、増幅値は1汚染牛(8,000ID50)につき8/100 ×100/2=4倍(3〜6 倍)となり、肉骨粉と変わらない。

吉川座長のたたき台では、1汚染牛は10,000 ID50 としているので、この場合は牛脂イエローグリースの増幅値は5倍となる。
米国では牛脂イエローグリース使用の人工乳・代用乳を摂取するのは乳牛である。乳牛の比率は1/5であるから、感染牛のイエローグリースが牛に戻る率を1/5とすると、増幅値は1倍。つまり牛脂イエローグリース使用の人工乳・代用乳によって米国の感染規模は定常状態になる。

さらに肉骨粉の交差感染による発生分が加わるから、米国の感染規模は拡大している。


[1620] やはり起こった水俣病ダブルスタンダード訴訟 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/03(Mon) 14:43  

昨年10月15日に、「水俣病関西訴訟」の上告審判決が最高裁第二小法廷(北川弘治裁判長)であり、行政責任を認めた二審・大阪高裁判決を支持し、「1960年1月以降、水質保全法などに基づく排水規制を怠ったのは違法」とする初判断を示してから一年がたちつつある。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=115 参照
その後、環境省は、、「最高裁の判断は、個別の患者に対して行ったのであり、公害健康被害補償法(公健法)による制度としての認定基準とは別のものである。」との解釈を示し、認定基準の見直しを否定し、いっぽう、新救済策をまとめ、医療費を全額助成することになる保健手帳の申請受け付けを十月十三日から再開することとしていた。
しかし、認定基準が見直されずに、一時金を受け取れない患者約1170人でつくる「水俣病不知火患者会」(大石利生会長)は27日、国、熊本県、原因企業チッソを相手取った損害賠償請求訴訟を10月3日に熊本地裁に起こすと発表した。
この問題の根底には、旧病像論にもとずいての、1995年の村山富市内閣での政府解決策と、 「不知火海沿岸の住民で、(手足の先ほど感覚異常が強く表れる)四肢末端優位の感覚障害があれば水俣病」であるとする新病像論にもとづく最高裁第二小法廷見解との間の矛盾を、昨年環境省が提示した新救済策では、整合化できなかったことにある。
その意味で、今回の「水俣病不知火患者会」の訴訟は、国の進めるダブルスタンダード新救済策の矛盾に対して、迫るものでありうる。
ダブルスタンダード水俣訴訟といってもいい。
最高裁の判決を個別問題として、認定基準は、そのままという、環境省のスタンスは、あまりにも、ご都合主義のように思われる。
クールビズのヒットに浮かれるのはいいが、国民の健康問題の根幹に触れるこのような問題をおろそかにしてはならない。
これから来るアスベスト訴訟嵐のよき前例になりうるような、国民重視の政策対応をとってもらいたいものだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050927-00000178-jij-soci


[1619] Re:[1613] [1612] [1610] リスク管理で検討会 食品の安全対策に反映/農水省投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/03(Mon) 13:13  

いままで寄せられた情報や改善点に対応するほうが先のような。。。

リスク管理で検討会 食品の安全対策に反映/農水省
[2005年10月02日付] 日本農業新聞
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/
>政府の食品の安全対策に関係者の意見を反映するため、農水省は生産・消費・食品産業の各界代表者らによる「リスク管理検討会」を設け今月中に初会合を開く。関係者間で意見交換をしながら、対策が必要なテーマの優先度や、食品安全委員会への評価依頼の方向性を決めるのが目的。行政の政策決定の過程を透明化する狙いもある。
 
>同省はこれまで、方針を固めた政策について事後的に関係者間の意見交換会(リスクコミュニケーション)を開いてきた。検討会では、対策づくりの出発点となるテーマ選びを手始めに、関係者から意見を聞く。
 
>検討会には、各業界代表の常駐委員8人(予定)のほか、農薬やカドミウムといった食品の危害要因に知識や関心を持ち、個人として意見を出す人の参加も募る。候補者としてリストに載ると、関連する議題のある会合で意見を述べ、政策に反映させることができる。
 
>候補者は、満20歳以上で平日の会合に出席できることが条件。「食品が安全であるとはどういうことか」「より安全な食品を作るにはどうしたらよいか」のいずれか1つのテーマで、考えを1200字以内で書いて応募する。締め切りは12日。…



[1617] 『ヒト−ヒト感染症対応の基本』 投稿者:とき 投稿日:2005/10/03(Mon) 11:22  

感染症Up-to-date ジュネーブの窓から
第1回 マールブルグ出血熱は対岸の火か?
砂川富正(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2005dir/n2652dir/n2652_04.htm
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/nwsppr_index.html

『ヒト−ヒト感染症対応の基本に立ち戻って対策を進めていけばよいのだ。』


◆鶏飼い時事(じじい)…『インドネシアの鶏を救え』(2005.10.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza202.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
『ただ、そんな時に、ありもしない日本発の違法ワクチン接種情報が世界を駆け巡るとは許せぬことである。<大金持ちの日本国と400万羽の違法ワクチン疑惑の養鶏場>対比の報道は国辱ものである。根拠もなく公表した手合いはいつも云うが国賊である。
自らの潔白を主張するなら養鶏団体は、名誉棄損を申し立てるべきだ。こんな侮辱はないとその折りも書いたが、業界は必ずしも侮辱とは受け取っていないらしい。しかし国賊学者の心胆を寒からしめてやるくらいでないと本当のことはなかなか出て来ない。』

ProMED情報(詳細)
2005/10/03 PRO/AH/EDRInfluenza, canine - USA (multistate)(03)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051003%2D0030

 鶏の新型ウイルスが脅威だからといって、「殺処分」が妥当であるのならば、「犬」の新型ウイルスは、もっと「ヒト」にとって脅威のはずですが・・・。公式見解では、イヌのは、いまのところヒトには安全だということで。「経済」の理屈で、医学生理学の科学的事実が歪められてはいませんか? このままでは、「清浄国論」によって、日本国内の畜産業は持続できなくなります。いつから、農水省は、自国の農業生産の立場を捨てて、農業通産省になってしまったのでしょうか? 「流通」を保護するのではなく、「生産」を「保護」していただきたいものです。もはや、「清浄国論」は、「消費・安全」の見地とは全く関連のない問題です。

 しかし、外交のなかで農業交渉をみるにつけ、農産物も麻薬取引同様、ルールの設定によって、「カネ」をめぐる命がけの買う買わないの交渉になっているかのようですね。
 麻薬や武器同様、「農産物」も重要な取引カードになっているように見えて仕方がありません。なんだか、カタギの人間に「外交」はできるのか疑問に思えてしまいます。「国家」そのものが「マフィア」が牛耳ってるところがたくさんあるだろうに。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334933238
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776791722
 これは、日本ばかりの問題ではないでしょう。ときには清濁併せ呑む覚悟もときには必要な気がしてきます。何事も「クリーン」や「清浄」だけでは、「現実」にうまく対応できないのですが。フルフォード氏の煽り方は、用い方によっては、「反日」や「日本の国力弱体化」を目論む勢力にうまく利用されかねない危ういものを感じます。事実は事実として受け止めなければなりませんが。そのアングラ勢力は、こと日本ばかりの問題ではなく、どこの国にでもあるのが当たり前だというのが「健全」な思考ではないかと思います。ましてや、いわんや(旧)共産圏においてをや。


[1616] Re:[1615] 日本でトランス脂肪が少量のマーガリンを発売 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/03(Mon) 10:48  

この大地を守る会の初代会長は、歌手の加藤登紀子さんのなくなられた旦那さんである藤本敏夫さんがやられていましたね。
http://www.daichi.or.jp/pc/nojouhou/0501taidan.html参照
食の安全に携わるもの、健康でありたいものです。

http://www.daichi.or.jp/pc/nojouhou/0501taidan.html


[1615] 日本でトランス脂肪が少量のマーガリンを発売 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/03(Mon) 10:16  

大地を守る会という宅配企業がトランス脂肪が少量のマーガリンを発売したそうです。
http://www.daichi.or.jp/pc/kenkai/050926transfat.html

小さな会社でもできるわけですよ。
開発、研究費用が捻出できる大企業が何故動かないのか、日本という国も、侘びしい国だなぁと思います。


[1614] Re:[1613] [1612] [1610] 米国務次官補、牛肉問題で日本に輸入規制撤廃を要請 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/03(Mon) 10:16  

まりちゃんさん。
このヒル米国務次官補(Christopher Hill)の発言ですが、9月29日のthe Senate Foreign Relations Subcommittee on East Asia and Pacific Affairsのヒアリングの席での発言ということですが、このサイト『U.S.-Japan Alliance Evolving To Meet New Threats』http://usinfo.state.gov/xarchives/display.html?p=washfile-english&y=2005&m=September&x=20050929171558ajesrom0.7759821&t=livefeeds/wf-latest.htmlでヒル米国務次官補は、次のように言っていますね。
「そして、我々アメリカ政府は、これ以上の遅滞なく、アメリカからの牛肉輸入が再開できるように、日本政府に対して強く望むものであります。輸入再開実現を意図して、両国がフレームワークについての協定を締結してから、一年がたちます。アメリカ政府による度重なる高級レベルでの介入にもかかわらず、まだ、実現できていません。このことは、変えるべきであります。」
「and, of course, we strongly urge Japan to resume beef imports from the United States without further delay. It has been a year since we reached agreement on a framework intended to accomplish that. Despite repeated interventions at the highest-level by the U.S. Government, it has not happened yet. This should change. 」
ヒル米国務次官補は、今月北朝鮮を訪問されるようで、なんやら、拉致問題と牛肉輸入再開問題とが、トレードオフにされかねない雰囲気となってまいりました。
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=10507もご参照

http://usinfo.state.gov/eap/


[1613] Re:[1612] [1610] 唐木英明委員は、リスコミ委員を続けているのですよね? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/03(Mon) 09:30  

虹屋さん、
> 9/12の吉川たたき台の出た30回目、席次表には名前がありましたが、実際は欠席なさっていました。
> 9/26の31回目、席次表には名前がありましたが、実際には出席なさっていましたか?

前回ですよね。ご出席されてました。

食品安全委員会は「公正中立」なんて看板は下ろして「政治的食品安全委員会」に名前を変えたほうが消費者にわかりやすくていいかもー。(^^;

唐木委員はその他にも動物医薬品とか危機管理の委員までやってますね。

ところで話はかわりますが、
米国務次官補、牛肉問題で日本に輸入規制撤廃を要請
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050930-00000201-reu-bus_all
なんかすごいですね。植民地にいるような気分になってきました。(^^;


[1612] Re:[1610] 唐木英明委員は、リスコミ委員を続けているのですよね? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/03(Mon) 09:21  

まりちゃんさん。

専門部会の諸先生と意見が一番食い違う唐木委員。国会や米国食肉輸出連合会の冊子など、場外乱闘を演じてらっしゃる唐木委員は、なんで続けているのでしょうかね。

その意見の食い違いが、内容の当否は脇に置いても、同じ食品安全委員会の看板で発せられるメッセージの違いが受け取る国民に混乱を与えている。リスコミ=信頼というなら、一番不適なのは、唐木委員ではありませんかね。

> 私は金子先生に期待してます。逃げるような方じゃないと信じております。委員会席上で物申していただきたい。

9/12の吉川たたき台の出た30回目、席次表には名前がありましたが、実際は欠席なさっていました。
9/26の31回目、席次表には名前がありましたが、実際には出席なさっていましたか?


[1611] Re:[1610] 食安委 金子清俊委員がリスコミ委員のほうを退任 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/03(Mon) 09:06  

まりちゃんさん。
ここの部分ですかね。
「プリオン専門調査会とリスクコミュニケーション調査会の両調査会に所属する唯一の委員という自覚のもとに、可能な限りリスクコミュニケーションに貢献しようと努力してきた気持ちの裏返しであるとご理解いただきたいと存じます。尚、今回の発言は、学会の場でのリスクコミュニケーションに関するスライド提示中の発言であった点を申し添えます。」

むしろ、辞任の要因を金子さんに代わって明確に言えば、
昨年9月6日のプリオン専門調査会でのたたき台の結論部分の結論(3)に含まれていた以下の部分
「(このことから)20ヶ月齢以下の感染牛を現在の検出感度の検査法によって発見することは困難であると考えられる。」
の部分が、金子清俊プリオン専門調査会座長代理の抵抗によって、削除される予定であったものが、
9月9日の中間報告で、そっくり、17ページの『3−3−2−2BSE検査におけるリスク提言と検査の限界・検査の意義・迅速検査により検出可能な月齢」に移記されて、のこっていたことに対する金子さんの怒りによる辞任である、
といったほうがわかりやすいですね。
リスコミ自体は、何の関係もありません。
主犯とみなされる当時の評価課長も代わったようですし。

上記については、このときhttp://www.fsc.go.jp/koukan/risk160918/160918_oosaka_gijiroku.pdfのリスコミの33ページから39ページをご参照
なるほど、リスコミの委員名簿http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/r-meibo.htmlにはないですね。

[1610] 食安委 金子清俊委員がリスコミ委員のほうを退任 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/03(Mon) 08:28  

金子先生退任しちゃいました。
でもリスコミ委員のほうと書いてあるからプリオンのほうは続けるのかな? 最近プリオンのほうは発言が少なくていらっしゃるので、もっとガンガン仰っていただきたいのですが。
http://www.asahi-net.or.jp/~zd8k-knk/Director/Director.htm

追伸:よく読んでみましたが、ちょっと違うような。。
>食品安全委員会職員でもなく、管理省庁の行政担当官でもない公正中立な立場に立つ研究者として、皆様からの質問に答えた内容により、この混乱の原因となる誤解の一因となってしまったとの自省がございます
金子先生には失礼ですが、この言い訳はちょっとイカンと思われます。
金子さんは食品安全委員会の「プリオン専門調査会座長代理」として立場上、ご出席されてました。
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160804/risk-koukan160804.html
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160824/risk-koukan160824.html
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160918/risk-koukan160918.html
食品安全委員会をかばっておられるのでしょうか?
食品安全委員会は、もうムチャクチャですね。

金子さんが誤解を与えたんじゃなくて、昨年9月の「とりまとめ案事件」など、もはや食安委自体のやってきたこと、いってることが筋が通らずムチャクチャで、S先生などあまりのことに憤激、辞表まで提出、YK先生は「全頭検査緩和に利用された」とご発言、そんな事態におちいる経緯があって、消費者から信頼されてないわけで、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/b35ba6a5239ef9010394300ee16adb15
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/2364c0b9046c5e63aed236944b9a9e33
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/e4c75b9bc584d7f3b48eed018dd1ee64
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/d9e6e459e050fb4f0aebebf4939fe0ca
それを内部から「はっきり」指摘して改善いただかねば、信頼回復もあり得ず、そんなところに食の安全を国民は預けねばならず、国民は困っちゃいます。

そもそも、科学者が「立場を離れなければ」 自由な立場で、公正中立な立場で、真実を述べられない、”科学に基づく委員会”って何なんでしょうか? (金子先生以外の委員も思う方いらっしゃると思いますが)

食品安全委員会の科学って、じゃあいったいナニ?今やっていること、こないだの審議会なぞ、都合のよいことだけを集めた切り貼り、科学を”結論に合わせて”「ものはいいよう」、「黒を白に見せるための練金術論文講座」を受講している気分、稚拙で抜け穴だらけの作文を、なんとか抜け道を作ろうと、こねくりまわしているとしか、私には見えませんでしたが。良心的な先生方には本当に気の毒な。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/52eb642094ee6ea33eb372d29fec155b

私は金子先生に期待してます。自省なんて言葉で逃げるような方じゃないと信じております。金子さんは国民、消費者の代表でもあるのですから、委員会席上で物申していただきたい。


[1609] 「言論アンテナ」というアンテナ・ブログ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/03(Mon) 07:45  

「言論アンテナ」http://i-know.jp/nida1/というアンテナ・ブログに、私のブログも引っかかっているみたいです。
光栄です。

http://i-know.jp/nida1/


[1608] これも、ようやくコンパクトシティへの政策転換 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/03(Mon) 07:28  

コンパクトシティ構想についても、このサイトで、何度となく提言してきたが、政府は、ようやく、都市計画の基本政策を、人口増に対応して郊外に拡張する都市から、徒歩でも暮らしやすい小さなまちづくりを志向する「コンパクトシティ」へ、大幅に変更する方針を固めた。

大型店や市役所、病院など公共施設の郊外立地に歯止めをかけるため、都市計画法など関連する法律の改正案を次期通常国会に提出する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050926-00000000-san-pol


[1607] ようやく日本でもナノ粒子の安全性検証に着手 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/03(Mon) 07:19  

この掲示板でも [460][461][467][582][589][1408] などで話題になったナノ粒子、CNT(カーボン・ナノ・チューブ)、C60フラーレン「バッキーボール(buckyball)」、ナノ化粧品などの安全性について論議をしてきたが、経済産業省は来年度から5年間かけて、その安全性の評価方法を研究していくことを決めたとのことである。
この毎日の記事では、安全性の研究は「米が100としたら欧州が10、日本は1というのが現状」と指摘する専門家の声を乗せている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051003-00000012-mai-soci


[1606] カナダ・トロントの老人ホームで4人が奇病で死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/02(Sun) 19:22  

カナダのトロントのScarboroughの老人ホーム「 the 7 Oaks Home for the Aged」で、原因不明の呼吸器疾患に入居者がかかった問題で、すでに、4人が死亡した。
このうちの2人は、90歳代であるという。
残りは、一人が70歳代の後半で、もう一人は、50歳代であるという。
68人の入居者と5人の従業員が感染し、15人が、なお、入院中である。
トロントの公衆衛生局によると、the Ontario Public Health Labがウイルスの確定中であるが、SARSや鳥インフルエンザではないという。
なお、トロントでは、先々週末に先週末、63歳と90歳の2人の男性が西ナイルウィルスで死亡している。
http://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/20051001/nursinghome_deaths_051001/20051001?hub=CTVNewsAt11も参照

http://www.640toronto.com/news/metro.cfm?cat=7428327912&rem=19815&red=80132723aPBIny&wids=410&gi=1&gm=metro.cfm


[1605] 流行を制圧するには「ワクチン」以外にはありえない。 投稿者:とき 投稿日:2005/10/02(Sun) 15:11  

鳥インフルエンザ死者は最高1億5千万人にも=国連が警告

  【ニューヨーク30日】アナン国連事務総長は30日、鳥インフルエンザを封じ込める世界戦略を策定する上級国連特別調整官に英国人のデービッド・ナバロ氏(写真)を任命した。ナバロ氏は世界保健機関(WHO)の指導的な公衆衛生専門家の1人。

 ナバロ氏は同日、記者会見を開き、人間の間に鳥インフルエンザがいつ大規模に発生してもおかしくない状況にあり、死者は500万人ないし1億5000万人に上る可能性があると語った。ナバロ氏は「今後数カ月間に我々が取る予防措置と対応体制次第で死者1億5000万人の方向に進むのか、それとも500万人の方向に進むのかが決まるだろう」と述べた。(2枚目の写真はフィリピン・マニラの鶏)

 ナバロ氏は、鳥インフルエンザの大流行は現在アジアで鳥インフルエンザを発生させているウイルスの突然変異によって引き起こされる可能性が大きいと指摘するとともに、人間の間に大疫病のようなインフルエンザが発生するのを阻止するには鳥インフルエンザを征圧しなければならないと強調した。〔AFP=時事〕
2005年10月01日20時41分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1419378/detail

 「流行」を阻止するには、「感染」伝播を食い止めなければならない。「感染」をとめるには、「発症」を止めなければならない。「発症」をとめるには、「殺処分」では不可能。「発症」を止めるのは、有効な「ワクチン」以外には、人為でやれる手段はほかにはない。あとは、移動制限と、衛生管理のみ。

 「殺処分」で根絶封じ込めできた実績はなにもない。あるというものが、もしいたとしても、それを「実証」できるわけがない。それは、単なる思い込みに過ぎないのである。

 残念ながら、WHOの重要ポストにいるものでさえ、ヒトのウイルスを制圧するには、「トリ」のウイルスを制圧すればいいと短絡的に考えているのであれば、肝心の「ヒト」での対策を失敗するであろう。もはや、「ヒト」で始まっているのだから。なぜ、その現実を直視しようとしないのだろうか? ただただ、疑問が膨らむばかりだ。「トリ」に注目するなら、「養鶏」だけではなく、自然界の「トリ」のほうが、よりその感染伝播に関与する可能性が高いのですが・・・。

 日本の30年前を思い出して欲しいものです。ちょっとした田舎では、庭先に鶏を飼って、卵くらいは自給しておったのですが。それが、アジア諸国ではいまでも、普通の風景のはずです。鶏に接点がないほうが少数で、それが、たまたまヒトでインフルエンザがおこると、ほぼすべて「鶏」のせいにされてしまっている。まさに、中世のペストのとき、魔女狩りをしたようなかたちと同じになっている。
 「ハーメルンの笛吹き男」がいまは、すべて「鶏」がその「悪」を背負わされるかっこうになってしまっている。ウイルスという名の「ゴースト」を、あまりにも恐れすぎて、現実を直視できなくなっているようです。
 まずは、感染にも、「顕性」と「不顕性」が厳然としてあることを認識してもらいたいものです。アジアで猛威をふるっている「ポリオ」でさえ、感染を受けた小児の「顕性」は1%以下です。インフルエンザは、発症するのは(顕性)50〜60%で、約半数の人は何も症状がでません(不顕性感染)。感受性(免疫応答)の高い個体をいかに重症化させないかの知識知見と技術が必要なだけです。そのための、ウイルスの増殖のコントロールです。最終的には、個体の生まれついての「耐性」に依存するのですが。
 個体の免疫システムにとって、本物のウイルスに感染するまえの予行演習が「ワクチン」だとすれば、その安全なはずの「ワクチン」にさえ、過剰に感受、反応してしまう体質の人ももちろん存在します。そのような人はおそらく、本物にやられたばあいもひとたまりもなく重症化し死亡することになるものと思います。こればっかりはどうにもなりません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050930-00000027-mai-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912
 だからといって、「ワクチン」を否定する理由にはなりません。あきらかに、重症化を避けることによって、ウイルスからの「淘汰圧」を避けられる割合もまた大きいからです。ワクチンを否定したがる人々や、ましてや、それが「汚染」などと言う者が、どれほど「医」と「病気」を理解しているのか、はなはだ疑問に感じております。


[1604] 生き物を躊躇せずに殺す訓練にはなったでしょうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/10/02(Sun) 14:30  

鳥インフルエンザ:小川町で自衛隊、鶏の殺処分を終了 /茨城

 県内の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが相次いで確認された問題で、県の災害派遣要請を受け先月12日から小川町の養鶏場で鶏の殺処分にあたっていた陸上自衛隊第1施設団(古河市)や施設学校(ひたちなか市)などの隊員160人が30日、任務を終了した。

 隊員らが鶏の殺処分を行ったのは、当初計画より2日短い13日間。処分した鶏の数は2養鶏場で計44万403羽。【藤田裕伸】
2005年10月01日12時04分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1418996/detail

 プラス思考しておきましょうね。天罰はどこに下る? 農水省と御用学者も、酷なこと平気でやらかしますねえ。(ウイルス学と免疫学の知見に逆行する所業です。電燈の世界から見た、ランプの世界ですねえ。いつまで、つづけるのやら。)


[1603] Re:[1600] 輸出保税加工地区の安全版という考え方はできますが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/02(Sun) 13:54  

虹屋さん。
まったくの絵空事として、聞いていただければ、たとえば、グアムあたりに輸出保税加工地区( bonded processing area)の安全版とでもいえる輸出安全加工地区のようなものを設けて、これに、クリークストーン社など、アメリカにとどまらずNAFTA圏各国の牛肉安全確保に意欲的なミートパッカーが集結して、日本向けの、出所の明らかな牛肉加工につとめるという考え方は、できないこともないですね。
ここで生産された牛肉加工品の日本への輸入については、とくに家畜衛生条件(Animal Health Requirements)を交わす、といったスキームですね。
水産物の貿易( Fish Trade)では、同じようなスキームがあるような感じがしていますが。
ちょっと、画期的過ぎますでしょうかね。
ベーカー元駐日米大使婦人などが音頭を取れば、できないこともなさそうな。

http://learning.xrea.jp/NAFTA.html


[1602] バリ島テロ 投稿者:とき 投稿日:2005/10/02(Sun) 12:27  

バリ島爆弾テロ事件
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bali_explosion/?1128209263
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%D0%A5%EA%C5%E7&st=n

農産物関税問題 連携呼びかけ

 WTO・世界貿易機関の貿易自由化交渉が本格化するのを前に、農業団体の国際会議が1日からインドネシアのバリ島で始まり、参加した日本の代表は、農産物の関税の大幅な引き下げには強く反対していくと訴え、各国に連携を呼びかけました。
 この会議は、貿易自由化の新しいルール作りを目指して今年12月に香港で開かれるWTO・世界貿易機関の閣僚会議に向け、農業者の立場からの意見を交渉に反映させようと開かれたもので、日本やスイスなど食料輸入国を中心に14か国の農業団体が参加しました。初日の1日は各国の報告が行われ、日本から出席した全国農業協同組合中央会の山田俊男専務理事が「気候や土地の条件から日本は、大規模な生産性の高い農業は展開できない。輸入国の事情を十分踏まえたルール作りが必要で、コメや麦などの農産物の関税の大幅な引き下げは断じて受け入れられない」と述べて、急激な貿易自由化には反対する立場を強調し、各国の農業団体に連携を呼びかけました。
(10/02 04:48)
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/02/d20051002000022.html

 偶然の一致でしょうか? なにやら、グレンイーグルズサミットのときの、ロンドンテロに、パターンが似ているような。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/london_blasts/?1120733845

インドネシア、連続爆発で死者24人 負傷者多数【大紀元日本10月2日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d32008.html
http://www.epochtimes.jp/dthd/search.php?f_srch_key=%83e%83%8D


[1600] プリオン専門部会の論議は、暗礁に乗り上げている? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/02(Sun) 10:04  

9月12日、30回のプリオン専門部会の議事録を読むと、議論・評価が行き詰まって暗礁に乗り上げている様が出ています。
 下に抜き書きしてみましたが、豚や鶏の飼料からの肉骨粉の交差汚染を受ける可能性のある牛と乳用牛の牛、人工乳や代用乳を摂取した牛は対象から除けないかという議論の展開になっています。吉川座長 「それができれば、評価は割合限定されて、分析は簡単にはなります」確かに、後に残るの問題は、現在の米国の飼料規制の遵守状況ぐらいですから、その問題は専門委員・学者がやる問題ではないし、農水省やUSDAに任せるべき問題です。交差汚染の可能性が制度的にはない牛なら、飼料の状況は2002年以降の日本とほぼ同じと看做せるから、分析は簡単だし、同等という評価もだせる。
 この考えはは甲斐諭委員の持論、「輸入を再開する際には大手パッカーの工場からだけ輸入する規則を作り、20ヶ月齢以上の牛肉が誤って輸入されないようなBEVプログラムを作成すべきである」に沿った物で、部会の議論を甲斐委員が誘導している。
 この考えは、前に笹山さんとやり取りしたことがあり、笹山さんは面白いけど実現可能かと言われましたが、案の定、厚労省や米国からの返答(31回に提出の補足資料)で無理と否定されています。
 こうなれば、専門部会は、諮問案では評価は不可能。上記の2種の牛を除けば評価可能と農水省、厚労省に投げ返すべきではないのでしょうか。

議事録40ページ以降
○北本専門委員 ちょっと具体的な話になるかと思って恐縮なんですけれども、20 か月以下で切ったときに、ほとんどが肉牛だろうという資料というのはあるのかと。

 正確に言うと、どれぐらいのパーセンテージ、乳牛由来の、つまり子牛のときに乳牛として育てられたんだけれども、たまたま20 か月以下で回ってくるというものはあり得ないんだろうかというものは、その可能性としてどうなんでしょう。
恐らく、皆さん、委員の先生方は、もうやはりSRMのミート・ボーン・ミル化というのが不徹底であれば、ないし交差汚染等々のことであれば、今日は甲斐専門委員から言われた(大手パッカーの)肉牛は少なくともと交差汚染はあり得る環境ではないだろうと。・・

ただし、乳牛に関しては、ちょっとわからないよというコメントをそれぞれ持たれていると思いますので、もしくはわかる範囲で結構ですので、その辺りの情報をどれぐらいのパーセンテージなのかとかいうのを(農水省・厚労省に)調べていただけたらと思います。

○甲斐(諭)専門委員 私もやはり疑問を持って現地で聞いたことがあるんですけれども、それはまた別施設でやるんだと聞いたんです。
ですから、パーセンテージとともに、同一施設でやるかどうかが問題なんです。セパレートしているか、セパレートしていないかが問題で、ある意味では小さなところでやっていれば、そこは輸入対象にならないので、私が言いたかったことは、輸入対象は一体何なのか、輸入対象と国全体のことは少し区別しなければいけないんではないでしょうか。

○甲斐(諭)専門委員  評価するというときに、国全体を評価するというのは、いろんなことがあるので大変難しいことではないかと思うんです。ですから例えば対米輸出の工場は、今、日本では4工場だとか、限定されていますね。 ですから、日本側もある程度想定して、個々の工場の衛生管理だとか、デイリーが入っているか、入っていないかとか、そういうことをきっちりさせないと、なかなか評価は難しいんではないでしょうか。

○吉川座長 それができれば、評価は割合限定されて、分析は簡単にはなりますけれども、それは可能なんですか。


[1599] Re:[1598] 水面下の興亡はすでに始まっているようで・・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/02(Sun) 09:41  

ときさん。
中国での「豚の連鎖球菌+鳥インフルエンザ+エボラ熱の、トリプル複合感染』は、進んでいるようですね。
下記サイトは、伊波拉病毒(エボラ熱)に関する最近の中国の報道ですが、イラクのエボラ熱によるゴリラの大量死のことは書いてありますが、自国のエボラ熱に関しては、黙して語らずのようですね。
大紀元
http://www.epochtimes.com/b5/5/8/30/n1035429.htm
では、「禽流感、伊波拉病毒、四川怪病(豬鏈球菌病)、洪水、乾旱」が中国を襲っていると書いています。

http://news.google.com.hk/news?hl=zh-TW&ned=hk&ie=UTF-8&q=%E4%BC%8A%E6%B3%A2%E6%8B%89&btnG=%E6%90%9C%E5%B0%8B%E6%96%B0%E8%81%9E


[1598] 水面下の興亡はすでに始まっているようで・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/10/01(Sat) 22:51  

『検疫 (1読者) 2005-10-01 17:43:23
 今日は。日記と異なる内容ですみません。
 つい2日前に友人が上海から戻ってきました。成田に着いたら検疫があり、申告書を書かされたそうです。いままではこんなことなかったのにと言っておりました。
 どうも水際での対応を本格的に政府のほうでは取り出している模様ですが、最近帰国した方も同じような経験をしているのだろうか。
 上海の職場では病気の話題は出ているとのころで、その人自身も衛生には注意はしているようです。
 確かなところが分かればよいのですけど。』
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/3c3462563a2771201ed6bee8af76926c

 もっと、堂々と知らせてやれば、いらぬ「不安」を抱かなくていいのですが。こそこそ姑息にやろうとしてるのでしょうか? 

 どうやっても確認されたときは、ときすでに遅し、感染を拡げた「後の祭り」となる可能性が大。ウイルス感染症とはそういうもの。ウイルスのまん延力には、どうにも抗しがたいものです。感染を受けないようにするとか、拡げないようにするとかは、実際的ではなく、常に、感染を受けたときと広がったときの、具体的実際の対処を考えておかなければなりません。それは、ヒトの場合も、他の動物の場合も同じです。「疫病」対策としての「危機管理」は、今の日本、本当に甘いと思います。「戦争」対策と同じなので、結局、憲法で「戦争放棄」してしまったことによって、すべての「危機管理」について「甘い」(起こらないこと、ないことを前提の)考えしかできなくなっているようです。

ProMED情報(詳細)
2005/10/01PRO/AHInfluenza viruses, drug resistance
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20051001%2D0030

 ヒトのウイルスのタミフル耐性の記事について、非常に作為的なものを感じます。日本が薬剤耐性ウイルスを作り出しているような印象操作になりはしないかと。
 いざとなれば、ほんのすこし約1日処方が遅れただけで、ウイルス増殖阻害効果は減じてしまいます。にもかかわらず、流行するのが、薬剤耐性のせいにされかねないイメージになるでしょう。実際に起こって流行した場合。流行地は、あとになればなるほど、被感染地なのですが。(まずは、今回の流行が今後おこったとすれば、発信発源地は中国と考えるのが妥当なのですが。)
 問題は、人工の周密過密な、かつ衛生状態の良くない地域が、一番の感染源地帯になりうるということから目をそらすかたちに、「情報報道」の内容によっては、印象を操作誘導することになることです。
 いざ起こってしまえば、本来「疫病」は自然災害(天災)で、被害者も加害者もないはずなのですが、不思議なことに、必ずやだれかを悪者にしたくなる気持ちがおこってきます。逆に見れば、それを知っているものは、先回りしてそれを避けようともするでしょう。今後、中国系から発信される情報は、要注意だと思います。鵜呑みにせずに、まずは疑ってかかるべきと思います。(日本の場合は、朝日、毎日、共同の記事は鵜呑みにするべきではありませんね。)

October 01, 2005
靖国「違憲」判断に関する主要各紙の論調比較
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50123738.html
September 30, 2005
靖国参拝に違憲判決など下されていない
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200509301835.html
2005年09月30日(金) あ〜バカバカしい違憲判断。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050930
笑える朝日の二枚舌 2005/9/30(金)
http://blogs.yahoo.co.jp/editorialwriter/12184054.html
2005-10-01 着々進む「日本解放工作」
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20051001/1128131035


[1597] Re:[1595] タミフルに耐性、鳥インフルエンザ感染に効かず=香港の薬理学者、日本の使い過ぎを警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/01(Sat) 21:19  

まりちゃんさん。
この記事http://www.jc-press.com/kaigai/200510/100102.htmの元記事は、このサイト『Avian Flu Virus Showing Resistance to Tamiflu』http://www.medpagetoday.com/PublicHealthPolicy/PublicHealth/tb/1850ですが、ちょっと、日本の事情に誤解もあるようですが。
次の点です。
「タミフルが、慣例的に、一般の人間のインフルエンザに対して処方されている日本においては、この薬に対し全体的に耐性が進行しているとも、報告されている。このようなことで、日本においては、H5N1は、これまで、家禽においてしか、検出されてこなかった。」
(They also reported that general resistance to the drug is growing in Japan, where Tamiflu is prescribed routinely for common human influenzas. Thus far, H5N1 has been detected only in poultry in Japan. )
それとも、それは私の認識違いで、日本で、タミフル処方をされる方は、意外と多いのかもしれません。
とすれば、由々しき事態ですね。

また、後半の二つの点を、この日本語のサイトでは省略していますね。

そのひとつは、このようにタミフル耐性が着いてくると、タミフルよりは、Relenza (zanamivir)のほうが、日本人などには、効くのではないのか、
ということ。

もうひとつは、9月22日のランセットのオンライン版に紹介されたBright RA博士などによる論文「Incidence of adamantane resistance among influenza A (H3N2) viruses isolated worldwide from 1994 to 2005: a cause for concern」(Bright RA, Medina Mj, Xu X, Perez-Oronoz G, Wallis TR, Davis XM, Povinelli L, Cox NJ, Klimov AI The Lancet - Vol. 366, Issue 9492, 1 October 2005, Pages 1175-1181)で「amantadine と rimantadineとは、結局のところインフルエンザに対する効力を失ってしまうであろう。」との警告をしているところに注目していますね。
http://www.medpagetoday.com/ProductAlert/DevicesandVaccines/tb/1781参照



[1596] Re:[1594] 焼肉屋さんから見たプリオン専門部会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/01(Sat) 20:34  

虹屋さん。
情報、ありがとうございました。
焼肉屋さんも、勉強されているんですね。
サイトの中の別の記事に、『八百屋さんと魚屋さんと肉屋さんとが元気にならなければ、町に活気がつかない。』との意味の言葉がありましたが、まさにそうですね。
ところで、この「米・加産牛肉等と日本産牛肉等のリスクの同等性に係るリスク評価」なるものなのですが、輸入肉というパラメーターが不在の議論ですね。
もちろん、人間へのvCJDリスクという点でもそうですが、そうでなくても、アメリカ牛と日本和牛とをつなぐパラメーターとしての輸入肉のリスクということを考えてみた場合、たとえば、レストラン残菜のループホールなどを考えた場合は、輸入肉をパラメーターに、アメリカ牛のリスクと日本和牛のリスクとが、ルーピングしてしまうということも考えられますね。
アメリカは、カナダの飼料規制を世界標準にしようとしているようだし、うかうかしていると、日本の飼料規制が、前時代的なものになりかねないということも考えられそうです。


[1595] タミフルに耐性、鳥インフルエンザ感染に効かず=香港の薬理学者、日本の使い過ぎを警告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/01(Sat) 20:33  

タミフルに耐性、鳥インフルエンザ感染に効かず=香港の薬理学者、日本の使い過ぎを警告
http://www.jc-press.com/kaigai/200510/100102.htm


[1594] 焼肉屋さんから見たプリオン専門部会 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/01(Sat) 19:42  

全国焼肉協会(事業協同組合)は、死活問題だけに、要約が正確で詳しいですね。

情報:食肉通信社樺供

○米・加産牛肉等のリスク評価たたき台を提示―食品安全委員会
 食品安全委員会が12日に開催したプリオン専門調査会では、委員から要求された資料について農水・厚労省から説明されたほか、甲斐諭専門委員による「米・加における牛肉産業の最新情報」についての報告と、米・加産牛肉等と日本産牛肉等のリスクの同等性に係るリスク評価のたたき台が提示された。たたき台では、リスク評価は日・米の飼育頭数やと畜頭数など母集団の規模の違いを考慮することとした上で、今までの議論を踏まえ、侵入リスクの比較では・輸入生体牛によるリスクは89年にBSE発生国からの反すう動物の輸入を禁止し、97年から欧州からの生体牛輸入を禁止したことなどから、禁止以前の輸入頭数を踏まえ、日本の1・5倍〜10倍・肉骨粉輸入によるリスクは英国等の米国が輸入した国と、イタリア等の日本が輸入した国のリスクを換算した結果、米国のリスクは日本の7分の1〜47分の1・輸入動物性油脂に由来するリスクはオランダからの輸入実績はなく、リスクは日本の方が高い―とした。よって輸入生体牛のリスクを重く評価しても、肉骨粉、動物性油脂に由来するリスクを考慮すれば侵入リスクによる汚染規模は米国が日本の1・5〜10倍以下であるとされた。一方暴露・増幅リスクの比較では、飼料について▽鶏、豚への牛骨粉飼料利用▽鶏飼料、豚飼料の残飯などを牛に給与することが禁止されていない▽反すう動物用飼料製造施設の専用化等、交差汚染防止対策強化等が実施されていないことから、04年以降生まれの牛の汚染は日本よりもBSE汚染率は数倍高いと予想され、交差汚染の可能性も一定の割合で起こる可能性は否定できないなどとされた。これについては吉川座長も、交差汚染対策の実施とその実効性確保が重要であるとの考えを示し、汚染量が規制により減少し感染確率が減少する場合、長期的には不連続な流行パターンに変化するとの考えが示された。
 また審議では内臓の評価の進捗が芳しくなく▽食肉と一括してリスク評価することが困難であれば、食肉とタン等の内臓を分けて評価することが必要かどうか整理は必要だろうか(吉川座長)との意見もあった。一方諮問内容について「輸入される牛肉はほとんどが肉用牛であるとされているが、日本の乳雄のようなものが入ることはあるのか」(北本委員)など、評価対象(施設等)を絞り込んで審議すべきか、米国全体として評価すべきか意見が出された。これに対しては吉川座長も「対象が限定されれば評価しやすい」とし、甲斐委員からも「米国全体を評価するにはいろいろな施設があることを考えると困難なのではないか。対日輸出する工場に絞り評価するべきではないか」と行政側に説明を求めた。農水省は「米国でも乳雄を集めてフィードロットを行う所もある」と説明し、厚労省は「日米協議で想定されているのは大手パッカー等、典型的なものとして議論しているが、それ以外のものを排除してはいない」と限定することは困難であることを説明。委員からは管理機関としての考え方が求められた。

http://www.yakiniku.or.jp/sei/meet_data2.html

[1593] 人権擁護法案再提出濃厚 投稿者:謎工 投稿日:2005/10/01(Sat) 16:04  

全く、ネット上で「民主党の人権侵害救済法案の方が危険だから自民党に投票しろ」とアジテーションを展開してた連中は
どう責任を取るつもりなんでしょうね? 自民党内の人権擁護法反対勢力が郵政民営化反対勢力とほとんどニアイコールだった時点で
こうなることは目に見えていたのに。

http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/01/d20051001000018.html


[1592] Re:[1590] [1585] [1576] 米国のCJD検査について(&食品安全委員会の事務局って・・・ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/01(Sat) 13:37  

まりちゃんさん。笹山さん。色々、情報有難うございます。
> しかしアイダホ州の集団ヤコブ病発生の件、人口のすくない街でありながら、疑いが8人になったとのこと。現地の方も胡散臭く感じているのではないだろうか。。現地の、1、2社しか報道してないようですが。

確かに、アイダホ州は人口140万人ですから異常に多いですね。この方たちは剖検とか検体で調査とかされているのでしょうか。

この人たちがBSEの関連で発症とは、現時点では誰も言えないけれども、不気味ですね。米国では老廃牛などの牛肉は一番安いランクやハンバーグ用にされているそうですから、年金暮らしや低所得者でvCJDが出てくるのではないかと懸念しているのですが

米国産牛肉は避ける、選択できるけれど、米国産牛肉を食べている米国人の血液から作られている血液製剤は、いざ病気・事故となったら選べない、避けれません。かといって、米国民でない私たちには、発言権はないですからね。日本の食品安全委員会もない。

今回の輸入再開をめぐる論議や安全委員会の決定は、米国のBSE対策が外からどのように評価されるものなのか、米国にはっきり伝える機会だと思っているのですが、実利が伴いますから米国も無視はできないし、、

30回の部会の議事録がUPされてます。ざーと斜め読みしたんですが、米国産牛肉で問題がありそうな部分を除いた「日本向け特選牛肉」は設定できないか、それで安全評価しようという流れが出てきていて、なんだか議論の水準がみすぼらしくなってきた気がします。



[1591] Re:[1590] [1585] [1576] 米国のCJD検査について(&食品安全委員会の事務局って・・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/01(Sat) 10:52  

まりちゃんさん。
この掲示板でも話題になったカリフォルニアの Patrick Hicksさん(死亡当時49歳)のアメリカ初vCJD疑い問題(「Possible Cover Up of Human Mad Cow Disease in California」http://www.organicconsumers.org/madcow/coverup011005.cfm)ですが、今年の三月時点では、このサイト「Testing of human mad cow
suspect delayed」http://www.nodowners.org/media_upi9.htmに ありますように、サンプルは、フランスのthe Groupe Hospitalier Pitie-SalpetriereのLaboratoire De Neuropathologie の Jean-Jacques Hauw 博士 に送られていなかったようですが、今年の5月には、このサイト「 U.S. man to be retested for human mad cow」http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/94457.htmlのように、『送られる手筈が整えられた』(recently arranged for brain samples to be sent to experts in France.)というようになっていますね。
しかし、その後、この件に関する情報は、ぱったり途絶えているようです。



[1590] Re:[1585] [1576] 米国のCJD検査について(&食品安全委員会の事務局って・・・ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/10/01(Sat) 10:03  

虹屋さん、ご活動ありがとうございます。

話は変わってしまいますが、先日、ジョン・スタウバーさん(MAD COW USAの著者)の来日講演があって聞きにいったときに、「BSEからの警告」という冊子を販売していたので買ってきました。アメリカの消費者運動家のロド ニー・レオナルドさんが講演にいらしたとき(2005年5月21日)の講演録が掲載されてます。

そこに気になる一文がございましたので、UPしますね。

> 現在日本のヤコブ病で問題になっているのが、カリフォルニアで最近死亡した市民の例なのですが、かなり症状が変異型ヤコブ病に似ていたということで、政府 のこれをチェックせざるを得なくなりました。検体をとってチェックしましたが、最終的にはこれは変異型ヤコブ病ではないという結論を出しました。これに対 してカリフォルニアの医者、医療関係者は、それは十分に信用に足るものではなく納得できないということで、イギリスに検体を送って検査中であるということ です。じつはアメリカでは、このような検査をする機関は、広い全米中、アイオワ州に一ヶ所あるだけです。ここにいったん送られると、ほとんど迷宮に入って 出てこないという状況があって、戦時中にモスクワの刑務所に入れられた人はほとんど戻ってこないという話を以前に聞いたことがありますが、その話を思い出 してしまいました。

↑情報を提供しても、委員に届かないどこかと似てませんか(^^;

それはともかく、この「イギリスに送る予定の検体」は結局送付されたんですかね。3ヶ月以上、うだうだ送付しなかったとかいう話ありませんでしたっけ?Speak Easyさんがまとめてくださっていたような。。。

しかしアイダホ州の集団ヤコブ病発生の件、人口のすくない街でありながら、疑いが8人になったとのこと。現地の方も胡散臭く感じているのではないだろうか。。現地の、1、2社しか報道してないようですが。。


[1589] Re:[1586] [1570] 化学成分としての「DAG」の審議なのか?商品名としての「”DAG”」の審議なのか?−今日の食品安全委員会での「エコナ」論議 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/10/01(Sat) 09:26  

匿名さん。
専門家のお立場から、いろいろ、ありがとうございました。
過去のCodexのセッションのレポートをさかのぼってみましたら、このtriglycerides問題は、16セッションでのマレーシアからの提案から始まっているようですね。
こ の16セッションで、マレーシアから、“glycerides” を“triglycerides” に変えろとの提案があり、そうしたところ、今度は、18セッションで、アメリカから、“triglycerides”では狭義なので、もとの “glycerides” に戻せとの提案があり、その提案協議が、今年の19セッションにもちこされたということですね。
となると、先にご紹介のあった日経の記事は、このような経緯を無視した、誤報に近いもののように見受けられます。
遺伝子組み換えラット使用については、昨日の食品安全委員会でも、『二段階試験とはなにか?』との質問も今井田委員からありましたが、普通ラットでの二段階なのか、異種ラット組み合わせの二段階なのか、厚生労働省の見解は、あいまいでしたね。
また、ご指摘の「花王も「エコナ」について、1,2−ジアシルグリセロールと1,3-ジアシルグリセロールの比を明らかにはしていません。」という点は、重大な瑕疵かと思われます。
「高 濃度にジアジルグリセロールを含む食品」が、花王のエコナという商品を具体的にさしていることが明白であるにもかかわらず、正体不明の「1,2−ジアシル グリセロールと1,3-ジアシルグリセロールの比」の検証でもって、発がん性なしの言質をとられかねない形で、食品安全委員会も、発がん性検証ワーキング グループに参加していく形で、取り込まれていくというのは、決して、健全な姿ではないものと思われます。
まさに、化学成分としての「DAG」の審議なのか?商品名としての「”DAG”」の審議なのか? そのスタンスを、食品安全委員会は、はっきりしていただきたいものと思います。


[1588] Re:[1570] 化学成分としての「DAG」の審議なのか?商品名としての「”DAG”」の審議なのか?−今日の食品安全委員会での「エコナ」論議 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/01(Sat) 01:54  

> しかし、この9月20日の食品安全委員会に対する諮問内容の一番最後に、気になる一文が入っていますね。
> 「なお、今後の追加試験計画を立てるにあたり、特殊な遺伝子組み換えラット安全性の評価を目的として用いることの妥当性とそのラットを用いた試験結果の評価方法について、ご意見があれば伺いたい。」

遺伝子組み換えラットを用いた安全性試験というのは、日本に限らず、国際的にも通常行われません。また、結果をどのように評価するか、国際的にも定まった知見はありません。

 そもそも、なぜ、こんな特殊なラットを使って、実験をしたのか、また、結果を評価する方法も決めずに、なぜ実験をしたのか、不思議なところです。

 飯郷先生が実験に使った4NQOは、実験的に舌がんを起こさせることができる物質として昔から有名なもので、4NQOを投与すれば、遺伝子組み換えラットでなくとも、舌がんが起こるのは、かなり以前から知られていることです。
 また、舌がんの治療薬を開発するために、通常のラットに4NQOを投与して、実験的に舌がんを生じさせ、そのラットに抗がん薬の候補物質を投与して、治療効果を見るというようなことも行われています。

 ジアシルグリセロールの発がんプロモーション作用を調べるのであれば、通常のラットを用いて実験するのが普通であり、また、それで十分というのが国際的な知見でもあります。

 遺伝子組み替えラットを用いた発がんプロモーションの実験の評価というのは、おそらく世界初の試みではないでしょうか。

 ちなみに、ジアシルグリセロール単独では、実験動物にがんを生じさせたという報告はなく、発がん性は否定されています。

 余談ですが、実験動物は純血種を維持するために近親交配を重ねることが多く、何もしなくとも、奇形の発生率やがんの発生率が高い(10%以上と言うことも珍しくない)のが普通です。

 このため、ある物質が実験動物にたとえ、がんを発生させたとしても、その実験動物が通常、どの程度の割合で、どんながんを生じているのかというバッググラウンドのデータがないと実験結果の評価ができません。
 遺伝子組み換えラットのような特殊なラットの場合、こうしたバックグラウンドのデータが蓄積されていないのが普通なので、その意味でも評価は困難です。


[1587] Re:[1568] [1566] マーガリンとスプレッド 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/01(Sat) 00:59  

>Codexの「食用の脂肪とオイル」の概念では、食用の油というのは、triglycerides であって、diglyceridesは、添加物とみなされていることに対して、日本側が異議を唱えたということですよね。

 逆です。
 日本は、今までと同様、ジアシルグリセロールは添加物としての使用に留めるべきと主張したのに対して、アメリカやEUがファットスプレッドの主成分として認めるようにと主張し、欧米の主張が勝ったと言うことです。

> FDAは、もともと、GRAS Notice No.000056
>http://www.cfsan.fda.gov/~rdb/opa-g056.html
> の見解でも、マーガリンとスプレッドについては、分けた見解をしめしていていて、マーガリンについては、ジアシルグリセロール使用のマーガリンはマーガリ ンとしては認めないが、ジアシルグリセロール使用のスプレッドについてはホームユース向けについて、認めるという見解を出しています。

  米国の場合、マーガリンに使えるのは、天然の植物油(水素を添加することのみ認めるが、それ以上の加工は不可)に限られます。エコナは、植物油を一旦、脂 肪酸とグリセリンに分解し、再度合成したものなので、米国ではマーガリンには使用することができないというのが米国政府の見解です。

 し かし、ファットスプレッド(日本で一般に「マーガリン」と言われているもののほとんどは、国際規格やJASなどではファットスプレッドと言われているもの です。)では、こうした規制がないので、エコナも使用することができるというのが米国政府の見解であり、codexでの米国の主張も、こうした考えに基づ いています。



[1586] Re:[1570] 化学成分としての「DAG」の審議なのか?商品名としての「”DAG”」の審議なのか?−今日の食品安全委員会での「エコナ」論議 投稿者:匿名 投稿日:2005/10/01(Sat) 00:40  

 飯郷先生のレポートには、実験に使用した「DAG」の組成は明記されていません。ジアシルグリセロールとトリアシルグリセロールの混合物かどうかさえも書かれていません。

 1,2−ジアシルグリセロールと1,3-ジアシルグリセロールの比が3:7というのは、あくまでも自然界に存在する植物油(主成分はトリアシルグリセロール)中に含まれるジアシルグリセロールでの話であって、実験に用いたDAGに関するデータではありません。

 ついでに言えば、花王も「エコナ」について、1,2−ジアシルグリセロールと1,3-ジアシルグリセロールの比を明らかにはしていません。
 花王のホームページ(http://www.kao.co.jp/rd/eiyo/about-dag/dag02.html)などに書かれているのも、あくまでも自然界における存在比です。「エコナ」における存在比ではありません。

 さらに蛇足を言えば、1,3-ジアシルグリセロールにはPKC活性化作用はなく、理論的にはプロモーション作用も含めて、発がん性はありません。

 一般的には、1,2-ジアシルグリセロールは、植物油中ではトリアシルグリセロールと2-モノアシルグリセロールとの混合物として存在します。これら三者のグリセル脂肪酸エステルの間で、脂肪酸の遊離とエステル化を起こしつつ、平衡状態にあります。
 一方、1,3-ジアシルグリセロールは、遊離脂肪酸とグリセリンとの間で平衡状態を保ち、トリアシルグリセロールになりにくいとされ、それ故、エコナは中性脂肪を増やさないと言うことになっています。

 自然界では、これらの存在比は、トリアシルグリセロールが87、1,2−ジアシルグリセロールが3、1,3-ジアシルグリセロールが7、モノアシルグリセロールが2、その他(グリセリンや遊離脂肪酸)が1というぐらいでしょう。

 しかし、ジアシルグリセロールが大量(トリアシルグリセロールの4倍程度)に存在する場合、これらの存在比がどうなるのか、明らかにしたデータはないようです。

http://www.fsc.go.jp/senmon/sinkaihatu/s-dai27/sinkaihatu27-siryou2.pdf


[1585] Re:[1576] 食品安全委員会事務局からの回答 投稿者:虹屋 投稿日:2005/10/01(Sat) 00:11  

まりちゃんさん。私のところにも同じ文面の返事が来ました。私のお返しのメールは、下記のものです。

31回プリオン専門部会に出された、資料1−2:食品健康影響評価に係る補足資料の提出について[9](平成17年9月22日提出)についての問い合わせ
坂◎ (食・勧告広報課)さんから丁重なご返事、有難うございます。
と ころで、過日お送りした「第30回プリオン専門調査会に出された 吉川座長のたたき台の「2.2暴露・増幅リスク」について その3」でご紹介した資料、(独)農畜産業振興機構の月報「畜産の情報」(海外編)の2003 年3月の米国の「酪農家の副産物・乳おす牛による牛肉生産(子牛肉生産と乳去勢肥育)の状況」は専門部会の委員の方々に渡していただけましたでしょうか。
この資料の所在は
http://lin.lin.go.jp/alic/month/fore/2003/mar/rep-us.htm

 さて、31回部会に農水省と厚労省から提出された補足資料[9](平成17年9月22日付)では、米国とカナダの乳用種牛肉生産量の試算が参考資料としてつけられております。これと先の「畜産の情報」の記事では、雌の子牛の処理、行方が大きく違っております。

  「畜産の情報」では「酪農家において後継牛として選抜されなかっためすのヌレ子が、子牛肉生産農家においてほ育されることはほとんどなく、肉用に出荷され た場合は、そのままと畜されることが多い。」と記載されております。ヌレ子とは、酪農家において、生後数日〜10日程度、生乳主体で飼養された子牛です。 乳用種経産牛を6年で更新するとしますと、生まれてきた雌子牛の3分の一が後継牛となり、3分の2はヌレ仔としてと畜される事になります。更新の期間は、 ともかくとして大半の雌子牛はと畜される事は、(独)農畜産業振興機構に問い合わせて確認しております。

 これに対して、補足資料[9] では、生まれてきた雌子牛の全てが搾乳牛、つまり経産牛の候補・後継牛となるように記載されております。そうですと乳用牛は2年で更新されることになりま すが、それは絶対にありえません。乳用牛は生後18か月齢で種付けされ、生後27か月で初めて子牛を生み、その後3回の出産を繰り返すのが平均的で耐用年 数は6から7年です。2年目つまり24ヶ月齢では妊娠中ですので、2年で更新は絶対にありえません。

 この事は、雌仔牛のヌレ仔の食肉が補足資料ではカウントされていないことを意味します。「畜産の情報」では、ヌレ仔は体重100〜150ポンド(約45〜70キログラム)程度でと畜されるとありますので、私の試算では米国では12万トンほどが計算から抜けております。

@ 補足資料の乳用種牛肉生産量の試算の出典、根拠をお教えください。

A 上記のように補足資料の乳用種牛肉生産量の試算は、内容に誤りがあると思われますので、農水省と厚労省にご連絡の上、ご確認ください。そして誤りがありましたら、次回、10月12日の専門部会に訂正された試算を提出するよう両省に働き掛けてください。


[1583] ロイター発のプロパガンダ記事の真の目的は? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/30(Fri) 22:21  

鳥インフルエンザで、1億5000万人が死亡する恐れある=国連
2005年 09月 30日 金曜日 20:00 JST

 [国連 29日 ロイター] 国連は29日、鳥インフルエンザが突然変異してヒトからヒトに感染するようになる事態への備えを怠れば、世界で最大1億5000万人が死亡する恐れがあると警告した。

 世界保健機関(WHO)のナバロ博士は、アナン事務総長から、鳥インフルエンザ流行を沈静化し、ヒトに飛び火する事態に備える世界キャンペーンの陣頭指揮を執るよう要請されたことを明らかにした。

 ナバロ博士は記者会見で、もしヒト同士の感染が起きた場合、全世界レベルの取り組みの程度によって、500万人の死亡で済むか、それとも1億5000万人にまで犠牲が広がるかが決まる、と述べた。

 そのうえで、同博士は、鳥インフルエンザH5N1型ウイルスがじきにヒト同士で感染する新種に変異する可能性は高いとし、この危険性を軽視すれば大きな間違いを犯すことになる、との認識を示した。
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=9799394&section=news

  H5N1型では、もうすでに、変異はおわって、種の壁も飛び越えて、ヒトヒト間感染が始まっている段階で、顕性不顕性の「疫学調査」をやらなければいけな い段階になっている今、さらにまた波状攻撃の心配でもしているのでしょうか? 感染と変異のメカニズムを正確に理解していないところに発し、しかも、さま ざまな予算獲得合戦もあいまって、思惑だらけで、ただただ「脅威」やそれに伴う「不安」を、徒に煽ることになることを危惧いたします。「鶏」はそれでなく とも、とばっちりをすでに被っているのですから。

 まずは名前を正確に分けていただきたいものです。「鳥インフルエンザウイルス」とそれに由来している、ヒトの(新型)A型インフルエンザと。ヒトに感染するのは、「トリインフルエンザウイルス」ではないことを。

◆鶏飼い時事(じじい)…『泰山鳴動して』(2005.9.30)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza201.htm
『政府も正式にメキシコ政府の返事を貰ったからには、更なる現地調査の意向など失礼の極みで、物見遊山のほうがまだましである。
まあいくら無害に近いウイルスでも見つかったとなると放ってもおけないのだろうが、費用対効果の点では無駄はすべきでないのは当然である。
すべからく官側の隠し事の多いのには辟易させられるが、業界側も追求するものはきちんと追求すべきである。
具 体的には、県内で陽性になりながら県境をまたぐと、搬出しても陰性となる不思議。業界一の信用を誇るAK園で同じ家保の検査で全陰性が全陽性と判定された 不思議。この二つの整合性を求めても、(1)家保が全く未熟なのか、(2)茨城が極端に検査のしきい値を下げたのか、(3)他県はウソをついているのか、 (4)検査の抗原そのものが違うのか確かめなくてはならない。官がワクチンを持ち出すなら、業界もまた状況証拠を突き付けるべきなのである。』

  せっかくの、医学生物学的な、生き延びるための技法技術が、ヘンな経済上の縄張り意識のおかげで、有効に用いられなくなっている。なんのための科学なのだ ろうか? 思惑はどうあれ、自然環境ではあきらかにH5N1型トリウイルスは、ここ数年でなじんで常在化してしまうことになる。養鶏場だけ排除しつづける つもりなのであろうか?(感染が確認されたら殺し続けることを意味する。)
 さらにその天災のごとき「疫病」の原因となるウイルスの変異や出現を人為に制御できると思い込む、どこに源があるのか私には全く理解のできない、「妄念」に憑き動かされている行政体。とかくこの世はどうなってしまったのだろうか? 人智もなにもないようです。
 せめて、ヒトのインフルエンザを「鶏」のせいにするなどという愚かなふるまいは、よしていただきたいものです。

中国:インフルエンザの大流行に備え、当局対策案を公表【大紀元日本9月30日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d96733.html
 もう、ひととおり、修羅場をくぐってるはずでは? まだまだすごい流行の予測でもあるのでしょうか。

  くれぐれも、ヒトのウイルス感染症と、トリのウイルス感染症をごっちゃにしないで欲しいものです。何らかの環境の激変なのか、あらゆるものが一斉に動い て、いろんな生物・動物の感染症がたまたま同時に起こっているだけだと考えればいいだけなのですが・・・。(イメージとしては、都市で鼠が増える、農村で バッタが大発生するとかは、「疫病」の前兆のような気がしています。)


[1582] Re:[1575] 牛の飼料規制強化の「遅々とした歩み」 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/30(Fri) 21:56  

大歌舞伎の伝統にのっとり、以下は古文書に書かれていたことでございます。

「米国が2004年1月に発表した飼料規制 強化案を、直ちに実行していれば、直ぐにでも20ヶ月齢以下の米国牛の牛肉の輸入さいかいができるのに、未だ米国は手続き中として実施していない。これで は輸入再開を承認できない。」と日本の食品安全委員会のY委員は困惑した顔で語った。
 日本が米国産牛肉の輸入再開に踏み切るには、食品安全委員 会による輸入条件の承認が必要である。日本では2001年12月に交差汚染を防ぐ飼料規制を強化した。それを理由に、日米政府の合意であった20ヶ月齢以 下でのBSE検査を、米国並みに実施しないことにした。ところが、米国政府、米国食品医薬局(FDA)が2004年1月26日に公表した交差汚染を防ぐた めの飼料規制強化がいまだに実施されていない事が、問題となって輸入再開の承認が遅れているのだという。
 「FDAの案は、完璧ではない。SRM特定危険部位をレンダリング原料にしていること、牛脂イエローグリースの子牛への給餌など他にも様々な問題がある。
 しかしFDAの案すら実施されていないために、K委員のように米国で以前の英国並みのBSE発生を懸念する声が出ている。早く実施してくれないと、こうした意見を抑えきれない」
 またY委員は、日本では飼料規制強化後の2002年6月以降に生まれた牛ではBSEは検出されていないことから今年の暮れには、BSE検査を30ヶ月齢以上に限定することも可能だという。
 「日本で30ヶ月齢以上にできれば、米国政府の希望する条件で輸入できる事にもなる。しかしFDAの不完全な強化策でさえ実施されていないてのだから、他の委員や国民を納得させるのは、困難だ。」
  またYM委員は「私やY委員は、米国の要求を認める方向で食品安全委員会の議論を牛耳って早急に承認したいと思っている。しかし、米国政府の拡大サーベラ ンス結果はプロパガンダとしてはともかく、科学的にお粗末で、国民の健康の保護を最優先とし、科学的知見に基づく客観的かつ中立公正な立場から食品健康影 響評価に取り組んでいくことを表看板とする食品安全委員会の審議では使い物にならない。
 また、米国議会などで9トンの日本産牛肉の制裁的輸入禁 止といった幼児的措置や日本に対する経済制裁やのなどが取りざたされると、そのような政治的圧力で審議が影響されたと日本国民が受け取りかねない。それを 懸念して、委員会の審議がより慎重に、より遅いペースで進みかねない。」と苦りきった声で語った。
 ある政治評論家は記者に対し次のように語った。「古泉将軍は、寄合席の衆議の間の大半を自派の大名で固め、権勢並びない将軍である。
 しかし、この米国産牛肉の問題は食の安全に関わるだけに、表立って将軍の政治的決断で解決を図れない。もしそのようなことをすれば、日本国民は米国産牛肉の安全性に強い疑念を抱き、米国の期待通りには売れないだろう。
 牛の歩みのように進まない米国の飼料規制の強化の早期の実施など米国が問題解決のためにどのような措置を採るかにかかっている。」



[1581] Re:[1576] 食品安全委員会事務局からの回答 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/30(Fri) 21:38  

まりちゃんさん。
まだ、日本では、スクレイピーやCWDなどをBASE(Bovine Amyloidotic Spongiform Encephalopathy 牛アミロイド型海綿状脳症)と、とらえる考え方が、浸透していないからなのではないでしょうか。
品川先生などは、別でしょうが。



[1580] Re:[1569] 山本たたき台について その1 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/30(Fri) 21:32  

虹屋さん。
大作の作成、お疲れ様でした。
やはり、アメリカとカナダとは、一体として、考えたほうがいいのでしょうね。
それと、カナダのBSE発生の原因とされているレンダリング・プラントは、アメリカにも工場を持つ多国籍企業でしたからね。
Edmonton rendering plantといいましたっけ?


[1579] Re:[1567] アメリカ牛の宣伝広告に出ていた学者について簡単なご報告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/30(Fri) 21:27  

まりちゃんさん。
ああ、この方ですか。
よく、朝のコメンテーターとして出て、楽観的な見解を述べられるのを得意とされている方ですね。
こういうコメンテーターを欲しているテレビ業界の体質というものがあるのかもしれませんね。



[1578] Re:[1565] いよいよ鳥の渡りのシーズンです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/30(Fri) 21:24  

ときさん。
この新潟・福島潟は、1997年11月に鉛中毒が発生し、オオヒシクイが大量死したところですね。
その後は、よくなっているのでしょうね。
ロシアの鳥インフルエンザも、ひと段落といったところですが、今度は、渡り鳥が心配です。


[1577] Re:[1576] 食品安全委員会事務局からの回答 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/30(Fri) 20:39  

> なお、他の案件同様、当該審議においても報告書案が取りまめられた後、広く国民から意見・情報提供を呼びかけることになると思いますので、その際に、再度、ご意見等をお寄せいただければと存じます。

といえば、前回?のパブコメ募集だったかで舌扁桃の除去がされてないことについて「情報提供」、指摘なんかもあったと思うんですが、食安委から提言はあったんでしょうかね。改善されてるんだろうか。


[1576] 食品安全委員会事務局からの回答 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/30(Fri) 20:04  

狂鹿病(CWD)とBSE評価について食安委に質問してみた
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/ef1a5352ddaf5677d9dee3a1259db737
で質問した件、以下のような返事が返ってきました。「国民の声ならまだしも、審議にかかわる情報さえ、委員・審議会に届かず、事務局で勝手に取捨選択されるのではないか」と不安になるような回答です。

私 は以前、食安委に送った情報が委員に伝わっているかを知るために、直接委員にも同じメールを送ったことがあるのですが、そうしたら、某委員から「(このよ うな形の)貴重な情報は、事務局からは一度ももらったことがない」というお返事を、お礼とともに頂戴したことがあります。

検討をする立場にない事務局の方々では話にならないので、審議担当の委員に確認いただきたかったのですが。文面にないのでわからないけれど、情報や質問もちゃんと渡していただけたんだろうか?その点再度確認してみます。

「必要に応じて」とか、「あとで意見募集」なんて笑っちゃいますよね。前回の意見やリスコミの議事録だって殆どの委員が目を通さなかったくせに(^^;。

ご参照
(5月7日)パブリックコメント・意見書制度は完全に無視された
―政府、食品安全委員会には猛省を促す―
http://homepage2.nifty.com/safety-food-forum/7p.html#5/7
==========
>このたびは、「食の安全ダイヤル」にメールにてご意見・ご質問をお寄せ頂きありがとうございます。
> ご指摘いただいた点については、今後プリオン専門調査会において必要に応じて審議が及ぶと考えられる事項も多く、こうした事項に関しては、中立公正な審議 を第一に考える観点から、予断をもって個別にお答えすることはできないと考えますので、ご了承いただきますようお願いいたします。
>なお、他の案件同様、当該審議においても報告書案が取りまめられた後、広く国民から意見・情報提供を呼びかけることになると思いますので、その際に、再度、ご意見等をお寄せいただければと存じます。
>当委員会では、国民の健康の保護を最優先とし、科学的知見に基づく客観的かつ中立公正な立場から食品健康影響評価に取り組んでいくこととしておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

>****************************
>内閣府食品安全委員会
>「食の安全ダイヤル」
> 担当  (略)
> 電話 03-5251-9220/9221
> FAX 02-3591-2237
>****************************

追伸:以下再度食安委にメールを返信いたしました。

お返事をありがとうございました。
下記ご質問・情報は、プリオン専門調査会や食品安全委員会委員の皆様にお渡しいただけたのでしょうか?
それとも、事務局どまりで取捨選択されて、委員には伝わっていないのでしょうか?
その点をお教えいただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

狂鹿病(CWD)とBSE評価について食安委に質問してみた
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/ef1a5352ddaf5677d9dee3a1259db737




[1575] 牛肉輸入再開「遅々とした歩み」に対して、アメリカ怒り 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/30(Fri) 19:02  

この『遅々とした歩み』というのが、glacial speedという表現でこの記事は伝えている。
「氷河が動くようなスピード』というのだろうか。
9 月28日にひらかれた「the House Ways and Means Committee 」(歳入委員会)で、Foreign Agricultural Service AdministratorのEllen Terpstra 氏は、「行動をとるべき時は、はるかに過ぎた。」と、進まない日本との牛肉貿易再開に苛立ちを見せた。
冒頭、米通商代表部のWendy Cutler氏は、「日本とアメリカとの通商関係は、年々、双方、ウィン−ウィンの解決策を見出すよう、協力しあうことが、難しくなってきている。」といった。
委 員会の前に、Jerry Moran議員が、「アメリカの牛肉産業と農家は、日本が牛肉貿易を閉ざしてからというもの、毎月、一億ドルを失っている。日本は、アメリカからの牛肉輸 入を再開しない限り、アメリカへの輸出によって、利益を得ることはできない。アメリカ議会の日本に対する忍耐は、すでに切れた。」として、日本に対する経 済制裁を呼びかけた。
また、日本からの牛肉輸入も、日本のアメリカからの輸入再開があるまでは、しない、と、言明した。
歳入委員会委員長 のBill Thomas議員は、「日米関係のあまりに多くのことが、明日に待たされている。決まり文句に、"明日は、永遠である。"とか、"明日というのは、永遠に こない"とかあるが、そのどちらも、日米関係の"明日"を、かなりよく、あらわしている。」といった。

http://www.scoop.co.nz/stories/WO0509/S00571.htm


[1574] Re:[1573] [1571,1572]BSEの感染源 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/30(Fri) 17:14  

milkmanさん。
下記サイトによれば、牛脂の接種(inoculation)試験がこれまで、むづかしかったのは、牛脂が油性であるためとされていますね。
再現(reproduce)試験も、やられていないようですね。

http://www.priondata.org/data/A_tallow.html


[1573] [1571,1572]BSEの感染源 投稿者:milkman 投稿日:2005/09/30(Fri) 15:13  

笹山登生 様
ありがとうございました。
BSEの感染脳乳材の牛での接種試験結果はありますが、異常プリオンを含む牛脂 の投与試験結果はまだ見当たりませんね。牛脂に含まれた不活化しない異常プリオンにより感染があり発症したのだとしたら、その再現性試験が望ましいでしょ う。疑念があればやることです。200℃の加熱でも中心部分では不活化されない状態が生じていたかもしれない。牛脂・タローの再評価には再現試験も含まれ ることを期待しています。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/ProfOzawa.html


[1572] Re:[1571] BSEの感染源 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/30(Fri) 14:17  

milkmanさん。
この問題については、これまで、この掲示板で、さんざん議論し尽くしていますが、
[1233] [1234][1250][1251]
などをご参照ください。
@については、1555で、牛脂イエローグリースについての疑念が持ち出されていますね。
ABについては、 [1233] [1234][1250][1251] で述べられいます。


[1571] BSEの感染源 投稿者:milkman 投稿日:2005/09/30(Fri) 13:48  

発症牛に与えられた代用乳に配合された牛脂(タロー)の製造工程の疑問。@SRM等を含む動物性油脂原料に異常プリオンが含まれていな いことの保証はできるのか。A製造工程での加熱で異常プリオンは完全に不活性化できるのか。Bレンダリング工場での交差汚染はまったくなかったと断定でき るのか。当時は予測できないところで問題が発生していたことから、十分な検証ができてはいなかったのではないだろうか。感染源となる異常プリオンを用いた 牛での再感染試験での結果はいかがでしょうか。情報があれば教えてください。


[1570] 化学成分としての「DAG」の審議なのか?商品名としての「”DAG”」の審議なのか?−今日の食品安全委員会での「エコナ」論議 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/30(Fri) 12:21  

ということで、ちょっと気になりましたので、午前中、食品安全委員会添加物専門調査会を覗いてきました。
結構、聴衆は、いたみたいですね。
で、そもそも、何で、厚生労働省さんは、9月20日に、前回の平成15年8月15日に続いて、再度、食品安全委員会に「高濃度にジアジルグリセロールを含む食品の安全性」について、食品安全委員会の意見を求めてきたかというのですが。
平 成17年5月に発表された飯郷正明さんの「ジアジルグリセロールの発がんプロモーション作用に関する研究」で、その結論として「発がん高感受性トランジェ ニックラット」を使った実験で、「雄において、”DAG”が直接接触する舌にのみプロモーション作用を示唆する結果」が出たことを受けてのもののようです ね。
しかし、この9月20日の食品安全委員会に対する諮問内容の一番最後に、気になる一文が入っていますね。
「なお、今後の追加試験計画を立てるにあたり、特殊な遺伝子組み換えラット安全性の評価を目的として用いることの妥当性とそのラットを用いた試験結果の評価方法について、ご意見があれば伺いたい。」
これって、「発がん高感受性トランジェニックラット」はずしなんじゃない?
つまり、「雄において、”DAG”が直接接触する舌にのみプロモーション作用を示唆する結果」をなきものにする深謀遠慮のような気がするんですが。
そ れと、もうひとつ、これは、今日の委員会でも、本間委員が質問していたんですが、上記の飯郷正明さんの「ジアジルグリセロールの発がんプロモーション作用 に関する研究」では、「1,2DAG」と「1,3DAG」の比率をなぜ3対7にしているのかということなのですが、この質問に、厚生労働省は、答えられず に、食品安全委員会の事務局に答えをバトンタッチしたのですね。(その間、かなりの沈黙、続きましたっけ。若いだけに、ごまかすこと、できなかったみたい ですね。)
なぜって、この比率が、花王さんのアメリカでの商品名”DAG”の「1,2DAG」と「1,3DAG」の比率であるのかどうかを、厚生労働省は明らかにできなかったのですね。
となると、一体、この「高濃度にジアジルグリセロールを含む食品の安全性」の審議なるものは、化学成分としての「DAG」の審議なのか?花王さんのアメリカでの商品名としての「”DAG”」の審議なのか?きわめて、あいまいなものとなってしまうのですね。
ちなみに、「1,2DAG」のほうが、PKC活性化が高く、発がん性が高いとされているのですから、この「1,2DAG」の割合を恣意的に低めに決められての発がん性実験では、消費者にとっては、何の意味も持ち得ないことになりますからね。



[1569] 山本たたき台について その1 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/30(Fri) 09:03  

「ごまめの歯軋り」ですが、食品安全委員会の食の安全の投書してみました。

>31回プリオン専門部会に出された、たたき台の修正について その1 「2 . 1 侵入リスクの比較」について

 生体牛
 吉川たたき台と違い「カナダからの侵入リスクは、カナダの汚染率を踏まえ判断することとし、現時点では考慮しない」と明示している。明示した点は良いが、米国のBSE1例目はカナダから輸入された97年生まれの乳牛である。
  この1例目のBSE牛と共に、カナダから米国に80頭の牛が輸入され、そのうちの20数頭は感染牛と同じ時期に生まれ、同じ飼料を与えられた可能性がある から、BSE感染リスクはとくに高い乳牛であった。この時の米国の調査では、255頭の乳牛がリスクが否定できないとされ淘汰されている。カナダからの輸 入、侵入リスクは、このような多数が一時にという特徴を持つと考えられる。
 カナダから米国は「80 年代が年間約60 万頭、90 年代は年間約100 万頭が輸入されている」のである。それによる侵入が2003年12月に検出された1例のみであろうか。

肉骨粉
  生体牛と同じく、カナダの感染の状況を先送りしたため、カナダから輸入分が考慮から外されている。輸入量は227,572〜 405,863tとされている。カナダの感染が欧州の10分の一と仮定すると、米国は英国からのトン換算で240〜450トンとなり、米国のリスクは日本 の約2/5〜5/6となる。

動物性油脂
 動物性油脂では、オランダ産のみを問題にしているのはおかしい。牛や肉骨粉では、カナダ 産・カナダ経由のそれを取り上げているのに、なぜ油脂ではとりあげないのか。また米国・カナダ国内での狂鹿病(CWD)など他のTSE因子をもった肉骨が レンダリング原料となり、肉骨粉や油脂になっている。この点を取り上げないのもおかしい。

日米の侵入リスクの比較
 量的には最大のカナダからの侵入リスクを考慮から外しているのだから、たたき台で「我が国と米国ではそれほど違わないと思われる。」と結論を記述するのはおかしい。


[1568] Re:[1566] マーガリンとスプレッド 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/30(Fri) 06:52  

匿名さん。
情報ありがとうございました。
しかし、この「triglycerides」か「 glycerides」かという問題は、「オイルとは何か?脂肪とはなにか?」との定義にかかわる問題で、安全性の問題とは、別次元の話ですよね。
トリグリセドは、脂肪であって、オイルではない。
また、「脂肪かオイルか」を決めるのは、自然に飽和化しているか、不飽和化か、という違いとか、常温の室温で、液体か固形か
、という違いもあるようですね。
http://staff.jccc.net/pdecell/biochemistry/triglyc.html
http://www.foodstandards.gov.au/standardsdevelopment/applications/applicationa505diacylglyceroloil/a505iarexecsummary.cfm参照
で、 エコナ(米国商品名「DAC」主成分diacylglycerol)は、80% のdiglyceridesを含んでいるのですが、Codexの「食用の脂肪とオイル」の概念では、食用の油というのは、triglycerides であって、diglyceridesは、添加物とみなされていることに対して、日本側が異議を唱えたということですよね。
FDAは、もともと、GRAS Notice No.000056
http://www.cfsan.fda.gov/~rdb/opa-g056.html
の 見解でも、マーガリンとスプレッドについては、分けた見解をしめしていていて、マーガリンについては、ジアシルグリセロール使用のマーガリンはマーガリン としては認めないが、ジアシルグリセロール使用のスプレッドについてはホームユース向けについて、認めるという見解を出しています。
(マーガリンとファットスプレッドでは、それぞれの油脂含有率が異なり、マーガリンの油脂含有率は80%以上、ファットスプレッドの油脂含有率は80%未満である。)
この日経さんのCodexを持ち出した記事は、ちょっと、消費者の議論を混乱させる情報のように思えますが。

参考までに下記に、Codexの19セッションでの原文を載せておきます。
「日本代表団は、モノグリセライドとディグリセロイドは、添加物とみなされること、“edible fats and oils” の概念に含まれるのは、トリグリセロイドのみである、との見解を述べた。
ア メリカ代表団は、“glycerides”について、技術的革新によって、fat spreadsが、単に、トリグリセロイドのみによらないことになっていることを容認し、diglyceridesを含む商品が市場に受け入れられてお り、代替品とみなされているところから、モノグリセライドが現在は使われていないゆえに、、“edible fats and oils” の概念に含まれるのは、ディグリセロイドとトリグリセロイドであるとの見解を述べた。」
(2003年2月のCodexの18セッションでは、アメリカ代表団は、「triglycerides」ではあまりに狭義すぎるので、「 glycerides」に変えるべきだと主張していました。)

the 19th Session of the Codex Committee on Fats and Oils (ALINORM 05/28/17)

Section 2. Description
2.2 Edible Fats and Oils
8) The Committee discussed the reference to “triglycerides” in the definition of “edible fats and oils” that had been left in square brackets at the last session. The Delegation of Japan, supported by other delegations, expressed the view that mono- and di-glycerides were considered as additives and that the definition should include only triglycerides.
9) The Delegation of the United States, supported by other delegations, proposed to refer to “glycerides” in order to allow technical innovation as fat spreads were not prepared only with triglycerides. The Delegation noted that currently products containing diglycerides were approved for marketing and suggested as an alternative that the text refer to di-and tri-glycerides, since monoglycerides were not currently used.
10) After some further discussion, the Committee agreed to replace the current text with the definition of “edible fats and oils” included in the Standard for Fats and Oils not Covered by Individual Standards, that referred to “glycerides”, in order to ensure consistency between all standards for fats and oils. In addition, in Section 2.2 of the draft standard, the words “partial glycerides or” were deleted.

参考
上記によるCodex「 APPENDIX V. PROPOSED DRAFT STANDARD FOR FAT SPREADS AND BLENDED SPREADS」での「Edible Fats and Oils」についての新たな定義

2.2 Edible Fats and Oils

“Edible fats and oils” means foodstuffs composed mainly of triglycerides of fatty acids. They are of vegetable or animal (including milk) or marine origin. They may contain small amounts of other lipids such as partial glycerides or phosphatides, of unsaponifiable constituents and of free fatty acids naturally present in fat or oil. Fats of animal origin must, if originating from slaughtered animals, be obtained from animals in good health at the time of slaughter and fit for human consumption as determined by a competent authority recognised in national legislation. Fats and oils that have been subjected to processes of physical or chemical modification including fractionation, interesterification or hydrogenation are included.

上記定義のうち、これまで削除されていた『partial glycerides』の部分が加わることになった。

http://66.102.7.104/search?q=cache:KBQR0ic1stAJ:www.codexalimentarius.net/download/report/635/al28_17e.pdf+Codex+Committee+on+Fats+and+Oils%E3%80%80%E3%80%80Tri-glycerides&hl=ja&client=firefox-a


[1567] アメリカ牛の宣伝広告に出ていた学者について簡単なご報告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/30(Fri) 06:52  

ヨミウリウイークリーという雑誌に掲載されていたものですが、よくワイドショーに出ている医学博士の中原英臣氏という、山野美容芸術短 大教授で、BSEなどはまったく、全然畑違いの人ですね。よくTVでいろんな事柄に口出しされている方です。それと、中井亜希氏というキャスターとの対談 形式になってます。

表題は「いま、「食」の安全について考えてみませんか!」
というタイトル。

例の如く、
中 原英臣氏「特定危険部位を除去すれば牛肉は安全ですよ」とか、いっちゃってますね。違反問題や告発、メディア締め出し問題、「どうやって除去するのか」に も触れてないし、新しい知見や、感染牛のSRMを除去しなければならない労働者の労働安全はすっかり無視の模様です。例の如く、フグ毒の話が出てますの で、某氏が監修でもされてるんでしょうか。
「えさの管理は97年から法律で禁止しているので大丈夫」だそうです。数々の違反や、牛のSRMを食べた鶏の鶏舎の糞やゴミ、レストラン残渣、牛の血液、加熱制限のない牛脂飼料がOKなことは無視の模様。当然、「個人で選択」できない公衆衛生の重要な問題も無視です。

余 談:この中原英臣氏、SARSで香港中が大騒ぎ、アモイガーデンで患者大発生の非常事態、皆が香港旅行をどうしようか迷っている時、とくだねだか何かの TV番組で「インフルエンザと同じ、死亡率5%なんてたいしたこと無い、大丈夫ですよ」などと、のたまわった素晴らしい危機管理感覚の持ち主で、2chで 話題になっていたことを覚えています。それを見て香港旅行を決行したおば様方もいるかもしれませんね。TVの影響は大きいですから。。。その後、SARS の本を出されていたときには、私は思わず目を疑いましたが。

しかし読売グループはどのくらい広告費GETしたんでしょう。日経にも全面広告が出ていたみたいでしたが。


[1566] 無題 投稿者:匿名 投稿日:2005/09/30(Fri) 01:28  

花王「エコナ」がマーガリン国際規格に
2005年 3月 2日

ジアシルグリセロール(DAG)を主成分とする 花王「エコナ」が、国際規格のファットスプレッド(マーガリン類)に配合できる油脂として認められることが決まった。先週(05年2月21日から25日 に)英国Londonで開かれたCodex油脂部会(Codex Committee on Fats and Oils)で、6年来の事務局案が覆り、「triglycerides」の「tri」を削除することで合意に達したためだ。

http://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/search/wcs-bun.cgi?ID=362364&FORM=biztechnews


[1565] いよいよ鳥の渡りのシーズンです。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/29(Thu) 22:28  

オオヒシクイ・マガン:冬の使者、先陣来る−−新潟・福島潟 /新潟

 冬の使者の先陣がやって来た。ロシアから毎年飛来する、国の天然記念物のオオヒシクイとマガン。その第1陣の計10羽が新潟市前新田乙の福島潟(193ヘクタール)で、翼を休めている。
 福島潟野鳥の会会員の白井康夫さんが27日に確認し、「水の駅 ビュー福島潟」のレンジャー、大西敬さんが撮影した。
 オオヒシクイとマガンはガンの仲間で、ともに希少種。カムチャツカなどから2400キロの空の旅を終えて到着した。福島潟はオオヒシクイの日本最大の越冬地で、12月には5000羽が憩う。
 アシなどが生え、姿を隠すには格好の場。ヒシクイのエサになるヒシの実が豊富で、周辺に水田の落穂も彼らの“食卓”を飾るという。【野崎勲】
(毎日新聞) - 9月29日16時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050929-00000042-mailo-l15

マガン(ニュース検索)
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&ie=UTF-8&q=%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%83%B3&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2

  ウイルスを運んでくる場合もありますが、春先に茨城福島沿岸でおこったように、中継地や渡り先で、はじめて感染を経験する場合もあります。要は、あくまで も発症が見えたものは、感染を受けた側だということです。それは、ウイルスの運び屋ではありません。「渡り鳥が発症」する場合と、渡り鳥の周りの「留鳥が 発症」する場合とは、感染経路の方向がまったく正反対だということにも、気を付けておいたほうがよいかもしれません。


[1564] ブログ記事・月間アクセス数・ベストスリー 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/29(Thu) 21:26  

9月中の私のブログ記事への月間アクセス数ベスト・スリーです。

@アクセス数 3165-「ブッチャケ市民派国会議員による「マジ民主主義」」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=461
Aアクセス数 2969-「アスベスト混入疑惑商品一覧」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=316
Bアクセス数 2394-「「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳-」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454

参考
先月8月のアクセス数ベストスリー
@アクセス数 3372「アスベスト混入疑惑商品一覧」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=316
Aアクセス数 2208「ロックウールは、本当に安全なのか?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=424
Bアクセス数 1392「『郵政民営化問題』は、アメリカから日本への『年次改革要望書』の中の一項目に過ぎない。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=258



[1563] 中国、11月にもGMイネ4品種承認の可能性 中国有力 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/29(Thu) 19:38  

中国、11月にもGMイネ4品種承認の可能性 中国有力
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/gmo/news/05092901.htm

今年福井の業者が大規模に中国米を国産に偽装して販売していたことが発覚しましたが。。。


[1562] 『清浄国論』 確証不要、確信のみ 投稿者:とき 投稿日:2005/09/29(Thu) 16:47  

 WiLL11月号に面白い論考がありましたのでご紹介。
http://web-will.jp/latest/index.html
(■谷沢永一「朝日新聞の道徳規準」から引用、一部語句を入れ替えます。通用してしまうから面白いです。)

P40.
『農水省はいつのまにか米国における農務省をふくめた畜産業界と同じく、気合と信念に発する水掛け論の呼吸を覚えたらしい。
 米国では有力者が誤読と誤解をいくら衝かれても、徒党を組んで突っぱねたらそれでも通用してきた。見ている側から指を喰わえながら見ていたら羨ましいでしょう。わが省も一丁それで行こうという気になったのも不思議ではない。
  確証は要らんのである。確信さえあればいい。つまり農水省は、“現に在った事”だけではなく、“ひょっとしたら在り得たかもしれない事”をもすべて「な い」、と宣言したに等しい。確信の根元は見ざる言わざる聞かざる確かめざるである。白装束の軍団がウイルスをバッサバッサと抹殺撲滅している光景がありあ りと目に浮かんで確信となったのだ。』
(以上、引用替え文終わり)

『ワクチンを打つということは、家畜の世界では、汚染国であると宣言していることです。』([1536] 無明氏)

  あまりにもアナクロで、それこそ「思考停止」してしまいましたが、再掲しておきます。どこの世界に、「ワクチン」は「汚染」を意味することになるとの認識 があるのでしょう?(どうやら「家畜」の世界にはあるようですが。現場にはないですがね。) ヒトもワクチンを用いたら、「汚染」していることになるので しょうね。「ワクチン」の生物学的な役割を正確に理解認識していたら、とても出てきようにもない言辞です。お役所の机の上だけの世界では?

 これは、いうなれば、昔の「結核まき」の思想そのものです。(今使わなくなったコトバですが、わかるでしょうか?)
 いやはや、久々に目にするスゴイ言葉です。(衝撃的です。)
〜ワクチンを打つということは、家畜の世界では、汚染国であると宣言していることです。〜(ん〜、やっぱり凄い。)
(耐性系統になってしまったら、ワクチンは必要ないということも理解は無理なのでしょうね。)

鳥インフルエンザに予防薬使用を、養鶏業者が決起集会(2005年9月28日23時1分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050928i515.htm
 素直に「ワクチン」といえばいいものを、「予防薬」と摩り替える珍妙な記事。記者の「ワクチン」の「意味」の認識不足か? (「ワクチン」はけっして「薬」ではないのである。擬似抗原であって、薬理作用はない。)

◆鶏飼い時事(じじい)…『やっぱりねの話』(2005.9.29)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza200.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
『大槻さんの口から、茨城だけはHIの抗原に茨城株を使ったという話がでた。しびれを切らして待っていた話だ。これで一件落着である。従来株とあまりに抗原的差異が激しいもんだから、中米ワクチン説が出ただけである。なあんだの話である。
香港も中米株。中国とその周辺も中米株。椋鳥だってスズメだって持って来るよ。』

 「なあんだ」、サーベイランス(もどき)は、やっぱりインチキじゃないですか。全国一斉に、茨城株でやればどうなる?



[1561] Re:[1560] [1555] 吉川座長が牛脂や血漿蛋白を無視する件について 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/29(Thu) 12:46  

> 吉川泰弘氏が責任者、山内一也氏、動衛研の筒井俊之氏らと共同で、2005年度「BSE感染源等に関する疫学研究」(農水省・予算4000万)で、「代用乳をきちんと検証」するそうですよ。
8頭め以降というと、件の人工乳の群れですか?

「BSE 感染牛は現在までに14頭発生しており、このうち、7頭目までの発生については専門家による疫学的な検討・報告がなされ、それに基づいたリスク管理措置が 講じられている。しかしながら、8頭目以降の発生においては、肉骨粉の飼料利用に関する規制直後に生まれた若齢の牛での発生事例も見られることから、体系 的・専門的な疫学的な調査及び研究によるさらなる原因究明を行、BSEの感染源・感染経路を根絶・遮断し、畜産物の安全性を確保することが強く求められて いる。
 このため、8例目以降のBSE牛の感染源・感染経路に関し、BSEの特性を踏まえた疫学的分析手法を検討・開発し、その手法に基づき給与飼料等の感染源・感染経路に係る諸要因について分析・評価を行う必要がある」


[1560] Re:[1555] 吉川座長が牛脂や血漿蛋白を無視する件について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/29(Thu) 09:40  

笹山さん、虹屋さん、
> 乳用去勢肥育牛は
> @代用乳、人工乳を飲んでいる。これにはSRMを原料とする牛脂イエローグリースが含まれている。
>  吉川・山本たたき台では事実上、牛脂イエローグリースを無視している。これが議論の俎上にあがるか??

9月15日の日本消費者新聞によると、
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/daiyounyuusaikensyou.htm
吉川泰弘氏が責任者、山内一也氏、動衛研の筒井俊之氏らと共同で、2005年度「BSE感染源等に関する疫学研究」(農水省・予算4000万)で、「代用乳をきちんと検証」するそうですよ。

農水省消費・安全局衛生管理課の杉崎知己課長補佐の談話が掲載されてましたが、
>”症例が増えてきたほか、米国やカナダでも発生するなど新たなデータが出てきたため”
と話した、と書いてありますよ。

吉川座長は、それら感染源追究の責任者まで請負うのに、油脂や血漿蛋白のリサイクルを無視するっていうのはどういうことですかね?

詳細は有料ですが日本消費者新聞さんの記事を。


[1559] リンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/29(Thu) 07:25  

「RandomNote/Perl」http://atarimae.net/rnp/index.cgi
さんの掲示板で、いつか私の掲示板で紹介した「雪が音を吸収する話」を、「面白い掲示板」として紹介いただいております。
光栄です。

http://atarimae.net/rnp/index.cgi


[1558] Re:[1556] 「清浄国」という仮面をかぶっての仮面舞踏会は、もう、お開きにしよう。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/29(Thu) 06:53  

Chaosさん。
情報ありがとうございました。
やはり、この中の次の部分が、農林水産省さんの本音というわけですね。

「わが国は鳥インフルエンザの清浄性が保てなければ汚染地域からの家きん肉等の輸入禁止措置が取れなくなる。」

見えざる貿易障壁である家畜衛生条件(Animal Health Requirements)での条件設定が困難になるという思惑ですね。

しかし、鳥インフルエンザを、人畜共通感染症という観点から捉えたら、このような論理は通用するのでしょうか。
貿易優先の旧時代的考え方のように思われますね。
「清浄国」という仮面をかぶっての仮面舞踏会を、これ以上続けることは、かえって、人畜共通感染症を阻止する観点からは、有害無益のようにも思えます。
EUが、このたび、スタンピンク゜アウト一辺倒政策を見直した背景
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=452

OIEが鳥インフルエンザに関するコードで、コントロールのための追加的ツールとしてワクチネーションが導入された貿易商品について新しい基準を組み込んだ背景
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=455
には、この鳥インフルエンザの持つ人畜共通感染の二面性を配慮した結果であると思われます。

農林水産省さんの主張のポイント
「畜 産物の輸出入に関しては、OIE基準による同等あるいはそれ以上の清浄度の国からの畜産物の輸入が可能となっており、OIE加盟国であるわが国は鳥インフ ルエンザの清浄性が保てなければ汚染地域からの家きん肉等の輸入禁止措置が取れなくなる。わが国の養鶏産業の維持・発展と安全な鶏肉鶏卵の供給のために、 OIE基準による清浄国認定は重要な意味を持つ。以上の背景の下、農林水産省はワクチンの使用について下記の考え方を示している。」

http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/infl_vaccine.html


[1557] 無題 投稿者:みや 投稿日:2005/09/29(Thu) 00:54  

http://216.86.152.122/videos/233/122271_e7b1b.wmv


[1556] 動物衛生研究所の見解が掲載 投稿者:Chaos 投稿日:2005/09/29(Thu) 00:00  

笹山様

下記が掲載されました。

動物衛生研究所 2005/9/28
鳥インフルエンザのワクチンによる防疫と清浄化
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/infl_vaccine.html

ここのH5N1関連の記事がかなり増えています。
The Jakarta Post - The Journal of Indonesia Today
http://www.thejakartapost.com/headlines.asp

ANTARA - Indonesian News Provider
http://www.antara.co.id/en/

agonist Disease outbreaks は復活したりダウンしたりを
繰り返しています。代替として下記を見ています。
CurEvents.com - A Global Current Events Discussion Forum - The Flu Clinic
http://www.curevents.com/vb/forumdisplay.php?s=0603aa8bcf20ffa1808f16b21c57268f&f=40

明日29日  感染症危機管理研修会[研修]
http://idsc.nih.go.jp/training/17kanri/index.html
豪華講師陣ですね。




[1555] 農水省、厚労省が提出した乳用種の去勢肥育牛をどう扱うのか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/28(Wed) 22:31  

米国とカナダの乳用種の去勢牛の肥育数と食肉に占める割合を10%とする資料が、農水省と厚労省から出されています。(下記の資料の米国は46、47ページ、カナダは53、54ページ)
 米国とカナダ政府の回答は「それは分かりません」という趣旨ですから、どなたが作ったのか、その出典・根拠も不明な資料です。

 10%も占めては、無視できないでしょう。山本たたき台では、「( 今後、日本向けの輸出牛に乳用種が入ってくるかどうか議論の上、記載する。)」として先送りしています。30ヶ月齢以上の経産牛だけが頭にあったので、多分このような書き方になったのです。

乳用去勢肥育牛は
@代用乳、人工乳を飲んでいる。これにはSRMを原料とする牛脂イエローグリースが含まれている。
 吉川・山本たたき台では事実上、牛脂イエローグリースを無視している。これが議論の俎上にあがるか??

A 子牛は20週以下、去勢牛は20ヶ月齢以下でと畜される。その上、牛舎内で生まれるから生年月日がハッキリしている。書類、 出生証明書により月齢判定される牛は現状では年間と畜頭数の約10%であるが、その大半はこれではないか??


資料1−2:食品健康影響評価に係る補足資料の提出について[9](米国及びカナダから輸入される牛肉及び牛の内臓について)(平成17年9月22日提出)

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai31/prion31-siryou1-2.pdf


[1554] 座長も言葉濁した 米産牛肉プリオン専門調査会安全評価投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/28(Wed) 20:56  

座長も言葉濁した 米産牛肉プリオン専門調査会安全評価
“輸入再開ありき”に批判
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1094081257/569n-
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1127754724/50-
福岡伸一先生の談話が出ていますね。(抜粋。全文は↑をどうぞ)
>「リスクが同等」ということになれば、つぎは日本のBSE検査体制そのものが「不要」だということにもなりかねません。
ごもっともで(^^;

本末転倒の政府諮問
 プリオン病研究者の福岡伸一・青山学院大学教授(分子生物学者)の話 

米 国でBSEのリスク対策が完全に行われてくることを前提にして、政府が評価を求めること自体が本末転倒です。 政府の諮問は「日米が同等」「リスクの増加 は無視できる」という答申を導くためのものです。委員から「結論ありきにみえてしまう」と疑問がでるのも当然です。 リスクの軽重を、死者の数をベースとした数値の大小で問うべきではありません。米国から圧力をかけられ、経済制裁をちらつかせながら、日本が全頭検査から 二十カ月以下の検査を除外してまで輸入再開をするというのは、とうてい冷静な議論とはいえません。「リスクが同等」ということになれば、つぎは日本の BSE検査体制そのものが「不要」だということにもなりかねません。 感染源が不明な現在、日本のBSE検査は、BSE感染牛を食から排除するということ だけでなく、原因究明のための科学的意義もあります。むしろ米国が食肉解体時にBSE検査をおこない、BSE対策の不備を改善して、日本と同等にするよう 求めるのが筋道です。



[1553] Re:[1552] 暴動にならなければよいですが・・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/28(Wed) 20:56  

ときさん。
そうでしたか。
メキシコ株は、いろいろなところで使われていましたからね。
ちょっと、日本は、単刀直入すぎた嫌いもありますね。


[1552] 暴動にならなければよいですが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/09/28(Wed) 20:52  

遼寧省大連:日系企業ストライキに現地政府が介入【大紀元日本9月28日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d84256.html

 日本のマスコミは報道しない?


ワクチン流出の可能性否定 メキシコ、ウイルス感染で

  【メキシコ市28日共同】茨城県の鳥インフルエンザ感染問題で、メキシコ農業省当局者は27日、共同通信の取材に対し、同国のウイルスを基に作られたワク チンが日本に持ち込まれて感染の原因となった可能性について「国が厳重に管理しており、あり得ない」と否定した。日本政府にも、同日までに同様の内容の文 書を送ったという。
 茨城県のウイルスは過去にメキシコやグアテマラなどで見つかったウイルスと酷似。距離的に渡り鳥が運ぶことは考えにくく、日本側がワクチン流出の可能性についてメキシコ政府に調査を依頼していた。
 日本の農水省は「公式に流通していない『闇ワクチン』が持ち込まれた可能性がある」として、引き続き調査を続ける方針。近く専門家でつくる感染経路究明チームのメンバーをメキシコに派遣し、現地調査することを検討している。
(共同通信) - 9月28日18時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050928-00000180-kyodo-int

 メキシコは、とんだとばっちりの、はた迷惑な話では?


[1551] Re:[1550] [1545] [1540] [1539] [1537] [1529] エコナの安全性如何について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/28(Wed) 20:30  

Donさん。
情報ありがとうございます。
しかし、このジアシルグリセロール問題については、アメリカでのFDAとの論争のほうが、日本での論議よりも、先行してなされてきましたので、このような形になっているというわけですね。
そ れと、この厚労省のQ&Aの「ジアシルグリセロール(DAG)」という書き方は、エコナのアメリカでの商品名(「主成分である diacylglycerolのDiとAcylとGlycerolの省略形」)と混同しうる、紛らわしい、不正確な書き方であると思われます。
FDAからは、「diacylglycerol」と併記して書きなさいとの指導を受けているはずですが。
さらに、このQ&Aの次の部分は不正確ですね。
FDAは、食用油の代替品としてのDAGを認めたというわけではありません。
これについてのONPLDS (Office of Nutritional Products, Labeling, and Dietary Supplements )の見解は次のとおりです。
「 DAG オイルは、標準のマヨネーズに使用することは、法的には、認められないであろう。
DAG オイルを使用するのは、スプレッドについて、植物油の代わりに、ホームユース向けの商用の処方として、使う場合となる。」
(It is ONPLDS’ view that DAG oil may not lawfully be used in standardized margarine. Related products such as spread are not subject to a food standard. Therefore, in evaluating your notice, we also considered that an intended use of DAG oil could be as a substitute for vegetable oils in the commercial formulation of spread for home use.)

この辺の経緯は、このサイト「Re: GRAS Notice No. GRN 000056」http://www.cfsan.fda.gov/~rdb/opa-g056.htmlに詳しく出ています。

「問6 高濃度にDAGを含む食品は海外で食品として認められていますか?

高濃度のDAGを含む食品は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどで各国の審査制度のもとで安全性の評価を受け、その結果、安全な食品として認められています。」


[1550] Re:[1545] [1540] [1539] [1537] [1529] エコナの安全性如何について 投稿者:Don 投稿日:2005/09/28(Wed) 19:21  

脇からすみません。厚労省が9月21日付けでエコナ関連のQ&Aを掲載しています。ご参考まで。

■「高濃度にジアシルグリセロール(DAG)を含む食品の食品健康影響評価依頼に係るQ&A(平成17年9月21日現在)  Q&A 一覧」

  http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/qa/050921-1.html

  厚生労働省医薬食品局食品安全部・基準審査課新開発食品保健対策室 




[1549] Re:[1546] 10/4 32回プリオン部会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/28(Wed) 18:50  

クレームごうごうの、たたき台修正案、UPされましたね、虹屋さんありがとうございます。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai31/prion31-siryou2.pdf

> 隔週開催、そんなに急いで何処へ行く! 審議の中身は大丈夫?

ありゃ、今度は2週間後ですか。圧力ですかねー

1. 開催日時 : 平成17年10月4日(火) 14:00〜17:00



[1548] Re:[1544] カリフォルニア 大気汚染の元凶として大規模酪農が槍玉にー農業が環境政策論争の重要論点に 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/28(Wed) 18:50  

> カリフォルニア 大気汚染の元凶として大規模酪農が槍玉にー農業が環境政策論争の重要論点に
> まりちゃんさん。
日本でも、東北自動車道の那須高原サービスエリアに来ると、相当なにおいがしますね。

http://www.recombinomics.com/whats_new.html


[1547] Re:[1543] "アメリカ牛は安全です"キャンペーン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/28(Wed) 18:40  

> 本日の新聞に一面広告があるみたいですね。どんな広告でしょう?また”学者”が出ているのでしょうか?
>
まりちゃんさん。
なんか、そういえば、読売かなんかで見たような感じが。


[1546] 10/4 32回プリオン部会 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/28(Wed) 18:33  

隔週開催、そんなに急いで何処へ行く! 審議の中身は大丈夫?

食品安全委員会プリオン専門調査会(第32回)の開催について
http://www.fsc.go.jp/osirase/prion_annai32.html

30回目の議事録はUPされていませんが、
31回の山本先生のたたき台はUPされています。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai31/index.html


[1545] Re:[1540] [1539] [1537] [1529] エコナの安全性如何について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/28(Wed) 18:09  

花王「エコナ」成分、異例の3合同専門調査会を設置し、健康影響評価検討へ=食品安全委員会
http://www.jc-press.com/news/200509/092801.htm
  食品安全委員会「新開発食品専門調査会」は9月28日会合を持ち、今後発がん追加実験が予定されている花王の「エコナ」成分「ジアシルグリセロール」につ いて、「新開発食品」「添加物」「化学物質」などの3つの専門調査会が合同でワーキンググループを設置し、健康影響評価を実施することを確認した。3つ専 門調査会による合同検討は異例。当日は、厚労省が準備している試験方法のあり方などが検討された(関連記事はニッポン消費者新聞10月1日号に掲載予 定)。
(2005年9月28日発信)

花王「エコナ」の成分、現時点でのデータもとに明日から健康影響評価の検討スタートへ=食品安全委員会(2005年9月27日発信)
http://www.jc-press.com/news/200509/092701.htm


[1544] カリフォルニア 大気汚染の元凶として大規模酪農が槍玉にー農業が環境政策論争の重要論点に 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/28(Wed) 17:59  

カリフォルニア 大気汚染の元凶として大規模酪農が槍玉にー農業が環境政策論争の重要論点に
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/agrifood/agrienvi/05092701.htm
農業情報研究所さんのご紹介です。土壌汚染とメタンによる温暖化の話は知っていましたがこういう大気汚染は知りませんでした。


[1543] "アメリカ牛は安全です"キャンペーン 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/28(Wed) 17:39  

本日の新聞に一面広告があるみたいですね。どんな広告でしょう?また”学者”が出ているのでしょうか?
あと、テレビでもCMがあったりしたみたいですが?

そんなお金を使うより先に飼料規制をまともにしたほうがよっぽど日本の消費者には受けがいいと思われますが。

それからまたまた対日制裁をほのめかしていて、日本の食品安全委員会の覚えが悪いようですが、私には一部の委員に、どうも輸入再開に向けて一生懸命な委員もおられるように思えたりしますが(^^;
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=0

[1542] 『知らしむべからず』 投稿者:とき 投稿日:2005/09/28(Wed) 15:45  

◆鶏飼い時事(じじい)…『知らしむべからず』(2005.9.28)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza198.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『先 日の毎日新聞に、記者の目として初めてワクチン論が出て、OIEやFAOの強い勧告もあり、ようやく時期到来を思わせたが、その後その記事を覆す形の社説 (9/25)を出して、もとの形に収める予想したケースになった。やはりこの問題は農水の意向を確かめないと論議にならないことを改めて記者諸氏に再認識 させたことだろう。
社説そのものは「大事なのは、すばやく、徹底的に鶏のウイルスを消滅させることだ。」と、もはや世界三機関もワクチン無しでは 不可能としていることを、あたかも可能だとするような《清浄国論》の受け売りであり、結論として「対策が後手に回らないよう、日本は国際協力にもいっそう の力を入れてほしい。」と云って居るのには唖然とさせられた。繰り返すが、陳腐化され、清浄国論を固守するための片寄った情報のみを比較検証することなく 羅列した揚げ句の結論が、世界三機関の方針と明らかに相違する《摘発淘汰によるウイルスの根絶方針》を掲げて、一体どんな「国際協力」が可能だというのだ ろうか。』

『ワクチンがあれば危険な肺炎を起こすこともなく、愛犬も助かり、犬が助かることでウイルスの危険な変異も減り飼い主も助かる とするのが普通である。それを犬にワクチンを打つと、変異して飼い主にも危険が及ぶとしているのが今の日本の方向である。実際はあるかどうかも分からぬワ クチンの副作用の危険だけを宣伝し、はっきりしている本来の秀れた予防効果を隠したまま比較検証も一切無しで御用学者を押し立てて、ことを進める当局のや り方を鵜呑みにしているだけではメディアもまた知らしむべからざる存在に過ぎない。
残念ながら今のところ、すべて行政の思う方向に進んでいる。す べての道は清浄国論に通じている。もはや世界三機関の推す方向と逆である。国民はそれを知らされていないし、知ろうともしてくれない。鶏の粛清は進めら れ、一度破綻したサーベイランスを継続させて摘発淘汰の恫喝のもとに(それで地方の実態が分かる由もないことは証明されたのに)表面的、公的に清浄国を立 証しようとする意図は見え見えである。』

米で犬インフルエンザ 馬から新型、人は心配なし(2005年09月27日17時42分)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1412105/detail

2005/09/25 インフルエンザ,イヌ - 米国(複数州)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050926%2D0050
ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

 イヌや馬の新型インフルエンザが、「人は心配なし」で、鳥インフルエンザが「人も危険あり」って、辻褄が合うのでしょうか?農水省さん。

2005/09/28 Koi herpesvirus - Singapore: OIE
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050928%2D0070

  シンガポールのコイヘルペス発生情報。おそらく、日本か中国から移入された「ニシキゴイ」あたりが感染源だろう。日本の「ニシキゴイ」は、限りなく黒(感 染耐過経験済み)ばかりではないのか? もはや、ウイルスレジスタントになっているかもしれない。(そうでなければ、とうていまん延地帯の日本では、平気 で生き続けることはかなわないだろう。)
 もはや、霞ヶ浦はその試験までやっているようだ。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/photojournal/archive/news/2005/09/09/20050909k0000e040077000c.html
(しかしながら、現行の「清浄国」妄想理念にしがみついてる法令制度のままであれば、いつまでも生産出荷はかなわないだろう。)


[1541] Re:[1536] [1535] いまの農水省のやりかたでは、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/28(Wed) 10:47  

> これは豚コレラの対策についての議論です。私の問いに答えていないではないですか。

 ですから、“単純”に「医学生物学的」に、ワクチン体制を廃止することの是非について考えているのです。

> 内外価格差100円/kgをどうやって克服するのか具体案が知りたいですね。

  申し訳ないですが、感染症克服のみを考えているもので、貿易、経済の問題は副次的な問題で、私は捨象して考えています。それは、その道の専門家にお任せし たいと思います。現場は、はっきりいって、そんなことの問題に振り回されたくありません。目の前の生き物の「健康」をのみに意識を傾注させなくてはなりま せん。逃げるとおっしゃるならいわれてもかまいません。経済システムは分業の制度で、それぞれの持ち場で最大限の力を発揮することが望まれるわけですか ら。(あくまでも現場の「感染症対策」を考えることが大事です。それがまた、この国の食糧自給安定確保の問題にもつながるわけですから。ともかく畜産動物 を生かし続けられる方向にものを考えなくてはいけないと思います。)

> ワクチンを打つということは、家畜の世界では、汚染国であると宣言していることです。その前提に立ってOIEでの議論が行われているのです。WTOもしかり。科学的に清浄であることの証明が求められるのです。議論がずれてますよ。

  「感染症対策」の問題を、貿易・経済の問題にすり替えないでください。そちらの見方からはずれていると思われるかもしれませんが、根本は、生物の病気の問 題です。病気の対策すらまっとうにできなくて、貿易や経済は成り立たないと思うのですが。私から見たら、本末転倒です。もし、農水省の立場が、そのように 「本末転倒」式で、「感染症対策」を考えているのだとしたら、ぞっといたします。病気の問題が、経済の問題に利用されているということになるからです。そ の異常さを異常と思うことができない「空気」に支配されているのならば、もはや、農水省を解体しないかぎり、この時代遅れの、かならずや「らい予防法」の 轍を踏む、「家畜伝染病予防法」体制は改革できないのかもしれませんね。

> また逃げるのですね。分からないなら勝手なのたことこかないでね。
(こういう、言ってもしょうがない言葉はよしましょうや。売り言葉に買い言葉になってしまいます。アホ・バカの類と同じです。)

 金勘定している人が、病気の対策を考えているのなら、よしておいたほうがいいと思います。必ずや対策を誤ります。

 現在の「家畜伝染病予防法」のノンワクチン(ウイルスフリー)体制では、ウイルス感染症が実際に発生してしまったら、お手上げになってしまう。「無条件降伏」まで、まっしぐらであります。まるで、武器(戦争)を放棄しているから、平和ですといっているのと全く同じです。
 「疫病」は結局のところ、自然災害です。ハリケーンがコントロールできないのと同様、実際おこったら、過ぎ去るのを待つしかありません。その間に、いかに被害被災を最小に食い止めるかが人知のおよぶ範囲です。

  ウイルス感染症に対する、現在の人知をきちんとトレースする形に、「家畜伝染病予防法」はなっていません。どだい「ウイルスフリー」や「清浄国」なんてい う妄想に基づいてしまったら、いざ起こってみると、空しい事後処理事務手続きと処分作業だけです。病気の克服なんてどこにもありません。「免疫学」の知識 すら盛り込まれてない。それこそどこかのカキコミで見かけましたが、CDの時代に、そのCDを、昔のレコードプレーヤーで聞こうとするような愚かなまねを しているようなものだと。まことに言いえて妙です。

 「疾病対策」と「経済貿易問題」とは、とりあえず分けて考えなければ、病気克服の核心をつくことができません。往々にして、「経済貿易問題」を重視し、「疾病対策」があとまわしになっている感が非常に強いです。
 「清浄国・ウイルスフリー」妄想理念を「死守」するために、日本の畜産現場が目茶目茶になってしまい、食糧生産を持続できなくなって、「緊急輸入」しなければならなくなるでしょう。数年前の米不足騒動の二の舞になります。(散々減反させておいて。農政の失策。)
 そうなったら、「中国」あたりの農産物をバンバン買ってくるのでしょうか?(とってもじゃないが、輸出向けの商品生産物がどのように作られているか知ったら、国産以外は信用できませんよ。)


[1540] Re:[1539] [1537] [1529] エコナの安全性如何について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/28(Wed) 09:23  

笹山さん、
> 以上のことから、発がん性については、商品エコナ(DAG)の問題以前の、diacylglycerolやPKC (protein kinase-C )にあるジメチルヒドラジン(dimethylhydrazine)の問題であるといえ、エコナ(DAG)の安全性を食品安全委員会の場で検証すること自 体に、大きな問題があるものと思われる。

例えばBSE、CJD、牛の生産、流通、加工の専門家でない山本茂貴委員が輸入問題の(穴の多い)たたき台を作成していることが(私には)問題に思われるように、エコナも食安委のメンバーの手に余る問題でもあるということでしょうか。

エコナはどんどん新製品が出ているようで、今度は犬のごはんが出たようです。

花王がドッグフード参入 愛犬も脂肪つきにくく
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200509270024a.nwc




[1539] Re:[1537] [1529] エコナの安全性如何について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/28(Wed) 07:39  

まりちゃんさん。
エコナの安全性如何の問題については、この掲示板でも、845に記載したとおりですが、ここで、改めて、問題点を下記に列挙しますと、次のとおりです。

1.マーガリンが、植物からとった食用油であるのに対して、エコナ(DAG)は、食用油ではない。
そ れ故に、FDAは、エコナの主成分であるジアシルグリセロール(diacylglycerol)がGRAS( Generally Recognized as Safe 一般に安全と認められる食品素材)とする花王の主張に対しては、異議をはさまなかったが、その使われ方については、これまでのマーガリンに代替される使わ れ方ではなく、補助的使われ方がされることを前提として、花王に対して、今後、更なる安全性の検証をもとめた。

2.FDAは、エコナのアメリカでの商標であるDAGについて、消費者は「主成分であるdiacylglycerolのDiとAcylとGlycerolの省略形」としては、認めないので、diacylglycerolをそのまま使うべきであるとした。

3.FDA は、エコナ(DAG)のトランス脂肪酸表示について、エコナ(DAG)の製造過程が、植物油からトランス脂肪酸を抽出し、それをさらに、再エステル化し、 ジアシルグリセロール (diacylglycerol)を作るというやり方であるので、水素添加にかんしての 「認められうる製造工程"an accepted process"」とはいえないとした。

4.エコナ(DAG)の主成分であるdiacylglycerolがPKC (protein kinase-C )の活性化を促し、その活性化が、発ガンの過程で起きているとの研究がある。
PKC (protein kinase-C )にあるジメチルヒドラジン(dimethylhydrazine)が、結腸癌を引き起こすという研究がある。
「Alterations in protein kinase C in 1,2-dimethylhydrazine induced colonic carcinogenesis.」http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=1559225&dopt=Abstract参照

5.また、エコナ(DAG)の主成分であるdiacylglycerolが、Ha-ras癌遺伝子を含む細胞のクローン拡張を促す要因になっているとの研究もある。
「Diacylglycerol is an effector of the clonal expansion of cells containing activated Ha-ras genes」http://carcin.oxfordjournals.org/cgi/content/abstract/14/12/2645参照

6. さらに、diacylglycerol自体が、細胞表面のレセプターに対してリレーでシグナルを送る場合、その信号を増幅してしまう「第二メッセン ジャー」(Second Messengers)としての役割があり、この増幅によって、細胞内に大きな生化学的変化を生じさせることになるとする研究もある。
「Second Messengers」http://users.rcn.com/jkimball.ma.ultranet/BiologyPages/S/Second_messengers.html参照

以 上のことから、発がん性については、商品エコナ(DAG)の問題以前の、diacylglycerolやPKC (protein kinase-C )にあるジメチルヒドラジン(dimethylhydrazine)の問題であるといえ、エコナ(DAG)の安全性を食品安全委員会の場で検証すること自 体に、大きな問題があるものと思われる。



[1538] 食品安全委員会Webの英語版について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/28(Wed) 07:13  

食品安全委員会Webの英語版
http://www.fsc.go.jp/english/index.html

2005年5月の、その後の取りまとめ案の概要が掲載されてるんですが、これは事務局作成なのか知りませんが、「日本の飼料規制をがっちり行ってきた若い牛についての評価」という重要な点が抜けてませんか?(本論の「おわりに」に記載された部分が抜けているような)

これを読んだら英語圏の方は誤解するんじゃないかと思うんですが。

(Reference) Outline of Report (Excerpts from Conclusion)
http://www.fsc.go.jp/sonota/outlinereport170419.pdf

そんなに国民に何を食べてるか知れない、感染しているかも知れない牛を食安委は食べさせたいのだろうか(^^;とちょっと感じる今日この頃です。


[1537] Re:[1529] 何故、吉川座長の試算がまかり通るのか?、日本農業新聞の記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/28(Wed) 06:36  

虹屋さん、笹山さん、おはようございます。
> 毎日新聞の記事のような議論なら、若齢牛でのBSE感染率、日本100万頭で5〜6頭、米国では1頭という吉川座長のサーベランスからの外挿による試算は、とんだ茶番となりますね。

吉 川座長の作成部分の試算は、修正がかかっていて、前回はたしか米国の汚染は日本の10倍、とかトンデモ、いい加減な条件による数値を記載していましたが、 さらにそれが6〜7倍に減ってました。でも時間がないので、吉川座長作成の部分は今回の会議では議題にあがりませんでした。

一部の委員の中には「結局同等という結論を出すようになるしかないんだろう」という雰囲気があるみたいで、そういった失言?に近い発言もありました。後で言い訳されてましたが。


そしてそのたたき台修正案資料だけがまだUPされてないんですよね。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai31/index.html
どういう理由なのかはわかりませんが。(まぁ、多くの委員からクレームのついた案が修正されずにそのまま掲載されてもまた誤解、一人歩きされそうな気もしますが。)

結 局、食品安全委員会は、大半の委員から不満、否定意見の出たどころか、BSE専門家の大家がいまだに食安委をボイコットしている、例のインチキ中間とりま とめ作成事件から、座長もメンバーも変更ないのですから、残念ながら現在でも、消費者、一般国民にとって信用に価するものではないってことなんだろうと理 解します。あ、それから、吉川座長は、これからまた別のBSEの会議でも座長をされるようです。うーん、消費者はどうやって自衛すべきですかね。。。

ところでですが本日エコナの安全性についての会議があるそうです。
http://www.fsc.go.jp/osirase/sinkaihatu_annai27.html
新開発食品専門調査会専門委員名簿
http://www.fsc.go.jp/senmon/sinkaihatu/sin-meibo.html
さて、油の専門家はいるんでしょうか。

エコナの安全性について厚労省は国民に向けての声明を出してるみたいですが
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=481


[1536] Re:[1535] いまの農水省のやりかたでは、 投稿者:無明 投稿日:2005/09/28(Wed) 00:14  

これは豚コレラの対策についての議論です。私の問いに答えていないではないですか。
内外価格差100円/kgをどうやって克服するのか具体案が知りたいですね。
ワクチンを打つということは、家畜の世界では、汚染国であると宣言していることです。その前提に立ってOIEでの議論が行われているのです。WTOもしかり。科学的に清浄であることの証明が求められるのです。議論がずれてますよ。

また逃げるのですね。分からないなら勝手なのたことこかないでね。


[1535] いまの農水省のやりかたでは、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/27(Tue) 23:38  

 この国の食糧生産の基幹産業である畜産業は、やがて持続できなくなる。(コイヘルペスウイルス病を他山の石として。)
 たかが「ウイルス感染症」をさえ、まっとうに克服できないのであるから。

>アメリカが暫定清浄国論を振りかざして牛肉の輸入を日本に迫っているのが、世界の現状なんですよ。
(そのおかげで、すったもんだしてるのでは? あることを認めて、やれることで現実対処すればすっきり解決でしょうが。)

 上記、ウイルス感染症の克服に関連なし。[1534] は、支離滅裂である。

  まずは、@ウイルスが「ない」と対処するべきで、「ある」という対処のどこがいけないのか(「ある」が現実的でなく、「ない」というほうが現実的だという 根拠は) Aヒトに用いてよいワクチンが、ほかの畜産生物に用いてはいけない理由は この2点に明確な回答を頂きたいものです。


[1534] Re:[1533] どちらが現実的なのか? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/27(Tue) 23:05  

現場を知らない人の空論ですね。観念論の話をしているのではありません。現実に日本の畜産をどのような方向に持っていくのが良いのかの手段について論じているのです。

非現実論ですか?アメリカが暫定清浄国論を振りかざして牛肉の輸入を日本に迫っているのが、世界の現状なんですよ。

日本の農家に安全な食料を生産して欲しい、そのためには何を対策として有効なのかを論じているのです。

教科書の引用だけの小児病的議論では話になりません。


[1533] どちらが現実的なのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/27(Tue) 22:31  

 ウイルスが「ある」と想定して、「現実」に向かうことと、ウイルスが「ない」と想定して、「現実」に向かうこと。

  なぜ、ヒトにはワクチンを用いてよくて、ほかの生物には用いてはいけないのか?(低病原性がやがては、高病原性に変異するというのであれば、トリのものが ヒトに飛び越えてくるよりも、ヒトのウイルスのほうがもっとじかにその可能性が高い。だからワクチンを使うというのであれば、トリが使ってはダメだとの理 由にならない。)

 おそらく、「コレラ」の可能性のあるものを、まったく感染条件の違う「リケッチア」と決め付けてしまうのと同じ思い込みにとらわれる見方で、何事も決め付けてみてしまうのだろう。

  「清浄国論」は、まったくどうにもならない「カルトの教義」だ。もはや、日本は国内で「起こってしまった」のに、いまだに、「起こっていない」、「起こら ない」ことを前提にした対策指針のままだ。低病原性とはいえ、H5N2型の封じ込めは「現」に、できなかった(失敗)ではないか。170万羽がすでに犠牲 になっている。しかも、感染の痕跡があるウインドウレス鶏舎のものを残したままだ。全くのダブルスタンダードだ。
 指針が有効ならば、ここまで感染を拡げなくても済むはずだろう。が、現実は指針の思うようにはならない。人間の思惑でどうにかなる相手ではないですよ、ウイルスは。
 茨城県の事例で、結局は、まん延に関して実効力を果たせないことを証明してしまった。

  この期に及んでも、「清浄国」を維持できるとの思い込みは、現場では、もはやごく一部の人間だけだ。ほとんどいない。現場をしらないでものを考える行政の 人間だけだ。農水省に間違いはないと無意識に受け入れてしまうもののみ。総じて自分の頭でものを考え、現場を見ることをしないで、指示されたことにした がって動くだけの人間だ。

 起こってしまった「現実」を素直に受け止める意識もないとは、自然に対して、どれほど高慢かつ不遜な意識なのだろう。

 ウイルスが「ない」という前提に立つ対策ほど無為無策なものはない。「ある」という前提に立って、感染をうけても被害を出さない、より現実的な対処を望むものであります。根絶・淘汰なぞという野蛮な行為を法令に含めるなど、早急に見直す方向へ向かって欲しいものだ。

 H5N1といえども、ここ数年で、自然界の鳥類は馴致してしまう。今がまさにその過程です。ウイルス感染症は、感染して生き残るものでやっていくのが正攻法です。
 「疫病」の流行とは、全部の個体が経験して終息するのです。流行期には流行期の対策があります。根絶なんてのはもってのほかです。馬鹿げたやりかたです。まさに、「胃癌になるから健康な胃もとってしまえ」のやり方です。

 それが、理解できなくなっているとは、そうとうの平和ボケにやられてしまってる。やはり気付けないのでしょうか? 
 ウイルスは排除できないということを、思い知らされたことがないのでしょうね。
 ヒトは、人ごみの中で、毎日、新たなウイルスに晒され続けながら、少し体調を崩したり、まったく症状がなく気付かなかったりして、常に感染しながらやっているのですが。そして経験しながら免疫能を補強したり、強化しつつ生きているのですが。
 まさか、病気がでなければ、ウイルスフリーだとでも思っているのでしょうか?


[1532] ブログ記事として、「木質バイオマス発電の夢と現実」を掲載しました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/27(Tue) 22:14  

原油価格高騰で、一見、自然エネルギー発電にも、スポットライトが当たる気配は見られますが、自然エネルギー利用の掛け声は、すばらしいが、実質は、厳しい環境におかれています。
その光と影を上記ブログ記事に書きました。
サイトURLは、http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462です。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=462


[1531] Re:[1523] また、馬鹿げた理屈に誘導するのか? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/27(Tue) 21:20  

>  生き物が、生き延びるための原則について考えたい。
>  対ワクチン接種国との貿易問題は、まずは、捨象いたします。純粋に生物学的医学的に、私は考えます。
>  経済の問題は、また、それぞれの業界の事情がおありでしょうから。それと、生物学の科学の原則を混同しないでいただきたい。ゼニ勘定は、感染症対策とは 別個の問題。(一緒に考えないと駄目な立場もあるのは十分存じ上げておりますが、ここでは捨象。ゼニ問題を優先させたら、真に医学的生物学的科学の見方が 歪められてしまいます。)

ただの逃げの論理ですね。家畜・家禽は経済動物です。ペットの話ではありません。この段階であなたは議論から逃避しています。議論になっていません。

> 『我が国に野外ウイルスは存在しないと考えられる』
> 『ワクチンの復活こそ日本の養豚を破滅させます。』
>  理屈に合わない、たんなる恫喝に等しいものである。自然を甘く見ている。起こったときは「想定外」としてしまうのだろう。それは「危機管理」としての感染症対策ではない。

あなたは疫学知識ゼロですね。

> 『79年ぶりに発生した高病原性鳥インフルエンザの場合は農家も行政も初めて』
>  ながらく、起こってはいても、検査技術がなかっただけ。それとは気付かれずに、現場ではあれこれ工夫しながら、馴致しながらやってきた。現にH5とH7以外の抗体検査をやれば、わかるだろう。ほとんどの、多年飼養鶏は感染経験ありだ。

H5N1の強毒株も馴致すると。すごい技術ですね。

>  『ウイルスが国内にいないとの推定:ここにたどり着くまで、まず、総ての豚にワクチンを打ちました。その後ワクチン接種を中止したのです。』
>  たまたま一時、発生が「確認」されなくなったからといって、ウイルスが「いなくなった」と判断するのはあまりにも単純な思考判断だ。第一、発生のあった ころ、感染源感染経路を確実に解明しきれているのか? それが、解明されないうちは、今後の発生は予期できないし、封じることもできない。そして、発生し た場合、気付いたときは、すでにウイルスはさまざまな形で広がった後である。被害は食い止められない。それが養豚場単位でとどまるのか、地域へ広がるの か、環境条件には依るが。

鳥インフルエンザとは状況が違うということを理解していませんね。

> 『豚コレラは人への感染性がありません。全くの家畜の病気です。ワクチンは鶏ニューカッスル生ワクチンと同様に感染を阻止します。』
>  ワクチンの安全性・有効性が、十分に確認されているということでしょう。

だから、清浄国論が成立するのです。そのツールがあると言うことです。これを否定したら天然痘の撲滅はできなかったでしょう。ウイルス学の知識をお持ちですか?

> 『豚の類にだけ感染する豚コレラとでは、国内侵入リスクが違うことは分かると思います。』
>  海外から侵入することは、二次的なものである。かつて国内で確実に起こっているということを、まずは念頭に置かなくてはならない。養豚場の設置場所は、 人家の中ではない、主に山間地である。野生動物との接点が人の住居地域に比べて多い。いっときワクチンネーション対策が功を奏して、発生がなくなったと安 心してはだめだ。今後とも「起こること」を想定しておくのが真の「対策」である。

野生のイノシシを含めて長期間サーベイランスを現在でも継続中なのです。その現場での調査結果を考慮しないのは科学的な態度とは言えません。


>  これが、ホンネなのかもね。これで、直接に現場の養豚業が困ることはない。現在の独占的な流通関連商社の、新規参入商社との国際競争にさらされることを避けるための理屈である。

そ うです。行政サイドの人はそんなことは公式に言えないでしょう。国内でkg当たり350-380円が生産コストの分かれ道です。国際価格は250-280 円です。このkg当たり100円の差をどのようにカバーするのか、ときさんに名案を出していただきたい。あなたは批判するだけで、建設的な意見のない人で すね。

> 『豚コレラワクチンを打たせろと言っている地域では、それこそ馬鹿な獣医があおっているのです。ワクチン接種が中止になれば自分のインカムが減るのを恐れているのです。』
 ずいぶんと失礼な、話までもちだすお方だ。ひどいねえ。ここまで、現場の人間を貶めてまで、誠に奇怪な屁理屈を通そうとするのですか? 現場は、「生き 物を生かすのが仕事」だ。生き物を飼育する人間の気持ちを理解できないのでしょうね。それこそ「経済動物」だと割り切れるのは、現場を知らない人間の方で すからね。

ワクチンを打ったと言った養豚家をわざわざ訪ねて、証言を変えるように圧力をかけた人達ですよ。
経済動物ではないと言うんですか。何を寝ぼけたことを言っているんですか。

>  ウイルス感染症の対処は、短期的には、ワクチン接種という対処方法と、長期的には、ウイルスレジスタンス(耐性系統の確立)、これしかない。
>  ウイルスに対して、清浄国・ウイルスフリー・根絶・淘汰なる思想は、「野蛮人」のやることだ。知恵も知識もいらない、「思考停止」の所作だ。
>  医学的に「病気の克服」の意味なんて、考えることもしないのでしょうね。「病気」の意味もわからない人々が、ものを考えるようになっているのでしょう。医学の素養が欲しいものです。
>
> 「もう一度言っておきます。ワクチンの廃止こそ日本の養豚を破滅させます。」
>
>  せめて、ヒトの各種ワクチンとおなじように、任意接種の制度にしておかなくてはならない。感染源と想定される野生動物を含めた環境中では、風土病的な地域性があるのだから。

任意接種でも結構ですが、それによって損害を受ける非接種農家への価格補填、枝肉kg当たり100円は負担してもらうのなら。

長くなって申し訳ありません。議論が見えなくなると思いました。


[1530] 狂気の始まり「感染調査先、全国4000養鶏場に拡大」 投稿者:とき 投稿日:2005/09/27(Tue) 19:31  

 「病気」の経験もダメということか。ウイルスに感染してないことが是とされるなら、「病気の克服」は不可能だということです。
 それにしても、「弱毒型(低病原性)が強毒型(高病原性)に変異する」という脅威の「デマゴギー」をいつまで垂れ流し続けるのでしょうか?
 そんなこと言ったら、トリのウイルスより、以下の記事の内容のほうが数段脅威のレベルが高いのですが。(どちらも、「変異」したからといって、即座に脅威にはなりえないのですが。)
 なぜ、「トリ」ではなく、「鶏」の病気だけを「ヒト」の脅威にしてしまうのでしょうか? 不思議でなりません。
  どこの国の行政当局も、「鶏」と「ヒト」のインフルエンザウイルスに関して、まともに感染源・感染経路について究明する気がないとしか見えないか、まった く、ウイルス学にもとづいて、科学的に実態を考えようとしていないかのようです。ヒトのインフルエンザを、鶏やトリから感染していると見てしまったら、大 変な間違いをしでかしてしまうことになります。
 ヒトで発生が確認(ウイルスの分離同定)されたら、もはや、ヒトヒト間感染が始まってしまってると想定してかからねばならないのだが。

■米で犬インフルエンザ 馬から新型、人は心配なし
 【ワシントン27日共同】アジアで鳥インフルエンザが猛威を振るっているが、米国では馬のウイルスが変異した「新型犬インフルエンザ」が複数の州でレース犬や飼い犬に広まり、問題になっている。米疾病対策センター(CDC)やフロリダ大の研究者が26日、明らかにした。
 感染犬の8割は軽い症状で済み、症状が全く出ない犬もいる。致死率は推定5−8%。馬で40年以上前から検出されていたが人への感染例の報告はない。CDCは「過度な心配は必要ない」としているが、危険性はゼロとはいえないため慎重に監視を続けるという。
 新型犬インフルエンザの発見は昨年1月、フロリダ州のドッグレース場でグレーハウンド22頭に発熱やせきなどの症状が出て、8頭が肺炎などで死んだのがきっかけ。
(共同通信) - 9月27日17時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050927-00000149-kyodo-soci

ProMED情報
2005/09/25 PROInfluenza, canine - USA (multistate)(02)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050926%2D0050
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi


[1529] 何故、吉川座長の試算がまかり通るのか?、日本農業新聞の記事 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/27(Tue) 18:57  

まりちゃんさん。情報を毎回有難うございます。
下に農業新聞の本紙全文をUPしておきます。内臓肉の扱いはどうなるのでしょう?
日経には記事がありませんでした。9トンの和牛の対米輸出の件は、記事にしているのですがね、、

毎日新聞の記事のような議論なら、若齢牛でのBSE感染率、日本100万頭で5〜6頭、米国では1頭という吉川座長のサーベランスからの外挿による試算は、とんだ茶番となりますね。
> 草案は、米国が実施してきた一部の牛を検査しBSEの広がりを調べる方法について「BSEの場合、抽出検査では汚染程度の推定が困難」と指摘。さらに個々 の牛のBSE検査の感度も日本より低いと推定し、米国の調査結果は「報告通りには受け入れられない」と批判した。

9/27日本農業新聞 本紙全文

米国産牛肉問題 答申案のたたき台の修正案/プリオン専門調査会
[2005年09月27日付]


  米国産牛肉の輸入再開にかかわる安全性審査で、食品安全委員会プリオン専門調査会は26日、会合を開いて、前回出した「答申案のたたき台」の修正案を示し た。食肉や内臓の安全対策に対する評価を新たに書き込んだ。牛海綿状脳症(BSE)対策の要となる、脳や小腸の一部などの特定部位の除去については、議論 の進め方を話し合うにとどまり、評価は次回に持ち越しになった。
 
 同調査会は、前回会合で米国の牛のBSE感染状況を評価した。今回の修正案は、と畜、食肉加工の各段階ごとに日米のリスクを比較した。スタンニング(銃を使った処理法)、ピッシングといった牛のと畜方法については、日米のリスクが同等とした。
 
 輸入対象牛肉は20カ月齢以下に限られる。月齢判別の信頼性も焦点になった。修正案は、舌や腸など内臓部分について、米国の肉質による月齢判別法では、対日輸出用でない牛のものが混入する可能性があるため、対日輸出は困難とした。
 書面で月齢が分かる牛についても甲斐諭委員(九州大学大学院教授)が、食肉処理場の流れ作業の中で20ヶ月齢以下をどう区別するか明確でないと問題提起した。「高齢牛が混入しないという保証がないと、(米国の対策は)有効とはいえない」と指摘した。
 同調査会は、次回会合でカナダ産牛肉の安全性評価も盛り込んだ新たな修正案を示す方針だ。


[1528] Re:[1527] 茨城県知事記者会見の発言要旨 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/27(Tue) 18:23  

ときさん。
なるほど。
読売さんは、結構ポイント付いていますが、同系列の日テレさんが、どうしようもない質問をされていますね。
「特に茨城県の場合はほかの県よりもそのリスクは若干以上上がっているのだろうととらえないといけないと思うのです」
には、笑ってしまいました。

http://www.obgynsurvey.com/pt/re/obgynsurv/abstract.00006254-200311000-00016.htm;jsessionid=D4lAQxsNyHxByQyJyrKE1gbn5l2p83RrtinJ1Spouv4sTYGZ5MKX!1277578804!-949856144!9001!-1


[1527] 茨城県知事記者会見の発言要旨 投稿者:とき 投稿日:2005/09/27(Tue) 18:05  

知事定例記者会見における発言要旨 平成17年9月26日(月曜日)
http://www.pref.ibaraki.jp/press/05press/p050926.htm

日 テレ:鳥インフルエンザの関係で,新型インフルエンザに対する対策というのは,一方で,茨城県の場合,感染原因だけではなく,ここまでの拡がりというの は,鳥インフルエンザにしても,事実上,今までの防疫対策は効果がなかった。今後,畜産のレベルでの防疫も大事なのですが,新型インフルエンザ対策で,こ こまで広がっていると,いわゆる野鳥等を含めて,弱毒性の部分が野鳥にも広がっている場合に,今,ヨーロッパでも強毒性のものが広がりを見せていますの で,これからインフルエンザのシーズンを迎えるに当たって,それから,野鳥の到来のシーズンにも入りますので,野鳥のモニタリング,どこまで広がっている のか,それとも,野鳥自身が今回のインフルエンザを持っているのかどうか,これから本格的に野鳥が入ってきた中で,強毒性も含めて,モニタリングが従来よ りも必要なのだと思うのです。特に茨城県の場合はほかの県よりもそのリスクは若干以上上がっているのだろうととらえないといけないと思うのです。そういう 部分での対策というお考えはどうでしょうか。

知事:いいサジェスチョンだと思いますので,我々としても,そこをどうするのか,また,どう いう範囲でやるかも含めて農水省とも相談してみます。県としてはもちろん後で判断していきますが,農水省に今まで京都の例とかいろいろあるでしょうから, そういったことの経験もお聞きしながら,どうするべきか考えていきたいと思います。
(以上引用終わり)

『罹ったものと,ワクチンによる抗体が区別がつかなくなってしまう』ということが、ワクチンを認めない理由になるのも、いまひとつ理解しづらい。基本的には、「ウイルスの存在を認めない」という立場をかたくなに守ろうとするからでしょうが。
 どこまでも「ウイルスフリー」が「正」であるということにこだわりすぎです。
 ウイルスのほうが、この地球上では大大先輩で、人間はひよっこの新参者なのですが。ウイルスをコントロールしようと思ったら、「宿主ごと」、コントロールしなければならないということに思い至らないのでしょう。
 
 マスコミの記者さんたちの、レベルもどうしようもないようです。


[1526] Re:[1524] 大豆に含まれるクメストロールと子宮内膜癌や乳がんとの関係 投稿者:とき 投稿日:2005/09/27(Tue) 13:00  

笹山様

> 現在、イソフラボン入り飲料が多くなっているが、内分泌撹乱作用を持つ、植物性のエストロゲン(Phytoestrogen)の功罪は、少し、真剣に考えていかなければならない問題のようだ。
> 女性にとって、豆は、敵なのか?味方なのか?

 摂取したものの生体に対する影響は、たとえば、「動的平衡論(シェーンハイマー)」的
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166604163
http://64.233.187.104/search?q=cache:oKpXaRLNRjIJ:phi.med.gunma-u.ac.jp/bookreview/isitsafetoeatcow.html+%E5%8B%95%E7%9A%84%E5%B9%B3%E8%A1%A1&hl=ja
に捉えることもできましょうが、「内分泌撹乱作用」の可能性のある物質の、人体に対する影響が最も大きいのは、ウシの代用乳しかり、胎生期の「免疫寛容」の時期と、出生後の「受動免疫」の時期だと想定しております。
 一生の「健康」が、かなりの割合で、そこで決まってしまうのではないか。その点で、今の「できちゃった婚」の風潮が気にはなっております。命を育むことの「心構え」が今ひとつなのではないかと。

「赤ちゃん」の進化学―子供を病気にしない育児の科学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453106352X
共生の意味論―バイキンを駆逐してヒトは生きられるか?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406257196X

  それと、細胞の集合共生体である生物体にとって、「異物」は外来のものはもちろん、内部でも不断に発生しており、それによる「疫」を免れるためのシステム が「免疫」です。それは本来、外来抗原を排除するためのものではありません。あくまでもメインの仕事は、内部に生じる複製再生ミスのタンパクや細胞を排除 消滅させることです。となれば、「健康」であるとは、そのシステムが良く機能している状態のことです。「病気」とは、それがうまく働かなくなった状態のこ とです。

 生物体の「免疫」の働きについて、もっともっと知識の普及が望まれます。経済システムの中で、「病気産業」(病気があることに よって成り立つ産業)が、一つの大きな産業として確立されて存在している以上、なかなか、根本的な「病気根治」には「即行」で向かわないのだな、とも思っ ていますが。

 ある程度は、生体に何らかの影響を及ぼす物質があふれている環境をも受容しつつやっていかざるを得ない面もあるということは、知りつつ覚悟しつつやっていかねばならないでしょう。解明する努力と減らす努力の手を抜いてはいけませんが。

養鶏場の監視態勢強化へ 弱毒性ウイルス早期発見(2005年09月27日12時03分)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1411464/detail

  農水省の誰がモノを考えているのか不明だが、あまりにも生態系を無視した愚かなふるまいでコトが進んでいる。「病気」にならなければそれでいいものを、 「ウイルスフリー」にこだわるばかりに、まるで漫画チックなおかしなことに「行政」システムが右往左往し、よけいな事務仕事の山になる。
 いいかげんワクチン体制にしてしまったほうが、すっきりいくのにねえ。ごく一部の企業の既得権保護のための「対策」に等しい。あれもこれも「ゼニ」のためですか?

 生き物を「生かす」視点に、早く立脚して欲しいものです。
 肺ペストが起こったらどうなるのだろうか? あるいは、天然痘バイオテロとか。前例のないものが起こった場合、人間も封じ込め根絶政策やりかねないですな、今だったら。
(未確認情報ですが、あやしげなインフルエンザ様症状、もう国内でも始まっているようですし。)


[1525] 『レセプター』と 『トライ&エラー』 投稿者:とき 投稿日:2005/09/27(Tue) 11:22  

◆鶏飼い時事(じじい)…『お山の大将《干渉作用》』(2005.9.27)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza197.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm


 ウイルス感染症の医学生物学的な「知識」に対して、脳内の「レセプターに蓋」をしてしまっている人間が多くてかなわんです。


[1524] 大豆に含まれるクメストロールと子宮内膜癌や乳がんとの関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/27(Tue) 10:56  

以前、「[787] Re:[784] [776] [772] [770] [768] [763] トランス脂肪酸」で、虹屋さんから問題提起のあった、くず大豆に含まれるクメストロール(coumestrol)の功罪であるが、子宮内膜癌 (endometrial cancer)や乳がん( Breast cancer)との関係があるようだ。
しかし、クメストロール単独ではなくて、プロゲステロン(progesterone)(黄体ホルモン)との併用だと、発がん性がないとの研究もある。
http://www.talksoy.com/pdfs/SoyFY2001Breast.pdf参照
現在、イソフラボン入り飲料が多くなっているが、内分泌撹乱作用を持つ、植物性のエストロゲン(Phytoestrogen)の功罪は、少し、真剣に考えていかなければならない問題のようだ。
女性にとって、豆は、敵なのか?味方なのか?
豆腐屋さんの奥さんあたりを調査してみると、意外な因果関係がわかるかもしれませんね。

http://www.obgynsurvey.com/pt/re/obgynsurv/abstract.00006254-200311000-00016.htm;jsessionid=D4lAQxsNyHxByQyJyrKE1gbn5l2p83RrtinJ1Spouv4sTYGZ5MKX!1277578804!-949856144!9001!-1


[1523] また、馬鹿げた理屈に誘導するのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/27(Tue) 10:51  

 生き物が、生き延びるための原則について考えたい。
 対ワクチン接種国との貿易問題は、まずは、捨象いたします。純粋に生物学的医学的に、私は考えます。
  経済の問題は、また、それぞれの業界の事情がおありでしょうから。それと、生物学の科学の原則を混同しないでいただきたい。ゼニ勘定は、感染症対策とは別 個の問題。(一緒に考えないと駄目な立場もあるのは十分存じ上げておりますが、ここでは捨象。ゼニ問題を優先させたら、真に医学的生物学的科学の見方が歪 められてしまいます。)

『我が国に野外ウイルスは存在しないと考えられる』
『ワクチンの復活こそ日本の養豚を破滅させます。』

 理屈に合わない、たんなる恫喝に等しいものである。自然を甘く見ている。起こったときは「想定外」としてしまうのだろう。それは「危機管理」としての感染症対策ではない。

『79年ぶりに発生した高病原性鳥インフルエンザの場合は農家も行政も初めて』

 ながらく、起こってはいても、検査技術がなかっただけ。それとは気付かれずに、現場ではあれこれ工夫しながら、馴致しながらやってきた。現にH5とH7以外の抗体検査をやれば、わかるだろう。ほとんどの、多年飼養鶏は感染経験ありだ。

 『ウイルスが国内にいないとの推定:ここにたどり着くまで、まず、総ての豚にワクチンを打ちました。その後ワクチン接種を中止したのです。』

  たまたま一時、発生が「確認」されなくなったからといって、ウイルスが「いなくなった」と判断するのはあまりにも単純な思考判断だ。第一、発生のあったこ ろ、感染源感染経路を確実に解明しきれているのか? それが、解明されないうちは、今後の発生は予期できないし、封じることもできない。そして、発生した 場合、気付いたときは、すでにウイルスはさまざまな形で広がった後である。被害は食い止められない。それが養豚場単位でとどまるのか、地域へ広がるのか、 環境条件には依るが。

『豚コレラは人への感染性がありません。全くの家畜の病気です。ワクチンは鶏ニューカッスル生ワクチンと同様に感染を阻止します。』

 ワクチンの安全性・有効性が、十分に確認されているということでしょう。

『豚の類にだけ感染する豚コレラとでは、国内侵入リスクが違うことは分かると思います。』

  海外から侵入することは、二次的なものである。かつて国内で確実に起こっているということを、まずは念頭に置かなくてはならない。養豚場の設置場所は、人 家の中ではない、主に山間地である。野生動物との接点が人の住居地域に比べて多い。いっときワクチンネーション対策が功を奏して、発生がなくなったと安心 してはだめだ。今後とも「起こること」を想定しておくのが真の「対策」である。

『豚肉の価格は、国際価格に比べて相当高いのです。鶏肉・鶏卵の差額とは全く異なる世界です。WTOがらみで国際的に開放したら、日本の養豚はそれこそあという間に全滅します。』

 これが、ホンネなのかもね。これで、直接に現場の養豚業が困ることはない。現在の独占的な流通関連商社の、新規参入商社との国際競争にさらされることを避けるための理屈である。

『豚コレラワクチンを打たせろと言っている地域では、それこそ馬鹿な獣医があおっているのです。ワクチン接種が中止になれば自分のインカムが減るのを恐れているのです。』

  ずいぶんと失礼な、話までもちだすお方だ。ひどいねえ。ここまで、現場の人間を貶めてまで、誠に奇怪な屁理屈を通そうとするのですか? 現場は、「生き物 を生かすのが仕事」だ。生き物を飼育する人間の気持ちを理解できないのでしょうね。それこそ「経済動物」だと割り切れるのは、現場を知らない人間の方です からね。

 ウイルス感染症の対処は、短期的には、ワクチン接種という対処方法と、長期的には、ウイルスレジスタンス(耐性系統の確立)、これしかない。
 ウイルスに対して、清浄国・ウイルスフリー・根絶・淘汰なる思想は、「野蛮人」のやることだ。知恵も知識もいらない、「思考停止」の所作だ。
 医学的に「病気の克服」の意味なんて、考えることもしないのでしょうね。「病気」の意味もわからない人々が、ものを考えるようになっているのでしょう。医学の素養が欲しいものです。

「もう一度言っておきます。ワクチンの廃止こそ日本の養豚を破滅させます。」

 せめて、ヒトの各種ワクチンとおなじように、任意接種の制度にしておかなくてはならない。感染源と想定される野生動物を含めた環境中では、風土病的な地域性があるのだから。


[1522] Re:[1521] vegsourceさんのサイトから情報をいくつか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/27(Tue) 10:27  

まりちゃんさん。
このvegsourceサイトには、CJD診断基準変更のニュースは、載っていませんでしたね。



[1521] vegsourceさんのサイトから情報をいくつか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/27(Tue) 10:01  

http://www.vegsource.com/talk/madcow/index.html

CJDと視覚異常に関するBMJの論文が紹介されてますが、
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/1000127.html
そ ういやコンタクト問題。先日、メニコンの買取でない定額プラン「メルスプラン」という案内をみたら、「度数あわせは新しいレンズを用いて行います」なんて 書いてあったので、少しは気にしてるのかな?と思いましたが、量販店ではまだテストレンズの使いまわしをしてるんでしょうか。

米国のスクレイピーの状況
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/1000129.html
ヤギも出てるみたいですね。


[1520] 英国のBSE問題世界的権威 vCJD退潮の結論は時期尚早、将来は不確実と警告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/27(Tue) 08:51  

英国のBSE問題世界的権威 vCJD退潮の結論は時期尚早、将来は不確実と警告
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05092601.htm
農業情報研究所さんのご紹介です。


[1519] Re:[1517] 毎日新聞と日本食糧新聞の記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/27(Tue) 07:36  

まりちゃんさん。
この点については、1482で、虹屋さんへのレスでいったように、寺田食品安全委員長の言われるとおりなんでしょう。
食品安全委員会の領分は、昨年10月23日に、米国産牛肉の日米高級事務レベル会合で合意した牛肉輸出証明(BEV)プログラム
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=125
のうち、
-上記4で述べた両国共同の科学的協議によって利用可能な情報
-再検討すべきOIE基準にもとづいた、アメリカのBSEの状態
-アメリカの拡大サーベイランスプログラムの結果
-アメリカの飼料規制
-アメリカで実施中のBSE改良施策の範囲
-BSE検査のカットオフ月齢
これらについては、昨年の日米合意で、「日本の場合、これは、食品安全委員会の検討にゆだねられる。」としてしまった、つじつまあわせと矛盾が、今に及んでしまったというわけですね。
アメリカ国内のリスク管理については、食品安全委員会の領分ではなく、「アメリカの飼料規制』などについては、昨年の日米合意で、本来、日本の食品安全委員会の領域に含ませるべき問題ではなかったのです。
『くさいものにフタ』の役割を、危うく、食品安全委員会が担なわれそうになったことが、寺田発言によって、回避されたというわけですね。



[1518] Re:[1511] [1504] 農水省 BSE感染源「代用乳」を再評価 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/27(Tue) 07:20  

> 再評価というよりは、再検証のことでしたね。
> 一瞬、ちょっとびっくりしましたが。
> いくらか、声が届いたのでしょうか。

笹 山さん、農水省ではそういう動きが出ているようですが、プリオン専門調査会の米国の審議内容には反映しているとはとても思えません。「オランダ産」だけを 取り上げて誤魔化しているだけです。すごく、たいへん、おかしく思います。先生方一人一人に、「油脂」や「血漿蛋白」を飼料に用いるリスク、およびそれに よる増幅を無視することについて、インタビューしたいくらいです。

> 「改めて、日本のBSEの原因を考える」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161
> 「どうして鹿追町でのBSE二頭発生を問題にしない?」
>http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=288
>


[1517] 毎日新聞と日本食糧新聞の記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/27(Tue) 07:10  

<BSE検査>米、日本より劣る、輸入再開12月以降に(毎日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050926-00000125-mai-soci
高木記者の報道は安心して読めますね。審議会の内容をちゃんと報道くださってる、と思います。

法令遵守の監視は厚労省、農水省に 寺田雅昭食安委委員長
http://www.nissyoku.co.jp/
> 米国産とカナダ産の牛肉のリスク評価を続けている食品安全委員会プリオン専門調査会の26日の会合で寺田雅昭委員長は、両国が出している日本向けの上乗せ 基準の遵守について、調査会で全て対応するのではなく、リスク管理機関である厚労省と農水省が監視すべきと述べた。調査会が両国の法令遵守の状況までリス ク評価の手を広げるとなかなか集約できないと判断したもよう。
>今回の会合は 佐多徹太郎委員や、山本茂貴委員が示した米国産に対する答申のたたき台をもとに議論。国内の措置の見直しと同様にと畜前検査、と畜場、せき髄除去など個別 の項目で検討したが、最終的な結論のまとめ方で議論が白熱、米国の食肉施設での法令遵守まで評価の対象にしようとしていた。(9月26日18:50)

日本食糧新聞のこの記事の通りで、3時間の会合の最後の最後になって寺田委員長が発言しました。”また”責任のなすりあい?(^^;危機管理が最重要なご時世にこれじゃなぁ、というのが私の正直な感想です。

あとは読売、朝日、産経、日経さん、どう書かれるかはわかりませんが、まぁ、「中間とりまとめ案」の時の恣意的な報道よりはましになるんじゃないかと予想したいですが。。


[1516] NNNの報道です(URLに動画あり) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/27(Tue) 00:03  

プリオン調査会 米国産牛肉輸入再開で結論持ち越し
http://www.nnn24.com/43909.html
<9/26 22:11>
 食品安全委員会の「プリオン調査会」は26日、アメリカ産牛肉の安全性について7回目の話し合いを行った。政府への答申案が示され、議論が行われたが、結論は持ち越された。
  26日は、生後20か月以下のアメリカ産牛肉の輸入を再開するかどうか、政府が判断する際のよりどころとなる答申のたたき台が示された。しかし、アメリカ がBSEに感染した牛や感染の危険性が高い肉を日本と同じレベルで排除できるかどうかなど、重要な結論については決着が持ち越された。これは、一部の委員 から「アメリカが日本と同じ安全性を確保しているといえる十分な根拠はない」との意見が出されたため。
 アメリカ産牛肉の輸入再開について、政府はこの食品安全委員会で行われている議論の結果をふまえて結論を出すことにしていることから、輸入を再開するかどうかを決定するまでには、なお時間がかかりそうだ。


[1515] NHKの報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/27(Tue) 00:02  

米国産牛肉輸入再開 結論出ず
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/09/26/d20050926000177.html
26日開かれた食品安全委員会の専門調査会では、座長で東京大学の吉川泰弘教授が中心になって作成した報告書の案が示されました。報告書案では、輸入再開 の是非に関する結論はまだ示していませんが、アメリカの食肉処理の方法について、BSEの症状が疑われる牛を除外していることや、牛肉を繰り返し洗浄する ことでBSEの病原体が肉に付着するのを防いでいることなどをあげ、これらの作業では「日本と同等の安全性が保たれている」としています。これに対して複 数の委員から「十分な根拠が示されていない。より慎重に審議すべきだ」とする意見が出され、専門調査会は、あらためて案を作り直して、次回以降、審議する ことになりました。食品安全委員会の審議に対しては、アメリカの議会などが早く結論を出すよう強く求めていますが、座長の吉川教授は「審議は最も難しい部 分にさしかかっている。時間的な制約は設けずに、必要なだけ議論を尽くしたうえで結論を出したい」と話しています。




[1514] TBSと共同のプリオン調査会ニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/26(Mon) 23:56  

輸入牛肉、処理基準には相手側希望も
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3124878.html
 アメリカ産牛肉の輸入再開を検討している政府の委員会が行われ、最終的な答申には輸入相手国側が牛を処理をする際の望ましい基準を盛り込む方向となりました。
 26日行われた食品安全委員会のプリオン専門調査会では、答申に向けた草案のうち、アメリカで処理された食肉や内臓のBSE汚染のリスクを中心に議論しました。
 この中では、アメリカの一般的な牛の処理方法が日本とは異なっていることから「BSE対策という観点ではリスクが必ずしも同等とは言えない」として、危険性が高い牛の判別方法など輸入相手国側が処理の過程で守ることが望ましい基準を答申に盛り込む方向性が示されました。
 一方、輸入再開の時期について
座長を務める吉川泰弘東京大学教授は「なるべく早期に」と述べつつも、「議論を尽くさなければならない」として、具体的な時期についての言及は避けました。
 現在の草案では、結論部分が示されてなく答申の取りまとめまでには少なくとも1カ月かかるものとみられています。(26日21:49)

答申案まとめに向け議論  牛肉輸入再開で調査会
http://www.iwate-np.co.jp/newspack/cgi-bin/newspack.cgi?science+CN2005092601001930_1


[1513] たたき台の山本茂貴委員の作成部分抜粋を手打ちでUP 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/26(Mon) 22:47  

たぶん、食安委のUPが明日か明後日だと思うので、手打ちですが、その部分の概要、および、なんじゃこりゃ、と、気になった文章をいくつか抜粋してUPしますね。(資料2−たたき台修正案 P-13〜【内は原文で太字にしてある部分】)
 山本茂貴委員 作 & ご説明

3 リスク評価−食肉・内臓(汚染率・汚染量)
3.1 牛肉及び牛の内臓のBSEプリオン汚染リスクの比較
と畜検査 
と畜前検査
> 米国では、と畜場に搬入される牛を搬入時に1頭ごとに、食肉検査官(獣医師を含む)が歩行状態などを目視で検査する。しかし、大規模と畜場では1人で 5000頭を目視で検査する必要がある。これは日本の大規模と畜場の10倍以上の処理頭数であり、異常牛が見逃される可能性が高いことは否定できない。
>米国では、生体検査により異常を示した牛は、通常のと畜ラインと別のラインで処理されるため、通常食用にはまわらない。(と畜場における検査官(獣医官、検査官)の役割及び権限について記載。)日本では係留場において獣医師が1頭ごとに目視検査を行う。

 対象年齢
> と畜牛の対象年齢はBSEプリオンの蓄積度(感染率と蓄積量)に関連する。日本においては全月齢であり、米国では日本向けに20ヶ月齢以下の牛が対象とな る。米国では、通常、と畜後、歯列検査により30ヶ月齢以上と以下に区分する。米国では、20ヶ月齢以下は出生証明書(出生証明書により判定される牛は現 状では年間と畜頭数の約10%)もしくはA40の枝肉規格(A40により判定される牛は現状では年間と畜頭数の約10%)で判別されるが、21ヵ月齢以上 の牛の枝肉が、A40以下の評価される可能性は、99%の信頼度で1.92%以下である。
> 2004年4月以降、日本はトレーサビリティのシステムにより出生年月日で管理されている。米国では、健康と畜牛(肉用牛)の約90%(約2510万頭) {肉用牛の年間と畜頭数約2700万頭(去勢牛;約1650万頭+未経産牛;約1050万頭)のうち約2430万頭+子牛80万頭)}が20ヶ月齢以下で ある。日本のと畜頭数(全月齢で)は年間約130万頭である。2005年現在、出生証明書により、20ヶ月齢以下の牛を確認できる牛の割合(年間と畜頭数 の約10%。25%とする見方もある)は少ないが、日本への輸出を念頭に、急速に増加しているとの報告もある(文献)。

と畜場でのBSE検査
> 日本においては2001年9月に最初のBSEが確認され、同年10月からBSE検査陽性牛を食肉から(中略)米国では、と畜場におけるスクリーニング検査 を行っていない。ただし、サーベイランスとして、30ヶ月齢以上の健康と畜牛のごく一部(2005年7月25日時点で34頭)を検査しているにすぎない。
>米国では事実上、健康と畜牛についてBSEスクリーニング検査が行われていないため、検査によるリスク回避は不可能である。>しかし、20ヶ月以下でと畜される群ではBSE検査により発見される可能性は非常に低いと考えられる。
↑(>他委員よりここを削除するべきという意見)

高リスク牛の排除
>米国ではと畜前検査により中枢神経症状牛、死亡牛、歩行困難牛は食用禁止とし、高リスク牛を食肉製造ラインから排除し、それらを中心に拡大サーベイランス対象として検査を実施している。
> 日本ではと畜場に病畜として搬入される牛は、病畜専用ラインで検査し、検査で異常が発見された場合排除している。また、日本ではBSEスクリーニング検査 が陰性でも、その他の疾患が発見されれば廃棄される。米国では、異常牛は食用のラインからはずされ、レンダリングに回される。>【(米国と日本は高リスク 牛を同等に食用から排除している)】
↑>他委員より「ここいらない」)

スタンニング(抜粋)
>日本と米国はスタンニングを行っている。スタンニングによるリスクは同等と考えられる。
↑私の感想:「スタンニングやピッシングによるリスクは感染牛の頭数により異なるじゃん」

ピッシング(抜粋)
>【ピッシングによるリスクは米国では無視できる】
↑この面だけは日本より米国のほうが進んでいる。日本の改善点なども羅列すべし、ピッシングしてて本当に大丈夫か、日本では現在どのくらいやっているのか、「何を根拠に無視できると書いたのかが見えない」云々との多数の議論、クレームがなされました。

SRMの除去(略)
1036件の違反についての米国政府の言い訳をそのまま掲載。

内臓等について(抜粋)
>脊髄、回腸遠位部等のSRMを他の組織を汚染しないよう適切に除去すればリスク回避が可能と考えられる。
↑(他委員より”この文いらない”、の指摘あり)
>【SRMの除去が適切に行われていれば、米国と日本の全月齢の牛の内臓と比較した場合のリスクは同等であると考えられる】
↑ この部分ほかについて甲斐女先生や北本先生ほかの委員の皆様から「仮定を前提とした文章はいらない、仮定を繰り返せば全部がOKとなってしまう?。バイア スをかけることになる、言い過ぎ」「結論ありきと見えてしまう」とか、沢山のクレームが出ました。といえば、炎症部位にプリオンなんていう最近の科学は一 言も出てこなかったような。。

脊髄除去、枝肉洗浄後の確認(抜粋)
>【米国における脊髄による枝肉の汚染は、日本と同様に無視できる】

手順・記録(抜粋)
>【SRMの除去の実効性、脊髄除去の確実性については、米国と日本は同等に記録により確認できる。】

トレーサビリティ(省略)

書いているうちになんか唖然としてきまして、全部UPできずにすみません(^^;




[1512] 本日のプリオン専門調査会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/26(Mon) 21:23  

傍聴してきました。たたき台案がいくらか進行していました。トピックとしては先程NHKのニュースでも流れたようですが、「食肉と内臓の日米安全性の比較」の部分を山本茂貴委員が作成しており、説明してました。

そ の内容を見て私は唖然としましたが、どういう内容かというと、まるで世間知らずの箱入り娘が作ったような内容で、内容は「検証データ」ではなく「米国政府 の言い分」だけを「検証もせず」に羅列、「〜と仮定すれば、日本と同等と思われる」という内容ばかりでした。もはや(勿論?)「結論ありき」です。たたき 台とはいえ、あまりの酷さに、私は日本の食の安全についてますます不安を感じました。

当然、北本先生や甲斐(女)先生などのみなさまか ら、クレームがつきまして、次回に持ち越しです。他にも吉川座長の作った部分など、動物油脂や血漿蛋白のリサイクル問題などに全然触れなかったり、ツッコ ミを入れたい部分が山積みでしたが、そこは今回は議論の対象にはならず。詳細は明日になるかと思いますが、取り急ぎ。。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html

追 伸:食品安全委員会が「SRMを除去すれば日本と同等、責任は食安易ではなくリスク管理部門に」という結論を導き出すことを前提に動いているのであれば、 消費者としての自衛策は、SRM検出キット(70セットで7〜8万だから団体やグループで購入?)を活用して自分で購入したものを検査するしか道はないだ ろうなぁ、という考えがふつふつ沸いてきたりしております。一度試してみたいものです。

中枢神経組織検出キット
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/88ee603a342964cc6f5e0c29c9cc6b7f

笹山さん、CJD判定基準の情報ありがとうございました。


[1511] Re:[1504] 農水省 BSE感染源「代用乳」を再評価 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/26(Mon) 21:04  

再評価というよりは、再検証のことでしたね。
一瞬、ちょっとびっくりしましたが。
いくらか、声が届いたのでしょうか。
これまでの私のブログでの関連サイト
「改めて、日本のBSEの原因を考える」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161
「どうして鹿追町でのBSE二頭発生を問題にしない?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=288



[1510] Re:[1509] [1506] 養豚業界の死活問題なのですが・・・? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/26(Mon) 20:51  

ごめんなさい、誤変換です、行っておきます → 言っておきます。

> もう一度行っておきます。ワクチンの復活こそ日本の養豚を破滅させます。
>


[1509] Re:[1506] 養豚業界の死活問題なのですが・・・? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/26(Mon) 20:50  

> 『我が国に野外ウイルスは存在しないと考えられる』
>  危険思想そのもの。そう考えてはいけないのであるが・・・。

私は鳥インフルエンザに関しては、家畜伝染病予防法の問題やワクチンの問題などでまだまだ議論は必要だと思っています。
しかし、豚コレラの問題は鳥インフルエンザとは全く別と考えています。
1.ウイルスが国内にいないとの推定:ここにたどり着くまで、まず、総ての豚にワクチンを打ちました。その後ワクチン接種を中止したのです。豚でのサーベイの他、感受性のある野生のイノシシに関するサーベイも行っています。この辺は鳥インフルエンザとは全く違います。
2.豚コレラは人への感染性がありません。全くの家畜の病気です。ワクチンは鶏ニューカッスル生ワクチンと同様に感染を阻止します。鳥インフルエンザの不活化ワクチンとは違います。
3.野鳥によって国内に持ち込まれる恐れのある鳥インフルエンザと、豚の類にだけ感染する豚コレラとでは、国内侵入リスクが違うことは分かると思います。
4.豚肉の価格は、国際価格に比べて相当高いのです。鶏肉・鶏卵の差額とは全く異なる世界です。WTOがらみで国際的に開放したら、日本の養豚はそれこそあという間に全滅します。
5.さらに言うなら、豚コレラワクチンを打たせろと言っている地域では、それこそ馬鹿な獣医があおっているのです。ワクチン接種が中止になれば自分のインカムが減るのを恐れているのです。

79年ぶりに発生した高病原性鳥インフルエンザの場合は農家も行政も初めてのことで、試行錯誤しながら現在に至っていますが、豚コレラは、日本でも発生がたびたびあり、その対応については相当の経験と長期にわたる戦略があるのです。

もう一度行っておきます。ワクチンの復活こそ日本の養豚を破滅させます。



[1508] Re:[1500] ヤコブ病の国際診断基準変更のニュースに関して 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/26(Mon) 20:00  

まりちゃんさん。
これまでのヤコブ病の診断基準策定の経緯を見ますと、後追いの感じがしますね。
第一段階は、1996年前半のWill RG博士による、診断基準作りの試行錯誤
http://www.bseinquiry.gov.uk/pdf/volume8/Chapter5.pdf
があって、
1998 年2月になって、WHOが、最初の診断基準「WHO manual for strengthening diagnosis and surveillance of Creutzfeldt-Jakob disease」を作り、2001年5月に、Maura Ricketts博士が中心になって、WHOのコンサルテーションとして、『The Revision of the Surveillance Case Definition for Variant Creutzfeldt-Jakob Disease (vCJD)』という報告書
http://whqlibdoc.who.int/hq/2002/WHO_CDS_CSR_EPH_2001.5.pdf
が発表されたというわけですね。
その間に日本においては、1997年2月に最初の診断マニュアルができ、2002年に改訂版
http://www.nanbyou.or.jp/pdf/cjd_manual.pdf
が出たということですね。
で、ご指摘の共同CJD監視会議なるものは、おそらく、イギリスの「The National Creutzfeldt-Jakob Disease Surveillance Unit」(NCJDSU)http://www.cjd.ed.ac.uk/
を 中心として、EUROCJD(参加国:オーストラリア・オーストリア・カナダ・フランス・ドイツ・イタリア・オランダ・スロバキア・スペイン・イギリ ス)、NEUROCJD(参加国:ベルギー・デンマーク・フィンランド・ギリシャ・アイスランド・アイルランド・イスラエル・ノルウエー・ポルトガル・ス ウェーデン・イギリス)SEEC CJD(参加国:ハンガリー・ポーランド・スロバキア・中国)BIOMED2(参加国:オーストリア、オーストラリア、カナダ、スイス)などの各国共同で の会議と思われます。
Collaborative Study Group of CJDの更なるAllied Countriesでのコラボレーションとでも言いましょうか。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai10/prion10-sankousiryou5-1.pdf
http://www.eurocjd.ed.ac.uk/EUROINDEX.htm参照
このサイトhttp://www.vegsource.com/talk/madcow/index.htmlの中に、探せばあるかもしれませんが。

その他ヤコブ病診断基準参考サイト
「MONTHLY CREUTZFELDT JAKOB DISEASE STATISTICS 」
http://www.gnn.gov.uk/Content/Detail.asp?ReleaseID=165676&NewsAreaID=2
「Diagnostic criteria for CJD」
http://www.mad-cow.org/00/feb00_sci_news.html
「Barriers to Creutzfeldt-Jakob Disease Autopsies,California」
http://www.cdc.gov/ncidod/EID/vol10no9/04-0066.htm
「Variant Creutzfeldt-Jakob Disease and Bovine Spongiform Encephalopathy」
http://www.emedicine.com/neuro/topic725.htm
「CREUTZFELDT-JAKOB DISEASE CASE DEFINITION」
http://www.odh.ohio.gov/pdf/idcm/cjd.pdf
「WHO Infection Control Guidelines for Transmissible
Spongiform Encephalopathies」
http://whqlibdoc.who.int/hq/2000/WHO_CDS_CSR_APH_2000.3.pdf
「Surveillance of Creutzfeldt Jakob disease in the United Kingdom」
http://www.eurosurveillance.org/em/v05n09/0509-222.asp
「Diagnosing Variant Creutzfeldt-Jakob Disease with the Pulvinar Sign」
http://147.163.65.155/pdf/a/Prioni1560.pdf
「HUMAN TRANSMISSIBLE SPONGIFORM ENCEPHALOPATHIES」
http://www.phac-aspc.gc.ca/publicat/ccdr-rmtc/99pdf/cdr2501e.pdf
「Creutzfeldt-Jakob disease」
http://www.netdoctor.co.uk/diseases/facts/cjd.htm
「CJD (Creutzfeldt-Jakob Disease) Quinacrine Study」
http://www.clinicaltrials.gov/show/NCT00183092


[1507] 日本だけが「清浄国」? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/26(Mon) 18:53  

疫病情報の公開を迫られる中国【大紀元日本9月26日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d97192.html

『インドネシアでの鳥インフルエンザの感染確認、シンガポールでのデング熱の蔓延、ネパール南部とインド北部で広がる日本脳炎と、疫病がこれほど横行するアジア地域で、中国だけが安全なはずはない。』

 日本もまたしかり。

『疫病伝染を含む天災に対する情報を即時に報道するという人道的な姿勢こそ、国際社会が中国政府に最も望んでいることなのである。』

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
厚生労働省検疫所 海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/
外務省海外安全HP
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

 マスコミ情報が、少し煽りぎみなのか?
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184


[1506] 養豚業界の死活問題なのですが・・・? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/26(Mon) 17:56  

豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針案についての意見・情報の募集
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050922pb_1.html

豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針について
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050922pb_1b.html
『我が国に野外ウイルスは存在しないと考えられる』
 危険思想そのもの。そう考えてはいけないのであるが・・・。

豚コレラに関する特定家畜伝染病防疫指針(案)
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050922pb_1c.pdf

 ワクチンを封じて、根絶対策に「退行」したら、とんでもないことになることに「養豚業界」は気付いているのだろうか?

  細菌感染は、細菌を減ずれば「病気」はなくなる。だが、ウイルス感染症は、早くに罹って済ましてしまうことによって、「病気」を減ずることができる。その 違いをきちんと認識できているのだろうか? 目の前の発症中の患畜を消し去れば、ウイルスも消え去ると思い込んではいないだろうか?

 ウ イルス感染症に対して、現在の「家畜伝染病予防法」の思想は時代遅れだ。基本的には、効果的な抗菌剤のなかったころの「細菌感染症」対策のための思想であ る。ましてや、現在のように検査技術が進歩しすぎた時代は、想定されてない。ウイルス感染症は今に始まったことじゃない。昔々からあったが、原因がわから ずやり過ごされてきたものだ。それがたまたま、わかるようになっただけ。
 ウイルスが原因だとわかるようになった近年、いきなり突然に、その古臭い思想がもとになっている法令をあてがったら、まったく現実にそぐわないおかしなことになるのは当然だ。そのような間違いを犯しつづけていることに、農水行政に関わる人々は気付いてないのか?

 これは、大変なことです。将来にわたる食糧生産の危機となります。(ここにも、「ウイルスフリー」教義のカルトがあるようです。狂気です。)


[1505] Re:[1501] [1499] 根本の「不安」は、「感染源・感染経路」の不明から 投稿者:とき 投稿日:2005/09/26(Mon) 17:25  

まりちゃん様

> >「根本の「不安」は、「感染源・感染経路」の不明」
> という表題には賛同いたしますが、
> >「リスク・ゼロを求める気分」
> これには賛同しかねます。

 戦後日本のあまりの豊かさの中で、往々にして平和ボケして、あらゆる物事には常にリスクがあることを忘れているか、または、到底実現不可能な、妄想じみた100%の安全を、過度に求めすぎることを「病的」と表現いたしましたが、ご理解いただけなかったようで。
 もはや、何事も「安全」たりえなくなっている「現実」を引き受ける覚悟も必要です。そのためには、正確な情報や知識の公開もです。どこまでわかって、どこからわからないのかも。その点でいま、BSEやトリフルは、まるで、いかがわしいことになっていますが。

  そしてわからないがゆえに、「リスクゼロを求める気分」も醸成されることになっているのでしょうが、それは、やや狂気へ踏み込んだ精神でなくては、想定し えないものです。とてもマトモじゃない。その病気に、「家畜伝染病予防法」関連行政にたずさわる人々も冒されているようです。
 生き延びるための個々の能力を封じてはダメだろうし、反対に、誰か他者に(あるいは公に)委ねてしまっても駄目だろうと思います。
 もはや行政体は、「らい予防法」の過ちも、もうすっかり忘れているようです。家畜のウイルス感染症に関しては、まったく同じことになるでしょう。
 その前に、見事に、封じ込めには失敗しますから。まあ、見ててください。ウイルス感染症の病理病態に関してあまりにも認識不足なようですし。

◆鶏飼い時事(じじい)…『決起集会を前に』(2005.9.26)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza196.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm


[1504] 農水省 BSE感染源「代用乳」を再評価 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/26(Mon) 11:51  

農水省 BSE感染源「代用乳」を再評価
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/daiyounyuusaikensyou.htm
代用乳というか、その中に入っている「動物油脂」と「血漿たんぱく」について一刻も早く調査いただきたいですね。米国の汚染度にも関係してくるでしょうし。


[1503] Re:[1496] [1495] [1493] [1492] さりげなくプレスリリース、マスコミはスルー? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/26(Mon) 09:08  

エトキシキンなどの飼料添加物のほか、飼料そのものの汚染についてですが、肉骨粉飼料や鶏糞などの糞の飼料化は、そういった毒物の濃縮や蓄積や連鎖についてどれだけ考えられているのか、対策が取られているのか疑問に感じています。

「排泄」は毒素を排泄するという意味もあるでしょうし、それらの「排泄物の飼料化」は毒素の濃縮や連鎖に対して効率的に働くのではないのか?という点からも疑問が(^^;


[1502] 広がるインドネシアのラグナン動物園関係の鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/26(Mon) 07:57  

インドネシアの鳥インフルエンザ感染者のうち、ラグナン動物園関係の感染者が増加しているようだ。
このサイト「Twelve H5N1 Bird Flu Patients Linked To Ragunan Zoo 」http://www.recombinomics.com/News/09240502/H5N1_Jakarta_Zoo_12.htmlによると、一昨日までのラグナン動物園関係者の入院患者は、20人に上っているという。
患者は、21人に達しており、新たに、三人が入院したという。
その名前は、Dony (15歳), Bilsqi Widyawati (1.5歳) Murti Day (2 歳) である。
これらは、すべてラグナン動物園を訪問しているという。
そのほかに動物園の従業員として、
Karwati(27歳)Aniek Setyonni、 Abdul Muntalibがいる。
また、子供たちの親の感染者としては、 Abdul Muntalibなど12人が入院していると見られる。
そのほか、115人は、症状が軽く、自宅にかえっており、9月18日に動物園を訪れたハイスクール30人が熱を出している。
http://www.recombinomics.com/News/09240501/H5N1_Jakarta_Zoo_8.htmlも参照

http://www.recombinomics.com/News/09240502/H5N1_Jakarta_Zoo_12.html


[1501] Re:[1499] 根本の「不安」は、「感染源・感染経路」の不明から 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/26(Mon) 07:34  

ときさん、
>「根本の「不安」は、「感染源・感染経路」の不明」
という表題には賛同いたしますが、
>「リスク・ゼロを求める気分」
これには賛同しかねます。
巷には、「隠蔽・偽装続きによる消費者の不信」と「科学への不理解によるリスクゼロ探求」の問題を一緒にしてしまう不適切事例が多すぎますので。。
「その時点での科学」的にはリスクが少ないことがあるとしても、ヒトの管理によりそのリスクは増大、激増いたしますし、その後、そのもの(例えば食)の問題だけに収まらないこともあります。あと、「科学自体が未解明」という場合もあったりしますね。


[1500] ヤコブ病の国際診断基準変更のニュースに関して 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/26(Mon) 07:27  

ヤコブ病の診断基準変更へ 変異型、国際会議で合意
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24037178.html

おはようございます。
Speak Easyさんが記録くださっておりますこの、日本発、世界初の症例なのですが、この内容の英文報道がございましたらぜひお教えくださいませ。
共同CJD監視会議の英文実名などもわかりませんで、どうも検索がうまくできず(^^;

変更後についてはまだ発表されてませんよね?


[1499] 根本の「不安」は、「感染源・感染経路」の不明から 投稿者:とき 投稿日:2005/09/25(Sun) 20:57  

 行政当局は、一日も早い究明の義務がある。それを、はっきりさせない限り、無限の不安を増幅するばかりである。

見えない出口〜BSE十勝関連発生から1年〜上
発生時の混乱 農家に精神的な打撃 全頭検査背景に市場冷静(05.09.22)
http://www.tokachi.co.jp/kachi/jour/05deguchi/1.html

『 「なぜあの時、当該農家ばかりが追い込まれたのか。原因が分からず、世間には発生した事実しか伝わらないからだ」と農協関係者は話す。原因の究明ができない中、酪農家は「いつか自分の牛からBSEが確認されるかもしれない」との不安を絶えず抱えている。』

 生産者にも、消費者にも、「不安」をまん延させてしまっている。「リスク・ゼロを求める気分」が、病的に進行しすぎているのかもしれない。


[1498] エトキシキンは、家畜用飼料の酸化防止剤 投稿者:とき 投稿日:2005/09/25(Sun) 19:12  

 あまりにも、広範囲に当然のごとく使用されています。配合飼料はもちろんのこと、飼料用原料の段階でも。魚粉、肉骨粉でも。もう、多少のリスクはあっても、使い続けるほかないのか? 人間の食品添加物としての、酸化防止剤なども似たようなものなのかもしれませんが。

 それにしても、エトキシキンをはじめとして化学合成物質の、細胞代謝に対する、環境ホルモン様作用までは想定しておりましたが、DNA複製(となれば、RNAもか?)に対する突然変異の誘発促進の可能性までは、考えておりませんでした。
 ご教示いただき大変有難うございました。

  まあ、化学物質は、人工合成に限らず、天然自然由来のものも多々ありますので、化学合成物質だけをことさら悪者にしても仕様のない面もございます。いろい ろなリスクを引き受けながら、うまく折り合いをつけていかなければならないのがまた「現実」でもあります。酸化防止剤や防腐剤は、ものを腐らせない(傷ま ないようにする)という必要から用いて、その「便利」さを選択しているわけですから。なかなかやめられないものでしょう。(分業システムの中で、「流通産 業」が生きていくための。)

農林水産省「消費安全」
http://www.maff.go.jp/syohi.html
厚生労働省「食品安全」
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/index.html
内閣府食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/

 「情報」は、滾々と湧き出てくるがごとしですが、個別の危険性は検証確認されることはあっても、全体を見渡しての複合的な危険が見落とされているように感じられてならない。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101132127
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121016386


[1497] 「中国当局、ペスト発生を認める」 投稿者:とき 投稿日:2005/09/25(Sun) 18:21  

中国当局、ペスト発生を認める【大紀元日本9月25日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d85668.html

 やはり、ブタ連鎖球菌感染症は「ペスト」だったか? 黒死病?

香港専門家:福建コレラ疫病発生情況は尋常ではない(05/09/23)
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d79647.html

IDWR感染症の話◆コレラ
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k00-g15/k00_01/k00_01.html

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi 

厚生労働省検疫所 海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/
http://www.forth.go.jp/tourist/topics/topics05-5.html#15
外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html
在中国日本国大使館HP
http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/01top.htm


[1496] Re:[1495] [1493] [1492] さりげなくプレスリリース、マスコミはスルー? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/24(Sat) 21:31  

ときさん。
エトキシキンに、 DNA-modifying effectsがあるということのようですね。
「Modification of aflatoxin B1 binding to DNA in vivo in rats fed phenolic antioxidants, ethoxyquin and a dithiothione.」http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=3924431&query_hl=2
によれば、カビ毒(マイコトキシン)であるアフラトキシンB1(AFB1)によるDNAバインディングの抑制効果の程度と、エトキシキンによる肝臓のグルタチオンS転移酵素(GST、肝臓での化合物の代謝を行う酵素)活動の誘導とは、相関関係にあるとしています。
し かし、それに対する異論(肝臓と腎臓とでは、その働きが異なるとする日本の研究者による研究「Different modifying response of butylated hydroxyanisole, butylated hydroxytoluene, and other antioxidants in N,N-dibutylnitrosamine esophagus and forestomach carcinogenesis of rats.」http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=3829000&dopt=Abstract)もあるようです。


[1495] Re:[1493] [1492] さりげなくプレスリリース、マスコミはスルー? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/24(Sat) 20:37  

笹山様

> さらに、1984年の研究で、DNAの突然変異を誘発することがわかりました。
>http://www.altpetdoc.com/food.htm 参照

 ということは、DNA型ウイルスの突然変異も誘発すると考えてもよいのでしょうか?
 エトキシキン含有飼料を用いて飼養する家畜の体内において、DNA型ウイルス(RNA型は?)の変異を促進するような作用とか。
 1950年代以降の、新興感染症勃発に関連が出てくるような・・・。なかなか、実証しづらいですが。


[1494] Re:[1490] [1487] なんらかの「細菌」のようですが。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/24(Sat) 20:18  

笹山様

 大紀元の記事も、気をつけないと、結構いい加減なときもあります。食品から感染しているということであれば、 まず、「リケッチア症」と判断することはできません。日本で典型的なリケッチア症といえば、「ツツガムシ病」や「日本紅班熱」(主に西日本で発生)です。 名前はご存知と思いますが、「Q熱」もリケッチア症です。これらは、ベクターはダニです。日本では終戦直後よくみられた「発疹チフス」もリケッチア症で す。

『生や半熟の肉食、海産品を通じて人を感染する可能性が高い。』
『肉魚は充分煮沸したもの以外は食べないように注意し、洗浄が充分でない食器、箸などに注意するよう警告している。』
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d75271.html
(どうも、リケッチア症の起こる条件と一致しないような。)

  よって、この記事は、もし「リケッチア症」ならば、食品(外食)が原因ではなく、別な原因で罹患していることになりますし、もし食品が原因なら、「リケッ チア症」ではないということになります。さて、どちらでしょうか? リケッチアだとすれば、ベクター(媒介生物、ダニあるいはシラミ)が必ず関与している はずです。リケッチア症のうち、ベクターなしで感染するのは、いまのところ唯一「Q熱」のみです。「Q熱」でしょうか? その感染源として重要なのは、ウ シ、ヤギ、ヒツジなどの家畜と、愛玩動物も時には感染源になるそうですが。(微生物学 文光堂)

IDWR ◆ Q 熱
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_09/k02_09.html
日本獣医学会 動物の病気 Q 熱
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/infect/13-Q-netu.html

 コレラの線も捨て切れない。


[1493] Re:[1492] さりげなくプレスリリース、マスコミはスルー? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/24(Sat) 20:17  

ときさん。
この日清丸紅飼料の牛用混合飼料に過剰のエトキシキン0.0455%が含まれているということですね。
このエトキシキンは、1950年代にモンサントが、酸化防止剤として開発したもので、用途としては、殺虫剤や、ゴムの安定化剤として使用されていたものです。
また、ペットフードにも、安価な防腐剤として利用されてきました。
しかし、皮膚がん、視覚障害、白血病、胎児の異常、肝臓がんの誘発、腎臓の異常、免疫不全症候群、などの作用が問題視されてきました。
さらに、1984年の研究で、DNAの突然変異や染色体異常を誘発することがわかりました。
http://www.altpetdoc.com/food.htm 参照

http://www.altpetdoc.com/food.htm

[1492] さりげなくプレスリリース、マスコミはスルー? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/24(Sat) 19:35  

農林水産省 報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html
9月12日 平成16年度農畜水産物に係るダイオキシン類の実態調査の結果について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050912press_7.html
魚介類について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050912press_7b.pdf
畜産物及び農作物について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050912press_7c.pdf

 今後どのような影響がでるのか、いまだ不明。しかも、サンプルと「現実」が一致しているわけもないし。それもまた淘汰圧といえば、そうかもしれない。
 (細胞の代謝に対するダイオキシン類の影響に関する研究をやれば、察しがつくはずだが・・・。)
 やはり、目に見えない環境汚染。

 飼料添加物の「エトキシキン」も、いまひとつ、わからない。人間の食品には認可されてないとおもいますが・・・。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050922press_2.html
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050915press_3.html
(酸化が進行すると、含有量が減少し、初期量検出されません。)

『肥飼料検査所が飼料立入検査を実施した際収去し、試験した試料について、その試験結果が農林水産省より公表されましたので転載します。』
http://www.ffis.go.jp/sub8/sub7.htm
http://www.ffis.go.jp/
(原料によって、さまざまな物質が検出されるようです。)

 ご参考まで。


[1491] 「介護うつ」との戦いをつづった小山明子さんの手記が話題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/24(Sat) 18:53  

大島渚監督の奥さんで、もと女優の小山明子さんが、『パパはマイナス50点』という本を出版し、その中で、介護する側の『介護うつ」にかかった経験を話されていることが、話題になっているようだ。
この本を書いた内幕が、このサイトhttp://seidoku.shueisha.co.jp/koyama.htmlに詳しく書かれている。
介護のドミノとは、よく言われるが、なかなか、介護は奇麗事ではすまない、リアルな現実との戦いのようである。
『パパはマイナス50点』は、今月9月26日に、集英社から発売される。

http://seidoku.shueisha.co.jp/koyama.html


[1490] Re:[1487] なんらかの「細菌」のようですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/24(Sat) 18:12  

ときさん。無明さん。
これは、中国の正式名「附紅細胞体病」または、「附紅血球立克次體病」で、英語名 「eperythrozoonsis、略称EP(Eperythrozoon suisのスペル間違いか?)」または、「Eperythrozoon」で、日本語名「エペリスロゾーン」で、リケッチャ病のようですね。
http://images.google.com.hk/images?q=tbn:t5g1aDjIq0YJ:www.nvri.gov.tw/veter-info/01/pic/001.jpg
http://www.dyjzbjb.com/88-12.htm参照
このサイトhttp://www.maff-aqs.go.jp/tetuzuki/b_3.pdfによると、エペリスロゾーンには、下記の五種類があるようですね。
エ ペリスロゾーン・オビス(Eperythrozoon ovis)エペリスロゾーン・スイス(Eperythrozoon suis)エペリスロゾーン・テガノデス(Eperythrozoon teganodes)エペリスロゾーン・テュオミ(Eperythrozoon tuomii)エペリスロゾーン・ウェニョニ(Eperythrozoon wenyoni)


[1489] Re:[1488] [1487] なんらかの「細菌」のようですが。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/24(Sat) 18:11  

> 赤血球に付着する病原体のようですね。細菌というよりもリケッチャでしょうか?リケッチャならテトラサイクリンが効きますよね。

 食品からの経口感染のようですので、リケッチアではないようです。リケッチアは、シラミがベクター(媒介動物)です。


[1488] Re:[1487] なんらかの「細菌」のようですが。 投稿者:無明 投稿日:2005/09/24(Sat) 16:17  

> 中国上海:「付紅体」感染症が蔓延中、外食は要注意【大紀元日本9月24日】
>http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d75271.html

赤血球に付着する病原体のようですね。細菌というよりもリケッチャでしょうか?リケッチャならテトラサイクリンが効きますよね。


[1487] なんらかの「細菌」のようですが。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/24(Sat) 15:22  

中国上海:「付紅体」感染症が蔓延中、外食は要注意【大紀元日本9月24日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d75271.html

『病状は、比較的隠蔽され、慢性進行型である。主な症状としては、倦怠感、眠気、起床時に吐き気、元気がない、顔色が悪いなどがある。病状が強い時には、上気道感染症、発熱、貧血、皮膚発疹、肝、脾とリンパ節の腫れ、腹痛、下痢、脳貧血などの症状が繰り返し現れる。』

『抗生物質のテトラサイクリンは「付紅体」感染に特効性がある。』 細菌感染であるのは確かなようですが。

はて? コレラにしては、症状が穏やか過ぎるような?
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050924%2D0030
それとも、コレラとある程度共存しちゃってるのか? となれば、公衆衛生の面からみれば、まだまだ、発展途上国のようです。

コレラ 2002年8月現在
http://idsc.nih.go.jp/iasr/23/271/tpc271-j.html
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

在中国日本国大使館HP
http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/01top.htm


[1486] Re:[1485] [1484] 猫の首に鈴を付けに行くのは誰? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/24(Sat) 13:39  

笹山さん。
>ただ、農林水産省側が、国民に対して説明責任を果たしていないということになるのでしょう。
  特に、牛タンなどの内臓肉ですね。7月のBSE2例目で米国のBSEステータスは、管理されたリスクか不明のリスクになった。日本が米国のステータスを評 価して、不明リスクとなると事実上輸入再開ができないことを国民に説明すべきです。仙台の牛タン屋さんとか焼肉店にとっては今後の経営をきめる問題です。 逆にお客になる消費者にとっては国際基準も満たさない肉を食べるのかどうかですね。
 それに、食品安全委員会も説明責任があります。そうでなければ、日本のBSE発生を受けて生まれた食品安全委員会は答申製造の審議会に逆戻りです。元の木阿弥です。

>すでに、勝負は決まっているということになりますね。
OIE 規約の4条件のうち、OIEで30ヶ月齢以下が諮問案では20ヶ月齢以下ですから外見的には厳しくなっています。ただこれはOIEでの生前・死後の検分の 条件と密接に絡んでいる。日本が押し込んだと農水省が言っている条項です。日本では牛のSRMも肉骨粉も全部焼却して、さらに飼料規制を強化して交差汚染 の抜け道を塞いで、2年たったから20ヶ月齢以下は死後の検分=BSE検査を外したわけですから。

 山内先生が、29回の審議で盛んに米 国の生前の検分を問題にしていたのも、この点から見るとおかしな物です。日本の21ヶ月、23ヶ月のBSEは健康な牛、廃棄牛ではなくて生前の検分を受け てと畜に廻された牛です。米国の生前検査が日本並みに丁寧になったとしても、見逃される可能性が高い。

 それで、死後の検分=BSE検査が焦点となります。米国の飼料の状況と交差汚染の起こる、起きてている率です。この点は、先日のFDAの”飼料規制強化案近日発表”で議論したことが問題だと考えます。日本が押し込んだという条項を生かせるか??

ひとつ気になるのは、無明さんのご指摘です。「ただ疑問なのは、日本には現在知られている発生頭数の10倍くらいの(いい加減な数字ですが)リスク物(肉骨粉や牛やら)が入ってこないと、今の発生数との数が合いません。」[1433]
1996 年に牛用飼料での肉骨粉の使用が禁止になっています。それ以降に生まれた牛の数が多い(8/20)のです。リスク物(肉骨粉や牛やら)の量が変わらないな ら、肉骨粉などのBSE増幅の割合、交差汚染、交差感染など理論モデルが現実と合っていないのではないでしょうか。過小に発生数をはじき出す理論モデルで はないでしょうか。基本的には同じ理論モデルで、米国の状況を評価しています。


[1485] Re:[1484] 猫の首に鈴を付けに行くのは誰? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/24(Sat) 10:42  

虹屋さん。
今回のOIEコード改定で、アメリカ側が言うように、「OIEは、骨なし牛肉については国のステータスにかかわらず貿易可能であることを公式に認定している」のは事実なのですから、すでに、今年春のOIEコード改定で、すでに、勝負は決まっているということになりますね。
ただ、農林水産省側が、国民に対して説明責任を果たしていないということになるのでしょう。

参考

新基準においては、「Article 2.3.13.13.規定の危険部位」を取り除いた牛肉の輸入については、

「物品特異的なリスク低減措置を実施すれば無視できるBSEリスク」(controlled BSE risk)の国からの輸入については、Article 2.3.13.10.で、

「不明のBSEリスク」(undetermined BSE risk)の国からの輸入については、Article 2.3.13.11.で、

定められているが、

「物品特異的なリスク低減措置を実施しなくても無視できるBSEリスク」(negligible BSE risk)の国からの輸入については、

Article 2.3.13.9.において、
「と殺前後の検査実施」のみが条件であって、
「危険部位を取り除く」条件はなく、
Article 2.3.13.1.規定の「BSEに関連したいかなる条件も要求すべきでない」物品( 無条件物品)に準ずる。

Article 2.3.13.10.

When importing from a country, zone or compartment posing a controlled BSE risk, Veterinary Administrations should require:
for fresh meat and meat products from cattle (other than those listed in point 1) of Article 2.3.13.1.)

the presentation of an international veterinary certificate attesting that:

1.

the country, zone or compartment complies with the conditions in Article 2.3.13.4.;
2.

ante-mortem and post-mortem inspections were carried out on all cattle from which the fresh meat and meat products originate;
3.

cattle from which the fresh meat and meat products destined for export originate were not subjected to a stunning process, prior to slaughter, with a device injecting compressed air or gas into the cranial cavity, or to a pithing process;
4.

the fresh meat and meat products do not contain:
1.

the tissues listed in Article 2.3.13.13.,
2.

mechanically separated meat from the skull and vertebral column from cattle over 30 months of age,

all of which have been completely removed in a manner to avoid contamination of the fresh meat and meat products.

http://www.oie.int/eng/normes/mcode/en_chapitre_2.3.13.htm


[1484] 猫の首に鈴を付けに行くのは誰? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/24(Sat) 10:37  

笹山さん。まりちゃんさん。
米国はネグリジブル・リスクということを前提に諮問案も伊地知大臣官房参事官も有ったということで はないでしょうね。ネグリジブル・リスクなら、諮問案はOIE基準より厳しい内容です。7月の米国2例目が米国産牛であったことが大きく響いているので は、農水省・釘田衛生管理課長はこういっていますから、
「一番上のカテゴリーはネグリジブル・リスクと言って、無視できる、無視し得るリスク。2 つ目が、コントロールド・リスク。管理されたリスク。最後が不明のリスクという、この3つのカテゴリーでございまして、一番上のカテゴリーは、国内産牛で 発生があった場合は最終発生から7年以上経過していることというのが条件になりますので、客観的に考えれば、これには該当し得ないだろうというふうに思い ます。米国側の理解もそれに沿ったものだというふうに承知しております。」8/1、28回部会
 
 釘田課長はつづけて横山専門委員からの 「米国で国産牛でBSEが発見されたけれども、これによってその諮問を取り下げることはないのか」という質問に答えています。それを読むと、国際基準 (OIE基準)を上回ることとなる検疫措置を実施しようという趣旨の発言がない。(下参照)その後の審議でもこの点は取り上げられていない。いわば、裏口 からそっと取り下げられた格好になっている。
 牛タンなど内臓肉は別扱いになる点は、米国側は気づいています。「OIEは、骨なし牛肉については 国のステータスにかかわらず貿易可能であることを公式に認定している」7/11付け クリフォード米国首席獣医官からの書簡で釘を刺していますから。課長 さんの発言で分かるように、農水省・リスク管理者も気づいている?横山先生の質問でわかるように専門委員の方も気づいている?しかし誰も言い出さない。


釘田課長の発言
あと先ほどの横山専門委員からの御質問について、簡単に御説明したいと思います。

ま ず我が国はいつからBSE対策の方針を転換したのかと。従前は発生国からは輸入禁止という対応を取っていたのではないかということだと思いますが、これに ついては諮問をした際の説明資料にも記載されてございますけれども、動物畜産物の防疫についてはSPS協定という国際的なルールございます。このSPS協 定によりますと、関連する科学的な根拠が不十分な場合には暫定的な検疫措置を採用することができるということになっておりまして、ただし、この場合は客観 的なリスク評価のために必要な情報を得るように努め、また適当な期間内に当該検疫措置を再検討するということにされております。

また、科学的に正当な理由がある場合、または適切なリスク評価を行った場合には、国際基準よりも高い水準の検出値を導入することができるというふうにされております。これがSPS協定の考え方でございます。

従 来、我が国はBSEにつきましては、客観的なリスク評価を行うために十分なその科学的な根拠が得られていないという事情を踏まえまして、発生と同時に輸入 を停止するという対応を取ってきたところでございまして、EU諸国を始め米国、カナダについても同様な対応を取っております。

その後、こ の米国、カナダからは輸入再開の要請を受けまして、技術的な協議を行ってきたところでございまして、その結果を踏まえて、現在「食品安全委員会」にその科 学的なリスク評価をお願いしているということでございまして、このような手続はまさにこのSPS協定に定められた手続に即したものであるということでござ います。

したがいまして、BSEに関する輸入検疫措置の方針を変更したということではなくて、私どもはこのSPS協定、国際的なルールに即した対応を今、行っているところでございます。

そ れから、米国で国産牛でBSEが発見されたけれども、これによってその諮問を取り下げることはないのかというような質問だったかと思いますが、これにつき ましても再三御説明しているところでございますが、米国では一昨年の12 月に初めてのBSEが確認されまして、日本では直ちに米国からの牛肉の輸入を停止いたしました。その後、その牛はカナダ生まれの牛であったということが判 明したわけですけれども、現地調査の結果や国際調査団の調査結果等を踏まえまして、米国、カナダのBSEリスクは一体であるという考え方の下で輸入禁止措 置を継続しているところでございます。

その後、まさに米国では1頭、国内産のBSEが見つかりまして、また今2頭目が検査中ということに なっておりますけれども、いずれにしましても米国には一定のBSEリスクがあるということを前提としまして、これまで協議を進めてきて、またそういう前提 の下で輸入再開条件を現在諮問しているところでございますので、国産牛で発生したことによって、この諮問の前提が変わることはないというふうに考えている ところでございます。


[1483] 各種食品に含まれるトランス脂肪酸含有量 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/24(Sat) 08:21  

100グラムあたりのトランス脂肪酸含有量(グラム)

フレンチ・フライ 5.22
パウンド・ケーキ   5.43
スナック・クラッカー 5.87-8.41
ドーナッツ    6.91
カラメル閉じのミルクチョコレート・クッキー   6.92
クリーム詰めサンドイッチ・クッキー   4.87-7.09
チーズクラッカー    7.43
電子レンジ用ポップコーン   7.4-7.65
タコスの皮      7.98
チョコレート・チップ・クッキー 4-9.04
ポテトチップス   10.64
瓶詰めマーガリン 4.05-11.3
ポップコーン・オイル 12.37
スティック・マーガリン 13.02-25.06
スプレッド 2.79-25.78
ショートニング 12.98-32.55

http://www.findarticles.com/p/articles/mi_m1608/is_5_19/ai_100545103


[1482] Re:[1481] 26日に間に合わないが、食品安全委員会の「食の安全ダイヤル」に質問を送ってみました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/24(Sat) 07:39  

虹屋さん。まりちゃんさん。
ご紹介の文中の農林水産省・伊地知大臣官房参事官の発言では、昨年10月23日に、米国産牛肉の日 米高級事務レベル会合で合意した牛肉輸出証明(BEV)プログラムのリスク評価のうえで、「その結果を踏まえて国際基準(OIE基準)を上回ることとなる 検疫措置を実施しようとするものでございます。」というのですが、昨年合意の日米高級事務レベル会合においては、再検討されるべき情報には、次のものが含 まれていますね。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=125参照
-上記4で述べた両国共同の科学的協議によって利用可能な情報
-再検討すべきOIE基準にもとづいた、アメリカのBSEの状態
-アメリカの拡大サーベイランスプログラムの結果
-アメリカの飼料規制
-アメリカで実施中のBSE改良施策の範囲
-BSE検査のカットオフ月齢
これらについては、「日本の場合、これは、食品安全委員会の検討にゆだねられる。」とありますので、そのリスク評価と、「再検討すべきOIE基準にもとづいた、アメリカのBSEの状態」を検討するということなのでしょう。
しかし、そもそも、おっしゃるような「@OIE規約での牛肉と内臓肉での諸条件を米国の国内規制及び日本向け輸出プログラムが満たしているか」については、今年4月のOIE規約改定に関する審議でクリアーされているという考え方なのでしょうかね。


[1481] 26日に間に合わないが、食品安全委員会の「食の安全ダイヤル」に質問を送ってみました。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/23(Fri) 21:40  

第30回プリオン専門調査会に出された 吉川座長のたたき台について、まりちゃんさんの真似をして質問を送ってみました。

◎「1.1 経緯」のついて
たたき台の「1.1 経緯」で、国際基準であるOIE規約との関連が一言も触れられていない。
  今回の諮問、審議の基本的性格は、平成1 7 年5 月2 6 日の第9 6 回食品安全委員会(本委員会)で、農林水産省・伊地知大臣官房参事官は「今回の諮問は輸入停止以降、リスク評価のための情報収集を行ってきたことを踏まえ まして、一定の輸入条件(現在の米国の国内規制及び日本向け輸出プログラム)でのリスク評価をいただき、その結果を踏まえて国際基準(OIE基準)を上回 ることとなる検疫措置を実施しようとするものでございます。」(議事録5ページ、カッコ内は弦巻が加えた)厚生労働省の松本大臣官房参事官は米国から輸入 される牛肉及び牛の内臓を食品として摂取する場合と、我が国でとさつ解体して流通している牛肉及び牛の内臓を食品として摂取する場合の牛海綿状脳症に関す るリスクの同等性についての意見を求めるもの」としている。

 すなわち、審議の焦点は@OIE規約での牛肉と内臓肉での諸条件を米国の国 内規制及び日本向け輸出プログラムが満たしているかAそれを上回ることとなる検疫措置であるかBこれらの条件・検疫措置の結果、日米の牛肉と内臓肉の BSE牛海綿状脳症に関するリスクの同等性が確保されるかになる。

 しかし、国際基準であるOIE規約との関連がこのたたき台では、触れられていない。国際基準(OIE基準)を上回ることとなる検疫措置の実施は国民全てが望むものであり、この点を明確にしていただきたい。

◎「2.1 侵入リスクの比較」「2.2暴露・増幅リスク」について
まりちゃんさんの質問と内容的に重複するのでカット。

◎「2.3サーベランスによる検証」について
★ その1
米国の拡大サーベランスの結果の信頼性について何も触れていない。その為、データの扱いが不適切である。
米国の拡大サーベランス計画は、米国の資料に拠ればと畜の際の廃棄牛の全て約19.5万頭/年と死亡牛の一部、原因不明で死亡した牛など約25万頭/年である。
 その実績は、2004年6月から2005年3月までが、6月10日に提出された補足資料の47ページにある。2004年6月から2005年7月3日まのデータが7月8日に提出された補足資料の61ページにある。

 計画に比べ30ヶ月齢以下の牛が1頭しか検査されていない、廃棄牛が計画の約16.5%と大幅に不足で、死亡牛は約128%と逆に超過している。こうした、拡大サーベランスの実績から、まずその調査の信頼性を評価がたたき台には必要である。

★ その2
計 画では、月齢によるサンプルリングの制限はない。例えば廃棄牛の計画の算出根拠は、FSIS(食品安全検査局)の2002年度廃棄データでは全ての廃棄牛 が全と畜数の0.57%であり、計画はそれをそのまま使っている。廃棄データは、雄牛(種牛、全体の廃棄牛の0.8%)去勢牛(6.4%)経産牛 (Cows、77.3%)未経産牛(Heifers、4.8%)子牛(10.5%)である。去勢牛と未経産牛は食用にされる牛で、ほとんどが30ヶ月齢以 下と米国は主張している。子牛は生後20週齢以下である。拡大サーベランスは計画段階では月齢による制限はしていない。しかし30ヶ月齢以下の牛は1頭し か検査されていない。サンプリングで30ヶ月齢以下除外のバイアス(偏向)がかかっている。

 今回の諮問は去勢牛と未経産牛の牛肉、内臓肉であり、これの牛群からでる廃棄牛からは殆どサンプリングされていない。計画では検査対象であるが、実際には殆ど検査されいないのは、拡大サーベランス結果の致命的欠陥ではないか。
また、逆に30ヶ月齢以上である経産牛(Cows)の廃棄牛19.5万×77.3%、約15万頭から殆どのサンプルが採られていると結果から推測できる。

★ その3
  廃棄牛の検査数は、2004年6月から2005年3月までの期間では約3000頭/月である。05年4月5月6月は3ヶ月間で2337頭(34693- 32256) である。廃棄牛の発生数がこの3ヶ月間は三分の一に減ったのであろうか。サンプリングに変化が起こったのであろうか。

  05年4月に発効した北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策(Report of the North American Chief Veterinary Officers on Harmonization of a BSE Strategy)には「老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛、たとえば、輸送の途中で傷ついたような場合には、獣医は、BSEの症状とは一致 しないものとの決定を下すことが出来る。」という項目がある。つまり廃棄牛のサンプリングで獣医の裁量で、サンプリングから除くことに4月からなってい る。この影響である。BSE牛は輸送の途中で傷つかないのであろうか??これは、拡大サーベランスの信頼性を阻害する決定で、サンプリングに加えられたバ イアス偏向であるが、公表された計画にはのっていないし、米国からの提出資料にもない。
北米三国の統一BSE対策の原文はhttp://www.usembassycanada.gov/content/can_usa/madcow_bseharmonization.pdf

★ その4

 05年4月以前は、約3000頭/月であるが、これは計画案の約20%、経産牛(Cows)の廃棄牛に限定しても約25%でしかない。つまり拡大サーベランスには、米国の資料にはないバイアスが廃棄牛のサンプリングでは当初からあったと推測できる。

  このように拡大サーベランスの廃棄牛のデータは、サンプリングに様々なバイアスが、計画にはない公表されていないバイアスがかかっている。その結果の信頼 性は非常に低い。とくに今回の諮問は去勢牛と未経産牛の牛肉、内臓肉であるが、これの牛群からでる廃棄牛からは殆どサンプリングされていないことは、拡大 サーベランス結果の致命的欠陥ではないか。

★ その5
米国の拡大サーベランス計画は、死亡牛は約25万頭/年からのサンプリング である。肉用繁殖雌牛の原因不明で死亡した牛約10万頭と 乳用雌牛の原因不明で死亡した牛、歩行障害または怪我で死亡した牛、運動失調の症状を呈して死亡した牛の約15万頭である。計画段階で肉用繁殖雌牛の歩行 障害または怪我で死亡した牛、運動失調の症状を呈して死亡した牛が対象から外されて理由は不明である。農水省・釘田衛生管理課長によれば「その中でB S E に特徴的な症状を示したような牛。そういった症状を示した上で死亡した牛」(27回専門部会議事録11ページ)。またこれらの牛を特定捕捉する方法も不明 である。「何をもって、例えば、農場死亡牛、あるいはB S E症状を示した死亡牛というのは、どうやって補足しているのかよくわからないところもございます。」(農水省・釘田衛生管理課長 27回専門部会議事録 42ページ)

 実績をみると、死亡牛は04年6月から05年7月までの13ヶ月で34.8万、年間32.1万、計画比約128%と大幅に 超過したサンプル数になっている。04年6月から05年3月までは、119%。4,5,6月では157%。明らかに、4月、5月、6月の3ヶ月間の死亡牛 サンプルが異常に多い。日本の死亡牛検査では、この時季にこのような大きな死亡牛数の季節変動は見られない。肉用繁殖雌牛は春仔の出産時の死亡が3月4月 に多いが、それはサーベランスの捕捉対象の原因不明で死亡した牛にはならない。この増加は、死亡率や死亡原因の季節変動では説明がつかない。

  採取場所の内訳が2004年6月だけ公表されている。20%はと畜場(ダウナー牛・死亡牛・病牛・傷害牛専用と畜場)、30%はレンダリング工場、40% は廃品回収所で収集したもので、農場などからは10%。このような場所で、上記の死亡原因の牛だけ選別することは可能だろうか。2例目のBSE牛のサンプ ルは、5頭分が混じっていた。

★ その6
米国が2004年3月に公表したサーベランス計画Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) Surveillance Plan March 15, 2004の2ページのClinical Presentation Criteriaには次のような項目がある。
4. Dead cattle Any dead cattle where the specimen is of diagnostic quality and the cause of death and/or clinical signs prior to death, if known, do not preclude it from the targeted population.

 原因不明で死亡した牛は本来のサンプル対象になっていますから、それ以外は死亡原因 がわかっている牛です。その死因がわかる牛のうち、歩行障害または怪我で死亡した乳牛、運動失調の症状を呈して死亡した乳牛は計画のサンプル採取対象、そ れ以外は計画では対象外です。しかし先の規定は、それらの死因がわかる死亡牛もサンプル採取対象から排除しないとなっています。つまり、どんな死亡牛から サンプルを採取してもよいのです。

 計画の対象死亡牛を特定捕捉する方法も、計画以上の死亡牛サンプル数が集められる理由も、これで分か ります。B S E に特徴的な症状を示した上で死亡した牛だけのサンプルを集める計画が、実際にはどんな死亡牛からもサンプルを採取している。サーベランスの質は、計画より も実績がはるかに劣化している。

 また山内専門委員が指摘する「アメリカの場合だったら、結局死んだ牛だったら、それでもうそのまま自分 のところで処分してしまうと。といったようなことだったら、検査に回ってこないのではないかと。だから、実際に死亡している牛のどれぐらいが検査に提供さ れてきているのか、されるんだろうかという、その点がよくわからないんです。」という問題もある。日本には牛の登録の法的制度があるが、米国にはない。こ のため、死亡牛を農場で処分されても、USDAは知りようがない。
サーベランス計画の原文は http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse/BSE_Surveil_Plan03-15-04.pdf


★ その7

こ のように米国の拡大サーベランスは、04年3月に公表された計画と実績が全く別物である。死亡牛は、B S E に特徴的な症状を示した上で死亡した牛だけのサンプル選別を計画しながら実際は死因を問わず集めている。廃棄牛は、3月の計画数は月齢を問わず全ての廃棄 牛である。しかし05年7月22日のBSE に関する専門家及び実務担当者会合(WG)報告書によれば「30 ヶ月齢以上の高リスク牛を対象」と米国は説明している。7月27日に米国が提出した資料では廃棄牛のサンプル数は計画通り19.5万頭である。実務担当者 会合での説明からすれば約15万頭前後に減らされていなければならない。また、05年4月からの北米三国の統一BSE対策の実施により廃棄牛からサンプル が採られる数が激減しているが、7月の実務担当者会合では説明がない。余りに不誠実である。
 廃棄牛のサンプリングには、と畜場で獣医が分別しているにもかかわらず約75%がサンプルを採られていない。不明なバイアス偏向がかかっており、そのサンプリングは信頼性に乏しい。

 また米国BSE2例の検討から、サンプルの検査に日本は確定検査にウェスタンブロットWB法とI H Cを併用しているのに米国はI H Cだけであったことや用いた抗体の性質から「米国の検査では感染牛の見逃しがある」が、28回の審議で確認されている。

 このようなデータでは、現在の飼料規制の有効性を評価するのは難しい。たたき台で吉川座長は制度的に「米国では一定の割合で交差汚染が起こる可能性が否定できない」としているが、その可能性が現実になって、どれ位BSEが発生しているかを知ることは不可能ではないか。

  たたき台では、米国の拡大サーベランス結果から、若齢牛でのBSE数を外挿法で求めている。米国の拡大サーベランス結果は、信頼性、信用性に乏しい。制度 的に「米国では一定の割合で交差汚染が起こる可能性が否定できない」。これに対し日本では制度的には交差汚染が起きる抜け道はない。外挿法は使えないので はないか。


[1480] Re:[1478] [1477] [1474] ショートニングに含まれるトランス脂肪酸 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/23(Fri) 21:32  

まりちゃんさん。
これは、飽和脂肪酸(Saturated fats)のほうが、トランス脂肪酸(Trans fats)より害が少ない、特に子供のアレルギー対策には良い、という説
http://www.mercola.com/2001/jun/27/diet_allergies.htm
http://www.mercola.com/2004/sep/8/saturated_fat.htmにもとづく動きでしょうね。
飽和脂肪酸の主原料は、outdoes butter −これは、なんと訳すのでしょうか?「極上バター」とでも訳すのでしょうかね?−だそうです。

http://lowfatcooking.about.com/od/lowfatbasics/a/fats1004.htm参照

http://www.recombinomics.com/whats_new.html


[1479] Re[284] 国民保護ポータル 投稿者:CHaos 投稿日:2005/09/23(Fri) 20:56  

笹山様

久しぶり覗いてみたら
----------------------------------
「国民保護ポータルサイト」は、
平成17年9月30日午前11時頃から、
http://www.kokuminhogo.go.jp/に移動します。
---------------------------------------------
ということで、政府系のサイトに移るそうです。
小冊子(pdf)もコンパクトにまとまっています。
現在はまだ http://www.kokuminhogo.com/


[1478] Re:[1477] [1474] ショートニングに含まれるトランス脂肪酸 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/23(Fri) 20:21  

笹山さん、こんばんは。
ソースを失念して申し訳ないのですが、トランス脂肪の含有量を減らすために、含有量の多い油から牛脂などの動物油脂に切り替える動きも出てきたという話を見ました。

それはそれで、その動物油脂がどういう性質のものか、レンダリングの油脂なのか、その点もちょっと気になっています。

レンダリングプラントは一般に公開されてませんので。。


[1477] Re:[1474] ショートニングに含まれるトランス脂肪酸 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/23(Fri) 19:25  

桃太郎さん、まりちゃんさん、虹屋さん。
トランス脂肪酸のない製品開発は、世界的には、進んでいるようですね。
2006年からのアメリカでのトランス脂肪酸含有表示を義務づけたthe Nutritional Labeling Education Act法の施行を控えてのものと思われます。
また、WHOのトランス脂肪酸含有推奨値は、全食品エネルギーの1パーセント以下となっています。
ショー トニングについては、ADM(Archer Daniels Midland Company )が、今年の年末までに、ゼロ・トランス脂肪酸のNovaLipidの生産設備増強に踏み切ることになっているようですし、オランダのLoders Croklaan社も、ゼロ・トランス脂肪酸のプラントをロッテルダムに作っているようです。
クリスコでは、すでに、『 Crisco Zero Trans Fat Shortening』という商品を販売しております。
ヨーロッパの動きですが、デンマークでは、すでに2003年にトランス脂肪酸の全面禁止を打ち出しています。
デンマークの Daniscoのゼロ・トランス脂肪酸製法としては、非水素添加オイルの混合物を乳化剤と混和させて、水素部分添加と同じ特性のものを作り上げるというもののようです。
デンマーク以外のEUでは、まだ、追随する動きにはなっていませんが、アメリカの動きに触発されて、動きは、高まってくるものと思われます。
日本の業界も、安閑としてはいられない状況になってまいりました。
私どもも、この際に、声を大きくしていかなければならないものと思っております。

http://thesoydailyclub.com/Ingredients/adm03182005.asp
http://www.foodnavigator.com/news/news-ng.asp?id=53120-guidance-for-new
http://www.tfx.org.uk/page31.html
参照

トランス脂肪酸の食品表示に関するFDAのQ&Aは、こちらのサイト『Questions and Answers about Trans Fat Nutrition Labeling』http://www.cfsan.fda.gov/~dms/qatrans2.htmlをご参照ください。

http://www.cfsan.fda.gov/~dms/qatrans2.html


[1476] Re:[1474] ショートニングに含まれるトランス脂肪酸 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/23(Fri) 11:50  

安井至さん「トランス型脂肪酸はどのぐらい問題か」に以下の説明があります。

A君:やっと水素化とは何か、の説明がで きる。植物系の油脂は、多くの場合液体。これは、脂の融点が低いということを意味し、分子的には、不飽和脂肪酸が多いことを意味する。しかし、バターのよ うな固形物を植物性の油脂から作ることも可能。それは、不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に変えてやればよい。そうすると融点が上がって、固形物になる。

B 君:不飽和とは、水素が不足して二重結合ができているのだから、水素を足してやればよい。水添という方法を使う。通常の反応条件は、ニッケルを触媒として 使用し、130〜200℃、0.5〜4気圧というもの。この際、トランス型の脂肪酸に変わってしまう。最大45%だそうだ。

>A君:ところが、白金を触媒とする方法が発明されて、これによれば、トランス型は5〜10%に抑えられるが、まだ一般的にはなっていない。

水素添加油脂の話と新しい触媒の話。情報は

http://www.engelhard.com/documents/Engelhard%20Oil%20&%20Fats%20Intl%20article.pdf


[1475] Re:[1474] ショートニングに含まれるトランス脂肪酸 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/23(Fri) 11:44  

> 今まで使っていたJTのプルニエ・ファミリーというショートニングにはとんでもない量のトランス脂肪酸が使われていることがわかりました。重量比で夏用 24%冬用19%。単純計算すると、菓子パンを1個食べると1g、食パンでは1枚で0.3g程度のトランス脂肪酸を摂取することになります。これはJTに も電話して確認して調べましたので信用出来る数字だと思います。現在JTでもトランス脂肪酸の少ないショートニングを開発中だということです。つまり現在 も、非常にトランス脂肪酸の多いショートニングが流通しているということのようです。
>

パンやお菓子にどのくらいの油脂を使うかで、参考にさせていただいているページなのですが、脂質が1個につき、20gとか、かなり高カロリーなものも存在します。
http://www.yamazakipan.co.jp/products/eiyou/kashipan.html
http://www.yamazakipan.co.jp/products/eiyou/yougashi.html
ということはどんな油脂を使っているかがとても大きな問題になると思われます。山崎さんはどんな植物油脂やショートニング、マーガリンを使われているんでしょう。こういうのを食べるのは育ち盛りの子供や学生が多いように思われますが。


[1474] ショートニングに含まれるトランス脂肪酸 投稿者:桃太郎 投稿日:2005/09/23(Fri) 11:15  

以前からちょくちょく取り上げられているトランス脂肪酸についてです。私は日本ホームベーキングスクールという家庭でパンを作る教室に 通っています。そこでショートニングに入っているトランス脂肪酸が問題になりました。10月から改善される予定だそうですが、今まで使っていたJTのプル ニエ・ファミリーというショートニングにはとんでもない量のトランス脂肪酸が使われていることがわかりました。重量比で夏用24%冬用19%。単純計算す ると、菓子パンを1個食べると1g、食パンでは1枚で0.3g程度のトランス脂肪酸を摂取することになります。これはJTにも電話して確認して調べました ので信用出来る数字だと思います。現在JTでもトランス脂肪酸の少ないショートニングを開発中だということです。つまり現在も、非常にトランス脂肪酸の多 いショートニングが流通しているということのようです。



[1473] インドネシア・ラグナン動物園関係・鳥インフルエンザ感染者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/23(Fri) 10:02  

1.Sulianti Saroso Hospital 入院の来園者の感染者

2005/09/22日入院者

Yenina (10歳)−動物園に訪れただけ
Alfa Pratama (1.5 歳)- 動物園に訪れただけ
Mukalim (19歳)-動物園で゛、直接、鳥たちに触れた
15歳の男性
二人の来園者
三人の両親(9月15日に動物園来園)

そのほか、115人の来園者が、軽いフル症状だったが、入院せずに帰宅

2.Sulianti Saroso Hospital 入院の動物園従事者の感染者

Abdul Muntalib−給餌係

Ari Seytonini-ツアーガイド

http://www.recombinomics.com/News/09220501/H5N1_Zoo_Pandemic.html
http://www.recombinomics.com/News/09220502/H5N1_Zoo_Treatment_115.html
http://www.recombinomics.com/News/09220503/H5N1_Jakarta_9.html参照


[1471] アイダホのヤコブ病感染疑いは8人になっちゃったみたいです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/23(Fri) 07:17  

SUSPECTED CASES OF CREUTZFELD-JAKOB DISEASE
Sep 21, 2005
http://www.kpvi.com/index.cfm?page=nbcstories.cfm&ID=2519
人口はうろ覚えですが、140万人とかじゃなかったでしたっけ???



[1470] トリ→ヒト、まだ、ありえない方にかけるが。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/23(Fri) 00:18  

 ただし、もしそれを想定しておかなければならないというのであれば、「トリ→ヒト」と同様に、「ヒト→トリ」も想定しておかなくてはならないだろう。

 ウイルスの種特異性の原則が、いまだ、ウイルス学の原則であり、一つのウイルスが、さまざまの種の壁を越えて、同時に種の異なる細胞で増殖可能だということは、RNA型であろうとDNA型であろうと、実証されていない以上、まだ認めるわけにはいかない立場であります。

 宿主域の異なるウイルスに、大量に暴露した場合、ごく当然の異物排除認識による、「非特異的」免疫反応は起こりうるものだとは思います。その感受性によって(個体差がある)、激しいアレルギー反応で、死にいたる場合もあるでしょう。(いわゆるアナフィラキシーショック)
 ただし、それは、ウイルス感染から細胞内でのウイルス増殖によるものではないのである。花粉症の極度に激しいものと同じ起こり方である。(花粉症では起こりにくいですが、メカニズムは同じ。)

 私は、今のところまだ、「トリ」→「トリ」のウイルスと、「ヒト」→「ヒト」のウイルスは、分けて考えたほうが良いと思っています。ウイルス感染症対策もしかり。


[1469] Re:[1467] インドネシア特有の問題がある。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/23(Fri) 00:03  

笹山様

情報ありがとうございます。

このRecombinomicsの記事によれば、インドネシアは国産ワクチンによる鳥インフルエンザの抑制を推進してきましたが、160万羽という膨大な数の鶏がH5N1に感染していたことから、彼らのアプローチには疑問が持たれているようですね。

>また、DIVAシステムが機能しないということは、むしろ、リスク管理の点での問題や、社会的ソフトインフラの欠如が大きく作用しているということでしょう。

インドネシアの鶏用ワクチンは、ワクチン株選定の段階から実施を含めて、合意された国際ルールであるDIVAシステムを無視していると言っても過言ではないですね。いわば無茶苦茶です。

1.6 Million Chickens Bird Flu Infected in Indonesia

Recombinomics Commentary
March 16, 2005

>Infection of 1.6 million birds with H5N1 is cause for concern. Although Indonesia has elected to control bird flu spread by using locally manufactured vaccine, the large number of infected birds raises questions about the success of such an approach.

http://www.recombinomics.com/News/03160503/H5N1_Indonesia_Million.html


[1468] 食器にご注意 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/22(Thu) 23:56  

【中国】中国製食器がEUからノー連発、有害物質汚染の恐れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000018-scn-int

国産でも以前問題になっていたような。
100円ショップなどの食器は輸入が多そうですが、検査してるんですかね?


[1467] Re:[1464] [1450] [1444] インドネシア特有の問題がある。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 23:14  

鶏ぴあさん。ときさん。
このRecombinomicsは、まだ、インドネシアにヒト感染鳥インフルエンザが発生していない時期の記事ですが、インドネシア特有の問題として、次のようなことを挙げていますね。
第一は、ローカルで製造した民間ワクチンの利用が広く行われていること。
第二は、デング熱と鳥インフルエンザとの診断間違いが、頻繁に行われていること。
第三は、家禽に H7N1 と H5N1とのデュアルの感染が見られること。
このようなインドネシア特有の問題もあるということですので、インドネシアから、普遍的な公式を生み出すには、ちょっと無理がありそうです。
また、DIVAシステムが機能しないということは、むしろ、リスク管理の点での問題や、社会的ソフトインフラの欠如が大きく作用しているということでしょう。

http://www.recombinomics.com/News/03160503/H5N1_Indonesia_Million.html


[1466] Re:[1458] 今年に入ってからのインドネシアのH5N1の遺伝子塩基配列は、まだ、公開されていない。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/22(Thu) 22:52  


笹山様 情報ありがとうございます。

> 下記サイトでわかるように、これまで公開されているインドネシアのH5N1の遺伝子配列は、次の分だけであり、今年6月の分はまだ公開されていないようだ。
> しかし、ジャカルタ空港で死んだ37歳の労働者の遺伝子配列を分析した香港大学のMalik Peiris氏によれば、今回のH5N1は、家禽から発見されたH5N1とほぼ同じものであり、ヒト用にミュートしてはいないとの事である。

こ れはウイルスの全ての塩基配列が分析されたのではなく、分析が終わった一部を比較した結果のようですが、犠牲者のH5N1ウイルスが家禽から発見された H5N1とほぼ同じですから家禽からの感染を疑わせます。また、H5N1によるヒトの死亡率は100%を維持していると書かれています。

http://www.recombinomics.com/News/09210505/H5N1_Indonesia_Recombination.html


[1465] ジャカルタで鳥インフルエンザ拡大・女児2人も死亡か 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/22(Thu) 22:39  


他紙には「ジャカルタで鳥インフルエンザ拡大」と書いてありますから、「インドネシアで感染拡大」という表現は不適切かも知れません。

ジャカルタで鳥インフルエンザ拡大・女児2人も死亡か
  【ジャカルタ=代慶達也】インドネシア保健省は21日、首都ジャカルタで鳥インフルエンザに感染した疑いがある女児2人が相次いで死亡したと発表した。現 在検査中だが、確認されれば同国で合計死者数は6人となる。同首都圏では鳥インフルエンザが拡大、感染の疑いのある患者も9人に増えている。

  死亡したのは北ジャカルタ在住の5歳の女児と東ジャカルタ在住の2歳の女児。2人とも入院先の病院で同日午前に死亡した。同国の感染者はこれまで南部中心 だったが、2人の女児の感染が確認されれば「1000万都市ジャカルタの全域に感染源が広がったことになる」(保健省)。

 同国では7月にジャカルタ南部の父娘3人が鳥インフルエンザが原因で初めて死亡、今月10日には南ジャカルタで女性が亡くなった。 (23:19)



> WHO、鳥インフルエンザ拡大との見方を否定
> 2005年 09月 22日 木曜日 19:22 JST
>http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=9726992&section=news
> 《WHOは、感染件数が増加しているのは、インドネシア政府の監視強化により、これまで発見されていなかった事例が明らかになってきているためではないかと指摘。鳥インフルエンザが人間から人間に感染する危険が高くなっているという証拠はない、とした。》
>
>

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050921AT2M2102821092005.html


[1464] Re:[1450] [1444] 「インドネシア感染拡大の原因は鶏ワクチンでは」は限りなく間違いに近い。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/22(Thu) 22:31  


こんばんわ 論点がずれているようですが、

>  鳥ウイルス感染症のワクチンによって、ヒトの感染症が起こるというのは、事実としてありえないことです。実験でも、ヒト細胞で増殖はまだ可能にはなっておりません。

鳥インフルエンザは人獣共通感染症です。
従って、鶏用ワクチンの使用によってサーベーランスが困難になり、その結果、ヒトの感染リスクが増加する可能性があるということです。

>  これでは、まるで、カルトの教義の押し付けと同じです。鶏ビア氏よ、いい加減にされては? 農水省の対策指針を擁護したいのは十二分にわかりましたので、それを追認する過度のカキコミはおやめくださいませ。

それは間違いです。
実際、インドネシアでもベトナムでも鶏用ワクチンの効果が認めがたいということです。実験室データでは有効性が認められるそうですが、現実には有効性に疑問を感じています。
これは科学です。


[1463] Re:[1451] 実は「疫病」とは 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/22(Thu) 22:20  


こんばんわ

インドネシアでは鶏のインフルエンザに罹った子供たちが次々と死んでいます。終息の見込みもありませんが、いかがでしょうか?

>  罹ったもの勝ちです。早く済ましてしまうことが、生き延びるのに、より有利となります。
>  つまり、感染源を隠蔽してしまえば(たえずウイルスは供給され)、周辺は、一時的に大流行をしますが、結果、感染を受けても発症しないものだけが生き残 り、やがては、そのウイルスがあろうがなかろうが、へっちゃらになってしまいます。その過渡期が「流行」です。やがては、自然に終息してしまいます。全部 罹って経験しておわり。
>


[1462] 「監視強化により、これまで発見されていなかった事例」 投稿者:とき 投稿日:2005/09/22(Thu) 20:56  

WHO、鳥インフルエンザ拡大との見方を否定
2005年 09月 22日 木曜日 19:22 JST
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=9726992&section=news
《WHOは、感染件数が増加しているのは、インドネシア政府の監視強化により、これまで発見されていなかった事例が明らかになってきているためではないかと指摘。鳥インフルエンザが人間から人間に感染する危険が高くなっているという証拠はない、とした。》


◆鶏飼い時事(じじい)…『養鶏新生日本への道』(2005.9.219)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza195.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『いっそ日本は鶏なんか飼わないで、全部を困った国から輸入してあげたほうが良いとさえ思いますし、そのほうが大多数の民意にも沿うような気がします。』

 本当に、ここまで、養鶏家の心を荒廃させたら、国家にとっての多大なる損失です。(と、私は思います。)
 小規模零細でも、やけを起こさずに、わかる人にだけ、作って供給いただきますよう、よろしくお願いいたします。莫迦な人間を相手していても、腹がたつばかりです。

『清 浄国論の旗のもと、反ワクチン教育をまるで国是のようにやって来た手前、その同じ学者達が、この段階で手のひらを返したように反対の方向に行く訳にはいか ない。譬えは悪いが軍事大国日本が原爆を落とされ、一億玉砕の瀬戸際まで行かないとポツダム宣言は受け入れられなかったのと同じです。われわれ鶏飼いはそ れを察した上で、敗戦で焼け野原になった後の(A級OOはどうかな)新生日本の養鶏を考えるべきかなと思います。いえ、あくまで我々だけの問題です。』

 白洲次郎のようにじっとしている心構えも必要でしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E6%B4%B2%E6%AC%A1%E9%83%8E
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062129671


[1461] Re:[1459] [1453] ブッチャケ市民派議員による「マジ民主主義」  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 20:45  

ときさん。
同じような感じもっている人って、いるんですね。
ニート担当相 ってのは、いえてる。
一応、トラバ打っときました。


[1460] リンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 20:42  

「提督の野望 海軍広報」http://teitoku.sakura.ne.jp/blog/
に、私のブログ記事『郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳-』「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳-をリンクいただいております。
光栄です。

http://teitoku.sakura.ne.jp/blog/


[1459] Re:[1453] ブッチャケ市民派議員による「マジ民主主義」  投稿者:とき 投稿日:2005/09/22(Thu) 20:32  

>欲そのまま、生そのままの市民ニーズを嗅ぎ取り、「マジ民主主義」志向の下に、ちと、本音っぽい、きわめてRawな政策要望実現に向かう新市民派に育ってもらえれば、このうえなき幸せなのであるのだが。
> マジかって?
> いえ、マジですよ。

September 22, 2005
自民党の劇薬新人 杉村太蔵
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200509221611.html
『タイゾー効果』

 ご紹介まで。


[1458] 今年に入ってからのインドネシアのH5N1の遺伝子塩基配列は、まだ、公開されていない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 19:44  

下記サイトでわかるように、これまで公開されているインドネシアのH5N1の遺伝子配列は、次の分だけであり、今年6月の分はまだ公開されていないようだ。
しかし、ジャカルタ空港で死んだ37歳の労働者の遺伝子配列を分析した香港大学のMalik Peiris氏によれば、今回のH5N1は、家禽から発見されたH5N1とほぼ同じものであり、ヒト用にミュートしてはいないとの事である。
これまでに遺伝子配列がわかっているインドネシアのH5N1は、次のとおりである。
A/Indonesia/3109/91
A/Indonesia/3946/92
A/INDONESIA/8148/2001
A/Ck/Indonesia/PA/2003
A/Ck/Indonesia/BL/2003
A/Ck/Indonesia/2A/2003
A/Chicken/Indonesia/7/2003
A/Chicken/Indonesia/11/2003
A/Dk/Indonesia/MS/2004
A/Ck/Indonesia/5/2004
A/Ck/Indonesia/4/2004

http://www.recombinomics.com/News/05130504/H5N1_Confirmed_Swine.html
http://www.recombinomics.com/News/09210505/H5N1_Indonesia_Recombination.htmlも参照

http://flu.lanl.gov/search/index.html?action=search&form_page=zilch&seg=any&hspecies=Any&text=Indonesia&field=ALL&viewas=slist&orderby=datedes&num=100


[1457] Re:[1441] [1438] [1434] [1433] [1432] [1429] [1416] [1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/22(Thu) 18:58  

> 学会の目次はこちらです。公衆衛生分科会かな。
>
>http://w3vet.agri.kagoshima-u.ac.jp/jsvsc/Program_folder/WebPDF/F_1pdf.pdf

無明さん、ありがとうございました。

話は全然変わりますが、
医 学の世界でもあることですが、獣医学の世界でも、EUでBSE問題が大騒ぎになりレンダリング飼料が疑われていた時代、日本でNHKなどのニュースでそれ を紹介していた時でさえ、日本において、肉骨粉などの再生飼料を推奨しまくり、農家に甚大な迷惑をかけた「学者」「指導員」達が、今でも大きな顔をして 「農家さんを指導」している図には本当にびっくりします。
日本人って忘れやすいんですかね?

医学でも、ロボトミーなんかを本人の同意なしに施術した医師が今でも「権威」といわれていたり、なんか、私には理解不能です。なんでもうのみにしてはいけませんね。


[1456] アスベスト:工場の251人中、120人が中皮腫や肺がんなどを発症、うち61人が死亡 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/22(Thu) 18:53  

作業員4分の1死亡 石綿使用工場10年勤務
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005092201001273
 大手機械メーカー、クボタの旧神崎工場(兵庫県尼崎市)で、アスベスト(石綿)を使った水道用パイプの製造に10年以上携わった作業員のうち約半数が中皮腫などを発症、4分の1が死亡したことが22日、分かった。
 同工場は1954年から75年まで、セメントなどに強度を増すため石綿を混ぜたパイプを製造。輸送のために圧縮された石綿を機械でほぐしていた。
 同社によると、製造に10年以上従事したのは251人で、うち約半数の120人が中皮腫や肺がんなどの石綿関連疾患を発症、うち61人が死亡した。
 このほか、作業従事が10年未満の13人が石綿関連疾患で死亡しており、同工場での死者は計74人。



[1455] リンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 17:18  

「佐藤秀の徒然\{?。?`}/ワカリマシェ~ン」http://blog.livedoor.jp/y0780121/archives/50014780.html
に、私のブログ『米国債保有は、日本の財政再建の最後の足かせとなるのか?』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=33をリンクいただいております。
光栄です。


[1454] 外務省 海外安全 投稿者:Chaos 投稿日:2005/09/22(Thu) 17:01  

外務省も広域情報を出しました。

外務省 海外安全 広域情報
鳥インフルエンザ流行地域の拡大(その2)2005/09/22
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2005C380

ここのログを後になって読めば、政府の応答速度がわかります。ビタミンB群が不足気味かも (^_^)



[1453] ブッチャケ市民派議員による「マジ民主主義」  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 16:58  

比例下位にまで、当選ラインが回ってきて、図らずも比例議員となってしまった南関東ブロック当選の、最年少の自民、杉村太蔵氏(26) さんは、マスコミの取材に「料亭に行きたい」とか、「議員になったら、BMに乗りたい。」とか、 「『棚からぼたもち』とは僕のためのことわざ」とか、 「もう120%小泉チルドレンです」などの語録のほか、議員の歳費の多さを披瀝したりとか、あけすけな言動に、長老議員は、眉をひそめているのだが。
しかし、杉村さんの言われることは、井戸端会議的・床屋談義的な政治談議のレベルから言うと、政治に対する麗しき誤解も、その誤解に基ずく、麗しき憧れも、幻想も、羨望も、一つ一つ、もっともな事ではある。
歳費の多さも、26歳の若者から見れば、もっとも、驚くべきことであるに違いない。
しかし、それをあけすけに言われる先輩議員の立場からすれば、これまで隠しおおせてきた政民格差を、周知の場にさらされるようで、面映いに違いない。
相撲界のタブーを貴乃花にバラサレタ角界の様子と、一脈相通じるものが感じられる。
口の悪い人からは、B級比例議員などといわれるのだが、せっかく当選していただいたのだし、血税から歳費も払っているのだから、悪口を言うよりは、これらの感覚を生かす善用方向をかんがえるほうが生産的でいいのかもしれない。
では、どんな活用方法があるのだって?
そうですね。
ブッチャケ市民派議員としての活用といったらいいのでしようかね。
こ れまでの民主党を中心にした市民派議員が、プロ市民による「からくり民主主義」志向とすれば、ブッチャケ市民派議員は、プロ市民によって丁寧に包装されな おした市民ニーズでなくて、欲そのまま、生そのままの市民ニーズを嗅ぎ取り、「マジ民主主義」志向の下に、ちと、本音っぽい、きわめてRawな政策要望実 現に向かう新市民派に育ってもらえれば、このうえなき幸せなのであるのだが。
マジかって?
いえ、マジですよ。


[1452] ワクチンは何のためにあるのか 投稿者:milkman 投稿日:2005/09/22(Thu) 16:00  

[1451]実は疫病とはの「とき」さんへ
Host-Parasite relationship の関係ではまさにそのとおりですが、基本的には寄生体との関係は「共生」が望ましいと思います。ただ寄生体がホストを殺してしまっては、寄生体の生き延び る道は閉ざされますから変異という形で生き延びますし、宿主もまたこれに適応して生き延びることになりますから、まさにイタチごっこです。このイタチごっ こでともに生き延びることが、生物界では自然に起きている。釈迦に説法ですが。そのように思っていますが、ただ養鶏業における鳥フル対策としては、少しむ なしく感じます。人間の知恵としてのワクチンを使って、被害を少なくすることができるのですから。強毒の襲来に対しては@ワクチンとAサーベランスとB野 鳥の感染調査とを行えば(ここにお金を使えば)、悲壮な殺戮をしなくてもすむのではないでしょうか。人のワクチンも知恵を出して開発すればいいのです。 「このように鶏の殺処分をすればいいんですよ」という自慢げな(私目にはそのように映ります)スライドは見るに耐えかねます。もう見たくありませんから。 なぜこのような単純なことが、先進国日本でできないのですかね。強毒の鳥フルの襲来に備えてこれからワクチンを接種したとしても、すべての鶏に免疫をつけ るには約一年半もかかることを皆さんは、賢者ですからもうとっくにご存知ですよね。ワクチンは育成雛に接種するもので成鶏(産卵鶏)には接種できませんか ら。ましてや強毒襲来でウインドウレス鶏舎(ウインドレスではありません)の産卵鶏に、緊急予防接種するなんて意味ないです。物理的にもできません。


[1451] 実は「疫病」とは 投稿者:とき 投稿日:2005/09/22(Thu) 14:51  

 罹ったもの勝ちです。早く済ましてしまうことが、生き延びるのに、より有利となります。
 つまり、感染源を隠蔽してしまえば (たえずウイルスは供給され)、周辺は、一時的に大流行をしますが、結果、感染を受けても発症しないものだけが生き残り、やがては、そのウイルスがあろう がなかろうが、へっちゃらになってしまいます。その過渡期が「流行」です。やがては、自然に終息してしまいます。全部罹って経験しておわり。

  つまり、いま、農水省がやっていることは、法の対象になっているウイルスであろうとも、自然環境中の野鳥が感染源であった場合、その調査をしないでいれ ば、発症するものの淘汰をつづけていって、やがてはウイルスに耐性をもった系統が生き残ることになって、野鳥からのウイルスがあろうがなかろうが、へっ ちゃらになってしまうことになるのです。結果、強く感受する個体を人為的に排除していることを意識してやっているという意味になります。ワクチンを用いな いということはそういうことです。

 ウイルスを排除根絶しているのではなくて、感受性のある個体を人為的に排除しているということです。 ウイルスの存在は、自然環境中の「トリ」(感染源となる)をも含めて考えれば、けっして根絶なんてものではなく、しっかりと共生することになっています。 たとえそれが、H5N1型であろうとも。そして、今後出現するであろう数多くの新型であろうとも。


[1450] Re:[1444] 「インドネシア感染拡大の原因は鶏ワクチンでは」は限りなく間違いに近い。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/22(Thu) 14:23  

 鳥ウイルス感染症のワクチンによって、ヒトの感染症が起こるというのは、事実としてありえないことです。実験でも、ヒト細胞で増殖はまだ可能にはなっておりません。

 これでは、まるで、カルトの教義の押し付けと同じです。鶏ビア氏よ、いい加減にされては? 農水省の対策指針を擁護したいのは十二分にわかりましたので、それを追認する過度のカキコミはおやめくださいませ。

 私は、ようやっと近年、検査確認可能になった「鳥インフルエンザウイルス感染症」の対策が、その「家畜伝染病予防法」の基本思想・理念による対策指針では、うまくいかないのではないかとの問題提起をしているわけです。

 それでいいんだ、いいんだの一点張りでは、議論になりません。思考停止の何ものでもありません。ここでは、皆で、何が間違っていて、何が現実的に整合性があるのかを検証するべきではないのでしょうか?

 ただただ、「清浄国論日本スタンダード」を鵜呑みにせず、建設的な議論になっていくことを望みます。

 ウイルス感染症の科学(ウイルス学と免疫学)の原理原則を見極めたいと思います。

> Q10.鳥用のワクチンはありますか?
> A. 海外には鳥用のワクチンはありますが、日本を含め世界のほとんどの国では、ワクチンに頼らない、殺処分による防疫措置が採られています。その理由は、ワク チンは発病を防ぐことはできますが、ウイルスの感染および排泄を防ぎきれないためで、以下のような問題点があります。@感染の発見が遅れてその間に他の鶏 群に蔓延する、Aワクチン非接種鶏を混合飼育し、定期的にウイルスの侵入を監視する必要があり、侵入が確認された場合には接種群も淘汰となる、B清浄化ま でに長期間を有し、海外発生国からの輸入禁止が不能となる。Cウイルスが長期残存し、ヒトに感染する新型ウイルスの出現につながるおそれがある。
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/toriinfluqa.html#10

 この「清浄国論」に基づいた理論に、疑問を感じてるのですから。これを追認する意見は、こちらでは必要ありません。だまってそれに従ってやってればいいだけです。わざわざ反論の反論のために書き込むエネルギーがもったいない。(議論が混乱するだけです。)

> >  なぜ、トリのインフルエンザワクチンは用いては「ダメ」で、ヒトのインフルエンザワクチンは用いて「良い」のか、ご説明願いたい。
> >  疾病対策には、どちらも用いなくてはならないものではないのか?

 生物学としての原理原則を問うているのですが、ご理解いただけませんか?


インドネシアで鳥インフルエンザ大流行の恐れ=保健相が警告2005年09月22日11時00分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1405107/detail
  マスコミも、非常に紛らわしい記事を流し続けている。ヒトで起こっているのはトリフル由来だとしたら、新型であろうと、「(新型の)A型インフルエンザ」 と表記すべきだろう。それがまずは誤解のはじまり。情報を扱う、各ポジションの方々が、ウイルス学の知識知見をふまえないまま、どんどん伝聞のなかで、ゆ がめられていっている。

 ヒトで起こっている場合は、ヒトでの伝染伝播に、注視しなければならないのに、これでは対策を間違ってしまうお それがある。(そもそも「疫病(ウイルス感染症)」を、コントロールできると思い込むほうが最初から間違いですが。なるようにしかならない。だから、 「サーベイランス」という思想なんですが。)

 日本のトリフル対策当局も、はやく「清浄国論」妄想から脱して、現実的な「サーベイランス」、つまり周辺環境の野鳥調査を早急にやらなければなりません。昨年の大分、山口、京都の発生地域においても。


[1449] Re:[1448] 在インドネシア日本国大使館 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 13:06  

Chaosさん。
情報ありがとうございます。
クラスターは、そんなに広がっていないようにも思えますが。
ラグナン動物園と、第一クラスターと第二クラスターは、つながっているようにも見えます。



[1448] 在インドネシア日本国大使館 投稿者:Chaos 投稿日:2005/09/22(Thu) 12:21  

笹山様

現地の大使館からの注意喚起広報

お知らせ総05第22号(平成17年9月20日)
インドネシアにおける鳥インフルエンザの人への感染について
在インドネシア日本国大使館
http://www.id.emb-japan.go.jp/top_jp.html

現地の邦人向けのお知らせが出ました




[1447] その後のインドネシアの鳥インフルエンザ・クラスターの状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 08:11  

[1406] 更なるインドネシアの鳥インフルエンザ・クラスターの詳細
記載後のインドネシアのクラスターの状況です。

DW (17歳、女) -2005/09/21Saroso病院入院、両親が家禽を飼っており、突然死んだ。
JM (9歳、女) -2005/09/21Saroso病院入院、ラグナン動物園に行ったことがある。
WED (18歳、女)-2005/09/21Saroso病院入院 RS Islam病院から転院したもの 両親が二羽の鳩を飼っているが触ったことはない。
YT(Yesica Triana)-2005/09/21死亡。入院はしていなかった。
RA(Riska Ardian)(5歳、女)-2005/09/21死亡。RS Islam病院からSaroso病院へ転院してきたもの。
Raka Datyoさん(8歳)−2005/09/21死亡、ラグナン動物園に行ったことがある。

http://www.recombinomics.com/News/09210506/H5N1_Indonesia_3_More.html


[1446] インドネシアのラグナン動物園来園者が鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 07:44  

昨日、Sulianti Saroso病院に移された鳥インフルエンザ感染疑いのRaka Datyoさん(8歳)は、最近、ラグナン動物園に来園していたことがわかった。
これで、感染疑い者で、ラグナン動物園に来園していた患者は、JM (9歳、女)を含め、二人となった。

http://www.recombinomics.com/News/09210507/H5N1_Zoo_Child_2.html


[1445] インドネシアの鳥インフルエンザ問題と、ワクチン問題を絡めて議論するのは、ちょっと、早いのでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/22(Thu) 07:32  

まだ、インドネシアの事実関係が、よくわかっていない段階で、この問題とワクチン問題をからめて議論することは、時期尚早であると思いますので、もうちょっと、事態の推移を見られたらいかがでしょう。
それこそ、日本の茨城の場合のように、遺伝子シーケンスがわからない(明らかにされない)まま、制圧・制圧といっているのと、おなじようなもんですから。
インドネシアの遺伝子シーケンスにも、どのような耐性が見つかっているのか、まだ、わかっていません。
双方とも、実は、その根拠となるものが、何にも、わかっていないのですから。

http://www.recombinomics.com/whats_new.html


[1444] インドネシア感染拡大の原因は鶏ワクチンでは? 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/22(Thu) 07:15  


無名さん

動物衛生研究所のHPに書いてありますが、インドネシアは鶏用ワクチン使用により、農水が危惧してい た@からCの憂慮する事態を引き起こしたようです。鶏用H5N1ワクチンを導入したため監視が困難になったようです。インドネシアのワクチン使用方法は適 切なワクチン使用を定めたディーバシステムのルールにも違反しているようです。

Q10.鳥用のワクチンはありますか?
A. 海外には鳥用のワクチンはありますが、日本を含め世界のほとんどの国では、ワクチンに頼らない、殺処分による防疫措置が採られています。その理由は、ワク チンは発病を防ぐことはできますが、ウイルスの感染および排泄を防ぎきれないためで、以下のような問題点があります。@感染の発見が遅れてその間に他の鶏 群に蔓延する、Aワクチン非接種鶏を混合飼育し、定期的にウイルスの侵入を監視する必要があり、侵入が確認された場合には接種群も淘汰となる、B清浄化ま でに長期間を有し、海外発生国からの輸入禁止が不能となる。Cウイルスが長期残存し、ヒトに感染する新型ウイルスの出現につながるおそれがある。


>  なぜ、トリのインフルエンザワクチンは用いては「ダメ」で、ヒトのインフルエンザワクチンは用いて「良い」のか、ご説明願いたい。
>
>  疾病対策には、どちらも用いなくてはならないものではないのか?

http://ss.niah.affrc.go.jp/disease/poultry/toriinfluqa.html#10


[1443] Re:[1442] 鶏ビア氏よ 投稿者:無明 投稿日:2005/09/22(Thu) 00:51  

>  なぜ、トリのインフルエンザワクチンは用いては「ダメ」で、ヒトのインフルエンザワクチンは用いて「良い」のか、ご説明願いたい。
>
>  疾病対策には、どちらも用いなくてはならないものではないのか?

家 畜の疾病対策と人の疾病対策では考え方が違っても良いのでは。人の場合でもインフルエンザワクチンは感染を防止することはできませんよね。症状の軽減、死 亡者数の減少の効果がありますので、特に老人、子供への接種を推薦しているわけです。ワクチンを接種した人達が、感染後ウイルスを排出しないということで はないですよね。ウイルスを排出する人が元気に街中を歩き回ることになります。人の場合はそれで良いとしているのではないですか。
家畜・家禽に置き換えれば、無症状ですので気がつかずに移動などが行われて広範囲に感染か拡大することが想像されると思います。今回の茨城のように知らないうちに広がることになります。
それが強毒株で起こるのです。白い紙の上にごま粒一つと紺色の紙の上にごま粒一つ、どちらが早く見つけられるかです。

インドネシアのケースは、発生が抑えられないので、ワクチンを使ったということで、かの地の養鶏事情を考えれば(飼育形態、ワクチンの予算、農家の資金など)ワクチンを広域に使うことは無理でしょう。
追加ですが、インドネシアには国立の動物薬検査所があります。そこの検定済みのワクチンであれば、問題はないのだと思いますが、義務では無いと思いました。まあ国立医薬品食品衛生研究所の動物版ですね。


[1442] 鶏ビア氏よ 投稿者:とき 投稿日:2005/09/22(Thu) 00:14  

 なぜ、トリのインフルエンザワクチンは用いては「ダメ」で、ヒトのインフルエンザワクチンは用いて「良い」のか、ご説明願いたい。

 疾病対策には、どちらも用いなくてはならないものではないのか?
[1441] Re:[1438] [1434] [1433] [1432] [1429] [1416] [1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/22(Thu) 00:03  

学会の目次はこちらです。公衆衛生分科会かな。

http://w3vet.agri.kagoshima-u.ac.jp/jsvsc/Program_folder/WebPDF/F_1pdf.pdf


[1440] Re:[1439] 『なぜワクチンの導入をためらうのか』 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/21(Wed) 23:49  


ときさん

どこがデタラメですか? これは当たり前のことですよ。
どうしてヒトのインフルエンザワクチンも害があることになるのか?
ときさんの言い文は理解不能。


> > 強毒株H5N1型ワクチンを広範囲に接種すれば、鶏はH5N1型抗体を持つわけです。そうすれば、H5N1ウイルスによる潜在的な流行を監視しにくくなり ますから、結果的に彼らのワクチンがH5N1ウイルスによる世界的な被害拡大を促している可能性があります。
>
>  よくもまあ、こんな、デタラメなことをいえるものだ。こんなこといっていたら、ヒトのインフルエンザワクチンも害があることになって、用いないほうがいいことになりますねえ。
>


[1439] Re:[1435] [1431] 『なぜワクチンの導入をためらうのか』 投稿者:とき 投稿日:2005/09/21(Wed) 23:40  

> 強毒株H5N1型ワクチンを広範囲に接種すれば、鶏はH5N1型抗体を持つわけです。そうすれば、H5N1ウイルスによる潜在的な流行を監視しにくくなりますから、結果的に彼らのワクチンがH5N1ウイルスによる世界的な被害拡大を促している可能性があります。

 よくもまあ、こんな、デタラメなことをいえるものだ。こんなこといっていたら、ヒトのインフルエンザワクチンも害があることになって、用いないほうがいいことになりますねえ。



[1438] Re:[1434] [1433] [1432] [1429] [1416] [1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 23:25  

> > 今月末鹿児島で行われる獣医学会に出てくると思います。英国などとの比較によるリスク計算ですね。

あ、これみたいですね。検索したら出てきました。
と思ったんですが、これ鹿児島の「予演」ということでいいのでしょうか。

日本における肉骨粉(MBM)を通じた牛海綿状脳症(BSE)発生リスクの定量的評価 (15分)
○山本健久、野中卓、橋本亮、山根逸郎、西口明子、小林創太、筒井俊之 (動衛研・予防疫学、肥飼検・本部)
http://niah.naro.affrc.go.jp/event/kai/suiyoukai/632.html


[1437] Re:[1431] [1430] [1425] [1424] [1409] 『なぜワクチンの導入をためらうのか理解できない』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/21(Wed) 23:21  

無明さん。
これは、IPBシゲタさんのことですね。
ただし、これは、インドネシアウイルスをワクチン株に使ったとは、限らないのではないでしょうか。
http://www.shigeta.co.jp/IPB-SHIGETA/indonesia_index.htm参照
この辺の論議には、厳密な定義の基に行われる必要がありそうですね。
でないと、私のこの掲示板が、デムパになってしまう恐れがあります。
このサイトhttp://www.shigeta.co.jp/IPB-SHIGETA/avian_influenza_inactivated_vaccine.htmでは、Close5・1 のワクチン株は、 A/IPB-SGT/1/2004(H5N1)株となっていますね。


[1436] Re:[1432] [1429] [1416] [1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/21(Wed) 23:15  

2005年3月 より  国産牛の定義として、「国内における飼養期間が、外国における飼養期間より長い家畜を、国内でと畜したものを国産品とする。』として、これまで の、「外国から輸入した生体牛を国内で3か月育てた場合、国産牛と表示できる(いわゆる3か月ルール)JAS法の特例」は、廃止されたのですが、それまで の生体輸入牛と、BSEとの関係はつまびらかにはされていないようですね。


[1435] Re:[1431] 『なぜワクチンの導入をためらうのか』 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/21(Wed) 23:14  

無明さん

強毒株H5N1型ワクチンを広範囲に接種すれば、鶏はH5N1型抗体を持つわけです。そうすれば、H5N1ウイルスによる潜在的な流行を監視しにくくなりますから、結果的に彼らのワクチンがH5N1ウイルスによる世界的な被害拡大を促している可能性があります。

> 不活化が不十分かどうかは分からないんですが、インドネシアでは、日本の企業とボゴール大学が共同出資で鶏用ワクチンの製造を行っています。例の組み替え 技術のライセンスをとっていますね。そこで作っているのがインドネシア分離H5N1を使ったワクチンです。世界的に強毒株でワクチンを作ることはやってい ないんですが。製造する方も命がけですね。


[1434] Re:[1433] [1432] [1429] [1416] [1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 23:13  

> 今月末鹿児島で行われる獣医学会に出てくると思います。英国などとの比較によるリスク計算ですね。

無明さま、ありがとうございます。「鹿児島での獣医学会」ですか。もしよろしければその計算をなされた学者の方のお名前をお教えいただけましたら幸いです。

>ただ疑問なのは、日本には現在知られている発生頭数の10倍くらいの(いい加減な数字ですが)リスク物(肉骨粉や牛やら)が入ってこないと、今の発生数との数が合いません。

というような計算の発表なのですね(^^;



[1433] Re:[1432] [1429] [1416] [1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/21(Wed) 23:10  

> えーと、この試算というのは、「例の」メインの委員の皆様が不信を持ち辞任を申し出たインチキ中間とりまとめ案のことですか?

インチキかどうかは意見の分かれるところですが、その報告書にではありません。その報告書ではそのような試算はしていません。あれはあくまでも外国から入った場合のリスク計算ですね。

今月末鹿児島で行われる獣医学会に出てくると思います。英国などとの比較によるリスク計算ですね。
ただ疑問なのは、日本には現在知られている発生頭数の10倍くらいの(いい加減な数字ですが)リスク物(肉骨粉や牛やら)が入ってこないと、今の発生数との数が合いません。


[1432] Re:[1429] [1416] [1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 22:57  

無明さま
> 1996年以前でも肉骨粉によるBSEの拡大は日本では1以下とのリスクの試算もありますね。

えーと、この試算というのは、「例の」メインの委員の皆様が不信を持ち辞任を申し出たインチキ中間とりまとめ案のことですか?

リスクは低いと思っていますが、九州地区でも170頭の素埋め事件発覚や死亡牛検査の遅れなど多数の抜け穴がありましたので、どの位BSEが国内にいたのかは、私は判断できません。

追伸:ご参考までに、中間とりまとめに対する委員の意見を。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/231654948ea4804c86cc0fd488153063
>・(中間とりまとめ案について)委員会からの依頼・論議もないまま作製されたものであり、また、内容には独断と誤りも見られたので指摘したが、中立ではなく何か”ある種の意図”のようなものを感じる。白紙から作り直したほうがよいのでは?
>・第18回プリオン専門調査会で議論されたように、書き方を修正すべき。
>・ なぜ年齢(月齢)にこんなに拘るのか?汚染飼料の性格から多くの場合、生後まもなく感染すると推定され、見かけ上年齢に関連して見えるに過ぎない。厳密に は年齢とは無関係で、感染量と感染時期によって検出量に達する時期が決まるのである故にこんな指摘は不見識である何を目的として「なおーーー」(第18回 プリオン専門調査会におけるたたき台中の記述)を記入したか理由が知りたい。
>・今回は20ヶ月が対象にとなっているが、次は24または30ヶ月で線引きするための伏線?

http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[1431] Re:[1430] [1425] [1424] [1409] 『なぜワクチンの導入をためらうのか理解できない』 投稿者:無明 投稿日:2005/09/21(Wed) 22:54  

> インドネシアの鶏用ワクチンは不活化が十分でなく、ワクチン用ウイルスが生きており、ワクチンを通じて感染が拡大した可能性がありますね。

不 活化が不十分かどうかは分からないんですが、インドネシアでは、日本の企業とボゴール大学が共同出資で鶏用ワクチンの製造を行っています。例の組み替え技 術のライセンスをとっていますね。そこで作っているのがインドネシア分離H5N1を使ったワクチンです。世界的に強毒株でワクチンを作ることはやっていな いんですが。製造する方も命がけですね。


[1430] Re:[1425] [1424] [1409] 『なぜワクチンの導入をためらうのか理解できない』 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/21(Wed) 22:37  


笹山様 情報ありがとうございます。

インドネシアの鶏用ワクチンは不活化が十分でなく、ワクチン用ウイルスが生きており、ワクチンを通じて感染が拡大した可能性がありますね。

> このサイト「Indonesia Warns of Bird Flu Epidemic Risk」http://www.phillyburbs.com/pb-dyn/news/90-09212005-544400.htmlによると、ヒト感染発生地域での家禽のH5N1感染率は、20パーセントということのようですね。


[1429] Re:[1416] [1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/21(Wed) 22:31  

九州ではあと1-2頭の発生はあるかもしれませんね。疫学調査チームの報告書には、1986-87年産英国牛が19頭佐賀県?に導入されて1990年代初頭に処分されたとあります。14頭目はその肉骨粉がもう一回りした可能性がありますね。
報告書には、佐賀県、熊本県でリスクが高いと図示してあったと思います。肉骨粉は単価が安いので、高い輸送コストをかけて他の地域に運ぶことは希の様です。地域内処理ですね。九州は豚、鶏の主産地ですので、多くはそちらの飼料になったと思います。
日本では、欧米に比べて飼料中に添加される肉骨粉の率が低い(1/10位かな)ですし、飼料での使用が禁止されましたので、2001年以前の牛では可能性がありますが(1996年にも一応規制が行われています)、拡大の懸念は無いと思いますよ。
1996年以前でも肉骨粉によるBSEの拡大は日本では1以下とのリスクの試算もありますね。


[1428] 再審 投稿者:TJN 投稿日:2005/09/21(Wed) 21:15  

TJNです。久々の投稿です
布川事件;無期懲役の2人に対しての再審決定しました。ここの事件の詳細はどうでもいいのですが、あくまでも「整合性」という観点から見て、「再審制度」が存在するのなら、「死刑制度」は廃止するべきと思いますが、言い過ぎでしょうか?
この2つの制度の並立がどうにもむずがゆくて納得できないのですが....

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000026-san-soci


[1427] Re:[1426] 鶏ビア氏が農水省の代弁をしているなら、 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/21(Wed) 21:10  


ときさん

農水の代弁などしないって。
現に茨城の鳥インフルエンザは終息しましたし、
ウイルスに汚染された鶏肉・鶏卵の市場流通を
防いでくれたのですから感謝しているのです。




[1426] 鶏ビア氏が農水省の代弁をしているなら、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/21(Wed) 20:57  

 そして、農水省対策担当者が、そのようにトリインフルエンザとヒトインフルエンザの分別もできずにモノを考えているのだとしたら(まさか?とは思いたいですが)、この国の、家畜疾病対策は、もはや終わっています。北斗の拳でいうところの「おまえはもう死んでいる」です。
http://ameblo.jp/worldwalker/entry-10004329680.html
 戦争をやる前にすでに負けているし、本格的な「疫病」(あらゆる家畜のウイルス感染症)到来前に、もう農水には何もできないでしょう。全く当てにならない。
 鶏ビア氏が、農水省対策につながっている関係者でないことを、強く願っています。もしそうなら、深刻なことです。ウイルス感染症と免疫学を、全く理解していないということなのですから。
 まあ、せいぜい家畜の感染症でじたばたしててください。ヒトの疾病対策には口を出さないように。さて、厚生労働省のほうは、農水みたいなことはないでしょう。大丈夫と思いたいが・・・。(医者はマトモでしょう。)
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20050920ddm004070118000c.html

『私 は大雨洪水の後のバクテリア感染で発熱し、しばらく寝込んでおります。洪水は普段川底で眠っている未知の細菌類を住宅地に運ぶようです。私などは熱帯の病 には抗体がありませんので良いカモです。ですが良い情報収集になります。洪水の後の疫病というのは未知のウィルス、バクテリアとの戦いだということが判り ました。』
http://www.nikaidou.com/column02.html

 環境が激変するとき、あらゆるウイルスが一斉に動き出すことはざらにあります。たまたま、トリの病気も、ブタやウシの病気も、そして、ヒトの病気も同時に起こることもある。
 なぜに、それを、わざわざつなげて考える必要があるのだろうか。「ウイルス」のごくごく初歩の知識知見の常識である、「宿主特異性」をきちんと知っていれば起こりようのない思い込みなのに。
  鳥インフルエンザウイルスとヒトインフルエンザウイルスをごっちゃにして考えてしまう人が多いようですが、だれも面と向かって、その考えは間違っていると 正すものがいないのだろう。また、そのような人間関係も持っていないのだろうか。はやく「ウイルス」と「免疫」に関して正確な認識にいたることを願ってお ります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791752430
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104161012


[1425] Re:[1424] [1409] 『なぜワクチンの導入をためらうのか理解できない』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/21(Wed) 20:13  

鶏ビアさん。ときさん。
「鶏にワクチンを使ったから、ヒト感染鳥インフルエンザが蔓延している。」というのは、ちょっと、論理の飛躍があるように、私には思えるのですが、いかがでしょう。

現在のインドネシアの状況について言えば、『ヒトが鳥インフルエンザにかかったので、鶏の殺処分を命令した。』という、逆転した状況となっています。
このサイト「Indonesia: Bird flu may become epidemic」http://msnbc.msn.com/id/9422356/
では、「インドネシア政府は、鶏の殺処分をするに十分な金もないし、ましてや、殺処分の補償をする金もない。』といっています。
ヒトが死んでから、鶏の殺処分を命令している。
なんか、言葉は悪いが、実質、ヒトの殺処分を、先にしているような様相ですね。
このサイト「Indonesia Warns of Bird Flu Epidemic Risk」http://www.phillyburbs.com/pb-dyn/news/90-09212005-544400.htmlによると、ヒト感染発生地域での家禽のH5N1感染率は、20パーセントということのようですね。


[1424] Re:[1409] 『なぜワクチンの導入をためらうのか理解できない』 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/21(Wed) 19:52  


当然です。

ワクチンを導入したベトナムやインドネシアは悲惨な状況です。
一方、農水省はワクチンを使わずに茨城の鳥インフルエンザを終息させました。
むしろ、「なぜ、ワクチンは感染を拡大させるのか?」を研究すべきでしょう。

> 記者の目:感染相次ぐ鳥インフルエンザ=小島正美(生活家庭部)毎日新聞 2005年9月20日 東京朝刊
>http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20050920ddm004070118000c.html
>
>  家畜伝染病についての考え方が、まだ、細菌学の時代の考え方で構成されていて、1960年代以降急発展した、ウイルス学と免疫学の知識知見に基づいていず、とてもとても時代遅れの、細菌学的「排除・根絶」思想でしか見れないから、現実現場にマッチしないのだ。
>
>  細菌は、量を減じる対処で何とかなる、しかし、ウイルスは、いったん勃発したら、根絶は不可能である。もしくは、根絶など目指したら、「天然痘」のよう に、とてつもなく原始時代に逆戻りしてしまう。その点の理解がまだまだ、一般のひとにはもちろんのこと、知的職業についている人々にも足らない。
>  一般の個人が知らないことは、他者に迷惑をかけることはないが、対策指針を策定する人々がそれでは、その「無知」によって、多大なる他者をもまきこむことになるのだが。
>


[1423] Re:[1411] 古臭い法律に縛られて、身動きできない農水省 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/21(Wed) 19:48  


ときさんの説明ではインドネシアが直面している最悪の状況を説明できません。

>  あ、そうそう、「ウイルス」は、乾燥と紫外線にもすこぶる弱いです。ほんの数時間、日光にあてて、乾燥させるだけで破壊できます。ウイルスを扱ったこと のない人たちは(とはいってもごく日常的にお付き合いしているのですがね)、とんでもない鎧でも着て、頑丈でなかなか死なないものだとでも思っているので しょうか。やれやれです。
>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4875020775
> (書かれてあることの科学的事実の真偽を見分ける訓練には、すこぶるためになる名(迷)著です。)


[1422] Re:[1412] 子供を育ててみれば 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/21(Wed) 19:43  

ときさん、

インドネシア人女児は鳥インフルエンザの症状で死亡したそうです。
子供を失った親の気持ちをどうお考えなのでしょうか?
鶏が宿している病原体から子供達を守ろうとするのは人間として当然ではないでしょうか?

>  ごくありきたりに理解できる話なんですがね。
>
>  ワケのわかんない、ウイルスらしきものが原因の感染症の病気なんてしょっちゅうです。
>
>  ほとんど、予後経過で済ましてしまってるんですがね。(インフルエンザもしかり。ほかにアデノとか、ロタとか、ノロとかね。あとは、ヘルペス族で、EB とかサイトメガロとか、みな大人になる前に感染経験しているのですが、自分だけは感染してないと思い込んでるのでしょうか?)
>  われわれの体は、数え切れないほどの種種雑多のウイルス感染を経験して、丈夫になっているのですがね。
>  まさか、自分の体が「清浄国」だと思っているのではないでしょうね。だとしたら、あまりにも「幼稚」です。


5歳のインドネシア人女児が21日、鳥インフルエンザによるとみられる症状のため、ジャカルタ市内の病院で死亡した。民法ラジオ局エル・シンタが、病院関係者の話として報じた。 
 同局によると女児は、鳥インフルエンザの感染が疑われる患者の治療のため政府が指定した病院で死亡。入院したのは20日だった。

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=9709645


[1421] Re:[1415] 農水省もこうならないことを祈ります 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/21(Wed) 19:37  

ときさん、

これは喜田先生に対する侮辱です。
喜田先生は茨城の鳥インフルエンザを終息させたのですよ。
喜田先生は尊敬に値する先生です。

>  北大の喜田教授も、薬害エイズのときの、帝京大 安部英氏のようになってしまいます。
>
> 薬害エイズ事件
> 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E5%AE%B3%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
>


[1420] 市販マグロにPCB 北海道医療大など調査 最大で規制値の9倍 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 18:50  

市販マグロにPCB 北海道医療大など調査 最大で規制値の9倍
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050914/mng_____sya_____005.shtml
同 省(厚生労働省)は八月、クロマグロやメバチマグロなどに含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を及ぼす恐れがあるとし、妊婦を対象に摂取量の目安案を発表し たが、PCBについては言及していない。研究グループの遠藤哲也・北海道医療大講師(中毒代謝学)は「PCBと水銀の相互作用によって胎児の神経発達が阻 害されるとの指摘もある。水銀だけでなく、PCBでも摂取量の基準を作るべきだ」としている。(抜粋)




[1419] Re:[1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/21(Wed) 18:19  

虹屋さん。まりちゃんさん。
この12頭目の熊本県泗水町の乳用BSE牛は、出生コホートが、他のBSE牛と、異なっていましたね。
一九九九年七月三日出生ということで、それ以前の代用乳疑い群れと、その後の2000年代のものとは、異なっていました。
そこらあたりが、今後、九州で、BSEが、今後発生するのではないかと、取りざたされている理由なのではないかと思います。


[1418] 食品安全委員会プリオン専門調査会(第31回)の開催について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 17:49  

1. 開催日時 : 平成17年9月26日(月) 
  15:00〜18:00
http://www.fsc.go.jp/osirase/prion_annai31.html


[1417] 何か事が起こると、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/21(Wed) 17:20  

 個人的な食料確保の「能力」が、試されることとなるでしょう。いざとなれば、いわゆる市場社会的「流通システム」は全くアテになりま せん。常日頃、心しておいたほうがよろしいのですが・・・。確実に、都会ほど難民化してしまいます。(現に、新潟中越地震のとき、如実になってしまいまし た。)
http://www.nikaidou.com/column01.html
(日本の陰鬱な未来。【9/21(水)8:30】)
 地球生態圏にとっての気候変動は、ほんのささやかな気まぐれみたいなものですが、食糧生産事情は様変わりしてしまいます。最近のダイナミックな災害を目にすると、いつどこで起こっても不思議はありません。気候変動は、もっと静かなものですし。
 すくなくとも、いままでどおり、60年やってこれたようには、今後も同様にやりつづけられる保障は何もありません。食糧自給に関しても、1960年代以前と以降では様変わりしてしまっています。
 その面では、今の日本、非常に脆弱になっているのではないでしょうか。


農家の数 5年間で16%減

  これは、農林水産省が5年に1度、全国の農林業関係者を対象に行っているいわゆる「農林業の国勢調査」でわかったものです。それによりますと、ことし2月 1日現在で、農業で一定の収入を得ているいわゆる「販売農家」は全国で194万9000戸と、5年前の調査と比べ38万8000戸、率にして16.6%減 少しました。この減少幅は、過去の調査と比べても大きく、この5年間で農業離れが一段と進んでいることがわかりました。また耕地面積は全国で368万ヘク タールと、5年前と比べて7.1%減少したうえに、耕作されずに放置されている農地も38万ヘクタールと10.9%増えました。一方、耕地面積の規模でみ ますと、5ヘクタール以上の広い耕地を持つ農家や法人の数が増加する一方で、小規模の農地で耕作する農家の数の減少が目立っています。調査結果について、 農林水産省は、「生産者の高齢化が進み、若い世代が後を継がないため、農業離れが一段と加速しており、大規模な農家や法人への農地の集約が進んでいる」と 話しています。(09/21 15:23)
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/09/21/d20050921000115.html

 農家個数が減ることと、農業生産の減少がリンクしているとは、一概にはいえませんが。
  今後ますます、個人個人の、食料確保の能力が試されることになるのは確かだと思われます。まずは、自分で作る能力を欠如させてしまったら終わりですね。 (昔は、自分の食い物は自分である程度はつくったものですが。つくらないのは、王侯貴族だけです。) そうやって見れば、今の「日本人」、皆、王侯貴族み たいになってますね。
 いいのかな?


[1416] Re:[1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 16:45  

そういえば九州には肉骨粉の飼料を強力に推奨していた学者がいました。2001年にBSEが発見されたときさえ、ご自分のHPに確か、「地球環境にやさしい」とか「貴重なリサイクル飼料資源です」と数ヶ月記載したままで2chで話題になっていた記憶があります。

農家さんも気の毒です。


[1415] 農水省もこうならないことを祈ります 投稿者:とき 投稿日:2005/09/21(Wed) 16:10  

小学校の天井でもムキ出しに
アスベストを野放しにした
「戦犯官僚」たち
http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/

 北大の喜田教授も、薬害エイズのときの、帝京大 安部英氏のようになってしまいます。

薬害エイズ事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%AC%E5%AE%B3%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6



[1414] この冬、九州でBSE牛が発見されるか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/21(Wed) 15:09  

>九州生乳販連は、10月から生乳の生産抑制対策に踏み出す。乳質が劣る生乳の出 荷を制限するため、体細胞数に応じて生産者乳価を減額。(生乳中の体細胞数は、高齢や乳房炎の乳牛に多い。)これを原資にして、1頭約3万円の奨励金を支 払い、老廃牛のと畜を進める。乳牛は6000頭規模で生産調整する見込みだ。(九州の経産牛は10万3500頭いる。)
9月21日 日本農業新聞

これまで、九州のBSE牛は14例目の熊本の62ヶ月齢の乳牛(ホルスタイン・雌)だけです。全体の5%の老廃牛をと畜・BSE検査をして、どれ位、発見されるでしょうか??
 1頭前後だと、日本のBSE牛の地域的偏りが改めて強調される事になります。


[1413] 狂鹿病(CWD)の調査団体さんのサイト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 13:32  

Chronic Wasting Disease Alliance
http://www.cwd-info.org/
がありました。

日本の狂鹿病リンク集を作成されている方のページ
http://www.yezodeer.com/cwd/cwd.html


[1412] 子供を育ててみれば 投稿者:とき 投稿日:2005/09/21(Wed) 12:10  

 ごくありきたりに理解できる話なんですがね。

 ワケのわかんない、ウイルスらしきものが原因の感染症の病気なんてしょっちゅうです。

  ほとんど、予後経過で済ましてしまってるんですがね。(インフルエンザもしかり。ほかにアデノとか、ロタとか、ノロとかね。あとは、ヘルペス族で、EBと かサイトメガロとか、みな大人になる前に感染経験しているのですが、自分だけは感染してないと思い込んでるのでしょうか?)
 われわれの体は、数え切れないほどの種種雑多のウイルス感染を経験して、丈夫になっているのですがね。
 まさか、自分の体が「清浄国」だと思っているのではないでしょうね。だとしたら、あまりにも「幼稚」です。


[1411] 古臭い法律に縛られて、身動きできない農水省 投稿者:とき 投稿日:2005/09/21(Wed) 12:00  

◆鶏飼い時事(じじい)…『弱毒タイプ防疫指針先送り、何考えてる』(2005.9.21)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza194.htm
◆鶏飼い時事(じじい)…『MainichiINTERACTIVE 記者の目-感染相次ぐ鳥インフルエンザ=小島正美(生活家庭部)に快哉。』(2005.9.21)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『OIEの理事長もロイターにこう述べたと伝えて居る。もはやAIVの根絶の為と称して動物の予防的虐殺を支持しているのは日本くらいのものだ。』

『茨城の100万羽殺しは物のはずみで当事者には本当にお気の毒だが、あんなもの殺したって意味はないと見る人は見て居る。これからいくらでも本番が来るさ。』

 家畜伝染病予防法の基本思想は、もはや古すぎる。細菌学的知識知見に基づいたものであるから。パスツールと、コッホの知識では、ウイルスによる感染症は克服できないのである。

 免疫学は、世界でも日本は最先端をいっている。利根川先生が、MHC(主要組織適合抗原)の構造解明でノーベル賞を受賞されたように、日本の免疫学者はしのぎをけずっていました。同じレベルの候補者はまだ何人もいたのです。(これは余談ですが。)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140019123

  しかし、その世界最先端の「免疫学」の知識知見が、現実現場に反映されていないのが、非常に残念です。農林水産行政にたずさわる人々は、生物の疾病につい て、いいかげん細菌学のみの、ものの見方から脱し、あたらしい「ウイルス学」と「免疫学」の知識を大いに学習して欲しいものです。

 家畜伝染病予防法は、「ウイルス感染症」を対象にするには、もうとっくに耐用年数が過ぎてしまっています。

  あ、そうそう、「ウイルス」は、乾燥と紫外線にもすこぶる弱いです。ほんの数時間、日光にあてて、乾燥させるだけで破壊できます。ウイルスを扱ったことの ない人たちは(とはいってもごく日常的にお付き合いしているのですがね)、とんでもない鎧でも着て、頑丈でなかなか死なないものだとでも思っているので しょうか。やれやれです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4875020775
(書かれてあることの科学的事実の真偽を見分ける訓練には、すこぶるためになる名(迷)著です。)


[1410] 低病原性鳥インフルエンザが人間に感染、初の血清学的証拠ーヨーロッパの新研究 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 11:32  

低病原性鳥インフルエンザが人間に感染、初の血清学的証拠ーヨーロッパの新研究
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05091401.htm

農業情報研究所さんが新しい論文をご紹介くださっておりました。

し かし1パック71円って、鶏はどんな環境で、どんな飼料を食べてるんですかね?飼料代を考えると私には信じられないような価格ですが。消費者は安いからと いって目先の安価さに飛びつく感覚を改めて、卵1個を作る飼料は何か、どんな飼料が卵に化けているのか、いくらかかるのかまで思い至るようにならなければ なりませんね。

>(注)もっと基本的には、対症療法を超えて鶏の数を減らすことだ。 1961年に7221万3000頭であった日本の鶏飼育羽数は、2004年には2億8600万にまで増えた。世界全体では38億8354万から163億 5158万にまで増えている(FAO)。それが10個入りたまご1ケースを71円!で売る(我が家近くのスーパーの最近の新聞折込広告)ことを可能にし た。これに消費者が競って飛びつくような現状では、飼育羽数は減らすどころか、ますます増やさねばならないだろう。


[1409] 『なぜワクチンの導入をためらうのか理解できない』 投稿者:とき 投稿日:2005/09/21(Wed) 11:09  

記者の目:感染相次ぐ鳥インフルエンザ=小島正美(生活家庭部)毎日新聞 2005年9月20日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/kishanome/news/20050920ddm004070118000c.html

 家畜伝染病についての考え方が、まだ、細菌学の時代の考え方で構成されていて、1960年代以降急発展した、ウイルス学と免疫学の知識知見に基づいていず、とてもとても時代遅れの、細菌学的「排除・根絶」思想でしか見れないから、現実現場にマッチしないのだ。

  細菌は、量を減じる対処で何とかなる、しかし、ウイルスは、いったん勃発したら、根絶は不可能である。もしくは、根絶など目指したら、「天然痘」のよう に、とてつもなく原始時代に逆戻りしてしまう。その点の理解がまだまだ、一般のひとにはもちろんのこと、知的職業についている人々にも足らない。
 一般の個人が知らないことは、他者に迷惑をかけることはないが、対策指針を策定する人々がそれでは、その「無知」によって、多大なる他者をもまきこむことになるのだが。



[1408] ナノ化粧品:独自試験で安全性の検証へ 粧工連 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 09:54  

HPに特定生物由来製品の安全上の問題を掲載せずにヒトのプラセンタの注射キャンペーンをしているファンケル
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1114833596/46-
ですが、最近CMでナノ洗顔料の宣伝もしているそうですね。ファンケルに問い合わせてみようかしら。

ナノ化粧品:独自試験で安全性の検証へ 粧工連
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050920k0000e040067000c.html
> 超微粒子を売りにしたファンデーションなどの「ナノ化粧品」について、日本化粧品工業連合会(粧工連)は、独自試験などでその安全性を検証していくことを 決めた。ナノメートル(ナノは10億分の1)サイズの超微粒子(ナノ粒子)が、吸入などで体内の器官に入り込み健康に悪影響を与える可能性を示す研究報告 が出てきたため。(略)
>ところが、ナノ粒子の一種でサッカーボール状の炭素分子フラーレンを入れた水で飼育した魚の脳細胞が傷付く可能性がある▽ラットにナノ粒子を吸わせると、神経を経由して脳に入り込んだ−−などの報告が昨年、米国で相次いだ。
>物質がナノサイズになると、反応性や性質が変わるとの指摘もある。英国王立協会は同7月、同じ成分でもナノサイズの物質は、新規物質として安全性を検討すべきだとの報告書をまとめた。(略)
◇人間への影響、評価存在せず 世界でもデータ不足
> ナノテクノロジーで扱うナノ粒子は、電子部品や化粧品の新素材として注目が集まっているが、安全性の評価は遅れていた。産業技術総合研究所の阿多誠文・シ ニアリサーチャーは「ナノ材料を吸い込むことによる影響や慢性的な毒性試験は、技術的にも難しい。世界的にもデータが不足している」と指摘する。日本化粧 品工業連合会(粧工連)のナノ粒子製造会社への聞き取り調査でも、ナノ粒子を吸い込んだ時の影響は評価していないことが分かった。大手化粧品会社も「ナノ 化粧品の刺激性や毒性などの安全確認は当然やっているが、ナノ粒子が皮膚を透過するかどうかまでは調べていない」と話す。 物質サイズが極微小になると、 同じ成分でも、反応性が高まるなどその特性が変わるとされる。こうした性質が新素材としての可能性を開く一方、人体に予想外の影響を与える恐れも生む。だ からこそ英国王立協会は「ナノ粒子を新規物質として扱うべきだ」と警告した。海外では、炭素原子でできたカーボン・ナノチューブの粒子が、アスベストと同 じような害を人体に与える可能性を指摘するリポートもある。(抜粋)




[1407] Re:[1405] 食品安全委員会の「食の安全ダイヤル」に質問を送ってみました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/21(Wed) 08:12  

まりちゃんさん。
大作、お疲れ様でした。
これらの根拠は、FDAの資料『COMPLIANCE REQUIREMENTS AND REGULATORY IMPACTS』http://www.fda.gov/cvm/Documents/bse3.pdfで、鹿と牛との肉骨粉との混同処理の記述があったということですね。
それと、これから興味深いのですが、もし、カナダの3月2日のレビューにもづく飼料規制が、アメリカの標準になり、世界の標準になった場合、日本の「牛以外飼料」への飼料規制のかけている点はどこなのか、を検証してみなければなりませんね。
少なくとも、血液関係は、引っかかってくるし、ペット飼料関係も引っかかってくるでしょう。
また、レストラン残菜のリサイクル処理問題も、俎上に上ってくるものと思われます。
日本へ逆に波及するところ大だと思われます。
USDAから日本への、意図しない、はからずもの、逆襲といったところでしょうか。


[1406] 更なるインドネシアの鳥インフルエンザ・クラスターの詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/21(Wed) 07:49  

1.RD(Rini Dina,)さん(37歳、女、2005/08/31発症)-9月10日死亡。家禽処理場から、100メートルに居住。外部から移住してきた人で、家禽との接触は、これまで、あまりなかった。

2.LR(Livo Rustini)さん(2ヶ月、男、2005/09/06死亡)-RD(Rini Dina)さんと同じく、同じ家禽処理場から、100メートルに居住。特に、家禽との直接的な接触はなかった。

3.RHさん(2005/09/18入院)

4.MG(Mutiara Gaytri) さん(6歳、女、2005/09/14入院)-5日間いたSiloam Gleneagles病院から、2005/09/14に、Suliyanto Saroso病院へ転院。RHさん(2005/09/18入院)と接触があったか?

5.Rosani Ningsihさん(3歳)-RHさんと同じ日(2005/09/18)に入院。

6.Windy Lisaさん(2-3歳)-RHさん(18ヶ月。2005/09/18入院)と同じ日(2005/09/18)の早朝に入院し、RHさんと接触があったとされている。ジャカルタ北方の養鶏場の近くに居住。

7.Firdausさん(9歳)

8.RD(Rini Dina)さんの甥(8歳、入院はまだしていないが、症状は出始めている。)-Saroso病院で、Firdausさん(9歳)と接触があったか?

9.Riska Ardianさん(5歳)-2005/09/20入院。当初は、麻疹(はしか)と診断された。死亡。

10.ラグナン動物園-すくなくとも、3人が感染。
(1)28歳のツアーガイド 
(2)38歳の給餌係 
(3)50歳の第二給餌係

なお、6月24日の発生も、今回の発生も、「政府関係者が家長の家での発症」という点を重視する向きもあるようだ。

http://www.recombinomics.com/News/09200504/H5N1_Casual_Phase_5.html


[1405] 食品安全委員会の「食の安全ダイヤル」に質問を送ってみました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/21(Wed) 07:07  

長文申し訳ありません。食品安全委員会に以下の質問メールをいたしましたので、ご報告いたします。練られてない文章で先方にもちょっと気の毒ですが、とりあえずは送ってみました。
http://www.fsc.go.jp/dial/index.html

標題 :
BSE・CWD問題について 食品安全委員会の見解をお聞かせください。

質問1
米国牛の安全評価上、鹿の蛋白が牛の飼料とヒトの食品に混入している件についての食品安全委員会のご見解
質問2
鹿などの混入した動物油脂や肉エキスが米国から輸入されていないかの確認の件
質問3
畜産システム研究会が発表した、日本のBSE感染源は「動物油脂」または「血漿蛋白」と考えられるという研究発表に対しての食品安全委員会のご見解
質問4
米国牛の安全性評価において、オランダ以外の発生国からの油脂、血漿蛋白の輸入状況を調査しないのは何故ですか?
質問5
米国牛の安全性評価において、米国国内での牛や鹿などの動物油脂、血漿蛋白飼料リサイクルについての評価が入っていないのは何故でしょうか?
質問6
吉川座長のたたき台内容が、過去吉川座長が発表された見解と大きく異なる点について
質問7
吉川座長のたたき台数値が、EFSAの報告書などを無視した数値である件、および数値の根拠について

========
いつもお世話になり、誠にありがとうございます。

FDAの資料によると、米国のレンダリングの場において、多種の動物が分離されていないという問題報告がされているとのことです。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/709389673cd6aa716ef2016ddafc9227

鹿のレンダリングですが、この資料http://www.renderers.org/economic_impact/sparks.pdf
の13ページのtable4(原料)の”other”の中に山羊・バイソン・鹿などが含まれているようです(前ページ末の注)。

CWD陽性の鹿のレンダリングは2002年11月に禁止したとありますけれども、
http://foodhaccp.com/msgboard.mv?parm_func=showmsg+parm_msgnum=1005902
しかしながら、米国において鹿の全頭検査はなされているのでしょうか?仮にしていたとしても、それこそ、米国が主張されるように、「検査には科学的に検出限界がある」ので、高率でCWDに汚染されている米国の、陽性の鹿がレンダリングの食物連鎖に入る可能性があります。

ということは、米国の牛の飼料において、州によっては20%もCWDに感染しているような状態にある、米国の鹿の血液や油脂が混入していることを、FDA自らが認めているということになると考えます。

このことについての食品安全委員会のご見解をお聞かせいただきたく、お願いいたします。

さらにまた、人間もレンダリングの副産物である動物油脂や肉エキスを食べているわけですから、人間も鹿を食べていることになります。
狂鹿病の場合、若いハンターが食べての感染疑い例があり、事実だとすれば食の安全上、大変な問題だと感じております。

そこから考えますと、日本に輸入されている肉エキスや動物油脂は大丈夫なのでしょうか?鹿に対しての規制はどのようになされ、どう確認・検査されているのでしょうか?

現在、日本に輸出されている動物油脂や血粉などについての規制・検査内容についての状況をお教えいただけましたら幸いです。

質 問3についてですが、畜産システム研究会のシンポジウム「BSEと飼料問題」にて、日本のBSE感染源についての研究発表が国会の農水委員会でなされてか ら、突如プリオン専門調査会の米国牛審議の資料に「オランダ産動物油脂の輸入状況について」が追加されました。飼料の現場からのシンポジウム研究発表を意 識されてのことだと思いますが、食品安全委員会がその資料を入手しているにも関わらず、何故、専門調査会でそれら飼料問題の論文を直接取り上げないので しょうか?

また、米国牛の安全性評価において、オランダ以外の発生国からの油脂、血漿蛋白の輸入状況を調査しないのは何故ですか?

米 国牛の安全性評価において、米国国内の牛や鹿などの動物油脂、血漿蛋白飼料リサイクルについての評価が入っていないのは何故でしょうか? ”食品安全委員 会が、動物油脂がBSEの感染源になると認めておられる”からこその「オランダ産動物油脂輸入状況の確認」であると存じますので、確認をお願いいたしま す。

質問6について
(笹山登生さんの掲示板[1323]にある質問ですが、私も同様に疑問を感じましたのでお答えいただけましたら幸いです。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi?page=50
>[1323] 吉川座長の2年前の研究では・・ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/17(Sat) 20:59

>農水省の平成15年9月に公表された「牛海綿状脳症(BSE)の感染源及び感染経路の調査について」で吉川座長は、下記のような見解を発表しています。たたき台で、タロー(牛脂)を暴露・増幅リスク評価から除いたのか、皆目分からなくなりました。

>感染経路モデルによる計量的な分析の結果と考察 (リスク分析)
>「(この研究は)今後のBSE の発生を予測し、発生時の疫学調査とリスク管理に役立てることをもう一つの目的」
>4.2.3.3 製造工程によるリスク
> 肉骨粉は、特定部位(SRM)の使用により汚染される可能性が極めて高い。肉骨粉の製造に際して、旧方式では汚染リスクの軽減若しくは不活性化はほとんど 望めないが、新方式では高温処理(133℃、3 気圧、20 分)で10-4 以上の感染価の低下が見込まれる。内臓由来の動物性油脂汚染の可能性は低いが、レンダリング由来の動物性油脂では特定部位(SRM)を使用していたわけで あるから汚染の可能性を否定できない。その場合、動物性油脂中の不溶物として混合汚染を起こしている可能性がある。他方、内蔵由来の動物性油脂に関して は、その感染価はと畜・解体時の交差汚染の確率で2/100(2%)、アルカリ処理・ろ過で10-4 減衰すると考えられる。配合飼料における肉骨粉の混合量は多様であり、特定できない。

>用語の補遺
>○ 獣脂かす(玉じめ)
>動物性食用油脂( 脂身) の製造原料を加熱処理し、固液分離したかすを油圧プレスで搾油した固形物で一般的に円盤状
>* 油脂分25〜30% 肥料用原料として利用( 豚・鶏由来)( 現在、牛の獣脂かすは肥料利用されていない。)
>○ 肉粉
>(1)獣脂かすを油脂分18%以下に絞り粉砕・篩別したもの
>(2)動物性食用油脂(脂身)を固液分離した粕をエキスペラーで搾油し、粉砕・篩別したもの
=========

また、吉川座長のたたき台について、以下の疑問が出ております。EFSAの報告書などを無視された、たたき台の数字の根拠についてお答えいただけますれば幸いです。

>吉川マジックの舞台裏 米国BSE汚染度の計算は根拠不明な仮定の積み重ね
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05091501.htm
お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


[1404] インドネシア 全ての養鶏施設市外に移転へ 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/20(Tue) 23:29  

20050919-0020 ( 2005/09/18 ) PRO>Avian influenza - Asia (26): Indonesia, control
- トリインフルエンザ
鳥 インフルエンザ-東アジア(26):インドネシア、感染対策# 情報源:Greater Jakarta section of Jakarta Post、9月17日。 Sutiyoso州知事は9月16日、首都内で鳥インフルエンザ感染が拡大するのを防止するため、ジャカルタの全ての養鶏施設を市外に移転させるべきだと 語った。同知事は、ジャカルタ市農業畜産海事局に、養鶏施設の移転先を見つけるよう指示した。

http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050919%2D0020


[1403] インドネシアの現在のクラスターの状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/20(Tue) 21:54  

ときさん。鶏ピアさん。chaosさん。無明さん。
現在のインドネシアの鳥インフルエンザのクラスターの状況は、次のようですね。

動物園以外のクラスターとしては、次の二つのクラスターがあるようです。

1.RD(Rita Dina)さんとLR(Livo Rustini)さんとのクラスター

2.MG さんとRHさんとのクラスター

しかし、この1.2.のクラスターのうち、1のLR さんと、2のMGさんとは、ともに、1のRDさんと、接触がある。

という関係のようです。

http://www.recombinomics.com/News/09200503/H5N1_H2H_Jakarta.html


[1402] Re:[1401] 発源国は知らんぷり? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/20(Tue) 21:45  

ときさんの書かれたことは概ね私も同様の意見です。まあ、最後の所は違いますが。

かの国に行った時、ライブマーケット を見てきましたが(まあ普通の市場なのでしょう)、見たことも聞いたこともない動物がケージに入れられて売られていました(後で聞いたらバンブー・ラット とか)。あれでは動物由来感染症に対してはノーガードですね。東南アジアでも似たような状況でした。出荷用の鶏をスーパーカブに振り分け荷物にして(生き ています)、100羽近く運んでいました。

ついでに、かの豚連鎖球菌の件ですが、細菌の専門家は「そんな馬鹿な、日本にも山ほどいる。毒素の分類についても古すぎる。」と言ってました。この方は、フィールド・ワークのプロで、普通に分離できるとか。
ときさんが、例に挙げていたクリミア・コンゴ当たりが一番可能性がありそうですね。

ところで、ちょっと気になっているのですが、今回のH5N1の人での感染ですが、子供の感染が多いのは分かりますが、比較的若い人でも死者が出ているような気がします。インフルエンザは子供、老人で死者が多いと思ってしまいがちですが、どうでしょう。
スペイン風邪(アメリカ風邪ですね、H1N1)の場合、最も抵抗力の有りそうな若者での死亡率がきわめて高く、生体防御に関与するサイトカインが過剰に出て、病勢(肺炎)を憎悪させたとの話もあります。H5N1がそのような傾向をもっているのか、心肺です。
もちろん、東南アジアでは老人が少ない(若死)の傾向があるのでバイアスがかかっているかもしれませんが。
この辺は、ときさんのご意見が頂ければと思います。


[1401] 発源国は知らんぷり? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/20(Tue) 21:14  

鳥インフルエンザ防疫:米国主導の国際協力、中国は参加を表明せず【大紀元日本9月20日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d22256.html

 何かが原因となって起こる脳脊髄膜炎(いまだに原因不明)をはじめとして、さまざまな「疫病」が、すでに相当数起こっている情報がちらほらありながら、ほとんど国家機密情報として、報道管制下の中国。

 何がどれほどの規模被害で起こっているのか、いまだその実態がつかめない。ヒトの往来移動は放置。中国大陸発の複合「疫病」アウトブレークが、もはや現実になりかかっている(なっている)。

  青海省の鳥インフルエンザが、いまや、カスピ海沿岸、ウラル山脈を越えてヨーロッパへ。ベトナム・カンボジアの鳥ならびにヒトインフルエンザ。それが今、 ジャワ島へ。ロシア、中央アジアの口蹄疫。そして、ブタ連鎖球菌?、狂犬病、AIDS。エボラ?、クリミア・コンゴ出血熱?。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02_31/k02_31.html

 「公衆衛生」思想による対策を求めるのは無理のようだ。おそらく、「疫病」に対しては、「無為自然」なのだろう。生きるものが生きて、死ぬものは死ぬ。完全自然耐過に耐え得る個体が生き延びるという、まことに「自然」のままの思想で向かうかのようである。

 おそらくかの地では、ときとして、人間も、日本の「鶏・家畜」と同じ扱いをしているのだろう。「疫病」に対する、国際的対策の足並みをそろえなくてもいいということは、そういうことである。

華禍
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898310788

国立感染症情報センター 感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html
日本獣医学会 動物の病気
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/byouki-index.html
ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi


[1399] Re:[1389] [1385] じゃかるた新聞 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/20(Tue) 20:46  


>  常識的に考えて、トリ→ヒト感染が、起こっているのなら、まず一番初めに、動物園従業員が、死んでなきゃだめですがねえ。

ときさん、

子供の入院が相次いでいるのは単に抵抗力が弱いからでしょう。もちろん、閉鎖されたラグナン動物園の職員2人にも感染の疑いがかかり、首都近郊で計6人が治療を受けているそうです。


インドネシア、鳥インフルエンザ感染拡大防止へ対策強化

  【ジャカルタ=代慶達也】インドネシアのユドヨノ大統領は20日、ジャカルタ首都圏での鳥インフルエンザの感染拡大を防止するため、各保健当局に防疫体制 強化を指示、感染対策費として1580億ルピア(約17億円)の供出を決めた。前日閉鎖したラグナン動物園の職員2人にも感染の疑いがかかり、首都近郊で 計6人が治療を受けている。

 ユドヨノ大統領は感染の疑いのある鳥類の早期処分や患者の集中治療などを指示。世界保健機関(WHO)に専門家の派遣を要請した。ジャカルタ首都圏は東南アジア最大の人口密集地帯。生きた鳥類を売買する市場も多く、都市住民へ感染が拡大している。 (20:38)

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050920AT2M2001V20092005.html


[1398] 鶏ワクチン接種国ベトナムでも死者 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/20(Tue) 20:20  

鶏ワクチン接種国では死者が相次いでいます。抗生物質や化学物質ばかりに頼った農業が事態を悪化させているように感じます。もちろん、粗悪ワクチンの流通も問題です。


鳥インフルエンザ−ベトナムの状況−更新30
    2005年9月19日 WHO(原文)

ベトナム政府保健省は、本年7月にH5N1亜型鳥インフルエンザウイルス感染による死亡者がさらに一名でていたことを追加して確認した。症例はベンチェ(Ben Tre)州在住の35歳の農夫であり、患者は7月25日に発症し、7月31日に死亡していた。

この患者の確認により、2004年12月中旬以降のベトナムにおける症例数は64例となり、うち21例が死亡している。

(2005/9/20 IDSC 掲載)



http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/55who2.html


[1397] Re:[1392] [1391] 規則強化から2年たつまで審議を引き延ばしましょう 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/20(Tue) 19:52  

また口ばっかりの規制強化案なんですかね?
しかし動物油脂の規制はどうなってるのでしょう?

CWDで問題になっているような、鹿までレンダリング、食物連鎖に入れているような米国の牛の輸入再開を認めるような結果を食品安全委員会が出したとしたら、それこそ食品安全委員会の権威は失墜どころか、終わりですね。


[1396] Re:[1381] ジャカルタの事例はもはや「鳥インフルエンザ」ではない。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/20(Tue) 19:51  


ときさん ご紹介いただいたHPに書いてあることと違いますよ。

○インドネシア
 インドネシア保健省 は9月16日、H5N1型株鳥インフルエンザによる死亡患者を確認した。この患者は、ジャカルタ在住の37歳女性で、8月31日に発症、9月3日に入院、 9月10日に死亡している。鳥インフルエンザ陽性との報告は、香港のWHO委託研究所から得られた。
政府は、WHOの支援を受けて調査を開始し た。目的は、女性の感染場所の特定および家族、隣人、治療にかかわった病院スタッフなどの接触者の追跡である。女性はニワトリやアヒルに曝露される機会が 多い地区に住んでいた。その地区では、最近ニワトリの死亡は報告されていなかった。調査の一貫として、農業当局によって家禽からの検体が採取された。今回 の事例は、インドネシアでは2例目となる診断確定例である。


>  ヒトの新型(H5N1型)インフルエンザの流行である。
>  ヒトとトリ(鶏)を混同してはいけない。対策は全く別である。ヒトヒト間感染が、まん延しつつあると見ておかなくてはならない。ヒトの移動がもっとも大きな拡大の原因となる。(気温からいっても、本来の流行期の概念に当てはまらないのだが。)
>
> 厚生労働省検疫所 海外感染症情報
>http://www.forth.go.jp/
>

http://www.forth.go.jp/


[1395] 虹屋さん。重要なことを忘れていました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/20(Tue) 19:50  

このカナダ並みの飼料規制がアメリカに適用されると、今度は、日本の牛以外向け飼料などが、火の粉をかぶる番になりますね。
現在の日本の牛以外の豚、鶏、魚用の飼料については、このサイトhttp://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/dl/040903-1b.pdfの3ページにあるように、肉骨粉、獣脂以外は、規制がないのですから。

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/dl/040903-1b.pdf


[1394] Re:[1388] 鶏糞は放置しても温度は下がらない。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/20(Tue) 19:47  


ときさん

鳥インフルエンザウイルスは70℃に加熱しないと不活化しません。誤った情報を流さないで下さい。

> 『これから冬に向かい気温が下がってくるとウイルスが不活化しにくくなると予想できますね。』
>
>  鶏糞、積んでおいてあるところを見たことがないのでしょうね。
>
>  冬季、気温が下がってくると湯気があがってます(ほんの少しの山でも)。糞の2/3は、余剰腸内細菌叢が排出されたもので、排出されても細菌の栄養循環が進んで、いわば醗酵がおこって、熱が生じます。
>  そうそう簡単には、細菌は死なない。それぞれの消化できる栄養があればいきつづける。ウイルスにとって、細菌は天敵のようなものです。(中には細菌と共 生するやつもありますが。少なくとも、鳥インフルエンザはすこぶる熱に弱いものです。そして、特異の宿主の細胞に即座に寄生できなければ、その命ははかな いものです。年間を通じて、10度以下の環境でない限り。)


[1393] Re:[1392] [1391] 規則強化から2年たつまで審議を引き延ばしましょう 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/20(Tue) 19:35  

虹屋さん。
おっしゃるとおりに、裏返しに言えば、現在のアメリカの飼料規制の非有効性を、Crawfordさんご自身が、公に述べたということになりますね。
ですから、日本との牛肉貿易再開問題におけるアメリカの飼料規制問題云々は、現在の飼料規制見直し後ということに、原則的には、言えそうです。
ただし、Crawfordさんは、昨日は、見直しの時期については、言明を避けたようです。
また、『アメリカがミラーとすべきカナダの飼料規制」は、今年の三月にレビューが出たものの、まだ、法的には、有効な状態ではないということも、気がかりですね。



[1392] Re:[1391] 規則強化から2年たつまで審議を引き延ばしましょう 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/20(Tue) 19:28  

笹山さん。どうも有難うございます。これは、規則案が公表される。実際にはパブコメを経て実施と言うことになるのでしょう。

米 国自身が飼料規制の穴を自認した事になりますから、この交差汚染の穴がない日本が穴がふさがる前に、塞がってから2年以上たたない前に(塞がってから2年 経ったことを理由に20ヶ月齢以下の牛のBSE検査を止めていますから)米国産牛の20ヶ月齢以下を安全、日本の牛とリスクが同等と認めるのは格好が付か ない、一般国民には理解しがたい事になりますね。

規則が実施されて2年たつまで、ああでもないこうでもないと牛歩戦術はダメでしょうかね。



[1391] Re:[1390] 吉川座長の推計に無批判 日本農業新聞9/20記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/20(Tue) 18:47  

虹屋さん。
昨日、FDAコミッショナーのLester M. Crawfordさんが、the Consumer Federation of America主催のカンファランス「National Food Policy Conference 2005」で、アメリカは、カナダ並みの飼料規制を近々発表すると、言明しましたね。
内容的には、2005年3月に発表されたカナダの「Feed Ban Review」
http://www.inspection.gc.ca/english/anima/feebet/rumin/revexa/revintroe.shtml
の内容と、そっくりそのままのようです。
牛ばかりでなく、豚や鶏やペットの飼料からのSRMや血液の除去とポートリーリッターやレストランの残菜などの飼料への使用禁止、交差汚染の防止を内容としたものです。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/09/19/AR2005091900693.html

http://www.inspection.gc.ca/english/corpaffr/newcom/2005/20050302e.shtml

[1390] 吉川座長の推計に無批判 日本農業新聞9/20記事 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/20(Tue) 18:01  

9月20日 日本農業新聞より webで未公開なので投稿します

>米国産牛肉 安全性審査大詰め

米 国産牛肉の安全性審査が大詰めを迎えた。米国への資料請求と質疑を繰り返してきた食品安全委員会プリオン専門調査会は12日、事実上の答申案作りに入っ た。早ければ今秋中に結論が出る可能性があるが、米国の飼料規制の不十分さが最後まで尾を引き、安全性評価の結論にも大きな影響を与えそうだ。

>たたき台  「審議を山登りに例えれば、7合目にたどり着いたところ」
 プリオン専門調査会のある委員はこう実感する。これまでの会合は、米国のと畜場や資料の供給状況に付いて行政の飼料説明と質疑を繰り返してきた。5月以降、延べ6回、毎回3時間を費やした。別の委員も「疑問は出尽くした」と語る。
 12 日に出された答申案のたたき台は、審議がまとめの段階に入ったことを意味する。同調査会は@米国全体の牛海綿状脳症(BSE)感染状況A対日輸出する牛肉 の特定部位の除去と生後20ヶ月零以下の証明ーーの2つの実態を明らかにした。その上で、プリオン専門部会は最終的に、米国輸出用牛肉が国産牛肉と較べて 安全性に差があるのかを判断する。
 たたき台ではBSEの感染の広がりを推計した。そして、過去に欧州から牛や肉骨粉の輸入を通じてBSE病原体 が入った量や、輸入対象となる生後20ヶ月齢以下の米国産牛の感染数などをいずれも日本より多いと見積もった。たたき台が重視したのは、飼料規制の抜け穴 だ。特に、死亡牛や歩行困難牛と言ったBSE感染の危険が高い牛の脳や脊髄(せきずい)を肉骨粉にして豚・鶏の飼料に利用し続けていることは、委員も驚か せた。「牛用飼料に混じる可能性は今もある。」と、ある委員は言う。

>特定部位
次は2番目の焦点となる、特定部位の除去による汚染防止の効果などについて10月にもたたき台を出す。これで、農場での安全管理体制に続き、と畜場・食肉処理場での安全管理体制についての報告が出そろう。
 報告された汚染状況から対策の徹底度を差し引いて、最終的に日本の牛肉と同程度の安全性かどうかを比較する。11月中にも答申がまとまる可能性が出ている。
  これまでの論議で、と畜場・食肉処理場での安全管理体制については、米国の特定危険部位除去は、日本と同程度の水準に達しているとの見方が委員の間に出始 めている。しかし今回のたたき台で米国の農場での安全管理体制が不十分であることが露呈。輸入対処になる若い牛の感染頭数が、日本の数倍と推計した以上、 特定危険部位がその危険を取り除くほどの効果があるのか、徹底した論議が必要となる。


[1389] Re:[1385] じゃかるた新聞 投稿者:とき 投稿日:2005/09/20(Tue) 11:48  

> 共同よりちょっとだけ詳しいのでご紹介
> 現地の邦字新聞です。
>http://www.jakartashimbun.com/top.shtml

 有難うございます。

 常識的に考えて、トリ→ヒト感染が、起こっているのなら、まず一番初めに、動物園従業員が、死んでなきゃだめですがねえ。
 「トリ(鶏)→ヒト」を脅威として煽るような恫喝まがいの書き込みを続ける方々は、何を目論んでいるのでしょうか?

 もっと、冷静に、マスコミの伝聞情報を鵜呑みにすることなく、科学的事実や現地現場の一次情報や、原資料文献に基づいて洞察していただきたいものです。


[1388] 鶏糞は放置しても温度は下がらない。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/20(Tue) 10:31  

『これから冬に向かい気温が下がってくるとウイルスが不活化しにくくなると予想できますね。』

 鶏糞、積んでおいてあるところを見たことがないのでしょうね。

 冬季、気温が下がってくると湯気があがってます(ほんの少しの山でも)。糞の2/3は、余剰腸内細菌叢が排出されたもので、排出されても細菌の栄養循環が進んで、いわば醗酵がおこって、熱が生じます。
  そうそう簡単には、細菌は死なない。それぞれの消化できる栄養があればいきつづける。ウイルスにとって、細菌は天敵のようなものです。(中には細菌と共生 するやつもありますが。少なくとも、鳥インフルエンザはすこぶる熱に弱いものです。そして、特異の宿主の細胞に即座に寄生できなければ、その命ははかない ものです。年間を通じて、10度以下の環境でない限り。)


[1387] agonistの不調 投稿者:Chaos 投稿日:2005/09/20(Tue) 08:35  

笹山様

agonist Disease outbreaksが不調で
疫病掲示板はこっちに移ったようですね
CurEvents.com - A Global Current Events Discussion Forum - The Flu Clinic
http://www.curevents.com/vb/forumdisplay.php?s=0603aa8bcf20ffa1808f16b21c57268f&f=40

ANTARA - Indonesian News Provider
http://www.antara.co.id/en/ とか
The Jakarta Post - The Journal of Indonesia Today
http://www.thejakartapost.com/headlines.asp

あたりをウォッチしておきます


[1386] Re:[1385] じゃかるた新聞 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/20(Tue) 07:53  

Chaosさん。
情報ありがとうございました。
どうも、動物園だけに注目が集まるような傾向なんですが、実際のところは、どうなんでしょうね。
このラグナン動物園から10マイルのところにあるBogorの学校Ummul Quro Islamic Boarding Schoolで、100人の生徒に感染疑いが出て入院し、一人が死亡していることも気になります。
http://www.thejakartapost.com/detailcity.asp?fileid=20050919.H08&irec=7
http://www.recombinomics.com/News/09190503/Bogor_Mystery_Illness.html参照
食中毒かもしれないとの報道もあるようですが、もっと、幅広く鳥インフルエンザ感染が進行しているような感じがしているんですが。


[1385] じゃかるた新聞 投稿者:Chaos 投稿日:2005/09/20(Tue) 07:46  


共同よりちょっとだけ詳しいのでご紹介
現地の邦字新聞です。
http://www.jakartashimbun.com/top.shtml




[1384] Re:[1381] パンデミックの段階について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/20(Tue) 07:26  

ときさん。鶏ピアさん。
1378で「インドネシアでは、パンデミックの段階が、フェーズ6に到達しつつある」と書きましが、これは、ヒト→ヒト感染の段階での話です。

WHO西太平洋事務局長の尾身茂さんは、昨日、『われわれは、最悪のシナリオに備えるべきだ。』との警告を発しました。

そ のWHO警告の背景には、先週9月13日に、イタリア高等衛生研究所などのチームが、低毒性の鳥インフルエンザであっても、ヒト→ヒト感染の可能性がある として、「弱毒型も人のインフルエンザウイルスと交雑すれば、世界的に流行する新型インフルエンザの出現につながる恐れがある」と示唆したことが、大きく 影響しているようです。
http://news.monstersandcritics.com/health/article_1049205.php/WHO_official_warns_to_prepare_for_bird_flu
参照

WHO定義による鳥インフルエンザのヒト→ヒト感染の段階は、次のとおりとなっています。

1.大流行の狭間の段階

フェーズ1-人間に新しいウイルスが、まだ、検出されていない段階ではあるが、動物には、ウイルスが存在するであろう段階。

フェーズ2-まだ、人間には、新しいウイルスは検出されてはいないが、動物のウイルスが、人間に重要な危機をあたえるであろう段階

2.パンデミック警告段階

フェーズ3-人間に新しいウイルスが検出されているが、ヒト→ヒト感染は、始まっていないか、または、家族間など、限られた接触範囲で感染が始まっている段階。

フェーズ4-限られた範囲でのヒト→ヒト感染によるクラスターが出現している段階であるが、感染の範囲が、ひとつの地域に限られていて、ウイルスがまだ人間に適合していないことを示しているような段階。

フェーズ5-多くのクラスターが出現しているが、一定の地域にそのクラスター出現が限られている段階。
この段階では、ウイルスが、ますます、人間に適合しようとしているが、まだ、完全なヒト→ヒト感染にいたる伝達可能の段階にまではいたっていない段階。

3.全地域感染段階

フェーズ6-特定地域に限らず、全般的に、ヒト→ヒト感染が、蔓延している段階。

http://www.cdc.gov/flu/avian/gen-info/pandemics.htm


[1383] Re:[1379] H7N2型ですけど鶏糞中の温度条件による生存性データがありました。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/19(Mon) 22:42  


まりちゃんさん ありがとう

これから冬に向かい気温が下がってくるとウイルスが不活化しにくくなると予想できますね。

結果
1 56℃:いずれのニワトリ糞便中でも、30分以内に不活化した。
2 37℃:実験用ニワトリ糞便、一般のニワトリ糞便では36時間以内に不活化したが、SPFニワトリ糞便では16日で不活化した。
3 28-30℃:実験用ニワトリ糞便、一般のニワトリ糞便では36時間以内に不活化した。
4 15-20℃:SPFニワトリ糞便では23日、実験用ニワトリ糞便では6日以内に不活化した。
5 4℃:いずれのニワトリ糞便中でも、最大23日の観察で不活化しなかった。


[1382] Re:[1379] H7N2型ですけど鶏糞中の温度条件による生存性データがありました。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/19(Mon) 22:19  

http://www.city.hiroshima.jp/shakai/eiken/kan_center/others/fukatuka/inf/inf_1/inf-1-2.htm

 in vivoでは、なかなか活性を維持しづらいものです。活性維持には意識して環境を設定してやらなければなりません。しかも、温度一定の条件も、実際の養鶏 現場では無理です。さらに、温度変化には、滅法弱いです。通常、環境中では、「宿主外」のウイルスの活性は、48時間以上は、なかなか維持できないとの認 識です。


[1381] ジャカルタの事例はもはや「鳥インフルエンザ」ではない。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/19(Mon) 21:45  

 ヒトの新型(H5N1型)インフルエンザの流行である。
 ヒトとトリ(鶏)を混同してはいけない。対策は全く別である。ヒトヒト間感染が、まん延しつつあると見ておかなくてはならない。ヒトの移動がもっとも大きな拡大の原因となる。(気温からいっても、本来の流行期の概念に当てはまらないのだが。)

 日本国の対策は、おそらく、後手後手となるだろう。
(た だし、本格的に侵入流行しても、衛生状態からいって、経験のないウイルスに初感染の場合、感受し発症する者は一部、さらに致死率はそのまた一部である。 けっして、ウイルスは宿主をすべて死に至らしめることはないのである。しかし、ぼちぼち、タミフルとリレンザを常備しておかねばならない。)

外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html
厚生労働省検疫所 海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/

鳥インフルエンザで特別警戒=幼児ら4人が感染の疑い−インドネシア

  【ジャカルタ19日時事】インドネシアのスパリ保健相は19日、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の流行拡大を受けて、全土に特別警戒態勢を敷いた と発表した。保健省によれば、首都ジャカルタやバンテン州在住の2〜9歳の幼児ら4人に感染の疑いがあり、香港で血液検査を行っている。
 スパリ保健相は同日、記者団に対し、「渡り鳥などの野鳥が感染源である可能性が高い」と語ったが、詳しい感染経路は解明されていない。 
(時事通信) - 9月19日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050919-00000085-jij-int

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1000


[1380] Re:[1378] [1375] インドネシア 動物園にも感染拡大 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/19(Mon) 21:31  

笹山様

お世話になります。

> 鶏ピアさん。
> ワクチン接種国だから、パンデミックが起きているかどうかは、遺伝子塩基配列のなかのアマンタジン耐性や、タミフル耐性などの耐性の所在如何を見なければ、なんともいえないとは思いますが、

イ ンドネシアではワクチン耐性ウイルスが出現している可能性があります。いずれにせよ感染が拡大している背景には、ワクチンによって何らかの遺伝子変異が誘 導された可能性も否定できません。あるいはインドネシアで製造されている鶏用ワクチンが不活化不十分であり、鶏ワクチンの予防接種によってワクチン用ウイ ルスが感染を拡大している可能性もあります。

> インドネシア Tangerang 地区での鳥インフルエンザについては、クラスターの確定が遅れているようですね。
> また、検査体制の不備もあって、発症していて、未報告のケースもあるようです。

と、言うことは実際の感染規模ははるかに大きくなっている可能性がありますね。


[1379] H7N2型ですけど鶏糞中の温度条件による生存性データがありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/19(Mon) 21:08  


http://www.city.hiroshima.jp/shakai/eiken/kan_center/others/fukatuka/inf/inf_1/inf-1-2.htm


[1378] Re:[1375] インドネシア 動物園にも感染拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/19(Mon) 20:53  

鶏ピアさん。
ワクチン接種国だから、パンデミックが起きているかどうかは、遺伝子塩基配列のなかのアマンタジン耐性や、タミフル耐性などの耐性の所在如何を見なければ、なんともいえないとは思いますが。
インドネシア Tangerang 地区での鳥インフルエンザについては、クラスターの確定が遅れているようですね。
また、検査体制の不備もあって、発症していて、未報告のケースもあるようです。
さ らに、当初のインドネシアの鳥インフルエンザの遺伝子型が、中国の青海湖やロシアのChany湖での鳥インフルエンザの遺伝子型と異なっていたところか ら、今回のRagunan動物園での鳥インフルエンザの遺伝子型が、これらの中国・ロシアの遺伝子型と、一致しているのか、違っていのかが、当面の最大の 関心事のようです。
また、Tangerang地区で、20の疑い例が出た豚発生鳥インフルエンザと、Ragunan動物園での鳥インフルエンザとの関連も、指摘されています。
インドネシアでのヒト感染鳥インフルエンザのパンデミック・フェイズ段階http://www.cdc.gov/flu/avian/gen-info/pandemics.htmは、すでにフェーズ4か5の段階に達していて、直に、フェーズ6の段階に達するものと見られています。
http://www.recombinomics.com/News/09190501/H5N1_Indonesia_Children.html
http://www.recombinomics.com/News/09180504/H5N1_Indonesia_Toll.html
http://www.recombinomics.com/News/09180502/H5N1_Indonesia_Zoo.html
http://www.recombinomics.com/News/09180501/H5N1_Indonesia_Phase_6.html
http://www.recombinomics.com/News/09170503/H5N1_Indonesia_5_Confirmed.html
http://www.recombinomics.com/News/09160504/H5N1_Indonesia_Cluster.html

http://www.recombinomics.com/News/09190502/H5N1_Indonesia_WBF.html


[1377] 鶏ワクチン接種国インドネシア 警戒地域指定 鳥インフルエンザ疑い続出 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/19(Mon) 19:16  

ジャカルタを警戒地域指定 鳥インフルエンザ疑い続出
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 【ジャカルタ19日共同】高病原性の鳥インフルエンザ(H5N1型)で4人が死亡したインドネシアの首都ジャカルタで、鳥インフルエンザに感染の疑いがある子供の入院が相次ぎ、政府は19日までに首都を警戒地域に指定、鳥類と接触しないよう住民に注意を呼び掛けた。

  保健省などによると、首都南西郊外バンテン州タンゲラン県で10日死亡した女性(37)が4人目の死者と確認された後、17−19日に1−6歳の子供計4 人が鳥インフルエンザとみられる症状で入院した。死亡した女性のおい(9つ)も症状はないが感染の疑いがあり検査中。子供が発症した地域は同県や隣接する 首都南部に加え、首都北部にも広がっている。

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005091901004066_World.html


[1376] 鶏ワクチン接種国インドネシア 人への感染拡大の様相 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/19(Mon) 19:15  

鳥インフルエンザの人への感染、ジャカルタで拡大の様相

鳥インフルエンザの人への感染、ジャカルタで拡大の様相
2005年09月19日18時51分

 インドネシアのスパリ保健相は19日、ジャカルタに入院中の幼児3人が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染している可能性があることを明らかにした。現在、検体を検査のため香港に送っているという。

 ジャカルタ近郊では今年7月、鳥インフルエンザが原因で父娘3人が死亡したことが分かったほか、今月10日に死亡した女性(37)も4人目の死者と確認されている。

  一方、ジャカルタ南部にある国内最大のラグナン動物園が19日から3週間の予定で閉鎖されることになった。サンプルのため調査した鳥類27羽のうち、ワシ など19羽が鳥インフルエンザで死亡していたことが、前日までに判明したため。同園の職員によると、閉園中に従業員の健康診断を実施するとともに、 2000羽を超える鳥類の検査も進める。

http://www.asahi.com/international/update/0919/004.html


[1375] 鶏ワクチン接種国インドネシア 動物園にも感染拡大 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/19(Mon) 18:41  

鶏ワクチン接種国インドネシアの様子を見る限り、鶏用ワクチンの効果は認めがたく、逆に感染拡大に拍車をかけているようです。

ジャカルタの動物園閉鎖 鳥インフルエンザ感染で

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 【ジャカルタ18日共同】インドネシアのメトロ・テレビによると、首都ジャカルタ南部にあるラグナン動物園で18日までに、鳥類計19羽が鳥インフルエンザに感染して死亡したため、同動物園は19日から3週間閉鎖することになった。
  インドネシアでは鳥インフルエンザが2003年からジャワ島やスラウェシ島の養鶏場などで拡大。今年7月、首都近郊で死亡した父娘3人が鳥インフルエンザ による初の死者となり、今月10日に死亡した首都近郊の女性(37)が4人目の死者と確認された。さらに3人が感染の疑いで検査を受けている。
 ラグナン動物園では陽性反応を示した鳥類を処分し、ほかの動物には予防ワクチンを投与するという。

2005年09月19日月曜

http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/00038764kd200509260000.shtml


[1374] ヒトの病気の伝播に関しての脅威 投稿者:とき 投稿日:2005/09/19(Mon) 16:56  

 「ヒト」の病気に関しては、「トリ」からどうのこうのより、より具体的に、こちらのほうが何倍も脅威です↓。

国土交通省:訪日団体観光ビザ発給対象地域中国全土拡大
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/01/010722_2_.html
http://f48.aaa.livedoor.jp/~charge/

 よりリスクの高いほうからは目をそらし、あるかないかわからない(よく知っていれば、ほとんどありえない)ほうにばかり目を向けようとする、向けさせようとする、妄想空想にかられた姿にまだお気づきになっていないようです。

  トリの「ウイルス(インフルエンザ)」による病気は「トリ(鶏)」→「トリ(鶏)」、ヒトの「ウイルス(インフルエンザ)」の病気は「ヒト」→「ヒト」、 このことをきちんと認識しておきましょう。(鶏糞は、通常1週間も放置しておけば、ウイルスの感染能力はない。それよりも重要なのは、どこから感染を受け たかである。)


◆鶏飼い時事(じじい)…『ワクチン貶(けな)しの影響を恐れる』(2005.9.19)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza192.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『ただ懸念するのはAIに限らず、今後、公衆衛生面でも家禽家畜の健康にとっても最大の拠り所であるワクチンを、行政当局はおろか市井の獣医さんまでもが、国民消費者が誤解するほど貶してしまって、あとがうまく行くだろうかということです。
 国民の誤解ほど恐ろしいものはなく、いざと云うときにままにならないものは有りません。中国の反日教育が良い例です。都合よく野放しにして置くと取り返しのつかぬ事になりかねません。強毒ウイルスの南下はそこまで来て居ます。』

  防疫指針は、実際に起こってしまうと、ウイルス防御には何も機能せず、一切役に立たない。できることは、“事後”処理だけである。真の意味で、食糧生産維 持と産業経済持続にとっての「危機管理」として、「ウイルス“感染症”防御」をしなければならない。それは、「ワクチン」を用いる以外にはないのである。 あとは、自然耐過のみである。
 今のままであれば、事実上、疫病災厄に対する備えは「ゼロ」である。座して死を待つのみ、愚かというほかない。人智はそこまで愚かなのか?

 生体の「免疫能」にとって、「経験」が一番肝心である。それが野生株であろうとワクチン株であろうと。


[1373] Re:[1363] 森田氏引用のWSJ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/19(Mon) 16:00  

りょうさん。
まだ、森田実さんのウォールストリートジャーナル引用問題がくすぶっているというわけですね。
森田さんが、8月10日の『時代を斬る』http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/で、いくつかのことを言われていますね。
1.「米国通の友人H氏から、『ウォールストリート・ジャーナル』2005年8月8日号のインターネット版記事の一部が送られてきた。」
2.「『ウォールストリート・ジャーナル』は「郵政民営化法案は廃案となったが、これは手取りの時期が少し延びたに過ぎない。ほんの少し待てば、われわれは3兆ドルを手に入れることができる」との見方を述べている。」
そこで、8月1日から8月10日までの日本の郵政問題について扱ったウォールストリートジャーナルの記事は、次のようになりますね。
2005/08/05「Koizumi's Gamble to Reshape Japan」
2005/08/08「Shift to Bonds Is On in Europe」
2005/08/08「Japan's Postal Bill Stirs Power Fight」
2005/08/09「Japan's Leader Suffers Defeat in Privatization Push」
2005/08/10「Bank of Japan Sees Recovery For Economy」
で、おっしゃるように、8月8日の「Japan's Postal Bill Stirs Power Fight」は、確かに、記事も90行程度の短いものですし、郵貯運用のことも、そんなに書いていません。
となると、森田さんの日付の勘違いなのかなとも思ってしまいますね。
上 記記事の全部を読んだわけではありませんが、このうちの「Koizumi's Gamble to Reshape Japan」は、160行近い記事で、ここでは、最後の方で、HSBCセキュリティのモルガン氏の予測として、現在日本国債に投資されている200兆円の 再配分先などが予測されていますね。
ただし、これは、8月5日という、郵政法案採決前の話なので、『郵政民営化法案は廃案となったが』との森田さんの記事とは、矛盾してしまいますね。
あと、2005/08/09「Japan's Leader Suffers Defeat in Privatization Push」の記事は、どんな記事なのか、読んではいません。


[1372] Re:[1364] 渡り鳥よりも国内の鶏糞を憂慮すべし 投稿者:無明 投稿日:2005/09/19(Mon) 15:32  

渡り鳥に関して言えば、青海省や西シベリア、モンゴルで起こっていることが、日本に関係してくることは想像できます。環境庁でも野鳥のサーベイを始めるようですが、それはこの辺の事情を考慮してのことでしょう。
人への感染については、渡り鳥も鶏も同じようなものではと推測しています。ただ人との接触に関しては鶏の方がはるかに高いので、養鶏関係者はハイリスクグループに入るのではないでしょうか。
もちろん、パンデミックを考えた場合は、これは鶏や野鳥から直接ではなくて、鶏→人(変異が起こって)人→人での流行になると思いますが。

渡り鳥による国内への持ち込みの場合、鴨類は全国に散らばりますが、このところ問題になっているツルに関しては、九州南部がすごく気になります。飛来地周辺は日本有数の養鶏地帯なので、その対応は十分におこなう必要があるでしょう。



[1371] Re:[1359] [1336] [1301] 鶏糞の輸送でウイルスが拡散する懸念は?? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/19(Mon) 14:55  

> 今気が付いたんですが、1日100トンの鶏糞処理ですか。 1ヶ月で3000トン・・大変な量ですね。何羽分の量なんでしょう。処理とか、想像がつきません(^^; これは輸出でもされるんでしょうか?

こ れは小川町の農家に方に聞いた話です。ウインドウレス鶏舎で100万羽飼育ですと、100g/羽/日の量と仮定すると、1万羽で1日1トンです。で100 トン。ウインドウレス鶏舎でもAラインの高床式なら、一定程度鶏糞をためてから舎外に搬出できますが、垂直多段式では、2日に一度糞ベルトを稼働させて糞 を舎外に搬出しないと、鶏舎内が鶏糞であふれてしまいます。当然このタイプでは糞を送風によって乾燥させますので、重量は減っているはずですね。開放鶏舎 では基本的にAラインタイプなので形式によって糞搬出のインターバルは異なります。
堆肥化することによって、体積や重量はかなり減ります。

輸出に関しては虹屋さんのおっしゃるとおりです。発酵処理した鶏糞は堆肥として利用されますが、地域によってはもはや土地還元が難しくなっています(九州など)。ただ堆肥の性能にばらつきがあるので、耕種農家での利用がまだまだ不十分だと思います。


[1370] 米国の日本産牛肉の輸入再開条件のパブコメは今日まで 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/19(Mon) 14:43  

OIE基準よりも緩い米国の輸入再開条件のパブコメの締め切りは9/19です。

http://docket.epa.gov/edkfed/do/EDKFedDocketsOpenForCommentAPHIS;jsessionid=652AE6AFF9F17680334F28531EFB837D


[1369] Re:[1353] 鶏糞の輸送でウイルスが拡散する懸念は?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/19(Mon) 14:17  


> この可能性はあると思いますが、今回のH5N2における鶏糞中へのウイルスの排出がどうなっているのかが分からないので、確かなことは言えません。
無明さん、有難うございます。確かに、ケースバイケースで、発生したウイルスによって違いがあるのでしょうが、発生鶏舎を二次感染源にしない、防疫という観点からは見落としてはならないと思います。
 鶏糞を醗酵させ堆肥・有機肥料化の過程で醗酵熱などでウイルスは活性をなくすでしょうから、鶏糞肥料ではなく、鶏舎から堆肥加工場までの輸送中の落ちこぼれが問題ですね。

>今気が付いたんですが、1日100トンの鶏糞処理ですか。 1ヶ月で3000トン・・大変な量ですね。何羽分の量なんでしょう。処理とか、想像がつきません(^^;

まりちゃんさんが、指摘されるようにウンドレス鶏舎の方が大型ででる鶏糞の量が多く、敷地外に運び出す機会が多いでしょうし量も膨大でしょう。この点からも、ウンドレス安全論は疑問符が付きませんか。

鶏糞は産業廃棄物ですから輸出は出来ないと思いますが、鶏糞堆肥と名前を変えると実質は堆肥になっていなくても輸出とか販売が可能になるのではないでしょうか。

鶏舎からの鶏糞の輸送と、堆肥化=ウイルスの不活性化がきちんと行われているかが注目点でしょうか。
  この問題一つとっても、早期発見が需要ですが現在のサーベランス体制、家畜保健所が管内の養鶏場から一月に1箇所選んで調べるでは、養鶏業者からの通報が 頼りなのに、茨城県の例では理に合わないやり方で、挙句の果てには確証も無いのに罪人扱いしたのですから、今後が心配です。
 殺処分での経済損失を補填するお金もなくなったそうですから、低病原性ならだんまりを決め込む高病原性なら本当にバタバタ死ぬまで通報を遅らせて様子を見る方向に養鶏業者を押しやった気がします。

>証拠不十分ですね。渡り鳥からヒトへ感染しないことを祈るばかりです。
「鳥インフルエンザが渡り鳥からヒトへ感染するか」と言う問題は、一般的に「科学的には無いことの証明するは困難で可能性は否定できないが、しかし有る事を証明する事例、証拠もない」とい問題の一つではないですか?


[1368] Re:[1365] [1364] 渡り鳥よりも国内の鶏糞を憂慮すべし 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/19(Mon) 12:34  


笹山様

証拠不十分ですね。渡り鳥からヒトへ感染しないことを祈るばかりです。
しかし、そうなったら世界は終わりですね。

> 鶏ピアさん。
> 「鳥インフルエンザが渡り鳥からヒトへ感染した例は無いです。」
> は、ちょっと、感染経路を単純化しすぎている嫌いがありますね。
> 死んだ以外の渡り鳥を定点検査したという事例が、あれば別ですが。


[1367] Re:[1361] [1360] [1359]農政の民営化 投稿者:とき 投稿日:2005/09/19(Mon) 12:27  

笹山様

> 「農政の民営化」というキーワードから、いろいろな方向が模索できそうな感じです。

> たとえば、別のところ「「コミユニティが支持する農業(CSA)」は、日本に定着可能か?」http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_23.htmで書いたのですが、CSA農業なんてのも、ひとつの方向かもしれませんね。

 あまりにも、「商品作物」生産が行き過ぎて、買う側(消費者主人公)がえらくなりすぎてるというのも問題ありだとも思います。
  お百姓さんに、大事な食料をつくってもらって、その苦労に何がしかの代価を払って、分けていただいてるという謙虚な気持ちで、食料とお付き合いできる関係 が理想ですがね。みな、カブトムシやクワガタは、自然に採りに行くものではなく、ショップから買うものだという感覚に、食料も同じになってしまってるので しょう。プランターで、野菜作ってみればいいのに。どのくらい大変かすぐわかる。
 なかなか、農家お百姓さん(漁業を含めて)との、生の付き合い からは遠ざかって、食べ物を手に入れる「感覚」がわからなくなっているのでしょうね。ここにも「スローフード」運動の余地が生じているのでしょう。(思想 運動に走ってもね? 本来食料確保の問題は、生き物として根源の欲求ですからね。)

 「コミユニティが支持する農業(CSA)」は、なかなか良い発想なのですが、食料を確保することにおいて、真の意味でのギブアンドテイクの対等の関係性を見失ってる、現代の日本人のほとんどには、成立しえないお話に思えてしまいます。

  「プロ」の技に、尊敬と敬意を払えないようであれば、どうぞどうぞお好きなようにしなさいよ、というのがホンネですからね。いちいちあらぬ文句をつけてる なら、自分でつくれば(やれば)、というのが、「プロ」の気概を持っている人々の矜持からでる本心です。だまって、片隅でいい関係性を持ちながら、本当に いい仕事をしています。そういうところが見えてない人々が、何も核心を知らぬまま、ああだこうだと愚にもつかぬことを言い合っているばかりです。

 税金を払うための家畜じゃあるまいし、餌を待ってるようじゃいけないと思います。(パチンコ屋の社長は、パチンコ店のことをトリ小屋だと言ってるヒトもいるらしいですが。)

  田舎の農村地帯じゃあ、野菜でも果物でも、捨てるほどできて、ホントにほったらかして捨てているようなものなのに、ヘンな流通機構で、わざわざ高価になる ものだけが流通している。もうすこし、個人的なお付き合いで食料を確保する努力をしておいたり、イザというときには、せめて食料には困らない疎開先を確保 しておかないと、大変なことになりますよ。そんなときは、「国」や「行政」はほとんどアテにできません(そのような法体系になっています。事後処理だ け)。文句をいったって解決できません。この国には、真の「危機管理」はないのです。起こった場合はすべからく自己責任です。

 本当に食料確保の問題は、奥が深いです。それと、食糧確保の面で、大規模災害によく学びましょう。(阪神淡路大震災、新潟中越地震とか、スマトラ沖地震とか。)
 (すでに、現実をよく見ている方々は、農家産直をはじめています。報道されてないだけ。農家さんは、スポンサーになるほど売りまくろうなんて思ってませんからね。マスコミとは無縁です。それでいいと思います。)

 結局は、生きていくための個人個人の「民営化」もまた、必要ですね。 謝


[1365] Re:[1364] 渡り鳥よりも国内の鶏糞を憂慮すべし 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/19(Mon) 11:33  

鶏ピアさん。
「鳥インフルエンザが渡り鳥からヒトへ感染した例は無いです。」
は、ちょっと、感染経路を単純化しすぎている嫌いがありますね。
死んだ以外の渡り鳥を定点検査したという事例が、あれば別ですが。


[1364] 渡り鳥よりも国内の鶏糞を憂慮すべし 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/19(Mon) 11:17  


まりちゃんさんこんにちは

鳥インフルエンザが渡り鳥からヒトへ感染した例は無いです。現在のところ、ヒトの感 染例は家禽との接触によるものですから我が国でも同様に家禽(ニワトリ等)の感染を監視することが肝要だと思います。そのため、鶏ワクチンを接種しないと する現在の農水の対応は理にかなっています。
今回の鶏インフルエンザ騒動ではバイオテロ説も流れましたが、鶏糞が感染源になるのであれば、鶏ウイ ルスが侵入した養鶏場は生物兵器工場に一変してしまいます。鶏糞が感染源になることはProMedなどでも流れていますし、京都の時も鶏糞数グラムで数十 万羽の鶏が殺せるなどという報道があったと思います。今回の流行拡大に鶏糞の輸送が関与した可能性が否定できないのであれば、鶏のインフルエンザが流行し た際には鶏糞が盗まれて散布されることがないよう徹底管理していただきたいです。


[1363] 森田氏引用のWSJ 投稿者:りょう 投稿日:2005/09/19(Mon) 10:48  

笹山様
[932]でお書きになっていた記事、「 Japan's Postal Bill Stirs Power Fight 」(2005/08/08) を読んでみましたが、どこにも森田氏が指摘したような内容は書かれておりませんでした。記事の内容はもっぱら自民党内部の内 紛についてでした。それにしても、「外国紙からの引用分については、必ず、英語の原題を記すようにしてもらいたい」は確かにその通りです。


[1362] Re:[1360] [1359]そんな 「懸念」だったら、養鶏場は無人オートメーション化しなければ。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/19(Mon) 10:44  

鳥インフルエンザの問題だけじゃなくて、輸入飼料が糞に化けたことを考えたんですが。昔「日本は糞の山になる」とか書いている面白い学者さんがいたことを思い出したわけです。

国産飼料を使おうという運動がありますが、いい試みだと思います。
それと、集中過密養鶏の脅威を思っただけですが。いざ病気が出た場合は大変だということです。

農家を知らない知らないと主張されてますが、過密養鶏の害を説いておられる農家さんもいるわけですがね。



[1361] Re:[1360] [1359]農政の民営化 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/19(Mon) 10:44  

ときさん。まりちゃんさん。無明さん。
この篠原サイトの「農政の民営化」ってのは、言いえて妙ですね。
本来、農政は、民営化なはずなのに、このような言葉が、新鮮に聞こえてくる。
護送船団方式で、目に見えぬ規制とけん制の基に、販売手段を実質奪われた農業生産者たち。
そこに、「農政の民営化」が必要というわけですね。
イギリスなどでは、民間の農業専門コンサルタントが、ファイナンシャルプランや技術指導を含めて、きわめて安価に、指導してくれる機関があります。
また、農業以外の兼業にダイバーシフイケーションとして、農家が進出する場合も、そのマーケティングについて、アドバイスしてくれる機関もあります。
「農政の民営化」というキーワードから、いろいろな方向が模索できそうな感じです。
たとえば、別のところ「「コミユニティが支持する農業(CSA)」は、日本に定着可能か?」http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_23.htmで書いたのですが、CSA農業なんてのも、ひとつの方向かもしれませんね。

http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_23.htm


[1360] Re:[1359]そんな 「懸念」だったら、養鶏場は無人オートメーション化しなければ。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/19(Mon) 10:19  

 土を知らなくなった人間が相当多くなってしまったんですね。
 土壌は、バイ菌だらけです。でもそのバイ菌がなければ、作物は育ちません。

  あれやこれやから病原性ウイルスが広がるというのであれば、養鶏業従事者が、もっともっと、常に、一番最初に、「鳥」インフルエンザに罹って重症化したり 死亡していなくてはなりませんね。業界内の人間をよく知っていますが、「そんな莫迦な」と一笑に付されましたが。養鶏場従事者は自ら、いわば、毒ウイルス 検知の「カナリア」みたいなものと思っていますよ。(まあ、さほど危険がないことは、きちんと知識をもってる現場では、常識ですがね。)
 何も知 らない人が、現場を知ることもなく、勝手な妄想のハネを拡げることはよしましょうね。これは、あくまでも養鶏業界のみの「危機」なのですから。消費者や養 鶏業以外の人間には、直接は何ら関係のないことです。食品の心配をしたいのなら、中国産の食品の方を心配してください。日本の農家百姓は、そこまでいいか げんじゃない。

◆鶏飼い時事(じじい)…『農政も民営化を目指そう』(2005.9.18)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza191.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『国は野鳥などの環境の調査をこそやるべきなんです。』


[1359] Re:[1336] [1301] 鶏糞の輸送でウイルスが拡散する懸念は?? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/19(Mon) 09:41  

> > 今回小川町の養鶏場にもあると思いますが、イセ関連では1日100トンの鶏糞を小川町の自社堆肥場にトラック輸送しているとか。これをどうするかですね。 採卵養鶏場は比較的土地が狭いところが多くて、移動禁止の際糞をどうするかは、卵とともに問題になります。

今気が付いたんですが、1日100トンの鶏糞処理ですか。 1ヶ月で3000トン・・大変な量ですね。何羽分の量なんでしょう。処理とか、想像がつきません(^^; これは輸出でもされるんでしょうか?


[1358] 平成の合併市町村の市会議員選挙の傾向 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/19(Mon) 08:48  

一時は、東京都議会の定員すら上回る定数での、合併特例による市議会議員であふれかえった秋田県の大仙市初の市議会議員選挙が、昨日行われた。
なにしろ、これまでの合併特例による議員定数が、124名であったのに対して、特例廃止後の今回の定数は、30名と、一挙に四分の一になるという激戦振り。
これまでの暫定市会議員124名のうち、立候補したのは、55人、それに新人の11人、合計の立候補者は、66名に及んだ。
結果を見ると、最低得票数は、合併前の中心都市である大曲市での過去の最低得票数681票よりも338票上回る1,019票であった。
旧市町村別では、定数の4割を中心都市の大曲市出身候補者の当選者が占め、周辺旧町村出身候補者の当選者は、それぞれ、旧一町村あたり1−2名にとどまった。
こうして、結果を見てみると、今回は、やや、間引き選挙の意味があったとはいえ、やはり、中心大都市出身候補者が圧倒的に有利な選挙となった模様である。
平成の大合併というものは、やはり、村の声・町の声が、だんだん、届きにくいものになりがちという傾向が、このことからも言えそうだ。

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050918n


[1357] Re:[1355] 教科書というほどのものではありませんが 投稿者:無明 投稿日:2005/09/19(Mon) 00:04  

>  ヒトの感染症は、仕事ですから、まあ、考えるというほどのこともありませんが、たかが「鳥」ごときのウイルス感染症に過剰反応するほうが、どうかしてると思いませんか?

本音が出ましたね。「たかが「鳥」ごときのウイルス感染症に」・・・・・
そんな感覚で議論していたんですか。がっかりしました。その程度の方なんですね。


>  動研の方?それとも北大? いい加減、現場にでて、フィールドワークされたほうが、もっとよく理解できるのでは?

そっくりときさんにおかえししますよ。
 
>  ヒトで起こってるってことはね、ヒトヒト感染を考えなきゃいかんのですよ。もう、そりゃ、家畜の領域じゃないんですわ。ヒトの病気、相手してるもんに任せておきなはれ。獣医には無理やよ。

こんな差別的な感覚を持っている人が、人の病気を扱えるとは。

まあ、ここは篠山さんの掲示板ですので、これ以上は書きませんが、相撲を取らずに土俵の外から塩だけまいているいる人は相手をしても無駄ですね。


[1356] 法治国家日本 投稿者:あきら 投稿日:2005/09/18(Sun) 23:57  

日本は法治国歌だってさ。憲法で無いとされている自衛隊があるのは法治国家主義者的にはどう説明するんでしたっけ?その自衛隊が定年日に一階級特進で退職金を水増ししていたとは。。。こんな事だからお前ら一生日陰もの根性が治らんのだ。恥!日本の恥! 恥をしれや。
おまけに小泉に騙されてイラクの非戦闘地帯に行ったのは、違憲の二乗的憲法違反や。 墜落事故を天罰などとは言いたくないが、そう思っている人は、日本に数人はいるはず。私はその中の一人ではない(責任回避はこの国の常套)。
あー、良い国に生まれて幸せだ。南無阿弥陀仏、桑原桑原。


[1355] 教科書というほどのものではありませんが 投稿者:とき 投稿日:2005/09/18(Sun) 23:00  

微生物学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4830605111

動物の感染症
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4874020992
です。もっといいのがありましたら、ご教示くださいませ。
 これらも、もう古いのでしょうね。だいぶ進んでますねえ。
 そのわりに、農水省の家畜伝染病の対策は、古いやり方ですがね。

 あ、そうそう、仕事では、あまり使っておりませんが、これも時折ながめております。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4315517305

 ヒトの感染症は、仕事ですから、まあ、考えるというほどのこともありませんが、たかが「鳥」ごときのウイルス感染症に過剰反応するほうが、どうかしてると思いませんか?
  「鶏」が、そんな人間たちの犠牲になっているかと思うと、たまらんのですわ。「鶏」が無駄死にしてることと、それを飼育している人々のことを考えると(身 近にも養鶏家の知り合いがいるもんでね)、この倒錯した清浄国「指針」対策による、「人災」はね、早く見直したほうがいいと思ってるんですがね。なかな か、お役所仕事ちゅうやつは、間違いを正すってことは苦手なようですな。
 動研の方?それとも北大? いい加減、現場にでて、フィールドワークされたほうが、もっとよく理解できるのでは?
 
 ヒトで起こってるってことはね、ヒトヒト感染を考えなきゃいかんのですよ。もう、そりゃ、家畜の領域じゃないんですわ。ヒトの病気、相手してるもんに任せておきなはれ。獣医には無理やよ。


[1354] Re:[1342] 鶏のインフルエンザがしんどいのは、あくまでも鶏。 投稿者:無明 投稿日:2005/09/18(Sun) 22:30  

>  「鳥インフルエンザウイルス」に、感受性があるのは、あくまでも「鳥類」。

哲学論をやっているんですか?人為的な分類ですからいくらでも変えられますよ。

>  「ヒト」のA型インフルエンザのように、起源・由来が、「鳥インフルエンザウイルス」であっても、それは直接には、「感染」後(厳密にいえば、ヒト細胞 で増殖しなければ「感染」とはいわないので、付着のほうが正確)、「増殖」、「伝染」、「伝播」は起こらない。
>  ヒトの細胞で増殖能力を獲得したA型インフルエンザウイルスは、あくまでも「ヒト」インフルエンザウイルスであって、「鳥」インフルエンザウイルスではないのである。
>  鳥インフルエンザウイルスは、あくまでも、「鳥」の脅威であって、「ヒト」にとっての脅威は、あくまでも、ヒトインフルエンザウイルスであって、「鳥インフルエンザウイルス」ではないのである。

何年前の教科書(参考書)を見ているのでしょうか、買い換えることを勧めます。以前にも言いましたが、97年の香港から直近のインドネシアの人での感染事例をどう考えるのか、考察がありませんね。議論になりません。あなたは入り口で止まっているだけでしょう。

>  「鳥(鶏)→鳥(鶏)感染」と、「ヒト→ヒト感染」は、具体的に、現場の防疫対策を構築するとき、峻別して考えることが肝要である。

そんなことは承知の上での議論です。ただこれらが関連している、近い将来シームレスに繋がるおそれがあると言っているのです。あなたは鶏が助かれば人はどうなってもいい討議論ですね。


> 世間のウソ 新潮新書 (099) 日垣 隆 (著)
>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
> (第三話 安全性のウソ参照)

このような本を例に出すとはレベルが分かります。


[1353] Re:[1336] [1301] 鶏糞の輸送でウイルスが拡散する懸念は?? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/18(Sun) 22:19  

> 鶏フルが発生した場合、移動禁止令が出るまでの間、発生鶏舎から鶏糞の共同堆肥場までの輸送で、落ちこぼれた鶏糞などで周辺にウイルスが拡散される可能性がありませんか?

この可能性はあると思いますが、今回のH5N2における鶏糞中へのウイルスの排出がどうなっているのかが分からないので、確かなことは言えません。
た だ、最初に見付かった水海道アルバメント関東の例ですが、同じエリアにある中古鶏農場の糞便が、ダンブにむき出しで積まれて、アルバメント関東の周囲(鶏 舎の2辺)を回って別の辺にある堆肥場に運ばれていたということがあります。アルバメント関東の経営者は、その糞が鶏舎周辺に落ちていると言っていまし た。(ちょっと分かりにくいかもしれませんが、長い長方形の鶏舎の長辺2つが中古鶏業者によって囲まれている状況ですね。)


[1352] Re:[1350] [1349] 中国上空 高濃度の硫黄酸化物 投稿者:とき 投稿日:2005/09/18(Sun) 21:37  

笹山様

 植物は、動物以上に、生存を維持するための環境条件が限定しており、それに深く依存しております。環境の変化に動物以上に敏感です。(酸性雨の影響がかなり深刻に見えるのですが。あくまでも経済の枠外の自然環境のことですので、まだ意識されていないよう。)

 硫黄を含有するチリは、実際は雨よりも、季節風のある時期の大気中(降り注ぐチリ)のほうにより多く含有しているようです。黄砂の時期とか。
 季節風の影響も大きく、安定したサンプル数にならず、きっちり結果がだせず、結論はなかなか導けないようです。
 林野庁の調査も、出せる確たるデータに基づいた結論と、その周辺にある、不確かで正式に公表できない数多くのデータをもっているものと思います。
 本来、「科学」は、愚直なほど「慎重」です。やがては事実になる事象も、検証できるほどのデータ数が揃わないうちは、発表されません。
 まだまだ世の中は、わからないことだらけです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062571978
 つくづく、「自然の妙」はきまぐれで、厄介で、思うようにならないものと思います。

(環 境調査のプロジェクトには、なかなか予算もつきませんし。予想される結果を思うと、つくわけもありませんが。極微量ではありますが、量によっては危険なも のもかなりの種類、検出されているのですが、どこまでが許容量で、どこから危険なのかも設定されていないこともありますし。想定されているものしか環境基 準はありませんし。)

『「『不可知』を意味する漢字の『妙』は『若い』という意味の『少』という字と『女』という字から成っている」』
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050915ig15.htm

『庶民が忘れようが忘れまいが、おかまいなしに天災はやってくる。』
http://www.sankei.co.jp/news/050907/morning/column.htm
 「疫病(ウイルス感染症)」も天災のうち。


[1351] 今日の株式ニュース 投稿者:愛信 投稿日:2005/09/18(Sun) 20:53  

総選挙の投票で有権者の半分以上が郵政民営化反対票、
しかし、自民党の大勝利に広がる政治不信と
経済無策で低迷の東京市場。

6793 山水電
8% 3円 41円、株価異常銘柄速報配信


投稿者:新潟平野

今日から明るい日本建設の日まで

ーー引用開始ーー

だれもまさかと言うだろう
だれももうだめだと言うだろう
だれもあきらめたほうが良いと言うだろ
でも、大勝はごまかしのデマ宣伝の結果
でも、大勝はごまかしのデマ宣伝の結果
脅迫と、懐柔、
脅迫と、懐柔、
金と権力
金と権力
そんなものに乗った代議士がいつまで続くか
冬を前にして雪囲いのない家
雪が降る前の物干し竿
なにも用意がなく
主人のためでなく
風で吹き寄せられたごみの山に過ぎない
今、日本んは悲しみの中
亀さん、綿さんに助けを求める声が聞える
山から、野から、町から、村から、島から
本気で立とう、
本気で立とう、
自分のこととして、
明日を考えることを始めよう、
日本が泣いている
日本が悲しんでいる
悲しみのすすり泣きが大きくなって
悲しみの涙が大きくなって
大衆が亀さんを、綿さんを先頭に立てて
立ち上がって
明るい日本を作る日が来るまで君は
明るく働き、
明るく信じて
その日に備えようではないか、
じっと耐えて、その日を
その日を
じっと耐えて
その日を君と作ろう、
その日をみんなで作ろう

ーー引用終わりーー

掲示板亀井静香勝手連より
http://6258.teacup.com/newjolly/bbs

実践株式情報
http://www.aixin.jp/AJI01.htm

http://6258.teacup.com/newjolly/bbs


[1350] Re:[1349] 中国上空 高濃度の硫黄酸化物 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/18(Sun) 20:07  

ときさん。
中国からの硫黄酸化物の日本の森林に与える影響については、林野庁が「酸性雨等森林衰退モニタリング事業」を各地で行っているのですが、その調査結果の多くが、「中国からの酸性雨の影響は少ない。」と、結論付けているのですね。
一 方、林外雨(樹木の葉や枝や幹に触れることなく落下してくる雨)と、林内雨(樹木の葉、枝などに触れた後、森林内に降る雨)と、樹幹流(樹木の枝、葉など に降りそそいだ雨が、幹を伝わって流れ落ちてくるもの)とを分けた調査では、林内雨や樹幹流は樹木の葉や枝や幹に付着した様々な物質を取り込んでいるため 林外雨よりもかなり高い電気伝導度(降雨中に溶け込んでいる成分の量の多さを表す指標)を示すという研究結果が出ていますね。
http://www.nararinshi.pref.nara.jp/nrg/69-1.html参照
このようなことから、中国からの酸性雨の影響測定にしても、その測定方法に、問題ありとする意見もあるようですね。
ち なみに、酸性雨等森林衰退モニタリング事業実施マニュアルにもとずく、サンプル雨水採取の方法は、「排気ガス等の影響を受けない場所を選定し、直径 210mm のロートを地上高1.5m に設置して雨水を週1回間隔(雨量が200mm 未満の場合は翌週に回収)で採取し、分析機関(林業科学技術振興所)に送付する」という方法のようですね。

http://www.nararinshi.pref.nara.jp/nrg/69-1.html


[1349] 中国上空 高濃度の硫黄酸化物 投稿者:とき 投稿日:2005/09/18(Sun) 19:40  

『硫黄酸化物は、工場や自動車などで化石燃料を燃やしたときに発生する物質で、国立環境研究所の畠山史郎室長らの研究グループは、中国 の研究機関と協力し、3年前から4回にわたり、航空機を使って硫黄酸化物の一種、二酸化硫黄の濃度を測定しました。その結果、上空1000メートルでも、 重慶で50ppb、南京で45ppb、青島で42ppbと、高濃度の値が観測されました。これは、日本の地上の環境基準の40ppbをも上回っています。 中国上空の大気汚染を、海外の研究者が調べるのは初めてで、畠山室長は、「これまで中国の大気汚染がどのように上空に広がり、日本に運ばれるのかを知る データはなかった。さらに大気の流れを詳しく調べ、日本の酸性雨を減らす対策につなげたい」と話しています。この研究は、19日から京都で開かれる大気汚 染の国際シンポジウムで報告されます。(NHK 09/18 15:14)』
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/09/18/d20050918000096.html
 
 もう、10年も前から、日本海沿岸地域の植生が激変しています。一番激しいのは、黒松が軒並み枯れてしまった。
 ごく普通の建物の屋上でチリや雨の分析をやっても出ていましたからね。中国大陸の方面の、石炭の消費量に比例しているように思います。
 いまごろ、というか、とうとう黙ってはいられないくらい影響が出ているということですね。
 輸入食品も、たまに、二酸化硫黄でひっかかっています。よほど環境(土壌、水、空気)が汚染されていると想定されます。

厚生労働省 輸入食品監視業務ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html
(8)輸入届出における食品衛生法違反事例(速報)

  ウイルス対策と違って、解決は困難であります。(ウイルス感染症も、ヒトの考えるレセプターが、現実に即して正常(清浄×)にならない限り、困難です が・・・。化学物質による環境汚染問題の解決は、それ以上。たぶん、プリオン病も関連すると想定しております。化学物質と細胞代謝の関連ではないかと。ま だ、結果的な産生物質より注目されていないのではないかと思っています。)


[1348] Re:[1345] [1335] 鹿のレンダリングについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/18(Sun) 15:12  

無明さん こんにちは、
> 私もCWSと米国のBSEとの関連を知りたくて、品川先生に聞いたことがありますが、CWSの異常プリオンとBSE、vCJD、スクレイピーのそれとはかなり違っている(どのような手法だったか失念しましたが)ので、関連はないのではとのことでした。

か なり違ってるのですか。BSEは反芻動物に感染しますけど、シカ→牛にはどうなんでしょうね?実験はしてないのでしょうか。ハンターが、美しい骨格のシカ を作るために、肉骨粉をシカに餌付けしていたというニュースもありましたが、そもそもはどうなんでしょう?BSEにも定型、非定型、ダウナーとか何とか、 いろいろあるようですし、わからないことだらけですね。

金子先生のご説明を、UPさせていただきますね。リスコミのときのお話です。

> シカのCWDという病気は、米国、カナダを初めとする北米大陸で、実は非常に深刻な問題としてとらえられています。州によりましては、野生のシカの 10〜15%、20%近くのシカが感染している。それをハントして食べた若いハンターがCJD、ヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患したというお話 や、あるいはシカとウシのスピーシーズバリア、種の壁がどのぐらいあるか不明である点から、こういったものが米国のウシのBSEの発生に影響を与えるので はないかという懸念が持たれていて、私、アメリカの研究者に話を聞きますと、アメリカ政府はこの病気に対して非常に巨額の研究費を投入して、研究を進めよ うとしていると伺っております。
(抜粋 食安委平成16年4月20日リスコミより)http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160420/koukan160420-gijiroku.pdf



[1347] Re:[1340] [1338] 気がかりな、モンゴルのマナヅル繁殖地での鳥インフルエンザ拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/18(Sun) 14:08  

外岡立人さん。
情報ありがとうございました。
ご紹介の記事と同じことが、Recombinomicsの『Evidence for H5N1 Wild Bird Flu Migration』http://www.recombinomics.com/News/08290501/H5N1_Migration_Evidence.htmlに書かれていますね。

一般的に言われているのが、

鳥 インフルエンザの弱毒性と、強毒性を決定するのが、@ウイルス遺伝子の塩基性配列でのヘムアグルティニン」(Hemagglutinin:HAタンパク 質)の開裂部位(HA cleavage site)のアミノ酸配列と、Aこの開裂部位のアミノ酸配列状況に反応する、たんぱく質分解酵素の働きの違い
によるものといわれており、

1.アミノ酸配列に関しては、

弱毒性の場合は、単一のアルギニン(Arg)を開裂部位に持つのに対して、

強 毒性の場合は、アルギニン(Arg)または、リジン(Lys)の塩基性アミノ酸が開裂部位に連続して配列されている(multi-basic cleavage site )(たとえば、Abz-Arg-Asn-Thr-Pro-Arg-Glu-Arg-Arg-Arg-Lys-Lys-Arg というように。略号については、http://f46.aaa.livedoor.jp/~nurse/igakuryakugo.htm
http://www1.cts.ne.jp/~clab/hsample/Point/Point22.html参照)という特徴をもち

2.たんぱく質分解酵素に関しては、

弱毒性の場合は、開裂部位に連続する塩基性アミノ酸配列を持たないので、呼吸器や腸管のみにあるプロテアーゼによって切断され、部分的に開裂可能となるため、感染部位は限られるのに対して、

強毒性の場合は、開裂部位に連続する塩基性アミノ酸配列が存在し、多くの臓器に存在するフリン(furin)やPC6という蛋白分解酵素(プロテアーゼ)によって切断され、HA1と HA2に開裂し、全身感染症を引き起こす.

とされていますね。

それで、この Recombinomicsの『Evidence for H5N1 Wild Bird Flu Migration』では、次のように言っていますね。

ア ジアでのH5N1には、このmulti-basic cleavage site が見られ、このmulti-basic cleavage site での配列は、以前の中国の広東省や日本や韓国のウイルス、そして中国・青海のウィルスやロシアのChany 湖のウイルスと関連性があると見られる配列である。

としていますね。

他のシークエンスサンプルは、こちらのサイトhttp://www.patentstorm.us/patents/6838554.htmlご参照

http://www.recombinomics.com/whats_new.html


[1345] Re:[1335] 鹿のレンダリングについて 投稿者:無明 投稿日:2005/09/18(Sun) 13:08  

まりちゃんさん

米国のことは分からないのですが、以前獣医関係の雑誌にカナダの状況が書かれていました。ハンターが捕 獲した鹿に関しては、頭部を専用の箱(大きなゴミ箱?みたいなもの)に入れるようになっているそうです。各地域に設置してあって、鹿をどこで捕獲したかな ど記録して袋に入れて箱に置いておくと、定期的にそれを回収してTSEの検査をするそうです。州の事務所に持参などとすると届ける人が少ないので、利便性 を考えているようですね。当然養鹿でも同様でしょう。
米国が同じことをしているかどうか?

私もCWSと米国のBSEとの関連を知りたくて、品川先生に聞いたことがありますが、CWSの異常プリオンとBSE、vCJD、スクレイピーのそれとはかなり違っている(どのような手法だったか失念しましたが)ので、関連はないのではとのことでした。


[1344] この命題は真か偽か? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/18(Sun) 12:54  

『鶏のインフルエンザで人類滅亡か?』

 けっして、「プロパガンダ」とはいいません。

『ノストラダムスの大予言』とか、『ハレー彗星衝突で人類は滅亡する』とかと同じ気配を感じます。
(そういえば、昔、「ムー」とか「トワイライトゾーン」とかいうけったいな雑誌がありましたね。)


[1343] Re:[1339] [1338] 農水のトリフル対策当局の情報統制・印象操作・世論誘導は「中国」並み? 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/18(Sun) 12:45  

誰も世論操作などしていないって。

>  とにもかくにも、現状の対策のみに凝り固まって、第三者の検討が入り込む余地なし。「清浄国論」以外の、代替案技術検討をやっておかねばならないのに。いまの指針を100%、是として、これ以外の考え方をことごとく封殺してしまおうとしているかのようだ。
>  農水にとっては、「指針」以外の対処対策方法の試案すら、その存在を認めたくないのだろう。なぜならば、有事後、今の「指針」対策以外でやっていれば、 「その有事」の被害は実質食い止められることがすでに既知であるからだ。(最後までシラをきり、責任逃れをするだろうことは、目に見えているが、薬害エイ ズのように。それともあっさり、アスベストのように認める?)
>


[1342] 鶏のインフルエンザがしんどいのは、あくまでも鶏。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/18(Sun) 12:43  

 「鳥インフルエンザウイルス」に、感受性があるのは、あくまでも「鳥類」。

 「ヒト」のA型インフルエンザのように、起源・由来が、「鳥インフルエンザウイルス」であっても、それは直接には、「感染」後(厳密にいえば、ヒト細胞で増殖しなければ「感染」とはいわないので、付着のほうが正確)、「増殖」、「伝染」、「伝播」は起こらない。

 ヒトの細胞で増殖能力を獲得したA型インフルエンザウイルスは、あくまでも「ヒト」インフルエンザウイルスであって、「鳥」インフルエンザウイルスではないのである。

 鳥インフルエンザウイルスは、あくまでも、「鳥」の脅威であって、「ヒト」にとっての脅威は、あくまでも、ヒトインフルエンザウイルスであって、「鳥インフルエンザウイルス」ではないのである。

 「鳥(鶏)→鳥(鶏)感染」と、「ヒト→ヒト感染」は、具体的に、現場の防疫対策を構築するとき、峻別して考えることが肝要である。

世間のウソ 新潮新書 (099) 日垣 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
(第三話 安全性のウソ参照)


[1341] 鶏のインフルエンザで人類滅亡か? 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/18(Sun) 12:22  

鳥インフルエンザの声明 APEC首脳会議で検討

 11月に韓国・釜山で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、鳥インフルエンザ対策を呼びかける初の声明が検討されていることが分かった。都内で共同通信のインタビューに応じたマイケル・マハラック米次期APEC大使が17日、明らかにした。

 声明案は米国とオーストラリアが提唱。鳥インフルエンザがアジア地域から欧州にまで拡大し、人間への感染も危ぶまれることから、APEC各国に世界保健機関(WHO)などへの迅速な情報提供と、援助国との協力を呼び掛けるという。

 人の間で流行した場合、致死率は50%に達するとの見方もあり、次期大使は「影響は新型肺炎(SARS)より深刻で、APEC首脳は拡大予防策に強い関心を持っている」と語った。(共同)

(09/17 18:50)

http://www.sankei.co.jp/news/050917/kok069.htm


[1340] Re:[1338] 気がかりな、モンゴルのマナヅル繁殖地での鳥インフルエンザ拡大 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/09/18(Sun) 12:14  

 こんにちは、笹山さん

 DR.NIMANの今日の情報が気になって、なぜ日本へ拡大の可能性があるのかメールで聞いたところ、リンクのごとき返事をくれました。
 彼は日本にH5N1がすでに入っていると考えているのかも知れません。
 別なメールでは、遺伝子配列から考えると現在どのようにH5N1が広がり、そして今後どこに拡大していくか分かるよ、と言っています。
 分からないことは何でも聞いて!と言ってますので、必要ならメールで聞きましょう。
 H5N2に関しても以前何か言ってましね。
 遺伝子の話は弱いので、どちらかというと笹山さんの領分かなぁ?と。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/nimanlet1.html


[1339] Re:[1338] 農水のトリフル対策当局の情報統制・印象操作・世論誘導は「中国」並み? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/18(Sun) 11:43  

 とにもかくにも、現状の対策のみに凝り固まって、第三者の検討が入り込む余地なし。「清浄国論」以外の、代替案技術検討をやっておかねばならないのに。いまの指針を100%、是として、これ以外の考え方をことごとく封殺してしまおうとしているかのようだ。
  農水にとっては、「指針」以外の対処対策方法の試案すら、その存在を認めたくないのだろう。なぜならば、有事後、今の「指針」対策以外でやっていれば、 「その有事」の被害は実質食い止められることがすでに既知であるからだ。(最後までシラをきり、責任逃れをするだろうことは、目に見えているが、薬害エイ ズのように。それともあっさり、アスベストのように認める?)

> 特に、モンゴルの湖沼の中には、ドルノド州(Dornod Province)ダグール(Daguur)特別保護区など、日本の鹿児島の出水などに飛来するマナヅル(Grus vipio,White-naped crane)の生息地があるので、これから冬にかけての日本への飛来による鳥インフルエンザの拡大が、懸念される。

> 日本は鳥インフルエンザウイルス清浄国ですが、これは大きな非関税障壁になっており、安い鶏肉鶏卵の輸入を妨げています。つまり、日本がウイルス汚染国に 転落すれば巨大な鶏肉鶏卵マーケットが世界に市場開放されるわけです。世界の養鶏業者や日本の消費者にとって世界中の鶏肉鶏卵が安く流入することは結構な ことなのですが、では日本国内の養鶏業者が安い輸入鶏肉鶏卵に対して競合できるかどうかはわかりません。国が清浄国を死守したい理由はここにあるのでしょ う。(9/8 1055)

>ウインドレス特別扱いの『根拠』です が、殺処分の決定権は最終的に県知事にあり、命令を出すのは知事です。知事は民主主義のルールに従って選挙で選ばれた方ですので、都道府県レベルで判断に 若干の差が出るのは仕方が無いと思います。一連の件で知事は国へ要望も出しておられましたが、これが県民の総意であればそれで良いと思います。(9/12 1174)

<農業生産指数>04年は5年ぶりにプラス

 農林水産省は15日、04年の農林水産業生産指 数(00年=100、概算値)を発表した。総生産量を示す総合指数は前年比0.4ポイント上昇して93.3になり、5年ぶりにプラスだった。ただ、03年 は冷夏でコメが大凶作だった特異年で、農水省は「総生産量が漸減傾向にあることに変わりはない」とみている。
 品目別では、生産量が多いコメが 92と同9.8ポイント増え、総合指数を押し上げた。米国産牛肉の輸入停止の影響で需要が伸びた国産牛は同2.6ポイント増の91.5、牛肉の代替人気が 強かったブタも同1.2ポイント増の99.3と出荷量を増やした。一方、鳥インフルエンザの影響で、鶏卵が同2.3ポイント減の97.2。コイヘルペスで 大打撃を受けた内水面漁業は、74.1と8.7ポイントの大幅減だった。
(毎日新聞) - 9月15日19時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000095-mai-bus_all

 コイヘルペスの次は、鳥インフルエンザだな。まったくの指針による「人災」である。

広州市太石村土地汚職事件:区政府、村会計帳簿を武力で奪取【大紀元日本9月14日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d48840.html

番禺太石村事件3――愚民量産を邪魔されると中共は御陀仏。
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/fa36a3e91eb0d938015fd028ca812769
[1338] 気がかりな、モンゴルのマナヅル繁殖地での鳥インフルエンザ拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/18(Sun) 10:52  

今年の8月ころから始まった、モンゴル各地での鳥インフルエンザであるが、その後、拡大し、Buryattaや、隣接するトウバ共和国などに、広がりを見せている。
先週、Buryatta地区では、123羽が死亡している。
特 に、モンゴルの湖沼の中には、ドルノド州(Dornod Province)ダグール(Daguur)特別保護区など、日本の鹿児島の出水などに飛来するマナヅル(Grus vipio,White-naped crane)の生息地があるので、これから冬にかけての日本への飛来による鳥インフルエンザの拡大が、懸念される。

モンゴルでの鳥の生息地サイト関連情報は、こちらのサイト「Anatidae Site Network in the East Asian Flyway
Network Sites」http://www.jawgp.org/anet/anse.htmご参照

http://www.recombinomics.com/News/09170501/H5N1_Tuva.html


[1337] Re:[1328] [1325] 消費者無視! 投稿者:卵好き 投稿日:2005/09/18(Sun) 08:43  

鶏ビアさん、無明さん、ありがとうございました。
なんとなく安心・・・・

生産者は、利益だけかな〜


[1336] Re:[1301] 鶏糞の輸送でウイルスが拡散する懸念は?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/18(Sun) 08:39  

まりちゃんさん。無明さん。鶏ピアさん。笹山さん。おはようございます。
鶏フルが発生した場合、移動禁止令が出るまでの間、発生鶏舎から鶏糞の共同堆肥場までの輸送で、落ちこぼれた鶏糞などで周辺にウイルスが拡散される可能性がありませんか?

> 鶏糞の問題は現在でも続いています。養鶏場によっては自前の堆肥場を持っていないところもあり、共同の堆肥場まで運搬しないといけません。
> 今回小川町の養鶏場にもあると思いますが、イセ関連では1日100トンの鶏糞を小川町の自社堆肥場にトラック輸送しているとか。これをどうするかですね。採卵養鶏場は比較的土地が狭いところが多くて、移動禁止の際糞をどうするかは、卵とともに問題になります。



[1335] 鹿のレンダリングについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/18(Sun) 08:12  

おはようございます。貴重な情報を頂戴しましたのでUPさせていただきます。
==============
鹿のレンダリングですが、この資料http://www.renderers.org/economic_impact/sparks.pdf
の13ページのtable4(原料)の”other”の中に山羊・バイソン・鹿などが含まれているようです(前ページ末の注)。

ただ、CWD陽性の鹿のレンダリングは2002年11月に禁止したようです。
http://foodhaccp.com/msgboard.mv?parm_func=showmsg+parm_msgnum=1005902
===============

CWD陽性の鹿はレンダリングに入れない、、と禁止したとのことですが、鹿の全頭検査、してるんでしょうか?してないですよね?検査してないとしたら、これまた抜け穴だらけですね。
いや、それこそ、「科学的に検出限界がある」でしょうしね。

もはやTSEを拡散させようとしているようにしか思えなくなってきたような(^^;




[1334] 当掲示板の予想通り、民主党は、前原氏が勝ったが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/18(Sun) 08:05  

その後の新聞各紙の反応の中で、次のサンケイの記事が、目立った。
「前原氏会見「改憲、自民と協議」 公明、はや大連立を懸念 」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050918-00000004-san-pol
なるほどね。
公明党さんのご心配もよくわかります。
でも、自民党さんが、族議員を切り捨て、民主党さんが、労働組合関係議員を切り捨てていけば、行き着くところは?????というとこなんじゃないでしょうかね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050918-00000004-san-pol


[1333] Re:[1325] 消費者無視! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/18(Sun) 07:31  

卵好きさん。無明さん。鶏ピアさん。虹屋さん。
生卵消費国日本では、やや、タブーなのかもしれませんが、国際的には、卵が、鳥インフルエンザ拡大に、完全にシロとはいえない状況のようですね。
特に、卵の殻が、交差汚染の原因になっているという説、また、63度(華氏145度)以下で処理されている卵黄は、交差汚染の可能性ありという説、などがあるというのが、通り相場のようです。
これは、むしろ、サルモネラ菌に対する対策が主で、バクテリア菌死滅のためには、71度(華氏160度)が必要とされています。
このサイト「Pasteurization of Egg Products to Inactivate Avian Influenza and Newcastle Disease Viruses」
http://www.ars.usda.gov/research/publications/publications.htm?SEQ_NO_115=155336
では、卵製品の低温殺菌と、鳥インフルエンザウイルス・ニューカッスルウイルスとの関係について触れていていますね。
こ れによりますと、攪拌卵で61度処理の場合と、10パーセント加塩卵黄で63度処理の場合と、乾燥卵白で55度処理の場合とで、実験した結果、鳥インフル エンザウイルス( LPAI- A/chicken/New York/13142-5/92 [H7N2]; HPAI -A/chicken/Pennsylvania/1370/83 [H5N2] )の不活化のためには、攪拌卵で2分以下、10パーセント加塩卵黄で2分以下、乾燥卵白で7日以下の処理で、不活化したということのようです。
ニューカッスルウイルスの場合には、それぞれ、1分以下、1分以下、2日以下、といった結果のようです。

http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=9419


[1332] 「相場値」と「自己増殖力」 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 22:48  

■ 「指導者」を探し求める勿れ  2005/09/16(Fri) 09:26:05
http://sorceress.raindrop.jp/memo/dnmemo.cgi

『歴史を知らない日本人は多いが、これだけ高学歴者が増えてもまだ科学の「相場値」を知らない日本人が多いのも、これからのアメリカやシナとの競争上、大いに困りものですね。』

産経抄 9月16日[金]
http://www.sankei.co.jp/news/050916/morning/column.htm

『世論や政府の方針にもビクともしない、国家公務員I種試験に合格したキャリアと呼ばれるエリート官僚たちの肝の据わり方は驚嘆に値する。』

  なんとしても、「ワクチン」世論は潰したいようですね。ご苦労様です。日本の一つの大事な食糧生産産業が、風前の灯火になる可能性が大である状況に、少し は声を挙げてみているだけなんですがねえ。こんな、愚にもつかない意見、ほっとけばいいのにねえ。どうせ、片隅の超マイナーな意見なんですがね。ほっとけ ば? 面子の問題?


[1331] Re:[1330] 無題 投稿者:無明 投稿日:2005/09/17(Sat) 22:47  

大変失礼しました。新しいスレッドになってしまいました。
これは、卵好きさんに対するコメントです。

あと、誤解されるといけないので、追加しておきますが、
「リスクは相当低い」というのは、ゼロリスクというのはないということからこのような表現を取っているのです。


[1330] 無題 投稿者:無明 投稿日:2005/09/17(Sat) 22:29  

卵好きさん、こんばんは。

私も日本の卵の衛生管理は世界的にも最高水準にあると思います。安心していいでしょう。また、H5N1の場合でも、ウイルス濃度が相当に高くないと人への感染はないようですので、現在に衛生管理を行っていれば卵を介した感染のリスクは相当低いと思います。

ただ、ここで論議しているワクチンを使った場合、今回茨城で弱毒性鳥インフルエンザと同じこと(知らない内に感染が拡大)が、強毒性株H5N1で起こる可能性があります。
ワクチンで鶏の発症や死亡は防げますが、感染やウイルスの排出は抑えられませんので、H5N1が発生した農場からの卵が知らないうちに流通に乗る可能性はあります。この場合も、対人ということでは、リスクは低いと思いますが。
ワクチンを使わなければ、早期発見が容易ですので、発生時は卵の流通を止めて、安全性が確認された後に流通させることができますね。


[1329] Re:[1328] [1325] 消費者無視! 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/17(Sat) 21:58  

横合いからなんですが・・
> タマゴ好きさん こんばんわ
>
> 消費者は心配御無用です。
> 農水省のタマゴに対する規制は世界一厳しいレベルにありますから不安になることはありません。狂牛病の件ではまだまだ改善の余地がありますが、すでにトップレベルです。

卵について世界一かどうかは分かりませんが、狂牛病BSE対策でトップレベルなのは、日本産の国産の牛、牛肉に関してです。
 輸入牛肉、とくに米国・カナダ産牛肉では、農水省・厚労省の検疫案では国際基準以下のになりかねません。食品安全委員会の踏ん張り如何です。


[1328] Re:[1325] 消費者無視! 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 21:48  

タマゴ好きさん こんばんわ

消費者は心配御無用です。
農水省のタマゴに対する規制は世界一厳しいレベルにありますから不安になることはありません。狂牛病の件ではまだまだ改善の余地がありますが、すでにトップレベルです。


> 笹山様、いつも拝見しています。
> 鳥インで、トキさん、鶏ピアさん、無明さんのご意見みてますと、なるほどなって思いますが、私たち消費者はどうすればよいのでしょうか?
> 消費者の立場へ目線を移し、それぞれの専門知識をご披露ください。


[1327] Re:[1324] すでに地球村で起こってる鶏の災厄に対して、 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 21:45  

ときさん

1つめの論文は、ワクチン使用には好ましくない面もあるが殺処分による損失補填が不十分な場合にはワクチン使用を認めて欲しいという主張ですね。
2つ目の論文には、ワクチンは実験室的な研究では効果があるものの現実には使用しても効果が見られないことが書かれています。

> H5およびH7型の低病原性トリインフルエンザの抑止:不活化ワクチンの意義
>http://www.nbi.ne.jp/pdf/004_INFLUENZA.pdf

不 活化ワクチンは、AIの抑止と根絶を助けるものなのか、それとも事態を複雑にするのか、妨害するものなのだろうか? もちろんMPAI抑止を助けるものである(高病原性AI(HPAI)のリスクを下げる場合もある)。しかしきちんとした手順を踏まなければ、HPAI流行 時の場合にワクチン接種は血清学・疫学の妨害になることもある。ワクチネーションをしないのは、AIの抑止と根絶を助けるものなのか、それとも事態を複雑 にするのか、妨害するものなのだろうか? もちろん、血清反応陽性(回復期)の判定には助けになる。しかしMPAI抑止の妨げにもなる(そしてHPAIの出現リスクを増やすこともある)。

> トリインフルエンザウイルスの免疫:総説
>http://www.nbi.ne.jp/pdf/007_Immunology.pdf

P2

トリインフルエンザに対する数多くのワクチンが開発され、疾患の予防に効果があることが実験的に示されてきたが、コマーシャル家禽におけるHPAIの流行の回数は抑止・根絶されているのではなく、むしろ増え続けている[2]。


[1326] Re:[1324] すでに地球村で起こってる鶏の災厄に対して、 投稿者:無明 投稿日:2005/09/17(Sat) 21:44  

不活化ワクチンの輸入会社のHPですね。もちろんこれは備蓄ワクチンとしてのですが。
これってプロパガンダ?


>  より事実に即した、現実現場での、危機(損害)回避方法はどっち?
>  「清浄国論」妄想維持か、「ワクチン」接種か。
>
> H5およびH7型の低病原性トリインフルエンザの抑止:不活化ワクチンの意義
>http://www.nbi.ne.jp/pdf/004_INFLUENZA.pdf
>
> トリインフルエンザウイルスの免疫:総説
>http://www.nbi.ne.jp/pdf/007_Immunology.pdf


[1325] 消費者無視! 投稿者:卵好き 投稿日:2005/09/17(Sat) 21:23  

笹山様、いつも拝見しています。
鳥インで、トキさん、鶏ピアさん、無明さんのご意見みてますと、なるほどなって思いますが、私たち消費者はどうすればよいのでしょうか?
消費者の立場へ目線を移し、それぞれの専門知識をご披露ください。


[1324] すでに地球村で起こってる鶏の災厄に対して、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 21:17  

 より事実に即した、現実現場での、危機(損害)回避方法はどっち?
 「清浄国論」妄想維持か、「ワクチン」接種か。

H5およびH7型の低病原性トリインフルエンザの抑止:不活化ワクチンの意義
http://www.nbi.ne.jp/pdf/004_INFLUENZA.pdf

トリインフルエンザウイルスの免疫:総説
http://www.nbi.ne.jp/pdf/007_Immunology.pdf


[1323] 吉川座長の2年前の研究では・・ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/17(Sat) 20:59  

農水省の平成15年9月に公表された「牛海綿状脳症(BSE)の感染源及び感染経路の調査について」で吉川座長は、下記のような見解を発表しています。たたき台で、タロー(牛脂)を暴露・増幅リスク評価から除いたのか、皆目分からなくなりました。

感染経路モデルによる計量的な分析の結果と考察 (リスク分析)
「(この研究は)今後のBSE の発生を予測し、発生時の疫学調査とリスク管理に役立てることをもう一つの目的」
>4.2.3.3 製造工程によるリスク
肉 骨粉は、特定部位(SRM)の使用により汚染される可能性が極めて高い。肉骨粉の製造に際して、旧方式では汚染リスクの軽減若しくは不活性化はほとんど望 めないが、新方式では高温処理(133℃、3 気圧、20 分)で10-4 以上の感染価の低下が見込まれる。内臓由来の動物性油脂汚染の可能性は低いが、レンダリング由来の動物性油脂では特定部位(SRM)を使用していたわけで あるから汚染の可能性を否定できない。その場合、動物性油脂中の不溶物として混合汚染を起こしている可能性がある。他方、内蔵由来の動物性油脂に関して は、その感染価はと畜・解体時の交差汚染の確率で2/100(2%)、アルカリ処理・ろ過で10-4 減衰すると考えられる。配合飼料における肉骨粉の混合量は多様であり、特定できない。

用語の補遺
○ 獣脂かす(玉じめ)
動物性食用油脂( 脂身) の製造原料を加熱処理し、固液分離したかすを油圧プレスで搾油した固形物で一般的に円盤状
* 油脂分25〜30% 肥料用原料として利用( 豚・鶏由来)( 現在、牛の獣脂かすは肥料利用されていない。)
○ 肉粉
(1)獣脂かすを油脂分18%以下に絞り粉砕・篩別したもの
(2)動物性食用油脂(脂身)を固液分離した粕をエキスペラーで搾油し、粉砕・篩別したもの


[1322] Re:[1314] 興味深い昨年11月10日の薬事・食品衛生審議会のワクチン審議 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 20:32  

笹山先生 いつも情報ありがとうございます。

先ほどご紹介いただいた資料の中にも記載がありますが、粗悪なワクチンが感染源になりうることは既に議論されていたようです。

p14

>○○ 委員昨年、動物医薬品検査所で海外の状況を調べたときにも、USDAも製造用株は必ず低病原性でなければいけない。ヨーロッパも低病原性を確認された株で つくるということで、高病原性鳥インフルエンザのワクチンに関しては、製造用株は低病原性でつくらないとかえって危険だ。仮に不活化されていなかったり、 製造所から拡散するという話もありますので、低病原性でつくるというのが一つの思想です。
○○委員抗原性という意味ではなくて、安全性の面で。
○○委員はい。
○○委員わかりました。

http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/tikusan/yakuji/041110.pdf


[1321] Re:[1318] 鶏ビアさんと無明さん 投稿者:無明 投稿日:2005/09/17(Sat) 20:07  

ときさんは、いつもまともな議論をしないで逃げているだけですね。
他人の意見とは違う意見を持っているのなら、筋道を立てた議論をする必要があります。あなたのやっていることは「プロパガンダ」にもなっていません。ただの「スローガン」です。


>  いつもご苦労様です。工作活動に精がでますね。
>  もはや、農水省さんに癒着してる利権を守る意味しか見出せませんよ「清浄国論」。
>
>  笹山様には、アクセス解析で、どちらからおいでになってるかは、もうおおよそおわかりでしょうか。
>
>  「清浄国論」今後もがんばってください。よろしくどうぞ。(それを維持する限り、それまではワクチン使用はできないということですからね。)


[1320] Re:[1318] 鶏ビアさんと無明さん 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 20:03  


ときさん

これは間違いですね。
ときさんも鶏用ワクチンの御宣伝ご苦労様です。

>  いつもご苦労様です。工作活動に精がでますね。
>  もはや、農水省さんに癒着してる利権を守る意味しか見出せませんよ「清浄国論」。

これは心外です。どういう利権でしょうか?
利権が絡んでいると主張するのであれば証拠をお示しください。


http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/09/11_8e43.html


[1319] Re:[1288] [1284] [1282] [1281] [1280] [1266] [1265] [1258] 時代認識を誤った菅さん。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/17(Sat) 20:02  

前原誠司さんのご活躍を祈ります。


[1318] 鶏ビアさんと無明さん 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 18:43  

 いつもご苦労様です。工作活動に精がでますね。
 もはや、農水省さんに癒着してる利権を守る意味しか見出せませんよ「清浄国論」。

 笹山様には、アクセス解析で、どちらからおいでになってるかは、もうおおよそおわかりでしょうか。

 「清浄国論」今後もがんばってください。よろしくどうぞ。(それを維持する限り、それまではワクチン使用はできないということですからね。)


[1317] 定説? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 18:36  

「ライフスペース」事件
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/life-space.htm

ライフスペース
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9

定説語辞典
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/others/lifespace/dict.html
『清浄国』論も、入れておかねば。

  もはや、小さいけれど、大事な食糧確保のための養鶏産業の持続的生産を、困難で、やがては不可能にする結果をしかもたらさない、「清浄国論」防疫指針に よって、何を助けようとしているのか、その目的を見失っている。H5N2の摘発淘汰は、何を何から守るためなのか? その指針に従うことによって、「不利 益」しかもたらしていない。変異の危険性? そんなものは、ほんの些細なものだ。変異したものがすべて、病気を起こすものとはならない。
 しかも、変異の確率と機会は、はるかに野生の鳥のほうに可能性が高い。自然環境から被る場合と、人工環境へ被らせる場合との新型ウイルスを伝染伝播させるリスクは、どちらが高くてどちらが低いとは、いえないのである。

 従来からあるものでも、変異はたえず繰り返している。いつ如何なる場所でも宿主でも、ウイルスの変異にたいする、人間のコントロールは不可能である。あるものをあるものとして、それに則って、拒絶根絶など、無駄な足掻きをしないことだ。

  ウイルス感染症は、細菌とは異なり、宿主の側が、「馴致」していく以外にとる道はないのである。はしかやおたふく風邪にかからないで一生を過ごそうとする くらい不可能なことはないのと同様である。生物は、「経験」して強くなるのである。弱いものは自ずと淘汰されていく。それが自然の摂理である。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400007444X

 もはや、家畜伝染病の、ウイルス感染症に関する基本思想は、時代遅れとなっているのである。まったく、「らい予防法」と同じ過ちをくりかえしている。最新のウイルス学と免疫学の知識知見にもとづいた法制度構築を望むものである。


[1316] Re:[1311] そういえば2ちゃんでも 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 18:11  


2ちゃんねるの件は既出です。どうよんでも内容は逆です。

忍び寄る鳥インフルエンザ (その11) 養鶏業者、儲けに目が眩み違法ワクチンをヤミ投与 不良ワクチンから感染拡がる@関東 これは人災だ

鳥インフルエンザを拡大させるのは、自由に飛ぶ鳥たちだけではない。
 不良ワクチン投与
によって、鳥インフルエンザが思いも掛けない感染拡大をする、というのは、以前から指摘されていた。最近、中国で鳥インフルエンザがあちこちで拡がっている理由には、それがある、と囁かれている。
しかし、まさか日本で、起きるとは思わなかった。
現在、関東で拡大中の鳥インフルエンザ感染は、とどまるところを知らない。原因は
 家畜伝染法で禁止されている、違法ワクチンのヤミ投与が原因で、ウイルスが不活性化されなかったワクチンから、鳥へ鳥インフルエンザが感染した
のである。
 日本発の新型インフルエンザ
が発生する可能性すら出てきた。もし、そうなったら、その時は
 日本風邪
と世界中で指弾されるだろう。現在流行中の鳥インフルエンザがヒトに感染する型に変異した場合、抗体を持たないので、多くの死者が出る、と言われている。SARSの比ではない。今、関東で流行しているのは
 弱毒性のH5N2型
だが、弱毒性だからといって、人間に感染する型に変異しない、ということではない。

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/09/11_8e43.html


[1315] Re:[1313] [1311] そういえば2ちゃんでも 投稿者:無明 投稿日:2005/09/17(Sat) 18:10  

定説というのはちょっと言い過ぎだと思いますが。可能性は否定できないと言うところですね。
「論破されている」これも、私はまともな反論を見たことがありません。2ちゃんねるね〜。それをまともに取り上げるんですか。
是非、ときさんに、論破しているというものを提示していただきたいですね。

> 定説です。
>
> >  いまひとつ、違法ワクチン説は定着しないようですね。
> >  ことごとく論破されてるようで。



[1314] 興味深い昨年11月10日の薬事・食品衛生審議会のワクチン審議 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/17(Sat) 18:01  

下記サイトの審議記録は、日本の権威者が、鳥インフルエンザ用ワクチンをどう考えているかについて知るためには、きわめて興味深いものがある。
当日は、いくつかのものについての輸入承認にかかわる審議がされている。
http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/tikusan/yakuji/041110.pdf
によれば、この日の審査の対象となったのは、次の三種類の鳥インフルエンザワクチンの輸入についてである。

@AI(H5N2亜型)不活化ワクチン(NBI) 輸入元日本バイオロジカルズ株式会社
メキシコのAvi−Mex社が1998年に同国において製造承認を得たもの ワクチン株はH5N2亜型

AレイヤーミューンAIV 輸入元株式会社シーエーエフラボラトリーズ
米国バイオミューン社製 ワクチン株は、H5N9亜型

BノビリスIA inac 輸入元株式会社インターベット
ワクチン株は、H5N2亜型で、A/Chicken/Mexico/26654-1374/94(M5/94)が本製造用株

このうち日本バイオロジカルズ株式会社から輸入申請されているワクチンは、A/chicken/Mexico/232/94を使っている。

遺伝子塩基配列は、http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497191&database=fluA参照

ま た、「Nobilis Influenza H5」ワクチンは、オランダのAkzo Nobel系列のIntervet社のもので、David E. Swayne博士によって、メキシコのウイルス株A/Chicken/Mexico/26654-1374/94によって作られたものである。
遺伝子塩基配列は http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=U37173&database=fluAである。

http://www.avian-influenza.com/Control/efficacy_study.asp
http://www.avian-influenza.com/binaries/95_77040.doc
http://www.undp.org.vn/mlist/envirovlc/022004/post87.htm
http://journalsonline.tandf.co.uk/app/home/contribution.asp?wasp=7c875c15a7a347edab8b6fb177ec676d&referrer=parent&backto=issue,2,9;journal,7,40;linkingpublicationresults,1:102204,1参照
bk
この輸入元の株式会社インターベットは茨城県に中央研究所を有し、ワクチンをはじめとする動物医薬品等の研究・開発・承認取得、輸入、販売をしている。

http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/tikusan/yakuji/041110.pdf


[1313] Re:[1311] そういえば2ちゃんでも 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 17:49  

定説です。

>  いまひとつ、違法ワクチン説は定着しないようですね。
>  ことごとく論破されてるようで。
>
>
>


[1312] 内部の敵を粉砕せよ 投稿者:国民反共連盟 投稿日:2005/09/17(Sat) 17:43  

内部の敵を粉砕せよ。

国民反共連盟

拉致事件の責任は北鮮と旧社会党にある。その残党は社民党だけではない。連中は今や民主党内部にも存在する。民主党による政権獲得を利用する腹だ。北のシンパ、自治労を追放し、連中による拉致問題の幕引きを阻止せよ。



[1311] そういえば2ちゃんでも 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 17:30  

 いまひとつ、違法ワクチン説は定着しないようですね。
 ことごとく論破されてるようで。





[1310] 「違法ワクチン」摘発のほうはどうなったんでしょうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 17:22  

ワクチンが原因か 茨城の鳥インフルエンザ

 茨城県で鳥インフルエンザの感染が相次いで見つかった問題で、専門家でつ くる農水省の家きん疾病小委員会は2日、「ワクチンの使用など人為的な感染経路の可能性が否定できない」との見解を示した。予防用ワクチンは現在、家畜伝 染病予防法で使用が禁止されており、同省は感染原因をさらに詳しく調べる。
 ワクチンの違法使用が確認できた場合、農水省は刑事告発を検討する。
 委員長の喜田宏北海道大教授によると、茨城県で検出されたウイルスの遺伝子の型は中米グアテマラやメキシコで見つかったウイルスと酷似。距離的に渡り鳥が運ぶ可能性は考えられず、台湾などアジアで過去に見つかった中米型ウイルスとも遺伝子の型が違う。
 このため、中米のウイルスを基に作られたワクチンが日本に持ち込まれ、一部の鶏に投与されてウイルスが人や物、鶏の移動で周囲に感染した可能性があるという。
(共同通信) - 9月2日20時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000193-kyodo-soci

違法ワクチン接種で拡大か=農水省小委、人為的感染示唆−茨城の鳥インフルエンザ

  農水省の家禽(かきん)疾病小委員会は2日、会合を開き、茨城県の鳥インフルエンザ問題について議論した。終了後に記者会見した喜田宏委員長(北大大学院 教授)は、感染経路について「違法にワクチンを接種した結果、ウイルスが広がった可能性も否定できない」との意見で一致したことを明らかにし、人為的な原 因で感染が拡大した可能性を強く示唆した。 
(時事通信) - 9月2日17時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000076-jij-pol

 やっぱり、片方は、同じ内容の記事なのに、大げさのよう。

茨城の鳥インフルエンザ、違法ワクチン接種で感染拡大か
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050902AT1G0202B02092005.html
違法ワクチンで拡大か 茨城の鳥インフルエンザ 農水省小委が示唆 2005年9月3日(土)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-03/2005090315_01_0.html
『感染ルートを調査してきた同省は2日、「違法ワクチン説」を打ち出した。』
http://www.asahi.com/life/update/0904/004.html

 まだ見れます。たぶん、「違法ワクチン」説のソース、晒しておけなくなって、ことごとく削除することになるでしょうけれど。

茨城の鳥インフルエンザ 違法ワクチンで感染か 農水省小委、人為的要因を指摘
中日新聞 - 2005年9月2日
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050903/mng_____sya_____001.shtml
違法ワクチンで感染?茨城の鳥インフルエンザ
読売新聞 - 2005年9月2日
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050903i301.htm

 上記2本は、何を思ったか、すでに削除。


鳥インフルエンザ対策で国際協力構想を提唱=米大統領 〔AFP=時事〕2005年09月15日11時31分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1394882/detail

 これは、いくらかマトモな、日本語の記事。


[1309] Re:[1308] へえ、 投稿者:無明 投稿日:2005/09/17(Sat) 17:06  

あなたが無知なだけです。

> 『ワクチンを使うことはウイルスにとってはものすごいストレスですね。』
>
>  こりゃ、新(珍)説だ。
>  ストレス度をどうやって測るんでしょうか? もう、トンデモの領域ですね。


[1308] へえ、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 16:50  

『ワクチンを使うことはウイルスにとってはものすごいストレスですね。』

 こりゃ、新(珍)説だ。
 ストレス度をどうやって測るんでしょうか? もう、トンデモの領域ですね。


[1307] ウエストヴァージニア州で狂鹿病陽性 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/17(Sat) 16:44  

WV DNR CWD Response Plan Fully Activated
http://www.buckmasters.com/more_buckmasters/zones/features/050916Z3WV.htm

ミシガン州のケントというところではよくわからないシカの病気が発生しているようですが。。
http://www.michiganoutdoornews.com/articles/2005/09/15//news/news1.txt

レンダリングについては、どうなってるんでしょうか。

http://www.altavista.com/news/results?q=CWD&nc=0&nr=0&nd=2&sort=date



[1306] Re:[1305] 脅威なのはH5N1型だけでもないし。 投稿者:無明 投稿日:2005/09/17(Sat) 16:25  

今ここで議論しているのはH5型の話です。人の間で流行しているインフルエンザの話は、別にすべきですね。

自然界には様々な動物に色々な亜型のインフルエンザがあることは百も承知です。それらの動物が持つウイルスによる極小規模な人の感染があったことも事実です。総てのインフルエンザに対応することは予算、人etc.で無理なのは当然です。
今問題にしているのは当面顕在化しているH5N1と、日本に置いて発生したH5N2の話、その関係などです。

ワクチンですが、不活化ワクチンの効果についても話があって、同じHN型であっても何年か前のウイルスを元に作ったワクチンは
効果が弱いそうです。

ウイルスも生き物ですから、その生存にプレッシャーがかかるとそれを回避しようとします。薬剤耐性ウイルスの出現もそうですね。
ワ クチンを使うことはウイルスにとってはものすごいストレスですね。鶏にアダプトしたウイルスは、他の宿主へのアダプトは通常選択しません。ワクチンを使う ことでウイルスにストレスヲ与えると、変異したウイルスが他の宿主への感染性獲得の確率を上げることは容易想像できますね。
ワクチンを使っている中国青海省でなせ野鳥にH5N1が病原性をもって出現したのか。



[1305] 脅威なのはH5N1型だけでもないし。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 15:55  

2005/09/15
PROInfluenza activity update & 2005/2006 vaccine recommendations
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050916%2D0050

 ありきたりのことですが。


[1304] そのためのコレでしょ。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 15:49  

 このように、霞が関方面と筑波方面のかたは、ほんの目先のことしか頭が回らないからダメなのだ。ワクチン対処というのは、プログラミングの問題である。ダ〜と行って、バッサバッサ処分して終わり、というわけにはいかないのだ。そんなのもわからんのだろうね。
 ヒトでブレークが起こったら、トリのことなんかかまってられないこともご存じない?

大災害時の米軍運用見直し表明 ブッシュ大統領
http://www.asahi.com/international/update/0917/007.html
ヒトへの鳥インフルエンザ拡大防止、10月にも国際会議
http://www.asahi.com/international/update/0917/001.html

 ことごとく、日本語の新聞記事、不正確だからねえ。


[1303] Re:[1302] きちんとワクチン対処しておけばいいだけなのにね。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 15:09  


ときさん ざんねん!

ワクチン効果なし。

インドネシア、鳥インフルエンザで4人目の死者
2005年 09月 16日 金曜日 16:47 JST

 [ジャカルタ 16日 ロイター] インドネシアの保健当局は16日、先週ジャカルタの病院で死亡した女性の死因が鳥インフルエンザだったことを明らかにした。インドネシア国内での鳥インフルエンザによる死者はこれで4人目。
 この女性は、肺炎やインフルエンザに似た呼吸障害を訴えていた。

 保健省の関係者はロイターに対し、ウイルス検査の結果が「H5N1型に陽性だった」と語った。

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=9673146

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=9673146


[1302] きちんとワクチン対処しておけばいいだけなのにね。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 14:45  

 ヒトのウイルスも、トリのウイルスも。やがて、耐性系統(ウイルスレジスタント)でやっていくだけの話。

 農水省による対策指針の失政失策による「人災」で、内水面漁業は、明らかな数字の落ち込みが見られているというのに・・・。今後は、「鶏」の番なのははっきりしてますね。まだ失政失策を認めたくないのでしょうね。
 「清浄国論」は、地球村には通用しませんよ。「事なかれ主義」の悪弊ですね。なおかつ、何も知識のない、無知な国民を欺くような情報を大本営発表するしね。悪辣だねえ。
  AH新型ウイルスは「鶏」ばかりから出現するわけではないのにねえ。しかも、まだ仮説にすぎない「鶏→ヒト」を、さもさも、もう確定された「事実」のよう に流布するしね。しかも、無知な人が「鶏糞」からまで、ヒトに感染するかのように思ってしまうしね。ウイルスの実態をきちんと学んでくださいね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400007444X


<農業生産指数>04年は5年ぶりにプラス

  農林水産省は15日、04年の農林水産業生産指数(00年=100、概算値)を発表した。総生産量を示す総合指数は前年比0.4ポイント上昇して93.3 になり、5年ぶりにプラスだった。ただ、03年は冷夏でコメが大凶作だった特異年で、農水省は「総生産量が漸減傾向にあることに変わりはない」とみてい る。
 品目別では、生産量が多いコメが92と同9.8ポイント増え、総合指数を押し上げた。米国産牛肉の輸入停止の影響で需要が伸びた国産牛は同 2.6ポイント増の91.5、牛肉の代替人気が強かったブタも同1.2ポイント増の99.3と出荷量を増やした。一方、鳥インフルエンザの影響で、鶏卵が 同2.3ポイント減の97.2。コイヘルペスで大打撃を受けた内水面漁業は、74.1と8.7ポイントの大幅減だった。
(毎日新聞) - 9月15日19時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000095-mai-bus_all



[1301] Re:[1298] 鳥インフルエンザと鶏糞・・・生物兵器工場だったのか? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/17(Sat) 14:28  

まりちゃんさん、鶏ピアさん
鶏糞の問題は現在でも続いています。養鶏場によっては自前の堆肥場を持っていないところもあり、共同の堆肥場まで運搬しないといけません。
今回小川町の養鶏場にもあると思いますが、イセ関連では1日100トンの鶏糞を小川町の自社堆肥場にトラック輸送しているとか。これをどうするかですね。採卵養鶏場は比較的土地が狭いところが多くて、移動禁止の際糞をどうするかは、卵とともに問題になります。

昨日、鶏病事例検討会を聞いてきました。その中でWHOがH5N1問題にナーバスになっている理由の一つが示されていました。
@人でH5N1感染が起こったとき必ず同じ地区で鶏のoutbreakが起こっている。つまり、ウイルスの量が多い場合は、人に感染する事もあると推定しているのでしょう。
A東南アジアでは、今まで人のインフルエンザについては熱帯−亜熱帯であったことから関心がなかったのですが、今回のH5N1問題でWHOやCDC、または各国政府が調査をすすめ、年二回かの地でも人のインフルエンザ流行があることが分かったそうです。
Bその結果、従来の人→豚、鳥→豚によって豚体内でリアソータントが起こるとされた説以外に、人の体内で鳥インフルエンザと人のインフルエンザのリアソータントた直接起こる可能性が出てきた。この場合、パンデミックに発展する可能性も大きいとのことでした。

このほかにも色々と興味ある話がありました。





[1300] Re:[1294] [1286] 「清浄国」がお好きねえ。バージン信仰ですか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/17(Sat) 12:41  

ときさん。鶏ピアさん。
確かに、『清浄国』という言葉には、誤解を与えるものがありますね。
あくまで、「OIE(国際獣疫事務局)の国際動物衛生規約で定められている基準での清浄国」という、限定句つきで使われるべきものと思われます。
ウイルスの清浄国なんて、これでは、万物変化のおおもとの、ウイルスさんにたいして失礼な話です。


[1299] Re:[1292] [1291] [1287] [1285] 食用牛脂について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/17(Sat) 12:33  

虹屋さん。
情報ありがとうございました。
ファンシー・タローは、英語では、Bleachable fancy tallow (BFT)(漂白して化粧された牛脂という意味ですかね。)となっていますね。
それに対して、スペシャル・タロー(Special tallow)というのは、将来、バイオ・ディーゼルにもつかえる低湿の牛脂ということのようですね。
そのほかに、テクニカル・タロー( Technical Tallow )や、おっしゃるイエロー・グリース(Yellow Grease/AV Blend)があるようで、その成分表は、このサイト「Fats & Oils」http://www.anamax.com/rendered.htmのようですね。
タローひとつも、だんだん、奥が深くなってまいりましたね。

Technical Tallow

Free Fatty Acids((FFA 脂肪酸) .75 max.
FAC(FAC(Fat analysis committee)カラー法) 3 max.
Moisture(保湿性) .2% max.
Insoluable(不溶性) .05% max.
Titre(力価) 41.0ー C min.

Bleachable Fancy Tallow (BFT)

Free Fatty Acids 4.0 max.
R.+.B 1.5 max.
M.I.U. 1.0% min.
Titre 40.5ーC. min.

Yellow Grease/AV Blend

Free Fatty Acids 15 max.
F A C 39 max.
M.I.U. 2.0% max.

http://dairy.ifas.ufl.edu/dpc/2003/Staples.pdf参照

http://www.uoguelph.ca/~cri/products/tallow.htm


[1298] Re:鳥インフルエンザと鶏糞・・・生物兵器工場だったのか? 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 12:33  


まりちゃんさんこんにちは
鶏糞の問題もあったのですよね。イノシシに感染したのは鶏糞も原因の1つでしょうね。鶏糞は牛の餌にされるそうですが、これでは牛にも感染しそうです。そうすると、鶏→豚・牛・イノシシ→ヒトという感染ルートが心配です。
もしかして、生物兵器の工場になってしまいますね。

http://www.usfl.com/Daily/News/05/09/0916_006.asp?id=44589


[1297] 鳥インフルエンザと鶏糞 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/17(Sat) 12:14  

鳥インフルエンザで問題になってくるのは鶏糞の処理もですよね。以前調べたとき、鶏糞が野積み、放置されている問題を取り上げたサイトがあったりしましたが、集団感染した場合、鶏糞から周辺環境への拡散の恐れがあるわけで、頭が痛いですね。



[1296] 鶏のインフルエンザは生物兵器級の脅威 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 12:09  

更新2005年09月16日 11:09米国東部時間

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大流行予防へ国際スクラム 米、新型インフルエンザで
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 米政府は15日、新たなインフルエンザの世界的大流行を予防するため、日本など各国と協力態勢を構築、世界保健機関(WHO)などの国際機関も交えてワクチン開発など本格的な対策に乗り出すと発表した。
 2003 年末から04年春にかけて東南アジアで猛威を振るった鳥インフルエンザは、渡り鳥などを介してロシアにまで拡大。鳥インフルエンザの高病原性ウイルス (H5N1型)が変異し、人から人へ感染する能力を獲得した場合、世界中で爆発的に流行、数千万人が死亡する事態も懸念されている。ブッシュ政権は生物兵 器と同様の「安全保障上の脅威」(高官)として、国際的枠組みで「封じ込め」を図る。
 ニューヨークで記者会見したドブリャンスキー国務次官によ ると、日本、英国、カナダ、オーストラリア、ロシアなどが協力を表明。今月内にもワシントンで各国の高官協議を開き、政策調整を開始する。来月にはカナダ で保健担当閣僚による国際会議が予定され、発展途上国への技術協力やワクチン開発と備蓄など国際協調体制の確立に向けた方策を話し合う。
 次官とともに会見したWHOの李鍾郁事務局長は、H5N1型ウイルスが人から人へ感染する能力を獲得するのは「時間の問題」と指摘。「流行が始まってからでは遅すぎる」と予防の重要性を強調した。(共同)

http://www.usfl.com/Daily/News/05/09/0916_006.asp?id=44589


[1295] 鶏ワクチン接種国インドネシア、鳥インフルエンザで4人目の死者 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 12:07  

インドネシア、鳥インフルエンザで4人目の死者
2005年 09月 16日 金曜日 16:47 JST

 [ジャカルタ 16日 ロイター] インドネシアの保健当局は16日、先週ジャカルタの病院で死亡した女性の死因が鳥インフルエンザだったことを明らかにした。インドネシア国内での鳥インフルエンザによる死者はこれで4人目。
 この女性は、肺炎やインフルエンザに似た呼吸障害を訴えていた。

 保健省の関係者はロイターに対し、ウイルス検査の結果が「H5N1型に陽性だった」と語った。

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=9673146


[1294] Re:[1286] 「清浄国」がお好きねえ。バージン信仰ですか。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/17(Sat) 11:40  

 今度は、愚かな、いかさまインチキサーベイランスは、くれぐれもやらないようにしましょうね。
 むやみやたらに、まったく無為な、それ以上に混乱極まりない愚挙をせざるを得なくなるわけですから。

 それにしても、「備えあれば憂いなし」とはいいますが、今の現状は、「備えなくて憂いのみ」そのものです。対策を練るべきポジションの人々が、まるで「現場・現実」感覚が欠落しているのでしょうね。「南方戦線(インパール作戦等)」の計画練った連中と本質は同じだね。

 地球村に生息する「トリ」は、もはや平気で「H5N1」トリインフルエンザウイルスを抱えながら飛んであるいてる状況になっているのですがね。
 臭いものには蓋をする、見ざる言わざる聞かざる、ですかね。知らないで通せば、責任逃れできると思ってるところが姑息だねえ。

 これは常備してあるかな? あっても読んでないのかな?

動物の感染症
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4874020992

 いまだにこんな不正確極まりない記事を垂れ流す。記者のレベルは本当にダメみたいだ。
『鳥インフルエンザはウイルス性で、鳥からヒトへの感染が確認されている〜〜〜』
http://www.asahi.com/international/update/0917/001.html
 おバカと言うしかない。

イノシシに感染源の疑い 野生動物で抗体調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000023-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
 そんなのあたりまえだろ。そんな、くだらんことしてないで、さっさと、周辺の野鳥を調べてください。
 まったく、一部特定の企業を守るために、核心が明らかになることは極力避けて通るのは、BSEも同じですが。(病原病理病態を徹底的に究明しつくさないようになっている。)

(笹山様 申し訳ございません。トリフル対策当局に対する独り言の愚痴です。)


[1293] 米国でレンダリング(肉骨粉、油脂、エキス製造)にシカが混入しているかも、の件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/17(Sat) 11:34  

ブログにまとめたついでに、農水省の消費者の部屋に事実確認依頼のメールを送りました。

我々と米国の牛は、まさか「シカ」等を知らぬ間に食べている?!
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/709389673cd6aa716ef2016ddafc9227

笹山さん、虹屋さん、情報ありがとうございました。


[1292] Re:[1291] [1287] [1285] 食用牛脂について 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/17(Sat) 11:26  

まりちゃんさん。笹山さん。
> 追伸:食用牛脂もタローというんでしたっけ???(^^;
日本での使い方を見てみました。
「タロー」は広く牛の脂、人間の食用、飼料、石鹸などの原料など用途を問わないで牛から採れる脂という使い方がされてました。
人間の食用ですと、「ヘット」という呼ばれ方がポピュラーですが、これは「fat(ファット)」がなまったものだそうです。「タロー」と書いてある物もありました。

農水省のBSE疫学検討チーム報告書では、
と畜牛の内臓脂肪から製造される動物性油脂(ファンシータロー)と
肉骨粉製造時に産生される動物性油脂(主として飼料用、イエローグリース)

後者は、「イエロータロー」「レンダラーファット」「タロー」と記しているものもあります。

飼料での規制ですが、条文的には
生後おおむね3月以内の牛、めん羊、山羊及びしかの育成用の脱脂粉乳を主原料とする配合飼料、人工乳・代用乳には、食用の肉から採取した脂肪のみを原料とするもので、不溶性不純物の含有量が0.02%以下である「特定動物性油脂」を使える。

上のファンシータローで不純物0.02%以下ということですね。
実態的には、まりちゃんさんのいわれるとおりかと思いますが、レンダリング処理は元々タロー(牛脂)を採るための処理で、食用になる部分を原料にした場合もレンダリングと記しているものもあります。
蛇足ですが、
食用になる部分を原料にした場合の肉骨粉にあたる物は「肉粉」「獣脂かす」greavesと記すようです。



>>
> ですが、次のようですね。
>
> suet fat とは、腎臓(kidneys)周辺または、ロイン(loin)周辺の脂のことで、
>
> tallow from rendering(rendered) suet fat
> が、レンダリングから作る牛脂で、
>
> tallow from beef fat
> または、
> tallow from suet fat
> が、牛肉から作る牛脂
>
> ということのようですね。
>http://www.answers.com/topic/suet
>http://www.millennium-ark.net/News_Files/Soap/Useable_Fats_Oils.html
>http://www.eaudrey.com/tallow.htm
>http://www.bluebirdnut.com/the_fat_question.htm
>http://jducoeur.org/carolingia/orlando_tallow.html
> 参照
> しかし、国によって定義はあいまいで、たとえばカナダの食品規定の場合、「と畜時において、健康な牛から採取した、牛脂」などとの定義も見られますね。
>http://laws.justice.gc.ca/en/F-27/C.R.C.-c.870/123984.html参照


[1291] Re:[1287] [1285] 食用牛脂について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/17(Sat) 09:11  

まりちゃんさん。
>>追伸:食用牛脂もタローというんでしたっけ???(^^;>>
ですが、次のようですね。

suet fat とは、腎臓(kidneys)周辺または、ロイン(loin)周辺の脂のことで、

tallow from rendering(rendered) suet fat
が、レンダリングから作る牛脂で、

tallow from beef fat
または、
tallow from suet fat
が、牛肉から作る牛脂

ということのようですね。
http://www.answers.com/topic/suet
http://www.millennium-ark.net/News_Files/Soap/Useable_Fats_Oils.html
http://www.eaudrey.com/tallow.htm
http://www.bluebirdnut.com/the_fat_question.htm
http://jducoeur.org/carolingia/orlando_tallow.html
参照
しかし、国によって定義はあいまいで、たとえばカナダの食品規定の場合、「と畜時において、健康な牛から採取した、牛脂」などとの定義も見られますね。
http://laws.justice.gc.ca/en/F-27/C.R.C.-c.870/123984.html参照


[1290] ヤコブ病の解剖18% BSE感染見逃しの恐れ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/17(Sat) 08:42  

ヤコブ病の解剖18% BSE感染見逃しの恐れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000008-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bovine_spongiform_encephalopathy/
↑厚労省のHPを見たけれど、どこに掲載されてますかね??

なお、パブコメが募集されてるようです。
牛海綿状脳症対策基本計画の変更案についての意見・情報の募集について(平成17年9月15日〜10月14日)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/public.html

米 国で「鹿」が肉骨粉や牛脂、肉エキスにされて食用にも入っているかも知れない情報を国にも連絡、確認を取らねばと思いつつ、また、どうせ知ってて「食安委 委員から情報請求がないので、こちらからは資料を提出しません」なんて回答になるのかなぁ、と思う今日このごろです(^^;



[1289] アイダホで7人目のヤコブ病疑い?&歯医者さんでの感染の心配 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/17(Sat) 08:33  

Another Idaho woman dies of suspected Creutzfeldt-Jacob disease
http://www.casperstartribune.net/articles/2005/09/16/news/regional/753b649d25f36d418725707e00590ddf.prt

Risk of mad cow disease to dental patients investigated
http://www.telegraph.co.uk/news/main.jhtml?xml=/news/2005/09/12/umadcow.xml&sSheet=/portal/2005/09/12/ixportaltop.html

いくつかニュースがございましたので。しかし、日本の審議録などを見るに、日本の歯医者さんのお粗末な感染管理、実に心配ですね。

米国牛輸入に関する調査会傍聴と歯科・内視鏡の感染対策
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/a0209d89782edb34131184136abc37e0
検証:普通の生活で、vCJD=人型BSE(狂牛病)が感染しないとは本当か?その1 歯科編
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/57316d5ea76dd6092e7c843c2e7d6403
[1288] Re:[1284] [1282] [1281] [1280] [1266] [1265] [1258] 時代認識を誤った菅さん。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/17(Sat) 08:24  

真名さん。ときさん。
おっしゃる「分裂前」政党ということであれば、いっそのこと、相変わらずの顔ぶれで、轟沈というほうが、いいのかもしれませんね。
そのあたりの危機感を、構成される方が、どう持っておられるのか、ということなのでしょう。
飛行機は、片肺でも飛行できるそうですが、政党の場合は、どうなのかな?
左肺がかければ、自民党のおこぼれが、吸い付きやすい構造にはなってくるのですがね。
この記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000008-san-polの中の『小沢氏が十五日の両院議員総会で「一新会」のメンバーに、現執行部を徹底批判させたことも裏目に出た。」は、確かにいえますね。
従来手法では、ままならなくなっているということは、いえるとは思いますが。


[1287] Re:[1285] 吉川座長のたたき台の問題点。牛脂などA交差感染の見落とし(下)投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/17(Sat) 00:43  

> 吉川座長がやっておられないので、僭越ながらタロー(牛脂)での暴露リスクを考えてみる。タロー(牛脂)は、日本では子牛用代用乳・人工乳にしか使えない。米国では、子牛用代用乳・人工乳だけでなく、牛用飼料全般に使える。

虹 屋さん、日本ではレンダリング抽出の牛脂は牛の飼料には禁止されており、使用許可を出してるのは食用牛脂(腎臓の周りの脂肪とか)だったはずです。食用牛 脂は許可されてるようですが、どの位の生産者が使用しているんでしょうね? 植物油脂に切り替えているところも少なくないと思いたいですが。

過去、国に従って痛い目を見ているところは、普通切り替えるでしょうね。なにせ炎症を起こした腎臓にプリオンが蓄積されるという論文も出てるんですから。

追伸:食用牛脂もタローというんでしたっけ???(^^;


[1286] 鳥インフルエンザ「清浄国」復帰へ 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/17(Sat) 00:36  

21養鶏場で移動制限解除へ

鶏から鳥インフルエンザの抗体が見つかった問題で、県は15日、美野里町と茨城町の養鶏場を中心とした半径5`圏内の21養鶏場について、鶏や卵などの移動制限を解除すると発表した。
 2回の検査で清浄性が確認されたため。美野里町の養鶏場を中心とした6養鶏場(6万4000羽)が16日午前0時に、茨城町の15養鶏場(70万9000羽)が19日午前0時に解除される。

http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=9509


[1285] 吉川座長のたたき台の問題点。牛脂などA交差感染の見落とし(下)投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/16(Fri) 22:33  

吉川座長のたたき台の問題点。
@OIE規約との関係を隠蔽している [1270]
A交差感染の見落とし [1279](上)
B米国拡大サーベランス結果の過大評価、誤った適用

A交差感染の見落とし (下)
2.2 暴露・増幅リスクの比較では、肉骨粉の暴露・増幅リスクを検討している。BSE陽性牛の感染値の99.4%を占めると言われるSRMが、米国では全て牛で レンダリング原料とされているから、当然である。吉川座長は、米国でのレンダリングで、感染値が約1/100になるとしているが、欧州食品安全庁 (EFSA)は「大気圧の下で(つまり加圧することなく)加工しているから、BSE感染性が工程に入れば、これを大きく減らすとは考えられない」としてい る。この点も、審議されていない。http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/document/gbrus04.htm

  レンダリングでは肉骨粉だけでなくタロー(牛脂)も生産される。歴史的に見ればレンダリング処理は牛脂を採るための処理であった。タロー(牛脂)の利用に よる暴露・増幅リスクが全くされていない。タロー(牛脂)ではプリオンなどのタンパク質は不溶性不純物として含まれる。日本では、0.02%以下が規制値 である。さらにSRMは減量から除かれてる。これに対し米国は0.15%以下で、SRMも原料とされている。なぜタロー(牛脂)を考慮しないのであろう か??

 米国のハーバード大のリスク評価では、タローの利用によって牛がBSEに曝露する危険性はほとんどないとしている。吉川座長、プリオン専門部会も同じ見解でタローを(牛脂)を考慮外にしているのなら、先の日本の規制の必要性、科学的根拠を国民に説明する義務がある。

> 2.3.9.5 タロー 世界保健機関は、TSE病原体は蛋白質のような性質を持っているため抽出処理中にMBMの細胞性残留物とともに残留し、タロー脂質とともに抽出さ れることはないとの結論を示した(WHO, 2001)。また、1997年にEUとMAFFの共同出資で行われたレンダリング研究は、摂氏120度、20分間、圧力3気圧というレンダリングの最小処 理基準を満たさない場合でも、タローは安全であると考えられると示している(Taylor et al.,1997, MAFF, 2001)。我々は、タローの再利用によって牛がBSEに曝露する危険性はほとんどないと考えている。 
(独)農畜産業振興機構の訳、31ページ http://lin.lin.go.jp/alic/sirase/bse-report02.pdf

吉川座長がやっておられないので、僭越ながらタロー(牛脂)での暴露リスクを考えてみる。タロー(牛脂)は、日本では子牛用代用乳・人工乳にしか使えない。米国では、子牛用代用乳・人工乳だけでなく、牛用飼料全般に使える。

米 国で、フィードロットで肥育されと畜される30ヶ月齢以下の牛のうち、約10%、320万頭は乳用牛の去勢雄牛である。生後8週齢になるまでの間は、カー フハッチでの代用乳および人工乳(スターター)によるほ育が行われ、その後、10週齢程度で育成舎での群飼に移行し、粗飼料と濃厚飼料による育成され、 フィードロットで肥育される。この乳用牛の去勢雄牛は代用乳と人工乳でタロー(牛脂)での暴露リスクがある。育成、肥育期間は牛用配合・濃厚飼料に含まれ るタロー(牛脂)での暴露リスクがある。

残り約90%の肉用品種の牛では、肥育期間は牛用濃厚飼料、子牛・育成期間中は牛用サプリメント(米国BSE牛2例目で追跡された飼料)での暴露リスクがある。

吉川座長は肉骨粉に注目し、レンダリング施設・飼料工場の専用施設化、流通、農家での自家配合による汚染、牛の肉骨粉の使用が許されている鶏飼料の残渣、 豚飼料の残飯などを牛に給与することが禁止されていないことなどから、「米国では一定の割合で交差汚染が起こる可能性が否定できない」としている。前2者 は牛全体に暴露リスクをあたえる。
 甲斐諭専門委員によれば「大局的に見て(肉用の子牛の)主な産地は米国南東部が中心地で全米の子牛の約35% がそこで生産され、米国内の27州に販売されている。米国南東部の子牛生産地の繁殖牛経営は20〜30頭の繁殖牛を飼養する零細経営が多く、綿花や大豆を 栽培し、家禽も使用している家族経営が多く、兼業経営が多い。」つまり鶏・豚飼料の給餌による交差汚染の確率が高い牛群がある。

米国の牛はその暴露リスクの濃淡がある。3つほどに大別できるとおもう。一つは、約10%、320万頭の乳用牛の去勢雄牛である。一つは、鶏・豚飼料の給 餌による交差汚染の確率が高い牛群。もう一つは、全般的なタロー(牛脂)使用やレンダリング施設・飼料工場の専用施設化の遅れ、流通、農家での自家配合に よる汚染による暴露リスクの牛群。

吉川座長は、増幅シナリオの検討を行っている。レンダリング処理で感染値が1/100に低下する見積もりなど、どれも専門部会で論議されたことない吉川座 長の個人的独断的仮定を連発している。「定量的評価は困難であることが考えられるので、評価は定性的評価を基本とする。」が専門部会の共通認識であるか ら、何故、定量的評価の増幅シナリオを出すのか??

 先のような暴露リスクを持った米国の牛に、現実にBSE感染がどれ位起きているのか。拡大サーベランスの結果を検討することで、検証できるはずである。


[1284] Re:[1282] [1281] [1280] [1266] [1265] [1258] 時代認識を誤った菅さん。 投稿者:真名 投稿日:2005/09/16(Fri) 22:28  

うーん。 そこなんですけどね。
派閥(勉強会?)単位で前原さん側につくのは、前原派、野田派だけですよね。 派閥の人数から考えると、小沢さんが管さんの方につくとすると、管さんが圧倒的に有利ですよね? 小沢さんはもと社会党系、民社党系を固めているんでしょう。 横路派もそっちにつきますよね?
そうすると、勝敗は見えているような気もするのですが。
これも勝手な空想ですが、民主党は党内の意見の相違がものスゴク大きくて、「分裂前」政党みたいにも見えるんです。
そうしますと、今回、前原さん側が大敗して、若手に不満がくすぶる、そこに自民党から手が突っ込まれるというあたりが現実的なセンではないかと言う気がしてなりません。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1283] Re:[1280] やっぱり、管さんかな?そんなに急に変われないのでは? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/16(Fri) 22:26  

間抜けな評論家の暴論 2005/9/14(水)
http://blogs.yahoo.co.jp/editorialwriter/10888677.html

『オナニー記事の垂れ流しはますますマスゴミの信頼を失うだけだという事にいつ気がつくのだろう?
 「思考放棄」をしているのはマスゴミ自身だ。』

■2005/09/16 (金) 日本の「表現の自由」とは、一体何をさすのか
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=20050916

『それなのに日本のメデイアの多くは国内しか見ていない。
評論家の多くもそう。
 自虐を嫌う保守評論家さえ、自虐的に日本の総理をけなす。』

『私は中国に出かけることが多いのですが、彼らは実に熱心に
日 本の報道に目を通しています。「こんなものまで翻訳しているのか」と驚きますよ。テレビ、新聞、週刊誌、雑誌など、あらゆる記事に目を通し、さらに専門誌 まで。その結果「小泉首相は国民に支持されてない」という結論に達していたはずです。右から左まで、小泉首相をアホバカ扱いで記事にしているからです。国 民が選挙で自民党を選び、自民党が総裁を選び、支持されている人物なら、アホ馬鹿呼ばわりはないでしょう。そのように書かれるのは「日本国民の支持が無い から」というのが通常の感覚だと思いますよ。ある中国の実業家の女性に言われたことがあります。「日本の政治家は、みっとも無い。あんなことを書かれて、 よく平気でいれるわね」中国人は面子を重んじます。面子を潰されても平気な男は信用しないのですよ。週刊文春に変態呼ばわりされた山崎拓氏も同様です。こ の話も、エリートクラスの方は皆さん、良く知ってます。あとテレビも馬鹿になりません。書籍は高く複写に費用が掛かるので流通は限られますが、テレビ番組 は勝手にダビングしたものが広く流布されています。と言ってもニュース番組はニュースステーション等です。あれを毎日、見ていれば、これが平均的な日本の 国民感情だと思うのは当たり前で、中国側を非難できないですね。今回の選挙結果を見て、おそらく中国、韓国、北朝鮮は驚いたというより、???になったと 思いますよ』

 こうなると、なんだか、日本のマスコミ・マスメディアの情報は、『特定アジア』方面の世論誘導、印象操作に、力を発揮しているようにも見えてしまいます。

『特定アジア』
http://kuyou.exblog.jp/2242425/
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050915

反日のネット攻撃呼び掛け=中国(時事通信) - 9月16日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000051-jij-int
《デモなどの情報も寄せられていないが、総領事館は在留邦人に注意を促している。》

 日本からも、煽ってやるくらいの工作をしてもいいのではないだろうか。

2005年09月16日(金) 民主党を再生させたいなら前原さんじゃないの。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050916
《前 原氏のように若くてイメージの良さそうな人が、党首をやった方がいいとは思うのですが。前原氏は旧社会党の奴らから猛反発くらってるから、菅さんが再び党 首になるのかな。〜〜小泉自民党よりも改革してくれそうだ、いい案出してるって思われない限りいつまでも同じことの繰り返しでしょう。》

《日 本政府とGHQとの折衝にあたり日本国憲法制定の現場に立ち会った白洲次郎氏は後に、憲法9条は「笑えぬ喜劇」と語り、戦後教育について、「終戦後、6、 7年間小学校の子供にまで軍備を持つことは罪悪だと教えこんだ今日、無防備でいることは自殺行為だなんて言ったって誰も納得しない。これは占領中の政策に も責任が無いとはいえない。人間の癖でも6,7年かかってついた癖は、そう1年や2年でぬけるものではない。
殊更、否応言わさず強制的につけた癖においてをやである」と経済復興した日本が一向に憲法改正をしようとしないさまを嘆いた。》 重い発言です。

「カトリーナはヤクザの仕業」 米天気キャスターが発言
http://www.sankei.co.jp/news/050916/kok061.htm

『カトリーナに指令出したとアルカイダ』【選者の評】直撃。
http://blog.livedoor.jp/asapykadan/archives/50002207.html
http://blog.livedoor.jp/asapykadan/archives/50002060.html

  こんな配慮のない句を掲載してしまう新聞があるくらいですし、それこそ、鳥フルワクチンバイオテロ説まで出るくらいの妄想をみる人間がいるくらいですか ら、そのようなことを考えてしまう人間がいても、何ら不思議はありませんね。(あちこち、わき道にそれながらで、すみません。)


[1282] Re:[1281] [1280] [1266] [1265] [1258] 時代認識を誤った菅さん。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/16(Fri) 21:47  

派閥拘束が、もはや、ないという認識に立てば、ということですね。
自民党の派閥が形骸化している中で、民主党が、派閥に基づく意思決定をまだしているとしたら、そのことだけで、国民から、なお、見放されるということなのではないでしょうか。


[1281] Re:[1280] [1266] [1265] [1258] 時代認識を誤った菅さん。 投稿者:真名 投稿日:2005/09/16(Fri) 21:39  

笹山先生。 どうもご無沙汰しております。
記事を引用させて頂きました。ありがとうございます。
私は政局はよくわからないのですが、管さんは大敗するのでしょうか?
元社会党系、社民党系、小沢派、鳩山派が管さんに投票したら、前原さんよりも多くなりませんか?
流れは前原さんの方にあるようには見えますけど。
教えて下さい。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[1280] Re:[1266] [1265] [1258] 時代認識を誤った菅さん。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/16(Fri) 21:29  

1258で
>> 小沢さんや、菅さんは、一晩考えられて、適切なる身の引き方をされることを、望んでおりますが。でも、なかなか、お分かりにならないかも知れませんね。今の状況が。>>

といったのだが、一夜明けて、小沢一郎さんは、引かれたが、菅直人さんは、どういうことか、出馬された。
自らが、おかれたお立場が、一晩たっても、まだ、わかっておられなかったらしい。
おそらく、菅さんは、残念ながら、大敗を喫せられるでしょうね。



[1279] 吉川座長のたたき台の問題点。A交差感染の見落とし(上) 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/16(Fri) 21:13  

吉川座長のたたき台の問題点。
@OIE規約との関係を隠蔽している [1270]
A交差感染の見落とし
B米国拡大サーベランス結果の過大評価、誤った適用

A交差感染の見落とし
吉 川座長は「定量的評価は困難であることが考えられるので、評価は定性的評価を基本とする。」(1.2 審議するにあたっての基本的方針)としている。しか しそれ以降の、2.1 侵入リスクの比較、2.2暴露・増幅リスクの比較などでは、定量的評価がされている。理解に苦しむ。

 もっと分からないのが、これらの評価がOIE規約との関連である。

  内臓肉は、OIE規約ではその国のBSEリスクのステータスで扱いが違う。しかも、米国のBSEステータスは、侵入リスク、暴露・増幅リスクだけでなく、 BSE牛が発見された場合の出身農場の特定と擬似BSE牛の特定追跡の制度・仕組みなど評価すべき点が多々ある。これらの点は、このまとめには無い。米国 のBSEステータスへの言及がない。米国・カナダの全ての牛で、リスクをまず評価し、20ヶ月齢以下に絞り込む方法をとっているが、これでは、米国・カナ ダをControlled BSE risk リスク管理国と評価するのと同じである。まず、この米国・カナダのBSEステータスを明確にしてから、内臓肉のリスク評価が行われるべきであ る。

 牛肉については、その国のBSEリスクのステータスとは無関係に、4つの条件を満たせば貿易可能品目である。侵入リスク、暴露・増 幅リスクなどが、どれほど大きくとも、BSE牛がどれほど検出されようとも無関係に輸出入できる品目である。米国も7月11日付の首席獣医官からの書簡で 指摘している。
 4つの条件とは@30ヶ月齢以下Aピッシングなど特定のと畜方法がとられていないBと畜前、と畜後の検分CSRMの除去である。 日本向け輸出プログラムでは@20ヶ月齢以下Aピッシングなど特定のと畜方法がとられていない(米国の国内規制と同じ)Bと畜前の検分(米国の国内規制と 同じ)CSRMの除去(日本と同じ部位)である。つまり、問題の焦点はと畜前の検分(米国の国内規制と同じ)で20ヶ月齢以下の牛でのBSEリスクであ る。20ヶ月齢以下の牛での感染率・蓄積量であり、と畜前の米国の国内規制での検分で牛肉のプリオン汚染度(汚染率・汚染量)である。今回のたたき台で は、牛での感染率・蓄積量がまとめられている。

2.1 侵入リスクの比較では、BSE感染牛の輸入・移入、肉骨粉、動物性油脂の三ルート が取り上げられている。BSE感染牛の輸入・移入、肉骨粉では、カナダからの輸入も多いのカナダの汚染率=BSE感染牛の率は「極めて低い」として事実上 無視している。カナダの汚染率は審議されたことがないのに、この取りまとめはおかしい。動物性油脂では、オランダ産のみを問題にしているのはおかしい。牛 や肉骨粉では、カナダ産・カナダ経由のそれを取り上げているのに、なぜ油脂ではとりあげないのか。また米国・カナダ国内での狂鹿病(CWD)など他の TSE因子をもった肉骨がレンダリング原料となり、肉骨粉や油脂になっている。この点を取り上げないのもおかしい。


[1278] バリアフリーは、ハードからソフトの時代へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/16(Fri) 21:03  

東京ビッグサイトで開かれている自動認識総合展
http://www.autoid-expo.com/
で、展示ブロックにICタグを植え込んで、それを視覚障害者が、センサーつきの白杖で、歩く実験が行われているのを見た。
出版のトッパンが開発したもので、神戸市では、国土交通省のバックアップの元に、実証実験が行われているという。
http://www.prop.or.jp/clip/back_data/040401tokyo/040401tokyo.htm
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/TIS/RFID/20041005/1/参照
とかく、バリアフリーが、エスカレーターやエレベーターなど、健常者も利用する分野に特化する傾向があるのに対して、これは、バリアフリーが、ハードからソフトに転換しうる、いい事例であると思った。
それにしても、健常者のバリアフリーただ乗り傾向に対して、何らかの分野調整が必要な気がしているのだが。


[1277] リンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/16(Fri) 18:32  

ひとつは、「ハコフグマン-インチキ改革とは-」
http://elmundo.cocolog-nifty.com/elmundo/
もうひとつは、の掲示板でもおなじみの真名さんのブログ「Speak Easy 社会」
http://blog.livedoor.jp/manasan1/
で、リンクいただいている記事は、ブログ記事「「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳-」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454
です。
光栄です。


[1276] 「指定管理者制度」は、「新しい公共」なのか?「新しい民間」なのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/16(Fri) 17:37  

平成15年6月に地方自治法の改正が行われ、これまで公共の施設の管理を地方公共団体の出資法人、公共団体、公共的団体のみに管理委託 していたものが、営利企業のほか、社会福祉法人などの公益法人、特定非営利活動法人(NPO法人)及び法人格を持たない団体に対しても管理を行わせること ができるようになった。
自治労などからは、これに対して反対の声があるようだが、たとえば、牛久市の「牛久自然観察の森」のように、指定管理者をNPO法人(特定非営利活動法人)「うしく里山の会」に委託するような例も出てきている。
http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20050914/lcl_____ibg_____000.shtml参照
あるひとは、この新しいスキームを『新しい公共』の形とするかたもいるが、私は、これを『新しい民間」との捉え方をしている。
すなわち、民間が、『レス・プロフィタブル』な形で、公的活動を支援するという新しいスキーである。
郵政問題も含め、現在の民営化・市場化のスキームには、このような『新しい民間』の発想が乏しいように思える。
このNPO法人に夜公共施設の管理委託と同じような発想で、『新しい民間』という捉え方を元にした、指示用か・民営化の発想はできないものであろうか?

http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20050914/lcl_____ibg_____000.shtml


[1275] 平気で「妄想電波」を垂れ流すマスコミ。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/16(Fri) 15:19  

大流行予防へ国際スクラム 米、新型インフルエンザで

 【ニューヨーク15日共同】米政府は15日、新たなインフルエンザの世界的大流行を予防するため、日本など各国と協力態勢を構築、世界保健機関(WHO)などの国際機関も交えてワクチン開発など本格的な対策に乗り出すと発表した。
  2003年末から04年春にかけて東南アジアで猛威を振るった鳥インフルエンザは、渡り鳥などを介してロシアにまで拡大。鳥インフルエンザの高病原性ウイ ルス(H5N1型)が変異し、人から人へ感染する能力を獲得した場合、世界中で爆発的に流行、数千万人が死亡する事態も懸念されている。ブッシュ政権は生 物兵器と同様の「安全保障上の脅威」(高官)として、国際的枠組みで「封じ込め」を図る。
(共同通信) - 9月16日10時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000040-kyodo-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/infectious/?1101290639

『鳥インフルエンザの高病原性ウイルス(H5N1型)が変異し、人から人へ感染する能力を獲得した場合、世界中で爆発的に流行、数千万人が死亡する事態も懸念されている。』

  だから、もうH5N1型はすでに変異をとげて、ヒトからヒトへ感染してますよ。中国と東南アジアの状況をみればわかるでしょ。トリから、“何らかの動物” で、ヒトのインフルエンザウイルスとリアソートし、それがヒトに感染し、ヒト細胞で増殖が可能になって、ヒトヒト間感染が現実のものになっています。
 なんでいまさら、鳥のウイルスが変異して、ヒトの新型となって感染するという恐怖を煽るのかな? 記者もよほどおバカさんだし、発表するほうも不正確に伝えてるのか? それとも、伝聞の仕方がまずいのか? やっぱり、聞く側の「レセプター」に問題ありなのでしょうね。

  現場の人間は、インフルエンザウイルスを『国際的枠組みで「封じ込め」を図る』ことができるなんて、だれも思っちゃあいませんよ。なんにも知らない人間を マヤカシにかける、「プロパガンダ」記事ですね。そんなに、不安を煽るのが面白いのですかね。まったく、簿記を知らないものが、会計ソフトを組み立てるの とおなじポカを平気でやってるようなものだ。「恥」を知れ。


[1273] やっぱり、氷山の一角だった? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/16(Fri) 12:06  

<論文不正防止>東大科長が電子メールで呼びかけ

 東京大大学院工学系研究科の多比良和誠教授の論文の信頼性が同大の 調査で確認できなかった問題で、平尾公彦研究科長が同科の研究職員約500人に、論文の不正防止を呼び掛ける電子メールを出していたことが15日、分かっ た。平尾研究科長は「動揺することなく、研究に専念してもらうため」としている。
(毎日新聞) - 9月16日3時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000020-mai-soci


[1272] Re:[1270] 吉川座長のたたき台の問題点@OIE規約との関係を隠蔽している 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/16(Fri) 09:52  

虹屋さん。
日本からアメリカへの牛肉輸出条件については、だいぶ以前にこの掲示板で取り上げたものですから、もう一度、論点を整理して見ましょう。
先月8月22日に、虹屋さんから「[663] 島村さんなら、和牛輸出再開にGOサインを出したろうか? 」
のなかで、日本の牛肉をアメリカが輸入再開する米国側の条件では@30ヵ月齢以下B生前・死後の検分が抜けているということで、これは、OIE基準以下の条件ではないのか、その隠された意図は、何なのか、との問題提起がありました。
http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0535_BSE-25.htm参照
それで、OIE基準と、SPS協定との関係で言えば、輸入国が、OIE基準を下回る条件をオーケーとした場合、どうなのか、という問題に帰結するわけですね。
通常の場合には、
輸入国安全基準 > 輸出国安全基準 > OIE基準
という、力関係ですが、今回の場合には、
輸出国安全基準=OIE基準>輸入国安全基準
ということになるのか、
OIE基準> 輸入国安全基準=輸出国安全基準
ということになるのか、
ということですね。
虹屋さんの指摘する日本の食品安全委員会の判断の矛盾は、
OIE基準> 輸入国安全基準=輸出国安全基準
という道をたどろうとしているのではないのか、ということへの懸念ですね。






[1271] Re:[1202] [1201] カルパッカム・ショック 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/16(Fri) 09:51  

浜岡原子力発電所におけるプルサーマル計画について
http://www.chuden.co.jp/press/data/pre2005/pre0913.html
>当社は、浜岡原子力発電所4号機で2010年度からプルサーマル(※)を実施する計画としましたので、お知らせいたします。

愚人の国、ですね。
将来が見えないわけです。

原発の耐震性で議論-日本科学者会議がシンポ:石川・金沢
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1126440247/



[1270] 吉川座長のたたき台の問題点@OIE規約との関係を隠蔽している 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/16(Fri) 08:56  

吉川座長のたたき台の問題点。
@OIE規約との関係を隠蔽している
A交差感染の見落とし
B米国拡大サーベランス結果の過大評価、誤った適用

@OIE規約との関係を隠蔽している
たたき台の「1.1 経緯」で、国際基準であるOIE規約との関連が一言も触れられていない。

  今回の諮問、審議の基本的性格は、平成1 7 年5 月2 6 日の第9 6 回食品安全委員会(本委員会)で、農林水産省・伊地知大臣官房参事官は「今回の諮問は輸入停止以降、リスク評価のための情報収集を行ってきたことを踏まえ まして、一定の輸入条件(現在の米国の国内規制及び日本向け輸出プログラム)でのリスク評価をいただき、その結果を踏まえて国際基準(OIE基準)を上回 ることとなる検疫措置を実施しようとするものでございます。」(議事録5ページ、カッコ内は虹屋が加えた)厚生労働省の松本大臣官房参事官は米国から輸入 される牛肉及び牛の内臓を食品として摂取する場合と、我が国でとさつ解体して流通している牛肉及び牛の内臓を食品として摂取する場合の牛海綿状脳症に関す るリスクの同等性についての意見を求めるもの」としている。

 すなわち、審議の焦点は@OIE規約での牛肉と内臓肉での諸条件を米国の国 内規制及び日本向け輸出プログラムが満たしているかAそれを上回ることとなる検疫措置であるかBこれらの条件・検疫措置の結果、日米の牛肉と内臓肉の BSE牛海綿状脳症に関するリスクの同等性が確保されるかになる。

 しかし、国際基準であるOIE規約との関連がこのたたき台では、隠されている。このため、あたかも国際基準であるOIE規約とは無関係に、リスクの同等性を評価するように審議結果がまとめられている。この結果、国際基準以下の検疫措置が是認される結果になっている。


[1269] 「二大政党制」なのか?「二党制」なのか?そのどっちでもないのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/16(Fri) 08:04  

このブログ「「2大政党制は虚妄」というプロパガンダはやめよ! 加藤秀治郎 『日本の選挙』 中公新書 」http://plaza.rakuten.co.jp/boushiyak/diary/200509150000/
の視点は、ちょっと、面白いですね。
ま、これほど対極する政党の数の規模が異なってくると、果たして、「二大政党」という言葉を使うこと自体、面映くなってしまうということなのでしょう。
そこで、これからは、与党に対して衛星群を持って、拮抗力を果たしていくという考え方が、どうやら主流になりそうな気配です。
すなわち、民主党の再生を待つのではなくて、それを補完しうる衛星群を構築するほうが、日本の政治の拮抗力を機能させるには、てっとり早いという考え方ですね。
もっとも、「二大政党』という言葉で持って、裨益を受けてきたのは、民主党なんであって、この実質バーチャルな「二大政党」のコケ脅かしによって、第三極形成のけん制効果による裨益を、民主党は、これまで受けてきたというわけですね。
しかし、その虚構性がばれてしまった。というのが、現在の状況なのでしょう。
「一大政党プラスアルファ」の現実を見据えた上での、ごく限定された期待感をもつ意味での「民主党の再生」ということなのかな?


[1268] Re:[1267] イギリスのOTMルールの見直しについて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/16(Fri) 07:16  

まりちゃんさん。
この記事だけを見ただけでは、読者は、この背景はわからないでしょうね。
一昨年、イギリスは、これま でのOTMルール(The Over Thirty Months Rule )-生後30ヶ月以上の牛を食卓に回さないためのルール-を見直すために、The Core Stakeholder Group からの意見を受け、OTMルールをはずし、検査に置き換えても、安全性は保たれるかについての、検証をしたのですね。
このとき、逆計算にもとづく、ピータースミス博士や、ウィラード氏、コーセンス氏による試算をしたのですが、この逆計算の方式は、そのまま、日本が、昨年の全頭検査見直しの際、そっくりそのまま、流用したというわけです。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=58参照
OTM ルール見直しの動機は、コストで、年間、三億六千万ポンド(720億円)がかかり、これまでかかった経費は、三十億ポンド(六千億円)かかったものを、検 査にかえることで、コストは、年間六千万ポンド(百二十億円)に縮小されるというのが、見直しの主な動機だったのですね。
従いまして、この記事のような背景ではなかったというのが真相です。

一 昨年3月のThe Core Stakeholder Group の報告は、こちら「BSE TESTING TO FACILITATE TRADE IN CATTLE AGED OVER THIRTY MONTHS FOR HUMAN CONSUMPTION」http://www.food.gov.uk/multimedia/webpage/otmreviewexecsumm
です。

http://www.scotland.gov.uk/consultations/agriculture/bsetfc-00.asp


[1267] この時期、時事通信の恣意的、作為的に見えるニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/16(Fri) 06:31  

生後30カ月以上の牛の流通解禁=BSE対策を緩和−英
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000002-jij-int

英国はいままで、30ヶ月以上については、明らかに症状がある牛以外は全て「未検査で殺処分」してきたんですよね。

検査すればBSEが発覚しやすい年代の牛を、未検査で処分すればそりゃ、数字上の発生数は減少するでしょう。ある意味、数字、統計のトリックとも思えます。日本が「死亡牛検査」を数年遅らせて抜け道を作ったのと一緒ですよね。
(もちろん飼料管理を徹底させつつありましたから、全体的には減少したでしょうが)

「飼料管理徹底後に生まれた上に、検査で陰性だった牛の30ヶ月牛の流通をさせる」とか、ちゃんと書いて欲しいですね。

しかし、地域によっては野生の鹿の2割が狂鹿病といわれている米国で、レンダリングに鹿が混入、なんて問題が解決もされてないのに、「科学的に米国の牛は安全」なんて、すごいですねー。カウボーイ映画の悪役を連想しちゃいますが(^^;


[1266] Re:[1265] [1258] 半分冗談で半分本気。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/15(Thu) 23:56  

ときさん。
「出来の悪いサヨク高校生の作文」ですか。
「一国二制度」にしても「郵貯限度額700万円に引き下げ案」にしても、拙速が見破られる要素があったということですね。
ですから、岡田さんだけのせいではなくて、民主党の総合力が、国民に問われた結果というわけだと思います。
それにしても、テレビで見る議員総会での責任転嫁の罵詈雑言は、新進党解党前夜で繰り返された光景と、よく似たものがありました。
旧自由党系の方というものは、あんなものなんですかね。
生き残る道は、主客転倒して、案外と、健全なる地域主義に立った保守路線なんてのが、コロンブスの卵的には、大当たりかも知れませんね。
小沢さんや、菅さんは、一晩考えられて、適切なる身の引き方をされることを、望んでおりますが。
でも、なかなか、お分かりにならないかも知れませんね。
今の状況が。



[1265] Re:[1258] 半分冗談で半分本気。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/15(Thu) 23:35  

笹山様

2005年09月14日
民主党再生の法、教えます。「マンガ嫌韓流」を読め。
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/6919643.html

『今回の自民党の勝因は簡単。
・自民党は改革のイメージを打ち出し、造反議員に厳しく対処することにより「本気の改革」を有権者にアピールした。
・ 民主党は対案もなくただ反対し政策もコロコロ変わったため、場当たり的な印象がぬぐえなかった。また、「日本をあきらめない」というキャッチも、ガン患者 に「まだまだあきらめてはいけません」というようなもので、事実上の「あと一年」的なネガティブな印象を有権者に与えた。』
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50089145.html

 やはり、相手の批判より、自分らの代替案とより現実的なビジョンを、明確に示して欲しかったと思います。結局、「イクサ」の目的が、組織として明快でなかった。それに尽きます。
  組織の階層がしっかりしていないから(社会主義者が多いからムリか?)、つべこべいうばかりで、何かと物事がスパッと決まらない。迅速な意思決定能力が最 も求められる集団組織が、話し合いにすったもんだしているようでは、国民の信用を背負えるわけがないとしか映りません。

前原誠司氏、民主党代表選に出馬表明(読売新聞) - 9月15日22時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000015-yom-pol

《出馬理由については、「民主党を再生し、闘う集団に変えていく」とし、党再生策として、<1>既得権との決別<2>闘う議員集団への変身<3>国民との協働――を挙げた。》

 この際だから、老いぼれどもには、皆一斉に退いてもらって、若い人に任せてしまったほうがいいのではないでしょうか? もう、老害ではないか。いまの自民に対抗する政党になるには、それしかないように思います。

前原氏、多数派工作に着手=小沢、菅グループも駆け引き−民主代表選(時事通信) - 9月15日23時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000247-jij-pol

  今いまのことではなく、これからの若い有能な人間を育てるつもりになればいいのではないか。いつまでも、旧態依然とした、サル山のボス争いをくり返しても しょうがない。(いまや、動物行動学では、サル山にボス争いはないということになってるそうで、「サル山のボス争い」は、やがて死語か、まちがったコトバ になるようですが。)


[1264] Re:[1259] [1254] アメリカの牛脂の不溶性不純物含有率 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/15(Thu) 21:42  

笹山さん。有難うございました。
> アメリカの場合は、牛脂の不溶性不純物含有率(protein free tallow insoluble impurities )は、0.15パーセント以下のようです。

これの原材料には、脳やせき髄などSRMが含まれているわけです。代用乳に関しては日本の2001年12月以前と同じと見てよいわけですね。
 日本の製造工程の条件が今ひとつ分からないのですが、下記のような資料がありました。

プ リオンの熱分解においては、油脂がプリオンを安定化するとの考察もあり、rPrP(90−231)を水、ウシ脂質および脂質および水混合液中で100から 170℃で20分間オートクレーブした実験。脂質存在下では170℃で、脂質がない条件では150℃で分解ファクターは10の4乗であった。200℃に理 論的に外捜した場合のクリアランス値は10の7乗である。
欧州医薬品庁の示す条件(平成14年12月) 1) 加圧下で200℃以上20分のエステル交換又は加水分解反応
2) 12M水酸化ナトリウム処理、加圧下140℃8分及びそれと同等の処理条件

平成15年度第2回薬事・食品衛生審議会伝達性海綿状脳症対策調査会資料

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0113-3c.html


[1263] 邦人156人が未確認 投稿者:とき 投稿日:2005/09/15(Thu) 21:39  

邦人156人が未確認 ハリケーン被害の米2州

 【バトンルージュ(米ルイジアナ州)14日共同】米ヒューストンの日 本総領事館などが14日明らかにしたところによると、超大型ハリケーン「カトリーナ」で甚大な被害を受けた南部ルイジアナ、ミシシッピ両州の登録在留邦人 約1100人のうち、12日夜の時点で計156人の連絡が取れず、所在が確認できていない。
 相当数は既に避難しているとみられるほか、転居などで住所が変わっているケースも多いという。現時点で邦人の死亡や負傷などの情報はない。
 ニューオーリンズの日本総領事館員らが、邦人の連絡先への電話のほか、自宅への訪問を続けている。
(共同通信) - 9月15日12時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000097-kyodo-int

 現地の領事館、被災者家族の頼りになっているだろうか?
 スマトラ沖地震津波のときは、さんざんだったらしいですが。


[1262] ハリケーン・オフェリアの今の状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/15(Thu) 21:24  

今回は、ニューオーリンズを避けて、一路、ニューヨークに向かって、進んでいるようですね。
新しい情報の時には、更新をクリックしてください。

http://www.weather.com/maps/news/atlstorm16/closeupsatellite_large.html?from=wxcenter_maps


[1261] Re:[1260] 鶏ワクチン使用の中国専門家がインフルエンザ流行に警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/15(Thu) 21:00  

鶏ピアさん。
この記事「Global flu outbreak may hit at any time」
http://www.shanghaidaily.com/art/2005/09/15/186173/Global_flu_outbreak__may_hit_at_any_time.htm
が、元記事ですね。
この翻訳記事の中で抜けているのは、次の箇所ですね。
「一人の人間が、ヒト・インフルエンザと鳥インフルエンザとに、同時にかかった場合は、なお、おそろしいケースとなるであろう。」
("The case could be still more terrible if one contracts both human and bird flu at the same time,")

http://www.shanghaidaily.com/art/2005/09/15/186173/Global_flu_outbreak__may_hit_at_any_time.htm


[1260] 鶏ワクチン使用の中国専門家がインフルエンザ流行に警告 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/15(Thu) 20:37  

北京14日共同】14日の新華社電によると、新型肺炎(SARS)など感染症治療の中国の第一人者である中国工程院の鐘南山医師がこのほど「インフルエンザが世界的に大流行する恐れがある」と警告した。

 鐘医師は、世界的なインフルエンザ流行には20年から50年の周期があるが、前回の大流行から20年以上たっていると指摘。その上で、現在は鳥インフルエンザウイルスが状況を一段と深刻にしており、変異して流行した場合大きな脅威になるとした。

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005091401005218_Science.html


[1259] Re:[1254] アメリカの牛脂の不溶性不純物含有率 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/15(Thu) 17:47  

虹屋さん。
日本の場合は、牛脂の不溶性不純物含有率は、0.02%以下でしたね。
訂正しときます。
アメリカの場合は、牛脂の不溶性不純物含有率(protein free tallow insoluble impurities )は、0.15パーセント以下のようです。
http://www.fda.gov/ohrms/dockets/dailys/04/oct04/100604/04n-0081-c00099-vol12.pdf参照

http://www.fda.gov/ohrms/dockets/dailys/04/oct04/100604/04n-0081-c00099-vol12.pdf


[1258] 小沢一郎さんで、民主党は再生できるのかなあ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/15(Thu) 17:28  

なんとも、民主党が、古色蒼然としてきたのは、否めない。

これで、参議院選挙は、戦いやすくなったと、与党サイドは見るだろう。

大体、今回の総選挙で、民主党は、本当に、岡田さんだったから、敗れたのだろうか?

そうではないと思うのだが。

その辺のちょっと考えればわかることすら、考え及ばないほど、民主党は、動揺しているということなのだろう。

その総括なしに、昔の名前で出られたら、それこそ、次は、徹底的な敗北を期するに違いない。

そして、新進党解党の二の舞になることは、必至であろう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000025-san-pol


[1257] Re:[1254] 何やらあわただしい、アメリカの牛肉問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/15(Thu) 17:17  

虹屋さん。
なんやら牛肉問題をめぐるアメリカ側の動きがあわただしくも、ごちゃごちゃになってきましたね。

第 一は、11月18.19の両日、韓国で開かれるAsia-Pacific Economic Cooperation Summitにブッシュ大統領が出席するついでに、日本と中国を訪問することが決定したことで、その訪日のメインテーマが、アメリカ牛肉の対日輸出再開で はないかとの憶測がアメリカに乱れ飛んでいること、 
http://www.agweb.com/get_article.asp?pageid=120876&src=agcmt

第二は、アメリカの上院議員パット・ロバート氏が、同僚議員とともに、日本からアメリカへの牛肉輸出再開について、ジョハンズ農務長官に書簡を送り、日本がアメリカからの牛肉を受け入れるまでは、アメリカは、日本からの牛肉輸入手続を延期するべきであると主張したこと。
http://roberts.senate.gov/09-12-2005.htm参照

第三は、日本の食品安全委員会が、1980年代から1990年代にかけてのアメリカの飼料汚染の程度が、日本の10倍との報告に、アメリカ側が神経を尖らせていること。

などですね。

それにしても、日本の食品安全委員会は、他の国のリスク管理については、口を出すんですね。
どうも、そのあたりの整理がどうなっているのか、よく、私には、わかりませんが。



[1256] 『株式日記と経済展望』にリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/15(Thu) 16:51  

このサイトhttp://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu102.htmですが、
ここに、私のブログの記事『郵政民営化で、得するのは誰なのか? 』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454をリンクいただいております。
光栄です。


[1255] フィールドワークの訓練って大事だね。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/15(Thu) 16:49  

 調査をし、データを集め、その作業の中で、思いがけないデータがでたり、なかなか狙ったものがでなかったり。
 そうやって、公表されている事実と、その周辺の公表されていないものと、それ以上に、確かにあるが、データ不足で検証するにはいたらなかったり。
  オモテに出ている「事実」は、ほんの一部であることを知っているものですが、その訓練を積んでいない者は、他者がやって出してきたデータ・資料を利用する ばかり。その周辺にどれほど捨象された事実があったか、知る由もない。そして、その誰でも手に入る部分の「事実のみ」を100%とし、その中でものごとを 考えようとする。
 自然を相手にしたときは、それが通用しない。それゆえ、病気を日夜相手している、人間の医者は、公式の治療方針を「話半分」にしておく。そうしなければ、目の前の患者さんに対処できない。
  鶏もまた同じ。生物体の免疫細胞で、最も高度に進化をとげ、免疫グロブリンを産生する細胞は、「B細胞」ですが、その名の由来は鳥類の、bursa of Fabricius(ファブリキウス嚢)からきています。(人間では同等の器官がまだ発見されていないが。おそらく骨髄ではないかと想定されている。まだ 仮説の段階。)
 基本的に、ウイルス感染症に対して、うまく対処する生体防御システムは、トリもヒトも大して変わりがない。

 微 生物学と免疫学と公衆衛生学の、ほんの初歩的な知識があったなら、看護のできのいい学生だって、H5N2の抗体陽性で、鶏を大虐殺している様は、バカなこ とやってますねえ、という感覚だ。農水省は、それ以下ということか、もしくは、疾病対策とは別の思惑をもって「対策」をしているようにしか見えません。い つまで、こんな、最初から破綻することが見えている愚策を続けるのでしょうか? やはり、日本で一回、養鶏場という養鶏場の鶏、全部淘汰しないうちは、気 がつかないのでしょうね。どうせ困るのは、日本の養鶏業者だけですからね。あとは、実質的にはだれも困らないし、ましてや、対策を決めたり、それにした がって行政手続をする、お役人や学者さんはどこもイタい思いはしない他人事ですからね。

 時空系列ともに全体を見渡してデザインする能力 が欠如してしまっている。アスベストのような不手際は、今後とも尽きることがないのでしょう。フィールドワークのデータで、表になっていないことで気に なっているのは、大気中の「硫黄」の濃度ですけどね。これ、個体の感受性の差があって、免疫力の低下作用に個体差がかなりあるので、もうすでに、影響は出 ているはずですが、かなりの割合で体調に異変を感じないうちは問題にならないでしょうね。(問題にしたところで解決は困難ですしね。発生源は、西方にある 他国ですからね。そういうものには調査予算もつきませんし。)
 まだまだ、一般には知らされていない、確実なデータを伴わない事実があることの一 例ですが。まあ、「清浄国論」も、まもなく、実際に起こって、それがまちがっているということが証明されるわけですが。本気で調べたら、というよりも、も うすでに鶏に「インフルエンザウイルス」のあらゆる型も全く定着してないということが「大ウソ」なのは、常識ですがね。ワクチンを用いないための「方便」 でしょう。農水省さんは、海外の鶏肉鶏卵から、誰を保護しようとしているのでしょうか? それから、どこの製剤メーカーと、天下り等で、懇意にしているの でしょうか? いますぐには、妄想空論の「清浄国論」をはずせないのでしょうね。
 グランドデザインを描けないんだねえ。

◆鶏飼い時事(じじい)…『やはり鶏飼いは鶏殺しには抵抗すべきだと思う』(2005.9.15)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza190.htm

 昔の教育水準は、すばらしかったですねえ。今の偏差値優等生は、使い物にならん。


[1254] 9トンの和牛肉輸出は、米国が与える恩恵?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/15(Thu) 14:53  

@ 9/12のプリオン部会の資料がUPされています。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai30/index.html
吉川先生のたたき台は
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai30/prion30-siryou2.pdf

A 日本のタロー(牛脂)の牛用飼料での規格は、現在は、食用肉から製造
BSEの感染源となり得る不溶性不純物含有率が0.02%以下

01年12月27日から、牛の代用乳には0.02%以下のもの
牛の飼料には03年3月までは0.15%以下、同4月以降は0.02%以下

米国での規格、不純物の規制は、いくつでしたっけ??

A 日本産牛肉、輸入解禁反対、米国議員の理由
9/15日本農業新聞より

「米 国産牛肉の安全性を示す豊富な科学的証拠にもかかわらず、日本の内閣府の食品安全委員会が輸入再開を引き続き遅らせようとしているため」「日本の政策当局 者が成し遂げたわずかな進展には大いに失望した」「日本であろうとどの国であろうと、米国産農産物に非科学的な基準を適用する国には、恩恵を与えるべきで はない」
このパブコミの締め切りは、18日ですが、何方か出されましたか??



[1253] 鶏病事例検討会の主催者を知らないのですか? 投稿者:milkman 投稿日:2005/09/15(Thu) 13:01  

鶏病事例検討会の主催者は、動物衛生研究所ですよ。動物衛生研究所のホームページでいつも案内していますし、参加は無料で誰でも参加できますから、9/16にも開催されますから参加されたらいかがですか。養鶏、鶏病関係者、鶏病臨床獣医師の間では周知の事実ですから。


[1252] Re:[1243] [1242] 鶏ワクチン国インドネシアで豚にH5N1感染広がる 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/15(Thu) 08:05  

鶏ピアさん。ときさん。
「豚が鳥インフルエンザのヒトへの媒介』との説は、ポピュラーに取りざたされてはいますが、「鳥→豚」の感染と、「豚→ヒト」の感染を分けてみてみますと、前者には、定着した説がありますが、後者については、やや、あいまいな点があるようですね。

後者の根拠として、よく挙げられるのが、「韓国のブタから採取されたウイルスに、数十年前に科学者が人間のインフルエンザ・ウイルスから人工的に作り出したウイルスの遺伝子 WSN/33 が含まれていた。」とするものですね。

ところが、この後の経緯が、なんとも不透明で、当初、韓国の忠南大学のソ・サンヒ教授は、この豚から採取された遺伝子を、昨年秋にジーンバンクに登録したのですが、WHOは、これを、実験室のエラーによるものであるとして、取り下げたのですね。

このようなことから、これは、バイオテロによるものであるなどとの、風聞が流れたというわけです。
http://www.recombinomics.com/News/07160501/H5N1_Human_China_Bioweapon.html参照

ちなみに、このWSN/33というウイルスは、1933年に発見され、その後、1968年と1976年とに発見されているもので、遺伝子塩基配列は、http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=J02176&database=fluAのとおりです。

また、このWSN/33と同じ塩基配列とされた韓国の豚から採取のウイルス名は、A/swine/Korea/S10/2004と、A/swine/Korea/S175/2004,と、A/swine/Korea/S452/2004です。

この塩基配列は、
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY790267&database=fluA

http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY790289&database=fluA

http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY790305&database=fluA
です。

今回のインドネシアの豚の鳥インフルエンザ問題は、豚が、鳥インフルエンザにかかったということは、実証されても、それが、直ちに、ヒト感染可能かどうかについては、立証がされていない段階のようにも思われます。

いわば、違う事例が、ドッキングしてしまうと、あらぬおそれが、増幅しかねないということですね。

http://www.recombinomics.com/News/12040402/1933_2004_H1N1.html
http://www.recombinomics.com/News/03040501/Chicken_PB2_Recombination.html
もご参照

追記
こ れから先がどうもよくわからないのだが、上記の人間のインフルエンザ・ウイルスから人工的に作り出したウイルスの遺伝子 WSN/33と、韓国の豚から取 り出されたウイルスA/swine/Korea/S10/2004と、A/swine/Korea/S175/2004,と、 A/swine/Korea/S452/2004
との共通する塩基配列は、GCAATとTATAAのようだ。
前者はわからないが、後者は、TATAボックス結合たんぱく質(TATA-binding protein)というもののようだ。


[1251] Re:[1250] [1234] [1233] 牛脂のBSE感染性について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/15(Thu) 07:42  

無名さん。まりちゃんさん、虹屋さん
重要な問題提起ですね。
従来、タロー(牛脂)のBSE感染性や伝達性については、 やや、あいまいのまま、所定の高温・高圧の元での処理(不溶性不純物質(protein free tallow insoluble impurities )が重量比で一定のパーセント以下のレベル)であれば、許されるという、きわめてあいまいな定義の基で、使用が許容されてきた嫌いがあります。
しかし、このサイト「Significance of Tallow in the transmission of BSE」
http://www.priondata.org/data/A_tallow.html
に見るように、日本の代用乳が、BSE感染に大きな役割を果たしているらしいということが、国際的にも注目され、この点での論議が活発になってきているようです。
タローのBSEリスクが実証されにくい要因として、脳内接種が、脂分があるために、難しいということがあるようです。
上記サイトによりますと、このポイントは、従来、TSE細胞を破壊するといわれているマクロファージ(貪食細胞)が、タローに対してどう働くかが、実証されていないということとされています。
PrPscが、タローの高熱処理によって、分解できるかどうかについても、立証されていないところがあるようです。
したがって、タローが安全とされている唯一の根拠である「高熱・高圧力での製法を前提として、許可 」の根拠も、こうしてみると、はなはだ、根拠薄弱としかいえません。
上記サイトによりますと、2002年のSEAC(The Spongiform Encephalopathy Advisory Committee )会合では、タローの使用についての法規制をすべしとの議論もなされたようです。

日本の代用乳の危険性の根拠としては、ヨーロッパからの牛脂の輸入と関係しているのではないかという疑念が、国際的にも強まりつつあります。
以前にも、これについては、私のブログ『改めて、日本のBSEの原因を考える』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161でも言及したように、具体的には、オランダからの汚染牛脂との関連が取りざたされていましたが、農林水産省の調査団派遣報告で、おざなり気味で、チョンとなってしまっているのが現状です。
ドイツのNordmilch EGで製造されたSundkalvやRod KalvoやGron Kalvoという名の血漿蛋白・代用乳のトレースも、十分には、なされていないのが現状です。
日本の食品安全委員会の皆様方も、品川先生はどうかわかりませんが、このタロー問題については、あえて触れないような、タブー視したような対応をされているのが、現状のようですね。

http://www.priondata.org/data/A_tallow.html


[1250] Re:[1234] [1233] 吉川先生は、タロー使用の代用乳での感染は考慮していましたか? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/15(Thu) 00:37  

まりちゃんさん、虹屋さん、こんばんは。

私も前々から疑問に思っているんですが、確かに吉川さんはタローのことにあまり関心がないようです。ついつい意図的にはずしているとも思ってしまうほどです。
リスクは、肉骨粉だけと思いこんでいるのかもしれません。

ドイツの研究者は肉骨粉以外にタローの危険性をずいぶん前から言っていますが、残念ながら少数派ですね。

ここでは米国産牛での話ですが、まだ1996年春産を中心に発生した日本のBSEの原因がオランダ産タローであった可能性は大きいのでは。日本の調査中間報告では肉骨粉のリスク評価は相当にやっていますが、タローについてはやっていませんね。何かあるのかな?







> 虹屋さんおはようございます。
>http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
> 吉川座長の「たたき台」は、まだ食安委HPにあがってませんね(^^;。
>
> 代用乳のタローは、侵入リスクについては、たたき台に「オランダ産タローは米国は輸入してなかったので、輸入タローからの汚染は日本より低いと思われる」 だったかな?そういったことが書いてあったと記憶しています。(資料を貸し出し中につき、確実な文でなくごめんなさい)
>
> それを読んで、オランダ産だけの問題じゃなく、他の発生国からの輸入=侵入リスクも確認しないのは何故だ?と、傍聴しながら疑問に思いました。
>
> 乳用品種の肉用については、他の先生から質問が出ていました。(代用乳を飲んだ?)乳牛が日本に輸入される対象の牛に入るか、という質問が出ていて、農水 省が確認する、という話になっていた記憶があります。(農場が分けられているのでは?という推測も出てましたが)
>
> それを聞きながら、私は「肉牛は代用乳飲んでないから、リスク低い、OK,輸入再開」なんてことにならないかという心配を感じました。大体、肉牛の農場に「サプリ」を点在させる所もあるという記事もありましたけど、その「サプリ」内容の確認の話題も出ませんし。
>
> しかし、プリオン専門調査会、おかしいですよ。日本の、現場の飼料の先生が、現場の世界から、動物油脂と血漿蛋白という感染源についての調査報告を出し、その報告書を調査会メンバー全員や事務局などにお送りし、農水委員会でも話題になっているのに、
>http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/23ab0dde4b4a2cdbbb3ec688de8e9bb8
> それをまったく無視している割には、
> ある日突然、「オランダ産油脂は米国は輸入していない」という、上っ面だけを、たたき台に載せる。
>
> こんなのでBSE問題の対策や問題が語れるわけがありますかね。食安委は、今からでもあの報告書を取り上げるべきですよね。良心的に思える一部の先生方へも、失礼ですが最近疑問が沸いてきてしまいました。狂鹿病、CWDの問題も取り上げてくださらないし。
>
> そもそも「輸入ありき」という前提で食の安全を議論していることからして間違っておられるかと。「消費者のため」「食の安全のため」に激しく戦ってくださる先生を期待してたんですが、今の時代には難しいんですかね。
>
>
>
>


[1249] 中国(人)との交流はなかったですか? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/15(Thu) 00:24  

時津小で学級閉鎖 インフルエンザ 9月発生珍しく

 【長崎】 県は十三日、時津町の時津小学校(垣内富勝校長)の六年生三十四人がインフルエンザにかかり、うち二十四人が欠席したため、二クラスを十四、十五の両日に学級閉鎖にすると発表した。

 県医療政策課によると、三十四人は同小の六年一、二組の児童で、発熱や頭痛などの症状が出ている。インフルエンザは通常、十一月ごろから発生する。九月での発生は極めて珍しく、原因は不明という。
(西日本新聞) - 9月14日2時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000006-nnp-l42

集団かぜ:時津の小学校で34人に症状 /長崎(毎日新聞) (14日17時40分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000233-mailo-l42
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912

  このようなものこそ、ウイルスの株の同定を行い、情報を明らかにするべきである。ほんの少し注意すれば(うがいと手洗いの励行)、大きな流行になることも 避けることは可能であるし、明らかに一定割合存在する高感受性個体のへい死を低減させることもできるのである。(おそらく、型によっては、今秋のワクチン プログラムから外れている可能性もある。新型かもしれないし。厚生労働省も「危機管理」意識はどうかな?)


[1248] いよいよ、ヒトの「疫病」のお出ましか? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/15(Thu) 00:14  

インフルエンザ流行に警告 中国の専門家

 【北京14日共同】14日の新華社電によると、新型肺炎(SARS)など感染症治療の中国の第一人者である中国工程院の鐘南山医師がこのほど「インフルエンザが世界的に大流行する恐れがある」と警告した。
 鐘医師は、世界的なインフルエンザ流行には20年から50年の周期があるが、前回の大流行から20年以上たっていると指摘。その上で、現在は鳥インフルエンザウイルスが状況を一段と深刻にしており、変異して流行した場合大きな脅威になるとした。
(共同通信) - 9月14日21時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000238-kyodo-soci

 その深刻さを、一番よく知ってる国のようですからね。そのウイルスの遺伝子情報を早く公開していただきたいものです。


[1247] おやおや、ヒトの頭骨まで、有効利用ですか? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/14(Wed) 23:49  

海外の社会面:ドクロ盗難

 中国広東省東莞の2カ所の墓地から頭蓋(ずがい)骨ばかり計127個も盗まれる奇怪な事件 が起きた。中国紙、南方都市報(電子版)によると、4人組の窃盗犯は骨をこつこつとたたき、硬いものだけを選んで持ち去った。窃盗犯はその後つかまった が、依然はっきりしないのはその用途。同紙は、カルシウム剤などの栄養剤や骨を使った工芸品などに利用しようとしたとみている。【共同】
毎日新聞 2005年9月13日 東京夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/china/news/20050913dde041030037000c.html

中国企業、死刑囚の皮膚で化粧品製造
2005年 09月 14日
http://kuyou.exblog.jp/2244670/

《>死刑囚の皮膚は以前から使われており、「決して驚くべきことではない」》

 喫人(チーレン)という習俗とか。漢方の聖典『本草綱目』にも、人体三十三種の用い方と効能が記されているそうで。
 どうも、日本人には付き合いきれないような・・・。


[1246] Re:[1245] [1244] [1237] あらゆる領域で、この国を覆うやまい。 投稿者:無明 投稿日:2005/09/14(Wed) 23:46  

> bP241を読まれたし。

全然反論になっていませんね。


[1245] Re:[1244] [1237] あらゆる領域で、この国を覆うやまい。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/14(Wed) 23:38  

bP241を読まれたし。


[1244] Re:[1237] あらゆる領域で、この国を覆うやまい。 投稿者:無明 投稿日:2005/09/14(Wed) 23:16  

> ◆鶏飼い時事(ジジ・爺)…『獣医は頭悪い?』(2005.9.14)
>http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza189.htm

このサイトの著者は長年の養鶏経験から衛生対策についての独自の考えを持っている方でしょう。経験は事実の積み重ね、試行錯誤の積み重ねで貴重なものです。ただ、鳥インフルエンザは昨年79年ぶりに発生した日本ではほとんど体験者のいない事象です。
この方の発言だけを鵜呑みにして、科学的な考証無しに他人を非難するのは、頭が悪い証拠ですね。


> 第235回鶏病事例検討会講演要旨
>http://niah.naro.affrc.go.jp/event/kai/keibyou/235s.html
>  いまごろになって、突然、かような、古いソースを出してくる(目立つようにする)。そして、打ち合わせたように、左巻き通信社の記事配信。

この検討会を主催しているのはどこだかご存じですか。アップしているサイトについて検証されることをお薦めします。
どれだけ続いているものか、またこのような企画は半年以上の時間をかけて決定していることは、関わっている人なら分かります。
おそらく、茨城の発生(6月末に分かった)よりかなり以前に企画されていたものでしょう。


> 『弱毒ウイルスも人に感染 伊で鳥インフルエンザ』
>
>  【ワシントン13日共同】アジアで流行しているH5N1型などの高病原性鳥インフルエンザだけでなく、弱毒型の鳥インフルエンザウイルスも人間に広がる恐れがあると、イタリア高等衛生研究所などのチームが13日、米感染症学会誌(電子版)に発表した。
>  家禽(かきん)での弱毒型ウイルス流行中に採取したイタリアの飼育所作業員の血液から、ウイルスへの抗体が検出された。
>  チームは「弱毒型も人のインフルエンザウイルスと交雑すれば、世界的に流行する新型インフルエンザの出現につながる恐れがある」として、十分な警戒を呼び掛けた。
> (共同通信) - 9月14日11時19分更新
>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000061-kyodo-soci
>http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
>
>  悪質だねえ。世論誘導。H4,5,6,7,9,10 H1,2,4,7は、鶏では常在して、HとNの組み合わせによっては、もはや病気も起こさないではないか。変異による新型出現の可能性は、あらゆるところ にいるトリで存在しているのに、ことさら鶏のなかにあるものだけをとりあげて、エイリアンかゾンビのごとくに報道し、「不安」を煽り立てる。
>  これを「プロパガンダ」と言わずしてなんという。

国際学会で発表されたものですね、少なくとも数ヶ月以前に投稿されて、今口頭発表されたものでしょう。2003年までのデータをまとめたもので、解析などを2004年に行って、多分この春に国際学会にエントリーしたものですね。
その程度のことが分かりませんが。

これをもって「プロパガンダ」などと決めつけるのは、ときさん、あたなの目は何も見えないほど曇っていると言うことです。


[1243] Re:[1242] 鶏ワクチン国インドネシアで豚にH5N1感染広がる 投稿者:とき 投稿日:2005/09/14(Wed) 22:01  

 ブタからH5N1型を分離したら、それを、ヒト細胞で増殖試験をし、ヒト細胞で増殖能力を獲得しているかを確認しないうちは、ブタのH5N1型が「ヒト型」になっているとはいえないのである。
 むしろ、いまもはや、「ヒト」で発症へい死が起こっているのであれば、それはすでに、「ヒト-ヒト」間感染・伝染伝播の結果として見ておかなければならないのである。
 けっして、「ブタ-ヒト」の感染結果によると考えないほうが、より現実的な「危機管理」対策に向かうこととなる。
 ウイルスを主たる原因とする「疫病」対策は、科学的に、厳密に峻別して考えなければ、判断を誤ることとなる。

 根本的な誤りは、「ウイルス感染(伝染伝播)」を、人為に食い止められるという妄想を抱くことである。それぞれのウイルスの「宿主」がこの世に存在する限り、それは不可能である。
 もし本当にウイルスをこの世から根絶したいのなら、その「宿主」ごとそっくり、この世から根絶しなくてはならない。「トリインフルエンザウイルス」なら、地球村からすべての「トリ」を。


[1242] 鶏ワクチン国インドネシアで豚にH5N1感染広がる 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/14(Wed) 21:30  


OIE報告書
http://www.oie.int/eng/info/hebdo/aIS_59.htm#Sec2
2003年12月に始まったと推定される集団発生は引き続き広範囲で発生している。

インドネシアは鶏用ワクチンで対処しており、WHOによる鶏殺処分勧告を無視。
インドネシアでは7月に3人が鳥インフルエンザで死亡しているが、犠牲者の
居住地付近の豚から鳥インフルエンザウイルスが検出され、感染した約200頭の
豚が処分される。

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050725%2D0020
記事番号 20050725-0020
タイトル PROAvian influenza - Eastern Asia (75): Indonesia, pigs
日付 2005/07/24

和訳概要 鳥インフルエンザ-東アジア(75):インドネシア、ブタ#
鳥インフルエンザ対策としてインドネシアでブタ処分。情報源:Reuters alertnet、7月24日。
インドネシア当局は2005年7月25日、同国初の鳥インフルエンザ犠牲者となった同一家族
の3名が居住する町に近い村で、鳥インフルエンザに感染したブタを処分する予定である。
(以下、首都ジャカルタから約20マイルの距離にある衛星都市Tangerang近郊の村において、
場合によっては重感染したヒトインフルエンザとの遺伝子組み換えの温床となりかねない
鳥インフルエンザ感染ブタを処分することを報じる記事、後略。)
[ModeratorによりインドネシアにおけるH5N1型鳥インフルエンザ感染ブタの情報は、
国際獣疫事務局(OIE)により公表されPCR法などで検査室診断確定しているとの解説と、
インドネシアにおける初のヒト死亡患者解説、原文参照。]

The Indonesian authorities will on Sunday [24 Jul 2005] slaughter some 200
pigs infected by bird flu in a village close to the hometown of the
country's first victims, 3 members of the same family who died this month.
Agriculture Ministry spokesman Hari Priyono said the pigs were in a village
near Tangerang, a satellite city of Jakarta located 20 miles from the
Indonesian capital. "First we will sedate them, then we kill them. After
that, we will burn and bury them," he said. "The virus will die when heat
reaches 80 degrees Celsius."


[1241] Re:[1240] 養鶏業者・従業員の健康管理策の確立が必要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/14(Wed) 15:57  

虹屋さん。
このイタリアの研究の原題は、「Serological Analysis of Serum Samples from Humans Exposed to Avian H7 Influenza Viruses in Italy between 1999 and 2003」
http://www.journals.uchicago.edu/JID/journal/issues/v192n8/34097/34097.web.pdf
http://www.journals.uchicago.edu/cgi-bin/resolve?JID34097
ですね。

「LPAIに対する平時の備えが必要」というのが、結論でしょうか。
もうちょっと、変異可能性(mutability)に触れた論文だと、面白かったのに、とも思われます。

http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/sep1305lpai.html


[1240] 養鶏業者・従業員の健康管理策の確立が必要 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/14(Wed) 15:14  

笹山さん。無明さん。平和屋さん。
人畜共通感染症には、笹山さんが以前指摘されたように、厚労省と農水省の垣根を越えた、少なくとも提携して対応しないとダメなようです。

イ タリア等ヨーロッパの研究者が、低病原性・弱毒鳥インフルエンザ(LPAI)ウィルスが人間に感染する証拠を示す研究結果を発表した。これは、イタリアの 養鶏労働者の研究による発見で、鳥インフルエンザウィルスが人間のインフルエンザウィルスと交わり、人間のインフルエンザ蔓延を引き起こすことができるハ イブリッドを創り出す機会が以前考えられていたよりも多いことを示唆するという。

低病原性鳥インフルエンザが人間に感染、初の血清学的証拠ーヨーロッパの新研究  農業情報研究所9/14

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05091401.htm


[1238] Re:[1235] [1232] [1231] ちなみにレンダリングの副産物のタロー(油脂)は人の食用にもなってますよね? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/14(Wed) 13:22  

まりちゃんさん。
そういうことを意味しますね。
ずいぶん、あっけらかんとした資料で、こちらの方が、びっくりしてしまいます。

http://www.fda.gov/cvm/Documents/bse3.pdf


[1237] あらゆる領域で、この国を覆うやまい。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/14(Wed) 12:53  

◆鶏飼い時事(ジジ・爺)…『獣医は頭悪い?』(2005.9.14)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza189.htm

 ほぼおなじ意味の内容が、巻頭コラム「天地無用」で、『分業』に出ています。(WiLL10月号)
http://web-will.jp/index.html


第235回鶏病事例検討会講演要旨
http://niah.naro.affrc.go.jp/event/kai/keibyou/235s.html
 いまごろになって、突然、かような、古いソースを出してくる(目立つようにする)。そして、打ち合わせたように、左巻き通信社の記事配信。

『弱毒ウイルスも人に感染 伊で鳥インフルエンザ』

 【ワシントン13日共同】アジアで流行しているH5N1型などの高病原性鳥インフルエンザだけでなく、弱毒型の鳥インフルエンザウイルスも人間に広がる恐れがあると、イタリア高等衛生研究所などのチームが13日、米感染症学会誌(電子版)に発表した。
 家禽(かきん)での弱毒型ウイルス流行中に採取したイタリアの飼育所作業員の血液から、ウイルスへの抗体が検出された。
 チームは「弱毒型も人のインフルエンザウイルスと交雑すれば、世界的に流行する新型インフルエンザの出現につながる恐れがある」として、十分な警戒を呼び掛けた。
(共同通信) - 9月14日11時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000061-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

  悪質だねえ。世論誘導。H4,5,6,7,9,10 H1,2,4,7は、鶏では常在して、HとNの組み合わせによっては、もはや病気も起こさないではないか。変異による新型出現の可能性は、あらゆるところ にいるトリで存在しているのに、ことさら鶏のなかにあるものだけをとりあげて、エイリアンかゾンビのごとくに報道し、「不安」を煽り立てる。
 これを「プロパガンダ」と言わずしてなんという。
[1236] みな、『せまい視野の獣医微生物学だけの顕微鏡族』 投稿者:とき 投稿日:2005/09/14(Wed) 12:22  

◆鶏飼い時事(じじい)…『鳥フル対応とヘビの子騒動』(2005.9.14)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza188.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『マスコミも国民も自分で考えることをしなくなりお上の云うがまま受け取るだけである。』

『そ の大金を使い、自衛隊まで駆り出した鶏の殺処分に本当はどんな意味があったのか、ほかに選択肢はなかったのか県自体はよく考えたろうか。特に此の処置は公 衆衛生とは関係なく、家畜の保健問題だと云って居たから尚更、国際的に見てコントロール手段を封じたままの清浄国論是か非かという大問題、生産県としての 信用問題、とんでもない額の補償の問題、それらをすべて吟味した上で決定すべきことを、せまい視野の獣医微生物学だけの顕微鏡族に委ねっぱなしでいいのか という疑問はなかったのだろうか。』

『将来危険な変異を起こす公衆衛生上の懸念はH1〜H3を除きどれも同じであるとした青森大会の際の 喜田委員長自身の言葉にもかかわらず、H5,H7以外の亜型は対象としないずさんさで、たまたま表面化しただけのH5のLPAIを分かった範囲で徹底淘汰 してもHPAIの場合と違って無意味に近いことは、少し調べれば分かることだ。』

『一部にウイルスを見つけたとしても、それがそこだけの問題か全国的な環境問題かはよくしらべてからでないと分からない。不顕性のLPAIが一カ所に止まって居るとするのは、あまりにも想像力欠如で、拡がってしまって居るとする方が自然である。』

『一 口にイタリアは1800万羽、オランダは3000万羽、アジアは1億4000万羽の死亡淘汰といっても、それだけで一国の経済が疲弊するほどの莫大な出費 である。普段、顕微鏡だけを覗いて居る指導者たちに研究費以外の経済問題をとやかく云ってもラチが明くまい。せめて行政側がそれを補足していかなければな らないのに、聞くところでは委員よりむしろ事務行政側にコントロール反対意向が強いと云う全く信じられない話が伝わって来るのである。』

  わざわざ、こちらにまで、お出でいただいてるようですから。(自分らの判断ミスを糊塗し続けたいでしょうからね。そもそもの「清浄国論」による、法令シス テムを構築しすぎてる面もいなめないが。家畜伝染病の「ウイルス」に関する法の考え方が時代遅れになっているのだ。立法担当者である国会議員に、獣医学と ウイルス学の専門家がいないことに、その失政の源があるということに、尽きるのでしょう。それにしても、霞ヶ関の手際はよくないねえ。コイヘルペスを「他 山の石」とすれば、大概、洞察できるはずですが。学習能力、大丈夫か?)
http://www.maff.go.jp/koi/pcr_kensa.html
http://www.maff.go.jp/koi/kento_kai.html
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050809kekka_1b.html
持続的養殖生産確保法
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=2&H_NAME=&H_NAME_YOMI=%82%b5&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H11HO051&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1
『この法律において「特定疾病」とは、国内における発生が確認されておらず、又は国内の一部のみに発生している養殖水産動植物の伝染性疾病であって、まん延した場合に養殖水産動植物に重大な損害を与えるおそれがあるものとして農林水産省令で定めるものをいう。』

 もはや、「国内における発生が確認されておらず、又は国内の一部のみに発生している養殖水産動植物の伝染性疾病」ではなくなってるが、それを、農水省は頑として認めない。(その点では、トリフル「清浄国論」とまったく同じ。)
 しかし、国内の状況は、一向に改善されない。技術検討委員会の資料には、もはや、へい死を避ける「対処方法」もしっかり明示されているのにもかかわらずである。

 養鶏業もおそらく、全く同じ道をたどることになるでしょう。(もはや、茨城県はそっくり同じになってる。)まったく、莫迦げたことだ。
 これはもはや、「天災」なぞではなく、法令による「人災」そのものである。

『今のままでは国民の大切な税金をドブに捨てて居るようなものだ。危険、危険と比較検証もせずにいうが実際はヘビの子と同じかも知れないのである。』(H5N2型は、まったくそれと同じだ。)

  「トリ」の「ウイルス」は、鶏をふくめ、「トリ」から「トリ」へ伝染伝播し、それとは別に、「ヒト」の「ウイルス」は、「ヒト」から「ヒト」へ伝染伝播す るということを、しっかり正確に認識していただきたいものです。無知蒙昧が、あらぬ妄想を生むもとになっている。学者研究者は、もっともっと、知識の啓発 と普及に努めなければならないのだが・・・。

> 日本は鳥インフルエンザウイルス清浄国ですが、これは大きな非関税障壁になっており、安い鶏肉鶏卵の輸入を妨げています。つまり、日本がウイルス汚染国に 転落すれば巨大な鶏肉鶏卵マーケットが世界に市場開放されるわけです。世界の養鶏業者や日本の消費者にとって世界中の鶏肉鶏卵が安く流入することは結構な ことなのですが、では日本国内の養鶏業者が安い輸入鶏肉鶏卵に対して競合できるかどうかはわかりません。国が清浄国を死守したい理由はここにあるのでしょ う。(9/8 1055)

>ウインドレス特別扱いの『根拠』です が、殺処分の決定権は最終的に県知事にあり、命令を出すのは知事です。知事は民主主義のルールに従って選挙で選ばれた方ですので、都道府県レベルで判断に 若干の差が出るのは仕方が無いと思います。一連の件で知事は国へ要望も出しておられましたが、これが県民の総意であればそれで良いと思います。(9/12 1174)

動物由来感染症
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1145162&tid=f0jaajaa8la1a1bfa2jaajaa8l&sid=1145162&mid=530
環境と文明の世界史―人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4896915364

 ウイルスの「排除・根絶」妄想から、目覚めよ。


[1235] Re:[1232] [1231] ちなみにレンダリングの副産物のタロー(油脂)は人の食用にもなってますよね? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/14(Wed) 11:39  

> このFDAのサイト『COMPLIANCE REQUIREMENTS AND REGULATORY IMPACTS』
>http://www.fda.gov/cvm/Documents/bse3.pdf
> 私、たまたま、見つけたのですが、FDA自体が、コンプライアンスの非適格性を認めているという、問題な資料ですね。

笹山さん、ということは米国人も、輸入先国の人も鹿などのエキスや油脂を食べちゃってるってことですか?(^^;大変な問題だと思いますが。。


[1234] Re:[1233] 吉川先生は、タロー使用の代用乳での感染は考慮していましたか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/14(Wed) 11:18  

虹屋さんおはようございます。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
吉川座長の「たたき台」は、まだ食安委HPにあがってませんね(^^;。

代用乳のタローは、侵入リスクについては、たたき台に「オランダ産タローは米国は輸入してなかったので、輸入タローからの汚染は日本より低いと思われる」だったかな?そういったことが書いてあったと記憶しています。(資料を貸し出し中につき、確実な文でなくごめんなさい)

それを読んで、オランダ産だけの問題じゃなく、他の発生国からの輸入=侵入リスクも確認しないのは何故だ?と、傍聴しながら疑問に思いました。

乳用品種の肉用については、他の先生から質問が出ていました。(代用乳を飲んだ?)乳牛が日本に輸入される対象の牛に入るか、という質問が出ていて、農水省が確認する、という話になっていた記憶があります。(農場が分けられているのでは?という推測も出てましたが)

それを聞きながら、私は「肉牛は代用乳飲んでないから、リスク低い、OK,輸入再開」なんてことにならないかという心配を感じました。大体、肉牛の農場に「サプリ」を点在させる所もあるという記事もありましたけど、その「サプリ」内容の確認の話題も出ませんし。

しかし、プリオン専門調査会、おかしいですよ。日本の、現場の飼料の先生が、現場の世界から、動物油脂と血漿蛋白という感染源についての調査報告を出し、その報告書を調査会メンバー全員や事務局などにお送りし、農水委員会でも話題になっているのに、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/23ab0dde4b4a2cdbbb3ec688de8e9bb8
それをまったく無視している割には、
ある日突然、「オランダ産油脂は米国は輸入していない」という、上っ面だけを、たたき台に載せる。

こんなのでBSE問題の対策や問題が語れるわけがありますかね。食安委は、今からでもあの報告書を取り上げるべきですよね。良心的に思える一部の先生方へも、失礼ですが最近疑問が沸いてきてしまいました。狂鹿病、CWDの問題も取り上げてくださらないし。

そもそも「輸入ありき」という前提で食の安全を議論していることからして間違っておられるかと。「消費者のため」「食の安全のため」に激しく戦ってくださる先生を期待してたんですが、今の時代には難しいんですかね。






[1233] 吉川先生は、タロー使用の代用乳での感染は考慮していましたか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/14(Wed) 10:22  

まりちゃんさん。
12日の調査会での吉川さん、これまでの議事録を見ると肉骨粉入り鶏、豚飼料での交差感染は気にしていまし た。タロー使用代用乳は話題にほとんど上っていません。乳用品種の雄の去勢牛は、これで育てられて、肉用になっていますから、タローで交差汚染する可能性 があるはずですが、吉川さんの”妄想”試算では挙げられていましたか。


[1232] Re:[1231] ちなみにレンダリングの副産物のタロー(油脂)は人の食用にもなってますよね? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/14(Wed) 10:15  

まりちゃんさん。
このFDAのサイト『COMPLIANCE REQUIREMENTS AND REGULATORY IMPACTS』
http://www.fda.gov/cvm/Documents/bse3.pdf
私、たまたま、見つけたのですが、FDA自体が、コンプライアンスの非適格性を認めているという、問題な資料ですね。

http://www.fda.gov/cvm/Documents/bse3.pdf


[1231] ちなみにレンダリングの副産物のタロー(油脂)は人の食用にもなってますよね? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/14(Wed) 10:04  

肉骨粉を作る際のレンダリング工程の副産物として生まれる、肉エキスやタロー(脂肪)って、ヒトの食用にもなってますよね。

2003年12月にマクドナルドがポテトを回収しましたが、あれは、米国で一度揚げしていた揚げ油の中に米国産の骨油(シーズニングオイル)が入っていたからですよね。

しかし、
>『独立系レンダリング業者は、たんぱく質物質を制限品目と、非制限品目とを、セパレートして処理してはいないとみられる。MBMについても、異なる種のものをミックスして処理しているようである。」

ということは、マックのポテト揚げ油の原料調達はどうなってたのか知りませんけれども、他の輸入品について、私達はもしかしたら「骨油という形で、「異なる種」のもの、鹿由来のものなんかも口にしている可能性があった(ある?)ってことですかね?!うーん??(^^;

ジョン・スタウバーさんも、エキスおよびタローのことを心配されてました。とにかく、情報を公開していただきたいものです。

[1230] Re:[1227] 「MAD COW USA著者、ジョン・スタウバーさんの講演会 つづき 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/14(Wed) 08:30  

米国の牛の育て方について

■酪農牛は遺伝子組み換え成長ホルモン(rBGH)を与える
→ミルク生産量が2倍に増加する
→乳の元になる蛋白、脂肪が当然必要になる
→安価な肉骨粉とタロー(牛脂)を与えることが必要になる

■肉牛は13ヶ月〜18ヶ月で殆ど出荷(日本では肥育上あり得ない成長スピード)のため、出荷前の1ヶ月にフィードロットという「囲い場」の中で急激に成長させる。
→狭い中での大量飼育のため病気が発生しやすい
→抗生物質などの薬、人工ホルモン、ステロイド、成長に見合うだけの飼料(肉骨粉、タロー)を与える必要性が生まれる

太らせることで、脂肪分の多いテンダーミートとして?売れる
==========

◆チキンリッター(鶏舎の鶏糞や餌の食べこぼし、ゴミ)は
年間20億ポンドが牛の餌になっている
そのうちの30%が肉骨粉を含む、とFDAも認めている

◆1991年、米国政府は牛の「と畜残渣」を、餌の産業として確立するという方針を立てた。

◆97年の米国の肉骨粉禁止令は、「牛の肉骨粉である」という表示義務だけを課したものであるが、米国には100万もの農場があり、それらを守っているかの検査はなされていない。

◆肉骨粉にはダウナー牛や病畜も含まれている。
(ふと思いましたが、と畜場で取り除かれた病変なんかも、まさか肉骨粉行きですかね???(^^;)

◆SRMや血液、脂肪を肉骨粉から除けば、肉骨粉生産重量は現在の半分になってしまう。

◆血液やタローについては、記録、加工状況ともに、情報は一切ない。伝えられるのは「何十億ポンドも家畜に食べさせられている」という表現しかない。

◆年間に、と畜される3500万頭〜3600万頭の残渣の血液、タローの量は創造の域を超える

◆北米の餌の企業の大手は8社だが、ことごとく規制に反対している。

◆最大手の餌の企業は、アメリカンプロテインカンパニー、
本社所在地はアイオワのエイムス、BSEの検査のラボがある地域である。

◆基本的に、餌は、農協や組合が管理している日本と違い、町にある餌屋さんが普通に販売していて、それを生産者が好き勝手に購入するシステムである。

◆酪農牛と肉牛という分類もあるが、酪農牛も結局は最後、肥育場に送られ、「肉牛」として販売される。

◆月齢の見分けについては何の信頼性もない。
労働者(出稼ぎ労働者のような牛の素人も多い)にまかされている。

◆月齢をコンピューターに入れて管理するとあるが、記録をいちいち入力などしていられない、というところもあるとのこと。

◆日本の方々に対し、一番心配するのは、月齢にこだわり過ぎること。牛が、小さい時から「汚染されているかもしれない蛋白質を食べている」かも、ということを決して忘れてはならない

◆IDシステムが出来たとしても、情報は公開されるのか?産業界が独自にIDを管理するだけでは?

◆2頭目のテキサスのBSE牛については、牧場および育ちの過程も一切情報が公表されていない。

◆BSE検査は政府しかできない。情報を出す義務はなく、機密扱いOK.検査現場にはジャーナリストも消費者も現場に立ち入れない。

◆96年、英国がBSEがヒトに感染することを認めたときに、米国もパニックになりかけたが産業界のアクションは早く、97年に「肉骨粉規制という防護壁」「テストしている」というPR作戦をし続けている。自主検査(ボランタリーな検査)でBSEが出てないのは大変すばらしいこと、というPRをうのみにしている人が多い。

◆96年、ニュースキャスターがある生産者の牧場主を呼んで、現場の現実を伝えるインタビュー、トークショーを行い、業界に大きなダメージを与えた。牧場主とキャスターはその後5年間の戦い(裁判?)見せしめ、圧力を受けて大変なことになったがその内容はMad Cow USAの本に記してある。

◆消費者団体は10年前から餌の管理と検査の要望を出している。93年にコンシューマーズユニオンと、経済動向財団?は牛に牛由来の餌を与えることを禁止することを要求したが聞き入れられなかった。

◆SRMだけを除去すればいいという向きがあるが、85年、英国はBSE対策をSRM排除だけに依存しすぎた。ゆえに、あの大惨事を招いたことを忘れてはならない。また、90年代に実験動物が血液を通じて感染している。SRMを除去すればいい、という主張については、肉の中には神経、血液、リンパがあるわけだが。。

◆BSE対策で重要なのは飼料の徹底した管理と日本のような全頭検査である。米国でも検査を少なくとも(まずは?)数百万頭単位に引き上げるべきである。

◆過去、米国が5万頭を検査していた時代?4億頭が肉になり我々の口に入った

その他、データ元のURLの入った資料を頂戴しましたので、ブログの方を久々に更新でもして、UPしたいと考えております。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/


[1229] Re:[1227] 「MAD COW USA著者、ジョン・スタウバーさんの講演会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/14(Wed) 08:15  

まりちゃんさん。
アメリカでの鹿の肉骨粉(deer-based MBM)問題は、このFDAのサイト『COMPLIANCE REQUIREMENTS AND REGULATORY IMPACTS』
http://www.fda.gov/cvm/Documents/bse3.pdfに詳しいようですが、この2ページに次のように書いていますね。
『独立系レンダリング業者は、たんぱく質物質を制限品目と、非制限品目とを、セパレートして処理してはいないとみられる。MBMについても、異なる種のものをミックスして処理しているようである。」
「As will be described, however, independent renderers are not expected to separate restricted from unrestricted protein materials in manufacturing mixed species MBM under any of the first three regulatory options. Where cattle protein is restricted, virtually all of the animal protein processed by independent renderers will become restricted. For example, offal
from chicken and other nonregulated species that are processed by independent renderers are included in the mixed species MBM they produce.」


[1228] Re:[1222] 農水省の防疫指針の「ワクチン使用」は絵に描いた餅ではないか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/14(Wed) 07:56  

虹屋さん。無明さん。
虹屋さんの
>>ニワトリでの弱毒、強毒と人への感染の可能性は関係は?。高病原性だから人への感染の可能性が高く、低病原性だと低いのでしょうか。??また、ニワトリで低病原性・弱毒だとヒトでも弱毒、高病原性だとヒトでも強毒でしょうか??>>
ですが、
Recombinomicsなどでは、よく、この問題を扱っていますね。

感染力(infectiousness(infectivity)), 変異可能性(transmissibilityまたはmutabilityとでも言うんでしょうか?), 毒性(virulence(lethality-致死性))の三者の相関関係については、必ずしも正の相関関係にあるとは言えず、近時の「低毒性であり、かつ、感染力の強いウイルスの出現」というものが、頻発しているわけですから、鳥インフルエンザ対策も、単に、毒性の違いで対応するのではなく、この三者の総和の最小値を求める対策が必要となってくるのではないでしょうか。




[1227] 「MAD COW USA著者、ジョン・スタウバーさんの講演会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/14(Wed) 07:44  

昨日、MAD COW USA(邦訳 隠された狂牛病)の本を書かれた
ジョン・スタウバー John Stauberさんの講演会があり行ってまいりました。
http://www.activistcash.com/biography.cfm/bid/1581
http://www.prwatch.org/cmd/bios.php/John_Stauber
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-author=Stauber%2CJohn/250-3647712-5449854

翻訳本は端折ってある部分もあるそうなので原文を読まねばと思いましたが、お話の中で一番気になった部分だけ取り急ぎご報告。。

米国のレンダリング工場は取材をしたくても入れる状況にあらず、一般の人が立ち入れる状況にはないそうです。
しかし、(私の耳に間違いがなければ)肉骨粉の製造過程で、「鹿」は分けてない、といわれていました。
今、米国は狂鹿病(CWD)が大問題になってますが、鹿も一緒くたに肉骨粉になっている模様です。
これは、食品安全委員会が確認しなければならない重要事項だと思いました。

しかし、日本のレンダリング工場も、どなたか見学された方はおられますか?肉骨粉製造の副産物?である肉エキスや動物油脂の製造現場を見学された消費者の方っておられるのかしら?多くの加工品に含まれ、誰もがおいしく頂いているものですし、ぜひ消費者団体の方々向けにも、見学の機会、公開の機会を作っていただきたいと思いました。

私がネットで見かけた、レンダリング場の肉骨粉原料の写真は英国のこの写真しかありません。
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/byori/NIAH-Atlas/BSE/Rendering-01.JPG
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/byori/NIAH-Atlas/BSE/BSE.html



[1226] 死刑囚の皮膚で化粧品製造=中国企業、既に輸出か―英紙投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/14(Wed) 01:31  

死刑囚の皮膚で化粧品製造=中国企業、既に輸出か―英紙
http://www.ocn.ne.jp/news/data/20050913/a050913085955.73icrbc2.html

こないだテレビで美容整形の最新情報の番組やってましたけど、日本の美容外科でも、多分欧州か米国から、この「唇やしわの治療に用いるコラーゲン」を輸入してるみたいですよ。該当製品かどうかは知りませんが。

番組ではもちろん、ヒト由来のものを使うリスクについて、一切報道はされてませんでした。



[1225] 昨日のプリオン専門調査会の資料について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/14(Wed) 01:22  

昨日の資料がまだUPされてませんが、明日あたりは出るでしょうか。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html

今回印象に残ったのは、「また」座長の吉川教授のたたき台です。それには、日本と比較しての米国の汚染度の計算が出てるのですが、これがまた、中間とりまとめ案と同じく、仮定に仮定を重ねたもので、「2004年以降の20ヶ月以下の牛の汚染度は日本の(確か?)十倍程度の汚染と考えられる」などという、テキトー、根拠の見えない、唖然とするしかない、いい加減な計算を出されてました(と私は感じました)。

さすがにその数字をそのまま垂れ流したメディアは、今回はたぶん数社くらいでしょうが、それら吉川教授の計算に対しての、各委員の見解は時間切れで、次回に持ち越しという感じでした。

なお、山内先生が20ヶ月内の牛といっても腸は感染後6ヶ月でプリオンが蓄積するのに、安全といえるのか?というようなご質問をされましたが、それに対して山本委員が「SRMを除去するからそれでリスクを計算してどうのこうの」と回答したのが印象的でした。

山本委員ご本人は感染牛の腸を召し上がれるんですかね?!
WHOの勧告など無視しまくり、のご見解に唖然としちゃいました。








[1224] 秋田県湯沢市職員を複製ソフト販売=ネットオークションで逮捕 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/13(Tue) 23:52  

この湯沢市は、今年4月中旬に合併の賛否を問う市民アンケート対象者の名簿で、市民の5分の1にあたる1万1255人分の名簿を、担当職員が公用パソコンでファイルしていたものが、同じパソコンで、ファイル交換ソフト「ウィニー」を使用していたがために、流出してしまったという事件があったばかりである。
こんどは、4月から5月にかけ、野球のスコアブックを作成するためのソフトウエア2種類をCD−Rに複製。インターネットの大手オークションサイトに出品し、北海道や東北地方の顧客4人に対し、1セット当たり千数百円程度で販売、計約4700円の利益を上げた疑いというものだ。
IT先進市町村といえば、皮肉になるが、どうにかならないものか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000169-jij-pol


[1223] Re:[1222] 農水省の防疫指針の「ワクチン使用」は絵に描いた餅ではないか。 投稿者:無明 投稿日:2005/09/13(Tue) 23:43  

> @ 農水省の防疫指針の「ワクチン使用」は絵に描いた餅ではないか。

もちろん、ワクチン接種の時間と感染拡大の速度を考えてリングを設定しなければ無意味です。今回の茨城は養鶏の密集地帯ですので、大羽数の鶏が飼われていましたが、このような地域はそれほど多くはありません。
不活化ワクチンの接種は、ウインドウレスでも開放でもそれほど変わらないと思います。ただ、ウインドウレスは多数羽を飼える利点があるために飼育羽数が多いので困難なのです。
防疫だけを考えて淘汰するなら、ウインドウズの方が簡単です。今回の鶏舎構造の差で差別したのは理にかなっていません。HPAIの場合はまさかそんな差をもうけるとは思いませんが。

> A弱毒生ワクチン(遺伝子操作をしていない、人為的な弱毒化or天然の)の接種と自然の低病原性の流行で感染した場合の違いはあるのですか?

差は無いと思います。あるとすれば、野外株の変異は未知だと言うことでしょうか。飼い慣らした弱毒株なら、場合によっては鶏に継代して将来を予測することはできるかもしれません。
今回のウインドウレスのように残すのであれば、モニター鶏を入れて監視するのは当然やるべきことだと思います。なぜそれをしないのかは私も疑問です。すぐに感染する→処分が怖いのかな?


> B生体家禽市場(“wet "markets)や家禽同居がない日本では、養鶏業者・従業員が人で感染する可能性が高いグループではないでしょうか。人間は農水省の管轄外ですから、防疫指針でも、鶏にインフルエンザが発生したら公衆衛生当局に連絡などあっさりしたものですが、養鶏業者・従業員がトリ→人で感染する可能性が日本国内では高いグループで本人たちの健康は無論、>厚労省マターとしては優先順位が、(人の)早期発見、早期通報システムの整備(平和屋さん)という点からも、この人たちの健康状態に目を配るべきではないでしょうか。

この辺はあまり議論がされていないような気がします。強毒株による発生があった時は、従業員や防疫員の健康チェックが行われました。確か抗体陽性の人がいたと思います。症状はなかったのでは。今回の防疫措置では、作業前に医師による健康診断などが行われたと聞いています。
弱毒→強毒の変化や対鶏と対人への病原性の相違については何も分かっていないと思います。現在のところ、鶏インフルエンザで人が感染したのは、H5N1とH7N7だけですね。いずれも鶏に対しては強毒株です。米国で発生して強毒株に変化したペンシルバニアのH5N2については何も報告がないのでは。ただ、防疫に当たった軍人さんののどからウイルスが分離されたとか(感染ではないでしょう)。この例は、人が運び屋になる可能性は示唆していますが。
まあ、香港で1997年に人に鳥インフルエンザが感染した報告によって、それまでの考え方(鳥インフルエンザは人に感染しない)が180度変わったので、それからまだ8年ですし。


[1222] 農水省の防疫指針の「ワクチン使用」は絵に描いた餅ではないか。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/13(Tue) 22:49  

笹山さん。鶏ピアさん。無明さん。平和屋 さん。 活発な論議、勉強になります。

@ 農水省の防疫指針の「ワクチン使用」は絵に描いた餅ではないか。
平成16年12月13日付け16消安第7227号農林水産省消費・安全局長通知の8 ワクチンの使用法では、リングワクチネーションで発生エリアを取り巻くリング状のワクチン接種地帯を設定して、全ての鶏に接種するようになっていますね。
その際のワクチンは、国家備蓄の不活化ワクチンです。
皆さんの論議で明らかになったのは、不活化ワクチンは1万から2万羽の成鶏舎の鶏群だったらワクチン接種可能ですが、1鶏舎あたり10万羽以上になると無理。茨城県の例を見ますと大よその目安で、開放鶏舎は不活化ワクチン接種可能でウンドレス鶏舎は無理ではないかと思います。
 大規模な鶏舎では、飲水投与やスプレー接種というワクチン投与のやり方があるが、これは生ワクチンでやれる方法で、ニワトリ用インフルエンザには生ワクチンはない、国家備蓄されていないから使えない方法。つまり、ワクチン接種地帯のウンンドレス鶏舎、正確にはワクチンを1 羽1 羽注射で接種が困難な鶏舎はニワトリ用インフルエンザ・ワクチン接種が出来ない。(中国の「合法的」鶏痘の組み替えの生ワクチンは、野外で使っているということなら飲水投与やスプレー接種は可能でしょうか?)
 全ての鶏に接種できなければ、そこが”通路”になってウイルスが地域外へ拡大していくのでは?

>もしワクチン接種が困難な鶏群がいれば、まず淘汰する事になるでしょう(感染する可能性のある宿主をなくしてしまう)。(
無明さん)

今回の茨城県では、開放鶏舎は全て殺処分したのに、ウインドレス鶏舎は特別扱いして一部をのぞいて淘汰していない。高病原性ではワクチン接種地帯の未発症のウインドレス鶏舎を、農水省は殺処分するでしょうか?? それとも、今回のような理屈をつけて、ワクチン接種対象外にしてしまうのでしょうかね。??

A弱毒生ワクチン(遺伝子操作をしていない、人為的な弱毒化or天然の)の接種と自然の低病原性の流行で感染した場合の違いはあるのですか?私、素人なもので本質的に差は無いのではないかと思っているのですが、どうなんでしょうか?新たな発症の有無を監視するための非接種・非感染の家きん(「モニター家きん」)をいれて監視すればよいのではないか。老鶏の入れ替えで、非感染の鶏と入れ替わるまで監視を続ければよいのではないかと考えるのですが。

B生体家禽市場(“wet "markets)や家禽同居がない日本では、養鶏業者・従業員が人で感染する可能性が高いグループではないでしょうか。人間は農水省の管轄外ですから、防疫指針でも、鶏にインフルエンザが発生したら公衆衛生当局に連絡などあっさりしたものですが、養鶏業者・従業員がトリ→人で感染する可能性が日本国内では高いグループで本人たちの健康は無論、>厚労省マターとしては優先順位が、(人の)早期発見、早期通報システムの整備(平和屋さん)という点からも、この人たちの健康状態に目を配るべきではないでしょうか。
 厚労省の対応は、厚生労働省健康局結核感染症課長 養鶏関係者の高病原性鳥インフルエンザ感染防御のための留意点について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1f19.html

これをみると、高病原性発生時に特に注目していますが、ニワトリでの弱毒、強毒と人への感染の可能性は関係は?。高病原性だから人への感染の可能性が高く、低病原性だと低いのでしょうか。??
また、ニワトリで低病原性・弱毒だとヒトでも弱毒、高病原性だとヒトでも強毒でしょうか??

この点が相関関係が薄いのなら、養鶏業者・従業員の健康管理をヒトの新型インフルエンザ対策の最前線と設定して、鶏での養鶏業では鶏インフルエンザ・ウイルスの流行=増殖=これらの人の暴露量を減らすことが課題となるのではないでしょうか。相関関係が強いのなら養鶏業者・従業員の健康管理の前に、低病原性から高病原性ウイルスへの変異を抑え込むことがヒトの新型インフルエンザ対策の最前線となるのではないでしょうか。


[1221] Re:[1219] [1218] [1205] [1203]「インフルエンザ」ワクチン? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/13(Tue) 22:42  

> ニューカッスル用をベースにした、鳥インフルエンザ遺伝子組み込みベクターワクチンというのは、使用されてはいないのですよね。

おそらく無いと思います。
ニューカッスル病生ワクチンは、安全性も高く、感染防御にも優れたワクチンです。
この導入を巡って昭和40年代に養鶏業界で大激論が行われたと聞いています。導入によって日本では鶏での発生はほとんどなくなりました。
一部バックヤードヘンや野鳥ではありますが。
養鶏業界にはこの希代の優れたワクチンを使ったために、ワクチンはこういう物だとの神話ができました。
「鳥インフルエンザに対してワクチンを使わせろ」という意見はこのワクチンへの思い入れが大きいのですね。


[1220] Re:[1208] 「家畜防疫互助基金」、事実上の破綻。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/13(Tue) 22:41  

ときさん。
今年3月時点の数字でいいますと、

http://e-chikusan.com/news/200504.htm参照

「家畜防疫互助基金」
http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BD00/tanto/boueki/topics/panfu.pdf
は、現在、1、牛・豚の牛疫、2、牛の牛肺疫、3、牛・豚の口蹄疫、4、豚のアフリカ豚コレラ、5、豚の豚コレラ、6、鶏の高病原性鳥インフルエンザ(昨年12月よりスタート)の6種類で

国の積立金は15億2千万円で、

加入生産者の積立金は
牛2億5千万円、豚6億9千万円、鶏5億7千万円

2005年3月時点で鶏の契約戸数 3、391戸 契約頭羽数 241、885、938羽

国の積立金と加入生産者の積立金は同額ですので、鶏分の積立金としては、11億四千万円(5億7千万円×2)ということになりますね。

これを、茨城県の場合、http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170905-1.pdf
の実績にしたがって、
この支払いモデル
http://www.jpa.or.jp/news/item/2004/12/28/image/4.swf
に従って、支払っていくと、

殺処分見込み(計)25戸約1,430,769羽 であるが、
一方、茨城県の発表によると、アレバメントカントウ(24,624羽)と,橋本農場(20,290羽)の2つについては互助基金に加入していなかったということなので、この分を対象から差し引くと、
23戸約1,385,855羽

支払互助金単価は

成鶏で、経営支援互助金670円プラス焼却・埋却互助金80円=750円/羽
育成雛で、経営支援互助金220円プラス焼却・埋却互助金80円=300円/羽
となり、

全部が成鶏の場合だと、支払い総額十億三千九百万円
全部が育成雛の場合だと、支払い総額四億一千五百万円

ということになりますね。

「鶏分の積立金11億四千万円」マイナス「全部が成鶏の場合の支払い総額十億三千九百万円」=残り一億百万円

「鶏分の積立金11億四千万円」マイナス「全部が育成雛の場合の支払い総額四億一千五百万円」=残り七億二千五百万円

ということになりますね。

もし、これに、ウインドレス分の要監視分を入れると、
4,050,769-24,624-20,290=4,005,853羽 となり

全部が成鶏の場合だと、支払い総額三十億四百万円
全部が育成雛の場合だと、支払い総額十二億百万円

となり、途方もない数字となってしまいます。

これでは、全国の「家畜防疫互助基金」鶏分加入者が納得しないでしょう。

もしかして、ウインドレス除外の意味は、このあたりの事情も絡んでいるのではないでしょか。


[1219] Re:[1218] [1205] [1203]「インフルエンザ」ワクチン? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/13(Tue) 21:51  

無明さん。
了解しました。
平和屋さん。
早とちりして、申し訳ありません。
ニューカッスル用をベースにした、鳥インフルエンザ遺伝子組み込みベクターワクチンというのは、使用されてはいないのですよね。


[1218] Re:[1205] [1203]「インフルエンザ」ワクチン? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/13(Tue) 21:43  

篠山さん  誤解を与えたかもしれませんね。

このワクチンの議論は、私と平和屋さんで、ウインドウレス採卵鶏成鶏舎でND(ニューカッスル病用)生ワクチンのスプレイによるワクチネイションが可能かどうかを議論したものです。
あまり、議論に花が咲くと、ここで論じている鳥インフルエンザからずれるのでやめました。ただ、違法ワクチンを使ったか、その場合の手段はの議論の一部ではあります。

ちなみに、ニューカッスル病生ワクチンは承認されて養鶏現場で通常使われている正規の物です。
蛇足ですが、いわゆる無薬養鶏でもこのワクチンは使います。使わない農家もありますが、結果は悲惨ですね。


[1217] かなり、まん延してるかも? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/13(Tue) 21:40  

<東大教授論文>実験データに疑問 発表後に撤回、訂正(毎日新聞) - 9月13日21時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000119-mai-soci

《独創的な結果を裏付けるデータなのに、あまりにも管理がずさんだ。研究者の基本的な動作を怠っており、結果が再現できないとなれば、不正があったと疑われても仕方がない。実験担当者は助手だが、教授は実質的に研究論文を代表し、データの管理も含めて責任がある。研究には多くの税金も使われている。一学会、一大学の問題ではない。》

 たまたま、目立つ論文を書いて発表してただけ。人文社会系は、もっと酷いらしい。

■谷沢永一
「学術書という虚喝(こけおどし)に瞞(だま)されるな」
http://web-will.jp/latest/index.html
2005/8/29(月)
■[図書館] 谷沢永一氏が図書館学を全否定(^-^;)
http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20050829/p2
2005/09/04
学術書という虚喝(こけおどし)に瞞されるな
http://tsysoba.txt-nifty.com/booklog/2005/09/post_0933.html

 研究費流用とか、知的階層の人間の知識の劣化のみならず、倫理観の低下もトミに激しいようで。もっとも能力で生きていくべきポジションの人間が、能なしでもなんとかぬくぬく生きていけるようにもなってしまってるんでしょうねえ。
 やっぱり、「構造改革」必要ですか? 奇人変人といわれるくらいの、突出した能力のある人間が、日本にいつづけるくらいでないと、日本の未来には魅力がないということだといえるかもしれません。あらゆる分野の、異能偉才がどんどん海外へ流出してしまうようにみえて仕方がない。「科学」でも、「スポーツ」でも。


[1216] Re:[1213] [1211] WHOが殺処分命令×(デマ) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/13(Tue) 21:32  

鶏ピアさん。ときさん。
別のサイトを見ますと、WHOの殺処分勧告(WHO recommendation )とありますね。
「発生地の半径300メートル以内のすべての家禽の殺処分とするWHO勧告にもかかわらず、政府は、イワンさんと、二人の子供の死亡を受けて、Tangerang地区での最小限での殺処分を命令した。」とあります。

http://www.thejakartapost.com/detailheadlines.asp?fileid=20050913.A05&irec=4


[1215] ブログのアスベスト・サイトが大賑わい。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/13(Tue) 21:09  

今日になって、ブログ記事「アスベスト混入疑惑商品一覧」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=316へのアクセスが急増しているのだが。
これを書いたのが7月16日と、二ヶ月近く前の話なので、どうしたことかと思ったのだが。
心当たりとしては、昨日、経済産業省が、石綿(アスベスト)を含有する家庭用品の実態把握調査の結果を発表
http://www.meti.go.jp/press/20050912006/20050912006.html
し、124社の計521製品に使われていたとし、うち14社が現在でも計19製品(8月末時点)を製造していることを発表したことが影響しているものと思われる。
一時は、アメリカのEPAのサイト
http://www.epa.gov/reg5foia/asbestos/index.html/
にも、私のブログ記事がリンクされていたようだが、今では、切れているようだ。
私が、この中で、EPAのサイト記事を引用したためなのだろう。
それにしても、こうして、だんだん、実態がわかってくるということは、まだ、日本のメーカーに、隠蔽体質が残っているということなのだろう。



[1214] Re:[1212] [1210] [1207] あっ、言ってしまった、「獣医ってのはそんなに頭悪いのか」。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/13(Tue) 21:06  


事務局の問題はあるかも。笹山先生が大臣だったら許されませんね。


[1213] Re:[1211] WHOが殺処分命令×(デマ) 投稿者:とき 投稿日:2005/09/13(Tue) 21:01  

 どういう権限があって、WHOが「命令」できるのかな?

 ちなみに、このプロメド情報、 [1204] で、ふれました。


[1212] Re:[1210] [1207] あっ、言ってしまった、「獣医ってのはそんなに頭悪いのか」。 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/09/13(Tue) 20:45  

ときさんがいっておられるわけではないと思いますが。
喜田小委員長は、少なくとも小委員会の委員長というという立場として、養鶏業者や処分に実際に携わる方々にに対して納得できる説明をされておるとは思えませんが。研究室とウィンドレス鶏舎の違いは認識されてはいないというレベルですね。
>
> ときさん
>
> 喜田先生は馬鹿ではありません。学問的にも立派な業績の持ち主ですし、人格的にも優れた方です。


[1211] 鶏ワクチン接種国インドネシアで被害拡大 WHOが殺処分命令 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/13(Tue) 20:03  

●09-12(0913-0070)#C-#鳥インフルエンザ、ヒト患者-東アジア(124):インド
ネシア、疑い#
インドネシア:確認されればインドネシアで4例目となる鳥インフルエンザ疑
い死亡患者の背景情報。
情報源:The Age, Australia 、9月12日。
(今回報道された)インドネシア人女性が、人口が密集したジャカルタで初の鳥
インフルエンザ死亡患者となるのはほぼ確実であるが、当局はWHOによる汎流
行の警告を否認し、ニワトリの大量処分命令を破棄している。鳥インフルエン
ザと診断されて4日が経過した37歳の死亡患者は、ジャカルタの西方にある
Tangerang州での死亡患者3名に次いで発生した。
Siti Fadila Supari保健大臣は9月11日に、ヒト・ヒト感染の機会は全くなかっ
たと発表したが、患者の感染経路は不明であると加えた。患者は、入国者代理
人で、多くの国外居住者に対応していた。これまでの聞き取り調査では、患者
が接触した人々は健康状態に異常は認められていない。他の大部分の鳥インフ
ルエンザ感染患者とは異なり、今回の患者は動物とはほとんど接触がなかった
が、伝えられるところでは、ニワトリ屠殺場近くに居住していた。
以下、インドネシアで鳥インフルエンザ対策に当たっているWHO上級担当官
Steven Bjorge氏の発言、WHOのニワトリ処分勧告の実施の明言を避ける保健大
臣のコメント、これまでの東南アジアでの鳥インフルエンザ感染患者数。

Indonesia: Some Background Information on the Suspected 4th Victim
-----------------------------------------------
An Indonesian woman is almost certainly the 1st known avian influenza
fatality in densely populated [central] Jakarta, but authorities are
rejecting World Health Organization (WHO) warnings of a potential pandemic
and reneging on ordering a cull of chickens. The death of the 37-year-old,
4 days after being diagnosed with bird flu symptoms, follows 3 fatalities
in provincial Tangerang, west of the capital.

http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:14133053778361422770::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,30377


[1210] Re:[1207] あっ、言ってしまった、「獣医ってのはそんなに頭悪いのか」。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/13(Tue) 19:49  


ときさん

喜田先生は馬鹿ではありません。学問的にも立派な業績の持ち主ですし、人格的にも優れた方です。


[1208] 「家畜防疫互助基金」、事実上の破綻。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/13(Tue) 17:52  

鳥インフルエンザ 感染拡大で、養鶏業者の基金ピンチ(2005年09月13日15時40分)

 鳥インフルエンザが発生した養鶏場の経営を支援する「家畜防疫互助基金」が、底をつく可能性が出てきた。被害拡大を防ぐため鶏を殺処分した場合に、補償する制度。6月末から茨城・埼玉両県で次々に弱毒性の鳥インフルエンザが広がり、150万羽を超える鶏が処分されることになったためだ。運営する日本養鶏協会はシーズンの冬を前に「今すぐ基金を積み増しするのは難しい」と頭を抱えている。

 同制度は、昨年の鳥インフルエンザを受け、「正直に報告しても損をしない制度」(農林水産省)として創設され、昨年12月にスタートした。 養鶏業者の積立金は採卵鶏の成鶏が1羽4円、肉用鶏は1羽0・5円で国が同額の補助をする。一方、殺処分された場合の支払額は、採卵鶏の成鶏が1羽670円、肉用鶏が1羽20円。殺処分をするための焼却や埋め立て費用の約半分が自己負担だが、これも1羽80円を上限に支払われる。

 養鶏協会によると、現在、全国の3793戸(2億5900万羽)が加入、国の補助とあわせ基金は12億4000万円(見込みを含む)ある。茨城、埼玉両県で弱毒性鳥インフルエンザの発生が確認された31カ所の養鶏場のうち、23カ所が加入していた。養鶏協会では「基金の約9割が、今回の支払いで消えそうだ」としている。

 今後さらに感染が判明して殺処分の件数が増えると、基金が不足する可能性もある。

 基金はいったん今年度末に清算されるが、その時点で余剰金がでれば加入業者に返還され、再び掛け金として使うことができる。養鶏協会によると、今年度はほとんど返還されない見通しという。

 養鶏協会の島田英幸専務理事は「業者に積み増しを要請しても応じないのではないか」と心配。農水省幹部は「国の補助を増やすことは難しい」としている。
http://www.asahi.com/life/update/0913/004.html



[1207] あっ、言ってしまった、「獣医ってのはそんなに頭悪いのか」。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/13(Tue) 14:42  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(101)(2005.9.13)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza187.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『国のやっていることも《清浄国論》の為に明らかに歪められてしまったところが沢山ある。大体が本音で云えばついて行けない部分が多すぎるのは喜田さんや、大槻さんの普段の言動を見たって分かるし、それにかかわって居る獣医さん達の本音もそうである。「獣医ってのはそんなに頭悪いのか」と人間の医者達に見られるのは耐え難い。しかし実際動物に関係ない獣医さんのほとんどは政府の云うことを信じて居る。そこでまた頭が悪いと云われかねない。
抗体を持つだけで殺されることに、人間の医者は唖然とする。その説明をすればするほど分からなくなる。一つながりの命の大切さを訴える喜田教授が、小委員会長として、その虐殺の先頭に立って居ると聞かされるとますます分からなくなる。「その人一体何なの?」と聞けば、今年度の学士院賞受賞者だと知らされる。医者でなくても混乱するのは当たり前だろう。』

 言わないでおこうと思っていたのに・・・。なんつったって、「セカンド・オピニオン」の時代だからねえ。(いまや、サードまであるらしい。それだけ、公式発表や常識といわれているものを疑ってかからなければ、「いのち」は相手しきれないものだ。)


[1205] Re:[1203]「インフルエンザ」ワクチン? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/13(Tue) 11:35  

笹山様
> 「某ワクチンメーカーの○○株をスプレーで接種」
> というのは、やられているところもあるということなんでしょうね。

 別の病気の、ワクチンではないですか? 混同してる?


[1204] 『必要な野鳥の調査をこそ国がやるべきだ。』 投稿者:とき 投稿日:2005/09/13(Tue) 11:30  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(100)(2005.9.13)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza186.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 病気が起こる起こらないと、ウイルスのあるなしは一致しない。往々にして、ウイルスがあっても病気が起こらないことのほうが遥かに多い。
 細菌を含め、植物を含め、自然界においてさまざまな宿主に寄生し、存在するウイルスのほとんどは、病気を起こさないものばかりである。それは、細菌も同じ。(善玉菌、悪玉菌。細菌なしでは、植物も動物も栄養循環ができない。)
 だがしかし、その生き延びる性質において、「ウイルス」は、種において、宿主をかなり厳密にえり好みをする。その点が、「細菌」と全く性格を異にするものである。まったく別物である。俗に言う「ばい菌」とは違うのだ。このことを混同してはいけない。
 ウイルスの「伝染伝播」は、あくまでも、同一宿主「種」内でしか成立しえないのである。まずは、このことを正確に、認識・理解していただきたいものです。
 (ヒトでおこっている「トリインフルエンザ」という表記が、誤解を生むもとになっている。H5N1型だったら、せめて、新型とかトリ型〜HA型はすべて鳥型だが〜インフルエンザと表記すべきだろう。)

20050913-0070 ( 2005/09/13 ) PRO/AH>Avian influenza, human - East Asia (124): Indonesia, susp.
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050913%2D0070
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

 ウイルス学的にも、やはり、「発展途上国」ですな。鶏からうつったなどとデマがとぶ位ですから。ブタの「レンサ球菌」といっしょくただね。
 もはや、「ヒトヒト感染」が始まってしまっているのに。キャリアは、感受性が低く、感染をうけても発症しないか、軽度の呼吸器系の疾患(咳・たん)でとどまる患者だ。
 そういうヒトが、何気なしに存在し移動してあるいているということの証左である。トリから感染したという人間のボケぶりには、ほとほとあきれ返るほかない。
 潜在的には、もうすでに、その地域では、まん延しているとみなしておかなければならない。発病がおこり始めたら、「同時多発」だろう。(こういう現象をみると、また、バイオテロだと、デマを飛ばして歩く連中がいると思うとうんざりする。)
 鶏をふくめ「トリ」の病気は、周辺の自然環境を含めた「トリ」の調査を、「ヒト」の病気は、起こっている地域の「ヒト」の調査を(移動状況をふくめて)。どうやら、「サーズ」のときみたいに、終息させることはかなわないようだ。「トリ」ですら、いまだに「机上の空論」で「対策指針」をつくるくらいだから。まったく、この国の「危機管理」はどうなっているのやら。「アスベスト」すら、「管理」できなかった国ですからね。(おまけに、営利企業の欲を野放しにしてきて、企業の責任はほとんど不問にして、その尻拭いの補償はまたしても血税としての「公金」をあてがうようで。民間の不始末の肩代わりをやる以上は、多くの人に多大なる迷惑をかけた民間企業をこそ、その罪を問わなければなるまい。やはり天下り企業ですか?)


[1203] Re:[1198] [1196] [1194] [1187] LPAIの時のリングワクチネーションの意味は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/13(Tue) 10:13  

平和屋さん。無明さん。
「某ワクチンメーカーの○○株をスプレーで接種」
というのは、やられているところもあるということなんでしょうね。
やはり、この問題は、奇麗事だけでは、論じられないようですね。
「この議論はちょっと今回の議論とは離れてしまうようですね。」というわけには、なかなか、いかないようですが。


[1202] Re:[1201] カルパッカム・ショック 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/13(Tue) 09:42  

まりちゃんさん。
これらの専門家の問題提起の底には、昨年末の津波によるインドのカルパッカム原子力発電所での被害状況について、インド政府が、一切口を閉ざしていることへの疑念があるのでしょう。
このサイト「A Radioactive Tsunami? No Answers 」http://www.thesouthasian.org/archives/000448.html
は、今月9月3日の記事ですが、依然として、このカルパッカム原子力発電所での被害状況は、明らかになっていないようですね。
何しろ、このカルパッカム原子力発電所は、海岸からたった150メートルの距離にあるのですから、被害がなかったということはいえないはずですが。
一度、外国の記者団を施設内に入れて、安全だったことを示したことがありましたっけ。
振り返って、日本の原発施設の多くは、海岸端にあるわけですから、津波と原発との関係は、今後、インドでの情報公開とともに、もっと真剣に考えられていいものと思われます。

http://www.thesouthasian.org/archives/000448.html


[1201] 【科学】原発の耐震性で議論-日本科学者会議がシンポ:石川・金沢 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/13(Tue) 08:57  

http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1126440247/
9月10日、日本科学者会議が、原子力発電問題のシンポジウムを金沢市内で開催したそうですが、地震学、建築学、流体力学、原子力発電などの専門家が集まったそうです。

>建築の専門家、渡辺三郎さん
>「政府の原子力安全委員会の考え方で本当に大丈夫なのか」と問題提起。 (略)政府の説明が破たんしていることを指摘

>「浜岡原発の標高は六メートルしかない。もし八メートルの津波がきたら、原子炉建屋の二メートルまで浸水して土砂が流れ込むことが考えられる」
>「引き潮が起きた場合、海から冷却水が取れなくなって空だき状態になり、炉心溶融が起こる可能性がある」


[1200] Re:[1190] 人の鳥インフルエンザを予防するために、鶏を殺す法的根拠は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/13(Tue) 08:34  

平和屋さん。
これは、狂犬病予防の場合がわかりやすいですね。
「狂犬病予防法」では、
第9条(隔離義務)で、 「ただし、人命に危険があつて緊急やむを得ないときは、殺すことを妨げない。」とあって、
第11条(殺害禁止)で、「 第9条第1項の規定により隔離された犬等は、予防員の許可を受けなければこれを殺してはならない。』とあります。
また、第14条、(病性鑑定のための措置)で、「予防員は、政令の定めるところにより、病性鑑定のため必要があるときは、都道府県知事の許可を受けて、犬等の死体を解剖し、又は解剖のため狂犬病にかかつた犬等を殺すことができる。」とあります。
さらに、第18条の2(けい留されていない犬の薬殺)で「都道府県知事は、狂犬病のまん延の防止及び撲滅のため緊急の必要がある場合において、前条第1項の規定による抑留を行うについて著しく困難な事情があると認めるときは、区域及び期間を定めて、予防員をして第10条の規定によるけい留の命令が発せられているにかかわらずけい留されていない犬を薬殺させることができる。この場合において、都道府県知事は、人又は他の家畜に被害を及ぼさないように、当該区域内及びその近傍の住民に対して、けい留されていない犬を薬殺する旨を周知させなければならない。」
とあります。
第27条の罰金の規定に「5.第11条の規定に違反して犬等を殺した者」に対する規定があります。

鶏と犬とでは、経済動物・産業動物・愛玩動物かどうかの違いはありますが、私的財産(平和屋さんおっしゃる「善意の第三者の財産」)という意味では、同じと考えていいのではないでしょうか。
その意味では、「人命に危険があつて緊急やむを得ない場合」または「人又は他の家畜に被害を及ぼすおそれのある場合」は、殺すことができるが、その場合は、「その旨の住民への周知・徹底が必要」ということなのでしょう。

http://www.houko.com/00/01/S25/247.HTM


[1199] Re:[1195] 自衛隊は、なんの法律に基づき鶏の殺処分を行っているのでしょうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/13(Tue) 08:13  

平和屋さん。
「殺処分について、家畜伝染病予防法(他の鶏へのまん延防止)に基づき、手当金が交付されているのだから、災害とは、みなされず、自衛隊派遣には、てきさないのではないのか?」というようなご疑問ですね。

自衛隊法第83条(災害派遣)で
1 都道府県知事その他政令で定める者は、天災地変その他の災害に際して、人命又は財産の保護のため必要があると認める場合には、部隊等の派遣を長官又はその指定する者に要請することができる。

とあって、その「その他の災害」は「人の生命、身体、財産を侵害する災害のすべてを含む。」として、その判断は、当該地方の実状又は災害の事態の状況を一番よく把握している都道府県知事の裁量の範囲に入っているということでしょう。

産業廃棄物の処理等でも、住民の生命などに甚大な影響を及ぼしそうなものの処理には、出動要請が可能でしょう。

自衛隊の災害派遣の3原則というのがあって、
(1) 公共の秩序を維持するため、人命又は財産を社会的に保護しなければならない必要性があること。(公共性の原則)
(2) 差し迫った必要性があること。(緊急性の原則)
(3) 自衛隊が派遣される以外に他の手段がないこと。(非代替性の原則)

がありますが、今回の茨城のケースでは、平和屋さんおっしゃるように、三番目の『代替性の原則』からいくと、他の手段も可能ではないかとも思われますね。

「手当金交付との、二重の公的負担が生じるのではないか」という指摘は、言えるかと思いますが、災害でも、同じようなケースもあるかもしれませんね。


[1198] Re:[1196] [1194] [1187] LPAIの時のリングワクチネーションの意味は? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/13(Tue) 00:37  

> このあたりが議論が分かれるところですね。
> どうして、HI検査で全戸全国サーベランスを行っていないのに、発生が収まると言えるのでしょうか?

現在発生が続発しているなら、ゲル沈のサーベイで摘発できると思います。感染後3-4ヶ月程度は検出可能では。無論今回のH5N2における抗体の消長を調べないと明確なことは言えませんが。


> > また、全国サーベイの結果もそろそろ出そろう頃ですね。
>
> 1000羽以上の、3割〜6割(県によっては10割やったところもあるそうです)のゲル沈検査だけで、日本の感染状況について、評価をするのは、無理があります。
> やはり、本当に評価をするのであれば、ブロイラーも含め、全戸HI検査をすべきです。
> ただ繰り返しになりますが、現在の方針(開放鶏舎で飼われている鶏が抗体陽性の場合殺処分)のままであれば、恐ろしくて全戸検査は出来ないでしょう

ブロイラーについての検査も必要だとは思いますが、2ヶ月で出荷されることは考慮すべきですね。
私もウインドウレス鶏舎と開放鶏舎に分けたことはおかしいと思います。

> > 当然軽い呼吸器症状が出ることがあると思いますが、NDの侵入・感染リスクを考えたら実行するようです。
>
> いえいえ、某ワクチンメーカーの○○株をスプレーで接種すると、産卵率が30%ぐらい落ちる例が続発しているようです。

でも、それって実行していると言うことですよね。この議論はちょっと今回の議論とは離れてしまうようですね。


[1197] Re:[1185] [1163] ワクチン接種国インドネシアから、日本のワクチン使用を考える→議論を整理しましょう 投稿者:無明 投稿日:2005/09/13(Tue) 00:14  

> 誤解があるといけないので、はっきりさせたいのですが、
> 農水省が現在行っている抗体陽性鶏の淘汰やワクチン接種の有無についての議論は、鳥インフルエンザが鳥→鳥に広がることに対してどうするか?ということです。

私もそう思います。ワクチネーションは当面H5N1に対してどうするかだと考えています。


> それから、鳥インフルエンザの生ワクチンですが、中国が「合法的」に鶏痘の組み替えの生ワクチンを承認にして、確か実際に野外で使っているはずです。

組み替え鶏痘生ワクチンにはインフルエンザの全塩基配列を挿入しているわけではないはずですので、これからインフルエンザウイルスが再生することはないでしょう。私の言う「生ワクチン」は他のウイルス病で使われる弱毒生ワクチン(遺伝子操作をしていない、人為的な弱毒化or天然の)のことです。


[1196] Re:[1194] [1187] LPAIの時のリングワクチネーションの意味は? 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/13(Tue) 00:11  

> 今回の茨城のケースではワクチンで防除する意味はないと思います。この発生はまもなく収まると予想しています。

このあたりが議論が分かれるところですね。
どうして、HI検査で全戸全国サーベランスを行っていないのに、発生が収まると言えるのでしょうか?

> 感染が数ヶ月以上前にあったことを示しています。

もっと前に感染があったことも想定されます。


> また、移動制限などで新たな感染拡大が止められていると思います。

それは、安易すぎる考えではないでしょうか?
今回の移動制限措置が、感染拡大に対して効果があったどうか?は、きちんと調べていませんので、評価は難しいと思いますが、

> また、全国サーベイの結果もそろそろ出そろう頃ですね。

1000羽以上の、3割〜6割(県によっては10割やったところもあるそうです)のゲル沈検査だけで、日本の感染状況について、評価をするのは、無理があります。
やはり、本当に評価をするのであれば、ブロイラーも含め、全戸HI検査をすべきです。
ただ繰り返しになりますが、現在の方針(開放鶏舎で飼われている鶏が抗体陽性の場合殺処分)のままであれば、恐ろしくて全戸検査は出来ないでしょう


> 当然軽い呼吸器症状が出ることがあると思いますが、NDの侵入・感染リスクを考えたら実行するようです。

いえいえ、某ワクチンメーカーの○○株をスプレーで接種すると、産卵率が30%ぐらい落ちる例が続発しているようです。


[1195] 自衛隊は、なんの法律に基づき鶏の殺処分を行っているのでしょうか? 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/13(Tue) 00:02  

そこで今回の茨城県の自衛隊派遣です。
心情的には、150人でなくもっとたくさん出せよ!といいたいところです。

ただ、ここで考えて頂きたいのは、
どの根拠で自衛隊が派遣されたのでしょうか?
災害復旧、つまり人的危害が予想されるとしたら、
現在自衛隊が殺している鶏は、国からの手当金交付はおかしくなります。(現在殺している鶏の手当金は、あくまで家畜伝染病予防法(他の鶏へのまん延防止)に基づき交付されます)
一方、自衛隊が、家畜伝染病予防法に基づき、殺処分を行うというのも変です。一般住民には何の危害も及ぼさない(とされている)事項に対し、自衛隊が派遣されているわけですから、これが認められると、県や市町村単独で手に負えなくなる(たとえば産業廃棄物の処理等)でも自衛隊に助けを求めてもいいということになります。

その当たりのことをきちんと議論のないままに県知事は、自衛隊に派遣要請をして、自衛隊も受諾していると思います。

殺処分は一次的には、その飼養者(農家)の責務で、それが出来ない場合には、県が代行してもいいと家畜伝染病予防法にあります。ですから、県と自衛隊は組織がことなりますから、もし県が手に負えない、今回のような大量殺処分の場合、本来は、自衛隊に派遣要請するのではなく、県費と国費(税金)を使って、臨時職員(アルバイト)を雇い、実施するのが筋だと思います。


[1194] Re:[1187] LPAIの時のリングワクチネーションの意味は? 投稿者:無明 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:55  

> 理論的にはリングワクチネーションというのも分かりますが、そのリング中に大規模のブロイラーや成鶏の大規模ウインドレス鶏舎が存在していると、なかなか、難しいのではないでしょうか?
> それよりは、LPAIの場合、発生地区を把握して、その上で、関係地区で飼育される鶏に対して、大雛までに接種しておいた方が、現実的です。もちろん、臨床症状をきちんとモニタリングして、死亡率の急激な上昇(あるかどうか?は不明だが、万一強毒化した場合)については、淘汰も選択のひとつと考える方がいいと思います。つまり、リングワクチネーションをして、中心地を全部淘汰してしまったら、次にワクチン接種鶏も淘汰するというのは、HPAIでは、それもいいのでしょうが、LPAIでは、家畜衛生上の意味は薄のではないでしょうか?

もちろん、HPAIの場合の話です。リングワクチネーションをする場合、もしワクチン接種が困難な鶏群がいれば、まず淘汰する事になるでしょう(感染する可能性のある宿主をなくしてしまう)。
今回の茨城のケースではワクチンで防除する意味はないと思います。この発生はまもなく収まると予想しています。
以前あったように、最初の発見場所が実は最新の感染場所であったようですね。映画を逆に回しているような物だったと考えていいのではないでしょうか。イセつくばファームでウイルスが分離されて以来新たにウイルスが分離されていません。またゲル沈抗体陽性率が低下して、HI抗体での検査で陽性になる例が増えていると言うことは、感染が数ヶ月以上前にあったことを示しています。
また、移動制限などで新たな感染拡大が止められていると思います。
今、感染の拡大はないのでは。茨城県が今週報告する全戸(1000羽以上飼育農家)で県内の全容が明らかになると思います。
また、全国サーベイの結果もそろそろ出そろう頃ですね。



> ウインドレスの成鶏舎で、NDやIBの抗体価が下がった時のスプレーは、やはり呼吸器症状を中心としたリアクション(副作用)が出やすいので、大規模だあればあるほど、難しいのではないでしょうか?だからこそ、特にNDについては、成鶏舎に入れる前の大雛の時に、オイルワクチンを接種して、すくなくとも500日齢まで、防御抗体が落ちないようにしていると思います。

当然軽い呼吸器症状が出ることがあると思いますが、NDの侵入・感染リスクを考えたら実行するようです。


[1193] Re:[1192] 厚生労働省が動くのは、→賛成です 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:51  

>  あくまでも、ヒトがキャリアとして、起こった場合である。
>  ヒト新型インフルエンザが起こっている地域(国)との、ヒトの移動が問題となるのである。

私もそう思います。


[1192] 厚生労働省が動くのは、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:43  

 あくまでも、ヒトがキャリアとして、起こった場合である。
 ヒト新型インフルエンザが起こっている地域(国)との、ヒトの移動が問題となるのである。


[1191] 「清浄国論」を前提にしている限り、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:41  

 すべて、机上の空論にすぎないのだが・・・。


[1190] 人の鳥インフルエンザを予防するために、鶏を殺す法的根拠は? 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:39  

笹山様

> ただし、今後も、厚生労働省が動かなくてもいいかどうかは、論議のあるところでしょう。

そうですね。そこは十分議論の余地はあると思います。
ただ、現在鶏を淘汰、殺処分しているのは「家畜伝染病予防法」に基づいて行われいています。この法律はあくまで、家畜の病気のまん延防止を念頭に置いてます。

そこで教えて頂きたいのですが
これに対し、人の伝染病予防関係の諸法の中に、人の伝染病予防のために、善意の第三者の財産である「鶏」を強制的に殺してもいいというものがあるでしょうか?



[1189] Re:[1185] ワクチン接種国インドネシア・・・殺処分が不十分と非難される 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:32  

ProMED情報より
インドネシアではニワトリ用ワクチンを使用していますが4人の死者が出ています。インドネシア政府はニワトリから出る飛沫が感染源であると認めており、ニワトリへのワクチン接種を推進していますが、「殺処分が不十分である」と非難を受けているようです。

[2]
Date: Sun 11 Sep 2005
From: David Ozonoff <dozonoff@bu.edu>
Source: SBS TV, World News Australia, Sun 11 Sep 2005 [edited]
<http://www9.sbs.com.au/theworldnews/region.php?id=3D120317&reg;ion=3D2>


Indonesia: suspected human case of avian influenza
--------------------------------------------------
An Indonesian woman has died of avian influenza, becoming the country's 4th
case of the disease, according to the Indonesian health authorities. The 37
year old woman died at a private hospital in Jakarta. Blood samples had
tested positive for avian influenza.

3 other Indonesians, a father and his 2 daughters, died in July 2005 in
Tangerang district, south west of Jakarta. The government said infected
chicken droppings were suspected of having caused these deaths. Indonesia
subsequently launched a vaccination drive but has been criticized for
carrying out only limited culls of poultry. Bird flu has killed 62 people
in Asia in the past 2 years.

http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:1914897849346977457::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:10001,30369


[1188] Re:[1185] [1163] ワクチン接種国インドネシアから、日本のワクチン使用を考える→議論を整理しましょう 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:29  

平和屋さん。
確かに、茨城に事例を置き換える場合には、鶏→鶏感染に限定したほうがいいでしょうね。
ただし、今後も、厚生労働省が動かなくてもいいかどうかは、論議のあるところでしょう。
中国で使用されている遺伝子組み換え鶏痘用ワクチンは、『日本と中南米とのH5N2鳥インフルエンザウイルスの接点』
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=455
でも書いたように、A/CK/Mexico/232/94/(H5N2)をベースに作られているもののようですね。


[1187] LPAIの時のリングワクチネーションの意味は? 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:28  

>
> 通常はリングワクチネーションを行うと思います。発生エリアを取り巻くリング状のワクチン接種地帯を作ります。
> 伝播速度を勘案して、少し広範囲にワクチンを打って、時間稼ぎですね。野外株の外への漏れるのを遅らせる。
> 発生地点の淘汰が終わったら、Dの恐れ(ワクチン接種群に野外ウイルスが感染している可能性)を除くために、ワクチン群も淘汰です。
>

理論的にはリングワクチネーションというのも分かりますが、そのリング中に大規模のブロイラーや成鶏の大規模ウインドレス鶏舎が存在していると、なかなか、難しいのではないでしょうか?
それよりは、LPAIの場合、発生地区を把握して、その上で、関係地区で飼育される鶏に対して、大雛までに接種しておいた方が、現実的です。もちろん、臨床症状をきちんとモニタリングして、死亡率の急激な上昇(あるかどうか?は不明だが、万一強毒化した場合)については、淘汰も選択のひとつと考える方がいいと思います。つまり、リングワクチネーションをして、中心地を全部淘汰してしまったら、次にワクチン接種鶏も淘汰するというのは、HPAIでは、それもいいのでしょうが、LPAIでは、家畜衛生上の意味は薄のではないでしょうか?

>
> 鳥インフルエンザの場合生ワクチンは絶対に使いません。変異の可能性があります。これを許可する国はないですね(公式には)。
> ウインドウレス鶏舎(成鶏舎)でも、NDやIBの抗体価が低下した場合は、発生の可能性とを天秤に掛けてスプレーすることがあります。
ウインドレスの成鶏舎で、NDやIBの抗体価が下がった時のスプレーは、やはり呼吸器症状を中心としたリアクション(副作用)が出やすいので、大規模だあればあるほど、難しいのではないでしょうか?だからこそ、特にNDについては、成鶏舎に入れる前の大雛の時に、オイルワクチンを接種して、すくなくとも500日齢まで、防御抗体が落ちないようにしていると思います。


[1186] Re:[1182] [1163] ワクチン接種国インドネシアから、日本のワクチン使用を考える 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:21  

無明さん。
情報ありがとうございます。
このリングワクチネーションは、リングワクチネーション戦略というのがあって、もともとは、天然痘の時の経験を元にして、それを応用したもののようですね。
この図
http://jasss.soc.surrey.ac.uk/7/3/6.html
は、天然痘のものですが、何もワクチネーションをしない場合の広がりと、マス・アタックの場合と、リング・ワクチネーションとの効果の対比が、色つきの図で出ていますね。

http://forests.org/articles/reader.asp?linkid=39338


[1185] Re:[1163] ワクチン接種国インドネシアから、日本のワクチン使用を考える→議論を整理しましょう 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:15  

誤解があるといけないので、はっきりさせたいのですが、
農水省が現在行っている抗体陽性鶏の淘汰やワクチン接種の有無についての議論は、鳥インフルエンザが鳥→鳥に広がることに対してどうするか?ということです。
ですから、鳥→人の広がりを予防するために、鶏を淘汰したり、ワクチンを打つか?打たないか?の議論をしているのではない。(少なくとも農水省はそう思っています)
これが、人に対する予防のために鶏をどうすか?ということになれば、これは厚労省マターになりますが、今回の茨城の事例では、厚労省は、殆ど動いていません。つまり、茨城のことはあくまでも家畜衛生ということで議論する必要があると思います。

確かに鶏から人にくること、あるいは人→人ということが、鳥インフルエンザの場合、考えられますが、これに対しての、施策中、鶏の淘汰やワクチン等の予防策としては、厚労省マターとしては優先順位が低く、やはり、(人の)早期発見、早期通報システムの整備、基点病院の確保、海外からの感染者の水際対策、タミフル備蓄などが先にくるのではないかと思います。

ですから、現在の茨城をディベートする場合、鳥→鳥の感染をどう防ぐか?ということを議論のベースに位置づけた方が、建設的だと思います。

それから、鳥インフルエンザの生ワクチンですが、中国が「合法的」に鶏痘の組み替えの生ワクチンを承認にして、確か実際に野外で使っているはずです。



[1184] 別段今に始まったことではないが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/09/12(Mon) 23:12  

中国東部の空気汚染、悪化する一方【大紀元日本9月12日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d59781.html

胡主席の宿泊ホテル向かいの広告看板「邪悪に耳を貸すな!」
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d32440.html

 こういう映像は、日本のメディア、自主規制するようで、なかなか目にすることはありません。
 ご紹介まで。


[1183] 「米BSE、日本より汚染度高い」 投稿者:とき 投稿日:2005/09/12(Mon) 22:49  

「米BSE、日本より汚染度高い」…食品安全委調査会

 米国とカナダ産牛肉の輸入再開に向けて、安全性を検討している食品安全委員会の専門調査会は12日、米国のBSE(牛海綿状脳症)対策について、「飼料規制の不備があり、汚染度は日本より高い」とする評価案を提示した。

 BSEの感染拡大は、食肉処理した牛の骨や内臓を飼料にした「肉骨粉」の使用が原因とされる。日本では現在、あらゆる動物に対して肉骨粉の使用を禁じているが、米国では鶏や豚への使用は認めている。

 調査会は、鶏・豚用の飼料が牛用の飼料と混ざる「交差汚染」の可能性が否定できないとし、2004年以後に生まれた牛の汚染度は、「米国の方が数倍高い」としている。ただ、座長の吉川泰弘東大教授は「ただちに食肉の危険度に結びつくわけではない」としており、今後、病原体が蓄積しやすい危険部位の除去などを詳しく検討する。
(2005年9月12日22時23分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050912i415.htm

 『飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律』に関連して、全国調査が終わり、とりあえず、日本国内のヒトの口に入る畜産生産物に与えるための飼料の、原料から製品を含めて、流通実態を把握、追跡調査できるようになったようで、やっと、米国の飼料に関して物申すこととなったようです。


[1182] Re:[1163] ワクチン接種国インドネシアから、日本のワクチン使用を考える 投稿者:無明 投稿日:2005/09/12(Mon) 22:48  

> B、総ての鶏に接種というのは、平和屋 さんのご指摘では、大雛までに接種しないと実際的には無理と言うことですから、農水省の大流行して殺処分で対応できなくなってから使うという方針では満たすことが出来ないのではと思うんですが・・

通常はリングワクチネーションを行うと思います。発生エリアを取り巻くリング状のワクチン接種地帯を作ります。
伝播速度を勘案して、少し広範囲にワクチンを打って、時間稼ぎですね。野外株の外への漏れるのを遅らせる。
発生地点の淘汰が終わったら、Dの恐れ(ワクチン接種群に野外ウイルスが感染している可能性)を除くために、ワクチン群も淘汰です。


> それから、生ワクチンですが、飲水投与も鶏舎が大きいと無理があります。また、ウインドレス鶏舎スプレー接種をすると、呼吸器症状が起こりますので、それこそプロはそんなことはやりません。このため大規模飼育では、通常のニューカッスルや伝染性気管炎などのワクチンは、成鶏舎に入れる前、つまり大雛まで終わらせます。

鳥インフルエンザの場合生ワクチンは絶対に使いません。変異の可能性があります。これを許可する国はないですね(公式には)。
ウインドウレス鶏舎(成鶏舎)でも、NDやIBの抗体価が低下した場合は、発生の可能性とを天秤に掛けてスプレーすることがあります。


[1181] 23種の伝染病の発症が報告 投稿者:とき 投稿日:2005/09/12(Mon) 22:40  

8月の伝染病死亡、「肺結核」「狂犬病」などで878人(2005/09/12(月) 18:52:59更新)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0912&f=national_0912_002.shtml

『8月には、甲類及び乙類の法定報告伝染病のうち、脊髄灰質炎(ポリオ)、新型肺炎SARS、ヒトへの感染力が強いタイプの鳥インフルエンザ、ジフテリアを除く、23種の伝染病の発症が報告された。』

【法定報告伝染病】
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0912&f=keyword_0912_001.shtml

 HIVと、エボラと、マールブルグは入ってない。
 ご紹介まで。


[1180] Re:[1178] 飼育されているニワトリが東南アジアでのH5N1型株保有宿主の可能性あり。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/12(Mon) 21:22  

鶏ピアさん。
飼育されているニワトリがウイルス・リザーバー(virus reservoirs とvirus disseminators)になること自体は、懸念すべきことではないでしょうが、肝心のmutationがどうなっているのかについては、また、豚などへの感染はあったのか、などについては、この情報ではわかりませんね。
茨城の場合も、同じような可能性がありうるという意味でしようか。

http://www3.niaid.nih.gov/news/newsreleases/2001/genchange.htm


[1179] Re:[1097] ウイルス・レジスタント、自然の摂理。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/12(Mon) 20:59  

> PROAvian influenza - Asia (22): Thailand, H5N1, RFI
> http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050907%2D0130
>
> PRO/AH/EDRAvian influenza - Asia (14): Russia (Siberia, Urals), H5N1
> http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050909%2D0030

 既出。

[1124] この肉骨粉や副産物は何に使用されていたのでしょう 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/10(Sat) 18:03  

古い記事ですが、掲示板を見てたらUPされてましたので。。
今も年間数百万?の犬や猫が処分されているようですが、その後どうなっているんでしょうね?

犬猫の死がい処理委託問題 徳島市などが業者への委託を中止 県は陳謝 /徳島[毎日新聞/徳島(2002年)2月22日]

 徳島市、鳴門市、佐那河内村が、路上などで死んだ犬猫の死がいの処理を一般廃棄物処理の認可のない徳島市内の肉骨粉加工業者に委託していた問題で、県は21日開かれた県議会 同和・人権・環境対策特別委で、廃棄物処理を適正に行う責任者として陳謝し、同3市村が既にこの業者への委託を中止したことを報告した。

 山田豊委員(共産)の質問に、上野秀樹・廃棄物対策課長と橋本保久企画監が答えた。上野課長は、「これまで相当期間、自治体が業者に委託しており、動物愛護法と廃棄物処理法のどちらで解釈するか問題だったが、(一般廃棄物で扱うべきとの)国の解釈が示された。 これを契機に、市町村での適正な処理が行われるよう指導したい」と答弁。
 また、橋本企画監は3市村が認可を持つ業者の委託先を探していることも報告した。  【鈴木健太郎】



[1123] テロ警戒強化、1万3600人を動員 総選挙で警察庁 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/10(Sat) 17:27  

テロ警戒強化の情報です。プロパガンダではここまでやらないと思いますが・・・テロに注意すべきという確たる根拠があるのでしょうか?

>国内にはイスラム過激派がテロの対象としている米国関連施設があり、日本は攻撃対象国の一つとして名指しされている。また、04年3月のスペイン同時列車爆破テロは総選挙直前、今年7月の英ロンドンの同時多発テロはサミット開催中がそれぞれ狙われ、政治日程に合わせたテロも続発している。

http://www.asahi.com/national/update/0910/TKY200509100130.html


[1122] Re:[1116] 結局は、噂話のレベルです。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 14:33  

笹山様

 なんら、科学的根拠も、確たる事実、物証も見出されておりません。(農水側が、事実を隠蔽しているのではない限り。今現在そのようなものは全くありそうもないですが。「話」だけが広まっています。)

 全く、くだらない茶番劇です。ものを知らない人間を騙すにも程がある。
 こんなニセワクチン騒動が「でっち上がる」のだったら、毎年の、人のインフルエンザウイルス感染症が、全部、バイオテロによって、ウイルスが人為的にばら撒かれてるから起こっているのだと言えてしまう。
 
 「自然の妙」に関して、あまりにも「無知」だ。まったく莫迦げている。


[1121] 未承認動物医薬品の調査がはじまりました。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:56  


動物用医薬品の流通に関する実態調査の概要1 調査の依頼先
都道府県

2 調査の実施期間
本日(9月9日)より1か月間

3 調査の内容
農協等の動物用医薬品販売業許可の取得状況
農協等における動物用医薬品のあっせん等の実施状況
農協等における動物用医薬品の無許可販売の事実
4 調査後の対応
調査の結果、違法事例が報告されれば、関係都道府県と連携して立入検査を実施。

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_2b.html


[1120] Re:[1118] やあ、ガセビア君。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:32  

 プロパガンダ工作活動、ご苦労様です。
 農水省さんからの依頼ですか?
 それとも、本人。


[1119] おカネがからんでいるのでしょうね。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:28  

 それで犠牲になる、養鶏現場は、堪ったものではない。

 ワクチンをめぐって。懇意のグループに、「正式」に認可をだしたいとしか見えない。特定の企業や人と、かなり昵懇の仲になって、癒着しているのでしょうか?

 ここまで、「ワクチン」に対してごく常識的な「間違い」といえるような話まで出して、ワクチンの意義を、すり替えて見せるのですから。

『同省は七百二十万回分のワクチンを国内に保管しているが、「感染が多発して手に負えなくなった場合など緊急時のため」(幹部)としており、予防的使用にはあくまで否定的だ。』
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050910&j=0044&k=200509106490
(記者さんの、聞き違いでなければですが。)

「予防的使用にはあくまで否定的」、ワクチン使用の目的は、それがすべて。予防以外には用いようがない。「感染が多発して手に負えなくなった場合など緊急時のため」、ってそんな時使ったって、もう手遅れ。
 ワクチン防御体制構築を見合わせることの、理由になっていない。(オモテとウラの事情、ありすぎるのかと疑う原因にもなる。)

『農水省は「ワクチンで感染を防げる保証はない。むしろワクチン接種でできた抗体と、感染による抗体の区別がつかず、発見が遅れる可能性がある」』

 「ワクチンで感染を防げる保証はない」は当然のこと。自然界の有象無象のウイルスは、感染するものだからである。ウイルスの「感染」する性質までは、否定したり、制御したりするなど、できるわけがないではないか。問題は、感染による、「発症へい死」を食い止めることであるのだから。それが、「疾病対策」というものである。ごっちゃにしちゃいけない。
 それと、感染はワクチン防御をゴーしたら、そのワクチンの対象になっている疾病に関しては、「発見」する必要はない。つまりは、国の家畜伝染病に関する「対象疾病」ではないということである。よって、「サーベイランス」という手法が必要十分な条件となる。科学の手続き、理念を間違えてはいけない。すくなくとも、技術検討委員の皆さんは、「プロ」なんでしょ?

 ウイルス学、免疫学の事実(ファクト)を、捏造歪曲曲解してはいけない。そんなのは、「どこかの新聞」だけにしてください。
http://www.sankei.co.jp/news/050909/morning/column.htm
(どこかの新聞のように虚偽報道をしてはいけないので〜)


[1118] Re:[1116] 日本のワクチン疑惑問題についての論議 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:11  



ついに自衛隊が出動しましたね。
これはバイオテロの可能性を考慮してのことでしょうか?

>農水省・鳥インフルエンザ検討会 あらゆる可能性を調査・検討へ
 鳥インフルエンザの感染経路を究明する農水省の検討会は9日、生きた動物の輸入や野鳥の飛来ルートも感染経路の可能性があるとして、調査を進めていく方針を確認した。

 鳥インフルエンザの感染経路の究明を行う検討会は9日、2回目の会合を開き、未承認ワクチンの使用だけでなく、生きた動物などの輸入や野鳥の飛来、さらには、えさの汚染やバイオテロに至るまで、すべての可能性が捨てきれないことを確認し、調査・検証することで一致した。

 今回見つかったウイルスは、中南米のウイルスとほぼ一致することから、ウイルスの専門家らが、違法ワクチンなど人為的にウイルスが持ち込まれた可能性を指摘していた。

 しかし、検討会は、中南米からの動物の密輸入や東南アジアなどで違法ワクチンが使われ、そのウイルスが野鳥により運ばれた可能性もあるとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20050909/20050909-00000048-nnn-bus_all.html


[1117] 愛鶏園の話が出ています 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:09  

この掲示板では、評判の良くない日経BPの記事ですが、
鳥インフルエンザ、農水と学者は説明責任を果たしているか(松永和紀のアグリ話)

>愛鶏園ですら感染したのだ。どの養鶏場もどんなに努力しても、運が悪ければ感染する。そう思える。問題は、(1)弱毒性ウイルスは最初、どこから持ち込まれたか(2)感染を媒介しているのは何で、どのように広げているのか----を分けて考える必要があるということ。

> (1)の理由がなんであれ、(2)に適切に対処すれば、感染拡大を阻止できているはず。しかし現実には、茨城県で6月に最初の感染農場が明らかになって以降、次々に感染が見つかり、その経路は未だはっきりしない。最初の検査では陰性だったのに数週間後の検査で陽性となった農場もある。防疫指針に基づく感染拡大防止措置に根本的な問題がある、と思えてくる。

http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=469


[1116] Re:[1113] [1110] 日本のワクチン疑惑問題についての論議 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 12:44  

ときさん。
このサイト
http://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=23426
は、日本のワクチン疑惑問題について、議論が展開されていますね。
メキシコよりも、アメリカや韓国や台湾をうたがったほうかいいとか、渡り鳥説とか、
一言で言えば、堂々めぐりの感じですが。

http://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=23426


[1115] Re:[1114] 8/24、29回プリオン調査会の議事録UP 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 12:30  

虹屋さん。
なるほど、もともとの北本さんのご発言を見ると、ごくごく、当たり前のことをいっているわけですね。
要は、「だけど、それが将来的に再開してずっと同じ状態であるかというのはわからないわけですね。」ということで、将来を担保する検査体制のフィードバック回路がないということなんですかね。


[1114] 8/24、29回プリオン調査会の議事録UP 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/10(Sat) 12:20  

先回の議事録がUPされています。
次回30回目は来週の月曜日9月12日、吉川先生は答申のたたき台をもう書かれたのでしょうかね。

ロイターご取り上げた北本先生の発言。
P37
○北本専門委員
ちょっと漠然とした不安をあおることになるのかもしれないんですけれども、現在、アメリカが行っているサーベイランスで、ある程度の現在の状況というのは推定することはできると思うんです。ただ、それが将来行われるかというと、その保証はないわけです。
今、我々は、いわゆるSRM除去も含めて飼料への混入をやったときに、100 %混入が今後起こらない、その増幅が起こらないというのは、かなり難しいんではなかろうかと考えているときに、例えばものすごいことを言うと、現状として、かつての1993 年から1996 年ぐらいまでのイギリスのようにならないとも限らないわけです。シナリオとしてです。
現在の項目の中に、それをチェックする項目というのはあるのかなと。

つまり、今はアメリカで2頭BSEが見つかった。アメリカも非常に強化したサーベイランスのシステムを引いた。それで現時点で大丈夫と、ある程度のことが言える。だけど、それが将来的に再開してずっと同じ状態であるかというのはわからないわけですね。そういうのはもう考えなくていいんだと、現時点だけでいいんだというのも1つなんでしょうけれども、私は国民の漠然とした不安というのはそこがないのかなと。

すごいことで、今のアメリカの状況というのは、いわゆる低汚染国で日本と同等であるというところから議論は出発しているような気がするんです。ものすごく一部の誤解をされているのか、それが真実なのかわからないですけれども、いや、そんなことはない、もっと高汚染国の可能性はないのかという心配をされている方もおられます。

今の検査体制で行くと、私はそれはかなり検査をしているんじゃないかという印象を持っている。それが担保されていくのか。そんなことは気にしなくていいのか。ここのものでいいのかと。それとも担保性というのは、つまり強化されたサーベイランスは引き続き続くものだと思っていいのか、それともここで止まって、いやそうではなくて、SRM除去、それから肉骨粉の今の体制の禁止、ないしやろうとしている禁止でよくなっていくのかというところの評価が、この評価項目ではちょっと将来ということに関するところが弱いのかなと。難しいとは思うんです。だけど、素直にそう思います。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai29/170824_dai29kai_prion_gijiroku.pdf


[1113] Re:[1110] 笹山様、お気をつけて。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 11:13  

笹山様

 こちらも、情報操作の工作対象になっているようですから。(ま、心配には及ばないとは思いますが。)

自衛隊に協力打診 鳥インフルエンザ 35万羽処分で県(東京新聞2005.09.10)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20050910/lcl_____ibg_____004.shtml

 全く情けない、国体です。こんなことに、自衛隊使うはめになるとは。本来、わざわざ、殺処分などという暴挙の、全く必要のない事柄なのに。
 これを、国の失政といわずしてなんというのか。


[1112] 御用学者よ、恥を知れ。(無理か?) 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 11:03  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(95)(2005.9.10)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza181.htm

『しかし今朝までの各報道ではまた逆戻りで、なんとした頭の悪さかとあきれてしまう。
あれだけメキシコを後進国扱いしてコケにしたあげく、当のメキシコに違法ワクチンの情報提供を求めるなど正気の沙汰ではない。誰がそんな云うことを聞くか。真面目で日本に好意的だったDr.ガルシアの怒りが目に浮かぶ。相手を馬鹿にするだけしくさって日本政府は恥を知れ、どこまで上塗りをすれば気が済むというのだ。
そしてこれが全く成算のあてもないことを知りながらマスコミ向けに体裁を繕ったものだとすれば、この上ない悪質な報道である。』

◆鳥インフルエンザ問題の今後(96)(2005.9.10)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza182.htm

『これを勝手な邪推と云うなら、国のいう偽ワクチンの根拠はただのでっちあげである。論拠すらない。これでは私と裁判したって勝てっこない。
話がメキシコに飛んだのは、陰謀の上乗せに過ぎない。海外への文字通りの《トバシ》である。向こうに下駄を預けた形にしたいだけで返事が来るとはこれっぽちも思って居ないと断言できる。悪質である。国内にネタがないから飛ばしたのである。

それでもまあ、今回は、一度消去した侵入経路を復活させて4っつにした。その消去法に対する復活法ではまずいと思ったのか次ぎに出て来たのがメキシコ政府である。マスコミはまたまたそれに乗ってしまった。段々深みにはまって出られなくなる構造だ。数年経てば、事の真相ははっきりする。このシリーズは、そのもとになる多くの情報と共にその証しとなるだろう。』


[1111] 肝心の洪水ハザードマップに浸水地域が省略されていた東京・杉並区のお粗末 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 10:40  

今回の豪雨で、多くの浸水家屋を出した東京都杉並区には、各家庭に、「すぎなみ・くらしのガイド-わたしの便利帳-」という冊子が毎年届けられる。
その冊子の終わりの方に「杉並区洪水ハザードマップ(浸水予想図)」というのがある。
また、インターネット上でも、このサイト「杉並区洪水ハザードマップ 」http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/library.asp?genre=B04020のように公開されている。
ここには、浸水した場合に予想される水深(浸水の目安)が、4段階で、色分けされて、地図上に、マッピングされている。
すなわち、「黄色は、0.2m以上-0.5m未満(大人のひざまでつかる程度)」「緑色は、0.5m以上-1.0m未満(大人の腰までつかる程度)」「空色は、1.0m以上-2.0m未満(一軒の軒下まで浸水する程度)」「紺色は、2.0m以上-5.0m未満(二回の軒下まで、浸水する程度)」に、分かれている。
今回、特に問題となったのは、杉並区西荻北1丁目から三丁目あたりについての記載である。
青梅街道と中央線との間に挟まれた善福寺川沿い地帯だが、たしかに、この「杉並区洪水ハザードマップ(浸水予想図)」http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/skzmap_A.pdfをみても、黄色ゾーンが三箇所ほど点在するとはいえ、そんなに大きな面積には記載されていないようだ。
担当の杉並区建設課・防災課の言い分によると、『一区画五十uを図面に落とすと、5muとなり、点となってしまうので、洪水ハザードマップ記載から省略した。』のだという。
しかし、住民の杉並区に対する風当たりは、相当なもののようだ。
「もう、このような区に住みたくない。」とまで、言い切る区民もいるようだ。
印刷物では、このような記載上での制限があるかもしれないが、ウェブサイト上であれば、いくらでも、細かく、住民の住居地でのハザードマップは、提示できるはずだ。
杉並区ご自慢の安全パトロール隊は、人災には、有用であっても、この種の自然とし災害に対しては、何の効力も発揮しなかったようだ。
『防犯カメラよりも、防災マップの整備を」、今度の自然災害は、暗黙のうちに、このように語っているのではなかろうか。


[1110] Re:[1109] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査 (補足)投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/10(Sat) 10:06  


笹山様

昨日のTVニュースによればバイオテロの可能性も視野に入っているそうです。

>今回のワクチン問題は、必ずしも、H5N2ウイルス株を元にしたワクチンと考えなくてもいいということでしょうかね。

今流行しているH5N2ウイルス株を特徴付けるH抗原とN抗原は遺伝子組み換え技術を応用して自由に設計・製造できます。ですから、この技術で作られたのであれば、H5N2アメリカ・メキシコ株の抗原を発現する遺伝子と感染力や増殖力の強い別の株の遺伝子を組み合わせた可能性があります。遺伝子組換えワクチン(H5N1型)を作る技術があれば、まさに遺伝子を組み替えることでH5N2型のワクチンを作ることが可能です。基本的に遺伝子配列が分かればH5N2アメリカ・メキシコ株に限らず、どんな株でも作れるはずです。ただし、ここで問題になるのがメッドイミューン社が持つリバースジェネティクス(逆遺伝子)技術に関するライセンスで、これを持たない企業が商業的に生産することは無理です。
国は未承認ワクチン原因説をほのめかしていますから、承認申請中?のワクチン用ウイルスが何らかの事故で漏洩し鶏舎を汚染した可能性を含めて、何らかの仮説を持っているように思えます。養鶏側は未承認ワクチンの使用を否定していますから、これがもし、ワクチン実験中の事故が原因だったら巨額の損害賠償請求事件に発展するでしょうね。

http://64.233.167.104/search?q=cache:W6lTDsw5l3gJ:www.botanical.jp/library/news/109/index.shtml+%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%A4%BE&hl=ja


[1109] Re:[1103] [1101] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査 (補足)投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 08:33  

鶏ビアさん。
お話のメッドイミューン社とリバースジェネティクス(逆遺伝子)技術に関してライセンス契約を締結されている日本のシゲタ動物薬品工業株式会社のサイトの中に、「H5N1アジア株とH5N2アメリカ・メキシコ株の抗原性比較表」http://www.shigeta.co.jp/IPB-SHIGETA/H5N1andH5N2.htm
というのがありますが、この表の中の「相同性」(homology)の数値が、リバースジェネティクスによるワクチンの効果を決めているようですね。
A/Ck/Mexico/31381-3/94(H5N2)
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497152&database=fluA
と遺伝子組換えワクチン(H5N1型)との相同性は、85パーセントのようです。
この相同性の相手方は、遺伝子組換えワクチン(H5N1型)ですから、今回のワクチン問題は、必ずしも、H5N2ウイルス株を元にしたワクチンと考えなくてもいいということでしょうかね。
相同性検索は、こちらのNCBIサイトhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/で可能です。

http://www.centrcn.umontreal.ca/~bourdeav/Ribonomics/RIBO/DB_RIBO/HTML/AMP_left1/AMP_left1.vrl.sol.filN.REP.CS.html


[1108] eBetで、選挙の賭けもしてるんだと。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 07:45  

このサイトhttp://ebet.jp/で、会員登録して、できるらしい。
発展途上国やアメリカの大統領選挙などでは、聞いたことはあるんですが、日本では、初めてのようですね。


[1107] 「OSHOWの人生の冬支度日記」にリンクいただきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 07:28  

「OSHOWの人生の冬支度日記」http://www4.diary.ne.jp/user/464830/
に、私のブログ記事『「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳-』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454をリンクいただきました。
あっと、それと、こちらのブログ「郵便局は地方に売ってくれないか 」http://blog.goo.ne.jp/toriya_2005
にも。
光栄です。


[1106] Re:[1104] プリンシプル(理念)とデシプリン(規範) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:42  

ときさん。
白洲次郎さんのお話ですね。
このサイトに書いてありますように、戦後、白州さんは、GHQと、日本の官僚との間のパイプ役として、ご活躍されたようですね。

実は、農林省にいた私の父も、白州さんのパイプを通じて、当時の米配給不足を補うために、当時の終連事務局(終戦連絡中央事務局)次長の白州さん経由で、GHQマッカーサー元帥に交渉していただき、広島・呉に寄航していた第七艦隊の糧食10万トンを分けていただき、戦後の食糧難をきりぬけたというエピソードがあります。
このアメリカからの食糧援助に対しては、マッカーサー元帥に対する感謝決議が、国会でされたはずです。



[1105] Re:[1103] [1101] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査 (補足)投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:26  

鶏ピアさん。
このサイトhttp://www.hhs.gov/asl/testify/t050504b.htmlによると、メッドイミューン社という会社は、FluMist
http://www.biz-architect.com/the_failure_of_flumist.htmの開発者なのですね。

FluMistの鳥インフルエンザ・ワクチン版なんてあるのでしょうか?
このサイト「A Vaccine Solution? 」http://www.usnews.com/usnews/health/articles/050404/4bird.b.htmによると、NIAID(National Institute of Allergy and Infectious Disease )が、FluMistに似たH5N1 スプレーを開発したとありますが。


[1104] プリンシプル(理念)とデシプリン(規範) 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:15  

2005年09月08日(木) 生涯、紳士であり続けた日本人
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050908

 ご夫婦ともに、すばらしい方々でした。奥様はとくに、美術・骨董に造詣が深く、稀代の目利きでもあらせられたとか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106020858 

 ご紹介まで。 


[1103] Re:[1101] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査 (補足)投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:04  

おそらくウイルスの製造メーカーはメッドイミューン社の特許を使っているはずです。

>メッドイミューン社((MedImmune, Inc. Gaithersburg, Md.)は、陸軍と、その研究所に永らく在籍したホックメイヤー博士によって1988年に設立されました。
この会社はインフルエンザ・ワクチン市場の独占を狙い、ヴェンチャー企業の開発する関連技術を精力的に買収しているそうです。
同社の持つ鳥インフルエンザ・ワクチン製造に必要な特許は、逆遺伝子(リバース・ジェネティクス、reverse genetics)と呼ばれる技術の一つで、ウィルスを培養生産するために必要な製造特許です。

http://64.233.167.104/search?q=cache:W6lTDsw5l3gJ:www.botanical.jp/library/news/109/index.shtml+%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%A4%BE&hl=ja

http://64.233.167.104/search?q=cache:W6lTDsw5l3gJ:www.botanical.jp/library/news/109/index.shtml+%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%A4%BE&hl=ja


[1102] Re:[1101] [1100] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:01  

鶏ピアさん。
この掲示板の871で書きましたように、メキシコで使われた鳥インフルエンザ組み込み遺伝子組み換え・鶏痘ワクチンは、Boehringer Ingelheim Vetmedica社(ベーリンガーインゲルハイム株式会社、日本では、ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社取手工場などがある。)が、ライセンスを持っていたものですが、今はどうなっているかどうかはわかりません。

http://66.102.7.104/search?q=cache:xLbkVIfiVa0J:www.cvm.uiuc.edu/faculty/path/tripathy.html+Boehringer+Ingelheim+Vetmedica++recombinant+fowlpox+vaccine+&hl=ja


[1101] Re:[1100] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 21:54  

笹山様

ありがとうございます。
仮にウイルスの起源はメキシコだとしても、そのウイルスを基にワクチン用ウイルスを設計・製造した企業がメキシコにあるとは限りません。ウイルスが輸出入される場合には必ず検疫を通過しますので検疫の記録をたどるべきでしょう。また、遺伝子組み換えウイルスの場合は、遺伝子組み換えに使用する技術そのものがパテントなので、商業的に生産できる工場は限られており、ある程度特定可能なはずです。



[1100] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 21:33  

茨城県の鳥インフルエンザ問題で、農水省の感染経路究明チームは9日、同県で検出されたウイルスと遺伝子の型が酷似しているウイルスが見つかったメキシコに協力を求めることを決めた。感染原因として「ワクチンの違法使用」の可能性が浮上したことを受け、メキシコのワクチン製造、流通の実態を調べる。
 農水省によると、茨城県のウイルスはメキシコやグアテマラで見つかったウイルスと酷似。距離的に渡り鳥が運ぶ可能性は考えられず、中米のウイルスを基に作られたワクチンが持ち込まれた可能性があるという。
 究明チームはまた、アジア地域で同じようなウイルスが検出されていないかどうか調査し、渡り鳥による感染の可能性についても検討する。

だそうで。
共同配信

となると、例の A/CK/Mexico/232/94/(H5N2)のラインを追うということになりそうですね。

ちなみに、前にブログ「日本と中南米とのH5N2鳥インフルエンザウイルスの接点」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=455でも書きましたように、このラインは、大きく二つあって、

ひとつは、鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え・鶏痘ワクチン(recombinant fowlpox vaccine containing an avian influenza virus gene または、Recombinant fowlpox virus-vector vaccine)のライン、

もうひとつは、香港で商業的に使われているA/CK/Mexico/232/94/(H5N2)をペースとした家禽ワクチン「禽流感滅活疫苗」

、この二つのラインがありますね。

A/CK/Mexico/232/94/(H5N2)の遺伝子塩基配列は、
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497191&database=fluA
のとおりです。

遺伝子解析は、こちらのサイトhttp://bimas.dcrt.nih.gov/molbio/signal/でどうぞ。

http://www4.oita-press.co.jp/news.cgi?D=CN20050909&ID=CN2005090901003465.1.N.20050909T201831&J=National&UP=20050909T201831


[1099] Re:[1098] 検査済み 121/170戸 (9/8現在)、これからも続く?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 21:18  

虹屋さん。通りすがりさん。ときさん。鶏ピアさん。
この報告http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_4.html
のとおりとすれば、
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170905-1.pdf
に従えば、次のようになりますね。

感染経路が判明しているのは、

「イセファーム粥ソ沼農場(162,000羽 開放)、愛鶏園小川農場(300,000羽 ウインドレス)」→「イセファーム株野里農場(800,000羽 ウインドレス)」

「(有)鹿川グリーンファーム(80,000羽 開放)」→「佐々木清繁小川(第1・第2)農場(90,000羽 開放)」

だけで、以下の養鶏場については、「比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明」としていますね。

内田養鶏場(114,152羽 開放)、イセファーム粥ソ沼農場(162,000羽 開放)、(有)つくばファーム(100,450羽 ウインドレス、 1,000,00羽 ウインドレス)、愛鶏園小川農場(300,000羽 ウインドレス)、(有)立木農場飯前農場(第一)(35,000羽 開放)、(有)立木農場与沢農場(第二)(30,000羽 開放)、(有)立木農場倉数農場(第三)(30,000羽 開放)、石川養鶏野田農場(25,000羽 開放)、嶋津百里農場(49,000羽 開放)、コスモフーズ(小川農場)(350,000羽 開放)、愛鶏園倉数農場(240,000羽 ウインドレス)、(有)鹿川グリーンファーム(80,000羽 開放)、(有)光来山野(第1・2)農場(30,000羽 開放)、(有)中村養鶏場(30,000羽 開放、100,000羽 ウインドレス)、コスモフーズ(筑波ファーム)(29,000羽 開放)、(有)立木農場羽生農場(40,000羽 開放)、(有)立木農場立木農場(50,000羽 開放)、羽生農場(9,000羽 開放)、(有)ホウトク農場(180,000羽 ウインドレス)、諏訪養鶏所(30,000羽 開放)

ということで、感染経路については、ほとんど何もわかっていないということなのでしょうか。
また、これでは、『ウインドレスからウインドレスへの感染』を家禽疾病小委員会自ら認めたという発表になりますね。

http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170905-1.pdf


[1098] 検査済み 121/170戸 (9/8現在)、これからも続く?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/09(Fri) 20:19  

茨城県のサーベイランス進捗状況は検査済み 121/170戸 (9/8現在)進捗率 71%。発見数は30/121 25%。まだ発見の報道がつづくのでしょう。農家の方、本当にご苦労様です。(適切な表現ではないですが・・)

> 『これまでに分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言えることから、何らかの関連が推定される。』
 これまでのウイルスの確認は7例。うち5例は水海道市・坂東市の茨城県西部。2例が、霞ヶ浦から水戸市への地域。これだけで、この二つの地域の流行が、同一のウイルスによると言えるものなんですか。素人考えですが・・

> 『9例目及び11例目から30例目は比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明であり、さらに調査が必要。』

各農場の疫学関連が”ない”ではなくて、”不明”。
この霞ヶ浦から水戸市への地域にある、養鶏場のウンドレス、開放別の数、地理的分布と、検査済みの養鶏場の分布、発見農場は、どのように重なっているのでしょう??どなたか、地図に落としていませんか??




[1097] ウイルス・レジスタント、自然の摂理。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 20:10  

PROAvian influenza - Asia (22): Thailand, H5N1, RFI
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050907%2D0130

PRO/AH/EDRAvian influenza - Asia (14): Russia (Siberia, Urals), H5N1
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050909%2D0030

 それにしても、なんと自衛隊を要請とは。まったく、コッケイな、「戦争」をしなくちゃいけなくなってますねえ。あまりにも、虚しく哀しい、災害救助活動です。バカバカしくて、笑えるほどの事実なのですがね。すっかり、ギャグまんがですよ。わかるかなあ?わかんねえだろなあ。


[1096] Re:[1095] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:52  


通りすがりさん

現時点では、本病の侵入経路、伝播経路とも明らかではなく、あらゆる可能性を排除せずにさらなる調査を継続する必要がある。

これ以上の情報はありません。


[1095] Re:[1091] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:42  

鶏ビアさん
どれ一つ、証明されているわけではないですね。
しかも
>率直に申し上げて、「ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できません」。そう書いてあります。
とは家禽小委員会の見解であって、この見解自身が何の根拠があるんでしょうか?何か重大な証拠でも隠していられるんでしょうか?

> 論点を整理しますと
> @各農場の疫学関連がない(鶏舎から鶏舎への感染ではない)。
> A分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言える。
> Bウイルスは未承認ワクチン用遺伝子組み換えウイルスである。
> C生きた家きん・ペット鳥類等の輸入の関与した証拠が無い。
> D野鳥による感染を証明できていない。
>
>
>
> > 平成17年9月9日 農林水産省
> > 第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の概要について
> > http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_4.html
> >
> > 『9例目及び11例目から30例目は比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明であり、さらに調査が必要。』
> >
> > 『これまでに分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言えることから、何らかの関連が推定される。』
> >
> > 『侵入経路について
> >  * ア 未承認ワクチンの使用
> >  * イ 生きた家きん・ペット鳥類等の輸入
> >  * ウ 野鳥の飛来ルート
> >  * エ その他 』
> >


[1094] Re:[1093] [1091] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:27  

あ、そうでした。大変失礼いたしました。

> 鶏ピアさん。
>
> 「Bウイルスは未承認ワクチン用遺伝子組み換えウイルスである。」とは、書いていないようですが。




[1093] Re:[1091] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:25  

鶏ピアさん。

「Bウイルスは未承認ワクチン用遺伝子組み換えウイルスである。」とは、書いていないようですが。


[1092] 「鳥インフルエンザ」処分で自衛隊に出動要請投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:23  

鳥インフルエンザでニワトリの処分に追われている茨城県は、週明けにも自衛隊の出動を求めることになりました。
 茨城県で確認された鳥インフルエンザウイルスは、いずれも毒性が弱いものですが、県ではこれまでにニワトリ56万羽を処分し、今後さらに90万羽の処分が予定されています。

とのTBSのニュース

http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3113358.html


[1091] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:23  

こんばんは

論点を整理しますと
@各農場の疫学関連がない(鶏舎から鶏舎への感染ではない)。
A分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言える。
Bウイルスは未承認ワクチン用遺伝子組み換えウイルスである。
C生きた家きん・ペット鳥類等の輸入の関与した証拠が無い。
D野鳥による感染を証明できていない。

率直に申し上げて、「ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できません」。そう書いてあります。

> 平成17年9月9日 農林水産省
> 第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の概要について
> http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_4.html
>
> 『9例目及び11例目から30例目は比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明であり、さらに調査が必要。』
>
> 『これまでに分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言えることから、何らかの関連が推定される。』
>
> 『侵入経路について
>  * ア 未承認ワクチンの使用
>  * イ 生きた家きん・ペット鳥類等の輸入
>  * ウ 野鳥の飛来ルート
>  * エ その他 』
>


[1090] Re:[1088] 会議は踊るよ、文書作成終わりましたか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 18:58  

ときさん。
なるほど。
これを見る限りにおいては、9月2日の記者会見の内容を裏付けるに十分のものは、ないようですね。
「見込み捜査による冤罪発生の可能性」に似た状況ともいえます。
何回も言いますように、せめて、遺伝子シーケンスの公開だけは、お願いしたいものです。
別に、難しいことを要求しているわけではありませんので。


[1089] こちらのブログでも、ご紹介いただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 18:50  

「空気の意見-東アジア共同体は有益ではない-」
http://ameblo.jp/tir/entry-10004120486.html
さんというブログで、ここでは、私のブログ記事
『「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳- 』
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454
をご紹介いただいております。
光栄です。


[1088] 会議は踊るよ、文書作成終わりましたか? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 18:18  

平成17年9月9日 農林水産省
第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の概要について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_4.html

『9例目及び11例目から30例目は比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明であり、さらに調査が必要。』

『これまでに分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言えることから、何らかの関連が推定される。』

『侵入経路について
 * ア 未承認ワクチンの使用
 * イ 生きた家きん・ペット鳥類等の輸入
 * ウ 野鳥の飛来ルート
 * エ その他 』

 ずいぶん、拡げましたね。
 でも、在来の野鳥は、入れてませんが? どうして?
 科学者がウソをついちゃいけませんね。(知識知見のネグレクトも、立派なウソです。)
 徹底的に、未承認ワクチンにこだわって欲しかったものです。人工(人造)ウイルスとか。



[1086] こんなサイトに紹介されていました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 17:02  

ひとつは、「にわとりBlog」
http://blog.livedoor.jp/m035454/
ここには、私のブログ記事『低毒性時代の日本の鳥インフルエンザ対策についての、ひとつの提案』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=429が紹介されていました。

もうひとつは、「うるとびーずの ♪MY LIFE AS AN OKKAKE♪ 」
http://plaza.rakuten.co.jp/3georges/
ここには、私のブログ記事「スタンピード(stampede)な政策決定の危うさは、歴史で証明されるしかないのか?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=456が紹介されていました。

光栄です。


[1085] 茨城県八郷町の鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 16:47  

諏訪宏行(諏訪養鶏所)茨城県新治郡八郷町山崎569
で、すべて開放鶏舎、
飼養羽数は、30,000羽ですべて殺処分の予定
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170908.pdf

http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/


[1084] でました、太鼓もち? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 15:18  

【この会社の人と事件】2005年9月3日 掲載  
鶏卵ナンバーワン イセグループ・伊勢会長の実力
http://gendai.net/contents.asp?c=031&id=21465

『農水省の方針を変えさせるとは、さすがはエッグ・キングである。』

 「清浄国論」のフィクサー?
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/agri/1058038700/
(あまり、上等な情報ではないですが・・・。ほとんどガセビア?)


[1083] ウイルス感染症は大量に死ななきゃ、「病気」とはいえない。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 14:54  

 「病気」つまり、「家畜伝染病」とは認定されない、本来は。 いま、「病気」が起こっていますか? たまたま、検査可能になった、ごくごくほんの一種類が、見分けがついてるだけです。しかも、たまたま病気を起こさないやつが。まさに、人間の側の過剰反応です。それだけの話です。ウイルスが「ない」という前提が、まちがっているだけなのですが、それすら、理解できないのでしょうか? あとは、日垣氏の文章(過去ログ参照)のとおりです。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(94)(2005.9.9)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza180.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『 ある議論をあえて取り上げたい。「農水省が、偽ワクチンのせいで嘘をつく必要性がない」と云う擁護論についてである。』

(笹山様、鳥インフルねたで、過剰ににぎやかして、大変申し訳ございません。私の仲間も死活問題でして・・・。それと、やはり、「疫病」問題は、この国の食糧安定生産の根幹に関わると思っていますので。ごく一部の企業の収益や、ある特定の組織の人間のメンツや沽券の問題ではないのです。)

『 極論すれば、もう世界の情勢からすれば、農水の考え方は古すぎ、これでは養鶏産業はおろか、あらゆる意味で国民の安全もまもることが出来ないと考える。
 現にこの秋からの、予想される現実の危機への備えは何一つ出来てはおらず、日本の養鶏産業の命は風前の灯火であることは間違いない。』

 謝


[1082] 白熱しすぎました。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 13:54  

>笹山登生様
すみません。冷静に考えれば、一議員さんの個人的な掲示板で論議を展開すべきではありませんね。私も、投稿はこれっきりにします。ご迷惑をおかけしました。失礼いたします。


[1081] 他国とは事情が違うのですよ。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 13:39  

>とき様

以前の私の投稿を焼き直す形になりますが…

>ワクチンはウィルスの表面抗原が同じ型のものにしか効果がありません。もし、仮にH5N1型のワクチンが認可されたとして、その後、別の型のHPAIが侵入してきたとき、どうやってそれを把握するのでしょうか?

別に農水省の回し者でもないですし(だったら、平日のこんな時間からPCに向かってないしw)、農水省の防疫対応に不満を覚えるところも大いにあります。

ただ、何度も述べますように摘発・淘汰による防疫が第一です。
(これも繰り返しになりますが、日本はHPAI清浄国ではありません)

ワクチンによる防疫措置が大きな効果を上げたというのは、その前段階として、摘発・淘汰によるHPAIウィルスの蔓延防止に失敗したからです(あまりイラリア・カプア博士も声を大にして言ってはいませんが…)。ワクチネーションはあくまで、ウィルスが国内に定着した段階まで行って、はじめて発動される措置だということを念頭に置いてください。

アジア各国でワクチネーションが注目を浴びているのも、同じ理由です。ウィルスが定着して、どうにもならなくなってしまっているからです。そして日本は、まだこの段階にはありません。


[1080] プリオン凝集体のサイズと病原性 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/09(Fri) 13:14  

感染性・異常形への転換能力(転換性)と、異常プリオン蛋白質の様々な凝集体のサイズの関係を評価するために、ハムスターから採取したこれらを分解、サイズによって分留した。こうしてサイズが分かっている”ひも”を別のハムスターに注入し、それぞれの感染性と転換性を調べた。その結果は、プリオン分子14-28に相当する質量をもつ非繊維状粒子がTSEsの最も効率的な病気誘発要因であることを示唆しているという
農業情報研究所 2005/9/9
中間サイズの異常プリオン凝集体で最も高いプリオン病感染性ー米国研究者
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05090901.htm

>異常プリオンが10万個以上集まって初めて「感染を起こす最小単位になれる」という説も

牛肉はなぜ安全なのか 納 光弘(鹿児島大学医学部付属病院長・内科学第三講座教授)

http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/kouenn-koukaikouza/bse-osame/bse-osame.htm


[1079] 農水もワクチンのあやまり。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 13:08  

茨城 鳥インフルエンザ ワクチン使用ダメ(産経新聞) - 9月9日3時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000019-san-soci

『農水省がワクチン解禁に踏み切らないのは、症状が抑えられることによって感染の発見が遅れ、さらに、他の鶏への感染を繰り返すことで強毒性に変異する危険性があるなどの理由からだ。』

 これは、農水の誤りがそのまま記事になっています。科学的に実証されていない、こじつけに等しい理由、めくらまし。変異して病原性が高まるのは、無数に存在する野生株からのほうが確立が数段高い。しかも、インフルエンザワクチンは、「不活化ワクチン」。

『海外で使われているワクチンは、ウイルスを殺して増殖できないように不活化したものだが、十分に不活化していない不良ワクチンの場合、生きたウイルスが混じり感染を広げてしまう。
 このため同省は「感染を完全に防ぐことができない」などとして事実上使用を認めておらず、「早期発見、早期淘汰(とうた)」を目的に、鶏の殺処分や防疫措置で対応している。』

 備蓄しているタイプのワクチンは、充分に不活化しているタイプですから、「感染を完全に防ぐことができる」。

『ワクチンは一定期間体内に残るため、肉用として出荷される鶏には支障を来す。』

 ワクチンばかりじゃなく、抗菌剤もふくめて、使用基準が設定されている。それに、ワクチンを食用直前に用いるのはまったく意味がない。雛の段階である。

『同省幹部は「手に負えない状況になったとき、感染のスピードを抑えるために使う」と説明する。』

 「同省幹部」って、だれ? ひょっとして・・・。


[1078] 本当は他にやることあるんだけど。笑) 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 12:57  

>ときさん
>ワクチンに本来、良い「ワクチン」、悪い「ワクチン」なんてあるわきゃないのにねえ。
良い、悪いではなく、「どんな性質を持ったワクチンか」という事が大切です。

例えば鶏痘ワクチンのように「感染防御はせず、発症を防御する」性質のものなのか。或いは「感染を防御するもの」なのか。そして、「どれくらいの割合で」感染を防御するor発症を防御するのか、という問題があります。

広くニューカッスル病(ND)の生ワクチンが使われていますが、どの種類のワクチンでもNDワクチンと同等の効果が得られるとは限らないわけです。その辺りの検証を抜きにして、ワクチンの導入を安易に進めることはできないはずですよ。

>9月9日付・読売社説(1)
>[鳥感染症]「畜産の信頼損なう違法ワクチン」
については、まだ違法ワクチンが原因であるとの最終報告に辿り着く前にこのような題名を持ち出すことには疑問を覚えますが、内容を見れば、それほど質の悪い記事ではないように見て取れます。

とき様は、記事のどこを指して「騙せる」という考えに至ったのでしょうか?


[1077] BSEのときも酷かった読売の御用記事(社説) 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 12:43  

9月9日付・読売社説(1)
[鳥感染症]「畜産の信頼損なう違法ワクチン」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050908ig90.htm

 あいかわらず。『IQの低いB層』は、しっかり騙せる?

2005年05月28日
読売新聞社説の虚偽を摘発する
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23358833.html


[1076] 法律規則を我田引水的に利用するのはいつも官癒着企業 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 12:25  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(93)(2005.9.9)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza179.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『本当の危機を察知出来ない此の国の民意はかなりの低さだと断ぜざるを得ない。国側のこれまでの宣伝で、さなきだにワクチンは危険だと誤解をしている記者達にとって、農水の自爆テロに等しい偽ワクでっちあげは、ワクチン自体を否定することと、生産業者は信用が出来ず悪だと極め付ける二重の巧妙な手段ともなって、すっかり人口に膾炙してしまっている。明らかに国民の目を欺いて居る訳だが、これは此のままにして置けない由々しき大事である。』

『これから予想される真の恐怖にワクチン無しで立ち向かわざるを得ないとすれば、事実上業界は少なくとも一時的にはオランダ、イタリーのように消滅する。それを回避出来るのは国民の支持を得ることなのに、この有り様では業界のみならず、国民生活にとっても本当に由々しい事態だと思うのである。尤も食料全般に、この自給率の低さでは、鶏卵肉なんて全部輸入で沢山か。オランダもイタリーも一時は種卵もワクチン卵も無くなってしまったんだぜ。そんなことにならんようにとのカプアさんの忠告も此の国には届きそうもない。』

 ワクチンに本来、良い「ワクチン」、悪い「ワクチン」なんてあるわきゃないのにねえ。(不良品は別として。)
 ホンモノに対する、擬似抗原としての役割だということも、知識として持っていないのだろうか? やれやれ。国民の知識レベルもたかがしれますねえ。やっぱり、『IQの低いB層』?


[1075] Re:[1055] 「清浄国論」の要諦 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 12:11  

 問うに落ちず語るに落ちる。

> 日本は鳥インフルエンザウイルス清浄国ですが、これは大きな非関税障壁になっており、安い鶏肉鶏卵の輸入を妨げています。つまり、日本がウイルス汚染国に転落すれば巨大な鶏肉鶏卵マーケットが世界に市場開放されるわけです。世界の養鶏業者や日本の消費者にとって世界中の鶏肉鶏卵が安く流入することは結構なことなのですが、では日本国内の養鶏業者が安い輸入鶏肉鶏卵に対して競合できるかどうかはわかりません。国が清浄国を死守したい理由はここにあるのでしょう。

 「清浄国論」を堅持して、一番メリットがある方々は、だれでしょうか?
 その方々が、ニセワクチンデマまで、飛ばして、死守しようとしてるように見えませんか? 
 結局、農水も、大きい企業の意向に沿ってるわけで、末端の零細養鶏農家は、どうでもいいということになっています。何の価値判断もいれず、現象として素直にみればいいだけです。『清浄国論』は、自然を無視した、非常に恣意的な屁理屈になってしまっています。


[1074] カトリーナ詐欺にご用心 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 11:06  

災害に便乗した詐欺商法は、どこにでもあるらしく、今回のカトリーナ災害でも、これに便乗した詐欺が、横行しているという。
手口としては、メールで、寄付を呼びかけ、そのメールに記載されている偽の赤十字サイトに誘導して、クリック募金をさせてしまうというもののようだ。
この種のメールが着たらご用心。

http://www.internetadsales.com/modules/news/article.php?storyid=6108


[1124] この肉骨粉や副産物は何に使用されていたのでしょう 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/10(Sat) 18:03  

古い記事ですが、掲示板を見てたらUPされてましたので。。
今も年間数百万?の犬や猫が処分されているようですが、その後どうなっているんでしょうね?

犬猫の死がい処理委託問題 徳島市などが業者への委託を中止 県は陳謝 /徳島[毎日新聞/徳島(2002年)2月22日]

 徳島市、鳴門市、佐那河内村が、路上などで死んだ犬猫の死がいの処理を一般廃棄物処理の認可のない徳島市内の肉骨粉加工業者に委託していた問題で、県は21日開かれた県議会 同和・人権・環境対策特別委で、廃棄物処理を適正に行う責任者として陳謝し、同3市村が既にこの業者への委託を中止したことを報告した。

 山田豊委員(共産)の質問に、上野秀樹・廃棄物対策課長と橋本保久企画監が答えた。上野課長は、「これまで相当期間、自治体が業者に委託しており、動物愛護法と廃棄物処理法のどちらで解釈するか問題だったが、(一般廃棄物で扱うべきとの)国の解釈が示された。 これを契機に、市町村での適正な処理が行われるよう指導したい」と答弁。
 また、橋本企画監は3市村が認可を持つ業者の委託先を探していることも報告した。  【鈴木健太郎】



[1123] テロ警戒強化、1万3600人を動員 総選挙で警察庁 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/10(Sat) 17:27  

テロ警戒強化の情報です。プロパガンダではここまでやらないと思いますが・・・テロに注意すべきという確たる根拠があるのでしょうか?

>国内にはイスラム過激派がテロの対象としている米国関連施設があり、日本は攻撃対象国の一つとして名指しされている。また、04年3月のスペイン同時列車爆破テロは総選挙直前、今年7月の英ロンドンの同時多発テロはサミット開催中がそれぞれ狙われ、政治日程に合わせたテロも続発している。

http://www.asahi.com/national/update/0910/TKY200509100130.html


[1122] Re:[1116] 結局は、噂話のレベルです。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 14:33  

笹山様

 なんら、科学的根拠も、確たる事実、物証も見出されておりません。(農水側が、事実を隠蔽しているのではない限り。今現在そのようなものは全くありそうもないですが。「話」だけが広まっています。)

 全く、くだらない茶番劇です。ものを知らない人間を騙すにも程がある。
 こんなニセワクチン騒動が「でっち上がる」のだったら、毎年の、人のインフルエンザウイルス感染症が、全部、バイオテロによって、ウイルスが人為的にばら撒かれてるから起こっているのだと言えてしまう。
 
 「自然の妙」に関して、あまりにも「無知」だ。まったく莫迦げている。


[1121] 未承認動物医薬品の調査がはじまりました。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:56  


動物用医薬品の流通に関する実態調査の概要1 調査の依頼先
都道府県

2 調査の実施期間
本日(9月9日)より1か月間

3 調査の内容
農協等の動物用医薬品販売業許可の取得状況
農協等における動物用医薬品のあっせん等の実施状況
農協等における動物用医薬品の無許可販売の事実
4 調査後の対応
調査の結果、違法事例が報告されれば、関係都道府県と連携して立入検査を実施。

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_2b.html


[1120] Re:[1118] やあ、ガセビア君。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:32  

 プロパガンダ工作活動、ご苦労様です。
 農水省さんからの依頼ですか?
 それとも、本人。


[1119] おカネがからんでいるのでしょうね。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:28  

 それで犠牲になる、養鶏現場は、堪ったものではない。

 ワクチンをめぐって。懇意のグループに、「正式」に認可をだしたいとしか見えない。特定の企業や人と、かなり昵懇の仲になって、癒着しているのでしょうか?

 ここまで、「ワクチン」に対してごく常識的な「間違い」といえるような話まで出して、ワクチンの意義を、すり替えて見せるのですから。

『同省は七百二十万回分のワクチンを国内に保管しているが、「感染が多発して手に負えなくなった場合など緊急時のため」(幹部)としており、予防的使用にはあくまで否定的だ。』
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050910&j=0044&k=200509106490
(記者さんの、聞き違いでなければですが。)

「予防的使用にはあくまで否定的」、ワクチン使用の目的は、それがすべて。予防以外には用いようがない。「感染が多発して手に負えなくなった場合など緊急時のため」、ってそんな時使ったって、もう手遅れ。
 ワクチン防御体制構築を見合わせることの、理由になっていない。(オモテとウラの事情、ありすぎるのかと疑う原因にもなる。)

『農水省は「ワクチンで感染を防げる保証はない。むしろワクチン接種でできた抗体と、感染による抗体の区別がつかず、発見が遅れる可能性がある」』

 「ワクチンで感染を防げる保証はない」は当然のこと。自然界の有象無象のウイルスは、感染するものだからである。ウイルスの「感染」する性質までは、否定したり、制御したりするなど、できるわけがないではないか。問題は、感染による、「発症へい死」を食い止めることであるのだから。それが、「疾病対策」というものである。ごっちゃにしちゃいけない。
 それと、感染はワクチン防御をゴーしたら、そのワクチンの対象になっている疾病に関しては、「発見」する必要はない。つまりは、国の家畜伝染病に関する「対象疾病」ではないということである。よって、「サーベイランス」という手法が必要十分な条件となる。科学の手続き、理念を間違えてはいけない。すくなくとも、技術検討委員の皆さんは、「プロ」なんでしょ?

 ウイルス学、免疫学の事実(ファクト)を、捏造歪曲曲解してはいけない。そんなのは、「どこかの新聞」だけにしてください。
http://www.sankei.co.jp/news/050909/morning/column.htm
(どこかの新聞のように虚偽報道をしてはいけないので〜)


[1118] Re:[1116] 日本のワクチン疑惑問題についての論議 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:11  



ついに自衛隊が出動しましたね。
これはバイオテロの可能性を考慮してのことでしょうか?

>農水省・鳥インフルエンザ検討会 あらゆる可能性を調査・検討へ
 鳥インフルエンザの感染経路を究明する農水省の検討会は9日、生きた動物の輸入や野鳥の飛来ルートも感染経路の可能性があるとして、調査を進めていく方針を確認した。

 鳥インフルエンザの感染経路の究明を行う検討会は9日、2回目の会合を開き、未承認ワクチンの使用だけでなく、生きた動物などの輸入や野鳥の飛来、さらには、えさの汚染やバイオテロに至るまで、すべての可能性が捨てきれないことを確認し、調査・検証することで一致した。

 今回見つかったウイルスは、中南米のウイルスとほぼ一致することから、ウイルスの専門家らが、違法ワクチンなど人為的にウイルスが持ち込まれた可能性を指摘していた。

 しかし、検討会は、中南米からの動物の密輸入や東南アジアなどで違法ワクチンが使われ、そのウイルスが野鳥により運ばれた可能性もあるとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20050909/20050909-00000048-nnn-bus_all.html


[1117] 愛鶏園の話が出ています 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/10(Sat) 13:09  

この掲示板では、評判の良くない日経BPの記事ですが、
鳥インフルエンザ、農水と学者は説明責任を果たしているか(松永和紀のアグリ話)

>愛鶏園ですら感染したのだ。どの養鶏場もどんなに努力しても、運が悪ければ感染する。そう思える。問題は、(1)弱毒性ウイルスは最初、どこから持ち込まれたか(2)感染を媒介しているのは何で、どのように広げているのか----を分けて考える必要があるということ。

> (1)の理由がなんであれ、(2)に適切に対処すれば、感染拡大を阻止できているはず。しかし現実には、茨城県で6月に最初の感染農場が明らかになって以降、次々に感染が見つかり、その経路は未だはっきりしない。最初の検査では陰性だったのに数週間後の検査で陽性となった農場もある。防疫指針に基づく感染拡大防止措置に根本的な問題がある、と思えてくる。

http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=469


[1116] Re:[1113] [1110] 日本のワクチン疑惑問題についての論議 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 12:44  

ときさん。
このサイト
http://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=23426
は、日本のワクチン疑惑問題について、議論が展開されていますね。
メキシコよりも、アメリカや韓国や台湾をうたがったほうかいいとか、渡り鳥説とか、
一言で言えば、堂々めぐりの感じですが。

http://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=23426


[1115] Re:[1114] 8/24、29回プリオン調査会の議事録UP 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 12:30  

虹屋さん。
なるほど、もともとの北本さんのご発言を見ると、ごくごく、当たり前のことをいっているわけですね。
要は、「だけど、それが将来的に再開してずっと同じ状態であるかというのはわからないわけですね。」ということで、将来を担保する検査体制のフィードバック回路がないということなんですかね。


[1114] 8/24、29回プリオン調査会の議事録UP 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/10(Sat) 12:20  

先回の議事録がUPされています。
次回30回目は来週の月曜日9月12日、吉川先生は答申のたたき台をもう書かれたのでしょうかね。

ロイターご取り上げた北本先生の発言。
P37
○北本専門委員
ちょっと漠然とした不安をあおることになるのかもしれないんですけれども、現在、アメリカが行っているサーベイランスで、ある程度の現在の状況というのは推定することはできると思うんです。ただ、それが将来行われるかというと、その保証はないわけです。
今、我々は、いわゆるSRM除去も含めて飼料への混入をやったときに、100 %混入が今後起こらない、その増幅が起こらないというのは、かなり難しいんではなかろうかと考えているときに、例えばものすごいことを言うと、現状として、かつての1993 年から1996 年ぐらいまでのイギリスのようにならないとも限らないわけです。シナリオとしてです。
現在の項目の中に、それをチェックする項目というのはあるのかなと。

つまり、今はアメリカで2頭BSEが見つかった。アメリカも非常に強化したサーベイランスのシステムを引いた。それで現時点で大丈夫と、ある程度のことが言える。だけど、それが将来的に再開してずっと同じ状態であるかというのはわからないわけですね。そういうのはもう考えなくていいんだと、現時点だけでいいんだというのも1つなんでしょうけれども、私は国民の漠然とした不安というのはそこがないのかなと。

すごいことで、今のアメリカの状況というのは、いわゆる低汚染国で日本と同等であるというところから議論は出発しているような気がするんです。ものすごく一部の誤解をされているのか、それが真実なのかわからないですけれども、いや、そんなことはない、もっと高汚染国の可能性はないのかという心配をされている方もおられます。

今の検査体制で行くと、私はそれはかなり検査をしているんじゃないかという印象を持っている。それが担保されていくのか。そんなことは気にしなくていいのか。ここのものでいいのかと。それとも担保性というのは、つまり強化されたサーベイランスは引き続き続くものだと思っていいのか、それともここで止まって、いやそうではなくて、SRM除去、それから肉骨粉の今の体制の禁止、ないしやろうとしている禁止でよくなっていくのかというところの評価が、この評価項目ではちょっと将来ということに関するところが弱いのかなと。難しいとは思うんです。だけど、素直にそう思います。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai29/170824_dai29kai_prion_gijiroku.pdf


[1113] Re:[1110] 笹山様、お気をつけて。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 11:13  

笹山様

 こちらも、情報操作の工作対象になっているようですから。(ま、心配には及ばないとは思いますが。)

自衛隊に協力打診 鳥インフルエンザ 35万羽処分で県(東京新聞2005.09.10)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20050910/lcl_____ibg_____004.shtml

 全く情けない、国体です。こんなことに、自衛隊使うはめになるとは。本来、わざわざ、殺処分などという暴挙の、全く必要のない事柄なのに。
 これを、国の失政といわずしてなんというのか。


[1112] 御用学者よ、恥を知れ。(無理か?) 投稿者:とき 投稿日:2005/09/10(Sat) 11:03  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(95)(2005.9.10)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza181.htm

『しかし今朝までの各報道ではまた逆戻りで、なんとした頭の悪さかとあきれてしまう。
あれだけメキシコを後進国扱いしてコケにしたあげく、当のメキシコに違法ワクチンの情報提供を求めるなど正気の沙汰ではない。誰がそんな云うことを聞くか。真面目で日本に好意的だったDr.ガルシアの怒りが目に浮かぶ。相手を馬鹿にするだけしくさって日本政府は恥を知れ、どこまで上塗りをすれば気が済むというのだ。
そしてこれが全く成算のあてもないことを知りながらマスコミ向けに体裁を繕ったものだとすれば、この上ない悪質な報道である。』

◆鳥インフルエンザ問題の今後(96)(2005.9.10)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza182.htm

『これを勝手な邪推と云うなら、国のいう偽ワクチンの根拠はただのでっちあげである。論拠すらない。これでは私と裁判したって勝てっこない。
話がメキシコに飛んだのは、陰謀の上乗せに過ぎない。海外への文字通りの《トバシ》である。向こうに下駄を預けた形にしたいだけで返事が来るとはこれっぽちも思って居ないと断言できる。悪質である。国内にネタがないから飛ばしたのである。

それでもまあ、今回は、一度消去した侵入経路を復活させて4っつにした。その消去法に対する復活法ではまずいと思ったのか次ぎに出て来たのがメキシコ政府である。マスコミはまたまたそれに乗ってしまった。段々深みにはまって出られなくなる構造だ。数年経てば、事の真相ははっきりする。このシリーズは、そのもとになる多くの情報と共にその証しとなるだろう。』


[1111] 肝心の洪水ハザードマップに浸水地域が省略されていた東京・杉並区のお粗末 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 10:40  

今回の豪雨で、多くの浸水家屋を出した東京都杉並区には、各家庭に、「すぎなみ・くらしのガイド-わたしの便利帳-」という冊子が毎年届けられる。
その冊子の終わりの方に「杉並区洪水ハザードマップ(浸水予想図)」というのがある。
また、インターネット上でも、このサイト「杉並区洪水ハザードマップ 」http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/library.asp?genre=B04020のように公開されている。
ここには、浸水した場合に予想される水深(浸水の目安)が、4段階で、色分けされて、地図上に、マッピングされている。
すなわち、「黄色は、0.2m以上-0.5m未満(大人のひざまでつかる程度)」「緑色は、0.5m以上-1.0m未満(大人の腰までつかる程度)」「空色は、1.0m以上-2.0m未満(一軒の軒下まで浸水する程度)」「紺色は、2.0m以上-5.0m未満(二回の軒下まで、浸水する程度)」に、分かれている。
今回、特に問題となったのは、杉並区西荻北1丁目から三丁目あたりについての記載である。
青梅街道と中央線との間に挟まれた善福寺川沿い地帯だが、たしかに、この「杉並区洪水ハザードマップ(浸水予想図)」http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/skzmap_A.pdfをみても、黄色ゾーンが三箇所ほど点在するとはいえ、そんなに大きな面積には記載されていないようだ。
担当の杉並区建設課・防災課の言い分によると、『一区画五十uを図面に落とすと、5muとなり、点となってしまうので、洪水ハザードマップ記載から省略した。』のだという。
しかし、住民の杉並区に対する風当たりは、相当なもののようだ。
「もう、このような区に住みたくない。」とまで、言い切る区民もいるようだ。
印刷物では、このような記載上での制限があるかもしれないが、ウェブサイト上であれば、いくらでも、細かく、住民の住居地でのハザードマップは、提示できるはずだ。
杉並区ご自慢の安全パトロール隊は、人災には、有用であっても、この種の自然とし災害に対しては、何の効力も発揮しなかったようだ。
『防犯カメラよりも、防災マップの整備を」、今度の自然災害は、暗黙のうちに、このように語っているのではなかろうか。


[1110] Re:[1109] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査 (補足)投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/10(Sat) 10:06  


笹山様

昨日のTVニュースによればバイオテロの可能性も視野に入っているそうです。

>今回のワクチン問題は、必ずしも、H5N2ウイルス株を元にしたワクチンと考えなくてもいいということでしょうかね。

今流行しているH5N2ウイルス株を特徴付けるH抗原とN抗原は遺伝子組み換え技術を応用して自由に設計・製造できます。ですから、この技術で作られたのであれば、H5N2アメリカ・メキシコ株の抗原を発現する遺伝子と感染力や増殖力の強い別の株の遺伝子を組み合わせた可能性があります。遺伝子組換えワクチン(H5N1型)を作る技術があれば、まさに遺伝子を組み替えることでH5N2型のワクチンを作ることが可能です。基本的に遺伝子配列が分かればH5N2アメリカ・メキシコ株に限らず、どんな株でも作れるはずです。ただし、ここで問題になるのがメッドイミューン社が持つリバースジェネティクス(逆遺伝子)技術に関するライセンスで、これを持たない企業が商業的に生産することは無理です。
国は未承認ワクチン原因説をほのめかしていますから、承認申請中?のワクチン用ウイルスが何らかの事故で漏洩し鶏舎を汚染した可能性を含めて、何らかの仮説を持っているように思えます。養鶏側は未承認ワクチンの使用を否定していますから、これがもし、ワクチン実験中の事故が原因だったら巨額の損害賠償請求事件に発展するでしょうね。

http://64.233.167.104/search?q=cache:W6lTDsw5l3gJ:www.botanical.jp/library/news/109/index.shtml+%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%A4%BE&hl=ja


[1109] Re:[1103] [1101] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査 (補足)投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 08:33  

鶏ビアさん。
お話のメッドイミューン社とリバースジェネティクス(逆遺伝子)技術に関してライセンス契約を締結されている日本のシゲタ動物薬品工業株式会社のサイトの中に、「H5N1アジア株とH5N2アメリカ・メキシコ株の抗原性比較表」http://www.shigeta.co.jp/IPB-SHIGETA/H5N1andH5N2.htm
というのがありますが、この表の中の「相同性」(homology)の数値が、リバースジェネティクスによるワクチンの効果を決めているようですね。
A/Ck/Mexico/31381-3/94(H5N2)
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497152&database=fluA
と遺伝子組換えワクチン(H5N1型)との相同性は、85パーセントのようです。
この相同性の相手方は、遺伝子組換えワクチン(H5N1型)ですから、今回のワクチン問題は、必ずしも、H5N2ウイルス株を元にしたワクチンと考えなくてもいいということでしょうかね。
相同性検索は、こちらのNCBIサイトhttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/で可能です。

http://www.centrcn.umontreal.ca/~bourdeav/Ribonomics/RIBO/DB_RIBO/HTML/AMP_left1/AMP_left1.vrl.sol.filN.REP.CS.html


[1108] eBetで、選挙の賭けもしてるんだと。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 07:45  

このサイトhttp://ebet.jp/で、会員登録して、できるらしい。
発展途上国やアメリカの大統領選挙などでは、聞いたことはあるんですが、日本では、初めてのようですね。


[1107] 「OSHOWの人生の冬支度日記」にリンクいただきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/10(Sat) 07:28  

「OSHOWの人生の冬支度日記」http://www4.diary.ne.jp/user/464830/
に、私のブログ記事『「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳-』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454をリンクいただきました。
あっと、それと、こちらのブログ「郵便局は地方に売ってくれないか 」http://blog.goo.ne.jp/toriya_2005
にも。
光栄です。


[1106] Re:[1104] プリンシプル(理念)とデシプリン(規範) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:42  

ときさん。
白洲次郎さんのお話ですね。
このサイトに書いてありますように、戦後、白州さんは、GHQと、日本の官僚との間のパイプ役として、ご活躍されたようですね。

実は、農林省にいた私の父も、白州さんのパイプを通じて、当時の米配給不足を補うために、当時の終連事務局(終戦連絡中央事務局)次長の白州さん経由で、GHQマッカーサー元帥に交渉していただき、広島・呉に寄航していた第七艦隊の糧食10万トンを分けていただき、戦後の食糧難をきりぬけたというエピソードがあります。
このアメリカからの食糧援助に対しては、マッカーサー元帥に対する感謝決議が、国会でされたはずです。



[1105] Re:[1103] [1101] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査 (補足)投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:26  

鶏ピアさん。
このサイトhttp://www.hhs.gov/asl/testify/t050504b.htmlによると、メッドイミューン社という会社は、FluMist
http://www.biz-architect.com/the_failure_of_flumist.htmの開発者なのですね。

FluMistの鳥インフルエンザ・ワクチン版なんてあるのでしょうか?
このサイト「A Vaccine Solution? 」http://www.usnews.com/usnews/health/articles/050404/4bird.b.htmによると、NIAID(National Institute of Allergy and Infectious Disease )が、FluMistに似たH5N1 スプレーを開発したとありますが。


[1104] プリンシプル(理念)とデシプリン(規範) 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:15  

2005年09月08日(木) 生涯、紳士であり続けた日本人
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050908

 ご夫婦ともに、すばらしい方々でした。奥様はとくに、美術・骨董に造詣が深く、稀代の目利きでもあらせられたとか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106020858 

 ご紹介まで。 


[1103] Re:[1101] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査 (補足)投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:04  

おそらくウイルスの製造メーカーはメッドイミューン社の特許を使っているはずです。

>メッドイミューン社((MedImmune, Inc. Gaithersburg, Md.)は、陸軍と、その研究所に永らく在籍したホックメイヤー博士によって1988年に設立されました。
この会社はインフルエンザ・ワクチン市場の独占を狙い、ヴェンチャー企業の開発する関連技術を精力的に買収しているそうです。
同社の持つ鳥インフルエンザ・ワクチン製造に必要な特許は、逆遺伝子(リバース・ジェネティクス、reverse genetics)と呼ばれる技術の一つで、ウィルスを培養生産するために必要な製造特許です。

http://64.233.167.104/search?q=cache:W6lTDsw5l3gJ:www.botanical.jp/library/news/109/index.shtml+%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%A4%BE&hl=ja

http://64.233.167.104/search?q=cache:W6lTDsw5l3gJ:www.botanical.jp/library/news/109/index.shtml+%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%A4%BE&hl=ja


[1102] Re:[1101] [1100] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 22:01  

鶏ピアさん。
この掲示板の871で書きましたように、メキシコで使われた鳥インフルエンザ組み込み遺伝子組み換え・鶏痘ワクチンは、Boehringer Ingelheim Vetmedica社(ベーリンガーインゲルハイム株式会社、日本では、ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社取手工場などがある。)が、ライセンスを持っていたものですが、今はどうなっているかどうかはわかりません。

http://66.102.7.104/search?q=cache:xLbkVIfiVa0J:www.cvm.uiuc.edu/faculty/path/tripathy.html+Boehringer+Ingelheim+Vetmedica++recombinant+fowlpox+vaccine+&hl=ja


[1101] Re:[1100] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 21:54  

笹山様

ありがとうございます。
仮にウイルスの起源はメキシコだとしても、そのウイルスを基にワクチン用ウイルスを設計・製造した企業がメキシコにあるとは限りません。ウイルスが輸出入される場合には必ず検疫を通過しますので検疫の記録をたどるべきでしょう。また、遺伝子組み換えウイルスの場合は、遺伝子組み換えに使用する技術そのものがパテントなので、商業的に生産できる工場は限られており、ある程度特定可能なはずです。



[1100] メキシコに協力求める ウイルスの感染経路調査投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 21:33  

茨城県の鳥インフルエンザ問題で、農水省の感染経路究明チームは9日、同県で検出されたウイルスと遺伝子の型が酷似しているウイルスが見つかったメキシコに協力を求めることを決めた。感染原因として「ワクチンの違法使用」の可能性が浮上したことを受け、メキシコのワクチン製造、流通の実態を調べる。
 農水省によると、茨城県のウイルスはメキシコやグアテマラで見つかったウイルスと酷似。距離的に渡り鳥が運ぶ可能性は考えられず、中米のウイルスを基に作られたワクチンが持ち込まれた可能性があるという。
 究明チームはまた、アジア地域で同じようなウイルスが検出されていないかどうか調査し、渡り鳥による感染の可能性についても検討する。

だそうで。
共同配信

となると、例の A/CK/Mexico/232/94/(H5N2)のラインを追うということになりそうですね。

ちなみに、前にブログ「日本と中南米とのH5N2鳥インフルエンザウイルスの接点」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=455でも書きましたように、このラインは、大きく二つあって、

ひとつは、鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え・鶏痘ワクチン(recombinant fowlpox vaccine containing an avian influenza virus gene または、Recombinant fowlpox virus-vector vaccine)のライン、

もうひとつは、香港で商業的に使われているA/CK/Mexico/232/94/(H5N2)をペースとした家禽ワクチン「禽流感滅活疫苗」

、この二つのラインがありますね。

A/CK/Mexico/232/94/(H5N2)の遺伝子塩基配列は、
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497191&database=fluA
のとおりです。

遺伝子解析は、こちらのサイトhttp://bimas.dcrt.nih.gov/molbio/signal/でどうぞ。

http://www4.oita-press.co.jp/news.cgi?D=CN20050909&ID=CN2005090901003465.1.N.20050909T201831&J=National&UP=20050909T201831


[1099] Re:[1098] 検査済み 121/170戸 (9/8現在)、これからも続く?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 21:18  

虹屋さん。通りすがりさん。ときさん。鶏ピアさん。
この報告http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_4.html
のとおりとすれば、
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170905-1.pdf
に従えば、次のようになりますね。

感染経路が判明しているのは、

「イセファーム粥ソ沼農場(162,000羽 開放)、愛鶏園小川農場(300,000羽 ウインドレス)」→「イセファーム株野里農場(800,000羽 ウインドレス)」

「(有)鹿川グリーンファーム(80,000羽 開放)」→「佐々木清繁小川(第1・第2)農場(90,000羽 開放)」

だけで、以下の養鶏場については、「比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明」としていますね。

内田養鶏場(114,152羽 開放)、イセファーム粥ソ沼農場(162,000羽 開放)、(有)つくばファーム(100,450羽 ウインドレス、 1,000,00羽 ウインドレス)、愛鶏園小川農場(300,000羽 ウインドレス)、(有)立木農場飯前農場(第一)(35,000羽 開放)、(有)立木農場与沢農場(第二)(30,000羽 開放)、(有)立木農場倉数農場(第三)(30,000羽 開放)、石川養鶏野田農場(25,000羽 開放)、嶋津百里農場(49,000羽 開放)、コスモフーズ(小川農場)(350,000羽 開放)、愛鶏園倉数農場(240,000羽 ウインドレス)、(有)鹿川グリーンファーム(80,000羽 開放)、(有)光来山野(第1・2)農場(30,000羽 開放)、(有)中村養鶏場(30,000羽 開放、100,000羽 ウインドレス)、コスモフーズ(筑波ファーム)(29,000羽 開放)、(有)立木農場羽生農場(40,000羽 開放)、(有)立木農場立木農場(50,000羽 開放)、羽生農場(9,000羽 開放)、(有)ホウトク農場(180,000羽 ウインドレス)、諏訪養鶏所(30,000羽 開放)

ということで、感染経路については、ほとんど何もわかっていないということなのでしょうか。
また、これでは、『ウインドレスからウインドレスへの感染』を家禽疾病小委員会自ら認めたという発表になりますね。

http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170905-1.pdf


[1098] 検査済み 121/170戸 (9/8現在)、これからも続く?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/09(Fri) 20:19  

茨城県のサーベイランス進捗状況は検査済み 121/170戸 (9/8現在)進捗率 71%。発見数は30/121 25%。まだ発見の報道がつづくのでしょう。農家の方、本当にご苦労様です。(適切な表現ではないですが・・)

> 『これまでに分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言えることから、何らかの関連が推定される。』
 これまでのウイルスの確認は7例。うち5例は水海道市・坂東市の茨城県西部。2例が、霞ヶ浦から水戸市への地域。これだけで、この二つの地域の流行が、同一のウイルスによると言えるものなんですか。素人考えですが・・

> 『9例目及び11例目から30例目は比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明であり、さらに調査が必要。』

各農場の疫学関連が”ない”ではなくて、”不明”。
この霞ヶ浦から水戸市への地域にある、養鶏場のウンドレス、開放別の数、地理的分布と、検査済みの養鶏場の分布、発見農場は、どのように重なっているのでしょう??どなたか、地図に落としていませんか??




[1097] ウイルス・レジスタント、自然の摂理。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 20:10  

PROAvian influenza - Asia (22): Thailand, H5N1, RFI
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050907%2D0130

PRO/AH/EDRAvian influenza - Asia (14): Russia (Siberia, Urals), H5N1
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050909%2D0030

 それにしても、なんと自衛隊を要請とは。まったく、コッケイな、「戦争」をしなくちゃいけなくなってますねえ。あまりにも、虚しく哀しい、災害救助活動です。バカバカしくて、笑えるほどの事実なのですがね。すっかり、ギャグまんがですよ。わかるかなあ?わかんねえだろなあ。


[1096] Re:[1095] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:52  


通りすがりさん

現時点では、本病の侵入経路、伝播経路とも明らかではなく、あらゆる可能性を排除せずにさらなる調査を継続する必要がある。

これ以上の情報はありません。


[1095] Re:[1091] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:42  

鶏ビアさん
どれ一つ、証明されているわけではないですね。
しかも
>率直に申し上げて、「ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できません」。そう書いてあります。
とは家禽小委員会の見解であって、この見解自身が何の根拠があるんでしょうか?何か重大な証拠でも隠していられるんでしょうか?

> 論点を整理しますと
> @各農場の疫学関連がない(鶏舎から鶏舎への感染ではない)。
> A分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言える。
> Bウイルスは未承認ワクチン用遺伝子組み換えウイルスである。
> C生きた家きん・ペット鳥類等の輸入の関与した証拠が無い。
> D野鳥による感染を証明できていない。
>
>
>
> > 平成17年9月9日 農林水産省
> > 第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の概要について
> > http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_4.html
> >
> > 『9例目及び11例目から30例目は比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明であり、さらに調査が必要。』
> >
> > 『これまでに分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言えることから、何らかの関連が推定される。』
> >
> > 『侵入経路について
> >  * ア 未承認ワクチンの使用
> >  * イ 生きた家きん・ペット鳥類等の輸入
> >  * ウ 野鳥の飛来ルート
> >  * エ その他 』
> >


[1094] Re:[1093] [1091] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:27  

あ、そうでした。大変失礼いたしました。

> 鶏ピアさん。
>
> 「Bウイルスは未承認ワクチン用遺伝子組み換えウイルスである。」とは、書いていないようですが。




[1093] Re:[1091] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:25  

鶏ピアさん。

「Bウイルスは未承認ワクチン用遺伝子組み換えウイルスである。」とは、書いていないようですが。


[1092] 「鳥インフルエンザ」処分で自衛隊に出動要請投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:23  

鳥インフルエンザでニワトリの処分に追われている茨城県は、週明けにも自衛隊の出動を求めることになりました。
 茨城県で確認された鳥インフルエンザウイルスは、いずれも毒性が弱いものですが、県ではこれまでにニワトリ56万羽を処分し、今後さらに90万羽の処分が予定されています。

とのTBSのニュース

http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3113358.html


[1091] 鳥インフルエンザ感染経路の1可能性として 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 19:23  

こんばんは

論点を整理しますと
@各農場の疫学関連がない(鶏舎から鶏舎への感染ではない)。
A分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言える。
Bウイルスは未承認ワクチン用遺伝子組み換えウイルスである。
C生きた家きん・ペット鳥類等の輸入の関与した証拠が無い。
D野鳥による感染を証明できていない。

率直に申し上げて、「ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できません」。そう書いてあります。

> 平成17年9月9日 農林水産省
> 第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の概要について
> http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_4.html
>
> 『9例目及び11例目から30例目は比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明であり、さらに調査が必要。』
>
> 『これまでに分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言えることから、何らかの関連が推定される。』
>
> 『侵入経路について
>  * ア 未承認ワクチンの使用
>  * イ 生きた家きん・ペット鳥類等の輸入
>  * ウ 野鳥の飛来ルート
>  * エ その他 』
>


[1090] Re:[1088] 会議は踊るよ、文書作成終わりましたか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 18:58  

ときさん。
なるほど。
これを見る限りにおいては、9月2日の記者会見の内容を裏付けるに十分のものは、ないようですね。
「見込み捜査による冤罪発生の可能性」に似た状況ともいえます。
何回も言いますように、せめて、遺伝子シーケンスの公開だけは、お願いしたいものです。
別に、難しいことを要求しているわけではありませんので。


[1089] こちらのブログでも、ご紹介いただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 18:50  

「空気の意見-東アジア共同体は有益ではない-」
http://ameblo.jp/tir/entry-10004120486.html
さんというブログで、ここでは、私のブログ記事
『「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳- 』
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454
をご紹介いただいております。
光栄です。


[1088] 会議は踊るよ、文書作成終わりましたか? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 18:18  

平成17年9月9日 農林水産省
第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の概要について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050909press_4.html

『9例目及び11例目から30例目は比較的近隣の農場で発生しており、いずれかの農場から他の農場へ伝播した可能性もあるが、各農場の疫学関連は現時点では不明であり、さらに調査が必要。』

『これまでに分離されたウイルスは遺伝子的に極めて近縁であり、同一のウイルスと言えることから、何らかの関連が推定される。』

『侵入経路について
 * ア 未承認ワクチンの使用
 * イ 生きた家きん・ペット鳥類等の輸入
 * ウ 野鳥の飛来ルート
 * エ その他 』

 ずいぶん、拡げましたね。
 でも、在来の野鳥は、入れてませんが? どうして?
 科学者がウソをついちゃいけませんね。(知識知見のネグレクトも、立派なウソです。)
 徹底的に、未承認ワクチンにこだわって欲しかったものです。人工(人造)ウイルスとか。



[1086] こんなサイトに紹介されていました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 17:02  

ひとつは、「にわとりBlog」
http://blog.livedoor.jp/m035454/
ここには、私のブログ記事『低毒性時代の日本の鳥インフルエンザ対策についての、ひとつの提案』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=429が紹介されていました。

もうひとつは、「うるとびーずの ♪MY LIFE AS AN OKKAKE♪ 」
http://plaza.rakuten.co.jp/3georges/
ここには、私のブログ記事「スタンピード(stampede)な政策決定の危うさは、歴史で証明されるしかないのか?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=456が紹介されていました。

光栄です。


[1085] 茨城県八郷町の鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 16:47  

諏訪宏行(諏訪養鶏所)茨城県新治郡八郷町山崎569
で、すべて開放鶏舎、
飼養羽数は、30,000羽ですべて殺処分の予定
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170908.pdf

http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/


[1084] でました、太鼓もち? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 15:18  

【この会社の人と事件】2005年9月3日 掲載  
鶏卵ナンバーワン イセグループ・伊勢会長の実力
http://gendai.net/contents.asp?c=031&id=21465

『農水省の方針を変えさせるとは、さすがはエッグ・キングである。』

 「清浄国論」のフィクサー?
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/agri/1058038700/
(あまり、上等な情報ではないですが・・・。ほとんどガセビア?)


[1083] ウイルス感染症は大量に死ななきゃ、「病気」とはいえない。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 14:54  

 「病気」つまり、「家畜伝染病」とは認定されない、本来は。 いま、「病気」が起こっていますか? たまたま、検査可能になった、ごくごくほんの一種類が、見分けがついてるだけです。しかも、たまたま病気を起こさないやつが。まさに、人間の側の過剰反応です。それだけの話です。ウイルスが「ない」という前提が、まちがっているだけなのですが、それすら、理解できないのでしょうか? あとは、日垣氏の文章(過去ログ参照)のとおりです。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(94)(2005.9.9)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza180.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『 ある議論をあえて取り上げたい。「農水省が、偽ワクチンのせいで嘘をつく必要性がない」と云う擁護論についてである。』

(笹山様、鳥インフルねたで、過剰ににぎやかして、大変申し訳ございません。私の仲間も死活問題でして・・・。それと、やはり、「疫病」問題は、この国の食糧安定生産の根幹に関わると思っていますので。ごく一部の企業の収益や、ある特定の組織の人間のメンツや沽券の問題ではないのです。)

『 極論すれば、もう世界の情勢からすれば、農水の考え方は古すぎ、これでは養鶏産業はおろか、あらゆる意味で国民の安全もまもることが出来ないと考える。
 現にこの秋からの、予想される現実の危機への備えは何一つ出来てはおらず、日本の養鶏産業の命は風前の灯火であることは間違いない。』

 謝


[1082] 白熱しすぎました。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 13:54  

>笹山登生様
すみません。冷静に考えれば、一議員さんの個人的な掲示板で論議を展開すべきではありませんね。私も、投稿はこれっきりにします。ご迷惑をおかけしました。失礼いたします。


[1081] 他国とは事情が違うのですよ。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 13:39  

>とき様

以前の私の投稿を焼き直す形になりますが…

>ワクチンはウィルスの表面抗原が同じ型のものにしか効果がありません。もし、仮にH5N1型のワクチンが認可されたとして、その後、別の型のHPAIが侵入してきたとき、どうやってそれを把握するのでしょうか?

別に農水省の回し者でもないですし(だったら、平日のこんな時間からPCに向かってないしw)、農水省の防疫対応に不満を覚えるところも大いにあります。

ただ、何度も述べますように摘発・淘汰による防疫が第一です。
(これも繰り返しになりますが、日本はHPAI清浄国ではありません)

ワクチンによる防疫措置が大きな効果を上げたというのは、その前段階として、摘発・淘汰によるHPAIウィルスの蔓延防止に失敗したからです(あまりイラリア・カプア博士も声を大にして言ってはいませんが…)。ワクチネーションはあくまで、ウィルスが国内に定着した段階まで行って、はじめて発動される措置だということを念頭に置いてください。

アジア各国でワクチネーションが注目を浴びているのも、同じ理由です。ウィルスが定着して、どうにもならなくなってしまっているからです。そして日本は、まだこの段階にはありません。


[1080] プリオン凝集体のサイズと病原性 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/09(Fri) 13:14  

感染性・異常形への転換能力(転換性)と、異常プリオン蛋白質の様々な凝集体のサイズの関係を評価するために、ハムスターから採取したこれらを分解、サイズによって分留した。こうしてサイズが分かっている”ひも”を別のハムスターに注入し、それぞれの感染性と転換性を調べた。その結果は、プリオン分子14-28に相当する質量をもつ非繊維状粒子がTSEsの最も効率的な病気誘発要因であることを示唆しているという
農業情報研究所 2005/9/9
中間サイズの異常プリオン凝集体で最も高いプリオン病感染性ー米国研究者
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05090901.htm

>異常プリオンが10万個以上集まって初めて「感染を起こす最小単位になれる」という説も

牛肉はなぜ安全なのか 納 光弘(鹿児島大学医学部付属病院長・内科学第三講座教授)

http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/kouenn-koukaikouza/bse-osame/bse-osame.htm


[1079] 農水もワクチンのあやまり。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 13:08  

茨城 鳥インフルエンザ ワクチン使用ダメ(産経新聞) - 9月9日3時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000019-san-soci

『農水省がワクチン解禁に踏み切らないのは、症状が抑えられることによって感染の発見が遅れ、さらに、他の鶏への感染を繰り返すことで強毒性に変異する危険性があるなどの理由からだ。』

 これは、農水の誤りがそのまま記事になっています。科学的に実証されていない、こじつけに等しい理由、めくらまし。変異して病原性が高まるのは、無数に存在する野生株からのほうが確立が数段高い。しかも、インフルエンザワクチンは、「不活化ワクチン」。

『海外で使われているワクチンは、ウイルスを殺して増殖できないように不活化したものだが、十分に不活化していない不良ワクチンの場合、生きたウイルスが混じり感染を広げてしまう。
 このため同省は「感染を完全に防ぐことができない」などとして事実上使用を認めておらず、「早期発見、早期淘汰(とうた)」を目的に、鶏の殺処分や防疫措置で対応している。』

 備蓄しているタイプのワクチンは、充分に不活化しているタイプですから、「感染を完全に防ぐことができる」。

『ワクチンは一定期間体内に残るため、肉用として出荷される鶏には支障を来す。』

 ワクチンばかりじゃなく、抗菌剤もふくめて、使用基準が設定されている。それに、ワクチンを食用直前に用いるのはまったく意味がない。雛の段階である。

『同省幹部は「手に負えない状況になったとき、感染のスピードを抑えるために使う」と説明する。』

 「同省幹部」って、だれ? ひょっとして・・・。


[1078] 本当は他にやることあるんだけど。笑) 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 12:57  

>ときさん
>ワクチンに本来、良い「ワクチン」、悪い「ワクチン」なんてあるわきゃないのにねえ。
良い、悪いではなく、「どんな性質を持ったワクチンか」という事が大切です。

例えば鶏痘ワクチンのように「感染防御はせず、発症を防御する」性質のものなのか。或いは「感染を防御するもの」なのか。そして、「どれくらいの割合で」感染を防御するor発症を防御するのか、という問題があります。

広くニューカッスル病(ND)の生ワクチンが使われていますが、どの種類のワクチンでもNDワクチンと同等の効果が得られるとは限らないわけです。その辺りの検証を抜きにして、ワクチンの導入を安易に進めることはできないはずですよ。

>9月9日付・読売社説(1)
>[鳥感染症]「畜産の信頼損なう違法ワクチン」
については、まだ違法ワクチンが原因であるとの最終報告に辿り着く前にこのような題名を持ち出すことには疑問を覚えますが、内容を見れば、それほど質の悪い記事ではないように見て取れます。

とき様は、記事のどこを指して「騙せる」という考えに至ったのでしょうか?


[1077] BSEのときも酷かった読売の御用記事(社説) 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 12:43  

9月9日付・読売社説(1)
[鳥感染症]「畜産の信頼損なう違法ワクチン」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050908ig90.htm

 あいかわらず。『IQの低いB層』は、しっかり騙せる?

2005年05月28日
読売新聞社説の虚偽を摘発する
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23358833.html


[1076] 法律規則を我田引水的に利用するのはいつも官癒着企業 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 12:25  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(93)(2005.9.9)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza179.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『本当の危機を察知出来ない此の国の民意はかなりの低さだと断ぜざるを得ない。国側のこれまでの宣伝で、さなきだにワクチンは危険だと誤解をしている記者達にとって、農水の自爆テロに等しい偽ワクでっちあげは、ワクチン自体を否定することと、生産業者は信用が出来ず悪だと極め付ける二重の巧妙な手段ともなって、すっかり人口に膾炙してしまっている。明らかに国民の目を欺いて居る訳だが、これは此のままにして置けない由々しき大事である。』

『これから予想される真の恐怖にワクチン無しで立ち向かわざるを得ないとすれば、事実上業界は少なくとも一時的にはオランダ、イタリーのように消滅する。それを回避出来るのは国民の支持を得ることなのに、この有り様では業界のみならず、国民生活にとっても本当に由々しい事態だと思うのである。尤も食料全般に、この自給率の低さでは、鶏卵肉なんて全部輸入で沢山か。オランダもイタリーも一時は種卵もワクチン卵も無くなってしまったんだぜ。そんなことにならんようにとのカプアさんの忠告も此の国には届きそうもない。』

 ワクチンに本来、良い「ワクチン」、悪い「ワクチン」なんてあるわきゃないのにねえ。(不良品は別として。)
 ホンモノに対する、擬似抗原としての役割だということも、知識として持っていないのだろうか? やれやれ。国民の知識レベルもたかがしれますねえ。やっぱり、『IQの低いB層』?


[1075] Re:[1055] 「清浄国論」の要諦 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 12:11  

 問うに落ちず語るに落ちる。

> 日本は鳥インフルエンザウイルス清浄国ですが、これは大きな非関税障壁になっており、安い鶏肉鶏卵の輸入を妨げています。つまり、日本がウイルス汚染国に転落すれば巨大な鶏肉鶏卵マーケットが世界に市場開放されるわけです。世界の養鶏業者や日本の消費者にとって世界中の鶏肉鶏卵が安く流入することは結構なことなのですが、では日本国内の養鶏業者が安い輸入鶏肉鶏卵に対して競合できるかどうかはわかりません。国が清浄国を死守したい理由はここにあるのでしょう。

 「清浄国論」を堅持して、一番メリットがある方々は、だれでしょうか?
 その方々が、ニセワクチンデマまで、飛ばして、死守しようとしてるように見えませんか? 
 結局、農水も、大きい企業の意向に沿ってるわけで、末端の零細養鶏農家は、どうでもいいということになっています。何の価値判断もいれず、現象として素直にみればいいだけです。『清浄国論』は、自然を無視した、非常に恣意的な屁理屈になってしまっています。


[1074] カトリーナ詐欺にご用心 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 11:06  

災害に便乗した詐欺商法は、どこにでもあるらしく、今回のカトリーナ災害でも、これに便乗した詐欺が、横行しているという。
手口としては、メールで、寄付を呼びかけ、そのメールに記載されている偽の赤十字サイトに誘導して、クリック募金をさせてしまうというもののようだ。
この種のメールが着たらご用心。

http://www.internetadsales.com/modules/news/article.php?storyid=6108

[1073] おはようございます。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 10:27  

>笹山登生様
>生体家禽市場(“wet "markets)や家禽同居がある発展途上国と、そうでない先進国との、ヒト感染鳥インフルエンザ感染の差というものは、概略考えて、差があるとは思われますが、それを実証しているものは、まだないわけですね。
なかなか実証する…というのは難しいと思います。しかし、日本でバックヤード養鶏と呼ばれるような方式は少なく、規模も大規模で、それなりの飼養管理がされている「ハズ」です。(笑)少なくとも、バックヤード養鶏を引き合いに出す必要はあまりないように思います。現在、日本ではケージ式の飼育方法が最も一般的ですし、平飼いをするにしても、大きくやっているところは定期的に寄生虫検査をしながらやっていますので、飼養状態についてはアジア諸国と比べればだいぶ良い状況だと思うのです。

中国や朝鮮では生鳥市場での鶏肉(というか、鶏そのまんま)の取り引きが一般的であるのに対し、日本において鶏肉は食肉衛生検査所の監視の下、食鳥処理場を介して流通します。ことAIはウィルスですので、生きた細胞内でしか増殖できませんから、生鳥市場がないという点で、蔓延のリスクはアジア諸国よりもだいぶ低いと予想されるわけです。(もちろん、実証はされていません。というか、実証するリスクの方が遙かに高いので、是非ともやめていただきたいです…w)

>まりちゃん様
ダチョウの刺身はあまりお勧めできませんね。汗)シカの生肉を食べ、E型肝炎を発症されて亡くなってらっしゃる方も居ますからね。食べ物の安全性を確保したいという事でしたら、基本的には加熱調理されたものを召し上がってくださいね。全てを行政側で規制する、というのは難しいですから、基本的に危なそうな食品には手を出されない方が賢明かと思います。

なお、家畜伝染病予防法(以下、家伝法)の対象動物以外の動物は「病気にかからない」のではなく「病気にかかっていても、家畜伝染病予防法の適応ができない」だけです。こういう場合は、だいたい「指導」という形で処分をお願いすることとなります。(家伝法の対象動物が法定伝染病にかかった場合には、法的措置、つまり「殺処分命令」になります)


蛇足ですが、関連記事見つけましたので、ご参照下さい。

「動物用ワクチンのできるまで」
http://www1.ocn.ne.jp/~tekitoni/wakutinn-ippann.html


[1072] スタンピード(stampede)な政策決定の危うさは、歴史で証明されるしかないのか?  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 08:19  

「自民党は9日、衆院選で与党が過半数を獲得し特別国会に郵政民営化法案を再提出する場合、執行部の意向聴取に反対を表明した参院議員には参院本会議採決前の自発的離党を求める方針を決めた。要求に応ぜず反対票を投じれば除名処分の対象とし、2年後の参院選で改選を迎える議員は公認しない。反対組に対する厳しい姿勢を明確にすることで、法案成立を確実にする狙いがある。」

というのですが、近代国家で、このような政党があったかどうかを、一度、検証してみる必要が、あるのかもしれませんね。

おそらく、稀有の存在になってしまったんではないんでしょうか。

私個人の考えでは、これほど息苦しい政党にしてしまって、いいことは何にもないような気がしているんですが。

あまり、図に乗ってやりすぎていると、いずれかの方面(もっとも、少なくとも、国民の審判サイドからは、そのようなことにならなそうなのは、残念な話なんですけれども。)から、手痛いしっぺ返しを受けるような感じがするんですけれども。

スタンピード(stampede)
http://www.kure-u.ac.jp/shakaijouhou/teachers/nakakita/web/jiji/jiji03-2.pdf
な政策決定なり、それを許容する政党の存在というものは、歴史的に見ると、結果、危険な存在になりうる要素が強いように、思われます。

そのスタンピード(stampede)な政策決定を実行力の証と仮想してしまうのが、いつの世も、国民の弱さというものなのですが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000011-jij-pol


[1071] Re:[1070] ワクチン使用ダメ 農水省の判断は正しい 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/09(Fri) 07:40  

>ワクチンは一定期間体内に残るため、肉用として出荷される鶏には支障を来す。

鶏肉は生で食べちゃダメ!の時代はとうに終わって、いまはそこらの居酒屋でも、とりわさ、キモ刺しなんか出しますからね、違法ワクチンがもし本当の話であれば流通の信用を揺るがしますね。はっきりさせていただきたいと思います。


[1070] ワクチン使用ダメ 農水省の判断は正しい 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 07:13  

農水省の判断は当然です。まりちゃんさんねこぱさんこんばんわ。

>養鶏もワクチンが完全にウイルスを排除するものではないことを知っています。これは欺瞞です。ワクチンの安全性・有効性について梅原会長は、「接種鶏は非接種鶏と比較して野外ウイルスの感受性が百分の一に抑えられ、感染しても排出されるウイルス量は千分の一から一万分の一になる。その相乗効果で危険性は十万分の一から百万分の一に減少する」と説明。

しかも、ウイルス量が減るのは特定のウイルスについてのみで、すべてのウイルスを減らせるわけではありません。

≪農水省、感染繰り返し強毒性に≫
 農水省がワクチン解禁に踏み切らないのは、症状が抑えられることによって感染の発見が遅れ、さらに、他の鶏への感染を繰り返すことで強毒性に変異する危険性があるなどの理由からだ。
 現在発生が相次いでいるのは茨城県の限られた地域で、同省は「全国に蔓延(まんえん)しているとは考えられない」と指摘。事態がさらに深刻化した場合の「切り札」としてワクチン使用を検討するとみられる。
 ワクチンは、家畜伝染病予防法で都道府県知事の許可がなければ使用できない。国内で承認されている予防用ワクチンは三種類あり、同省はこのうち一種類を備蓄用としている。
 海外で使われているワクチンは、ウイルスを殺して増殖できないように不活化したものだが、十分に不活化していない不良ワクチンの場合、生きたウイルスが混じり感染を広げてしまう。
 このため同省は「感染を完全に防ぐことができない」などとして事実上使用を認めておらず、「早期発見、早期淘汰(とうた)」を目的に、鶏の殺処分や防疫措置で対応している。
 また、ワクチンは一定期間体内に残るため、肉用として出荷される鶏には支障を来す。
 同省幹部は「手に負えない状況になったとき、感染のスピードを抑えるために使う」と説明する。ワクチンの効果のマイナス面とプラス面をはかりにかけ、使用時期の難しい判断を迫られている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000019-san-soci


[1069] Re:[1065] 論点の整理が難しいですね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/09(Fri) 06:36  

おはようございます。
>あくまで家畜伝染病予防法の対象動物は、鶏、あひる、うずら、七面鳥のみです。

あれ?ダチョウはまだ入ってませんか?以前国にも連絡しましたが、ダチョウの刺身なんか、焼肉屋で出しているようですが。。。鴨とかホロホロ鳥とか、他にもありそうな


[1068] Re:[1065] バックヤード養鶏と企業養鶏とのヒト感染鳥インフルエンザ感染の差は、まだ、わかっていない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/09(Fri) 05:28  

ねこばさん。
ご意見中、もちろん、生体家禽市場(“wet "markets)や家禽同居がある発展途上国と、そうでない先進国との、ヒト感染鳥インフルエンザ感染の差というものは、概略考えて、差があるとは思われますが、それを実証しているものは、まだないわけですね。
オランダの獣医師死亡の場合は、 バックヤード養鶏だったか、企業養鶏だったか。
とにかく、概念的には、そうはいえても、実証的には、まだ、未知の世界のようですね。
国によっては、 バックヤード養鶏(backyard)と企業養鶏(commercial)とのワクチネーション対応の差を設けているところもあるようですね。
ですから、ヒト感染鳥インフルエンザのパンデミックについては、「家禽同居がない(少ない)日本においても、パンデミックがあるということが確実にいえないと同様に、パンデミックがないということも、確実にいえない」というあたりが正確な表現なのではないでしょうか。
このあたりについては、日本において、もっと、獣医師さんと、医師さんとの交流が必要な気がしています。
われわれが、なんかあって担ぎ込まれるのは、獣医さんではなくて、お医者さんなのですから。
その意味では、お医者さんのほうが、この点、よりシリアスに考えられているのかもしれません。

参考サイト
このサイト『THE USE OF VACCINATION AS AN OPTION FOR THE CONTROL OF AVIAN INFLUENZA』http://www.oie.int/eng/AVIAN_INFLUENZA/A_71%20SG_12_CS3E.pdf
の中の4ページ「Table 1. Guidelines for the application of control policies for AI」では、バックヤード養鶏と企業養鶏とでのワクチネーションで、次のような層別対応をしている。
1.バックヤード養鶏(Backyard)
企業養鶏部門に、まだ、感染が広がっていなくて、飼養密度が高いか低い場合には、殺処分

2.バックヤード養鶏(Backyard)
企業養鶏部門に、すでに感染が広がっていて、飼養密度が低い場合には、殺処分

3.バックヤード養鶏(Backyard)
企業養鶏部門に、すでに感染が広がっていて、飼養密度が高い場合には、ワクチネーション

4.企業養鶏(Industrial)
企業養鶏部門に、まだ、感染が広がっていなくて、飼養密度が高いか低い場合には、殺処分

5.企業養鶏(Industrial)
企業養鶏部門に、すでに感染が広がっていて、飼養密度が低い場合には、殺処分

6.企業養鶏(Industrial)
企業養鶏部門に、すでに感染が広がっていて、飼養密度が高い場合には、ワクチネーション

このようにしてみてきますと、今回の茨城県の場合は、上記の6の場合に該当するように、見えるんですが。

http://www.show.scot.nhs.uk/scieh/infectious/respiratory/avian_flu/q&a.htm


[1067] 訂正。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 02:26  

すみません、大きな間違いがありました。

〔1065〕の投稿は、鶏ビア様に対してではなく、とき様の投稿に触れてのお返事でした。

申し訳ありません、訂正させてください。


[1066] ワクチンについて 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 02:21  

養鶏業界を中心にワクチン接種を求める声が挙がっているようですが…。

・生ワクチンを打とうというなら、それこそパンデミックの心配をしなくてはなりません。なぜなら、生ワクチンは常に発症の危険性と隣り合わせだからです。また、不活化ワクチンでは頻回接種が必要で、実際に導入することは困難です。

・ワクチンを打てば、病気(HPAI)にかからない…と、思っている方がけっこういらっしゃるようですが、そうではありません。ワクチンはその有用性について十分な検討が成されるべきで、その性質によって慎重に使われるべきものです。単に外国が使っているから日本でも使おう、という論調はいささか乱暴です。

・ワクチンは表面抗原が同じ型のものにしか効果がありません。もし、仮にH5N1型のワクチンが認可されたとして、その後、別の型のHPAIが侵入してきたとき、どうやってそれを把握するのでしょうか?(それこそ、気付いたら低病原性のHPAIが大流行していて、強毒株に変異してから気付いた…という事態にもなりかねません)

以上のような理由から、私はワクチン接種を最終的な手段として捉えており、現時点で飼養すべきではないと思っています。(たぶん、農水省も同様の見解ではないかと思います)


[1065] 論点の整理が難しいですね。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/09(Fri) 01:48  

>鶏ビア 様
少々、誤解があるように感じましたので、追記します。

>『摘発・淘汰による徹底的な清浄化』って、本当に自然を相手にしてもの申しているのか、疑問を超えてぶっとんでしまいます。

「自然を相手にして」との記述ですが、なにもそこらを飛んでいる野鳥を片っ端から捕まえて検査するわけではありません。あくまで家畜伝染病予防法の対象動物は、鶏、あひる、うずら、七面鳥のみです。

これらの家禽の飼育施設に於いて、病原体の侵入を防ぐよう対策をして下さいという事です。具体的には、野鳥との直接的な接触を避けることが第一です。ウィルス自体はそんなに強いものではないので、鶏舎の清掃と消毒、そして乾燥により、簡単に失活しますので、頻繁に鶏舎の清掃をしてください。人や一輪車が鶏舎を出入りするときは、必ず消毒槽に浸してから出入りしてください。そういった防疫措置をきちんと取って、病原体の侵入防止に努めて下さいという事です。

お話の中で再びパンデミックの話題を持ち出されていますが、その問題は、また別の話です。まずはウィルスの定着を防ごうという話をしているときに、パンデミックの話を持ち出されてしまうと、論点が全くズレてしまいます。先立っての投稿でも触れましたが、パンデミックについては危険性があるという段階であって、まだ風呂敷を広げる段階にはありません。

まずは病原体の定着を防ぐこと、即ち家伝法の対象動物の中でウィルスが保持されないような状態を維持し、監視を怠らないことが最も重要だという事です。(もっとも、農水省はその方針から逸脱し、例外的な防疫措置を採りましたが…)鶏ビアさんは、まだまだHPAIが続発することを懸念して居られるようですが、現時点での発生状況を見る限りは、まだ摘発・淘汰による措置による、ウィルスの定着防止が可能な段階であるように思います。

>農水省は、あきらかに、「失政」に踏み込んでしまっています

ともありますが、これはHPAI防疫指針自体を指しているのでしょうか、それともイセ・ファームの件を指しているのでしょうか?イセ・ファームの件については、私も「失政」であると思っています。

ちなみに「日本は鳥インフルエンザウイルス清浄国ですが」とも仰られていますが、これは間違いです。現在、高病原性鳥インフルエンザが発生しているのですから、現時点では清浄国ではありません。清浄化に向けた防疫措置が取られている状態にある、というのが現状です。

それと、けっこう重要な事なのですが「鳥インフルエンザ」と「高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)」を同義で使ってらっしゃる様ですが、これは非常に誤解を招く表現ですのでご注意を。HPAIと言ってしまうのが、いちばん通りが良いように思います。(打つのも楽ですしw)


[1063] Re:[1059] まるで、農水の代弁者のようで。(本人?) 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 00:39  


そうそう。
私は農水を応援します。

http://www3.nhk.or.jp/news/2005/09/08/d20050908000146.html


[1062] Re:[1061] これは、ただいま感染伝染中のサインなのか? 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 00:25  

いや違う。

「過去の感染を示す抗体が検出」とある。
感染は既に終息している可能性もある。冷静に。


[1061] これは、ただいま感染伝染中のサインなのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/09(Fri) 00:21  

一斉検査で新たな感染歴判明=茨城県の鳥インフルエンザ問題(時事通信) - 9月8日22時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000209-jij-soci

また鳥インフルエンザ 茨城県(共同通信) - 9月8日23時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000295-kyodo-soci

日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 感染源、感染経路は?


[1060] NHK農水のコメント 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/09(Fri) 00:16  


報道によれば今回の鳥インフルエンザの問題で、農林水産省の専門家の委員会は、本来使ってはいけないワクチンが違法に使われたことが感染が広がる原因になった可能性があるという見解を示しています。

鳥インフルエンザのワクチンについて、農林水産省は、ウイルスが侵入した際にいち早く発見するために、使用を原則として禁止し、感染が広がって対処が難しくなった場合に限って使用を認めることにしています。日本養鶏協会の訴えについて、農林水産省は「日本ではこれまでどおり、ワクチンではなく、ニワトリを処分する方法で対応できると考えている」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/2005/09/08/d20050908000146.html


[1059] まるで、農水の代弁者のようで。(本人?) 投稿者:とき 投稿日:2005/09/08(Thu) 23:44  

 なかなかの、パリサイ人ぶりです。「清浄国論」でなくなると、それはそれは、クリアーしなければならない厄介な仕事がたくさんでてきますからね。できれば、政策は、従来どおり、現状維持継続が望ましいのでしょう。
 対策指針、政策変更にともなう、法的な煩瑣な仕事を遂行するための組織が「行政」ですが、そのための「プロ」が、公務員なのですけどね。(にもかかわらず、どういうわけか、ずいぶんおかしなところに誘導していくものだなと、見えてしまいます。)


■鳥インフルエンザ、業界団体がワクチン使用解禁を要望

 茨城県などで鳥インフルエンザの感染が相次いでいる問題で、生産者団体「日本鶏卵生産者協会」と「日本養鶏協会」は8日、東京都内で記者会見し、感染地域周辺に限ってワクチンの使用を解禁すべきだと主張した。鳥インフルエンザのワクチンについては家畜伝染病予防法で、原則一般使用は認められていない。

 今回のウイルス感染では、茨城や埼玉県内の30の養鶏場で感染が判明。殺処分の対象は計153万羽にのぼる。

 これまでに農水省の家きん疾病小委員会は「違法なワクチン接種が原因の可能性が否定できない」と指摘。一部ウイルスが生き残った状態の粗悪なワクチンから鶏に感染したおそれがあるとの見解を示している。会見で両協会の梅原宏保会長は「違法である以上、協会としては会員にワクチンの使用者はいないと認識している」としたうえで、「今回の弱毒性のウイルスが強毒性に変異するのを防ぐにも、少なくとも茨城県では早急なワクチン使用が欠かせない」と強調した。 (21:18)日経
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050908AT1G0802T08092005.html

『今回の弱毒性のウイルスが強毒性に変異するのを防ぐにも、少なくとも茨城県では早急なワクチン使用が欠かせない』

 これはまたこれで、えらい勘違いされています。
 いま、ワクチンを用いることの本意は、アジアを越えて世界に蔓延しつつある、H5N1型に対する防御であるはずなのですが・・・。記事を書く側の、知識不足による作文ミス?


予防ワクチンの解禁訴え 鳥インフルエンザで2団体(共同通信) - 9月8日19時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000232-kyodo-soci

国にワクチン使用求める 鳥インフルエンザで生産者団体(2005年09月08日19時55分)
http://www.asahi.com/national/update/0908/TKY200509080326.html

 そうすると、この業界の要望は、ニセワクチンの痕跡をウヤムヤにするためだ、と見られるわけですね。やれやれ。

鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

(社)日本養鶏協会
http://www.jpa.or.jp/index2.asp
鳥インフルエンザ問題を巡る全国養鶏生産者決起集会の
開催計画
http://www.jpa.or.jp/news/item/2005/09/06/besshi01.html

やはり、[1052]の回答がないですね。
[1055] は、まったく既得権益に守られてる商社と大手ファームの代弁をしていますね。けっして、養鶏業の立場からの弁ではない。
 わたくしは、日本の養鶏業界が、ウイルス感染症の現実にそぐわない、ヘンな「法令」指針によって、立ち行かなくなる事態を、避けたほうがいいのではないかという、ごくごく単純な動機のみで、発言しているに過ぎません。輸出入にかかわる問題など、私にとっては、蚊帳の外の話です。すくなくとも、農水省は、あきらかに、「失政」に踏み込んでしまっていますが、なかなか、それを認めたくないですからね。みな人間ですから。(とくに、失敗経験が少ない人にとっては、キツイのでしょうね。)
 しかし、とんでもないことをしでかすものです。デマを飛ばし、マスコミを動員して、既成事実化を企てるのですから。
 さて、どうやって、火消しするんでしょうか? 自然はウソをつかず、淡々と着実に、いい仕事をします。ごまかしきれるわけがありません。ウイルスは、工業製品ではありませんからね。行政が相手するには、道路をつくったり橋をかけたりするのとは、だいぶ勝手が違います。
 まさに、「疫病」ですからね。自然災害そのもの、不測の事態だらけです。対応しきるには、なかなか困難で、よほどの戦略思考がないとムリですから、おそらく、法的なルーチンワークが得意な行政マンが、もっとも苦手とすることかもしれません。餅は餅屋的な人材も必要ですが・・・・。
 中国の疫病状況を受け付けないのには、ビックリです。これじゃあ、現状分析できないのも仕方がないことですね。

 実験室や、どっかの宇宙ステーションじゃあるまいし、『摘発・淘汰による徹底的な清浄化』って、本当に自然を相手にしてもの申しているのか、疑問を超えてぶっとんでしまいます。唖然とするのみ。それこそまさにファシズムの思考。ごくごく常識的な疾病対策をすればいいだけの話。鳥は鳥の、ヒトはヒトの。
 そんなこといってたら、こと、インフルエンザウイルスだけみても、トリとヒトのウイルスの混合器としての役割が、たとえば「ブタ」だと確定されたら(ほぼそうらしいが、まだ仮説段階)、この世界から、「ブタ」を一匹残らず淘汰しなければなりませんね。もっといえば、新型ウイルスの混合遺伝子組み換えが起こる元になる、人間もウイルス検査をやって淘汰しなければなりませんね。狂気の沙汰です。そういう狂気を平気で語っていることの自覚もないですよね?
 リスクゼロの思考から、はやく脱してくださいね。それは、まさに、胃癌になるからといって、健康な胃までを摘出してしまうことに等しいのですから。

 もう、だめですね。
 日本の第一次産業(食糧生産)に従事する国民のみなさん、もう、不特定多数に向けて作るのはやめましょう。
 顔の見える人に食してもらう分だけつくって、ほそぼそとやりましょう。
 もう、自分の食糧を作ることをしないで、買うばっかのひとは、海外の輸入食物だけでいいそうです。そのほうが安全だそうです。
http://orz.blogdns.org/archives/2005/07/post_237.html
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/a31f89fd40d1fce9e9b36973241ef377
http://konn.seesaa.net/article/6368105.html


[1058] 見えざる貿易障壁-家畜衛生条件- 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/08(Thu) 22:57  

個人的な意見としては、摘発・淘汰による徹底的な清浄化を目指す
べきだと思います。ただ、(家伝法における)HPAIの「運び屋」が、
仮に渡り鳥だとすれば、養鶏家としては日々戦々恐々としながら
経営を行わなくてはならなくなります。そうならないための保障制度
を充実させる必要はあります。が、間近に迫るFTAの問題を考えると、
国内の養鶏業はまだまだ国際的な競争力を持つに至らないような気が
するのです。ハッキリ言って、HACCP導入してますなんて言ったら笑い
飛ばされるような養鶏業者がいくらもあるような状況で「安全性」を
叫べるような製品の供給は不可能ですから。(定期的なサルモネラ検査を
実施している養鶏場すら、全体戸数の何割いるのか、非常に疑問です)

そこで、HPAIについては(保障制度を充実させた上で)徹底的な摘発・淘汰
により清浄化を目指すべきだ、というのが私見です。日本の畜産物で
売り物になる付加価値は、今のところ「安全性」くらいなものですから。
(サルモネラ菌やHPAIウィルスの付着した卵を食べたら死んでしまうような
誤解をしている消費者がいまだ国内に少なからず居るのは困りものですが…)

>笹山登生様
>本来、このような話は、生産者以外の分野のものが、声を上げるべきだと思うんですが。
>あい変わらず、マスコミは、この問題について、近視眼的ですね。

近視眼的、というよりも勉強不足です。国で現在行っているサーベイに
ついても、問題点は枚挙にいとまがありませんが、それに触れる記者は
誰もいない。本質的な問題点が見えないまま、農水省の発表に躍らされて
いるだけの状態です。まぁ、新聞記者というのも忙しいんでしょうけどね。


[1057] Re:[1056] 見えざる貿易障壁-家畜衛生条件- 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/08(Thu) 22:16  


自滅路線突っ走りですね。
明日は養鶏関連株は大暴落確実です。売り売り売り・・・日経平均ガタ落ち・・・

鳥インフルエンザ、業界団体がワクチン使用解禁を要望
 茨城県などで鳥インフルエンザの感染が相次いでいる問題で、生産者団体「日本鶏卵生産者協会」と「日本養鶏協会」は8日、東京都内で記者会見し、感染地域周辺に限ってワクチンの使用を解禁すべきだと主張した。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050908AT1G0802T08092005.html


[1056] 見えざる貿易障壁-家畜衛生条件- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 22:11  

ときさん。鶏ピアさん。
お疲れ様でした。
これは、「[990] ワクチン接種に関するOIE陸生動物衛生規約と、各国間の家畜衛生条件との関係 」にも書いたのですが、日本でワクチネーションを進めることで、一番厄介になるのが、鶏肉輸出国との家畜衛生条件の締結なのかと思います。
いわば、見えざる貿易障壁が、これによって、取っ払われる恐れがあるというわけですね。
しかし、農林水産省は、そのようなことを、世間に対して、もっと率直に言ったほうがいいのではないでしょうか。
世界もOIEも、Stamping Out一辺倒から脱し、コントロール手段として、オプションとしてのワクチネーションに踏み切る流れがとうとうとしている、いまこそが、日本の政策転換の大きなきっかけになるものかと思います。
本来、このような話は、生産者以外の分野のものが、声を上げるべきだと思うんですが。
あい変わらず、マスコミは、この問題について、近視眼的ですね。


[1055] 日本が清浄国では困る方がおられるようで 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/08(Thu) 21:59  

笹山さんこんばんわ

日本は鳥インフルエンザウイルス清浄国ですが、これは大きな非関税障壁になっており、安い鶏肉鶏卵の輸入を妨げています。つまり、日本がウイルス汚染国に転落すれば巨大な鶏肉鶏卵マーケットが世界に市場開放されるわけです。世界の養鶏業者や日本の消費者にとって世界中の鶏肉鶏卵が安く流入することは結構なことなのですが、では日本国内の養鶏業者が安い輸入鶏肉鶏卵に対して競合できるかどうかはわかりません。国が清浄国を死守したい理由はここにあるのでしょう。

で、ときさんは日本が清浄国だったら困るという立場にあるようで・・・

私もここまでにします。

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html


[1054] re: 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/08(Thu) 21:44  

笹山さんこんばんわ

ワクチン原因説が世界中に報道されてしまって、明日、訂正記者会見があるとは思えませんが・・・

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html


[1053] 『トンデモ科学の見破りかた』 投稿者:とき 投稿日:2005/09/08(Thu) 21:39  

トンデモ科学の見破りかた -もしかしたら本当かもしれない9つの奇説
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794212828
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/001621.html

トンデモ科学の大冒険―奇説・難問・謎に最先端宇宙科学が挑む
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4835585283

le 18 f&#233;vrier 2005
●「ゲーム脳」とマスコミと営利主義と大学とトンデモ
http://nakano.main.jp/blog/archives/2005/02/post_26.html

『トンデモかトンデモでないか,という境界線,メルクマール,クライテリアというのがなかなか難しい。このことこそ,上に触れた「内在的な理由」の重要ポイントである。皆さん非科学的な言説を排除しようと一生懸命であるが,あんまり一生懸命になるのも変である。なぜ変なのか。
 「正常」と「異常」の境界線はどこに引けるのか。私はどこにも引けないと思う。にもかかわらず,確かに「正常」と異常」の区別はありうるのである。というふうにしか思えないのである(いろんな人を見ていると)。
 いやいや,私にとってもこれは不思議なのである。だから,何でそうなのかを研究しているのである。
 同様に,「まともな科学」と「トンデモ科学」との間に境界線を引くことは極めて難しい。にもかかわらず,トンデモ科学はやはりトンデモ科学なのである。』

 『一つ言えることは,トンデモ科学者の方々――「孤立研究者」とも呼ばれることがあるようだが――は,文字どおりその研究を,仲間とのディスカッションなども全くせず,たった1人きりでしているということだ。妄想が病的であるのは,それをその人1人しか信じていない(その人は,他人の言うことを全く信じていないか,他人は悪意をもって自分を騙そうとしているなどと考えている)場合である,と言うことはできないだろうか。』

「サイエンス・ウォーズ」
http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no41_20000724/review_book.html?11
『トンデモ科学は往々にして、頭だけで考えて本来の対象である自然を見ないところから生れる。』
(ながながと書評が出ていますが、この部分が検索にヒットしただけです。あしからず。)

ニセ科学関連文書
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/

 結構、奥深い世界のようです。
 (笹山様、ご迷惑をおかけいたしました。ここまでにします。)


[1052] Re:[1050] [1048] Re.[1047] 報道記事に踊らされすぎ。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/08(Thu) 21:37  

とりびあ様

> >  ひとつ質問させてください。
> >
> >  茨城県の20数箇所で、H5N2型の抗体が確認され、なかには、ウイルスも分離されているところがありますが、その20数箇所は、どうやって、感染したと思いますか? 感染(伝染)は、あくまでも、鶏舎(養鶏場)ごと個別だと思いますか。それとも関連してると思いますか?
> >  まずは、具体的なところから考えましょう。

 ここの、質問にお答えいただけないのですね。
 まずは、想定される条件をすべて挙げていって、捨象する作業が必要ですね。そのための調査も。
 20数箇所、ウイルスはどうやって伝播(あるいは感染)したとお考えですか?(これが核心です。これをマトモにお答えいただけないのであれば、トンデモを認定いたします。)

> まず具体的に、分離されたウイルスは遺伝子組み換えワクチン用である可能性が高い。

 根拠は?

>ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できないことから、引き続きあらゆる可能性について予断を持たず、感染経路究明に努めるべきとされた。

 これって、わからない、不明、ということでしょ。ワクチン由来でないことも入ってますね。もちろん、人為的でないことも。


[1051] まあまあ、お二方、ご冷静に。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 21:36  

ときさん。鶏ピアさん。
家きん疾病小委員会さんが、中途半端な記者会見をしてしまったことが、混乱を呼んでいるのです。
明日、どのような修復を、喜田委員長が図られるのか、ちょっと、様子を見ることにいたしましょう。


[1050] Re:[1048] Re.[1047] 報道記事に踊らされすぎ。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/08(Thu) 20:57  

>  「ゲッベルス」が、感激のあまり、泣いて喜ぶようなお方だ。

ときさんもそうですよね。お仲間だ。

>  根拠なし。想像・妄想の世界。
>  そうであったとしても、自然界に入った以上は、もはや自然のものとして対処せねばならない。

まさに、ときさんの説は根拠なし。想像・妄想の世界、その通り。

> 2005年3月8日 2:00am PT
> 「ブタから人工インフルエンザ・ウイルス発見」の謎
> http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050310302.html
>
>  たとえこのようなことがあるとしても。
>
> >今、日本に定着しつつあるウイルスが遺伝子組み換え技術を応用して設計・製造された可能性があることは素人でも判るはずです。
>
>  じゃあ、私は素人以下ですね。

そうです。

>  たいへん申し訳ありませんが、どうやって作るか、手順を教えてください。

ご自分で勉強してください。


>  中国の人民日報は、朝日新聞と提携していますので、記事のやり取りがあります。なんら、不思議はありません。
> http://www.asahi.com/international/jinmin/
>
>  むしろ問題は、中国のインフルエンザなどの伝染病のほう。
>  ほとんど、日本のマスコミは報道してくれません。
>
> 大紀元 ■【特集】鳥インフルエンザ
> http://www.epochtimes.jp/jp/spcl_qlg.html
>
>  あらゆる「伝染病」はすべて「国家機密」。
> http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d73872.html
> http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d48211.html
> http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d25323.html

で、これを信じろって? 矛盾している。

>  ひとつ質問させてください。
>
>  茨城県の20数箇所で、H5N2型の抗体が確認され、なかには、ウイルスも分離されているところがありますが、その20数箇所は、どうやって、感染したと思いますか? 感染(伝染)は、あくまでも、鶏舎(養鶏場)ごと個別だと思いますか。それとも関連してると思いますか?
>  まずは、具体的なところから考えましょう。

まず具体的に、分離されたウイルスは遺伝子組み換えワクチン用である可能性が高い。ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できないことから、引き続きあらゆる可能性について予断を持たず、感染経路究明に努めるべきとされた。

以上

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html


[1049] 平和ボケと、思考停止と、魔女狩り 投稿者:とき 投稿日:2005/09/08(Thu) 20:55  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(92)(2005.9.8)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza178.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『今、世界中がHPAIそれ自体を持ったガンカモの南下という初めての事態に緊張して居る時、我が国も全神経を覚醒させてこれに当たらねばならぬのに、当局の策謀ともいえるワクチン騒ぎ(これは100%彼らによってもたらされたもの)によって事実上の思考停止状態に置かれてしまったことは、あたかも太平洋戦末期、不可侵条約を信じて、その備えを疎かにしたのと全く同じ状況であると認識すべきである。下らぬだけでは済まされない。

 若し真に良識を持った国民が残って居るなら、この不毛の論議を止めて本当の危機に向けての備えを堅くするべきである。今下らぬニセワクチン論議(真のワクチン論議こそ必要)をもり立てようとする者があれば国民の良識をマヒさせる行為と等しいことを悟るべきである。 』

 日本人の精神は、すでに、「ヘタレ」の病に罹ってる?
 米産牛肉禁輸も、すでに手遅れになっているのですかね。

『アジアにまたがるバードフルーの最大の容疑者は《唐土の鳥》である。』

 まったく、御意。あらゆる生き物の病気すべてに関しても。(その意味で、北京オリンピックにも?)
 報道がなさすぎて、危険に認識が及んでいない。全くの、情報統制下にあるに等しい。

シドニー討論会:中共による海外独立メディア弾圧の実態を暴露【大紀元日本8月30日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d61133.html
中国当局、海外メディア封鎖を強化【大紀元日本8月9日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d43896.html
前中国国家安全局警官:日本にもスパイを多数派遣【大紀元日本7月31日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d46536.html
目に余る中共の海外メディアへの干渉と妨害【大紀元日本5月20日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/05/html/d73205.html

 そして、『日中記者交換協定』(1996年)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E4%B8%AD%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E5%8D%94%E5%AE%9A
 いまや、自由な報道の足枷になってしまっている。


[1048] Re.[1047] 報道記事に踊らされすぎ。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/08(Thu) 20:19  

 「ゲッベルス」が、感激のあまり、泣いて喜ぶようなお方だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%83%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%B9
http://pub.maruzen.co.jp/videosoft/bbc/movie/m1600111.html

>自然界に存在しない未知の人造ウイルスが日本の環境を汚染し、国民や家畜を脅かしているのであれば対策を講じるのは当然です。
 
 根拠なし。想像・妄想の世界。
 そうであったとしても、自然界に入った以上は、もはや自然のものとして対処せねばならない。

2005年3月8日 2:00am PT
「ブタから人工インフルエンザ・ウイルス発見」の謎
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050310302.html

 たとえこのようなことがあるとしても。

>今、日本に定着しつつあるウイルスが遺伝子組み換え技術を応用して設計・製造された可能性があることは素人でも判るはずです。

 じゃあ、私は素人以下ですね。
 たいへん申し訳ありませんが、どうやって作るか、手順を教えてください。

>とにかく農水省の陰謀だったら中国が報道するでしょうか?
 (陰謀だったら⇒間違いでも に入れ替え)
 中国の人民日報は、朝日新聞と提携していますので、記事のやり取りがあります。なんら、不思議はありません。
http://www.asahi.com/international/jinmin/

 むしろ問題は、中国のインフルエンザなどの伝染病のほう。
 ほとんど、日本のマスコミは報道してくれません。

大紀元 ■【特集】鳥インフルエンザ
http://www.epochtimes.jp/jp/spcl_qlg.html

 あらゆる「伝染病」はすべて「国家機密」。
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d73872.html
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d48211.html
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d25323.html

 ひとつ質問させてください。

 茨城県の20数箇所で、H5N2型の抗体が確認され、なかには、ウイルスも分離されているところがありますが、その20数箇所は、どうやって、感染したと思いますか? 感染(伝染)は、あくまでも、鶏舎(養鶏場)ごと個別だと思いますか。それとも関連してると思いますか?
 まずは、具体的なところから考えましょう。


[1047] 遺伝子組み換えワクチン原因説を人民網も報道 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/08(Thu) 19:07  

ときさん

>あくまでも、密輸入違法ワクチン接種説ですか?

ときさんは議論を履き違えています。ときさんは意図的に話をそらそうとされているようですが、ワクチン使用の是非が問題になっているのではなく、ニワトリの処分が問題になるのでもありません。日本で流行している鳥インフルエンザウイルスの起源が問題になっているのです。今回の件は農水省が嘘をつく必要性がありません。自然界に存在しない未知の人造ウイルスが日本の環境を汚染し、国民や家畜を脅かしているのであれば対策を講じるのは当然です。

鶏153万羽処分、鳥インフルエンザが拡大 茨城・埼玉
http://www.people.ne.jp/2005/09/05/jp20050905_53262.html

>今回、鶏からみつかったウイルスの遺伝子は、95〜02年にメキシコ、グアテマラ、エルサルバドルで発生したインフルエンザ遺伝子の塩基配列と94〜97%が一致した。しかも、韓国と台湾で昨年12月にみつかったウイルスとも全く違っていた。

この部分は日本の鳥フル流行が遺伝子組み換えワクチンによることを強く示唆しています。強力な感染力と爆発的な増殖力があることはテレビでも報道されました。今、日本に定着しつつあるウイルスが遺伝子組み換え技術を応用して設計・製造された可能性があることは素人でも判るはずです。とにかく農水省の陰謀だったら中国が報道するでしょうか? 
この件には利害が関係しているようですが農水省の対応を妨害してもメリットは無いはずです。
農水省の対応を妨害する目的は何でしょうか?
利益を得るのは誰でしょうか?
いずれにせよ被害を被るのは老人や病人子供など健康弱者です。

http://www.people.ne.jp/2005/09/05/jp20050905_53262.html


[1046] Re:[1045] 第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の開催について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 17:23  

ときさん。
いよいよですか。
しかし、マスコミも頭撮りだけの、閉鎖的なものですね。
とにかく、遺伝子シーケンスだけは、公開してもらいたいものです。


[1045] 第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の開催について 投稿者:とき 投稿日:2005/09/08(Thu) 16:51  

平成17年9月7日 農林水産省
第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の開催について
1 日時:平成17年9月9日(金)13時30分から
2 場所:経済産業省1012号会議室  
     住所 東京都千代田区霞が関1−3−1(経済産業省別館10階)
3 予定議題:(1)高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明について
       (2)その他
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050907press_4.html

 あくまでも、密輸入違法ワクチン接種説ですか?
 もう、お笑いの世界では。「現実」はどこにある?


[1044] ウイルスの病原性の「高低」は、あくまでも「宿主」側の「感受性」の高低できまる。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/08(Thu) 15:09  

 このことすら、正確な免疫学の知識・認識のない方々が、ウイルスの病原性について、受け売りのどこの情報かわからない、ほとんどデマまがいの記事にもとづいて語る愚。(よしてくれやい。)

 すくなくとも、最低限の知識をつけてから言ってくれやい。(いつまでも、ウォークマンぶら下げてるサルやってるな。失礼失礼。ボヤキです。)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400007444X

 高病原性が、いつまでも、永遠に高病原性だと思っていませんか? それを理解することが、ウイルス学、免疫学、疫学の、基本中の基本。(それが、もろ、現実です。それが理解できなかったら、現実世界の理解にはなっていない。) はしか、おたふく風邪の疫学なんですけどね。変異する性質があっても基本的には同じ。

 現実を現実として、素直に受け止める「感覚」(コモンセンス、あるいは、the sense of wander )が欠落しています。人間が「野生」(の感覚)を失っていることにもなります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400430203X
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4006000014
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/006757520X
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4622019728


◆鳥インフルエンザ問題の今後(90)(2005.9.8)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza176.htm
◆鳥インフルエンザ問題の今後(91)(2005.9.8)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza177.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
『肝心の現場を知らなくて、学者や政府の云うことは正しいと簡単に錯覚してしまう人達を見ていると、大本営発表を最後まで信じて居た此の国の国民的メンタリティが思い起こされるのは当然で、こんな荒唐無稽な話までほんとに聞こえてしまうことだってあるんだなあ。』

 キツイけれど、これもまた、「現実」。

 農水省がらみでいえば、「コイヘルペスウイルス(KHV)」
http://www.maff.go.jp/koi/index.html
で、世間では、かなりのマトモとみなされている人間の、情けないほどのトホホぶり莫迦ぶりをみせつけられて、知識を技術として仕事をする人間の、見事なまでの能無しぶりに、同じ人間として、ここまで駄目になっているのかと愕然としたものですが、全く同じことが、「鶏」でもくり返されています。

 まったく、「らい予防法」の過ちの反省がなされてませんね。ついこの間、「反省」してたばっかりじゃないですか? 「行政」も「マスコミマスメディア」も。
 結局、そのときの口先だけで、その「失政」、過ちを、だれも反省なんかしていないのですね。

 農水省さん、もっと、しっかりしてください。大事な人的資源と公金、ドブに捨ててるようなことを放置しているに等しい。全く無駄な、行政事務手続きを延々と続けなければならない。しかも、殺処分作業も。
 しかも、養鶏業者に、まったく作為的な物心両面の苦痛を与えてる。国民(民)を「行政」(官)が、虐待していることになっている。
 H5N2の「無病性」型は、それこそ、高病原型の発症へい死「ついで」の「サーべイランス」結果でいいではないか。

 もはや、「ある」ということを認めよ。そして、現場実際の具体的な「疾病対策」とするよう、考えを悔い改めよ。それが、「らい予防法」の反省に基づいた対策でもある。


[1043] Re:[1027] [1008] BSE規制を一部緩和=ホルモンの食品流通が可能に−米政府 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 12:59  

Ahyahyaさん。
レスが遅れてすみません。
まあ、この回腸遠位部以外の小腸部分を危険部位から除外するというのは、日本側の身から出た錆びめいたことでして、一昨年までのOIEの見解としては、すでに危険性が認められていた回腸遠位部(distal ileum)だけを、と畜場で、小腸から取り出すのは不可能なのだし、また、回腸遠位部(distal ileum)が汚染されたリンパ・神経組織を含むとしながらも、感染力は認められないとしていたのですが、日本側の主張で、回腸遠位部(distal ileum)に限定されてしまったという経緯があるのですね。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04062101.htm
モツ大国日本ならではの事情でしょう。
それが、今度は、ブーメランのごとく降りかかってきたというわけでしょう。


[1042] iPodの私的録音補償金制度課金問題は、両論併記 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 11:10  

文化審議会の著作権分科会法制問題小委員会は8日、MDなどに課金している私的録音補償金制度の対象にハードディスク内蔵型のiPodなどの携帯プレーヤーを追加するかどうかについて、賛否の両方を併記した報告を著作権分科会に提出した。
いずれにしても、課金負担が最終転嫁されるのはリスナーなんだから、ダウンロード課金との二重課金のないようにしてもらいたいところですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000036-kyodo-ent


[1041] Re:[1040] [1039] [1029] 多価ワクチン 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/08(Thu) 10:45  

笹山さん、この話思い出してしまいました。
SV40とサルとワクチン
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses97-50.html

ヒトのほうですが、ワクチンといえば、
ワクチンの情報を集めたブログが出来ています。
http://vaccine.ameblo.jp/
私は最初のちょっとだけしか手伝っていません(^^;Shigeruさんがずっと更新くださってます。


[1040] Re:[1039] [1029] 多価ワクチン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 10:20  

まりちゃんさん。
「何かしらのよく分からない薬か何かを投与した」という事態は、今後、多価ワクチン(現行のウイルスワクチンをベースにして外来抗原を発現させるベクターワクチン、multiantigen, multistage vaccine )の開発の進展で、ますます、増えてくるような気がしていますね。
今回のワクチン騒動でも、鶏痘用や、ニューカッスル用ワクチンを使ってたつもりでも、H5N2にウイルスベクター(poxvirus-vectored)されている可能性だって、ないこともないんでしょうからね。
http://nichiju.lin.go.jp/mag/05304/01_04.htm参照

http://niah.naro.affrc.go.jp/research/press/121101-1/H121101-1.html


[1039] Re:[1029] ワクチン説 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/08(Thu) 09:46  

> それで一時期、違法ワクチンを使用したのではないかという話がマスコミに出回りました。しかし、よく聞いてみると業者は「何かしらのよく分からない薬か何かを投与した」とだけしか言ってないようですし、

>業者は「何かしらのよく分からない薬か何かを投与した」とだけしか言ってない

?生産者、オーナー側がそんな意識では、そちらのほうが、「よっぽど」問題だと思いますが。「何かしらのよくわからない薬」を、自分の生活のかかっている大事な家畜、ひとさまに食べさせる家畜に投与するんですか?すごい管理ですね。豚コレラが怖くて違法接種したというほうがまだわかる。





[1038] Re:[1024] [1021] ワクチン原因説は否定できません。→ウインドレス鶏舎の中でワクチン接種は難しい!! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 08:43  

平和屋さん。
現場のご苦労は大変のようですね。
9月6日にイセファーム涸沼農場(水戸市)の処分に当たられた方々の健康状況が、次のサイト
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170906.pdf
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170905-2.pdf
にありますが、かなりの数のかたが、腹痛、咽頭痛、咳、鼻水、などの症状を見せているということのようですね。
また、今回全国でも始めてのケースとして、水海道市坂手町と大輪町の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザの鶏の焼却処分を常総環境センターでやったようですが、これにいたるまでには、住民説明会や議会での議論など、いろいろあったようですね。
http://www16.ocn.ne.jp/~tsuchida/e-tsuchida//birdflu/birdflureport.pdf参照
この場合は、一般の廃棄物の焼却口とは別の口でやるなどの配慮がなされたようですが。

http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/


[1037] 皆様、おはようございます。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/08(Thu) 08:29  

おはようございます。朝から濃厚な論議ですね。
私も、遺伝子シークエンスの公開はすべきだと思います

こうした情報は、マスコミ経由で伝えられると、正確さが書けていたり、表現が不適切だったり、あるいはひどい場合、誤解を付け加えて報道される場合がありますからね。(事実、過去にA型インフルエンザキット陽性が出た時点で「HPAI発生」と報道した機関が多くありましたから。キットの説明書にも、確定診断には使えないと書いてあるのに…)

とりあえず、最近ちょっと身辺ゴチャゴチャしてましたので、新聞をひっくり返したり鶏病研究会報の最新号を読んだりしてみたいと思います。まだだいぶ、勉強不足ですので。


[1036] Re:[1028] [1018] ヒト<ワクチン>原価350円が接種時3000円 厚労省公表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 08:27  

キミヒさん。まりちゃんさん。
たしかに、この新聞記事では、ワクチン産業の抱える「ワクチンの供給と需要の不安定性」というリスキーな問題を無視していますね。
国民皆接種という論が出てくるのも、このワクチン産業の抱える問題を考えてのものだと思います。

参照
「「鳥インフルエンザ・ワクチン皆接種構想」の再浮上」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=199
より
「現在の特定地域へのワクチン接種であっても、ワクチン量は、必要分を満たしていない。
というか、供給側が、フルの需要に備える供給体制をとっても、必ずしも、それに見合う需要が、以後も継続的に発生してくるとは限らないので、供給側に過大のリスクが生じるからである。」


[1035] Re:[1030] 何度もすいません。。。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 07:39  

ねこばさん。
はじめまして。
いつか、どこかにも書いたのですが、日本の場合、低病原性というのは低毒ではあっても、H5なので、日本の法的な取り扱い上は、高病原性鳥インフルエンザという扱いになると言うことですね。
で、表面的なLPAI/HPAI分類でない、実質的な意味での、低毒と高毒の決め手となるのが、遺伝子配列ということのようですから、やはり、遺伝子シーケンスの公開というのは、行政にとって、必須の条件であると思います。
ちなみに、開裂部位(cleavage)
http://jvi.asm.org/cgi/content/full/77/24/13399/T1
でのアルギニンやリジンの有無なり多少が、ウィルス亜型の強毒性・弱毒性を決定するとされているようですね。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=301
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=293
参照


[1034] Re:[1033] 鳥フル違法ワクチン原因説はきちんと調べるべし 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/08(Thu) 07:26  

鶏ピアさん。
このサイトは、2chのスレッドhttp://society3.2ch.net/test/read.cgi/agri/1058038700/l50
の焼き直しの内容でしたね。
一応、トラバ送っときました。


[1033] 鳥フル違法ワクチン原因説はきちんと調べるべし 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/08(Thu) 07:20  

こんなHPがありました。回覧で回ってきましたが・・・

忍び寄る鳥インフルエンザ (その11) 養鶏業者、儲けに目が眩み違法ワクチンをヤミ投与 不良ワクチンから感染拡がる@関東 これは人災だ

鳥インフルエンザを拡大させるのは、自由に飛ぶ鳥たちだけではない。
 不良ワクチン投与
によって、鳥インフルエンザが思いも掛けない感染拡大をする、というのは、以前から指摘されていた。最近、中国で鳥インフルエンザがあちこちで拡がっている理由には、それがある、と囁かれている。
しかし、まさか日本で、起きるとは思わなかった。
現在、関東で拡大中の鳥インフルエンザ感染は、とどまるところを知らない。原因は
 家畜伝染法で禁止されている、違法ワクチンのヤミ投与が原因で、ウイルスが不活性化されなかったワクチンから、鳥へ鳥インフルエンザが感染した
のである。
 日本発の新型インフルエンザ
が発生する可能性すら出てきた。もし、そうなったら、その時は
 日本風邪
と世界中で指弾されるだろう。現在流行中の鳥インフルエンザがヒトに感染する型に変異した場合、抗体を持たないので、多くの死者が出る、と言われている。SARSの比ではない。今、関東で流行しているのは
 弱毒性のH5N2型
だが、弱毒性だからといって、人間に感染する型に変異しない、ということではない・・・

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2005/09/11_8e43.html


[1032] Re:[1031] ちなみに。 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/08(Thu) 06:55  


>
> 「悪性の家畜伝染病」という問題については、早急な対応が求められます。平和屋様のおっしゃるように、家畜防疫員の方々は、酷暑の中、本当に必死の思いで処分を実施されていることと思います。「抗体陽性でも畜舎構造で、対応に差を設けている国の方針」には、私も大いに疑問を持つところです。(どうしてあんな事になったのでしょうか?非常に理解に苦しむところです)

ウインドレス鶏舎も殺すとなると、その手間やその焼却を考えた場合、不可能なので、少しでも殺処分羽数を少なくするために、考え出された「理由」だと思います。
ですから、このことが農水省が正式に言っている家畜防疫上の理由とは別なところにあるものですから、農水省は、本当に苦しいところに、自らを追い込んでいるわけです。


[1031] ちなみに。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/08(Thu) 06:38  

「パンデミックによる人への流行」という問題と「悪性の家畜伝染病」という問題が、いっしょくたに論議されているように思います。

「パンデミックによる人への流行」は、まだ危険性がある、というだけの段階です。そして、そうならないために行政は必死の形相で摘発・淘汰を行っています。いまはまだ、パンデミックの危険性について風呂敷を広げる段階ではないように思うのです。

「悪性の家畜伝染病」という問題については、早急な対応が求められます。平和屋様のおっしゃるように、家畜防疫員の方々は、酷暑の中、本当に必死の思いで処分を実施されていることと思います。「抗体陽性でも畜舎構造で、対応に差を設けている国の方針」には、私も大いに疑問を持つところです。(どうしてあんな事になったのでしょうか?非常に理解に苦しむところです)


[1030] 何度もすいません。。。 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/08(Thu) 06:10  

>とき様
ひととおり、読まさせていただきました。他の病気と比べて人間に対するリスクが現時点で高くないのは事実です。しかし、(とき様もおっしゃってますが)この病気はそもそも「人を殺す」ことが驚異なのではありません。それはまた、全く別の話です。

「なんら、具体的な疾病対策となっていず、ただひたすら殺し続けるのは、できるだけやめましょう」というご意見がありましたので、それに触れたいと思います。高病原性鳥インフルエンザ(以下HPAI)の患畜・疑似患畜について、摘発・淘汰が望ましいとの意見は、世界的に割とメジャーな話です。(すみません、もともと載っていた文献がどれだったか、記憶が定かでないのですが、おそらく鶏病研究会報ではなかったかと思います。また調べておきます)摘発・淘汰が畜産物の生産段階においてHPAIの定着を防ぐための基本的姿勢で、ワクチン接種はあくまで最後の手段と位置づけるべきというものです。

日本の養鶏産業にとって今いちばん怖いのは、HPAIの定着です。確かに、野生の世界に於いてはそれなりにHPAIウィルスは存在するのかもしれません。鳥インフルエンザウィルス(HPAIに限らない)自体は、渡り鳥の数%〜10%程度が保有しているそうです。

しかし、「定着する」ことと自然界にウィルスが存在することは別の話です。定着とは、潜在的に(家畜伝染病予防法に定義される)HPAIウィルスを持っている鶏が養鶏業界で飼育される鶏の中に常在し、代々ウィルスを保有し続ける事です。これを防ぐためには、徹底した摘発・淘汰が必要になります。幸いにして日本は、アジア諸国と海を隔てており、陸続きの国と比べれば病気の定着するリスクは少なく、また現段階では定着を防止できるレベルにあると思います。



本音を言えば、現在のサーベイランス体制に非常に大きな疑問を持っています。

以下は、県庁の畜産課に問い合わせをして分かったことなのですが……。全国的に行われているサーベイの対象農家は1,000羽以上の飼育農家で、HPAI発生県の隣接県では全戸数の6割。非隣接県では3割としています。検査方法は抗体検査のみで、ウィルス分離は実施しないそうです。そして、サンプリング方法は、1農場あたり10羽以上だそうです。(飼養羽数は1,000羽だろうが100万羽だろうが、鶏舎が何棟あろうが「1農場当たり10羽以上」としか決められて居らず、それ以上は現場の判断に委ねられるそうです。実状はどうなのか?と、聞いたところ、当該県ではメガファームに行っても10羽だけ取ってくるのが実状だとの事です)こういった行政側の問題点も指摘されます。人が足らんのだろうね、と、想像しているのですが(抗体検査=血液採取=獣医師しかできない)、そんな言い訳は一般の人に通用するのでしょうか?

徹底的な摘発・淘汰の方針を貫くのであれば、サーベイランスもサンプリングの方法をしっかりと定め、信用のおける体制で行わなければならないように思います。


[1029] ワクチン説 投稿者:ねこぱ 投稿日:2005/09/08(Thu) 05:33  

笹山登生様

ものすごく勉強熱心でらっしゃいますね。HP、読ませていただきました。

HPAIのワクチン説、問題になっているようですね。私も新聞で読みました。どの筋からワクチン説が出てきたのか分かりませんが、私もその説には疑問を持っています。養鶏業者側からワクチン導入を要望する声が以前からあったのは事実ですが、やはり物理的に難しいような気がします。

違法ワクチンと言えば、鹿児島県の豚コレラで「ウィルスが分離され」「感染能が確認され」「臨床症状を呈していた」にもかかわらず、豚は疑似患畜とされました。(国策を考えれば、正しい判断だったのではないかと思います)それで一時期、違法ワクチンを使用したのではないかという話がマスコミに出回りました。しかし、よく聞いてみると業者は「何かしらのよく分からない薬か何かを投与した」とだけしか言ってないようですし、最終報告にも違法ワクチンが原因であった旨の記述はなかったように記憶しています。

どうも、ワクチンワクチンとマスコミが叫ぶのは、この辺りの出来事が記憶に新しいからではないでしょうか?

いくらウィンドレス鶏舎でも(ハード面の管理が良くとも)衛生管理に問題点があれば(ソフト面の管理が悪ければ)いつ何時、どこからでも侵入しうるウィルスです。

その辺りをちゃんとチェックして、飼養管理に問題があったかどうか、発生農場間の人や輸送の動線、消毒状況はどうであったかなど、きちんと調査をして、少なくとも内々には(マスコミに流すと曲解されたり、責任追及の世論が高まって農場主を死に追いやる危険性もありますので)ちゃんとした情報を流すべきだと思います。


[1028] Re:[1018] ヒト<ワクチン>原価350円が接種時3000円 厚労省公表 投稿者:キミヒ 投稿日:2005/09/08(Thu) 00:31  

ワクチンは1アンプル2人分で2000円弱で奇数来院なら一人分廃棄です。
 健康保険制度でも初診料2740円+注射料180円です。

 平均3000円の医療機関はボランテアとしてワクチン接種しています。注射でアレルギ−が起きたら責任は全て医療機関持ちです。ワクチン打ったら絶対来そうもない患者様でも、問診をしっかり取り、診察券を差し上げます。もう、宣伝広告費と割り切ってます。

 




> <ワクチン>原価350円が接種時3000円 厚労省公表
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000071-mai-soci
> 医薬品の原価が公表されるのは極めて珍しいとのことです。
>
> >メーカーは、1回分平均約350円で作ったワクチンを、約600円で販売会社に出荷する。販売会社は約750円で「卸」と呼ばれる業者に売り、卸は約1000円で医療機関に納める。
>
> >。同省の昨年の調査では、1回の接種料金は平均3000円だった。1万円近い例もあるという。
>
> 一万円の病院はどこなのでしょうか(^^;
>
> >神谷座長は「原価と末端価格の差が大きい。これを何とかすれば、新型インフルエンザに 備えた新ワクチンの研究開発費のねん出もできるのではないか」と指摘した。


[1027] Re:[1008] BSE規制を一部緩和=ホルモンの食品流通が可能に−米政府 投稿者:Ahyahya 投稿日:2005/09/08(Thu) 00:08  

刻んでしまったら、回腸遠位部が取り除かれたかどうかなんて、分かるはずないですね。

▼牛の小腸の食品利用認める 米食品医薬品局 (共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000064-kyodo-bus_all

 【ワシントン6日共同】米食品医薬品局(FDA)は6日、牛海綿状脳症(BSE)の
感染源となる特定危険部位を取り除いた牛の小腸を食品や化粧品に利用することを
10月7日から認めると発表した。これまでは小腸全体の使用を禁じてきた。

 小腸は「牛モツ」などの材料となる。今回の規制緩和によって、米国産牛肉の
対日輸出が解禁された場合に小腸の輸出も同時に認められることになる。

・米食品医薬品局 (FDA) http://www.fda.gov/
◆FDA Amends Interim Final Rule "Use of Materials Derived from Cattle in Human Food and Cosmetics"
http://www.fda.gov/bbs/topics/news/2005/NEW01229.html


[1026] Re:[1024] ワクチン原因説は否定できません。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/07(Wed) 23:56  


> 生ワクチンにしろ、不活化ワクチンにしろ、10000羽20000羽の成鶏舎の鶏群だったらワクチン接種可能ですが、1鶏舎あたり100000羽以上になると無理です。

ウイルスがワクチン由来だと考えられているということです。



[1024] Re:[1021] ワクチン原因説は否定できません。→ウインドレス鶏舎の中でワクチン接種は難しい!! 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/07(Wed) 23:12  




> 素人的な愛玩用家禽の関係者がやったとは思いません。これほど感染力の強いウイルスを作れるのは遺伝子組み換え技術を持つほどのプロの仕事です。

生ワクチンにしろ、不活化ワクチンにしろ、10000羽20000羽の成鶏舎の鶏群だったらワクチン接種可能ですが、1鶏舎あたり100000羽以上になると無理です。
不活化は注射です。成鶏をケージから1羽づつ取りだして、注射を打つのは、物理的に無理です。
それから、生ワクチンですが、飲水投与も鶏舎が大きいと無理があります。また、ウインドレス鶏舎スプレー接種をすると、呼吸器症状が起こりますので、それこそプロはそんなことはやりません。このため大規模飼育では、通常のニューカッスルや伝染性気管炎などのワクチンは、成鶏舎に入れる前、つまり大雛まで終わらせます。
一方、雛の時に接種したのではという反論もあるかもしれませんが、7月に陽性になった非常に若い鶏が陽性になっています。つまり、近所で陽性鶏が見つかり殺し始めているときに、わざわざ雛に闇ワクチンを接種するでしょうか?
そんなことはまずあり得ません。
また、100羽ぐらいの闇ワクチンではありません。何十万羽の闇ワクチンを行っているといしたら、従業員も知っている訳ですので、絶対に情報が漏れると思います。
理論的には、ワクチン原因説もあるかとは思いますが、それは実際は難しいのではないのでしょうか?
現時点では、確証が得られていないので、何を言っても想像の域を出ません。それを承知で言うならば、
やはり周りの国で「合法的」に打たれたワクチン株を、野鳥や渡り鳥が、日本に持ち込んだだと思います。
その時期は分かりません。
それから日本の鶏がどのくらいこのN5H2に感染しているか?は、HI試験によるサーベランスが必要だと思います。しかし、現時点の、抗体陽性でも畜舎構造で、対応に差を設けている国の方針のままでは、その再度のサーベランスを行ったら混乱を益すだけです。ですから反対です。

> > これほどの短期間で150万羽のニワトリが感染したのであれば、遺伝子操作されたワクチン用ウイルスによる感染を疑うのは当然です。

ワクチン用ウイルスを疑ってもいいのですが、その接種が必ずしも日本国内で行われたことを意味するものではないと思います。

> >遺伝子組み換え技術を利用し、有精卵などワクチン製造に使用されるニワトリ細胞内で効率よく増殖するように設計・製造されたワクチン用ウイルスである疑いは極めて濃厚です。
>

> 今は150万羽の処分ですんでいますが、これがヒト150万人が死ぬ事態に発展したらどうなりますか? 最悪のシナリオは妄想ではありません。

申し訳ございませんが、150万羽の処分をそんなに軽々しく述べないで下さい。現場では、関係者はこの残暑の中、本当に必死の思いで処分している訳ですから、(農水省の幹部や家きん小委員会のメンバーの方も1日でもいいから、殺処分の作業を経験されるといいと思います)
ただ、私も
確かに最悪のシナリオを心配しないわけではありませんが、今の農水省の畜舎構造の差による処理方法で差を設けるやり方では、その最悪のシナリオを予防と全くずれていることを指摘しているのです。(まあもともと、鶏の感染予防のために殺処分しているわけですから、スタートからずれているのは否めませんが)


[1023] Re:[1017] [1013] ワクチン原因説が盛り上がっているようですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/07(Wed) 22:04  

ときさん。鶏ピアさん。
「[871] メキシコでの鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え鶏痘ワクチン使用例 」
で書いたメキシコの遺伝子組み換え・鶏痘ワクチン(recombinant fowlpox vaccine containing an avian influenza virus gene または、Recombinant fowlpox virus-vector vaccine)で使用されたH5N2は、http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20040324-0110 
によれば、1994年から95年のメキシコでのH5N2型株を使用したとありますね。
以下のうちのどれかということなのでしょう。
A/chicken/Mexico/232/94
A/chicken/Mexico/31381-Avilab/94
A/Chicken/Mexico/31381-1/94
A/Chicken/Mexico/31381-2/94
A/Chicken/Mexico/31381-3/94
A/Chicken/Mexico/31381-4/94
A/Chicken/Mexico/31381-5/94
A/chicken/Mexico/31381-6/94
A/Chicken/Mexico/31381-7/94
A/Chicken/Mexico/31381-8/94
A/chicken/Mexico/28159-541/95


[1022] だめだ、「Xファイル」の世界に入ってる? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/07(Wed) 21:57  

 ウイルスには、宿主特異性にともなう種の壁が、厳然として存在しております。
 世界のウイルス学界の常識として、トリのウイルスが、ヒトの細胞で増殖できることは、確認されていません。(というよりも、あまりにも当たり前すぎて、わざわざ否定することもない。)
 鶏で流行することと、ヒトで流行することは、全く違う次元のお話です。
 鶏の疾病対策は、鶏をいかに守るかを考えればいいし、ヒトの疾病対策は、ヒトの感染流行を防ぐことを考えればいいのです。
 ここでは、ヒトの感染流行のことを考えているのではありません。ヒトには関係のない話です。

 いま大事なことは、鶏は疾病で死んでいるのではなく、人の思い違いの対策によって、「不条理に、無為に、殺されている」ということです。
 また、ウイルス感染症としての疾病対策なら、「ワクチン」を接種し、あらかじめ特異抗原にふれて特異抗体を獲得しておくということが、正統的なウイルス感染症対策です。
 なんら、具体的な疾病対策となっていず、ただひたすら殺し続けるのは、できるだけやめましょう、そのための具体的な考え方、知識を提示しているのですが、理解できませんか?
 この期に及んでも、『ワクチン原因説は否定できません。』にこだわるのであれば、はっきりとした証拠を提示してください。どのワクチンを使ったら、今起こっているようなことになるのかを。「あるだろう」不確定なワケのわからない、とても「生きたウイルス株」を含有しているワクチンなど、常温保存で、存在するわけもないのに、『ある』と思い込んでしまっている。
 そんなありもしないものを想定するぐらいなら、自然環境のトリにもはやとりついて、うじゃうじゃいるのは「ウイルス」ではないのでしょうね。

 そこまでいうのなら、その「ワクチン」取扱いの当事者でしょうか?

[1021] ワクチン原因説は否定できません。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/07(Wed) 21:23  


皆様

素人的な愛玩用家禽の関係者がやったとは思いません。これほど感染力の強いウイルスを作れるのは遺伝子組み換え技術を持つほどのプロの仕事です。

> これほどの短期間で150万羽のニワトリが感染したのであれば、遺伝子操作されたワクチン用ウイルスによる感染を疑うのは当然です。
>遺伝子組み換え技術を利用し、有精卵などワクチン製造に使用されるニワトリ細胞内で効率よく増殖するように設計・製造されたワクチン用ウイルスである疑いは極めて濃厚です。

どこにも不活化ワクチンとは書いてありません。よく読んでください。生ワクの可能性もあれば、ウイルス液が廃棄(投棄・散布)された可能性も含め、あらゆる可能性をご検討いただきたい。

> > 「ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できないことから、引き続きあらゆる可能性について予断を持たず、感染経路究明に努めるべきとされた。」
> > http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html

>  なんとしても、「清浄国」妄想を支持したいようです。ひょっとして、農水省の方?

今は150万羽の処分ですんでいますが、これがヒト150万人が死ぬ事態に発展したらどうなりますか? 最悪のシナリオは妄想ではありません。

http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/54oie.html


[1020] せめて、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/07(Wed) 20:58  

 その無認可ワクチンの現物とやらを提示できたら、もうすこし信憑性があるのですがねえ。
 国内で、見たことがある人がいるのだろうか? 
 たぶん、ない。すくなくとも、養鶏業者には、いないでしょう。いるとすれば、プロではなく、素人的な愛玩用家禽の関係者ではないでしょうか?(それもまた、ほとんどありえない。)
 人為的に伝染する一番可能性のあるのは、生きたペット用のトリの移動あるいは放鳥と考えられますが。それも想定だけで、もはや、検証は不可能。あとは、野鳥がどうかという、自然環境調査のみ。(なぜ、その調査を至急やらないのか?「ノン清浄国」を隠蔽したい?)

ペット動物流通販売実態調査 報告書 (平成15年3月)
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/pamf_rep/pdf_index.html
(平成16年17年が極端に減っているとは思えない。)


[1019] Re:[1017] [1013] ワクチン原因説、無理無理。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/07(Wed) 20:29  

 怪しいトリビア様、印象操作ご苦労様です。
 またしても、2ちゃんレベルの妄想、真っ盛りですね。

> これほどの短期間で150万羽のニワトリが感染したのであれば、遺伝子操作されたワクチン用ウイルスによる感染を疑うのは当然です。
>遺伝子組み換え技術を利用し、有精卵などワクチン製造に使用されるニワトリ細胞内で効率よく増殖するように設計・製造されたワクチン用ウイルスである疑いは極めて濃厚です。

 生きたウイルスが分離されています。保存の難しい、生ワクでは、ここまであからさまに、接種するのは困難。ワクチンとすれば、「不活化ワクチン」。ウイルスは分離されようがない。不活化ワクチン扱いするなら、不良不活化ワクチンのウイルスは、生きていない。

>たかがワクチン用ウイルスとはいえ、ここまで感染力が強ければ、遺伝子変異により高病原性を獲得したらどうなるでしょうか?日本発のウイルスにより近隣諸国を巻き込んでのパンデミックの引き金になりかねないのですから国が必死の形相で根絶を目指すのは当然のことです。

 妄想そのもの。2ちゃんのノリで書き込まれても困ります。

> 下記の国の説明は、どうみても国民の健康の側に立った姿勢であり、当然です。
> 「ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できないことから、引き続きあらゆる可能性について予断を持たず、感染経路究明に努めるべきとされた。」
> http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html

 なんとしても、「清浄国」妄想を支持したいようです。ひょっとして、農水省の方?


[1018] ヒト<ワクチン>原価350円が接種時3000円 厚労省公表 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/07(Wed) 19:56  

<ワクチン>原価350円が接種時3000円 厚労省公表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000071-mai-soci
医薬品の原価が公表されるのは極めて珍しいとのことです。

>メーカーは、1回分平均約350円で作ったワクチンを、約600円で販売会社に出荷する。販売会社は約750円で「卸」と呼ばれる業者に売り、卸は約1000円で医療機関に納める。

>。同省の昨年の調査では、1回の接種料金は平均3000円だった。1万円近い例もあるという。

一万円の病院はどこなのでしょうか(^^;

>神谷座長は「原価と末端価格の差が大きい。これを何とかすれば、新型インフルエンザに 備えた新ワクチンの研究開発費のねん出もできるのではないか」と指摘した。


[1017] Re:[1013] ワクチン原因説が盛り上がっているようですが。 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/07(Wed) 19:09  

皆様こんばんは

国立感染研「アジアの動物(家禽)における鳥インフルエンザの最新状況」が更新されています。
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/54oie.html

我が国では既に鳥インフルエンザH5N1が発生していますので今更情報操作を行い発生を隠すメリットがありません。ワクチン原因説が疑われるのであれば素直に対応を講じるのが筋というものです。これほどの短期間で150万羽のニワトリが感染したのであれば、遺伝子操作されたワクチン用ウイルスによる感染を疑うのは当然です。遺伝子組み換え技術を利用し、有精卵などワクチン製造に使用されるニワトリ細胞内で効率よく増殖するように設計・製造されたワクチン用ウイルスである疑いは極めて濃厚です。たかがワクチン用ウイルスとはいえ、ここまで感染力が強ければ、遺伝子変異により高病原性を獲得したらどうなるでしょうか?日本発のウイルスにより近隣諸国を巻き込んでのパンデミックの引き金になりかねないのですから国が必死の形相で根絶を目指すのは当然のことです。

下記の国の説明は、どうみても国民の健康の側に立った姿勢であり、当然です。
「ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できないことから、引き続きあらゆる可能性について予断を持たず、感染経路究明に努めるべきとされた。」
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html

http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/54oie.html


[1016] 『天をも恐れぬ「傲慢さ」』 投稿者:とき 投稿日:2005/09/07(Wed) 16:03  

2005-09-07 災害に学ぶ
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20050907/1126054283

『災害は「忘れた頃にやってくる」と先人は教えてくれた.山も川も海も破壊しつづけ,天をも恐れぬ「傲慢さ」が人間の心を蝕み,それが国全体を覆っている.』

 ご紹介まで。


[1015] Re:[1007] [1005] [1004] 郵政民営化「このキャンペーンは、まずは女性や老人などのIQの低い人々を対象にPR活動を進める。」 投稿者:影絵 投稿日:2005/09/07(Wed) 14:27  

まりちゃん こんにちは。

> 酷いもんですねー。”IQがLowな、主婦、子供、シルバー層がターゲット”ですか。国民も馬鹿にされたもんですねー。

う〜n、でも現状はこのペーパーの狙い通りに進んでいる様です、勿論、マスコミが効果を増幅している事が大きく影響しているのでしょうがね。
其の所為で、毒舌で売る私にはこの件は書き難く成って模様眺めのままです。

>そうすると、スリード社というのは何だったんでしょうか。何のためにこういう国の大きな仕事を、つくりたての会社、しかも、書かれている住所と実際のところが違うような会社、できたての会社、奥さんと二人だけでつくって、社員が二人の、自分を入れて二人しかいない会社にどうして国のこんな大きな仕事が発注されたんでしょうか。これは疑問だらけなんです。

情報不足で何とも云える段階には有りません、仰る様に疑問は有りますが今少し積み重ねが出来ないと此れ以上は進まないと思います。

> しかしこんな企画書案にも、東京大学の伊藤元重教授のお名前が出てきますね。アメリカのBSE問題でも安全だから?輸入すべきだ、とかいう趣旨で色々マスコミに出られてましたが、その他、あちこちにひっぱりだこのようですね。

基本的に、教授の席に有る人は時の政権への批判はタブーの様ですが、この人は特に徹底しているからでしょう。頭も良くて彼自身の経済学と政権の方針を見事に擦り合わせます、喚問会議の議事録などを見ると良く解りますが、見事に・桑に梅・を接いで見せます、私には"可笑しい"とは感じられても後がでてきません。
平蔵氏は改宗して居直っていますから、幾らでも毒舌を吐けますがこの人は私の手には余っています(苦笑)。

何か見付けられたら教えて下さいね。

http://kagee.blogtribe.org/


[1014] Re:[1010]「記者会見で述べたコメント」 投稿者:とき 投稿日:2005/09/07(Wed) 12:08  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(89)(2005.9.7)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza175.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『尚(88)で述べた喜田委員長の記者会見で述べたコメントは記者諸君の報告で、いつもの持論である「 開放鶏舎のほうが換気がよくて安全とも云える」と云うもので取り立てて騒ぐことの無いいつもの云い方に過ぎない。ただそれと対策委員会の結論との乖離など今に始まったことではない。取り急ぎご報告まで。』

 こちらの、掲示板も、トリフルに関して、にぎやかなのは大変結構ですが(なかには露骨に印象操作しにきてる方もおられるようですが)、個人的な「無知」による思い込みを流布するようなカキコミには、辟易しております。
 少なくとも、マスコミの報道や、公式発表を鵜呑みにするのではなくて、まずは疑ってかかったほうがいいのですが・・・。
 それを、見抜けないから、戦後いままでかかって、放漫経営「日本株式会社」になってしまってるんでしょ。とはいっても、官僚機構は官僚自身では「改善」できる法システムにはなっていませんから、仕様がないことですが。(そんなのあるわけはないですね。そんな自律的法体系のほうが怖ろしいです。)


[1013] Re:[1010] [1009] ワクチン原因説が盛り上がっているようですが。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/07(Wed) 10:43  

笹山様

>『ウインドレス鶏舎を防疫面で差別優遇した措置も喜田委員長自らが否定するコメントを当の2日の会議後出して居る。』とあるのは、ほんとうなのでしょうか?

 申し訳ありません。存じておりません。が、ウイルス学の見地からいって、いっててもおかしくありません。まったく合理性に欠くものでありますから。(確認は必要ですね。おそらく痕跡が残るような形にはなっていないでしょうが。この点ネット情報は不利。) 本来、農水省は事務方に徹するべきなのに、これまでの経緯の整合性にこだわるばかりに、どんどん「現実」から乖離していっているように見えます。(この国の官僚暴走は、司令官と参謀不在の状況を反映したものにも見えてしまいます。)


[1012] 「Sasayama's Weblog」に「日本と中南米とのH5N2鳥インフルエンザウイルスの接点」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/07(Wed) 10:33  

「Sasayama's Weblog」に「日本と中南米とのH5N2鳥インフルエンザウイルスの接点」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=455として、まとめて見ました。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=455


[1011] Re:[998] 強毒型鳥インフルエンザが怖がられるのは 投稿者:とき 投稿日:2005/09/07(Wed) 10:32  

Mr.Chombo様

 日垣氏の論理の流れには、ウイルス学の知見からいって、大方ムリがないものと思います。

> もう、共通認識になっていたと思うのですが、不安になったので、確認しておきます。ヒトのインフルエンザは弱毒鳥インフルエンザが変異したものと推定(一部は確認済み)されています。しかし、もし、強毒型が強毒性を保持したまま、人型に変異したら、いや、強毒性をうしなって、人型になったとしても世界的大流行になる。 これらのことは、もう、何年も前から、ウイルス学や、防疫の関係者の間で、危機感を持って語られていたことです。けして、神経質すぎるとか、リスク論を持ち出す問題ではないと思います。

 未知、不知による、あらぬ不安を感じているかと思われます。あるものをあるものとして認める、自然に対する素直な気持ちがあれば、何もおそれることはないのですが・・・。「インフルエンザウイルス」という、特別なものが存在しているのではないのです。ありふれたものです。しかも変異しやすいというのは、そのウイルスが持つ、本来の性質です。人間がどうのこうの制御できるシロモノではありません。

微生物の世界 (Web講義室)
http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/microbiology-index.html


『微生物学』 から
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4830605111

『5.インフルエンザウイルスの抗原変異
 抗原変異はインフルエンザウイルスの特徴的な現象である。抗原変異はウイルス粒子表面のHAおよびNA蛋白質の抗原性の変異を意味するが、とくにHAの変異が主になる。抗HA抗体と抗NA抗体を比較すると抗HA抗体はウイルス粒子吸着、増殖を阻害するが、抗NA抗体はウイルスが細胞での増殖を阻害しない、抗NA抗体は細胞で産出されたウイルス粒子の細胞からの流出を阻害し、感染力を弱める働きをしている。

a. 新型ウイルス出現の機構
 A型インフルエンザウイルスの遺伝子は8本の分節RNAからなり、2種類のウイルスが同一宿主に感染した場合、遺伝子の交雑が起き、組み換え体ウイルス(リアソータント)が容易に出現すること、また、A型ウイルスがヒト以外にトリやブタなどの動物をも宿主としていることが、A型ウイルスで特徴的な抗原シフトが生じる原因になっている。〜〜〜〜

 HA遺伝子の宝庫ともいえるトリウイルスが、直接ヒトに入ったという確かな事実は知られていない。したがって1968年に出現したホンコンウイルス(H3N2型ウイルス)はヒトの間で流行していたH2N2ヒトウイルスとH3をもったトリウイルスが“ある動物”に同時感染して生じたリアソータントウイルスであることが、強く示唆された。この“ある動物”としては、ヒトおよびトリウイルス由来と考えられるウイルスが分離されているブタが現在考えられている。1957年のH2N2ウイルスもそれまで流行していたH1N1ウイルスとのリアソータントで起こったことが証明された。H2N2、H3N2はともに中国大陸を原産地としており、香港に隣接する中国の南部地方においてブタとヒトが密接に暮らしており、ブタの中に種々のトリウイルスの感染が認められることから、この地方は新型ウイルス発祥の地として注目されている。』(P532.)

 トリから、直接、ヒトに感染増殖しないことと、動物が抗体を獲得していることの意味を、もっと認識したほうがよい。HA型インフルエンザウイルスが、生態系では、いたってありふれたウイルスであり、そして、変異しやすいものであるということも。


[1010] Re:[1009] ワクチン原因説が盛り上がっているようですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/07(Wed) 10:13  

ときさん。
ご紹介の篠原サイトhttp://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza174.htmで、『ウインドレス鶏舎を防疫面で差別優遇した措置も喜田委員長自らが否定するコメントを当の2日の会議後出して居る。』とあるのは、ほんとうなのでしょうか?


[1009] ワクチン原因説が盛り上がっているようですが。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/07(Wed) 08:55  

 ワクチンの種類
(1)不活化ワクチン
(2)弱毒生(生ウイルス)ワクチン
(3)無毒化毒素(トキソイド)

 今問題になっているのは、(1)不活化ワクチンの、不良品とか言われてましたっけ。

 ま、ともかく、生きて活性をもった、宿主の体内の細胞で増殖可能なウイルスということですね。

 教科書的に言えば、「多くのウイルスは、60℃、30分間で容易に死滅させることができる。〜〜〜低温には抵抗力が強く、ウイルスの活性は−70℃で数年間、4℃では1週間から数ヶ月保たれる。」(医学書院「微生物学」)

 そして、現場では(実験室でも)、室温で、宿主外にあるウイルスの活性を維持させておくのは、非常に困難で、短いものは数時間、長いものでも48時間以内では、まずほぼ100%近く、溶けてしまいます。ほとんどが、ヤワなものです。宿主細胞の中でしか行き続けられないものです。

 そんな、生かしておくのに“厄介”なものを、厳重な低温保管もしないで、簡単にもってあるくなんてのはどだいムリな話です。なおかつ、「不活化ワクチン」(常温で維持できる)扱いしているわけですから、それだけで、生きているわけがない。

 失敗不活化ワクチンの生きたウイルスが、活性をもって、感染伝染を始める、なんて、「Xファイル」かなにか、映画やTVドラマの見すぎか、精神疾患にでも罹って、妄想・幻想でも見てるとしか思えません。ほとんど作り話(フィクション)のレベルです。なんとまあ、お粗末な話を信じ込まされているのか。生きた鳥の移動による伝染という話ならわかりますが。

 農水省にからんでる学者には、生物学全般(けっして、トリだけでなく)のウイルス学の教科書を書ける専門家がいないのではないかとさえ思えてしまいます。まるで、「米国の農務省にはBSEの専門家がいない」とおなじ状況なのではないか?
 重箱のすみをほじくるような研究者はいても、疾病医療(最低限、獣医学の臨床経験者でなおかつ、公衆衛生と疫学の知識を有する)の専門家は皆無なのではないだろうか?

◆鳥インフルエンザ問題の今後(88)(2005.9.7)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza174.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 人間すらよくわからない人間が、トリの病気がわかるはずもなし。ましてや、ブタやトリといっしょに暮らした経験のない者に、毎日、目の前のトリと話をしながら暮らしている者の思いもわかるわけもない。
 人の受け売りの情報に、踊らされているだけだ。みな、妄想の「マトリックス」の中にいる。
http://whatisthematrix.warnerbros.com/japan/rl_cmp/new_phil_category.html

 もう、ここまでくれば、自然感染としか思えない状況であるにもかかわらず、必死に、ワクチン説を唱えたがる。「清浄国論」にしがみつきすぎ。哀れでもある。


[1008] BSE規制を一部緩和=ホルモンの食品流通が可能に−米政府 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/07(Wed) 08:36  

BSE規制を一部緩和=ホルモンの食品流通が可能に−米政府
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000017-jij-int

ガイアの夜明けで見ましたが、牛の病変の膿瘍さえ取り除けてない食肉管理の工場がある中で、汚染防止策をとった上での回腸遠位部除去方法はどうやって誰が指導されるんでしょうかね。

ところで政治的なことはよくわかりませんが、ブッシュさんの人気がなくなったら、日本への政治圧力もまた変わってくるものなのでしょーか?



[1007] Re:[1005] [1004] 郵政民営化「このキャンペーンは、まずは女性や老人などのIQの低い人々を対象にPR活動を進める。」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/07(Wed) 07:43  

> 竹中平蔵「B層ターゲット戦略」
http://tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf
影絵さん、ありがとうございます。
酷いもんですねー。”IQがLowな、主婦、子供、シルバー層がターゲット”ですか。国民も馬鹿にされたもんですねー。

これを作成した有限会社スリードは「国務大臣」竹中平蔵さんと関係があるとかいう疑惑の指摘があるようで。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E6%9C%89%E9%99%90%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89&lr=

実際作ったのは株式会社オフィスサンサーラの大嶋賢洋さんという方なんだそうですが、この国会議事録、読むと随分興味深いですね。http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/014616220050704023.htm
>この方は、スリード社という問題の会社はほとんど能力が、申しわけないけれども乏しいと思われます。なぜならば、ここに書いてあるでしょう、ページをあけていただければと思いますが、このコミュニケーション戦略案という十ページから始まるものですが、これはほとんどオフィスサンサーラの方の大嶋さんが書かれた内容ではありませんか。ですから、ラフ画というのもちゃんと、この間出されてきましたけれども、十九ページに、ラフ画を書かれたのは、大嶋というサインが入っている。ほとんどつくったのは大嶋さんの方なんですね。
 いわゆるインフォメーショングラフィックスというので引くと、大嶋さんの名前では二十二ぐらい検索でヒットします。ところが、この谷部さんの方は一つもヒットしません。つまり、全くこれは畑違いなのではないかなと思われます。
>つまり、これをつくったのはオフィスサンサーラ。この中にも出てくるんです。ですから、編集長にオフィスサンサーラの大嶋さんを据えてくださいと十五ページの一番下のところに、元宝島編集長、オフィスサンサーラの代表に、大嶋賢洋さんとおっしゃるんでしょうか、編集をさせてくださいというふうに出てくるんですね。
 つまり、これは、実質的なコンセプトを考えた方は大嶋さんの方であって、スリード社というのは、実質的にはほとんど中身にはかかわっていない。そして、オフィスサンサーラはこの仕事からおりられてしまったというふうに聞いています。
>そうすると、スリード社というのは何だったんでしょうか。何のためにこういう国の大きな仕事を、つくりたての会社、しかも、書かれている住所と実際のところが違うような会社、できたての会社、奥さんと二人だけでつくって、社員が二人の、自分を入れて二人しかいない会社にどうして国のこんな大きな仕事が発注されたんでしょうか。これは疑問だらけなんです。

しかしこんな企画書案にも、東京大学の伊藤元重教授のお名前が出てきますね。アメリカのBSE問題でも安全だから?輸入すべきだ、とかいう趣旨で色々マスコミに出られてましたが、その他、あちこちにひっぱりだこのようですね。


[1006] Re:[1002] 日本と中南米とのH5N2鳥インフルエンザウイルスの接点 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/07(Wed) 06:21  

鶏ピアさん。
かなりタブーなしに語られている動画ですね。
この動画でも、中南米のウイルスと日本との関係というのが強調されていますが、これについては、まだ、だれも言及していないのですね。
そして、うわさだけが先行して疑心暗鬼をうみだしてしまっている。
ちょっと、家禽疾病小委員会の無責任ぶりがかんじられます。
995でかきましたように、「Research Issues in Animal Surveillance and Pandemic Planning」
http://www.iom.edu/Object.File/Master/26/326/0.pdf
にある情報
「伝統的に香港で商業的に使われている家禽ワクチンは、
A/CK/Mexico/232/94/(H5N2)をベースに作られている。」
というのが、唯一、日本と中南米を結ぶ接点のように思えます。
A/CK/Mexico/232/94/の遺伝子シーケンスは、こちら
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497191&database=fluA
で見ることができます。
参考
中国でのA/chicken/Mexico/232/94 関連サイト
http://www.oie.int/eng/publicat/rt/2302/PDF/453-465webster.pdf
http://jvi.asm.org/cgi/content/full/78/17/8951
http://library.wur.nl/frontis/avian_influenza/09_ellis.pdf

家禽疾病小委員会は、もし、ワクチン原因論を展開するのであれば、におわして反応を見るというのではなくて、遺伝子シーケンスを同時に発表するとか、このくらいの具体的なことを言うのでなけれ混乱を引き起こすばかりです。

メキシコ関連のウイルス株としては、H5N2では、このサイト「多年にわたる野外ウイルスの遺伝子変化に対応した、H5 高病原性鳥インフルエンザからのワクチンによる鶏の防御」http://www.nbi.ne.jp/pdf/005_protect.pdf
http://www.nbi.ne.jp/news_all.html
http://www.nbi.ne.jp/index.html
によると、
A/Chicken/Mexico/31383-7/94(H5N2)(M10/93)(31381-7 の間違いかな?)や
A/Chicken/Mexico/26654-1374/94(H5N2)(M5/94)などがあるようですね。

参考
中国製ワクチン「禽流感滅活疫苗」
http://www.qiludb.com/web/product.php?class=%D2%DF%C3%E7
http://www.qiludb.cn/web/showproduct.php?sid=163

遺伝子シーケンスのサーチは、こちらのサイト「The Influenza Sequence Database 」http://flu.lanl.gov/search/で。

検索結果
http://flu.lanl.gov/search/index.html?action=search&form_page=zilch&flutype=a&seg=any&hspecies=Avian&text=A%2FChicken%2FMexico&field=ALL&viewas=slist&orderby=strain&num=100
は、『A/Chicken/Mexico』でサーチしたもの。

『A/Chicken/Mexico』関係で、これだけのウイルスの種類があります。

各ウイルスの遺伝子シーケンスは、それぞれの「Accession 」欄の数字をクリックすると出てまいります。

A/chicken/Mexico/31381-Avilab/94
A/Chicken/Mexico/31381-8/94
A/Chicken/Mexico/31381-7/94
A/chicken/Mexico/31381-6/94
A/Chicken/Mexico/31381-5/94
A/Chicken/Mexico/31381-4/94
A/Chicken/Mexico/31381-3/94
A/Chicken/Mexico/31381-2/94
A/Chicken/Mexico/31381-1/94
A/chicken/Mexico/28159-541/95
A/Chicken/Mexico/26654-1374/97
A/chicken/Mexico/232/94
A/chicken/Mexico/15407/97

また、「A/chicken/Guatemala」での検索結果は
http://flu.lanl.gov/search/index.html?action=search&form_page=zilch&flutype=a&seg=any&hspecies=Avian&text=A%2FChicken%2FGuatemala%2F&field=ALL&viewas=slist&orderby=strain&num=100
で、

種類としては、下記のものがあるようですね。

これについても、上記同様に、シーケンスを見ることができます。

A/Chicken/Guatemala/194573/02
A/chicken/Guatemala/45511-1/00
A/chicken/Guatemala/45511-2/00
A/chicken/Guatemala/45511-3/00
A/chicken/Guatemala/45511-4/00
A/chicken/Guatemala/45511-5/00


[1005] Re:[1004] 「このキャンペーンは、まずは女性や老人などのIQの低い人々を対象にPR活動を進める。」 投稿者:影絵 投稿日:2005/09/07(Wed) 04:40  

PDFファイルですが、こちらからどうぞ!。

竹中平蔵「B層ターゲット戦略」
http://tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf

http://kagee.blogtribe.org/


[1004] 「このキャンペーンは、まずは女性や老人などのIQの低い人々を対象にPR活動を進める。」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/07(Wed) 00:52  

2005.09.04
IQの低いあたしの意見
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20050902
>「このキャンペーンは、まずは女性や老人などのIQの低い人々を対象にPR活動を進める。」
この広告企画書の話は本当ですかね?現物を見てみたいものですが。



[1003] Re:[1002] NEWS・MANIAX「鳥インフルエンザ問題」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/07(Wed) 00:17  

> ところで、鶏へのワクチン接種シーンもありますが、鶏へのワクチン接種は注射針を交換しないのですね。針は使い回しで不潔です。注射部位の消毒も無く、非衛生的で驚きました。これでは鶏の白血病ウイルスや肝炎ウイルスなど鳥インフルエンザ以外の感染症が広がりかねません。注射針は1匹ずつ交換すべきです。

鶏は数が膨大ですから、注射器の処理など大変でしょうけれども、(無理?)豚の場合こんな事件がありましたね。

>ニパウイルス感染の際に、マレーシア政府は最初、日本脳炎と診断しました。日本脳炎ウイルスは蚊が媒介するもので、まず豚の体内でウイルスが増え、その血を吸った蚊に人が刺されると感染します。そこで、殺虫剤を散布して蚊の退治を試み、一方で豚にワクチン接種を行いました。豚へのワクチン接種では人の場合のように注射器を一本ずつ変えることはありません。同じ注射器で多数の豚に注射をします。注射器の使い回しでエイズが広がったのと同じように、日本脳炎ワクチン接種で多数の豚にニパウイルス感染が広がったのです。
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses04-155.html


[1002] NEWS・MANIAX「鳥インフルエンザ問題」 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/06(Tue) 23:48  

動画でワクチン問題を視聴できます。
今回流行しているウイルスは感染力が強く病原性が弱いことからもワクチンが原因である可能性を示唆すると農水省は説明しています。
どこかで聞いたような説明ですが農水省某氏はこの掲示板への書き込みを読んだのでしょうか?そうであれば光栄です。
ところで、鶏へのワクチン接種シーンもありますが、鶏へのワクチン接種は注射針を交換しないのですね。針は使い回しで不潔です。注射部位の消毒も無く、非衛生的で驚きました。これでは鶏の白血病ウイルスや肝炎ウイルスなど鳥インフルエンザ以外の感染症が広がりかねません。注射針は1匹ずつ交換すべきです。

>茨城県を中心に相次いで感染が確認されている鳥インフルエンザの問題について、農水省担当の経済部・原記者と養鶏業界を取材している社会部・花村記者が解説。(デイリープラネット6ONEWS・MANIAXより。動画配信)

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20050906/20050906-00000157-nnn-bus_all.html


[1001] Re:[999] 「ワクチン原因の可能性」 鳥インフルエンザで専門家委 海外でも報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/06(Tue) 23:15  

鶏ピアさん。
現在、外電で、このワクチン疑惑が流れているのは、二種類ですね。
ひとつが、the Daily Yomiuri Onlineネタ元の
「Artificial infection suspected in Japanese bird flu outbreak」
http://www.duluthsuperior.com/mld/duluthsuperior/news/world/12554810.htm
で、
もうひとつが、
United Press Internationalネタ元の
「Japan to cull 1.5M chickens with bird flu」
http://www.wpherald.com/storyview.php?StoryID=20050906-094750-8513r
で、後、Asahi Shimbunといったところでしょうか。
the Daily Yomiuri Onlineさんのほうは、このhttp://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050903i301.htm日本語記事の英訳そのままのようですね。


[1000] Re:[998] 強毒型鳥インフルエンザが怖がられるのは 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/06(Tue) 23:02  

Mr.Chomboさん。
確かに、この5月の鳥インフルエンザに関するOIEコードの変更が、弱毒性に重きを置かれているかのように見えるのは、決して強毒性を軽んじているのではなくて、コントロール手段として、Stamping Outとワクチネーションとのミックスド・コントロール・ツールを取り入れようとの意図が強かったために、弱毒性に焦点が行ってしまったのであるかと思います。



[999] 「ワクチン原因の可能性」 鳥インフルエンザで専門家委 海外でも報道 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/06(Tue) 22:58  

未承認の不良ワクチンに含まれていたウイルスが鳥インフルエンザ流行をもたらしている件について、ワシントンタイムズをはじめ世界中のメディアが報道しています。
http://washingtontimes.com/upi/20050906-040451-6293r.htm

他英字紙でもこぞって掲載しています。

また専門家御用達のProMedでも配信されました。
ProMED に掲載されたトリインフルエンザに関連する情報
http://ss.niah.affrc.go.jp/disease/poultry/avian_infl.html

情報詳細【和文】

 鳥インフルエンザ-アジア(19)、日本(茨城県)、家禽、H5N2#
[1] 情報源:共同通信、8月31日。
茨城県の7農場の鶏について8月30日に行われた抗体検査の結果、過去に鳥インフルエンザH5株に感染した可能性があると、県当局が発表した。
小川町の7農場に近接する2農場の鶏は、既にこのウイルス抗体に陽性を示している。
[2] 情報源:読売新聞、9月3日。
政府家禽病小委員会議長である北海道大学のHiroshi Kida教授は、「今回の鳥インフルエンザ流行の感染経路は、非認可のワクチンを接種した結果の可能性がある」ことを明らかにした。
日本では2005年6月以来、茨城県の28農場と埼玉県の1農場で鳥インフルエンザが検出されており、血清検査は過去のH5株感染を示している。7農場ではウイルスが分離されている。
動物衛生研究所による遺伝子配列解析の結果、日本のウイルスはメキシコとグアテマラのウイルス株に94〜97%一致する。
ウイルスの侵入源はまだ明らかではない:生きた鶏が輸入されたということもなく、鳥インフルエンザワクチンの輸入、製造、使用は禁止されている。鳥インフルエンザワクチンの使用は違法で、刑事告発の対象となる。緊急使用のための備蓄品があるだけで、これまで認可はされていない。
検査によれば日本の株と国外で売られているワクチン株とでは違いが見られる。
いくつかの農場主はワクチンの使用を強く否定している。
[Moderator注:8月23日にOIEに提出された日本からの最新の更新では、埼玉県と茨城県の新しく検出された3ヶ所の感染中心は、低病原性鳥インフルエンザ(LPAI)ウイルスH5N2型によるものである。感染鳥の症状は軽度あるい無症候であった。
不活化ワクチンの使用は血清反応を引き起こすが、もし充分に不活化されていれば、ウイルスの分離ができなくなる。日本の公式報告では、検査結果の中にウイルスの分離について記されている。従って、不十分に不活化されたワクチン(あるいは生ワクチン)を使ったのでなければ、ワクチン使用がこの事態をもたらした可能性は低いと思われる。更なる情報が求められる。]

東南アジアにおけるH5N1流行も未承認の不良ワクチンが原因の1つかもしれませんね。

http://washingtontimes.com/upi/20050906-040451-6293r.htm


[998] 強毒型鳥インフルエンザが怖がられるのは 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/09/06(Tue) 22:14  

もう、共通認識になっていたと思うのですが、不安になったので、確認しておきます。
ヒトのインフルエンザは弱毒鳥インフルエンザが変異したものと推定(一部は確認済み)されています。しかし、もし、強毒型が強毒性を保持したまま、人型に変異したら
いや、強毒性をうしなって、人型になったとしても世界的大流行になる。
これらのことは、もう、何年も前から、ウイルス学や、防疫の関係者の間で、危機感を持って語られていたことです。
けして、神経質すぎるとか、リスク論を持ち出す問題ではないと思います。
ただし、今回の不正ワクチン騒動はデータ開示不十分で、疑問を感じます。


[997] Re:[984]少々フライングが目立ちます 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/09/06(Tue) 22:02  

とき様
強毒型鳥インフルエンザの死亡率の高さは鳥の体温に依拠するものではありません。
ヒトのインフルエンザが呼吸器でのみ増殖するのに、鳥インフルエンザは全身で増殖できることによります。

http://www.medissue.co.jp/virus/journal/v54-1pdf/virus54-1_83-91.pdf


[996] NHK不払い。。。 投稿者:国民感情 投稿日:2005/09/06(Tue) 21:52  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000112-mai-soci
私はもうかなり以前からNHKは受信料を払っていませんな。だってテレビもラジオも家に無いですから。映画が見たい時はレンタルで済ましてますし、まあテレビなど無くても、子供も別に普通に過ごしてますよ。
それなのに、NHKは受信料を取りに来るんですよ。テレビが無いって言ってるのに。。。耳が聞こえんのか? 何回言えば解るんでようか? どんどん費用や人員を削減すればいいでしょう。 というか、思わず見たくなる様な番組はBSで放送してるくせに良く言うよね、NHKも。 デコーダつけなさいよ。そう思うでしょ?


[995] Re:[994] [992] [991] 大東亜戦争にのめり込んでいった、あの構図とまったく同じ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/06(Tue) 19:45  

鶏ピアさん。
969を省略して書いてしまいましたので、誤解を与えたかもしれません。
Recombinomicsには、次のようなふうに書いてありますね。

「(日本のH5N2については)肝心の遺伝子塩基配列が公表されていないので、確定的なことはいえない。
最近のアジアでは、H5N2は、台湾のA/chicken/Taiwan/1209/03 と、韓国で発見されており、このうちの韓国の遺伝子塩基配列の開裂部位(cleavage)についてみると、アメリカから来たものと一致しているという。
しかし、台湾と韓国とのH5N2との比較では、開裂部位(cleavage)についてみると、似てはいるが、一致してはいない。
LPAIであるという点では、この三種のウイルスは共通しているという。」
http://www.recombinomics.com/News/09040501/H5N2_WBF_Japan.html

参考

伝統的に香港で使われている家禽ワクチン
A/CK/Mexico/232/94(H5N2)

伝統的に中国で使われている家禽ワクチン
A/DK/England/N-28/73(H5N2)

最近中国で使われている家禽用ワクチン
Fowlpox(H5)
r.g.(H5N1 H9N1 backbone)

最近アメリカで使われている家禽用ワクチン
Fowlpox(H5)
r.g.(H5N3 PR8 backbone)

http://www.iom.edu/Object.File/Master/26/326/0.pdf 参照

http://www.stjuderesearch.org/data/flu2/docs/Sup4fig.pdf


[994] Re:[992] [991] 大東亜戦争にのめり込んでいった、あの構図とまったく同じ? 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/06(Tue) 19:37  

笹山さんこんばんは

> ときさん。
> ご紹介の篠原一郎さんのサイトの文の中で、「何故ウイルスはグアテマラだとすることに拘るのか(Recombinomics論評を指さして)」
> とあるのは、
> この掲示板の「[969] Recombinomicsが日本の鳥インフルエンザ問題に言及 」
> のなかで、Recombinomicsが、開裂部位(cleavage)からみて、台湾のA/chicken/Taiwan/1209/03 と、韓国と、アメリカのH5N2との関係を類推していることをさしているのですね。

これは違いますよね。というか、誤解を与える表現です。
Recombinomicsを読みましたが、日本で検出されたH5N2の遺伝子配列はまだ利用できないと書かれています。
ですから日本のH5N2について開裂部位(cleavage)の遺伝子配列に関するコメントを出来るはずがありません。
Recombinomics は日本がOIEに提出した報告から台湾の塩基配列との類似性をほのめかしていますが、そもそもこの推測は無理があり、参照元となるOIEのレポートにも日本のH5N2の塩基配列は掲載されていません。

http://www.oie.int/eng/info/hebdo/aIS_56.htm#Sec4

Recombinomics はワクチン屋さんなので、ワクチンのマイナス面についてはコメントするでしょうか?



[993] Re:[992] 遺伝子解析で解明されているのはほんのごく一部 投稿者:とき 投稿日:2005/09/06(Tue) 12:43  

笹山様 有難うございます。

> ご紹介の篠原一郎さんのサイトの文の中で、「何故ウイルスはグアテマラだとすることに拘るのか(Recombinomics論評を指さして)」
> とあるのは、
> この掲示板の「[969] Recombinomicsが日本の鳥インフルエンザ問題に言及 」
> のなかで、Recombinomicsが、開裂部位(cleavage)からみて、台湾のA/chicken/Taiwan/1209/03 と、韓国と、アメリカのH5N2との関係を類推していることをさしているのですね。

 「野生」(自然環境)のなかに存在する、鳥インフルエンザウイルスで、分離されているものは、ほんのごく一部です。まずそれが前提。たまたま、ある地域のトリで分離されたからといって、そこだけにしかないというのは、地球上、全部しらべなければわからない話です。たまたま、そこにあったものを、データがないがゆえに、そこのものだと思い込み断定することは、常識的に考えてもおかしな話です。

 ウイルスが存在するんではないかと「意識」(認識)されるのは、あくまでも、なんらかの原因で発症して、さまざまな条件を捨象していったあとに残った一つの条件で、なおかつ、運良く分離されて、遺伝子解析に成功した場合につきます。世界中すべての地域で、それをうまくやることの困難さを考えれば、まずは、全部を調査し把握することは到底不可能です。

 そのような、ほんのささやかな「既知」の範囲で、「大自然」の全体を語ることを、愚の骨頂といわずして何というのでしょうか。日本に、何が存在し何が存在してないかは、まだ、だれも証明できるはずがありません。にもかかわらず、さもさもわかっているように断定的に公表してしまうなんて、です。

 おかしいことを、おかしいといえる場があって、本当によかったと思っています。大変感謝申し上げます。 拝


[992] Re:[991] 大東亜戦争にのめり込んでいった、あの構図とまったく同じ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/06(Tue) 11:13  

ときさん。
ご紹介の篠原一郎さんのサイトの文の中で、「何故ウイルスはグアテマラだとすることに拘るのか(Recombinomics論評を指さして)」
とあるのは、
この掲示板の「[969] Recombinomicsが日本の鳥インフルエンザ問題に言及 」
のなかで、Recombinomicsが、開裂部位(cleavage)からみて、台湾のA/chicken/Taiwan/1209/03 と、韓国と、アメリカのH5N2との関係を類推していることをさしているのですね。

http://www.recombinomics.com/News/09040501/H5N2_WBF_Japan.html


[991] 大東亜戦争にのめり込んでいった、あの構図とまったく同じ? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/06(Tue) 10:59  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(87)(2005.9.6)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza173.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『〜〜一般の消費者の反応では、行政のプロパガンダが基礎になり、ゆるぎないからすべての批判は当然生産者に向けられる。ワクチン問題ひとつをとっても、わが家の友達客の反応とプロパガンダの上に乗った一般の人達の反応は大違いで、いくら消費者団体の代表が本当のことを私達は知りたいんだと云って居てもプロパガンダの洗脳状態が解けないうちは、それに沿った話しか入って行かない。しかもその先棒を、専門家として権威者として、さらには絶大な権力者にもなった学者達が担いでいるとなれば、生産者側から理解を求めるのは至難の技である。』

 歴史を学んで、敗因の研究と、戦略の練り直し、それが真の反省だと思います。戦争には戦争の、疫病には疫病の、天災には天災の。
 鳥インフルエンザ対策をみるにつけて、これでは、この国の「国民」(けっして、「市民」などというフザケた呼び方ではなく)の「民度」(行政も、マスコミも含めて)は、あの時代とほとんど何も変わっていないのではないかと思えてしまいます。(実際、そうなのでしょう。)
 この道はいつかきたみち、されど、たれも気付かず。過ちは繰り返すもの。


[990] ワクチン接種に関するOIE陸生動物衛生規約と、各国間の家畜衛生条件との関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/06(Tue) 10:44  

[974] Re:[973] 3原則「感染源対策、感染経路対策、感受性動物対策」
で、二国間の家畜衛生条件について触れましたが、これと、国際基準との関係がぬけ落ちていましたので、ちょっとわかりにくかったかと思います。
家畜衛生条件は、あくまで、二国間の取り決めですが、そのベースとなるのがWTOのSPS協定であって、そのSPS協定の国際基準となるのが、OIEの陸生動物衛生規約(OIE Terrestrial Animal Health Code)であり、ワクチン接種の基準は、そのなかの「標準診断検査及びワクチンマニュアル」(Manual of Diagnostic Tests and Vaccines for Terrestrial Animals )
http://www.oie.int/eng/normes/mmanual/A_summry.htm
に基づきます。
ちなみに、この「台湾から日本向けに輸出される家きん肉等の家畜衛生条件」http://www.maff-aqs.go.jp/tetuzuki/eiseijoken/chicken/asia/taiwan/16-617.pdfを見ますと、なかに「H5及びH7血清亜型以外の血清亜型のA型インフルエンザウイルスのうち、
国際獣疫事務局の標準診断検査及びワクチンマニュアルの定義に基づき高病原性鳥インフルエンザウイルスとされたもの」とありますね。
この「標準診断検査及びワクチンマニュアル」の中で、たとえば、鳥の疾病に関しては、

Chapter 2.1.14. Avian influenza
SECTION 2.7. AVIAN DISEASES IN LIST B
Chapter 2.7.3. Avian mycoplasmosis (Mycoplasma gallisepticum)
Chapter 2.7.4. Avian chlamydiosis
Chapter 2.7.6. Avian infectious bronchitis
Chapter 2.7.7. Avian infectious laryngotracheitis
Chapter 2.7.8. Avian tuberculosis
Chapter 2.7.11. Fowl cholera (avian pasteurellosis)
などで書かれています。

鳥インフルエンザに関しては、
Chapter 2.1.14.
http://www.oie.int/eng/normes/mmanual/A_00037.htm
にありますが、今年の5月に改定がありました。

これについては、以前虹屋さんの質問に答えて、
[900] Re:[898] H5N1型、今後の予想。
で概略書いておりますので、繰り返しを避けます。
この「標準診断検査及びワクチンマニュアル」をベースにして、二国間の家畜衛生条件のなかでのワクチン接種如何にかかわる条件が、取り決めされることになります。

2005年5月の鳥インフルエンザに関するOIEコードの主要な改定点については、このサイト『 News: OIE: Terrestrial Animal Health Code, Revisions 』
http://www.worldvet.org/displayarticle2156.html
に書かれています。

要約しますと、

1.低高病原性鳥インフルエンザの所在の通知報告
2.家禽の概念には、商業的家禽も含むこと。
3.野生の鳥の鳥インフルエンザの所在の報告も含むこと。
4.区画化(compartmentalization)によって、家禽の分集団の安全性を確保するための概念の導入。
5.ワクチネーションについては、コントロールのための追加的ツールとしてワクチネーションが導入された貿易商品についての新しい基準を組み込む。
また、ワクチネーションは、OIEマニュアルのプロトコルに従った、認可ワクチンでの、実行がされるものとする。

以上が、、今年5月のOIEの鳥インフルエンザに関するコードの改定点です。

こちらのサイト「家畜伝染病予防法の解説」http://www.maff-aqs.go.jp/hou/36.htmもご参照

http://www.oie.int/eng/normes/mmanual/A_00037.htm


[989] アジアでの鳥インフルエンザの軌跡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/06(Tue) 08:21  

このロイターの記事『CHRONOLOGY-Key dates in Asian bird flu outbreak 』http://today.reuters.com/News/CrisesArticle.aspx?storyId=L26409465は、アジアでの鳥インフルエンザの軌跡を簡単に示しています。

以下、このサイトより

2003/12/15 韓国・ソウルで発生。
2003/12/31 台湾で発生。
2004/01/08 ヴェトナムで発生。
2004/01/13 ヴェトナムでヒト感染鳥インフルエンザで三人死亡。
2004/01/25 インドネシアで発生。
2004/01/26 タイでヒト感染鳥インフルエンザで一人死亡。
2004/02/12 WHOがヒトからヒトへの鳥インフルエンザ感染の証拠はないと言明。
2004/03/16 中国で、49の感染元を淘汰と発表。
2004/05/26 タイ・チェンマイ北で、新たに発生。
2004/08/19 マレーシア・タイ国境近くで発生。
2004/09/27 タイがはじめてヒト感染鳥インフルエンザの発生を確認。
2004/12/15 台湾北部で、H5N2とH5N6を発見。
2005/04/05 WHOが、北朝鮮での鳥インフルエンザ発生を確認。
2005/07/08 フィリピンで、最初の鳥インフルエンザ発生。
2005/07/21 インドネシアで一人の死亡発生確認。
2005/07/26 日本でH5N2発生確認。
2005/08/09 ヴェトナムで一人死亡、トータルで、ヴェトナム43人、タイ12人、カンボジア4人、インドネシア3人、いずれも、H5N1で死亡。
2005/08/10 チベットで発生とOIE発表。
2005/08/15 ロシアのChelyabinskで、発生。6地域感染。
2005/08/23 カザフスタンで、H5N1発生。
2005/08/26 フィンランドで発生。

ということですが、中国の発生情報は、これらからすっかり抜け落ちていますね。 

http://today.reuters.com/News/CrisesArticle.aspx?storyId=L26409465


[988] Re:[986]違法ワクチン問題の論じかた 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/06(Tue) 07:39  

ときさん。鶏ピアさん。
この違法ワクチン問題を論じるときに、次の二つの視点を明確に分ける必要があると思いますね。
ひとつは、法令遵守−コンプライアンス−の問題
もうひとつは、本来、ワクチン接種解禁のあり方の問題
この二つを整理しないまま、先日の家きん疾病小委員会は、国民の目の前で、バケツをぶちまけただけで、帰ってしまったようにも、思います。
それと、遺伝子シーケンスを明確に示した上でのものではなかったということも、混乱に輪をかけております。
少なくとも、疑いにたる状況証拠を示しての記者会見でなければ、いたずらに、疑心暗鬼を生むだけでしょう。
その意味で、行政当局の、低病原性鳥インフルエンザ蔓延時代での、記者会見も含めたプロトコルの見直しは、必要なものと思われます。



[987] メディアの報道発表で事実を作る? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/06(Tue) 00:22  

 まさに、「嘘も百遍くり返せば、事実になる」ということの実践になりますね。

 マスコミ情報は、2次・3次情報であり、時として、非常に誤謬に満ちたものです。特に、今回のような場合は、その傾向が強まります。(以下引用、再掲)

勝手に受け取った遺言 ★ W・リップマン『世論』の巻 ★ 
(下記に引用する『世論』(22年)は、岩波文庫版(上・下)によった。)
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/
《読者に届けられる新聞は、ひと通りの選択がすべて終ったその結果である。どんな項目を印刷するのか、それをどの場所に印刷するのか、それぞれがどれほどのスペースを占めるようにするか、それぞれがどんな点を強調するか。このような選択にあたって客観的な基準といったものはない。あるのは慣例である。》(下、P209)(引用おわり)

 報道記事は、バイアスがかかることからは、どうやっても免れ得ないということです。しかも、いつも正しいとは限らないということでもあります。(最近の劣化は特に激しいように感じます。)
http://www.geocities.jp/tamacamat/index.html
http://blog.livedoor.jp/asapykadan/archives/50001990.html
http://www.asahicom.com/asahistory.htm


[986] 無認可ワクチンを使ったとの科学的根拠は何もない。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 23:57  

 ワクチン使用の証拠を提示することすらできない。
 無認可ワクチンの現物を摘発してから、発表すべきなのに。
 ウイルスを分離できているのなら、それはもはや、野生株・ワクチン株の区別は、何ら意味を成しません。もう、自然のものです。はやく、周辺の野鳥の調査をやらなければなりません。時間稼ぎをしたら、抗体価が低下してしまいます。(それを狙っているのですか?) 渡り鳥に目をそらさせるのは姑息です。

 まるで奇怪な、推定・推量(いわば妄想)から、勇み足をしてしまったようです。すくなくとも、養鶏業では、用いた痕跡がない。あるとすれば、愛玩鶏(家禽)のほうではないですか?
 
 というよりも、「清浄国」妄想に引きずられすぎて、架空の物語をでっちあげて、それを必死に現実にしようとしてるようにさえ見えてしまいます。なんとしても、もはや、自然環境に存在してしまっていること(つまり「清浄国」消滅)を認めたくないのでしょう。本当にくだらない単なる悪あがきに過ぎないのですが・・・。


[985] 鳥インフルエンザ報道をめぐって 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/05(Mon) 22:58  


違法ワクチンで拡大か 茨城の鳥インフルエンザ 農水省小委が示唆 「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-03/2005090315_01_0.html

茨城の鳥インフルエンザ 禁止ワクチンで感染か「東京新聞」

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050903/mng_____sya_____008.shtml

茨城の鳥インフルエンザ 違法ワクチンで感染か 農水省小委、人為的要因を指摘「中日新聞」

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050903/mng_____sya_____001.shtml

「ワクチン原因の可能性」 鳥インフルエンザで専門家委 「産経新聞」

http://www.sankei.co.jp/news/050902/sha094.htm

茨城の鳥インフルエンザ、違法ワクチン接種で感染拡大か 「日経新聞」

http://health.nikkei.co.jp/birdflu/index.cfm?i=2005090209302ph&genreNum=1

報道から受ける印象はそれぞれですが、これらについて原文は次の通りです。「ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できないことから、引き続きあらゆる可能性について予断を持たず、感染経路究明に努めるべきとされた。」と、いうことです。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html


[984] ◆リスクゼロという狂気7+家畜の異様な性の偏差について 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 21:43  

◆リスクゼロという狂気〜鳥インフルエンザ報道をめぐる異常〜7
 《《《鳥が死ぬ理由》》》

 あまり知られていないことですが、人類にとっては実に恐ろしいマラリアは、鶏を含めて鳥類にも感染します。が、鶏がマラリアに感染しても、まず発病はしませんし、発病しても死ぬことはありません。マラリアに感染した鶏をヒトが食べても経口で感染することもありません。
 鳥にとって恐ろしいのは、鳥インフルエンザとかニューカッスル病とか家禽ペストとか鶏マイコブラズマ病です。
 なぜ、これらのウイルスに鳥は弱いのでしょうか。それは、鳥類の体の構造それ自体に理由があります。

 改めて問題を設定してみましょう。
 なぜ鶏はインフルエンザに倒れるのか。

 その前に、人がインフルエンザに感染する場合をざっと復習しておきます。ヒトインフルエンザは――

1、毎年世界各地で流行している
2、飛沫−空気−呼吸器感染
3、冬季に集中
4、新型には免疫がなく大量感染の可能性(ただしその発現確率は100億分の
  1以下)
5、潜伏期間は2−3日
6、発汗、発熱などで闘う
7、合併症(肺炎や急性脳症)で致死の危険性

 では、インフルエンザと闘う上で、どのような特徴が鶏(鳥)にはあるのでしょうか。

1、鳥には汗腺がない…………………熱を放出できない
2、膀胱がなく新陳代謝が激しい……発汗発熱性ウイルスに弱い
3、気管支が肺を貫通している………肺を直撃し呼吸不全に
4、平温は39.3度と高温……………2度程度の微温上昇で急死してしまう

 このような体の構造上の問題で、鳥インフルエンザに鶏たちはバタバタと死んでしまうのです。それを映像や写真で何度も何度も見せつけられ、少なからず消費者は「これがヒトだったら」というような得体の知れぬ恐怖感を抱いてしまったのでしょう。無理もない、と言えるかもしれません。
 が、ヒトからマラリアが鳥に感染しても問題が生じないように、あるいは鯉ヘルペスが鳥やヒトに感染すらしないように、鳥インフルエンザ・ウイルスが大量に混ざった糞を吸引することによってヒトに感染することはありえても、ヒトからヒトに感染することは皆無であり、鶏卵や鶏肉を食してヒトに感染した事例もありません。

 遺伝子がブタやヒトの体内で組み換わる可能性は皆無ではありませんが、その組み換えウイルスがヒトからヒトに爆発的に感染する可能性は5兆分の1以下と考えられますから、3億円の宝くじを同一人物が2年連続で当てる確率より低いわけです。
 これも可能性云々、などと言い出したら、私と小泉首相が結婚して出産までする可能性どころか、私が火星に仕事場をつくって移住する可能性もゼロではない、という言い方が「正しい」ことになってしまいます。


◆家畜のオスとメスどちらが幸せか? その異様な偏りが種を弱体化

 この問題についての最後に、家畜の異様な性の偏差について触れておきましょう。
 オスの家畜とメスの家畜はどちらが幸せか、と問うてみてください。
 例えば鶏は、家畜として採卵用と食肉用(ブロイラー)とに分かれています。

 採卵用……雛のときにオスはすべて処理され、メスだけが成育される
 食肉用……オスもメスも若鶏として処理される

 牛はどうでしょうか。

 搾乳用……メスだけの仕事(オスは数万頭に1頭にすぎぬ種牛のみ)
 食肉用……若いうちにオスはすべて去勢されて(柔らかい肉のため)処理

 人生をまっとうできるのは乳牛と種牛だけ、ということは、ちょっと考えればわかることですが、これは何を意味するのでしょうか。
 ひとことで言えば、家畜産業においては、極端にオスが少なく、したがって遺伝的に単一化してしまう、ということになります。生産効率は上がったのですが、これでは、特定のウイルスに極端に弱くなるのは必然的なのです。

 オスを増やし長生きさせる牧畜を、という新しい、しかしあたりまえの農業を、私は畜産科に在籍する長男と次女に目指してほしい、と期待しています。
 私事ながら、農業高校畜産科学科1年生の娘は、今週末からニュージーランドの壮大な牧畜を見学に行ってきます。地方紙の論説記者たちも、一緒に行ったらどうでしょうかね。

(「ガッキィファイター」2004年3月18日号に掲載)
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/

(以上、引用終了。日垣様、何卒、無断転載お許しください。)


[983] ◆リスクゼロという狂気5〜6 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 21:38  

◆リスクゼロという狂気〜鳥インフルエンザ報道をめぐる異常〜5

 リスクゼロというのは、明らかにファシズムの発想です。でも、よく考えてみてください。

 冒頭で指摘しておいたとおり、鳥インフルエンザは鳥類にとって「しんどい」のです。卵や鶏肉を食した人が感染した例はありません。1グラムにつき100万個ものウイルスがいる鶏糞などに、いつも日常的に密着しているアジア型農家のごく一部や無防備なオランダ人獣医以外、犠牲者も出ていません。確かに総計数十人の死者は過去に出ました。しかし、それでもヒトからヒトへの感染は現在まで一つも起きていないのです。

 この鳥インフルエンザの、いったいどこが「人類にとって危険きわまりない」のでしょうか?
 自動車や階段のほうが、実際にはよほど危険です。あるいは、従来のヒトインフルエンザのほうが、よほど危険です。
 人工物ではない、ウイルスというものに対する得体の知れぬ恐ろしさは、わからないでもありません。しかし実際のところ、地球上に、恐ろしいウイルスはそれこそ五万といます。

「危険性」という言葉は、実に危うい言葉であることを自覚しましょう。きみたちには無限の可能性がある、というような場合、「可能性」というのは「まだ何もやっていない」ことの別表現にすぎません。「鳥インフルエンザで死者6億人」という場合の「可能性」は、「相手を恐喝して研究費を上乗せしてもらおう」という意思に傾きがちです。

 唯一懸念材料といえば、鳥インフルエンザがヒトに感染し、ヒトの体内で遺伝子の組み換えを起こして新型ウイルスが発現する、という可能性です。しかしこの可能性は、最大に見積もっても100億分の1以下の確率でしかありません(「東京新聞」3月6日などに解説記事あり)。これがさらに数億人単位で人類に感染してゆく、という「可能性」ともなれば、その確率は5兆分の1以下と考えられます。
 これは、3億円の宝くじを同一人物が2年連続で当てるよりも困難な確率です。(以下次号へ)
(「ガッキィファイター」2004年3月14日号に掲載)


◆リスクゼロという狂気〜鳥インフルエンザ報道をめぐる異常〜6
 《《《ヒステリー現象》》》

 長野県において長く吉村政権の広報紙と化しつつあった信濃毎日新聞は、つい先日まで有賀「反田中康夫の急先鋒」松本市長への異様な肩入れぶりで良識ある読者の涙を誘っておりましたが、ついに有賀市長が選挙で破れました。
 信濃毎日の記者は、私などより数段まっとうな人たちばかりなのに、トップの痴呆ぶりが度を超すと、物言えば唇寒しになってしまうのでしょうか。

「天声人語」より腐り方が激しいのに、地方紙ゆえに誰も批評の対象にしないのを奇禍として、小学生の落第作文と化した信濃毎日の一面下コラム「斜面」は、鳥インフルエンザでも、こんな愚文を書いておりました。

《鳥インフルエンザのウイルスが、カラスにも感染していた。〔中略〕野鳥を通じ鳥インフルエンザが広がる心配を裏付けた衝撃は大きい。〔中略、結論として〕鳥は本来、水浴びや砂浴びを好む。きれい好きなのにかわいそうなことだ》(3月11日)

 ねえ長野の人たち、誰か何か言ってやってよ。
 まあ、末尾の無内容さはここで措くとすれば、《野鳥を通じ鳥インフルエンザが広がる心配を裏付けた衝撃は大きい》というような物言いは、専門家や他メディアのチェックがまったく入らない地方紙のコラムに限ったことではありません。
 この点を、きっちり論じておきたいと思います。

 鳥インフルエンザは、鳥にとって恐ろしい感染症であることは、すでに申し上げましたし、私が言うまでもなく、あまりにも常識的なことです。なのに、多くのマスコミ関係者は、なぜ鳥インフルエンザが同じ鳥類間で感染しないはず、などと妄想できてしまうのでしょうか?
 感染して当然、と前提すべきではないのかな。
 ちょっとだけでいいから首の上に置かれているものが無駄にならないよう考えてみてください。ヒトインフルエンザは、家族や、隣人や、同級生や、同僚にウツらないのかよ莫迦たれめ。

 残飯も食うカラスが、養鶏所の餌だけを食べない、などとどうして考えられるでしょうか。この感染拡大問題は、養鶏所の網に隙間があるかどうか、ということに尽きます。
 養鶏所の餌箱では、しばしば鶏糞も一緒になってしまうのが普通です。この餌をついばむ鶏はもちろん、外から侵入したカラスやスズメも、鶏糞を一緒に食べてしまうのは理の当然です。鳥インフルエンザに感染した鶏の糞には、1グラムあたり10万個ものウイルスが混在しています。これで感染しないほうが不思議です。

 やや専門的になりますが、例えばカモはH5N1型インフルエンザの耐性がありますので、感染しても発病することはあまりありません。ですからカモの腸は、鳥インフルエンザH5N1型にとって格好の住処(すみか)ということになります。鶏やカラスには耐性がありませんから、発病する可能性がきわめて高いのです。

 ヒトの場合、(ヒト)インフルエンザに襲われても、それ自体で命を落とすことはほとんどありません。5歳以下の子どもや老人が、肺炎や脳症を併発したときに致死となりがちである、というのが実際です。ではなぜ、鶏やカラスは、(鳥)インフルエンザごときで逝ってしまうのでしょうか。
 このメカニズムを知らないと、種内感染−異種感染(人畜共通感染症)−ヒト同士の感染との区別もつかず、無意味なヒステリー現象に巻き込まれるのがオチです。


[982] ◆リスクゼロという狂気3〜4 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 21:34  

◆リスクゼロという狂気〜鳥インフルエンザ報道をめぐる異常〜3

 ここで、さらに誰でもわかる理屈を確認しておきましょう。
 インフルエンザを含む感染症で、現象として起きうるのは次の4パターンです。

 1、種同士だけの感染
 2、ヒト同士だけの感染
 3、動物からヒトへの感染
 4、ヒトから動物への感染

 このうち4は、人間至上主義の立場からは普通無視されます。ヒトに寄生するウイルスが犬や豚に感染することは大いにありうるわけですし、しばしば鳥にも感染しているはずです。しかし、これはローカル・ニュースにすらなりません。
 1と2は、家畜やペット、および人間の問題として心配される感染症です。けれども、実数としては多くありません。
 例えば天然痘やポリオはヒトだけの感染症ですし、先ごろ大問題となった鯉ヘルペスは鯉だけの感染症です。このように「種を超えない」感染症はむしろ例外に属しています。

 21世紀になって大いに懸念材料となっているのは、人畜共通感染症と呼ばれるものです。ごく一例を挙げれば、日本では1957年に撲滅され一部地域でのみ(日本、スカンジナビア、オセアニア、英国、ポルトガルでは幸運にも)過去 15年死者が出ていない狂犬病や、クロイツフェルト・ヤコブ病の原因とされる狂牛病(BSE)や、小型アカイエ蚊が牛と豚と馬とヒトに媒介する日本脳炎などなどが、この人畜共通感染症であり、これは約300種もあります。

 日本では牛肉も鶏肉もアウトとされつつありますが、クロイツフェルト・ヤコブ病は大昔からあり、毎年同じような人数の罹患者が出ていたのであり、あとから出てきた狂牛病が「原因」とされるのはかなり無理があります。たとえそれが疫学的に証明されたとしても、抗生物質や農薬や化学物質まみれの畜肉を食すリスクのほうが、ヤコブ病を牛由来で感染するリスクのほうが高いとはとても言えません。

 飲食をめぐる安全論議においては、どうしても一点突破全面展開というがごとき全体主義の思想が日本では突如として肥大してしまいがちであり、人の安全を守るという名目のためなら行政は何をしてもいい、一刻も早くリスクをゼロにせよ、という莫迦げた議論が巻き起こりがちです。これは官僚側からすれば、国民の安全を守るために現時点で四方八方全力投球せよ、という世論に見えてしまうわけであり、この発想は実は典型的な大衆迎合主義に過ぎないのですが、カラス数羽に鳥インフルエンザが確認された程度で度し難い大騒ぎとなり、ペットの病気や死まで行政に報告せよ、などという実にタワけた通達を出してしまい、大量の"報告と相談"に忙殺される、という類の自縄自縛が必ず起きます。

 ここぞとばかり研究費が欲しい一部の専門家は、小さなリスク(相対的危険性)を、とてつもなくでかいハザード(絶対的危険)に錯覚させようと躍起になり、「死者6億人」とかを平気で口にしてしまうわけです。

 その結果、日本中の遊園地から箱型ブランコを一つ残らず撤去したり、ダイオキシンが話題になると日本の学校すべてで小型焼却炉を廃止し、その代わり幾多の有毒ガスを大量に撒き散らす大型焼却炉を日本中に建てて"安心"したり、という例の悪い習慣性思考停止病がまたぞろ蔓延しつつあります。


◆リスクゼロという狂気〜鳥インフルエンザ報道をめぐる異常〜4

 カラスの死骸から鳥インフルエンザが見つかって以降の4日間だけで、例えば京都府では672件も「市民からの報告」がありました。全国どこでも同じような小パニックが起きています。全国では、おそらく数万件に達するはずです。 いったい、毎日何羽の鳥が普通に死んでいるのか、わかっているのでしょうか。そしてまた、ウイルスの遺伝子型を調べる(正確に鳥インフルエンザH5N1 型と特定できる)PCR検査は、1件につき約6時間もかかるのを知っているのか報道記者と農水大臣。

 そもそもテレビも新聞も雑誌も「カラスへの感染」で超大騒ぎをしていますが、鳥インフルエンザというのは鳥類に感染するウイルスです。養鶏所にも入ってくるスズメやカラスに感染しないほうがおかしい。もし感染しなかったら、それこそニュースにすべきです。
 ヒトインフルエンザだって簡単に感染するでしょう。豚にだってヒトインフルエンザは感染します。むしろ、ヒトインフルエンザにも鳥インフルエンザにも感染する豚のことを心配したほうがいい。

 過日、鶏卵会社の会長夫妻が自殺に追い込まれました。畜産の現場も実状も何一つ知らない20代の記者が、「あんたは責任をどうやってとるんだ! そこを説明しないで逃げるのかっ!」と会見時に詰め寄った3日後に、です。
 ヒトインフルエンザに感染した子どもを、学校に登校させて同級生に感染させてしまった親が、自殺しなければならないのでしょうか?

 養鶏業界では、これまでずっと「弱った鶏から出荷する」というのが常識でした。鶏が数百羽単位で死ぬことも稀ではありません。この養鶏的常識が、世間の常識とズレているのが明白になったのですから、今後は改めなければいけません。しかし、今後改善すべき指標転換をもって、過去を裁くのは理不尽です。

 そもそも会長(を含めて他の畜産農家も誰一人として)は鳥インフルエンザと出合ったことが、これまで人生を通じて一度もなかったのです。
 年々、鶏卵経営者は確実に減少しています。平成13年は4,720戸、15年は 4,340戸です。どこまで、零細農業を追い込めば気が済むのでしょうか、日本の実態をまったく知らない記者たちは。


[981] ◆リスクゼロという狂気1〜2 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 21:31  

◆リスクゼロという狂気〜鳥インフルエンザ報道をめぐる異常〜1

 鳥インフルエンザは、人にとってではなく、鳥にとって「しんどい」感染症です。人にとって「しんどい」のは、鳥インフルエンザではもちろんなく、ヒトインフルエンザであります。
 そのような基本中の基本を無視して、鳥インフルエンザで大量の死者が出る、と安易に恫喝してみせる"困った専門家"が後を絶ちません。

 新聞やテレビでは連日、「ヒトに感染すると5億人の死者が出ると言われている鳥インフルエンザ」などと平気で言い募る無根拠な狼少年報道が相次いでいます。
「言われている」程度の軽薄な担保で連鎖する狼少年的恫喝は、必ずハイパーインフレを起こしてしまいます。この興味深い現象をここでは"鳥インフレ冤罪"と呼んでおきましょう。
 冗談はさておき、今のところの狼少年的最高値は「死者6億人」という、実にタマげた脅しです(例えば新潟大学教授・鈴木宏「専門医の緊急警告 6億人が死亡する新型インフルエンザの恐怖」=「現代」2004年4月号)。

 人類史上、インフルエンザで死者が出た最高記録は、1918年から19年にかけて5億人が罹患し2,500万人が死亡したとされる「スペイン風邪」です。この数字は推定値でしかありませんが、疫学調査を踏まえた過去の学術文献ではこの数字が使われているのが圧倒的であり、定着しています。
 このウイルスは1933年に分離され、H1N1型であることが判明します。

 ちなみにその後、インフルエンザを直接の原因として100万人以上の死者を出した1957年の「アジア風邪」はH2N2型、1968年にほぼ同数の死者を出した「香港風邪」はH3N2型、1977年に死者10万人を出した「ロシア風邪」は(スペイン風邪と同じ)H1N1型です。
 この間にも、ほぼ毎年のようにインフルエンザは世界各地で流行していますが、ヒトインフルエンザはH1N1、H2N2、H3N2、H3N8の4種類のみ。ここ数十年は、香港型(H3N2)とロシア型(H1N1)がおおむね交互に流行しているわけです。

 感染地域の違い、端的に言えばワクチンの備蓄量(H1N1とH3N2のワクチンは世界中の56%が日本にあるという異様な偏りがあります)によって犠牲者数も異なるとはいえ、1918年以降一貫して死者数は減少傾向にあり、その事実を無視して専門家や報道の担い手は恫喝を愉しむべきではありません。


◆リスクゼロという狂気〜鳥インフルエンザ報道をめぐる異常〜2

 ウイルスが分離もされておらず、したがってワクチンも開発・製造・備蓄できていない「スペイン風邪」段階では確かに2,500万人という途方もない死者を出してしまいましたが、10万人以上の犠牲者が出たのは1977年のロシア風邪が最後です。このときのヒトインフルエンザは、1918年のスペイン風邪と同じ型であり、ワクチンと耐性ゆえに犠牲者は2桁も減少しているのです。

 もちろん新型のインフルエンザが蔓延したこともありますが、スペイン風邪のごとき凄惨さは明らかに過去の現象です。肺炎や脳症を併発しない限り、インフルエンザで人の命が奪われることはほとんどありません。
 肺炎を併発する確率は1%程度、脳症は0・04%以下です。

 ワクチン備蓄大国ニッポンではあっても、もちろんインフルエンザによる死者が皆無なわけではなく、医師の死亡診断書を基に作成される「人口動態統計」(厚生労働省)によれば、「インフルエンザまたは肺炎」による死者は毎年7万人から8万人もいます。驚きましたか。
 インフルエンザに直接起因する脳症や肺炎で亡くなった数(大半が5歳以下の児童または老人)は、毎年1,000人前後です。

 他方、鳥インフルエンザによる死者は、いったいどれだけ出ているのでしょうか。これが流行した過去の統計を見てみます。

 1997年 香港……死者6人
 2002年〜2003年 アメリカ、ドイツ、ラオス、インドネシア、チリ……0人
 2003年 オランダ……死者1人(獣医)
 2004年 タイ、ベトナム……死者23人

 以上です。
 私が冒頭で、《鳥インフルエンザは、人にとってではなく、鳥にとって「しんどい」感染症です。人にとって「しんどい」のは、鳥インフルエンザではもちろんなく、ヒトインフルエンザであります》と申し上げたことの根拠は、例えばこのような事実に根ざしています。



[980] 日垣隆「世間のウソ」を読んでもらえれば 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 21:28  

 一番手っ取り早いのですが・・・。
 どうしても、勘違いしている人が減りそうもなさそうなので、メルマガから転載いたします。(日垣様御免なさい。)
 すこし、長くなることを、お許しくださいませ。

◆リスクゼロという狂気〜鳥インフルエンザ報道をめぐる異常〜1、2、3、4、5
(「ガッキィファイター」2004年3月14日号に掲載)
◆リスクゼロという狂気〜鳥インフルエンザ報道をめぐる異常6〜7 
(「ガッキィファイター」2004年3月18日号に掲載)
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/


[979] Re:[971] [970] [934] [933] [932] どうやら森田氏の翻訳ミスらしい。 投稿者:キミヒ 投稿日:2005/09/05(Mon) 21:09  

> しかし、森田さんの記事では「ウオールストリートジャーナル」と書かれていますが、これはけっきょく間違いなんですか?

真名さんはじめまして!
 横文字新聞はみんな一緒のスタンスでは?


 笹山先生へ

 何で道路公団もJRも地域分割したのに、郵貯だけ世界一の巨大バンクなんですかね〜
 郵貯のビジネスモデルって、せいぜい信用金庫でしょう?
 精々、2兆円規模の100行銀行に分割して信用金庫みたいなネットワ−ク網に農協みたいに中央金庫でも作れば充分でしょう?基金なんか積まずに利率の高い50年国債でも150兆円分でも持たせる。
 2兆円もあれば地銀でも合併してないし、充分やって行けるし、個々の銀行も上場出来るし、経営目標も地域金融で誰が株主になっても担保されるし、買収されても僻地金融機関維持だけ法律に100年時限で入れとけば充分でしょう?
 






[978] 宿主となり得る個体数があまりにも条件が違いすぎる。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 20:52  

 ブタやウシの病気と、トリの病気を同列にすることはできない。
 あまりにも、トリは、日本の自然環境には、ありふれたものである。
 ましてや、ポリオなど。ふざけているのか? マトモの知見とは思えない。
 (印象操作のカキコミですか?)

 「感染力の強さ」と「病原性の弱さ」で、ワクチンと野生株を区別するなど、愚の骨頂だ。病原性のないウイルスは、自然環境の中では、ゴマンと存在するのだから。


[977] Re:[969] Recombinomicsが日本の鳥インフルエンザ問題に言及 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/05(Mon) 20:37  

笹山様

> 日本の農林水産省は、どうして、遺伝子塩基配列の公表を控えているのだろう。

解読とチェックが終わったらGeneBankに登録されると思います。
先ほどの、[975]は事務的な書き込みになってしまい申し訳ございません。小用が入ったもので。
ところで、未承認ワクチンが鳥フル騒動の原因だとしたら今回の特徴である「感染力の強さ」と「病原性の弱さ」を上手く説明できます。これはワクチン用の株として理想的な特徴です。通常は何回も継代培養を繰り返し、大量生産可能な、増殖力・感染力が強く、かつ安全な株を作り上げます。遺伝子組み換えワクチンも同様な原理を応用しています。遺伝子組み換えワクチンの場合は、直接的に遺伝子を操作し、毒性を弱め、その代わりに感染力・増殖力を強化してあります。不活化ワクチンも生ワクチンも同じ原理で作られていますから、これらのウイルスが何らかの事情で環境中に放出された場合、環境中で強毒株に変異し、ちょっとした流行を引き起こすことがあります。日本でのポリオ発生は、ワクチン株の毒性回復が原因だと言われています。
ですから遺伝子組み換え型の不活化ワクチンであっても絶対安全とは言えず、不活化処理が不十分でウイルスが生存していた場合には流行を引き起こす可能性が十分あります。
昨年、鹿児島で豚コレラという病気が流行しましたが未承認ワクチンが原因でした。↓

http://www.applenet.jp/~towada-kaho/butakorera.pdf


[976] 14養鶏場、86万2000羽。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 20:24  

<鳥インフルエンザ>鶏86万羽処分へ 茨城県

 茨城県小川町と行方市の養鶏場で過去に鳥インフルエンザウイルスに感染したことを示す抗体が検出された問題で、同県は5日、抗体が確認され開放型鶏舎を持つ計14養鶏場の鶏と卵の処分を来週から始めることを決めた。処分される鶏は合計86万2000羽で、処分終了は早くても10月中旬の見通し。
(毎日新聞) - 9月5日19時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000079-mai-soci

 キチガイじみている。正気の沙汰ではない。わざわざ検査しなかったら(なにも病変はみとめられていないのだから)、あるいは、検査キットがなかった時代なら、疾病とは認められないのにもかかわらず皆殺し。たかがHとNの組み合わせ。たまたま、H5と組になっていることが検査可能になっただけで。

 周辺には水鳥は沢山います。なんたって、霞ヶ浦・北浦がすぐ近くです。環境調査を、なぜやらない?

茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html
●高病原性鳥インフルエンザ(弱毒タイプ)発生の概要について(平成17年9月5日):(PDF:24KB)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170905.pdf
(すごい一覧表。殺すことに関して、積極的な意義を見出している人々がいること自体が、驚愕の事実です。)
茨城県は、もはや、鶏を殺すことが、「ルーチンワーク」なんでしょうね。「思考停止」してるロボットだ。

 とっても、マトモな人間がやることではない。恐ろしいことです。身震いする。

世間のウソ 新潮新書 (099) 日垣 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
第三話 安全性のウソ
 六本木ヒルズ自動回転扉事故/恫喝を愉しむべきではない/鳥インフルエンザの死者は?/リスクゼロという狂気/報道をめぐる異常

 まだ、ヒトのインフルエンザウイルスと、トリのインフルエンザウイルスの区別をできない人がいるようです。レセプターが違えば、宿主も違う。名前は似ていますが、似て非なるものです。鶏の羽をむしったくらいで、ヒトのなかで、感染がおこるものにはならない。起こりようがない。

 朝日新聞も、とんだデマ飛ばしだ。『弱毒性は放置すれば新型インフルエンザに変異し、人への感染の心配もある』だとさ。酷いね。これも、「ウイルス」なるものが、最初、この世に存在していないことを前提にしてるのでしょうね。トホホです。


[975] Re:[957] 非合法ワクチン接種説が浮上している問題 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/05(Mon) 19:53  


> WHOの尾身先生のご意見は、
> ★東南アジアでは生産者と消費者の衛生知識が低く、生きた鶏をマーケットで売買したり、消費者が鶏の毛をむしったりする、鶏と同居している状態なので、鶏インフルエンザ・ウイルスに人間が感染するリスクが日本とは全然違い、高い。人間のウイルス感染のリスクを下げるためには、ワクチン接種の他に有効な手段も無くワクチンを使わざる得ない。★
> という理解でよろしいでしょうか。

WHOが今シーズンのインフルエンザ対策として推奨しているヒト用ワクチンは下記の通りです。
2005−2006年インフルエンザシーズン(北半球の冬)に使用するワクチンが以下の成分を含むことを推奨する:
三価ワクチンの組成:
A/ニューカレドニア/20/99(H1N1)−様ウイルス
A/カリフォルニア/7/2004(H3N2)−様ウイルス
B/上海/361/2002−様ウイルス

> 我々の日常生活でも、ねずみ、はえ、ごきぶり等の出入りを完全に防ぐことは難しい。粉塵の出入りはもっと難しい。したがって、ウイルスに罹患した鶏舎から、これらを介して他の鶏舎にウイルスが拡散し、疾病が流行する事は一般論として言えるのではないでしょうか。それだからこそ、罹患鶏がでた鶏舎は、全頭殺処分し隅々まで消毒するのではないでしょうか。

http://www.maff.go.jp/tori/20041118bousi-2.pdf
ご指摘の部分は鶏舎の衛生管理の強化を求めたものであり、
それらを介してウイルスが拡散するなどとは書かれていません。しかし水鳥が媒介するという話は尾身先生から伺いました。

>  今回の場合、鶏舎から鶏舎へ拡大が無かったとすると、これまで発見された、今後発見される全ての農場、鶏舎で非合法ワクチンが使用されていなければ説明が付かなくなりませんか?

これについて原文は次の通りです。「ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できないことから、引き続きあらゆる可能性について予断を持たず、感染経路究明に努めるべきとされた。」
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html
ワクチンの必要性について原文は次の通り、「今回の地域では、多数の農場で発生が確認されているものの、周辺市町村の調査結果などによれば、現時点において感染は拡大していない。このため、家きん等の移動制限、農場での人や車両の入場制限、入退場時の消毒等の徹底した衛生管理を講じることにより、さらなるまん延拡大を防ぐことが可能と考えられることから、緊急ワクチンは必要ないとされた。」

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html


[974] Re:[973] 3原則「感染源対策、感染経路対策、感受性動物対策」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/05(Mon) 17:21  

ときさん。
国への説得材料としては、やはり、EUの新司令にみるように、世界がStamping Out政策から転換の方向にあるhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=452
ことを、提言したほうがいいかもしれませんね。
ただし、一番のネックは、貿易上の問題です。
つまり、家畜衛生条件(Animal Health Requirements、二国間(bilateral )締結)http://www.maff-aqs.go.jp/tetuzuki/eiseijoken/との兼ね合いです。
アジアでは、次のサイトhttp://www.maff-aqs.go.jp/tetuzuki/eiseijoken/chicken/sub5.htmのような条件になっています。
各国でのワクチン接種是非の状況は、このサイトhttp://homepage.mac.com/yk8/ADC/Pages/AvianFlu-J/AI-main-J.htmlのとおりです。

たとえば、このサイト「日本国向け加熱処理家きん肉等に関する家畜衛生条件」http://www.maff-aqs.go.jp/tetuzuki/eiseijoken/chicken/asia/Thailand/15-1269.pdf
では、タイから日本への家禽肉輸出の衛生条件として、次の文言が入っているのですね。
(インド・中国からの輸入についても、同様の文言が入っていますが、シンガポール、台湾、韓国からの輸入については、ありません。)

「4 日本国に輸出される加熱処理をされた家きん肉等の原料に供される家きんについては、次に掲げる条件を満たすものでなければならない。
(1)生産農場においてと殺前少なくとも21日間高病原性鳥インフルエンザ等の発生が確認されていないこと
(2)生産農場において高病原性鳥インフルエンザワクチンを接種されていないこと
(3)5に規定する認定食鳥処理施設において、輸出国の政府機関の検査官が行うと殺の前後の検査により、伝染性疾病に感染しているおそれのないことが確認されたものであること」

で、問題は、日本がワクチン接種国になった場合、上記条件を輸出国に対して要求できるかどうかなんですが。

http://www.maff-aqs.go.jp/tetuzuki/eiseijoken/chicken/asia/Thailand/15-1269.pdf


[973] 3原則「感染源対策、感染経路対策、感受性動物対策」 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 16:58  

殺処分の方針変更を批判、緊急の防止策を要望 日鶏協・緊急会議 (2005年09月05日(月)鶏鳴新聞)
http://www.keimei.ne.jp/article/20050905t1.html

『茨城県の現状や生産者団体の主張について説明した島田英幸専務理事は、伝染病に対する防疫の3原則は、感染源対策、感染経路対策、感受性動物対策である。現在の防疫指針は殺処分の感染源対策や、消毒・バイオセキュリティの感染経路対策のみで、感受性動物対策としてのワクチンの予防的使用は否定している。生産者団体としては、ワクチンを使えばすべて解決すると言っているのではなく、ワクチンを含む総合的な防疫対策を取らないと手遅れになると主張している――とした。』

「伝染病に対する防疫の3原則は、感染源対策、感染経路対策、感受性動物対策である。」

 まったく、そのとおりです。とくに、感染源が不明で(なんとしても非合法ワクチンにこじつけたいようですが)、伝染発覚以前にあらかじめ交通・移動の完全遮断ができぬ現在、「感受性動物対策」が特に重要です。そしてそれは、けっして、「淘汰・根絶」ではありません。(あくまでも事後処理であって、それによって「発生を防御する」ことは、不可能というものです。それでできると考えることは、まさに空想の世界、机上の空論そのものです。)


(社)日本養鶏協会
http://www.jpa.or.jp/index2.asp
鳥インフルエンザの不正ワクチン使用することがないことについてのお願い(09/05)
http://www.jpa.or.jp/news/item/2005/09/05/
http://www.jpa.or.jp/news/item/2005/09/05/besshi01.html


[972] Re:[970] [934] [933] [932] どうやら森田氏の翻訳ミスらしい。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/05(Mon) 15:08  

キミヒさん。
森田実さんの『時代を斬る」の8月10日号は、このサイトhttp://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/ですが、ここでは、「米国通の友人H氏から、『ウォールストリート・ジャーナル』2005年8月8日号のインターネット版記事の一部が送られてきた。」
とありましたが、森田批判派の一部から、「該当記事がみあたらない。』との批判から、『この記事は、ウォールストリート・ジャーナルではなくて、フィナンシャルタイムズの記事ではないか』という疑念が、ネット上で立ち上がり、議論となっていたわけです。
http://bbs1.parks.jp/11/newtext/bbs.cgi?Action=Res&Mode=Tree&Base=14895&Fx=9参照
まあ、いってみれば、森田批判のネタにされたというわけですね。
森田さん側にも、スキがあったものと、私は見ています。
で、森田さんが手にしたのは、8月8日の「 Japan's Postal Bill Stirs Power Fight」であろうし、フィナンシャルタイムズの記事、8月8日の「A contemporary dilemma haunted by history」では、おそらくないでしょう。
なぜなら、このフィナンシャルタイムズの記事
http://news.ft.com/cms/s/ae844de4-0834-11da-97a6-00000e2511c8.html
は、ここの部分だけは、郵政の資金の流れについて触れているようですが、これ以後の内容の大半http://cocolog-yoshi.cocolog-nifty.com/blog/files/R_Dore_FT050808.docは、日本の国内政局の話に終始しており、郵政の資金の流れについての記事ではないからです。
このサイトhttp://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200508121326.htmlでも、サブスクライブしなくても読めるところまでの文章は引用されていますが、その後の文章は、読まれていない節がありますね。

で、私が訳した「Who Gains From a Japan Post Split?」は、それとは別の話でして、この掲示板の9月1日に、まりちゃんさんから、日本語に訳した記事の紹介があったもので、その原文を私が概訳したものです。
日本では、しんぶん赤○さんが詳しく取り上げていました。

解散当時の外電では、同種の英語記事はたくさんあって、たとえば、この記事「Japan Goes Postal. Good for Investors?:」
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000039&cid=pesek&sid=aW_RAAHWxQ9M
は、8月9日付のブルームバークの記事です。
[971] Re:[970] [934] [933] [932] どうやら森田氏の翻訳ミスらしい。 投稿者:真名  投稿日:2005/09/05(Mon) 14:58  

キミヒさん。はじめまして。
森田さんの言うのに近い意味の文章にはなっていますね。
森田さんも「翻訳」として書いているわけじゃなくて、「こういう見方がある」という書き方なので。 翻訳なら正確な訳文とはいえませんが。
しかし、森田さんの記事では「ウオールストリートジャーナル」と書かれていますが、これはけっきょく間違いなんですか?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[970] Re:[934] [933] [932] どうやら森田氏の翻訳ミスらしい。 投稿者:キミヒ 投稿日:2005/09/05(Mon) 13:39  

 笹山先生へ

 「Who Gains From a Japan Post Split?」は8月26日で日付が合いませんよ!

 森田氏は8月10日号でコメントしています。
 原典は
英紙『Financial Times』の8月8日付のインターネット版記事「A contemporary dilemma haunted by history」

 で原文は
The global finance industry will have to wait a little longer to get its hands on that $3,000bn of Japanese savings.
 ですよ。
 森田氏の訳は大筋は一致しています。

http://news.ft.com/cms/s/ae844de4-0834-11da-97a6-00000e2511c8.html


[969] Recombinomicsが日本の鳥インフルエンザ問題に言及 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/05(Mon) 12:48  

で、肝心の遺伝子塩基配列が公表されていないので、確定的なことはいえないとしてはいる。
最近のアジアでは、H5N2は、台湾のA/chicken/Taiwan/1209/03 と、韓国で発見されており、このうちの韓国の遺伝子塩基配列の開裂部位(cleavage)についてみると、アメリカから来たものと一致しているという。
しかし、台湾と韓国とのH5N2との比較では、開裂部位(cleavage)についてみると、似てはいるが、一致してはいないという。
LPAIであるという点では、この三種のウイルスは共通しているという。

日本の農林水産省は、どうして、遺伝子塩基配列の公表を控えているのだろう。

http://www.recombinomics.com/News/09040501/H5N2_WBF_Japan.html


[968] Re:[959] [958] [954] 「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳- 投稿者:真名  投稿日:2005/09/05(Mon) 11:57  

コメントありがとうございます。
森田氏の記事は興味がなくて、よく知らなかったのですが、そういうことがあったようですね。

今回のWSJの記事も、資産運用専門家が、かりに運用を任せられたとしたときの資産配分をシミュレーションしてみたという内容なので、それほどまじめに受け取ることもないだろうと思いました。
もともとマクロ経済的な試算ではないように読めます。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[967] 一部農協が家畜向け抗菌剤等医薬品を無許可、不正取引、劇薬や人体に有害な薬剤も 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/05(Mon) 11:28  

家畜薬を無許可販売の疑い 一部農協、薬剤師置かず
http://www.asahi.com/national/update/0905/TKY200509040229.html
>関東甲信地方で一部の農協が家畜向け抗菌剤など動物用医薬品(動物薬)を無許可で販売していることがわかった。劇薬や人体に有害な薬剤も含まれ、薬事法に違反する疑いが強い。こうした不正取引について農林水産省は80年代半ばに是正に向けた措置を一時打ち出しながら、その後は抜本的な改善策をとっていなかった(以下略 URLをご覧ください)


>03年、農水省が家畜のふん328サンプルを対象に行った調査で、VREが見つかった養鶏場が1カ所あった。

>食の安全に関心が高まり、「抗生物質不使用」を掲げる畜産品も多いが、調査会社「富士経済」(本社・東京)によると、04年度に卸業者が扱った牛、豚、鶏用の抗菌剤は約167億円分で、この5年間は微減にとどまっている。

さて、何を信用したらいいのやら。


[966] 別にワクチンでなくても 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 11:23  

 生きた鳥は、方々から人為的に持ち込まれてますし、とくに国内では趣味の野鳥飼育用の鳥の捕獲が禁止されていますので、中国産のがだいぶ輸入されているようです。
 一時期、証明書の偽装などで、問題になっていましたので、摘発前に放鳥の可能性もないとはいえません。

 プロの養鶏家の方々が、わざわざ、キケンを犯してまで、非合法ワクチンに手をだすとは到底思えません。そこまで、やるとするなら、むしろ食肉鶏卵養鶏ではなく、趣味・ペットの家禽飼育関連の方々のほうが、何倍も可能性がある。

 鳥を飼ってるのは、養鶏業者だけではないということを、強く認識して欲しいものです。生きたままの流通移動も、そちらの分野の方が、数段頻度が高いとも思います。それに比べたら、養鶏業者の鶏の管理は、あらゆる面で、かなり高度と思います。プロですから。

 なにはともあれ、もはや、自然のものになっていると看做さなければならないようです。対策も、早急に次の、フェーズに移行せざるを得ないはずなのですが・・・。


[965] 再掲-中国製H5N2型対応ワクチンについて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/05(Mon) 10:42  

今年の7月ころか、この掲示板の3010で、中国製H5N2型対応ワクチンについて、紹介したことがありました。
で、先週の農林水産省家きん疾病小委員会発表以来、このあたりの情報についての問い合わせが多くなっているようですので、ここに、一部を再掲しておきます。

ただし、あくまで、情報としてですから、誤解のないように。

以下部分引用

[3010] 中国製H5N2型対応ワクチンの使用が、茨城の鳥インフルエンザの原因??? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 18:11
(前略)
中国製なら、こんなの
http://www.qiludb.com/web/product.php?class=%D2%DF%C3%E7
http://www.qiludb.cn/web/showproduct.php?sid=163
も、簡単に手に入るようですよ。
この「禽流感滅活疫苗」は、H9とH5N2との併用型のようですね。

引用終わり

このうち『禽流感』というのは「鳥インフルエンザ」で、『滅活』というのは「不活化」で、「疫苗」というのか、『ワクチン』という意味。
http://english.people.com.cn/200403/16/eng20040316_137679.shtml
のサイトで見るように、中国では、このH5N2ワクチンを、H5N1防御用に使っているようですね。
中国のワクチン製造については、このOIEの資料「Introductory statement from the OIE Director General
for publishing an OIE Mission report to the People’s Republic of China」http://www.oie.int/downld/Mission%20China.pdfをご参照

参照
下記サイトや
http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F%E3%80%80%E7%81%AD%E6%B4%BB%E3%80%80%E7%96%AB%E8%8B%97%E3%80%80%E3%80%80&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2%E6%96%B0%E9%97%BB

http://news.google.com.hk/news?hl=zh-TW&ned=hk&ie=UTF-8&q=%E7%A6%BD%E6%B5%81%E6%84%9F+%E6%BB%85%E6%B4%BB+%E7%96%AB%E8%8B%97&btnG=%E6%90%9C%E5%B0%8B%E6%96%B0%E8%81%9E


[964] あ〜あ、やっちまった。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/05(Mon) 09:51  

 たぶん、カイワレ(O157)のときと同じになるでしょう。

鶏153万羽処分、鳥インフルエンザが拡大 茨城・埼玉
2005年09月04日23時17分
http://www.asahi.com/life/update/0904/004.html

鳥インフルエンザ、渡り鳥の調査開始

 ニワトリなどへ鳥インフルエンザウイルスの感染が拡大していることを受けて、環境省は日本へ飛来する渡り鳥がウイルスを保有しているかどうかの調査を始めました。
 鳥インフルエンザをめぐっては今年も茨城県内などの養鶏農場でウイルスに感染したニワトリが見つかっています。
 こうした感染と渡り鳥が関係している可能性があることから、環境省はシベリアや中国大陸などから飛来するシギ・チドリ類やガン・カモ類などの渡り鳥を捕まえ、ウイルスを保有しているかどうか調査することにしました。
 環境省ではアメリカなどで人への感染が確認されているウエストナイル熱のウイルスについても調査することにしています。
 渡り鳥の捕獲は東京湾岸の他に長崎県や奄美大島などで来年3月まで行われる予定です。(TBS 05日02:01)
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3110150.html

 トリフルに関しては、渡り鳥でなく、在来の野鳥の調査が先のはずですが・・・。
 「清浄国」妄想にとらわれて、それとの整合性ばかり考えているから、こんなおかしなことになってしまう。
 昨年、すでにH5N1型の感染も、現実におこっているわけですから、それでさえ、もはや国内に侵入済みと考えておく必要があるのに。ましてや、無病性であれば、すでに国内に存在して、気付かれていないまま、ここまできてる可能性が大であることに、思慮がおよばないのか? 想定に精密さ緻密さが足らない。あまりにも「想定外」にしてしまうことが多すぎて、「想定内」が限定されすぎ。これでは、実験科学も成り立たない。ましてや相手は、in vivo だ。ますます「公」の信頼性・信憑性というものに疑問符がつき、権威を失墜させていく。
 科学的なデータにもとづく根拠すら提示、公表できていない。想像(妄想)のみで政策を走らせている。そして、大本営発表、御用提灯持ち記事。


◆鳥インフルエンザ問題の今後(86)(2005.9.5)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza172.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『この行政としての恥ずべきニュースは世界に発信されました。(Additional information will be appreciatedProMED読売新聞2005年9月3日)皆確認の続報を待って居ます。世界の物笑いにならないようにすべきです。』(もう手遅れです。)

『もう国の手にかかってしまった農場は倒産するしかないところが沢山出ると思います。このままでは政府による人災は増えるばかりで、とりあえず殺されないウインドレスだってヘビの生殺しにあっているようなものです。これはみんな国の責任です。』

 ウイルス学的知見からいって、ここまで見事に、「国」が方針の過ちをおこすとは。これが、外交交渉や、「戦争」だったら、完敗してる。嗚呼、情けな哉。人命に関わることでも起こる?

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
PRO/AH/EDRAvian influenza - Asia (19): Japan (Ibaraki), poultry, H5N2
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050904%2D0020


[963] 今朝の朝日新聞の鳥フル記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/05(Mon) 09:27  

今朝の朝日新聞の鳥インフルエンザの記事
http://www.asahi.com/life/update/0904/004.html
での図
http://www.asahi.com/life/update/0904/image/TKY200509040223.jpg
は、よくまとまっていましたね。

でも、
この図で見ると、殺処分除外羽数は、
石岡市101万羽 美野里町79(80?)万羽、小川町(8月25日分)30万羽、小川町、行方市(旧玉造町)(8月27日から9月3日分)42万羽、合計252万羽
ということですけど、
このうち、「小川町(8月25日分)30万羽」と「小川町、行方市(旧玉造町)(8月27日から9月3日分)42万羽」が、農林水産省発表分と、数字あっていないようですが。

農林水産省発表http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050830press_8.html
では、74万4千羽中、ウインドレス1棟24万羽、
農林水産省発表http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050901press_4.htmlでは、36万八千羽中、ウインドレス1棟10万羽とあります。

殺処分除外の農場別では、石岡市の(有)つくばファームのウインドウレス型12棟100万羽、美野里町のイセファーム株野里農場のウインドレス型9棟80万羽、小川町の愛鶏園小川農場のウインドレス型5棟30万羽、小川町の愛鶏園倉数農場のウインドレス型1棟24万羽、小川町のウインドレス型1棟の(有)中村養鶏場10万羽、小川町のウインドレス型1棟18万羽、合計6戸ウインドレス型29棟約2,620,000羽
というところでしょう。
このほかに、スギヤマファーム第3農場は、農水省方針転換前のため、ウインドレスにもかかわらず、39,991羽を殺処分しています。
(有)つくばファーム農地の一鶏舎については、ウインドレスであるが、ウイルス+のため100,450羽を殺処分。
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170905.pdf参照


この記事の中でウインドウレスの言葉がひとこともなかったというのは、何ででしょう?

私のサイトにも、違法ワクチンについては、いろいろなキーワードで、検索アクセスがあるようです。
いろいろあるんですね。
「違法ワクチン」「無許可ワクチン」「非合法ワクチン」「闇ワクチン」「ヤミワクチン」「やみワクチン」「脱法ワクチン」「未承認ワクチン」「禁止ワクチン」などなど。

http://www.asahi.com/life/update/0904/004.html


[962] Re:[961] 水は大丈夫でしたか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/05(Mon) 09:08  

聞きかじりさん。
ご心配くださり、ありがとうございます。
テレビなどを見られたかたが、今朝から、何人か、電話で、ご心配いただいているようです。
大丈夫です。
善福寺川、神田川や、妙正寺川の沿岸地帯は、かつては、洪水常襲地帯であったのですが、平成9年に環七地下五十メートルに直径十二・五メートルの環七地下調節池の第一期工事が完成してから、劇的に洪水は減少したようですが、今回の洪水地帯は、第二期工事対象地域ということで、この効果を得られなかったようです。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/moguchan/nandesuigai3.html参照
二期工事の完成は、平成19年ということですから、当分は、このような状態が続くものと思われますね。
ニューオーリンズの悲劇も、人事でないように思われてきました。


[961] 水は大丈夫でしたか? 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/09/05(Mon) 08:43  

中の・杉並・三鷹あたりが冠水したそうですが、いかがですか?
浅草では、排水の悪いところがやや冠水したみたいですが、ブレーカーが飛ぶなどの被害はありませんでした。

四国は、水が欲しい所ですが、被害も心配です。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[960] Re:[950] [946] 動物福祉の観点からの措置が、高病原性への変異を抑制する効果があるのではないか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/05(Mon) 08:15  

虹屋さん。
レスが遅くなりました。
ご指摘の点、修正させていただきました。  
動物福祉の観点の強化が、低病原性の鳥インフルエンザウイルスの高病原性へのミュートを阻止できるか、という問題ですね。
大きな問題ですね。
もっとも、ヨーロッパ的観点からの動物福祉と、日本的観点からの動物福祉とは、その深度がかなり違うように思えるのですが。

このサイト「Highly pathogenic avian influenza (HPAI) - Questions & Answers」
http://www.defra.gov.uk/animalh/diseases/notifiable/disease/ai/qanda.htm
では、
Q24. Should free-range poultry be locked up?
Q26. What precautionary measures should we take against bird flu now?
あたりに書いてあるようですが、
特に、放し飼い(free-range poultry) での問題については、http://www.defra.gov.uk/animalh/diseases/notifiable/disease/newcastle/pdf/poultry_welfare.pdf
で書いてあるようですが、企業養鶏については、書いていないようですね。


[959] Re:[958] [954] 「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/05(Mon) 07:48  

真名さん。
お久しぶりです。
今回のウォールストリートの記事、ポイントは、むしろ、日本の国債市場に与える影響かと思います。
日本国債から米国債へのシフトが、日本国債市場に与える影響とでもいいますか。
ちょうど、以前、日本の国債発行が膨らんだとき、「クラウディング・アウト現象」(日本国債市場の巨大化が、他の金融商品のマーケットを狭くしてしまう現象)を懸念する声が大きくなった時期があったのですが、今度は、その逆の現象で、これまで、日本の債券市場を大きく占めていた日本国債が売りに出され、その分の空洞化を米国債などが占める、ということになりますね。
つまり、郵政民営化とは、不健全な日本国債の市場に対して、その健全化を迫るブーメランとなって、今度は、日本政府に刃を突きつけてくるというわけです。
昨日から、この「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」サイトへは、うなぎのぼりのアクセスですが、森田実さんが、先月、同じウォールストリートの記事「 Japan's Postal Bill Stirs Power Fight 」(2005/08/08)を、原文を明らかにしないまま、こういっちゃ何ですが、やや、煽り記事めいたことを書かれていたので、その反動効果や、フォロー効果があったのではないかと思っています。
やはり、これからは、評論家の皆様も、ネットでは、字数制限がないのですから、原文は、明らかにしないと、無用の混乱を招くことを自覚してもらいたいものですね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454


[958] Re:[954] 「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳- 投稿者:真名 投稿日:2005/09/04(Sun) 23:19  

笹山先生。 あ久しぶりでございます。 読ませて頂きました。 助かります。 ブログでもまた紹介させて頂きたいと思います。 
「Speak Easy」もまだ完結していないので心残りではあるんですが、なかなか時間がとれませんです。
ますますのご活躍をお祈りしております。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[957] Re:[955] [951] [948] 非合法ワクチン接種説が浮上している問題 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/04(Sun) 21:19  

鶏ピアさん。レス有難うございました。
鶏ピアさんも、目を通されたと思いますが、農水省の防疫指針には、「本病は、一般に、感染した鳥類又は本病のウイルスに汚染された排せつ物、飼料、粉塵、水、はえ、野鳥、人、飼養管理に必要な器材若しくは車両等との接触により感染する。・・(1)すずめ、からす類等の野鳥の、鶏舎等への侵入防止対策を強化すること
(2)ねずみ、いたち類、さらにはえ、ごきぶり等の害虫対策を強化すること・・」とあります。

WHOの尾身先生のご意見は、
★東南アジアでは生産者と消費者の衛生知識が低く、生きた鶏をマーケットで売買したり、消費者が鶏の毛をむしったりする、鶏と同居している状態なので、鶏インフルエンザ・ウイルスに人間が感染するリスクが日本とは全然違い、高い。人間のウイルス感染のリスクを下げるためには、ワクチン接種の他に有効な手段も無くワクチンを使わざる得ない。★
という理解でよろしいでしょうか。

先の防疫指針をみれば、このような状態では人間が中介しての鶏の感染リスクも高いわけです。WHOという立場では人間の健康が第一ですから、人間のウイルス感染が主題であろうと思っていましたが、あえてお聞きしました。ワクチン接種以外の手段=殺処分が鶏インフルエンザ感染の制御に有効な状況では、人間の健康を守るためにはそちらの方が望ましい。ワクチンは、重症化の抑制には効果があるものの、感染を完全に防ぐことはできない。ウイルスの増殖を抑制することは出来るが、排出を防ぐことはできない。人間の暴露量はへらせる。食糧生産や経済的影響を度外視できるのなら、人間の健康を守るためには殺処分の方が優れた手段であるという事でしょうか・・

我々の日常生活でも、ねずみ、はえ、ごきぶり等の出入りを完全に防ぐことは難しい。粉塵の出入りはもっと難しい。したがって、ウイルスに罹患した鶏舎から、これらを介して他の鶏舎にウイルスが拡散し、疾病が流行する事は一般論として言えるのではないでしょうか。それだからこそ、罹患鶏がでた鶏舎は、全頭殺処分し隅々まで消毒するのではないでしょうか。
 今回の場合、鶏舎から鶏舎へ拡大が無かったとすると、これまで発見された、今後発見される全ての農場、鶏舎で非合法ワクチンが使用されていなければ説明が付かなくなりませんか?
 ウンドレス鶏舎(閉鎖型)も、開放型鶏舎と同じく粉塵、ねずみ、はえ、ごきぶり等の出入りを完全に防ぐ、物ではありません。

http://www.maff.go.jp/tori/bousi.htm


[956] 公務員の犯罪対策 投稿者:国民感情 投稿日:2005/09/04(Sun) 20:45  

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/unpleasant_affairs/?1125830686

警察官がまた犯罪ですか。死刑にすればいいのでは?
公務員の犯罪は血税の横領なのだから死刑が最適だと思います。また、犯罪を相互で監視して密告制にすれば効果的かと。


[955] Re:[951] [948] 非合法ワクチン接種説が浮上している問題 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/04(Sun) 18:32  

虹屋さんこんばんは

> 鶏ピアさん。
> > 先日WHOの尾身先生の講演では、「日本の養鶏は東南アジアの非衛生的な過密養鶏とは異なり、生きた鶏をマーケットで売買したり、消費者が鶏の毛をむしったりすることが無いため、ウイルス感染のリスクが全然違う」と申しておられました。東南アジアでは生産者と消費者の衛生知識が低く、鶏と同居している状態なので他に有効な手段も無くワクチンを使わざる得ないということです。
>
> 上記の感染リスクは、人間への感染リスクでしょうか、鶏への感染リスクでしょうか。

人間への感染リスクです。

> また、ウイルスは低病原性でしょうか高病原性でしょうか。尾身先生のお話はどちらだったでしょうか?お教えください。

H5N1型に対するお話でした。
歴史を振り返りながら人類を脅かしてきた病原体として、結核、麻疹、ペスト、梅毒、スペイン風邪(H1N1)、HIV、SARS、などの話がありました。これらはいずれも人獣共通感染症の側面を持っており、将来的にも何らかの病原体によるヒトの流行が発生する可能性があるという話でした。ちなみにH5N1による流行の可能性については「神のみぞ知る」と語っておられました。
ですからH5N1による流行のリスクはWHOも把握していないのです。現在の国の過剰すぎる対応を見る限り、農家には迷惑な騒動ですが、日本の衛生的な養鶏、鶏肉処理、流通が国民の健康を脅かすことは無さそうです。

> また[901] ウインドレス鶏舎優遇が無意味なことに変わりがない。で述べたように、鳥獣から保護され衛生を保たれた鶏舎から、他の鶏舎、農場に拡大しております。

これは原因として未承認ワクチンとの関連が疑われているものの、鶏舎から鶏舎へ拡大したという説やウインドレス鶏舎が無意味かどうかという説については今のところ合意が得られていないと思います。

http://ss.niah.affrc.go.jp/disease/poultry/toriinfluqa.html#10


[954] 「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/04(Sun) 17:53  

話題の8月26日付ウォールストリートの記事「Who Gains From a Japan Post Split?」をブログで概訳し「「郵政民営化で、得するのは誰なのか?」-ウォールストリートジャーナル紙8月26日の概訳-」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454として掲載しました。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=454


[953] ウイルス学入門もう一冊(といいながら・・・) 投稿者:とき 投稿日:2005/09/04(Sun) 13:36  

ウイルスと人間 [新装版] 岩波科学ライブラリー (104) 山内 一也 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400007444X

 やはり、最低限の常識として次も。

ゼロ歳からの免疫力 集英社be文庫 藤田 紘一郎 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086500760

 昔の人は、経験(体験)知がありました。今の人は、経験知もなければ、学習知もなく、「無知の知」あるいは、自分がどこまで知って、どこからわからないかすら、知りえなくなって、知っていることだけで、すべてを解釈してしまおうとする。まったく無謀・無茶です。その無謀・無茶さえ自覚がない。まったくトホホな状態です。やはり、文明国から、未開といわれている地域のほうが、知的に豊穣なのかもしれません。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4124001398
(マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』)
(いまの、日本のトリフルをめぐる対処の現状は、未開社会以前の状況です。魔女狩り同然のことを、さもさも合理的なことのようにやってしまうのですから。)
 
 「教養」をなおざりにして、「専門知識」を最優先させたばかりに、「高等教育」が死んでしまっています。戦後の教育は、この国に、まったく知的に貧困な民衆を繁殖させてしまったというのは、言いすぎでしょうか? (問題は、いわゆる大衆ではなく、知的階級とみなされている階層の貧困。)


大衆の反逆 ちくま学芸文庫 オルテガ・イ ガセット (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480082093
名著。エバーグリーン。

すばらしき愚民社会 小谷野 敦 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104492027
中庸、ときどきラディカル―新近代主義者宣言 小谷野 敦 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480814450


[952] Re:[948] まだ、洗脳が解けていないようで・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/09/04(Sun) 12:40  

鶏ビア様

 世の権威といわれてる人間の話や、マスコミマスメディア、公式発表などを真に受けすぎです。彼らも、時には勘違いや間違いを起こします。すぐに洗脳、催眠にかかりやすい性格ではないですか?(特段、誹謗中傷ではありませんので、誤解なさらぬよう。)
 もうすこし、メディア・リテラシーを鍛えてください。
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1175401

> 一連の鳥フル騒動の原因として未承認ワクチンが疑われていることについて、もしそれが事実であれば鳥獣から鶏舎を保護し鶏舎の衛生を保つことにより、十分に鳥フルは防ぎうることになります。ルールを守れば今回の騒動は避けられたかもしれません。

 野生株が伝染まん延している可能性が第一義である状況を、人工株(とはいっても、もともとはどこかの野生株ですが。)がばら撒かれたことにして、偽装情報を出しているのに等しいのですが。その情報に過度に躍らされていませんか?

『もしそれが事実であれば鳥獣から鶏舎を保護し鶏舎の衛生を保つことにより、十分に鳥フルは防ぎうることになります。』は、全く何をやいわんかです。

 そもそもの始まりは、「清浄国」(妄想)前提のまま、H5型(しかも弱毒株)が、たまたま、検査にひっかかってしまったことに始まっているのです。闇ワクの疑いをかけるなら、一例目を除外したらだめでしょう。そこが、それでないのなら、使用はないのです。みな、疑心暗鬼にとらわれ、だれかを悪者にしたくなる心理に引きずられすぎです。「疫病(あるいはウイルス感染)」に、本来「悪者」はいないのです。もうすこし、対策検討側は、冷静になるべきです。

> 東南アジアでは生産者と消費者の衛生知識が低く、鶏と同居している状態なので他に有効な手段も無くワクチンを使わざる得ないということです。

 過密に飼育していたら、それだけで、ウイルス伝染の条件はほぼ整っているとみなさなければなりません。あとは、発症がみられるかどうかは、個体の感受性と、その体力しだいです。環境(栄養状態、気温、体力の消耗の程度)によって、へい死するかどうかが決まるだけです。けっして、「衛生」状態・環境がどうだとか、家畜と人間の距離がどうだとかでは決まらないのです。

> 尾身さんはベトナムなどワクチン使用を認めた国に対し、「ワクチンを使用するのであればルールを守って使用して欲しい」と語っておられ、ワクチンを使用してもサーベーランスを継続する必要を説いておられました。

 権威に弱いようですね。鵜呑みにしていてはだめです。
 『ワクチンを使用してもサーベーランスを継続する必要を説いておられました。』
 これは、「ワクチンを用いたらこそ必要になるのがサーベイランス」という認識が、曲解された説明で流布されているようですね。

感染症情報センター インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html
サーベイランス > IDWR > 感染症の話 > インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k05/k05_08/k05_08.html

> 鳥用のワクチンに対する世界的なルールは下記の通りです。これは世界的なルールのはずですが、ワクチン使用国では実際の運用上@とAが守られておらず、BとCの問題が現実化しているように思えます。

 これは、もはや、ほぼ日本だけの「妄想」ルールです。
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/toriinfluqa.html

> A. 海外には鳥用のワクチンはありますが、日本を含め世界のほとんどの国では、ワクチンに頼らない、殺処分による防疫措置が採られています。その理由は、ワクチンは発病を防ぐことはできますが、ウイルスの感染および排泄を防ぎきれないためで、以下のような問題点があります。@感染の発見が遅れてその間に他の鶏群に蔓延する、Aワクチン非接種鶏を混合飼育し、定期的にウイルスの侵入を監視する必要があり、侵入が確認された場合には接種群も淘汰となる、B清浄化までに長期間を有し、海外発生国からの輸入禁止が不能となる。Cウイルスが長期残存し、ヒトに感染する新型ウイルスの出現につながるおそれがある。
> なお、農林水産省は、万一発生が拡大した場合、更に蔓えんすることを防止するため、ワクチンを備蓄し、国産ワクチンの開発を進めています。
> 現在使用されているA型のインフルエンザワクチンは、豚用および人用ともH1およびH3亜型に対するものであり、高病原性鳥インフルエンザ(H5又はH7亜型)には効果はありません。
> もしこれらのワクチンを接種した場合は、抗体が上昇し、鳥インフルエンザウイルス感染群と見なされます。絶対にワクチンを接種しないで下さい。

 先日もこの件に触れましたが、抗体価が上昇するのは、まず最初に考えなければならないのは、野生株に感染を受けた場合です。まずこれが先です。となれば、なにはともあれ、周辺環境の調査をまず先に、なおかつ早急にやらなければならないのです。それをうやむやにして、人為的なワクチン接種によることへと誘導するのは、悪質な、本質から目をそらさせるための偽装行為です。
 それほどまでに「清浄国」妄想幻想にしがみついていなければならないのかと、唖然とします。まったくキチガイじみてる様相です。ウイルス学の知識がある人間は、学生だって、そんな話を信じていない。本音では、だれもそんなこと思っちゃいないのです。ウイルスについて、何も知らないひとが、そう信じ込まされてるだけです。

 すべて、「清浄国」妄想を補完するためのルールです。
http://www.maff.go.jp/tori/bousi.htm
http://www.maff.go.jp/tori/20041118bousi-2.pdf
 すなわち、鳥インフルエンザウイルスに関する「ウイルス学」的知見からいって、まちがった認識によって組み立てられた屁理屈です。いまどきこれを真に受けているのは、ウイルスの知識のない、まったくのドシロウトだけでは? 最低限の一般的ウイルス学の知識があったら、その間違った認識には、皆、気付かれていますよ。もうすこし、きちんと正確な知識を学んでから発言をお願いいたします。いたずらに、議論を混乱させるだけです。

ウイルス 究極の寄生生命体
http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=61891182005
ウイルスは生物をどう変えたか―進化の演出者・ウイルスの世界を探る
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061329499
ウイルスとどうつきあうか―闘いから共存への戦略
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/414084003X
微生物学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4830605111


◆鳥インフルエンザ問題の今後(83)(2005.9.4)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza169.htm
『 国とその小委員会は、防疫上の必要からではなく、清浄国論と自分達の名誉を守ることだけで全く無害な鶏達を、大量に殺し続けて居る。』

◆鳥インフルエンザ問題の今後(84)(2005.9.4)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza170.htm

 法令を、精読しておりませんが、おそらく、指針(ガイドライン)にもとづく都道府県知事の命令にたいする不服申し立てはできず、あくまでも都道府県知事にたいする訴訟によるものとされているはずで、国を相手に訴訟はできないかたちになっていたような。
 「指針」作成体側の「間違い」や「罪」は、おそらく、今の法体系では、問うことができるシステムにはなっていないように思います。なにはともあれ、「無知」は最強です。
 科学的に実証されないかぎり、今行なわれている「不正」を、法のシステムで裁くことはできないでしょう。
 あいては、「自然」の「疫病」で、それをどう判断したかは、「無知」である以上(たとえ装っていても)、その「過失」・「瑕疵」は問えないことになるのですから。
 民主主義・法治国家の欠点でもあります。
 法令のみなおしは、民主主義の正統的な手続きから言えば、主権者たる国民(今の場合は養鶏業者)の意見の総意をくんだ代表者(業界団体役職者、それを産業とする県の代表者、あるいは、国会議員など)が、行政の窓口を通して(行政のルールにもとづいて)、正規の手続きを踏んでやるしかない。
 あくまでも、業界の問題です。業界自身が、「無知」を脱しない限り、解決は不可能です。これが、衆愚の怖ろしさです。


[951] Re:[948] 非合法ワクチン接種説が浮上している問題 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/04(Sun) 12:06  

鶏ピアさん。
> 先日WHOの尾身先生の講演では、「日本の養鶏は東南アジアの非衛生的な過密養鶏とは異なり、生きた鶏をマーケットで売買したり、消費者が鶏の毛をむしったりすることが無いため、ウイルス感染のリスクが全然違う」と申しておられました。東南アジアでは生産者と消費者の衛生知識が低く、鶏と同居している状態なので他に有効な手段も無くワクチンを使わざる得ないということです。

上記の感染リスクは、人間への感染リスクでしょうか、鶏への感染リスクでしょうか。
また、ウイルスは低病原性でしょうか高病原性でしょうか。尾身先生のお話はどちらだったでしょうか?お教えください。

> 一連の鳥フル騒動の原因として未承認ワクチンが疑われていることについて、もしそれが事実であれば鳥獣から鶏舎を保護し鶏舎の衛生を保つことにより、十分に鳥フルは防ぎうることになります。ルールを守れば今回の騒動は避けられたかもしれません。
ワクチン使用疑惑の根拠は、9/3の農業新聞によれば、
「証拠はないが、ワクチンの可能性は否定できない」。同日(9/2)行われた小委の会合終了後の記者会見で、喜田教授は厳しい表情で語った。
 茨城県の7農場で分離されたウイルスに極めて近いとされたのは、2002年に中米のグアテマラで発生したもの。中米からの野鳥の飛来は考えられない、ウイルスに感染した鶏が日本に入った形跡もない--消去法で浮上したのが非合法ワクチンの使用だ。

あまり確たる物ではありません。
また[901] ウインドレス鶏舎優遇が無意味なことに変わりがない。で述べたように、鳥獣から保護され衛生を保たれた鶏舎から、他の鶏舎、農場に拡大しております。


[950] Re:[946] 動物福祉の観点からの措置が、高病原性への変異を抑制する効果があるのではないか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/04(Sun) 11:28  

笹山さん。
>日本の場合、低病原性というのは低毒ではあっても、H5なので、日本の取扱い上は高病原性鳥インフルエンザという扱いになるところに、いろいろな問題を引き起こしているように見える。

ウンドレス鶏舎(密閉型)とウンドレス鶏舎(閉鎖型)と表記するかで、全く受ける印象が違います。
「日本の取扱い上」も「日本の法的な取り扱い上」とした方が、文意が鮮明になると思います。

>さらに、アニマル・ライツに基づいた動物福祉の観点からの大量殺処分に対する疑義が生まれてきたこと。
つまり、人間の健康的視点からは、問題ないのに、なぜ、大量の動物の殺戮が行われるのかということに対する疑念が生じてきたということである。

私の知る限り、動物福祉の観点からの養鶏法の変更点は@1羽当たりの飼育面積の拡大=飼育密度の減少A強制換羽の停止B日照管理での暗時間の確保(夜明け/日暮れを人工的に作り出す)などがあります。
http://www3.famille.ne.jp/~marufeed/Shiyo/Broiler/welfare/hashi00sep.htm
他に農畜産業振興機構のサイトに情報ありhttp://alic.lin.go.jp/

小委員会委員長の喜田教授は「低病原性に感染しても健康なニワトリは発病しない。ウィルスは低病原性のまま糞として排出される。 しかし、低病原性の感染が他の病原菌の感染と同時期であったり、ニワトリが過大なストレス状態にあるなら、例えば高密度飼育・ウィンドレス鶏舎の ケージ飼育なら高病原性に変貌する。」と述べていられます。

つまり、動物福祉の観点から導入された養鶏法の変更措置が、”高病原性”へのウィルス変異を抑制する効果があるのではないでしょうか。
 飼育方法やワクチン接種、笹山さんの[871] メキシコでの鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え鶏痘ワクチン使用例をみると、ワクチンの種類によって効き目が微妙に違うようですが、などの手段で、高病原性へのウィルス変異を抑制することが可能なのか。リスクをゼロには出来ないにしても低減化できるのか、笹山さんやご覧の皆さんのご意見をお伺いしたいところです。

小委員会も、不毛なワクチン接種の犯人探しよりも、ウンドレス鶏舎が無効なことが分かったのですから、高病原性へのウィルス変異を抑制する方法の検討に力を注いで頂きたいものです。


[949] それでもニューオーリンズは、再生する−都市計画者たちの見解- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/04(Sun) 11:14  

このサイト「Can New Orleans ever come back?」http://www.sptimes.com/2005/09/03/Worldandnation/Can_New_Orleans_ever_.shtml
は、都市計画者たちの見たニューオーリンズ都市再生の可能性についての論評であり、興味深い。
ニューオーリンズ自体が、古きよきアメリカの文化的遺産の宝庫だけに、都市計画者たちの、ニューオーリンズ再生にかける意気込みは、すさまじいものがあるようだ。
「第二次世界大戦での壊滅的打撃を受けた、ドイツのドレスデンや、日本の広島でさえ、立派に再生したじゃないか。」というのが、彼らの勇気のよりどころとなっている。
「増してや、21世紀のテクノロジーを持ってすれば、十分、この地区は再生できる。しかし、問題は、どのサイトに都市再生すれば、将来とも、ミシシッピー川の氾濫に耐えられる都市づくりができるか、これが問題である。」と、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のAnastasia Loukaitou-Sideris氏はいう。
さらに、問題は、長期的な都市再生の思惑と、短期的な都市再生の思惑とが、ぶつかり合うことであるという。
1871年のシカゴの火災や1906年のサンフランシスコの地震の時にも、当初は、根本的な防災対策を施した長期的なプランが練られた。
シカゴでは、木造建築の被害の教訓で、火災に耐えられる金属フレーミングによる世界初の超高層ビルが、当初計画された。
サンフランシスコでは、アンカレッジをまねた都市区画による計画がなされた。
しかし、市会議員からなどの政治的圧力で、これらの長期構想は、葬り去られ、短期的な要請に基づく都市づくりが先行してしまったという。
特に、ニューオーリンズの場合、貧困層の被害者が多いことが、これらの都市再生を困難にさせているという。
1992年のハリケーンAndrewの被害の後、破壊されたアパートメントは、広く立派になったが、帰ってきた貧困層が住むには、あまりに、高いものであったという。
となると、新しく再生の地のニューオーリンズは、居住者のいない、土着性のない、観光客目当てのディズニーランドのような都市になるのであろうか。
また、財政的な思惑もある。
ルイジアナ市民の多くは、都市再生そのものには、賛成であるが、その財政負担については、意見が異なるようだ。
アメリカ連邦緊急事態管理局(FEMA)や、この地に立地して巨大な利益を得ている石油産業に、その負担を期待する向きもあるようだ。

http://www.sptimes.com/2005/09/03/Worldandnation/Can_New_Orleans_ever_.shtml


[948] 非合法ワクチン接種説が浮上している問題 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/04(Sun) 10:47  


一連の鳥フル騒動の原因として未承認ワクチンが疑われていることについて、もしそれが事実であれば鳥獣から鶏舎を保護し鶏舎の衛生を保つことにより、十分に鳥フルは防ぎうることになります。ルールを守れば今回の騒動は避けられたかもしれません。
先日WHOの尾身先生の講演では、「日本の養鶏は東南アジアの非衛生的な過密養鶏とは異なり、生きた鶏をマーケットで売買したり、消費者が鶏の毛をむしったりすることが無いため、ウイルス感染のリスクが全然違う」と申しておられました。東南アジアでは生産者と消費者の衛生知識が低く、鶏と同居している状態なので他に有効な手段も無くワクチンを使わざる得ないということです。

尾身さんはベトナムなどワクチン使用を認めた国に対し、「ワクチンを使用するのであればルールを守って使用して欲しい」と語っておられ、ワクチンを使用してもサーベーランスを継続する必要を説いておられました。鳥用のワクチンに対する世界的なルールは下記の通りです。

これは世界的なルールのはずですが、ワクチン使用国では実際の運用上@とAが守られておらず、BとCの問題が現実化しているように思えます。

>Q10.鳥用のワクチンはありますか? 目次に戻る
A. 海外には鳥用のワクチンはありますが、日本を含め世界のほとんどの国では、ワクチンに頼らない、殺処分による防疫措置が採られています。その理由は、ワクチンは発病を防ぐことはできますが、ウイルスの感染および排泄を防ぎきれないためで、以下のような問題点があります。@感染の発見が遅れてその間に他の鶏群に蔓延する、Aワクチン非接種鶏を混合飼育し、定期的にウイルスの侵入を監視する必要があり、侵入が確認された場合には接種群も淘汰となる、B清浄化までに長期間を有し、海外発生国からの輸入禁止が不能となる。Cウイルスが長期残存し、ヒトに感染する新型ウイルスの出現につながるおそれがある。

なお、農林水産省は、万一発生が拡大した場合、更に蔓えんすることを防止するため、ワクチンを備蓄し、国産ワクチンの開発を進めています。
現在使用されているA型のインフルエンザワクチンは、豚用および人用ともH1およびH3亜型に対するものであり、高病原性鳥インフルエンザ(H5又はH7亜型)には効果はありません。

もしこれらのワクチンを接種した場合は、抗体が上昇し、鳥インフルエンザウイルス感染群と見なされます。絶対にワクチンを接種しないで下さい。

http://ss.niah.affrc.go.jp/disease/poultry/toriinfluqa.html#10


[947] 9/4農業新聞、生産者に波紋広がる 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/04(Sun) 09:54  

「同業者がまさか」生産者に波紋広がる 9月4日、日本農業新聞より
茨城県で発生した鶏インフルエンザの原因に非合法ワクチン接種説が浮上している問題で、養鶏業者間に波紋が広がっている。・・・
 「非合法ワクチンは見たこともない。使った業者がいるとは思えないが・・・・」。坂東市で採卵鶏1万羽を飼育する横島昭さん(45)は、言葉を詰まらせる。6月末に隣に水海道市で発生して以来、不安を抱えて経営してきた。事実なら許されない行為と憤りも感じるが、いったん発生すれば経営再開は厳しいだけに、「経営者としての気持ちは分からなくもない」と言う思いもよぎる。
 鶏から抗体が見つかった小川町の養鶏業者は、「このままでは仲間同士が疑心暗鬼に陥ってしまう。とにかく送球に原因を突き止めてほしい」と訴える。
 大規模経営の弊害を指摘する声もある。埼玉県坂戸市で地鶏「タマシャモ」1500羽を放し飼いする尾島一正さん(49)は「大量に飼育するほど予防に気を使う必要があり、衛生管理に過敏になったのかもしれない」と分析。さらに、「今回の問題をキッカケに、生産効率を過剰に追い求めざるをえない養鶏のあり方を見直すべきではないか」と話す。


[946] 「低病原性鳥インフルエンザ対応のEU新司令のもつ意味について-Stamping Out政策からの転換 -」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/04(Sun) 08:37  

これまでの虹屋さん、平和屋さん、ときさん、鶏ピアさん、などとの議論をプログ「低病原性鳥インフルエンザ対応のEU新司令のもつ意味について-Stamping Out政策からの転換 -」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=452にまとめてみました。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=452


[945] Re:[941] [939] [936] 低病原性鶏インフルエンザウイルスの付着した卵は、食品衛生法で定められた「健康を害するおそれのある食品」ですか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/04(Sun) 07:06  

鶏ピアさん。
[931] Re:[927] Stamping Out政策からの転換
に書いたのですが、今回のEUの皆殺し鳥インフルエンザ対策からの脱却は、次の考えにもとずくものと思われます。
1.鶏段階での弱毒性のままの状態では、人への影響がない。→2.鶏へのオプションとしてのワクチネーションは、人への影響がない。→3.であれば、鶏の弱毒性のままにある段階で、部分的にワクチネーションで対応したほうが、社会的にも、経済的にも、プラスである。
で、問題点として、野外株とワクチン株との見分けがつきにくくなり、対外上問題である。
ということなのではないでしょうか。
この掲示板で、ときさん、平和屋さん、虹屋さん、などのご提案を元に作成した、「低毒性時代の日本の鳥インフルエンザ対策についての、ひとつの提案」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=429
も、結果的にみれば、このEUの新司令と同じような考え方にたっているのですね。
すなわち、これほど、低毒性ウイルスが蔓延している状態においては、在来型のStamping Out(皆殺し)政策は、有効でないし、社会的・経済的損失も大きいし、低毒性の鶏の段階では、人間への影響がないにもかかわらず、ロスが大きい、ということでする。
であるならば、そのオプション政策として、積極的にワクチネーション政策を取り入れたほうがいいのではないか、という問題意識ですね。
鶏ピアさんのご意見も、皆殺し政策は意味を成さないという点までは、一緒であると、見えますが。
ただ、問題は、貿易上の問題で、現在、ワクチン接種禁止をしているのが、タイ、韓国などであり、ワクチン接種をしているのが、インドネシア、中国などであり、そのような国々のハザマの中での得失を考えているのが、日本ということになりますね。

http://tsubasa.gr.jp/164.html


[944] げに恐ろしき日本国かな 投稿者:国民感情 投稿日:2005/09/04(Sun) 05:33  

口先だけは旨い詐欺師が法律を作り、庶民からいわれの無い税金をむしりとる。 今度は泥棒行政官が、むしり取った税金から自分の懐に数億円の貯蓄を行い、たまに発覚して捕まっている。
泥棒官僚が、詐欺師政治家の上前をはねるなど、日本では起きていないでしょうな?  そう信じましょう。

さて、日本は良い国になったのでしょうか? ある政党はさかんに、『日本再生』などと叫んでますが、良い国をいじる必要は無い。

まあ、そもそも、化石燃料に立脚した経済を成長させるの、景気低迷だのと言ってる精神構造を一から変えないと、うわべだけの改革ではどうしようも無い所に来ている。
これは、世界の富の70%以上を独占している先進国の問題であり、国内だけの問題ではないのでが。

あー、30年後が楽しみだなや。


[943] プロレス的政治手法とBSE対策 投稿者:国民感情 投稿日:2005/09/04(Sun) 02:19  

プロレス的政治手法とは、問題の本質的な部分を、観衆に対して微妙にすり替えながら、最後は骨抜きどころか、身も皮も無い様な結果を、ポンと出してくる政治手法である。観衆もこれで何回目かの裏切り裁定でもあるにもかかわらず、『まあ、こんなもんだよ』とか『次はもう少しまともな裁定が下されるよ』と、あきらめつつも、諦めきれない、微妙な精神状態なわけですな。
例えば、米国産の牛肉に関して言えば、国内外の一線級のプリオン研究者の大半が、『前頭検査』を指示している。
最初は日本のエリート官僚レフェリーさんも、米国のミート押し売り官僚レスラーに『試合ルールの徹底』を求めたり『反則技や凶器のチェック』をそれっぽい態度で施すわけですな。 つまり、前頭検査ルールの徹底や、危険部位の除去違反のチェックを求めるわけです。
しかし、米国ミート押し売り協会の力は強く、日本プロレスコミッショーナーにまで圧力をかけ、ルールの緩和や、反則技の多少の使用は認めろ!と段々本性を表すわけです。
我々観衆は、『ルールは大事だ』『まさか反則技は許すまい』などと日本のプロレス協会やコミッショナー、レフェリーの良心と見識を信じて、見守っていたわけですな。
しかし、結果は、あれよあれよと言う間に、米国ミート押し売り協会に寄り切られ、BSE汚染牛が日本に出回る事に。。。。

(注)以上も私の妄想ですが、どういう所で決着が付くのでしょうか? 


[942] 「常在化の懸念が強まった」 投稿者:とき 投稿日:2005/09/04(Sun) 01:27  

鳥ウイルス/常在化の懸念が強まった 神戸新聞 2005/06/28
http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu/00015563ss200606281000.shtml

『国内では初めてのタイプが、関東地方で確認されたことは、この種のウイルスが国内の広い範囲で季節に関係なく常在化している可能性をも示すものだ。さまざまな流入ルートを想定し、あらためて野鳥や渡り鳥などの捕獲調査を行うべきだろう。』

 ↑この認識や、正し。

『強い毒性に変異する可能性があり』
『発生の芽を早期に摘み取ることが最大の防御になる。』

 ↑この認識や、ウイルス学の知識不十分と、「清浄国」妄想にとらわれていることの証左。

 国内の感染状況実態を知るのに、養鶏場の鶏のみの、みせかけの「サーベイランス」という名目での抗体保有実態調査では、まったく不十分で、その調査結果をもって、国内には「ない」(清浄国)とするのであれば、偽装と言わざるを得ない。


[941] Re:[939] [936] 低病原性鶏インフルエンザウイルスの付着した卵は、食品衛生法で定められた「健康を害するおそれのある食品」ですか? 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/03(Sat) 23:09  

笹山さまや皆様のコメントです。ご参照ください。
私はそうは思いません。

[908] Re:[907] 栃木って? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 21:46

繰り返しになりますが、906に見るように、世界の潮流は、弱毒性対応をとることによって、強毒性への変異を事前に阻止するという対応に変わっているんです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050903-00000107-jij-pol


[940] Re:[936] [913] あくまでも『清浄国』を偽装しつづけるために 投稿者:とき 投稿日:2005/09/03(Sat) 23:07  

鶏ビア様
> 「清浄国」を偽装というよりも、国は食品衛生法で定められた「健康を害するおそれのある食品は出荷しない」という方針を頑なに守っているように思えます。せめて消費者の胃袋に入る鶏やタマゴは清浄を保ちたいのでしょう。
> 世界一の品質基準を追求すればBSE対策同様、日本の基準は厳しすぎると米国やOIEから非難を浴びそうです。

 産業経済行政施策からみた「鳥インフルエンザウイルス感染症」と、人間の食品安全と医療保健に関わる行政施策上の「ヒトの感染症対策」がありますが、いま、この「鳥インフルエンザウイルス感染症」に関しては、ほぼ、「ヒトの感染症対策」には関わりがないことで、純粋に「鶏の感染症対策」として考えなければならないのですが、鶏ビア様のなかで、ごっちゃになっておられるように見受けられます。

 これは、純粋に、鶏のみの病気です。ヒトに対する脅威は、ほぼありません。鶏がうまくかわせれば(罹っても治れば)いいだけの話です。ウイルス感染症は、罹らない(感染しない)ことが重要なのではなく、罹っても死なないこと、あるいはそれ以上に、一度ゆるく罹って経験しておくということが最も肝要です。

 その、鶏にとっての現実的な対処ができるようになるということが、真の疾病対策ということです。

 まだまだ皆さん、「清浄」妄想から脱するには、強い「クリーン」洗脳にかかっているようです。目に見えないものは「ない」という前提に立つのではなくて、たくさんうじゃうじゃ「ある(いる)」という前提に立って、自然を見る癖をつけたいものです。生物体の消化管(動物の場合は腸)は、微生物の巣です。それなしでは、腸の機能を果たすことができません。逆に、それがいなければ、動物は、食物を摂取しても、その栄養をうまく吸収できず、生きていけません。
 それ以上に、ウイルスは、まだまだ未知のことが多いのです。病原体としての「害」は、いくらか徐々に解明されてきつつありますが、生命体にとって、どのような「益」をもたらしているのかは、まだまだ未解明です。
 遺伝子を解析したぐらいで、わかった気になっているのであれば、その学者・研究者は似非と認定せざるをえません。わかればわかるほど、未知の領域が広がっているのですから。


[939] Re:[936] 低病原性鶏インフルエンザウイルスの付着した卵は、食品衛生法で定められた「健康を害するおそれのある食品」ですか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/03(Sat) 23:01  

鶏ビア さん。
 私の不勉強のせいか、低病原性鶏インフルエンザ・ウイルスが人に感染すとは聞いたことがありません。卵などの出荷禁止は、あくまで鶏を守るためと思ってきました。
 よろしければ、低病原性鶏インフルエンザウイルスの付着した卵は、食品衛生法で定められた「健康を害するおそれのある食品」である理由をお教えください。


[938] Re:[934] [933] [932] 森田氏の翻訳ミスあるいはフライングだとしても 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/09/03(Sat) 22:57  

これが、日本の銀行業界とともに、アメリカの国家としての要求であり、大局的には、誤ってはいないと思います。それだけに、揚げ足を取られぬ用心が必要だと思っておりましたが。


[937] 「郵政民営化で350兆円が米国に奪い取られる」というプロパガンダ 投稿者:とき 投稿日:2005/09/03(Sat) 22:47  

August 12, 2005
「郵政民営化で350兆円が米国に奪い取られる」というデマ
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200508121326.html

August 23, 2005
「過疎地の郵便局が無くなる」という脅しに騙されるな!
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200508231302.html

 ご紹介まで。


[936] Re:[913] あくまでも『清浄国』を偽装しつづけるために 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/03(Sat) 22:45  

「清浄国」を偽装というよりも、国は食品衛生法で定められた「健康を害するおそれのある食品は出荷しない」という方針を頑なに守っているように思えます。せめて消費者の胃袋に入る鶏やタマゴは清浄を保ちたいのでしょう。
そのおかげで消費者は安心して鶏もタマゴも食べているのですが、膨大なコストが生じるという指摘はその通りです。
ところで茨城県小川町の養鶏場でも新たに抗体陽性鶏が発見されたようです。これらの鶏も処分されてしまうのかと考えれば可哀想ですがどうでしょうか?
冷静に考えれば、特別な計らいで小川町の鶏が処分命令を逃れても、やがては出荷されて人間様の胃袋に入る運命ですから最終的な運命は変わりません。しかし過去の感染歴を示しただけであれば生カキのように加熱用と表示しての出荷を認めても良いと思います。鶏卵は液卵などに利用できそうです。
食のコストにもう少し配慮があれば国民の非難を浴びずに済むのではないでしょうか?
私は安心して鶏肉と鶏卵を毎日食べていますが、世界一の品質基準を追求すればBSE対策同様、日本の基準は厳しすぎると米国やOIEから非難を浴びそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050903-00000107-jij-pol


[935] ネット社会の時代、消えてゆく通勤! 投稿者:ネット未来 投稿日:2005/09/03(Sat) 22:16  

今までの時代、オフィス街において全員が通勤する、例えば100人従業員のある会社なら、100人とも出社するというように、誰もが仕事するために通勤するのが常識でした。

インターネットのブロードバンド常時接続へ移行する時代、全国の誰もがパソコンや携帯モバイルなどのインターネットのブロードバンド常時接続の利用者になっていきます。
現在ブロードバンドは、ADSLが先に普及していますが、近い将来無線LANや光ファイバーが主流になって普及していきます。

また、全国の各企業や役所でも、オフィス内では事務机の上にノートパソコンと周辺機器、外回りでは携帯モバイルによる仕事が主流になります。

そうなると、従業員は、事務所に出勤する必要があるのでしょうか?
また、事務所に出勤しなければできないような仕事内容でしょうか?

例えば、顧客情報や経理等データ入力や、資料・報告書作成など事務処理の大部分は、本社からメールで受信されれば、従業員が自宅のノートパソコンにてワード・エクセル・アクセス等により作業を行って、報告期限までに本社に送信すれば良いです。
また仕事上の疑問があれば、自社や他WEBサイトを閲覧すれば良く、それでも疑問がある時、本社等に電話かメールすれば良く、別にどうしても事務所まで通勤して1日中事務所で仕事しなければいけないワケではないです。

あるいは、営業など外回りの業務でも、企業や官公庁のWEBサイトが充実している以上、
一旦事務所に出勤してから一日中外回りする必要があるのでしょうか?

それよりも得意先にはもちろん、新規顧客を獲得しようとするなら、WEBサイト閲覧を呼びかけるか、メールマガジン購読を普及させて、その商品やサービス情報を読んで関心を持った一般の企業や人々が、本社に連絡してきたときだけ、本社から自宅で作業している従業員に連絡して、連絡受けた従業員が自宅から直接商品やサービス情報のために出向かせれば良いのです。

こうなるとインターネットの時代のオフィスは、社長と管理職、企画立案業務など主要な業務の担当者、あるいはオフィスの窓口で直接顧客相手に業務を行う従業員以外は、ほとんど出勤不要で、社内全員が集まる会議や研修会、全員参加のイベント等の時だけ出勤するのが常識になっていきます。
つまり、インターネットの時代は、在宅ワークが常識で、通勤することが消えてゆく時代なのです。

だから全国の各企業は、従業員の通勤手当や遠方赴任者のための住居手当など人件費を節約でき、事務机の上にノートパソコンと周辺機器だけの簡素化と、また少人数しか常時出勤しないため、大きなオフィスビルから、小さなテナントビルの一室で良くなるなど、建物や設備の維持管理費及び光熱費・税金等諸経費と大幅に節約できます。

そして、オフィスビルが消えてゆくのはもちろん、何よりも通勤が消えていくから、大都市のオフィス街へ向かう道路のマイカーや電車・バスなどの通勤ラッシュも消えていきます。



[934] Re:[933] [932] どうやら森田氏の翻訳ミスらしい。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 22:06  

「Who Gains From a Japan Post Split? 」では、こうなっていますね。
概略、そのようなことなのではないでしょうか。

「日本のマンモス郵貯システムの民営化までには、多くの政治的障害があるが、三兆ドルの資産の内のいくらが外債に再配分されるか、その可能性について、すでに、アナリストが計算している。」

「There are plenty of political hurdles to clear before Japan's mammoth postal system heads toward privatization, but the possibility of reallocating some of its $3 trillion in assets into foreign bonds already has analysts crunching the numbers」


[933] Re:[932] どうやら森田氏の翻訳ミスらしい。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/03(Sat) 21:41  

笹山様
>  『ウォールストリート・ジャーナル』は「郵政民営化法案は廃案となったが、これは手取りの時期が少し延びたに過ぎない。ほんの少し待てば、われわれは3兆ドルを手に入れることができる」との見方を述べている。

 どうやら、件の部分、氏の意訳のしすぎ、もしくは勘違いらしいとのことですが・・・。


[932] 「森田実の時代を斬る」の8月10日号 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 21:24  

「森田実の時代を斬る」の8月10日号
http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02040.HTML
で、「米国通の友人H氏から、『ウォールストリート・ジャーナル』2005年8月8日号のインターネット版記事の一部が送られてきた。
 『ウォールストリート・ジャーナル』は「郵政民営化法案は廃案となったが、これは手取りの時期が少し延びたに過ぎない。ほんの少し待てば、われわれは3兆ドルを手に入れることができる」との見方を述べている。」
と書いてあることで、その根拠を示せとの意見が、ネットで盛んになっていて、サイトによっては、森田実氏がうそつき呼ばわりさせている騒ぎようだ。
中には、これは、ファイナンシャル・タイムズの記事の間違いではないかとのサイトも現れている。
そこで、森田実さんに代わって、その記事の原題を示すと、以下のようである。

「 Japan's Postal Bill Stirs Power Fight 」(2005/08/08)

ここで、日本の評論家に注文なのだが、これからは、外国紙からの引用分については、必ず、英語の原題を記すようにしてもらいたいものだ。

ちなみに、この掲示板の865と866で話題になったのは、2005/08/26付けのウォール・ストリート・ジャーナル紙で、題名は「Who Gains From a Japan Post Split? 」でした。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02040.HTML


[931] Re:[927] Stamping Out政策からの転換 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 21:01  

虹屋さん。ときさん。
鳥インフルエンザ対策について、EUがこれまでの旧司令(92/40/EC)でのStamping Out(根絶)政策から、新司令に移行したことで、日本の防疫政策方向にも、若干づつ、変化が見られてきたようですね。
EU新司令の方向転換の背景には、生産サイクルの短期化と、家禽飼育の密集化によって、疫病のコントロール、バイオセキュリティーの確保がしにくくなった、ということがあるようですね。
そして、これはいかにも、ヨーロッパらしいのですが、アニマル・ライツに基づいた動物福祉の観点からの大量殺処分に対する疑義が生まれてきたことです。
つまり、人間の健康的視点からは、問題ないのに、なぜ、大量の動物の殺戮が行われるのかということに対する疑念が生じてきたというわけですね。
また、殺処分によって、国民経済的に見ても、膨大なロスと、コストが生じるということでしょう。
それは、消費者にとってのロスでもあるからです。
鳥の健康面から見た場合はともかく、人間の健康を中心に、鳥インフルエンザ問題を考えて見た場合、国内的には、殺処分は、あまり効果があるとは思われません。
そこで、そのようなStamping Out政策のオルタナティブとして、コントロールのオプション政策としてのワクチネーション政策への転換という方向が、生まれてきたのだと思います。
しかし、ここで、立ちはだかる問題は、貿易上の問題でしょう。
おそらく、日本のワクチネーション政策転換にためらいを見せているのは、この貿易上の問題であると思われます。
これまでは、ワクチネーションによって、自然感染の鳥か、人口感染の鳥かが区別つかなくなるということで、ワクチネーション採用の国は、輸出を拒否され、不利をこうむってきたということなのでしょう。
しかし、ワクチンが、在来型の不活化ワクチン(homologous とheterologous)だけでなく、遺伝子組み換えワクチン(recombinant vaccines)が生まれてくるのにあわせて、よりワクチン使用をオプション政策に取り入れた、戦略的な、鳥インフルエンザ対策がとられる時代に入ってきたといえます。
下記紹介のサイト「The use of vaccination as an option for the control of Avian Influenza」は、上記に書いたような方向転換について、わかりやすく書かれております。
今回の家きん小委員会の問題で、これらの新時代にあった鳥インフルエンザコントロールの方向を、逆戻りさせることのないように祈りたいものですね。

http://www.thepoultrysite.com/FeaturedArticle/FATopic.asp?AREA=HealthAndWelfare&Display=121


[930] ウインドレス鶏舎で、またまた検出 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/03(Sat) 20:58  

読売新聞さま、ウインドレス(密閉型)鶏舎という表記は誤解を生みます。ウイルスが出入り不可能のようです。密閉ではなく閉鎖型というべきです。
参照 社団法人 中央畜産会
http://zookan.lin.go.jp/kototen/tori/t322_1.htm

>鳥インフルエンザ、茨城の養鶏場で新たに抗体検出

 茨城県は3日、同県小川町の1養鶏場(約18万羽)で、鳥インフルエンザH5型ウイルスの感染歴を示す抗体が新たに検出されたと発表した。
 引き続きウイルス分離検査を実施している。同県内でウイルスや抗体が検出されたのは29養鶏場となった。
 この養鶏場にある6鶏舎は、いずれもウインドレス(密閉型)鶏舎。8月30日、周辺の養鶏場で抗体が確認され、新たに移動制限区域に加わっていた。
(読売新聞) - 9月3日20時26分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050903-00000212-yom-soci


[929] プロレスと日本政治 投稿者:国民感情 投稿日:2005/09/03(Sat) 20:23  

プロレスを見ていると、レフェリーは外人組の反則に気がつかず、日本組レスラーの抗議を『ちゃんとタッチロープを握って!』とか『これ以上の抗議は反則カウントものだぞ!』などと、取り合ってもくれません。
我々観衆は、レフェリーもグルなんだよね。なーんて心の隅では思いながらも、馬場と猪木の試合を観るためにチケットを買い、会場に通うのでした。
しかし、段々観衆も知恵がついてきますよ。レフェリーの裁定もおかしい、プロレス協会の処分もパッとしない。。。これは変だぞ、反則を毎回見逃すレフェリーを解雇しろ! 責任者を出せ! と騒ぎ始めたりするわけですよ。
すると、『これまではルールが曖昧でした。今度の蔵前国技館の試合は完全決着でつけますから、どうか!次の蔵前決戦をお見逃し無く』なーんて、ちゃっかり宣伝に利用して、こりゃ、プロレス協会が一本上手ですな。
また、知能の足りない私ともはチケットを購入するわけです。今度こそ、納得のいく裁定ですっきりかたが付くだろうと思って。
しかし、結果はレフェリーの制止を聞かない馬場の反則負けでタイトル奪回ならず! な訳ですよ。
またファンが騒いで、協会は宣伝して、裏切られて。。。

まさに日本の政治はこのプロレス劇場と寸分違いませんな。

さてと、今回はどんなギミックで我々選挙ファンを楽しませて(その後落胆させる)くださるのでしょう。

(注)上記文章は現存のあらゆる団体と関係も無く、妄想100%の天然還元生レスです。


[928] 何が間違っていたのか? 投稿者:国民感情 投稿日:2005/09/03(Sat) 20:08  

日本をリードした政治家や官僚達。 今この時点では戦後60年の政治は日本をミスリードして来た、としておきましょう。 そう思っている都市部の中産階級諸氏は大勢いるはずです。問題は彼らの殆どは仕事に追われて、この板の存在すら知らない事なのですが(笑)
話を続けましょう。 今朝家内に『農村で保守が強いのは何故?』と聞かれました。私も知りませんよ、そんな事は。『農協は○○党だからじゃない?』『農村の知的水準が低いから目覚める事が出来ないからかもね。』と適当に答えておきました。 そうですよねTimeさん。 あなたの知的レベルに達しないで不満を言ってるだけの人は『めざめなさい』なんて、女王の教室みたいなフレーズで追い詰めてあげましょうよ。
で、農村の知的レベルの低い農民が良く考えもせず○○党に入れたりするから、日本は悪くなったと、そう日本の都市部中産階級諸氏は思い込んでいるわけですよ。
私の両親も農民でした。会社で同僚と話していたら『あの百姓どもが税金もろくに納めないで・・・』という話が出てきて、ちょっとムッとしましたよ。税金を節税しやすいのは確かですが(笑)、百姓はないでしょう。
まま、彼の怒りは百姓諸氏の税金払い方と選挙での投票行為が幼稚だと言う事だった事が印象的です。

では、○○党の何処が良くなかったのでしょうか?
基本的な構造に欠陥があったのでしょうか?

笹山さま、○○党がミスリードしたとして、その原因は何でしょうか? それとも十分にgood job してくれたのでしょうか?

(注)○○党とは政党政治を括って表現したものであり、特定の政党とは関係ありません。第一、日本はミスリードされてませんから(笑)


[927] 揺れる??防疫指針 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/03(Sat) 19:40  

農水省は、今後は抗体陽性の開放鶏舎は殺処分しないことを匂わせていますが、またまた変わるのでしょうか?? 農業新聞の希望的観測??

開放舎の鶏殺処分へ 家禽小委 
 日本農業新聞9/3より
農水省の家禽疾病小委員会は2日、茨城県小川町を中心に8月30日から9月1日に高病原性鶏インフルエンザの抗体が確認された14農場のうち、開放鶏舎13農場、約77万羽の殺処分を決めた。一方で、ウインドレス鶏舎の農場は殺処分しないため、生産者からは対応の違いに不満の声も上がっている。
 同日の決定を受け、同町の中村養鶏場は、開放鶏舎の約3万5000羽を殺処分する。ウインドレス鶏舎も経営する同社の中村強社長は「ウンドレスと開放型で衛生管理に大差はない」と指摘し、農水省の決定に困惑する。
 茨城県も農水省に対し1日、開放鶏舎で直ぐに殺処分せずに、一定期間の監視期間を設けるなどの柔軟な対応を求めている。
>同省は、今回は殺処分したものの、「今後は衛生管理を徹底している農場については、開放型鶏舎でも殺処分しないことを検討する」としている。


9月3日の日本農業新聞の記事
茨城の鳥インフルエンザ ワクチンが原因か/農水省
農水省の家きん疾病小委員会は2日、茨城県で発生した高病原性鳥インフルエンザの発生原因が、非合法ワクチンの使用による可能性があるとの見解を示した。
 国内では今年6月以降、茨城県を中心に28農場で、過去に鳥インフルエンザに感染したことを示す抗体が確認された。このうち7農場でウイルスが見つかり、いずれも中南米のウイルスと極めて近い遺伝子を持っていることが分かった。しかし同地域からの野鳥の飛来は考えられないため、質の悪いワクチンの中で生き残っていたウイルスが、鶏の移動で広がった可能性が否定できないという。

>やみワクチン疑惑浮上 経路解明加速も
小委員会委員長の喜田宏北海道大学大学院教授は「鶏の導入元を徹底的に調べ、感染ルートを突き止めたい」と話し、原因究明が加速する可能性もある。
 「証拠はないが、ワクチンの可能性は否定できない」。同日(9/2)行われた小委の会合終了後の記者会見で、喜田教授は厳しい表情で語った。
 茨城県の7農場で分離されたウイルスに極めて近いとされたのは、2002年に中米のグアテマラで発生したもの。中米からの野鳥の飛来は考えられない、ウイルスに感染した鶏が日本に入った形跡もない--消去法で浮上したのが非合法ワクチンの使用だ。
 これに対し、茨城県は「人為的な感染が原因であれば、それを証明することが必要。新たな調査に加え、原因究明に全力を挙げる」(畜産課)としている。
 農水省消費・安全局の中川局長は「もしワクチン接種による拡大なら、再発防止の徹底も必要となる」と、今後の対応をにらむ。
 鶏インフルエンザに詳しい北里大学獣医畜産学部の竹原一明助教授は、「グアテマラはメキシコから感染した。しかし、各国のワクチン開発・使用状況は不透明だ」と話す。
 海外で使われているワクチンは、ウイルスを殺して増殖できないよう「不活化」したもの。竹原助教授は「(非合法ワクチンは)十分に不活化しておらず、生きたウイルスが混じって感染を広げてしまうことがある」と危険性を指摘する。


[926] たとえば、こんなトリも。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/03(Sat) 19:15  

サンショクキムネオオハシ
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%AF%E3%82%AD%E3%83%A0%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%8F%E3%82%B7&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja

 なんとしても、人為的に広がったと、こじつけたいのでしょうか?
 動物園のトリは、「密閉」してますか?


[925] 虎視眈々と印象操作? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/03(Sat) 18:54  

 残念ながら(期待されていた方々にとって)、一連の無認可ワクチン報道は、虚報流布に等しいことのようです。ひどい話です。
 まさに、未知無知なる事柄に関して、あらぬ妄想を抱いたばかりの過ちです。まさに、虎視眈々様がいだく妄想と同程度同等の勘違いに、公的な方々が陥ってしまったことの現れです。
 なぜ、もっと緻密な想定をし、具体的な実態調査をしてから、結論を出すようにしなかったのでしょうか? あまりにも粗雑な勇み足です。妄想に憑き動かされすぎです。立場をわきまえて、もっと慎重であって欲しかった。(もうどうにもなりません。うやむやにするしかないでしょう。)


◆鳥インフルエンザ問題の今後(81)(2005.9.3)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza167.htm
『しかしこのこじつけ振りは無理が多すぎ、批判を増幅させるだけで,小委員会と農水の自爆テロとの認識をむしろ定着させてしまった。』
『フイリピンに行かずとも、隣国には何でもござれである。外部の正式ルートでは一切伺い知れぬが情報は山ほどある。』

◆鳥インフルエンザ問題の今後(82)(2005.9.3)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza168.htm
『だからいま野鳥をきちんとしらべれば清浄国論なんて忽ち吹っ飛ぶよ。その事態になっても小委員会の連中なら、それは鶏から来たもんだ。と逆の都合の良い説明をするだけだと思うよ。』


 ちなみに、『わが国に輸入された生きた動物の頭数(魚介類を除く)』。
http://www.nvau.ac.jp/022topics/001.html
『ペット用の野鳥が第3国経由で輸入されていることは、野鳥関係者なら常識的な事実で効果は疑問だ。それどころか、わが国へは生きた動物が年間数億頭が輸入されているが、じつにその99%は種類すらチェックされていないという驚くべき実態がある。当然、病原体も同時に持ち込まれているだろう。2001年から、順次、分類するようにはなってきたが、それでも大半は種が不明のままだ(表)。しかも、こうした外来種が野に放たれるケースが多く、深刻な生態系や公衆衛生上の影響が出始めている。』

 たとえば、飼鳥愛好(ペット)で、『Pionus』。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=Pionus&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_ja

 どのくらい輸入されているのでしょうか? あるいは、中米産のインコは? 都内で、繁殖しているインコは、「清浄」? ちなみに、健康状態のとき、ウイルス分離はほぼ不可能です。日本の自然環境は、はたして「清浄」? 常識的に考えれば・・・。
 中米、グアテマラやメキシコの常在している無病性のウイルスが、生きたトリで、日本に全く入っていないとはいいきれないのです。
 トリフル対策当局は、日本のトリをめぐる現状を、きちんと正確に、あらゆるデータの収集に基づいて、認識することにいたらず、その無知によって派生する、思い込みに突き動かされていまいか?
 それでなくとも、アジア周辺の状況は、そのような薬剤の規制に関して、ほぼ実質的には皆無と思われます。

 鳥インフルエンザウイルス感染症対策当局(国、都道府県)は、少なくとも、全国の飼鳥流通販売業者のリストアップはしているのでしょうか? (それもまた、サーベイランスの一環として、調査しておく必要があるのではないか。)

 ことほど左様に、トリフルの疫学は、「鶏」(養鶏業)だけの問題ではないのです。となれば、どうして、養鶏場だけを見て、「清浄」管理対策できるでしょう。くり返しになりますが、「清浄国」堅持、摘発・淘汰・根絶は、確実に「妄想政策」すなわち失政・失策です。

飼鳥情報センター
http://www.avian.jp/index.html


[924] Re:[921] アスベスト付き投票所 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 18:07  

国民感情さん。
争点は、郵政とは言うけれども、肝心の投票所がアスベスト発覚で、覆いで隠したまま、投票、とは、なんとも、皮肉な現象ですね。
身近に在る国民の危機、それらを逸らした審判ではあってならないはずですが。


[923] 茨城新聞の「鳥インフルエンザ」特集 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 18:02  

こんなサイトhttp://www.ibaraki-np.co.jp/serialization/tori_influenza/menu.htmがあったんですね。

http://www.ibaraki-np.co.jp/serialization/tori_influenza/menu.htm


[922] Re:[920] The origin of bovine spongiform encephalopathy: the human prion disease hypothesis 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 17:56  

Ahyahyaさん。
しばらくです。
これについては、882と884でも、紹介させていただきました。
ランセットに正式に紹介されたのですね。
このニュースのその後ですが、この仮説を立てたColchester氏は、 IANS でのインタビューで、「インドでこの仮説を立証してもらいたい。ガンジス川に流れている人骨にCJDが発見されたのなら、きたインドでは、CJDが発症しているはずだ。」などと答えたようですね。

http://news.webindia123.com/news/showdetails.asp?id=112913&cat=Health


[921] もうすぐ投票ですが。。。 投稿者:国民感情 投稿日:2005/09/03(Sat) 17:35  

この板に選挙関連のネタで投稿するのは選挙法に抵触するのでしょうか? 個人名や特定の政党名を出さなければOKですか? まあ、そういう方向で書きましょう。
私がもの心ついて約30余年。 あの頃は色々な大物政治家や今は無き政党も健在で、政治という舞台は一種独特の。。。まあ、日本の巨人達が暗躍する場所というイメージでした。 きっとこの方々が日本を良くしてくれるだろうと(笑) 笑ってはいけませんが。 で、現在に至るわけですが、日本は30年前の政治家が描いたビジョン通りに歩いて来たのでしょうか? 日本は30年前より良くなっているのでしょうか?  まあ、今の日本の状況を見れば、そんな野暮な問いかけは意味が有りすぎですかね^^  しかし、何処に入れていいのか皆目解りません。 『1人1人が目覚めなければならない』などと頭の良い方は仰いますが、そんな1億人が皆目覚めたら大変ですよ。ありえないですな。そんなわけで愚痴でした。


[920] The origin of bovine spongiform encephalopathy: the human prion disease hypothesis 投稿者:Ahyahya 投稿日:2005/09/03(Sat) 16:54  

▼The Lancet 2005; 366:856-861
DOI:10.1016/S0140-6736(05)67218-2
The origin of bovine spongiform encephalopathy: the human prion disease hypothesis
http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673605672182/abstract

▼時事通信
BSEは人間の遺体が感染源?=輸入飼料に混入の可能性−英専門家

 【ロンドン2日時事】1986年に英国で最初に確認されたBSE(牛海綿状脳症、狂牛病)は、
南アジアから輸入された人間の遺体を含んだ飼料が感染源だった可能性があるとする
研究結果を、英専門家が2日までに医学誌ランセットに発表した。
 BSEをめぐっては、狂牛病にかかった牛の肉骨粉を原因として世界各地に広がったと
されているが、もともとの感染源は特定されていない。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050903-00000018-jij-int

▼BBC
最初のBSEは異常プリオンで汚染された人骨であった可能性
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/4201072.stm

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140673605672182/abstract


[919] Re:[918] ワクチンマフィアが狙う養鶏業界 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 15:43  

虎視眈々さん。
アメリカのサイトに
「THE VACCINE MAFIA OR THE VACCINE CIA?」
http://curezone.com/art/read.asp?ID=45&db=1&C0=1
というのがありますが、まさに、この話は、本当だとすれば、ワクチンマフィアとワクチンCIAとの戦いというわけですね。
もっとも、これも、禁酒法と同じような側面があるわけで、ある程度のデ・レギュレーションによって、雲散霧消する対決構造だとは、思うのですけれども。

http://curezone.com/art/read.asp?ID=45&db=1&C0=1


[918] ワクチンマフィアが狙う養鶏業界 投稿者:虎視眈々 投稿日:2005/09/03(Sat) 14:22  

以下は噂じゃから真偽のほどは自分で判断しとくれ。
東南アジアの裏事情通から聞いた話じゃけど、あちらではマフィア系動物薬品ベンチャーがワクチンで儲けようと人為的にウイルスを散布しているそうじゃ。
事情通によるとじゃ、マフィアはワクチンマーケットを拡大するため感染したニワトリを非発生地の鶏舎に投げ込んだり給水施設にウイルスを注入しているそうじゃ。
パニックを作ればマスコミが騒いでワクチンが飛ぶように売れるからボロ儲けだそうじゃ。
今の日本の騒動はアジアで暗躍するマフィア系ベンチャーの手口とそっくりじゃ。
イセファームは最大手だからマフィア系ベンチャーによるマーケティング戦略の一部として利用されたんじゃ。
近々、マフィア系ベンチャーから彼らのワクチンを正式承認するよう嘆願書が出されるそうじゃ。本当ならば無茶苦茶な話じゃ。養鶏はマフィアの奴隷なのか?


[917] 政治家の被災地訪問の難しさ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 07:55  

ブッシュ大統領が、シーアイランド・サミットで、日本の小泉総理に会ったとき、「ウチのバーニーが、『コイズミによろしく』と言っていた」といって話題になったブッシュ大統領のスコッチテリアの愛犬「バーニー」
http://www.whitehouse.gov/barney/
だが、今回のニューオーリンズの災害被災に当たっては、ブッシュ大統領に悪い印象を与えてしまったようである。
ブッシュ大統領が夏期休暇から帰ってきたのが、ニューオーリンズ被災の二日後というから、それだけでも、非難を浴びる要素となるのだが、その休暇から帰って、ヘリコプターから降り立つときの映像が、まことにまづかった。
ヘリコプターのタラップを一足先に降りたブッシュ大統領が、タラップの上で待っているバーニーを抱え下ろして、放ってやった。
普通なら、ヒューマンに見える映像だが、被災地のかたから見れば、「何だ。大統領は、被災のわれわれよりも、犬のほうが大切なのか。」と、映ってしまったのではないのか。
そして、ニューオーリンズの市長は、「大統領権限を、全部私にくれ。何でも、やる。」という始末。
ブッシュ大統領の被災地救援の遅れの不始末に対する批判は、日に日に高まるばかりのようだ。
「イラクよりも、ニューオーリンズを」といいたいところなのだろう。
かく、被災に当たっての、政治家の一挙手一投足には、慎重さを要するのである。
私も、長いこと、災害対策委員なるものをおおせつかり、全国の被災地を、飛び回ってきた。
長崎水害の時には、鳴滝の被災地現場で、たった今発見された遺体とすれ違ったこともあった。
宮城県の鹿島台水害視察の時には、地元の伊藤宗一郎先生団長の下に視察したが、出迎えた地元の方から「まよえ」(弁償しろ。)の大合唱が湧き上がったこともあった。
宿に着けば、ビールいっぱいも飲むこともできない。
それは、気の使う仕事であった。
新潟の豪雪視察のときだったか、視察団の一人が、帰りの荷物整理で、視察先でいただいた資料を、駅のゴミ箱に捨てたということで、騒ぎになったこともある。
これほどデリケートな、災害視察なのである。
ブッシュ大統領の犬も、そこまでは、考えなかったのは、無理もないのだが、なんとなく、あの映像で、どうも、ブッシュさんは、弱者の味方ではないな、と、私自身も、思ってしまった次第である。




[916] Re:[914] [891] [890] Re[889]タイムスタンプ―補足 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 06:56  

山梨評論さん。
なるほど、デジタル版の配達証明ということですね。
サイトの場合、おっしゃるように、サーバー側で信号を送る場合と、サイト管理者が信号を送る場合とで、区別しないと、困りますね。
私のサーバの場合は、一日一回、バックアップのために、自動的に、サーバ側で信号をおくり、ダウンロードしますから、サイトの更新がなくても、表面上の更新はあるということになりそうなのですが。
民主党さんのサイト更新の問題は、総務省回答で、決着のようですが、もっと、うまい方法があったはずです。


[915] Re:[912] 現状の技術では、 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/03(Sat) 06:49  

ときさん。
まことに拙劣な家きん小委員会の発表のしかたですが、コンプライアンスの観点からは、はっきりさせなくてはならない問題でしょう。
各種報道の中で、以下の読売新聞の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050903-00000301-yom-soci
の中の次の発言が、ちょっと気になりました。
養鶏業者の発言として
「認められたワクチンは数種類は使っているが、鳥インフルエンザのものは使っていない」
つまり、この発言は、ニューカッスルや鶏痘用のワクチンは、使っていたということですね。
このあたりに、鳥インフルエンザにも、マルチに効果のある、リコンバインされたニューカッスル(ND)や鶏痘(FP)用のワクチン(Recombinant vaccines)が、あったかどうか、ということです。
http://www.ars.usda.gov/research/publications/Publications.htm?seq_no_115=135582参照

つまり、まさか、ないとおもいますが、ニューカッスルや鶏痘用のワクチンで、「農林水産大臣の指定し、都道府県知事が許可した動物用生物学的製剤」(家畜伝染病予防法第50条(動物用生物学的製剤の使用の制限))の中に、リコンバインされたもの(Recombinant vaccines)があったかどうか、ということにもなりますね。
http://www.nval.go.jp/info/gokaku0506.pdf 
http://hanafarm.com/seityouhina.htm 参照
これは、おそらくないでしょう。


[914] Re:[891] [890] Re[889]タイムスタンプ―補足 投稿者:Chaos 投稿日:2005/09/03(Sat) 01:33  

笹山様

証拠として認められるタイムスタンプは
タイムスタンプ認証というのがあります。
これは通称e-文書法とか政府公開鍵基盤とか
証明書とか信頼パスとか、頭が痛くなりそうな
しくみを使わないと実現できません。
私の実力では、解説し切れません。
タイムスタンプ認証は元の文書のハッシュ値を
認証局に送って、これに認証局の証明をもらうことで
ある時点で、当該文書が存在して、改竄されていない
ことを保障する方法です。
日本でも数社が提供しています。
Webの場合、スクリプトで表示日付が動的に変わったり
トップページからリンクされているコンテンツが
更新されたりと、簡単に「更新されていないこと」を保障するのは、かなりの手間ではないでしょうか。
これだけインターネットが発達しているのに、Webの画像や
文章は図画なので、利用禁止、なぜか音声コンテンツは
電話が許されているという理由で使用可能という、かなり非現実的な制度になっているようです。

http://www.dekyo.or.jp/ichiran.htm


[913] あくまでも『清浄国』を偽装しつづけるために 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 23:57  

<鳥インフルエンザ>人為感染の可能性 農水省委員会が見解

 茨城県などで発生が続いている鳥インフルエンザについて、農林水産省の「家きん疾病小委員会」(喜田宏座長)は2日、感染源として「ワクチンの使用など人為的な経路も否定できない」との見解をまとめた。自然の感染では有力な経路が考えにくいためという。鳥インフルエンザワクチンの接種は国内では事実上、違法行為で、同省は今後、違法な接種があった可能性も含めて感染原因を調べる。
 喜田座長によると、茨城のウイルスは、02年に南米・グアテマラで見つかったウイルスに似ていることが、遺伝子の分析で分かっている。しかし、南米から日本まで渡る野鳥は知られておらず、ウイルスは人手を介して日本にたどりついた可能性がある。また、南米のウイルスを原料に不完全なワクチンがつくられ、それが鳥に接種された場合、ワクチンに含まれるウイルスが広がる恐れもあるという。
 ただ同省によると、こうしたワクチンは確認されていない。ウイルスを鳥が運ぶ可能性もあり、接種場所も茨城県内とは限らないという。【山本建、高木昭午】
(毎日新聞) - 9月2日21時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000097-mai-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 ろくに、国内の野鳥の最近の感染経験を、充分に調査もせずに、自然環境中(の野鳥)から、感染を受けている可能性にはふれず、よくもここまで、でっちあげてしまうものだ。野鳥からの自然感染よりも、可能性の低い人為的感染に原因をもっていくのには、かなりムリを感じるのだが・・・。

『ただ同省によると、こうしたワクチンは確認されていない。ウイルスを鳥が運ぶ可能性もあり、接種場所も茨城県内とは限らないという。』

 滅茶苦茶な論理。ここまでして、かぎられた養鶏場だけとしておきたいのだな。そんなに『清浄国』カルト教義は、有難いのか? 何故だ? (もはや、清浄国ではありえない。)


[912] 現状の技術では、 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 23:29  

 ワクチン株と、野生株との、厳密な見分け区別は、まず不可能です。似ているとしかいいようがないのでは同じとはいえない。一致ではない。想定される元のワクチン株が手元にあって、その株と100%ピッタリ一致しないかぎり、同じものだという断定は不可能です。それは、誰が見てもわかる科学的データにもとづくものです。

 養鶏家さんたち、ヘンな恫喝に屈する必要はありませんよ。(もし使っていた養鶏家さんがいたとしても、最後までシラをきってください。絶対、わかりっこない。もはや野生株と同等の広がりをもっているとみなさなければならなくなっていて、ここまでくれば、ワクチン摘発をしたからといって何も解決しないのですから。しかも、感染経路も流れに矢印がついているわけもないですから。) すべては、H5型(H7型も)を、不当に過度に扱うことによってと、諸悪の根源「清浄国」妄想にしがみつくことから、間違いは始まっているのですから。

 悪法も法なり、と同様に、闇ワクもワクなり。いまトリフル清浄国(妄想)日本に、現実の「合理性」はないのである。何が正義であり、正当であるのかも、不明瞭である。「防疫指針」は、「らい予防法」に等しいくらい、現実との整合性がないと看做せます。それを一番よく知っているのが、御用学者さん自身であるのですから。(それを知らなかったら、ウイルス学者の看板を即座におろしていただきたいものです。)

 無認可ワク使用ないと思っていますが、もしあったとしても、いま名乗り出てきたところで、かえって問題がこじれるばかりです。むしろ、闇でもちいたのなら、墓場までもっていってください。そのほうが、日本の養鶏業界の「闇」の功労者となりえます。遅かれ早かれ、鳥H5型清浄国看板は、おろさなければ、今後、実際に高病原性が感染発病したときに、対処できないわけですから。(カンバンをおろさないかぎり、ワクチンは認可できず、ヒトには直接影響しないのにもかかわらず、ただひたすら殺処分し続けなければならなくなります。)

 最初から、生き物の立場にたてば、弱毒型ワクチン以外、助かる方法がないのだから。間違った政策をすすめてきた行政にも、半分の非がある(認めないでしょうが)。昔だったら、痛み分けで、ちょうどいい所に収めたのでしょうが。目の前の、鶏をよく観察すれば、それが、有害か無害かは、簡単にわかるのにね。
 まるで、高度な検査機器の打ち出す、データのみをみて、目の前の患者を見てない、見れない医者のようなものに堕しています、対策検討者たちは。現場の臨床にかかわっている人がいないのでしょうね。なんと不幸なことでしょう。
 
 一連のH5N2型抗体検出騒動に関して、わざわざ、「闇ワク」ネタなんか持ち出してこなくても、充分に落としどころがあったのに、どんどん自分たちの手をふさいで、ずいぶんな下手をやってしまったものです。野生鳥からの感染(かなり可能性濃厚)でおこっていると確認されてしまったら、農水省さん、どうするのですかねえ。まったく、読めません。自分で自分の逃げ道(合理的・正当な道)をふさいでしまったようなものです。

 もう、ここからは、私も、どこへ落ち着かせるのか、全く見当がつきません。よほど頭のいい人たちが練りあげていくのでしょう。もはや、ウイルス学やウイルス感染症・免疫学の「生物学」「疫学」の範疇ではありません。行政学とはそんなに複雑な領域なのですか? まったくワケのわからないところへ入り込んでいるようです。


[911] Re:[910] 食品に求められていることは公明正大であること 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/02(Fri) 22:49  

虹屋さん、今食の安全で求められていることは、何よりも公明正大であること、信用問題だと思いますよ。
たとえば、BSEにしても、ガイアの夜明けみましたけど、精肉工場の周りにマスコミが近づいたら銃を持った警備員がやってきて取材一切拒否をされたわけです。

卵のことについては、残念ながら、半年前の卵を平気で出荷するような事件や、信じられないような違法?過密養鶏事件が現実にあったわけですよ。ワクチンの使用云々についてもね、その安全性云々よりも先に、「隠してそういったことをするならば、他の面でも何をやっているのかわからない」というような印象を与えてしまうではないですか。

もちろん、国の対応が後手後手に回っていること、こうした場合の補償がキッチリしていないこと、発見された場合、中小企業によっては致命的なダメージになりうるのでは、ということは感じています。ことさら、さっさと補償問題などキッチリしてくれ、と思います。


[910] 自殺者を懸念しなければならないほど、ワクチンは有害ですか?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/02(Fri) 22:18  

自分の商いを考えると、おかしな意見ですが、
以前、無認可の成分を含んだ香料を使用と言う事で大量の食品が廃棄されたことがあります。その物質は、魚、肉などにごく少量ですが通常含まれている物質です。大量に摂取すれば、有害なのは常識の物質ですが、食品に含まれる量よりはるかに少ない量を香料で摂取したところでどれほどの害があるのか、?大量に産業廃棄物で廃棄される食品の山をみて思いました。
 認可を受けていない、正当な手続きを踏んでいないのは確かですが、それを香料で摂取したときの毒性が大量の食品を回収し廃棄するまでのものなのか、全く釣り合いが取れていません。

仮に、今回、無認可のワクチンが使われたとして、卵や鶏肉の人への安全性がどれほど損なわれたと言うのでしょうか??
 77万羽の鶏の命と引き換えにするほどの事でしょうか??

むしろ、人の新型インフルエンザ出現に備える時間稼ぎのための鶏インフルエンザ対策として、無効な無意味なウンドレス鶏舎奨励などの国の無策・無能ブリを覆い隠す社会的影響。そのために有効な対策が実施されない。
ひとり養鶏業者を生贄に不安感情をガス抜きするための発表と言ったら、言いすぎでしょうか。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05082901.htm


[909] Re:[905] 鳥インフルエンザだけの問題じゃなくて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/02(Fri) 21:47  

>> それに、ときさんの言われるように「確認された抗体が不認可ワクチン株によるものだとしても(そうでないと思っているが)、起こってしまったことをいまさら、摘発したところで、「鳥インフルエンザ感染症」の克服には何もつながらない。まったくトリフル対策にとって、徒労と無為無策におわることが最初からわかることに、あえて進んでいる。」

これは鳥インフルエンザではなく、食の安全と信用の観点から見てどうでしょうか?もし違法なものを無認可で与えることが出来るのであれば、飼料やその他の病気対策など、他の点での管理は?と考えてしまいます。

養鶏業界の名誉や信用のためにも、はっきりさせてもらいたい問題です。
ただ、BSEもそうだけど、こうした災害を前に、補償などをもっとキチッと国には考えていただきたいと思います。とくに小さなところはギリギリのところでやっていると伺ったことがありますので。


[908] Re:[907] 栃木って? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 21:46  

繰り返しになりますが、906に見るように、世界の潮流は、弱毒性対応をとることによって、強毒性への変異を事前に阻止するという対応に変わっているんです。


[907] 明日から栃木の鶏肉・鶏卵を食べます! 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/02(Fri) 21:39  

栃木の鳥フル騒動の件ですが、たかが弱毒H5N2型のウイルスで大騒ぎになり77万羽も殺すのはどうかと思います。
近隣諸国は強毒H5N1を問題にしているのに、日本が弱毒H5N2型(ほぼ人畜無害)でこれほどまでに騒ぐのは全く馬鹿馬鹿しい限りです。
ここまでやると国の威信をかけて国産タマゴの品質保障をPRしているのかと勘ぐりたくなります。
皮肉ですが日本の鶏肉・鶏卵は、世界一厳しい品質基準の下で管理されています。
栃木のタマゴはウイルスチェック済みだったのですね。おお!!

http://www.hyper-net.ne.jp/bbs/patio/patio.cgi?id=SANK&mode=view&no=15


[906] Re:[905] 低病原性対応のEU新司令 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 20:50  

虹屋さん。
低病原性鳥インフルエンザに対応した92/40/EEC司令の見直しは、先月8月28日に、採択されたようですね。
これ
http://europa.eu.int/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/05/501&format=HTML&aged=0&language=EN
が決議の内容ですが、過去の対策の問題点として、処理コストが高いこと、動物福祉にもとること、ヒト感染鳥インフルエンザの危機が迫っていること、などをあげ、最近の科学的知見に基づき、低病原性鳥インフルエンザの変異を防ぐための対策を盛り込んだ立法措置を提案しています。
そのために、1.効果的サーベイランスの方法と2.コントロール措置や防止策、3.健康上のリスクと4.経済的費用と5.社会に対するマイナスのインパクト、この5者をともに、最小にする事を目的としています。

ことに、低病原性から高病原性に変異する近年のウイルスの特色を踏まえ、ワクチン接種の鳥と、感染した鳥とのディバイドが、対策のポイントになるとしています。
この新司令は、2007年1月1日から実施することになり、旧司令(92/40/EEC)は、そのときをもって廃止されます。

何やら、このEUの5条件の視点から、今日の家きん疾病小委員会の決定を見ると、いずれも、外れているようにも見えますね。

参照
http://europa.eu.int/comm/food/animal/diseases/controlmeasures/avian/index_en.htm
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050429-0110

http://europa.eu.int/comm/food/animal/diseases/controlmeasures/avian/directive_avian_en.pdf


[905] この冬、対処できるのだろうか 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/02(Fri) 20:09  

農水省のお役人も、小委員会の先生方も、喧嘩をうるならそれなりの確証があるのだろうから、きちんと公開すべきですよね。

それに、ときさんの言われるように「確認された抗体が不認可ワクチン株によるものだとしても(そうでないと思っているが)、起こってしまったことをいまさら、摘発したところで、「鳥インフルエンザ感染症」の克服には何もつながらない。まったくトリフル対策にとって、徒労と無為無策におわることが最初からわかることに、あえて進んでいる。」

こんなことでは、この冬にカモとともにわたってくる可能性の強いH5N1・鳥インフルエンザウィルスに民間・業者・農家と官、学者が力をあわせて対処できるのだろうか??

せめて
「既存のEU立法(Council Directive 92/40/EEC)は、”高病原性”鳥インフルエンザのコントロール措置を定めるものであるが、いまや、これらのウィルスがウィルスの変異の結果として”低病原性”ウィルスに由来する証拠が存在する。そのために、新立法は、野鳥から家禽に伝達しうる”低病原性”ウィルスに対する強制サーベイランス・コントロール措置を確立しようとしている。
>野鳥がもつ”低病原性”ウィルスは根絶不可能だが、家禽の感染は有効にコントロールできるし、”高病原性”へのウィルス変異も抑制できるという考えに基づく。

新立法の目的は、鳥インフルエンザに対する最も適切なサーベイランス・予防措置を設けるとともに、勃発に際しての健康リスク、経済的コスト、社会的影響を最小限にすることにある。」
といった、納得のいく考えを基礎におかなければ。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05082901.htm


[904] 『茨城で77万羽処分命令』、狂ってる。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 20:05  

 それでも地球は動いてる。

茨城で77万羽処分命令 鳥インフルエンザ

 茨城県は2日、鳥インフルエンザウイルスの抗体陽性反応が出た同県小川町と行方市(旧玉造町)の計14養鶏場のうち、開放型鶏舎を保有する13養鶏場の鶏計約77万2000羽の処分命令を出した。
 密閉型鶏舎だけの1養鶏場の鶏は処分しない。県によると、ウイルス分離検査は14養鶏場とも同日、陰性と判明した。
 1日までに処分が済んだ10養鶏場の鶏約40万6000羽を含め、茨城県内の処分命令はこれで25養鶏場の計約143万羽に達した。
 14養鶏場は、8月27日に抗体陽性が確認された佐々木清繁小川農場を中心とした移動禁止区域内にある。
(共同通信) - 9月2日18時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000149-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html

緊急発言… 殺処分を続けては取り返しのつかぬ方向に行きそうだ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
◆鳥インフルエンザ問題の今後(80-1)(2005.9.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza166.htm
『決して魔女狩りの誘惑にのってはならぬ。』

 (昔のカスミガ関だったら、ここまでのポカはやらなかったはずだ。政治や業界の人間と、うまくバランスをとっていたはずだが・・・。どっかの新聞社とおなじで、やはり劣化しているのだろうか?)

[903] Re:[900] 検査方法による感度の差? 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 19:55  

笹山様
> これは、検査方式の違いによるものと見たほうがいいのではないでしょうか。

 となれば、全国の抗体確認調査サーベイランスに関して、その結果の信憑性に?がつくことにもなりますが・・・。(すべてHI法でやっていれば別ですが。ゲル沈法だと、不正確ということにもなってしまいます。)

 なお、許認可の必要な薬剤に関して、『マフィア的ベンチャー企業』が、割り込み、入り込む余地はありません。それだけ食品生産に関わる、薬剤管理は、製造・流通・販売のトレースに関して厳しくなっています。無登録農薬の事例で、だいぶ周知されています。あまり実態を良く知らない方々が、思いつきで流布している噂話です。(ただし、闇で扱うなら、別に、公式にワクチンを解禁してもらう必要はありません。むしろ、公認されたほうが、マフィア的な人々にとっては、メリットがありません。アングラで収益を上げる人々は、アングラでしか成り立ちません。)
 ずいぶん、尾ひれがつくものですね。ウイルスという微生物と、それが惹き起こす感染症、そして、生物体の免疫システムに関する「無知」が、ずいぶんな妄想を生み出すことになっています。
 ワクチンだろうが、野生株だろうが、活性をもった生きたウイルスであるならば、いちど自然環境に出てしまったものは、もはや自然の存在です。そう認識して、つきあっていかざるを得ない。
 「ワクチン」摘発は、用いる前に摘発・根絶しなければ、全く意味がない。たとえいま、確認された抗体が不認可ワクチン株によるものだとしても(そうでないと思っているが)、起こってしまったことをいまさら、摘発したところで、「鳥インフルエンザ感染症」の克服には何もつながらない。まったくトリフル対策にとって、徒労と無為無策におわることが最初からわかることに、あえて進んでいる。そのことにも、もはや自覚してないのだろうか?
 本来の目的を見失い、目標をはき違え、いまや、正しいと信じ込んでしまった「手段」のみをひたすら守るため、都合のいい情報だけを取捨選択して、とりあえずそのなかでの整合性で対策を練ることを推し進めることになっていて、いやはや、ウイルス感染症の対策からみたら、なにをやっているのかまるでマンガだ。笑うに笑えない、人間の愚を如実に見せられてしまう、大の大人が、集まって知恵をひねったとは到底思えないシナリオになっている。三人寄れば○○の知恵? 
 いくら、摘発淘汰しても、国内に存在するH5N2は、とてもとても「清浄」なんてなるわけがない。
 今度はこちらから、いいかえしましょう。(はやくワクチン使ったと白状しろ、と書き込んだ愚かものがおったようですが。)

 H5N2型の「清浄国」妄想は、早く捨てなさい、とね。


[902] Re:[899] 養鶏業界を狙うベンチャー企業 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 19:35  

虎視眈々さん。虹屋さん。
まあ、このように固有名詞が飛び交うようになってしまったのは、家きん疾病小委員会の報道発表の仕方が中途半端だったわけで、やはり、何度も言いますように、茨城県の鳥インフルエンザウイルスのたんぱく質塩基配列(Avian flu genome sequence )のRaw Sequenceデータ公開をした上での、プレス発表といきたかったものですね。
農林水産省さんが招いた最悪の事態です。
また、自殺者が出ないことを祈るのみです。(京都の意味ですが。)
虹屋さんおっしゃるように、「ウインドレス鶏舎優遇が、鶏インフルエンザ対策としては無効であることに変わりがないのではないか」は、そのとおりですね。
どう考えても、「違法ワクチン(闇ワクチン)の使用があった。」ということと「ウインドレス鶏舎を特別待遇する。」という二つのことは、論理的に相い矛盾してきます。


[901] ウインドレス鶏舎優遇が無意味なことに変わりがない。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/02(Fri) 19:34  

仮に、グラウンド・ゼロがワクチンだとすると、
@今回見つかった鶏全てが接種されたものか

>このため、中米のウイルスを基に作られたワクチンが日本に持ち込まれ、一部の鶏に打たれてウイルスが周囲に感染した可能性があるという。

A全ての鶏舎、特にウンドレス鶏舎にワクチンを投与された鶏が持ち込まれた事が明らかにならない限り、
ウンドレス鶏舎は「ウイルスを拡散するリスクが低い」だの、作業着の交換などの対策をとればウイルス侵入リスクが低いなどとはいえないのではないか。

仮に、数箇所の鶏舎、農場でのワクチン接種がグルンド・ゼロだとしても、その鶏舎で増殖したウイルスが、何らかの人為的手段で意図的に他の鶏舎、農場に持ち込まれたことが実証できない限り、その鶏舎で増殖したウイルスが排出される粉塵や出入りするネズミなどの小動物などで、またはそれで感染した野鳥などで他の鶏舎や農場に拡がった事になるのではないか。

ウインドレス鶏舎優遇が、鶏インフルエンザ対策としては無効であることに変わりがないのではないか。



[900] Re:[898] H5N1型、今後の予想。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 19:12  

ときさん
>> それにしても不思議です。つい一ヶ月もおかないで、最初の抗体検査では陰性で、あとの検査では陽性。>>
ですが、これは、検査方式の違いによるものと見たほうがいいのではないでしょうか。

「イセファーム堤向農場」の場合、「三十羽の再検査で、ゲル沈検査は陽性ゼロだったのに対して、HI試験は十九羽が陽性と大きな差が出た。」とあります。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050820/mng_____kei_____002.shtml参照

このOIEの資料「Manual of Diagnostic Tests and Vaccines for Terrestrial Animals 」
http://www.oie.int/eng/normes/mmanual/A_00037.htm
でも、「3. Serological tests 」において、
1.Agar gel immunodiffusion test(ゲル沈検査 免疫拡散法検査 AGID)
2.Haemagglutination test(HA検査 赤血球凝集反応検査)
3.Haemagglutination inhibition test(HI検査 赤血球凝集阻止検査)
4.ELISA test(酵素抗体法検査) 
のそれぞれの得手不得手を述べています。

ちなみに、ゲル沈検査 は、サブタイプの検出に弱いとされているようですね。

http://www.oie.int/eng/normes/mmanual/A_00037.htm


[899] 養鶏業界を狙うベンチャー企業 投稿者:虎視眈々 投稿日:2005/09/02(Fri) 19:06  

嘘かホントかわからんが噂じゃけん話半分に聞いとくれ。
「ワクチン原因の可能性」というよりも「某ワクチン企業犯行の可能性」といったほうが適切じゃろう。
ワクチンを売るためならばウイルスを撒きかねないマフィア的ベンチャー企業があるらしい。
イセファームは大手だから標的にされたんじゃろうな。



[898] H5N1型、今後の予想。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 18:30  

「ワクチン原因の可能性」 茨城の鳥インフルエンザ

 茨城県で鳥インフルエンザの感染が相次いで見つかった問題で、専門家でつくる農水省の家きん疾病小委員会は2日、「ワクチンの使用など人為的な感染経路の可能性が否定できない」との見解を示した。予防用ワクチンは現在、家畜伝染病予防法で使用が禁止されており、農水省は感染原因をさらに詳しく調べる。
 委員長の喜田宏北海道大教授によると、茨城県で検出されたウイルスの遺伝子の型は中米グアテマラやメキシコで見つかったウイルスと酷似。距離的に渡り鳥が運ぶ可能性は考えられず、台湾などアジアで過去に見つかった中米型ウイルスとも遺伝子の型が違う。
 このため、中米のウイルスを基に作られたワクチンが日本に持ち込まれ、一部の鶏に打たれてウイルスが周囲に感染した可能性があるという。
(共同通信) - 9月2日17時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000115-kyodo-soci

違法ワクチン接種説浮上 茨城の鳥インフルエンザ感染源(2005年09月02日16時41分)
茨城県内の採卵養鶏場の鶏で、弱毒性の高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)への感染歴を示す抗体の検出が相次いでいる問題で、農林水産省は2日、日本国内では使用の認められていないワクチンの接種が感染を招いた可能性について検討していることを明らかにした。この日、同省の「家きん疾病小委員会」が会見し、ワクチン原因説について公式に言及した。同省は今後、違法行為の有無を調べるため、茨城県警など捜査当局に協力を求める場合もあるとしている。
http://www.asahi.com/national/update/0902/TKY200509020214.html

 H5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス感染が、国内で起こり始めたとき、野鳥からの感染の可能性はない、それは「バイオ・テロ」によるものである。よって、あくまでも、抗体確認検査(似非サーベイランス)、摘発、淘汰、根絶。
 そしてそして、ヒトで新型ウイルス感染が起こったときも、これは、某国の(もしくはアルカイダの)、バイオ・テロによるものである。人間の出入国による自然のキャリア移動は、けっして認めることがないか、うやむや原因不明のままにしておくのでしょう。あくまでも、行政には何ら責任はなく、「危機管理」はやっていますということにして。

 だれも、助からない。被害を避けられない。起こる予測、予想は、「想定外」。
 結局、「疫病」は克服できないのか? 何のための学者・科学者なのか? 何のための行政か? 思い知るにいたるには、あまりにも犠牲が大きすぎる。(どうにも避けられそうにない。養鶏業がいったんなくなって、食糧確保にいきづまることも想定する必要がありそうだ。養鶏業界覚悟すべし。やがては、清浄国以外から輸入せざるを得なくなるだろう。残れるのは庭先販売業者だけ。)

 それにしても不思議です。つい一ヶ月もおかないで、最初の抗体検査では陰性で、あとの検査では陽性。その間に、ワクチン接種できるわけないのですが? 生ワクのウイルスが、どうやって伝染してるのですか? 鶏の養鶏場間の移動もなしで。
 このままだと、ほとんど無病ウイルス(もはやワクチンではなく生きたウイルス)の抗体陽性で、殺されていくようになるのですね。げに恐ろしき「清浄国」カルト教義であります。


[897] Re:[894] 予想通りとはいえ、弱毒ウイルスに対してここまでお○カだったとは。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 17:42  

ときさん。
ウインドウレス特別待遇批判に対しては、「農場監視プログラム」のお土産つきで対応したというわけですね。
違法ワクチン使用の疑義につきましては、おそらく、871で書きましたメキシコの鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え・鶏痘ワクチン(recombinant fowlpox vaccine containing an avian influenza virus gene または、Recombinant fowlpox virus-vector vaccine)の使用が疑われているわけでしょうから、887で書きましたように、たんぱく質塩基配列(Avian flu genome sequence )のRaw Sequenceデータ公開をベースに、科学的な議論を展開したほうが、双方、すっきりして、よろしいかと思います。
おやおや、2chでも、スレがたった
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1125650362/l50
ようですね。
この数ヶ月以内にあったいろいろな事件と絡めて、いろいろな憶測がなされてしまうような気がしていますね。



[896] そして、ワクチンの妄想電波?が飛んでいく 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 17:18  

ワクチン原因の可能性指摘 鳥インフルエンザの感染
【16:38】 茨城県で鳥インフルエンザの感染が相次いで見つかった問題で、専門家でつくる農水省の家きん疾病小委員会は2日、使用が禁止されている予防用ワクチンの投与など人為的な感染経路の可能性が否定できないとする見解を示した。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=FLASH

 証拠も根拠も示さずに酷いことをいうものだ。
 情報ウイルスにも感染していく。これにこそ、ワクチンはない。

鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 この期に及んでも、自分らの失政を隠蔽し続けようとする。まったく、姑息だね。この国の行政権力は、どうなってる? 全く、理不尽ではないか。この調子が、この国の行政システムの作法なら、一事が万事、やがて鶏の命だけでは、すまなくなる。薄ら寒い。この国の領土内の命を守る覚悟はないだろう。いざとなれば、我先に、海外へ逃げていくのだろう。もはや「武士」はいないのか? 「公」に仕える。


[895] Re:[892] [859] 餌の規制に関する報道(ロイター)が訂正されています、この掲示板をみたのでしょうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 17:06  

虹屋さん。
訂正前
「FDAはまた、飼料に鶏肉片、食物のくず、畜牛の血を使用することについて、禁止枠の拡大を検討するとともに、BSE感染牛の拡大につながるリスクが高いと思われる品の使用に関して、新たな制限を設けることを検討しているという。」
訂正後
「FDAはまた、飼料にポールトリーリッター(鶏舎のごみ)、食物のくず、畜牛の血を使用することについて、禁止枠の拡大を検討するとともに、BSE感染牛の拡大につながるリスクが高いと思われる品の使用に関して、新たな制限を設けることを検討しているという。」
ということですね。
私どもの掲示板か、農業情報研究所さんのサイトか、どちらかを、ロイターさんは、ご覧になったのでしょうね。
光栄です。


[894] 予想通りとはいえ、弱毒ウイルスに対してここまでお○カだったとは。 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 16:52  

平成17年9月2日
農林水産省
食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会 第15回家きん疾病小委員会の概要について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1.html
別紙 弱毒タイプの防疫対応について(案)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050902press_1b.html

『【防疫措置】
 原則として殺処分。ただし、弱毒タイプ確認農場の鶏舎のうち、ウイルスが分離されず、ウインドレス鶏舎等であり、適切な飼養管理が実施されることにより、ウイルスが容易に拡散しない場合(ウイルス検査陰性鶏舎)は、以下の農場監視プログラムを適用できる。』

 なんとまあ、おマヌケな防疫措置か。ウイルス分離陽性陰性に、確たる違いを認めることができない。陽性は、たまたま引っかかるだけだ。陰性だからといって、ないことなかったことは証明できない。

『ワクチンの使用等何らかの人為的な感染経路も否定できない』
(なんじゃ、こりゃあ? きちんと科学的根拠を出して説明する必要があるはずだ。)

 ウイルスが、すでに存在し、感染(経路不明)をすでにひろげている。これは、高病原性ウイルスに対応するための、予行練習としてとらえられるいい機会であると、肯定的にとらえることもできるはずのものなのに。機会を逸し続ける愚は、まるで、大東亜戦争のときと同じ過ちを繰り返している。嗚呼、情けなや。脳は水なのか?

◆鳥インフルエンザ問題の今後(79-3)(2005.9.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza164.htm
◆鳥インフルエンザ問題の今後(80)(2005.9.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza165.htm


[893] リスクゼロ(100%の安全)という『狂気』 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 14:10  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(79)(2005.9.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza162.htm
◆鳥インフルエンザ問題の今後(79-2)(2005.9.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza163.htm

『始末が悪いのはそのような絶大な権力を手にした彼らに、その自覚が全く無く、善良な研究者然としていることである。また多少意味は違っても、やはりこれは鳥飼いにとって耐えられない苛政である。まことに以て、苛政は虎よりも猛なり だ。』

 この世でいちばん怖ろしいのもまた、人間である、そのまんま。しかも、その自覚がまったくないことの、薄ら寒さを超えた驚愕。いちばんタチの悪い○チガイ。
 せめて、現場(現実、in vivo )の感覚を持った方が、対策を考えられるようにしなければ、この国は、大東亜戦争への、のめり込みと敗因を克服できない。「危機管理」も全く同じ。
 日本の知的階層の、「危機」が露呈している。全く情けないことだ。

『昨日の茨城県の開放鶏舎で抗体反応が出てもすぐに鶏の殺処分をしないよう防疫指針の改定要請に対して、農水省は「危険度が上がらないように従来の方針を守りたい」(消費安全局)としている。』

 もはや、ファシズムの真っ只中にあるようなものです。日本を「清浄国」と規定したときから、この戦争状態は始まっていますが。

 残念なのは、多くの養鶏家が、企業人になって(なったつもりになって)、ゼニ勘定に忙しいのか、目の前の命を非常に軽く見るようになっているのではないかということです。わが身わが子のように、たかがトリの命ではありますが、「疫病」の脅威から、なんとかして救い、克服しようとの気概が失せているのではないかと感じられることです。
 なにも考えないでお上の言うことに従う(思考停止)、あるいは、解決に向かって考えることを、あきらめてしまうということは(諦念・観念)、結果、最終的には、自分で自分の首を絞めるのに等しい行為であることに、全く気付いていないことにもなるのですが・・・・。(確かに、病気対策のことを考え労力を使いのは、直接、ゼニ勘定、収益につながることではないので、人任せになりがちなのは理解できなくはないですが、任せた先がトンデモ論を振りかざしている場合は、従うわけにはいかないでしょう?)
http://www.netwave.or.jp/~m-kenji/page/rousi/rousi065.htm
(故之善爲道者。非以民明。將以愚之。治者ガ昏キ時コレ如何?)

■葛西敬之「大義なき経済人よ、再び国を滅ぼす勿れ!」
http://web-will.jp/latest/index.html
 P53.「思考停止から脱却せよ」

世間のウソ 新潮新書 (099) 日垣 隆 (著) 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
(くどいですが、何回でも出します。こんな単純なことすら認識できづらくなっていることに愕然といたします。)

第三話 安全性のウソ
 六本木ヒルズ自動回転扉事故/恫喝を愉しむべきではない/鳥インフルエンザの死者は?/リスクゼロという狂気/報道をめぐる異常
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4106100991/contents

 笹山様、掲示板の開放、いつも大変有難うございます。謝


[892] Re:[859] 餌の規制に関する報道(ロイター)が訂正されています、この掲示板をみたのでしょうか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/02(Fri) 13:51  

>動物の飼料を監督する食品医薬品局(FDA)は、家畜のえさに関する規制について、間もなく新たな規制を追加すると発表した。FDAはまた、飼料に鶏肉片、食物のくず、畜牛の血を使用することについて、禁止枠の拡大を検討するとともに、BSE感染牛の拡大につながるリスクが高いと思われる品の使用に関して、新たな制限を設けることを検討しているという。
>
> >飼料に鶏肉片
> ロイターのこれですが、チキンリッター(鶏の糞や鶏舎のごみ)の間違いということはないでしょうか。

9月2日12時17分更新では
「FDAはまた、飼料にポールトリーリッター(鶏舎のごみ)、食物のくず、畜牛の血を使用することについて」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050831-00000185-reu-bus_all


[891] Re:[890] Re[889]タイムスタンプ―補足 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 13:39  

山梨評論さん。
こんなサイトもありました。
http://www.big.or.jp/~crane/cocoa/1000_webKit/NSURLConnection/
このソフト
http://developer.apple.com/documentation/Cocoa/Reference/Foundation/ObjC_classic/Classes/NSURLDownload.html
をダウンロードすればいいというわけですか。
やれば簡単そうですね。
でも、マックのようですね。

また、サッカーサイトの更新状況の一覧サイト
http://phew.homeip.net/curva/link_db/help.htm
がありますね。
これと同じような、政党サイト更新監視サイトを作ればいいわけですね。

http://phew.homeip.net/curva/link_db/help.htm


[890] Re[889]タイムスタンプ―補足 投稿者:山梨評論 投稿日:2005/09/02(Fri) 12:41  

この投稿から当方を特定する事が可能です(^_^;)
山梨評論を潰したいと思っている人々がいることは確かなので、その方法は述べないことにします。

ここにご参集の皆様もうっかり、当方のようなテストをして、
その結果を明示的にお書きになるのはご注意ください。

これは笹山さんの問題として申しているのでは無く、
当方がテストした二つのサイト管理者、その設置プロバイダーなどに関ることですから、念の為。

http://www.geocities.jp/yyreview/shugiin2005.htm


[889] Re:[888] タイムスタンプを押さなければいい話だけなのに。 投稿者:山梨評論 投稿日:2005/09/02(Fri) 12:30  

> 民主党のホームページ
> http://www.dpj.or.jp/
> が、公示後も、更新しているのに、

更新日時は2005年9月2日 11:59:07

> 自民党のホームページ
> http://www.jimin.jp/
> は、公示後は、更新していない、

更新日時は2005年8月30日 2:43:42

と表示されました。これはMozilla系のブラウザにあるツールで表示されます。
ページの画面に表示されるものではなく、当該ページのプロパティを見る機能があるからです。

その更新日時が正しいかどうかはサーバーの設定にもよると思います。
この掲示板の更新日時は、2005年9月2日 12:11:07
今現在、この書込みフォームを呼び出した時の時刻だと思います。
サイトによっては常に読み出した時の日時になる場合もよく見かけますが、通常は上記のツールで更新日時が判明します。

民主党が何を問題にしているのか知りませんが、
以前、統一地方選の時にある候補が公示後もどんどん更新し、更新日まで表示していたことを当方のホームページで指摘したのを思い出して、
その時のメモから上記の方法を思い出して投稿させていただきました。

ちなみにInternet Explorer6.0で表示し、画面上で右クリックして出てくるプロパティでは、どちらも作成日、更新日とも2005/09/02になりましたが、その意味はわかりません。

素人の当方が書くような事ではないのですが、ご専門の方々が、こういう問題をきちんと記事になさっているなら、
それを拝読したいです。
公選法に関係する重要な技術的問題のひとつですから、その技術が解明されない限り、法改正もできないことになる。
検証できる技術が無いなら、そんなことを規程する法の方が間違っていることにもなる(^_^)
いずれにしても、公選法を見直す事から日本改革が始まるかと。

http://www.geocities.jp/yyreview/shugiin2005.htm


[888] タイムスタンプを押さなければいい話だけなのに。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 10:25  

民主党のホームページ
http://www.dpj.or.jp/
が、公示後も、更新しているのに、
自民党のホームページ
http://www.jimin.jp/
は、公示後は、更新していない、ということで、民主党が、総務省に対して、公開質問状を出したらしい。
たまたま、この民主党のホームページは、更新日を書いてあるから、、外部からそのような指摘を受けるのだが、更新日を書いてなければ、果たして、わかることなのだろうか。
私のブログのWordpressなどには、タイムスタンプ機能があって、書き忘れたことを、日をさかのぼって、あたかも過去に書いたように、追加することができる。
そのような場合は、どうやって、更新を検証できるのだろう。
この場合は、民主党さんは、正直すぎて、更新日付を書いた自業自得ということなのではないでしょうかね。
ちなみに、更新の差というか、検索サイトからのクローリングが来たかどうかを確認するには、このようなサイト「Google Dance Tool 日本語対応版」
http://google-dance.seo-tool.jp/
があります。


[887] Re:[877] 明日の家きん小委員会を注目しましょう 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 09:19  

平和屋さん。
今頃、家きん小委員会が開かれている時刻ですが、私は、正直、期待しておりません。
本来、このような委員会は、議事録も公開し、食品安全委員会のように、会議自体も、公開とすべきものですね。
茨城では、昨日も、新たに、小川町と玉造町の7養鶏場から鳥インフルエンザウイルスの過去の感染歴を示す抗体が検出されたようです。
なぜ、茨城だけなのか、この素朴な質問に、家きん小委員会は、今のところ、答えていないようです。
茨城の場合、風評になることは避けたいのですが、うわさとしては、違法ワクチン原因説や、神栖町渡り鳥死亡関連説も、現実あるわけですから、その検証や情報公開も、しっかり、行政はするべきときであると思います。
この場合、一番いいのは、遺伝子たんぱく質塩基配列(Avian flu genome sequence )のRaw Sequenceデータ公開ということでしょう。
その塩基配列をどう判断するかは、専門家の領域です。
また、ウインドレス鶏舎に対する特別扱いについては、もし、方針再変更しないのであれば、しっかりした理論に基づく説明責任と、ウインドレスであるにもかかわらず、これまで殺処分を受けた「杉山ファーム」などの経営者に対する補償をすべきです。
また、ウインドレスについての定義が曖昧とする意見が、全国の養鶏家の中には、あるようですね。
フィルターのメッシュ度などの規定が必要でしょう。
この点についても、行政は、しっかりした理論的根拠に基づく説明責任を果たすべきでしょう。

ウイルス・遺伝子配列・データ・ベースの検索は、
こちら
http://www.pasteur.fr/cgi-bin/biology/bnb_s.pl?bool=et&english=1&rsc=database&org=viruses&bio=biochemistry&bio=virology&bio=immunology
や、こちら
http://www.sciencebuddies.org/mentoring/project_ideas/Genom_p003.shtml?from=Home
や、こちら
http://www.meddb.info/index.php.en?cat=8&subcat=26
などから。

また、鳥インフルエンザウイルスに関する遺伝子たんぱく質塩基配列に関するデータベースは、このサイト「Chicken genome assembled」
http://www.innovations-report.de/html/berichte/biowissenschaften_chemie/bericht-26401.htmlの中に書かれているサイトアクセスで可能です。

茨城・水海道のウイルスとほぼ同じといわれた、グァテマラのH5N2型のA/Chicken/Guatemala/194573/02
のたんぱく質塩基配列は、
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497127&database=fluA

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=nucleotide&list_uids=40795628&dopt=genbank
のようですね。

http://www.maff.go.jp/tori/index.html


[886] Re:[885] 前々回のプリオン専門部会の議事録がUP 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 09:11  

虹屋さん。
ご紹介の発言中、次の山内委員の発言は、重要な視点だと思いました。
「アメリカの場合ですと、やはり国内での増幅というプロセスの方がむしろ重要なんだろうと。日本とは、そこがかなり違うんではないかという、それをどういうふうに表としてつくっていくかは別として、個々の検討項目はありますけれども、考え方としてやはり国内での増幅ということをちゃんと打ち出すべきであろうというふうに思います。」

それと、後半で、USDAの検査員の質の問題に触れていますが、前にも、私が問題にした、NJC(the National Joint Council of Food Inspection Locals 全米食品地方検査協議会)のペインター(Charles S. Painter)氏の証言にあった「オンライン・インスペクター」の質の悪さの問題は、取り上げていないようですね。
「日米牛肉輸入再開協議にも影を落としかねないペインターvsUSDAのBSE検査抜け穴論争」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=208 参照

http://www.fda.gov/ora/training/orau/state/FeedCurric.htmもご参照



[885] 前々回のプリオン専門部会の議事録がUP 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/02(Fri) 09:00  

8月1日の前々回のプリオン専門部会の議事録がUPされています。

拾い読みですが
>@米国強化サーベイランスで、疑陽性が3件と少ない理由
私どもの方で、まずそのキットの開発会社の方に確認をしましたところ、今使っているものの次世代のものを今検討しているらしいんですが、それでマニュアルのものと前処理から含めて機械でやっているものとの陰性の検体のデータの分布を見ますと、やはり機械でオートマチックでやっているものについては、やはりその分布がばらつきが非常に狭いと。マニュアルでやるとどうしてもばらつきが少し大きくなるというようなことがあって、やはり機械で前処理から処理をしていくということであると、疑陽性が当然出る確率も低くなるのではないかというようなことでございました。 (厚生労働省食品安全部監視安全課の道野課長補佐)
○山内専門委員道野補佐からの説明で、疑陽性とかインコンクルーシブのパーセンテージの話ですが、私も直接USDAの担当官から聞いたことがあったんですが、結局当初はやはり疑陽性がかなり出ていたと聞いておりました。ですから、今の説明にあったように、エンハンスド・サーベイランスになって、それ以後の成績が非常に低い値になったんだというふうに理解していいんだろうと思うんですが、それでよろしいですね。
○道野課長補佐そうですね。

>A米国2例目BSE牛
○北本専門委員 その第2例目のものなんですけれども、・・一番最初に聞いたときには、この第2例目というのはPrPsc異常なプリオンタンパクが少ないと。何分の1か忘れたんですけれども、少ないとかというお話ではなかったですかね。
それで、私はお聞きしたいのは、多分、堀内先生から聞いた方がいいんじゃないかなと
○堀内専門委員 かなり日本で行くと、しっかり(プリオンが)蓄積しているという部類に入ると思うんです。
○山内専門委員この委員限りの資料の5ページで見ますと、真ん中より下の方でResults などでは、これは小脳のサンプル、脳幹のサンプル。これは20 mg で陽性であるといったようなことも書いて、日本の場合ですとELISAのサンプルだけでやった陽性であってというのではなくて、これはある程度広がっているわけですね。
ただ、小脳の方は若干弱いといったようなこともあるので、かなりこれは広がっていたというようなこともこれから考えられるんじゃないか。
>B 米国の検査方法
○山内専門委員 今度の第3例が疑われている場合には、もうそのサンプルを集めた獣医師はすぐにホルマリンに漬けてしまうというようなことまでやっているわけです。
今までずっとエーフィスが、エーフィスというのは1994 年から確認検査やIHCだけで、今のバイオラットのような迅速試験ができる前からでしたから、獣医師自身がもうホルマリンにすぐに漬けるという習慣があって、それは全然ちゃんと今度は新しいシステムだと直されてこないのが背景にあるんじゃないのかなというふうに推測できます。

○山内専門委員 今の件では、この資料の5ページに「OIE enrichment and Western Blot analysis」というふうに書いてあるわけです。上から4行目ぐらいに。ですから、彼らはこのOIEのマニュアル・オブ・スタンダーズに従ってやっていると。
あれにはプロトコールは一応書いてあるんです。多分それ以上のものはあまり出てこないのではないかというふうに思います。

○佐多専門委員もうちょっと言うと、あれはもう十数年前のプロトコールですね。
○山内専門委員あれは2年だか3年だか置きに変えてはいるんです。ただ、最近のものがどれくらい新しいものになっていたかは知りません。
○佐多専門委員だから、そういった意味で、そのインプルーブメントというのは、どれぐらい本当にその世界のこういう検査のシステムに合わせて進んでいるのかどうかというのが若干疑問に思っているので、そういった意味でもう少しきちんとしたのがあるはずだろうというふうに思った次第です。
○山内専門委員OIEのマニュアル・オブ・スタンダーズは私も途中までは関わったことがありますけれども、やはり一応、国際的に合意されるような方法論ということですが、ただ、ウェスタンブロットに関して言えば、多分日本の方がかなり進んでしまっているんじゃないかなというふうに思います。
ですから、これは実際に日本でウェスタンブロットをやっておられる方がOIEのマニュアル・オブ・スタンダーズの一番新しいバージョンを御覧になって比較をしコメントをしていただけるとありがたいと思います。

>D飼料規制

○北本専門委員 資料3で、山本委員がまとめてくださったものなんですけれども、特に私、絶望的な感じがするんですけれども、飼料規制とか、肉骨粉への飼料への混入、交差汚染の可能性があるとか、飼料規制が1997 年の8月から見直されて変わってないと、現実問題としては変わってないというと。例えば、BSEが出たことに対して、何も対策が打たれてないと、打たれようとしているというところが見えてこないですね。この書き方というのは。ですから、何らかの形で、今、準備中であることは要るんではないかと。

○山内専門委員資料3の上の方の「・肉骨粉の飼料への混入」のカラムというのは、これは日本の場合のリスク評価を行ったものに準じてつくられているわけですが、日本では飼料の全面規制を行ったということに基づいて、「肉骨粉の飼料への混入」ということをかなり取り上げたんだと思うんです。
 アメリカの場合ですと、やはり国内での増幅というプロセスの方がむしろ重要なんだろうと。日本とは、そこがかなり違うんではないかという、それをどういうふうに表としてつくっていくかは別として、個々の検討項目はありますけれども、考え方としてやはり国内での増幅ということをちゃんと打ち出すべきであろうというふうに思います。
○吉川座長 こちらは、2001 年10 年の段階で、そういう意味では増幅を完全に止める施策を取って、それを強化していって、向こうの場合は増幅を必ずしも止められきれてはいないと。交差汚染を含めて、その可能性は十分残ると、それぐら
いになりますか

>E生前検査 
○山内専門委員
食肉の方に関しては、やはり実態がアメリカの場合に、さっきの生前検査でも問題になったように、と畜検査員との関わり合いというものが、日本と非常に違っているといった、要するに、作業員に大部分のものを任せるという実態がわかるような形での表が必要なんではなかろうかと。

例えば、1回に3,000 頭近く処理するところで、獣医師が1人だけで、それで生体検査もやっているということが本当にできるのか。いろいろな具体的な問題が出てくると思うんです。ですから、やはりと畜場での作業における獣医師、もしくは監視員がどう関わっているかということも、比較をする必要があると思います。

○道野課長補佐前提条件をもう一度確認しますと、アメリカでの連邦政府が検査していると畜場での生体検査はUSDAの職員の獣医師がやっております。ただ、アメリカのミートインスペクターというのは獣医師だけではなくて、勿論、畜産学とかそういった関連の学部を出た人をトレーニングして検査員として採用するということもありますけれども、生体検査については一応獣医師がやるというふうになっています。
日本の場合には、と畜の際にみんな獣医師ということで、その辺のそごはないわけですけれども、カナダの場合になぜEUとの間でベテリナリアンじゃなければいかぬということを確認したかというのは、ちょっと定かではないんですけれども、アメリカの生体検査とカナダの生体検査を比べますと、アメリカの場合には一応獣医師が原則1頭ずつ、勿論動いていくところを見るわけですけれども、要はスタンニングする場所に入るまでの間に牛の通路を細く、狭くして、なるだけ頭数が重ならないように移動させて見るという方式を取っているわけですけれども、カナダの場合には一応HACCPの一環として、と畜場側の従業員が全体は細かく一応見ていって、CFIAのインスペクターはそれではねられたものとか、ロッドごとに抽出検査をやって問題がないかどうか。施設側がやっている生体検査というか生体の状況の確認というのが間違っていないかどうかということを確認するシステムになっています。

そういった関係もあって、EUとの間で獣医師がやるということを確認しているのかもしれないんですけれども、基本的な制度としては、アメリカについては連邦政府の職員である獣医師が生体検査をやっているということと、カナダについても原則はそうなんですけれども、基本的にはその施設がまず確認をして、その上でCFIAの検査官がロット検査をやるというシステムになっているということでございます。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/170801_dai28kai_prion_gijiroku.pdf


[884] Re:[882] 狂牛病は人間から牛に感染したという説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 08:02  

まりちゃんさん。
これは、今朝の話題になっていますね。
この仮説を発表したのは、ケント大学のAlan Colchester氏
http://www.kent.ac.uk/kimhs/members/colchester.html
と、その娘さんのエジンバラ大学の研究員Nancy Colchesterさんですね。
Alan Colchester氏らによりますと、従来、イギリスのBSEの原因は、羊のスクレイピーや、自然発生した脳症が、カニバリズムによって増幅されたものと考えられておりましたが、そうではなく、1960年代から1970年代にかけて、イギリスが、インドやバングラディッシュやパキスタンから、数十万トンの動物の骨を、飼料用として、輸入していた中に、これらの国のヒンズー教徒の貧困階級が、宗教上の理由で、火葬しないで、川に流した人骨が含まれていて、これらが、BSEやvCJDの原因になっているのではないか、という仮説ですね。
つまり、人骨に含まれる人間のプリオンが、飼料を通して牛に入り、それが、牛肉を通して、再び、人間に供され、vCJDの原因になっているという仮説です。
これに対して、インドのNational Institute of Mental HealthのSusarla Shankar氏は、仮説には、いくつかの疑問点があるとしながらも、仮説に沿った更なる調査の必要性は、認めたということです。

http://news.ft.com/cms/s/93373f22-1b19-11da-a117-00000e2511c8.html


[883] ヴェトナムでさらに、H5N1による死亡者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 07:40  

昨日、ヴェトナム保健当局が発表したところ、性別は明らかにされていないが、ハノイ郊外Soc Son居住の63歳の人が、H5N1感染で死亡した。
日曜日に死亡し、検死の結果、H5N1が検出されたという。

http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=healthNews&storyID=2005-09-01T170033Z_01_DIT123348_RTRIDST_0_HEALTH-BIRDFLU-VIETNAM-DC.XML


[882] 狂牛病は人間から牛に感染したという説 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/02(Fri) 07:12  

Mad-cow disease came from South Asia: Lancet paper
http://news.yahoo.com/news?tmpl=story&u=/afp/20050901/hl_afp/healthmadcowsasia_050901213650

Theory: Mad Cow May Have Come From Humans
http://abcnews.go.com/Health/wireStory?id=1088363&CMP=OTC-RSSFeeds0312

とすると、種の壁なんて本当に薄いのでは?


[881] Re:[878] [854] 本当は怖くない鳥インフルエンザ ワクチンも要らない 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/02(Fri) 07:08  

鶏ピアさん。というか、kさん。
>>そもそも、容易にヒト-ヒト感染(トリ-ヒト感染)できるよう変異したH5N1型ウイルスが出現する可能性はどれほどあるのでしょうか?>>
ですが、2004年から2005年にかけての、世界のH5N1ヒト感染状況をWHOが発表したものが、「 Confirmed Human Cases of Avian Influenza A(H5N1)」
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/country/en/
にあります。


[880] ついでにいえば、H5N1型ヒト感染 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 01:34  

国立感染症研究所 感染症情報センター 高病原性鳥インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html

 ヒトあいての情報に、家禽類のデータをいれて、紛らわしいですが。

WHOに報告されたヒトの高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)感染確定症例数
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/case050805.html

 もはや、種の壁を越えて、ヒトヒト間感染が始まっています。タミフルなどの抗ウイルス薬の備蓄と、ワクチンの実用化が実際の「危機管理」ですが・・・。

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

 かの国では、どれくらいの、ヒト感染による被害があるのか・・・。(国家機密としてほとんど一切公表されない。)

大紀元■【特集】鳥インフルエンザ
http://www.epochtimes.jp/jp/spcl_qlg.html


[879] Re.[878] こちらの掲示板では 投稿者:とき 投稿日:2005/09/02(Fri) 01:23  

 鶏がしんどい、「鳥インフルエンザウイルス」と、人がしんどい「ヒトインフルエンザウイルス」は、きちんと峻別して考えましょう、ということが前提になっています。たとえそれが、H5N1型であってもです。

 で、鶏(のインフルエンザ)の場合は、あくまでも、養鶏業の産業経済と食糧生産確保の問題として、人(ウイルス)の場合は、あくまでも、医療保健危機管理の問題として、考えてきたわけです。

 ごっちゃにされてるのは、鶏ビア様のほうではないですか?
 ヒトにはヒトの、鶏には鶏の、「ワクチンは要ります」。
 それと、『リスク評価』法を過信してはいけない。あくまでも、想定内の学問でしかないのだから。未経験の事象には、ほとんど役にたたない。ましてや、「戦争(テロ)」と「疫病」に、こんな屁理屈をあてがわれたら、たまんない。(それでもお役人は、その理屈で試算するのでしょうが。)

世間のウソ 新潮新書 (099) 日垣 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
水の環境戦略 岩波新書 中西 準子 (著)
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環境リスク学―不安の海の羅針盤 中西 準子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4535584095


[878] Re:[854] 本当は怖くない鳥インフルエンザ ワクチンも要らない 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/02(Fri) 00:21  

>  WHOやCDCが警戒しているのは、人類がまだ経験していない型のウイルス、たとえば、ヒトの細胞で増殖可能に変異した、新型のA(H5N1)型などです。

そもそも、容易にヒト-ヒト感染(トリ-ヒト感染)できるよう変異したH5N1型ウイルスが出現する可能性はどれほどあるのでしょうか?
まずは、その可能性や科学的根拠について冷静にリスク評価すべきです。
可能性だけを論じるのは科学的ではありませんし、現実にそのようなことが起きないのですから、可能性がゼロに近いと考えるのは妥当かも知れません。
いずれにせよ養鶏にとっては風評の域を出ない迷惑な話です。



[877] 明日の家きん小委員会を注目しましょう 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/01(Thu) 23:49  

明日の家きん小委員会、今度の14戸についてどうするのか?ということも大事だと思いますが、
せめて下記の2点について、専門家としてどう「おとしまえ」をつけるのか?見守りたいと思います。

1)せめて北関東におけるN5H2ウイスル及びこれに対する抗体保有鶏の浸潤状況をきっちり把握した上で、対策を行わなかったことに対する責任(つまり慌てて殺したことについて)
2)抗体陽性鶏及び同居鶏の処理について、畜舎構造によって差を設けたことの責任(素人判断でも、大規模だから殺せなかった訳で、とってつけた理由が畜舎構造、これには内外から失笑をかってしまっている)

以上2点をあいまいにしたまま
■従来どおり、ウインドレスだけ監視で開放鶏舎は殺処分
■抗体陽性のみの場合、鶏舎構造に関係なく監視する。(つまり殺さない)
■またまた、暮改して、ウインドレスも含め殺処分する
のいずれかを選択(それ以外の選択はないと思いますが)しても、益々混乱するだけです。

もう、小手先の論理の振り回しでは、にっちもさっちもいかなくなっているのですから、委員長他メンバーと農水省衛生管理課長が、一旦謝るしかないと思いますが、いかがでしょうか?
謝った方が気が楽になりますよ。(少なくとも、ウインドレス鶏舎で殺された杉山さんには謝るべきです)


[876] Re:[872] [856] [854] 本当は怖くない鳥インフルエンザ ワクチンも要らない 投稿者:とき 投稿日:2005/09/01(Thu) 23:02  

鶏ビア様

> もちろん、最悪のシナリオに備えてヒト症例の発生を監視する必要があり、これは現実にサーベイランスされており、ワクチンや治療体制も準備されています。

 H5N1型のヒトインフルエンザウイルスに対しては、まだほとんど、ワクチンも治療体制も準備されておりません。

> また、Mutationの問題はさまざまなウイルス亜型を生み出しており、ワクチンの効果を 弱める一因となっており、ワクチンによる鳥フル撲滅を不可能にしています。

 変異したもののなかで、高病原性になるのは、おそらくほんの一部でしょう。しかも、ほとんどが、生体の側の免疫応答で大した障害もなく、うまくかわしているものと思われます。
 かなりの高い割合で重症化させるウイルスは、たまにしか出現しないものと思われます。でなければ、もっともっと、しょっちゅう病気になっていないといけないはずです。

> ですから、我々がワクチンのみに頼れば永遠に全亜型のワクチンを打ち続けなければならなくなり、養鶏業界は無間地獄に突入します。

 ワクチンは、結局のところ、耐性系統ができて、充分な個体数にいたるまでの、応急処置的なもので、最後の最後まで頼らなきゃいけないものではありません。思念がもたらす、無間地獄であって、それが現実ではありません。

> ところで、WHOの報告によれば東南アジアでの流行は、1億5千万羽をこえる鳥の死亡または殺処分につながったそうで、これだけでも人類が天文学的な量のウイルスに曝露されていることを示しています。

 まだ、「清浄国(環境)」の理念に縛られているような認識のように見受けられます。自然環境の中で、既知の「ウイルス」なんてのは、ほんのごくごく一部です。あっても気に留められる対象にはなっていないのですから。

> スペイン風邪の再流行を招き人類にダメージを与え得るという主張は鵜呑みに出来ません。なぜなら、スペインかぜの 病原体はA型インフルエンザウイルス(H1N1型)であり、WHOやCDCが警戒しているのもH1N1型で、しかも現在流行していません。一方、ワクチン業者が取り扱っているワクチンは主にH5型で、鶏用ワクチンにスペイン風邪再流行の予防効果を期待するのは無理です。

 『スペイン風邪の再流行を招き人類にダメージを与え得るという主張』は、ウイルスの型が違えども、疫学的には同様のことがおこるとの警告です。
 WHOやCDCが警戒しているのは、人類がまだ経験していない型のウイルス、たとえば、ヒトの細胞で増殖可能に変異した、新型のA(H5N1)型などです。ウイルス感染症の脅威は、ヒトの中で感染が起こっていて、まだ、広がらずに、風土病的にとどまっているものです。お間違えのなきよう。

ウイルス 究極の寄生生命体
http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=61891182005


[875] Re:[872] [856] [854] 鳥インフルエンザ問題の鳥の問題と人の問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 22:59  

鶏ビアさん。
「鶏はもちろん消費者でも発病は報告されておらず」は、あえて逆に書かれたのでしょうが、あくまで、世界の鳥インフルエンザに対する防衛は、ヒト感染鳥インフルエンザの防御に、究極の防御線をおいてあることは、確かですね。
871で書いたように、遺伝子組み換えワクチンが、その防御を複雑にしていることも事実でしょう。
鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え・鶏痘ワクチンを人間用にというような試みは、世界にはあるようです
http://www.future-drugs.com/doi/abs/10.1586/14760584.4.1.63?cookieSet=1
が、あくまで、ヒト感染鳥インフルエンザは、ヒト用ワクチン、タミフルなどで対処すべきものでしょう。
それが混同しますと、中国のようなアマンタジン耐性が鶏に見られるというような事態になってしまいます。
鶏ビアさんのご主張の趣旨は、ワクチンによる鳥フル撲滅は不可能なのだから、レッセフェーレに任せてとのご主張のようにも思われます。
でも、どちらが、養鶏業にとっていい選択なのか、人間の健康にとっていい選択なのか、議論の分かれるところのように思えます。


[874] Re:[872] [856] [854] 本当は怖くない鳥インフルエンザ ワクチンも要らない→少し議論がずれているようですが 投稿者:平和屋 投稿日:2005/09/01(Thu) 22:51  

すみません。鶏ビア様は、察するに厚生労働省関係の方だと思いますが、

以下のご発言に対して、少々疑問を感じました。
ご意見をお聞かせ頂けたら幸いです。


> サーベイランスされており、ワクチンや治療体制も準備されています。

話の前後だと判断すると、このワクチンはN5系の人用ワクチンだと思いますが、そのようなワクチンは準備されているのですか?

> また、Mutationの問題はさまざまなウイルス亜型を生み出しており、ワクチンの効果を
> 弱める一因となっており、ワクチンによる鳥フル撲滅を不可能にしています。

今のワクチンの議論は何も全部の鳥インフルエンザを押さえ込むということではなくて、N5H1を主体とした高病原性鳥インフルエンザを押さえ込むことではないでしょうか?

> ですから、我々がワクチンのみに頼れば永遠に全亜型のワクチンを打ち続けなければなら
> なくなり、養鶏業界は無間地獄に突入します。

そのようなことはワクチン先進国でも起こっていないと思いますが、いかがでしょうか?


> ところで、WHOの報告によれば東南アジアでの流行は、1億5千万羽をこえる鳥の死亡
> または殺処分につながったそうで、これだけでも人類が天文学的な量のウイルスに曝露され
> ていることを示しています。また、茨城では新たに7カ所の養鶏場で抗体が検出されたそう
> ですが、鶏はもちろん消費者でも発病は報告されておらず、これらの事実も鳥フルの脅威
> が小さいことを示しています。

日本で、養鶏場における鶏→人の鳥インフルエンザについては、一般消費者が対象となる公衆衛生的な問題ではなく、
そこで働いている従業員やもし発生した場合の防疫作業員の感染ということで労働衛生の問題だと思います。
また東南アジアでは、人への影響は小さくないと思います。

>、冷静に対処できるのであれば
> 冷静に対応すべきです。

それは、抗体陽性鶏及びその同居鶏を殺すことを意味するのでしょうか?もしそうであれば、それは冷静な対応とはいえないのでは、

> 鳥フル騒動が養鶏業者にとって迷惑であることは事実ですが、スペイン風邪の再流行を招き
> 人類にダメージを与え得るという主張は鵜呑みに出来ません。なぜなら、スペインかぜの
> 病原体はA型インフルエンザウイルス(H1N1型)であり、WHOやCDCが警戒しているのも
> H1N1型で、しかも現在流行していません。一方、ワクチン業者が取り扱っているワクチンは
> 主にH5型で、鶏用ワクチンにスペイン風邪再流行の予防効果を期待するのは無理です。

誰もH1N1が鶏から感染すると騒いでいるわけではありません。人感受性型N5やN9、N7がここでは問題にしているのだと思いますが、いかがでしょうか?


[873] 「感染が確認された県内の養鶏場は28カ所に」 投稿者:とき 投稿日:2005/09/01(Thu) 22:36  

7養鶏場で抗体新たに検出、茨城・鳥インフルエンザ(読売新聞) (1日21時59分)
別の7養鶏場でも抗体陽性 茨城、鳥インフルエンザ(共同通信) (1日21時45分)
残る7養鶏場でも陽性=新たな移動制限措置−茨城県・鳥インフルエンザ(時事通信) (1日21時6分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html

 もはや、感染・伝染が、いままさに起こっているということの証左ではないのか? キャリアは? 鶏の鶏舎間の移動による、鶏鶏間感染ではなく、鶏以外の「何か」が介在して、自然感染が起こっているのではないのか? いまだったら、まだ、「鶏」以外から、ウイルス分離が可能なのではないだろうか? 


[872] Re:[856] [854] 本当は怖くない鳥インフルエンザ ワクチンも要らない 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/01(Thu) 22:28  

笹山さんこんばんは

>たとえば、弱毒性から強毒性への変化の問題、Mutationの問題などですね。

このMutationの問題も混乱を招いています。これは、アジアの国々に鳥フルを警戒するよう
促したWHOの尾身さんの発言が誤解を招いているようですが、あくまで最悪のシナリオに
過ぎません。
もちろん、最悪のシナリオに備えてヒト症例の発生を監視する必要があり、これは現実に
サーベイランスされており、ワクチンや治療体制も準備されています。
また、Mutationの問題はさまざまなウイルス亜型を生み出しており、ワクチンの効果を
弱める一因となっており、ワクチンによる鳥フル撲滅を不可能にしています。
ですから、我々がワクチンのみに頼れば永遠に全亜型のワクチンを打ち続けなければなら
なくなり、養鶏業界は無間地獄に突入します。
ところで、WHOの報告によれば東南アジアでの流行は、1億5千万羽をこえる鳥の死亡
または殺処分につながったそうで、これだけでも人類が天文学的な量のウイルスに曝露され
ていることを示しています。また、茨城では新たに7カ所の養鶏場で抗体が検出されたそう
ですが、鶏はもちろん消費者でも発病は報告されておらず、これらの事実も鳥フルの脅威
が小さいことを示しています。まずは脅威を正しく評価し、冷静に対処できるのであれば
冷静に対応すべきです。
鳥フル騒動が養鶏業者にとって迷惑であることは事実ですが、スペイン風邪の再流行を招き
人類にダメージを与え得るという主張は鵜呑みに出来ません。なぜなら、スペインかぜの
病原体はA型インフルエンザウイルス(H1N1型)であり、WHOやCDCが警戒しているのも
H1N1型で、しかも現在流行していません。一方、ワクチン業者が取り扱っているワクチンは
主にH5型で、鶏用ワクチンにスペイン風邪再流行の予防効果を期待するのは無理です。
ところで明日、WHOの尾身さんが来られます。興味のあるかたはどうぞ。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kansen/news/presskansen050808.html

http://www.hyper-net.ne.jp/bbs/patio/patio.cgi?id=SANK&mode=view&no=15


[871] メキシコでの鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え鶏痘ワクチン使用例 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 20:49  

メキシコでは、1995年1月から、鳥インフルエンザ・ワクチネーション・プログラムが実施され、130億服の不活化ワクチンと、八億五千万服の鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え・鶏痘ワクチン(recombinant fowlpox vaccine containing an avian influenza virus gene または、Recombinant fowlpox virus-vector vaccine)が、使用された。
これによって、1995年6月までに、高病原性のH5N2は、根絶されたが、低病原性のH5N2は、根絶されえず、中央メキシコに、今も、循環している。
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050308-0030 
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=9454926参照
この鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え・鶏痘ワクチンは、メキシコで使うために、Boehringer Ingelheim Vetmedica社
http://www.boehringer-ingelheim.com/corporate/home/home.asp
(日本の会社名は、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、http://www.boehringer-ingelheim.co.jp/ 動物薬は、ベーリンガーインゲルハイム ベトメディカ ジャパン株式会社http://www.boehringer-ingelheim.co.jp/corporate/affiliates/bisv.html ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社取手工場 〒302-0001 茨城県取手市小文間台道5662 )が、ライセンスを持つものである。
また、これらは、1999年から2001年にかけて、グアテマラやエルサルバドルでも使われた。
この報告書「Failure of a recombinant fowl poxvirus vaccine containing an avian influenza hemagglutinin gene to provide consistent protection against influenza in chickens preimmunized with a fowl pox vaccine.」
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=10737653&dopt=Abstract
によると、この鳥インフルエンザ組み込みの遺伝子組み換え・鶏痘ワクチンは、第一回目は、効くが、二回目には、効かないことで、低病原性鳥インフルエンザウイルスには、有効でないとしている。

http://66.102.7.104/search?q=cache:xLbkVIfiVa0J:www.cvm.uiuc.edu/faculty/path/tripathy.html+recombinant+fowlpox+virus+vaccine++avian+mexico&hl=ja


[870] 現代の『飯綱の術』使い 投稿者:とき 投稿日:2005/09/01(Thu) 19:22  

 あまりにも、お粗末な綻びのある、術使いではありますが。

「飯綱(いづな)」
http://www.pandaemonium.net/menu/devil/izuna.html
「信州の飯綱使い」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E7%B6%B1
Yahoo!辞書  いづな‐つかい 【飯綱使い】
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=01061400&p=%C8%D3%B9%CB&dname=0na&dtype=0&stype=0&pagenum=1

◆鳥インフルエンザ問題の今後(78)(2005.9.1)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza161.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『何にしろ本当の身体は脇の脱いだ着物の中などに隠してあるので打たれても痛くも痒くもなくヘッチャラである。』

 あまりにもピッタリで、笑うに笑えない。

『そうなると議事録ではなくて疑似録である。』

 じゃあ、ホンモノはない。

『身も入らず心ここにあらず血も通わぬこの忍者委員会、忍者ウイルスの前に全くどうにかならぬか。』

 民衆を都合いいときだけ「思考停止」させてきたツケが、今まわってきて、なんとか、うまく取り繕ってきたウソ偽装の壁に、自分たち自らが、囲われて身動きとれなくなっていきつつある。どうみたって、現実世界との整合性がとれなくなっています。あとは、「妖術」を使うしかないようで。

 昔の妖術使い、今のなんとやら・・・。人をマヤカシにかける人種は、今も昔も変わりない?


[869] Re:[868] [867] USDAの 単なる決意表明と見たほうが 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/01(Thu) 17:37  

まりちゃんさん。
7月28日に米国から、プリオン専門部会に出された資料では、下記のようになっています。規則案公表前のレビューが、近日中に終了し、パブコメにかけられると言うだけで、本当に規則が改正され、禁止・飼料規制強化は「遥かかなたの山のむこう」と見るべきではないでしょうか?

FDAの規則案のレビューは完了。現在は保健福祉省(HHS)及び行政管理予算局によるレビュー中。規則案公表の前段の最終段階。このレビューが完了すれば、パブリックコメントに付される。それで寄せられた全てのコメントを踏まえHHSが最終規則案の策定を検討することになる。 下記資料のP51
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-siryou1-2.pdf



[868] Re:[867] USDAの 単なる決意表明と見たほうが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 16:53  

まりちゃんさん。
USDAさんが「これまで、the International Review Teamさんの勧告に従うことが、諸般の事情で遅れていたが、このテキサス州のBSE報告を機に、これから、規則作りに励むつもりです。」との決意表明はしたものの、その中身は、明らかにせず、ということなんではないでしょうか。
ただ、農業情報研究所さんのサイトのなかに「記者会見でルール変更が何故こんなに遅れているのかと問われたSUNDLOF博士は、2004年1月のANPRでそういう提案をしたが、その後の情勢変化でこの提案を反故にしたと語ったが、この発言の最初の部分だけをとらえて、それが今提案されようとしているかのごとく書いてしまったのだろう。」と書かれていますが、USDAが「And as a result of that, we are now into rulemaking」と言ったのは、事実のようですね。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/08/0339.xml


[867] 米農務長官が肉骨粉全面禁止の方針表明とマスコミ報道 大新聞は不明を恥じよ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/01(Thu) 15:49  

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05090101.htm

大手メディアの取材力といい加減な記事、ここに極まれり、
ということのようです。大手メディアの記事が本当に普通に
読めなくなってきましたね。訂正記事を出すのでしょうか?
産経さんに電話してきいてみようかな?


[866] Re:[865] 郵政民営化で一番ボロ儲けするのはだーあれ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 13:17  

まりちゃんさん。
この記事「Who Gains From a Japan Post Split? 」(By AGNES T. CRANE )ですね。
まさに、タイミングがよろしいようで。
アメリカから日本への年次改革要望書の狙いは、そこにあったのですね。
その後も、ウォールストリートジャーナル紙には、「Investors Place Bets on Koizumi」(8/29)「Japan Post Picks Firms for Investors 」(8/30)など、日本の郵政問題に関する記事が続いています。


[865] 郵政民営化で一番ボロ儲けするのはだーあれ? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/01(Thu) 12:51  

米経済紙のウォール・ストリート・ジャーナル(八月二十六日付)が、郵政民営化で一番儲けるのは、米国債や株を発行する米政府や多国籍企業だとする記事を掲載しているんだとか。米金融機関シティーグループの試算が出ているそうです。



[864] あわれ、ニューオーリンズ−減災方針の見直しもあるか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 12:39  

ハリケーンで数千人の死者が出ているというアメリカのニューオーリンズ。
ニューオーリンズは、大分前にいったことがあるが、私にとっても、懐かしい場所だ。
興銀から通産省に出向されていた吉川さんと一緒に雲助タクシーに乗ってしまって、ひやひやな思いをした地でもある。
なんといっても、ジャズの生演奏を聞かせてくれるプリザベーションホールがどうなっているのか、気になる。
このサイトhttp://www.preservationhall.com
を見ると、アトランタに一時避難しているみたいですね。
このニュース「New Orleans mayor fears thousands may have perished」
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,11069-1759348,00.html
では、Ray Naginニューオーリンズ市長は、この分では、数ヶ月居住不能のため、都市を捨て去ることになるだろうといっています。
もともと、湿地帯に近いのだから、内水によって、このような被害が出たのだろう。
減災対策をとっているミシシッピー川の制御は、まだまだといったところなのだろう。
以前、アメリカの実務担当者から、ミシシッピー川の氾濫原(遊水池)の利用についての話を聞く機会があった。
それによれば、これまで川の水路に少しでも近く堤防をつくっていたものを、川の流れからよりとおくに堤防をつくることで、川全体の災害に対するキャパシティを高めることが、今の課題であるという。
それには、これまでの何百年にわたる川の流れの変化を重ね合せ、その最大公約数の右岸、左岸に堤防をつくることにより、川のキャパシティを高めるのだという。
その結果、堤防の内側に広大な氾濫原(遊水池)ができるが、これをいかに、公的に利用するかが、これからの課題なのだといっていた。
しかし、今回の氾濫で、これらの試みを一からやり直すことになってしまった。
減災への方針転換を取る日本の国土交通省にとっても、今回のニューオーリンズの氾濫は、貴重な事例となるであろう。


[863] もっと幅広い人畜共通感染対策を 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 11:55  

前に、この掲示板で、農林水産省に人畜共通感染対策室的なものを設ける必要があるのではないか?と、提案したが、ますます、そのような感じを強くしている。
それは、単に、農畜産業従事者のためだけでなく、地域保健対策としても、これから、ますます、重要なことになってくるからだ。
人畜共通感染症は、鳥インフルエンザやブリオン病に限らず、多方面にわたりうるし、これらが、それぞれ、相互に相関している可能性も否定できない。

このサイト「Probable Human Infection with a Newly Described Virus in the Family Paramyxoviridae 」
http://www.cdc.gov/ncidod/eid/vol4no2/chant.htm
は、1998年のちょっと古いサイトだが、具体的な例を挙げて、農畜産業従事者のかかりうる人畜共通感染症の例について述べている。

そのひとつは、パラミクソウイルス(Paramyxoviridae)への農畜産業従事者の豚を介しての1997年8月の感染例である。
このパラミクソウイルス(Paramyxoviridae)科には、ニューカッスル病(Newcastle disease virus)や、大コウモリ(fruit bat)を自然宿主としているヘンドラウイルス(Hendra virus以前は、馬モービリウイルスEquine morbillivirus (EMV)と呼ばれていた)や、豚などを介してのニパウイルス(Nipah virusまたはHendra-like virus)などがある。

このサイト「Newcastle Disease Virus 」http://pathport.vbi.vt.edu/pathinfo/pathogens/NCDV.htmlでも、ニューカッスル病の人への感染例などが掲載されている。

これに対して、鳥インフルエンザは、オルソミクソウイルス(Orthomyxo virus)科に属している。

また、蚊によって媒介されるとする鶏痘ウイルス(Fowlpox virus)は、ポックスウイルス科 (Poxviridae)のアヴィポックスウイルス属(Avipoxvirus)に属する。

先に 838で紹介した「トリインフルエンザの抑止・根絶におけるワクチンとその使用」
http://64.233.179.104/search?q=cache:RlZkTrK9mAsJ:www.nbi.ne.jp/pdf/009_Vaccines.pdf+%E9%B6%8F%E7%97%98&hl=ja
をみてびっくりしたのだが、ワクチンベースでは、これら科の違う鶏痘ウイルスワクチン(ポックスウイルス科)やニューカッスル病ウイルスワクチン(パラミクソウイルス科)に、鳥インフルエンザ遺伝子を組み込んで、鳥インフルエンザワクチン(オルソミクソウイルス科)として、使われているということであった。

こうなると、行政も、これら関連ワクチンの管理をしっかりしなければならないのではなかろうか。



[862] 「改革」という言葉に政治的裨益を求めるのは、もう、終わりにしよう。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 10:48  

細川内閣発足後、十数年、ほとんどの政党が、「改革」というレトリックに政治的裨益をもとめ、そして、今も、そのレトリックの乱用に明け暮れている。
その間に、野党から与党にトラバーユしたかたがたも、自らご自身の政党流転の言い訳に、まだ、「今回所属した政党こそ真の改革政党」と言い続けているのは、なんとも、むなしい限りだ。
もう、そろそろ、この「改革」というレトリックに、政治的裨益を求めるのは、終わりにしよう。
そもそも、宮沢−クリントン会談の結果生まれた、アメリカから日本への「改革要望書」のスタートから、機を一にして、この「改革」という言葉の政治的乱用が始まっていることに目をむけ、もっと、冷静な判断を下すべきときだとおもう。



[861] 「アメリカのハリケーン後のガソリン事情」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 10:37  

「Sasayama's Weblog」のほうに「アメリカのハリケーン後のガソリン事情」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=448と題して、まとめておきました。
日本も、対岸の火事ではなさそうで。
ご用心。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=448


[860] Re:[859] 餌の規制に関する報道(ロイター) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 10:32  

まりちゃんさん。
ロイターの原文は、これ「After delays, U.S. to toughen mad-cow safeguard」
http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=politicsNews&storyID=2005-08-30T190920Z_01_SCH066355_RTRIDST_0_POLITICS-MADCOW-USA-DC.XML
ですね。
「FDA has said it was considering a broader ban on use of poultry litter, table scraps and cattle blood in feed as well as more restrictions on use of items thought to carry the highest risk of spreading mad cow.」
とあり、「poultry litter」とあります。
http://www.thecommentatorjm.com/febpage_04.htm参照
ロイターの日本語訳し間違いですね。
牛脂(タロー)については、「一定の処理基準内」ということで割り切っているのでしょう。


[859] 餌の規制に関する報道(ロイター) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/01(Thu) 10:15  

米政府、BSE対策でえさに関する規制を強化へ(ロイター)
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=businessNews&storyID=9515504&section=news
>動物の飼料を監督する食品医薬品局(FDA)は、家畜のえさに関する規制について、間もなく新たな規制を追加すると発表した。FDAはまた、飼料に鶏肉片、食物のくず、畜牛の血を使用することについて、禁止枠の拡大を検討するとともに、BSE感染牛の拡大につながるリスクが高いと思われる品の使用に関して、新たな制限を設けることを検討しているという。

>飼料に鶏肉片
ロイターのこれですが、チキンリッター(鶏の糞や鶏舎のごみ)の間違いということはないでしょうか。

記者さんも、まさか牛に鶏糞や鶏舎のゴミを与えているとは思わなかったとか?

ところでここには「レンダリングの牛脂」使用禁止の文字は見えないですね。


[858] Re:[857] [855] 「BSE対策を米が強化へ 家畜のエサ規制」という産経新聞の報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/01(Thu) 08:58  

> 産経さんの記事は、その背景を省略しての報道でしたので、やや、誤解を生む記事ではないかと思います。

笹山さん、そうでしたか、ありがとうございます。
要するに、自社で正否を確認、追記することなしの、また、言い分の垂れ流しですね。
読んだ方は「そうだったのか」と信じてしまいます。

朝日なみにいい加減な記事と思いました(^^;


[857] Re:[855] 「BSE対策を米が強化へ 家畜のエサ規制」という産経新聞の報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 07:30  

まりちゃんさん。
この報道は、今年6月発生のテキサスのBSE牛の処理の顛末報告に関して、8月31日にUSDAのStephen Sundlof氏やジョハンズ農務長官などが発表やコメントしたもののようですね。

顛末報告は、http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/08/0336.xmlにあります。
「US to toughen mad cow safeguards after case in Texas」
http://www.news-medical.net/?id=12837
では、その調査報告の延長戦で、今後とも、コンタミネーション除去に努力するといった形のものでの扱いですね。
産経さんの記事は、その背景を省略しての報道でしたので、やや、誤解を生む記事ではないかと思います。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/08/0336.xml


[856] Re:[854] 本当は怖くない鳥インフルエンザ ワクチンも要らない 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/09/01(Thu) 07:11  

鶏ビアさん。
情報ありがとうございます。
この「本当は怖くない鳥インフルエンザ 」は、最近のいくつかのヒト感染鳥インフルエンザの特徴を、見逃している感じがしますね。
たとえば、弱毒性から強毒性への変化の問題、Mutationの問題などですね。
「現実にはヒトと鶏はウイルスと結合するレセプターが違うので簡単には感染しないようです」というのは、このMutation(変異)の問題を、完全にスルーされているご見解ですね。
また「各地で鳥フルが発生してもヒトへの感染が発生しないのですから」というのは、日本においては、家禽同居がないことを指してのことなのでしょうか。
現在、ヒト感染鳥インフルエンザ問題で論議されている視点とは、かなりのギャップを感じました。
ただ、これは、ヨーロッパへの鳥インフルエンザ侵入へのリスク評価でも、課題とされているのと同じように、社会的インフラの整った地域への鳥インフルエンザの侵入リスク評価については、発展途上国への侵入の場合と、どこに差があるのかについては、十分検証しなければならない問題だと思います。


[855] 「BSE対策を米が強化へ 家畜のエサ規制」という産経新聞の報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/09/01(Thu) 06:25  

BSE対策を米が強化へ 家畜のエサ規制
http://www.sankei.co.jp/news/evening/01int001.htm
>米国は一昨年十二月に米国初のBSE感染牛が発見された後、牛の脳や脊髄(せきずい)など感染源の恐れのある特定危険部位を、すべての動物の飼料やペットフードに使うことを禁じた。今年六月に二例目のBSE感染牛が見つかったことで、一段と強化する。(略)
>これでエサに関する米側のBSE対策がようやく日本と同様になる。

危険部位は肉骨粉の中にずっと混ざったまま、豚や鶏(一部は違法に牛&チキン・リッター)にずっと使いっぱなしでしたよね。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/d5567f5d2c875bf17a999b32a29102f7
>○松本参事官
>100%かどうかについては、ちょっと確認はしておりませんけれども、除去したSRMはレンダリングの方に回されていると聞いております。
最近の食安委の資料にもその旨記載してあった記憶が。

産経の報道は間違ってませんか?

それから、肉骨粉以外の「多くの抜け穴」についての報道もないし、どこが「日本と同等になる」んでしょうか? 
また、日本は飼料を厳密管理してから3年以上は経ちますので、その後に生まれた若い牛が感染しているリスクは米国とは雲泥の差と思いますが。


[854] 本当は怖くない鳥インフルエンザ ワクチンも要らない 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/09/01(Thu) 01:07  

鳥インフルエンザはウイルスの抗原によってH1〜H7,H9,H10, N1,N2,N4,N7と多数の亜型に分類されます。
これらの全亜型に対応できるワクチンは存在しません。現在使用されているワクチンは、豚用および人用ともH1およびH3亜型に対するものであり、高病原性鳥インフルエンザ(H5又はH7亜型)には効果はありません。なお、最近実用化されたH5N1型ワクチンを使用しても、H1〜H4,H6,H7,H9,H10型のウイルスには効果が期待できません。

しかしながら我が国の現状を鑑みると、各地で鳥フルが発生してもヒトへの感染が発生しないのですから、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。

http://www.hyper-net.ne.jp/bbs/patio/patio.cgi?id=SANK&mode=view&no=15

[853] ヒトの病気は、ヒトが一番のキャリアですが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/08/31(Wed) 22:59  

<鳥インフルエンザ>中国大陸から飛来の渡り鳥調査 環境省

 環境省は31日、中国大陸などから飛来する渡り鳥について、鳥インフルエンザウイルスや西ナイル熱ウイルスの保有の有無などを調査すると発表した。鳥インフルエンザも西ナイル熱も、鳥類が原因ウイルスを保有しているとされ、渡り鳥の移動で感染が広まるとみられていて、感染ルートの解明が急務になっている。
(毎日新聞) - 8月31日21時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050831-00000084-mai-soci

 少なくとも、鳥インフルエンザとヒトインフルエンザのウイルスは、ごっちゃにして欲しくないのですが、マスコミさん。

ウエストナイル熱(国立感染症研究所 感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02_27/k02_27.html


[852] Re:[836] 朝日新聞のいい加減さが最近目につきますね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/31(Wed) 22:33  

もう一点http://www.asahi.com/international/update/0831/005.html
>長官は日本が輸入再開に同意している生後20カ月以下の牛について、「牛海綿状脳症(BSE)の感染例は世界で見つかっていない。危険性はない」と強調した

感染実験だと、感染後6ヶ月から腸に発現し、その後しばらくして体内の別のところに移動しますよね。(腸から、その後ある時期のみ感染性が消えるということは、異常プリオン蛋白質の分解しにくい性格を考えると移動しか考えられないですよね?)

ということは、とても、若い牛でも「危険性はない」なんていえないと思うんですが。


[851] 鶏用ワクチンは期待薄。鳥フルには冷静な対応を! 投稿者:鶏ビア 投稿日:2005/08/31(Wed) 22:26  

あらゆる状況証拠から見て鶏用ワクチンの効果は期待薄だと思います。
鳥インフルエンザウイルスの感染域の拡大は、ヒトへの感染の大きな懸念となっていますが、現実にはヒトと鶏はウイルスと結合するレセプターが違うので簡単には感染しないようです。

国立感染研HPのWHO情報より

各国のこれまでの積極的な対策にもかかわらず、H5N1亜型ウイルスがベトナム、インドネシアの多くの地域で、またカンボジア、中国、タイ、そしておそらくラオスのいくつかの地域において確認され続けていることをFAOは警告している。東南アジアでの流行は、1億5千万羽をこえる鳥の死亡または殺処分につながり、農業、そして家の庭で飼っている鳥からくる収入と食料に頼っている多くの農村部の農民に特に深刻な影響を与えている。ヒトの感染例のほとんどが病鳥または感染して死んだ鳥との直接の接触があり、ヒト症例はこれまでのところベトナム、タイ、カンボジア、インドネシアで確認されている。ヒトからヒトへの感染が確認されているのはこれまでごく小数である。日本、マレーシアそして韓国におけるH5N1亜型ウイルスの家禽間の流行の対策は成功裏におわった。

WHOは、野鳥における鳥インフルエンザ感染は抑えられるものではなく、また試みるべきでないというFAOおよびOIEの方針に強く賛同する。野生の水鳥は全ての亜型のA型インフルエンザウイルスの自然宿主であることが知られている。野鳥は、これらのウイルスを低病原性の形で長距離を運搬しながらも感染症状は示さず、鳥インフルエンザで死ぬことはまれである。渡り鳥で高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されることは同様にまれであり、これらの鳥が高病原性鳥インフルエンザの感染拡大に果たす役割はまだよく解明されていない。
(略)
東南アジアにおける流行の経験によると、ヒトの感染例はまれではあり、家禽からヒトの伝播は簡単にはおこらない。これまでのところほとんどのヒト症例が農村部でおこっている。全てではないが殆どのヒト症例が、鳥との直接の接触、特に鳥を殺す、羽をむしる、料理の準備をするなどで、感染して死んだまたは発症している鳥と接触を持っている。鳥の飼育または殺処分にかかわっている者の感染はこれまで確認されていない。適正に調理された鶏肉や卵を食べることによる感染も今のところ確認されていない。

http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/54who1.html


[850] 論点が、郵政だけでなく、多様化してきたことは、いいことだ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 21:09  

別に志位さんとは、何の関係もないのだが、8月29日に開かれた日本記者クラブ主催の六党党首討論会で、小泉さんの痛いところをついたなと、感じさせられたのは、志位さんの次の発言だった。

志位 私はいまの議論をずっと聞いていて、小泉さんは郵政民営化しかいわないわけですよ。今日の発言もそうですし、演説でも。郵政民営化一本に絞ってほかのことを一切いわない。そして勝ったら郵政民営化法案を九月の国会で通すというんでしょう。そうすると九月までの公約しかいわない。後は全部白紙委任でおれに任せろというのは、民主政治を壊す独裁政治だと思いますね。

つまり、「郵政法案が通過すれば、後、何をやるかを国民に問うていない解散じゃないか」、というわけである。
このパンチが効いたかどうか知らぬが、ここにきて、論点も、郵政から年金問題などへと多様化してきたのは、好ましいことだ。
一方、小泉さんも、これに対応してか、「法案成立の遅れから、平成十九年四月とされる民営化開始時期を、遅らせる方向での法案修正に言及」してきている。
あくまで、郵政中心を貫くとのイクスキューズの材料として、修正に言及したのか。
大体、「改革のすべてが郵政から始まる」なんて論法は、いかにも乱暴すぎるのだ。



[849] Re:[847] 渡り鳥よりも留鳥のほうがより重要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 19:59  

ときさん。
このサイトでも、以前から、環境省が、渡り鳥のウイルス感染調査に力を入れるべしと主張してきたのですが、ようやく、重い腰を上げたということですね。
ときさんおっしゃるように、今年5月の茨城県神栖町の渡り鳥大量死についても、ウイルス調査をしていれば、何らかの参考になったものとおもわれ、悔やまれます。
そのころは、環境省さんは、クールビズのパフォーマンスにのみ、お忙しかったんでしょうかね。


[848] こんな時こそ原因解明のための国際協力なのだが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/08/31(Wed) 19:38  

中国:大連でも感染症爆発、おびえる市民【大紀元日本8月31日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d93467.html

 ヒトの移動制限は、いまや、完全に行なうことは不可能です。
 キャリアも見分けがつきません。しかも不顕性感染者ほど、感染の自覚がありませんので、移動制限には捕捉されません。

 さてさて、アジア全域はおろか、地球村のまん延拡大は、おそらく、避けようがないでしょう。

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

2005年08月30日
危険な中国食品を報道しないマスコミは背信行為
http://konn.seesaa.net/article/6368105.html


[847] 渡り鳥よりも留鳥のほうがより重要 投稿者:とき 投稿日:2005/08/31(Wed) 19:25  

渡り鳥のウイルス感染調査 鳥インフルエンザで環境省

 鳥によって広まる鳥インフルエンザや西ナイル熱の原因ウイルスの侵入、拡大に備え、環境省は31日、飛来する渡り鳥のウイルス感染調査を、9月から来年3月にかけて国内各地で行うと発表した。
 インドネシアやベトナムなど東南アジアで鳥インフルエンザによる人の死亡例が増えているほか、シベリアやモンゴルなどで鳥の感染が広がっているのを受けた措置。
 鳥から蚊、人へと感染する西ナイル熱は国内では確認されていないが、同省は「予防的措置が必要と判断した」と説明している。
(共同通信) - 8月31日18時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050831-00000170-kyodo-soci

 鳥インフルエンザに関しては。確かに、まん延拡大のキャリアあるいは、スプレッダーになりえますが。

 とにもかくにも、「疫病」化(感染流行へい死被害)による、産業の打撃と、食糧確保の問題と、じかに関わる人々(養鶏家、行政担当者)の人心荒廃を、いかに最小にするかという「危機管理能力」が問われています。


[846] Re:[844] [836] 朝日新聞のいい加減さが最近目につきますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 19:06  

虹屋さん。
どうも資料ありがとうございました。
二つのポイントですね。
一つ目は、月齢20ヶ月以下のBSEはないと断言した点ですね。
In the history of the world we haven't found an animal that tested positive for BSE 20 months and under.
ここのところですね。
二つ目は、飼料管理などのループホールに関しての、昨年1月のthe Secretary of Health and Human Servicesの声明と、その後のthe International Review Teamの見解との差について触れた点ですね。
the Secretary of Health and Human Servicesの声明とは、2004年1月26日のこのサイトhttp://www.fda.gov/bbs/topics/news/2004/hhs_012604.htmlのことでしょう。
the International Review Team の報告は、2004年1月27日のこのサイトhttp://www.usembassycanada.gov/content/can_usa/madcow_012604.pdfのことでしょう。

私の2004年2月25日の掲示板では下記のように書いていますね。

「米農務省のBSE(牛海綿状脳症、狂牛病)に関する農務省諮問委員会(委員長、ダグラス米ウェストバージニア州農務長官)は2月23日、米政府の委託で同国のBSE対策の妥当性を調べてきた国際諮問委員会(Transmissible Spongiform Encephalopathies Advisory Committee)が2月12日13日に公表した報告書 http://www.fda.gov/ohrms/dockets/ac/04/briefing/4019B1_11.pdf の内容などについて、国際諮問委の勧告に基づき検査体制の強化などを実施する前に、ハーバード大学のハーバード・リスク分析センター(HCRA)に国際諮問委の勧告が適切であるかどうかを評価してもらうように提言した。
国際諮問委は「今後も新たな感染牛が発生する恐れがある」と結論。現行のBSEの検査体制を不十分だと指摘し、生後30カ月以上の歩行困難な牛すべてに検査実施を求めていた。」

そして、この後、USDAは、2月26日に、米農務長官が、BSE検査体制の拡充を下記のように示唆したというわけでしたね。

「 サイトhttp://www.sunherald.com/mld/sunherald/news/breaking_news/8039696.htmによると、ベネマン米農務長官は、BSE検査体制の拡充を示唆した。
アメリカ初のBSE発生後、USDAは、検査数を、これまでの倍の四万以上にすると言明した。
米議会下院予算委員会農業小委員会で、農務長官は、「より攻撃的なサーベイランス・プログラム」達成のために、具体的な数は示さなかったが、「これからの検査対象には、明らかに健康な牛をも、対象に含まれる。」と、言明した。」




[845] Re:[840] [839] トランス脂肪問題&エコナオイルの成分について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 18:42  

まりちゃんさん。
エコナ(アメリカでの商品名は、”DAG”)の主成分であるジアシルグリセロール(diacylglycerol)がGRAS( Generally Recognized as Safe 一般に安全と認められる食品素材)とする花王の主張に対しては、FDAは異議をはさまなかったようです。
http://www.cfsan.fda.gov/~rdb/opa-g056.html参照
しかし、そのエコナ(DAG)の使われ方については、これまでのマーガリンに代替される使われ方ではなく、補助的使われ方がされることを前提として、花王に対して、今後、更なる安全性の検証をもとめているようですね。
なぜなら、マーガリンは、植物からとった食用油であるのに対して、エコナ(DAG)は、食用油ではないからだという見解ですね。
また、商標については、DAGが 花王の主張のように、「主成分であるdiacylglycerolのDiとAcylとGlycerolの省略形」として消費者は認めないのではないかとし、花王に対して、diacylglycerolをそのまま使うことを薦めたようです。
トランス脂肪酸表示の場合、エコナ(DAG)は、植物油からトランス脂肪酸を抽出し、それをさらに、再エステル化し、ジアシルグリセロール(diacylglycerol)を作るというやり方であるので、水素添加にかんしての "an accepted process"とはいえないとFDAはしていますので、きわめてグレーゾーンの領域に入るものと思われます。
また、このサイトhttp://www.nagoyaseikatuclub.com/yougo_kaisetu/DG.htmlでは、diacylglycerolがPKC ( proliferative keratinising cysts)の活性化を促し、その活性化が、発ガンの過程で起きているとのことが書いてありますが、それについては、このサイト「Deletion of histidine triad nucleotide-binding protein 1/PKC-interacting protein in mice enhances cell growth and carcinogenesis」http://www.pnas.org/cgi/content/abstract/100/13/7824
に詳しいようです。

http://www.cfsan.fda.gov/~rdb/opa-g056.html


[844] Re:[836] 朝日新聞のいい加減さが最近目につきますね。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/31(Wed) 18:10  

> ”「日本は牛肉輸入再開すべき」 米農務長官 ”という朝日新聞の報道なんですが、

ネタ元は、下記の記者会見。農業情報研究所さんが取り上げています。
「米国 国産2例目のBSEに関する調査を完了 フィードバンの有効性に慢心を強める」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05083101.htm

問題のやり取り
OPERATOR: Next question comes from Steve Kay of Cattle Buyers Weekly.

REPORTER: Gentlemen, I want to go back to the proposed rule by AFDA because the question of Ron Hayes mentioned what members of Japan's Prion Subcommittee were referring to in part, and one of their concerns that we were still, we the U.S. are still allowing meat and bonemeal to be fed to nonruminants.

Now the advanced notice by FDA Dr. Sundlof suggests or proposes a ban on SRMs from all animal feed. Can you tell me, if you proceed with that, is that going to satisfy Japan, do you think? How is USDA going to convey to Japan that we might be moving in this way, because if this rule becomes a final rule but doesn't take effect for another year or more is Japan going to say, Well, we'll reopen our border in a year when this takes effect? I mean, how is all this going to play out?

SEC. JOHANNS: Well, I'll offer another thought and then Dr. Sundlof, I'd ask you to offer your thoughts.

Japan would not be justified under any science, any view of the world, to adopt that viewpoint. Again I point out with Japan we at the USDA, actually before I arrived, but made a decision to agree with Japan that we would start with the trade of animals 20 months and under.
Doctor, any thoughts?

DR. SUNDLOF: Thank you again, Mr. Secretary. I don't have the insight to know what the Japanese government is going to do, based on what the feed rule or the proposed feed rule will convey. But the rule is very much risk-based. It uses the Harvard Risk Assessment to actually quantitate the risk and the risk reduction of the proposed measures that we will be publishing soon. And so I would agree with the Secretary that on the basis of science, the science is clearly laid out in the proposed rule and under a risk assessment that has undergone significant peer review by the scientific community.

So I think if the decisions are going to be based in science then I think we will have a very defensible position.

In the history of the world we haven't found an animal that tested positive for BSE 20 months and under. They just simply have no risk here. So that approach would not be justified by international standards, it would not be justified by scientific standards. It really is time for Japan, in my opinion, to step up here and go through a science-based process and reopen the border, and hopefully we're nearing the end of that very kind of process.


また、未だSRMを含んだ肉骨粉が飼料(豚や鶏など)に使われている、禁止されていない理由を問いだされて拡大サーベランスの結果、BSE牛がほとんど見つかっていないことを挙げている。日本の専門部会は、見逃しがあると見ている。
 他にも、専門部会の見解、議論が報道されている限りの内容だとすると、この会見で、USDAは「科学的根拠がない」と決め付けているから、全面対立は必至か??

DR. SUNDLOF: Okay, thank you again. Well, one of the reasons was -- there's actually a number of reasons. Back in January 2004 when, within a month after the first case in the U.S. was reported, the Secretary of Health and Human Services at that point made a statement that the FDA would propose modifications to the feed rule that would eliminate plate waste, poultry litter, cattle blood and require that all facilities that manufacture with ruminant meat and bonemeal be dedicated to non-ruminants and not prepare any ruminant feed in those mills.

Within a week after the Secretary's announcement, the International Review Team that was advisory to the Secretary of Agriculture made recommendations that were very much different than that which the Secretary had announced the week prior. Based on that, we decided at that point to go through an advanced notice of proposed rulemaking to get all the information out, all the recommendations that the International Review Team has made, and discuss those from a risk basis.

And as a result of that, we are now into rulemaking.

One other thing that was a reason for the delay is that during this time USDA was in the middle of their intense surveillance activity to try and determine the prevalence of BSE in U.S. cattle. And that was done, the questions that were before us were--the International Review Team based their recommendations on assumptions that there was significant infectivity in the U.S. cattle herd. The results of the USDA surveillance tend to cast doubt on that assumption, and so it had a major effect on which was the correct regulation or what were the correct measures that would be commensurate with the real risk?

So those are some of the reasons it has been delayed. It's a complicated regulation. It involves a lot of material that will have to be disposed of in some environmentally friendly way, and so we have to be very thoughtful about how we propose a rule that has minimal environmental impacts but yet does the greatest amount to reduce the actual risk to BSE in cattle.

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/08/0339.xml


[843] Re:[842] 第15回家きん疾病小委員会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 17:56  

ときさん。
この第15回家きん疾病小委員会は、報道関係者にも、頭撮りだけ許されていて、後は、非公開なんですね。
これほど養鶏関係者の皆さんに疑心暗鬼を生んでいるんですから、食品安全委員会なみに、全会議、公開としてもらいたいものですね。
パブリックコメントもなしに、防疫方針を、ころころ変えてもらいたくないものです。


[842] 鳥インフルエンザ感染、現在進行中? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/31(Wed) 17:43  

平成17年8月30日
農林水産省
茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050830press_8.html
参考配布:9例目、12例目〜15例目の発生農場に係る移動制限区域内の農場検査状況[PDF]
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050830press_8b.pdf

茨城県 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html

平成17年8月30日
農林水産省
食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会 第15回家きん疾病小委員会の開催について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050830press_7.html
『日時 平成17年9月2日(金)9時30分から
 予定議題:(1)茨城県下で発生している弱毒タイプの高病原性鳥インフルエンザの状況と対応について』

 さて、どのような結論を下すのか?

『茨城県東茨城郡小川町採卵鶏飼養農場7戸/約744千羽
  うち 開放鶏舎6戸/約504千羽
     ウインドレス鶏舎1戸/約240千羽』
 ほかに、さらに7件の抗体陽性があるとか・・・。

 ウイルス分離検査の結果に基づいて、対応を違えるというのも、まったく合理性・整合性はない。ウイルスが分離可能なのは、ほんの一期間のみに限られるのであるから。(ヒトの場合、鼻口蓋腔で、感染後約2日、48時間後がピークで、その後の免疫応答によって、そのウイルス量は急速に減少し、約6日で、ウイルス分離不能)
 しかも、今回のウイルスの場合、よほど感染直後でない限り、ウイルス分離は不可能で、というのも、不顕性で発病が見られないとなれば、最初から、病気を起こすレベルまで、ウイルス量が増加しないということでもあると思われるのだから。
 ウイルス分離あるいはPCR検査が、陽性・陰性で、対応を違えるのは、まったくもって「ナンセンス」であるといえます。

 感染源・感染経路を、本格的に本腰を入れて調査するのであれば、もちろん、周辺の自然環境に存在している、野鳥の捕獲調査も必要でしょう。養鶏場は、基本的に、完全隔離密閉は不可能なのですから。(その場合も、採取した検体を即抗体確認検査ではなく、抗原接種検査ですが。いま起こっている養鶏場の周辺であれば、その限りではありませんが。)

 H5N2型に関しては、感染経路の、上流下流の区別はすでに不可能かもしれません。不顕性感染であれば、なおさらのことです。もはや、H5N2型にかんしては「清浄国」の看板を早急におろす必要があるようです。野鳥がキャリアになっているのであれば、どんどん急速に広がることが予想され、今後、調べれば調べるほど、抗体陽性が確認されることとなるでしょう。

 そのたびに、鶏舎の様式、ウイルス分離検査の結果などで、処置がことなるのであれば、ますます、対策指針にたいする不信感が増すことになるでしょう。一種のモラルハザードが起きかねません。正確な科学的知識知見に基づいた、合理性のある対策指針を構築するよう切に願っています。

 まずは、清浄国神話から脱し、ワクチン対策推奨、耐性系統の確立検討に向かってほしいものです。産業を保全し持続させ、さらには、食糧の安定生産のためにも。


[841] Re:[839] トランス脂肪問題について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/31(Wed) 16:13  

20代〜30代男性の動脈硬化 十数年間に倍増
http://www.ous.ac.jp/topics/yutani.html
2004年8月5日(木)の山陽新聞に掲載された内容とのこと。

このニュースもUpしますね。
油なんか殆ど食べなくて人口の多い日本のおじいちゃんおばあちゃんまで統計に入れての平均値で「日本は大丈夫」なんて、今とこれからの人たちってほーんと気の毒(;;



[840] Re:[839] トランス脂肪問題&エコナオイルの成分について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/31(Wed) 16:00  

下記、一部訂正です。食品安全委員会だけじゃなくて
>厚生労働省新開発食品保健対策室 というところも絡んでいるようですね。

これってトクホとか認定しているところでしょうか。
トクホ認定された製品でもこんな問題があるようですね。

【食品】花王「エコナ」成分、発ガン促進実験に公的機関が今年度から着手
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1125404009/
花王の食用油「エコナ」の成分、ラットの舌にガン促進作用を示唆
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1123477297/


[839] トランス脂肪問題について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/31(Wed) 15:41  

トランス型脂肪酸:取り過ぎはだめ? 欧米で、加工品に表示義務など(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/news/20050831ddm013100093000c.html
ここでも食品安全委員会のテキトーな見解が引用されてますが、育ち盛りの子供ってものすごく食べますよね。そういう年代別のリスク評価なんかしてなかったんじゃなかったかな。

加工食品のトランス脂肪酸含有量表示を求め公開質問状を厚労省に提出へ=日本消費者連盟
http://www.jc-press.com/news/200508/082901.htm
>子どもの成人病が日本でも深刻化していること、輸入菓子や輸入加工食品が店頭にあふれ、特定の消費者が多量に摂取している可能性が高いことなどを背景に、表示実現の検討を求めていく
心臓疾患のリスク高めるトランス脂肪酸、日本での表示実現に業界消極的
http://www.jc-press.com/news/200508/082605.htm

余談ですが、例えばバターケーキを1本作るのに200gのバターを使うわけですが、より軽く仕上げるためにショートニングに置き換える人もいるわけですよ。あるいはマーガリンのほうが「安い」からとか。バターケーキ1本なんて育ち盛りには軽いですからね。その他スナック菓子やらフライドポテト、ハンバーガー、インスタントラーメンやら何やら。全部若者の好物だと思いますが。

食品安全委員会はお歳を召された方が多いですから、ピンとこないのかも知れませんが、トランス脂肪の議論の場合は育ち盛りのティーネイジャーを委員に入れるとかしたほうが、実体がわかって話が早いのでは?
せめて、ダイエットの経験くらいあれば、普段食べたり、あちこちで販売されているパンにどの位脂肪が入っていて原料は何かくらいは気が付くと思うんですが。

税金でわざわざ委員を集めて、しかしいい加減な結論出されるというのは、本当に無駄なような気がしてきました。
これからの子供のためになっていない食品安全委員会のあり方ってどうですかね?

参考として、基地があって欧米化が進んでると思われる沖縄のニュースを。。

太る沖縄 むしばまれる長寿県沖縄の健康
http://mytown.asahi.com/okinawa/news02.asp?c=18&kiji=344
食事変化、脂質とり過ぎ 男性3割 突然死の高リスク(学会報告)



[838] アメリカにおける鳥インフルエンザ・ワクチン使用事情 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 11:51  

下記サイト翻訳題名「トリインフルエンザの抑止・根絶におけるワクチンとその使用」(原題 Vaccines And Their Use In Control Or Eradication Of Avian Influenza)(David E. Swayne 著)に、アメリカにおける鳥インフルエンザ・ワクチン使用事情が、わかりやすくかかれています。
遺伝子組み替え鶏痘ワクチン(recombinant fowlpox virus vector vaccines)という、トリインフルエンザの H5 型ヘマグルチニン遺伝子を挿入した組み替え鶏痘ベクターワクチン( fowlpox virus recombinant expressing the hemagglutinin neuraminidase )が、繁殖用七面鳥などで、多く使われているようですね。
メキシコでは 1998 年以降、これらのワクチンが使用されており、最近ではエルサルバドルおよびグァテマラでも、同じワクチンが使用されているとありますね。

http://64.233.179.104/search?q=cache:RlZkTrK9mAsJ:www.nbi.ne.jp/pdf/009_Vaccines.pdf+%E9%B6%8F%E7%97%98&hl=ja


[837] Re:[836] 朝日新聞のいい加減さが最近目につきますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 11:18  

世界最若年のBSE(BARB)は、1992年、イギリスで発見された月齢20ヶ月のものですね。
http://www.which.net/campaigns/food/safety/bse_reports/bserep0704.pdfまたは、下記サイト参照
一時、食品安全委員会でも、その根拠資料を公開せよ、などという議論も聞いたように思うのですが。

http://64.233.179.104/search?q=cache:qNg2DcVzvBYJ:neuro-mancer.mgh.harvard.edu/ubb/Forum24/HTML/000231.html+youngest+BARB+++BSE&hl=ja


[836] 朝日新聞のいい加減さが最近目につきますね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/31(Wed) 10:50  

”「日本は牛肉輸入再開すべき」 米農務長官 ”という朝日新聞の報道なんですが、http://www.asahi.com/international/update/0831/005.html
>長官は日本が輸入再開に同意している生後20カ月以下の牛について、「牛海綿状脳症(BSE)の感染例は世界で見つかっていない。危険性はない」と強調した

なんて言い分を垂れ流してますけれども、まず英国で20ヶ月の「発症牛」は検出されていますから上記は間違いですし、そもそも感染には潜伏期間があり、幼児期に感染した場合は、ずっと「感染潜伏期間」なわけですが。

朝日新聞社は先日の、フードサービス協会主催の帝国ホテルで行われた、帝国ホテルの昼食付き、ご招待の勉強会食会(講師は唐木英明教授だとか)に参加されたんでしょうかね?さて、もしその場合は、そこでどんなことを「勉強」されたんでしょうか。


[835] アメリカのハリケーンによる被害で、原油一バーレル100ドルという最悪のシナリオも。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 10:32  

時速140マイルという1969年以来の最大のハリケーンKatrina が、アメリカ経済に与えた影響は、相当に大きいとの見方である。
まだ、メキシコ湾での石油関連施設の被害状況の全容は明らかになってはいないが、その被害による石油不足を見越して、8月30日のニューヨーク取引所では、一バーレル70.80ドルという市場最高値をつけた。
とくに、石油関連施設のドリル・リグやシッピング・ハブの損傷が大きいと、今後の石油・原油関連施設の復旧に相当な時間がかかり、原油先物価格に与える影響は、ますます、大きくなるものと見られている。
一昨日、「戦略備蓄石油の放出」との報道が流れたが、ホワイトハウスからの公式発表は、まだない。
アメリカ有数の穀物積み出し港であるところから、穀物輸出やコーヒー輸出に与える影響も大きい。
ニューオーリンズの西、20マイルにある、アメリカの港湾輸送量の40パーセントを扱う5つの主要港を有する、ルイジアナ・Destrehanでは、港湾機能を停止している。
の三ヶ月が、穀物などの積み出しのピークを迎えるだけに、港湾機能の回復如何は、大きな影響をあたえるという。
しかし、マイナスの影響ばかりではなく、建設関係には、ハリケーン特需とでも言うべきものに期待する向きも多い。
昨年の Ivan とFrances のハリケーンでは、115億ドルの損害保険支払いによる特需を生み出しただけに、その面での業界の期待もあるようだ。
しかし、建設にいたるまでの度差の除去などに数ヶ月を費やすだけに、これらの特需発生は、すぐにというわけには行かないようだ。
最悪のシナリオとしては、このまま、メキシコ湾での石油精製関連施設の復旧が手間取り、一バーレル100ドルに高騰したまま、暖房用石油の需要時期を迎えた場合どうなるかということだ。
MassachusettsのGlobal Insight in Lexington,のチーフエコノミストのNariman Behravesh氏の試算によれば、10パーセントの原油、天然ガスの減産が数週間続気、同時にガソリンや暖房用石油の供給減少が、数ヶ月続くとすると、アメリカ第四・四半期での消費者支出は、マイナス3パーセント・ポイントになると予測している。
そして、これをきっかけに、アメリカ経済は、景気後退に向かうとしている。
この場合、原油価格は、一バーレル100ドルとなり、ガソリン価格は、一ガロン3.5ドルに跳ね上がるとしている。
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000103&sid=a2W.fCdVyvM0&refer=news_index参照

http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000103&sid=a2W.fCdVyvM0&refer=news_index


[834] 闇ワク流言飛語の「グランド・ゼロ」? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/31(Wed) 10:26  

動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザのQ&A 
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/toriinfluqa.html
Q10.鳥用のワクチンはありますか?
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/toriinfluqa.html#10

『 もしこれらのワクチンを接種した場合は、抗体が上昇し、鳥インフルエンザウイルス感染群と見なされます。絶対にワクチンを接種しないで下さい。』

 抗体価が上昇するのは、まずはなんといっても、ワクチンではなく、本物のウイルスに感染した場合を第一に考えなければならないのに、それが、すっぽり抜けている。
 とてもじゃないが、この解説文が、本当に専門家がしっかりしたチェックをおこなったのか疑問に感じる。非常に誤解を与えやすい表現になっている。
 これらも基本的には、「清浄国」前提に論理が組み立てられていて、疑問を感じるいいまわしが随所にある。見直しが必要だろう。


◆鳥インフルエンザ問題の今後(77)(2005.8.31)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza160.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『AIウイルスの遺伝子の検出(PCR)やウイルスの分離もガンカモのように腸管に存在すると居場所が分かって居るなら未だしも、肝心の発症の無い鶏からの検出など困難に決まって居る。それでもいまのように陽性反応のみのケースはワクチン使用を想定した規則によって無条件に摘発対象にし、また行政自体がそれを匂わすようなリークをしないまでも、風評を放置して置くやりかたはワクチンに対する消費者の不安を放置して居るのと全く同じであり、そのようなあらぬ噂の火消しまでわれわれ現場がやらねばならぬとは呆れた状態で、これからも官側はこの全く不確かな根拠での殺処分を正当化するために、あらゆる汚い手を使って来ることが予想出来るのは、あながちペリカン文書などのアメリカ映画の見過ぎとばかり云えないのである。』

新たに7養鶏場で感染歴=鳥インフルエンザ−茨城県(時事通信) (31日0時2分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050830-00000218-jij-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/


[833] ロシアの鳥インフルエンザは、西シベリア平原南西部に移動 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 09:28  

8月29日、ロシアの保険当局は、西シベリアの鳥インフルエンザに関して、西シベリア平原南西部のOmsk地区の新たな地域に感染の拡大を認めた。
Altai地区、 Kurgan地区、 Chelyabinsk 地区については、引き続き、隔離措置がとられている模様。
Tyumen地区の二地域については、隔離措置が解除されたとのこと。
http://www.interfax.ru/e/B/politics/28.html?id_issue=11368959参照

http://www.recombinomics.com/H5N1_Map_2005_QinghaiL.html


[832] Re:[830] 農水省&委員会よ、そろそろ謝罪する時期では 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/31(Wed) 07:43  

平和屋さん。ときさん。
確かに、このままでは、肝心の高病原性鳥インフルエンザ襲来の場合には、とても対応できない状態になってしまいますね。
「A(H5)型、A(H7)型については、高病原性鳥インフルエンザとしての取り扱い」という対応も、見直しが必要かとも思われます。
 また、ヒト感染を念頭に置いた防疫対策の抜本的見直しが必要かとも思われます。
正直、家きん小委員会さんに、人の命までをもまかす勇気は、私にはありません。
「田園調布の豪邸だけは、別待遇」なんて言い出しかねませんもの。
茨城県は、さらに別の7養鶏場(計14農場)でも抗体陽性の疑いがあり、動物衛生研究所で確認検査中とのことですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050830-00000222-kyodo-soci
ウインドウレス鶏舎が1鶏舎あるようです。
すくなくとも、過去にウインドレス鶏舎で殺処分された養鶏家に対しては、納得ある補償と説明責任を、農林水産省と県と委員会は、果たすべきでしょう。


[831] 人間は、混乱時(乱世)、妄想を見たがる。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/30(Tue) 23:24  

 ヒトの疫病大流行時、人種差別や迫害が起こったのである。中世の魔女狩りや、ユダヤ人迫害など。
 闇ワクがどうたらという、レベルではもはやない。なぜにそのような風評をまん延させるのか? まったくもって流言飛語の類である。
 関東大震災時の、「井戸に毒をいれた○○人」の噂とまったく同じ様相だ。
http://www.asahicom.com/asakanto.htm

茨城の7養鶏場で抗体陽性 鳥インフルエンザ(共同通信) (30日20時41分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050830-00000194-kyodo-soci

 なぜかしら、即行で削除したもよう。以下がその内容。


茨城の7養鶏場で抗体陽性 鳥インフルエンザ

 茨城県は30日、県内7カ所の養鶏場で、過去にH5型の鳥インフルエンザウイルスに感染したことを示す抗体陽性反応が新たに出たことを明らかにした。
 県は新たに移動禁止区域を設定、鶏を処分するかどうかは、農林水産省の専門家委員会の意見を踏まえて決定する。
 7養鶏場はいずれも、既に抗体陽性反応が出ている愛鶏園小川農場や佐々木清繁小川農場(いずれも小川町)の周辺だという。
 県内ではこれまで14養鶏場で感染が確認されていた。
(共同通信) (30日20時41分)


 真の防疫対策は、H5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルスに対してである。なんとしても、ワクチンで防御を図りたいものだ。それが、人類の「叡智」である。「トリ」も「ヒト」もである。
 21世紀の、疫病対策スタンダードでありたい。それでこそ、前世紀までの、スペイン風邪等の克服といえるようになる。「科学(的思考)」の勝利になるだろうか?


[830] 農水省&委員会よ、そろそろ謝罪する時期では 投稿者:平和屋 投稿日:2005/08/30(Tue) 22:52  

茨城は本当に混乱の極みとなってきました。
農水省と家きん小委員会は、この事態を収拾する責任があると思います。
まず、混乱の責任を謝罪すること。
次に、鶏舎構造による処分対応に差をつけたことを謝罪すること
それから、6月26日以降殺処分した鶏及び殺処分に要した費用の10分の10を該当農家に支払うこと

そして、抗体陽性でも殺処分やウイルス分離など行わず、HI検査により、もう一度全国サーベイランスを行い、浸潤状況を完全に把握すること、その結果を基に、誰もが納得する対応を改めて検討すること
一番大事なことは、ワクチンの使用も重要な選択肢の一つとして、高病原性鳥インフルエンザの発生を予防すること

ではないでしょうか?

このままでは、高病原性鳥インフルエンザや極東ロシア沿海部の口蹄疫への備えが疎かになります。そちらの方が問題です。また、殺処分された農家から告訴されたら、農水省は勝てますか?
いやそれ以前に、殺処分された農家に対するきちんとした謝罪が必要です。


[829] Re:[827] 「清浄化」への無間地獄 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/30(Tue) 21:43  

> 茨城で抗体陽性反応 県内の7養鶏場で >

いずれも、愛鶏園小川農場や佐々木清繁小川農場(いずれも小川町)の周辺ということのようですね。
このうち「愛鶏園小川農場」(ウイルス分離検査は陰性)は、ウインドレスですね。
これでも、農林水産省は、方針転換を貫くのでしょうか。
まさに、無間地獄の様相です。
ことは荒立てたくはないのですが、H5N2違法ワクチン使用のうわさも広がっているようですね。
検索で、それを示唆するキーワード検索アクセスが、今日の午後から、急増しています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050830-00000194-kyodo-soci


[828] 日本のワクチン使用の法律 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/30(Tue) 21:36  

日本のワクチン使用についての法律をちょっと調べてみました。
以下に整理して記載します。

1.獣医師がワクチンを使用する場合

(1)指定ワクチンの場合

家畜伝染病予防法第50条(動物用生物学的製剤の使用の制限)「農林水産大臣の指定する動物用生物学的製剤は、都道府県知事の許可を受けなければ使用してはならない。」

家畜伝染病予防法施行規則第57条(動物用生物学的製剤の指定)「一 日本薬局方に収められておらず、かつ、薬事法第14条第1項(同法第23条において準用する場合を含む。)又は同法第19条の2第1項の承認を受けていない動物用生物学的製剤」

薬事法第14条(医薬品等の製造販売の承認)「製造販売についての厚生労働大臣の承認」

薬事法第19条の2(外国製造医薬品等の製造販売の承認)「厚生大臣の承認」

(2)「鳥インフルエンザ(油性アジュバント加)不活化ワクチン」の場合

薬事法第14条第1項(医薬品等の製造販売の承認)

薬事法第23条(政令への委任)

薬事法第79条(許可等の条件)

(3)「高病原性鳥インフルエンザ予防液」(ワクチン)

家畜伝染病予防法施行規則第57条(動物用生物学的製剤の指定)「二 牛疫予防液、豚コレラ予防液、高病原性鳥インフルエンザ予防液、ツベルクリン、マレイン及びヨーニン」

2.獣医師以外が使う場合

薬事法第83条の3(使用の禁止)「何人も、直接の容器又は直接の被包に第50条(第83条第1項の規定により読み替えて適用される場合を含む。)に規定する事項が記載されている医薬品以外の医薬品を対象動物に使用してはならない。」

薬事法第50条(直接の容器等の記載事項)

薬事法第83条(動物用医薬品等)


参考
「薬事法」
http://www.houko.com/00/01/S35/145.HTM
「家畜伝染病予防法」
http://www.houko.com/00/01/S26/166.HTM
「家畜伝染病予防法施行規則 」
http://www.mmjp.or.jp/yokojyuu/low/low/low_021.html
「家畜伝染病予防法施行規則の一部を改正する省令案について」http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20041115pb_2b.htm


[827] 「清浄化」への無間地獄 投稿者:とき 投稿日:2005/08/30(Tue) 20:59  

茨城で抗体陽性反応 県内の7養鶏場で
【20:24】 茨城県は30日、県内の7養鶏場でH5型の鳥インフルエンザウイルスの抗体陽性反応が出たことを明らかにした。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=FLASH

 茨城県は、みんなで闇ワク接種雛を育てていたってか? そんなわけねーだろ。
 常在化してる、無病型ウイルスまでも、よく環境調査もせずに、根絶指針に入れてしまってることで、間違いが始まってる。さて、どうやって、収束させるのか?
 ほんものの高病原性ウイルスの感染が始まったら、お手上げだね。きちんとワクチネーション対処できるのに。根絶への殺処分なんて、「危機管理」からは、対極の対策だね。それ自体が鶏と養鶏家にとっちゃあ「危機」ですから。まじめに、「疫病」よりか怖い。
 学者先生がたも、そろそろ、本音でぶつかったらどうかね、霞ヶ関と。
[826] アスベスト・データベース構築の必要性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/30(Tue) 16:53  

次々と、各県でアスベスト使用の公共建物が発覚している。
これらの建築物の所在地は、その建築物の在る居住民だけでなく、不特定多数の人が、認識できるように、データベース化しておき、供覧可能の状態にするべきではないのであろうか。
次にあげるサイト「Asbestos Database」
http://www.ehs.wsu.edu/Asbestos/asbdbhome.asp
は、ワシントン州大学がまとめたアスベスト使用建物のデータベースである。
次の項目に分かれており、どこの部分にアスベストが使われているかが、一目瞭然である。
1.建物の名前 2.判定結果 3.床の形状 4.部屋の形状 5.アスベスト使用の場所 6.資材の種類 7.色 8.データベース作成時期 9.コメント 

日本においても、市町村ベースで、このようなデータベース構築の必要性があるものと思われる。

http://www.ehs.wsu.edu/Asbestos/asbdbhome.asp


[824] Re:[822] 家畜の病気と人間の病気との関係を、もっと鮮明に意識することが必要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/30(Tue) 16:31  

ときさん。
あのジェンナーが、牛痘接種によって天然痘を予防しうるとの論文を王立協会に送ったとき、人の病気と家畜の病気が関係しているということが理解されずに、論文が突き返されたという逸話がありますね。
同じような認識が、まだ、日本には、各種感染症についての認識に定着しているようです。
ひとつは、人畜共通感染症についての、厚生労働省の領域と、農林水産省の領域とが、人間の健康に関して、うまく融合していないということが言えるかと思います。
農林水産省内に、人畜共通健康管理課?というようなものでも作らなければ、世の認識はあらたまらないのでしょうか。
さらに、都合のいいときだけ、故意に「cattle oral ID50と、human oral ID50とを混用」してしまうUSDAさんの手口は、悪質ですね。


[823] そりゃあ、亡国の理屈でっせ、シノハラさん 投稿者:とき 投稿日:2005/08/30(Tue) 14:01  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(76)(2005.8.30)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza159.htm

『未だに《清浄国論》を振り回し、世界中が過去の過ちとして反省をしている鶏の虐殺をこれからも続けようとする国の方針は間違って居ると個人的には思う。しかし畜産の中で養鶏だけは自前で発展して来たと称する業界も、その実、国の施策におんぶに抱っこで来たことは同様で、今、国に楯突けばやって行けないことも確かだろう。そう考えると無駄な抵抗はやめて運を天に任せるより仕方ないのかなあ。』

 皆が、そうやって、諦めてしまったら。


[822] ワクチンの簡単な基礎知識 by Shinohara 投稿者:とき 投稿日:2005/08/30(Tue) 13:17  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(75)(2005.8.30)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza158.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『環境中には無数の微生物が存在する。人間や家畜にとって有益なものも多いが中には有害なものも居る。それらに注意深く接触させて抵抗力を付けることを馴致(フィードバック)といい人間の場合は脱感作という云い方をする。しかし中には強力な奴も居て馴致不可能な場合も多い。これに対しては同じ仲間の無害なものを積極的に差し向けて入れ替えを図る、それが生ワクチンである。』

ゼロ歳からの免疫力 藤田 紘一郎 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086500760
「図解 安保徹の免疫学入門」安保 徹
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796643311

 皆が、まっすぐに、ウイルスのほうを見て欲しい。目をそらすのではなく、変な妄想を膨らませるのでもなく。(とはいっても、肉眼では見えないのですが。こういうとき心眼を発揮して欲しいのですが・・・。ムリか?)


[821] 自民党比例上位の喜び組の女性候補の中の旧新進党出身者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/30(Tue) 07:45  

こうしてみてみますと、結構多いですね。
比例南関東単独1位・千葉2区 山中Y子
比例東京3位・東京10区 小池百合子
比例近畿2位・奈良2区 高市早苗
比例近畿2位・大阪11区 井脇ノブ子
など。
なんやら、軍門に下った平家の女性の顛末を見るようで、喜ばしいというよりは、痛ましい。
まさに、「残れるは「花や今宵」の歌」(「行き暮れて木の下蔭を宿とせば花や今宵の主ならまし」)か。
参考
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000188-jij-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000189-jij-pol


[820] 朝日新聞の情報ねつ造問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/30(Tue) 07:39  

問題の朝日新聞の捏造記事は、8月21日付朝刊2面掲載の「『第2新党』が浮上」と22日付朝刊3面掲載の「追跡 政界流動」の2本で、あたかも田中長野県知事から取材したような感じで、亀井静香・元自民党政調会長と田中知事「両氏が長野県内で会談した」とか、田中知事が、「亀井さんも、郵便局を守れっていうだけでは選挙に負けますよ。サラリーマン増税反対とか、もっと言うことがあるでしょう」との記事を捏造したというもの。
ニュースソースの大物振りを自慢したかったというのが、その捏造の動機というから、切ない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000117-mai-soci


[819] アメリカの「戦略備蓄石油の放出」との報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/30(Tue) 05:41  

超大型ハリケーン「カトリーナ」が石油精製基地の多くあるメキシコ湾のニューオリンズなどを襲い、一時1バレル=70ドルを超えるなど、原油価格が急騰したことで、昨日、アメリカが、戦略石油備蓄(SPR=the Strategic Petroleum Reserve )の放出を検討していることが明らかになった。
しかし、これにたいして、McClellan報道官は、「まだ、決定に至るまでにはいたっていない。」としている。
国内石油精製能力の8パーセントを占めるルイジアナ・ミシシッピにある八つの石油精製所は、日産1.774百万バーレルの石油精製能力を持っているが、これらが、ハリケーンのために、閉鎖されている。
アメリカの戦略石油備蓄(SPR=the Strategic Petroleum Reserve )の量は、700 百万バーレル以上とのことで、昨年のイワンというハリケーンの時にも、5百万バーレルを放出している。
今後、ハリケーンの推移を監視しながら、戦略石油備蓄放出如何を決定することになりそうだ。
それにしても、この決定如何が原油先物相場を左右するのですから、きわめて、思惑に満ちたものとなりそうですね。

http://today.reuters.com/News/newsArticle.aspx?type=businessNews&storyID=2005-08-29T171217Z_01_N29211780_RTRIDST_0_BUSINESS-WEATHER-KATRINA-ENERGY-BUSH-DC.XML


[818] 「livedoor 社長日記」は、ただいま更新停止中 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 22:35  

話題の「livedoor 社長日記」http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/
は、8月16日をもって、更新がストップしているようですね。
何しろ、この「livedoor 社長日記」の一日のアクセス数が、1日あたり約5万〜約20万ページビューというから、ものすごい。
私のサイトで、一日あたり2,000ページビューから4,000ページビューといったところだから、その25倍から50倍といったところなのだろう。
これまでの最大アクセス数は46万PV/日だったというから驚く。
一秒当たり5ベージビューのアクセス数である。
たしか、アキバBlogのページビューの過去最高が50万PV/日だったはずだ。
もっとも、これらの数字、新聞の購読者数と同じで、かなり水増し数字で、多めに出ているのが常なんだそうで、そのまま、信じないほうがよさそうだが。
http://c-kom.homeip.net/review/blog/archives/2005/04/pageview_1.html参照
その巨大なアクセス数をものともせず、受け入れているのが、このサイト
http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/xseries/livedoor.shtml
によると、2500台のサーバーxSeries 306だというのだ。
このサーバ一台のお値段が、安くても、136,500円。
ということは、これに2500をかけると、三億四千百万円也ということになる。
更新がなくても、選挙期間中は、「livedoor 社長日記」のアクセス数も増えるのだろう。
いやはや、すさまじいものなのだが、そのすさまじいアクセス数にあわせて、「livedoor 社長日記」の内容も、食べ物ばかりの話だけでなく、もっとビジョンを語ってほしいものだ。
このサイトhttp://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20050413によると、「500-3,000PV/日あたりが、Blogを書いていて、けっこう楽しい、いいゾーンなんじゃないかな」ということなのだそうで、「そのくらいだと、読みたいと意図して訪ねてくれる人がほとんどで、それ以上になると、背景を知らずに何かの拍子に飛び込んでくる感じの人が増えてくる。」なんだそうである。
となると、あまりPV/日がおおくなると不健全性が増してくるということてすね。

http://www-6.ibm.com/jp/servers/eserver/xseries/livedoor.shtml


[817] Re:[816] [730] [729] どう思いますか??? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 21:46  

> 教えてくれてありがとうございました。すっかり信じこんでいました・・・>>
ああ、例の浜崎あゆみ暴言事件のチェーンメールの問題ですね。
かなり出回っているようですね。
当サイトでは、以前、レコード輸入権問題の時に、エイベックスの浜崎さんが、日本レコード協会寄りということで、一時、話題になったことがありましたっけ。


[816] Re:[730] [729] どう思いますか??? 投稿者:のの 投稿日:2005/08/29(Mon) 21:42  

教えてくれてありがとうございました。すっかり信じこんでいました・・・


[815] Re:[814] 生ワクチン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 21:34  

Mr.Chomboさん。
話が核心に触れてきたようですが、一応、今回は、このあたりで、とどめましょうか。
これから先は、「天知る、地知る」の世界のようですので。
日本で発見されたH5N2遺伝子にアマンタジン耐性があるかどうかで、かなり限定されるものと思われます。
ProMedにこんな情報http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20040324-0110
もありますね。
それにしても、農林水産省さんのウインドウレス特別待遇問題には、わからないものが感じられます。


[814] 生ワクチン 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/08/29(Mon) 21:28  

豚では、似たようなケースが、オーエスキー病や、豚コレラで過去にありました。


[813] Re:[812] インフルエンザウイルス 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/08/29(Mon) 21:25  

そこで、不完全な弱毒化生ワクチン接種説の登場する余地があるのだと思うのです。
実際、勧誘のメールがある鶏業者宛に届いていたそうですから、可能性はあると思います。

http://www.brh.co.jp/experience/communication/shinka.html


[812] Re:[809] インフルエンザウイルス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 21:07  

Mr.Chomboさん。
有益な情報、ありがとうございました。
ご紹介のサイトの中に、下記の点が気になりました。
「この奇妙な現象の最も合理的な解釈は、USSR株が1950年と1977年の間の25年間だけ進化を完全に停止し、その後再び同じ進化速度で進化を再開したということである(図3)。なぜこんな奇妙なことが起こるのであろうか?考え易い説明の一つは、どこかで凍結保存されていたUSSR株が、何らかの理由で1977年に外に漏れたということであろう。」
そこで、グアテマラ株A/Chicken/Guatemala/194573/02
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497127&database=fluA
が日本に進入したとして、どのような形で、進入したのでしょう。
「冷凍保存したものを媒介として、二年後に蔓延した」、そのようなストーリーは考えられるのでしょうか。


[811] 不顕性感染で、H5型抗体獲得保有 投稿者:とき 投稿日:2005/08/29(Mon) 21:03  

 ということは、その型に対しては、耐性を生得している系統であることの証左である。となれば、ますます、殺処分は非合理的である。病気に打ち勝つ能力が、生まれつき備わっているということでもあるのだから。

 ウイルスにやられて、ひとたまりもなく衰弱、へい死する個体あるいは群の系統こそが、本来であれば、自然淘汰という形で処分・選択(選別)されるべきものであり(産業経済上、そのリスクを避けるための、ワクチン接種だが)、感染をうけても抗体を獲得し生き残ることのできる、広い意味での体力に恵まれた個体・群・系統は、それのみで、生きるに値するものである。にもかかわらず、いま、殺処分されていく。

 「清浄国・ウイルス根絶」指針は、全くキチガイじみている。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(74)(2005.8.29)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza157.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『庭先の放し飼いの鶏がワクチンもしないのにND抗体をわずかながら持って居る、それの多くが非特異的な免疫抗体で,それがあるから或る程度の抵抗力がある。しかし仮にNDの強力なのが来たらその程度ではあっさりやられてしまう。それでもその程度でもウインドレスの鶏とは大違いだ。しかしそれがAIの抗体調査でNDの場合と同じように疑陽性と出て簡単に淘汰されてしまったら困る。何度も云うように昔一度それでやられているだけに可能性を否定出来ないのである。』 


[810] ウインドーレス鶏舎 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/08/29(Mon) 20:54  

このタイプの鶏舎は個人的には好きませんし、農水省には大きな疑問を抱いておりますので、擁護したくないのですが、京都での発生の際、野鳥によると考えられる二次感染例があったことを考えれば、役所としては精一杯の処置なんだろうなとは思うのです。

http://www.brh.co.jp/experience/communication/shinka.html


[809] インフルエンザウイルス 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/08/29(Mon) 20:44  

とき様 笹山様
 グアテマラ株(A/Chicken/Guatemala/194573/02)との類似度97%が、どうして専門家の間で重視されているのか、ふと疑問になり、調べなおしたところ、以下の事情がわかりました。旧聞に属するかも知れませんが、現状認識の正確を期するため、お知らせしておきます。
 一般にも、ウイルスの変異速度は世代交替の速度に依拠し、とても早いのですが、その中でも、インフルエンザウイルスは特に早い。「哺乳類の遺伝子のおよそ数百万倍にものぼる。通常の生物の分子の進化は数百万年、すなわち、地質年代を単位として起こるのに比べ、ウィルスの分子は年を単位として起こる」わけなのです。人とチンパンジーほどの遺伝子の差が2,3年をおかずして発生するのです。
したがって、今回の5NH2ウイルスは、グアテマラ株由来と考えてほぼ、矛盾がないように思われます。少なくとも、東アジア周辺諸国から渡り鳥を介して進入したと考えるよりは、渡り鳥以外のものがグアテマラ由来のウイルス持ち込んだという、専門家の判断は説得力があるように思います。
 それから、トリインフルエンザは呼吸器のみならず、糞便を介した経口感染があることが、特徴といえます。

http://www.brh.co.jp/experience/communication/shinka.html


[808] 県議ら100人“造反”支援で集団離党 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 20:08  

郵政民営化関連法案に反対したため自民党から公認されず、党本部に離党届を出した小西理前衆院議員(滋賀2区)を支援する滋賀県議ら約100人が29日、同党滋賀県連に離党届を提出した。
 自民党本部は「百人もの集団離党は過去に聞いたことがない」と話している。
 離党届を出したのは、滋賀2区内の自民県議9人のうち5人と、彦根市議や周辺の町議ら。

地方を粗末にすると後が怖いですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000174-kyodo-pol


[807] 笑っちゃいますね。8月26日の農水大臣の記者会見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 19:23  

Q: 次に鳥インフルエンザなんですけれども、これまでの農水省は抗体が確認された養鶏場を全て殺処分というような方針できたと思うんですが、抗体陽性で密閉型の鶏舎の場合は、ただちに殺処分っていうのは行わなくてもいいというような方針に変わりましたけれども、これ、不公平だという声も出ているかと思うんですが、この辺について大臣のコメントをお願いいたします。
 
A: 昨日、抗体の陽性が確認されたわけでございます。この農場はウインドレス鶏舎といいまして、後ほどまた写真を見せますが、大変、密閉型の立派な鶏舎でございますし、現在実施中のウイルス検査の結果を待って、ウイルスが分離される鶏舎については殺処分を実施したいと。しかしながら、その他の鶏舎については、厳格な飼育管理と継続的な検査をきちっと行いながら監視をしていくと、こういうことにしたいと、このように思っております。しかし、速やかに周辺地域の清浄性の確認を実施して、そして的確なまん延防止措置を取っていきたいと、このように考えております。
   本病の感染確認で、これは14例目となります。茨城県で感染農場の確認が相次いでおりまして、また、一般的に衛生管理水準が高いと考えられるウインドレスタイプでの感染確認が相次いだことから、感染経路の究明、それらを徹底するように指示したところであります。ともかく原因究明が大事だと、このように思っております。
 

http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/050826daijin.htm


[806] 刺客という言葉は、いつから登場したのか?投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 18:36  

郵政反対派に対立候補を立候補させることを、いつしか、刺客というようになったが、その元祖は?ということが話題になっているらしい。
ちなみに、私のこの掲示板に刺客という言葉を使ったのが、2005/08/10(Wed) 07:40 である。
参考
[504] 東京ローズか?マタハリか?女刺客登場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/10(Wed) 07:40

ちなみに、8月10日の朝刊には、まだ「刺客」という言葉は登場していない。

Yahooのニュース検索では、産経新聞の 8月10日16時17分配信のこの記事「自民、棄権・北村氏公認へ 郵政「賛成」に転換」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050810-00000028-san-pol
のなかでの「小林氏が所属する亀井派の亀井静香会長は記者団に「こんなあこぎな、品のないことをやっていいのか。刺客を放って相打ちにさせて民主党を当選させていくのか。常軌を逸している」と首相らを批判した。」
が一番のようである。

また、gooニュースによると、この時点( 2005年 8月 9日 (火) 23:05)でも、このようにhttp://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20050809/20050809a1430.html?C=S
この時点(2005年 8月10日 (水) 11:37)でも、このように
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20050810/20050810a1440.html?C=S
なかったが、やはり、この時点(2005年 8月10日 (水) 16:14)で、このように
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20050810/e20050810003.html?C=S
「刺客」の名前が出てくる。

となると、私の掲示板も、「刺客」のキーワード拡大には、およばずながら貢献していたということになりそうだ。




[804] 養鶏業界よ、全く無意味な鶏の虐殺をやめるべきではないか? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/29(Mon) 17:33  

鶏26万羽の処分始まる 茨城の鳥インフルエンザ(共同)(08/29 13:32)
http://www.sankei.co.jp/news/050829/sha050.htm

鳥インフルエンザ陽性問題、鶏26万羽の処分始まる(読売新聞) (29日11時45分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000503-yom-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 気付かぬうちに不顕性感染をうけて、たまたま、時期(運)が悪く検査に引っかかり(陽性)、なおかつ、ウイルスが検出されなかった場合(快復馴致してしまってる)、高級マンションの住人は、監視されるとはいうものの、生きられることになり、長屋住まいの住人は、皆殺し、ってな感じになるわけだ。

 抗体を獲得してしまってる場合、その後、激しくウイルスを排出することは、まずない。なのに、どこにすんでいるかで、生死を分けてしまう。その論拠はなんなのだ。窓があろうがなかろうが、衛生環境にほぼ変わりはない。ウイルスを拡大させるかどうかの条件についても全く差はない。まったく、不可解な処遇分けだ。

農林水産省 報道発表資料
8月27日 茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050827press_1.html
農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html

『もうわれわれもくたびれてしまった。』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza156.htm


[803] Re:[796] 問題点の整理の確認 投稿者:とき 投稿日:2005/08/29(Mon) 14:22  

笹山様 ありがとうございます。

> 渡り鳥との疑いとしては、5月28日に「 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島 」と報道された、茨城県神栖町での渡り鳥大量死との関連が疑われるでしょう。

 この事実を、どのように解釈するかですが、ウイルス感染症は、生まれて初めて感染することによって、発症した個体あるいは群が、発病(へい死)表面化することになりますので(不顕性のばあいは表面化もしませんが)、海岸で大量死の渡り鳥の場合は、その死亡原因が初体験ウイルス感染によるものであれば(なぜ死亡原因を解明しようとはしなかったのか非常に疑問です)、ウイルスを渡ってくる先から運んできたのではなくて、渡ってきた「ここ」付近で、なんらかの宿主(トリ)から、伝染したと考えられます。へい死直後の時期であれば、ウイルスの分離もできたであろうに。抗体確認であれば、やるきになれば、いまでもいつでもできるでしょう。(抗原接種試験でもいいのですから。)
 
 この意味で、渡り鳥は、非常にわかりやすい、天然の「試験紙」のようなものです。自然を観察することを精力的にやられている方々は、それを見落とすべきではないのですが・・・。

> これは余談ですが、「冷凍鶏肉をチルドコンテナで輸入すれば、ワクチンの大量ヤミ輸入は簡単」などという話を、どこかで聴いたことがありましたけれどもね。

 違法脱法行為を、平然と行なえる輩の考えることでしょうから、マトモの人間の範疇ではありません。アウトローやアングラの方々の領域です。そんなのは、カタギの世界ではありませんので、あまり、法制度に含めるべきではありません。対策を考えることを進めるについて、ごっちゃにしないほうがよろしいかと思います。 拝


[802] 氷山の一角? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/29(Mon) 12:52  

広東省:薬品汚染で魚が大量死亡【大紀元日本8月28日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d75972.html

 化学薬品の使用規制は、あってないようなものか?


[801] Re:[800] 『もうわれわれもくたびれてしまった。』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 12:51  

ときさん。
これらのマスコミの記事は、いずれも、かなり古い記事の焼き直しですね。
ヨーロッパの各国が、なぜ、鳥インフルエンザのロシアからの拡大に敏感になっているかが、あまりわかっていないようです。

でも、今回の茨城の一件で、ウインドレス鶏舎に対する神話が崩れたことは、長期的に見て、日本の鳥インフルエンザ対策に、プラスになったのではないかと思っています。



[800] 『もうわれわれもくたびれてしまった。』 投稿者:とき 投稿日:2005/08/29(Mon) 11:28  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(73)(2005.8.29)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza156.htm

『カプアさんの云われる、危険な過密集団養鶏とは言い換えればウインドレス鶏舎集中地帯、更にウインドレス鶏舎内部そのものに外ならない。したがって防疫上ウインドレス鶏舎が有効だとした委員会の判断は素人のたわごとに過ぎない。』

 鶏のインフルエンザ感染症にしても、個体間の感染様式は、ヒトとほぼ同じで、くしゃみによる、飛沫感染ですね。となれば、大規模過密ウインドウレス方式のほうが、発生した場合の感染率が高くなるのは当然です。けっして、糞などの排泄物によるものではないとはいいいれませんが、それよりもなによりも、呼気による空気感染がもっとも大きな感染原因です。

『もうわれわれもくたびれてしまった。かつてはマスコミ報道に怒りをぶつけたりしていたものが、それさえなく、そっぽを向かれたまま鶏だけが粛々と殺され続けて居るのを想像するだけで重苦しい気持ちになる。どうせどうにもならぬなら皆で蓆旗でも振り回して居た方が気が紛れるかもしれない。鯉の人達もそんな気分だったろう。茨城県の知事選挙では候補者の現職は産業の発展に力を注ぐと訴えて居るが鯉や鶏などの生き物はお荷物なだけで所詮、産業にはなり得ないのかも知れない。』

 人智に対する、徒労感、虚無感、お察し申し上げます。もはや、目の前の「事実のみ」の下僕となり、それによって、自身を支えていくほかありません。『それでも地球は回っている』と。

『こうなるとワクチン何にするものぞという奢りが、ウインドウレス、自然養鶏の双方に拡がり、政府の清浄国論にむしろ呼応する形で生産者の中からさえワクチン反対論が広まったのだが、われわれとすれば、本当に根拠のあるものとは思えず、実際やられて見れば分かるだろうと冷ややかに見て居る業界人間も少しは居た。ただ今となっては過去のニューカッスル病体験者はわずかしか残って居ないから、年寄りの云うことは聞くものだと云っても若い人達が耳を貸すことはないが、それでもそんな中でうちの連中は時代遅れの養鶏にしがみつきながらNBIなどの指導で細胞の局所免疫、粘膜免疫の、せめてもの現場での勉強だけは続けて居るらしい。』

 頭が下がります。

『尤もこれだけ潰れますよ、潰れますよを云い続けて居る鳥飼いも少ないそうで皆「うちは大丈夫です」としている養鶏場ばかりだよと息子達が笑う。でもこれで無事だとするほうがおかしいよ。』

 「無知は最強である」というレベルに堕してしまった日本人。「備えあれば憂いなし」ということは、いまは遠くなりにけり。「思考停止で憂いなし」。

<鳥インフルエンザ>欧州で感染拡大警戒 WHOも対策強化(毎日新聞) (29日10時16分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050829-00000013-mai-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 やれやれ、大手マスコミ記者でさえ、このレベル。養鶏産業持続生産と食糧問題に関する危機と、ヒトの医療と保健に関する危機をごっちゃにしてる。「鳥」インフルエンザウイルスと「ヒト」インフルエンザウイルスの明確な見分けができないことによる「妄想記事」そのもの。
 新型ヒトインフルエンザウイルス感染症に関しては、鳥の発生を追いかけるのではなく、あくまでも、ヒトの発生を追跡し続けなければならない。(東南アジアなどの)


[799] 感染源を「グランド・ゼロ」とする由来 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 09:57  

もともと、この「グランド・ゼロ」というのは、原子爆弾の爆心地のことを指していた。
このWikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Ground_zero
によると、もともと、この「グランド・ゼロ」という言葉は、軍隊でのスラングで、1945年7月16日におこなったTrinityテスト
http://en.wikipedia.org/wiki/Trinity_site
と呼ばれる最初の原爆実験地の中心を指していた。
しかし、それが、いつの間には、地震や、津波、エイズなどの感染症の源を指すようになったきた。
また、このグランドゼロという言葉は、映画や音楽やコンピュータゲームなどにも使われてきた。
最近の映画では、日本語の題名として、2003年の「グランド・ゼロ 感染源」というのがあり、ストーリーは、大統領にエボラウイルスを打ち込むというものだが、この原作名には、「グランドゼロ」という言葉は使われておらず、「Contagion」(接触感染)という題名になっている。

http://en.wikipedia.org/wiki/Ground_zero


[798] Nature論文:異常プリオン 血液から検出成功 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/29(Mon) 09:30  

朝日新聞が26日、東大の教授の誰かが「危険部位除去すればOK、はやく輸入すべきだ」など掲載していた、なんて掲示板投稿を見ましたが、本当でしょうか?

異常プリオン 血液から検出成功
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050829/mng_____kok_____003.shtml
>【ワシントン=共同】脳がスポンジ状になって死に至るクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)や牛海綿状脳症(BSE)などを起こす異常プリオンを、試験管内で一千万倍以上に増やし、血液中からの検出も可能にする新技術を、米テキサス大のチームが二十八日までに開発した。=解説<3>面 異常プリオンは輸血や臓器移植でも広がると考えられているが、血液中の量は極めて少ないとされるため、これまで医療現場での検査は事実上不可能だった。この方法が実用化されれば、CJDの拡大防止へ大きな前進となるほか、BSE感染牛についても、解体前に感染の有無を血液で調べられる可能性がある。研究成果は米医学誌ネイチャーメディシン九月号に掲載される。(以下略)

Published online: 28 August 2005; | doi:10.1038/news050822-11
Blood test detects deadly prions
Process could one day halt unwitting spread of brain disease in humans.
http://www.nature.com/news/2005/050822/full/050822-11.html

昨年11月の食品安全委員会・プリオン専門調査会議事録から
>○北本専門委員 そう言うと、皆さんは何かわかったような気になりますけれども、だけど何が一番大事なのかという一点は、そのデータを出した人、つまり、潜伏期間中に筋肉ないし末梢神経、何でもいいんですけれども、SRM以外のところで、異常なプリオンたんぱく、ないし感染性のデータが出ていったら、直ちに日本はそれをSRMの指定しなければいけない。それだけです。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai16/161116_dai16kai_prion_gijiroku.pdf

新しいテストのニュースについてまとめたもの
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/e8e6ba03556f6bf1ad75cb8e6f408aeb


[797] ブルガリアで鳥インフルエンザ発生か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 07:58  

これは、例の博訊情報なので、なんともいえないのだが、ヨーロッパ初のフィンランドの鳥インフルエンザ感染に続いて、ブルガリアのVratsa またはFuseで、鳥インフルエンザの発生が確認された模様である。
より、ヨーロッパの中心に鳥インフルエンザが迫っている様子は、この地図
http://www.recombinomics.com/H5N1_Map_2005_QinghaiLAni.html
でも明らかである。

http://www.recombinomics.com/News/08280501/H5N1_Bulgaria.html


[796] 問題点の整理 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/29(Mon) 06:28  

三毛猫屋さん。ときさん。>>xx さん。
活発なご議論、ありがとうございます。
問題点の整理として、
1、今回のウインドウレス鶏舎での感染原因はなにか?
2、鶏場間の伝播だけなのか?
3、野鳥からの感染はあったのか?
4、輸入鶏肉からの感染経路はあるのか?
というようなことでしょうか。
渡り鳥との疑いとしては、5月28日に「 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島 」と報道された、茨城県神栖町での渡り鳥大量死との関連が疑われるでしょう。
輸入鶏肉問題では、Recombinomicsで、2003年末の台湾でのH5N2(A/chicken/Taiwan/1209/03)や、2004年末の北朝鮮からのアヒルから検出のH5N2との関係が、http://www.recombinomics.com/News/06260501/H5N2_Japan.htmlで指摘されています。
もっとも、これは、グアテマラ・ウイルス(A/Chicken/Guatemala/194573/02)類似説でかき消されていますが。
また、これは、H5N1ウイルスの話ですが、2003年に中国・山東省から輸入され、横浜で発見されたウイルス(A/duck/Yokahama/aq10/03)も、同じく、Recombinomicsでhttp://www.recombinomics.com/News/07120502/H5N1_Japan_Import_E627K.htmlのように報告されています。
これは余談ですが、「冷凍鶏肉をチルドコンテナで輸入すれば、ワクチンの大量ヤミ輸入は簡単」などという話を、どこかで聴いたことがありましたけれどもね。


[795] 小泉首相が、郵政民営化にあれほどムキになる理由 投稿者:愛信 投稿日:2005/08/29(Mon) 02:46  

小泉首相が、郵政民営化にあれほどムキになる理由
http://dokudan.exblog.jp/d2005-08-29

http://dokudan.exblog.jp/d2005-08-29


[794] Re:[792] 知識の用い方を誤ってはいけない。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/29(Mon) 01:14  

>>xx様

> 周知のように、北大では国内の野鳥からほとんどの種類のインフルエンザウイルスを採取しているそうです。

 だから? ウイルスの抗体保有サーベイランスは、新規の感染直後でなければ、確認できません。ましてやウイルス分離はもっと困難。地域での発生確認をしたら、早急にやらない限り、捕捉はできません。それが、真の意味の「サーベイランス」です。採取できているのは、ほんの僅か、ほとんどできていないといったほうが正確でしょう。ましてや、最近になって、初めて確認されたものであるなら、なおさら採取されてないと思います。それをもって、そのウイルスに関して「清浄国」と申すなら、それこそ「ナンセンス」というものです。

> ただ、このウイルスは、17℃の水中で200日生存可能である事を忘れてはいけません。

 あくまでも、in vitro での試験結果であり、in vivo では、杓子定規にそれを適用できませんし、それはそれ、現実では可能性はありといえども、ほとんど当てはまらない場合が多く、かなり限定的にとらえておいたほうが良いと思います。実験室内のウイルスの動態は、最大でとらえて現場に当てはめようと思っても、なかなか、そのとおりにならない場合が多いです。しかも、エンベロープ(タンパクと脂質の外膜)をもっているのですから、本来は、宿主外では非常にもろいウイルスです。実験室系での、破壊させない実験(あえて長く活性を保とうとする実験)での結果ではないですか? ほぼ、現実現場ではありえない条件です。

> 一方で、開放鶏舎に比べて野鳥が侵入しにくいのは事実です。
> 野鳥の感染源説に疑問を感じます。

 それを、否定してしまったら、重要なファクターから目をそらすことにつながります。直接養鶏舎内にキャリアの鳥が侵入する必要は全くありません。『ハエからの感染報告もあります。』なんでしょ。鼠もね。いまや、野鳥を「キャリア」の候補からはずすということは、「指針」をかたくなに守ろうとする人々の、「砦」みたいなものに感じてしまいます。「トリフル清浄国ニッポン」信者の。

> あくまでも推測ですが、ここ数年の欧米や東南アジアでの発生と関係があるような気がして。。。
> ブロイラーの輸入がタイからストップした時、国内の鶏肉は、どこから来たのでしょうか。
> 食肉だけではないと思いますね。
> おそらく、思わぬところに使用されていたりするんでしょうね。

 こういう推測を、根拠なきまま流布することを避けたいものです。いちばんの「キャリア」は生きている「鳥」です。
 ほんの少し体調を崩しただけで、不顕性感染でなおかつ、持続感染中のキャリアが、屋外を飛び回っている状況にもうすでになっている可能性が非常に高いのです。もう、起こっちゃってるわけですから。その事実は認めなくてはなりません。封じ込めはもうすでに失敗してます。ウイルス感染症は、人間が気がついたときは、もうすでに、拡がったあとです。想像・推論をめぐらすのなら、そちらに頭を使ってもらいたいと思います。

> 渡り鳥のルートになっているこの国で、70年間インフルエンザウイルスが沈黙していた事実は、忘れて欲しくはありません。

 たまたま、気がつかなかっただけでしょう。100%起こってなかったとは言い切れないと思います。だれにもわからないことです。それともう一つ、検査技術の確立、向上があって、都道府県で検査がおこなえる、簡便な検査キットが市販されるようになったというのも、確認しやすくなった原因です。ここ何年で、そのような体制が整備されたかは、確認しておりませんが。70年間、起こってないのではなく、それに近いだけの年数、だれにでも、どこでも簡便に検査するすべがなかったというのが、事実に近いでしょう。

> ただ、国内に入ったのは02前後もしくは、それ以降とは容易に推測できますから、ニワトリを原料とする製品もしくは、インコのような愛玩動物(こっちは可能性低いと思いますけど。)の輸入記録は、国のほうでは当然調査されているのでしょうね。

 ペット用の愛玩鳥は、ほとんど、野放し状態だったと思います。正確な把握はなされてこなかったと思います。(せいぜい貿易統計だけでは?) それが、逃げての感染源というのであれば、ますます、野鳥にまん延していると考えなければならなくなるのですが・・・。

> まさか、つくばの研究所からのバイオハ。。。

 知らないことから発して、考えすぎの、まさに妄想です。

> 沈静化とは、防疫指針上の沈静化として使っています。

 ということは、殺処分・根絶・清浄化による「沈静化」ということなのですね。まったく、ウイルス感染症に対する無知による暴挙を支持するということです。

> ワクチン使用は、結果的に消費者も生産者も「守る」事はできません。

 まだ、このように、「鳥」にとってしんどい病気を起こすウイルスと、ヒトがしんどい病気になるウイルスをごっちゃにする人が、まだまだ多数派なのでしょうかね。まったくトホホです。学者も行政もマスコミも、正確な情報の啓発と周知徹底がまだまだ、不足しているということです。不正確な知識で、「恫喝」するようなものです。

世間のウソ 日垣 隆 (著) 参照
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
第一章〈リスク〉をめぐるウソ
第三話 安全性のウソ
 六本木ヒルズ自動回転扉事故/恫喝を愉しむべきではない/鳥インフルエンザの死者は?/リスクゼロという狂気/報道をめぐる異常

> 今のような精度の高い検査をしていなかったとはいえ、山口、京都のような強毒タイプを押さえ込めた実績は評価できます。

 結局原因は不明、解明できなかったのです。(というよりも、本気で解明する気がなかったともいえます。)
 結局、あのときの偽装が、あとをひきづり、今に至っているということです。ウイルス感染症に対する、正確な知識を持って、清浄国神話から脱し、より現実に即した対処方法に向かうのでなければ、この感染症に対する克服にも解決にもならないということだったのです。

> 今回、広範囲で拡散しているようにも見えますが、従来の防疫指針の半径30キロ内の移動制限ならば、もっと早くに石岡、美野里地域の感染事実の確認ができたかも知れないことも追記しておきます。

 感染源・感染経路がわからなければ、おこってしまったあとの、そのようなあとづけの理屈は、たんなる言い訳に過ぎません。なんともいえない事象です。いまさら言ってもしょうがないこと。なんら、今後の克服につながる根本の事象ではないと思います。

 もはや、ウイルス分離がなされている状況ですから、封じ込め根絶は不可能になったということです。対策方法を変えないと、経済問題と同時に、食糧問題にまでつながってしまいます。国内の産業を一つ、つまらない人為の「指針」によって破壊・壊滅させることになってしまうことを非常に憂慮いたします。人心が荒廃してしまうことにつながります。


[793] Re:[791] [790]何故に養鶏場間の伝播と考えたがるのか?投稿者:三毛猫屋 投稿日:2005/08/29(Mon) 01:03  

とき様

ウイルスがそれほど強靱な生存性を持っているとは元々考えておりません。特に高温の夏であれば、生存期間は短いと考えています。その上での先ほどの意見なのです。

どのようにして日本に侵入し、鶏群に感染したのかを考える場合、様々なルートを考慮して、その評価をする必要があります。
野鳥だけと決めつけることは問題ではないでしょうか。私は野鳥の可能性を否定したわけではありません。


>  間接的に、野鳥の「排泄されたばかりの新しい」糞から、作業員、鼠、ハエがキャリアとなり得る。

少し論理に無理があるような気がします。そんなに都合良く行きますか。大規模ウインドウレス鶏舎の衛生管理はかなりしっかりしています。まあネズミとかハエはコントロールが難しいですが。



>  類推、想像の域を出ませんし、不確かな発言は誤解を流布、拡げるもとになるかと危惧します。

ウインドウレス鶏舎の構造や運営を考えればそれほど不確かな話ではないと思います。


>  周辺の自然環境中の野鳥の抗体検査をやる以外、確認しようがありません。(なかなかやりたがらないのでは?)

私も周辺野鳥の抗体検査は必要だtお思います。ただ、環境保護の観点から多数の検体を調査するのは難しいでしょうね。

>  周辺の野鳥から直接間接にはいったら、糞ベルトもクソもない。

私は鶏舎内にウイルスが侵入した場合の広がり方の違いが抗体陽性率の違いとなって反映しているのではないかと論じているだけなんですが。


>××様

タイの鶏肉輸入が止まった後を補完しているのはほとんどがブラジル産のようですね。


[792] Re:[791] [790]何故に養鶏場間の伝播と考えたがるのか?投稿者:>>xx 投稿日:2005/08/29(Mon) 00:11  

とき様

>  鳥インフルエンザウイルスのキャリアは、あくまでも、自然宿主である『鳥』です。まずは、このことをつよく念頭においてください。ウイルスは、宿主を離れた場合、非常にモロく、不活化しやすいものです。簡単に、消毒用エタノールで溶けてしまうくらいです。

周知のように、北大では国内の野鳥からほとんどの種類のインフルエンザウイルスを採取しているそうです。
ただ、このウイルスは、17℃の水中で200日生存可能である事を忘れてはいけません。
また、ハエからの感染報告もあります。
また、消毒が有効であるのは、その行為が正しく行われた場合です。念のため補足させてもらいます。

>  これまでの、抗体保有陽性事例からみて、ウインドウレスも開放鶏舎も、リスクに関しての高低の比較はできません。全く同等と考えておかなければならないほど、従来の常識では、どうにもならない発生事例が頻発しております。

その通りであると思います。
一方で、開放鶏舎に比べて野鳥が侵入しにくいのは事実です。
野鳥の感染源説に疑問を感じます。

あくまでも推測ですが、ここ数年の欧米や東南アジアでの発生と関係があるような気がして。。。
ブロイラーの輸入がタイからストップした時、国内の鶏肉は、どこから来たのでしょうか。
食肉だけではないと思いますね。
おそらく、思わぬところに使用されていたりするんでしょうね。

渡り鳥のルートになっているこの国で、70年間インフルエンザウイルスが沈黙していた事実は、忘れて欲しくはありません。
今回のような弱毒感染はあったのかもしれませんけどね。(笑)
ただ、国内に入ったのは02前後もしくは、それ以降とは容易に推測できますから、ニワトリを原料とする製品もしくは、インコのような愛玩動物(こっちは可能性低いと思いますけど。)の輸入記録は、国のほうでは当然調査されているのでしょうね。

まさか、つくばの研究所からのバイオハ。。。
まさかね。
それもないでしょうね。(笑)



沈静化とは、防疫指針上の沈静化として使っています。
ワクチン使用は、結果的に消費者も生産者も「守る」事はできません。
今のような精度の高い検査をしていなかったとはいえ、山口、京都のような強毒タイプを押さえ込めた実績は評価できます。
今回、広範囲で拡散しているようにも見えますが、従来の防疫指針の半径30キロ内の移動制限ならば、もっと早くに石岡、美野里地域の感染事実の確認ができたかも知れないことも追記しておきます。
(現在、美野里小川周辺は事実上半径10キロが移動禁止になっています。)


[791] Re:[790]何故に養鶏場間の伝播と考えたがるのか?投稿者:とき 投稿日:2005/08/28(Sun) 23:05  

三毛猫屋様

 鳥インフルエンザウイルスのキャリアは、あくまでも、自然宿主である『鳥』です。まずは、このことをつよく念頭においてください。ウイルスは、宿主を離れた場合、非常にモロく、不活化しやすいものです。簡単に、消毒用エタノールで溶けてしまうくらいです。けっして、強靭なものではないのです。勘違いなさらぬよう。

> ・ただ、野鳥がグラウンド・ゼロとするなら、ウインドウレス鶏舎のリスクはかなり低くなると思います。鶏舎への野鳥の侵入確率は開放鶏舎の方がかなり高いでしょう。

 これまでの、抗体保有陽性事例からみて、ウインドウレスも開放鶏舎も、リスクに関しての高低の比較はできません。全く同等と考えておかなければならないほど、従来の常識では、どうにもならない発生事例が頻発しております。

> ・今回のタイプは、物(鶏、人、糞、機材など)を介して伝播していったのではないでしょうか。もちろん、糞が粉塵となって伝播したことも可能性はあります。

 自然環境中に常在する野鳥からという可能性は考えないのですか?(間接的に、野鳥の「排泄されたばかりの新しい」糞から、作業員、鼠、ハエがキャリアとなり得る。)

> ・ウインドウレス鶏舎からの伝播については、まだ何も証拠がないですね。今回のイセ、愛鶏園のウインドウレス鶏舎周辺の農場がどうであるかが不明です。もちろん近距離(同一農場)内での拡散はありますが、これは、卵のライン、糞のラインまたは人での拡散の可能性もあります。

 類推、想像の域を出ませんし、不確かな発言は誤解を流布、拡げるもとになるかと危惧します。

> 2.発生がどうして起こったか
> @坂手地区の6農場+中村鶏園
> A内田養鶏場+天王原養鶏場
> Bイセグループ(堤向、涸沼、美野里、つくば)
> C愛鶏園
> 中村鶏園に関しては、坂手の開放鶏舎からの飛び火の可能性が高いと思います。ただ、これも物への付着では。中村鶏園のすぐ近くに別の養鶏場がありますが、感染はないですね。どのような鶏舎タイプかは分かりませんが、水海道地区はほとんどが開放鶏舎ではないでしょうか。農場間の伝播としてはこの開放鶏舎からと思われる例しかありません。
> A、Bに関しては鶏の移動が確認されていますので(内田→天王原、イセ茨城→堤向)鶏による伝播でしょう。
> @はA、B、Cのいずれかから鶏を介して侵入した可能性は考えられます。
> ・侵入ルートは同時多発(環境汚染)と単一原因(人為的)に分けられますが、分離ウイルスがほとんど同一であることをどう評価するかですね。

 周辺の自然環境中の野鳥の抗体検査をやる以外、確認しようがありません。(なかなかやりたがらないのでは?)

>  抗体(ゲル沈とHI)を考えると今年4月頃に何かがあったと思われるのですが、南からの渡り鳥? この場合東南アジアでのH5N2についての情報がありません。

 へい死がなければ、感染しても、病気が発生しているとはみなされず、検査することは通常ありえない。ましてや、いかにH5型といえども、弱毒型(低病原性)ですからね。不顕性感染でまん延してる可能性が高いと想定されます。(なおさら、自然環境中の鳥の抗体検査をやる必要がある。)

>  人為的なもの:これはこれからの調査なんでしょうね。A〜Cで共通する物は何か。導入鶏のソースと廃鶏の動きの精査が必要でしょう。闇ワクチンの噂はありますが、憶測のれべるですね。

 同時多発であればあるほど、周辺の野鳥からの疑いが高い。

>  ウインドウレス鶏舎と開放鶏舎での抗体陽性率の違いをどう考えるかですが、虹屋さんの意見のように鶏糞の粉末の拡散もあるでしょうが、私は糞ベルトを介しての伝播ではと考えています。
>  垂直多段(ウインドウレスのみ)なら糞ベルトは糞中に排出されたウイルスを伝播するには粉塵よりも効率的ですね。何せ糞受け部分が即天井なんですから。開放鶏舎は一般的に雛壇形式で糞は直下に落ちてそこに留まりますよね。

 周辺の野鳥から直接間接にはいったら、糞ベルトもクソもない。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(71)(2005.8.28)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza154.htm
『最後にA鶏園のウイルス分離検査は陰性だったとの結果が発表された。とすると数週間前の家保の検査結果は事実上否定されたことになるのか。良かったと思う反面、混乱しても来る。』

 ウイルス分離がない、あるいは、PCR検査が「陰性」といえども、それは、ウイルス本体が全く「いない」ということを証明するものではありません。ウイルスの潜む場所を外れている場合もあるし、抗体の作用によって、すでに検出されるレベルの数にないということもありえます。通常、ウイルス感染症の病態において、検査によってウイルスや抗体を確認できるのは、ほんの一時的な期間に限られます。耐過してしまった場合は、非常に検出が困難です。確実に出るのは、「発病」期間中です。それ以外は、非常に不確かで、検査結果は全くアテになりません。時期を逃すと、検出できない場合が多く、検査結果をもとに、陰性だからといって、感染を受けてない、とは言い切れないというのが、ごく常識的な科学的思考です。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(72)(2005.8.28)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza155.htm

 謝。


[790] Re:[783] [782] [781] ウインドレス鶏舎の優遇・推進停止に関する申し入れ 投稿者:三毛猫屋 投稿日:2005/08/28(Sun) 22:24  

ここにコメントを付けるのが良いのか悩みますが、これまでの議論を見て私なりの意見を述べたいと思います。

1.ウインドウレス鶏舎のインフルエンザウイルス侵入及び排出のリスク
・呼吸器症状を伴うようなエア・ボーンタイプならウインドウレスと開放の差はそれほどないと思います。
・ただ、野鳥がグラウンド・ゼロとするなら、ウインドウレス鶏舎のリスクはかなり低くなると思います。鶏舎への野鳥の侵入確率は開放鶏舎の方がかなり高いでしょう。
・今回のタイプは、物(鶏、人、糞、機材など)を介して伝播していったのではないでしょうか。もちろん、糞が粉塵となって伝播したことも可能性はあります。
・ウインドウレス鶏舎からの伝播については、まだ何も証拠がないですね。今回のイセ、愛鶏園のウインドウレス鶏舎周辺の農場がどうであるかが不明です。もちろん近距離(同一農場)内での拡散はありますが、これは、卵のライン、糞のラインまたは人での拡散の可能性もあります。

2.発生がどうして起こったか
・まだ答えは出せないと思いますが、
・今回の14発生農場は4つに大きく分けられると考えます。まずはここから考察しないと。
@坂手地区の6農場+中村鶏園
A内田養鶏場+天王原養鶏場
Bイセグループ(堤向、涸沼、美野里、つくば)
C愛鶏園
中村鶏園に関しては、坂手の開放鶏舎からの飛び火の可能性が高いと思います。ただ、これも物への付着では。中村鶏園のすぐ近くに別の養鶏場がありますが、感染はないですね。どのような鶏舎タイプかは分かりませんが、水海道地区はほとんどが開放鶏舎ではないでしょうか。農場間の伝播としてはこの開放鶏舎からと思われる例しかありません。
A、Bに関しては鶏の移動が確認されていますので(内田→天王原、イセ茨城→堤向)鶏による伝播でしょう。
@はA、B、Cのいずれかから鶏を介して侵入した可能性は考えられます。
・侵入ルートは同時多発(環境汚染)と単一原因(人為的)に分けられますが、分離ウイルスがほとんど同一であることをどう評価するかですね。
 抗体(ゲル沈とHI)を考えると今年4月頃に何かがあったと思われるのですが、南からの渡り鳥? この場合東南アジアでのH5N2についての情報がありません。
 人為的なもの:これはこれからの調査なんでしょうね。A〜Cで共通する物は何か。導入鶏のソースと廃鶏の動きの精査が必要でしょう。闇ワクチンの噂はありますが、憶測のれべるですね。

 ウインドウレス鶏舎と開放鶏舎での抗体陽性率の違いをどう考えるかですが、虹屋さんの意見のように鶏糞の粉末の拡散もあるでしょうが、私は糞ベルトを介しての伝播ではと考えています。
 垂直多段(ウインドウレスのみ)なら糞ベルトは糞中に排出されたウイルスを伝播するには粉塵よりも効率的ですね。何せ糞受け部分が即天井なんですから。開放鶏舎は一般的に雛壇形式で糞は直下に落ちてそこに留まりますよね。

まあ、これはあくまでも私の推測ですので。



[789] Re:[786] トレーサビリティーって現状では抜け穴だらけみたいですね。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/28(Sun) 20:53  

数の確認ではなく、耳標と牛との照合でしょう。
> この酪農家が所属するJA士幌町は事態を深刻に受け止め、同日緊急の幹部会議を開き、同町内の肉乳牛全頭数を確認することを決めた。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0536_innfuru.htm


[788] 駒大苫小牧が優勝剥奪されず良かったねと言いたいが 投稿者:国民感情 投稿日:2005/08/28(Sun) 20:23  

まあ、高校野球連盟か連合か知らんけどさ、優勝高の資格剥奪したきゃ、やれば良いじゃないですか?! 暴力事件で明徳義塾は大会に出られず、駒大苫小牧は優勝がそのまま認定なんて、要するに経済問題(また最初から優勝高を決めるのは金がかかる)に他ならず、準優勝の京都の高校を繰り上げるのも気がひけて、そのあげくのダブルスタンダード裁定そのものですな。 高校野球連盟か連合か知りませんが、高校野球への出場資格事態を『高校生として恥ずかしくない学力を持っていること』と改めて(またはい1項加えて)、出場全選手には学力検査を課し、不合格者は出場させないことが、本当の意味で高校野球なのではないでしょうか?
はっきり言って、高校野球などどうでも良いですよ。
もっと大切なものが沢山あるでしょう。今時の高校生が優勝資格を剥奪されて泣くものかね?そんな純粋な生徒が眉など剃るものか! と言いたい。


[787] Re:[784] [776] [772] [770] [768] [763] トランス脂肪酸 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/28(Sun) 19:43  

> 動物油脂を使用する場合に「食用牛脂のみ」の間違いではないでしょうか。

はい、その通りです。
> 高脂肪の牛乳をつくる場合はどういう飼料を与えるのでしょう?

既に、答えを見つけていらっしゃいます。牧草など粗飼料だけですと、3.5%以上の乳脂肪にはなりません。
こういう情報もあります。
くず大豆に発情阻害物質/熊本のJA獣医師が発見 [2005年08月17日付]
 牛の餌に使われるくず大豆に、雌牛の発情を妨げる、ホルモン作用の強い物質が含まれていることを、熊本県のJAで診療している獣医師が突き止めた。くず大豆を多量に食べさせると発情が来なくなる可能性もあり、この獣医師は繁殖障害への影響を懸念している。
 くず大豆から発情を狂わせるホルモンに似た物質を見つけたのは、JA菊池家畜診療センターの濱田眞海(はまだ・まさみ)課長。JAの獣医師を続けながら1999年から今年3月まで熊本大学大学院自然科学研究科に在学。今回の研究で博士号を取った。
 濱田獣医師は、同JA管内の酪農家が飼料に使っていたくず大豆から、発情ホルモンに似た構造をもつイソフラボンの一種で、特にホルモン作用が強いクメストロールを検出した。
クメストロールは、マメ科植物がストレスを受けた際に生成する物質で、これまで大豆からは検出されないとされてきた。濱田獣医師の実験でも正常に生育した大豆からは検出されなかったが、くず大豆からは検出。病気や虫の害を受けたり、天気の影響で生育が悪かったりすると、この物質が大豆の中にできるようだと考えている。・・・

> 粕類も与えておりますね。綿実といえばもうGMOが多いのでしょうね。大豆なんかは溶出に何を使ってるのかなぁ

ごま、菜種など搾る、物理的に油が採れる物は、まず、物理的に搾油します。
それで出る残り、および大豆や米ぬかなど物理的に油が絞れない物は、ヘキサンなどを入れてその中に油分を溶け出させます。その溶解液から油分を取り出します。
飼料になるのは、これで出てくる粕です。まず油分は残っておりません。タンパク質分です。遺伝子組換えで生成されるのは、酵素や毒素などのタンパク質ですので、粕に含まれています。
欧米人には、大豆はしょせん飼料用の作物ですので、遺伝子組換えが進んでいるという点は否定できません。
遺伝子組換え小麦が、どれ位、商業的に栽培されているか見ればわかります。「現在世界的に遺伝子組換え小麦の研究はされていますが、商業的には栽培されていません(日清製粉)

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0536_innfuru.htm


[786] トレーサビリティーって現状では抜け穴だらけみたいですね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/28(Sun) 19:28  

「十勝」ブランドの信用を取り戻すのは容易ではないでしょうね。。

士幌・酪農家の牛不法投棄 JA士幌町が頭数確認実施へ
個体管理形がい化危ぐ 「法令順守、徹底指導する」
(十勝毎日新聞)
http://www.tokachi.co.jp/WEBNEWS/050827.html
 【士幌・上士幌】上士幌町上音更の音更川河川敷に牛の死がいを不法投棄した事件で、士幌町内の酪農家の所有地で26日、新たに十数頭の死がいが見つかったことに、町内酪畜関係者は大きなショックを受け、波紋が広がっている。国内酪畜製品の安心・安全を保証する「牛トレーサビリティー法」を無視した同事件は、同法が早くも形がい化していることを浮き彫りにした。一方、この酪農家が所属するJA士幌町は事態を深刻に受け止め、同日緊急の幹部会議を開き、同町内の肉乳牛全頭数を確認することを決めた。

 牛の出生から転入出、死亡、と畜時に至るまで管理、申告することを義務付けた同法の施行で、牛の個体識別番号「耳標」による個体管理を通じて、BSE(牛海綿状脳症)のまん延を防止する機能に期待が持たれたが、国の関係機関によると「膨大な数の個体に耳標が適正に装着されているかの確認は網羅しきれていなかった。生産者のモラルで成り立っていたのが実情だった」という。

 今回の事件は、酪農家がこうした実情を悪用し、死亡牛の申告手続きを無視したケースで、管内のある酪畜関係者は「生産側にモラル欠如があれば、法は全く機能しない」と指摘する。

 一方、消費者側からは「制度を信用していたから道内産を買ってきたのに」(帯広市内の40代女性)など生産現場への不信の声も出ている。

 この酪農家が死亡牛を大量投棄していたことを受け、同JAでは「十勝ブランドを失墜させた事態」と深刻に受け止め、町と共同で町内酪畜生産者全戸の個体を定期的に確認する体制を整えることにした。

 同JAの高橋正道専務理事は「現行の個体管理制度が万全と考えてきただけに、事件は想定外のケースだった。しかし、独自の個体管理をしながら、改めて生産者の法令順守を徹底指導していく」としている。

※高橋正道専務理事の「高」は異体字です。




[785] Re:[784] [776] [772] [770] [768] [763] トランス脂肪酸 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/28(Sun) 18:56  

zenrakurenさんのページにこんなのがありました。
>飼料用に使われる油脂原料には植物由来の油脂と動物由来の脂肪があります。植物由来の油脂として一般的に使われるのは大豆と綿実でしょう。(抜粋)
>飼料中の油脂は消化されてエネルギーとして利用されるとともに、牛乳中の脂肪になります。したがって乳脂肪率が低いときには油脂を給与すればよいのですが、牛の乳脂肪合成は単純ではありません。(抜粋)
http://www.zenrakuren.or.jp/02koubai/02technique/1999.12.htm


[784] Re:[776] [772] [770] [768] [763] トランス脂肪酸 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/28(Sun) 18:47  

>  牛の餌で与えることが出来る油脂は、ご存知のように日本では牛肉から採られたものが人工乳にだけ使えます。成牛の乳牛には与えられませんから、飼料からのトランス型脂肪酸の移行は無いと思われます。牛の第一胃内で共生微生物が生成したものだけが供給源です。

虹屋さん、お返事ありがとうございます。上記は、「動物油脂を使用する場合」に「食用牛脂のみ」の間違いではないでしょうか。飼料の構成の中に植物性の綿実油などを推奨している例なども紹介されてます(1991年ですが)
http://jliadb.lin.go.jp/bunken/cgi-bin/bunken_show.pl?53976
高脂肪の牛乳をつくる場合はどういう飼料を与えるのでしょう?

大豆や亜麻仁、綿実などの粕にどれだけ油が入ってるかは知りませんがそういった粕類も与えておりますね。以前、こんな問題意識を持たれたかたもいるようです。
http://www.minohonosaru.com/gyuunyusiryou.html
綿実といえばもうGMOが多いのでしょうね。大豆なんかは溶出に何を使ってるのかなぁ

※追伸:
食用牛脂の代用乳を使うところも少なくなっていて、植物油脂に置き換えているところも少なくないというようなことをきいたような。。油脂製造には蛋白質量違反事件もありましたね。そういえば。質のいい油脂を与えたプレミアム牛乳、飲んでみたくなりました。(大昔の牛は油脂なんて食べてなかったんでしょうけど)


[783] Re:[782] [781] ウインドレス鶏舎の優遇・推進停止に関する申し入れ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/28(Sun) 18:46  

笹山さん。アピール作成、お疲れ様でした。
>また、このような方針転換に際しては、単に、家きん疾病小委員会の了承で済ませるのではなく、パブリックコメントを徴しての方針転換とすべきものであると思う。

パブコメは、今からでも遅くないですよね。衆知を集めると言う意味でも、説明責任を果すと言う意味でも。

私の妄想する農水省がウインドレス鶏舎を特別待遇する理由
@ウインドレス鶏舎は、養鶏数に比べ作業員が少なくて済む。したがって高病原性が発生しても、感染する恐れのある人間の数が少ない(これはコジツケですね)
Aウ鶏舎推進のための制度融資などの温存。BSE対策費という名目で「構造改善事業」が温存されたように、インフルエンザ対策の名目でこうした制度、予算の既得権を温存する。
(国民・納税者の前で表立っては言えませんが、業界筋の人なら阿吽の呼吸でわかりますね。)

ウイルスが、どのような形で大気中に漂っているのか考えると、ウイルス結晶ではなくて罹患鶏の糞の微粉末に含まれた価値ではないでしょうか。粉末の農薬のドラフト・飛散データをみるとかなり遠くまで飛散しています。この半乾燥の状態なら課なら長時間=長距離までウイルスは飛散・拡大するのではないでしょうか。

感染を起こすにはある程度の数のウイルスが必要ですから、遠距離になれば到達数がへり感染は起きないと考えれます。しかしウインドレス鶏舎では、養鶏数=罹患鶏数が格段に多いですから、鶏舎の排気には濃厚にウイルス入り微粉末糞が入ると思われます。その鶏舎が天井から排気するタイプですと、かなりの地上高から大気中に漂い出ます。考えられるより、かなり遠くまで、感染を起こすに足るウイルスが到達するのではないでしょうか??

感染の根本(グラウンド・ゼロと言うんでしたっけ)は、ときさんの言われるように野鳥でしょう。ウインドレス鶏舎は、開放鶏舎などに比べ、2次的な感染源に、それもかなり強力な感染源になるのではないかと妄想していますが、いかがなもんでしょう??

なお私見を、「鶏インフルエンザ対策を名目にした小養鶏、自然養鶏の撲滅政策」として下記にあげました。ご意見いただけると有難いです。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0536_innfuru.htm


[782] Re:[781] ウインドレス鶏舎の優遇・推進停止に関する申し入れ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/28(Sun) 17:12  

虹屋さん。
情報ありがとうございました。
当サイトとしましても、これまでの皆様からのご意見を元に、ブログ記事に「ウインドウレス鶏舎に対する防疫上の特別扱いは、やめるべし。」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=443
と題して、旧子孫基金さんと同様のアピールをさせていただきました。
訂正する箇所がありましたら、ご指摘ください。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=443


[781] ウインドレス鶏舎の優遇・推進停止に関する申し入れ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/28(Sun) 15:48  

笹山さん。削除有難うございました。
食品と暮らしの安全基金(旧日本子孫基金)が、下記の「ウインドレス鶏舎の優遇・推進停止に関する申し入れ」をしたそうです。
お知らせまで。

2005年8月26日

農林水産大臣  岩 永  峯一 殿

                     東京都千代田区麹町2-5-2
                    рO3-5276-0256
                    食品と暮らしの安全基金
                    代表  小 若  順 一


ウインドレス鶏舎の優遇・推進停止に関する申し入れ

 8月22日、イセの3農場でH5亜型の抗体反応が確認され、そのうち1農場でH5亜型のA型インフルエンザウイルスが分離されたことに関して発表した「今回の確認事例に伴う対応」では、感染原因や感染ルートが不明で科学的根拠が何もないまま、またもやウインドレス(無窓)鶏舎を優遇しています。

 しかし、ウインドレス鶏舎には、下記のような問題点があります。

 鳥インフルエンザを根本的に解決するには、鳥インフルエンザに感染しないよう鶏をできるだけ健康に飼うようにしていくことが必要です。

 鶏を健康に飼えば、他の薬剤の使用量も減るので、消費者の望む安全で健全な養鶏になっていきます。

 科学的な根拠なくウインドレス鶏舎を優遇するのはやめ、鶏を健康に飼って消費者に支持されている開放鶏舎や自然派養鶏の方に優遇措置を講じられるよう申し入れます。

              記

〈ウインドレス鶏舎が鳥インフルエンザに有効でない理由〉

1 貴省は、ウインドレス鶏舎は「ウイルスが拡散するリスクは低い」としているが、それは間違っている。

 地域が離れた少なくとも3つのウインドレス鶏舎に鳥インフルエンザウイルスが発生していたことは、「ウイルスが拡散するリスクは低い」という科学的根拠が崩れたことを示している。

2 多数のウインドレス鶏舎で鳥インフルエンザが感染していたが、感染していたウインドレス鶏舎の近くの開放鶏舎で、鳥インフルエンザの抗体もウイルスも検出されないの養鶏場があった。これは、ウインドレス鶏舎が開放鶏舎よりも鳥インフルエンザに対して有効でないケースがあることを実証している。

3 ウインドレス鶏舎は、それぞれが完全に独立しているわけではない。卵をパッケージするGPセンターまで、共通したラインで卵を運んでいる。
 卵の運搬装置は、各鶏舎の間の通路を往復しているので、鳥インフルエンザウイルスを運ぶ通路と道具があることになる。だから、鶏舎間での感染も起こり得る。

4 ウイルスが検出された農場では、すべての鶏舎で、抗体かウイルスが検出されている。ウイルスが1つのウインドレス鶏舎に入ると、その農場の他のウインドレス鶏舎へも広がることが証明されたと言える。

5 ウイルスが検出された農場の卵を、8月22日まで出荷を認めていた。22日までGPセンターを消毒していないから、これでは、鳥インフルエンザウイルスが、パッケージや箱について農場から持ち出された可能性がある。
 ウインドレス鶏舎といえども、ウイルスが検出された場合は、すぐに出荷をストップし、農場全体を消毒した後に出荷の再開を認めるべきである。




[780] Re:[779] 小泉「郵政・ガリレオ解散」にガリレオ研究者から異論 投稿者:国民感情 投稿日:2005/08/28(Sun) 15:05  

事実はともかく、ガリレオは宗教裁判にかけられた、立場的にはいわば『弱者』であるのに対し、小泉さんは、反対者を除名処分としたいわば『強者』である。この時点で自分とがガリレオをを同列とする小泉さんのセンスのなさが光ってますな(笑)


[779] 小泉「郵政・ガリレオ解散」にガリレオ研究者から異論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/28(Sun) 14:21  

今回の衆院解散を命名するのに小泉首相は、地動説を唱えたイタリアの物理学者ガリレオ・ガリレイの名を借用し「郵政・ガリレオ解散」と名づけたことに対して、ガリレオ研究者の間から異論が噴出している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000314-yom-pol参照
ガリレオがつぶやいたとされる「それでも地球は動く」(Eppur si muove)という言葉は、ガリレオ自身は言っていないというのが、ガリレオ研究者たちの常識であるという。
この件に関しては、ブリタニカ
http://www.crystalinks.com/galileo.html
では、次のように説明されている。
6月22日が、ガリレオ・ガリレイが「地動説」( the Copernican theory)を撤回した日とされているが、これは、1633年のローマ教皇庁異端審問所での裁判二回目の裁判の判決で、地動説を捨てることを宣誓させられた時であるとされる。
このとき、ガリレオが「それでも地球は動く!」(Eppur si muove)というのだが、そのようなことはなかったというのが、通説のようである。
この「それでも地球は動く!」(Eppur si muove)の言葉が、歴史に残っているのは、ガリレオが裁判の後にAscanio Piccolomini大司教の庇護を受けたのだが、このPiccolomini大司教の弟がスペインのマドリッドの軍関係者で、数年後に、ガリレオの絵を描かせ、この絵に「Eppur si muove」という言葉が入ったとされ、その後、この伝説が広まったとされている。
http://www.edinformatics.com/great_thinkers/galileo.htmhttp://en.wikipedia.org/wiki/Galileo_Galilei 
http://www.masters.ab.ca/bdyck/Galileo/Resources/
参照


[778] Re:[777] [770]の訂正 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/28(Sun) 13:02  

削除しました。


[777] [770]の訂正 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/28(Sun) 12:53  

以下の部分を削除してください。
>トランス脂肪酸、シス脂肪酸は環状構造での幾何異性体ですが
[776] Re:[772] [770] [768] [763] トランス脂肪酸 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/28(Sun) 12:23  

> この話は知っていましたが、量が多い場合、「牛の餌として与える脂肪」の影響も少しはないだろうか、と思っているんですが、どうなんでしょうか。

一般論的には、家畜の飼料に含まれる脂肪酸の組成が、家畜の体脂肪の脂肪酸組成に反映されることが知られています。例えば、魚粉を食べさせた鶏の肉は魚の臭く(酸化脂肪酸臭)ます。
 これから考えれば、トランス型脂肪酸も飼料から家畜に移行すると考えられます。ただし、実測データは見たことはありません。
 牛の餌で与えることが出来る油脂は、ご存知のように日本では牛肉から採られたものが人工乳にだけ使えます。成牛の乳牛には与えられませんから、飼料からのトランス型脂肪酸の移行は無いと思われます。牛の第一胃内で共生微生物が生成したものだけが供給源です。
 米国に飼料規制では、ご存知のように牛脂を餌に使うことに制限はありません。米国の乳牛では、微生物と飼料の二つ、トランス型脂肪酸の供給源があることになります。この場合は、まりちゃんさんが懸念する事態がありえると思います。

また、牛脂を豚、鶏に与えた場合、トランス型が移行するとおもわれます。牛脂を食べた豚の脂、ラードのなどに含まれるかもしれませんが、実測データを見たことがありません。ただこの物質は代謝されます。ダイオキシンのように生体濃縮するとは思えませんので、含有比率としては問題にならないと思います。


[775] Re:[771] 誰を選べば良いものか・・・(NHK党首討論を見て) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/28(Sun) 12:16  

国民感情さん。
そうですね。
告示日前ですので、あまり確定的なことは、いえないのですが、今回の選挙では、民主党が単独過半数を取れないことは、明白と考えていいのではないでしょうか。
それを前提とするならば、そのオルタナティブとして、現在の政権構造の中で、拮抗力とけん制力を高める方法としては、第三極の力が、公明党以外にもあったほうがいいという考えを、私自身は持っています。
名ばかりの二大政党を民主党が強調することは、自己保存を目的とする以外の何者もないでしょう。
すなわち、党利党略として、公明党以外の第三極を敵視するという意味では、民主党も公明党も、その思惑においては、同じであるといえます。
しかし、それが、けん制力と拮抗力を持った、政治バランスを求める国民の視点に立ったものかどうか、疑わしく思います。
今回、どうして、岡田さんが、早々と、第三極との連携を高らかに否定したのか、その政治音痴ぶりが、うかがわれますね。


[773] Re:[770] [768] [763] トランス脂肪酸 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/28(Sun) 12:05  

虹屋さん。まりちゃんさん。
この問題は、摂食する脂肪酸の間でのHDLコレステロールとLDLコレステロール値の比較という観点から、これまで取り上げられてきていますね。
すなわち、@リノール酸(シス型不飽和脂肪酸)とAリノール酸の水素添加化合物のエライディック酸(Elaidic acid)(トランス型飽和脂肪酸)とB ステアリン酸(Stearic Acid)(飽和脂肪酸)との比較ですね。
このサイト「Hydrogenation alternatives: effects of trans fatty acids and stearic acid versus linoleic acid on serum lipids and lipoproteins in humans.」
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=1569387&dopt=Abstract
が、大本をなす研究のようですが、ここでは、リノール酸をステアリン酸に代替させることによって、HDLコレステロールを下げLDLコレステロール値をあげることになり、
同様に、リノール酸の水素添加化合物のエライディック酸(Elaidic acid)(トランス型飽和脂肪酸)を羊脂など他のトランス脂肪酸に代替させることによって、HDLコレステロールを上げ、LDLコレステロール値を下げることになるとしていますね。
こちらのサイト「トランス型脂肪酸の終焉」http://www.botanical.jp/library/news/150/index.shtml#6もご参照

http://www.hsph.harvard.edu/reviews/transfats.html


[772] Re:[770] [768] [763] トランス脂肪酸 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/28(Sun) 11:18  

おはようございます。
> 自然界にも存在しています。牛肉、バター、ミルクなどに含まれています。

この話は知っていましたが、量が多い場合、「牛の餌として与える脂肪」の影響も少しはないだろうか、と思っているんですが、どうなんでしょうか。



[771] 誰を選べば良いものか・・・(NHK党首討論を見て) 投稿者:国民感情 投稿日:2005/08/28(Sun) 10:46  

今朝の党首討論を見て感じたのですが、何処に投票してよいものか、一般の国民には判断出来ないというのが、まあいつもと同じ答えですな。一般国民の1人として。しかし、一応各党の寸評でもつけましょうか。

武部幹事長(自民)・・・実際にどの様な人かは存じませんが、まあ、煮ても焼いても食えないような印象。まあ、この方を見てかなり自民への投票を考えた人も多いのでは?
冬柴幹事長 (公明)・・・まま、各種討論番組に公明党関係者が出ているのを見ると、何を言いたいのかよくわからん、下手なことを喋ると上の人から怒られる、みたいなおどおどした印象を持つことが多いのだが、今日の冬柴氏は武部氏よりは堂々として頼りになりましたな。
岡田党首(民主)・・・もし政権を取ったあかつきには、言った事はちゃんとやってくれよ!と、それだけです。小姑が多い政党なので、それが心配ですな。
四位さん&福島さん(共産&社民)・・・まだやってたの?って感じです。特に社民。
綿貫さん(新党???)・・・下野すると、急に舌鋒鋭く自民党を攻めるんですね。いやはやびっくりしました。
田中代表(新党日本)・・・はっきり言うと、今回のメンツのなかでは最も信頼したくなる雰囲気を持ってますな。長野が田中知事になって良くなったのか悪くなったのか知りませんが、もし良くなったなら、この人が首相になっても良いのでは? 
まあ、以上が何も知らない、一般国民である私の感想です。


[770] Re:[768] [763] トランス脂肪酸 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/28(Sun) 10:12  

笹山さん。まりちゃんさん。
トランス脂肪酸でいくつか誤解があるようなので、
> このトランス脂肪酸は、本来自然界には存在しないもので、液状の油脂に水素を添加して不飽和度をさげることで融点を上げ、常温で固形にすると、できる脂肪酸のようだ。
>本来自然界に存在するのは、バターなどシス型脂肪酸というものだ

自然界にも存在しています。牛肉、バター、ミルクなどに含まれています。トランス脂肪酸=人造物質というのは誤りです。
http://www.marinfood.co.jp/trans/main.html

この問題の背景には、欧米とくに米国の肥満問題があると思います。動植物性油脂の過剰摂取による肥満、血管系の疾患です。油脂の摂取量を減らすのが根本です。(そうすればトランス脂肪酸の摂取量も当然減ります。)それがナカナカ難しいので、矛先をマイナーな問題であるトランス脂肪酸に向けていると思っています。
 日本型食生活では、欧米ほどの油脂摂取ではありません。この状態を維持することの方が大切です。CMのようにパンにマーガリンを厚塗りしたり、健康◎コナとか太り難い油と思ってたくさん使い摂取量を多しないことです。

トランス脂肪酸、シス脂肪酸は環状構造での幾何異性体ですが、線状構造での幾何学異性体もあり、共役(きょうやく)(きょうえき)リノール酸が有名です。これも牛肉、バター、ミルクなどに含まれています。この共役リノール酸は、ダイエット効果があるといわれサプリメントで販売されています。これを大量に長期に摂取した場合の影響は、調べられていません。調べた限り、動物実験もされていません。このサプリメント使用者に将来、心筋梗塞多発とか起きなければ良いのですが・・
 幾何異性体のトランス脂肪酸が問題になり、同じ幾何異性体の共役リノール酸は良い事尽くめ。本当でしょうか。きれいなバラには棘があるといったバランス感覚も無いのかとおもいませんか?


[769] アメリカで、二人が、東部馬脳炎(Triple-E)発症 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/28(Sun) 08:35  

アメリカのニューハンプシャー州で、二人が、東部馬脳炎(Triple-E、eastern equine encephalitis)に感染したという。
一人は女性で、もう一人は、4歳の男の子であるという。
二人は、入院中であるが、容態は安定しているという。
感染は他の地域にも広がりを見せており、二羽の鳥からは、Triple-E 陽性反応を見たという。
このTriple-E は、通常は名前のごとく、馬に感染するもので、人に感染するのはまれであるという。
症状は、日本脳炎に似ている

http://www.keenesentinel.com/main.asp?SectionID=31&SubSectionID=93&ArticleID=78454


[768] Re:[763] トランス脂肪酸 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/28(Sun) 08:14  

まりちゃんさん。
トランス脂肪酸が心疾患と関係のあることは、すでに、疑いのない事実となっていますね。
アメリカでの表示義務は、来年1月からと聞いています。
植物性油脂に対する安全神話を打破することからはじめなければならないようです。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=406


[767] Re.[765]清浄国前提の誤りを無視してる? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/27(Sat) 23:57  

『「発覚と流行が逆では、」と書いたのは、発覚していった農場の関係が、鶏の輸送、ハエの行動範囲、ホコリの拡散等で理由付けが可能な範囲だからです。』

 基本的に、ウイルス伝播の第一原因は、感染宿主の移動と、それとの同居あるいは密接な接触(排泄物をふくめて、ハエ、鼠などの二次接触媒体を含む)です。しかしながら、養鶏場の鶏がそもそもの発生原因、感染源の根っこでしょうか? 根本の発生原因は? 野鳥からではないのですか? そもそも養鶏場内の鶏だけのウイルスなのですか?

『日本においてのAI発生での特徴は、欧米のように無差別に拡散していかない事にあります。私は、まだ沈静化可能な所にあると信じています。』

 沈静化というのは、もちろんほっといても沈静化しますよ。抗体を獲得してね。しかしながら、ウイルス感染症の現実の「沈静化」と、鳥インフルエンザウイルス病防疫対策指針上の「沈静化」とは全く意味の違うことです。
http://www.maff.go.jp/tori/bousi.htm

 自然環境において、ウイルスが「清浄である」とか、「清浄でない」とかという認識、前提がもうすでに間違いの始まりだということを強く認識いただきたいのですが・・・。

 「感染を受けていない」ということを「是」とするのではなく、「感染を受けても死なない」ことと「感染を受けたからといって殺さない」あるいは、「感染をうけたら回復させる」というところに向かわない限り、ウイルス感染症の克服と根本の「沈静化」にはならないのだということに気付いていただきたいのですが・・・。最終的には、ウイルス・レジスタントで生き延びていくというのが、自然の摂理です。いたって、単純なことです。生きるのが生き、死ぬのは死ぬというだけの話です。
 産業的には、より耐性系統へ更新(バージョンアップ)していけばいいだけのことです。アップ前のものは、なるべく死なないようにすればいいだけなのです。なぜにそのような単純なことを飲み込めなくなっているのでしょうか?


[766] Re:[765] [762] [761] 抗体獲得耐性鶏虐殺の暴挙が止まらない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 22:22  

>>XXさん。
なるほど、このような推測も成り立ちますか。
もともとあったものが、見つかる順序が違っていたというわけですね。
これなら話はわかります。
ところで、「無窓だけに夢想」は、使えますね。
農林水産省さんは、今になって、ウインドウレスのお勉強をされているようです。


[765] Re:[762] [761] 抗体獲得耐性鶏虐殺の暴挙が止まらない。 投稿者:>>xx 投稿日:2005/08/27(Sat) 22:14  

感染の拡大が止まらないのではありません。
新たに「判明」したのです。
止まらないように見えるのは、県と国の検査レベルに格差があって、県で陰性の結果が、国で陽性に転じたりするからです。
よい例が、A養鶏場でしょう。
これまで県の検査で陰性でしたが、今回、国の検査で陽性になりました。
(逆もありますね。福島の時などがそれです。)

前に、「発覚と流行が逆では、」と書いたのは、発覚していった農場の関係が、鶏の輸送、ハエの行動範囲、ホコリの拡散等で理由付けが可能な範囲だからです。

以下推測を含む

1.水海道の初発の近所には老鶏を飼育していた農場があり、この農場がどうやら先に感染していたらしい。
農場間に行き来はなさそうなので、ハエ、ネズミの類が感染源?

2.T養鶏場は、茨城町の育成場より雛を導入したが、この雛が陽性。当然、導入元U養鶏は、陽性が発覚。

3.茨城町、小川町周辺は、茨城県最大の養鶏地帯で、その数は、500とも600万羽とも言われる。
産卵の絶頂期に1羽が1日約100グラム食べる。(水はその2倍)
それに対して、増体重が1グラム/日、卵1個55グラム/日。
残りの全てがという訳ではないが、排泄量はおおよそ計算できる。
当然、堆肥が供給過剰になり、散布競争が激化する。
(ウイルスを拡散しやすい土壌?)

4.U養鶏場付近に、Iファームの育成場があるらしい。
ここの雛は自社成鶏農場に導入していたはずである。

この様に整理すると、素人目に見ても発覚農場の関連性はおぼろげながら見えてきます。
山口、京都のH5N1の発生の時もそうであったように、日本においてのAI発生での特徴は、欧米のように無差別に拡散していかない事にあります。
私は、まだ沈静化可能な所にあると信じています。
ただ、気がかりは「無窓鶏舎」を「密閉」として特例を認めた農水の方針に不安を感じます。
無窓だけに夢想でないといいのですが。


[764] 本物の黒シャツ党の姿とは、こんなもの。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 22:13  

話題の候補者が黒い半そでシャツ姿でアピールしているのを、マスコミは黒シャツ党だなどといっているが、本物のイタリアのムッソリーニの当時の黒シャツ党の姿の写真を探してみたら、このようなものhttp://www.harunyahya.com/malaysian/buku/darwinisma/images_darwinisma/75.jpgであった。
長袖姿ですね。

http://www.harunyahya.com/malaysian/buku/darwinisma/darwinisma04.php


[763] 食品業界が信用されないわけですね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/27(Sat) 21:25  

心臓疾患のリスク高めるトランス脂肪酸、日本での表示実現に業界消極的
http://www.jc-press.com/news/200508/082605.htm
 心筋梗塞など、心臓疾患の健康リスクを高めるとされるトランス脂肪酸について、米国などで含有量表示が来年からスタートする中、日本ではほとんどの業者が表示実現など考えておらず、静観する姿勢で横並び状態にあることがわかった。日本消費者連盟は、表示実現を求める取り組みを起こすことを表明している(関連記事はニッポン消費者新聞9月1日号に掲載予定)。(2005年8月26日発信)

健康食品「コエンザイムQ10」、業界団体が医薬品以上の上限値設定要求
http://www.jc-press.com/news/200508/082604.htm


[762] Re:[761] 抗体獲得耐性鶏虐殺の暴挙が止まらない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 21:22  

ときさん。
またもですか。
とまりませんね。
今回のは、茨城県小川町の佐々木清繁小川農場で、この農場は、6月に抗体陽性反応が出た水海道市の「スギヤマファーム」http://jca.lin.go.jp/innfuru/puresu/H17.6kara/17.7.4ibarakikenntaiou7.htmと所有者が同じでということですね。


[761] 抗体獲得耐性鶏虐殺の暴挙が止まらない。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/27(Sat) 21:03  

茨城で新たに抗体陽性反応 鳥インフルエンザ(共同通信) - 8月27日20時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000140-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/
『鶏や鶏卵について半径5キロの移動禁止区域を設定し、飼育している約9万羽を処分する。』

 虐殺(ジェノサイド)は続くよどこまでも。

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html

 ひそかに、耐性系統に入れ替えながら、病気が出てないことで、「清浄国」を標榜しつつ、ないフリをしつづけるのでしょうか?


[760] Re:[759] 現場からの「ウインドウレス鶏舎」解説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 19:29  

ときさん。
ウインドウレス鶏舎に対する行政の無知が、頓珍漢な防疫対策を作ってきているというわけですね。
このサイトの中の「皮肉なことにこのシステムは、こと伝染病に対しては、ワクチネーションの進歩に支えられて居ます。」の言葉が身にしみました。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza153.htm


[759] 現場からの「ウインドウレス鶏舎」解説 投稿者:とき 投稿日:2005/08/27(Sat) 19:23  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(70)(2005.8.27)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza153.htm

 ご紹介まで。

鳥インフルエンザ:鶏と卵の処分、29日から開始−−イセ、つくば両ファーム /茨城(毎日新聞) (27日16時15分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/


[758] Re:[755] [725] [724] テロはもうすでに 投稿者:とき 投稿日:2005/08/27(Sat) 19:11  

笹山様
> 私も、何か、あるような気がしてきております。

 何かあっては困ります。

> 今まで、日本には、何もなさ過ぎました。

 いろいろ、あったと思っています。

> いよいよ、あるのかなぁ、そんな気がしております。

 ないように、がんばってるものと認識しています。

> 警察庁も、最大1万3000人の警察官を動員し、選挙期間中としては初めて対テロ警備を実施するとのことです。
>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000106-yom-soci参照

 何か起こるぞという、見せ掛けのデモンストレーションなのか、それとも、工作を仕掛ける側への、威圧けん制のつもりなのかは何ともいえませんが。
 どちらにしても、不安を煽ることによって、得票に結びつくのは・・・。自作自演ともいえなくもないのかなと思っています。今までと同じように、こっそりやっていたって、全く対策としては同じなわけですから。今回ばかり、あまりにもハデなパフォーマンスに見えなくもありません。(以前にもまして一層、危険度が上がったのかもしれませんが。)どうしたって、日本の現状の最大限度の対テロ(戦争)防衛システムは、とてもとても、実際に機能するとは思えません。なんといっても、憲法で「戦争放棄」して、国家として健全な武力をもち行使(交戦権)さえ放棄してしまっているのですから。とても、ムリというものです。なおかつ、国内でテロ戦争をやられてしまった場合、それは、まったく想定外のことですので、何ともいかんともしがたい状況です。自衛隊がやれることは、交戦ではなくて、ひたすら災害救助だけでしょう。法律でがんじがらめです。「戦争を想定しない国家」というものの恐ろしさに、初めて思い至ることとなりましょう。実際に起こって、人間の命と引き換えに、それを初めて知るという愚かさから早く脱することを願っています。(一寸ムリっぽいですが。)

Yahoo!ニュース-日本のテロ対策
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/terror_in_japan/
Yahoo!ニュース-テロリズム
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/terrorism/
Yahoo!ニュース-防衛
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/defence_policy/

米、胡主席の国賓訪問拒否か=背景に中国脅威論−専門家(時事通信) (27日15時1分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000042-jij-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china/

3億4000万円分の実弾射撃 陸自、富士で総合火力演習(共同通信) - 8月27日11時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000052-kyodo-soci
 左系マスコミさんや「市民」さんは、こういうムダを省けというのでしょうけれど・・・。中には、自衛隊もいらないという人までいるそうで。人間の喧嘩はなくなりそうもありませんけれど。

ソロモンの指環―動物行動学入門
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150502226
文明化した人間の八つの大罪
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4783502129


[757] Re:[756] コンパクトで、キーンで、持続可能な日本の国の姿 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 19:06  

国民感情さん。
私は、やや、レトロかも知れませんが、どうしても、日本の行く末を考える場合、石橋湛山先生の小日本主義と、ダグラスマッカーサーの「日本は東洋のスイスたれ」(Switzerland of the Far East)の二つの言葉をダブらせてしまいますね。
コンパクトで、経済的にも政治的にも、覇権主義から遠ざかった、持続可能の日本の国の姿、こんなものを思い描いております。
そして、そこには、知的行動にキーン(Keen)な日本人像というものが、前提としてあります。
田中秀征さんなんかも、同じようなことを考えられているのかも知れませんね。


[756] 日本の行く末は 投稿者:国民感情 投稿日:2005/08/27(Sat) 18:27  

笹山 様

こんにちは。マクロな視点で見た話で結構ですが、日本の政治家の皆さんは、日本をどうの様な方向にリードしようとしているのでしょうか? 化石エネルギーをドンドン採掘しての、消費は美徳的な米国型資本主義をこのまま続けるつもりなのか? それとも、これまでの過剰消費による経済成長、食糧海外依存率80%、国防海外依存体制を少しでも鑑みて、地球に優しい、少欲知足で知的な日本民族が本来持っていた特性を生かした自給率100%に近い農業国&クリーンエネルギー立国としてのエコ工業国を目指すのか。。。
自分でも何を書いているか良くわからなくなってきましたが、中国13億の民まで資本主義という名の地球環境悪化作戦に参加させた地球指導者達のミスリードの罪は決して小さくは無いと思いますがどうですか? 


[755] Re:[725] [724] テロはもうすでに 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 17:59  

まりちゃんさん。ときさん。
選挙期間中でのテロの可能性というものが、急速に取りざたされてきました。
私も、何か、あるような気がしてきております。
今まで、日本には、何もなさ過ぎました。
いよいよ、あるのかなぁ、そんな気がしております。
警察庁も、最大1万3000人の警察官を動員し、選挙期間中としては初めて対テロ警備を実施するとのことです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000106-yom-soci参照

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050827-00000106-yom-soci


[754] Re:[744] 8月24日のプリオン専門調査会資料 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/27(Sat) 12:15  

読めるのは日本語の資料だけですが、
資料2−1:BSE発生前及び現在のデータ(米国)や資料2−2:カナダ版、滅茶苦茶な資料ですね。
 米国やカナダでは、死亡牛やダウナー牛が全頭BSE検査を受けていると受け取れる書き方。SRMの範囲が30ヶ月齢以上、以下では異なる(30ヶ月齢以下ではせき髄などの中枢神経系はSRMではない)のにその点が書かれていない。
 これでは日本との違いは、非常に分かりにくい。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai29/prion29-siryou2-1.pdf


[753] Re:[749] 小手先の対策ではなく、現実に即した骨太の対策を望む。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 12:10  

ときさん。
防疫対策までも、補助金のインセンティブなしには、喚起できないといった日本の現状は、BSEの時にも、察知できました。
日本型社会主義国家での、防疫対策とは、このようなものなのでしょう。
そういえば、官の強い国ほど、防疫対策に苦慮しているように見えるのは、僻目でしょうか。



[752] Re:[740] 耳票と牛の照合 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/27(Sat) 11:51  

まりちゃんさん。死亡牛は、耳票の登録センターに届出を出さなければならない制度。この40頭は死んだ時期は不明ですが、耳票の記録上はまだ生きているのでしょうか??
 耳票と牛の照合をしなければならないですね。熊とか羊、犬についていたりして・・



[751] 戦い「始まって」、日は暮れて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 11:43  

普通は、「戦いすんで日は暮れて」というところなのだが、どうやら、今回の総選挙で、民主党が、単独過半数は取れないということだけは、はっきりしてきたようだ。
後は、自民・公明で、過半数を取れるかどうかだけが、焦点になってきた。
選挙後の岡田体制継続は、ご本人の「つられ党首離脱宣言」もあり、微妙のようだ。
後の党首さん次第では、新進党解体の悪夢再現が頭をよぎる。
それにしても、「官から民へ」とは言うが、民は、官からの受け皿のひとつではあっても、全部ではないのではなかろうか。
すなわち、「レス・プロフィタブル」(低収益性の民)というのが、この場合の官から溢出される民の受け皿であるに違いない。
ここでは、NPOの市民ビジネス的なものが、当然受け皿になるべきものなのだが、そのようなスキームに対して、とんと、考えを及ぼしえないのが、今回の郵政民営化スキームの発想の貧困さなのだろう。
東京都の世田谷区で、「新しい公共」を合い言葉に、協働の発想に基づく、パートナー型の新公共施策を模索しているのは、新しい動きである。
NPM(ニュー・パブリック・マネジメント)は. 民間企業で活用されている経営理念や手法を、可能な限り公的部門へと適用することにより、公共部門のマネジメントの革新を図ろうとする新しい公共経営をいうが、これと逆の民側からのNPM(ニュー・プライベート・マネジメント)の発想も必要なのではなかろうか。
つまり、目的を公共のサポートに置いた、低収益型民間部門再構築の発想である。
深嶋さん
http://www.geocities.jp/seikatushahoni/top.htm
の発想に似ているが、どうでしょうか。
深嶋さん。
ご覧になっていましたら、レスお願いしますね。


[750] Re:[735] [732] [720]ウンドレス鶏舎は、ウイルスの侵入防止、漏出遮断に無力 投稿者:とき 投稿日:2005/08/27(Sat) 11:35  

> ウインドレス鶏舎の本来の目的は、寒冷地の防寒と光線管理(※)です。
> もともと防疫目的にはされていないのです。
> また、ニワトリは思いのほか換気量を必要とします。
> ウインドレス鶏舎の換気扇トラブルによって酸欠大量死というのは過去にも度々報道されています。
>
> ※日照時間が延びていくと鶏の性ホルモンを刺激して産卵を促進します。
> つまり、人工的に冬至から夏至までを再現するのです。

 この事実は、もっともっと、強く知らしめられねばならない。
 ウインドウレス鶏舎の本来の目的は、感染症対策のためではなく、採卵のために、日照調節を行なうための施設であると。


[749] 小手先の対策ではなく、現実に即した骨太の対策を望む。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/27(Sat) 11:25  

 人間の姑息な、行き当たりばったりの対策では、このウイルス感染症の現実には、充分に対応できない。自然の摂理に従えということだ。何を何から守り、克服していかなければならないのかをはきちがえてはいけない。

 ウイルス君は、淡々と自らの生命体としての使命を遂行していってる最中でもあり、今も昔も太古からも、その生き方を変えることなく、飄々とやってきたしこれからもやっていく。

 人間の「叡智」といわれるものは、けっして自然に対抗するためのものではないはずだと思っています。(根絶清浄国神話は、全くの妄想である。)

フィンランドで鳥インフルエンザの疑い・欧州初の感染か (日経 09:25)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050827AT2M2602N27082005.html


◆鳥インフルエンザ問題の今後(69)(2005.8.27)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza152.htm
『ただこれまでのワクチン要求の場面では、業界は常にそれと対極の補助金要求をともに掲げ、その後も業界自ら互助基金を創設するなどしてワクチン要求を専一先鋭化して来なかったきらいがある。この業界、悪く云うと、何でも彼でも補助金に結び付けようとするところがないでもない。相手の政治家もそうでワクチンの陳情に行ったら、話す前にいきなり分かった分かったと云われ、補助金の話に勘違いされて息子が憤慨したことがある。しかし繰り返すようにワクチンの要求と補償のそれが対極の位置にあることは世界の常識である。その認識が業界になくてはいつまで経ってもそれを強く要求することは出来ない。強く要求しなければ当局だって動けない。《たたけよ さらば 開かれん》であろう。』

 BSE施策を見てもわかるとおり、科学の思考が、政治と行政を動かすにはいたっていない。
 おそらくこのことは、ヒトの危機管理に当たっても、まさにそれと同じことが起こりうることを危惧させるものであります。(もう、避けようがないでしょう。前例のないことには対応できなくなっています。かの国の日本人拉致問題にしても、放置されているに等しいのですから。法治国家行政システムの弱点かもしれません。そうでない国と具体実際に対峙したときは、ほぼ絶望的です。)


[748] 陰圧式ウインドウレス鶏舎 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 11:22  

『鳥インフルエンザ問題の今後(69)』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza152.htm
から引用

「吸気孔から吸い込まれたウイルスは鶏舎一杯に急激に拡散し、あっと云う間に全群に感染して、排気口よりすみやかに排出されたということになり、それ以外の選択肢が考えられない。それにこれだけは確かなのは陰圧式の鶏舎なら猛烈な排気でウイルスが外に拡散することは避けられそうも無いことだ。」

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza152.htm


[747] Re:[745] EU、新たな地理的BSEリスク評価 ブラジルがリスク国に 英国でブラジル牛肉即輸入禁止の要求 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 11:18  

まりちゃんさん。
このBSE地理的リスク(GBR)評価ですが、OIE基準でのリスク地域の概念(Negligible、Controlled 、Undetermined 各 BSE リスク国)との整合性が、ますます、離れていっているような気がしているのですが。
ダブルスタンダード化が、OIE基準のリスク地域概念の変更によって、進行しているような気がしています。


[746] アメリカの民間ミートパッカーによる自主検査についての上院共同決議案は、否決 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 11:11  

Mike Machado, D-Linden上院議員によって、2005年7月11日に提出されていた上院共同決議案(SJR=SENATE JOINT RESOLUTION )第16号(SJR 16)
http://info.sen.ca.gov/pub/bill/sen/sb_0001-0050/sjr_16_bill_20050711_introduced.html
では、民間ミートパッカーによるBSE自主検査を許可するように要請されていたが、この上院共同決議案は、上院農業委員会によって、今月8月16日に、却下されたため、提案者たちは、新たな方法を続いて模索しているようだ。
http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=67&SubSectionID=616&ArticleID=19376&TM=30109.13 参照

http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=67&SubSectionID=616&ArticleID=19376&TM=30109.13


[745] EU、新たな地理的BSEリスク評価 ブラジルがリスク国に 英国でブラジル牛肉即輸入禁止の要求 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/27(Sat) 10:10  

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05082401.htm



[744] 8月24日のプリオン専門調査会資料 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/27(Sat) 09:58  

あがってました。最近体調不良が続き、この日は傍聴できませんでした(^^;
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai29/index.html

参考資料16:「米国農務省Maturity Studyに関する最終報告」に対する意見書[PDF]
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai29/prion29-sankousiryou16.pdf
というのが5人の在野の専門家からの20ヶ月齢以下の牛の選別に関する疑義の意見書のようです。


[743] フィンランドで、ヨーロッパ侵入の鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 09:37  

昨日、フィンランド当局は、フィンランドのOulu
http://www.poytajaakiekko.net/oulunliiga/fimap.gif
で、カモメ(seagull)に鳥インフルエンザが発見されたと、報告した。
フィンランドは、東部で、ロシアと800マイル国境をともにし、西部で、スゥエーデン、ノルウェイ、黒海と国境を接している。
この事態に対して、ヨーロッパ各国も、自国の鳥インフルエンザ対策を強化している。
オランダでは、すでに、家禽を屋内に置くなどしての対策をとり始めている。
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2-1752816,00.html 参照

http://news.scotsman.com/international.cfm?id=1849822005


[742] ネット在宅ワークの時代、消えてゆくビル! 投稿者:ネット未来 投稿日:2005/08/27(Sat) 09:13  

インターネットとOA化の時代到来において、最近急速に増えているのが、IT関連業務のSOHO又は、IT関連が本業ではないが自宅兼事務所という在宅ワークの勤務形態。
事務所の住所地を訪問すると、看板もない自宅の一室が事務所というパターンが増えてきました。

一方、おそらく全国的な傾向だと思いますが、都市部のオフィス街や繁華街など一等地において、久しぶりに訪問すると、オフィスビルが消えて空き地や駐車場とかになっている場所が、急に増えてきました。

在宅ワークが増え、ビルが消えていく原因は、やはり安価で大量の事務処理を少人数で出来るのを可能にするインターネット常時接続及び事務のOA化です。

インターネットのWEBサイトにより、全国に常時自社の最新情報を発信して、大量のメールを送受信できて、又は事務のOA化により、ノートパソコンと周辺機器さえあれば、日常の事務処理が何でもできるようになってきています。

つまり、ネット社会の到来によって、それまで大人数の従業員で多くの事務用品他物品のため、広いオフィスを必要としていて、そのためにテナントビルの一室を賃借して、企業経営が成長すれば自社ビルを建設していたのが、大容量のデータベース管理など事務の効率化次第では1人だけでも十分でき、ノートパソコンと周辺機器以外不要となれば、広いスペースのオフィスは不要になり、事務所は自宅の一室だけで十分になります。

実際、最近ネット販売みたいに、店舗持たず、自宅の一室に商品だけ置いて、ネットにより注文があり次第商品を発送する仮想商店も増えてきました。
また、SOHOみたいに、企業や個人からネットで依頼を受けたら、自宅でWEB製作など作業してサービス提供する事務所も増えてきました。

自宅の一室のスペースで1人か数人でインターネットの常時接続とOA化により安価なコストで十分仕事できるとなると、もう都市部の高価で狭い土地にビルを建設して、あるいは高価なテナントビルを賃借して、毎年毎月高価な銀行等からの借入金と利息返済や税金など支払、空調等の維持費を支払うのがアホらしくなります。

あるいは、企業経営が苦しくなって、従業員が減って事務をOA化したのを契機として、ビルを売却あるいはテナントビルから撤退して、やむを得ず自宅兼事務所の在宅ワークに転向する事業所も多くなっていきます。

これからのインターネット常時接続とOA化のIT関連業務が成長してゆく時代において、全国の都市部からオフィスビルが、急速に消えていきます。




[741] Re:[740] 余談ですがトレーサビリティの耳標の話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/27(Sat) 07:41  

ソースを失念して申し訳ないのですが、ちょっと前に地方ニュースのネット版で、次のような要旨のニュースがありました。

>「ウシを対象として厳重管理しなければならないはずの耳標が捕獲した野生のクマの耳に取り付けられていた。どのようなルートでそれを入手したのか、管理がどんな風になっているのか、疑問」

耳標付け替えも北海道でしたっけ。
食の安全評価は、安全性以前にその人間の「信用」「モラル」が問われますから、厳密で透明な管理や対策がますます求められますね。

ところで話かわって、日本のレンダリングプラント(加工品に入っている牛脂、牛エキス工場の製造現場?)を見学された国の方や委員会の方、消費者団体の方って、どの位おられるんでしょう。今後はぜひ「公開」していっていただきたいと思うのですが。

アメリカも恐るべき数多くの問題がありますが、でもそんな中でも、タイソンの労組の声などが聞こえるようになってきていますが、日本の労働現場の生の声ってなかなか聞こえてこないような?
危険部位だけを除去すれば感染牛でもBSE対策はそれでよい、といったような、労働安全無視、まったく他人事の学者の声が一部のマスコミに使われてますが、飼料管理を徹底しなければ「実際に、ご自身がBSE牛の危険部位除去を行うことになる」現場の方々の声が日本でもとても必要に思えます。


[740] 怪しい牛の隠蔽、不法投棄の一端(十勝、士幌町の1農家が怪しい牛40頭を隣町の河川敷に素埋め) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/27(Sat) 07:19  

牛の不法投棄「40頭埋めた」 北海道の酪農家
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050826/K2005082602080.html
「隣町の河川敷に素埋め」とのことですが、この川の下流にまさか飲用水の取水口なんかないでしょうかね?

その他の過去の不法投棄、素埋め事件の報道のまとめの一部は下記にUPされてます。(2枚目 17ページ)
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160804/siryou4-2_chinjyutsu160804.pdf
食品安全委員会がUPしてますが、コピーが曲がってるのはともかく、その他の委員会の資料についてもPDFをテキスト形式で読み込めるようにしてほしいですね。


[739] Re:[738] [735] [732] [720]ウンドレス鶏舎は、ウイルスの侵入防止、漏出遮断に無力 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/27(Sat) 07:10  

インフルエンザウイルスではなく、サルモネラ菌の話ですが、ひとたび、菌がウインドレス鶏舎に入ってしまったときの、ウインドウレスの弱さについて書かれた資料がございますので、UPします。

“細菌感染症に弱いウインドウレス鶏舎”
http://okayama.lin.go.jp/tosyo/9603/tk06.htm
>環境(ダスト,落下細菌)調査と血清疫学的検討
>この病性検査の結果,Aウインドウレス養鶏場の鶏の呼吸気道が,かなり汚れて傷んでいること

>表3に示すように,ダスト量が毎分10〜20r/kと,一般畜舎の環境基準0.1r/kの100〜200倍に達していること,鶏舎内ケージ列の端よりも中央部のダスト量が2倍も多いことが判りました。落下細菌数は,当然のことですが,ダスト量に比例していました。

これは96年の報告なので、今は改善された鶏舎もあるのでしょうか?また、ウインドウレスにもいろいろあるのかも知れませんけれども。

これは平成13年ですからもうちょっと後の報告ですね。

3.ウインドウレス鶏舎のサルモネラ汚染と鶏舎消毒ならびにサルモネラ不活化ワクチンの効果
http://niah.naro.affrc.go.jp/event/kai/keibyou/221s.html
>ウインドウレス鶏舎のモニタリング検査でSalmonella Enteritidis(以下SE)が検出された場合、鶏群はSEに汚染しており、気道感染で汚染が拡大する。汚染した農場は廃鶏出荷後に消毒を実施しても完全な清浄化は困難で、鶏舎消毒とサルモネラ不活化ワクチン(Layermune SE)接種鶏の導入により通常の検査方法(常法)では鶏舎からSEは検出されなくなった。

「家畜・家禽のサルモネラ症(PDF/263KB)」についてとりまとめました。
http://project.jica.go.jp/mexico/2451084E0/info/
>一般衛生管理先ず日常の清掃・消毒やネズミ対策等の衛生管理が最も重要である。汚染鶏群の清浄化には、オールアウト後の洗浄・消毒・モニタリングの徹底が必須であるが、渡邊ら(2000)は、サルモネラに汚染された採卵鶏ウィンドウレス鶏舎について消毒の効果を調べたところ、鶏飼育中のケージスワブでは 21/36 (58.3%)の割合でサルモネラが分離されたのに対して、鶏を出荷後鶏舎を洗浄・消毒した後の検査においても 8/36 (22.2%)の陽性率であったことを報告している。

>この報告は、近年の大規模採卵養鶏場が、多段式立体ケージで構造が複雑化し、コンピュータ化による電子機器が鶏舎内にある等、洗浄・消毒するのがきわめて困難となっていることを如実に物語っている。今後の大きな検討課題であろう
http://project.jica.go.jp/mexico/2451084E0/info/pdf/050311.pdf



[738] Re:[735] [732] [720]ウンドレス鶏舎は、ウイルスの侵入防止、漏出遮断に無力 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 04:08  

>>xx さん。
いつも情報ありがとうございます。
そうですか、ウインドウレス鶏舎は、本来は、防疫対策を目的とは、していないということですね。
こうなると、どうして、今回、農林水産省さんが、方針変更したのか、その理由が、ますます、わからなくなってしまいました。
おっしゃる「発生発覚の順番と実際の流行は、逆のような気」というのは、企業養鶏や育雛農場などが、今回の感染の大元となったという意味でしょうか。
となると、大もとの方から、規制緩和というのは、これまた、理解しかねますね。
メキシコからのワクチン(ノビリスIAinacまたはAI(H5N2亜型)不活化ワクチン(NBI))については、このサイト「Asia Is Warned to Stay On Alert Over Bird Flu -- four related stories」
http://www.undp.org.vn/mlist/envirovlc/022004/post87.htm
では、下記のように書いていますね。
「国としてワクチンを購入することはあるが、それは、すなわち、使われることを意味はしない。
たとえば、日本は、2004年二月半ばに三百二十万服の死菌ワクチンをメキシコから輸入したが、すでに数千の鶏を殺処分している。
日本当局は、新たな制御不能の感染拡大とならないかぎり、これらの輸入ワクチンを使用するつもりはない、といっている。」
Even when nations decide to buy vaccines, it doesn't mean that they will use them.  
In mid-February, for example, Japan imported 3.2 million doses of killed vaccine from Mexico.
But having already culled thousands of birds,
Japanese officials say that they won't use those imported vials unless a new outbreak escalates out of control.

http://www.undp.org.vn/mlist/envirovlc/022004/post87.htm


[737] 鳥インフルエンザでチベット猫が死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/27(Sat) 03:52  

ヴェトナムの動物園Cuc Phuong National Parkで、希少動物である三匹のチベット猫
http://www.scidev.net/scidev_images/civet_Smithsonian3.jpg
が、今年6月に鳥インフルエンザウイルスH5N1に感染し、死亡していたことがわかった。
死亡したのは、一匹の母親猫と、二匹の子猫である。
チベット猫は、2003年のSARSの時も感染した経緯があるが、鳥インフルエンザへの感染が確認されたのは、初めてであるという。
この動物園には、他に20匹のチベット猫がいるが、これらは、丈夫であるという。
これらチベット猫は、家禽と同居しておらず、動物園では、他の種類の動物園の動物や鳥への感染を調査しているという。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/asia-pacific/4186620.stm


[736] Re:[707] [704] 9月11日の総選挙で貴方の一票が日本国民を救う 投稿者:愛信 投稿日:2005/08/27(Sat) 00:01  


アメリカが(株)郵便銀行の資産を狙う理由をもう1つ
アメリカの財政赤字は史上最高を更新しています。
金融の神様グリンスパーン翁の秘策でアメリカ経済を再生させる
ために米国債を暴落させなければなりません。
翁は竹中の進言で日本が大量保有した米国債を如何しようか悩んでいます。
民間銀行(株)郵便銀行にこれを持たせてから、預金保険法の規定で破綻処理を
行い、その後に公的資金(日本国民の税金)付きで引きとってやればよいのです。
話が難しすぎて分からないかも知れませんね。

長銀を飲み込んだ
投資ファンド「ニュー・LTCB・パートナーズ・CV」 の主要投資家

http://www.fsa.go.jp/frc/giji/g004f.pdf

http://www.fsa.go.jp/frc/giji/g004f.pdf


[735] Re:[732] [720]ウンドレス鶏舎は、ウイルスの侵入防止、漏出遮断に無力 投稿者:>>xx 投稿日:2005/08/26(Fri) 23:32  

ウインドレス鶏舎の本来の目的は、寒冷地の防寒と光線管理(※)です。
もともと防疫目的にはされていないのです。
また、ニワトリは思いのほか換気量を必要とします。
ウインドレス鶏舎の換気扇トラブルによって酸欠大量死というのは過去にも度々報道されています。

※日照時間が延びていくと鶏の性ホルモンを刺激して産卵を促進します。
つまり、人工的に冬至から夏至までを再現するのです。


[734] Re:[720] [719] これでは半径5キロ圏内に1軒ずつしか養鶏場をつくれない? 投稿者:>>xx 投稿日:2005/08/26(Fri) 23:25  

闇ワクチン使用の噂は、所詮噂でしょう。
偶然かもしれませんが、発生発覚の順番と実際の流行は、逆のような気がします。
真実に近づいているのでしょう。
今にして思えば、農水が山口県と京都府で適用した半径30キロの移動制限は、防疫対策として秀逸であったと言えます。
なぜなら、今回、美野里周辺での発生痕跡の発覚は偶発的な要素が強いからです。
蛇足ですが、鳥インフルエンザワクチンは、万能ではありません。
現にメキシコでは、不活化で押さえ込むことができずに生ワクチン(POX遺伝子組換ですが、噂の正体はこの辺にあるような気がしますね。)に切り替えたようです。
一部のワクチンを推奨している団体は、都合のよいデータの読み方をしている可能性があります。
国の対応に疑問や不満も多いことは事実ですが、役人も捨てたものでもないなと思ったりもしています。



[733] Re:[732] [720]ウンドレス鶏舎は、ウイルスの侵入防止、漏出遮断に無力 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/26(Fri) 23:19  

虹屋さん。
このサイトhttp://www.maruyama-pf.co.jp/air.htmlが陽圧式のウインドウレスで、このサイトhttp://agways.ld.infoseek.co.jp/Agway-04.htmが陰圧式のウインドウレスの構図ですね。
いずれも、野鳥などとの接触を避けるというようなラフな意味でのウインドウレスということのようですね。
ご紹介のサイトでのP2レベルの実験室での給排気は、このようhttp://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/seimei/image/030102bb.gifなのですね。
養鶏施設ではありませんが、「ウイングジェッターシステム」http://www.hasec.co.jp/wing_jetter/sub1.html
なんてのもあるようです。



[732] Re:[720]ウンドレス鶏舎は、ウイルスの侵入防止、漏出遮断に無力 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/26(Fri) 23:01  

笹山さん。私も素人ですが、ワクチン使用まで考えずとも、ご紹介のあったウンドレス鶏舎では、ウイルスの外部からの侵入、鶏舎からの排気に伴う漏出、排出も防げないと思います。
 遺伝子組換え実験などで使われるP3、P4施設のようにしなければ、つまり吸入口、排気口にHEPAフィルター(0.22μm方形のフィルター)または除菌効率が同等以上の除菌用機器を設置しなければ、完全には防げません。鶏舎を地下に設置しようと同じです。ウンドレス鶏舎には見る限り、野鳥などを防ぎゴミを取り除く程度のアミしかついていません。
 日本の自然環境中で常在化している低病原性ウイルスが、偶々一棟に侵入し、流行。それで増殖したウイルスが排気とともに漏出し、周辺の鶏舎に流行が拡大したというのが無理が無いように思います。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/seimei/030102b.htm


[731] Re:[722] 東京もテロ標的と仏判事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/26(Fri) 22:12  

まりちゃんさん。Mrやまちゃん 。ときさん。
二年位前に、「日本・東京への更なるテロ攻撃警告」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=378
との一文を書いたことがありますが、あのころの危機意識は、やや、風化しつつあるのが、日本の現状ですね。
しかし、むしろ、そのときよりも、確実性は増しているのかもしれません。
マスコミは、日本の安全神話を少し流しすぎているように思えます。

http://www.alpha-net.ne.jp/users2/cbp61760/yoku/hamagiwa.html


[730] Re:[729] どう思いますか??? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/26(Fri) 21:47  

ののさん。
当掲示板としては、久方ぶりの浜崎ネタですが、各種サイトを当たると、諸説あるようですね。
画面に映っている白い服の人に言ったとか、白い服の人が、舞台から向かって左側の車椅子の人を指しているとか、白い服の人は、浜崎関係のひとだとか、
ちょっと、事実関係が錯綜しているようですので、コメントは、まだ差し控えましよう。
それにしても、6月ごろのネタが、何で今頃、私の掲示板に?
チェーンメールくさいですね。
やっぱりチェーンメールでした。
下記参照。

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2005-34,GGLG:ja&q=%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%A7%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%97%E3%81%A6%E6%9A%B4%E8%A8%80%E3%82%92%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%9F%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%BF%91%E3%81%8F%E3%81%A7%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%99%82%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90%E3%82%92%E7%B0%A1%E5%8D%98%E3%81%AB%E6%9B%B8%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%E3%80%90


[729] どう思いますか??? 投稿者:のの 投稿日:2005/08/26(Fri) 21:13  

コンサートで障害者の子に対して暴言をはいた事件です。障害者の子の近くで見ていた人がその時の様子を簡単に書いています。【実際あったやり取り/マジネタです。】浜崎「一番前で座ってるよ。みんなどう思う?感じ悪いよね〜。」客「お前らだよカス!あゆに迷惑かけんな! さっさと立てよ!」母親「すみません、この子足が不自由で立てないので・・・」客「うざ〜〜、あゆに迷惑かけんならくんなよ!」客「そうだそうだ!帰れよー!」母親「本当に申し訳・・(泣)・・・」客「お前ら帰れ、邪魔邪魔」娘「お母さん・・もう帰ろう・・本当にごめんなさい」母親「・・・(泣)」★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆証拠VTRhttp://www5d.biglobe.ne.jp/~EMPEROR/hamaayu.mpeg で、こういう事?事件?が報道されないかて、あゆの事務所がマスコミとかに金払って口止めしてるらしいよだからみんな回してくださいお願いします!!
>私ゎこれを見てショックを受けました。ひど過ぎます!!
>障害者の子はあゆのコトが好きで見に来てるのに、普通そうぃうこと言わなくなぃですか?


[728] またまた、秋田県庁職員が不祥事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/26(Fri) 20:00  

今度は、このようなhttp://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050826a
不祥事のようだ。
とどまることの知らぬ綱紀の緩み。
誰が、この責任をとるのか?


[727] やはりH5N1鳥インフルエンザウイルスの爆発起点? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/26(Fri) 16:01  

中国北西部:鳥インフルエンザ感染者留置所、撤去【大紀元日本8月26日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d63502.html

『感染死亡者の人数も確認の術がない。100人以上と700人以上、または3000人以上など様々の情報が交錯している。しかし、軍部の保健職員が立ち入った牧場では、遊牧民と家畜が突然、集団失踪し、住居設備などが破壊されるのが共通点であるという。』

 こういう情報が、さまざまの憶測を生む元にもなっています。
 嫌な想像を思い巡らしてしまいます・・・。

月刊WiLL2005年10月号 
http://web-will.jp/latest/index.html
「見直せ! 『日中友好』」

この厄介な国、中国
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898315038
暗黒大陸中国の真実
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4829503459


[726] Re:[720] [719] これでは半径5キロ圏内に1軒ずつしか養鶏場をつくれない? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/26(Fri) 15:16  

笹山様
> いずれにしても、農林水産省は、二律背反する二つのことについて説明責任があるようにおもえますね。

> 1.ウインドウレス鶏舎システムの無力さが証明されたということで、ウインドウレス鶏舎を地域防疫対策の除外とする農林水産省の方向転換は、間違っているのではないのか?
> 2.ウインドウレス鶏舎システムが効果があったとして、地域防疫対策除外の方針転換をしたとして、では、なぜ、ウインドウレス鶏舎にこのような過去の抗体陽性反応がみられたのか?
> その説明責任がつかないままに、急にウインドウレス鶏舎についての特別扱いをしたのか?
> もし、過去の闇ワクチンの使用による抗体陽性反応を予測しつつ、ウインドウレス鶏舎に対する特別対応方針の転換を図ったとすれば、それは、行政としてはあるまじき、方針転換だったのではないのか?

> 以上ですが、ここにきて、検査方式の違いによる「しきい値」の違いに理由を求める意見も出ているようですが、これは、水掛け論以外の何者をも、生みだし得ませんね。

> では、「白状しなさい」などの物騒な文言の投稿も、見られるようになって来ましたね。
> しかし、これでは、みなが不幸になってしまいます。

> 二律背反にあるこれらの諸問題を整合化するためには、闇が闇でなくなる適正なワクチンの使用を認めるしかないのではないでしょうか。

 まず、疫病を前にして、悪人はいないということです(バイオテロリストを別として)。みな、被災者・被害者です。そして、疫病には国境がない。ウイルスにとっては、宿主のいるところが自分の「村」です。そのことを念頭においておきたい。

 いまや、「疫病」の現実を前にして、脱法ワクチンをつかっていようがいまいが、その疫病からの被害をうまくかわす、やりすごすということが、第一義の対策であるはずです。
 余計な、違法脱法ワクチン使用の摘発をしたところで、何の解決にもなりません。まったく、そんなことに頭をつかうというのは、愚民の窮みです。いままさに、船が沈もうとしているときに、船員同士の、莫迦にしたことを言った言わないのケンカをしているような話です。

 H5N2型のウイルスの現物が確実に分離されているところもあるのです。ウイルスを分離することの不確実さは、それに関わっている人ほど、よく理解しているはずの事象です。抗体陽性でウイルスが分離できない、これこそが当たり前の話で、「ウイルス分離」ほど困難な作業はありません。まさに、発病発症中ならいざしらず。これまでの、状況から判断するに、周辺地域の野鳥の抗体検査ウイルス分離をやらずして、感染経路感染源が解明究明できるはずがありません。わざわざ、それから目をそらさせ、避けているふしもないでしょうか?(それをやってしまったら、もはや、「清浄国」を語れるわけがなくなりますからね。)

 この現実を前にして、なぜこの期に及んでも、ワクチンを使った使わないの下らない話が出てくるのか、全く理解できません。そんな話は、ウイルスの知識を正確に認識していたら、いまさら出してくるはずの内容ではないはず。きっと、その話をもちだして、攪乱を企てる以外出しようのない話か、まったく、事情に通じていない者が思いつきで出すかしかありえません。ある程度、トリフル対策に関わっている人間が出すとするならば、それはまさに、対策指針を考える側の人間でしょう。そうであれば、全く姑息で卑怯な輩です。2ちゃんの誹謗中傷レベル以下だと考えざるをえない。ある程度のステータスを維持するなら、そのようなカキコミは徹底して、根拠をたださなければならないでしょうが・・・。私にすれば、もはや、そんな瑣末なことを考える気持ちがありません。現場は、必死です。それは、大規模にやってる人ほど大変です。中には、ワラにもすがりたい思いで、海外にある、海外では普通に用いているワクチンに手を伸ばす人もいるかもしれない。ウイルス対策の現実は、それが正解であるのだから。いままさに、養鶏業界、みな、「法」と「現実」の板ばさみにあっているのです。なぜ、その気持ちを理解できないのか?(使ったものは確かにイケナイ、だが、すべてをそれで見るなどは、この問題の核心ではない。) だから、わざわざよその家を窓からのぞくようなことをするな(ウザイ)といいたくもなるのだと思います。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(68)(2005.8.26)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza151.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 結局は、主権者(当事者)たる、養鶏業者の問題ということですが・・・。(業界のウイルスの現実に関する無知あるいは偽装ゆえの状況ともいえますが。)



[725] Re:[724] テロはもうすでに 投稿者:とき 投稿日:2005/08/26(Fri) 14:24  

 起こっているのだと思っておいたほうがよいでしょう。

 まずは、だれがどう見ても、テロ以外の何ものでもないもの、地下鉄サリン他、一連のオウム事件。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/aum/?1124445201
 今年に入ってから、尼崎電車脱線転覆事件。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/jr_fukuchiyama_accident/?1114403700
 静岡県警ヘリ墜落事件。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050702-00000135-kyodo-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050505-00000098-kyodo-soci
 つい最近の、JALウェイズ機事故 。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/jalways/
 時折ある、各地区新幹線の緊急停止、故障。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/japan_railway/?1115007914
 海外の事情もふくめれば、大なり小なり、もろテロ的な事件事故が相当ありますね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?c=int&t=l
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/terrorism/

 全部、偶発的な事故が、偶然重なっておこっているとは考えられません。人為的でないという証明ができないものばかりです。まあ、不断の「反日」勢力の攻撃にあっているのだと思っておいたほうが、気が紛れますね。常に一触即発の危険と隣りあわせで、何事もないように信じ込まされてる「日常」を、たまたま運良く過ごしてるだけでしょう。
 そう思っておけば、間違いない。

 そういえば、「御巣鷹山日航機墜落事故」も、限りなく、テロと思ったほうが、不自然さがありませんね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA123%E4%BE%BF%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85

 そのときの、内閣総理大臣は、中曽根康弘氏で、まさにその年の「靖国公式参拝」は、取りやめたのではなかったか? ときの中国の親日派政権を中国国内強硬派勢力から助けるために。

反日活動から日本を守るBlog
http://blog.livedoor.jp/nokan2000/
スイス政府「民間防衛」に学ぶ
http://nokan2000.nobody.jp/switz/

 以上、エプリルフールならぬ、真夏の夜の夢ならぬ、トンデモ日本テロ物語と思ってください。あしからず。アンテナを常に張り巡らしてると、事実は小説よりも奇なり、ということにたびたび出会うこととなります。知るほうがいいのか、知らぬほうが幸せなのか、なんとも言いがたいこの世であります。


[724] 東京もテロ標的? 投稿者:Mrやまちゃん 投稿日:2005/08/26(Fri) 13:46  

笹山さん、皆さんどうもです^^

まりちゃんさん、記事見させていただきました。 ちょっと怖いニュースですね、最近イギリスとか不意にテロ事件が起こってますから、用心した方がいいかもしれませんがイギリスみたいに市民も巻き込まれたら大変な事になりかねないですね。


[723] Re:[717] [713] [710] [709] 遺伝子組み換え作物のアレルギー問題 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/26(Fri) 12:47  

笹山さん。ご紹介、有難うございます。
まりちゃんさん。バイオ・生体系のダウンではないかと心配しておりましたがPCのダウンとの事、デスクトップでは、排気口やファンにごみが溜まると排熱がうまくいかずダウンすると聞いておりましたが、ノートではどうなんでしょう??

日本語サイトでは
交差反応(cross-reactivity )性アレルギーについては下記がまとまっていて、関連リンクも豊富です。
国立医薬品食品衛生研究所の療品部の「天然ゴム製品による即時型アレルギーについて」
http://dmd.nihs.go.jp/latex/

遺伝子組換え作物の安全審査基準は、厚労省の下記サイトから国際基準、および和訳が得られます。
コーデックス・バイオテクノロジー応用食品特別部会
http://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/codex/codex.html#ctfbt

> また、Clinical and Laboratory Investigation of Allergy to Genetically Modified Foods
> http://ehp.niehs.nih.gov/members/2003/5811/5811.html
> では、免疫学的機序による遺伝子組み換え作物のアレルギーと非免疫学的機序による遺伝子組み換え作物のアレルギーとについて、のべています。

笹山さんが「免疫学的機序アレルギー」とされているのは、IgEが関与する即発型アレルギーで「非免疫学的機序アレルギー」はIgGやT細胞が関与する遅延型アレルギーで、免疫系が関与しております。

この記事で取り上げられているBtトウモロコシ・スターリンクが、遺伝子の作る毒素蛋白質(Cry9C)が加熱処理や胃腸消化液による分解を受けにくく、人間にアレルギーを起こす危険があるとして人用には許可されず、家畜用に許可された組換え作物の例です。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0516_kahunn-tomato.htm


[722] 東京もテロ標的と仏判事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/26(Fri) 12:09  

フランスの国際テロ捜査の第一人者、ジャンルイ・ブリュギエール予審判事は26日付の英紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、国際テロ組織アルカイダが東京、シンガポールなどアジアの金融センターに対するテロ攻撃を準備していると警告した。 同判事は具体的な根拠は示さなかったが、「この地域の国、特に日本が標的にされる可能性があったことを示す複数の情報がある」と語った。(略↓)http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20050826012.html




[721] Re:[716] また、ウインドウレス養鶏場で、H5N2発生 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/26(Fri) 11:48  

ワクチン問題で、ここで、ときさんが推進のご意見を引用されていた方の農場はどこでしたっけ? 

※笹山さん、みなさまご無沙汰しております。PCの調子は相変わらず、どうも電源(熱)系が駄目で、未だに突然電源が落ちます。電源系が駄目になるのはこれで3台目(;;、夏場が多く、ノート自体の酷使が駄目なのかも。(ウイルスソフトなどは入れております)あんまり落ちるもんで、しばらくあまり使わず、放置して(サボリ)おりました。扇風機を当てながら使うとあまり落ちないことに気が付きました(^^;完全復帰ではありませんが、また時々書かせていただきます。

受信メールも読む前に消えてしまったものもあるようで?(^^;、ITに頼ることの不確実さを如実に感じる今日このごろです。


[720] Re:[719] これでは半径5キロ圏内に1軒ずつしか養鶏場をつくれない? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/26(Fri) 11:11  

ときさん。
私は、業界関係者でない素人なので、素朴な疑問として、ウインドウレスのなかでの抗体陽性反応の続出と違法ワクチンとの因果関係というものを類推してしまうのですが、実際は、どうなんでしょう。
もし、行政がそれを知っていて、しかも、ウインドウレス鶏舎を特別扱いにしているとしたら、これは、三位一体型?の隠ぺい工作になってしまうのですが。
そのようなことは、ありえないのでしょうね?
ややタブーに触れかねない疑問なのですが。
いずれにしても、農林水産省は、二律背反する二つのことについて説明責任があるようにおもえますね。
すなわち、ウインドウレス鶏舎でこのように抗体陽性反応がでたということは、
1.ウインドウレス鶏舎システムの無力さが証明されたということで、ウインドウレス鶏舎を地域防疫対策の除外とする農林水産省の方向転換は、間違っているのではないのか?
2.ウインドウレス鶏舎システムが効果があったとして、地域防疫対策除外の方針転換をしたとして、では、なぜ、ウインドウレス鶏舎にこのような過去の抗体陽性反応がみられたのか?
その説明責任がつかないままに、急にウインドウレス鶏舎についての特別扱いをしたのか?
もし、過去の闇ワクチンの使用による抗体陽性反応を予測しつつ、ウインドウレス鶏舎に対する特別対応方針の転換を図ったとすれば、それは、行政としてはあるまじき、方針転換だったのではないのか?

以上ですが、ここにきて、検査方式の違いによる「しきい値」の違いに理由を求める意見も出ているようですが、これは、水掛け論以外の何者をも、生みだし得ませんね。
この掲示板でもおなじみの外岡さんの情報交換室掲示板
http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi
では、「白状しなさい」などの物騒な文言の投稿も、見られるようになって来ましたね。
しかし、これでは、みなが不幸になってしまいます。
二律背反にあるこれらの諸問題を整合化するためには、闇が闇でなくなる適正なワクチンの使用を認めるしかないのではないでしょうか。


[719] これでは半径5キロ圏内に1軒ずつしか養鶏場をつくれない? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/26(Fri) 10:25  

鳥インフルエンザ感染歴示す抗体、別の養鶏場でも検出(読売新聞) - 8月26日0時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050825-00000414-yom-soci

 病気を起こすウイルスでないことを認め、法令の適用対象から早く除外すべきだと思います。この調子でやるのなら、養鶏場は半径5キロ圏内に一箇所で、しかも、地下に建設しなければならなくなってしまいます。

日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

◆鳥インフルエンザ問題の今後(67)(2005.8.26)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza150.htm
『本来病気に抵抗力のある屋外の鶏は全滅だ。』(人為的に全滅を強いられる。)

ProMED に掲載された鳥インフルエンザに関連する情報 (2005/8/25更新)
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/avian_infl.html
動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html

 対策上、不利になる情報はなかなか、公表しづらくなる?
 人間の勝手な思惑とは何ら関係なく、ウイルスは、着々と自らの生の営みを遂行していくばかりだ。宿主足りえるものにあまねく入り込もうとするのであるから。人間の側が、共生共存しようと受け入れない限り、これは無間地獄である。永遠に「問題」でありつづける。人間の勝手な思い上がりによって、人間が苦しむの構図である。人が人を苦しめているのである。


[718] Re:[711] トリフルをめぐる御用新聞その2 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/26(Fri) 06:42  

ときさん。
ウインドウレス鶏舎の「イセファーム美野里農場」のとなりの小川町のウインドウレス鶏舎での鳥インフルエンザ発生ということで、ますます、事態は混迷化してきましたね。
皮肉なことに、農林水産省さんご推奨のウインドウレスから他のウインドウレスへとウイルスが伝播していっているという構図になってきたようです。
農林水産省は、この事態でも、ウインドウレスを特別扱いにするのでしょうか。
抜本的な鳥インフルエンザ対策の見直しが図られるべき時ですね。


[717] Re:[713] [710] [709] 遺伝子組み換え作物のアレルギー問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/26(Fri) 06:15  

虹屋さん。
これは、奥深い問題のようですね。
まだ、よくは見ていないのですが、次のようなサイトが包括的に解説していますね。
HOW ALLERGIC IS GENETICALLY MODIFIED FOOD?
http://www.respiratoryreviews.com/aug01/rr_aug01_GMOs.html
ここでは、外因性蛋白質(exogenous proteins)または組み替えによってできた新たんぱく質(novel proteins)のIgE 結合エピトープ (epitopes)について解説しています。
また、Clinical and Laboratory Investigation of Allergy to Genetically Modified Foods
http://ehp.niehs.nih.gov/members/2003/5811/5811.html
では、免疫学的機序による遺伝子組み換え作物のアレルギーと非免疫学的機序による遺伝子組み換え作物のアレルギーとについて、のべています。
また、交差反応(cross-reactivity )性アレルギーについては、次のようなサイトがあるようです。
遺伝子組み換えによってできた新たんぱく質(novel proteins)と、本来その作物に蓄積されている貯蔵タンパク質(storage proteins )との関係を問題にしているようですね。
Clinical importance of cross-reactivity in food allergy.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=15126948&dopt=Citation
Cross-Reactivity
http://latexallergylinks.tripod.com/cross.html
When the Immune System Gets Confused
http://allergies.about.com/cs/cross/a/aa052801a.htm




[716] また、ウインドウレス養鶏場で、H5N2発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/25(Thu) 22:24  

今回発生したのは、茨城県小川町の養鶏場「愛鶏園小川農場」http://www.ikn.co.jp/で、22日に抗体陽性反応が出た「イセファーム美野里農場」から約5キロの距離にあり、鶏や鶏卵の移動禁止区域内にあるウインドウレス養鶏場。
ちなみに、美野里町の「イセファーム美野里農場」はウインドレス型9棟 抗体陽性率84.2パーセント ウィルス− であった。
農林水産省は、ウイルスが検出されなければ鶏を処分せず、鶏卵の出荷も認める方針で、現在ウイルス分離検査を進めている。
ますます、矛盾と混迷が深まる気配だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050825-00000231-kyodo-soci


[715] 共産党に対する九つの評論 投稿者:九評共産党 投稿日:2005/08/25(Thu) 21:47  

新刊書『九評共産党』 (共産党に対する九つの評論)
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台湾前総統である李登輝氏は『九評共産党』を高く掲げ、「この本を、私は以前に入手しました。この本には、中共の問題が明確に述べられています。こうしたことが知られたことで、非常に多くの人が共産党を脱党するという事態が起きたのです。脱党せずにはいられないのです」(4月21日、「国家の切迫した危機」の記者会見場で) 詳細こちら。。。




『九評共産党』による共産党脱党を支持するアメリカ国防長官ラムズフェルドの署名(右) 
詳細こちら。。。

『九評共産党』のタイトル:

その一:共産党とは一体何物か
その二:中国共産党はどのようにでき上がったか
その三:中国共産党の暴政
その四:共産党が宇宙に反する
その五:法輪功への迫害における江沢民と中国共産党の相互利用
その六:中国共産党による民族文化の破壊
その七:中国共産党による殺人の歴史
その八:中国共産党の邪教的本質
その九:中国共産党の無頼の本性

http://www.hakudai.jp/

http://www.hakudai.jp/


[713] Re:[710] [709] 日経BPの記事の質を問う 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/25(Thu) 18:31  

笹山さん。レス有難うございます。
> にも書いてありますように、市販後調査(PMS)が、ブリックテストでできるようになったということに、むしろ研究の意義があるというように捉えました。

なるほど、こういう見方もありますね。

矢上健氏(国立医薬品食品衛生研究所療品部)は、口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome:OAS)と遺伝子組換え作物の関係について以下のように述べていられます。

OASの原因となる交差反応性アレルギーには、植物の生体防御に関与するような蛋白質が多いことがつぎつぎと明らかにされてきた。・・・遺伝子組替えなどの手法により生体防御蛋白質を常時多量に発現させ、農作物にストレス耐性を付与しようとする試みもみられる。OASの原因となる蛋白質群という面のみならず、農作物のアレルゲン性やその変動という面からも注目すべき蛋白質群であろう。
 (週刊「医学のあゆみ」 2004/4/17 Vol.209 No.3)

 スギ花粉、ヒノキ花粉、ヒノキ花粉で花粉症の人には、Bt毒素は交差反応性抗原の可能性がある。口腔アレルギー症を起こす可能性がある。Bt毒素は生物農薬として使われますが、その場合は散布後1週間ほどで分解されるから、口に入ることは無い。
 Bt組換え作物、BtトマトとかBtレタスとかBtりんごで起こす可能性がある。被験者に負担の少ないブリックテストで、その点を明らかにしてほしいものです。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0516_kahunn-tomato.htm


[712] 29回プリオン部会、報道のまとめ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/25(Thu) 17:54  

>見出し

@日本食糧新聞  次回会合で文書化されたたたき台を提示  食安委プリオン専門調査会
http://www.nissyoku.co.jp/

A共同通信  9月に「たたき台」提示 米牛肉輸入再開で調査会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050824-00000197-kyodo-bus_all

B日本農業新聞 飼料規制で抜け穴懸念 次回会合に答申案たたき台
   米国産牛肉 月齢判別法に異議 畜産専門家らが意見書

Cロイター Japan panel worried U.S. feed rules may spread BSE

D日本経済新聞 食品安全委、次回会合までに米産牛輸入再開条件の素案
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=0

>審議の概要

24日、米国の牛海綿脳症(BSE)対策を集中審議-(農業)
専門調査会は米国産とカナダ産をあわせて北米産としてリスク評価していく予定だが、今回の会合ではカナダ産についての質問はいっさいなかった。すでに入手しているデータで評価していく予定。-(日食)

米国の検査体制、SRMの除去の体制などを農水省と厚労省から聴取。最終答申に向けた生体牛の輸入、肉骨粉の混入など個別の課題を検討-(日食)
各委員会から米国の飼料規制に抜け穴がある点を懸念する声が続出、感染がこれからも続く場合を想定して評価する方針を固めた。日本の全頭検査を緩和した容認した際は、徹底した飼料規制で感染牛が少なくなると見込んだことが決め手になっただけに、飼料規制の不徹底さをどう評価するかが、答申案作成のポイントになりそうだ。-(農業)
会合では、米国で特定危険部位(SRM)の除去について規則違反の事例が見つかったことも議論した。一部の委員が「米国の対策が確実に取り組まれているかどうか検証すべきだ」と指摘した。-(日経)
"We cannot completely rule out the possibility that the situation in the United States may become similar to what happened in Britain," panel member Tetsuyuki Kitamoto said at the meeting, which was open to the public.
Kazuya Yamanouchi, another panel member, proposed that the panel make a risk assessment on U.S. beef that included the possibility that BSE could spread.
Yasuhiro Yoshikawa, the panel chairman, said he personally did not expect BSE to spread, but added that he would consider the proposal by next meeting. -ロイター

>SRM規制違反の件

今回の会合では検査体制、サーベイランスの今後の実態、1000件以上の違反など、米国の状況に議論が集中した。厚労省は米国の違反事例についてSRMの除去、記帳など分類項目別の違反の数を説明したが、個別の違反内容について、23日に米国から報告が届いた段階で精査しておらず、説明しなかった。近日中に委員会に提出する。-(日食)
米国の1036件の特定危険部位規制違反の主な内容が明らかにされた。@解体する器具の洗浄や、せき髄などの除去不十分が467件A月齢判別や特定危険部位除去の書類の保全を怠った事例が405件B衛生管理記録の不備が164件。厚労・農水両省が情報提供を求めていた。-(農業)

同日の会合では、米産牛と国産牛の安全性を比べた資料が初めて提出された。-(日経)
また生きた牛によるBSEの侵入リスクは、米国が日本の2.5〜10倍高いと試算した。逆に肉骨粉の輸入による侵入リスクは、米国が日本の47分の1〜7分の1にとどまる。-(農業)

>肉質による月齢判別方法

肉質による月齢判別方法に対し、畜産の専門家らが信頼性に疑問を突きつける意見書を食品安全委員会に提出していたことが24日分かった。意見書は米国で子牛の出生時期にばらつきがあることから「と蓄される肥育牛のほとんどが(対日輸出できる)20ヶ月齢以下であるとする米国の主張に疑義を持たざるを得ない」と指摘した。
新井肇東京農業大学名誉教授、石橋喜美子中央農業総合研究センター経営計画部室長、栗原幸麻布大学名誉教授、早川治日本大学助教授、森宏専修大学名誉教授の5人が連名で出した。
・・意見書は、米国の調査報告書の子牛の出生が春に集中しているため、年間を通じた出生の月齢を保証することは出来ないと見ている。
 同日のプリオン専門部会では、専門委員から月齢のばらつきの程度を問う意見が出た。これに対し農水省は、輸入再開前の現地調査など、月齢判別法の有効性を新たに検証する方針を示した。(農業)
意見書は、牛の個体識別システムのない米国で「肉の成熟度」で月齢判定できるとする米国農務省の「最終報告書」の前提そのものに疑問を提起しました。とくに、年間を通して「二十カ月以下の牛」の肉が提供されるとすれば、群れで自然繁殖させる方法をとる米国で通常はない「冬生まれ」(十月から翌年二月)の牛が大量に発生しているという矛盾を指摘。その主張に「疑義を持たざるをえない」としています。
農水省側は「米国でいつ生まれたかデータはない」と認め、「一年を通じて二十カ月以下の牛が同じように出てくるかはわからない」と答えました。(あかはた)

>今後

吉川座長が報告書の取りまとめに向けた「たたき台」を、9月の次回会合で提示する方針を示した。
 報告書の取りまとめまでに必要な会議の回数について、吉川座長は「最低でも2、3回はかかる」と指摘。月に2度のペースで開催しており、報告書作成は早くても9月下旬以降になりそうだ。
 たたき台は、牛海綿状脳症(BSE)を引き起こす肉骨粉の輸入状況や脊髄(せきずい)など特定危険部位の除去など、項目ごとに日米などで安全性を比較。議論が進んだ個所から順次、座長が評価内容を盛り込み、さらに調整を進める。(共同)

答申の素案をまとめる方針を決めた。輸入停止が続く米産牛の解禁に向けて議論は前進した。ただ、安全委の一部には米国のBSE(牛海綿状脳症)対策を疑問視する意見もあり、実際の輸入再開時期は不透明だ。
 同日の会合では、米産牛と国産牛の安全性を比べた資料が初めて提出された。会合の終了後、調査会の吉川泰弘座長(東大教授)はこの資料を踏まえて「次回の会合で(答申の)たたき台を出したい」と語った。最終的な結論が出る時期について「早ければ2―3回(の会合)で終わる」と述べ、審議を急ぐ考えを示した。 (日経)

今までの議論をふまえて文書化されたたたき台を次回会合に示す予定。・・ たたき台は個別の課題についてリスク評価したものとなる。感染が拡大、現状維持、減少していくという3通りのシナリオを視野に入れて、米国で突発的な事態が発生した場合も想定していく。国産の見直しの報告よりも広い範囲を網羅した報告となりそうだ。-(日食)

BSE検査や特定部位規制などの項目を一通り終え、次回の会合で吉川座長らが答申案のたたき台を提出する予定だ。吉川座長は「あと数回の審議が必要」と述べ、答申案のとりまとめが10月以降になる可能性を示唆した。(農業)


[711] トリフルをめぐる御用新聞その2 投稿者:とき 投稿日:2005/08/25(Thu) 17:10  

緊急に発生防止策を 埼玉と茨城で新たにAI感染  2005年08月25日(木)
http://www.keimei.ne.jp/article/20050825t1.html
 
 『密閉型鶏舎の事実』を報じるならまだしも、全くの大本営発表をやってよしとするその姿勢こそが、いま問われるべきマスコミの姿勢になるようです。マスコミは、何に「忠実」なのか?
 なぜに、かくのごとき、似非情報が垂れ流されるのか?
 これでは、まるで印象操作そのものではないか(嘘も百回くり返せば事実になる、のような)。「社会的使命」がなんであるのかを「忘れている」というよりも、もはや「ある・あった」ということすら、霧散霧消しているのだろう。この国では「ジャーナリズム史」でさえ、「唯物史観」にやられてしまい、言論・報道の価値の何たるかの歴史すら、欠落してしまったかのようである。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/S47/4708/470801china.html
(B.工作主点の行動要領 第2.マスコミ工作)


◆鳥インフルエンザ問題の今後(66)(2005.8.25)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza149.htm

『これまで、鳥インフルエンザに対しても、徹底した防疫管理と設備で他の弱小の追随を許さない経営振りをホームページなどでも喧伝し、国も又それに全幅の信頼を置いて、イセ養鶏が残ることによって、その他の弱小の被害は、すべからくそのバイオセキュリティの不徹底に起因するとして切って捨てようとしていた国の方針は根底から覆されたことになる。
それをあろうことか、鶏の管理、況んやウインドウレス鶏舎の何たるかも知らず、外界から隔離されているというイメージだけしか持たない素人集団の委員会がその素人感覚で、現実に効果の無かったその飼養形態を苦しまぎれとはいえ逆に持ち上げてしまうというヘマをしでかした。そしてそんなことは一目瞭然なのに、それを批判も出来ずに日本農業新聞はこともあろうに、ウインドウレスの機能など先刻承知の《生産者》に知ったかぶりの提灯記事を書いて生産者も勉強しろ、とのたまった。これでこの新聞の生産者の立場の理解度など実は皆無に近いと改めて思い知ったのである。』

 科学とは「因果律」(原因と結果)を考えることです。
 この国の、鳥インフルエンザウイルス感染症対策チームは(けっして、ヒトインフルエンザウイルス感染症ではない)、果たして、何を事実として認識しているのか、全くもって理解に苦しみます。何か変な思想・宗教にとり憑かれているのではないかと思うほどに、不可解な方策をとるところへ進んでいます。
 全くのダブルスタンダードで、何ら一貫性合理性が認められません。今後は、『密閉型のウインドウレス鶏舎』には、外部から鶏を持ち込まないで、そのなかで、一貫生産(採卵、孵化、育成)をしなければなりませんね。非現実的です。
 モノを考える人々(考えることの特権階級)の科学的思考の劣化が、如実に白日の下に晒されることになっています。知の世界をリードする方々の、バックボーンである「教養」すらも劣化していると思わざるを得ません。

 原因と結果を考える「科学」的思考が、いかにゆがめられてしまうかは、たとえば「キリスト教」を一例として、ニーチェが論考しています。いたって、単純なことなのですが・・・。

『アンチクリスト』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062723123
 ニーチェが、ナチスドイツの思想的背景になったということも指摘されていますが、かといって、極端に過激になるようなことが論考されていたとも思いません。あくまでも受け取る側の資質の問題です。いまや、米国にしても中国にしても、とりつかれている頚木から脱するということは、なかなかかなわない状況でしょう。それに比して、日本は本来であればまだまだ、科学的思考については、かなり自由であるはずなのですが・・・。

 ともかく、インフルエンザに関しては、トリであれ、ヒトであれ、とりあえずの原因に関しては、ウイルス感染症としてほぼ解明されていることが多いのです。ところが、BSEに関しては、原因すら、まだ満足に解明されていません。『プリオン』なんてのはまだまだ仮説のレベルで、まるで『幽霊』みたいなものです。
 よって、「インフルエンザウイルス感染症」と「プリオン病」は、同列に論じることはできないと思っております。 謝


[710] Re:[709] 日経BPの記事の質を問う 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/25(Thu) 17:00  

虹屋さん。
レスが遅れて、申し訳ありません。
このポルトガルの研究の意義ですが、私は次のようにとらえました。
このサイト
http://www.seedquest.com/News/releases/2005/august/13105.htm
にも書いてありますように、市販後調査(PMS)が、ブリックテストでできるようになったということに、むしろ研究の意義があるというように捉えました。
この日経の記事では、遺伝子組換え作物・GMのアレルギー性の免罪符ができたという捉えかたですが。
この方のいわれる人体実験が、皮膚を引っ掻いて同じく反応を見る「スクラッチテスト」や、皮内にアレルゲンエキスを注射する「皮内テスト」でなく、皮膚をついてそこに抗体を落として反応をみる、比較的安全な「ブリックテスト」でできるという点ですね。

http://www.seedquest.com/News/releases/2005/august/13105.htm


[709] 日経BPの記事の質を問う 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/25(Thu) 00:35  

日経BPのGMOワールド●ついに「人体実験」〜GMOのアレルギー誘発性を書いたGMOウオッチャー 宗谷 敏氏は、どれ位の知識をお持ちなのか?、疑問に感じたので、掲示板よごしかと思うが、あえて・・。

取り上げられているのは、遺伝子組換え作物・GMのアレルギー性について「ポルトガルの医師団により初の「人体実験」が行われた。ボランティアは、アレルギー体質のある1歳から41歳まで(平均年齢12.4歳)の106人(男性48人、女性58人)であり、調査対象とされたGM作物は、いずれもEUで承認済みの害虫抵抗性トウモロコシ Bt11並びにBt176(Syngenta社)、 除草剤耐性トウモロコシT25(Bayer Crop Science社)、害虫抵抗性トウモロコシMON810 および 除草剤抵抗性Roundup Readyダイズ(Monsanto社)であった。
 皮膚へのバッチテストと血清のIgE免疫抗体反応により行われた検査の結果、いずれのGM作物もアレルギー誘発性を示さなかったという。」
 この実験は、農業情報研究所でも「GMトウモロコシ・大豆のアレルギー誘発性は発見されずーポルトガルの新研究」という表題で取り上げられている。http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/gmo/news/05081101.htm

食物アレルギーは、「クラス1食物アレルギー(完全食物アレルギー)」と「クラス2食物アレルギー(不完全食物アレルギー)」がある。クラス1は、皆さんが良く知っている卵や牛乳などによるアレルギー。その食物に含まれるタンパク質が未消化な状態、ポリペプチドのような状態で腸から吸収・侵入して、免疫系と反応を起こしアレルギーと言う異常な免疫抗体反応を起こすようになる。(経口感作)このアレルゲンの蛋白質は、消化が悪い。例えば卵アレルゲン(オボアルブミン)は人工消化液で60分、ミルクアレルゲン(β-ラクトグロブリン)も60分。卵アレルギーの人は、生卵でも茹卵でも、反応を起こす。加熱・調理でアレルゲン性をなくさない。
 クラス2は、例えば、果物などによる口に周囲やのどのかゆみ、浮腫などが主な症状の、Oral Allergy Syndrome(OAS:果物過敏症)。このアレルゲン蛋白質は、消化がよい。人工消化液で15秒以下。生のりんごはダメでも、焼きりんごはOKというように加熱・調理でアレルゲン性を失う。つまり、クラス1食物アレルギーが既にある人で、その食物アレルゲンと感作抗原に対する交差反応性をもったタンパク質を摂取することでアレルギー反応が起きる。一番知られているのは、花粉症の人がりんごで反応起こす例。
http://www02.so-net.ne.jp/~smaguchi/OAS.html

遺伝子組換え作物・GMでは、新たな遺伝子が組み込まれる。この遺伝子が作るタンパク質が、クラス1またはクラス2食物アレルギーを引き起こすかが問題となる。遺伝子組換え作物・GMの認可・許可の際の安全審査で、消化性がチェックされ消化が悪い、クラス1食物アレルギーのアレルゲンになると見られるものは人用には認可されない。(家畜用つまり飼料には認可されている。)

問題はクラス2食物アレルギーである。安全審査でチェックされる。しかし、それで万全、少なくともクラス1のチェック程度の完全性を持っているとは言いがたい。理由は簡単である。タンパク質Aとタンパク質Bの交差反応性は、両方のタンパク質の立体構造が部分的に似通っていることによる。我々は、タンパク質の立体構造を簡単に短時間にしるすべを持たない。アミノ酸配列は知る術がある。BSEの異常プリオンと正常なそれは、アミノ酸配列は同じであるが、立体構造が違っている。その事を明らかにするのにどれだけの時間がかかっただろうか?また立体構造の類似といってもどの程度なら交差反応を起こすかは知れれていない。安全審査は、アミノ酸配列のチェックで代用している。

認可されているBtトウモロコシのアレルギー性で探るべき第一の問題は、そのトウモロコシがクラス1食物アレルギーを起こすか否かではない。クラス2食物アレルギー、OASを起こすか否かである。
Bt毒素のCry1Acと交差反応性をもつ可能性を指摘されているのは、スギ花粉、ヒノキ花粉、ヒノキ花粉である。したがって、これらの花粉症の人が、Btトウモロコシを摂取したときにクラス2食物アレルギーが起きるか否かが第一に解明されなければならない。
しかし、今回のポルトガルでの研究は、そのような配慮、問題意識で被験者を選んでいない。単にアレルギー体質というだけである。皮膚へのバッチテストと血清のIgE免疫抗体反応で分かるのは、そのアレルギー体質被験者が既に持っているアレルゲンとGMとの交差反応性程度である。
繰り返し長期間摂取させていないから、クラス1食物アレルギー(完全食物アレルギー)を起こすか否かについても何の知見ももたらさないし、被験者の選択がなってないからクラス2食物アレルギーについても意味ある情報が出てこない。いくら試験数を拡充しても、試験設計が不適切だから、意味ある情報が出てこない。GM反対派を説得するような新たな情報は出てこないし、推進派の安全論を補強する科学的知見も出てこない。被験者に苦痛をもたらすだけだ。

宗谷 敏氏は、GMOウオッチャーを名乗るくらいだから、GMのアレルギー性で科学的には何処が問題なのかは先刻ご承知のはずである。何故、このポルトガルの無意味な実験を、ついに「人体実験」〜GMOのアレルギー誘発性と表題に挙げて取り上げるのか。この人体実験で、GMのアレルギー性についてどのような新たな知見が得られたのか、是非に教えてほしい。



[708] こんなところにリンクされております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/24(Wed) 23:31  

私のブログ記事「ホリエモン氏の立候補は、「電気通信役務利用放送法」と「放送法」に違反の可能性あり。」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=441
が次のところにリンクされております。
光栄です。

「花崗岩のつぶやき」「ライブドアワイヤレス」
http://blog.livedoor.jp/tnakadat/
「ヤースのへんしん」「社長の立候補の是非と企業への利益誘導」
http://ultrayas.cocolog-nifty.com/ultrayas/2005/08/post_306d.html

http://members.aol.com/trajcom/private/trajcom.htm


[707] Re:[704] 9月11日の総選挙で貴方の一票が日本国民を救う 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/24(Wed) 22:54  

愛信 さん。
このお話は、コモンズの悲劇
http://web.idrc.ca/IMAGES/books/943/fig7.1_e.gif
の話と、よく、似ていますね。
コモンズの悲劇では、牧場に自由に羊を出入りさせていりるうちに、牧場の草がなくなってしまったという話ですが、この郵貯牧場では、牧場の草を民営化によって、根絶やしにしてしまうストーリーと、受け止められました。

http://members.aol.com/trajcom/private/trajcom.htm


[706] Re:[701] 第4の権力マスコミよ、お前もか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/24(Wed) 22:43  

ときさん。
鳥インフルエンザ関連のニュースが、ぱったり止まってしまいましたね。
なんやら、怪しい雲行きです。
茨城県知事の一方的ウインドウレス除外宣言も、説明責任を欠いたものですね。
やはり、日本の鳥インフルエンザ対策にも、リスク・ミチゲーションの発想が必要な時代になってきたといえます。
すなわち、減災の発想ですね。
もっとも、この考え方も行き過ぎますと、BSE全頭検査廃止論につながってしまうのが、片腹痛いのですが、


[705] Re:[703] [689]今日のプリオン部会の審議は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/24(Wed) 22:22  

虹屋さん。
>>輸入を再開する際のは大手パッカーの工場からだけ輸入する規則を作り、20ヶ月齢以上の肉が誤って輸入されないような貿易規則を作成すべきである。>>
ですが、保税加工貿易の安全版というようなスキームですね。
面白い発想であり、できないことはないでしょうが、やや、スキームに無理があるようですね。
それに、タイソンの労働組合の内部告発などから見ますと、大手パッカーだからといって、安心できない節がありそうです。
1036件の特定部位規制の違反内容のディスクロージャーはまだのようですね。
今日の食品安全委員会の様子は、外電のほうが詳しいみたいです。
ロイターでは、北本委員の、「MBMの使用状況などから見て、アメリカの状況は、イギリスのBSEの状況に似てきた。」などの発言を紹介しています。
http://today.reuters.com/news/newsArticle.aspx?type=topNews&storyID=2005-08-24T100659Z_01_DIT436307_RTRIDST_0_NEWS-MADCOW-JAPAN-US-DC.XML


[704] 9月11日の総選挙で貴方の一票が日本国民を救う 投稿者:愛信 投稿日:2005/08/24(Wed) 21:29  

9月11日の総選挙で貴方の一票が日本国民を救う
郵政民営化

ある所にハゲタカがいました、ハゲタカは弱い者や困った人、困った
会社を見つけると殺してして食べてしまいます。
世界中にはハゲタカのような怖い虎や狼やライオンがいっぱいいます、
長いこと景気が悪く赤字がいっぱい溜まったハゲタカや虎達はみんな
お腹がぺこぺこでもう死にそうです。
ある日のことです、狼が云いました
「日本の郵政牧場には丸々と太った美味しい羊がいっぱいる、あの羊を
腹いっぱい食べたい、なにか良い知恵はないかな。」

郵政牧場では村の人たちから羊を預かって飼っていました。
村の人たちの生活はけして楽ではありませんが、老後の生活を支える
年金に不安があるので、少しずつお金を節約して買った羊を一番安全
な郵政牧場に預づけて飼ってもらっています。

ハゲタカや狼達は郵政牧場へ行って、牧場の周りに柵があるがこれで
は自由に中に入れない、それに羊が運動不足になる、周りの柵を取る
ように牧場の持主に要求しました。

牧場の持主は村人の代表に相談しました、郵政牧場の周りにある柵を
取り除きハゲタカや狼に頼んで羊に運動をさせて元気な羊を育てる、
更に元気な羊にするために牧場のことを全部ハゲタカや狼に任せた方
が良いと考えて、郵政牧場民営化を提案しました。
村人の代表達は牧場の周りの柵をなくて大切な羊が迷子になったり狼
に食べられてしまったら大変だと云って反対しました。
牧場主はハゲタカや狼がお腹をすかして今にも死にそうだと云う事は
隠して、この郵政牧場改革は今すぐに必要だからと言い出して、村の
人達全員参加の総選挙で決める事にしました。
牧場主は羊の運動や牧場のことは全部ハゲタカや狼に任せる事も隠し
て、元気な羊を育てる郵政牧場民営化に賛成か反対か決めてもらう事
にしました、反対している人を石を投げて追い出してしまいました。

郵政牧場の羊は村の人みんなの老齢年金の元になる財産であると同時
に、羊の持主の老後の生活をささえる大切な個人の資産です。 

郵政牧場には村人の万が一の時の蓄えが預金や保険で350兆円もあ
ります。
これはハゲタカや狼達が溜めた赤字4年分に匹敵します。


あなたはこの郵政牧場民営化に賛成ですか反対ですか。
9月11日の総選挙で貴方の一票が日本国民を救う

もっと詳しい話しはこちらにあります。

郵政民営化とは、郵政ロックフェラー化
http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/yuuseiminneika.htm

年金未納の公明党が積極推進する法案
人権擁護法案の恐ろしさは下記アニメを御覧ください

http://homepage2.nifty.com/save_our_rights/jinken001.swf

実践株式情報
http://www.aixin.jp/AJI0.htm



[703] Re:[689]今日のプリオン部会の審議は? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/24(Wed) 16:34  

笹山さん。
> すなわち、北米三国での危険部位の概念は、下記のとおりです。
>
> 危険部位
> 輸出目的の牛肉については、次のものは、食用ルートに入ることを許されない、危険部位となる。
> 月齢30ヶ月以上の牛の脳、頭蓋、眼、三叉神経節、脊髄、脊柱、そして、後根神経節。
このせき髄などをSRM-Bとします
> 月齢にかかわらず、扁桃、回腸遠位部(distal ileum)。
これらをSRM-Aとします。

30ヶ月齢以下の牛はSRM-A除去。30ヶ月齢以上はSRM-AとSRM-Bを除去。

笹山さんのご指摘で、プリオン専門部会委員の甲斐 諭 九州大学大学院教授がSRM規制違反で米国に質問状提出もといっていた真意がようやく分かりました。

28回部会に参考資料10としてだされた、平成14〜16年度科学研究費補助金研究成果報告書で甲斐先生は次のように言っています。

大手パッカーは、脊髄などSRM-Bも全頭(30ヶ月齢以下もふくめ)から除去している。
輸入を再開する際のは大手パッカーの工場からだけ輸入する規則を作り、20ヶ月齢以上の肉が誤って輸入されないような貿易規則を作成すべきである。

大手パッカー(タイソンフーズ、、カーギルミート(エクセル)、スイフト、ナショナルビーフパッキング)の、と畜シェアは80.3%、そのうち30ヶ月齢以上牛の取扱量は1%未満。

甲斐先生の審議の前提は大手パッカーでの全てのSRM除去で、それが、どうも怪しい。

USDAの公表した1036件のSRM規制違反は、全と畜頭数を分母にすれば0.002%に過ぎない。しかしすべての違反が大手パッカーの30ヶ月齢以上牛のと畜で起きていたら、分母は全と蓄頭数の0.8%になるかから、違反比率は0.25%になり無視できる数字ではない。
 また違反内容が、SRM除去忘れ、不十分なSRM取り外しだと交差汚染が心配される。と蓄解体手順では、背割りのあと3回洗浄する。これはO157などの細菌を洗い流すためである。脊髄などSRM-Bがあれば、このときにSRM-Bを洗った洗浄液が枝肉の上を流れる。これでの汚染の可能性がある。
 注意すべきなのは、大手パッカーが30ヶ月齢以下の牛で行っているSRM-Bの除去は、自主的なものであって、法によるものではない。USDAが求めているのはSRM-Bは30ヶ月齢以上の牛での除去。今回のカナダの牛で分かるように、せき髄が残っていても30ヶ月齢以下なら法的な問題は無い。除去しなくても不十分でも州や連邦の検査官は、これを違反とし是正する権限は無い。違反にカウントされない。
 大手パッカーの30ヶ月齢以下の牛でのSRM-Bの除去が、どの程度の完全に行われているのか。それをしる手がかりは、大手パッカーの30ヶ月齢以上牛のと畜で違反件数、内容である。同じ職員が作業しているのだから、その内容に大きな違いはないと考えられるからである。

「米国産牛肉などの安全性評価で食品安全委員会は24日、プリオン専門調査会を開き、BSE対策の要となる脳や脊髄(せきずい)などの特定部位規制を集中審議する。焦点は米国農務省の発表で分かった1036件の特定部位規制の違反内容と、規制の信頼性だ。(8/24、日本農業新聞)」

ちょうど、今頃終わっているだろうが、どんな議論がされたのでしょうか。



[701] 第4の権力マスコミよ、お前もか。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/24(Wed) 13:37  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(65)(2005.8.24)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza148.htm

『日本農業新聞の今朝の提灯記事には呆れる。曰く「鳥インフルエンザの特性やウインドーレスと開放型鶏舎の違いを、総ての《生産者》や消費者が十分理解しているとは言えない。農水、厚労の両省は、引き続き丁寧な説明をしていく必要がある(農政経済部・小管真)」ことほどさように鶏飼いは馬鹿にされているのである。一度その記者さんにウインドレスの説明とやらを願いたいものだ。永年の読者であるのが恥ずかしい。』

『優等生のウインドウレス鶏舎でさえやられた。旧式の解放鶏舎は推して知るべきである。皆つぶしてウインドウレスにすべきだ。と云って居るに等しい。こんな無茶な論法がどこにある。今回ウイルスが出たのは外ならぬウインドウレス鶏舎なのだ。こんなすげ替え論に引っ掛かるなら記者も業界も論外である。』

『清浄国論の旗を降ろして、ワクチンの認可に踏み切れ、と云うのが唯一の方向であり業界の望む方向でもある。教育になぞらえれば、理想的な教育方針のもとでのダントツの優等生も歯が立たなかった。残念ながら教育方針を変えざるを得ない。と云うところなのに、農水の論法や、くだんの記事では、優等生でこのザマだ。他の劣等生はすべて放校すべしと云うに等しい。
 業界団体、しっかり頼む。』

 業界団体の意見代表者も、ひょっとして、「偏差値優等生」なのでは?
 衆愚民主主義、ここに窮まれり?


[700] ものを考える人たちは 投稿者:とき 投稿日:2005/08/24(Wed) 13:29  

 生き物(動物でも植物でも)を飼育したことがないのか?
 自然(外界)から隔絶した密閉環境で生きていけるわけがないのですが。
 いくら経済動物とはいえ、半導体工場みたいに、機械をつくるのとは全く違う世界なのだということも、わからなくなっているのでしょうか?
 だとすれば、「霞が関」というところは、一体全体、どういう人々が生息するところなのでしょうか? 不気味です。


[699] 政治不在行政システムの蟻地獄(衆愚民主主義の末路か) 投稿者:とき 投稿日:2005/08/24(Wed) 13:19  

『これから低倍率ではAGPの10倍の感度といわれるHI試験に切り替えて、家保の職員が習熟すれば、摘発例がうなぎ登りになることは間違いない。これからも大量の殺処分に係る人達のトラウマ騒ぎが今後起きないほうが不思議で、それはどの国でも問題になっている。』 
『もうこの期に及んで《清浄国論》は何とかかなりませんか。
去年のブロイラーの対策会議でも輸入が止まったら国産をどう増やすか、の方向一本槍で呆れ果てたけれど、ことほどさようなノーテンキ振りは、そろそろ返上しないとほんとに食うものがなくなりますよ。』
(『鳥インフルエンザ問題の今後(64)』)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza147.htm

密閉型なら今後処分せず 鳥インフルエンザで知事方針
(東京新聞 茨城 2005.08.24)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20050824/lcl_____ibg_____004.shtml

日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

家畜伝染病予防法
http://www.houko.com/00/01/S26/166.HTM
第3章 家畜伝染病のまん延の防止

 処分命令は、あくまでも、知事の権限。命令を出す出さないも、知事の権限ではあれども、義務ではないとはいうものの・・・。(命令に関しては、すべて、「しなければならない」ではなく、「することができる」との文言。)

 第1号法定受託事務(第62条の4)により、指針にしたがって出された命令については、行政不服審査法(昭和37年法律第160号)による不服申立てをすることができない。(第52条の2)。

高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針[PDF]
http://www.maff.go.jp/tori/20041118bousi-2.pdf

 行政手続について、だれも責任は取らない巧妙な責任分散システム。BSEの輸入解禁手続きとほぼ同じシステム。だれが意思決定をしたのか、不明瞭にするための法体系。これが、主権者が「国民」たる「民主主義」。自然の生き物(法の外部の)相手には、脆弱性がある、あるいは、厳密には適用不可能な人為のシステム。「天災」に対する、「民主主義の意思決定システム」による克服の限界か?

 経世済民・治山治水、そして「戦争」と「疫病」、それらは、まさに、いにしえより「政治」の機能そのものなのですが。この国には、「政治」が不在であるかのようです。たかが弱毒型の鳥インフルエンザウイルスすら、まともに現実的な対処ができないことを見ても。

 農水行政失政の、もっとわかりやすい例が、コイヘルペスウイルス(KHV)病に露呈しています。

農林水産省 コイヘルペスウイルス病に関する情報
http://www.maff.go.jp/koi/index.html
コイヘルペスウイルス病に関するPCR検査結果
http://www.maff.go.jp/koi/pcr_kensa.html
第8回コイヘルペスウイルス病に関する技術検討会の概要について (平成17年 3月 9日)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050309press_5.htm
○配布資料一覧

 この約2年(国内初確認、平成15年11月以来)で、国内千数百か所の発生確認。もう、「まん延防止」は失敗しています。にもかかわらず、いまだに、「清浄国」にしがみつく対策のまま。とうとう、日本国内の江戸時代から持続してきた、食用鯉文化伝統が壊滅寸前です。「国」の「KHV病防疫指針」が、日本の、小さいとはいえ確実にあった、歴史と伝統文化のある一つの産業を、法令という人為を用いることによって、潰してしまったようなものです。他山の石、対岸の火事、そのどちらでもなく、まさに、日本の農水行政の失政そのものの「見本」として、認識しておかなければなりません。今ではすっかり、マイナーな話題として、霞ヶ浦発生当時の騒動がどこの国の話だったかと思われるほど、ニュースからは消えてしまっていますが。発生数自体は、その当時と比較にならないくらい発生しています。これも、「茨城県」ですが。(でありますから、なおさら一層、かの代議士さんが亡くなったことが、ふと頭をよぎってしまいます。不謹慎ですが。)

 H5N1強毒型鳥インフルエンザウイルスが、侵入した場合も、そうなる可能性が非常に高いと思われます。(闇ワクチンを用いて、表向きないふりを装うなら別ですが。それ以外、産業として助かる方法がない以上、そうするのでしょうが。)

 たまたま、検査技術の発達によって、20世紀以降、あると認識された生態系の存在に対して、「清浄」を語ることの愚に、いくらなんでも、そろそろ気付いて欲しいのですが。

 学者が、武士でなくなり、単なる御用学者に堕ちたところから、この国の劣化が始まっています。自分の判断基準がなにに依拠するのか、はっきりと意識し、「事実」に「忠実」であって欲しいものです。

武士道と日本型能力主義
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106035529
武士道 PHP文庫
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456966427X

 本当に、『もうこの期に及んで《清浄国論》は何とかかなりませんか。』です。


[698] 郵政民営化について 投稿者:Mrやまちゃん 投稿日:2005/08/24(Wed) 11:35  

笹山さん、お久しぶりです^^

私もちょっと仕事の件でだいぶ忙しくなってきてしまってご無沙汰しておりました、それにしても最近やたら小泉政権の郵政民営化問題が巷で話題になってますが・・・旧国鉄がJRになってからも運賃値上げとさらに税金の増税で国民がさらなる負担を負うような気がするんですがどうなんでしょうか? 郵政民営化することで日本はよくなるんでしょうか? 


[697] ウインドウレス鶏舎談義 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/24(Wed) 10:32  

サイト『鳥インフルエンザ問題の今後(64)』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza147.htm
で、私のサイトの紹介とともに、次のような面白い談義が紹介されていたので、ご紹介します。

ウインドウレス鶏舎とは?

「要するに大きな掃除機のなかで鶏を飼うようなものです」

「ふうーん、どうりで、吸い込んだウイルスは中に溜まって出て来られないんだな」

「農水省の説明ではそういうことらしいです。それを奨励して日本中に作らしてウイルスを残らず閉じ込めようという、、、」

「だけど、その日本中の紙パックじゃない、ウインドレス鶏舎とやらにインフルエンザウイルスが一杯になったら何処にどうやって捨てるんだい?」

「それがウイルスの残骸が残って居るうちは捨てられないそうですよ」

「---------」


[696] Re:[695] [694] [693] [692] 密閉?嘘嘘。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/24(Wed) 09:11  

通りすがりさん。
なるほど、抗体陽性率は、開放型もウインドウレス型も、変わらないということですね。
しかも、石岡市の1棟には、ウイルスが検出されている。
この数字を知りながら、ウインドウレス型に特別待遇を与えるとは、ウインドウレス関係業者を配慮した思惑以外には考えられませんね。
「第七サティアン」化したウインドウレスを、遠巻きにして見ているだけの行政、こんなのってありません。
深い闇です。
石岡市−ウインドウレス型12棟 抗体陽性率91.7パーセント 1棟にウイルス+
水戸市-開放型9棟 抗体陽性率77.8パーセント ウイルス−
美野里町−ウインドレス型9棟 抗体陽性率84.2パーセント ウィルス−



[695] Re:[694] [693] [692] 密閉?嘘嘘。 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/08/24(Wed) 08:26  

陽性率の数値です。
http://www.jpa.or.jp/news/item/2005/08/23/besshi01.swf



[694] Re:[693] [692] 密閉?嘘嘘。 投稿者:通りすがり 投稿日:2005/08/24(Wed) 08:21  

笹山様
というより、今回は石岡の鶏舎からはH5亜型ウィルスが検出されているわけですから、発生したといってもいいのではないでしょうか?抗体の陽性率も90パーセント超えているようですし。

> >>xx さん。
> わかりやすいサイトのご紹介、ありがとうございました。
> ご紹介のサイトの内容を、整理しますと、
>
> ウインドウレス鶏舎には、次の方式がある。
>
> 1.陽圧換気-空気を押込む。排気側に換気扇がない。
> 2.陰圧換気-排気側に換気扇を取付ける。屋上排気、横断換気、縦断換気の三つの方式がある。
>
> 屋上排気-換気扇が建物屋上。
> 横断換気-最近ではほとんど使用されない。
> 縦断換気-トンネル換気。最近は9割以上がこの換気方式。鶏舎妻面から入気。
>
> ということですね。
> つまり、ウインドウレスといっても、IC工場のクリーンルーム
> http://www.hitachiplant.hbi.ne.jp/products/energy/san_3.html
> というわけにはいかず、フィルターなしの入気部分が必ずあるというわけですね。
> ウインドレス鶏舎が密閉式ではないのに、この形態鶏舎のみ防疫対策から特別扱いする農林水産省さんの真意がよくわかりませんね。
> ウインドウレス内鶏舎から鳥インフルエンザが発生した場合は、どのような防疫対策をとられるんでしょう。


[693] Re:[692] 密閉?嘘嘘。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/24(Wed) 07:15  

>>xx さん。
わかりやすいサイトのご紹介、ありがとうございました。
ご紹介のサイトの内容を、整理しますと、

ウインドウレス鶏舎には、次の方式がある。

1.陽圧換気-空気を押込む。排気側に換気扇がない。
2.陰圧換気-排気側に換気扇を取付ける。屋上排気、横断換気、縦断換気の三つの方式がある。

屋上排気-換気扇が建物屋上。
横断換気-最近ではほとんど使用されない。
縦断換気-トンネル換気。最近は9割以上がこの換気方式。鶏舎妻面から入気。

ということですね。
つまり、ウインドウレスといっても、IC工場のクリーンルーム
http://www.hitachiplant.hbi.ne.jp/products/energy/san_3.html
というわけにはいかず、フィルターなしの入気部分が必ずあるというわけですね。
ウインドレス鶏舎が密閉式ではないのに、この形態鶏舎のみ防疫対策から特別扱いする農林水産省さんの真意がよくわかりませんね。
ウインドウレス内鶏舎から鳥インフルエンザが発生した場合は、どのような防疫対策をとられるんでしょう。


[692] 密閉?嘘嘘。 投稿者:>>xx 投稿日:2005/08/23(Tue) 23:14  

http://www.hytem.com/ly/news2005-04.htm

ウインドレス鶏舎が密閉式ではないことは、一般常識です。
つまり、開放鶏舎と差別化はできないのです。
所詮は鶏舎ですから、レベル○の実験室とは違います。
それを「密閉」などという言葉のマジックで誤魔化す農水のやり方には疑問が出てきて当然と言えます。



[689] Re:[688] [684] 脊髄SRMが未除去で、専門部会は審議の前提が崩れた 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/23(Tue) 19:15  

虹屋さん。
リコールサイトの引用が、違っていましたね。
訂正しました。
ご指摘ありがとうございました。
この場合のSRMの概念は、「BSE戦略の統一化に関する、北米首席獣医担当官(CVO)による報告書」(Report of the North American Chief Veterinary Officers on Harmonization of a BSE Strategy)」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255
に基づくものと思います。
すなわち、北米三国での危険部位の概念は、下記のとおりです。

危険部位
輸出目的の牛肉については、次のものは、食用ルートに入ることを許されない、危険部位となる。
月齢30ヶ月以上の牛の脳、頭蓋、眼、三叉神経節、脊髄、脊柱、そして、後根神経節。
月齢にかかわらず、扁桃、回腸遠位部(distal ileum)。
危険部位除去の方法は、交差汚染が最小になるような方法でなされなければならない。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255


[688] Re:[684] 脊髄SRMが未除去で、専門部会は審議の前提が崩れた 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/23(Tue) 18:57  

@ウィスコンシン州の精肉工場は、Green Bay Dressed Beef でAmerican Foods Groupの一員。American Foods Groupは、全米11位のパッカーです。そして、日本に輸出実績があります。
2003年12月にBSEによる輸入禁止の会社名にある。
http://www1.odn.ne.jp/sendai-keneki/food-03-12-3.htm
American Foods Groupは
http://www.americanfoodsgroup.com/beef.html

A農水省はプリオン専門部会には、「30ヶ月齢以下の牛の脳、脊髄などSRMについてもフードチェーンから除去」と説明している。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-siryou2-1.pdf のP11
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-sankousiryou10.pdf

B 今回SRMの脊髄が除去されていない理由として、USDAのFSISは、「と畜時は、30ヶ月齢以下ということだったので脊柱の取り外しは必要ではありません。その後30ヶ月齢以上と分かったので、リコールする」と述べています。
Under the interim final rules FSIS implemented on January 12, 2004, certain specified risk materials must be removed from all cattle depending on the age of the animal. On this animal all specified risk materials for cattle 30 months and over were removed, with the exception of the vertebral column. At the time of slaughter, the animal was certified to be under 30 months of age and removal of the vertebral column was not required. A subsequent audit determined the animal was just over 30 months of age; therefore, the vertebral column is required to be removed. This is the reason for the recall of the selected products.

CしたがってBの農水省の説明、(それも、農水省自身の現地調査に基づく説明)が誤っていることになる。

また、30ヶ月齢以上の牛も30ヶ月齢以下の牛もと畜解体するのは同じ作業員だ。牛ごとの作業手順を、ある牛はSRMを完全除去、ある牛は多少残っていてもOKと器用に変えられるだろうか。
「FSISの通達(4-04)に従い、全頭からSRM除去」の記述は、正しいのだろうか?
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-sankousiryou10.pdf のP11




[687] Re:[685] マラカイトグリーン 投稿者:とき 投稿日:2005/08/23(Tue) 17:51  

笹山様

> ということで、ロイコマラカイトグリーンのほうに、発がん性が強いと見ていますね。
> ロイコマラカイトグリーンは、ベトナム産パンガシウス(魚)やインドネシア産ナマズなどから検出されているようですね。

 『ロイコマラカイトグリーン』については、存じ上げませんでした。有難うございます。

 マラカイトグリーンについては、昨年4月以降、日本では、使用禁止になりました。従来おもに、水産業では(サケ・マス孵化の際)、ごく普通に、魚卵消毒に用いていたものです。(ホルマリンも稚魚期に一時的に寄生虫駆除で用いていたようです。)

 あらゆる、抗菌剤、抗生物質に関して、国内生産に関しては、非常に厳しい規則規制のもと、現場の方々は従事されているわけですが、それに比較して、かの国の産品のいい加減さは、本当に目に余ります。向こうの生産現場に従事されてる人間は、見つかっても、たまたま運が悪かったぐらいにしか考えていないのかもしれません。以前、NHKの番組で、工業製品、自動車部品の模造品贋物を追跡する内容をやっていて、摘発された工場の責任者は、運が悪かっただけ、今度は見つからないようにやる、みたいなことを言っていましたっけ。実利主義も徹底すれば、こういうことなのかと唖然としましたが。万事その調子なのでしょう。

 貿易対象生産物は、あくまでも、買う側の国にさまざまな規制基準をあわせたもので、輸出してほしいものです。(過度の規制も問題ありですが。国際基準というのもなかなか難しい問題が多々あるようですが。) 
 戦後、日本の工業製品や生産物が海外で伸張したのも、輸入国側の事情に非常にマッチするように努力したからだと思っています。食の安全性の条件を満たせず、ましてや、知的財産権の保護規制も満足にできない国が、世界標準を語れるはずがありませんね。
 そういういい加減な製品をあつかう企業も、カネにさえなれば、ばれなきゃ何をやってもいいと思うことに加担しているに等しい行動をとっているのですが。


[686] Re:[684] 8月19日からリコールでは? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/23(Tue) 17:19  

笹山さん。いつも情報のご紹介、有難うございます。

ところで、USDAのFSISのリコールの告知は、ご紹介の一つ前、8月19日付の情報のようです。19日付けが22日に化けてしまった経過は不明ですが、取り急ぎ、お知らせまで。

http://www.fsis.usda.gov/News_&_Events/Recall_032_2005_Release/index.asp


[685] Re:[677] 食料生産基地とするにはあまりにも環境汚染が進んでる? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/23(Tue) 16:12  

ときさん。
中国で養殖うなぎなどの合成抗菌剤として使われるマラカイトグリーン (MG  MALACHITE GREEN) の発がん性については、諸説あるようですが、このサイト「JOINT COM & COC STATEMENT ON MUTAGENICITY AND CARCINOGENICITY OF MALACHITE GREEN (MG) AND LEUCOMALACHITE GREEN (LMG)」
http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/com/mglmg.htm
によると、次のようですね。
F344 メス・マウスについては甲状腺腫瘍、肝細胞腺腫、乳腺癌の増加が見られた。
B6C3Fメス・マウスには、発がん性は、見られなかった。
総合的には、マラカイトグリーンには、発がん性は見られなかった。
また、ロイコマラカイトグリーン(LEUCOMALACHITE GREEN (LMG))については、
B6C3Fメス・マウスについては、肝細胞腺腫と癌との結合が見られた。
F344 オス・マウスについては、睾丸の間細胞腺腫の増加と、甲状腺小胞細胞腺腫と癌との結合が見られた。
結論として、F344 メス・マウスについては、肝細胞腺腫と癌との結合による発がん性活動の証拠が見られる。

ということで、ロイコマラカイトグリーンのほうに、発がん性が強いと見ていますね。
ロイコマラカイトグリーンは、ベトナム産パンガシウス(魚)やインドネシア産ナマズなどから検出されているようですね。

http://www.advisorybodies.doh.gov.uk/com/mglmg.htm


[684] Re:[682] 米国産牛肉とカナダ産で分けて審議したほうが良いのか・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/23(Tue) 15:41  

虹屋さん。
早速R-CALFがUSDAに対する失望のコメントを出しています。
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=8085参照
カナダから輸入された月齢30ヶ月以上の牛は、と畜後、8月4日に、ウィスコンシンのミートパッキング工場で処理され、同じ頃、処理工場であるGreen Bay Dressed Beefが自主回収(voluntarily recall)をし、強制回収(order recall)を開始したのが、それから二週間後の8月19日になってからだといいます。(リコールのメールが届いたのが、先週の土曜日)
すでに、フロリダ、イリノイ、メリーランド、ミネソタ、ペンシルベニア、ウィスコンシンの各地に配送された後でした。
日本の報道には、故意にか入っていないのですが、このリコール対象の中に、SRMである脊柱が入っていることが、大きな問題です。
R-CALFは、USDAが今回犯した過ちを4つあげております。
第一は、月齢確定の誤り、第二は、アメリカのパッキング工場で、月齢30ヶ月以上の牛がと畜されたということ、第三は、SRMである脊柱の除去がされていなかったこと、第四は、事態の説明に、USDAは、透明性を欠いていたこと、です。
http://www.agweb.com/get_article.asp?pageid=120282&src=agcmtもご参照
これらの牛の頭は、レンダリングに回されたと見られています。
なお、今回のリコール対象は下記のとおりです。
http://www.fsis.usda.gov/News_&_Events/Recall_032_2005_Release/index.asp

http://www.fsis.usda.gov/News_&_Events/Recall_032_2005_Release/index.asp


[683] Re:[681] 『これで事実上全国の弱小養鶏淘汰の筋道が出来た』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/23(Tue) 13:32  

ときさん。
なるほど。
密室であれば、何でもオーケーという考え方が、これからはびこるかも知れませんね。


[682] 米国産牛肉とカナダ産で分けて審議したほうが良いのか・・ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/23(Tue) 12:08  

カナダの牛は、月齢がハッキリしているようです。米国では、永久歯で判別だから、ここまで詳しくは月齢は出ない。米国産牛肉よりカナダ産牛肉の審議を先にしたほうが良いのでは??

>カナダ、BSE規制違反の生後31カ月の牛を米国へ輸出
米政府がBSE(牛海綿状脳症)予防のため輸入を禁止している生後31か月のカナダ産牛1頭が、カナダの家畜検査官が誤って認可し米国に流入していたことが22日分かった。米農務省はカナダ側が月齢を誤って認可したことが原因としている。
米政府はBSE予防のため、2003年5月にカナダ産の生きた牛の輸入を禁止。今年7月から生後30か月以下の牛に限って輸入を再開したばかりだった。
発表を受け、ウィスコンシン州の精肉工場では1856ポンドにのぼる牛肉がリコールされた。USDAによると、誤って輸入された牛の肉の一部はすでに消費されてしまっている恐れもあるという。

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=9442415&section=news
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050823-00000204-yom-bus_all

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0535_BSE-25.htm


[681] 『これで事実上全国の弱小養鶏淘汰の筋道が出来た』 投稿者:とき 投稿日:2005/08/23(Tue) 12:03  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(63)(2005.8.23)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza146.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『これで大規模で設備が整ったウインドウレス鶏舎の場合は事実上、ヤミワク使用も可能になった。』

『本当はそんなことよりも外電の伝える真の恐怖が目前に迫って居る。』

 トリフル対策指針検討【良識】集団にとっての、本当の失政偽装暴露発覚の恐怖は、これからのH5N1型の発生であるのだから。いつまで、ウイルスがいないと(本来はいることもいないことも断言できないはず)、偽証偽装を続けるつもりなのであろうか? ほんの一部の人間の、些細なひとつの思い込み妄想が、多くの鶏や養鶏家を巻き込み、不条理の中へ突き落とす。当事者意識のないままに、他の「生命」を危機に追いやる。この国の「統治体」の「危機管理」意識は、やはり、すべてこの調子なのかと思うと、愕然とせざるを得ない。これもまた、民主主義統治体の(国民主権)の限界なのであろうか?

鶏などの戸外飼育禁止 オランダ、感染を予防(共同通信) (23日6時6分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050823-00000011-kyodo-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 まずは、感染を避ける、そして、早急にワクチネーションを整備しつつ、ウイルスレジスタント(耐性系統確立)の育種を推進する。ウイルスの現実に対応適応していくには、これしかないはずだが・・・。

日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

鳥インフルエンザに関する情報 - 農林水産省
http://www.maff.go.jp/tori/


[680] Re:[679] 『著作権延長問題』も、アメリカから日本への『要望書』の中の一項目? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/23(Tue) 10:01  

Kimさん。
これは、「『郵政民営化問題』は、アメリカから日本への『年次改革要望書』の中の一項目に過ぎない。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=258にも書きましたように、2001 年6月30日のキャンプデービッドでのブッシュ・小泉会談によって、これまでの「規制改革に関する対話」(JOINT STATUS REPORT ON THE U.S.-JAPAN ENHANCED INITIATIVE ON DEREGULATION AND COMPETITION POLICY」)の終結と、「the Regulatory Reform and Competition Policy Initiative」の開始を確認し、2002年からは、『日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本政府への米国政府の年次改革要望書』(The Regulatory Reform and Competition Policy Initiative (”Reform Initiative”))の毎年の発表となったということですね。
このリンク集「Regulatory Reform and Competition Policy Initiative」http://www.ustr.gov/World_Regions/North_Asia/Japan/Regulatory_Reform_Initiative/Section_Index.htmlで、原文はすべて読むことができます。
ちなみに、著作権問題については、「2004-2005 Reform Recommendations from the U.S. to Japan」
http://www.ustr.gov/assets/World_Regions/North_Asia/Japan/Regulatory_Reform_Initiative/asset_upload_file229_6538.pdf
においては、
「INFORMATION TECHNOLOGIES」として、25ページの「II. Strengthening the Protection of Intellectual Property Rights.」において、次のように記載されています。

A. Copyright Term Extension.
のなかに「Extend Japan’s terms of copyright protection for sound recordings and all other subject matter protected under the Copyright Law in alignment with the current global trend to life of the author plus seventy years for works generally, and to 95 years from publication for works for which the term is not based on a human life.」

B. Statutory Damages.

C. Protection of Digital Content.
のなかに「3. Online Piracy. Improving effective enforcement of copyright in the online environment;」

D. Book Piracy.
のなかに「Take steps to effectively enforce Japan’s Copyright Law to prevent illegal reproduction of books, especially on university campuses.」

E. Appropriate Scope for Education Exception Amendment to Copyright Law.
のなかに「Ensure the Education Exception in Article 35 of Japan’s Copyright Law does not conflict with normal exploitation of copyrighted works and does not unreasonably prejudice the legitimate interests of right holders.」

F. IP Strategic Program and Intellectual Property Policies.

G. U.S.-Japan Cooperation to Improve Intellectual Property Rights Protection.

の各項目にわたっての提言がされております。

http://www.ustr.gov/assets/World_Regions/North_Asia/Japan/Regulatory_Reform_Initiative/asset_upload_file229_6538.pdf


[679] 『著作権延長問題』も、アメリカから日本への『要望書』の中の一項目? 投稿者:Kim. 投稿日:2005/08/23(Tue) 09:26  

謎工さんの所(The Casuarina Tree)
http://00089025.blog8.fc2.com/blog-entry-111.html
で知ったのですが、著作権延長も米国政府からの要望書に含まれているようです。
「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書」
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j20041020-50.html#joho-s
(これは、件の「年次改革要望書」とは別物という考えでいいんでしょうか?)
----
 情報技術(IT)
  II. 知的財産権保護の強化
II-A. 著作権保護期間の延長 一般的な著作物については著作者の死後70年、また生存期間に関係のない保護期間に関しては著作物発表後95年という、現在の世界的傾向と整合性を保つよう、音声録音および著作権法で保護されるその他の著作物の保護期間を延長する。
----
今度決まる衆議院議員によって、この問題は話し合われるでしょうから、やはり今度の選挙はとても重要ですね。


ちなみに、こうも書かれています。
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II-F-1. 知的財産推進計画、「知的財産政策大綱」の政策目標およびその他の知的財産関係措置を実施するために準備されるいかなる政令、省令、通告、指針等も、パブリックコメントの対象とする。最低30日間のパブリックコメント期間を設け、提出された意見が真摯に検討され、最終的に実施される措置や行動に適切に反映されることを確保する。
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こーゆー外圧だとうれしいんですけどね。(言っててとても虫のいいことを言ってるのは理解してます(^-^;;))



[678] Re:[676] 地域として防疫体制と、企業としての防疫体制を混同している農林水産省の方針転換。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/23(Tue) 06:06  

ときさん。
これは、今朝の読売新聞にも、養鶏業関係者の不満を載せているように、今回の農林水産省の方針転換には、首尾一貫した理論的裏づけが不足していますし、全国の中小零細を含めた養鶏業者への説明責任も、果たしていない、愚策といえますね。
何を、農林水産省はあわてているのでしょう。
このような方針転換は、少なくとも、パブリックコメントの元に、なされるべきです。
特に、おっしゃる「ウインドウレスだから、地域防疫対策から除外」「大規模養鶏だから、地域防疫対策から除外」というのでは、では、資本力のない弱小零細養鶏業者は、どうやって、生き延びろというのでしょうか。
それとも、京都の浅田養鶏さんのように、自害して、社会的責任を果たせとでも、暗黙のうちに示唆しているのでしょうか。
事態が発生するたびに、土俵の形を変えるような小手先の方針転換を図るよりは、弱毒性蔓延時代に対応した、ワクチネーションを含めた、抜本的な鳥インフルエンザ対策の方向転換を図るべき時です。
「鶏舎の形態如何で防げるような相手だったら最初から苦労はしない。 」http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza145.htm
この言葉は至言ですね。
第一、この農林水産省の方針転換では、逆に「ウインドウレスの鶏舎内で発生した鳥インフルエンザは、地域防疫対策から、お見逃し」という理論ができてしまいます。
この矛盾にどうこたえられるのですか?
農林水産省さん。

以下は読売新聞経済の記事の一部より引用
「日本養鶏協会によると、イセファームは全国で700万羽以上を飼育、シェア(市場占有率)は5%程度だが、中小零細業者が多い業界では、飛び抜けた存在という。同協会の島田英幸専務理事は、「卵を食べて感染した例はない」と消費者に冷静な対応を求めたうえで、密閉型の鶏舎を処分の対象外とした農水省の判断について「これまでは例外なく処分していたのに、突然の方針転換で、生産者からは疑問が出ている」と話す。過去に処分を受けた茨城県内の養鶏場の関係者は「(養鶏場の)規模が大きいというだけでやり方が変わったのではないか。理屈から言っておかしい」と不満を漏らす。」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000319-yom-soci


[677] 食料生産基地とするにはあまりにも環境汚染が進んでる? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/22(Mon) 23:33  

 植物も動物も生態系全体がどうなっているのか?
 実態があまりにも隠蔽されすぎてる?

イナゴ大量発生、海南省史上最悪の被害【大紀元日本8月22日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d29599.html

 薬剤耐性イナゴでは? ますます強い農薬(殺虫剤)に依存することになるのでは。

香港:中国産輸入淡水魚、再び発癌物質発見【大紀元日本8月22日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d90399.html

中国産の川魚から発がん物質発見 2005年 08月 22日
http://kuyou.exblog.jp/2191148/
『早く日本のマスコミも報道してくれないかな。』

 マラカイトグリーンも規制がなく放置されているのでは?
 やはり合理性より実利優先でしょうか。


[676] 本来疫病には、被害者加害者の構図はないはず。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/22(Mon) 21:44  

 あるのは、被災者だけ(しかも今の場合は、本来だれも被害は被ってないはず)。地震や津波と同じで、疫病も人為的に起こさないなんてことはできるわけがない。起こったとき、どのように「生きること」を助けるかということだけしか、対策といえることはできない。宿主に対してほぼ病気をおこさないで、共存しているウイルスはもはや、宿主側が抵抗性を持って馴致しているものであります。方針変更後の、いまのやりかたでもまだまだ不十分です。
 ウイルスが、ないことを前提にしている、その思い込み妄想から脱する必要があります。

茨城の3養鶏場でも鳥インフルエンザ抗体陽性を確認(読売新聞) - 8月22日21時25分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000014-yom-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/?1124712274

『3農場の計207万羽』、大規模であるから、方針を変更したなんて、なさけない「有識者」であって欲しくないですが・・・。ウイルス学的知見からの科学的合理性をもった判断でありたいものです。それでも、『約26万羽』殺処分ですが。感染したらダメという考えから、早く脱して欲しいものです。

 結局、感染源・感染経路は、不明なわけですから。(常識的に考えれば、そこら周辺を飛び回ってる野鳥とすでに共生しているウイルスだと思っておいたほうがいいのでは。)

 方針変更に際して、イセファームのウイルス分離の公式発表はまだないと思っていますので、殺処分は中止するべきではないでしょうか。(密閉型でないからやるということでしょうか? まったく恣意的なちぐはぐな、科学的合理性に欠く対策にしか見えない。最初からおかしいですが。) 

 まだまだ、in vivo の現実・現場に対して、一貫性のある科学的知見に基づいた対策になっているとはとても思えません。


[675] Re:[674] 農水省が防疫指針見直しへ(なんと整合性のない不徹底なやり方か) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 20:20  

ときさん。
こうなると、京都府丹波町の養鶏場「浅田農産船井農場」の老経営者夫妻の自殺は、犠牲者のように思われてしまいます。
浅田農産船井農場は、ウインドウレスでなかったために、自殺者を出し、その上で、倒産してしまった。
一時的なマスコミのバッシングによる犠牲者です。
「資本力のない養鶏業者は、淘汰されよ」、と、農林水産省は、暗黙にせまっているのか?



[674] 農水省が防疫指針見直しへ(なんと整合性のない不徹底なやり方か) 投稿者:とき 投稿日:2005/08/22(Mon) 19:29  

密閉型鶏舎は鶏処分せず 農水省が防疫指針見直しへ

 埼玉県鴻巣市の養鶏場「イセファーム堤向農場」で鳥インフルエンザの感染が確認された問題で、農水省は22日、堤向農場に鶏を搬入した茨城県内の系列養鶏場3カ所で過去の感染を示すウイルス抗体検査が陽性になり、うち1カ所でH5亜型ウイルスが検出されたと発表した。
 農水省は従来、抗体検査が陽性になった段階で養鶏場のすべての鶏を処分してきたが、今回は、ウイルスが検出されなければ、密閉型鶏舎に限り鶏を処分せず、鶏卵の出荷も認める例外措置を取る。さらに、こうした方向で防疫指針を見直す方針を示した。
 農水省は「弱毒型なので、鶏舎が密閉型であればウイルスは拡大しない。卵は食べても感染した事例はない」と説明。また、今回の三養鶏場が計約200万羽を飼育する大規模養鶏場だったため「経営のダメージを最小限にとどめることも考慮した」としている。
(共同通信) - 8月22日18時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000151-kyodo-soci

「今回の確認事例に伴う対応」[PDF]
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050822press_6c.pdf

 抗体が確認され、ウイルスが分離されない場合と、どちらも確認されていないものを同じ扱いとする。抗体が確認されたものは、閉じ込めておいて、ウイルスが分離され次第、淘汰ということか? まるで、おマヌケな対策である。弱毒型のウイルスの場合、検査することを止めてしまえばいいだけである。なんのための検査なのか、まるでワケがわからなくなっているのではないか。

 ウイルスに感染していないウイルスバージンが、そんなに有難いのか? 対策を考えている、技術知識を担っている方々の、妙な志向が出ているのか? 科学的な知見から言って、ウイルスフリーほど怖いものはないというのが常識ではないか。全く鶏のウイルス学の学者は、頭がどうかしているのではないか。(これは言いすぎと思われるかもしれませんが、もはや、そうとしか考えられません。) 何を、何から守ろうとしているのでしょうか? 鶏は平気なのです。

国立感染症 感染症情報センター
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
アジアの動物(家禽)における鳥インフルエンザの最新状況(05/8/19 OIE)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/54oie.html



[673] (株)郵便銀行の買収資金 投稿者:愛信 投稿日:2005/08/22(Mon) 18:21  


(株)郵便銀行の買収資金は数百兆円必要だ、そんな資金が何処にある
非現実的で不可能と云う意見が出ていますが、これは戦争を積極的に支援する
不自由民主党幹部の年金未納公明党の企みです

(株)郵便銀行は物売りやサービスの提供業者では有りません。
ハゲタカ投機軍団は(株)郵便銀行の株式を売ります、買うことはありません。
金融庁がイカサマ監査を行い無理矢理、僅かな債務超過の決算書をでっち上げれば
即刻、郵便保険法を適用して破綻処理できます。
後は公的資金(税金)を添えてハゲタカ投機軍団へ移譲するだけです。

詳細はこちらにあります。
http://www.aixin.jp/ysmss.htm
http://www.aixin.jp/AJI0.htm

実践株式情報


[672] 外部から感染を受けないための「密閉型」から 投稿者:とき 投稿日:2005/08/22(Mon) 18:02  

 外部外界へウイルスを拡散させないための、「密閉型」へ、意味の転換ですか? ウインドウレス鶏舎の偽装の壁が二重になるようです。

平成17年8月22日
農林水産省
茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルスの分離等について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050822press_6.html

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html

本日(8月22日)に開催された高病原性鳥インフルエンザ対策本部決定事項
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050822press_6b.html
「今回の確認事例に伴う対応」[PDF]
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050822press_6c.pdf

 ワクチネーション体制にもっていかないと、確実に食料問題と経済産業問題になります。
 感染しても抗体を獲得して生き延びる体力のある鶏の卵・肉こそ、もっとも人間にとって有益であるという認識が常識とならねばならない。
 感染して重篤な発症もせず生き延びているものを摘発淘汰する意味は何なのか?

日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

671] 茨城県石岡で、鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 17:42  

ときさん。
これは、616で書いた石岡市(茨城県石岡市大字三村2459-3)にある系列農場などですね。
抗体陽性反応が確認されたのは、美野里町のイセファーム美野里農場(飼育鶏約80万羽)と水戸市の同涸沼(ひぬま)農場(同約16万2000羽)、石岡市にある系列のつくばファーム(同約111万羽)とのことです。
本当に、茨城県さんは、大変です。
それにしても、鶏舎の形態で、対応を差別化することは、おかしなことですね。
この論理で行くと、ペストなど疫病が蔓延して、窓のない家は、消毒を避けるのでしょうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000068-jij-pol


[670] 姑息な対策変更、「密閉型」に何の意味がある? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/22(Mon) 17:41  

茨城・石岡で鳥インフルエンザ=埼玉・鴻巣納入の養鶏場の一つ−農水省

 農水省は22日、茨城県石岡市の採卵養鶏場の鶏から「H5」型の高病原性鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。この養鶏場は、18日に埼玉県鴻巣市内で鳥インフルエンザへの感染を示す抗体が確認された養鶏場に鶏を納入していた3つの養鶏場の一つで、12の鶏舎で約111万羽の鶏を飼育している。ウイルスが検出された1鶏舎の約10万羽について、茨城県が近く殺処分する。 
(時事通信) - 8月22日17時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000068-jij-pol

 いつまで、殺し続けるのか?

密閉型鶏舎は鶏処分せず 農水省

 農水省は、新たに鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された3養鶏場のうち、密閉型の鶏舎については抗体検査が陽性でも鶏を処分せず、鶏卵の出荷を認める例外措置を取る。現行の防疫指針を今後見直す方針。
(共同通信 2005年8月22日 17:15)
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=FLASH



[669] 鳥インフルエンザ 大紀元のデマゴギー恫喝記事 投稿者:とき 投稿日:2005/08/22(Mon) 17:29  

金融専門家: 鳥インフルエンザ 世界経済に強いダメージ【大紀元日本8月22日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d93115.html
『カナダのモントリオール銀行首席・経済研究員コーバ氏』
『この伝染病の大流行は世界経済の大きな打撃になると警告した。まず航空産業や、旅行業、保険業が大きな経済損害を負い、工場は大規模な生産中止に追い込まれ、破産する企業も出てくるという。食生活が素食に移るため、食糧供給業も影響を受け、破壊規模は1930年代の経済危機に匹敵するという。これは金融専門家が初めて鳥インフルエンザが世界経済にもたらす影響の可能性について分析したものである。』
『「鳥インフルエンザ大流行の発端はアジアで、世界各地に拡散する。死亡人数は5千万人を超え、数十億人が感染する恐れがある。これ以外に数十億人が感染を恐れて外出を拒み、無断欠勤する人が激増するだろう。」』

 トリのインフルエンザと、ヒトのインフルエンザが、ごちゃ混ぜ妄想の世界。よくもこんないい加減な記事を流せるものです。報道の信頼性が失墜してしまいます。(もともと、高い品質でないのかもしれませんが。)

 新聞記者さん、せめて、下記の書籍の内容くらいは、プロとしての常識として、身につけて記事を書いてください。

世間のウソ 日垣 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
(第一章〈リスク〉をめぐるウソ 第三話 安全性のウソ に、鳥インフルエンザ関連)

鳥インフルエンザ 鶏9万8300羽殺処分 埼玉の養鶏場(毎日新聞) (22日10時13分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000008-maip-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

鶏焼却処分始まる 新たなウイルス検出なし 
鴻巣の堤向農場 (埼玉新聞 2005年8月22日(月))
http://www.saitama-np.co.jp/news08/22/13x.htm
『県は「現在、病気がまん延している可能性は低い」とみている。』

 ウイルスが蔓延してるかどうかの回答をうまく避けてる?
 弱毒型でほとんど不顕性感染で済んでしまえば、感染も発病も、表面化することはない。結果、「現在、病気がまん延している可能性は低い」は、いたって正確な間違いのない回答であります。じゃあ、ウイルスはどうなのさ、と突っ込みたくはなりますが。わからないとしか答えようがありませんね。蔓延してるとも、してないとも言い切れないでしょう。みごとにぼやかしているわけです。マスコミ記者の力量不足。

 『県「まん延可能性低い」』の小見出しは、まさに、印象操作そのものになっています。不正確極まりないものです。それが、ウイルスを指しているのであれば、低いとも高いともいえないはずです。記事内容を読まなければ、『「病気」のまん延』を指していることを確認できないのですから。正確な事実の報道をすることからいえば、非常に悪質な記事ともいえます。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(61)(2005.8.22)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza144.htm
◆鳥インフルエンザ問題の今後(62)(2005.8.22)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza145.htm

『野鳥や農家の庭先養鶏の罹患では平然としていたプラウダもモスクワの東2000キロのシベリアオムスク州の14万羽の大養鶏場がやられる事態になるとロシア経済への大きな影響を懸念せざるを得なくなるが、その点さすが経済大国の日本では、もうこの2カ月で元気な鶏40万羽を殺しても、可哀想のかの字も、いわんや経済のけの字も食料のしの字も出て来ないで安全が第一という。。必要以上の安全性へのこだわりだけで、立派に食べられるものまで捨てて仕舞う日本人の食の将来は推して知るべきだろう』

『それともう ごまかしはやめるべきで、I農場は全体の85%がウインドウレス鶏舎で、たまたま当該農場だけが解放鶏舎だったから、そこがやられたとするような無責任な報道があったとしたら控えるべきだと思う。そこでのその飼養形態は解放鶏舎とは言い難い。その辺の定義もあいまいで本当のことが分からぬ以上は情報が一人歩きして鶏舎形態で類別することがあってはいけないと思う。』

 いまの、清浄国妄想、感染鶏摘発淘汰のやり方をつづけていたら、それこそ、BSE牛と同じで、飼養期間を短くして、感染する前に売ってしまえということに拍車がかかる。(牛の場合は、プリオン量が増加する前の若齢のうちに、検査に引っかかるまえに出荷。) 採卵鶏はどうしたって、飼養期間は長い。

 こんな莫迦げたことをつづけていたら、やがて、だれも養鶏業を持続してやる意欲がなくなります。
 食料生産問題に直結するのですが。

 それにしても、約10日間、来る日も来る日も、朝から夕方まで、トリを殺し続ける人間の精神はいかなるものか? 正常な人間の感覚は麻痺する(させる)ことになっているのだろうか? 私だったら、とても、やれたものではない。夢にうなされそうだ。(やはり、食肉産業には、その分野をプロとして従事できる質の人間が必ずいます。やはり人間には生まれつき向き不向きがあります。が、ふだんそれを仕事にしてないものが突発的にやるわけで、決してそのための専門職ではないのであるから、精神的な負担は相当のものなのではないだろうか。)

 ワクチネーションから、やがて、ウイルスレジスタント(抵抗性・耐性系統育種)へ、早急に方針を転換しなければ、まさに、失政以外のなにものでもないということになるのは必定である。


[668] Re:[667] [666] ほりえもん氏の立候補は、「電気通信役務利用放送法」と「放送法」に違反の可能性あり。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 16:45  

ときさん。
トラの尾を踏んでしまいましたかね。
皮肉にも、ホリエモンさんのキャッチフレーズは、放送と通信の融合なんでしたっけね。
しかし、まだ、この点についての法律の整合化が、完全にはできていない状況では、社長を辞めて、節度ある態度で、国政に挑戦されたほうがよろしいかと、考えています。
法律をすっきりさせるのは、ご当選後の課題でしょうね。
これまた皮肉にも、ライブドアさんの公衆無線LAN(構内情報通信網)サービスが本格サービスとなるのが、2005年の10月1日なんだそうで。
ブログのほう
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=441
にも、やや付け足して載せておきました。
ご紹介のブログの片方にトラバ送っておきました。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=441


[667] Re:[666] ほりえもん氏の立候補は、「電気通信役務利用放送法」と「放送法」に違反の可能性あり。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/22(Mon) 16:28  

笹山様
> これらのことから、電気通信役務利用放送の事業者たる株式会社ライブドアの社長堀江貴文氏が、社長を辞めずに、特定政党の実質推薦の元に、衆議院選挙に立候補することは、電気通信役務利用放送法15条ならびに、放送法第三条の2からみて、きわめて問題の多い立候補であるといえる。

■2005/08/18 (木) 亀井さんあなたに国民と言われても。郵便新党でしょ。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050818
『ライブドアがニュース配信をしているのはご存じの通り。それだけではなくフジサンケイグループへの影響力を確保した堀江氏は今度はテレビ東京に手をつっこみ始めていると昨日の日刊ゲンダイのコラムは書いていた。<TVマンからのマル秘便り>という中の方の面のコラムで出馬のことには全く触れていない。おそらく少し前に書かれたものでそれだけにリアリティがある。それによると堀江氏は既にテレビ東京の株式の4.6%を取得しており同局の筆頭株主である日本経済新聞社はお盆前に緊急会議を開いて対策を練ったという。日経本紙の敏腕記者たちが情報収拾に走り回っているそうだ。テレビ東京の存在意義はナントカ鑑定団とかバッタ旅番組にあるのではない。優れて経済チャンネルなのである。株価にも影響を及ぼすその放送局を乗っ取り屋が支配する。しかもその男が政権与党の議員バッジをつけるという事態を財界もそしてメディアもどうして黙って看過しているのか。』
 
 ほりえもん出馬表明以来、いつマスコミが突っつくのか、気になっておりましたが、いまのところ、各社神輿担ぎにいそしんでおるようです。おそらく、自民側か反自民側かの報道管制下にあるのかもしれませんが。

 あえて、放送と通信の規制とそれによる電波利権というものに、衆目を集めようとしているのであれば、それもまた小泉流政治戦略の一環であるともいえないでしょうか。(ホリエモンがこれまで関わった騒動で、「野球」、「証券市場」、「放送」のありかたが、確かに変化したのは事実です。その調子で、「政治」も変わるでしょうか? 少し期待してもいいのかな、とも思っています。)

『なぜ、野中が今もって、放送界への影響力があるかと言えば、電波事業への闇権力を手放していないからである。 旧郵政省が管轄していた電波事業への執着が、今回の造反一派 (野中グループ) に於けるエネルギーの源泉でもある。 小泉を除いた、郵政大臣経験者 (自見、八代、野田)が、青票を投じた理由の一つがそこにある。同和 (食肉)・北鮮・郵政・道路、これが野中広務に闇権力を構築させた四大アイテム。そのいずれにも遠慮会釈なく切り込んでくるのが小泉のスタンダードである。今回の郵政造反一派の抵抗が強力だったのは、野中一派の最後にして最大の砦を防衛する意味合いからも必然の成り行きと言えるのである。』
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0508/050815-10.html

『意識的か無意識か、ホリエモンが「電波利権」と呼ばれる永田町の「虎の尾」を踏んだのは有名な話。佐藤栄作・元逓信大臣によって整備された「電波三法」並びに「放送免許制度」が現在の放送行政の礎となり、それを強権的に発展させたのが田中角栄の右腕、橋本登美三郎・官房長官(当時)だった。これ、単に「話題の人物」ということでホリエモンに出馬申請したのではなく、田中派の息の根を完全に止める為にホリエモンを手懐けようという魂胆があったのだとしたら、小泉純一郎という男は本当に恐ろしい政治家だと思う。』
http://adoruk626.seesaa.net/article/5976638.html

 マスコミ・マスメディアが、政治勢力の介入、圧力から無縁でいられるわけがなく、むしろ、全く逆であることは、その業界内の暗黙の了解、タブーではなかったでしょうか。それを、白日の下に晒さざるを得なくする微妙な問題をはらんでいるように思います。マスコミマスメディアは、この問題を見て見ぬふりで、避けて通りたいのではないでしょうか?

■「電通」とマスメディアの深〜い地下水脈 2005/8/5(金)
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1143887


[666] ほりえもん氏の立候補は、「電気通信役務利用放送法」と「放送法」に違反の可能性あり。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 14:29  

「ほりえもん」こと、堀江貴文さんは、株式会社ライブドアの社長であり、フジテレビジョンとライブドアが、ニッポン放送株争奪戦の和解条件として盛り込んだ業務提携の第1弾として、ライブドアとフジは、都心部から始める公衆無線LAN(構内情報通信網)サービスを、フジが番組制作などで利用することで両社が合意した。
そこで、映像配信は、電気通信役務利用放送法に該当するかどうかについては、総務省が、電気通信役務利用放送法以前に作ったガイドライン「「通信衛星を利用した通信・放送の中間領域的な新たなサービスに係る通信と放送の区分に関するガイドライン」」のなかに、「インターネットによる映像配信サービスに関しては,電気通信役務利用放送法の関係省令により制度の適用関係について定める」という一文があったため、インターネット関係者の動揺をよんだため、経済産業省が、総務省の確認の元に、「現在行われているインターネットによる映像等配信サービスは,受信者から送信者に対して何らアクセスがないにもかかわらず,送信者が不特定多数の受信者に向けて,同時かつ一方的に送信する形態ではないため,電気通信役務利用放送法の適用対象にはならない」との文を関係業界に配布したが、これに対して、総務省は、「テレビ受像機に接続して利用する高速インターネット用のセットトップ・ボックス(STB)などを使って,CATVと同等のサービス(送出速度4Mbps超)を提供するような場合は,新法の適用範囲になる」としている。
したがって、株式会社ライブドアのおこなう、公衆無線LAN(構内情報通信網)サービスは、総務省の見解の解釈の延長戦で考えれば、当然、電気通信役務利用放送法の適用になるものと思われる。
この電気通信役務利用放送法においては、第十五条に「放送法の準用」というのがあって、「放送法第三条、第三条の二(第二項を除く。)、第三条の三から第五条まで、第五十一条から第五十二条の三まで及び第五十二条の二十七の規定は、電気通信役務利用放送(他の電気通信役務利用放送事業者の電気通信役務利用放送又は放送事業者の放送を受信し、その内容に変更を加えないで同時にこれらを再送信するものを除く。)について準用する。」とある。
そして、放送法の第三条の2においては「第三条の二
 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」とある。
これらのことから、電気通信役務利用放送の事業者たる株式会社ライブドアの社長堀江貴文氏が、社長を辞めずに、特定政党の実質推薦の元に、衆議院選挙に立候補することは、電気通信役務利用放送法15条ならびに、放送法第三条の2からみて、きわめて問題の多い立候補であるといえる。


[664] Re:[663] 輸出肉の安全性に関する日本の食品安全委員会のチェックの必要性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 12:17  

虹屋さん。
今回の和牛輸入のアメリカのエビタイ戦略は各国の食品安全の関心が、輸入食品に対するものに対してのみあり、グローバルな観点からの輸出食品に関するチェック機能が果たされていないことを逆手に取ってのものなのでしょう。
すなわち、SPS協定が、輸出国の基準が甘く輸入国の基準が厳しいことを前提とされているのに対して、今回の和牛のケースでは、輸入国の基準が、輸出国の基準よりも、甘いというケースですね。
いわば、輸出肉と輸入肉とをバンドルして功罪を考えるという戦略に基づいているということです。
朝三暮四で、ごまかされるのは、ごめんこうむりたいものです。
本来、食品安全委員会は、グローバルな消費者連帯の考え方に立って、日本からの輸出食品の安全性についても、きちんとチェック機能を果たすべきものと考えますが。


[663] 島村さんなら、和牛輸出再開にGOサインを出したろうか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/22(Mon) 11:55  

8/20 日本農業新聞
>島村 前農相は19日、日本外国特派員協会で講演し「誤算だったのは、専門家に昨年預けたものが半年も検討期間をとられたことだ。」と食品安全委員会による審議の長期化に苦言を呈した。

 大臣の君に下僚が超楽観的な見通しを伝えていたのか、どんんな審議会も諮問をすれば直ぐにYESを返してくると島村さんが高をくくって思っていらしたのか??
 会議は公開、資料も公開、議事録も公開という衆人環視の透明性の高い環境では、事務局(官僚)のシナリオ通りには進まない。実質的に、審議の説明責任を専門家の方が負っている。この点は、食品安全委員会ができて評価できる点ではないでしょうか。

和牛の輸入再開について下記にまとめてみました。
★エビで鯨を釣る、したたかな米国外交に日本は太刀打ちできるか?和牛の対米輸出再開 米国BSE-24
ご意見をいただけると有難い。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0535_BSE-25.htm


[662] 二つの新党に見る「ゆ党」志向 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 11:16  

今回の二つの新党は、設立の経緯も手伝っているが、いずれも、野党(やとう)でも与党(よとう)でもない、中間の「ゆ党」志向の元に設立されたものである。
田中康夫さんをとられた民主党さんにとっては、ショッキングなことではあるのだが、この「ゆ党」志向には、十分理解できるものがある。
公明党さんも、一時は、公明党を中核として、小沢辰男さんの党「改革」を包含した第三極を目指したのだから、その方向自体には、異論はあるまい。
自民党に変わる新たな政権政党の屋台骨を作りなおさなればならないのだが、新築か改築か、どっちがいいのだろう?ということなのだろう。
また、これは、老朽家屋の自民党に、補強材をあてがって、当座をしのぐのか、材料不足の新築家屋の民主党に、補強材をあてがって、当座をしのぐのか、
の選択でもある。
跛行型二大政党の時代の現実的な選択であると、私は、思う。



[661] Re:[657] 鶏舎の形態との関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 11:03  

虹屋さん。
今回のイセファームが、ウインドウレスではない開放型だったというのは、意外でしたね。
国が前提条件としているものが不明のまま、養鶏業者は、過大な設備負担の元に、試行錯誤を繰り返しているという実態が、このことからも、透けて見えてきます。
このサイトhttp://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza145.htm
に、こんなこと、書いていました。
「それともう ごまかしはやめるべきで、I農場は全体の85%がウインドウレス鶏舎で、たまたま当該農場だけが解放鶏舎だったから、そこがやられたとするような無責任な報道があったとしたら控えるべきだと思う。そこでのその飼養形態は解放鶏舎とは言い難い。その辺の定義もあいまいで本当のことが分からぬ以上は情報が一人歩きして鶏舎形態で類別することがあってはいけないと思う。」



[660] Re:[655] 『自国政府の失政』? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 10:55  

ときさん。
疫病関係の視点からだけ見ても、中国の政治体制が、もはや、制度疲労を起こしていることが見て取れますね。
この場合は、「官から民へ」ではなく、「一党から多数政党へ」の流れになるしかないようですね。
アウトブレークは、政治制度設計についても、言えそうです。


[659] 「京都女子大学現代社会学部 平川秀幸研究室blog 」に紹介いただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 10:41  

私の掲示板記事が、このサイト「Mangiare!Cantare!Pensare! 京都女子大学現代社会学部 平川秀幸研究室blog 」http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200508/171604.phpに引用いただいております。
光栄です。
この中に書かれている8月16日放映の「ガイアの夜明け」「アメリカ牛肉は大丈夫か」http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview050816.html
ですが、私、見なかったのですれども、うまく取材できていたのでしょうか?
制作担当者の方には、6月時点で、「8月放映では、すでに、時期はずれになるんではないでしょうか」と、いっておいたんですけれども、結果、ぜんぜん時期はずれにはならなかったですね。
この中に書いてある「解体した牛の肉に緑色の変な豆状の塊」というのは、Abscessといわれるもので、このサイトhttp://www.cowdoc.net/pages/vrml_html/toes.htmlに写真があります。

http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200508/171604.php


[658] 羊のBSE母子感染その後 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/22(Mon) 08:06  

ブログ記事で「「羊がBSEに母子感染する」という、ショッキングなイギリスの実験結果」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=439を出したら、「人間の場合はどうなの?」という問いがきた。
よく見ると、沖縄の方らしい。
そういえば、沖縄では、ヤギ(ヒージャー)を常食している部分があったんだっけ。
なんでも、日本にいるヤギの1/3は沖縄に住んでいるらしい。
http://www6.plala.or.jp/fynet/2book910yagi.htm#B910013沖縄のヤギ“ヒージャー”文化誌%20歴史・文化・飼育状況から料理店まで 参照
私も、子供のころに、ザーネン種というミルク取り専用のヤギを飼っていたが、力が強くて、引きずりまわされ、危うく、石に頭をぶつけそうになった苦い記憶のみある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%AE参照
ザーネン種は、ヨーロッパ育ちのお嬢さんヤギだが、小笠原・父島のヤギもザーネン種というが、これは、、1830年、ハワイから父島に移住したセボリーらがヤギをつれてきたの
がザーネン種だったということなのだろう。
沖縄のヤギは、トカラ列島のトカラヤギが移住したものなのかどうか、よくわからない。
尖閣諸島・魚釣島にも多数のヤギがいるらしいから、あるいは、南からの伝播なのかもしれないが。
ところで、日本語の「ヤギ」の語源は「野牛」(やぎゅう)がなまったものであるという説があるって本当?


[657] 鶏舎の形態との関係 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/22(Mon) 07:01  

8/22日本農業新聞
今回見つかったのは、全国11ヶ所の農場に700万羽の採卵鶏を擁する、企業養鶏でわが国最大のイセ食品の農場。・・同社では79年ぶりに鶏インフルエンザの発生が確認された昨年以来、全国の農場で出入りの制限、入場車両の消毒などの防疫態勢を敷くとともに、簡易キットによる検査なども行ってきた。今回も鶏に異常な症状が全く無く「抗体陽性反応が出たこと自体にビックリしている」(品質保証室)
ただ、全体の85%が窓の無い鶏舎であるが、ウイルスが確認された埼玉県の堤向農場は開放型だったという。茨城県の場合、考えられる感染経路のうち渡り鳥説が否定されているので、鶏舎の形態が感染ルートに関わるか否かの判断は難しい。
感染が確認された農場の鶏は、すべて処分される。・・今回も10万羽近くが処分に遭う。大規模養鶏で事が起こると、処分される鶏の数も尋常ではない。増羽に支えられた価格競争が「鶏の福祉」を度外視、食の「安全・安心」も脅かす構図が垣間見える。

弊社堤向農場における『高病原性鳥インフルエンザ』の抗体陽性について
http://www.ise-egg.co.jp/company/info/info050819.html

イセ食品鳥インフルエンザ対策
http://www.ise-egg.co.jp/ise/protect/index.html


[655] 『自国政府の失政』? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/21(Sun) 23:21  

【中国】北京周辺で272万人の「貧困層」、内陸より深刻(サーチナ・中国情報局) - 8月21日18時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050821-00000000-scn-int

核汚染の実態直訴で拘束=ウラン鉱山従業員が不明に−中国(時事通信) (19日19時4分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050819-00000098-jij-int

広西省:義をなした英雄 高医療費を負担できず飛び降り自殺 05/08/21
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d61264.html
■関連文章

中国諸相6(写真) 05/08/21
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d38321.html

<ガソリン不足>給油所前に乗用車など長蛇の列 中国広東省(毎日新聞) - 8月20日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050820-00000011-mai-int
【中国】ガソリン不足全国に波及、山東などで深刻(NNA) - 8月18日10時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050818-00000028-nna-int
中国:深刻なガソリン供給不足問題【大紀元日本8月19日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d12429.html

広東大興炭鉱事故調査:株主大半は現地官僚、15億元使途不明金【大紀元日本8月17日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d77355.html

2005年08月21日(日) 中国人と日本人、腐ってるのはどっちだ?
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20050821

“台湾有事視野”中露の軍事演習、本格的な実戦訓練に(読売新聞) (20日20時34分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050820-00000312-yom-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/people_s_liberation_army/

元中国国防長官:台湾問題で日米を叩き潰す(写真) 05/08/20
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d82122.html
http://www.epochtimes.jp/
『台湾海峡での戦争の勃発を阻止するため、或いは遅らせるためには、我々の戦略基点を「対等の戦略決戦」の水準に上げなければいけない。つまり、共倒れの戦争プログラムである。もし我々が台湾海峡での戦争を勝ち取ることができなければ、その結果は、甲午戦争よりもさらに惨めになる。それを避けるには、戦争が起きたら、日本を全面壊滅させ、米国を機能麻痺させなければならない。この目的を達成するためには、核を使うしかない。
 善を求めて悪に報われたら、以上に述べたことが、我々の政策の最終的なシナリオである。悪を求めて善に報われるために、全面的に日本を潰し、米国を機能麻痺まで叩き潰すしかない。台湾問題は10年も引き伸ばすことはできない。10年以内に必ず大戦がある! 』

 一方的な思い込みが、どんどん何かにのめりこみ、自らを危機に追いやる。自家撞着スパイラルに落ち込んでいってる? 非常に危険では。静観するほかないが・・・。進出日本企業、引き際が肝心になるかも。終戦直後の悲惨な状況の再現は避ける危機管理が、個々の企業の自己責任として必要になるのでしょう。

『我々は、覇権の視点から軍事、外交の問題を考えるだけではなく、国内の階層、階級の利益分配問題を考えなければいけない。この戦乱の時代において、ただ国内の下層階級を圧搾、搾取する上層の精華階級は、民族利益の代表ではない。彼らは、腐っており、没落しており、たいしたことができない。このような精華階級は制限されるべきであり、消滅されるべきである。一方、知恵がある、成熟した上層階級は、民族利益の代表になれる。彼らは、国内で「譲歩政策」を実行して、下層階級を導き、共に海外の利益を獲得することができる。』

 つきつめれば、結局のところ、中国国内における政治体制内の階級闘争の問題であるようですが。一国の内政問題のために、周辺諸国を巻き込むことは避けるように願います。

 それでなくとも、もはや「疫病」に関しては、中国発地球村アウトブレークが時間の問題では?

マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487031682X
瀕死の中国
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484052083
華禍―こんなに中華主義が怖いわけ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898310788

■ はるまげ半魚●● 2005/08/11(Thu) 10:56:15
http://sorceress.raindrop.jp/memo/dnmemo.cgi
『議会政治の“ART”とは、多数派工作です。評論家は床屋談義は達者にしますが、海千山千のナマのオッサンたちを相手どっての年中無休の多数派工作はできません。これを苦にしない、これが得意であるという特別な人間が、国会議員を職業として続けていられるわけです。』
 ここに出てる、『シナ問題』が、ズバリ核心のように思えますが?


[654] 地方の反乱を招きかねない小泉刺客手法 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/21(Sun) 22:50  

刺客候補を地方の目で捉えれば、中央資本のスーパーが、ある日、ドンと、地方の田んぼの中に立つようなものなのだろう。
最初はものめずらしくて、みにも行くが、だんだん、地元の商店街があらされることに気がついて、反発が強くなる。
そんな経緯をたどるだろう。
刺客候補と、中央資本のスーパーが違うのは、一定の品揃えがそなわっているかどうか、利便性があるかどうか、ということなのだろう。
「中央の政治の植民地化に対する地方の反乱」、そんなキーワードが、刺客候補の乱立と絡んで、浮かんでくる。
「地方を見捨てた自民党」、そんなキーワードも浮かんでくる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050821-00000066-mai-pol


[653] Re:[652] 埼玉の鳥アウシュビッツ、ジェノサイド始まる 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/21(Sun) 20:32  

ときさん。
京都府丹波町の養鶏場「浅田農産船井農場」での殺処分数が、19万8000羽でしたから、今回の埼玉県のケースは、その約半分という大規模なものですね。
なんとも、むなしい気持ちにさせるものです。


[652] 埼玉の鳥アウシュビッツ、ジェノサイド始まる 投稿者:とき 投稿日:2005/08/21(Sun) 20:08  

 理不尽、不条理そのもの。だれも、阻止できない無力感。ヒトゴト感覚。


埼玉の養鶏場でニワトリの処分始まる

 埼玉県鴻巣市の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスの「抗体」が確認された問題で、県は21日午前10時半すぎから、この養鶏場のニワトリおよそ9万8300羽の「処分」を始めました。

 作業には防護服に身をつつんだ県の職員などおよそ40人があたっていて、処分されたニワトリは順次、焼却処分場に運ばれるということです。「処分」は、およそ10日間かかる見通しです。(21日11:22)
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3099472.html


鶏9万8000羽を処分 埼玉の「イセファーム」(共同通信) (21日11時14分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050821-00000036-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

◆鳥インフルエンザ問題の今後(60)(2005.8.21)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza143.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『しかし悲しいかな、その実態は無認可ワクチンの噂に振り回されたり、当の被害農場にとっては死活問題でも、世界を揺るがす緊急事態の前では重箱の隅を突つくようなLPAIのかすかな痕跡を追いかけるさして意味のない鶏の虐殺を、これ見よがしに続けるとあっては、いずれ世界の物笑いになりかねない世紀の愚行であることを歴史が証明するだろう。』

 飽食の時代、食糧資源の逼迫から、免れている錯覚をおこしている現代。
 やがて、食糧の安定生産確保の問題につながる、由々しき事態であることに、農水省は気付いてないのか? まったくの失政である。

『戦争より遥かに多くの死者を出しているものがある。自国政府の失政、である。』
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50011999.html


[651] Re:[650] 青草やBSE牛の埋めた跡 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/21(Sun) 13:14  

笹山さん。助かります、有難うございます。

> アメリカ初のBSE発生時のダウナー規制で、「これで、農場素埋めの牛が増える。」といっていた関係者の言葉が、引っかかっているものですから、素直になれません。
> 狭い日本の場合には、考えられないことですが、広い農場のアメリカでは、何でもありの世界のようですね。

埋められる牛がBSEとは限りませんが、「青草やBSE牛の埋めた跡」、プリオンはなかなか分解しないから牧草を介しての伝達まで心配する破目になるのでしょうかね。

> ここの部分は、診断に足る検査員がいて、
サンプル採取には、獣医、連邦や州の職員、契約従事者、処理施設の職員が当る事になっていて、NVSLが採集のための訓練を実施することになっています。どこまでが「診断に足る検査員」なのでしょう。獣医は当然入るでしょうが、・・
 日本の食肉の食品検査員は全て獣医資格を持っていますが、米国の検査員は獣医資格は不用で、その訓練さえ受けていればOK。BSEサンプル採取の際に求められる診断能力も、治療に当たるわけではないですから、明らかにBSE牛を見逃さない程度でOKでは?

>その牛の死因や生前の症状を知りうる死亡牛の場合は、the targeted populationから、排除できない。

2005年7月27,28日に、農水省に米国から送られた公文書では、サンプル採取数は原因不明で死んだ肉牛と原因不明で死亡した乳牛、歩行障害または怪我で死亡した乳牛、運動失調の症状を呈して死亡した乳牛の総和とあります。
 素直に読めば、肉牛のうち歩行障害または怪我で死亡した牛、運動失調の症状を呈して死亡した牛は、サンプル採取の対象にならない。
 しかし、2004年3月の計画時点では、対象にならない死亡牛、例えば歩行障害または怪我で死亡したことが分かっている肉牛も「積極的に採取対象にはしないけども、サンプルからは除かない、混じっていても構わない」という事ですよね。
 サンプル採取対象に肉牛でも乳牛でも「原因不明」が入っています。死因が不明な牛はサンプル採取の対象。死因が分かっている牛は「積極的に採取対象にはしないけども、サンプルから除かない、混じっていても構わない」牛。これで、採取の現場で死因を問題にするでしょうか。
 この文は、死亡牛のサンプルは当初の条件では計画通りには集まらないことを見越しての条件緩和と、それが問題になった時の現場の人間が拡大解釈して勝手に集めたというUSDAのお偉いさんの責任逃れの伏線に思えます。

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse/BSE_Surveil_Plan03-15-04.pdf


[650] Re:[649] [628]死亡牛のBSEサンプル採取 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/21(Sun) 11:08  

虹屋さん。
ここの部分は、診断に足る検査員がいて、その牛の死因や生前の症状を知りうる死亡牛の場合は、the targeted populationから、排除できない。
ということですから、それ以外の場合も大いにありうるということではないでしょうか。
アメリカ初のBSE発生時のダウナー規制で、「これで、農場素埋めの牛が増える。」といっていた関係者の言葉が、引っかかっているものですから、素直になれません。
狭い日本の場合には、考えられないことですが、広い農場のアメリカでは、何でもありの世界のようですね。


[649] Re:[628]死亡牛のBSEサンプル採取 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/21(Sun) 10:50  

笹山さん。情報のご紹介ありがとうございます。
> USDAが水曜日に認めたところによると、拡大サーベイランスプログラムの実施にもかかわらず、この14ヶ月間で、439,126例の検査を行った中で、9,200例のサンプルは、ホルマリン漬けになっていて、IHC検査しかできず、確認検査となるウエスタンブロット検査は、できない状態になっていたとしている。
>

@3例目のホルマリン漬サンプルの際、6月からやり方・プロトコルを変更してホルマリン漬はできなくなったと報道されていました。農水省のまとめでは、H16.6,6〜H17,6,21までの総検査数は約38.8万ですから、約38万中の9200、約2.5%ですね。
A滋賀県家畜保健衛生所の広報を読むと、死亡牛からのサンプル採取は大変ですね。
>搬入された死亡牛は、検査に必要な延髄の閂部(かんぬきぶ)と言われる部位を採材します。この時点での最大の問題点は、脳や延髄が融解していて、採材が困難なものが見られることです。脳や延髄などの中枢神経系は、体の中でも特に融解の早い部位です。特に、夏場は融解速度もさらに速くなります。場合によっては検査に支障を来すことにもなります。家畜商さんの手配の都合などもあると思いますが、正確な検査を行うために、速やかな搬入をお願いします。また、腐敗が進めば、搬入時の悪臭の原因となり、近隣住民への迷惑となるなど、家畜保健衛生所への搬入そのものが困難ともなりかねません。搬入までの間は、涼しい場所で野生動物等に食い荒らされないような措置をしてください。
>検査材料を採材された死亡牛は、焼却処分されるまでの間、一時保冷庫で保管されますが、いかに保冷庫の中といえども、悪臭が発生します。これに対応するため、保冷庫にオゾン脱臭装置の設置などの努力をしています。しかし、保冷庫に脱臭装置を付けても限界がありますので、腐敗が進まないうちに搬入していただくようお願いします。
> また、現在保有の保冷庫は4頭の保管しかできません。しかし、グラフを見てもらえば分かるように、多い時は1ヵ月に50頭以上の搬入がありました(グラフ1)。このため、オーバーした牛については外部に委託して処理を行っています。この場合の経費負担について、死亡牛を持ち込まれた全農家が均等に負担し、農家負担に格差が生じない仕組みとして農家互助基金が7月1日から創設されています。死亡牛搬入の際には、基金の7,000円と事務手数料1,000円を一緒に持ってきていただくようお願いします(掲示板:衛生指導協会からのお知らせ参照)。
http://www.biwa.ne.jp/~sigakaho/tsushin/56/56tokushu.htm

 以前、ご紹介した採取の画像は、新鮮に見えましたが、死亡牛では袋を開けると腐敗臭がするものもあるわけで、仕事とはいえ大変ですね。
 農家の方も、死亡牛の始末に8千円も負担しているのですね。
B米国の死亡牛は、処理に農家が費用を負担しているのでしょうか。と畜場・パッカーから処理施設へのダウナー牛の転送費用が年間0.5億ドル(28回プリオン部会資料10のP5)、死亡牛ははダウナー牛の約5倍発生する。
 死亡牛でもペットフード原料にはなるから、運送費位はでる価格でひきとられているのでしょうか??また農家から処理施設に送られる間に腐敗・融解が進むでしょうから、検査できる検体が採取できるのでしょうか。?

ところで、米国が2004年3月に公表したサーベランス計画Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) Surveillance Plan March 15, 2004の2ページのClinical Presentation Criteriaという部分は、私の貧弱な英語力では、「死んだ牛なら、原因を問わずに検体を集める」とよめます。
 ところが、2005年7月27,28日に、農水省に米国から送られた公文書では、「肉用繁殖雌牛の頭数に全体の死亡率(1.5%)と原因不明で死亡した割合(20.3%)を掛け合わせた。
乳用雌牛の頭数に全体の死亡率(4.8%)と原因不明で死亡した割合、歩行障害または怪我で死亡したもの割合、運動失調の症状を呈して死亡した割合の合計(35.1%=19.8+13.9+1.4)を掛け合わせた。」(28回プリオン部会資料1-2のP55)
私の誤読でしょうか??

Clinical Presentation Criteria
4. Dead cattle Any dead cattle where the specimen is of diagnostic quality and the cause of death and/or clinical signs prior to death, if known, do not preclude it from the targeted
population.

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse/BSE_Surveil_Plan03-15-04.pdf


[648] さらに、私の「郵政民営化」ブログ記事の引用が増えております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/21(Sun) 10:36  

638でも取り上げたが、私のブログ記事「『郵政民営化問題』は、アメリカから日本への『年次改革要望書』の中の一項目に過ぎない。」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=258
が、さらに、いろいろなところに引用され始めているようだ。
たとえば、このサイト
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1593821
のように。
これは、今年の4月に書いたものなのだが、総選挙を控えて、急に注目されてきているのかもしれない。
私の記事は、事実を淡々と書いてあるだけですので、アジテーター的意味は、まったくないことをここに明言しておきます。

http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1593821


[647] 米国飲料協会(ABA)が、学校の自動販売機での清涼飲料の種類制限 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/21(Sun) 09:54  

米国飲料協会(ABA)は8月17日、学校で販売する清涼飲料の種類を制限する計画を示した。
これは、社会問題となっている子どもの肥満や健康に配慮使用との方針に基づくものである。
この方針にもとづき、小学校の自動販売機では水と果汁100%のジュースしか売らないなど学校で販売する清涼飲料の種類を制限する。

内容の詳細は下記
http://www.ameribev.org/pressroom/2005_vending.asp
のとおり

小学校-水と100パーセントジュースのみ販売
中学校-栄養のある、または、ノンカロリーの飲み物のみ販売
たとえば、水、100パーセントジュース、スポーツドリンク、ノンカロリー清涼飲料、低カロリージュース
5パーセント以下のフル・カロリーの清涼飲料やジュースは、駄目。
高校-瓶詰め飲料水や100パーセントジュース、スポーツドリンク、ジュース飲み物など、多様な選択でいいが、清涼飲料は、自動販売機の50パーセント以下とする。

http://www.news-daily.com/articles/2005/08/20/news/news2.txtも参照

http://www.ameribev.org/pressroom/2005_vending.asp


[646] 日本の常任理事国入りは絶望的 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/21(Sun) 08:05  

政府は二十日、日本、ドイツ、インド、ブラジルの四カ国(G4)が国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指して共同提出した「枠組み決議案」の採決を断念する方針を固めたという。

大局観を失った日本の刹那的外交の帰結が、この結論である。
5月のゴールデンウィーク明けに各国の日本国大使を集めての、常任理事国入り運動が、今となっては、なんとも、うら悲しく、思えてくるのだが。
まるで、選挙運動のような感覚で、常任理事国を目指したこと自体、そもそも、間違っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050821-00000000-san-pol


[645] Re:[643] 環境ホルモン(内分泌攪乱)物質の人体蓄積の影響はいまだ不明? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/20(Sat) 22:01  

ときさん。
このPBDEの危険性については、欧米のほうが、すでに敏感のようです。
このサイト「 You Can't Avoid This Toxin」http://truehealth.org/ahealn39.html
では、難燃剤として使われるPBDEが、コンピュータ、テレビ、家具のクッション、室内装飾繊維、カーペット・バッキング、自動車、航空機、バス、建築資材などから、ほこりとなって、空気中に滲み出して、廃棄物処理場からは、水や風に混じって、汚染を広げているということが書いてあります。
このようにして、難燃剤が、魚や肉や鶏に蓄積していくとしています。
人間からは、PBDEは、大人だけでなく、乳幼児からも検出されているようです。
特に、胎児に対しては、ごく少量のPBDEへの暴露も、大きな影響を与えるようです。
乳幼児へは、母親の子宮を通しての曝露と、母乳を通しての曝露があるようです。
人間への影響としては、脳の成長が止まり、エストロゲン・ホルモンの変化で、男性への受精力の低下や卵巣の発達に影響を及ぼしていくとしています。
アメリカのカリフォルニア州では、二つのタイプの難燃剤の生産を禁止し、メーカーもこの生産停止に同意したようです。
メーン州も、同等の措置のようです。
PBDE曝露の機会としては、大きく、食物によるものと、室内の空気によるものの二つがあるようです。
食物としては、魚のメカジキ、なまず、サーモン、鶏のアヒル、ポークソーセージ、ホットドッグなどに高い蓄積が見られるとのことです。

http://truehealth.org/ahealn39.html


[644] Re:[640] 無題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/20(Sat) 21:30  

国民感情さん。
ダウナー牛については、この掲示板の以下の番号のところに散々書いてありますので、お暇があったらごらんください。
結論がそっけなくなって申し訳ないのですが、虹屋さんがいわれるに『ダウナー牛の実態は、USDAさえもわからない。』という結論になってしまいました。
593.571.569.560.559.535.534.530.509.221


[643] 環境ホルモン(内分泌攪乱)物質の人体蓄積の影響はいまだ不明? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/20(Sat) 21:22  

難燃剤汚染、アジアに拡大 母乳から先進国並み濃度

 電気製品や繊維製品を燃えにくくするために使われる臭素系難燃剤の一種、ポリ臭素化ジフェニルエーテル類(PBDE)による人体や環境の汚染が、先進国だけでなくアジアの発展途上国にも拡大していることが愛媛大沿岸環境科学研究センターなどの国際研究チームによる調査で20日、明らかになった。
 PBDEは脳神経系への毒性や甲状腺ホルモンの働きを阻害する作用が指摘され、欧米では一部の物質の使用禁止が決まっている。同センターの田辺信介教授は「途上国でもPBDE汚染は進んでいる。パソコン製造工場や電気製品のリサイクル施設などが発生源とみられる」と話している。
 22日からカナダで開かれるダイオキシン国際会議で発表する。
(共同通信) - 8月20日17時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050820-00000100-kyodo-soci

 ご紹介まで。


[641] 日本国民の悲劇 投稿者:愛信 投稿日:2005/08/20(Sat) 20:25  


9月11日の総選挙で貴方の一票が日本国民を救う


戦争を積極的に支援する、偽者改革派不自由民主党公明党政権の企み
国民の貯金350兆円をハゲタカ軍団へ移譲する方法。

1.郵政民営化で郵便銀行を設立して新株発行。
  この時に郵便局を頼りにしている預金者の多くは貯金を新株に移転。
  ハゲタカ軍団は郵便銀行から引き出した資金で全力で郵便銀行株を空売りする。
2.日本政府は郵便銀行を無理矢理に債務超過にする。
3.郵便銀行は破綻処理の3号措置となり、一時国有化される。
  この時点で郵便銀行の株券は無価値となり、預金は一人500万円まで保証して政府
  は国民に体裁を保つ、ハゲタカ軍団は空売した株の買戻しで莫大な利益を手にする。
4.政府は公的資金(税金)を付けて破綻した郵便銀行を外資ハゲタカ投機軍団に移譲。
  第二の新生銀行の誕生である。

これで日本国民は国民資産1400兆円の多くをハゲタカ・ファンド投機軍団に
巻き上げられる、日本国民にとっては地獄への道である。

戦争を積極的に支援する、偽者改革派不自由民主党公明党政権の暴走を阻止しましょう。
9月11日の総選挙で審判を下すのは、貴方です、貴方の一票が日本国民を救う。


詳細はこちらにあります。
http://www.aixin.jp/AJI0.htm


宇都宮地裁の公判で無理矢理3号措置を適用された地銀最大の足利銀行は
自己資本比率は9.8%から8%台に下落しただけで、債務超過ではないと
反論していて、一時国有化の根拠が揺らいでいる。
国有化を強行した、当時の竹中イカサマ金融庁の責任追及に発展もありうる。
足銀事案は民営化後の郵便銀行を破綻処理するための予行演習で有ったのか、
一時国有化の銀行と被害者の会は現在係争中。


日本国民の悲劇

預金を新株に移転:
なにも知らな庶民は僅かな利息を貰うより、郵便銀行の配当を
貰ったほうがお得ですよと薦められて買ってしまいました。

郵便銀行民営化の目的:
1.(株)郵便配達  運送業者   個社
2.(株)窓口業務  販売業者   個社
3.(株)郵便保険  生命保険会社 保険業務法を適用
4. (株)郵便銀行  民間銀行   銀行法、預金保険法を適用


日本政府は郵便銀行を無理矢理に債務超過にして、
預金保険法の破綻処理3号措置で、(株)郵便銀行を一時国有化
するために、一旦、民営化しなければ成らないのです。

破綻した(株)郵便銀行の受け皿は世界一の資産家ですから、
どうか皆さん安心してくださいと金融庁は云うでしょう。
こうして財政投融資の不良債権を含むあらゆる債権が
ハゲタカ投機軍団の手に渡ります。
植民地化した弱い立場の日本国民にハゲタカ投機軍団の厳しい
取立てが始まり日本国民は地獄の底へ突き落とされます。

実践株式情報

http://www.aixin.jp/AJI0.htm


[640] 無題 投稿者:国民感情 投稿日:2005/08/20(Sat) 20:21  

今回の衆議院選挙ですが、鈴木宗男さんはまた出るんですね。いったい政界って自乗作用って働く所なんですか?こんな事を書き込むと『法律に基ずいて立候補するに足る資格があるから立候補するんです』なんていわれそうですね。『あなたは立法府の仕事を解っていない』とか。。。(^-^;)
まあ、私の感覚が国民感情かと思います。 なぜ国会議員の先生達って、現在汚職で係争中の方の被選挙権を抑制するような法律を作らないのでしょうか? 詐欺師が法律を作って、泥棒(また公務員が内職で違法な貯蓄してましたね)が行政を行っているといわれても、返す言葉がないのでは? なぜでしょうか?

ダウナー牛の話に話題を変えますが、アメリカでは年間数十万頭のダウナー牛が発生してるそうですが、@発生頭数と英国のBSE牛発生頭数との間に相関はあるのでしょうか?
Aずばりダウナー牛をBSE検査すると、どうなるんですか? 陰性なんでしょうか?
[639] 本来、発病予防防御のためのワクチン 投稿者:とき 投稿日:2005/08/20(Sat) 18:58  

 ウイルスからの感染を「人為的に回避」するということは、不可能であることは、これまですでに起こっていることを見ても明らかである。運を天にまかすような形にしかならない。(それぞれの養鶏場の努力を否定するものではないが。)
 ウイルス感染を回避する手立てを講じても、感染を被ることは避けられない。では、被ったら、失敗なのか? 技術が未熟なのか? プロとして腕が悪いのか? けっしてそうではないだろう。たまたま運良く免れてきただけだ。
 指針にあるとおり、これまでおこった事例の「感染経路の究明・解明」はどうなってる? 一つとして満足に果たされていないのではないのか?
 感染経路が不明なら、もはや、的確な防御は不可能である。原因がわからないものには、対策を立てようがない。「清浄国」前提の中で、いまの対策はあくまでも、感染を防御することと、感染を拡大させない、まん延を防止することである。
 感染原因が不明なことに対して、どうして対策が立てられようか。となれば、感染拡大まん延防止も不可能である。
  となれば、あと残るのは、感染しても発病を軽減し、大量にへい死することを避けることしかないではないか。あらゆるウイルスの病気は、耐性を獲得すること によって、生物は環境に適応してきたのである。抗体を獲得し、生き延びることができる体質をもったものを淘汰するなどという、まったく莫迦げたことは、即 座にやめるべきである。限りない資源の無駄である。それをやることに何のメリットがあるのか、まるで理解できない。理解できない私のほうが、莫迦なのか?  全く気違い沙汰だ。

 本来、発病予防防御のためのワクチンが、その目的のためには使えない格好になっている。防疫指針をどのように読ん でも、実際に使える状況は、おそらく現実にはやってこないだろう。相当箇所、実際に発生しても、使用できる状況とは判断することはないだろう。使用したと きの弊害を列挙しすぎてる。(適当な、科学的な事実に基づいた知見には見えない、恣意的な理由付けである。)

高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針[PDF]
http://www.maff.go.jp/tori/20041118bousi-2.pdf

家畜伝染病予防法
http://www.houko.com/00/01/S26/166.HTM

鳥インフルエンザ−鳥の間でのH5N1鳥インフルエンザ流行の地理的拡大−更新28 2005年8月18日 WHO
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/54who1.html

『ヒトの感染例のほとんどが病鳥または感染して死んだ鳥との直接の接触があり、ヒト症例はこれまでのところベトナム、タイ、カンボジア、インドネシアで確認されている。ヒトからヒトへの感染が確認されているのはこれまでごく小数である。』

 トリの症例と、ヒトの症例を、峻別できてない。

『日本、マレーシアそして韓国におけるH5N1ウイルスの家禽間の流行の対策は成功裏におわった。』

 まだ終わっていない。本番はこれからではないか。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(59)(2005.8.20)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza142.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『こ のまま黙って居れば日本の方針では明らかにその後追いである。身の毛がよだつのは私だけではあるまい。ことさら公衆衛生と家畜防疫手段を対立させて清浄国 論を守るため家禽へのワクチン接種を拒むがごとき卑劣な手段をこうじて、家禽のみならず人命までも危うくし、自分達だけに都合の良い政策の加担をする御用 学者達は本当に許せない。』

 ヒトのインフルエンザウイルス感染症に関しては、H5N1型感染によって、死亡事例が起こった地域は、すでに感染経験地帯であることを認識し、そこからのヒトの移動を監視しながら、移動先のサーベイランスを厳重に実施するべきである。
 ヒトのウイルスは、ヒトがキャリアであるのだから。ヒトの「H5N1型」の感染伝播の監視は、トリの「H5N1」を見てても始まらない。名前が同じでも、月とスッポンなのであるから。


[638] 「郵政民営化国際公約解散?」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/20(Sat) 18:34  

私のブログ記事「『郵政民営化問題』は、アメリカから日本への『年次改革要望書』の中の一項目に過ぎない。」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=258
が、総選挙を控え、こんなところ
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1575831
でも、
そして、こんなところ
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0508/050815-9.html
でも、
さらに、ここ
http://snsi-j.jp/boards/bbs.cgi?room=info
の7839でも
はたまた、ここ
http://page.freett.com/shelarcy/profile.htm
の005年8月09日でも
そして、ここ
http://sessendo.8oji.net/pukiwiki/index.php?%C7%AF%BC%A1%B2%FE%B3%D7%CD%D7%CB%BE%BD%F1
でも
また、例のオオニタ・ブログでも
話題になっているようです。

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1575831


[637] Re:[635] じゃあ、今までの検査は信用できないということか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/20(Sat) 14:03  

ときさん。
確かに、スクリーニング的サーベイランスなのか、サーベイランス的サーベイランスなのか、あいまいのままに、きている節がありますね。
このサイト「Avian flu preventive measures in Hong Kong 」
http://www.info.gov.hk/info/flu/eng/preventive_measures.htm
では、比較的、きっちり、対応の仕分けができているようです。
検査の感度を上げれば上げるほど、しきい値の幅は、大きくなるわけですから。
高感度検査に振り回されない体制が必要のようです。

http://www.info.gov.hk/info/flu/eng/preventive_measures.htm


[636] 刺客もさまざま 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/20(Sat) 12:47  

刺客候補も勢ぞろいしたが、ブロック毎に見てみると、その刺客事情も微妙に異なっていることに気がつく。
すなわち、比例枠に余裕のあるブロックと、そうでないブロックとでは、刺客が単なる捨石刺客なのか、比例救済できる賓客刺客なのか、微妙に異なっているようだ。
特に、コスタリカが、自民分裂後も生きているブロックでは、その分で、当選可能圏比例枠はいっぱいとなり、刺客の比例救済(これを『救命装置をつけた刺客』といわれる方もある。)は、むづかしくなる。
となると、そのようなブロックでは、刺客すなわち、特攻隊となってしまう。
この結果、多くの特攻隊的刺客が舞い降りた選挙区では、死に票を避け、既存の保守票は、保守系無所属候補か、国民新党候補にいってしまい、特攻隊的刺客の得る票は、むしろ、民主党の票を奪う構図となりつつあるようである。
また、単独比例の刺客には、むしろ、ターゲットは、その県の造反参議院議員に向けられてのものとも、かんぐられるものがある。
任期途中で参議院に送り込んで、尻尾が切れても切れても、実数は減らない。
これなんかは、トカゲの尻尾刺客とでもいうのかな?


[635] じゃあ、今までの検査は信用できないということか? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/20(Sat) 11:26  

 精度の低い検査でやってれば、いつまでも、「清浄国」を言い続けられるってことですか?
 ことほどさように、検査手法が高度化することによって、新しい病気がつくられるともいえます。昔々から存在しているのにもかかわらず。

鳥インフルエンザ 検査併用感度に大きな差(東京新聞 2005.08.20)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050820/mng_____kei_____002.shtml

露で鳥インフルエンザ拡大 国内被害、懸念強まる
FujiSankei Business i. 2005/8/20
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200508200003a.nwc


[634] フライドポテトの食べすぎは、乳がんのもと? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/20(Sat) 08:12  

Harvard Medical Schoolの調査では、一週間に一袋以上のフライド・ポテトやポテトチップスを食べる女の子は、将来、乳がんに罹る割合が高くなるという。
若いときの女性の食生活が、晩年の健康を支配するということである。
Harvard Medical Schoolでは、二千人以上の看護婦のお母さんに、看護婦さんが3歳から5歳までの娘時代にどんな食生活をしていたかを質問した結果、子供時代のポテトチップスとその後の乳がんとの関係がわかったというわけだ。
しかし、その原因としては、ポテトそのものではなくて、ポテトを揚げる油の飽和脂肪酸が。乳がんのトリガーになっていると、科学者は言う。
また、この調査では、毎日少量の牛乳を飲むことが、乳がんのリスクをいくらか減らすとしている。
この調査結果は、the International Journal of Cancerに発表される。

http://www.mirror.co.uk/news/tm_objectid=15873319&method=full&siteid=94762&headline=too-many-chips-raise-risk-of-breast-cancer--name_page.html


[633] Re:[627] 英国家庭医に「鳥フル流行ガイドブック」が健康省から配布 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/20(Sat) 07:30  

外岡さんが627でご紹介のイギリス健康省の「鳥フル流行ガイドブック」ですが、このサイト「UK Health Departments' UK influenza pandemic contingency plan」
http://www.dh.gov.uk/PolicyAndGuidance/EmergencyPlanning/PandemicFlu/fs/en
から、ダウンロードできます。

http://www.dh.gov.uk/PolicyAndGuidance/EmergencyPlanning/PandemicFlu/fs/en


[632] 話題の人「ほりえもんブログ」を覗いてみると 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/20(Sat) 07:01  

こんな表示が。
「現在、諸事情により、livedoor 社長日記のコメント、トラックバック受付を非表示にさせていただいております。ご了承ください。 」
http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/
なるほど、なるほど。
お取り込み中ということがよくわかります。
文中「もし出馬したとしても社長は続けますともちろん答える。時間とは工夫次第で有効に使えるものである。単位時間あたりの生産効率を上げていけばよいことである。」とあるんだけれども、政治の場合、これがなかなか、そうはいかないんだけどね。
何しろ、国会には、時間待ちのための将棋盤と碁盤がおいてあるような世界ですからね。
おっしゃる「単位時間あたりの生産効率」を下げないと、まとまる話もまとまらなくなる。
でも、どのような展開を、今後、ブログなどで見せるか、興味深々といったところですね。
何しろ、この「ほりえもんブログ」(正式には、「livedoor 社長日記」)、一日のアクセス数が、私のサイトの10倍以上というから、かなったものではありません。
でも、料理やなんかの話より、もうちょっと、政策論も見たいのだけれども、公職選挙法の規定で、すでに、今では、ちょっと無理な話かな?

http://blog.livedoor.jp/takapon_ceo/


[631] 本当かいな?中国の「緑化」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/20(Sat) 05:11  

630でご紹介した「「kim.のいきなりなんばすっとねあんたわ!」さんのサイトで紹介されていたのだが、中国では、枯れ草に着色剤を吹き付けて、「緑化」しているのだという。
なるほど、下記サイト「中国の7色に輝く河川と食品」の写真を見ると、天安門前広場らしきところで、芝生に着色剤を吹き付けている光景が見られる。
これだったら、緑化も黄化も自由自在ですね。
そういえば、このサイト、以前にも、この掲示板で、紹介されていましたね。
そのときには、七色の川のほうに気をとられていて、この「緑化」のほうには、気がつかなかったんですが。

http://blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/archives/50010839.html


[630] 「kim.のいきなりなんばすっとねあんたわ!」さんに、リンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/19(Fri) 22:19  

[2994] これが問題の政府税調の「ごろごろ未産主婦」揶揄発言の詳細」
の紹介でした。
http://indickkim.exblog.jp/3169073 です。
光栄です。

http://indickkim.exblog.jp/3169073


[629] Re:[627] 英国家庭医に「鳥フル流行ガイドブック」が健康省から配布 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/19(Fri) 22:00  

外岡さん。
家庭医と、鳥インフルエンザの危機管理を共有することは、大切なことのようですね。
今回の西シベリアからヨーロッパへの鳥インフルエンザウイルス侵入に際しても、同様の指摘がされていました。
獣医さんも'other family doctor'と呼ばれているところもあるように、獣医さんと、家庭医とが、地域家庭内鳥インフルエンザの危機管理の中枢として、地域の情報を共有できればいいなと思います。

http://www.suburbanchicagonews.com/heraldnews/aboutus/progress/2005/j13atrill.htm


[628] アメリカUSDAのBSE検査のうち、9,200例は、一種類の検査しかできないと判明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/19(Fri) 21:35  

USDAが水曜日に認めたところによると、拡大サーベイランスプログラムの実施にもかかわらず、この14ヶ月間で、439,126例の 検査を行った中で、9,200例のサンプルは、ホルマリン漬けになっていて、IHC検査しかできず、確認検査となるウエスタンブロット検査は、できない状 態になっていたとしている。

http://www.wisconsinagconnection.com/story-national.cfm?Id=836&yr=2005


[627] 英国家庭医に「鳥フル流行ガイドブック」が健康省から配布 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/08/19(Fri) 21:35  

 公衆衛生学発症の英国では「鳥フル」に関しての情報や対策などがマスコミでは以前から活発に流されています。
 今日の情報では、家庭医に健康省から鳥フル流行に対するガイドブックが来週配送される由。
 市民社会の歴史とその厚みを感じさせます。
 日本では多くの医師達が「鳥フル」の状況を知らないはずです。
 以下、簡単な薬ですが、参考までに。

・Birdflu pandemic advice to doctors Daily Mail (英国) 
http://www.dailymail.co.uk/pages/live/articles/health/thehealthnews.html?in_article_id=359777&in_page_id=1797


「医師達へ鳥フル流行に際してのガイドを配布」
 英国の家庭医(GP:General Practioner)は、健康省から鳥フル流行に対して如何に対処するかを説明したガイドブックを受け取る予定だ。
 多くの専門家は鳥フルの世界的流行はいつ起きても不思議ではなく、仮定の問題ではなく時間の問題だと言っている。
 世界で5千万人に達する犠牲者が出ることも可能性として考えられ、英国でも5万人以上の死者が予想されている。
 英国における対策の一環として、健康省は家庭医と他の初期医療関係スタッフに情報と対策をまとめたパックを来月送る予定である。
 パックの中には、医療担当責任者による、50ページの「インフルエンザ流行解説書」が含まれる。 またさらに患者用に、「インフレンザの流行ーあなたとあなたの家族のための重要な情報」というタイトルの小冊子が50部含まれている。



[626] 鳥新聞というブログに私の掲示版やブログが紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/19(Fri) 19:26  

このサイト
http://eda.s68.xrea.com/archives/000428.php
です。
四川ブタ連鎖球菌伝染病問題について、ご関心をもたれているようです。
光栄です。

http://eda.s68.xrea.com/archives/000428.php


[625] Re:[624] 笹山さん、是非、応募してください 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/19(Fri) 13:02  

笹山さん。有難うございます。
> これは、アメリカの日本の和牛輸入再開に当たってのパブリックコメントですね。
> 応募してみようかな?

是非ぜひ、応募してください。日本の20ヶ月齢以下除外の際の、パブコミには米国政府もカナダの生産者も応募していましたが、日本政府は応募して意見を述べるとは思えません。私の英語力では到底無理です・・。

教 えていただいた文章は、私の力では、読み飛ばした部分でした。米国政府は、OIEコードは参照する枠組みで自らを縛る、拘束するルールとは考えていないと 私は考えています。せいぜい、念のためにOIEコードの視点で日本や輸入再開を評価するとcontrolled risk regionsに該当するというという程度ではないでしょうか。米国の立場、要求は、それには縛られない
と方針ではないでしょうか。

> むしろ、この部分は、OIE基準によるというよりは、「輸入国の適切な保護の水準(ALOP(Appropriate Level of Protection))がOKとされるならば、ほとんど何でも輸出可能」というSPS協定によったと見るべきなのでしょう。

OIE コードに従うなら、骨なし肉は@30ヶ月齢以下A危険部位除去されており、B空気スタンニング、ピッシングの適用がないもの、機械的な剥ぎ落とし肉ではな いこと、危険部位とのコンタミネーション防止がされているものC生前・死後の検分は無条件品目ですから、これらの条件に適合しているか否かを日本政府に保 証を求めるというのならスジが通りますが、米国の条件では@30ヶ月齢以下C生前・死後の検分を故意に落としています。
 現実問題として、ビールを飲ませ肉を柔らかくした神戸牛では30ヶ月齢以上は珍しくありません。OIEコードに従うなら、30ヶ月齢以下の保証を求めるはずです。

笹山さんの言われるとおり、踏切板より跳び箱を低くするように誘っているのだと思います。和牛がこの条件で貿易再開なら、米国産牛肉も同じ条件でと持ち込みたいのでしょう。
 米国のこのしたたかな交渉・外交に日本は太刀打ちできるのでしょうか??

>甲斐委員、米国に質問状提出も
プ リオン専門調査会委員の甲斐諭九州大学大学院教授は、・・特定部位規制で1000件を越える違反が起きていたことについて・・違反内容によっては評価の前 提が崩れかねないため・・厚労・農水両省は詳しい情報提供を求めており、その対応を見て、質問状を出す予定。日本農業新聞の取材に答えた。
開示を求めるのは@詳しい違反内容と、違反が起きた理由A違反を起こした食肉業者の規模や企業名B特定部位規制が不十分だった牛の月齢や種類C再発防止策D違反を起こす構造的な要因の有無など。 19日、日本農業新聞より

http://a257.g.akamaitech.net/7/257/2422/01jan20051800/edocket.access.gpo.gov/2005/05-16422.htm


[624] Re:[623] 米国の和牛輸入再開の条件(案)公表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/19(Fri) 10:07  

虹屋さん。
これは、アメリカの日本の和牛輸入再開に当たってのパブリックコメントですね。
応募してみようかな?
で、この中で、日本は、OIE基準Chapter 2.3.13でのcontrolled risk regionsに該当するということ。negligible risk regionには、7年以内ということで、該当しないこと。
という前提で、しかも、和牛の骨なし肉輸入量は、fresh/chilledとfrozenを含めてネグリジブルであること、などの前提にたっていますね。
日本から輸入される和牛肉が、骨なし肉であり、危険部位除去されており、空気スタンニング、ピッシングの適用がないもの、機械的な剥ぎ落とし肉ではないこと、危険部位とのコンタミネーション防止がされているもの、を条件としたということですね。
骨なし肉のOIE基準緩和が、日本にむけて初適用とは、皮肉な展開です。
「30ヵ月以下の牛に由来」条件と、「生前・死後の検分」条件については、以下の文の中の「We believe this is appropriate」の文意の中に含まれていると見るのでしょう。
むしろ、この部分は、OIE基準によるというよりは、「輸入国の適切な保護の水準(ALOP(Appropriate Level of Protection))がOKとされるならば、ほとんど何でも輸出可能」というSPS協定によったと見るべきなのでしょう。

「For controlled risk regions, the OIE guidelines recommend that meat and meat products not contain SRMs and mechanically separated meat from the skull and vertebral column from cattle over 30 months of age, and that the meat and meat products be derived from cattle that received ante-mortem and post-mortem inspections and that the cattle were not subjected to an air-injection stunning or pithing process at slaughter, among other criteria.
The proposed import conditions for whole cuts of boneless beef from Japan, including the requirements that the beef come from an establishment eligible to export meat to the United States under the FMIA and FSIS regulations, are consistent with the criteria for controlled risk regions.
We believe this is appropriate, given that Japan has reported indigenous cases of BSE within」

http://www.aphis.usda.gov/lpa/news/2005/08/japanbeef_vs.html参照

http://a257.g.akamaitech.net/7/257/2422/01jan20051800/edocket.access.gpo.gov/2005/05-16422.htm


[623] 米国の和牛輸入再開の条件(案)公表 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/19(Fri) 09:26  

米国の和牛輸入再開の条件(案)には、OIEコードと比べて
@30ヶ月齢以下の牛の条件がない この項目はEUによってOIEコードに加わった部分
A生前・死後の検分を受け、BSEのケースと疑われなかったか確認されなかったの条件も無い これは、日本によって加わった部分

つまり、実質的にOIEコードよりも敷居の高さが低くされています。この条件を日本政府が飲めば、農業情報研究所の北林さんが懸念されている事態になる可能性が大。食品安全委員会の審議は、無意味になりかねません。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05081701.htm
日本の牛肉対米輸出は、最大時で99年に14.4トン。対して米国の対日輸出は約24万トン。エビで鯛を釣るならぬエビで鯨を釣るでしょうか?

牛 肉は、連邦食肉検査法(FMIA)の下で的確と認められる施設で調整されたものであること。(日本では4箇所)これには、特定危険部位(SRM)が枝肉か ら完全に除去され・可食製品から隔離され・適切な方法で処分されねばならないという条項や、空気注入スタンニングの禁止が含まれる。

 ・牛肉は、と殺に際してピッシングを受けていない牛由来のものである。

 ・リスク軽減措置が日本政府の証明書によって証明

http://a257.g.akamaitech.net/7/257/2422/01jan20051800/edocket.access.gpo.gov/2005/05-16422.htm


[622] ロシアの鳥インフルエンザは、カスピ海の北西岸に達する。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/19(Fri) 08:58  

8月17日、ロシア当局は、ロシア連邦カルムイキア( Kalmykiya)共和国
http://horsecare.stablemade.com/images/Articles/Maps/kalmykiya.jpg
で、鳥の大量死が発見された、と発表した。
カルムイキア共和国は、黒海とカスピ海の両海にはさまれた国(首都はエリスタ Elista)
http://maps.fallingrain.com/perl/map.cgi?kind=topo&lat=46.3078&long=44.2558&name=Elista&scale=10&x=240&y=180
で、これまでの発生地
http://www.recombinomics.com/H5N1_Map_2005_QinghaiL.html
よりも、大幅に南下したことが注目される。
このことで、今後、黒海や地中海、中東での鳥インフルエンザ拡大が懸念される事態となった。
いよいよ、西シベリアの鳥インフルエンザは、ヨーロッパへ侵入したというわけだ。

http://cnn.co.jp/science/CNN200508170026.html


[621] Re:[619]戦略的サーベイランスなのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/19(Fri) 08:37  

Chaosさん、ありがとうございました。
ときさん。
どうも、全国一斉サーベイランスをやったのはいいが、やや、その後を見越した戦略的サーベイランスとは、いえないのではないでしょうかね。
おっしゃる清浄国幻想にもとづく全国一斉サーベイランスと、そうでない考え方にもとづく全国一斉サーベイランスとでは、まるで意味が違ってくるでしょうからね。
いわば、護送船団方式にもとづくサーベイランス・システムとでもいうのでしょうか。
これは、BSEの場合のサーベイランスですが、アクティブなサーベイランス(active surveillance)なのか、パッシブなサーベイランス(passive surveillance)なのかによって、その戦略的な意味合いが、まるで違ってきます。
スイスで行っているアクティブ・サーベイランスシステムは、ターゲットを定めたサーベイランス・システムということで、その効果が注目されている手法です。
http://www.rr-asia.oie.int/topics/detail010_1.html参照

http://www.rr-asia.oie.int/topics/detail010_1.html


[620] Re:[618] [617] [611] Chaosさん。外岡さん。ご了解願います。 投稿者:Chaos 投稿日:2005/08/18(Thu) 23:03  

笹山様

Chaosです。
便利だったので、ご紹介したので
御気になさらずに。
お役に立てれば、幸いです。


sasayama


[619] 『約9万8300羽の鶏を処分』の気違い沙汰 投稿者:とき 投稿日:2005/08/18(Thu) 22:31  

平成17年8月18日
農林水産省
埼玉県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050818press_4.html
http://www.maff.go.jp/tori/

日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

埼玉で鳥インフルエンザ 抗体陽性、大量死なし(共同通信) - 8月18日20時50分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050818-00000200-kyodo-soci
『20日以降、同農場が飼育する約9万8300羽の鶏を処分する方針。』

埼玉の養鶏場で鳥インフルエンザ抗体陽性を確認(読売新聞) - 8月18日21時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050818-00000311-yom-soci

『鳥インフルエンザに詳しい喜田宏・北海道大教授(獣医学)は「全国調査の途中で1件出たからといって、全国にまん延しているわけではない。」』
 
 一度、この思い込み妄想に踏み込んでしまったが最後、まん延していると認めなければならなくなるまで、無間地獄に入り込む。

 不顕性感染のウイルスに関しては、「確認されているわけではないため、まん延しているとも、していないとも、今の段階では言えない」というのが、科学的な認識に基づく回答であると思う。

  感染まん延状況に関しては、感染するまえに食肉処分されたりして、鶏舎のローテーションがなされ、100%まん延ということはありえない。鶏卵用の場合、 たまたま飼養期間が長く、感染機会が肉用に比べて高いため、確立から言えば、抗体保有の可能性も高くなる。(かつ、必ずしも感染経験があるからといって、 すべてが抗体検査陽性になるわけでもない。直近に抗原に暴露している場合はその限りではないが。ツベルクリン反応を見るようなやり方にしなければ、正確に は確認できないだろう。)

 H5N2に関して、「清浄国」前提が、そもそもの間違いのもとであるのだが、もう間違いを正すには、レールの変更ができない所を走っているのだろう。(H5型のみにとらわれてしまったようだ。)

 殺処分は、まったく無意味かつ無謀なことであり、膨大な生命をまさしく無駄死にに追いやることでもあり、それを疑問にも感じず、平気でやってしまうのもまた、ホモサピエンスたる人間の所業とするならば、もう、ホモマッドネスといってもいいくらいだ。

 愚かな思惟がやがては、因果応報、人間に必ず還ってくる気がしてならない。罰(ばち)が当たるという感覚もうせているのでしょうか。

「山川草木悉皆成仏、一切衆生悉有仏性」も、今は昔。

人生の深淵について
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4896919041
日本人が知らない日本人の遺産
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/4413035380


[618] Re:[617] [611] Chaosさん。外岡さん。ご了解願います。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/18(Thu) 21:38  

外岡さん
ご了解ありがとうございました。
Chaosさん、ご了解、よろしくお願いします。
茨城県の皆様も大変ですね。
おっしゃる「H5N2感染した鶏が増えるとなぜ困るのか、さっぱりどこでも説明していません。」との原点に立ち返っての対策の再構築が必要と思われますが。


[617] Re:[611] Chaosさん。外岡さん。ご了解願います。 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/08/18(Thu) 21:16  

> 外岡さんの「情報交換室」の掲示板
>http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi
> で、この掲示板でもおなじみのChaosさんが、鳥インフルエンザの海外サイトについてのあまりに便利なサイトを紹介されていました。
> そこで、私のブログ「いよいよ現実のものとなった鳥インフルエンザの、ロシアからヨーロッパへの拡大」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=436でも、ついつい、紹介させていただいたのですが、よろしかったでしょうか?

 全然構いません。どうぞ。

 今日は朝から農水省と国立感染研から僕のサイトへアクセスが多かったのですが、埼玉でH5N2が検出されたんですね。
 それほど驚くことではないとは思いますが、さて今後の対策と考え方は如何に??ということでしょうか。

 世界的にはH5N1対策が重要です。
 渡り鳥のルートから考えた日本での対策は、もう水面下では出来ているのでしょうね>関係者
 欧米、オーストラリア、ニュージーランドでは対策は進行中ですね。
 そういうことは日本のマスコミは当然情報として掴んでいるのでしょうね。
 
 H5N2感染した鶏が増えるとなぜ困るのか、さっぱりどこでも説明していません。
 家禽が死亡するから困る?
 人に感染したら困る?(今はしないけど)。
 流行を放っておくとウイルスが変異して危険な株になるから?

 もう少し明確に問題を分析して、責任ある意志決定(Dicision Making)が行政の場では必要です。

 何かが発生すると当方のページのアクセス数が増えますから、心配している方々が多いのだろうと思います。
 情報を提供する側も結構しんどい状況です。


[616] Re:[615] [614] [613] 埼玉県鴻巣市の養鶏場で鳥インフルエンザ発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/18(Thu) 20:36  

このサイト
http://www.sankei.co.jp/news/050818/sha093.htm
では、茨城県美野里町(茨城県東茨城郡美野里町大字小岩戸1971-1)と石岡市(茨城県石岡市大字三村2459-3)にある系列の3農場から搬入された鶏とありますね。
茨城県は搬入元の農場を立ち入り検査しているとのことです。
再び、茨城県にブーメランのごとく立ち返ったというわけですね。


[615] Re:[614] [613] 埼玉県鴻巣市の養鶏場で鳥インフルエンザ発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/18(Thu) 18:59  

ときさん。
情報ありがとうございます。
ご紹介のサイトをみますと、「陽性が確認された鶏-6月24日に、茨城県内の農場から導入した成鶏」とありますね。
この農場とは、どこなんでしょう?

http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BD00/tanto/boueki/tori/siryo0818.pdf


[614] Re:[613] 埼玉県鴻巣市の養鶏場で鳥インフルエンザ発見 投稿者:とき 投稿日:2005/08/18(Thu) 18:46  

埼玉県 高病原性鳥インフルエンザに関する情報について
http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BD00/tanto/boueki/tori/toriinfluenza.html

(平成17年8月18日発表)高病原性インフルエンザ全国一斉サーベイランスでの抗体陽性事例について[PDF](62kb)

ヤフーニュース 日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html

 補足情報です。


[613] 埼玉県鴻巣市の養鶏場で鳥インフルエンザ発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/18(Thu) 18:30  

鳥インフルエンザが確認されたのは、埼玉県鴻巣市笠原のイセファーム梶@堤向農場である。
http://www.ise-egg.co.jp/ise/farm/fm05.html参照
過去に高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染していたことを示す抗体が確認されたという。
茨城と同じ「H5N2型」で、鳥インフルエンザによる鶏の死亡は確認されていないという。
なお、埼玉県には、茨城県の内田養鶏場が今年5月ごろにひなを出荷した農場(8月1日に、抗体検査で陰性が確認)があるが、これとの関係は明らかでない。
イセファーム梶@堤向農場の鶏卵は、工場に加工用として出荷されており、イセファームは採卵用の鶏生産で国内最大手の「イセ」(富山県福岡町)グループの一員で、日本最大の鶏卵生産会社。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050818-00000311-yom-soci


[612] Re:[610] 疫病は民族の大移動とともに伝播する 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/18(Thu) 16:27  

ときさん。
今回の中国・ロシアの合同演習参加数は、1万人ですか。
とてつもない、数ですね。
アメリカとても、気になる合同演習なのでしょう。
おっしゃる「人間が第一義のキャリア」となると、演習後が気になるところです。


[611] Chaosさん。外岡さん。ご了解願います。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/18(Thu) 16:23  

外岡さんの「情報交換室」の掲示板
http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi
で、この掲示板でもおなじみのChaosさんが、鳥インフルエンザの海外サイトについてのあまりに便利なサイトを紹介されていました。
そこで、私のブログ「いよいよ現実のものとなった鳥インフルエンザの、ロシアからヨーロッパへの拡大」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=436でも、ついつい、紹介させていただいたのですが、よろしかったでしょうか?

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=436


[610] 疫病は民族の大移動とともに伝播する 投稿者:とき 投稿日:2005/08/18(Thu) 14:05  

 戦争に「疫病」はつきものであります。近代軍事に、公衆衛生学と疫学は必須の科目です。
 第一次世界大戦は、インフルエンザによって終結させられたようなものですし。
 ともかく、人間の大規模な移動が、まさに感染源のキャリアの移動そのものですから、軍事戦略上も、最も関心を払わなければならない情報でもあります。

中ロ、初の大規模軍事演習 極東で1万人(共同通信) (18日12時4分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050818-00000082-kyodo-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china/
ロシア 軍事演習
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%ED%A5%B7%A5%A2%A1%A1%B7%B3%BB%F6%B1%E9%BD%AC&st=n


◆鳥インフルエンザ問題の今後(58)(2005.8.18)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza141.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
『この事態がこれまでと決定的に違うのは、家禽は云うに及ばず場合によっては人にも致命的なH5N1ウイルスを渡り鳥が直接運んで来る点である。』

>人にも致命的なH5N1ウイルスを渡り鳥が直接運んで来る

 これは、明らかに間違いです。
 人間のウイルスは、鳥が運ぶのではなく、人間が第一義のキャリアであることに、もうすこし重きをおいて考えていたきますようお願いいたします。
  まずは、H5N1型といえども、鳥のウイルスの宿主域と、ヒトのウイルスのそれとは、全く違うものだと、強く認識していただきたいのですが。鳥のウイルス と、ヒトのウイルスをごちゃ混ぜに考えないで、はっきり分けて考えたほうがいいのです。レセプター(受容体は種固有です)が異なっているのですから。いわ ば、紛らわしい似たような名前で、医薬品の処方ミスをするのと大して違わない勘違いなのですが。


[609] いよいよ現実のものとなった鳥インフルエンザの、ロシアからヨーロッパへの拡大 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/18(Thu) 09:20  

今日のワシントンポストでは、鳥インフルエンザが、渡り鳥を通じて、ロシアからウラル山脈を越え、ヨーロッパへ感染拡大することが、いよいよ、現実のものとなったことを伝えている。
専門家は、渡り鳥の、ロシアから、アフリカにいたるフライウエイで、西ヨーロッパとクロスする点を監視の対象としている。
そして、今年の年内に、黒海とカスピ海に、ウイルスが到達し、その後、中東や地中海を経て、来年の春までには、ヨーロッパ・ロシア全域を席捲するという。
水 曜日にアメリカ・ミネソタ大学のthe Center for Infectious Disease Research and Policyの専門家であるMichael Osterholm氏が語ったところによると、ヨーロッパへの鳥インフルエンザウイルスの感染拡大は、必至の状態であるという。
しかし、面倒な状態であるにもかかわらず、ヨーロッパは、東南アジアよりも、より周到な鳥インフルエンザ対策を準備しているという。
国連FAOの動物衛生問題専門家のJuan Lubroth氏によれば、ヨーロッパにおける鳥インフルエンザ対策は、東南アジアでの鳥インフルエンザ対策とは、いくつかの点で異なるという。
そのひとつは、東南アジアと違って、ヨーロッパでは、人間と家きんとの同居が無いということである。
第二は、過去のイタリアやオランダでの経験で、家きんと野生の鳥との接触が遮断されているということである。
また、人間についてのヘルス・ケア・システムが、完備しているところも、東南アジアとは、異なる点であるとしている。
「早期の人間への感染探知で、人間への鳥インフルエンザ感染拡大は防げる。」と、Juan Lubroth氏は、見ている。
ロシアでは、多くの野鳥が鳥インフルエンザに感染したが、これが、ヨーロッパに入ってきて、如何に変異してくるかがポイントであるとしている。
Michael Osterholm氏のいうに、ウイルスにとって、人間に感染しやすい変異の機会というものがあり、これは、遺伝子のルーレットのようなものだ、という。
オランダの Erasmus 大学のAlbert Osterhaus氏は、毎週、野鳥から綿球採取や糞の採取などで、サンプルを集めているというが、これまでのところは、アジアからのH5N1侵入の気配は無いという。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/08/17/AR2005081701260.html


[608] 鳥インフルエンザと軍隊との関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/18(Thu) 07:17  

私のサイトに、597やブログに、Recombinomicsの「H5N1 Outbreaks」の地図http://www.recombinomics.com/H5N1_Map_2005_QinghaiL.html
をリンクしていたら、Recombinomicsサイトでの私のサイト紹介経由で、「Fort Detrick」(米陸軍感染症医学研究所(US Army Medical Research Institute for Infectious Diseases))
http://www.detrick.army.mil/
が私のサイトにアクセスしてきたのには、正直、びっくりした。
もっ とも、この掲示板でも紹介したのだが、「平和の使命2005」と名付けられた中国とロシアの初めての合同軍事演習が8月18日から25日までの8日間、ロ シア極東のウラジオストク周辺や中国・山東半島沿岸、黄海地域などで実施されていて、その軍隊には、ワクチン注射の上で、このような
http://www.mosnews.com/files/9883/r2181223428.jpg
防護マスクが与えられているそうだから、鳥インフルエンザと軍隊との関係は、十分あっていいのだが。
これがバイオテロと鳥インフルエンザとの関係となると、話はややこしくなる。

http://www.detrick.army.mil/


[607] パワーポイント症候群 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/18(Thu) 06:34  

いつのころからか、説得力ある資料づくりの有力なソフト兵器として、パワーポイントが、つかわれ、各職場で、資料説明に威力を発揮しているようなのだが。
しかし、このパワーポイントを使った部下の資料に、正直、辟易している管理職の方も多いのではなかろうか。
いってみれば、「強引に、自らの結論に誘導していくための、無意味で、仰々しい、矢印や強調」についての辟易さである。
たとえば、この資料
http://www.waseda-coe-cas.jp/project/minutes/images/fig01.jpg
が、その典型的な例であるが。
私自身も、相対する要因を、縦軸・横軸のマトリックスにおいてみて、その、交じり合う空白部分に、結論や仮説を当てはめていく、という行為を何年もしているので、その重要さはわかるし、意外な発想も、そこからうまれうることもわかる。
しかし、「故に、結論」と、因果関係のあまり無い要因に、強引に矢印をつけ、こと終われりとする、パワーポイント症候群は、中間のファジーな部分の説明を、すっ飛ばしてしまう危険性がある。
まあ、今回の郵政法案賛成か?反対か?、の対決軸も、これらパワーポイント症候群の政界波及現象とも、見てとれなくも無いのだが。



[606] Re:[605] [600] 続報  BSE対策で違反1000件超 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/17(Wed) 23:24  

虹屋さん。
こうして、日本とアメリカとの「違反1000件超」に関する報道を比較しますと、この結果にたいする捉え方が180度違っていますね。
アメリカでは、次のような捉え方です。
2004年1月から2005年5月にいたるまでの17ヶ月間において、アメリカで、処理された牛は、四千六百万頭であり、そのうち、不適合報告(non-compliance reports(NRs))とされた数が、1,036であった。
したがって、この期間での不適合率(non-compliance rate)は、0.002パーセントに過ぎない。という捉え方ですね。
法令遵守レベルは99.9パーセントであるとして、逆に、アメリカの牛肉の安全性をあらわしているとしています。
不適合報告書(noncompliance reports(NRs))の情報非公開の問題については、先に、ペインター検査官証言問題
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=208
について、パブリックシチズンが、情報公開法の元に、USDAに対し、公開請求をしたのですが、このサイト
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/999926.html
に見るように、却下されていますね。
通 常、不適合報告書(non-compliance reports(NRs))が提出され、同時に、是正処置報告書( Corrective Action Plan Report)が提出され、これにもとづく是正処置評価(Program Review Corrective Action Plan)が提出され、その結果としてのフォローアップ報告書(follow-up report)が提出されます。
今回のnon-compliance reports(NRs)の詳報は、このサイトhttp://www.meatami.com/Template.cfm?Section=ThisWeek&Template=/InsideAMI.cfm&Show=Currentに出てくるはずですが。
まだ、出ていないようですね。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=7684


[605] Re:[600] 続報  BSE対策で違反1000件超 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/17(Wed) 22:19  

笹山さん、ご紹介有難うございます。
下に8/17日本農業新聞の記事の抜粋では、違反の中身を米国農務省食品安全検査局 (FSIS)は明らかにしていないそうです。私の力ではFSISの発表そのものが、FSISのサイトでは発見できず、タイソン社の発表、「SRM取り外 し、不十分なSRM取り外し、交差汚染、不十分な記録保存、および不十分な月齢測定の5分類のうちの記録の不備がかなりの部分」も何処まで信用できるのか 分かりませんね。
 今日、日本牛・神戸牛の輸入再開のニュースが流れましたが、農業情報研究所の北林さんの懸念が当たっていると、米国政府の交渉・外交力に一本取られたと言うことになるのでしょうか。?
8/17日本農業新聞 ワシントン15日時事
業者に定められた手続きで特定部位を除去するよう義務付け、米国農務省食品安全検査局(FSIS)の検査官が現場に立ち会って確認している。
  同局は、違反があった場合には同局自身が安全かどうかを証明し、是正措置も取らせていると説明。1036件の違反確認は、「規則が厳格に運用されていない と判断し、検査官が直ちに措置を採ったことを示す」としている。特定危険部位除去に関する違反は「牛の処理・加工に関する違反全体の1%未満」とし、突出 した問題ではないとの立場も強調している。ただ同省は、違反の中身については具体的に説明していない。
 
山内一也委員は「規模が大きく流れ作業が定着している米国のと畜場の検査員は日本に比べてかなり少ない。本当の違反件数はもっと多い可能性がある」

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05081701.htm


[604] 一関のベイシーの大音響のなかで、居眠り 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/17(Wed) 21:26  

これまた、お盆休みの話だが、ちょうど、岩手県の一関に行くついでがあって、その帰りに、一関の名物音楽喫茶の「ベイシー」によろうと思って、道順を聞きに、店に電話をすると、「一関は狭い町だから、くればわかります。」というばかり。
行く道がわからないから聞いているのに、「くればわかります。」では、何のために電話で聞いたのかわからないのだが、まあ、しょうがない。
一度来たことがあるのだが、たしか、店の近くに、前の衆議院議員の志賀節先生のお宅があったなあ、などと、記憶を取り戻しながら、一関一高のあたりをぐるりと。
あったあった。
店の中は、がんがんと、JBLのスピーカーが鳴り響き、注文も、手をメガホンにして、叫ぶばかり。
前に来たときには、あまりの音響で、いたたまれず、早々に店を出たのだが、今回は、その後の加齢による耳の衰え?のせいか、そうでもなく、そのまま、うとうとして寝てしまった。
もっとも、この大音響の中で、私のように居眠りをしている客は、皆無で、私の横では、会話も(出来)無く、3人連れが、座禅を組むがごとくに、向かい合って、張り詰めた態度で聞いているだけ。
会話もできない状態で、三人向かい合って、じっと音だけを聞くというのは、ご当人たちにとっても、お互い不自然な状態であるに違いない。
オーディオ雑誌には、いい音と書いてあるが、やはり、これは、機械の音だ。
もうちょっと、アコースティックな音のほうが、私には、あっているなと思いながら、一杯800円なりのコーヒー代を払って、店を出る。
近くに、ROYCE( 電話0191-23-4665)というタンノイのスピーカーで聞かす店もできたそうだから、今度は、そっちのほうにでも、いってみるかな?
私のお勧めの音は、東京・阿佐ヶ谷の「ヴィオロン」という店の奇妙なカタツムリのような形をした得体の知れない古めかしいスピーカーから出る音です。

http://www.bluenote.co.jp/jazz_story/sugawara/content.html


[603] 不運なニコンのカメラを、お盆にひろう。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/17(Wed) 20:45  

こうデジカメ一眼レフが脚光を浴びると、これまでの銀塩の一眼レフは、ますます、肩身がせまくなるらしい。
私とても、かつてのニコン最初のAF機であった一眼レフF501は、当にお蔵入りであった。
この最初のAF機は、1986年4月に発売された自動焦点の最初の機種だっただけに、焦点が合うまでに時間がかかる代物だ。
いわば、おじいさんの老眼といったところかな?
しかし、この盆休みに、郷里の家の近くのHard-Offに立ち寄ると、ニコンのF70のボディが、一万五千円で売られているではないか。
これなら、今もっている交換レンズのタムロン 28-300mmが活かせるではないか。
このF70機というのは、1994年11月に発売されたものの、使い勝手悪さで、カメラ評論家の散々な不評にあい、まもなく製造中止になってしまったという不運な機種だ。
だったら、お盆でもあるのだから、この不運な名機を救ってやろうという気になった。
しかし、肝心の使い方を知りうる情報は、すでにニコンのサイトからは、消えている。
英語のサイトでは、使い方の説明サイトがある
http://homepages.ihug.com.au/~parsog/Guy/nikf70.html
から、これで代用するしかない。
一万五千円で売られていた意味が、だんだんわかってきた。
ニコンさん、不運な名機も、見捨てないで、救ってやれよ。


[602] Re:[601] あくまでも、養鶏業安定生産と食料確保にとっての脅威。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/17(Wed) 20:18  

ときさん。
アメリカのウイルスは、コンピュータウイルスのことでしたか。
つい、引っかかってしまいました。
ご紹介のサイトの中にあった、この図
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050816-00000922-reu-int.view-000
は、渡り鳥のフライウェイト関連させたものですが、日本が白地あつかいなのと、既存の感染地とを無理にこじつけた点がちょっと気になりますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050816-00000922-reu-int.view-000


[601] あくまでも、養鶏業安定生産と食料確保にとっての脅威。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/17(Wed) 20:08  

ロシア西部で鳥が大量死、鳥インフルエンザ拡大を懸念 CNN 2005.08.17
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200508170026.html

ロシアで危険な鳥インフルエンザの感染拡大(ロイター) (16日20時32分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050816-00000922-reu-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 あいも変わらず、不正確なニュース記事を垂れ流すマスコミの記者。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(57)(2005.8.17)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza140.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 N5N1型すら、すでに昨年、国内でおこり、しかも感染経路をうやむやなまま、やりすごしてしまった。これを、いわばゴマカシ・マヤカシといわずしてなんという。これはもうすでに「科学」的な手法ではない。本気で「危機管理」を考えるものはいないのか? 
 アウシュビッツを忘れるなといいながら、もっともそれにちかいことを、何にも疑問に思うことなくやってしまうのも、人間である。
 おそらく、ヒトの疾病対策も以下同文なのかもしれない。中国の事情は、危機的である。ここから、人間の種種の疫病の感染爆発がおこる可能性が大である。

 おそらく、これも、テロ。

全米にウイルス被害拡大 急速感染、FBI捜査へ(共同通信) - 8月17日12時17分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050817-00000078-kyodo-bus_all
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/internet_viruses/

<バングラデシュ>全国111カ所で爆発 40人以上が負傷(毎日新聞) - 8月17日19時29分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050817-00000069-mai-int

関連ニュース?

2004/03/03 14:06
経済部、台湾企業のバングラデシュ向け投資を促進
http://www.cbs.org.tw/japanese/JapaneseNews/Message.aspx?news_id=3511

 「戦争(テロ)」と「疫病」、人類史の宿命でありますが・・・。
[600] Re:[592] BSE対策で違反1000件超 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/17(Wed) 14:13  

虹屋さん。
この問題について、大手パッカーのタイソンでは、そのミスの多くが、ペーパーワーク上の問題や、記録のミスの問題だと片付けていますね。
しかし、これほどになると、そもそものアメリカの検査体制の構造上の問題と言えそうですね。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000103&sid=aXA1felLJk48&refer=us


[599] 「羊もBSEに母子感染する」という、ショッキングなイギリスの実験結果 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/17(Wed) 13:47  

これは、「 Veterinary Record」という雑誌の8月13日号に掲載された「Natural transmission of BSE between sheep within an experimental flock」(S. J. Bellworthy, G. Dexter, M. Stack, M. Chaplin, S. A. C. Hawkins, M. M. Simmons, M. Jeffrey, S. Martin, L. Gonzalez, and P. Hill)
http://veterinaryrecord.bvapublications.com/current.dtl
という論文で紹介されたものだ。
これは,イギリス政府の実験農場での感染実験結果によるもので、二匹のメス羊に5ミリグラムのBSE感染物質を供与したところ、その子羊は、生後546日たって、扁桃腺に感染症候が現れ死亡したという。
その親羊のほうは、何の感染症候もなかったということだ。
しかし、この子羊の感染が、親羊の胎内で感染したものなのかどうかについては、わからないという。
また、遺伝子によって、感染しやすいタイプがあるのではないかとの説もある。
日本のBSE発生例をみても、羊の生産地とBSE発生地とは、シンクロナイズしているようにも見える。
その意味で、今回のイギリスの研究は、興味のもたれるところである。
また、この秋にOTMルール(30ヶ月以上の牛肉の食用ルート進入禁止規則)の緩和を目指しているイギリスにとっても、影響のある問題となりそうだ。

http://www.guardian.co.uk/uk_news/story/0,3604,1550320,00.html


[598] Re:[594] [591] [586] 広東省深&#22323;市:豚肉緊急回収事件 5人死亡が事由 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/17(Wed) 13:04  

三毛猫屋さん。
このサイトhttp://news.enorth.com.cn/system/2005/08/14/001093784.shtmlでは、四川省資陽市と同じブタ連鎖球菌と書いていますね。
四川省のほうでは、軍隊が動いたという話がありましたが、こちらの広東省のほうでは、まだ、軍関係者は、動いてはいないようですが。
それとも、すでに報道管制がしかれているのでしょうか。
関連現地情報は、下記サイトご参照

http://www.baidu.com/s?ie=gb2312&bs=%D6%ED%C8%E2&sr=&z=&wd=%D6%ED%C8%E2%A1%A1%A1%A1%C9%EE%DB%DA&ct=0&cl=3&f=8


[597] Re:[595] 鳥フル(H5N1)、ロシアから世界へ:ロシア当局警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/17(Wed) 12:34  

外岡さん。
このRecombinomicsの「H5N1 Outbreaks」の地図http://www.recombinomics.com/H5N1_Map_2005_QinghaiL.html
が、時系列的なH5N1勃発の経緯を記していますね。
5月が赤、6月がオレンジ、7月が黄色、8月が緑ですが、西へ西へと拡大しています。
問題は、ブログ「西ロシアと東ロシアとを結ぶフライウエイが焦点」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=434のほうにも書いたのですが、西シベリアと東シベリアとの渡り鳥ルートの関係です。
「ASIA-PACIFIC MIGRATORY WATERBIRD CONSERVATION STRATEGY : 1996 - 2000」http://www.jawgp.org/anet/str1996.htm
の なかの「Map 2. Major waterbird flyways in the Asia-Pacific region」では、「Central Asean-Indian Flyway」と「East Asean-Australasian Flyway」と「West Pacific Flyway」とが重なり合っている部分があるのが、日本にとって気になります。
日本の環境省は、かなり、ノー天気ですね。

http://www.recombinomics.com/H5N1_Map_2005_QinghaiL.html


[596] ノートパソコンだけのオフィス! 投稿者:ネット未来 投稿日:2005/08/17(Wed) 00:39  

8月14日の朝刊を読んだら、「出版科学研究所によれば今年上半期の書籍雑誌の売上高は、前年比0.8%減、書籍は8年ぶりに微増、雑 誌は1.7%減特に週刊誌は8.7%も減少。雑誌減少の原因としてインターネットによる情報入手が一般的になったこと。」との記事がありました。

インターネットのブロードバンド1日24時間常時接続により、1ヶ月諸経費合計で3,700円〜3,800円の格安料金さえ支払えば、無料閲覧でかつ随時更新の最新情報を入手できるインターネット利用の時代になりました。

一旦インターネットの安価で便利なことに気づいた人々は、もう高価で不便な新聞雑誌等に戻らないでしょう。
でも、「週刊誌はともかく、書籍は必要な時があるから、まだ出版業界は大丈夫だろう?」
と思っている人々もまだ多いようです。

先月、ある税務会計事務所の求人募集がありました。
そこで、最近の求人案内には珍しく、「会計士・税理士・社労士・行政書士・中小企業診断士資格者募集」などと多くの資格を列挙しているので、多数募集すると思いきや、従業員50名位の大きな事業所なのに、求人はわずか1名。
そこで、ネット検索して、その事業所を調べたら、某有名税務会計事務所ポータルサイトのその事業所のページに繋がりました。
そして「我が社の顧客は1000件を超える」と書いてあったので、だったらもっと多く募集しても良さそうなのにと思ったら、「IT活用により組織内で情報共有して、・・・独自の人脈・情報ネットワークを構築」と言う様な主旨の説明書いてありました。

そこで、さらにその税務会計事務所ポータルサイトのトップページを閲覧したら、税務会計ニュースやビジネス情報、税務・会計・経理・経営・労務など法務業の解説集やQ&Aをデータベース化してあるのです。

さらに、「知識だけ豊富でも、実務に役立つか?」と疑問ある方もいるようですが、実務解説・ビジネス支援、研修セミナーの案内も豊富で、さらに実務上での会計財務ソフトの説明まで掲載されています。

つまり、もし税務会計方面の法務業で開業又は企業勤務される者は、別に専門分野の書籍や雑誌購入しなくても、このポータルサイトだけで、豊富な情報を閲覧できるのです。
ただ、このポータルサイトは、1つの都道府県あたり1件から数件の事務所しか参加していないので、まだ成長の可能性が大きいです。
もちろん、法務業の業界には、別の同程度かもっと巨大なネットワークのポータルサイトが数多くあるので、探して見ます。

そう言えば、ある大企業管理職OBから「私が定年退職する頃、我が社のオフィスでは、事務机の上にノートパソコンだけ置いていた。情報なネットとLANで共有して社員間でやりとりするから、どうしても必要な時だけ、共有プリンターから印刷すれば良いから。」
さらに、「私は、まだパソコンを導入していない事務所の室内を見ると、もったいないと思うのだよ。ノートパソコンさえあれば、何十人分の仕事を1人でできるのにねえ。」



[595] 鳥フル(H5N1)、ロシアから世界へ:ロシア当局警告 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/08/16(Tue) 22:45  

 シベリアからウラル山脈へ拡大してきたロシアの鳥フル(
H5N1)ですが、公衆衛生当局の高官は、渡り鳥によりヨーロッパ、アフリカへウイルス拡大の危険性を警告しています。ロイターにより世界中の報道機関が取り上げつつあります。
 渡り鳥ルートは完全には把握できていないようで、どのような拡散が起きるか予断は許されない状況になりつつあるようです。渡り鳥の動きは9月から始まるようで、カスピ海、黒海沿岸などへ鳥フルの拡大が予想されています。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/tyokkinninfo6.html


[594] Re:[591] [586] 広東省深&#22323;市:豚肉緊急回収事件 5人死亡が事由 投稿者:三毛猫屋 投稿日:2005/08/16(Tue) 18:57  

> 2000斤の汚染肉は、すでに回収したようですね。
> 症状が、急性敗血症(acute septicemic disease )ということですから、豚丹毒菌(とんたんどくきんSwine Erysipelas )http://www.extension.iastate.edu/Publications/PM708X13.pdfによるものとも、見て取れますが。

豚丹毒菌による疾病の発生でしたら、ここまでの騒ぎにはなりません。加熱処理で十分ですし、日本でも普通に見られる病気です。
http://www.niah.affrc.go.jp/disease/fact/tandoku.html

豚の病気または豚がキャリアになり、衛生当局が躍起になって豚肉まで回収する感染症はちょっと思いつきません。
もし、入院から死亡ばでの時間がきわめて短いという報道が正しければ、むしろ毒素や何かの汚染が
最も考えられますね。まさか生物兵器が漏れてなんてことは
あるのでしょうか。(生物兵器の改造病原体?)


[593] Re:[571] ダウナー牛の実態は、USDAもわからない? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/16(Tue) 18:53  

笹山さん。
96年から2002年5月まで同省のBSE(牛海綿状脳症)対策チームリーダーを務めたリンダ・ディトワイラーさんのインタービューが書きにあります。

――日本では、牛の登録制度があり、BSE感染牛が見つかれば、いつどこで生まれたかを追跡できる体制を整えた。
「わが国では、耳にタグを付けている場合はあるが、法律の義務づけはない。このため、いつどの牧場で生まれたかを容易に特定できない。登録制度の全国的な 導入は極めて重要で、私も必要性を繰り返し主張してきた。しかし、畜産農家が政府や競争相手に自分の農場の状況を知られるのを嫌がっており、進まないのが 実情だ」

ダウナー牛、死亡牛を農場で処分されても、USDAは知りようがないような気がします。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050816/mng_____kakushin000.shtml


[592] BSE対策で違反1000件超 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/16(Tue) 18:48  

米農務省は15日、牛海綿状脳症(BSE)対策である特定危険部位の除去手続きをめぐり、04年1月から05年5月までに1036件の 違反があったことを明らかにした。同省は、食品安全上の問題はないと説明しているが、米国産牛肉の日本への輸入再開論議にも影響を与えそうだ。
 米国では03年12月に初のBSE感染牛が確認された後、牛肉加工業者に対し、原因物質がたまる脊髄(せきずい)や脳といった危険部位を生後30カ月以上の牛から除去する手続きなど新たな規制を導入した。
 違反事例の中には、牛の年齢を区別しないで処理したり、除去に使った道具や装置の洗浄が不十分だったりする例があったという。
  米農務省は手続き違反が見つかったのは、義務違反は検査全体の1%以下にすぎず、「違反摘発を十分に行っていることを示したもので、食の安全は十分守られ ている」、違反がわかった場合には是正措置を取らせた、危険部位を含んだ牛肉は消費者に流通していないと食品安全上の問題もないとしている。

  今回の食肉業者の違反については、昨年十二月に同省の食品検査官労組が、「食肉処理場でSRM除去規制が十分順守されていない」と同省に告発した経緯があ る。農務省はこうした問題の存在をこれまで認めないでいた。 しかし、消費者団体が情報公開法にもとづいて、検査実態を公表するよう要求。今回の農務省の 調査結果の公表につながった。
 消費者団体は「食肉加工業者が若い牛と加齢牛を区別していない実態を示しており、米国の食の安全が脅かされている」と批判を強めている。
 SRMの除去は日本が米国産牛肉の輸入再開の条件として徹底を求めている柱の一つ。これだけの規模での手続き違反が見つかったことで、日本の食品安全委員会による輸入再開の是非の検討にも影響するとみられる。

以下を要約
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050816-00000068-kyodo-bus_all
http://www.asahi.com/international/update/0816/007.html
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050816AT2M1601116082005.html
http://www.sankei.co.jp/news/evening/17int001.htm

疑問点
@検査対象のと畜場と違反の多いと畜・食肉加工場パッカーは?
米 国のと畜・食肉加工場は、大別して肥育場から去勢牛、未経産肉牛を仕入れ30ヶ月齢以上が1%くらいの大手パッカーと、経産牛、カウミートを扱う中小規模 パッカーに分かれます。4大パッカー25工場の工場数シェアは3.54%(全体数は約700)でと畜シェアは80.3%、30ヶ月齢以上牛の取扱量は1% 未満。40カ所が高齢牛の86%、全体の約13%。630ヶ所あまりで約7%。
 4大パッカー25工場にはUSDAの検査官や獣医が常駐。そのほかは?
「米 国北東部で10年間働いてきた一検査官は、主として高齢の牛を屠殺する屠殺場を検査したのは、カナダのBSE発見後も2回だけだったと証言している。この 間、1,000頭のダウナーカウが屠殺された。高齢乳牛を屠殺する屠殺場の検査に行ったのは一回だけだったとも言う。」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04011301.htm
1036 の義務違反は検査全体の1%以下とあるから、全検査数は10万以上。私の憶測。年間に15万くらい。と畜シェア約7%の630ヶ所あまりの小パッカーは年 間3800頭。こういった小パッカーは年に1回くらいしか検査官がいかないようだから、行った時に検査をするとなれば、2500頭前後に1回が基準にな る。

日本への輸出は4大パッカー25工場に限られるから、ここでの違反件数が問題。違反が無いとなれば、輸出再開には無関係と米国は主張するだろう。
ただ4大パッカー25工場以外が、全て違反をしていたとしても1000にはならないから、恐らく違反があってもごく少数とか軽微な内容と言ってくるのではないか。
4大パッカー25工場以外に違反件数が多いと、米国民には大きな問題。これらでと畜された牛肉カウミートは、米国内だけで消費される。

A違反の内容
 時間がなくなった・・


[591] Re:[586] 広東省深&#22323;市:豚肉緊急回収事件 5人死亡が事由 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/16(Tue) 17:01  

moonriver さん。情報ありがとうございました。
ときさん、、レスありがとうございました。
2000斤の汚染肉は、すでに回収したようですね。
症状が、急性敗血症(acute septicemic disease )ということですから、豚丹毒菌(とんたんどくきんSwine Erysipelas )http://www.extension.iastate.edu/Publications/PM708X13.pdfによるものとも、見て取れますが。

http://www.takungpao.com/news/2005-8-16/GW-442850.htm


[590] Re:[587] BSE検査のため取り出された、牛の延髄と岐阜県担当者の画像 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/16(Tue) 16:48  

虹屋さん。
貴重な画像のご紹介ありがとうございました。
国内肉の安全性に寄与される検査員の皆さんのご苦労が、報われるような輸入肉の安全性確保といきたいものですね。


[589] Re:[582] ナノテクの安全性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/16(Tue) 16:40  

Chaosさん。
ナノテク材料の安全性基準づくりは、下記のサイトを見ますと、今始まったばかりというようなところですね。
アメリカが一番進んでいて、次にEU、アジアは、かなり水をあけられているというようなところのようです。
何よりも、官民協力してのデータ集めと、安全性についての臨床例、などの基礎的な積み上げが必要な段階のようです。
たしかに、功罪のうちの罪のほうのみ強調されてはいけないのですが、目に見えないだけに、アスベストより、厄介なようにも見受けられます。

http://kelty.rice.edu/235/readings/vicki_and_kristen/KK%20environmental%202.pdf


[588] 豚連鎖球菌?感染症まとめブログ 投稿者:とき 投稿日:2005/08/16(Tue) 15:50  

日々是チナヲチ。
豚の奇病再燃?――感染地拡大で香港が緊急措置。2005-08-16 11:08:14
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/c58af0669a39c71d1f2effd083d3b0af

 豚のせいにして、逃げ切る? 無理だと思いますが。



[587] BSE検査のため取り出された、牛の延髄と岐阜県担当者の画像 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/16(Tue) 15:10  

BSE検査のため取り出された、牛の延髄と担当者の画像が下記に出ています。8/17には消去されます。

2005年08月16日日本農業新聞
BSE全頭検査/細かい作業の連続

岐阜県大垣市の県食肉衛生検査所。その日にと畜された牛の延髄(えんずい)から、食肉検査員がストロー状の器具で検体を慎重に抜き取る。牛海綿状脳症(BSE)を引き起こす異常プリオンを見つける検査にかけるためだ。
8月1日、国はBSE全頭検査から、20カ月齢以下の牛を除外した。だが昨年9月に自治体で最も早く続行を表明した岐阜をはじめ、すべての都道府県が全頭検査を続けている。
必要な検体は1頭当たり1回0.35グラム。上下100分の4グラムの誤差しか許されない。抗原抗体反応を利用するエライザ法はデリケートな検査で、正常なプリオンが抗体と反応して陽性を示すこともある。
大江章夫精密検査課長は「1度目で陽性を示す反応が出ると、2度目の検査で陰性と確定するまで緊張した時間が続く」と話す。

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/


[586] 広東省深&#22323;市:豚肉緊急回収事件 5人死亡が事由 投稿者:moonriver 投稿日:2005/08/16(Tue) 14:55  


【大紀元日本8月16日】深&#22323;市内13日に発生したスーパーで販売していた豚肉の緊急回収事件で、調査 により回収の理由が判明した。仕入先の深&#22323;市南山肉食品加工場で、当ロットの豚肉加工に従事していた従業員5人が11日に急病で入 院、12日急死したことが事由であるという。

 現地の情報筋によると、当該ロットの豚肉は河南省の名義で仕入れたが、実際は四川省内江市のある国営企業から購入したという。 

  深&#22323;の工場で豚肉が加工された際、作業に従事した従業員らが急病にかかり入院したが、許東平さん、王偉国さん、王連軍さんら5人が 死亡した。病院側の診断では急性敗血症だという。死体の処理は、8時間以内に済ますようにと当局から要求され、死亡した従業員が接触した箇所はすべて消毒 された。

 現在、深&#22323;市当局は当該ロットの豚肉回収のため、追跡調査している。

 5人が死亡した情報はすでに市民に広がっているが、当局はうわさであるとして、全力で情報閉鎖しているという。

http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d30107.html


[585] この国を蝕んでいるものは、今も昔も変わりなし 投稿者:とき 投稿日:2005/08/16(Tue) 12:49  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(56)(2005.8.16)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza139.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

ロシア:鳥インフルエンザ感染、6カ所目【大紀元日本8月16日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d87394.html
http://www.epochtimes.jp/jp/spcl_qlg.html


日垣隆「ガッキィファイター」2005年8月16日号(からコピペ)
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/

□キミは読者にまで喧嘩を売る気か
★特定郵便局長様からの罵倒メール 暑さのためアタマをお大事に★
(日垣隆さんのコラム「日刊ゲンダイ」8月11日発行号のコラムのこと。)

『自分たちしか知らないはずの通達を暗黙に振りかざせば、素人を脅せると考えるのは、いいかげんに止めなさい。
 世の中は、もうそんなに甘くはないのです。
 宿敵・小泉首相と「同じだ」と指摘されたのがよほどアタマにきたのでしょう。』

『郵便局に20年も足を運んだことがない議員たちは、天下国家だけを論じて、日常の理不尽などまったく知りもしない。
 うすらわらいを浮かべて対応する首相も郵便局員も、そっくりだ。結局のところ民営化をめぐって両者とも、ゼロか百か、という発想しかない。
 このままでいたいと請い願う人々と、全部を否定したい人々とである。
 本当に必要なのは、理不尽を一つ一つ確実に解決してゆくことなのに。』
(以上、コピペ終わり)


 大東亜戦争についても、戦争設計をきちんとできなかった、当時のマネジメント能力の欠如ゆえの結果の何ものでもないと思います。
  なぜ「間違った戦争」(戦争に間違いも正しいもあるわけがない)をやったのかばかり問う、現代の有識者の愚問は熱心に取り上げはすれども、なぜ負けてし まったのかを分析検証したり、どうすれば負けないですんだのか、あるいは、うまくかわせたのか、あるいは、なぜ負けるような戦争にのめりこんでしまったの かを、歴史資料に照らし合わせて、きちんと分析解明しようともしないこの国のジャーナリズム、ジャーナリストはどうなっているのか、甚だ疑問です。
 歴史というものを、ただただ感情的に反省するばかりの隣国へ謝罪するための道具にしか考えていないのでしょうか。
 戦争を起こさない方法は、唯一、仕掛けられても絶対負けない方法を知ることしかありません。ふつうケンカとは、相手に絶対勝てると思い込むから仕掛けるのであって、自分より強いと思う相手には向かっていかないものです。
 日本(人)は、ケンカ(戦争)の仕方もわからない、ヘタレ人間になってしまったようにも思えてなりません。謝ってれば、相手が虐めてこないと思うのは大間違いなことにも気付いてないようにも見えてしまいます。

日本脅威論?進む中国のファシズム化【大紀元日本8月14日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d80430.html
■関連文章
中国人民解放軍幹部、対米戦略で全面衝突の強硬論(05/07/19)
中国軍部高官の核攻撃発言で、国際社会に波紋(写真)(05/07/18)

米国防省報告書「中国の軍事力」
http://www.defenselink.mil/news/Jul2005/d20050719china.pdf

マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/487031682X


[584] W・リップマン『世論』、ネット時代の精神の明晰さ 投稿者:とき 投稿日:2005/08/16(Tue) 11:42  

日垣隆「ガッキィファイター」2005年8月16日号(からコピペ)
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/

□勝手に受け取った遺言
◆W・リップマン『世論』の巻
(下記に引用する『世論』(22年)は、岩波文庫版(上・下)によった。)

《どんな分野であれ、われわれが専門家になるということは、われわれが発見する要素の数をふやすことであり、それに加えて、あらかじめ期待していたものを無視する習慣をつけることである。》(上、P158)

《も し彼が気にしている環境がたまたま洗練された上流社会の集団であれば、彼はそれにふさわしいと思う人格を模倣するであろう。その人格は彼の立居振舞い、会 話、話題の選択、嗜好、を場合に応じて調整する作用をする。人生の喜劇の多くはここにある。人びとが自分と異質の状況に対応するとき、自分の性格をどのよ うに想定するかにある。興行主に囲まれた教授、ポーカーゲームに加わった司祭、田舎に来た都会者、本物のダイヤモンドに混じった人造ダイヤのように。》 (上、P234〜P235)

《アメリカ国民は自分たちの憲法が民主主義の道具であると思うようになり、そのように扱った。そうしたフィク ションが成立したのはトマス・ジェファソンの勝利のせいであり、大きなフィクションとしてこれまでずっと温存されてきたのである。もしすべての人たちが ずっとこの憲法をその起草者たちと同じように考えてきたならば、この憲法は暴力的にくつがえされていたであろう。なぜなら、この憲法への忠誠と民主主義へ の忠誠は両立しがたいものに思えただろうからである。〔中略〕
 この革命〔第7代大統領ジャクソンが断行した革命〕の政治的中心問題は官職任免権 であった。政権を樹立した側の人びとは官職を資産の一種と考えていた。〔中略〕しかし民主主義理論はその重要原則の一つとして、市民は万能であるという理 論を含んでいた。したがって、人びとが憲法を民主主義の一つの道具とみなしはじめると、官職にいつまでも居座ることは非民主的であるように思われた。人間 本来の野心がその時代の大きな道徳的衝動とここで合致したのである。》(下、P124〜P125)

《どんなに賢明かつ勤勉な議員であっても、自分が票を投じる諸法案を片端から理解しようというのは無理である。彼にできることはせいぜい二、三の法案を専門にすることであって、そのほかの法案については誰かの言葉を鵜飲みにするしかない。》(下、P133)

《読 者に届けられる新聞は、ひと通りの選択がすべて終ったその結果である。どんな項目を印刷するのか、それをどの場所に印刷するのか、それぞれがどれほどのス ペースを占めるようにするか、それぞれがどんな点を強調するか。このような選択にあたって客観的な基準といったものはない。あるのは慣例である。》(下、 P209)

《表面上似ているものを、分離し、相違点に注目し、その多様性を識別する力は精神の明晰さにある。》(上、P99)

(以上コピペ終わり)

世論〈上〉 岩波文庫
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400342221X/
 

『戦争は確かに恐ろしい。第二次世界大戦での死者は4500万人だそうだ。しかし、戦争より遥かに多くの死者を出しているものがある。自国政府の失政、である。』
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50011999.html

『blogにおいては、無知はあっという間に駆逐される。これだからbloggerはやめられない。』
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50008965.html

 ネット井戸端会議とは、そのようなものでありたいです。

 以上、ご紹介まで。


[583] NKH『ロシア 鳥インフルエンザ拡大』報道 投稿者:とき 投稿日:2005/08/16(Tue) 11:26  

 ロシアでは、先月西シベリアのノボシビルスク州やアルタイ地方で、東南アジアなどで猛威をふるった鳥インフルエンザのH5N1型のウ イルスが、ニワトリやアヒルなどへ感染しているのが確認され、これまでにあわせて1万羽を超える鳥が死にました。ロシアの保健当局などが15日明らかにし たところによりますと、最初に感染が確認された所からおよそ1000キロ西に離れたクルガン州で、この数日で3000羽のニワトリやアヒルが死んだほか、 隣のチェリャビンスク州でも60羽が死に、鳥インフルエンザに感染したものとみて、ウイルスの特定を急いでいます。ロシア保健当局は、鳥インフルエンザは これまでにシベリアの6つの州や隣国のカザフスタンでも、被害が出て広がる勢いを見せており、保健当局では、今後渡り鳥の移動が活発になる秋口に向けて、 さらにカスピ海や黒海の沿岸にも渡り鳥が飛来し、感染が広がる心配があると見て、注意を呼びかけています。08/16 10:40 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/08/16/d20050816000046.html

 事実上のH5N1型アウトブレイク宣言のようなものです。(そう受け取っておいたほうがいいでしょう。)
 対策の先頭をきる人たちの、危機管理能力が試されているのですが・・・。

  コンピューターのソフトウエアでも、新種のウイルスが発生した場合、駆除するツールだけではなく、ソフトのバージョンアップをするのです。生物体のバー ジョンアップとはすなわち、ワクチン感染を経験させておくことか、もしくは、野生株に自然感染しても、やられてしまわない工夫(馴致対策)をして、やんわ り経験させる、もっといえば、生き残れるものと生き残れないものを峻別し、耐性系統でやっていくということです。

 根絶封じ込め政策の愚策にまだ、気付いていないのでしょうか? いわば、サーバーをネットから隔絶させて運用する、イカサマインターネットみたいなものに等しいのですが。もはやそれは非現実の架空の世界、メタバーチャルの世界です。
 それでも、まだ、現実対応をしていると思い込んでいるのでしょうか。日本の有識者の方々。


[582] ナノテクの安全性 投稿者:Chaos 投稿日:2005/08/16(Tue) 08:46  

笹山様

ナノテクの話題のフォローです。
新しい研究が、文部省で始まるそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050816i401.htm
超微細なナノ粒子、文科省が健康・毒性調査に着手

過去のシンポジウム
本格研究−ナノテクノロジーと社会−
http://www.aist.go.jp/aist_j/research/honkaku/symposium/nanotech_society/050201/sdata.html
ここは、資料がまとまっています。

以上 ご参考


[581] Re:[580] [579] 野生株とワクチン株の獲得抗体の区別? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/16(Tue) 07:57  

ときさん、三毛猫屋さん。
この辺が、どうも、議論のあるところのようなのですが。

今日的な鳥インフルエンザ対策の捕らえ方の前提として、

1.HPAIとLPAIとがシームレスにつながっているとみて対応するのか、
2.本来は、ワクチン接種を前提としてのDIVAシステム(ワクチン接種を受けた動物と感染動物を区別するための指標鳥(sentinel bird)の導入や適切な診断検査の実施)の導入のための野生株とワクチン株の識別なのか?
それとも、DIVAシステムの、いいとこ取りの部分導入なのか?
3.最終的な鳥インフルエンザ対策の目的が、人感染対策なのか、鳥感染対策なのか?

その点での基本的認識が、日本では、まだ、不統一のような感じがするのですが。


[580] Re:[579] 野生株とワクチン株の獲得抗体の区別? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/15(Mon) 22:21  

三毛猫屋様
> それよりは、不活化ワクチンに対する抗体と感染抗体の区別を簡単に付けられる検査法の開発が大切なのではないでしょうか。

 この検査法の開発の必要性について、今ひとつピンとこないのですが、なぜ必要なのでしょうか?

 疾病による重症化へい死を回避することに関して、野生株であろうがワクチン株であろうが、特異抗体を獲得するについては、特別に区別する必要をさほど感じないのですが?


[579] Re:[572] [568] [562] グアテマラ株にこだわったほうがいいのかどうのなのか? 投稿者:三毛猫屋 投稿日:2005/08/15(Mon) 21:50  

> このグアテマラ株(A/Chicken/Guatemala/194573/02)というのが、なんとなく、目くらましになってしまっていますね。
> これにこだわったほうがいいのか、こだわらないほうがいいのか。

グアテマラにあまりこだわる必要はないのでは。茨城株の符丁と考えても良いのではないでしょうか。
近縁の株がシベリアや東南アジアに存在するかどうかがですね。残念ながら、H5N2弱毒株にまで関心を
持つ(あるいはそこまで検査する人、予算、施設など)国は、二本、韓国、台湾くらいで、その他の国は
H5N1で手一杯なのでしょう。


> それに、喜田不活化ワクチンの見通しを待たなければ、何事も始まらないのか、その理由も、なんか、わからない。

それよりは、不活化ワクチンに対する抗体と感染抗体の区別を簡単に付けられる検査法の開発が大切なのではないでしょうか。




[578] 西ロシアと東ロシアとを結ぶフライウエイが焦点 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/15(Mon) 21:08  

西ロシアにおけるH5N1人感染問題は、より深刻さを見せている状況であるが、日本にとっての問題は、この西ロシアと日本と関係がある東ロシアとの野鳥のフライウェイがつながっているのかどうかということなのだが。
むしろ、この点は、野鳥の専門家のご判断にゆだねたいのだが、たとえば、このサイト「ASIA-PACIFIC MIGRATORY WATERBIRD CONSERVATION STRATEGY : 1996 - 2000」http://www.jawgp.org/anet/str1996.htmで の、「Map 2. Major waterbird flyways in the Asia-Pacific region 」をみると、「Central Asean-Indian Flyway」と「East Asean-Australasian Flyway」と「West Pacific Flyway」との関係を見てみると、ロシア中部において、この三つのフライウェイ同士が、交じり合っているのが気になる。
日本の環境省は、この点をどう考えているのであろうか?

http://www.jawgp.org/anet/str1996.htm


[577] Re:[573] [572] [568] [562] グアテマラ株にこだわったほうがいいのかどうのなのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/15(Mon) 20:58  

ときさん。
そういうことだったのですか。
むしろ、この掲示板でのときさん、平和屋さん、虹屋さん、三毛猫屋さん、などのご意見の集約に、業界関係者さんの注目が集まったということですね。
業界タブーに触れかねない問題提起という意味をも含めてですね。
それにしても、ご紹介のサイトの中に、「如何にして消費者に忘れていて貰えるかに腐心する生産者側の心理」とあるのは、いかにも、リアルであり切実ですね。
「消費者は忘れても、ウイルスは忘れない。」というような観点にたった中期的な対策が望まれるところです。
このことは、BSE対策においても、同じようなことがいえるのであって、「消費者は忘れても、プリオンは忘れない。」といったところでしょうか。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza138.htm


[576] 豚連鎖球菌、制圧宣言したのに・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/08/15(Mon) 18:50  

【中国】衛生部:豚連鎖球菌感染症拡大、実質的な制圧宣言(サーチナ・中国情報局) - 8月9日11時51分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000006-scn-int
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C6%DA%CF%A2%BA%BF%B5%E5%B6%DD&st=n

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
2005/08/13 ブタレンサ球菌、ブタ、ヒト - 中国(12)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050815%2D0050
《報 道管制により、マスコミはブタレンサ球菌に関する情報が遮断された。これにより唯一の情報源は中国公式メディアのXinhuaのみになった。Xinhua によると、205人が報告された。確認患者が159人で、疑い患者が46人である。18人が退院し29人が重体である。》

 従来どおりの、交通遮断などの公衆衛生の対策では、まん延拡大は防げないようです。家畜の移動禁止だけなのか? それじゃ、全くダメだ。ヒトの病気は、ヒトが最もキャリアになる。大変なことが起きてるのでは? 相変わらず、狂犬病もきちんと対策されていないようで。
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050815%2D0030

在中国日本国大使館
http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/01top.htm


[575] Re:[568] [562] 仮説と事実の峻別と公式発表への疑義 投稿者:とき 投稿日:2005/08/15(Mon) 16:34  

三毛猫屋様

 ご承知かとも思いますが、人間の世の中は、事実のみで回っているわけではありません。

> 今回のH5N2は、内部遺伝子の各パーツの比較でも97%の相同性があるようです。台湾2003は、同じ中南米タイプながらかなり離れており、韓国2004は、H5N2ながらアジアタイプのH5N1のグループに属するようです。
>比較検討したH5タイプの中ではグアテマララ2002が最も近いとか。

 遺伝子解析の結果から判断する「遠い」「近い」(系統発生的な距離)は、感染源・感染経路(地理的な位置関係)を考えるときには、全くアテになりませんし、3%【も】相違があるのであれば、まずは因果関係はほぼなしです。お間違えのなきよう。

> しかし、今回のH5N1は明らかに鳥の間で拡大して、それがほ乳類への感染性を持つようになった
> というのは事実だと思います。

  残念ながら、in vivoでは、野鳥などの自然株の変異の結果なのか、それとも、養鶏産業などの人工的環境の鶏からなのか、いまだもって不明で、H5N1型の宿主域の変異 変遷についても、まだ科学的に実証されていませんので、「事実」というのは尚早です。これもまだ、あくまでも「仮説」の域を出ていません。

> 現時点(内田養鶏場のデータが分からないので)で最も分かりやすいシナリオは、
> @原因は不明だが9例目の農場に初発(5月初旬あるいはもう少し前)
> A中古鶏や人?を介して坂手地区のどこかの農場に伝播(5月中旬)
> B坂手地区での蔓延
> C坂手地区から板東地区への伝播
> D8例目の養鶏場へは9例目の養鶏場からの鶏で侵入

 想像の域を出ませんね。養鶏場から養鶏場へ感染というのは、その中で、鶏の移動が実際にあったら、考えられることではあります。
 それよりも、密閉型鶏舎でない限り、自然環境中の野生の鳥がキャリアになっている可能性のほうが高いと思われます。
 野鳥の抗体調査をやったほうが手っ取り早いのですが。
 H5N2については、「清浄国」かそうでないか、一発でケリがつきます。(ただし抗体検出も時期によっては困難。抗原接種感染検査によって抗体確認の手続きが必要か。となれば、事実上不可能か?)
 原因を不明にしておくことによって、都合のいいことがあるのは、鳥インフルエンザだけのことではなく、BSEなんかはモロそのような感じになっていますね。(以下余計な諸々の記事紹介まで。)

 うつ病は、増加してる?
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/08/15/d20050814000009.html
(うつ病の簡単な診断法 開発 08/14 06:08 NHK)

広東省深セン市:千キロの豚肉を緊急回収 05/08/15
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d15686.html
大紀元 鳥インフルエンザ
http://www.epochtimes.jp/jp/spcl_qlg.html

<鳥インフルエンザ>互助基金加入、半数止まり(毎日新聞) - 8月15日15時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050815-00000043-mai-soci

<健康診断>項目の大半が有効性の証拠薄い 厚労省研究班(毎日新聞) - 8月14日10時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050814-00000002-mai-soci
 あれもこれも、商売のため?


[574] 8.15 終戦記念日、歴史から何を学ぶか? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/15(Mon) 15:39  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(55)(2005.8.15)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza138.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『「我々は1800万羽の殺処分と、あまたの小規模生産者の犠牲を経て、ワクチネーションへの道をたどった。この歴史に学ばず、また悲劇を繰り返すことがないように、私は祈る気持ちで一杯である」』

大東亜戦争の真実―東条英機宣誓供述書 東条 由布子
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898310834
「大東亜戦争の真実」
■編集部
封印されたGHQ発禁第一号
「東條英機宣誓供述書 公開!」
■解説・渡部昇一
「東條英機宣誓供述書は近現代史の超一級史料」
http://web-will.jp/latest/index.html

 人間どうしの戦争は、相手があってするもの。
 疫病との闘いは、人間の一方的な一人相撲。ウイルスは勝手気ままにいきている。うまくやり過ごすのも、受け止めて発病するのも、それはあくまでも、受容する個体の側の問題である。


[573] Re:[572] [568] [562] グアテマラ株にこだわったほうがいいのかどうのなのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/15(Mon) 10:53  

笹山様

> 下記サイトに私の名前が出ていますが、なんのことでしょう?

低毒性時代の日本の鳥インフルエンザ対策についての、ひとつの提案
2005/08/05 金曜日
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?m=20050805

  こちらの掲示板の内容を受けて、書かれていますので、上記の提案に呼応したものです。その筋の方々には、なんだか、こちらの議論は注目されているようです が・・・。(本当は、養鶏業界内でも、産官学を交えて、大いに議論の必要があるのですが。一番の当事者ですから。これは本来、直接にはヒトの疾病とは関係 のない話なのです。)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza2.htm
(人間の感染症の専門家からみれば、まるでアホらしい話なのです。まさに妄想を見てる。専門家にも似非がたくさんいますが。)


[572] Re:[568] [562] グアテマラ株にこだわったほうがいいのかどうのなのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/15(Mon) 07:35  

ときさん、三毛猫屋さん、外岡さん。
このグアテマラ株(A/Chicken/Guatemala/194573/02)というのが、なんとなく、目くらましになってしまっていますね。
これにこだわったほうがいいのか、こだわらないほうがいいのか。
それに、喜田不活化ワクチンの見通しを待たなければ、何事も始まらないのか、その理由も、なんか、わからない。
私は、ちょっと、ひねくれた見方をするものですから、なんとなく、ひとつの前夜での混沌状態、先陣争い状態の先触れとも、見えなくもない。
もっと、科学的にわかりやすい、行政なり家禽疾病小委員会としての指針が、待たれるところです。
下記サイトに私の名前が出ていますが、なんのことでしょう?

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza132.htm


[571] Re:[567] 死亡原因を問わず死んでいればどの牛からも集めていた??米国サーベランス投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/15(Mon) 07:01  

虹屋さん。三毛猫屋さん。
なるほど、釘田衛生管理課長さんも、わからないと、いっておられるのですね。
こう正直にいわれると、かえって、信頼性が増しててきます。
おそらく、ダウナー牛の実態は、USDAのみぞ知る、というのが、正直な実態なのでしょう。
表面上の数字が、4 4 万6 , 0 0 0 頭のうちの、15万頭か20万頭、あるいは、虹屋さんの数字の26万8500頭というのですから、その倍は、実態としては、いると見たほうがいいのかもしれませんね。
おっしゃる、歩行困難不健康牛と、歩行困難健康牛との区別も、されていない、だから、歩行困難健康牛の数が増えてきて、獣医の裁量に任せられうる領域が拡大してきている、それも、実態なのでしょう。
あと、農場内に素埋めされるダウナー牛や死亡牛の数は、それこそ、神のみぞ知るという実態なのでしょう。


[570] 西オーストラリア情報探してます。 投稿者:山田 投稿日:2005/08/15(Mon) 01:55  

西オーストラリアの情報集めてます。今、私のお気に入りはザWAガイドのサイトです。アドレスは http://www.thewaguide.com/ です。
誰か他にいいサイト知りませんか?

http://www.thewaguide.com/


[569] Re:[559] [557] BSE高リスク牛先にありき、なのでしょうかね。 投稿者:三毛猫屋 投稿日:2005/08/14(Sun) 23:41  

もっと単純に考えれば、USDAが検査にさける予算から検査頭数を出した。
それの理屈付けになんやかや言っているなんてところが真相では?


[568] Re:[562] 鳥インフルエンザ問題の今後(54) 投稿者:三毛猫屋 投稿日:2005/08/14(Sun) 23:21  

> 《ところで茨城の今回の問題で片や100%の陽性率でも、一向に広がりを見せぬ所からか、さすがにワクチン説もかまびすしい。しかし仮に産卵低下はIBに よるもの、他の症状は一切なく100%の防御が出来るとすれば、ウイルスが残るのは困るが、未承認の生ワクとやらの威力は大したものだと感心してしまう。 これは少し不謹慎すぎるかな。》

もちろん対鶏だけをかんがえれば、これが最も効率的な手法でしょう。同じことを某アジアの
大国が考えて実行した可能性は考えられます。政治体制を思えば、昨年のH5N1の発生を受けて、
何が何でも押さえよ!との指示が出て、家畜衛生担当部局が生ワクチンの製造・使用を行った可能性は高いでしょう。
(華南地区での鶏での発生がほとんど報告されていません。)
不活化ワクチンは数回の注射が必要で、かつ抗原量も大量に必要です。
今回の四川省の疾病でもあっという間にワクチン製造・配布との情報がありますが、
同様のことを口蹄疫でも行ったようです。その結果、中国周辺国にそれまでなかったpanAsiaタイプの
口蹄疫が多発し、台湾、日本、韓国でも大騒ぎになりました。

>  ワクチンでなくとも、野生株に感染した可能性は捨て切れません。「清浄国」の幻想・妄想にしがみつこうとしてるから、現実の把握が遅れ、そうであることの可能性が高いということからは目をそらし続けているように思えてなりません。

「清浄国」が妄想だとは思いませんが。野生株の可能性は否定するものではありませんが、
シベリアや朝鮮半島におけるグアテマラ株の有無が明かでないため何とも言えないでしょう。
今回のH5N2は、内部遺伝子の各パーツの比較でも97%の相同性があるようです。台湾2003は、同じ
中南米タイプながらかなり離れており、韓国2004は、H5N2ながらアジアタイプのH5N1のグループに
属するようです。比較検討したH5タイプの中ではグアテマララ2002が最も近いとか。


>  もし日本で、人間で先にH5N1型がまん延拡大発生したなら、鶏にうつさないように、先に根絶して欲しいと思うくらいに、一方的に鶏だけが不当な扱いをうけているのだということがわからないのか、と憤懣やるかたない気持ちです。

しかし、今回のH5N1は明らかに鳥の間で拡大して、それがほ乳類への感染性を持つようになった
というのは事実だと思います。

今回のH5N2の発生は、何とか終息しそうな気がしますが、(全国サーベイランスの結果をみないと)
ときさんが以前書かれていたように、検出された順番と発生の順番は必ずしも一致しないと思います。
現時点(内田養鶏場のデータが分からないので)で最も分かりやすいシナリオは、
@原因は不明だが9例目の農場に初発(5月初旬あるいはもう少し前)
A中古鶏や人?を介して坂手地区のどこかの農場に伝播(5月中旬)
B坂手地区での蔓延
C坂手地区から板東地区への伝播
D8例目の養鶏場へは9例目の養鶏場からの鶏で侵入

無論、坂手地区と茨城町が別々のルートで侵入を受けたとのシナリオもありますが、遺伝子レベルで
99%以上の一致を説明できません。

長くなりますので、とりあえずここまで。



[567] 死亡原因を問わず死んでいればどの牛からも集めていた??米国サーベランス投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/14(Sun) 22:54  

死亡牛の捕捉について
>27回専門部会での審議においては、http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/170714_dai27kai_prion_gijiroku.pdf

P42○ 釘田衛生管理課長   具体的には、このアメリカの4 4 万6 , 0 0 0 頭というのが、どこをとらまえているのかということをきちんと把握すれば対比は可能だと思うんですが、そこはなかなか、例えば、先ほどの死亡率というの も、一応ドキュメントには記載されていますが、その中身は説明が特にされていないので、何をもって、例えば、農場死亡牛、あるいはB S E 症状を示した死亡牛というのは、どうやって補足しているのかよくわからないところもございます。
P43○ 甲斐( 諭)専門委員 日本の場合は死亡牛ですから、もう経済価値がゼロのものですね。農家の側は仕方なく死んでしまったということで、それを出して、それを保健所で調べるということですね。
ア メリカの場合は、これは売れると思って出荷してきて、パッカーのところに持ってきて、歩行困難なんでそれを除いてチェックするというわけですね。ですか ら、そもそも彼らは売れるんではないかと思っていて出荷しているんではないかと思うんです。それとも死んでしまったものだけを集めているのか、日本の場合 は死んでしったもので、しかも2 4か月以上のものだけを調べている。ですから、分母の方も違うし、分子の検査方法も違うわけですね。ですから、それはなかなか比較というのは。
P44○ 山内専門委員 建前はそうだと思うんですけれども、日本の場合だと死んだ牛をちゃんと検査するというシステムができているんだと思うんですが、アメリカの場合に死んだ牛をちゃんと検査の方に農家として提供するかどうかという、その辺の実態がよくわからないです。
ア メリカの場合だったら、結局死んだ牛だったら、それでもうそのまま自分のところで処分してしまうと。といったようなことだったら、検査に回ってこないので はないかと。だから、実際に死亡している牛のどれぐらいが検査に提供されてきているのか、されるんだろうかという、その点がよくわからないんです。

米国BSE検査実績  2004年6月〜2005年3月(10ヶ月間)
検査総数   282213頭
死亡牛    249857
歩行困難など 32356


2005年4月、5月、6月の3ヶ月間
検査総数 101264頭   
死亡牛   98927    
歩行困難など 2337   

全 体で計画と比べて多い。04年6月から05年3月までは、119%。4,5,6月では157%。明らかに、4月、5月、6月の3ヶ月間の死亡牛が異常に多 い。3月までの増加を、死亡率が計画見込みより大きいためとして月平均の死亡牛検体数が2.5万頭としても、4、5、6月は32%も大きい。日本の死亡牛 検査では、この時季にこのような大きな季節変動は見られない。
http://www.pref.iwate.jp/~hp0507/bse/press/!bse_kensa_kekka_haiyou.htm
 乳牛は畜舎で飼われる為、夏には畜舎全体が異常な高温になるため死亡が多いが、4〜6月ではない。http://www.biwa.ne.jp/~sigakaho/tsushin/56/56tokushu.htm
肉牛は春仔の出産時の死亡が3月4月に多いが、それはサーベランスの捕捉対象の原因不明で死亡した牛にはならない。この増加は、季節変動では説明がつかない。
  注目すべきなのは、歩行困難などダウナー牛から検体数が異常に落ち込んでいるのに、それを補完して余りあるサンプルが死亡牛から集められていることであ る。原因不明で死亡した肉牛、原因不明で死亡した乳牛、歩行障害または怪我で死亡した乳牛、運動失調の症状を呈して死亡した乳牛が、この3ヶ月間だけ、こ のように増大するとは考えられない。
採取場所の内訳が2004年6月だけ公表されています。20%はと畜場(ダウナー牛・死亡牛・病牛・傷害牛専 用と畜場)、30%はレンダリング工場、40%は廃品回収所で収集したもので、農場などからは10%。このような場所で、上記の牛だけ選別することは可能 でしょうか。その仕組みは、農水省の課長さんでさえ分からないのです。
2例目のBSE牛のサンプルは、5頭分が混じっていました。つまり、死亡牛からのサンプル採取は、死亡原因を問わず死んでいればどの牛からも集めていたならば、4月、5月、6月の3ヶ月間の死亡牛が異常に多いことも、採取場所の設定も無理なく説明できます。

>高リスク牛の算出根拠 http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/prion27-siryou1-2.pdf  のP56
肉用牛 全米家畜衛生モニタリングシステムの肉牛編(97年)及び乳牛編(02年)
http://www.aphis.usda.gov/vs/ceah/ncahs/nahms/index.htm
A. 肉用繁殖雌牛の頭数に全体の死亡率(1.5%)と原因不明で死亡した割合(20.3%)を掛け合わせた。100060頭
B. 乳用雌牛の頭数に全体の死亡率(4.8%)と原因不明で死亡した割合、歩行障害または怪我で死亡したもの割合、運動失調の症状を呈して死亡した割合の合計(35.1%=19.8+13.9+1.4)を掛け合わせた。151472頭
C. 合計で251531頭



[566] 高リスクの死亡牛の設定は恣意的、米国サーベランス 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/14(Sun) 20:28  

笹山さん、言われるとおりに、初めに数字ありきの感が否めません。
>高リスク牛の算出根拠 http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/prion27-siryou1-2.pdf  のP56
肉用牛 全米家畜衛生モニタリングシステムの肉牛編(97年)及び乳牛編(02年)
http://www.aphis.usda.gov/vs/ceah/ncahs/nahms/index.htm
A. 肉用繁殖雌牛の頭数に全体の死亡率(1.5%)と原因不明で死亡した割合(20.3%)を掛け合わせた。100060頭
B. 乳用雌牛の頭数に全体の死亡率(4.8%)と原因不明で死亡した割合、歩行障害または怪我で死亡したもの割合、運動失調の症状を呈して死亡した割合の合計(35.1%=19.8+13.9+1.4)を掛け合わせた。151472頭
C. 合計で251531頭

>27回専門部会での審議においては、http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/170714_dai27kai_prion_gijiroku.pdf

P49○ 吉川座長 ・・4, 5 0 0 万頭の母集団が毎年子どもを産んで廃用牛でと畜場に行くのと、農場で死亡するのとを併せた併行状態を考えれば、相当なものが処理されないと成牛ばかりで満ちあふれてしまうわけで
P47 (肉用繁殖牛の死亡率) 1 . 5 % 、そうすると日本はめちゃくちゃ死に過ぎるということになりますか
P45○ 釘田衛生管理課長 まず、日本の死亡牛1 0 万頭というのが、成牛比で5 % となっていますが、この1 0 万頭の内訳が、すべて農場で死んだ牛というわけではないというのが1 つあります。残念ながらその中の幾らが農場で死んだ牛で、幾らがいわゆる廃用で、と場へ出荷されることなくどこかで殺処分された牛か、その区分が今できな いんですけれども、少なくともその5 % すべてが農場の死亡牛ではございません。その一部だということです。
P47○ 釘田衛生管理課長 肉用牛の、例えば、今回1 2 歳の牛がたまたまB S E で見つかっておりますが、恐らく何年か繁殖に供用した牛で、健康なものはと畜場へカウミートという形で出荷されるものが大多数だと思います。それは、と畜 場に行く前に農場で病気で死んでしまうという牛が、先ほど言いました1 . 5 % ぐらいいるということであって、あと通常は更新されるときにはと場へ出荷されるというのは、日本もそうですし、アメリカでも恐らくそうだと思います。
乳牛も同じようにと畜場に出荷されます。ですから、先ほどの4 . 8 % ぐらいが農場において死んだと。

>28回専門部会に出された資料には、日本の肉牛の死亡率1.7%、乳牛8.7%と示されている。つまり肉牛の方が死亡率が低くても異様なことではない。
@ しかし、肉牛の全体の死亡率が1.5%が肉用繁殖牛の死亡率かは不明である。肉牛には、肉用繁殖牛のほかに去勢牛、未経産牛などが含まれるのが通常の分類でUSDAもそうしている。肉牛6400万頭、そのうち繁殖牛(経産牛)3300万頭、ほか3100万頭。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai26/prion26-siryou2-2.pdf のP50
A 仮に全ての肉用牛の死亡牛が肉用繁殖牛によるものだとすると、死亡率は倍近く跳ね上がることになる。死亡牛のBSE高リスク牛も10万頭近くふえる。
B  また乳牛では、歩行障害または怪我で死亡した牛、運動失調の症状を呈して死亡した牛も捕捉しているのに肉牛では入れていない。こうした牛が肉牛には無い というのは不合理である。除いた理由は不明である。これらが乳牛と同じ割合とすると、75000頭(全死亡率1.5%で)増えることになる。
C 米国のBSEサーベランスは、計画段階での標的の高リスク牛の設定が恣意的であると思わざるを得ない。あたかも、高リスク牛の総数を45万頭に置いておいて、死亡牛の数やダイナー牛の数を切り貼りして検査計画を作った感が否めない。
D  実績値で見ると、死亡牛は計画25.15万頭,表の期間なら約27.24万頭。サーベランス実績348,784で約128%。約7.6万頭超過してい る。これが計画見込みより死亡率が高かったことで説明可能かというと、そうでもない。「高リスク死亡牛の捕捉」で考えたい。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/prion27-siryou1-2.pdf のP53



[565] Re:[563] CDCが勧告? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/14(Sun) 20:02  

外岡様

>  下記は以前からの表現です。(最新バージョンですが)。
> CDC is in communication with WHO and continues to closely monitor the H5N1 situation in Asia. CDC has not recommended that the general public avoid travel to any of the countries affected by H5N1.
>  参考までに。

  有難うございます。ちょっと尾ひれがつきすぎて、読み込みすぎたようです。最悪を想定しながら、なおかつ、青海湖周辺の人間の120名ほどの死亡情報な ど、中国の隠蔽?されている情報などを鑑みて、トラベルアドバイス(忠告?)をすこし深読みしすぎたようです。申し訳ございません。といえども、全く安心 できません。
 一方、こういう情報も。

子どもの夏風邪大流行 7月、昨年の14倍 県が注意呼びかけ(北國新聞 2005年8月11日)
http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20050811002.htm
『今月七日までの累計は、昨年の年間累計を二倍以上上回る千四百九十件となった。しかし、今年大流行した原因は特定されておらず、医療関係者も首をかしげている。』

 なんとなく、感染源、ルート、類推できるような・・・。


[563] CDCが勧告? 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/08/14(Sun) 19:30  

 ときさんのアーティクルで:

>いよいよCDCから、東アジアの旅行者に対して、ヒトのH5N1型に対する勧告がでているようです。


 とありますが、僕の知っている限り、色々とアドバイスは以前から書かれていますが、特に旅行注意などの注意報は出てないと思います。
 下記は以前からの表現です。(最新バージョンですが)。
CDC is in communication with WHO and continues to closely monitor the H5N1 situation in Asia. CDC has not recommended that the general public avoid travel to any of the countries affected by H5N1.


 参考までに。



[562] 鳥インフルエンザ問題の今後(54) 投稿者:とき 投稿日:2005/08/14(Sun) 17:55  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(54)(2005.8.14)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza137.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

《と ころで茨城の今回の問題で片や100%の陽性率でも、一向に広がりを見せぬ所からか、さすがにワクチン説もかまびすしい。しかし仮に産卵低下はIBによる もの、他の症状は一切なく100%の防御が出来るとすれば、ウイルスが残るのは困るが、未承認の生ワクとやらの威力は大したものだと感心してしまう。これ は少し不謹慎すぎるかな。》

 ワクチンでなくとも、野生株に感染した可能性は捨て切れません。「清浄国」の幻想・妄想にしがみつこうとし てるから、現実の把握が遅れ、そうであることの可能性が高いということからは目をそらし続けているように思えてなりません。何らかの利害の都合で、そうで あったら困るとも思っているようにも思えますし。
 学識のメンツのみにこだわって、そう考えているのなら、もはやそれは単なる幼児性むき出しの意固地を通しているだけの何ものでもないと思います。最もひどい人間の現実対処のふるまいの様式です。人(他者)に現実的な迷惑をかけないが、社交の最低限のルールでしょうから。
 
 もし日本で、人間で先にH5N1型がまん延拡大発生したなら、鶏にうつさないように、先に根絶して欲しいと思うくらいに、一方的に鶏だけが不当な扱いをうけているのだということがわからないのか、と憤懣やるかたない気持ちです。

 交差免疫で、H5N2型ワクチンが多少とも有効なのであれば、即、ゴーサインを出さなければ、本当に間に合わなくなる。(そのためには、清浄国妄想をやめ、根絶政策を見直さなければならない。)

(今年に入ってから、春、確か、茨城北部から福島県の海岸沿いにかけて、野鳥(渡り鳥?)が、大量死したことがなかったでしたっけ。どうもその事実もひっかかっております。)


[561] あらゆる疫病の百貨店? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/14(Sun) 17:33  

看中國 http://www.secretchina.com/

「伝染病追跡」
中国は7月に39万数の伝染病が爆発する 死亡する754人
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/8/10/123649.html
ウェブページ翻訳 中国語 http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

 今、結構、農協の観光旅行のツアーで、田舎のじいちゃんばあちゃんが、全国から中国へ旅行に行っています。おそらく何も知らずに行っていると思います。どうしても商売優先ですし、旅行者は行って楽しい思いをしたい欲求がありますし。
 いよいよCDCから、東アジアの旅行者に対して、ヒトのH5N1型に対する勧告がでているようです。

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
PRO/ALLAvian influenza, human - East Asia (118): CDC travel advice  2005/08/14
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050814%2D0060

外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html
厚生労働省検疫所 海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/
在中国日本国大使館
http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/01top.htm

 疫病の検疫体制がない。人の出入国に対しても書類上の手続きのみで、ほぼフリー。あまりにも無防備で、危険すぎる。おそらく、またたくまのうちにアジア全域はおろか、世界に拡大し発生するのは、本当に時間の問題になったようです。


[560] 4月、5月、6月は死亡牛だけ検査 米国BSEサーベランス 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/14(Sun) 16:40  

米国BSEサーベランスは、4,5,6月は、全検査数の97.6%が死亡牛です。ダウナー牛は何処に消えたのでしょう。
 これ は笹山さんが以前にしてきされた北米統一BSE対策の影響でしょうか?米国では「老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛、たとえば、輸送の途中で 傷ついたような場合には、獣医は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」2005年4月発効。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255


下の実績数より算出した4月、5月、6月の検査数
検査総数   101264頭   (383477-282213) 
死亡牛     98927    (348784-249857)  
歩行困難など   2337    (34693-32256)

2004年6月〜2005年3月までのデータ
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai26/prion26-siryou2-2.pdf のP46
資料2−2:食品健康影響評価に係る補足資料の提出について(米国及びカナダから輸入される牛肉及び牛の内臓について)(平成17年6月10日提出)

2004年6月1日〜2005年7月3日までのデータ
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/prion27-siryou1-2.pdf のP53
資料1−2:食品健康影響評価に係る補足資料の提出について(米国及びカナダから輸入される牛肉及び牛の内臓について)(平成17年7月8日提出)



[559] Re:[557] BSE高リスク牛先にありき、なのでしょうかね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/14(Sun) 16:39  

虹屋さん。
ご紹介の表の中の「米国およびカナダが実施しているBSEサーベイランスを日本に適用した場合のBSE検査陽性頭数」を見ますと、次のようになっていますね。
アメリカの成牛飼養頭数45百万頭
そのうちの高リスク牛は、成牛飼養頭数の1パーセントと推定し446,000頭
として、これを基準にして、検査率と、陽性率が計算されていますね。
この高リスク牛の内訳は、虹屋さんおっしゃる26万8500頭のダウナー牛と死亡牛ということなんでしょうが、そもそも、これらの数も、1パーセントから逆算した推定数値ということなのではないでしょうかね。
なんか、数字のずさんさに、ほとほと、あきれてしまいます。




[558] [557]の訂正 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/14(Sun) 14:22  

Aを下記のように変えます。
Aまた、計画段階では歩行困難などダイナー牛(と畜場廃棄牛)年間19.42万頭から全てサンプル 採取になっている。結果表の期間なら約21万頭。実績は34693、約16.5%。死亡牛は計画25.15万頭,表の期間なら約27.24万頭。サーベラ ンス実績348784で約128%。約7.6万頭超過。



[557] BSE高リスク牛のダイナー牛の8割以上が未検査で、レンダリング、ペットフードなどの原料になっている?&[535]の訂正 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/14(Sun) 12:53  

笹山さん。抗体の情報ありがとうございます。テキサスの牛肉関係者は、日本政府より自国の政府を監視すべきですね。米国の拡大サーベランスは、計画も実績もあまりに杜撰。これで日本を説得するのは無理と悟るべきでは?

米 国のBSE検査実績からみると、「米国は生後10日前後のヌレ子、20週くらいの仔牛からもBSE感染を発見しようとしている」のは、あくまでも計画段階 でありました。またBSE高リスク牛のダイナー牛の2割程度しか検査されず、8割以上が未検査で、レンダリング、ペットフードなどの原料になっていると考 えられます。

米国のBSE拡大サーベランス検査の結果は、2004年6月1日〜2005年7月3日の未確定の予備データが下記のP53 5.米国のサーベランスの詳細にある。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/prion27-siryou1-2.pdf
27回専門部会の資料1−2:食品健康影響評価に係る補足資料

分類 30ヶ月齢以上 30ヶ月未満 月齢不明 合計
非常に疑わしい症例および又は中枢神経症状 473 273 9 755
Highly suspicious and/or CNS signs
歩行困難 32979 0 10 32989
Nonambulatory
死亡 348506 0 276 348784
Dead
その他の臨床症状(BSEに関連するもの) 948 1 0 949
Other cllnical signs (that may be assoclated BSE)
合計 382906 274 297 383477

@ これを見ると、子牛(生後一年未満)から計画段階ではサンプル採取約2万。30ヶ月未満と月齢不明が全て子牛だとしても実績274〜282。実際にはほと んどサンプリングされていない。「米国は生後10日前後のヌレ子、20週くらいの仔牛からもBSE感染を発見しようとしている」のは、あくまでも計画段階 でありました。
Aまた、計画段階では歩行困難などダイナー牛(と畜場廃棄牛)年間19.42万頭から全てサンプル採取になっている。結果表の期間なら約21万頭。実績は34693、約16.5%。死亡牛は計画21.15万頭が実績348784で約164.9%。
B 中枢神経症状CNS牛は計画では129頭。1994年からの数は実績では、非常に疑わしい症例および又は中枢神経症状牛は概ね700から800。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-siryou1-2.pdfのP14
拡大サーベランスの結果では755。
これを見る限る、と畜場での検査基準・検査要領が変更されたとは思えない。
C 歩行困難などダイナー牛(と畜場廃棄牛)の発生率や発生数は、計画見込みと変わっていないと思われ、サンプルが予定の約16.5%しか集まらなかったので ある。つまり、BSE高リスク牛のダイナー牛の8割以上が未検査で、レンダリング、ペットフードなどの原料になっていると見られます。

死亡牛については、また時間を見てまとめてみます。


[556] はじめまして 投稿者:かぶく 投稿日:2005/08/14(Sun) 12:28  

選挙への出馬は、ご思案なされていますか。
笹山さんの政界復帰を願う県民は多いと思います。


[555] 日本の牛肉貿易再開遅延にいらだつアメリカ・テキサスの牛肉関係者 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/14(Sun) 11:42  

日本の政変の影響を受けて、更なる牛肉貿易再開遅延が見込まれるが、テキサスの牛肉関係者は、苛立ちを見せている。
とくに、アメリカ牛肉貿易再開に前向きだった島村前農林水産大臣の更迭にショックを受けているようである。
当面、9月の国連総会でのブッシュ・小泉階段に期待を寄せているようだが、一部に、日本経済制裁の要求も強くなっている。
また、日本以外の韓国・台湾・中国との牛肉貿易再開にも期待を寄せてはいるが、これらの国とても、早急な牛肉貿易再開の見通しは立っていない。
唯一、中期的な期待を寄せているのが、対中国牛肉貿易である。
しかし、これも、中国でのインフレ期待と連動したものであり、確実な見通しは、何もないようだ。

http://www.livestockweekly.com/papers/05/08/11/whltrade.asp


[554] マルチポスト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/14(Sun) 11:18  

ときさん。
552は、大論文ですが、マルチポストのようですね。
おそらく、レスは、返ってこないでしょう。
「開け、電網政治の時代」http://www.hirake.org/経由で、きているようです。


[553] Re.[552] いやはや、トンデモ妄想言説ですな。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/14(Sun) 00:36  

 週刊誌・ゴシップ紙ネタで、反射し感情に走り、「政治」を見誤ることは慎んだほうがいいでしょう。
 聖人君子は、小説や映画など空想の世界の話で、この世の中には、実際、存在しないのですから。

August 12, 2005
「郵政民営化で350兆円が米国に奪い取られる」というデマ
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200508121326.html

もうすこし、日本の場合、「経済」を「政治」から開放してあげたほうがよろしいかと思っています。政・官・財の癒着が、「経済」をゆがめます。

ヤクザ・リセッション さらに失われる10年
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334933238
(この著者の言説は、そのまますべて受け入れるわけにはいきませんが、書かれてあることは、あたっていることもありますので。)

  恣意的な運用で、資本主義市場社会システム(本来、国境はありません。現実には、「政治」が関与しながら、いろいろ折り合いをつけながらやっていますが) のゆがみ歪みが生じ、それを修正しつつ、ときにはダイナミックに動いて(恐慌)、持続するものです。そのダイナミズムが硬直化したときに破綻(デフォル ト、債務不履行)するものです。下記、猪瀬直樹氏のメルマガから紹介コピペです。

「有権者の質、問われる『お上』依存か民営化か」(共同通信8月9日配信) 

 郵政民営化法案が衆院で五票差ぎりぎり可決、そのころから参院に暗雲が漂い始めた。十七票差で否決された瞬間、やはり日本という国は大局観がないのだ、と不安が的中した。第二次大戦へとずるずると突入していくあの失態をさえ思い出させられた。
 否決の責任は、「官」から「民」への時代の流れを理解できない自民党の抵抗勢力、民営化法案に対案を出さずに責任野党としての立場を放棄した民主党、そして郵政問題を、分かりにくい、分かりにくい、と繰り返すばかりで消極的中立に終始したメディアにある。
 欧州はとうにベルリンの壁崩壊の現実、つまり、冷戦の終結は大きな政府の失敗によりもたらされたと受け止め、小さな政府と情報公開の重要性を政策の柱としてきた。国民もまたそれを当たり前のこととしてよく理解している。
  それに比べると日本人はお上意識が根強い。政治家と官僚が悪い、と言いながらその実、お世話を求める。財政を出動させろ、公共事業をよこせ、と叫ぶ。道 路、橋、住宅、港湾、空港を必要・不必要の判断と無関係に造り続ける始末となった。大きな政府をさらに大きくしろ、と求めてきた有権者の質が問われている のだ。国債・地方債などの借金が、八百兆円にも達しているのだから。
 僕が小泉純一郎議員と出会ったのは、特殊法人の実態調査をし始めた九年前で ある。日本道路公団や住宅公団(現、独立行政法人都市再生機構)などに無数の天下り受入れ先のファミリー企業が群がり、寄生虫のように本体である公団から 利益を吸い取っていた。その資料の束を抱えて議員会館へ向かった。一九九五年の自民党総裁選で橋本龍太郎の対抗馬として元郵政相の小泉が出馬する。初めか ら橋本の勝利が決まっていた。むしろ勝敗よりも小泉は総裁選を利用して、かねてからの持論である郵政民営化を公然と主張して注目されたのである。
  僕は小泉に道路公団など特殊法人の実態を説明した。小泉は、資金の流れの上流に位置する郵貯と簡保を民営化すれば下流にある特殊法人は自動的に干上がる、 と明快だった。財政投融資をなくしたらどうなるかと僕は訊ねた。「特殊法人は自分でカネを集めればいいじゃないか」といとも簡単に言う。しゃべったあと口 を真一文字に閉じ、鼻孔を膨らませる。
 「(公団は)自分で社債を発行すればよい。経営内容がよければ買ってくれる。市場で債券を買ってもらうために経営内容を公開しなきゃならん」
 その通りなのである。入口である郵貯・簡保を民営化し規模を縮小し、出口である道路公団は民営化して市場から資金を調達すればよい。当時の会話である。
  その後、小泉は二度目の総裁選にもまた郵政民営化の旗を立て出馬、今度は小渕恵三に敗れた。三度目の正直が、橋本元首相を破った二〇〇一年四月の総裁選 だった。マニフェストという言葉は最近の流行だが、小泉のように一つの旗を掲げ続け三度も総裁選に出馬した例はない。さらに郵政民営化を公約に衆
院選と二度の参院選に勝利した。
 小泉は猪突猛進を続けるに違いない。郵政民営化は小さな政府の一里塚だと信じている。財政危機も特殊法人問題も、郵政民営化なしには解決しないと僕も思っている。 (了)
(以上コピペ終了)

 いわゆる、選挙戦の一面である、情報戦も活発なようですね。
  ネット言論市民の方々は、偏ったアジテーションに乗せられることなく、おのおの的確な判断ができるようになっているものと信じたいですが、いまや、権威あ る硬派の言論・論説がなかなか成立しがたくなっているのか、それとも、それにふさわしい言論のレベルが落ちたのか、メディアの言説・言論が権威を失って、 論を堂々戦わせることからは、皆、及び腰になっているようにも思います。メディア上(テレビ、新聞、雑誌など)でも、考えを異にするものが、堂々の討論を するということを避けているように思えてなりません。似通った人を集めてきて、仲間うちの話題にまとめてしまってるような感が否めません。(判断の基準 が、感情的な漠然とした好き嫌いになっているかもしれません。)
 あとは、自派にとって、都合の悪い論を展開する人は最初から登場させないとか。マスメディアの言論では、臭いものに蓋、嫌なものは避けて通る的な姿勢が日常化してしまったようにも感じます。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H14/1405/140539asahi.html

民主マニフェスト、郵貯限度額を段階的に引き下げ(読売新聞) - 8月13日23時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000214-yom-pol
郵政法案「選挙後国会成立」自民が公約に(読売新聞) (11日14時33分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050811-00000007-yom-pol
郵政民営化必要…黙殺できず 苦悩の民主(産経新聞) (11日3時1分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050811-00000001-san-pol
『「有権者の目がマイナーな話に向くことは日本の将来にとって不幸だ」』
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/postal_services/

 ネット言論(実質はほとんどが井戸端会議の噂話のようなもの)の時代にふさわしい権威確立に失敗し、あるいは乗り遅れてしまい、滅び行くマンモスのような存在になりつつあるのかもしれません。マスメディアの環境は激変しているように思うのですが・・・。

韓国兵、自衛隊員をだまして「竹島は韓国領」記念撮影
2005年 08月 13日
http://kuyou.exblog.jp/2169240/
August 13, 2005
「自衛隊員と『独島は韓国領土』」に防衛庁が抗議
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50006956.html

<北関大捷碑>靖国神社から北朝鮮へ、1世紀ぶりに返還(毎日新聞) - 8月13日15時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000049-mai-soci
 実は、
【総督府NEWS】 産経新聞GJ 2005年 05月 24日
http://kuyou.exblog.jp/1960105
なんで政府が神社の所有物を勝手に返還させられるわけ? 2005年 05月 09日
http://kuyou.exblog.jp/1918429
『要するに条約なんか結んであっても無意味になってしまうんですね。』

 それこそ、「もっと大事なことがある」が、結論です。
 投票率が上がれば、その面に関しては、すくなくともコイズミ手法は成功といえるのかもしれません。


[552] 政治研究者 坂本 投稿者:小泉政権のダークサイド!!国民よ、目を覚ましてください。 投稿日:2005/08/13(Sat) 22:46  

突然の投稿をお許しください。解散総選挙に向けて皆様に申し上げたき事がございます。それは
小泉首相と取り巻きについての懸念です。
 まず、第一に公約違反、小泉首相の言辞を借りれば「公約違反は大したことではない。」だそうで
す。国債発行は何としても30兆円枠を堅持すると言っておきながら守られていません。そもそも30
兆円枠という根拠が分かりません。要するに経済オンチが適当な数を上げたのでしょうか。
それから、「誰がなんと言おうが私は靖国に終戦記念日に行く」と豪語して置きながら、実行されて
いません。こんな事は公約すべきことではないと思います。なんて常識的な事すらわきまえない人
なんでしょう。また、靖国参拝はアジア諸国との国際問題化して関係が冷え込み、外交が手詰まり
状態です。
「1内閣1閣僚」といいながら、田中真紀子氏を更迭しました。総裁選では母親を慕うかのように田
中真紀子氏を頼り、協力を得ておきながら都合が悪くなると切り捨てて、己だけいい思いをする。
身勝手にも程があります。内閣では適材適所の人事を行うべきなのです。
「特殊法人をゼロ」という事も口先だけです。そもそも特殊法人がすべて無用なわけではありません。
天下りや税金の無駄使いの特殊法人がいらないということです。
 第二に「米国政府の日本政府に対する年次改革要望書」です。ご存知ない方が多いと思いますが、
これはアメリカが日本の政策決定に関して、指令する事柄が記されており、毎年送られてくるもので
す。小泉政権の従米体質により日本政府は日本独自の日本国民のための経済政策をとることが強
く制約されています。日本がアメリカの植民地であり、日本政府はアメリカ政府から見れば一地方の
行政府にしか過ぎないというのでしょうか。郵政民営化にしろ法改正のほとんどがこれに従ったもの
です。国民の知らぬところでこんな恐ろしいことが起きているのです。米国政府の日本政府に対する
年次改革要望書」はアメリカ大使館のホームページにアクセスして日本語で読むことができます。
 第三に小泉首相の盟友と言われる山崎拓氏の前代未聞の「変態疑惑」で、週刊文春」(2002年5
月2/9日号)が掲載した、元・愛人女性Sさんによる告発によると、ホテルではAVビデオを大音量で
流すこと、「俺は議員じゃなかったら、絶対AV男優になるんだ」と発言したこと、2度の妊娠中絶を経
験したSさんに「女というものは、堕ろせば堕ろすほどセックスがよくなるもんだ」と暴言を吐いたこと、
さらに、氏が「飲尿プレイ」を好んだこと、Sさんの母親を交えた、俗にいう「親子丼プレイ」を要求した
ことです。変態と変人は変同士で盟友というのでしょうか。こんな人たちに日本の未来を任せていい
のですか。また、ネット上では小泉首相の若い頃の良からぬ疑惑も飛び交っていますが、ご自分で
お調べください。
 第四にイラク自衛隊派遣です。開戦前にイラクが大量破壊兵器を持っていたとする不確かなアメリ
カの情報を元に、国連中心の政策を謳いながら、国際社会の観点からも、国連憲章上からも、違法
なものでありながら、アメリカ様のご機嫌取りだけで戦争を支持し、国民に対して説明責任を果たし
ませんでした。結局、大量破壊兵器などなくイラクの軍事力などアメリカの比ではありませんでした。
その後、小泉首相は、イラク自衛隊派遣では非戦闘地域であり、戦争は終わったなど嘘をいい強行
しました。しかし、イラクの自衛隊宿営地には迫撃弾が何度も打ち込まれ、車両も爆弾攻撃を受けま
した。外交官やジャーナリストなどが武装勢力に処刑され日本人犠牲者が出ています。これで非戦
闘地域や戦争終結のはずがありません。これは内戦・抵抗戦という状態です。
 第五に北朝鮮との拉致・核問題です。支持率に陰りがでるや、訪朝し拉致問題について交渉し、
一部の被害者とその家族の来国を実現したが、それからはまるで関心なし、経済制裁もピョンヤン
宣言もどこかへ忘れてしまったようです。核の脅威にいたっても大事な安全保障問題なのに関心な
し。工作員に国民を拉致されようがミサイルで脅されようがどうでもいい考えで国家・国民の安全と
平和が守られるわけは無いのです。
 第六に解散のきっかけになった郵政民営化問題であるが、そもそも国民から出た事ではない。小
泉氏の昔からの持論に過ぎず、性急な必要性は無い。行政改革は必要だが、本丸といって郵便局
に責任をすべて転嫁して、それさえすればすべて良しと言うのはごまかしであり、おかしい。それに
これは「米国政府の日本政府に対する年次改革要望書」のアメリカ政府の対日要求そのものです。
財政投融資の財源とはいえお金を集めるのが悪いのではなく、その使い方が悪いのである。無駄
な公共事業や特殊法人を廃止して、官庁の非効率な制度を改革するのが重要である。財政立て直
しも必要である。日本の経済発展を明治から支え、インフラ整備や国民の貯蓄・保障に多大な貢献
をし日本の文化的財産でもある郵政を儲け至上主義の営利会社にするなどもっての外ではないか。
ほかにもありますが本件ではこのぐらいにして、後は読者の方にゆだねます。
 小泉首相は国民を騙し、日本を独裁して、自分のエゴを実現することで満足している変人である。
ぶっきらぼうで他人事のような言いぶり。都合が悪い事はすべてマル投げ。小泉首相の言動を批
判したり、自省を求めたりすると『抵抗勢力』のレッテルを貼られる。衆参議院の採決にまつわる反
対派への締め付けや制裁は異常で非常識です。意見のひとつも許さずにこれが民主主義でしょう
か。自殺者まで出ています。自己中心的で偏執的な性格である事は疑いありません。これ以上国
政を任せたら明るい将来はなく、きっと後悔するでしょう。皆様は是非この事をよく検討され反小泉
の行動をしていただきたい。ご同意の方々がこの事実をお友達や知人に伝えてネットワークを広げ
て政党を超えて、世論の力で正しい政治を発現しようではありませんか。マスコミは事実を伝え、い
たずらに小泉政権を賛美しないようにしていただきたい。
最後に素晴らしい未来がこの国と皆様に訪れる事を願望してやみません。




[550] Re:[546] シャドウ・プライスの考え方にたった費用対効果の手法を 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/13(Sat) 20:51  

ときさん。
たしかに、これだけの予算をかけながら、依然として、わが国の鳥インフルエンザの時系列的勃発を防ぎえていいないということは、問題ですね。
ミチゲーション的観点にたった減病害の対策が必要な時であると思います。
ところで、「瀋陽兩條村出現皮膚炭疽十二人感染一人死」という記事が消えています。
これも、情報統制でしょうか?


[549] Re:[545] CJDクラスター 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/13(Sat) 20:42  

虹屋さん。
別の報道によりますと、この6人のうちの4人−女−の出身が、 Twin Falls County 、一人−女-がMinidoka County、6人目の出身は、わかっていませんが。
Cherry Hillのガーデンステート競馬場(the Garden State Race Track)に続いてのCJDクラスターというわけです。

http://www.magicvalley.com/articles/2005/07/29/news_localstate/news_local_state.2.txt

[548] 瀋陽、ハルビン 原因不明の高熱で病院満員 投稿者:とき 投稿日:2005/08/13(Sat) 20:37  

瀋陽、ハルビン:原因不明の高熱で病院満員、3人死亡【大紀元日本8月13日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d73657.html
《病状は、当初のSARSと似ており、患者が突然、原因不明の高熱が出ており、意識を失い、人事不省に陥るという。家庭の間などで、互いに感染しているようだ。患者の家族よれば、患者は豚肉、あるいは牛肉に触れたことはないという。》

 サーズ? 肺ペスト?

中国の皮膚炭疽病、 台湾疾病管制局が警戒 05/08/13
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d43821.html
http://www.epochtimes.jp/jp/newcome.html

外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html
厚生労働省検疫所 海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/

 ご紹介まで。


[547] 官公庁WEBサイトと、事務の効率化! 投稿者:ネット未来 投稿日:2005/08/13(Sat) 20:33  

「官公庁WEBサイト」と「事務の効率化!」一見全然関係ないように見えますが、両者はとても関係あるのです。

おそらく、官公庁他役所のWEBサイトを隅々まで深く閲覧した人々は、役所関係者以外なら、あまりいないでしょう?
もし役所の訪問客にあるいは街角で歩く人々に「国税庁や社会保険庁等のWEBサイトを見たことありますか?」と質問したら、ほとんどの人々が「見たことはない」と答えると思います。

でも、インターネットのブロードバンド1日24時間常時接続により、目安として1ヶ月諸経費合計で3,700円〜3,800円の格安料金さえ支払えば、無料閲覧でインターネット利用できるようになりました。
だから、時間や利用料金を気にせず、官公庁WEBサイトを詳細な部分なで長時間閲覧できます。

そ こで、全国の官公庁や地方自治体が、官公庁WEBサイトの情報量や内容の充実を、広く全国の企業や国民に広く広報啓発して、企業や国民がテレビ見るみたい に、日常生活においてごく当たり前に官公庁WEBサイト閲覧するのを定着すれば、官公庁や企業に勤務する人々の労働時間短縮につながります。

以前役所に勤務する職員から「昼間は、外部からの電話応対や、来客の申請と相談等で忙しく、夕方5時以降になってから、やっと事務処理できる。」という声を聞いたことあります。
ま た、企業担当者や一般国民にとっても、官公庁等役所に申請や相談のために訪問するにしても、役所から近い所ならともかく、遠い所なら往復1時間以上かかる こともあり、申請や相談のための訪問や提出書類の発行など事務手続きのためさらに何箇所かの役所を回ると、合計半日から1日は時間を費やすこともありま す。

そこで、国税庁や社会保険庁等官公庁WEBサイトの閲覧を普及させれば、事務所や自宅内のパソコンで相談・質問したい事項の大部分は 閲覧できるので、それだけで内容は理解でき、訪問や電話する手間が省けるし、官公庁等役所側でも、もし訪問客や電話あっても、職員ならだれでも官公庁 WEBサイトの画面をクリックしながら説明できるので、わざわざ担当者を呼びに行くとか、膨大な書類の山から答えを見つけるとかの時間が節約できます。

また、将来は電子オンライン申請が一般的になると予想されるので、そうなると申請の役所を訪問することが、原則不要になります。また24時間常時接続だから、たとえ夜間や土日でも送信できます。
こうして、電話応対や申請手続き、相談等の時間が大幅に短縮されるのです。
最近私の地元の県内において、社会保険事務所や労働基準監督署等では、官公庁WEBサイトの進化により、正職員だけで十分応対可能になったらしく、相談員等の非常勤・嘱託職員の募集はほとんど行わなくなりました。
また、法務業の事務所でも、WEBサイトの閲覧と電子メール利用、電子オンライン申請、会計・財務・給与ソフトによる事務処理時間の短縮により、新規見習いや補助者の募集はほとんど行われなくなりました。

法務業資格者や、あるいは登録後開業しても本業がイマイチの場合、役所への行政協力は、収入源としてとても助かるのですが、官公庁等の相談員等非常勤・嘱託職員や法務業事務所の募集が行われなくなったのは、将来法務業を志す者にとって痛いです。

ただ、官公庁によっては、「民間外部委託の増大強化」を唱えてあるので、その「民間」に法務業が含まれることを期待してみると、法務業資格者にとっては、少し希望が持てそうです。



[546] 費用に対する効果? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/13(Sat) 13:09  

鳥インフルエンザ緊急対策費
県の総額2億9300万円

 高病原性鳥インフルエンザ問題で、県は、鶏や卵の処分などをした水海道、坂東両市の養鶏場への緊急対策費が総額二億九千三百万円にのぼったと発表した。

 県畜産課によると、家畜伝染病予防法に基づく鶏、卵の移動禁止区域内の養鶏業者への対策費が二千三百万円で、鶏と卵の処分や鶏舎の清掃、検査などの経費が二億七千万円。

 このうち国が一億六千百万円を負担し、県の負担は一億三千二百万円。鶏の処分に伴う補償は国が直接行う。

 卵の補償は通常、市場価格をもとに決定しているが、直売方式で市場価格より高値で取引している業者に対しては、販売価格から補償額を引いた残りの80%を県が独自に補償する。
(東京新聞 2005.08.12)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/ibg/20050812/lcl_____ibg_____004.shtml

 ただ、カネを使っているだけ、根本的な対策にはなっていない。これで、鳥インフルエンザの新規の発生を阻止できるか、今後の被害をくいとめることができるのか、全くもって疑問。
 徒に費用をかけても、なんら対策にはなっていない。感染を防ぐという発想ではなしに、発病を阻止するという考えに早くいたって欲しいものです。

鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザのページ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html


[545] CJDは集団発生する病気か? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/13(Sat) 11:53  

<ヤコブ病>米アイダホ州で6件発生 5人死亡

 【ロサンゼルス國枝すみれ】ロイター通信は12日、米アイダホ州で今年2月以降、牛海綿状脳症(BSE)と似た症状のクロイツフェルト・ヤコブ病とみられる症例が6件発生したと報じた。全員が60歳以上で、隣接する地区に住んでおり、うち5人は既に死亡している。
 州政府は「自然発生によるもので、BSEの牛を食べたためではない」と説明した。しかし、自然発生は100万人に1人の割合とされるヤコブ病が、人口140万人の同州で6件も多発した理由については不明なままだ。
 米疾病対策予防センター(CDC)によれば、米国では年間300件近いヤコブ病患者が出ている。集団発生としては、88〜92年、ニュージャージー州の競馬場に勤務もしくは通っていた13人が死亡した例がある。
(毎日新聞) - 8月13日11時22分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050813-00000026-mai-int


[544] 沖縄 投稿者:ダニエル 投稿日:2005/08/13(Sat) 09:41  

送電線を介して沖縄全域に破壊のリズム、破壊の音が張り巡らされています。
それは日本全体に配置されつつあると思われます。
この音は日常の雑音の中に溶け込み、この音の中にある者は慣れのために気づきません。http://otd4.jbbs.livedoor.jp/tetrin/bbs_plain
日本全体がこの音によって包み込まれようとしてます。この音は「耳鳴り」そのもののように感じられ、工事現場の雑音の中で耳を閉ざしていても、ハッキリと聞こえます。
過去ログまで目を通して下さい。単純な事実とご理解いただけると思います。


[543] Re:[540] [538] [537] プリオン病の病因としてメチル水銀は因果関係なしだろうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/13(Sat) 09:01  

三毛猫さん、ときさん。
メチル水銀(MeHg)とBSEとの関係についての論文は、今のところは、見当たらないようですね。
もうちょっと、調べてみますが。
ただ、コンバインした汚染というものも、考えられるかも知れませんが。
たとえば、MeHgとPCBとの、コンバインした汚染のようにですね。


[542] Re:[530] [509] [507] 食肉にされている健康な経産牛は全頭検査すべきでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/13(Sat) 08:46  

虹屋さん。
>>健康牛の検査が、これに代わる信頼の持てるデータを出すためには、何頭検査すればよいのか考えて見ました。>>
ですが、興味あるテーマですね。
ご紹介のCondemmed-使用禁止-の資料統計からしますと、経産牛が、結果として、ハイリスクとみなされているようですが。
しかし、この層別対応を、いったんゼロベースに戻していく必要があるんではないのかと、思われます。



[541] Re:[529] [526]  米国のBSE検査能力 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/13(Sat) 08:27  

虹屋さん。
だんだん、わかってきましたよ。
このF89/160.1.5 という抗体は、このサイト「MA1-750, Monoclonal (Mouse) Anti-Prion Protein 」「The USDA's secret scrapie non-survey」http://www.mad-cow.org/usda_downers.htmlによれば、USDAのライセンスの元に1999年から生産されているもので、ホルマリン固定や、パラフィン埋め込み固定の検体にも、有効ということのようですね。
まさに、今回のホルマリン漬けに適した抗体といえますね。


[540] Re:[538] [537] プリオン病の病因としてメチル水銀は因果関係なしだろうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/13(Sat) 02:02  

三毛猫屋様
> 水俣病、BSE、v-CJDは病理組織学的にかなりの研究がおこなわれており、

 はたして、そうでしょうか? 私はそうは思っていません。「かなり」? まったくあたっていませんね。

> >  BSEと、それをとりまく牛肉貿易問題に関しては、とにかくBSE(プリオン病)の病理病態、感染伝達原因と感染伝達経路が徹底的に解明究明されないか ぎり、どうにも身動きが取れないか、恣意的に益を優先する側の論理を突き崩すことは困難に思います。なんとしても、ヤコブ病、アルツハイマー病、認知症、 痴呆症などと、BSE(狂牛病)、プリオン病などの原因、因果関係を解明しないうちは埒が明きません。とにかく原因が何によって起こるのかです。それを解 明するほか手立てはありません。

> この部分がちょっと分からないんですが、BSEがなぜ発生したかについては、究明は英国でもあきらめたのではないでしょうか。ウシの孤発型由来説とスクレイピー由来説がありますが、どちらも決定的な証拠もないし、現在ではどちらがより分かりやすいか岳ですね。

 けっして、ウイルスがこの世になぜ発生したか、というのと同じような意味の問いを発しているのではありません。存在を問うてもどうしようもないことです。
 プリオン病が何を原因(病因・病理)にして、どのように起こっているのか(病態)を解明しないうちは、根本的な対策も進まないといっているのですが。

> BSEとV-CJDの関係は疫学的に有りとされていますが、確定的なことは分からないと言うのが現状でしょう。それ以外の異常プリオン病と前二者とは相当 正常が異なるようです。BSEとc-CJDはともに異常プリオンのバリエーションがない(単一、但し両者はちょっと異なる)のに対して、その他の疾病はバ リエーションが多くて歴史も長いようですね。

 EBウイルスが、さまざまの様態の病気を惹き起こすのと同様に(プリオン病のウイルス原因説には全くくみしませんが)、プリオン病の原因因子がある特定の症状病状を呈するものだとはまだ決め付けられないでしょう。

> 伝達経路?これは日本にと言うことでしょうか。

 発病を呈する、生物個体への感染伝達経路ということです。

  プリオン病の病因について、現在、科学的に想定されるあらゆる因子を挙げて、捨象していくと、どうしてもウイルス説はとれないということで、「プリオン」 仮説になったわけですが、核酸をもたないタンパク質が自己増殖することはまだ確認されていません。そこに介在しているのは、あくまでも「細胞組織」です。 ウイルスもしくは、それに類する寄生体であれば、細胞組織で培養することができるはずです。しかし、純粋培養したプリオンには感染能力あるいは病気をおこ す力価が認められないというのです。
 となれば、あと残るのは、いまのところ、環境ホルモン用化学物質しか見当たらないように思うのです。いまのところわかるのはそこまでです。
  20世紀以降の、難破壊(分解)性化学合成物質の環境中への蓄積を考えるにつけ、それが、生物体に及ぼす影響については、まだまだ、確定されたデータがな さ過ぎるというのが現状ではないでしょうか。いまはまだ、安全であるとも安全でないともいえないけれど、今後、アスベストのようにならないよりはなること の可能性を考えておかなければならないでしょう。

Speak Easy
http://blog.livedoor.jp/manasan/
奪われし未来
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4881359851
内分泌攪乱化学物質問題への環境庁の対応方針について
http://www.env.go.jp/chemi/end/endindex.html
内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会
中間報告書追補
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0112/s1226-2.html


[539] 中国入門 投稿者:とき 投稿日:2005/08/13(Sat) 01:27  

中国衛生部:深刻な皮膚炭疽菌感染、114例中3人死亡【大紀元日本8月12日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d67668.html
鳥インフルエンザ:チベットでも確認、カザフスタンでは人への感染も懸念【大紀元日本8月12日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d88096.html

 ネットでは、日本の通信社の配信はあったか? しかし、オモテメディア(新聞、テレビ)では、極力触れないような。

 大人のためのマンガです↓。

マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究
ジョージ秋山 (著), 黄 文雄 (監修)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/487031682X

 もうそろそろ、真剣に事実に目を向けないと、危険になりつつあります。


[538] Re:[537] プリオン病の病因としてメチル水銀は因果関係なしだろうか? 投稿者:三毛猫屋 投稿日:2005/08/13(Sat) 01:17  

はじめまして。
レンダリングで化学物質が濃縮される可能性は否定できないと思いますが、
メチル水銀とBSEとの関連はまずないと考えて良いのではないのでしょうか。
水俣病、BSE、v-CJDは病理組織学的にかなりの研究がおこなわれており、
それらに共通性があれば、とうに指摘されていると思います。

>  BSEと、それをとりまく牛肉貿易問題に関しては、とにかくBSE(プリオン病)の病理病態、感染伝達原因と感染伝達経路が徹底的に解明究明されないか ぎり、どうにも身動きが取れないか、恣意的に益を優先する側の論理を突き崩すことは困難に思います。なんとしても、ヤコブ病、アルツハイマー病、認知症、 痴呆症などと、BSE(狂牛病)、プリオン病などの原因、因果関係を解明しないうちは埒が明きません。とにかく原因が何によって起こるのかです。それを解 明するほか手立てはありません。

この部分がちょっと分からないんですが、BSEがなぜ発生したかについては、究明は英国でもあきらめたのではないでしょうか。ウシの孤発型由来説とスクレイピー由来説がありますが、どちらも決定的な証拠もないし、現在ではどちらがより分かりやすいか岳ですね。
BSE とV-CJDの関係は疫学的に有りとされていますが、確定的なことは分からないと言うのが現状でしょう。それ以外の異常プリオン病と前二者とは相当正常が 異なるようです。BSEとc-CJDはともに異常プリオンのバリエーションがない(単一、但し両者はちょっと異なる)のに対して、その他の疾病はバリエー ションが多くて歴史も長いようですね。

伝達経路?これは日本にと言うことでしょうか。とすれば、生体輸入牛、輸入肉骨粉、輸入獣脂のどれ かなんでしょうが、どれも決定的な証拠がありません。使用された地域とBSE発生地域が異なっていたりします。1996年春生まれのグループでは、代用乳 とオランダ産タローが疑われますが、オランダの製造工場の製品がオランダでも代用乳材料として使われており、その使われた地域とそれ以外の地域でBSE発 生率に差がないいわれております。クロスコンタミネーションの可能性があるんですが、これも推測の域をを出ませんね。


[537] プリオン病の病因としてメチル水銀は因果関係なしだろうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/12(Fri) 23:19  

 有害化学物質といえば、もちろん、メチル水銀ばかりではないですが。

食べ過ぎ注意の魚介類、厚労省が妊婦に示す(読売新聞) - 8月12日22時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050812-00000514-yom-soci

厚生労働省 審議会、研究会等
http://www.mhlw.go.jp/shingi/index.html#yakuji
厚生労働省関係審議会議事録等 薬事・食品衛生審議会
http://www.mhlw.go.jp/shingi/yakuji.html#shokuhin

 レンダリング精製濃縮化学物質に関しては、ぐるぐるリサイクルされ続けているわけであるから、生物濃縮をさらに促進させているに等しいとも思います。
 
 そのような有害濃縮生成物が、もしあるのならば、個体生体の防御能を超えて入り込む機会は、誕生後の母体からの受動免疫が働く(つまり免疫寛容ともいえる)時期がもっとも可能性があるのではないかと疑っています。牛であれば、母乳や代用乳を与える時期です。

 人間であれば、授乳期の母体が摂取したものの中から入るのではないかと思います。(もちろん胎児の時期も大事でしょうけれど。とくに受胎初期の段階が。)

  BSEと、それをとりまく牛肉貿易問題に関しては、とにかくBSE(プリオン病)の病理病態、感染伝達原因と感染伝達経路が徹底的に解明究明されないかぎ り、どうにも身動きが取れないか、恣意的に益を優先する側の論理を突き崩すことは困難に思います。なんとしても、ヤコブ病、アルツハイマー病、認知症、痴 呆症などと、BSE(狂牛病)、プリオン病などの原因、因果関係を解明しないうちは埒が明きません。とにかく原因が何によって起こるのかです。それを解明 するほか手立てはありません。


[536] 535の表を再掲 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/12(Fri) 22:29  

種別    と畜数   排除(CONDEMNED)数
雄牛    610,130   1,484
去勢牛 15,621,561   11,983 (6.4%)
経産牛Cows 5,175,861 143,484 (77.3%)
未経産牛 9,996,325 8,915 (4.8%) Heifers
子牛 1,033,547 19,532 (10.5%)
合計 32,437,424 1,85,418 (100%)



[535] 米国は生後10日前後のヌレ子からもBSE牛を検出に努力している 28回専門部会資料より 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/12(Fri) 22:25  

ダウナー牛については、28回の資料のP90にまとめた図表、P56に算出根拠が示されています。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-siryou1-2.pdf
ダ イナー牛の算出根拠は以下の統計。これを見ると、米国は生後10日前後のヌレ子、20週くらいの仔牛からもBSE感染を発見しようと努力している。「米国 政府は日本が検査対象の下限月齢をさらに国際的な慣例と調和すべく20カ月齢から30カ月齢に引き上げることを奨励する。」と日本に言っているが、本国で の検査ではこうである。この子牛の検査数は、健康な牛にたいして計画された2万頭に相当する。米農務省(USDA)動植物検疫部局の報道官は、「すでにサ ンプル数が40万頭を超えたので、臨床的に正常な牛2万頭の調査も開始できる」と述べたと報道されているが、明らかにウソである。

http://www.fsis.usda.gov/ophs/adrsdata/2002/adrsfy02.htm

種別 と畜数 排除(CONDEMNED)数
雄牛 610,130 1,484
去勢牛 15,621,561 11,983 (6.4%)
経産牛Cows 5,175,861 143,484 (77.3%)
未経産牛 Heifers 9,996,325 8,915 (4.8%)
子牛 1,033,547 19,532 (10.5%)
合計 32,437,424 1,85,418 (100%)
排除(CONDEMNED)数は全と畜数に対しては約0.57%、これがBSE拡大サーベランスのダイナー牛算出の根拠となっている。
Heifersが未経産牛なので、Cowsは雌牛の中の経産牛つまり肉用繁殖牛と乳牛となる。

子牛の排除(CONDEMNED)数で、多いのはBob Vealで16524頭、(8.9%)、Formula Fed Veal 2469頭(1.3%)
Bob Vealはヌレ子で、酪農家において、生後数日〜10日程度、生乳主体で飼養された後、体重100〜150ポンド(約45〜70キログラム)程度でと畜される。
Formula Fed Vealは、ほ育子牛で、生産農家において、生後18〜20週の間、特別に調整された代用乳を給与された後、体重420〜500ポンド(約190〜230キログラム)程度でと畜される。参照
http://lin.lin.go.jp/alic/month/fore/2003/mar/rep-us.htm




[534] 米国のBSE検査・サーベランスについての審議 27、28回プリオン専門部会 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/12(Fri) 20:31  

27回部会の議事録より
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/170714_dai27kai_prion_gijiroku.pdf

> 吉川座長 P23 そういう意味では、リスクの分析法にもいろいろな方法をそれぞれ用いている。それぞれ違った分析についても検討していく必要性は当然あると思いますし、も う片一方でそういう意味では、前にちょっと言いましたけれども、上流のシナリオの方から侵入リスクと暴露リスクを書いてシナリオを書いていく方と、もう片 一方、サーベイランスを対象にして、現実に出てきたデータの方から検証していくというステップが評価するには必要で、願わくば両方の範囲がかなり重なって くれれば、非常に信頼性が高いということになりますけれども、言われたように不明確なデータですので、かなり幅は広くならざるを得ないとは思います。
>P42○ 北本専門委員 補正は幾らでもできると思うんです。ですが、消費者の皆さんが非常に心配されているというのは、ちゃんとしたサーベイランスをしているのというところでしょう。それを我々としては科学的に外挿しなければいけないわけでしょう。
ですから、テクニックということに関しては、なかなか推し量れないいじゃないですか。
で すから、我々のテクニックでやったものを、日本の状態を知るので考えてみると、向こうの大体の汚染率、汚染度合い、サーベイランスの有効性というのが少し 見えてくるのかなと。やはり何よりも、(米国・カナダの)低汚染は皆さん納得されるとは思うんですけれども、どの程度の低汚染なのか、日本と同じレベルな のか、それよりも少ないのかどうかを知るのは、ものすごく大事だと思いますので、農水省の頑張りにかかっているような気がするんです。
>P43○ 堀内専門委員 やはり、今、議論にあるように、アメリカの汚染率の正確な把握というのも非常に重要なポイントだと思うんですけれども、そうするとやはり抽出がいかに適切 に行われているか。その1 つの指標になるのは、アメリカでは難しいかもしれないんですけれども、抽出されてきている牛のエイジがファクターとして一つ出てくると思うんです。
ア メリカはトレーサビリティーの制度がないので、どのぐらいエイジの判定ができるかわかりませんけれども、もしこの抽出検査に用いられている牛の年齢分布と いうのがわかってくると、3 0 か月そこそこの牛が多いのか、それともまんべんなくエイジを拾っているのかということも、抽出が正確にランダムに行われているかどうかの指標になると思う ので、もしデータがあるようであればもっといただければと思います。
農水省の対応は
>P42○ 釘田衛生管理課長   今、議論されている論点はよく理解しているつもりなんですが、具体的には、このアメリカの4 4 万6 , 0 0 0 頭というのが、どこをとらまえているのかということをきちんと把握すれば対比は可能だと思うんですが、そこはなかなか、例えば、先ほどの死亡率というの も、一応ドキュメントには記載されていますが、その中身は説明が特にされていないので、何をもって、例えば、農場死亡牛、あるいはB S E 症状を示した死亡牛というのは、どうやって補足しているのかよくわからないところもございます。ですから、それらを使って、机上の計算というのはいろいろ できるかもしれないんですが、なかなかそういった計算をした場合、それがどのような意味を持っているのか、私どもとしてはなかなかわからなくなってしまい かねないものですから、できることと言えば、例えば、米国が示している考え方の根拠のようなものをもう一回整理してみまして、どのような計算をするのがい いのか、どのような推計をするのかにつきましては、またこのプリオン専門委員で御議論をいただければと思っております。

それで、28回の専門部会に農水省がまとめた資料が出されています。下記の資料のP90にまとめた図表、P56に算出根拠が示されています。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-siryou1-2.pdf

この資料を見ると、ダウナー牛が約19.5万頭、死亡牛が25.1万頭を高リスク牛として、そこから抽出検査となっています。
8 月8日に、今後数カ月以内に2万頭の健康な牛を対象として、BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)検査を開始すると発表の2万頭の牛も、上のダウナー牛、死亡牛 と同じ母群の牛です。繁殖用肉牛(雌)と乳牛です。この二つの群れから、お役御免になってと畜場に送られる牛から検出された、具合が悪い牛ダウナー牛が BSE検査対象ダウナー牛の86%を占めています。死亡牛は、この2種の牛が農場で死んだもののうちの27%からサンプル採取と計画されています。
2 万頭の牛は、この繁殖用肉牛(雌)と乳牛でと畜される約565万頭から抽出されることになりますが、その数で十分なのか。EUでは全頭検査している牛群で す。米国の汚染度が、日本より大きいのか少ないのか同じ程度なのかを判断するに2万は十分な数なのでしょうか。統計学的にはどれ位のサンプル数になるの か、詳しい方に教えていただけると有難いです。



[533] 鶏を殺すことと、人間の疫病とは別 投稿者:とき 投稿日:2005/08/12(Fri) 20:22  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(53)(2005.8.12)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza136.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html
ProMED に掲載された鳥インフルエンザに関連する情報 (2005/8/12更新)
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/avian_infl.html

国立感染症研究所 感染症情報センター 高病原性鳥インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
感染症の話 インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k05/k05_08/k05_08.html

 ご紹介まで。


[532] えさへの肉骨粉使用状況についての審議 27、28回プリオン専門部会 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/12(Fri) 20:15  

27回部会の議事録より
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/170714_dai27kai_prion_gijiroku.pdf

> P33○ 横山専門委員 4 ページのところに、えさへの肉骨粉使用状況ということで、9 7 年8 月以前はM B M を意図的に牛に給餌していたであるとか、さまざまな年齢の牛に普通に給餌されていたというのは、そういう畜産の形態があったと。
では、この規制以降、製造工場であるとか、そこへの調査または実際の評価というのが6 ページにあるんですけれども、使用者であるとか、本当の現場でどういうふうにB S Eの問題が取りざたされているかという部分が欠落しているのかなと。
豚や鶏用には牛の肉骨粉が、いまだに使える現状であるということを考えると、ヨーロッパ等でも問題になった、重要というようなことをまだ考えなければいけ ないんじゃないかと。それがどういう形で規制が遵守されているかというのは、アメリカの国内での増幅のリスクを評価する上で重要なことかなと感じます。
>P35○ 吉川座長 ということは、S R M は家畜のえさにも、いまだに使われている。家畜というのは、非反すう獣、鶏、豚に対して。それから、今と同じのところのCの家きん由来タンパク質は、チキ ンリッター、鶏の食べ残しや、かすということと考えていいわけですね。ということは、鶏のえさに肉骨粉が入っていれば、それが食べ残されていれば、牛にも 行くと、現実にはそうであると理解していいんでしょうか。
○ 釘田農林水産省衛生管理課長 実態がどの程度あるかわかりませんが、一応、制度上、この禁止というのは明確にはなっていないという意味ではそのとおりだと思います。
○ 山内専門委員 仮に肉骨粉が残っていれば、今の規制では当然牛の口に行く可能性はあると。それが今後は見直すというわけですね。
さっきの遵守度の問題もあるわけです。これはなかなか評価しづらいんだけれども、現実に今の規制の方から、こういった形での牛への肉骨粉の入るチャンスというのはあり得るという判断はせざるを得ないんじゃないかと思います。
○ 甲斐( 知)専門委員 先生の今の質問に関連して、2 0 0 4 年の7 月は、これは決定したということですか。米国の会議か何かで決定して、施行をいつにするということを決めてはいるんでしょうか。
○ 釘田農林水産省衛生管理課長 このような内容を含むF D A の規則が提案されていまして、パブリック・コメントまでかけられておりますけれども、まだその後、実施には至っていないということです。

28回部会の資料より
FDA の規則案のレビューは完了。現在は保健福祉省(HHS)及び行政管理予算局によるレビュー中。規則案公表の前段の最終段階。このレビューが完了すれば、パ ブリックコメントに付される。それで寄せられた全てのコメントを踏まえHHSが最終規則案の策定を検討することになる。 下記資料のP51
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-siryou1-2.pdf

大 局的に見て(肉用の子牛の)主な産地は米国南東部が中心地で全米の子牛の約35%がそこで生産され、米国内の27州に販売されている。米国南東部の子牛生 産地の繁殖牛経営は20〜30頭の繁殖牛を飼養する零細経営が多く、綿花や大豆を栽培し、家禽も使用している家族経営が多く、兼業経営が多い。 下記資料 のP2
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-sankousiryou10.pdf



[531] Re:[525] [522] [520] バランスシート 投稿者:とき 投稿日:2005/08/12(Fri) 20:13  

笹山様

> 「「負」の同時交換」

  人間の為すこと、すなわち人為は、何事も「バランスシート(損益計算書)」のごときものであると考えれば、いたってシンプルだと思います。益が多くなれば なるほど、損も多くなる。損を小さくしようとすればするほど、益も小さくなる。人間の活動全般にも言えるように思いませんか?
 人生はバランスシートのようなものだともいえます。

 心理学的な、選択過程のことも言われておられましたが、政権交代によって、あまりに大きく政策が違ってしまうのもどうかと思います。それは、微調整しながらということでいいのではないでしょうか。

 いままでが、特定の利権を背負った声の大きいマイノリティーの意見が、あまりにも通ってきすぎたようにも思います。

<日本バブル経済10年>当時の核心政策官僚たちの反省と助言 中央日報  2005.08.12 11:44:29
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=66568&servcode=300&sectcode=300
 



[530] Re:[509] [507] 食肉にされている健康な経産牛は全頭検査すべきでは? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/12(Fri) 19:40  

笹山さん。
昨年6月からの米国の高リスク牛でのBSE検査は、先日のプリオン専門部会で「(米国・カナダ)両国の検査方法には 感染牛の見逃しがあるとの前提で、審議することも確認した。」(28回専門部会の日本農業新聞の記事)と評価されました。見逃しがあると言うのですから、 数字は過小であるといこと。つまり、米国のこれまでのBSE検査・サーベランスは信頼性が乏しい。健康牛の検査が、これに代わる信頼の持てるデータを出す ためには、何頭検査すればよいのか考えて見ました。
 米国は、1000万頭に1頭のBSE牛を検出・摘発を26万8500頭のダウナー牛、死亡牛の高リスク牛を検査することで達成という計画でした。何頭の健康な牛をBSE検査すれば、この水準に達するのでしょうか。
 EU のBSE検査成績をもとにした分析では、農場段階でのサーベイランスでBSE感染牛を1頭発見するには、健康牛の検査よりリスク牛を検査したほうが、約 20倍効率的だという結果が出ていると山内一也先生は言っておられます。健康な牛は「EUの検査成績からはBSE感染牛を1頭発見する効率は、症状があり BSEが疑われる牛を対象にした検査にくらべて、5000分の1以下になるということになっています。」

 OIEコードのArticle 3.8.4.4.の表2をみると、20倍は控えめな数字に思えますが、20倍とすると健康な牛なら約540万頭を検査となります。これは、経産牛の年間と 畜数にほぼ等しい。また経産牛は、EUで全頭検査している30ヶ月齢以上にあたります。

http://www.jacom.or.jp/kensyo00/kens101s04062206.html


[529] Re:[526]  米国のBSE検査能力 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/12(Fri) 07:45  

笹山さん。ご紹介有難うございます。
> このUSDAが使っている抗体(mAbs)の名前は、このサイトhttp://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/94209.htmlによると、IHCでは「F89/160.1.5. 」で、ウエスタンブロットでは、「12F10 と SAF60」のようですね。
> また、これら抗体は、カナダも同じものを使っているようです。

28回の専門部会の出された資料では、抗体の種類は委員限り閲覧の資料で公開されていませんが、これなんですか。

政治に携わる人が選挙になると、傍目からは異常な躁状態になるのは知り合いの市会議員で知っているつもりですが、笹山さんのレスの時刻を見ると、笹山さん、余計なお世話ですが寝ていらっしゃいますか??ご自愛ください。

私の住む選挙区は、自民党、民主党、共産党ですので、投票前から結果が分かっているというか、大体自民=<民主党+共産党ですから、・・
第三勢力、第三極というのは、選挙制度的には小選挙区なら決選投票制度を導入する、2人区の中選挙区制に戻すなどしないと制度的に存続し得ないように思っています。


[528] 何時かは夢の実現を 投稿者:影絵 投稿日:2005/08/12(Fri) 03:53  

聞きかじりさん

> どちらも過半数に満たずに与党無しの内閣が出来たとき、国会は大きく変わると期待しているのですが、甘いですよね。

う〜ん・・・なかなか実現はしないでしょうね、でも、確かに選択範囲の制限が棄権をより増やしていると思います。其れとも一時的に思う候補の選挙区へ住所を移しますか!(笑)。

笹山さん

> 皮肉にも、細川さんや小沢さんであったと記憶しております。

あちゃ〜ぁ、では「アホ・馬鹿・チョン」とは遣れませんね!。笹山さん所では少しはお行儀良くしなくっちゃ―ね、自分の所で遣ります(笑)。

> 今回の政変は、少しではありますが、フレキシブルな政体の素地は、できうる状態になっていると思います。

そうですね、ほんの少しですけど、それにしても自民反小泉派も根性が無いです。ここまで遣ったのなら徹底的に突っ張る方が有利だと思うのは素人考えですかね。どうせ当選すれば元の鞘に納まるでしょうし、中途半端だと当選すら危ない。
それにしても「当て擦り」に合った候補には是非とも全員、当選してもらいたいものです、ライオン頭の高笑い等聞きたくも有りませんからね(苦笑)。

http://kagee.blogtribe.org/


[527] 落下傘候補者を英語では、「カーペット・バガー」というんだそうで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/12(Fri) 03:32  

カーペットバッグというのは、カーペットの生地で作った大きな旅行用かばんのこと。
このサイトhttp://www.cnn.com/ALLPOLITICS/analysis/toons/1999/06/24/lang/のイラストは、クリントンの奥さんが、出身地以外の選挙区に殴りこんできたことを揶揄したものだ。
この「カーペット・バガー」というのは、もうひとつ意味があって、南北戦争のあとの時期に、アメリカ北部から南部に、一山当てようと流れ込んだ人たちをも、指すらしい。
決して、いい意味には、使われていないのだが。
いわば、フーテンの寅さんの候補者版といったところかな?

http://www.cnn.com/ALLPOLITICS/analysis/toons/1999/06/24/lang/


[526] Re:[523] [502] 米国のBSE検査能力 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/12(Fri) 02:41  

虹屋さん。
このUSDAが使っている抗体(mAbs)の名前は、このサイトhttp://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/94209.htmlによると、IHCでは「F89/160.1.5. 」で、ウエスタンブロットでは、「12F10 と SAF60」のようですね。
また、これら抗体は、カナダも同じものを使っているようです。
ウエイブリッジ゜で使っている抗体は、「L42 と SAF 70 」かな?
http://vir.sgmjournals.org/cgi/content/full/85/9/2727
この点ちょっと、不確かですが。
抗体一覧は、下記サイトをご参照ですが、「L42 と SAF 70 」は、この中に入っていませんね。

http://www.sigmaaldrich.com/Area_of_Interest/Life_Science/Antibody_Explorer/Primary_Antibodies/Neuroscience_Ab.html


[525] Re:[522] [520] 「負」の同時交換 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/12(Fri) 01:57  

ときさん。
ご紹介の松岡さんの書評は、ただでさえ難解なのですが、文中、「「負」の同時交換」というのは、なんとなく、わかったような感じがしました。
いっ てみれば、止揚がプラスの昇華であるのに対し、この「「負」の同時交換」は、マイナスの昇華、というか、最後の一点における勝者と敗者なのではあるが、時 間軸を伸ばしてみれば、いずれも、視点を変えれば、勝者でもあり、敗者でもある、ということで、「「負」の同時交換」によって、双方の顔が立つということ なんでしょうかね。
劇場の観客席から見れば、その一瞬の「「負」の同時交換」に気づかずに、幻想の勝者に対して、喝采を送るというものなのでしょう。


[524] Re:[519] 政治には門外漢ですが一言。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/12(Fri) 01:43  

ときさん。
心理学の手法で、一体比較評価法というのがありますね。
http://homepage1.nifty.com/~watawata/psycho/m6.htm 参照
「一番すきなのは、なにですか?」「次にすきなのは、なにですか?」という質問で、真意を探っていくというやり方ですね。
眼鏡屋さんで、乱視の検査をするときに、赤い中の黒と、緑の中の黒とを見せて、「どっちが濃く見えますか?」と質問しながら、絞っていくというやり方も、そのひとつでしょう。
民の真意を映し出す受け皿としての政党ということであれば、「次に好きな政党」が、対極にある政党というのでは、民の真意の受け皿たり得ないような気がします。
検査の絞込みの過程にも、同じような過程があるように感じるのですが。



[523] Re:[502] 米国のBSE検査能力 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/11(Thu) 18:51  

政治・選挙の話題で盛り上がっているところに、何ですが
金子先生の発言に続いてのやり取りは
>金子専門委員 P37
アメリカのI H C のシステムが全く信頼できない。全くというのは修飾語で申し訳ないですけれども、頼りならないと考えるべきではないかという判定ではないんですか。
> 釘田農林水産省衛生管理課長 今の点で1 点だけ承知している範囲で補足いたしますと、I H C は昨年の1 1 月にアメリカがやったときは陰性、したがってB S E を否定しているわけなんですけれども、6 月にウェブリッジに依頼してやったのと併せてU S D A 自らももう一回やり直しています。そのときは、違った抗体を使っていて、U S D A もI H C では陽性が出たというふうに言っています。ですから、やり直した結果では、イギリスにおいても、アメリカにおいてもI H C 陽性という結果になっています。
>山内専門委員 ですから、そういうデータを全部提供してもらわないと、こっちの議論が空回りしてしまうんです。

そして、28回の専門部会で、委員だけに検査データが閲覧されて先生方の評価は、議事録が出ていないので確定的なことは分かりませんが、日本農業新聞によれば
「両国の検査方法には感染牛の見逃しがあるとの前提で、審議することも確認した。」

USDAのいうことが科学的に正しいとおもいますが、この7月までのIHC検査の抗体では、見逃しが多いということではないでしょうか??
> 同じIHC検査でも違いが出たのは、エラーによるものではなく、多くのファクターを包含しているが故である。
> また、IHC検査に使用する抗体についてみれば、アメリカの検査での抗体と、イギリスの検査での抗体とは、違ったものを使っていた。
> IHC検査というものは、ケーキを焼くのに似ていて、そこでは、抗体が重要な働きをする。

気になるのは、幻の3例目、検体がホルマリン漬にされたものです。このような防腐剤で保存された検体が、どれ位の数があるかは分かりませんが、これはIHC検査しか出来ないので、この陰性判定は、かなり信頼性が乏しいと思います。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0533_BSE-24.htm


[522] Re:[520] ますらをぶり(益荒男振り)小泉流 投稿者:とき 投稿日:2005/08/11(Thu) 17:56  

 私は、ワーグナーのオペラよりは、石川淳の描く日本人のあらぶる魂をみます。

松岡正剛の千夜千冊 
第八百三十一夜【0831】03年08月05日
石川淳『紫苑物語』
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0831.html
『こ れは「日本」というものである。どういう「日本」を石川淳が見ていたかということは、面倒になったからここでは証かさないことにするが、それを石川淳の日 頃の常套句でいうなら「躾」(しつけ)というものだろう。作品名でいうのなら、日本とは、『おまへの敵はおまへだ』ということになる。』

 小泉さんは、関わった人間の底が透けて見えてくる、いわば触媒のような作用を果たしているように思います。下手に生ぬるい気持ちで関わると大ヤケドする、それほど、変人奇人を超えた、鬼気迫る、燃え上がる本気の精神を感じます。
http://www.asahi.com/politics/update/0806/004.html
(テレビのインタビュー映像をみて、失礼ですが、正直トホホな気分にさせられました。派閥会長やめるといって、辞めないことにもなりましたし。政治家のコトバってなんなのだろうと考えさせられます。)
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200508102123.html
 否決票を入れた方々は、解散するはずがないとタカをくくっていたのではないでしょうか? それこそが、生ぬるい平和ボケの思い込みで、「危機管理」ができない精神のあらわれとも思っています。
  信念をもって否決票を投じたなら、あとで、ぐだぐだ言うことは、言ったものが醜態を晒すだけになっていると思います。全く今回の造反劇のごたごたを見てい ますと、ことごとく、日本を代表する政治家の「潔さ」が欠如したようなふるまいには、見ているこちら側が情けない気持ちにさせられます。
 もう、終わってしまったことをぐだぐだほじくってもダメで、投票前からそれは、小泉さんが言っていたことですから、想定内のこととして、政治家として毅然とふるまって欲しいものです。


[520] オペラ・ファンには、よくわかる小泉手法 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/11(Thu) 16:55  

オペラ好きのかたがたにとっては、小泉手法というのは、よくわかるはずだ。
たとえば、今回の郵政民営化反対派に対する仕打ちは、オペラで言えば、小泉さんお好きのワーグナーの「ニュールンベルクのマイスタージンガー」だ。
このオペラでは、歌のマイスターを争って、新旧対照的な二人が、歌を競い合う。
この旧を代表するのが、ベックメッサーだ。いかにも古い歌回しで、観衆の失笑を買うベックメッサー。
それに対比して、この町に流れ込んできた青年騎士ヴァルターは、これまでの旋律に無かった歌を披露して、観衆をびっくりさせる。
そして、マイスタージンガーの栄冠は、ヴァルターに輝く、というのがストーリーだが、このベックメッサーの役割をいやおう無くさせられているのが、現在の郵政民営化反対派の皆さんたちだ。
でも、ワーグナーの別のオペラのストーリー、たとえば、「さまよえるオランダ人」のストーリーだと、もはや幽霊船になった自民丸の船長は、幽霊の乗組員を連れて、ゼンタの愛を得るまでに、世界の港を、永遠にさ迷い歩く、という筋書きになってしまうのだが。



[519] 政治には門外漢ですが一言。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/11(Thu) 16:50  

 このたびの衆参院郵政民営化法案採決を見てもわかるとおり、国民を代表する者までが、議決権(投票)を放棄する人が必ず出ているよう に、苦渋の選択であれ、二つあるものの中から一つを選べない人間が、複数の選択肢の中から一つを選択することができるはずがないというのが私の自論です。 たった二つしかない選択肢ですらそうですから、いくつあったって同じです。その二つの中に自分の気に入ったものがないからといって、選択を放棄することぐ らい幼稚な(ときにはズルイ)ことはありません。
 選択の多様性なんてものはいまはまだ理想であって、ものごとを決定していく場合は現実的ではあ りません。民主主義であれなんであれ、議決のルールは、考えの違うものでも、最後は一つに決めるためのルールのはずです。(いまは、面倒な厄介なことはず るずる先延ばしして、物事を決めないためにしか機能していないのでは?)
 まずは、「『政権交代可能』な二大政党制」というもっとも至近な理想をクリアーしてこそ、その後の多様多極な政党選択もまた現実として可能になるのではないかと思っています。
 そうでなければ、明治以降の近代日本国家の、長年の滓の集積である利権談合・官尊民卑のシステム構造を変革することは現実的に不可能であると思います。
  多極性の理想は、個々の人間が、究極の二択を放棄せずに選択できる確たる意思が醸成されたときにこそ成立するものと思いますし、その民度の高まりがあると きにこそ可能であると思います。いまの現状を鑑みるに、投票率の低迷(国民としての権利の放棄)から言っても、まだまだ民度が高いとはいえないと思えて仕 方ありません。あまりにもぬくぬくの環境で、ここ数十年平和にやってこれたために(それをもたらした戦後政治・行政の先人の偉大さを正統に評価していいは ずです)、相当平和ボケという深刻な病が深く進行してしまっていると思えてなりません。おそらく、日本国民の民度は(具体的な尺度はいまここでは問わない でください、それを語る言葉を持ち合わせておりません)、大東亜戦争後60年の前半と後半の30年ずつで、全く様相を異にしているのではないかと思ってい ます(確かめたわけではありませんが)。貧しさを知らぬものが、豊かさをわかるわけがない、という状況そのままになっているように思います。それは結果、 際限のない欲望となって、いくつあっても足ることを知らぬ精神を生むことになっていて、際限ある現実の限界が見えない心根を生むことになっているのではな いかと思っています。
 長い一言で申し訳ございませんでした。キーワードは「政権交代可能かどうか」です。できれば、それが実現できる方向が望ま しいと思っています。それができなければ、多極も不可能で、従来型のある意味自民一極集中型政治が今後も続くことになるでしょう。かといって、今、民主に 政権というのも?です。

2005年08月10日(水) 大仁田厚議員のブログがファイヤー!
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050810

現代日本の問題集
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406149726X
第二章 官尊民卑からの脱却
あとがき さらば二極思考


[517] Re:[515] フレキシブルな政体こそ! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/11(Thu) 16:36  

影絵さん。
しばらくです。
>日本に於いてこんな頓珍漢を言い出したのは誰だったのでしょうか>
ですが、皮肉にも、細川さんや小沢さんであったと記憶しております。
確かに、大数の法則からすれば、政党が二つあれば、両者のシェアは、限りなく二分の一に近づくでしょうが、それは、数字の世界です。
多様な価値観を、実現できる受け皿作りに先行して、とらぬ狸の皮算用をしたというわけです。
今回の政変は、少しではありますが、フレキシブルな政体の素地は、できうる状態になっていると思います。
聞きかじりさん。
第三極は、第三勢力という意味ですが、将来とも第三番目であるとは、限らないでしょう。
なかなか、当たるも八卦のように気軽に予測はできませんが、公明党さんは、固い成果を挙げると思います。
やはり、私としては、自公協力が、自民側の混乱で、前回のようにうまくいかず、自は、比例票が、地方組織の混乱で、目減りし、本来の実力の範囲内にまで、目減りするように思えてなりません。


[516] 第三極とは? 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/08/11(Thu) 15:47  

影絵さん、対話するのは久しぶりですね。サイトパートナーなんですけどね。

笹山さん。誤解していると危ないのでお聞きするんですが、いわゆる第三勢力と言うことで良いんですよね。

今度の選挙では、争点が明確になりそれを各党が明確に主張するようになれば、投票率が上がり公明党が減ります。
そして構造改革に取り組めるのが自民か民主かを選ぶことになりますが、小選挙区でどちらかを選んだ場合、抑止力として共産党を比例で選ぶパターンが増えると思います。
程度の差はあれ、自公が減り、民主が伸びると思いますが、どちらが過半数を得られるかが不明です。
そして共産党が第三の勢力となる時、その性格がある程度変わってくれれば、機能するようになるかもしれませんね。

影絵さん。小選挙区制になった時、自民党の派閥の影響力がそがれました。
派閥が壊滅状態にあるとき、中選挙区に戻せば、複数政党に戻るかもしれませんね。
参議院はチェック機関として有識者を大事にすれば、参議院に政党を持ち込むことはおかしいのですが、衆議院はバリバリに政党中心の議会であって良いと思います。
当時は相手が社会党ですから、政権交代の切り札として小選挙区が浮上したはずです。

ただ、連立を組んでしまって、与党意識が強くなりすぎると、今の公明党と同じで機能しなくなります。
ですからどちらも過半数に満たずに与党無しの内閣が出来たとき、国会は大きく変わると期待しているのですが、甘いですよね。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[515] フレキシブルな政体こそ! 投稿者:影絵 投稿日:2005/08/11(Thu) 14:20  

私も二大政党制には将来を托せ無いと思っています。
日本に於いてこんな頓珍漢を言い出したのは誰だったのでしょうか、此れだけ価値観が多様化された現代に、たった二つの政党でON・OFF或いはYES・NOの二者択一では、実現するのは結果的に誰もが不満を募らせる政策しか出来ないでしょう。

寧ろ、限りなく小規模な多数の政党が課題毎に重合連捷するようなシステムこそ、将来に希望を齎す様に思います。極論すれば一人一党でも良いくらいだと思います、此れなら党議拘束などと言う政治家の信義さえ失いかねない暴挙を強制される事も無くなりますしね。

選挙活動はネットとマスコミに限定、全国一区とすれば費用も選択性も優れた制度に成るように思うのですが・・・夢!。
今回も私の選挙区では投票したい候補は居ません!。
実質的にたった二人の候補のどちらかを選べ!と言われてもね〜ぇ、棄権が増える訳です。


[514] Re:[513] [511] [510] 第三極が必要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/11(Thu) 11:57  

聞きかじりさん。
新進党が空中分解した後、私ども、第三極の考えを持つものが考えたのは、好き嫌いは別にして、公明党さんを軸にして、その色合いを薄めながら、第三極はできないものかということでした。
結果、それが不可能となり、公明党さんは、従来路線に純化していったという経緯があります。
自自公は、その延長戦でのひとつの選択肢でしたが、小沢路線の偏狭さによって、瓦解していきました。
今から思えば、もっと、第三極が大きなマスになれば、日本の政治の拮抗作用−チェック・アンド・バランス機能-も、もっと、健全な方向に働いていたのではないのか、という、思いは、あります。
いつまでも、政権交代が実現しない、名前だけの二大政党志向よりは、よっぽど、ましな方向なのではないのかとは、思っていますが。


[513] Re:[511] [510] 第三極が必要 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/08/11(Thu) 11:11  

> あたらなかったら、ごめんなさいね。

自民が「革新系」、民主が「保守系」と色分けされた良く解らない総選挙になってしまいましたね。
妄想を膨らますと、自公・民主共に過半数割れで、小泉さんは総裁辞任。
首相選挙で、自民総裁・民主総裁・小泉さんの三つ巴。
小泉さんが「無所属」で選ばれ、与党無しの組閣、なんていう筋書きが一番面白いと思いました。

結局、選挙区では、情報公開・構造改革等で多少でも秀でたほうに投票する。
比例では、小泉さんの好き嫌いや、今までの支持政党だけで投票すればこんなシナリオもありかと思いました。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[512] 原油は、一バーレル70ドル台にむかって驀進 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/11(Thu) 08:10  

今年の三月の私のブログ「再び世界経済に、原油高の洗礼」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=237 で、「原油価格は、一バーレル60ドル台に突入することになるであろう。」等といっていたのが、すでに、一バーレル70ドル台の攻防へと移ってきている。
昨日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ガソリンの在庫減を受けた供給不安の高まりを背景に急伸、指標となる米国産標準油種WTI9月当ぎりは一時、1バレル=65.00ドルの過去最高値をつけた。
原因は、Bloomberg等によれば、製油所の閉鎖と、変わらぬ需要の堅調によるものとしている。
ここ四週間のアメリカのガソリン消費量は、前年同期に比し、1.4パーセントの増、末端のガソリン価格は、前年同期比27パーセント増となっている。
アメリカへの一日あたり原油輸入量は、先週、過去二番目に高い水準に達し、一日あたり一千百十万バーレルとなった。
製油所の稼働率は、95パーセントで、先週に比して、0.8ポイントの下落となり、低下傾向にあるという。
ロンドン市場においても、一バーレル64.20ドルに達した。
総じて、ガソリンの在庫量の減少が、原油価格の先行きに影を落としているという構図のようだ。
ヘッジファンドの、原油をめぐる取引も、依然、活発化している。
ガソリンの高値は、ディーゼルエンジン用軽油需要の増加につながっているという。
暖房用灯油についても、1978年の取引所開所以来の最高の高値に達し、前年比57パーセント高い、一ガロン1.842ドルとなっているという。
これらの原油高は、株式市場にも大きな影響を与えつつある。
一方、日本においても、給油所のガソリン全国平均価格が、レギュラー1リットル当たり128.4円(8日時点)で、前週比0.9円値上がりした。
ハイオクガソリンも0.9円高の139.6円。原油価格の高騰を反映し、レギュラー、ハイオクともに6週連続の値上がりとなった。
政治の混乱をよそに、原油高の日本経済に与える影響は、より深刻化している。

http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000006&sid=azDcxHKXckGo&refer=home

[511] Re:[510] 第三極が必要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/10(Wed) 22:15  

EMANONさん。
ご心配いただき、ありがとうございます。
私は、もともと、二大政党論ではなく、第三極論に立っています。
今回の政変では、第三極の受け皿ができなかったことは、残念ですが。
昨日・今日の新聞予想とは、ちょっと違った見通しを、私としてはしております。
当たるも八卦・当たらぬも八卦で申し上げれば、二点ありまして、今回は、自公協力の成果が、前回ほどは、あがらないのではないのか、自民党の比例得票数は、下がるのではないのか、この二点をポイントにしてみています。
あたらなかったら、ごめんなさいね。



[510] 笹山先生はどうされますか? 投稿者:EMANON 投稿日:2005/08/10(Wed) 21:58  

小泉首相による今回の衆院解散。
笹山先生は、何か行動を起される予定はありませんか?

甚だ口惜しい限りですが、今回の「賭け」に小泉は勝ちそうな気がします。
そして出現するのは、小泉による独裁体制です。

新しい自民党は「小泉党」になるでしょう。
戦後これまで経験したこともない、水も漏らさぬ独裁体制ができるでしょう。


[509] Re:[507] 食肉にされている健康な牛2万頭にBSE検査を実施へ、米農務省 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/10(Wed) 18:30  

虹屋さん。
まず、数字的つめから入りましょう。
アメリカで、年間と畜される牛の数は、三千五百万頭、そのうち、ダウナー牛としてと畜されるのが、幅を持った数字で、十五万頭から二十万頭とされていますね。
これまでのサンプル数40万頭がすべてダウナーと仮定した場合、臨床的に正常な牛2万頭の調査というのは、あまりにも少ない数字といえますね。




[508] 日本の輸入農産物に関して 投稿者:とき 投稿日:2005/08/10(Wed) 17:08  

 かの国の報道事情と同じで、その面に関しては、もはや属国に等しいのではないかと思えて仕方がありません。

中国農水産物の実態
2005年 08月 09日
http://kuyou.exblog.jp/2160452/

四川: 病死したブタ売買、依然止まず【大紀元日本8月10日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d36664.html
http://www.epochtimes.jp/jp/newcome.html
 もうこれでは、実質、人体実験で安全確認しているようなものにも思えてきます。


◆鳥インフルエンザ問題の今後(52)(2005.8.10)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza135.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

  日本国内の、自然環境中の鳥インフルエンザウイルスのサーベイランスをやらないうちは、国内の野鳥感染源ではないということの説は、否定することができま せん。しかしながら、実際自然界の野鳥調査をやったら、養鶏場の感染頻度どころの話じゃないことは、ちょっと考えれば容易に想定できることでしょう。だか ら、やらないのか?とも思ってしまいます。
 ウイルスは真っ正直に仕事をしつづけます。人間の思惑でどうにかなるシロモノではありません。おエラ イ方々が、どこでネをあげるのか、ここまでくれば、面白い見ものになっています。ちょっと、意地悪な心根かもしれませんが。(とはいっても結局、行政や学 者は、鶏やそれを生業にしている国民の痛みは露ほどにも感じないのでしょう。所詮、どうせ「ヒトごと」だからね、で済ましていることに等しい状況です。実 質やっていることから判断すればそうとしか思えません。)
 現場におられる方々は、もうほとほとあきれ返っておられることと推察いたします。それでも、やはりめげずにグチをこぼし続けなければならないと思います。


[507] 食肉にされている健康な牛2万頭にBSE検査を実施へ、米農務省 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/10(Wed) 16:51  

>[ワシントン 8日 ロイター] 米農務省(USDA)動植物検疫部局のジム・ロジャース報道官は、今後数カ月以内に2万頭の健康な牛を対象として、BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)検査を開始すると発表した。
これまでに検査の対象となった牛は、ほぼすべてが、すでに死亡したり、けがや病気で歩けなかったり、中枢神経系統の病気が疑われていた高齢の牛だった。
 同報道官は、「すでにサンプル数が40万頭を超えたので、臨床的に正常な牛2万頭の調査も開始できる」と述べた。
サンプルとなる健康な牛は、40カ所の食肉処理場から選ばれる。この40カ所の処理場では、毎年米国内で食用として消費される高齢牛の86%が処理されている。
  http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=9311886

>8/10農業新聞
>農水省では「2万頭という検査頭数が十分か議論のあるところだが、米国の感染状況の正確な把握に役立つもので歓迎する」(消費・安全局衛生管理課)と一定に評価している。
>米国は拡大サーベランスを1年〜1年半行う予定で、年末にも検査した牛の種類や年齢など詳しい結果を公開する見通し。

昨年の計画通りなら、お役御免になった乳用経産牛(約260万頭)、同じく肉用繁殖牛の経産牛(約305万頭)を対象に7州の40のと畜・食肉工場で2万頭を検査することになります。
 日米の検体のサンプリングの違いを、拙いものですがまとめてみました。ご意見をいただけると、有難いです。
「日本ではBSE牛が20頭検出され、米国では2頭・・・米国のほうが安全??」

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_05/hatake_0533_BSE-24.htm


[505] 立体商標権が認められる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/10(Wed) 11:22  

福岡市の老舗菓子メーカー「ひよ子」が販売するひよこ形の菓子に認められた立体商標登録について、同市の製菓会社「二鶴堂」が登録は不当として取り消しを求めた審判で、特許庁は改めてひよ子の立体商標登録を認める審決を行った。
これまで、立体商標権について争われた例は、きわめて少ないが、ケンタッキーの カーネルサンダースの人形や、牛乳容器のテトラバック、不二家のペコちゃん人形、サトー製薬のサトチャン人形などが、その代表的な例であろう。
この立体商標権について、日本では、平成9年4月1日から、立体商標の登録が認められているが、各国の見解は、ばらばらで、国際的な統一見解は無い。
ちなみに、このサイト「REQUEST FOR ACTION BY THE INTA BOARD OF DIRECTORS」http://www.inta.org/policy/res_threeD.htmlによれば、EUでは、EU指令において、明確に立体商標権の有効性を認めているが、「商品の性質そのものにより形成された形」「一定の技術的対価を得るための形」「その商品に対して、本来的な価値を与える形」については、これから排除している。
また、WTOのTRIPSでは、「商品やサービスを差別化しうるいかなる形」をも認めるという方針があり、このことを根拠にして、立体商標権は認められうるとする見解がある。
しかし、国内で、立体商標権を保護しない国国に対しては、この見解は、強要しえないとしている。
さらに、マドリッド合意においては、立体商標権は、検討中としたが、北米自由貿易協定においては、立体商標権は認められ。さらに、アンデス協定においては、限定条件つきで、立体商標権は認められた。
すなわち、その限定条件とは、通常の機能を供与するための形や、機能的・技術的な優位性を確保するための形は、立体商標権の保護対象から除かれるということだ。
カナダでは、特殊性を確保するための形は、立体商標権の対象になるとし、アメリカでは、立体商標権を認める条件として、その商品やサービスの本質として備わる形、その形で、特異性を有しうる形、非機能的な形については、立体商標権として認めるということのようである。
一方、立体商標権は、他の知的財産権とオーバーラップ゛する領域、たとえば、工業デザインの権利や著作権の権利が及ぶ領域については、立体商標権として守るべき必要は無いというのが、一般的見解のようである。
総じて、非機能的、示差性を現す立体商標については、守るべき、とする見解が強いようだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050809-00000186-jij-pol


[504] 東京ローズか?マタハリか?女刺客登場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/10(Wed) 07:40  

郵政民営化反対派の急先鋒の小林興起さんの選挙区に、環境大臣の小池百合子さんが、出馬されるという。
いわば、郵政民営化反対派への女刺客登場といったところだ。
私は、以前、練馬区に住んでいて、小林さんが初出馬のとき、三輪バイクで走り回っているのを、何度も目撃した。
高級官僚出身らしからぬ地道な活動をされていたのを、評価していた。
かたや、小池さんの華麗なる転身の経緯については、まことに見事としか、言いようが無い。
日本新党を皮切りにして、新進党、自由党、保守党、と、ここまでは、記憶していたが、そのつどつどの党首への取り込みが芸術的で、いつの間にか、自民党の中心になられていた。
そして、今度は、女刺客の役割まで果たされようとは?
おなじ選挙区には、かつての日本新党の同志、鮫島宗明さんも、いらっしゃる。
もとはといえば、細川元総理や小沢一郎さんの「堪え性のない」投げ出しが、このようなあだ花を生んだとしか思えないのだが。


[503] Re:[491] Re.[490] 知足 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/08/10(Wed) 00:08  

ときさんへ
別に欲求を満たされないからダメだダメだと言っているわけではありません。知足などとまるで私が欲望のかたまりみたですね。
私の理想は、江戸時代の生活です。車や携帯やクーラー、インターネットなど無くても生きていけた。
まあ、私の稚拙な話をしてもあまり身の有る議論にはなりそうも無いので、これで止めます。      おやすみなさい



[502] Re:[497] 第27回プリオン専門部会(7月14日)の議事録がUPされています 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/10(Wed) 00:07  

虹屋さん。
これは「アメリカのBSE確認検査結果は、陽性。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=299に以前書いたことですが、アメリカとイギリスのIHC検査の違いとして、USDAは記者会見で、次のようなことをいっていたようですね。

同じIHC検査でも違いが出たのは、エラーによるものではなく、多くのファクターを包含しているが故である。
IHC検査においては単に、検査キットを買っただけでは、標準化できるものではなくて、いくつかの変換を要するものである。
そこが、IHCの検査結果に違った結果が生まれる原因となっている。
また、IHC検査に使用する抗体についてみれば、アメリカの検査での抗体と、イギリスの検査での抗体とは、違ったものを使っていた。
このことがIHC検査の欠点であるかといえば、USDAとしては、そうではないと思っている。
世界のIHC検査では、一つとして同じものはない。
IHC検査というものは、ケーキを焼くのに似ていて、そこでは、抗体が重要な働きをする。
IHC検査の標準化についてであるが、市場に出回っている既成のIHC検査方法では、今のところ、利用可能のものはない。
たとえ、同じ方法を使ったとしても、たとえば、試薬の均質化についてみれば、水のように同一の品質を得られるものはない。」



[501] Re:[500] [499] 生鶏が流通されているとなれば 投稿者:とき 投稿日:2005/08/09(Tue) 21:46  

> ご紹介の記事の「中古鶏や廃鶏の流通にも疑惑」では、「なぜグアテマラのウイルスなのか?」という疑問に答えていませんよね。
> 感染経路究明チームも、「知ってて、いえない。」何かがあるのでしょうか?
> どうも、奇奇怪怪です。

  いまここで、あたっているとは思いませんが、ウイルス感染症の疫学的観点から言えば、感染源だと思っていたもの(あるいは地域)が、じつは、被感染側であ り、実際の感染源が隠蔽されていたり、感染源と被感染側が、全く逆の場合もあるということを考慮しておいていいと思います。
 どう考えても、生きた鳥が移動したり、人為的にさせられたりしないかぎり、感染の可能性が薄いことの例になっているような気がします。それと、99%以上もっといえば、100%一致しない限り、同じウイルスが伝播しているとは断定できません。
 さらに、H5N2型のアジア型とは異なるとの報道発表の根拠が示されていないのが、非常に気になっております。情報を隠蔽ならびに偽装しているのではないかとの疑念が払拭できていません。


[500] Re:[499] 生鶏が流通されているとなれば 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/09(Tue) 20:59  

ときさん。ご紹介の記事の「中古鶏や廃鶏の流通にも疑惑」では、「なぜグアテマラのウイルスなのか?」という疑問に答えていませんよね。
感染経路究明チームも、「知ってて、いえない。」何かがあるのでしょうか?
どうも、奇奇怪怪です。


[499] 生鶏が流通されているとなれば 投稿者:とき 投稿日:2005/08/09(Tue) 20:25  

 流通先でウイルス感染が確認された時点では、もうまん延拡大の後で、手遅れになっている場合が多い。封じ込めはどうしたって不可能。最初から、ウイルスのまん延防止は不可能だということにもなる。

廃鶏の流通にも疑惑 渡り鳥説は根拠失う
鳥インフルエンザ究明  (8/4)農業共同組合新聞
http://www.jacom.or.jp/news05/nous101k05080802.html

 ますます、育雛の段階での、ワクチンプログラムしか、選択の余地はないようです。高病原性ウイルスに対しても。

動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html
ProMED に掲載された鳥インフルエンザに関連する情報 (2005/8/9更新)
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/avian_infl.html


[498] 三度目のハプニング解散 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/09(Tue) 19:23  

突然の解散というのは、なんとも、すさまじいものがある。
私の経験したハプニング解散の第一回目は、1980(昭和55)年5月16日に「大平内閣不信任案」が、賛成243票、反対187票で可決された時だった。
そのころ、私は、前年10月7日の総選挙に初挑戦し、敗れ、浪人中だった。
その日は、どうも、雲行きが怪しいというので、東京行きの特急列車に飛び乗った。
秋田から福島あたりに来ると、すでに、駅頭で売られている福島民報が、解散を伝えていた。
この後、ハプニングはまだ続き、選挙中に倒れ入院していた大平首相が投票の10日前に、心筋こうそくで急逝した。
当時は、立会演説会というものがあり、その後の立会演説会では、私たちは、黒ネクタイを締めて、演説し、勝利した。
二回目のハプニング解散は、1993(平成05)年06月18日の宮沢内閣不信任(255対220で可決)による解散であった。
このときも、私は浪人中で、地元での会合の合間にテレビで、不信任案可決を見た。
自民党分裂と新党立ち上げと、あわただしい、その後が続いた。
修羅場に近い毎日が、続いた。
もっとも、このときには、前段があった。
前の年の1992年5月に、細川さんが、日本新党を結成し、1993年の6月27日の東京都都議会選挙で大勝した。
その余波を買って、いわゆる新党ブームが、衆議院選挙を揺るがしたのであった。
このとき、私は、ポスターの写真をスタジオで撮り終え、東京都議会選挙での日本新党の躍進結果を聞き、その時点で、私自身の勝利を確信し、結果、そのとおりとなった。
この二つのハプニング解散に比べると、今回の小泉ハプニング解散は、大分、要素が異なる。
わくわくするものが、あまり無い。
新時代の到来を予感させる受け皿というものが感じられない。
同時に、体を張って、党を割るという事態も、このままでは見られないようだ。
ということは、悲劇性も、見られないということになる。
しかし、そうはいっても、政権政党の歴史の分基点は、意外と近いのかもしれない。


[497] 第27回プリオン専門部会(7月14日)の議事録がUPされています 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/09(Tue) 18:56  

興味を引いた点を順次
1、米国の検査能力
>金子専門委員 P37
そ の点は、私が把握している限りというか、先生方と同じですけれども、ウェブリッジではI H C 陽性だったわけですね。つまり、アメリカのI H C のシステムが全く信頼できない。全くというのは修飾語で申し訳ないですけれども、頼りならないと考えるべきではないかという判定ではないんですか。だか ら、I H C とウェスタンの分離という問題ではなくて、アメリカのI H C の検査システムに対する信頼性の問題ととらえるべきではないですか。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/170714_dai27kai_prion_gijiroku.pdf


[496] ヴェトナムで、さらに一人、鳥インフルエンザで死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/09(Tue) 18:50  

南ヴェトナム当局は、月曜日、Pham Van Lu(35歳)さんが、先月31日に、鳥インフルエンザで死亡したと発表した。
この人は、先月25日に、鶏肉を食べたことが確認されている。
これで、一昨年末以来の死亡者は、41人に達した。

http://thanhniennews.com/healthy/?catid=8&newsid=8419


[495] まずはほっと胸をなでおろす? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/09(Tue) 13:32  

<速報> 中国青海省より帰国した邦人からインフルエンザウイルスAH3型が検出された事例
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3074.html

広東省陽江男性が豚連鎖球菌に感染、危篤状態【大紀元日本8月9日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d37714.html

中国ハッカー、15日総攻撃? 「扶桑社、反中サイトなど標的」(産経新聞) - 8月7日2時51分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050807-00000005-san-pol
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/security_and_encryption/?1117862506

『もっ とも、紅客関係者が文匯報に語ったところでは、「日本サイトのセキュリティー技術は相当高く、ページを改竄(かいざん)しても数分後には修復されてしま う。攻撃中に防衛がおろそかになって、反撃にあい、サーバーまで破壊されてしまう」。実際、ネットカフェから日本への攻撃中、反撃にあい、ネットカフェの パソコン五十台が全部ダウンしたこともあるという。』

 なんだか、戦争ゴッコでもしてるのでしょうか?
 『パソコン五十台が全部ダウン』って、停電しただけではないでしょうか?

 むしろ、ホンキでやっていたら、こっちのほうが関与の疑いありでは?

米カード情報流出事件
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/card_data_leak/
欧米コンピュータシステム 頻繁にアジアのハッカー集団に攻撃される【大紀元日本6月23日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d70284.html

中国当局、海外メディア封鎖を強化 05/08/09
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d43896.html
(何かが起こる? 文革時の情報閉鎖に近くなっていく? 今後、中国国内に滞在する外国人の安全を図れるのだろうか?)

中国もテロに関与か、極秘の会議記録が漏えい 05/08/08
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d63372.html


[494] 490関連・・大人の不満は心の成長の現われ 投稿者:桜の花 投稿日:2005/08/09(Tue) 09:50  

笹山さん、お久しぶりにお邪魔します。
なんでちゃんさん はじめまして。

大人の不満は心の成長の現われの一つだと私は仮説を考えています。この不満は自らが納得する回答を必ず見つければ解決します。
子供の第一・第二反抗期が自我の確立までに起こる人間の特質だとしたら、大人の不満は何なのでしょうか?
・・ この事は『人類の精神的進化論』と勝手に思っています。そして近代西洋哲学以来の民主主義の思想的進歩があります。そしてこれからの兆速的進歩の役割は 『ネット社会』に位置づけています。そして私達が実感できる実態として『意志伝達力の高まり』に社会現象として確認できて、あるいは顕現してくる現象があ りうると思っています。なんとなく人類の将来に夢がもてると思っています。

新しい 視点だと考えています。『個人の意志』の伝達、相互の意志伝達、理想的には『以心伝心』にあたると考えています。
この様な以心伝心は 科学的にありえないと考えますが ネット社会は自然にこれに類似した方向に向かっていると感じています。
先 人の考えた哲学でも近代西洋哲学でも欠けている、新しい捉え方だと私は考えています。何度か 以前書かせていただいていますが、日本の教育制度の中に 民 主主義を発展させる意味で 成人教育を含めて取り入れる必要さえ思っています。学童期の教育にも必要です。今行われている個性教育とは違います。自分も他 人も同じ考え方・感じ方をするという中で 自分の考え方に社会的自信を持たせる教育です。言葉足らずで書いていますがネット社会に相応しいと考えていま す。
人類が 自らの人類の精神的進化・発展を自覚することが 高度に発達してきた文明の中では 特に必要になると考えています。
掲示板の今までの方向とズレまくりましたがお許しください。
これからも増えると思いますが・・ 
多くの人が社会的不満を含めて、色々な不満を言い合うだけの不毛な掲示板時代になって欲しくないと考えているからです。 




[493] Re:[489] 白鳥も感受性ありか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/09(Tue) 08:27  

> モンゴルで渡り鳥に感染 鳥インフルエンザ>
の情報の詳細です。
http://english.people.com.cn/200508/09/eng20050809_201051.html
によると、
モンゴルの非常事態管理局(GAEM)が月曜日に発表したところによると、7月末から、モンゴルとロシアとの国境で死んでいた白鳥とガンが、鳥インフルエンザに感染していたということです。
GAEMの P. Dash氏によると、7月末に、 Hovsgol郡の首都Moronから35キロのErhel渓谷にある Erhel 湖で、76羽から80羽の白鳥とガンが死んでいたということです。
これらから、8月2日に、Aタイブの鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
感染したのは、いずれも渡り鳥で、近隣の家きん人間からは、鳥インフルエンザウイルスは検出されなかったということです。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000080&sid=apjzA51ZJYTQ&refer=asia
http://www.recombinomics.com/News/08080502/H5N1_Mongolia_Confirmed.html
もご参照
一部では、ウイルスは検出されなかったとする報道もあって、ちょっと報道が錯綜していますね。

http://english.people.com.cn/200508/09/eng20050809_201051.html


[492] Re:[491] Re.[490] 知足 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/09(Tue) 07:46  

ときさん。
おやおや、すっかり、例の中国サイトの感化で、老子づいてしまいましたね。
自信を失いかけている日本人にささげたい言葉ばかりです。
ところで、あちらからの攻撃日は、8.15なんだそうで。


[491] Re.[490] 知足 投稿者:とき 投稿日:2005/08/09(Tue) 00:33  

老子道徳経 第33章
人を知る者は智、自ずから知る者は明。
人に勝つ者は力有り、自ずから勝つ者は強し。
足るを知る者は富み、強(つと)め行う者は志有り。
其の所を失わざる者は久しく、死して亡びざる者は寿(いのちなが)し。
http://www.netwave.or.jp/~m-kenji/page/rousi/rousi033.htm

『四苦八苦』
生・老・病・死、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦。

「人は何かの代償なしに何かを得ることができない。」
http://www.dir.co.jp/publicity/column/041108.html
http://www.sonymusic.co.jp/Animation/hagaren/

「武士道は死ぬことと見付けたり」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/456966427X

ゼロ成長の富国論 猪瀬 直樹 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163669507

  ダメだダメだといっているばかりでは、それは、たんなるケチつけでおわってしまう。それがダメであるとおもうなら、どうやったらよくなるのかの代替案(知 恵)を出せるよう、常に学んでいたいものである。それは、人をアテにしていたら、けっして己の身につくものではないことも知っておいたほうがいいでしょ う。
>『私は日本に対して凄い不満を持っています。』
 アフリカの国家の体をなしていないところからみたら、日本はもうとっくに「ユートピア」なのですがね。


[490] Re:[486] [476] [471] [469] 情ではなく知と理の行政統治でありたい。 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/08/08(Mon) 23:26  

とき 様
レスどうもありがとうございます。私は『なんでちゃん』と自称するくらいで、かなり無知です。 ですから、間違っていると思われたら指摘してください。 あとかなり情緒的ですので。。。

そ うですよね、やはり日本は法治国家ですね。ごもっともです。しかし、日本の公務員はちゃんと仕事してるんでしょうか?公務員はちゃんと法律に基ずいてやっ ているが、法を作る立法府が良くないのでしょうか? 私の印象では、公務員が犯罪を犯す確率って凄く高い様な気がしてなりません。 別に根拠はありませ ん。印象です。つまり陰では法に基ずかない動きを結構激しくやっている様に見えます。 偏見かも知れませんが。今度調べて数字で定量的に表してみたいと思 います。 公務員一人当たりの犯罪発生率 vs. 国民一人当たりの犯罪発生率で比較すると面白そうですね。

それはさておき、私は日本に対して凄い不満を持っています。ときさんは満足されてますか? 満足していなとしたら、何に対してですか? またどうすれば良くなるのでしょう?良かったら教えてください。

では。


[489] 白鳥も感受性ありか? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/08(Mon) 23:16  

モンゴルで渡り鳥に感染 鳥インフルエンザ(共同通信) - 8月8日20時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050808-00000196-kyodo-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 ますます、白鳥などの感染耐過個体による、日本への感染が現実味を帯びてきたと思われます。

 やはり、本来、天然自然界に存在しているウイルスではないようです。人工的環境(家畜化された動物から)から、自然界へ拡がっているものと考えられます。
 人類が、家畜とつきあうようになってからの(約2万年ほどか)宿命のようなものでしょう。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(51)(2005.8.8)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza134.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
[488] Re:[483] [475] 「人や車両などの移動による感染の可能性がある」とは、なんとも、邪気の無い推論であることよ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/08(Mon) 22:16  

これは、外岡さんの情報交換室という掲示板に出ていた情報ですが、「グアテマラ株を使って作製したワクチンを使った可能性」もあるのではないのかという説もでているようですね。
真偽のほどはわかりかねますが。

http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi


[487] Re:[484] 中共軍部による生物化学兵器実験? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/08(Mon) 22:07  

moonriverさん。
情報のご紹介ありがとうございました。
この中にあるJohn Loftusさんは、テロリズムにお詳しい方のようですね。
その意味では、ちょっと情報にバイアスがかかっているのかも知れません。

http://www.globalresearch.ca/index.php?context=viewArticle&code=20050801&articleId=783


[486] Re:[476] [471] [469] 情ではなく知と理の行政統治でありたい。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/08(Mon) 15:31  

なんでちゃん様 
 まず、あなた様の個人的な性格・知識を誹謗中傷をしているわけではないことをご理解くださいませ。

> 最近の色々な問題に、日本の行く末を絶望してしまい、思わず泣いてしまいました。 まあ、熱血町長物語を見て泣いたような感じです。 ただし、思惑はどうあれ、あれは公務員のあるべき姿でしょう。

  いわゆる公僕=公務員とは、日本の三権(立法、司法、行政)にたずさわる者の総称です。日本は法治国家であり、権力を規定するのは、あくまでも「法と規 則」(法令)です。いわば、行動するに当たっては、法律規則にがんじがらめになっているともいえましょう。やってはいけないことは、厳しく規定されていま す。じゃあ、行政が、規定されていないことに踏み込んでしまったらどうなるか? これでは、人治になってしまいます。おそろしいことです。行政服務に関し ては、規定されていないことは「やらない」が原則です。行政も民営化したら、その限りではありませんが。ともかく、行政は、「法令」に基づいて仕事をする ところであるということが一義であることを念頭において欲しいと思います。
 テレビ番組で、ドラマ仕立てにして、視聴者を泣かすようなストーリーの行政は、もうそれだけで胡散臭いと思ってしまいます。

>まあ、ちょっとやりすぎかも知れませんが。 いや、あのくらいやって、丁度良いです。これまでの、無能・無策・無駄を帳消しにするには。

  これは、現在の行政にたずさわって具体的な仕事をしている人間に向かっては、まったく失礼なコトバです。あまりに無知すぎます。わかればわかるほど、こん な言葉はいえませんが? そりゃ、あまりにもヒトゴトの感覚ですよ。行政の中身をあまりに理解されていないのでは? マスコミの煽動情報に踊らされていま せんかね?

> で、改めてお尋ねしますが、あの番組の裏にはどんな思惑があるのでしょうか? 矢祭町の権力争いとか? 知ってたら教えてください。 では。

『敵は同調者を求めている』ということです。
http://nokan2000.nobody.jp/switz/
民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562036672

 地方自治権の拡大は、諸刃の剣です。そして、投票権(参政権)を行使しない(放棄する)国民が大多数の現状では、むしろ害悪になることのほうが多いと危惧しています。

『永住外国人の地方参政権付与』
『人権擁護法案』
http://www.sankei.co.jp/news/050729/sei016.htm
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/488380478X/contents
http://homepage2.nifty.com/save_our_rights/jinken001.swf
http://blog.livedoor.jp/no_gestapo/

永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g15901003.htm
(日本の国土の中に、日本国籍のない人たちの自治区がつくりやすくなります。)

  地方自治権拡大は、表向き非常にカッコよく聞こえるのかもしれませんが、国家統治システムを真剣に考えた場合(最低限、国土・領土ならびに国民の生命・財 産を守ることを考えた場合)、地方分権よりはむしろ、中央集権にしておかなければ、守りようがないものとも思えます。非常にモロイ国家になりつつあるよう に感じております。
 日本国民の平和ボケ、ここに窮まれり、という感がますます強くなっています。
 
 郵政事業民営化も、核心は、郵貯簡保資金の使途の透明化がかかっていたのだと認識しています。非常に偏った恣意的な運用がなされている可能性も大だったと思います。
  経済システムを考えても、国(日銀)が発行する貨幣を、また郵貯のかたちで、再び国がとりまとめて(国が関与し)使うというシステムが、マクロ経済循環と して健全かどうかも、「国(公)の健全さ」にハテナがつけばなおさらのこと、経済循環の血液としての貨幣循環は、その面でも機能不全に陥っているのではな いかとの疑いがあるわけです。

 総じて、お金が山になっているところには、有象無象の香具師が大挙群がるもので、郵政もまたそういう草刈場になって、そういう勢力をたっぷり養ってしまうことにもなっていたのだと思います。

『故之善爲道者。非以民明。將以愚之。民之難治。以其智多。』
http://www.netwave.or.jp/~m-kenji/page/rousi/rousi065.htm

 わかりづらいお答えかもしれませんが、日本国民として、よく学びよく考え、つねに覚醒させておくことが必要だと思います。

日本人が知らない日本人の遺産―教科書が教えないもうひとつの歴史 黄 文雄 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413035380
p.345『中国が何よりも恐れているのは、日本人の精神と魂の覚醒なのである。』

August 07, 2005
李登輝氏 「外国が口を出すな。小泉は靖国参拝するべき」
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/29816935.html

 政治に、経済(ゼニ儲け)が口を挟むようになると、本来の政治が非常に歪むようになっていくように感じます。(厳密には分けることができないとはいうものの。)
 基本的に、ゼニ儲けは、民間でやってくださいということですね。中国進出民間企業は、中国の政治(対日本)にたっぷり利用されているようなものです。全く辟易いたします。(何のまとまりもなく、長くなりましたが、ご勘弁ください。) 


[484] 中共軍部による生物化学兵器実験? 投稿者:moonriver 投稿日:2005/08/08(Mon) 12:22  

米国前情報官:中共軍部による生物化学兵器実験と四川ブタ連鎖球菌伝染病


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  【大紀元日本8月8日】Sounds Of Hopeラジオ放送局が伝えるところによると、元米国情報機関高官ジョン・ロフタス氏は、8月3日、WABC ラジオ放送局の全国同時放送の取材番組・ジョンバチェラーショー における取材に対し、中共軍部が四川省において生物化学兵器のテストを行っているという米国情報部の見解を明らかにした。


http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d11338.html

http://epochtimes.jp


[483] Re:[475] 「人や車両などの移動による感染の可能性がある」とは、なんとも、邪気の無い推論であることよ。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/08(Mon) 12:06  

> 日本への渡り鳥のルートにはない中米グアテマラの鶏で見つかったウイルスと97%一致することから、野鳥ではなく人や物などの移動による感染の可能性が高いとの見方を強めた。

これ、グアテマラからウイルスがやって来たと解釈すればよいのでしょうか。例えば、テロリストがウイルスを持ち込んで農業テロをやったとか、旅行者・荷物に付着したとかでしょうか

97%一致なら、共通の先祖を持つとは言えるから、グアテマラと日本以外の場所で発生したウイルスが、別々に進化・変異した。それでの自然感染と考える方が無理がないとおもえるのですが。


[482] Re:[481]もっと公共経済の視点が欲しい 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/08(Mon) 08:57  

キミヒさん。なんでちゃんさん。
小泉改革には、公共経済の視点が欠如していますね。
すなわち、「公共の役割を、そして公共財の適切で効率的な配分を、公共の概念のなかの元に処理する。」という視点の欠如ですね。
世の民営化マフィアの考え方も、それと似たものでしょう。
公を民へ垂れ流すだけで、適切な資源配分と、効率化が果たされると思っている。
そこがそもそもの誤りなのだと思います。
矢祭町の評価はともかく、このような勘違いは、改革派といわれる、多くは、民間の企業経営者出身の首長さんにも見られることですが、社会の総和としての民営化の功罪というものを考えられていないように思えます。
このような首長さんに限って、「自分は給料は要らないから」といって、首長の座にしがみついていることすらあるようです。
首長の給料が、財政建て直しのために無給に近いからといって、民衆から喝采を浴びるようでは、貧乏人の有意の人材は、財政再建のために、首長への道を阻まれるということになります。
また、公がいたずらに民に移行すれば、人材の点でも、いろいろな資源配分の点でも、一つのクラウディングアウト現象
http://www.isc.senshu-u.ac.jp/~the0393/LECTURE/sub2.htm
が生じ、結局泣きを見るのは、従来の民資源です。
かつての電電公社の民営化で、大量のリストラ人材が、在来の民市場に流れ出し、雇用市場において、有意の民をクラウディングアウトしていったということは、歴史にあるでしょう。



[481] 郵政民営化? 投稿者:キミヒ 投稿日:2005/08/08(Mon) 03:23  

 郵政を中途半端に民営化したら国民負担は増大して超大きな政府です。
 歴史的に第三セクターというモンスター税金浪費怪物がありました。
 道路公団が民営化したら、法的に談合は不問で談合は大ぴら!
 郵政公社は公社のままで、きっちり複式簿記で企業会計の評価をしてから、評価するべきです。
 特殊法人、独立行政法人、公団、国営民間企業(骨抜き民営郵便局、NHK)は実態は公務員で国会の監査も無いモンスターです。
 日本の国家予算は80兆円ですが特別会計を加えると240兆円ですが小泉首相は誤魔化すなが上手です。道路族と組んで出来レース。
 何で青木参議院会長とべったりで「自分は信長!」と絶叫出来るのでしょう?単なる俳優では?


[480] Re:[469] 小泉変人(以上?)主相の目指すもの 投稿者:キミヒ 投稿日:2005/08/08(Mon) 03:07  

 なんでちゃん様へ

「矢祭町の話は久々に泣きながらTVを観てしまいました。」

 助役がトイレ清掃する必要があるのでしょうか?
 矢祭町の報道を観ると、自主財源に注目するべきです。
 日本の国家予算が80兆円で毎年30兆の赤字国債=自主財源62%。矢祭町はこれ以下です。
 もし、合併して自主財源率が向上していたなら、トイレ掃除はマスターベンションでは?
 マスコミ報道に呆れる昨今です。
 助役は助役相当の仕事をして、トイレ掃除のおばさんの雇用を維持するべきでは?「自分が掃除した方がトイレも綺麗」と謳う役人こそクレージーでは? 
 

 
 


[479] 公然ワイセツ? 投稿者:キミヒ 投稿日:2005/08/08(Mon) 02:14  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
全国の都道府県警察が支出した捜査用報償費が激減し、総額で04年度 は約15億円余と00年度の約36億円余から6割も減ったことがわかった。報償費をめぐっては北海道警などで多額の裏金が明らかになり、不正経理の温床と して批判を浴びてきた。全国的な減額は、不正経理問題を受けて運用が難しくなったため予算の一部が余り、減額せざるを得なかったのが要因の一つとみられ る。

 警察庁のまとめによると、報償費決算額は各都道府県警察の総額で00年度が約36億6871万円だった。これが01年度は約28億3216万円、02年度約25億4640万円、03年度約22億3854万円と毎年減り続け、04年度は約15億1213万円になった。

 全都道府県で軒並み減り、岐阜、徳島、大分、群馬、青森、高知の6県警が5年間で減少率が8割を超えた。最も減少率が高い岐阜県警は04年度の決算額が00年度の23分の1になった。逆に岡山、宮城、茨城の3県警は3割以下と減り幅が比較的少ない。

 減額の理由を各警察に聞いたところ、捜査の現場が多忙になって報償費が必要な内偵捜査などが手薄になっていることや、警察不祥事の続発、不正経理問題で協力者が減ったり、捜査員が報償費の執行に及び腰になったりしているためだと説明している。

 北海道警の不正経理が発覚したのは03年11月。報償費などを悪用してつくった裏金は11億円に上る。福岡、静岡県警でも不正経理が明らかになった。


 報償費は少なくともそれ以前の01年度から大幅に減っているが、00年7月には神奈川、新潟、埼玉県警などの不祥事を受けて設置された警察刷新会議が緊急提言を出し、全国の警察は信頼回復に向けて監察の強化や情報公開などを打ち出した。

  こうした動きを背景に報償費の運用も厳密化が図られ、その後、道警の不正経理問題を経てさらに減額が続いたとみられる。04年3月には、報償費の支払い対 象となった捜査協力者が匿名を望んだ場合などに認められてきた偽名領収書を、04年度からは認めない方針を警察庁が示した。

 警察庁は報償費の全国的な減額について、不正経理が全国に広がっていたことを示すものではないと否定している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「警察庁は報償費の全国的な減額について、不正経理が全国に広がっていたことを示すものではないと否定している。」
 これが日本語でしょうか?
 笹山センセイも議員時代は黙認していたのでしょう?
 キレイ言の小泉首相や民主党も黙り。
 宮城の知事はエライですね〜
 この裏金を、減額しないで現場の警察官の士気高揚資金にする論調は何故皆無なのでしょうか?

http://www.asahi.com/national/update/0806/TKY200508060336.html


[477] Re:[474] [469] 狂乱の場 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/08/07(Sun) 23:47  

笹山 様

どうもです。小泉さんが死のうが生きようが、よくわかりませんが、『たかが郵政民営化』でこんなに盛り上がる自民党が政権党である事は事実でして。。。どんどん民営化すれば良いのではないでしょうか? なぜ反対するのか良くわかりません。
テロを換起するとのご意見ですが、今の日本人にそんなパワーは無いでしょう。 義憤を感じてのテロなど起こりませんよ。今の日本では。 テロが良いとは言ってませんから。 起らないので安心してくださいと言っているだけです。
テロは良くないですが、せめてデモくらいはやりたいですね。 皆で霞ヶ関に押しかけませんか?  もちろん合法的に届出をしての話ですが。 まあ、そんな時間ないですね。



[476] Re:[471] [469] プロパガンダ 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/08/07(Sun) 23:36  

とき さんへ
そうですね。ご忠告ありがとうございます。
最近の色々な問題に、日本の行く末を絶望してしまい、思わず泣 いてしまいました。 まあ、熱血町長物語を見て泣いたような感じです。 ただし、思惑はどうあれ、あれは公務員のあるべき姿でしょう。 まあ、ちょっとや りすぎかも知れませんが。 いや、あのくらいやって、丁度良いです。これまでの、無能・無策・無駄を帳消しにするには。

で、改めてお尋ねしますが、あの番組の裏にはどんな思惑があるのでしょうか? 矢祭町の権力争いとか? 知ってたら教えてください。 では。


[475] 「人や車両などの移動による感染の可能性がある」とは、なんとも、邪気の無い推論であることよ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/07(Sun) 22:00  

茨城県の鳥インフルエンザ問題で専門家による「高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム」(座長=寺門誠致)の検討会が開かれ、抗 体陽性反応が出た九養鶏場のうち検出された四養鶏場のウイルスはほぼ同一で、日本への渡り鳥のルートにはない中米グアテマラの鶏で見つかったウイルスと 97%一致することから、野鳥ではなく人や物などの移動による感染の可能性が高いとの見方を強めた。

というのだが、なんとも、邪気の無い推論のようですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000023-san-soci


[474] Re:[469] 狂乱の場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/07(Sun) 18:55  

なんでちゃんさん。
一国の総理が「死んでもいい。」「殺されてもいい」などと、テロを喚起させるようことを口走ること自体、不謹慎なことであると思います。
441で、小泉さんをバイエルン国王のルードヴィヒ2世にたとえたのですが、どうも、いやな予感がしてたまりません。
オペラの世界では、よく「狂乱の場」(Mad Scene)というのがあるのですが、たかが、郵政問題で、一国の総理が、自らに酔いしれる必要があるのか、もっと冷静になるべきです。
「ランメルモールのルチア」にしても、「清教徒」にしても、「ノルマ」にしても、「アンナ・ボレーナ」にしても、「狂乱の場」は、主人公が、絶望のあまり狂乱し、魂の抜け殻となって黄泉の国に下る場面です。




[473] 生物化学兵器? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/07(Sun) 15:24  

看中國
美前の情報の官吏は中国の軍隊が四川で生物化学兵器をテストすることを指す
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/8/5/123147.html
ウェブページ翻訳 http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

  覇権を意識すればするほど、「戦争」はますますもって現実味を帯びてくる。おそらく、国際情勢(地政学)を鑑みたとき、パワーバランスの均衡(相手より有 利でなければ均衡とはみなさない)の観点から言っても、今まさに、あらゆる兵器を、砥石にかけて、磨きをかけている最中なのかもしれません。となれば、生 物化学兵器ももちろん、その有力なパワーの一翼をになうものと思うのは当然でしょうが・・・。

 「疫病」情報は透明化せず隠蔽すると、限 りなくこのようなデマのような思い込み情報(事実としては確度の低い情報)が流布されることになり、ますます、被害者であるはずの地域・国が不利になって いきます。そして、被害者(国)であるよりも、むしろ周辺地域(国)に対する、加害者と看做される面が強くなっていきます。それによって、一つの国、民族 が、分断されたり、崩壊することが起こらないともいえません。地政学的な治安悪化をもたらすことも大いにありえます。
 「疫病」と「戦争」は、歴史をみるに、切っても切れない深い縁があるのは、世界史の常識ではないでしょうか。
 中国は今後、この「疫病」機密情報によって、国際的に非常に不利な立場に追い込まれていくのではないかと危惧いたします。(自滅自壊ともいえますが。)

 第一次世界大戦も、結局は、インフルエンザ(スペイン風邪。H1N1型。欧州戦時中にもかかわらず、たまたま、情報が公開されていた中立国スペインの発生情報によって、そう名づけられたそうです。)によって終結させられたとみても間違いがないようです。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4005004911
(人類vs感染症 岩波ジュニア新書 (491) 岡田 晴恵 (著))


[472] 鳥インフルエンザ問題の今後(50) 投稿者:とき 投稿日:2005/08/07(Sun) 13:32  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(50)(2005.8.7)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza133.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 あるのに、ないフリを決め込み続けない限り、養鶏業の持続存続はかなわない状況ともいえます。
 いくら感染経験アリでも、時が経てば、耐過してしまった個体からの「抗体」検出すら困難であるというのは、人間の医療関係者であれば、常識の常識ですが、動物の医療関係者はどう考えているのでしょうか? まったく不可思議な状況です。
 なんだか全てが、愚かで無知な国民(と思ってる?)をまやかす、偽装に見えてしようがない。

大紀元 ■【特集】鳥インフルエンザ
http://www.epochtimes.jp/jp/spcl_qlg.html


[471] Re:[469] プロパガンダ 投稿者:とき 投稿日:2005/08/07(Sun) 13:21  

> 矢祭町の話は久々に泣きながらTVを観てしまいました。

 マスコミの愚民煽動工作に、引っかかったらダメですよ。
 マスコミの論調を、まずは疑ってかからねば。 


[470] Re:[456] [455] 炭疸病? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/07(Sun) 13:14  

笹山様 有難うございます。
>http://202.108.249.200/news/china/20050806/100365.shtml
> によると、中国の遼寧省衛生局は、7月29日に、瀋陽市衛生局殻、電話報告を受けたところによりますと、新民市大民屯鎮で、皮膚炭疸病の疑いのある病気が発生したということてす。
> 8月5日現在で、12例が発生し、そのうち、1人が死亡、11人が隔離治療の状態のようです。
> 病人は、いずれも、牛関係の従事者とのことです。
> しかし、これ以上の発生はなく、終息しつつあるということのようですね。

遼寧省:皮膚炭疽菌で一人死亡【大紀元日本8月7日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d82132.html

 どうしても、いろいろな発表・情報を、鵜呑みにできないタチなもので。
 タンソ菌(バチルス属)の一般的な症状は、皮膚の傷口から感染、水疱、膿疱、潰瘍を起こす皮膚炭疽が多いとのこと。日和見感染症として、敗血症、髄膜炎など。

 この記事によれば、
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d64920.html
(遼寧省にも「怪病(奇病)」が発生、一人死亡【大紀元日本8月6日】)
『この病気は牛から人間に伝染し、感染者は背中に病気の牛と似たような膿が生じる。』とのこと。
 これだけ見れば、タンソといわれれば、そうかもしれませんが。
『他の情報筋によると、6月に新民市の南にある盤錦・錦州地区に大規模の幼児の手や口、足などに病状が現れたため、同地域の幼稚園は6月にすでに夏休みに入ったという。原因は動物からの伝染であるという。』?
 これは明らかに、ヒトヒト間感染によるものに見えます。となれば、タンソ(細菌)ではなく、ウイルスです。先の情報とは、関連がないのかもしれませんが。
  ウイルスとすれば、エンテロウイルスの可能性が非常に高いのではないかと思われます。代表的な症状は、「手足口病」です。ほかに、無菌性髄膜炎です。無菌 性髄膜炎の原因ウイルスの約3割がムンプス(流行性耳下腺炎、俗にいう「おたふくかぜ」)で、原因不明とされる60〜70%が、エンテロウイルスによると 考えられているそうです。(微生物学 文光堂)

 どうしても、昨年からの、脳脊髄膜炎の大流行が気になって仕方がありません。新型のウイルスが流行しているのではないかとの疑念が晴れません。従来の既知の範疇と考えておくには、あまりにも情報が不確かだと思います。

  タンソだとすれば、従来の抗菌剤・抗生剤に耐性を獲得してるものか、そうでなければ、なんらかのウイルス感染症が発生していると考えたほうが妥当ではない かと思います。よって、動物(家畜)からヒトへ感染というのも怪しいと思っておいたほうがいいのではないでしょうか。ウイルスの場合、ヒトで起こっている ということは、まずは、すでにヒトヒト間感染が起こっていると想定しておいたほうがいいようです。(タンソ菌感染症は、生物兵器として、空中散布でもしな い限り、流行するだろうか? その面からいっても、まずはタンソ菌原因説は、今はまだ、どうにもすぐには飲み込めません。 )

 疫病情報を「国家機密」などにしないで、さっさと公表し明らかにしない限り、疑心暗鬼は避けられません。(情報のウソは、この現代、ウソをつき続けることのほうが困難です。)

国立感染症研究所 感染症情報センター
感染症の話 ◆手足口病
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g2/k01_27/k01_27.html
感染症の話 ◆炭 疽
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k05/k05_12/k05_12.html
中国におけるブタの連鎖球菌Streptococcus suis に関連した感染症の集団発生 WHO 2005/8/3
http://idsc.nih.go.jp/disease/news/050803suis.html

2005年08月06日(土) 中国で奇病が発生、WHOがアウトブレイク認定し警告。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050806


[469] 小泉変人(以上?)主相の目指すもの 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/08/07(Sun) 13:07  

小泉主相の事を『このままだと変人以上だ』と森前主相がインタビューで評されていました。今朝のサンデーモーニングです。変人以上≒狂 人という意味でしょうか? 郵政民営化が目指すものが何か? 小泉さんの頭の中は良くわかりませんが、『小さな政府』の先鞭をつけるための第一歩なら歓迎 なのですが。 日本丸は肥大した戦艦大和ですよ。 船底に孔が開いて、下層部の兵卒がその事を上官に報告しても、なかなか上官はその重大さに気がつかな い。 対策が一向に進まない。 これが大和ではなく10人乗りのヨットならすぐに船長以下、修復に全力をあげられる筈です。 

サンデープロジェクトで福島県矢祭町の町役場の話も今朝やってました。 所帯が小さいので、凄い改革が数年で出来ている。まあ、奇麗事ばかりではないでしょうが。 やはり、所帯は小さい方が小回りが効くはずです。 

国民の立場で永田町や霞ヶ関に何を言っても声が届くはずがないですよ。

民間や地方自治体にまかせる所はまかして、どんどん身軽になっていれば、アスベストみたいな問題がいつまでも残っているはずがないですよ。 いったいいつの話なんでしょうか? 

矢祭町の話は久々に泣きながらTVを観てしまいました。 


[468] Re:[467] [461] [460] [444] [443] [373] [370] 広い概念で、第二のアスベスト問題を防ぐべき。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/07(Sun) 08:36  

Chaosさん。
こうしてみますと、第二第三のアスベスト類似問題が、進行中のように思えますね。
過去の問題の清算としてのアスベスト問題に矮小化してしまうと、この辺の将来発生するかも知れない、第二第三のアスベスト類似危険問題が、見逃されてしまうような気が、します。


[467] Re:[461] [460] [444] [443] [373] [370] カーボン・ナノ・チューブの発がん性 投稿者:Chaos 投稿日:2005/08/07(Sun) 00:28  

笹山様

Chaosです。
レビューの紹介、ありがとうございます。
これによると、アスベストの場合はイオン性の結晶なので
金属イオンが触媒作用を持っていて、ここが毒性を持つ。
CNTの場合は、共有結合で金属は含まないなので、この点では、アスベストより害がなさそうです。
その代わり、合成時に副産物として生成する、カーボン微粒子や、ベンツピレン類似物質、合成時の触媒に使う金属等が混ざっていると危ないような気がします。また、CNTを化学的に修飾して、金属や酸素をつけると、危険性が増すような気がします。
その他の文献をあたってみましたが、日本でもナノ材料の安全性については、いくつか研究プロジェクトがあるようです。
インプラント用の材料も開発されているので、毒性の研究は必須ですね。

材料としてもてはやされたものが実は...という話は
アスベスト、4エチル化鉛、フロンのように大量に使われた後に危険性が判明して、処理に苦労するという例がたくさんあるので、気になりました。




[466] Re:[465] 中国四川省奇病総合サイト投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/07(Sun) 00:19  

garyoさん。
このサイトは、大勢で作っているサイトのようですね。
厚生労働省と外務省への電話実況「電凸隊員の記録」
http://www.wikihouse.com/ebola/index.php?%C5%C5%C6%CC%C2%E2%B0%F7%A4%CE%B5%AD%CF%BF
が面白かったです。

http://www.wikihouse.com/ebola/index.php?%C5%C5%C6%CC%C2%E2%B0%F7%A4%CE%B5%AD%CF%BF


[465] 中国四川省奇病総合サイト投稿者:garyo 投稿日:2005/08/07(Sun) 00:08  

まとめサイトができてるようですね

http://www.wikihouse.com/ebola/index.php


[464] マルチポスト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/06(Sat) 23:26  

462と463のネット未来さんの投稿は、マルチポストなのですが、大論文なので、一応、載せておきます。


[463] 役所のWEBサイトを利用しましょう! 投稿者:ネット未来 投稿日:2005/08/06(Sat) 23:17  

全国の官公庁や地方自治体等各役所のWEBサイトは、最近急速に進化して、インターネットのブロードバンド1日24時間常時接続する企業や一般国民にとって、無料で閲覧できる便利で豊富な、ネット上の情報源になっているのです。

生活等地域の情報を必要とする一般の人々にとっては、最初に自分の住んでいる自治体の自治体のWEBサイトを閲覧することをお勧めします。
おそらく、最初に閲覧した時、誰もがWEBサイトの情報量の豊富さと充実ぶりに驚くでしょう?

で も、市役所等の地方自治体WEBサイトについて、役所関係者以外の企業や一般国民にとっては、あまり知れ渡っていないのかあるいはインターネットについて の誤解や認識不足などの理由で、1日あたりのアクセス数が少ないなど、あまり利用されていないのではと思われるのです。

インターネットは難しいからアクセス方法がわからない?
→ヤフーやグーグルなどの検索画面に、その地方自治体名を入力して検索すれば最初のページに市役所など地方自治体の候補が表われ、そのリンクをクリックするだけでアクセスできます。

インターネットは利用料が高い?
→インターネットのブロードバンド1日24時間常時接続により、目安として1ヶ月諸経費合計で3,700円〜3,800円の格安料金さえ支払えば、無料閲覧でインターネット利用できるようになりました。

市役所等のHPは、所詮昔のかわら版みたいな、一覧表程度に過ぎない?
→市長・市議会・組織図・各部局の仕事・トピックス・生活情報・申請届出・生活窓口・施設案内・市内概要・観光情報・広報・サービス・日程表・情報公開・統計など
 何十もの見出しに合計何百〜何千ページもの内容が豊富です。

忙しいから、見る余裕がない?
→24時間常時閲覧可能だから、夜間や土日など休日でも閲覧できます。

市役所等のWEBサイトだけ見ても、仕方がない?
→もっと詳しく閲覧したい場合、国の官公庁や、県内役所他関係機関のリンクをクリックしてネットサーフィンすれば良いです。

役所は敷居が高く堅い、また予算や財政・事業計画など一般の人々には難しい?
→官公庁や役所のWEBサイトによっては、簡単なイラストやデザインのページ構成、例えば児童や高校生向けのページを設けているなど、わかりやすいページ構成にするなど努力してあります。

情報だけ閲覧しても?
→「御意見募集」など市長等自治体の長や各部局に直接メールできます。
 また、電話連絡先や窓口の利用時間の案内もあります。

そこで、国の官公庁や地方自治体によっては無料メルマガを発行するなど、インターネットによる情報提供や広報啓発に努力している所も多くなっています。

国や地方の行政が、インターネットを進化させるにより財政再建や国民生活の経費節約や行政サービス向上など努力していることを、広く一般国民に知れ渡って頂きたいものです。



[462] 官公庁のWEBサイトは安価な情報源! 投稿者:ネット未来 投稿日:2005/08/06(Sat) 23:16  

インターネットの時代において、官公庁のWEBサイトは急速に進化していて、書籍に換算すると何千〜何万ページと豊富で高度な情報源であります。
また、行政窓口の案内・法律等法令・電子オンライン申請・Q&A・法改正情報・事務手続き・統計他サービスも充実しています。
また、新着情報など随時更新され常に最新情報を閲覧できます。

しかもその豊富で高度な情報源である官公庁のWEBサイトが、インターネット利用できるブロードバンド1日24時間常時接続Yahoo!BBの場合、1ヶ月諸経費合計で3,700円〜3,800円の格安料金さえ支払えば、いつでもどこでも無料閲覧できるのです。

司法法律登記関係→法務省・法務局他
行政申請関係→総務省・各地方自治体他
財務会計関係→財務省・金融庁他
税務確定申告関係→国税庁・国税局他
企業経営関係→経済産業省・中小企業庁他
労働社会保険関係→厚生労働省・社会保険庁他
情報関係→経済産業省・総務省他

官公庁のWEBサイトの情報量は非常に膨大なので、おそらく制作費や年間維持費はとても高いと思われますが、それでも人件費に換算すると何人分か多くても何十人分で、それで日本全国の企業や国民のインターネット利用者が常時閲覧可能にできるから、安いものです。
もし、このWEBサイトと同じ情報量を、例えば書籍やパンフレットにして、日本全国の企業や国民に配布又は郵送するとなると、その何千倍か何万倍もの経費と人員と時間が必要となるでしょう!

日本の国及び地方の財政再建が叫ばれている現代であっても、国や地方自治体としては、常に企業や国民に対して情報提供など行政サービスは続ける責任があります。

そ れゆえに、国や地方のIT戦略において各官公庁のWEBサイトを豊富で高度な情報源として充実して、かつ全国の企業や個人にとって、常時安価な諸経費のみ で無料閲覧できるようにしたことは、国や地方の財政改善に大きく貢献するとともに、企業会計や国民の家計にとっても、大きな出費の節約になり、情報提供 サービスの向上に貢献するなど、大きな功績といえます。

でも、まだ安価なブロードバンド24時間常時接続の普及率は約30%なので、ブロードバンド以外の他のインターネット利用者は、インターネットの利用料を気にして長時間閲覧しない、あるいは官公庁のWEBサイトの充実ぶりを知らない人々が多いと思われます。

そこで安価なブロードバンド24時間常時接続の普及率を高くすることと、官公庁のWEBサイトの充実ぶりを広く企業や国民に広報啓発することが、今後の国や地方の情報提供サービス向上の課題と思われます。



[461] Re:[460] [444] [443] [373] [370] カーボン・ナノ・チューブの発がん性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/06(Sat) 22:49  

Chaosさん。
夢の新素材「カーボン・ナノ・チューブ」も、発がん性となると、このサイト「Nanomedicine, Volume IIA: Biocompatibility」
http://www.nanomedicine.com/NMIIA/15.3.2.1.htm
によると、グレーゾーンのようですね。
ここでは、こう書いていますね。
「2003年3月にAmerican Chemical Society で発表されたNASA と DuPont の研究によると、ナノチューブは、肉芽腫形成のトリガーとなるが、水晶の埃よりは、毒性はない。」等としていますね。
また、炭素原子だけからなる一連の球状の分子「フラーレン」のなかで、サッカーボール型をしたC60フラーレン「バッキーボール(buckyball)」については、DNAに入り込むには、大きすぎるとしていますね。
これ、あれでしたっけね。
炭素クラスターの先頭の原子が「つゆはらい効果」をもち、固体内部にきりこめる力をもつってことでしたっけ。
一度、このサイトhttp://www.sasayama.or.jp/policy/S_2_12.htmのときに、そんなこと書きましたっけ。

膨大な文なので、一部つまみ食いですが。

http://www.nanomedicine.com/NMIIA/15.3.2.1.htm


[460] Re:[444] [443] [373] [370] 海外のアスベスト規制 投稿者:Chaos 投稿日:2005/08/06(Sat) 22:20  

Chaosです。

アスベストは特定化学物質として規制されてからずいぶん
時間がたっていたので、今ごろになって、被害が顕在化というのは意外でした。
一部では、つい最近まで使用可能だったというのも勉強不足
でした。
三脚の上に「石綿付金網」を載せて、ビーカーを
アルコールランプで...
あれも、危険な実験だったのかもしれません

細くて長い物質では、CNT(カーボン・ナノ・チューブ)は
どうなんでしょうか。
まだ環境を汚染するほど量産されていないのですが、
ナノテクの期待の星です。なんか、DNAの鎖が絡まって、
引っかかりそうな細さと丈夫さが気になります。




[459] Re:[458] 八月十五日の神話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/06(Sat) 21:27  

ときさん。
ご紹介の本の概要の中に、このようなことが書いていますね。
「なぜ、ポツダム宣言受諾(8/14)でもなく、ミズーリ号での降伏文書調印(9/2)でもない、玉音放送の日(8/15)が終戦記念日になったのか?」
これは、なぜ沖縄の終戦記念日が6月23日なのか?との疑問とも、符合していますね。
一方は、君主の敗北宣言の日、もう一方は、大将の腹切りの日、きわめて土族的な形での、戦争終結の区切りですね。
少なくとも、民衆にとっての戦争決着ではない。
そんな気がします。


[458] 八月十五日の神話 投稿者:とき 投稿日:2005/08/06(Sat) 21:15  

八月十五日の神話  終戦記念日のメディア学 ちくま新書 (544)
佐藤 卓己 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062440

 まだ、読んでいませんが、なにやら面白そうです。

『まさに今この時期に読んでほしい、というコンセプトで始めた「新書一点賭け」ですが、8月9日発売の「文藝春秋」9月号では、この本を取り上げました。〜〜知的に、とてもスリリングな本です。来週中に読まれると非常に意義深いと思います。』
(日垣隆 「ガッキィファイター」2005年8月5日号 より)
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/

ご紹介まで。
なお、この著者(佐藤 卓己氏)の『言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121017595
も、力作かつ、「日本システム」を理解する好著に思います。


[457] 沖縄の終戦記念日はいつなのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/06(Sat) 20:22  

まもなく、戦後60回目の終戦記念日がやってくる。
私にとって、終戦記念日とは、まだ、記憶の始まるか始まらないかの時にある。
終戦の前の年の8月に、私たち一家は、熊本に赴き、そして、翌年の5月には、父の郷里の秋田にいた。
熊本に赴いたのは、当時、平地林伐採の軍部の命令に背いた父の左遷の故であった。
本省の山林局長から、熊本営林局長への左遷であった。
にもかかわらず、私たち一家は、その父の左遷への旅路を、むしろ楽しみながら、道中、いろいろなところをよりながら、父の任地へ向かった。
おそらく、両親にしてみれば、新任地が、一家の死の地になるであろうとの覚悟の元での、旅路だったのであろう。
途中、別府に立ち寄ったが、水兵さんたちのあわただしい動きが、まだ、記憶に残っている。
すでに、九州は、本土決戦の先端地となっていたようである。
熊本で8ヶ月を過ごす間に、米軍の九州爆撃は、日に日にひどくなっていった。
私ども一家は、爆撃のたびに、竹で作った防空壕に避難していた。
向かいの家へは、飛行機からの射撃を受けた。
そして、昭和20年3月の米軍沖縄上陸とともに、ますます、攻撃はひどくなっていたようである。
昭和20年4月になって、父は、本省に呼び戻され、私ども家族は、そのまま、秋田に疎開した。
そして、村に一台しかない、我が家のラジオで、村人とともに、終戦の玉音放送を聴いたのである。
そのようなわけで、九州・沖縄は、私たち一家にとって、なんとも忘れがたい地なのである。
私も、政界に入ってから、どういうわけか、九州・沖縄とのご縁が絶えなかった。
山中貞則先生のご指導の下に、サトウキビの価格決定の委員長を、長いこと、つとめさせていただいたし、また、沖縄・北方対策特別委員長も、つとめさせていただいた。

ところで、沖縄の終戦記念日は、8月15日ではなく、6月23日としているのは、なぜなのだろうか。
1945年6月23日に、第32軍司司令官牛島満中将と同参謀長長勇中将が糸満摩文仁で割腹自殺したことで、沖縄での日本軍の組織的戦争が終わったからだという。
では、6月24日から8月15日の間は、沖縄にとって、どのような日々だったのだろうか。
6月26日には、久米島に米軍が上陸し、住民が殺され、米軍による南部の掃蕩戦が終了したのは6月30日であった。
つまり、6月23日以降も、沖縄では、戦争状態が続いていたのである。
米軍が琉球作戦終了を宣言したのは、7月2日になってからであった。
しかも、日本政府は、9月2日に、降伏文書に調印したのだが、琉球列島守備軍が、嘉手納の米軍第10軍事司令部で降伏文書に調印したのは、それに遅れた、9月7日のことであった。
すなわち、沖縄に本当の戦後が訪れたのは、9月7日だったということなのである。


[456] Re:[455] 炭疸病のようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/06(Sat) 18:25  

ときさん。
このサイト
http://202.108.249.200/news/china/20050806/100365.shtml
によると、中国の遼寧省衛生局は、7月29日に、瀋陽市衛生局殻、電話報告を受けたところによりますと、新民市大民屯鎮で、皮膚炭疸病の疑いのある病気が発生したということてす。
8月5日現在で、12例が発生し、そのうち、1人が死亡、11人が隔離治療の状態のようです。
病人は、いずれも、牛関係の従事者とのことです。
しかし、これ以上の発生はなく、終息しつつあるということのようですね。

http://202.108.249.200/news/china/20050806/100365.shtml


[455] 今度はウシから? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/06(Sat) 17:58  

遼寧省にも「怪病(奇病)」が発生、一人死亡【大紀元日本8月6日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d64920.html



[454] Re:[452] ウイルスの一致とは、変異の誤差を含めても 投稿者:とき 投稿日:2005/08/06(Sat) 16:27  

>http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050804press_5.html

 99%以上一致しなければ、一致とはいえません。
 人間とゴリラの、遺伝子の違いは3%以内です。

 非常に今回の公式発表には、まやかしっぽい内容が多いなと感じております。

台湾における渡り鳥からの鳥インフルエンザウイルス(血清型H5N2、H5N6)分離に伴う国内防疫の強化について (平成16年12月17日) [PDF]
http://www.maff.go.jp/tori/index.html

 報道では、台湾の渡り鳥の持っている型とは異なるとの記事もありましたが、根拠が指し示されておりませんし、資料も公開されていません。極力、日本の天然界の常在ウイルスからは、目をそらさせようとしているようにしか見えません。


[453] 鳥インフルエンザ問題の今後(49) 投稿者:とき 投稿日:2005/08/06(Sat) 16:18  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(49)(2005.8.6)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza132.htm

 やるせない思いで、いっぱいです。
 感染を受けても、病気に罹っても、生命(いのち)を途絶えさせることをやらなくてもよくならないうちは、根本の解決とはいえない。克服とはいえないのであります。
 これは、人間の「狂った、あるいは気違いじみた思惟」との闘いである。けっして、ウイルス感染症との闘いではない。
 ヒトとトリとウイルスは、共存共生すること以外の選択はありえない。生物史のなかで、ヒトはあくまでも新参者です。自然の摂理に逆らってやっていけるわけがない。
 生き物を排除・排斥・根絶の理論・理念は、やがては、きっとヒトに還ってくるだろうに違いないと確信している。(歴史をさかのぼれば、人間の無知による悲劇は随所に見出されているのですが。)


[452] 茨城の鳥インフルエンザ・ウイルスは、グァテマラ株と、一致 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/06(Sat) 16:15  

茨城県で発生している鳥インフルエンザの感染経路究明を行っている農林水産省の専門家チームは既知のウイルスの中ではグアテマラで確認されたものと最も近いと報告された。
グアテマラ株を使って作製したワクチンを使った可能性が強くなったと見る向きもある。
グアテマラ株とは、A/Chicken/Guatemala/194573/02
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497127&database=fluA
である。
http://afmb.cnrs-mrs.fr/CAZY/GH_34.htmlもご参照

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050804press_5.html


[451] お気をつけくださいませ。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/06(Sat) 13:16  

事故死?トルコのホテルで明学大・男性助教授が死亡(読売新聞) - 7月29日11時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000504-yom-soci
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B8%B6%B8%E5%CD%BA%C2%C0&st=n

トルコ・イスタンブールでも爆発、2人死亡(読売新聞) - 8月4日11時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000405-yom-int
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%a5%a4%a5%b9%a5%bf%a5%f3%a5%d6%a1%bc%a5%eb

 ご存知のように、日本国内のネット情報の氾濫を非常に嫌う勢力も、明らかに確実に存在しておりますので。

マンガ嫌韓流はすでに10万部突破!【8/6(土)11:30】
http://www.nikaidou.com/column02.html
「マンガ嫌韓流」増刷累計10万部突破 2005/7/30(土)
http://blogs.yahoo.co.jp/editorialwriter/7805516.html


[450] Re:[449] とき様 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/06(Sat) 12:39  

ときさん。
例の中国からの老子の言葉を掲げたサイトからの攻Oを警戒されてのことでしょうが、この健康・疾病問題関係は、スルーのようですよ。
もっとも、ないとはいえませんが、外岡さんのサイトに攻Oでしたら、私のサイトにも、来るでしょうから。
安心していいと思いますよ。

まりちゃんさんのPCの不具合は、直ったのでしょうかね。


[449] とき様 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/08/06(Sat) 12:11  

>なお、外岡様、ア○ヒネットでの、情報授受、監視されてはいませんか? お気をつけくださいませ。(できれば、変更されたほうがよろしいかと存じますが・・・。他も安全だという保障はありませんが。差し出がましいようで申し訳ございません。)


海外報道情報を訳して掲載しているだけですが、何か問題ありますか?
 分析では国関係、都道府県関係、医療関係などからのアクセ卯が多いようです。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/tyokkinninfo6.html


[448] 中国のエイズに関連して(ご存知かもしれませんが) 投稿者:とき 投稿日:2005/08/06(Sat) 12:00  

 (少し長いコピペをお許しくださいませ。)

中国のAIDS禍はすぐにアフリカ並みの状態になる
 SARS、鳥インフルエンザ、豚連鎖球菌よりも怖い伝染病大国

 中国のAIDS患者は公式に65万人と言われる。
(そんなに少ないはずはないだろう)。
 三年前、既にWHO(国連保険機構)は、「2010年に中国のAIDS患者は一千万人を突破するだろう」と予測した。

 中国で最初のAIDS死は1985年、しかし知識に乏しく対策はなにもとられず、中国語で「愛死」と表現していたくらい。原因は「ホモセックスと乱交」であり、「これらは”西側の病気”であり、中国には起こり得ない」と当局は胸を張って否定していた。
 
 いまやAIDSの蔓延は公然の秘密となり、河南省だけで潜在患者が100万人とまで言われる。

 人口の0・05%がボトムラインと言われるが、それでも84万人が既に感染したと考えられる。アフリカなみである。
 
 最大の原因は貧困農村の売血である。
 第二は不潔な性交や、最下層の売春、ホモセックスなどだが、第三に麻薬患者である。中国で最も罹患者が多いのは河南省、雲南省、広西チワン自治区で、各々数万人の単位。ついで多いのが新彊ウィグル自治区、安徽、湖北、広東、広西、四川、海南の各省と北京市である。

 医者も圧倒的に不足しているうえ、北京ですらAIDSを扱える病院は三医院しかなく、一説に「設備のいい日本へAIDS患者を密かに送り込んでいる」という。
 
  しかし国連チームの調査では中国のAIDS患者の罹患原因は、43・9%が麻薬(中国全土の麻薬患者は800万人)、24・1%が血液(売血など河南省、 安徽省、広西チワン自治区などの貧困地帯に顕著)、19・8%が乱交や不潔な性交(コンドームが奨励されたのはつい最近である)、11・1%がホモ(中国 のホモは二千万人で、そのうちの最悪5%が罹患している懼れがある)と発表されている(英誌『エコノミスト』、05年7月30日号)。

  とくに雲南省とミャンマー国境の麻薬地帯、注射針をまわしあい、さらに一回五元(65円)で売春に応じる貧困少女の群れが存在しているが、早く対策をとら なければ数年を待たず嘗てヨーロッパを襲ったペスト、黒死病にたぐいする世紀の伝染病になるだろうと国連チームは警告している。

(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)8月1日(月曜日)通巻1200号より)

 (もう、ひとつお許しくださいませ。)

(読者の声)中国のAIDSの実態、本当に危機的です。日本の病院に患者を送っているというのは驚きです。中国の女性が日本で売春しているのはよく知られていますが、彼女たちからの感染もありうるかもしれませんね。逆に、日本人から彼女たちへの感染も十分ありえますが。
  日本でも中国でも実態把握ができていないことが大きな問題です。先進国中、AIDSの増加率が伸びているのは日本ぐらいですが、日本では啓蒙活動がいまい ちなのです。危機感を持っている専門家も含め、行政も防止策に熱心ではないのです。先日開催された世界AIDS会議では、日本の取り組みが不十分という批 判が出ていたくらいです。一方、中国の危機意識が極めた高かったようです。つまり、実態はそうとうひどいということだと思います。
    (KY生、医事評論家)

(宮崎正弘のコメント)中国がAIDS患者を収容しきれなくなり、しかも治療方法も設備もなく、黙って密航者に混ぜて送り込み、日本の収容施設ではAIDS患者を治しますから、それに或る程度、ぶら下がっている。この実態を何処かの週刊誌が暴いてくれると良いのですが。

(「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年) 8月1日(月曜日)貳 通巻1201号 より)

宮崎正弘のホームページ http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

 ご紹介まで。いつまでも、目をそらし続けるわけにはいかないと思うのですが・・・。現在の日本は、あまりにも、無防備な気がするのは、私だけでしょうか?

『故之善爲道者。非以民明。將以愚之。民之難治。以其智多。』
http://www.netwave.or.jp/~m-kenji/page/rousi/rousi065.htm


[447] 中国のエボラの可能性 投稿者:とき 投稿日:2005/08/06(Sat) 11:31  

WHO:四川省の伝染病、1種類のウィルスだけではない可能性【大紀元日本8月3日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d67921.html
■関連文章

■2005/08/05 (金) 中国はアフリカでエイズ問題を抱えこんでいる
http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=20050805
『今 日は、アフリカに関する現地の人からの情報をお伝え致します。以前から中国は、アフリカへの援助のプロジェクトに或る程度のレベルの技術者を送っていたよ うですが、最近はその労働力に囚人を送り込んでいるとのことです。プロジェクトのあった村落では、帰った後にアジア系の顔の子供達が多数生まれているそう です。しかし、一番大きな問題はエイズのことでしょう。最近中国本土での異常なエイズ患者の増大は、明らかにアフリカから帰ったそれらの人達からの影響で はないかと聞きました。』

 たしかに、中国国内のエイズ禍は、事実、深刻な模様。上の情報が事実とすれば、エボラもあながちありえない話ではなく、かなり可能性が高いとも言えると思います。となれば、以下の記事も非常に気になってきます。

欧州テロ支援網が増殖 東アフリカ諸国を拠点(産経新聞) - 8月5日3時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000013-san-int

 これに関連して、以下の記事も。

八月一日の沈思【大紀元日本8月6日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d20079.html
評論:共産主義を打倒してはじめてテロリズムを根絶できる 05/08/01
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d63551.html
豪州テレビ特集番組:「赤い壁の背後  中国共産党の真実の顔」(写真) 05/07/24
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d61769.html
2005年 民主主義国家は真相を見誤るな 05/07/21
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d28434.html

 上記、大紀元記事に関しては、かなり、プロパガンダの面があると認識しつつ読まなければなりませんが。
(大紀元記事のリンク、日本の大手掲示板では、削除対象のようです。こちらに、あちら方面のサイバーアタックが発生し、差し支えあるようでしたら、この投稿記事、削除ください。)

 なお、外岡様、ア○ヒネットでの、情報授受、監視されてはいませんか? お気をつけくださいませ。(できれば、変更されたほうがよろしいかと存じますが・・・。他も安全だという保障はありませんが。差し出がましいようで申し訳ございません。)


[446] Re:[445] UPI通信、中国豚介在感染症がエボラの可能性もあり、と世界に発信 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/06(Sat) 11:15  

外岡さん。
情報ありがとうございます。
この掲示板の7月31日でも、当日のRecombinomics
http://www.recombinomics.com/News/07300501/Ebola_Recombinant.html
の記事を紹介し、このブタ連鎖球菌による患者とされる一人から、エボラウィルスのSZ77++A3231が見つかった報じたことを紹介したのですが、いよいよ、リアルさを増してきましたね。
どうも、このエボラ騒動で、最初から気になっていたのは、中国の軍が最初からかかわっていたということです。
もしかして、バイオテロを予測しての軍の出動だったのか、厚い中国の情報の壁は、おっしゃるように、西側の報道が、WHOを後押しするような形でしか、開かないのかも知れませんね。
エボラウィルスのSZ77++A3231については、「Ebola in China」
http://derekpgilbert.com/?p=1844
をご参照
この「Ebola in China」でも、Dr. Henry Nimanの見解が書かれていますが、ここでは、この中国のエボラウイルスは、H5N1とrecombined した新種ウイルスとの見解ですね。
最悪のシナリオです。


[445] UPI通信、中国豚介在感染症がエボラの可能性もあり、と世界に発信 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/08/06(Sat) 10:19  

 本日のUPI通信は、中国四川省での豚介在感染症がエボラ出血熱の可能性があることを、REICOMBINOMICS研究所のDR.NIMANの談話などをもとに論説を世界に発信。

 DR.NIMANはN5N1の強毒変異型の可能性も示唆し、またBoxunニュースで流されたDR.WANG(王博士)なる人のインタビュー記事からエボラ出血熱についても可能性があることを言っているようです。
 DR.NIMANは先日名高いNIH(米国国立健康研究所)に呼ばれて色々と打ち合わせをしたようなことがどこかで書かれていたような…。

 一昨日のワシントンポストでもこの問題を取り上げてましたが、米国マスコミ界はWHOの後押しに回っているような感じを受けます。
 このUPI通信を国内のマスコミはどのように扱うのでしょうか。
 

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/UPI806.html


[444] Re:[443] [373] [370] 海外のアスベスト規制 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/06(Sat) 07:27  

また逢いましょうさん。
情報ありがとうございました。
このIARC(国際がん研究機関)の見解を見ますと、複合曝露による発がんリスクというものに、重点をおいてきたということのようですね。
すなわち、中皮腫( mesotheliomas)のリスクについては、クリソタイルのみのリスクよりも、巻き毛状の繊維のクリソタイルと、棒状のファイバーを持っている、角閃石amphibolesとに、複合的に曝露された場合には、リスクが高まるとしていますね。
日本産業衛生学会の許容濃度の勧告値も、このIARCの見解を受けてのものでしょう。
また、人造鉱物繊維(Synthetic mineral fibres (SMF))の発癌性については、IARCは、2003年11月に「Evaluation of Fibers as to their Carcinogenicity」
http://www.osha.gov/SLTC/syntheticmineralfibers/table2.html
の表のような改定をしていますね。
ここでは、Refractory ceramic fibersとSpecial-purpose glass とが、人体に発がん性の可能性ありとしていますね。


[443] Re:[373] [370] 海外のアスベスト規制 投稿者:また逢いましょう 投稿日:2005/08/06(Sat) 00:43  

笹山さん、お世話になります。
> ところで、クリソタイルは、各国、依然として、使われているということになりますね。
日本産業衛生学会は、許容濃度の勧告値として、
「クリソタイルのみのとき」を「クリソタイル以外の石綿繊維を含むとき」の5倍にしています。

三酸化砒素・石綿・ベンゼンに係る日本産業衛生学会及びACGIHの提案理由の概要:
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/11/s1126-8f.html
◆◆石綿の全種類に肺がんを発症させる危険性がある。WHOの作業部会は、同等の暴露ではクロシドライトがクリソタイルよりも肺がんの危険性が高いと結論づけている。◆◆

各国がクリソタイルのみ例外利用を認めているのは、おそらくこのWHOの結論を受けてのことでしょう。このWHOの原典が見つかるといいのですが。

クリソタイルの発癌性に関しては、IARC(国際がん研究機関, 1987)によると、
http://www.inchem.org/documents/iarc/suppl7/asbestos.html
◆◆Exposure to chrysotile was found in some studies to result in virtually no increase in risk ratio [ref: 60,79-81], or a slightly elevated relative risk of lung cancer [ref: 82-86]. Somewhat higher risk ratios, up to 2.5, 3.5 and 2, respectively, were obtained in one study of chrysotile miners [ref: 87] and in two independent studies from one asbestos [chrysotile] textile plant [ref: 88,89], the latter being the more comprehensive. With regard to mesotheliomas, one study suggested a particularly high risk of combined exposure to chrysotile and amphiboles (risk ratio, 61), thus almost multiplying the risk ratios (6 and 12, respectively) of exposures to chrysotile and amphiboles alone [ref: 90]. Another study showed no mesothelioma among a large worker population with exposure to chrysotile only [ref: 91].◆◆
で、アスベスト全種類がGroup 1 (人に対して発癌性のある)に分類されています。
この文全体を読んでもクリソタイルがクロシドライトやアモサイトより発癌性が特段低いような印象は受けないんですがねえ。

それから、人造鉱物繊維(Synthetic mineral fibres (SMF))の発癌性に関し、IARCは2002年の再評価で分類の引き下げをしたそうです。
ロックウールはGroup 2B (発がん性があるかもしれない)→Group 3 (発がん性を分類できない)になっています。
http://www.inchem.org/documents/iarc/vol43/43-01.html (1988)
http://www.inchem.org/documents/iarc/vol81/81.html (2002)

Glasswool (Group 2B) → Insulation glass wool (Group 3)
Glass filaments (Group 3) → Continuous glass filament (Group 3)
Rockwool (Group 2B) → Rock (stone) wool (Group 3)
Slagwool (Group 2B) → Slag wool (Group 3)
Ceramic fibres (Group 2B) → Refractory ceramic fibres (Group 2B)

理由はゴテゴテ書いてありますが、業界寄り御用学者の努力が実ったのかも?


[442] 生産指示書にICタグを貼り付け生産工程管理 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/05(Fri) 21:43  

このサイトの記事によると、ICタグを張り付けた生産指示書を生産物とともに、生産プロセスに載せ、各工程で、作業員が近くにあるアンテナに指示書をかざすと、どの注文の生産物が今どの工程にあるかは、NTTデータが開発したシステム上で一覧表示できるという。
ICタグ利用の技術は、ますます、広がっていくように見える。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20050805/165963/


[441] 狂王ルートヴィヒと小泉さんの共通点 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/05(Fri) 21:29  

何年前だったか、ドイツを訪問した節、ノイシュヴァンシュタイン城に案内されたことがあった。
何か、妙に曲線が多く、また、いたるところに洞窟のある、まことに奇妙な城であった。
このノイシュヴァンシュタイン城は、音楽好きで、ワーグナーの熱烈な支持者であるバイエルン国王のルードヴィヒ2世の城である。
この城の中で一番広い間が、「シンガーズ・ホール」http://www.neuschwanstein.de/images/saengersaal_370.jpgと呼ばれる広間である。
ルードヴィヒ2世が、この城の建設を思い立ったきっかけは、1867年に王が、ワルトブルグで行われた歌い手のコンテストが行われたバンケットホールを見てからだという。
それ以来、王の夢は、これと同じ歌い手のコンテストができるような城を建設することであったという。
ワーグナーの歌劇パルシファルは、この城を舞台を前提に作られたものであるという。
しかし、王は、この歌劇の上演をノイシュヴァンシュタイン城で見ることはできず、実際に、この歌劇が、この城で上演されたのは、王の死後、60年たってからだという。
なぜなら、王のあまりの出費で、国家財政の危機にまで直面し、危機感を覚えたバイエルン王国の首相ルッツらは、ルートヴィヒ2世を精神病により統治不能としてベルク城に軟禁したからである。
その翌日、王は主治医とシュタルンベルク湖畔を散歩中に謎の死を遂げる。
今日の参議院での郵政民営化法案の総括質疑を見ていると、小泉さんが、このルートヴィヒ2世と、ダブって見えて仕方がなかった。
もちろん、音楽好き、歌劇好きという点もあるのだが、なんとも、ブレーキが利かず、側近も見放す方向に突っ込んでいく危うさが、平成の狂王に見えてならなかった理由なのだろう。

http://www.neuschwanstein.de/english/castle/rooms/singers_hall.htm


[440] Re:[439] 米国で30ヶ月齢以上全頭検査を行ったら、どれ位BSE牛が検出されるのか。? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/05(Fri) 20:08  

笹山さん、レス有難うございます。
> 「老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛-たとえば、「と蓄場」への輸送の途中で傷ついたような場合には、獣医は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」ということで、今回のケースも、やや、それに似たケースといえますね。
 11/11 にセリにかけられて、3日間、放置というかろくに水や餌は与えられなかった、世話されなかったので死んでしまったと思います。この牛の状態は、あれ位しか 情報がないので、100%BSEの症状とは一致しないものとの決定され、と畜されたかたかは分からないのですが、

 米国の年間のと畜頭数は3573万頭にうち、肉用経産牛305万頭(8.5%、この2例目のような牛)で、乳用経産牛は260万頭(7.3%、日本で検出が多い)。これらのカウ・ミートは零細パッカーが扱い、米国国内消費用に回されている。
(8/1の参考資料10、P1など)

肉用繁殖牛や乳牛としてはお役御免になった廃用牛ですから、高齢牛、30ヶ月齢以上でしょう。EUのように30ヶ月齢以上全頭検査を行ったら、どれ位BSE牛が検出されるのか。??
 日本の検査頭数は7/23までの累積で467万3148頭で20頭検出。米国では2つあわせると年間565万頭。日本と同じ汚染状況だとすると、二桁は検出でしょうか。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-sankousiryou10.pdf


[439] Re:[437] BSE2例目は、食用になる寸前だった! 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/05(Fri) 18:41  

虹屋さん。
これは、「北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策の内容詳細」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255
にも書いたことですが、
「老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛-たとえば、「と蓄場」への輸送の途中で傷ついたような場合には、獣医は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」ということで、今回のケースも、やや、それに似たケースといえますね。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=255


[438] [437]の訂正 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/05(Fri) 15:14  

11/11 家畜市場内で「横臥」、けれどセリにかけられ、仲買人に売れ
11/15 立ち上がり、輸送トラックに自ら乗り込み(?)、と畜食肉パッキング場へ、
11/15午後 と畜食肉パッキング場に着いていたら死んでいた。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-siryou1-2.pdf


[437] BSE2例目は、食用になる寸前だった! 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/05(Fri) 15:09  

8/1のプリオン専門部会に、厚労省・農水省が提出した米国からの補足資料を見ていますが、BSE2例目は食肉になる寸前だったのですね。

11/11 家畜市場内で「横臥」、けれどセリにかけられ、仲買人に売れ
11/14 立ち上がり、輸送トラックに自ら乗り込み(?)、と畜食肉パッキング場へ、
11/14午後 と畜食肉パッキング場に着いていたら死んでいた。
▼18ページ(6/30/05 2)
This cow was approximately 12-year-old yellow orcream-colared Brahama cross which originated from Farm A located in Texas.The cow was sold through a livestock sale on 11/11/04, purchased by an order buyer, and transported to a packing plant on Monday, 11/15/04. When the truck arrived at the packing plant during the late afternoon of 11/15/04, the index cow along with one other were found dead on the truck and were transported to a pet food plant later that day where shey were sampled foe BSE testing.
19ページ
In addition there was a report of this cow being down in the alley at the livestock market on 11/11/04, but she apparently got up again and able to be loanded onto the truck to go tothe packing plant. ▼

競られて直ぐとか、11/12、13に食肉パッキング場に送られていたら、多分死んでいないから、食肉になっていたのではないでしょうか。

クリフォード米国首席獣医官からの書簡は、公式文書ですから間違ったことは書いていないけれど、誤った認識に導こうとする意図が感じられますね。

クリフォード米国首席獣医官からの書簡(2005年7月11日付)概要仮約
2004年11月15日、約12歳の歩行困難牛がテキサスのペットフードプラントに運び込まれた。当該牛は衰弱状態であったが、ペットフードプラントと到着時に死亡していたため、サンプルはルーチンのサーベランスプログラムに供された。
当 該牛のサンプルは2004年11月15日に検査され、エライザ検査で陽性。サンプルはNVSL(アイオワ州の連邦獣医局検査施設)に送られ、11月23 日、2種類のIHCで陰性となった。WB法による追加検査で反応があった旨を2005年6月10日に公表。英国とUSDAによる異なる検査を実施し、6月 24日、BSE陽性と確認。
書簡の別添3
当該牛はクリーム色のブラーマ・クロス(インド系の牛の交雑種)で大よそ12歳。
当該牛は2004年11月15日にと畜上に搬入されたが、トラックの中で他の一頭とともに死亡していたため、ペットフードプラントに転送され、BSE検査のため採材された。
DNA検査でA農場を特定。
当該牛は、子牛を早期離乳させたにもかかわらず、ボディコンディションが改善しなかったため農場外に売却された。
当該牛は、興奮しやすく市場に売却される途中で座り込んだが、農場主によると、これらは特別な行動ではなかったとのこと。
b)
A農場は7群に233頭の成牛、100から120頭の子牛を飼養。
当該牛のオリジンを確認するため、各群についてDNA検査を実施。
C)
A農場主は更新用に雌牛を自家保留することはあるものの、クリーム色の牛の産仔は気象が粗いため、おそらく売却していると記憶。
2003年秋に生まれたであろう最後の産仔は、2004年春に売却された。
その前の産仔は2002年秋に生まれたと見られており、家畜市場でやはり売却された。
この2頭は、売却記録を用いてトレース中。
A農場の牛は、2箇所の家畜市場を通じてのみ売却されていたことが判明。
D)
当該牛群が摂取した飼料は、放牧草、採草、ミネラル・サプリメント、時としてシロップ及び種畜用サプリメント(種畜用キューブ)。
FDAがA農場の全ての飼料とサプリメントのソースについて調査中。

資料1−2:食品健康影響評価に係る補足資料の提出について[5](米国及びカナダから輸入される牛肉及び牛の内臓について)(平成17年7月29日提出)

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai28/prion28-siryou1-2.pdf

[436] Re:[435] [434] [433] [432] [428] [427] 唐木英明氏、衆院で、BSE専門家の指摘は真実でないと公言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/05(Fri) 14:22  

まりちゃんさん。真名さん。
スパイウエアの可能性が強いですね。
Ad-Wareのフリー版のダウンロードはこちらのサイト
http://www.download.com/3000-2144-10045910.html
から。
よく、虫が取れますよ。
ひょっとしてUSDAさんからの虫もあったりして。
ウイルスソフトは、このごろは、McAfeeが、好評のようですね。
私も、最近McAfeeにしました。

http://www.download.com/3000-2144-10045910.html


[435] Re:[434] [433] [432] [428] [427] 唐木英明氏、衆院で、BSE専門家の指摘は真実でないと公言 投稿者:真名  投稿日:2005/08/05(Fri) 12:56  

まりちゃん。 PCですが、ウイルス駆除ソフトとスパイウエア駆除ソフトは入れておられますよね? ノートンとか、ウイルスバスターとか、AdAware、Spybotとか。 念のため。゛

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[434] Re:[433] [432] [428] [427] 唐木英明氏、衆院で、BSE専門家の指摘は真実でないと公言 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/05(Fri) 12:42  

真名さん、釣られてしまいますが、
フランスでは1000頭くらいのBSE発生で、vCJD患者は9人?でしたっけ?
フランスの例で計算すると、確率はどのくらいになりますでしょう。

あと誰だか忘れてしまいましたが、感染牛の脊髄を2cm食べれば人間は感染するとかいう話を意見交換会?で招致した学者さんが言っていたような。

なんかPCの調子が非常に悪く。。。


[433] Re:[432] [428] [427] 唐木英明氏、衆院で、BSE専門家の指摘は真実でないと公言 投稿者:真名  投稿日:2005/08/05(Fri) 11:43  

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23679100.html
以下が唐木先生のご意見です。
▲牛から人へのプリオンの伝達は「動物種の壁」のために極めて稀である。▲
▲世界保健機構(WHO)の推定では、英国において未発症のBSE感染牛が約100万頭あり、その半数以上が食用になった(6)。
当時は危険部位を除去していなかったので137名の新型ヤコブ病患者が発生したのだが、この割合で行くと、危険部位を除去しない感染牛1頭が食用になったときの新型ヤコブ病発生の確率は1/2000億になる。
BSE が発見されるまでの日本では、最大で数十頭の危険部位を除去していない感染牛を食べてしまったかもしれないが、英国の例から考えて、日本で発生する可能性 がある新型ヤコブ病患者は0.05人。BSE発見後は危険部位を除去しているので、仮に牛肉に0.1%の危険部位の汚染があったとしても確率は1/200 兆に減少し、いまだに毎年1000頭程度のBSE牛が発生している英国でさえ新たな新型ヤコブ病患者が発生する可能性は0.0003人である。▲

この論理が正しいと仮定しますと、
BSE感染牛でも特定危険部位を除去すれば新型ヤコブ病患者発生の危険性はないと断定できます。

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/cat_1371488.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[432] Re:[428] [427] 唐木英明氏、衆院で、BSE専門家の指摘は真実でないと公言 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/05(Fri) 10:58  

> 農林水産委員会のビデオは下記で平成17年8月4日、農水委員会を選択すると見られます。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm?ex=VL
赤羽一嘉議員と唐木英明氏の質疑をちょっと見ましたが、彼らはSRMを除去すればBSE感染牛でも食べられるといっているようですね。症状牛で実践されてみるとか、アピールが足らないのでは?(^^;

その次の鮫島議員が「今、唐木先生がちょっとへんなことをいっていましたが」といわれてましたね(笑

まだ全部見てませんが、

======
虹屋さん、ごめんなさい。PCの調子が悪く(^^;、電源落ちが続いており、まとめが吹っ飛んでしまいました。暑いからですかね。再度チャレンジ中です。



[431] Re:[430] 米国に開示要求する情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/05(Fri) 10:15  

虹屋さん。
不可能なことを要求しているようにも見受けられますね。
たとえば、「米国内でBSEの検査対象になった牛の地域と結果」
二例目で、BSEになった地域については、USDAは、明かさないでしょう。
明かさないことをカウントに入れて、要求だけしているような節も見られますね。
これも、国内対策でしょうか。



[430] 米国に開示要求する情報 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/05(Fri) 08:54  

笹山さん。リスクコミュニケーション専門調査会とプリオン専門調査会で全く考えが違うのに、親委員会である食品安全委員会がこの対立を放置しておく理由が良く分かりませんね。
 米国が、米国生まれの感染牛が見つかったことで「感染国でない」との主張が崩れたことへの見解まで機密扱いというのは、日本には言うことと、米国内たとえばモンタナ地裁にいうことは違うという二枚舌作戦の伏線でしょうか。

8/5日本農業新聞より
>米国に情報開示要求
>4日の衆院農林水産委員会で厚労・農水両省は米国が非開示を条件に食品安全委員会に提出したBSE関連のでーたについて、公開扱い・情報開示を求める方針を明らかにした。
>求めるのは、米国内でBSEの検査対象になった牛の種類や地域、検査で使う薬品の種類、2例目の感染牛の詳しい検査結果、米国生まれの感染牛が見つかったことで「感染国でない」という同国の主張が崩れたことへの見解など。
>米国が「国内でも公開していない」ことを理由に、非公開の資料として安全委員会プリオン専門部会に提出していた。

>厚労省・外口崇食品安全部長
>ピッシング中止に向けて今年度から、必要な施設に対する助成を始めたが、助成対象を施設やと畜ライン増設にも拡げられるか検討する。



[429] この掲示板見て、菜食主義者になりかけてしまっている方発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/05(Fri) 08:36  

この掲示板「風の丘」http://bbs5.fc2.com/cgi-bin/e.cgi/wind/
に、私の掲示板が紹介されているんですけれども、「でみ庵」さんというかた、私の掲示板を見て、肉食について「やりきれないような無駄」というものを感じられて、菜食主義者になろうかな、なんて思われているみたいですね。
そんな気にさせたりしては、ちょっと、社会的責任感じたりしますが、私自身は、牛肉でも鶏肉でも、卵でも、バリバリ食っていますので、ご安心を。

http://bbs5.fc2.com/cgi-bin/e.cgi/wind/


[428] Re:[427] 唐木英明氏、衆院で、BSE専門家の指摘は真実でないと公言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/05(Fri) 08:15  

虹屋さん。
私が、この掲示板で、これら、国会での参考人質問に出席するのは、寺田食品安全委員長に限るべきだと、かねてから主張しているのは、この点を懸念してのことなんですね。
これでは、賛成派も反対派も、肝心の食品安全委員会では、本当のことをしゃべらなくて、場外乱闘の場である国会の参考人質問では、言わなくてもいいことまで゛しゃべっている、ということは、けっして、好ましい事態ではないものとおもっております。
今回の唐木さんに対する質問者の赤羽さんは、今年の2月25日の委員会で、島村失言を引き出した功労者?ですが、以前から、唐木英明氏の数値(200兆分の1)説にご執心のようですので、今回の意見も当然でしょう。


[427] 唐木英明氏、衆院で、BSE専門家の指摘は真実でないと公言 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/05(Fri) 08:01  

唐木さんが、BSEの専門家はプリオンの恐怖を煽って、研究費をたくさん得ていると公言されたそうです。品がない方ですね。
 笹山さん、こういう意見対立は安全委員会内部でまず議論するべきことではないでしょうか。場外乱闘を演出された方の意図はどの辺にあるのか、政治的力学に疎い私には見当も付きませんが。
8/5 日本農業新聞
>BSEの専門家批判
> 食の安全性で消費者との意見交換を担当する食品安全委員会の唐木英明リスクコミュニケーション専門調査会座長代理(東大名誉教授)が衆院農林水産委員会 で、BSEの専門家は「プリオンの恐怖」を強調していると批判した。米国産牛肉の輸入再開条件を審議している最中だけに、波紋を広げそうだ。
> 唐木氏は個人的な見解と前置きした上で「BSEやプリオンの専門家は(BSEによる)ハザード(危険性)の恐ろしさを指摘し、たくさんの研究費を獲得す る」と述べた。さらに「特定部位除去だけでは十分でないとの(BSE専門家の)指摘は真実ではない」と批判した。
>  食品安全委員会プリオン専門部会は、検査を食用から感染牛を除くスクリーニング(選別)と位置付け、厚労・農水両省もこの考えに立って検査を重視してき た。消費者へ啓蒙(啓蒙)するリスコミ委員が専門調査会と異なる見解を強調する発言だけに、消費者に混乱を与えそうだ。

>赤羽議員 牛肉は脳などの特定危険部位さえ除去すれば安全でないのか。
>唐木参考人 若い牛のBSE検査は無意味。20ヶ月齢以下の検査費は、ペストなどリスクが大きい対策に使うべきだ。



[426] 日本の鳥インフルエンザ対策についての、この掲示板としての提案 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/05(Fri) 08:00  

この掲示板で、これまでに、ときさん、平和屋さん、虹屋さんなどから、低毒性ウイルス時代での、わが国の鳥インフルエンザ対策の盲点についてのご指摘がありました。
この掲示板には、官庁・マスコミ関係の皆様も、多数ご訪問いただいているようですので、ここで、これまでの議論を以下にまとめ、この掲示板としての提案をして見たいと思います。
もし、この内容に発言者の目から誤っている点、書き足す点などございましたら、その都度訂正していきたいと思いますので、ご協力ください。

現在の日本の鳥インフルエンザ対策の問題点と、提案

現 在の家畜伝染病予防法ならびに、各県の高病原性鳥インフルエンザ防疫マニュアルなどに基づく、日本の鳥インフルエンザ対処方針では、農場で、鳥インフルエ ンザ抗体陽性が確認され、 動物衛生研究所でのPCR検査陽性となった場合には、PCR検査陽性分については患畜とします。

残りの移動制限区域内の農場の飼養鶏については疑似患畜とします。

また、これら、患畜または擬似患畜と、発生が確認された日の28日前以内に、同居していた飼養鶏を「おそれ畜」とします。

日本では、病原性の強弱にかかわらずH5亜型及びH7亜型のウイルスはすべて高病原性鳥インフルエンザとして取扱うこととしています。

したがって、H5亜型及びH7亜型ウイルス確認の場合には、病原性の強弱にかかわらず、発生農場及び発生農場と同一飼養者が管理している農場の飼養鶏は、すべて殺処分とします。

し かし、ときさんのご指摘では、PCR検査が有効なのは、病気で死ぬ間際あるいは直後の、ウイルス粒子のある段階での検査で、その発症衰弱・へい死の原因が ある特定のウイルスによるものではないかとの推定に基づいて、あるかないかの判別をするだけであり、 「PCR検査」の陽性陰性が、「ウイルスの感染経 験」を判別「確定」するものたりえていない、とのご指摘です。
すなわち、健康状態でのPCR検査は、もちろん、感染未経験は陰性になるが、一方 で、「感染経験ありで、特異抗体を獲得し、ウイルスを排出(増殖)しない状態」のときもまた、陰性になってしまい、たとえ、キャリア(ウイルス保持個体) であろうとも、ウイルスがあるとは判断することができないということです。

このご指摘のとおりであるとすると、低毒性の鳥インフルエンザ ウイルスが蔓延している現在の日本の状態からすれば、現在の対処方針では、動物衛生研究所でのPCR検査陰性となったばあい、 感染経験ありで、特異抗体を獲得し、ウイルスを排出(増殖)しない鶏や、キャリア(ウイルス保持個体)の鶏を、見逃してしまうことになります。

つまり「PCR陰性ならば、放置」という、二値的対応が、 時系列的には、新たな、感染の原因を作ってしまっている、ということになります。

そこで、平和屋さん提案では、抗体陽性やPCR陽性農場で、高病原性でないH5系の感染が疑われる場合、その農場のみにワクチンを接種することによって、もしかして農場にまだ潜んでいる野外ウイルス株を押さえ込むことにより、感染拡大を防ぐという方法を提案されています。

この平和屋さんのご提案の延長線上には、移動制限区域内の農場の飼養鶏についてのワクチン接種も、考えられているものと思われます。

こ のような第三の道というか、オルタナティブな方針を採ることによって、PCR検査陰性の農場が、次から次へと、低毒性ウイルスの時間差攻撃で、 後に、 感染拡大の温床となるような事態を防ぎ、いたずらな、経済的損失を与える「抗体陽性やPCR陽性なら殺処分」「PCR陰性ならば、放置」という、二値的対 応に起因した、いたちごっこを避けることができるという提案です。


[425] Re:[422] [419] マーガリンが体に悪いというので騒いでいますね 投稿者:真名 投稿日:2005/08/04(Thu) 23:39  

笹山さま、ありがとうございます。
私はどうしてもバンに油脂を塗りたいときは、オリーブオイルにします(笑)。 1年に1回くらいですけど。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[423] Re:[421] [386] 金丸信さん顕彰碑建立 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 22:26  

山梨評論さん。
金丸信さんの顕彰碑建立の話は、聞いております。
あくまで、政治的な後援会復権思惑抜きの話ときいております。
金丸さんの話としては、もうひとつ、ブログ「思いやり予算を英語で言うと?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=64
に書いたのですが、金丸さんが野党説得のために、「日本の野党も、米軍に対して思いやりの精神を持って、このような予算をつけるのを許してくれ」という、野党の情をほだす意味で、この言葉を使ったのだとしていますね。
これも、いかにも、55年体制の調整役としての面目躍如ですね。
山梨県人の話に続いてですが、実は、私の父が、農林省時代に、山梨県出身の平野力三大臣に仕えたことがあります。
もっとも、大臣在任中に、この平野大臣は、GHQ内示によって、片山首相から罷免されてしまいますが。
この方も、保全経済事件など、いろいろな事件にあわれて、不遇な晩年をすごされたようですが、ご存命中に、この方の記念碑除幕式に、父と同行して、私も参加したことがあります。
この方も、天衣無縫の方で、この方のお嬢さんも、男勝りの方のようにお見受けしました。
このお嬢さんのスピーチが振るっていて、「私も、世間のしきたりに従い、結婚してしまいましたが−−−」という、どぎもを抜かれるお話し振りでした。
山梨の農民運動の元祖のような方で、昔の運動家のような方が、大勢集まっておられました。
韮崎のほうでしたか。
ちょっと忘れてしまいましたが。



[422] Re:[419] マーガリンが体に悪いというので騒いでいますね 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 21:42  

真名さん。
この問題につきましては、昨年の5月に、この掲示板でも取り上げ、ブログの方に、「トランス脂肪酸が含まれる硬化植物油の使用禁止をアメリカの消費者団体が、FDAに訴える」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=406としてまとめてありますが、日本では、、業界の宣伝が行き届いているのか、これまで、あまりか関心が薄いままきているようですね。
植物性油脂安全神話が行き届いているのでしょう。
もっとも、バターかマーガリンか(大砲か?ではありません。)については、このサイトの中の
「Is it better to eat butter instead of margarine to avoid trans fat? 」
http://www.cfsan.fda.gov/~dms/qatrans2.html#s4q3
に も書いてありますように、飽和脂肪とトランス脂肪酸とコレステロールの総和は、バターの方がマーガリン( hydrogenated fat)より高いので、料理の時にテフロンなべを使うことで、なべに敷く脂肪の量を減らすことが必要であり、一概にマーガリンが、バターに比して体に悪い とはいえないとの説もあるようですね。

バターの総脂肪=飽和脂肪7.2g+トランス脂肪0.3g+コレステロール7.5r=10.8g
マーガリンの総脂肪=飽和脂肪2.1g+トランス脂肪4.9g+コレステロール0r=11g
日本でも、ようやく、この点での関心が高まっていることは、喜ばしいことです。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=406


[421] Re:[386] 金丸信さん顕彰碑建立 投稿者:山梨評論 投稿日:2005/08/04(Thu) 21:34  

笹山登生さん、面白いお話をありがとうございました。

> また、金丸信さんの「たたいているようで、さすっている。」「さすっているようで、たたいている。」これは、本当の職人芸での怒り対応方法であろう。
> いつだったか、衆議院の定数がひとつ減るということで、私の選挙区も対象になるというので、金丸幹事長の元に呼ばれた。
> ここで、切々と、金丸さんに怒りを込めて訴えようとしたとたんに、私の高校の先輩である、羽田孜さんが、何の前触れもなく、同席してきた。
> こうなっては、いいにくいこともいうわけにいかない。
> ということで、単なる世間話をして、私はすごすご、帰らざるをえなかった。
> 功罪の評価は、ともかくとして、金丸さんて、すごい政治家だと、そのとき思ったものである。

ちょっと調べたら、2つのWebページが見つかりましたが、
共通するのは、都築勉『政治家の日本語』(平凡社新書)発売日: 2004/08で紹介されているということ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050612
http://www.worldtimes.co.jp/col/jk/jk040910.html

実は金丸信さんご逝去から来年で10年とかで顕彰碑を来年3月までに建立するという話が7月18日に報じられたのです。
「偲ぶ会」というのが青木幹雄さんなど来賓で設立総会、金丸氏の地元である南アルプス市の旧白根町内に顕彰碑を建立する予定、という記事でした。
http://newsup.ybs.ne.jp/index.html
残念ながら既に消えています。

8月4日の新聞報道があったのですが、山梨県教育庁と文部科学省が争っています。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20050804ddlk19040203000c.html
http://www.sannichi.co.jp/DAILY/news.php?y=2005&m=08&d=04&s=1
http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/yamanashi/050804/kiji02.html

子供達の社会公民の授業で「郷土の偉人」として金丸信さんを教えることができるか、山梨評論としては疑問です。

http://www.geocities.jp/yyreview/edt040624.htm


[420] Re:[418] ロシア・ノボシビルスクで、六万五千羽の殺処分開始 投稿者:とき 投稿日:2005/08/04(Thu) 21:28  

笹山様
> 「健康状態でのPCR検査は、感染未経験は陰性になりますが、感染経験ありで、特異抗体を獲得し、ウイルスを排出(増殖)しない状態のときもまた、陰性になってしまい、ウイルスがあるとは判断することができません。」
> このご指摘は、まさに、茨城で、現に発生している現象のように思えますが。

  (闇)ワクチンによる抗体保有検査摘発しようと思っても、結果、鶏が先か卵か先かごとく、ウイルス感染なのかワクチンなのか、ねらったウイルス抗体(たと えばH5型)によっては、区別がつかないでしょう。そもそも、最初から、それを危惧するがゆえになかなかワクチン実施へと進めないでいるのですから。実際 に、H5N2型ウイルスが分離されている現在(H5N1も昨年すでに分離されていたわけですから)、野生株に何らかの感染経路で、すでに感染がおこってし まっているわけです。感染源を厳密に確定解明できない限り、現場では『防ぎようがありません』。この現実を、かなり厳しく受け止めておかないといけないの ですが、どうも、鳥の命を軽くみているのか、対策を考えている人々は、あまりにも平和ボケしたような感じで、重大さを認識しているようには思えません。
  侵入感染防御は実質、『不可能』であるということを、もっと重く受け止めていただきたいと思っております。それを認識すれば、自ずと採るべき道は決まりま す。選択肢は二つに一つしかないのですが・・・。いまさら、抗体保有確認したってなんの防御にもなりません。もちろん、殺処分しても。 拝


[419] マーガリンが体に悪いというので騒いでいますね 投稿者:真名  投稿日:2005/08/04(Thu) 20:53  

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_08/t2005080322.html
炭素−炭素二重結合への水素添加(hydrogenation)でトランス脂肪酸を製造して添加したら、体に悪いのは当然だと思っていましたので、世間で突然騒いでいるのにちょっと面食らいました。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[418] ロシア・ノボシビルスクで、六万五千羽の殺処分開始 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 20:16  

先週金曜日にH5N1鳥インフルエンザ感染が確認されたロシア・シベリアのノボシビルスクで、13地区にわたっての六万五千羽の殺処分が開始された。
この殺処分を受けた農家に対しては、補償がされるという。
また、昨日、ロシアの緊急危機対応大臣は、「秋ににシベリアからの渡り鳥を迎えるヨーロッパのカスピ海や黒海での工業的養鶏産業やその従事者は、鳥インフルエンザ感染対策や、人感染対策をとる必要がある。」との発言をした。
http://www.mirror.co.uk/news/tm_objectid=15816645&method=full&siteid=94762&headline=killer-bird-flu-alarm--name_page.html
参照

ときさん。
「健康状態でのPCR検査は、感染未経験は陰性になりますが、感染経験ありで、特異抗体を獲得し、ウイルスを排出(増殖)しない状態のときもまた、陰性になってしまい、ウイルスがあるとは判断することができません。」
このご指摘は、まさに、茨城で、現に発生している現象のように思えますが。

http://www.maldivesinfo.gov.mv/news.php?newsid=8495


[417] 周辺で渡り鳥・野鳥が死亡している段階で感染が始まっている 投稿者:とき 投稿日:2005/08/04(Thu) 19:52  

ウイルスの感染源は同一 茨城の鳥インフルエンザ(共同通信) - 8月4日18時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000157-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

  「PCR検査」の陽性陰性は、「ウイルスの感染経験」を判別「確定」するものたりえないということは、きちんと認識しておく必要があります。PCR検査が 有効なのは、病気で死ぬ間際あるいは直後の、ウイルス粒子のある段階での検査で、その発症衰弱・へい死の原因がある特定のウイルスによるものではないかと の推定に基づいて、あるかないかの判別をするだけのことです。
 つまり、健康状態でのPCR検査は、感染未経験は陰性になりますが、感染経験あり で、特異抗体を獲得し、ウイルスを排出(増殖)しない状態のときもまた、陰性になってしまい、ウイルスがあるとは判断することができません。たとえ、キャ リア(ウイルス保持個体)であろうとも。

農水省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会
第1回(平成17年8月4日)
http://www.maff.go.jp/tori/kentoukai/index.html

 いよいよ、周辺の野鳥の抗体保有調査が、強く望まれます。
 H5N1型に関しては、秋以降のシベリアからの、白鳥などの渡り鳥によって、1〜2年内には確実にもたらされると想定しておいたほうが間違いがないでしょう。

  サーベイランスの意義は、人間のインフルエンザ対策と同様で、鶏の世界では、そのサーベイランスの本当の意義をきちんと理解されてないのではと疑わざるを えません。人間の場合は、あくまでも、感染実態を把握し、次期以降のワクチンの型の決定のためであります。(そのための抗体検査項目は、想定されているも の全てです。)

 鳥インフルエンザウイルス病のまん延防止対策から離れて、無用な摘発をして、むやみやたらな鶏の虐殺のためにやってるな ら、それはサーベイランスとはいえません。それは名ばかりで、何らかの思惑をもってされる、鶏を殺すための、単なる儀式で終わってしまうでしょう。現場を 混乱させるだけの、具体的なトリフル対策とは全くなりえません。


[415] Re:[394] まりちゃんさん、お手数をかけますがお願いします 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/04(Thu) 15:35  

> 虹屋さん、お返事が遅くなってごめんなさい、
勝手なお願いにご返事有難うございます。

> 明日にまとめて投稿いたします。直接BSEのOIEステータスという言葉が出ていなかったような気がしますが、欠席された横山先生から、2、3頭目(疑 い)が、米国牛のBSEであったことについて、審議や諮問への影響などの前もっての質問が出され、それについての農水省側からの回答があったりなど、その 他いろいろございました。

この回答の中身ですね、問題は。
食品安全委員会のサイトには回答文がUPされていませんね。

BSE3例目は、シロとのことですが、検査のサンプルの検査画像などは相変わらず公表されていませんね。検査画像を日本の専門家がみると、下の2例目のようなことにならないとは限らない・・
>データを検討した委員からは、2頭目の感染牛が昨年の検査でいったん陰性と判定されていたことに関連し「当初は異常プリオンの蓄積が少ないという話だったのではないか」「(データからは)しっかり蓄積していると言える」などの疑問や意見が出された。(共同通信)
北林さんの評が当たっていると思いませんか。
「2 例目の場合の混乱に続くこの混乱は、米国のBSE検査が、検体の採取・保存・処理から検査技術、検査結果の読み取り・解釈に至るまで、すべてにおいて、い まだに幼児的段階にあることをはっきりさせたと言えないだろうか。これは、90年以来のすべてのサーベイランスの結果への信頼性を損なう。」

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05080401.htm


[413] 抗体が見出された鶏の飼育法は? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/04(Thu) 12:54  

ニュースを詳しく見ていないので、教えてください。
これまで、抗体が見出された鶏の飼育法は?
高病原性対策で、ウインドレス化を進めていますが、飼育頭数からみてウンドレスで飼育しているように思えるのですが?
そうであれば、ウンドレスでウイルスの侵入を防ぐ対策は、無意味、効果なしということになりませんか?それにつけている補助金も。


[412] Re:[410] [403] [400] [399] 新潟県内で40代のヤコブ病患者を確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 11:41  

虹屋さん。
やっぱりそうですか。
予想したとおりなのでしょうね。
ありがとうございました。
それにしても、病院なり患者が、人々の奇異の目にされされないような心配りが、報道の姿勢に必要な気がします。
特に、佐渡島というような島の場合は、なおさらです。


[411] セーファー教授が、3例目のBSE疑惑牛をIHC検査で確定検査したことに対して批判 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 11:21  

セーファー教授は、ニューヨークタイムズ「Results Negative in 3rd Possible Case of Mad Cow」
http://www.nytimes.com/2005/08/04/health/04cow.html
の記事の中で今回、ホルマリン漬けのために、IHC検査しかできなかったことに対して次のように語っている。
「IHC検査というものは、薄いスライス上のサンプルの中に、感染プリオンが含まれているかどうかによってのみ、検査結果が決まる。
これは、非常に乱暴な検査過程である。
また、たとえ、そのスライスの中に、感染プリオンが含まれていたとしても、感染レベルが低い場合には、その検出には、IHCでは、非常な制約がある。
さらに、それが、非定型BSEである場合には、従来のIHC検査では、検出することができない。」

http://www.nytimes.com/2005/08/04/health/04cow.html


[410] Re:[403] [400] [399] 新潟県内で40代のヤコブ病患者を確認 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/04(Thu) 11:14  

> 新潟日報の一報だけで、後の報道は続いていないようですね。
新潟日報の4日朝刊にも、このニュースはベタ記事でも載っていません。ラジオなどでも聴いた限りなしです。

vCJDは解剖しないと分かりませんからね。


[409] Re:[404] 鳥インフルエンザ、福島でも感染か 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/04(Thu) 10:06  

鳥インフルエンザ、福島でも感染か
http://www.asahi.com/national/update/0804/TKY200508040082.html
抗体をもった鶏が一羽見つかったようです。


[408] Re:[406] [405] NHKによると3頭目のBSE可能性牛は陰性とか。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/04(Thu) 10:04  

>同省によると、最初の検査ではミスか組織に不純物がついていたことなどで異常な結果が出たと見られる。
http://www.asahi.com/international/update/0804/004.html
笹山さん、朝日にこう書いてありました。
ミスで黒になるなら(以下略)


[407] ロックウールの安全性について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 09:23  

このところ、アスベスト関連で、ロックウールの安全性についてのお問い合わせが多くなっておりますが、これについては、ブログの記事「ロックウールは、本当に安全なのか?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=424に書きましたように、人造鉱物繊維(Synthetic mineral fibres (SMF))全体の問題として、捉える必要があるようです。
こ の人造鉱物繊維(Synthetic mineral fibres (SMF))には、 ロックウール(岩綿)、 グラスファイバー、 スラグウッド(Slagwood (Man-Made Fibers ))、 セラミックファイバー、の四種類があって、肺がんの発がん性については、それぞれ、微妙に異なっているようです。
繰り返しになりますが、そのそれぞれについては、下記のとおりのようです。

ロックウール(岩綿)
実験動物と人間とに対して、肺がんの発がん性への一定限度の証拠が見られた。

グラスファイバー
実験動物に対しては、肺がんの発がん性への十分な証拠が見られたが、人間に対しては、十分な証拠が見られなかった。

スラグウッド(Slagwood (Man-Made Fibers ))
実験動物に対しては、肺がんの発がん性への十分な証拠が見られなかったが、人間に対しては、一定限度の証拠が見られた。

セラミックファイバー
第2のアスベストともいわれているものだが、実験動物に対しては、肺がんの発がん性への十分な証拠が見られたが、人間に対しては、今のところ、証拠が見られなかった。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=424


[406] Re:[405] NHKによると3頭目のBSE可能性牛は陰性とか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 09:03  

まりちゃんさん。
当初のIHCで確認された染み(staining )は、人為的(artifactual )なもの、すなわち、人工的(artificial)または不正確(untrue)なものによる染みであって、プリオン独特の染みではなかった、としていますね。
http://www.aphis.usda.gov/lpa/news/2005/08/negative_tt.html参照

http://www.heraldsun.news.com.au/common/story_page/0,5478,16147955%255E23109,00.html


[405] NHKによると3頭目のBSE可能性牛は陰性とか。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/04(Thu) 08:08  

でも免疫組織化学的検査(IHC)で、すでに陽性出てたんですよね?
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05072801.htm
ウエスタンブロットはホルマリン固定でできないわけだし、
これって日本だったらどういう判定になるんでしょうかね。(^^;


[404] 外岡さんの「情報交換室」にこんな記事が。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 07:41  

「全国一斉検査は、ある意味では、どこの地域で無断でワクチンを使っているかの試験とも言えるのでは?」
なるほど、ここから、まづスタートというわけですね。

http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi


[403] Re:[400] [399] 新潟県内で40代のヤコブ病患者を確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 07:30  

新潟日報の一報だけで、後の報道は続いていないようですね。
外電にも流れていないようですし。
単なる弧発性クロイツフェルト・ヤコブ病を、新潟日報さんが、vCJD並みに報道してしまったのかも知れませんね。
弧発性ならば、全国で、年に何人も発生していますが。
たしかに、「 変異型」とは、この記事
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2005080327721
には、書いていない。
しかし、「 変異型」でないなら、こんなに、大々的に報道するのがどうかしている。
ちょっと、報道のあり方が心配です。
虹屋さん。現地の状況、何か動きありますか。



[402] Re:[401] 「抗体陽性農場のみのワクチン使用」という第三の道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/04(Thu) 07:13  

平和屋さん。
平和屋さんおっしゃる「抗体陽性農場のみのワクチン使用」による第三の道での対策というのは、十分説得力ある現実的な対策と思われます。
「抗体陽性ならば殺処分」という、現在の二値的対策では、茨城にみるような場合には、徒労のみ多く、効果が薄いように思えますね。
農林水産省さんが、この第三の道をとることを、この掲示板としても、ぜひ願いたいものです。



[401] サーベイランスもやり方では、無意味ではありません 投稿者:平和屋 投稿日:2005/08/04(Thu) 06:45  

鳥インフルエンザのワクチンやサーベイランスについて、このサイトでもいろいろご議論されています。
とき様がおっしゃるとおり、ウイルスとの共存ということをまず考えるべきというのは、その通りだと思います。
次のルールとしては、高病原性は淘汰、低病原性は、ワクチンと継続的なモニターで維持していくということだと思います。
そこをベースで、今の全国サーベランスは無意味かどうか?ですが、今は、抗体陽性でも殺処分というオプションしかないことが無意味というか、壮大な無駄といった感じがします。
本 当は、りっぱなH5N2ワクチンがあるので、抗体陽性やPCR陽性農場で、高病原性でないH5系の感染が疑われる場合、その農場のみにワクチンを接種し て、もしかして農場にまだ潜んでいる野外ウイルス株を押さえ込むのが最も良い方法だと思います。この場合、ワクチンはどこの農場でも使用するのではなく、 サーベランスを行い、抗体陽性農場のみの使用ということで、ワクチンを使用した農場は、高病原性に変化しないよう、モニタリングを行えば、別に抗体陽性ぐ らいで、大騒ぎする必要ないと思います。
実際このようなやり方は、豚オーエスキー病で行っています。また少し違うのですが、鶏ニューカッスル病でも、ニューカッスル病が発生した農場では、発生鶏舎だけ殺処分して、他の鶏舎は緊急的にワクチンをスプレーで投与して、ウイルスの動きを封じ込めています。
低病原性の場合、インフルエンザでも同じような対応は可能だと思いますが、農水省と小委員会の、日本は「清浄国」ということの「こだわり」が邪魔しているのでしょう。
ワクチンを接種しても、発症がないのなら清浄国であるとOIEも認めている今の時代に、、、、、


[400] Re:[399] 新潟県内で40代のヤコブ病患者を確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 23:53  

まりちゃんさん。
一例目に比して、今回は、ずいぶんオープンですね。
しかも、一島の中ですから、患者の家族の方は、このような公開の仕方で、ずいぶん迷惑をされているのではないでしょうか。
これこそ、個人情報の部類に入ると思うんですけれども。
どうして、こうなってしまったんだろう?


[399] 新潟県内で40代のヤコブ病患者を確認 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/03(Wed) 23:11  

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2005080327721
>佐渡市の医療機関で40歳代の男性がクロイツフェルト・ヤコブ病と診断された。男性は7月上旬、進行性痴ほうや記憶障害などの症状で医療機関を受診し、現在も入院している。

40代とのことでお若いです。

別件ですが、先日、北海道で十勝の士幌町で不法投棄された牛は症状がBSEかと思わせるものだったようです。

「BSEかも」と牛を不法投棄容疑、酪農家逮捕 北海道
http://www.asahi.com/special/bse/TKY200508020367.html



[398] Re:[395] 医療の外科器具からプリオンを取り除く効果的方法を発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 22:29  

まりちゃんさん。
この記事「Elimination of transmissible spongiform encephalopathy infectivity and decontamination of surgical instruments by using radio-frequency gas-plasma treatment」
http://vir.sgmjournals.org/cgi/content/abstract/86/8/2393
がthe Journal of General Virologyの8月号に掲載された元記事の論文ですね。
高周波ガス・プラズマ処置(radio-frequency (RF) gas-plasma treatment)による手術器具などの表面からの汚染物質の除去ということのようですね。

http://vir.sgmjournals.org/cgi/content/abstract/86/8/2393


[397] Re:[393] ロシアのプラウダが鳥フル論説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 22:13  

外岡さん。
ご紹介の記事を読みますと、ロシアは、H5N1対応の対策をとっていないと見られるのですが、これは、脅威ですね。
渡り鳥の脅威を考えたら、何か、スワップ制に似た、国際的な援助体制を作る必要があるようですね。
西シベリアと東シベリアの間の渡り鳥のフライウェイが、今ひとつわからないのですが、現在の西シベリアの鳥インフルエンザが、ヨーロッパ・北アメリカのみならず、日本へもつながっていくとしたら、日本特に北海道も、安閑としてはいられないでしょう。


[396] Re:[392] 中国からは相変わらず 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 22:05  

ときさん。
一度、農林水産省に、理由を聞いてみたらどうでしょうね。
現在の中国への鶏肉の依存率は、7パーセント程度でしょうか。


[395] 医療の外科器具からプリオンを取り除く効果的方法を発見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/03(Wed) 21:42  

Scientists Find Cleaning Method to Halt Spread of CJD
http://www.rednova.com/news/display/?id=195357&source=r_health

Cleansing method to cut CJD risk
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/4736295.stm

なんかガスを使うみたいですが、日本でもどんどん検討いただければなぁと思います。安く済むとなおいいのですが。




[394] Re:[361] [357] まりちゃんさん、教えてください。BSEステータスは議論されましたか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/03(Wed) 21:33  

虹屋さん、お返事が遅くなってごめんなさい、
明日にまとめて投稿いたします。直接BSEのOIEステータスという言葉が出てい なかったような気がしますが、欠席された横山先生から、2、3頭目(疑い)が、米国牛のBSEであったことについて、審議や諮問への影響などの前もっての 質問が出され、それについての農水省側からの回答があったりなど、その他いろいろございました。


[393] ロシアのプラウダが鳥フル論説 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/08/03(Wed) 21:31  

 ロシアのプラウダが、多分、初めて鳥フル(H5N1)に関して論説を載せました。
 さすがに中国事情には触れていませんが、内容はしっかりしたものです。
 この程度の論説を我が国の一流紙も掲載して欲しい感じがしますが、論説を書けるライターがいないのかも知れません。
 ワシントンポストもこのところキャンペーンを張っているかのように、鳥フル問題を掲載しています。
 マスコミがまともな記事を書いてくれる国は、行政も仕事がやりやすくなるのかも知れません。

 

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/pravda803.html


[392] 中国からは相変わらず 投稿者:とき 投稿日:2005/08/03(Wed) 21:29  

 鶏肉も、豚肉も、牛肉も、輸入されてるようですね。
 (加工品だけでしょうか?)

輸入食品監視業務ホームページ
(8)輸入届出における食品衛生法違反事例(速報)
 (平成17年7月〜)new
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0507.html

ロシアからの家禽肉輸入停止=鳥インフルエンザ発生で−農水省(時事通信) - 7月27日21時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000160-jij-int

 中国のは、輸入停止できない?

北朝鮮、中国四川省から大量の豚肉を輸入【大紀元日本8月3日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d73038.html
http://www.epochtimes.jp/
(ブタ小屋でプーアル茶という記事も。案外、広く行なわれているかも。)

日々是チナヲチ。
そろそろbird-fluの方も。
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/ca967b9eb608b4c4b421e24f3b18ab11
 (現地では、豚の病気よりも、やはり鳥のほうが深刻だという認識のよう。) 


[391] 福島県の養鶏場で、鳥インフルエンザ疑い 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 19:29  

福島県内の養鶏場で、鳥インフルエンザの感染の疑いが出ていることがわかりました。
 先月、茨城県で鳥インフルエンザが発生したことを受け、県は、県内59の養鶏場で、感染が認められないか、ニワトリの血液を採取して検査を行っています。
 これまでに、51の農場で検査を終えていますが、このうち1つの養鶏場から、陽性反応が確認されたということです。
 福島県では、この農場に対し、ニワトリや卵を外に出さないよう求めたほか、検体を国の専門機関に運び、最終的な検査を行っていて、結果は2日ほどでわかる見込みです。

とのこと。

http://cgi.abnet.or.jp/fct/newsviewer.cgi?mode=0#200508033180325


[390] Re:[388] 鶏用ワクチンの件 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 19:22  

喜田さんガンバレさん。
情報ありがとうございました。
このおっしゃる「喜田ワクチン」というのは、北海道大学大学院の 喜田宏教授とその研究グループが、あらかじめ水鳥の持つ全てのタイプのインフルエンザウイルスを集め、これらのワクチンを作るという研究がされていて、す でにワクチン候補株を決定し、動物衛生研究所および国内4メーカーと共同で、不活化ワクチン製造に向けての研究を行っているとのことで、高病原性鳥インフ ルエンザ(H5N1型)の人用ワクチンについても開発済みということのようですね。



[388] 鶏用ワクチンの件 投稿者:喜田さんガンバレ 投稿日:2005/08/03(Wed) 18:59  

『喜田さんのワクチン』について喜田さんに近い人の話だが、当の喜田先生も開発中のワクチンが使えなくなることを懸念しておられ、法改正を視野に入れての調整が進行中のようだ。
また、喜田ワクチンの認可をスムーズにするよう要望も出されており認可も法改正も案外早いかも知れない。
余 談だが喜田さんのワクチンは2〜3倍に希釈して使っても効果が変わらないとうウワサもある。場合によってはワクチンを10倍希釈して使う業者がでるかも知 れないが、そんなことが横行すれば養鶏業者には好都合でもメーカー側の利益が大幅に減ることになり大きな懸念となっている。
ところで、鶏用ワクチンが解禁になれば今批判の対象となっている抗体検査による無意味なサーベーランスは当然中止となろう。
あとは鶏用ワクチンのコストの問題だが、小規模養鶏業者には追加の負担増に耐えられないところも出てくるため、今のところ喜田ワクチンに対する国庫助成が検討されている。


[387] ふすま紙にもアスベスト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 17:37  

この川島織物の防炎用ふすま紙
http://www.kawashima.co.jp/ja/newsrele/20050802.pdf
にも、アスベストが、5パーセント含まれていたようだ。
同様、たとえば、耐熱カーテンの、防炎・耐熱がらみの商品には、アスベスト混入を疑ってみてもいいだろう。

http://www.kawashima.co.jp/ja/newsrele/20050802.pdf


[386] 怒りやすい人に遭遇したとき、あなたは、どう対応しますか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 17:06  

どなたも、ある日突然、思わぬ方から、怒りの言葉を浴びせられた方がいるに違いない。
そんな時、このサイト「 『 怒り 』 を 考える 〜」
http://www3.ocn.ne.jp/~uri-o313/meigen/angry.html
の言葉を一つ一つ、かみ締めれば、怒られたことによる不愉快感が、あっという間に、薄れていくであろう。

もっとも、政治家の怒りというのは、計算され尽くした怒りである。
官僚・業界と選挙民・政治家 とは、おおむねジャンケンポンの関係にあるから、政治家は、官僚に対して、表面上は、怒りたがる。
しかし、決着を考えての怒りである。
怒った後には官僚が、自分の部屋に駆け込んでくるのを想定しての怒りである。

また、金丸信さんの「たたいているようで、さすっている。」「さすっているようで、たたいている。」これは、本当の職人芸での怒り対応方法であろう。
いつだったか、衆議院の定数がひとつ減るということで、私の選挙区も対象になるというので、金丸幹事長の元に呼ばれた。
ここで、切々と、金丸さんに怒りを込めて訴えようとしたとたんに、私の高校の先輩である、羽田孜さんが、何の前触れもなく、同席してきた。
こうなっては、いいにくいこともいうわけにいかない。
ということで、単なる世間話をして、私はすごすご、帰らざるをえなかった。
功罪の評価は、ともかくとして、金丸さんて、すごい政治家だと、そのとき思ったものである。

そこで、このサイト「 『 怒り 』 を 考える 〜」から、いくつか抜粋。

「怒りという感情には隠された目的がある。それは自分の思い通りに人を動かしたいという狂おしい熱望である。」
これなんかのケースは多いでしょうね。
でも、その割には、効率はよくないようだ。

「怒りやすい人になりたくないなら、怒りやすい性格を助長しないことだ。そういう傾向を増すようなキッカケを与えてはならない。気を静めて怒らずにすんだ日にちを数えなさい。」
これなんかは、真実なんでしょうけれども、私なんかの場合は、相手が怒っているときに、エヘラエヘラ笑ってしまうもんだから、余計、相手の怒りを誘ってしまうようだ。
相手によりけりといったところかな?

「怒っても、問題の解決が図られるわけではない。」、このあたりを達観すれば、妙なエネルギーを使わずともいいのに。

もっとも、公憤は、別である。
公憤は、大いに怒ったほうがいいに決まっている。

http://www3.ocn.ne.jp/~uri-o313/meigen/angry.html


[385] ヴェトナムのメコン・デルタの水鳥の70パーセントが、すでに、鳥インフルエンザに感染との情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 16:42  

ヴェトナムの地方紙Lao Dong紙が水曜日に伝えたところによると、ヴェトナム南部のメコンデルタにいる水鳥の70パーセントが、すでにH5N1鳥インフルエンザに感染している ことが、わかった。7月になって、ヴェトナムでは、ハノイ市のほかに、 Dong Thap市、 Ben Tre 市、 Can Tho 市の各市で、鳥インフルエンザの感染が確認されている。
この感染拡大を最小化するために、北部のNam Dinh、南部のTien Giangでは、ワクチン接種が続けられている。
15の他の都市では、9月にワクチン接種が計画されている。
ヴェトナム全体としては、四千三百万の家禽に、ワクチン接種をする予定であるとしている。
これは、8月上旬よりはじめて、数か月かかる見通しである。


http://thanhniennews.com/healthy/?catid=8&newsid=8315


[384] 担がれ神輿、味噌も糞もいっしょ。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/03(Wed) 14:39  

 そもそもの最初から、功罪相半ばする問題であるということの証左かもしれませんね。人為・人工は、すべからく「バランスシート」と考えるべしということでしょうか。

アスベスト被害 環境省専門委座長 過去に「石綿協会」顧問 ビデオ出演も(産経新聞) - 8月2日2時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000020-san-soci


[383] R−CALFが、USDAのカナダとの牛肉貿易解禁を改めて批判 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 14:39  

先月の第9巡回控訴裁判所の決定を受けて、今年三月にモンタナ地裁が下した、カナダとの生体牛とボックスミートの貿易再開禁止命令が一 時的に解除となり、続く、モンタナ地裁のR-CALFとUSDAに対する合同ヒアリングは、予定されていた7月27日が、アメリカでの第三のBSE発生 と、第9巡回控訴裁判所の正式意見の発表の遅延によって、一時的に繰り延べられているというのが、今の状況だ。
このような状況の下で、R-CALFは、次のような見解を述べている。
すなわち、
今回の第9巡回控訴裁判所の決定は、非常に厄介な前例を作った。
この決定内容では、USDAが、いかに衛生的に危険な国から農産物の輸入をしても、それに対する何の歯止めもないということをあらわしたものだ。
このことは、USDAがアメリカの農業を守るという観点からすれば、現在というよりは、将来に禍根を残す出来事である。
しかし、アメリカの消費者なり市民は、このことに異を唱える機会を持たない。
R-CALFは、第9巡回控訴裁判所の決定にかかわらず、USDAが確立した、ファイナルルールと、「ミニマル・リスク」の概念は、時期尚早であり、BSE汚染国から、アメリカの畜産業を守ることができないという点において、確信を持っている。
今回の第9巡回控訴裁判所の決定では、一万三千ページにわたる行政記録を無視しており、この行政記録の中には、USDAがファイナルルールを作成するときに、無視した科学的根拠が含まれている。
R-CALFは、ファイナルルールにたいして、永久的な禁止命令を獲得していく所存である。
同時に、R-CALFは、原産国表示制度-COOL制度−の強制的適用を目指していく。
以上

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=7056

[382] ますます、広がりを見せるロシアの鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 13:10  

ときさん。
シベリアの鳥インフルエンザの状況は、下記のとおりです。
シベリアでの拡大(西シベリアから東シベリアへの拡大など)いかんによっては、日本への渡り鳥による影響も、懸念される事態となってきているようです。
日本の環境省は、何の手も打っていないようですけれども。
シベリアからの渡り鳥のフライウェイは、このサイト「Flyway Maps」
http://www.sibeflyway.org/maps.htm
などをご参照

昨日の NTV テレビジョン(ロシアのテレビ局であり、日本の日テレではありません。念のため。)の伝えるところによると、ロシアの鳥インフルエンザは拡大を見せており、西シベリアのTyumen地区でも鳥インフルエンザが確認された。
また、Omsk 地区でも、確認されたが、ウイルスの型については、未確認の模様である。
ロシア当局の話によると、すでに殺処分されたのが2,707羽であるという。
今後、ノボシビルスク地区については、感染地域の14地区について、65,000羽の殺処分を命令しているという。
また、このサイト
http://www.mosnews.com/news/2005/08/02/birdflutroops.shtml
によれば。ロシアと中国と軍隊の合同演習においては、この写真
http://www.mosnews.com/files/9883/r2181223428.jpg
のような、鳥インフルエンザを警戒してのワクチン注射と、防護マスクが使用されるという。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/08/02/AR2005080201319.html


[381] Re:[379] [378] [375] どうもよくわからないのですが。 投稿者:とき 投稿日:2005/08/03(Wed) 12:41  

笹山様

> どうも、私としては、「内田養鶏場が今年5月ごろにひなを出荷した埼玉、千葉、岩手各県の計3カ所の農場では8月1日までに、いずれも抗体検査で陰性が確認された」という記事のなかの「8月1日」という日付が気になるものですから。

鳥インフルエンザ:「内田養鶏場」検出のウィルス、H5N2型と断定 /茨城
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000095-mailo-l08
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/
茨城県の高病原性鳥インフルエンザに関する情報(茨城県ホームページ)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html
http://www.maff.go.jp/tori/index.html

 ウイルスが分離同定されているということは、生ワクの可能性を除外すれば、ほぼ、ワクチン接種による感染ではなく、別の感染ルートによる感染、もっといえば、自然天然の鳥から直接・間接に感染を受けた可能性が高いと考えておいたほうがよろしいかと思います。
 実際に野鳥から分離同定されているデータもあるようですから。

台湾における渡り鳥からの鳥インフルエンザウイルス(血清型H5N2、H5N6)分離に伴う国内防疫の強化について (平成16年12月17日) [PDF]
http://www.maff.go.jp/tori/tuuti/20041217.pdf
(もはや自然界では、感染源(加感染)も被感染体も区別がつかない状況と思います。)

 なおさら、激しく発症のおこらないH5N2型抗体保有サーベイランスの実施と摘発の無意味さがわかるものと思います。
 それよりも問題は、やはりH5N1です。

シベリアで鳥インフルエンザの感染拡大
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050802STXKC053002082005.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000106-mai-int
《ロシア家畜病検査局は「欧州各地に広まる恐れもある」と警告した。》
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 野鳥は、生き残る体質(ウイルスと共存できる体質)のもので繁殖していきますので、何ら問題ありません。
  問題は、もっぱら、畜産業としての養鶏です。経済的損失被害を、感染をうけても軽微にとどめる努力が必要です。耐性系統を育種できるようになるまでのつな ぎとして、「ワクチン」を用いておく必要があります。ところが、人間はそれを封じるのですからワケがわかりません。そして挙句の果てに、自ら殺戮を始め淘 汰していくのですから。
 何度も申していますように、いわば、胃癌になるからといって、健康な胃そのものを取り去るようなバカなことをやっているに等しいことになっています。
 いつになったら、その愚かな自分の姿に気付くことができるようになるのやら人間は、です。ぞっとするような絶望を感じております。
 けっして本意ではありませんが、『自然にかえれ』といいたくもなります。 謝


[380] Re:[374]人間の思い込みを変えるのは非常に困難 投稿者:とき 投稿日:2005/08/03(Wed) 12:13  

ワクチン屋 様

>現行制度化では運悪く近隣の農場で鳥フルが発生すれば、鶏用ワクチンを打って抗体陽性になった養鶏場の鶏が重点的に殺処分されますので鶏用ワクチンは無駄になります。

 まず、「法律・規則」に基づく現行制度下では、ワクチンの使用は認められません。

特定家畜伝染病防疫指針
http://www.maff.go.jp/tori/bousi.htm
http://www.maff.go.jp/tori/index.html

> 『喜田さんのワクチン』が販売されるころを目途に制度が変わるのでしょうか?

 現行制度下では、「喜田ワクチン」が実用化できるように開発されても、規則(農水省令)を改変しないうちは、使用できるようにはなりません。
  つまり、「鶏」インフルエンザウイルスの防疫に関する、学者、行政、現場の人間の思想が変わらないうちは、ワクチンを用いることはかなわないと思います。 日本が「清浄国」であるという妄想にしがみついてる限りは、永遠に「鶏インフルエンザウイルス」感染症用のワクチンを使用することは、「公認」されること はないでしょう。
 制度をかえるとは、それを変えることです。人間の無知による偏見と妄想(思い込み)を変えることぐらい困難なことはありません。
 よくいわれることですが、「無知は最強である」とか、とある雑誌で、呉智英氏の発言が出ていましたが、「一番強いのは無知なんだよ。人間は『あなたはガンですよ』といわれたりすると怯えるけれど、犬は同じことをいっても怯えたりしないだろ?」みたいなものです。

 より現実に即して、「ワクチン」を用いたいのであれば、まず、現場の声をそれに統一しなければならないでしょう。もはや現場にとって、今いちばん怖ろしいのは、ウイルスや病気ではなく、人間が勝手に設定した、「法律・規則」とそれに基づいた「指針」であるともいえます。

「BSEかも」と牛を不法投棄容疑、酪農家逮捕 北海道(2005年08月02日19時18分)
http://www.asahi.com/national/update/0802/TKY200508020367.html


[379] Re:[378] [375] どうもよくわからないのですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 09:52  

平和屋さん。
いつも、このようなときにご指導いただきありがとうございます。
そうですか、「不活化ワクチンでも、粗悪な不活化ワクチンであると、接種後、そのワクチン株が鶏から採れることもある。」「生ワクチンであれば、ワクチン接種後ワクチン株は容易に採ることができるが、そのような生ワクチンは存在しないのではないか。」ということですね。
もう少し、事態の推移を見ていきましょう。
どうも、私としては、「内田養鶏場が今年5月ごろにひなを出荷した埼玉、千葉、岩手各県の計3カ所の農場では8月1日までに、いずれも抗体検査で陰性が確認された」という記事のなかの「8月1日」という日付が気になるものですから。

http://www.sankei.co.jp/news/050801/sha106.htm


[378] Re:[375] どうもよくわからないのですが。 投稿者:平和屋 投稿日:2005/08/03(Wed) 08:51  

通常の不活化ワクチンでは、接種後、そのワクチン株が鶏から採れるということは、ないと思います。ただ粗悪な不活化ワクチン(ワクチン株が死滅していない)だったらあるかもしれません。一方、生ワクチンであれば、ワクチン接種後ワクチン株は容易に採ることができます。
また、不活化ワクチンや生ワクチンがPCR検査にどのような影響を与えるか?はすみません分かりません。
今回の事例の場合、内田養鶏場では、ウイルスが捕獲されています。もし、内田養鶏場でワクチンを接種していたいたらそのワクチンは、生ワクチンになるかとは思います。
ただ、そんなに闇でも生ワクチンは存在しないのではないか?と思いますが(以前中国で鶏痘の組み替えAI生ワクチンの製造に成功したといったニュースがありましたが)

また、この騒ぎの7月に、わざわざ闇ワクチンを接種するのでしょうか? もしそうだとしたら、自分からお縄になりにいくようなものですね。


[377] 鉄と牛肉の関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 07:33  

政府は1日、世界貿易機関(WTO)協定に違反している米国の「バード修正条項」(アンチダンピング(AD)税・補助金相殺関税の収入 を提訴者側の国内企業に配分することを内容とする法律、 `Byrd Amendment' または「 US Continued Dumping and Subsidy Offset Act of 2000 (`CDSOA')」または、通称「山分け法」(US &#8211; Offset Act))の対抗措置として、ベアリングを中心とした15品目に15%の税率を上乗せする対米報復関税を、9月1日に発動することを決めた。
このことについて、中川経済産業大臣は「これだけでみれば(悪影響は)ないが、BSE(牛海綿状脳症)との絡みがないことを望む」と、米国内の不満の矛先が米国産牛肉の輸入再開問題に向かう可能性を警戒したというのだが。
しかし、この中川発言は、言わずもがなの発言で、見方によれば、対米報復関税のスケープゴートとして、牛肉問題を、アメリカ側に差し出しているような感じさえするのは、おもいすごしであろうか?
山分けのとばっちりが、牛肉とは、情けない。
http://news.webindia123.com/news/showdetails.asp?id=103104&cat=Business
http://news.xinhuanet.com/english/2005-08/02/content_3301166.htm参照

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000057-kyodo-bus_all


[376] 自治体で個人情報の過剰保護傾向との記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 05:43  

4月の個人情報保護法全面施行に関連し、地方自治体が幹部の再就職先を本人の同意がなければ公表しないよう変更したり、懲戒免職にした教職員名の実名発表をやめたりするなど、各地で過剰反応や個人情報とは言えない情報を提供しない事例が相次いでいるとのこと。

秋田県の例では、このようなこと(窃盗と酒気帯び運転のダブル)
http://www.aab-tv.co.jp/j-akita/200507111.html
をしでかしても、名前はもとより性別・年齢も公開されない方針だという。
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050802b
痴漢の疑いで実名を挙げられてしまう民間とは、えらい違いだ。官民格差は、この面でもきわまれり、というところか。

そのうち、役所職員の胸につけた名札も取り払われるときがくるかも?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000001-yom-soci


[375] どうもよくわからないのですが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/03(Wed) 00:27  

例の7月26日に鳥インフルエンザが発見された水海道市の育雛養鶏場「内田養鶏場」なのですが。
内田養鶏場が今年5月ごろにひなを出荷した埼玉、千葉、岩手各県の計3カ所の農場では8月1日までに、いずれも抗体検査で陰性が確認されたというのですね。
で、茨城県水海道市の天王原養鶏園では、7月中旬に内田養鶏場から出荷した、ひな約2500羽を飼育していた鶏舎で、陽性反応が確認されたということですね。
茨城県で最初に鳥インフルエンザが発見されたのが、水海道市の採卵養鶏場「アレバメントカントウ」で、6月26日、次に発生したのが坂東市の採卵養鶏場「中村鶏園」で、7月10日。
となると、内田養鶏場が、5月に岩手・埼玉・千葉へ雛を出荷したときには、ウイルスはなくて、天王原養鶏園へ出荷する7月中旬には、ウイルスがあったということになりますね。
この間に内田養鶏場に、なにがあったのか?
これら一連のウイルスから検出されたH5N2型の遺伝子の塩基配列は,2002年に中米グアテマラの鶏で見つかったウイルス(A/Chicken/Guatemala/194573/02)と97%一致し、メキシコとも90%一致する,という。
そ して、厚生労働省が国家備蓄の対象とし、平成16年10月1日に、厚生労働大臣から食品安全委員会委員長あてに食品健康影響評価依頼をした鳥インフルエン ザ(油性アジュバント加)不活化ワクチン(商品名:AI(H5N2 亜型)不活化ワクチン(NBI)で、このほかに、ノビリスIA inac 、レイヤーミューン AIVの二種類がある。)は、このサイト
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/mhlw/news-arc/041210/041210-7.pdf
やこのサイト
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/mhlw/news-arc/041228/041228-1.pdf
によれば、このワクチンの同等品が、メキシコ、グアテマラ及びエルサルドルにおいて承認、販売されているのだという。
と、なると。
これから先は、悪い想像が、よぎってしまうのだが。

http://www.sankei.co.jp/news/050801/sha106.htm

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000095-mailo-l08


[374] Re:[347] [340] 鶏用ワクチンなんて無駄 投稿者:ワクチン屋 投稿日:2005/08/02(Tue) 23:30  

ときさんへ
茨城では鳥インフルエンザが発生した農場から半径5キロ以内の養鶏場の鶏や卵が移動制限となり、殺処分を命じられて います。現行制度化では運悪く近隣の農場で鳥フルが発生すれば、鶏用ワクチンを打って抗体陽性になった養鶏場の鶏が重点的に殺処分されますので鶏用ワクチ ンは無駄になります。
『喜田さんのワクチン』が販売されるころを目途に制度が変わるのでしょうか?

[373] Re:[370] 海外のアスベスト規制 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 23:15  

また逢いましょうさん。http://blog.livedoor.jp/taoconsul/archives/2005-07.html
の7月13日から19日にかけての記事ですね。
参考になります。
ところで、クリソタイルは、各国、依然として、使われているということになりますね。
このサイトhttp://park3.wakwak.com/~hepafil/file1/foreign/2005-6-1.html
は、なぜクリソタイルを禁止する必要がないのかについての質疑応答ですが、説得力がないような気がします。

http://park3.wakwak.com/~hepafil/file/wto4.html 参照


[372] 専門部会は、諮問とつき返すべきではないか 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/02(Tue) 23:04  

2頭目の感染牛が昨年の検査でいったん陰性と判定されていたことに関連し「当初は異常プリオンの蓄積が少ないという話だったのではないか」「(データからは)しっかり蓄積していると言える」などの疑問や意見が出された。
(共同通信)

6/24USDAの発表で、http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0233.xml
"The Weybridge lab indicates that this animal has a very low level of abnormal prion protein in the brain, making them more difficult to detect. Additionally, the abnormalities were isolated-- in other words, not consistent throughout the brain -- making it possible for one sample to test negative while another sample might test positive.
と あった。これを受けて、山内一也先生は、「米国は、飼料を規制した1997年以前に生まれた牛と強調しているが、生後すぐに感染して8年も経てば、どの検 査でも強い陽性反応を示すのが普通で、免疫組織化学法で陰性になるのは不自然。最近感染した可能性もある。」といっておられました。
「(データからは)しっかり蓄積していると言える」のデータは、1回目11月のIHC検査のことでしょうね。米国では、こんなにはっきり出ているのに分からないのかという事なのでしょう。

サンプルの採り方、

><BSE牛>検査体制の米国と日本との格差示す 農水省 (毎日新聞)

  牛海綿状脳症(BSE)について、現在の米国の検査体制を日本に適用すると、発見頭数は20〜40%に減るとの推定結果を農林水産省が1日、食品安全委員 会のプリオン専門調査会(吉川泰弘座長)で公表した。米国は昨年6月以降、死亡牛など約39万頭を検査し、BSE牛を1頭確認した。さらに1頭を「疑いあ り」として、英国で確認検査中だが、日本並みの検査体制なら数頭から10頭が見つかった可能性があることになる。
 農水省は、日本で04年度に見つかったBSE牛5頭について、米国の体制なら何頭見つかったかを試算した。
 2頭は見かけ上健康で、食肉処理場での全頭検査で見つかった。米国では全頭検査はなく、この2頭は見つからない。
 残る3頭中2頭は農場での死亡牛だった。日本は死亡牛をすべて検査するが、米国は約4分の1しか検査しないので、発見も0〜1頭にとどまるとされた。残り1頭は廃棄牛で、日米どちらでも発見できたとみられる。
 この結果、米国方式を当てはめた場合の発見例は1〜2頭(20〜40%)に減ると推定した。
 同省は先月「日本のBSE牛20頭のうち9頭は米国なら検査対象外だった」と発表したが、さらに詳しく分析した。
  政府が米国に要求した資料の一部も1日、調査会に提出された。米国で見つかった2頭目のBSE牛の1次検査値や確認検査の手順などだが、米政府の要求に基 づき、非公開とされた。吉川座長は「公開に支障がある内容とは思えない。非公開だと、大変なデータを隠していると誤解を招きかねない」と話し、公開に向け 日米両政府が話し合うよう求めた。【高木昭午】
(毎日新聞) - 8月1日20時6分更新

2004年には10例目から14例目。死亡牛は、11例目(北海道、ホルスタイン、94ヶ月齢)と14例目(北海道、ホルスタイン、48ヶ月齢)、見かけ上健康な2頭は10例目(神奈川県、ホルスタイン、95ヶ月齢、起立困難
股関節脱臼)と12例目(熊本県、ホルスタイン、62ヶ月齢、臨床所見なし)、廃棄牛は13例目(北海道、ホルスタイン、103ヶ月、起立不能
股関節脱臼)と思われる。

さ て、廃棄牛が米国でも検査されるという農水省の見解は、先日の第3例目をみてもかなり疑わしい。廃棄牛が米国でも必ず検査されるとした農水省の根拠が分か らない。また、死亡牛もこの小学生でも分かるが2×1/4=0.5だから「発見も0〜1頭」は過大である。したがって、米国流のサンプルの採り方では、発 見も0〜1頭(0〜20%)が妥当な推定ではないだろうか。現在の米国の検査体制を日本に適用すると、発見頭数は0から4頭。??

>(カナダ、米国)両国の検査方法には感染牛の見逃しがあるとの前提で、審議することも確認した。日本では健康牛から9頭の感染牛が見つかっているのに対し、対象を死亡牛などのリスク牛に絞り、検査頭数も少ないからだ。(日本農業新聞)

このように、検査方法に欠陥があるというのなら、検査結果、BSE牛の発見数も信頼性が乏しい。ということは、現在の両国の飼料規制が有効か否かの判断も客観的な根拠をもって出来ないのではないか。

>調査会は1日、牛海綿状脳症(BSE)感染状況の推測に向けて検討項目を整理した。両国の飼料規制には抜け穴があり、飼料を通じて感染が広がる「交差汚染」の可能性があると正式にみなした。次回から、感染牛の発生頭数の具体的な推測を始める予定。(日本農業新聞)

「交差汚染」の可能性があるというのは、正しいとおもうがサーベランス検査のデータが信頼できない以上、数的な推測は無理。やろうとすれば吉川流の仮定の上に仮定を重ねるやり方になり、また変な数字がでて独り歩きするだけではないか。
無理なものは無理と諮問をつき返すのが責任ある対応ではないか。


[371] Re:[346] 昨日のプリオン専門調査会の報道 投稿者:また逢いましょう 投稿日:2005/08/02(Tue) 23:03  

> 朝日のBSE特集では3頭目のニュースがUPされてないみたいですが。
>http://www.asahi.com/special/bse/
三頭目のニュースは紙の新聞では出ていました。

7月28日夕刊東京本社4版 第3面
米、またBSE牛か 農務省発表 自国産、生後12年以上

しかし扱いは小さめ。webに出さないとは、毒饅頭の効果でしょうかね。


[370] 海外のアスベスト規制 投稿者:また逢いましょう 投稿日:2005/08/02(Tue) 22:54  

こういうblogがあったのでご紹介しておきます。
海外のアスベスト規制について詳しいです。

法律と理学の知識でアスベスト問題を斬る! 行政書士・環境コンサルタントが環境問題の『常識』を斬っていきます。
http://blog.livedoor.jp/taoconsul/

英国の計画的な規制強化、米国の杜撰な規制ぶりなどがよく分かります。
日本でも英仏なみの規制はすぐ出来るはずだと思うのですが。


[369] Re:[367] 深刻な事態 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 22:34  

茜さん。
たしかに、子供を生みうる環境は、社会的にも、環境的にも、日々、悪化していっていますね。
ちょっと、言い方に語弊があったかもしれません。
しかし、さりとて、今の少子化対策なるものの、喜劇性も感じざるを得ないもので、あのような言い方になってしまったというわけです。



[368] Re:[366] [365] [363] アスベスト−一利一害の観点から- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 22:30  

TJNさん。
ありがとうございました。
なるほど、この管理区分は、じん肺法第4条2の規定に基づくものなのですね。
http://www.houko.com/00/01/S35/030.HTM参照
ここでは、
管理区分 じん肺健康診断の結果
管理一 じん肺の所見がないと認められるもの
管理二 エックス線写真の像が第一型で、じん肺による著しい肺機能の障害がないと認められるもの
管理三 イ エックス線写真の像が第二型で、じん肺による著しい肺機能の障害がないと認められるもの
ロ エックス線写真の像が第三型又は第四型(大陰影の大きさが一側の肺野の三分の一以下のものに限る。)でじん肺による著しい肺機能の障害がないと認められるもの
管理四 (1)エックス線写真の像が第四型(大陰影の大きさが一側の肺野の三分の一を超えるものに限る。)と認められるもの
(2)エックス線写真の像が第一型、第二型、第三型又は第四型(大陰影の大きさが一側の肺野の三分の一以下のものに限る。)で、じん肺による著しい肺機能の障害があると認められるもの
となっています。

しかし、私としては、アスベストを、一般の「じん肺」一般の概念の中に包摂されてしまって、その管理区分の元に、労災認定がされていることに、疑問を感じるのですが。
また、管理区分1と管理区分2との間の超えるべき谷間の幅が広いような気がします。
さらに、アスベストに準じての発がん性が指摘されている、ロックウォールを含む人造鉱物繊維(Synthetic mineral fibres (SMF))による被害についての規定も希薄のような感じがしています。
いかがでしょうか。

http://www.dsp.org.au/links/back/issue19/Brewer.htm


[367] 深刻な事態 投稿者: 投稿日:2005/08/02(Tue) 22:16  

安心して子どもを生める環境なんてとっくの昔になくしておいて女性にだけオニババ化するなといっても無理な話です。
アスベストもそうですが、政官財の癒着の構造が引き起こす
化学物質の蔓延は子どもを産みたい女性たちの望みを絶っています。流産が多くなっていますし、不妊で苦しむ夫婦も
多くいます。また、もっと子どもが欲しい、結婚して家族を
作りたいと思っても職場環境が悪かったり、将来不安のために思いとどまっている人がたくさんいます。
少子化をジェンダーフリーという言葉がどうのこうのと言っているうちは解決しないし、だいたいそんなことをいっているうちに事態はどんどん悪化して手遅れになってしまします。


[366] Re:[365] [363] アスベスト−一利一害の観点から- 投稿者:TJN 投稿日:2005/08/02(Tue) 22:16  

> 「「石綿肺管理2以上+続発性気胸」「石綿肺管理2以上+続発性気管支拡張症」「原発性肺癌」「悪性胸膜中皮腫」以外の疾患で、アスベスト(小体)が検出されても、労災保険の対象にはなりません。」
より正確なところは、病院に行って、規則を読み直さないと分かりませんので、しばしお待ちを...
概 略:石綿の職務に関連した暴露歴があるだけでは労災になりません。自覚・他覚症状がなければ半年ごと(1年ごとだったかな?)に公費でレントゲンを撮りな さい。これが管理区分1です。従って、管理区分1では石綿小体が確認されても未だ症状という「災害」が出ていないわけですから労災ではありません。石綿の 暴露歴があって、胸部レントゲン上の変化がある(石綿肺のこと)、もしくは自覚・他覚症状があれば自動的に管理区分は上がります。その他覚症状として挙げ られているのが続発性気胸、続発性気管支拡張症、原発性肺癌、悪性胸膜中皮腫です。
例えば胸部レントゲン写真上の変化がない(管理区分1)、つまり石綿肺ではない患者さんが気胸となってもこの場合は労災とはなりません。管理区分2であれば石綿肺または他の疾患が合併しているわけですから気胸は労災となります。

アスベスト小体はあくまで石綿暴露歴の決定的証拠でしかなく、疾患が発症していなければ労災にはならないと言うことです。たとえて言うならインフルエンザの抗体が上がっていても、熱がなければ「不顕性感染」であり、インフルエンザ症とはならないのと同じです。


[365] Re:[363] アスベスト−一利一害の観点から- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 21:43  

TJNさん。しばらくです。
あの後も、時々ビデオ見ていますよ。
そうですね。
社会トータルとしての総和としては、そのようなことが言えるかも知れませんね。
しかし、その場合は、被害者と加害者の分布や、組み合わせが異なってきますので、どのスコープで、一利一害を総和してみるかということになるでしょうね。
汚染者負担の原則(PPP=PolluterPays Principle)からいえば、汚染者は、被害者に対して、汚染者負担をするということになりますね。
そうでないと、ケースバイケースで、スコープの倍率を上げたり下げたりして、原因者負担が回避される恐れがあるのではないでしょうか。
ところで、労災の点で、ちょっとお聞きしたいのですが、あるメーリングリストで、次のような記事かありましたが、本当なのでしょうか。
「「石綿肺管理2以上+続発性気胸」「石綿肺管理2以上+続発性気管支拡張症」「原発性肺癌」「悪性胸膜中皮腫」以外の疾患で、アスベスト(小体)が検出されても、労災保険の対象にはなりません。」
http://www.jca.apc.org/~jinpai/hosyou.htm
この意味するところも、お教え賜りますれば幸いです。

http://www.dsp.org.au/links/back/issue19/Brewer.htm


[364] エコ・フェミニズムに基づく、少子化対策 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 21:28  

ときさん。
なるほど、いい本を紹介していただきました。
これでいくと、過剰なジェンダー・フリーが、本来の人間の遺伝子の命令にそむいた行動をとらせ、これが、出産行動に影響するということなのでしょうね。
これは、下記のサイトにあるように。エコ・フェミニズムにもづいた、生物学的な人間の女性の行動を、本来の遺伝子の命じるままに、それに沿ったものにする社会的環境作りが必要ということなのでしょう。
千 葉県知事の堂本さんが参議院議員時代に、私たちに話されていたことですが、堂本さんは、リプロダクティブ・ヘルツ(妊娠・出産及び生涯にわたる女性の健 康)という問題にご熱心でしたが、私ども、男性に対して、「男性にも、リプロダクティブ・ヘルツはあるのよ。」なんておっしゃっていました。
遺伝子の命令が、社会的・文化的に阻害されない社会が、少子化対策に有効な社会というのでしょうか。
やや、ここでも、老子的・理趣経的考えが、出てましたね。
http://www.thegreenfuse.org/deepcrit.htm

http://www.dsp.org.au/links/back/issue19/Brewer.htm


[363] アスベスト 投稿者:TJN 投稿日:2005/08/02(Tue) 21:06  

隠れアスベストを10以上診察している医師です。皆さん、会社に気兼ねしてなかなか労災申請をしません。

さて、最近フ ト思うのですが(物議をかもしそうですが)、もしもあの時代、アスベストがなかったら、もしかしたら、火事による死者が増えて結局は現在のアスベストによ る死者と同じくらいになっていたのでは無かろうかと。すると、当時のマスコミは、石綿を使用していなかった建造物ををきっと責めたのだろうなと。もちろん エビデンスも何もありません。ただの印象です。ただ、最近の石綿関連の記事を見ていて何となくそんな気がしてますので、その気持ちを投稿してみました。


[362] Re:[360] 母ザルが存在しているほうが、出産率が高いとの大阪大の調査 投稿者:とき 投稿日:2005/08/02(Tue) 19:11  

> 人間でも、このような調査結果はあるのだろうか。

 女性自身の身体感覚と、動物であることの肯定的な意識をいかに持てるかにかかっていると思います。やはり「生」と「性」に関する「教育」の問題だと思います。

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す 光文社新書
三砂 ちづる (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032664

(やはり、いきすぎた「ジェンダーフリー」やそれに類する、思想運動が、ある意味、人間の「繁殖」を妨げている面はなきにしもあらずと思われます。)


[361] Re:[357] まりちゃんさん、教えてください。BSEステータスは議論されましたか 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/02(Tue) 19:08  

日本農業新聞の紙面では、ご紹介の部分に続けて、以下の分が付きます。ここで傍聴したまりちゃんさんにお尋ねしたいことがありますので、よかったら教えてください。
>吉川泰弘座長は委員会後の会見で「消費者が(輸入牛肉を買うかどうかの)判断にも影響するだけに、公開するように働き掛けたい」と述べ、科学的な評価と消費者への情報提供の両面から、米国に一層の情報開示を求める考えを強調した。
 また、感染が疑われる米国の3例目に付いて吉川座長は最終的に感染牛と確認されても織り込み済みで「評価に影響ない」とした。ただ、民間の獣医師が牛の検体を保存したまま約4ヶ月間放置したことに疑問を呈した。 8/2日本農業新聞

解 せないのは、吉川泰弘座長が感染牛と確認されても織り込み済みで「評価に影響ない」とした点。これまでの経緯を見れば、日米合意の「多少はBSE牛が出て も、審査には影響させない」を念頭においての発言と解釈できるが、自国産BSE牛が出たことによる米国のBSEステータスの変化は、どうなのか、それも織 り込み済みなのだろうか。
今回の諮問は、カナダ・米国産の牛肉と牛内蔵肉についてであるが、内臓肉・仙台の牛タン屋さんが求めているタンなどは OIE規約コードでは、その国のBSEステータスで扱いが全く違う。BSEステータスはNegligible (無視してよい)BSE リスク国、Controlled (制御された)BSE リスク国、Undetermined(不明の) BSE リスク国の3つがある。自国産BSE牛が出たから米国は、無視してよいBSE リスク国ではない。
 詳しくは、北林さん(農業情報研究所)が述べ られていますが、Undetermined(不明の) BSE リスク国なら、原料となる牛は、肉骨粉又は獣脂かすを給与されたことがないことを証明する国際獣医証明書の提示を要求すべであるとなっている。 Controlled (制御された)BSE リスク国とは扱いが全く違ってしまう。

北林さんは、不明の BSE リスク国と判断したのではないかと推測されていますが、まりちゃんさん、そのような発言はありましたか?米国のBSEステータスに関して何か論議がありましたか?

ま た「民間の獣医師が牛の検体を保存したまま約4ヶ月間放置したことに疑問を呈した」とありましたが、この点は論議されましたか?この点は「3)BSE様症 状を呈するすべての牛の調査及び届出義務」に関連しています。これが守られていないとなれば、米国は不明の BSE リスク国と判断できます。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05080201.htm


[360] 母ザルが存在しているほうが、出産率が高いとの大阪大の調査 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 18:28  

この大阪大学の調査では、野生のニホンザルの集団で、母ザルがいることで娘ザルの出産率や孫ザルの生存率が高まるということだ。
5−9歳の娘ザルのある年の出産率を調べた結果、母がいる娘は4割だったのに対し、母が死んだりしていない娘は3割にとどまったという。
人間でも、このような調査結果はあるのだろうか。
小子化対策で、この理論が応用されれば、一億総婿さん化が、日本の人口危機を救う?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000166-kyodo-soci


[359] Re:[341] [339] 何故、米国のリスク評価の侵入リスクに、CWDを入れないんですかねぇ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/02(Tue) 17:01  

笹山さん、シカのCWDなどの件で農水省のどなたかから、消費者の部屋さんを通じてお返事をいただきましたので、UPさせていただきます。

>食品安全基本法に基づき、食品安全委員会はその所掌事務を遂行する時は資料の提出等を求めることが出来ることとされており、食品安全委員会における米国産牛肉等の安全性に係る評価に当たっては、これまでも必要な資料の提供を行ってきました。
>CWDはシカの伝達性海綿状脳症として北米で発生しており、食品安全委員会における会議でも何回か取り上げられ、
専門家である委員は当然把握している知見であると考えられます。
> 米国産牛肉等の輸入に関する今回の議論においても、当然CWDも念頭に議論がなされていると考えていますが、CWDに特化した資料要求は来ておりません。 ちなみに、米国の飼料規制では、鹿を含むほ乳動物(純粋な豚・馬を除く)を鹿を含む反芻動物に給与することを禁止しており、この資料は既に食品安全委員会 に提出しております。 今後、CWDについての資料要求があれば、可能な範囲で資料を提出することとなりますが、原則として食品安全委員会が科学的評価に 必要とした場合に提出すべきものと考えています。
>なお、食品安全基本法では消費者の役割として意見の表明が規定されていることから、食品安全委員会の食の安全ダイヤルやパブリックコメントの募集の機会等を利用して食品安全委員会に資料を提供されることも可能と考えます。

消 費者として、食品安全委員会に言えってことでしょうけど、今までだと事務局止まりだし(消費者の意見や情報に対して、事務局じゃなく、”調査会”から回 答って、出たことないですよね?)、先日のメールは農水省だけじゃなくて食品安全委員会にももちろんお送りしましたけど、8月1日の調査会には話も出な かったし。農水省さんの議事録によると、リスク評価に科学的に必要な項目のようですが、さて、どうするんでしょう。


[358] Re:[343] 野鳥狩りにまで発展するロシアとカザフスタンの鳥インフルエンザ 投稿者:とき 投稿日:2005/08/02(Tue) 15:52  

> 西シベリアの衛生担当官は、数千の鳥について、殺処分を命じた。
> これは、感染野鳥が、ヨーロッパや北アメリカへ渡り、ウイルスを拡散することを懸念してのものである。
> 今回の感染地域は、家禽と野鳥とが同居しているところが多いとされている。
> また、Kommersantという地元日刊紙が伝えるところによると、Orenburgの家禽会社は、領域内の野鳥を撃つ準備をしているという。

  ここまでくると、どうも旧共産圏は、人間の感染症も同じ考え方でやってしまう可能性が大だと、判断せざるを得ません。恐ろしいことです。ウイルスに対する 無知に発しています。笑うに笑えない状況になっています。まさに狂気の沙汰です。動物愛護団体、自然保護団体、エコロジストほかも、みな、同じ考えなので しょうか? あまりにも無知の窮みです。もう、人間の考える力(「脳力」)が、自然環境に順応・適応できなくなっているかのようです。人類が滅亡するのも 近い? いやはや。(中国の各種「疫病」は、どのような対処・対策をしているのでしょう?)


[357] 食安委:飼料を通じて感染が広がる「交差汚染」の可能性があると正式にみなした。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/02(Tue) 15:44  

飼料規制に抜け穴 米国とカナダ、交差汚染の可能性
[2005年08月02日付] 日本農業新聞
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?1
厚 労省などが諮問した米国、カナダ産牛肉の輸入再開条件を審議している食品安全委員会プリオン専門調査会は1日、牛海綿状脳症(BSE)感染状況の推測に向 けて検討項目を整理した。両国の飼料規制には抜け穴があり、飼料を通じて感染が広がる「交差汚染」の可能性があると正式にみなした。次回から、感染牛の発 生頭数の具体的な推測を始める予定。
 
 両国の検査方法には感染牛の見逃しがあるとの前提で、審議することも確認した。日本では健康牛から9頭の感染牛が見つかっているのに対し、対象を死亡牛などのリスク牛に絞り、検査頭数も少ないからだ。
 
  同調査会の要求で米国は検査結果などの詳しい資料を提出したが、各委員からは「内容が断片的」「検査結果の写真が不鮮明」との不満が相次いだ。検査した牛 の年齢分布や地域などの重要な資料のほとんどが委員限りの非公開であるため、傍聴の消費者から批判の声が上がった。…


[356] Re:[354] ちょっと気になるサイトの情報 投稿者:とき 投稿日:2005/08/02(Tue) 15:35  

> 「4月下旬。京都府内の複数の養鶏業者に海外から手紙が届いた。差出人はフィリピンの輸入代行業者を名乗っていた。「鳥インフルエンザは再発しないとは言 い切れません。そこで、危機管理として○○(製薬名)の購入をお勧めします」「農林水産省からの圧力が充分、懸念されますので(中略)国外販売と成る事と 御理解下さい」。日本では認可されていない鶏用の鳥インフルエンザワクチンをあっせんする文書が入っていた。」

 現場の、 藁にもすがる思いを食い物にする悪徳業者は、どこにでも出没しますね。(人の病気でもあることですね。) かといって、それを用いるのは、あくまでも脱法 行為ですが。ウイルスに対する、現場の現実対応をする(かかっても発病しないさせない)ことが、人間が設定した規則によって封じられてしまっているのです から、どうにもなりません。進むも地獄、戻るも地獄、まるで、誰かさんの心境と同じでしょう。
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0508/050802-1.html
《耐え切れぬ夏(平成17年8月02日)》

  皆が皆、そのような脱法行為に手を染めているとは思いませんが、一部あったとしても不思議はないとおもいます。何の世界でもよくあることです。それは、対 策の判断の要素に入れることはできません。あくまでも「無法者」集団なのですから。アウトローの人々を、法律規則の範疇に入れることは、最初から論外で す。それは、それなりの罰則付きの、刑法の範疇で考えればいいことです。ウイルス感染症の対策とは別の問題です。

 承認されていないワク チンを国内で使用すること(違法行為)と、アジア地域での鳥インフルエンザウイルス感染症対策を考えることとは、本来、まったく別の問題です。なるべく ごっちゃに混ぜ込んで考えないようしたほうがよいと思います。(情報のご紹介大変有難うございました。)


[355] こちらのサイトにリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 15:30  

私のプログ記事「アスベスト混入疑惑商品一覧」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=316が、こちらのサイト「I need time, love, joy 多方面にアンテナのびまくり。 」http://timelovejoy.seesaa.net/article/5548700.htmlにリンクいただいております。
光栄です。

http://timelovejoy.seesaa.net/article/5548700.html


[354] ちょっと気になるサイトの情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 15:06  

この「田村医院発」の情報の中に、次のようなことが書いてある。
「4月下旬。京都府内の複数の養鶏業者に海外から手紙が届い た。差出人はフィリピンの輸入代行業者を名乗っていた。「鳥インフルエンザは再発しないとは言い切れません。そこで、危機管理として○○(製薬名)の購入 をお勧めします」「農林水産省からの圧力が充分、懸念されますので(中略)国外販売と成る事と御理解下さい」。日本では認可されていない鶏用の鳥インフル エンザワクチンをあっせんする文書が入っていた。」
以上引用

http://tsubasa.gr.jp/164.html


[353] これも、トリフルがらみの自殺? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/02(Tue) 14:09  

<永岡議員自殺>僕は自民党の社員だから仕方がない――(毎日新聞) (2日0時23分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000001-mai-pol
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

『最近は茨城県で発生した鳥インフルエンザについて地元の養鶏業者から「早くワクチンを出してほしい」と陳情を受け、永岡氏が「それは農水省が決めることだ」と答えたところ、「じゃあ他の党に頼む」と言われ、気に病んでいたという。』

『関係者によると、永岡氏は不眠に悩んでいた。』
 典型的な、うつ病ではないでしょうか。もっと気軽に、精神神経科に受診していれば、悪化させることはなかったように思います。

地元に衝撃 永岡衆院議員自殺(asahi.com マイタウン茨城)
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=9352
永岡衆院議員自殺 県政界、地元に衝撃(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20050802/lcl_____ibg_____000.shtml
『神栖市の誕生式典で知らせを受けた橋本昌知事も「急なことで大変驚いている。(農水省出身のため)鳥インフルエンザやコイヘルペスウイルスでもお世話になった。ご冥福をお祈りします」と語った。』

 殺生が祟ったとは思いたくありませんが・・・。


[352] 国内対策見直し 「知らない」33%/BSEで農水省調査投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/02(Tue) 12:56  

国内対策見直し 「知らない」33%/BSEで農水省調査 [2005年08月02日付 日本農業新聞]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?9
 牛海綿状脳症(BSE)の国内対策見直しについて「知らない」とする国民が33%に上ることが1日、農水省が消費者モニターを対象に行った調査で分かった。米国産牛肉の輸入再開について厚労・農水両省が食品安全委員会に諮問したことも、46%が「知らない」と答えた。
 
 5月に消費者モニター1550人に尋ね、回答率は83%だった。




[351] 牛肉問題への矛先を警戒 対米報復関税で経産相 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/02(Tue) 12:49  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000057-kyodo-bus_all
BSE問題は「科学で」と米国はいいながら、全然科学的でない方法で再開圧力を加えてますね。

その効果から考えると、ますます胡散臭く、消費者が米国産の肉を警戒、反発して、消費が落ちるような気がしますが...



[350] 流行の低炭水化物(肉食)ダイエット、米アトキンズ社が破たん 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/02(Tue) 12:46  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050802-00000304-yom-int

畜産のあり方が本当の意味で問われてくる時代に感じています。


[349] 鳥インフルエンザ問題の今後(47)(48) 投稿者:とき 投稿日:2005/08/02(Tue) 12:26  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(47)(2005.8.1)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza130.htm

《鶏を殺処分する重大な決定をするとき実際は総合的に誰がそれを判断するのだろうか。いやさプロデューサーなりコーディネーターはいるのだろうか。》

 制度上、国が考えるアタマで、都道府県が手・足ですから、指針(ガイドライン)が国で設定されると、あとは自動的にルーチンワークです。各自治体が判断するスキはほとんどないのが現状でしょう。

《殺処分が仕方がないとすれば、それが唯一の選択肢だという確かな学術的根拠を頭の悪いわれわれ現場の人間に分かるようにかみ砕いて説明して貰いたい。知らしむべからず的黒塗り手法では到底納得出来そうにない。》

 説明できるわけがないと思います。本人たちが、いかに新型であろうとも、やがては共存する道をたどる、ということを熟知しているわけですから。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(48)(2005.8.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza131.htm

《改めてのサーベイランスの必要がどこにあるのか。あるとすれば「とき様」の云われる不認可ワクチンの追求位しか思い及ばない。》

 もうこれしかないですね。まったく無意味です。もはや、具体実際の「対策」からかけ離れています。

《各地方行政の立場でも、この茨城の例を他山の石として、小委員会の全く子供じみた殺せ殺せでない総合的判断をもって事に処して貰いたいものである。
これ以上鶏共を血祭りに上げずとも、大人としての常識的な判断での証明は十分なされたと考えるべきである。疫学的な証明など判断力のまるでない学者世界の絵空事に過ぎない。そんなことを信じて居たら日本中に鶏は居なくなる。》

 茨城県は、「コイ」も血祭りにあげてしまいましたね。日本一の養鯉産業地域が、廃業同然になって、さぞ全国で困ってしまった人々が多数出ていることでしょう。養鯉産業を破壊してしまったようなものです。
http://www.asahi.com/special/khv/
http://www.maff.go.jp/koi/index.html
http://www.maff.go.jp/koi/pcr_kensa.html
 全国で、コイの殺戮はいまだに続いているようです。

 コイの次は、あきらかに「鶏」です。最後は「ウシ」?


[348] 差別発言の削除に協力してください。 投稿者:オリジナルランキング利用者 投稿日:2005/08/02(Tue) 11:58  

差別発言の削除に協力してください。
オリジナルランキングというサイトでの在日に対する差別テーブル(スレッド)を消してください。
利用者が各テーブル(スレ)にある「削除希望ボタン」を押すことにより、10回押されると(一人、一回のみ押せる。10人が押すと)自動的にそのテーブルは削除されます。
何度もテーブルを消されると、その消された人は消されるようなテーブルを作る荒らしと判断され自動的にアクセス禁止になります。
管理人に削除依頼しても、数ヶ月間放置しているために利用者が消すしかありません。
無料、パスワードなど必要なく、利用するにも利用方法を読めば簡単です。
自分たちでなくせる差別は自分たちでなくしましょう。
よろしくお願いします。

オリジナルランキング
http://guriuri.com/ranking/
↑ここから「政治経済ランキング」に入ってください


[347] Re:[340] 鶏用ワクチンなんて無駄 投稿者:とき 投稿日:2005/08/02(Tue) 11:35  

くろまく動物医薬品工業 様

> 鶏用ワクチンを使う価値は全くありません。

  それはどうでしょうか? 以下がその理由であれば、ハズレです。以下の内容は、あくまでも人の側の取り決めの問題です。けっして、in vivo でのウイルス感染症対策ではありません。私は、あくまでも生物学としての現実対応について述べてきているわけです。ご理解ください。

> 我が国の計画では鶏用ワクチンを使用する際には、意図的にワクチンを接種しないモニター鶏を同時に飼育することになっています。モニター鶏を置く目的は鶏 舎へのウイルスの侵入を観察するためですが、万が一ウイルスが鶏舎に侵入し、モニター鶏が死んでウイルス感染が判明すれば、制度的に、せっかくワクチン接 種した鶏をも殺さなければなりません。
> つまり、現行制度下では、鶏の死亡は行政に報告しなければならず、モニター鶏の死亡は隠せないため、鶏にワクチンを接種しようと接種しまいと養鶏業者は鶏を殺さなければなりません。

 全くそのとおりです。異論はございません。これは、あくまでも人が取り決めた制度(規則、農水省令)の問題です。

>ワクチン業者はこのことには一切触れず、ワクチンを売ろうとしています。つまり、ワクチン業者を利するだけです。

 それをもふくめた対策変更を表明しているのですが。(直接言葉でいわなくても、制度をいじるということは、そのようなことも含めて考えているのです。)      
 以上です。どうも貴重な意見有難うございます。


[346] 昨日のプリオン専門調査会の報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/02(Tue) 10:39  

米国の実状、不明な点が多い 
プリオン専門調査会、データを再度要求(日本食糧新聞)
http://www.nissyoku.co.jp/
  米国産やカナダ産の牛肉の輸入再開に向けて検討している食品安全委員会・プリオン専門調査会は1日、前回までに追加要求していた両国の規制手法、検査体 制・手法、SRMの除去体制などについて、厚労省や農水省から報告を受けた。米国、カナダも跛行状態になるなどの高リスク牛を検査対象にしているが、米国 は獣医が検査に直接的に関与していない可能性があるなどの意見が出ている。7月27日(現地時間)に、米国農務省(USDA )から発表のあった疑似患畜のサンプルも、担当の獣医がUSDAへの送付を忘れ、サンプルをホルマリン漬けにしていたため、WB(ウェスタンブロット)法 で確認の検査できない実態がわかっている。委員は組織の末端まで管理が徹底していない点を指摘している。また、昨年11月に簡易検査で陽性となっていて も、10年以上前の免疫組織化学検査(IHC)を使っているため、検出できなかった実態が示されている。
 米国の実状についてわからない点が多いので、委員は厚労省と農水省に現在までの対策、その結果、今後の対策などを整理するよう求めている。 プリオン専門調査会は次回会合に米国、カナダ、日本のリスクを比較して検討する予定。(8月1日13:25)

<BSE牛>検査体制の米国と日本との格差示す 農水省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000071-mai-bus_all

朝日、読売、東京新聞はどういう記事になりましたでしょうね。朝日のBSE特集では3頭目のニュースがUPされてないみたいですが。
http://www.asahi.com/special/bse/


[345] P2P機能搭載のブラウザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 09:20  

ノルウェイのOPERAがP2P機能であるBitTorrent搭載のブラウザを発表した。
下記のサイトで無料ダウンロードできる。
しかし、このブラウザをどのように利用するのかは、ちょっと、いまいち、わからないのだが。

http://snapshot.opera.com/


[344] Re:[311] 8月2日に帝国ホテルにて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/02(Tue) 09:02  

下記、日本フードサービス協会さんたちが、新聞やTVの論説委員や解説委員を呼んでの昼食勉強会とききました。

> 8月2日に帝国ホテルにて、業界団体が、新聞やTVの論説委員や解説委員を招待して、勉強会&帝国ホテルのお弁当を出すという話を耳にしました。
>
追伸:講師は唐木教授とのことです。


[343] 野鳥狩りにまで発展するロシアとカザフスタンの鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/02(Tue) 07:53  

ロシアのノボシビルスクとカザフスタンのパブロダールで、相次いで鳥インフルエンザ゛発生し、そのうちのカザフスタンでは、19歳の家禽労働者が、H5N1ウイルス感染疑いが出るなどにいたって、西シベリアの衛生担当官は、数千の鳥について、殺処分を命じた。
これは、感染野鳥が、ヨーロッパや北アメリカへ渡り、ウイルスを拡散することを懸念してのものである。
今回の感染地域は、家禽と野鳥とが同居しているところが多いとされている。
また、Kommersantという地元日刊紙が伝えるところによると、Orenburgの家禽会社は、領域内の野鳥を撃つ準備をしているという。

http://www.timesonline.co.uk/article/0,,3-1717099,00.html


[342] Re:[340] 鶏用ワクチンなんて無駄 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/01(Mon) 22:22  

くろまく動物医薬品工業さん。こんにちわ。
このサイトにも、同じような意見が書かれていますね。
「清浄国の旗の下、下 手をすればアジア各地に風土病的に住み着くおそれのある亜型が、将来的にも我が国ではワクチンをやってもモニター鶏によって摘発淘汰の対象になったままだ とすれば、最近のように法定感染症そのものの同定を避ける動きが加速するのも仕方のないことだと思う。」
鳥インフルエンザ対策にも、北風政策と太陽政策とのバランスが必要ということでしょうかね。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza108.htm


[341] Re:[339] 何故、米国のリスク評価の侵入リスクに、CWDを入れないんですかねぇ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/01(Mon) 21:14  

まりちゃんさん。
「侵入リスクの評価」として、「TSE因子の存在の有無。存在する場合、サーベイランスの結果に基づいた有病率」となっており、
そのTSEとしては、
スクレイピー、BSE、ミンク脳病(TME)、猫脳病(FSE)、CWD、人間のKuru、
クロイツフェルトヤコブ病、ゲルストマン‐シュトロイスラー‐シャインカー病、vCJD
があるということですね。、

http://www.aphis.usda.gov/lpa/pubs/fsheet_faq_notice/fs_ahtse.html


[340] 鶏用ワクチンなんて無駄 投稿者:くろまく動物医薬品工業 投稿日:2005/08/01(Mon) 20:37  

ときさんへ
鶏用ワクチンを使う価値は全くありません。
我が国の計画では鶏用ワクチンを使用する際には、意図的にワクチ ンを接種しないモニター鶏を同時に飼育することになっています。モニター鶏を置く目的は鶏舎へのウイルスの侵入を観察するためですが、万が一ウイルスが鶏 舎に侵入し、モニター鶏が死んでウイルス感染が判明すれば、制度的に、せっかくワクチン接種した鶏をも殺さなければなりません。
つまり、現行制度 下では、鶏の死亡は行政に報告しなければならず、モニター鶏の死亡は隠せないため、鶏にワクチンを接種しようと接種しまいと養鶏業者は鶏を殺さなければな りません。ワクチン業者はこのことには一切触れず、ワクチンを売ろうとしています。つまり、ワクチン業者を利するだけです。


[339] 何故、米国のリスク評価の侵入リスクに、CWDを入れないんですかねぇ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/01(Mon) 19:35  

○ 山内委員:それで先ほどの議論でも出ていたのですが、結局それぞれの国が自分の国のステータスを決めるのは、その国が決めるだけではなくて、輸入国の方がちゃんと要求できるのだという説明がありましたが、それはこのコードの中にちゃんと書いてあるのでしょうか。
>○ 川島衛生管理課総括:一般的にS P S 協定、こういったものの枠組みの中での基本的な共通認識というふうに理解しております。
○ 吉川委員:このカテゴリーの基本になる侵入リスクと暴露リスクに今度分けてパワーポイントの6 の方に示してありますけれども、その侵入リスクの最初の原文もそうだろうと思う。T S E ( 伝達性海綿状脳症)因子の存在の有無というのは、これはB S E に限らず、スクレーピーも、シカのやつもみんな入るという考えでいいのですか。
>○ 釘田衛生管理課長:そうです。
○ 吉川委員:そうですね。
>○ 北本委員:もう1 回確認したいのですが、C W D ( 慢性消耗性疾患)は本当に入るのですか。
○ 釘田衛生管理課長:ええ、ここの侵入リスクの評価の項目として、C W Dも考慮すべきものとしてここでは含まれていると理解しております。
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/h170408gijiroku.pdf

あれ〜?おかしいなぁ。農水省さんの回答だと、食安委から依頼があれば出すとか言われてたけど、農水省さんが「侵入リスクの評価項目としてCWDも考慮すべきもの」と発言されてるじゃないですかぁ。


[338] Re:[336] プリオン専門調査会の会合傍聴 感想 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/01(Mon) 19:33  

本日は品川先生、いらっしゃいませんでした。
CWDの話も一切でませんでした。

国会での参考人質疑や代用乳の中の油脂や血漿蛋白の汚染の報告などは、公開審議では無視されてました。
米 国の侵入リスクにも、肉骨粉や生体牛は入ってましたが、動物油脂は「オランダ産」のみだけがUPされていて、しかも米国カナダの欄にゼロ、と書いてありま した。血漿蛋白については侵入リスクの表に入っていませんでした。他国からの油脂と血液の侵入リスクについても、評価対象に入っていません。

山内委員から、米国でどれだけBSEが増幅しているかを評価すべき、という意見がありました。他にもいろいろありますが、取り急ぎ。

ところでですが、28日(邦訳29日)のProMEDで、日本のBSEの感染源として、油脂の汚染の問題が配信されていました。
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050729%2D0030
http://www.promedmail.org/pls/promed/f?p=2400:1001:4688316381019864935::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1010,29865


[337] ハンバーガー企業が「食育」啓蒙だそうで。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/01(Mon) 18:47  

ハンバーガー大手2社 「栄養不安」払拭へ本腰 HPや出張授業で「食育」啓蒙(産経)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000015-san-bus_all


[336] プリオン専門調査会の会合結果の報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/01(Mon) 18:21  

米牛肉、9月中の輸入再開決定は不可能(TBS)
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news3085167.html
 アメリカ産牛肉などの輸入再開条件について審議している、食品安全委員会のプリオン専門調査会が1日に開かれましたが、今後も議論を続けることで合意したため、アメリカが求めていた9月中の輸入再開決定は事実上、不可能になりました。
 この日の調査会では、農林水産省などを通じてアメリカに要求していたBSE感染牛のデータが揃ったことを評価。そのうえで、今月下旬に予定されている次回以降の会合で、BSE感染のリスクについて日本と比較・検討する方針を確認しました。

 ただ、調査会が議論をまとめてから輸入再開の決定までには、食品安全委員会での審議や4週間程度の意見募集期間が必要です。

 このため、アメリカが求めていた9月中の輸入再開決定は事実上、不可能となりました。(01日15:40)

米国が新たなデータ提出 プリオン専門調査会(共同)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000147-kyodo-soci

日経のA・Mさんは食品安全委員会の取材はされてないのかも?
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/20050726c187q000_26.html
早ければ9月ごろに輸入再開の方針が決定するとの予想が多い。(A・M)日経、4時間前にNET配信

食安委:資料と議事録は下記にUP予定
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html


[335] 「北朝鮮、露西亜がおもな輸入元」? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/01(Mon) 16:20  

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成17年(2005年)8月1日(月曜日)
 通巻1200号 から
http://www.nippon-nn.net/miyazaki/

(読者の声2)先日ラジオ番組で宮崎さんは、四川省の奇妙な豚の伝染病について、香港ではすでに四川省からの豚肉の輸入を差し止めていると言われていました。日本のマスコミはあまりこの問題を重視していないようですが?(YS生、山形)

(宮崎正弘のコメント)台湾の『自由時報』は、これを「四川怪病」と名付けました。死者が32名に達したところで、一部日本の新聞も書きました。その後、死者は数十名、現場には軍隊が導入され、戒厳令のごとく情報が統制されていますので、これ以上詳しくは分かりません。
この豚は北朝鮮、露西亜がおもな輸入元らしく、ですから、伝染の広がりは暗黒のなかを突っ走る飛行機の如く拡がっている懼れがあります。
(以上コピペおわり)

 噂のレベルなのかもしれず、定かではありませんが、ご紹介まで。

四川省のブタ感染病、エボラ出血熱の疑いも【大紀元日本8月1日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/08/html/d19811.html
 ?


[334] 民主党さん、公表はされないのですか? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/01(Mon) 16:00  

第26回 アンケート結果表示
http://www.research-dpj.com/count/count_sheet026.html

■第26回  2005 7/20〜7/25
・時の首相が靖国神社を参拝することについてあなたはどう思いますか?
・小泉首相の靖国神社参拝が原因で中国や韓国との関係が悪化しているとの見方があります。そうした中において、小泉首相の近隣諸国への外交対応をどう評価しますか?
・ 民主党の岡田代表は政権交代後、首相になった場合、自分の意思で靖国神社に参拝しないとしています。あなたはどう評価しますか?
・ 首相の靖国神社への参拝問題で日本の国益に叶うのは、参拝の継続か中止どちらだと思いますか?

「世党@net」へようこそ!
http://www.research-dpj.com/index.html


[333] 『第11回家きん疾病小委員会速記録』から 投稿者:とき 投稿日:2005/08/01(Mon) 15:43  

『鳥インフルエンザ問題の今後(46)』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza129.htm
(『喜田さんのワクチン』でリンク。ご紹介有難うございます。)
食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会
第11回家きん疾病小委員会速記録
http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/kanbou/kakin_sippei/dai11/giji.html

○喜田委員長
  それから、ちょっと気になったのは、私たちは「高病原性鳥インフルエンザ」と言う場合は鶏に対して病原性が高いウイルスの感染による病気であるという定義 はできますが、高病原性鳥インフルエンザの定義においても、鶏に接種して決めるんだ、鶏に対してしか病原性はわかっていないのだということを周知した方が いいような気がします。
 
○大槻委員
 そうですね。
 
○池田国際衛生対策室長
 鶏の病原性が高いということを周知するんですか。
 
○喜田委員長
 要するに、高病原性というものは鶏に対してだけしか調べていないわけですね。
 
○池田国際衛生対策室長
 野鳥であるとか、そういったほかの禽種についてですね。

○喜田委員長
 だから、アヒルには全然病気は起こさないかもしれないよと。高病原性と言うものですから、一般の人は、人がかかったらみんな死ぬと思っているんですよ。
(引用ここまで)

 つまり、「高病原性鳥インフルエンザウイルス」は、もっと厳密にいえば、「高病原性【鶏】インフルエンザウイルス」だということです。
  養鶏畜産業で、飼養育種されているものだけが、特別強く感受する(しかも生まれて初めての感染の時だけ)、鳥を宿主とするウイルスによって起こるインフル エンザ様の病気だということですね。アヒルも鴨もその他の野鳥ですら、たいした病気ではないということです。ましてや、ヒトをや。なぜ、もっと、その辺の 知識を啓発・周知させる努力を怠るのでしょうか? それを、やってしまったら、「清浄国」にしがみついている意味がなくなるから? そして、ワクチンを解 禁せざるを得なくなるから? 自分に都合のいいワクチンができるまでの時間稼ぎでもやっているのですか? ある意味、養鶏業の『鶏』の世界だけで激しくお こっている、ウイルス感染症ではないですか? もしまがりなりにも、やがて種の壁を越えて、ヒトを宿主にすることがあろうとも、それであればなおさら、鶏 での、発病流行を抑制させる必要があるではないですか。感染症は、流行させないが大原則です。となれば、起こってしまってからの対処対策ではなく、なるべ く起こらない、もっといえば、感染しても発病させないことが、確実な流行防止策です。
 密閉型隔絶養鶏舎でない限り、ウイルスフリーなどというも のは不可能です。一度、環境中に存在してしまったウイルスに対して、ヒトもトリもウイルスも、共存していくよりほかないといことは、ウイルス学の専門家で あればあるほど、だれよりも痛感しているはずの知識ではありませんか。
 この事態にいたっても、H5型対応のワクチンの承認がなされないというのは正気の沙汰ではない。(しかも国として備蓄までしているような、確とした製品がありながら。)


[332] Re:[317] [316] 老子とは、なんと粋なハッカー集団? 投稿者:とき 投稿日:2005/08/01(Mon) 15:15  

 なんと懐かしい響きでしょう。私も学生時代に、かなり中国思想にかぶれておりましたもので。たしか小川環樹博士の訳されたもので読んでいた記憶があります。(ちなみに、貝塚茂樹、湯川秀樹、と兄弟であられる方のようでしたが。)
 雑な読み方ながら、論語に比して、すこし危険な香りがするなとも思っておりましたが・・・。

老子を味わう
http://www.netwave.or.jp/~m-kenji/page/rousi/rousi000.htm
 まったく、古くありませんね。今に通じます。(多少、解釈の相違がありますが。)

爲無爲則無不治。(第3章)(ムズカシ、デモ理想。)
上善若水。(第8章)(新潟の日本酒に似た名前のお酒がありますが。)
http://www.jozen.co.jp/top/syohin/sina/kuwa.asp?id=1
大道廢。有仁義。知慧出。有大偽。(第18章)
絶學無憂。(第20章)
絶聖棄智。民利百倍。(第19章)
知者不言。言者不知。(第56章)
故之善爲道者。非以民明。將以愚之。民之難治。以其智多。(第65章)(これは、現代では、納得しない?)
知不知上。不知知病。(第71章)
和大怨。必有餘怨。(第79章)
信言不美。美言不信。善者不辯。辯者不善。知者不博。博者不知。〜天之道。利而不害。聖人之道。爲而不爭。(第81章)

 しばし、老子の世界にはまってしまいました。いいですねえ。でもやはり本来、「オカルト」(隠されたもの)ですね。仏教で言えば、「理趣経」あたりでしょうか。

> これがそのサイトですね。
> http://www.chinahonker.com/

 なるべくであれば、できる限り向こうのサイト、踏まないようにしております。(いろいろと、侵入攻撃あるものですから。)
  しかし、「タオ」を掲げてあるということは、本当の意味で、恐ろしいことです。「人為」は陽炎(幻想)のようなものだと宣言しているのに等しいものだから です。このような無法者集団を野放しにしている国が、現代世界に現前として存在しているという深刻さを、もっと明確に認識しておかなくてはならないと思い ます。 謝


[331] Re:[330] [329] [324] [320] [318] [315] [313] 日本株式会社の破産状態がよくわかるサイト 投稿者:真名  投稿日:2005/08/01(Mon) 13:47  

笹山さん。 ありがとうございます。

簡保の運用は去年から外資に委託されておりますが、現時点では変化はないんですかねえ? このへんが気になるところです。

「長期投資としての日本国債」
http://www.cantan.co.jp/chouki/kabu.htm
このサイトは新しい情報は皆無でした。
日本国債がAAでも高すぎるのは当然のことで、AAでも高すぎると思います。 しかし、その根拠が、米国債にAAAを与えているムーディーズという権威?であるというのは理解できません。

「THE DUAL MANAGED SYSTEM OF THE MORATORIUM PERIOD」
http://www.mizuho-sc.com/english/ebond/reports/economy/9905.html

2000年のレポートですね。
今もやってることは変わっていないようですが・・・・
デフレーション下で短期国債を低金利で買うことは合理的です。
銀行さんなら、イールドカーブ、長短金利スワップについてもっと書いて欲しいものです。
最近でもスワップをやっているはずですが・・・・・

「Current Japanese Fiscal Condition」
http://www.mof.go.jp/english/budget/brief/2004/2004f_04.htm
このページは、たいしたことは書いていませんね。
他のページは膨大ですねえ。ちょっと今は読めません。

「日本株式会社」というのは不正確な表現であると思います。
日本国は会社ではありません(笑)。
日本株式会社に最も近い概念は「国民経済」です。
国民経済計算ですと、まだ年間10兆円程度の経常黒字があったと思います。
また対外債権は200兆円以上あるはずです。
従って日本国の国民経済計算に基づく限り、赤字でもなく、破産もしていません。
これほどの黒字と対外債権とを所有する国は世界に一つもありませんし、確かこれまでも存在しなかったと記憶しています。
この状態で、資本として有効に活用されない膨大な資金を滞留させる、前代未聞の巨大な借換国債市場を成立させた日本政府あるいは国民は、たいへん愚劣かもしれないとは思います(笑)。
よほどおかしなことをやっているとしか考えられません。 これでつぶれるのは「自滅」ではないかと。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[330] Re:[329] [324] [320] [318] [315] [313] 日本株式会社の破産状態がよくわかるサイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/01(Mon) 11:04  

真名さん。
こんなサイトが、よくわかるようですね。
「長期投資としての日本国債」
http://www.cantan.co.jp/chouki/kabu.htm
「THE DUAL MANAGED SYSTEM OF THE MORATORIUM PERIOD」
http://www.mizuho-sc.com/english/ebond/reports/economy/9905.html
「Current Japanese Fiscal Condition」
http://www.mof.go.jp/english/budget/brief/2004/2004f_04.htm

ということで、同じ日本発のサイトでも、英語サイトのほうが、より具体的に、日本株式会社の破産状態をよく説明しているのは、どういうわけ?


[329] Re:[324] [320] [318] [315] [313] 郵政民営化法案を阻止したいなら、元郵便局長さんたちは、政治的活動から退くべし。 投稿者:真名  投稿日:2005/08/01(Mon) 10:32  

笹山さま、ありがとうございます。 政治家としては踏み込むと危険な領域の質問をしてすみません。 

財投機関債は、現在の法律はともかくとして、実質的に国債だと思います。
これを機関がデフォールトすることは理論的には可能かもしれませんが、それをやったら他の財投機関債の利率が急上昇しますし、国債利率にも悪影響があるわけで、不合理な選択でしょう。
また機関を整理したときに、残債は国債に振りかえるしかないでしょう?
もちろん、まず買うのは郵貯で,余った分は国内機関投資家が買いますね。

財政投融資機関を民営化ですが、民営化に耐えられる事業内容をもった機関はあまりないでしょう。
これに誰が貸し付けますかね? 私はイヤです(笑)。 しかし国民は郵貯を通じて貸しています。 国家保証という認識からです。
http://www.epa.or.jp/esp/0207/hoshidoi.html
民営化したら、国家保証しないと直ちに倒産するのでは?

過去債権の民間原資への肩代わりと言っても、上の理由から、国家保証をつけない限り、民間金融機関は買わないと思います。 国家による保証債務は国債みたいなものでしょう?

債 務者が過去の高金利を押しつけられているのは、そもそも大蔵省資金運用部が高金利を約束して貸し付けたからで、そんな高金利が、民間事業よりも採算性の悪 いことを前提とする財政投融資事業で当時可能だったわけはありませんから、高金利分は一般関係からの横流しで充填するという了解があったわけでしょう。
「押しつけられていた」のではありません。 「共犯」だと思います。
大蔵省が高金利を確定したために、郵便貯金は通常よりも有利な金利を貯金者に約束でき、そのために膨大な資金が集まったわけです。
機関はそのおこぼれに預かったという認識だったはずです。

▲民営化後の郵貯は、資金運用部に任せてきた資金運用を、ここ数年100兆円近くを、実質国債を中心として、自主運用するというかたちになります。▲

ここが分からないんですが、外債、外国株式、国内株式、そしてデリバティブの投資委託は行われますかね? 簡易保険は自主運用になりましたが。
この運用が気になるわけです。 国債サイクルの維持だけに使われるんなら現状と大差ありません。 理論的には経常赤字となるまで現状が継続するだけでしょう。 そんなに時間はかかりません。

全体として、最近建設された豪華な施設ってほとんど財政投融資関係と役所関係だと言っても良いですね。
新発国債、新発機関債がケインズ的な意味で有効需要をもたらしてきたことは明らかなんですが、現在では新規需要をもたらさない借換債の市場規模が新発債の市場規模よりもはるかに大きくなっており、この分は有効需要をもたらさない死んだ資金となります。
この状況は国民が肌で感じており、だからこそケインズ的政策に対して恩恵を被ってきたはずの地方ですも、疑問が噴出してきたわけです。

しかし、民営化後の運用方法は国債サイクル以上に悪用されるおそれがあるとも考えられます。 というか自由な運用をもし任されれば、普通の金融家なら悪用方法をすぐに考えつくはずです。 私ですら想像できるくらいですから。
どうも気になります。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[328] カザフスタンのパブロダ−ル地方で、人感染H5N1鳥インフルエンザ疑惑 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/01(Mon) 09:46  

感染したのは、20歳の男性で、この地域では、7月20日から7月30日にかけて、600羽の家鴨が死んでいたという。
今回の 人感染H5N1鳥インフルエンザ感染疑惑のカザフスタン・パブロダ−ル地方のGolubovka村は、バイカル湖の真西2000キロのところにあり、ま た、先にH5N1鳥インフルエンザが発生したロシアのノボシビルスク市の200キロにあり、この両地域は、先にH5型ウイルスが発見されたChany 湖
http://www.pecad.fas.usda.gov/cropexplorer/global_reservoir/images/kz_chany.png
に近接している。
また、中国での二例目の鳥インフルエンザ発生地域である新疆ウイグル自治区の塔城市と、これらの二つの地域は、トライアングルを形成している。

http://www.recombinomics.com/News/07310501/H5N1_Kazakhstan.html


[327] ヴェトナム南部で、さらにH5N1鳥インフルエンザで、二名の死者発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/01(Mon) 09:30  

一人は、Tra Vinh 郡の病院で、入院後、二日後に死亡した24歳の男性のLe Hoang Anhさん。
もうひとりは、 ホーチミン市の病院で、10日間の治療を受けた後死亡した26歳の女性のDoan Thai Trucさん。
これで、2003年末以来のヴェトナムでの、H5N1鳥インフルエンザによる死亡者は、41名に上った。

http://vietnamnews.vnagency.com.vn/showarticle.php?num=01HEA300705


[326] Re:[321] [323] 代用乳の成分に血漿 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/01(Mon) 08:32  

> 代用乳の成分に血漿は入っていますかねえ。
子牛には、 代用乳(哺乳牛に母牛の乳の代わりに与えられる粉末で温湯に溶して給与します、粉ミルクですね)と人工乳(哺育期の牛に与えられる粉状またはペレット状の 餌、代用乳は溶かせて飲ませますので手間がかかります。その手もを省いて、食べさせるものです。スターターというように濃厚飼料・粗飼料への橋渡しの飼料 です。概ね4週以降給餌です。)があります。BSE関連の資料では、まとめて代用乳と書かれていることが多いですね。
 血漿タンパクの使用目的 は、前にも書いたように、免疫能の付与です。「早期離乳による新生子牛の育成の最大の問題点は下痢の発生による増体率の低下で,そのため代用乳と人工乳の 品質の改善,給与法の改良とともに,衛生対策が重要で,とくに抗生物質の無制限の使用が禁止される傾向にあり,抗生物質を用いないで健全な子牛を育成する 方法が検討されなければならない。抗生物質のきかないウイルス性消化器病も増加しており,免疫抗体などの利用による予防法の確立が急務である。」by農水 省
 血漿中の抗体を摂取させることです。乳の乳清ホエーにも免疫成分(グロブリン)があります。日本での製品原料をみると、どちらか、または両方使っています。日本では、牛の血漿タンパクには使えませんが、米国はご存知のように使えますね。
 前にも見た米国の飼料事情では、飼料工場で真名牧場向けには血漿タンパク使用、虹屋牧場向けには乳清使用といった製造でしょうし、各農家・各牧場で改めて加えて与えることもあると思います。
製品の一例
http://www.showa-sangyo.co.jp/INF/htmls/ushi_u.htm

>飼料管理が悪ければ20ヶ月での発症牛も存在するということを忘れてはなりませんね。

そうですよね。感染時期と感染量によるというのは常識ですもの。



[325] Re:[322] 中国産野菜の安全性と動向 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/01(Mon) 07:46  

虹屋さん。
この中国の蔬菜生産のインテグレーション化は、日本にとって脅威ですね。
もちろん、日本でも、農業生産法人の規制緩和によって、この方向に進みつつはありますが、時間がかかるでしょう。
かつて、私は、フランスの契約農場制度(コントラクト・ファーム)に注目して、農林水産省の旧食品流通局などに提言したことがありましたが、農地制度の問題と、零細農家圧迫などを理由に、色よい返事は得られませんでした。
小倉武一さんなども、この構想を主張されていたのですが。
かねてから、うたい文句としては、「農業と食品産業とは、車の両輪」とは、奇麗事でいわれても、実際問題、この両輪は、うまく回ったためしはなかったのです。
いよいよ、黒船来襲、セーフガードを振り回す日本にだけはなりたくない、そんな感じがひしひしとしますね。



[324] Re:[320] [318] [315] [313] 郵政民営化法案を阻止したいなら、元郵便局長さんたちは、政治的活動から退くべし。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/08/01(Mon) 07:20  

真名さん。
郵便貯金で集まった240兆の資金は、これまでは、旧資金運用部預託金を通じて、財政投融資に流れ込んでいましたが、郵政公社発足とともに、預託金制度が廃止され、新規の流れ込みはなくなったものの、過去に流れ込んでいる112兆円が、預託金残高として残っています。
簡保資金は自主運用です。
この預託金残高112兆円と国債86兆円が、郵貯民営化後も、新組織の借方勘定に残高として残るわけです。
この預託金残高を減らすためには、財投機関が過去に融資した融資金額を繰り上げ返済によって、減らすか、財投機関が、財投機関債を発行して、預託金に代わる原資を見つけなければ、今後、何年も、預託金残高は、減っていきません。
見通しでは、平成19年度までに、100兆円減ということですが、果たしてそうなるかどうかは、わかりません。
しかも、今後、財投機関が独自原資として頼るべき、その財投機関債自体も、これまで、郵貯資金での引き受けとなっているわけですから、まさに、ここにも、もたれあいの構図があります。
特殊法人が財投資金を直接市場から調達出来るようになるなどとはいっても、郵政民営化後も、財投機関債の有力引き受け先は、民営化後の郵貯資金ということになるのではないでしょうか。
というわけで、財政投融資機関の民営化と、過去債権の民間原資への肩代わりを先に進めたほうが、債務者にとっても、過去の高金利から抜け出しえ、財投機関にとっても、ハッピーということになるように思えるのですが。
民営化後の郵貯は、資金運用部に任せてきた資金運用を、ここ数年100兆円近くを、実質国債を中心として、自主運用するというかたちになります。
なんのことはない、自主運用といっても、その多くは、これまで、資金運用部を経由して国債に運用されていた分が、大方は、直に結びつくだけの話となるのですが。
こうなると、国債のデフォルト懸念が問題ですが、これとても、ありえないことではない。
となると、郵貯問題の究極は、国債のあり方そのもの、国の国債発行依存型財政のあり方そのものに、いずれの方向からも、つながってしまうことになりますね。
この問題を考えるには、直に、このサイト紹介の「郵政民営化に関する有識者会議議事要旨」での論議をみていくと、その流れがよくわかりますね。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/yuseimineika/kaisai.html


[323] Re:[321] [299] 米国産20ヶ月齢以下の牛肉、その一割は、代用乳を飲んだ牛?? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/01(Mon) 07:04  

真名さん、血液についてですが、ピッシングばかりが注目され、日本ではそれしか報道されてないけれど、世界で行われているスタニング問 題について、日本語解説がありましたので、UPします。感染牛はスクリーニングで排除されなければならない理由がありますし、血液を牛の飼料に使う米国っ て?ということですが、いい加減どうなってるんですかね、報道や、すかいらーくさんや吉野家さんのご主張は。米国に改善を陳情していただきたいところで す。

食品安全委員会では取りまとめにこの情報も記載されますかね?

>SRM 除去以前の屠畜段階でのスタンニング(気絶法)、ピッシング(脊髄破壊法)、背割りの際にSRM が食肉に混入することによるリスクも考慮しなければならない。

> スタンニングによるリスクは、スタンガンなどで神経組織が破壊されて血液中に塞栓を形成し、放血が始まる前の数十秒の間に血液を介して心臓、肺さらに食肉 部分に運ばれる可能性である。スタンニングは主に空気注入法またはスタンガンで行われるが、神経組織固有のマーカー蛋白を用いた実験により、空気注入法が もっともリスクが高く、ついでスタンガンとピッシングの併用、スタンガンの順にリスクが低くなるとされている(2, 3)。最近では、マーカー細菌としてPseudomonas fluorescens を用いた実験で、スタンガンのみでも食肉の多くの部分に広くマーカー細菌が広がることが報告されている(4)。

>この成績は、とくにBSE 検査で陽性になるレベルにまでBSE プリオンが蓄積している場合には、スタンニングによりヒトへの感染を起こしうる量のBSEプリオンが食肉に混入する可能性を示唆したものである。

>このリスクはSRM除去のみでは除くことはできない。BSE 検査により陽性のウシをすべて食用から排除することは、この面でも重要である。

飼料管理が悪ければ20ヶ月での発症牛も存在するということを忘れてはなりませんね。

http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses04-161.html


[322] 中国産野菜の安全性と動向 投稿者:虹屋 投稿日:2005/08/01(Mon) 06:56  

>スーパーに久々中国産のねぎが並んでいた。
国産ねぎとほぼ同じ規格。表示と価格差がなかったらたぶん区別が付かない。
中国産ねぎが上半期で3万5000トンも輸入、過去最高の昨年を3割も上回り全国卸売市場流通量の18%にもなる。このまま増え続ければ、今年の輸入量は7万トンを越す。東京と中央卸売市場の年間取扱量が6万トン前後。
中国産を扱うのは業務・加工用が圧倒的。だが、最近ではスーパーでも置き始めている。残留農薬への消費者の関心が薄れたことと、「中国が安全性にかなり気を使うようになった」ため、「価格差で国産との比較販売が出来る」と仕入れ担当者は言う。

>変貌する中国輸出基地 大島一二 東京農業大学国際食料情報学教授
2002年の残留農薬問題の発生は、日本社会と中国の輸出基地双方に大きな影響を与えた。今回は、疎の中国の輸出基地の変貌について報告する。
この変貌のもっとも大きな点は、大規模農場を備えた食品企業が各地でその活動を拡大していることである。現在、中国で輸出業務に携わる食品企業は1万3000社に達している。
 このうち年間輸出額500万ドル以上の企業は836社で、その6割(03年度末の数値)が農場経営・加工・輸出を複合的に行っていると見られる。
 その最大規模の企業の一つが、04年の年間輸出額が1億ドルを突破した山東省の「龍大食品集団」である。この企業は、農村の郷鎮企業から発展した民間企業で、企業集団傘下に数十の関連企業・外資との合弁企業を擁し、農場経営・加工・輸出を一手に行っている。
 この「龍大食品集団」は、1社で中国の冷凍ホウレンソウ輸出額の実に6分の1を担当しているというから、その経営規模は非常に大きい。我々の調査でも300ヘクタールを超える規模の野菜農場を併設した冷凍食品企業が多数見られた。
 現在の中国で、このように大規模企業が次々農業分野に参入しているのはどのような事情なのか。それは、02年の残留農薬問題発生以降、中国国内で様々な対策が施されたが、最も重要な対策の一つとして、寺社農場・特定契約農家での栽培が義務づけられたことである。
  我々の現地調査の結果では、現在この法令は全ての輸出企業に徹底しているとは言い難いが、むしろ法令施行を機会に自社農場で生産した安全な野菜であること をセールスポイントとする企業も生まれており、有機栽培など安全な野菜を生産することが一つの企業戦略になりつつある。この点は、これまでほとんど見られ なかった展開であろう。
以上8/1日本農業新聞

300町歩の野菜畑、これとの対抗・共存戦略は、どんなものが行われているのでしょう、笹山さん。



[321] Re:[299] 米国産20ヶ月齢以下の牛肉、その一割は、代用乳を飲んだ牛?? 投稿者:真名 投稿日:2005/08/01(Mon) 00:33  

▼ 約319万頭が8週まで代用乳で飼育され、肥育場で粗飼料、濃厚飼料で肥育され20ヶ月齢以下でと畜されるそうです。▼
あらー、これは大変な抜け穴ではないですか?
記録しておいた方が良さそうですね。
代用乳の成分に血漿は入っていますかねえ。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[320] Re:[318] [315] [313] 郵政民営化法案を阻止したいなら、元郵便局長さんたちは、政治的活動から退くべし。 投稿者:真名 投稿日:2005/08/01(Mon) 00:13  

いや、ですから、今回の法案がそのまま成立したときに、その財政投融資、そして国債(新発、借り換えともに)への郵便貯金、簡易保険の投入量がどのように変化するのか、なんですけど。
「運用」の問題です。 運用者、運用システムに変化があるのかどうか? 2004年から若干運用の多様化を進めていますね。
私が興味を持っているのはそこだけなんです。  

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[319] 反芻動物由来の蛋白が飼料に入ってないかのテスト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/08/01(Mon) 00:07  

日本でも出ていますけれど、検索したらここもひっかかりました。
Neogen Corporation 
http://www.neogen.com/pdf/NFN/NFN_0104.pdf


[318] Re:[315] [313] 郵政民営化法案を阻止したいなら、元郵便局長さんたちは、政治的活動から退くべし。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/31(Sun) 23:55  

真名さん。
今日の朝日ニュースターでの、猪瀬さんと政治家との対談でも話題になっていましたが、郵貯の原資を元にする財投のシステムを図らずも支えているのが、現在の低金利の状態ということは言えるでしょうね。
変動金利制でなく、しかも、条件変更はせず、もともとの時点での財投利回りでの金利設定ということですから、郵便貯金のほうは、低金利で、財投のほうは、過去の財投利回りを基準にした高金利ということで、財投の破綻がまぬかれているという構図なんですね。
どうも、こうして、票をえさに政治家をつるし上げる構図は、アメリカの牛肉業界を思い出させて、不愉快なものですね。


[317] Re:[316] 中国最大のハッカー組織、近く日本攻撃の可能性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/31(Sun) 23:12  

これがそのサイトですね。
http://www.chinahonker.com/
道,可道,非常道;名,可名,非常名。―― 老子《道コ経》
と、書いています。

「道の道とす可きは常の道に非ず、名の名とす可きは常の名に非ず。
名無し、天地の始めには、名有り、万物の母には。
故に常に無欲にして以て其の妙を観、常に有欲にして其の徼(きょう)を観る。
此の両者は、同じく出でて名を異にし、同じく之を玄と謂う。玄の又た玄、衆妙の門。」
http://zhwxw.com/sutra.aspx?id=1478
どこかのサイトの日本語訳
「これが道だと口で言ったからって それは本当の道ではない。
これがタオだと名づけたってそれは本物の道ではない。
それを道だと言ったり名づけたりする前から名のない道の
領域が広がっているんだ。
名のあるものには欲がくっつく。欲がくっつけば物の表面しか見えない。
無欲になって始めて真のリアリティが見えてくる。」

そういえば、若いときに、老子をバグワン・シュリ・ラジニーシ、スワミ・プレム プラブッダが訳した「TAO」というのを読んで感銘しましたっけ。
あれから何十年ですが、このサイトhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839700818/250-5284674-3179457を見ますと、まだ売っているんですね。
1970年代から1980年代にかけて、バグワン・シュリ・ラジニーシ(Bhagwan Shree Rajneesh)
http://www.religioustolerance.org/rajneesh.htm
は、世界的な名声を得たが、その後、堕ちた神などとの内幕暴露で名を落とし、1990年になくなったという。
日本では、東京都下の拝島辺りに道場があったような。

http://www.chinahonker.com/


[316] 中国最大のハッカー組織、近く日本攻撃の可能性 投稿者:とき 投稿日:2005/07/31(Sun) 22:16  

中国最大のハッカー組織、近く日本攻撃の可能性(読売新聞) (31日3時24分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050730-00000414-yom-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china_internet/?1113987178

『中国最大のハッカー組織「中国紅客連盟」(メンバー約3万5000人)』

 凄い人数ですね。常識的に考えて、純粋の民間団体じゃないですね。


[315] Re:[313] 郵政民営化法案を阻止したいなら、元郵便局長さんたちは、政治的活動から退くべし。 投稿者:真名 投稿日:2005/07/31(Sun) 22:11  

笹山さま。 この件は私は調べていないんで質問なんですが、郵便貯金の運用先、運用方法には影響があるんでしょうか?
財政投融資は相当に腐っている(民間基準ならそうとうに不良債権化していて、実質的に将来の国民負担、国家債務となっている)と一般に言われていますが、財政投融資への影響があるんですかねえ。
ムラの郵便局のお話だけがクローズアップされているようです。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[314] Re:[293] [289] OIEコード 投稿者:真名 投稿日:2005/07/31(Sun) 22:05  

笹山さま。
血液がなぜ安全なのか、その根拠を私は知らないんですが。
▼異常プリオンが検出されないから▼というのは根拠として不十分です。
「感染性がない」ことがいつ証明されたのか私にはわかりません。 あるのかもしれませんが。
初乳すらも疑問があると思われます。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24296681.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[313] 郵政民営化法案を阻止したいなら、元郵便局長さんたちは、政治的活動から退くべし。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/31(Sun) 21:57  

この記事http://mytown.asahi.com/kochi/news01.asp?kiji=4734なんかを見ますと、特定郵便局の元局長らでつくる大樹会などが、圧力団体特有の在来手法で、議員たちに揺さぶりをかけているが、このような手法をとること自体が、ちょっと、時代遅れのような感じもする。
民意からすれば、このような圧力行為は、民意形成にとっては、逆効果と、お分かりではないのだろうか。
かつては、農協も、このような手法で、政治活動をしてきたが、すでに、転換したようである。
このような在来手法の通用する世界は、逆にいえば、民営化の必要な世界なのかもしれない。
もし、郵政民営化法案を阻止したいのなら、郵便局長OBの皆さんは、このような在来手法の是正から始められたらいかがでしょうか。
何やら、これで峠は見えたような。
つまり、可決ということですね。

http://mytown.asahi.com/kochi/news01.asp?kiji=4734


[312] 米で3頭目のBSEか?委員の先生方には心底同情しますが、しかし・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/07/31(Sun) 21:20  

ビデオジャーナリスト 神保哲生
米で3頭目のBSEか?委員の先生方には心底同情しますが、しかし・・・
http://www.jimbo.tv/commentary/000112.php

 ご紹介まで。


[311] 8月2日に帝国ホテルにて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/31(Sun) 20:47  

8月2日に帝国ホテルにて、業界団体が、新聞やTVの論説委員や解説委員を招待して、勉強会&帝国ホテルのお弁当を出すという話を耳にしました。

欧米の新聞・通信社では禁じられていることのようですが、
日本ではそんなことないようで、どんな勉強会なんでしょうかね。


[310] 閑話休題さらに横道『宇宙左官屋』 投稿者:とき 投稿日:2005/07/31(Sun) 20:34  

2005年07月31日(日) スペースシャトルなんてクソだぜ!
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20050731

 『自分勝手でむちゃくちゃな国アメリカ』、たしかにそうかもしれませんね。BSEの件でも。
 そういえば、6カ国協議も、日本がお金をタカられる手筈を整えて終わりになるのでしょうか?
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/5442833.html
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=469850&log=20050731
http://adoruk626.seesaa.net/

6カ国協議
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=6%A5%AB%B9%F1%B6%A8%B5%C4&b=1&st=n


[309] Re:[307] 皆さん、汚してすみません。これにて終わります 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/31(Sun) 19:46  

私を思慮の足らない発言をすると、公開の場で批判しておきながら、その言葉に責任をもてない。知識の有無ではなく、自分が言った言葉に責任感がないような人と議論をしても、時間の無駄ですので、これにて終わります。

いらぬお節介ですが、政治屋という言葉は普通、政治的理想をもたず利権漁りをする人を意味します。笹山さんのように政治に携わる人を侮蔑する表現です。そのようなつもりで使っていないことは、文脈からわかりますが、気をつけたほうが良いですよ。


[308] 米国、農業テロ警戒、FBIが作業班 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/31(Sun) 18:15  

7/31日本農業新聞より
>米国、農業テロ警戒、FBIが作業班
アグロテロリズム(農業テロ)ひそかに病源体や毒物をまき散らかし、農業生産を攻撃する。実際の被害は生じていないが、決して夢物語の世界ではない。米国政府はおおまじめで対策に乗り出した。
 「口蹄疫(こうていえき)を例に挙げると、科学的な経験は要らない。アフガニスタンで病気になった家畜の下にハンカチを入れ、それをビニール袋に詰めて、米国に持ち込んで肥育牧場に落とせばすむ。我々の畜産業は大混乱になる」
  20日、上院農業委員会の審議で、カンザス州出身のロバーツー上院情報特別委員長が、農業テロの可能性を説明した。口蹄疫は人間への感染はないとされるも のの、強力な伝染力で畜産に打撃を与える。口蹄疫の発生が確認された場合、多くの国が牛、豚肉の輸入を直ちにストップする。高病原性鳥インフルエンザなど の病名が飛び交った。コナー農務副長官も農産物輸出への悪影響を指摘し、「病源体は週や国境を飛び越えて拡がる。脅威は現実のものだ」と言い切った。
 FBIは農業テロ作業班を作り、関係先への接触を始めたと証言した。
  最近、カルフォルニア州の研究者らが発表した牛乳に猛毒のボツリヌス菌を紛れ込ます「食物テロ」の可能性を指摘した論文に関心が集まっている。1台の牛乳 トラックを汚染すると最高で60万人近い米国消費者に被害を与えられる計算。発表した学会誌では詳しい「手法」は隠してあるものの「インターネット検索で テロリストが情報を入手できてしまう」という批判もあり、風評被害を恐れる酪農界からは猛反発が寄せられている。
 一方、8月から無料の農業テロ対策通信教育を始めるのはケンタッキー大学。「学生向けに開発したが、米国内はもちろん、日本からも申し込みできる。

>全日本養鹿(ようろく)協会が、
鹿 の飼育技術を学び、シカ肉の消費拡大と角や皮の活用を模索するゼミナールを石川県穴吹町で開かれた。「シカは濃厚飼料を与えずに低コストで飼育できる。土 地の有効利用にもつながる。」松村晋 宇都宮大学元教授。協会の推計では2004年度のシカの飼育は全国で1800頭ほど。5年前の4950頭から減って おり、マニュアルを作成、技術の普及を図る。


[307] Re:[306] [305] 掲示板汚しかもしれませんが、ご容赦を 投稿者:とき 投稿日:2005/07/31(Sun) 17:45  

笹山様 申し訳ございません。お見苦しいかもしれませんが、ご容赦くださいませ。(思いっきり削除というテもございますが。)

虹屋様
> ときさん。まー、分かりやすい人ですね。

 有難うございます。書き連ねながら、私自身の常識と、世間の常識になんだかギャップがあるのか?と、非常に不安になっておりましたので、「わかりやすい」、すこし安心いたしました。

> 日本は、主権在民の民主主義の政治形態をとっいぇいます。ですから、国民はあらゆる政治問題、外交問題を含め、議論し選挙などを通じて意見表明・選択する権利と義務を持っています。

  それも、あくまでも、法律規則の枠組みのなかでのお話であって、そのなかでは「権利と義務」は、法的に保障されているといえるのかもしれませんが、現実で は、まったく「権利と義務」なんてものは保障もされていなければ担保されているものでもなく、ましてや、日常の「掲示板」では、「権利」だの「義務」だの をコトバとして持ち出すなんてのは全く持って「ナンセンス」だと思います。「法」以前の問題で、あるコトバが、マナー違反ではないかといういわれ方をする のであれば、あたっているのかもしれませんが?

>  この義務を放棄し、選挙などで投票しない人が増えてきていますが、国民には政治問題を考え議論し選択する権利と義務を持っています。

 ここで「権利と義務」を持ち出すのは的外れです。それを、いうならば、それにふさわしい場所、民主主義では「議会」です。

> 国民は、自分が職業などにしていない領域以外の領域には、基本的に素人で中途半端な知識しか持ちえません。

 小学生が、高校生や大学生と対等な議論をしようとするのは、大間違いです。みっともない恥ずかしいことです。子供なら許されますが、大人は慎むべき行動でしょう。(という私みたいなコトバがもうすでにストレート過ぎますが。)
  素人であっても、最低限、相手と同等かそれ以上の知識を学んでから、議論をするというのが、相手に対する最大限の敬意を払うということではないでしょう か。知らなかったら、謙虚に知らないことを詫びる素直な気持ちで向かうというのが、大人としてのごく通常のマナーだと思います。基本的には、対等でありた いと思いますが、そこは人間、すべてに関して対等ではありえないことです。充分足りるところもあれば、とてもとてもいたらない面もあります。
 ネットでの情報交換は、その自分のいたらない面を埋めてくれるものだと思っているのですが。その考え方に意識のギャップがあるかもしれませんが。

>中途半端な知識の部外者は論ずるなということは、専門家に任せておけということです。政治のことは政治家へ任せておけば良いというのなら、民主主義は要りません。

  ではなく、部内者と同等の知識を得て発言したほうがより建設的ではないかということを言いたいのです。ですが、もっとあらゆるところでの「プロ」の知識と 技を、信じたいと思っておるのですが、ご理解できませんでしょうか? 八百屋なら八百屋の、肉屋なら肉屋の、政治屋なら政治屋の、行政屋なら行政屋の、学 者なら学者の、それぞれのプロとしての目利きの腕や目を信じたいと思うのです。(それを低下させたのが民主主義ともいえるかもしれませんが。歴史を深く学 ぶと、それで滅びた国がいくらでもあるようで。ギリシャとかローマとか。)

>  これまでは「アベさんやニシムラさん」のような専門家の方々だけが、新聞などで自分の考えを表明し伝達できました。しかし、現在ではこの掲示板などIT技術を活用した様々な表明、伝達の場が出来ています。

 ながきにわたって苦労されている方々の蓄積を良く知り理解することなしに、不用意な発言は避けたいものです。
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?mode=listview
http://www.n-shingo.com/
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/

>  こうした場で、中途半端な知識の部外者も発言し自分の考えを表明伝達できます。こうしたものは、議論するなというのは、この掲示板などの存在意義を否定するものです。

 「議論するな」ということは一言も言っていませんが、「中途半端な知識の部外者も発言し自分の考えを表明伝達できます。」は、その場のコトバの品質を著しく低下させることにつながります。もっと、品位を高めて行こうではありませんか。

>  もっとも、ときさんの自分の考えと違うと勉強が足りないという紋切りの反応から、こうした考えの持ち主とは思っていましたが・・

  私自身に対してひとがどう思おうが、それは最初からどうにもならないことですし、どうでもいいことですが、すくなくとも私は人を評価するということは貨幣 価値以外の場でやったら自分が駄目になると思っております。(うまい言葉ではないのでわかりづらいとおもいますが、そういうことです。)
 人間は 最初から、「知」っているわけはないのです。みな、知らないとこらから発して、いくらか(あるいは多大な)努力をして「知る」ようになるのです。「知る」 人が、「知らない」レベルは知っていても、「知らない」人が「知る」レベルは、わかりようがありません。「知らない」人ほど、「知っている」ことが、自分 のなかで100%になっていると思います。世の中には、自分の知らない未知の世界が莫大にあって、自分が知っていることはそのほんのわずか数%で、専門家 は、その数倍はものを知っていて、発言をしているのだと思えば、ある事柄に関してなかなか対等には発言できない謙虚さ気持ちも自ずと生まれてきます。そう ではないですか?

> 後学のために、どこが思慮が足りないのか教えていただけませんか。

 以上です。どうもお気に障ったのであれば申し訳ございませんでした。けっして、誹謗中傷して、ひとを貶めようとして書き連ねているわけではございませんので、どうぞご理解いただければ幸いです。(無理ならそれも仕方のないことだと思っております。)

> 「外交としてはとトレード・オフの関係にある」という私の考えのどこが思慮が足りないのか教えていただけませんか。
 この発言に引っかかったのではありません。こちらです↓。

『靖国神社とかで中国と険悪な状態です。靖国参拝と経済制裁を二つ同時に主張される方が多いのです。』
『政権党の偉いさんまでが、感情論で外交問題を論じている。』
 これはプロ仕事を愚弄する、あまりにも乱暴な発言です。
 『靖国』に関しては、向こうが勝手に一方的な言いがかりをつけてきているのに過ぎない問題だと思っています。そもそも問題にするほうが間違っています。
 この論点は、プロの方々にお任せしたいと思います。

真中行造のページ(笹山様ご紹介有難うございます。)
http://www8.ocn.ne.jp/~senden97/
西尾幹二のインターネット日録
http://nitiroku-nishio.jp/blog/
酔夢ing Voice 西村幸祐
http://nishimura-voice.seesaa.net/
アジアの真実
http://blog.livedoor.jp/lancer1/
散歩道
http://kuyou.exblog.jp/
マンガ嫌韓流
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488380478X


[306] Re:[305] 掲示板汚しかもしれませんが、ご容赦を 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/31(Sun) 16:01  

ときさん。まー、分かりやすい人ですね。

>話題として、外交関係、あまり踏み込まないほうがいいかもしれません。

日本は、主権在民の民主主義の政治形態をとっいぇいます。ですから、国民はあらゆる政治問題、外交問題を含め、議論し選挙などを通じて意見表明・選択する権利と義務を持っています。
 この義務を放棄し、選挙などで投票しない人が増えてきていますが、国民には政治問題を考え議論し選択する権利と義務を持っています。そう言えば、ときさんも以前投票率低下を怒っていませんでしたっけ、同じ人の発言とは思えません。

> 中途半端な知識の部外者は、立ち入る領域ではありません。

国 民は、自分が職業などにしていない領域以外の領域には、基本的に素人で中途半端な知識しか持ちえません。その中途半端な知識の部外者が、議論し考え政治的 選択をするのが主権在民の民主主義の政治形態です。中途半端な知識の部外者は論ずるなということは、専門家に任せておけということです。政治のことは政治 家へ任せておけば良いというのなら、民主主義は要りません。
 これまでは「アベさんやニシムラさん」のような専門家の方々だけが、新聞などで自分の考えを表明し伝達できました。しかし、現在ではこの掲示板などIT技術を活用した様々な表明、伝達の場が出来ています。
 こうした場で、中途半端な知識の部外者も発言し自分の考えを表明伝達できます。こうしたものは、議論するなというのは、この掲示板などの存在意義を否定するものです。
 もっとも、ときさんの自分の考えと違うと勉強が足りないという紋切りの反応から、こうした考えの持ち主とは思っていましたが・・

>(けして、発言を封じているわけではございませんし、できるわけもありませんが、思慮の足らない発言は、控えたほうがよろしいかと。という私も思慮が足りているとは思っておりませんが・・・。)

後学のために、どこが思慮が足りないのか教えていただけませんか。ときさんが言われるように体験がない者は絶対に気持ちはわかりようがない。この点は「アベさんやニシムラさん」やときさんや私も同じですから、気持ちが分かっていないという感情論は止めてくださいね。
「外交としてはとトレード・オフの関係にある」という私の考えのどこが思慮が足りないのか教えていただけませんか。



[305] Re:[303] [297] [296] [294] 先日の広告は、最悪への備えでは? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/31(Sun) 13:32  

虹屋様
 食品の話は当事者としていいかもしれませんが、話題として、外交関係、特に日本人拉致の問題に関しては、あまり踏み込まないほうがいいかもしれません。
 何はともあれ、被害者家族当事者の意をよく汲まなければならないからです。あの方々は、苦しみに30年近くもたえて、考えつくされてきた方々なのですから。
 おいそれと、その気持ちがわからぬ者(体験がない者は絶対にわかりようがない)が、不用意に高みから発言しても仕様のないことです。

> 私は新潟の在ですから、横田さんの拉致や万峰号などの外交問題の舞台です。隣国の北朝鮮に経済制裁という方も多いのですが、中国やロシアを巻き込まなけれ ば制裁が有効に働かないのは、自明です。それなのに、靖国神社とかで中国と険悪な状態です。靖国参拝と経済制裁を二つ同時に主張される方が多いのです。感 情としては分かりますが、外交としてはとトレード・オフの関係にある。
>  政権党の偉いさんまでが、感情論で外交問題を論じている。国民のその場の受けは良いでしょうが、本当に解決するつもりなのか・・場当たりで、長期的な展望や戦略がない。

  感情論とは、アベさんやニシムラさんのことをいわれているのですか? それだったら、認識不足とだけ申しておきましょう。中途半端な知識の部外者は、立ち 入る領域ではありません。(けして、発言を封じているわけではございませんし、できるわけもありませんが、思慮の足らない発言は、控えたほうがよろしいか と。という私も思慮が足りているとは思っておりませんが・・・。)


[304] 鶏のワクチン 投稿者:とき 投稿日:2005/07/31(Sun) 13:22  

 血液製剤のときと同じで、利権がからんでいるのでしょうかねえ。
 そのために、現場が混乱に貶められているとしたら、とんでもない話です。
 いまやってるサーベイランスなんてのも、核心は、未承認ワクチン摘発が主眼ではないですか?
 そんなことしたって、この「鳥インフルエンザウイルス対策」にはならないのですが?
 まったく、(製剤メーカーの)カネをめぐってお莫迦なことの繰り返しになっているようなものです。
 これも、天下りですか?


[303] Re:[297] [296] [294] 先日の広告は、最悪への備えでは? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/31(Sun) 13:18  

> 本当に、「アメリカさん、よくやるわ」というのが、率直な感想です。

国連の常任理事国入り、6カ国協議といい、アメリカさんには外交的には鼻頭らを引き回されている状態のような・・

私 は新潟の在ですから、横田さんの拉致や万峰号などの外交問題の舞台です。隣国の北朝鮮に経済制裁という方も多いのですが、中国やロシアを巻き込まなければ 制裁が有効に働かないのは、自明です。それなのに、靖国神社とかで中国と険悪な状態です。靖国参拝と経済制裁を二つ同時に主張される方が多いのです。感情 としては分かりますが、外交としてはとトレード・オフの関係にある。
 政権党の偉いさんまでが、感情論で外交問題を論じている。国民のその場の受けは良いでしょうが、本当に解決するつもりなのか・・場当たりで、長期的な展望や戦略がない。
「日本は(経済大国だが)外交的にはちっぽけな国でしかない」by金◎◎というのは、あたっていますね。


[302] 『鳥インフルエンザ問題の今後(46)』 投稿者:とき 投稿日:2005/07/31(Sun) 13:10  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(46)(2005.7.31)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza129.htm

 「偏差値優等生」がこの国を蝕んでいると思いませんか。
 まったく「危機管理」になっていない。
 事後処理の手続きだけを整えて、「起こっても大丈夫」、なんとか生き続ける方策に全くなっていない国ニッポン。

2羽の反応不明 鳥インフルエンザで追加検査へ(東京新聞 2005.07.31)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20050731/lcl_____cba_____004.shtml


[301] Re:[288] [286] 中国のはクリミア・コンゴ出血熱? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/31(Sun) 12:55  

笹山様
> おっしゃるクリミア・コンゴ出血熱(CCHF)は、今、トルコで発生していますね。
> 41人がかかり、うち一人が死亡とのことです。

 ウイルスの場合は、ヒトがキャリアとなり、細菌の場合は、動物や媒介生物がキャリアとなります。
 正直、私の気持ちとしては、ウイルスでないほうがいいなとも思います。日本の衛生環境からいえば、細菌はさほど怖くありません。


[300] Re:[290] [281] [277] 日本石綿協会とは? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/31(Sun) 12:50  

また逢いましょう様 GJ!!

> (株)アスクテクニカ ← 朝日石綿工業(株) 1987年
> ナイガイ(株) ← 内外製鋼所 1977年
> ウベボード(株) ← 宇部スレート工業(株) 1987年4月
> ニチアス(株) ← 日本アスベスト(株) 1981年
> (株)エーアンドエーマテリアル ← 「(株)アスク←朝日石綿工業(株) 1987年4月」+ 浅野スレート(株) 2000年10月
> (株)ノザワ ← 野澤石綿セメント(株) 1969年
> せんい強化セメント板協会 ← スレート協会+耐火被覆板協会 2000年4月
>
> 東京トリムテック(株)は、アスベスト対策の方の会社でした。
> http://www.trimtec.co.jp/asbest/index.html
> 作業の写真もあります。
>
> 建材、工業用製品から対策業者まで、業種は随分多岐にわたっているんですね。

 一方的に相手ばかりを責められない、生活するためにみな恩恵を被ってきたということも含めて考えなければならない問題ですが・・・。
 人間の営為のうちのひとつの良くもあれ悪しくもあった一面の現われに過ぎないものです。
 発病を遅らせるための、治療方法・対処方法を考えなければだめでしょうが、一方的に損害賠償を求めるやりかたはどうかな?と思っています。
 BSEが同じ構図にならなきゃいいなとは思いますが。(感染原因と感染経路、病理病態を解明しないでおけば、知らないこととして過失から免れることができますからね。)


[299] 米国産20ヶ月齢以下の牛肉、その一割は、代用乳を飲んだ牛?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/31(Sun) 12:42  

「酪農家の副産物・乳おす牛による牛肉生産(子牛肉生産と乳去勢肥育)の状況(米国)」
農畜産業振興機構 畜産の情報−特別レポート−2003年3月 月報海外編 によれば、
全 米約8万6千戸の酪農家が飼養する約9百万頭の乳牛から生まれる子牛から約80万頭の雄子牛が子牛肉(Veal・20週まで)生産に、約319万頭が去勢 肥育用となっているそうです。(酪農家において後継牛として選抜されなかっためすのヌレ子・生後10日位まで・が、子牛肉生産農家においてほ育されること はほとんどなく、肉用に出荷された場合は、そのままと畜されることが多い。)
約319万頭が8週まで代用乳で飼育され、肥育場で粗飼料、濃厚飼料で肥育され20ヶ月齢以下でと畜されるそうです。つまり、米国で20ヶ月齢以下のと畜の約1割が代用乳で育った牛となるそうです。

http://lin.lin.go.jp/alic/month/fore/2003/mar/rep-us.htm


[298] 中国のブタ連鎖球菌発生、新たに5つの都市で。エボラウイルスの可能性も出て来た。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/31(Sun) 12:20  

新たに感染者が発見された都市は、
四川省の成都(Chengdu), 自貢(Zigong), 遂寧(Suining), 瀘州(Luzhou), 綿陽(Mianyang)
です。
また、これまでに発生が確認された都市は、資陽(Ziyang)と内江市(Neijiang)です。
最初の発生の確認が先月6月24日ですから、この一ヶ月で、一挙に面積的に拡大したようですね。
感染者174例,うち、実験室診断19例,臨床診断104例,擬似感染51例。このうち、退院12例,危篤状態28例,死亡34例。
地域分布は9市、26区)、96街道)、164村ということです。
2つ都市数があいませんけれども。
中国にお出かけの方は、ご注意を。
http://bjyouth.ynet.com/article.jsp?oid=5995213参照

で、今日のRecombinomics
http://www.recombinomics.com/News/07300501/Ebola_Recombinant.html
では、このブタ連鎖球菌による患者とされる一人から、エボラウィスのSZ77++A3231が見つかったことを報じています。
http://www.renminbao.com/rmb/articles/2005/7/29/36997.html
http://secretchina.com/news/gb/articles/5/7/28/122245.html
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/07/200507310411.shtml もご参照
そして、このSZ77++A3231ウイルスは、鳥にも感染しうるとしています。
そして、以下はRecombinomicsの推測ですが、今回の四川省での奇病は、ブタ連鎖球菌によるものではなく、エボラウイルスと鳥インフルエンザウイルスとが、再結合して伝播したのではないかということです。
これは、先にこの掲示板でのときさんの推測と一致している点がありますね。

http://english.eastday.com/eastday/englishedition/nation/userobject1ai1300006.html


[297] Re:[296] [294] 先日の広告は、最悪への備えでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/31(Sun) 11:56  

虹屋さん。
ご賢察の通り、今回のBSE疑惑牛も、テキサスではないのかという疑惑は、ありました。
API通信が、BSE報道で、テキサス生まれをにおわす報道をしたことが原因でした。
OIE基準の変更が、周到な牛肉輸出国の戦略に沿って行われてきたことは、自明ですね。
ただ、その経過の中で、筋書きが、少しづつ、変わってきたことも事実でしょう。
OIE基準変更前は、
「BSE清浄国(BSE free country)(Article 2.3.13.3.)か、BSE暫定清浄国(BSE provisionally free country)(Article 2.3.13.4.)か」の分類と、
「BSE 最小リスク国又は地域(Country with minimal BSE risk)(Article 2.3.13.5.)か、BSE中リスク国又は地域(Country with a moderate BSE risk)(Article 22.3.13.6.)か、BSE高リスク国又は地域(Country with a high BSE risk)(Article 2.3.13.7.)か」の二本立ての分類がされており、
「BSE清浄国か、BSE暫定清浄国か」の分類においては、アセスメント・サーベイランスの存在、・飼料規制などが、7年以上であれば、清浄国、7年以下であれば、暫定清浄国の分類がされており、
一方、
「BSE最小リスク国又は地域か、BSE中リスク国又は地域か、BSE高リスク国又は地域か」の分類においては、
リスクアセスメント、サーベイランス、飼料規制などの7年のくくり、生牛の輸入によるBSEについても、7年の飼料規制などのくくり、などとともに、BSE発生率で、 最小リスク、中リスクの分類がされていたわけですね。
つまり、、Article 2.3.13.5.の中に、「またはOR」という表現があったために、暫定清浄国であっても、最小リスクとみなされる条件が、含まれていたわけですね。
そ こで、カナダでのBSE発生とともに、アメリカは、本来は、BSE中リスク国又は地域に区分されてしまうカナダを、BSE最小リスク国又は地域 (Country with minimal BSE risk)に格上げするためのファイナルルール作りに専念してきたわけです。
そして、それがなるか、ならないかの段階で、とたんに、今度は、「BSE清浄国か、BSE暫定清浄国か」の分類を取っ払い、しかも、「発生率のくくり」を 取っ払った形でのOIE基準の変更をたきつけてきたというわけですね。
本当に、「アメリカさん、よくやるわ」というのが、率直な感想です。


[296] Re:[294] 先日の広告は、最悪への備えでは? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/31(Sun) 09:09  

笹山さんのおっしゃる通りだと思います。
米国は、ファイナルルールなどあの手この手でUndetermined(不明の) BSE リスク国に転落することを阻止に動くと思います。
  それでも BSE リスク不明国になったとしても、食肉(脱骨した骨格筋肉)は貿易できる品目です。しかし制度的には可能でも、消費者にはBSE リスク不明ですから不安が新たに生じますから、事前に「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は食べても安全である」と宣伝したの ではないでしょうか。
 またこの宣伝では、舌タンや肝臓などの内臓肉も安全となります。Undetermined(不明の) BSE リスク国のこれらは、「原料に供される牛は、肉骨粉又は獣脂かすを給与されたことがないこと」Article 2.3.13.11.など米国では満たせない条件が付きますので、事実上、輸出できません。しかし「特定危険部位以外の部位は食べても安全である」と日本 が認めれば、可能ではないでしょうか。
 笹山さんの喩えを使えば、「踏み切り板より跳び箱の方が低い」状態。北林さん(農業情報研究所)が指摘さ れているように、米国のBSEリスクのステータスを見直すことが先決なのに、取り掛かっていません。ですから、うまく「たとえBSEに感染していたとして も、特定危険部位以外の部位は食べても安全である」と信じ込ませれば、食肉も舌タンなども日本に売ることが出来ると踏んでいるのではないでしょうか。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/highlight/05070101.htm
 さて、私の妄想なのですが、3例目のBSE牛は2例目と同じ牧場ではないでしょうか。
3例目は、出身の牧場が隔離されていません。既に隔離が行われたことがある牧場ならBSEで隔離が不要ではないでしょうか。2例目がそれにあたります。7月12日まで隔離されていましたから。
 また、この牧場から出た擬似患畜牛の追跡調査が隔離解除後も継続しています。この追跡調査の過程でサンプルが発見されたと考えられないでしょうか。牛の年齢も2例目と同じです。
もしそうなら、3例目がBSEと確定すれば、USDAの97年飼料規制以前に感染という主張が裏付けられることになり、USDAにとって悪いだけのニュースではありません。
 つまり、97年の飼料規制は有効に働いていると強弁できるからです。ファイナルルールなどとの合わせ技でUndetermined(不明の) BSE リスク国転落阻止が出来るかもしれません。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=427



[295] Re:[293] [289] OIEコード 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/31(Sun) 07:48  

真名さん、笹山さん、おはようございます。
米国はControlled (制御された)BSE リスク国かndetermined(不明の) BSE リスク国です。
OIEコードのArticle 2.3.13.12.の規定(下記)から、今後は、米国からの牛、羊、鹿などの反すう動物由来の肉骨粉などの輸出は、出来なくなると思われます。
◎  反すう動物由来の肉骨粉又は獣脂かす、若しくはこれらの製品を含有するすべての物品であって、Controlled (制御された)BSE risk及びUndetermined(不明の) BSE リスクの国、地域又はコンパートメント由来のものは、貿易すべきでない。(should not be traded between countries)

これら反すう動物由来の肉骨粉などが米国内に滞留する事になりますが、その行方は?

下記に米国内の飼料製造の一端が述べられていましたが、それを読むと、牛などの反すう動物用の製造ラインを他と完全に分離したり、牛などの反すう動物を飼育する農家はそれ専業にしないと交差汚染が防げないと思われます。

☆ 米国の飼料会社の配合設計数が信じがたいほど多いのは事実である。業界の平均としては、一社当り500種類から600種類ほどの配合設計を常時使ってい る。筆者が、近年、訪ねたいくつかの飼料会社でも大体800種類程度は扱っていた。2000年の業界一社当りの平均配合設計数が573種類、年間当り平均 一工場生産能力11万2000メトリック・トン、平均稼働率70.5%という調査報告がある。また、1000種類以上の配合設計を常時使っている飼料会社 がほぼ18%あり、その傾向は、西部地域に多く見られるとの指摘がある(Lobo、2001より)。これは、南西部地域に経営規模の大きい酪農、肉牛、ま た、養鶏などがあるために、顧客のニーズに細かく対応した飼料を製造配送する関係上、常時使用の設計数がどうしても増える。筆者が、以前にテキサスで見た 飼料工場でも一日3交代で1300種類作っていた工場があった。

☆とうもろこしなどの単品原料が農場のビンにも、場合によっては数年分が 貯蔵されており、農場での自家配合飼料の原料に使われているものもある。そのような農場は、飼料会社からサプリメントやプレミックスなどの商品を買い、農 場に設置してある小型のハンマー・ミルと混合機などで飼料を作っている。通常、そういう形態を取る畜産農場の経営は、家族経営会社で、養豚などの場合は、 家畜の飼育規模は、それほど大きくはない。
(瀬良英介 日本の飼料産業の今後についての考察、米国の飼料産業から受ける示唆)

http://www.asajapan.org/feed/feed/sera_j_68.html


[294] Re:[291] [287] [285] 米国はOIEコードのBSEリスク不明国ではないか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/31(Sun) 07:36  

虹屋さん、
この点に関しては、なぜ、アメリカが、ファイナルルール(Final Rule on BSE and Minimal-Risk Regions)
http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse/03-080-3_final_rule.pdf
の設定を急いだのか、が、関係してくるのではないでしょうか。
いみじくも、2003年に日本側が、アメリカに提出した、ファイナルルールに関するコメント
https://web01.aphis.usda.gov/BSEcom.nsf/0/a544c311876be1df85256e08005271ee?OpenDocument&AutoFramed
では、次のように言っていますね。
「今回のアメリカの最終規則は、OIE基準に比して、いくつかの点で、あいまいなところがある。
その結果、提案された修正事項は、アメリカが、「Minimal Risk 地域」の範囲をあいまいな方法で、ひいてしまう権限を有してしまうことになりかねない。
もう一つの問題は、アメリカの提案する「Minimal Risk 地域」が、OIE基準でいうところの「中位のBSEリスクにある地域や国」を含んでしまう危険性がある。
さらに、危険部位についても、OIE基準よりも後退しており、単に、腸の除去だけで、「Minimal Risk 地域」からの輸入が要求されているだけであることも問題である。」
このコメントは、2003年12月26日に、在米日本大使館のTadashi SATO氏から、USDAに対し出されたものです。
もともと、このファイナルルールをアメリカが急いだのは、2003年5月のカナダでのBSE発生を契機にしてのものです。
そして、2003年の秋ごろから、アメリカは、各国に対して、この不相成るルールについての、コメントを求めてきたのです。
日本の回答も、それに対するものでした。
ところが、このコメントの最中に、当のアメリカでBSEが発生してしまったというわけです。
虹 屋さん、おっしゃるように、Negligible (無視してよい)BSE riskとControlled (制御された)BSE riskの国の条件に当てはまらない国は、Undetermined BSE riskの国ということでよろしいのでしょうが、アメリカの場合には、すでに対策実施中ということで、このファイナルルールの存在を各国にかざして、切り 抜けようとしているのでしょうね。

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse/03-080-3_final_rule.pdf

[293] Re:[289] OIEコード 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/31(Sun) 07:13  

真名さん、
骨なし骨格筋肉及び血液・血液製品ついて、このArticle 2.3.13.1.の(2)において、「これらの無条件物品については、輸出国のBSEリスクの状態について、このチャプターで述べた条件に合致している か獣医の証明がいる」としていますから、一応の歯止めはあるのですが、それが、どこまで有効であるかは、保障の限りではありませんね。

http://www.oie.int/downld/SC/2005/bse_2005.pdf


[292] Re:[290] [281] [277] 日本石綿協会とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/31(Sun) 06:52  

また逢いましょうさん。
やっていただきましたね。
そうそう、これだと、思い当たる節が、たくさんありそうですね。
とくに、これ「せんい強化セメント板協会 ← スレート協会+耐火被覆板協会」なんかあわただしいですね。


[291] Re:[287] [285] 米国はOIEコードのBSEリスク不明国ではないか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/31(Sun) 00:34  

笹山さん、レス有難うございます。Article 3.8.4.1 BSEサーベイランス基準までは、読んでいませんでした。
一応、OIEコード自体で解釈すると、以下のように考えられないでしょうか。読みにくいと思いますが、ご意見をいただけると有難いです。

Undetermined BSE riskの規定は、他のカテゴリの要件を満たしていることを証明することができない場合、国、 地域又はコンパートメントの牛群は、不明のBSE リスクを有する。
The cattle population of a country, zone or compartment poses an undetermined BSE risk if it cannot be demonstrated that it meets the requirements of another category.
他のカテゴリとは、Negligible (無視してよい)BSE riskとControlled (制御された)BSE riskのどちらかです。
@この6月に米国産のBSE牛が発見されましたから、Negligible (無視してよい)BSE riskではありません。ですからControlled (制御された)BSE riskであるか否かが問題となります。

AControlled (制御された)BSE riskの規定は、

1)リスクアセスメントが実施され、かつ(AND)、リスクを管理するため、適切な包括的措置が以下に掲げる妥当な期間、講じられていたことが証明されていないこと。
2)A 型サーベイランスが実施されていること証明されていること
3)EITHER
  a)BSE の発生がないこと、 他いろいろ
@)Article 2.3.13.2の2)から4)までに掲げる基      準が7年間遵守されていないこと
    A)
OR
b)自国産牛での発生事例の報告がこれまでにあり、      Article 2.3.13.2.の2)から4)までに掲げる基準が遵守されており、かつ、適切なレベルの管理と査察を通して、反すう動物由来の肉骨粉及び獣脂が反すう 動物に給与されていないが、(but)以下の 2つの条件のうちの、少なくとも一つが当てはまること。
    @)Article 2.3.13.2の2)から4)までに掲げる基準が7年間遵守されていないこと
    A)飼料給与に係る管理が8 年間実施されていることを証明することができない
   AND
    B)すべてのBSE 感染牛及び擬似患畜(コホート牛)の管理、処分

とてもわかり難いのですが、「2)A 型サーベイランスが実施」と「1)リスクアセスメントが実施」と「3)のa)又はb)」の3条件が全て満たされる場合にControlled (制御された)BSE riskと出来るのではないでしょうか。

B「2)A 型サーベイランスが実施」と「1)リスクアセスメントが実施」は成立しているとして、「3)のa)」は自国産牛でのBSE の発生がない場合ですので除かれ、「3)のb)」自国産牛での発生があった時の条件が成立するかが問題となります。

CNegligible (無視してよい)BSE riskの規定Article 2.3.13.3.と照らし合わせて見ますと、
Negligible (無視してよい)BSE riskの規定では、3)のb)は自国産牛での発生があってから7年以上経過していて
  @)Article 2.3.13.2の2)から4)までに掲げる基準が7年間遵守されていること
 AND
  A)飼料給与に係る管理が8 年間実施されていることを証明でき
 AND
   B)すべてのBSE 感染牛及び擬似患畜(コホート牛)の管理、処分
と なっていますから、Controlled (制御された)BSE riskでの3)のb)でも、B)すべてのBSE 感染牛及び擬似患畜(コホート牛)の管理、処分の条件が満たされた場合に@)かA)が成立している場合にb)が成立すると解釈できます。つまり、B)すべ てのBSE 感染牛及び擬似患畜(コホート牛)の管理、処分の条件が満たされていない場合はControlled (制御された)BSE riskでの3)のb)は満たされることが出来ません。

D米国の2例目、3例目のサンプルの採取の経過を見ると、Article 2.3.13.2の3)「BSE様症状を呈するすべての牛の調査及び届出義務」条件が満たされているとは、到底考えられません。

E米国の現状はNegligible (無視してよい)BSE riskとControlled (制御された)BSE riskのどちらでもありません。したがってUndetermined BSE risk BSEリスク不明国とならないでしょうか。




[290] Re:[281] [277] 日本石綿協会とは? 投稿者:また逢いましょう 投稿日:2005/07/31(Sun) 00:19  

笹山さん、調べてみました。
> こんなメンバーなのですね。それにしても、カタカナ文字ばかりで、その前身企業名が欲しいところですね。

(株)アスクテクニカ ← 朝日石綿工業(株) 1987年
ナイガイ(株) ← 内外製鋼所 1977年
ウベボード(株) ← 宇部スレート工業(株) 1987年4月
ニチアス(株) ← 日本アスベスト(株) 1981年
(株)エーアンドエーマテリアル ← 「(株)アスク←朝日石綿工業(株) 1987年4月」+ 浅野スレート(株) 2000年10月
(株)ノザワ ← 野澤石綿セメント(株) 1969年
せんい強化セメント板協会 ← スレート協会+耐火被覆板協会 2000年4月

東京トリムテック(株)は、アスベスト対策の方の会社でした。
http://www.trimtec.co.jp/asbest/index.html
作業の写真もあります。

建材、工業用製品から対策業者まで、業種は随分多岐にわたっているんですね。


[289] OIEコード 投稿者:真名 投稿日:2005/07/30(Sat) 22:17  

牛由来の血液および血液製品も無条件輸出可能製品となっているようですが、これも気になります。 血液には病原体はいないんでしょうか? 血漿は?
Article 2.3.13.1.
▼ (h) blood and blood by-products, from cattle which were not subjected to a stunning process, prior to slaughter, with a device injecting compressed
air or gas into the cranial cavity, or to a pithing process.

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[288] Re:[286] 中国のはクリミア・コンゴ出血熱? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 22:03  

ときさん。
おっしゃるクリミア・コンゴ出血熱(CCHF)は、今、トルコで発生していますね。
41人がかかり、うち一人が死亡とのことです。

http://news.xinhuanet.com/english/2005-07/28/content_3280232.htm


[287] Re:[285] 米国はOIEコードのBSEリスク不明国ではないか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 21:51  

虹屋さん。
controlled BSE risk国とundetermined BSE risk 国との区別は、主に、その国が、リスクアセスメントを行う方途を持っているか、厳しいサーベイランスを行う方途を持っているか、が両者の判断の基準になるようです。
もちろん、ID制度が完備していないことも、上記方途を補完するサブシステムがあるかどうかの判断基準には、なるでしょう。
http://www.namp.com/images/namp/Newsfax%2005.0602.pdf 参照
Article 3.8.4.1では、「(3)国、地域又はコンパートメントのステータスは、サーベイランス計画のみによって決定することができるものではなく、 Article 2.3.13.2.に掲げられるすべての要因にしたがって決定されるべきである。」としてあります。
そのArticle 2.3.13.2.では、以下のように規定されています。
1.アセスメントは、Release assessment、Exposure assessmentを行うこと。
2.リスクアセスメントの結果がnon-negligible riskを示したときには、A型サーベイランスを行うこと。
3.リスクアセスメントの結果がnegligible riskを示したときには、Appendix 3.8.4.にしたがって、B型サーベイランスを行うこと。
としていますね。

http://www.oie.int/downld/SC/2005/bse_2005.pdf


[286] 中国のはクリミア・コンゴ出血熱? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/30(Sat) 21:45  

感染症の話
◆クリミア・コンゴ出血熱
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02_31/k02_31.html

病原体
『自 然界では野生、家畜などの哺乳動物(ウシ、ヤギ、ヒツジなど)が自然宿主で、マダニ(Hyalomma )が媒介する。ウイルスは経卵巣伝搬経路で、成虫ダニから幼ダニへ伝搬されている。つまりダニ‐ ダニ間で維持されている。また、動物‐ ダニ間でも維持されている。現在27 種のマダニがこのウイルスを媒介することが知られている。感染マダニが渡り鳥により遠隔地へ運ばれる可能性も指摘されている(流行地の拡大)。』

臨床症状
『発生は突発的で、発熱、頭痛、筋肉痛、腰痛、関節痛がみられ、重症化すると種々の程度の出血がみられる(点状出血から大紫斑まで)。』
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02_31/31_03.gif

治療・予防
『感染予防には基本的バリア(ガウン、手袋、マスク等の装着)で十分である。』

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
20050730-0090 ( 2005/07/30 ) PRO/AH/EDR>Crimean-Congo hem. fever - Turkey
20050730-0020 ( 2005/07/30 ) PRO/AH/EDR>Green: Crimean-Congo hem. fever - Russia (SFD)

20050729-0060 ( 2005/07/29 ) PRO/AH/EDR>Streptococcus suis, human - China (Hong Kong)
20050729-0040 ( 2005/07/29 ) PRO/AH/EDR>Streptococcus suis, porcine, human - China (Sichuan)(02)

ブタ連鎖球菌:感染者が増大、香港にも【大紀元日本7月30日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d32218.html
《発病までに彼は外地へ行ったことがなく、養豚場に行ったり、豚と接触したりしたこともない。》

 『感染マダニが渡り鳥により遠隔地へ運ばれる可能性』が事実なら、衛生状態の良くないところが、渡り鳥の繁殖地だったりすると、あっという間に、感染を広めてしまうことも起こる。広がるのはH5N1ばかりではないようです。

『クリミア・コンゴ出血熱の潜伏期は2-9日で、急性のインフルエンザ様症状にはじまる。数病日から出血傾向が認められ、次いで点状ないし斑状出血、吐血、メレナ、黄疸、肝腫大が認められる。発病2週目に大量出血、ショック、腎機能不全により死亡することが多い。』
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/infect/04-virus-netsu.html

 伝染病は『国家機密』の壁。

四川の奇病は漢方で治せ。負けるな重慶晩報!
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/270793169e92b99fe99122c4b45e4d13
(「豚の連鎖球菌感染、広東でワクチン生産開始」も一種のネタ)

 中国のは、細菌なのか、ウイルスなのか? 細菌だとすれば「ペスト」ではないか?


[285] 米国はOIEコードのBSEリスク不明国ではないか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/30(Sat) 20:55  

この6月に米国産のBSE牛が発見されましたから、米国は「自国産牛における最終発生が7年以上前に報告されたこと」というNegligible BSE risk 物品特異的なリスク低減措置を実施しなくても無視できるBSE リスク国の条件を満たさなくなりました。
これから7年間は、Controlled BSE risk 物品特異的なリスク低減措置を実施すれば無視できるBSE リスク国かUndetermined BSE risk 不明のBSE リスク国になります。
Controlled(制御された)BSEリスク国であるためには、いわゆる擬似患畜を「国内で生存している場合には、永久に識別され、かつ、移動が管理され、並びにと殺又は死亡時に完全に処分される」ことが求められます。
し かし、米国には牛のID制度がないからこの条件を満たすことが出来ないのではないでしょうか。BSE牛1例目では、行方不明の牛が多数出ました。2例目で も「農場から移動した牛について追跡調査を継続中である。7/12現在」です。生存しているか否かが分からないのですから、Controlled(制御さ れた)BSEリスク国を満たすことは出来ません。

米国は、2008年には牛のID制度を整えるといっていますので、少なくともそれまでは、Undetermined(不明の) BSE リスク国ではないでしょうか??

http://alic.lin.go.jp/livestock/repnews/repnews.html


[284] Re:[282] 国民保護ポータル 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 20:23  

Chaosさん。
確かに、内閣官房関連サイトとしてはフィッシングサイトまがいのものですね。
情報としては、
Registrant Organization: GMO Internet, Inc.
Registrant Street1: CERULEAN Tower
Registrant Street2: 26-1 Sakuragaoka-cho
Registrant City: Shibuya-ku
Registrant State: Tokyo
Registrant Postal Code: 150-8512
Registrant Country: JP
Registrant Phone: 03-3464-8727
Registrant Fax: None
Registrant Email: admin@onamae.com
となっていますが。
このGMO Internet, Inc.
http://www.gmo.jp/
なるものと内閣官房との関係が明らかにされないことには、なんとも、頼りない国民保護ポータルサイトです。


[283] 米国は30ヶ月齢以下を保証できるか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/30(Sat) 20:13  

食肉(脱骨した骨格筋肉)で無条件に輸出入する条件に「30ヵ月齢以下の牛」があります。米国はこの条件を満たすことが出来るのでしょうか。
歯(永久歯)の生え方による判別は、笹山さんがまとめられているように誤差が6ヶ月もあります。
20ヶ月齢騒動を見ても分かるように、牛のID制度がないから書類でも確かめられない。
米国の食肉(脱骨した骨格筋肉)は、無条件品目のOIEコードを満たすことが出来るのでしょうか??

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=60


[282] 国民保護ポータル 投稿者:Chaos 投稿日:2005/07/30(Sat) 20:07  

笹山様

Chaosです。

国民保護ポータルサイト http://www.kokuminhogo.com/
内閣官房のページでURLを確認すれば、一応本物ということがわかりますが、この www.kokuminhogo.com だけ見ても、本物か
どうか確認する方法がないのです。
(疑いはじめると、内閣官房のページも証明書があるわけではないので、本物かどうか確認できないんですが、go.jpなので、信じることにします。)
kokuminhogo.comは、民間の某社としての登録がされて
いるだけなので、日本政府のサイトかどうかわかりません。
国民の、安全、生命、財産にかかわる情報の提供が、一見
民間のサイトに見えるURLから提供されていることに、疑問を
持っただけです。




[281] Re:[277] 日本石綿協会とは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 19:22  

ときさん。
こんなメンバーなのですね。それにしても、カタカナ文字ばかりで、その前身企業名が欲しいところですね。
「真綿ならぬ石綿で首を絞められている日本人の不幸」−−まさにいえてますね。

曙 ブレーキ工業 株式会社 東絶工業 株式会社 株式会社 アスクテクニカ 東洋スレート 株式会社 飯田パッキン工業 株式会社 ナイガイ 株式会社 ウベボード 株式会社 ニチアス 株式会社 株式会社 エーアンドエーマテリアル 日興商工 株式会社 株式会社 大野社 日東紡エコロジー 株式会社 クボタ松下電工外装 株式会社 株式会社 日本商行 光陽 株式会社 日本バルカー工業 株式会社 四国浅野スレート 株式会社 日本ブレーキ工業 株式会社 昭和電工建材 株式会社 日本リークレス工業 株式会社 セキネシール工業 株式会社 株式会社 ノザワ 株式会社 ゼネラルエンジニアリング 平田パッキン工業 株式会社 株式会社 旦暮商店 三菱マテリアル建材 株式会社 東京トリムテック 株式会社 株式会社 村松 伊藤忠商事 株式会社 せんい強化セメント板協会 セメントファイバーボード工業組合

http://www.jaasc.or.jp/


[280] 「離島で郵便局は生命線」 沖縄の野党議員が反対声明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 18:58  

沖縄県選出の野党国会議員らが30日、「離島を抱える沖縄にとって郵便局網はライフラインで、採算性を優先する民営化は『百害あって一利なし』だ」として、郵政民営化に反対する声明を発表した。
 声明は社民党の照屋寛徳衆院議員や大田昌秀参院議員ら6人の連名で、「県内では一部の島にしか銀行がなく、郵便局が果たす役割は大きい。県民生活を守る立場から反対する」としている。

というのだが、確かに沖縄の離島にとっては、郵便局は生命線である。
その代わり、どんな離島に行っても、郵便局は立派で美しい。
色とりどりのハイビスカスの花にポストの赤がいっそう映える。
中でも、黒島の郵便局
http://www.yugahu.npo-jp.net/jpg/kuro010-01.jpg
は、その通り一帯が、日本の道百選に選ばれた東筋
http://www.j-area2.com/japan/alacarte/okinawa/yaeyama/kuro.html
に面している。
島の名物郵便局長のジローさんこと又吉智永さんは2004年5月定年で引退とのことである。
また、映画『ニライカナイからの手紙』http://www.dreamcity.jp/stage/cinema/story.php
は、竹富島を舞台にしたストーリーで、島を出て行った娘の誕生日に、島の母親から必ずおくられてくる一通の手紙の話だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050730-00000131-kyodo-pol


[279] Re:[278] [274] [261] [260] [246] [239] OIE事務局の改正原案がそもそもWHO勧告と整合性がない 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/30(Sat) 18:33  

笹山さん。
問題の文言は、
for fresh meat and meat products from cattle (other than those listed in point 1) of Article 2.3.13.1.)
これは、OIE事務局原案では、
For fresh meat and meat products from cattle (other than that listed in Article 1paragraph 1)
この、農水省の仮訳は、、牛由来の生鮮肉及び肉製品(第1条の第1項に掲げるもの以外)で、第1条の第1項は無条件品です。「BSE リスクに係るステータスにかかわらず、獣医当局は、BSE に関連したいかなる条件をも要求すべきではない。」品目です。
食 肉(脱骨した骨格筋肉)は無条件品。牛由来の生鮮肉fresh meatには、舌タンや肝臓などの内臓肉などがあたります。農水省の原案解説では、物品特異的なリスク低減措置を実施しなくても無視できるBSE リスクの国にはSRM特定危険部位がない。いわゆる特定危険部位に当たる肉などの貿易での条件は、生前・死後の検分を受けることです。

繰り返しになりますが、米国産食肉(脱骨した骨格筋肉)は米国にBSEが多発して、物品特異的なリスク低減措置を実施すれば無視できるリスク国や不明のリスク国になろうと輸入に条件をつけられない無条件品です。

http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/8/siryo1.pdf


[278] Re:[274] [261] [260] [246] [239] OIE事務局の改正原案がそもそもWHO勧告と整合性がない 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 16:31  

虹屋さん。
このA「生前・死後の検分を受け、BSEのケースと疑われなかったか確認されなかった」の部分は、

「物 品特異的なリスク低減措置を実施しなくても無視できるBSEリスク」(negligible BSE risk)の国からの輸入については、Article 2.3.13.9.において、Article 2.3.13.1.規定の「BSEに関連したいかなる条件も要求すべきでない」物品( 無条件物品)に準ずる。

のところをさしているんではないでしょうか。
どうも、この部分の解釈がややこしいのですが、negligible BSE riskの国からの牛肉の輸入は、ante-mortem と post-mortemの検査をすれば、無条件物品扱いとなり、危険部位も輸入できると読めてしまうのですが。


[277] 得意のマスコミの煽り追い込みかもしれませんが 投稿者:とき 投稿日:2005/07/30(Sat) 16:22  

【国有建物の非石綿化、87年に方針決定】
http://health.nikkei.co.jp/asbestos/child.cfm?i=2005072912220hz
『アスベスト(石綿)の健康被害問題で、建設省が各省庁の庁舎や公務員宿舎など国有建物の「建材の非石綿化を進める」方針を1987年9月に決定していたことが29日わかった。』

『石綿の一般使用が原則全面禁止されたのは昨年10月。』

『同方針は18年前に省庁が石綿の危険性を認識していたことを裏付けており、抜本対策に踏み切らなかった当時の政府の対応に批判が集まりそうだ。』

→な、なんというヤツら!
一般庶民は真綿じゃなく石綿で首を絞められているというのに。
『社団法人 日本石綿協会(http://www.jaasc.or.jp/)』という業界団体があるが、これに名を連ねる企業はまさに今、問題になっているところばかり。
『Q&A』の『石綿の有害・無害関係』。二言目には「石綿は天然に産するもので…」である。有毒物質も、いくらでも天然に産する。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20050730


[276] トリフル対策の当事者主体者主権者は誰なのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/30(Sat) 15:30  

別の感染源?茨城町で新たに鳥インフルエンザ抗体検出

 茨城県は29日、鳥インフルエンザH5型の抗体が、茨城町の養鶏場から新たに検出されたと発表した。

 26日に検出された水海道市の養鶏場から北東に50キロで、ヒナを納入していた。千葉県など県外3養鶏場にもヒナなどが納入されており、各県で検査している。

 農水省の家きん疾病小委員会の喜田宏委員長(北大教授)は、茨城県の9例のうち最近の2例は感染時期が異なるとみられることなどから、「(感染源が)これまでと同じとは考えにくい」と話した。

 また、茨城県は29日、茨城町の鶏約11万5700羽の処分を決め、新たに半径5キロの移動制限区域も設定した。
(読売新聞) - 7月30日0時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000415-yom-soci

鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

 事ここに及んでも、なんだか、のんびりしたもんです。
 指針にしたがって、受託事務手続きとして、あとは、着々と各都道府県知事命令が出て、機械的に進行していきます。だれも止められません。

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
平成17年7月28日
第1回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会の開催について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050728press_4.html

 無駄死にをしていく鶏を目の前にしている人間の絶望感を想え!! やっていることは、中世の魔女狩りと全く同等のレベルである。養鶏業者団体も、あまりにも従順ではないのか? 無知ではないのか?


[275] [274]の追加 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/30(Sat) 14:42  

次のように追加して下さい。
WHOは「BSE感染牛の全ての部位は、人間と動物の食物・餌から排除する」と勧告しています。小沢氏流の安全か危険かという単純な言い方をすれば、「BSE感染牛の全ての部位は、危険」です。
追加 Aの項目はWHO勧告との整合性を保つために加わった条件ですので、OIEコード全体もWHO勧告と整合性を持って解釈すべきです。



[274] Re:[261] [260] [246] [239] OIE事務局の改正原案がそもそもWHO勧告と整合性がない 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/30(Sat) 14:17  

笹山さん。マリチャンさん。
今回の改正への経過を顧みると
OIE事務局の改正原案では、下記の条件の食肉(脱骨した骨格筋肉)を無条件の貿易できる品目に組み入れる。
その条件は、と殺に先立ち、圧縮空気又はガスを注入するスタンニング行程又はピッシングが行われていない牛に由来する。
deboned skeletal muscle meat (excluding mechanically separated meat) from cattle which were not subjected to a stunning process, prior to slaughter, with a device injecting compressed air or gas into the cranial cavity, or to a pithing process;

http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/8/siryo4.pdf

採択されたOIEコードでは、3項目が条件に追加されています。
追加された3項目は@「30ヵ月齢以下の牛」とA「生前・死後の検分を受け、BSEのケースと疑われなかったか確認されなかった」とB「第2.3.13.13条に掲げる組織[特定危険部位]による汚染を回避する方法で解体された」。
deboned skeletal muscle meat (excluding mechanically separated meat) from cattle 30 months of age or less, which were not subjected to a stunning process, prior to slaughter, with a device injecting compressed air or gas into the cranial cavity, or to a pithing process, and which were subject to ante-mortem and post-mortem inspections and were not suspect or confirmed BSE cases; and which has been prepared in a manner to avoid contamination with tissues listed in Article 2.3.13.13.;

 事 務局原案は感染の有無は問題にしていませんから、小澤氏の「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は食べても安全である」といえま す。しかし総会で採択されたものは違う。Aの項目で、排除できる感染牛を除くことをうたっているのですから、小澤氏のOIEコードの解釈は間違っている。
  拡大解釈しても「たとえBSEに感染していたとしても、生前・死後の検分を受け、BSEのケースと疑われなかったか確認されなかった感染牛の、特定危険部 位以外の部位は食べても安全である」です。これを裏付ける科学データはないし、逆に否定するデータもないのが現状だと思います。ただ、OIEコードの解釈 としては、これも間違っている。
 WHOは「BSE感染牛の全ての部位は、人間と動物の食物・餌から排除する」と勧告しています。小沢氏流の安全か危険かという単純な言い方をすれば、「BSE感染牛の全ての部位は、危険」です。
  実際には、排除できるのは生前・死後の検分を受け、BSEのケースと疑われか確認された感染牛だけですが、勧告のその趣旨は全ての感染牛です。ですから、 「生前・死後の検分を受け、BSEのケースと疑われなかったか確認されなかった感染牛の、特定危険部位以外の部位は排除すべきであるが、摘発できず排除で きない部位」です。
 OIE事務局の改正原案が、そもそもWHO勧告との整合性を意識して作成されたとは思えません。OIEは、動物衛生の安全基 準を決める国際機関で、人間の健康や保健衛生のための機関ではありません。OIEコード原案作成の際に、WHOなどの他の機関との協議などは行われたので しょうか??


[273] Re:[268] ヒトの中でウイルスがMix→新型 投稿者:とき 投稿日:2005/07/30(Sat) 14:14  

まりちゃん様
> 以前否定されたいた、ヒトの中でウイルスが変化、の件ですが、感染研に解説がございましたのでUPいたします。

 けっして、否定しているのではありません。いまのところ、そのことに対する確定された科学的事実がまだ証明されていない、仮説の段階だといっているのです。そのようなことをさもさも、もうすでにある事実のようにとらえてはいけないといっているのですが・・・。

> ヒトのインフルエンザにかかっている人が、鳥インフルエンザにかかると、その人の体内で2種類のインフルエンザウイルスのDNAが再集合(8本の遺伝子の 一部が入れ替わる)を起こして、トリ・インフルエンザウイルスがヒト・インフルエンザウイルスの遺伝子を獲得する可能性が出てきます。これを遺伝子再集合 と呼び、この現象が新型のA型インフルエンザウイルス出現につながる、ひとつのメカニズムであると『言われています。』もしもこの新たなウイルスあるいは トリ型のウイルスが突然変異をおこし、ヒトからヒトへと容易に感染する能力を獲得したとすると、インフルエンザのパンデミックが開始する条件が整うことに なってしまいます。
 
 ほら、仮説から組み立てている理屈です。科学的事実ではないのです。取り違えてはいけません。事実にのみ忠実でありたいものです。
  それと、国(公的機関)が発表しているからといって、それを鵜呑みにすることは非常に危険です。さまざまな事情で情報操作されていることも確かにあるよう だということは、一連のBSEの件で、思い知っているはずでは? すべからく、万事その調子ですよ。トリフルにいたっては、まったく愚かしい嘆かわしい事 態になっております。
 国民ひとりひとりが、もっと(高校生レベルの)生物学の知識を学ばなければならないと思います。その知識にもとづいて、発言したほうがもっと有益になると思います。
 まずは、すべて疑ってかかったほうがよろしいと思います。

  アスベスト問題に脊髄反射するのも、見るひとから見れば(この危険性を古くから熟知していた人から見れば)、なにをいまさらとってつけたように騒いでるの か?という風にしか見えないでしょう。何らかの物質を過剰に吸い込めば、害がないはずがない、それはアスベストだけの問題ではありません。
 中国 なんかは、建設ラッシュで、ここ5年間で、その使用量が何倍(一説には10倍以上)にも膨らんでいるそうです。危険性をわかりながらも、そうやって使用量 を増大させているところもあるくらいです。リスク・ゼロで、環境を生きていくというのはもう(最初から)不可能です。なんとか「害」とうまく折り合いをつ けながら生きていかざるをえません。それが、自然の摂理、処世術と思いますがどうでしょうか? 目の前の瑣末なことを追いかけることも大事ですが、腰をす えて、移ろうものからいっときはなれ、じっくり書をよみよく考えることも必要だと思います。

世間のウソ 新潮新書 (099) 日垣 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
(まだ、読まれてませんか?)


[272] Re:[271] コメントスパムとの格闘に勝った。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/30(Sat) 13:52  

> とうとう、コメントスパムとの格闘に勝ったのである。

 まずは、おめでとうございます。まだまだ安心はできませんが。勝って冑のなんとやら。

  どうやら、BSE関連で、こちらの内容なのか、ブログの内容なのか不明ですが、某大手掲示板では、リンクしても削除されることがあります。要監視対象に なっているようですね。気をつけましょう。もう、日本でも、言論レベルでの封殺テロ、破壊工作が始まっているように思います。


[271] コメントスパムとの格闘に勝った。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 13:40  

ブログのソフトに使っているWordpressは、非常に使いやすいソフトなのだが、唯一の欠点は、どういうわけか、アメリカからの膨大な量のコメントスパムだった。
たいてい、カジノとか、ポーカーとか、そんな種類の意味不明のコメントスパムで、それがひどいときには、一日に、千近くも押し寄せるのだから、たまったもんではない。
最初のうちは、いちいち、シラミツブシに消去していったのだが、一万二万とたまっていくと、そうもいかない。
何よりも、純粋のコメントが、コメントスパムに隠れてしまうのが残念であった。
そこで、先週、Wordpressのバージョンアップ版であるWordpress ME 1.5.1.3 を導入してみた。
今月の7月17日にリリースしたばっかりのものである。
このWordpressの記事は、MySQLのデータベースに保管されているので、順調ならば、そのまま、移管できたはずであるが、どうしたわけか、その移行がスムーズに行かず、難行苦行であった。
それでも、何とか新バージョンに移行して、「コメントブラックリスト」なる項に、これまでのにっくきコメントスパムがよく使うキーワードをどんどん入れていった。
また、新たに来襲するコメントスパムについても、そのキーワードを掘り出しては、このブラックリストに入れていった。
で、今日現在の所は、さすがのコメントスパムも、全滅の様相を示すまでにいたった。
とうとう、コメントスパムとの格闘に勝ったのである。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/


[270] OIE小澤義博氏の「完全に(SRM)を取り除くことができるようになりました」は厚労省は否定 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/30(Sat) 12:43  

議事録が上がっておりましたので、UPしておきます。

○厚生労働省医薬食品局食品安全部長 外口崇食品安全部長
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/txt/050513-1e.txt
>まずSRM除去が完全にできるかどうかというと、できません。検査は完全ですかと。これも検出限界があります。もう一つ言えば、飼料規制は完全ですかと言うと、完全ではありません。
> 食品は、科学に対する考え方自体がそうかもしれませんけれども、絶対安全とか、安全にネガティブだというのは、これは物理的に証明できないんです。では、 どうするかというと、できるだけそれに近いものに近づけていこうと。無視できるとか、そういったレベル、リスクのゼロは証明できないけれども、健康に影響 のないレベルに幾つかの手段を組み合わせて持っていくと。それはできるわけです。それを検証していき、もっといい手段を考えて、組み合わせていくと。そう いうこともできるわけですので、今BSE対策でやっていることは、まさにそれだと思っています。

OIE名誉顧問 小澤義博氏
> ヨーロッパでも最初のころよりもこの10年間で技術も向上し、完全に取り除くことが可能になりました。さらに欧米ではそのチェックシステムが徹底していま す。ヨーロッパでは加工処理場にEUと各国の検査官が、アメリカでは、政府の検査官が厳重にチェックするシステムができあがっています。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50003185.html



[269] 獣医師の研修病院に基準案 農水省検討会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/30(Sat) 12:27  

獣医師の研修病院に基準案 農水省検討会
http://www.asahi.com/science/news/TKY200507300170.html
獣医師にもいろいろいるようですが、誰が指導するかによるという気も.それから人獣共通感染症を、公衆衛生、ヒトの観点から教える授業も希望したいとこです。


[268] ヒトの中でウイルスがMix→新型 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/30(Sat) 12:25  

ときさん、
以前否定されたいた、ヒトの中でウイルスが変化、の件ですが、感染研に解説がございましたのでUPいたします。
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/QA040401.html
Q20: ヒトでの鳥インフルエンザがインフルエンザのパンデミック(世界的流行)を引き起こす危険性をもつのはなぜですか?
ヒトのインフルエンザにかかっている人が、鳥インフルエンザにかかると、その人の体内で2種類のインフルエンザウイルスのDNAが再集合(8本の遺伝子の 一部が入れ替わる)を起こして、トリ・インフルエンザウイルスがヒト・インフルエンザウイルスの遺伝子を獲得する可能性が出てきます。これを遺伝子再集合 と呼び、この現象が新型のA型インフルエンザウイルス出現につながる、ひとつのメカニズムであると言われています。もしもこの新たなウイルスあるいはトリ 型のウイルスが突然変異をおこし、ヒトからヒトへと容易に感染する能力を獲得したとすると、インフルエンザのパンデミックが開始する条件が整うことになっ てしまいます。



[267] Re:[264] シベリアでの鳥フルはH5N1と確認 投稿者:とき 投稿日:2005/07/30(Sat) 12:15  

外岡様

>  H5N1はますます拡大してゆきますが、この先、誰か状況を読めているのか、極めて不安です。

 プロの方と存じておりますが、不遜な物言いになるかもしれないことをお許しくださいませ。
 トリのH5N1が拡大していくことに、「極めて不安」とのことですが、何が不安なのか、いまひとつピンときません。具体的にご教示いただければ有難いと存じます。よろしくお願いいたします。

>  H5N1が莫大な人命の損失につながる可能性よりも、そのような状況になることを心配している行政当局者が、どのくらいいるのかの方が心配です。

 トリにとって「しんどい」病気の原因である『H5N1が莫大な人命の損失につながる可能性』がどれほどのものか、いまひとつのみこめておりませんので、その点に関してもお手数ですがご教示いただければ幸いです。
 
 よろしくお願いいたします。


[266] 普段見ることない工業的畜産のビデオ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/30(Sat) 12:12  

普段見ることない工業的畜産のビデオ(米国)
http://www.petatv.com/tvpopup/Prefs.asp?video=mym2002

検索途中で見つけたんですが、全てがこうでないだろうと思い願いつつもやっぱり愕然とします。これは米国のどこの企業の現場なんでしょう。





[265] Re:[264] シベリアでの鳥フルはH5N1と確認 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 10:52  

外岡さん。
外岡さんのサイトもリンクされているRecombinomicsの「H5N1 Bird Flu Migration to Russia Confirmed」http://www.recombinomics.com/News/07290502/H5N1_Russia_Migration_Confirmed.html
でも、同様の認識がされていますね。
つ まり、5月の青海湖、6月の新疆、7月のロシアのノボシビルスクと、飛び地的に、H5N1が拡散していったのは、ひとえに、渡り鳥による伝播の故で、今 後、これが、逆に、ロシアから、ヨーロッパ・インド、東南アジア、東中国へと、逆拡散をしていくことで、新たな危機的段階を迎えるという認識ですね。
同 時に、青海湖において、H5N1遺伝子配列において、PB2の1906番目がG からAへ変異したことで、人間に感染しやすくなったということ、また、H5型が、開裂部位に“塩基性アミノ酸”配列の連続性を持たないところから、 H5N1, H5N2, H5N3が、低病原性ながらも、静かなる感染を世界の広い範囲で引き起こしていく、というストーリーが想定されています。
こうしてみると、日本の茨城を中心とした鳥インフルエンザ対策は、おっしゃるように、もう少し俯瞰した視点での対応が望まれるような気がしています。

http://www.recombinomics.com/News/07290502/H5N1_Russia_Migration_Confirmed.html


[264] シベリアでの鳥フルはH5N1と確認 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/30(Sat) 09:38  

 先週来問題となっていたシベリアのノボシビルスクでの鳥フル。いったんはロシアの研究者がH5N2と発表し、それで決着なのかと考えられましたが、昨日ロシア農業省はH5N1と正式に発表しました。

 これで中国の流行地である青海省と新疆省との密な関係が確認されたと思います。
 H5N1はますます拡大してゆきますが、この先、誰か状況を読めているのか、極めて不安です。

 H5N1が莫大な人命の損失につながる可能性よりも、そのような状況になることを心配している行政当局者が、どのくらいいるのかの方が心配です。

 欧米では着々と体制が整いつつあるようですが、国内では正規の情報を見る限りほとんど無いのは気になります。


[263] 対応の遅さは? 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/30(Sat) 09:31  

 茨城県での事例は続いていますが、今後さらに続々でてくることは間違いないと思います。

 そもそも全国的に調査が進められているはずで、全国的にはどうなってるのか?
 たまたま茨城県で見つかったから、茨城県で集中的に調査が行われているだけであって、同県で発生した理由が分からないのなら、即、全国的調査が必要なのは誰でも分かるはず、(と思うのは僕だけか?)

 今の日本は機動性からいうと共産圏よりも貧弱な気がします。
 個々には優秀な科学者がいても、dicision makingの責任者が明確でないことから、絶えず会議、会議の連続で、結局は時間だけが流れてゆくと言った状況でしょうか。

 これは地方行政だけの状態ではないのでしょう。
 組織のしがらみで、心ある研究者、専門家も苦しい状況なのかも知れません。

 


[262] ひな出荷元も抗体陽性反応 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 08:12  

農水省と茨城県は7月29日、茨城県茨城町の「内田養鶏場」(茨城県東茨城郡茨城町大字秋葉1145-3)で、過去にH5型の鳥インフルエンザウイルスに感染したことを示す抗体陽性反応が出たと発表。

茨城県水海道市の養鶏場「天王原養鶏園」は、この「内田養鶏場」から、ヒナ約2000羽を購入していたという。
また、内田養鶏場からは、千葉県など県外3養鶏場にもヒナなどが納入されていたという。

これで、茨城県の鳥インフルエンザ問題は、水海道市の養鶏場「アレバメントカントウ」、坂東市の採卵養鶏場「中村鶏園」、水海道市の養鶏場「天王原養鶏園」、茨城県茨城町の育雛場「内田養鶏場」と、4箇所となった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000316-kyodo-soci


[261] Re:[260] [246] [239] 米国食肉輸出連合会の新聞全面広告:OIE名誉顧問、小澤義博氏のコメントは事実ではないそうです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 08:00  

前に、ブログ記事「「適切な保護の水準」と「OIE基準」との乖離の幅」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=279
で、 OIE基準と、SPS協定との関係を跳び箱にたとえたことがあるのですが、OIE基準が踏み切り板の高さとすれば、SPS協定は、跳び箱の高さであり、こ の両者の差の妥当性如何が、「適切な保護の水準」(ALOP(Appropriate Level of Protection))如何といえると思います。
ですから、輸出国にとってみれば、OIE基準は、できるだけ低い水準であったほうがいいし、輸入国にとってみれば、OIE基準は、できるだけ高い水準にあったほうがいいというわけです。
コーデックス基準についても、同じことが言えると思います。
いずれの高さも、WTO提訴の場合は、カウントされてしまうのですから、OIE基準そのものは、そんなに高邁な基準ではなく、どろどろした力関係で、実際は、決まってしまうのも、やむを得ないのかも知れませんね。


[260] Re:[246] [239] 米国食肉輸出連合会の新聞全面広告:OIE名誉顧問、小澤義博氏のコメントは事実ではないそうです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/30(Sat) 07:42  

笹山さん、ご解説ありがとうございます。
拝読して感じた印象は、OIEはやっぱり獣医機関で、ヒトの健康を守るという観点から はまだまだ駄目なんだなぁ、という点です。いや、獣医機関としても、BSEを撲滅する気、海外持ち出し禁止をする気はないみたいに私には見えてしまいま す。小沢さんにしても、獣医としてあのアメリカの飼料管理の大穴に警告されない点で、もう(^^;

脊髄と同等リスクの背根神経節が、日本ではなぜか昨年2月まで規制されなかったのも、農水省がOIEの規則に従っていたからだというように山内先生のサイトにありましたが、消費者としては、今後も疑いの眼で見る必要があることを感じました。

疑 いの眼、といえば、外食産業の表示も、抜け穴だらけの腰抜けの規定ができたようですね。全部じゃなくて、記事に紹介されている内容を見ても、これだけ表示 の抜け道を用意しなければならない位のものであれば、外食は警戒しなくてはいけないものなのかもなぁ、めんどくさいなぁ、と思う内容になってました。後 は、企業努力をしているところを探すしかないかと。


[259] Re:[254] アスベスト(石綿)の危険性はバーミキュライト(バミクライト)にも 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/30(Sat) 07:29  

アスベスト(石綿)の危険性はバーミキュライト(バミクライト)にも
http://www.botanical.jp/library/news/167/
笹山さんが以前紹介してくださったガーデニング、農作業で使用する製品の写真を紹介しているところがありましたので、取り急ぎ。(文章の内容にソースをつけてくれたらよりありがたいのですが)

下記のブログに対策があがってますが本当にこれでいいんでしょうか。乾燥した時はどうなるんだろう。
http://shikinoyasai.blog12.fc2.com/blog-entry-96.html


[258] Re:[251] [247] いまそこにある危機 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/30(Sat) 07:16  

> 公式発表は内閣官房
> http://www.cas.go.jp/jp/siryou/050729kaisetu.html

これに関連するんでしょうけれど、先日、大きな地震のあった日、ちょっと勉強会があって行ってきました。あ、この話、前も一部書いたような(^^;

地上で最悪といわれる兵器での(空中での爆発の)武力攻撃を受けた場合に(例えば関東で)その最悪な状態でどう生き残るかという講義で、危機管理にボケた頭には目から鱗の内容でしたが、勉強しながら、少し違和感を感じました。
仮 想対象国は今、衆人環視(衆国監視)にあって、もしそんな事件を起こしたら、武器(大金)を使いたくてしょうがない他の国(というか国に影響する企業)が 虎視眈々と狙っているような状態のようにも私には見えます。その他、環境のことを考えても共倒れにも思えます。(その他、怨恨で行われるテロも日本は想定 しなければならなくなってしまったけれど)

そのような攻撃を想定して対策を考えることも大事でしょうが、地震で、国内の、それら兵器を作 るための根本を生み出す、そもそものエネルギー施設が壊れて、逃げるところのない、国土の狭い日本に致命的・壊滅的な被害を及ぼす問題について、それを防 ぐための対策を講じることも同じく必要なんですけど、と疑問も感じました。その事前対策ではなくて「その施設崩壊」のことは一応想定はされていたんだけれ ど、実際、「攻撃」のほうは被害レベルがとても大きく、「施設崩壊」のほうは被害レベルが小さく想定されてます。被害レベルが直接の、「その時」だけの 「死者数だけ」でしかレベル評価されてないのと、「最悪同士の当座の比較」なので、「施設崩壊のほうが被害が小さく見える」書き方なんですね。

そ の講義の次に、その筋の一番偉い立場におられた方の講義もありましたが、質問をしたら、その施設はM8〜M9の地震にも耐えられるように(絶対じゃないけ ど)できている、という話をきいて、私は志村健のように「ダメダコリャ」とちょと思ってしまいました。そんなことを考えている最中に、ちょうどあのちょっ と大きい地震があって「タイムリー」だなぁ、と思いましたが。

「危機管理」の発想、「最悪を考える」といった、基本的なことが考えられるようになってきたのかも知れないけど、結局、大事なところは、やっぱり政治的に歪められていて、本当の危機管理になってないんじゃないかなぁ、と思った次第です。


[257] スペインで最初の vCJD発見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 06:38  

これは、マドリード病院に入院している26歳の女性とのことである。、

http://www.alehttp://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/L29677323.htm


[256] Re:[253] [232] [230] クリソタイル・アスベスト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 06:33  

また逢いましょうさん。
クロシドライト(青石綿)blue asbestos (crocidolite)
アモサイト(茶石綿)brown asbestos (amosite)
クリソタイル(白石綿・温石綿)white asbestos (chrysotile)
のうち、問題になっているのが、三番目のホワイト・アスベストて゜あるクリソタイル・アスベストというわけですね。
このサイト「 How you can get asbestos disease 」
http://www.johnpickering.co.uk/howyoucanget.htm
によれば、
用途としては、スプレー・アスベスト・コーティング、吸音板、ガスケット、ボイラー導管のシーリング、電線の網状材料、耐熱カーテン、耐熱手袋、耐熱エプロン、屋根用フエルト、可燃性ボードのコーティング、耐熱性ラミネート管、屋根壁材、などなど、多岐に渡っていますね。

http://www.johnpickering.co.uk/howyoucanget.htm


[255] Re:[251] [247] いまそこにある危機 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/30(Sat) 01:29  

Chaosさん。
kokuminhogo.comは、http://www.mse.co.jp/ip_domain/でも検索できるように、
Domain Name: kokuminhogo.com
Updated Date: 28-jul-2005
Creation Date: 08-feb-2005
Expiration Date: 08-feb-2006
となっていて、
来年の2月8日まで有効のようですね。
で、詳しいことは、http://www.internic.netでと書いてあります。

http://www.mse.co.jp/ip_domain/


[254] 「無石綿」商品に相当量の石綿 投稿者:また逢いましょう 投稿日:2005/07/30(Sat) 01:07  

左官用モルタルの話、去年の出来事です。おおこわ。

◆◆市販されているいくつかの蛇紋岩系モルタル混和材について、(略)分析を行ったところ、「無石綿」、「ノンアスベスト」等と表示された商品の中に、相当量の石綿を含有するものがあるとの結果が得られました。◆◆

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/07/h0702-1b.html


[253] Re:[232] [230] 安全な撤去方法?? 投稿者:また逢いましょう 投稿日:2005/07/30(Sat) 00:51  

皆さんこんばんは。
> 多少残っているアスベストの撤去を慎重に行えば、それで充分。
すごい言い方ですね、安井さん。
◆◆現時点での曝露は、やはり古い建設物の解体時に発生する粉塵にほぼ限られるものと思われます。◆◆
ともおっしゃっているし、現段階での最大の問題点の解釈という点では間違っていないでしょうけど、「多少」はないでしょう。

安井さんは、朝日の「規制が遅れた」という論調が気に食わないようですが、その論調は、毎日も読売も産経も一緒なんですけどね。
いつの時点でどうすべきだったかを、後知恵の単純な批判ではなく、客観的に検証しておくべきだ、という風に私も思います。

専門家の警告と政府の規制がどうだったか、英国の歴史を述べたサイトを紹介しておきます。
「早期警告からの遅い教訓:予防原則 1896-2000」 欧州環境庁編
5章 アスベスト−”魔法” から悪魔の鉱物へ
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/precautionary/late_lessons/5_asbestos.html

もう一つ参考:
環境リスク管理における予防原則の考え方
http://www.sonpo.or.jp/business/library/public/pdf/yj21114.pdf

それから、安井さん、「全面禁止は性急だ」という主旨のようです。それ自体は理解できるのですが、
代替品があるのにまだ禁止されていないアスベスト製品、
左官用モルタルのようなものも。
http://www.asbestos-center.jp/symposium/2-3.html
今すぐに禁止すれば、左官屋さんの被害者を減らせるでしょうに、なぜしないのでしょうね。


[252] Re:[249] [233] [215] [146] [142] 8例目の「闇ワクチン」の可能性? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/30(Sat) 00:25  

平和屋様

> ただ、雛が若い時に、生ワクチンと生ワクチン(L-L)又は
> 生ワクチン−不活化ワクチン(l−K)で接種されていると、かなり長い期間ワクチン抗体は保有していると思います。

  これは、「移行抗体」ではありません。「獲得抗体」です。受動免疫としてのワクチンということは、つまり「抗体ワクチン(抗体成分によるワクチン)」のこ とだと思いますが、それは接種しても、あくまでも対症療法的な使い方になります。(鶏でそのような抗体ワクチンを用いているとは思えませんが。) とて も、免疫を獲得させるものではありません。つまり、発症しているときに用いて、重症化を防止するための効果を期待するものです。移行(受動)抗体は、ほぼ 「残らない」と思っています。通常の獲得免疫にしても、「抗体(各種免疫グロブリン)」は、ウイルスにさらされ続けていない限り、減衰しやがては検出され なくなります。しかしながら、1回目の感染と違って、二度目以降の感染にあたっては、獲得する過程を省略する分、免疫組織細胞であるすB細胞が、すぐ抗体 産生できるようになります。(重症化しません。)

 今回の抗体確認に関して、日本では未承認のワクチン(不活化ワクチン)を用いて、免疫 を獲得させていると考えるのはなんともいえないところがある、というよりも、直接間接に、野鳥等から野生株で感染を受けているのではないかとの可能性を疑 うことが第一だと思います。また、それによる感染の危機の可能性を感じていなければ、承認されていないワクチンにわざわざ手を出すこともないと思います。


[251] Re:[247] いまそこにある危機 投稿者:Chaos 投稿日:2005/07/30(Sat) 00:10  

Chaosです。

公式発表は内閣官房
http://www.cas.go.jp/jp/siryou/050729kaisetu.html

でも、このサイトがgo.jpじゃないのはなぜでしょうね。
見つけたのが、某巨大掲示板だったので、本物かどうか
確認してきました。

".com" なので、ネタかと思ってしまいました。 (^_^;)
外注したんでしょうか??





[250] 「黒死病」とは細菌性なのかウイルス性なのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/30(Sat) 00:02  

霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第159回)9/2/2004
中世の黒死病はペストではなくウイルス出血熱
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf159.html

ウイルス性出血熱
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/infect/04-virus-netsu.html

■ペスト
http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/page_i/i01-3.html
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/18_plag.html
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g3/k01_51/k01_51.html

 軍による生物兵器を用いた可能性も捨てきれない。


[249] Re:[233] [215] [146] [142] 8例目の「闇ワクチン」の可能性? 投稿者:平和屋 投稿日:2005/07/29(Fri) 23:51  

とき様

>  日本では、闇ワクでも、海外では、闇でも何でもありません。
もちろんそのとおりです。今回は日本で農水省が許可していないワクチンということで「闇ワクチン」という単語を使用しました。


> ワクチンは、通常、できるだけ若いときに接種するものです。

す みません。説明不足です。8例目の抗体を闇ワクチンによるものとすると、おっしゃるとおり若いときに接種するので、種鶏場か育雛場で接種したことになりま す。で、発生農場に導入したのが7月中旬ということですから、茨城の初発後となります。つまり、仮に闇ワクチンを種鶏場か育雛場で接種していたとしたら、 初発発生の非常に緊迫した時に、種鶏場か育雛場が、ワクチン接種雛を出荷するだろうか?という疑問でした。そこまで鈍感ではないだろう。むしろそのような 雛は、それこそ闇で処分するのが想定されたので、8例目を闇ワクチンが原因というのは少し無理があるのではないかと推測した次第です。

 
>  以下が、本題。
>  『移行抗体で少しは抗体は残る』???です。
>  もし仮に、卵からの受動(移行)抗体があったとしても、それは、残存したり終生免疫にはなるものではありません。そのような受動的な抗体は、短い期間で 消滅する可能性が高いと思われます。(たとえそれが、接種された抗体ワクチンだとしても。その可能性はきわめて低い。)     
>  以上です。

確かにそうですね。種鶏がかなり高い抗体価を保有していた場合、(インフルエンザの抗体価の半減期は残念ながら知らないのでなんとも言えないのですが)、120日齢位でかすかに抗体が残る可能性がゼロではないといった意味です。
もちろんとき様がおっしゃるとおり、ゲル沈で陽性になるほどの移行抗体が残存する可能性は殆どないと私も思います。
ただ、雛が若い時に、生ワクチンと生ワクチン(L-L)又は
生ワクチン−不活化ワクチン(l−K)で接種されていると、かなり長い期間ワクチン抗体は保有していると思います。
すみません、半減期やワクチンの保有期間のデータがないのでなんとも言えませんが、


[248] 中国・ブタ連鎖球菌死亡者は、31名に。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/29(Fri) 23:23  

7月28日12時現在の中国・四川省でのブタ連鎖球菌による感染者総数は152名、そのうち、実験室診断によるもの13名、臨床診断93名、擬似感染46名、死亡者は、31名、危篤状態27名、退院7名、

http://www.wjla.com/news/stories/0705/247628.html

http://www.shm.com.cn/newscenter/2005-07/29/content_868188.htm


[247] いまそこにある危機 投稿者:とき 投稿日:2005/07/29(Fri) 22:50  

武力攻撃受けた際の避難手順、国民保護のHP開設(読売新聞) - 7月29日18時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000111-yom-pol
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/emergency_legislation/

国民保護ポータルサイト
http://www.kokuminhogo.com/

 さて、実際となるとどこまで機能するものか? あまり期待できないような。


[246] Re:[239] 米国食肉輸出連合会の新聞全面広告:OIE名誉顧問、小澤義博氏のコメントは事実ではないそうです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/29(Fri) 22:43  

まりちゃんさん。虹屋さん。
小沢義博さんのコメントについては、ともかく、以下に、問題点の整理のために、OIEの新旧基準における、危険部位を除いた牛肉輸入の規定を載せておきますね。

厳密に、この新OIE基準を逆読みした消去法からいえば、小沢義博さんのコメントは、あながち、当たっていなくもないのですが。
つ まり、どういうことかといいますと、旧基準において輸入禁止とされた牛肉は、「Article 2.3.13.18.規定の危険部位を除去しない牛肉」のほかに、「BSE高リスク国からの骨を除去しない牛肉」があったのに対して、新基準において輸入 禁止となった牛肉は、「「Article 2.3.13.13.規定の危険部位を取り除かない牛肉」のみとなり、しかも、「物品特異的なリスク低減措置を実施しなくても無視できるBSEリスク」 (negligible BSE risk)の国からの輸入については、Article 2.3.13.9.において、Article 2.3.13.1.規定の「BSEに関連したいかなる条件も要求すべきでない」物品( 無条件物品)に準ずるという意味では、まさに、その裏返しの表現としては、小沢義博さんのコメントのように「たとえBSEに感染していたとしても、特定危 険部位以外の部位は、食べても安全である」ということが、いえなくもないからです。

SPMを除去した牛肉の輸入については、次のようになっているようです。

旧基準においては、「Article 2.3.13.18.規定の危険部位」を取り除いた牛肉の輸入については、
BSE最小リスク国からの輸入については、Article 2.3.13.14.
BSE中リスク国からの輸入については、 Article 2.3.13.15.
BSE高リスク国からの輸入については、Article 2.3.13.16.
で定められていて、
このうち、 骨の除去が条件となっていたのは、BSE高リスク国からの輸入についてのみであった。

また、「Article 2.3.13.18.規定の危険部位」は、
BSE中リスク国又は高リスク国でのすべての月齢の牛由来の扁桃(tonsils)、腸(intestine)
BSE中リスク国又は高リスク国での12カ月齢以上の牛由来の脳(brains)、眼(eyes)、脊髄(spinal cord)、頭蓋骨(skull)、脊柱(vertebral column)
BSE最小リスク国からの、30ヶ月齢以上の牛由来の脳(brains)、眼(eyes)、脊髄(spinal cord)、頭蓋骨(skull)、脊柱(vertebral column)
である。

新基準においては、「Article 2.3.13.13.規定の危険部位」を取り除いた牛肉の輸入については、

「物品特異的なリスク低減措置を実施すれば無視できるBSEリスク」(controlled BSE risk)の国からの輸入については、 Article 2.3.13.10.
「不明のBSEリスク」(undetermined BSE risk)の国からの輸入については、Article 2.3.13.11.
で定められているが、
「物 品特異的なリスク低減措置を実施しなくても無視できるBSEリスク」(negligible BSE risk)の国からの輸入については、Article 2.3.13.9.において、「と殺前後の検査実施」のみが条件で、「危険部位を取り除く」条件はなく、Article 2.3.13.1.規定の「BSEに関連したいかなる条件も要求すべきでない」物品( 無条件物品)に準ずる。

また、「Article 2.3.13.13.規定の危険部位」とは、
controlled risk の国と、undetermined BSE riskの国からの扁桃(tonsils) と 回腸遠位部(distal ileum),
controlled risk の国からの30ヶ月齢以上の脳(brains), 眼(eyes), 脊髄(spinal cord), 頭蓋骨(skull), 脊柱(vertebral column)
undetermined BSE riskの国からの12ヶ月齢以上の脳(brains), 眼(eyes),脊髄 (spinal cord), 頭蓋骨(skull), 脊柱(vertebral column)
である。

旧基準 2004年 については、 http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/8/siryo3.pdf参照
新基準 2005年 については、 http://www.oie.int/downld/SC/2005/bse_2005.pdf参照
新基準案については、http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/8/siryo4.pdf参照
その他http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/8/siryo1.pdf参照



[245] 芋づる式 投稿者:とき 投稿日:2005/07/29(Fri) 20:27  

平成17年7月29日
農林水産省
茨城県の疫学関連農場におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050729press_10.html

 排除根絶しようとする限り、終わりはない。

動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html

鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/


[244] 奇病、コントロール不能 投稿者:とき 投稿日:2005/07/29(Fri) 18:20  

ブタ連鎖球菌対策、WHO支援を中国が拒否【大紀元日本7月29日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d28959.html

 普段から、合成抗菌剤、抗生物質の濫用していたら、耐性細菌を養殖しているようなものです。抗ウイルス薬だったら、新型ウイルスの。封じ込めは、もはや、不可能でしょう。うまく折り合いをつけて、共存するしかありません。(激しく増殖させないように。)

ProMED情報(詳細)
PRO/AH/EDRStreptococcus suis, human - China (Hong Kong)
2005/07/29 流行国 中国
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050729%2D0060

[243] Re:[241] [239] 外食産業の広告:OIE名誉顧問、小澤義博氏のコメントは事実ではないそうです。 投稿者:真名  投稿日:2005/07/29(Fri) 18:04  

JARO(日本広告審査機構)はこちらですね。
しかし、JAROも同じビル内ですねえ。 しつこいですが。
○  〒104-0061 中央区銀座2-16-7電通恒産第3ビル (3541)2811▲
http://www.jaa.or.jp/html/jaa_j411.htm
▲本機構は公正な広告活動の推進を通じて、広告・表示の質的向上を図ることで、正しい企業活動の推進と消費者保護の役割を果たし、社会・経済の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的としています。▲

みんなFAX番号が同じです。
○ 米国食肉輸出連合会
▲ http://www.americanmeat.jp/news/020329.html
米国食肉輸出連合会 アメリカン・ポーク キャンペーン
 USMEFアメリカン・ポーク事務局 FAX:03-3546-2017▲

○「食の安全・安心を考える会」事務局
電話: 03-5565-2998 / FAX:03-3546-2017

○ 電通パブリックリレーションズ
http://www.isid.co.jp/news/back/050323bs7799.html
中央区銀座2-16-7電通恒産第3ビル
http://www.jnj.co.jp/press/pr/pr020927/pr_020927.html
〒104−8210 東京都中央区銀座2-16-7
TEL:03−5565−8259 FAX:03−3546−2017

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[242] Re:[241] [239] 外食産業の広告:OIE名誉顧問、小澤義博氏のコメントは事実ではないそうです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/29(Fri) 17:57  

虹屋さん、

この全面新聞広告のコピーは、先日26日に行われた米国大使館と消費者の討論会でも、米国大使館側から配布されました。http://www.peace-forum.com/food/20050726bse-chirashi.pdf
取り急ぎ、お知らせまで。。



[241] Re:[239] 外食産業の広告:OIE名誉顧問、小澤義博氏のコメントは事実ではないそうです。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/29(Fri) 16:32  

まりちゃんさん。問い合わせ、有難うございます。
> Re: OIE の見解に関するご質問
>  今年のOIE総会において議論されたBSEに係るOIE基準(コード)の改正内容についてはOIEのホームページでご確認いただけるとおり(別添)で す。お問い合わせの広告における小澤氏の発言の真意については当省では量りかねますが、そのような内容をOIEが見解として発表したという事実は確認でき ません。

こうした誤報を広告とはいえ掲載した朝日新聞などの責任は?
「うそ、紛らわしい広告はJARO」でしょうか
http://www.jaro.or.jp/

米国食肉輸出連合会も、こうも簡単に立証できる嘘をつくのでしょうか? 「ウソも100回繰り返せば、真実となる」でしょうか


[239] 米国食肉輸出連合会の新聞全面広告:OIE名誉顧問、小澤義博氏のコメントは事実ではないそうです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/29(Fri) 16:06  

いつもたいへんお世話になっております、農水省の消費者の部屋さんより、下記、ご回答をいただきましたので、お知らせいたします。
http://www.maff.go.jp/soshiki/syokuhin/heya/HEYA.html

OIE の見解に関するご質問

>農林水産省 消費者の部屋 御中
>
>いつもお世話になりありがとうございます。
>
>先日、朝日新聞、読売新聞、東京新聞、毎日新聞紙面上の
>米国牛輸出連合会の全面広告で、OIEの名誉顧問の小澤義博氏が以下のような発表をされました。
>
>7月19日の米国食肉輸出連合会の全面広告
>http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50003185.html
>http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50005211.html
>
>小澤
>今年の総会では、
>「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は、食べても安全である」ということがはっきり示されました。
>
>とあるのですが、農業情報研究所さんのご紹介によりますと、
>http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05071901.htm
>OIEはそのような発言をされていない、ということを書かれております。
>
>そこで農水省さんにご確認したいのですが、
>OIEの述べる正確な見解をお教えいただきたく、
>何卒よろしくお願い申し上げます。

============

Re: OIE の見解に関するご質問

消費者の部屋にご質問いただいた件について担当部署に確認しましたので回答します。
  今年のOIE総会において議論されたBSEに係るOIE基準(コード)の改正内容についてはOIEのホームページでご確認いただけるとおり(別添)です。 お問い合わせの広告における小澤氏の発言の真意については当省では量りかねますが、そのような内容をOIEが見解として発表したという事実は確認できませ ん。

(別添)
 OIEのBSEコード(無条件物品の記載部分)の原文

 OIEのホームページからの抜粋(Unofficial versionsとして公表されている。)。

CHAPTER 2.3.13.
BOVINE SPONGIFORM ENCEPHALOPATHY
Article 2.3.13.1.

The recommendations in this Chapter are intended to manage the human and animal health risks associated with the presence of the bovine spongiform encephalopathy (BSE) agent in cattle (Bos taurus and B. indicus) only.
1) When authorising import or transit of the following commodities and any products made from these commodities and containing no other tissues from cattle, Veterinary Administrations should not require any BSE related conditions, regardless of the BSE risk status of the cattle population of the exporting country, zone or compartment:
a) milk and milk products;
b) semen and in vivo derived cattle embryos collected and handled in accordance with the recommendations of the International Embryo Transfer Society;
c) hides and skins;
d) gelatin and collagen prepared exclusively from hides and skins;
e) protein-free tallow (maximum level of insoluble impurities of 0.15% in weight) and derivatives made from this tallow;
f) dicalcium phosphate (with no trace of protein or fat);
g) deboned skeletal muscle meat (excluding mechanically separated meat) from cattle 30 months of age or less, which were not subjected to a stunning process, prior to slaughter, with a device injecting compressed air or gas into the cranial cavity, or to a pithing process, and which were subject to ante-mortem and post-mortem inspections and were not suspect or confirmed BSE cases; and which has been prepared in a manner to avoid contamination with tissues listed in Article 2.3.13.13.;
h) blood and blood by-products, from cattle which were not subjected to a stunning process, prior to slaughter, with a device injecting compressed
air or gas into the cranial cavity, or to a pithing process.

2) When authorising import or transit of other commodities listed in this chapter, Veterinary Administrations should require the conditions
prescribed in this Chapter relevant to the BSE risk status of the cattle population of the exporting country, zone or compartment.

Standards for diagnostic tests are described in the Terrestrial Manual.






[237] 大手マスコミの印象操作? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/29(Fri) 15:23  

<05年厚労白書>女性の正規社員高い地域は出生率も高く(毎日新聞) - 10時33分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000021-mai-pol
男性の労働時間、長い地域ほど出生率は低く…厚労白書(読売新聞) - 10時47分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000202-yom-pol
 たまたまの、あと付けの現象を、原因や理由にもってきたらダメでしょう。記者さんたちの、事実認識の力量が問われます。こりゃ、解釈であって、正確な事実の報道ではない。
 こんなことを続けていたら、ますます、信頼性を低下させる。
 見出しだけ見たら、プロパガンダアジ紙と実質変わらない。
 出生率の高低が、何に規定されているのか、それはわからないというのが「事実」でしょう。「レンサ球菌」がたくさん見当たるからといって、それを原因にしてしまうことと何も違いがありません。
 たくさん、記事が並べてある、ネットのニュースサイトのほうが信頼できる時代に、もうすでに突入してしまったようです。

社会保障の地域差是正を=地方に「応分の責任」要請−05年厚労白書(時事通信) - 11時1分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000052-jij-pol
 これは、まずまず、適正報道でしょうか。で、各自白書を見ましょうということです。


[235] いくらなんでも「危険性はテロ以上」はトホホです。  投稿者:とき 投稿日:2005/07/29(Fri) 14:35  

 敵方の、農業生産に打撃を与える意図をもってする食糧テロ(アグリ・テロ)でもない、ましてや人に脅威をあたえるようなイメージを植えつけるなんてもってのほかです。ウイルスに対する無知のきわみです。

「危険性はテロ以上」 鳥インフルエンザで外相ら(共同通信) - 7月28日21時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050728-00000269-kyodo-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 配信する通信社も、アジビラを配布するのと同然の所業です。こういう、虚報や捻じ曲げられた事実の報道が、またまた誤った印象操作につながっていきます。

千葉からも560羽仕入れ=申請外、経路特定で「問題」も−感染歴判明の養鶏場(時事通信) (29日7時0分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184


[234] 農水省と食品安全委員会への問い合わせ報告(CWD資料、肉骨粉輸出、代用乳の件) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/29(Fri) 14:16  

真名さんと笹山さんから頂戴した、鹿(CWD)問題と肉骨粉輸出の情報などを、
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50008956.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50011131.html
8月1日のプリオン専門調査会で審議材料として提出頂くよう、先日、農水省の消費者の部屋に、お願いメールをしましたでしょう。

農水省から回答がないので、先程、消費者の部屋に電話して伺ってみました。なんでも、ちょうどメールで返事を送信したばかりとのことですが、まだ、2時間以上、サーバー上にあるのか私に到着していないのですが、回答の要旨を電話で伺ったのでUPします。

担当部署からの回答で、「食品安全委員会から要望がない限りこちらからは資料は提出しない」ということのようです。

そ こで、食安委の食品安全ダイヤルに電話、その旨をお話しして、緊急に、8月1日の会議に資料を提出くださるよう、事務局に依頼しました。事務局のプリオン 部門のご担当は、いつもテーブルにおられる梅田さまと、菊池(地?)さま(&事務局長?)とのことで、そこで話し合って資料提出を決定されるとのことで す。

意見交換会では「CWDの問題も審議に含める」という話だったので、審議に資料があがらないほうが変ですよー、とお願いしておきました。

それから先日、国会の農水委員会で行われたBSE質疑については、食安委事務局も把握されていたとのことですので、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/b35ba6a5239ef9010394300ee16adb15
牛の感染源を考える上で重要な、「代用乳中の油脂と血漿蛋白汚染問題」の6月11日のシンポジウム論文(食安委事務局も保有)と、
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/19APS.pdf
と、過去の国の報告書の問題点を指摘する広島大の三谷先生の論文を、
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/index1.html
8月1日に配布してください、とお願いして資料をメールで送っておきました。

お なじみの窓口の方より、プリオン担当班に連絡するが「8月1日には間に合わないかも知れない」とのことでしたが、”食安委事務局も把握している”食の安全 に関する国会での問題提起を、食の安全を審議する食品安全委員会で、報告という形さえもなく、一切触れずに、無視される、なんてことになったら、ますます 委員会の信用が失墜しますよねー、そうですよねー、やばいですよね〜、という世間話をしたりして、お話はおわりました。月曜日がわくわく。

以上、簡単なご報告です。


[233] Re:[215] [146] [142] 農水省と小委員会もそろそろ(闇ワクチンの可能性を) 投稿者:とき 投稿日:2005/07/29(Fri) 14:02  

平和屋様
> 今回、症状がないということで、一部では闇ワクチンの噂があります。

 日本では、闇ワクでも、海外では、闇でも何でもありません。

日本バイオロジカルズ株式会社(NBI)
http://www.nbi.ne.jp/
ニュース一覧
http://www.nbi.ne.jp/news_all.html

> ただ、闇ワクチンとしたら、今回の8例目はまだ若い雛ということで、これほど大騒ぎになっているときにワクチンなんて普通はうたないと思いますが、しかし、種鶏がうっていたら、移行抗体で少しは抗体は残るかもしれませんね。

 ワクチンは、通常、できるだけ若いときに接種するものです。
 
 以下が、本題。
 『移行抗体で少しは抗体は残る』???です。
  もし仮に、卵からの受動(移行)抗体があったとしても、それは、残存したり終生免疫にはなるものではありません。そのような受動的な抗体は、短い期間で消 滅する可能性が高いと思われます。(たとえそれが、接種された抗体ワクチンだとしても。その可能性はきわめて低い。)     
 以上です。


[232] Re:[230] 安全な撤去方法?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/29(Fri) 13:22  

> 多少残っているアスベストの撤去を慎重に行えば、それで充分。

多少という点は違和感がありますが、撤去が大きな問題なのは確かです。飛散等を防いで撤去や建物の解体が出来るのか、この点が一番不安です。

 3 年ほど前まで、リサイクル法が施行される前はミンチ解体で、何でもかんでも一緒にして住宅や建物を解体撤去していましたからね。今は分別解体で、一応、覆 いや囲いを掛けていますけれど、それで鉄骨に吹き付けてある石綿や屋根裏の断熱材からの飛散が抑えられるかといえば、誰の目にも無理ですよ。
 ニュースでは、機器についているものは完全密閉の作業室で解体・撤去とありますけど、住宅や建物は無理。チェルノブイリのような石棺で覆うわけにも行かないし・・
 解体ででる石綿付建材の運搬や、建材リサイクル施設、最終処分地など目を配るべきところがいっぱいある気がします。

> 安井至さんのサイトですか。安井至さんのBSEに関するページには私にはかなり???という点があるんですが、
>
> >  安井至 市民のための環境学ガイド
> > >国会での追及などのやり方を見ると、質問に立っている議員は、今からでもアスベストを完全使用禁止にすれば、リスクが下がるとでも考えているよう に思えるが、実際のところ、アスベスト対策を現時点から何かやったからといって、リスクはもう下がらない。なぜならば、もう下がりきっているから。
> ↑下がりきってるという表現がひっかかりますが(飽和しきってるというほうが合っているような)、まぁ当たり前な点ですけれど、今問題な部分をどう除去していくか、ですよね。

> しかし、リスク論の先生方ってこう、他人事のような響きで書かれますねぇ。「リスクは下がりきって」はないって。先生の教室の天井がアスベストでもやはり同じように書かれるのかな。

自然科学、特に化学、物理系統の先生方に多いとおもいます。化学現象・物理現象という普遍的客観的であることを訓練されていますから、ついついそれが出てしまうというか・・
 生物系は、元が博物学ですから、個別性とか歴史性の感覚がありますけれど、こうした先生方には、その感覚が希薄ですね。分子生物学とかの先生方も希薄ですね。
  私の商売関係では、江戸時代の農業と現在の有機農業を一緒に混同してしまう。農薬の弊害とかの反省の上に出てきたのが現在の有機農業で歴史性が違うのです けれど、その点理解が出来ない。今は有用微生物の活用とか、天敵生物の活用とかの技術が出てきてますけれど、江戸時代には微生物という認識がないのですか ら、こういう農業技術も出てこない。こういう歴史性や個別性が認識できない。
 また、人が自然に発生した癌で死亡するのと、放射性廃棄物や残留農薬などでの癌死も区別できない。同じ死としてカウントしてしまうところがありますね。


[231] Re:[230] [228] アスベストを完全使用禁止にすれば、リスクが下がるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/29(Fri) 12:43  

まりちゃんさん。虹屋さん。
目からウロコの安井至さんのお考えですが、ミチゲーションの考えからすれば、うなずける面もありますね。
つまり、ハザードが風化・固定化していて、懐妊期間が長い場合には、天災の減災的な考えかたも、適用しうるという考え方なのかも知れません。
ミチゲーションの基本的な考え方は、「回避→最小化→代償の順序(Sequencingという)」に応じた対応ということになります。
「まず、回避できないか、方策を考える。」→「どうしても回避できない場合には、最小化」→「どうしても最小化できない場合には、代償」という順序で対策を講じ、この順序・段階をすっ飛ばしての対応はしないというのがSequencing原則です。
つまり、これにアスベストの冠をつければ、
「アスベスト曝露の回避→アスベスト曝露の最小化→アスベスト曝露の代償」という順序での対策ということになりますね。
Asbestos-Mitigation Project などという考え方
http://www.epa.gov/region09/toxic/noa/eldorado/pdf/general-letter.pdf
は、限られたコストの中で、政策遂行の時間軸の中で、現状最善を期すという現実的な手法といえます。
土壌汚染など、広範囲にわたっている汚染対策の場合には、有効な手法であると、私は思います。
ただ、このSequencingのうち、今がどの段階にあるのか、ということについては、議論の余地があることで、「いやいや、まだ、回避の段階ですから、先走りしないでください。」というご意見も、当然あるでしょう。



[230] Re:[228] アスベストを完全使用禁止にすれば、リスクが下がるのか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/29(Fri) 12:19  

安井至さんのサイトですか。安井至さんのBSEに関するページには私にはかなり???という点があるんですが、

>  安井至 市民のための環境学ガイド
> >国会での追及などのやり方を見ると、質問に立っている議員は、今からでもアスベストを完全使用禁止にすれば、リスクが下がるとでも考えているよう に思えるが、実際のところ、アスベスト対策を現時点から何かやったからといって、リスクはもう下がらない。なぜならば、もう下がりきっているから。
↑下がりきってるという表現がひっかかりますが(飽和しきってるというほうが合っているような)、まぁ当たり前な点ですけれど、今問題な部分をどう除去していくか、ですよね。

>多少残っているアスベストの撤去を慎重に行えば、それで充分。
こ れも本当に「多少残っている」なんですかね?もう調査は済んだ、みたいなご発言ですね。昨日、友人の小母様からお電話いただいて、昔立てたN住宅の柱が鉄 骨で組んであって、施工時にアスベストのようなもの吹き付けていた?記憶があるが大丈夫でしょうか?などと聞かれましたけれど、(増改築の時以外は飛散し ないんじゃないかと思いつつ)どうかわからないので、調べてみます、と答えたんですが、最近地震が続きますでしょう。あんまりいい気持ちはしません。とり あえずは、悪質業者にご注意、とはお伝えしましたが。
それから、アスベストは建物ばかりじゃないですよね。

>現在、製品になっている化学プラント向けのシール材などは、むしろ、代替品が本当に充分な性能を持っているかどうか、それを確認してから、慎重にゆっくりと判断を下すことが賢いやり方。
同じことかも知れませんけど、禁止している国が何を代替に使っているか早急に調べてほしいですよね。ン十年前から禁止してるからには何かすでに開発されているんじゃないかと。

しかし、リスク論の先生方ってこう、他人事のような響きで書かれますねぇ。「リスクは下がりきって」はないって。先生の教室の天井がアスベストでもやはり同じように書かれるのかな。


[229] Re:[228] アスベストを完全使用禁止にすれば、リスクが下がるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/29(Fri) 12:00  

虹屋さん。
なるほど、
ご紹介のサイト
http://www.yasuienv.net/Asbestos2-2005.htm
の中の以下の事実関係は、資料的にコピペして、この掲示板にも、残しておきましょう。

1971年 日本、特定化学物質等障害予防の制定で、石綿などの物質の取り扱いを規制
1972年 IARCによる石綿の発がん性指摘
1972年 ILOの専門家会議で石綿の職業がん発生指摘
1974年 米国産業衛生専門家会議が石綿の職業がん発生を指摘
1975年 日本、建設現場での吹き付けを作業を原則禁止
1976年 朝日新聞7月21日報道:日本、労働省通達で、危険性指摘
1988年 日本、作業場所での飛散量を規制する管理濃度の策定
1989年 WHOが青石綿と茶石綿の使用禁止勧告
1989年 米環境保護局が石綿の生産・輸入の段階的な規制
1993年 EUが青石綿と茶石綿の使用禁止
1993年 ドイツが一部を除いて使用禁止
1995年 日本、青石綿と茶石綿の製造・使用を禁止
1996年 フランスが一部を除いて使用禁止
1999年 イギリスが一部を除いて使用禁止
2004年 日本、石綿の使用禁止
2005年 EU、石綿の使用禁止
2005年 日本、建築物解体作業時の対策を定めた石綿障害予防規則の制定


[228] アスベストを完全使用禁止にすれば、リスクが下がるのか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/29(Fri) 11:44  

こういう考えもあります。
 安井至 市民のための環境学ガイド

> 国会での追及などのやり方を見ると、質問に立っている議員は、今からでもアスベストを完全使用禁止にすれば、リスクが下がるとでも考えているように思える が、実際のところ、アスベスト対策を現時点から何かやったからといって、リスクはもう下がらない。なぜならば、もう下がりきっているから。多少残っている アスベストの撤去を慎重に行えば、それで充分。現在、製品になっている化学プラント向けのシール材などは、むしろ、代替品が本当に充分な性能を持っている かどうか、それを確認してから、慎重にゆっくりと判断を下すことが賢いやり方。性急にアスベストを全面禁止にすると、化学プラントの漏洩事故などによっ て、かえってリスクが増大しそうに思える。まずは、ヨーロッパが本当にどこまで禁止しているのか、といった調査から始めるべきだろう。
アメリカは、一旦禁止したが、訴訟で負けて、再度使用が許可されてしまった。これは論外だ。この裁判に関わった弁護士は、一体何を考えていたのだろうか。金儲けだけか?

http://www.yasuienv.net/Asbestos2-2005.htm


[227] 石綿、全面禁止の前倒し検討・政府投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/29(Fri) 11:06  

石綿、全面禁止の前倒し検討・政府
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20050729AT1E2801728072005.html
さて、在庫はどう流れますでしょうか。


[226] 中国の食品と環境は大丈夫なのか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/29(Fri) 11:00  

Speak Easyさんが、
米国は中国への肉骨粉輸出に注力
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50011131.html
と、まとめてくださいましたけど、こんなニュースも発見。

中国:食品包装袋の50%にベンゼン残留問題
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash_rss/388351



[225] なんかちょっと聞いてきましたよ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/29(Fri) 10:56  

来週初めに、某豪華絢爛ホテルで、某団体が某教授を招いて、記者さんの勉強会をするんだけどお弁当付きですって。
また詳細がわかったらUPしまーす。

笹山さん、情報とご提案をありがとうございます。あとでブログに紹介させていただきます。


[224] Re:[223] 【内外無差別は?】法案以前にシステム作りが必要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/29(Fri) 10:29  

まりちゃんさん。
このトレーサビリティ法案なるのがどのような内容のものかは、判然としませんが、いえることは、法案以前に、国際的なトレーサビリティーを可能とするシステム作りと、国内牛肉流通形態の改善が先決ということなのではないでしょうか。
これにつきましては、やや古いですが、「雪印食品問題を、一私企業の問題として矮小化してはならない。−狂牛病汚染肉のトレーサビリティ・システム構築を 」
http://www.sasayama.or.jp/diary/2002jan29.htm
で申し上げたように、EANバーコード規格(European Article Number)と国内BSEトレーサビリティーをリンクさせるシステム作りが必要ということです。
オーストラリアでは、この試みがすでに試行されており(このサイトhttp://lin.lin.go.jp/alic/month/fore/2003/mar/rep-sd.htmをご参照)、オランダにおいても、「EAN128」システムが稼動(このサイトhttp://www.maff.go.jp/trace/kaigai/kaigai.pdfをご参照)と聞いております。
た だ、一方で、このバーコードシステムでは、「EAN128」や「RSS (Reduced Space Symbology)」などの進化があるもの、依然として桁数に限りがあるところから、将来の拡張性を考えれば、この際、RFID(Radio Frequency Identification)にもとづくシステムのほうが、コストを別にすれば、小売店を含めたパフォーマンスはよいようにも思えます。
あせる気持ちはわかりますが、まず、将来とも使えるような仏(ほとけ)を作ることが先決ということです。
また、日本独特のセットバラシの慣習をどうシステムに取り入れていくかということも、依然、大きな課題としてあります。

また、アメリカのCOOL制度のように、システム自体は、緻密すぎるほど緻密なのだが、膨大な業者負担を伴うことが、実施を遅らせた、というような観点からの反省も必要なのでしよう。


[223] 【内外無差別は?】米国牛トレーサビリティー法案を、自民のふただ(ニ田)議員が否決するといっている件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/29(Fri) 10:08  

【内外無差別は?】米国牛トレーサビリティー法案を、自民のふただ(ニ田)議員が否決するといっている件
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/
衆議院農水委員会のビデオから、気になる部分がありましたので、一部文章に起こしてブログにまとめてみました。

虹屋さん、いつも新聞内容UPをありがとうございます。
農水省の消費者アンケートですが、時々(リスクとかGMとか農薬の部分で)設問が恣意的に感じられるものの、BSEのアンケート結果の「BSEが科学的に未解明な部分が多い」というのは、まさに多くの方が感じておられることだと思います。

外 食産業や学者が、いかに「危険部位を除去すれば安全」と広告出しても、現実には数々の問題があって取りきれるわけではないし、偽装もあり、そして漏れのな い全頭検査をしなければ、どれだけ米国にBSE牛がいるかわからない(沢山いるんじゃないかという疑問)など、肌でリスクを感じ取っての結果で、米国から 輸入再開しても「食べたくない」という人が多いんじゃないかな?

外食産業の広告を見ていると、消費者を馬鹿にしすぎてない?と思うことがあります。


[222] Re:[212] [221]投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/29(Fri) 09:55  

まりちゃんさん。笹山さん。おはようございます。

まりちゃんさん。有難うございます。聞いている時間がないので助かり ます。7月23日の日本農業新聞に農水省のBSEに関する消費者アンケート結果をどう思われます。皆さん、真名さんほどの知識は持っていませんが、 「BSEが科学的に未解明な部分が多い」と正しくみていると思うんですが。以前、肉が安全だといっても肉にも神経がきているのだから不安で食べないという 人がいました。その当時は、杞憂と片付けられていましたが、品川先生の研究はその懸念を裏付けたものですから、素人との直感も馬鹿にされたものでないと感 じています。牛肉の消費回復には、清浄国への復帰。飼料規制の継続と全頭検査継続してBSE牛はいませんという状況へ持っていくことが一番ですね。

>農水省の石原事務次官は28日に記者会見で、米国が2例目の感染牛を含めBSE検査の詳しい結果などを提出してきたことを明らかにした。資料は8月1日に開かれるプリオン専門部会に提出される。 (7/29日本農業新聞 以下同じ)

アメリカの拡大サーベイランスシステムの杜撰さの弁明資料は付いているのでしょうか。

>食品安全委員会は28日、BSE対策で廃棄している牛の肉骨粉の焼却灰を肥料に使うことを正式に認めた。
牛の脳など特定危険部位を除去した肉骨粉を、1000度以上で5分間焼くことが条件。固形の炭化物の場合は30分以上焼く。焼却灰は燐酸を含む緩効性肥料として利用が見込まれる。

>兵庫県養父市、豊岡市で耕作放棄地への肉用繁殖牛の放牧が徐々に拡がっている。(但馬牛。神戸牛、三田牛、松坂牛、近江牛等の素牛の大部分は実は但馬牛なのです by JAたじま)
養父市の肉用繁殖牛農家の田村正広(51)は7年前から放牧に取り組む。繁殖牛40頭、子牛35頭の経営規模だが、他人が所有する桑園跡地など計13ヘクタールで妊娠牛23頭を昼夜放牧。分娩1ヶ月前に牛舎に戻し、子牛は畜舎で育てる。
「労力軽減を目的に牛を放牧した。畜舎飼いに比べて、飼料代など諸経費は年間100万円ほど減額できるようになった。」(田村さん)
豊岡市では1998年には4農家が6ヘクタールに牛を放牧、今年2005年には15農家が25ヘクタールで取り組む。
農業改良普及センターが牛を外の環境に順応させる馴致などの技術を指導。放牧を始めたことで農家が講師の飼育管理に目が届くようになり、健康で増体重の高い子牛を生産し市場で高根販売に結びついている。

馴 致(じゅんち)屋外の気象環境、群飼、青草そして粗飼料だけを食べることに慣れさせることなど。(逆に畜舎飼いに慣れさせること)環境変化に慣れさせるだ けでなく、牛の名前を呼ぶと寄って来るように人に慣れさせることも含まれます。馴致で病気に罹りにくくなり、放牧後の健康管理も楽になります。名前を呼ぶ とよってくるまで慣れさせられる頭数はおのずと限られますから、家族経営主体の繁殖牛農家では頭数が米国でも100頭位というのも頷けます。10〜12年 くらいで群れを更新では、各年齢の牛は10頭前後になります。
 米国BSE2例目で擬似患畜で検査された68という頭数から、このBSE牛の母群はかなり大きいと思われますが、私が目にした限りでは、BSE牛の出た牛の群れの数や牧場名を目にしていません。正式な発表はあったでしょうか。
推測される規模から、肥育業者や食肉業者(バッカー)を頂点とする垂直統合インテグレートに組み込まれている、その頂点には噂のテキサスの会社という妄想を持っているんですが・・



[221] 農場内死亡牛の検査は、民間獣医の裁量の意のままという杜撰さ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/29(Fri) 09:13  

今回のアメリカのBSE疑惑牛発見をめぐるアメリカの拡大サーベイランスシステムの杜撰さについては、ブログの記事「アメリカのBSE検査体制の杜撰さを露呈した、今日の疑惑牛発見」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=427
でまとめておきましたが、やはり、問題は、農場内で死亡した牛のBSE検査の裁量が、民間獣医に大幅に与えられているという点なのでしょう。
こ のブログの中でも紹介してあるthe Center for Food SafetyのJoe Mendelson氏の言によれば、今回のケースのように、農場内での歩行困難牛や中枢神経異常牛のサンプル集めを民間の獣医に依存している拡大サーベイ ランスの現状について、「これらの USDAの不手際は、他にも同様のケースがあるのではないかという、疑心暗鬼を呼び起こさせる。もし、これらの牛について、サンプルが採取されても、今回 のケースのように、サンプルが提出されないケースがあるとしたなら、拡大サーベイランス自体の意義があるののかどうかということが、問われることにな る。」ということなのでしょう。
ちなみに、これは、以前にも、北米三国(カナダ・メキシコ・アメリカ)の統一BSE対策の解説
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=255
の なかで述べたことがありますが、「老齢の牛で、明らかな理由で障害を持っている牛-たとえば、「と蓄場」への輸送の途中で傷ついたような場合には、獣医 は、BSEの症状とは一致しないものとの決定を下すことが出来る。」ということで、と畜場に現れた牛については、政府部門の獣医の役目であるが、と畜場に あらわれない、歩行困難牛・ダウナー牛、中枢神経異常牛、農場内死亡牛などについては、民間獣医の裁量のままになっているというのが、偽らざるアメリカの BSE検査体制の実態なのです。
今回の一件は、このことに、より注目すべきなのでしょう。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=427


[220] 中国・四川省のブタ連鎖球菌死亡説に中国外から疑問の声 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 23:41  

その疑問のひとつは、死亡率が20パーセントと異常に高く、また、症状を見せてから、一日以内に死んでいることが、ブタインフルエンザのこれまでの常識と、著しくかけ離れているということ。
また、ブタの疾病が、人間に感染することはまれであり、しかも、感染したとしても、その死亡率は、10パーセント以下であること。
などである。
香港大学のSamson Wong教授は、「過去のケースでは、36時間以内に死ぬのは、一人か二人である。また、皮下出血の例も、バクテリア関連の文献を見ても、二三の例があるだけである。」としている。
また、香港の消費する豚肉の15パーセントは、四川省から輸入しているところから、香港のCentre of Public HealthのSian Griffiths氏は、「表皮の向けた傷口から、血流に細菌が入る可能性がある。」と注意している。
WHOのスポークスマンのSian Griffiths氏は、「このように多くの死者を見る理由がわからない。」としている。
過去のブタ連鎖球菌感染は、1998年で、そのときは、22人がかかった。
また、Sian Griffiths氏は、中国四川省での、実験室での診断が、わずか5人であり、残りの70人もの多くが、臨床診断でブタ連鎖球菌によるものと診断されているところから、「もっと、他の病因も考えなければならない。」としている。
ブタ連鎖球菌感染の症状として、耳が肥えないというのが特徴であるが、四川省の場合は、そのような症状は、まだ見られないとしている。
中国の科学者は、このブタ連鎖球菌の遺伝子の7つを解析したが、それによれば、これまでのブタ連鎖球菌のものと変わった点はないとしている。
ということは、四川省でのブタ連鎖球菌は、変異していないということである。
しかし、香港大学のSamson Wong氏は、「この7つの遺伝子以外に、もっと強毒に変異しているものもあるかもしれない。まだ、結論付けるのは早い。」としている。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/HKG37051.htm


[219] Re:[217] [215] [146] [142] 農水省と小委員会もそろそろ(闇ワクチンの可能性を) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 23:10  

ワクチンといえば、日本でも豚では、過去に問題ありましたね。
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20040805-0040


[218] でんつうさんがフジテレビの株を買い増ししたとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 23:08  

http://news.google.com/news?hl=ja&ned=jp&q=%E9%9B%BB%E9%80%9A
報道にどう影響出てきますかね。


[217] Re:[215] [146] [142] 農水省と小委員会もそろそろ(闇ワクチンの可能性を) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 22:57  

平和屋さん。
この件については、別の掲示板に乗っていて、数日後に消えていた情報なんですよね。
ですから、余計、気になる情報だったということです。
不適切なら、消去いたしますが。
もうしばらく、推移を見てみましょう。




[216] iPod課金は継続審議 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 22:44  

iPodなどの携帯デジタル音楽プレーヤーを私的録音録画補償金の対象に加えるかどうかを議論している文化審議会著作権分科会の法制問 題小委員会は28日の会合で、来月末までにまとめる予定だった中間報告の作成を断念し、継続して審議することを決めた。1台500円程度の課金が想定され ていたが、制度自体の問題点が指摘され、賛否が分かれたため。9月上旬までに、審議経過を集約して結論を明記しない報告書を作り、これをもとに国民から意 見を募集する。

とのことだが、この問題は、松武秀樹さんが言っているように、私的録音補償金制度が、分配のベースになるデータベースが不 備で、分配機能が、機能していないというとと、機器の伸びに補償金の伸びがキャッチアップしていないところから、外国並みに、報酬の支払い義務者を私的使 用の複製者でなくて、製造業者や輸入業者にすべし、というような考えもあり、制度の根幹がおかしくなっているところに、新しいiPod課金問題が出てきた ところに、問題の複雑さがあるようにも思われますね。

JASRACさんのサイトhttp://www.jasrac.or.jp/info/private/から
「補償金の支払い方法としては、政令指定を受けた特定機器・記録媒体の製造メーカーなどの協力を得て、ユーザーの皆さまが機器・媒体を購入する際に補償金を含める形で一括してお支払いいただいています。」

つまり、「メーカーから、一応、とりやすいから、取るけど、後で、メーカーは、ユーザーに価格転嫁してくださいね。」っていうメッセージってこと。
「お祭りの寄付、とりやすいから、一応町内会長から取るけど、後で、町内会費に、その分上乗せしてくださいね。」ってのと同じですね。
これは。

http://www.asahi.com/culture/update/0728/013.html


[215] Re:[146] [142] 農水省と小委員会もそろそろ(闇ワクチンの可能性を) 投稿者:平和屋 投稿日:2005/07/28(Thu) 22:44  

笹山さん
ダウンサイジングのコストの件はいずれ又の機会にするとして、
今回の茨城県の鳥インフルエンザの原因について、
「闇ワクチン」というのはどうでしょうか?
今回の茨城県の事例は、いくら低毒性といっても症状がなさ過ぎるそうです。そこで
余り世界には出回っていないと思いますが、H5N2の生ワクチンを接種していたとしたら、抗体も上がるし、PCRも陽性になります。また時にはウイルスも分離されることもあります。
今回、症状がないということで、一部では闇ワクチンの噂があります。この掲示板で噂程度のことを挙げるのは不謹慎かもしれませんね。
ただ、闇ワクチンとしたら、今回の8例目はまだ若い雛ということで、これほど大騒ぎになっているときにワクチンなんて普通はうたないと思いますが、しかし、種鶏がうっていたら、移行抗体で少しは抗体は残るかもしれませんね。


[214] Re:[203] 7/28農業新聞記載の木村信煕氏の参考人陳述投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 22:32  

虹屋さん。
日本獣医畜産大学教授の木村信煕氏の発言ですが、
「2000年前後に生まれた牛に代用乳は違うものもある。」ですが、95年8月の成分変更につづいて、代用乳構成を変えたということなのでしょうね。
http://www.jaccnet.zennoh.or.jp/i1.nsf/0/f230e74e84b1868149256c31001de875?OpenDocument
にある
ミルフードAスーパーミルク、ミルフードAスーパーミルク、 幼牛グリーン、若牛リード、新若牛リード24、 ニューリード18、北見特配18
それぞれの成分構成の変異を全能さんは、ディスクロージーする必要がありそうですね。


[213] Re:[210] 塩の教育 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 22:17  

ときさん。
ご紹介の文中に「フランスのブルターニュの塩田では、野球場整備用のトンボみたいなものを使って塩を収穫する。フラ ンスでは脱サラして塩田で働き始める人も少なくない。その人たちはまず塩田職人学校に行くのです。塩田職人学校というのがフランスにもドイツにも、ちゃん とある訳ですね。1年半しっかり勉強もし、技術をちゃんと身につけないと、そういうところで働けないのです。」というのに興味を惹かれました。
塩田職人学校というのは、サイトでは見つからなかったのですが、このサイト「Salt: The Essence of Life Multidisciplinary Curriculum for Students」
http://www.saltinstitute.org/42m.html
は、塩の教育のカリキュラムのようです。
このサイトhttp://ortcoop.free.fr/guinea/lyss/lyss34.htmlは、アフリカ・。ギニアでの塩の作り方の実践現場のようです。
ゼロエミッション教育とでもいうんでしょうか。
次のサイトの写真もご参照
http://ecole.ste.famille.free.fr/productions_eleves/Dossiers/Eau/eau_ressource/eau_ressources3.htm
http://ecole.larochenard.free.fr/01-02/ce/suite.htm
http://www.necton.pt/en/sea-salt.html
http://www.bgr.de/index.html?/b425/e_b425_thailand.htm
http://www.restena.lu/primaire/schouweiler/travaux_eleves/1999/vietnam/v_salz.htm
http://www.marisol.de/i06quali.htm
http://vorort.bund.net/suedlicher-oberrhein/projekte/salz/salzhintergrund.htm
http://www.marisol.de/i04salz3.htm


[212] Re:[211] 和田正江氏(主婦連)no 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 22:07  

公衆衛生の問題と、SRM除去が完全にできないことに、私も触れていただきたかったと思いましたが、外食産業の方がだいぶ時間をオー バーして、その分、和田さんの発言機会がなくなってしまったことと、たぶん問題点を絞られたのだと感じます。あとは、「輸入が再開されてしまった」場合の ことを考えておられるような。

しかし、この状態で再開されてしまったとしたら、本当に情けない政治ですね。

あと、公衆衛生の問題ですが、
農水委員会で議員全員に配布された6月11日シンポジウムの会報
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/
に、指摘する内容も入っています。ただ、議員の方々が、該当箇所をどれだけ読んで下さって、問題を知ってくれるかはわからないけれど。。

和田さんは、欧州とアジアの消費者団体と連絡を取っている途中と発言されてましたので、その点、ぜひ期待したいです。


[211] 一番情けない和田正江氏(主婦連)no 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/28(Thu) 21:44  

和田正江氏(主婦連)
>適正表示を求める
> 今は全頭検査を見直す時期ではない。BSEにはまだ未解明の部分があると思う。全頭検査は無駄だという意見もあるが、検査キットの経費は牛肉1キロ当たり 10円前後。納税者の立場からも納得できるコストではないか。消費者の選択に資する適正な表示も求めたい。飼料規制や特定部位の除去、それに働く人の安全 性を確保した上での、と畜場でのピッシング中止に向けた取り組みも重要だ。 7/28農業新聞記載

今回の参考人陳述の中 で、一番情けない内容。血液(献血・輸血)でBSE(vCJD)が人から人に感染する事から、個人の選択でリスクを負える問題から公衆衛生的な問題に転換 したことをご存じない。「BSE検査をしていない米国産牛肉」と適正表示されて、それを食べた人がBSEをうつされてvCJDになったとしても、それは 「消費者の選択」自業自得といえるかもしれないが、その人の血液を輸血されてBSE(vCJD)になった人はどうするんだ。主婦連的消費者運動の衰退の原 因が良く分かる。
[210] 「塩」をとおしてみる「日本社会」の変遷 投稿者:とき 投稿日:2005/07/28(Thu) 19:55  

「ガッキィファイター」2005年7月26日号
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/

「うまい塩はどこにある」から
(すこし長いコピペをお許しください。)

 日本各地を移動しながら私も、ご当地の味噌、醤油、塩などを愉しんできました。その気候やその料理には合っている、というものもあれば、小豆島(しょうどしま)の醤油のように濃すぎて馴染めないものもありました。

 なかでも塩は、調味料としてだけでなく命を保つために不可欠なものです。天然塩と塩田と塩化ナトリウムについて、かつて作家の辺見庸さんと次のような対話をしたことがありました(「地域文化」1996年冬号)。そのごく一部を引用しておきます。

《辺見 1972年に塩田が完全になくなるでしょう。

日垣 前年に塩業近代化促進法が成立し、72年には、それまで27カ所もあった塩田を全部一斉につぶしてしまった。僕はあれが現代日本の曲がり角だったと思います。
  それまではずっと瀬戸内海でとれた塩とか、岩手でとれた塩とか、それぞれ地酒みたいに地物があった。それが塩業近代化促進法で全滅。どの政党も反対してい ないのです。砂糖はなくても死なないけれど、塩はないと死ぬ。にもかかわらず塩というものが政治の課題にもならないし、塩田の復活! なんてい
う政党は一つもない。
 72 年というのは、グアム島で横井庄一軍曹が保護されて「戦後」を全国民が確認して幕が開き、札幌オリンピックで高度経済成長の繁栄を確かめ合い、浅間山荘の 銃撃戦があって、直後に集団リンチ殺人事件が発覚して学生運動が終息します。そのあと田中角栄内閣ができて、日本列島をブルドーザーが駆け巡
り札束が舞い、日中国交回復があった。

辺見 沖縄返還も同じ年でしたよね。

日垣 ええ。沖縄の塩田も本土復帰に伴って、全部の塩田をつぶすことが復帰の条件の中に入っていた。
  なぜ日本全土の塩田を破滅させたのかというと、塩の価格を安定させるとか、台風の被害に強くするとかが官僚の説明でしたが、実際には現在日本がかなりの割 合で塩を輸入しているメキシコのほうがよっぽどハリケーンなどの影響が大きいのに、そういう危険性は全部、他国、特に途上国に背負わせてしまった訳です。

辺見 人的コストが高いということが日本の労働構造自体や生産構造自体を変えていく。G7の国の中でも際立って異様な国になっちゃっているんです。
 1982年に日本の第1次産業は10%を切って、いまに至っては穀物需要の77%を輸入に頼っています。日垣さんが言われたように、塩もそうなんだってね。国内で満たしているのは14%くらいしかない。
 日本では野菜とか食品全体が、要するに「わしら食うからお前らつくれ」という発想です。それに気づいて若干の反省が出てきているのがいまな訳だけど。
 とにかくこの国はものをこしらえる、手ずからつくるということを放棄したんだね。

日 垣 フランスのブルターニュの塩田では、野球場整備用のトンボみたいなものを使って塩を収穫する。フランスでは脱サラして塩田で働き始める人も少なくな い。その人たちはまず塩田職人学校に行くのです。塩田職人学校というのがフランスにもドイツにも、ちゃんとある訳ですね。1年半しっかり勉強もし、技術を ちゃんと身につけないと、そういうところで働けないのです。
 日本の場合は塩田を完全に全部だめにした訳ですから、脱サラ組にきてもらおうにもきてもらいようがない。そもそも日本は職人を大切にしなさすぎる。

辺見 塩田で働く労働者を浜子と言ったかな。炭鉱労働者とともに足腰が強くないとできないきつい仕事の代表だった。

日垣 塩田での仕事は、もちろん重労働なんですけれども、ものすごく太陽が豊かで、風も必要、大地の上で誇りを持って仕事をしている。おそらく脱サラしていく人というのは、そういうことに対して欲望みたいなものがあると思うんです。

辺 見 額に汗して働くというのが労働の基本形だった。いまはエアコンがあって、真夏でも汗一つかかないでやるものだから、ひとしきり働いたあと、ああ塩辛い ものを食いたいという感覚から遠く隔たってしまった。体を使って直接ものをこしらえるということを放棄した国にとっては、いわゆる化学的な塩分を摂取する だけでよくなっちゃったんじゃないかな。

日垣 半導体の生産現場で「ナトリウムショック」という言葉があります。よく宇宙服みいたいなも のを着てやっているじゃないですか。髪の毛が落ちるとか、物理的なああいうものは落ちても実際には困らなくて、何が困るかというと、ナトリウムが一番いけ ないのです。半導体が最も嫌うのはナトリウムで、要するに人間が生で触るのが一番いけない。

辺見 汗がいけないんだ。

日垣 ええ、塩化ナトリウム。要するに人間の汗を徹底的に排除しなければいけないのです。これは、今日ずっと話してきた労働疎外の最たる光景という感じで、決して偶然じゃないと思います。汗が一番まずいという実態が日本の経済を、ある意味では支えている。

辺見 全くそのとおりだな。僕はいま、そのことにすごく関心がある。それが単に身体的な労働形態だけでなくて、日本人の発想まで変えてしまったんだと思います。言葉の空洞化も、汗を嫌うからかもしれない。》
(以上コピペおわり)

↓まったく別の話題ですが、ご紹介まで。

【中国】下水でプーアル茶製造!?「ニセ熟成茶葉」工場(サーチナ・中国情報局) - 7月28日16時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050728-00000007-scn-int

 腐ったものがおいしいんだ、といってもこれじゃねえ。


[209] Re:[201] [186] [181] 米でまたBSE疑い牛/確認されれば3例目 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 19:37  

まりちゃんさん。
この産経新聞の「同省は、検査の精度を高めるため、免疫組織化学法(IHC)という確認検査に加え、ウエスタ ンブロット法を新たに検査法として先月から導入しており、「ウエスタンブロット法」でも確定的な結果が得られなかったため、英国で最終検査をすることにし た。」の部分は、USDAの発表とは違いますね。
このサイト「'Forgotten' sample tests positive」
http://www.dfw.com/mld/dfw/news/12243978.htm
に も書いてありますように、今回のUSDAの不手際のポイントは、二つあって、ひとつは、サンプル収集後、3ヶ月も、放置していたこと、もうひとつは、サン プルをホルマリン漬けにしていたがために、Bio-RAD検査とウエスタンブロック検査ができず、確定検査も、更なるIHC検査に頼らざるを得ないこと、 この二点ですね。
また、通常のステインのできる以外のところにステインがあり非提携の疑いがある、という点と、と畜場に入らないで、発見されたケースという点も、これまでのケースと違う点でしょうか。
発見農場は、まだ、隔離をしていないということです。
早くも、「また、テキサス牛ではないのか」などという憶測が飛び交っているようです。
http://www.dfw.com/mld/dfw/news/12243978.htmもご参照



[208] さて、夏に流行してるヒトのはA-H?N? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/28(Thu) 18:55  

インフルエンザ患者数なお増加 沖縄タイムズ 2005年7月21日(木)
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200507211300_10.html
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/influenza/?1102494912

国立感染症研究所 感染症情報センター 
疾患別情報 インフルエンザ
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/index.html
 未知のものは検査対象外?

鳥インフルエンザ:鶏3万5000羽の殺処分決定−−県 /茨城(毎日新聞) (28日16時16分)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184

 もはや、ジェノサイドと化している。今月だけで、どれほど無為に虐殺されてしまったろうか?
こ んなのは、ウイルスに関して無知な未開の地の野蛮人がやることだ。(というよりも、文明人のほうが野蛮なことを繰り返しているともいえますが。野蛮な行為 の記述が「歴史(人類史)」だったりします。そう考えれば、未開人の方が文明的で、そのようなコトバは、未開人に失礼にあたりますね。)


[207] 7/28農業新聞記載の加藤一隆氏の参考人陳述 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/28(Thu) 18:31  

加藤一隆氏(日本フードサービス協会)
>牛肉消費に影響
米 国産牛肉の輸入がゼロになったことで国内の生産者にも影響が出ている。私たち外食産業は米国産と豪州産、国産を組み合わせてメニューを増やし、マーケット を作ってきた。だが、米国産牛肉の輸入がゼロになったことで消費者の選択の幅が狭まり、牛肉消費に低迷の兆しが見える。「全頭検査神話」を取り除く必要が ある。安全性を確保するのは特定危険部位の除去で全頭検査ではない。

確かに、2例目で示された米国の検査体制や検査能力では、「全頭検査をしてあります」と言われても安心は出来ませんネ。

7月23日の日本農業新聞に農水省のBSEに関する消費者アンケート結果の記事が出ています。
「イ ンターネットで、今年2月23日から3月10日まで、消費者2005人を対象にした。回答数は1557人。日本でBSE牛の感染が発見されたが、消費は 「発見前より減っている」が36%、「発見からほとんど食べない」が7%だった。「変わらない」は53%。 食べない理由には(回答者545人、複数回答)、「BSEが科学的に未解明な部分が多く不安」が56%、「BSE対策が不十分」が32%を占めた。一方、 牛肉を食べている理由には(回答者1398人)、「対策が十分」が26%、「牛肉が好き」が26%、「健康に影響がないから」が22%と、ほぼ同数だっ た。」
 これを見ると、現在の日本の「対策が十分」が360余人(1398×26%)「対策が不十分」が170余人(545×32%)。全頭検査をしていても不十分と見ている人が、こんなにもいます。全頭検査をしていない米国産牛肉は、より対策が不十分と見られるでしょう。
  外食産業だけに限れば、吉野家の牛丼に見られるように安いから食べていた顧客を呼び戻す効果はあると思いますが、より対策が不十分と見られる米国産牛肉が 入ることで牛肉全体への安全性のイメージは確実に低下すると見られます。危なっかしい牛肉よりも豚肉、鶏肉への需要のシフトが加速すると思いますが、いか がでしょう。
 外食産業も、安かろう悪かろうの業界に見られ、長期的には不利益の方が大きいのではないでしょうか。


[206] 本当にエボラだったら、CDCがじっとしてるわけがない 投稿者:とき 投稿日:2005/07/28(Thu) 18:13  

広東省:エボラウイルス(?)まん延の疑い、政府が情報封鎖【大紀元日本7月28日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d46504.html

《深セン、広州、東莞、恵陽、ボローなどの各地で今年3月に、奇妙な病気が頻発し、多数の人が死亡したという。》

 春節(旧正月)時期に流行していた「脳脊髄膜炎」と重なりますが・・・・。

《人の出入りが頻繁で、もしエボラウイルスが変異を起こし、空気感染をするように変化した場合》
 ほぼ、今の段階ではありえない。その前に、注射針の使いまわし、と医療従事者、濃厚な接触(血液、体液)での感染。

 サーズやインフルエンザほどの感染力はないようだが、HIVやウイルス性出血熱よりは、はるかに感染力があるようです。(腺ペストから肺ペストが始まると、飛沫感染が始まります。)



[205] 昨日の衆議院農水委員会のメモ 投稿者:真名  投稿日:2005/07/28(Thu) 17:58  

http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/50011003.html

スター・ウォーズ エピソード3をもう4回観た社長のブログさんがおまとめになりました。 必見。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[203] 7/28農業新聞記載の木村信煕氏の参考人陳述投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/28(Thu) 17:21  

日本獣医畜産大学教授の木村信煕氏
感染経路解明を
日本では20党のBSE感染牛が確認されている。このうち1996年 前後に生まれた牛13頭は同じ代用乳が使われていた。2000年前後に生まれた牛に代用乳は違うものもある。これをどう考えるか。疫学的に正しい方法で再 検討する必要がある。全頭検査には意義がある。飼料規制の有効性の確認、感染経路の解明などに加えて、動物をBSEに感染させないことも人間の義務だとい う観点から、一定期間は続ける必要がある。


[202] 昨日の「加藤vs安倍」TV、加藤氏が何かの傀儡に見えた。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/28(Thu) 17:10  

合併補助金、こんな使途 のど自慢、ETC助成…(産経新聞) - 7月28日2時55分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050728-00000007-san-pol

■2005/07/28 (木) 検察審山拓不起訴不当官邸対守旧派司法バトル熾烈。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050728
『民 営化はいけないという連中の話を聞いていると自国民をそんなに信用できない奴らがよく国会議員をやっていると思う。極めて本質的に言うならば腐敗しきった 「官」に金を渡すとろくなことがないからたとえ能力は低下していても「民」にやらせようということなのだ。「官」はオノレのために法律をやたらと作り身の 安全と失敗した時の免責を十重二十重に巡らせている。しかし「民」には市場の原理が働きそこには勝者と敗者が出来る。民営化によって過疎地などでの利便性 が失われると言うが同様なことはコンビニやスーパーや病院でとうに起きていることだ。それをそれぞれの過疎地がどうなって補っているかと言えばたとえば無 料巡回バスだったりタクシーへの補助金だったりする。すなわち本当に公共の福祉や生存権が脅かされるならばそれは税金で担保してあげるべき問題なのだ。か かる金は今後明らかに赤字を積み上げていく郵便局システムが存続するよりもはるかに少ないだろう。「官」に金を渡すととんでもないことをやらかすと同じ 「官」が怒っているわかりやすい例がここにある。<合併補助金、こんな使途/のど自慢、ETC助成…>』

July 27, 2005
TBS「アジアの国々が・・・」 安倍「アジアじゃなくて中国・韓国でしょ」
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/29069984.html

■「SARSの嘘」:恐るべきメディア・コントロールの実態 2005/7/27(水)
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1133249

 いろいろ話題を散らかすようですが、これが、ネットの利点でもあります。


[201] Re:[186] [181] 米でまたBSE疑い牛/確認されれば3例目 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 17:02  

笹山さん、2つほど報道がありましたので。

>死亡した際に獣医が組織を採取したが、ホルマリンで処理したまま放置し、数日前になって農務省に提出した。ホルマリンの影響で、より精度の高い「ウエスタン・ブロット法」は使えないという。 (CNN)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200507280005.html
>同省は、検査の精度を高めるため、免疫組織化学法(IHC)という確認検査に加え、ウエスタンブロット法を新たに検査法として先月から導入しており、「ウエスタンブロット法」でも確定的な結果が得られなかったため、英国で最終検査をすることにした。(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/news/050728/kok063.htm
産経のほうは、はて?


[200] めげずに、『鳥インフルエンザウイルス問題』 投稿者:とき 投稿日:2005/07/28(Thu) 16:46  

ロシアからの家禽肉輸入停止=鳥インフルエンザ発生で−農水省(時事通信) (27日21時2分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000160-jij-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184
 中国からの輸入はどうなっていましたっけ?

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

『鳥インフルエンザ問題の今後(44)』
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza128.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 とにかく、発言し続けるしかないです。
『国立感染症研究所の岡部センター長の最初の警告「用も無いものが鳥小屋を覗くような馬鹿な真似はするな」』
  痛いですが、それでも覗きます。目の前の鶏の顔を伺いながらつきあって生きている人間の気持ちを大事にしたい。同じ人間じゃないですか。肉眼では見えない ウイルスのことで、頭がいっぱいいっぱいになっている人間に、この目の前の現実の何がわかるというのか? 人間は、家畜やそのほかの動物やウイルスを含め た生物と、何とか折り合いをつけてやっていかなくてはならないと思うのですが、排除・抹殺してことたれりという、私に言わせれば既知害が、幅をきかせても のごとを決めて、その妄想で、現実を動かし変え規定しようとしていることに薄ら寒ささえ感じます。(あちらがわからみれば、わたしがキチガイに見えるので しょうが。)
 折り合いをつける方法がワクチンで、そのうち、耐性系統でやるようになると、たとえH5N1型でも、いてもいなくってもどうでもよ くなるのです。そのころには、べつの型が、対策対象でしょう。目に見えないから不安に思う人もいるのでしょうが、気付かれているのは、自然界にあるものの 中の、ほんのほんのごくごく一部だということに、思いを馳せましょう。

 どうでも、ウイルスを排除したかったら、地下にクリーンルームでもつくって、そこで畜産業生産でも農業生産でもやってくれといいたいです。根絶やしにしろ、それを支持する肯定する人間が、輸入される滅茶苦茶な食べ物を平気で食っているのですがね。

輸入食品監視業務ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1.html
(8)輸入届出における食品衛生法違反事例(速報)
(平成17年7月〜)new7月21日
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0507.html
 氷山の一角と思っておいたほうがいいのでは?


[198] Re:[184] [179] ワクチン使用反対派にしっかり引用されてるのにね。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/28(Thu) 16:20  

笹山様
> ところで、この掲示板では、読んでから語らなくてもいいことにしましょう。
> 学会ではないんですから。
> その条件がありますと、私も、かなり、書きづらくなってしまいますもの。

 そうですね。発言を封じるつもりはなかったつもりなんですが、そう受け取られてしまったかもしれませんね。申し訳ございません。

> ネット情報に過度に依存することの危険性は認めますが、しかし、一概に、ネット情報を軽視することまでには、ここまできていると、行きません。

  軽視はしておりませんです。情報の洪水・砂漠・荒野のなかで(そういわずに広大な森と表現した方が語弊がないのでしょうけど)、それを「選ぶ目」が、これ まで以上に必要であると痛切に感じます。まさに情報面の「地球村」化をグググと推し進めるようなものです。言い古されていますが、個々のメディア・リテラ シー(情報の目利き)が大事な時代です。ゲッペルズ効果といいましょうか、それが、ますます大きな力を持って、支配してしまう可能性も秘めていると思いま す。利点が多い大きいぶん、欠点もそれに比例して大きくなるように思います。すこし、手を加え規制管制を敷くと、「うそも百遍いえば、事実になる」という ことが、ますます強化され易い世の中になっていくようにも思います。
 その面で、掲示板は、気軽に書き込める分、ウソも広がりやすい増幅しやすいのではないでしょうか?

  (アスベスト仕込みネタ「でっちあげ問題」も、30年以上も前から、明確にその弊害が示唆されていたのにもかかわらず、産業界はその利点効用から、使用し 続けてきたのです。禁止法案も、つぶしました。悪徳産業界を野放しにしたのは、けっして「国」ではありません。「国民」がその恩恵を受けながら、使うこと を許してきたのです。知らなかったでは済まされない問題です。いまになって、「国」は何もやっていなかったから、損害賠償しろなんてのは、あまりにも虫の いい話です。訴えるなら、「みんなで使えば怖くない、あとのことは知らねえ」式に、使い続けた、個々の企業の責任を問うべきです。と、思います。そのよう な危険なことを知らなかった自分の落ち度を棚に上げて、自分の安全確保について、他人が安全を確保してくれることを当然のこととし、それを他人におもね る、委ねてしまうことが、そもそもの間違いだと思います。自分の非が一切ないこととし、全面的に相手が悪い(しかも的外れ、方向が違う)といって、訴える ことは、いっちゃあなんですが、ユスリタカリの類と何が違うのでしょうか?)

> ときさんのアドバイスに従うとすれば、私の場合は、この夏休みに、遺伝子配列の基礎知識がわかる本でも読んでみようと思います。
> なにか、この遺伝子配列ってのは、ちんぶんかんぷんですものね。

 これからの生物学の主流は、どうやら、遺伝子(ゲノム)ではなく、細胞(セル)のようです。

性のお話をしましょう―死の危機に瀕して、それは始まった 魂の本性 (2) 団 まりな (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4886791514
(終わりのほうに、生物学者は、社会学に踏み込まないほうがいいと思う点も、ちょっぴりありましたが。単細胞がどうやって多細胞に変容していったかがわかります。ここでは、ゲノムの役割はほんの一部のことというのが、非常に良くわかります。)

腸は考える 岩波新書 藤田 恒夫 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004301912
(学究職人肌の正統的学者。)

生物は重力が進化させた―実験で検証された新しい進化の法則 ブルーバックス 西原 克成 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062571978
(こういう人が、学者研究者の本流になってしまうと、いまの公機関で禄を食んでいる学者研究者もどきが、路頭に迷うことになる? 今のところ異端とされているようで。)

> ただ、本の欠陥は、検索キーワードで、該当箇所を見られないって事ですね。
> それに、ページ数が増えるばかりのいらないことが、書いてある。

 膨大な仏教の経典と同じように、「現代科学」教の「経文・経典」のようなものだと思ってつきあうようにしています。 謝



[195] Re:[147] [138] [136] [127] 米国肉骨粉輸出振興 続報 投稿者:真名  投稿日:2005/07/28(Thu) 13:49  

まりちゃん。 どうもありがとうございます。
CWDのモトがもしも牛だとすると、鹿肉骨粉経由で中国とかの湧出国の牛に簡単に感染しそうです。 どうなんでしょうね。 調べるのが面倒くさくなってきた(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[194] 7/28農業新聞記載の品川先生の参考人陳述 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/28(Thu) 13:08  

品川森一氏は、米国産牛肉の安全性評価は難しいとの見解を明らかにした。
 評価が難しい根拠としては、米国の飼料規制の実態やBSEの感染状況を把握するのに欠かせない検査データの不足を指摘。米国側からのBSE検査の詳しいデータ提供の必要性を強調した。
 品川氏は「食品安全委員会は遵科学的に安全性を評価するところと考えていたが、(国内のBSE対策見直しに関する)昨年の中間とりまとめやその後の審議に違和感を感じた」と不信感を示した。
 全頭検査は必要
  日本では生後21ヶ月齢と生後23ヶ月齢の若齢牛がBSE感染牛と判定された。判定に対して「保留」や「灰色」という意見は間違っている。感度の高いウエ スタンブロット法という検査で、明瞭に病源体の蓄積を示すデータが出ている。紛れもなく感染牛だ。全頭検査は、食用から感染牛をその時の科学の最先端技術 で排除するものだ。特定部位の除去でこれを補う。今の時点で全頭検査は必要だ。

日本農業新聞には、他に、和田正江氏(主婦連)、加藤一隆氏(日本フードサービス協会)、木村信貴氏(日本獣医畜産大学)が記載されています。時間を見てご紹介。
日本農業新聞のWEBにはこの記事はありません。


[193] Re:[192] [184] [179] ワクチン使用反対派にしっかり引用されてるのにね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 11:47  

Chaosさん。
ありがとうございます。
とりあえず、ご紹介の(1)くらいから始めてみましょうか。
なんか世の中、遺伝子解析がないと、何事も始まらないような世の中になってきたような感じがしていますので。
もっとも、私の方は、遺伝子音楽
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=303
のデータとなるロー・シークエンス探しのほうが、興味深いのですが。



[192] Re:[184] [179] ワクチン使用反対派にしっかり引用されてるのにね。 投稿者:Chaos 投稿日:2005/07/28(Thu) 11:36  

笹山様

Chaosです。
私も遺伝子は素人なんですが、nimanさんの話が難しすぎるので
遺伝子関連の参考書を買ってきました。
バイオインフォマティクスをキーワードにアマゾンで
検索すればたくさん出てきます。

1) DDBJの利用法 
  五条堀孝、菅原秀明 
  共立出版 
  ISBN4-320-05629-9 2005年5月

2) バイオインフォマティクスのためのPerl入門
  James Tisdall 水島洋 監修、訳
  オライリー・ジャパン
  ISBN4-87311-103-X 2002年11月

データベース
1) Entrez PubMed 医学、生物学の文献DB
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi
2) ISD: Influenza Sequence Database at LANL
 ローレンスリバモア研究所のインフルエンザDB
http://flu.lanl.gov/
3) NCBI HomePage GenBank
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/
4) DDBJ Homepage 日本のGenBank 国立遺伝学研究所
http://www.ddbj.nig.ac.jp/Welcome-j.html

一応、上記を使えば、目的のシーケンスにたどり着けます。
DBには解析ツールも付属しているので、比較もできるよう
ですが、まだよくわかりません。
誰でも、遺伝子解析が自宅でもできる環境だけは
提供されているんですが、難しすぎる....

Influenza A virus(A/duck/Yokohama/aq10/2003(H5N1))のPB1は
ACCESSION: AB212278 で探せば見つかります。
オリジナルの論文は
"Isolation of a genotypically unique H5N1 influenza virus from duck meat imported into Japan from China"

これを
Influenza A virus (A/Goose/Shantou/1621/05(H5N1))のPB1と
比較する場合は ACCESSION:DQ095748で探せば出てきます。

でも、見てもよくわからない (^_^;)

ご参考まで


[191] Re:[190] 20ヶ月以下検査不要改正に伴い 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 10:47  

これは、以前、虹屋さんからの指摘で、わかった、 「牛海綿状脳症対策特別措置法」ならびに「と畜場法」の欠陥を書面でカバーするという動きなのでしょう。
東 京新聞の記事「自らの省令改正とは逆に、全国的に全頭検査を徹底させようとしている。」という見方は間違いで、むしろ、虹屋さんが指摘した、厚生労働省自 らが招いた法律の抜け穴を、全国の食肉処理場に対し、「検査対象外の牛は、検査後でなければすべての部位を場外に持ち出さない」と約束する書面を各知事あ てに提出させることで、糊塗しようとする動きといえます。
以下に当時のこの掲示板の記事を再掲しておきます。

[2109] 20ヶ月齢以下のスクリーニング検査で陽性がでた場合、どう判断し行動するのでしょうか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/18(Sat) 16:06

古島正樹獣医師が管理している動物新聞より
検査をしても、診断ができなかったらどうする?BSE
http://www1.ocn.ne.jp/~tekitoni/040919.html

「20ヶ月齢以下の陽性検体について、国に確認検査及び確定診断を依頼しても、国が受けるかどうかは疑問です。」

ムムム・・

[2110] Re:[2109] これは致命的な法律の抜け穴ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 17:00

虹屋さん。
下記の通り、厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)によれば、と畜場内で解体された厚生労働省令で定める21月齢未満の牛の 肉、内臓、血液、骨及び皮は、別に法律又はこれに基づく命令で定めるところにより、都道府県知事又は保健所を設置する市の長の行う牛海綿状脳症に係る検査 を経た後で(陽性であっても)、と畜場外に持ち出すことが出来るとなってしまいますね。
各県の条例でカバーでもするんでしょうか。
厚生労働省さん、おおあわて----。

牛海綿状脳症対策特別措置法
第七条 と畜場内で解体された厚生労働省令で定める月齢以上の牛の肉、内臓、血液、骨及び皮は、別に法律又はこれに基づく命令で定めるところにより、都道 府県知事又は保健所を設置する市の長の行う牛海綿状脳症に係る検査を経た後でなければ、と畜場外に持ち出してはならない。ただし、と畜場法(昭和二十八年 法律第百十四号)第十四条第三項ただし書に該当するときは、この限りでない。

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則
第一条 牛海綿状脳症対策特別措置法(平成十四年法律第七十号。以下「法」という。)第七条第一項の厚生労働省令で定める月齢は、零月とする。

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則
の一部改正(案)
第1条牛海綿状脳症対策特別措置法平成14年法律第70号以下法という第7条第1項の厚生労働省令で定める月齢は、21月とする。

と畜場法
第14条
3 と畜場内で解体された獣畜の肉、内臓、血液、骨及び皮は、都道府県知事の行う検査を経た後でなければと畜場外に持ち出してはならない。ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。
1.この項本文に規定する検査のため必要があると認められる場合において都道府県(保健所を設置する市にあつては、市。以下同じ。)の職員が解体された獣畜の肉、内臓、血液、骨又は皮の一部を持ち出すとき。
2.厚生労働省令で定める疾病の有無についてのこの項本文に規定する検査を行う場合において都道府県知事の許可を得て獣畜の皮を持ち出すときその他の衛生上支障がない場合として政令で定めるとき。

[2114] Re:[2110] 21月齢未満のBSE陽性牛の肉の流通を許容? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/18(Sat) 21:42

笹山さん。
法律は、こんな風に読むのですね。有難うございます。
ところで、厚生労働省はこの21月齢未満のBSE陽性牛の肉、内臓、血液、骨及び皮が、と畜場から出て市場に流通しても問題にしないのではないでしょうか。

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集結果について の 31の質問と回答を見ますと、
食品衛生法では「病原微生物により汚染され、又はその疑いがあり、人の健康を損なうおそれがあるもの」の販売、輸入等を禁じています。「プリオン汚染度が 『非常に低い』ことは、同法にいう「疑い」に該当し、法的には販売、輸入等が禁じられると考えられます。」と問いただしています。
回答は、「疑い」には該当しない=販売は禁止しないです。

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm


[190] 20ヶ月以下検査不要改正に伴い 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 10:27  

BSE来月から新検査(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050728/mng_____kei_____002.shtml
> こうした中、厚労省は今月中旬、全国の食肉処理場に対し、「検査対象外の牛は、検査後でなければすべての部位を場外に持ち出さない」と約束する書面を各知 事あてに提出させることを決定。都道府県に対しては、未検査の牛が出荷されたかどうかを毎週、同省に報告する義務を課した。自らの省令改正とは逆に、全国 的に全頭検査を徹底させようとしている。
混乱させる諮問を持ち出したのは厚労省と農水省だったと記憶しておりますが。

http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20050728/lcl_____ibg_____003.shtml


[189] 農林水産大臣が指定する輸入畜産品加熱処理施設 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 10:08  

こんな資料を見つけました。
http://www.maff-aqs.go.jp/tetuzuki/heatbuilding/daijinshisetsu.htm
http://www3.jetro.go.jp/jetro-file/search-text.do?url=04A-011032




[188] ヘミングウェイがたくさん 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 09:12  

最近板の雰囲気を悪くしてすみません。
閑話休題、面白いニュースがございましたので。
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=entertainmentNews&storyID=9161157&section=news
写真をクリックすると大きくなります。


[187] Re:[169] Oh〜人事 Oh〜人事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 08:48  

笹山さん、CUのご紹介、ありがとうございます。

先日、台風の日に永田町で行われた米国大使館と消費者団体の討論会、長靴履いて聞きにいったんですが、米国大使館の「主席農務官」のハミルトンさんのお話に、うなってしまいました。

私の関心は、規制の「穴」がどれだけあるか、大きさはどれだけのものか、それに対する迅速な対処はどうなっているのか、ということなのですが、

いくつか伺ってきたご意見を上げてみますね。
・米国牛の安全性を確信している
・米国政府は消費者団体と緊密な関係を持っている
・国際機関、EUの英国など経験の多い国の対策を取り入れている
・BSE対策は何十ものファイヤーウオールをもっていて、発見しても最小限に被害を抑えることができる
・97年8月4日のフィードバンから、8年経ち、これは管理が機能していたことを示す
・関連業界とも連携を取りながら確実に対策している
・私共の長い歴史を持っている対策がオーバーラップしながらカバーしている
・システムのレビューをしている。3年間のハーバードの調査、国際チームのレビュー、政府の調査、改善ができることはできるかぎりのことをしてやっている。
・消費者とも強い絆を持っている
・(6月11日に発見された)2頭目はサーベイランス、疫学調査が進行中、プライバシー問題もある、
etc...

私が書かなくても、大使館のHPなどに掲載されたり新聞全面広告で発表されたりしていることですが、もし質問できたらこう伺いたかったです。

「ハミルトンさん、あなたの仰ることが、「客観的事実」および、「アメリカの正義」に基付き、正しく、そして、今の米国の対策がBSEを縮小、根絶させる対策であることを、誓えますか?」

「誓えるのであれば、すぐさま、情報収集と危機管理能力に優れたスタッフを雇うべきです。」 

あ、あと下記、言われてました。
・州、組織でトレーサビリティは開発、実施している。「どういつ?ID」も2009年をめどに牛、豚、ヤギ、鶏にまで実施する予定、


[186] Re:[181] 米でまたBSE疑い牛/確認されれば3例目 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 08:21  

まりちゃんさん。
このUSDAの公式発表
http://www.aphis.usda.gov/lpa/news/2005/07/bsestatement_vs.html
を 見ますと、このサンプルは、拡大サーベイランスプログラムに基づき、民間獣医から任意に提出されたもの(この獣医は、遠隔地の農場からのサンプルを、求め に応じて集めている方らしい。)で、サンプル自体は、今年の4月に採取されたものであるが、獣医が、IHC検査にかけられるように、ホルマリン防腐財入り で、保管していたもののようですね。
今回6月の検査プロトコルが変わる以前に採取されたものなので、ホルマリン入りとなっているということです。
で、何で、今頃になって提出になったのかといえば、USDAの言い分によると、当の獣医が、先週まで、提出を忘れていたというんですね。
今回の検査では、ホルマリン漬けのサンプルのため、迅速検査やウエスタンブロット検査はできないで、即、IHC検査にかけられたもので、ウェイブリッジとUSDA研究所で、さらに、平行して、IHC検査がされるということです。
ここで、なんとも、不可解なのが、この「防腐剤入り」ということと、「4月のサンプルを今頃」、という二点です。
「防腐剤入り」というのは、ホモジェネート(ミキサーで破砕した細胞のジュース)した検査はできないという言い訳のように見えますし。
また、「4月のサンプルを今頃」というのは、ひょっとして、169で紹介したコンシューマーズユニオンの指摘に触発されて、獣医が、あわてて提出してきたとも考えられますね。
今回の一件で、拡大サーベイランスのいい加減さが、さらに露呈しなければいいと思うんですけれども。
http://www.bradenton.com/mld/bradenton/news/breaking_news/12239657.htmもご参照

http://www.aphis.usda.gov/lpa/news/2005/07/bsestatement_vs.html


[185] Re:[178] [175] 農水委員会の朝日新聞の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 08:18  

> ということですから、やめるのは簡単なはずですが。

ですね。何があったんでしょうか。半年も前から、というのは、米国の2頭目の話に似ていますね。なんか、食品ゴシップ委員会?(^^;


[184] Re:[179] ワクチン使用反対派にしっかり引用されてるのにね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/28(Thu) 07:57  

ときさん。
ネット情報に過度に依存することの危険性は認めますが、しかし、一概に、ネット情報を軽視することまでには、ここまできていると、行きません。
ただなものは、どんどん、利用しましょうというのが、私のスタンスなもんで。
立ち読みも含めて。
そうですね。
ときさんのアドバイスに従うとすれば、私の場合は、この夏休みに、遺伝子配列の基礎知識がわかる本でも読んでみようと思います。
なにか、この遺伝子配列ってのは、ちんぶんかんぷんですものね。
ただ、本の欠陥は、検索キーワードで、該当箇所を見られないって事ですね。
それに、ページ数が増えるばかりのいらないことが、書いてある。
本屋に行きますと、ずいぶん、皆さん、増量のために、書きなぐっているな、と、つくづく感じます。
これは、自分で、本を書いた経験からも言えるのですが、「はじめに」「おわりに」なんて、本の体裁以外には、ほとんど、無駄のような気がしますね。
いわば、これらは、本の増量剤です。
ところで、この掲示板では、読んでから語らなくてもいいことにしましょう。
学会ではないんですから。
その条件がありますと、私も、かなり、書きづらくなってしまいますもの。


[183] 楽天からクレジットカード情報まで流出 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 06:39  

楽天市場:顧客情報10万件流出か 1件3千円で男性購入
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050728k0000m040150000c.html
ネット上で不正購入など、悪用される可能性も高い、とあります。


[182] 石綿取り扱い企業名公表へ 厚労省と経産省 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 06:36  

「企業名公表の検討を始めた」とのことです。「どこで使ったか」というのも知りたいけれど、「そこら中」ということでしょうか。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MYZ&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005072701005099



[181] 米でまたBSE疑い牛/確認されれば3例目 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 06:26  

http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050728000028
【ワシントン27日共同】米農務省は27日、牛海綿状脳症(BSE)に感染している疑いのある牛が米国内で新たに1頭見つかったと発表した。確認検査のため検体を英国の研究所に送付、結果は来週中にも出る見通し。最終的に感染が確認されれば米国では3例目となる。

 米国では6月に2例目が確認されたばかり。相次いで感染が確認される事態になれば、輸入再開に向けた日本国内の手続きや世論に影響を与える可能性もある。

 農務省によると、問題の牛は「少なくとも12歳以上」の高齢牛で、今年4月に出産に伴う合併症で死亡した。発見場所や飼育環境は公表していない。食品としては流通していないという。


[180] マクドナルドの第2株主さんが代わったとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/28(Thu) 06:20  

藤田さんの分を750億で買収とのことですが、すごいお買い物をされる割にはあんまりテレビなどで名前が報道されない会社ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000107-reu-bus_all
といえば、アメリカで一番の建設会社も、あまりメジャーに報道されない気がしますが、



[179] ワクチン使用反対派にしっかり引用されてるのにね。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/28(Thu) 00:04  

虹屋様
 少なくとも、ウイルス関連で参考図書をいろいろ挙げましたが、どれか一冊でもお読みになったでしょうか? 知ろうとするなら、本を買って読んでいただきたいのですが。
 私は、読んでない本を紹介しているのではないのです。全部手元にあるものだけです。ネットの情報はタダで手軽でいいかもしれませんが、所詮は、ほとんどが、ただの口コミ情報みたいなものです。本当の科学知識は、その中にはないと思って向かったほうがいいとおもいます。
 先のログにあげた本と、NHKのテキスト「ウイルス 究極の寄生生命体」(内容に比して、めっちゃ安い!!)ぐらいは、読んでから語りましょう。それが基礎知識です。

  それと、赤痢菌の件ですが、まずあやまります。正確に言うと、赤痢は細菌性ではなくて、赤痢アメーバーという、単細胞性真核生物の中に分類される原生動物 (寄生性のものを原虫という)によって起こる病気でした。スミマセン。やっぱりシロートです。病原性の株と、非病原性の株があって、環境中では、混在して いるようです。
 話は、1960年代に、地方自治体の職員として公衆衛生にたずさわった人から、昨年、直接聞いた話です。その当時は、日本の労働 者人口の中の農業従事者の割合が、人口の6割(2/3)くらいだったと思いますが(具体的データなくてスミマセン)、日本はれっきとした農業国でした。畑 作などでは、肥料として、まだまだ、人の糞尿があたりまえの時代です。赤痢アメーバーは健康な人であれば、胃液で死んでほとんど病気にはならなかったそう です。農作物を通じて口から入り、排泄物といっしょに排出される。ぐるぐる、環境と人間の体とを行き来していただろうといっていました。衛生環境がキレイ すぎないところでは、ごく当たり前に存在する原虫のようです。
 で、たまに、体調をくずしたり、胃の病気で、胃液の分泌が弱いなどの人が、たまたま、そのようにしてつくられた農作物をよくあらわない、加熱しないで摂取してしまって、発症が見られたそうです。農村地帯に行ったら、全国それが普通だろうとのことでした。
 その後、井戸水をやめて、上水道が普及し、それぞれの自治体で衛生管理が行き届くようになって、日本は赤痢アメーバーにとっては、なかなか生きていくには困難な環境になったようです。
 ときたま、東南アジア方面で現地の水や食べ物にあたる人や、帰国してから赤痢の診断がされる人がいますが、現地の人は、ほとんど、なんでもなくやっていますね。そういうもんです。ふだんからさらされていれば、丈夫になるし、遠ざけてしまえば、ますます弱くなります。
 さすがのゾマホンも、日本で暮らすようになってから、母国に帰ったときに現地で飲んでる水に、あたるようになってしまったそうです。まあ、そんなもんです。

ゼロ歳からの免疫力 集英社be文庫 藤田 紘一郎 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086500760
宝島社文庫「がんも自分で治せる! 図解 安保徹の免疫学入門」 安保 徹
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796643311
(がんも自分で治せるはいくらなんでもいいすぎですが。免疫の考え方についてはまっとうすぎるかも。このかたもin vivo の感覚失わない、in vitroな医学者だと思います。)

  かなりの研究成果に裏付けられた知識知見と知恵が、安い安い。ネットばかり見て知ったかぶりしてもだめだとつくづく思います。どうぞ、皆様も、ネットばか りにかじりついてないで、本を買って読みましょう。結局、ネットは、二次三次情報ばかりです。人に頼らないで、自分から「知りに行く」努力もかなり意識的 にやる必要があると思います。


[178] Re:[175] 農水委員会の朝日新聞の記事ですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 23:59  

食品安全基本法
(専門委員)
第三十六条 委員会に、専門の事項を調査審議させるため、専門委員を置くことができる。
2 専門委員は、学識経験のある者のうちから、内閣総理大臣が任命する。
3 専門委員は、当該専門の事項に関する調査審議が終了したときは、解任されるものとする。
4 専門委員は、非常勤とする。

ということですから、やめるのは簡単なはずですが。



[177] 低リスク国の対策が難しい 金子清俊座長代理 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 23:43  

日本食糧新聞さんの報道です。
http://www.nissyoku.co.jp/
  日本消費者連盟、食の安全・監視市民委員会、全国農民組織連絡会議など8団体は26日、憲政記念館講堂で「大丈夫?アメリカ産牛肉の輸入」で公開討論会を 開いた。金子清俊食品安全委員会プリオン専門調査会座長代理、山浦康明日本消費者連盟副代表運営委員、鎌谷一也鳥取県畜産農協組合長、クレイ・ハミルトン 米国大使館主席農務官がパネラーとなって議論した。参加者はメディアを含めて約120人。
 金子氏は「日本も米国も低リスク国だが、国際獣疫事務 局(OIE)でも低リスク国の対策で議論が対立している。米国が行っているのは高リスク国の対策」「SRMの除去が適正におこなわれているかどうかも課 題」と指摘、ハミルトン氏は「食品の安全性確保とBSEの感染状況の把握は分けて考えるべき」「SRMの除去は適正」「サーベイランスシステムは改良を続 けている」と反論した。
 金子氏は日米加で情報を共有することの重要性を訴え、ハミルトン氏は輸入再開が決まってから、消費者の理解を得るためにリスクコミュニケーションを行う考えを示した。 (7月26日18:45)



[176] 廃棄物処理法違反:牛の死がい不法投棄−上士幌町 /北海道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 23:41  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000039-mailo-hok
>25日午前11時20分ごろ、十勝管内上士幌町から帯広署に「牛の死がいが不法投棄されている」と届け出があった。現場は同町上音更東3線の帯広土木現業所の管理地で、廃棄物処理法違反事件として捜査している。
>調べでは、死がいは個体を識別する耳標が外されていた。牛は30カ月齢以上の雌のホルスタインで、体長約2・7メートル。死後10〜30日たっていた。
>十勝家畜保健衛生所は肉片の一部を鑑定のため採取したが、腐敗が進んでいるため、「死因の特定は難しい」と話している。【仲田力行】7月27日朝刊

ここまで腐敗が進むと、プリオン検査はどうなのでしょうか?


[175] 農水委員会の朝日新聞の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 23:18  

プリオン調査会専門委員が辞意 報告書のまとめ方に不満
http://www.asahi.com/life/update/0727/008.html
「報 告書のまとめ方に不満」と書いてありますけれど、調査会傍聴で一部始終を見ていた私としては、あんな不条理、理不尽な審議会の場にいたら、不満もなにも、 良心をお持ちの委員は、いたたまれないと思いますが。「不満」ですか?まるで、わがままで辞表を出したみたいな表現じゃないですか。朝日の記者もこういう 書き方はないと思いますがね。
この場合は、「不信」と書くのが正しいのではないでしょうか。

品川先生を責めるのであれば、食安委のメンツを保つために、このような形で彼を引き止めた寺田委員長も責められるべきで。いっそのこと全部、事務局も委員会も全部解体して、一からやり直しちゃえば?と思ったりしますですが(やり直して改善されるかどうかも?)

といえば、米国牛輸出協会の、全面広告を出していたのも朝日さんでしたが、米国では、法規制さえない、動物油脂や血漿タンパク、そして、鶏糞の問題は記事にされませんでしたね。


[174] クリミア・コンゴ出血熱(CCHF)? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/27(Wed) 23:02  

微生物学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4830605111
クリミア・コンゴ出血熱
p.559 
「ヒトへの感染はダニに咬まれたり、ダニをつぶしたりすることにより波及する。」
「感染動物や感染者の血液、唾液、分泌物、排泄物と直接に触れることによっても感染は伝播する。この疾病は、【ヒトにのみ】発生する。」
「空気感染は否定されている。」
「潜伏期間は2〜9日で、主症状は【非特異的】で、発症は突発的である。」
「致 死率は15〜17%と推定されている。」「感染者の【約20%】が発症するとされる。」(ということは、致死率を単純計算すると、感染者のうち、発症して 表面化するのが20%、さらにそのなかの15%ほどが死に至るとすれば、感染者全体のほんの3%ということになるのでしょうか。)

 本当にゆるい病気なのであれば、それも可能性ありでしょう。

日々是チナヲチ。「続・四川奇病騒動 2005-07-27 10:47:00」
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/e2ca65a57cc603e2495467551d51d0c8

  ペストは、腺ペストの段階では、「敗血症に進展することがあり、疼痛、発熱、衰弱化、肝、脾の腫大、中毒症状、意識障害、痙攣、出血性素因など全身症状を 呈す。」。「化学療法実施以前は、腺ペストで60〜90%、肺ペストで100%の致死率であった。(上記『微生物』p.246)
 肺ペストは、「きわめて伝染性が強く、進展の早い出血性気管支肺炎を起こし死亡する」。(同)
 「本菌は動物、とくにげっ歯類に強い病原性を示し、自然感染も起こす。実験動物では、モルモット、マウス、ラット、ウサギ、サル、リスも感染する。普通粘膜より侵入し、浮腫、出血性炎症、所属リンパ節の膨脹後、3〜4日で敗血症で死亡する。」(同)
 (ビブリオ属菌の項)「中でもV.(省略)による敗血症は、A型レンサ球菌敗血症と同様に急激に致死性の経過をたどるため発症初期に適切な治療を必要とする」。(同書p.265)

  症状は「敗血症」に間違いなさそうですが、病因が連鎖球菌でなくて、「クリミア・コンゴ出血熱」の病因ウイルスである、ブニアウイルス科ナイロウイルス属 ウイルスによるものとは、今の段階で、そのように思うことはできません。なんといっても「CCHF」とすれば、それは、「バイオセーフティレベル4に属し ていて、実験にはP4施設が必要となる(同書p.551)」からです。いい加減にほっとくわけにはいかないのですが。

忍び寄るバイオテロ NHKブックス 山内 一也 (著), 三瀬 勝利 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140019611

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
(中国 ペスト で検索、制圧されたことになってますが・・・。)

◆鳥インフルエンザ問題の今後(44)(2005.7.27)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza127.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 鳥インフルエンザを闇雲に怖がっている人、必読。
『世間のウソ 新潮新書 (099) 日垣 隆 (著)』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
『人類vs感染症 岩波ジュニア新書 (491) 岡田 晴恵 (著)』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4005004911
 読み物としては非常によく書かれています。ジュニアのものとは思えないくらい、詳しいです。(鳥インフルエンザウイルスについての著者の考えには異議がありますが。そこは、上の本の見方が必要です。)


[173] 農業情報研究所さんの記事に、訂正とお詫びが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 22:50  

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/correct1.htm
で すが、笹山掲示板の記事紹介の中で、「「とき」氏は、ワクチン利用に否定的で、発生の際の「殺処分」を強く批判する論調を展開している」となっているが、 下線部について、「ワクチン利用制限に否定的で」としたつもりであるが、「制限」が抜けていた。そのために、「とき」氏の主張を180度曲げて伝えること になってしまった。訂正し、お詫びを申し上げる。」とのことです。
123でときさんご自身「私は、絶対的に、ワクチン利用を肯定しているのであって、否定するためにわざわざ、コトバを並べてきたのではありません。単純なミスでしょうか?」といわれていましたが、この訂正からみると、単純なミスだったようですね。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/correct1.htm


[172] Re:[145] 鳥のインフルエンザとヒトのインフルエンザは別物 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/27(Wed) 22:30  

ときさん。
>昔は人糞を用いてましたので、村によっては、赤痢菌とまで共存していたところが日本でもいたるところにあったのですが・・・。
後学のために教えて頂きたいのですが、これの事例などの記載してある本や資料を教えていただけますか??書き方からして、孫引きではないと思いますので

>きちんと分けて考えて、トリフルとヒトフルとを区別できれば、誤解は解けます。
私が店頭で接しているお母さん方でも鶏インフルエンザとヒトインフルエンザを混同している人はいませんよ。鳥の病気と人間の病気は別物ということは分かっ ています。ただ、高病原性の鶏インフルエンザウイルスがいわば「元種」になって、高病原性の新型インフルエンザが出てくる、その可能性が強いと思ってい る。1997年に香港でトリインフルエンザウイルスH5N1型が大流行した際に、養鶏業者やその周辺にいるヒト達が、このトリインフルエンザに感染して数 名の死者が出ました。その後ベトナム、タイ、インドネシアなどの東南アジアの国々にH5N1型の高病原性トリインフルエンザが大流行しはヒトに感染して、 死者が出ています。こうした報道に接して、そう思っています。
 だから、 高病原性の鶏インフルエンザへ殺処分は、自分らを自分の家族を高病原性 の新型インフルエンザから守る戦いの最前線なんです。そう見えています。高病原性の鶏インフルエンザウイルスは新型インフルエンザの「元種」という認識 が、間違っているなら、ときさん、それを、説明してください。

>正確に理解認識していない人が、一方的な思い込み妄想を抱くのです。無知が妄想を見させています。知ってください。よく学んでください

  いらぬお節介ですが、この話のスタイルは、先日の米国産牛肉の広告と同じですね。無知な庶民にOIE名誉顧問の小澤先生が正しい知識を伝授してやる、有り 難く承れというスタイル。その無知なる庶民が、牛肉を買い卵を買い鶏肉を買っている。顧客・聞き手を小馬鹿にしてたら、伝わる話も心に届きませんよ。


[171] 先日の英国のvCJD二次感染100人問題の行政通知がありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 20:02  

Notification Exercise Begins To Reduce Risk Of VCJD Transmission
25 Jul 2005
http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=27980


[170] アイダホ:3人がBSEに似た病気で亡くなったというニュース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 19:56  

3 die from disease similar to mad cow
http://www.idahostatesman.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050726/NEWS01/507260333/1001/NEWS


[169] アメリカのコンシューマーズ・ユニオンが、USDAの拡大サーベイランス・プログラムについて、公開質問 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 19:51  

アメリカのコンシューマーズ・ユニオンが、昨日、USDAに対してUSDAが実施する拡大サーベイランス・プログラムについて、そのデータが公開されていないとして、次の点にわたる公開質問を行った。

1、地理的分布
サーベイランスプログラムへの参加が任意であるところから、サンプルの地理的分布が偏っているのではないか。
地理的なサンプルの偏在を是正するためには、強制的なサンプル提出に改めるべきではないのか。

2.月齢
一般的には、老齢牛からBSEが検出されるとしているが、イギリスの例などでは,月齢20ヶ月や21ヶ月からも発見されている。
また、乳牛は、肉牛に比べ、老齢であり、また、肉牛よりも、蛋白質補給の機会が多いことから、BSEにかかかる割合が多いと考えられている。
したがって、老齢乳牛のサンプルを取る必要があると考える。
現在、どのような年齢層でのサンプル収集をしているのか、公開願いたい。

3.ハイリスク牛
現在の拡大サーベイランスプログラムでは、成牛であって、中枢神経異常を示している牛のサンプルや、臨床的症状が十分に確認されなかった、死亡牛や歩行困難牛のサンプルは収集されていない。
この点を改めるべきではないのか。

4.狂犬病(恐水病)検査陰性の牛
狂犬病(恐水病)検査が陰性であって、攻撃的な牛については、BSEを疑うべきである。
しかし、OIGの報告書によれば、狂犬病(恐水病)検査が陰性である牛について、BSE検査はされていない。
この辺を改善すべきではないのか。

5.中枢神経症状(CNS)を持つ牛
OIGの報告書によれば、2002年から2004年にかけて、中枢神経異常を持つ牛は、680頭あり、そのうちの357頭が、成牛であり、そのうち、BSE検査を受けたのは、162頭にしか過ぎなかったという。
2004年4月には、テキサス州San AngeloのLone Star Beefと畜場で、そのと畜場のFSISの職員が、、あきらかにCNS症状を持つ牛を、検査を受けさせようと頼んでも、検査されなかったという事件があった。
その後、2004年6月から、今までに、CNS症状を持つ牛何頭を検査したのか、その数字を明らかにしてほしい。

6.農場での死亡牛
農場での死亡牛は、ハイリスクであるにもかかわらず、風聞を押されて、そのサンプルが出てこない。
また、それをトレースすることもできない。
今回のアメリカ二頭目のBSE牛も、この死亡牛であった。
2004念6月から今まで、何頭の牛が、農場で死んだのか、その数字を明らかにしてもらいたい。
以上
原本については、こちらのサイトhttp://www.consumersunion.org/pub/campaignmadcow/002530.html参照

http://www.yubanet.com/artman/publish/article_23199.shtml


[168] Re:[166] [165] [164] [163] [160] [159] [155] [152] [150] BSE;農林水産委員会のBSE参考人質疑について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 18:50  

笹山さん、さらにもう一ついえば。食品安全委員会の不可思議な点。

今回、代用乳の中の血粉、動物油脂の問題について、前回のプリオン専門調査会で、突然、
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/index.html
「米国のオランダからの動物油脂の輸入履歴」
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai27/prion27-siryou1-2.pdf
がUPされてましたでしょう。あれも、なぜそれがいきなりUPされることになったか?

あ の、日本獣医畜産大学で行われた代用乳のオランダ産油脂などに関するシンポの資料は、食安委事務局にも送付されていますし、一部の本会議委員には私も手渡 ししてますし、厚労省の道野さん、農水省の釘田さんにも直接お渡ししてあるんです。そしてプリオン専門調査会のメンバーには全員渡っているはずです。(読 まれているかは別として)

そこでですが、公開の審議会の場では、シンポジウムの話、日本の代用乳の問題にはぜんぜん触れることなく(無視?)、オランダ産の動物油脂輸入履歴だけの資料がポン、と出てくる。なんでそれがUPされたのかは、傍聴者にはわからない。

これが暗黙の了解、というやつなのか、なんかすごく変に感じました。オランダ産の油脂の話が資料として提出された経緯を、消費者として知りたいと思いました。公開審議以前の段階でどんな話がなされているのか。まだまだオープンじゃないなぁ、と。

でもって、私はいまはBSEしか追ってませんけど、他の、動物医薬品や遺伝子組み換えの審議なんか、どうなってるのか?と、不安に駆られてきました。笹山さんの仰るとおり、委員自らが、審議会で発言して、「押し通す」べきですよね。


[167] と畜場法施行規則の一部改正について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 18:36  

7月1日の発表ですが、今年10月からヤギと羊のプリオン検査がようやくスタートするみたいです。というか、まだしてなかったのですね?

でも、この中には、里山に降りて田畑を荒らす「鹿」の検査は入っていないような。食用にする場合は必要だと思うのですが。

と畜場法施行規則の一部改正について
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse/kokunai/050701-2.html
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/update.html


[166] Re:[165] [164] [163] [160] [159] [155] [152] [150] BSE;農林水産委員会のBSE参考人質疑について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 18:11  

> 議会の場で議事録に残る話を、何で、食品安全委員会の議事録に残る形で話されないのか、まったく、理解に苦しむところですね。
> 本末転倒とはこのことです。

笹 山さんのご指摘の通りのように思いますが、どこであれ、「問題がなるべく早く明らかにされる」ことは、国民にとって必要なことと思います。今後は、ご指摘 の通り、食安委の公開の場でそれがなされるべきです。品川先生は、議員に今後の出席を依頼されてましたので、今後の食安委の審議に注目ですね。次回は8月 1日だそうです。

専門調査会の審議を傍聴してると、国民の安全に直結する話をしているのに、遠慮しあって、何いってるのかな?と思うときがあります。議会の場でもっと、国民の代表という責任のもとに、「意見を最後まで押し通してもらいたい」ことは、私も傍聴で、よく感じております。

同委員会の、リスコミ部門の唐木氏やOIEの小澤氏が専門調査会の見解と異なることを触れ回っていることに触れないのも、すごく変な感じです。

一つ、気になる点。
「今 回の輸入牛の審議結果=米国全体の評価と取られては困る」という見解をお持ちの先生もいらっしゃるのですが、審議会がどう限定、注釈つけようと、なんらか の輸入再開GOの結論が出されたら、結局それが一人歩きする、ということをもっともっと認識いただきたいと、心配しております。


[165] Re:[164] [163] [160] [159] [155] [152] [150] BSE;農林水産委員会のBSE参考人質疑について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 17:56  

なんか、品川委員の話される場所が違うように思えるんですが。
一回、食品安全委員会に出られて、公式の場で、やめますといわれれば、それで済むんですから。
議会の場で議事録に残る話を、何で、食品安全委員会の議事録に残る形で話されないのか、まったく、理解に苦しむところですね。
本末転倒とはこのことです。


[164] Re:[163] [160] [159] [155] [152] [150] BSE;農林水産委員会のBSE参考人質疑について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 17:49  

> ましてや、委員会に出席されないで、議会でご発言とは、これ如何に、です。
> 食品安全委員としての職責は、議会参考人としての職責よりも、はるかに重いものだと思います。

笹山さん、委員がガンガン食安委で発言いただきたいことは私ももちろん同意させていただきます。専門家以前に、国民、消費者であること、その代表としても出席していることを、再度認識いただきたいな、と思うこともございます。

某 先生にもいろいろ、例えばSRM検出キットによる科学的なSRM付着&混入検査とか、スタニング汚染の件、洗浄による汚染拡散の件、CWDの件など、「こ の要件、問題も審議に取り上げていただけないでしょうか」、と、お願いしたとき、ご回答で、「他の委員の先生方のお考えもありますので(だったかな?)」 といわれておられましたが、笹山さんの仰るとおりで、私もちょっと違う、と思ったんです。

私は、「問題であれば、足らない部分は、他の委員がどうであろうと、”先生から”どしどし提案いただきたいんです、先生は専門家以前に『国民の代表』なんですから」と申し上げたかったのですが、時間がなく、お話を続けることができず残念でしたが。。

なお、本日の品川委員のご発言で、この部分に関係するご発言がありましたので、文章に起こします。一番最後の山本議員の質問への回答です。前後の文脈がありますので、誤解を受けるとあれですから、ビデオを全部ご確認いただきたいのですが、一部抜粋。

> 「私は現在、プリオン専門調査会のメンバーでありますが、さきほど来、いろいろも申し上げたような理由がございまして、昨年12月に辞表を書きまして、こ れは寺田委員長のほうに受け取っていただくことをお願いしたんでありますが、今回はじめて明らかにすることですが、そのときに、寺田委員長から、これを受 け取れば食品安全委員会が非常に、分解するというか困ったことになるから、出席しなくてもよいから、これだけは受け取れない、と、いうことがありまして、 そのような了解のもとに、私はそれ以後食品安全委員会には出席しておりません。(以下略)」

H17年7月27日の農水委員会にて
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm?ex=VL


[163] Re:[160] [159] [155] [152] [150] BSE;農林水産委員会のBSE参考人質疑について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 17:31  

山内委員、金子委員、品川委員は、まづ、食品安全委員会の中で、徹底的に、議会での発言と同様のことを、ご発言されるべきでしよう。
そして、それが受け入れられないのなら、即刻、辞表を出されるべきでしょう。
ましてや、委員会に出席されないで、議会でご発言とは、これ如何に、です。
食品安全委員としての職責は、議会参考人としての職責よりも、はるかに重いものだと思います。




[161] 中国・四川省のブタ連鎖球菌感染の原因は、「黒心飼料」のホルモン入り飼料か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 17:13  

例の中国・四川省のブタ連鎖球菌による大量の死亡者問題だが、今日になって、その原因として、農民が安いということで使っている「黒心飼料」(ヤミ飼料と訳すべきか?)のホルモン入り飼料が、共通の疑惑原因となってきた。
http://news.china.com/zh_cn/domestic/945/20050727/12518940.html
参照
この飼料は、12元という安価で買えるもので、同等のものは、100元内外もするという。
今回、ブタ連鎖球菌に感染した農民の多くか、この「黒心飼料」を使っていたところから、共通の原因候補として浮かびあがってきたようだ。
しかし、以前から使っていた飼料なのに、なぜ、この7月になって急に、感染原因となったのか、など、依然として、謎はのこっているようだ。
「黒心飼料」(ヤミ飼料)の製造実態については、このサイトhttp://finance.nen.com.cn/74324787014402048/20040811/1468616.shtmlにあるように、黄色い芽豆に人口着色剤を入れて、緑豆粕に見立てるなどの悪質ぶりで、蚊だらけの不衛生な中で作られているようで、この記事では、当局から、手入れを受けたとかかれている。
この「黒心飼料」関係ニュースは、下記参照

http://news.google.com/news?hl=zh-CN&ned=cn&q=%E9%BB%91%E5%BF%83%E9%A5%B2%E6%96%99&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2%E6%96%B0%E9%97%BB


[160] Re:[159] [155] [152] [150] BSE;農林水産委員会のBSE参考人質疑について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 16:57  

> 食品安全委員会の委員のあり方については、いろいろなお考えもありましょうが、私は、あのような席に、一食品安全委員会委員を、出席させて、曝露まがいの ことを話させても、あまり意味がないとおもっておりますし、もし、出席させるとしたら、食品安全委員長のみであるべきだと思っています。
> 本来の食品安全委員会のあり方からいえば、議会といえども、食品安全委員会の拮抗力には、なりえないのです。
> かえって、あのようなことで、良識ある食品安全委員会の委員の皆様の立場を悪くさせているような気がしてなりません。
> 力関係に十分目を配りながら、効果ある対応をしないと、単なる議会なり政党の自己満足に陥りかねないと思っています。

笹山さん、
私が、一消費者、一国民として感じることを申し上げます。

食 品安全委員会の胡散臭さは、山内委員、金子委員、品川委員の先生方が議会に立って、ようやく、公けにも伝わったことだと感じております。寺田委員長に発言 を、とのことですが、20ヶ月齢で区切ることについても、行政の献血改善対策に悪い影響を与えている日本のvCJD発生人数の計算についても、長々と議事 録が公開されなかった昨年9月16日の注目の意見交換会で、参加者に問題を指摘されても、あれを撤回するつもりはない、という主旨を発言されてます。
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160916/160916_tokyo_gijiroku.pdf

一 国民としては、専門調査会とは見解が異なる意見をお持ちの、食品安全委員会委員長が出られて、発言されるよりも、国民の税金を投入して開催されている食品 安全審議の場の、現実のどこに、どう問題があるのか、現場の、当事者のご意見を確認していただくことは、必要だと感じております。

今後の力関係に問題が生じるというのであれば、食品安全委員会、プリオン専門調査会、事務局の、全員の方にご発言いただいて、問題を明らかにしていただきたいと思うくらいです。

ただ、力関係に配慮しなければならないという政治的な観点については、私はまったく不勉強ですので、笹山さんの仰るとおりなのかも知れませんが(^^;、一消費者として感じたところを述べさせていただきました。



[159] Re:[155] [152] [150] BSE;農林水産委員会のBSE参考人質疑について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 16:39  

食品安全委員会の委員のあり方については、いろいろなお考えもありましょうが、私は、あのような席に、一食品安全委員会委員を、出席さ せて、曝露まがいのことを話させても、あまり意味がないとおもっておりますし、もし、出席させるとしたら、食品安全委員長のみであるべきだと思っていま す。
本来の食品安全委員会のあり方からいえば、議会といえども、食品安全委員会の拮抗力には、なりえないのです。
かえって、あのようなことで、良識ある食品安全委員会の委員の皆様の立場を悪くさせているような気がしてなりません。
力関係に十分目を配りながら、効果ある対応をしないと、単なる議会なり政党の自己満足に陥りかねないと思っています。


[158] Re:[144] Re.[98][100][116] 高病原性鶏インフルエンザ・ウイルスは半ば人造のウイルス 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 16:31  

虹屋さん、
> 鶏インフルエンザに罹患したアヒルは、症状がほとんで出ないそうですからごく普通の解体のやり方でやっているのではないでしょうか。日本では業として鳥の解体をするところは、マスクや帽子などは着用しています。解体場は清潔ですよ。中国は知りませんが・・
>
そうですよね。アヒルは普通に解体されてますよね。。WHOが言われるように、こりゃ時間の問題だという気がしてきました。(^^;


[157] Re:[156] 四川の原因不明な豚の事件ですが、ワクチン生産のニュースがありました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 16:14  

いろいろ、ワクチンなど、すでにあるようですね。
ただし、ブタ用ですが。
http://www.luheng.com.cn/prodani/details.asp?prodID=49
http://www.thepigsite.com/BusinessDirectory/Focus.asp?Display=2780
http://www.vetbrands.com.br/br/pg_comercial/comercial_antibioticos.htm
http://www.livestockconcepts.com/StrepBac.html
http://www.mvplabs.com/conventional.products.php

http://www.chinapost.com.tw/asiapacific/detail.asp?GRP=C&id=65961


[156] 四川の原因不明な豚の事件ですが、ワクチン生産のニュースがありました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 14:48  

豚の連鎖球菌感染、広東でワクチン生産開始
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0727&f=national_0727_002.shtml
「四川:「奇病」に特効薬なし、発病19時間死亡例も」ほか
http://searchina.ne.jp/

農業情報研究所さんのまとめを拝見しますと、
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05072601.htm
> ProMEDのメーリングリスト上で見解を共有する科学者や医師たちは、症状が中国南部の一部に広がるクリミア・コンゴ出血熱(CCHF)に似ていること を示唆している。これは致死率が高いマダニが媒介する病気だが、人から人には広がらないから人間への感染リスクは限られているという。ただし、科学者たち は、鳥インフルエンザの危険にもなお警告しているとも言う。
などという話も出ているようです。
[154] ブタ連鎖球菌による死亡者は、24人へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 12:34  

中国の豚連鎖球菌(Streptococcus suis type 2)(中国語では、第二型豬鏈球菌感染症)による死亡者は、24人に及んだ。
また、危篤状態にある人が、21人いるという。
しかし、人から人への伝染は、確認されていないという。
この一ヶ月における感染状況は、総数で、感染が確認されたのが、76人、感染疑いが、41人であるという。
当局は、これらの人の感染原因を、死んだ豚や病気の牛をと畜した従事者であったと発表した。
感染地区は、四川省資陽市から内江市にかけての75村40町に及び、このような広い範囲で感染が拡大したことについて、疑問視されているという。
なお、ブタ連鎖球菌(Streptococcus suis)については、下記のサイトをご参照
「Death toll in China's mystery illness rises to 24」
http://www.chinapost.com.tw/asiapacific/detail.asp?GRP=C&id=65961
「Infections caused by Streptococcus suis」
http://www.medvet.umontreal.ca/reseau/ang/theme/strepsuis.htm
「SPECIFIC DISEASES OF PIGS」
http://www.fao.org/docrep/003/t0756e/T0756E05.htm
「Streptococcus suis」
http://genome.jgi-psf.org/draft_microbes/strsu/strsu.home.html
「Streptococcus suis」
http://www.thepigsite.com/FeaturedArticle/Default.asp?Display=1122

なお、中国関係サイトは、下記参照

http://news.google.com.hk/news?hl=zh-CN&ned=cn&ie=UTF-8&q=%E7%8C%AA%E9%93%BE%E7%90%83%E8%8F%8C%E7%97%85&btnG=%E6%90%9C%E7%B4%A2%E6%96%B0%E9%97%BB


[153] 不安を煽るつもりは毛頭ありませんが 投稿者:とき 投稿日:2005/07/27(Wed) 12:23  

【中国】四川奇病の感染拡大、24人死亡、発病者は117人(サーチナ・中国情報局) - 7月27日9時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050727-00000001-scn-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china/?1122427972

ブタ連鎖球菌に感染、死者24人に【大紀元日本7月27日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d52901.html
『中国大陸から通達を受けている香港当局は、大陸への香港旅行者に注意を呼びかけている。香港の大手スーパーは、四川省産の冷凍豚肉の販売を中止する動きが既に出ている。香港で販売している冷凍豚肉の2割は四川省から輸入したものであるという。』

外務省が提供する感染症(SARS・鳥インフルエンザ等)関連情報について
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html

海外渡航者のための感染症情報
http://www.forth.go.jp/

 輸入農産物は農林水産省、航空と船舶の防疫は国土交通省。
 情報収集など、動いてないわけはないと思いますが。
 法律規則からいえば、何かが起こってからは具体的に動けますが、起こらないうちは、動きづらいのかもしれません。
 起こったことにたいしては動けるのでしょうが、起こらないうちは想定外、まだ起こっていないことに対しては具体的に動けないしくみになっているのでは?
 ここにも、日本の危機管理に関する行政の不備があるのではないかと思っています。(行政を変えるのは、もちろん、主権者たる「国民」なのですが。そして「代議員制」です。)


[152] Re:[150] BSE;にわかプリオン学者が日本にもいる、という話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 12:00  

でも、この参考人質疑、何のために行われたのでしょうね。
いまさら、全頭検査是か非かなんていわれてもね。
こぶしをあげる時期が狂っているとしか思えませんね。
学者さんは、おだてに乗りやすいから、しょうがなくて答えているんでしょうけれども。
タイミング的には、何の意味もありません。


[151] モンタナ地裁のR-CALFとUSDAに対するヒアリングは延期 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 11:56  

ちょうど、今日7月27日が、注目のモンタナ地裁のアメリカ・カナダ生体牛輸入禁止に関するR-CALFとUSDAとのヒアリングの日 であったが、モンタナ地裁は、7月14日にシアトルで行われた米連邦控訴裁判所における国境差し止め取り消し命令が出たときに、その理由については、後に 述べるとしていたため、その米連邦控訴裁判所の国境差し止め取り消し命令に関する意見が発表されないうちは、ヒアリングは困難であるとして、モンタナ地裁 は、先週水曜日に、今日開かれる予定のヒアリングを延期することを決定した。
そして、一昨日、7月25日になって、米連邦控訴裁判所から、国境差し止め取り消し命令を下した理由について、54ページにわたる詳細な意見書が発表された。
現物は、このサイト
http://www.ca9.uscourts.gov/ca9/Documents.nsf/54dbe3fb372dcb6c88256ce50065fcb8/134c98ea28ef26cd88256fcb007db929/$FILE/0535264.pdf
参照

http://www.theglobeandmail.com/servlet/ArticleNews/TPStory/LAC/20050726/MADCOW26/TPNational/Canada
http://sask.cbc.ca/regional/servlet/View?filename=cebull050720
http://www.cbc.ca/story/canada/national/2005/07/20/rcalf050720.html


[150] BSE;にわかプリオン学者が日本にもいる、という話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 11:45  

衆議院 農水委員会で、にわかプリオン学者の話題が出ていますよ。

21ヵ月牛や、23ヶ月牛がBSEでない、というのは「にわかプリオン学者」の発言であって、本当のプリオンを研究している世界の学者は一切そんなことをいっていない。という話題が出ていますね。


[149] 里山・休耕田へ引っ越し? 集落近くシカ密集 大船渡 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 10:58  

先日、日経BPの記者が、交通事故で死んだ鹿を缶詰にして?食べればいい、とテレビでいわれたそうですが、
なんだか日本の最初のBSE防疫に失敗したことで今後、影響が出てきそうで鬱です。4年前まで畑や田に肉骨粉は肥料として使われていたわけなのですから。

> 野生のホンシュウジカによる農作物の食害が深刻化している岩手県大船渡市三陸町で、シカが集落近接地をすみかとして高密度で定着している実態が、岩手県の 定点観測調査で明らかになった。荒れた里山や休耕田がシカの隠れ家になって定着を促す形になっており、県や専門家は「このままでは食害だけでなく、森林の 生態系にも影響が及ぶ」と危機感を強めている。(略)
http://www.google.com/search?q=cache:9xk7XJVlfJ8J:www.kahoku.co.jp/news/2005/07/20050711t33025.htm+%E9%87%8C%E5%B1%B1%E3%83%BB%E4%BC%91%E8%80%95%E7%94%B0%E3%81%B8%E3%81%8A%E5%BC%95%E3%81%A3%E8%B6%8A%E3%81%97%EF%BC%9F+%E9%9B%86%E8%90%BD%E8%BF%91%E3%81%8F%E3%82%B7%E3%82%AB%E5%AF%86%E9%9B%86+%E5%A4%A7%E8%88%B9%E6%B8%A1&hl=ja





[148] 衆議院インターネット審議中継でBSEの参考人質疑放送中 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 09:59  

衆議院インターネット審議中継でBSEの参考人質疑放送中
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm
?フードサービス協会さんの後ろに吉野家さんもおられますね。


[147] Re:[138] [136] [127] 米国肉骨粉輸出振興 続報 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/27(Wed) 09:27  

真名さん、笹山さん、情報をありがとうございます。

さきほど、
・鹿と肉骨粉の問題
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50008956.html
・笹山さんから136で頂戴した肉骨粉の輸出情報 その他

こ れらを農水省から、8月1日のプリオン専門調査会に資料として提出してください、と、消費者の部屋にお願いしました。意見交換会では、CWD問題も、輸入 再開審議の要件に含める、ということでしたのに、前回も農水省から資料が提出されておりません。今回、資料としてお知らせしておきましたので、ご報告ま で。。




[146] Re:[142] 農水省と小委員会もそろそろ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/27(Wed) 07:16  

平和屋さん、
しばらくです、この農業情報研究所さんの結論「鳥インフルエンザに関しては、現在のような工業的大規模養鶏が続く かぎり、ワクチン摂取も、と殺処分も、鳥インフルエンザが提起する問題を解決する決め手にはならないだろうとは感じている。」は、養鶏経営のシステム自体 に、フェイル・セーフ・システムを導入するということですね。
で、そのフェイル・セーフ・システムのあり方としては、単なるウインドウレスの隔絶システムではなく、多極分散型・非集中システムなどのあり方が考えられ、これに伴うコスト増加については、何らかのシェア・システムが必要ということになるのでしょうか。


[145] 鳥のインフルエンザとヒトのインフルエンザは別物 投稿者:とき 投稿日:2005/07/27(Wed) 01:07  

虹屋様
>「新型インフルエンザも罹ったもの勝ちです。早く経験し耐過させることが要諦です。」と私が店頭で接しているお母さん 方に言っても、マァ、通用しませんね。予想されている死者数は上を見ても現在の通常の流行での1.5倍位でしたか、医療体制がパニックで崩壊しなければそ れ位で収まるといわれても自分や子供がその中に入りたくないですからね。

 本当にヒトで、ヒト対応H5N1型が流行してしまったら(もう すでに地球村では、人で発生していますのでどこからでもキャリアとしての人が入ってくる可能性があります。けっして、鳥で入ってくるのではありませ ん。)、有効なワクチンが、市販されていない現状では、実質、罹ったもの勝ちです。罹って、発症して、重篤化して死にいたる人もあれば、かるく済んでしま う人もいるでしょう。早く罹って、免疫を獲得して、生き残れば安心です。それ以外、どうしようもない。へたに、免疫をつくらないうちに、ウイルスの増殖を おさえこんでしまったら、いつまでも再び罹る恐怖から脱することができません。ウイルス感染症の発症は快復する過程と同時に、免疫を獲得する過程でもあり ます。要は重篤化させないようにして、しっかり罹るということが大事です。

 鳥が罹ったもの勝ちになるウイルスと、人が罹るインフルエンザウイルスは別物です。鳥がもつレセプター(受容体)とヒトのレセプターが違うように、同じウイルスがあっちいったりこっちいったりして感染発病するのではないということを、きちんと認識して欲しいのですが。

 ヒトに感染するのは、ヒトからです。鳥から感染をうけて、発症へい死したとの科学的な実証は、まだなされていないように記憶しています。
  ウイルスは、非常に厳密に、宿主細胞の激しい好き嫌いがあるかのごとく、宿主特異的です。ヤドカリみたいに、なんでも、体の大きさがあえばいいというもの ではありません。確かに天然痘も結核もジフテリアもウシから、麻疹(はしか)はイヌから種を飛び越えてきたように、インフルエンザはトリとブタから種を超 えてきているらしいということはわかっているようですが、ウイルスを変異させないことや、種を飛び越えないようにすることも不可能なことです。人がコント ロールしようとしても、全く、どうにもならないことです。それを自然の摂理というのですが、それを、人はついつい忘れがちになります。
 現代は、 人智人力を用いても、どうにもならないことも厳然としてあるということを思い知ることが、なかなか、かなわなくなっているようです。たとえば、微生物の醗 酵は、いくら技術が進歩しても、その働きを人間が助けることはできても、期間を短くしたり、早めたりすることはできません。それはやはり、人にはどうにも できない、機械ではない生き物を相手にしているからです。生物界に寄生しているウイルスもまた、どうにもこうにも、人の思うようにならない存在です。それ を正確に理解認識していない人が、一方的な思い込み妄想を抱くのです。無知が妄想を見させています。知ってください。よく学んでください。本ならいくらで も出ています。アマゾンをご覧になってください。せめて、そのくらいの授業料を払う気がなければ「無知」を脱することはできませんが。現代ほど「知」が安 い時代もないのですが・・・。

 いま、ヒトの中で、H5N1型の流行がおこったからといって、その流行が直接、鳥によってもたらされたと は考えられないのです。痕跡もありません。わからないといえばそれまでですが、すくなくとも、鳥で流行することと、人で流行することは、別の次元の話で す。何度も言いますが、そこを、ごっちゃにしないでください。

>高病原性鶏インフルエンザウイルスが変異して、毒性の強い新型インフルエ ンザが生まれると思っているから、高病原性鶏インフルエンザウイルスをなくすためには、悪いけれど、鶏に犠牲になってもらおうと思っています。鶏にワクチ ンを接種すれば、鶏は助かるでしょうけど、高病原性鶏インフルエンザウイルスは生き残って、何時変異して、毒性の強い新型インフルエンザが生まれるか知れ ないからノーの返事が返ってきます。これは、私の店のお客さんだけかもしれませんが・・

 これも、きちんと分けて考えて、トリフルとヒトフルとを区別できれば、誤解は解けます。
  そういえば、自然農法や減農薬や有機栽培野菜より、農薬と化学肥料を使って作った野菜のほうが、細菌レベルで見た場合、クリーンだということもあります ね。むしろ、有機野菜のほうが、生で食べるには注意が必要ですね。雑菌レベルで、清潔でキレイということを考えるのであれば、むしろ化学肥料、農薬適正使 用のほうが、うんとキレイな食べ物ともいえます。
 でも、有機のほうがいいと思ってるのでは? 昔は人糞を用いてましたので、村によっては、赤痢菌とまで共存していたところが日本でもいたるところにあったのですが・・・。

ゼロ歳からの免疫力 集英社be文庫 藤田 紘一郎 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086500760
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/4086500760


[144] Re.[98][100][116] 高病原性鶏インフルエンザ・ウイルスは半ば人造のウイルス 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/26(Tue) 23:32  

>ウイルス学の基礎をもう少し学んでくださいますようよろしくお願いいたします。
と他人に言えるほど知ってはいないんで、あくまでも素人の戯言と受け止めていただいて結構なんですが、

まりちゃんさん。
鶏インフルエンザに罹患したアヒルは、症状がほとんで出ないそうですからごく普通の解体のやり方でやっているのではないでしょうか。日本では業として鳥の解体をするところは、マスクや帽子などは着用しています。解体場は清潔ですよ。中国は知りませんが・・

>「低病原性ウイルスが、条件によっては数ヶ月で高病原性に変異」「高病原性ウイルスが、条件によっては数ヶ月で低病原性に変異」

下記の、北大 喜田教授の講演を北海道自然養鶏会の村上さんが要約したものを読むと、(どこまで教授が言われたことか判然としないんのですが)、高病原性鶏インフルエンザ・ウイルスは半ば人造のウイルスの印象をうけます。
水海道の事例と考え合わせると、低病原性の感染はどこでも、私たちが知らぬまに起きている。それから、数ヵ月後に高病原性に変異したウイルスを作り出しているのは、高密度で閉鎖環境さらに過度なストレスがかかった状態で養鶏している人間ですからね。
 BSEの起源は不明ですが、拡大させたのは肉骨粉で共食い飼育した人間・畜産システムと構図が似ていませんか。
 だから「低病原性でも殺処分」は根本的な対策ではない。

北海道大学獣医学部長 喜田教授(微生物学)談として下記で次のように紹介されています。
http://homepage3.nifty.com/yamanohatake/kita-shizenran.html

A, カモとインフルエンザAウイルスは共生関係を築いてきた。カモのヒナにインフルエンザウイルスの溶液を接種すると、接種しないヒナに比べて、成長が著しい。カモにとっては必要なウイルスと言える。
カモの体の中にいる時は病原性がなく、安定しているため、ウイルスの変異は起こらない。

B, カモは極北の湖沼(シベリア・アラスカ)で夏季に子育てをする。湖沼の中の堆積物の中にも水中にもインフルエンザウイルスが存在し、カモは感染を繰り返し (ウイルスは腸管で増殖し)糞と共に排泄している。インフルエンザウイルスの寿命は3,4日程度。そのため渡りのカモを調べてもインフルエンザは検出され ないこともある。

C、カモが持つ低病原性のH5N1からアヒル・ガチョウ・ウズラ・七面鳥など、感受性の強い家禽にまず感染し、さらに鶏 に感染する。この時点では低病原性である。カモから鶏に感染することはない。鶏の低病原性H5N1の感染が他の病原菌の感染と同時期であったり、高密度で 閉鎖環境さらに過度なストレスがかかった状態で、6か月間感染を繰り返した場合、高病原性に変異する。(したがって、2ヶ月で出荷されるブロイラー鶏舎で は起こりえない。)採卵鶏の鶏舎で起こりえる。ニワトリがこのようなハイリスクな状況に日常さらされているのは、高密度飼育・ウィンドレス鶏舎の ケージ飼育でしょう。また、鶏にとって、強制換羽もストレスのひとつである。

D,高病原性トリインフルエンザウイルスは、カモであっても全ての臓器からウイルスを分離、抗体検出。(カモに共生しているインフルエンザウイルスは、腸管でのみ増殖)カモも感染を逃れることは出来ない。

(強 制換羽・きょうせいかんう・・雌鶏の古い羽毛が抜け落ちて新しい羽毛に換わることを「換羽」。この間、卵を産まなくなります。自然換羽にまかせておくと産 卵状態がふぞろいになり、経営的な問題が出ます。それで、絶食させて時期をそろえて人工的に計画的に休産・換羽させることを強制換羽。強制換羽はコスト低 減になり、経営上有利。100年ほど前から米国で始まったといわれます。この期間は、腸内菌叢は最悪になります。)
http://zookan.lin.go.jp/kototen/tori/t321_3.htm
http://www.calpis.co.jp/feed/layegg_f/lay00204.html  

>ウイルス感染症は罹ったもの勝ちです。早く経験し耐過させることが要諦です。

「新 型インフルエンザも罹ったもの勝ちです。早く経験し耐過させることが要諦です。」と私が店頭で接しているお母さん方に言っても、マァ、通用しませんね。予 想されている死者数は上を見ても現在の通常の流行での1.5倍位でしたか、医療体制がパニックで崩壊しなければそれ位で収まるといわれても自分や子供がそ の中に入りたくないですからね。
 皆さん、殺処分の報道写真をみるとかわいそうといいますよ。けれど、高病原性鶏インフルエンザウイルスが変異し て、毒性の強い新型インフルエンザが生まれると思っているから、高病原性鶏インフルエンザウイルスをなくすためには、悪いけれど、鶏に犠牲になってもらお うと思っています。鶏にワクチンを接種すれば、鶏は助かるでしょうけど、高病原性鶏インフルエンザウイルスは生き残って、何時変異して、毒性の強い新型イ ンフルエンザが生まれるか知れないからノーの返事が返ってきます。これは、私の店のお客さんだけかもしれませんが・・
 ときさんほどウイルス学の基礎は知らないこうしたお母さん方が世論を作り、殺処分を容認しているんです。高病原性鶏インフルエンザウイルスが変異して毒性の強い新型インフルエンザが生まれるというのは、どうも、根拠が薄弱だと思うんですが、よく分からない。
 ときさんは、ウイルスに強そうだから、おききしたいのです。


[143] 『疫病三国志演義。』 投稿者:とき 投稿日:2005/07/26(Tue) 23:20  

日々是チナヲチ。
2005-07-26
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168

『それにしても6月末からつい最近までよくも隠し通したものです。その間に流通した豚肉は大丈夫だったのでしょうか。なんでも今回のケースでは肉を食べた者は症状が軽かったそうですが……。』

『北京駐在のWHO代表は、「このままでは百万に達する人命が失われるかも知れない」と警告を発しているのですが、中共当局がそれを聞いたら「なーんだ、たったそれだけ?」と思うのかも知れません。いや冗談ではなく。』

『こ れはひょっとするとまだWHOの耳には入っていないのかも知れません。広州市・天鹿湖森林公園で最近、300羽を超えるコサギが次々に死亡した、という ニュースです。これは中国通信社電を香港の親中紙『香港文匯報』(2005/07/25)が報じていますから確かなことなのでしょう(実際は1000羽か も知れませんけど)。』

『広東省の病院は伝染病患者が出てもすぐ上に報告することなく、広東省衛生庁によるインフルエンザや鳥インフルエンザに関する調査ではじめて発覚することが多い、というものです。要するに伝染病例の隠蔽が一般化している訳です。』

『3件の記事を並べてみて興味深かったのはWHOの対応ぶりです。
 ●広州のコサギ大量死は知らないものとみえて反応なし。
 ●青海省などの鳥インフルエンザには激しい関心と危機感。
 ●四川省のブタ連鎖球菌についてはWHO西大平洋地区報道官が「中国当局は適切な処置を行っている」(※1)
 四川省の件は妙に楽観していて、どうでもいいみたいですね。何だか中国人ならいくら死んでも構わないというような、bird-fulも中国国内から出ることがなければいいと言っているような。……いやいや、まさかそんなことはありますまい。』

 なんだか、だんだん、感覚がマヒしていくような。(大陸的とはこのような感覚なのでしょうか?)


[142] 農水省と小委員会もそろそろ 投稿者:平和屋 投稿日:2005/07/26(Tue) 22:59  

農業情報研究所さんが下記の最後で言われたとおり
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05072501.htm
工業的大規模養鶏が問われていると思います。
ワクチンにしろ野外株にしろ、ウイルスと共生できる道をそろそろ本気で考える頃にきています。
仮にHPAIが発生しても、経営が壊滅的にならない程の飼育羽数と他の農産物を一緒に育てる多種小規模農業。
HPAIやLPAIに感染しても、生き残った鶏を大切にする思想&技術が求められていると思いますが、、、


[141] 鳥インフルエンザに関する情報 投稿者:とき 投稿日:2005/07/26(Tue) 22:50  

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
茨城県の高病原性鳥インフルエンザに関する情報(茨城県ホームページ)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/index.html
●高病原性鳥インフルエンザに係わる第二次清浄性確認検査結果について(平成17年7月26日):(PDF:13KB)
http://www.agri.pref.ibaraki.jp/news/tori/img/h170726.pdf

『新たな半径5q圏内に入る農場数等(当該農場含まず)
 4戸(採卵3戸、育成一戸)計107,730羽(17年2月聞き取り調査による)』




[140] Re:[139] いま少し、叩かれるほうの身になって 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/26(Tue) 22:28  

わかります。


[139] いま少し、叩かれるほうの身になって 投稿者:とき 投稿日:2005/07/26(Tue) 22:18  

 考えていただければ幸いです。理不尽なことが起こっているのですから。全くの不条理の状況に投げ込まれているのです。




[138] Re:[136] [127] 米国肉骨粉輸出振興 続報 投稿者:真名 投稿日:2005/07/26(Tue) 21:40  

どうもありがとうございます。 すぐには無理ですがおいおい読んでみます。 鹿肉骨粉はまだ使っているんですかねえ。 牛肉骨粉は当然輸出していると思いますが。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[137] Re:[134] まさに『黒死病』ではないのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/26(Tue) 21:26  

このサイトhttp://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/7/24/121886.htmlを見ますと、
病人の年齢は、30歳から70歳まで。
発病初期には、高熱で脱力、悪心、嘔吐があり、その後、皮下出血となり、全身が真っ黒になるとしていますね。
この患者の写真
http://www.secretchina.com/news/news_images/20057/2005_7_25_gb1.jpg
を見ても、そのように感じられます。
なお、モグラたたきの表現は、行政の対応についていったつもりでしたが。


[136] Re:[127] 米国肉骨粉輸出振興 続報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/26(Tue) 21:18  

真名さん。ときさん。
若干、National Renderers Associationについて調べてみました。
このサイト「Members of the NRA’S International Market Development Committee」
http://www.renderers.org/Exporters/Exporters%20List%2023%20March%202004.pdf
が、その輸出業者リストですね。
で、このサイト「Export Markets Offer Challenges」
http://www.rendermagazine.com/June2003/FromtheAssociation.html
に、中国へのMBM輸出実績がこれまでは、上がってきたことを、とくとくと、述べています。
しかし、近年、中国政府も、羊のMBMの輸入については、スクレイピーを警戒して、制限の方向であるとしています。
これによる減少は五千トン近いといっています。
これらに対しては、中国の人にアメリカのレンダリングの現場を見せるなどして。安全であることに理解を求めているようです。
また、中国が採用している高感度のPCR検査についても、その検査に耐えうるような対策を講じるつもりであるとしています。
なお、上海に向けられた羊の MBMの全部が陽性反応を示したことが、中国側の態度変化のおおきな要因になったとしています。
また、このサイト「Spreading Mad Cow: 'Render' Provides Inside Information」
http://www.organicconsumers.org/madcow/render072205.cfm
では、これまで、秘密主義できた、National Renderers Associationが、このところ、積極的な情報公開のへ方針に変わってきたことを述べています。
このNational Renderers Associationのサイトhttp://www.rendermagazine.com/では、なんでもわかるとしています。

ご参考までに。

これまでのアメリカのレンダリング産業の一大お得意先の中国で、今後、何が起きるか、見ものですね。


[135] Re:[133] [128] 抗体検査陽性のたびに止まってしまう。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/26(Tue) 20:53  

> おやおや、また、水海道ですか。
> これでは、まるで、モグラたたきですね。
> 養鶏業者には、いつ、ホッとできる日が来ることか。

 笹山様
 申し上げにくいのですが、『モグラたたき』、このように言われるのもわからなくはないですが、当事者にしてみれば、あまりにもつらくきこえる不謹慎なコトバに思います。
  当の養鶏家にとっては、非常につらい事態です。なんら落ち度がないのにもかかわらず(闇ワクを使ってれば別ですが)、本当にただの被害者としてどん底に突 き落とされたうえに、まわりにまで迷惑をかけてしまうのですから。(本来、ウイルスをきちんと理解すれば、一番マトモに対処できてしまって生き延びれるは ずの個体群なのです。人間の無知によって、魔女狩りに遭うようなものです。この問題に関しては、人間の知恵はまだまだ、中世の時代のレベルに思います。)


[134] まさに『黒死病』ではないのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/26(Tue) 20:47  

看中國 http://www.secretchina.com/
ウェブページ翻訳 http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

◇ 死ぬ時全身暗いぶちを残す:四川を訪問して珍しい病気の病院を受け入れる(写真(絵)セット)
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/7/25/121970.html

《科の入り口を感染して患者の家族を配慮して死者の死亡を目の当たりに見た後の情景、“1人の医者と2人の看護婦が担架で死体を上げてきた”、腕、顔、体、甚だしきに至ってはつの溝のは最も下がすべて黒色の他の色と重なり合った色模様なのだとそして手まねをして言う。》


[133] Re:[128] 抗体検査陽性のたびに止まってしまう。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/26(Tue) 20:45  

おやおや、また、水海道(「天王原養鶏園」)ですか。
これでは、まるで、モグラたたきですね。
養鶏業者には、いつ、ホッとできる日が来ることか。


[132] Re:[122] 母乳から高濃度のDDTを検出、広州や香港など沿岸部で=香港浸會大学研究チーム 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/26(Tue) 20:34  

まりちゃんさん。
このサイト「High DDT Levels Found in Breastmilk of Hong Kong Mothers」
http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/31769/story.htm
が元記事ですね。
以下内容を概略しますと、

香 港のバプテスト大学の研究によると、香港では、まだ、違法のDDTが使用されていて、1999年から2000年にかけて、香港の37人の母親の母乳と腹部 からの脂肪組織について調べたところ、1グラムあたりの脂肪から、平均2.79マイクログラムのDDTが検出されたという。
この数値は、日本の0.78、イタリアの1.98、アメリカの2.52に比べて、著しく高いものであったという。
世界でこれより高い数値は、中国全土の7.6、メキシコの5.66であるが、メキシコの数値が高いのは、マラリア予防のためにDDTを多用しているためと見られる。
アメリカで1972年にDDT使用が禁止されたのに続いて、中国と香港では、1983年以来、DDTは禁止されているのだが、この数値から見ると、おそらく、中国では、DDTのヤミ使用が今も続いているものと見られている。
これらの研究結果は、今月のthe Archives of Environmental Contamination and Toxicologyに発表されるという。
バプテスト大学の Chris Wong氏によると、香港の母親にDDTが多いのは、それらが魚から摂取されるためではないかという。
母親の体内蓄積DDTの乳幼児に与える影響について、最近のアメリカの研究によると、それらの母親からは、未熟児出産や、体重不足の子供の出産が見られるという。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05072501.htm


[129] Re:[127] CWD(狂鹿病)の件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/26(Tue) 20:05  

真名さん、 おつかれさまです。http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50008741.html
> なんだか鹿肉骨粉もごちゃ混ぜにしているらしいんですが、これはマジにヤバいんじゃないの?

心配はそこにもありましたね!食品安全委員会もまだ、資料として米国、カナダに蔓延する狂鹿病の問題を取り上げてないでしょう。鹿の肉骨粉をどう処分しているのか、飼料や鶏糞のサイクルに入らないのか、そこを追及いただきたいです。ほんと。



[128] 抗体検査陽性のたびに止まってしまう。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/26(Tue) 19:31  

 ニワトリ自体は、なんでもない健康なのに。


新たに1養鶏場で陽性 茨城の鳥インフルエンザ

 茨城県の鳥インフルエンザ問題で、同県は26日、移動禁止区域内にある水海道市の養鶏場の鶏から、新たに鳥インフルエンザウイルスの抗体検査で陽性反応が出たと明らかにした。
 県は、この養鶏場から半径5キロの移動禁止区域を新たに設定する方針。鶏の処分については、27日に開かれる農水省の専門家委員会の判断を踏まえて決めるという。
 この養鶏場では、移動禁止区域の設定解除に向けた抗体検査やウイルス分離検査を実施中で、1回目は両検査とも陰性だったが、2回目の抗体検査で陽性反応が出た。それ以前の検査でも、感染は確認されていなかったという。
(共同通信) - 7月26日18時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000186-kyodo-soci

 今の対策指針では、養鶏場ごと、根絶やしですね。罹らないために、罹って済ましてしまったものが犠牲になっていく。


[127] 米国肉骨粉輸出振興 続報 投稿者:真名  投稿日:2005/07/26(Tue) 17:57  

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50008741.html
アメリカはこんなにたくさん肉骨粉を輸出しているんですねえ。 補助金を毎年もらって。 知りませんでした。 内訳も不明ですが、とりあえず。 調査力がないので少しずつアップしています。 
なんだか鹿肉骨粉もごちゃ混ぜにしているらしいんですが、これはマジにヤバいんじゃないの?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[126] 鳥インフルエンザ問題の今後(43) 投稿者:とき 投稿日:2005/07/26(Tue) 17:26  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(43)(2005.7.26)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza126.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

『そ の我が国も情報だけはあふれている。我々生産現場もそれらを吟味し、咀嚼し、理解して実際に役に立てて行かねばならない。それには議論も必要だ。議論にな れば言い過ぎも言い間違いも出て来る。我々だと多少どころか頭でっかちにもなる。しかし大切なことは自分のしっかりしたスタンスを持つことだと思う。情報 を提供する側も中立をうたうなら、ちょうちん記事と見られぬ配慮が必要で、別の視点からの記事を同時に提供することもその一助になると思われる。書き込み サイトでの真剣な議論は我々現場を大いに勇気づけてくれる存在だ。場外からも声援したい。がんばってください。』 拝

 ご紹介まで。いろいろ、お手数をおかけいたしました。有難うございます。


[125] Re:[123] 不適切な表現であれば、陳謝申し上げます。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/26(Tue) 16:35  

ときさん。
[83]を、ご指示のように訂正しました。
また、国際ニュース解説 は、のこしました。
農業情報研究所さん。ご確認ください。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05072501.htm


[124] ネズミの大発生、バッタの大発生 投稿者:とき 投稿日:2005/07/26(Tue) 15:05  

@人類vs感染症 岩波ジュニア新書 (491) 岡田 晴恵 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4005004911
A疫病は警告する―人間の歴史を動かす感染症の魔力 新書y 浜田 篤郎 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489691841X

青海省玉樹、疫病閉鎖地域で騒乱、軍隊が大量動員【大紀元日本7月25日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d90887.html
中国:二大疫病がすでに蔓延?各地で頻繁に秘密会議【大紀元日本7月20日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d56250.html

中国、深刻なイナゴ被害【大紀元日本6月27日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d28444.html
 大紀元か看中国だか、今年に入って、野鼠が大発生している記事もありましたが、いま、見当たりません。)

  上記ご紹介書籍@の『第三章ペストの歴史から学ぶ』(特にp.71の大流行したときの中世の都市の「劣悪な衛生環境」の描写が、あまりにも今の中国のよう でぞっとします。)とAの『第二章「ハーメルンの笛吹き男」に隠された悲劇の予兆』を読むと、ペスト流行の諸条件にピッタリ、マッチしているように思いま す。

 中国の奇病は、症状(患者全員が高熱と倦怠感、悪心嘔吐などの同様な症状を呈し、皮下出血を呈して次第に昏睡状態になる。)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050725%2D0010
から言っても、「ペスト」ではないでしょうか? 本格的に流行しているのを、薄めた情報を流しているのではないかと疑っています。

ProMED情報
(記事検索 中国 ペスト)
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi


[123] 不適切な表現であれば、陳謝申し上げます。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/26(Tue) 14:14  

 議論が活発になるということは、大変好ましいことです。
 ネットのネットたる利点・効用を発揮できることになります。裏も表もなく、「情報」を揉んでいく作業を、たった一つの頭で考えるのではなく、瞬時につながり、あまたの頭脳でかんがえることにつながります。

  ただ、ネットの情報、すべてに目くじらをたてて(これも語弊があるかもしれませんが)いては、疲れてしまいます。聞き流すということも非常に重要なことで す。往々にしてウワサ話のレベルのものが多いためです。しかもほとんど匿名でなされているのですから。大看板を背負っているサイトの方々は、大道の真ん中 を、堂々と歩み続けていただきたいものです。誹謗中傷されようが、勝手にいわせておいて、その言に揺るぎのないものであって欲しいと願っています。ただ し、看板をだして発言・発信する場合、相手はとてつもない有象無象にたいして、自らを晒す覚悟もまた必要です。
http://matsuzawa.cocolog-nifty.com/blog/
(神奈川県知事・松沢成文のブログ)
  わざわざ、一記事までつくって載せてしまったかの研究所様、まだネット情報の質というものに、感得されていないのでしょうか? プロがわざわざつっこみを いれるべき掲示板でもないと思っていたのは私だけでしょうか?(掲示板の質・レベルは、集まる人間の知識のレベルで決まってしまいます。その道のプロの方 がみれば、瞬間的にわかると思いますが。)
http://blog.livedoor.jp/mumur/
(mumurブログ)

 前置きが長くなりました。さて、例の記事、まずは間違いを指摘しておきます。
 
『そのなかで、「とき」氏は、ワクチン利用に否定的で、発生の際の「殺処分」を強く批判する論調を展開している。』

 私は、絶対的に、ワクチン利用を肯定しているのであって、否定するためにわざわざ、コトバを並べてきたのではありません。単純なミスでしょうか?

  さて、なぜに思い余って、不適切発言と思われるまでの言辞を弄してしまったか。ひとことでいえば、伝聞記事だということです。あるライター(海外であれ、 国内であれ)の編集記事を根拠にして、単なる紹介記事ならまだしも、さらにまた論を張るような記事ではいけないのではないか(信頼性に足るものではない) といっていったつもりでした。これでは、科学的知見の紹介記事の紹介記事ではないかと。
 毎日ニワトリの顔を伺いながらやっている現場は、そんな 記事を求めていません。そのような記事によって、既成事実、科学的事実として固定されたらたまったものではありません。まだまだ、仮説の段階なのではあり ませんか? これは、BSEの感染源感染経路・病理病態に通じる「不確からしさ」でもあります。

 『鳥インフルエンザ・ワクチンがウィル スの進化を加速』は、いわば、プロパガンダのように受け取られがちにはなりませんか? ほぼ印象操作そのものの効果を醸し出してしまっています。これ じゃ、ありもしない、「南京大虐殺30万人」や、「従軍慰安婦」などとおなじ、でっち上げ記事から、既成事実化してしまった過程と、同じになると思ったか ら、あえて、言われるほうにすれば、きついかもしれないコトバになってしまったようです。

 私が引っかかったのはただ一点です。『専門家 も指摘するように、ワクチン使用には弊害が多すぎる』。これで、それに連なる論を組み立てていることがおかしいと思っただけです。これの根拠が不明なので す。今現在、学界等で広く認められた原典・原資料が見当たらないということです。いわば、感染源がわからない、トリフルやBSEのような、漠然とした不気 味さを、残念ながら、かの記事からも感じてしまったのです。ですから、「間違い」ではなく、「不明瞭」というコトバを用いたつもりなのですが。それをすっ きり明確にしていただければ、大いに有難いと思いますし、それこそが、情報・報道機関の役割だと思っております。

 この際ですから、意見 要望を聞いていただければ有難いです。マスコミ・マスメディア、報道・情報機関に携わる方がものす記事は、とてつもない影響があります。出されるほうが、 御用、提灯持ちとの自覚がなくとも、結果的にそのように誘導されてしまう面も多々あります。中立公正など、スポンサーの影響などで、難しいことももちろん あるでしょう。自分たちの記事が、すべからく、印象操作・世論誘導になってしまう危険性が絶えずあるということを、常に自覚をもって、意識しながら、記事 をだして頂きたいと願っております。

 私の不適切な表現「提灯持ち御用記事」、まことに申し訳ございませんでした。そのようなことがないと重々知らされましたので、謹んで撤回いたすとともに、不適切だとおもわれる箇所を削除いたします。

農業情報研究所「鳥インフルエンザ・ワクチンがウィルスの進化を加速―新研究 04.3.26」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/04032601.htm
「Bird flu vaccination could lead to new strains」
http://www.newscientist.com/article.ns?id=dn4810


 追伸 こちらが、2ちゃんや、大手掲示板に比して、非常に影響力の大きいことに改めて気付かされました。どうも大変有難うございました。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。 拝


[122] 母乳から高濃度のDDTを検出、広州や香港など沿岸部で=香港浸會大学研究チーム 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/26(Tue) 13:02  

母乳から高濃度のDDTを検出、広州や香港など沿岸部で=香港浸會大学研究チーム
http://www.jc-press.com/kaigai/200507/072603.htm
日本とどっちが高いですかね。
環境ホルモンは終わったとかいっていた方いませんでしたっけ。母乳の濃度によっては授乳を考えなければいけませんよね。でも調べるところがわからないけど。


[121] エレベーターに「管制運転装置」設置義務付けへ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/26(Tue) 12:58  

<地震>エレベーターに「管制運転装置」設置義務付けへ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000011-yom-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050726-00000039-mai-soci



[120] Re:[112] [111] 読売さんと狼少年 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/26(Tue) 12:53  

> 同じ新聞が、以前は「夏ごろ解禁」と行っていたわけですから、特に明確な根拠はないのでは?

昨年の夏から言ってませんでしたっけ。
「読売新聞と狼少年」というタイトルで、過去の報道の履歴もまとめると面白いかも。


[119] 農業情報研究所さんの、笹山掲示板掲載記事に対する反論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/26(Tue) 10:58  

この記事「農業情報研究所の鳥インフルエンザ関係記事、根拠不明な「提灯持ち御用記事」ではない」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05072501.htm
です。

この農業情報研究所さんのサイトには、BBSやトラックパックなどの双方向のサイトがないようですので、代わりまして、あえて、この掲示板で紹介させていただきます。

ワクチン是か非かという問題のほかに、表現上でのこと、出典明示のこと、いわゆる「科学専門記者」による記事と、「一般記者」による記事の違いはなにか、などなどの点にご反論の意図があられたように感じます。

「根拠不明な「提灯持ち御用記事」」という表現に問題がありとすれば、ときさんのご了解を得て、削除させていただきます。

なお、この掲示板では、「ハンドル名オーケー」で、これまできていますので、「ハンドル名=偽名」という解釈はしていませんので、その点は、農業情報研究所さんにご了解いただきたいとぞんじます。。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05072501.htm


[118] Re:[117] この報道は正鵠を射たものではないと思う 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/26(Tue) 08:43  

ときさん。
同じような指摘が、このサイト「 Boxun Description Of Ebola In China」
http://www.rense.com/general67/boxun.htm
でされていますね。
「潜伏期間の上で、エボラ熱にはみえない。
報道された症状からすると、エボラ熱ではなくて、HIV/AIDS のように見える。
エボラ遺伝子が、SARSやH5ウイルスに再結合したのではないかとの見解を述べています。




[117] この報道は正鵠を射たものではないと思う 投稿者:とき 投稿日:2005/07/25(Mon) 23:21  

【中国】四川奇病:ブタ連鎖球菌の感染疑い濃厚(サーチナ・中国情報局) - 7月25日17時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000009-scn-int

  レンサ球菌は、常在菌です。人体からは、健康人でも、容易に検出されます。抗原性からいえば、8群11菌種ほど分離同定されていますが。さらに、溶血性に よって、それぞれ郡で、αβγの3分類されます。本来、ヒトにある細菌です。どうもにわかに、それによって、今の奇病を結論付けることは、非常に胡散臭い です。むしろ、なんらかのウイルス感染によって、免疫抑制がおこって、日和見感染(二次感染)がおこっているだけであるように思います。豚に由来する「レ ンサ球菌」で、いろいろな記事にあるような症状が出ているとは考えられません。髄膜炎のような、症状ですね。

 EB−SZ77型って、いまいちよくわからないのですが。中国紙では、エボラという言葉で表していますが、よく理解できません。
http://www.rense.com/general67/boxun.htm
 EBというのは、ヘルペスウイルス族でEBV(エプシュタイン・バルウイルス)なのかなとも思いますが、どうも定かではありません。
 ウイルス学の教科書には、EBVでおこるさまざまな病気で、特に中国南部で多い(塩蔵魚により環境要因で好発するらしい)鼻咽頭癌(NPC)の原因がEBVです。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%EF%BC%A5%EF%BC%A2%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
  ほとんど、生まれてから子供時分に不顕性感染で、済ましてしまっています。ほぼ100%のヒトがいわゆるEBVキャリアです。が、いまもしEBVで、髄膜 炎様の(EBVであれば、「伝染性単核症」ですが)症状が出ているとなれば、ヒトの中で、ウイルスが変異を遂げ、新型として立ち現れていることになり、ま ずは風土病のレベルで常在化、そのうち、ヒトの移動にともない、「疫病」化します。現代社会では、「風土病」は「地球村」でひろがりますので、「風土病」 =「疫病」に容易になると思っておく必要があります。
http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=61891182005 
(第7回 地球村で広がるエマージングウイルス)
(第8回には「ウイルスとともに生きる」という素敵なタイトルがついていますが、思うようには、踏み込めていません。
ウイルスと人間 [新装版] 岩波科学ライブラリー (104)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400007444X
でも、結局はほのめかしレベルで終わっています。)

 日本のトリフル方式をとれば、原則的には根絶ですね。ヒトはやらないけど、トリならやる。なんというダブルスタンダードでしょう。おなじウイルスという究極の寄生生命体を相手にしているのですが。

 さて、EBVのワクチンなんて、いまのところ聞いたことがありませんが・・・。(作れないことはないと思いますが。)

 ひょっとして・・・。
http://www.asahi.co.jp/hospital/shinsatsu/040727.html
(最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学)
 (お医者さんに言わすと、この番組で扱っている病気は、本当に稀にしか起こらない病気だとのことで、不安を煽るとても悪い番組だと、おっしゃる方もいます。)

 実際、旅行会社のプッシュで、どんどん観光客が押し寄せてくるでしょう。もう、「そこにある危機」なのですが・・・。
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%A5%D3%A5%B6+%C3%E6%B9%F1&b=1&st=n

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi


[116] キーワードは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/25(Mon) 22:32  

ときさん、Mr.Chomboさん、虹屋さん、真名さん、まりちゃんさん。
いろいろ、ご議論ありがとうございました。
こ れからの日本の鳥インフルエンザ対策を考えるにあたってのキーポイントは、「低病原性ウイルスが、条件によっては数ヶ月で高病原性に変異」「高病原性ウイ ルスが、条件によっては数ヶ月で低病原性に変異」という自在な動きに対して、どのような仕組みを作るのかということなのでしょう。
もっとも、政府は、「低病原性ウイルスが、条件によっては数ヶ月で高病原性に変異」のほうにばかり気をとられていて、逆の「高病原性ウイルスが、条件によっては数ヶ月で低病原性に変異」のほうを軽視している嫌いがあるようです。
むしろ、こちらのほうが、長期的に見て、重要な課題のように、このごろ思えてきました。


[115] Re:[92] [84] [81] 病気の豚や羊を処分した農民らの間で発熱などを伴う原因不明の病気 58人が発病し、うち17人が死亡、12人が重体 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/25(Mon) 22:21  

まりちゃんさん。
今日になって中国当局は、この17人の死者を出した四川省での病気について、「SARSでもないし、鳥インフルエンザでもなく、おそらくブタ連鎖球菌(streptococcus suis)によるものである」との見解を出しました。
streptococcus suisについては、このサイト「Infections caused by Streptococcus suis」
http://www.medvet.umontreal.ca/reseau/ang/theme/strepsuis.htm
「SPECIFIC DISEASES OF PIGS」
http://www.fao.org/docrep/003/t0756e/T0756E05.htm
「Streptococcus suis」
http://genome.jgi-psf.org/draft_microbes/strsu/strsu.home.html
「Streptococcus suis」
http://www.thepigsite.com/FeaturedArticle/Default.asp?Display=1122
ご参照
なお、四川省の冷凍豚肉には、要警戒とのことです。

http://www.forbes.com/business/feeds/afx/2005/07/25/afx2153948.html


[114] Re:[91] [77] [73] 「終わりなき葬列〜発症まで30年、いま広がるアスベスト被害〜」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/25(Mon) 22:09  

「また逢いましょう」さん。
なるほど、この5月28日に放映された「終わりなき葬列〜発症まで30年、いま広がるアスベスト被害〜」http://osaka.yomiuri.co.jp/entertainment/en50527a.htm
が、クボタ告白の大きなきっかけとなったというわけですね。
報道の力なり社会的責任というものを、まざまざと感じさせられますね。
昨晩の25時間テレビのほりえもんさんにすっかり失望させられましたが、まだまだ、このようなハードな報道の現場に折られる方もいるわけですね。
ちょっと安心しました。

http://osaka.yomiuri.co.jp/entertainment/en50527a.htm


[113] みなさん。すみません。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/25(Mon) 17:07  

ブログを新しいバージョン(7月17日にリリースされたばっかりの、Wordpress ME 1.5.1.3 )に変えつつあるのですが、以前のバージョンのMySQLのデータベースが、そのまま使えなくて、手間取っています。
おなじWordpressなのに、画像のコードに、「/」印が入ってしまうなどがありまして、てまどっており、こちらの意義ある意見交換に参加できなくています。
申し訳ありません。
もう8割がたすみましたので、もうしばらくご勘弁ください。


[112] Re:[111] 昨日の読売「セーフガード」社説 再 投稿者:真名  投稿日:2005/07/25(Mon) 16:59  

同じ新聞が、以前は「夏ごろ解禁」と行っていたわけですから、特に明確な根拠はないのでは?
今年8月のセーフガード発動は必要なんでしょうかねえ? 値段は高いですよね。 まあ、これは笹山さまのテリトリー(?)だと思うんですが。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[111] 昨日の読売「セーフガード」社説 再 投稿者:とき 投稿日:2005/07/25(Mon) 16:36  

7月24日付・読売社説(2)
[牛肉輸入制限]「早急な『関税』法改正が必要だ」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050723ig91.htm

『米国産牛肉の輸入禁止措置は、年内に解除される見通しだ。当然、牛肉の輸入量は拡大すると見られるが、法律がそのままでは来年の今ごろ、またもセーフガードが発動される恐れがある。』

 「年内に解除される見通し」って、本当ですか。
 印象操作で、既成事実化しようとしてる?


[110] Re:[106] [103] [102] [101] 平安時代末期の地層で見つかったハスの種が咲く 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 15:53  

ウイルスはどうなんですかね?SARSは便器で2週間くらい生きるという報道もありましたが。

山内先生の講義にこんな件があります。
>・・・ ところで米陸軍微生物病研究所USAMRIIDのピーター・ヤーリングPeter Jahrlingは永久凍土のツンドラで10ー12フィートの下の墓を掘って天然痘患者の死体をとりだし皮膚病変をかきとり実験室に持ち帰るビデオのコ ピー(4回目の複写)を見たということです。これはノボシビルスクのベクターの所長から受け取ったもので、この患者は1世紀前のものでシベリアに埋められ ていたものです。なぜロシアの科学者が古い天然痘患者の病変をほしがるのか。これに対して、この記事ではウイルスが公式に廃棄されたのちに、実験室から天 然痘ウイルスのリークや感染事故が起きたとき、これは永久凍土からのものと弁明するのだろうと推測しています。
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses98-63.html

ソース源でなくて申し訳ないですが、こんなのもありますね。本当かしら?ソースを見てみたいですが。
>「グリーンランドで掘り出されたコア標本からは,14万年前のウィルスが発見されたが,その時点でもなお植物を感染させる力をもっていた.(略)これはフィクションではなく,実話である.
http://wwwsoc.nii.ac.jp/geod-soc/web-text/part3/shibuya/shibuya-2.html

細菌のほうは、3万年前のマンモスにいたやつが先日復活した、というニュースがありましたね。



[109] 御礼 投稿者:とき 投稿日:2005/07/25(Mon) 15:32  

笹山様
このような場を、開放いただき、大変有難うございます。
伏して御礼申し上げます。拝


[108] 鳥インフルエンザ問題の今後(40)(41) 投稿者:とき 投稿日:2005/07/25(Mon) 15:30  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(40)(2005.7.25)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza124.htm

『Virology 誌に掲載されたDavidSuarezチームのレポートの中で、彼らは確かに1995年以来メキシコのワクチン接種された鶏の中でウイルスのmajor  antigenic differencesが見られたと述べている。ただそれが危険な変異かもしれず、接種を始めた中国も同じ経過を辿るだろうとしたこ とと現実は大いに異なる。特に最近の国際会議では、そのようなワクチン危険論は陰を潜め、それを唱える喜田さん達は明らかに孤立している。喜田さん自身も そのレポートを利用しながら、それをナンセンスだとする矛盾に陥っている。』

『不活化ワクチンが野外ウイルスを危険な方向に変異させない かという同じ質問に昨年9月の青森大会で当の喜田教授ははっきりナンセンスと答え、危険なのはあくまでサイレントエピデミックだとしている(当ホームペー ジXIV参照)。そして静かな伝播はワクチンより寧ろ野外の未知をふくめた数知れぬウイルスによるほうが可能性は大きいことも論を待たない。』

『実 際は鳥インフルエンザそのものによって鶏と人的被害を出すか出さないかが当面の一番の問題であり、パンデミックの危険は日本だけでの対策ではどうにもなら ないくらい 子供でも分かることである。日本発のパンデミックなど本音では誰も思っては居らず、ただ無為無策の言い訳にしているに過ぎない。』

◆鳥インフルエンザ問題の今後(41)(2005.7.25)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza125.htm
 農業情報研究所の記事について
『学 者達の懸念はあくまでストレートに発症せず、摘発が困難で遺伝子組み換え、再集合のもとになりかねないサイレントエピデミックである。しかしワクチン以外 の抵抗勢力のいない実験室内のような環境ならいざ知らず、清浄国と云っても日本は鶏、アヒル、人間、豚、馬、それに野生動物鳥類と実際は混合相手には困ら ない。先日のProMEDの動衛研の輸入鴨肉についての論文もH5N1と未知のウイルスとの混合を指摘していた。分かっている亜型の組み合わせが喜田さん のところの135、それに未知のウイルスの存在、繰り返すように混合容器にも事欠かない。いまさらワクチン危険論など反対の為の反対論でしかない。にも拘 らず現場の養鶏家の半分近くがいまだにワクチン反対のままでいる。これは予め国の施策に沿うように末端の獣医まで指導した御用学者達のせいもあり本当は国 民に不利益をもたらす国賊であると再三述べたとおりである。』
(フォロー有難うございます。)

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
(人間の知恵がウインドウレスになってしまってますねえ。つくづくうんざりです。)


[107] Re:[104] [100] [83] 残念ながら不明瞭なソースでした。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 15:26  

ときさん、
>  学者先生がたも、in vivo の感覚を欠落させていますので(広く生物学一般に親しんでいるとは到底思えません。)、実験室の中の感覚で、環境を見てしまいがちになっています。

一番目のこれですが、今は鳥インフルエンザ拡大の過渡期ですから、ワクチンの是非については世界各国で論争があるように私もよくわかりません。ただやるなら不顕性の拡大を防ぐために一斉ということになるんでしょうが。あとは、その製品がどこまで有効かということですよね。


> > ウイルスが変異するとしたら、豚の体内よりも何よりも、人間の体内でミックスして変異するのが一番手っ取り早いですよね。
>
>  これも、一種、妄想に近いことで、まだ、実証されていない考えです。というよりも、種の壁が厳然としてある、ということをもう少し正確に、認識していただきたいと願います。 拝

ときさん、論文が出てこなくて申し訳ないですが、ヒトの体内でヒトのインフルエンザと鳥のインフルエンザがミックスしての新型インフルエンザの発生は心配されてますよね。だから関係者の既存のインフルエンザワクチン接種が推奨されていたわけで。
http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/003_center/0306_topics/files/topics041228.htm




[106] Re:[103] [102] [101] 平安時代末期の地層で見つかったハスの種が咲く 投稿者:真名  投稿日:2005/07/25(Mon) 15:16  

失礼しました。 もちろんウイルスかとうかは未確定です。
異常プリオンを土中に埋設して耐久性を調べたのはガイジュセックだったと思いますが、確か3年後に掘り出した後せ失活しなかったということでした。 1000年持つかどうかは分かりませんが、驚異の耐久性といえます。 何年持つかデータをご存じありませんか?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[105] ウイルスは人間の思惑を超えて 投稿者:とき 投稿日:2005/07/25(Mon) 14:57  

 着実に、淡々と、仕事をします。隠そうと思ったって、隠しきれるわけがないのですが。

青海省玉樹、疫病閉鎖地域で騒乱、軍隊が大量動員【大紀元日本7月25日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d90887.html

 大紀元もアジビラみたいなものだと思えば、100%全面的に信用するわけにはいかないというものの。いまや、国営や機関紙よりは、信用できるか。


[104] Re:[100] [83] 残念ながら不明瞭なソースでした。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/25(Mon) 14:52  

まりちゃん様

> 最近鳥インフルエンザから離れていて見過ごしてしまいましたが、ワクチン接種がウイルスの進化を加速させるということは、誰とはここで言えませんがウイル スをご研究されている先生方も同じく憂慮されてましたよ。変なワクチンを打ったことでかえってまずいことになった、という話は昨年あたりにここの掲示板で も話が出てませんでしたっけ?

 申し訳ないです。ウイルス学の基礎をもう少し学んでくださいますようよろしくお願いいたします。(畑中先生はおすすめ。)
 学者先生がたも、in vivo の感覚を欠落させていますので(広く生物学一般に親しんでいるとは到底思えません。)、実験室の中の感覚で、環境を見てしまいがちになっています。

> ウイルスが変異するとしたら、豚の体内よりも何よりも、人間の体内でミックスして変異するのが一番手っ取り早いですよね。

 これも、一種、妄想に近いことで、まだ、実証されていない考えです。というよりも、種の壁が厳然としてある、ということをもう少し正確に、認識していただきたいと願います。 拝


[103] Re:[102] [101] 平安時代末期の地層で見つかったハスの種が咲く 投稿者:とき 投稿日:2005/07/25(Mon) 14:43  

真名様
> あれ、強そうですよね。 もしウイルス粒子だったらもっと長期間残るかも。

 宿主から放出されたウイルスの活性は、意外と短いものです。
 エンベロープをもっているものは、48時間以内には、不活化、崩壊してしまうものがほとんどです。
 粘土等のコロイド粒子のなかで数週間、−70度で保存したばあい、数ヶ月。常温では、あっというまに(24時間以内)感染能活性を失活させます。
 公衆衛生学の教科書からです。
 ウイルスが生き続けるためには、とにかく宿主の体内を棲家とする必要があります。究極の寄生体です。お間違えのなきよう。
 というわけで、種子のほうが、はるかにウイルスより強いという結論でした。すみません。
[102] Re:[101] 平安時代末期の地層で見つかったハスの種が咲く 投稿者:真名  投稿日:2005/07/25(Mon) 14:18  

土壌中の異常プリオン蛋白質も同じくらい残るのでは(笑)。
あれ、強そうですよね。 もしウイルス粒子だったらもっと長期間残るかも。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[101] 平安時代末期の地層で見つかったハスの種が咲く 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 14:06  

800年の眠りから覚める 平安末期のハス開花
http://www.sankei.co.jp/news/050725/sha048.htm
写真があって、きれいなピンク色です。
といえば、ン千年前の米の花粉の化石なんかも出土されますね。


[100] Re:[83] 残念ながら不明瞭なソースでした。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 13:10  

ときさん、
>  残念ながら、どちらも、ウイルス学を含めた科学論文ではなくて、また、科学専門記者によるものでもなく、一般記者の伝聞記事のようでした。

最 近鳥インフルエンザから離れていて見過ごしてしまいましたが、ワクチン接種がウイルスの進化を加速させるということは、誰とはここで言えませんがウイルス をご研究されている先生方も同じく憂慮されてましたよ。変なワクチンを打ったことでかえってまずいことになった、という話は昨年あたりにここの掲示板でも 話が出てませんでしたっけ?

虹屋さん、
>D 鶏インフルエンザに罹患したアヒルも、ときさんの言うとおり「変な重金属類や有害化学合成物質でもあるまいし、適度な加熱をすれば、立派に食料になるもの」だから、食品にしている中国の措置は間違ったものではない。

問題は、この感染動物を誰がどうやって処理をするか、ということで、解体時に一般の人間への曝露機会が増えるという心配もあるように思います。先だっても、調査をしている現地の方が素手でマスクやアイガードなしで野鳥を扱っているのを見て、ちょっと心配に感じました。

ウイルスが変異するとしたら、豚の体内よりも何よりも、人間の体内でミックスして変異するのが一番手っ取り早いですよね。


[99] カリフォルニア州内のGMOの攻防 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 12:32  

独自のBSE検査ニュースもありましたが、遺伝子組み換えでもゆれているようです。
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/kiji.jsp?kiji=438

こんなブログを書かれている方も。
牛肉輸入/米国は一枚岩ではない
http://heabcore.blog.ocn.ne.jp/airplant/2005/03/post_4.html

この方は鳥インフルエンザ問題でも鶏糞について書かれてます。
適切なケイフンの処理を
http://heabcore.blog.ocn.ne.jp/airplant/2005/07/post_5c11.html

以前ちょっと検索したときに、非加熱の鶏糞を野積みしていて問題になっているところとか、あったような。今は改善されているんだろうか。


[98] Re.[95] Re:[88] [90] 鴨でなくアヒルなら得心。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/25(Mon) 12:16  

虹屋様
 有難うございます。
 何点か確認いたします。まず、トリの鳥インフルエンザウイルスと、ヒトの鳥型インフルエンザウイルスとは、峻別して考えられているでしょうか、ということ。
 鳥を宿主とするウイルスと、ヒトを宿主とするウイルスは、明らかに異なるということです。非常に紛らわしい名称で流布されているものですから。
  もう一点、「低病原性」と「高病原性」の定義について。これは、けっしてウイルスそのものの力価ではないということです。感染を受けた側の、個体の感受性 によって決まるということです。「レセプター(受容体)」のあるなし、感度に左右されるということです。もちろん免疫を獲得しているかしてないかにも。
  ある個体には「高」であっても、別の個体には「低」であることが往々にしてあるということ。ましてや、かのくにのように、ワクチンを用いてるフリをして、 自然淘汰に任せたやり方をしている地域では、おのずと、耐性系統ができあがっていると思っておかなければなりません。ウイルス感染症は罹ったもの勝ちで す。早く経験し耐過させることが要諦です。それが古くからの人間の知恵。
 いつまでも、発病発見されたら即全量殺処分、罹らないことでことたれりとしていくなら、つねに、罹る恐怖から脱することがかないません。無間地獄です。これで、経済・産業が順調にやっていけますか? 
  もう、いったん発生してしまった「高」ウイルスに対して、封じ込めできる風土病でとどめておけるなら、殺処分も妥当でしょう。しかし、アジア地域で広範囲 に、ヒトにさえ、鳥由来の「H5N1」型が散見される現在(もはやヒトが感受してしまうH5N1型に、種の壁を越えて、変異変貌を遂げている証左)、どう して鳥にまん延してないと言い切れるのでしょうか。
 「危機管理」の問題として、あらかじめ考えておかなければならないことは、罹ったときどうするかでなく(事後処置)、罹らないようにするにはどうするか(事前処置)が大事だということです。

 なお、かの第一人者のウイルス学の先生、テレビのインタビューでは、最期に、『やがては、このウイルスも共生の道をたどることになる』と発言されていたような。
  なんだ、ちゃんと知ってるじゃん、思ってることと、やってること違うのも知ってるんじゃないか、適当な奴(失礼)だなと思ってしまいましたが。ウイルス学 の常識からいったら、いかに鳥のウイルスとはいえ、いまの日本の「トリフル」対策は、まことに非常識的な対策になっています。
 殺したからといって、いっこうに解決しないですよ、このままでは。


[97] googleニュースで「牛」で検索すると地域ニュースが沢山でてきますね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 11:43  

★地域資源を活用した日本短角種の肥育技術を開発
―地域産飼料による牛肉生産と配合飼料大幅減量での牛肉生産―
http://tohoku.naro.affrc.go.jp/toshokan/koho/2005/0721_1.html
>「日本短角種の牛肉を飼料自給により低コストに生産するため、1)輸入トウモロコシなどの濃厚飼料を原料とする配合飼料の給与量の減量と2)配合飼料の代わりに地域産の濃厚飼料で肥育する方法を開発」 
フスマ、リンゴ絞りかすの活用もされるようです。バツリン対策徹底いただきたいですね。
http://www.nc-news.com/news/2004/2004_11/11_02.htm

★ハチミツを食べさせた「石川はちみつ牛」
http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?c=5&kiji=1127
はちみつ以外の飼料詳細も知りたいですね。

★横浜牛 「市場」印は信頼の証
http://www.townnews.co.jp/020area_page/01_thu/21_tsur/2005_3/07_21/tsur_top1.html
評価基準が公開されていなければ消費者にはわかりませんね。

★キユーピー、アレルギー特定原材料など不使用のベビーフード「よいこになあれ」シリーズを発売
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=105580&lindID=4

★「豊後牛飼いレディース塾」開塾
http://www.oita-press.co.jp/read/read.cgi?2005=07=19=208006=chokan
菱沼毅農畜産業振興機構副理事長が塾長とのこと。最新情報はぜひネットも活用いただきたいですね。

★引きこもりの若者 牧場作業で自立を NPO開設
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/07/20050718t63004.htm

★ネット商店街にも球縁 「楽天市場」へ宮城の企業急増
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/07/20050715t12036.htm

★鳴之尾牧場で畜魂祭/鹿屋
朝日新聞 - 2005年7月14日
鹿屋市有武町の鳴之尾牧場で14日、過去に病気や事故で死んだ乳牛の霊を慰めるとともに、放牧している牛たちの安全を祈願する畜魂祭があった

★牛乳の消費拡大/若者向けの運動に期待
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/column/0507/13.html
乳製品からもトランス脂肪が出ているようですが(胃の微生物だけの問題なのでしょうか?)、質のよい油脂を与えたプレミアム乳製品とか、食べてみたい気も

http://news.google.com/news?hl=ja&ned=jp&ie=UTF-8&scoring=d&q=%E7%89%9B&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2


[96] NHK支出、追加削減へ…制作費中心に数百億円投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 10:47  

NHK支出、追加削減へ…制作費中心に数百億円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050725-00000201-yom-bus_all
社 会や科学、教育、芸術を追った番組の制作費も減るのかな。視聴費も番組のジャンル毎に支払うことが出来たらいいように思いますが。例えば税金もアスベスト 対策費、などとして払うならわかるけど、払った税金が使いもしない道路に化けたり、社会保険費がテニスコートに化けたりするのは納得いきませんね。


[95] Re:[88] [90] 鴨でなくアヒルなら得心。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/25(Mon) 10:03  

笹山さん。ときさん。おはようございます。
笹山さんが2991で取り上げたニュース元では「Bird flu found in frozen duck meat」となっていますから、アヒル肉ですね。
鴨でなくアヒルなら得心。
@ アヒルは鴨と生活環境(水辺)を共にしている。家畜でもあるから、鶏、豚と家畜舎や飼育者が共通の場合がある。鴨⇔アヒル⇔鶏、豚の感染経路、ウイルスの循環する。
  「過去においては、家禽間の高病原性鳥インフルエンザの集団発生は、おそらく野鳥が運んできた低病原性のウイルスが最初に導入されることによって始まって いた。・・しかし、現在見られる集団発生では、無症候性のアヒルが、高病原性のウイルスを直接家禽に持ち込んでいる。」(鳥インフルエンザ- アジアにおける状況:アヒルの果たす役割の変化 WHO 2004/10/29)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/48who2.html

A アヒルはマガモ(真鴨)が家畜化されたものだから、インフルエンザに感染しても症状はでない、死なない、低病原性。
「健康に見えるアヒルが排泄するウイルスの量は、明らかに重篤な鳥インフルエンザに罹患しているニワトリが排泄する量に近い」(前出 WHO)


B  世界中で飼育されているアヒルは5億7千万羽。日本では35万羽。中国では3億4千万羽、世界の60%。このアヒルたち全てがインフルエンザに感染して いるわけではないでしょうが、かなりの数、千万単位?で感染していてウイルスが増殖中??感染したアヒルは、インフルエンザ・ウイルスの増殖という点で は、重篤な鳥インフルエンザに罹患しているニワトリに等しい。
http://jsla.lin.go.jp/animal-doc/bird-5.htm

C アヒルは、ワクチンを接種してインフルエンザに抵抗性を持った鶏、発症せずにウイルスを排出する鶏に等しいから、3億4千万羽もアヒルがいるのだから、鶏にワクチンをどんどん接種するという中国の方針も一つの理屈ですね。

D 鶏インフルエンザに罹患したアヒルも、ときさんの言うとおり「変な重金属類や有害化学合成物質でもあるまいし、適度な加熱をすれば、立派に食料になるもの」だから、食品にしている中国の措置は間違ったものではない。
 トリ・インフルエンザ・ウイルスはときさんが言われるように、既に日本の鴨や野鳥に定着しているでしょうから、ウイルスの付着したアヒルの肉の輸入がそんなに影響するものでしょうか。

E 高病原性鶏インフルエンザが人の公衆衛生に与える影響は
1997 年に香港でトリインフルエンザウイルスH5N1型が大流行した際に、養鶏業者やその周辺にいるヒト達が、このトリインフルエンザに感染して数名の死者が出 ました。その後ベトナム、タイなどの東南アジアの国々にH5N1型の高病原性トリインフルエンザが大流行しはヒトに感染して、死者が出ています。
 その結果、高病原性トリインフルエンザウイルスは、あくまで鶏やウズラなどキジ科のトリ類に対して毒性が強いのであって、ヒトに偶発的に感染しても毒性を発揮しないという「従来の常識」が覆されて、鶏での高病原性=人間での高病原性になってしまった。
 もし、逆に、ヒトに偶発的に感染しても毒性を発揮しないという「従来の常識」どおりなら、あくまでも、畜産・養鶏業界内部の問題です。殺処分とワクチン接種のどちらが費用などの点で優れているかという問題になるのではないでしょうか。
 病原性が鶏=人間なら、高病原性鶏インフルエンザ・ウイルスの蔓延、増殖を抑えることは人の公衆衛生に深く関わります。殺処分は、高病原性鶏インフルエンザの発生が少ない日本の現状では、養鶏業者に適切な補償をすることを前提に支持できる有効な方法です。

F低病原性ウイルスが、条件によっては数ヶ月で高病原性に変異するとされています(下記)。これが間違っているのなら、監視で十分で、事実なら高病原性鶏インフルエンザ・ウイルスの出現を阻止するかという問題ですからEに帰着する。
「低病原性ウイルスはごく軽度の疾患を引き起こすものから、100%に達する致死率をもつ高病原性鳥インフルエンザを引き起こすウイルスに変異するまでに数ヶ月かかっていた。」(前出 WHO)
「低 病原性のH5N1に感染しても健康なニワトリは発病しない。ウィルスは低病原性の まま糞として排出される。 しかし、低病原性H5N1の感染が他の病原菌の感染と同時期であったり、ニワトリが過 大なストレス状態にあるなら、トリインフルエンザウィルスはニワトリの喉・腸管で感 染増殖を繰り返す中(6ヶ月)で、トリインフルエンザウィルスは全ての臓器に感染 増殖する能力を獲得する。この能力を獲得したとき低病原性H5N1は高病原性H5N1に変貌している。」(北海道大学獣医学部長 喜田教授(微生物学) 談)
http://homepage3.nifty.com/yamanohatake/kita-shizenran.html




[94] ロシアで粗悪酒が流通、年に約4万人死亡&中国:鉛など有害物質を乱用の違法食品メーカー7社摘発 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 09:54  

ロシア、酒造業も国家統制・中毒死急増で
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050725AT2M2300124072005.html
旅行に行かれる方はご注意?

【中国】鉛など有害物質を乱用の違法食品メーカー7社摘発【07/25】
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1122248682/
お茶の鉛の話は以前も出ていたように思いますが、改めて読むとすごいですね。


[93] インドシナ半島付近でまたM7.3の地震 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 09:40  

平成17年7月25日1時11分 気象庁地震火山部発表
きょう25日00時42分ころ地震がありました。震源地は、インドシナ半島付近(北緯8.7度、東経92.1度)で、地震の規模(マグニチュード)は7.3と推定されます。
http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/quake/quake.050725011132.03.0.html
http://earthquake.usgs.gov/recenteqsww/Quakes/usaxay.htm

先日、原子力委員会の委員長をされていた方のお話を伺う機会があったので、質問をしました。

「浜岡や東海など、M8レベルの地震がおこる可能性の高い地域に原発を置くのはどうか、チェルノブイリ級の事故がおきたら、国土が狭いので逃げるところがなくて日本は終わるわけですが」

そしたら、

「岩盤が調べてあって、絶対ではないが、M8、M9でも耐えられるように出来ている」という返事をもらいました。その、92年の日本石綿協会の回答のような、現実を見ておられない返事に、日本は結局、「危機管理」なんか全然、まったく、できてないんだなと思いました。

コンクリに海砂使ったりとかの内部告発などは、聞かなかったことになっているのかも。
http://ch.kitaguni.tv/u/1023/%BB%FE%BB%F6%A1%F5%BC%D2%B2%F1%CC%E4%C2%EA/0000106262.html
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/7/4306160.html

そ れから、例えば原発事故やその他テロがあったとして、現場の生存のための対応は1分1秒を争い、報道が非常に重要になってくるのですが、政府と報道機関は そういう「有事の時の迅速な情報把握&情報提供の取り決め」はしてないようですし、先日の、電車が殆ど止まってしまった地震だって、足立区の震度5強の震 度はすぐわからなかったんですよね。

システム不備で遅れ/「震度5強」都から気象庁
http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050724000265



[92] Re:[84] [81] 病気の豚や羊を処分した農民らの間で発熱などを伴う原因不明の病気 58人が発病し、うち17人が死亡、12人が重体 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/25(Mon) 09:14  

東京新聞が報道してました。【北京24日共同】とありますが、産経も報道したようですが、他紙は報道してますでしょうか?

原因不明の病気で17人死亡 中国で農民ら、12人重体 
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050725/fls_____detail__003.shtml

■訪日団体観光旅行ビザの発給地域を全土拡大

JTB:中国人ビザ発給拡大で82人のツアー受注
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0721&f=business_0721_012.shtml
> 日中両政府は2日、中国人の訪日団体観光旅行ビザの発給地域を7月25日から、従来の3市5省より全土へ拡大することで合意。JTBは21日、新規開放地 区からの第一陣として陝西(せんせい)省、河南(かなん)省、吉林(きつりん)省、山西(さんせい)省、四川(しせん)省、広西(こうせい)チワン族自治 区から合計82名が参加する4ツアーを受注したことを発表した。(略)

感染症がますますボーダーレスな時代になってきました。

輸入冷凍鴨肉からH5N1という話は裏は取れておりましたっけ。天然鴨は狩猟が趣味の方が自分で撃って、自分で調理して、中には生で刺身を召し上がる方もおられるようですね。冷凍ものでも、タタキなどにして販売しているところもあるみたいです。
http://home1.catvmics.ne.jp/~duckhunt/top.html
http://store.yahoo.co.jp/food-fiesta/a708.html
最近の日本は昔では考えられないくらい、鶏やらを生で出す店が増えて、東京都ではキャンペーンのようにカンピロバクター注意の資料を作成してますけれども、(ギラン・バレー症候群怖いし)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hyouka/campylo/index.html
昔にかえって、畜産品はしっかり火を通して食べるべきだなぁとますます思います。


[91] Re:[77] [73] アスベスト問題は最初から胡散臭い 投稿者:また逢いましょう 投稿日:2005/07/25(Mon) 01:26  

> こうなると、何をして、クボタを、この期になって、あのような発表をさせたのか、その経緯が今ひとつわかりませんね。

そのことが気になって調べていたのですが、きっかけは、朝日放送さんの深夜番組「テレメンタリー」http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/contents/backnumber/0065/
2005年1月31日放送
「終わりなき葬列」〜発症まで30年、いま広がるアスベスト被害〜
みたいです。
地元の関係者では、工場との関連が怪しい、と分かっていたようですが、この報道をきっかけにコトが動き出したようです。
6月29日以降の報道合戦以前に神戸新聞さんは旧国鉄の旧鷹取工場の被害実態を報道しています。震災でアスベスト被害が話題になった土地柄、もともと関心が高かったものと思います。

スクープ(いわゆる“一部報道”)したのは毎日新聞の6月29日夕刊ですが、
朝日新聞の6月30日の記事で、
◆◆尼崎労働者安全衛生センターの事務局長で前尼崎市議の飯田浩さん(58)は4月ごろ、患者団体からクボタとの話し合いの仲介を頼まれた◆◆
とあります。経緯そのものはこの通りでしょう。
朝日さんがこの時点で詳しい経緯を書けたのは、クボタの記者会見以前につかんでいたからでしょう。
クボタが勇気ある決断で自らの過去を明かした、というより、公表をせざるを得ない状況に追い込まれていた、と私は見ます。
7月1日の石綿障害予防規則施行がXデーだった、と見ている人もいるようです。作業着の持ち出しを禁止する、といった内容ですが、「原則禁止」で消費量が激減している今年に入ってこんな国の対策が出てくるとは、いかにも不自然です。
ほどなく、石綿の付着した作業着の洗濯で中皮腫になった主婦の事例(労災の枠外の事例)が報道されたのはご存知の通りです。

次のサイトの至言を紹介しておきます。
http://blog.livedoor.jp/domi_es/archives/27500507.html
◆◆ 今年7月1日に施行された石綿障害規則だが、30年前に「知った」段階で施行してあれば、上述したようなやりとりは不要だ。なによりも今回の事故で思うの は、特定の会社の対応をうんぬん言う前に、「何故知っているのに予防対策を前倒しで進めることが出来ない国なのか」と言う点だ。◆◆


[90] Re.86 鳥インフルエンザがいくら変異しようとも 投稿者:とき 投稿日:2005/07/25(Mon) 00:05  

 人への脅威はまた別の話です。まずは分けて考えなければなりません。
 鳥インフルエンザウイルスの宿主は、あくまでも、鳥です。ウイルスによって、発病へい死するというのは、あくまでも感染を受けたほうです。病気が表面化するのは、ウイルスがいると確認できるのは、ウイルスをうつされた側です。
  いままで、おおまかにいって、昨年から3ヶ所で起こりました。そのどれもが、うつした側、感染源感染経路が、明確にはなっていません。野鳥かもしれない し、養鶏従事者によるものかもしれないし、その感染源に関しては、いろいろ類推することができるでしょうが、何一つ確定できていません。
 原因が 不明なものにたいして、どのように防御できますか? 従来どおり、でたら殺し続けることで事足りますか? いつまでも、罹ったら(うつされたら)殺せとい うことであれば、なんら対策になっていないのです。常に突発的に経済がストップしてしまうのです。これでは、産業として成り立たないのです。今現在のは、 いきあたりばったりの対策でしかないからです。
 感染源がわからない以上、最大の防御は、罹っても死なない、それ以上、ウイルスを大量に排出させないことです。発症をくいとめることです。病気のコントロールと、経済経営さらには食料の安定供給とを、旨くバランスをとって継続していかなければならないのです。
 そのための、人間の知識と技術です。殺処分というのは、資源を無駄にすることを知りつつも、ほかに採るすべのないときにやむを得ずやる、当面の最終手段です。それが決定的な最良の方法ではないと思いたいものです。
  変な重金属類や有害化学合成物質でもあるまいし、適度な加熱をすれば、わざわざ、穴を掘って埋めたり、燃料をかけて焼却処分しないでも、立派に食料になる ものを、ウイルスの現実にそぐわない、「清浄国」を維持するためだけの「法令」による「対策」で、なんと人間は愚かなことをしているのかということです。
  本来、野生株に感染したとしても、遺伝子の多様性があれば、すべて死ぬということは絶対ありえません。ウイルスも生き延びるためには、宿主を根絶やしにす るわけにはいかないからです。いかに変異しようとも(変異したからといって、すべて強毒型でもなく)、宿主の側はそれに適応していかざるをえないのが自然 の摂理です。そうやって、生物は生き延びてきました。たかだか、ここ200年かそこらで、天然痘を制圧した「気分」で、「ウイルス」を根絶やら制圧やら制 御やら、のたまう人間の気が知れません。
 天然痘にみるように、それが、バイオテロという新たな脅威になっています。根絶でなく、ゆるやかに共生していたほうが、その脅威はなかったというのが、あとでわかったのですから。
 ニワトリに関しても、罹ることを脅威にしておくうちは、病気の克服にはなっていません。罹っても大丈夫、死なないようにしておくことが、病気の克服ではないですか?
  結局は、ウイルスに馴致し、自然に感染しても発病しない系統を育種し、乗り越えていくというのが、まっとうなウイルスの対処方法です。病気が出なければ、 ウイルスは在ってもないことになるのですから。あくまでも、その過渡期に用いるのがワクチンです。そのうち、(その株のウイルスに対する)耐性系統が多数 になってしまえば、ワクチンも必要なくなります。
 つねに、そうやって、数百年か数千年、家畜としてつきあってきたわけですから。ここ、数十年の 人間が頭に思い描いて法令を組み立てていたニワトリの病気に対する考え方が(日本の場合は、たまたまここ2年で問題が表面化し、その法令による対策と、現 実との齟齬に気付く)、どうも現実・現場にマッチしないということになっているだけのことです。
 部外者が、あれやこれやいうのは勝手ですが、いまこそ、養鶏の現場にいる当事者の声に真剣に耳を傾ける必要があるでしょう。この面での現実的な対策に関して意見要望をいう、主権国民なのですから。
 リスク・ゼロを選ぶという盲目的なふるまいをするのではなく、現実と折り合いをつけながら、なんとかうまくやろうというのが人間の叡智だと思います。「鳥インフルエンザで人間が死ぬ」なんていう徒に不安を煽るデマを鵜呑みにしないようにしたいものです。

世間のウソ 新潮新書 (099) 日垣 隆 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100991
『第三話 安全性のウソ』


[89] Re:[82] [75] 年末調整の功罪 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 23:45  

虹屋さん。
このサイト
http://www.mof.go.jp/singikai/zeicho/tosin/tx1q.htm
は、税調が考える年末調整の意義・得失ですね。
あ くまで、「年末調整は、大部分の給与所得者にとって、確定申告に代わる年間の税額の精算確定手続」なのだとしたら、その清算額は、年末調整だろうと、確定 申告だろうと、イコールになるはずなのですが、この税務当局の資料の中には、その歴史の過程において、「給与所得者に実額控除制度を導入することについて は、実額控除の対象とする勤務費用といっても、その費用は一般的に収入金額との関連が薄いことから、家事上の費用やこれに関連する費用との区分が困難であ ることが多く、どういう費用が含まれるのかはっきりせず、その範囲を巡って税務当局との間でトラブルが多発するおそれがあるといった問題があり」なんて言 葉もあったりして、その混乱回避的なニュアンスが感じられますね。

http://www.mof.go.jp/singikai/zeicho/tosin/tx1q.htm


[88] Re:[84] [81] ニュースとしての価値は如何ほど 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 23:32  

虹屋さん、ときさん。
この冷凍鴨肉の話は、2005/07/21に2991で取り上げたのですが、「冷凍鶏肉に潜む鳥インフルエンザは、通常の鳥インフルエンザとは異なり、変異している」というのがポイントのようでした。
この中国の山東省から2003年に日本へ輸出された冷凍鶏肉の中の鳥インフルエンザウイルスは、 A/duck/Yokahama/aq10/03 というもので、人間の遺伝子多型 E627Kを持つことで、人間に感染しやすいということで問題にしていましたね。
http://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=22094 
http://www.recombinomics.com/News/07120502/H5N1_Japan_Import_E627K.html参照

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm


[87] Re:[84] [81] ニュースとしての価値は如何ほど 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 23:08  

虹屋様
> 「鴨肉からH5N1ウイルスを発見」のニュースの価値が今ひとつ分からないのですが・・

 加熱してウイルスが検出されない、あるいは、不活化してしまった状態であれば、なにも問題がありません。
  確かに食の現場では、鳥のウイルスなんて、人にうつるものでもなし、なんら脅威ではない現実なのですが。しかしながら、養鶏現場ではそういうわけにはいか ないのです。検疫に引っかからないで、チルドで国内に素通りして入ってしまう「H5N1型鳥インフルエンザウイルス」、それを想像しただけで、身震いしま す。
 いまの、法令体系のなかでは、国内では存在してはいけないものとして規定され、見つかった場合は、周辺道路の封鎖(まるで映画「アウトブ レーク」のシーンのように)、養鶏場まるごと殺処分、その周辺にいるものも監視対象になり、まったく身動きとれなくなるという恐怖が植えつけられているか らです。大したことないという感覚は、畜産業と縁のない人の感覚と思います。わからないのも仕方のないことです。
 あってはいけないと(存在を否定されることを)、法令によって規定されてしまうということは、おそろしいことです。

◆ごまかしを見抜く常識を持とう(2004.1.24)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza10.htm

高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針[PDF]
http://www.maff.go.jp/tori/20041118bousi-2.pdf
http://www.maff.go.jp/tori/bousi.htm


[86] ウイルス学的には想定の範囲内のこと 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/24(Sun) 23:07  

@「ウイルスは他の生物と同様にゲノムの複製過程で10-5〜10-8の頻度で変異,すなわち核酸に遺伝可能な変化がおきます. 変異ウイルス株に対して元のウイルスを野生株といいます.1個のウイルスが細胞に感染し増殖してできる子ウイルスの数は数百〜数千個であるので,感染を繰 り返すことによって変異ウイルスが生まれます. また同種ウイルス間での組換によって同様な変異株をつくります.」
Aワクチンは鶏がインフルエンザで死亡するのを防ぎますが、鶏の体内では数の減ったもののウィルスがなお増殖でき、糞などから体外へ出て他の鶏が感染します。
B高病原性鶏インフルエンザでは、感染個体が死亡するからその時点で、ウイルスの増殖が停止する。ワクチンを接種すると、ウィルスの増殖が接種された個体で続くから、変異ウイルスが出やすい。つまりウイルスの進化が進む。
 例えば、「ポリオウイルスの制圧に使われている生ワクチン(OPV)は、一方で毒性復帰突然変異株の供給源でもあり、実際ワクチン由来株の散発的な流行が世界各地 で起きている。」

鳥インフルエンザ・ワクチンがウィルスの変異(進化)を加速するといのは、ウイルス学的には想定の範囲内のことで取り立てて根拠を明示する必要はないのでは??

http://neco.biology.kyushu-u.ac.jp/~qshinka/program/2G1.html


[85] 教科書採択オリンピックイヤーで盛り上がっています。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 22:44  

July 24, 2005
秋田県でも扶桑社教科書の採択妨害 キチガイ団体「秋田の教育を考える会」田口則芳さん
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/28838616.html

July 24, 2005
「岩波書店と大江健三郎は嘘つき」 元陸軍隊長らが提訴
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/28823414.html

 当時の事情を鑑みるに、いろいろ複雑ではありますが、結局、そのような事情を深く知り慮ることなく、理念理想に都合よく利用した付けが、いま真実が暴露されることで、齟齬がでてきてしまったということのようです。歴史事実というのは、かくも数奇なものです。

 どうも歴史教科書と、各国亡命者の件で、「gov.cn」方面の方々が、少し敏感になっておられるようです。サイバー的なあれやこれやをしつつ動いているようです。

全「歴史教科書」を徹底検証する―2006年版教科書改善白書
三浦 朱門 (編集)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093875847
 なにやら、文部省検定内容に一番忠実なのが、問題の(勝手に問題にされちゃってますが)教科書だそうです。採択を妨害しようとされている方々は、本当に中身を確認しているのでしょうか? 非常に疑問です。

July 23, 2005
意見広告 「日本の皆さんへ 危ない教科書を採択しないでください」
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/28719820.html

マンガ嫌韓流
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488380478X
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/497532/ref%3Dts%5Fbh%5F1%5Fh
につづき
マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487031682X
も話題になるでしょうか。こちらのほうが、本格的です。

大日本帝国の真実―西欧列強に挑んだ理想と悲劇 黄 文雄 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/4594049729

 きちんと自覚を持って投票にいく「健全」な日本国民になるために、今一度、日本の歴史、特に明治維新以降の近代史を、深く学びなおさなければならないようです。「反○愛国」のイデオロギーに惑わされずに。


[84] Re:[81] ニュースとしての価値は如何ほど 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/24(Sun) 22:36  

ときさん。
> 『BBCの報道によると、日本が中国山東省から輸入した冷凍鴨肉からH5N1ウイルスを発見したという。』
>  日本では、まだ、なんら報道がないような・・・。

@ 鶏肉に付着したバイコマイシン耐性菌を阻止するためには、無菌状態の生肉しか流通できない。それは不可能。生肉にはある程度の菌・ウイルスの付着している。
鴨類は、あらゆるタイプのインフルエンザ・ウイルスの自然宿主だから、
B鴨肉に付着していても不思議はない。
「鴨肉からH5N1ウイルスを発見」のニュースの価値が今ひとつ分からないのですが・・


[83] 残念ながら不明瞭なソースでした。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 21:37  

農業情報研究所「鳥インフルエンザ・ワクチンがウィルスの進化を加速―新研究 04.3.26」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/04032601.htm
「Bird flu vaccination could lead to new strains」
http://www.newscientist.com/article.ns?id=dn4810

 残念ながら、どちらも、ウイルス学を含めた科学論文ではなくて、それを根拠に論を立てることは難しいソースです。せめて、「ニュース一覧」http://www.nbi.ne.jp/news_all.html
に等しいレベルの、ワクチンを用いずにトリフルを制御する・できる方法を明示したソースをお示しいただけるとありがたいと思います。「ウイルスを根絶」するためのプランの根拠となる、ウイルス学、あるいは、公衆衛生学の論考を紹介いただければ幸いです。
 なお、昨年前半期時点の、業界新聞記事の反ワクチン論に対しての一養鶏現場からの見解は以下のとおり。

◆日本農業新聞 『浮上するワクチン論議』を読んで(2004.3.6)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza46.htm

 国際ニュース解説
http://tanakanews.com/


[82] Re:[75] 年末調整を廃止するべし 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/24(Sun) 20:41  

なんでちゃんさん。笹山さん。
個人的体験から言うと、サラリーマンの年末調整を廃止して、確定申告をしなければ、税金が戻って こないようにすれば良いと思います。会社は暫定的に、昨年度の税率+5%くらいで天引きしておく。そうすれば、幾ら国や自治体にむしり取られているか、年 に1回は自覚しますから、税金の使い道=政治に関心を持つようになりますよ。
 自営業になって、毎年なんでこの国にこんなに貢がなくてはならないのかと思いますもの。
 米国の制度がこれに似ていると記憶してますが・・



[81] 病原ウイルスの巣窟? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 20:35  

鳥ウイルス、WHOの呼びかけに北京は無反応【大紀元日本7月24日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d64163.html

『BBCの報道によると、日本が中国山東省から輸入した冷凍鴨肉からH5N1ウイルスを発見したという。』

 日本では、まだ、なんら報道がないような・・・。

農林水産省 報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html


[80] 現場から喜田教授ほか知のプロの方へ 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 20:02  

◆清浄国論の落とし穴(2004.3.29)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza73.htm
◆喜田教授、農水省 栗本課長に直言する(2004.3.17)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza64.htm
◆喜田委員長に対する質問状(2004.3.5)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza45.htm
◆再び養鶏現場から(2004.2.21)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza34.htm
◆大槻公一教授・喜田宏教授に養鶏現場からの反論(2004.2.19)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza33.htm
◆なぜ我が国ではニワトリワクチン問題はタブーなのか(2004.2.8)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
◆鶏専門の臨床研究家が居ない、なぜ学者はワクチンに反対するのか(2004.2.5)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza22.htm
◆養鶏業界は政府と御用学者たちによって潰される(2004.2.4)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza21.htm
◆農水省の鳥インフルエンザ問題を担当する喜田宏委員長の話を聞いて(2004.1.25)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza11.htm
◆ワクチンを許可せず清浄国を主張することへの疑問(2004.1.22)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza8.htm

http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

 「清浄国」なのは、ウインドウレス鶏舎の中のニワトリだけなのではないですか?
 野鳥の抗体保有検査の調査を精密にやって欲しいものです。
 庭先を、野山を、お天道さんの下、土の上で、元気にミミズや虫や草を食べて育つニワトリをたくさん飼えるようになって欲しいと思います。それが「健康」というものではないでしょうか。


[79] Re:[74] [70] [65] [61] 鳥インフルエンザウイルスは稀有なものではない 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 19:42  

> 何度もいうようですが、人に対する防疫対策と家畜に対する防疫対策は根本が違います。らい予防法と結びつけるのは勘違いでしょう。FAO/WHO/OIEも、ありうる対策として、ワクチン使用をあげているだけで、

『淘汰こそが家畜の防疫対策の【王道】なのは【時代を超えた真実】です。』

 すごいです。ここまでくると、信仰に近いものがありますので、何を言っても無駄のような気がします。
  「らい予防法」を例に出したのは、「法令」と「現実」の乖離の類例として出したまでです。それは、鳥インフルエンザや他の家畜に関する「家畜伝染病」関連 法にも当てはまることです。『法令』に『時代を超え』るような真実があるとは思いませんし、それを求めることもできません。

 ご紹介の農業情報研究所さんの主観記事「鳥インフルエンザ・ワクチンがウィルスの進化を加速―新研究 04.3.26」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/04032601.htm
と「Bird flu vaccination could lead to new strains」
http://www.newscientist.com/article.ns?id=dn4810
に関しては、いましばし、時間をください。
  現実に起こって進行している事に、これらの記事がついていけてるかどうかは疑問がありますが、とりあえず精読してみます。少なくとも、「王道」とか「時代 を超えた真実」にとらわれることなく、現実に即して、ありのままを見、それに対して柔軟に考えたいと思っております。固定観念にとらわれていては、in vivo でものを考える意味がありません。
 学問は常に、おエライ先生方や御用先生の論も疑って考える必要があると思います。学問研究は人を信ずるのではなく、目の前の、事実のみを信ずるという、まことに愚直な行為の連続です。自分の納得できるまで考えませふ。 拝


[78] Re:[71] [63] ウルグァイラウンドの欠陥商品 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 19:22  

笹山様
> この読売の記事は、何か、国内関税法の問題のようにいっていますが、もともとは、ガット第19条の欠陥商品ぶりの影響なのですよね。

 それは、存じませんでした。よく調べもせず、うかつにもマスコミの言い分に乗せられてしまいました。こういう印象操作が縦横無尽に張り巡らされた状況ですね。
 もっと、精確な報道であって欲しいものです。
 大変有難うございました。


[77] Re:[73] アスベスト問題は最初から胡散臭い 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 19:02  

こうなると、何をして、クボタを、この期になって、あのような発表をさせたのか、その経緯が今ひとつわかりませんね。
ある意味救世主ですが。
http://www.kubota.co.jp/new/2005/s7-15.html
おそらく、クボタの社内の中に、勇気ある発表を促した賢明な企業人がいたはずです。

http://www.pref.hyogo.jp/JPN/apr/kisha/17kisha/h17m7/0705asubesuto.htm


[76] Re:[68] 与謝野氏の迷走(Re:[54] [49] 人権擁護法案提出断念) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 18:50  

謎工さん。
話題のお二方とも、私の同期なんで、ょ憂さ意は避けますが、今回の人権擁護法案は、いわば「人権概念混乱促進法」とでも行ったほうがいいようですね。


[75] Re:[64]究極の スロットマシン式選挙制度ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 18:46  

なんでちゃんさん。
電子投票方式がある程度定着すれば、このようなスロットマシン式選挙制度も、可能になるかもかもしれませんね。
候補者が回っても、投票者が回っても、いいのですが。
また、選択納税制度のようなものが一般化してくれば、投票行動もそれにあわせたものにしていかなければならないでしょうね。
現在の投票は、全国宝くじを買ったつもりでも、地方宝くじにしかあたらないようなものですもの。


[74] Re:[70] [65] [61] 鳥インフルエンザウイルスは稀有なものではない 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/07/24(Sun) 18:39  

何度もいうようですが、人に対する防疫対策と家畜に対する防疫対策は根本が違います。らい予防法と結びつけるのは勘違いでしょう。 FAO/WHO/OIEも、ありうる対策として、ワクチン使用をあげているだけで、淘汰こそが家畜の防疫対策の王道なのは時代を超えた真実です。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/04032601.htm


[73] アスベスト問題は最初から胡散臭い 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 18:38  

 「公害」問題の好きなプロ市民の方々が、左系マスコミを巻き込んで、めいっぱい仕込みをかけている、「ネタ」だと思っているのですが、そうは思いませんか?

『二階堂.comの皆様へ。最近の報道を見ていて気になっているのですが、水俣病を口実にチッソ経由熊本県経由政府から金を巻き上げたと同じようにアスベストを口実に政府から金を巻き上げようとする勢力があるのでしょうか?〜』
http://www.nikaidou.com/column02.html

2005年07月15日(金) みんな知らずに吸ってるアスベスト
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050715

 はたから、見てますと、悪徳業者業界のケツぬぐいを、国が肩代わりする方向へ誘導しているようにしか見えません。これは、産廃問題のときも同じです。
 問題が起こる前に、告発報道するべきマスコミ・マスメディアは、見てみぬふりをしておいて(もしくはたんまり広告宣伝費なんかもらっておいて)いまになってから叩き出す。やっていることがだいぶ変ですね。
 常につごうのいいところの側にくっついてる、それってまさに、事大(ダイにシタがう)主義そのものです。
 国土・西武のときもそう思っていましたが。

  降って湧いた日本のアスベスト報道は、非常に奇異に感じます。最初から、政官財の癒着の中で、後始末は、血税でという構図をまた繰り返すようですね。くだ んの業界にも、もちろん、天下りはありましたでしょうし。政治献金もあったでしょうから。そこにはまた自ずと合法的公金タカリも生じる構図が出来上がって いるのでしょう。

アスベスト健康被害
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/asbestos/


[72] Re:[70] [65] [61] 鳥インフルエンザウイルスは稀有なものではない 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/07/24(Sun) 18:34  

私が聞いたのは北大の喜田先生の講演です。
喜田先生の発言は見つかりませんでしたがたとえば、これ。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/04032601.htm


[71] Re:[63] ウルグァイラウンドの欠陥商品 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 18:31  

ときさん。
この読売の記事は、何か、国内関税法の問題のようにいっていますが、もともとは、ガット第19条の欠陥商品ぶりの影響なのですよね。
ガット19条には,発動要件,発動期間等に明確な規定がありません。
また、輸入国サイドから見ても、すべての輸入相手国に対して無差別に発動しなけれはなりません。
このような、ガット条項そのものの硬直性に起因したものですので、GATT枠外の輸出自主規制等いわゆる灰色措置で対応せざるを得ないのです。

http://www.meti.go.jp/hakusho/tsusyo/soron/H03/00-01-04.html


[70] Re:[65] [61] 鳥インフルエンザウイルスは稀有なものではない 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 18:00  

> ワクチン接種はやりようによっては、ウイルスの変化を早めることにもなり、慎重を帰すものなのです。

 初めて耳にする説です。科学的に実証されているのですか。文献をご紹介下さいませ。
 一般的には、ワクチンを用いようが用いまいが、変異はするものです。
  ご紹介の記事は、高病原性ウイルスコントロールのために、ワクチンを推奨するという傾向が強い記事です。(しかも、現在ほどの緊急性のなかった、昨年の勧 告書のようです。いまは、もっとワクチン使用の緊急性が高まっています。ベトナムのようにフライングをせねばならないところまで切羽詰っている地域もあり ます。)
 結局、ご紹介の記事からは、ワクチン使用を、何らかの明確な理由で、使用しないほうがいいという内容を読み取ることができませんでした。

『HPAI (高病原性鳥インフルエンザ)の発生時には、殺処分(stamming out)が望ましい対策法であり、臨床症状を呈するすべての家禽群に対して用いるべきである。全鳥処分は、伝播の範囲が限定的で、再感染のリスクが低い HPAIの限定的発生をコントロールするのに、これまで非常に有効であった。』

 もはや、過去形です。日本では、高病原性でない場合も、この対象になっていますが。
 使えるワクチンがもうすでにあるのに、それを用いず、ただひたすら、殺戮の道を邁進する、莫迦莫迦しい愚かな姿に気付いてないようです。
  それが、全ての人間の愚かな行為につながっているように思います。無知を悔い改めねばならないのですが。知らないことを知らないままにしておくと、「らい 予防法」のようなことになるのです。ついついこの間、反省したばかりなのに、もう忘れています。結局は、愚かな繰り返しを、懲りもせず繰り返しつつあるよ うです。


[69] Re:[66] [64] 笹山さん教えてください 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/07/24(Sun) 17:56  

>  横レスお許しくださいませ。
>  国会議員が、それぞれのいろいろな「国民」を、代表してはいけないのでしょうか? 

い えいえ、国会議員がいろいろな国民の代表である率を高めるための、妄想選挙制度です。はい。しかし、出身地盤の代表である必要は無いと思います。その為に 地方議員や知事さん達がいらっしゃるのではないでしょうか? 国会議員はあらゆるしがらみからフリーな存在でなければならないと思います。投票率は上げる 方法はいくらでも有ると思いますよ。@投票しない人は選挙権を剥奪するA投票すると税金を何%か還付される。。。方法の良し悪しではなく、自分達の首を絞 める様な施策はしないのが、国会議員の皆様ですので、実現の見込みは有りませんが。 国民は政治に無関心な方が都合が良いですから。 しかしBSEもアス ベストも酷い無能ぶりですね。 こんな国の国民で有ることが。。。しいです。 まあ、それを言ってはお終いですね。



[68] 与謝野氏の迷走(Re:[54] [49] 人権擁護法案提出断念) 投稿者:謎工 投稿日:2005/07/24(Sun) 17:51  

> この機会に、改めて、擁護すべき人権の定義から、掘り起こしていくべであると思います。

 同感ですが、与謝野政調会長には自分の選挙基盤の脆弱さも相俟ってか全くその気が無いようです。

> 与謝野馨、その栄光の軌跡(改訂版)
>
> 3/11 人権擁護法案について「疑念がある限り、党内了承はしない」と発言
> 4/22 人権擁護法案について「古賀氏への一任は有効」と発言するが、平沼氏や古屋氏に抗議され「政審には上げない」と撤回。
> 4/26 「政審には上げない」と言いつつ政審の議題に上げていた。それを反対派議員に抗議され撤回。
> 5/9 GW明けに人権擁護法案の党内了承を企てるが、平沢部会長や平沼氏らの反対で頓挫。
> 6/3 真の人権懇談会の提言にゼロ回答。「問題点は分かっているが、俺の職権で政審を通してっていいんだ」と暴言を吐く。
> 6/5 反対派国民の抗議を恐れて新宿西口の街頭演説から逃亡。
> 6/15 平沼氏に対して「私の職権で政審に上げることはしない」と約束。しかし部会での審議継続には難色を示す。
> 7/8 古賀氏と会談し、古賀氏への一任は有効であることを確認。政審で審議し今国会での成立を目指すことで一致。
> 7/19 朝日系のCS番組の中で「反対派は不勉強。勉強能力が無い」とまたもや暴言を吐く。
> 7/24 TBSニュースで「今国会での提出は断念。次の国会での修正無しの提出への道すじをつける」と発言。

 最後の発言は「郵政民営化否決で解散・総選挙になれば反対派が大挙して除名される」ことを見越しているのでしょうか?


[67] 鳥インフルエンザウイルス 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/07/24(Sun) 17:29  

FAO/WHO/OIEが、ワクチン使用の前提としているのは、すでに、大規模に感染が広がってしまい、淘汰などの手段が使えない場合の話です。
鳥インフルエンザそのものついては世界中で、しょっちゅうおきています。私の言う通常の防疫対策が実施されれば、被害は限定的に収束するものなのです。
それを中国で薬剤の予防的投与などということを行ったため(政府は否定していますが)収束せずに何年間も流行が持続し、ついには、高病原性を獲得し、東南アジアにまで流行が広がるにいたったのです。
日本においては、実際、防疫システムが十分機能しています。だから、過去3度あった高病原性鳥インフルエンザを広げずに押さえ込めているのです。現時点では落ち着いて、事態の推移を見守っていればよいと思います。
それよりも、新型人インフルエンザの発生に備えることのほうが重要でしょう。

http://www.keimei.ne.jp/article/20040305t3.html


[66] Re:[64] 笹山さん教えてください 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 17:29  

 横レスお許しくださいませ。
 国会議員が、それぞれのいろいろな「国民」を、代表してはいけないのでしょうか? 「国民」といえども、具体的に、ひとりひとり、それぞれいろんな考えをもち、何かに属しております。あらゆるところから離れた高所に「国民」がいるのではありません。
 声の大きい、欲の強い人ばかりが、国会議員を送っているからダメみたいな言い方に、ついつい聞こえてしまいますが。
 そもそもは、自分を含めて、おおかたの国民がバカだから、一部の団結心やら洗脳心やらの強い団体推薦の意中の人が代表になっているのではないでしょうか?
 まずは、選挙の際の、投票率をあげること、そうしなきゃいけないことに気付くことからはじめなければならないような気がします。変な小手先のことを編み出したら、それこそ、ますます「圧力団体」的な勢力の代表が増えるばかりでしょう。
 まずは、国政選挙に、明確な意志をもって参加する(投票にいく)、「健全な国民」の一人にならなければだめでしょうね。選挙制度をいくらいじったとしても。あくまでもその国の「民度」にかかっています。

 まあ、こんな手もあったのかと感心しております。
Amazon.co.jp トップ 100 リスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/497532/ref%3Dts%5Fbh%5F1%5Fh
2005年07月22日「マンガ嫌韓流」を読む。
http://nishimura-voice.seesaa.net/


[65] Re:[61] 鳥インフルエンザウイルスは稀有なものではない 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/07/24(Sun) 17:15  

かなり誤解があるようです。
ワクチン接種はやりようによっては、ウイルスの変化を早めることにもなり、慎重を帰すものなのです。

http://www.keimei.ne.jp/article/20040305t3.html


[64] 笹山さん教えてください 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/07/24(Sun) 16:07  

こんにちは。国会議員(特に衆議院)の有り方(または選び方)について、お考えを教えてください。
そもそも、国会議員は地元を 代表する代議員でなければいけないのでしょうか? 地方は地方自治体にお任せすれば良いのではないでしょうか? 選挙地盤などを作るから、支持団体の顔色 を伺う事態が起こるのだと思います。政策・能力本位で議員を選ぶ選挙方法は考えられないのでしょうか? また変な支持団体をバックにした党、 業界の影響 力などを排除した選挙制度に一刻も早く変えないと、日本はダメになると思います(比例代表や全国区制では特定圧力団体が依然として力を発揮します)。 例 えば、こんな選挙制度はどうでしょう。 @全国の選挙区を選挙民の数を均等にして第一区から第200区まで設定する A各選挙区には、立候補者をランダム に割り振る B有権者も各選挙区にランダムに割り振る、 C有権者は毎回の選挙ごとに異なる選挙区で投票する事になる Dつまり組織票が使いにくくなる  E毎回選挙区や立候補者が変わるので、事前に立候補者についての勉強をしなければいけない。。。。国の大事決定する時に、圧力団体の影響力はことごとく排 除したいという願望から出て来た妄想選挙制度です。 まあ、穴だらけですが。。。 何か良い方法はないですかね?


[63] これじゃ、「いやがらせ法」では? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 14:13  

7月24日付・読売社説(2)
[牛肉輸入制限]「早急な『関税』法改正が必要だ」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050723ig91.htm


[62] 沖縄・座間味/渡嘉敷の集団自決問題で、守備隊長遺族、大江氏・岩波を提訴へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 14:09  

このサイト
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050724-00000001-san-soci
がその内容だが、真実は、どうなのであろうか?
私も、数年前に、この両島に行き、沖縄開戦時の悲惨さの痕跡を確かめてきた。
集団自決の場所には、ひっそりと、慰霊塔が建てられているだけであった。
このサイト「沖縄戦集団自決「軍命令」なかった」
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/1096.html
によれば、「「集団自決が、旧日本軍の命令だったことにすれば、集団自決の犠牲者が準軍属とみなされれば、その遺族に援護法に基づく年金が旧厚生省から支給されることになり、そのためには旧日本軍の自決命令が必要だった。」としている。
また、このサイトhttp://www.tokyo-np.co.jp/kioku05/txt/20050502.htmlでは、「 「天皇陛下万歳」。翌朝、村長の三唱を合図に、家族が一緒になって次々と手りゅう弾を爆発させた。不発で死にきれなかった家族はさらに悲惨だった。自らの手で家族に手をかけていったのだ。」と書いてある。
さらに、このサイトhttp://www.kantei.go.jp/jp/sihouseido/dai34/34gijiroku.htmlでは、「村長(当時の村長米田惟好(旧姓古波蔵))は、集団自決を口頭で伝えてきたのは当時の駐在巡査だと言明したのですが、その駐在巡査は、私の直接の質問に対して、赤松氏は自決命令など全く出していない、と明確に証言したのです。」と書いてある。
http://www.jiyuu-shikan.org/faq/daitoasensou/okinawa.html
も、ご参照。
事実は、この両者の言い分を右往左往するだけで、一向に見えてはこないのだが。
私が、渡嘉敷島を訪れ、ちょうど島一番の見晴台に、、曽野綾子さんの書いた碑文があった。
曽野綾子さんは、「ある神話の背景 沖縄・渡嘉敷島の集団自決」で、「赤松大尉命令を受けた駐在巡査に聞いた。彼は取材時に首里にご存命中であり、聞くと、「出しとりゃせんです」と言われてしまった。」と書いた方だ。
http://66.102.7.104/search?q=cache:OBCPlsp8418J:www.nwjc.ac.jp/~yamashiro/txt/txt/ecce/2.htm+%E6%B8%A1%E5%98%89%E6%95%B7%E5%B3%B6%E3%80%80%E3%80%80%E6%9B%BD%E9%87%8E%E7%B6%BE%E5%AD%90%E3%80%80%E3%80%80%E7%A2%91%E6%96%87&hl=ja&client=firefox-a
http://www.jiyuu-shikan.org/faq/daitoasensou/okinawa.html
これらの論争は、ともかく、死んだ島民にとって、もっとも、回向となる結論は何なのか、そのあたりから、考えたほうがよそさそうだ。


[61] 鳥インフルエンザウイルスは稀有なものではない 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 13:57  

鶏肉の輸出再開目指す−鳥インフルエンザは低病原性と判明− (フィリピン) 2005年7月22日

国内で初めて検出された鳥インフルエンザウイルスは毒性の低い低病原性であることが判明した。これを受け、政府は一時停止していた日本などへの家きん・家きん肉などの輸出の早期再開を目指す。
http://www.jetro.go.jp/topics/33101

 本気で、調べたら、当たり前にうじゃうじゃいるということです。病気を出すのは、ほんの一部か、生まれつき耐性をもっていない株に、生まれて初めて感染を受けたときだけです。
  それがわかれば、H5N1型だろうと、ある程度の範囲を超えて拡がり、風土病的な存在を超えてしまえば、鶏にたいして人間がやれることは、大規模な感染発 症流行を防ぐこと、これしかありません。となれば、殺処分というのは、いわば、胃癌を怖れるあまり、健康な胃でさえとってしまえということに、限りなく近 づいていくということです。本当に安全を確保するのは、罹っても死なないようにする、激しく発症(ウイルスの排出を激しく)させないということに尽きま す。
 そのための実用化されている「ワクチン」の使用をなぜ妨げるのか、行政当局と、専門家の方々の言い分には首を傾げざるをえません。もう、一 部地域に閉じ込めておけるレベルはとうに過ぎています。貿易と防疫は、二律背反です。両方のバランスをとるならば、もはや「清浄国」にこだわることに、何 の益
も見出せません。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(39)(2005.7.24)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza123.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
『ガセネタに振り回されるのも困るが公式情報に頼っているのも危険だ。』
『全 国的なサーベイランスが始まり、案内が来た。結局H5,H7が対象でそれ以外の亜型は対象外だという。それ以外の亜型が危険でないということはないのだか ら(例えH1,H3でも人間の場合、厚生省が除外していても、鶏の場合は関係なく、1996年の例のようにHPAI突発が有り得る。)どっちみちスクリー ニングするのだから、他の亜型についても結果を知らせて欲しいものだ。これは強く要求したい。』


[60] Re:[59] [58] 昨夜は何が起こったのでしょうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 13:37  

笹山様
 勝手なお願いですが、予告していただければ、ありがたいと思います。
 いくらか、あちらこちらで、「何かあったのでは?」とのウワサが飛び交っておりましたもので。
 今後ともよろしくお願いいたします。


[59] Re:[58] 昨夜は何が起こったのでしょうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 12:02  

ときさん。
特にご心配いただくものではありません。
サーバーが手狭になりましたので、移動したためです。
もっとも、これまで、かなりなものがありましたので、ご心配いただくのは、無理もありませんが。
ご心配をいただき、ありがとうございました。


[58] 昨夜は何が起こったのでしょうか? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/24(Sun) 11:56  

 皆様のセキュリティー対策のため、どのような経緯なのか、お教えいただけませんでしょうか?


[57] Re:[56] 蒸気(ボイラー設備)に携わるユーザーとメーカー交流ページ【ボイスチ・サーチ】 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 10:29  

広告宣伝サイトの書き込みのようですが、内容にちょっと興味がありますので、残しておきます。


[56] 蒸気(ボイラー設備)に携わるユーザーとメーカー交流ページ【ボイスチ・サーチ】 投稿者:Yosiro投稿日:2005/07/24(Sun) 10:20  

   

産業用・スチーム…蒸気に関しての交流ポータルサイトを開設いたしました。
【ボイスチ・サーチ】 http://steam-world.main.jp
ユーザー・各企業が「蒸気に関して」の利用法・アイデア・疑問等を論議しあうページです。
蒸 気(設備・産業用ボイラー)に携わるユーザーとメーカー交流サイト!ボイラー技師・熱学研究者様も、ご参加下さい!業界発展のため、ボイラメーカー様!ス チームトラップメーカー様!スチーム機器メーカー様!の参加もお待ち申し上げます。蒸気タービン,減圧弁,総合エネルギー,熱学関連業界のユーザーもどう ぞ! 
■管理人様・不適切な書き込みとご判断されましたら削除願います。

http://steam-world.main.jp


[55] サーバ移転のため、Sasayama's Weblogが、現在閲覧できません。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/24(Sun) 09:03  

サーバ移転のため、Sasayama's Weblogが、現在閲覧できません。
今しばらくお待ちください。
そのほかはOKです。
ご迷惑をおかけします。

また、「また逢いましょう」さんが、キャッシュを取っていただきましたおかげで、過去ログで欠損していた3001から3016の部分も、「過去ログ-その7-」
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm
で見ることができるようになりました。
「また逢いましょう」さん、ご協力ありがとうございました。
[55] Re:[49] 人権擁護法案提出断念 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/23(Sat) 22:21  

謎工さん。
提出断念ですか。
私のブログ「人権擁護法案について、アムネスティの主張を考慮すべき時」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=266
でも書きましたように、当初から、この法案は、詰めの順序を間違えていましたね。
この機会に、改めて、擁護すべき人権の定義から、掘り起こしていくべであると思います。


[54] ほりえもんと乙部さんが、25時間テレビでバカをさらしていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/23(Sat) 22:09  

彼が、テレビ界でやりたかったってことは、こういうことではなかったはずなのだが。
まさに、悪貨は良貨を駆逐する、ですね。



[53] Re:[52] 「グランド・セフト・オート3」は、売り上げ急上昇中とのこと。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/23(Sat) 21:16  

「秘すればあらわれる」とは、古来、真実のようで。
もうちょっと、この種の規制には、知恵が必要なようですね。
このサイト
http://www.gta3.jp/
が、公式サイトのようです。
政治家が、この種のものをパフォーマンスに使おうとすると、手痛いしっぺ返しを受けるというのも、映画「バトルロワイヤル」で体験済みのことかもしれません。
松沢さんのブログは、コメントを見ようとすると、かなり重くなっていますね。
このように、多数のコメントが想定される方のブログは、MySQL対応のものにしたほうがいいかもしれません。
MySQLであれば、一万コメントがこようが、関係なしですから。
ただ、放って置けばいいのです。
コメントスクラムのデータベース完成というわけです。

http://sinobi.ameblo.jp/entry-75f44df462febf3c42491879a0990856.html


[52] 松沢さん、がんばってください。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/23(Sat) 20:10  

<ソフト規制>松沢・神奈川県知事のブログに批判殺到(毎日新聞) - 7月23日15時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050723-00000057-mai-soci

 これも、ネット言論の試練です。

「松沢しげふみ タックルレポート」
http://matsuzawa.cocolog-nifty.com/blog/
 
 コメント欄がすごいことになっています。
 なんとか、次のようなことにはならないでください。

奥田けんじブログ
http://okudakenji.jugem.jp/?eid=135
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/28596928.html
夕張市議 くまがい桂子 の ブログ
http://kumakei.exblog.jp/1336634/
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/28587900.html



[51] Re:[46] 中国・四川省資陽市で、奇病発生、とのことです。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/23(Sat) 20:08  

ときさん。Mr.Chomboさん。鳥インフルエンザに関する議論、ありがとうございます。
ところで、中国・四川省資陽市で、6月24日から7月21日にかけて、奇病が発生しているようです。
20例があり、そのうちの9人が死亡、1人が退院、10人が入院中との事です。
症状としては、最初に熱が出て、脱力感と、悪心と嘔吐があるようです。
どうにもとまりませんね。

http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/newscenter/2005-07/23/content_3257186.htm


[49] 人権擁護法案提出断念 投稿者:謎工 投稿日:2005/07/23(Sat) 19:07  

だそうです。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2005072301001255


[48] Re:[44] 外食メニューに原産地表示 農水省がガイドライン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/23(Sat) 18:54  

まりちゃんさん。
この「国内に流通する米国産牛肉等に係る調査結果について(最終報告)」の中にある牛挽肉の輸入先で VALLY MEATS CO.とありますが、これってもしかして、2003年のアメリカ発のBSE発生時に、ハンバーガーに適さないミートカットと骨が行った先の,オレゴン州 PortlandのWillamette Valley Meat Co. のスペル間違いなんじゃないでしょうね。
ちょっと怪しいです。

http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_33.htm

[47] これもH5型について 投稿者:とき 投稿日:2005/07/23(Sat) 12:52  

NBIニュース一覧
http://www.nbi.ne.jp/news_all.html
近年の北米におけるH5 型トリインフルエンザウイルスの遺伝学的・ウイルス学的特徴
http://www.nbi.ne.jp/pdf/016_Genetic.pdf

ご紹介まで。


[46] H5N2型に対してワクチン使用の実績アリ 投稿者:とき 投稿日:2005/07/23(Sat) 12:49  

NBIニュース一覧
http://www.nbi.ne.jp/news_all.html
の、この文献

トリインフルエンザの抑止・根絶におけるワクチンとその使用
http://www.nbi.ne.jp/pdf/009_Vaccines.pdf

 それほど、珍しいウイルスでもないような。
 世界を見渡せば、すでに、まん延常在地域が確実に存在している状況のようです。


[45] Re:[40] Re:[39] [31] 小澤義博氏へ公開質問されたい方は。 投稿者:真名  投稿日:2005/07/23(Sat) 12:10  

笹山さま。 ありがとうございます。 
この異常プリオン蓄積データは、最新のデータではないようです。
実際には時期によって蓄積部位が大きく変動することが判明しています。
回腸蓄積後になぜ異常プリオンが検出不能になるのか分かりません。
異常プリオンがどうやって、発症可能な量、血液脳関門を通過できるのか分かりません。
異常プリオン検出不能なサンプルでなぜ伝染可能なのか分かりません。
そもそも異常プリオンが病原体なのかどうかわかりません。
彼は知っているのでしょうか?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[44] 外食メニューに原産地表示 農水省がガイドライン 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/23(Sat) 10:58  

外食メニューに原産地表示 農水省がガイドライン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050723-00000026-kyodo-soci

農 水省の審議会の資料をちょっと見ると、表示はメインの産地だけとか、そんなことを推奨しているみたいですが、例えばBSE問題だったら、消費者の知りたい のは牛エキスや牛脂などの使用の有無と産地、ゼラチンの由来と産地、そういった細部なんですが。製造方法や製造の不備によってはそちらの危険性は高いです よね。そういうことを表示推奨しないような、わかっちゃいない審議会なんて意味があるんだろうか


国内に流通する米国産牛肉等に係る調査結果について(最終報告)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/06/h0604-1.html


[43] 米国産:特定部位等が含まれる又はそのおそれがあるものについて回収、販売自粛を”指導”されてきたもの 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/23(Sat) 10:28  

国内に流通する米国産牛肉等に係る調査結果について(最終報告)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/06/h0604-1.html
1) スープ原料 (2) 牛脂 (混入部位 せき柱) アリアケジャパンさんが載っていますが、下記を見ると一気に現実感が沸いてきますね。
http://www.net-ir.ne.jp/ariake/company/industry.html
> チキン・ポーク・ビーフを原料とする天然調味料のメーカーで、2003年度の畜産系天然調味料市場のシェア53.8%(当社調査)を占めるトップ企業で す。売上高の99%は日本国内向けで、主な販売先は、即席麺メーカー(23%)、食品加工業(40%)、外食産業(36%)などすべて業務用です。即席麺 メーカーにはほとんど納入実績があり、当社の調味料がスープのベースとして使われています。また、外食産業の中でもホテルのレストラン向けが多く、ソース ベースやスープなど多くの場面で使われています。

==========
原料調達先は下記に掲載いただいてます。
http://www.net-ir.ne.jp/ariake/company/index.html

そういえば輸入停止後しばらくして、何故か、米国の「肉」だけが注目されているときに、ある牛丼屋さんに確認したら「牛エキスは米国産を使用しています」という回答がありましたが。


[42] Re:[41] ロックウールの安全性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/23(Sat) 10:26  

人造鉱物繊維(Synthetic mineral fibres (SMF))と呼ばれるロックウール(岩綿)やグラスファイバーの肺がんの発がん性への長期的影響について、サイト「Guidelines for the control of synthetic mineral fibres (SMF)」
http://www.nohsc.gov.au/OHSInformation/Databases/Archived/pamdetails.asp?pgmid=1465
で、the International Agency for Research on Cancer (IARC)は、次のような見解を示しています。

ロックウール(岩綿)
実験動物と人間とに対して、肺がんの発がん性への一定限度の証拠が見られた。

グラスファイバー
実験動物に対しては、肺がんの発がん性への十分な証拠が見られたが、人間に対しては、十分な証拠が見られなかった。

スラグウッド(Slagwood (Man-Made Fibers )
実験動物に対しては、肺がんの発がん性への十分な証拠が見られなかったが、人間に対しては、一定限度の証拠が見られた。

セラミックファイバー
実験動物に対しては、肺がんの発がん性への十分な証拠が見られたが、人間に対しては、今のところ、証拠が見られなかった。

ということで、この人造鉱物繊維の中では、ロックウールの肺がん発がん性については、かなり危険ゾーンにはいっているようですね。

http://www.nohsc.gov.au/OHSInformation/Databases/Archived/pamdetails.asp?pgmid=1465


[41] ロックウールの安全性は? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/23(Sat) 10:25  

農業新聞の記事に、業界が安全性をPRしているという記事がありました。
ロックウール工業会は日本石綿協会とつながりはどうなんですかね?最近ほんと産業界が信用に価しなくなってきているので、なんでも疑いの眼です。

ロックウールは安全 石綿とは別物/業界がPR
[2005年07月22日付 続きは日本農業新聞本紙]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/
  健康被害が問題となっているアスベスト(石綿)に似ているロックウールに対して、ロックウール工業会やJA全農などが、ホームページや資料で安全性を訴え ている。ロックウールの繊維は石綿より大きく人が吸い込みにくい。世界保健機関(WHO)も発がん性を認めていない。工業会などへの問い合わせは増えてい るが、消費者の心配は無用のようだ。
 
 工業会によると、石綿問題の報道後、ロックウールについての問い合わせは3倍ほどに増えた。た だ、家屋の防音や断熱に使うことに対しての質問ばかりで、養液栽培や水稲育苗用に使う農家やJAからの問い合わせはない。「消費者は、岩綿と呼ばれるロッ クウールと石綿を混同している」と工業会はみる。生産者に混乱がみられないのは、20年前の普及時に全農などがロックウールの安全性を十分に説明していた ためとみられる。…

ちなみに
ロックウール製品の特性と取り扱い 資料です。
http://www.rwa.gr.jp/DownLoadFiles/C0.pdf
[40] Re:[39] [31] 小澤義博氏へ公開質問されたい方は。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/23(Sat) 06:57  

小澤義博氏の個人情報が、このサイト
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/bse/bse-ozawa.html
に出ていますので、こちらにレター作戦で照会されたらいかがでしょう。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/bse/bse-ozawa.html


[39] Re:[31] アスベスト問題で、「新聞社は、初めて聞いたふり、驚いたふりをするな」とのブログのご意見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/23(Sat) 06:45  

> 「善福寺手帳」
> http://yoshioka.blogtribe.org/entry-ecf057099ffa9f8659f9d581272ec1f5.html
笹山さんご紹介のブログのコメント欄に、さらに印象的なコメントがついてました。

>(略)そろそろアスベスト製品の在庫もなくなったころでしょうから、ようやくマスコミも政府やメーカーに遠慮なく報道できるようになったのでしょう。何しろ建材メーカーは大企業でいい広告主ですから。今度の狙いはリフォーム需要かも知れません。

な んだか愕然とする話ですが、昨年8月の農水省の意見交換会では、一部の外食産業と、そこと取引のあるマーケティング企業の2社?が、世論操作目的なのか知 りませんが、「輸入再開しろ」という内容にて、120人募集のところ、750通だかの大量申し込みを行ったりなど、信じられないようなことが起こりました ので、あり得ない話でもないような気になってきました。BSEも広告費がなくなったときが真実の報道の日でしょうか?
英国でvCJD患者さんの献血による百人の二次感染の心配の浮上のことなど、どこも報道しませんね。

ところで小澤義博氏は、新聞の全面広告に大きく掲載されてましたが、学者にああした広告に出演いただく場合、謝礼とか、いくらくらいかかるものなんでしょうかね?


[38] ロシア・ノボシビルスク市の鳥インフルエンザはH5N2型 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/23(Sat) 06:31  

先に外岡さんからご連絡のあった、ロシア・ノボシビルスク市の鳥インフルエンザはH5N2型と判明した。
the Vektor State Research Centerの当局者がインターファックスに語ったところによると、死んだ野鳥6羽から検出されたウイルスを検査したという。
おそらく、この野鳥は、地中海から死んできたものと、氏はいったという。

しかし、H5N2だとする報道は、この中国報道だけなので、今しばらく、事実の確認を待つ必要がありそうだ。

http://news.xinhuanet.com/english/2005-07/23/content_3255680.htm


[37] Re:[35] 危険部位混入の肉骨粉が規制のない国に輸出されている 投稿者:真名 投稿日:2005/07/23(Sat) 01:17  

とりあえずカンタンにまとめました。
しかし、これは牛肉骨粉を、規制のない国に輸出しているってことなんですね。 農務省が動物死体処理協会に支出している販売促進費もそれに使われている可能性があるのでは?
そうだとすると、いまだにこんなことをやっているわけです。 
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50005374.html


http://blog.livedoor.jp/manasan/


[36] Re:[32] [28] もどかしい思いのワクチンメーカー 投稿者:とき 投稿日:2005/07/23(Sat) 01:13  

> 清浄地と汚染地域の線引きをし、その間の病原体の侵入を完全に遮断する。発症地の家畜については淘汰する。ワクチンを打つことは重大疾患の軽症あるいは保菌動物を発生させ、いつまでたっても、その地域が正常化しない結果になります。

 それがいかに、非現実的な、机上の空論であるかにお気づきになっておられないようですね。
 野鳥の渡りコースをコントロールできるとでもいうのですか?
  「地域の正常化」って、どういうことなのでしょう? もしかして、「ウイルスフリー」とでも言い出すのではないでしょうね。淘汰されるべきは、ウイルスに 耐性をもっていないほうで、ウイルスを淘汰(根絶)するというのは、宿主となりうる生物が存在する限りにおいて、自然界では不可能なのですが。
 そのことを、よく理解されているのでしょうか?
  『清浄地と汚染地域の線引き』をするとなれば、どういうことになるかといえば、外界とは完全に隔絶した、クリーンルームで畜産を行なわなければならないと いうことです。いまでさえ、各地の地鶏では、規則どおりにやるなら、屋外での放し飼い養鶏が不可能になっています。変だとはおもいませんか?
 本 当に飼鳥を含めた養鶏現場を知っての発言には思えません。それとも、杓子定規にやれといわれたことを鵜呑みにして、トリフルが発生したら、素直に殺処分す ることには何ら躊躇なくやってしまえる養鶏業者さんですか? 生き物を相手しながら、命を奪うことに何の痛みも感じない精神の、一番近寄りたくないタイプ の博労業者さんでしょうか。
 よく知ってていうのであれば、金儲けのためには、鶏の命なんて露ほどの価値もないと考える輩でしょうし、そうでない となれば、いまのアジア周辺地域のトリフルの発生状況を含め、ウイルス感染症自体の病理病態、疫学に対する知識の不足から、何か思い至らない面が多々ある のではないかと存じます。
 トリフルをめぐって、おかしな状況であることを、いっときも早く多くの方が理解できるようになって欲しいものです。
 ウイルスには、「排除の理念」は通用しないという思いに至る「知識」を学び、知れば知るほど、今の考えがいかに誤ったものかを自覚することになると思います。
 ウイルスは、経験しないことが、脅威となるのです。(リスク・ゼロの世界は狂気の世界です。)

ウイルスと人間
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400007444X
ウイルスは人間の敵か味方か―最小の生物の正体に迫る
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309612024
ウイルスは生物をどう変えたか―進化の演出者・ウイルスの世界を探る
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061329499
ウイルスとどうつきあうか―闘いから共存への戦略
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/414084003X/qid=1122047869
共生の意味論―バイキンを駆逐してヒトは生きられるか?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406257196X


[35] 危険部位混入の肉骨粉が規制のない国に輸出されている 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/23(Sat) 00:14  

ブログのほうに、小澤氏の問題とともにまとめたんですが、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/958a113072a041131ff4ef54a50d891c
衆院の米国訪問の報告書を読んでたら、トンデモ話が結構でてきました。
真名さんも取り上げてくれると思いますが、

米国の(SRM混入)の肉骨粉の行方について、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/d5567f5d2c875bf17a999b32a29102f7
「規制のない国へ行くことはある」と、農務省のバトラー次官補が認めたそうですよ。もし感染牛が混ざっていたら、その「規制のない国」で蔓延する恐れがありますね。ゆゆしき問題です。

日本は、米国以外の輸入国の飼料管理状況について厳密に確認する必要もあると思います。


[34] Re:[5] 米国食肉輸出連合会の全面広告問題の総括 投稿者:真名 投稿日:2005/07/22(Fri) 23:08  

すいません。 これは大事だと思うので後始末(笑)させてください。
▼広告本文は、解釈とか見解の相違もあるのかなという感じです。 しかし、一つ、理解しがたい発言がありました。
▼小澤
今年の総会では、「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は、食べても安全である」ということがはっきり示されました。▼
私は初耳です。 本当なんでしょうか? これは小澤氏の見解を述べた部分ではありません。 今年のOIE総会で、そういうことで合意したような内容です。事実なんでしょうか?
これは全国4大新聞への、権威ある専門家の全面広告における発言です。従って、小澤氏は、この発言の根拠を示す義務から逃れることはできません▼ というわけで。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50005211.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[33] これは、財務官僚の擬似インサイダー事件?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 22:18  

このサイト「美人財務省官僚が1億円ボロ儲け」
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_07/t2005072126.html
で話題の方は、霞ヶ関では、知る人ぞ知る、いつも話題の方であるが、このサイトのような経緯になっているらしい。
ご経歴中の「証券局でインサイダー取引問題担当」という言葉が、妙に目にしみますが。
それにしても、だんなさんのほうもだんなさんのほう。
いつのまにか「産業再生機構執行役員に転じ」ってのは、これどういうこと?
いつの間にか、救済されるほうから、救済するほうに回っている。
失礼ながら、「泥棒サンタ(Bad Santa)」なんて言葉、おもいだしてしまいました。
義経の八艘飛びって話はあるが、産業再生機構という船を舞台の八艘飛びってのは、前代未聞のようですね。
そういえば、この奥方のほう、先日、朝日ニューススターで、日本がデフォルトになるかもしれないって話しをされていましたっけ。
なんか、マッチポンプ方式で、今度は、日本の国を舞台に八艘飛びをやられてはたまらない。

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_07/t2005072126.html


[32] Re:[28] もどかしい思いのワクチンメーカー 投稿者:Mr.Chombo 投稿日:2005/07/22(Fri) 22:10  

それは、いかがでしょうか?家畜と人間の防疫についての考え方には大きな違いがあります。人間の場合であれば、ときさんの考えはきわめて妥当ですが、家畜家禽については事情が変わります。
清浄地と汚染地域の線引きをし、その間の病原体の侵入を完全に遮断する。発症地の家畜については淘汰する。ワクチンを打つことは重大疾患の軽症あるいは保菌動物を発生させ、いつまでたっても、その地域が正常化しない結果になります。
このことを恐れているからこそ、中国に対してすら、ワクチン使用に批判的な意見があるわけです。


[31] アスベスト問題で、「新聞社は、初めて聞いたふり、驚いたふりをするな」とのブログのご意見 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 21:53  

「善福寺手帳」
http://yoshioka.blogtribe.org/entry-ecf057099ffa9f8659f9d581272ec1f5.html
と いうブログに、「一言あってもいいのではないか」という記事があって、その中で、各新聞の社説が、今はじめて知ったように、ひと事のように「同じ愚を繰り 返してはならない。」とか「どうしてそんな事態になったのか。行政の責任もはっきりさせたい」とか、「危険性があることを、国が30年前に認識していたこ とが分かった。驚くべきことである。」とか、いまさらのようにいっているのを、このブログの主は、「「知っていたくせに」と言いたくなる。
新聞社だって、30年前はどうか知らないが、少なくとも20年以上前にアスベストの問題を認識して記事にしていた。覚えているぞ。初めて聞いたふり、驚いたふりをするな、といいたい。」「負い目を感じますくらいの一言あっていい。」と一刀両断しているのである。
政治家とても同じこと、拳拳服膺いたします。


[30] おや?こんなところにリンクが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 21:45  

「東都大学野球連盟」
http://bma-bma.com/938C937391E58A7796EC8B85984196BF/w938C937391E58A7796EC8B85984196BF
というサイトの中の「 いろいろりんく」に、私の掲示板がリンクされていました。
何事かと思いきや、昨年9月24日の「7751 プロ野球、スト回避」というキミヒ さんのご投稿の中に
「要は日本のプロ野球が自立して高給を担保するのに12球団が必要なのか?
東都大学リ−グでみられる二部制や野球に天皇杯導入は?
現在の高給野球選手集団の維持増殖はどうみても不可能では?」という箇所があったのに、共感されてのリンクとなったらしいようです。
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog4.htmもご参照

http://bma-bma.com/938C937391E58A7796EC8B85984196BF/w938C937391E58A7796EC8B85984196BF


[29] 中国の人民元切り上げは、原油価格にどう影響するのか?  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 21:28  

このサイト「Crude oil prices rise in Asia after China's decision to abandon dollar link」
http://www.canada.com/national/nationalpost/news/story.html?id=c3d9dba2-87f3-4f04-b8f0-0a1fc1e06ddd
に よれば、中国人民元の切り上げと、通貨バスケット制移行の原油価格に与える影響は、短期的には、ドル建ての原油が中国の石油精製所向けの原油価格が安くな るという影響は出るが、長期的には、人民元切り上げが中国経済の過熱化を冷やすことになり、その結果として、中国の原油需要は、減少に転じるため、原油価 格は、下降に転じるという。
10日前に、IEAとOPECは、中国の原油需要が、当初予測したよりも、少なくなると見込まれるところから、世界の石油需要予測を下方修正している。
また、ロンドンの相次ぐテロ事件は、旅行客などの減少を招き、潜在的な石油需要を減退させるものと見ている。

http://www.canada.com/national/nationalpost/news/story.html?id=c3d9dba2-87f3-4f04-b8f0-0a1fc1e06ddd


[28] もどかしい思いのワクチンメーカー 投稿者:とき 投稿日:2005/07/22(Fri) 20:55  

 提灯持ちをするつもりはさらさらありませんが。

日本バイオロジカルズ株式会社(NBI)
http://www.nbi.ne.jp/
ALERT トリインフルエンザに即刻対応すべき
http://www.nbi.ne.jp/alert040121.pdf
ニュース一覧
http://www.nbi.ne.jp/news_all.html
トリインフルエンザウイルスの免疫:総説
http://www.nbi.ne.jp/pdf/007_Immunology.pdf

 全粒子不活化ワクチン使用を妨げる理由はただ一つ、ひとたび流行が起こったとき、野生株とワクチン株の区別が血清学的検査では区別できなくなる、これに尽きるようです。
 養鶏現場の発生流行防止と、やがては人のあいだで感染可能になるかもしれない変異を起こさないためには、まずは発症を防止する、その結果としての感染流行を食い止めることが、第一に優先されなければならない大事なことです。
  となれば、東アジア東南アジア周辺諸国の状況をみるにつけても、感染しているものの抗体保有の血清学的検査に不都合が生じることはもはやいとわず、ワクチ ネーションの対策体制構築の時期にもうはいっていて、そのことをもはや躊躇している間はない状況であると思われるのですが、ことこの期に及んでも、なかな か転換できないようです。

 まったくもって、米国の武力の傘の下にいて、武力を放棄し戦争を放棄し、たまたま60年、戦争をしないで平和 にやってこれて、これからもそのままでやれると信じて疑わず、そろそろサビだらけになって耐用年数が過ぎてきた憲法9条を、後生大事に思い、地政学的にみ れば、これほど史上まれに見るほどのアンバランスな状況に置かれながら、ほとんど備えをおろそかにしている日本の姿にぴったり重なって見えてしまいます。
  あらゆる面で、日本の知識層は、前例のない危機に対応することが下手にみえます。実際に起こって、相当の被害と犠牲が生じてからでないと、次のフェーズに 移行できないのでしょうか。それでは危機管理とは到底いえないと思います。ことほど左様に、日本の危機管理のなさ、つたなさに愕然といたします。

  起こってから動くのではなく、起こる前に動いて、被害を最小限に食い止める。そう思ったら、鳥インフルエンザに関しても、アジアの諸状況からみて、即、清 浄国観はかなぐりすてて、根絶対策は早く諦めて、ワクチネーション体制にGoすべきだと強く思うのですが・・・。感染を受けて死ぬのを無為に待つほど愚か しいことはないのでは。運良く罹らないで、出荷されればいいというのであれば、まるでルーレットにあたるようなものです。罹っても死なないようにしておく ためのワクチンです。感染未経験ほど怖いものはないではありませんか。おたふく風邪やはしかや水痘も、小さいときに経験しておくから(予防接種をふくめ) 安心できるのであって、感染を経験しないで未経験のままで、いきなり大人になってから罹ると、重症化し、死に至るのがウイルス感染症です。それはまったく 鶏も同じです。公衆衛生について、細菌感染症とウイルス感染症を同じに考えるのは、ウイルスの知識がない人が考えることです。「ウイルスの根絶」とは、つ まり、「宿主の根絶」をも意味するのですが、そのことの恐ろしさに気がつかないのでしょうか。

 おそらく、もぐりワクチンを使わざるを得 ないほど、現場は必死の思いでいるのでしょう。結局は、行政は養鶏業者を殺すことはあっても、もはや助けてはくれないということを、現場当事者であるだけ に、なおさら一層強く感じていることになっていますから。背に腹はかえられないとなれば、法を犯しても、目の前の現実に対応せざるをえない面もあってしか るべきなのかもしれません。それでも、法を犯したものがいつでも悪者です。おそらく、日本の養鶏現場の感覚は、ワクチンも承認の目処が立たず、「悪法も法 なり」ということが目の前におこっていることになっているように思います。
 禁断の果実に手を伸ばすことを、とがめることができるのは、ウイルスに対する知識もなく、現場の切実さを全く知らないか、立場の異なる他者にたいして全く配慮のない人間(相手の立場に自分の身をおいてみることができない想像力の乏しいひと)だけでしょう。
 それだけ、日本の養鶏現場は、現実離れした奇奇怪怪な「現実」(非現実)の中にあるようです。

特定家畜伝染病防疫指針
http://www.maff.go.jp/tori/bousi.htm


[27] Re:[25] 最近のアスベスト関連損害保険事情 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 20:08  

まりちゃんさん。
このサイト「Asbestos Liability」
http://www.iii.org/media/hottopics/insurance/asbestos/
に、最近のアメリカにおけるアスベスト関連の損害保険事情が書いてありますね。
これによりますと、一時のアスベスト関連訴訟に収まりが見えていましたが、最近、第二の波が、損害保険業を襲い始めているといいます。
その支払い損害保険金額は、六百五十億ドルにも達し、これは、9.11テロの支払い保険金額と、ハリケーンのアンドリュー来襲時の支払い保険金額との合計金額に匹敵する金額であるといいます。
その急増の理由として、多くのアスベスト関連企業が、倒産に追い込まれたため、請求者やその弁護人が、損害保険会社に押し寄せてきたためと見られています。
その請求者たちの90パーセントは、何の症状も見せていないが、補償を要求しているといいます。
それらの請求は、現在はアスベストとは何の関係もないが、かつてのアスベスト関連企業を引き継いだ会社にまで、矛先を向けられているといいます。
これらに比べて、いかに、日本の被害者が、唯々諾々と、産業支配の下にあったかということを示す典型的な話ですね。

参考になりそうなキーワード
アスベスト訴訟-Asbestos Litigation
損害保険金免責範囲-Insurance Coverage

参考サイト
Insurance Coverage for Asbestos,Construction Products, and Building Claims
http://www.fedpubseminars.com/seminar/inscov.html
Asbestos: Insurance Coverage Issues On A Changing Landscape
http://www.cpcusociety.org/file_depot/0-10000000/0-10000/3267/folder/17867/Maniloffasbestos.pdf

http://www.iii.org/media/hottopics/insurance/asbestos/


[26] カリフォルニアのBSE独自検査ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/22(Fri) 19:12  

[2964] アメリカ・カリフォルニア州が、独自にBSE検査導入へ
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm#2964
笹山さんご紹介のこの件ですが、全頭検査というわけではないんでしょうか。USDAのコメントとか見たいところですね。


[25] 損保各社、80年代から石綿被害を「免責」に投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/22(Fri) 17:45  

損保各社、80年代から石綿被害を「免責」に
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050722AT1G2200E22072005.html
>「海外で被害が拡大、国内でも賠償額が膨大になる恐れがあったため。クレームはなかったといい、アスベストの危険は相当早くから民間企業も認識していたことになる。」

下記は再掲ですが。
奈良産業大学の宮坂純一先生のサイトから抜粋
>Johns Manvilleは、その会社の資料によれば、1930年代の中頃にはアスベストが健康に悪影響を与えることを認識していた。事実、Prudential Insuranceは、1928年に、アスベスト労働者が生命保険に加入することを止めさせていた。(抜粋。全文を↓)
http://www009.upp.so-net.ne.jp/juka/case3.htm
http://www009.upp.so-net.ne.jp/juka/index.htm

笹山さん、サイト管理いつもありがとうございます。


[24] Re:[21] 報道と企業の危機管理 日経BP社「日経レストラン」記事について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 16:35  

まりちゃんさん。
昨日の夜以降のせっかくの投稿が消失し、ご迷惑をかけました。
おっしゃる「レストランの長期的な経営安定と、食の安全を追究する記事」による啓蒙が、長期的には、消費者に信頼される安全レストラン経営につながりますね。
その点、この記事の書き手の皆様たちは、誤解されているようにも感じられますね。


[23] Re:[19] 茨城県のH5N2が97%中米ウイルスと一致 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 16:15  

ときさん。
どうも、昨日から、このことが気になっているのですが。
素人ながら。
おそらく、この情報は、かなり業界に通じている関係者からの確実な情報(というか、垂れ込み情報かな?)だと思うんですね。
で、外岡さんの掲示板にも書いてあったのですが、「H5N1なのに、なぜH5N2ワクチンを打つのか」ということなのですね。
そこで、サイトにいろいろ当たって参りますと、DIVAシステム(Differentiating Infected from Vaccinated Animals)という言葉に出会いました。
すなわち、ワクチン接種を受けた動物と感染動物の区別をするために、あえて、違うウイルス対応のワクチンを打つというのですね。
で、H5N1が出ると思って、DIVAシステムとして、あえて、違うタイプのH5N2対応のワクチンを打っていたら、H5N1でなくて、正真正銘のH5N2タイプのウイルスが出てしまった。
こんな構図が、素人ながら予測できるんですけれども、いかがなもんでしょう。
このサイト「食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第7回家きん疾病小委員会 議事録 平成16年6月9日」http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/kanbou/kakin_sippei/dai7/giji.htmを見ていましたら、中に、こんな発言が。
「先 ほどワクチンを2回打ったというお話しましたが、2回目の発生は1回目にH7N1の発生がありまして、DIVAシステムを使うためにH7N3のワクチンを 使ったと。ところが、2回目はH7N3の発生になってしまい、しばらくの間はワクチンがなかったものですから、ホモのワクチンを使わざるを得なかったと。 H7N1のワクチンを作り出して、再びDIVAシステムを使ったという状況になっています。」
となると、養鶏家が、勝手に中国輸入のH5N2対応ワクチンを打っていたんでは、DIVAシステムも何も、ないということになりますね。

どうやら、日本も、中国のアマンタジン混入飼料問題を笑って見ていられない状況になってきました。

http://www.maff.go.jp/www/counsil/counsil_cont/kanbou/kakin_sippei/dai7/giji.htm


[22] Re:[18] [7] [5] 米国食肉輸出連合会の全面広告問題の総括 投稿者:真名  投稿日:2005/07/22(Fri) 15:25  

現在の知見ベースでの唐木英明 「安全の費用」批判は行っています。  
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/cat_1371488.html
ヒトプリオン病について、私の関心事は、むしろ輸入血液製品なんですが、いろいろと難しい世界で良く分かりません。 血液製品供給業者にはスクリーニングをやってほしいと思います。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[21] 報道と企業の危機管理 日経BP社「日経レストラン」記事について 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/22(Fri) 15:12  

ジンギスカンブームの先駆者、成功の秘訣とブームの今後を語る(前編)
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/biz/387265
日 経BP社の日経レストランという雑誌の記事みたいですが、畜産品の単品特化での成功を煽るような記事を掲載されてますけれど、新型の人獣共通感染症が台頭 する時代、そして羊にもBSEが感染するのではないかという心配もある時代に、こうした煽り記事はレストラン経営者に対してどうかと思います。

雑 誌がジャーナリズムなら、レストランの長期的な経営安定と、食の安全(管理がきちんとされている産地にこだわるとか)を追究する記事で読者をリードすべき ではないかと思いますが。もし羊に何か問題が起こったら、レストラン経営やその社員はどうなるんですか?この方は成功したかも知れないけど、単品特化は経 営の危機管理上のリスクもあるんだということを伝えないとまた同じことの繰り返し。

米牛肉輸入再開求め集会 外食産業の業界団体
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/07/2005072101004321.htm

>ジンギスカンでよく使われる羊の生ラムは、鮮度管理が非常に難しい。日本に輸入される羊肉は、まず一度、北海道に集まります。そこから全国各地に配送される。加工も北海道が先端です。

禁止されていたアイルランド産羊肉も間違って道に入ってましたよね。
http://www.asyura2.com/0403/gm10/msg/285.html
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/74f2ca6cac5042c698e01d7bda2de1af
食の安全や産地、育て方にこだわることは、経営の危機管理上、生き残るためには必須の時代だと思います。



[20] 雑誌の信用度 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/22(Fri) 15:02  

雑誌の信用度といえば、
昨年の6月、医学書院の「公衆衛生」という雑誌に朝日新聞の記者さんが米国のBSEリスクはたいしたことない、という投稿をされていて、その内容の不備に私は全然、まったく納得できなかったのですが、
http://www.igaku-shoin.co.jp/prd/00131/0013176.html
雑誌のタイトルが「公衆衛生」である以上、今後はBSE(vCJD)と公衆衛生の問題、輸血や現状の医療機関の感染管理の不備をどんどん掲載いただきたいなぁと思いました。
↓こういう問題とか。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/a0209d89782edb34131184136abc37e0


[19] 茨城県のH5N2が97%中米ウイルスと一致 投稿者:とき 投稿日:2005/07/22(Fri) 14:54  

の時点で、いやな感じがしましたが。
 もし、ヤミワクが流布されているとなると、数年前の、無登録農薬騒ぎに似たようなことになりかねないです。そうであれば、抗体保有調査は、人によってはビクビクものです。知らないうちの自然感染よりも、あきらかに、抗体獲得のために故意にやっているわけですから。
  現場の気持ちはわからなくはないですが・・・。ダメなものはダメです。鳥フル発生が死活問題との強い認識があるのであれば、もっと早い時期に現場にたずさ わる当事者の業界団体として、行政当局に強く要請する必要があったはずですが、脱法(違法)行為と知りつつ、こっそり用いている可能性は否定できません。 おそらく、入ってきていたのであれば、広く使用されている可能性が大です。海外で製造されているものを持ち込むには、飼料添加物とか栄養補助剤とか健康食 品とか、偽って輸入するのは可能でしょう。
 豚のワクチンでも似たようなことがありましたね。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20031224press_7.htm
http://www.asyura2.com/0311/health7/msg/509.html
  結局、「皆で渡れば怖くない」式に、やっていたとすれば、鳥業界の信用が台無しになってしまいます。そうでないことを祈ります。果たして、全国一斉サーベ イランスの結果は公表できるのでしょうか。それとも、最初から検査用の検体を用意する形になるのでしょうか。最初の前提が違っていれば、最後までやりぬか なければなりませんね。嘘に嘘を上塗りしていくことになっても。

中米ウイルスと97%一致 鳥インフルエンザ

 茨城県水 海道市の養鶏場「アレバメントカントウ」の鶏から検出された高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N2型)の遺伝子の塩基配列が、2002年に中米グア テマラの鶏で見つかったウイルスと97%一致することが30日、動物衛生研究所(茨城県つくば市)の解析で分かった。
 韓国のアヒルや台湾の鶏のウイルスとの比較は済んでいないため断定はできないが、同研究所の山口成夫感染病研究部長は「グアテマラ周辺に由来するウイルスが入ってきたのではないか」としている。
  山口部長らは、ウイルスの型を特徴付けるHA遺伝子のうち約3分の1の塩基配列について、養鶏場の鶏から分離されたウイルスと、世界各地で登録されている 人や鳥のインフルエンザウイルスのデータを比較。グアテマラの鳥ウイルスとは97%、隣国メキシコのウイルスとも90%台で一致した。
(共同通信) - 6月30日23時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000284-kyodo-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/

動物衛生研究所 高病原性鳥インフルエンザのページ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html
農水省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html


[18] Re:[7] [5] 米国食肉輸出連合会の全面広告問題の総括 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/22(Fri) 14:46  

唐木英明氏についてですが、

「科学者の良心を本当にお持ちで、BSEについてわかっている方なら、油脂や血漿タンパク、鶏糞が飼料許可されている件、牛が主食の国がレストラン残渣を牛の飼料に許可している件、公衆衛生の問題に触れないわけがない、遅ればせながらこれから触れるのであろうか?」

論 文についても、「国会議員にまわしよみされている」として日経BPのフードサイエンスが大衆に紹介しているので、よく知らない人ならうのみにするし、影響 は大ですね、ミスリードしまくりですね、その学会の掲載誌も、peer reviewのない雑誌で、創刊号ですので、訂正論文を出さないと、掲載誌の信用度にもかかわってしまいますね、

というようなことを書いてましたが、消えてしまいましたね。残念。

獣医学教育のページみたいですが、
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/yakuri/kaizen/index.html
訂正や最新情報の追加もなく、唐木氏の「肉骨粉」だけにこだわったBSEの見解がUPされてます。これが獣医学教育として、BSE対策に使われたらたいへんですね。日本のBSE牛が増えてしまう。生産者や流通、外食産業は死活問題だと思いますが。





[17] あれっ? 投稿、消えていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 13:39  

4で紹介した「茨城県の鳥インフルエンザは、不完全なH5N2型対応ワクチンを養鶏業者が使用していたからではないか」の投稿、本岡さんの掲示板
http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi?
から、今見たら消えていますね。

http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi?


[16] Re:[10] [8] 3000番まではこちらに 投稿者:真名  投稿日:2005/07/22(Fri) 13:10  

虹屋さん。笹山さん ありがとうございます。
しかし消されたところを見ると、全面広告のお話は、外に重大なお話だったのかもしれませんね。 いまになって興味がわいてきました(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[15] 皆様セキュリティ対策を充分にされてください。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/22(Fri) 12:57  

 虹屋様 有難うございます。
 日本のネット環境も、だいぶ侵食されているようです。
 もうすでに、予行練習も始まっているような感があります。

中国も韓国も、蹴ってしまえばいいじゃないか。
2005年 07月 14日
http://kuyou.exblog.jp/2096399/

 先日、ご紹介いたしました『同時代フィールド・ノート』も、次のような経緯で閉鎖にいたっておるようです。
http://column.chbox.jp/home/jienology/archives/blog/main/2005/07/21_075620.html
(2005/07/21 07:56:20 同時代フィールド・ノート 再論)

  思いのほか、日本のネット環境にも、陰に陽に、圧力がかかっているようです。対策等を施し、充分にお気をつけくださいませ。(もうご存知だとは思います が、ファイアーウォールは必需品です。先日、日本だけで、更新に不具合をおこしたところのものは信頼できないと思いますが。)


[14] Re:[12] 米国のBSE専門家は、日本の検査実績をしらない 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 12:18  

虹屋さん。
この米国当事者のこれまでの認識を変えうる。「健康な牛のほうが死亡牛を上回る感染牛が見つかっている」ことについての認識の拡大は、これまでのUSDAの検査に対するスタンスを大いに変えうるものとなりえますね。
日本の農林水産省は、このことを、アメリカ側に、大いに強調すべきです。
これを先にやっていれば、あるいは、全頭検査方式にも、もっとアメリカ側の理解が得られたかも知れませんのに、残念です。


[13] BSE、27日に衆院農林水産委員会で品川森一先生、木村信煕先生ら参考人質疑 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/22(Fri) 12:17  

BSEで27日に衆院農林水産委員会は参考人質疑。7/21日本農業新聞
動物衛生研究所プリオン病研究センター長の品川森一氏、日本獣医畜産大学教授の木村信煕氏、主婦連合会参与の和田正恵氏ら
品 川氏はBSE研究の第一人者。米国産牛肉の輸入再開問題を審議している食品安全委員会プリオン専門調査会の委員の一人だが、昨年12月6日以来、同調査会 に出席していない。辞意を表明したが、食品安全委員会の寺田委員長に引き止められている状況。現在の食品安全行政への発言が注目される。

補足
木村信煕氏は確か代用乳の問題を提起した方?
6/7日本農業新聞
牛 海綿状脳症(BSE)全頭検査の緩和で厚労省が行っている意見募集で、日本獣医畜産大学応用生命科学の木村信煕教授が反対意見書を提出した。飼料専門家の 立場から、国内措置の見直しに当たってもBSE病原体が混入した恐れのある飼料が完全に排除されて初めて全頭検査を緩和できると指摘。米国産牛肉の輸入再 開条件では飼料規制が最大の焦点でありながら、食品安全委員会に飼料の専門家がいない点を問題視し、現地調査が必要と訴えている。

http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/bsekonzetumezase.htm


[12] 米国のBSE専門家は、日本の検査実績をしらない 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/22(Fri) 12:11  

7/21、22の日本農業新聞より

米国のBSE対策を評価する委員会のメンバーである国立衛生研究所のメジャー博士 は、日本の全頭検査で健康牛から死亡牛を上回る感染牛が見つかっていることを「知らなかった。非常に意味ある内容で、8月上旬に開かれるBSE安全評価委 員会に日本の検査実績を報告する。」と約束した。

米国農務省、カーペンター農業マーケティング局次長 「(肉質などによる月齢判別は)実 際にはほとんど使われないだろう」との見通し。この方法で対象になるのは出荷する牛の約8〜10%にとどまり、効率が悪いことを理由に挙げた。また、書類 や個体識別で月齢を把握できる牛は「すでに25%いる」と述べ、個体識別の普及に重点を置く方針を示した。

カナダ食品検査庁内部監査局がBSE検査で日本などが採用している感度が高いウエスタンブロット法の使用に、前向きな考えを示したことを明らかにした。1次検査で陽性反応を示したが、2次検査の免疫組織化学検査で確認できない場合に限り、採用するとしている。

日本向け牛肉の検査については、カナダ農業省のエドワーズ次官が「特別に検査するつもりはない」と否定した。今年の検査頭数については、死亡牛や感染が疑われるリスク牛を対象にほぼ前年並みの「約3万頭」とした。

カナダ食品検査庁内部監査局のビーバー局長は牛の個体識別で、2004年以降生まれなら「97・7%」の牛の生年月日を正確に確認できると述べた。

http://www.kahoku.co.jp/news/2005/07/2005072101004321.htm


[11] 約5万店舗のお客さんに説明責任を果たしてね 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/22(Fri) 12:05  

外食産業の834社・約5万店舗が加盟する日本フードサービス協会は、21日都内で約270人が参加し決起集会を開き@米国産牛肉の早 期輸入再開ABSE検査対象の線引きは国際基準である生後30ヶ月以上とすることB正常な輸入が常態化するまで牛肉の関税措置の発動反対--を決議した。
安部修二副会長(葛g野家ディー・アンド・シー社長)は「全面的な輸入再会まで運動を続ける」。横川竟 会長(鰍キかいらーく・最高顧問)は「食品安全委員会の審議は毎月1回で、問題解決の見通しが立たない」と審議の迅速化を求めた。
ここまで 7/22日本農業新聞より

集会には全国焼肉協会や仙台牛たん振興会、大阪外食産業協会も参加。仙台牛たん振興会の大川原潔会長は「仙台の牛タン店の6割が業態を変えたり、廃業した」と窮状を訴えた。
 集会に先立ち開かれたセミナーでは、米農務省の担当官や米食肉加工大手タイソンの首脳らが米国の牛肉の検査体制を説明し安全性を強調した。
 ここまで河北新報

http://www.kahoku.co.jp/news/2005/07/2005072101004321.htm


[10] Re:[8] 3000番まではこちらに 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 11:57  

> 3000番マックス・ウェーバー『職業としての学問』 投稿者:とき 投稿日:2005/07/21(Thu) 16:04
> までは下記に、7月いっぱい上げておきます
虹屋さん。
助かりました。
真名さん。
過去ログ集−その7-
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm
に、昨晩の夕方分まで、虹屋さんのご協力で、掲載できました。
昨日の夜の分のレスだけ、申し訳ありませんが、消えておりますので、ご了解願います。
GoogleかYahooのキャッシュがあとでクローリングしてくれていて、助かっていることも、あるかも知れませんが。

抜 けている主な記事としては、真名さんの、「Market Access Programのレンダリング会社National Renderers Associationに、 海外販売促進費$395,099を拠出の問題」、本岡さんの「ロシアのでの鳥インフルエンザ発生の問題」、まりちゃんさんの「唐木教授の社会的責任問 題」、虹屋さんの、「朝日・毎日・読売の地方版には、全面広告が載っていなかったとの指摘」、そして、****さんの「中村敦夫さんの質問主意書での、リ ンクにもとずく、政府のアスベスト問題認識の問題」---こんなところだったとおもいます。
そして、私の方からは、ときさんの「マックスウエーバー論に」について、比較研究の重要性が、必要ということを申し上げたかと存じます。


[9] 通貨バスケット制度の採用に注目した報道が少ない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 11:47  

一夜明けての中国人民元切り上げ問題だが、外電も、まだ、これの与える総括的な評価をするまでにいたっていないようだ。
ただ、私としては、今回中国が、通貨バスケット制度を採用したということが、大きなポイントであると思っている。
というのは、このことが、今後、アジア共通通貨制度構想に決定的な意味を与えるからだ、
これまでにも、円を中心にして、ドルペッグの多い東南アジアの通貨統合を通貨バスケット制度を中心にして模索する動きがあったが、いずれも、尻すぼみになっていた。
特に、日本では、バブル経済の余波を買って、この構想推進をしようとの機運が、かつては盛んであったが、バブルの後退とともに、いつしか、元気がなくなっていた。
「アジア通貨バスケット」(ACB)構想も、アセアンの場で何度となく議論されたが、アメリカの機嫌を損ないうるこの問題は、いつしか、討論されなくなってきた。
しかし、今回中国が、元切り上げとセットで、通貨バスケット方式連動構想を提出してきたのは、お見事といってもいい。
すなわち、これでは、アメリカは、アジアの通貨バスケット構想に反対できなくなってしまうからである。
昨晩の中国元切り上げ発表を受け、表面的には、アメリカも、日本も、歓迎の意を示しているが、各国にとっての通貨バスケット構想の功罪となると、その評価はさまざまであろう。
中国は、まず、元をドル・ユーロ・円の通貨バスケットにリンクすることで、それが定着した暁には、労せずして、元それ自体が、アジア共通通貨の指標としての資格を有することになる。
では、日本にとってはどうなのか。
日本が大量保有する米国債の価値は、これから、ドルの価値減と平仄を合わせ、減じていくことだろう。
一方、日本にとってのドルの呪縛は、これから減じていくであろう。
現在の日米金利差が、ドルの下落を、ある面で阻止してきたが、これからは、そうはいくまい。
中国や、昨日発表されたマレーシアをはじめとする東南アジア諸国のドルペッグ離れ現象は、回りまわって、日本の東南アジアにおける経済的な地位の低落へと、微妙に作用してくるような気がしてならない。




[8] 3000番まではこちらに 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/22(Fri) 11:46  

3000番マックス・ウェーバー『職業としての学問』 投稿者:とき 投稿日:2005/07/21(Thu) 16:04
までは下記に、7月いっぱい上げておきます

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/sasayama.htm


[7] Re:[5] 米国食肉輸出連合会の全面広告問題の総括 投稿者:真名  投稿日:2005/07/22(Fri) 11:07  

笹山さま。 おはようございます。
あのー、全面広告関係の記事は過去ログに見当たらないようなんですが、もしかしてぜんぶ消されてしまったんでしょうか? 教えて下さい。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[6] 過去ログ消えたそうですが 投稿者:とき 投稿日:2005/07/22(Fri) 11:06  

 ハッキングとかサイバー攻撃とかですか?
 教科書問題関連の、書籍(アマゾン)リンクがまずかったでしょうか? であれば、申し訳ございませんでした。


[5] 米国食肉輸出連合会の全面広告問題の総括 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 10:38  

これも、消えてしまいましたが、問題総括しますと、次のとおりです。
朝日・毎日・読売・東京の各紙が、7月19日に、全面広告を出しました。
産経新聞は出しませんでした。
しかし、地方版には出していないようです。
これについて、皆様から、抗議の投稿があり、特に、広告に登場された小澤義博さんの社会的責任を問う声が多くありました。
また、今回の広告が電通を通してのものであるとの可能性が強く、その派生で、米国食肉輸出連合会⇒電通⇒米国食肉輸出連合会サイドのオピニオンリーダーの代表格の唐木英明(東京大学名誉教授)氏への社会的責任を問う声がありました。
また、今回の広告費の元が、Market Access Program (MAP) や Quality Samples Program (QSP)
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/1/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2005%2F06%2F0222.xml&PC_7_2_5JM_navtype=RT&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM
であるところから、アメリカ農産物の対外広報費を日本の新聞社が、裨益することで、まともな報道ができているのかねという指弾もありました。

以下、当日の前面広告の中身を再度掲載しておきます。

[2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 16:52

「食の安全」対談
酒井ゆきえ氏
小澤義博氏

酒井
BSEに関する国際的な安全基準を定めているOIEとはどんな組織ですか。
小澤
OIEは、動物衛生の安全基準を決める唯一の国際機関で、現在まで167カ国が加盟しています。
各国から専門家を集めて検討し、科学的な根拠に基づいて基準を決定しています。BSE問題のように、各国の衛生基準が貿易に影響を及ぼす場合、世界貿易機関(WTO)がその基準で妥当性を判断します。
酒井
その基準に従って、世界の国々は、対策を検討しているということですね。
今年の総会では、どのようなことが話されましたか。
小澤
今年の総会では、「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は、食べても安全である」ということがはっきり示されました。
酒井
きちんと特定危険部位は除去することがもっとも重要な安全対策ということですね。
小澤
ヨー ロッパでも、最初のころよりも、この10年間で技術も向上し、完全の取り除くことが可能になりました。さらに欧米では、そのチェックシステムが徹底してい ます。ヨーロッパでは、加工処理場にEUと各国の検査官が、アメリカでは、政府の検査官がチェックするシステムができあがっています。
酒井
それでは、BSE検査は、何のためにやっているのでしょうか。
小澤
OIEでも各国に検査を指示していますが、これはBSEが、どれくらいあるかという感染状況を調べることが目的であり、すべての感染牛を見つけ出し市場に出さないための検査ではありません。
というりも、今の検査は、感度が低く、若い牛の場合、検出が難しいので、検査で安全を確保することが不可能なためです。
BSEは、感染してから発症するまで平均3年かかり、発症する約6ヶ月前までは、検査は陽性になりません。
酒井
どんな牛を検査すればよいのですか。
小澤
健康な若い牛を検査するよりも、年をとった牛で、異常症状を示したり、病気で死んだ牛の検査をしたほうが正確な感染状況を把握することができるのです。
酒井
BSEに関して日本の消費者は、まだ不安に思っているようですが。
小澤
ヨーロッパでは、1990年代から、BSE対策に取り組み、何が安全で何が危険かということをいろいろな検査をして調べました。その結果わかったことが特定危険部位のことです。
安全対象としては、ここをきちんと取り除けばその他は安全に食べられるということを2000年ごろまでに、消費者も理解するようになりました。
酒井
アメリカではどうですか。
小澤
アメリカでは、BSEが自国で発見される前の1990年代初期から、BSE対策を開始し、BSE発生地域であるヨーロッパの専門家を招きアメリカ国内における調査や監視員の教育を実施してきました。
一方で、消費者に対して、その情報を公開するなどリスクコミュニケーションも行ってきています。
酒井
生鮮食品を冷蔵庫に入れないと変質や腐敗してしまい、知らないで食べるとおなかが痛くなるなど、どの食品にもそれなりのリスクが存在しています。
そして、多くの消費者がそのリスクを知った上で、食べることを選択しています。
そのような状況でなぜBSEに関して日本の消費者はこんなに不安を抱いているのでしょうか。
小澤
BSEは、比較的最近発見された複雑な病気なので、BSE対策について正しい情報が消費者にまだ十分伝わっていません。
世界基準の適切な対策によって世界的にBSEが次第に抑制されつつあることがわかれば、不安は小さくなるのではないでしょうか。
酒井
BSEに関する正しい情報を的確に消費者に伝えるためには、消費者の疑問に答えていく機会を作り、情報を十分に伝えることが大切なのです。
正しい情報で的確な判断をすることが必要ですね。
小澤
正確な情報を入手して初めて消費者は、的確な判断を下せるようになりますね。
OIEは、これらの情報を世界中の消費者に伝えることができる国際機関です。
さまざまに議論されているBSEの問題ですが、唯一国際的な安全基準となっているのは、OIEの定めた安全基準といえましょう。
OIEの安全基準を遵守する事がBSE対策の最大の方策なのではないでしょうか。
酒井
勉強になりました。今日はどうもありがとうございました。


[4] 改めて、「茨城県の鳥インフルエンザは、不完全なH5N2型対応ワクチンを養鶏業者が使用していたからではないか」ということについて。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 10:33  

掲示板で消えてしまったのですが、ちょっと重要な問題ですので、再掲してみたいと思います。
これは、外岡さんの掲示板「情報交換室」に掲載されていたもので、次のような趣旨のものでした。
「突 発的にH5N2型トリインフルエンザが日本で発生するとは考えにくい。考えられるのは、不完全なH5N2型対応ワクチンを養鶏業者が許可なく使用し、ウイ ルスをばらまいた、可能性が高い。調べれば分かること。ワクチンを使うのであれば、きちんとした製品を」(Concerned さん)
http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi?
というのが、発言の趣旨でした。
こういうことがあるのでしょうか。
で、調べてみましたら、中国製のもので、「禽流感滅活疫苗」
http://www.qiludb.com/web/product.php?class=%D2%DF%C3%E7
というH9sH5N2対応のものが売られており、簡単に手に入るようです。



[3] アスベスト問題で国家賠償責任を問われた場合を逆に考えてみると。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 10:16  

もし、アスベスト問題が、 薬害エイズ問題、あるいは、ハンセン氏病・水俣病などのように、国家賠償法上の責任を問われた場合、何がポイントとなるかを、ちょっと気が早いですが、見てみましょう。

第一は、国の行政上の不作為についてですが、国がいつから、アスベストを危険な物質とみなしていたか、そして、いつから、それに対応する行政上の措置をとっていたか、その時期(「除斥期間の起算点となる「不法行為の終了」の時期)がとわれるということ。

また、厚生労働大臣の職務行為についての責任については、7月20日、西博義副大臣が国会答弁であっさりと認めてしまったということが、意外と、今後、大きなポイントになる気配がありますね。

(その後、戸苅利和事務次官が、7月21日の定例記者会見で、「可能な限りの必要な対策を取ってきた。失敗ではないが、省庁間や関係者の連携に問題があったのかをよく見極める必要がある」と述べましたが、ご進講不足、時すでに遅しでしたね。

というか、西副大臣の方は、国家賠償法のことまで、そのとき、念頭になく、役所サイドにとってはまことに不利な、感情に任せた、というか、西さんらしい、ヒューマンなご発言を、図らずもしてしまったということなのでしょう。)

第二は、国会議員の立法上の不作為についてですが、国会が 憲法13条(幸福追求権)での違憲状態を認識して後、どの程度の猶予期間の後に、立法にふみきる必要があったか、ということが問われるでしょう。

ただ、薬害エイズ・ハンセン氏病・水俣病と違うのは、アスベストへの暴露歴が、分散化・多様化しており、その確定が、他のものに比して難しい点が上げられますね。

ここにも、集団訴訟制度−クラスアクション−のない日本の被害者にとっては、不利な面があります。

なお、わが国のアスベスト訴訟については、このサイト「Japanese Situation on Asbestos Issues and BANJAN’s Activities」
http://park3.wakwak.com/~banjan/main/taisaku/pdf/taisaku-jyoho29-3.pdf
が一番わかりやすいのですが、

これによれば、1975年に、特定化学物質等障害予防規則(1971 年制定)が改正され、発がん物質に対する規制が強化されたという時期がひとつのポイントで、
1978 年に、労働省が、アスベスト関連疾患(石綿肺、肺がんおよび中皮腫)に関する労災認定基準を策定した時期が、もうひとつのポイントになりますね。

さらにさかのぼって、1971年の「特定化学物質等障害予防規則(特化則)」施行の際に労働省(当時)は、すでに、アスベストの危険性を認識していたとする説もあります。

裁判としては、

1.1988 年、8 人の石綿肺に罹患した元造船労働者が、住友重機械工業を提訴、1997年和解。

2. 1993年、四国電力の元労働者の家族が同社を提訴し、1999 年に解決

3.1998 年に、米海軍横須賀基地艦船修理廠の元労働者12 人と4 人の遺族が、日米安全保障条約に関連した特別法に基づいて、日本政府を提訴し、2003年5月27日に解決。

ということで、国を相手にしたものは、このうちの三例目のみですが、今後、アスベストの実態がわかってくるうちに、新たな国家賠償法上での訴訟が増えてくるような予感がしています。

なお、この掲示板のアスベスト関係過去ログは、「アスベスト混入疑惑商品一覧」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=316
にまとめてありますので、ここをご参照ください。


[2] 中国の人民元切り上げと、通貨バスケット方式採用の、各国に与える影響 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 10:16  

中国人民銀行(中央銀行)は7月21日午後7時から、現在の米ドル固定の人民元レートを、現在の1ドル=8・2765元から、1ドル= 8・1100元に切り上げるとともに、米ドル、欧州ユーロ、日本円の3大通貨に一定割合で連動する「通貨バスケット制」を採用すると発表した。

アメリカのスノー財務長官が、今月7月14日のファイナンシャルタイムズ紙で、「中国の胡錦濤が9月にワシントンを訪問する前の8月に、人民元の切り上げをするであろう。」との観測を述べたが、これらの観測に機先を制した形の発表であった。

また、単なるドルペッグ連動ではなく、通貨バスケット方式(合成通貨)を採用したことについては、これによって、元の乱高下が防げるとの見方が強い。

中国当局は、通貨バスケット値に対して、プラスマイナス0.3パーセントの変動幅になるとの発表をしたが、その通貨バスケット値算出の基となるバスケットの中のドル・ユーロ・円の各通貨の割合などについては、明言していない。

計算の基礎としては、毎日の元の終値を発表し、その値が、翌日の変動幅の中間点になるようにされるという。

今回、中国が通貨バスケット方式を採用したことで、アメリカ国債に対する中国の需要が減少するとの懸念が生じ、米国債の値段は下がり、利回りは、上昇した。

10年もの米国債の利回りは、5.9ポイント上昇し、4.217パーセントに、2年もの米国債の利回りは、4.2ポイント上昇し、3.919パーセントとなった。

一方、ユーロ圏のボンドは、通貨バスケット方式の採用で、米国債に比して有利な展開となっている。

米国債を多額保有する日本にとっては、米国債の値下がりは痛手だが、円それ自体にとっては、米国とのペッグ関係が薄れることで、日米金利差の影響から免れうるという効用も期待できるかもしれない。

また、かねてから懸案の東南アジア圏での通貨バスケット方式による共通通貨の構想も、中国の通貨バスケット方式採用で、一歩近づくのかも知れない。


[1] 掲示板トラブルでしたが、復旧しました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/22(Fri) 10:13  

一部、過去ログ記載漏れ(昨晩から今朝にかけての分)がありますが、ご了解願います。
過去ログについては、「掲示板過去ログ集-その7」http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htmをご参照ください。
管理者

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm

[3016] アスベスト問題は「第二の薬害エイズ」(Re:[2990] 中村敦夫さんの質問主意書に見る、わが国のアスベスト対策のこれまでの経緯) 投稿者:また逢いましょう 投稿日:2005/07/21(Thu) 23:47  

笹山さん。お久しぶりです。

2003年のもののようですが、このpdfファイルにも、アスベスト対策がなかなか進まなかった理由が述べられています。
http://www.idcj.or.jp/11HDD/Kenkyu/asbestosJap030923.pdf

◆◆アスベスト産業は年商10億ドルを稼ぐ産業であり、強力な圧力団体である。表むきに
はアスベストの使用をやめたというメーカーでも、製品のストックを何年分も抱えている
ため、販売は依然続けられていたりする。危険性が明白なのに、アスベスト製品を製造す
るメーカーは企業利益を優先していまだに使い続けているため、アスベスト問題は「第二
の薬害エイズ」とも呼ばれている。◆◆

さて、ミドリ十字に相当するアスベスト製品メーカーはどこでしょうか?
この問題でも、毒饅頭が回ったマスコミからは報道できないのかもしれません。


[3015] Re:[3014] シベリアで鳥フル発生か 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 22:55  

外岡さん。
地図で見ると、ノボシビルスク市は、 中国で鳥インフルエンザが二番目に発生した新疆ウイグル自治区の塔城市(Tacheng) の真北千キロちょっとのところにありますね。
懸念が現実のものになりつつある感じです。


[3014] シベリアで鳥フル発生か 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/21(Thu) 22:14  

 21日、ロシア非常事態省はシベリアのノボシビルスク市周辺で鳥インフルエンザが発生した事をインターファックスを通じて発表。A型H5方ウイルスが検出されたと説明。
 中国新疆省北方の地。
 H5N1が渡り鳥を介して伝搬と考えるのが妥当か?
 多くの鳥が次々と死んでいる、と表現されているので、中国青海省並の状況が起きているのかも。

 いずれにしても、詳細情報が入ってから、さらなる論議。

http://www.interfax.ru/e/B/politics/28.html?id_issue=11352734


[3013] 中国人民元切り上げ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 21:26  

中国人民銀行(中央銀行)は7月21日午後7時から、現在の米ドル固定の人民元レートを、現在の1ドル=8・2765元から、1ドル=8・1100元に切り上げるとともに、米ドル、欧州ユーロ、日本円の3大通貨に一定割合で連動する「通貨バスケット制」を採用すると発表した。
アメリカのスノー財務長官が、今月7月14日のファイナンシャルタイムズ紙で、「中国の胡錦濤が9月にワシントンを訪問する前の8月に、人民元の切り上げをするであろう。」との観測を述べたが、これらの観測に機先を制した形の発表であった。
また、単なるドルペッグ連動ではなく、通貨バスケット方式(合成通貨)を採用したことについては、これによって、元の乱高下が防げるとの見方が強い。
中国当局は、通貨バスケット値に対して、プラスマイナス0.3パーセントの変動幅になるとの発表をしたが、その通貨バスケット値算出の基となるバスケットの中のドル・ユーロ・円の各通貨の割合などについては、明言していない。
計算の基礎としては、毎日の元の終値を発表し、その値が、翌日の変動幅の中間点になるようにされるという。
今回、中国が通貨バスケット方式を採用したことで、アメリカ国債に対する中国の需要が減少するとの懸念が生じ、米国債の値段は下がり、利回りは、上昇した。
10年もの米国債の利回りは、5.9ポイント上昇し、4.217パーセントに、2年もの米国債の利回りは、4.2ポイント上昇し、3.919パーセントとなった。
一方、ユーロ圏のボンドは、通過バスケット方式の採用で、米国債に比して有利な展開となっている。
米国債を多額保有する日本にとっては、米国債の値下がりは痛手だが、円それ自体にとっては、米国とのペッグ関係が薄れることで、日米金利差の影響から免れうるという効用も期待できるかもしれない。
また、かねてから懸案の東南アジア圏での通貨バスケット方式による共通通貨の構想も、中国の通貨バスケット方式採用で、一歩近づくのかも知れない。


[3012] Re:[3005] [2995] [2993] Market Access Programから National Renderers Associationへの拠出金推移 投稿者:真名  投稿日:2005/07/21(Thu) 20:43  

年々広告費が増えていますね。 肉骨粉の広告なんでしょう?
やっぱり牛肉骨粉が多いのでしょうか?  そんなに売り込んでどうするんでしょう?
米農務省はBSEなどたいして重要視していないという感じがします。 そんなにたいしたことない病気なんですかねえ? どうも良く分かりません。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[3011] BSEで27日に衆院農林水産委員会、品川森一氏、木村信煕氏ら参考人質疑 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/21(Thu) 18:19  

7/21日本農業新聞より
BSEで27日に衆院農林水産委員会は参考人質疑。
動物衛生研究所プリオン病研究センター長の品川森一氏、日本獣医畜産大学教授の木村信煕氏、主婦連合会参与の和田正恵氏ら
品川氏はBSE研究の第一人者。米国産牛肉の輸入再開問題を審議している食品安全委員会プリオン専門調査会の委員の一人だが、昨年12月6日以来、同調査会に出席していない。辞意を表明したが、食品安全委員会の寺田委員長に引き止められている状況。現在の食品安全行政への発言が注目される。
以上紙面
追加
6/7日本農業新聞より
日本獣医畜産大学 木村信煕教授に聞く
全頭検査緩和に反対 BSE根絶をめざせ、米国産牛肉輸入 飼料調査が重要

牛海綿状脳症(BSE)全頭検査の緩和で厚労省が行っている意見募集で、日本獣医畜産大学応用生命科学の木村信煕教授が反対意見書を提出した。飼料専門家の立場から、国内措置の見直しに当たってもBSE病原体が混入した恐れのある飼料が完全に排除されて初めて全頭検査を緩和できると指摘。米国産牛肉の輸入再開条件では飼料規制が最大の焦点でありながら、食品安全委員会に飼料の専門家がいない点を問題視し、現地調査が必要と訴えている。
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/bsekonzetumezase.htm

代用乳の問題を訴えている方ですよね?



[3010] 中国製H5N2型対応ワクチンの使用が、茨城の鳥インフルエンザの原因??? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 18:11  

この掲示板にもご登場いただく外岡さんの掲示板「情報交換室」に気になる投稿が---。
「突発的にH5N2型トリインフルエンザが日本で発生するとは考えにくい。考えられるのは、不完全なH5N2型対応ワクチンを養鶏業者が許可なく使用し、ウイルスをばらまいた、可能性が高い。」という投稿なのだが。
どうなんでしょう?
このような可能性って、あるんでしょうか?

このサイト「鳥インフルエンザ(油性アジュバント加)不活化ワクチン(AI(H5N2 亜型)不活化ワクチン(NBI))」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/11/dl/s1130-12g.pdf
には、こんな記述がありますね。
「5)諸外国における使用状況
当ワクチンの同等品が、メキシコ、グアテマラ及びエルサルバドルにおいて承認、販売されている。」

中国製なら、こんなの
http://www.qiludb.com/web/product.php?class=%D2%DF%C3%E7
も、簡単に手に入るようですよ。
この「禽流感滅活疫苗」は、H9とH5N2との併用型のようですね。

http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi?


[3009] Re:[3001] [2999] 出演料は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 17:52  

虹屋さん。
おやおや、こんなにどっぷりつかっていらっしゃったのですか。
こうなると、国立大学の独立行政法人化というのが、かえって恐ろしくなりますね。
まあ、金ヅルとしては、こよなく、魅力的なものなんでしょうけれども。
社会の利害の僕の道へ突き進む、哀れな使徒たちってとこですか。


[3008] Re:[3000] マックス・ウェーバー 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 17:47  

ときさん。
マックスウエーバーは、難解ですね。
昔、田中六助さんという政治家がいて、ことあるごとに、マックスウエーバーの「職業としての政治」を披露されていましたっけ。
一言で言えば、マックスウエーバーは、比較研究法への道を切り開いた方といえるんではないでしょうか。
だから、「およそ隣接領域の縄張りを侵すような仕事には、一種のあきらめが必要である。」というのは、ウェーバー独特のアイロニーであるってことなんでしょう。
「職業としての政治」は、政治の臨床学、「職業としての学問」は、トートロジーになりますが、学問の臨床学、ってことになるのかしら?
ファクトファインディングと頭の中を、いったりきたりしながら、真実を見極めていくってことなんでしょうか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC


[3007] Re:[2998] [2988] [2987] [2984] [2982] 信じた私が馬鹿だった??? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 17:26  

真名さん。
まことに、謹厳実直のイメージの小澤さんのイメージが損なわれるような、ドライなご見解の吐露でしたね。
でも、前にも、引き合いに出したのですが、次のUSDAが出しているOIEについてのQ&Aを見ると、「信じた私が馬鹿だった。」というような気持ちにさせられる、割り切りぶりです。
以下引用です。

http://www.beef.org/uDocs/BSE%20Final%20QA%2011-17-2003.pdfより

「OIE基準は、履行のハードルが高い規則でも、履行のスピードが急がれる規則でもありません。

OIEは、加盟国の主権を尊重し、動物に関する貿易について、それぞれの国の尺度にあった基準が作れるような、ガイドラインとなっています。

現在のOIE基準でのリスク地域の分類は、5分類あって、それは、BSEフリーの国、一時的にBSEフリーの国、最小のBSEリスクを持つ国、中位のBSEリスクを持つ国、高位のBSEリスクを持つ国、に分かれています。

それぞれのカテゴリーにある国についての牛肉貿易について、OIEガイドラインは、適用されます。

どの国から、牛肉や牛肉製品を輸入できるかのOIE基準は、至極簡単で、次の二つの条件のうちの一つが該当しさえすればいいのです。

その条件の一つとは、その国が、BSEを持たない国であること、その条件のもう一つは、その国が BSE発生のケースがあった場合には、適切な飼料禁止措置がなされていて、そのような飼料禁止措置後、少なくとも、7年間は、BSE発生事例がなかったこと、です。

OIEのガイドラインは、これらの条件を、必ずしも、牛肉貿易の必須条件にはしていないのです。

OIEでは、BSEフリーの条件を決めてはいますが、国際社会においては、これらの条件が、牛肉貿易をする決定要素とはなっていないのです。

実際、いかなるリスクカテゴリーにある国との貿易についても、たとえ、その国が、ハイリスクのBSEリスクカテゴリーにある国であっても、OIEは、アドバイスしているのです。

ここで重要なことは、一定のBSEリスクがある諸国間では、消費者の信頼性にかかわらず、牛肉は、生産され安全に消費されているということです。」


[3006] Re:[2996] 世界で25カ国以上が備蓄用タミフルを発注と 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 17:17  

外岡さん。
以前のニューサイエンティストの記事「Can Tamiflu save us from bird flu?」
http://www.newscientist.com/channel/health/mg18625023.100
記事では、17カ国が、ロシュに備蓄の注文をし、なお、10の国が、購入を検討しているといわれ、たとえば、イギリスの注文は、一千四百六十万人の五日分であったが、それが生産できるまで、二年かかるということでした。
それから、また、増えているということですね。


[3005] Re:[2995] [2993] Market Access Programから National Renderers Associationへの拠出金推移 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 17:10  

真名さん。
National Renderers Associationへの拠出は、以前から続いているようですね。
1999年 286,967ドル
2000年 197,681
2001年 264,664
2002年 224,381
2003年 337,183
2004年 364,691
2005年 395,099

まことに、広報の意図不明ですね。


[3004] Re:[3001] [2999] 出演料は? 投稿者:真名  投稿日:2005/07/21(Thu) 17:09  

虹屋さん ご無沙汰しております。 いや、そのへんは知っておりますが、彼はそう考えていて、その根拠を論文として提示しておられるわけです(論文の妥当性は別の問題です。私は批判しています)。 小澤氏の方は、OIE総会で、BSE感染牛でも特定危険部位をとれば安心であることがはっきりしたと書いてあるわけで、これは「仮説の提示」ではありません。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[3002] 広告は首都圏だけ? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/21(Thu) 16:54  

話題の米国産牛肉の広告ですが、新潟の朝日新聞には出ていないとのことです。知人に探してもらいましたが、出ていないといわれました。笹山さんに全文テキスト化してもらって助かります。
{3001}の「特定部位を摂れば安全です」は「特定部位を取れば安全です」に訂正します


[3001] Re:[2999] 出演料は? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/21(Thu) 16:40  


> 私は、おそれ多くも唐木教授の「安全の費用」を批判しました。・・唐木氏の科学的良心を疑ったことはありません。

唐木先生は、2004年8月から米国食肉輸出連合会が配布している小冊子「知って安心BSEのホント」を監修され、料理研究家・赤堀博美さんとの対談「よく知ることで安心に」で、同連合会のポスターを背景に「特定部位を摂れば安全です」と啓蒙されておられます。
小冊子入手先は下記

http://www.americanmeat.jp/bsebook/index.html

3000] マックス・ウェーバー『職業としての学問』 投稿者:とき 投稿日:2005/07/21(Thu) 16:04  


日垣隆「ガッキィファイター」2005年7月20日号 より
http://homepage2.nifty.com/higakitakashi/

□勝手に受け取った遺言
◆マックス・ウェーバー『職業としての学問』の巻
(下記引用は『職業としての学問』(岩波文庫)によった。)

《こ んにちこの職業にたずさわるものの客観的境遇にとってはともかく、その主観的態度にとって決定的なことは、なによりもまず学問がいまやかつてみられなかっ たほどの専門化の過程に差しかかっており、かつこの傾向は今後もずっと続くであろうという事実である。こんにちなにか実際に学問上の仕事を完成したという 誇りは、ひとり自己の専門に閉じこもることによってのみ得られるのである。これはたんに外的条件としてそうであるばかりではない。心構えのうえからいって もそうなのである。われわれも時折やることだが、およそ隣接領域の縄張りを侵すような仕事には、一種のあきらめが必要である。》
(同書、邦訳P21)

《近 ごろの若い人たちは、学問がまるで実験室か統計作成室で取り扱う計算問題になってしまったかのように考える。ちょうど「工場で」なにかを製造するときのよ うに、学問というものは、もはや「全心」を傾ける必要はなく、たんに機械的に頭をはたらかすだけでやっていけるものになってしまったかのよう
にか れらは考えるのである。だが、ここで注意すべきことは、こうした人たちの大部分が、工場とかまた実験室でどのようなことがおこなわれているかについてなに も知らないということである。実験室でもまた工場でも、なにか有意義な結果を出すためには、いつもある――しかもその場に適した――思いつき
を必要とするのである。》(P23)
(コピペここまで。)

 私たちは、本当に、その「あきらめ」と「思いつき」を自覚しているでしょうか。「あきらめ」を知ることなく、自分の知っていることが「全て」になってはいないでしょうか。
 古くも新しくもない、一般教養としてのマックス・ウェーバーです。せめて学者研究者たる学究の僕たる方々は、一般教養として、当然のごとく、身につけておいていただきたいものです。
 はたして、BSEや鳥インフルエンザにかかわる学術領域の方々は如何。それは、行政(法)にかかわる方々も同様です。コトバや知識で禄を食む方々は須らく、常に一般教養として必須の事柄でありたいものですが・・・。
 あらゆる現場で、in vitroとin vivo の乖離が進行し、それこそ、ギリシャ悲劇を生み出す物語構造と同様、人間の妄想や思い込みの土壌ばかりが豊かになっていて、in vivo に生きる生物としての人間が殺されていく方向にある気がしてなりません。
 右や左のイデオロギーの問題ではなく、「資本」の奴隷・隷属化 対 共産主義体制という問題でもなく、純粋に動物・生物としての人間が、どのようにして生態系のなかで共生していくかの問題です。
 しかし、in vivo の感覚を欠如欠落させ、それをはぐくむ機会がなかったのであれば、もはやそれを理解する(体得体感する)ことは適わないでしょう。ここに「教育」の重要性がありますが。
 おそらく、それが欠如した方々にとっては、以下のような書籍も何の役にも立たないはずです。わかる人は、読む前にわかっていて、確認しているだけに過ぎないのですから。

The Sense of Wonder
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/006757520X
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0593.html

  マックス・ウェーバーにぶら下がっている学者の方は、象牙の塔に引きこもってないで、その信徒の義務として、世間に繰り返し繰り返しアピールしつづけて欲 しいものです。自然科学の学者に比べて、社会科学の学者の方々は、何に気兼ねしているのか(唯物史観ですか?)、社会還元の意欲が少ない気がするのは私だ けでしょうか。日本では(特にマスコミの取り上げ方が)、専門外の方々が、知ったかぶりで、紹介するようなことになっているような。

 学問の徒には、これも一般教養(常識)ですね。
マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1042.html

 学術研究と教育は、今後の(いつだってそうですが)国家観醸成のために、かなり重要なことに思います。
  教育のプロフェッショナル育成はもちろんのこと、学術的な分野では、これまでにない発想と発見が求められるわけで(すべてがそれだけで動くわけではないこ とも重々承知しておりますが、種や芽がないことには木になったり花も咲きません。)、ある意味、既知外(常識はずれのキチガイみたいな人)を養っておく場 所も必要なのは確かですが。

 もはや、国の資本投下は、あまり成果(目先のことばかりではなく)をあげる能力のない人間をたくさん抱え込 んでいる、そこそこ学校時代の頭のいい人間の、いわば授産施設めいたところから脱するためにも、日本の学府(省庁関連の独立行政法人を含め)の大幅なリス トラクションが必要だと思います。まったくもってわがまま勝手な思いですが。(膨張した私学も同様ですね。国の助成金が出ていることですし。)

 日本の学府では、こういう方々を養っています。ほんの一例で特別なことではないようです。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=65632&servcode=200
(記事が削除されてます。以下キャッシュ。その下は解説。)
http://whatever.say.jp/program/snap_shot/site/11219242967348/index.html
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050717

 今年は、4年に一度の教科書採択の年でもあり、日本の歴史教科書の問題も非常に大きいのですが・・・。

全「歴史教科書」を徹底検証する―2006年版教科書改善白書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/4093875847
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/4569643973
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/4860291239

 とりとめもない話題で申し訳ございません。拝


[2999] Re:[2998] [2988] [2987] [2984] [2982] 広告料という名の、口止め料 投稿者:真名  投稿日:2005/07/21(Thu) 13:44  

補足です。
私は、おそれ多くも唐木教授の「安全の費用」を批判しました。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23679100.html
ここでも「特定危険部位を除去すれば安全」だと主張されています。
た だ、これは確率的な計算結果の提示であり、一つの仮説として理解できるものです。 また、掲載雑誌が専門誌であり、読者は検証しながら読み進むことができ ます。 仮説の正当性の判断は読者が行えばよいわけです。 私もそうさせて頂きました。 唐木氏の科学的良心を疑ったことはありません。

しかし、小澤氏の場合は、大衆相手の広告で、「今年のOIE総会で、BSE感染牛でも特定危険部位除去すれば安全ということになった」と述べたわけです。
これはマズイんじゃないだろーか?と思うのは私だけでしょうか。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2998] Re:[2988] [2987] [2984] [2982] 広告料という名の、口止め料 投稿者:真名  投稿日:2005/07/21(Thu) 13:25  

農業情報研究所(WAPIC)さんが小澤氏を厳しく批判しておられました。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05072001.htm
▲デマゴギーで米国産牛肉輸入再開を促す新聞広告 小沢氏は「金メダル」を返上すべきだ▲
▲ @”今年の[OIE]総会では「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は食べても安全である」ということがはっきりと示されました”と言い、
(中略)
  もしそうならば、少なくとも欧米の牛の特定危険部位(SRM)以外の部位ならば感染牛由来のものでも食べて安全ということになる。だが、これらは事実を大 きく曲げた情報だ。これほどの権威が正確な事実を知らないはずはないから、これは”デマゴギー”で米国産牛肉輸入再開に対する消費者の不安を取り払おうと する”犯罪行為”とさえ言えるものだ。
 (中略)
 要するに、SRM以外の部位は食べても安全とする要素は新基準のどこにも存在しないのだ。国際的権威である小沢氏がこれらのことを知らないはずがない。▲

@の話は、私も広告で初めて聞いたお話でした。 本当かな、総会でそういうお話になったのだろうか、と驚いたんですが、農業情報研究所さんによると、そのような事実はないとのことです。
そのような事実がどこかにあるんでしょうか? 私と農業情報研究所さんとが知らないだけなんでしょうか?
小澤氏は「食の安全」の権威ですから、その根拠を指摘する義務があると考えます。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2997] 参考までに下記の報道内容を 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/21(Thu) 12:54  

・Over 25 Governments Place Tamiflu Orders − Roche Planet Ark (英国) 世界25カ国以上がロッシュ社に備蓄用タミフルを発注。

 小生の稚拙な簡単な意訳です。

 ロッシュ社は20日、同社は少なくとも25カ国から備蓄用タミフルを受注した、と発表。タミフル備蓄はWHOのアドバイスに基づくものである。
 また同社はタミフルが1歳以上の小児にEUで適用されることになった、とも発表した。これまでは大人と10代の子供に限られていた。

http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/31740/story.htm


[2996] 世界で25カ国以上が備蓄用タミフルを発注と 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/21(Thu) 12:51  

 本日の報道発表によるとスイスのロッシュ社に少なくとも世界25カ国以上から備蓄用タミフルが発注されている由。
 残念ながら国名は出ていませんでした。
 
 日本の場合、中外製薬が今冬のインフルエンザ対策用にタミフルの原末を仕入れて製品として発売していますが、あくまでもインフルエンザ用であって、備蓄用タミフルに関しては知らない、と声明を出しています。
 下記ホームページ
http://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=OLADKLUI32E4YCSSUIHCFEQ?documentId=doc_5093&lang=ja


[2995] Re:[2993] Market Access ProgramからU.S. Meat Export Federationへの拠出金推移 投稿者:真名  投稿日:2005/07/21(Thu) 11:14  

▲ JOHANNS ANNOUNCES $141 MILLION TO PROMOTE U.S. FOOD AND AGRICULTURAL PRODUCTS OVERSEAS▲には、以下の拠出金項目もあります。

▲Market Access Program Allocations
Fiscal Year 2005     Participant Allocation
National Renderers Association $395,099 ▲

今年度、肉骨粉の市場アクセスのために約40万ドルを農務省が支出しているわけでしょう?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2994] これが問題の政府税調の「ごろごろ未産主婦」揶揄発言の詳細 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 07:43  

政府税制調査会第37回基礎問題小委員会(5月27日)の配偶者控除の存廃をめぐる議論の中で、複数の委員が専業主婦を侮辱したと受け取れる発言したとして、話題になっている。
この議事録
http://www.mof.go.jp/singikai/zeicho/gijiroku/b37kisoa.htm
がそうなのだが、
その中で、以下の発言が問題になっている。

「ちょっ と先ほどの委員は誤解していると思うんです。今、専業主婦であれば子供を産むとは限らなくて、逆に専業主婦で何もしないのが多いんです。子供も産まない で。つまり、人生に前向きかどうかというと、働く女の人は前向きで、子供を産みたいわけ。働かないで家でごろごろしている主婦が、子供を今産まないんで す。逆になっているので、先ほどの委員に時代とのずれを少しわかってもらったほうがいいので、つまり、パラサイト・シングルっているけれども、今、パラサ イト・ワイフというのができてきた。つまり、変な生命力のない人たちがたくさん生じていて、お金を持ってぶらぶらしているんですよ。消費にはいいかもしれ ないけれども。」

「それはいいんです。基本的に結婚しないのが多いからなんです。それはどうにもならないから諦めていますが。
先 ほどの委員は意欲のある女性という言い方をしましたけど、働いている女性のほうがちゃんとご飯を作るというデータもあるんです。専業主婦で時間がいっぱい ある人こそ、コンビニで買ってきた発泡スチロールで食べさせちゃうというのが多いんです。ただ、託児所をいっぱい作ったから子供を産むかというと、それも また違うんですよ。駅に保育所があって……、子供は荷物じゃないんだから。」

「もう一つは働けないかどうか。つまり、家族の世話、いわゆ る子供の世話ですね。夫の世話というのはどうせどっちでもいいと思っていまして、これはちょっと失言ですけど、夫の一人のために専業主婦が一人ついて、洗 濯したり掃除したりするというのは、労働力のロスだと思うのです。外に出たほうがいいから。」

「子供をつくる、つくらないというのは、手当とか金の多寡じゃないんですよね。昔言ったのは、男に魅力がないからだと、これ以外はないんですね。」

つられてか、事務局のほうも問題発言を。
「メモの2ページ目でございます。今度は子育てのほうでございます。扶養控除の問題でございます。子供というのは、配偶者と違いまして家計としてはお荷物であることは確かであろうと、私なども思っております。」

なんとも、石税調会長の豪邸ぶりといい、世間離れした感覚での議論が続いている。

以下のメンバーの中に失言者がいますので、想像をたくましくしてあててみてください。

○ 石   弘 光 一橋大学名誉教授、中央大学特任教授
猪 瀬 直 樹 作家
井 堀 利 宏 東京大学教授
岩 ア 慶 市 産業経済新聞社論説副委員長  
上 野 博 史 農林中央金庫代表理事理事長
遠 藤 安 彦 (財)地域創造理事長
太 田   宏 読売新聞東京本社取締役経理局長
大 宅 映 子 ジャーナリスト
翁   百 合 鞄本総合研究所主席研究員
奥 野 正 寛 東京大学教授
尾 崎   護 (財)矢崎科学技術振興記念財団理事長
川 北 隆 雄 東京新聞論説委員
菊 池 哲 郎 毎日新聞社論説委員長
河 野 光 雄 経済評論家
島 田 晴 雄 慶應義塾大学教授
神 野 直 彦 東京大学教授
竹 内 佐和子 世界銀行エコノミスト
田 近 栄 治 一橋大学教授
田 中 直 毅 経済評論家
長宗我部 友親 共同通信社顧問
中 里   実 東京大学教授
林   宜 嗣 関西学院大学教授
本 間 正 明 大阪大学教授
水 野 忠 恒 一橋大学教授
宮 島   洋 早稲田大学特任教授
村 上 政 敏 時事通信社顧問
http://www.mof.go.jp/singikai/zeicho/top.htm

http://www.mof.go.jp/singikai/zeicho/gijiroku/b37kisoa.htm


[2993] Market Access ProgramからU.S. Meat Export Federationへの拠出金推移 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 07:04  

Market Access Program(MAP)からU.S. Meat Export Federation(USMEF)への拠出金推移

1998年 9,220,487ドル
1999年 8,315,203
2000年 8,430,890
2001年 8,250,884
2002年 8,503,362
2003年 10,138,190 
2004年 10,674,318
2005年 12,055,587

もともとは、the Commodity Credit Corporation (CCC)にたまる、あぶく銭の還流資金を、アメリカから輸出される農産物の広告宣伝費に、という発想のようらしい。
日本のマスコミに対しても、U.S. Meat Export Federationは、毎年の今頃の季節になると、全面広告を出している。
いわば、日本の新聞社に対する「氷代」ってとこか。
日本の新聞社さんにとっては、願ってもないおいしい話ですよね。



[2992] 秋田県が不祥事防止に必死/副知事が異例の訓示 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 06:27  

この掲示板でも、恥を忍んで、いくつかの秋田県の相次ぐ不祥事を紹介しているが、ここにきて、西村哲男副知事が、幹部職員ら約200人を招集して県議会棟大会議室で異例の訓示をするなど、末期的兆候を示してきた。
どうしたわけなのか、なんとも、県の不祥事がとまらないのである。

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050720e


[2991] 冷凍鶏肉に潜み感染拡大する鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 04:20  

こ こでは、(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 動物衛生研究所 感染病研究部主任研究官 真瀬 昌司 さんの研究成果を引用に出して、冷凍鶏肉に潜む鳥インフルエンザは、通常の鳥インフルエンザとは異なり、変異しているものであるということ、過去に中国か ら日本に輸出された冷凍鶏肉の中に鳥インフルエンザがあったように、今も、中国国内流通の冷凍鶏肉には、この変異した鳥インフルエンザが潜んでいる可能性 が強いこと、などを指摘している。
また真鍋さんの言として、中国には、現在二つの遺伝子タイプのH5N1 鳥インフルエンザウイルスが蔓延している可能性が強いとの指摘を紹介している。
この中国の山東省から2003年に日本へ輸出された冷凍鶏肉の中の鳥インフルエンザウイルスである A/duck/Yokahama/aq10/03 については、Recombinomicsでも、
http://www.recombinomics.com/News/07120502/H5N1_Japan_Import_E627K.html
で指摘されていた。
ここでは、「PB2の627のポジションにおける、EからK への変異(PB2)」を問題にしていた。

http://www.keibyo.jp/001.pdf
http://www.naro.affrc.go.jp/top/seika/2004/niah/do04004.html
http://niah.naro.affrc.go.jp/publication/seikajoho2/2002/niah02023.html
http://wwwsoc.nii.ac.jp/osj/japanese/birdflu/chapter1.html参照

http://www.grandforks.com/mld/grandforks/news/world/12179443.htm


[2990] 中村敦夫さんの質問主意書に見る、わが国のアスベスト対策のこれまでの経緯 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/21(Thu) 03:53  

このサイト
http://park3.wakwak.com/~hepafil/file/shuisho.html
ですが、リンクをたどっていく
http://park3.wakwak.com/~hepafil/file/shuisho2.html
と、これまでのわが国のアスベスト対策の経緯がわかります。

http://park3.wakwak.com/~hepafil/file/shuisho2.html


[2989] 英国の保健衛生当局者が、献血者に対して、更なるvCJD拡大の可能性を警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 23:07  

このサイト「U.K. Officials Say Some Donors More at Risk to CJD」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000102&sid=aT7e_46LF_5k&refer=uk
に よると、1993年から1994年にかけて、その人が献血したヒトの三人がvCJDになってしまったケースとなってしまった100人の献血者に対して、手 紙で、「あなたは、他の人に比較して、vCJDを感染拡散させる恐れがあるので、これ以上、献血や、組織提供を行わないように。」という警告書を送った。
当局としては、この献血者からの献血によって、それらの人々がvCJDになったかどうかは、わからないという。
ただ、できるだけ、公衆に対して、vCJDの感染リスクを減らすために必要な新しい情報をもって、適切なアクションをとる必要があるからであるとしている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/4699349.stm
参照

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000102&sid=aT7e_46LF_5k&refer=uk


[2988] Re:[2987] [2984] [2982] 広告料という名の、口止め料 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/20(Wed) 22:33  

デマゴギーで米国産牛肉輸入再開を促す新聞広告 小沢氏は「金メダル」を返上すべきだ
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05072001.htm

これは、中身が事実かどうかを検証もせずに広告を垂れ流した報道メディア、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、東京新聞と、小澤義博氏に公開質問状と訂正要求を送ってしかるべき事態とも思われますね。

これは(電通恒産ビルにある?)日本広告審査機構、JAROにも通報したほうがいいのかな?
http://www.jaro.or.jp/

といえば、米科学アカデミーの米国政府への警告も、日経しか報道してないような。。。


[2987] Re:[2984] [2982] 広告料という名の、口止め料 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 21:30  

ときさん。
昨日を持って、日本の主要新聞メディアは、米国食肉輸出連合会さんを、こよなきお得意さんとして、記事の面でも優遇するということなのでしょうか。
今こそいでよ、パブリック・ジャーナリズム。


[2986] Re:[2985] 日本語で読める初の中国エボラ?記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 21:26  

「メディア報道の全面禁止により、各地の感染と死亡人数は確定できないが、会議内容では、治療より拡散防止を強調していることから、感染した人数は予測より多かったと思われる。」
ですか。
さすがに、報道規制の効果で、人数については、漏れてきませんね。



[2985] 日本語で読める初の中国エボラ?記事 投稿者:とき 投稿日:2005/07/20(Wed) 20:39  

中国:二大疫病がすでに蔓延?各地で頻繁に秘密会議【大紀元日本7月20日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d56250.html
 ご紹介まで。


[2984] Re:[2982] 米国食肉輸出連合会の全面広告 投稿者:とき 投稿日:2005/07/20(Wed) 19:36  

> 結局、全面広告の毒饅頭を食らったのは、朝日・毎日・読売・東京 の各紙でした。

 割と目立つ記事や連載を書いた各社です。

> 産経は、どういうわけか、ありませんでしたね。

 これまで、BSEに関して、独自の記事はほとんどありませんでした。(主に共同通信の配信記事をそのまま載せていましたから。)

> まあ、USDAさんのthe Foreign Agricultural Service's Market Access Program (MAP)が原資だからいいようなものの、あまり、期待するほどの効果は、得られないかも知れませんね。

 大いに効果はあると思います。BSEに関して、すこし配慮いただいて、記事の本数を減らしてもらうだけで目的達成ですから。
 日本国内の慎重派の有識者の意見はますます取り上げづらくなるでしょうし、米国内の畜産行政にかんする批判的なニュースも取り上げにくくなるでしょう。
 広告料という名の、口止め料みたいなものです。むしろ御用記事を書けば、また、ご褒美をもらえるかもしれません。
 職業人としての矜持を失いつつある、日本と日本人になりつつあるようです。明治維新前後の日本人の気概はどこへやら、霧散霧消してしまったのでしょうか。
  平和であり続けるには、つねに警戒用心をおこたらず、仕掛けられたら絶対に負けない武装と気概を常に見せ付けておくことが必要であるのに、今の日本は、ほ とんど丸腰で、しかも話し合えばわかると夢想に浮かされて夢遊病にかかっているようなもので、現実に足を据えているようには到底見えません。もうプリオン に脳髄やられるまえに、ヘタレてしまっているようです。

 広告を掲載した各社、今後、BSE記事に手心を加えないで、バンバン、米国産牛の安全問題に向かう記事が書けるのなら、見直しますが、いままでのさまざまな問題に関する経緯をみても、あまり期待はできようはずがありません。

 こちらの、掲示板の品にはそぐわないかと思いますが、あまりにもマスコミの姿勢にがっかりさせられっぱなしですので、貼り付けお許しください。
事大の騎士「ダース・牛ダー」とか「ダース・モウダー」とかのつもりです。
http://orz.blogdns.org/archives/2005/07/post_222.html

オ モテメディアでは、ことごとくスルーされていますが、たいへんな盛り上がりようです。ここにも、記者クラブに代表される、マスコミマスメディアとネットの 情報に関する、デジタルデバイドが生じてしまっています。情報に関するレスポンスと自主規制の狭間で、もはや新聞・テレビは、いわゆるニュースの媒体とし ては、旧時代のものとなりつつあるようです。情報のリアリティとクオリティ失ったら、あとは、たんなる広告媒体に過ぎませんね。もうだいぶメッキが剥がれ つつあるように感じてしまいます。

2005年07月19日
教科書問題の本質が分かる、「嫌韓流」の韓国報道。
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/5215075.html
マンガ嫌韓流
2005年 07月 19日
http://kuyou.exblog.jp/2108708/
Amazon.co.jp トップ 100 リスト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/497532
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/sim-explorer/explore-items/-/488380478X



[2983] インドネシアでの父娘三人死亡は、H5N1によるものと判明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 18:59  

インドネシアでの父娘三人死亡原因について、ウイルスのサンプルを香港の研究所へ送り、調査中であったが、本日、この父娘三人死亡は、H5N1によるものと判明した。
インドネシアとしては、ヒト感染鳥インフルエンザによる、はじめての死亡である。
また、この父娘への接触関係者から採取した300のサンプルの結果については、まだ発表していない。
この父娘の家を中心として半径20キロメートル以内を、検査の予定であるという。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/JAK166866.htm


[2982] 米国食肉輸出連合会の全面広告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 18:31  

結局、全面広告の毒饅頭を食らったのは、朝日・毎日・読売・東京 の各紙でした。
産経は、どういうわけか、ありませんでしたね。
みんなでわたれば怖くないってとこですか。
それにしても、米国食肉輸出連合会さんがおそらく二億円近くは、使ったであろう、肝心の全面広告、探すのに、意外と手間取りました。
まあ、USDAさんのthe Foreign Agricultural Service's Market Access Program (MAP)が原資だからいいようなものの、あまり、期待するほどの効果は、得られないかも知れませんね。


[2981] Re:[2979] [2970] [2968] [2962] [2960] [2959] [2958] [2956] [2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 11:13  

真名さん。
2954で、広告文全文を「テキスト化」しておいて、よかったです。
ツッコミ環境整備構築という意味で。



[2980] Re:[2979] [2970] [2968] [2962] [2960] [2959] [2958] [2956] [2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:真名  投稿日:2005/07/20(Wed) 11:10  

昨日の毎日新聞にも「全面広告」が掲載という証言です。
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1121450840/l50
306 :名無しさん@6周年:2005/07/19(火) 21:48:05 ID:vgzqlyaH0
>>304
毎日朝刊にも牛屋の全面広告がのってた。▲

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2979] Re:[2970] [2968] [2962] [2960] [2959] [2958] [2956] [2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:真名  投稿日:2005/07/20(Wed) 10:54  

全面広告について、平川先生のエントリーがありました。

http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/stsbse.php
米国食肉輸出連合会の全面広告―スポンサーは米農務省

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2978] Re:[2977] [2974] 米科学アカデミー、BSEなどの問題で政府の対応が不十分だと警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 10:48  

まりちゃんさん。
これ「Animal Health at the Crossroads Preventing, Detecting, and Diagnosing Animal Diseases」
http://www.nap.edu/reportbrief/11365/11365rb.pdf
がそのダイジェスト版ですね。
全文は、有料のようですのでバスですが。
ざっと読んだ限りでは、
問題点として、
アメリカは、BSE問題について、最新技術を応用・活用してない。
官民産学一体となっての取り組みを可能とする戦略的パートナーシップ構築のための枠組み作りをしていない。
などの点を指摘しているようですね。

http://www.nap.edu/reportbrief/11365/11365rb.pdf


[2977] Re:[2974] 米科学アカデミー、BSEなどの問題で政府の対応が不十分だと警告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/20(Wed) 10:30  

農業情報研究所さんが詳細をまとめてくださっていました。

米国科学アカデミー 米国動物・公衆衛生システムの病気発見・診断能力に欠陥の報告
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/epidemic/05071901.htm
OIEの総会の内容についても、やっぱり小澤氏はいいかげんなこといわれてるんですね。朝日、読売、毎日は広告の訂正広告を出さないのかしら


[2976] アメリカのアスベスト規制について 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 10:23  

これについては、ブログの方に別に「アスベスト混入疑惑商品一覧」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=316
として掲載し、その中に、EPA関連のACBM(Asbestos Containing Building Material)または、ACM(asbestos-containing material)についての参考サイトを紹介しておきました。
ただし、翻訳はしておりませんので、あしからず。
また、ベビーパウダーについてのお問い合わせが多くありますが、国内ベビーパウダー会社では、「アスベストの混入していないタルクを使用している。」ということで、「ご安心を」
http://www.pigeon.co.jp/image/20050715.pdf
といっているようですが、これにつきましては、「[2911] タルクは、ほんとうに安全なのか? 」にも書きましたように、「アスベストではない繊維を含んでいる。」タルトについては、このサイト
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/kaigai/kaigai_00/00_12/00_12_15_niehs.htmlによれば、通常のタルクの人間に対する発がん性は、ないとされてはいるものの、タルクを扱う作業者に肺がんが見られるところから、「人間への発がん性が十分に予想される」ということについては、専門家の見解は、五分五分であることをお忘れないように。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=316


[2975] 「トロイのアヒル」がH5N1を人間に伝播させるという説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 10:06  

これは、この掲示板でもおなじみの外岡さんの掲示板「情報交換室」で紹介されていた記事なのだが。
「Trojan ducks' could spread birdflu」http://www.sciencedaily.com/upi/index.php?feed=Science&article=UPI-1-20050719-15303400-bc-asia-birdflu.xml
などの記事によると、
2002年以来、鳥インフルエンザウイルスは、低毒性となり、鳥そのものが、ウイルスの貯蔵庫となるケースが増えてきたという。
ロンドンにある the Times紙に語った、アメリカ・テネシー州メンフィスの St. Jude Children's Research HospitalのRobert Webster博士チームの研究によると、アヒルが鳥インフルエンザの世界的なパンデミックのトリガーとなりうるという。
このことは、アヒルが、アジアのH5N1ウイルスの「トロイの木馬」になる可能性があることを意味するという。
アヒルは、ウイルス感染によっても影響されずに、ウイルスを世界中に振り撒き続けるという。
この研究は、PNAS( Proceedings of the National Academy of Sciences)の最新号に「Role of domestic ducks in the propagation and biological evolution of highly pathogenic H5N1 influenza viruses in Asia」
http://www.pnas.org/cgi/content/abstract/0504662102v1
として発表された。

http://www.pnas.org/cgi/content/abstract/0504662102v1


[2974] 米科学アカデミー、BSEなどの問題で政府の対応が不十分だと警告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/20(Wed) 09:58  

BSEなどのまん延防止へ新機関創設提言・米科学アカデミー
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050719AT2M1900J19072005.html
>米大統領に科学政策に関する提言などを行う全米科学アカデミーは18日、BSE(牛海綿状脳症)や鳥インフルエンザなど動物由来の病気が人間の健康を脅かすリスクが高まっているのに、米政府の対応が不十分だと警告した。(抜粋)

日経のタイトルのつけ方も不十分のような

といえば、WHOもBSE問題に関して組織再編があったみたいです。



[2973] 科学研究の”捏造、改竄・盗用”の横行 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/20(Wed) 09:51  

「科学者にも」、問題があるのは日本だけの話じゃないようですね。

深刻化する、科学研究の捏造・改竄・盗用(上)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050719303.html

日本学術会議参加の113学会で不正行為
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/eb867ead772e6150a57481b11c015ec8



[2972] カナダの生体牛がアメリカに入ったことは、日本の食品安全委員会にとっては、厄介な要因が増えたのでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 07:56  

ペンシルベニアに、カナダから久しぶりに35頭の生体牛が到着したということで、話題になっている。
7月27日のモンタナ地裁のR-CALFとUSDAとのヒアリングが終わって見ないと、なんともいえないのだが、このアメリカ・カナダ牛肉貿易再開は、日本の食品安全委員会のアメリカ牛肉へのリスク評価にどのような影響を与えるのであろうか。
国境再開となっても、依然として、3月7日に差し止め命令を出した、米連邦地裁判事Richard F. Cebull 氏が提出した5つの疑問点は解消されていないのである。

5つの疑問点とは、
1.カナダが、年間百七十万頭をアメリカに出荷すれば、必ずBSE牛は、含まれる。
2.このことは、USDAが、アメリカの人々の健康と福祉を護るという法定の負託を無視していることになる。
3.カナダは、カナダでのBSE感染率を正確に評価しうるための十分なBSE検査を行なってこなかった。
4.カナダの飼料禁止措置は、有効ではない。
5.アメリカの消費者が原産国ラベル表示によって、消費者が危険と思う国の製品を買わないよう選択できるようになっていない。

となると、日本の食品安全委員会は、このCebull 判事提起の諸問題をも検証しなければならないことになるのだが。

http://www.nissyoku.co.jp/news/20050718/3f.html


[2971] Re:[2970] タバコ広告の歴史に牛肉消費拡大広告を重ね合わせる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/20(Wed) 07:31  

真名さん。
このサイト「タバコ広告の歴史」http://www.geocities.jp/uen2003ehime/page029.html
を見ると、健康に影響を及ぼしかねないということで社会問題化した商品が、広告規制にあった場合の対処方法が、 British American Tobacco (BAT)などの対応に、典型的に現れていますね。
British American Tobacco (BAT)は、こういっていました。
「広告収入によりメディアの編集者は沈黙します。私は7年間出版社で働きました。
しかし、タバコ広告を掲載する雑誌にはタバコが人々の健康や社会そのものを破壊するという明確な警告記事を一度も掲載することが出来ませんでした。
広告収入は全米の雑誌社の編集者を沈黙させたのです。」
「タバコ規制国への働きかけBATの役員は、マーケティングに関する5日間の会議に出席しました。
広告規制の内容は国ごとに異なるようです。
タバコ広告が禁止された国でもテレビやラジオなどを利用して大々的に宣伝活動をする方法が無いか模索すべきです。」

http://www.geocities.jp/uen2003ehime/page029.html


[2970] Re:[2968] [2962] [2960] [2959] [2958] [2956] [2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:真名 投稿日:2005/07/19(Tue) 23:36  

残念ながら、私は毎日まで確認する暇がありませんでした。 ご存じの方はおられますかね? しかし、おいしい仕事ですよねー。 国費で13億円も出るんですからね。 別に公序良俗違反ではないから、広告を断る理由はないでしょう?

そ れから、この広告は、サイエンス以前に、韓国、台湾、中国、香港等での輸入禁止、無期限延期のことを無視して、日本人だけ変わっているかのような印象を与 えようとしていますね。 BSEの本家であるヨーロッパのことしか書かないんですからね。 アジアの主要国は全部輸入禁止してますって。 これに購読料を 払う読者は気の毒です。




http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2969] 外岡さんの掲示板「情報交換室」がおととい開設されたようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 22:30  

いろいろと有意義な。情報交換もできるかと存じます。
皆様も、ぜひどうぞ。
http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi?

http://www47.tok2.com/home/tarunai/cgi-bin/sbu2_bbs/sbu2_bbs.cgi?


[2968] Re:[2962] [2960] [2959] [2958] [2956] [2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 22:15  

真名さん。
毒饅頭を食らったのは、朝日さんだけではなかったのですか。
毎日さんは、どうだったのでしょうかね。

http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/07/200507161338.shtml


[2967] Re:[2966] [2965] 中国で、今度はエボラウイルス発見との報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 22:04  

外岡さん。
軍が関係しているのは、バイオテロの可能性もあるとの見方もあるようですね。
ご紹介のRecombinomicsの記事では、エボラウイルスとマールブルグ病との時間的一致性を問題にしているようですね。


[2966] Re:[2965] 中国で、今度はエボラウイルス発見との報道 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/19(Tue) 21:58  

博迅報道

英語に翻訳されています。

 鳥フルとエボラは中国の国家機密と…。

 もし本当だとすると、嫌ですねぇ、(医者の本心として)。
           これはまずいですよ。

 他に誰か心配しているのかなあ…
  

http://www.recombinomics.com/News/07190501/Boxun_Ebola_Strains.html


[2965] 中国で、今度はエボラウイルス発見との報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 21:39  

例の博迅報道
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/07/200507161338.shtml
によるもので、広東、湖南、福建などで発見されたという。
エボラウイルス(埃博拉病毒)の型は、EB-SZ型(深セン)、EB-ST型(汕頭)、EB-HN型(湖南)、EB-FJ型(福建)、EB-ZJ型(湛江)とのことである。
以前に紹介した中国で頻繁と最近行われている秘密会議は、このエボラウイルス対策のためのものとの観測もある。

http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/07/200507161338.shtml


[2964] アメリカ・カリフォルニア州が、独自にBSE検査導入へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 21:18  

これは、今年から、COOL制度−原産国表示制度−が始まることに対応して、自州の農産品の安全性を強調するためのものらしい。

http://www.wisconsinagconnection.com/story-national.cfm?Id=721&yr=2005


[2963] Re:[2961] ワシントンポストが中国批判>鳥フル 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 21:09  

外岡さん。
この記事「China Has Not Shared Crucial Data On Bird Flu Outbreaks, Officials Say」
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/07/18/AR2005071801584.html
ですね。
WHOは、まだ、中国からウイルスのサンプルを得ていないのですか。
遺伝子配列は、中国は、解明済みなのでしょうから、何か、そこに都合の悪い事があるのでしょうね。
タミフル耐性か、アマンタジン耐性か、強毒性か、そのうちのどれかでしょう。
遺伝子配列だけは、早急に解明してもらわないと、手遅れになりますね。
おっしゃるように、日本のマスコミのだらしなさばかりが、目に着くこのごろです。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/07/18/AR2005071801584.html


[2962] Re:[2960] [2959] [2958] [2956] [2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:真名  投稿日:2005/07/19(Tue) 20:28  

本日付けの読売新聞 24面にも載っていました。

電通パブリックリレーションズ
http://www.isid.co.jp/news/back/050323bs7799.html
▲中央区銀座2-16-7電通恒産第3ビル 代表取締役社長 宮下氏孝 ▲

同じビルになぜか「日本広告審査機構」が入居しています(?)。
▲ 〒104-0061 中央区銀座2-16-7電通恒産第3ビル (3541)2811▲
http://www.jaa.or.jp/html/jaa_j411.htm
▲本機構は公正な広告活動の推進を通じて、広告・表示の質的向上を図ることで、正しい企業活動の推進と消費者保護の役割を果たし、社会・経済の健全な発展と国民生活の向上に寄与することを目的としています。▲ だそうです。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2961] ワシントンポストが中国批判>鳥フル 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/19(Tue) 20:12  

 本日のワシントンポスト

 WHOやFAOが6月末に要求した全面的情報公開やウイルス提供など、全くその後回答が無いことを批判。
 また先週同紙が中国当局に質問状を送ったことも発表。中国側は対応を協議しているとの回答。

 さすが世界のワシントンポスト。アマンタジン問題も同紙だった。
 マスコミとはこうあるべきなのでしょう。
 大手スーパーと本質を同じくしてしまった某国のマスコミは
今後どのような方向性を探る事やら。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/washingtonpost719.html


[2960] Re:[2959] [2958] [2956] [2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 18:11  

真名さん
こんなこともやってらっしゃるようですね。
Voice Of Love 広報事務局
http://www.bekkoame.ne.jp/~pete-84/
ジョンソン・エンド・ジョンソン社会貢献委員会
http://www.jnj.co.jp/press/pr/pr020927/pr_020927.html
米国ファッションデザイナー協議会(CFDA)の社会貢献活動部門のFTBC(Fashion Targets Breast Cancer)
http://www.td-net.co.jp/lycra/new/030300.html
2004AUBEHappySpringParty
http://fanet.jp/topics/aube_event/
株式会社アコーディア・ゴルフ
http://www2.accordiagolf.com/press_release/050630.htm


[2959] Re:[2958] [2956] [2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:真名  投稿日:2005/07/19(Tue) 17:57  

笹山さま。 ご無沙汰しておりました。
すべてFAX番号と住所が同一なんです。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/25599411.html

▲ 本件に関するお問合せ先>. ・・・・・(電通パブリックリレーションズ) 〒104−8210 東京都中央区銀座2-16-7 TEL:03−5565−8259 FAX:03−3546−2017▲
▲米国食肉輸出連合会 アメリカン・ポーク キャンペーン
―USMEFアメリカン・ポーク事務局 FAX:03-3546-2017▲
▲「食の安全・安心を考える会」事務局
〒104-8210 東京都中央区銀座2-1-6 ←封筒の印刷には2-16-7とあったが
電話: 03-5565-2998 / FAX:03-3546-2017▲

それで、
▲<「食の安全・安心を考える会」設立発起人>
唐木英明(東京大学名誉教授)
日和佐信子(前全国消費者団体連絡会事務局長)
横川竟(日本フードサービス協会会長)  これは外食産業の団体です。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2958] Re:[2956] [2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 17:45  

真名さん。
なんだ、酒井ゆきえさんも、電通一派、唐木教授一派だったってことですか。
そういえば酒井ゆきえさんの「ピンポンパン」時代の歌に、「アメリカ生まれの日本の子」っていうのがありました。いまや地でいってるってわけですか。

 ♪私は、アメリカ生まれの日本の子。3日前ジャパンに着いたばかりです。あんまり日本のこと知りません。どなたかお便りを下さい。日本の言葉で。Ohプリーズ、プリーズ おしえてください♪

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/5500/4_rec/rec06.htm


[2957] Re:[2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告のなかみ。、 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/19(Tue) 17:21  

> 小澤
> 今年の総会では、「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は、食べても安全である」ということがはっきり示されました。
↑総会の結果をまだちゃんと読んでませんが、これはマジですか?ヒトの健康を守るWHOの勧告とは、大幅に異なりますね(正反対)。OIEのスタッフや小澤氏はご家族、一族郎党で感染牛を召し上がれるんでしょうか。

> 小澤
> ヨーロッパでも、最初のころよりも、この10年間で技術も向上し、完全の取り除くことが可能になりました。

「完全に」などと口にされて消費者を騙すのは、科学者として失格ではないかと私は思いますが。http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/2364c0b9046c5e63aed236944b9a9e33
スタニング、ピッシング、舌扁桃、告発、背根神経節、背割り後脊髄処理の場合の洗浄による拡散は心配ないのかなど、いろいろ問題がありますが、堀内基広先生による「不完全な」SRM除去のご解説があります。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/txt/040903-1.txt
ぜひ消費者としては、EUの牛製品の、「中枢神経検出キット」で「科学的に検査した結果」を知りたいものです。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/88ee603a342964cc6f5e0c29c9cc6b7f

> というよりも、今の検査は、感度が低く、若い牛の場合、検出が難しいので、検査で安全を確保することが不可能なためです。

感度の高くて安価な新検査の開発と売り込み状況
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/f52c15274d875186cbd2233e82c8f396

> BSEは、感染してから発症するまで平均3年かかり、発症する約6ヶ月前までは、検査は陽性になりません。

脳より先に、回腸遠位部は「感染後6ヶ月」から蓄積するんですよね。確かに食用では、腸は検査はしませんが。
http://www.imr.or.jp/results/closeup/year04/0408.html

> 世界基準の適切な対策によって世界的にBSEが次第に抑制されつつあることがわかれば、不安は小さくなるのではないでしょうか。

牛に血粉や牛脂を食べさせ、SRM入り肉骨粉を与えた鶏の鶏糞や養鶏場のごみ、レストラン残渣(米国人の主食は?)を食べさせることが法的に許可されていることが、適切な対策なんでしょうか。それら情報を知って心配はますます増大しますが。

> OIEの安全基準を遵守する事がBSE対策の最大の方策なのではないでしょうか。
OIEの基準に従ったため、昨年2月まで背根神経節は法的に認可された状態で日本の食品に混入してました。最悪ですね。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/d2eaab2902ca588a9560a19a658b01a5

先日京大でもご講演をなさられたとのことですが、最新の情報を把握していないのであれば、世論を惑わすことにもなりますから、ご引退いただきたいです。こういうご発言が引いては行政の公衆衛生対策にも影響してくるんですから。


[2956] Re:[2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:真名  投稿日:2005/07/19(Tue) 17:20  

出向先が朝日新聞に変わっただけで、クライアントも人選も同じですね。
電通の可能性が高いでしょう。 

http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/25599411.html
もともとがまりちゃんの情報なんですが。
▲ 本件に関するお問合せ先>. ・・・・・(電通パブリックリレーションズ) 〒104−8210 東京都中央区銀座2-16-7 TEL:03−5565−8259 FAX:03−3546−2017▲
http://www.americanmeat.jp/news/020329.html
米国食肉輸出連合会 アメリカン・ポーク キャンペーン―
 USMEFアメリカン・ポーク事務局 FAX:03-3546-2017▲

▲日経には400万円枠(広告制作費抜き。日経は広告制作に電通を通す必要あり)の広告を出されてました。▲
▲酒井ゆきえさん、って出演料いくらなんだろ〜▲

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2955] Re:[2953] [2952] [2951] 朝日新聞に米国食肉輸出連合会が全面広告を打ったとか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 16:56  

まりちゃんさん。
このサイト「広告料のまとめ」
http://blog.goo.ne.jp/picotmansion/c/ae826aa2244ca64c236bb5f1fedc5449
によると、朝日新聞の全面広告のお値段は、四千六百万円だそうです。
転ぶの無理ないか。

http://blog.goo.ne.jp/picotmansion/c/ae826aa2244ca64c236bb5f1fedc5449


[2954] 朝日新聞さんが恥じらいもなく掲載した、今日の米国食肉輸出連合会の全面広告の中身 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 16:52  

「食の安全」対談
酒井ゆきえ氏
小澤義博氏

酒井
BSEに関する国際的な安全基準を定めているOIEとはどんな組織ですか。
小澤
OIEは、動物衛生の安全基準を決める唯一の国際機関で、現在まで167カ国が加盟しています。
各国から専門家を集めて検討し、科学的な根拠に基づいて基準を決定しています。BSE問題のように、各国の衛生基準が貿易に影響を及ぼす場合、世界貿易機関(WTO)がその基準で妥当性を判断します。
酒井
その基準に従って、世界の国々は、対策を検討しているということですね。
今年の総会では、どのようなことが話されましたか。
小澤
今年の総会では、「たとえBSEに感染していたとしても、特定危険部位以外の部位は、食べても安全である」ということがはっきり示されました。
酒井
きちんと特定危険部位は除去することがもっとも重要な安全対策ということですね。
小澤
ヨー ロッパでも、最初のころよりも、この10年間で技術も向上し、完全の取り除くことが可能になりました。さらに欧米では、そのチェックシステムが徹底してい ます。ヨーロッパでは、加工処理場にEUと各国の検査官が、アメリカでは、政府の検査官がチェックするシステムができあがっています。
酒井
それでは、BSE検査は、何のためにやっているのでしょうか。
小澤
OIEでも各国に検査を指示していますが、これはBSEが、どれくらいあるかという感染状況を調べることが目的であり、すべての感染牛を見つけ出し市場に出さないための検査ではありません。
というりも、今の検査は、感度が低く、若い牛の場合、検出が難しいので、検査で安全を確保することが不可能なためです。
BSEは、感染してから発症するまで平均3年かかり、発症する約6ヶ月前までは、検査は陽性になりません。
酒井
どんな牛を検査すればよいのですか。
小澤
健康な若い牛を検査するよりも、年をとった牛で、異常症状を示したり、病気で死んだ牛の検査をしたほうが正確な感染状況を把握することができるのです。
酒井
BSEに関して日本の消費者は、まだ不安に思っているようですが。
小澤
ヨーロッパでは、1990年代から、BSE対策に取り組み、何が安全で何が危険かということをいろいろな検査をして調べました。その結果わかったことが特定危険部位のことです。
安全対象としては、ここをきちんと取り除けばその他は安全に食べられるということを2000年ごろまでに、消費者も理解するようになりました。
酒井
アメリカではどうですか。
小澤
アメリカでは、BSEが自国で発見される前の1990年代初期から、BSE対策を開始し、BSE発生地域であるヨーロッパの専門家を招きアメリカ国内における調査や監視員の教育を実施してきました。
一方で、消費者に対して、その情報を公開するなどリスクコミュニケーションも行ってきています。
酒井
生鮮食品を冷蔵庫に入れないと変質や腐敗してしまい、知らないで食べるとおなかが痛くなるなど、どの食品にもそれなりのリスクが存在しています。
そして、多くの消費者がそのリスクを知った上で、食べることを選択しています。
そのような状況でなぜBSEに関して日本の消費者はこんなに不安を抱いているのでしょうか。
小澤
BSEは、比較的最近発見された複雑な病気なので、BSE対策について正しい情報が消費者にまだ十分伝わっていません。
世界基準の適切な対策によって世界的にBSEが次第に抑制されつつあることがわかれば、不安は小さくなるのではないでしょうか。
酒井
BSEに関する正しい情報を的確に消費者に伝えるためには、消費者の疑問に答えていく機会を作り、情報を十分に伝えることが大切なのです。
正しい情報で的確な判断をすることが必要ですね。
小澤
正確な情報を入手して初めて消費者は、的確な判断を下せるようになりますね。
OIEは、これらの情報を世界中の消費者に伝えることができる国際機関です。
さまざまに議論されているBSEの問題ですが、唯一国際的な安全基準となっているのは、OIEの定めた安全基準といえましょう。
OIEの安全基準を遵守する事がBSE対策の最大の方策なのではないでしょうか。
酒井
勉強になりました。今日はどうもありがとうございました。


[2953] Re:[2952] [2951] 朝日新聞に米国食肉輸出連合会が全面広告を打ったとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/19(Tue) 16:23  

笹山さん、
「朝日新聞のすべての社員が行動の指針としている」という、
「朝日新聞綱領」なるものがありましたので、ご紹介まで。。
http://www.asahi.com/shimbun/honsya/j/platform.html
広告局のHPもありました。
http://adv.asahi.com/index.html



[2952] Re:[2951] 朝日新聞に米国食肉輸出連合会が全面広告を打ったとか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 16:01  

まりちゃんさん。
なるほど、このthe Foreign Agricultural Service's Market Access Program (MAP) と Quality Samples Program (QSP)の明細は、興味ぶかいですね。
あのご賢明な朝日さんが真っ先にタラシこまれるとは、なさけない。
団藤ブログさんに、抗議でもいきましょうか---。冗談ですが。
で、このMAPシステムの国別関係先というのが、ご丁寧にも、この検索サイト
http://www.fas.usda.gov/scripts/mos/ForeignOffDir.asp
でわかるようになっていて、このとおり
http://www.fas.usda.gov/scripts/mos/ForeignOffResults.asp?Form=Form2
なのですが、牛肉関係では出てこないみたいですね。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB/.cmd/ad/.ar/sa.retrievecontent/.c/6_2_1UH/.ce/7_2_5JM/.p/5_2_4TQ/.d/1/_th/J_2_9D/_s.7_0_A/7_0_1OB?PC_7_2_5JM_contentid=2005%2F06%2F0222.xml&PC_7_2_5JM_navtype=RT&PC_7_2_5JM_parentnav=LATEST_RELEASES&PC_7_2_5JM_navid=NEWS_RELEASE#7_2_5JM
http://www.fas.usda.gov/mos/default.htm
http://www.fas.usda.gov/mos/programs/mapprog.html
参照




[2951] 朝日新聞に米国食肉輸出連合会が全面広告を打ったとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/19(Tue) 14:44  

「今日のBSE全面広告はこう読め」から
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/50001997.html
小澤義博氏が出ているようですね。朝日以外にも全面広告は出ているんでしょうか。

小澤氏は今年4月のOIEコード改正の意見交換会でも発言されてましたが、その時は、公衆衛生の問題などを、あまり認識されているようには思えませんでした。(まだ議事録UPされてませんね〜 遅い)
http://www.maff.go.jp/syoku_anzen/20050418/gijisidai.html
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05041901.htm

暗いニュース リンクさんによると「日本のPR業界には朗報:米農務省はアメリカ食肉輸出連合向けに、1205万5,587ドル(約13億1,757万円)の販促費拠出を決定した。」
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/06/post_83dd.html
の一部なのかは知りませんが、全面広告は高いですよね〜

ちなみに朝日の広告内容の審査とか、規定はどうなってるんでしょうね?それから、朝日新聞は過去の米国の問題点を告げる「自社報道」をどう考えているんだろうか。タイソン労組告発の報道をしたのも朝日ですが。
http://www.asahi.com/special/bse/TKY200407210205.html
この記事とか。
http://blog.livedoor.jp/mikaniel/archives/11124813.html
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/dqnplus/1106295105/

さて、朝日新聞に広告を出すときはどこの代理店を通さなければならないんでしょう。日経では広告制作に電通を通さないとダメといわれましたが。


[2950] ブッシュ政権はイラク国民選挙で秘密工作を実行? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/19(Tue) 11:33  

http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/07/post_74ea.html
なんかすごいニュースですが。。
最近、「イラクだけ」じゃないような気も(^^;


[2949] Re:[2947] アデノ随伴ウイルス2型(AAV2)ががんキラーという報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 11:29  

まりちゃんさん。
これ 「Harmless Virus Can Attack Cancer Cells」
http://www.allheadlinenews.com/cgi-bin/news/newsbrief.plx?id=2239764164&fa=1
が、元記事ですね。
これによりますと、AAV2は、ヘルパーウイルスを得ると活性化するそうで、そのヘルパーウイルスがヒトパピローマウイルス(HPV ヒト乳頭腫ウイルス)などだということです。

http://www.allheadlinenews.com/cgi-bin/news/newsbrief.plx?id=2239764164&fa=1


[2948] 中皮腫で住民31人死亡 クボタ旧神崎工場 石綿被害 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/19(Tue) 10:34  

http://www.asahi.com/life/update/0718/005.html
http://www.asahi.com/special/asbestos/
周辺住民への影響については、こないだまで3名の方が云々というニュースが流れていましたが、とんでもない実態が出てきそうです。この工場も氷山の一角なんでしょうか


[2947] アデノ随伴ウイルス2型(AAV2)ががんキラーという報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/19(Tue) 10:17  

平凡・無害なウイルス、実はがんキラー 米チーム確認
2005年07月18日23時06分
http://www.asahi.com/life/update/0718/006.html
興味深い記事がございましたので。。

こんな療法も研究されているようです
単純ヘルペスウイルスHF10
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1119546917


[2946] Re:[2935] [2934] 押し売りならもっと売れなくなる 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/19(Tue) 09:55  

> こうしてみますと、国の食品安全行政も、どちらかというと、「男の感覚」でやられているような感じがしますね。

笹山さん、男の感覚、どころか、たとえばですけれど、「原骨」とか、現場や現物を見たことない方々がその食品などについて議論されて決定してるんですもん。話にならないと私は思います。(^^;

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai24/170509_dai24kai_prion_gijiroku.pdf


[2945] カナダから、アメリカへ、35頭の生体牛出荷 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 08:21  

先週 第9 巡回控訴裁判所が、モンタナ地裁(Montana US District Court)によって3月2日に出されたカナダとの牛貿易再開についての差止め命令を却下したことを受けて、昨日、カナダのオンタリオからアメリカのペンシルベニアに向けて、35頭の生体牛が出荷されたという。
しかし、この喜びが永遠に続くかどうかは、7月27日のモンタナ地方裁判所での、USDAとR-CALFの両者を呼んでの、ヒアリングの結果次第にかかっている。
ここで、モンタナ地裁が、第9 巡回控訴裁判所の決定を受け入れない場合は、事態は振り出しに戻る。

http://www.canada.com/national/nationalpost/news/story.html?id=0c85346a-3663-4668-ac97-821964578d4f


[2944] Re:[2941] 『鳥インフルエンザ問題の今後(37)』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/19(Tue) 07:56  

ときさん。
この一連の「鳥インフルエンザ問題の今後」をざっと読ませていただきました。
文中「わが国はLPAIのコントロール手段を持たぬままサーベイランスを強化するという。」矛盾が皆殺戮に走らせているというのがポイントのようですね。
つまり、このごろの東南アジアでの鳥インフルエンザウイルスは、「LPAIは、HPAIにも、進化しうる。」「HPAIは LPAIにも進化しうる」という、変幻自在で複雑な様相を示しているのに、日本のLPAIとHPAIを、厳然と区別した上で、硬直的に対処するという考えでは、到底対応できないということですね。
動物衛生研究所さんの「動物をまもる。人をまもる」のキャッチフレーズはまことにいいのですが、いかんせん、縦割り行政の下では、ヒト対策と鶏対策とを横断的に俯瞰しての鳥インフルエンザ対策は、当分先のようにも思えます。


[2943] Re:[2942] もっとアメリカ産の牛肉を食べよう! 投稿者:真名 投稿日:2005/07/19(Tue) 00:00  

こういうことらしいですが。2001年のお話ですけど。
http://gendai.net/contents.asp?c=010&id=3277
▼ 狂牛病騒動で、農水省の職員食堂から牛肉を材料にした料理が外されていたことが明らかになった。武部勤農水相は今月2日、坂口力厚生労働相らと「牛肉を食べる会」を開き、安全性をアピールしたばかり。▼

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2942] もっとアメリカ産の牛肉を食べよう! 投稿者:ひとみ(T-T) 投稿日:2005/07/18(Mon) 22:36  

ね!  霞ヶ関や永田町に生息する、不可思議な動物の皆さん。ハンセン病、水俣病、サリドマイド、カネミ油、AIDS,ダイオキシン、BSE,サーズ、鳥インフ ルエンザ・・・次は何ですか?  皆さんも、可愛い家族がいてはるんでしょ? そんな米国産の牛肉が食べたいなら、遠慮せんと、どんどんあなたの御家族に 食べさせたらいいじゃないですか。 アスベストで紡いだ服着せてさ。 もう国のフォローするの疲れました。 次は何なんですか?


[2941] 『鳥インフルエンザ問題の今後(37)』 投稿者:とき 投稿日:2005/07/18(Mon) 21:31  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(37)(2005.7.18)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza121.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

動物衛生研究所
http://niah.naro.affrc.go.jp/index-j.html
高病原性鳥インフルエンザ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html
ProMED に掲載された鳥インフルエンザに関連する情報 (2005/7/13更新)
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/avian_infl.html

 日本の獣医学関係の識者の方々は、日本の自然環境中には「鳥インフルエンザはいない」とでも思っているのでしょうか?
  外野から余計なことを考えずに素直に見れば、野鳥なんてどっからでも飛んできますし、もうとうに、日本が鳥インフルエンザに関して、清浄国であるわけがな いし、ウイルスなんてものは、病気をおこせば分離同定され「在る」とみなされるだけで、病気をおこさなければ、便宜上、いても「いない」ものとしてやって きているわけです。けっして自然環境中にないなんて、(野鳥が宿主としてキャリア化しているわけで)ほんの少しウイルスに関する知識があれば、常識的に考 えるわけがないものと思っていましたが、いまの鳥インフルエンザに対する日本の政策は、その常識の全く逆をやっているようなものです。
 さては、 飼養期間が短く、外部の自然環境から隔絶隔離され、自然環境中に比較してウイルスに晒される機会が少ないウインドウレス鶏舎内の鶏のみを見て、清浄国とみ なしつづけているのでしょうか。そうであるならば、しまいには養鶏も、半導体と同じレベルの、クリーンルームでしか飼えなくなるような、全く莫迦げた理念 に基づいた対策になっています。それが現実的ですか?
 この調子でやりつづけたら、周辺国では、鳥はおろか人まで、鳥型インフルエンザに一度経験 をうけて終息しても、つまりは感染経験地帯になって、それぞれの宿主なりの抗体を獲得してしまっても(やがては常在化し、共存共生の状態になる)、ただ唯 一日本だけが、密閉型養鶏舎のなかの鶏のみを基準として、『清浄国』を最後まで言い続けるのでしょうね。いかに自然環境中の鳥が、あらゆる鳥インフルエン ザに感染し抗体を獲得していても。
 ウイルスの病気は、感染を受けないことが一義なのではなく、感染を受けても死なないということが大事です。そ れが、抵抗力です。「感染を受けたら殺せ」ではなく、「感染を受けても死なない」ことに、早く転換させることが、早急の課題です。ですが、ウイルスに関し て、だれよりも一番理解しているはずの学者先生がたが、いつまでも「清浄国」にしがみついてるとは。昔だったら、処分される鶏が化けて出てくるといわれま すが、いまはそれも通用しないのでしょう。
 繰り返しになりますが、ウイルスの病気は、早く罹ったもの勝ちです。罹って、抵抗力(耐性)のないも のは死んで、それに耐えるものが生き残って、体質的に強いもので繁殖していく。それが自然の摂理です。せめて、やれることはといえば、ウイルス(病気)の 排除ではなく、ダメージをできるだけ少なくして順応(馴致)させることぐらいです。
 やがては、日本国内の養鶏舎内ばかりが「清浄」地になってし まうのと同様に、アジアの中で、あるいは世界の中で、日本だけが「清浄国」になってしまうでしょう。学者先生方の頭の中だけの世界ですが。理念(妄想)と 現実(自然)がこれほど乖離することも滅多にありません。さて、どちらが科学的事実といえるのでしょうか。


[2940] Re:[2939] 中国の川に新色登場 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/18(Mon) 16:41  

おやおや、今度は、これまでのものにましてひどい色ですね。
泡まで含んでいます。


[2939] 中国の川に新色登場 投稿者:とき 投稿日:2005/07/18(Mon) 15:07  

2005年07月16日
中国の川に新色登場
http://orz.blogdns.org/archives/2005/07/post_221.html
 だそうです。ご紹介まで。


[2938] コククジラまた2頭死亡そして今度はマッコウクジラ 投稿者:フリッパー 投稿日:2005/07/18(Mon) 13:07  

笹山様
はい。麻痺性貝毒として知られるサキシトキシンの数値が規制値を遥かに超えてカキも二枚貝も自主回収されています。宮城でも。原因は毒化した植物プランクトンですからもちろんゴカイにも影響はあるはずです。
こんなホタテ業者のコメントもリンクの三番を御覧下さい。

http://www8.ocn.ne.jp/〜hotate8/hozen.html
東京湾で死んだ鯨も餓死寸前空っぽといえどもゴカイが胃の中にありました。
偶然でしょうか。
今朝ほど鹿児島でマッコウクジラが死にました。
http://www.mbc.co.jp/
加世田沖にクジラ打ち上げられる
加世田市の海岸に、けさクジラが打ち上げられているのが見つかりました。クジラが打ちあがっていたのは、加世田市の相星海岸の砂浜です。けさ5時ごろ、地元の人が見つけました。加世田漁業組合によりますとクジラは長さおよそ16メートル、重さ43トン
両者とも肉の衛生問題と流通が心配です。



[2937] Re:[2935] [2934] 押し売りならもっと売れなくなる 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/18(Mon) 10:44  

笹山さん。
> こうしてみますと、国の食品安全行政も、どちらかというと、「男の感覚」でやられているような感じがしますね。

最 終需要者の視点、ニーズに合わないものは、売れないというのは、バブル崩壊後の日本の経済で、身に染みています。最終需要者=家庭で、購買を主導している のは、女性です。様々な企業で、商品開発に女性社員を登用する例が増えていますが、企業経営者は、男の感覚では対応できないことに既に気が付いていると思 います。男はどうしても、供給サイドの感覚で見て考えてしまいます。
 日本マクドナルドの100円安売り戦略が、頓挫してしまいましたが、以前の ように安ければ買うという購買行動とも違う、まず「今必要か」という点が価格よりも優先する、安くても不用なら買わないというふうに変わってきていると店 頭で感じます。来たついでに安かったから買うことが無くなりましたもの。
 米国産牛肉はBSE対策・安全性という点では、以前と変わらない。変わ らない物を安いから、出荷できれば以前と同じように売れるだろうという米国の考えは、この変化を見誤っている。日本の消費者は、米国産牛肉がなくても困っ ていない。必要としていない。そこに無理押し・ごり押しで輸出しても、期待したほど売れないでしょう。
 BSE対策をきちんと行い、JASトレサに対応といった付加価値を付けないと以前と同じように売れることは、少なくとも小売段階では無いようにおもいます。

笹山さんが[2904] 「法廷は、食の安全を決定する場所ではない。」で紹介していた発言も、男の視点=供給サイド重視のにおいがします。「男の感覚」という点は、世の東西を問わないように思えます。
>カナダの農業担当局のAndrew Marsland氏は、今回の第9 巡回控訴裁判所のアメリカ・カナダ牛肉貿易差し止め却下決定について、次のように語ったという。
「このような法廷での判断にゆだねるのではなく、このような問題は、純粋に科学的な根拠に基づき、判断されるべきものであると考える。」
「このことは、農業のことなどちっとも思っていない法律関係者に、われわれの食の安全なり、自国の農業の運命をゆだねるようなものだ。」



[2936] 中国で、秘密会議が頻繁に開かれているという情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/18(Mon) 09:13  

[2929] 中国で、すでに人⇔人感染・鳥インフルエンザ蔓延という情報 で伝えたと同じような秘密会議が、このところ、頻繁に中国内で開かれているという記事である。
この記事
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/aReadArticle.jsp?id=30946
では、広東省、広東軍区、深セン(SHENZHEN)市政府などが、このところ、頻繁に秘密会議を開いているとのことである。
エボラウイルスが発生していることによるものらしいが、詳細は、軍が厳しく管理しており、報道管制は、インターネットを含めて、厳しく管理されているという。
広東周辺では、すでに、二つのウイルスが蔓延しているようだが、死傷者の数などについては、依然、不明だという。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/aReadArticle.jsp?id=30946


[2935] Re:[2934] 押し売りならもっと売れなくなる 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/18(Mon) 08:53  

虹屋さん。
結構きびしいですね。
これほどだとは、思いませんでした。
こうしてみますと、国の食品安全行政も、どちらかというと、「男の感覚」でやられているような感じがしますね。
男は、肉なり各種食材の素材そのものを見たり、触ったりする機会が少ないということも、影響しているのかも知れません。
先日、家で、トンカツを揚げる前の、衣を着けるの手伝っていましたら、肉の感覚ってのは、微妙なんですね。
触ってみると、それなりに、良い肉・悪い肉ってのは、わかるような気がしました。
急に所帯じみた話ですみません。


[2934] 押し売りならもっと売れなくなる 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/18(Mon) 08:00  

財布を握る主婦層に嫌われたら売れませんよ。

>毎日新聞 - 7月18日3時6分
>米国産牛解禁時、購買に否定・慎重「66%」
> 特に女性は「買いたくない」が46%と男性の26%を大きく上回った。女性は「あまり買いたくない」も28%おり、約74%が購入に否定的だった。年代別 では「買いたい」「たまに買ってもよい」の合計が20代で49%を占めたが、30代で36%、40代で28%に減り、50代は23%。中高年層で敬遠する 傾向が強かった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050718-00000010-mai-soci

鳥インフルエンザ抗体検出の養鶏場から2万羽出荷済み(2005年7月15日21時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050715i214.htm

 ウイルスにたいする抗体を獲得して快復してしまった鶏を、食したところで、基本的に何の病気であっても、加熱調理する限りにおいては、たとえばH5N1型であろうと、直接は人の脅威となるものではありません。
  抗体検査しはじめて、陽性が確定することが続出してしまった場合、これまでやってきた殺処分の意味も形骸化してしまうことになります。結局、対策を決めて いる人たちの無能さがさらけ出されるだけだと思いますが・・・。いつまで、清浄国にこだわるのかです。あえて、野鳥の調査は精密にはやらない手もあります が。
 in vitro のみで、in vivo の感覚が欠如してしまってるのでしょう。あたかも、不健全な身体に不健全な魂が宿るの典型例となっているようです。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(36)(2005.7.16)
◆鳥インフルエンザ問題の今後(35)(2005.7.15)
◆鳥インフルエンザ問題の今後(34)(2005.7.14)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
[2933] 高価郵便から無料電子メールへ移行する人々 投稿者:ネット未来 投稿日:2005/07/17(Sun) 19:09  

意外と知れ渡っていないようですが、ヤフーやMSN等の場合、電子メールは原則無料です。
(初回に数千円支払で大容量サービス有り。)
だから、普通の一般人レベルならせいぜい一日1,000通以下だから、不要なメールをその日に削除すれば、規定容量の範囲内で月間無料です。

ネット出店のように大量にメール配信する場合はというと、楽天市場の場合次のようです。
基本料金(月額)10,000円+消費税
文字のみのメール配信(R-Mail)は月20万件まで無料となり、もし超えた場合でも、1通あたり1円以下の配信料金プランとなります。

こうなると、電子メールのメールアドレス取得者数や、最近ネット出店する中小企業や個人商店が急増する理由がわかってきます。

中小企業や個人では、日本全国に広告や通信しようにも、資金が少ないので困難です。
例えば、10,000円+消費税の範囲内で、郵便物発送による手段に頼ると、切手・封筒・便箋又はチラシ・葉書などの経費を考えると多くても数百通、ダイレクトメールみたいに上質の用紙使うなら、数十通発送するのがやっとです。

シカも、郵便物の発送作業は、たとえ数十通でも宛名書き・切手貼り・折りたたみ・糊付け・そして郵便局またはポストまで持って行くなどかなり時間と労力がかかり、肝心の郵便物が届くのは速達でも翌日(近い場所なら本日に届くことも有り)、数日かかります。

そ の点、電子メールは初期設定さえすれば、後は発信毎に随時変更設定するだけで細かい作業時間はほとんどなくて即時に相手に届き、個人レベルのフリーメール ならたとえ1日1,000通でも無料、ネット出店ならたとえ20万通でも一斉発信して基本料金(月額)10,000円+消費税さえ支払えば無料です。

そしたら、資金が少ないで広告費や人件費が少しだけしか出費できない個人や企業は、必然的に郵便から電子メールに移行する(というより移行せざるを得ない)ワケです。



[2932] 中国ビール 安全宣言。? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/17(Sun) 17:56  

【中国】質検総局:ビール・ホルムアルデヒド問題で安全宣言
(サーチナ・中国情報局) - 7月17日7時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050717-00000000-scn-int

中国ビールの発ガン性物質問題で、日本と韓国政府が動き出す【大紀元日本7月15日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d53273.html

【中国】ビール有毒物質問題:燕京「02年以降添加せず」(サーチナ・中国情報局) - 7月14日15時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050714-00000010-scn-int

【中国】ビール有毒物質問題:消費者から不信と怒りの声(サーチナ・中国情報局) (13日21時12分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000018-scn-int

【中国】ビールのホルムアルデヒド添加、新規則でも禁止せず(サーチナ・中国情報局) (13日14時34分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000008-scn-int

中国製ビール、9割強に発ガン物質【大紀元日本7月11日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d33344.html
 この記事、誤報ということにもなりますね。

 安全宣言へ、どこかで見た風景。髄膜炎、鳥インフルエンザ、口蹄疫、アマンタジン使用、みなさっさと安全宣言や不使用宣言したような。
  贋物、海賊版の横行する中国。ナショナルブランド品だけ、整えたって、焼け石に水の感。公式見解と現実の乖離もまた激しいのでは。市販のミネラルウォー ターでさえ、キャップがスルリというもんが公然と売られているようで。よく気をつけてないと、変な水、買わされてひどいめにあうと、実際向こうへビジネス でいった(大連)知人から聞く。公式はあくまでも公式(だけ)。現実は別だと考えるクセがつくそうです。
 日本のようにどこでも、知らないところ へいって、食事するなんてことはよしたほうがいいそうで、食べ物はもって歩くのが常識だそうで。卓球の愛ちゃんも、大きいかばんには、食べ物を持参で遠征 していますね。日本でのコンビニ感覚みたいに信用するわけにはいかないようです。


[2931] Re:[2930] 河北で悪質食品の主要地域・業界を措置 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/17(Sun) 16:52  

虹屋さん。
この記事http://www.xinhuanet.com/chinanews/2005-07/11/content_4613573.htmが、元記事ですね。
中国では、現在「中華人民共和国食品衛生法」
http://www.cpe.com.cn/law/cpelaw/yingxiao/yx04.htm
がありますが、これを、来年までに、大幅修正するか、改廃し、新たに、「中華人民共和国食品安全法」
http://www.people.com.cn/GB/14576/28320/44535/44553/3230794.html
を制定しようと、現在草稿案に基づいて、各界、協議し、来年制定の予定のようです。
10章からなり、この中には、リコール制度や違法企業に対する制裁などを盛り込み、基本的原則に基づいた、食品の安全のための防護措置と管理を旨とするようです。
http://enews.cnnb.com.cn/project/nb/detail.jsp?contentid=416979参照
中国政府の国家食品薬品監督管理局では、「全国食品安全活動推進通知」
http://www.sfda.gov.cn/cmsweb/webportal/W28413154/A50760885.html
などを出して、啓蒙に勤めているようです。
また、虚偽食品広告については、中華人民共和国広告法があります。


[2930] 河北で悪質食品の主要地域・業界を措置 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/17(Sun) 15:58  

下記のような取締りをする「悪質食品」の現状、7月以前の法規制はどうなっていたのか、知りたいものです。
 「市町村境界部の食品加工業者」とわざわざあるところが、当局の縄張り意識が規制の足をひっぱている様子が伺われるようです。

7/17の日本農業新聞より
>河北で悪質食品の主要地域・業界を措置
最近「悪質食品」による被害が続出している。先日、河北省は食品の品質・安全に対するとりまとめを行い、同省全土で「悪質食品」取締りの重点地域・業界を規定した。
  同省が取り締まりの実施を決めたのは、省内111ヵ所の重点地域と321ヶ所の重点町村、3645社の重点企業だ。重点製品は28種の食品と、豆製品、水 産加工品、はちみつ関連、菓子類、鶏がら調味料、しょうゆ類、香辛料など7種の食品、および農村用食品・子供用食品が含まれる。
 同省では厳格な 食品市場参入許可制を採用している。食品の品質・安全の基本条件を満たしていない企業には生産許可証を発行しない。今年7月以降、複合食品添加剤を製造す る企業は、複合添加剤成分・含有量を各地の品質管理部門に報告し、食品製造加工業者は各地の品質管理部門に食品添加剤・加工用補助剤の使用状況を報告し て、登録を受ける。
 食品の品質・安全面での潜在的危険性を調査するため、同省では製造所・小規模メーカー、市町村境界部の食品加工業者を主として、検査加工現場などの主要部分について違反、禁止物質を調査し、使用の監視を行い、早期発見に努める。
(新華社、新華網)


[2929] 中国で、すでに人⇔人感染・鳥インフルエンザ蔓延という情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/17(Sun) 15:49  

まず、「希望之声」7月15日号
http://soundofhope.org/programs/162/21952-1.asp
に よると、中国共産党は、先月6月22日に、鳥インフルエンザに関する秘密会議を開き、すでに、二つの種類のウイルスが、国家安全保障上で、重大な脅威を及 ぼしつつあることの認識に立って、六十三億元を使って、鳥インフルエンザ対策に乗りだすこと、報道管制や公衆衛生啓蒙によって、人民をパニックに落ちいら せないこと、などを取り決めたという。
また、7月16日付けの「博迅」http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/07/200507160244.shtml
http://discuss.agonist.org/yabbse/index.php?board=6;action=display;threadid=22199
青海省の二地区(A地区4人、B地区2人)における死亡者から検出されたH5N1ウイルスのタイプの分析結果を公表している。
それによると、
A地区の死者から検出されたウイルスのタイプとして、H5N1RW4が一人、H5N1RK7が3人であり、
B地区の死者から検出されたウイルスのタイプとしては、死者の一人からは、H5N1L33と、H5N1RW4と、H5N1RK7の三つのタイプのウイルスが検出され、もう一人の死者からは、ウイルスは検出されなかったという。
そこで、A地区については、最初にH5N1RW4に感染した後、ウイルスは、H5N1RK7タイプに変異したのではないかとしている。
また、B地区については、のH5N1L33と、H5N1RW4と、H5N1RK7の三つのタイプのウイルスが交互に、変異していったのではないかとしている。


[2928] Re:[2926] [2923] in vitroからin vivoへ 投稿者:とき 投稿日:2005/07/17(Sun) 10:17  

> in vitro(試験管内実験)からin vivo(生体実験)への過程の中で、リスク管理を、試験管内実験の延長線で考えてしまうことによる、著しき、実態認識のずれということでしょうか。
> 本来、in vitroとin vivoとは、一致しないのが当たり前なのですが。

 イン・ヴィトロとイン・ヴィヴォとは、もっとわかりやすくいえば、「研究実験室内の試験研究結果」と「自然環境中の現場の実態」という意味に言い換えて考えています。
 つまり、養鶏業者からすれば、現実はあくまでも、イン・ヴィヴォであり、多少の知識知恵は、インヴィトロから拝借できるかもしれませんが、あくまでもそれは、養鶏業者にとっての目の前の「現実」のほんの一部を説明理解するものに過ぎないという感覚があります。
  翻って、インヴィトロに関わっている研究者の方々はどうか? どうみても、インヴィトロは、世の現実の一部であって、いくらそれを集積したからといってイ ンヴィヴォの現実に一致することはないと思うのです。その一部の知識をもってして、インヴィヴォに関わる思想の危険というものに自覚がないのでは? まる で、幼児的な独りよがりのことになっているのではないでしょうか。それが、現場にいるものの素直な感想です。
 いま、インヴィトロに関わっている 人々は、あまりにも、インヴィヴォの感覚と知識が欠落しているようにしか見えません。細分化された学問領域のおかげで、すっかり専門バカばかりになり、本 来その専門知識を生かすための、土壌背景になる広範囲なインヴィヴォ感覚を欠落させたまま、逆に、インヴィトロの結果のみを敷衍して、現実をコントロール しようとしてはいまいか。
 それはまさに、人間による、「自然存在」に対する人間の高慢で不遜な行為行動に見えてしようがない。また、まさに、その思考様式が、人間が惹き起こすもろもろの「環境破壊」や「生態系をアンバランスな状態にする」ような「悪」にもつながっているようにも思います。
 まずは、学者研究者の方々には、インヴィトロの結果のみにこだわることを捨てて、その結果を現実に当てはめることには、もうすこし慎重であって欲しいと思っています。インヴィトロはあくまでも、閉じた世界での結果なのですから。


[2927] Re:[2925] コククジラまた2頭死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/17(Sun) 08:02  

フリッパーさん。
>>親はやせており、胃の中からは底住生物(ゴカイ)が見つかった>>
というのが気にかかりますね。
ゴカイ(多毛類)の中にも、毒ウニ(Toxic Urchin )に寄生するもの(Polychaete Worm(Typosyllis))があるようで、こんな関係もあるのでしょうか?
http://www.imagequest3d.com/catalogue/macromarine/pages/n008_tif.htm
http://www.pesticideinfo.org/List_AquireAll.jsp?Species=886&Effect=
http://www2.ocn.ne.jp/~haguman/tamourui.htm参照




[2926] Re:[2923] in vitroからin vivoへ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/17(Sun) 07:38  

in vitro(試験管内実験)からin vivo(生体実験)への過程の中で、リスク管理を、試験管内実験の延長線で考えてしまうことによる、著しき、実態認識のずれということでしょうか。
本来、in vitroとin vivoとは、一致しないのが当たり前なのですが。
骨太の鳥インフルエンザ対策の構築が必要というわけですね。
ゲノムの世界では、この先に、in silico (創薬)というのがあるようで。
静 岡県では、国からは県内の3割の養鶏場を対象にするよう要請がきたが、県では独自に残りの7割についても検査することを決めたものの、検査薬に限りがある ため、まず国の要請分(33カ所)を8月中旬までに終え、薬の入手状況に応じ9月16日までにすべての検査を行うとのことのようですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050716-00000203-mailo-l22
なんとなく、日本の鳥インフルエンザ対策の薄ら寒さが感じられる記事ではあります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050716-00000203-mailo-l22


[2925] コククジラまた2頭死亡 投稿者:フリッパー 投稿日:2005/07/17(Sun) 06:42  

15日朝定置網に二頭のコククジラがかかり死亡しました。
この肉は消費されたのでしょうか。また母親は痩せているようですがまずは
自然毒の調査もされているのか心配です。石巻は先日架空名義のクジラ売上金の問題で追徴課税されたばかりです。
定置網で混獲されたコククジラは二頭ともメス。親が一二・七四メートル、一六・二トン。子が七・七五メートル、六・二トン。親はやせており、胃の中からは底住生物(ゴカイ)が見つかった。子は生後半年余り、まだ授乳中のようです。記事は河北新報より

http://www.sanriku-kahoku.com/news/2005_07/i/050717i-kujira.html


[2924] 新聞・書籍からネットブログへ移行する人々 投稿者:ネット未来 投稿日:2005/07/17(Sun) 01:20  

失業中或いはフリーター、学生や若年層の新婚家庭、年金暮らしなどの低所得者層にとって、インターネットのブロードバンド1日24時間 常時接続により、Yahoo!BBの場合、1ヶ月諸経費合計で3,700円〜3,800円の格安料金さえ支払えば、無料閲覧でインターネット利用できるよ うになったことによる、生活費節約効果はとても大きいです。

インターネットのヤフーやMSN等のポータルサイトなら全国各新聞社の多数の 記事を最新情報で随時更新され無料閲覧できるのに、1社だけで翌朝でないと情報入手できないシカも自分の知りたい情報を得るために何十倍も不要な情報分の 膨大な分量の新聞購読料月間3000円〜4000円は、低所得者層の家計簿を圧迫します。

また最近は、インターネット上にブログが現れ、有名タレントなどの各界有名人が随筆や日記みたいにして自分の主張を書き込むサイトがありますが、毎日或いは数日位で随時最新書き込みにより更新され、有名人の現実の最新情報が無料で閲覧できます。
シカも、ライブドア等のサイトには何百〜何万人もの有名人はもちろん一般の人々のブログが公開され、原則無料で閲覧できかつ書き込みができます。
(サイトによっては、初回月間何百円か払えば、割り増しのサービス有ります。)

こ うなると、インターネット上で多くの有名人の大量のブログ(サイトによっては年百人〜何万人×1件あたり数回〜数万回の投稿数)が、最新で随時更新にて無 料閲覧できる時代になってきているのに、1人の有名人が書いた200ページから500ページ位の情報量で1冊あたり500円〜5,000円の高価な書籍や 文庫本・雑誌(内容は発行時から更新されない)を買う意味があるのでしょうか?
また、新聞・書籍等は部屋内のスペースをかなり占領します。年間に大量の古新聞・古雑誌を生み出します。(数%しか読まないのに)

だから、最近ヤフーやライブドア等のインターネット産業が、売上高前年比大幅増となる理由がわかります。
それは、無料閲覧で膨大な情報量得ることができるインターネットが存在する以上、高価で少なくムダの多い従来の新聞・書籍など媒体から移行する人々が多いからです。

生活が苦しい時に、インターネットのブロードバンド1日24時間常時接続に加入したお陰でかなり家計が助かります。
一度苦しい次期に安価で便利なものを覚えた人々は、後に仕事で高収入得るようになっても、安価で便利から高価で不便なものには戻らないものです。



[2923] 全国的抗体保有調査で殺処分対策の形骸化も 投稿者:とき 投稿日:2005/07/16(Sat) 23:40  

鳥インフルエンザ抗体検出の養鶏場から2万羽出荷済み(2005年7月15日21時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050715i214.htm

 ウイルスにたいする抗体を獲得して快復してしまった鶏を、食したところで、基本的に何の病気であっても、加熱調理する限りにおいては、たとえばH5N1型であろうと、直接は人の脅威となるものではありません。
  抗体検査しはじめて、陽性が確定することが続出してしまった場合、これまでやってきた殺処分の意味も形骸化してしまうことになります。結局、対策を決めて いる人たちの無能さがさらけ出されるだけだと思いますが・・・。いつまで、清浄国にこだわるのかです。あえて、野鳥の調査は精密にはやらない手もあります が。
 in vitro のみで、in vivo の感覚が欠如してしまってるのでしょう。あたかも、不健全な身体に不健全な魂が宿るの典型例となっているようです。

◆鳥インフルエンザ問題の今後(36)(2005.7.16)
◆鳥インフルエンザ問題の今後(35)(2005.7.15)
◆鳥インフルエンザ問題の今後(34)(2005.7.14)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm


[2922] Re:[2921] 中国の毒入りビールは"デマ報道"? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/16(Sat) 22:08  

2834で紹介した中国ホルムアルデヒド入りビール騒動の続編ですね。
今年に入ってから、私のサイトに取り上げただけでも、
2月のスーダンレッド工業着色剤騒動に続いて、4月の工業用着色剤入り「中国茶」騒動、6月のアマンタジン飼料混入疑惑騒動、そして今回のホルムアルデヒド・ビール騒動と、絶え間ないですね。
さらに加えて、おっしゃる口蹄疫、鳥インフルエンザ、髄膜炎騒動が加わるのですから、本当にいやになってしまいますね。
これらの北京駐在の日本人ブログの規制は、ないのでしょうかね。



[2921] 中国の毒入りビールは"デマ報道"? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/16(Sat) 21:35  

 「中国で製造されているビールの95%にホルムアルデヒドが使用されているという報道」も"デマ報道"になってしまうそうです。
http://blog.livedoor.jp/gucci_bj/archives/28101948.html

  ネガティブな情報は、おしなべて、「国家機密」扱いにしてしまうようです。こんな、嘘吐き国家とは友好関係を破棄したほうがいいのでは? サーズはおろ か、口蹄疫や鳥インフルエンザ、髄膜炎?などなど、あまりにも隠蔽し過ぎ。おそらく、こんなもんじゃないのでしょう。(ウイグル族、チベット族虐殺。国内 の人権蹂躪。無法地帯の小独裁人治自治体の集合体なのでしょう。) もう、情報鎖国地帯です。文革のときと変わらなくなってきましたね。

isa訳『福澤諭吉の「脱亜論」』
http://plaza.rakuten.co.jp/isanotiratira/diary/200506100000/
『も はや、この二国が国際的な常識を身につけることを期待してはならない。「東アジア共同体」の一員としてその繁栄に与ってくれるなどという幻想は捨てるべき である。日本は、むしろ大陸や半島との関係を絶ち、先進国と共に進まなければならない。ただ隣国だからという理由だけで特別な感情を持って接してはならな いのだ。この二国に対しても、国際的な常識に従い、国際法に則って接すればよい。悪友の悪事を見逃す者は、共に悪名を逃れ得ない。私は気持ちにおいては 「東アジア」の悪友と絶交するものである。(明治18年3月16日)』


[2920] Re:[2893] 島村農相のコメント 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/16(Sat) 15:43  

> 輸入再開の結論早くと農相 米国産牛肉で食安委に
> 「いい結論を早く」といわれても、米国が対策をまともにやってないんですから、米国に「この対策が不備で輸入再開できない」と、ちゃんと具体的に言えばいいのになぁ。

日経 7/15 米農務長官、9月までの米国産牛肉輸入再開を要請
ジョハンズ米農務長官は15日、日本政府が米国産牛肉の輸入を9月までに再開するよう求める意向を表明した。
日本の食品安全委員会に米国産牛肉の安全性を疑問視する声が残っている点については「我々には科学的な裏付けがある。(日本側の主張に)意味があるとは思えない」と反論した。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050716AT2M1600E16072005.html


[2919] 「博士が100人いる村」は、「自殺率8パーセント??」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/16(Sat) 14:01  

[2657] 「クールビズの経済学と非経済学」で、影絵さんのブログから知った「ノーガード経済論戦」http://blog.goo.ne.jp/hwj-tanaka/
に、またまた、ユニークな視点からの論評が載った。
「エコノミストたちを分析する」
http://blog.goo.ne.jp/hwj-tanaka/e/84c0cabb916960938e2ff5a9bd2d5d9f
という論評で、「日本のエコノミストの質量ともに劣化がすすんでいる。」との立場で、いろいろ分析されている。
その引き合いに出されているのが、「博士が100人いるむら」
http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/index.html
というパロディサイトで、博士が100人もいるすばらしいはずの村では、自殺と行方不明者が8パーセントもいるという、悲惨な状態にあるとの、ショッキングな学者なりエコノミストの実態をあらわしている。
確かに、日本のエコノミストの生涯は、大*さんなど、過去の栄誉ある方の軌跡を見ても、あまり恵まれた一生は送られていないように見える。
つまり、これらのかつての花形エコノミストたちは、その時代の政府の経済政策を美化する宮廷楽師として、ただ、ひたすら「マンセイ」を、くどい理論で奏で、表現していたに過ぎないようにも見える。
あたらない気象予報士の方が、おてんとうさん相手の分だけ、まだまし、といったところなのか?
田中さんの結論は、「日本のエコノミストが本当に社会に役立つかどうか、既存のサラリーマン根性を打開できるかどうかが、いま以上に厳しく問われる」というのだが、でも、古来から、「学者**」とか、言われているじゃありませんか。

http://blog.goo.ne.jp/hwj-tanaka/e/84c0cabb916960938e2ff5a9bd2d5d9f


[2917] Re:[2916] 「鳥インフルエンザ」という名称の錯誤 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/16(Sat) 13:18  

ときさん。
当初は右往左往していたインドネシア政府も、どうやら、人⇔人感染の鳥インフルエンザとの見解を強めているようですね。
ここにきて、津波と鳥インフルエンザとの関係を指摘する声も出てきました。
http://www.recombinomics.com/News/07130504/H5N1_India_Indonesia_Pneumonia.html参照

http://www.14wfie.com/Global/story.asp?S=3601695


[2916] 「鳥インフルエンザ」という名称の錯誤 投稿者:とき 投稿日:2005/07/16(Sat) 13:05  

Re.[2909] 人⇔人感染・鳥インフルエンザか?SARSか?情報錯綜するインドネシアの父娘三人死亡

 人で、『「鳥インフルエンザ」で死亡』との記事が出ると、必ずといっていいほど、「最近の家禽との接触はどうか」というような考えをしている記事が多く見られますが、もうこれが誤解の始まりです。
 人で起こっているウイルスは、鳥型(A型)インフルエンザで、ヒトヒト間感染によって起こっていると、明確に認識しておく必要があります。けっして、鳥から直接感染して起こっているわけではないということを、強く喚起したいと思います。
  その点で、タイ、ベトナム、カンボジア、インドネシアなど、全て、ヒトヒト間感染の可能性を強く想定しておかなければならないと思います。つまりは、もは や人で発症が始まっているということは、ヒトの中にキャリアが存在するということです。感染源は「トリ」ではなく、「ヒト」であるということの限りなく濃 い可能性を当然のごとく認識しておかなければならないように思います。
 マスコミ他の情報は、考えが緩すぎます。


[2915] Re:[2914] [2913] アスベスト:規制法案に業界抵抗 審議せず廃案 92年 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/16(Sat) 13:03  

そうですね。
ちょうどこのころ、私も環境委員会にいたものですが、その当時、問題になっていたのは、阪神淡路大震災の後の放置瓦礫に、建築廃材のなかのアスベストが、舞い上がっているという問題でしたね。
当時の質疑の中に、こんなのがありました。

大 野(由)委員 このアスベストは、大気汚染防止法でいいますと、一リッターの中に十本以下でなきゃいけない。一本というのが千分の一ミリという太さで、長 さは数ミリから数センチ。ですから、今二十万枚、三十万枚のマスクを配られたとおっしゃいましたが、マスクは優に通り抜けるという、とてもマスクで、マス クをもらって、これをしていたらアスベストを防げると思ったらとんでもない間違いなんですよ。ですから、これも、マスクを配って、マスクをしたから安心だ と市民が思ったら大変なんで、この辺の注意もあわせてお願いをしたいと思います。

いまから思えば、大野由利子委員、なかなかの慧眼でしたね。

「詳細は分からない。」なんて、うそです。
1992年7月号の「安全センター情報」
http://www.jca.apc.org/joshrc/news-92.html#07
に、「アスベスト規制法案に対する石綿協会の見解」が掲載されています。


[2914] Re:[2913] アスベスト:規制法案に業界抵抗 審議せず廃案 92年 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/16(Sat) 10:20  

アスベスト(石綿)の原則使用禁止を定めた「アスベスト規制法案」が92年、議員立法で国会に提出されたが、提出前に業界団体の日本石 綿協会が「健康障害は起こり得ないと確信できる」などとした見解を文書で政党と省庁に配り、自民党などの反対で一度も審議されないまま廃案になっていたこ とが15日、分かった。(略・全文をどうぞ)
 これに対し石綿協会は「詳細は分からない。ただ、当時は石綿が全面規制される前だったこともあり、法律や行政指導を守れば安全だと考えたのだろう。現在とは社会状況も協会の考え方も異なる」としている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20050716k0000m040138000c.html
すごいですね、他人事扱いですよ。他の問題でも、誰とその子孫が、末代まで責任を持つのかまで決めておかねばなりませんね。

でも、それで被害者の健康や命がかえってくるわけでは決してないのですが。


[2913] Re:[2912] [2910] [2905] アスベスト混入疑惑商品一覧 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/16(Sat) 08:22  

まりちゃんさん。
サイト「Asbestos Network」
http://www.asbestosnetwork.com/index.htm
の「From Coffee Pots to Potting Soil:Asbestos Use Is Rampant」
http://www.asbestosnetwork.com/exposure/ex_consumer.htm
によると、次の商品がまだ疑惑ということですね。
特に、これら旧商品やアンチーク商品の解体をDo-It-Yourselfでやられる方は、ご注意ということです。

コーヒーポット
トースター
ポップコーン製造機
陶製ポット
アイロン
ヘアドライヤー(特に1979年まで世界の理美容店で使われていた「Rocket Blower」というドライヤーで、ラペルには、「Bonat Blower Dryer」と書いてある。型式は、「B-10, B-11 、B-14」 形などについては、http://www.cpsc.gov/cpscpub/prerel/prhtml79/79048.html
http://injury.findlaw.com/defective-dangerous-products/recall/recall.feeds/cpsc/1979/09/79048.html参照)
アイロン台のカバー
電気毛布
耐火性手袋
バーナーパッド
ポータブルヒーター
ポータブル皿洗い機
木燃料のストーブ
ガス燃料の装飾用暖炉
タルクを含んだ化粧品、ベビーパウダー、散布剤、
ガーデニングに使うバーミキュライト(この中にある雲母)

以上ですが、特に特記すべきは、チリ、アルゼンチンと一部のブラジルを除く南米諸国などの家電製品には、まだ、アスベスト規制がなされていないので、これらの家電外国製品の輸入規制や販売規制をしているのが、次の諸国ですが、どういうわけか、日本は入っていないのはなぜ?
Iceland, Finland, Denmark, Sweden, Norway, the Netherlands, the United Kingdom, Germany, Austria, France, Belgium, Poland, the Czech Republic, Switzerland, Luxembourg, Slovenia, Italy, Australia, Saudi Arabia 、 the United Arab Emirates

それと、バーミキュライトなんて、家庭用ミニトマト園芸セットなどについてきて、子供たちなんか、結構触っているような感じですけれども。
環境省さん。このところパフォーマンスばっかりのようですが、しっかり、インサイダーでおとり込み中の経済産業省さんと一緒になってこのへんの対策もやってくださいね。

http://www.asbestosnetwork.com/exposure/ex_consumer.htm


[2912] Re:[2910] [2905] 中国の原発と、日本のアスベストとドライヤー 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/16(Sat) 07:13  

真名さん、三菱系が海外に乗り出してるんですか。中国の原発増設、日本も関係してるんですかね?どうなんでしょう。

さて、アスベストですが、
1998年時点でもアスベストをドライヤーに使用していた大手メーカーはどこだろうと思って、とりあえず大手の松下電器の相談室に昨日、電話して伺ってみました。

松下ではヘアードライヤーについては二十数年前に撤廃したそうですから、除外ですね。
さーて、どこのメーカーでしょうか?他人事ではありませんね。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%80%80%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC&lr=

タルクは、化粧の仕上げのパウダーとか、「微粒子」を売りにしていますね、そういえば。笹山さんのご紹介のサイトにニッケルのことが書いてあったのもちょっと気になりましたが。


[2911] タルクは、ほんとうに安全なのか?  投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 23:39  

タルクの別称は、こんなにある。
「滑石、タルカム、フレンチチョーク、ステアタイト、ソープストーン」
用途としては、「ゴム用(打粉、練り込み)、医薬品、化粧品、化粧石鹸、合成樹脂充填剤、農薬、紙、塗料、陶磁器」
で、「アスベストの入っていないタルク」でも、「アスベストではない繊維を含んでいる。」とされ、このサイト
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/kaigai/kaigai_00/00_12/00_12_15_niehs.htmlによれば、通常のタルクの人間に対する発がん性は、ないとされてはいるものの、タルクを扱う作業者に肺がんが見られるところから、「人間への発がん性が十分に予想される」ということについては、五分五分の意見があるようである。

http://www.naitoh.co.jp/products1/shokuten/t00003.shtml


[2910] Re:[2905] 中国の原発計画とインドGM米 投稿者:真名 投稿日:2005/07/15(Fri) 23:09  

まりちゃん。こういう動きは関係ないかな?
日本で点説できないのでプラント輸出で食べようとか?
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050709AT1D0702908072005.html
▼ 三菱重工業は米原子力大手ウエスチングハウス(WH)の買収に乗り出す。WHの親会社、英核燃料会社(BNFL)も売却に前向きで、年内の契約締結に向け 交渉を進める。買収額は2000億円規模に上る見通し。三菱重工は世界で最も稼働実績が多い加圧水型軽水炉(PWR)分野でWHと提携関係にある。世界的 なエネルギー需要拡大に伴い、原子力発電所の海外新設が増えるとみて、基礎技術の囲い込みを狙う。 ▼

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2909] 人⇔人感染・鳥インフルエンザか?SARSか?情報錯綜するインドネシアの父娘三人死亡 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 21:29  

インドネシアのジャカルタ郊外の TangerangのSiloam Gleneagles病院で、父親と娘2人(38歳の男性と9歳、1歳の女児)が相次いで死亡したことについて、これら三人が、過去四ヶ月以内に家禽類に 接触した形跡がないことから、なぞが深まっている。
WHOとインドネシアの健康省のSiti Fadillah Supari大臣は、当初は、この三人が、H5N1でもSARSでもない細菌感染により死亡したとしていたが、その後、発表が、WHOもインドネシア健康 省も、二転三転して、現在は、H5N1感染の疑いを深めているという。
最初のH5N1検査では、陰性であったが、二回目の検査では、H5N1ウイルスの存在が確認されたなどと、発表が一定していない。
また、第一報した地元のThe Jakarta Postも、最初の報道では、SARSかH5N1かなどと報道したため、現地の情報は極度に錯綜している。
http://www.thejakartapost.com/detailheadlines.asp?fileid=20050715.A05&irec=4参照
1歳の娘は、先週の土曜日になくなり、父は、今週の火曜日になくなり、8歳の娘は、今週の木曜日になくなっているという。
残りの家族である妻と、長男、そして二人のメイドは、病気にもかかっていないし、その兆候も見せていないという。
8歳の娘が最初に熱を出し、呼吸困難に陥り、6月29日に入院したという。
父は、それまで、その娘を見舞いに病院を訪れていたが、1歳の娘とともに、同様の症状を示し始め、7月7日に入院したという。
その1歳の娘の方は、入院後、2日たって死亡したという。
病院側の発表では、この三人は、いずれも、激しい肺炎の症状を見せていたという。
インドネシアの健康省の発表では、これらの死亡者ならびに、この家族と接触したと思われる315人から採取した血液を、セカンドオピニオンとして、香港で検査中なので、原因のウイルスをまだ特定できていないという。
一歳の娘については、すでに埋葬済みなので、検査サンプルは確保できなかったという。
また、ねずみによる感染症の疑いもあるとして、この三人の父娘の家の周りに、ねずみ捕獲のトラップも設置した。
この香港の検査結果の確認までには、10日かかる見通しであるという。
Recombinomicsでは、この父娘の入院日のズレから見て、H5N1の人⇔人感染の可能性が強いと見ている。
http://www.recombinomics.com/News/07150504/H5N1_H2H_Jakarta_Suburb.html参照

http://www.rednova.com/news/health/175271/hong_kong_lab_looking_for_cause_of_deaths_of_three/


[2908] Re:[2907] Phyllis Fongさんは大丈夫でしょうか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 21:05  

Phyllis Fongさんが、ジョハンズ農務長官に胡散臭がられていたという記事はありますが、特に、そのほかに記事はないようですね。
このサイト
http://news.ncmonline.com/news/view_article.html?article_id=67ea9860e23ed4d55409d8d845e3b40b
に、Phyllis Fongさん一家の一代記やプロフィールが、こと細かく書かれています。
でも、アメリカの畜産農家を救ったジャンヌダルクというのは、ちょっと大げさだとは思いますが。。

http://news.ncmonline.com/news/view_article.html?article_id=67ea9860e23ed4d55409d8d845e3b40b


[2907] Phyllis Fongさんは大丈夫でしょうか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 19:33  

今回のUSDAのウエスタンブロットの検査を主張くださったPhyllis Fongさんですが、
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=302
どこかで「叩かれている」という報道を見たような気がするんですが、大丈夫なんでしょうか。

昨年7月の下院委員会でのフィリス・K・フォング監査局長の証言が紹介されてます。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04071501.htm


[2906] 北米西海岸で海鳥の大量死――気候変動が遠因か? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 19:13  

http://hotwired.goo.ne.jp/news/20050715301.html
鳥のほかクラゲ、オットセイの話もあります。


[2905] 中国の原発計画とインドGM米 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 17:27  

中国大手電力企業 原子炉10基の建設を計画
インド 干ばつ・塩害耐性GM米の開発プロジェクト
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/
うーむ


[2904] 「法廷は、食の安全を決定する場所ではない。」とのAndrew Marsland氏の言葉 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 16:12  

カナダの農業担当局のAndrew Marsland氏は、今回の第9 巡回控訴裁判所のアメリカ・カナダ牛肉貿易差し止め却下決定について、次のように語ったという。
「法廷の場で、人間や動物の健康の問題を扱うということは、火遊びをするようなものだ。」
「われわれの認識として、BSE問題のようなものを、保護貿易政策として扱うこと自体が、非常に危険なことであるとの見方に立っている。」
「輸出市場に対して、そのようなメッセージを送るということは、火遊びに似たものがある。」
「このような法廷での判断にゆだねるのではなく、このような問題は、純粋に科学的な根拠に基づき、判断されるべきものであると考える。」
「今回のアメリカとカナダとの間の牛肉貿易の問題を法廷の判断に求めたという先例を作ったことは、今後、これらの問題が、常に法廷の判断にゆだねられる可能性を持たせてしまったということを意味する。」
「ちなみに、オーストラリアのアメリカ豚肉の輸入禁止措置は、オーストラリアの法廷の判断で、なされたものである。」
「今後、いくつかの諸国で、同様な判断が、法廷で下される可能性があることを意味する。」
「これは、うんざりするような、消耗戦の始まりだ。」
「このことは、農業のことなどちっとも思っていない法律関係者に、われわれの食の安全なり、自国の農業の運命をゆだねるようなものだ。」

http://farmweek.ilfb.org/viewdocument.asp?did=8165&drvid=106&r=0.8565943


[2903] Re:[2902] [2901]投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 15:38  

> まりちゃん、さん。この掲示板でこのサイトの紹介は、笹山さんにわるいよ。
笹山さん、虹屋さん、すみません(^^; 「審議会の報道」としか捉えてなかったものですから。以後気をつけます。
しかし最近ようやく、報道が少しはましになってきたけど、審議会議論内容が、大手の新聞じゃさっぱり判明しない時期もありましたね。今も似たようなものかな。日経しか取ってない人はどのように感じているんだろう。


[2902] Re:[2901]投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/15(Fri) 15:33  

まりちゃん、さん。この掲示板でこのサイトの紹介は、笹山さんにわるいよ。
> なおBSE報道の追加です。
> 米国式BSE検査に疑問 データ不足浮き彫り 専門調査会

中身だけ
審議では、全頭検査をせず歩行困難牛だけを抜き取り検査する米国式の検査を日本に適用すると、何頭の感染牛が判明するか――という委員の質問への農水省側の資料が提出されました。

 農水省は、日本で確認されたBSE感染牛二十頭のうち、米国・カナダの検査方式で対象となるのは死亡牛五頭と、病畜(生体検査で神経症状が疑われた全身症状があった)の六頭にすぎないことを説明しました。

 しかし、専門委員からは、米国では死亡牛は検査されず、病畜もすべて検査されているわけではないことが指摘されると、農水省は個体識別制度がない米国と日本では「正確な対比はむずかしい」と釈明。データ不足で疑問に答えられないことが浮き彫りになりました。

  また、米国で二頭目のBSE感染牛と判明した約十二歳の肉用雌牛(ブラーマン交雑種)が当初、シロと判定されながらクロに覆った問題でも専門委員から「米 国の検査がどこまで信頼できるのか。二頭目の科学的データが示されていない。報道など断片的データでは判断しようがない」などの批判がでました。

 金子清俊座長代理は「(二頭目は)英国では免疫組織化学検査(IHC)が陽性だった。米国で陰性だったのは、米国のIHCが信用できないということ」と批判しました。

 この審議ではデータ不足の状況があらためて浮き彫りになり、米国に提出を求めていくことを確認しました。



[2901] カドミウム汚染米盗難、JA職員逮捕 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 15:08  

>JA西条は、倉庫から国の基準で販売に適さないと定められた量のカドミウムが検 出された68トンを含むおよそ167トンの米が盗まれているとして、14日、警察に被害届を出していました。調べに対し三崎容疑者は「8年前から10袋ず つ盗み、市内の米販売店で売りさばいていた」と供述しているということで
http://news.tbs.co.jp/
トレーサビリティは大切ですね。でもJA職員がこんなことしてるんじゃ。。モラル啓発のほうが先かも

なおBSE報道の追加です。
米国式BSE検査に疑問 データ不足浮き彫り 専門調査会
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-15/2005071504_03_2.html

googleニュースのBSE検索でお初のメディア?ですが、
http://www.sinorama.com.tw/jp/current_issue/show_issue_text.php3?id=200579407023j.txt&show=1&mid=200507200506200505
>アメリカでは、食品に問題が生じた時に供給者が4時間以内に生産履歴を提出できなければ商品を処分するという法令を制定した。
これ、本当ですかね?本当だったら畜産界はパニックのような?あ、廃棄されるなら問題ないのかな。


[2900] Re:[2896] 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/15(Fri) 14:50  

笹山さん、有難うございます。
> 三判事の見解は、USDAに政策裁量の余地があることを認めたということです。
行政の裁量が認められても、裁量権をどのように行使するか、それが正当なものかはまた別の問題ですものね。

> この共同の記事には、一言も触れていないのですが、

今 朝、昨日の調査会の記事をまとめていて感じたのですが、報道機関によってまとめ方にずいぶん差がある。立場の相違という視点の違いだけでなくて、背景説明 や理解でずいぶん違いが出てくると感じました。新聞紙面ですと、物理的制約がありますからある程度は、はしょらなくてはならないのは分かりますが、Web では丁寧に説明するようにしないと、それが記者の書き手の不勉強によるものなのか、立場の違いによる重要度の違いなのか分かりません。
 日経は、何が何でも、輸入再開。BSE牛の肉でも何でも良いから、ウダウダいわずに輸入再開としか読めませんもの。


[2899] Re:[2890] [2860] Kim.さんの「Kim.のいきなりなんばすっとねあんたわ!」というブログ投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 14:48  

Kim.さん、
こちらこそ、よろしく。
これからも、「Kim.のいきなりなんばすっとねあんたわ!」http://indickkim.exblog.jp/ 時々、訪問させていただきます。

http://indickkim.exblog.jp/


[2898] Re:[2897] [2872] [2871] [2870] 品コード→吸光度 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 14:25  

吸光度ですか。
このサイト
http://www.biosystemdevelopment.com/technology.htm
での手順によりますと
1.使い捨てのプラスティックのマイクロプレートのウェル
http://geneticslab.topcities.com/elisa-plate-24-well-01.jpg
に、サンプルと試薬をピボットして入れる。
2.30分から4時間、あるいは一晩中、寝かせる。
3.バッファー
http://www.technochemical.com/pierce/blockingb/strtngblck.gif
を使って洗い流す。
4.以上のステップを4回から8回、くりかえす。
5.吸光度(optical absorbance)や蛍光強度(fluorescence)をみるリーダー
http://www.mtxlsi.com/thermomax_thumb.gif
で、各ウェルの酵素反応を測定する。

http://www.biosystemdevelopment.com/technology.htm


[2897] Re:[2872] [2871] [2870] 品コード→吸光度 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 13:57  

笹山さん、みなさんすみません、訂正です。

> >>あと、専門用語だったので?ですが、米国のエライザの品コード、フレッショード?(そんな感じの響き)が知りたい、なんて意見もありました。

thresholdは笹山さんのご指摘通りで、品コード?(^^;と聞こえたほうは「吸光度」だったようです。以下のご指摘を頂戴しました。

>「エライザの吸光度、スレッシュホールド」だと思います。
>吸光度はUV分光分析と同じで濃さに換算されますし、スレッシュホールド(閾値)はその検出限界です。


[2896] Re:[2892] 輸入再開認める逆転決定 カナダ産牛で米高裁 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 13:51  

虹屋さん。
昨日の私のブログ「昨日シアトルで行われた米連邦控訴裁判所におけるUSDAの主張」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=309
に おいて紹介した 第9 巡回控訴裁判所(9th U.S. Circuit Court of Appeals)における「Wallace Tashima判事, Richard Paez 判事 Consuelo Callahan判事の3人の判事団」の結論が出たということですね。
三判事の見解は、USDAに政策裁量の余地があることを認めたということです。
この裁定についての詳しい報告書が、後ほど出るということです。
R-CALFの見解は、この正式の報告書が出た後になるといいます。
こ の共同の記事には、一言も触れていないのですが、この後、7月27日にモンタナ地裁である、R-CALFとUSDAとの合同ヒアリングは、第9 巡回控訴裁判所の結論如何にかかわらず開催するということですから、このモンタナ地裁での結論が、依然として、重要なものとなるものです。
つまり、今回、USDA側の弁護士は、「モンタナ地裁は、第9 巡回控訴裁判所の今回の裁定に従うであろう。」としていますが、従わない場合もあるわけで、その場合は、カナダとアメリカとの国境再開はまた、延期されるということになります。
http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/N14528131.htm
http://www.cbc.ca/cp/world/050714/w071498.html
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/news/archive/2005/07/14/national/a160857D47.DTL
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=10000103&sid=aUdr8pMwMe7c&refer=news_index
http://www.contracostatimes.com/mld/cctimes/12135281.htm




[2895] Re:[2894]投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/15(Fri) 13:44  


> オーストラリア産は通常は赤肉優勢で、高級高脂肪肉は日本向けに飼育していると何かで読んだ覚えがあります。

牛を放牧して草地で赤肉優勢で、日本のように畜舎で濃厚飼料、米国などフードロットで濃厚飼料だと箸でも切れる肉(牛の健康という点では、「成人病の牛」ですが、筋肉中に脂肪層ができるなんて、肥満した人間の内臓脂肪よりも酷い状態です。)
その豪州でも、日本向けのフードロットが増えているそうです。
豪州からの牛は、一頭丸ごと売買ですから、モモとかロースとか枝肉で他に販売できない部位を集めて、ひき肉、ハンバーグにしているのではないですか。

>◎ フィードロット収容可能頭数、100万頭を突破(豪州)

【シドニー駐在員事務所 平成17年7月11日発】

 豪州のフィードロット収容可能頭数が初の100万頭を突破した。これは、豪州の輸出向けフィードロ
ッ トに義務付けられている全国肥育場認定制度(NFAS)の最新データにより明らかとなったもので、収容能力は101万3,759頭と2005年3月末に豪 州フィードロット協会(ALFA)が発表した約99万5千頭から2%近く増加した。フィードロットの収容能力はこの2年で20%も上昇し、特に5万6千頭 の収容能力を増加した西オーストラリア州での伸びが目立っている。なお、今後、東部地域で新たに5万頭規模のフィードロット新設も予定されており、輸出需 要を追い風にフィードロット収容可能頭数のさらなる拡大が見込まれる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050715-00000064-kyodo-bus_all


[2894] Re:[2891] [2888] [2887] [2885] [2884] 米国BSE2例目の感染時期特定できなかった。 投稿者:真名  投稿日:2005/07/15(Fri) 13:18  

まりちゃん。 これは未読でした。
だいたいはオーストラリア産なんでしょうけど、100%かどうかは知らないとは書きましたけどね。
オーストラリア産は通常は赤肉優勢で、高級高脂肪肉は日本向けに飼育していると何かで読んだ覚えがあります。
しかし本当なんですかね。 なるほど。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2893] 島村農相のコメント 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 13:11  

輸入再開の結論早くと農相 米国産牛肉で食安委に
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=econ&NWID=2005071501001314
農水省の記者会見議事録
http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/index.html
「いい結論を早く」といわれても、米国が対策をまともにやってないんですから、米国に「この対策が不備で輸入再開できない」と、ちゃんと具体的に言えばいいのになぁ。


[2892] 輸入再開認める逆転決定 カナダ産牛で米高裁 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/15(Fri) 12:17  

【ワシントン14日共同】サンフランシスコ連邦高裁は14日、牛海綿状脳症(BSE)発生で停止しているカナダ産生体牛の米国への輸入再開問題で、1審の差し止め決定を覆し、輸入再開を認める決定を下した。
 AP通信などによると、同高裁は「法律は農務長官に(輸入再開の)決定権を与えている」との判断を示した。
 米政府はBSEの危険性が低いとされる生後30カ月未満の若い牛から輸入を再開する方針。輸入が再開すれば供給増により米国内の牛肉価格が下落し、牛肉の対日輸出再開圧力が増す可能性がある。
(共同通信) - 7月15日10時48分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050715-00000064-kyodo-bus_all


[2891] Re:[2888] [2887] [2885] [2884] 米国BSE2例目の感染時期特定できなかった。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 12:07  

ふー、やっと発見した。真名さん、こんな記事があるですよ(^^; 2001年10月の記事ですが、その後どうなりましたでしょうねぇ。

>最近発行された『マクドナルド7つの秘密』(宮崎文雄著)には、日本マクドナルドが使う肉原料について、こう書かれています。
> 日本マクドナルドのハンバーガーの脂肪率は一五・五%に決められているが輸入されるオーストラリア産牛肉は脂肪率一五%以下。そこで世界の肉マーケットに 流通している安い高脂肪肉を買い付け、千葉の指定工場で混ぜている。その配合率や均一化する技術が「腕の見せどころ」だ――。
http://www.nouminren.ne.jp/dat/200110/2001102907.htm



[2890] Re:[2860] Kim.さんの「Kim.のいきなりなんばすっとねあんたわ!」というブログ投稿者:Kim. 投稿日:2005/07/15(Fri) 12:01  

うわっ、紹介されてしまった(笑)
いや、こっちはBlogの隅でちょっと叫んでみる程度のところで、皆さんほどの検証力ないしどっちかとゆーとここで話されることを仲介するくらいのことしかできてませんが…

なにはともあれ、光栄ですm(_ _)m


[2889] Re:[2879] 日本産牛肉の対米貿易 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/15(Fri) 11:50  

記憶モードですので、日付は不正確ですが、
日本でのBSE牛発見  米国は日本産牛肉の輸入禁止
全頭検査実施後、日本が貿易再開を要求するが、米国は「日本の検査で陰性の牛の牛肉で米国民の健康に影響が無いか検討する」として、たな晒しに。
米国でのBSE発見、その後の米国の再開要求の中で、日本の全頭検査をした牛肉を米国が輸入禁止にしていることが、国会などで問題になり、日米交渉で、米国産牛肉の輸入再開と同時に日本産牛肉の対米貿易も再開で合意。
 先日の大連での、日米農相会談で米国側は9月には日本産牛肉の貿易再開の米国内手続きが終了すると表明していました。
輸出されていた牛肉は、松阪牛などで主に観光で米国に行った日本人が食べいてそうですから、量的金額的な貿易問題というより、米国のダブルスタンダードの問題です。

日経PBは、大前さんの署名記事といい、簡単な事実問題の確認すれできないですね。
 こいうのを、イエロージャーナリズムというんでしたっけ??

> >日本でBSEが発生したときに米国側は、日本から米国向けに輸出するものについて全頭検査を義務付けた。にもかかわらず、逆の立場になると「全頭検査はしない」という横暴に出ている。


[2888] Re:[2887] [2885] [2884] 米国BSE2例目の感染時期特定できなかった。 投稿者:真名  投稿日:2005/07/15(Fri) 11:42  

専門家が、新聞で情報を得るしかない、っていうのは笑えました。
これでは私と情報入手条件が変わりません。
「信用」問題ですわね。米国農務省には誠意が感じられません。

オーストラリア牛肉100%という主張は、言うまでもなく、マックが標榜してきた最適調達と矛盾します。 従って、私も産地保証はしません(笑)。 
 

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2887] Re:[2885] [2884] 米国BSE2例目の感染時期特定できなかった。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 11:34  

傍聴報告ですが、12歳の牛がいつ感染したか?も話題に出ていました。

> 「実験では、1mgを与えて6年で発症、10mgでは5年で発症、2〜8年が潜伏期として、第一例目はウエスタンブロットで判明、今回の2例目は20分の 1の量のプリオン、IHCでひっかからない、最近感染したのかも知れない、非定型とかUSDAは根拠もない、証拠もないことばかり言っている。今までの データを出してもらうしかない。判断しようが無い。」

というような意見が出ていました。


[2886] Re:[2883] [2881] [2878] [2877] [2876] [2873] [2869] [2868] [2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 11:29  

> 当時の為替で安い牛肉を調達すると、米国産が多くなるのではないかと思いますが?
だといい??んですが、ヨーロッパの牛が安かった時代はどうしてたのかな?というのがちょと知りたい点です。

こんな事件もありましたし、今後は「現時点での」詳細な表示が求められますね。
>インドのヒンドゥー教徒ら店襲撃 マックのポテトに「牛脂肪」
>同社は1990年代にはフライドポテトは植物脂しか使っていないと説明したことがあったため、ヒンズー教徒と菜食主義者は1日、「消費者に知らせずに変更するのはおかしい」と提訴していた。
http://www.google.com/search?q=cache:1ubkac4bBv8J:homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/mcdonalds.html+%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%80%80%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%AA%BF%E9%81%94%E3%80%80%E8%84%82%E8%82%AA&hl=ja
ポテトに関しては2003年の米国発覚の数ヶ月前に私がお客様相談室に確認したときは「国産骨油」といっていたんですから、感心できないデス。



[2885] Re:[2884] 米国BSE2例目の感染時期特定できなかった。 投稿者:真名  投稿日:2005/07/15(Fri) 11:25  

虹屋さん。ご無沙汰しております。
12歳でしょう。 それで1997年以前の感染だとすると、例えば感染後10年くらい経過している。
それで擬陽性(陰性)としていったん処理されるほど、病変が明確ではなかったということは考えにくいのでは。
また、比較的最近出産履歴があるんではなかったでしょうか。
これほど病変がスローに進行するのか疑問です。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2884] 米国BSE2例目の感染時期特定できなかった。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/15(Fri) 11:21  

UDSAは、2頭めの感染時期の特定に失敗しました。この群れのほぼ全頭を検査しなければならないのに、67頭でやめてしまいました。 移動制限が解除となりましたから、所有者は早速、残りの牛全てをと畜して始末してしまうでしょう。したがって、感染源の飼料も特定できないままです。
 USDAは、今後も何の裏付けもないのに「97年の飼料規制前に感染」といい続けるでしょう。嘘も100回繰り返せば真実となりますから・・

独立行政法人 農畜産振興機構 の海外トピックスより

>◎ USDAによるBSE疫学調査の進捗状況(7月12日現在)〜米国農務省、2例目BSE陽性牛の飼育農場における調査を終了〜

【ワシントン駐在員事務所 平成17年7月12日発】

  米国農務省(USDA)は7月12日、今回BSEの感染が確認された患畜が飼育されていた農場における調査対象牛の仕分けおよび目録作成作業が終了したと 公表した。これまでの67頭の牛に対するBSE検査が陰性との結果を得たことおよび今回作業が終了したことから、当該農場の移動制限措置は11日に解除さ れたとしている。なお、USDAは当該農場から移動した牛について追跡調査を継続中である。

◎ USDAによるBSE疫学調査の進捗状況(7月10日現在)〜米国農務省、2例目BSE陽性牛と関連する67頭のBSE検査結果はすべて陰性〜

【ワシントン駐在員事務所 平成17年7月10日発】

 米国農務省(USDA)は7月10日、今回BSEの感染が確認された患畜の子孫および当該患畜と
同時期に生まれ同一牛群で飼養されていた38頭の牛に対しアイオワ州の連邦獣医局検査施設(NVSL)でBSE検査を実施した結果、陰性との結果が得られたと公表した。これで同日までに67頭の牛に対してBSE検査が実施され、すべて陰性であったこととなった。
 
 同省の動植物検査局(APHIS)は、今後も2例目の陽性牛と関連する牛の調査を継続し、確認次第BSE検査を実施していくとしている。

◎ USDAによるBSE疫学調査の進捗状況(7月9日現在)〜米国農務省、2例目BSE陽性牛と関連する67頭に対しBSE検査を実施〜

【ワシントン駐在員事務所 平成17年7月9日発】

  米国農務省(USDA)は7月9日、今回BSEの感染が確認された患畜の子孫および当該患畜と同時期に生まれ同一牛群で飼養されていた他の牛を調査した結 果、同日現在で67頭の牛からBSE検査のための採材を行ったと公表した。このうち、29頭についてはアイオワ州の連邦獣医局検査施設(NVSL)で BSE検査され陰性との結果が得られたが、残りの38頭については検査中であるとされている。

http://alic.lin.go.jp/livestock/repnews/repnews.html


[2883] Re:[2881] [2878] [2877] [2876] [2873] [2869] [2868] [2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:真名  投稿日:2005/07/15(Fri) 11:18  

いま100%オーストラリア産なのかどうかは私も知りません。
当時の為替で安い牛肉を調達すると、米国産が多くなるのではないかと思いますが?



http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2882] Re:[2879] 日経BPのサイトからなんですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 11:11  

これは、以前、アメリカで最初にBSeが発生したときに、「アメリカのBSE発生と今後の課題」http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_33.htmに「日本とアメリカとのBSE対応は、イコール・フッティング(競争条件平等化)であるべき」として書いたのですが、
「2002 年1月発表のGAOの報告では、BSE発生国から輸入の生体牛のモニターの必要性に付いて強調し、この中で、特に一昨年の日本でのBSE発生時の、日本よ り輸入の生体牛のモニターに付いてふれ、日本からの生体牛の輸入は、1993年から1999年にかけて、242頭が輸入され、USDAは、そのうちの 214頭の居場所を突き止め、28頭については、なお居場所確認中とのことで、この居場所を確認できた214頭のうち、24頭はすでにと畜され、また40 頭は輸出されていたので、残りの150頭に付いてモニターをはじめた。」
ということをさしているのではないでしょうか。
日本からの牛肉や生体牛のアメリカへの輸出は、このとき以降途絶えているのですから、「全頭検査を条件」ということは、あたりませんね。

http://www.sasayama.or.jp/opinion/S_33.htm


[2881] Re:[2878] [2877] [2876] [2873] [2869] [2868] [2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 11:07  

真名さん、
> もともと藤田さんが米国の仲間から(肉の分け前をもらって)創立した会社なんです。
> だから主力製品の供給元変更は相当の決意が必要でしたでしょう。
マックのキーワードは「世界調達」ですよ〜
「勝てば官軍- 成功の法則」
http://www.kigyouka.info/fujitaden1word.htm
原材料の世界調達がコストダウンの秘密
http://www.nouminren.ne.jp/dat/200011/2000112701.htm
>創業者である藤田田(でん)社長は「安くてよければ、世界のどこからでも買う」「どんな商売でも安く買って高く売ればいい」と公言してはばかりません。
>その“精神”が発揮されているのが「グローバルパーチェシング」という世界調達システムです。これは百十九カ国(二万七千五百店)にまたがるマクドナルドが、世界中の産地の情報を持ち寄って、食材を共同で仕入れるというもの。

この辺にも過去の履歴が残っているようですが。BSE問題もメインではなくサイドの牛脂やらも浮上してきてますので、その辺り詳細が知りたいですね。
http://bse.ug.to/1005215056.html
ちなみにフランクフルトの「15%が米国産」の「内容」はなんだったんでせう。




[2880] Re:[2876] [2873] [2869] [2868] [2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 10:58  

このサイトによりますと、アメリカ人は、年間二十六億ポンドの肉を喰らうが、そのうちの三分の二が乳牛で、アメリカの乳牛の半分は、4歳前にと畜されるとしています。
その理由は、再生産能力の欠如、または、ミルクの生産能力の低下ということですが、これらの乳牛の肉は、ほとんどハンバーガーに回り、アメリカで一年間に食べられるハンバーガーの肉の五分の一は、これらの若齢で淘汰された乳牛からのものであるとしています。

http://www.ivu.org/congress/wvc96/madcow.html


[2879] 日経BPのサイトからなんですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 10:55  

検索途中で見つけた日経BPのサイトなんですがね、これ本当でしょうか。
http://www.google.com/search?q=cache:DfrJvIeDW7EJ:nikkeibp.jp/style/bizinno/risk/article20040427.shtml+%E5%90%89%E9%87%8E%E5%AE%B6%E3%80%80%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%80%80%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%80%80%E7%B1%B3%E5%9B%BD&hl=ja
>日本でBSEが発生したときに米国側は、日本から米国向けに輸出するものについて全頭検査を義務付けた。にもかかわらず、逆の立場になると「全頭検査はしない」という横暴に出ている。


[2878] Re:[2877] [2876] [2873] [2869] [2868] [2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:真名  投稿日:2005/07/15(Fri) 10:55  

企業経営者は、大前氏の記事ような大本営発表を読んで安心するのではなく、ネガティブ情報を進んで分析しなければならないんだということなんです。
つまり,私のブログを読んだ方がタメになるわけです(笑)。

▲吉野屋には米国内情報網がなかったのではないでしょうか? だから危険を侵し過ぎた。▲
2001年における吉野屋の店頭コマーシャルは私も見た覚えがあります。
「吉野屋の肉はアメリカ産だから安全」
ネガティブ情報を精査していたはずはありません。

もともと藤田さんが米国の仲間から(肉の分け前をもらって)創立した会社なんです。
だから主力製品の供給元変更は相当の決意が必要でしたでしょう。
まあロイヤルティ問題もあったのかもしれません。
肉についてはほとんど米国だったじゃないでしょうか。
牛脂の危険性については、当時はまだ情報が少なすぎたのではないかと思います。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2877] Re:[2876] [2873] [2869] [2868] [2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 10:38  

> 吉野屋には米国内情報網がなかったのではないでしょうか? だから危険を侵し過ぎた。

講談社 月刊現代 2004年3月号だそうですが、こんな記載があるようです。
http://www.sayko.co.jp/article/etc/gendai.htm
> 吉野家が米国集中型の供給に依存し、リスク回避を怠っていた代償は大きい。安部社長はかなり早い段階できわめて高い危険性と対策の必要性を認識していた。 実際、日本でBSE牛が発見される直前におこなわれた業界紙の01年8月号インタビューで「単品ビジネスのリスクヘッジとして、牛肉に代わるものを短期で あれロングレンジであれ、用意していく必要はある」と語っていたほどだ。その必要性を認識してきたのであればなぜそれほどまでに米国産ショートプレートに こだわっていたのか。

追記:業界紙って、日経BPの「日経レストラン」01年8月号みたいですね。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%99%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%80%81%E3%81%8A%E5%AE%A2%E3%81%AE&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

勝ち組が「挑戦者」に転落 吉野家、リスク対応に遅れ
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/bse/news/0210-177.html
>吉野家は、昨年八月から「遅ればせながらリスクヘッジの計画」(関係者)として社内プロジェクトを立ち上げ、二〇〇四年度からメニューの多様化に着手する方針だったが、昨年末の米国でのBSE発生には手遅れ。

こんな記事も
<吉野家>米国産以外の肉使用牛丼販売を示唆 安部社長(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/0311/gm9/msg/306.html


[2876] Re:[2873] [2869] [2868] [2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 10:36  

真名さん、おつかれさまです。

> 余談ですが、日本マクドナルド社は、おそらく以前から正確な情報を掴んでいたと推定しています。 早めに牛肉の供給先をシフトしていた。 米国内に情報網を持っていた。 マーシュ他の論文まで精査していたと思います。 私は感心していました。
> 吉野屋には米国内情報網がなかったのではないでしょうか? だから危険を侵し過ぎた。

マクドナルドは、肉に関してはオーストラリアにシフトしてましたけど、ポテトは牛脂(骨油=シーズニングオイル)を使ってて、米国のBSE発見とともに回収してましたよ。フランクフルトも15%が米国産だったので回収廃棄、商品廃止。
http://www.asahi.com/special/bse/TKY200401050242.html
私 は、マックは、BSEが英国などでは問題になっていたけど日本で知られなかったころの産地はどこなのか? 米国産、アメリカ産と表示する前はどこの肉を 使っていたのか?ブレンドする油脂などの産地は今までどうだったのか?(何せ世界調達ですから)公開してほしいと思います。しないだろうけど。


[2875] Re:[2874] [2872] [2871] [2870] 14日の専門調査会の様子は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 10:29  

日本の食品安全委員会の委員の方も、新聞頼みでは困りますね。

あと>>今回の資料に「オランダ産動物油脂の輸入状況」が加わっていました。>>については、私のブログ「改めて、日本のBSEの原因を考える」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161にも以前書きましたように、「オランダから輸入された動物性脂肪」「ドイツのNordmilch EGで製造されたSundkalvやRod KalvoやGron Kalvoという名の血漿蛋白・代用乳」、この二つの方面からの追求が必要ですね。


[2874] Re:[2872] [2871] [2870] 14日の専門調査会の様子は? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 10:24  

笹山さん、ありがとうございます。

あと最後に、印象に残っていたのは、
「データを全部もらわないと、こうして審議会で議論が空転してしまう」
「日本がHPで公開しているくらいの情報は提供されるべき」
「我々は新聞で情報を入手しているんです」

ということで、米国のデータの公開、提出が強く求められています。

そうした情報を提出しないで、「9月には再開しろ」という米国さまは、いったい、何いってるのかな〜、と思うのが消費者の感覚です。


[2873] Re:[2869] [2868] [2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:真名  投稿日:2005/07/15(Fri) 10:21  

大前研一氏には退場を勧告しました。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/28045319.html
退場しないと思いますけど(笑)。

日経BP社の雑誌はけっこう高いです。 
企業経営者の立場から見ますと,初歩的な間違いが垂れ流されているというだけで、日経BP社がもたらす情報を警戒するべきです。
意見は偏向していてもかまわないと思うんです。 企業経営者に必要なのは事実です。 個人的意見ではありません。
事実把握を根っから間違うと危険です。 大前氏はそこに触れた。 日経BP社に対する経営者の信用がなくなるでしょう? 大前氏に退場を勧告したのは、日経BP社のためなんです(笑)。

余談ですが、日本マクドナルド社は、おそらく以前から正確な情報を掴んでいたと推定しています。 早めに牛肉の供給先をシフトしていた。 米国内に情報網を持っていた。 マーシュ他の論文まで精査していたと思います。 私は感心していました。
吉野屋には米国内情報網がなかったのではないでしょうか? だから危険を侵し過ぎた。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2872] Re:[2871] [2870] 14日の専門調査会の様子は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/15(Fri) 10:17  

まりちゃんさん。
現場中継、お疲れ様です。
>>あと、専門用語だったので?ですが、米国のエライザの品コード、フレッショード?(そんな感じの響き)が知りたい、なんて意見もありました。>>
の「米国のエライザの品コード」は、このことhttp://www.guildhay.co.uk/veterinary/bovine/bovine.htmhttp://www.guildhay.com.cn/Product.asp?BigClassName=&SmallClassName=のことでしょうかね?
また「フレッショード?(そんな感じの響き)」は、「 threshold-しきい値、閥値」のことでしょう。



[2871] Re:[2870] 14日の専門調査会の様子は? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 09:32  

虹屋さん報道まとめをありがとうございます。傍聴行ってきました(^^ 毎度、気が付いたことだけで、恐縮ですが。。
↓配布資料は下記にUPされます。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html

■油脂の汚染問題について
今回の資料に「オランダ産動物油脂の輸入状況」が加わっていました。広島大の三谷先生方の「BSEと飼料問題」シンポジウム発表が意識されているのかと感じましたが、
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/
重大な内容なのですから発表論文自体をしっかり調査会の議論の場にあげるべきなのに、しらっと無視されているのが、おかしく感じました。食安委には資料は提出されてると思いますし、厚労省、農水省の担当者へも資料は(私も)お渡ししてます。

そ して油脂について掲載されているのは、輸入していないという回答の「米国提出資料」+ オランダからの輸出先国一覧表(出典は?)だけです。問題にされているのが「オランダ産」だけというのが納得いきませんでした。第三国経由などの検証、そ れから、EUや英国など発生国からの油脂と血漿タンパクの輸入はどうなっているのか?その辺の資料はありません。それと油脂だけじゃなく、血漿タンパクも 問題にすべきですよね。
米国が93年頃からBSEに汚染されているという国際調査団の報告を考えたら、国内で、法律上も許可して牛の油脂や血漿タンパクを牛の飼料として使い続けてるのですから国内回転も問題にすべきだと思います。

■山本茂貴委員の資料
資料に侵入リスクとして、「生体牛」「肉骨粉」「動物性油脂」があがってましたが、「血漿たん白」は入っていませんでした。

資料の最後に、チェック項目リスト一覧が作成されていたのですが「肉骨粉」だけで、「油脂」「血漿たん白」「チキンリッター(鶏糞とかごみ)」「レストラン残渣」などの「大穴」についてが記載されていなかったので気になりました。
(まず、血漿タン白は汚染の問題なしに回収できるのかが消費者の疑問です。それと、血液からの、異常プリオン検出キット開発中ニュースがありましたが。。)

議論上では山内先生が再度チキンリッター問題を指摘されていました。

■ハーバードとEFSAのGBR報告書の比較について
資料は、ハーバードとEFSAのGBR評価内容の対比一覧表?が配布されました。(USDA自らが北部汚染を認めた最新資料などは今回配布されず、対象にはしないのでしょうか)
侵入リスクの頭数がハーバードとEFSAで、2桁、3桁違うのはなぜか、などの質問が出たりしてました。

厚労省からは道野さん、農水省からは釘田さんが説明をされてました。道野さんには、CWD(狂鹿病)とミンク脳症の資料も議論にあげてください、とメールでお願いしましたが、それについてはお返事はいただけず、資料も配布されてませんでした。

CWDは確か意見交換会などの公式の場で米国牛の審議資料に使うといわれていたのに、今回も資料としては配布されませんでした。

資料を見る限り、「こんな、いい加減な対策のものを輸入対象検討しなくちゃいけないの?」といった戸惑いを感じましたが、それを感じたのは、もちろん傍聴者だけではなかったように思います(^^;

■事務局が委員に求めたコメントが配布されなかった件
そ れから、厚労省が作成する「諮問に至った経緯、目的、背景の説明」について、山内先生から「事務局からコメントを求められて提出したのに、それが資料に 載ってない」、とクレームがありました。それに対する事務局の梅田さんの回答は「無視したわけではなく」「座長に伝えた」 それを受けての吉川座長の回答 は「大幅な変更ではないので後で付け加えればいいと判断しました」とのこと。結局、「参考資料として全委員に配るべき」ということになりましたが、なん か、いまだに食品安全委員会は、透明感がなく、すっきりしませんね。

その他、
「EUでの問題を考えると豚鳥飼料の「流用」を考えるべき」
(SRM入り肉骨粉が米国では豚鳥はOK)
「大きい農場では流用されず遵守されているが小さい農場ではそうではないという報告がある」
「米国のIHC検査はたよりにならない」
などの意見がありました。北本委員の宿題については、資料はあったものの明確な回答ができてなかったので次回に持ち越し、
「日本の国民の疑問は、米国がちゃんとしたサーベイランスをしてるの?ということではないか。日本のテクニックに当てはめて考えると、米国の汚染率、サーベイランスの有効性がどうなのかがわかるのではないか」との質問がありました。

あと、専門用語だったので?ですが、米国のエライザの品コード、フレッショード?(そんな感じの響き)が知りたい、なんて意見もありました。

あと話題になっていたのは、日本では死亡牛が(農場死亡牛+廃用牛処分も含め)5%あるが、米国では農場死亡牛はどのくらいあるのか?ということだったかな。他にもありますが、トピックとしてはこの辺で。。。

追記:
ピッシングばかりが問題になってますが、現状どこでも行っている「スタニング」だって枝肉を汚染するという論文が出てましたよね。感染牛が多くいる可能性があるのであれば、スタニングだって評価にかかわる問題だと思いますが。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi
論文はstunning prionなどの用語で検索するとヒットしたと思います。


[2870] 14日の専門調査会の様子は? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/15(Fri) 08:20  

傍聴に行けぬ身では報道が頼り。15日7時時点の報道をまとめて見ました。

日本農業新聞 汚染度を評価 データ提出を求める
日本食糧新聞 米国のサーベイランス体制わからない リスク評価を開始
http://www.nissyoku.co.jp/
毎日新聞   <BSE牛>日本で発見の20頭中の9頭、米なら検査対象外
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050715-00000002-mai-soci
共同通信  BSE汚染状況評価に着手 プリオン専門調査会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050714-00000205-kyodo-soci
日本経済新聞 米産牛輸入再開、秋以降にずれ込みか・安全委の審議長期化
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050714AT1F1401L14072005.html

食 品安全委員会プリオン専門調査会は14日の会合で、米国産とカナダ産の牛肉輸入再開に向けて、山本茂貴委員(国立医薬品食品衛生研究所・部長)が提示した リスク評価の手法に基づいて検討した。生体牛、食肉、BSEリスクなどの項目でそれぞれ日本と比較していく。今回の会合では米国産について、欧州食品安全 機関(EFSA)や、米国のハーバード大のリスク分析センターがそれぞれまとめたリスク評価を精査した。(日本食糧新聞)
欧州連合(EU)などが過去に調査したデータを基に、米国が汚染源となる欧州から生体牛や肉骨粉を輸入した状況などについて検証を始めた。(共同通信)
審議では、米国のBSE汚染評価に必要な肉骨粉の輸入量や飼料規制の有効性、検査体制などについて検証した。(日本農業新聞)

特 に米国のサーベイランスについてサンプルのとりかた、検査方法などで様々な意見が出た。今回の2例目についても1回目のIHC検査では陰性になったことな どから信頼性に欠けるという意見も出ている。米国のサーベイランス結果で日本のデータを使って感染状況を把握していこうとしたが、データが足りないので、 農水省は二例目の検査やサーベイランスの詳細を米国から入手する。(日本食糧新聞)
委員の間からは、米国の検査の信頼性への疑問が続出し、詳しい検査データの提出を同国に求めることを確認した。
  焦点となった検査については、山内一也委員らが@米国の検査頭数は、と畜する牛の1%にとどまるA一次検査で擬陽性となる数が、米国は日本に比べ10分の 1と少なすぎるBどの地域のどのような牛を一次検査で調べたかも不明--と指摘。一次検査や、2例目の感染牛確認で使われた感度の高いウエスタンブロット (WB)法の詳しいデータが不可欠とした。(日本農業新聞)
 14日に開かれた安全委のプリオン専門調査会は米産牛の安全性を判断するうえでの土 台となる米国内でのBSE汚染の広がりについて議論。一部委員が2例目となるBSE感染牛に触れ、「米国のBSE検査などのデータが不足している」と指 摘。米国に追加情報を求めることになった。(日経)
 この日の会合では、米国で2頭目のBSE感染牛が確認されたことに関連し、委員の山内一也東 京大名誉教授が「汚染状況の評価には米国の検査をどの程度信用できるかも問題になる」と指摘。今後の審議では、この感染牛の詳細な検査データや、感染経路 の検証結果などの情報も必要との認識を示した。(共同通信)
 牛海綿状脳症(BSE)について、米国の検査制度を日本で適用した場合、過去に 20頭見つかったBSE牛のうち、少なくとも9頭は見落とされていたとの分析結果を14日、農林水産省が食品安全委員会のプリオン専門調査会に提出した。 残る11頭のうち何頭が見落とされたかは、データ不足で推定できなかった。委員会は同省に、さらに詳しい分析と推定を続けるように指示した。
 調査会は現在、月齢20カ月以下の牛の肉を、米国とカナダから輸入した場合の安全性について検討を進めている。
 米国は「BSEの牛はすべて、症状が出た牛や死亡牛などから見つかる」と仮定し、BSE検査の対象をこうした牛に絞っている。日本の20頭のうち9頭は見かけ上はまったく健康で、米国なら検査対象外だった。
 残る11頭は、脱臼で立てないなど異常のある牛や農場で死んだ牛で、米国でも検査を受けた可能性がある。ただ、農水省は、米国の検査対象の選定根拠を細かく把握しておらず「米国基準なら11頭のうち何頭が見つかったかは推定できない」と説明した。
 これに対し東北大教授の北本哲之委員は「米国でのBSEの広がりを正確に知ることが安全評価に重要だ」と主張し、分析継続を求めた。
 また、米国で2頭目のBSE牛が一度は陰性と判定されたことについて、金子清俊・東京医大教授は「英国で検査し直したら陽性になった。米国の免疫組織学検査が信頼できないということではないか」と指摘した。【高木昭午】(毎日新聞)


  米国産牛肉の輸入再開が秋以降にずれ込む見通しが強まってきた。政府の食品安全委員会が米国で発生した2例目のBSE(牛海綿状脳症)感染牛を問題視し、 結論が出るまでに時間がかかる可能性が出てきたからだ。輸入停止が長引けば、米国側の強硬姿勢が一段と強まる恐れがある。(日経)
 調査会では今後、汚染状況を明らかにした上、脳などの特定危険部位の除去などリスク低減措置を取った食肉の安全性評価を進める方針。(共同通信)
次回会合は米国の残りの課題を検討、その後にカナダについて議論する。(日本食糧新聞)
 吉川泰弘座地用は委員会終了後、「米国が詳しいデータを出さないと、審議に影響する」と述べ、米国の資料提出の動向によって審議が遅れる可能性を示唆した。次回は具体的な汚染度の評価や、と畜場対策の実態について審議する予定だ。(日本農業新聞)




[2869] Re:[2868] [2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 06:55  

真名さんほらほら!今ね、
「日経BP社全社統一キャンペーン」
「安全・安心・セキュリティー 安全には答えが必要だ」
「SAFETY JAPAN2005」
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/a/03/
http://www.nikkeibp.co.jp/info/webad/jpn/doc/sj2005.pdf
なんていうので、BSEの安全性について大前氏のを紹介してるんだもん。消費者をミスリードするのやめてほしいとつくづく。消費者もそうだけど、企業がミスリードされたら、経営にも影響がでるから大変ですよね。

しかし大前氏は口蹄疫は加熱すれば輸入できる、だから中国からも輸入できているということをご存じないみたい。
>一体、誰が儲けているのか。
大前氏の言われる、これは私も感じてます。タンなんかも買い占めている人間がいて品薄→高騰?いうのをどこかの新聞が書いていたし。

ちなみに文中の松坂牛→松阪牛が正しいです。
>「松坂牛」や「近江牛」も、すべて但馬牛を1週間それぞれの地で餌を与えれば、「松坂牛」や「近江牛」に“仕上げ加工”できる。
輸入生体牛は6ヶ月間飼育で国産表示になりますけども、これは???

婦人時報というサイトにはこうあります。
> 松阪肉牛協会では、松阪牛を次のようにきちんと定義しています。(1)但馬牛系の黒毛和種の雌(2)松阪地域の生産農家で五〇〇日以上育成(3)日本食肉 格付協会の品質検査の結果がA5かB5ランクのもの。この定義に該当する肉のみが「松阪牛」と表示できるのです。ところが、「松阪和牛」と、そっくりの名 をつけて消費者の誤認を誘おうという表示が横行しているのです。
>しかしJAS法では「一番長く飼育された土地」を原産地として表示すればよいと定義づけています。
http://www.chifuren.gr.jp/tokyo/kikanshi/ki-0302/030215.htm

且O重県松阪食肉公社
http://www.mie-msk.co.jp/
さて、どれがホント?


[2868] Re:[2863] [2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/15(Fri) 06:43  

> この記事は大前研一氏の署名記事ですね。不勉強を攻めるべきは、日経BP社よりも大前氏です 

真名さん、虹屋さん、みなさんおはようございます。

大 前氏の主張もアレですが、日経BP社は、BSEについては唐木氏の論文も、内容の検証もなく「国会議員に回し読みされている」と紹介したり、全頭検査に反 対する人間を科学のわからない愚民のように紹介してきたり(フードサイエンス、検査感度の進歩の「科学」には触れませんね。)、それから、遺伝子組み換え についても反対している消費者団体などを愚民扱い、ウソツキと書くサイエンスライター?を起用しているところです(フードサイエンス)。そこらあたりに、 私は社としての意思を感じておりまする。

吉川教授のことですが、今後のメディアのあり方として、ただただ専門家の言い分を垂れ流すのでは なく、足らない部分を専門家に教えてあげるとか、気付かせるとか、そういう書き方をしていってもらいたいな、と最近思います。記者さんは沢山の問題を扱っ ているので大変でしょうけれども。。
とも思うけれども、「プリオン専門調査会座長の発言」なんですよね〜・・・


[2867] Re:[2850] 「生き生き団」にリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/14(Thu) 22:25  

> 「生き生き団」
>http://www2.big.or.jp/~iki-iki/?date=20050711
> に、私のブログ記事「スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=234がリンクいただいております。> と書いたのですが、この私のブログの中にスーダン有害着色剤が「カテゴリー3レベルの発がん性」と書いてあったことについて、この生き生き団ブログでは、
「スーダンレッドですが、記事によると「カテゴリー3の発ガン性がある」んだそうです。うわ大変!とか思ったら負けです。
カ テゴリー3ってのは、EUでは「発がん影響を及ぼす可能性があるためヒトに対して懸念を引き起こすが、利用可能な情報がそれについて満足なアセスメントを 行うために適切でない物質」、ドイツでは「ヒトに発がん性があると懸念されるが、データが不十分なために最終評価ができない物質」って定義されてます。
わかりやすく言うと「発ガン性はありそうなレベル」です。」

と書いてありましたので、ちょっと、この点をこの場を借りて補足させていただきたいと思います。

EUでの化学物質の健康や環境に与える影響分類基準としては、UPM - System( http://www.ecodesignguide.dk/html_pages/pdf_files/upm_table_uk_2001.pdf  参照)があり、それぞれが、カテゴリー1.2.3.4.0に分かれており、この中のひとつに、発がん性(Carcinogenicity)があるという分類になっています。

この表の中に書いてある危険表示(R-phrases)は、R1からR68まであって、さらに、R同士の組み合わせが、このサイトhttp://www.mst.dk/chemi/01089019.htmの下のほうにあるように、何種類もあるという仕組みになっているようです。

このhttp://www.ecodesignguide.dk/html_pages/pdf_files/upm_table_uk_2001.pdf の表での色分けを見ますと、発がん性(Carcinogenicity)のカテゴリー3は、緑色(制御可能)ではなく、橙色(問題あり)になっています。

また、危険表示としては、R40(Limited evidence of carcinogenic effects)「発がん性効果に限定的兆候あり」としています。

な お、UPMというのは、* Unwanted (Highly toxic) *Problematic (Moderately toxic)  * Manageable (Relatively low toxicity or no observed toxicity) * No data (little or no knowledge)のそれぞれの頭文字をとったもののようです。

http://www.ecodesignguide.dk/html_pages/pdf_files/upm_table_uk_2001.pdf


[2866] アスベスト問題がよくわかるサイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/14(Thu) 19:52  

「 アスベストセンター」 http://www.asbestos-center.jp/index.htmlというサイトです。
それにしても、6月30日に2480でまりちゃんさんからご指摘のあった、岩綿も、安全なのでしょうかね。
疑心暗鬼のこのごろです。

http://www.asbestos-center.jp/index.html


[2865] ヴェトナムで、さらに人感染鳥インフルエンザで、一人死亡。死者は40人へ。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/14(Thu) 19:09  

ヴェトナム・ハノイにあるNational Institute for Clinical Research of Tropical Medicine で隔離中の18人の患者のうち、3人が人感染鳥インフルエンザと判明し、残りの15人のうち、13人は、鳥インフルエンザ感染疑い、2 人は、人インフルエンザとわかった。
3人のうち、一人が、先週死亡し、トータルの人感染鳥インフルエンザによる死者数は、40人となった。

http://www.abc.net.au/ra/news/stories/s1414612.htm


[2864] Tom Harkin上院議員のジョハンズ農務長官に対するBSEに関する痛烈な4つの質問 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/14(Thu) 18:50  

まりちゃんさん。虹屋さん。真名さん。
活発なご議論ありがとうございます。
ところでTom Harkinアメリカ上院議員 http://harkin.senate.gov/ が、ジョハンズ農務長官に対し、書簡で、以下の4点についての質問を行っておりますので、皆さん方の議論と関係のある点もありますので、以下にご紹介申し上げます。

1.2003年12月にアメリカで初めてBSEが発見されて以来、アメリカ政府は、四十万頭近くのハイリスクの牛を検査してきた。
これは、以前に比べれば、相当の検査数の増加である。
しかし、これらの検査に参加すると畜業者の多くは、自発的に検査に参加しているのである。
政府は、検査牛のサンプル数について、十分な数のサンプルをえているのか?
また、統計上、有意のサンプルをえているのか?

2.と畜場に現れたときに、神経病の症状を見せているハイリスクの牛を検査するのに加えて、2004年にUSDAは、健康な牛の集団についても、ランダムな検査をすることを約束した。
これは、ヨーロッパでは、すでに慣例化していることなのだが、いまだに、アメリカではスタートしていない。
なぜなのか?

3.ヴェネマン前農務長官時代に、牛のIDシステムの促進を約束した。
このNAISシステムは、強制的なものではないし、その完成までには、2009年までかかる。
なぜ、そんなに待たなければならないのか?

4.ジョハンズ農務長官は、今回、結論のはっきり出ない検査結果の際の検査プロトコルについての改変を約束した。
しかし、それまでにいたる経過においては、身内の検査官からの強い要望がなかったなら、ウエスタンブロットでの検査に踏み切れなかったように見える。
アメリカ議会は、新しい検査プロトコルが実際行われるかどうかを、どうやって知ることができるのだろうか?

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=5854


[2863] Re:[2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:真名  投稿日:2005/07/14(Thu) 13:27  

まりちゃん、あんまり可笑しいネタを提供しないで下さいな(笑)。 思わず出てきちゃうじゃないですか。 
この記事は大前研一氏の署名記事ですね。不勉強を攻めるべきは、日経BP社よりも大前氏です 
この文章を見る限り、大前氏は、人々のことを愚民という資格がありません。

▲大前研一:愚民政策が生んだ「ウソばかりの“国産”食品」▲
▲米国内の牛の頭数は日本の約100倍。その中の1頭が感染したのに対して(今年6月に2頭目のBSE感染牛を確認)、実は日本では20頭も出ている。▲

もう7月14日です。「その中の1頭が感染したのに対して」って何? しかもその後にわざわざ別のカッコ。 
1頭目は「2万頭検査」で出ています。 2000万頭検査で出たわけではありません。


▲「米国牛は2000万頭の中でBSE感染牛が2頭出た。価格は安い」
「国産牛はBSE感染牛が20頭出た。価格は高い」

米国のBSE陽性牛は30数万頭の拡大サーベイランスの途中で検出されました。2000万頭調査したわけではありません。
また、米国の検査方法、診断確定方法は日本とは違っています。 はるかに低感度であり、サーベイランスもずさんです。
このような基準の異なる数値を比較することはできません。
あんまり初歩的なことをいいたくありませんが・・・・

米国の年間屠殺個体数は約3500万頭です。

大前氏の意見については傾聴すべき部分もありますが、基本的な事実について、このような虚偽を明言した上で、人のことを愚民と呼ぶことは、大前氏の評論家としての資質を疑わせるものです。
「公衆衛生」以前の問題です。
これだけでレッドカードでしょう。 退場!

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2862] Re:[2861] 吉川座長も同じ? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/14(Thu) 12:14  

> 日経BP社の記者はプリオン病問題が、個人の選択ではなく公衆衛生の問題にシフトしていることを勉強すべきではないですかね。情報が遅いのかなんだか知りませんが

この点は、専門部会の吉川座長も同じではないでしょうか。
7月7日の日本農業新聞より
>Q厚労省、農水両省が諮問している、特定危険部位を除去した生後20ヶ月齢以下などの輸入再開条件は、守られるとの前提で評価しますか。
>(吉川)専門調査会の委員の間でも、条件の遵守まで評価に含めかどうかについては賛否両論がある。場合によっては、条件が守られるケース、守られないケースの2通りのシナリオで評価する必要が出てくるかもしれない。
> 輸入再開条件を守るのは本来、諮問した両省の責任。しかし、米国産牛肉などを買うかどうか決めるのは消費者。消費者への情報提供に役立つ評価が必要になるだろう。

米国産牛肉には原産地表示を義務化して、「米国産牛肉などを買うかどうか決めるのは消費者。」としているわけですから、大前さんと変わらない。

吉川さんは、できうるだけ人への感染リスクを減らすようにするのか、ある程度に感染は許容のかは、リスク管理者、国民の責任という論理なのでしょう。

食品安全委員会とリスク管理省庁のどちらが許容するリスクの大きさ種類を決める権限を持つのか。それよりも何よりも、許容するリスクは、国民との対話で納得ずくで決めていくものだと考えますが・・



[2861] 日経BP社の記事ですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/14(Thu) 11:06  

大前研一:愚民政策が生んだ「ウソばかりの“国産”食品」
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash/386041

日経BP社の記者はプリオン病問題が、個人の選択ではなく公衆衛生の問題にシフトしていることを勉強すべきではないですかね。情報が遅いのかなんだか知りませんが


[2860] Kim.さんの「Kim.のいきなりなんばすっとねあんたわ!」というブログ投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/14(Thu) 10:43  

2844でご登場のKim.さんのブログ「Kim.のいきなりなんばすっとねあんたわ!」http://indickkim.exblog.jp/をご紹介します。
あのレコード輸入権の時も、ご活躍だったんですね。

http://indickkim.exblog.jp/


[2859] 昨日シアトルで行われた米連邦控訴裁判所におけるUSDAの主張 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/14(Thu) 08:29  

米連邦控訴裁判所(federal appeals court )は連邦地裁の判決や決定に対する上訴を扱うところて゜アメリカ国内12カ所に設置されているものである。
第9 巡回控訴裁判所(9th U.S. Circuit Court of Appeals)は、サンフランシスコをベースにしているが、今回シアトルで、昨日の水曜日に、今年3月にモンタナ地裁(Montana US District Court)によってカナダとの牛貿易再開についての差止め命令が出たことについての、USDAの異議を聴くヒアリングが開催された。
ここで、40分間のなかで、USDA側のMark Stern弁護士は、the three-judge panel(3人の判事団−小法廷-)に対して、次のような主張をした。
「カナダの生体牛は、BSEの脅威の元とはなってはいない。カナダとの生体牛貿易の再開差し止めで、アメリカの牛肉生産者たちは、甚大な損害をこうむっている。
アメリカでもカナダでも、vCJDにかかった人は、これまで、誰もいない。
モンタナ地裁は、われわれの提出している科学的な資料を無視している。
もし、アメリカがカナダからの牛輸入を許可しないなら、他の諸国は、アメリカ牛肉貿易の再開をしないであろう。」
以上のような主張をUSDAは、したようである。
今回は、USDA側からのみのヒアリングであり、今度は、モンタナ地方裁判所で、7月27日に、USDAとR-CALFの両者を呼んで、ヒアリングが行われる。
http://www.cbc.ca/story/world/national/2005/07/13/mad-cow050713.html
http://www.businessweek.com/ap/financialnews/D8BAOJE80.htm?campaign_id=apn_home_down&chan=db
http://www.billingsgazette.com/index.php?id=1&display=rednews/2005/07/10/build/state/40-border-expected.inc
http://www.signonsandiego.com/news/nation/20050713-1401-wst-madcow.html
も参照

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000082&sid=a4w9x._3eBos&refer=canada


[2858] Re:[2857] BSEでヒットした記事ですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/14(Thu) 07:37  

ときさん、
そうですね。
ここ
http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#syokuan
に出てくるはずですが、遅いですね。
食の安全如何が、雇用情勢に反映してくるということであれば、政府の真剣度も違ってくるはずですね。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#syokuan


[2857] BSEでヒットした記事ですが 投稿者:とき 投稿日:2005/07/13(Wed) 23:21  

記事内には、見当たらない。改変したか?
資料が出ないうちは、確かめようがない。

労働力人口、10年後410万人減も 厚労省研究会推計
2005年07月13日21時22分 
http://www.asahi.com/life/update/0713/007.html
(ぐーぐる面の内容)
《... 02年7月にも2015年の労働力人口を試算し、6267万人と公表していた。だが、この間にIT(情報技術)バブルの崩壊や牛海綿状脳症(BSE)問題も影響して雇用情勢が悪化。「働く意欲をなくした人が予想以上に増えた ...》

 雇用情勢がBSE問題にも影響される? そりゃ凄い記事です。見たかったです。
 こちらの内容でしょうか? 

平成16年度第12回雇用政策研究会の開催について
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/07/s0713-5.html
厚生労働省関係審議会議事録等 その他(検討会、研究会等)
職業安定局
http://www.mhlw.go.jp/shingi/other.html#roudou



[2856] Re:[2853] 英国の33%の犬(7歳以上)がアルツハイマー???という記事 投稿者:とき 投稿日:2005/07/13(Wed) 22:58  

> 33% UK Dogs Over
> Age 7 Have 'Alzheimers' (MAD COW)
>http://www.rense.com/general66/alzdp.htm
>http://www.rense.com/health/CJD-CWD-BSE.htm
> 確かに犬は惚けますけれど、7歳じゃ早すぎるような、、

 プリオン病の可能性があるとすれば、その感染伝達時期は、受動免疫の授乳期に、母乳を飲ます母犬が、何を摂取したかに非常に重大な影響を受けていると思います。

  ペットフードの原料になる、肉骨粉の規制はほとんどないように感じていました。それに、ホームセンターで売られているペットフードの価格が、まがりなりに も生き物の食料品でありながら、安いこと安いこと。重量あたりで換算したら、とてもまともな原料を使っていたら合わない値段に思います。
 ちょっとした自家製のネコマンマより安い。異常です。
 人が食ってはいけないものでも、採算性を考えたら使っちゃってるのでしょう。そうでなければとても理解できない。
 中国では、コストを下げるために、ビール製造にホルマリン使ってるそうですが、それと同じ感覚で、犬猫ごときは、人が食えないものでも使っているのでしょう。
 となれば、犬猫にボケ(認知症)が出ても何ら不思議はありません。

肉骨粉のレシピ
http://www.asyura2.com/0311/gm9/msg/133.html


[2855] Re:[2853] 英国の33%の犬(7歳以上)がアルツハイマー???という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 22:18  

まりちゃんさん。
うーん。この記事最後まで見ると、あまりBSEとは、関係ないみたいですね。
この記事によりますと、犬のボケ症状としては、むやみにほえまくったり、眠りこけたり、膀胱や腸の機能障害があったり、飼い主を忘れたり、といったのだそうですが、ちょっとした毎日のトレーニングで、回復するようです。
その回復方法というのが、毎日の散歩と、肉の小片を毎日与えることなんだそうです。

http://www.rense.com/general66/alzdp.htm


[2853] 英国の33%の犬(7歳以上)がアルツハイマー???という記事 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/13(Wed) 21:55  

33% UK Dogs Over
Age 7 Have 'Alzheimers' (MAD COW)
http://www.rense.com/general66/alzdp.htm
http://www.rense.com/health/CJD-CWD-BSE.htm
確かに犬は惚けますけれど、7歳じゃ早すぎるような、、


[2851] 「全農秋田で、計算合わず」との朝日の記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 21:47  

これまでの経緯では
「全農あきたが、パールライス秋田と県内の民間卸売業者 秋田食糧卸販売(株)に、架空取引を依頼し、パールライス秋田と 秋田食糧卸販売(株)は、昨年5月と6月の入札取引で、三千トンを落札。
そのときの支払期限にあわせ、全農あきたは、数回に分けて、パールライス秋田には、五億六千百万円、 秋田食糧卸販売(株)には、三億二千万円を振り込んだ。
その後、パールライス秋田は、8月、2回に分けて、 秋田食糧卸販売(株)は、6〜8月の7回に分けて、その振り込まれた代金をもとにして、落札代金分をアグリネットサービス経由で、払い込んだ。」
というものだったが、
今日の朝日の記事では、そのほかに、次のような事実が判明したらしい。
「全農あきたの前身の秋田県経済連が01年9〜12月に、子会社のパールライス秋田に対し、コメ230トンを販売したが、そのうちの兵庫県の米穀卸販売会社「白木商事」を介して売った30トン分(30社)63百万円分が未回収。
さらに、全農あきたの前身の秋田県経済連の二重処理と年産間違いにより、13百万円が不足。
合計2001年産について、76百万円が不足。

パールライス側では、2002年4月に1,198トン分を県外卸業者に販売したが、そのうちの410トン分の119百万円分がリベートに当てられたが、販売対策費として形状されていなかった。」

というわかりにくい記事なのだが、結局、この両者は、はっきりいえば、裏リベートに使われたのではないのでしょうかね?
あるいは、白木商事の不良債権決済に使われたとか。
このあたり、とにかく、不透明ですね。
参考--このサイトhttp://www.nodanro.or.jp/zenno-akita_husyoji.pdfによれば、02年(平成14)年に白木商事の取引先の倒産から、白木商事が経営不振に陥り同時期から秋田パールライスへの入金が滞ったことから、粉飾が始まったとされている。)
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050713n
も、ご参照

昨日、寺田秋田県知事は、農林水産省に対して、「入札停止、早期解除に向け穏便な対応を」との陳情をした
http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050713f
そうだが、そのような陳情をする前に、これらの不透明な金の流れを、秋田県が率先して解明するのが先なのではなかろうか?

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=276もご参照

追記 本日、三重県経済連でも、同じようなケースの隠蔽事実が判明した。
http://www.asahi.com/national/update/0713/TKY200507130368.html
監督官庁たる農林水産省の決然たる対応が問われる。
穏便な措置なんてとんでもない。
実質被害者は、米生産者たちなのだということをお忘れなく。

http://www.asahi.com/national/update/0713/TKY200507130194.html


[2850] 「生き生き団」にリンクいただいております。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 19:25  

「生き生き団」
http://www2.big.or.jp/~iki-iki/?date=20050711
に、私のブログ記事「スーダン1(Sudan T)という名の有害食品着色料」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=234がリンクいただいております。
光栄です。

http://www2.big.or.jp/~iki-iki/?date=20050711


[2849] ブラジルの邦人ブログ「貴卑談語」に、私のブログ記事がリンク 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 18:56  

はるばる、ブラジルの邦人ブログ「貴卑談語」http://www.brasilforum.com/に、私のブログ記事「クールビズの経済学と非経済学」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=307がリンク
されています。
光栄です。
「このまましのいでいくとすれば、ビルの中の従業員たちは、そのうち、丸裸で仕事をしなければならない羽目になるはずです。」の部分が、共通したようで。
ブラジルの年間平均気温は、22〜26度、日本の平均気温は、5.7度から17.6度、やはり暑いところの人からのクールビズについての発言には、重みがありますね。
ちなみに、「貴卑談語」の6月27日のブログには、次のように書いてある。

「クールビズ好感、でも「定着しない」49% 世論調査」

  私も日本ではなかなか定着しないと思う。なぜなら、後押ししているのが「省エネ」とかの能書きばっかりだから。本当に省エネというのなら、究極の省エネ (本当は酷暑に合理的に適応した生活スタイルのいち断面)といえるブラジル先住民の裸ルックを導入してみろ!(といっても、本当に裸ん坊で暮らしているイ ンディオは少ないらしい) 一方で、こういう動きもあるそうな。私は、どちらかを選ぶなら「六尺」がいい。

http://www.brasilforum.com/


[2848] Re:[2846] [2801] 「豊富の中の貧困」から「貧困の中の豊富」へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 18:16  

「竹・小コンビ」の経済政策の振り付け役は、加藤*さんてとこでしょうか。
いろいろ、反論展開が出来そうな環境になってきましたね。
「国内生産力の30%は遊んでいる状況」での資源配分の最適化は、市場化では、達成できませんね。
このような「貧困の中の豊富」を、再び、「豊富の中の貧困」へと、立ち戻らせないスキームが出来るような気がしています。


[2847] Re:[2845] [2844] [2793] 御用達でもOK「クールビズ賛同団体」の設定温度を確認してください 投稿者:Kim. 投稿日:2005/07/13(Wed) 18:14  

いえいえ。気分を害したのは産経の記事に対してなので、あまり気を悪くされないでください。

田中秀臣さんのBlogの内容も、私にとってはツッコミどころ満載でして。
暇があったら向こうにトラックバックしとこうかと思ってますが、すでにトラックバックしている「いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」」さんの意見のほうが、私には賛同できます。

まぁ、 お上の施策に問題山積なのは、いつもここを読んでいれば漏れ伝わってきますので、気持ちはわからないでもないですが、京都議定書の実現は(議長国であった が故に)国家としての威信もかかわるでしょうから、前向きにやる気があるのではないかと好意的に解釈してます(^-^;


[2846] Re:[2801] 「クールビズの経済学と非経済学」 投稿者:影絵 投稿日:2005/07/13(Wed) 15:29  

それにしても今年は涼しいですね、現在室温30度湿度68%そよ風も有りノーエアコンで快適です、とても名古屋の7月では無いですよ。

狭い島では当然あったでしょうね、人間に限らず可能生息数は限定されたでしょうから・・・まっ「姥捨て山」も間引きの一種でしょうし当時食料は面積×生産性を超える事は出来ませんでしたからね。

> 「デフレ時代のレッセフェーレとは、自己責任で死ぬ自由」、これは、独り者の小泉さんならでは出来ない芸当です。

何だか伝染したみたいですね(笑)、現在熟読中ですが近々「竹・小コンビ」の経済政策の出鱈目振りが、1900年代初期の出鱈目と変わりない「化石政策」である事を書いてみようと思っています。

> あのころの、土光臨調のときなんか、これに対応する自民党の橋本龍太郎行財政調査会会長さんまで、ボロ車に乗り換えて、走り回っていましたよ。
> ああいう精神は、見習いたいし、国民と痛みを分かち合うためには、必要なものと思いますね。

これ自体はリーダーに求められる「率先垂範」なのでしょうが、現在の経済状態は上の「与那国島」当時とは違います、生産力を限界まで使い切って、尚、不足の為国民に我慢をさせなければ成らない状態では有りませんね。

それどころか国内生産力の30%は遊んでいる状況です、「竹・小」コンビの認識はこの時点で既に「トンでも」なんです。
遣り出すと長くなりますし余り品の良い文章では書けませんので、BLOGに載せたら読んでみていただければ幸いです。


[2845] Re:[2844] [2793] 御用達でもOK「クールビズ賛同団体」の設定温度を確認してください 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 12:27  

Kimさん。
そうですか。
産経さんの記事は、やや、バイアスのかかった記事ということですね。
ただ、私のブログ「クールビズの経済学と非経済学」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=307で引き合いに出した、田中秀臣さんのブログの考え方と私の考え方は、ある意味共通しているのですが。
も ちろん環境問題へのアプローチには、いろいろな方法なり考え方がありましょうが、このごろの環境省の考え方は、特定外来生物による生態系等に係る被害の防 止に関する法律(外来生物法)についての考え方にしても、このクールビズのアプローチにしても、やや、小児的なアプローチのニュアンスが見られすぎたもの ですから、ちょっと、ツッコんで見たというわけです。
気分を害されて、申し訳ありません。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=307


[2844] Re:[2793] 御用達でもOK「クールビズ賛同団体」の設定温度を確認してください 投稿者:Kim. 投稿日:2005/07/13(Wed) 12:10  

いやちょっとまって笹山先生。

私の働いてる会社も、親会社も、クールビズ対応でビル内温度を28度に設定していますが何か。
服装も来客に失礼のない程度に軽装が認められています。

そもそもこの産経の記事、公共交通機関やデパートといった「温度を上げたら苦情が出る」ところだけを対象に調べているようにしか読めず。
服装の話題ばかり先行するようにしてるのも、環境問題は二の次にしてるのもマスコミでしょ?

そのマスコミは、環境に配慮した企業活動をしてるの?チーム・マイナス6%の賛同団体には入ってないみたいだったけど…?

電力や水の使用量、ヒートアイランド現象の発生状況、その他クールビズの運動の成果は今じゃなく秋に出てくるものだと思ってます。(正直、目に見える成果が出るには、数年かかるとも考えています。)
今こんなつまらん近視眼的なネガティブ記事に耳を貸すくらいなら、「自分がこの夏にできる省エネ」について考える方が環境的にも経済的にも有意義だと思いますが。



[2843] Re:[2842] [2840] [2838] 香港研究者が中国政府の圧力下に 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 12:03  

外岡さん。
今回の中国当局の研究者拘束の根拠としたのは、6月16日に出した農業、科技部、教育部、衛生部、國家質檢總局、國家林業局からの「關于加強高致病性病原微生物研究管理工作的緊急通知」
http://www5.chinesenewsnet.com/MainNews/SinoNews/Mainland/xhw_2005_06_15_12_05_10_501.html
というもののようですね。
今日の香港經濟日報の報道では、 香港立法會議員の郭家麒さんも、「今回の中国当局の取った行動は、学問・研究の自由を著しく侵すものだ。」とのコメントを出していますね。
http://www.rfa.org/cantonese/xinwen/2005/07/12/birdflu/もご参照

http://ny.libertytimes.com.tw/2005/NEW/Jul/13/today-ch3.htm


[2842] Re:[2840] [2838] 香港研究者が中国政府の圧力下に 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/13(Wed) 10:19  

 僕が懸念しているのは、この研究者が拘束という事態になるのでは、ということです。

 彼がさらに自由な研究をするための道は二つ。
 自由圏への脱出。
 中国当局の傘下に入ること。

 香港はよく分からないのですが、このような研究者を保護してくれるのでしょうかね?

 国内では共同通信が報じていますが、…


[2841] Re:[2839] アスベストとドライヤー 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 10:00  

まりちゃんさん。
アスベスト・ドライヤーというのは、アスベストを遮蔽熱に使った乾燥機という意味で幅広く捉えますと、いろいろ、被害例があるようですね。
こ のサイトの例では、紙の乾燥に使うドライヤーの遮熱につかわれているアスベスト・フェルトの例ですが、今年4月にシアトルでの判決ですが、75歳の Ernest Coulterさんが、2000年6月にアスベストによる肺疾患と診断され、その原因として、 Port Townsend Paper Coという会社に、1946年から1992年の間つとめているうちに、アスベスト・ドライヤー・フェルト(asbestos dryer felts)などの製品に曝露されたことによるものですね。
市販のドライヤーのアスベスト使用例についても、ありそうですね。
外国製品のアスベスト使用ヘア・ドライヤーについては、このとおりhttp://www.cpsc.gov/cpscpub/prerel/prhtml79/79022.html 1970年代に回収がされていますね。
このサイト
http://www.jicosh.gr.jp/Japanese/library/highlight/rospa/05_03/Hairdresser.html
は、旧式のヘアドライヤーがアスベスト粉塵を巻き起こした問題ですね。
理美容関係者で、肺疾患でなくなったかたをトレースしてみると、意外に出てくるかもしれません。
さらに、日本の家電関係者の過去のアスベスト曝露歴というのも、これから問題になってくることでしょう。

http://www.braytonlaw.com/news/verdicts/2005coulter.htm


[2840] Re:[2838] 香港研究者が中国政府の圧力下に 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 09:34  

外岡さん。
ご紹介のサイトによると、中国政府は、鳥フル診断キットの認可まで妨害ということですか。
まさか、中国は、ウイルスやウイルスの遺伝子配列にまで、知的所有権を主張するつもりなんですかね。
今世界の研究者たちにとって必要なのは、青海湖で発見の四つのウイルスである
BhGoose/QH/1/05,
BhGoose/QH/2/05,
BhGull/QH/1/05,
GbhGull/QH/1/05
の遺伝子配列なのではないでしょうか。
ところで、今日のRecombinomics
http://www.recombinomics.com/News/07120501/H5_Philippines_PCR.html
では、フィリピンの鳥インフルエンザウイルスは、日本と同じH5N2の可能性もあるとしていますね。
こうなりますと、渡り鳥との関係が心配されます。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=306


[2839] アスベストとドライヤー 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/13(Wed) 09:23  

気になって検索してみたんですが、情報がネットにあまりない?みたいですね。98年まで企業がドライヤーに使用していたというのが事実なのであれば、製品名や詳細と処分方法を公表すべきではないでしょうか。いまさらかも知れないけど、あれは性質上問題が大きいような。

余談ですが、ある大手家電メーカーの環境白書を見たらアスベスト全廃は2003年と書いてありましたが、何に使っていたんだろう


[2838] 香港研究者が中国政府の圧力下に 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/13(Wed) 09:13  

 Nature論文の著者である世界的ウイルス学者の香港大の研究者が、中国政府の研究妨害にあっていることを、ロイター通信に語っています。
 一連の報道は下記にまとめてあります。
 かたや北京の研究者達は(Scienceに研究論文を同日に発表)、政府お墨付き。
 両者の違いは、前者が疫学的問題に発展させ、中国青海省周辺から渡り鳥がウイルスを保持して秋以降に南方、そして世界中にウイルスを拡散させる危険性を書いたことのよう。
 Science論文は全訳していますが、Nature論文は訳していません。
 参考ページ「鳥フル直近情報}
http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/tyokkinninfo6.html
 

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/chinares1.html


[2837] 医療器材の滅菌管理にもトレーサビリティ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/13(Wed) 09:10  

NTTデータ、医療現場向けに医療器材滅菌管理トレーサビリティシステムを開発
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=105181&lindID=1

ご参考までに
CJD伝播予防のための使い捨て器具導入(2001年の英国の状況)
http://www.yoshida-pharm.com/uk/2001/010104.htm

さて、日本では、これからいくらかかるんですかね。


[2836] 「鉄道整備に関する調査事業」とはふざけていますね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 08:49  

覆面プロレスラーのザ・グレート・サスケ岩手県議会議員(35)が、プロレス会場までの新幹線代を、県議会の政務調査費から「鉄道調査」名目で支出していたことが、12日わかった。
サスケ県議は「列車のこみ具合などを調べるために政務調査として乗った。県民の理解も得られると思う」と話している。

という記事なのだが、「鉄道の込み具合の調査」とは、白々しいですね。
これだったら、どこへ行くのにも、「鉄道調査」ですからね。
そのうち、「航空機の込み具合の調査」とか、「レストランの込み具合の調査」とか、「温泉の込み具合の調査」とか、いろいろ、出てくるでしょうね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050713-00000201-yom-soci


[2835] アスベスト問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/13(Wed) 08:30  

肺がんの68%に石綿病変 作業員、建材から吸入
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005071201006527
>昨年まで輸入されていたアスベストを使った建材を、切断したり張り付けたりした際に吸入
http://www.asahi.com/life/health.html
自動車、造船、ガス会社などにも被害が及んでます。

「早く禁止措置とればよかった」アスベスト禍で官房長官
http://www.asahi.com/life/update/0711/007.html

アスベストで断熱したドライヤーもあったような
今のベビーパウダーとかタルクには入ってないですよね?

と思ったんだけど、98年の報道で「いまだにドライヤーにアスベストが使用されている」なんていうのもあったみたいですね。98年製のドライヤーなんてざらに家庭にあると思いますが。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~azma/iori/hobo/ho1/co19811s.html
>真実の報道が企業論理に屈する例は無数にある。ニュース番組で、肺ガンの危険性のある素材、アスベストがいまだに“ある大手メーカー”のヘアドライヤーに使われているという話題を取り上げた。が、肝腎のメーカー名は伏せたままだった。


[2834] Re:[2832] 中国製ビールのホルムアルデヒド問題 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/13(Wed) 08:10  

ホルムアルデヒド入りビールのキーワードは、「甲&#37275;&#21860;酒」で、いろいろ出てきますね。
きっかけとなったのは、「環球時報&#183;生命周刊」で、6月15日に、一研究者から、このサイトの内容
http://gb.chinabroadcast.cn/7212/2005/07/08/1166@614807.htm
の投稿があったことがきっかけのようですね。
この投稿では、
「このビールのホルムアルデヒド問題は、今に始まったことではなく、二年前にも騒がれたが、一向に、中国のビール業界では、それを改めようとしていない。
その理由として、ホルムアルデヒドが、それに代わるPVPPに対して、非常に安いことが挙げられる。
1キログラムのPVPPは、200元もする。
それに、ホルムアルデヒドの安定効果は、非常に優れているので、1週間や10日も、プラントを放っておけるのだ。
だから、ビール会社は、表面上は、ホルムアルデヒドを使用していないといっていながら、中国の95パーセントのビールは、ホルムアルデヒドを使用しているのだ。
この現実を消費者は、もっと知るべきである。」
などという内容のものでした。
新聞記事を受けて当局が国内12種類のビールの成分を調査したところ、0.4ppm以下で、人体には、影響ないとしていますね。
検査したのは、
青島、燕京、金威、百威、金匙、惠泉、重慶、中華、朝日(中國大陸廠)、紫禁城、哈爾濱、三通&#21860;酒
の12種で、
ほかに、
藍貝、BOSS、煙台
の3種については、サンプルがなくて未調査としています。

http://www.ettoday.com/2003/07/29/10844-1489701.htm


[2833] ワクチンと人血清アルブミン 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/13(Wed) 07:29  

いま、ワクチンの情報を少々集めてるんですけれども、
ワクチンにヒトの血清アルブミンが使用されているもの、いろいろありますね。
(URLつなげて開かないと開けないみたいですが、googleで
ワクチン+人血清アルブミン、ワクチン+ヒト血清アルブミン、ワクチン+アルブミン で検索してみました)
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3+%E4%BA%BA%E8%A1%80%E6%B8%85%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%9F%E3%83%B3&lr=
http://www.google.com/search?q=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3+%E3%83%92%E3%83%88%E8%A1%80%E6%B8%85%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%9F%E3%83%B3&hl=ja
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E3%80%80%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%9F%E3%83%B3&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=


[2832] 中国製ビールのホルムアルデヒド問題、韓国で回収 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/12(Tue) 23:53  

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0712&f=business_0712_011.shtml

日本も輸入していると思うんですが


[2831] Re:[2830] 中国は食糧問題深刻? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 22:09  

>  なぜ、大連で会談なのか、ふと疑問に思っておりました。>
大連でWTOの非公式閣僚会議が始まっているということですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050712-00000186-kyodo-bus_all

[2830] 中国は食糧問題深刻? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/12(Tue) 21:52  

 なぜ、大連で会談なのか、ふと疑問に思っておりました。

米農務長官と13日に会談=牛肉問題などを協議−農水相(時事通信) (12日17時3分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050712-00000090-jij-int
牛肉輸入再開で進展困難か 日米農相が13日に会談(共同通信) (11日18時28分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050711-00000155-kyodo-bus_all

 一種の、畜産物の商談ではないでしょうか? いままでの、家畜「疫病」情報・状況から推察するに、よほど減産を強いられてるはずです。

 心配は、米産牛肉が、中国をバイパスにして、すんなり偽装して入ってきてしまうことです。ゼニ儲けのためなら、人民が多少飢えても、屁とも思わない風土ですから、食うよりも、ゼニ儲けを優先しそうです。たぶん、きっと入ってくるのではないか?


[2829] Re:[2827] 中国が鳥インフルエンザ論文提出者に警告 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 20:56  

これは、2677と2679でのものですね。
「Nature’s article on bird flu questioned」http://news.xinhuanet.com/english/2005-07/08/content_3194462.htmでは、香港の研究者たちが、青海湖でのウイルスのサンプルを所持しているとは、かいていないとして、この研究の妥当性に疑義を投げかけています。


[2828] トリウム原発なるもの 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/12(Tue) 20:31  

ウランより利点の多いトリウム原発、移行への障害は?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050712-00000001-wir-sci

日本の技術をもって「本気で」開発すれば、太陽光や海流発電、地熱発電などで、実はあっという間に代替エネルギーが開発できるような気がするのは、お気楽ご気楽な私だけでしょーか?


[2827] 中国が鳥インフルエンザ論文提出者に警告 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/12(Tue) 19:21  

論文発表は「機密漏えい」 中国、鳥インフルエンザで
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20050712/20050712a3940.html

鳥インフルエンザは隠蔽して隠蔽しきれるものではなく、対策が遅くなれば遅くなるほど国家的打撃も拡大する問題でしょうし、
学者に警告なんてことをやっていると、かえって蔓延していると疑われてしまい、憶測から経済的打撃を受ける恐れもあるような・・・


[2826] Re:[2811] LPAIのコントロール手段 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 18:41  

ときさん。
確かに、今回の弱毒性に対する対応は、考え直さなければなりませんね。
それが、強毒性に変化する可能性を持っているからには、なおさらです。
アグレッシブなサーベイランスとでもいうんでしょうか。
おっしゃるLPAIのコントロール手段を有していない以上は、これからも、ギクシャクした対応が継続するのでしょう。



[2825] Re:[2824] [2663] 続報 家畜市場内で「横臥」していた?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 17:42  

虹屋さん。
2673の記事と、いくつか、違う点がありますね。。
2671では、
頭の部分は、A&M (Texas Agricultural and Mechanical University)に送られ検査、
頭のない部分は、College Station(テキサス州の USDA指定検査場Texas Veterinary Medical Diagnostic Laboratory)に送られ焼却、
ということになっており、ここの点が、この記事と小田垣さんよりの返信とで、違っていますね。

http://www.dfw.com/mld/dfw/news/12100440.htm


[2824] Re:[2663] 続報 家畜市場内で「横臥」していた?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/12(Tue) 16:34  

独立行政法人 農畜産業振興機構 企画調整部 広報消費者課
 小田垣(オダガキ)さんより返信がありました。

ご質問の件について調査情報第1課に確認したところ、


> >◎ USDAによる疫学調査の進捗状況(7月6日現在)
> 【ワシントン駐在員事務所 平成17年7月6日発】
>
>  今回の陽性牛は黄色またはクリーム色のブラーマン種の交雑種。2004年11月11日にテキサス州の家畜市場を経由して販売されるまで、同じ農場内で飼 育されていた。当該牛は直近の産子の離乳後も状態が不良であった為に販売された。家畜市場内で「横臥」したとの報告があった。

イ、はい、(横臥していたのは)当該感染牛です。

> 当該牛は11月15日に連邦政府により検査が行われている施設に輸送されたが、到着時には既に死亡していた。このため、車両から降ろすことなく検査に供された。

ロ、(施設は)テキサス州内と思われますが発表されていません。

>枝肉は当日遅く、強化されたBSEサーベイランスの一貫として採材が行われ、テキサス州内のペットフード工場に搬送された。

ハ、ペットフード工場に搬送され、そこで焼却処分されたということ。  原文のまま(当該牛はペットフードに利用されていません)



[2811] 『鳥インフルエンザ問題の今後(33)』 投稿者:とき 投稿日:2005/07/12(Tue) 15:11  

◆鳥インフルエンザ問題の今後(33)(2005.7.12)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza117.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

《と まれ、わが国はLPAIのコントロール手段を持たぬままサーベイランスを強化するという。これも例えだが今回のウイルスがH9だったらどうしたのか。対象 外だとして危険を承知で放置したのか。これを小委員会に諮れば殺せと云うに決まっている。想像力に欠ける発達障害の彼らのこと、それが無限の殺戮につなが ることは考慮しない、自分たちは痛くも痒くもないから、そうなってからワクチンでも使うかという話になるだろう。
 日本の行政もこの業界もいたって保守的だと云われる。想像力などというものはまるで働かせない。だから当然予測できたことでも想定外にしてしまう。小委員会の面々は特にそうだ。》

  自然の摂理の「現実」に抗して、「理念」(法を含めて)で制御可能と思い込み、「現実」を「理念」で変えようとする人間の愚かさか。それを、奇異とも感じ なくなっている、「自然」から隔絶した人間の思念の閉塞性にまきこまれ犠牲になる、「現実」の側の「生」。これこそまさに二流以下の「マッドサイエンティ スト」くずれそのものではないか。
 
 ウイルス感染症は、すべからく、感染しないことよりも(もちろんムダだとはいいません)、感染して 罹った場合の被害(へい死)をいかに少なくするかが問題です。見つけ次第全部根絶やしにするという野蛮行為は、もうぼちぼち考えを改めないといけません。 それは、まさにファシズムの発想そのものです。


[2810] Re:[2807] 生体牛血液検査のプレスリリース 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 15:00  

まりちゃんさん。
この記事の元記事は、この論文「Bov-tA Short Interspersed Nucleotide Element Sequences in Circulating Nucleic Acids from Sera of Cattle with Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) and Sera of Cattle Exposed to BSE」ですね。
BSE牛の血清の中にあるサイン(SINEs、short. interspersed elements)(進化を経るごとに遺伝子の順番が入れ替わりやすく、いったん変わると動かない部分、DNAの構成単位であるヌクレオチドが300個ほ ど並んだもの、これと同じようなものとして、「ライン(LINE)」があり、これはヌクレオチドが5000個ほど並んだもの。)に注目し、血清の中の循環 する核酸(Circulating nucleic acids)と連関しているサイン(SINEs)の特徴によって、BSEを判断するもののようですね。
http://biz.yahoo.com/bw/050711/115402.html?.v=1

http://cdli.asm.org/cgi/content/abstract/12/7/814


[2809] 鳥インフルエンザ、BSE,GMO,輸入食品に関するシンポジウム 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/12(Tue) 14:28  

京都でシンポがあるようです。

日本学術会議(第6部・同近畿地区会議)・
京都大学大学院農学研究科公開シンポジウム
http://www.sympo.kais.kyoto-u.ac.jp/
−食の安全性をめぐって−
日 時:2005年7月15日(金)13:00−17:50
場 所:京都大学百周年時計台記念館大ホール

BSEは小澤義博さんですね。
ヒトのvCJDの研究者と公衆衛生、院内感染の研究者からのアプローチも欲しい感じがします。


[2808] 食品安全委員会、リスクコミュニケーションを強化投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/12(Tue) 14:13  

食品安全委員会、リスクコミュニケーションを強化
http://www.nissyoku.co.jp/news/20050711/4f.html
>今後はその結果をもとに食安委で議論する考えも出ている。

らしいです。
http://www.fsc.go.jp/
http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/index.html
今の意見交換会は、一人2分しか与えられなくて、回答もない場合や、その反論どころか、開催側の間違いの訂正さえも出来ず、全然「コミュニケーション」になっていないように感じます。穴を埋めるためにも、公開掲示板のようなものも作成いただきたいですね。

とにかく、BSEについても、パブコメや議事録、アンケート結果を食安委のメンバーが目を通すことから始まるんじゃないでしょうか。


[2807] 生体牛血液検査のプレスリリース 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/12(Tue) 14:04  

New Genetic Testing Platform for Chronic Illnesses
http://biz.yahoo.com/bw/050711/115402.html?.v=1

どんどん開発されてますね


[2806] 外食原産地表示に関するパブコメ締切は明日までです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/12(Tue) 13:27  

外食における原産地表示に関するガイドライン骨子(案)についての意見・情報の募集
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050614pb_1.html
意見・情報の提出の締切日
平成17年7月13日(郵便の場合は消印有効)

ところでですが、2607で書いたリスコミのアンケート結果についてですが、
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/050513-1e01.html
http://www.maff.go.jp/syoku_anzen/shokuhin_risk.htm
農水省から以下お返事頂戴しました。「厚労省に聞け」とはいわない「消費者の部屋」さんはすばらしい(^^これからもよろしくお願いいたします。
==============
>消費者の部屋にご質問いただいた件につきまして担当部署に確認しましたところ、この件につきましては厚生労働省で事務を行っていましたので、さらにその担当者から次のとおり回答がありました。

> お問い合わせのアンケートには、入力が済んでいないものがございますが、現在入力済のものを表示しています。残りのものについては現在議事録などとともに 準備中であり、作業が終了次第、Webサイトに掲載する予定です。もうしばらくお待ち下さい。よろしくお願いいたします。

=====
小林芳雄さんは逸材なんですか。それでは期待したいですね(^^


[2805] Re:[2804] 水産庁長官に小林芳雄官房長 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 10:34  

まあ、これは私の主観ですが、小林芳雄さんは、逸材ですよ。
いろいろあっても、長期的観点から、活かしたということではないでしょうか。
ここは、ちょっと、中国的ロングタームでいきたいところです。


[2804] 水産庁長官に小林芳雄官房長 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/12(Tue) 10:26  

水産庁長官に小林芳雄官房長
http://www.nikkei.co.jp/news/zinzi/20050708AT8NN3M0108072005.html
http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E5%B0%8F%E6%9E%97%E8%8A%B3%E9%9B%84+BSE&lr=
http://blog.goo.ne.jp/showtimeblog/e/f9468d922ef929649ce10644e6fa4bb1

日本のBSE対策で致命的失政を行い、ハンナンの接待問題で訓告処分を受けた方が今度は水産庁官になられるそうです。ドーモイ酸などの植物プランクトン汚染の問題とか、日本で今後、浮上するであろう最新の問題にはしっかり対応いただきたいですね。


[2803] 鳥インフルエンザ対策に有効とされるVIRA38って、なんだ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 08:29  

このVIRA 38は、もともと人間のSARS対策に用いられたもので、アメリカ・カリフォルニアに根拠を置くPRB Pharmaceuticals社 http://www.prbpharmaceuticals.com/
が開発した、抗ウイルス対策のための薬物治療だ。
台湾でSARSが勃発したときに、台湾の大統領スタッフと医師たちが、台北の松山病院で使用し、その後、2004年に、これは、鳥インフルエンザH5N1にも利くことがわかったようだ。
今回、ヴェトナムでも、これを、鳥インフルエンザ対策に使おうとする動きが高まっている。
臨床試験では、VIRA 38によって、ウイルスの持続時間を78パーセント減らすことが出来るとしている。
VIRA 38の成分の中に含まれている、ある植物から抽出されたFlustat (V-38-AMF-1)というものが、鳥インフルエンザウイルスの感染を防ぐとされている。
また、これは、SARSや黄色ブドウ球菌、肺炎レンサ球菌にも利くとされている。
香港のプリンス オブ ウェールズ病院で、タミフルとの比較試験をしたところ、タミフルよりも好評であったという。
今回は、この人間用のものを動物用にも適用できないかというのが、課題であるという。

http://i-newswire.com/pr35541.html
http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=27150
http://www.prbpharmaceuticals.com/virology/additional.asp
http://medicalnewsservice.com/fullstory.cfm?storyID=2412&fback=yes
http://www.news-medical.net/?id=3628
http://washingtontimes.com/upi/20050708-050641-1310r.htm
http://www.rednova.com/news/health/168485/vietnam_to_test_for_bird_flu_virus/
http://biz.yahoo.com/prnews/050708/phf007.html?.v=18
参照

http://www.prbpharmaceuticals.com/virology/additional.asp


[2802] これがアメリカの牛への耳標のようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 07:56  

この写真
http://www.computerworld.com/computerworld/records/images/story/28Nmadcow_cow_secondary.jpg
の牛の耳についている黄色いのがそれのようで。
左下側がその拡大写真。
それにしても、アメリカの牛のIDシステム完備までには、相当の時間がかかるようですね。

http://www.computerworld.com/governmenttopics/government/story/0,10801,103058,00.html


[2801] Re:[2799] [2657] 「クールビズの経済学と非経済学」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 06:14  

影絵さん。
どうも、影絵さんのブログから、お知恵拝借しました。
なるほど「デフレ時代のレッセフェーレ」は、集団自殺ですか。
いえてますね。
与 那国島にいきますと、島の人口の間引きのためのトゥング田(、一定の合図の元に、島民が狭い田んぼに押し寄せて、それに入りきらなかった島民はアウト)と か、久部良バリ(一定幅の断崖を飛び越えられなかった妊婦などはアウト)、などという間引きシステムが、歴史上にあったということを聞きますね。
となると、現代の国民の間引きシステムというのは、小泉さんお好きな、デフレ時代の市場主義にもとづくアシキリということになるのでしょうね。
つまり、「自己責任」という大義名分のもとでの現代の間引きシステムですね。
「デフレ時代のレッセフェーレとは、自己責任で死ぬ自由」、これは、独り者の小泉さんならでは出来ない芸当です。
もっとも、アメリカでは、ちょっとかしこくて、露骨に「デフレ時代のレッセフェーレ」とはいわないで、「「慇懃なシナリオ」( benign scenario)にもとづく、意図された放置」といっているようです。
そういえば、扶養控除廃止の石弘光 税制調査会長の豪邸が、この前、週刊誌にのっていましたっけ。
以前の、土光さんのメザシを食いながらの行革精神は、今のかたには、ないようですね。
あのころの、土光臨調のときなんか、これに対応する自民党の橋本龍太郎行財政調査会会長さんまで、ボロ車に乗り換えて、走り回っていましたよ。
ああいう精神は、見習いたいし、国民と痛みを分かち合うためには、必要なものと思いますね。


[2800] Re:[2796] 中国政府に封鎖されたトップ10のウェブ・サイト 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/12(Tue) 05:55  

garyoさん、ときさん、
中国製ビールのホルムアルデヒド問題については7月8日に2621と2622、中国の七色の川問題については、6月25日に2298 にも書いてありますので、過去ログ-その7- 
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog7.htm
をご参照ください。
それにしても、私は、どちらかというと親中国のほうなのですが、今回のネット規制には本当に失望してしまいましたね。
おそらくこれまでの世界の親中派も、同じような失望感を抱いていることだと思います。
この「中国政府に封鎖されたトップ10のウェブ・サイト」の中には、この掲示板でもおなじみの「大紀元、看中国、博訊」も入っていますね。
ネット情報の電波化なんてことも、検討されてくるかも知れませんね。



[2799] Re:[2657] 「クールビズの経済学と非経済学」 投稿者:影絵 投稿日:2005/07/12(Tue) 03:29  

流石と言うか、目敏いですね!。田中秀臣さんはリフレ派の代表格のお一人です、もっともご本人曰く学会では「革命的経済理論」と云われ ているそうです。私から見れば日本の主流学派は「化石化経済理論」なんですけどネ(苦笑)。今時「フリードマン」なんぞ有り難がって居るのは、日本以外で はアメリカ・イギリス・オーストリアくらいな物でしょうね。まっインフレならば「フリードマン」も有効でしょうが、グローバル化&デフレ+「フリードマ ン」では
・・・、自殺したければもっと楽な方法が有ります。

http://www.arearesearch.co.jp/

これ知りませんでした、便利ですね使わせていただきます。


[2798] 中国が誇る7色の川 投稿者:garyo 投稿日:2005/07/12(Tue) 01:26  

> 中国製ビール、9割強に発ガン物質【大紀元日本7月11日】
http://orz.blogdns.org/archives/2005/06/7_1.html
中国が誇る7色の川だそうです。
こんなのを日本海に流し込まれてはたまらないと思いました。
中国製の食品は大丈夫なのかな。

http://orz.blogdns.org/archives/2005/06/7_1.html


[2797] 日本を代表するメディアの劣化も激しい? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/12(Tue) 01:05  

日本に深刻な差別、是正の必要を勧告へ…国連人権委(読売新聞) - 7月11日21時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050711-00000411-yom-int

 一方的な情報を、垂れ流し。

July 11, 2005
国連人権委のセネガル人、在日の代弁者と成り果てる 「不法滞在告発メールは差別」
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/27764783.html
July 11, 2005
ダブログ、ダブル氏に援軍 「住宅探しで在日に差別あり」国連人権委員会
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/27764315.html
July 11, 2005
「朝鮮学校に補助金が無い」「年金が貰えない」「ウトロは日本の責任」 国連調査官にここぞと嘘を主張する在日朝鮮人のみなさん
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/27750986.html



[2796] 日本の新聞より面白いかも 投稿者:とき 投稿日:2005/07/12(Tue) 00:25  

中国製ビール、9割強に発ガン物質【大紀元日本7月11日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d33344.html

米国国土安全保障省:公共交通機関の攻撃は除外できない【大紀元日本7月11日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d34655.html

中国:ウェブ・サイト封鎖、ますます過激化【大紀元日本7月11日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d55361.html
『視聴者らは、中国当局に放送禁止されればされるほど聞きたくなるという。いわゆる「敵の放送局」や「敵のウェブ・サイト」であっても、視聴者らはあらゆる方法で毎日ニュースを入手しようとする。』

『中国政府に封鎖されたトップ10のウェブ・サイトは以下の通りである。
 人民報: www.renminbao.com
 大紀元: www.dajiyuan.com
 大参考: www.bignews.org
 万維読者: www.creaders.net
 自由アジア放送局: www.rfa.org
 インターネット自由連盟: www.internetfreedom.org
 VOA: www.voanews.com
 明慧ネット: www.minghui.org
 看中国: www.kanzhongguo.com
 博訊: www.peacehall.com』

 別に『敵の新聞』だとは全くおもっていませんし、逆の意味でのプロパガンダ、ゴシップ紙と思いますが。


[2794] Re:[2792] 『現実』離れした「学識」? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 22:39  

ときさん。
全国一斉検査
http://www.maff.go.jp/tori/sabeiransu.html
の意図するところが、養鶏業者によく伝わっていないみたいですね。
「私たちの見通しが甘かったのです。弱毒性のウイルスが、全国にすでに蔓延している可能性があるのです。だから、こうして一斉検査をするのです。」と、はっきりいったほうがいいんではないでしょうかね。

それにしても、ご紹介のサイトの中にあった、この言葉、目からウロコでしたね。
「いちばん被爆の多い仕事は、自然放射線なら国際線のパイロット」ですって。


[2793] 環境省御用達の「クールビズ賛同団体」の設定温度を監視しよう。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 22:31  

この産経新聞の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050711-00000000-san-soci
によれば、
環境省お墨付きのクールビズ賛同団体
http://www.team-6.net/coolbiz/organization.php
なるものが、全国732団体ある(ただし、環境大臣のお膝元は、たった15しかない。)ようだが、実際、これらの賛同団体の冷房の設定温度を確かめると、クールビズ前と後とでは、まったく変わっていないというのだという。
環境省(大臣?)のパフォーマンスに形だけ賛同した団体がほとんどということか。
やれやれ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050711-00000000-san-soci


[2792] 『現実』離れした「学識」? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/11(Mon) 22:20  

日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/
全国検査で説明会=農水省、鳥インフルエンザで関係業界に(時事通信) (11日17時1分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050711-00000071-jij-pol
 養鶏場だけ、いないふりしててもだめでは。もう蔓延してたら、見つかるたびに殺処分ですね。たとえ、元気にしていても。(抗体獲得してたら、大概は体力あって元気にしています。)なんで、元気な抵抗力あるものをみつけて殺さなくっちゃ駄目になるのでしょうか。

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
高病原性鳥インフルエンザに関する全国一斉サーベイランスの実施について
http://www.maff.go.jp/tori/sabeiransu.html 

◆鳥インフルエンザ問題の今後(32)(2005.7.11)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza116.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/tamago.htm
『ど うみてもそこでは我々現場に必要な、わが国の養鶏産業をどうやって守るかというような視点は全く感じられない。それぞれの委員が無反省に自己を主張し、我 田引水を繰り返す。見苦しい限りである。理論を振り回すだけで、実行することの困難さとか、言動や実行したことへの反省とかはまるで無い。厚顔無恥委員会 である。これに仕切られる養鶏現場はたまったものでない。』

March 17, 2005
文系の学者はいったん全部クビ、再就職試験は数学と生物学、これだけで日本の知的状況はかなりマシになるだろう
http://plaza.rakuten.co.jp/isanotiratira/diary/200503170000/
 トリフルをめぐっては、文系の学者と同等みたい。
 他も面白い。
http://plaza.rakuten.co.jp/isanotiratira/diaryall
こちらもアラシ(エログ)に参ってるようですが。
http://plaza.rakuten.co.jp/isanotiratira/
 何かネット言論状況、殺伐とした空気がみなぎってきているような気がします。ネットの言論によって、商売の邪魔されていると感じる人々が大勢いるような・・・。


[2791] 秋田県鹿角地域振興局農林部長が窃盗の疑いで逮捕 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 21:47  

今日は、わが秋田県にとっては、憂鬱の日であった。
かたや、全農あきたに捜査の手が入り、かたや、秋田県庁の地域振興局農林部長が酒気帯び窃盗で逮捕とは---。
県政の末期現象といえばそれまでなのだが。

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050711i

http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20050711e


[2789] これは便利「サイバーエリアリサーチ」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 21:36  

例のnikaidou.comにリンクされていたものだが、このサイト
http://www.arearesearch.co.jp/
がそれ。
IPから地域が特定できるというもの。
検索窓にIPを入れると、その県名がでてくる。
マーケティングにもつかえるものらしい。
ちなみに、削除対象のかたは、どういうわけか、神奈川県の方が多いようで。

http://www.arearesearch.co.jp/

[2788] まだダウナー牛活用に未練を残すUSDA 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 16:40  

ダウナー牛の危険性については、身にしみているはずのUSDAだが、それでも、ダウナー牛の全面禁止には、消極的だという記事だ。
「肉用に売れれば、千ドルになるのが、たった足を怪我しただけで、二百ドルに下がってしまう。」という生産者の声はまだある。
そこで、USDAは、「輸送途中で怪我した牛は、獣医の診断書があれば、食用でもかまわないじゃないか」といい始めているのだが、この点での規制緩和が、大きな新たな抜け穴を生むであろうことは、目に見えているのだが。

http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/31580/story.htm


[2787] Re:[2682] 代用乳の中の油脂などが感染源、という報告の報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 16:28  

まりちゃんさん。
そうですね。
いま日本の農林水産省なり食品安全委員会に求められているのは、「代用乳が原因である。」とする確証よりも、「代用乳が原因でない。」と主張する確証ですね。

http://www.dfw.com/mld/dfw/business/12101870.htm


[2786] あらしさん、ご苦労様。 投稿者:ふぶきや 投稿日:2005/07/11(Mon) 15:36  

何か、お気に障る情報でもありましたかね?
BSEがらみとすれば、霞ヶ関か食肉業界関係者。
トリフル関係とすれば、中国共産党のひもぶらさげてる工作員。
ニカイドウドットコムがらみもありえる。
意外と(当然か)、情報独占しておきたい、マスゴミ関係者だったりするかも。
笹山様、お気になさらずに、マイペースでいきませふ。
(いっしょに削除おねがいします。)


[2683] 6月21日のプリオン専門部会の議事録より 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/11(Mon) 13:39  

7月14日の27回会議までに作成できるのかしら?
6月21日のプリオン専門部会の議事録より
>北本専門委員
>O I E の推奨するサーベイランスを行っているアメリカ、カナダがカナダの方策を日本に当てはめたときに、一体日本は
どれぐらいB S E を検出できたんだろうということは言えると思うんです。
で すから、両省庁にとっても非常に国際的にオピニオンを言わなければいけないところではないかなと思いますので、是非調べていただきたいということと、それ が翻ってアメリカ、カナダのある程度の汚染度を我々が推し量る資料にもなるのではないかと思いますので、是非宿題としてお願いします。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai26/170621_dai26kai_prion_gijiroku.pdf


[2682] 代用乳の中の油脂などが感染源、という報告の報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/11(Mon) 12:35  

■BSE感染経路「代用乳が有力」 畜産システム研究会が報告 
■消費者問題はいま―提言2005<328回> 
木村信熙氏 BSE問題「有力な感染源“代用乳”の検証を」
http://www.jc-press.com/bkmumber/050701.htm
日本消費者新聞から。ネットで読めないのが残念ですが、

英文記事でも紹介されてますね。
BSE infection route of Japan seems to have been milk replacer that contained animal oil and fat from Netherlands
http://www.jc-press.com/En/Latest%20News/200507/20060706BSE%20infection%20route%20of%20Japan.htm
http://www.jc-press.com/eg.htm
Last modified, 07/06/2005 17:55:44


[2681] Re:[2680] [2678] [2673] 迅速検査では、67頭すべて陰性だったようですね。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/11(Mon) 12:23  

笹山さん。有難うございます。
検査の範囲がOIEコードを超えて拡大していますね。気になるのは
> USDAとしては、引き続き、当該牧場で、BSE牛と一年以内に生まれた牛、過去二年間に、それらの患畜牛が生んだ子牛についても、検査を拡大する予定のようですね。
「BSE牛と一年以内に生まれた牛」は最初に調べられた29頭ですよね。
発症前の2年間というのは発症が2003年ですから、2002年、2001年生まれの牛といくことですね。

> しかし、私として気になるのは、これらの患畜牛に耳タグがついていたかどうかの報道がひとつもないのが気がかりです。

つまり、これら牛の個体識別、何時の生まれか、母牛、父牛はどの牛などの区別をつけて選別して検査しているか、不明ですね。「それらの患畜牛が生んだ子牛」をきちんと選別できるのか。一番簡単なのは、その群れの若い牛を手当たりしだい検査することですよね。

これらの牛で見つかった場合、解釈の一つは垂直感染ですが、母牛はシロだから考えにくい。2002年、2001年時点で飼料の汚染があったと見るべきでしょうね。そうであれば、山内一也先生が指摘していた近年での感染とも符合しますし。

それにしても気になるのは、2633で取り上げた報道です。
>当該牛は直近の産子の離乳後も状態が不良であった為に販売された。
 


[2680] Re:[2678] [2673] 迅速検査では、67頭すべて陰性だったようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 11:18  

虹屋さん。
新しい報道によりますと、残りの38頭も、迅速検査では陰性であり、USDAとしては、引き続き、当該牧場で、BSE牛と一年以内に生まれた牛、過去二年間に、それらの患畜牛が生んだ子牛についても、検査を拡大する予定のようですね。
しかし、私として気になるのは、これらの患畜牛に耳タグがついていたかどうかの報道がひとつもないのが気がかりです。
参考
「Tests do not show BSE」
http://www.dfw.com/mld/dfw/business/12101870.htm

http://www.dfw.com/mld/dfw/business/12101870.htm


[2679] Re:[2677] 香港の研究者が中国当局から妨害 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 10:55  

外岡さん。
サイエンス発表の研究は是認され、ネイチャー発表の研究のみが、中国当局からお咎めを受けたのは、おそらく、青海湖のH5N1遺伝子型に触れた面があったからなのでしょう。
これについては、Recombinomicsなどでは、サイエンスの記事をもとに、青海湖のH5N1の遺伝子にタイ・ヴェトナムと同じ哺乳類多型が見つかったことで、ヒト感染の可能性の大きさを指摘していますね。
一方、香港大學研究チームの研究では、青海湖の3種の野鳥から採取されたH5N1遺伝子の97が、タイやヴェトナムでヒト感染をおこしたH5N1とは明らかに違うものであることがわかったとしていますね。
このことから、中国当局に不都合なのは、「タイ・ヴェトナムと同じウィルス説」よりも、「タイ・ヴェトナムとは異なるウィルス説」のほうだったといえます。
ひとつ気になりますのは、これは、Recombinomicsでも触れていたのですが、今回の二つの研究では、二つとも、この青海湖のH5N1が、アマンタジン耐性を持っていたかどうかについて、触れていなかったということです。
もしかして、香港の研究は、「タイ・ヴェトナムとは異なるウィルス」ということで、言外に、アマンタジン耐性を持っていたといったのではないでしょうか。
このことは、中国当局にとっては、かなり都合の悪い話になるでしょう。
Recombinomics では、サイエンスの記事を元に、青海湖で見つかったH5N1は、四種類あって、 BhGoose/QH/1/05, BhGoose/QH/2/05, BhGull/QH/1/05, GbhGull/QH/1/05 であり、PB蛋白の E627K.第一エクソンより下流のV649Iに変異が見られたとしていますね。
このことは、2004年に香港でハヤブサから発見されたPf/HK/D0028/04のPB蛋白 G1971A と一致しているとされています。
H5N1 におけるこれらと同じ多型は、きわめてまれで、そのほかには、A/chicken/Guangdong/191/04, A/black headed gull/HK/12.1/2003, A/Ck/HK/WF157/2003, A/chicken/Hong Kong/31.4/02, A/chicken/Hong Kong/409.1/02, A/chicken/Hong Kong/96.1/02, A/duck/Guangdong/22/2002, A/duck/Fujian/17/2001 があるだけとされています。
このように素人ながら見てきますと、ネイチャーでの香港大學研究チームの研究にたてば、今回の青海湖のH5N1は、中国南部の家禽からきたものとされ、サイエンスの中国科学院研究チームの研究では香港主因説となるようにみえますね。
いろいろな思惑が、交差しているように見えます。
中国当局がこれらの国際的疑心暗鬼を払拭できるためには、まず、青海湖のH5N1の遺伝子配列を公開することから始まるものと思われます。

http://www.recombinomics.com/News/07100501/Qinghai_V649I_Swine.html


[2678] Re:[2673] 38頭ですむのか 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/11(Mon) 09:39  

笹山さん。
毎日新聞のこれですね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20050710k0000e030008000c.html

この記事誰が書いたのか?
>同省は、約12歳と高齢だった感染牛の子や同時期に生まれた牛にBSEが広がっていないか調べる方針。多数の牛を同じ飼育群から抽出検査しているのも、感染拡大の有無を確認するためとみられる。

隣にBSE牛がいたからといってBSEが拡がらない、感染しないのはこの問題のイロハでしょうに、まるで、インフルエンザウイルスのような書き方をしている。感染の有無を確認して、感染(伝達)の時期などを特定するためでしょうに。

この38頭がどういう基準で選ばれたか分かりませんが、この38頭がシロだったら、そこでお茶を濁すか、この群れのほぼ全頭を検査する事になるのでしょうかね。



[2677] 香港の研究者が中国当局から妨害 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/11(Mon) 09:26  

 7日に「Nature」に中国青海省でのH5N1流行に関してウイルス学的研究の論文を発表した香港大学のウイルス学者が、中国当局から研究の妨害を受けていると雑誌「Scientist」編集部へ訴えています。
 同論文が掲載されてすぐに新華社通信が、非難の声明を出していましたからどおうなるかなぁ、と心配していましたが。
 5月30日に中国当局が発令した新規則、すなわち死亡家禽、家畜、それらからの検体、などを当局の許可無く触れたり、海外に持ち出したり、または分析することを禁止するという規制に触れるというものです。
 7日に同じく青海省で採取したウイルスの分析を北京大学の研究者が行って、Scienceに発表していますが、こちらは当局のお墨付きのようです。

 香港大の研究者は米国の研究者との共同研究ですが、秋から青海省の渡り鳥が東南アジアへウイルスを広げる危険性を、論文上で警告したことが気に入らなかったのでしょうか?

http://www.the-scientist.com/news/20050706/01


[2676] かなりきわどく面白い nikaidou.com 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 07:54  

一説には、例の梨本さんのサイトという話もあるが、このnikaidou.comの趣旨を見ると、メインメンバーは18名(うち情報収集担当13名:アンカー、サーバ等の実務担当5名)で運営しているサイトのようだ。
「噂の真相」のサイト版といったところでしょうか。
なかなか過激で面白く、このところ、よく訪問させていただいている。

http://www.nikaidou.com/index.html


[2675] アメリカ−カナダの牛貿易国境再開差し止めで、注目される二つの裁判所のヒアリング 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 07:40  

アメリカ−カナダ間の牛貿易再開問題は、今年3月にモンタナ地裁の差止め命令が゛下った後は、膠着状態にあるが、今月、二つのヒアリングがあり、その帰趨が注目されている。
ひとつは、7月13日にシアトル上訴裁判所で行われる、カナダ国境再開差止め命令に上訴するUSDAの言い分を聞くヒアリングであり、もうひとつは、7月27日に、USDAとR-CALFの両者を呼んで、モンタナ地裁で行われるヒアリングである。
米連邦地裁判事Richard F. Cebull 氏は、7月13日のシアトル上訴裁判所のヒアリングがいかなるものであろうとも、7月27日のモンタナ地裁のヒアリングは開くとしている。
一方、アメリカのスノー財務長官は、今年三月の国境差し止め命令は、不当な介入であったとし、早晩、カナダとアメリカとの牛貿易は再開されるであろうとの見通しを語った。
http://canadaeast.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050708/CPN/73911034
http://www.cbc.ca/cp/business/050710/b071012.html
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/07/09/AR2005070901487.html
http://www.cbc.ca/cp/business/050710/b071012.html
http://www.canada.com/national/nationalpost/news/story.html?id=b682ea00-0946-4fc1-b2ab-3ba51e598b3e参照


[2674] Re:[2671] [2667] 坂東市の養鶏場は、水海道の際に、検査済みだったはずでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/11(Mon) 06:30  

こういうことだったようですね。
「今回発生の採卵養鶏場「中村鶏園」(茨城県坂東市神田山101)は、前回の水海道の養鶏場 「アレバメントカントウ」(茨城県水海道市坂手町地内)での発生の際、6月25日に採取した検体では感染や過去の感染歴が確認されず、県は同月30日か ら、同区域内の他の11養鶏場とともに順次、卵の移動制限を解除していた。
この鶏舎は前回の水海道発生の直後に5羽を調べた時にはウイルスは検出されず、死んだ羽数や産卵率にも異常はなかった。
今回の清浄性確認検査
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20040223press_4.htm
は、サンプルを10羽に増やした。
農水省は「前回の検査では、過去に感染したことがあっても抗体を持つ鶏が少なく、発見できなかったのではないか」としている。」ということのようです。
なぜ、前回、感染が確認出来なかったのか、今後の課題になりそうですね。
世界的に弱毒性の鳥インフルエンザウイルスが蔓延していることを考えると、サンプル数の適正化を含め、マニュアルを、弱毒性対応の観点から、総合的に見直す必要がありそうですね。
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050710-0016.html
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200507110031.htmlもご参照

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050710-00000045-jij-soci


[2673] テキサスの最初のBSE擬似患畜29頭は陰性と判明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/10(Sun) 21:53  

今回の発見のBSE牛と同じ群れにいたと思われる29頭の迅速検査の結果、そのいずれも、陰性と判定された。
さらに、つづく、38頭についても、と畜され、サンプルが、アイオワのthe National Veterinary Services Laboratoryに送られ迅速検査を受けるが、結果は、まだ出ていない。
また、USDAは、最初のテキサスのBSE牛の検査までの過程について、次のように説明している。
昨年11月15日に、この牛は、 Wacoのと畜場であるH&B Packingに到着した時には、死んでいた。
それから、この牛は、Champion Pet Foodに送られた。
ここで、頭部がきりはなされ、サンプルとして、 A&M (Texas Agricultural and Mechanical University)に送られた。
頭部のない死体は、この後、College Station(テキサス州の USDA指定検査場Texas Veterinary Medical Diagnostic Laboratory)に送られ、焼却された。

http://www.dfw.com/mld/dfw/news/12100440.htm


[2672] Re:[2664] [2656] [2655] [2653]アレキサンドリアタマランセ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/10(Sun) 19:55  

フリッパーさん。
アレキサンドリアタマランセのDNA解析も進んでいるようですが、北半球ばかりでなく、南半球でも、このところ発生しているようですね。
そして、この両者は、DNAでは、少しづつ違っているようです。
アメリカでは、すでに、有害藻類発生(Harmful Algal Blooms )についての国家的研究が進んでいますが、日本では、まだまだのようですね。

http://www.findarticles.com/p/articles/mi_qa3850/is_200501/ai_n12412588


[2671] Re:[2667] 坂東市の養鶏場は、水海道の際に、検査済みだったはずでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/10(Sun) 19:25  

ときさん。
このサイトhttp://www.city.bando.lg.jp/cgi-bin/news/news.cgi?act=disp&num=9によりますと、坂東市の場合は、水海道での鳥インフルエンザ発生の時に、9養鶏場が移動制限対象となり、県家畜保健衛生所及び県西家畜保健衛生所が検査をした結果、対象の9養鶏場すべてにおいてウイルスは検出されなかったということですね。
となると、移動制限対象外の養鶏場から、今回発見されたということなのでしょうか。
しかし、移動制限区域指定対象は、水海道から半径5キロメートルで、今回の発生場所が、水海道の養鶏場から西に約1250メートルということですから、どうなっているのでしょうね。

http://www.city.bando.lg.jp/cgi-bin/news/news.cgi?act=disp&num=9


[2670] Re:[2663] 家畜市場内で「横臥」していた?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/10(Sun) 19:00  

虹屋さん。
この「当該牛は11月15日に連邦政府により検査が行われている施設に輸送された」というのは、USDA指定の検査所のことなんでしょうね。
で、サンプルが採材されて、スクリーニングにかけられた、ということなんじゃないのでしょうか。
それにしても、どこで、他の牛と混ざってしまったかは、この文ではよくわかりませんね。
前に、この掲示板の6201で書いたことがあるのですが、USDAの各州の指定検査機関としては、下記のとおりとなっているようですね。

Davis−カリフォルニア州,
Fort Collins−コロンビア州,
Athens-ジョージア州
Ithaca−ニューヨーク州
College Station−テキサス州
Pullman−ワシントン州
Madison-ウィスコンシン州,
http://msnbc.msn.com/id/4626203/
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/other/bse/news/mar3004labs.html参照



[2669] ネット社会により成長する職業消える職業 投稿者:ネット未来 投稿日:2005/07/10(Sun) 18:42  

インターネットのブロードバンド1日24時間常時接続により、Yahoo!BBの場合、1ヶ月諸経費合計で3,700円〜3,800円の格安料金さえ支払えば、無料閲覧でインターネット利用できるようになりました。

インターネットのおかげで、かなり生活費が節約できるようになりました。

まず、書籍や雑誌を買わなくなりました。
インターネットにおいて、ヤフーやMSNのサイトを閲覧すれば、無料でかつ随時最新情報を入手できるのに、何百円〜何千円もして遅い情報の週刊誌や観光グルメ情報誌を買う理由はないです。
また、百科事典や辞書・専門書も原則買わず、本当に常時使う必要性があるものしか買わなくなりました。
高価な辞書等を買うより、ネットのヤフーやグーグル等で、必要に応じ随時用語を検索して調べれば無料で最新情報入手出来ますから。
しかも、ネットサイトの情報は随時更新されるのに、書籍や雑誌は発行時点から変わらないです。

このように考えると、将来誰もがインターネットのブロードバンドに乗り換えます。
インターネット業界は超成長産業になるでしょう。

しかし反面、新聞や出版書店業界は、斜陽産業になると思われます。
現実に外国では、インターネット普及によって発行部数が全盛期の10分の1までに激減して休刊に追い込まれた人気雑誌もあります。

別に新聞出版業界に限らず、他にもインターネット社会の時代になって、成長する職業、消えていく職業を考えて行きたいと思いますので、よろしくお願いします。



[2668] 鳥インフルエンザ問題の今後(31) 投稿者:とき 投稿日:2005/07/10(Sun) 18:38  

緊急発言… 殺処分を続けては取り返しのつかぬ方向に行きそうだ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm

◆鳥インフルエンザ問題の今後(31)(2005.7.10)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza115.htm

自然天然界の、まん延状況をきちんと疫学調査しないで、養鶏場だけ、ウイルスフリーにしておこうとする愚かさよ。


[2667] 嗚呼、平成残酷物語が始まる。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/10(Sun) 18:32  

鳥インフルエンザウイルス陽性 坂東市の養鶏場

 茨城県の鳥インフルエンザ問題で県は10日、ウイルス遺伝子検査と抗体検査の結果、新たに坂東市の1養鶏場が陽性だったと発表した。
(07月10日 17時36分 徳島新聞)

農林水産省 鳥インフルエンザに関する情報 
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
ヤフーニュース 日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/
ヤフーニュース 鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/?1108544184


[2666] さすがにBSE牛は勘弁ですが 投稿者:とき 投稿日:2005/07/10(Sun) 18:21  

 確かに一理あります。

ぼくのニワトリは空を飛ぶ
第16回 鳥インフルエンザ<フライド>チキン
(毎日新聞 2005年6月29日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/niwatori/

 少し情緒的すぎるきらいはありますが。
 病原微生物は基本的には熱に弱く、なおかつ、ウイルスにいたっては、宿主の死とともに、不活化します。加熱してしまえば、危険なものはほとんどありません。(微生物の作り出す毒素はまた別ですが。)
  ウイルスは、発病させることが問題なのであって、死亡するほどの重症化をさける、ワクチンをあらかじめ処方しておくなどの対処方法が確立されていれば、根 絶よりはむしろ、共生を選ぶほうが賢明です。ましてや弱毒株などはほっといていいものです。強毒株に変異するからといって、根絶してしまえという考えは (すべてが強毒株に変異するわけでもなく)、いわば、健康な胃(あるいは乳房を)を、胃(乳)がんになるおそれがあるからといって、罹る前に切り取ってし まうことに等しいことです。それをやったからといって、根本的な解決にならないのは明らかです。ウイルス感染症は、ガンのように、病理病態が未解明という ことはなく、充分理解できるものです。
 自然のバイキンと適度に付き合い、微生物やウイルスに負けないで丈夫に育ったものがいいという風潮にならないと、解決されない問題かもしれませんね。

ゼロ歳からの免疫力 集英社be文庫 藤田 紘一郎 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4086500760


[2665] ひたすら殺戮(殺処分)の連鎖に入る? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/10(Sun) 17:54  

茨城の鳥インフルエンザ、周辺養鶏場で新たな感染確認

 茨城県水海道市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生した問題で茨城県は10日、この養鶏場から西に約1250メートル離れた茨城県坂東市の養鶏場で、新たに感染を確認したと発表した。過去の感染を示す抗体(たんぱく質)とウイルスの遺伝子が検出された。

 県は同日、この養鶏場の鶏8550羽の処分命令を出した。養鶏場の従業員ら5人は問診や簡易検査で異常は確認されていない。 (17:17) 日経7/10
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050710AT3K1000D10072005.html

全国養鶏農家の3割対象、鳥インフルエンザ感染調査へ(2005年7月8日11時52分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050708i304.htm
鳥インフルエンザ、来週から全国1490養鶏場で調査(2005年07月08日20時36分 朝日新聞)
http://www.asahi.com/life/update/0708/007.html

養鶏場と同時に、野鳥の抗体保有検査も精密にやるべきではないか? ウイルスがないことを前提にしていたらだめだ。



[2664] Re:[2656] [2655] [2653] サハリンエネルギー投資会社でのコクジラ死亡についての調査 投稿者:フリッパー 投稿日:2005/07/10(Sun) 17:26  

笹山さま 
はい、ご指摘の時期に大量発生しております。以下のこの記事ですが、このカキの自主回収の原因はアレキサンドリアタ マランセですが。この異常発生の中身の毒はサキストキシンで米国では細菌兵器に指定されております。自主回収と言ってもすでに市場に出ていて、シャチやコ ククジラもそうですが人間が心配です。ついでに北海道のシャチ堆肥はまだそのままです。死に牛とか死に鹿とかも心配です。

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20050405uj21.htm


[2663] 家畜市場内で「横臥」していた?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/10(Sun) 17:08  

独立行政法人 農畜産業振興機構の駐在員の報告なので、ガセネタではないでしょうが、
@サンプルがテキサス大学の検査施設に送られたのではなく、牛そのものが畜産市場から送られてサンプルが採られている。本当に5頭混ぜこぜのサンプルだったのか?
A枝肉がペットフード工場に送られている。本当に焼却されたのか??
B垂直感染の可能性がある
>◎ USDAによる疫学調査の進捗状況(7月6日現在)

【ワシントン駐在員事務所 平成17年7月6日発】

  今回の陽性牛は黄色またはクリーム色のブラーマン種の交雑種。2004年11月11日にテキサス州の家畜市場を経由して販売されるまで、同じ農場内で飼育 されていた。当該牛は直近の産子の離乳後も状態が不良であった為に販売された。家畜市場内で「横臥」したとの報告があった。

 当該牛は 11月15日に連邦政府により検査が行われている施設に輸送されたが、到着時には既に死亡していた。このため、車両から降ろすことなく検査に供された。枝 肉は当日遅く、強化されたBSEサーベイランスの一貫として採材が行われ、テキサス州内のペットフード工場に搬送された。

 USDAおよびFDAは、患畜牛との同居牛や当該牛の直近の2頭の産子の調査および資料の使用歴などについて、調査を進めている。

http://alic.lin.go.jp/livestock/repnews/repnews.html


[2662] 中国・青海湖のH5N1ウイルスのなぞ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/10(Sun) 16:40  

PB2蛋白における E627Kの変異がウイルスの毒性を決めているといわれているのだが、今回、サイエンスとネイチャーで発表された中国の科学者たちの論文によると、青海湖 のH5N1ウイルスも、ヴェトナムやタイで発見の人感染H5N1同様のE627Kを有していたという。
これまで、発見されたH5N1ウイルスで、E627Kを有しているものは、二つの例外を除いて、ヒトから検出されたものであるという。
その二つの例外とは、2004年の夏のスリランカのトラ動物園で検出のものと、その近くの動物園のレオパードとトラから検出されたものであったという。
では、今回の中国の青海湖の野鳥から検出のH4N1のE627Kは、どこで変異したものであるのか、ということが、疑問点としてあるという。
また、これまで、ヒト感染H5N1からしか検出されなかつたE627Kを有すウイルスが、なぜ、中国では、ヒト感染がなかったといっているのかが、疑問であるとしている。
ここに、アマンタジン耐性が関係しているのではないのかと、Recombinomics では疑っているだが、今回のサイエンスとネイチャーの論文では、このアマンタジン耐性に一行も触れていなかったのは、奇異であるとしている。
http://www.recombinomics.com/News/07090503/Qinghai_E627K_Amantadine.html
http://www.curevents.com/vb/showthread.php?t=18247&goto=nextnewest
参照



[2661] Re:[2659] BSEは報道機関にとってもタブーなのでしょうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/10(Sun) 16:05  

なんでちゃんさん。
決してタブーではないんでしょうが、結果的には、そうとしか思えないような過少報道振りですね。
これは、BSEに限らず、鳥インフルエンザにしても、欧米の報道に比べ、同様の過少報道ぶりです。
生産者を気にした報道というのは、結果的には、消費者の離反を招き、生産者のパイを長期的には、減らしているのですが、まだ、そのことに気がついていないようですね。
また、報道の内容も、科学的でない情緒的な報道がされているのが現状です。
これも、欧米の科学的な掘り下げの利いた記事に比べると、見劣りがしているという、現実がありますね。


[2660] Re:[2639] 擬似患畜は29頭だけ?米BSE 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/10(Sun) 15:22  


今回の感染時期が1997年以降、近年ということが十分に考えられるのでBSE牛が生まれた年の一年以内に生まれた牛に限定するのはおかしい。この群れの30ヶ月齢、又は20ヶ月齢以上の全ての牛を監視の対象にすべきだ。
USDAはOIE規約(コード)に従っていると、この措置を正当化している。OIEコードは下記参照。
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/8/siryo4.pdf
http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/oie_j.pdf
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/highlight/05070101.htm

消 費者としては、BSE牛と「同じ汚染した可能性のある飼料を摂取したすべての牛」が擬似患畜で要監視・検査である。牛の月齢や所有者・飼育者が誰かは問題 ではないが、OIEコードはかなり限定されている。一つは、生後1年という月齢制限であり、一つは同居または同一群生まれである。

このかなり限定された条件下でも、米国の肉牛畜産のシステムをみると、汚染した可能性のある飼料を摂取した同居牛のかなりの割合の部分が擬似患畜から外れ監視・検査の目を逃れることになる。

米国での肉牛畜産は下記を参照にした。
テキサスパンハンドル地方における大牧場経営と畜産業(1ページ分落丁している、p301)
http://www.geog.or.jp/journal/back/pdf110-3/p293-313.pdf
新技術の肥育素牛の生産の部分
http://leio.lin.go.jp/tkj/tkj17/kaigai1_17.html
米国で飼育される肉用牛の暦月齢と生理学的月齢との関係(米国農務省 成熟度研究)の最終26ページ
http://japan.usembassy.gov/pdfs/wwwf-beef20050119.pdf

米国では春(2月から4月)分娩が約70%を占めるから、これでみると典型的な形は
@誕生から約6〜7ヶ月 繁殖農家の放牧地 母牛からの授乳、放牧地牧草、補助飼料
A秋(10月から11月)に離乳し翌年の春先3月頃まで (一般に11、12月から5〜6カ月間肥育)
離乳時体重が600〜700ポンド(約270kg〜320kg)の子牛は、フィードロットに送られる。「最近の傾向でフィードロットで肥育される素牛の約30%は離乳子の飼育」
離乳時体重600ポンド約270kg以下は
A セリにかけられ農家に引き取られ、農家はそれを小麦畑放牧 や刈跡放牧、 放牧地の小麦、補助飼料
B セリにかけられ農家に引き取られ、農家はそれを育成場 干草などの粗飼料、補助飼料
C セリにかけられ農家に引き取られ、農家はそれを舎飼い 干草などの粗飼料、補助飼料
D 生まれた農家でA、B、Cのいずれかで冬季飼育される 
冬季に飼育されている牛から、適時、フィードロットに農家から直接、家畜商を通して販売されるものがある。
B 春先 4月から秋(10月から11月)素牛育成牧場
3 月に明け二歳牛として家畜市場に出荷され、素牛育成牧場に買い取られ夏季放牧(放牧地牧草、補助飼料)される。それらは適時、直接フィードロットに販売される場合が多い。
C フィードロットで3〜7ヶ月 濃厚飼料
そして、概ね2歳を迎える前にと殺される。
このように、BSE感染が検出された場合、フィードロット、夏季放牧場、冬季飼育、繁殖農場の4箇所で給餌された飼料が問題となる。今回のBSE牛も繁殖牛で無かったら4箇所を転々とした可能性があり、初期の報道でその可能性が指摘されている。
 @ からCにいく離乳子でBSEが検出された場合、離乳子は生後180日を繁殖農家192日をフィードロットで飼育されるから、生後1年間が感染期という OIEコードの思想からは繁殖農家でともに生まれた子牛もフィードロットで飼育された牛も要監視である。しかし飼料が特定されない場合のOIEコードで は、患畜の繁殖農家で前後12ヶ月以内に生まれた牛だけが擬似患畜とされ、フィードロットは除かれてしまう。フィードロットでともに肥育された離乳子や冬 季飼育から、適時、フィードロットに送られる生後一年以下の牛が除かれてしまう。
 また牧場の経営形態を見ると、A@の子取繁殖経営を専ら行う大 規模農家、BBの明け二歳牛の夏季放牧を専らとする大規模経営、C@の子取繁殖と、購入した明け二歳牛の夏季放牧を行う中小規模農家の大別される。今回の BSE牛は、患畜の誕生の1年以内に生まれ牛が28頭前後だから、群れ全体は300〜400頭余りだろうから経営形態はCの可能性が高い。最後のCの場合 の経営では、夏季には生まれたばかりの子牛、母牛、明け二歳牛が同居し同じ飼料を食べている。今回のBSE牛は、生後1年以上たって母牛となってからの感 染の可能性が高い。
 仮に2002年春出産以降に感染したとすると、他の母牛、その年の子牛と明け二歳牛が同居牛で同じ餌を食べている。明け二歳 牛と子牛の多くは、フィードロットに送られ既に食用になり、SRMは肉骨粉、牛脂となり動物飼料になっているだろう。子牛は、今回のBSE患畜が最初に検 出された2004年11月の時点で大よそ30ヶ月齢、そして、30頭前後は更新牛としてこの群れの中に生存している。また同時期にいた他の母牛も、この群 れの中に生存している。感染時期を2001年2000年と遡って仮定しても、その時期に同じ餌を食べた同居牛は、この群れの中に生存している。したがっ て、この群れの30ヶ月齢、又は20ヶ月齢以上の全ての牛を監視の対象にすべきだ。
 (繁殖牛の更新は、その群れで生まれた雌牛から選抜して若い雌牛を残し、老齢病気などの廃用牛と交代させる。日本の場合10年で更新が勧められているから、毎年1割づつ入れ替える形になる。)


[2659] BSEは報道機関にとってもタブーなのでしょうか? 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/07/10(Sun) 14:12  

今朝の8chの報道2001に石原都知事と田中長野県知事が出演されていました。インタビュー(討論?)の中で、田中知事が『日本にお いてはサーズもBSEも隠蔽されており。。。云々』はちょっと小気味の良い発言でした。 政治家にとって今やBSEはタブーかと思っていたので、テレビの インタビューで聞けるとは思っていませんでしたから。 もちろん("もちろん"と言っても本日の議論には合わなかっただけかもしれないのですが!?)司会 者は軽くスルーでしたが(^-^;;)

教えてほしいのですが、やはりBSEは報道機関にとってもタブーなのでしょうか?


[2658] テロと天然痘 既存の法律は何も役に立たないそうです 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/10(Sun) 11:33  

石原都知事のインタビューがあります。

慎太郎吠えた!!「憲法無視してでもテロ潰す」
「既存の法律は役に立たない」
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_07/t2005070901.html

SARSのときの各国の隔離状況は以下に記録が残ってます。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/KAKURImondai.html
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/7663/
カナダでは感染者が自主隔離を守らずお葬式に出席したことで大変なことになっていました。

天然痘テロなんかあったら終わりですね。


[2657] 「クールビズの経済学と非経済学」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/10(Sun) 08:39  

影絵さんのブログhttp://kagee.blogtribe.org/?bid=にリンクされてあった「ノーガード経済論戦」http://blog.goo.ne.jp/hwj-tanaka/というブログに、「クールビズにみえる小泉改革の奇妙さ」http://blog.goo.ne.jp/hwj-tanaka/e/f0df862aacaacc08062b3b90049ff609というのがあって、興味を惹かれた。
このブログの持ち主である田中秀臣さんのいわれるに、クールビズは、地球温暖化対策の「政府の失敗」を「市場の失敗」と「個人の自助努力」に置き換えてしまっているとの論説ですね。
なるほどな、と、思いました。
マクロとマクロとのトレードオフで対策を練るべきものを、マクロと「ミクロの積み重ね」とのトレードオフで、お茶を濁そうとする姑息さが、小泉改革の本質である、というお立場ですね。
それにしても、先日沖縄に参りましたら、紅型のかりゆしウェアで、三万五千円のものがありました。
で、そのかりゆしウェアを着ているのは、公務員などで、一般の方は、そんなの無頓着ってのも、かりゆしウエアが、「政府の失敗の免罪符」化している表れであるといったら、ひねくれすぎでしょうか。
また、ビルの中の人のネクタイをはずさせるというのが「規制緩和」であるとしても、ネクタイ産業にとっては、あぶり出し規制( Invisible regulation)がかけられるわけで、マクロ的には、民間財同士のトレードオフに過ぎないことになりますね。
さらにあえて言えば、「政府の失敗」を「個人の受忍限度」のフォールト・トレランス【fault tolerance】幅を拡大することによって、このまましのいでいくとすれば、ビルの中の従業員たちは、そのうち、丸裸で仕事をしなければならない羽目になるはずです。

http://blog.goo.ne.jp/hwj-tanaka/e/f0df862aacaacc08062b3b90049ff609


[2656] Re:[2655] [2653] サハリンエネルギー投資会社でのコクジラ死亡についての調査 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/10(Sun) 08:12  

フリッパーさん。まりちゃんさん。
これらについては、1006で4月8日に、植物性有毒プランクトン の「アレキサンドリウム・タマレンセ」(Alexandrium tamarense )の大量発生が原因であるとしたのですが、そのほかの要因もあるのかも知れませんね。
今、サハリン沖の石油資源を調査しているサハリンエネルギー投資会社(the Sakhalin Energy Investment Company (SEIC))が、プロジェクトの影響調査の一環として、コクジラやシャチの大量死を調べているようです。
しかし、なんせ、開発側の調査なので、どこまで信用していいものかは、わかりませんが。
http://www.foejapan.org/aid/jbic02/sakhalin/letter/20011210.htmlもご参照

http://dirtymoney.org/uploads/media/IUCN_Whale_Report_01.pdf


[2655] Re:[2653] シャチ、鯨類の座礁など 投稿者:フリッパー 投稿日:2005/07/10(Sun) 00:24  

シャチ、クジラの座礁は人間への警告です。死亡したクジラを速やかに調べて
二次災害を防ぐことが必至です。すでにプランクトンにもプラスチックが見つかっています。眼に見えないドーモイ酸などの自然毒の物質が海の哺乳類の脳を壊して餌が取れなくなり溺死または餓死します。ミルクを介して子どもへも移行しています。CBS ニュースhttp://www.cbsnews.com/stories/2005/06/01/earlyshow/main698855.shtml

http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20040623304.html


[2654] Re:[2653] シャチ、鯨類の座礁など 投稿者:furippa-投稿日:2005/07/10(Sun) 00:14  

> 北海道羅臼、ロシアのシャチ集団座礁、東京湾の鯨死亡(定置網でやせて弱っていた)に続き、沼津でも親子鯨が死亡とのことです。続いているように思えますが、海に何が起こっているのでしょうか?
>
> 沼津の海岸に親子クジラ(結局死亡)
>http://www.shizushin.com/local_social/20050709000000000076.htm
> >傷は深くないものの、やせて弱っているという。
>
> カリフォルニアなどではドーモイ酸などでアシカなどの死亡が問題になっているようですが、日本には全然情報が入ってきませんが、どうなのでしょう。原因が ソナーなどでないとしたら、死因が気になりますね。ちゃんと解剖、分析、結果発表するのでしょうか?そういった国や自治体の規定はあるんでしょうか。 と いえば、ドーモイ酸は死亡後すぐ検査しないと検出できないと聞きましたが。
>
> ※余談ですが、シャチは世界で野生で確認されている頭数は900頭程度しかいないんだとか。そんな頭数での集団死は痛いですね。


[2653] シャチ、鯨類の座礁など 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/09(Sat) 23:41  

北海道羅臼、ロシアのシャチ集団座礁、東京湾の鯨死亡(定置網でやせて弱っていた)に続き、沼津でも親子鯨が死亡とのことです。続いているように思えますが、海に何が起こっているのでしょうか?

沼津の海岸に親子クジラ(結局死亡)
http://www.shizushin.com/local_social/20050709000000000076.htm
>傷は深くないものの、やせて弱っているという。

カ リフォルニアなどではドーモイ酸などでアシカなどの死亡が問題になっているようですが、日本には全然情報が入ってきませんが、どうなのでしょう。原因がソ ナーなどでないとしたら、死因が気になりますね。ちゃんと解剖、分析、結果発表するのでしょうか?そういった国や自治体の規定はあるんでしょうか。 とい えば、ドーモイ酸は死亡後すぐ検査しないと検出できないと聞きましたが。

※余談ですが、シャチは世界で野生で確認されている頭数は900頭程度しかいないんだとか。そんな頭数での集団死は痛いですね。


[2651] Re:[2644] 全てのSRMは「レンダリング」へ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/09(Sat) 21:25  

農業情報研究所さんの情報では、
2004年7月9日
米国食品医薬局(FDA)が
@飼料の製造・流通・農場での交叉汚染のリスクを減らすために、ペットフードも含むすべての動物飼料から特定危険部位を除去する、
A交叉汚染防止のために、飼料製造・輸送の間に飼料と飼料成分を扱い、貯蔵する設備・施設の専用化を義務付ける、
B交叉汚染防止のために、反芻動物飼料へのすべての哺乳動物・家禽(鳥類)蛋白質の使用を禁止し、またダウナーカウや斃死牛のすべての動物飼料への利用を禁止する、

の飼料規制の案を発表し、パブリック・コメント手続きに入っています。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04071001.htm

それに対する反応は「全米穀物・飼料協会、FDAのBSE飼料関連規制パブリック・コメント延長を歓迎」
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04071301.htm

結局、この規制は実施されていません。
実施されていれば、Bの項目からペットフードの原料にダウナーカウが使われないはずで、2例目の米国BSE牛が、テキサスのあの施設からは発見されていません。

血漿、鶏糞など1例目以降に様々な飼料規制強化を打ち出していますが、実施されていません。この点は、ハッタリ・いかさまに近い。松本参議官も騙された口ではないでしょうかね。



[2650] テロは許せないですね。 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/07/09(Sat) 21:22  

英国で犠牲になられた方には心からお悔みを述べたいと思います。 家族をなくされた方の心中を思うと、子を持つ親としては本当に胸を掻 き毟りたい心境が手に取る様に分かります。 犠牲になるのはいつも国民です。為政者に例え罪があっても、国民が泣く事になるのは、先進国も後進国も同じで すね。そういう意味でも政府は本当に責任を持った行動をお願いしたいですよね。 行動としか表現できない様な低レベルな政治家の皆様にお願いします。
こ んな時に言いたくないですが、何処かの掲示板で英国が肉骨粉を国内で使用禁止にした後まで他国に輸出していた事を『バイオテロ国家』と表現していました。 一部の政治家のせいで、本当に罪のない犠牲者の方まで、『自業自得』的な表現で切って捨てられる事が悲しくてなりません。悲しい週末です。


[2649] 亀井静香さんのいわれる「総裁罷免」論の根拠 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 21:01  

このサイトhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050709-00000104-mai-polに よれば、亀井静香元政調会長は9日、広島県尾道市で講演し、郵政民営化関連法案について「否決されるか継続審議になるか分からないが、小泉政権は早晩、終 わりを迎える。(小泉純一郎・党)総裁を罷免し、新しい執行部でやっていくしかない」と述べ、小泉首相に退陣を迫ったというのだが、この「総裁罷免論」の 根拠は、次のようである。
http://www.jimin.jp/jimin/jimin/tousoku/tousoku-1.html
の中の、
自民党党則第6条4項
第 六条 総裁は、別に定める総裁公選規程により公選する。

4 総裁の任期満了前に、党所属の国会議員及び都道府県支部連合会代表各一名の総数の過半数の要求があったときは、総裁が任期中に欠けた場合の総裁を公選する選挙の例により、総裁の選挙を行う。

ここで、ちょっと比較に難があるが、大隈重信の総理引退の経緯を見てみると、次のようであった。
自由党と進歩党との合同で、憲政党が結成されたのが、1898年6月、大隈を首班としたが、この年の10月に、憲政党は分裂し、憲政党と、憲政本党とに分かれた。
1900年、憲政党は、伊藤博文を総裁に、政友会を結成した。
大隈の憲政本党は、その後、内紛が続き、党勢は弱体化し、加えて大隈は元老に受けが悪く、大隈追放の動きとなる。
1907年、大隈は、総裁を引退し、憲政本党を離れたが、1913年、憲政本党内の改革派が脱党し、桂太郎とともに、立憲同志会を作るのを契機に、大隈は、政権復帰を成し遂げ、1916年、大隈の退陣間際に、憲政会を結成し、政友会に対抗しうる第二党が生まれた。

というのだが、小泉さんを大隈重信になぞらえるのには無理があるが、ちょっと振り返っていい、歴史だろう。


http://www.metro-u.ac.jp/toku_kenkyu/2001/w/iokibe.pdf


[2647] Re:[2642] [2630] [2628] モンサント社が又、屋外栽培!。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 20:26  

影絵さん。
下記のサイトによれば、せっかく遺伝子組み換え綿を植えても、害虫は死ぬことは死ぬけれども、死ぬのは、食べてから三日後というのですから、すでに、おそしですね。
モンサント社は、このインドでもインドネシアでも、スキャンダルを起こしていますね。
日本ではどうなのでしょうか?
ちょっと気がかりです。

http://hotwired.goo.ne.jp/i/news/20030219308.html


[2646] Re:[2644] 二重の失言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 19:41  

「レンダリングの方に回されている」もこまりますが、「100%かどうかについては、ちょっと確認はしておりませんけれども」発言にもびっくりしますね。

http://square.umin.ac.jp/~enkaku/97/NewMedia9712.html


[2644] 米国:30ヶ月以上の牛の除去したSRMは「レンダリング」へ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/09(Sat) 19:33  

>それから、24ページですが、SRMの除去の問題で、30カ月齢以上、以下、あるいはすべてという区分があるんですが、除去されたSRMはどのように利用されるんでしょうか、あるいは廃棄されるんでしょうか、それを教えていただきたい。

○松本参事官
>100%かどうかについては、ちょっと確認はしておりませんけれども、除去したSRMはレンダリングの方に回されていると聞いております。

平成17年5月16日 食安委のリスコミin名古屋 議事録から
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/txt/050513-1c.txt
http://www.maff.go.jp/syoku_anzen/shokuhin_risk.htm

ということは30ヶ月牛のSRMも、レンダリングで肉骨粉→鶏飼料→鶏糞→牛・・・ということでよろしいのでしょうか?


[2643] 米国のある企業では1928年にアスベスト労働者の生命保険加入を禁止? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/09(Sat) 19:16  

奈良産業大学の宮坂純一先生のサイトから抜粋

>Johns Manvilleは、その会社の資料によれば、1930年代の中頃にはアスベストが健康に悪影響を与えることを認識していた。事実、Prudential Insuranceは、1928年に、アスベスト労働者が生命保険に加入することを止めさせていた。(抜粋。全文を↓)
http://www009.upp.so-net.ne.jp/juka/case3.htm
http://www009.upp.so-net.ne.jp/juka/index.htm

自分でなんでも調べて確認しないといけないと、つくづく感じます。


[2642] Re:[2630] [2628] モンサント社が又、屋外栽培!。 投稿者:影絵 投稿日:2005/07/09(Sat) 15:59  

以前の「大豆」問題で明らかの様に、モンサント社の経営方針自体への「不信」と、一旦被害が発生した時には「回復」も「保障」も不能に 成る事が想定されますから、安易に容認すべきでは無いのですが、この国のシステムでは権限に絡む連中は一切責任を取らされないのですからね〜ぇ・・・。

国内企業でも「産廃」問題の様に、民間企業には激モラルハザードが有り、益して米国企業相手では問題が起きても日本政府には手も足も出せないでしょう、泣き寝入りに成る事は見えてます。
「牛海綿脳漿問題」にも共通する重大な危険性が有ると思います。



[2641] 2003年度、米国からの輸入量を頭数に換算すると 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/09(Sat) 15:54  

勉強会で伺って参りましたが、

2003年に米国から輸入した牛製品は24万トン、うち60%がショートプレート。1頭から10kg程度しか取れないので、1400万頭分だそうです。

タンの輸入は2003年度、36000トン、1頭のタンは1.5kgなので、2400万頭分だとか。



[2640] Re:[2638] 培養肉バーガーが間もなく登場か!? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 15:37  

まりちゃんさん。
私も知りませんでしたが、この記事「Cut global warming by becoming vegetarian」http://www.iop.org/news/963が元記事のようですね。
Alan Calverdさんの説のようです。
Physics Worldで書かれた記事によりますと、二酸化炭素の21パーセントは、人間の活動に起因して発生しているものとされ、これを、家畜の肉を食することをや め、すべてが菜食主義者になれば、化石燃料を減らすよりも、もっとたやすく目標達成ができ、しかも、それによっても、人類は、健康を損なうことはない、と しています。

http://www.iop.org/news/963


[2639] 米BSE:テキサス州の農場の29頭処理、感染の有無検査 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/09(Sat) 15:34  

>この牛は昨年11月、農務省のBSE検査でいったん「シロ」が確定したが、今年6月、英国の専門機関で別の検査方法で調べたところ「クロ」に覆り、初の米国産BSE感染牛となった。
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/07/2005070901000503.htm
こんな状態で、
>陽性の場合、「免疫組織化学検査」と「ウエスタンブロット法」の2種類の追加検査を行う。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20050709k0000e030055000c.html
といわれても。29頭をそのまま全部英国に送って英国に検査依頼したらどうでしょう?と思ってしまいますが。

それと、日本と生産規模が文字通り、2桁とか3桁、4桁・・・〜桁違いに違うのに、擬似患畜が29頭だけなんですね。12歳ということもあるんでしょうが?


[2638] 培養肉バーガーが間もなく登場か!? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/09(Sat) 15:25  

エキサイトニュース(ロイター)から抜粋。全文をどうぞ。京都議定書の話知りませんでした。

>「肉の需要は世界中で増加しています。中国は10年毎に需要量が2倍になっています。インドでは最近5年間で肉の消費量が倍になりました」
> 今月号の「フィジクス・ワールド」誌において、英国の物理学者アラン・カルバートは食用として飼育されている動物達が21%もの二酸化炭素を排出している としている。地球温暖化が問題となっている昨今、彼は「我々はベジタリアンになったほうが良いのでは」と提言している。
>さらにカルバート氏は「京都議定書で『世界的な肉生産量縮小』も目標の一つと定められたことは、あまり知られていないのではないでしょうか。むしろガソリン等の化石燃料の消費を控えることの方が一般的に知られているようだ」と話している。

http://www.excite.co.jp/News/odd/00081120860272.html


[2637] 鳥インフルエンザのtransmutationとmutation 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 12:52  

どうも専門家でないのでよくわからないのだが、このところ、Recombinomicsで強調されているのが、鳥インフルエンザウイルスのtransmutationとmutationとの違いについてだ。
遺伝子配列の全部が異なる場合(mutation)と、その一部が異なる場合(transmutation)との違いを言いたいようなのだが。
http://www.recombinomics.com/News/07080501/H5_Philippines.html
では、その両者の違いをわきまえないと、鳥インフルエンザ対策に大きな違いがでてしまうというのだが。
赤 血球凝集素(HA)「ヘマグルチニン:hemagglutinin」蛋白が解裂する開裂部位のアミノ酸配列において、北ヴェトナムと南ヴェトナムから発見 されたH5N1のいずれにも、アルギニン(Arginine)[Arg]が欠落していることに注目すべきと、かねてから、Recombinomicsで は、いっている。
参考
transmutation /変移
mutation /転変/突然変異/変移/変化/

http://www.recombinomics.com/News/07080501/H5_Philippines.html


[2636] 異常な「道路関係四公団民営化推進委員会委員懇談会」の模様 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 11:55  

道路関係四公団民営化推進委員会の委員が、昨年、相次ぐ辞任で、数が減ってしまった後は、下記サイトのように懇談会という形で、実質、 大宅映子、猪瀬直樹の二人の発言で独占された、したい放題、やりたい放題の状態なのだが、両委員の指摘の内容の是非はともかく、このような異常な運営状態 で、果たしていいのか、という疑問が残る。
私のところにきた猪瀬さんの「MM日本国の研究」では、こんな表現が。
「脇雅史委員(自民)の参議院委員会での質疑】
● 脇 雅史委員 (略)最近の猪瀬さんのさまざまな行動を見ていると、我われが考えた民営化委員会の枠を超えている。法律で定めたところをはるかに逸脱して いる。カメラを入れてテレビで中継しているなんてなんだ。公務員というのはそもそも守秘義務がある。民営化委員会というのは、完全に存在意義を失ったと私 は思うのです。いまの状況を見ると惨憺たる状況であります。
猪瀬さんも即刻お辞めになったらどうですか、とお勧めしたい。」
まあ、良くぞ言ったりというところだが、やはり、実質二人の委員に発言を独占された形の「道路関係四公団民営化推進委員会委員懇談会」なるものは、両委員の発言内容の正当性は尊重するにしても、一度リセットしたほうがいい。
まあ、これも、小泉改革が生み出したあだ花といってしまえば、それまでなのだが。
「拮抗力なき中での正論は、暴論に等しい」と、私は、思うのだが。
まづ、拮抗力を生み出した上での議論の展開を望みたいものだ。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/road/kondankai/050621/kiroku.html


[2635] ようやく、民主党も、自民党の割り方がわかってきたようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 11:22  

英国訪問中の小泉純一郎首相が郵政民営化法案の継続審議について「あり得ない」と否定し、あくまで今国会中に決着を目指すと明言したことで、参議院の自民党が、ひどく反発しているというのだが。
前に、この掲示板で書いたが、非常に逆説的なのだが、野党が居丈高に発言するよりは、静観しておいたほうが、自民党は割れやすいということに、ようやく、民主党も、気づいてきたようだ。
「片栗粉を溶かすように、攻めれば固まるし、攻めなければ、固まらないで、自家発酵する。」というような、非常に微妙な力学なのだが、この辺の阿吽の呼吸は、なかなか、説明しずらい。
ということは、民主党も、国対委員長を、旧社会党出身者でない方に代えたほうが、自民党は割れやすいということか。
暗闇の牛的な、何を考えているのかわからない、大陸的な方だと、やりにくいでしょうね。
そういえば、昔、金丸信さんが、「さすっているようで、たたいている。たたいているようで、さすっている。」なんてことをおっしゃっていましたね。
いいこと、いうもんです。
後になると、いろいろ、わかってくるもののようで、採決直前まで「大樹全国会議」の抗議活動に参加していて、採決で賛成票を投じた議員が、井*信、**川、伊*信議員など、数名いたようで、このかたがたの寝返りは、今後、どう評価されるんでしょうね。

http://headlines.yahttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050709-00000010-maip-pol


[2634] 「BSE」と「アスベスト」、似て非なるもの? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/09(Sat) 11:19  

2005年07月09日(土) アスベスト、今頃騒いでも手遅れだぜ!
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20050709
 「問題」としては、非なるものにあらずか。

兵庫労働局 裏金、新たに5億4000万円 214人処分、7人は懲戒免職(産経新聞) - 7月9日2時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050709-00000016-san-soci
 もう、ずるずるとやりっぱなしで、チェックは働かなくなっているのでしょうか?
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20050709

 日本のデフォルトは近し? 人によっては海外に蓄財して、いつでも逃げれるようにしてる? この国は、草刈場と化しているかのようです。


[2633] ようやく動き出した、テキサスの擬似患畜トレース 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 11:03  

「 BSE testing begins on Texas herd」http://www.cbc.ca/storyview/MSN/world/national/2005/07/08/bse050708.html
によれば、今回のBSE牛と同じ群集団にいた21頭が殺処分された。
これは、BSE牛と同じ群れ集団にいた牛で、BSE牛が生んだ牛と、BSE牛の生まれた年の一年以内にうまれた牛を対象にしたもので、当局では、感染の可能性は少ないとしながらも、これら全頭についてBSE検査するとしている。
まず、これらの牛からサンプルが抽出され、これらについて、迅速検査がされ、この結果、陽性となったものについて、確定検査がされる予定という。
下記サイトもご参照
http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=67&SubSectionID=618&ArticleID=18296&TM=28973.86
http://www.chron.com/cs/CDA/ssistory.mpl/business/3258321
http://www.kwtx.com/home/headlines/1674927.html
http://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/1120870916388_33/?hub=World
http://www2.kauz.com/kauznews/fullnews.php?id=1384
http://www.mywesttexas.com/site/news.cfm?newsid=14830657&BRD=2288&PAG=461&dept_id=475621&rfi=6
http://www.kvue.com/news/state/stories/070805kvueCow-eh.8897bb89.html

http://www.wfaa.com/sharedcontent/dws/bus/tv/stories/070905dnbusmadcow.898f02d1.html

http://www.cbc.ca/storyview/MSN/world/national/2005/07/08/bse050708.html


[2632] 文化庁の森口審議官 ご栄転 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 10:35  

昨年の今頃、レコード輸入権問題を巡って、この掲示板にも、ご登場いただき、高橋健太郎さんなどとの窓口も開いていただいた、森口泰孝文化庁長官官房審議官は、このほど、7月15日付で、文部科学省の研究開発局長にご栄転されます。
今後のご活躍を祈ります。
今後とも、ご指導ください。


[2631] Re:[2629] みなし安全基準のあいまい性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 08:08  

まりちゃんさん。
このA40の問題というのは、ある意味、みなし安全基準(de facto safety standard)によるものといえますね。
同様の問題を、私は以前、環境委員会で問題にしたことがあります。
平成06年06月03日の衆議院環境委員会でですが、
「製 紙工場のダイオキシンの測定について、従来、排水中のAOX値(吸着可能有機ハロゲン化合物の重量)とダイオキシンの量というのが一定の相関関係にあると いうことで、製紙連合会等がAOXの量によって一つの基準を設けているのだが、果たしてAOXの量によって、ダイオキシンの量を測定することに根拠がある のかどうなのか。」という点についてでした。
みなし安全基準の問題点は、その二つの相関関係が、検証もされずに既成事実化してしまうことにあるのだと思います。
今回のA40問題にしても、常に、その二つの相関関係の有効性を担保しうるものでなければ、なりませんね。

http://www.fmco.com/drewett.pdf


[2630] Re:[2628] モンサント社が又、屋外栽培!。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/09(Sat) 07:49  

影絵さん。
除草剤グリホサート耐性ワタの安全性については、このサイトhttp://64.26.172.90/unl2/dbase.php?action=ShowProd&data=15985&frmat=LONGなどによりますと、大きく、環境上の問題としては、異系交配の問題、雑草の生態系への影響、副次的な意図外の効果、生物多様性についての影響、その他、についての評価があり、
食品安全上の問題としては、食事暴露の問題、栄養価のデータ、毒性、アレルギーの問題があり、これが、人間の食の場合と、家畜の飼料の場合とに、それぞれ分けられるというわけですね。
問 題は、学識経験者が、「日本において自生化がありえない」とする根拠としてあげている「 ワタ(Gossypium hirsutum . L)の植物体は我が国の冬季には低温により枯死し、その種子は休眠が極めて浅いこと」という理由付けが、地球温暖化の進行を考えた場合、果たして、現在の 寒冷地が、いつまでも寒冷地であるとは限らず、その理由付けが通用するかどうか、という点なのではないでしょうか。
参照
http://www.agbios.com/dbase.php?action=ShowProd&data=15985
http://www.agbios.com/dbase.php?%20action=ShowProd&data=MON531%2F757%2F1076&frmat=LONG


[2629] 食品安全委員会って何するところ? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/09(Sat) 07:19  

食品安全委員会本会議の某メンバーの(委員としてではなく個人的)な勉強会があったので参加してきました。

そこでちょっと考えさせる発言を伺ったんですが、たとえば、SRM除去などの遵守(コンプライアンス)をさせる(考える)のはリスク管理部門だから、評価部門の食安委の仕事ではないとか、それから、月齢の肉質判断なんですが、A40の件については、
「専門の先生方が出した結論を委員会として検証するということは失礼だからしないだろう、月齢に関する専門家は調査会にはいないし、参考程度にとどめる」
という発言をされてたんですが、

食の安全に関して「失礼だし」って、それって、国民の代表として何のために委員会に参加されているのか、少し疑問に感じました。

A40の判断については他の畜産の専門家(宮崎大学の原田先生)や、米国精肉加工現場の担当者?からも疑問の声がありましたよね。TVで「そんなのできないよ」なんて発言する現場の声をみたような。。
大体、月齢判別の審議会の座長でさえ、こういってます。
> 「米国ではさまざまな交配種があり、肉質も違うのにアメリカが示したサンプルのデータが、どの牛の種類でも成り立つのか」と質問。牛の月齢判別に関する検 討会座長の沖谷明紘日本獣医畜産大学教授は、年間約三千五百万頭という「全部の母集団を完全に反映しているとはいえない。それは不可能だ」と答えまし た。』
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/5a09792b2ed183075997f40b417a6658

あの肉質会議の評価結果を検証する場は「国」にはない、ということでしょうか?

代 用乳の感染源だって、国が否定したものを検証して覆すのに、在野?の先生方が行ったわけで。国の審議会の先生方はそれを専門に調査するために税金で調査人 件やら報酬だってもらってるわけですよね?「あれら結論」を出すためにいくらもらったんですかね?責任を感じているならさっさと再討議して欲しいもので す。

人の健康問題だって、「飼料管理は触れない(諮問にない)」とのことですが、と畜したり精肉加工する場の方々に密接にかかわる問題 で、飼料管理をしなければBSEの頭数が増えて労働安全面から重要な問題となるのに、それから、米国でBSEの数が多ければ日本は血液製剤を輸入している んですから、そこで日本人の健康と密接な関係が出てくるのに、しかも毎年多数の人たちが行き来しているのに、たぶんそれは「食品安全委員会のする仕事では ないから関係ない」ということなんですかね?




[2628] モンサント社が又、屋外栽培!。 投稿者:影絵 投稿日:2005/07/09(Sat) 05:25  

農水省は「遺伝子組替え綿」の屋外栽培を承認のへ、意見募集を始めました、承認は既定路線の様です。
この会社、しぶといと言うか厚かましいと言うか、何としても日本へ持ち込みたいようですね。

<遺伝子組換え「綿」屋外栽培>への意見募集

「農水省」
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050708pb_1.html

学識経験者の意見
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050708pb_1c.pdf

名簿
http://www.maff.go.jp/www/public/cont/20050708pb_1d.pdf




[2626] 岐阜県可児市議選の電子投票無効確定で再選挙 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/08(Fri) 23:50  

この掲示板でも論争がかわされた岐阜県可児市の電子投票の無効が問われた最高裁判決だが、最高裁第2小法廷は8日、県選管側の上告を棄 却する決定を出した。住民の請求を認め、選挙を無効とした名古屋高裁判決(05年3月)が確定、公職選挙法の規定により、同選挙で当選した市議全員が失職 し、再選挙が行われる。総務省によると、電子投票による選挙が無効となったのは初めてとのことである。
これからは、電子投票に及び腰の市町村が増えることだろう。
ところで、再選挙は、まさか電子投票ではやらないでしょうね?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000109-mai-pol


[2625] テロというのはいつも「大義」は見せかけ 投稿者:とき 投稿日:2005/07/08(Fri) 22:52  

昨年5月以来の円安 一時、112円台前半(共同通信) - 7月7日17時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000158-kyodo-bus_all
円、ロンドン市内の爆発受け急反発――一時111円53銭(日経 7/7 18:44)
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20050707m2d3l0705z07.html
一時史上最高値、NY原油がロンドンのテロで急落
(読売新聞) - 7月7日21時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000413-yom-bus_all
NY株、大幅続落=ロンドンの連続テロ受け(時事通信) - 7月7日23時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000208-jij-int
 インサイダー情報を持っていた人々は、一山築いたのでは?

上海協力機構が首脳宣言 米の影響力排除に動く(産経新聞) - 7月6日2時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050706-00000009-san-int
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%BE%E5%B3%A4%B6%A8%CE%CF%B5%A1%B9%BD&st=n

 ブレア首相の共同声明の横で、なんとも言えない苦い顔をしたプーチン大統領の表情がとても印象的だった。なぜだかどうしても気になってしようがない。

盧溝橋の抗日記念館再開 愛国宣伝が本格化(共同通信) - 7月7日13時51分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000118-kyodo-int
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%E2%BA%B9%C2%B6%B6%BB%F6%B7%EF&st=n
 7月7日、偶然の一致ということでしょうか・・・。
(六)「愛国主義」とは、人民を緊急総動員するための邪教の号令である
http://www.epochtimes.jp/editorial/9ping-9.html

中国の資本介入、台湾メディアが報道の自由を失い【大紀元日本7月8日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/07/html/d32017.html
■米記者収監 問われる「報道の自由」
http://www.asahi.com/paper/editorial20050708.html#syasetu2
 法治であれば、まだいい方で・・・。

■どうやら、日本軍「5千万人大虐殺」という共同幻想の幕開け 2005/7/7(木) 01:05
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1109412
2005年07月07日(木) ナチスも真っ青!日本軍に殺害された中国人は5千万人!?
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050707
2005年07月07日 ロンドン同時多発テロに通じる、支那の日本恫喝。
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/4919609.html

  まだ、ネットが自由に使える日本だから、知ることができていても、ネットの情報と縁がなく紙の新聞とテレビばかりだと、日本も情報環境は「井の中の蛙」同 然です。それを思うにつけ、ぞっとします。同和対策特措法あらため、バージョンアップの「人権擁護法」のこともほとんど知らされず、大阪府岸和田市のよう なことも何も知らされず、やがてどんどん合法的に、地方自治という名のもとで、「在日」自治区ができあがっていくような流れも、地域によってはあるようで す。

July 06, 2005 大阪府岸和田市で在日に常設型住民投票を認める
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/27318450.html
岸和田に見る地方政治からの日本国の浸食。
2005年07月03日
http://blog.goo.ne.jp/takkie0516/e/3809191e32d1de09457445c1670473d2
 まさに、投票放棄という名の、日本の民主主義に対する「ネグレクト」です。

 とりとめもない、まとまらない内容で申し訳ございません。
  地下鉄サリン、9.11と同様、ロンドン地下鉄・バス多発テロがあまりにも衝撃的なものでいろいろ考えてしまいます。宣戦布告をしてやる戦争だけが戦争で はなく、いまや、ゲリラ戦が組織化されて世界規模になっているような。(スペインの列車テロもですが。個人的には、尼崎の電車転覆脱線も単純な事故とは 思っていません。)
http://www.nikaidou.com/column01.html
(永田町の先生方は地元に帰りはじめていますよ。【7/8(金)12:30】)
http://nokan2000.nobody.jp/switz/
(スイス政府「民間防衛」に学ぶ)
 
  今回のテロで、結果だれにとって一番の利益になるのでしょうか。目的をもって仕掛けた勢力にとって、とてつもないメリット(実利)があるということでしょ う。サミットの妨害の意味もあり、経済金融の攪乱もあり、やられる側でこころあたりのある人々にとっては恐喝恫喝を意味することにもなり、テロの意味はお そらく多重的・重層的なものでしょう。資本主義やキリスト教VSイスラム・アラブ世界などというシンプルなものだとはとても思えません。一般には、そう思 わせてしまったほうが、後始末が楽だと思いますが。その構図はまさに「盧溝橋事件」の構図にも等しく見えてしまいます。それはその後の大東亜戦争となっ て、亜細亜世界の勢力図を変えてしまいました。

 地政学的には、「日本」はとても危うい位置にあります。西側の自由主義的法治国家体制を 中心にして地図を描けば、独裁制人治国家と対峙するまさに縁(へり)に位置しています。「くに」は逃げるわけにはいきません。願わくは、「日本」が他国に 飲み込まれることなく、この切れ切れの島に住む人々が、これまで1000年2000年やってこれたように、今後もやれればいいなと願っていますが・・・。 かつてのサイレント・マジョリティといわれた国民が、いまやネット市民として声をあげているように思います。これに規制をかけようとする人々は、どこかに 邪な思惑があるのではないかと強く疑わざるをえません。いつの時代も、モノを知らない人に売る商売がいちばんよく儲かるらしいようで、国家統治においても 専制君主制においては、「民は知らしむべからず、依らしむべし」といって、情報を独占しておくことがうまくやる秘訣ですが、それを民主制にまで、あてはめ てよろしいものかどうか? ネット情報の時代には無理があるように思います。旧体制の意識の方々は、結局、ネット言論は規制(弾圧)したいようですが。
 2ちゃんねらーなぞは、目の上のたんこぶのようで、目障りで目障りでしょうがないようです。ネット言論にとって「人権擁護法案」は息の根を止めるほど危険なものに思いますが。これに対して一般マスコミ・メディアは、「ネグレクト」です。
こんなことをやられるのも嫌なのでしょう。
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/27219198.html
July 08, 2005
「2チャンネルが右傾化しているのは、政府がさくらを使って誘導しているからだ」
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/27505697.html
 妄想? 長々申し訳ございませんでした。 拝

追加
<サミット>ロンドン同時テロで、突っ込んだ議論なく閉幕へ(毎日新聞) - 7月8日22時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000097-mai-int
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/summit/


[2624] 串田孫一さんと、音楽の絵本 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/08(Fri) 21:29  

山と音楽を愛した串田孫一さんが、今日なくなった。
山岳雑誌「アルプ」の創刊にたずさわったのも、串田さんだが、私にとってなじみの深かったのが、FM東京の番組「音楽の絵本」だった。
背景音楽とともに、串田さんご自身の朗読で、自作の随筆が披露されるという番組だった。
1965年から1994年まで、1500回続いたという。
今でも、おぼろげながら覚えている随筆で、「雑司が谷に新しく、広い道が開通し、その広い道の両側の切り通しとなったところに、離れ離れになってしまった古い道同士が、見えない連続を持ってつながっている。」といった意味の随筆があった。
繊細な観察眼の持ち主であった。
ちなみに、串田さんの父は、三菱銀行会長であった串田萬蔵氏で、串田萬蔵氏の邸宅は、ニコライ聖堂などをつくったお雇い外国人コンデル(Conder,Joseph Josiah)が作ったものであった。
樺山資紀(白洲正子さんの祖父)邸であったものを、串田萬蔵氏が買い取ったもののようだ。
神田袋町にその邸宅はあったのだが、関東大震災で焼失、串田さん一家が住んだのはたった三年半とのことである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000212-yom-soci


[2623] 「ムネオハウス」は、どっこい役立っている。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/08(Fri) 21:12  

小池百合子沖縄北方担当相が、8日、北方4島とのビザなし交流の日本側訪問団として国後島を訪れ、ユジノクリーリスクの「友好の家」(通称ムネオハウス)で同島を管轄する南クリール地区のパーベル・ゴミレフスキー地区長らと懇談した。

というのだが、あれほど国会で糾弾されたはずの「ムネオハウス」は、どっこい役立っているということなのかな?
それとも、日本の大臣が、この施設を舞台に使うことに、異議を申し出なかったということなのでしょうかね。
風化というには、あまりに変わり身の早い日本政府の立ち回りだけに、苦笑しているのは、むしろ、当のムネオさんなのでは?
「 国家の罠」(私は、この本の作者の佐藤優さんという方は、ちょっとやりすぎたとはいえ、ある意味、犠牲者だと、同情しているのだが。)の、当の「国家」が「わな」に引っかかったってわけでもないでしょうしね。
本当に、政府は、もっと、つじつまを合わせてくださいね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000219-kyodo-pol


[2622] Re:[2621] 海外でリコールされているけれど日本にも輸入されている?食品 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/08(Fri) 19:59  

まりちゃんさん。
こんなサイトがありますね。
「Kingway beer is free from formaldehyde」http://www.sixthseal.com/000825.html
で すが、ここでは、ラベルをよく見ると、「 FREE FROM FORMALDEHYDE」ではなくて、「 "FREE" FROM FORMALDEHYDE」と、「FREE」に括弧つきであるのが、何を意味するのか?限定句つきの、「一部ホルムアルデヒド入り」なのではないのか?と いっていますね。
また、「Boycott Tsingtao beer!」
http://www.bokane.org/abtom/archives/2004/07/boycott_tsingta.html
などというサイトもあるようです。
ビールを巡る中国対台湾戦争も関係しているみたいですね。
また、(株)農心ジャパン
http://www.nongshim.co.jp/
の「キムチ焼そば 旨辛キムチ味」は、日本でも、かなり売れているようですよ。
以下は、農心側の反論です。
http://times.hankooki.com/lpage/biz/200507/kt2005070419562711870.htm参照
「農心では、蒸気真空滅菌方式をとっており、イギリスのFSAがいうような、20ラベルの食品について、放射線処理をしたようなことはない。
これを実証するための自社実験をするつもりであるが、このことで、英国側を告訴する考えはない。」としています。
また、このサイトでは、「このような事態を招いたのは、韓国側で、中国などからの輸入食品原料について、放射線処理をしたかどうかを検査していなかったことが原因で、農心は、むしろその犠牲者である。」としています。

http://www.sixthseal.com/000825.html


[2621] 海外でリコールされているけれど日本にも輸入されている?食品 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/08(Fri) 18:53  

なんで日本で報道されないんでしょうか?
(韓国の日本語報道より)

「中国産ビールの95%に発がん性物質」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=65384&servcode=400&sectcode=400
英、農心辛ラーメンなど大量輸入禁止
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=65045&servcode=300&sectcode=300
農心がヨーロッパで製品リコール
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=65339&servcode=300&sectcode=300
食品メーカー「農心」、英国に続きドイツでも製品回収
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/07/07/20050707000029.html




[2620] 続報−フィリピンの鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/08(Fri) 17:10  

フィリピンの鳥インフルエンザの続報です。
見つかったのは、フィリピン・マニラ北部Bulacan行政区のCalumpitという町で、インフルエンザにかかったのは、三羽のduckとのこと。
早速、日本向けの家禽の輸出はストップした。
この日本への輸出禁止措置は、民間業者たちの自発的な意思にもとずくものであるという。
フィリピンからの鶏肉の輸出量は、大きくないが、日本向けについては、タイから日本への輸出禁止以後、急速に拡大しているという。
サンプルは、オーストラリアのthe Food and Agricultural Organizationの研究所におくり、検査されている。
H5型であることはわかっているが、これが、アジアの他の諸国のウイルスと同じ型かどうかは、まだ、わからない。
結果は、一週間以内に出るという。

http://www.forbes.com/home/feeds/afx/2005/07/08/afx2129459.html もご参照

参考
フィリピンから日本への鶏肉輸出について
「フィリピンから日本への鶏肉輸出は、周辺国での鳥インフルエンザ発生を機に増加しており、2003年の日本への輸出実績は、日本の通関統計上、冷凍鶏肉を中心に26トンに過ぎなかったが2004年には1,017トンとなった。
2005年に入ってもその傾向は続いており、1〜3月の日本のフィリピンからの鶏肉輸入量は732トンとなっている。
この状態が継続すれば、年間では前年以上の実績が見込まれる。特に、ミンダナオ島には日本向けに鶏肉製品を製造する企業があり、昨年7月から月間80トンベースで輸出を行っている。」
http://lin.lin.go.jp/alic/week/2005/jun/677sp.htmより

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/SP268006.htm


[2619] フィリピンで初めて鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/08(Fri) 08:57  

家禽に発見されたもので、H5N1であるかどうかは、未確認で、弱毒性ではないかとも、言われている。

http://seven.com.au/news/topstories/92064


[2618] ODAの増額よりも財政再建 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/08(Fri) 08:49  

小泉首相は7日、日本の政府開発援助(ODA)について、今後5年間で計100億ドル(約1兆1200億円)の増額を目指す方針を主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)で表明する意向。
日本の2004年のODA実績額は約89億ドル。この水準を5年間維持したうえ、年平均20億ドル、計100億ドル分を上乗せする方針。
国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指す日本として存在感を示すため。

というのだが。
こんな話を聞くと、ちょうど、昔名門の地方の素封家が、無理して、寺や神社の寄付を奮発して、過去の名声を保とうと無理をしている光景とダブって見える。
いま、日本にとって必要なのは、ODAの増額よりも財政再建なのでは?
そんなどころではないですよ。
国家倒産もしかねないというのに。
日本の国連安全保障理事会常任理事国入りに強く反対している中国は、日本の対アフリカODA増額について「アフリカに対する日本の買収戦略」との見方を強めているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050708-00000001-yom-pol


[2617] アスベストの危険性って第二次大戦前には認識されてたみたいですね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/08(Fri) 08:41  

こんな本があるそうですが、いつから(誰が)わかってたんでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794212267/250-5349047-5917027


[2616] 英国のテロなどの防犯対策費用は30兆円だとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/08(Fri) 08:33  

いま日本テレビのとくだねで言ってましたが、30兆円、対策費用使ってたそうですよ。

「リスク論学者」はその辺のことも追究してもらいたいものですね。テロ自体をなくす方法についてと、それから戦争などで誰が儲けてるかとか。

「人道」とか「倫理」が本当の意味で世界の標語になる日はくるんでしょうか。
テロ、その原因の戦争、全ての亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。。


[2615] 駅、空港で警備強化を…国交省が緊急指示 といわれても・・・・ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/08(Fri) 06:35  

私が地下鉄や駅の駅員さんだったら「そんなこといわれても・・・」やたらと嵩張りそうな爆弾ならともかく?手荷物検査するわけいかないし、それに細菌、化学兵器だったら防ぎようがないですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000116-yom-soci

日本がなんで大規模テロを名指しされるような国になってしまったのか?そういう根底の問題の報道はまだなされていないようです。
http://www.bo-sai.co.jp/terotaisaku.htm
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2003/1118_1.html


[2613] 「食の安全」専門家育成へ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/07(Thu) 23:15  

畜産衛生学で博士課程
http://www.tokachi.co.jp/kachi/0507/07_07.htm
とのことですが、畜産と衛生だけでなく、流通、加工、調理、その他、食品の揺りかごから墓場の先まで?沢山の知識がいると思うので、全般的にやっていただけたらな、と思います。


[2612] 占星術師のハサン・シャーリニー氏が予言したとおりになったって? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 21:41  

「アラブの声」http://arabvoice.blog7.fc2.com/
が 昨年暮れ、12月9日付のエジプト紙アル・ワフドが報じたチュニジアの占星術師ハサン・シャーリニー氏(Hasan shaarny)の予言として、「2005年には、治安分野においては、欧州でテロ事件など数々の悲惨な事件が起きる。」としたなかで、「英国で、特にロ ンドンを狙った最大規模の警告を与える事件が、またアメリカのある都市で一大テロ事件(また飛行機爆破かもしれない)が起きよう」と予言したことを伝えて いたが、どうやら、ハサン・シャールニー氏の予言どおりになってしまった。
http://www.asyura2.com/0411/war64/msg/995.html参照

これhttp://albawaba.com/ar/news/220864が、そのサイトです。

その後の犠牲者数だが、2611で紹介したSKY Newsでは、45名死亡、千人負傷と伝えている。

http://www.asyura2.com/0411/war64/msg/995.html


[2611] Re:[2610] ロンドンのテロ情報 -SKY News- 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 20:39  

Videoのほうは、どこのサイトもつながり悪いみたいですね。
SKY Newsの写真がわかりやすいみたいです。
http://www.sky.com/skynews/home
のなかの、Pictures Blast Scenes をクリックして、出てきた画像の右側のNextをクリックすると、一連の写真が見られます。

http://www.sky.com/skynews/home


[2610] ロンドンのテロ情報  投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/07(Thu) 20:17  

http://uk.news.yahoo.com/july7/index.html
http://uk.search.yahoo.com/search/news?p=london+blast&ei=UTF-8&fl=0&datesort=1

http://www.altavista.com/news/results?q=subway+london&nc=0&nr=0&nd=2&sort=date

http://www.altavista.com/news/results?q=terror+london&nc=0&nr=0&nd=2&sort=date

全部つながないとうまく開かないみたいです

ヤフー日本語
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/london_blasts/


[2609] ロンドンの地下鉄・バスで爆発、テロか…死傷者多数 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/07(Thu) 19:58  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000012-yom-int
ロンドンの地下鉄駅などで爆発、90人以上死亡か
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050707AT3K0700X07072005.html



[2608] カナダ(サスカチュワン州)と、米国ニューメキシコで狂鹿病発見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/07(Thu) 19:16  

●07-06(0707-0060)#Ea#慢性消耗病、シカ類 -カナダ(サスカチュワン州)#慢性消耗病が北東部で新興感染、Love近郊地区で発見された死亡したシカが検査で同疾患陽性と判明。(以下略↓
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050707%2D0060

サスカチュワン州
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%B3%E5%B7%9E

あれ?
■米国のニューメキシコでも発見したみたいですね。
Lab finds New Mexico deer died of CWD
http://www.casperstartribune.net/news/regional/a6093b3ccc02bac68725703600731e37.txt
New Mexico Mule Deer Test Positive for CWD
http://www.buckmasters.com/more_buckmasters/zones/features/050628Z11CWD.htm
Lab finds New Mexico mule deer died of chronic wasting disease
http://www.journalstar.com/articles/2005/07/07/nebraska/doc42cc3d0731b17561875472.txt
この位しかヒットしませんでしたが(^^;

ニューメキシコ州
http://www.ts-network.ne.jp/~swan/USANP/IDXs/Map/NM/map00.htm

BSEの意見交換会だか専門調査会どちらかで、米国のCWDの発生についても、BSE評価に含める、という話だったんですが、14日の次回に資料が配布されるんでしょうか。。



[2607] 食品に関するリスコミ5月20日東京(島村大臣がいた日) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/07(Thu) 18:35  

アンケート結果が掲載されました。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/050513-1e01.html
http://www.maff.go.jp/syoku_anzen/shokuhin_risk.htm

で もおかしいんですよ。この日は下記ブログまとめたように、酷いものだったので、アンケートにも情報意見しっかり書いて、FAXして、到着確認の電話までし たんですが、私が送った内容が入ってないんですよね。いつもはちゃんとUPしてくれるんですが。なんでだろー。。。農水省に質問中です。
(過去には(私の発言ではないですよ)○○先生のことを名指しで引退しろとか、他にもトンデモ発言まで、今までは、しっかり掲載されてたんですがね。。。)

【もう絶句】行政による「科学」のねじまげ始まる。米国牛輸入問題:意見交換会に参加
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/2364c0b9046c5e63aed236944b9a9e33

>「輸入肉に神経組織検出簡易キットでの検査を義務づけるべき。」あ、これだけは入ってますね。

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/iken/050513-1e.html


[2605] Re:[2603]中国のフライウェイ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 16:56  

これhttp://www.thaiwaterbirds.com/eng/map_ne_waterfowls.htmlが中国のフライウェイですから、
福建省あたりからということになりますかね。
でも、今回の研究は、目くらまし的な要素もあるのでは?などと、半信半疑です。

http://www.thaiwaterbirds.com/eng/map_ne_waterfowls.html


[2604] Re:[2601] [2591] 業界団体 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 16:48  

影絵さん。
同じ業界団体でも、農業団体と商工団体とでは、かなり格差があるようですね。
概して、農業団体のほうが、裕福。
いろいろ、補助金がらみで、融通が利くからでしょうか。



[2603] どこから入ったのだろう 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/07(Thu) 15:34  

中国南部から渡り鳥のコースに青海湖はなっていましたっけ?人間が運び込んだのでは??
また下記の、こういう生活状況では、風邪・インフルエンザに罹っても病院へ行くだろうか?人間の感染状況は把握されているのか?

<ODA>政府、中国のエイズ対策を技術支援へ (毎日新聞) - 7月7日3時8分更新

JICAなどによると、02年、中国衛生部から外務省にエイズ対策の技術協力を求める打診があった。外務省とJICAが中国側と協議を進めた結果、対策の遅れが目立つ内陸部の甘粛、青海の2省と寧夏回族自治区が支援候補地に挙がった。
 これらの地域は、HIV陽性者が少ないとされるが、貧困層が大多数。都市部への出稼ぎ人口が多いため、出稼ぎ先での売買春などを通じ、HIVの感染拡大が危惧(きぐ)されている。また、同地域では諸外国や非政府組織(NGO)の支援も行き届いていないという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000007-mai-pol


[2602] 吉川座長のご意見 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/07(Thu) 15:20  

7/の日本農業新聞より

米国産牛肉問題の審議のポイント
吉川座長に聞く
Q米国の検査の杜撰さが露呈しましたが。
吉 川 日本のBSE専門家は昨年の日米専門家協議で、@米国は感染国である可能性A感染牛かどうか判定する確認検査で、感度が高いウエスタンブロット法を使 う必要性--を指摘した。米国の汚染と検査の信頼性の低さは、初めから分かっていった。審議にはそれほど影響しないと思う。
Q米国のBSE汚染度を、どう推計しますか。
使えるデータには限りがあるが、BSEの汚染源と見られる英国からの肉骨粉や生きた牛の輸入量、飼料規制の効果などから、感染牛の発生頭数を可能な限り数値で出したい。国内のBSE対策見直し時の評価と同じ手法だ。
 例えば、米国農務省の委託でハーバード大学が実施した汚染度のリスク評価によると、最悪のシナリオで感染牛発生頭数は600頭。日本との飼育頭数の違いなどを踏まえ、どう評価するのかが鍵となる。
 試算による数字が独り歩きする懸念はある。しかし、数字で示すことで消費者の理解を促すメリットもある。審議を通じて分かりやすく評価し、誤解を避けたい。
Q厚労省、農水両省が諮問している、特定危険部位を除去した生後20ヶ月齢以下などの輸入再開条件は、守られるとの前提で評価しますか。
専門調査会の委員の間でも、条件の遵守まで評価に含めかどうかについては賛否両論がある。場合によっては、条件が守られるケース、守られないケースの2通りのシナリオで評価する必要が出てくるかもしれない。
 輸入再開条件を守るのは本来、諮問した両省の責任。しかし、米国産牛肉などを買うかどうか決めるのは消費者。消費者への情報提供に役立つ評価が必要になるだろう。


[2601] Re:[2591] お恥ずかしいのですが 投稿者:影絵 投稿日:2005/07/07(Thu) 12:42  

笹山さん 皆さん 本当にお久しぶりです、見てはいるのですが・・・。

> 業界団体の場合、たいていは、せいぜい、月五万円程度に、 費用弁償が一日五千円程度と、つましいものです。

内の団体はその1/5程度です、貧乏団体でしてお恥ずかしいのですが、実情です。後援会には相当数が参加していますから、何かの折には「枯れ木も山の賑わい」には成ると思うのですが(苦笑)。

原油は如何も、本格的に「投機資金」が雪崩れ込んだようですね、しかし、如何に中国需要を見込んでも行き過ぎだと思うのですが、どこで弾けるのでしょうか早い内に収束してくれないと、特に途上国などで困った事に成りますね。


[2600] 原油、一時61・57ドル 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 12:24  

原油高等の原因は、メキシコ湾を襲うハリケーンへの懸念だというが、対策を持たずに集まるサミットにあわせた感もある。

http://www.portervillerecorder.com/articles/2005/07/06/ap/business/d8b69eug0.txt


[2599] Re:[2598] [2590] [2588] 香港大學と中国科学院の研究が、ネイチャーとサイエンスで、それぞれ発表されたものでした。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 09:24  

Chaosさん。
CIDRAPニュースのご紹介ありがとうございました。
香港大學研究チームの研究では、青海湖の3種 の野鳥から採取されたH5N1遺伝子の97が、タイやヴェトナムでヒト感染をおこしたH5N1とは明らかに違うものであることがわかったとし、このことか らして、多分、青海湖でのウイルスは、ひとつの進入経路から入ってきたものと判断され、おそらく、中国南部の家禽ウイルスからはいってきたものとしていま す。
そして、この青海湖で野鳥同士感染しあい、湖が、ひとつのブリーディング・センターと化したとしています。
しかし、その感染も青海湖で、燃え尽きたとは考えられないので、今後、今年9月に渡り鳥が、ミャンマーやインドに帰還する際、ウイルスは、拡大する危険性があるとしています。
また、家禽に入り込んでしまったウイルスの監視は、必要だとしています。
また、中国科学院研究チームの研究では、野鳥への感染によって見られる症状は、震え、痙攣などであって、渡り鳥の脳や膵臓にダメージを与えているとしています。
この研究チームでは、野鳥から4つのウイルスを取り出し分析した結果、この4つのウイルスは、2004年に香港で見つかったハヤブサから検出されたウイルスと非常によく似ていたとしています。
また、ウイルスの毒性テストを、8羽の鶏と8匹のマウスを使って検証してみてところ、20時間以内に、すべての鶏は、死亡し、4日以内に、すべてのマウスは、死亡したとしています。
同様のテストを、昨年中国のアヒルから取ったウイルスでテストしたところ、致死性は、これよりも劣っていたといいます。
これら二つの研究では、現在青海湖にいる野鳥が、健康であるのかどうかについては、言及していないということです。

http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/july0605avian.html


[2598] Re:[2590] [2588] 香港大學と中国科学院の研究が、ネイチャーとサイエンスで、それぞれ発表されたものでした。 投稿者:Chaos 投稿日:2005/07/07(Thu) 08:29  

笹山様、とき様

Chaosです。
要約がCIDRAPニュースに出ていました。

http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/july0605avian.html




[2597] タン屋さんは中国産を使う動きが広がっているとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/07(Thu) 08:27  

>豪州産の代わりに、中国産を使う動きも広がっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000007-khk-toh
米国の状況がますます怪しくなってきておりますので、会社と社員を守るために、タンばかりではなく多角化、リスク分散で新たな名物を考えて乗り切っていただきたく思います。

しかし、仕入れ値10倍って誰が儲けてるんでしょうか?買い占めている人がいるなんて報道もありましたが。


[2596] 郵政民営化法案と、グリーンカード制度との類似点 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 08:05  

グリーンカード(少額貯蓄等利用者カード制度)問題といっても、おなじみでない方も、今では多いかもしれない。
昭和55年3月 (大平内閣)の所得税法の改正で導入され、昭和59年1月から本格実施を予定されていたが、昭和57年8月17日(鈴木内閣)に自民党提出でグリーンカー ド制実施延期の所得税法改正案が提出され、8月21日成立し、その実施が昭和62年1月まで延期され、この延期でもって、グリーンカード制度は、実質的に 廃止となったというもの。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_housei.nsf/html/houritsu/09119800331008.htm
http://www.sangiin.go.jp/japanese/ayumi/zenkai/098/098207.htm
参照
ここで、いいたいのは、古来、無理して、衆議院を通過した法律制度は、結局は、このグリーンカード制度と同じような運命をたどるということなのだろう。
このグリーンカード制度の場合には、昭和55年6月に衆参同時選挙があって、賛成反対議員の色模様が替わったことも、影響したようだ。
ましてや、5票差で通過した法案は、小泉後はもちろん、小泉現でも、歴史的教訓からみめば、どうなるかわかったもんではないということだ。

http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~JFOA/douyuu/306.htm


[2595] 「解体か一本化か」全農の今後 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 07:47  

農水省の「経済事業改革チーム」は6日、全農を県別・ブロック別に組織解体するか、全国本部の権限強化で組織の完全一本化を目指すかの2通りの改革案を提言した。
事業体制について(1)県本部が独立して行っている人事や財務などを全国一本化し、全農と県本部の機能の重複を排除する(2)全農の役割を需給調整などに限定し、ブロック別や県ごとに再編する−−の180度異なる2案を示した。

というのだが、今回の「JA全農あきた」の不祥事後の人事で、秋田県庁から県総務企画部次長の樋渡公一氏が6月24日に新本部長に就任したというのは、完全に、この「経済事業改革チーム」の意向を無視した人事だと思うのだが、いかがだろう?
親の心、子知らずとは、このことなのだろう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050706-00000217-kyodo-bus_all

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050706-00000175-mai-pol


[2594] Re:[2592] 鳥インフルエンザ:ワクチン輸入会社、食品安全委を提訴へ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 07:10  

ここの部分ですかね。
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai73/dai73kai-siryou3-3.pdf
別添3  4の2
「こ れまでの種々の報告から、鳥インフルエンザワクチンは感染鶏の発症の防止、環境中へのウイルス排泄量の低減の効果を有するものの、感染を完全には防げない と言うことが定説となっているが、本ワクチンについても、発症の防止、ウイルス排泄量の低減が確認されているが、感染の完全な防止にまでは至っていないも のと考えられる。」

4の2(2)
「ワクチン接種群では試験期間中に1 羽が起立困難となったため剖検したが(1/10)この鶏からウイルスは分離されなかった。」


[2593] Re:[2586] [2580] [2576] フジテレビつけていたら 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/07/07(Thu) 06:43  

> 聞きかじりさん。まりちゃさん。
> 私の知っている限りは、このようなおいしい話は、まれのケースのように見えるんですが。

ごめんなさい。ほとんど無いと思います。

あの当時、あまりお付き合いの無い議員さんに無理やりご出席を願い、スピーチを頂くためには、そのくらい出したとしても、私には理解できる金額です。
そして、事の是非は別にして、お車代としてなら、議員は受け取ると思います。
それが法に抵触はしないと思います。

私は絶対にやらないですけど。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[2592] 鳥インフルエンザ:ワクチン輸入会社、食品安全委を提訴へ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/07(Thu) 06:42  

食品安全委員会提訴されちゃいました。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050707k0000m040195000c.html

>2591
まじめにやってる人は苦労されてるんですね。。


[2591] Re:[2589] re:2586私のところも・・・ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 06:19  

影絵さん。
久しぶりです。
業界団体の場合、たいていは、せいぜい、月五万円程度に、 費用弁償が一日五千円程度と、つましいものです。
NPOなどの場合は、すべて、持ち出しの上に、会員集めのノルマがかかってくるでしょうね。
で、肝心の票があてになるかといえば、それぞれ業界関係者も、家庭に帰れば、ぱらぱらですから、そんな集票力は、すでにありません。
わりにあわないというのが、実情なのではないでしょうか。
こうなると、頼りは、恐怖心のみですね。



[2590] Re:[2588] 香港大學と中国科学院の研究が、ネイチャーとサイエンスで、それぞれ発表されたものでした。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/07(Thu) 06:11  

ときさん。
この記事の元記事は、
この記事「中國青海湖大量候鳥死於禽流感」
http://china.donga.com/big/srv/service.php3?bicode=020000&biid=2005070746208

この記事「Deadly Bird Flu Virus May Spread in Birds, Endanger People, Scientists Warn」
http://www.theconservativevoice.com/ap/article.html?mi=D8B63VR80&apc=9009
でしょう。
香港大學微生物學科の研究が、ネイチャーに、中國科學院微生物研究所の研究が、サイエンスに、それぞれ発表されたもののようです。
両者の研究は、青海湖から検出されたH5N1ウイルスの遺伝子解析を元にしたもののようです。
中国で検出されたH5N1ウィルスは、渡り鳥が、中国外から、ヒマラヤを越えて運んできたもので、インド、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパにも拡大の危険性はあるというものです




[2589] re:2586私のところも・・・ 投稿者:影絵 投稿日:2005/07/07(Thu) 05:05  

私の所属する業界団体も5月末が総会なので毎年、顧問代議士が会期中にも関わらずトンボ返りで参加しますが、手弁当ですね。
会計報告に拠れば、顧問料は僅少、当該選挙区での票規模としては3・400でしょう、「大変だな〜ぁ」と眺めています。

お金持ちの所は違うのかもしれませんが・・・。


[2588] 即行で削除のトリフルの記事 投稿者:とき 投稿日:2005/07/06(Wed) 23:54  

 グーグルニュース検索面に出ている記事、即座に削除した模様。
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&q=%E9%B3%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6&ie=UTF-8&scoring=d

渡り鳥から強毒型ウイルス確認 中国青海省で大量死
朝日新聞 - 1時間前
http://www.asahi.com/science/news/TKY200507060315.html
中国青海省で大量死した渡り鳥から検出された高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が、マウスなどに対して毒性の強いウイルスに変異した可能性があることが、中国の二つの研究グループによって明らかになった ...

 誤報なのでしょうか? 気になります。


[2587] カナダ フィードバンと人間食料からの特定危険部位除去義務への違反に罰金刑導入 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/06(Wed) 21:24  

農業情報研究所さんから
カナダ フィードバンと人間食料からの特定危険部位除去義務への違反に罰金刑導入
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05070601.htm

でも、
>カナダのセーフガード措置には、なお抜け穴がある。とくに飼料j規制に関しては、鶏・豚飼料・ペットフードには牛飼料には禁じられた動物蛋白質の利用がなお許されており、しかもこれらにはSRMの利用も禁じられていない。
だそうです。


[2586] Re:[2580] [2576] フジテレビつけていたら 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/06(Wed) 21:21  

聞きかじりさん。まりちゃさん。
私の知っている限りは、このようなおいしい話は、まれのケースのように見えるんですが。
私の場合では、お車代つきのケースは、25年間でたった一回でしたよ。
それとも、土地柄で違うんでしょうか。
押しかけ仲人で稼ぐ県会議員がいる、と聞いたことはありますが。
やれやれですね。



[2585] Re:[2578] 肉牛の補助飼料 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/06(Wed) 21:17  

虹屋さん。
アメリカの畜産現場のわかりやすいサイトのご紹介ありがとうございました。
なるほど、このように、補助飼料のはいったバケツのようなものが、ところどころに置かれているというわけですね。
これでは、交差汚染も、大いにありうるということでしょう。
それにしても、おっしゃるアメリカの擬似患畜の特定結果は出てきませんね。
DNA同士の突合せに難航しているということなのでしょうか?

http://www.in-pharmatechnologist.com/news/news-ng.asp?n=61120-celliance-extends-bovine


[2584] Cellianceが、オーストラリア牛原料のアルブミン製造へ切り替え 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/06(Wed) 21:12  

Celliance社
http://www.celliancecorp.com/
は、アメリカでのBSE発生に伴い、オーストラリアの牛だけからのものに限定したアルブミンの製造に着手した。
これは、Probumin Plus albuminというもの。
昨年、the European Medicines Agencyは、一定の条件づきで動物由来の医薬原料の公衆にあたえる影響はないとしたが、Celliance社は、原料を、BSE/TSE清浄国のオートラリアに限定することで、安全に万全を期したもの。

http://www.in-pharmatechnologist.com/news/news-ng.asp?n=61120-celliance-extends-bovine


[2583] Re:[2582] [2575] GMOに対する一般市民の認知に関する10の神話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/06(Wed) 21:03  

笹山さん、ご解説をありがとうございます。

>日本の政策立案者が想像している「牛肉の安全性について公衆が抱いている考え方」は、神話どころか、妄想に近いものがありますね
ですね〜。でも政策立案者だけじゃなくて、一部メディアもそうみたいですよ。こういう調査も、「有識者とか知識層のアンケート結果でしょ」などという方々もおられるようですし。また、「サイレントマジョリティー」はどうのこうの、と言いたいのかな?

聞 きかじりさん、間違い指摘ありがとうございます。25年前の話なんですね。ところでよくわかんないんですけどお車代30万円とか100万円というのは問題 ないものなんですか? なんか袖の下に見えちゃうんですが。 といえば畜産関係でも農水省が業者さんの結婚式に出たりとかあったような


[2582] Re:[2575] GMOに対する一般市民の認知に関する10の神話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/06(Wed) 20:53  

まりちゃんさん。
このPABE(Public Perceptions of Agricultural Biotechnologies in Europe)の手法は、パブリック・インボルブメント方式の手法とそっくりですね。
アドバイザー機能やコンサルタント機能を持つ人々をグループ化し、これをフォーカス・グループとして、そこにフィードバック回路を設けることで、賛成でも反対でもない「普通の人」の意見を分析し、そのフィードバックを繰り返してていくというもののようです。
このサイトhttp://www.lancs.ac.uk/depts/ieppp/pabe/によれば、「多くの政策立案者が考えている公衆の抱く姿勢や知覚についての認識は、単なる神話に過ぎない」ということのようです。
日本の政策立案者が想像している「牛肉の安全性について公衆が抱いている考え方」は、神話どころか、妄想に近いものがありますね。

http://www.lancs.ac.uk/depts/ieppp/pabe/


[2580] Re:[2576] フジテレビつけていたら 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/07/06(Wed) 20:32  

> 14時5分から始まるフジテレビのF2とかいう番組で、学習塾を経営している家に嫁ぐのに、結婚式に3人の市会議員を呼んで、お車代を30万ずつ×3=90万円も払ったとかいう話をするお嫁さんが出てきたんですが、これっていいんでしょーか(^^;

数日分のテレビ番組を確保できるパソコンを買ったので、今、見ています。

えぇーっと、議員を呼んだのは嫁さんではなくて、お姑さん。
嫁のほうが、人数呼んじゃって、恥をかきたくない姑が、嫁に「減らせ」と圧力をかけた挙句、箔をつけるために無理やり議員を列席させたかったというお話みたいです。
旦那は既に亡く、旦那に似た孫は既に25歳。
金を払ったのもお姑さん、という間違いはさておき。

見栄だけで議員を呼ぶんだったら、そのくらい出さないと来てくれないし、「お車代」なら受け取るんじゃないかというのが、私の実感です。
聞屋を呼ぶときも同じ。良し悪しは別にして。
国会議員なら、100万で来てくれると思います。
「お車代」ですから。

でも、結婚式のスピーチで、聞かせてもらってうれしい&楽しいのは、偉い人の話(三つの袋とか)じゃなくて、友人からばらされる本人たちのエピソードです。
来年銀婚を迎えますが、私は乾杯前の来賓を減らして、呑んだ友人のスピーチを多くしました。
その結果、家内の悪業を引き出すことが出来ました(^o^)/

妹のピアノでのBGMと最後に男声合唱で〆て、今でも感動物です。

親父の葬儀も同じ感覚で執り行いました。
列席してくれた方には、絶対に忘れられないものになったはずです。

http://www.hytn.net/netdekansi/

[2579] Re:[2578] 肉牛の補助飼料 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/06(Wed) 19:25  

虹屋さん、こんにちは、
> 肉牛飼育での補助飼料は成牛・母牛用と子牛用で区別なく、放牧地の点在する形で置いておいて自由に食べさせるようである。(略)塩分などのミネラル分はむろん、アミノ酸、窒素源として肉骨粉を与えることがあるのだろうか?

肉骨粉はわかりませんけれど、米国では法的にも禁止されていない、血粉、牛脂も注目されますね。日本の20頭の感染牛の、ある系列に共通しているのは代用乳に含まれていた牛脂などの成分のようですから。。


[2578] 肉牛の補助飼料 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/06(Wed) 18:49  

かれこれ、10日余りたつが擬似患畜の検査結果が出てこない。
それはさておき、肉牛飼育での補助飼料は成牛・母牛用と子牛用で区別なく、放牧地の点在する形で置いておいて自由に食べさせるようである。
また、日本で林間放牧の事例からは、草地の状態、量や補給される栄養素に応じて内容は変えるよう指導されている。塩分などのミネラル分はむろん、アミノ酸、窒素源として肉骨粉を与えることがあるのだろうか?
米国バージニア州の肉用牛繁殖経営
http://lin.lin.go.jp/alic/month/fore/2000/oct/gravure.htm



[2577] 日本学術会議参加の113学会で不正行為投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/06(Wed) 17:56  

日本学術会議参加の113学会で不正行為
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050705it03.htm
論文データの捏造や盗用、113学会で 学術会議調査
http://www.asahi.com/national/update/0704/TKY200507040358.html
不正行為防止:倫理綱領持つ学会は1割 日本学術会議調査
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050705k0000m040071000c.html
研究の不正行為:相次ぐ論文データ改ざん・ねつ造 モラル頼み、ダメ
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/archive/news/2005/06/20050615ddm016040024000c.html
こんなのも。。
「誤訳で意味反対」 学術会議の温暖化声明
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005070501001541_Science.html


[2576] フジテレビつけていたら 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/06(Wed) 15:18  

14時5分から始まるフジテレビのF2とかいう番組で、学習塾を経営している家に嫁ぐのに、結婚式に3人の市会議員を呼んで、お車代を30万ずつ×3=90万円も払ったとかいう話をするお嫁さんが出てきたんですが、これっていいんでしょーか(^^;


[2575] GMOに対する一般市民の認知に関する10の神話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/06(Wed) 12:42  

http://hideyukihirakawa.com/GMO/pabe10myths.html
平川秀幸先生(京都女子大学)の資料ですが、一般市民がGMOに対して本当のところ、何を不安に思っているのか、一部マスコミやら一部学者が一般市民に対し、どうトンチンカンな糾弾をしてるのか?が理解できそうな、面白いまとめがありますのでご紹介まで。

BSEと一緒で、GMOもとてもだけれど「科学」だけで語れる問題じゃないようですね。

http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200507/041655.php


[2574] モンサントポリスって? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/06(Wed) 12:10  

例の日経フードサイエンスというサイトに、サイエンスライターなる松永和紀という方が、消費者団体のことを「ウソつき」、「誹謗中傷」だという記事を書いてますが、

松永和紀のアグリ話●子供でも分かるウソはやはりやめた方が-
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/kiji.jsp?kiji=426
モンサントポリスという言葉が出てきたので検索してみました。
http://www.google.com/search?q=cache:P5FqrsiSZH0J:www4.0038.net/~youkinet-chiba/event/schmeizer-text.htm+%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B9&hl=ja
カナダのパーシー・シュマイザーという方が言われているんですね。こんな風に書いてありますが。

>つまり契約を交わしてから向こう3年間、モンサント社の私設警察がその農場に立ち入ることをを許さなくてはならない。契約がたった1年の契約であっても、向こう3年間の立ち入りを許す、という条項です

>カナダでは連邦警察のカナダ騎馬警察隊に属していた人がモンサント警察に入ったり、アメリカでは私立探偵のピンカトン社というのを使っています。

>そして最後に、機密保持契約と言う条項にもサインをしなくてはなりません。

さて、どっちが正しいのでしょうか?
(常 識的に考えて一企業に警官がいないことは子供どころか、誰もが知っているので、話の流れ上、私にはモンサントポリスというのは私設の監視員という位置づけ だと思いますし、もし、監視員が前職を踏まえて「威圧感」を与えているのであれば、現地農民にそのように呼ばれることもあり得る話だとは思いますが。)
立ち入り調査云々は、客観的に見て、モンサントの契約書を見ないとわからないですよね。企業側は、公開しないと胡散臭く思われますし、公開したらいいのでは? 遺伝子の配列などの情報ならともかく、この情報公開の時代に、契約内容非公開なんてわけないですよね?
読むと、雇っている方の前職なんてのも気になりますし。

private policeとかgene police, seed policeなんてので検索すると英語でも出てくるようですが。
http://www.google.com/search?hl=ja&q=monsanto+police+Private&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

ところで、シュマイザーさんの講演議事録にこんなことが書いてありましたが、

> この判決が意味するところは、もし農家が有機農家であれ、慣行農法の農家であれ、一旦その農作物が望まないのに汚染されてしまったならば、それはもはやモ ンサントの所有物とみなされてしまうということなんです。その結果、この判決によって農家はその権利・特権を失ってしまうということになります。そしてモ ンサント社の持っている特許法が全てに優先するということになってしまうのです。

本当だったらすごい世界ですね。とても じゃないですけど近所にGMO植えられたら農家は大変ですよ。これが本当だったら狭い日本で普及するわけないですね。GMOが胡散臭く思われるのは、こう いう点の対策を企業側がはっきりさせないからでは?ホームページに見解や回答をUPすればいいのに。公開掲示板形式で開かれた討論ができればなお興味深い ですし、理解も進むことでしょう。
 企業として、シェアがないところに売り込みたいのなら、文句を言うより先に相手が何を不安に感じ、不信をもっているのか、相互理解を得るよう、情報を透明にするよう努力すべきだと思いますがね。



[2573] 謎工さんが、ブログ再開されていましたね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/06(Wed) 10:27  

この掲示板でもおなじみの謎工さんが、このサイトhttp://00089025.blog8.fc2.com/のように、ブログを再開されていましたね。
ちょっと、以前に比べて、毒気が抜けた感じ。

http://00089025.blog8.fc2.com/

[2572] Re:[2570]米国牛の輸入禁止国、だ゛んだん増えてきましたね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/06(Wed) 10:12  

まりちゃんさん。
ご紹介のサイトによりますと、米国牛の輸入禁止国は、インドネシア、フィルピン、ベリーズ、タヒチ、ルーマニア、セントルシア、セントビンセント、台湾、パナマということで、さらに、韓国が無期延期、
ということのようですね。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000101&sid=alaOaC4B1KS4


[2571] 「理科教育ML」というサイトに私のブログ記事紹介 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/06(Wed) 10:00  

「理科教育ML」http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/rika2/arXiv/msg01192.htmlというサイトに私のブログ記事「遺伝子音楽ってなに?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=303が紹介されました。
光栄です。

http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/rika2/index.html


[2570] パナマも米国牛の輸入を禁止 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/06(Wed) 09:32  

パナマも米国牛の輸入を禁止
Panama Bans U.S. Beef Imports
http://www.kwtx.com/news/headlines/1661342.html
他国も禁止しているようで。
Panama, 8 Other Nations, Restrict U.S. Beef on Mad Cow Concern 
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000101&sid=alaOaC4B1KS4

ところで中国は禁止し続けてますが
CHINA CONTINUES TO BAN IMPORTS OF COW, BEEF FROM US
http://au.biz.yahoo.com/050704/17/572a.html
中国でも10000頭ほど検査した、と書いてありますけど、どんな検査方法なんでしょう?他の病気も公表しませんしね、気になりますね。
So far, Chinese experts have conducted tests of brains of 10,000 head of cows and all the samples tested have been negative, he noted.




[2569] Re:[2567] 牛のBSE→代用乳→仔羊?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/06(Wed) 02:36  

虹屋さん。
この辺の考え方は、スクレイピーなどを含むTSEと、BSEとの一体的管理に基づくかどうかによって異なってくるのではないでしょうか。
たとえば、ニュージーランドの場合は、TSEとBSEとの一体的管理の下に、牛の代用乳についても、ヤギの代用乳についても、制限的になっているようです。
http://www.biosecurity.govt.nz/pests-diseases/animals/tse/papers/ruminant-protein-review/ruminant-protein-review.htm参照
日本の場合は、その辺の考え方が、まだ整理されていないようですね。

http://www.biosecurity.govt.nz/pests-diseases/animals/tse/papers/ruminant-protein-review/ruminant-protein-review.htm


[2568] Re:[2564] [2559] 鳥インフルエンザ問題の今後 投稿者:とき 投稿日:2005/07/05(Tue) 15:23  

> ご紹介のサイトにかいてあったように、「後続の鶏群に対しても同じ処置をせざるを得なくなると途方もない大虐殺へと踏み出しかねなくなる。」ということ は、その事態に至らないように、抗体調査までをも、限定的にするという動きになってしまうのではないでしょうか。

 いつま でも、「日本が鳥インフルエンザ清浄国である」という建前にこだわっていないで、その観念を捨てよということです。それにこだわっている限り、実用化が可 能なワクチンがあっても、用いることができないということです。「清浄国」を堅持しようとすればするほど、ワクチンは実用できません。
 ワクチンを用いるということは、いつでもどこでも、ウイルスに感染するという可能性が前提となって、つまりは、まん延しているという前提でなければ、用いる必要がないからです。
 いったん「清浄国」をうたってしまえば、まん延を認められるようになるまで、ウイルスを見つけ次第、平気で生きている鶏でさえ、殺し続けなければならないのです。現場は本来、あくまでも「馴致」が自然の摂理です。
  唯一考えなければならないのは、強毒型の大流行のみです。それ以外の型の場合は、罹っていても生かす方向で考えるのが望ましいでしょう。基本的には、ワク チンの使用を認め、大流行だけをあらかじめ阻止しておくということで、種をこえて人間への感染適応を防止できると考えておく方が、自然でもあり、無茶な殺 戮をおこさない知恵でもあるのですが。

> 前にも、この掲示板に書いたように、弱毒性の場合のプロトコルは、強毒性の場合とは、異なったものが求められているような気がするのですが。

  強毒型といえども、それは、一時の耐性系統が残るための過程ですので、鶏で発現したからといって、それが即、人間の脅威になるものではないということをき ちんと認識しておきたいものです。鳥のインフルエンザとヒトのインフルエンザは、感受性(あるいは受容体・レセプター)が異なっており、さまざまな動物の 体を感染増殖しながら、やっとのことでヒトの細胞で増殖できるようになるのであって、鶏や豚や牛の体で適応したウイルスが、そのまま、人間の細胞で増殖で きるわけではありません。ウイルスは、細菌と違い、宿主が非常に限定されています。むしろ、ヒトのウイルスが他の動物にとって脅威になっている可能性もあ るのですから。鶏舎の中の鶏にとって、作業する人間から感染するインフルエンザウイルスのほうが脅威かもしれません。感染経路不明の場合は、それもまた大 きな要因のひとつとして考えておく必要があります。
 ウイルスに対処するのに、「根絶」対策は、人間の無知によるとてつもない無駄なあがきです。もう、養鶏舎内の鶏ばかり抗体検査をやる時期はとっくに終わっているはずです。
  野鳥(留鳥)の抗体を調べれば、相当種類の鳥インフルエンザウイルスの抗体を獲得しているはずです。どうして、要鶏舎ばかりフリーにしておけるでしょう か。ウイルスがわんさか常在共存共生している自然環境中のなかで、養鶏舎の中だけ、ウイルスフリーにしておけということなのでしょうか?
 まったく、莫迦げています。 拝


[2567] 牛のBSE→代用乳→仔羊?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/05(Tue) 11:52  

日本でも時折、羊の海綿脳症・スクルビー発生が伝えられているが、下の記事を読むと、BSEが移った事例もあるのだろうか?

7/5日本農業新聞より
飼 料関係の省令改正を受け、7月から市販の子牛用代用乳が、子羊の哺育(ほいく)に使えなくなった。牛用の飼料添加物が、メン羊に給与できなくなったから だ。違反者には刑事罰も科せられる。これまで当然のように牛の代用乳を使っていたメン羊生産者は、年末から始まる出産ラッシュまでに代替策を考えなければ ならず、頭を抱えている。



[2566] Re:[2562] [2552] [2551] 富裕国の投資なくして、鳥インフルエンザのパンデミック阻止は不可能という説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/05(Tue) 05:47  

まりちゃんさん。
この問題については、富の偏在と、鳥インフルエンザ阻止への富裕国の非協力が、パンデミックを防げ得ない構図を作っているという説がありますね。
こうなれば、いったん、パンデミックを経験しないと、その構図は破り得ないという悲観論におちついてしまうのでしょうか?

http://www.politics.co.uk/news-in-brief/bird-flu-pandemic-inevitable-without-investment-$16088785.htm


[2565] Re:[2563] インチキのドーピング検査のようなものではないでしょうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/05(Tue) 05:27  

まりちゃんさん。
もれ伝えられてくるアメリカのサンプル集めの実態は、聞きしにまさるものがあるようですね。
ひょっとして、サンプリングの予備検査が、サンプル提供先でなされないとも限らないような状況のようですね。
そういえば、どっかの陸上競技選手が、ドーピングの検体を摩り替えた事件がありましたね。
それと似たような状況が再現されないとも限りません。
ご紹介の意見書の主であるアメリカ下院議員のDeLAURO, Rosa さんのプロフィールは、このサイトhttp://bioguide.congress.gov/scripts/biodisplay.pl?index=D000216にあります。

http://www.startribune.com/stories/1519/5487047.html


[2564] Re:[2559] 鳥インフルエンザ問題の今後 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/05(Tue) 05:20  

ときさん。
ご紹介のサイトにかいてあったように、「後続の鶏群に対しても同じ処置をせざるを得なくなると途方もない大虐殺へと踏み出しかねなくなる。」ということは、その事態に至らないように、抗体調査までをも、限定的にするという動きになってしまうのではないでしょうか。
前にも、この掲示板に書いたように、弱毒性の場合のプロトコルは、強毒性の場合とは、異なったものが求められているような気がするのですが。


[2563] 米国の高リスク牛の隠蔽状況 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/04(Mon) 23:13  

これはいったい何なんでしょう?こんなもの輸入検討とまだ言うんでしょうか(^^; 
食安委は何を議論するんでしょう?
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05070401.htm

不幸にして、APHISがサーベイランス計画に含めると主張する高リスク牛が、実際には国中の牧場や農場で処分されている証拠が山積みになっている」と述べる
Unfortunately, evidence is mounting that the high-risk animals, claimed by APHIS to be covered by its Surveillance Program, are really being disposed of on ranches and farms across the country.
http://www.house.gov/delauro/press/2005/June/BSE_letters_06_29_05.html




[2562] Re:[2552] [2551] 良いマスコミが良い市民を育成するのか、それとも本当はその逆なのか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/04(Mon) 20:32  

鳥インフルエンザ、重大な分岐点に WHOが警告
http://cnn.co.jp/science/CNN200507040015.html

CNNの報道ですが。


[2561] 有機塩素系 投稿者:とき 投稿日:2005/07/04(Mon) 18:23  

危険な農薬清算進まず DDTなど有機塩素系 東北(河北新報) - 7月4日7時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050704-00000011-khk-toh

 破壊もしくは無害化が困難なくらい強靭な化合物。
 生物濃縮と食物連鎖を通じて、人間の体にやってくる。
 BSE原因因子とは無関係だろうか?
 微量での、生体に及ぼすふるまいは、まったくもって生体物質と同等である。細胞の物質代謝に関わっていることが強く疑われるが・・・。いまのところ、だれもまともにとりあわないようで。


[2559] 鳥インフルエンザ問題の今後 投稿者:とき 投稿日:2005/07/04(Mon) 14:34  

■鳥インフルエンザ(AI)について
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm
鳥インフルエンザ問題の今後(]]])(2005.7.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza114.htm
鳥インフルエンザ問題の今後(]]\)(2005.7.2)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza113.htm

鳥インフルエンザ:殺処分ルポ つらく重苦しい時間… /茨城(毎日新聞) (2日16時16分)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050702-00000065-mailo-l08
鳥インフルエンザ:出荷再開… 5場で殺処分… 関係者ら悲喜こもごも /茨城(毎日新聞 2005年7月1日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/ibaraki/news/20050701ddlk08040296000c.html
鳥インフルエンザ問題 業者への対応に明暗
中日新聞 - 2005年6月30日
http://www.chunichi.co.jp/00/ibg/20050701/lcl_____ibg_____002.shtml

「臭 いものには蓋」的無茶苦茶な対応をやっていたら、しまいには、養鶏産業が破壊され、その暁には食糧確保の問題にもつながってしまうだろう。ウイルス感染症 を細菌感染とごっちゃにしたらだめだ。ウイルスを細菌扱いをすると、結果、ファシズムになってしまう。その思念思考そのものの危険に気付かなければならな いのに。「ウイルス」を相手することを通して、人間の英知が試されることにもなっている。


[2558] Re:[2557] 依然なぞのカンボジアのヒト・インフルエンザ 投稿者:とき 投稿日:2005/07/04(Mon) 11:13  

> カンボジアで子供ばかりが千人近くB型ヒト。インフルエンザにかかり、二人が死亡した事件だが、依然として、そのなぞが解明されていない。
> 当初の検査で、H5N1型鳥インフルエンザではないと判明したとのことであるが、では、なぜ、子供ばかりが、このように多数になったのかについてのなぞは残っている。

 B型といっても、亜型が相当数あるはずで、しかも、弱毒型もあれば強毒型もあるはずです。
  それと、ウイルス感染症は、一番初めの感染(初度感染)で免疫を獲得する過程が、発症発病という現象ですので、大人は経験済みで子供は初めてというパター ンであることで、至極当然の起こり方と思います。大人も罹るとなれば、それは変異した新型ウイルスと看做さなければなりませんが。
 はしか(麻 疹)、おたふくかぜ(ムンプス〜髄膜炎多発)、みずぼうそう(ヘルペス)、手足口病(エンテロウイルス)など、予防接種(ワクチン)もありますが、そのよ うなウイルスの病気は、できるだけ初期に罹って経験しておくことが必要なことであり、それは、B型インフルエンザもその例をもれるものではないと思いま す。
 ただし、インフルエンザでありながら、若干強毒型(?)でしかも感染時期が高温時期化して変異(?)いるのは気になりますが。大人の発生が 少ない(ない?)のは、かつて経験したB型の免疫で対処できているように思います。(それであれば、さほど大きな変異ではなさそうですが。)
 お医者さんの常識で、「抵抗力とは病気に罹らない体力のことではなく、罹っても軽く済ましてしまう、あるいは死ぬほど重症化しない体力のことです」とは、かつてなるほどと思って聞いたことがあります。
  子供は生まれてから、あらゆる感染症を早い時期に軽く済ましてしまうことが必要で、保育園・幼稚園時期は、それこそ病気のオンパレードの時期でもありま す。まともに罹って、生き残っていくことで、人間は丈夫になっている(環境に適応している)ということにもなっています。


[2557] 依然なぞのカンボジアのヒト・インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/04(Mon) 05:24  

カンボジアで子供ばかりが千人近くB型ヒト。インフルエンザにかかり、二人が死亡した事件だが、依然として、そのなぞが解明されていない。
当初の検査で、H5N1型鳥インフルエンザではないと判明したとのことであるが、では、なぜ、子供ばかりが、このように多数になったのかについてのなぞは残っている。

http://www.rednova.com/news/health/160933/human_flu_kills_two_infants_sickens_about_1000_children_in/


[2556] 宮沢喜一さんの「ハト派の伝言」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/03(Sun) 17:44  

中国新聞社で連載の記事が、単行本化されたものだが、なんとなく、題名の「ハト」と「伝言」が、重なり合って、「伝書鳩」を連想するものだから、ちょっと、印象的な本ではある。
今の政界には、ハト派なるものは、希少動物化していて、めったにお目にかかれない。
かといって、政治のマーケットがないかといえば、これまでのハト派的パラダイムをちょっと修正すれば、十分なマーケットはあるものと思う。
確かに、宮沢さんの言われるように、二大政党というものは、それぞれが、百貨店の集まりなのだから、そこに、ハトもタカもカラスもコウモリも取り揃えなければならないのだから、ハトは、いつまでたっても、どの党の中でも、希少性動物なのだろう。
ハト派の終末は、自民党内の三木派的精神の変質・終焉から始まったものと、私は思っている。
そして、さらに、村山富市さんが政権の美酒に酔いしれたことで、完全に淘汰される。
だから、ハト派の継承を、民主党に求めることは、土台無理な話だと、私は、思う。
三極の形成に待たなければ、「ハト派の伝言」が「ハト派の遺言」と化するまで、今の政界には、ハト派は存在し得ないものだと思う。
その継承者は、やはり、田中秀征さんくらいしか、見当たらないのが、残念である。
ハト派である条件は、ただ一つ、やせ我慢なのではなかろうか?

参考
司馬遼太郎と萩原 延壽(歴史家、政治評論家)http://www1.neweb.ne.jp/wb/yhoshi2/hagiwara.htmとの対話から
http://ryutukenkyukai.hp.infoseek.co.jp/nihonseisin1.html#%94%8B%8C%B4%81@%89%84%9A%E6%81i%97%F0%8Ej%89%C6%81A%90%AD%8E%A1%95]%98_%89%C6%81j%81@
「(福沢諭吉は、)侍の持つ一番良質な部分である「やせ我慢」の精神、それではやや古めかしいので、独立の精神とか抵抗の精神と福沢は呼んだわけですが、これを福沢は一番重視した。
だから西郷隆盛と弁護し、勝海舟を批判した。
しかし、そういう要素が、弟子からは欠落してしまう。文明開花だ、牛肉を食え、株式会社を作れ、金をもうけろという面だけ、弟子がうけついでいく。」
 

http://ryutukenkyukai.hp.infoseek.co.jp/nihonseisin1.html#%94%8B%8C%B4%81@%89%84%9A%E6%81i%97%F0%8Ej%89%C6%81A%90%AD%8E%A1%95]%98_%89%C6%81j%81@


[2555] Re:[2529] FOMCの利上げの意図 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/03(Sun) 13:44  

2529で、今回のアメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の9回目の連続0.25パーセント刻み利上げについて触れたが、今後の利上げについてのFOMCの意図は何かについて知りたいという方がおられましたので、以下に、当日のFOMCの見解を概訳しておきます。

「アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)は、今回、フェデラル・ファンド・レートを、3.25パーセントに引き上げた。
当委員会は、この利上げの後でも、金融政策のスタンスは、協調性を保ち、そして、根強い生産性の伸張と強く連携して、引き続き、経済活動への支援をする用意である。
エネルギー価格はさらに上昇してはいるが、経済の拡張は、堅調を保ち、また、労働市場の状態は、徐々に改善し続けている。
インフレ圧力は、上昇機運にあるが、長期的には、インフレ期待は、阻止しうる状態にある。
当委員会は、持続的成長の達成のために、上下のブレをもって適切な通貨政策の措置をとるのだが、その上下のブレの幅は、ともに、大体は、等しく保つべきであると考えていいる。
インフレが克服しうるものとの前提で、当委員会は、0.25パーセント刻みの測られたペースでの政策調整で、インフレ懸念は除去できるものと信じている。
それにもかかわらず、当委員会は、物価安定を維持しなければならないためには、景気見通しの変更に応じた政策変更をするであろう。」

以 上だが、もって回った言い方でわかりにくいのだが、要するに、FOMCがいいたいのは、「まだ金利水準は、中立的金利水準に達していないので、引き続き、 測られたペース(0.25パーセント刻み)での利上げは続けるが、原油高騰による景気見通しの変化があれば、これまでの逆の利下げ措置もとる用意があ る。」ということなのだろう。

http://www.federalreserve.gov/boarddocs/press/monetary/2005/20050630/


[2554] Re:[2553] [2547] [2544] 中国内モンゴルで出血熱? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/03(Sun) 13:00  

ときさん。
何やら、わからなくなってきました。
このサイトhttp://www.ncbuy.com/travel/health/report_country.html?code=mgによると、おっしゃるように、ネズミを介するハンタウイルス(Hantavirus)の感染による腎症候性出血熱(Hamorrhagic Fever with Renal Syndrom : HFRS)の可能性もあるようですね。
これは、朝鮮出血性熱(Korean hemorrhagic fever)とも言われるもので、モンゴル以外では、中国では、風土病的なもののようですね。
このサイトhttp://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k99-g52/k99_48/k99_48.htmlでは、ハンタウイルスは、ブニヤウイルス(Bunyaviridae)(日本ではアカバネウイルス)に分類されるもので、最初に分離されたのは韓国で、保有患者の出身地を流れる川(漢難河:Hanta River)から命名されたとしていますね。




[2553] Re:[2547] [2544] 中国内モンゴルで出血熱? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/03(Sun) 12:43  

有難うございます。
> この中国の出血熱は、兎ウイルス性出血病(Rabbit Hemorrhagic Disease (RHD))というものではないでしょうか?
> アメリカでも、現在流行しているようですね。
>http://www.agri.pref.hokkaido.jp/kaho/hapyo/2002/17.html参照
「兎ウイルス性出血病の発生(石狩家畜保健衛生所)」
《宿主はヨーロッパ原産のアナウサギ(Oryctolagus cuniculus)及びこれを家畜化したカイウサギに限定され、ノウサギなど別の属のウサギや、げっ歯類を含むその他の動物には感受性は認められていない。》

これは、あくまでも、特定のウサギにおこる、ウイルス感染症。
齧歯類の病気は、病原体同定まで、早計は禁物のようです。確か、つい最近の中国系新聞報道では、人も罹って(摂取によるものらしい)死亡したとの記事を見ました。

日本獣医学会 動物の病気 Index
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/byouki-index.html
から、関連ありそうなもの。
「わが国への侵入/蔓延が危惧される動物由来感染症」
4. ウイルス性出血熱
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/infect/04-virus-netsu.html
 これは、エボラに類する深刻なもの。ウイルス性。とりあえず、いまは、関連が薄いか? これに関連が次の記事。
『第159回 中世の黒死病はペストではなくウイルス出血熱』
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/ProfYamauchi.html
 最悪の場合、これも想定しておくことが必要。

16.野兎病
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/infect/16-nousagi.html
 ウイルスではなく細菌性。気になる記述。
『最近米国の生物テロの「特に留意すべき病原体」として、天然痘、炭疸などど並んでリストアップされた。従来の感染様式とは異なったリスクを考える必要がでてきた。また、極く最近、米国でプレーリードック間で野兎病流行の報告があり・・・』。米国でも発生あり。

 中国でおこっているのが、ウイルス性でなければ、「野兎病」の可能性もあるような気がしますが。

 輸入に関して、届出が必要な動物種であるプレーリードックでは、ペストが要注意のようです。
国立感染症研究センター感染症情報センター
感染症の話「ペスト」
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g3/k01_51/k01_51.html
 愛玩ペット用として、増産されてはいなかったでしょうか?

もうひとつ、「腎症候性出血熱」。
http://www.forth.go.jp/keneki/nagoya/ryokou-jinn-syukketunetu.htm
http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/page_i/i04-10.html
(『 分布:ヨーロッパ〜アジア全域(特に中国)』
http://www.forth.go.jp/mhlw/animal/page_i/i06.html
 これも、ウイルス性(ハンタウイルス)。

  発症事例を考えるとき、細菌感染症は、細菌数の問題(宿主の壁はない)。ウイルス感染症は、変異による新型と宿主の問題。情報が、不透明なだけに、不安を 助長するばかりです。細菌性は、対処のしようがありますが、ウイルス性の場合は、まるで地震や台風や洪水と同じで、過ぎることを待つしかありません。せい ぜいあらかじめのワクチン接種ですが、ウイルス本体を解明し培養技術を確立しない限り、それも無理です。拝


[2552] Re:[2551] 良いマスコミが良い市民を育成するのか、それとも本当はその逆なのか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/03(Sun) 11:01  

外岡さん。
こうして、毎日、特定のテーマについて、内外紙をウォッチ比較しておりますと、おっしゃるような歯がゆさを、日本のマスコミに感じてしまいますね。
また、新聞紙の特性として、限られた紙面と、元のソースをリンクして示すことなどの点に、限界があることによる故もあると思います。
ブログの世界ですと、極端には、該当の鳥インフルエンザのDNAシーケンスまでも、示すことができるのですが、既成のマスコミではそうはいきません。
新聞というメディア自体が、情緒的な情報しか流しえない属性を持っているといえますね。
でも、このごろは、私のようなサイトにも、多くの新聞社から、アクセスがあるようになったということは、既成のマスコミも、危機感を相当いだき始めてきたということなのかと思います。
私も文系の人間で、誤訳もしょっちゅうですが、最近、BSE関連の記事で、4D/3Dというのがあって、ハテこれはと思ってのですが、答えは、ネットのなかにありました。
文系でも理系でもない、インタープリティター(Interpreter )的存在、または、ウォッチドッグ的存在が、今、必要な感じがしています。




[2551] マスメディアの役割 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/03(Sun) 10:41  

 昨日の米国メディアから「鳥フルに対する中国当局の発表の遅れ」に関する論説です。訳文をリンクしています。

 いつも思うのですが、海外メディアは社会的責任制を十分自覚しているせいか、本当に良い解説文を書くと思います。論理性・科学性ある表現で、主張も十分客観性があり、さすがに「Evidence-based ****」の先進国であると思います。
 日本の場合はいまだ情緒的、感情的思考性が強く、だから非科学的な文章での解説記事が横行していると思います。
 英文記事(欧文紙)の英語も、文系の外人に翻訳させているのか、表現が冗長で曖昧な箇所が多く、主張が明確に縁取りされていないように感じます。
 マスコミがH5N1鳥フルの危険性の意味を報道の中で流してくれなければ、行政から周辺に(病院など)色々と情報を流しても、みなさんあまり興味を持ってくれません。 
 良いマスコミが良い市民を育成するのか、それとも本当はその逆なのか、一見難しくもあり、でも簡単な話ですね。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/tyuugokuseifu.html


[2550] BSE→vCJD→献血→問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/03(Sun) 07:24  

アイルランドでも変異型ヤコブ病疑いの患者さんが、過去に献血をされていたことがわかって追跡調査をしたようです
Suspected vCJD sufferer was blood donor
http://www.rte.ie/news/2005/0630/cjd.html

No way to test donors for vCJD: Harney
http://www.rte.ie/news/2005/0701/cjd.html



[2549] プリオンは、人間の長期にわたる記憶形成の役割をするというスイスの研究 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/03(Sun) 06:38  

「プリオンは、BSEだけのためにあるのではない、」というのは、 Zurich University Department of Psychiatry Researchの研究グループの長Andreas Papassotiropoulos氏の言葉である。
ノーベル賞受賞者Eric Kandel氏は、すでに、カタツムリを使っての短期の記憶構造に果たすプリオンの役割を解明しているが、これまでの研究では、長期の記憶構造については、シナプス間のたんぱく質に依存するものとしてきた。
今回のPapassotiropoulos氏と de Quervain氏との研究では、Kandel氏の仮説を基にして、それぞれの個人で異なったプリオン遺伝子異型が、それぞれ異なった長期的記憶形成にかかわっているとした。
このことは、マウス実験では立証できたが、人間の場合は、まだわからないという。
これら長期の記憶にかかわっている人間の遺伝子異型は二つあって、129-Met と 129Valであるという。
この研究は、 Human Molecular Genetics誌http://hmg.oxfordjournals.org/の8月号に発表された。

Swiss.info「Prions play key role in long-term memory」http://www.swissinfo.org/sen/swissinfo.html?siteSect=106&sid=5916033&cKey=1120313262000より

http://www.swissinfo.org/sen/swissinfo.html?siteSect=106&sid=5916033&cKey=1120313262000


[2548] 安全だと思ってるのは政府と業界が中心みたいですね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/02(Sat) 23:14  

BSE感染、農務長官「輸出に影響ない」
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3062733.html
 アメリカ農務省のジョハンズ長官は、アメリカ国内産の牛が、初めてBSE感染牛と認定されたことについて、日本との貿易再開問題には影響しない、との考えを改めて強調しました。(略)

米政府にBSE検査対象の拡大求める・NYタイムズ紙
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050702AT2M0200502072005.html


[2547] Re:[2544] 中国内モンゴルで出血熱? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/02(Sat) 21:55  

ときさん。
この中国の出血熱は、兎ウイルス性出血病(Rabbit Hemorrhagic Disease (RHD))というものではないでしょうか?
アメリカでも、現在流行しているようですね。
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/kaho/hapyo/2002/17.html参照

http://www.brownfieldnetwork.com/gestalt/go.cfm?objectid=76DC85B5-FF7C-E402-D02AC594FE3C865A


[2546] Re:[2542] [2524] アメリカも献血不足のようで。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/02(Sat) 21:46  

虹屋さん。まりちゃんさん。
その頼りとするアメリカも、献血不足のようですね。
特に、週末休日の血液不足が深刻のようです。
この滋賀の例は、職掌柄、ご自分が献血できない血液だったことを、職場の他人に知られたくないという意識が働いた結果なのではないでしょうか。

http://www.heraldstandard.com/site/news.cfm?newsid=14794406&BRD=2280&PAG=461&dept_id=480247&rfi=6


[2545] ペスト?、“重金属”環境汚染、サイバーテロ「戦隊」。 投稿者:とき 投稿日:2005/07/02(Sat) 20:06  

看中国 http://www.secretchina.com/
◇ 甘粛河西の動物間ペストが流行するのは猛烈だ 局部は現れて態勢が爆発する
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/7/2/119253.html
◇ 長江デルタの土壌汚染は深刻だ 野菜の重金属の含有量が深刻で規準を超える
http://www.secretchina.com/news/gb/articles/5/7/2/119252.html
ウェブページ翻訳
http://www.excite.co.jp/world/chinese/web/

<中国ハッカー組織>日本の「反中国的サイト」を攻撃計画
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china_internet/?1113987178

 こちらも、標的になるでしょうか?


[2544] 中国内モンゴルで出血熱? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/02(Sat) 17:37  

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi
20050702-0100 ( 2005/07/02 ) PRO/EDR>Hemorrhagic fever - China (Inner Mongolia)
中国

エボラとかマールブルグのような?

牛海綿状脳症(BSE):連続講座 人獣共通感染症 Index
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/ProfYamauchi.html
第159回 中世の黒死病はペストではなくウイルス出血熱
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf159.html


[2543] 遺伝子音楽ってなに? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/02(Sat) 17:27  

このニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050702-00000049-mai-soci
にあるように、DNAの並びを楽譜に置き換えて曲を作るもののようだ。
サイトを探すと、「遺伝子の音楽生成プログラム」http://www.asahi-net.or.jp/~HB9T-KTD/music/Japan/Soft/gene_music.html
なんてのがあって、このソフトをダウンロードして、特定の遺伝子の配列をインプットしてやると、それらしき音楽ができるというもののようだ。
英語では、Gene Musicというんだそうで、こんなサイトhttp://www.toshima.ne.jp/~edogiku/もあって、MP3で聞くことができる。
ためしに、鳥インフルエンザの遺伝子配列でやられてみてはいかが?
たとえば、
こんな配列(Hanoi A/Chicken/Vietnam/NCVD09/2005 )http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=ISDN124038&database=fluA
とか
こんな配列(An Giang A/Duck/Vietnam/NCVD05/2005 )
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=ISDN124142&database=fluA
または、例の水海道と同じ、グァテマラのH5N2型のA/Chicken/Guatemala/194573/02
http://flu.lanl.gov/search/view_record.html?accession=AY497127&database=fluA
とかがありますが。
それとも、プリオンの配列のほうがいいでしょうか? 
「BSE牛のためのレクイエム」なんて題をつけててですね。
ということで、上記ソフトで、ヴェトナムのH5N1の遺伝子配列で演奏させて見ましたら、なんやら、チャイナ風の音楽が、出てきました。
やはり、組み換えされてしまっているのかしら?
で、今度は、異常プリオンのやつをやってみましたら、こっちのほうは、なぜか、日本の童歌風になってしまいました。
音楽的には、グァテマラのものが一番よいようです。
いろいろな遺伝子配列のデータベースは、こちらのサイトhttp://www.jhsf.or.jp/link/site_data_1.html
や、
鳥インフルエンザの遺伝子型は、こちら
http://flu.lanl.gov/search/
から入手できます。


[2542] Re:[2524] 温故知新 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/02(Sat) 11:32  

米国で1頭目発生後の英国の米国産血液製剤への対応

vCJD(人間のBSE)の拡大を阻止する取組みの一部として、英国は、1999年以来血液製剤の製造用血漿をすべて米国から調達しており、また、今年(2003年)、幼児および子供への輸血用の新鮮凍結血漿の輸入を開始している。
 BBCnews(12/25/03)によれば、Tory health spokesman、Andrew Lansley は、より安全なところからの十分な供給を探すことがほぼ不可能であるため、英国は米国血漿の輸入を停止することはできないと発表した。
血液製剤調査機構 BPRO Today's News 海外

http://www.bpro.or.jp/news_overseas/o_news/2004/0401_13_uk.html

「十分な供給を探すことがほぼ不可能」はかわりがないなぁ。



[2541] プロモ版が売られているのって、なに? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/02(Sat) 10:51  

プロモ版のCDやレコードってのは、本来の商品発売に先行して、宣伝用のために、無料で、宣伝媒体として、配られるものと解釈していたが、このところ、このプロモ版が、普通に値段をつけられて売られているのは、どういう仕組みになっているのだろうか。
業界筋のかた、おしえていただけませんか?
確かに、買ったプロモ版には、シールが張ってあって、そこには、
『For Promotion Only /Not for Sale」とかかれている。



[2540] 日本の輸入反対の動き 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/02(Sat) 10:43  

米国産牛 輸入再開の諮問撤回を 全国食健連・農民連が申し入れ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-02/2005070204_04_1.html

広がる米産牛肉輸入反対意見書 24道府県と276市町村に
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-02/2005070214_01_1.html


[2539] 日本赤十字の感覚 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/02(Sat) 10:41  

B型肝炎の抗体検出後に…滋賀赤十字の課長が偽名献血
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050702i101.htm

日赤の、ヒトプラセンタ使用者の健康とその献血問題なんか、知ったこっちゃない、それは厚労省の仕事、という感覚とはまた違いますかね?

↓こういうのはあるみたいですけど
> 献血された血液中のHBs抗体が強い場合は、日本赤十字社において、免疫グロブリンを分画し、抗HBs人免疫グロブリン「日赤」といわれる製剤を製造して います。この製剤はHBウイルス感染が疑われる事故などの場合、感染防御に使われています。そこでHBs抗体の高力価の方々に特別に献血をお願いすること があります。
http://www.wanonaka.jp/kensa.htm

なんでちゃんさん、そうですよね(^^例えですよね。ただ、英語に翻訳されたら誤解を生むかなぁと思いまして。米国はしっかり改善くださらないと、本当に困ります。

英国みたいに判明後も、世界中に肉骨粉を輸出し続けた悪質さはないであろうと思いたいですが、これだけシラを切ると疑いますよね。

「米国民は皆毎日肉を食べている」?
英国人だって判明するまで毎日肉を食べてましたよね。


[2538] Re:[2537] 中国当局変身に変身 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/02(Sat) 09:42  

外岡さん。
なるほど、この経緯を見ますと、むしろ、新華社報道の右往左往ぶりに、われわれが翻弄されたという構図ですね。
肝心の中国のH5N1の遺伝子タイブやDNAシークエンスが発表されていないのが、まだ、気になりますが。
翻って、日本の水海道の報道ぶりを見ますと、低毒性・強感染力時代の鳥インフルエンザの啓蒙の仕方や、マニュアルは、これでいいのかと、疑問にも思われますね。
低毒性で感染力の強い鳥インフルエンザへの対応についての、仕切り直しが必要な感じがしています。

http://www.todayonline.com/articles/59323.asp


[2537] 中国当局変身に変身 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/07/02(Sat) 08:41  

 28日中国青海省での調査を終えたWHOとFAOは北京で記者会見。
 29日新華社通信はWHOの発表をほぼ認める報道。
 30日新華社一転して、青海省における中国側の対策は完全。WHOも感心している、そんな報道。
 1日夜、再度WHO発表を認め、WHOの要求に従う報道。

 北京の攻防戦も大変そうです。

 一方29日ベトナムでの1週間の調査を終えたWHO編成国際チームは、ベトナムでのウイルス変化なく、人人感染を起こしている気配はないことを発表。
 ベトナムのWHO事務所も、安堵感を露わにして発表。
 引き続き海外各社が、世界的流行の危険性は退いたというような内容の報道を一斉に掲載(日本報道ではは無かったような)。
 しかし30日ジュネーブのWHO本部がウエブ上に正式見解。
 あくまでもこれまで危惧していたことが立証されなかったというだけど、危険度が下がったことを意味していない。
 また昨日、マニラのWHO事務所も似たような発表をAFPに行い、先日得られたデータは、ただこれまで危惧されてきた(ウイルス変異と人感染)事実の根拠が得られなかったというだけで、事態は変わりはないと伝えた。

 中国でのWHOの姿勢が弱いかなときになっていましたが、十分中国当局に圧力をかけたようですね。
 一方ベトナムの方は、日本を初めとして各国の研究者による調査が行われたのはいいのですが、その結果について学問的報告がないためもあり、以前より不透明な状況となったようです。
 いずれWHOも態勢を整えるのでしょうが。

http://www.asahi-net.or.jp/~ie3t-tnok/jyouhou/BIRDFLU/tyokkinninfo6.html


[2536] 「USDAは、BSE検査で二重の読み誤りをした。」とのキャピタル・プレスの記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/02(Sat) 07:29  

キャピタルプレス(Capital Press)の記事は、「USDAは、BSE検査で二重の読み誤りをした。」との辛らつな記事を掲載している。
これによると、USDAが、アメリカのBSE検査システムのファイアウォールの完全性を自画自賛したとしても、今回のBSEは、「アメリカの検査システムのゆえに発見された」のではなくて、「アメリカの検査システムがあるにもかかわらず発見された」のだとしている。
今回のUSDAのウエスタンブロットの検査は、ジョハンズ農務長官の承認を待たずに、Phillis Fong女史の強力な主張によってなされた故の結果であるとしている。
また、ジョハンズ農務長官の言うに、今回のBSEサンプルは、分離不可能な他の4頭のサンプルと一緒に、保存されていて、昨年の11月に、二つの検査では陰性であったが、もうひとつの実験的検査では、異常を示していたといっている。
こ の実験的検査は、通常の検査プロトコル外のものであり、今後は、この検査プロトコルを換える用意があるとしているが、このことを聞いて、消費者や農場主た ちは、「これまでの検査には、多くの間違った検査があったのではなかつたのか?」と思うのではないだろうか、としている。
さらには、「いったい、適切な検査プロトコルの元に、これまで、USDAの検査はなされてこなかったのではないのか?」という点についての疑念が生じるのではないのか?としている。
また、サンプルの扱いにしても、ガイドラインに沿わない扱いがされていたことについての疑念があるとしている。
たとえば、このサンプルが凍っていて、サンプルの完全性が遵守されていなかったことや、昨年11月のIHC検査の結果についての公式報告が何もないということなどについて、ミスがあったとしている。

なお、同じキャピタルプレスの記事『Revelations abound in BSE case』http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=67&SubSectionID=619&ArticleID=18130&TM=28903.23

「APHIS under orders to change BSE test protocol」
http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=67&SubSectionID=782&ArticleID=18216&TM=29190.43
もご参照

http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=75&SubSectionID=767&ArticleID=18167&TM=29036.85


[2535] まりちゃんさんへ 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/07/02(Sat) 02:31  

> アメリカ国民は全滅すればよいですよ

↑ これは例えです。アメリカ1国の問題だけで済むなら、全滅しようが、それはそれで米政府の選択ですからね。 しかし、アメリカだけの問題ではない。 

エ イズは治療薬という市場が興ったために、調査も対策も十分に行った。 一方、プリオン病の治療法が『とりあえず肉を食べない』という選択が最も効果的であ るとの認識を国民に与えては、肉産業という金のなる木がポしゃってしまう。したがって情報隠蔽や非科学的な学者の珍説が横行し、しまいには新聞までがそれ らに同調する雰囲気に。。。はっきり言って、肉など食わなくても誰も困らないのに。。。しかも輸入を決める役人や政治家、推奨した学者は、絶対に自分も家 族もアメリカ産の肉など食べないだろう。 あー、もう食の問題だけでは済まない所まで来ているのに。


[2534] モンサント社 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/02(Sat) 00:20  

米モンサント、81%減益・3−5月期
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050630AT2N2900630062005.html

>野菜・果物の種苗大手セミニスや綿大手エマージェント・ジェネティックスを買収したことに伴う償却費の負担が減益につながった
でも、
>売上高は22%増の20億4000万ドル。トウモロコシ、大豆などの遺伝子組み換え部門の売上高は11億ドルと50%増えた
とのことです。


[2533] これも、疫病情報隠蔽の成果? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/01(Fri) 23:39  

 わざわざこんな時期に、移動の制限規制を緩めなくてもと思うのですが・・・。

訪日観光ビザ、7月に中国全土に拡大(2005年07月01日07時52分)
http://www.asahi.com/international/update/0701/001.html
2005年07月01日
中国人へのビザ発給拡大を中止せよ 〜犯罪者を大量に輸入する国家〜
http://blog.livedoor.jp/lancer1/

 いまだ、内容が明確でないハイパー風土病のキャリア化したようになっている状況で、ましてや感染症情報も透明化されていない状況で、無防備に人間の移動を自由化するのは、安全の観点から見て非常に危険が大きい。由々しき問題である。
 2 月の髄膜炎のころから、続けざまに、異常事態が続いている。本来の発生時期ではない夏季のインフルエンザ流行も非常に不気味だ。これに、どんどん、キャリ アの可能性が高い人間の移動を許すことになりはしないだろうか。わざわざ、危機を招くようなことになるのではないか。杞憂で終わる? 決して楽観はできな い。たいへんな状況になりそうだ。

厚生労働省検疫所 海外感染症情報
http://www.forth.go.jp/
外務省が提供する感染症(SARS・鳥インフルエンザ等)関連情報について
http://www.anzen.mofa.go.jp/sars/sars.html
 かの国は、感染症情報は「国家機密」扱いで、オープンな報道がないため、日本の公式機関のHPでも網羅はできていない。未必のバイオハザードみたいなものにならなければいいが。悲観的にならざるをえない。


[2530] 朝日がWeb投票をやってたみたいですね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 22:50  

この時期に、結果はいわずもがな、のようですが、私も投票したかったなぁ

Q.米国産牛肉が恋しい?(06/29)
http://www.asahi.com/special/webvote/list0506.html#050629
とにかく米国産を早く食べられるよう交渉してほしい
131票
米国案(月齢30カ月以下)を受け入れてもいい
85票
日本政府案(月齢20カ月以下)ならば、輸入を認めていい
175票
全頭検査も視野に、政府案より厳しい条件でなければ輸入してほしくない
626票
もう米国産牛肉を必要だとは感じなくなってきた
538票

計1555票(06月30日10:31)


[2529] アメリカは、0.25パーセント刻みの利上げを継続 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/01(Fri) 22:47  

近似の原油の値上がりで、アメリカは、今回を最後に、「0.25パーセント刻みのmeasuredな利上げをストップするのではないか」との予測があったが、この予測に反して、今日、米連邦準備制度理事会(FRB)は9回目の連続利上げに踏み切った。
次は、8月だが、ここでも、0.25パーセント利上げは継続する見通しである。
これで、日米の金利格差は、いよいよ、広がった。
これが、円安の大きな要因となっている。

FOMCの声明全文は、こちらのサイトhttp://www.federalreserve.gov/boarddocs/press/monetary/2005/20050630/ご参照

http://www.buffalonews.com/editorial/20050701/1010609.asp


[2528] 「Foreignaffairs」の「鳥インフルエンザ特集」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/01(Fri) 22:26  

「ECONOMICS, TECHNOLOGY & MEDIA」
http://www.plateaus.com/econ/blog/archives/000359.html
さんのブログに紹介されていたものだが、「Foreignaffairs」の2005年7/8月号では、「鳥インフルエンザ特集」http://www.foreignaffairs.org/background/pandemic/
がくまれている。
なお、この「ECONOMICS, TECHNOLOGY & MEDIA」http://www.plateaus.com/econ/blog/さんのサイトへは、どなたか、私のサイトをリンクしていだいたようです。
光栄です。
ありがとうございました。


[2527] 山内一也先生の最近の講座から 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 21:43  

霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第165回)06/22/2005
BSEのリスクとわが国における安全対策

>  一方、もうひとつの対策であるSRM除去は、当初は不十分なものでした。私たちプリオン専門家は脊柱の中にある背根神経節もSRMに加えるべきと、考え ていました。しかし厚生労働省は、OIEの基準がBSE低発生国の場合には脊柱をSRMに加えていなかったことを参考にして、脊柱は取り上げなかったので す。OIEが低発生国についても脊柱をSRMに指定したことで、二〇〇四年二月にやっと脊柱の除去は実施されました。

厚労省もOIEも何やってんですかね。ぜひ全文を。↓

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf165.html


[2526] 日本のHIV感染者、1万2000人に・国連エイズ計画 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 21:32  

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050701AT1G0100G01072005.html
潜在的にはこの何倍?何十倍なのかわかりませんが、えらいことになってきました。


[2525] ワクチンとヒトアルブミンとvCJDと 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 21:14  

昨日、勉強会があってちょっと参加してきたんですが、二次会でワクチンの話が出ました。日本のワクチンにはまだヒトアルブミンが使用されていると聞きました。
今年2月に、ワクチンへのヒトアルブミン使用禁止を提言する論文を厚生労働省の血液対策課にはお渡ししてるんですが、どうなんでしょう。。

99年には薬害オンブズパーソン会議が厚労省に公開質問状を送られてますね。
http://www.yakugai.gr.jp/inve/fileview.php?id=32




[2524] Re:[2522] 笹山さんへ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 21:08  

>まあアメリカ国民は全滅すれば良いですよ。

なん でちゃんさま、こんばんは、↑これは駄目です。アメリカ人の中にも良心的な方は少なからずおられます。(今はあんまり力をお持ちではないようですが、今後 アメリカンパワーを出して状況を変えて行っていただきたいです。)あと、日本は米国から血液分画製剤を沢山輸入しています。今はまだ「可能性」の警告の段 階ですが、血液製剤で感染するということになったとしたら、たいへんなことになります。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/43de01537ba9a244b63cb0412d365181
ま た、日本は米国から飼料や穀物などを沢山輸入しています。1mgのSRMでも感染する性質のもので、どこでまぎれるかわかりません。そして毎年多数の人た ちが旅立ち、帰国し、来日します。一国で済む問題ではなく、一蓮托生、全世界的な問題です。米国には「対策改善」していただかねば、輸入禁止すれば済むと いう単純な問題ではなかったりします。

>プリオンよりも経済を優先させる人間共に震撼させられる今日この頃

いや、ほんとに。震撼どころかのけぞりものです。


[2523] 肉骨粉の焼却灰の肥料使用はオッケーになっちゃったみたいですね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 20:59  

「1,000℃以上で焼却処理をした肉骨粉の焼却灰及び炭化物を肥料として利用すること」に係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての御意見・情報の募集について
http://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_mbm170630.html

誰がちゃんと監督管理するんですかね。レンダリングの現実、現場を食安委の委員は全員確認したのだろうか。


[2522] 笹山さんへ 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 19:59  

はじめまして。レス有難うございます。
僕はこれまで、日本という国はダメな国で、英国や米国は政治がシステマティックに機能し ている素晴らしい国だとの認識しか有りませんでした。薬害エイズ事件がそう思うようになった端緒で。英国がサッチャーの下で経済を立て直した時も、日本が ダメに見えて仕方なかったです。この国に官僚がいて、お役所仕事をしている限り、日本はダメ。そう思い込んでました。アメリカならBSEに対しても対策が ばっちりだろうと・・・しかし、僕の思い込みはともかく、自国の興亡の鍵を握るかもしれないBSEに対する今回の態度は凄いの一言ですね。 まあアメリカ 国民は全滅すれば良いですよ。世界平和の一助になるかも知れないです。しかし、日本も易々とトロイの木馬のBSE未検査牛を国内に入れさせるのでしょう か? 食べないだけではすまない問題です。 プリオンよりも経済を優先させる人間共に震撼させられる今日この頃です。これからもHP頑張って運営お願いし ます。


[2521] ヒトが先か?卵が先か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/01(Fri) 19:50  

今回の水海道市の鳥インフルエンザ対策については、これまでとは、違った考え方に基づく、対策が必要なのではなかろうか?
すな わち、低毒性で、感染力が強い、感染しても、鳥自体は、多くの場合、無症状で、検査しなければ、わからない。検査すれば、抗体がみつかる、ということなの だから、生産者側の心理としては、なるべく、検査の範囲の拡大はさけたい、早く手じまいにしたい、というのが、本音なのだろう。
無症状でも、検査をすれば、抗体が検出されるのだから、わかった以上、殺処分せざるを得ない、となれば、この掲示板でときさんのおっしゃるように、すでに、茨城管内の感染の勝負は、終わっているのではなかろうか。
後は、ただ、検査をしないで、見て見ぬ振りをして、無症状のままに、時の過ぎるのを待つだけ、ということなのかもしれない。
しかし、それでいいのだろうか?
今回は、それで過ごせたとしても、再び、このような事態は、繰り返すであろう。
生産者に対する補償措置に万全を期した上で、皆悉的検査を行い、実体を明らかにすべき時なのではなかろうか。
なお、ブログのほうに、
「茨城県の養鶏場で鳥インフルエンザ」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=300
「ヴェトナムで、新たに人感染鳥インフルエンザによる死者発生−近時のH5N1ウィルスの強毒性と弱毒性の謎について-」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=301
としてまとめてありますのでご参照ください。


[2520] Re:[2513] 輸入再開しても、米国産牛肉は売れるだろうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/01(Fri) 19:17  

虹屋さん。オーストラリアの個体認識システムについては、以前に、サイト『雪印食品問題を、一私企業の問題として矮小化してはならない。−狂牛病汚染肉のトレーサビリティ・システム構築を −』http://www.sasayama.or.jp/diary/2002jan29.htmでご紹介したことがあるのですが、 NLIS(National Livestock Identification System)http://www.mla.com.au/content.cfm?sid=131というもので、単なる牛の個体情報にとどまることなく、さらに、EAN協会の標準バーコードラベルのシステムに連結しようとするものですね。
こうすることによって、標準バーコードラベルと輸入牛の個体情報がつながるわけですが、しかし、日本の流通に入った場合、部位別コントロール(パーツ・コントロール)で、これがとぎれてしまうというわけです。
この構想については、このサイト「Traceability for Australian Beef」http://www.meatnews.com/index.cfm?fuseaction=article&artNum=2128をご参照。



[2519] Re:[2517] 教えてください 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/01(Fri) 18:58  

なんでちゃんさん。こんにちは。
アメリカの場合についてみれば、やはり、牛肉利権というものが、政権にしっかり絡み付いている要因が大きいでしょうね。
それと、アメリカの消費者の声が、このごろは大分強くなってまいりましたが、やはり、まだ、弱いということもあるでしょう。
しかし、それも、もはや、時間の問題になっているように思えます。
今回のアメリカBSE発生に対して、日本側は、影響が少ないと政府が強調してはおりますが、肝心のアメリカ国内では、相当なショックのようですね。
また、アジア諸国を見ても、インドネシア、台湾が再び、輸入禁止となったほか、韓国も輸入再開見直しに傾いているということで、アメリカ牛肉輸入再開延期のドミノが広がっているように思えます。
一人、日本だけが、忠実な牧用犬的役割を果たしているようにさえ、見えます。


[2518] Re:[2514] どうかな? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/01(Fri) 18:48  

ときさん。
この理論、どっか見覚えがあるなと思いましたが、やっぱり、この説は、西田さんだけのものでは、ありませんでした。
この点は、むしろ真名さんのテリトリーなのですが、ご旅行中ということで、代わりに書かせていただきますと。
同様の仮説を立てているのが、Susan Haywood 氏の『TRANSMISSIBLE SPONGIFORM ENCEPHALOPATHIES』ですね。
ここでは、プルシナー博士の「ブリオン仮説」または、「プロテインPrPScオンリー仮説」だけでは説明しきれないものがあるとして、ブリオン病の環境的要因に注目すべきだとしています。
そして、PrPcが、金属と結合する性質があることに注目し、脳内に自然にある銅が、脳外のマンガンと入れ替わるとの仮説を出しました。
さらに、スクレイピーの世界的分布や、野生鹿のCWDの世界的分布を見て、くしくも、自然の銅の少ない地であり、工業化のマンガン廃棄物の地と一致しているのを見て、その確信を強くしたというわけです。
http://www.warmwell.com/jan23prion.html参照

http://www.warmwell.com/jan23prion.html


[2517] 教えてください 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 18:41  

さきほどはごめんなさい。
教えて欲しかった事を聞き忘れてしまいました。

なんでみんなBSEに及び腰なんでしょうか?
『食べても安全だ』とだけは積極的に推奨しますが、きっと推奨してる本人は食べてないんでしょうね。霞ヶ関の某省内の食堂には牛肉を使ったメニューが無いなどと噂が飛んでますが、事実なんでしょうか? 某省とは厚生労働省ですが。


[2516] 教えてください 投稿者:なんでちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 18:16  

はじめまして。最近ここの掲示板を覘く様にまり、BSEにも対しても興味が湧いてきました。ちょっと遅いですね。これまでは良く調べもせず、国の言う安全基準を鵜呑みにして来ました。もう焼肉食べ放題状態でした。

さ て、これまで貴掲示板等で色々記事等を読んでみると、英国はじめ欧州各国、また日本政府も、BSE不安が起こった頃の対応はかなり鈍いですよね。 で今は どうかというと、今もあまり積極的では無いようですね。 対応とは即ち、高い検査法の研究とか、BSE牛への疫学的な研究とかです。 それにも増してアメ リカの態度はもの凄いものがありますね。これは『悪の枢軸』ならぬ『悪のすじ肉』ですな。洒落てる場合ではないですが。 日本も口先では『全頭検査』など と言っていますが、最終的には輸入しそうな予感がします。 まあ、小泉さんだったら理屈にもならない理由を付けて輸入再開するでしょうね。 しかし、これ ほどまでに及び腰の対応しか出来ない理由は『牛肉市場』の問題だけなのでしょうか? 牛も大事ですが、人の命は地球よりも重いと言ったのは福田さんでし たっけ。 なんだか支離滅裂で申し訳ないです。 まあ、自分だけが食べなければ良いと言う人も居ますし、私もそうするつもりですが、これで感染者が増えれ ば、医療具や手術具での感染機会も増えますよね。 牛丼屋さんも大変でしょうが、これは肉業界だけの問題では無い事をしっかり認識して欲しいですな。 今 頑張れば、100年後にはまた安心して牛肉が食べられる様になると思いますよ。


[2515] 農水省の大臣や事務次官の記者会見 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 18:12  

http://www.kanbou.maff.go.jp/kouhou/index.html
いろいろあがっております。


[2514] どうかな? 投稿者:とき 投稿日:2005/07/01(Fri) 16:54  

金属イオン脳に悪影響 西田・山形大教授講演
2005/07/01 神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/kz/00016592kz200508011000.shtml

『西田教授は「BSEの原因への関心が薄れているのは危険。肉骨粉だけが原因でない」と主張した。』

 果たして、まともに近づいてよいものやら。命がけで研究する覚悟と、研究とは直接何も関係ない、余計なセキュリティー管理も必要だ。
 ともかく、もうすこし畜産の現場の知識も必要かもしれない。元素にこだわっているうちはダメかも。
2513] 輸入再開しても、米国産牛肉は売れるだろうか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/07/01(Fri) 11:16  

吉野家などの外食産業は、米国産牛肉輸入再開をにらんで、メニューなどの準備を進めていると報道されているが、一般消費者は購入するだろうか?そんな疑問を抱かせる下記の記事。
 オーストラリア産牛肉では、日本ハム?の子会社が、JAS(日本農業規格)の牛トレサに対応して輸入をしている。

豪州でも耳標義務化 6/30日本農業新聞
オー ストラリアで7月1日から、出荷される全ての牛に無線式の電子耳標装着が義務付けられる。BSEが未発生なのにあえて個体識別を義務付けるのは、疾病への 迅速な対応と一層のトレーサビリティー(生産・流通履歴を追跡する仕組み)を求める欧州や日本などの輸出先への配慮が目的。・・耳標は1個約300円。耳 標をつけた牛がセンサーの前を通ると情報がコンピーュターの画面に浮かび上がり48時間以内には牛の素性が突き止められる。「当初のコストはかさむが、経 営上の利点はある。」


[2512] Re:[2511] サーコウイルス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/01(Fri) 07:45  

サーコウイルス(circovirus)が発育不良豚の原因とされていますね。
このサーコウイルス(circovirus)と植物に感染するナノウイルス(nanovirus)とは、兄弟関係にあるんだそうで。
植物から動物への宿主変換が、脊椎動物がウイルスに感染した植物の液に暴露された際に起こるという仮説ですね。
で、 このナノウイルス(nanovirus)の一種にレンゲ萎縮ウイルス(MDV)というのがあって、これを媒介するのが、マメアブラムシ、マメクロアブラム シ、エンドウヒゲナガアブラムシ、ソラマメヒゲナガアブラムシ、ワタアブラムシなどのアブラムシんだそうで、これらが、大豆やソラマメなどにわい化病を発 生させるんだそうで。
となると、ごく単純には、豚が、わい化病にかかった豆を食うと、ナノウイルス(nanovirus)を通じてサーコウイルス(circovirus)で発育不良豚になるってことでしょうかね?
この推論、ちょっと乱暴ですかね。
一方、この発育不良豚に多いとされるプロテインであるPig-MAP(Pig Major Acute Phase Protein)とサーコウイルス(circovirus)であるPCV2(porcine circovirus type 2)との関係については、http://www.edpsciences.org/articles/vetres/pdf/2004/03/V4001.pdf
に書いてあるみたいですね。
アミロイドを分解しにくくする血清アミロイド( Serum amyloid)が役割を果たしているらしい。
このPCV2というウイルス、野外ではどこでもいるウイルスのようで。


[2511] 発育不良豚って何? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 06:50  

毎日新聞でちょっときになる記事

県:発育不良豚の早期診断、特殊なたんぱく質が有効−−来月、研修会で発表 /鹿児島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000191-mailo-l46

ヤフーで「発育不良豚」で検索すると症状や症例、発生状況などが出てきます。
http://search.yahoo.co.jp/bin/query?p=%c8%af%b0%e9%c9%d4%ce%c9%c6%da&fr=top

鹿児島では念のため出荷しないよう指導しているそうですが、上記を見ると「発育不良豚の見切りを早く行い、少し小さくても早めに出荷することが必要。 」としている県もあるようですね。原因がはやく解明されるといいですね。


[2510] Re:[2508] [2507] [2501] [2494] [2492] [2484] アメリカBSE牛は、ペットフードになっていた? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 06:30  

話ついでですが、食健連のBSE米国視察訪問団の報告を
紹介しているブログがございましたので。

やっぱりずさんだったアメリカのBSE対策・・・視察報告より
http://ch.kitaguni.tv/u/5238/%a3%c2%a3%d3%a3%c5/0000233084.html


[2509] Re:[2505] 韓国・台湾との比較は、これからということですので。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/01(Fri) 05:22  

ときさん。
これを見ますと、肝心の韓国・台湾のH5N2との塩基配列の比較はこれからというのですから、まだ、いろいろな展開があるかもしれませんね。
遠い国のウイルスと近い国のウイルスとでは、心理的に大分ちがうでしょうから。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000284-kyodo-soci


[2508] Re:[2507] [2501] [2494] [2492] [2484] アメリカBSE牛は、ペットフードになっていた? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/07/01(Fri) 05:13  

Champion Pet Foods 社からのコメント「Statement on USDA Investigation of BSE Case by Benjy Bauer, President/Owner of Champion Pet Foods, Inc.」http://biz.yahoo.com/prnews/050629/nyw174.html?.v=12をみますと、昨年11月にinconclusiveとなった死体は、Texas Veterinary Diagnostic Laboratory で、焼却されたとなっていますね。
ちょっと、この辺は、よく確かめなければならないのではないでしょうかね。
カナダのペットフードの場合は、頭だけ研究所に持ち込まれ、その他は、ペットフードになったとしていましたしね。
つまり、当初から人間の食用以外のダウナーとして扱われ、4D/3D施設に送り込まれている場合、SRM除去の概念が通用しているかどうか、ちょっと?なんですが。

A USDA representative took the entire carcass in question to Texas Veterinary Diagnostic Laboratory at Texas A&M, where it was incinerated. Following USDA procedures, no part of the cow entered the pet food chain.

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000206-kyodo-soci


[2507] Re:[2501] [2494] [2492] [2484] アメリカBSE牛は、ペットフードになっていた?投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/07/01(Fri) 00:43  

食健連のBSE米国視察訪問団の報告を伺ったときの話ですが、米国はSRMを焼却後どう処理しているのか?と質問したら、「SRMは焼却せず、そのまま、肉骨粉にまじって流通している」といわれていました。

もちろん、米国は広いのでちゃんとしているところもあるのでしょうが?ナニソレー?!と思いました。

昔のNHKの報道で見たのですが、英国ではSRMをハザード色のオレンジの蛍光インクで着色して廃棄してました。日本はそこまでしていませんが、米国では?



[2506] 訂正[2505]投稿者:とき 投稿日:2005/07/01(Fri) 00:24  

家禽× 飼鳥輸入国○ ペットとしての鳥です。申し訳ありません。




[2505] 日本は世界でも有数の家禽輸入国 投稿者:とき 投稿日:2005/06/30(Thu) 23:53  

 ペット用の鳥はずいぶんたくさん入ってますしね。
 いまや、人でも動物でも、ウイルスの移動はコントロール不能です。
 入ってきたと考えてもいいのですが、それがいきなり、養鶏場にそこだけで、発生すると考えるのは、正直お笑いです。
 あまねく、いきわたっていて、たまたま、遺伝子の多様性がない養鶏場の鶏(あらゆるウイルスの野生株に感染経験の機会が少ない)が、たまたま感受性のある(レセプターがマッチする)ウイルスにさらされて発症しただけのことです。
 人間もそうですが、子供時代に感染発症した場合は、軽い症状で済ますことができるのに、大人では重症化し死亡にいたる率が高くなるというのは、ウイルス感染症の常態です。
 幼雛のとき、自然に罹ってしまえば、それなりにやりすごしてしまえるのです。それが今回の、近隣での抗体陽性の鶏のように思います。ウイルス感染症は、早い時期に罹ってしまえばそれで終わりです。罹った済ましたもの勝ちです。
 養鶏業で、ウイルスフリー養鶏なんていう馬鹿げた気違いじみたことにならなければいいのですが・・・。野菜工場じゃあるまいし、完全密閉で、クリーンルームでの養鶏なんてそれを実施しようとする人間の頭、どうにかなってるんじゃないか?
 それくらい、おかしなところに進みつつあります。


[2504] Re:[2502] グァテマラのウィルスと97パーセント一致ですって? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 22:53  

ときさん。
水海道市のH5N2型の遺伝子の塩基配列が、中米グアテマラの鶏で見つかったウイルスと97%一致することが30日、動物衛生研究所(茨城県つくば市)の解析で分かったとのニュースですね。
これ
A/Chicken/Guatemala/194573/02
ですか。
http://afmb.cnrs-mrs.fr/CAZY/GH_34.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000206-kyodo-soci


[2503] Re:[2501] [2494] [2492] [2484] アメリカBSE牛は、ペットフードになっていた? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 22:32  

虹屋さん。
ああ、そうでしたね。混乱していました。
で、「このBSE牛は、死亡の後、テキサス州のWacoにある Champion Pet Foods 社に、2004年11月15日に引き取られ、その際、そこには、検査カテゴリーに適合する5頭の牛がいたが、そのうちのサンプル検査の対象になった。」と 書いてあるんですが、ひょっとして、この五頭というのが、今回のサンプル組織が混同した五頭なのでしょうかね。




[2502] 養鶏家の緊急発言 投稿者:とき 投稿日:2005/06/30(Thu) 22:28  

緊急発言… 殺処分を続けては取り返しのつかぬ方向に行きそうだ。

病性鑑定依頼が複数出ていたらしいことから、そのう ち一件が同定されると抗体調査をやれば陽性鶏群も広がりをみせることは容易に想定出来たのに、臨床症状もないものに対していきなり規定通りの殺処分を始め てしまったことで後続の鶏群に対しても同じ処置をせざるを得なくなると途方もない大虐殺へと踏み出しかねなくなる。仮にもそんな事になれば我々が懸念して いた通りの事態になってしまう。一刻も早く清浄国論を引っ込めて無用な鶏の虐殺を避ける方向に転換するべきです。このままではカプアさんの予言が当たって しまいます。淘汰鶏の堆肥化もすっかり覆っては発酵が進まず、さりとて空気を入れればものすごい悪臭に周り中が悩まされます。すぐ問題になるでしょう。そ うでなくても白装束の再来が続けば、国民の養鶏に対する嫌悪感は夏の暑さと相俟って卵の消費どころでなくなるのは目に見えています。それにそんなやりかた で何とか通り抜けても、産卵低下が主徴の弱毒型の徹底摘発など出来る筈も無く、いずれはイタリア、オランダのように強毒型の洗礼を受けざるを得なくなるで しょう。私自身の養鶏はおもちゃです。去年から覚悟は決めています。全国の養鶏家の皆さん、もう様子眺めの時間はなさそうです。立ち上がるべきです。そし て此の際は後に続く殺処分は何としてでも止めるべきです。

H17 ,6 ,28 篠原 一郎
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm#ai

 実際、コイヘルペス病は、際限のない「殺処分」(ジェノサイド)の道に入り、出口が見えない状況のようです。実質は、もうまん延しているようですが、清浄国を前提にしているので、発覚しだい、全量殺処分の憂き目に遭っています。まったく同じことになる可能性が大です。

Yahoo!ニュース-コイ大量死問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/carp_death/
農水省コイヘルペスウイルス病に関するPCR検査結果
http://www.maff.go.jp/koi/pcr_kensa.html


[2501] Re:[2494] [2492] [2484] アメリカBSE牛は、ペットフードになっていた。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/30(Thu) 22:18  

笹山さん。まりちゃんさん。
1、
> このBSE牛のオーナーBenjy Bauer氏によると
Champion President Benjy Bauer とありますから牛の所有者ではなく、このペットフード会社の社長ですよね。
http://www.chron.com/cs/CDA/ssistory.mpl/front/3247009

2、
USDAの発表では
I emphasize that this animal did not enter the human food chain. The plant at which this
animal was sampled is a 3D/4D pet food plant that does not handle animals for human
consumption and, in this case, did not use the animal in the production of pet food. The animal
remains were incinerated.

これを信じるにしても、この焼却は何度でしょう。完全に灰にまでしたのでしょうかね。
日本では”国の見解(BSE技術検討会)は,「 800℃で灰になるまで焼却すれば問題ない」とされております”ですけれど。
 確か800度から1000度くらいで、完全に灰にしないとプリオンは無害化されないのですよね??
焼却灰は、とてもよい肥料ですし、ペットフードなどのミネラル原料に使えますよね。


[2500] 鶏が先か、卵が先か? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/30(Thu) 22:16  

中米ウイルスと97%一致 茨城の鳥インフルエンザ

 茨城県水海道市の養鶏場「アレバメントカントウ」の鶏から検出された高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N2型)の遺伝子の塩基配列が、中米グアテマラの鶏で見つかったウイルスと97%一致することが30日、動物衛生研究所(茨城県つくば市)の解析で分かった。
 韓国のアヒルや台湾の鶏のウイルスとの比較は済んでいないため断定はできないが、同研究所の山口成夫感染病研究部長は「グアテマラ周辺に由来するウイルスが入ってきたのではないか」としている。
(共同通信) - 6月30日19時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000206-kyodo-soci

『山口成夫感染病研究部長は「グアテマラ周辺に由来するウイルスが入ってきたのではないか」』????

動物衛生研究所
http://niah.naro.affrc.go.jp/index-j.html
高病原性鳥インフルエンザ
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/poultry/tori_influenza.html



[2499] Re:[2496] 日本の報道はことごとくメス牛であることを隠す? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 22:06  

ときさん。
確かに、USDAの記者会見http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0235.xmlでは、直接には、メス牛とは書いていないのですが、次の部分で、メスとわかりますね。

「そして、実際、DNA検査によって、決定的に、このSE牛と関係ある二頭の牛を識別したのです。これらの牛は、このBSE牛の子(offspring)であるか、母(dam)であったであろう。」

And, in fact, with the DNA testing that we have done thus far, we have identified two animals that are definitely related to the animal that was incinerated and determined to be BSE -- or to have BSE. Those animals would have been either an offspring or a dam to this animal.


[2498] 亜熱帯化している日本の気候にマッチする? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/30(Thu) 21:20  

2005年06月30日(木) これを梅雨と呼んでいいのか?
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20050630
『この激しい雨は「五月雨」「梅雨」のイメージとはあまりにもかけ離れている。これはまぎれもなく熱帯のスコールである。こんな激しい雨が降るということは、まぎれもなく日本の気候が「熱帯」に属する証拠である。』

蚊が媒介「デング熱」に注意 海外で感染し帰国する人増加(京都新聞) - 6月30日14時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000037-kyt-l26

 熱帯の風土病に対する知識の不足から来る、無知と警戒心のなさが、「風土病」の「疫病」化に拍車をかける。マラリア、西ナイル熱、日本脳炎、狂犬病など、要警戒である。

Yahoo!ニュース-感染症と衛生
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/infectious/?1101290639


[2497] どだい、ウイルスがいないという前提が間違ってる 投稿者:とき 投稿日:2005/06/30(Thu) 20:28  

 鳥インフルエンザは、あくまでも、鳥にとって脅威なだけで、それがヒトヒト間で感染するには、種の壁を越え、人間の細胞で増殖することが可能になる変異を遂げなければなりません。
 トリH5N1型ですら、亜型の集合体の総称に過ぎません。強毒(凶暴)型はごく一部です。じゅっぱ一からげに検出されたら、全部強毒型だと思ったら大間違いです。H○N○型だからといって、かつての暴れた株と同じだと思うのは早とちりです。
  ましてや、今回の茨城県内のトリフル。おそらく、天然自然では蔓延し常在化しているものに違いありません。科学者は、それを証明するのが仕事のはずです が、御用学者はいつの間にか、啓蒙をやめて、ウインドウレス(クローズド)システムな思考にとらわれ、本来、排除など到底不可能な相手を、根絶制圧排除除 外できるような無知な考えを強化するに等しい暴挙を支持するようです。これではまるで、ファシズムではありませんか? 「排除」つながりで、次のことにも つながるのかもしれません。この社会を覆っているものの根は相当に深いのかもしれません。

週刊文春7月7日号
http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/
15歳の子を持つ親へ
邪魔者を「排除」する子供たち
精神科医 名越康文


[2496] 日本の報道はことごとくメス牛であることを隠す? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/30(Thu) 20:08  

Yahoo!ニュース-BSE(牛海綿状脳症)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bovine_spongiform_encephalopathy/
米BSE感染牛 焼却処分に 06/30 18:58 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/06/30/d20050630000174.html

テキサス州産の12歳の肉牛とだけ。

ファクトシート − 牛海綿状脳症 (BSE) 疫学的調査レポート
米国大使館
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-j20050630-51.html
『当該BSE陽性牛は、その所有者からの情報によるとテキサス州の牛群で生育したおよそ12才の雌牛であった。当該牛は同州の3D・4D牛(注)を扱うペットフード用処理施設に搬送され、到着時に(BSE)検査対象サンプルとして選定された。』

そんなに、皆さん、アメリカ牛、輸入解禁を急ぎたいのでしょうか? 霞ヶ関の大本営発表に唯々諾々と従ったように思えてなりません。


[2495] Re:[2493] 新華社通信の公式発表>青海省 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 20:00  

外岡さん。
私の率直な感じですが、なんか、WHOさん、右往左往しているように見えるんですが。
ご紹介の記事では、 「WHOとFAOの専門家達は28日、中国当局の鳥フルに対する積極的取り組みに感銘していると語った。」と書いてあるんですが、もう一方の報道では、 WHOは、中国の野鳥のサンプルの取り方の種類が少ないとか、感染疑惑人間の対象検査人数が少ない、といっているんですよね。
WHOさん、しっかりしてください、と、言いたいところです。
そして、早く、中国のH5N1遺伝子型情報を、世界に公開していただきたいものです。


[2494] Re:[2492] [2484] アメリカBSE牛は、ペットフードになっていた? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 19:25  

虹屋さん。
まだ、その辺は、一向に明らかにされていませんね。
ただ、今日になって、このBSEを引き取った会社の名前がわかりました。
the Houston Chronicle紙記事「Mad cow traced to Waco」http://www.chron.com/cs/CDA/ssistory.mpl/front/3247009の伝えるところによりますと、
テキサス州Wacoにある Champion Pet Foods 社です。
なんか、この名前、みおぼえありませんか?
そうです。
2003年5月にカナダで最初に発見されたBSEの処分先の会社と同じ名前です。
もっとも、あのときの会社は、カナダのアルバータ州の Champion Pet Foods 社でしたが。
あの時調べたことがあったのですが、確か、この会社のペットフードを扱っている日本の代理店が九州方面かどっかにあったような。http://www.chihuahua-ml.com/data/food.htm
この会社のペットフードの商品名は、ACANA(アカナ)でした。
このカナダの時には、間にペット・パントリー・インターナショナル社(pet pantry international)http://www.thepetpantry.com/index.aspが入って輸入されていたような。
これと同じ会社かどうかは、もう少し、確かめてみなくてはなりませんが。
こ の会社のオーナーBenjy Bauer氏によると、このBSE牛は、死亡の後、テキサス州 のWacoにあるChampion Pet Food 社に、2004年11月15日に引き取られ、その際、そこには、検査カテゴリーに適合する5頭の牛がいたが、そのうちのサンプル検査の対象になったといい ます。

http://www.chron.com/cs/CDA/ssistory.mpl/metropolitan/3247009もご参照

http://seattletimes.nwsource.com/html/nationworld/2002352786_madcow30.html


[2493] 新華社通信の公式発表>青海省 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/06/30(Thu) 19:11  

 先ほど中国国営通信「新華社」が。青海省の状況のについて発表しました。
 微妙に変な言い回しがありますが、結論としてWHOも感心するほどの対策をとっていました、と言っています。
 人が死んだと、感染したとも言っていませんが、十分なる対策はとってきたと、妙に気になる表現を使っているようです。

 下手な訳文ですが載せました。性格には原文を。

・NW China birdflu causes no human, poultry death Xinhua (新華社通信:中国国営通信) 青海省では人および家禽の死亡は見られていない
  青海省で5月初旬に発生した鳥インフルエンザに対して、継続的に予防対策と家禽に対するワクチン接種を行った結果、29日の報告では人の死亡がゼロという 結果で報われた。(The persistent efforts in prevention and vaccination against the bird flu outbreak in northwest China's Qinghai Province early May are rewarded with a report of zero human death on Wednesday. )
 ”300万羽用のワクチンの供給でもって、これまで(鳥フル)流行による家禽の死亡の報告はない”、と青海省健康局のChen Ziquan局長は語った。
 ”先週、野鳥の死に関しての報告は2,3しかなかった”、と同氏は付け加えた。
 5月25日、中国農業省(農業部)から報告された資料では、H5N1鳥フル株は青海省で5月初旬に流行して以来1000羽の野鳥を死亡させた。青海省は2百万羽以上の野鳥のホームである。
 ”最近孵化された1万羽の渡り鳥で1羽も死亡していない”、と青海省の農業畜産省の副大臣は語っている。
 農業、畜産、そして営林の専門家達は、感染地で無症状の鳥のウイルス検査を続けている。それは無症状の鳥たちがいまだウイルスを保持しているのか、それとも抗体を獲得したのか調べるためである。
 省の動物伝染病予防対策部の責任者は、職員を感染地域へ派遣して、死亡した鳥類を無害な方法で処分している。
 鳥の中には7月初めから南方へ去ってゆくものもあるので、彼等のルートを調べて、それら地域へ(鳥フルに関する)情報を流す予定である。
  省の健康当局は、感染した鳥に接触した人々が発病しないように全ての可能な対策を立てて実行してきた、と語っている。(The province has also taken all possible measures to prevent from human infection contacted by bird flu virus, a provincial health official said. )。
 WHOとFAOの専門家達は28日、中国当局の鳥フルに対する積極的取り組みに感銘していると語った。
 WHOの中国事務所における伝染病担当であるJulie Hall氏は、青海省における中国側の完全なる対策を知って満足している、とも語っている。
 FAOの中国代表であるNoureddin Mona氏は、青海省で鳥フル流行が勃発してから中国がとった対策は”有効”であったと語っている。
 これまで中国では渡り鳥の感染症は希だった。今回の鳥フル発生は中国の鳥類学者達に新しい科学的研究課題となった。
 鳥フルの流行は中国だけでなく、世界に与えられた挑戦である、とMona氏は語り、世界はこの問題に対処するために一致団結する必要があることを示唆した。
・Qinghai BirdFlu Under Control CRI (中国) 青海省の鳥フルは制圧されている(コントロール下にある)
 30日、青海省行政当局は広範な家禽へのワクチン接種により、感染例は検出されていないと報告した。
 青海省当局は、偶発的事故の予防と監視体制を整備している。当局は流行地域の消毒とモニター、そして流行状況の報告を行ってきた。
 流行地域で死亡した鳥の処理にあたった職員達の検査(ウイルス感染に対する:訳者注)と医学的経過観察は行われている。

http://news.xinhuanet.com/english/2005-06/30/content_3157920.htm


[2492] Re:[2484] アメリカBSE牛は、いつ感染したのか 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/30(Thu) 19:05  

いつ感染したか。
>米テキサス州の牧場で飼育された米国生まれの約12歳だった(1992年頃の生まれ?)・・会見した同省のクリフォード主任獣医師は「(今回の感染牛は)97年規制導入前に肉骨粉を含んだエサで感染した可能性が高い」と指摘した。

山内一也先生 6/28日本農業新聞
米 国は、飼料を規制した1997年以前に生まれた牛と強調しているが、生後すぐに感染して8年も経てば、どの検査でも強い陽性反応を示すのが普通で、免疫組 織化学法で陰性になるのは不自然。最近感染した可能性もある。汚染状況の評価は、科学的なデータが公表されなければ議論もできない。

農業情報研究所の北林さん。
こ の高齢で「感染のレベルは低かった」というのだから、(最近の感染であった)その方が辻褄が合いそうでもある。ただし、EUでも12歳以上の牛の陽性が相 当数確認されているから、これはあまり当てにならないー2003年のEU15ヵ国の検査で陽性が確認されたもののうちの6%、76頭が12歳以上の牛だっ た
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05063001.htm

どのような飼料で

繁殖用の雌の肉用牛ならば、母牛の乳不足などで与えられた代用乳、生後半年ほどで母牛から離されてから与えられる「補助飼料」、妊娠後期に与えられる「補助飼料」など。
米国の牧場では、出来合いの配合飼料を給餌せずに、自らが単体飼料を購入し配合していると伝えられている。だから、子牛用補助飼料と母牛・成牛用の補助飼料は、成分比率が違っても基本的には同じかもしれない。

この牧場での飼育方法の解明が待たれる。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05063001.htm


[2491] Re:[2490] 水海道の養鶏場で新事態とのこと 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 19:03  

ときさん。
「過去の感染を示すウイルス抗体が見つかった近接5養鶏場のうち、「スギヤマファーム第5農場」の検体から鳥インフルエンザの兆候が確認された」と発表。
これで予定が狂ってしまいましたね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050630-00000097-jij-pol


[2490] 中国、鳥インフルエンザ、想定よりも深刻 投稿者:とき 投稿日:2005/06/30(Thu) 18:01  

中国、鳥インフルエンザ、想定よりも深刻【大紀元日本6月30日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d86586.html

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

 嵐の過ぎ去るを静かに待つのみか。


[2489] Re:[2487] [2486] [2483] [2481] 北本先生はこういっておられますね。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/30(Thu) 15:02  

昨年11月の食品安全委員会・プリオン専門調査会議事録から
>○北本専門 委員 そう言うと、皆さんは何かわかったような気になりますけれども、だけど何が一番大事なのかという一点は、そのデータを出した人、つまり、潜伏期間中に筋肉 ないし末梢神経、何でもいいんですけれども、SRM以外のところで、異常なプリオンたんぱく、ないし感染性のデータが出ていったら、直ちに日本はそれを SRMの指定しなければいけない。それだけです。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai16/161116_dai16kai_prion_gijiroku.pdf
飼料に、牛脂や血液を許可しているようなBSE対策のものを輸入しろ、というのは、いかがなものかと思うのですが。
USDAさん、新しい知見がどんどん出てきております。改善をお願いいたします。


[2488] ヴェトナムで、新たに人感染鳥インフルエンザによる死者発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 14:54  

この死者は73歳の男性で、他の3人とともに、H5N1に感染したもの。
6月23日から、Bach Mai病院に入院していたが、今週の火曜日になくなった。
これで、ヴェトナムでの死者は、昨年12月以来、39人に達した。

な お、Recombinomics「2005 Sequences from Northern And Southern Vietnam at LANL」においては、赤血球凝集素(HA)「ヘマグルチニン:hemagglutinin」蛋白が解裂する開裂部位のアミノ酸配列において、北ヴェトナ ムと南ヴェトナムから発見されたH5N1のいずれにも、アルギニン(Arginine)[Arg]が欠落していたとしている。
このことから、北 ヴェトナムと南ヴェトナムでH5N1の致死率が異なるのは、すべては、組み換えDNA( recombinant)によるものであって、アルギニン(Arginine)[Arg]の欠落によるものではないとしている。(定説として、開裂部位で のアルギニンの有無なり多少が、ウィルス亜型の強毒性・弱毒性を決定するとされている。)

北ヴェトナムから発見されたH5N1
Hanoi A/Chicken/Vietnam/NCVD09/2005
Hanoi A/Chicken/Vietnam/NCVD10/2005
Ha Tay A/Duck/Vietnam/NCVD01/2005
Ha Tay A/Muscovy Duck/Vietnam/NCVD02/2005
Vinh Phuc (A/Duck/Vietnam/NCVD04/2005
Lao Cai (AChicken/Vietnam/NCVD12/2005.

南ヴェトナムから発見されたH5N1
An Giang A/Duck/Vietnam/NCVD05/2005
An Giang A/Duck/Vietnam/NCVD06/2005
Tien Giang A/Duck/Vietnam/NCVD07/2005
Tien Giang A/Duck/Vietnam/NCVD08/2005.

http://www.cnn.com/2005/WORLD/asiapcf/06/30/asia.birdflu/
http://www.recombinomics.com/News/06290502/H5N1_2005l.html
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/Genbank/参照

http://64.233.179.104/search?q=cache:6UTjpsozB6cJ:www.nig.ac.jp/cgi-bin/seminar.pl%3Faction%3Ddisplay%26target%3D20030829002_+misfolded+proteins&hl=ja&start=6&lr=lang_ja&client=firefox-a


[2487] Re:[2486] [2483] [2481] 異常プリオンを血液から検出可能に、米国ベンチャー 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 14:00  

変異蛋白質(misfolded proteins) を直接検出するということのようで、これをBSEにも、vCJDにも、アルツハイマー症にも、血液から検出でき、しかも、生体でも、死体でも検出できるというもののようですね。
特にアルツハイマー症の場合は、その検査結果によって、治療方法や生活様式の変更・適合が可能となるというもののようです。

http://www.adlyfe.com/adlyfe/diagnostics.html


[2486] Re:[2483] [2481] 異常プリオンを血液から検出可能に、米国ベンチャー 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/30(Thu) 13:34  

>BSEやCJDの原因となる異常プリオンたんぱく質を血液から迅速に検出

ん?報道をよく見たのですが、BSEということは、
「牛の血液から異常プリオンたんぱく質を検出できた」
ということでしょうか?


[2485] Re [2475] 引用に関するメタ論 投稿者:山梨評論 投稿日:2005/06/30(Thu) 12:05  

2477−笹山登生さん、2478−聞きかじりさん、
早速のレスをありがとうございました。
ご教示いただいたサイトを次々に開いてみると、
まさに求めていたものでした。これで当方のモヤモヤは解決するでしょう。
やはりインターネットはデータベースであり、市民の武器だと改めて感じます。

http://www.geocities.jp/yyreview/


[2484] アメリカBSE牛は、テキサス生まれと判明 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 10:22  

USDAの発表によると、このBSE牛は、テキサス生まれで、出生後全12年間をテキサスで過ごした牛であるという。
(ただし、USDAの発表では、年齢については、違う場合もあるようなニュアンスである。
USDAのこの点に関する公式発表
If the age of the animal cannot be pinpointed, then we may expand our inquiry to include all animals in this herd before the feed ban went into place in 1997.)
この牛は、ブリーディング(交配)用の肉牛であるが、USDAは、具体的な地名や同じ群のサイズなどについては、公表していない。
すでに、同じ群集団にいた二頭の牛を発見済みであるという。
また、このBSE牛と同年または数年前に生まれた牛の把握、この二年間に生まれた子牛の把握につとめているという。
Cattle Buyers Weeklyの編集者であるSteve Kay氏によれば、通常は、少なくとも、三歳前にブリーディング(交配)をはじめ、また、少なくとも、二頭の子を生んでいる(USDAの発表には、性別に ついての発表がないが。)と思われるが、母子感染でBSEが感染するかどうかについては、定説がないとしている。

USDAからの公式発表はこちらのサイトhttp://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse/BSE_statement6-29-05.pdfご参照

http://www.record-journal.com/articles/2005/06/29/ap/headlines/d8b1j1eg0.txthttp://www.ntxe-news.com/artman/publish/article_26948.shtml
http://www.cbc.ca/cp/world/050629/w062982.html
http://edition.cnn.com/2005/HEALTH/06/29/mad.cow/
http://www.capitalpress.info/main.asp?SectionID=67&SubSectionID=792&ArticleID=18129&TM=69919.45
もご参照

http://www.grandforks.com/mld/grandforks/news/nation/12017275.htm


[2483] Re:[2481] 異常プリオンを血液から検出可能に、米国ベンチャー 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 10:08  

この米Adlyfe社の検査キットは
BSE-pronucleonキット
TSE-pronucleonキット
Az-pronucleonキット
の三種類があって、BSE診断の場合、30分で生体診断可能であり、牛の副産物の血清アルブミン、ゼラチン、中央神経組織の診断にも応用できるとしています。

http://www.adlyfe.com/adlyfe/diagnostics.html


[2482] Re:[2480] 規制対象外アスベスト使用用途関連の産業従事者対策は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 09:57  

アスベスト関連で、いまだに規制対象外になっているのは、シール材、ジョイントシート、耐熱・電気絶縁板、石綿布・石綿糸等で、現行規制により管理使用しているということですね。
これが全体の5パーセント弱あるようです。
日本鉱業協会の「石綿含有製品の代替化に係る計画について」http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/hisekimen/dl/2g1.pdfによりますと、
代替化が、2013年までかかるものとして、亜鉛連続鋳造機に使われる万能石綿ジョイントシールなんだそうで、カス取りをするのに、これ以外の代替品が見つからないのだそうですね。
そのほか、2012年までかかるものとしては、高温輻射熱から遮断のための保護材やシール材などがあるようですね。
ニッケル・銅・亜鉛関連業界のものが多いようです。

http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/sekimen/hisekimen/dl/2g1.pdf


[2481] 異常プリオンを血液から検出可能に、米国ベンチャー 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/30(Thu) 09:56  

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash_rss/381253
2005年06月17日 09時17分
> 米Adlyfe社が、BSEやCJDの原因となる異常プリオンたんぱく質を血液から迅速に検出する技術を開発した。Alan.S.Rudolph社長が6 月初めに来日し、そのメカニズムなどを説明した。実用化に向けて技術の評価が行われるのはこれからだが、ウシの生前BSE検査、輸血液のvCJD汚染検査 などに使える可能性がある。現在、血液などの体液から異常プリオンたんぱく質を検出できる市販の検査キットは存在しない。
(日経バイオテク・オンラインから)
http://www.adlyfe.com/adlyfe/home.html

先日の生体牛検査http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/e8e6ba03556f6bf1ad75cb8e6f408aeb
とはまた違うようで。Vacci-testのほうはは今年秋から米国で販売可能という話でしたよね。続々と技術革新が進みますね。しかし先日の生体牛検査といい、大手メディアが報道しないのは、なぜでしょうか。



[2480] アスベスト工場関連で79名死亡の件 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/30(Thu) 09:01  

皆様ご存じの件でしょうが、

「聞いたことがない」 中央省庁も驚き隠さず
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/00016180kd200507062300.shtml
とのことです。

> 旧神崎工場では、1954年以降、水道に使う石綿管などを製造し、累計約24万トンの石綿を使用。危険性が高いとされる青石綿も、規制が厳しくなる75年 まで使用していた。71年から95年には屋根や壁に使う建材を白石綿を使って製造。また、小田原工場(神奈川県)や滋賀工場(滋賀県)でも白石綿使用の建 材の生産を01年まで続けていた。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050629ddf001100008000c.html
白石綿の現場での規制がはじまったのは2004年なんですが、規制されてない製品もありますね。今現場では「岩綿」が使用されてますが、それでも、使用時期になると、建築現場にいる友人が「咳がでて酷い」と言っています。それもちょっと心配です。

>石綿関連がんの潜伏期間は約20〜50年とされ、他の石綿企業でも発症者数が急激に増加するとみられる。

いい加減、目先のこと、目先の利益ばかり見ず、遠い先を見る社会になってもらいたいと思います。

ここに情報集まってますね
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news2/1111666792/

http://news.google.com/news?hl=ja&ned=jp&q=%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88&ie=UTF-8&scoring=d


[2479] Re:[2470] メキシコも輸入制限を継続とありますね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/30(Thu) 08:50  

米国産牛肉の輸入制限を継続 (メキシコ) 2005年6月29日

http://www.jetro.go.jp/topics/31925


[2478] Re:[2475] 引用に関するメタ論 投稿者:聞きかじり 投稿日:2005/06/30(Thu) 08:36  

> インターネット社会における「引用」のあり方について考えさせられた掲示板のやり取りがあったのですが、そこでは議論することはスレ違いだと思った結果です。

私のサイトも、山梨評論さんと同じく「事件」のアーカイブを目的としているため、引用がほとんどです。
しかし、ネット上のニュースが半永久的に残ることはまれで、ヤフーなどでは数日と残っていないこともあり、やむなくリンクを明示の上転載しています。

そのことをエントリにしたところ、「問題なし」のコメントをいただきました。
http://www.hytn.net/netdekansi/000445.html
この正当性は今もって不明ですが、例えば、行政が発行する文書などには著作権が無いものの、サイトには「転載お断り」の文字が書かれていることがあります。

何かのご参考になれば幸いです。

http://www.hytn.net/netdekansi/


[2477] Re:[2475] 引用に関するメタ論 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 08:26  

山梨評論さん。
引用と著作権の関係について触れたものとしては、掲示板は、ちょっとわかりませんが、このサイトhttp://www.geocities.jp/balloon_rhetoric/copyright.htmlが一番わかりやすいですね。

著作権法上では、
引用に関しては、著作権法第32条(引用)
出所明示権(Credit表示)については、第48条
同一性保持権については、第20条
氏名表示権については、第19条

判例としては、上記サイトに書いてありますように、
東京高判平12・4・25
最判平16・7・15
東京地判平11・5・31
東京高判平17・3・3
東京地判平16・3・11

というとこでしょうか。

「引用における公正な慣行」については、
お膝元の文化庁さんのホームページでは、

「他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。

(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)

(1)〜(4)を満たしていない場合

(区別のために)「転載」あるいは「抜粋」などとも呼ばれ、「著作権者に許諾を得ること」が義務付けられます。」

としていましたが、この前は、肝心の文化庁さんが、間違った引用をされていましたしね。(この掲示板の1552「文化庁さんのサイトが「著作権侵害」だそうで。」ご参照−過去ログhttp://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htmから見られます。または、http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/26/news031.htmlご参照)


また、これは海外サイトですが、
「Keyes Rule of Misquotation」http://www.giga-usa.com/gigaweb1/quotes2/qutoplawsoflifeandnaturex011.htm
で、「二つの原理と、12の命題』として、引用に関しての皮肉を述べていますね。
すなわち二つの原理としては
「いかなる引用も、変更されないものはない。」
「有名な引用は、有名人の口を必要とする。」
として、12の命題としては、
「引用に小さな変更を加えることが、インパクトを生む」
「ジャーナリストは、正確な引用の源を信頼できない物とする。」
「死んだ有名人たちは、現在の事象の優れた解説者となっている。」
などなど、書いていますね。
おっと、これも、間違った引用にならないようにしませんとね。





[2476] Re:[2474] 鳥インフルエンザ・ウイルスに「ひきこもり」はない。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/30(Thu) 07:27  

ときさん。
ウイルスに「ひきこもり」があると勘違いしているというご指摘に、うなづいてしまいました。
ウイルスもウインドウ・レスってことは、ないですよね。
遺伝子sequenceの解明がすむまでは、対策の仕様がないのでは、とも思います。



[2475] 引用に関するメタ論 投稿者:山梨評論 投稿日:2005/06/30(Thu) 02:05  

こちらには筋違いの投稿ですが、「引用の公正な慣行」と題して開け電網政治の時代さん http://www.hirake.org/politic/bbslist/index.html
から入る「総合(雑談)掲示板」でスレッドを立ち上げてしまいました。
インターネット社会における「引用」のあり方について考えさせられた掲示板のやり取りがあったのですが、そこでは議論することはスレ違いだと思った結果です。
どこかに同様なテーマでの掲示板があればご教示ください。そちらに参加して学べればありがたい、当方には荷が重過ぎる感じもしております。

http://www.geocities.jp/yyreview/


[2474] 鳥インフルエンザ、周辺5養鶏場の9万4000羽も殺処分へ 投稿者:とき 投稿日:2005/06/30(Thu) 01:07  

鳥インフルエンザ、周辺5養鶏場の9万4000羽も殺処分へ

 茨城県水海道市の養鶏場で鳥インフルエンザウイルスが検 出された問題で、農水省は29日、専門家による家きん疾病小委員会(喜田宏委員長)を開き、ウイルスの抗体が検出された周辺の5養鶏場で飼育されている計 約9万4000羽も殺処分することを決めた。5養鶏場の鶏卵も処分する。

 喜田委員長は「ウイルスが広がっている可能性は否定できず、ウ イルスを先回りして全滅させるための措置」と説明した。5養鶏場はいずれもウイルスが検出された養鶏場から半径600メートル内にあり、鶏の移動制限区域 となった半径5キロより外に感染が広がっている可能性は低いという。

 同省は半径5キロ以内の養鶏場のうち、抗体とウイルスが検出されなかった11養鶏場で、鶏卵の出荷再開を認める。鶏の移動制限は他の養鶏所の殺処分が完了してから3週間後に解除する。

 同省は近く専門家で構成される感染経路究明チームを結成。遺伝子の解析などからウイルスの感染源を調べる。またウイルス感染の早期発見のため、各自治体などにモニタリング調査の強化を求める方針。 (22:59)日経
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050629AT1G2902S29062005.html

『鶏の移動制限区域となった半径5キロより外に感染が広がっている可能性は低いという。』

まさか。非現実的だ。ウイルスがひきこもりしてるわけがない。図と地が、まるっきり逆さに認識しているみたいだ。人間のウイルス学からみたら、まるで異次元の世界だ。鳥のウイルスの専門家は、in vivo の経験はないのか? 獣医師ではないのか? 
 ウイルスの病気は発病させないことが第一で、ウイルスをなくしようと思ったら、それこそ天然痘のように、現存する宿主となり得るものに、感染前に、すべて残らずワクチンを処方し、感染経験のある宿主(キャリア)が、死亡していなくなることで完遂する。
  トリインフルエンザもそれをやるなら、最低限、ワクチンを野鳥を含めてぜんぶ処方しない限り不可能である。ということは、根絶は最初から不可能なのであ る。にもかかわらず、感染していないものを守るために、感染してもほとんど発病しない死なない体質の個体を根絶やしにするそうだ。強い個体を虐殺して、弱 い個体を生かす政策だ。
 ウイルスは確実にどんどん『変異』している。それにあわせていかずして、どうして生き延びていけるようになるというのか。学者研究者は、自然に順応することを拒絶するのか?
 そういう人々の「知」そのものが、ウインドウレス鶏舎の中にいるようなものではないのか。全く気違いじみている。


[2473] 皇室外交が、外務省外交を補完する有様 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 23:16  

皇室外交において、こめられたメッセージが、外務省外交を補完しているという状態は、異常な事態なのではなかろうか?
皇室外交の限界として、憲法7条での、天皇の国事行為の制約を指摘する声もある。
しかし、今回、天皇陛下がサイパンの韓国人犠牲者慰霊塔に立ち寄られたことによって、小泉発言で崩壊寸前のアジア外交を、皇室外交が辛くも、つなぎとめることになった。
いわば、アジア外交において、はからずも、皇室外交が、本職の外務省外交の拙劣さを、カバーする形になったのである。
6月29日、韓国の潘基文外交通商相は、このことについて、「こうしたことを契機に、日本政府と指導者が過去を直視し、反省するようになることを望む」と述べたという。


[2472] Re:[2471] [2469] [2467] 種ジャガではなく生のジャガイモ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 22:56  

ポテトチップスのアクリルアミド問題については、そういえば、この掲示板の2158と2160で取り上げていましたね。
このジャガイモ問題、種芋段階の問題と、生芋段階の問題、そして、加工段階でのアクリルアミド問題と、三つの問題が折り重なっているというわけですね。
このサイト「The meat and potatoes of U.S.-Canada trade」http://www.billingsgazette.com/index.php?id=1&display=rednews/2005/04/10/build/business/56-meat-and-potatoes.incなんか見ますと、種芋も加工用芋も、紙一重で、カナダからアメリカのミネソタへ種芋として輸入したものに、輪腐病が見つかったので、それを種芋用でなく、加工用にまわした、なんて記事が出ていますね。
この記事は、今年の4月10日の記事ですから、まだ、いろいろ、問題は、隠されていると見なければ。



[2471] Re:[2469] [2467] 種ジャガではなく生のジャガイモ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/29(Wed) 21:51  

笹山さん、 araさん。
種芋ではなく、生のジャガイモですよね。
発ガン性物質のアクリルアミドの少ないポテトチップスを安くつくりたいというカルビーなどの要求を農水省が認めるということですね。

アクリルアミドについては、二年前にまとめた資料ですけれど
http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_03/hatake_0315.htm

> メキシコ向けのジャガイモに輪腐病( ring rot )が見つかったが、その種芋(seed potato)をたどった結果、同じ、NAFTA圏内のカナダ産のものと、判明したにもかかわらず、カナダ側は、この種芋の輪腐病に関する情報を一切公開 しなかったという問題でした。

輪腐病が付いた種芋なんて、種芋の価値がない。米国には輪腐病がないのでしょうか??米国でも出ているならなぜカナダ産と断定したのだろう。レースが違うのか??

現在の種芋の輸入システムは
http://www.geocities.jp/a5ama/yunyuboueki.html

生芋輸入で心配な病害虫は
http://www.geocities.jp/a5ama/yunyukinsi.html


[2470] インドネシアが、明日から、再び、アメリカ牛肉の輸入禁止措置 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 19:49  

インドネシアは、2003年12月のアメリカでの一頭目のBSE発生と同時に、他の諸国とともに、アメリカ牛肉の輸入禁止措置を取ったが、昨年、2004年5月に、その禁輸措置を解除した。
しかし、今回の、アメリカでの二頭目のBSE確定によって、再び、禁輸措置をとるもの。
2005年6月30日までに成約した牛肉については、国内流通を、8月30日まで、認めることとする。
一方、韓国も、他国の動向を見て、科学的立証が得られるまで、当分の間はアメリカ牛肉輸入再開はしない方針のようだ。
また、一部にある、「韓国が、アメリカと、他の貿易産品をトレードオフに、牛肉貿易再開を約束した。」とのうわさが、事態をややこしくしている。
韓国の消費者団体は、全国的デモの展開や、不買運動を考えている模様。
http://times.hankooki.com/lpage/biz/200506/kt2005062819482411860.htm
http://times.hankooki.com/lpage/biz/200506/kt2005062919173111860.htm参照
こうして、台湾、インドネシア、韓国と、アジア諸国のアメリカ牛肉に対する輸入拒否のバックラッシュが、続く情勢のようである。
http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=businessNews&storyID=8922442参照

http://www.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=businessNews&storyID=8922442


[2469] Re:[2467] 米国からの輸入種ジャガ解禁? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 19:13  

araさん。
外国からのジャガイモ問題については、ブログ『カナダから輸出のポテトに輪腐病』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=54
で も触れたことがありましたが、この場合は、メキシコ向けのジャガイモに輪腐病( ring rot )が見つかったが、その種芋(seed potato)をたどった結果、同じ、NAFTA圏内のカナダ産のものと、判明したにもかかわらず、カナダ側は、この種芋の輪腐病に関する情報を一切公開 しなかったという問題でした。
おそらく、アメリカのジャガイモについても、種芋関係をさかのぼっていくと、カナダの種芋にさかのぼりうると思いますが、この輪腐病問題は、日本輸入のジャガイモにも、これから影を指してくるものと思われますね。
このサイト「Potato Bytes April 22, 2005」http://www.rrvpotatoes.org/html/pb4-22-05.htmlを見ますと、まだ、この輪腐病の問題、カナダとアメリカとの間でも、解決していないみたいですね。



[2468] Re:[2391] とあるサイトの英語の社説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 18:52  

外岡さん。ときさん。
確かに、この記事は、事実誤認に加えて、社会的には、何を言おうとしているのか、疑問ですね。
この新聞社に限らず、英語版と、日本語版とでは、同じ新聞社で、スタンスが違うものがありますね。
読売新聞社さんの場合は、BSE問題にかんするかぎり、英語版のほうが、良識的スタンスに立っていますね。
何か、そこに所属する記者さんの属人的な価値感の関係なのでしょうか。
それとも、上からのチェックが入りにくい関係なのでしょうか。
また、これもBSE関係ですが、ジャパンタイムズさんなんかは、明らかに、アメリカ・マンセイ型ですね。
アメリカにお友達が多い方が書いていらっしゃるのでしょうか。
それとも、記者さんの価値観にバイアスがかかっているからなのでしょうか。
総じて、鳥インフルエンザ問題に対するとらえ方が、国内紙の場合は、マクロ的でないといえるかも知れません。
まだ、鳥インフルエンザを鳥だけの病気のような感じで記事を書かれているのを見ますと、パンデミックになった場合はどうなるのかと、寒気がしますね。


[2467] 米国からの輸入種ジャガ解禁? 投稿者:ara 投稿日:2005/06/29(Wed) 17:57  

http://d.hatena.ne.jp/arico/20050524#1116942562
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1116059401/
古いニュースですが、カルビーが違反して輸入種イモを育て、問題になりましたが、そのまま解禁される方向の模様。トウモロコシは組み換えが混入して問題になりましたがジャガイモは信用していいものでしょうか。


[2465] 訂正記事出せばいいだけなのに 投稿者:とき 投稿日:2005/06/29(Wed) 14:49  

 誤報発覚をうやむやにしてしまおうとしているのでしょうか。

EDITORIAL / The bird flu scare
06/29/2005
http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200506290106.html

[2391] とあるサイトの英語の社説
>No chickens have been infected outside the farm and
>there is little likelihood of the virus spreading.
 当該農場外では感染した鶏はいない。ウイルスが拡散している可能性はない。

Yahoo!ニュース-日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/
茨城の鳥インフルエンザ、周辺5農場から抗体検出(読売新聞) - 6月29日3時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050629-00000101-yom-soci

笹山様、削除作業、ご苦労様です。
ずいぶん、悪質ですね。


[2392] 今リスク論のある先生とちょっとやりとりしているのですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/29(Wed) 13:01  

久しぶりに長文ブログを更新してしまいました。

プラセンタと厚労省、日赤などのやり取りもざっと書いてあります。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2

報道にも影響する、現在の「リスク論」「リスク評価学」に一番欠けているのは、危機感覚、危機意識じゃないだろうか?と思う今日この頃です。

http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/43de01537ba9a244b63cb0412d365181


[2391] とあるサイトの英語の社説 投稿者:外岡立人 投稿日:2005/06/29(Wed) 12:33  

>No chickens have been infected outside the farm and >there is little likelihood of the virus spreading.
当該農場外では感染した鶏はいない。ウイルスが拡散している可能性はない。

>Also, there is little likelihood of humans becoming >infected. Even if people consume the flesh and eggs >of infected chickens, they will not get the disease.
>It is unheard of for the H5N2 strain to affect >humans. For this reason, we urge consumers not to be >unduly worried and try to be cool-headed.

例え生肉、生卵を食べたとしても、病気にはならないだろう。……そうした理由で我々は消費者に意味無く心配したりせず、頭を冷やすように主張する。

 なんか変なことを書いている英語の社説があると思ったら、リンクのごとし。
 最初の部分は明らかに間違っている。
 日本語版にはなく英語版だけの社説のようだ。

 平和な国はいいですが、危機はいつ訪れるか、その危機対策について海外の報道機関は心配しているのだけと。

http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200506290106.html


[2390] 擬陰性の検査結果増加は、プライマー設定のミスマッチによるものとの記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 10:44  

Recombinomicsの記事「New Bird Flu Sequences Needed to Correct Mis-Matched Primers」http://www.recombinomics.com/News/06280505/H5N1_Sequences_Primers.html
で は、特に、中国で、鳥インフルエンザ検査に当たって、プライマーを用い増幅したRT-PCR法による遺伝子検査の結果で擬陰性( false negatives )の結果が増えているということは、中国が、ウィルス遺伝子の塩基配列を公開せず、ミスマッチのプライマー設定(設計)をしているところにある、と、して いる。
この結果、実際は、陽性であるにもかかわらず、検査結果では擬陰性( false negatives )を示すことになり、その実態を表してこない状態になっているとしている。
中国のH5N1については、GenBankにあるものは、ないとしている。
増幅産物の配列が判明している場合と、判明していない場合とでは、手間的にも、コスト的にも、大きな違いがあるのではなかろうか。
今回の日本の水海道市における発見の遅延についても、いろいろな要因があるのであろうが、このPCR法を用いた遺伝子検査 におけるプライマー設定のミスマッチという問題も、考慮に入れておくべきなのではなかろうか。
鳥インフルエンザウイルスの遺伝子配列は、組み換えを繰り返し日々、変わっているのが、最近の傾向だからだ。
なお、日本の 感染研が現在使用しているプライマーは、下記のとおりである。

 H5 515f  CATACCCAACAATAAAGAGG
 H5 1220r  GTGTTCATTTTGTTAATGAT
 PCR産物の長さ: 708bp

http://content.nejm.org/cgi/content/full/350/12/1179
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/RTpcr.html
も参照

http://www.recombinomics.com/News/06280505/H5N1_Sequences_Primers.html


[2389] 原油をめぐる公式はあるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 08:18  

原油が反落(1バレル=58.20ドル)して、ニューヨーク株式が反騰した。
どうも、このあたりの因果関係が、はっきりしない。
これまで原油をめぐるいろいろな公式があったが、実際どうなのだろう。

1.原油が上がれば、株は下がる。
これは、大体、そのようだ。
しかし、昨日の東京市場では、そうはならなかった。

2.原油が上がれば、ドルも上がる。
これは、このごろは、どうなのかな?
この公式の根拠は、唯一、原油相場がドル建てであるといういことだけだ。
今回の原油高で、ユーロに対して、ドルも円も下がった。
むしろ、原油高をめぐる国際政治の背景などが、これに影響してくるのではないだろうか。
今回の原油高は、イランの大統領選挙の結果だった。
つまり、中東のアメリカ離れへの懸念で、ドルが売られ、リスクヘッジとしてのユーロが買われた、とみたほうがいいのだろう。
また、今回は、中国の元切り上げ問題が、先送りされたということのほうが、円などにとっては影響が大きかったのだろう。

3.原油が上がれば、短期金利は?
これは、現在の短期金利の段階がどのくらいの高さにあるかで、決まってくるのではないだろうか。
アメリカの場合は、0.25パーセント刻みで、測ったように利上げをしている最中なので、これが、原油高による景気悪化を懸念して、利上げ継続がストップすると言うことなのだろう。
日本の場合には、公定歩合が非負制約の元にあるので、むしろ、原油高を口実にして、利上げをすることもできたのだが、原油高による景気後退が表に出てしまった今では、もうできないだろう。

4.原油が上がれば、債券価格は、上がる。(利回りは下がる。)
これも、直接的原因で、債券価格が上がるのではなくて、インフレ懸念による短期資金から長期資金へのシフト、それと、1の株が下がることによる投資資金のポートフォリオの変化、と、見たほうがいいのかもしれない。
また、国債の場合には、短期債の場合は、短期金利の利上げに連動し勝ちだから、債券価格は上がらず、長期債は、債券価格は、上がってくる。
今、アメリカで起こっている、短期債も長期債も、利回りがフラット化しているという現象は、短期金利が上げ止まると、やや、改善されてくるかもしれない。



[2388] Re:[2382] [2379] 紛失した文書は、何でしょう? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 05:01  

虹屋さん。
前に、私が紹介した「USDA BSE SURVEILLANCE SUBMISSION FORM」http://www.agriculture.state.ia.us/pdfs/BSESurveillanceSubmissionForm.pdfが、総括表とすれば、ご紹介の
「USDA BSE Surveillance Data Collection Form』http://www.agriculture.state.ia.us/pdfs/BSESurveillanceDataCollectionForm.pdfは、まさに個表ですね。
紛失したのは、おそらく、これなのでしょう。
ほかに、『USDA BSE SURVEILLANCE SUBMISSION CONTINUATION FORM』http://www.google.co.jp/url?sa=U&start=2&q=http://www.aphis.usda.gov/vs/nvsl/BSE/Forms/USDA_BSE_Surveillance_Submission_Continuation_Form_1.4.dot&e=9711というのがあり、これで、三点セットのようですね。


[2387] Re:[2383] 鳥インフルエンザ問題の今後 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 04:53  

ときさん。
日本での鳥インフルエンザで、数週間も気がつかなかったということは、外電でも報道されていますね。
ウィルスとの共生という認識にまでいたるということはなかなか大変ですが、おっしゃるように、結果的には、野鳥はウィルスとの共生を果たしているのでしょうし、家禽についても、ひとつの今後の方向性は見出せるかもしれませんね。
そもそも養鶏場の鳥は、鳥であって、すでに鳥ではないのかもしれません。
このようなケースについてのマニュアルはなかったということでしょう。
中国では、例の博迅情報で「感染地域の住民一人当たり八万元の補償を出した。』との報道がありますね。
http://www.recombinomics.com/News/06280504/H5N1_China_700.html
http://world.altavista.com/babelfish/trurl_pagecontent?lp=zh_en&trurl=http%3a%2f%2fpeacehall.com%2fnews%2fgb%2fpubvp%2f2005%2f06%2f200506282247.shtml
参照
また、WHOでは、中国の人間に対する検査人数がたった二人ということに疑問をもち、再検査を依頼したということのようですね。



[2386] Re:[2384] [2382] [2379] IHCの抗体も古いタイプという話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/29(Wed) 04:06  

> 日本食糧新聞さんの記事ですが、IHCの抗体も古いタイプという話は出ておりましたっけ?>
USDAの記者会見では、次のようになっていましたね。
「IHC検査に使用する抗体についてみれば、アメリカの検査での抗体と、イギリスの検査での抗体とは、違ったものを使っていた。」

で、日曜日のthe New York Timesのすっぱぬき記事「For Months, Agriculture Department Delayed Announcing Result of Mad Cow Test」http://www.nytimes.com/2005/06/26/national/26beef.htmlによりますと、USDAのアイオワのAmesの研究所で行った「実験的検査」では、陽性と出たが、ワシントンのUSDAには報告しなかった、
ワシントンは、先週の金曜日まで、その事実を伏せていた、ということのようですね。
http://www.cattlenetwork.com/content.asp?ContentId=5538参照
何やら、奇奇怪怪となってきました。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0233.xml


[2385] 結局、こういうことのようです 投稿者:とき 投稿日:2005/06/28(Tue) 22:47  

<鳥インフルエンザ>移動禁止区域内の養鶏場検体で陽性反応

 茨城県水海道市の養鶏場「アレバメントカントウ」で鳥イ ンフルエンザウイルスが確認された問題で、県は28日、家畜などの移動禁止区域に指定した同養鶏場から半径5キロ以内の計17の養鶏場のうち、五つの養鶏 場の検体から、過去にウイルスに感染したとみられる抗体の陽性反応が出たと発表した。
(毎日新聞) - 6月28日21時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050628-00000115-mai-soci

鶏を殺すことは、意味がない。

ヤフーニュース-日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/


[2384] Re:[2382] [2379] IHCの抗体も古いタイプという話 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/28(Tue) 22:45  

>米国は今後、ウェスタンブロット法を使うとしているが、プリオン病の専門家によると米国が行っている免疫組織化学検査(IHC)の抗体が古いタイプなので、検出できなかった可能性もあるという。(6月27日15:35)
http://www.nissyoku.co.jp/
日本食糧新聞さんの記事ですが、IHCの抗体も古いタイプという話は出ておりましたっけ?


[2383] 鳥インフルエンザ問題の今後 投稿者:とき 投稿日:2005/06/28(Tue) 22:30  

鳥インフルエンザ問題の今後(]][)(2005.6.28)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/influenza112.htm
『古 くから云われる豚 猪の陽性率、それに既にエンデミック化している人間の場合を見れば、それより遥かにガンカモに近い鶏界が清浄である筈が無いと考えるの が常識と云うものだから、最近の状況では誰が何と云おうと人を見たら泥棒と思え、鶏の異常はトリフルと思えである。』

 あらゆる食糧を、 無菌室で生産する覚悟でやるなら、ウイルスフリーも現実かもしれませんが、自然環境中で飼育飼養するなら、病気にならないということと、感染を受けないと いうのは別物です。生で食すことにこだわるのなら、病原体をできるだけ減らす、あるいは、ない状態のものを欲するのかもしれません。が、加熱調理が料理の 基本であるのは、人類の長い歴史に蓄積された、食に対する安全を求め、病原体を避けるための生き延びる知恵です。

 ウイルスに感染したからといって、そのたびに殺処分するなんて何をやってるのかわけがわからない。周りの環境中に平然と感染経験済みの鳥がいて、たまたま、感受性が高かった飼養された個体が多くいたところの群は根絶やしにされてしまう。

 生きるものが生き、死ぬものが死ぬ、病気は治るためのいっときのプロセスのあらわれなのに、ろくすっぽ、感染原因も深く考察されることもなく、目の前の厄介者をかたずけてしまえば、あとはおわったように何もなかったかのようにふるまうだけのためにそのような無茶をやる。

  人間は、いつからこんなに食べ物を粗末にするようになったのでしょう。罹ることによって、丈夫になるというウイルス感染症の鉄則を忘れてるようです。全く 狂気の沙汰です。わざわざ、生きているものも殺すなんて。病気で死ぬものは仕方がない。しかし、なんともなく平気な個体がかなりいるようです。いっとき、 かぜ様の症状が出て、快復したらそれでいいのではないのか?

 鳥インフルエンザが、ヒトに感染する可能性があるのは、ウイルスを排出する ほんの数日間です。排出されたウイルスは、宿主からはなれて感染活性があるのは、24時間以内です。もっと短いかもしれない。単独ではいきていけない。し かも、それが、即ヒトヒト間感染にはつながらない。鳥群で感染流行するウイルスと、ヒト群で感染流行するウイルスとをごっちゃにしてはだめだろう。

  病気が出なければ把握捕捉されない摘発されなくてもいいのであれば、おそらく、耐性系統での繁殖の体制にすでに入っているだろう。たいていの既存のウイル スに感染しても病気が出ないものが。あるいは、育苗の段階で、あらかじめ感染経験させてしまうとか。抜け道はいろいろあるだろう。感染させる、うつす側で あるキャリアは、発病が見られず不問に処され、うつされた側のクリーンでしかも耐性のないものが発覚し、そこだけ感染経路感染源など原因が不明のまま、無 茶な殺戮をされてしまう。なんと、この世は理不尽なことがまかり通っているのだろうか。

 ウイルスに対する認識(根絶・制圧)が根本から 間違っているように思うのですが、なかなか、人間の頭は、「臭いものに蓋」的な排除除外の思考から脱することができないようです。たとえ食料にするためで あっても、生き物を自然環境から隔絶密閉して生産するということは不可能です。つねに、自然環境と全面的につながりながらやっています。ウイルスもまた、 いったん発生してしまったものは自然のものです。どうして自然のものをコントロールして、封じ込めることができましょうか。本当に無菌無ウイルスで生産す るなら、半導体工場のようなクリーンルームでやらないとだめでしょう。生物はさまざまな細菌と共生しながら生きています。腸内がいちばんそれに依存してい ます。無菌無ウイルスでは、生物は生きていけません。清潔思想があまりにも行き過ぎて、何でも悪いものは0でなければならないと考えるようになって、非現 実的な思考になって、自然の現実から乖離しています。テレビに出てきて語る、学者先生の言ってることは、鳥の現場からは、とてつもなくかけはなれた理念思 考になっています。

 自然環境ではまん延してるのに、鶏の世界だけは、クリーンでやり続けろといってるのですよ。鶏に出ていたって、それは後のほうで、もうすでに周りはなんともないことを実地で確認済みではないですか。まるで、トボケタ状況になっています。

  こんなことやってたら、感染耐過系統をどんどん繁殖させている、東南アジア、中国あたりの鶏には生命力で負けてしまいます。そのうち、日本では、鶏飼えな くなってしまいますよ。それとも、キャリアとなり得る野鳥を全て根絶やしにしますか? そんな、奇妙奇天烈な状況です。


[2382] Re:[2379] 紛失した文書は、何でしょう? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/28(Tue) 22:11  

> 第三は、サンプルのミスラベルや検査官の文書紛失など、ミスがあったこと。

紛失した文書は、何でしょう??
ここのサンプルで付けられる情報の文書書式はこれだと思うのですが、これをなくしたのでしょうかね。
http://www.agriculture.state.ia.us/pdfs/BSESurveillanceDataCollectionForm.pdf

このデータ文書をなくしていたら、笹山さんが指摘したように性別も明らかにできませんね。年齢とか、所有者も確定的なことはいえませんね。

それにしても、ワクチンのタグとか様々なタグ(個体識別)がありますね。必ず付けられているのは、所有牧場の焼印でしょうか。

6/28日本農業新聞より
27日の参院農水委での発言
吉川泰弘 座長
 国内見直し
 20ヶ月齢以下で感染牛が見つかる可能性が絶対ないとは言えない。私たちはゼロか1かの議論をしているわけではない。総合的なリスクとして「無視できる」か「非常に低い」という結論に達したことを理解してほしい。
 米国のBSE対策
 ウエスタンブロット法と免疫組織化学法との感度を直接比較することは難しいが、100倍かそれ以上違うと可能性が考えられる。米国が適切な検査を行っていれば、もう少し引っかかった可能性は否定できない。だが、農務省内部の指摘で再検査が行われた点は評価できる。

金子清俊 座長代理
 国内見直し
 私たちは実際の政策を決定する機関ではない。諮問された内容について月齢で区切ること、特定部位の除去、飼料規制の有効性を評価し、月齢制限を設けてもリスクの増加は低いレベルにとどまるという答申をした。全頭検査の緩和容認ではない。評価と管理は別物と認識している。
米国のBSE対策
 科学的評価の原則は実効性の検証を含めた評価が理想的。日本の検証で何度も資料を請求したり、と畜場を見学できた。外国産牛肉でも私たちはできるだけやりたいと思っている。だが、現実的にどこまでできるかを議論している。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050628/eve_____kei_____000.shtml


[2381] Re:[2380] [2379] 東京新聞のこれですか。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 17:16  

虹屋さん。
これは、2366で書いたInspector General のPhyllis K. Fongさんの催促( prodding)で、ようやく、ウェスタンブロットの実現にこぎつけたという点ですね。


[2380] Re:[2379] 東京新聞のこれですか。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/28(Tue) 17:04  

笹山さん
第二点は記事では触れてませんね。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050628/eve_____kei_____000.shtml


[2379] The Wall Street Journal紙がUSDA批判記事掲載 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 16:29  

「Mad-Cow Alert Was Delayed」という記事だが、登録が必要だ。
内容は、USDAの犯した三つの過ちについて触れている。
第一は、昨年11月の検査結果を、消費者に公表しなかたこと。
第二は、ウェスタンブロットを確定検査に使おうとする内部の動きがあったにもかかわらず、それを無視してきたこと。
第三は、サンプルのミスラベルや検査官の文書紛失など、ミスがあったこと。
などをあげている。


[2377] 中国は、H5N1の循環・進化地帯との説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 16:01  

Recombinomicsの記事『Neurotropic H5N1 in Japan Duck Meat Imported from Shandong』http://www.recombinomics.com/News/06270502/H5N1_Japan_Import.htmlに よると、2003年に中国・山東省から日本へ輸入された鴨肉から、H5N1が検出されたことがあるが、この鴨肉から検出されたウィルス Dk/Yokohama/aq10/03は、それまで発見された H5N1遺伝子型のいずれとも異なっていて、PB2遺伝子は、オランダのH7N7であるA/Netherlands/1/2003 と、非常に合致してい て、PA 遺伝子は、A/chicken/Shantou/4231/2004や最近日本で発見されたH5N1と、合致していたという。
また、NP遺伝子は、H3N8であるA/aquatic bird/Hong Kong/399/99 と、合致していたという。
同様に、200年に中国・上海から韓国に輸入された鴨肉から検出されたH5N1についても、同じようなことが言えるという。
これらのことから、中国では、いろいろなタイプのH5N1が循環して、更なる遺伝子組み換え(recombination)を続けているということなのだという。

なお、上記でいう、内部たんぱく質であるPB2、PB1、PA、NP は、ウイルスゲノムの転写に必要なポリメラーゼ複合体を形成する。

http://www.medissue.co.jp/virus/journal/v52-1pdf/virus52-1_055-059.pdf
http://www0.nih.go.jp/virus/influenza.htm
http://www.nbi.ne.jp/pdf/007_Immunology.pdf
http://www2.hama-med.ac.jp/w1a/microbio/virus.html
参照


[2376] Re:[2375] ペットフードになった?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 15:14  

虹屋さん。
2356で書きましたように、http://www.agriculture.state.ia.us/pdfs/BSESurveillanceSubmissionForm.pdf
のような様式で、サンプルが届けられるわけですよね。
で、ひとつの用紙に、20のサンプルで、それぞれ、サンプルにはID番号がついている。
それが、アイスパックのような状態で、届けられるのですね。
検便のようなものなのでしょう。
ですから、それのとり間違えなり、混合は、大いにありうるのでしょう。
しかも、今回の場合には、3D/4Dと畜施設(「dead, down, diseased、 disabled」(死亡牛、ダウナー牛、病気牛、障害牛))からのサンプルなのですから、廃棄物から、サンプルを切り取ったようなものなのでしょう。
いろいろ、外電から、いろいろなニュースがもれてきますが、昨日、ジョハンズ農務長官は、BSE牛の地理的情報は、もうすぐ明らかにできるとはいった
http://www.journalstar.com/articles/2005/06/28/local/doc42c04562cf872022301194.txt
ものの、DNA鑑定結果同士のつじつまあわせまでには、しばらくかかるようですから、気長に待つしかないでしょう。

ペットフード製造工場で見つかったものだとは、USDAのRon DeHaven氏も、「この牛は、pet food plantで見つかったものだ。」と発言していますね。
http://desmoinesregister.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050625/BUSINESS01/506250335/1030参照


[2375] ペットフードになった?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/28(Tue) 12:39  

本当に焼却処分されたのだろうか、どの牛かも分からないのに。
下記の記事ではペットフードに加工されたとも考えられないか。

日本農業新聞のWeBにはのっていない紙面の記事より

6/28日本農業新聞

「クロ」となった検査サンプルはどの牛から取り出したものなのか、米国農務省はつかんでいない。サンプルを採取したとされる牛はペットフード製造工場に運び込まれた時、「土と糞尿にまみれた状態のダウナー(歩行困難牛)」(農務省)だった。

 しかし、その後の調査で、伝票と異なる種類の牛だった疑いが浮かんでいる。驚いたことに、「脳のサンプルが他の4頭のものとミックスされてしまった」と同省高官は説明した。
・・今回、発見した州の情報さえ公開していないのは、同省でも分からないというのが真相のようだ。

 記者会見で同省は「DNA検査を行う」と繰り返した。これは疑わしいと考えられる牛の系統を対象にDNA検査を行い、サンプルの牛を特定するのが狙いだ。




[2374] Re:[2373] [2371] 日本の鳥インフルエンザに「静かなる感染拡大」はないのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 11:17  

ときさん。
確かに、日本の記事には、情緒的な記事が多いですね。
2327で書いたように、すくなくとも、そのウィルス の遺伝子型は何なのか(genotype Vなのか、genotype Zなのか?)、何によって、ウィルスが進化しているのか、遺伝子再集合reassortment)なのか、新しい突然変異(mutation)なのか、遺 伝子組み換え(recombination)なのか、を、はっきりさせてもらいたいものです。
そして、そのうちのどの前提に立って、記事を書かれているのかを、明確にしてもらいたいものです。


[2373] Re:[2371] 日本の鳥インフルエンザに「静かなる感染拡大」はないのか? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/28(Tue) 10:57  

> すなわち、この「静かなる感染拡大」の意味は、「鳥自体には、何の兆候もない。」「人間には、中度の兆候がある。」「ウィルス検査の結果は、 false negativesであり、症状は、すぐに改善してしまう。」ということをさしているようである。
> もしかして、日本の鳥インフルエンザにも「静かなる感染拡大」を懸念しなければならない事態も想定される。

 もうすでに、自然天然界では、あまねく常在していると想定しておいたほうがよさそうです。そのための、ウインドウレス鶏舎(外界からの隔絶、また逆の意味では、天然界に存在しない新型ウイルスのまん延防止のどちらもありうる)なのだと思います。

  ウイルスはある程度の拡がりをみせたら、根絶封じ込めは不可能です。天然自然界にごく当たり前にあるものとして、感染を受けてもへい死にいたるほど重症化 しないさせない方策で考えたいものです。そのためには、発生をチェックするだけでなく、積極的な抗体保有検査などの疫学調査に重点をおいていかないと真の 実態把握にはならないでしょう。

 日本の(渡らない)野鳥も、おそらく、大概のウイルスには、もう感染経験済みではないかと、強く思っています。いろいろな渡り鳥によって、経験のないウイルスのやりとりは必ずあるはずですから。

『ウイルスは鳥によって運ばれ、鶏に感染する。そのウイルスに突然変異が起きて、人に感染し始めるかもしれない。』
http://www.asahi.com/paper/editorial20050628.html#syasetu1
は、鳥インフルエンザについて、だいぶ不正確な認識で、妄想が先走っているように思えてなりません。これでは、知らない人の不安を煽るだけではないですか。困ったものです。


[2372] 当面の日本の景気を左右するもろもろの要因 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 10:12  

6月27日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は米国産標準油種(WTI)8月渡しで、一時、1バレル=60.95ドルをつけ、1983年の取引所開設以来の最高値を更新、終値も $60.54ドルとなった。
これは、イラン大統領選で保守強硬派のアハマディネジャド・テヘラン市長が選ばれたことで、新大統領が、イラン国内石油開発への外国投資を制限し、原子力発電への転換を目指すとの観測から、イラン原油の供給不足への懸念を材料にしたものである。
一方、今週、アメリカのFOMCにおいて0.25%の利上げが確実視されているものの、これらの原油高を受けて、グリーンスパンが、今後も、0.25パーセント刻みの『測られた利上げを続けないのではないのか』という観測がされている。
さらに、中国の人民元早期切り上げ観測が後退したことで、ユーロに対して、ドルも円も下落した。
株式市場は、原油高の影響で、ニューヨーク市場も欧州市場も、大幅、下落した。
これらの要因を受けて、短期資金から長期資金へのシフト、株式投資から債権へのシフトがあり、米国債価格は長期債を中心として値上がりを続けており、10年もの米国債の利回りは、3.92から3.91に低下している。(債券価格は上昇、利回りは低下)
以上のことから、原油高懸念で、アメリカの利上げが、今週で、利上げどまりとなり、日米の金利格差拡大が、ストップすることで、日米金利格差拡大で隠れていたアメリカの双子の赤字問題が、浮上し、米国債暴落の懸念が、現実のものになるものと見られる。
となれば、米国債を大量に抱えながら、財政再建の展望も開けない、日本の財政危機への懸念は、より増してくるものと思われる。

http://www.wjla.com/news/stories/0605/238863.html


[2371] 日本の鳥インフルエンザに「静かなる感染拡大」はないのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 08:22  

Recombinomicsでは、6月26日に、「北ヴェトナムでは、H5N1が、静かなる感染拡大( Silently Speading )を続げている。」との論評を出した。
すなわち、この「静かなる感染拡大」の意味は、「鳥自体には、何の兆候もない。」「人間には、中度の兆候がある。」「ウィルス検査の結果は、 false negativesであり、症状は、すぐに改善してしまう。」ということをさしているようである。
今回、日本で発見されたH5N2も、弱毒性であるが、感染力についてはどうなのだろう。
もしかして、日本の鳥インフルエンザにも「静かなる感染拡大」を懸念しなければならない事態も想定される。

http://www.recombinomics.com/News/06260502/H5N1_Silent_Spread_Vietnam.html


[2370] Re:[2364] やはりペストもか?そして日本脳炎 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 07:58  

ときさん。
> 今年2月頃の、脳脊髄膜炎の原因は(正確な病名)は何だったのでしょうか? >>
ですが、これは、中国ばかりでなく、インドでの髄膜炎も、なぞですね。
私のサイト「流行性脳脊髄膜炎ってなんだ? 」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=204がインド在住の日本人サイトhttp://indo.to/log/archives/200505/08ogata.htmlにリンクされておりましたので、この辺を改めてコメントしておきました。
外国駐在の日本人の方や家族にとって、これらの医療健康情報は、特に、小さいお子さんをもたれている親御さんたちにとっては、心配事のようですね。


[2369] アメリカBSE牛のDNA検査の現在状況 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 07:46  

The Dallas Morning NewsのKAREN ROBINSON-JACOBS 氏による「Mad cow answers may take time」http://www.pe.com/sharedcontent/health/stories/062705ccjcbizmadcow.4eac0eac.html
(登録が必要)によれば、現在のDNA検査状況は、次のとおりである。
USDAのスポークスマンの Jim Rogers氏によれば、サンプルは、他の組織と混ぜられてしまっており、その他の組織は焼却済みという状況の元で、現在、DNA鑑定が続けられているという。
焦点は、このBSE牛がどの集団に属しているかの確定にあり、このサンプルに、どれが遺伝子的にマッチするかの検査に入っている。
この検査によって、このBSE牛が属していた仲間の牛、兄弟の牛、子の牛を、確定する作業をしており、完了までには、数週間を要するという。

http://nebraska.statepaper.com/vnews/display.v/ART/2005/06/27/42c02ebef29f5


[2368] Re:[2365] [2358] 私事ながら 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/28(Tue) 07:44  

私も番組拝見しました。タールが細胞壁を壊すというのは全然知りませんでした。肺が悪くなるわけですね。それを知ってたら吸わない人も いるでしょうね。それから、以前ちょっと調べてMLに流したことがあるけれど、細胞を収縮させるニコチンが入った吸殻とかフィルターのごみは全部海に流れ ていってしまって、膨大な量になるんですよ。海ごみのNo.1って書いてあったかな。川や海の生き物も受難です。

しかし、なんでもそうで すけれど、都合の悪い情報は、問題意識を持った先生方が地道に調べてくれない限り公表されないものなんですね。受動喫煙裁判がいい例で、人によってジェラ ルミンのような肺を持つ人間もいれば、そうでない人間が大多数なのに、あの裁判結果は酷いもんです。

ミスタードーナツも、創業のコンセプトは「子供達が安心してドーナツを食べられる店」ということなのに、店によってはモウモウですもんね。理念は、きれい事になってしまっているようで。


[2367] 読売社説は論外ですが、毎日も社説はまだまだですね 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/28(Tue) 06:58  

毎日新聞社説:米国BSE リスク評価に日米協力を
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050628k0000m070150000c.html
もうちょっとリスク感覚を持ってもらいたいですね。
日本農業新聞を読みましょう、とお伝えしたいところ。
>これで米国産牛肉の危険度が高まったわけではない。
EUのGBR評価や国際調査団の報告、USDA自体の高汚染の報告を
読んだらこのような「表現」は言葉遊びというか、「ものはいいよう」
>日本の消費者の安全は確保されている。
メキシコ、中国のリスク評価は?
>輸入されるはずのない高齢牛とされる。国内安全基準の見直し作業には影響がないと考えられる
いつ感染したかもわからないのに、月齢区切りの非科学、誤った考えに嵌りすぎ。農業新聞の山内委員の談話(2326)と議事録を読むべし
>検査方法を改善する柔軟さには敬意を表したい。
飼料管理の改善がなされない非柔軟さには?
>米国の新しい検査方法を再評価しなければならない
生体牛検査と伊藤ハムの高感度安価検査も早急な評価の必要が。技術革新への対応は答申に入ってたんですから
>日本では当初、わずかなリスクの存在も認められなかった
・・・・BSE対策のことをちゃんと勉強してない人が書いているわけですね。背割りの改善時期や、舌扁桃や背根神経節(脊髄と同リスク)がどうなってるか調査して報道してほしいものです
============
新聞の社説は問題をよくご存じでない方も書くのだ、ということが最近わかりました。報道の「プロフェッショナル」なのですから、もうちょっと頑張っていただきたいですね。

しかし、BSE対策の要は飼料管理といいたいところですが、発生頭数によっては、英国などは「膨大な数の牛の淘汰」を行って対策したわけで。鳥インフルエンザで処分される鶏のこともそうだけれど、祈りたい気持ちです。

ところで笹山さん、農業情報研究所さんの情報ですが、私には客観的に思えますが(^^笹山さんにも農業情報研究所さんにもいつも沢山の情報のご提供を、感謝申し上げます。




[2366] USDAにウェスタンブロット検査を履行させた立役者と持ち上げられるPhyllis Fongさん。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 02:47  

このサイトhttp://nebraska.statepaper.com/vnews/display.v/ART/2005/06/27/42c02ebef29f5では、今回USDAに対して、強硬にウェスタンブロット検査を主張し、それをUSDAにやることにまでこぎつけた立役者として、USDAのInspector General であるPhyllis Fongさんを紹介している。
まるで、アメリカの牛肉産業を救った、ジャンヌダルクのようなまでの持ち上げ方なのだが。
ア メリカのことわざ「 it’s easier to get forgiveness than it is to get permission」(許可を得るよりも許しを請うほうが常に簡単である。)(アメリカ海軍ではじめて女性海軍大将となったグレース・マリー・ホッパー (Grace Murray Hopper)の名言)まで持ち出しての、入れ込みぶりである。
ちょっと、「女の武器」的ニュアンスの感じられる、やな諺ですね。

http://nebraska.statepaper.com/vnews/display.v/ART/2005/06/27/42c02ebef29f5


[2365] Re:[2358] 私事ながら 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/28(Tue) 02:22  

TJNさん。
番組拝見しました。
録画も、何とか。
受動喫煙の裁判というのは、2004/ 7/12東京地裁の判決しかないのですね。
http://www1.sumoto.gr.jp/shinryou/kituen/news/2004news.html#edogawa1参照。
しかし、この判決にしても、慰謝料5万円にとどまっており、「障害と受動喫煙の因果関係はともかく」としていて、今回のテレビ番組での例のような場合は、これが、労災適用となると、まだ、弱いようですね。

http://www.chicagotribune.com/business/chi-0506270164jun27,1,1832414.story?coll=chi-business-hed


[2364] やはりペストもか?そして日本脳炎 投稿者:とき 投稿日:2005/06/28(Tue) 01:30  

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

20050627-0070 ( 2005/06/25 ) PRO>Plague - China (Tibet)
中国 - ペスト
20050627-0020 ( 2005/06/23 ) PRO>Japanese encephalitis - China: susp
中国 - 日本脳炎
20050627-0010 ( 2005/06/24 ) PRO>Japanese encephalitis - Viet Nam
ベトナム - 日本脳炎

今年2月頃の、脳脊髄膜炎の原因は(正確な病名)は何だったのでしょうか? 隠匿され不明のままであれば、対策のとりようがない。 サーズもいつ再び発生流行してもおかしくないだろうし。


[2363] 「BSEのリスクとわが国における安全対策」 投稿者:とき 投稿日:2005/06/28(Tue) 00:35  

人獣共通感染症(第165回)06/22/2005
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf165.html

『BSEのリスクとわが国における安全対策
5月20日の衆議院農林水産委員会に日本獣医畜産大学沖谷明紘教授と私が参考人として呼ばれ、沖谷教授は牛の月齢判別について、私は表題の内容で意見を述べました。その際に配布した私の資料を掲載します。なお、委員会の会議録は衆議院のホームページ(会議録)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kaigiroku.htm
で読むことができます。〜』

 ご紹介まで。


[2362] 天変地異とは、まさに今の中国国内の自然環境? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/27(Mon) 22:42  

 野鼠の大増殖の情報も以前あり、口蹄疫のみならず家畜の原因不明の病気多発、野鳥の大量死、鶏の疫病、人間の髄膜炎など感染症、砂漠化、熱波、洪水などなど。治山治水と環境保全も破綻しかかってるようで。

猛暑、中国各地で授業時間短縮【大紀元日本6月27日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d99703.html
中国、深刻なイナゴ被害【大紀元日本6月27日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d28444.html

 飢饉と人間の疫病の環境が整ってしまっている。
 生態系の絶妙なバランスが、齟齬をきたしているかのようです。それでもまだ、政治の失敗とはいえないのでしょうか?


[2361] 参院農水委員会で吉川座長と金子座長代理がご発言 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 22:16  

輸入再開には国民の理解を 米産牛で参院農水委が決議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050627-00000249-kyodo-pol
会議の様子はビデオライブラリ中継で
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/result_consider.php
名前で検索すると発言だけピックアップできるんでしたっけ。

>2358 わーい、録画します(^^


[2360] それでも、USDAの、現在の拡大サーベイランス・プログラムを続けるのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 21:34  

このサイト「USDA stance on mad cow a tough sell」http://www.chicagotribune.com/business/chi-0506270164jun27,1,1832414.story? coll=chi-business-hedでは、ジョハンズ農務長官が、今回のBSE発見で、「枯れ草の中から、針を見つけた。」と、喜んでいるのに対 して、そのジョハンズ長官の最大の支持者たちからでさえ、「そもそも、現在のUSDAの拡大サーベイランス・プログラムは、抜本的な改革が必要なのではな いのか?」と、冷や水を浴びせている。
さらには、「現在のUSDAの検査システムは、BSEを発見するためのシステムというよりは、BSEを隠すことに集中したシステムである。」との、酷評も書かれている。

http://www.chicagotribune.com/business/chi-0506270164jun27,1,1832414.story?coll=chi-business-hed


[2359] Re:[2358] 私事ながら 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 20:46  

TJNさん。
今夜25:29ということは、今晩12時を超して、夜中の1時29分ということですね。
眠っていなかったら、録画しときます。
ところで、このサイトのアクセスにも、テーマによって、時間的に傾向があるようですね。
今年全般にヒットした、ノロウィルス問題の時には、夜昼かまわないアクセスがあったんですけれども、BSE問題となると、きっかり出勤時間にアクセスが始まって、就寝時間になると、なだらかに減衰していくんですね。
ということは、ノロウィルスの現場は、都道府県・市町村のご担当者たちにとっては、かなり過酷だったということも、いえますね。


[2358] 私事ながら 投稿者:TJN 投稿日:2005/06/27(Mon) 20:41  

今夜25:29私テレビに出る予定です。何分出られるのかよく分かりませんが、タバコの害について語ります。
関東ローカルなので、自分自身は見られません。

日本テレビの「先端研」という報道番組です。夜更かしされている方はご覧下さい
「たばこ
 〜健康警告表示の厳格化・愛煙家×嫌煙家」

http://www.ntv.co.jp/sentanken/


[2357] 良くぞ言ったり「理事長三代」という題のコラム 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 20:40  

私が若いときに勤めていた金融機関から、毎季節ごとに、OBに対して、機関紙が送られてくる。
普段は、当たり障りない老後の趣味の話がほとんどなので、つまらないというか、気にも留めないでいたが、最近送られてきた春季号に、次のような、ドキッとするコラムがあった。
まことに同感という意味で、ここに再掲する。
私もお世話になったある先輩のコラムなのだが、コラムの前段では、この金融機関の歴代の、農林水産省出身の理事長の意外な側面を、思い出深く、描いている。
そして、最後にこう書いている。

以下引用

「元理事長のお三方に対して、私は、かねてから、尊敬の念と同時に、実はある疑問を持ち続けていた。
この書き物をする私の胸中で、矛盾する二つのものが複雑に交差した。
疑問とは、理事長は退任時に、後任者を農林水産省に求めるという旧習をなぜ改めようとしなかったのだろうか、ということである。
このことは、△仝さんにも不躾けに申し上げたことである。
経営のトップは、世間を見渡せば明らかなように、通常は、組織の内部から起用するのが常識である。
それはトップ自身の業務通暁度というようなこともさることながら、その組織の社会的イメージや職員の士気、プライドに関わる問題でもある。
**にも、過去、何人もその適任者がおられたと私は思っている。
かといって、常に必ず内部から、とこだわるべきでもないと、思う。
(中略)
ただ、農林水産省出身者に限定してしまうのがよくない。
いまどき、**が、役所の外郭団体のような姿をさらしてはならない。
敬愛する元理事長が、ぎりぎりの土壇場では、**よりも、役所の都合を優先させたのかと思うと、私は悲しい。」

以上ですが、そういえば、私も、以前、下記サイトに、同じようなことを書いたことがありましたね。
いい潮時かもしれません。

http://www.sasayama.or.jp/diary/2002aug03.htm


[2356] USDAのサンプル・コレクションの様式 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 18:13  

USDAのサンプル・コレクションの様式「USDA BSE SURVEILLANCE SUBMISSION」は、このようなhttp://www.agriculture.state.ia.us/pdfs/BSESurveillanceSubmissionForm.pdf様式になっています。

記入事項としては、
COLLECTION SITE TYPE
BSE Referral Number
COLLECTION SITE
SLAUGHTER SITE
SAMPLE INFORMATION  NUMBER OF SAMPLES:  PRESERVATION
ADDITIONAL DATA (attach additional page(s) if needed)
COLLECTION Date:
SHIPPING Date:
CONDITION:
DISTRIBUTION:
RECEIVED BY:
RECEIVED DATE:
AIRBILL / SHIPMENT TRACKING NO.:
TESTING LAB:
SIGNATURE OF SUBMITTER:

また、COLLECTION SITE TYPEとしては、
Slaughter Plant
Renderer
On Farm
Public Health Lab
Diagnostic Lab
3D-4D
Other:
とありまして、今回は、このうちの3D-4Dでした。

ち なみに、この3D-4Dというのは、決して、けして、「牛の立体裁断」(!!!)という意味ではなくて、「dead, down, diseased、 disabled」(あるいは、「(Dead,Downer, Distressed, Diseased」あるいは、「diseased, disabled, dead、dying」)の牛(死亡牛、ダウナー牛、病気牛、障害牛)を対象にした処理場という意味ですよ。
3Dというのは、4Dから死亡牛を除いたものをさします。

http://www.usda.gov/oig/webdocs/Testimony7-2004.pdf
http://www.grandin.com/index.html
http://66.102.7.104/search?q=cache:vxFPh9yo3TEJ:www.aphis.usda.gov/vs/nvsl/BSE/Manual/appendixc.pdf++SLAUGHTER%E3%80%80++3D+4D&hl=ja&start=6&client=firefox-a
http://www.naturalexpressions.com/singinginharmony/res2.html
もご参照

http://www.agriculture.state.ia.us/pdfs/BSESurveillanceSubmissionForm.pdf


[2355] Re.[2332] Re:[2331] 茨城県の養鶏場で鳥インフルエンザ 投稿者:とき 投稿日:2005/06/27(Mon) 17:42  

 今回の鳥インフルエンザ発覚、どのように解釈するかと申しますと、日本(その地域)の野鳥には常在化してしまって、すでに鳥とウイル スとが自然環境では共存状態になっていて、たとえば、感染経験のない渡り鳥が、其処で初めて一回目の感染を受けて、発症へい死がみられたというだけに過ぎ ないのだと思います。生きるものが生き死ぬものが死ぬ(生まれつきの感受性の個体差によって生死が決まる)それだけのことです。
 ニワトリは、外 部となるべく接触のない状況で飼養されますので、たまたま、感受性があっても、感染を受けないうちに出荷されてしまえば問題ありませんが、たまたま運悪 く、ヒトの出入り、野鳥・ネズミ・ハエの出入りがあり、ウイルスに感染し、発症し、ある程度の大量の死亡が見られたときのみに、検査、確認となるだけで す。個体群によっては、感受性の低い耐性のもった育種系統の場合であれば、感染を受けても、発症も死亡もせず、全く気付かれない場合もあるでしょう。
 さもさも、そこだけにそのウイルスが存在しているような胡乱な情報には、そろそろ情報を受け取る側が気付けるようになって、ニュースに煽られない常識を身に付けるようになって欲しいものです。

ヤフーニュース
鳥インフルエンザ
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bird_flu/
日本の鳥インフルエンザ問題
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/bird_flu_in_japan/


[2354] これじゃ、ネット環境、中国と同じになる? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/27(Mon) 17:15  

実名でのネット活用促す 総務省「悪の温床」化防止(共同通信) - 6月27日9時36分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050627-00000032-kyodo-bus_all

『そうか、インターネットは「有害情報の温床」「悪の温床」なのか…。誰がそう言ったのか?実名で答えろ!ネットが「悪の温床」なら霞ヶ関は「悪の巣窟」である。
  それに、この記事自体も記者の署名が入っていないが、仮にそれがあったところで書いた記者個人が責任を負うわけではないマスコミにインターネットの匿名性 云々を言われたくはないわな。一個人であっても言論に責任を持つことは厭わないが、政治家や官僚、マスコミなどそれをやっていない連中に言われるのは解せ ない。』
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20050627

  そんなに、2ちゃんねるや、匿名掲示板目障りに思う「権力者」がいるということでしょうか。「民は知らしむべからず、依らしむべし」を、やり通したいと強 く願う人々が確実にいるということでしょう。ネット言論は、弱いも強いも基本的にはありません。ネット市民の良識も愚識も、包み隠さず顕わになる場です。
 これからの、世論誘導・印象操作(なかなかやりづらくなりますが)は、ネット言論をたえず注視しながらやらなければいけないのですが、まだ、情報を独占していたいという願望から、脱することができない時代錯誤の人々がいて、その人々が考えそうなことです。

(ネット言論、萌える例、たとえば)
June 26, 2005
「日本人にも感謝を伝えてほしい」 サイパン知事、両陛下の訪問を大歓迎
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/26406818.html


[2353] オーストラリアとニュージーランドのTSE確定検査は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 16:59  

オーストラリアでは、the Australian Animal Health Laboratory(AAHL)http://www.csiro.au/index.asp?type=faq&id=Australian%20Animal%20Health%20Laboratoryが、IHC検査と、電子顕微鏡による検査と、ウェスタンプロット検査によって、検査され、陽性となった場合は、OIEの研究所にサンプルを送る。

ニュージーランドでは、 National Centre for Disease Investigation (NCDI) http://www.maf.govt.nz/mafnet/profile/businesses/units/va-08.htmがTSE検査にあたっており、電子顕微鏡により組織検査をし、2000年から、ウェスタンブロットによる確定検査を始めている。


[2352] Re:[2346] USDAはこの牛の所有者、または処理施設を確認していない. 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 16:23  

虹屋さん、まりちゃんさん、
このせっかくの農業情報研究所(WAPIC)さんの記事なんですけれども、やはりこのサンプルが、 サルベージ・プラント経由のものであるということを記さないと、何で、サンプルが糞尿まみれなのか、なぜ他の組織と混ざってしまったのか、という、その実 態が混同されてしまうと思うんですけれども。
物事を突き詰める場合は、あくまで、客観的に、そして、冷静に、これが鉄則ですね。
そういえば、日本の報道で、この点について触れた報道はなかったようですね。



[2350] 私は鶏や卵は「加熱」して今まで通りおいしくいただきます。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 16:07  

「鶏肉や鶏卵は安全」 食品安全委員長が談話
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050627-00000104-kyodo-soci
なんて日本の食安委委員長はいわれてますが、WHOは内部が70度以上になる加熱を推奨しています。BSEは加熱しても失活しませんが、鳥インフルエンザのウイルスは加熱すればOK、
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/10who.html
だいたい、鳥インフルエンザ以前に、「生食」によるカンピロバクターやサルモネラの食中毒数が問題になっているなかで、食品安全委員会はなぜ「加熱」その点に触れないんですかね?中途半端な発表が疑惑→風評を生むのでは?
東京都のカンピロのページ
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/hyouka/campylo/index.html



[2349] Re:[2348] [2338]SRM除去万能神話が根本では? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 14:39  

> 現象的な酷さに目が奪われますが、このSRM(特定危険部位)除去万能神話が根本にあるのでは。

虹屋さんそうですよね。SRM指定の部位以外からも検出が発表されていて、検査さえされていない部位もあるのに、飼料管理をおろそかにしている米国の主張は、「祈り」「まじない」といわれるのもごもっともで・・・

サファーさん他の学者の話も、無視されまくりですもんね。

> 若い牛は、脳以外のところで、病原体が増えることがわかっている。ただ、病源体がどこで、どれくらい増えるのかのデータがない。若い牛の各部位における データが十分明らかになって、初めて科学的な判断が可能になる。今のところ、若い牛のデータは(十分調べられないままに)文字通り食べられてしまってい る。


[2348] Re:[2338]SRM除去万能神話が根本では? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/27(Mon) 14:31  

笹山さん。まりちゃんさん。
現象的にはアメリカのサンプルコレクションシステムの問題ですが、根本は米国のBSE対策全体ではないでしょうか。

6 月24日のUSDAの「記者会見では、マシューズ博士は、消費者の安全のための基本的手段は特定危険部位(SRM)の除去で、第二の手段はフィードバンで ある、BSEが存在するかどうか、存在するとすればどれほどかを調べるサーベイランスの目的と費用のバランスを考慮して、サーベイランスのレベルを維持す るかどうか、検査サンプルの数を減らすかを将来検討せなばならない」と述べたそうです。

2003年12月の1頭目の時も『動植物検査局の デヘイブン首席獣医官は24日の電話会見で「感染した動物の肉であっても、危険部位が取り除かれていれば、人間が消費しても安全だ」と述べた。ベネマン農 務長官も、感染を疑われる乳牛の肉が食用に処理されていたことに関し「科学的には、処理された肉が感染していたり、健康上問題だということはないはず」と 述べた。(毎日新聞) 2003年12月26日)』

一貫して、SRM(特定危険部位)除去が万能で、フィードバン飼料規制は第二の手段にすぎない。

米 国のBSE検査制度は、この二義的な対策の飼料規制の効果を測るものサーベランスです。三義的なものに過ぎない位置づけです。日本のBSE検査が、食肉の 安全を担保する意義付けがされているのと大きく違う。サンプルコレクションシステムは、三義的対策であるBSE検査制度が適正に運用されるための副次的な 制度。だから、笹山さんが指摘するようないい加減な制度設計と今回のような運用がされてしまう。

IDも、BSE陽性牛が出たときに、汚染 源を追求し飼料対策を改善したり、同居牛など擬似患畜を追跡し排除するためのもの。飼料対策(BSE発生抑制)よりSRM除去。擬似患畜もSRM除去され ていれば、人間が消費しても安全なのだから、本気で追跡除去するだろうか。全米規模のIDシステム構築に3000万ドル支出をいっては見たものの、結局ウ ヤムヤ。販促費に1400万ドルはだせるが・・

現象的な酷さに目が奪われますが、このSRM(特定危険部位)除去万能神話が根本にあるのでは。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062701.htm


[2347] Re:[2346] USDAはこの牛の所有者、または処理施設を確認していない. 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 14:04  

>科学的にどれほど堅固な安全対策(検査、特定危険部位除去)も、このような人間の慢心があれば、まさに今回のような「人為ミス」で無意味になる。科学は人為ミスを防げない。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062701.htm
至言ですね。


[2346] USDAはこの牛の所有者、または処理施設を確認していない. 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/27(Mon) 13:51  

USDAはこの牛の所有者、または処理施設を確認していない.。この牛が糞尿にまみれていたために牛の“種”(breed)のタイプが間違って表示された上に、検査サンプルとなる組織が他の牛の組織に混じった可能性があるという

農業情報研究所
米国BSE2例目 ”種”の誤表示とサンプル混合の二重ミス 検査制度改善も無意味に

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062701.htm


[2345] 米国食肉輸出連合向けに販促費供出を決定とか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 13:45  

アメリカ農務省の狂牛病対策(未対策)最新事情
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/06/post_83dd.html
Such connections to industry impede the department's duty to police it, said Representative Rosa L. DeLauro, a Connecticut Democrat on the House Appropriations Committee. (On Tuesday, the department announced $140 million in grants to advertise American food overseas, including $12 million to the U.S. Meat Export Federation.)
http://www.nytimes.com/2005/06/26/national/26beef.html?pagewanted=2

さて、その費用はどこの広告業界、マスコミさんがgetされますでしょうかねぇ
正しい報道、への影響がなければいいんですけどねぇ


[2344] 義務化から2か月 カルテ開示Q&A 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 13:31  

カルテ開示は請求が必要とのことですが、今後、患者にも同じものを配布するシステムにまで進化してくれたら、より問題も少なくなるような。。

処方箋でもらう薬については、副作用などが掲載された用紙がもらえるまでに進化しましたし。

追記 読売さんもう記事を削除されてしまったのでタイトルでgoogle検索してみてください。

義務化から2か月 カルテ開示Q&A
http://www.google.com/webhp?hl=ja&tab=nw&ned=jp&q=

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050626ik04.htm


[2343] Re:[2341] 国立情報学研究所が提供するウェブキャット・プラス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 13:02  

ウェブキャットのサイトhttp://webcat.nii.ac.jp/webcat.htmlは、私のホームページhttp://www.sasayama.or.jp/index.htmlからもリンクしていますけれども、このウェブキャットプラスhttp://webcatplus.nii.ac.jp/は、自由語による、その進化版ですね。
早速リンクすることにしましょう。
情報、ありがとうございました。


[2342] Re:[2340] 米で2頭目のBSE感染牛、出生証明の実施を要請=CSPI「USDAの対策は祈り」と批判 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 12:57  

CSPIの元記事は、こちらhttp://cspinet.org/new/200506241.htmlですね。
これhttp://www.cmbdg.com/blog/content/wp-content/i/fingerscrossed.gif
がおまじないの形ですね。
今日からやってみますか。


[2341] 国立情報学研究所が提供するウェブキャット・プラス 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 12:28  

朝日新聞が紹介してたんですけど、
http://www.be.asahi.com/be_s/20050626/062602.html
例えば「BSE」で検索してみましたが
http://webcatplus.nii.ac.jp/
なかには、牛に肉骨粉や血粉を食べることを推奨していた雑誌社が出した本が出てきたり。ここから玉石を探すのは結局自分ということですが、ちょっと面白そうです。
検索用語によっては「トンデモ本」だけの検索も出来そうですし。



[2340] 米で2頭目のBSE感染牛、出生証明の実施を要請=CSPI「USDAの対策は祈り」と批判 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 12:13  

 米農務省(USDA)のマイク・ジョハンズ農務長官が6月24日の記者会見で同国で2頭目となるBSE(牛海綿状脳症)感染牛を確認 したと発表したのを受けて、米国の消費者団体、一般の人々の利益を守る科学センター(CSPI)は同日、「米国は動物追跡制度を義務付けていないため、 USDAのBSE対策は(災難よけのために)中指を曲げて人差し指に重ね(BSE感染が発生しないよう)祈ることを基本としている」と皮肉の声明を発表し た。 CSPIは「農務省の対策は、BSE感染牛が食卓に上らないことを期待している(に過ぎない)」と批判しながら、牛の出生証明の早期実施を要請し た。略(2005年6月27日発信 日本消費者新聞)http://www.jc-press.com/

CSPI Reaction to New Mad Cow Confirmation and Administration's "Faith-Based Mad Cow Policy"
http://www.cspinet.org/

http://www.jc-press.com/kaigai/200506/062702.htm


[2339] 食安委や行政は「現場」に直接赴いてから議論をすべきでは? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 11:59  

以下は、5月9日のプリオン専門調査会議事録で、牛肉骨粉の焼却灰や、にかわかすの肥料使用についての諮問の部分でのご発言です。

○ 吉川座長:前回もその原骨というのは何なんだという質問をした覚えがありますけれども(略
○ 吉川座長:いいですか。あるいは写真を見せてもらった方が。
○ 小野寺専門委員:写真を見た方が何かすっきりするような。
○ 藤井農産安全課長補佐:原骨なんですけれども、私も余り直接見たことはないんですけれども(略)

藤井さまは諮問を行った農水省の説明ご担当者です。現実を知らない、直接ご覧になっていない方々により重大なリスク評価がなされていることを私は真剣に憂慮しております。先生方、現場見学をお願いしまーす。

追記:「安心・安全コース」の見学ではなくって、複数の現場の抜き打ち見学を希望します。

http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai24/170509_dai24kai_prion_gijiroku.pdf

[2338] Re:[2337] [2336] もっと、アメリカのサンプル・コレクション・システムを問題にすべき 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 11:44  

虹屋さん。
[2325] 「 アメリカのBSEサンプルコレクションの実際』に書きましたように、結局、今回の問題点の多くは、サンプルのコレクションシステムにあると思いますね。
今回のは、サルベージプラントからのサンプルということで、牛の生身とサンプルとが切り離されてしまっている。
このようななかで、IDシステムも何も、意味を成さない世界なんですね。
もっと、アメリカのサンプルコレクションシステムを問題にしなければならないのでは?



[2337] Re:[2336] 真相は闇の中? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/27(Mon) 11:25  

笹山さん。
詳細な内容の記事になるほど、回数が増えていく感じですね。
こうなったら、11月に「研究目的で」WB法で検査しら陽性だったちう情報が出てきても、不思議ではないですな。

ところで、牛のIDシステム。
 5 月31日のプリオン専門部会の議事録P43など、米国の牛の月齢をめぐる論議の中で、生年月日を確定するのが米国の飼育法では難しいという説明が出てま す。この説明だけ読むと、日本式の何月何日とう情報精度が得られないという気がしてくるのですが、それがID制度を構築しない理由にはならない。現にカナ ダではやっていますからね。(諮問書のP14)

米国は2004年の年初に実施するといったIDシステムといい、飼料規制にしろ、全く手をつけていない。サーベランスの拡充だけですね。

基本的には、安全性を確保するシステムは変わっていないのだから、どう理屈をつけて輸出入を再開できるのか。??


[2336] Re:[2335] 6/26、27の日本農業新聞より 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 10:44  

虹屋さん。
これだと、IHC検査三回ということになってしまいますね。
どっちなんだろう?



[2335] 6/26、27の日本農業新聞より 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/27(Mon) 10:24  

6/26日本農業新聞より
ワシントン24日共同

米国農務省が24日公表した資料では、簡易検査で「擬陽性」となったこの牛の脳組織を、米国が採用する免疫組織化学法(IHC)という確認検査法で2回検査。結果は「陰性」となった。
 続いて、まだ開発段階にある別のIHC検査を「学術目的で」行ったところ異常の兆候が見られたが、公式検査が済んでいたこともあり、結果は外部に公表されなかったという。

6/27日本農業新聞
プルシナー教授の共同研究者の、ユーリ・サファー カルフォルニア大学助教授は衆院農水委のBSE調査団と対談。

調査団 米国のBSE検査の精度や正確性についてはどうなのか。

サファー 米国はBSE検査の詳細なデータを公表していない。このため評価できない。欧州連合(EU)のようにデータを公表し、透明性のあるものにすべきだ。それが政府に対する国民の信頼性を高めることになる。
(BSE研究者の)私が知らないということが、米国の検査に透明性がないこと何よりの証拠だ。

調 日本と米国を比べると、どちらがBSEの汚染度が高いのか。

サ 結論から言うとわからない。日本は(全頭検査などで)膨大なデータがあり汚染度を正しく判断できる。これに対して米国の検査頭数は少なすぎるためだ。これでは汚染度を正確に判断することはできない。大きな判断ミスを犯す恐れがある。
 日本は全頭検査、EUは一定月齢以上の検査をしている。米国も同じように集中的にたくさんの検査をする必要がある。

調 リスク評価として(条件をつけた米国牛肉の)諮問は妥当か。

サ 条件をつけての評価についてはEUでも同じような議論があった。しかし(結論は同じで)科学的評価は非常に難しい。
  若い牛は、脳以外のところで、病原体が増えることがわかっている。ただ、病源体がどこで、どれくらい増えるのかのデータがない。若い牛の各部位における データが十分明らかになって、初めて科学的な判断が可能になる。今のところ、若い牛のデータは(十分調べられないままに)文字通り食べられてしまってい る。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050626-00000011-yom-soci


[2334] ジャーナリズムが問われているということでしょうか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/27(Mon) 10:09  

新聞の信頼度が低下 米調査、初めて50%台に

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=intl&NWID=LATEST


[2333] 強まるUSDAへの風あたり 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 06:46  

AP電「U.S. refused to do extra mad-cow test」http://www.duluthsuperior.com/mld/duluthsuperior/news/nation/11991898.htmは、「なぜ早くにウエスタンブロットを確定検査に採用しなかったのか」、「昨年11月にUSDAは、なぜ、早々と、安全宣言をしてしまったのか」、としている。
ニューヨークタイムズ紙では、「For Months, Agriculture Department Delayed Announcing Result of Mad Cow Test」http://www.nytimes.com/2005/06/26/national/26beef.htmlと 題して、「昨年11月にUSDAのAgriculture Department laboratory では、二つのテストをし、ゴールドスタンダード検査が陰性となった後、USDAは、該当牛が陰性であることを宣言したが、その後、同じ研究所で、実験的検 査をして、違う結果を得ていた。」との暴露記事をかいている。
一方、韓国では、ジョハンズ長官の『肉を買いに道路を渡るときの交通事故のほうが確率がたかい。』発言を非難し、「アメリカは、輸入国に牛肉輸入再開の圧力をかける以前に、情報公開をするべき」との怒りをぶちまけている。
The Korea Herald「Beef imports from U.S.」http://www.koreaherald.co.kr/SITE/data/html_dir/2005/06/27/200506270008.asp参照
また、デイリー読売「U.S. may have concealed BSE test results」http://www.yomiuri.co.jp/newse/20050627wo41.htmは、「アメリカは、7ヶ月間、検査結果を隠していたに違いない。どうしてUSDAは、実験検査結果をかくしていたのか。」と、日本の新聞には珍しい調子で、USDAを非難している。


[2332] Re:[2331] 茨城県の養鶏場で鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/27(Mon) 06:17  

虹屋さん。
H5N2型は、
1983-84年のペンシルベニア(A/Chick/Penn/83)
1994年のメキシコ(A/chicken/Mexico/31381-7/94)同じく、メキシコ・プエブラ(A/Chicken/Puebla/28159-474/95)
1997年のイタリア(A/Chicken/Italy/312/97)
2002年2月のアメリカ・メーン州(GenBankになし)
2002年4月のアメリカ・カリフォルニア州(GenBankになし)
2003年の台湾(A/chicken/Taiwan/1209/03)
2004年12月の韓国の光州市(GenBankになし)
2005年初頭の北朝鮮(GenBankになし)
で見つかったものと同じ型ですね。
弱毒性というのも、近時のウィルス変異の特徴に似ていますね。
その代わり、感染力は強いのかもしれません
Recombinomicsによると、H5N2型の人への感染例はないそうです。

ひょっとして、1617でまりちゃんさんご紹介の「 渡り鳥、海岸で大量死 餌捕れずに衰弱か 千葉〜福島 2005/05/29 」http://homepage.mac.com/idyukino/iblog/B665980284/C1928778577/E934430751/と、関係あるのかも?
渡り鳥が見つかった茨城県神栖町と鳥インフルエンザの水海道市とでは、ちょっと、距離がありますけれども。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/viewer.fcgi?db=nucleotide&val=46318052
http://afmb.cnrs-mrs.fr/CAZY/GH_34.html
http://www.pd-fams.com/ja/product/treasure/Annotation/INF_all_hosoku.html参照

http://www.recombinomics.com/News/06260501/H5N2_Japan.html


[2331] 茨城県の養鶏場で鳥インフルエンザ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/26(Sun) 21:43  

今回見つかったウイルスは、昨年見つかった「H5N1型」とは異なる「H5N2型」で、日本で確認されたのは初めて
「アレバメントカントウ」(宮本秀源社長)の養鶏場。同養鶏場では約2万5000羽を飼育しているが、今年4月から産卵率が低下し、約1か月間に約300羽が死亡した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050626-00000011-yom-soci


[2330] Re:[2316] [2313] 初乳活性成分ラクトフェリン 投稿者:とき 投稿日:2005/06/26(Sun) 20:51  

笹山様
 申し訳ありません、[2311] Re.[2310] 血液成分での、「母乳の成分・メリット」
http://hichi.hp.infoseek.co.jp/ikuji/bonyu/b-9b.htm
で、いまいちばん注目されている成分ということで、ご紹介もうしあげたまでで、BSEとの関連ではありませんでした。
 しかしながら、乳成分由来の製品に関しても、マーケットでは、間接的にではあれ、プリオン病の影響が出ていることを知らされました。有難うございます。

  なんとなく、このBSE問題というのは、原因も秘匿され(意図してというわけではなく、単純に、解明できていないという意味で)わからないまま、発生も隠 蔽もありえるし、見過ごされることもあり、わからないことずくめです。明らかになったら、なんと原因は除去できないくらいありふれたものだったということ になりそうな気もします。


 ああ、また、国内の鳥インフルエンザのジェノサイドが始まるようです。もう、国内でも「抗体保有検査」をやれば、ありふれている気もしますが・・・。「清浄国」にしがみつく理由はもうないと思うのですが。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tamago/ai.htm



[2329] Re:[2298] 中国の水質汚染は本当に深刻の模様 投稿者:とき 投稿日:2005/06/26(Sun) 20:26  

深刻、水不足 北京の水、汚染の危機(産経新聞) - 6月25日2時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050625-00000000-san-int
http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=m20050625-035&e=china

2005年06月26日(日) 汚れた水をじゃんじゃん送ります!
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/41506/diary.html
《この「南水北調」計画、どうも怖ろしい結果しか予測できないのである。水道水に有害な物質が大量に溶け込んだり、流域のあちこちを深刻に汚染しながら国中を荒廃させる悪魔のプロジェクトに思えるのである。日本の先端技術の助けを借りないとどうしようもないだろう。》

 中国国内の洪水の原因 http://www.epochtimes.jp/
も、 環境破壊(砂漠化や森林伐採など)にも全く関連がないとはいえないような。エネルギー資源(石炭石油などの消費激増)なども。気候をいくらかは変動させる 要因になっていなければいいが。熱波も発生しているようだが、日本の6月としては観測史上初の高気温の連続も、関連がないとはいいきれない。日本の大気の チリ(汚染物質)は明らかに増大しているようだ。硫黄の問題と、日本海側の山林の松枯れ(松くい虫といわれているが)の関連も疑わしい。酸性雪と酸性雨 は、慢性化してしまった感がある。

 中国の環境汚染は、大気、河川湖沼、地下水、土壌、海洋などにおいて、自国のみならず、周辺地域にも日本にもすでに影響が出ているような気がする。それは、食の問題ばかりではなくなっている。感染症の原因となる細菌やウイルスの問題ももちろんである。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794208529
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794210345



[2328] 韓国も、来年まで、アメリカ牛肉輸入再開延期の見通し 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/26(Sun) 19:23  

今月の6月10日に、慮大統領は、ブッシュ大統領に対して、アメリカ牛肉の輸入再開を約束したのだが、その翌日、アメリカのBSE疑惑 牛の発生で、韓国の対応が注目されていたが、今日になって、韓国農業森林省は、アメリカ側に対して、今回のBSE牛に関する情報と、アメリカ側のBSEに 対する対応についての資料を取り寄せた上で、農業森林省の動物隔離委員会を開催して、アメリカ牛肉輸入再開問題について、議論するとしている。
韓国では、世界が、今回のアメリカBSEに対してどのような反応をするかを見極めるとしながらも、諸般の情勢を考慮すれば、来年まで、アメリカ牛肉の再開は、延期するであろうとしている。

http://times.hankooki.com/lpage/nation/200506/kt2005062617142711950.htm


[2327] WHOのH5N1データベースが、ウイルスの多様化に対応できていないという、Recombinomics の主張 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/26(Sun) 19:11  

このRecombinomics の主張によると、これまでWHOは、二つのことにこだわってきたので、このような事態を招いているのだという。
そ の二つのこととは、第一は、鳥インフルエンザの遺伝子の急激な変化は、遺伝子再集合reassortment)によって、生まれてきたということ、第二 は、鳥インフルエンザの遺伝子の小さな変化は、新しい突然変異菌の形成(mutation)によって生まれてきたということ、この二点についてである。
し かし、Recombinomics の主張によると、遺伝子再集合reassortment)も、新しい突然変異菌の形成(mutation)も、鳥インフルエンザウィルスの進化に一定の役 割を果たしてきたとはいえ、H5N1の急激な進化は、むしろ、遺伝子組み換え(recombination)によって起こっているとしている。
し たがって、WHOが、H5N1鳥インフルエンザウィルスと、人間のインフルエンザウィルスとの遺伝子再集合reassortment)によって、パンデ ミックな新種のウィルスが生成されるという見解にたっていることは、本来意味を成さないことなのであると、Recombinomics は主張している。
WHO の主張の通りであるとすれば、ヒトインフルエンザウィルスは、 H1 または H3であり、それとスワップする鳥インフルエンザウィルスは、H5なのであるから、その遺伝子再集合reassortment)によって生まれるヒトイン フルエンザウィルスは、H1N1 または H3N1であって、H5N1ではないはずであるというのである。
しかし、現実にヒトに対して猛威を振るっているウィルスは、H5のようなnon-human の血清型なのである。
WHO は、ランダムな突然変異によるちいさな鳥インフルエンザウィルスの変化を言うが、それらの小さな変化は、遺伝子組み換えによって生まれるものであり、 WHOのいうような、遺伝子再集合reassortment)によって生まれるものではないと、Recombinomics は主張している。
2004年にアジアで見られたH5N1は、そのほとんどが、遺伝子型Zタイプであつた。
遺伝子型Zタイプは、遺伝子再集合reassortment)によって生まれた。
しかし、この遺伝子型Zタイプが地域によって異なりを見せたのは、遺伝子再集合reassortment)によるものでは、決してなく、遺伝子組み換え(recombination)によって起こっているというのだ。
その例として、ヴェトナムとタイでの遺伝子型Zタイプには、タイの遺伝子のM2タンパクのアミノ酸配列に13 、ヴェトナムの遺伝子のM2タンパクのアミノ酸配列に16、合計29に、ポジション31で、M2蛋白を阻害するアマンタジン耐性があったという。
同様の変化は、ポジション26でも見られたという。
これらの変化は、本来のH5N1にはないもので、この変化は、遺伝子型Zタイプの地域的な変化であると、Recombinomics は主張している。

http://www.recombinomics.com/News/06250502/H5N1_Evolving_Alarm.html


[2326] Re:[2325]山内先生「汚染状況の評価は、科学的なデータが公表されなければ議論もできない」 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/26(Sun) 19:00  

笹山さん、有難うございます。
 下の山内先生や金子先生の発言を見ると、プリオン専門部会の審議は、大変ですね。
 先回の会議で、日本のやり方で検査した場合の米国とカナダの検査結果がどうかわるか、農水省と厚生労働省が試算することになりましたが、どんな方法、前提で試算してくるのか??私なら方法も思いつかない。
6/26日本農業新聞より
山内一也さんの発言
 私も参加した昨年7月の日米専門部会の報告で、日本側は精度の高いウエスタンブロック法を使わない米国の検査体制への疑問を指摘した。検査体制の不備が裏付けられた以上、それを織り込んで米国の汚染状況を審議する必要がある。
  米国は、飼料を規制した1997年以前に生まれた牛と強調しているが、生後すぐに感染して8年も経てば、どの検査でも強い陽性反応を示すのが普通で、免疫 組織化学法で陰性になるのは不自然。最近感染した可能性もある。汚染状況の評価は、科学的なデータが公表されなければ議論もできない。

金子清俊さんの発言
 これまでの検査結果を数字どおりうのみにすることはできない。
 米国が免疫組織化学法による確定検査の不備を認めて、ウエスタンブロック法の導入を明言したのは良い方向で、今後はより信頼のおける検査体制になると期待する。ただし、免疫組織化学法の精度も確かめる必要があり、英国での検査データも見て判断したい。
 いまだに感染牛の生出地も月齢もわからず、情報の透明性がないことは問題だ。昨年11月に感染が疑われた牛ならある程度は確認しているはずで、公表しないのは政治的な配慮があるのかと疑ってしまう。この不透明さが日本の消費者に米国産牛肉への不信感を与えかねない。



[2325] Re:[2323] [2290] アメリカのBSEサンプルコレクションの実際 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/26(Sun) 14:33  

虹屋さん。
このサイト「Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) Surveillance Plan」http://www.rendermagazine.com/news/BSE_Surveil_Plan03-15-04.pdfの7ページに、「Collection sites: Samples may be collected at any of the following sites:」として、どのようなところからサンプルが集められるかが書いてありますね。
salvage slaughter (3D/4D)plantsからのも、入っています。

http://www.rendermagazine.com/news/BSE_Surveil_Plan03-15-04.pdf


[2324] 悪質リフォーム勧誘手口 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/26(Sun) 14:11  

今日の毎日新聞の悪質リフォームの勧誘手口を見て、『そういえば、家にも、そんなの来たなあ』なんて思っている家が多いのではないだろうか。

手口その1-「投げかけ」
近所で工事をしているふりをして、その挨拶がてら、『そういえば、お宅の屋根傷んでいますね。』などと、親切ゴカシで指摘して、乗ってきたところを勧誘。

手口その2-「演技力」
その家のちょっとした欠陥を見つけては、オーバーに『こんなに痛んじゃってて』などと、驚いてみせる。

手口その3-「つなぎ」
「専門家をつれてきて、見させますから」とかいって、実は、自社の別の人を連れてきて、オーバーなことを自称専門家に言わせて、客を不安がらせる。
最後は、「クローザー」という人がきて、契約に持ち込ませる。

手口その3-「上客は年金生活の夫婦暮らし」
経済的余裕があるのがなにより。
老い先が短いお年寄りは『将来を考えて』という言葉に弱い。

なんだと。
いちいち、思い当たりますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050626-00000017-mai-soci


[2323] Re:[2290] 100頭前後のBSE牛がいると解釈するのが科学的に正しいのではないか。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/26(Sun) 12:09  

米国のBSE検査の目的は、サーベランス BSE発生状況の確認のためで、牛肉の安全性を確保するためではないはずですよね。結果的には貢献するにしても。いつの間にか、牛肉の安全のためのセーフガードに変身しているぞ。
> この結果に対して、ジョハンズ農務長官は、『われわれのセーフガードが、有効に機能していることを立証できたことで励まされた。これで、アメリカ人は、引き続き、アメリカの牛肉が、安全であることに、自信を持つことが出来る。』といった。


サーベランスの観点からは「26万8千頭を検査すれば99%の信頼度をもって、100万頭1頭のBSEを発見できる」
サンプルの集め方に笹山さんが指摘したBSE検出を妨げるバイアスがかかっているから、37万頭で1頭という今回の結果からは、米国の牛100万頭に1頭強、全米の飼育中の牛 9500万頭中には100頭前後のBSE牛がいると解釈するのが科学的に正しいのではないか。

これらの牛を可能な限り検出・摘発して『アメリカの牛肉が、安全であることに、自信を持つことが出来る』ためには、全頭検査しかないのでは?
[2322] Re:[2321] [2320] [2319] [2317] サンプル集めのずさんさ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/26(Sun) 11:30  

虹屋さん。
1960でも書きましたように、サンプルは、一サンプル10ドルで、かき集めるわけですね。
しかし、これがなかなか集まらない。
となると、農家としては、BSEがなさそうな牛を吟味したりして、ランダム性は、ますます、失われていくという嫌いがありますね。
ましてや、サルベージプラントでのサンプル選びは、推して知るべしでしょう。


[2321] Re:[2320] [2319] [2317] サンプル集めのずさんさ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/26(Sun) 10:51  

笹山さん、まりちゃん三。
昨年2004年2月の米国BSE措置に関する国際専門家調査報告では、(農業情報研究所さんの訳)
通 報を待っての受け身のサーベイランス(パシブ・サーベイランス)でBSEの兆候を示す牛、死亡牛(農場で及び輸送中に死んだ牛)、30ヵ月以上の緊急屠殺 牛(すべての種類のダウナーカウを含む)が最もリスクの高い牛であり、これらに標的をしぼったサーベイランス・システムがBSEのケースを確認するのに最 も効率的である。
屠畜場での生前検査を通過した高齢牛の適切なグループからのランダムな検査サンプルの採取も考慮されるべきである。

・これらの30ヵ月以上の高リスク牛すべての検査とパシブ・サーベイランス・システムの強化を勧告する。

これを受けて、米国が実施したのは限定的で
高リスク牛・・1)ダウナーカウ(へたり牛)、2)中枢神経組織異常の兆候を示す牛3)瀕死の状態に陥って処分され、または安楽死させられBSEを疑われる兆候を示す牛、4)死亡牛
一見健康に見える高齢牛、(計画では2万頭検査)

計画通りに実施されても、集められBSE検査されるサンプルの大半は
> このサンプルは、農場から集めたものではなくて、病気牛・死亡牛やダウナー牛専門の4D/3Dといわれるサルベージプラントから集められたものなので、このように不潔なものなのでしょう。
というものですね。

ただただ、数だけこなせばよいとしか見えませんね。

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04031701.htm


[2320] Re:[2319] [2317] サンプル集めのずさんさ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/26(Sun) 10:19  

虹屋さん。まりちゃんさん。
サンプル集めのずさんさが招いたものでしょうね。
このサンプルは、農場から集めたものではなくて、病気牛・死亡牛やダウナー牛専門の4D/3Dといわれるサルベージと畜プラント(salvage slaughter (3D/4D)plants)から集められたものなので、このように不潔なものなのでしょう。
ただ、他の4頭の組織と混同していたというのは、意図的な加工を加えられた可能性がありますね。
ともかく、なんでもありの世界のようですから。
http://www.edmontonsun.com/News/World/2005/06/25/1104567.html
http://www.baynews9.com/content/9/2005/6/25/100995.html参照
まさに、アメリカの検査過程は闇の中というわけです。



[2319] Re:[2317] 技術の困難さ以前の問題だ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/26(Sun) 08:58  

> 「サンプルが、糞尿にまみれていて、
 確か、サンプルの鮮度が悪いと蛋白質が自己分解してBSE検査は不可能でしたよね。糞尿まみれで検査できるのか?

> 牛の種類は、繁殖牛(breed )で、サンプルは、五頭の牛の組織のミックスしてしまったものであったという。
BSE検査は、この五頭の組織を分離した上で行われたのだろうか?


> そして、この牛は、生まれた時期と、飼料を給与されたと時期を経て、と畜された時期と、4つの州を渡り歩いてきたのではないかと、推測されている。
その5頭のうちのどの牛か、特定されているのだろうか?
また「感染牛の育成地を示すラベルは、明らかにミスラベル」だそうだが、生まれた年(97年8月の飼料規制以前に生まれたとUSDAは主張)などの情報が、正しいという証拠はあるのか?

今のところ、「何処の馬の骨かわからぬ」状況。どこの牛のものかわからないがBSE牛がいましたとしか言えないのでは??

吉 川泰弘座長は「米国が(自国生まれの)BSE汚染はないと主張していても、専門家はみな汚染があると思っていた。それを前提に汚染のレベルを議論してきて いるので、1頭出たからといって科学的な検討には影響はない」といっているが、検査体制がここまで杜撰だというのは想定外ではないのか?

これで、米国産牛肉の汚染状況などの審議が可能だろうか??



[2318] [米BSE2頭目]「輸入再開の議論は粛々と進めよ」 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/26(Sun) 08:56  

6月26日付・読売社説(1)のタイトルです。

技術革新や最新情報についていけない方に社説をまかせるというのは、社の方針としてどうかと。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050625ig90.htm


[2317] アメリカのBSE牛−その後−ミスラベルの原因は、糞尿まみれのため? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/26(Sun) 08:16  

どうもすっきりしない、昨日のアメリカのBSE牛のサンプルのミスラベル問題だが、このサイトhttp://www.picayuneitem.com/articles/2005/06/25/news/20madcow.txtでは、USDAの主任獣医師John Clifford 氏がAP記者に語ったところによれば、「サンプルが、糞尿にまみれていて、サンプルの組織が他の組織と、混ざってしまっていたためではないか?」との記事を出している。
牛の種類は、繁殖牛(breed )で、サンプルは、五頭の牛の組織のミックスしてしまったものであったという。
本来は、この五頭の組織を分けなければならなかったのに、BSE罹患の牛のサンプルに、BSE罹患していない他の4頭の組織が一部混じっていたという。
そして、この牛は、生まれた時期と、飼料を給与されたと時期を経て、と畜された時期と、4つの州を渡り歩いてきたのではないかと、推測されている。
また、この牛がテキサスからのものでないかとの観測は、強まっている。
http://www.dfw.com/mld/dfw/news/nation/11984986.htm参照


[2316] Re:[2313] 初乳活性成分ラクトフェリン 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/26(Sun) 07:52  

ときさん。
ラクトフェリン(Lactoferrin(LF)免疫ミルク)とBSEの関係については、諸説あって、たとえば、このサイトhttp://www.efsa.eu.int/science/biohaz/biohaz_documents/787_en.htmlは、ヤギのミルクやミルク由来物のBSE/TSEとの関係についてのEFSAの見解ですが、関係ありとする説も、ないとする説も、入り混じっていますね。


[2315] Re:[2314] ベトナム鳥型インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/26(Sun) 07:36  

ときさん。
このヴェトナムの鳥インフルエンザについては、私のブログの記事『鳥インフルエンザの遺伝子型とリジンの欠落について』http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=293や「中国のアマンタジン飼料混入疑惑と、人体へのアマンタジン耐性への影響」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=297な どで紹介しているように、遺伝子型 genotype Z においても、致死性のあるものとないもの、アマンタジン耐性のあるもの、ないものがあって、タイ・ヴェトナムでは、致死性が少ないが、アマンタジン耐 性のある、そして、ヒトへの感染力のある genotype Zが、ひろがりをみせているということの記事のようですね。
カナダの記事は、カナダのBSEサーベイランス状況を紹介した記事のようです。
>>BSE( ウシの疾患で、中枢神経系を冒す致死性の疾患。 )>>
のカッコ内は、疾患の説明なのですが、ちょっと生硬な訳ですね。




[2314] ベトナム鳥型インフルエンザ 投稿者:とき 投稿日:2005/06/25(Sat) 23:48  

鳥インフルエンザ、ヒトへの感染の可能性高まる=ベトナム当局(ロイター) - 6月25日19時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050625-00000447-reu-int

 着実に進行している。

ProMED情報
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

20050625-0110 ( 2005/06/25 ) PRO/AH/EDR>BSE, bovine - Canada (05): surveillance
カナダ - BSE( ウシの疾患で、中枢神経系を冒す致死性の疾患。 )
( 重要度: / 対象:2 )
 
 これは、また新しい情報でしょうか?


[2313] 初乳活性成分ラクトフェリン 投稿者:とき 投稿日:2005/06/25(Sat) 23:40  

 こればっかりではないと思いますが、今これが一種の流行モノです。
「母乳に多く含まれるラクトフェリン」
http://www.morinagamilk.co.jp/company/research/seika/d_05s.htm
 ご紹介まで。



[2312] 来週の米連邦準備制度理事会(FRB)に注目 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 23:07  

米連邦準備制度理事会(FRB)は、来週の水曜日と木曜日に開かれる予定であるが、ここでは、短期金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を、0・25%引き上げる予定である。
今回も、0.25パーセント刻みのmeasured pace での利上げが行われることは確実なのだが、問題は、次の8月の利上げである。
それを決めるのは、今回の一バーレル60ドルラインを超えた原油高の経済に与える影響をグリーンスパンさんが、どのように見ているのかが、どのような表現で、来週の米連邦準備制度理事会で表明されるかにかかっている。
さらにいえば、スウェーデンに追随した欧州中央銀行の利下げがいつ行われるかも、米連邦準備制度理事会の今後の0.25パーセント刻みのmeasured pace での利上げペースを8月以降も継続するかどうかの、大きな判断材料となるものと思われる。
日本はといえば、このヨーロッパの利下げと原油高によって、ゼロ金利から脱出する好機をすでに失ってしまったものと思われる。
そして、相変わらず、非負制約の元での、金融政策なき舵取りを、今後も、迫られることになる。

http://money.cnn.com/2005/06/24/markets/sun_lookahead/


[2311] Re.[2310] 血液成分 投稿者:とき 投稿日:2005/06/25(Sat) 22:38  

 抗体の主要組織である免疫グロブリンをまるごと与えているようなものですから、人間で言えば、血液製剤を投与しているようなものです。
 その分、血液由来の、ウイルスなどの病原体や化学物質の影響をもろに受けることにもなります。
 それはもちろん、ヒトの場合も同じで、既知の障害成分は取り除けても、未知のものはのぞけていませんので、輸血液由来の免疫グロブリン製剤の輸血は、いまだにリスクがあります。100%安全とはけっしていえません。
  母乳飼育の場合は、ある一定の期間(脆弱性の窓が開いている期間)、母乳からの受動免疫でしのぐことができますが、母乳でなく代用乳飼育のときは、結局、 いわゆる血液由来の成分が役に立つのですが、必要とされる成分だけでなく、余計なものも入りこむ可能性は避けられないと思われます。
 人間の授乳期も、このことは非常に重要な意味をもっています。いま、食のこの大切な期間が脅かされているようです。ウシもヒトも、生きていくのには大差ないようです。

母乳の成分・メリット
http://hichi.hp.infoseek.co.jp/ikuji/bonyu/b-9b.htm


[2310] 血漿入りの代用乳は子牛の病気に対する抵抗力を高め、成長を促進するだそうです。投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/25(Sat) 22:14  

子牛の死亡率
無添加の代用乳・・25%
抗生物質添加・・・8.3%
血漿添加・・・・・ 0%

「血漿入りの代用乳は子牛の病気に対する抵抗力を高め、成長を促進します。特に、環境のストレスが大きい場合はその効果が顕著です。」
「血漿入りの代用乳と通常の代用乳との比較試験は数多く行われていますが、その差はストレスが大きい場合でないとはっきり現れないようです。」
「通常の代用乳は濃縮ホエー蛋白(WPC)を用いて20%の蛋白濃度にしたものですが、血漿を入れる場合はこのうちの5%を置き換えます。」

http://www.asahi-net.or.jp/~dw7s-tknk/calf.html


[2309] Re:[2308] [2301] 三猿のUSDA 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 21:36  

虹屋さん。
USDAの記者会見に基づいて、その辺をちょっと見てみましょう。

まず、イギリスでの各種検査の結果では、迅速ウエスタンブロット検査の結果を除いては、その他の検査は、すべて陽性であった。
そして、イギリスでのIHC検査も陽性であった。
一方、昨年11月にアメリカで確認検査のために行ったIHCの二つの検査は、ともに陰性であった。
この、同じIHC検査でも違いが出たのは、エラーによるものではなく、多くのファクターを包含しているが故である。
IHC検査においては単に、検査キットを買っただけでは、標準化できるものではなくて、いくつかの変換を要するものである。
そこが、IHCの検査結果に違った結果が生まれる原因となっている。
また、IHC検査に使用する抗体についてみれば、アメリカの検査での抗体と、イギリスの検査での抗体とは、違ったものを使っていた。
このことがIHC検査の欠点であるかといえば、USDAとしては、そうではないと思っている。
世界のIHC検査では、一つとして同じものはない。
IHC検査というものは、ケーキを焼くのに似ていて、そこでは、抗体が重要な働きをする。
現在のUSDAのIHC検査のプロトコルは、二年前に決められたもので、この二年間に、そのプロトコルは、変えられるべきものであったかもしれない。
このプロトコルにもとづく、これまでのUSDAのIHC検査では、三つのサンプルが使われてきた。
バイオラド検査では、これらのサンプルを検出できて来た。
IHC検査の標準化についてであるが、市場に出回っている既成のIHC検査方法では、今のところ、利用可能のものはない。
たとえ、同じ方法を使ったとしても、たとえば、試薬の均質化についてみれば、水のように同一の品質を得られるものはない。

以上、USDAは、IHC検査の標準化の難しさを説明していますね。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0233.xml


[2308] Re:[2301] 三猿のUSDA 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/25(Sat) 19:32  

笹山さん。有難うございました。
「米国が原則としてきたIHCは薬品で着色した病源体を顕微鏡でみるため、調べる範囲がずれると感染牛でも陰性と誤認してしまう。」という特性ですね。

このBSE牛は、
2004年11月 1次検査で強い陽性反応 サンプルA ここでタグの貼り間違え?
2004年11月 IHC免疫組織化学検査で陰性 サンプルB 「シロ」と判断
  ?  ?    簡易型のIHC検査では異常 サンプルC 「検査法の不備のため」と判断し、シロ判定を維持
2005年6月 WBで陽性 サンプルD
2005年6月 英国での検査 陽性 サンプルE 国際的にはBSEと発表

ワシントンポスト紙は十分には理解できないので、サンプルAとサンプルBは別物と読めるのですが、どうなんでしょう??、それで後から気づいて簡易型のIHC検査を行った。(サンプルA=サンプルC)

サンプルA=B=Cであれ、簡易型のIHC検査では異常と出た時点で、WBを実施せずにシロ判断を下したところに、USDAのBSE牛を発見したくない心底が露呈していますね。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20050625k0000e030037000c.html


[2307] Re:[2306] [2303] アメリカBSE牛の出生地確定が遅れているのは、タグのつけ間違え? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 19:30  

ここの部分は、USDAの記者会見にはなかったのですが、ワシントンポストでは、こう書いてあるのですね。
「USDA当局は、 陽性となったサンプルを明らかに、ミスラベルしていた。USDA主任獣医のJohn Clifford氏によれば、「感染牛の育成地を示すラベルは、明らかにミスラベルであって、そのことが、BSE牛がどこから来たのかを確定するプロセス を遅らせている。」といっている。」
In addition to misdiagnosing the diseased sample, officials apparently mislabeled the sample that tested positive, officials said. According to USDA's chief veterinarian, John Clifford, a tag describing the breed of the infected animal was apparently mislabeled, an error that has slowed the process of determining where the diseased animal came from.

http://www.nwaonline.net/articles/2005/06/25/business/01madcow.txt


[2306] Re:[2303] アメリカBSE牛の出生地確定が遅れているのは、タグのつけ間違え? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/25(Sat) 19:24  

タグのつけ間違えですか?といえば、URL失念しましたが、過去に日本が英国から輸入した牛の肉骨粉300t、その後の調査で「記載間違い」「入力間違い」という報告が多数出てきたんですね。

ということは逆を返せば、鶏の肉骨粉などで入ってきたものが牛の肉骨粉だったりする可能性も否定できないということだと私は思います。

ヒューマンエラー(リスク)の科学的分析も含めずに、「食の安全」のリスク評価をしようとする食品安全委員会の危機管理感覚をちょっと心配に思います。


[2305] Re:[2302] 台湾が輸入停止を発表 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/25(Sat) 19:12  

外食や流通は、食の安全は当然のことですが、ますます自社の危機管理意識を持たねばいけませんね。リスクヘッジを考えないと。

しかし、調子よく「世界調達」されて、数ヶ月で産地が変わってしまい、問題が発覚するまでには切り替えてしまい藪の中、というのも考え物だけれど。


[2304] アメリカの二頭目のBSE牛は、『テキサス東部』からのものとの説 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 19:04  

Cattle Buyers Weekly紙のSteve Kay氏によれば、高度に信頼できる牛肉産業の著名筋からの情報として、今回のアメリカの二頭目のBSE牛は、『テキサス東部』の農場から来た12歳の牛であるとしている。
また、この情報ソースは、USDAにとっては、都合のいいものではなかったともいっている。
http://www.nwaonline.net/articles/2005/06/25/business/01madcow.txt参照
また、USDAのRon DeHaven氏は、the Chicago Mercantile Exchangeのパネル討論会で、「この牛は、8歳の肉用牛で、pet food plantで見つかったものだ。」と発言した。
http://desmoinesregister.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20050625/BUSINESS01/506250335/1030参照

まさか、Lone Star Beef社のあるSan Angeloではないんでしょうね?

http://www.nwaonline.net/articles/2005/06/25/business/01madcow.txt


[2303] アメリカBSE牛の出生地確定が遅れているのは、タグのつけ間違え? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 18:53  

ワシントンポスト紙の伝えるところによると、アメリカの二頭目BSEの出生地などの確定が遅れているのは、サンプルのタグが、明らかにミスラベルであったことによる遅れであるとして、その不手際を伝えている。
「Retesting Reveals Mad Cow Case」http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/06/24/AR2005062401638.html参照


[2302] 台湾が輸入停止を発表 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 18:38  

アメリカのBSE二頭目発生確定により、台湾の食物衛生関連部局は25日、米国産牛・牛肉関連製品の輸入を即日から禁止する、との方針を発表した。
しかし、すでに台湾の地方に出回っているアメリカ牛肉の商品棚からの撤去はしないとしている。
しかし、この台湾政府の方針に対して、台湾の有力消費団体は、すでに出回っているあらゆるアメリカ牛肉をリコールすることを要求しており、そうしなければ、アメリカ牛肉ボイコット運動を開始するといっている。
http://english.www.gov.tw/index.jsp?action=cna&cnaid=11002参照
また、韓国は、くしくも今回のBSE疑惑牛発覚の一日前の6月10日に、慮大統領が、ブッシュ大統領に対して、牛肉輸入再開を言明したという間の悪さだったが、今回のBSE確定での態度表明はまだしていない。
http://en.chinabroadcast.cn/2238/2005-6-25/88@251191.htm
http://english.www.gov.tw/index.jsp?action=cna&cnaid=10990
http://www.theage.com.au/news/world/taiwan-bans-us-beef/2005/06/25/1119321937345.html?oneclick=true


[2301] Re:[2300] [2294] 毎日新聞は誤報?? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 17:49  

虹屋さん。
下記のようにありますので、誤報ではありませんね。
また、今回、同じサンプルで、アメリカとイギリスで、同じIHC検査をして、違う検査結果が出たことは、IHC検査の特性からして、おかしなことではないとしていますね。
USDA then conducted two IHC confirmatory tests, and both came out negative.


[2300] Re:[2294] 毎日新聞は誤報?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/25(Sat) 16:09  

笹山さん。どうもありがとうございます。
[2290] アメリカのBSE確認検査結果は、陽性。をちゃんと読んでおけばよいものを、お手数をかけました。

ところで、以下の毎日新聞の記事ですと、米国内で4回検査を受けたことになっていますが、そのような外電や記者発表がありますか?
 2004年11月 迅速検査
 2004年11月 IHC検査
  ?  ?    簡易型IHC検査
 2005年 6月 WB

毎日新聞 2005年6月25日 11時39分
感 染牛は、米農務省が昨年6月から、BSE症状とされる歩行困難な「へたり牛」などを対象に実施してきた検査で見つかり、同11月に1次検査で強い陽性反応 が出た。しかし、「免疫組織化学検査」で陰性だったため、同省は「シロ」と判断。その後「研究目的」で行った簡易型の同検査では異常が認められたものの、 同省は「検査法の不備のため」と判断し、シロ判定を維持した。

 しかし、今月上旬に、同省監査局の勧告を受け、別の確認検査「ウエスタンブロット法」で調べたところ、再び陽性になった。このため、同省は英国の研究所に検体を送って、最終検査を依頼していた

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20050625k0000e030037000c.html


[2299] 農業情報研究所さんのサイトから 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/25(Sat) 15:24  

米国 2例目のBSE確認 出生地・出荷農場も不明 大量の擬似患畜はどこへ
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062501.htm
2000年生まれのBSE患畜 3頭すべてに同一の代用乳 感染源再検討の必要性
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062301.htm

http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/


[2298] 中国の水質汚染は本当に深刻の模様 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/25(Sat) 14:55  

中国、都市の8割で水不足・河川も90%以上が汚染
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050607STXKC048907062005.html
というニュースを見たので、検索してみたら、凄まじい発色の河川を発見してしまったのですが、中国の方々の健康は、大丈夫なんでしょうか?近隣国も協力してなんとかすべきでは?こんな大変なことになっているとは。。

http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/asia/1115716956/46


[2297] Re:[2296] 英国のコネクションズ・サービス 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 14:44  

ときさん。
ご紹介のサイトにあったイギリスのコネクションズ・サービス
http://www8.cao.go.jp/youth/suisin/jiritu/08/siryo08-2.html
の目的は、問題を日本よりも、俯瞰的に捉えているような感じがしますね。
つまり、産業構造の急激な変化に伴う、必然的な摩擦的失業状況をニート現象と捉えている点ですね。
職を得るということよりも、何がしたいのかということを中心に考えた場合、むしろ、既成の収入を得る職場よりも、NGO的な職場のほうが、マッチしている場合が多いのではないでしょうか。
その中でのキャリアプランを、公的支援によって実現するような施策が望まれているような気がしています。

http://www.connexions.gov.uk/partnerships/index.cfm


[2296] 厚生労働省所管独立行政法人「労働政策研究・研修機構」 投稿者:とき 投稿日:2005/06/25(Sat) 14:05  

<ニート>中学卒や高校中退者ほど高率 厚労省研究機関調査(毎日新聞) - 6月22日23時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000097-mai-soci

《この人の分析、ちょっとおかしいんじゃないか?
中 卒者や高校中退者のすべてがそうだとは思わないし、きちんと目的があってそうしている者もイジメなどが原因の場合もあるだろうが、ほとんどは家庭環境の悪 さと本人のグータラゆえのこと。出席さえしていれば卒業できるような学校ですらマトモにつとまらない者を企業も好きこのんで採用しない。それに失業者と ニートと呼ばれる怠け者は本質的に違う。勤労意欲がない者をまるで社会の犠牲者であるかのように哀れむこの研究員には、そういう落ちこぼれの精神状態を理 解できないのだろう。》
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=331246&log=20050625

官公庁リンク集
http://www.kantei.go.jp/jp/link/server_j.html
厚生労働省リンク集
http://www.mhlw.go.jp/link/index.html
独立行政法人
http://www.mhlw.go.jp/link/dokuritu2.html
政策統括官(労政担当参事官室)
(独)労働政策研究・研修機構
http://www.jil.go.jp/index.htm

No.35(2005.6)
『若者就業支援の現状と課題―イギリスにおける支援の展開と日本の若者の実態分析から―』
http://www.jil.go.jp/institute/reports/2005/035.html
執筆担当者
小杉 礼子 労働政策研究・研修機構 副統括研究員
堀 有喜衣 労働政策研究・研修機構 研究員
梶間 みどり 佐賀大学講師
宮本 みち子 千葉大学教授
長須 正明 拓殖大学 非常勤講師
工藤 啓 特定非営利活動法人「育て上げネット」 理事長

研究員プロフィール
http://www.jil.go.jp/profile/index.html

 とりあえず、ノーコメント。


[2295] ブログのほうに、アメリカでの二頭目BSE関連情報をまとめておきました。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 13:47  

「アメリカのBSE確認検査結果は、陽性。」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=299
です。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=299


[2294] Re:[2292] 肉牛?乳牛? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 13:12  

虹屋さん。ときさん。
USDAの記者会見では、
It was at least eight-plus years of age, and was a beef animal.It was a beef cow.
と、強調していますね。
しかし、謎は、なぜ、簡単にわかる肝心の性別を発表していないのかということでしょう。
おそらく、雄であるか雌であるかによって、それぞれ、コホートも変わりうるということなのでしょう。
虹屋さんのかねてからのご懸念が、ひょっとして、当たっているのかもしれませんね。
また、さらに、カナダ生まれの牛ではないということも、完全には、認めていないのも気になります。
耳タグもないようですね。
とにかく、アメリカの個体認識システムとは、かくもお粗末なり、ということを、今回のBSEは、図らずも示したことになりますね。
まだ、第一頭目の方がこれらの関係個体情報の発表が迅速であったように思えます。
また、salvage slaughter 施設でのものであることも強調していますね。 
で、このサイト
http://www.clemson.edu/LPH/BSEQ&A.pdf
ですが、USDAと生産者との検査協力についてのQ&Aなのですが、この中で、USDAは、「USDA自体は、salvage slaughter 施設をもっていないので、そのようなところから、サンプルを集めなければならない。」といっていますね。
ずさんな、サンプル集めのいったんが仄見えてきますね。
このサイト『Questions On BSE Infected Cow Remain Unanswered By USDA』http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=5492で は、今回のUSDA発表の謎として、『なぜ、と畜場の場所をUSDAは、明示しなかったのか?」「今回のBSE牛の属する群れを、USDAは、なぜ、確定 せず発表しているのか? 」「USDAは、今回のBSEを、第一頭目のワシントンの牛のものとは異なって、フランスの非定型BSE牛に似た、Atypicalなものであり、イギリ スなどに見られる定型的なものとは異なる。としているが、それは、カナダから来た牛でないことを指し示しているのか、定かでない。』としています。

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0233.xml


[2293] やっぱり日本、護送船団方式談合マスコミ? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/25(Sat) 12:41  

Yahoo!ニュース-BSE(牛海綿状脳症)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/bovine_spongiform_encephalopathy/?1119667806

グーグルニュース検索 BSE
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&q=%EF%BC%A2%EF%BC%B3%EF%BC%A5&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2

いまさら、脊髄反射してるようで、みっともない。
牛肉関連企業からの広告掲載減少、気にしてるから?
それだったら、自分の心配してるようなものですね、マスコミさん。一寸、イヤミを言ってみました。スミマセン。


[2292] 肉牛?乳牛? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/25(Sat) 12:26  

米国のBSE検査の検体は、金で買って集めているという話でしたが、そのサンプル牛の性別とか品種とか最終飼育地とかID番号とか月齢とかの情報はどの程度集めているのでしょう?

肉牛か乳牛では飼育方法が全く違うから、暴露機会も異なる。
飼料規制前に生まれたといっても、感染時期が97年8月以降ということも当然考えなければならない。

米国産牛肉の安全性評価に影響がないというのは、いかがなものか。

座長の吉川泰弘東京大教授は「米国が(自国生まれの)BSE汚染はないと主張していても、専門家はみな汚染があると思っていた。それを前提に汚染のレベルを議論してきているので、1頭出たからといって科学的な検討には影響はない」と冷静に受け止めている。

 委員の小野寺節東大教授も「今回の陽性牛の出生地がどこだとか、汚染状況に関する細かい情報がほしいという声は出てくるかもしれないが、審議の方針はこれまで通りと思う」と話す

http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.aspx?id=20050625000155


[2291] 次のアメリカのBSE牛問題の焦点は、牛の出生地 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 08:42  

今朝のUSDAからの報告では、牛の出生地について、明らかにされなかったことが、更なる憶測を呼んでいる。
先に、一部畜産関係紙が、「この牛は、テキサスからの牛」との報道をしたが、今のところ、USDAは、この点について、否定も肯定もしていない。
「更なるDNA検査で、牛の出生地を確定したい。」と、USDAは、いっているのだが。
そのことが、何を意味するのか?
一部には、これは、昨年4月に疑惑が持たれた、あの悪名高いLone Star Beefからのものではないのかという疑惑が、依然としてある。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=262参照
もし、そうだとすると、構造的な検査体制の問題にまで波及してしまうのだが。
その上に、これほど、出生地確定に手間取っているということは、いかに、アメリカの牛個体認識システムが、お粗末なものであるかを、そのこと自体示している。


[2290] アメリカのBSE確認検査結果は、陽性。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/25(Sat) 05:30  

イギリスのWeybridgeのThe Veterinary Laboratories Agencyでの確認検査では、アメリカのBSE疑惑牛は、陽性と判断された。
この結果に対して、ジョハンズ農務長官は、『われわれのセーフガードが、有効に機能していることを立証できたことで励まされた。これで、アメリカ人は、引き続き、アメリカの牛肉が、安全であることに、自信を持つことが出来る。』といった。
(アメリカのサーベイランスシステムが、有効であったということを示したといいたいのだろう。)
ジョ ハンズ長官は、アメリカの牛肉の安全性を強調する下りで『アメリカにおける人間に対するBSEの脅威は、あまりにも、低いので、あなたが買った食料品の牛 肉でBSEにより傷つけられる確率よりも、あなたが、食料品店で肉を買いに道路を横切ることにより、傷つけられる確率のほうが高い。』(The BSE threat to humans in this country is so remote that there's a better chance you'll get hurt crossing the street to get to the grocery store than by the beef you buy in the grocery store.)と、いった。
また、ジョハンズ長官は、今後、ルーティンの検査として、より敏感な検査をすると発表した。
すなわち、迅速検査が病気の存在を示したときには、確認検査として、IHC検査とウエスタンブロット検査を行うとした。
この二つの確認検査の結果が陽性の場合には、陽性と判断するとした。
これまでの検査プロトコルが、今後変更されるということである。
な お、肝心のBSE牛の詳細については、「歩行困難牛であった。」「1997年8月の飼料規制以前に生まれた牛で、少なくとも、8歳そこらの肉用種の牛で あった。」「この牛が来たと畜場は、3D, 4D facilityと呼ばれる死亡牛や、病気の牛、または、ダウナー牛がと畜される場所である。」「昨年11月に、同じような疑わしい牛が、合計5頭おり、 これらの死骸を、ともに保存していたこと。これら5頭は、同じ群れのものではなかったということ。」ということ以外について、出生地や性別などを、 USDAは、まだ明らかにしていない。
特に性別を明らかにしていないのが、気がかりである。
これについて、USDAは、「出生地などについては、まだ確認されておらず、更なるDNA検査が必要である。」と述べた。
また、USDAの主任獣医のJohn Clifford氏は、「BSE牛につけられていたタグが、明らかにミスラベルであったことが、この牛のトレースを遅らせている。」と述べた。
今回、USDAが、BSE牛の出生地を明らかにしなかったことに対して、R-CALFのテキサスのメンバーであるChuck Kiker氏は、『今回のBSE牛は、テキサスの牛であるとのこれまでのうわさを、USDAの発表では払拭できなかった。』として、不満を示した。
また、R-CALF USAのBullard氏は、「(USDAの不手際で)アメリカの牛肉産業は、価格の点で、同じ一頭の牛で二回の打撃を受けた。」と、同様の不満を示した。

今回行った検査方法は下記の通りである。
イギリスWeybridgeのThe Veterinary Laboratories Agencyでの検査方法
@IHC,
AOIE指定 Western Blot
BNaTTA Western Blot
CPrionics Western Blot

アイオワにあるUSDAのAmes研究所での検査方法
@ BioRad
AIDEXX
BIHC
COIE指定 Western Blot
DDNA

USDAの記者会見の全容はこちら
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0233.xml

USDAからの発表記事はこちら
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0232.xml
参照
こちらの記事も参照
http://www.agweb.com/get_article.asp?pageid=118798
http://www.dallasnews.com/sharedcontent/dws/bus/stories/062405dnbuscow.3fcf4cee.html
http://www.drovers.com/news_editorial.asp?pgID=675&ed_id=3148
http://biz.yahoo.com/prnews/050624/dcf052.html?.v=5
http://www.agriculture.com/ag/story.jhtml?storyid=/templatedata/ag/story/data/agNews_050624crBSE5dl.xml&catref=ag1001

http://www.kansas.com/mld/kansas/news/11978643.htm


[2289] 終わりのない「化学物質」とのつきあい 投稿者:とき 投稿日:2005/06/25(Sat) 00:22  

内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会 中間報告書
平成10年11月 厚生省
http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s9811/s1119-2_13.html
《III.内分泌かく乱化学物質問題を解決するために
  1.問題解決のための取組の現状
    (1)我が国おける主な取組》 の図にあるような体制を、今も継続していたら、おそらく、実際に障害(疾病等の発生)が起こった場合、具体的実際の統 括した対応は取れるのだろうか? 形はあっても、実際の対策には動けないような。BSEがそれにはまっているのではないだろうか?
 BSEやヤコブ病などのプリオン病と関連がないと言い切れるだろうか?

内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会
中間報告書追補
平成13年12月26日 厚生労働省医薬局化学物質安全対策室
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0112/s1226-2.html

 プリオン病に関わっている部分の研究がすっぽり抜けているような気がする。あっても、
『(A)視床下部・下垂体等への影響
 視床下部・下垂体への影響は、現在のところ確かなものは知られていない。
 学習障害・精神障害に関する危惧は特にPCB暴露に関連して問題とされているが、統一した研究結果が得られていない状況にある。』
http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s9811/s1119-2_13.html#2-5
の部分だけ。大脳新皮質の部分はなし。いまだにそうなのか?
認知症(痴呆症)発症の関連はどうなのか?

 環境省のほうのは、人体にかかわるところからは遠いプロジェクトに感じます。形だけの感じ。
http://www.env.go.jp/chemi/end/index.html

健康的な生活でも体内に蓄積されてしまう有害化学物質の数々2003年12月28日
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20040109306.html
アイスクリームにもダイオキシン 2000年8月18日
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20000823304.html

  なお、生物の場合は、「脆弱性の窓」の開いてる期間を制御できません。微生物醗酵は助けることはできても制御は不能で(醗酵の日にちは制御できない)、や はり微生物に人間の側が合わせる必要があるのと同じで、「脆弱性の窓」が開いてる期間は、母体の側が、その時期に余計なものを摂取させることをできるだけ 避けてあげるしか方法がありません。母体に蓄積されたものが胎盤をすりぬけたり、母乳で伝達するのであれば、子作りのときは、それ以前に、あらかじめ普段 から食に気を遣う必要も生じてきます。健康な子孫繁栄のために、かなり余計に知識知恵が必要になった時代なのかもしれません。
 かなり深刻な、終わりのない問題になるかもしれません。スローフードやオーガニックのムーブメントも根はそんなところから発しているように思います。


[2288] Re:[2285] 食品中の化学物質と「脆弱性の窓」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/24(Fri) 22:38  

ときさん。
おっしゃる「脆弱性の窓」 (Window of Vulnerability)という言葉は、国防から危機管理まで、いろいろな場合に使われているようですね。
もっとも、わかりやすい例が、新種のコンピュータウィルスが発見されてから、ウィルス対策ソフトがダウンロードできるまでの間の『脆弱性の窓』の例でした。
http://www.finjan.com/SecurityLab/KnowledgeCenter/CurrentTopics/WindowofVulnerability.asp参照
この期間をいかに短縮するかをシステマティックに考えていけばいいのですね。
この考え方に一脈相通じたように見えたのが、ブログでかいた「ノーベル経済学賞をもらったフィン・キドランド(Finn Kydland)さんらの、経済政策の時間整合性の問題とは?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=108 のなかでの、「政策の時間不整合性」という考え方ですね。
「脆弱性の窓」の期間短縮の一番の弊害となるのは、政策決定期間の非融通性と、政策決定プロトコルの非迅速性にあると思われました。
食品の安全性においても、そうですね。

http://www.finjan.com/SecurityLab/KnowledgeCenter/CurrentTopics/WindowofVulnerability.asp


[2286] GDP対比の日本の国の借金(債務)残高比率は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/24(Fri) 21:23  

財務省は24日、国債や借入金などを合わせた国の借金(債務)残高が、2004年度末で781兆5517億円になったと発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050624-00000012-yom-bus_all参照

というのだが、これをGDP対比した場合、どの程度になるのだろう?
日本のGDPは、ざっと500兆円で、国民一人あたり、400万円だ。
一方、国民一人当たりの借金は、612万円だという。
で、仮に、今日発表の国の借金(債務)残高をGDPに対比させてみると、
日本のGDP対比の国の借金(債務)比率は、156パーセントだ。
日本のGDP対比の国の借金(債務)比率が100を超えたのが、1998年で、その後、加速度的に増えている。
一方、日本以外の国で、GDP対比の国の借金(債務)比率が100を超えているのが、主要国ではイタリアだけだが、そのイタリアも、1994年の124をピークに、漸減してきており、現在では、106と、ほぼ均衡を取り戻している。
カナダも、1995年に120に達したが、現在では、99と、100を割っている。
http://www.mof.go.jp/english/budget/brief/2002/2002-04.htm 参照
昨日今日の原油価格高騰で、日本の円は、16の主要通貨すべてに対して、円安となった。
エコノミストの見るところ、今回の原油一バーレル60ドル大突破で、もっととも痛手をこうむるのは、日本であるとしている。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000101&sid=ay4yKSSO0Ufs&refer=japan参照
なんとも、八方ふさがりの状況に追い込まれてきた日本ではある。

http://www.mof.go.jp/english/budget/brief/2002/2002-04.htm


[2285] 食品中の化学物質と「脆弱性の窓」 投稿者:とき 投稿日:2005/06/24(Fri) 20:56  

厚生労働省
食品安全情報
〜食品の安全性の確保を通じた国民の健康の保護のために〜
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/index.html
◎分野別施策
食品残留農薬
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/zanryu2/index.html
食品中の化学物質
水銀(魚介類等)、カドミウム、ダイオキシンなど
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/kagaku/index.html
化学物質に係るホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/kagaku/index.html
ダイオキシン対策
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dioxin/index.html
畜水産食品の残留有害物質モニタリング検査結果
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/monitorring/index.html

 もはや、DDTなどのダイオキシン類からは、逃れようがない。

 環境ホルモン様化学物質については、環境省。
化学物質の内分泌かく乱作用に関するホームページ
http://www.env.go.jp/chemi/end/index.html

 食の安全・安心といったら、もちろん、農水省。
施策情報(消費)
http://www.maff.go.jp/syohi.html
食品の安全・安心に関する情報

魚介類のダイオキシン類の解説
http://www.jfa.maff.go.jp/daioki/inde.html
魚食と健康について
http://www.maff.go.jp/fisheat/fish-top.htm

 ちなみに、昭和20年以前でも、環境ホルモン様作用があると思われている化学物質に、『合成ピレスロイド』がある。

農薬の歴史その2:近代農薬編
http://www.nouyaku.net/tishiki/REKISHI/REKI1.html
化学殺虫剤の話
http://www7.plala.or.jp/organicrose/pesticid.htm
『こ の低用量作用は,注目されていた他の要注意物質では再現実験ができておらず,作用そのものの存在がそもそも否定される方向で決着しつつあります。農薬類で もこの結果から大きく異なる可能性はきわめて低いものと考えられているようですので,実質上,低用量作用はすでに過去のものになりつつあります。』とある が、「脆弱性の窓」
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/kagakubsehukuokasi.htm
http://phi.med.gunma-u.ac.jp/bookreview/isitsafetoeatcow.html
が開いている授乳期の作用については、いまはまだ、必ずしもそうとはいえないように思う。

  それが、BSEなどプリオン病の発病因子が生体に入り込む時期である。その時期に、投与されたものが、あるいは、母乳を通じて(授乳期の母体が摂取したも のから)摂取したものが、「脆弱性の窓」を通り抜けることで、後にプリオン病の発病につながっていると見ることはできまいか。たとえ今それが何であるかは 不明だとしても。

 となれば、牛の場合も、人の場合も、プリオン病発病の感染伝達因子を取り込むのは、授乳期のほんの一時に過ぎないのだ ろう。つまり、BSE発病予備軍の牛肉を摂取したとしても、授乳期の脆弱性の窓が閉じている人間が食ても、それによって直接、プリオン病発症に至ることは ないと思われるのである。危険なのは、あくまでも、授乳期の母体摂取による伝達か、授乳期の個体が直接摂取することに限定されるのではないのか。

  おそらく、BSE牛肉を食べたことによって、ヤコブ病あるいはアルツハイマー病を発病したという例は、見当たらないだろう。それとともに、直接の因果関係 を認めることも不可能であろう。なぜならば、発病したその真の原因因子の感染伝達侵入(暴露)を許してしまったのは、その本人の成長過程初期の「脆弱性の 窓」が開いているほんの一時のことであっただろうから。

 ここに、私は、「合成化学物質」の「脆弱性の窓」が開いている時期における関与を強く疑うのである。牛も人も、他の哺乳動物も、授乳期に摂取するものに関して(母乳の場合は、母体の側の摂取するものも)、強く警戒を払う必要があるのではないかと危惧するものである。

  よって、過剰にBSEをおそれるあまり、限りなく検査精度を上げていった暁には、原因因子が合成化学物質であれば、それから100%クリーンということは ありえず、とても0のレベルに近づくことは無理で、相当のロスを覚悟するか、もしくは、極端な場合、全くシロというのがなくなる可能性もあるかもしれない のである。(それだけ合成化学物質を避けるということは不可能な状況にある。)

 そのような「仮説」に基づけば、今の、BSE食品安全問 題を考えている識者や、政治行政、業界に関わる人々の、感染伝達発病にたいする、楽観的な思いや行動もさもありなんと思えてくるのである。であるならば、 今以上に情報を透明にし、感染伝達発病発症の危険性を明確にし、どうしたら避けられるかをもっともっとはっきりさせてから実際的な対策に臨むべきであろ う。いまは、BSEあるいはプリオン病に関して、あまりにも不明瞭である。

 環境ホルモンいわゆる内分泌攪乱化学物質が、「脆弱性の窓」 開放授乳期の侵入によって、何が起こるのか起こらないのかは、もっと強く研究されてしかるべきだと思います。その時期に影響があるのであれば、その時期の 乳児と母体は摂取をできるだけ避けるよう、もっと啓発がなされなければならないでしょう。なにも知らされないままに、授乳期(ほんの約6カ月間)のお母さ ん方が、なんとも思わず摂取した結果が、20年〜50年後にあらわれる不幸はできれば避けたいものです。
 どうも、そんな気がしてきました。それ だけ、目に見えない「合成化学物質」が、生態系の食物連鎖を通じて、いよいよ人の口に極当たり前のように入ることになっているのだと、食品中の化学物質の データをみて、実感させられました。これは避けようがありません。ダイオキシン類は非常に気になります。
 とおもって見れば次の記事も、環境汚染化学物質に「脆弱性の窓」が開いている時期に暴露していたのではないかと、思えてきます。全く科学的でなく、妄想空想と思われても仕方ありませんが。

全国のうつ病患者数2600万人、遅れる有効治療(中国情報局2005/06/19(日) 13:32:19更新)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0619&f=national_0619_001.shtml




[2283] こんなご本も出ていたようです。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/24(Fri) 15:05  

2005年4月号 月 刊  学 術 の 動 向
日本学術会議 SCJフォーラム TRENDS IN THE SCIENCES

安全と安心をつなぐ迷路
 −米国とカナダでのリスク管理−
唐木英明、木村逸郎
 

http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukou/text_1_1b10_04.html


[2282] 唐木英明氏が畜産物・飼料のリスクの講演をされるそうですよ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/24(Fri) 14:57  

第377回月例研究会
演題  「 畜産物、飼料のリスクの考え方 」
講師   農学博士  唐木英明 東京大学 名誉教授     
開催日   :平成17年7月27日(水)

=====
代用乳や動物油脂、血漿蛋白の件には触れるんですかね?

http://kashikyo.lin.go.jp/oshirase.html


[2281] 米国のと畜場、工場長「肉質による月齢判別は、導入は難しいだろう」 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/24(Fri) 11:21  

6/24日本農業新聞より
米国の大手食肉業者、カーギル・エクセル社のフォートモーガンと畜場(コロラド州デンバー郊外)が牛 肉の肉質の成熟度による月齢判別法の導入に消極的なことが22日わかった。・・トム・アレン工場長やスタンレー・ミラー販売担当副社長らが、同日、衆院農 林水産委員会のBSE調査団に語った。
 ・・採算性に疑問が残るからだ。牛肉の格付け検査官が目視で月齢を判別するには時間がかかり、鮮度が重要な内蔵の商品価値が落ちる。牛の生年月日を把握する個体識別なら、牛肉と内臓の両方を輸出できることに比べ、効率が悪い。
 内臓の鮮度を保つためには、新たな冷蔵施設などを設ける必要があるが、この投資に見合うだけの利益をあげられるのかどうか不透明なことも理由。・・工場長らは、「肉質による月齢判別は実験段階。導入は難しいだろう」・・
フォートモーガンは、牛のと畜頭数で米国二位のカーギル・エクセル社の日本向け主力工場。1日で4500頭の牛を処理する能力がある。従業員は約2000人。
 他のと畜場、他社は肉質月齢判別を採用するかどうか、方針を明らかにしていない。

虹屋の疑問
 厚労省と農水省が5月19日に公表した、米・加のBSE対策の現地調査結果に呼応する記事。
「生 理学的成熟度(A40)による月齢判別については、格付検査官がA00からA50までの標準写真サンプルを携行することや、通常の格付工程で対日輸出用に 選別した牛枝肉を対日専用作業ラインに移し、改めてA40以下かどうかについて再度確認し最終判定するとの考え方が示された」

現場感覚では肉質による月齢判別は”実験段階”。
内臓肉がダメということは、焼肉用のミノとかは入ってこない。タンも無理なんでしょうか。牛丼用のショートプレートはOKということか。

21ヶ月齢の緩和などのパブコミでは、牛タン屋さんや焼肉屋さんから早く輸入再開して、営業できるように緩和を望む意見が出されていたけれど、これを聞いたら、ガッカリするだろうな。吉野家は再開というところかな。


[2280] O-157対策:飲食店など59施設で 加熱用を生食で提供 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/24(Fri) 10:29  

>調査した298施設中59施設が生食用でない肉やレバーを生食用として提供・販売していたことが23日、わかった。

調査対象の5件に1件がいい加減なことをしていたようで。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news007.htm
モラルも問われますね。生食で出してはいけないものを生食で出せる感覚ということは・・・と考えるのが消費者心理ですから、ちゃんとやってるところは対策をどんどん情報公開をしていかないと、やっていけませんね。

訂正:1/5じゃないですね。
>食肉やレバーを提供・販売していた飲食店99施設、食肉販売店17施設中、飲食店57施設、食肉販売店2施設が、生食用との表示がない肉やレバーを、生食メニューとしていた。

母数が違って。57/99施設ということみたい。

生食用食肉の衛生基準 (抜粋)
http://www.pref.osaka.jp/shokuhin/niku/kijun.htm
http://www.pref.osaka.jp/shokuhin/niku/index.htm


[2279] 東京都で学習塾を中心に52人が結核集団感染 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/24(Fri) 10:02  

学習塾で結核集団感染 28人発病、過去3番目
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20050623/20050623a4120.html
東京都は23日、都内の学習塾の講師や生徒、保護者ら計52人が結核に集団感染したと発表した。都によると、発病者は28人(略)都は生徒の自宅などがある中野、杉並、練馬、新宿各区と合同対策会議を設置。(以下略全文をどうぞ)

東京都エイズ・結核・感染症のページ
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kansen/index.html
http://www.metro.tokyo.jp/
まだ何も記載がないんですが。報道してくれない報道機関もあるんだから公的機関が国民に情報を迅速に発表いただきたいものです。


[2278] 中国で農民が外国公館へ陳情 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/24(Fri) 08:04  

農民1000人、外国公館へ陳情 腐敗に不満、当局が拘束
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005062301003901
だそうです。


[2277] Re:[2276] [2274] アメリカの牛肉貿易戦略 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/24(Fri) 07:40  

> バラエティミートやランチミート、ハーバーガー用のひき肉など、低品質ミートを輸入して、国内生産の上質ミートを輸出に振り向ける、という戦略のようです。

だからカナダのBSE発生による輸入禁止後も、ひき肉がひそかに輸入されてたんですかね。
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?c=4&i=2004052009967p2
国内生産の上質ミートとのことですが、ダウナー牛は日本に輸出されてなかったんでしょうか?タイソン労組の告発やらを見ているとどうもそうではないようですが。ダウナー牛も上質の部類に入ってるんですかね??
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/bse/news/1231-66.html

ちなみにチームスター556、米国精肉加工企業労組ですが、
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/namerica/usnews/20040720local556fact
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/namerica/usnews/20040720local556doc
どうも昨年から続報をきかないと思ったら、連絡が取れなくなってしまったそうです。おかしいと思った訪問団が米国で聞いてきた話によると「労組つぶしでは」との回答だったとか・・・


[2276] Re:[2274] アメリカの牛肉貿易戦略 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/24(Fri) 07:31  

> アメリカの牛肉の需給動向を調べると、米国は輸出よりも輸入が上回るんだそうです。>
ですが、このサイト「Export/import questions」http://beef-mag.com/mag/beef_exportimport_questions/に、答えが書いてありますね。
バラエティミートやランチミート、ハーバーガー用のひき肉など、低品質ミートを輸入して、国内生産の上質ミートを輸出に振り向ける、という戦略のようです。
この両者で、国内向けミートの価格を引き下げるともしています。
そして「米国の牛肉の貿易収支では、量的には輸出よりも輸入が上回るが、金額ベースでは、輸入よりも、輸出が上回っている。」としています。
さらに、カナダドルと、アメリカドルとのアンバランスが、牛肉貿易に有利に働いているとしていますね。
このサイトの記事は、2001年ですから、BSE発生以前から、このような形で進んできているということでしょうね。

http://beef-mag.com/mag/beef_exportimport_questions/


[2275] 原油価格は、一時60.05ドルまで上昇 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/24(Fri) 07:12  

23日のNYマーカンタイル取引所の原油先物相場は、WTI8月物が一時60.05ドルまで上昇し、終値は1ドル33セント高の59ドル42セントとなった。
原 油高騰の理由として、@十分なサプライクッションがないこと。日産八千四百万バーレルの需要に対して、余剰生産力は百五十万バーレルで、そのほとんどがサ ウジアラビアに依存している状況である。Aアメリカにおける石油精製能力のボトルネックがあること。B投機筋の思惑が激しくなっている。などがあげられ る。
http://www.cbc.ca/cp/business/050623/b062399.html参照

http://www.axcessnews.com/business_062305a.shtml


[2274] アメリカの牛肉の需給動向:輸入が輸出を上回る 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/24(Fri) 07:00  

食健連の米国BSE調査団報告で伺ってきた話なんですが、
アメリカの牛肉の需給動向を調べると、米国は輸出よりも輸入が上回るんだそうです。

例えば、頂いた資料の2004年12月を比較しますと、
(USDA:Livestock, Dairy, and Poultry Outlook )

米国での牛枝肉生産量 
国内   926千トン
輸入量  147千トン
輸出量   22千トン(推定値)
===============
※数量は枝肉重量ベースのもの

昨 日、テレビで「アメリカの現場は売れなくて困ってる」という報道をしてましたけど、輸出したい(売りたい)のであれば、まず先にすべきことがあるんじゃな いか、加熱条件のない牛脂とか血漿タンパクを食べさせたり、牛の肉骨粉食べた鶏糞を与えたりするのを現場レベルで止めていくことなどが必要だということに 気付いていただけないだろうか、と思う今日この頃です。
米国における飼料規制除外品目
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/26071694.html

報道クルーも何故その点を現場の方に指摘しないのだろうか?それが健全な輸出再開の一番の早道だと思うのだけれど。


[2273] ヴェトナムが育成養鶏についての禁止措置を2006年2月まで延長 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/24(Fri) 06:37  

これは鳥インフルエンザ対策のためで、これらの事業に対する農家や企業に対する融資もストップするという徹底したもの。
水鳥の育成も含まれる。

http://thanhniennews.com/healthy/?catid=8&newsid=7430


[2272] 「中国のアマンタジン飼料混入疑惑と、人体へのアマンタジン耐性への影響」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/24(Fri) 00:27  

ブログのほうに、「中国のアマンタジン飼料混入疑惑と、人体へのアマンタジン耐性への影響」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=297
として、ちょっと、まとめてみました。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=297


[2271] シナLANの仕業? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/23(Thu) 23:56  

 またしても、日本のマスコミ、むっつりダンマリ作戦か。
 それにしても、これはニセ札製造使用と同じ、悪質な経済テロとでもいえる行為。

米カード情報流出事件
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/card_data_leak/

欧米コンピュータシステム 頻繁にアジアのハッカー集団に攻撃される【大紀元日本6月23日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d70284.html

 それにしても、あまりにもお粗末↓。セキュリティー管理の基本中の基本がなってない。あまりにも平和ボケしてる、個人の意識の問題であるとともに、人を含めた情報管理システムの問題でもある。情報の扱いに関して、無防備すぎる。これじゃ、スパイ天国といわれるわけです。

原発情報ネット流出、電力関連12社含む(読売新聞) - 6月23日23時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050623-00000215-yom-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/internet_viruses/
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B8%B6%C8%AF%BE%F0%CA%F3&st=n
 まさか、故意に仕組んだわけではないですよね? 最近、日本の大手企業を貶めるような工作活動が多発してる気はしますが・・・。


[2270] 北海道のBSE疑似患畜17頭はすべて陰性 というにゅーsu投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/23(Thu) 23:23  

北海道のBSE疑似患畜17頭はすべて陰性
http://www.sankei.co.jp/news/050623/sha070.htm

これですが、擬似患畜はウエスタンブロットでも検査するんですかね?
ところで笹山さん、すごいドラム缶ですね。ぜんぶウイルス薬ですか?!



[2269] Re:[2268] と申しております。間違いではありませんが。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/23(Thu) 20:10  

これ
http://www.jnltjm.com/product/cpzs-xx.asp?id=148

これ
http://www.chinapages.com/zjdeyer/amantadine-c.htm
も、人間用だと、中国当局は言っているんですね。
人間用にしては、デカすぎはしませんでしょうか。
それに何やら、登録番号らしきものも書いてあるんですが。


[2268] と申しております。間違いではありませんが。 投稿者:とき 投稿日:2005/06/23(Thu) 18:15  

外交部:鳥インフルエンザ薬の鶏への使用は厳しく処罰
2005/06/22(水) 23:10:05更新
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0622&f=politics_0622_006.shtml

《「中国政府はこれまで、人用の薬を鳥インフルエンザの治療などに使うことを許可したことはない」と強調した。》

 この分野に関して、許可も不許可もなく、そもそも、それらを取り締まる法制度そのものがないか、法治システムを運用する制度すらが機能してない、人治もしくは、いわば「放置」状態なのではないのか。

人の治療薬、使用許可否定 中国、鳥インフルエンザで(共同)(06/21 22:01)産経
http://www.sankei.co.jp/news/050621/kok088.htm


[2267] 「アメリカのBSE確定検査結果が出るのは、早ければ金曜日」と、関係当局者が述べる。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/23(Thu) 17:31  

サイトhttp://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=5440によれば、アメリカのUSDA当局者が昨日語った見通しでは、イギリスとアメリカで行われているBSE確定検査結果が出るのは、もうすぐの状況で、早ければ、明日の金曜日には、結果が出るとしている。
ペン農務次官が、昨日、USDAのラジオ放送サービスhttp://www.usda.gov/agency/oc/bmtc/radnews.htm#で語ったところによれば、イギリスからの結果が出るのは、今週中か、遅くても、来週はじめであるとかたった。
また、USDAのスポークスマンであるEd Loyd氏によると、アメリカの確定検査結果と、イギリスの確定検査結果とは、同時に発表されるとのことである。

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=5440


[2266] Re:[2261] なんとまあ、間の悪い韓国のアメリカ牛肉再開意思伝達 投稿者:真名  投稿日:2005/06/23(Thu) 17:26  

笹山さん。 政治家の方に失礼かもしれませんが、この時期にわざわざ地元紙にリークあるいは発表したということは、国内向けはたいした 問題にならないという判断があるのではないでしょうか? そんなにたいしたお話だと考えていないんだと思いますしね。 それよりこの時期に米国に点数を稼 ぐ方が大きいという判断では?  
まりちゃん、中西さんの記事はもうおなかいっぱい(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2265] やはり要注意、西ナイルウイルス感染症 投稿者:とき 投稿日:2005/06/23(Thu) 17:26  

■(独)農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所
西ナイルウイルス感染症の最新情報
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/westnile/wn.html

ウイルス感染症には、せめて、これくらいの情報の透明性が欲しいものです。


[2264] ホワイトヴィールと代用乳 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/23(Thu) 14:12  

「ホワイトヴィール」とは子牛を5ヶ月くらいまでずっとミルク(代用乳)だけで育てたもの。
http://blog.so-net.ne.jp/mahimahi/2005-03-26

アメリカから輸入されてますね。っていうか禁止されているはずなんだけど?しかしかなりな値段。
http://www.gourmet-world.co.jp/shopping/product_info.php/cPath/47/products_id/459


[2263] Re:[2256] 中西準子さんがまたBSEについて触れておられますが 投稿者:真名  投稿日:2005/06/23(Thu) 13:30  

英国人の愚劣さとドイツ人の健全さ
▲ここに面白い記述があった。ドイツで約2ダースの病牛がはじめて発見された後、犠牲者は全 くなかったが、世論調査では約80%が、BSEは人の健康に深刻なリスクであると答えた。ところが、既に数十万頭の病牛(未確認を含む)が食品連鎖に入 り、100人もの患者が死んでいる英国での調査では、40%がBSEは人の健康に対する深刻なリスクであると答えた。▲
中西さんは英国人の方が冷静だといいたいのかな?
英国人はトロいから、こういうことになるんですよ(笑)。
英国:予想以上のvCJD 感染者が潜伏
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24241557.html
輸血によるvCJD感染をめぐり6,000人に警告ー英国保健省
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/yuketuniyoruvcjdkansenkeikoku.htm
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24115685.html
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/ketuekigacjddensen.htm
血液によってvCJDが伝染する
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/yuketudehenidatacjd.htm
輸血でヤコブ病
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/yuketuniyoruvcjddai2rei.htm
輸血によるvCJD感染第二例、遺伝子型は異型型 高まる多数の感染者潜在の恐れ

警告書をもらった人はどんな気持ちがしますかねえ?

しかし、同じ記事の中で、
○ 米国人の輸血リスクはないと2002年の論文を持ち出して留保なしで断言
○ 英国人はドイツ人より冷静だと褒めて
○ 2002年以降の英国での輸血経由感染データは紹介しない
これはいったい科学的なんでしょうか?
まりちゃん。 もう私この相手しないから(笑)。 もう釣ってもダメですよ。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2262] Re:[2256] 中西準子さんがまたBSEについて触れておられますが 投稿者:真名  投稿日:2005/06/23(Thu) 13:10  

輸血について一つ補足します。  この中西氏の記事(2005年6月21日)でとり上げているグラフ(米国でのBSE曝露リスクデータ」は、なんと「2002年」の論文なんですね。
このデータについて、中西氏は、「ここでの計算には、BSEが発生し、「その脳や機械処理肉などを食べる場合」「外国で食べる場合」「輸血」などが考慮されている」と書かれています。 輸血って何だろ?
この論文は、2002年以前のプリオン病、特にクロイツフェルトヤコブ病に関する血液感染関連の多数の文献を考慮に入れていないのではないか? 例えばhttp://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22144535.html
それ以上に、プリオン病の血液および輸血に関連の発見の多くは、2002年以降に発表されたものです。  http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24115685.html
こういう論文を「留保なし」で持ち出して、「輸血」関連のリスクも考慮した結果リスクはきわめて低いのだ、なんて一般向けに科学者の立場として断言しているのは疑問。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2261] なんとまあ、間の悪い韓国のアメリカ牛肉再開意思伝達 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/23(Thu) 11:21  

韓国紙ハンギョレは23日付で、同国の盧武鉉大統領が今月10日、ワシントンでブッシュ米大統領と会談した際、BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)発生を受けて一昨年末から禁止してきた米国産牛肉の輸入を再開する意向を伝えたと報じた。 

というのだが、今月10日といえば、アメリカBSE疑惑牛の発表の一日前ではありませんか。
台湾は、4月に解禁して、今は、貿易再開見直しを検討している。
引っかかりましたね。盧武鉉さん。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050623-00000049-jij-int


[2260] 食品安全委員会の資料がようやくUPされました 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/23(Thu) 11:09  

ブログに先日の問題点とともに資料URLを掲載しましたので
ご紹介まで。。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/7a5120f16cde1161c003f3c63dd7b242
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/

しかし、食安委には、PDFを「写真版?」でなく、テキスト検索できる、しかも軽い形式でUPしてください、とお願いしたのに今回、アクセスする国民に読みにくい形でのUPです。山本茂貴委員の資料など、切り貼りが痛々しい。。データで渡してもらえばいいのに。。。


[2259] Re:[2258] [2256] 中西準子さんがまたBSEについて触れておられますが 投稿者:真名  投稿日:2005/06/23(Thu) 10:55  

笹山様。 というか、喫煙みたいなあんまり関係ないお話を並べているのが笑えました。 牛プリオン病は、要するにきちんと検査して、飼 料規制して、検査と飼料規制がずさんな国からの輸入を止めればそれで基本的に解決です。 見込みが外れた場合の費用を考えれは明らかに費用面からも合理的 でしょう? 喫煙のお話など関係ないですわね。 大丈夫かって感じ。 この方、プリオン病、ウイルス学に詳しい方なんでしょうか?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2258] Re:[2256] 中西準子さんがまたBSEについて触れておられますが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/23(Thu) 10:48  

この中西さんの曝露確率(likelihood)とリスク(consequences)との比較対照なんですが、「閾値 (いきち、あるいは、しきいち)(Threshold dose)あり」、の場合と、「閾値 (Threshold dose)なし」、の場合と、異次元の曝露確率を並べてしまっているようにも思われますね。
BSEの場合は、閾値 (Threshold dose)があるのかどうかすら、まだわからないのですからね。
また、外挿でしか検証できない場合と、そうでない場合の違いも、鮮明でないですね。

http://unit.aist.go.jp/crm/mainmenu/guidance_1.0_07.pdf


[2257] Re:[2255] [2253] [2225] 20カ月以上の牛、BSEの全頭検査を・米有力消費者団体 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/23(Thu) 10:33  

なるほど。同じウェスタンブロットでも、匠が必要ということですね。
日本人の「神の手」が必要ってわけですか。
それにしても、もうそろそろ、イギリスの結果が出るころですね。
まさか、事前調整をやっているんじゃなかろうか?


[2256] 中西準子さんがまたBSEについて触れておられますが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/23(Thu) 10:26  

http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak306_310.html#zakkan307
中西さんは、日本の危機管理を指導されるお立場の方なんですかね?私はちょっと、かなーり日本の危機管理について心配に感じて参りましたが。。

あ、時事も報道してました。
全頭検査を要請=BSE対策への疑問裏付け−米有力消費者団体
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000048-jij-pol

日本のWBは世界で一番感度が高い抗体を使ってるというようなことを傍聴できいたように思いましたが。Professor Shinagawa にも是非また食安委にcome back頂きたいです。。


[2255] Re:[2253] [2225] 20カ月以上の牛、BSEの全頭検査を・米有力消費者団体 投稿者:真名  投稿日:2005/06/23(Thu) 10:24  

コンシューマーユニオンの主張は一つ足りません。 「Professor Kitamotoに検査をやらせろ」でしょう(笑)。私は本当にそう思いますが。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2254] ヨーロッパの利下げと、原油の高騰と、米国債の高騰と、アメリカの利上げとの因果関係 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/23(Thu) 09:56  

スウェーデン中央銀行が21日に突如として、0.5%の利下げを行ったコトから、これをきっかけにして、欧州中央銀行(ECB)も、これに追随するのではないかと観測されている。
これは、ドル高の要因。
一方、原油は、21日のNYMEX原油先物相場で、一時、1バレル=59・70ドルをつけたが、その後、米原油在庫の減少幅が予想の範囲内にとどまったところから、1バレル=58.09ドルで、おちついた。
欧州の利下げ観測で、一時、ドル高となったが、原油の反落で、おちついた。
しかし、一方、中国・人民元の早期切り上げ観測が後退したことによる、ドル買い要因は依然としてある。
原油高=ドル高の公式が生きているとすれば、基調としては、ドル高か?
米国債も、原油高で、一時、急騰したが、原油の反落で、落ち着いた。
米国債の動きは、長期債に関していえば、ドル高=債券価格上昇(利回り減少)、短期債については、短期金利連動というところだが、利回りのフラット化が進んでおり、なんともいえない。
となると、残りは、アメリカの今後の『0.25%刻みの規則的な利上げ』基調が変化するかどうかだが、鍵を握るのは、原油高の動向と、欧州の利下げの動向ということになる。
今回のスウェーデンの突然の利下げは、ユーロ通貨を採用していない国の独自行動と見る向きもあるが、ヨーロッパ経済をこれまでリードしてきたスウェーデンが、他のユーロ圏国に先駆けて、利下げをしたというところに、意味があるようだ。
フランスの失業率は、二桁を超え、成長予測も、これまでの2.5パーセントから2パーセントに修正した。
http://www.webpronews.com/business/topbusiness/wpn-54-20050621SwedenCutPrimeRateHalfPointDollarDropsVsEuro.html参照
何やら、欧州経済に見えはじめた陰りは、いろいろな方面に影響を及ぼしそうな気配である。

http://www.reuters.com/financeNewsArticle.jhtml?type=bondsNews&storyID=8854494


[2253] Re:[2225] 20カ月以上の牛、BSEの全頭検査を・米有力消費者団体 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/23(Thu) 08:06  

コンシューマーズユニオンによる主張は、次の通りです。
「Consumers Union Asks USDA to Test All Cattle for Mad Cow Disease」
http://www.consumeraffairs.com/news04/2005/mad_cow_cu2.html参照

1.と畜される牛であって、月齢20ヶ月を超える牛のすべてを検査すること。
2.検査プロトコルにおいて、BSE疑惑となったものについては、ウエスタンブロット検査をすること。


[2252] Re:[2250] ジャーナリズムのハテナについていえば 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/23(Thu) 07:45  

「AMERICAN COUNCIL ON SCIENCE AND HEALTH」http://www.acsh.org/のこのサイト「Good Stories, Bad Science: A Guide for Journalists to the Health Claims of "Consumer Activist" Groups」By Ruth Kava http://www.acsh.org/publications/pubID.1130/pub_detail.aspがネタ元のようですね。
やりだまにあがっている消費者団体は、下記の通りで、その消費者団体が扱っているテーマは、下記の通りです。
BSE問題でおなじみの団体もありますね。パブリックシチズンはないですけれども。
い わゆるジャンク・サイエンス批判ということなんでしょうけれども、それにしても「その結果、日本でも欺瞞と不遜に満ちた消費者団体や活動家がのさばってい る現状がある。そうした団体を甘やかすことで、私たち自身もその団体からの攻撃を逃れることができる。互いに、生温い世界に身を置いてしまっているように 思える。」とは、暴論な。
この方とて、ご経歴http://www.wakilab.org/profile.htmlからジャンクサイエンスとは、無縁とは言わせない。

Center for Science in the Public Interest
http://www.cspinet.org/
テーマ-オレストラ(ゼロカロリー合成脂肪)、ベータカロチン、クォーン(肉の代替食品)、アクリルアミド

Environmental Working Group
http://www.ewg.org/
テーマ-防腐薬剤圧力注入処理木材、養殖サーモンのPCB、

Natural Resources Defense Council
http://www.nrdc.org/
テーマ-アラー(リンゴの落果防止噴霧剤)、スクールバスのディーゼルエンジン

Physicians Committee For Responsible Medicine
http://www.pcrm.org/
テーマ-ミルク(骨健康への非有効性、乳糖不耐症)、中毒性食品、赤肉と結腸癌、チキンの健康食品不適性

ということですが、懐かしいですね。
アラー問題なんて。
この問題は、ちょうど1989年ころに、ホルモン牛肉問題(1988年)と同じ時期に、大騒ぎになった問題でした。
余談ですが、この当時、パソコン通信ベースのコンピュサーブ(CompuServe)のデータベースというのを使っていまして、この問題を追っていたら、昭和天皇ご崩御のニュースが引っかかってきたことを覚えています。
報道協定が、外電には、かかっていないために、日本のニュースよりも、一足早く、外電には、流れたんですね。
アラーは、商品名で、正式名称は、ダミノジッド、非対称ジメチルヒドラジン(DMH)、発がん性で問題になったようですね。
当時、日本の果樹農家でも、使われていたような。
ビーナインもそうかな?


[2251] 原発情報流出:「ウィニー」のウイルス感染でネット上に 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/23(Thu) 06:41  

情報だだもれ、「原発の内部情報漏えいだけに、核防護上も大きな議論を呼びそう」とのことですが、
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050623k0000m040152000c.html
「火力発電所のトラブルを電力会社に隠すことを打ち合わせたともみられる文書もあった」とか。詳細↓
http://www.mainichi-msn.co.jp/it/solution/news/20050623k0000m040153000c.html


[2250] ジャーナリズムのハテナについていえば 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/23(Thu) 06:28  

例の日経フードサイエンスは消費者団体をターゲットにしたようですね。我がふり(略

■松永和紀のアグリ話●米国流「消費者団体への徹底批判」術
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/kiji.jsp?kiji=418

そんでもって来週から「食と農の豊富な現場取材経験から日本の食の行方を占う、ジャーナリスト斎藤訓之さんの新シリーズ「食の損得“感情”」という連載が始まるそうですが、http://www.google.com/search?biw=650&hl=ja&q=%E6%96%8E%E8%97%A4%E8%A8%93%E4%B9%8B&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
日経BP社コンサルティングの社員ということしかわからない。ジャーナリストっていったいなんなんだろー


[2249] 営利企業とはいえども 投稿者:とき 投稿日:2005/06/23(Thu) 00:43  

 最近は、ついつい、出てる広告のウラを勘ぐってしまうような意地悪な見方になっています。アヤシイのがまた多いです。

  マスコミ(ジャーナリズム)は、第4の権力として、モラルとフェアに人一倍敏感であって欲しいという理想があったものですが、あまりにも続けざまに、利に 敏い実利事大の姿勢を多々見せ付けられてるようで、なんだか他人事にもかかわらず情けなくなってきます。期待するほうが莫迦をみるようなものです。中立公 正なんて、建前のポーズで、もうそんなことはいっちゃいられない、なりふりかまわず、というような姿勢に見えてしょうがありません。
 スポン サー、クライアントの、ちょうちん持ちPR記事や番組が多くなり、本来記事になるべきものも、手心を加え無闇に小さな扱いにしたり、回数を減らしたり、 もっと凄いのはまるっきりスルーしたりと、第4の権力もどこへやら、権威と信用が失墜してしまいます。となれば、すなわち、「ジャーナリズム」の死をも意 味しますね。
 やけに、最近、劣化に拍車がかかってるような気がします。やはり、大衆のメディアに対する比重がぐぐっと変化し始めている気がしま す。メディアの側にいる人たちも開き直っちゃって卑下してるのでしょうか? それとも、いまだに、自分らのコトバに妙な(過剰な)自信を持ち続けていて、 川上から川下に流してやってる(高慢な)感覚があるのでしょうか? それだったらもはや時代錯誤だと思いますが。
 2011年からの(でしたっ け)、完全地上波デジタルテレビ化は、その実、鉄道から道路(自動車)、レコードからCD、ビデオテープからDVDなどのような、変化に拍車をかける節目 になるかもしれませんね。テレビのメディア力をぐっと低下させることになるかもしれません。もう、情報にふれることはネットに比重が移り、新聞・テレビ・ ラジオは、現実、低下してます。ネットより面白い信頼に足るコンテンツがないとダメですので、名実共に「クオリティー・ペーパー(メディア)」でなけれ ば、生き残れないでしょう。
 マスコミ側から見て、ネット言論を規制したくなる(人権擁護法案記事ほぼスルー)のも、気持ちとしてはわからないこ ともないですが、自己保身のために、自分らを脅かすものを弱体化あるいは規制かけることに対して、見てみぬふりをするとは、それもまた、「ジャーナリズ ム」の死を意味してます。
 やはり、適正な競争の働かないところは腐敗しますね。記者クラブ制度は、もうとっくに社会的耐用年数が過ぎちゃってるようです。業界として改める気はないのでしょうか?
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C9%F0%C9%D9%BB%CE+%C4%AB%C6%FC&b=1&st=n&pt=1
放送倫理
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/broadcasting_ethics/
NHK不祥事
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/nhk/


[2248] Re:[2239] Re.[2236] ヤミ専従ってなに? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/22(Wed) 23:28  

ときさん。
改めて、日曜日の朝刊見ましたら、例の全面広告ありました。
時ならぬ時期に、全面広告とは、これいかに? ということでしょうね。
ちなみに、 朝日新聞朝刊の一面広告は4600万円とのことだそうです。
あまりすぎた組合費の処理代にしては、ちょっと、お値段がお高いようで。



[2247] Re:[2233] 山本茂貴委員のような方は少数? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:53  

まりちゃんさん。どうも有難うございました。

専門委員の方々は、内心、米国の出してくるデータはどうもおかしい??と感じていて、山内先生の発言のように折に触れて出てくるということなんでしょうね。

山本茂貴委員のように、米国の規制とかデータを額面どおりうけとるという方は少数なのでしょうか。

今回の諮問は、信頼できるデータを農水省なりが準備できるまで返上して、先生方の貴重な時間を代用乳などの問題に当てていただきたい。

代用乳の動物性油脂は、農業情報研究所の
動物性油脂成分規格違反が発覚 改めて問われるBSE感染リスク
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05012701.htm
によれば
「こ れら油脂には、03年4月からは牛飼料への利用が禁止された死亡牛からの油脂が含まれた。その上、以後も、去年(2004年)5月から飼料への利用が全面 禁止された牛の脊柱を原料とする油脂が利用されてきたことになる。これら油脂も、不溶性不純物が03年3月までは0.15%以下、同4月以降は0.02% 以下ならば、牛の飼料に使うことができた。微量とはいえ感染性の高い背根(脊髄)神経節が含まれていた恐れがある。」
 という代物ですよね。

2245は手違いで、投稿されてしまいました。無視してください。


[2246] Re:[2245] [2233] 山本茂貴委員no 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:45  

虹屋さん。
エライザで、『強い反応』があったのは、Week 25(11/15-11/21)とWeek 5(6/28-7/4)とWeek 4(6/21-6/27)にそれぞれ一頭づつ、合わせて三頭で、それらをすべてOIGからの再調査要請で、WB検査したら、そのうちの一頭が「弱い陽性」 を示した、ということではなかったでしょうか。
「3頭のうち1頭」となりますと、昨年11月の検査で、三頭が擬陽性を示したということになってしまい、USDAのBSE Test Results 結果公表http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/test_results.htmlと異なってしまいますね。


[2245] Re:[2233] 山本茂貴委員no 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:39  

> えーと、やはり委員からも「なぜ今頃再検査するということになったのか?」といった質問があって、それに対する回答では、「OIGの調査で、エライザで疑 陽性となった3頭のうち1頭が強い反応があったので、WBで検査しなさい、という話になった」、ということでした。
>
> 回答になってますでしょうか?拙くてすみません(^^;

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/test_results.html


[2244] Re:[2238] 危険部位の「ダブルスタンダード×2」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:13  

平成17年5月31日 食品安全委員会プリオン専門調査会 議事録をざっと拝見しましたが。
いくつか、気になる点がありました。

一つは、厚生労働省の食品安全部監視安全課の道野課長補佐 さんの、のんびりしたご発言。
「リ スクの同等性ということの考え方についてですが、リスク管理サイドからしますと、端的に申しますと、輸入牛肉を摂取した場合と、国産牛肉を摂取した場合の リスクの違いというか、非常に抽象的な物の言い方で申し訳ないんですけれども、その程度について答申がいただければなというふうに考えております。」
ここでの「輸入牛肉を摂取した場合と、国産牛肉を摂取した場合のリスクの違い」というのは、何で判断できるのでしょうね。
前から言っていますように、vCJDのhuman oral ID50 での安全性の検証が不可能なんですから、わかってて、不可能なことを聞くもんではないですよね。
それにしても、『その程度について』とは、何か食品安全委員会委員を小馬鹿にしたようなものの言い様ですね。

もうひとつ、金子専門委員 から「S R M の定義ですけれども、O I E では部位プラス月齢の要素があると。この中の説明資料では、これはどうも部位だけに読めるんですが、その辺はどうですか。」
これは、ポイントをついた質問でしたね。

アメリカ・カナダ・メキシコ北米三国の統一基準での危険部位は、次のようなものですね。
「輸出目的の牛肉については、次のものは、食用ルートに入ることを許されない、危険部位となる。
月齢30ヶ月以上の牛の脳、頭蓋、眼、三叉神経節、脊髄、脊柱、後根神経節。
月齢にかかわらず、扁桃、回腸遠位部(distal ileum)。
危険部位除去の方法は、交差汚染が最小になるような方法でなされなければならない。」
ま た、今回改訂後のOIEの危険部位の定義では、従来の定義である『中・高リスク国について、すべての牛の扁桃、腸全体、12ヶ月齢以上の牛の脳、眼、脊 髄、頭蓋骨、脊柱』を次の部分、「・腸全体でなく、回腸遠位部に限定・管理されているリスクの国について、中枢神経及び脊柱の除去月齢を30ヶ月齢超に緩 和」について、修正。
さらに、EUについては、「すべての牛の腸全体、12ヶ月齢以上の牛の頭部、脊髄、脊柱」

となると、「月齢30ヶ月未満の牛の脳、頭蓋、眼、三叉神経節、脊髄、脊柱、後根神経節」については、アメリカ・カナダ・メキシコとは、ダブルスタンダード、
OIE基準では、『月齢30月未満の牛の、中枢神経及び脊柱」「月齢12月未満の牛の脳、眼、脊髄、頭蓋骨」については、ダブルスタンダードになってしまいますね。



[2243] BSE20例目の疫学調査第1報 投稿者:とき 投稿日:2005/06/22(Wed) 21:00  

平成17年6月21日
北海道BSE対策本部
国内20例目のBSE発生に係る疫学調査に関する情報(BSE20例目の疫学調査第1報)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050621press_6b.html
 ご紹介まで。


[2242] Re:[2241] 愚痴です 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 20:37  

>「個人情報なのでお教えできません」!
この辺の融通のきかなさというのは何なんでしょうね。電話照会が信用できないのなら、発信元確認のために折り返し電話してもらうとか、病院間のファクスで情報のやりとりをしてもらうなどで対応できないものなんですかね。

こういうの多過ぎ。



[2241] 愚痴です 投稿者:TJN 投稿日:2005/06/22(Wed) 20:31  

私の病院には結核病棟があります。
種々の合併症のある結核の患者さんが、他の病院からの紹介で入院してきました。
紹介状には現在服用中の薬の情報が全く書かれていないため、電話で問い合わせをしたところ、「個人情報なのでお教えできません」!
すったもんだのあげく、患者さんの関係者にお薬の内容を教えてと懇願した手紙と渡してその病院に行って頂き、やっと薬の情報を教えて頂きました。
結局患者さんは合併症は多いが何も定期の薬は飲んでいないとのこと。
みんな腐ってる。


[2239] Re.[2236] ヤミ専従ってなに? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/22(Wed) 20:13  

『<住民主権><地方自治>という10センチ角ほどの活字が踊る自治労連の意見広告である。』
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050620

 ああ、なるほど。それで、全面広告ですか。うがった見方かもしれませんが、それに使った広告料も、あまり記事にして欲しくないことの口止め料みたいなものなのかもしれませんね。

自治労連で意見募集中
http://f48.aaa.livedoor.jp/~charge/
新聞意見広告に対するご意見
http://www.jichiroren.jp/bxBBS+viewbbs.bbs_id+1.htm
自治労連 http://www.jichiroren.jp/
 BBS全焼。(削除したもよう。昨日は見れたのに。)

自民がヤミ専従全国調査へ 民主揺さぶりの狙いも(共同通信) - 6月22日18時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000177-kyodo-pol
 あの手この手で、忙しいようです。


[2238] 米牛諮問に関する審議議事録UPされました 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 19:44  

平成17年5月26日 食品安全委員会 本会議議事録
http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai96/index.html
平成17年5月31日 食品安全委員会プリオン専門調査会 議事録
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai25/index.html


[2237] オーストリアでBSE感染牛、EU検査の緩和論議に影響も 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 19:26  

日経の記事
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050622AT2M2201B22062005.html
農業情報研究所さんの解説です。
オーストリア、2例目のBSE確認 アルプス牧草地で飼育された初のケース
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062201.htm


[2236] ヤミ専従ってなに? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/22(Wed) 19:08  

専従は、在籍専従制度ともいうべきもので、本来の組織の職場を一定期間を前提に休職して、労働組合の仕事に専念して、その間の給与は、労働組合の組合費が補う。
一方、ヤミ専従は、組織から、給与をもらいながら、労働組合の仕事に専念するというもの。
地方公務員についてみると、都道府県市町村に「ながら条例」というのがある。
こ れは、正式名称を「職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例」といい、「職員が給与を受けながら,職員団体のためその業務を行い,又は活動す ることができる場合を定める」として「職員は,次の各号に掲げる場合又は期間に限り,給与を受けながら,職員団体のためその業務を行い,又は活動すること ができる。」としている。
ヤミ専従の温床ともいわれている。
1966年に、旧自治省がひな型を示したものだ。
こうしてみると、いかにも、55年体制の残滓という感じがする。
あるとき、労働組合支援の国会議員と話していて、祝電などは、労働組合が出してくれると聞いて、うらやましいなと思ったことがあるが、こうなれば、労働組合費の使途について、情報公開する勇気がなければ、とても、社会的責任は果たせまい。
それは、労働組合から支援を受ける政党の果たすべき社会的責任でもある。




[2235] 2231の追記 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/22(Wed) 19:07  

山内先生の”一時検査で見逃された陽性牛”という発言も、
一次検査=ELISA法による迅速検査結果に疑いを持っている、その根拠が何かあると思わせるのですが・・

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/test_results.html


[2233] Re:[2231] [2230] [2229] USDAの公式発表では。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 19:04  

えーと、やはり委員からも「なぜ今頃再検査するということになったのか?」といった質問があって、それに対する回答では、「OIGの調査で、エライザで疑陽性となった3頭のうち1頭が強い反応があったので、WBで検査しなさい、という話になった」、ということでした。

回答になってますでしょうか?拙くてすみません(^^;


[2232] Re:[2230] [2229] USDAの公式発表では。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 19:01  

虹屋さん、笹山さんのレスの通りで、米国で、エライザの疑陽性が3頭/37.5万頭しかないことに、ハテナ?という意見が出てました。 日本では138頭/445万頭と、沢山出たのに、カナダでも検査頭数の割にはもう8頭/5.3万頭、出ています。これはどういう違いがあるのか??という 素朴な疑問です。

日本も100箇所ある検査場でも、一律ではなく、疑陽性を沢山だす所もあって、検査場によって違うなんていう話も出ましたが、それにしても少ないような・・・

私 としては「本当にちゃんとやっているのか?」という疑問が沸きます。食健連の調査報告によると、米国の消費者団体などもどこの牛を検査しているのか?とい う質問を政府にしても、「それは国家機密だから答えられない」んだそうですよ。テロなんかの心配があるから、ということになっているそうです。


[2231] Re:[2230] [2229] USDAの公式発表では。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/22(Wed) 18:54  

笹山さん。
> また、ここの下の方のWeek 25(11/15-11/21)とWeek 5(6/28-7/4)とWeek 4(6/21-6/27)とが、「今回、OIGからの再検査要求で、WBの再検査の対象となった検査」ということになりますね。
> 「強い反応」というのは、「ELISA法でInconclusive」ということになります。

これまでの報道などでは、そうのような説明がされていますよね。「OIGの要請」。OIGが要請した理由が不明なわけです。

農水省か厚生労働省の報告で、
米農務省から入手したであろう情報の中に、
ELISA法による迅速検査結果でNegativeとInconclusiveの中間の結果(ただし公式判定はNegative)のものがあって、
OIGと検査担当部局(APHIS?)の駆け引きで
WB再検査はInconclusiveの3頭で手を打ったといった説明があったのか
食糧新聞の記者がInconclusive=強い反応と意訳しただけなのか、
その辺は実際に傍聴したまりちゃんさんでないと判らない。

それでお尋ねしてみたんですけれど、・・

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/test_results.html


[2230] Re:[2229] USDAの公式発表では。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/22(Wed) 18:24  

虹屋さん。
横レスですが、BSE Test Results http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/test_results.html
を見ていただきますと、
左から、
Date Negative Inconclusive Inconclusive Result Positive Total*
とありまして、
Negativeというのが、ELISA法による迅速検査結果が、陰性となった件数で、
Inconclusiveというのが、ELISA法でのInconclusiveの件数で、
Inconclusive Result というのが、IHC検査の結果で、
Positiveというのが、ELISA法検査結果が陽性になった件数で、
ということですから、
ELISA法検査結果が陽性だった件数は、ゼロということになりますね。
また、ここの下の方のWeek 25(11/15-11/21)とWeek 5(6/28-7/4)とWeek 4(6/21-6/27)とが、「今回、OIGからの再検査要求で、WBの再検査の対象となった検査」ということになりますね。
「強い反応」というのは、「ELISA法でInconclusive」ということになります。
「念のためにWBでも検査したという。」のは、そうではなくて、「OIGからの要求による」もので、通常のプロトコルでの結論は、この表をご覧になってもわかるとおり、「Inconclusive Resultは陰性」という結論に、本来はなっていたはずですね。

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/test_results.html


[2229] まりちゃんさん、教えてください。 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/22(Wed) 16:59  

日本食糧新聞の記事には
「今回の会合では米国でのBSE疑似陽性牛についても報告があった。・・通常はIHCで陰性になった段階で終わりだが、ELISAで強い反応が出たので念のためにWBでも検査したという。」

報告者は、農水省ですよね。情報の出先は、米国農務省か米国大使館?

記事を素直に読めば、これまでの米国での検査でELISAで反応が出た牛の中で、この3頭が特に強い反応があったのでWBで再検査したととれます。ということは、この3頭のほかにELISAで反応が出た牛がいるということです。

USDAの発表では、ELISAで反応が出た牛はこの3頭だけです。この記事が正しければ、「USDAが公表していないELISAで反応が出たがWBで再検査していない牛がいる」ということになります。

6/14の日本農業新聞には
 「山内委員は「感度はWBが最も高い。今回の3頭以外に一時検査で見逃された陽性牛はいないのか、米国の総点検が必要だ」と問題視する。」
山内先生のいう”一時検査で見逃された陽性牛”というのはこの牛のことなのかな・・??

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/test_results.html


[2228] 今年の西ナイル熱 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 14:11  

米で今年初の患者 西ナイル熱
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005062201000370

ところでですが、
日本と韓国に生息している蚊がアメリカ全土に拡大しているそうです。「家の中まで入ってくる蚊」とありますが。
http://www.yonhapnews.co.kr/news/20050622/030000000020050622042614K3.html
http://www.excite.co.jp/world/korean/web/
http://www.post-gazette.com/pg/05168/523088.stm
蚊の写真集
http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/medical/Photo%20Mosquitoes.htm
蚊の発生を少なくするには
http://www.pref.fukushima.jp/eisei/kanei/seiei/ka/newpage1-2.htm

ところで「テロの可能性」って気になりますね。
A型肝炎 謎の大流行 モスクワ近郊
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20050622/mng_____kok_____003.shtml


[2226] Re:[2210] まりちゃん゛まりちゃん 投稿者:真名  投稿日:2005/06/22(Wed) 13:43  

この新聞記事、もうリンク切れになってますよ。
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news1211824.html
削除されちゃいましたよ。 やっぱり全文保存しないと、新聞社は記事をすぐに削除するんだから。 

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2225] 20カ月以上の牛、BSEの全頭検査を・米有力消費者団体 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 13:33  

コンシューマーズユニオンによる主張です。http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050622AT2M2200V22062005.html

June 21, 2005
Consumers Union calls on USDA to go the extra mile to protect consumers, cattle industry
http://www.consumersunion.org/pub/foodmad_cow/002417.html


[2224] Re:[2221] Re.[2219] Re:[2217] 血液経口感染とへたり牛の関係 投稿者:真名  投稿日:2005/06/22(Wed) 13:28  

ときさん。どうもでーす。 そうですね。 病原体は白血球が好きなわけです。 それは30年以上前から明白に分かっていたのにもかかわ らず、あんまり問題視されていなかったフシが見られます。 その理由は業界人ではない私には理解できません。 今では英国でも輸血血液から白血球を除去し ているでしょう。 
マーシュ教授の研究では、読者にはこれも見て欲しいですね。http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/18210090.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/18118979.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2223] プリオン調査会報告 その他報道 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 13:27  

汚染評価後に安全性審議へ プリオン専門調査会(共同)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050621-00000211-kyodo-soci
20カ月超の安全性も検証へ=米産牛肉輸入再開ずれ込みも−専門調査会(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050621-00000153-jij-pol
米国とカナダの法令順守体制にも意見を 寺田雅昭食安委委員長(日本食糧新聞)
http://www.nissyoku.co.jp/bse/
米国のBSE/徹底的な危険性評価を (日本農業新聞論説)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/column/0506/21.html
「説明は政府の責任」 米・加産牛肉評価でプリオン専門調査会 疑問・批判相次ぐ(新聞赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-22/14_01_2.html
食品安全委プリオン専門調査会/米国の飼料規制も議論
[2005年06月22日付] (日本農業新聞)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?3
  米国・カナダ産牛肉の輸入再開問題で、食品安全委員会プリオン専門調査会は21日、両国の飼料規制の実態などから牛海綿状脳症(BSE)感染率を調べた上 で、輸入対象の20カ月齢以下の牛肉の安全性を評価することを決めた。厚労・農水両省は食品安全委の審議の短縮化を念頭に20カ月齢以下の牛に評価対象を 絞ったが、プリオン専門調査会が国全体の感染率を確かめる方針を明確化したことで、議論が長引く可能性も出てきた。 専門調査会の山本茂貴委員(国立医薬 品食品衛生研究所)が、米国とカナダについてBSE汚染度を国ごとに判断した上で、安全対策を上乗せした20カ月齢以下の牛の肉の安全性を最終的に判断す る案を示し、各委員が賛成した。 日本と米加両国の検査体制が大きく異なっていることから、北本哲之委員が「米加両国の検査方法・対象を日本に当てはめて 感染牛頭数を試算すれば、汚染度を比べる指標になる」と提案。厚労・農水両省が試算に着手することになった。・・・


[2221] Re.[2219] Re:[2217] 血液経口感染とへたり牛の関係 投稿者:とき 投稿日:2005/06/22(Wed) 13:02  

 割り込みしてスミマセン。

『マウスは元気。ミンクは4カ月後に発症。ミンクだから種の壁はなさそうですね。ハムス ターは15、16カ月で発症。子牛は18、19カ月後に発症。もとは牛でしょうから。いたちは28から38カ月で発症。そこで問題:サルは9、13カ月後 に発症なんですよ。霊長類ですね。牛よりも、ハムスターよりも、いたちよりも早い。ヒトに対しては伝達の可能性は非常に高い』

 原因因子の作用部位(細胞)が、種によって、その部位の比重の差が感受性の差になって表れているような気がします。
 やはり、「大脳」部位(神経細胞)に、かなり大きく作用しているのでしょうか。

  なお、昨日の、作用物質が何らかの化学合成物質ではないかとの仮説の件、スクレーピーが200年前からあったとのこと、これは、「クールー」についても言 えますが、必ずしもその原因物質が、人工的な化学合成だけでできるわけではなく、天然界にも、擬似的な物質が存在するということで、不都合は感じません。 いわば、抗生物質に対する合成抗菌剤のようなもので、それがまた、環境ホルモン様物質の様態でもあります。

 クールー(あるいは、スク レーピー)発生地域においては、何らかの形で、天然に存在含有するものを通じて、そのような因子を結果的に摂取しているとみなすことができるのではないか と思っています。天然には、極まれにしか存在しないものを、産業的に大量生産してばら撒いてしまっているものの中に、たまたま、副次的にそのような作用を してしまうものが存在しているのではないかと思っています。

 その点でいえば、肉骨粉のような絞りかすよりは、血液や脂質のほうに凝縮さ れて含有している可能性が高いとは思います。大脳神経細胞に特異的に作用しやすい化学物質、作用機序の解明が待たれます。アルツハイマー病やヤコブ病の検 体が、これからますます増えることになるでしょうから、今よりは、研究環境はよくなるでしょう。 拝


[2219] Re:[2217] 血液経口感染とへたり牛の関係 投稿者:真名  投稿日:2005/06/22(Wed) 11:17  

まりちゃん。 少し横になりますが すいません。 血液が怪しいです。 伝達性ミンク脳症のケースで、へたり牛の死体をミンクに与えていたという話。
これは1960年代前半って、レンダリング肉骨粉は発売されていないでしょう。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17501557.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21677837.html

こちらはわざわざ肉骨粉を避けてへたり牛肉を食べさせたら、やられちゃったというお話。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17505307.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17505307.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21789760.html
それなりの熱処理を行う肉骨粉では、種の壁のあるミンクに経口感染しにくいんじゃないかな? 死体なら生の血液があります。

ついでに 私の文章ですが。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/21894731.html
▲マーシュは、病気のミンクの脳混合物をいろいろな動物に注射しました。
マウスは元気。ミンクは4カ月後に発症。ミンクだから種の壁はなさそうですね。
ハムスターは15、16カ月で発症。子牛は18、19カ月後に発症。もとは牛でしょうから。いたちは28から38カ月で発症。
そこで問題:サルは9、13カ月後に発症なんですよ。霊長類ですね。
牛よりも、ハムスターよりも、いたちよりも早い。
ヒトに対しては伝達の可能性は非常に高い、と考えるのが当たり前
なんでアメリカ人はこれを研究せずに放置したのかな?▲

ホルモンはこちらにアップしてあります。 利益追求企業に政府の政策が乗っ取られている様子がうかがえます。 1996年の英文書籍からの丸写しですのでご注意。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/17456914.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2218] プリオン専門調査会傍聴 その3 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 11:14  

真名さん、調査会の検討資料にはちゃーんとハーバードの報告書も入ってます。山本茂貴委員のリスク比較論点メモにもトピックとして出てましたよ。さて、北本哲之先生が質問(宿題)を出されておりました。ご発言要旨の抜粋ですので、議事録が出たら確認してください。
==========
>我々と国民が一番気にしてるのは、「本当の米国の汚染状況はどうなのか?彼らのサーベイランスで、それがあきらかにできるだろうか?」という点じゃないかなぁと思っています。
>わが国の検査方法を米国でやったらどうなるのか?
>逆に、米国がやっているサーベイランス体制を日本でやったら、わが国はいったい何例のBSE保有国となっただろうか?
>OIEのいっているサーベイランスによって、低リスク国だろうとされる米国とカナダ、我々日本の汚染度を把握?できるのか?
>(日本の20頭発見できた)有効なサーベイランスはこういうものである、これを主張すべきですよね。
========
なお、資料の日本語紹介の中に、今年4月末に出されたUSDAの報告がなかったように思いましたので、厚労省さんに追加をお願いしました。
米国北部に高度のBSE暴露リスク、米国農務省報告
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05050901.htm

米国で問題になっているCWD(狂鹿病)の汚染状況も検討資料に入れるということだったんですが、それもなかったかな?作る方は大変ですね。あっと、ミンク脳症のこともないです。


[2217] プリオン専門調査会傍聴 その2 &食健連の米国調査報告から 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 10:49  

資料2−3の最後の
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
「米国における飼料規制除外品目の項目別整理」という表はぜひご覧ください。
牛由来の油脂と血液・血液製品については牛使用OKで、「使用方法(加熱処理条件等)」は「特に定めていない」とあります。※血液や油脂についてはレンダリング時の回収の際、「汚染なしに回収出来るのか」という点が疑問です。

話 変わって、先日の食健連の米国BSE調査報告会で伺ったことですが、米国の出荷は20ヶ月云々どころか、メイン月齢は14〜16ヶ月、いって18ヶ月だそ うです。日本で成長ホルモン剤を使わないで育てるには二十数ヶ月〜30ヶ月、かかるであろうところを、あれだけの若齢で出荷するには成長ホルモン剤が必要 で、その成長に、飼料を追いつかせるためにはそれなりの飼料を与えなければならないだろう、とのことでした。BSEも問題だけれど、日本はなぜ成長ホルモ ンのことを指摘しないのか?と米国の消費者団体の方などが言われていたようです。

また、成長ホルモンと、BSEのプリオンの体内での増殖は影響はないのか?などという質問が報告会で出ていました。


[2216] Re:[2215] [2213] [2211] [2210] 本日のプリオン専門調査会 投稿者:真名  投稿日:2005/06/22(Wed) 10:47  

唐木英明先生によると「コンプライアンスは99%」だそうです。 この前提で進めるんじゃないですか?
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/25967703.html
唐木英明「安全の費用」を批判する 13
▲「これに対して農務省は「脳や脊髄を食用にしても、もともと(米国内では)BSEがないのだから新型ヤコブ病に感染する可能性はない」と反論した。
 すでに実施している牛の肉骨粉の給与禁止は調査した施設の99%で守られ、少数の違反施設も貴重などの手続き違反だという。」
 「畜産業者の団体ではなく、監督官庁がこんなこと言っていたのだから、こんな国の検査体制が信頼できるわけがない」と私も思いますです。「調査した施設」って?
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/23679100.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/

[2215] Re:[2213] [2211] [2210] 本日のプリオン専門調査会を傍聴して 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/22(Wed) 10:22  

傍聴行ってまいりました。耳ダンボの話題だけを少々ご報告。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html

★日米飼料比較について
気になったのは、「日本と米国では育て方が違う」と主張された委員がいたことです。当然のことではありますが、今、日本で感染源として疑われている代用乳を意識されているのか?と、ちょと思いました。

山本茂貴委員の作成した論点メモから抜粋(資料2-5 P=6)
■米・カナダの牛は若齢期までは主として母乳と牧草で飼育
■飼料(補助飼料を除く)は主として農家で配合 (略

農水省配布の資料から抜粋(資料2-2 P=52)
米・カナダの肉用牛のライフサイクル(繁殖牛を除く)
■乳用種(約一割) 
代用乳→濃厚飼料・粗飼料
■肉用種
牧草・補助飼料→濃厚飼料・粗飼料
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私はここで【補助飼料】がすごく気になったんですが。血粉や牛の油脂、鶏糞などはいつから食べさせるのか、とか。。

==============
★一時検査で疑陽性になった牛の数比較 資料2−2 P=47
上記、印象に残ったので抜粋。

米国:1次検査陽性=3頭/37.5万頭(エライザ 2004年6月〜
カナダ:1次検査陽性=8頭/5万3千頭強(エライザorプリオニクス簡易WB 2004年〜
日本:1次検査陽性=138頭/445万頭(2001年10月〜2005年3月末 

米国が少ないことが話題になりました。
============
あと、印象に残ったご発言の要旨
小泉直子委員:
>(TBSなどで報道された)諮問文章訂正などの件について、そんなことやってるより個々のデータを評価するほうがよっぽど大事
山本茂貴委員:
>食安委は米国の規制管理が100%出来ているとして評価するべき 
甲斐委員2名:
>項目ごとに細かく評価すべき、100%が無理なものもあるので+αが必要(交差汚染は起こらないはずなのに起こった) etc..

私 としては、食安委において、コンプライアンスが100%出来ているとして評価するという提案が出る時点で、食安委としての危機管理感覚が感じられず、行政 側に全て責任を押し付けているのを感じました。国民として「なんじゃそれ?」って感じです。コンプライアンスがちゃんとできてないから問題が起こったんで すよね〜。偽装隠蔽など、犯罪心理学、人間行動科学の科学的問題はどこで指摘するのでしょう。仮定ばかりで現実を見ないでどうするんだろ?

関 連して、行政側は、タイソン労組の告発やNJ競馬場のCJD集団発生、元USDA職員のカナダでの告発スキャンダルに対する食安委への回答として、「諸事 万事問題ない」という趣旨の米国大使館の声明を持ち出しておられました。食安委で、このままスルーされないことを願います。NJの件も脳検査はしておりま せんよね。


[2214] 中国で、第三の鳥インフルエンザ発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/22(Wed) 07:52  

新彊ウィグル自治区 ウルムチ(鳥魯木斉)で、128 羽のアヒルが発症し、63羽が死んだ。
1500羽を殺処分した。
OIEへの報告はこちらhttp://www.oie.int/eng/info/hebdo/AIS_65.HTM#Sec1

また、ワシントンポストやAFPなどで報じられた『中国当局は、アマンタジン(「金剛&#33018;」正式には、「金剛&#28919;&#33018;」)を飼料添加することを奨励していた。』とする報道を中国当局は否定した。
http://www.takungpao.com/news/2005-6-22/ZM-417621.htm参照
飼料添加用アマンタジンの現物写真はこちらhttp://www.chinapages.com/zjdeyer/amantadine-c.htm参照
オセルタミフルの農業用使用も、一部に、疑惑視されている。
鳥インフルエンザ対策用薬品の中国名は、このサイトhttp://www.cdc.gov/flu/protect/antiviral/chi/pdf/antiviral.pdfをご参照。

http://www.rfa.org/mandarin/xinwen/2005/06/21/qinliugan/


[2213] Re:[2211] [2210] 本日のプリオン専門調査会 投稿者:真名 投稿日:2005/06/21(Tue) 23:26  

いろいろあるんですねえ。政治的なお話も多く、私にはちょっと難しいのですが。
▼human oral ID50 での安全性の検証が不可能な現状では、輸入牛肉の生産国での cattle oral ID50 の概念での安全性を検証するほかは、すべがないことになる▼
至言ですね。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2212] Re:[2204] Re.[2200] Re:[2198] 飼料添加物 投稿者:真名 投稿日:2005/06/21(Tue) 22:54  

ときさん。 ありがとうございます。
▼BSEの原因は、人間が作り出した化学物質にあるのではないかとの疑いを拭い去ることが できませんが(私個人的に)、その本体がなんであるのか、いまだ特定がかなわないことと、そうさせないさまざまな「何か」が働いているようで、いっそう苛 立ちがつのります。あやしいと疑れば、あやしいものだらけということを示すだけですが、とりあえずここまでしか今はいえません。▼
うーん。  BSEにつながる話かどうかは私には何とも言えませんが(スクレーピーは200年以上前から確認されています)、脳に慢性毒性を有する物質が広範にばらま かれているという感じ(感じですが)は、非常にしますね。 基本的に賛成です。 脳ではなく生殖の方ですけど、最近子供に恵まれないカップルが多いのも、 気になります。 何か怪しいです。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2211] Re:[2210] 本日のプリオン専門調査会 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 22:52  

私は、4月のパブリックコメントhttp://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=268に、次の5点を書きました。
1.何を要因にして、「食品健康影響評価 」についての諮問がなされたのか?
2. 「飼料規制の実効性確保の強化」は、内外無差別と考える。
3.「リスク管理の受忍限度」のフレームワークに、食品安全委員会は、どのようなスタンスで持って、関与すべきなのか?
4.「BSE汚染国」からの輸入牛肉の飼料管理についての危惧
5.OIE基準と国内基準・自由貿易域内共通基準との乖離について

今回の図らずものアメリカのBSE疑惑牛の発生によって、危惧と懸念が現実のものとなり、食品安全委員会の良識ある委員の皆様も、同様の危惧と懸念を共有しつつつあるものと思われます。
農林水産省さんや厚生労働省さんには、はなはだ申し訳ないが、食品安全委員会さんとしては、いったん諮問をつき返されたほうがよろしいでしょう。

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161


[2210] 本日のプリオン専門調査会 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/21(Tue) 22:42  

まずはTBSの報道から。。

牛肉輸入、安全食品委が再諮問求める
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news1211824.html
  政府の 食品安全委員会がBSE問題を話し合う 専門の会議を開きましたが、アメリカ産牛肉の 輸入再開条件を巡る 諮問を出し直すよう厚生労働省などに 求める極めて異例の 事態となりました。 この専門調査会は、 厚生労働省などの 諮問を受けてアメリカ産牛肉の 輸入再開条件を 話し合っていますが、会議では 複数の委員が「諮問の記述が不十分で 国民への説明責任を 果たしていない」と 批判しました。 このため、座長が諮問に至った 経緯や背景、趣旨を 詳しく書き直して 再提出するよう求める 異例の事態となりました。 背景には 一部の委員の間に「政府が 輸入再開の 露払い的な役割を 専門調査会に 押し付けようと している」という反発があるためと みられ、今後の曲折が 予想されます。(21日 20:28)



[2209] Re:[2207] 「ミルフードAスーパー」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 22:36  

真名さん。
科学飼料研究所高崎工場製の「ミルフードAスーパー」の原料は、豚血漿タンパクと牛油脂(タロー)からなるようですが、その両方について、見る必要があると思っています。
これについては、ブログ記事の「改めて、日本のBSEの原因を考える」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161
でも触れているのですが、オランダ製の動物性脂肪、、ドイツのNordmilch EGで製造されたSundkalvやRod KalvoやGron Kalvoという名の血漿蛋白・代用乳の混入などは、かなりくさいと思っていますが。
また、豚血漿を額面どおり受け取っていいものかどうか、という点も含めてですね。

参考 ミルフードAスーパーの成分(原材料・添加物)
脱 脂粉乳、濃縮ホエーたん白、血しょうたん白(豚由来)、フィッシュソリュブル吸着飼料、乾燥ホエー、カゼイン、動物性油脂、ぶどう糖、植物性ガム物質、フ ラクトオリゴ糖シロップ、食塩、トヨイ菌、飼料用酵母、発酵乳粉末、卵白粉末、コーンシロップ、ケイ酸、酸化アルミウム

http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=161


[2208] Re:[2206] 出雲市における農薬空中散布 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 22:18  

倉塚さん。
この前は、毎日新聞での掲載記事拝見しました。
ところで、このスミチオンは、おそらく、松くい虫防除のために散布されているのではないかと思われます。
これについては、平成15年9月16日に農林水産省 消費・安全局長通達 15農安第1714号 「住宅地等における農薬使用について」http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20030916press_2b.htm
の中において、
「病害虫の発生状況を踏まえやむを得ず農薬を使用する場合(森林病害虫等防除法(昭和25年法律第53号)に基づき周辺の被害状況から見て松くい虫等の防除のための予防散布を行わざるを得ない場合を含む。)」
として、五項目にわたる注意事項がありますね。
倉塚さんのお話によりますと、当局は、これらの注意事項を遵守していないということになりますね。
こちらのサイトhttp://www.geocities.jp/pacesnet/ntoy.htmlもご参照

http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20030916press_2b.htm


[2207] 代用乳、中西氏の設例について 投稿者:真名 投稿日:2005/06/21(Tue) 22:07  

笹山さん。 
どうもしつこいのにおつきあい頂き、ありがとうございます。

▼「ミルフードAスーパー」給与は、19例目も20例目も、でしたね。▼
さすがです。 これほどの一致が見られますと、このスターターが疑われるのは、致し方ありませんね。
ところで「豚の血漿タンパク」だと書いてあるのですが・・・・・ここから子牛にプリオン病が感染するのでしょうか? 非常に興味をそそられます。

以前の著書では、BSEのヒト−ヒト感染については触れていなかったように思うのですが、今回、まりちゃんご紹介の文章では、中澤先生への回答という形で、これに触れていました。
ウシ−ヒト感染は食中毒(大当たり!)みたいな扱いだったので今回は少し期待しました。
それで読んでみたのですが、設例としてでてきたのが水道水中の原虫でしたので、コケました。
このような不適切な設例を選んでいることで、ヒト−ヒト感染のリスク(ハザード?)を過小評価したいとう作為が見えます。従って、中西さんにこの件で質問する必要は感じません。

水道水中の原虫モデルは、以下の点でBSEと異質と思われるので、設例として不適切です。
○ 病原体が明確である。
○ 一次感染経路が明確である。
○ 感染に必要な曝露量がある程度明確である。
○ 体内での増殖機構が明確である。
○ 症状が明確である。
○ 病原体および感染経路と症状との関係が特定的である。
○ 病原体にBSEのような高度の耐久性がない。
○ 発症時に治療が可能である。
○ 二次感染経路が明確である。従って感染経路における対処が可能である。
○ 以前にヒト集団において感染爆発と収束の事例があり、データもある。
○ 病原体が、一次感染時に種の壁がない。
○ 病原体が一次感染、二次感染後に変異しない。
○ 病原体の継代感染時に感染率、発症確率、症状が変異しない。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2206] 出雲市における農薬空中散布 投稿者:倉塚 投稿日:2005/06/21(Tue) 20:21  

笹山さん、お久しぶりです。最近は、新しい情報をここで見させていただくだけでしたが、農薬が話題になっておりましたので、思わず書き込ませていただきました。

私の住んでいる島根県出雲市では、毎年、この時期、市内の
森 林や公園に農薬の空中散布をしています。今年も2000ヘクタールにスミパインMC(いわゆるスミチオン)を散布しました。数年前、私たち市民団体が健康 調査の実施を要望したところ市は仕方なく1部の地域で実施しましたが(世帯に1枚それも記名式!)4人の方が健康被害にあっておられることがわかりまし た。私たち市民団体調べによるともっと多くの方が被害にあっておられることがわかっています。残りの地域も調べるように再三要望しましたが、実現していま せん。
ごく微量の農薬などの化学物質でも重い症状がでることが最近わかってきており、そのことを西尾出雲市長に何回も
訴えますが、聞いていただくことができません。
昨 年は、アトピーがひどくなる小学生が、ここにはすめないということで父親と別れて市外に転校することも起こっています。そのお子さんは、人のからだや自然 環境をまもるために空散を中止して欲しいと手紙を書いてくれたので教育長に届け(返事なし)、市長の前で読み上げました。
また、毎年散布の前日か ら市外に非難しておられる方もいます。その方に先日、今年は、いかがでしたか、と聞いたところ2日目にどうしても自宅に帰る用事があったので帰宅したが、 車から玄関までの間に皮膚がぴりぴりして舌もおかしくなった、もう少しいたら、目の痛みも出てきたと思うと話されました。私たちは、何も知らない子どもた ちを非常に心配しています。教育委員会などには、各学校に十分配慮していただくように具体的にお願いしていますが、限界があります。これについて、議会で も、なぜか踏み込んだ議論もなく
毎年、続けられています。林野庁は農薬空散で松や山の自然が守れると本気で思っているのでしょうか。


[2205] 離島でなくなった歯科医師に労災適用の申請 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 20:04  

これまで、三宅島や小笠原島で、島民のために尽くし、昨年5月に急死(享年51歳)した、副島敏彦さんを『過労死」だとして、副島さんの遺族が21日、東京労働局に労災を申請したという。
このサイトhttp://www9.ocn.ne.jp/~miyosi-k/huhou.htmlによれば、副島さんは、2004年5月3日に、直前まで小笠原の釣りを楽しんでいて、30?s級を筆頭に3本のスジアラを仕留めたあとに、夕刻に突然不調を訴え、翌朝、平成16年5月4日早朝、診察に訪れた医師を出迎えた玄関先で倒れたとのことだ。

噴火で全島非難となった三宅島から、ご本人のたっての希望で、小笠原島に赴任先を帰られたとのことだ。
「ドクターコトー」ではないが、離島には、このようなお医者さんが、島民の健康を一身に支えている例が、多く見られる。
たとえば、竹富島診療所の指田勢郎さん(71)は、島に誰も医者がいないということで、西東京市から志願して、竹富島に渡った外科医である。
http://www.dab.hi-ho.ne.jp/maggie/hajikko2-8.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/kikaku/012/1.htm参照
このような現代版赤ひげに労災適用は当然のことである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050621-00000312-yom-soci


[2204] Re.[2200] Re:[2198] 飼料添加物 投稿者:とき 投稿日:2005/06/21(Tue) 19:22  

 「慢性毒性」、たとえば、有機リン系あるいは有機水銀などによって惹き起こされる疾病の発病発症機序は、もう解明されてましたっけ。(ほとんど手付かずのような。)
  バイオアッセイによる、似た症状の比較類推という方法をとることが常道で、純粋に毒物薬理学的(または、それとリンクして細胞生理学的な)観点から、何か の「物質」がどういう作用をして病気になるのか、その病理病態を、分子レベルでの薬理学的解明は、ほとんどなされていないと思っています(水俣病の学術的 病理病態解明はあるのかもしれませんが)。いまだに、あくまでも経験的観察に基づいていると思います。
 たとえば、いま、動物があきらかに何らかの化学物質に暴露し、ある病気になっていたとしても、その因果関係を物質レベルで証明できるようにはなっていないないようなものです。
 そのような中で、指定されている飼料添加物
http://www.ffis.go.jp/sub8/sub3.htm
が、いつまでも永遠に安全であるともいえないし、製造過程でミスのあるものが流通添加されてないともいえません。ヒトの場合に比べ、リコールはまずありません。
  この中の、あるいは、これに類似して誤って添加された物質、あるいは生物濃縮したダイオキシン類(原料由来の)など、なにか蓄積累積した形で摂取され、環 境ホルモン様のふるまいをして、細胞生理に乱れを生じさせ、結果的に、神経細胞そのものの傷害や、伝達物質系に攪乱をおこすとしても、いまの学術研究の分 野では正直、まだまだ未知の領域です。
 
 本来、植物食の動物に、産業的効率の要請から、生物史からみて本来食べていなかったものを与え るようになっています。しかも産業的共食いまで奨励するようになりました。牧草だけで充分育つものに、わざわざ、飼料用の穀物や魚粉を大量に消費すること にもなりました。ダイオキシン類などに限ってみても、食物連鎖をめぐりめぐって、最終的には、家畜からヒトに至ります。(レンダリングはさらに拍車をかけ ている。)

 レイチェル・カーソン
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0593.html
の「沈黙の春」というのは、単純な農薬告発ではないと思っています。それは、人間がやったことのオトシマエは、最後、かならずや人間の体(生命)で償うことになるということを示し、それとともに、「自然」が挙げた苦しみの声を聞いて「暗黙知」
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1042.html
が発した、やむにやまれぬ叫びのように思えてなりません。

  いろいろ、横道にそれましたが、BSEの原因は、人間が作り出した化学物質にあるのではないかとの疑いを拭い去ることができませんが(私個人的に)、その 本体がなんであるのか、いまだ特定がかなわないことと、そうさせないさまざまな「何か」が働いているようで、いっそう苛立ちがつのります。あやしいと疑れ ば、あやしいものだらけということを示すだけですが、とりあえずここまでしか今はいえません。
 薬理学と細胞生理学の、人為的に作り出した化学物質の生物体(細胞)への作用について、いっそうの発展充実を願うばかりです。 拝

  なお、中国の野鳥(渡り鳥)の大量死も、かつて使われていた古いタイプの急性毒性のある農薬や、それによって水質汚染された場所(湖、沼、河川)の水を飲 んだことによって死んだのかもしれないという推測もできます。(どうも死に方、弱り方が、羽数から言って、感染症よりもドギツイようで、そちらの可能性も アリかなと。)


[2203] Re:[2190] [2189] [2188] [2187] [2186] [2183] [2182] [2180] [2179] [2174]それは違うお話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 19:03  

真名さん。
まあ。このご質問に、答えられないことはないのですが、また、やや、禅問答になってもと、おもいますので。
中西さんにご質問くださった方が、よろしいかと。---
ただ、種の壁のなかでの感染と、種の壁を飛び超えた感染とは、ちょっと、分けたほうが。という軽い気持ちです。
反論はもう出来ませんので、ここらでよろしく。

なお、「ミルフードAスーパー」給与は、19例目も20例目も、でしたね。
予想的中でした。
これで、これまでのBSEで、「ミルフードAスーパー」が給与されていたのは、1.2.3.4.6.7.11.14.15.16.17.19.20例となりました。
飼料給与されていないとされる、5.8.9.10.12.13.18例についても、育成地が転々としているものも、なかに、ありますので、このうちにも、いくつか該当するものがあるかも知れませんね。


[2202] Re:[2201] ハザード評価 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 18:48  

虹屋さん。 うん。 そのへんは議論の問題ですよね。 誰だって何もかも分かっているわけではないでしょ? 私の主観としては、プリオ ン病を食中毒やら原虫やらと同一視して取り扱う中西説やハーバードリスク評価が妥当とは考えられず、虹屋のおっしゃることに賛成いたしますが、一応、「一 次感染の発症リスクについてボトムラインを示した試算」であるともいえないことはないと思います。
私が気になったのは、あくまでも▲リスク専門家が、英国でヒト−ヒト感染がないと留保なしに一般向けに断言している▲ことです。 世間の人は、立派な肩書のある人を信用しますでしょ? だから見逃せないんです。 キーポイントとなるようなお話なんですから。
虹屋さんに説明の必要はありませんが、読者向けということで。 血液の重要性
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22144535.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24115685.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24241557.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22602534.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22610905.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/22802805.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24268793.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24286561.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24296681.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19047189.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19081870.html http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19230589.html 

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2201] ハザード評価 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/21(Tue) 18:25  

真名さん。
中西さんは、例のハーバードの評価を認めているから、真名さんよは全く別の立場ですからね。

BSE は@人がどれくらいの量のプリオンを摂取すると感染すりのか全くわからないA輸血で拡大する可能性が非常に高いことB人為的に伝達・拡大するから逆に人為 的に押さえ込める。カビ毒のアフラトキシンのように、その発生を人為的にゼロにできない問題ではないから、ゼロリスク=牛肉のゼロハザードを目標に掲げる のは、不可能ではないですし。
 だから中西流のリスク評価ではなく、ハザード評価が適切な問題になってしまったと思っています。

  リスク論で議論を進めると、「米国牛を100年間食べ続けて、vCJDの発症が1人以下を目標にした」リスク管理で、飼料規制、BSE検査などの手段を組 み合わせて目標リスクを現在達成しているとすると、高感度検出法の採用などで、よりリスクを減らす必要がないということになりませんかね。

 WHO 勧告のBSE牛の全ての部位を、人間の食品、動物の飼料から排除するは、正にハザード評価です。中西さんが、目の敵にしているハザード評価そのものです。 この勧告を是とするなら、飼料規制、BSE検査などの評価に「米国牛を100年間食べ続けて、vCJDの発症が1人以下を目標」といったリスク評価を持ち 込むこと自体が誤っていると思います。

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/


[2200] Re:[2198] 飼料添加物 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 17:41  

ときさん。 ありがとうございます。 飼料添加物一覧表とかを拝見ましたが、この中で、慢性神経毒性、特にBSEを引き起こすような物質って考えられるんでしょうか? エトキシキンも塩素のないエチルオキシ基置換芳香族で塩素系芳香族ではありませんし。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2199] 独立行政法人 肥飼料検査所 投稿者:とき 投稿日:2005/06/21(Tue) 17:12  

独立行政法人 肥飼料検査所
http://www.ffis.go.jp/index.shtml
飼料関連ページ
http://www.ffis.go.jp/index.shtml

ご紹介まで。



[2198] 飼料添加物 投稿者:とき 投稿日:2005/06/21(Tue) 17:04  

福島県肥飼料検査所
http://www.pref.fukushima.jp/norin/hisiken/hisiken.html
飼料・飼料添加物とは
http://www.pref.fukushima.jp/norin/hisiken/siryou.html

《4 飼料添加物
飼料の品質低下防止(防かび剤、抗酸化剤等)、栄養成分その他の有効成分の補給(ビタミン、ミネラル、アミノ酸等)、栄養成分の有効利用促進(抗生物質、抗菌剤等)のために飼料に添加、混和等して用いるもので、150を超える種類が指定されています。》

飼料添加物一覧
http://www.ffis.go.jp/sub8/sub3.htm

とか。


[2197] Re:[2196] 事実認定と議論の問題 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 16:53  

虹屋さん。 どうもでした。 中西さんの議論に特に興味ないです(笑)。
▲どのくらいのプリオン量なら受容できるかを考えてみよう。米国牛を100年間食べ続けて、vCJDの発症が1人以下を目標にした場合、米国からのプリオン量が年間10頭当量程度ならいいということになる。▲
この計算の基礎となる仮定は明確で、その根本はvCJDの発症数統計でしょう。 一つの試算ではあると思います(この種の試算の妥当性については、ブログに書いてありますのでそちらを)。
リスク専門家が、英国でヒト−ヒト感染がないと留保なしに一般向けに断言しているのは別の問題です。 世間の人は肩書で信ずるではないですか?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2196] どんな評価方法があるのだろうか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/21(Tue) 16:43  

中西準子さんのリスク論よりも、米国の牛肉の安全性を評価する方法を、どうひねくりだすのか?そちらの方がよりエキサイトしませんか。

中西 雑感263-2004.6.15
「どのくらいのプリオン量なら受容できるかを考えてみよう。米国牛を100年間食べ続けて、vCJDの発症が1人以下を目標にした場合、米国からのプリオン量が年間10頭当量程度ならいいということになる。」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak261_265.html#zakkan263


米国産牛肉 安全性の評価方法審議/きょうプリオン専門調査会
[2005年06月21日付] 日本農業新聞
食品安全委員会のプリオン専門調査会は21日、BSE発生で止まっている米国産牛肉などの輸入再開に必要な安全性の評価を行う。今回は評価方法を決め、実質審議は次回からになる見込みだ。
 
諮問は、脳などの特定部位を除去した生後20カ月齢以下の牛肉の安全性が日本と同等かどうか。昨年10月の日米協議で合意した輸入再開条件を満たす牛肉に絞った。
 
しかし、前回の会合では複数の専門委員から、米国全体のBSE対策の効果を検証する必要性が提起された。このため、評価方法では、米国全体の牛肉の安全性を評価した上で、対象を絞り込んだ諮問部分を審議するという2段階の評価が採用される見通しだ。
 
データが不足する米国の評価には制約がある。ある専門委員は「輸入牛肉の安全性が日本と同等かどうか問われれば、同等といえないか、評価不能になる可能性が高い」と指摘する。同等性を問う諮問に、どう答えるのかも焦点となりそうだ。

雑感263-2004.6.15

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/


[2195] Re:[2194] Re.2193] Re:[2192] おやおや 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 15:34  

例えばどういう飼料添加物があるんでしょうか? 私はこのへん詳しくないので。

「ミルフードAスーパー」の血漿蛋白は、「豚由来で規制対象外」と書いてあります。 これは私に分からないので、詳しい方に教えて頂くしかありません。これまではどうだったのかな?
「動物性油脂」もありますね。 何の脂でしょう。 牛脂なんでしょうか? 残念ながら良くわかりませんでした。 

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[2194] Re.2193] Re:[2192] おやおや 投稿者:とき 投稿日:2005/06/21(Tue) 15:28  

 これの問題はですね、投与飼料名、原料名の表記よりも、『飼料添加物』が表示されていないことです。
 かなりあやしい、人工生成物である『飼料添加物』という名の化学合成物質が添加されています。
 配合飼料とはそういうものです。飼料設計をやられてる方々は、もはや、うっすらと心当たりがあるのではないでしょうか。


[2193] Re:[2192] おやおや 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 14:26  

19頭目も、「ミルフードAスーパーを1歳以下の幼牛時に投与していますね。血漿蛋白あり。 全頭検査してよかった(笑)。 

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2192] 原因不明の死亡-ネパール 投稿者:とき 投稿日:2005/06/21(Tue) 13:38  

 活発な討議の中、わりこみいたすようで大変申し訳ございませんが、貼り付けさせておいて下さいませ。

20050618-0030 ( 2005/06/17 ) PRO>Undiagnosed deaths - Nepal: RFI
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050618%2D0030
ネパール
原 因不明の死亡-ネパール:情報提供の依頼# ネパール:原因不明の疾患流行;33名死亡。情報源:新華社通信オンライン版、6月17日。ネパール西部の異なる2地区で下痢、呼吸器感染と原因不明の疾 患により少なくとも33名が死亡したと当局が2005年6月17日明らかにした。(以下、先週Bajrua地区Badhu村で下痢のため12名が死亡した こと、その他8名が同地区Barbise, Naubise, Toli, Kailashmandauの各村で原因不明の疾患により死亡したこと、医療関係者による調査団が調査に訪れていること、一方中西部Mugu地区で1週間 以内に約13名が呼吸器疾患のため死亡したこと、周辺のSewa村やKalai村などにもこの疾患が感染拡大していることを公表する当局者のコメント、後 略。) [Moderator注:これらの流行を関連付ける証拠は無いが、情報提供を歓迎するとのコメント。]
( 重要度:C / 対象:2 )
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi

『原因不明の疾患流行;33名死亡』
『情報源:新華社通信オンライン版』

 中国側(新華社通信は国営放送。厳重な情報統制下にある。)に、何らかの心当たりがあるということのように思える(勘繰る)。


 なお、「リスク評価学」については、感染源・感染経路、病理・病態がきちんと解明されていないものに、適用することは不可能と思います。論外。それは妄想空想の域を出るものではなく、文学の世界のこじつけの話のようなものであって、科学とはいえないと思います。
 『「ファクト」を重視する』と言ったって、この「ファクト」はどう見たって、「いかがわしい」です。天然自然の感染症のごときシロモノではないですからね。「コア」が隠蔽された状態(事情)での、危機管理評価ほどいいかげんなものはないと断言いたします。
 BSE問題はその「コア」を暴かない限り、埒が明かないと思います。

農林水産省報道発表資料
http://www.maff.go.jp/www/press/press.html
6月17日 BSE患畜(19例目)に関する情報
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050617press_6.html
6月15日 食品中の汚染物質対策の17年度の行動計画について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050615press_2.html


[2191] Re:[2188] [2187] [2186] [2183] [2182] [2180] [2179] [2174]念のため 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 13:18  

中西氏の言明は、この中澤氏の質問に対する回答です。 念のため。
http://phi.med.gunma-u.ac.jp/bookreview/kankyoriskgaku.html
▲1. 感染症のリスクは,化学物質による健康障害のリスクとは大きな違いが1つある。感染症では,患者が1人発生することは,病原体を増やすソースを生み出した ことにもなるのだ。ある程度病原体が増えてしまうと常に潜伏期にある人が出てきて,根絶が不可能になってしまう。従って,新興感染症に対して,初期の対策 をしっかりやって感染環から排除して根絶してしまえる場合には,相対的に受容可能なリスクであるかどうかではなく,根絶できるような対策をとることも選択 肢としてありうる。もちろんこれは立場の違いで,どんなに新興感染症や再興感染症の対策をしても,次々に新しいものが出てくるのは所詮避けられないので, 受容可能なリスクより低くコントロールできれば十分という立場も,同等にありうる。だから,いくら国際標準として1/10万とか1/100万とかいう基準 があるからといっても,機械的にそれより低ければOKと結論することはできなくて,ここからがリスクコミュニケーションの出番になるはずである。BSE問 題についてはそこまで踏み込む必要があるのではないか。▲
これに対する回答として、水道水中の原虫の話が続きます。 水道から人への感染が一次感染です。 そこから人ヘの感染が二次感染です。この記載を受けて、
▲BSEの場合も、あのすさまじい英国の状況でも二次感染はないのだから(牛ではありえても、人についてはない)、日本で起きる筈もない>>▲
と書かれています。 水道を牛に置き換え、原虫をBSE病原体を置き換えたという文脈です。 この文脈上では、「二次感染」は人−人感染です。
笹山様がおかきになったようなことは、この文脈上のどこにもありません。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2190] Re:[2189] [2188] [2187] [2186] [2183] [2182] [2180] [2179] [2174]それは違うお話 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 13:06  

笹山様  私はあいまいなことは嫌いです(笑)のでご了承下さい。
▲中西準子さんが、「二次感染」という言葉を、この文章で、どのような定義のもとで、ここで使われたのかということなのでしょうね。
secondary infectionなのか cross-contaminated infectionなのか。▲
申し訳ありませんが、この文章は意味不明あるいは説明不足です。
このような二分法が、原文の文脈とどのように整合するのか、ご説明下さい。
a secondary infectionについて説明下さい。
b cross-contaminated infectionについて説明下さい。
c aとbとの相違点をご説明国多罪。
d 原文の「二次感染」(BSEに関する部分のみ)をaのように解釈できる理由を説明下さい。
e 原文の「二次感染」(BSEに関する部分のみ)をbのように解釈できる理由を説明下さい。
f vCJD以外の特異なヒトプリオン性疾患が、中西氏の説明とどのように関係するのか、ご説明下さい。

ここで言う「二次感染」は、人から人への感染のことです。それ以上のことは表現されていません。

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[2189] Re:[2188] [2187] [2186] [2183] [2182] [2180] [2179] [2174]それは違うお話 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 12:17  

中西準子さんが、「二次感染」という言葉を、この文章で、どのような定義のもとで、ここで使われたのかということなのでしょうね。
secondary infectionなのか cross-contaminated infectionなのか。


[2188] Re:[2187] [2186] [2183] [2182] [2180] [2179] [2174]それは違うお話 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 11:51  

笹山さま。 そのお話は、現在の問題と関係ありません。
問題を混乱させてはいけません。
それでは関係部分を全部コピー します。 文脈を見ればわかるように、「英国におけに牛−牛感染爆発、牛−人(一次)感染、人−人(二次)感染の問題を一般的に取り扱って」いる部分です (この文脈では、孤発性クロイツフェルトヤコブ病の医原性感染はとりあえずは文脈の範囲外です)。

▲感染症の二次感染によるoutbreakのリスク(ご指摘の1.)
感染症の恐ろしさは、一次感染よりは二次感染の広がりの方であるというのは、そのとおりだと思う。一人二人の個別の感染より、それが一挙に数千人、数万人に感染する第2のoutbreakは怖い。
し かし、私が扱うリスクのレベルは非常に低い、いや、かなり低く抑えることを、リスク管理の目標にしている。そういうリスクレベルで、しかも、上下水道の衛 生管理が行き届いている日本のような場所では、とりあえず、一次感染のレベルを一定に抑えることで、二次感染も防ぐことができると考えている。
で は、一次感染のレベルがどの程度なら、広範な二次感染のことを考えなくともいいと言えるかについて、ケース毎に自分で計算したことはない(確か、計算の式 はあったと思う)。ただし、水道水中の原虫による感染リスクを年間10-4以下に抑えるという目標値は、二次感染が起きないレベルだという説明を米国で聞 いた。
BSEの場合も、あのすさまじい英国の状況でも二次感染はないのだから(牛ではありえても、人についてはない)、日本で起きる筈もないし、 米国でのBSE感染牛の数の少なさを見ると、考える必要はないと思う。ただ、リスクコミュニケーションで説明が必要かというのは、少し違う議論だというの は理解している。▲

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2187] Re:[2186] [2183] [2182] [2180] [2179] [2174]医原性のvCJDヒト−ヒト感染 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 11:44  

BASE(Bovine Amyloidotic Spongiform Encephalopathy 牛アミロイド型海綿状脳症)の考え方の広い仮説の中には、このようなことも、考えられるのかも知れませんね。
しかし、仮説としては考えられるかもしれませんが、「留保なし」というわけにはいかないでしょうね。


[2186] Re:[2183] [2182] [2180] [2179] [2174]医原性のvCJDヒト−ヒト感染 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 11:37  

笹山様。、念のため追記しておくことにしました。
▲BSEの場合も、あのすさまじい英国の状況でも二次感染はないのだから(牛ではありえても、人についてはない)、日本で起きる筈もない>>▲
英国での牛−牛二次感染による感染爆発状況下においても、牛−人の感染(一次感染)はあっても、人〜人間の感染(二次感染)はない、と書かれています。 疑問の余地はありません。
▲vCJD以外のHuman BSEがあると想定されてのことなのでしょうかね?(種の壁なんてものを考えなくてもいいBSEとかですね。肉を食べなくとも、人間が感染してしまうBSEとかですね。▲
これはいったいなんでしょうか? 理解できません。 どこにそのようなことが書いてあるのでしょうか? 他の文献に書いてあるのでしょうか?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2185] Re:[2183] [2182] [2180] [2179] [2174]医原性のvCJDヒト−ヒト感染 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 11:23  

そう書いてあるんじゃないですか? 留保なしで。 

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2184] Re:[2181] [2179] [2174] 中西準子さんの今年1月時点でのBSEと公衆衛生の考え方 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 11:21  

このページは、基本的に公衆衛生政策全般についての一般論を書いていると思います。BSEというスペシフィックな問題については?ですね。 BSEを取り扱うのは科学者として危険だよ、といっておきます。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2183] Re:[2182] [2180] [2179] [2174]医原性のvCJDヒト−ヒト感染 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 11:18  

>>BSEの場合も、あのすさまじい英国の状況でも二次感染はないのだから(牛ではありえても、人についてはない)、日本で起きる筈もない>>
ですが、vCJD以外のHuman BSEがあると想定されてのことなのでしょうかね?(種の壁なんてものを考えなくてもいいBSEとかですね。肉を食べなくとも、人間が感染してしまうBSEとかですね。)
ちょっと権威ある方なので、こちらのほうの頭が錯綜してまいります。

http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/other/bse/news/feb2604vcjd.html


[2182] Re:[2180] [2179] [2174]医原性のvCJDヒト−ヒト感染 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 11:04  

中西さんはこう書いています。 「留保なし」で。 これが大事。
▲BSEの場合も、あのすさまじい英国の状況でも二次感染はないのだから(牛ではありえても、人についてはない)、日本で起きる筈もないし、米国でのBSE感染牛の数の少なさを見ると、考える必要はないと思う。▲
こういうのを取り扱うのは疲れますね(笑)。
○ まず「牛では二次感染はありえても」という文章がおかしいです。
英国のBSEも、最初の一頭(推定です)がいて、そこから感染していったことは自明です。 これって「一次感染」なんでしょうか(笑)。 感染源は知りませんが、既に「種の壁」を超えていたから物凄く簡単に広がって訳ですね。
○ 英国で人について二次感染がなかったと断言されています。 これって「事実」なんですか? 
○ 次に、「感染」と「発症」を間違えているフシがみえられますね。
○ 米国での感染牛頭数は「不明」です。 知らないのか? そもそも感染と発症は違う。 検査でわかるのはもう「発症」しているのですから。
○ 「日本で起きるはずもない」  孤発性ですが、医原性感染は多数出ていますね。 人間の感染は、種の壁を超えた後は容易と推定すべきでしょう? 

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2181] Re:[2179] [2174] 中西準子さんの今年1月時点でのBSEと公衆衛生の考え方 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/21(Tue) 11:00  

「一つの立場」にしてはその計算の前提条件がいくつか抜けていおられる気がしますが。例えば、こういうリスク計算には金銭的な問題が絡 んでくるんでしょうが、今後の医療現場でのvCJD伝播防止対策にいくらお金がかかってくるのか、そこまで計算されてないってことでしょうし、感度の高く て「安価」な検査法の技術革新についても触れておられませんし。あと、全頭検査を止めたときにかえって派生するライン区分けなどの費用も出て参りますよ ね。(ちなみにBSEが発生して一番かかった費用は業界の補償費用だったかと)


真名さんも指摘される「ヒトでの二次感染はない」のこの断言ですが、中西準子さんは、薬害ヤコブ病の重大な失策など、お忘れになっておられるような。。



[2180] Re:[2179] [2174]医原性のvCJDヒト−ヒト感染 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 10:50  

> BSEについては、「ヒトでの二次感染はない」>
ですか。
どういう意味なんでしょうね。
もっとも、輸血によるvCJDヒト−ヒト感染にのみ、世間の関心が行き過ぎていて、医原性( iatrogenic)のvCJDヒト−ヒト感染(human-to-human vCJD transmission)についての関心が薄れていることも事実のようですが。
Foodborneはともかくとして、Waterborne、Airborne、fomites contamination、Person to Personでの感染についても、まだ、未知の領域に近いですね。

http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/other/bse/news/feb2604vcjd.html


[2179] Re:[2174] 中西準子さんの今年1月時点でのBSEと公衆衛生の考え方 投稿者:真名  投稿日:2005/06/21(Tue) 10:27  

リスクと行政機関による規制との関係について書いていることは、それほどおかしくはないのでは? 一つの立場ではありますね。 BSEについては、「ヒトでの二次感染はない」と断言されています(笑)。 2005年1月の記事だからね。 本当なんですか? 
もっとも、ほんの10年前には「ヒトへの一次感染は起こらない」ということになっていました。 それを忘れてもらっては困りますね。
だ いたい、この人、バックグラウンドが化学物質系の研究者みたいですが。 BSE感染症は、2つのノーベル賞受賞者を輩出しながら、20世紀中にはついに誰 も解明できなかった難物であり、過去に研究者や官僚の予測を次々と裏切ってきた代物です。 リスク専門家は手を出さない方が安全です(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2178] [1028]で書いた17年度OIEコード改正専門家会議の議事録があがってました。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/21(Tue) 10:05  

http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/h170408gijiroku.pdf
注 目すべき点はたくさんあるのですが、生きた牛の末梢神経からプリオンの報告は以下のくだりからです。現実に「飼料管理が怪しかった」英国では「20ヶ月で の発症牛」がいるわけで、こうした事実を無視した国の対応はいかがなものかと思いますね。米国には飼料管理をキッチリしていただかねば。
===============

○ 品川委員もう一度確認ですが、山内先生が言われたとおり、日本の中では筋肉中にある神経からプリオンタンパク異常型のものが検出されているわけですね。そ れも複数例から検出されているということ。それでこのことは食品安全委員会の方にも報告してある、すべて報告してあるわけですが、一切表立った形で取り上 げられたことはないのですが、こういう問題、要するに骨つきではない肉は一切何でもないとかといっても、骨つきでない、骨を除いたところの神経にあるわけ ですから、これをどうするかという問題。これは一体もう実際、そういうものを検出した側としては、行政の方に投げかけているわけですから、これをどうされ るかということが1 つあります。特にO I Eの方のところへ行かれても、ここのことは何かしていただかなければ困るなという気があります。

○ 山河委員 品川先生の追加になりますが、品川先生のグループが見つけられたのは、あくまでも死亡牛ということで報告されていたと思うのですけれども、私た ちの場合には、二次検査陽性牛の場合には、正常にと殺された牛の神経にも異常プリオンが見つかっているわけです。B SE を30か月までは検査しないということになると、陽性牛がいた場合、その可能性のある牛のすべてが市場に回るわけですね。たとえ3 0 か月齢以上でS R M が除去されたとしても、末梢神経に残る感染性は統計的には非常に少ないかもしれませんけれども、汚染されていた場合には食べることになります。その点につ いて、当局というか、農水省、あるいは厚生労働省の見解というのがどういうふうに対応するつもりなのかというのを私の方から伺いたいと思います。

○ 北本委員ちょっとせっかくですから、お聞きしますけれど、B S E の発病というか、異常なプリオンタンパクが脳に蔓延しているもので、末消神経で出てくる、検出できるというのは何も不思議な話ではないと思うのです。当然 そうだろうという気もしますし、私が聞きたいのは、何か月の症例で先生方が検出したのか。何か月の症例は、今は23と21があるわけですね。その症例では 検出したのかどうか。何か月の症例で検出して、検出できなかった症例はないのかというデータをちょっと教えてほしいのですが。

以下やりとりが続きますのと、その他重要な問題提起がいくつもございますので直接、議事録をどうぞ。
[2177] Re:[2176] 過去ログについて 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 09:23  

抜けている番は、いずれも、いたずら書き込みです。
このところ、かなり多くて、虫退治に大童です。
また、400以上は、自動消滅ですが、下記の過去ログに保存されています。
過去ログは、下記のサイトでどうぞ。
http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htm

http://www.sasayama.or.jp/kakolog/kakolog6.htm


[2176] 過去ログについて 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/21(Tue) 09:14  

笹山さん、掲示板の過去ログ↑ですが、抜けている番が少なくないようです。?


[2175] Re:[2173] WHOは、今週、中国・青海入り 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/21(Tue) 08:45  

>WHOだが、今週、中国政府関係者と、青海入りをするとのことである。

SARSの時には、調査員が調べている間、患者を車に乗せて市内をさまよわせている、なんていう報道があったような記憶が。。(^^; 隠せば隠すほど大変な事態になりますから、今しっかり対策いただきたいです。


[2174] 中西準子さんの今年1月時点でのBSEと公衆衛生の考え方 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/21(Tue) 08:33  

雑感288-2005.1.18「中澤港さんのご指摘に答える」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak286_290.html
うーん、リスク学がご専門の中西準子さんが、情報不足でリスクを語ることでの、世間一般への影響の大きさを思いますね。血液製剤などは昨年から問題になり数千人規模の対策通知問題があったわけですが。


[2173] WHOは、今週、中国・青海入り 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 08:02  

かねてから中国入りを予定していたWHOだが、今週、中国政府関係者と、青海入りをするとのことである。
http://www.kansas.com/mld/kansas/news/11941610.htm参照

http://www.kansas.com/mld/kansas/news/11941610.htm


[2172] Re:[2171] 日本のODAと、テンパーセント・マダム 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 07:47  

木枯らし紋次郎さんも、在野でご活躍ですね。
テンパーセント・マダムですか。
となると、日本には、スリーパーセント・ジェントルマンというわけですね。
「公共事業チェック議員の会」というのには、私や今の広島市長の秋葉さんも参加していましたが、一つの視察が終わると、深夜に無言電話が必ずあるというのには、参りましたね。
なんか、深い闇をみたおもいでした。



[2171] 日本のODAと、テンパーセント・マダム 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/21(Tue) 07:25  

http://monjiro.weblogs.jp/diary/2005/06/post_9120.html
木枯らし紋次郎さんのサイトですが、日本のODAがこんなに一部の連中に食い物にされているとは知りませんでした。
お金を預ける人を間違っているんですね。でも、そのお金を託している人も、大手、立派、と一般的にいわれる会社の連中なんでしょうね。

危険だという認識が出ていた時代に肉骨粉を輸入してたのも商社が関わっていたわけだし、薬害などで問題になったのも「学長」「専門家」といわれる学者達だったわけだし、ほかにも「ご立派」な仕事をなさる方が少なくないようで、呆れてしまいます。


[2170] Re:[2169] [2168] 飼料用のアミノ酸を味の素が増産するとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/21(Tue) 07:11  

笹山さん、いつも情報をありがとうございます。
人工的なものを食べてない、と思いながら、実はそういった畜産品の飼料などを通して摂取しているということで、BSEのプリオンなんかがいい例ですが、消費者がそういう細かい点にまで注意を向けなければならない時代になってきた、というのにタメイキです。面倒な(^^;

トリプトファンなんかでは、過去にサプリ事件ありましたし、遺伝子組み換え細菌なども出てきているようでは、やっぱりチェックが必要なんでしょうね。

お。。また、「中国での生産内容の公開が必要」ですか。。鳥インフルエンザ対策の抗ウイルス薬添加飼料の問題だけじゃありませんね。中国、心配です。


[2169] Re:[2168] 飼料用のアミノ酸を味の素が増産するとか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/21(Tue) 06:58  

このサイトhttp://www.ajinomoto.com/ar/i_r/pdf/fact/feeduse_amino.pdfに詳しく出ていますが、原料関係については、あまり記載されていませんね。
また、昭和電工による健康食品トリプトファン公害(1988年-1989)(発酵に使う細菌に遺伝子組み換え原料を使っていた。)http://www.bioethics.jp/naox_trypto-j.html以来途絶えていた人間へのトリプトファン使用を再開する動きもありますが、これについては、協和発酵のEnnio Squara氏がこのサイトhttp://www.nutraingredients.com/news/news-ng.asp?id=59429-uk-s-cautiousで述べているように、それらの使い方についての注意や、中国での生産内容の公開が必要だとしていますね。


[2168] 飼料用のアミノ酸を味の素が増産するとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/20(Mon) 22:43  

味の素、世界でアミノ酸増産・150億円投資へ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050620AT1D2006020062005.html
原料は何なんでしょう


[2167] FAOが中国に対してアマンタジンの使用情報の明確化を要請 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 21:07  

FAOは、中国に対して、アマンタジン(抗流感藥物)をいつから、どの程度、家畜の飼料につかっているかなどについての情報を明らかにするように要請した。
FAOとしては、アマンタジンを家畜などに使うことは、人間にとって、H5N1のパンデミックを防ぎ得ない、困難な状況をもたらすとしている。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/06/20/AR2005062000699.html
http://www.legendgames.net/showstory.asp?page=blognews/stories/HM0000041.txtも、参照

http://www.forbes.com/markets/feeds/afx/2005/06/20/afx2100541.html


[2166] ヴェトナムでさらに二人のH5N1感染者発生 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 21:01  

北ヴェトナムから来た二人で、ハノイの病院に入院している。
これで、この二週間でのヴェトナムでのH5N1感染者数は、13人に達した。

http://www.aberdeennews.com/mld/aberdeennews/news/11939322.htm


[2165] 米消費拡大のための斬新な取組を募集します! 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/20(Mon) 20:31  

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050620press_2.html
なんか面白そうな募集を農水省がかけてますのでご紹介まで。
中国の違法GMO米でなく、規制のない精米改良剤が入ってないお米を食べたいなぁと思う今日この頃です。(^^;


[2164] Re:[2162] [2152] clayton.state.govって、なんじゃ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 19:27  

Chaosさん。
ブッシュさんのとこでなくて、ライスさんのとこでしたが。
まあ、遠いところ、ありがたいことで。感謝感謝。


[2163] 対外的には、すでに小泉総理は、レームダックに陥っているのでは? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 19:27  

なんとも、ぎごちない、日韓首脳会談跡の記者会見だったが、なかで、韓国の盧武鉉大統領が「公式文書では、追悼施設の問題について、小 泉総理は日本国内の世論などを配慮し、建設を検討していくと書いてあるが、私としては、建設を約束したと、文言を直す。」とした後、「約束が出来るかどう かは、わからない。」とわざわざ付け足したのが、印象的だった。
つまり、来年9月までの任期に迫った小泉総理に約束させても、といわんばかりの見透かしたような言い方であったのだが。
すでに、対外的には、小泉総理は、レームダックに陥っているのでは?

このサイト「Escaping the Lame-Duck Trap」http://www.scoop.co.nz/stories/HL0506/S00102.htmは、ブッシュさんがレームタックに陥らないためには、との小論だ。
ともに拳拳服膺というとこでしょうかね。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/20/20050620000055.htmlも、参照

参考
時事通信の伝える記者会見の模様
追悼施設、「約束」と脱線発言=日本への不満が背景か−韓国大統領

  【ソウル20日時事】「日本の世論など諸般の事情を考慮し、検討していくと(小泉純一郎首相は)約束した」−。韓国の盧武鉉大統領は20日、小泉首相との 会談後の共同記者会見でこう語った。靖国神社参拝問題で、韓国側が求める新たな戦没者追悼施設への首相の対応に関する言及だが、会談では厳密に「約束」が 交わされたわけではない。日本への不満がにじみ出た「脱線発言」だったようだ。
 盧大統領はこの発言の直後に「訂正しなければいけない」と切り出した。その上で、事務レベルの事前調整で「検討する」とすることで合意していたにもかかわらず、「検討していくと約束した」と付け加えたことを自ら釈明した。 
(時事通信) - 6月20日23時1分更新


[2162] Re:[2152] clayton.state.govって、なんじゃ? 投稿者:Chaos 投稿日:2005/06/20(Mon) 19:15  

笹山様

Chaosです。

IPの持ち主は、国務省さんみたいですよ 
CIAとかDIAとかUSADとかNSAかと期待したんですが (^_^)



[2161] Re:[2159] [2157] 在アメリカ日本大使館のShin Yokoyama氏が、また、勝手な憶測を話している。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 18:43  

http://www.leadershipdirectories.com/forInfo/Shin_Yokoyama_Japan.html
で、出てきますが、肩書きは、英語では、 the agriculture counselor at Japan's embassyということのようですね。


[2160] Re:[2158] ポテトチップスに発がん性の警告表示を要求=米消費者団体 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 18:40  

まりちゃんさん。
この問題のもともとの発端は、2002年4月のスゥエーデンのウプサラのNational Food Administrationの発表
http://www.mindfully.org/Food/Acrylamide-Heat-Processed-Foods26apr02.htm
によるもののようですね。
これによると、スターチ(澱粉)成分がたくさんある食品を高熱で加工すると、そのときに、発癌物質であるアクリルアミド acrylamide が大量に生成されるということです。
このスゥエーデンの研究は、食品中のアクリルアミドを迅速に分析できるLC/MS/MS-methodという方法を開発したことで可能となったもののようです。
スゥエーデンは、この研究の結果を European Commissionに伝え、この問題についての世界的なつながりの中での更なる研究を提言したというわけです。
この発表から遅れること、約半年、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会で、この年の10月31日に、日本国内で流通している食品に発がんのおそれがある物質「アクリルアミド」が含まれるとの調査結果が発表されたというわけです。
日本の食品安全委員会としては、2004年12月20日に、農林水産省が行った加工食品中のアクリルアミドの含有状況の調査の結果が発表されましたが、このサイトhttp://www.fsc.go.jp/sonota/acrylamide-food160930.pdfで見る限り調査中ということのようですね。

http://news.ft.com/cms/s/74a12946-e127-11d9-a3fb-00000e2511c8.html


[2159] Re:[2157] 在アメリカ日本大使館のShin Yokoyama氏が、また、勝手な憶測を話している。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/20(Mon) 18:30  

agriculture shin yokoyama で検索しても全然HITしないんですが、「農業関係のエキスパート、カウンセラー」なんですよね? 論文とかあるのかな?検索の仕方が悪いのかしら。

BSE問題においては、横山隆先生ならいざしらず、Shin Yokoyamaさんという方のお名前は伺ったことございませんので、日本語の漢字が知りたいところですね。農業カウンセラーということは農水省関係?


[2158] ポテトチップスに発がん性の警告表示を要求=米消費者団体 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/20(Mon) 16:05  

http://www.jc-press.com/kaigai/200506/062001.htm
などというニュースがありました。しかし低温の加圧状態?で揚げればアクリル網戸が発生しにくいという朗報も、食品安全情報あたりで見たような。ポテチやさんにがんばって頂きたく思います。



[2157] 在アメリカ日本大使館のShin Yokoyama氏が、また、勝手な憶測を話している。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 15:59  

このShin Yokoyamaさんという方、肩書きは、ワシントンの在アメリカ日本大使館の農業カウンセラーというものなのだが、以前にも、ダウジョーンズ紙に勝手な ことをしゃべっていた(「日本の検査月齢規定は、法律条項でないので、簡単に変えられる。」と、昨年ダウジョーンズに語ったことがある。http://foodhaccp.com/msgboard.mv?parm_func=showmsg+parm_msgnum =1018239参照)ようだが、今度も、フィナンシャルタイムズ紙やニューヨークタイムズ紙に対して、「日本は、今回のアメリカのBSE疑惑牛発生に関 しては、気にしていない。なぜなら、今回の牛は、高齢で、食ルートに入っていないからだ。」「高齢であれば、その牛がアメリカ生まれでも、アメリカ育ちで も、かまわない。」といい、記者から、「でも、検査の結果が陽性だったら、日本は、気にかけるのではないのか?」ときかれると、「私は、そうは思わな い。」と述べたというのだが。
アメリカの日本大使館には、この前に話題にしたデンバーの某氏以外にも、このようなやからが、いるのですね。
このサイトhttp://nytimes.com/2005/06/15/national/15madcow.html
http://www.mindfully.org/Farm/2005/USDA-Track-Cattle6may05.htm
http://www.iht.com/bin/print_ipub.php?file=/articles/2005/06/15/news/beef.phpも参照

http://news.ft.com/cms/s/74a12946-e127-11d9-a3fb-00000e2511c8.html


[2155] <カード情報流出>日本でも不正利用判明 さらに被害拡大か 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/20(Mon) 15:52  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050620-00000045-mai-soci
UFJ カードは20日、マスターカードと提携して国内で発行したカードの一部が不正利用されたことを明らかにした。同問題で国内発行カードの不正利用が明らかに なったのは初めて。また、UCカードも2600人分、セントラルファイナンスでも最大2500人分、DCカードでも二千数百件の情報が流出した可能性があ るという。(略)また、マスターから「情報流出の可能性がある」として、イオンカードに最大1000人分、OMCカードに約500人分の情報提供があった ほか、トヨタファイナンス、日本信販など国内カード会社各社に同様の連絡があった(略)
ビザ・インターナショナル東京事務所によると、ビザも同問題で2400万人分流出の可能性があるという。うち9割が米国発行分とみられるというが、日本国内分がどの程度になるか調査(略)



[2153] わーい? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/20(Mon) 15:47  

笹山さん、すごいところからアクセスもらってますねー。笹山さんほどの情報収集力だったらCIAとかから、引き抜き?がきてもいいよう に思いますが(^^; 日本も国家危機管理の情報収集担当あたりからアクセスや引き抜きがきてもいいように思えますのに(^^ しかしもしかしたら私の判 り辛いスラング交じりの日本語による駄情報まで、翻訳されているのかと思うとお気の毒のような。。。


[2152] clayton.state.govって、なんじゃ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 15:26  

この数ヶ月、clayton.state.gov というところから、この掲示板にアクセスがあるのだが、どうも、これは、アメリカ連邦政府からのウォッチサイトからのようだ。
このサイトhttp://www.hackthissite.org/userfiles/whooka/govfun.txtには、アメリカ連邦政府からのウォッチサイトとして、clayton.state.gov以外にも、いくつかのURLをあげている。
軍関係もCIA関係もあるらしい。
まあ、光栄のような、気持ちの悪いような、というところだが。
皆さんも、心あたりがありましたら、一度たしかめられたらいかが?
早い話、この掲示板が、アメリカ連邦政府からマークされているってところだが、逆に考えれば、日本の掲示板としては、ありがたい話ですね。
日本からでも、電気屋さんを装ったり、情報コンサルティングを装ったりしているBSE関係情報収集屋さんもあるようだ。
政府のIT予算が大幅に削られるというので、お得意さんに忠勤をはげんでいるんだろうか?

http://www.hackthissite.org/userfiles/whooka/govfun.txt


[2151] 先の肺病は、劣悪な労働環境が原因の災害? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/20(Mon) 14:02  

中国で発生した大規模珪肺病中毒事件の背景【大紀元日本6月20日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d43892.html

 病名診断も結構いい加減なものかもしれないため、あちらからの公式報道とはいえども、何らかの病原体による感染症でないものも相当あるように思います。日本の基準で見れば、明らかな労災事案が多数あるのでしょう。

  炭鉱、墓石、宝石、紡績・縫製、その他。そのような低コスト生産のしわ寄せが、その劣悪な労働環境にでるのでしょう。日本もその多大な「恩恵」を享受して います。それを野放しにする「国家」が、マトモだとは、当然思うことができませんが、それはそれ、郷に入りては郷に従えということで、あちらの「国家」統 治体の「国民」に対する義務と責任の範疇。「日本」あるいは「日本人」が、ああしろこうしろとは言えない、関われない領域です。あちらへ商売しにいく日本 の企業も、そのような背景ゆえの低コストなのだから、どんどん進出しているようなものです。我利我利亡者(良く言って実利主義)の国に交われる人々もまた 同じ穴のムジナということでしょう。で、あるならば、リスク管理も、かなりの程度は自己責任でやる覚悟をもって進出しているはずです。どうぞがんばってく ださい。引き揚げのタイミングをよく見計らってなるべく犠牲者をださないよう、出ても、「国」のせいにはしないでくださいね。(ただのイヤミになってし まったようですが・・・。)


[2150] アジアの消費者団体が9月に交流会=国境を越える消費者被害、安全性問題を検討 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/20(Mon) 13:34  

http://www.jc-press.com/
という記事が日本消費者新聞のサイトにありました。
もはや食や環境問題には国境がないのですから、こういうのはじゃんじゃん情報の共有をしていただきたいですね(^^
しかし鳥インフルエンザも・・・・


[2149] アマンタジンに対するH5N1の耐性と敏感性 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 12:34  

2124で、
「Recombinomics 
http://www.recombinomics.com/News/06180501/H5N1_Amantadine_Resistance.html
によれば、タイ・ヴェトナムの鳥インフルエンザウィルスのなかにも、M2プロテインの中に、二つのアマンタジン耐性マーカーが見られたということです。
その一つは、L26Iで、これは、タイ・ヴェトナムにのみ見られたものです。
もう一つは、S31Nで、これは、1930年代のWSN/33 とPR-8由来のものだそうです。」
と、述べたのだが、1970年代の古い論文で、次のようなものが見つかった。
「Susceptibility of influenza A viruses to amantadine is influenced」http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=731792&dopt=Abstract
というもので、これによると、アマンタジンに対して耐性があるか、敏感性があるかどうかは、Mたんぱく質に対する遺伝子コーディングによるとしている。
アマンタジン耐性のある親のMたんぱく質から由来する組み換え遺伝子は、すべてアマンタジン耐性であり、アマンタジンに対して敏感性をもつ親のMたんぱく質から由来するM遺伝子のおおくは、アマンタジンに対して敏感性をもつ。
しかし、アマンタジンに対して敏感性をもつ親から得たMたんぱく質に由来するアマンタジン耐性遺伝子のいくつかには、他の遺伝子に影響されて、アマンタジンに対して、耐性を持つという。
ということは、今回、タイ・ヴェトナムの鳥インフルエンザウィルスのM2プロテインの中に、二つのアマタジン耐性マーカーが見つかったということは、どういうことを意味するのでしょうね。
専門家でないので、この辺、よくわかりませんが。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=731792&dopt=Abstract


[2148] 新華社とあ・さ・ひ 投稿者:とき 投稿日:2005/06/20(Mon) 12:11  

世論誘導、印象操作、煽動工作 てんこ盛り。

かなり気をつけて読まなければならないと思います。

レス不要。差し支え有れば、削除ください。でも、それが事実。


[2147] 「アメリカのBSE疑惑牛は、非定型BSEの可能性も」、との、Danny Matthews氏の発言 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 11:42  

現在、アメリカのBSE疑惑牛のサンプルを検査中のイギリスのWeybridgeのthe Veterinary Laboratories Agency のDanny Matthews氏は、先週の金曜日、ロイターの記者に対して、次のように語ったという。
http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/31303/story.htm参照
Danny Matthews氏によれば、今回、アメリカのほうで、疑惑牛のDNA鑑定を行うそうだが、これによって、今回の疑惑牛が、非定型牛である可能性が、強まるのではないかという。
すなわち、これまでの検査結果が相対立するということは、今回のBSE疑惑牛が、弧発的に発生した可能性が強いのだという。
これまで、科学者たちは、BSEは、感染因子に汚染された飼料によって感染するとの見解を誇示してきたが、それ以外の弧発的な発生もあるとのことである。
結論付けられないにしても、一つの仮説を立てるなら、プリオンたんぱく質を形成するコードとなるPRP遺伝子の配列が、これまでにないものである可能性があるということである。
この非定型BSEについては、私のブログ「非定型BSEの位置づけ方のむづかしさ」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=121をご参照。
しかし、このDanny Matthews氏の見解に対して、the National Cattlemen's Beef Associationの Gary Weber氏は、こう反論している。
「今 回のアメリカのBSE疑惑牛が、弧発的な、非定型BSEである証拠は、今のところ、何もない。今回の牛が老齢であったのに対して、日本の非定型BSEとさ れた二匹の牛は若かった。イタリアの非定型牛は、脳の中の予期せぬ部分に奇形のプリオンが見つかったためであり、日本とイタリアの非定型BSEの例は、今 回のアメリカのBSE疑惑牛の例とはことなる。」としている。

http://www.planetark.com/dailynewsstory.cfm/newsid/31303/story.htm


[2146] 遺伝子組み換え情報室さんのBSE情報サイトから 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/20(Mon) 11:17  

日本農業新聞さんの2004年5月15日の記事を紹介いただいているんですが、こんな疑惑があったんですね。

牛先物取引に疑惑 米国BSE発表前に売り抜けか?
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/usisakimonotorihikinigiwaku.htm


[2145] 「都議会議員の三つの報酬」という記事 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 10:28  

都議会議員から国会議員になってきた方が、「国会議員は待遇が悪い」とぼやいていたことがあったが、なるほど、今日の産経新聞の記事を見ると、ごもっとも、と、うなづける。
つまり、三つの報酬とは、

第一の報酬
都議の報酬は月額百六万円 年三回の期末手当も支給され、都議の年収は計千八百九万九千五百円

第二の報酬
政務調査費 議員一人当たり月六十万円

第三の報酬
費用弁償 議会に出席すると二十三区と島部は一万円、それ以外には一万二千円が払われ、島部には宿泊費なども支給される。(委員会出席は別にして、定例会の日数が年間で、82日くらいだから、これだけで八十二万円)

プラスアルファ
ハイヤー使用は公務に限るというだけで「実質使い放題」
平成七年度には一億八千万円の使用 (定数 127人で割ると、一人当たり百四十万円となりますね。一日あたりでは、三千八百円、となると、日曜日も使っているということになりそうです。
こうなれば、キックパックはともかくとして、お抱えの個人タクシーさんなんていたりして。)
一回の使用で最も高かったのは七万二千七百二十円
これだと、福島あたりまでいけますね。
家族も使用しているのかしら?

これらをトータルすると、都議会議員一人当たり、年額二千七百五十一万九千五百円也(月額では、二百二十九万円強也)となる。
これに、委員会出席の費用弁償が加わるということになりますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050620-00000002-san-pol


[2144] ゴールドスタンダードはともかくとして 投稿者:真名  投稿日:2005/06/20(Mon) 10:09  

リスク分析の方は最初から崩れさっているのでは(笑)。
vCJDが発症して死亡した人数だけをカウントして食中毒と同じように計算しているのは乱暴ですよ。 やっぱり「パー」バードです。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2143] Re:[2141] 唐木英明の文章は? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 09:29  

真名さん。
この唐木さんの文にも、2001年のハーバード大学によるBSEリスク分析が出てきますね。
唐木さんにとっての、コーランみたいなものなのでしょうか。
現在のUSDAの検査体制のゴールドスタンダードを築き上げたのも、ハーバード大学でした。
しかし、その築き上げたゴールドスタンダードが、いま、崩れ去ろうとしていますね。


[2142] Re:[2140] シナンセリンという薬品が、SARSの症状を抑えるのに有効とか 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/20(Mon) 09:10  

まりちゃんさん。
この論文「Cinanserin Is an Inhibitor of the 3C-Like Proteinase of Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus and Strongly Reduces Virus Replication In Vitro」http://jvi.asm.org/cgi/content/abstract/79/11/7095が、元のようですね。
昨年10月に発表されたもののようです。
これによれば、約八千のこれまでの薬をスクリーニングして、シナンセリン(Cinanserin)がSARSに効くとしたもののようです。
こ れは、SARSコロナウィルス3CLpro(3C様プロテアーゼ) と、ヒトコロナウイルス229E (HCoV-229E ヒト呼吸器コロナウイルス229E株) との酵素の触媒活動が、シナンセリン(Cinanserin)とその硝酸塩とによって、50パーセント抑制されうるということのようです。−この辺の仕組 みがちょっと、よく、わからないのですが-
http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=26330 もご参照
このサイトhttp://www.nacalai.co.jp/online/srchdetl2.cfm?maker=212&catalog=0460&yoro=50MGによれば、メーカーは、Tocris Cookson Ltd http://www.tocris.com/で、50ミリグラムで 83,900円のようです。

http://jvi.asm.org/cgi/content/abstract/79/11/7095


[2141] 唐木英明の文章は? 投稿者:真名 投稿日:2005/06/19(Sun) 23:19  

宣伝みたいで場違いかもしれませんが
まりちゃんに唐木先生のご活躍を教えていただいて興味を持ちまして、教授の文章を読んだり してみたんですが、なんだか東大名誉教授という立派な肩書と業績(たぶん)にしてはかなり奇妙なことを書いておられるような気がしたので、教授の文章をし つこく批判しています。 政府はこの線で動いているみたいですね。 用語が似ているし。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/cat_1371488.html
偉い先生みたいですから、私が間違っているんですかねえ?と権威に弱い私はちょっと気が引けたりして。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2140] シナンセリンという薬品が、SARSの症状を抑えるのに有効とか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/19(Sun) 23:01  

新華社電によると、中国とドイツ、デンマークなどの科学者による共同研究チームは19日、統合失調症治療に1970年代から使われてきたシナンセリンと呼ばれる薬品が、新型肺炎(SARS)の症状を抑えるのに有効であることが分かったと発表(抜粋)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050619-00000067-jij-int


[2139] Re:[2137] 本会議場で泥酔し、退場させられた議員のBLOGが炎上 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/19(Sun) 17:44  

謎工さん、しばらくです。
泥酔とまではいかなくとも、いつ再開されるかわからないときなどは、多くの方は、ビールの一杯くらいは、口をつけているんではないでしょうかね。
私も、そのくらいなら正直経験ありますが。
これからは、警察並みのアルコール検知器
http://www.cocojc.com/anom/anomu3.htm
が必要ですかね。



[2138] Re:[2136] [2126] 日本のデビットカードのシステムでは、取引上限がない? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/19(Sun) 17:39  

銀行によってまちまちのようですね。
海外ネットのギャンブル決済にデビットカードが使われているようですね。
あちらのほうから、オフショアのデビットカードが送られてくるようです。
今回のカードシステムソリューションという会社http://www.cardsystems.com/news.html
、ネットで買い物なり決済をされた方なら、どこかで、見覚えのあるサイトですね。
いろいろなカードでの決済の時に出てくるサイトのようです。
ですから、このサイトを経由して、オンライン決済するときに、VISAやMasterCardを使った方は、日本であろうとアメリカであろうと、疑ってかかる必要があるのではないでしょうかね。
経済産業省では、日本への影響は少ないといっていますが、ちょっと、国内での買い物とネットでの買い物とでは違うんではないでしょうかね。


[2137] 本会議場で泥酔し、退場させられた議員のBLOGが炎上 投稿者:謎工 投稿日:2005/06/19(Sun) 17:26  

 この後、相変わらず与野党で懲罰動議の打ち合いになってしまっているようですが。

http://blog.goo.ne.jp/akibakenya


[2136] Re:[2126] 日本のデビットカードのシステムでは、取引上限がない? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/19(Sun) 17:04  

> 日本ではなかなか普及しないデビットカードですが、自分が使いたい分だけカードに入金して、その分だけ使う、という時代なのではないでしょうかね。

記憶では、@日本のデビットカードのシステムでは、全ての預金カードに機能が付与されている。預金者が解除を申し出なければ、自動的に銀行のカードがデビットカードになっている。
 A 欧米ではデビットカードで1回に決済できる金額に上限があるが、日本ではない。全額の引き出しが可能。
 B悪意があれば、一度に預金残高全てを引き出し、盗むことができる。
 それで、私はデビット解約をしています。今は、取引額に上限がありますか??

http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/


[2135] カード情報流出 日本に影響も 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/19(Sun) 16:52  

たいへんなことになってまいりました。

国内のカード会社、連絡なしに困惑 米カード情報流出
http://www.asahi.com/national/update/0618/TKY200506180174.html
(略) 経産省によると、日本で発行されたカードでも米国内の加盟店などで買い物をしたことがあればデータが流出した可能性があるという。最悪の場合は不正に買い物をされる恐れもあり、「各自で身に覚えのない請求がないか明細書をよく確認してほしい」と呼びかけている。



[2134] 野暮でございますが・・・ 投稿者:とき 投稿日:2005/06/19(Sun) 16:08  

「鳥なき里の蝙蝠」(とりなきさとのかうもり)

お恥ずかしながら、このような、古き良き日本の「ことわざ」を存じ上げませんでした。さっそくググって、これ。
http://www.bashouan.com/Database/Kikou/Kashimakikou_01.htm

どうもありがとうございました。感謝感激でございます。


[2133] Re:[2132] 「国民主権」の基本的なこと 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/19(Sun) 14:49  

ときさん。
なるほど、びっくりしました。
細かいことはコメントしませんが、こういうのを「鳥なき里の蝙蝠」っていうんでしたっけ?


[2132] 「国民主権」の基本的なこと 投稿者:とき 投稿日:2005/06/19(Sun) 14:44  

 非常に初歩的な考えの記述で申し訳ございません。

 「行政」とは、ものごと(モノサシ)を「決める(決定)」ところ ではない。決めるのはあくまでも「国」の主体(主権者)たる「国民」であり、つまり、「国民」のおのおのの利害にもとづいた集団(団体)からの代表者(い わゆる「肩書き」を持った者)、あるいは、選挙によって選ばれた国会議員、地方自治体・公共団体などからの意見を参考にして、それをとりまとめたものが妥 当とみなされたとき「法令」となります。

 なにはともあれ、「行政」は、法令に基づく行動以外はとれません。「法」によってがんじがらめ です。「法」にあることはやれても、「法」にないことはやれません。逆読みすると、「法」に書かれてあること意外は、やらない、踏み込まないが鉄則です。 それが法治国家における行政のふるまい。「国家の責任」は「主権者」たる「国民」が負うのであって、「行政官」が「法」に基づくかぎりにおいて、法にかか れていない仕事をやらないことで責任を問われるはずもございません。

 いわゆる、「悪法も法なり」ということです。そして、法を変えるこ とができるのは、やはり「主権者」たる「国民」なのです。実際は、間接民主主義(代議員制)をとっている「日本国」では、その権利は、「国民」を代表する 「国会議員」にあります。「民主主義」の合議制にもとづいて、ものごとを決定する、その手続きを経る。日本は「人治国家」ではないのです。

 霞ヶ関の肩を持つ気なんてさらさらありませんが、なんでも「行政」がああしてくれない、こうしてくれないとボヤき続けるのは、「法治国家」の何たるかを、理解してればいえないはずの言辞に思えます。

  国を動かすには、最低限「個人」ではダメで、「団体」にならなければ、意見をまともに取り上げてはくれません。個人の意見を聞いたようにしてるのは、あく までも形式的な手続きにすぎません。昔は、ヤクザまがいの代議士がいて、ずいぶん口利きをしてくれたものですが、もはや旧時代のいまじゃあ通用しない(通 用させちゃダメな)やり方です。

 法(日本国憲法)の理想と現実が、いま「日本国民」につきつけられています。(その意味では、裁判員制 度も胡散臭いなあと思っています。裁判官の判決をだす責任を、裁判員に転嫁するようなものでは? 今後どんどん起こりうるのは、判決に対して逆恨みして、 傷害殺害事件が増加しつつあるということ。判決の主体をぼやかす方便と見ます。)

 「国民主権」の意味を、国民一人一人がもっと重く受け止めていたなら、あらゆる選挙の投票率は、もっともっと高いはずです。それだけ、「国民主権」の意識が低い、あるいは「ない」ということの現われだと思っています。その結果が、こういうところにも出ています。

「尼崎市議会選」
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050607
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050608


[2131] Re:[2130] [2118] 社会的曝露を未然に防ぐ考え方が必要 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/19(Sun) 14:17  

虹屋さん。
水俣病の場合には、社会的な曝露を防ぐチェック機能が、日本の社会にも、水俣という地域社会にも、チッソという企業風土にもなかったということが、大きな人的災害を結果として及ぼしたと、私は思います。
生活リスクよりも、産業リスクの防止を優先させたがための災禍ですね。
これを、チェックする公的なシステムがなかったということなのでしょう。
BSE問題やvCJD問題にも同じことが言えるような気がします。
以前ご紹介したVacci-Test Corporationの検査でも、いざ導入するとなると、このサイトhttp://calgary.cbc.ca/regional/servlet/View?filename=ca-mad-cow-test20050617のように、いろいろな思惑が交差して、賛否両論が生まれるようですね。
つまり、「国際的な標準にならない限り、生産者たちは、先駆けて、そのような生体検査は導入しないであろう。」という論に代表される反対ですね。
しかし、この生体検査で、市場での信頼をいち早く勝ちうるような差別化戦略を期待している生産者たちもあるようです。



[2130] Re:[2118]投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/19(Sun) 10:37  

笹山さん。まりちゃんさん。真名さん。

> また、人間の経口感染価が、感染因子の曝露量にかかわらず、
科 学的にはこの点は不明ですが、行政の責任という点ではWHO勧告、BSE牛の全ての部位は人間の食品、動物の飼料から排除すべきという98年?勧告、日本 が先日のOIE機銃の際持ち出したWHOの勧告で明らかでないでしょうか。行政にはBSE牛を食品、飼料から排除する行政責任がある。

> その場合、国が、いつから知ったのか、その時期が問題になるというわけです。
 回答の「BSE検査法については、引き続き情報収集するとともに、高感度・迅速診断法の研究開発を進めます。」といのが曲者ですね。研究を進めてが、実用化の段階には至らなかったという言い訳の口実になります。
 私が恐れるのは、このような行政が研究の遅滞、退廃を招くことです。血液での検査が可能な高感度の検査法は、輸血の安全性を確保するために、世界中で待ち望まれている。
 真名さんのいうマウスバイオアッセイは、献血検査では役に立たない。(こういう突っ込みを期待しているのでしょう・・)そうした、検査法の開発や実用化が、暗に行政からの圧力、非協力で遅れてしまう。
 レーザーを使って原理的にはプリオン1分子でも検出可能な検査法の研究に北海道庁が非協力という話や、現在でもBSE牛の倦怠サンプルが研究者に十分に行政から渡されない話が現にありますからね。
> これらも、水俣病の教訓からすれば、容易に察しのつくことです。
 先日、まりちゃんさんが[1870] お魚とメチル水銀 取り上げた胎児性水俣病の問題を見ると、
 胎児性水俣病の発見者の原田正純医師は、「胎児性水俣病に関しても水俣で私たちはあまりに重症な患者を診すぎて軽症は見落としてきた可能性がある。現在、世界各地で最も必要とされている情報は軽症患者、とくに胎児に関する軽微な影響である」といっていました。
 1973年から75年の第三水俣病、水銀パニックの収拾過程で、彼や熊本大学の研究者が社会的に抑圧され、学界的には無視される、シカトされる状況になり、胎児期に関する軽微な影響の研究が進みませんでした。
 海外で研究が行われ、まとまってWHOのガイドラインが出るまで胎児期での有機水銀暴露の問題は30年余りも実質放置されてきた。この歴史を顧みると、BSE問題は、輸血で拡がる可能性が非常に高いだけに同じ轍を踏むまいと思わないのだろうか。

なお、現在の注意勧告は問題が多い
中西準子さんの 雑感223-2003.6.30「メチル水銀のリスク(4) キンメダイはscapegoatだと考える理由」
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak221_225.html

現在、もっとも当てになり実用的な摂取量の目安は、水産庁の試算で
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/11/dl/s1124-9c.pdf
の11ページ以降にあります。

この水銀の問題でも読売新聞の社説はおかしいのですが、それは近日中にわたしのHPにアップします。


http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/


[2129] 片手落ちの「肺がん治療薬「イレッサ」の新規使用を原則禁止」報道 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/19(Sun) 10:25  

今日の日本の報道では、「米食品医薬品局(FDA)が、17日、重い肺炎などの副作用が国内外で問題化していた肺がん治療薬「イレッ サ」(一般名ゲフィチニブ)について、新たな患者に適用すべきでないとする警告を出し、臨床試験のデータから、肺がん患者の延命効果は限定的と判断し た。」との報道のみしているが、従来の「イレッサ」使用者の使用は妨げないとする、もう一面の報道をしていない。
すなわち、http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=26352
によれば、イレッサ製造元のAstraZeneca社は、FDAとの協議との後、次のような方針を出した。
FDA の現在取得可能なデータによる評価では、「肺がんにおけるイレッサの生存評価試験」(別名「709試験」Phase III Trial 709 (ISEL))での、イレッサと偽薬との比較での 非小細胞肺癌(non-small-cell lung cancer (NSCLC))の再発に関する延命効果はないとしたが、今後、イレッサは、今まで、イレッサを使用していて、それによる効果を得ている人にのみ使用する ことにした。
また、イレッサの効果については、引き続き、臨床実験を続けるとした。
これは、2005年9月15日から有効となる。
また、製造元のAstraZeneca社では、イレッサ・アクセス・プログラムを開始するという。


[2128] Re:[2121] 先の肺炎とは別に、新たな奇病? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/19(Sun) 08:36  

血栓性血小板減少性紫斑病(thrombotic thrombocytopenic purpura;TTP)が、中国で100例見られるという記事ですね。
日本では、このサイトhttp://www.nanbyou.or.jp/sikkan/026.htmのように、難病の一つに上げられていますね。
中国の広西チワン族自治区の柳州市において、この8年間増え続けているということのようです。
ここは、ヴェトナムと国境を接しているところだけに不気味ですね。


[2127] Re:[2125] [2119] [2118] [2117] 高感度BSE検査法を採用する気はない? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/19(Sun) 08:26  

> 要は、やる気がないということに尽きるのではないでしょうか。

日 赤も厚生労働省もやる気ないですよ。1年前からヒト胎盤の濫用問題と献血対策のお願いを日赤と厚労省にお知らせしてきて、情報送ってきて、まだ対策されて ないんですから。(日赤と厚労省の)おかげさまで、健康食品の大手ファンケルまで、ヒト胎盤注射キャンペーンはじめてましたし。


[2126] Re:[2122]デビットカードの時代 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/19(Sun) 08:26  

日本ではなかなか普及しないデビットカードですが、自分が使いたい分だけカードに入金して、その分だけ使う、という時代なのではないでしょうかね。
SUICAカードの国際版カードとしては、オフショアのデポジットカードのCirrus、STAR、Maestro、NYCEなどがありますね。
これは、世界で使えますし、国内でも、郵貯の窓口でもつかえますね。
銀行さんのお世話にならなくても、オーケーですし。
オンライン決済も可能です。
ひょっとして、今回の紛失カードには、VISA、マスターのデビットカード情報も入っているのではないでしょうかね。
もっとも、このデビットカードは、残高がなければ、請求が来ることもありませんしね。


[2125] Re:[2119] [2118] [2117] 高感度BSE検査法を採用する気はない? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/19(Sun) 08:12  

真名さん。
前にブログ「ポールコーポレーションが、画期的な、プリオン除去フィルターを開発、今春よりヨーロッパで発売」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=214で紹介したように、ポール・コーポレーションのブリオン除去フィルターは、そのためのものであるし、十分、国として対策の講じられる状況にあるといえますね。
要は、やる気がないということに尽きるのではないでしょうか。


[2124] Re:[2120] 鶏に乱用、薬が人に無効 中国、鳥インフルエンザで 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/19(Sun) 08:05  

ときさん。
そういえば、「タミフルは、われわれを鳥インフルエンザから救えるのか?」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=285に、こんな記述がありましたね。
「「中 国は、amantadineを鶏の飼料に組み込んでいる。だから、われわれは、amantadineを処置方法として、使えなくなっている。」と、テネ シー州メンフィスにあるSt Jude Children’s Research HospitalのRobert Webster氏は、言う。」
今回のワシントンポストの記事は、「Bird Flu Drug Rendered Useless」http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/06/17/AR2005061701214.html
ですが、これによると、アマンタジンは、1990年代の後半から広く使われていたようです。
また、Recombinomics http://www.recombinomics.com/News/06180501/H5N1_Amantadine_Resistance.htmlによれば、タイ・ヴェトナムの鳥インフルエンザウィルスのなかにも、M2プロテインの中に、二つのアマンタジン耐性マーカーが見られたということです。
その一つは、L26Iで、これは、タイ・ヴェトナムにのみ見られたものです。
もう一つは、S31Nで、これは、1930年代のWSN/33 とPR-8由来のものだそうです。
1743でかいたように、中国で、飼料添加剤として売られているのは、これhttp://www.jnltjm.com/product/cpzs-xx.asp?id=148でしたね。


[2123] Re:[2111] ダイエ−再生は無理では? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/19(Sun) 06:45  

キミヒさん、これ、イオンがお得な特価出しているということでないでしょうか。JAの価格は以下のようです。
http://www.ja-town.com/BfMain?beanname=jatown.bf.ctrl.front.shop.fShowGoodsInfo&ShopCode=2001&GoodsCode=700

しかし、SARSのときは1枚10〜20円のサージカルマスクを490円で販売してた楽天業者もあるんですから、ネット販売は価格をよーく比較したほうがいいですね。


[2122] 4000万枚のカード情報が盗まれ、そのうち6万8000枚が不正使用される 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/19(Sun) 06:22  

6万8000枚が不正使用 カード情報流出で米紙報じる
http://www.sankei.co.jp/news/050619/kok004.htm

銀行系のカードがスキミングされた場合、日本じゃまだ補償してもらえないんでしたっけ?カード持つこと自体が危険な事態になってきたということでしょうか?


[2121] 先の肺炎とは別に、新たな奇病? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/18(Sat) 23:54  

大陸は7例のめったにない病症を発見する 死亡率はきわめて高い
(Boxunニュース2005年6月18日)
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/06/200506180050.shtml

 近隣諸国の様子を見るに、鳥型ヒトインフルエンザ(H5N1亜型)は、もう確実に起こって、地域的には、いくらかまん延拡大しまったようだ。
 ヒトヒト間感染は、あくまでも、ヒトがキャリアです。ヒトの移動は、発症が見えていないほど、制限規制が困難。
 高温期にも増殖できるように適応を遂げたよう。
 潜在的には、実質アウトブレイクしたとみなしておく必要がある。問題は、発症の表面化(パンデミック)がいつ起こるかです。
  ワクチンはとても間に合いませんので、せめて、タミフルかリレンザの調達は、個人的にやっておいたほうがいいのかもしれません。(ついでに、ウイルス検査 キットと。医師の処方なしでは入手できませんので、かかりつけ医に頼んでおいたほうがいいでしょう。) 私個人的には、直接、ウイルス増殖部位に作用する ため、リレンザ(吸入タイプ)のほうを選択いたします。今後はできるだけ、人ごみをさけ、外出から帰ったらうがい手洗いを励行、体を冷やすことはさける、 冷たい飲み物などもできるだけ控えるなどの具体的な対策が必要になるでしょう。来ることを予期しながら、準備していれば、さほどおそれることはありませ ん。
 原因の不明な感染症は、さすがにビビります。感染症・伝染病は早く罹ったもの勝ちで、隠されるとどうにもならない。まあ、あるものを隠して る隣国がある以上、何か変な病気が出たら、そちらからヒトを通じてうつされたと思わなければならないようです。今はもう、昔のように、海外渡航者は隔離検 疫期間を設けるってわけにはいかないから、どうしようもないですね。強い伝染病がおこったらあっという間に広がってしまいますね。またしても、サーズパ ニックみたいなものが、いつ起こっても不思議はないのでしょう。


[2120] 鶏に乱用、薬が人に無効 中国、鳥インフルエンザで 投稿者:とき 投稿日:2005/06/18(Sat) 23:13  

鶏に乱用、薬が人に無効 中国、鳥インフルエンザで

 【ワシントン18日共同】中国が、鶏に鳥インフルエンザが流行す るのを抑えるため、人の治療に使う薬「アマンタジン」を鶏に大量に与えていたことが分かったと、18日付の米紙ワシントン・ポストが伝えた。同紙は専門家 の話として、この結果、ウイルスが薬に対する耐性を獲得し、人にはもう効かない恐れが強いとしている。
 薬を製造した中国の製薬企業幹部の証言などに基づく報道。人の抗ウイルス薬を家畜に流用することは、耐性の危険を高める恐れがあり、国際指針でも認められていないが、中国政府は鶏への使用を許可していたといい、倫理的な批判を浴びそうだ。
(共同通信) - 6月18日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050618-00000133-kyodo-soci

 既出の記事ですが。


[2119] Re:[2118] [2117] 高感度BSE検査法を採用する気はない? 投稿者:真名 投稿日:2005/06/18(Sat) 22:44  

虹屋さん。 笹山さん。 これ興味深いですね。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&KID=495050002&OBJCD=&GROUP=
「高感度検査法」とか「検査法改善」についての記載が見られませんね。 見落としたかな? 諮問事項なんですけどね。 おかしいなあ。
もっとも,私が検査よりも気になったのはこっちです。
▼血液対策については、vCJD感染の有無をスクリーニング検査できないことや、異常プリオンたん白質を輸血用血液から効果的に除去する技術が確立されていないという状況も踏まえた対応と理解しています。▼
ふーん。 対策ぜんぜんないんですね(笑)。 じゃあ一人ヒト狂牛病になったら感染が爆発的に拡大する可能性があります。 誰でも簡単に予見できるじゃないですか。 輸血感染リスクが。 証拠としてネットにとっておこうっと。 もしかしたら役に立つかも。 
対策はあるんでは。 少なくともマウスバイオアッセイが。 確認にはかなり時間がかかりますが、やらないのよりマシじゃないの?

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2118] Re:[2117] 高感度BSE検査法を採用する気はない? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 22:28  

虹屋さん。
限りなく高感度の検査方法が開発された場合、21月齢未満のBSE陽性牛発見数は、限りなく連続して0月齢にちかくなり、しきい値が下がっていくことを、国は懸念しているのでしょうね。
また、人間の経口感染価が、感染因子の曝露量にかかわらず、ということになれば、あるいは、ひょっとして、国賠訴訟の場合はどうなるのか、というまでをも懸念しているのかもしれません。
これらも、水俣病の教訓からすれば、容易に察しのつくことです。
その場合、国が、いつから知ったのか、その時期が問題になるというわけです。


[2117] 高感度BSE検査法を採用する気はない? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/18(Sat) 22:09  

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集結果について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&KID=495050002&OBJCD=&GROUP=
の44は、私の意見の一部です。
「検査の対象となる牛の月齢を零月とし、プリオンの蓄積量が検出限界以下みられる月齢は検査除外が可能であるとするのが適切です。」
 これに対して、返ってくる答えはせいぜい「BSE高感度検査法が開発された場合には、食品安全委員会や農林水産省と連携して、必要な対応をとりたいと考えています。」と考えていました。ところが、リスク論が返ってきました。
なぜ、このような答え方をしたのか。より高感度なBSE検査技術を採用しないようにするためではないだろうか?。
6 などの回答には「BSE高感度検査法が開発された場合には、生体牛での検査の可能性、その時点でのリスク評価の状況等も踏まえ、食品安全委員会や農林水産 省と連携して、BSE対策について必要な対応をとりたいと考えています。」とあります。リスク評価の状況とあるのが曲者です。
 21ヶ月齢以上の線引きで増加するリスクをAとします。高感度検査法で10ヶ月齢以上から検出可能になったとします。これで減るリスクをBとします。なお残る10ヶ月齢以下のリスクをCとします。
 A=B+C。リスクAが許容できるのですから、高感度検査法を採用してリスクBをのぞく必要は、リスク論から見ればありません。
 BSE検査が、BSE感染牛を全て検出・排除し一頭たりとも食卓に上げない、国民に食べさせないという決意・目的で行われているのなら、高感度検査法採用にリスク評価は不要ではないでしょうか。
 平仄を合わせたかのように、6/18の日本農業新聞には
「プルシナー教授が感度の高い検査法の導入を提案していることに対し、米農務省のランバート副次官が「採用する気はない」と述べた」という記事が載っています。


[2116] Re:[2114] [2110] 「白いカラスはカラスではない。」論で通すのでしょうかね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 22:07  

虹屋さん。
都道府県の任意検査によって「21月齢未満の牛から発見されたプリオン」は、「プリオンであってプリオンでない。」ということで通すんでしょうかね。
何やら、水俣病の認定問題を連想してしまいましたが。


[2115] デュアル・コアのCPUって、なんだ? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 21:57  

AMDから、今日、デュアルコアCPU「Athlon 64 X2」が発売されたっていうことなんですけれども。
このデュアルコアって、なんのこと?
で、調べてみると、一つのCPUの中に、文字通り、二つの演算機構の中枢部分が組み込まれているものだという。
大体パソコンの中身は、マザーボードに一つのCPUがついているのだが、そこに、このデュアルコアのCPUを取り付けると、二つ分の働きをするというわけ。
ただし、デュアルコアCPUではシステム全体の「処理性能」は上がるけれども、ソフト単体の「応答速度」は多くの場合変わらないということらしい。
で、何で、このようなデュアルコアの考えが出てきたかといえば、こういうことらしい。
パソコンの世界には、『ムーアの法則』というのがあつて、これは、「半導体の集積密度は18〜24ヶ月で倍増する」という法則のようだ。
Intel社の創設者の一人であるGordon Moore博士が1965年に経験則として提唱した法則らしい。
そこで、CPUの基本設計を変えずに、このムーアの法則どおり、動作周波数を上げる方向でこのまま開発を進めると、消費電力が増えすぎてパソコンに搭載できなくなってしまうのだという。
そこで、動作周波数を上げないで、システム全体の「処理性能」をあげる方法として、デュアルコアが登場してきたのだという。
デュアルコアにすると発熱は増えるが、動作周波数を下げることで従来製品並みの発熱量に抑えることが出来るという。
今回のAthlon 64シリーズも、動作周波数 2.2GHzから2.4GHzと、押さえ気味ではあるが、処理性能は向上しているのだという。
私のサブ・コンピュータは、AMDなので、マザーボード(Socket 939対応マザーボードが条件)が許せば、試してみようかとも思うのだが。
なんか、コンピュータのハイブリッドシステムのような感じですね。

http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2005/06/18/656487-000.html


[2114] Re:[2110] 21月齢未満のBSE陽性牛の肉の流通を許容? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/18(Sat) 21:42  

笹山さん。
法律は、こんな風に読むのですね。有難うございます。
ところで、厚生労働省はこの21月齢未満のBSE陽性牛の肉、内臓、血液、骨及び皮が、と畜場から出て市場に流通しても問題にしないのではないでしょうか。

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集結果について の 31の質問と回答を見ますと、
食 品衛生法では「病原微生物により汚染され、又はその疑いがあり、人の健康を損なうおそれがあるもの」の販売、輸入等を禁じています。「プリオン汚染度が 『非常に低い』ことは、同法にいう「疑い」に該当し、法的には販売、輸入等が禁じられると考えられます。」と問いただしています。
回答は、「疑い」には該当しない=販売は禁止しないです。



厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集結果について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&KID=495050002&OBJCD=&GROUP=



[2113] アメリカのBSE規制の抜け穴論が盛んになる 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 21:17  

今回のアメリカのBSE疑惑牛発生で、アメリカ国内でも、アメリカのBSE規制の抜け穴論が盛んになってきた。
すなわち、2004年1月にFDAは、飼料規制の抜け穴封じを宣言したが、実際は、失敗に終わっているというのだ。
その抜け穴としては、下記の6点があるという。

第一、粉にした牛の遺体を鶏の飼料にしたり、鶏のリター(半分腐った葉やわら)を牛に与えたりしている。また鶏のケージから地面にこぼれ落ちる鶏糞と混ざった残りの飼料を、牛の飼料にしている。

第二、牛の血が、牛の飼料に混ぜて与えられ、しばしば、代用乳の形で、子牛に与えられている。

第三、「プレート・ウェイスト」トいわれる、レストランなどからの残さが、牛の飼料として与えられている。
それらには、脊髄の一部が混入したカット・ミートが、混入している。

第四、飼料工場のラインが、完全に分離されていないために、ライン換えをする前の残りが、ラインに混入してしまう。

第五、家禽への飼料供給のそばで、牛のたんぱく質が、豚やペットの飼料として供給されている。

第六、精製されていない牛脂などが、牛の飼料に供給されている。

以上が、抜け穴の主なものであるが、これに関して、John Stauber氏は、世間の関心がちょっとでも薄れると、すぐ、元の通りの状態に戻ってしまっているという。
http://www.orlandosentinel.com/features/health/orl-asecmadcow18061805jun18,0,2429627.story?coll=orl-health-headlines
http://health.dailynewscentral.com/content/view/0001084/37/も参照

http://www.newsday.com/news/nationworld/nation/wire/sns-ap-mad-cow-loopholes,0,129315.story?coll=sns-ap-nation-headlines


[2112] Re:[2111] ダイエ−再生は無理では? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 20:33  

キミヒさん。
しばらくです。
おやおや、一物二価どころか、一物四価ですね。
銀行には奉仕しても、消費者からは、略奪ですか。
公的資金注入の実態とは、こんなもんなのでしょうね。


[2111] ダイエ−再生は無理では? 投稿者:キミヒ 投稿日:2005/06/18(Sat) 18:04  

 全く同じモノがダイエ−ではメ−カ−希望価格3780円で特価2,835円。
 イオンでは価格(税込)2,070円早期特別価格1,863円

http://www6.daiei.co.jp/index.php?lthemecode=&shopcode=50501004&themecode=420&sku=0676-071&page=2

http://www.aeonshop.com/tpshop-bin/tpshop_gift_details.pl?seqno=76944&giftno=1-12-01-3&purchase=1

 ダイエ−は税金を使って再生し、消費者には詐欺同然の販売行為!
 ダイエ−は消滅するべきでは?


[2110] Re:[2109] これは致命的な法律の抜け穴ですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 17:00  

虹屋さん。
下記の通り、厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)によれば、と畜場内で解体された厚 生労働省令で定める21月齢未満の牛の肉、内臓、血液、骨及び皮は、別に法律又はこれに基づく命令で定めるところにより、都道府県知事又は保健所を設置す る市の長の行う牛海綿状脳症に係る検査を経た後で(陽性であっても)、と畜場外に持ち出すことが出来るとなってしまいますね。
各県の条例でカバーでもするんでしょうか。
厚生労働省さん、おおあわて----。

牛海綿状脳症対策特別措置法
第 七条 と畜場内で解体された厚生労働省令で定める月齢以上の牛の肉、内臓、血液、骨及び皮は、別に法律又はこれに基づく命令で定めるところにより、都道府 県知事又は保健所を設置する市の長の行う牛海綿状脳症に係る検査を経た後でなければ、と畜場外に持ち出してはならない。ただし、と畜場法(昭和二十八年法 律第百十四号)第十四条第三項ただし書に該当するときは、この限りでない。

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則
第一条 牛海綿状脳症対策特別措置法(平成十四年法律第七十号。以下「法」という。)第七条第一項の厚生労働省令で定める月齢は、零月とする。

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則
の一部改正(案)
第1条牛海綿状脳症対策特別措置法平成14年法律第70号以下法という第7条第1項の厚生労働省令で定める月齢は、21月とする。

と畜場法
第14条
3 と畜場内で解体された獣畜の肉、内臓、血液、骨及び皮は、都道府県知事の行う検査を経た後でなければと畜場外に持ち出してはならない。ただし、次の各号のいずれかに該当するときは、この限りでない。
1.この項本文に規定する検査のため必要があると認められる場合において都道府県(保健所を設置する市にあつては、市。以下同じ。)の職員が解体された獣畜の肉、内臓、血液、骨又は皮の一部を持ち出すとき。
2.厚生労働省令で定める疾病の有無についてのこの項本文に規定する検査を行う場合において都道府県知事の許可を得て獣畜の皮を持ち出すときその他の衛生上支障がない場合として政令で定めるとき。



[2109] 20ヶ月齢以下のスクリーニング検査で陽性がでた場合、どう判断し行動するのでしょうか? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/18(Sat) 16:06  

古島正樹獣医師が管理している動物新聞より
検査をしても、診断ができなかったらどうする?BSE
http://www1.ocn.ne.jp/~tekitoni/040919.html

「20ヶ月齢以下の陽性検体について、国に確認検査及び確定診断を依頼しても、国が受けるかどうかは疑問です。」

ムムム・・


[2108] Re:[2107] [2103] 「どうしてUSDAは、BSE検査のプロトコルを変えたのか? 」とNCBAが非難。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 14:49  

真名さん。虹屋さん。
日本の報道が、あまたある最近のBSE情報の中から、久しぶりにこのトピックスだけを取り上げたこと自体、ちょっと異常なのですが。

イギリスの Weybridgeのほうでは、IHCと OIE指定の Western BlotとNaTTA Western Blot とPrionics Western Blotの四種類の検査をするようですね。

USDA のほうは、BioRad(BioRad test ELISA systems) とIDEXX(The IDEXX HerdChek BSE Antigen Test )の迅速検査、そして、IHCと、OIE指定のウェスタンブロック検査とDNA検査をするようです。
6月13日に、米英双方が、検査のプロトコルを協議したそうです。
しかし、検体は、12グラムしかないそうですから、大変ですね。
このようなやり方は、勝負に勝てそうな土俵の形を決めるようなもので、このこと一つとっても、きな臭さが伺われますね。

なお、USDAが使用候補に上げているのは、次の5つの検査方法のようです。
Test A ID - Lelystad
Test B Perkin Elmer Life Sciences
Test C (Prionics-Check LIA) Prionics A.G.  (sandwich ELISA system)
Test D (CDI) UCSF  (sandwich immunoassay )
Test E MRC Prion Unit, Imperial College, UK  (immunoassay)



[2107] Re:[2103] 「どうしてUSDAは、BSE検査のプロトコルを変えたのか? 」とNCBAが非難。 投稿者:真名  投稿日:2005/06/18(Sat) 12:54  

笹山様。 その記事の日本版でしょうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050618-00000043-kyodo-int
▲ 全米肉牛生産者牛肉協会のマックアダムス会長らは17日、新たな検査により米2例目の牛海綿状脳症(BSE)感染牛の疑いが再び出てきた問題でジョハンズ 農務長官と会談し、一度「シロ」が確定した牛について別の検査方法で再検査することは同省の検査手続きから逸脱しているとの懸念を表明した。▲▲同協会 は、今回の問題で牛肉の取引価格が下落し生産者に損失が発生したとも訴えた。▲

検査手続! そういう問題なのか? それは本質から晴れていないのか? こういう言動、行動をするから,米国生産者の信用がなくなるんだと思うんですよ。 商売人は下手に出た方が絶対有利(笑)

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2106] 英国の研究所、WBは不得手 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/18(Sat) 11:45  

6/18の日本農業新聞より

日本の複数の専門家によると、米国が倦怠を送った英国の研究所は、IHCの権威だが、WBは得意ではない。WBの技術や精度では、日本がもっとも進んでいる。


[2105] Re:[2100] [2098] 食品残さ利用 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 10:38  

虹屋さん。まりちゃんさん。
これまで、食物残さは、飼料などの利用しかありませんでしたが、このところ、バイオマス原料として利用する動きが出てきましたね。
たとえば、これを、木炭化して、いろいろな用途に当てるというような試みも出てきました。
これらは、あくまで、残さの発生した地点で、オンサイトに処理するのが効率的ですので、小規模の分散型処理施設がクローズアップされてきています。
たとえば、給食センターであれば、そこのセンターの場所で処理するという具合にですね。
また、水分率が多いので、他のバイオマス発電のような利用には適さないようですね。


[2104] 原油価格は、一バーレル60ドルを超え、70ドル線にまでいくとの予想もあり。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 10:21  

今日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、米国産標準油種(WTI)7月渡しで、一時、1バレル=58・60ドルま で上昇、4月4日に時間外取引でつけた過去最高値(58・28ドル)を約2カ月半ぶりに更新し、終値も前日比1・89ドル高の58・47ドルと、終値基準 でも最高値をつけた。

そこで、今後の見通しなのだが、ヒューストンのCitigroup IncのKyle Cooper氏によれば、「需要筋に原油を使い果たしてしまうのではないかという恐れがある以上、一バーレル60ドルにまで上がっても、何の疑問もない。」という。
また、アナリストたちに来週の原油相場の見通しを聞いたところ、58パーセントのアナリストたちが、上がると予測している。
そして、これまでの攻防戦ラインであった、4月4日に時間外取引でつけた過去最高値58.28ドルラインを、今回超えたので、後は、一気に70ドルラインに行き着くという。
また、ガソリン価格については、アメリカ第六の製油所であるシェル石油のテキサスの製油所が、修理のため、半月近く閉鎖されるため、これまた、上昇するであろうとしている。

http://www.hpj.com/dtnnewstable.cfm?type=story&sid=14526


[2103] 「どうしてUSDAは、BSE検査のプロトコルを変えたのか? 」とNCBAが非難。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/18(Sat) 08:43  

USDAと一体だったはずの全米肉牛生産者・牛肉協会(NCBA)が、USDAに対して、「どうしてUSDAは、BSE検査のプロトコルを変えたのか?」と、USDAを非難している。
問題は、これまで、BSE検査の確定検査として、USDAは、IHCを採用してきたのに、今回のケースで、ウェスタンプロットによる再検査を、OIGの要求によって実施したことに対して、異論を唱えているもの。
仲間割れとも見える構図だが、この裏には、ウェスタンプロットを確定検査に入れることによって、多くの疑惑牛が生まれることを、NCBAは警戒している節が見られる。、
http://www.drovers.com/news_editorial.asp?pgID=675&ed_id=3135参照
この「なぜ検査プロトコルをかえたのか?」という点については、日本側としても、別の観点から、アメリカ側にはっきりしてもらわなくてはならない、焦点になりうる。

http://www.hpj.com/dtnnewstable.cfm?type=story&sid=14526


[2102] 外食の原産地表示ガイドラインで意見募集 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/18(Sat) 07:14  

http://www.jacom.or.jp/news05/nous101s05061605.html
>表示する原材料は、メニューの中心的な食材。
牛エキスとか牛脂の産地表示は免れる模様。とぼけたことやってるなぁ。

>「レタスは原則国産ですが、天候の影響などで外国産を使用する場合もあります」などの表示も認めている。
「など」ということは天候以外の影響でもよいのでしょうか。安価とか。

>(社)日本フードサービス協会の調査では食材の情報提供を行っている事業者は16年度で74%。ただし、情報提供の手段は「従業員が口頭で」が6割を占めている。
私は世界調達がウリの企業のお客様相談室に、してやられましたが。「国産骨油」回答は、3ヵ月後には「米国産」として回収。口頭は駄目ですね〜。本社から文書でもらわないと。

http://www.maff.go.jp/www/public/public.html
パブコメしたところで反映されないこのシステム。消費者間での情報共有と自己防衛を強めるしかないですわねー。

さて、このガイドラインを作ったメンバー再掲です。http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050314press_4.htm
この委員のほか、事務局官僚の担当者名をUPしろといいたい私。


[2101] Re:[2099] [1994] 食糞 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/18(Sat) 06:24  

虹屋さん、おはようございます。いつも貴重な情報をありがとうございます(^^
食糞ですが、少数の個体が少数の個体の糞を食べ るということは食物連鎖の中でよく行われていることだと思うのですが、多数の個体の糞を混ぜ合わせて多数の個体に食べさせるというのは食物連鎖の中ではか つてなかったことです。一たび汚染があったときにはどうなのかと私は思います。また、再び家畜の飼料になるまで、糞をどのような状態においていたか、とい うことも消費者には情報が伝わりません。ブロイラー、ウインドゥレスなど大量過密飼育の場などでの糞の払い出しのシステムはどうなっているのか、とか、 (加熱しても駄目な毒素もあるし、投薬やその環境に使用された薬剤も気になるし、)糞の元となる飼料内容も含めて、やはり情報公開が必要なことかと思いま す。

しかし、鶏なんかは飼料の吸収効率が低いみたいですし、鶏には牛の肉骨粉を食べさせて、その糞を牛に食べさせるというのはどういうことになるのか、使ってる人は思い至らないのかなぁ。。

>>2100 そういえば犬や猫の成人病多いですよね(^^;
人間の食べる味付けをしたものは食べさせちゃだめだ!と獣医さんが力説してたような。


[2100] Re:[2098] 食品残さ飼料拡大へ  投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/18(Sat) 00:32  

一番困るのは、弁当やおにぎりなど。
味付けが濃い=塩分などが多い。油・脂分が多い。こうしたものを多食させると、あっという間に家畜が成人病になってしまいます。
おからとか米ぬかなどは既に飼料に使われています。一番始末に困っているのが、コンビニなどで賞味期限切れでだされる弁当などで、先の理由で引き取り手がいない。
 ここを何とかしないと、東京で捨てられた弁当が、飼料と称して北海道へ送られ、野積みにされることになりかねないとおもいます。



[2099] Re:[1994] 食糞 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/18(Sat) 00:19  

>  ※その他、家畜の糞の飼料もあるわけですが、糞はそもそも毒素を排泄する行為でもあり。。。

食 糞自体は、うさぎなど後腸醗酵で栄養を取る草食動物では普通にあることです。馬も子馬がおなかの具合が悪いと母馬の分を食べ腸内細菌のバランスをとること があるそうです。カバの離乳食は母カバの未消化な糞です。鶏が、未消化な糞をつつぃて食べている光景は、平飼いでは良く見られます。
 BSEの拡大は、牛本来の食性にない肉を食べさせたことで拡がった。代用乳も、本来は子牛の食べ物=牛乳を分けてもらっていたのを、全て横取りしようという発送の代物です。
 肉骨粉が飼料に適しているか否かではなく、飼育法の問題の方が本質ではないでしょうか。



[2098] 食品残さ飼料拡大へ PRや人材育成強化/農水省 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/18(Sat) 00:01  

ちょっと考えるのは、包装材とか鮮度保持剤、お弁当に入ってる緑の区分けシート?しょうゆのポリパックとか、そういった余分なものまで飼料に入らないのか、という点です。
ビニールごとパンを与えているなんていう話をどこかで聞いたし。

韓国では飼料化を前提に、楊枝を木製ではなく、米製にしたとかいう話を聞いたことがありますが本当かな?

[2005年06月17日付]
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/news/index2.html
  農水省は16日、米ぬかや弁当など食品残さを濃厚飼料に利活用するため行動計画を決めた。残さの利用に積極的に取り組む地域を支援するほか、残さ飼料の認 知度アップに向け、PR活動に力を入れる。人材育成や飼料供給者と利用者とのネットワークづくりも進める。工程管理しながら着実に実践する。
 
 農業団体やコンビニ、食品産業事業者などでつくる行動会議でまとめた。濃厚飼料の自給率引き上げに取り組むのは今回が初めて。豚と鳥用の飼料に利用する。同省は「地域単位にとどまる残さ飼料の取り組みを全国規模に拡大する」(町田勝弘畜産部長)としている。
 
 具体的には、畜産農家に普及するマニュアルを作り、農家や食品産業の関係者に活用してもらう。7月の関東農政局を皮切りに、地方農政局単位で利用促進に向けたブロック会議を開く。
 
 また、消費者、民間非営利団体(NPO)などと連携した特色ある事例をモデル地区に選び、現地研修などを行う。このほか、需給実態調査や人材育成研修、供給者と利用者の情報交換などを行う。…




[2097] Re:[2092]投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/17(Fri) 23:55  

笹山さん。
農水省も、専門家の方々も米国産牛肉で手一杯では?
専門家の方は、「こんなにデータが無いのでは、審議できない。」と早く、農水省・厚生労働省に諮問を突き返して、時間を作って、こういう問題に取り組んでいただきたいものです。


[2096] Re:[2055] インドネシアでヒト感染鳥インフルエンザ 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/17(Fri) 23:37  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050616-00000075-jij-int
既出だと思うのですが、鶏も30万羽、4月の時点ですでに死亡していたのですね。

気になっていたのですが、中国の報道で、大量の野鳥が死亡したという写真が配信されたとき、死骸をチェックする男性が、何の防備もせずに、マスクもせずに鳥に触れていたと思ったんです。こりゃまずいと思いました。


[2095] 連合の笹森会長ご退任 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 22:08  

第三代目会長鷲尾悦也さんの元で、事務局長をつとめていた笹森清さんが鷲尾さんの後の第四代目会長を引き受けたのが、2001年10月だから、不況真っ只中での任期をつとられたことになる。
私も、労政局長なるものを担当したときに、苗字が一字違いということもあって、よくしていただいた。
むしろ、談論風発というタイプなので、メーデーなどで、声を張り上げてというのは、あまり、似合わないタイプのように思われたのだが。
口八丁手八丁でエリートの鷲尾さんの後だけに、やりにくい面も多々あっただろうが、よくがんばられたと思う。
あのころは、連合さん自身も、政界再編には、大きな期待を寄せていたのだが、近頃では、本音はどうなんだろう?
リップサービス程度のものに、期待縮小しているかも知れませんね。
政界にも、労働界にも、ほりえもん旋風のようなものが必要な時代だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000121-mai-soci


[2093] Re:[2090] 『差額関税制度ができたのは昭和46年』 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 21:34  

ときさん。
いろいろな会社の脱税例がありますが、さりとて、それを阻止しうるスキームもないのが実情のようですね。
たいていの場合は、台湾などの豚肉輸出ダミー会社へ、高値分の送金をした後、実際の安値の取引価格と、税関申告の高値の価格との差額分を、台湾などの豚肉輸出ダミー会社から、融資金返還の名目で、返還送金させるということのようですね。
伝統的なキックバック方式の応用海外版というところでしょうか。
この前の全農秋田の、あきたこまち価格操作と、やや、似ているといえば似ている仕組みですね。
どこでもやっているといってしまうと、酷でしょうか。


[2092] Re:[2088] 月齢何ヶ月の状態でBSE感染したのか?投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 21:13  

虹屋さん。
日本のBSEも、これほど明確な出生コホート群が明らかになってきたのですから、日本の学者も行政も、いったい、これらのBSE牛は、月齢何ヶ月くらいで感染したのかという仮説くらいは、コホートごとに、出してほしいものですね。
代用乳、牛脂、血漿との因果関係が、それによってより明確になってくるでしょう。


[2091] 「一つの病院に7人のH5N1感染患者がいる状態は、かつてないこと」とのWHOの見解 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 20:56  

WHOのPeter Cordingly氏は、ヴェトナムのハノイの病院で、医師を含む7人のH5N1感染患者が出たことについて、
「こ れまで、一つ場所での感染患者数の最高は、5人であった。現在の情報が錯綜しているが、もし、ハノイの一つの病院に医師を含んで、7人がH5N1に感染し ている状態だとすると、これは、かつてないことだ。しかし、彼らがどこから来たのか、彼らは、いつ病院に運び込まれたのか、病院に運び込まれたときの彼ら の症状はどんなものだったのか、私どもは、知らないのだ。これらをとくのは、500個のジグソーパズルを解くようなものだ。」といった。
また、オーストラリアのWHOのAlan Hampson氏は、インドネシアで、ヒト感染鳥インフルエンザが発生したことで、オーストラリアへの影響を憂慮している。

http://www.abc.net.au/worldtoday/content/2005/s1394562.htm


[2090] 『差額関税制度ができたのは昭和46年』 投稿者:とき 投稿日:2005/06/17(Fri) 18:16  

 いまいまに始まった問題でないものを、わざわざいま引っ張り出して流す。
 これは、談合記者クラブ御用マスコミを上手に利用した、印象操作、ならびに、妨害工作である。

平成17年06月15日 「輸入豚肉脱税」 の捜査が煮詰まってきた
http://www.rondan.co.jp/html/kisha/index.html



[2089] 伊藤ハム 投稿者:とき 投稿日:2005/06/17(Fri) 18:07  

 国策捜査でハメられた。
 新検査方式と全頭検査に弾みがつくことをつぶしにかかってるとみます。実際、いまやられてることは、それを阻害することになります。
 犯罪性が不確定のうちにどこからかのリークによって、つまらないことで、マスコミが騒ぎをつくっている。


[2088] 代用乳への肉骨粉の使用 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/17(Fri) 17:54  

以下は人獣共通感染症連続講座(山内一也)(第39回) 5.12.1996 の記載です。

米国でもレンダリングは行 われています。しかし、牛海綿状脳症はまったく発生していません。その理由を米国農務省が分析しています。それによれば・・(4)配合飼料への添加蛋白は 英国は肉骨粉が主体で、米国では大豆や綿の種が主体である。(5)離乳期に子牛に与える代用乳に英国は肉骨粉を添加しているが、米国では植物蛋白のみを添 加している。以上のいくつかの要因があいまって、米国で牛海綿状脳症が起こらなかったと推定している訳です。とくにこの分析結果で強調されているのは、代 用乳への肉骨粉の使用で、これが乳牛に病気を発生させた大きな原因と推定されています。(代用乳は日本の乳牛では普通8日令位から42日令まで与えられて います。)
 我が国の場合、詳細は分かりませんが、飼料に添加される蛋白は、米国と同じく植物蛋白がほとんどで、肉骨粉はきわめてわずかと言われています。また、代用乳には植物蛋白だけしか添加されていません。したがって日本もまた米国同様に極めて幸運であったといえます。
http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses96-39.html

米農務省も、代用乳への肉骨粉の使用が原因と考えていたんですね。
後半の記述は書かれた時点から、日米両国で未発生となっていますが・・
特定動物性油脂(特定油脂)(BSEの感染源となり得る不溶性不純物含有率が0.02%以下ならば牛用飼料に利用できるとされる唯一の動物性油脂)
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05012701.htm
とか
血漿タンパクやらを疑うべきなんでしょうかね。


[2087] Re:[2086] [2081] [2080] 世界初の生体のままでのBSE検査法開発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 17:47  

伊藤ハムさんのほうは、「2日にカナダ政府に申し入れ書を郵送した。費用は1頭当たり20ドル程度と試算し、価格の上乗せなどで賄う考え。4月に米国政府にも同様の申し入れをしたが、受け入れられなかったという。」というそうですが、カナダも無理でしょうね。
やはり、生体牛なり生身の人間の検査ができるという点で、カナダのVacci-Test Corporationさんのほうに軍配が上がるのかもしれませんね。


[2086] Re:[2081] [2080] 世界初の生体のままでのBSE検査法開発 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/17(Fri) 13:13  

笹山さん、日経と朝日によると、伊藤ハムの検査が国内の今のエライザの10分の1の価格という触れ込みで、
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050304AT2G0401204032005.html
http://nature.cc.hirosaki-u.ac.jp/lab/3/animsci/050305_BSE_chips.html
カナダに対し20ドルでPRしてるそうですから、
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?i=2005060811744bs&c=0
この新しい、20ドルの生体牛検査キットも、国内の現行の検査より安いということですね。これで、感度と精度がよければ万々歳ですねえ。詳しい日本の報道はまだだろうか。





[2085] ヴェトナムで、肝心のお医者さんが、鳥インフルエンザ感染 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 12:00  

感染したのは、ヴェトナム・ハノイの the Institute of Tropical Diseasesの男性のお医者さん。
H5N1感染の患者を扱っていたという。
これで、ヴェトナムでのH5N1感染者は、今週に入って7人目。昨年12月からの累計では、62人発症し、うち18人が死亡している。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/HAN298514.htm


[2084] Re:[2082] 16日(米国)にサンプルが英国に発送 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 10:17  

虹屋さん。
これ見ると、ずいぶん念入りな検査をするんですね。
まず、
イギリスの Weybridgeのほうでは、
IHCと OIE指定の Western Blot(NaTTA Western Blot とPrionics Western Blot)

また、アメリカのCenter for Veterinary Biologicsのほうでは、
OIE指定のWestern BlotとDNA
ということですね。

ま た、この水曜日に、「USDAが英国のWeybridgeに、どの種類の検査をしてもらうか、サンプルを英国に送る前に迷っている。」と伝えられたことに 対して、R-CALFのLeo McDonnell氏は、「本来中立的な検査をWeybridgeにしてもらうのに、USDAが、英国の検査方法について言及するのはおかしい。」として いますね。
http://www.foodconsumer.org/777/8/U_S_Cattle_Producers_Deeply_Disappointed_with_USDA_s_Handling_of_Questionable_BSE_Test_Result_Request_Immediate_Action_by_Agency.shtml参照

http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0218.xml


[2083] 生体牛検査は今年秋までに北米で利用可能だそうで。 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/17(Fri) 09:54  

http://www.newswire.ca/en/releases/archive/June2005/16/c2783.html
>「私たちはそのVacci-テスト(TM)BDを予測します、1動物あたりおよそ20ドルの費用で2005年秋までに北アメリカで購買に利用可能でしょう。」と、ホーガンは言います。
"We forecast that Vacci-Test(TM) BD, at a cost of approximately $20 per animal, will be available in North America for purchase by the fall of 2005," says Hogan.

はや。さてどうなって参りますか。


[2082] 16日(米国)にサンプルが英国に発送 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/17(Fri) 09:36  

USDAは16日に、職員がサンプルを携えて英国の研究所へ出発と発表。
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2005/06/0218.xml

[ワ シントン 15日 ロイター] ジョハンズ米農務長官は島村農林水産相との電話会談で、日本の米牛肉輸入再開が非常に遅れているとの認識を示した。一方、 米農務省(USDA)は10日、米国内でのBSE(牛海綿状脳症、狂牛病)検査で牛1頭に陽性反応が出たと発表。USDAはBSE感染確認のため、追加的 検査を準備している。検査結果は来週後半に出る見通し。

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=8805102&section=news


北海道新聞
さらに島村氏が、米国内で新たに見つかった牛海綿状脳症(BSE)の疑いがある牛について情報提供を求めたのに対し、同長官は英国で感染の最終確認を行っていることを説明した上で、「高齢で食用に出回るような牛ではない」と述べた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050616&j=0044&k=200506161538

毎日新聞 
また、米国で2頭目のBSE(牛海綿状脳症)が疑われる牛が見つかった件で、ジョハンズ長官は「高齢牛で、もともと日本への輸出対象にならない」と説明した。会談後、島村農相は「互いに胸きんを開いて意見を交換できた」と語った。
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20050616k0000m020133000c.html

読売新聞 
米国でBSE(牛海綿状脳症)感染の疑いがある2頭目の牛が見つかったことについては、米国側が「もともと高齢で、日本向けの牛肉とは異質」と説明し、島村農相が「重大な関心があり、可能な限り詳しい情報を提供してほしい」と要望した

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20050615i417.htm



[2081] Re:[2080] 世界初の生体のままでのBSE検査法開発 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/17(Fri) 08:52  

わー!笹山さん、すごい検査が出来ましたね!

伊藤ハムさん、今豚肉不正疑惑で大変みたいですが、伊藤ハムの検査だっ て、検査費用が10分の一なわけですから、まぁ、単純にいうと、100億→10億になって、90億も節約できるわけですよ。感度も10倍よくなるわけで す。税金の無駄遣いとか叫んでおられた方々は何やってるんですかね?税金を節約できるチャンスなのに。

さて、この画期的な検査ですが、1検査20ドルだと今とそんなに変わらないのかな?でも生体に適用できるほど感度と精度が高いのだったら、畜産品から感染動物を効果的に排除できますね!詳細が知りたいですね。
すごい情報のご紹介をありがとうございました。これからじっくり見てみます(笑


[2080] 世界初の生体のままでのBSE検査法開発 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 07:45  

サイトhttp://www.newswire.ca/en/releases/archive/June2005/16/c2783.html
によると、この画期的検査方法を開発したのは、Vacci-Test(TM) Corporation http://www.vacci-test.com/ で、一滴の血で、Protein 14-3-3の有る無しがわかるという触れ込み。
結果は30分以内にわかるという。
検査対象は、細菌ウィルスにまで及ぶといい、さらに6種類のVacci-Test(TM)を開発中であるという。
また、動物ばかりでなく、人間のクロイツフェルトヤコブ病の生体診断まで出来るという。
検査コストは、動物の場合、一検査20ドルだという。
詳しくは、Vacci-Test Corporationのサイトhttp://www.vacci-test.com/へ。

http://www.newswire.ca/en/releases/archive/June2005/16/c2783.html


[2079] Re:[2069] [2056] [2052] [2049] クロストリジウム・ディフィシル 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 06:08  

ネモトさん、
このQ&A http://www.timesonline.co.uk/article/0,,589-1643042,00.htmlによりますと、クロストリジウムによる下痢症状を抑えるためにバンコマイシンvancomycin と  メトロニダゾール metronidazole を多用しすぎて、耐性がついたとしていますね。
もっとも、こちらのサイトhttp://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=40805&version=1&template_id=38&parent_id=20では、昨年10月以来、おっしゃるアシネトバクタacinetobacter感染が始まっていたというニュースもありますね。
どちらなんでしょう?
と いうことで、さらに確かめましたら、セントメリー病院で101人感染・39人死んだのは、アシネトバクタacinetobacter感染によるものであ り、Stoke Mandeville病院で12人死んだのが、 クロストリジウム・ディフィシルClostridium difficile感染によるものということのようです。
どちらの菌での死者も、1990年代に比べると、格段に増えているようですね。
http://www.mirror.co.uk/news/tm_objectid=15635978&method=full&siteid=94762&headline=two-new-superbugs-kill-as-many-as-mrsa-name_page.html
なんか、厄介なことになってきたようです。

http://www.timesonline.co.uk/article/0,,589-1643042,00.html


[2078] Re:[2073] 日本経団連タイムス No.2771 (2005年6月16日) 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 05:58  

それどころではなさそうですよ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000301-yom-soci

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000301-yom-soci


[2077] Re:[2074] いよいよヒトの感染症流行か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 05:48  

ときさん。
このProMEDの情報は、その後、訂正が入って、「Tashan病院ではなくて、 Tacheng病院」とのことです。
http://www.promedmail.org/pls/askus/f?p=2400:1001:12049277274078476958::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,29328
Tachengは、例の、鳥インフルエンザが二番目に発生した新疆ウイグル自治区の塔城市ですね。
となると、なお深刻な話で、下記サイトのrecombinomicsでは、「細菌性の肺炎ではなくて、鳥インフルエンザのヒト感染のための病院なのではないのか?」と疑っていますね。

http://www.recombinomics.com/News/06160502/Pneumonia_Xinjiang_Phase_6.html


[2076] アメリカのBSEは、弧発型の可能性か? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/17(Fri) 05:18  

アメリカのBSE疑い牛のイギリスでの検査結果は、まだ出ていないが、関係者の話によると、この牛は、Sporadic BSE(非定型BSE、弧発性(孤発性)BSE、Atypical BSE)の可能性が強いという。
非定型BSE、弧発型BSE、Atypical BSEについては、私のブログの記事「非定型BSEの位置づけ方のむづかしさ」http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=121をご参照。

関連記事
http://www.boston.com/news/nation/washington/articles/2005/06/16/suspect_us_animal_may_have_rare_mad_cow_strain/

なお、これとは関係ないが、今回USDAに再検査を勧告したOIGが、拡大サーベイランスプログラムに関する報告書を出した。
http://www.agweb.com/get_article.asp?pageid=118577参照

http://www.chron.com/cs/CDA/ssistory.mpl/nation/3228701


[2075] 残念ながら常識的にどう見てもおかしい? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/16(Thu) 23:46  

中国は豪州の植民地化を画策=4人目の亡命者・元北京大教授語る
2005年 6月15日 (水)12:34

【シ ドニー15日】オーストラリアのABCラジオは15日、北京大学のユアン・ホンビン元教授(写真)が豪州に亡命したと報じた。中国当局者が豪州に亡命を求 めたのはこの1カ月間に4人目。ユアン元教授は同放送に対し、中国は豪州を政治的な植民地にしようと図っており、そのために大規模なスパイ網を使っている と述べた。これに関連して、豪州の拘留センターに収容されている中国人たちを中国当局者が尋問するのを豪州が認めた事実も明るみに出され、問題化してい る。

ユアン元教授は、中国当局が豪州に大規模なスパイ・ネットワークを持っているとの最初の亡命希望者チェン・ヨンリン在シドニー中国総 領事館1等書記官の話は事実だと述べ、中国の工作員たちは中国人反体制派をターゲットにした活動をしており、これらの工作員は豪州を政治的な植民地にする ために利用されていると語った。ユアン元教授によれば、中国共産党は工作員たちを使って豪州の政治に影響力を及ぼし、豪州を自由と民主主義の基本原則から 徐々に離れさせることを目指すだろうと述べた。

また、15日の報道によると、豪州の入国管理センターに拘留されている50人近くの中国人 が先月、2週間以上にわたり隔離された場所に入れられ、中国政府当局者の尋問を受けた。豪州の人権グループはこうした尋問を認めたことにより、豪州政府が 人権を侵害し、法的な義務に違反した可能性があると批判した。〔AFP=時事〕
http://news.goo.ne.jp/news/jiji/kokusai/20050615/050615005346.wiyjcfo7.html

 日本も同じ工作対象です。もうだいぶやられてるようで。

「ダライ・ラマ」も禁止 MS中国語版ブログ検閲(共同通信) - 6月15日9時1分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050615-00000018-kyodo-bus_all

中国のネット検閲 その“手口”(2005.04.16 東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050416/mng_____tokuho__000.shtml

[2074] いよいよヒトの感染症流行か? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/16(Thu) 22:40  

20050616-0010 ( 2005/06/15 ) PRO>Pneumonia cluster - China (Xinjiang): RFI
中国
肺 炎、集団感染-中国(新彊ウイグル自治区):情報提供依頼# 情報源:ProMED-mail。 ProMED-mail編集部は、信頼できる筋からTashan病院での肺炎患者の集団発生報告の情報を入手した。この発生により、「ウイルス性感染症」 のため、複数の患者および医療関係者が隔離されている。Tashanは、新彊ウイグル自治区の首都から600kmに位置し、最近農業省によりOIE (国際獣疫事務局)に対して渡り鳥でのH5N1型鳥インフルエンザ感染事例が報告された地区である。現在までに、今回の患者についてインフルエンザは除外 され、「A群溶連菌の2次感染による大葉性肺炎」の診断がなされた。 [Moderator注:ProMED-mailでは、今回の集団患者について更に詳細な情報(患者数、患者年齢、転帰)も実施された診断検査の特異情報 も有していない。編集部では、細菌性肺炎患者発生に際して患者と医療スタッフの隔離報告は奇妙であるし、こうした隔離が実施された原因を明らかにしたいた め、この記事を投稿した。関係筋からの情報提供を歓迎する。]
( 重要度:C / 対象:2 )
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb214.cgi


[2073] 日本経団連タイムス No.2771 (2005年6月16日) 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/16(Thu) 22:05  

>また、BSE(牛海綿状脳症)検査を迅速に、かつ安いコストで実施できる診断チップを東京大学、東北大学と共同で開発することに成功、社会貢献、消費者サービスなどの視点から、これを利用した検査実施を米国などに対して働きかけているとの報告があった。
http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2005/0616/01.html
伊藤ハムのやつでしょうか? 感度が10倍、価格10分の1、検査時間も短縮されるのに、なんで日本の食安委や厚労省には働きかけないんだろう。。。?

私はパブコメで、これら、北大の感度100倍の大量検査試作機の情報も含めて、新検査情報を厚労省に送りましたが、厚労省パブコメまとめには出てませんでしたね。



[2072] 公務員倫理規程の徹底図る −農水省投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/16(Thu) 22:01  

http://www.jacom.or.jp/news05/nous101s05061508.html
食品安全委員会にも倫理規程は設けないんですかね〜。(ぼやき)

しかし
>同一業界、団体などと接する機会の多い部署の勤務が長期化しないよう在任期間を3年程度にとどめ、

ちゃんと引継ぎしてくれなければ、問題はまた一からやり直しになるというデメリットもあるんですよね。。


[2071] Re:[2067] フィリピン下院議員が有名ブランド香水販売禁止を要請したとか 投稿者:真名 投稿日:2005/06/16(Thu) 21:57  

あれまー。 これじゃ全部ダメですよお。 そんなにフタル酸使ってましたっけねえ。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2070] 日本の援助・借款がバイカル湖の自然環境を破壊する? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/16(Thu) 21:44  

環境保護の人士:バイカル湖は生態の災難に直面する(boxun news.)
http://www.peacehall.com/news/gb/intl/2005/06/200506161236.shtml

 極東からバイカル湖付近を通じて、中露国境まで、石油パイプラインの計画があり、バイカル湖の汚染や、大規模な森林伐採があるとか。
 別の情報では、バイカル湖そのものの水をパイプラインで、中国北東部へ供給する計画があるとか。
  具体的に資源をめぐって(資源確保戦略によって)、新疆ウイグルからウズベク(キルギス・タジクを越えて)へ人民解放軍派兵、内蒙古からモンゴルへ経済的 連携の強化、チベットで敵対していたインドへ協調関係(従来とは急転換、ネパール、ブータン、ミャンマー、ラオスなど、国境不安定化のおそれ)、中台問 題、東シナ海の日中領海不安定化など、明らかに領土拡張あるいは、経済的覇権拡大を謀ろうとしているのは明らかです。その近年の軍備増強からいっても、国 際関係のパワーバランスを崩す可能性が大です。いわゆる、中華共産帝国といわれるゆえんです。正直、その軍国化と領土拡張主義は、危険です。もはや、香具 師国家のごとく、恫喝恐喝を仕掛けてきています。体制がかわるか、いったん民族ごとにいくつかの国家に分裂する以外、平安をもたらすすべはないと思われま す。(明らかに、満州国があった平和的な時代と、いまの体制は異なっています。)

中国共産党「日本解放第二期工作要綱」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/S47/4708/470801china.html
共産党についての九つの論評
http://www.epochtimes.jp/editorial/9ping.html
スイス政府「民間防衛」に学ぶ
http://nokan2000.nobody.jp/switz/


[2069] Re:[2056] [2052] [2049] クロストリジウム・ディフィシル 投稿者:TJN 投稿日:2005/06/16(Thu) 21:22  

ネモトです。
問題のsuperbugがクロストリジウムなのか、アシネトバクタなのかで対応はきっとがらりと変わります。
クロストリジウムであるのならもともと感染力は低いので感染してしまった患者への治療はともかく、手洗いで封じ込めは可能でしょう。
アシネトバクタであるのなら、薬剤耐性遺伝子は他の菌種、例えば大腸菌などにその遺伝子が拡散してしまうおそれがあり、公衆衛生上の驚異となるおそれがあります。遺伝子の拡散はクロストリジウムであるのなら問題になることはありません。



[2068] Re:[2066] Re.[2065] Re:[2054] [2050] 中国の米作指導に当たった日本人 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/16(Thu) 20:23  

まあ、私のサイトでは、中国の鳥インフルエンザと口てい疫のディスクロージャー問題に絞ってみていきたいと思いますが。
私自身は、親代々、むしろ、親中路線のほうですので。
あしからず。


[2067] フィリピン下院議員が有名ブランド香水販売禁止を要請したとか 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/16(Thu) 19:48  

http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20050616
フタル酸などの問題だと思うんですけど、昔よく○レ○ワとか、ポ○ムとか、使ってたなぁ。。真名さんは何使ってました?(笑 笑い事じゃないか、


[2066] Re.[2065] Re:[2054] [2050] 中国の米作指導に当たった日本人 投稿者:とき 投稿日:2005/06/16(Thu) 19:02  

 日本の農業技術指導者が皆が皆、後年、その技術で作られたものがブーメランのように、自分たちの農業を苦しくさせると予想しつつも、指導しにいったわけではありません。

  最初は、本当に誠意を持って(日本人の愚かな部分かもしれませんが)、相手のためになるならと思って行ったものです。日本が享受している豊かさを、農業生 産においても、まだまだ後進的な中国・韓国も学んで生産物で豊かになって欲しいというまごころから出た行動でした。その技術で自国民が豊かになるのではな くて、特定の人間だけが肥え太ることをもたらしました。相手側の民族性を理解していなかった日本人が莫迦と言えば莫迦です。でも、それが、日本人の美徳な のかもしれません。騙されても騙されても懲りることなくまた騙される。

 そういったことが、やはり次の書籍にも出ています。
『華禍―こんなに中華主義が怖いわけ』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898310788
 もうそろそろ、あらゆる面で、日本人も国際的外交関係と地政学をコモンセンスにする必要があるでしょう。教育がいちばん重要だと思うのですが、教科書採択にすら、近隣諸国が介入してくる日本ですからね・・・。次の話題もネット内では大盛り上がりですね。

2005年06月15日(水) 韓国の子供達が描いた絵に見る韓国教育の異常な現実
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=45126&pg=20050615


[2065] Re:[2054] [2050] 中国の米作指導に当たった日本人 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/16(Thu) 18:10  

中国の米作り指導や、果樹指導に当たった日本人は多いですね。
その技術指導が、今、実を結んで、日本にユーターンしているととらえたほうがいいのでしょう。
このようなことは、将来起こるであろうことは、当時から予測されていた事でした。
むしろ、その時期を加速させたのは、日本側の農業の空洞化のテンポが予想以上に早かったせいともいえましょう。
まあ、身から出たさびです。
もって瞑すべし。
下記サイトは、中国黒龍省で、農業指導に当たった藤原長作さんの物語です。
藤原さんは言います。「日本ではわたしなんかは必要じゃなくなった。」
日本の米作り農家を粗末にあつかった日本農政への恨み節が、聞こえてくるようですね。

黒龍省の鄭 翆さんという方が、藤原長作さんに贈った漢詩があります。
曠野清風飜浪
畦田縁稲成行
藍花紅蓼畦渠傍
鵝鴨嬉游歓唱

佳話伝楊北国
健翁飛渡東洋
嘉禾不負友情長
一片豊収在望

http://www.kahoku.co.jp/oryza/970103z.htm


[2064] Re:[2059] 衆院農水委BSE調査団/再開条件守られているか検証へ来週訪米投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/16(Thu) 18:08  

除かれたSRMやダウナー牛がレンダリングされてビーフエキスとか牛脂とか取り出され、最後に肉骨粉になって、飼料原料にされる所とか、2月に衆院農林水産委員会で取り上げた「糖みつ飼育の若姫牛」の飼育現場とかは視察して欲しいものですね。
3月に「飼料検査は不十分」という報告書を出した米会計検査院の方から話も聞いてほしものです。



[2063] 「日本の食品安全委員会の西郷氏がダウジョーンズ紙に語った」だと? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/16(Thu) 17:36  

まあ、外国紙だからといって、日本の食品安全委員会の事務局は、あまり気軽にしゃべらんほうがいいとちゃうんかな?
Masamichi Saigo, a communications official with Japan's Food Safety Commission, or FSC, told Dow Jones it is far too early to make any decisions based on the limited information released by the U.S. Friday on a possible new case of BSE.

http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=5258


[2062] Re:[2057] [2053] Anchorの存在の有無がプリオンの致死的役割を決めるという研究 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/16(Thu) 17:12  

真名さんのサイトの中に次のような表現がありますね。
「アルツハイマー症患者中に海綿状脳症が隠れていること、それが未発症の段階や発症初期の段階で動物への伝達性を持つということのようですね。」
これを2053の実験で言えば、「アンカーのないプリオン」ということになりますね。
http://www2.niaid.nih.gov/NR/rdonlyres/834FBBD0-9862-459C-BD90-45ADBBB3A90E/0/ChesebrophotoJune2005.jpg
この図の説明がちょっとないのですが、アンカーのないプリオンには、plaquesが凝集して見える、ということでいいのでしょうかね?

http://www2.niaid.nih.gov/newsroom/Releases/variant_protein.htm


[2061] 中国・発電所反対派住民襲われ死傷者 その瞬間映像投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/16(Thu) 14:28  

中国・河北省で、発電所建設に反対する住民らが襲撃される様子が公開されました。(略)

「ワシントンポスト」によると、住民らは地元の共産党幹部が襲撃を指示したとみていて、党の事務所を占拠し、中央政府に調査を求めています。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index_w4.html?now=20050616135119_56k

中国は全然かわってないような。。。


[2060] 輸入中間種苗からアニサキス 投稿者:とき 投稿日:2005/06/16(Thu) 13:18  

中国から輸入のカンパチなど、アニサキスを確認
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/infectious/?1101290639
平成 17年6月15日
厚生労働省医薬食品局食品安全部
中国産中間種苗由来養殖カンパチ等のアニサキス対策について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/06/h0615-4.html

 種苗生産地の水質汚濁と衛生管理不備が原因。
 これでまた、寄生虫駆除剤メーカーの株が上がる?



[2059] 衆院農水委BSE調査団/再開条件守られているか検証へ来週訪米投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/16(Thu) 13:13  

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/flash/index.html?2
[2005年06月16日付] 日本農業新聞
 牛海綿状脳症(BSE)発生で止まっている米国産牛肉などの輸入再開問題で、来週から訪米する衆院農林水産委員会委員長らが15日、記者会見した。委員 長らは「厚労・農水両省が食品安全委員会に諮問している輸入再開条件が、本当に守られているのかどうか検証するのが主目的」と述べた。調査結果によっては 食品安全委員会の審議に影響を与えそうだ。報告書は参考資料として、食品安全委員会にも提出する。
 
 派遣団の名称は「米国の牛肉処理・食の安全に関する実情調査議員団」。20日に出発し、27日に帰国する。ワシントンで米国政府、業界団体関係者らと会談するほか、牛肉生産が盛んな中西部のコロラド州デンバー近郊で牧場や飼料工場、と畜場などの関連施設を視察する予定。
 
 厚労・農水両省の諮問内容は「脳などの特定部位を除去した生後20カ月齢以下の牛肉の安全性が日本と同等かどうか」だが、月齢判別や特定部位除去の信頼性が問われている。


[2057] Re:[2053] Anchorの存在の有無がプリオンの致死的役割を決めるという研究 投稿者:真名  投稿日:2005/06/16(Thu) 10:47  

▲濃密に蓄積した、スクレイピーのプラークが、アルツハイマーのものと近似していたということである。これまで、アルツハイマーの原因 は、このプラーグにあり、この毒素が、ニューロンを破壊しているとして、これの除去のみを考えていたが、このプラークが不活性とも考えられるとすれば、こ れまでのアルツハイマー研究の根幹を揺るがすものになるとしている。▲
例えばこのへんが最も先駆的な研究と思われます。なぜか知らない人が多いみたいです。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19225857.html
「ク ロイツフェルト・ヤコブ病、アルツハイマー症、レトロウイルス性中枢神経系感染症に共通の特徴を同定するために何系統かの実験を行った。我々は、これら痴 呆症類の病原性に共通の経路があり得ることを示すような、特異な神経病理学的、遺伝的、伝達性および形質変化を議論する。」
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/19081870.html
「アルツハイマー症とクロイツフェルトヤコブ病とがにており、アルツハイマー症とされている患者中には海綿状所見を呈するものもあると」
「アルツハイマー症患者中に海綿状脳症が隠れていること、それが未発症の段階や発症初期の段階で動物への伝達性を持つ」

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2056] Re:[2052] [2049] クロストリジウム・ディフィシル 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/16(Thu) 10:18  

TJNさん。
情報ありがとうございます。
この多剤耐性菌は、クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile (CD))だそうで、これは、自然界に普通に存在するもののようですね。
しかし、それが、どうして、MRSAの二倍の殺傷力を持ったのかが疑問視されているようですね。
http://news.independent.co.uk/uk/health_medical/story.jsp?story=647198

http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2-1655162,00.html


[2055] インドネシアでヒト感染鳥インフルエンザ 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/16(Thu) 10:02  

インドネシア東部で、はじめて、H5N1 ヒト感染患者が一名発生した。
この人は、Sulawesi 島の家禽従事者で、25,000羽の鶏を処理しているという。
同じ従事者81人が検査され、そのうち、この一人がH5N1にかかっていることが、血液検査で判明したという。
この患者は、何の症状も見せないことから、タイ・北ヴェトナムと同じ遺伝子型 Z genotypeであると思われる。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2005/06/15/AR2005061500617.html
http://www.asianews.it/view.php?l=en&art=3517参照

http://www.recombinomics.com/News/06150502/H5N1_Indonesia_Confirmed.html


[2054] Re:[2050] 中国米が普通に入っていたとは 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/16(Thu) 09:24  

中国で遺伝子組換米、流通していたというニュースありましたよね。国は偽装新潟コシヒカリのDNA調査をするんでしょうか? 米までこんなんじゃ、たまりませんね。

偽装していた企業のサイトです。
「株式会社ライズ」
http://www.rise-co.co.jp/
http://j-net21.smrj.go.jp/info/genki/genki_h16/040901.html
米のパッケージ表
http://www.rise-co.co.jp/mailorder/index.htm

違法組み換え米、なお流通 中国でと環境団体
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050613-00000237-kyodo-bus_all
中国米をコシヒカリと偽装 福井の業者に業務改善命令
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005061501002613_National.html


[2053] Anchorの存在の有無がプリオンの致死的役割を決めるという研究 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/16(Thu) 09:02  

この研究は、the journal Scienceに発表されたBruce Chesebroを中心とするthe Rocky Mountain Laboratories (RML)の研究者たちによる研究である。
これによると、異常プリオンは、それ自体毒性を持つものなのではなく、細胞膜の中に細胞凝集の根幹を担っているアンカー(Anchor)があるかないかで、致死的か致死的でないかが決まるという。
実験は、生後6週間のマウスを二つのグループに分けて行われ、すべてのマウスに自然のスクレイピー感染因子を注入したところ、GPI細胞膜アンカーが無いようにした遺伝子導入マウスのほうは、500日から600日経過した後も、スクレイピーを発症しなかったという。
Chesebro博士が言うに、この実験は多くの意味を持つという。
一つは、感染因子を注入しても、遺伝子導入マウスのほうは、発症しなかったということである。
第二は、濃密に蓄積した、スクレイピーのプラークが、アルツハイマーのものと近似していたということである。
これまで、アルツハイマーの原因は、このプラーグにあり、この毒素が、ニューロンを破壊しているとして、これの除去のみを考えていたが、このプラークが不活性とも考えられるとすれば、これまでのアルツハイマー研究の根幹を揺るがすものになるとしている。
また、このアンカーの存在の有無がプリオン病の致死性を決めるとすれば、プリオン病の研究も、転換を迫られることになるという。
さらに、アンカーのない未発症のプリオン病の存在も、肯定できることになる。
論文「Anchorless Prion Protein Results in Infectious Amyloid Disease Without Clinical Scrapie 」
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15933194&query_hl=1
http://www.sciencedaily.com/releases/2005/06/050615001037.htm参照

http://www.sciencedaily.com/releases/2005/06/050615001037.htm


[2052] Re:[2049] イギリスで、多剤耐性菌"superbug"が、猛威 投稿者:TJN 投稿日:2005/06/15(Wed) 23:31  

> イギリスでは、新種の多剤耐性菌"superbug"が゛猛威を振るっており、すでに、パディントンのセントメリー病院では、昨年10月から、101人が発症し、39人の死者を出している。

またイギリスですか
バンコマイシン耐性腸球菌(vancomycin-resistant enterococci: VRE)は1986年でイギリス最初に発見されました。
古いところでは有名なMRSAがイギリスで1961年に最初の報告がなされています。
ただPRSPはオーストラリアです。

不思議と抗生剤大国日本では最初の患者さんは出てきていません。何でか知りませんけど。


[2051] 青海省の鳥インフルエンザ情報漏洩で8人が逮捕 投稿者:とき 投稿日:2005/06/15(Wed) 22:38  

 暗澹たる気分。(先に未確認情報で出ていたものと同じだと思いますが。)

青海省の鳥インフルエンザ情報漏洩で8人が逮捕【大紀元日本6月15日】
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/06/html/d48211.html

 結局、最後まで(世界規模でまん延が終わるまで)、正確な情報は何一つ出すつもりはないようです。あらゆるウイルス感染症(トリ、獣、ヒト)をその調子でやるのだな。(怒)


[2050] 中国米が普通に入っていたとは 投稿者:とき 投稿日:2005/06/15(Wed) 22:05  

中国米をコシヒカリと偽装 福井の業者に業務改善命令(共同通信) - 6月15日18時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050615-00000164-kyodo-soci
平成17年6月15日
農林水産省
株式会社ライズにおける精米の不正表示に対する措置(改善命令)について
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050615press_1.html

 日本産のように、厳しい農薬制度のもとでつくったものと同等に扱えるだろうか疑問。水、土壌、大気など化学物質汚染など農地環境も疑問。そして、

不法な遺伝子転換の米は広州に流れ込む(boxun.com 2005年6月15日)
http://www.peacehall.com/news/gb/china/2005/06/200506150015.shtml
 いちど、自然界に放出したら、制御不能ですね。今年に入ってから、新潟県でしたか、遺伝子操作米の実地試験が問題になっていましたけど。
 結果的に、日本にやってくる? 

コンプライアンス(法令順守)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050615ig05.htm
『正直が第一。商いは〈飽きない〉で長い信用が大切だ。』は、もう奇麗事で、人はみな隙あらば、騙すのがあたりまえだと思うのが当然になってきたのでしょうか。最近は、大会社ほど大きいウソをついてるような・・・。


[2049] イギリスで、多剤耐性菌"superbug"が、猛威 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 21:30  

http://www.thisislondon.co.uk/news/articles/19308956?source=Evening%20Standard
によれば、イギリスでは、新種の多剤耐性菌"superbug"が゛猛威を振るっており、すでに、パディントンのセントメリー病院では、昨年10月から、101人が発症し、39人の死者を出している。
この多剤耐性菌"superbug"は、どんな抗生物質にも反応しない細菌で、水や土、携帯電話などを介して感染するという。
症状としては、肺炎と、皮膚・血流感染を引き起こすという。

http://www.thisislondon.co.uk/news/articles/19308956?source=Evening%20Standard


[2048] Re:[2047] [2046] [2045] [2043] [2041] [2038] [2033] 仮説はあれど、実証なしのようですね。 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 21:19  

ホントに実験ないんですか? とても信じられない、というのが正直なところですね。 ホントだとすると、この分野はやっぱりおかしなことだらけ(笑)。 とにかく実物あるんなら試験、ていうのが常識のはずなんですが? そうしないと一歩も前に進めません。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2047] Re:[2046] [2045] [2043] [2041] [2038] [2033] 仮説はあれど、実証なしのようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 21:14  

Keith Meldrum氏は、MBMが少量か多量かにかかわらず、交差汚染は、発生するとし、その考えが、検証もなしに、世界中に広がっていったとする見方もあるようですね。
http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume1/chapte35.htm

http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out236_en.pdf


[2046] Re:[2045] [2043] [2041] [2038] [2033] 仮説はあれど、実証なしのようですね。 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 20:32  

なんでこれが気になるかと言うと、いろいろあるんですが、伝達性ミンク脳症発生のとき、へたり牛の死体を食べているそうなんです。 肉 骨粉を直接食べているのではない。 それでミンク脳症の発生頻度は非常に低い。 羊肉骨粉、牛肉骨粉では経口感染しない(しにくい?)らしい。 すると、 リチャード・マーシュは肉骨粉を疑ったわけですが、実は死体、つまり血液が重要だったのではないかという考え方もできるわけです。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2045] Re:[2043] [2041] [2038] [2033] 仮説はあれど、実証なしのようですね。 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 20:29  

笹山さん。 ありがとうございます。 確認してみます。
肉骨粉経口感染実験はないんですかねえ。 英国での感染爆発当時、疑惑肉骨粉はたくさんあったわけですから、まずその実験をやるのが当然です。 従って、ごく当たり前の実験を私が知らないだけかと思ったんですけどねえ。 どうなってるんでしょう?
代用乳も感染実験やったら、すぐに分かることだと思うんですけどね。 カイ検定なんていう阿呆くさい(笑)ことをやっている人たちまでいて。 そんな統計的手法で科学的結論が出るわけありません。 私はびっくりしてしまいました。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2043] Re:[2041] [2038] [2033] 仮説はあれど、実証なしのようですね。 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 19:39  

真名さん。
真名さんのテーマにあったサイトとしては、このサイトが一番疑問に答えていると思います。
詳しくは読んでいませんが、このサイト「HYPOTHESES ON THE ORIGIN AND TRANSMISSION OF BSE」http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out236_en.pdfの12ページぐらいからですが、Wilesmith をはじめとして仮説は、あまたあれど、それを実証したものは、ないというのが、お粗末ながらの結論のようですね。
アリステア・クリュックシャンク(Alistair Cruickshank)氏の書簡
http://www.bseinquiry.gov.uk/files/tr/tab101.pdf
が当時の流れを決めたようですね。
キーワードration  MBM BSE experiment dose
で、真名さんのほうでも、当たって確かめてみてください。

http://europa.eu.int/comm/food/fs/sc/ssc/out236_en.pdf


[2042] 水銀の環境汚染問題 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/15(Wed) 19:32  

医学及び公衆衛生団体が将来の水銀暴露を阻止するためにEPAを訴える(食品安全情報blogより)
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20050615#p5
火力発電所について訴えたそうです。

>>2036 笹山さんありがとうございました。

>>2039 パブリックコメントなんて結局形式だけですね。
馬鹿にされたもので。


[2041] Re:[2038] [2033] どなたかご存じないでしょうか? 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 17:41  

笹山さん。 ありがとうございます。
これ、brain materialの経口投与はされているのですが、飼料(ratio)現物あるいは肉骨粉の現物の投与実験はないような気がするのですが。 私が見落としたかな? ご存じでしたら教えて下さい。 

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2040] 認識の共有?? 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/15(Wed) 17:24  

認識の共有??
「認識を共有」というよりも「日米両政府は野合したものです。」というのが意味がよくわかるが、、、

牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関する御意見の募集についての厚生労働省の回答より

47への回答
「20ヶ 月齢以下の牛に由来する牛肉に限定するという輸入条件は、昨年10月23日に日米局長級協議において示された一定の条件・枠組みの一つであり、食品安全の 確保には検査は不要であるという米国側主張と、検査は必要であるという我が国の主張の双方が考慮された結果、食品安全委員会による審議を含む日米それぞれ の国内承認手続きを条件に、認識の共有が行われたものです」
52への回答
「米国においては、BSE発生リスクが極めて低いとして、@  BSEサーベイランス検査と A 30ヶ月齢以上の牛からの中枢神経系のSRM(特定危険部位)の除去を実施していますが、日米BSE協議においては、米国の国内措置では国内と同等の 安全性が確保されていると確認することが困難であることから、両国のBSE対策に関する技術的・専門的視点からの議論を経て、牛肉輸出証明プログラムを上 乗せ措置として設けることとし、昨年10月23日、第4回日米局長級協議において、食品安全委員会による審議を含むそれぞれの国内の承認手続きを条件に、 貿易再開について認識を共有したものです。」

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&KID=495050002&OBJCD=&GROUP=


[2039] 厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集結果について 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/15(Wed) 16:47  

ようやく発表されました。
厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集結果について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&KID=495050002&OBJCD=&GROUP=

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&KID=495050002&OBJCD=&GROUP=


[2038] Re:[2033] どなたかご存じないでしょうか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 16:35  

BSE Inquiryでは、ここの部分Volume 2: Science
7. Conclusions drawn from the scientific response to BSE
Assessment of research in response to BSE
http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume2/chaptef2.htm#814030に書いてありますね。

http://www.bseinquiry.gov.uk/report/volume2/chaptef2.htm#814030


[2037] Re:[2031] 追加検査以前に 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 16:31  

この程度http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/index.htmlしかわかりませんし、情報も古いですね。

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/index.html


[2036] Re:[2032] カリフォルニア沖で11時50分にM7.4の地震があったのですが 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 16:29  

ここhttp://earthquake.usgs.gov/eqinthenews/2005/usziae/でわかるみたいですね。

http://earthquake.usgs.gov/eqinthenews/2005/usziae/


[2035] Re:[2028] 13日付記事:牛の脳をまだ英国に送っていない、とありますが? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 16:25  

http://www.consumersunion.org/pub/core_food_safety/002398.html
の中のここの部分ですね。
Although USDA said last Friday that it would send brain tissue to the UK Weybridge laboratory, so far it has not done so.
確かに、「今までのところは(so far)、送付していない。」と書いていますね。

http://www.consumersunion.org/pub/core_food_safety/002398.html


[2033] どなたかご存じないでしょうか? 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 16:15  

異常プリオンを含む飼料(例えば以前の英国の肉骨粉)を牛に経口投与した発症実験はあるのでしょうか?無知で申し訳ありません。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2032] カリフォルニア沖で11時50分にM7.4の地震があったのですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/15(Wed) 14:13  

平成17年6月15日12時25分 日本への津波の有無については現在調査中です。(第一情報)
http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/quake/quake.050615122553.03.0.html

平成17年6月15日13時19分 この地震による津波の心配はありません。(第二情報)
http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/quake/index.html

とのことですが、ちょうどずっとテレビを見ていましたが、このニュース知りませんでした。現地はどうなっているのでしょう?震源は沖のようですね。

チリ北部でM7・9の強い地震、8人が死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050614-00000202-yom-int
今朝7時ごろにはチリでも大地震があったようです。


[2031] 追加検査以前に 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 13:37  

アメリカは、ウエスタンブロット法による検査手順の詳細と、
試験結果を示すデータシート、実験者、実験場所などのデータを公開 するべきなんでは? 日本では陽性牛の最終データぐらいは公開してますね。 ほとんど詳細を公開しないで秘密裏に進めているのが変です。 そうしてもえら ると、サンプルがすり変えられたときに、すり変えを検出できます(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2029] Re:[2028] 13日付記事:牛の脳をまだ英国に送っていない、とありますが? 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 13:31  

まだ協議中だからじゃないですか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050615-00000592-reu-int
▲今回問題となった牛の脳サンプルの残量はわずか12.5グラム。USDAは現在、そのサンプルを使用してどのような追加的検査を行うか、英国の研究所の専門家と協議中だという。▲
もうウエスタンブロット用に潰してしまったのかなあ?
時間稼ぎ(笑)かも。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2028] 13日付記事:牛の脳をまだ英国に送っていない、とありますが? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/15(Wed) 13:06  

ウエスタンブロット法の採用をUSDAに要請=米消費者同盟、飼料規制怠るFDAに批判も
http://www.jc-press.com/kaigai/200506/061503.htm
  米農務省(USDA)が6月10日、BSE(牛海綿状脳症)に感染した疑いのある牛を検出したと発表した問題で、米消費者同盟(CU)は13日、BSE感 染を最終確認する方法として、より客観的なウエスタンブロット法を採用するよう、USDAに要請した。USDAは10日、BSE感染を最終確認するため、 感染の疑われる牛の脳組織を英国の研究所に送ると発表したが、「未だ送付していない」という。

 CUはさらに、米食品医薬品局(FDA)が1年以上前に約束した飼料規制を依然、実施していないと批判した。
(2005年6月15日発信 日本消費者新聞)

コンシューマーズユニオンのサイト(13日付け)
http://www.consumersunion.org/pub/core_food_safety/002398.html
http://www.consumersunion.org/




[2027] ヴェトナムで、6人が新たにH5N1鳥インフルエンザ感染 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 12:24  

これで、昨年12月以来のヴェトナムでの感染者数は、61人となり、そのうちの18人が死んだ。
新たな感染者6人は、ハノイの病院にいる。

http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/HAN229490.htm


[2026] アメリカBSE疑惑牛三頭の検査時期 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 11:40  

1945で、以前、虹屋さんから、今回の最初の検査で陽性になった牛はどの牛なんだというご質問がありましたが、このサイト「BSE Test Results」http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/test_results.htmlを見ますと、虹屋さんがおっしゃるように、一頭目が、6/21から6/27検査(2004年6月25日)、二頭目が、6/28から7/4検査(2004年6月29日)、三頭目が、11/15から11/21検査(2004年11月19日)ということになりますね。
例の騒ぎがあったときの検査分が、第一頭、第二頭、だったわけです。

http://www.aphis.usda.gov/lpa/issues/bse_testing/test_results.html


[2025] Re:[2024] [2023] [2017] 毎日新聞・望月靖祥氏 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 11:14  

なるほどー。 ありがとうございます。
まあ、新聞は立場がそれぞれありますよね。 私は、「報道」がある程度できていれば、立場はどうでも良いと思っているんですよ。 望月氏ほどきちんとできていなくとも良いですが、読売はちょっとマズいという程度のことです。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2024] Re:[2023] [2017] 毎日新聞・望月靖祥氏 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 11:07  

毎日新聞さんは、両刀使いのようで、安全志向派と、産業重視派とが、同じ環境部門で、同じ安全問題を、バランスよく発言されているようですね。
ですから、一部の記者さんの良識発言を頼りにしていると、土壇場で、こんなはずではなかったと、悔やむこともありかも?
私の感じですが。


[2023] Re:[2017] 毎日新聞・望月靖祥氏 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 11:00  

だんだんMarikoさんのフィールドに引っ張られているようですが。
毎日新聞の望月靖祥氏は「理系白書ブログ」の人と関係あるんでしょうか?
彼の記事をいくつかみていくと、ごく細かいお話は別として、事実報道として、全体的な客観性とか目配りのよさに感心してしまいましたので。
毎日新聞・望月靖祥氏の記事は客観性が高い
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24930741.html

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2022] Re:[2019] 乳牛との情報 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 10:53  

虹屋さん。
いろいろ、情報錯そうしているようですね。
現地情報は以下のサイトで、確認できますが、現地も、まだ確認できていないようですね。
U.S. Department of Agriculture: http://www.usda.gov/wps/portal/usdahome
Independent Cattle Producers of Texas: http://www.icatexas.com
Texas and Southwestern Cattle Raisers Association: http://www.texascattleraisers.org
Cattle Facts: http://www.cattle-fax.com
Texas Cattle Feeders Association: http://www.tcfa.org
The Organic Consumers Association:http://www.organicconsumers.org
The Center for Media and Democracy : http://www.prwatch.org
Consumers Union: http://www.consumersunion.org/


[2021] Re:[2017]これは保護者向けです 投稿者:真名  投稿日:2005/06/15(Wed) 10:37  

> Speak Easy版:子どものニュースウィークリー
>http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/25244895.html
>http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/25251157.html
>http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/25257477.html
残念ながら、子供はブログを読まないとおもいますので。
しかし、読売新聞って、ほんとスゴイ新聞ですね。
子供向けにあんな嘘書いていいのかって。
保護者の方はお考えになった方が良いと思いますよ。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2020] こっけいな「特定外来生物被害防止法(外来生物法)」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 10:31  

6月1日から「特定外来生物被害防止法(外来生物法)」が施行されたことで、各地で、オオクチバス駆除事業などが始まっているのだが。
第1次規制対象種に指定されたのは、オオクチバスなど37種類で、これらは、今後、無許可で飼育したり、野外に放したりすると、懲役3年以下か300万円以下の罰金となる。
ということで、規制が強化されれば、夜陰にまぎれて、近くの沼に密放流というのが、世の常で、まさに、この法律は、皮肉にも、「コモンズの悲劇」を体現しうる規正法となった。
「特定外来生物増殖促進奨励法」とでも言うんでしょうか。
環境政策にも、北風政策と太陽政策とがあるわけで、犬公方的政策は、このような場合、予期せぬ結果に終わることが多いようだ。
中でも、びっくりしたのは、環境省の外郭団体(自*環*研*セ*タ*)が、皇居堀のオオグチバスの駆除作業を請け負っていることだ。
これって、焼け太り?
こんなことだったのなら、むしろ「オオグチバスやカミツキガメのデポジット制」のほうが、よっぽど効率的だったのにね。
子供たちのいい小遣い稼ぎになりますわ。
H.D.ソローに対し大きな影響力を与えたエマソンは、あるとき、パリの植物園にある標本室を訪れたときの印象を、次のように書き綴っている。
「標本それぞれが、自然の中では野蛮とされるものもあり、美しいとされるものもある。しかし、自然物を野蛮物と見るか、美しいと見るかは、所詮は、人間という一生物の持つ属性によるものである。」
ここらあたりで、環境省さんも、よく、このエマソンの言葉をかみ締める必要があるのではなかろうか。
http://coursesite.cl.uh.edu/HSH/Whitec/LITR/5535/models/2005/projects/rp05hoffman.htm 参照


[2019] 乳牛との情報 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/15(Wed) 10:22  

6/15日本農業新聞
「@テキサス州の乳用種A昨年11月に見つかった牛との情報もある」
「(島村農相は)15日夜に予定する米農務長官との電話会談でも、詳しい説明を求める考えだ。」


[2018] 腹腔鏡手術、半数が不合格…一線の医師対象に初テスト 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/15(Wed) 08:51  

腹腔鏡手術、半数が不合格…一線の医師対象に初テスト
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050615i101.htm

>経験を積んだ医師を対象に、日本内視鏡外科学会が初めて行った技術認定審査で、消化器・一般外科領域の全体の合格率が53%にとどまり、約半数が不合格になったことが14日わかった。
>受験者は日本外科学会など他学会の専門医資格を持つ第一線の医師。それでも、患者数が多い胃や大腸の手術では合格率が40%台と低く、技術格差が浮き彫りとなった。
>申請者はいずれも病院では、指導的な立場で手術を担う専門医。
>切除や縫合の基本ができていないケースもあった(抜粋)

といえば、先日、ヘルニアの手術を内視鏡下で行った方が出血が酷く輸血した、という話をきいたばかりのような。


[2017] お子さま向けBSE解説 読売版とSpeak Easy版 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/15(Wed) 08:34  

読売新聞が、お子さま向けのBSE解説記事を掲載しました。

子どものニュースウィークリー
牛肉の安全性が問題BSE(牛海綿状脳症)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/children/weekly/20050613ya01.htm

Speak Easyの真名さんが、読売新聞のミスリードを心配されて、お子さま向けの解説を連載くださいましたので、ご紹介まで(^^
Speak Easy版:子どものニュースウィークリー
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/25244895.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/25251157.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/25257477.html
http://blog.livedoor.jp/manasan/

一番感染しやすいのは子供なんですから、子供のうちから一生懸命勉強して自衛しなくてはならない時代とは、本当に洒落になりませんわね。いや、ほんとに。


[2016] なぜ、USDAは、ここにきて、ウエスタンブロット検査をしたのか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 07:58  

今日の、このワシントンポストの記事「USDA resisted retesting suspect mad cow」http://washingtontimes.com/upi-breaking/20050614-050531-3767r.htmを書いたのは、2010で紹介したSteve Mitchell記者であるが、氏は、これまでUSDAが、Consumers Union http://www.consumersunion.org/な どから、昨年11月のBSE疑惑牛に対して、ウエスタンプロットでの再検査をせよとの要望には、この6ヶ月近く応じてこなかったのに、どうして、ここにき て、OIG の再検査要求に応じて、ウェスタンブロット検査を、急にすることになったのか、その意図をいぶかっている。
また、なぜ、OIG が、ここにきて、再検査要求をしたのかについても、いぶかっている。
おそらく、その背景には、相当のものが隠されているものと見ているのだろう。
また、この記事http://www.commondreams.org/views05/0613-28.htmで は、John Stauber氏が、「今明かされようとするアメリカのBSE隠蔽」(Mad Cow USA - The Cover-Up Begins to Unravel)と題して、これまで、ニューヨークタイムズなどが、アメリカのBSE隠蔽疑惑を摘発しようとした経緯をつづっている。
また、この記事「Despite Likely 2nd U.S. Mad Cow, Bush Admin Refuses to Adopt Safeguards」http://www.cattlenetwork.com/content.asp?contentid=5293では、USDAは、二頭目のBSEでも、現在のファイアウォールのスキームを変えようとはしないであろう、としている。

http://washingtontimes.com/upi-breaking/20050614-050531-3767r.htm


[2015] 議長不信任案こそ「見せかけの反対」 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/15(Wed) 07:39  

民主党は14日、河野洋平衆院議長の不信任決議案などを17日にも提出する方針を固めた。与党が19日までの国会会期の延長を議決するのに対抗するもの。

というものなのだが、しかし、ちょっと、血迷い気味、八つ当たり気味ですね。
もともと、立法府内部での、議長不信任というものは、総理不信任より重いものなのに、後遺症なしの「ハームレス」だからといって、気軽に議長不信任のダンビラをかざすのは、それこそ、岡田さんのおっしゃる「見せかけの反対」なんじゃなかろうか。
もっと、「攻めれば固まってしまう」というお相手方の特質を逆利用したほうが得策だと思うんですけどね。
とばっちりを受けた河野さんには、ご同情申し上げます。

http://www.asahi.com/politics/update/0615/002.html


[2014] Re:[2013] 繁殖用肉牛のBSE 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 23:33  

虹屋さん。
IHCを確定検査にしてきたことによって、どれほどの「お見逃し」があったか、というのが、一番のポイントでしょうね。
山内先生のおっしゃるとおりでしょう。
ロイターの二報で、「この牛は beef breed である。」と書いていますが、月齢から見て、おっしゃる繁殖用肉牛とも見て取れますね。
アメリカのBSE発生で、食品安全委員会の良識派が元気が出てきたことは、何よりです。


[2013] 繁殖用肉牛のBSE 投稿者:虹屋 投稿日:2005/06/14(Tue) 23:08  

6/14の日本農業新聞より、日本農業新聞のWEBに出ていないところから
 「米国が原則としてきたIHCは薬品で着色した病源体を顕微鏡でみるため、調べる範囲がずれると感染牛でも陰性と誤認してしまう。」
 「日米両国が設けたBSE問題の作業部会では、山内一也東大名誉教授や北本哲之東北大学大学院教授らが「IHCだけでは不十分」と指摘。WBとの併用を求めたが、米国は応じなかった。」
 「山内委員は「感度はWBが最も高い。今回の3頭以外に一時検査で見逃された陽性牛はいないのか、米国の総点検が必要だ」と問題視する。」

繁殖用肉牛のBSE
北米ではカナダで2例発見
 カナダの1例目 2003年5月20日(70か月齢、雌、肉用繁殖)
      2例目 2005年1月2日(98か月齢、雌、乳用繁殖)
      3例目 2005年1月11日(81か月齢、雌、肉用繁殖)

「(米 国の)子牛生産のところをごらんいただきますと、自然交配による季節繁殖が行われております。一般的にまき牛という言い方をしておりますけれども、数十頭 の雌の群に、通常は1頭だと思いますが、雄を入れて、2カ月ないし3カ月ぐらいの自然交配を行うという形態が取られます。草地の中で自然交配が行われるわ けです。
 牛は、生理的には1年じゅう繁殖可能でございますけれども、通常はえさの利用可能性、草地の草の生えぐあいといったことを考慮しまし て、春分娩と秋分娩になっております。この中でも春分娩、3月から5月ぐらいに子牛が生まれるように繁殖するというのが大多数だというふうに聞いておりま す」
 出典 第1回牛の月齢判別に関する検討会速記録

肉用牛の妊娠期間は平均285日(280〜290)。3月から5月に分娩さ せるためには、6月から8月に草地に放牧して自然交配を図る。(4,000ha の牧場には母牛だと300 〜 350 頭が放牧されるそうである。プラス雄牛=種牛が10頭前後か)今回のテキサスの牛は9月に発見されているから、多分、妊娠しているかの点検の際発見された のではないか。

何時、肉骨粉などを食べたか?
米国での妊娠した肉用牛での給餌例は見出せなかったが、日本では妊娠末期には配合飼料を与えている。米国でも春分娩での妊娠末期は、2月前後と草地に草が十分に無いだろうから、配合飼料を与えているのではないか。?
 また子牛に対しては、母牛の乳、草地の粗飼料の外に補助飼料を与えている。
したがって@、子牛のときの補助飼料。A妊娠末期の配合飼料が肉骨粉などを摂取する機会ではないか。また、草地に肉骨粉などが肥料として施されていれば、それを介してプリオンを摂取したことも考えられる。

この牛を基点としたBSE拡大

繁殖牛では雄=種牛の数は圧倒的に少ない。(しかし、肉質には雄からの遺伝の影響が大きいから、血統などの情報の蓄積は種牛が圧倒的に多い。)
雄牛である場合、精液による垂直感染は今のところ否定されている。
したがって、この牛から肉骨粉などがつくられ動物用飼料に使われて起こる交差感染が問題となる。

雌牛の場合は、この交差感染のほかに母子感染による垂直感染も考慮しなければならない。仮に97年5月生まれだとすると5頭前後生んでいる。


[2012] 原点に返って、日本のBSEの発生原因を考える一つの資料 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 23:07  

やはりなんといっても、Michael Balterの「ORIGINS OF BSE: Intriguing Clues to a Scrapie-Mad Cow Link」http://www.highbeam.com/library/doc0.asp?fr=1&full=yes&docid=1P1:44018045&refid=ls_pub&skeyword=&teaser=&origurl=http://www.highbeam.com/library/doc3.asp?docid=1P1:44018045&refid=ls_pub&skeyword=&teaser=
なのでしょうね。
そういえば、イギリスでのBSE発見前から、それらしきものを日本で見かけたなんて話も、聞いたことありますね。
農林水産省なり北海道の農民たちは、スクレイピーについての情報を、これまで、100パーセント開示してきたのでしょうかね?
BSEでなくて、BASE(牛アミロイド型海綿状脳症)の観点からの日本のBSEの原因追求が図られる時のような感じがしますね。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=121 参照


[2011] Re:[2007] [2005] 地球温暖化って本当にあるの? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 22:34  

ときさん。
早速ご賛同ありがとうございました。
山形浩生さんが訳された、Bjorn Lomborg http://www.lomborg.org/の「Scientific American (SA) 2002年1月号での11ページにわたる批判に答える」http://cruel.org/kankyou/sarebuttal.pdfを御礼代わりに掲載しておきます。
どうも、環境省をはじめとする訳知り顔の環境論から脱皮して、これからは、The Skeptical Environmentalist にシフトしていきたいと思っているこのごろです。

http://cruel.org/kankyou/sarebuttal.pdf


[2010] Re:[2006] [2004] テキサス州BSE疑惑牛は、Lone Star Beef社のものか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 21:40  

まだ、Lone Star Beefがクロということではありませんが。
Lone Star Stateというのは、テキサス州の愛称なのですが、どうして、外電が、わざわざテキサス州といわないで、Lone Star Stateといっているのか、また、southern Texasとも報じている、ということで、さては、と、邪推してのことなのですが。
こ の テキサス州のSan AngeloにあるLone Star Beef Processors, LPという会社は、全米18番目に大きいミートパッカーであり、と畜会社であるということですが、ここをすり抜けるBSEまがいの牛があるということを UPIのSteve Mitchell記者がしつこく追求し、昨年5月4日のワシントンタイムズのこの記事「Only 3 mad cow tests done at Texas firm」http://washingtontimes.com/upi-breaking/20040504-062108-3791r.htmになったというわけですね。
Steve Mitchell記者は、the Freedom of Information Act法にもとづいて、2002年から2003年にかけてのと畜場での数千にわたる記録を調べ上げて、このLone Star Beef Processorsが、この二年間で三十五万頭の牛をと畜しているにもかかわらず、検査したのは、たった三頭であることに不信を抱いたのが始まりのよう です。
ここの社長のBurley Smithさんという方は、地元の顔役のようで、このhttp://www.capweb.net/zip/76904ように、政治献金もしていらっしゃるかたのようですね。
会社の概要は、http://www.cattlebuyersweekly.com/information/marketshare/beefpackers.htmlの22番目に書いていますね。
例のステーキで有名の会社との関係は、よくわかりません。
http://www.nodowners.org/media_nytimes12.htm参照
もっとも、クロとはわかっていませんので、その点、ご注意願います。


[2009] 毎日新聞がニンニク注射を推奨しているようですが 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/14(Tue) 20:47  

毎日新聞は、プラセンタ問題をどう考えているんでしょうか?

暮らしWORLD:「ニンニク注射」を打ってみた においのもとが疲れに即効(五十嵐英美記者)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050614dde012100013000c.html

>ちなみに「ニンニク注射」を単独にするよりもプラセンタと合わせたカクテル点滴をするのが主流です。(くしかたクリニック)
http://www.kushikata-clinic.com/treat/placenta/plasenta.html
>※当クリニックでは、プラセンタとニンニク注射のダブル効果で、さらに高い効果が期待できる混合点滴をお勧めしています。(メディアージュ銀座みゆきクリニック)
http://www.mediage.co.jp/specially/total_.vitamin.html#
>※プラセンタは安全性と有効性が確立した自然薬です。副作用の心配はありません。(シロノクリニック)
http://www.shirono.net/chiryou/biyou_naika/placenta/

ニ ンニク注射とプラセンタ(ヒト胎盤)注射を同時に扱うクリニックや美容外科は少なくないわけで、その点を毎日新聞はきちんと伝えるべきではないでしょう か?プラセンタは「輸血」と同じく特別生物由来製品に指定された製品で、その「危険性」問題点を患者に伝えなければならないものなのですが、それが出来て いないクリニックが多いのですから。

特定生物由来製品の特性について情報提供する際の具体例
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/03/dl/s0319-4c.pdf
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1114833596/

追加です。上記の記事は14日夕刊ですが朝刊はこれ↓
薄毛:女性の原因はホルモン減少−−「ライオン」研究チーム
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050614ddm041040019000c.html


[2008] 米MS中国でブログ検閲に協力…「自由」「人権」は×投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/14(Tue) 20:21  

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_06/t2005061443.html
鳥インフルエンザはどうかしらん?


[2007] [2005] 地球温暖化って本当にあるの? 投稿者:とき 投稿日:2005/06/14(Tue) 20:13  

 御意に御座います。

環境と文明の世界史―人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4896915364
 目からウロコの新書です。ユダヤ人がなぜ嫌われるのかもわかります(西洋文明にはつきものの奴隷売買を手懸けたからとか)。環境史を地球温暖化問題につなげる識者・学者は、イカサマインチキ人間だと思いますが・・・。


[2006] Re:[2004] テキサス州BSE疑惑牛は、Lone Star Beef社のものか? 投稿者:まりちゃん 投稿日:2005/06/14(Tue) 19:59  

> Lone Star Beef

む?笹山さん、これステーキで有名なところですか?
ビーフジャーキーとか。。


[2005] 地球温暖化って本当にあるの? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 19:47  

クールビズでにぎわうところに水をかけるようで申し訳ないが、私は、かねてから、この地球温暖化論には、かなり懐疑的である。
何か、仕組まれたものが、この地球温暖化論には、隠されているように思われてならないのだ。
もちろん、日本は、京都議定書のご本尊だけに、このような懐疑論は、国賊者として否定されるのがオチなのだが。
それに、私自身も、京都の宝ヶ池での地球温暖化防止京都会議(COP3)にまで行った口なのだし。
しかし、その会議の中身については、かなりストイックなものを感じた。
と思っていたら、海外サイトだが、Skepticism.Net というのに、地球温暖化懐疑主義のリンク集http://www.skepticism.net/faq/environment/global_warming/が出ていた。
なるほど、同じようなつむじ曲がりは、世にたくさんいるらしい。

http://www.skepticism.net/faq/environment/global_warming/


[2004] テキサス州BSE疑惑牛は、Lone Star Beef社のものか? 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 17:51  

Lone Star Beef社は、このProMEDの記事http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20040510-0090に 書いてあるように、昨年5月に、BSE検査をされるべきものが、行われずに疑惑をよんだところであるが、今回のBSE疑惑牛が、このLone Star State(テキサス州の愛称)の群れの一部のものであるとの一部筋の報告(Cattle Buyers Weeklyの記事など)に対して、それがLone Star Stateの一部かどうかについては、 the Texas Animal Health CommissionのBob Hillman氏は、承知していないとのみ答えた。
http://www.chron.com/cs/CDA/ssistory.mpl/front/3224280 参照
このLone Star StateにあるLone Star Beef社は、カナダ議会で証言した例のLester Friedlander博士の証言にも出てきた会社ですが、これは、かなり怪しいですね。
ここの会社の牛肉であるとすると、構造的なBSEもみ消し疑惑が浮上することになります。
なお、上記に関する記事とは、次の通りです。
The announcement did not pinpoint Texas as the home state, and the agency declined on Monday to confirm published reports speculating that the cow was once part of a Lone Star State herd. Several publications, including Cattle Buyers Weekly, suggested that the cow came from Texas.

http://www.chron.com/cs/CDA/ssistory.mpl/front/3224280


[2003] Re:[2001] これじゃ「パー」バード 投稿者:真名  投稿日:2005/06/14(Tue) 17:37  

笹山さん。どうもありがとうごさいます。
ハーバード大学のリスクアナリシス(the Harvard-Tuskegee Risk Model Study)っ何ですか? て聞くのは止めておきます(笑)。 そんな難しいことわかりませーん。

▲ 仮定a:  もし、10頭のBSE感染牛がアメリカに輸入されたとしたなら、cattle oral ID50感染価50値が、20年にわたって、人間の口に入るであろう。▲
 根拠不明。 そもそも「牛間の感染経路」は未確定だからです。 肉骨粉そのものかもしれませんが、肉骨粉を水に溶かした「スターター」の幼牛への投与かもしれません。 血漿タンパク質かもしれません。
▲ 仮定b  500頭のBSE感染牛が輸入された場合、cattle oral ID50感染価3400値が、20年にわたって、人間の口に入るであろう。▲
仮定aと同じ理由で根拠不明。
仮定bは仮定aの頭数(10)の50倍ですから、感染価は50×50=2500がベースライン。 それに対する乗数が問題ですが、この研究は、34/25しか見込んでいません。 この乗数も根拠不明。 感染経路が未確定だからです。

▲イギリスにおけるBSE流行の間に、vCJDが100例あったことから、百万頭のBSE牛がいて、ID50感染価数百万値が、(英国の人々に)曝露されたことを意味する。▲
 とてもついていけないですね。 「正しい可能性もあるが、間違っている可能性もある」としかいえません。
 いくつかの問題点があります。
 ○ ヒト狂牛病の診断問題。 vCJDはたまたま見つかったケースにすぎないかもしれません。 他の形態の痴呆症中にヒト狂牛病が隠れている可能性がありますが、よく分かりません。
 ○ vCJDの診断問題。 そもそもサーベイランスの有効性がどの程度あるか?
 ○ 潜伏期の問題。 孤発性CJDは発症年齢中心が63歳。 vCJDは種の変異を経ているので、これより劇症であると考えるべきであり、従って潜伏期は63年より短いとしかいえないんじゃないですか?
 ○ 輸血感染、医療感染の問題。
 ○  ヒトへの適応による種の変異の問題。 vCJDは、ウシを宿主とする病原体が、ヒトへの適応に成功したことを示しています。 いったんヒトへの適応に成 功しますと、その後はどんどん小変異を重ねて感染性、症状発症の容易性が促進されていきます。 症状が変わってくる可能性も否定できません。
 ○ サイレントな感染
 ○ 病原体は何なのかという問題
 ○ 従って、いったんヒトに適応すると、医療関係を含むさまざまなルートで爆発的に拡大する可能性は否定できませんでしょう? この場合には、牛はもはや無関係となるわけです。

 要するに、この種の数値計算というものは、多数の定性的仮定(境界条件)の上に成立するものですから、もとの仮定に疑義がある状況で使用してはいけません。

定性的仮定というのはこういう意味。
ほんの10年前には、狂牛病はヒトに伝染する証拠はないといわれていたのです。
そのときのデータに基づいてハーバードリスクアナリシスをしたら、ヒトへのリスクはゼロでした(笑)。

http://blog.livedoor.jp/manasan/


[2002] 台湾で、超党派の議員が、保健省に、アメリカ牛肉輸入禁止を要請 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 17:29  

今年の4月からアメリカの牛肉輸入再開を決定した台湾だが、今回のアメリカのBSE(狂牛症)発生疑惑を受けて、台湾の超党派の国会議 員(台湾団結聯盟(台聯)のョ幸媛氏と、黄適卓氏、国民党のョ士葆氏、民進党の謝欣霓氏ら)が、台湾の保健省に対して、店の棚からのアメリカ牛肉の撤去 と、アメリカ牛肉の輸入禁止を求めた。
議員たちが言うに、台湾は、まだBSE発生国でないのに、向こう見ずにも、他国に先駆けて、アメリカからの牛肉輸入再開をしてしまった。
アメリカの牛肉輸入問題については、その意思決定過程を、国民の声も聞き、透明、かつ慎重にすべきであると主張している。

http://www.cdnnews.com.tw/20050614/news/shwx/733640002005061319500049.htm


[2001] Re:[2000] [1999]唐木さんが、日本の食品安全の理論的支柱として珍重される理由 投稿者:笹山登生 投稿日:2005/06/14(Tue) 17:06  

真名さん。
唐木教授が、日本の食品安全の理論的支柱として珍重される理由は、唯一つ、ハーバード大学のリスクアナリシス(the Harvard-Tuskegee Risk Model Study)のよき理解者だという一点だけですね。
その根拠となったのが、以下のハーバードリスク分析センターのジョージ・グレイ氏などの研究での次の箇所です。
「も し、10頭のBSE感染牛がアメリカに輸入されたとしたなら、cattle oral ID50感染価50値が、20年にわたって、人間の口に入るであろう。もし、500頭のBSE感染牛が輸入された場合、cattle oral ID50感染価3400値が、20年にわたって、人間の口に入るであろう。これらの数字をもとにし、予測をすると、イギリスにおけるBSE流行の間に、 vCJDが100例あったことから、百万頭のBSE牛がいて、ID50感染価数百万値が、(英国の人々に)曝露されたことを意味する。」
これからが、ハーバード大学のリスクアナリシスのミソで、BSE罹患牛の英国からの輸入を阻止し、危険部位を食ルートに入らなくし、AMRの肉を使わないようにすれば、アメリカでのBSEは怖くない、というのが結論なのですね。
しかし、このハーバード大学のリスクアナリシスの神話も、もろくも崩れつつあるというのが、今の現状なのでしょう。すなわち、牛の感染価と人間の感染価を無理してつなげてしまったところに、このハーバード大学のリスクアナリシス理論の致命的欠陥があるのです。

http://www.hcra.harvard.edu/pdf/March2002.pdf
If ten infected animals were imported into the United States, around 50 cattle oral ID50s would become available for human consumption over 20 years. If 500 infected animals were imported, 3,400 cattle ID50s would reach the human food supply over 20 years. To put these numbers in perspective, it is estimated that over the course of the BSE epidemic in the U.K., which has so far resulted in just over 100 cases of vCJD, there were approximately 1,000,000 infected animals that likely would have meant several million cattle oral ID50s to which humans might have been exposed.