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笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年3月17日 アメラジアン問題を矮小化してはならない。−国籍法の見直しにまで踏み込んだ対応を−



アメラジアンとは、沖縄の米軍基地所在地において、米国軍関係の米国人を父

親とし、日本人女性との間にうまれた子供たちのことであるが、これは、何も日

本だけでなく、米軍基地のある世界各国で共通の問題である。

アメラジアンの教育をうける権利の問題や扶養義務を負う米国人の父親よりの

養育費の取立ての問題は、先の沖縄サミット前の森談話でしめされた方針の

履行を、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020316-00000640-jij-pol で、昨日、川口外務

大臣が再確認した形であるが、根本的な問題は、いまだ未解決である。

第一は、養育費請求に関する二国間協定締結の問題である。

世界で、これに関し、米国政府と協定を結んでいる国が、2カ国、米国各州と協

定を結んでいる国は、19カ国あるという。

日本は、そのいずれも結んでおらず、とくに、バージニア州・テキサス州の方か

ら、協定申し入れの話もあったが、日本側は反応を示さなかったという。

第二は、国籍取得の問題である。

国籍法第1条・14条にもとずき、父親の米兵が特定できている限り、日米の二

重国籍を取得し、22歳までにいずれかの国籍を選択できる。

しかし、国籍法改正時に国籍の定まらなかったものについての救済措置として

、日弁連では、日本国籍取得手続の運用を改め、国籍法に定める国籍留保届

出期間経過後の救済措置の運用にあたっては、親権者一方の届出による国籍

取得を認めるべきとの主張をしている。

米国籍でも日本籍でもない、米国外の外国籍しかない子どもの簡易帰化、日本

国籍再取得の手続きについても、配慮すべきとの主張がある。

これらの根本的な解決なくして、沖縄に対する国の本当の配慮はあり得ない。




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