笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年7月7日
生産人口の間引き政策




世界の発展途上国における本当の間引き問題の中心は、再生産を不可能とするための女性の間引き問題です。

それと同じように、今の日本のリストラ問題は、自己責任を大義名分にしての生産人口の間引き-退場-です。

これが、昔であれば、農村に擬似的失業状態、-幾ら農業に従事する人口が増えても、生産性があがらない状態での、実質失業状態-で、生産にニュートラルな状態でのバッファーかあったわけです。

現在では、生産人口からの退場は、玉突き衝突的に、労働人口の高いスキルの持ち主から低いスキルの持ち主への緩慢なる失業の移転を生じさせます。

高卒の就職率の低下はその最後の帳尻を、労働市場新規参入の段階であわせられているからです。

このように考えますと、失業による現世代の不幸は、ドミノ的に、中期的な社会不安を引き起こしていることになります。


HOMEへ目次へ

HOME -オピニオン -政策提言 -発言- profile & open - 著書 - 政策行動-図書館-掲示板 -コラム- リンク- 政策まんが