九州発トップニュース

更新: 02/10/2001 10:38:24

長崎大教授が有明海の葉緑素減少を衛星画像で確認


クロロフィルが豊富なことを示す白や赤の海域が目立つ1988年4月15日の画像(後藤教授提供、下画像も)
 長崎大大学院の後藤恵之輔教授(環境工学)らは9日、魚のエサとなる植物プランクトンの光合成に不可欠な役割を果たすクロロフィル(葉緑素)が、有明海で減少していると発表した。1986年から2000年まで人工衛星でとらえた画像を解析して突き止めた。クロロフィルは肥よくな海を示す指標とも言われ、養殖ノリの不作など漁業不振が深刻化している有明海の疲弊ぶりが、改めて確認された。

 解析には、3月から5月にかけて撮影された画像を使用。

 大気中の光線の誤差を踏まえた計算式で割り出したクロロフィルの量を、少ない海域から順に、黒(1リットル中に0マイクロ・グラム以上〜5マイクロ・グラム未満)―青―緑―黄―赤―白(同10マイクロ・グラム以上)の6段階に分けて表した。1マイクロ・グラムは、100万分の1グラム。

海域に白の部分がほぼなくなった2000年5月2日の画像
 その結果、88年4月15日の海岸線は、白や赤でクロロフィルが豊富な海域が目立つが、2000年5月2日は、白の部分がほぼなくなり、数値が比較的低めの海域が広がっていた。

 筑後川河口や諫早湾干拓の潮受け堤防の外側の海などでも、クロロフィルが減少していた。

 後藤教授は「潮受け堤防の閉め切りによる急激な変化は見られなかったが、もっと長い期間をかけて分析する必要がある」と話している。





◆捜査情報漏えいで法務省、福岡地検次席を更迭
◆押収パソコンの記憶装置外される
◆福岡市部長が業者提供の携帯電話を1年余使用
◆「違法捜査」と覚せい剤被告に一部無罪 福岡地裁
◆兄殺害容疑で53歳大工を逮捕 宮崎
◆長崎大教授が有明海の葉緑素減少を衛星画像で確認
◆島原城のウメ、見ごろに
◆イルカの大群捉えた 壱岐沖で海保ヘリ

過去のニュースindex HOME

◆各県別過去のニュースはここをクリックしてください◆