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笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年5月10日 英国で、狂牛病対策ルールの一部見直しへ



私の発言「世界の狂牛病問題は、すでに、新たな展開をみせている」 http://www.sasayama.or.jp/diary/2002feb10.htm  で
「Over Thirty Month Scheme (OTMS)」ルールの見直しが検討されていると述べたが、URLhttp://news.ft.com/ft/gx.cgi/ftc?pagename=View&c=Article&cid=FT39OAZ3Y0D&live=true&tagid=ZZZPB7GUA0C&subheading=UKのように、5月7日、英国の食料庁は、このことを正式発表した。

OTMSルールとは、原則生後30カ月以上の食肉の販売禁止措置であり、1994年の初の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病発生と、1996年の10人の同病発生をうけて、1996年4月から実施されたものであるが、かねてより、これのみでは、人への変異型クロイツフェルト・ヤコブ病対策としては、はたして十分なのか、ということについての疑義があった。

最近の英国のvCJD発生状況は、2000年28人、2001年20人、今年に入って、今までに7人、1995年以降トータル111人が志望し、10人が生存中である。

残念ながら、その発生のテンポは上がってきているのが実情だ。

たがって、今回のルール見直しは、表面、緩和措置ともとらえられがちであるが、狂牛病からvCJDへの感染リンクの特定の根本的な見直しに入ったと見るべきであろう。

このことは、その他のルールであるDate-Based Export Scheme (DBES)(1997年10月2日 に決定。1996年8月1日以降の牛肉、牛肉製品の輸出禁止措置)の見直しや、肉骨粉がBSEの主原因なのか?についての見直しにまで発展する可能性がある。

このことは、日本や世界の狂牛病対策の根本的な見直しにまで広がる可能性を有したものである。

とにかく、BSEとvCJDとのリンクについては、正直言って、何一つ原因がわかっていないことは、SSCが認めるごとく事実なのだから。



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