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笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年3月19日 政治関連報道のスタンピード現象

スタンピードとは、http://manabow.com/words/stemp01.html のように、牛の群れが、

一発の銃声のもと、一定方向に暴走するさまを表した言葉だが、お茶の間ワイ

ドショーに代表されるこの頃の一連の政治報道に、マスコミや視聴者や有権者

が、ある時はこっちの方向に、そして、その喉が渇くまもなく、今度はこっちの方

向へと揺れ動く現象には、危うさを感じる。

もっとも、逆からみれば、依然としてオールドメディアたるテレビの健在さを示す

証左ともいえなくもないが、その証左を示すが為に、次から次へと血祭りがおこ

なわれているのが、いまの現象なのではないのだろうか。

私も、政治家になりはじめたてのころ、「メディアで有名になったものは、メディア

に滅ぼされる。」という言葉をよく聞かされたものだが、メディア依存型政治家か

ら脱皮することが、このスタンピード現象から免疫体たりうる唯一の道なのかも

しれない。

野党も、真紀子さんやマスコミの後なぞりの、尻馬追求だけでなく、独自のパラ

ダイムを示さなければ、今度は逆に「ほろぼされる。」ことになるのでは?



追記 この記事を書いた後におこったこと。
「ニューズウィーク日本版」2002/03/27号( http://www.nwj.ne.jp/ 参照)は、日本の政治をワイドショーに持ち込み、 政治の大衆化を 促しているのが、「政界サーカスの演出者たち」であるとし、民主主義が、「国民が多くの情報をえることからはじまる。」とすれば、ワイドショー化した政治は、民主主義に背馳するものではないとしている。

ところが、この雑誌が発行されてからのち、このストーリーが、いささか、ドンデン返しをみせているのだから、発行者もあわてているだろう。

この紙で「テレビに出るのは、責任をはたすため。」と、おっしゃっていた、政界サーカスの猛獣づかいのご当人が、急遽、ムチうたれなければならないはめになったのだから。

「政治報道のスタンピード化」で、はからずも、、「メディアで有名になったものは、メディアに滅ぼされる。」といった言葉が、ここでは、現実になりそうな雲行きである。

 


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