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笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年3月06日 意図のはっきりしない法定外税が多すぎる。

たとえば、「すぎなみ環境目的税」(通称「レジ袋税」http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/skmzeian_gaiyo.pdf )。

法定外税には、普通税と目的税とがあるが、これは、名前からすれば、使途目的の明確な目的税なのだろう。

新税の創設によって、抑止的な効果を狙う場合と、税の増収によって、その及ぼす対策強化を目指す場合があるとすれば、目的税は、むしろ、抑止効果よりも、そのあがり税収によって、対策を強化するという意味合いが強いであろう。

皮肉な言い方をすれば、環境負荷のかかるレジ袋が、多くつかわれても、結果、税収があがれば、その税収をもとにした対策予算で、レジ袋多消費による環境負荷対策は、解決可能というわけである。

ところが、この「すぎなみ環境目的税条例」をみると、レジ袋使用抑制のための必要な措置としながらも、一方で、廃棄物の減量など環境保全に関わる施策に要する費用を捻出するとしている。

さに、「二兎を追うものは一途をも得ず」の、構図ではないのか。 

では、所定の税率では、効果があがらなかった場合はどうするのか。

高率にすれば、対策の財源はあつまらず、低率にすれば、抑止効果は中途半端ものとなってしまう。

首長のパフォーマンスとしての法定外税ブームにたいしては、もっと地道な検証が必要だ。





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