笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年6月25日 地域おこしって必要なの?



一流の田舎のキーワードに、おくればせながら、ようやく天下のNHKも、目を向けてくれてきたようですね。

うーん「本当にまちおこしって必要なの?」ってのは、厳しい指摘ですね。

もともと「おこし」でなくて「オコシ」だったんですよね。原点は。

このキーワードがこの世に登場してから、すでに30年近く、私も、そのころ、地域開発センターの主催するシンポジウムなどで、議論したことが懐かしく思い出されます。

でも、もうそろそろ、さっきの質問のように、「それって必要なの?」と、問い直す時代なのかも知れませんね。

域の変革とは、「経済的には、「みんなが幸せになる改革」できなくても、気持ち的には、「みんなが幸せになる改革」」、これが原点なんでしょうね。

それが、一村一品運動で、換金回路をむらやまちに作ることに、行政一体となって狂奔してしまった。

そこに、苦い反省があるんでしょうね。

そこで、原点はというと、地元の町村長さんたちには、評判悪いメニューとなるんですが、改めて、地域の資源をつなぎ合わせ、再構築して、物質的にも精神的にも、良循環のシステムを作り上げるということなんでしょう。

ここで、URLhttp://www.zeri.org/background.htm でのZERI(ゼロエミッション・リサーチ・イニシアティブ)のプロジェクトの数々は、私たちに、地域起こしの原点を再認識させてくれます。

いずれも発展途上国むけのプログラムなんですが、地域内循環の好例を、私どもに再認識させてくれます。

こんなところからの「町おこし」の再出発もいいんではないんでしょうか。

まさに、地域内良循環システムとアイデンティティーの再構築ですね。

ここで、いくつか、ZERIの地域内良循環システム設計の例を例示しますと、

http://www.zeri.org/projects/mushroomfarmingoncoffeewastes.htm は、コロンビアで行なわれているプロジェクトで、次のような循環回路の考え方からなっています。

「コロンビアはコーヒーの国--でも、その99.8パーセントは使われていない--これを農場の農場のしいたけ栽培のホダ木に使う--しいたけの残さいは牛のえさにする--牛の糞からバイオガスをつくる」

という循環システムの構築ですね。

でも、これではあんまり原始的過ぎるという向きもあろうとおもいますので、
http://www.sasayama.or.jp/library/tosyo-40.htm

では、デンマークのカロンボー工業地域
http://www.novo-nordisk.dk/environm/ebr98/site/greenaccountsfor.html
の、工業団地におけるインプットとアウトプットの再設計再利用の例もあります。



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