笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年7月11日
浮かんでは消える日銀の外債購入構想



昨年の秋にも、このような構想が浮かんで、また、消えた。

URLhttp://www.bloomberg.com/jp/news/shihyo.html?s=APSvl8ifqkoaMtJP6は、中原日銀審議委員の見解。

今度は、本物なのかしら。

まあ、為替介入で、ドルを買う代わりに、ドル債を買うんだから、流動性の違いは別として、ある時間差をおいて同様の効果をもたらすという考えなのだろう。

実際、日本銀行が財務大臣の代理人として行なう為替介入は、すべて政府の「外国為替資金特別会計」(以下、「外為会計」)の資金を用いて行われ、その原資は、ドル買い・円売り介入の場合には、「政府短期証券(FB)」を発行することで円資金を調達し、これを売却してドルを買い入れているんだから、これを外債の購入に換えれば、その過程が、2段階、省略できることになる。

では、ドル売り円買いの場合はどうか。

財政法第5条により、外債を買う反対の行動-日銀の国債引き受け-が許されないんだったら、これは、可逆的政策ではなくなる。

じゃ、この日銀の外債購入構想は、財政法第5条制限突破が、真の目的ってことかな?

参考-日銀の外債購入とは?-あるサイトからコピペ-

翁邦雄日銀金融研究所長らが提唱してきた外国為替の供給による量的緩和策の1つ。日銀法第40条第1項には「日銀は必要に応じ自ら外国為替の売買を行うことが出来る。」とあり日銀による外債購入は日銀法に抵触しないとの見方がある。いずれにしても為替市場での外貨売買は財務省との調整が必要であることから、実現のためにはいくつかのハードルをこえなければならず時間を要しよう。


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