笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年7月7日
ポピュリズムをプルーラリズムへと転換することに失敗した田中知事



ポピュリズムに対する概念は、エリーティズムhttp://www.iranian.com/Opinion/May98/Power/ である。

田中知事は、まさに、官僚支配のエリーティズムに対し、テレビなどを駆使したポピュリズムによって、旧習打破を計った。

自らの立場なり意見が少数派であるうちは、ポピュリズムは、正に一枚岩であった。

しかし、世論の風向きが変わってき、誰しも、ダム反対を言い出すようになると、一枚岩であったポピュリズムは、徐々に多次元に進化し始める。

同じダム反対でも、いろいろな考えによって、ポピュリズムが層別化してくる。
プルーラリズム(多次元主義)への進化である。

ここで、田中知事は、いろいろな観点からの代替案をプレゼンテーションし、これまでの切り込み隊から、一歩下がった形でのスタンスに変えなければならなかった。

しかし、そのような状況変化にもかかわらず、彼は、当初の論理をオウム返しのように繰り返した。

そこに今回の混乱の落とし穴があったように思える。

そういえば、小泉総理も、ポピュリズムからプルーラリズムへの転換に失敗した口でしたね。


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