笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年7月2日 地方ベースの問題を国ベースの問題へ引き上げる「昇華回路」が必要



地方ベースの問題として矮小化され、取り上げられている問題でも、こまかい枝葉を取り払って、国の制度改革の問題として昇華しうるネタとなりうるものは、結構ありますね。

これらの昇華回路の担い手を、これまで、業界団体と称するものがやってきたわけです。

でも、たとえば、提案型NGOが、この役割を果たすとすれば、結構、地方議員の手をわずらわせなくても(地方議員をバイパスにしてしまっても)、国政ベースの制度要求に仕立て上げることは、かなり可能なんではないかと思います。

これは、政策決定を代議員にゆだねないで、政策決定過程の一部に、住民が参加することを意味します。。

もちろん、いろいろな考えの住民がおりますから、その過程において、いろいろな摩擦が生じるでしょう。

その調整機関として、グランドワーク的なNGOが必要となります。

では、政治家は、何をやるかといえば、マクロとしてのトレンドに対する決定権のみに限ってたずさわることでも、それは良いと思います。

街づくり手法でも、特区構想的なものに載せれば、アイデアに枯渇している中央官庁の官僚の目をひきつけることは出来ますし、たとえば、このHPでAさんがかねてから主張されているような「一流の田舎」というような、魅力あるキーワードをプレゼンテーションできれば、議員抜きでも、中央官庁は飛びついてきますよ。

もっとも、省益の拡大に結びつきそうなものに限られるでしょうけれども。

本来議員というものは、この昇華回路の仕掛け人的な働きをしなければならないのに、残念ながら、そうは、なかなか、なっていないようです。


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