笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年7月1日 途中で速くなるエスカレーター

URL: http://www.asahi.com/business/update/0701/002.html
こんな記事を見て、うーん。これは、私も、こんなのあったらと、考えていました。

技術者ってのは、やっぱり、いろんなこと考えてるもんですね。

私の考えていたのは、階段を、高速中速低速の三段階に分割して、乗り込みと、乗り降りの加速衝撃を緩らげるというもんでしたが、これは、どうなっているのでしょうね。

乗っている同じ階段が、その場所によって、速度を変えられるってのは、不思議といえば不思議です。

階段が連続してつながっていないで、ばらばらになっていて、その都度牽引する動力がスムーズに変わりうるシステムか、または、個々の階段それぞれが、自走式にでもなっていれば、話は別ですが。

そこで、当の三菱電機さんに電話で聞いてみました。

URL: http://www.mitsubishi-elevator.com/jp/whatsnew/200202_2.html
がその構造のようで。

これによれば、エスカレーターの階段が、従来の直角に切り立ったものでなく、「へ」の字型になっているところにミソがあるらしい。

すなわち、一つの階段を上からみると、直角の階段よりも、への字型階段の方が、蹴上げの斜面の部分だけ、1.5倍長い。

乗降時には、階段部分がフラットになり、蹴上げの斜面分が、平行移動の時だけ、短くなる。
同時に、ここでY字型のリンクをおこす形となって、駆動ローラーが動力からフリーとなって、速度が落ちる。

こうして、動力は、一定の速度であるのに、リンクが、強く駆動ローラーにあたるか、あたらないかによって、スピードが変わるというものだ。

なるほどね。

三菱電機さんに聞くと、世界でも、いろいろな工夫がされていて、階段部分がパンタグラフ状態になっているものもあるらしい。

それらに比べて、この三菱電機さんの方式は、「シンプル・イズ・ベスト」の方式のようだ

さすが、バリアフリーの雄「三菱電機」さん、やりましたね。

そんなニュースのあとに、フランスで開発の速度変換エスカレーターが、営業開始当日、転倒者続出なんてニュースが入ってきました。


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