笹山登生の発言・寸感アラカルト


2002年2月24日 可逆的(reversible)経済政策への知恵が、いま必要だ。

政府与党のデフレ対策に新味のあるものが生まれ得ないという。
財政政策発動に禁欲的である政府と、金利の高度ゼロメートル−非負制約のもとで、操縦しようにもし得ない日銀が、頭をひねっても、新味のあるものは、生まれ得ないであろう。

では、一方の野党といえば、経済危機をあおるばかりで、自らの方策のなさを糊塗しているのみである。

一方学者はといえば、 従来どおりのインフレターゲット論に、唯一の理論的主張の根拠を置くぐらいであり、いかに学者なるものが、デフレ対策に無力であるかを示しているのみである。

N教授など、「いま本当の危機が始まった 」「国まさに滅びんとす」とかいうおどろおどろしい名の著作をものしては、 火事場稼ぎをしているのみである。

要は、与党も野党も、政府も学者も、可逆的(reversible)経済政策への知恵を、全く持ち合わせていないことに、国民の不幸がある。
提案なき危機を叫ぶ輩は、国外に逃げ支度でもすれば良いのである。

先にも、この掲示板で話しているが、いま必要なのは、デフレ阻止対策なのではなく、デフレ共生対策なのである。

そのスタンスに政策の足場を据えれば、新味のある政策は必ず生まれてくる。



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