笹山登生の発言・寸感アラカルト


2001年10月31日 汗牛充棟から楽牛空棟の時代へ

 
2万冊をこえる司馬遼太郎さんの蔵書をおさめた「司馬遼太郎記念館」http://www.shibazaidan.or.jp/kinen.htmlが昨日オープン。

今朝の各紙は3層吹抜けの記念館の上層から俯瞰した写真をのせている。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011030-00961604-jijp-dom.view-001

まさに汗牛充棟はこのことかと、目を見張るばかりの壮観である。

汗牛充棟とは、「牛に(運ばせれば)汗し、(積めば)棟に充つほどの多さの蔵書。」との意味だそうだが、デジタル時代の今日では、その存在感はとぼしい。

私のホームページにもリンクしている平凡社の百科辞典にしても、ブリタニカにしても、私の手許には、何もない。

いわば「見えざる汗牛充棟」ならぬ「楽牛空棟」の時代である。

しかしそれにしても、この司馬遼太郎記念館の蔵書の存在感は物凄い。

おそらく、設計者の安藤忠雄さんは、アナログ時代最後の情報の砦としての「汗牛充棟」の象徴なり鎮魂歌を、この記念館にあらわしたに違いない。



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