笹山登生の発言・寸感アラカルト


2001年10月08日 行政の不作為

  狂牛病が第二のエイズになりうるとする見解がありますが、エイズ問題と違う点がいくつかあると思います。

    エイズの場合は、血液製剤がエイズを発症させたという意味で、原因なり感染経路はすこぶる単純にとらえられます。

 水俣病のばあいも、同じです。

    しかし、狂牛病からクロイツフェルヤコブ病にいたる感染経路は、複雑かつ不透明です。

 長期間にわたる暴露歴がどうであったかを トレースするのは至難の技です。

    また、牛の狂牛病の段階では、食物連鎖。人のクロイツフェルヤコブ病の段階では、食物、血液、組織(tissue)、遺伝転写等の連鎖と、多岐に分かれます。

    この因果関係のトレーサビリティを確保していくのは、容易なことではありません。

    だから、どこか大元で責任を取ったあとは、対策とトレーサビリティ確保のための諸策の充実に努めることのほうが生産的であると考えます。

 


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