笹山登生の発言・寸感アラカルト


2001年10月05日 グローバリズムの転換点


今回のテロが、グローバリズムの転換点になるのではないかという意見は多い。

今日の日経の8面に、「グローバリズムという妄想」という著書で知られるロンドン大学政治経済学院教授のジョン・グレイさんが、このあたりのことについて、的確なコメントをしている。

それによれば、グローバリズムには、1.新しい技術の伝播 2.自由市場が世界に広がるという普遍主義にもとずく考え方  の二種類があり、そのうち、1については、今後も続くであろうが、2については、今回のテロを転機に、終焉にむかうという。

テロ後のここ数年は、建て直しのための危機管理/市場介入が進むという。
これらの調整機関を経て後、これからは、各国とも、現実的/多元的な経済システムを目指す「控えめなグローバル化」が進むという。

これらのトレンドを踏まえるとすれば、日本の構造改革も、いたずらな市場主義依存型の考えは、修正されるべきである。

「控えめなグローバル化」は、日米関係にも、微妙な修正を迫るであろう。


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