笹山登生の発言・寸感アラカルト


2001年11月11日 チャールズ皇太子は、ブレア首相のとばっちりを受けた。

笹山登生 101/11/11(Sun) 12:32:04 削除
URL:
ラトビアの16歳の少女が、訪問中のイギリスのチャールズ皇太子の顔に、バラの花束でパンチを食らわしたのが、このhttp://www.ananova.com/news/story/sm_444422.html写真。

にもかかわらず、チャールズ皇太子は、この少女に対し寛大な措置をと、嘆願しているとのことである。

えらいもんだ。

ふりかえってみれば、チャールズ皇太子のアフガン爆撃についての見解は、常に、世界のイスラム圏の人権無視につながらないように配慮すべきとのものであったし、、開戦後も、皇太子自ら、積極的にイスラム関係集会に出かけ、公平な社会的取り扱いを受けるように配慮してきただけに、ちょっとかわいそう。

むしろ、ブレア首相のアフガン爆撃への異常なまでの張り切り方のとばっちりが、ここにきて、チャールズ皇太子にあたってしまったと見るべきなのかもしれない。

イギリス国内におけるブレア首相の威信低下は、近時著しいものがあり、その格好の挽回チャンスが、今回のアフガン攻撃と見て取れなくもない。

これに、日本も引きずられた面も否定できないだろう。

今回の戦争の底には、やはり根強いグローバリズムと反グローバリズムの対立があることは確かだろう。

加えて、日本サイドの事情としては、中国とアメリカの蜜月化と、アジア経済における日本経済力の相対的な沈下のもとで、張り切らざるを得ないという事情もあるのだろう。

日本には、こうしてチャールズ皇太子のような汚れ役を果たしてまでも、真実を訴えうる人間はいないのだろうか。

行動しない日本の皇室に期待出来ないとすれば、そのことは、ちょっぴり残念でもある。

グローバリズムの流れに抗し得ない日本、アジアから見放される日本、過去の経済大国の栄光を捨てきれない日本、いろいろなことを考えさせられる今回のチャールズ皇太子の一件であった。


HOMEへ目次へ

HOME -オピニオン -政策提言 -発言- profile & open - 著書 - 政策行動-図書館-掲示板 -コラム- リンク- 政策まんが