笹山登生の発言・寸感アラカルト


2001年5月21日 二階建て水路への取り組み



今日の朝日新聞の社説は、宇都宮大学の水谷正一さんの、二階建て水路への取り組みを紹介している。

これは、ドイツの近自然工法(http://www.wwf-fr.ch/pages/Auried_d.htmまたはhttp://www.southernwind.co.jp/swnet/doibio6.html参照)の日本的な適用といったらよいであろう。

このごろはドイツの近自然工法の紹介として、環境団体などが、やや、表面的な捉え方をしているのが気になる。

表面からのみ見ると、昔の川の土手などの復元とのみ見えるのだが、多くの場合、その裏舞台では、水収支を考えたコンクリート作りの施設があって、そこで、昔の景観と今日的な水収支や防災機能などとを調和させていることまでも、環境団体は紹介していない。

環境・景観維持には、かえって、金がかかるのだ。

そこの二重投資が可能かどうかで、環境先進国の気構えが問われるというわけだ。

この水田についての試みのように、二律背反の表舞台と裏舞台とを、二階建て水路というような知恵で切り抜けられるとしたら、これは大いに奨励されるべきことだとおもう。

水谷さんの人となりについては、上記URLの対談http://www.bio.nagoya-u.ac.jp:8000/NHK9907.html をご参照ください


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