笹山登生の発言・寸感アラカルト


2001年5月16日 田中知事の記者クラブ改革は、おもしろい



これまでタブー視されてきた記者クラブの改革が長野県でおこなわれるという。(参照)
(http://www.videonews.com/top/0105/yasuokishaclub.html
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/kisya.htm)

このURL(http://www.slis.keio.ac.jp/~ueda/sotsuron99/kimura99.html )は、学生論文ではあるが日本の記者クラブと欧米の記者クラブの違いなどをコンパクトにまとめたもので、参考になるものだが、現在の日本の記者クラブ制度では、取材ソース提供側に対し、記者側が、拮抗力を構築できない仕組みとなっていることを指摘している。

田中知事は、あえて、自らに不利な状況を作り出したというわけで、その点では、勇気ある行動といえる。

このようなインターネット時代では、分散化した情報の総合力は、インターネットのほうが勝るわけで、それらの孤立化した情報をいかに再構築し、高質のトレンド情報に結びつけるかが、本職のしごととなるのであろう。

一方で、曝露記事専門紙の活動も活発となるわけで、徐々にその辺の悪貨と良貨との二分化がおこってくるのだろう。

極端な悪貨は、悪貨として生き残っても、それはそれでいいのではないのだろうか。

むしろ、いまは、中途半端な良貨なのだから、始末にこまるのである。

埼玉県なども、記者へのニュースレリース配布とほぼ同時に、インターネットで同じレリース情報掲載となってきているようだ。
(http://prosv.pref.saitama.jp/scripts/news/news.exe 参照 )

又、このような「ネット記者クラブ」なるものも出現しつつある。

このように、記者クラブと県民との情報のタイムラグなき共有化のためのホームページができてくることによって、記者クラブ発表と、Web上発表との時間誤差をなくしていけば、おのずと本職の皆様のやることは、別の仕事になりうるはずだ。

私は、もうそろそろ、社説だらけの新聞なんていうのも出てきていい時代になってきているのではないかとも思っている。

紙になる前の情報のデータベース共有は、すでにかなりすすんでいるのであるから。




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