笹山登生の発言・寸感アラカルト


2001年3月11日 焼そばとまちおこし

(掲示板から)




私の郷里のまちで、昔からの焼そばを、まちおこしの材料にしようと、市長さん始め、市役所に担当課を設ける程の熱の入れかたである。

ところが、町の外からつれてきたお客さんによる、あじの評判は、今一つぱっとしない。

中には、焼そばについている福神漬が一番うまかったというような人もいて、自信満々つれていった地元の人をがっくりさせたという例もあるという。

あじのもてなしから観光が始まるというねらいは、正しかったが、そのためのフォローが甘かった、ということだろう。

日本の農家民宿でも同じような例があるようだ。

イギリスの農家民宿に対する行政のサポートで感心したのは、まず、民宿経営者-とくにご婦人がたへの総合的な研修制度の創設から始まったということだ。

その内容は、例えば、伝統的なアフタヌーン・ティーの入れかた、地方色をいかした軽食の作り方、カラーコーディネーションの実際、はなの活け方、よりよい接客態度、資金や税制の実際などの研修がびっしりである。

行政が、あまりフォローなく、宣伝ばかりしていると、理想と現実の落差に被害を被るのは、観光客ばかりでなく、一時の評判の後、客がへってしまう店の人なのかも知れない。

行政のやるべきことは、イギリスの農家民宿の例にみるような、違うところにあるのでは。


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