笹山登生の発言・寸感アラカルト


2001年6月1日 小泉改革は新しいパラダイムにもとずく改革路線であることを願う

改革の後行馬であったはずの「小泉改革」が、いつの間にか先行馬となってしまったことで、与野党の政党間で、改革の本家争いめいたものがあるという。

これもまた、芸のない話で、むしろ、ここは、私がかねてからいっている、この10年間の改革の功罪論・再評価に徹するのが、改革の本家の面目躍如たるものになるのではないのだろうか。

グローバリズムの地方に与えている影響、デ・ファクト・スタンダ−ドで閉息状況にある、地方のそのような声なき声を拾い上げることこそ、必要なのではないのだろうか。

もっとも、むしろ、そのような声の取り上げは、うかうかしていれば、与党内農村部議員に先をこされてしまうことになりかねないが 。

今日の日経新聞に佐和隆光さんが、イギリスの総選挙を評した中で、「小泉改革は30年前のサッチャーリズムであり、市場主義依存型の改革に未だに喝采をおくっている日本の市場は未熟である。」と述べていた。

小泉改革が、では佐和さんのようように、全面的に市場主義依存型化といえば、そうともいえないものがありそうだ。

しかし郵政改革、特殊法人改革等では、市場の効率性にゆだねるべしとの主張もかいまみられる。

私もかつて、文教委員会で、サッチャー政権時代の教育の市場化の失敗について論及したことがあるが、なぜか、日本の新聞では、改革論を唱える際の市場化の功罪について、真正面から論陣をはったものがないのはなぜなのだろうか。
マスコミもしかりである。

ましてや、野党も、10年前の細川改革イズムと同じパラダイムの域を脱しえていない。

佐和さんのいうに、新しい第三の道とは、「排除なきグローバリゼーションとの調和」だという。

わたくしも、かつて、このHPの政策提言で、同様の主張 http://www.sasayama.or.jp/policy/S_2_09.htmをしている。

小泉改革が、いつかきた道の改革路線でないことを、切に祈りたいものだ。


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