笹山登生の発言・寸感アラカルト

2001年1月10日 擬木の発想は、行政の環境マインド欠如の指標

(掲示板から)

東京農大学長の進士五十八先生は、自治体などが、環境的な施設の象徴として、擬木といわれる、偽の木材、すなわたコンクリートを丸太のような形をした色と形状をした景観財を公園の手すりなどにつかうことに対し、著しい不快感をしめされる。

私も、同感である。

要するに、これらの擬木には、自然材にある経年変化がない、また、このような施設を作るたがる設計者には、見せ掛けの環境財をつくり、世論に対し言い分け(イクスキューズ)をしようとする姿勢が見られる、というのが、彼の拒否反応の多くであろう。

しかし、今でも、環境マインドの希薄な一部官庁には、せめて「環境に優しい」風な擬木でも作ってやれ、というような気風が見られるのは、残念であり、全く進士先生の真の意図を理解していない。

この擬木というものは、いわば若い時に整形手術した後が、100才になっても経年変化していないという不気味さを、あわせもったものである。

私は、官庁の環境マインドの測定値として、環境のために擬木の設置をいいたがるかどうかを、その判定材料としている。


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