笹山登生の発言・寸感アラカルト


2001年2月20日 田中長野県知事は、まず代替案を示すべき

(掲示板から)


長野県田中知事の「ダム決別宣言」は、硬直的な対決状況を打破しうる破壊力ある発言としては、この上なく有効でしょう。

しかし、一県の行政の長としての発言としてはどうなのでしょう。

私だったら、代替案検討委員会の発足を同時に発表しますが。

破壊力ある田中知事の発言を、組織的にサポートする体制に、まだなっていないのでしよう。

その点は、同情します。

ミティゲーションの概念を逆方向にたどれば。為政者があるプロジェクトにノーというからには、それをいう前に代替案を示す必要があるのではないでしょうか。

このケースでいえば、ダム建設を回避できる代替案ができているかどうかということです。

要するに、環境代替の背景にある思想は、NO-NET-LOSS(総体としての環境価値の維持)のかんがえなのですから、そのLOSSをまかないうるものがあるのが前提だとおもいます。

プロジェクトに対する賛成も反対も、しかるべきSequencing (連続性)に、もとずいたものであるべきです。

氏の変革への起爆力は買うとしても、為政者であるからには、このシスティマティックな手続きが、とくにもとめられるものと、私はおもいます。




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