笹山登生の発言・寸感アラカルト


2000年10月04日 「費用対効果」という言葉が、あいまいな概念のもとに、濫用されている

(掲示板から)




本来、プロジェクト評価の専門用語が、このように一般的に使われるようになったことは、喜ぶべきことなのでしょうが、建設省、運輸省などでつくられているマニュアルなどみても、ごく直接的な費用・効果などが、算定要素の中に入っているに過ぎないのが現状です。

また、環境価値に付いては、CVM評価手法が、試行錯誤的にごく限定した景観などの価値評価に使われることを「推奨」しているにすぎず、「費用対効果分析」を金科玉条とするには、いまだ実態はお寒い限りであることを前提として、この言葉は使われなければならないのではないでしょうか。

むしろ、政策担当者の環境マインドの醸成こそが、先行しなければならないのではないでしようか。

そうでないと「地元企業に恩恵のない公共事業は、費用対効果がない」などといったような、それぞれの発言者の局部的な解釈で、この言葉が使われることは、かえってプロジェクトとの普遍的な評価を混乱させることにつながるのではないかと危惧しております。。


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