笹山登生の発言・寸感アラカルト


2000年04月25日 大潟村の「過疎版」が必要との提言にこたえる

(掲示板から)



大潟村の繁栄が、単なる大規模化のメリットのみで実現したのではないことは、良く御存じのことでしょう。
農政の混迷の中で、大潟村と県内他の町村の農家とのあいだに、結果として公平な対応ができていたのか、疑問に思う農家の皆さん方のほうがおおいかと存じます
もちろん、その地に、産業としての農業が定着するまでのあいだ、公的な支援が必要なことはいうまでもありません。
要は、最初は補助輪をつけていても、いつまでも補助輪で走ることはできない、では、補助輪をはずすまでに、どのような政策的なサポートを段階的にしていき 、そして、究極は、その補助輪から卒業し、自立していけるか、ということを考えていかなければならないのではないでしょうか。
今度の中山間地への 直接支払い制度にしても、そこから究極は卒業していくシステムが用意されていなければならないということを、私は口を酸っぱくして農林水産省にいってまいりました。
その意味で、究極地域が自立するには、そこに、地域間に公平さが、求められているのだとおもいます。

私が逆転の発想が必要だといっているのは、過疎地が、条件に恵まれた平地と同じことをやっていては、永久にらちがあかないということをいっているのです。
大規模化でなくとも、付加価値の高いみちはないのか、身近な資源をいかしたみちはないのか、それをもっと多面的に見直していこう、という考え方なのです。

では、過疎地に大潟村的発想で、いわば「平成版新しき村」構想が可能なのでしょうか。
その場合、いくつかの条件が必要なのではないかとおもいます。
第一は、「地域住民を措置化してはならない」ということ。第二は、政治のおもちゃにしてはならないこと。第三は、あくまで地域の内発的発展を促すことを意図すること。第四は、従来のコミュニティーの住民との融合が前提であること。第五は、新しい村であっても、ルール違反は許されないこと。第六は、環境的な意味で持続的発展を意図したものであること。等です。


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